2
3 :
名無しさん@ピンキー:02/08/16 03:48 ID:xp5jfhrV
>1
乙〜
鰈〜
ギョーム×シャボンの純愛モノは
陵辱ものよりキモそう
>>1 乙です。
>>6 興味はそそられるが……、
微妙なとこですな。
>1
乙っす。
シュウ×アップルで強姦気味和姦キボンヌ…
自分で書くか?
>1
乙〜。
誰かゲド×クイーンの大人なエチーを書ける猛者はおらんだろうか。
大人すぎて私には書けない・・・。
>>9 私もそのカプキボンヌ……!
同じく、自分では書けない……。
11 :
11:02/08/17 21:48 ID:BqkFymhQ
新スレでも11ゲト。
ルシアはヒューゴから短剣を受け取ると、クリスの胸元に突きつけた。
触れるほどに近い刃の輝きに、クリスは息を呑んだ。
「ぅ」
ほとんど間を置かず、ルシアがあっさりと短剣を振り下ろす。
刃はクリスの肌をかすめて、その衣服を断ち切っていた。
あらわになったクリスの双丘に、室内の湿った冷気がまとわりつく。
「これが戦士に対するカラヤの流儀かっ!」
羞恥よりも憤りから、クリスは叫んだ。
ルシアは涼しい顔で、半裸のクリスを見つめている。背後でヒューゴが
何事か言いたそうに母とクリスを見比べていたが、ルシアはわざと
それを無視したようだった。
「いいや。私の流儀さ」
言って、無防備なクリスの胸を掴んだ。乱暴にではなく、そっと。
「は、離せ!」
「ふふっ、綺麗な乳房だね。鉄頭の連中は皆これを想像してヌイてるんだろう?」
言って、クリスの胸を優しく撫でまわす。
さらに、耳元に顔を近づけ囁いた。
「男に抱かれたことはあるのかい?」
「な、なにを……」
クリスは顔を赤らめ、悲鳴のような声を上げた。
「愚問だったね。銀の乙女%a」
ルシアは片手でクリスの胸を弄びながら、もう片方の手でクリスの内股を撫でた。
彼女の手業は巧みで、いつしかクリスから嫌悪は消え、くすぐったいような
心地よさを感じるようになっていた。
「処女にしては感度がいいようだね。感じているんだろう?」
「ば、馬鹿を…言うな……」
体が感じている快楽を必死に否定しようとする。が、
「無理をする必要は、ないんだよ。どうせ耐え切れるはずがないんだから」
言葉が終わると同時に耳に息を吹きかけられると、体から力が抜けてしまう。
「ぁぁ……」
「おや、耳が感じるようだね」
「ちが――」
首を振ろうとするが、もう一度息を吹きかけられると、また体中が弛緩したように
なってしまう。それを快感でないと、否定することはもうできなかった。
ルシアは、愉悦を含ませて笑っている。
(私は…どうかしている……耳で感じるなんて……)
初めて体験する感覚に、クリスは戸惑った。
「おぼこ娘のあんたには理解できないかもしれないが、別におかしなことじゃないさ。
もっとも、あんたの場合は特別感じるようだけどね」
ルシアは、クリスの耳たぶを甘噛みした。
「うぅぅ」
クリスの意思とは関係なく、その口から声が漏れる。抑えてはいたが、
まちがいなく嬌声だった。
ルシアは耳たぶを噛んだまま、さらに舌で撫でる。
(もっと……もっと…強く……)
噛んで欲しい。胸中でそう願っている自分に気づいて、クリスは愕然とした。
だがその理性も快楽の波に流されてゆく。
弄ばれていたクリスの耳たぶが、突然開放された。
(えっ……)
クリスは一瞬いぶかったが、次の瞬間には再び嬌声を上げていた。
ルシアの舌が、耳の入り口に差し入れられている。それがクリスに先ほど以上の
快感を与えていた。
「あぁあぁぁ……」
「気持ちいいかい?」
ルシアが悪魔のような淫靡さで、問うてくる。
「あぁぁくぅっ」
言ってしまいたかった。けれどそれを自らの意思で言ってしまえば、
もう後戻りできないような気がする。
「認めるんだよ。そうすれば、もっと気持ちよくなれる」
ルシアの言葉は、抗うことができないほどに魅力的だった。
「…………ぃぃ……」
「聞こえないねぇ」
「……気持ち…いい……」
消え入るような声だったが、クリスははっきりと自分の意思でそう口にした。
ルシアの言葉通り、そうすると心地よい満ち足りた気持ちになる。
不意にルシアが、クリスから離れた。
「あっ……」
快楽に浸っていたクリスは、名残惜しくルシアを見つめた。
「気持ちよかったかい?」
ルシアは改めてクリスに聞いた。
「…………」
クリスは答えることができなかったが、先ほど夢中で口にしてしまったことを
意識させられ、羞恥で顔を伏せた。
下を見ていたクリスの視界にルシアの腕が映り、それはクリスの股間に向かって
伸びた。クリスはさすがに慌てたが、拘束されている身では何もできない。
ルシアの手がクリスのショーツに触れる。
「本当に耳が、良かったみたいだね。こんなに濡れているじゃないか。
そのうち耳だけでイケルようになるかもしれないよ」
ルシアにショーツの濡れている部分を押し付けられ、クリスはいやおう無く
その湿りを感じさせられた。
ルシアは、そのままクリスのショーツを引き下ろした。薄い翳りと、
きっちりと閉じられた性器が晒される。
クリスは次は何をされるのかと覚悟したが、ルシアはじっくりとクリスを
見つめるばかりで動かない。
その間にも高まったクリスの体の疼きは、行き場を求めて彼女自身を責めた。
懇願するようにクリスは、ルシアを見つめた。
「切ないかい? 安心おしよ。後は私の息子が可愛がってくれるさ」
言われて、クリスはヒューゴに目を向けた。クリスの裸体に見入っていたらしい
少年は、彼女の視線に気づくと、慌てて目を逸らした。
「か、母さん、俺は……」
ヒューゴは戸惑った視線で、母を見た。
「憎いんだろう? 仇を討ちたいんだろう?」
「うん……」
少年は母の問いに躊躇いがちに頷いた。
「だったら、やっておあげよ。女にとってこれ以上の復讐はないよ」
「で、でも、どうしたら……」
「何も難しいことはないよ。それに――」
ルシアは手馴れた手つきで、ヒューゴの下半身の衣服を脱がせた。
「ここはもう、準備ができてるじゃないか」
ヒューゴのそれ≠ヘ、けっして長大では無かったが、抑えるものを取り払われ
腹に当たるほど勢い良く反り返っていた。
ルシアがヒューゴの背中を押して、クリスの眼前に近づけた。
やはり戸惑いを隠しきれない少年と、恥辱と期待とが入り混じった美女は
暫しの間見つめあった。
遅くなった上に、まだ終わってません。
すみません……。
ハァハァ(;´Д`)萌え
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
シーナ×アップル(和姦) オウラン×2主(和姦)
ニナ×フリック(強姦) ギジム×ロウエン(和姦?)
ジョウイ×ナナミ(和姦) シュウ×ナナミ(陵辱)
リィナ・アイリ×2主(和姦) レオナ×フィッチャー(和姦)
シロウ×ヒルダ(陵辱) シーナ×メグ(お色気)
サスケ×カスミ(和姦) アニタ×バレリア(トウタ)(和姦)
アンネリー×2主(和姦) エルザ×クライブ(和姦)
エルザ×クライブ(強姦) ジョウイ×ジル(和姦)
同盟軍兵士×ルシア(陵辱) ソニア×サンチェス(陵辱)
トーマス×セシル(和姦) 2主×トモ(和姦?)
ガスパー×カミーユ(陵辱) ヒックス×テンガアール(和姦)
ヨシノ×フリード・Y(陵辱) ソニア×1主(和姦?)
シエラ×ビクトール(強姦?) 2主×ナナミ(和姦)
クリス×ヒューゴ(×ルシア) (陵辱?)
ヒューゴ×クリス(和姦)
>>18 のちのち、ルシアにも参加してもらいたいところです。3P
ハァハァ(;´Д`)
ルシアママハァハァ(;´Д`)
銀の“乙女”殿ハァハァ(;´Д`)
戸惑う少年ハァハァ(;´Д`)
ルシアとヒューゴのいけない関係キボン
ミオ×患者キボン
Vがあの展開なんでナンですが、前スレで2件ほど希望もあったし
ルック×ビッキー(Uで)書いてみたんですが、
今更ナシですか?
>>28 アリです。
しかしルックネタは荒れそうだな…もう少し様子見た方が良いかも
30 :
前スレ17:02/08/19 12:25 ID:/CiD6Ueg
気がついたら新スレに!
ヒックス×テンガ、ナッシュ×クリス書いたんですが……
エロが……ほぼ皆無。
すんません、他の方々がんがってください……
32 :
名無しさん@ピンキー:02/08/19 20:45 ID:fGUeUppP
33 :
名無しさん@ピンキー:02/08/19 20:48 ID:WABe+545
検索してたら
ナッシュ×シエラは結構見つかるけど
シエラ×ナッシュは見つかりまへん。
自分は、世間一般と逆なのか?
>>13-17 続きキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
作者様アリガトウ!
ルシアママと銀の乙女%aには思いきり(;´Д`)ハァハァさせていただきますた。
が、不覚にも戸惑う少年に最も(;´Д`)ハァハァしてしまいますた……。
ここに書いてあるの全部まとめて置いてあるページってないんでしょうか?
>>36 FFみたいな小説保管サイト、あったらいいね。
>>30 梨栗切望。
いま一番のハマリカップル。
もう待ちまくります。是非おながいします。
エロ無し全然無問題。
>>38 同志よ!!
ナッシュ読みたいけど
801ばっか(´Д`;)
41 :
39:02/08/19 23:29 ID:H+/CCZmc
>>40 ありがとうございます。このスレ来て良かった。
>>36 各神の了承が取れるようなら作りますか?漏れHDにサイト化して保存してあるよ。
43 :
名無しさん@ピンキー:02/08/20 00:32 ID:XKV3MRkI
>>28さま
るくびき(・∀・)イイ!見たいです。
?―――― ビリー ――――?
| |
キャシィー メルヴィル ―♥― アラニス
↓
?―――― ビリー ――――?
| |
キャシィー - - - メルヴィル ―♥― アラニス - - - エリオット
>>45 水を注すようだがビリーとキャシーは親娘じゃないぞ。
>>46 あぁ、キャシィーの父親の口癖と、ビリーの口癖が同じなので。
実際どうかは知らんよ。って、本スレとかで既出?
48 :
47:02/08/20 13:52 ID:ZlxpLsXQ
そういやトレジャーハンターであちこちうろついてるってあったな>キャシィー父
詳しくは探偵な。
49 :
名無しさん@ピンキー:02/08/20 15:02 ID:atei/SgN
なんかの雑誌にビリーには隠し子がいるって書いてあったし
キャシーパパンはビリーなんじゃないの?
>47
これか?
ずいぶん前にトレジャーハンターに出会って、感銘を受けたんだって。
口癖は「トレジャーハントで一発当てるぜ!!」
大丈夫なのかなぁ・・
漏れは、ビリーが出会ったトレジャーハンターの口癖が
「トレジャー…」だと受け取ったんだが…どっちだろ。
これだけじゃスレ違いなので
デュークとエレーンのエロが読みたい。
巨乳(・∀・)イイ!
51 :
名無しさん@ピンキー:02/08/20 21:28 ID:2OLa8uji
あげ
52 :
名無しさん@ピンキー:02/08/20 21:32 ID:DsV+RKki
メルヴィル×アラニスはいいな
面白そうなんで参加してもよかですか?
ビュッケヒュッケなりきりスレがdat行きで退屈してたんです。
新たに書き出すので週末までにはあげるつもりです。名職人たちに負けぬようがんがります。
55 :
名無しさん@ピンキー:02/08/21 00:34 ID:X4Lb86CL
56 :
名無しさん@ピンキー:02/08/21 18:25 ID:jQRZsBx0
age
57 :
28:02/08/21 21:03 ID:/N0zNFEO
書き込みが倍になるまで待ってみました(笑)が、
反対意見も無いようなのでルック×ビッキー行ってみようと思います。
ただ何と言うか;
2人のハジメテを書こうと奮闘したのですが(笑)上手くまとまらず、
既にラブラブ、経験済みな2人になってしまいました(汗)。
アイタタタ
58 :
28:02/08/21 21:05 ID:/N0zNFEO
屋上へ、星を見に行こうとビッキーが誘って来た。
……それはいい。
彼女がいきなり何かを言い出したりやり始めたりする事なんてざらだから。
問題は、今が真夜中だという事だ。
「ビッキー……君、今、何時だと思ってるの……?」
欠伸をかみ殺したと同時に押し殺してしまった声で、僕はベッドの中から彼女を見
上げた。
「え、だって、お星様、凄くきれいなんだよ? だからルックくんにも見せてあげた
いと思って……」
「……あのね」
僕は呟いた。
星が綺麗?
晴れていれば星なんていつも同じに見えるのに。
その「同じ」が綺麗だというのなら、前もって言っておいてくれれば、僕だってこ
んなに不機嫌になったりはしない……そうだよ、分かってる。
僕はビッキーに甘い。
自分でも信じられないくらいにね。
深々と溜め息を吐いた僕を見て、ビッキーがしゅん、とうなだれる。
「ルックくん……星、嫌い?」
「はあ?」
ぽかんと口を開けた、他の人間の前では絶対にしない間抜け面を彼女の前でさらし
てしまってから、僕は溜め息混じりに起き上がった。
「別に好きでもないけど。嫌いでもないから、付き合ってあげるよ……」
大体、僕の部屋にテレポートで現れたものだから深く考えなかったけど、夜着の上
に薄物一枚羽織っただけの格好で。
星が綺麗だから誘いに来たって?
じゃあそんな格好で、屋上にいたって訳か?
無防備にも程がある。
僕は憤然としながら、上着を羽織ってビッキーの手を取った。
屋上までのテレポートは僕がやる。
彼女に任せて風呂場の浴槽の上にでもテレポートした日には、目も当てられない。
食堂のテーブルの上というのも、かなり悲惨だった。
59 :
28:02/08/21 21:06 ID:/N0zNFEO
屋上に着くと、ビッキーは本当に……馬鹿正直に夜空を見上げて、星を見つめている。
「星、きれいだね」の一言も無いのかい?
まあどうせ、そう言われたところで「そう? いつもと変わらないけどね」とでも
応えるんだろうけど、僕は。
一体どうして僕を連れて来たのか、分からないよ。
全く彼女は、僕の理解の範疇を超えている。
「あれ? どうしたの? ルックくん??」
気付いたら、ビッキーばかり見つめていた。
元々星なんかより、彼女に興味があるのは事実だけど。
「別に。ただ、ビッキー。黙って星を見るだけなら、僕を連れて来なくても良かった
んじゃない?」
途端、彼女は非難の声を上げた。
「ええー? なんでなんでぇ?! だって、ルックくんと一緒に見たかったんだもん!」
「……そう」
何だか納得も行かないし、色々言ってやりたい事は山積みだったが、相手はビッキー。
言って通じるとも思えない……。
僕はその後の言葉を飲み込んだ。
代わりに、彼女のすぐ隣に立ち、肩を抱き寄せる。
「少し肌寒くなって来ない?」
僕が彼女に流されてしまったら、黙って星を見上げたまま朝が来ないとも限らない。
僕はそんなのは御免だった。
「えへ、ルックくん、あったかいね」
ビッキーは無邪気にすり寄って来る。
「屋上での星は堪能したろう? 僕の部屋の窓からでも、星は見えるよ」
僕は言うと、ビッキーの返事を待たずに部屋へとテレポートした。
60 :
28:02/08/21 21:09 ID:/N0zNFEO
部屋に着くと同時に、僕はビッキーを……。
「……ちょっと」
僕の腕をすり抜けて速攻で窓に駆け寄るビッキーの背中に、僕は相当不機嫌な声で
呼びかけたらしい。
きょとん、とした顔で彼女は振り返る。
「どうしたの? ルックくん??」
本気で。
僕の部屋で。
馬鹿みたいに窓の側に突っ立って星だけ眺めて夜を明かす気?
「よく飽きないね」
言って、僕はビッキーの腕を強く掴むと、無理矢理引いた。
「えっ?!」
驚いた声を上げて、ビッキーがバランスを崩す。
彼女が夜着の上に羽織っていた薄手の上着が、はらりと床に落ちる。
そのまま僕は、彼女をベッドに押し倒した。
「カーテンは開けておいてあげるから、君はそのまま星を見てたら」
僕はビッキーの首筋に舌を這わせながら、言った。
「ぅあぁん」
くすぐったそうに、彼女は身をよじらせる。
別に嫌がっている素振りは、無い。
「もうルックくんたら、いっつもいきなりなんだもん」
ビッキーが呟く。
……そう、僕達は、よくこういう事を、する。
まぁ、一応世間一般の言い方をするなら『恋人同士』ってとこなんだろう。
最初は話していると疲れるし、能天気なビッキーがはっきり言って、得意ではなかった。
でも何て言うか、一緒にいると胸の辺りがあったかくなる。
僕の。
……不思議と、僕の胸が。
「僕から始めないと、君がその気になる事なんて無いだろ」
言って、口付ける。
61 :
28:02/08/21 21:11 ID:/N0zNFEO
舌で彼女の唇を割り開き、口の中に侵入する。
「んあっ……んむぅ……」
お互いの舌を、絡め合う。
普段は出さない、ビッキーの艶めいた声が僕を興奮させる。
僕はそのまま、ビッキーの夜着に手を掛けた。
胸の部分だけを、露わにさせる。
彼女の胸は……服の上から見るよりは、意外と大きい、気がする。
形云々は分からないけど……僕の女性経験は、彼女が初めてだから。
興味が無い訳ではなかったし、チャンスが無かった訳でもないけど、後々面倒な事
になるのが嫌だったから。
僕は両手で、ビッキーの胸を包み込んだ。
人差し指と親指で先端の突起をつまむと、ころころと転がすように弄ぶ。
「ふぁ……っ、ル、ルックくぅん……」
僕の名前を呼ぶ声に、僕は彼女の顔を見た。
目頭がほんのり紅く染まって、色っぽい。
彼女が発情し始めた証拠だ。
僕は片方の突起を指で弄び続けながら、もう片方を口に含んだ。
舌を絡め、吸い、軽く歯を立てる。
「ぁあん……」
ビッキーが声を漏らす。
呼吸は段々荒くなって来る。
それでもそのまま、胸にだけ愛撫を加えていると、我慢出来なくなったのか、ビッ
キーの右手が僕の左肩を掴んだ。
「……うぅん……ルックくぅん……」
身をよじる。
何度しても慣れないようで、恥ずかしいらしく自分からはっきりと求めたりはしない。
でもそれが、いい。
「この分だと、下は凄そうだね」
意地悪な声音で囁きながら、僕は胸の部分だけを開いていたビッキーの夜着を、完
全に取り払って側にある椅子の背もたれに引っ掛けた。
62 :
28:02/08/21 21:12 ID:/N0zNFEO
下着も脱がせると、ビッキーは生まれたままの姿になる。
白い肌と、長い黒髪を青白い夜の光が照らし、まるで妖精のようだと僕は思う。
最初の頃は女神かとも思ったけど……こんなおっちょこちょいで物忘れの激しい女
神なんて、僕は御免だ。
両脚を開かせる。
そこはもう潤っていて、星明かりにぬらぬらと光った。
「ルックくん……」
何かを期待するように、ビッキーが僕の顔を見る。
何か、そんなの、決まってる。
けれど僕は、それをすぐに叶えてあげる気なんて無い。
ビッキーの秘所に顔を近付ける。
中心にだけは絶対触れないように、僕はゆっくりとそこへ舌を這わせる。
「あぁぁん……」
閉じられないように、と押さえ込んだビッキーの太股が、ぴくりと震えた。
僕は舌での愛撫を繰り返す、けれど絶対に一番敏感な部分には触れないように。
「…はぁっ……、ルックく……ぅぅん……」
ビッキーの手が、僕の頭を押さえて引き寄せた。
彼女の泉からは、もう蜜が溢れて止まらないようだ。
僕は少しだけ首に力を入れ、顔を上げる。
「どうして欲しいの?」
「…ぅ……」
上気した顔で、泣きそうに瞳を潤ませてビッキーは僕を見る。
僕は意地悪い微笑みを作って、彼女の周囲をそっと指でなぞる。
「ふあぁん」
ぴくん、とビッキーの体が震える。
そして、我慢も限界を超えたのか、言葉が漏れる。
「……って……」
「何? よく聞こえないよ」
「…おねがい……さわ……って」
涙声で哀願するビッキーに、今度は意地悪ではない微笑みを向けて、僕は彼女の泉
の中へ、指を差し入れた。
63 :
28:02/08/21 21:14 ID:/N0zNFEO
ねっとりと絡み付いてくる彼女の液体は、どんどん溢れ続けている。
「あぁ、んぁあんっ……あはぁぁ……」
彼女の肌を伝って、シーツに出来た染みは広がって行く。
僕はしばらくビッキーの中を指で刺激していた。
けれどそろそろ僕も我慢が出来なくなって来た。
夜着を脱ぎ捨て、宣告する。
「ビッキー……行くよ」
期待に潤んだ瞳で、彼女は僕を見た。
僕はそのまま、ビッキーの中へ突き入れた。
「あぁぁあっんん!!」
ビッキーが高い声を発する。
僕は彼女の開かせた両脚をそれぞれ片手で抱えながら、何度も何度も腰を打ち付ける。
その度、彼女は悲鳴にも似た嬌声を上げる。
……他の誰も、明るくて素直で天然なビッキーが、こんなに淫らによがるなんて想
像もしないだろう。
こんな彼女を知っているのは僕だけ……。
そう思うと、ぞくぞくする。
「ビッキー……」
小声で名前を呼んで、僅かに角度を変えて彼女の中を出入りする。
「うあっ、あぁんん、あんっ! …あぁ……はぁ、ルックくぅん……」
ビッキーの手が、僕の背中を抱く。
その手に、僅かに力がこもる。
絶頂が近い、証拠だ。
僕も多分……遅漏ではないと思うので。
そろそろ、限界だ。
僕は腰の動きを速めた。
「ルックく……はっ、あぁ、ルックくん、ルックくぅぅん」
必死で僕にしがみついて。
あえぎながら、僕の名前を呼ぶ。
64 :
28:02/08/21 21:15 ID:/N0zNFEO
……可愛いよ。
思った瞬間。
「…っ」
僕は、彼女の中で達してしまった。
「んあぁぁぁあぁん!!」
甲高い声を上げて、ほぼ同時にビッキーも達したらしい。
彼女の中が、僕の精を最後まで絞り尽くそうとするように、痙攣して締め付ける。
「ビッキー……」
はぁはぁと肩で大きく息をしながら、僕は彼女の名前を呼んで、そしてぐったりと
覆いかぶさった。
……勿論、僕の体重をかけないように注意して。
「ぅぁ……ぁん……」
乱れた呼吸の中で小さく呻いた彼女は、軽く気をやってしまったようだった。
僕はそっと、ビッキーにキスをする。
起きないのを確認して、僕はそっと囁いた。
「……好きだよ」
65 :
28:02/08/21 21:16 ID:/N0zNFEO
……ごめん、逝って来ます。
>28さん
(・∀・)イイ!
67 :
名無しさん@ピンキー:02/08/21 22:13 ID:a9DoDZTL
ルクビキキタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━━!!!!
>28氏
乙。なんか新鮮に見えたよこのカプは。
激しくどうでもいいことだが
前スレ以上に女性の方が増えたような気がするのは俺だけか?
69 :
名無しさん@ピンキー:02/08/21 23:25 ID:1N3FeXMe
>>28
ルクビキタ━━━━━━━━(T∀T)━━━━━━━━━ァァァ!!!!!!!!!!
逝かないでくれ!!!!!
ROMも含めると相当多いと思われ(w
>65
イ`
このカップルで最初はどうなるのかと思ったけど、なかなかどうして
良い感じだよ
>>28 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
こういう組み合わせもありなんだね、良かった。
物忘れの激しい女神。
73 :
名無しさん@ピンキー:02/08/22 00:42 ID:5wRfySPk
28氏に瞬きの手鏡を献上させて。
逝かないで・゚・(ノД`)・゚・。
ルクビキ好きなんで嬉しかったよー
うわ、あげてしまった。
すみません私は逝ってきます・・
75 :
名無しさん@ピンキー:02/08/22 01:06 ID:PG7OJHsh
ルクビキのエロってありそうであんまないからね。
28さん逝かないでください。
76 :
名無しさん@ピンキー:02/08/22 01:11 ID:Q8P8mSuX
28さん神ケテーイ
私的にはナッシュ×シエラとかよみたいデス。
78 :
77:02/08/22 02:41 ID:8qxuI56P
>34
シエラ×ナッシュも大好きデス。
ナッシュ×シエラ好きな人はシエラ×ナッシュもイイっていうひと
おおいみたい。まぁ、801以外は少なめだからがんばろう。
79 :
名無しさん@ピンキー:02/08/22 05:00 ID:YDucLkl2
菜ッシュ×栗栖がヨミタイデス…。
>>28氏(・∀・)イイ!
ルック萌えの私にとって激しくハァハァですた。
神だ・・・!!
81 :
名無しさん@ピンキー:02/08/22 16:22 ID:WHq7WRx8
>28氏
ルックで愛があるエロを……(・∀・)ヤルナ!
どなたかちビッキーで書いてくれる猛者は……いないな。
82 :
28:02/08/22 18:48 ID:LSzwrjH0
皆さんありがとう・゚(⊃Д`)゚・
とりあえず怒られなくてほっとしてます……(笑)。
また機会とネタがあったら何か書かせて下さい〜。
私は外伝やってないけど、シエラ×クラウスなんだけど、
ナッシュ×シエラがかなり見たいです……!
外伝も近々買う予定(藁
28さん感謝でつ!
激しく萌えさせて頂きましたよ(・∀・)
>28
お疲れさまでした!かまり萌えでしたっ!!
是非28さんのナッシュ×シエラ(シエラ×クラウス)見たいです
幻水でシエラがらみのカプってマイナーなのかな??
シエラ×カーンもあることはあるような気がするけど。
といいつつゲド×クイーンキボン。大将その気にならなそうだが・・・。
ゲドは色々と枯れてそう。
87 :
13:02/08/22 21:42 ID:zHXKnrAx
頭がくらくらして倒れてしまいそうだと、ヒューゴは思った。
目の前に、鎖に吊られた全裸の美女がいる。褐色の肌しか見慣れていないヒューゴに
とっては、鮮烈なほど白い肌だった。胸には柔らかく弾力のありそうな双丘があり、股
には髪と同じ銀の恥毛に隠れて少年の見知らぬ器官が存在している。
ヒューゴは無意識に目を見開いて、それらに見入っていた。
羞恥に頬を上気させ、斜め下を向いたクリスは美しかった。花を見て美しいと感じる
ように、率直にヒューゴはそう思った。
(何考えてんだろ、俺……こいつは鉄頭の長で…ルルの仇……なのに)
自分を恥じて奥歯を強く噛み締めるが、それでも瞳は釘付けにされたように彼女から
離すことができない。少年のむき出しのペニスは理性とは遊離して、隆々と脈打っていた。
(復讐……これは復讐なんだ)
そう自己を納得させようとする。だが、抵抗することのできない者を一方的に責める
のは躊躇われた。また、母の言う女性に対する最大の復讐が陵辱だと分かっていても、
その手順が完全に理解できているわけではない。
憧憬と憎悪と、興奮と戸惑いがない交ぜになり、ヒューゴの身動きを封じていた。
と、肩に手を置かれ振り向くと、ルシアが微笑している。
「どうしたんだい、ヒューゴ?」
「お、俺、どうしたら……」
踏ん切りのつかなさを情けないと自覚しながら、ヒューゴはすがるようにルシアを見た。
「簡単さ。これを――」
「あっ」
突然ルシアに性器を握られ、ヒューゴは身もだえした。
「ここに入れてやればいいんだよ」
88 :
13:02/08/22 21:43 ID:zHXKnrAx
もう片方の手でルシアは、クリスの性器を広げた。濡れたピンク色の内壁が妖しく蠢
いている。
「くっ……」
クリスは、耐えるようにきつく目を閉じていた。
「さあ、銀の乙女%aを女≠ノしておあげ」
ルシアは艶っぽい笑みを浮かべ告げた。それは今までヒューゴが知っていた母の顔と
は、明らかに違っていた。妖しく、そして酷く蠱惑的に見える。
意を決し、ヒューゴがペニスをクリスの膣に押し当てると、
「や、やめろ!」
クリスは錯乱したように、鎖をジャラジャラとならして暴れだした。
「往生際を良くしなよ。自慢の息子のマラをくれてやろうってんだからさ」
言って、ルシアは自分の唇でクリスの唇を塞いだ。
「うぅぅ」
クリスは呻いて顔を逸らしたが、ルシアは逃がさない。クリスの頭に腕を回し、より
一層強く唇を押し当てる。
ルシアの舌がクリスの中へ進入するのが、唇と唇の隙間から見えた。クリスは、び
くっと体を震えさせ、目を見開いた。必死に抵抗するが、逃れるすべは無い。
母と仇敵との深い口付けを目の当たりにしてヒューゴのペニスは、更に熱を帯びたよ
うだった。
やがて、クリスの口から甘えるような嬌声が漏れ出す。
「さあ、ヒューゴ」
ルシアに促され、ヒューゴはペニスをクリスの膣内へ押し入れた。
89 :
13:02/08/22 21:44 ID:zHXKnrAx
「あっ、ああぁぅぅぅ!」
クリスが悲鳴を上げる。
「くっ」
ヒューゴは、クリスの膣内の窮屈さに呻いた。思い切り突き入れた筈なのに、半分も
進入していない。
より深く突き入れようと、ヒューゴはクリスの腰に腕を回した。クリスを抱き寄せ
て、ペニスを押し込む。
「ああぁ、よ、よせぇぇぇっ。ひっ、ひぐぅっ――」
クリスの叫びは一段と痛々しいものに変わり、目にはうっすらと涙が浮き出ている。
(ざまあみろっ)
ヒューゴは胸中で罵った。この憎い仇がもっと、もっと苦しめばいいと思った。
(これは復讐なんだ)
ヒューゴのペニスは、完全にクリスの膣内に入り込んだ。クリスの中はヒューゴのモ
ノをきつく咥え込んでいて、もう二度と取り出せないのではないかとさえ思える。
と、ただでさえきついクリスの膣内がさらにすぼまり、出かかった悲鳴をヒューゴは
すんでのところで押しとどめた。
「あぁ……うっ…うぅ……」
クリスが甘い吐息を漏らしている。見ると、ルシアがクリスの耳の裏側を舌で愛撫し
ていた。
ルシアの愛撫に合わせてクリスの膣は、ヒューゴのペニスに絡み付いてくる。
「ヒューゴ、この女の中を思い切り掻き混ぜておあげ」
90 :
13:02/08/22 21:45 ID:zHXKnrAx
「……うん」
ヒューゴは頷いた。ルシアの愛撫に嬌声を上げるクリスが許せない――これは復讐な
のに。快楽ではなく痛みを与えてやろうと、ヒューゴはクリスの中でペニスをめちゃく
ちゃに動かした。
クリスの上げる絶叫が、ヒューゴの復讐心を満たした。
ペニスを引き抜くと、クリスの膣からは鮮血が滴り落ちた。これでようやく復讐らし
くなったと、ヒューゴは思った。
破瓜の痛みに呻くクリスの中に、ヒューゴはペニスをいっきに根元まで差し入れた。
クリスの悲鳴は無視して、ヒューゴは激しくペニスを出し入れさせた。少年の若い性
器は何分もしないうちに、達してしまいそうになる。
「そのまま中に出すんだよ」
表情で限界を察したのか、ルシアが言う。
ヒューゴは言われた通り抽送を続け、
「うぅ、あぁっ」
クリスの中に精を放った。
ヒューゴは離れるとクリスの膣からは、血と精子が混ざり合って落ちた。床に奇妙な
模様が描かれる。
クリスは放心したような、虚ろな目をしていた。
下半身のたぎりを解き放つと、ヒューゴの心は冷水を浴びたように冷静になってい
た。この行為は復讐ではなく、ただ欲望の発露だったのではないかと疑念が浮かぶ。
が、身も心も傷ついたクリスの姿を見てヒューゴは、これで復讐は果たされたのだと
――そう思おうとした。
91 :
13:02/08/22 21:46 ID:zHXKnrAx
「ふふっ、どうだいヒューゴ。銀の乙女の味は?」
ルシアが魅惑的な声で囁く。
ヒューゴは、力なく首を振った。
「どうって……分からないよ……」
「まぁ、最初は夢中でそんなもんかもねぇ。けど、相性は悪くないようだね」
「え?」
ルシアの発言の意味が分からず、ヒューゴは戸惑った。
「この娘にはお前の子を生んでもらうんだよ」
「それって……」
「お前の妻にするつもりさ」
「そんなの――」
反論しようするヒューゴを、ルシアの声が遮る。
「言いたいことは分かるよ。けど、おまえの復讐は果たされたんだろ?」
母問いに、ヒューゴはたっぷり時間を掛けてから頷いた。
「私は賭けて見たいのさ。未来のカラヤの族長と銀の乙女の子にね。グラスランドとゼ
クセン――いや、それ以上を統べるような傑物にきっとなるはずさ」
ルシアは夢見るようにつぶやいて、部屋を出て行ってしまう。
残されたヒューゴは、複雑な心情でクリスを見つめた。彼女は話を聞いていたのか、
いなかったのか、虚ろな視線を何も無い空中に投げ掛けていた。
92 :
13:02/08/22 21:52 ID:zHXKnrAx
28さんの素晴らしいルクビキ小説で盛り上がってる所に
鬱な小説を書き込んですいません……
これでいちおう終わりです。
なんか半端になってしまいましたが……
鬱なんで、逝ってきます……
>>13様
お気になさらずに。
待ってました!!
ルシア、イイ(´∀`)
94 :
28:02/08/22 22:05 ID:LSzwrjH0
い、逝かないで下さいッ!!
私の方こそ、途中なのに割り込み済みませんでした。
続き、ずっと楽しみにしてました!
ハァハァ(;´Д`)させて頂きました。
ヒューゴ×クリス良いですv
この後どうなったのかとか、色々妄想してみます……(w
お疲れ様でした〜!!
13様、お疲れ様です!
いや〜、十分ハァハァ(;´Д`)
でおもろいですけど、
やはり甘甘がいいかも…
13さん28さん…素晴らすぃ!神様達に感謝です。
梨栗(うわ、美味そう)うぷ明日の朝しようと思いまふ。
で、かなり長くなったんですよ。
プロローグ入れてもいいでしょうか?
それとも本番しかいらんわ、ゴルァ!でしょうか?
後者でしたら削ります。
皆様のご意見を聞かせてください。
>>96 場面の背景まで読めた方が萌えるので前者お願いしまつ(;´Д`)
梨栗楽しみにしてます〜
98 :
名無しさん@ピンキー:02/08/23 00:33 ID:tAyIXYiv
30様、どうか削らないで下さい!!
明日の朝が楽しみでもう・・・
>13
13様お疲れ様でした!
甘甘と2本続けて読んでヒューゴ×クリスじはまるそうです。
>30
梨栗(ほんとに美味しそうだね…)楽しみにしてます!
栗栖がらみだと、パーシィ相手も見たいかも。
100 :
名無しさん@ピンキー:02/08/23 01:22 ID:NOZbzytJ
>>13さん。
御疲れ様でした。
すごく面白かったです。
>>30さん
待っておりました。
明日の朝が堪らなく待ち遠しいです。
是非削らずに読ませてください。
でも、ムリはしないで下さいね。
「……馴れ馴れしい。クリス様にくっつきすぎだ」
怪しげな蝶々型の仮面をつけ、真っ黒なマントですぽっと身体を包んだ男がちっと舌打ちをした。
ブラス城を抜け出して2日。彼はある程度の距離を保ちつつ白銀の髪の女性と金髪の男の動向を見張っていた。
そして今も村の酒場で彼の舌が満足しない安物ワインを口に含み、外にいる二人から目を離さない。
グラスランド特有の鮮やかな色の衣装を身に纏ったウェイトレスや客が彼の方を妙な目付きで見ていることに彼はまったく気付いていなかった。
そんな怪しげな窓際の彼の席の前にどかっと誰かが座り、構わずにその人物は窓の外しか見ていない彼に話しかけた。
「よぉ、ボルス殿」
「……っ!!」
ボルス=レッドラムは固まった。
(……馬鹿な!俺のこの完璧な変装がバレただと!!)
騎士の格好はしていない!尾行にふさわしい変装をしたのだぞ!
だが、彼はその変装が逆に怪しいことこの上ないのを自覚していなかった。
思わず腰の剣に手を伸ばしかけたが、今彼がいるところがグラスランドであることを思い出した。
(……落ち着くのだ、ボルス=レッドラム!ここで騒ぎを起こしたら、クリス様についてきたことがバレるし、騎士団に迷惑をかける……とにかく!クリス様に迷惑をかける!!)
赤の他人の振りをすればそのうち去ってくれるだろうと決め込んで視線を窓に固定したままボルスは返事をする。
「……ボルスなどではない!俺の名はシュトルテハイム=ラインバッハ3世だ!」
「なんだ、それ?それが同僚に対する挨拶ですかね?」
ボルスが振り向くと行商人の格好をしたパーシヴァルにやにやと笑っていた。
「パーシヴァル!おまえ、なんでこんなところに!!」
「なぁにこそこそしているんです?そんな格好で」
「……そんなことおまえには関係はないだろう!」
パーシヴァルが窓の外のクリスとナッシュを確認し、はは〜んとしたり顔で頷いた。
「……なるほど。クリス様が心配で追いかけてきたというところか」
図星を挿されボルスが顔を紅潮させ反論をした。
「そんなことはない!ただ遠乗りに来て休んでいたところだ!!」
(蝶々仮面つけた怪しい格好の奴がどうして遠乗りするんだよ)
内心でパーシヴァルは突っ込みつつもぽんぽんとボルスの肩を叩く。
「照れることはない。クリス様は皆に愛されていますからな」
「じゃぁなんでおまえはここにいるんだ!」
「俺は小遣い稼ぎにダッククランまで。光る玉を大量に仕入れたから。大儲けですよ」
そう言って持っていた荷物をあけてみせる。確かに光る玉がぎっしり詰まっていた。
「おまえ、騎士の癖にがめついぞ!」
「商人国騎士の鏡と言ってほしいですなぁ……という冗談はさておき、本来の目的はおまえと一緒で、これはついでだ」
「パーシヴァル!おまえ、人のことをとやかく言えないではないか!」
「ま、それはそうだが。とにかく我らが麗しき団長の身に何かあってからでは遅いだろう。念には念を重ねようと思ったまでだ……って……おい、ボルス!!あれ!!」
「れ、レオ殿!!」
農夫に扮したレオが鍬を片手に殺気全開でクリス達の所に飛び込もうとしていた。
慌てて二人は酒場から出て、レオを羽交い締めにして捕らえ茂みの中に引きずりこむ。
「レオ殿!どうしたんです!!」
「あ……ボルスにパーシヴァル!!おまえたちどうしてここにっ!?」
「俺達もクリス様のことが心配で追いかけてきたんです」
「そうか……」
「それで、レオ殿。なんで鍬なんて持って襲いかかろうとしたのです?」
憤怒の形相でレオは鍬を握り締めた。ぱき、と鍬の柄にひびが入る。
「……あの男は、クリス様の肩に手を置いたのだ」
「何だとっ!!」 「……そんなことぐらいで」
ボルスは激昂し、パーシヴァルは肩を竦めた。
「わかってくれるか、ボルス!!」
「勿論ですとも!!」
がっちりと二人は手を組む。呆れ顔で行商人の変装をした男は二人を見た。
「……それぐらいどうってことないでしょう」
「だが、パーシヴァル!あいつはクリス様に」
「純情な御二人ですなぁ。それぐらいなら挨拶程度でしょう」
「おまえはある意味あいつと同じ属性だからな」
誉れ高き6騎士の中で女性関係の噂が唯一ある男をレオとボルスはじろりと睨む。
「だからこそ、俺はあの男がそれぐらいで済んでくれる奴とは思ってませんよ」
最悪の事態も考慮に入れたほうがいいでしょうな、と続けたところで血相を変えて立ち上った二人の襟首を掴んだ。
「……って『まだ』してないでしょうが!!殺すのは早いですよ、御二方!!」
「禍の芽は早急に摘んでおくべきだと思うが」
「鳴かぬなら、殺してしまえ、ホトトギス。攻撃は最大の防御だ」
二人とも目が据わっている。
「ボルス、それ使い方間違っていると思うんだが……ゴホン!それはともかくとしてサロメ殿もロラン殿もいらっしゃらないから俺が言いますけどね、ここはグラスランドでゼクセンではない。我等ゼクセン騎士の起こした不祥事によって誰が一番迷惑を被ります?」
「……騎士団長のクリス様だ」
「そういうことですよ。わかったらおとなしくしてください」
「わかった。なるべく自重しよう……ああ、そう言えば」
「レオ殿?」
クリスが振り返ったのを見て慌てて3人は茂みの中に隠れた。
「……いま、何か後ろの方で物音がしなかったか?」
「気のせいでしょ……クリス」
骨ばった手をクリスの頬にあて、僅かに上向かせる。
「何だ」
キスをするかのように彼は顔を僅かに傾けてクリスに近づけた。
「さっき食べたパスタのバジリコが唇についているよ……ちゃんと拭かないと駄目じゃ…」
ひゅん
「……ぃっ!」
何かが彼の目の前を通りすぎた。
「………いまのは!?」
「………誉れ高き6騎士の心は一つということか。まさかロラン殿まで来ているとは」
後ろを確認してパーシヴァルが頭を抱えた。
背後の丘の上で馬に乗ったエルフの射手が弓を構えていた。
「さっきロラン殿も来ているということを言おうとしていたんだ……」
「「…………(後で、サロメ殿に怒られるな…)」」
いつのまにかとっぷりと日は暮れて、闇色の草原の中で虫たちが思い思いの音を奏でているん中、誉れ高き騎士達は宿の側の大木の下でがっくりと肩を落としていた。
「なんで…よりによってサロメ殿を除く全員が追いかけてくるのか」
「それは皆がいるから俺一人くらい抜けてもなんとかなるかと」
「私もだ」
「まさか皆が同じ行動をするとは思いもしなかったですからな」
吟遊詩人の格好をしたロランが溜息混じりで呟く。
「……俺もここまで付きまとわれるとは思ってもいなかったんだがね」
「あっ!?おまえ!!」
金髪の男が腕を組んで4人の背後に立っていた。
「こんばんは、誉れ高き六騎士の皆さん」
「おまえいつの間に!!」
「こういう秘密裏の行動は得意なものでね。……というか、ずーっと蝶々仮面の怪しい男と行商人につけまわされて、それでもって矢が飛んで来たり、背後から鍬持って襲いかかられたら、さすがに話し合いにこなくちゃならないだろ?命が持たない」
紙煙草のようなものを持った手でナッシュは波うった金髪を掻きあげる。
「「「「………」」」」
行動はすべてお見通しだったらしい。
「ゼクセンの誉れ高き6騎士の皆々様はそんなに俺が信用できないですかね?」
「「「「できん!!」」」」
ぽりぽりとナッシュは頭を掻く。
「んじゃ、その期待に応えなくてはいけないかな」
「なんだと!!!!」
ナッシュの指に挟んでいた煙草のような物が光りだす。
ぴっと指で丸めてあったそれを伸ばした。辺りが一面の白い光に包まれる。
「何っ!!」
光が消えたときにはもうそこにはナッシュしか立っていなかった。 4人はその場に崩れ落ちている。
「胡散臭いってわかっているのなら何から何まで警戒してなくては。甘かったな」
ナッシュは使用済の眠りの風の札をぽいっと地面に投げた。
「今日は一緒の部屋、か」
用意された部屋は簡素なツインベッドしかない部屋だった。
「こんな小さな村の宿では仕方ないだろ。他の部屋は満室だったんだから」
「寄るなよ。ここからこっちに入ってきたら、たたっ斬るからな」
そう言ってクリスは窓側のベッドに服のまま横になった。邪魔だと感じたのか腰に下げていた剣をベッドの側のサイドボードに置く。
「はぃはぃ、わかりましたよ………って大の大人が大人しく引き下がるとでも思うのかい?」
「!?」
反射的にクリスが剣に手を伸ばそうとするが、ナッシュの方が動きが速かった。
ワイヤーで剣を絡めとり、そのまま部屋の隅に放り投げる。
そして茫然としているクリスを組み敷いた。
「剣が無ければただのお姫様、だな」
「おまえ……!何を……っ!!」
組み敷かれて間近に迫るナッシュの表情にクリスは薄ら寒いものを感じた。
「何をって、この状況からわからないとは本当にお嬢様育ちだな。まったく、旅の間も手を出さないとは君の傍にいる騎士の方々は本当に騎士の鏡と言えるくらいに紳士だったようだ……おそらくは初めて?」
ナッシュの言わんとしたことをようやく理解し、怒りでかっとクリスの顔に血が上る。
「ふざける……んっ」
クリスの唇が開いたのを見て、すかさずナッシュが唇で塞ぐ。
左手でクリスの両手首を押さえつけ、器用に服の隙間から右手を入れてクリスの胸を揉みしだいた。
「お、結構あるなぁ」
「…おまえ……っ!ぁ……ちょっ……ぁ、はぁっ」
ジタバタとクリスはもがいて身体を捩ろうとするが、右肘で左肩を、太腿の付け根のあたりを膝で押さえられていて動けない。
顔を横に背けるとナッシュが耳を舐った。
「ひゃぁぁぁっ!」
「可愛い声出しちゃって。そんな反応されるとオジさん嬉しくってもっと可愛がってあげたくなるじゃないか」
口だけでナッシュはクリスの上着のボタンを外していく。
時々肌に触れる唇が熱を帯びていて、そこからの刺激でわけのわからない疼きが生まれた。
(……舐められて……胸を揉まれているのに、何だ?この感覚は)
外気に晒されていく場所が増えていくことで、クリスの白い身体が強張る。
「大丈夫、御互いに気持ち良くなるだけだ」
「おまえの性欲処理のためだけだろう!」
「……そう?じゃぁ君のココが主張している快感も否定するんだな」
胸の双丘の頂きを甘噛みし、舌先で転がすようにして玩ぶ。
「……ぅ……っんぁっ!!」
(………何で、こんな、変な声を出すのだ!?私は!)
「こんなに気持ちよさそうに鳴いているのに?」
もう上着のボタンはすべて外れてクリスの上半身が露にされていた。ナッシュは巧みにクリスに快感を与えつつ、徐々にその愛撫の手を下へと下ろしていく。
クリスの方も性感が高まってきたのか、時々反応して気だるいような吐息を漏らしはじめた。白絹のような身体も上気して熱をもち、力も抜けてナッシュのされるがままだ。
「ぅふぅ……んぅ……っ……ぁやめ、ろ……」
だが、喘ぎ声を漏らしながらもクリスはまだ抵抗の意思を見せていた。
こんな醜態を晒すわけにはいかない。
「まだそんなことを言っているのか?……ほら、ここだって気持ちいいって蜜を溢れさせているぞ」
そう言って、ナッシュはクリスのズボンを膝のところまで引き下ろした。
そして、膝を曲げさせてできた空間から腕を差しこむ。
クリスのお尻の方から前の方に向かって、ショーツ一枚だけになったクリスの秘部を布越しに触ると、そこはしっとりと湿っていて女の匂いを漂わせていた。
「ほら、花弁まで形がわかるだろ?」
「……言ぅな…………っ!」
認めると、自分じゃなくなる気がした。なのに、指摘されて、触れられて、身体中の熱と感覚がそこに集まってしまったかのようだ。
ナッシュはクリスの柔らかな胸に顔を埋め、舐めまわしながらも、そのまましばらく布越しに秘部を弄くっていた。
時々気まぐれの様に肉芽を摘んだりするので、その度にクリスは嬌声をあげた。
やがて視界が白くフェードアウトするような感覚が襲ってきてクリスが声をはりあげた。
「ぁあああああああっ!!」
「………………ぅっ」
「……前戯だけでイッたようだな。どうだった?」
「……わけがわからない」
頭を押さえつつクリスがうめいた。どうやら、気を失っていたらしい。
「敏感なんだよ。じゃあ今度は俺も気持ち良くさせてもらおうかな?」
「ぇ!?」
初めて見る反り返った男のソレを見て唖然とした。
(なに、これ……)
「え?じゃないって。コレを挿入れて大人が愉しんだ結果、君や俺が生まれたんだよって、……何で俺はガイドの他に性教育までしてるんだ」
クリスが固まっている隙を狙って、ナッシュはぐっと腰を進めようとした。
「……い……痛いっ!……や………やめろっ!」
力一杯クリスが抵抗する。
「息吐いて力を抜けって!まだ先しか入っていない!濡れているからそれほど痛くはないから」
「嫌だっ!………やめ………っ!」
クリスがナッシュに拳を突き出したその時だった。
がっしゃーん
「な、何だ!?」
窓から何かが入ってきて、ナッシュの口の中にその人物は何かを突っ込んだ。
ナッシュは沈黙の後に………………………………………………………………
……………………火を吹いた。
ジタバタとクリスから離れ、ナッシュは火を吐きながら床の上を転がりまわっている。
「大丈夫ですか!クリス様!!」
フライパンと皿をもったルイスががばっと起きあがる。
「ルイス……おまえ……」
クリスは茫然としていたが、裸であることを思いだし、顔を真っ赤にして慌ててシーツを胸元にかき寄せた。
突然の従者の登場に驚いたことよりも、目の前のナッシュの状態にクリスはこの従者が何をしでかしたのか不安に感じた。
「……ルイス、おまえ……ナッシュに何を食わせたんだ」
「はい!できたてカニパンチ丼です!」
「………。」
「ええと、ナッシュさん?サロメさんからの伝言です。『私はクリス様が不快に感じる行為を行わないという条件で了解したはずです。もしもクリス様が望まない行為をするのなら、早急にあなたの上官にも報告はしますし、然るべき措置を執り行わさせて頂きます』とのことです」
「……はぁ、はぁはぁ……。な……っ!ちょっと待て!!」
「クリス様も女性という自覚を持ってくださいね。僕達はクリス様のこと大事に想っていますから……そういうことですから、僕達はブラス城に帰ります。クリス様、お気をつけて」
ぺこりとルイスはお辞儀をして入ってきたのと同じ様に窓から出ていった。
「僕『達』って……ルイス?」
木の陰に隠れていた4人を引きずってルイスは歩いていった。
「あいつら……心配してきてくれたのか」
クリスの胸の奥がじんわりとした暖かい気持ちで満たされる。が、外から冷たい風が入ってきてその表情は一変した。
「ルイス……おまえが壊した窓を私が弁償しなければならないのか!?」
「……ルイス……おまえまで……」
「当たり前じゃないですか、僕はクリス様の従者なんですよ?・・・・・・・それに、僕はサロメさんから許可を頂いて来ましたから」
「「「「・・・・・・・・」」」」
無断で飛び出してきた四人は押し黙る。
「しかし、サロメ殿も人が悪い。我らが城を抜け出してくるのがわかっていて引きとめないとは」
レオのぼやきにルイスは困ったような笑みを浮かべた。
「そのことなのですが、職務をさぼった罰として1週間ビックリ漬をつくってください」
「「「「何っ!」」」」
「ええと、『誉れ高き6騎士が揃いも揃って職務放棄とは何事か。これでは他の騎士たちに示しがつきません』だそうです。ああ、帰還が1日遅れるたびにペナルティ期間が1日延びますよ」
「何だと!!ブラス城に帰らねば!!」
4人はブラス城に向けて一斉に走り出した。
<了>
ラストのオチに笑いました。
イイ!
でも最後までいッて欲しかった気も……。
113 :
30:02/08/23 08:16 ID:D9Ay+X9H
皆さんご意見有難うございます。
そして、
す い ま せ ん
梨栗←クリスFC(ギャグ)になっちまいました。
前者になってしまったのでナッシュバッドエンド(藁
パーシィちゃんの髪の毛に刺されて逝ってきます。
>30
梨栗(・∀・)イイ!!
オチがナッシュっぽくて良かったですよ!
最後までいくのは次回に期待(藁
17さんもとい30さん、お久しぶりです。
相変わらず話づくりが上手いですねぇ……すごいです。
盛り上がっているようなので恐縮ですが、
漏れも1つ揚げていいだろうか……?
前フリ長いのは治ってませんが。
激しくワロタ
30さん最 高 だ !!!
梨栗もさることながらルイス萌え・・・
かなり騎士団萌え…
30さんお疲れ様ー!!
>>30 最高でした、かなり笑わせて頂きました!!
あぁ……蝶々仮面ボルスに萌え(笑)。
ナッシュ先生の性教育も笑いました。
是非次回では、最後まで!!
あ、でも雰囲気はそのまま突っ走って欲しいですv
>>30様
最高です。なんかそれぞれのキャラが立ってます。
ビックリ漬けがイイ!
>>116様
楽しみにしてます。
124 :
11:02/08/24 04:22 ID:f06Hu2jV
好評の30さんの後で腰が引けておりますが……いきます。
クリス、ヒューゴが人気のようなので便乗すれば良かったのですが
新スレ一発目は一番好きなキャラを書きたかったんです……。
3では彼女をパーティから外す事はありません(w
多少ネタバレの感がありますので、3を未プレイの方はご注意下さい。
125 :
11:02/08/24 04:23 ID:f06Hu2jV
真っ黒の夜空には白い満月が浮かんでいた。
こんな気持ちで夜空を見上げたのは何時ぶりだろうか。
風にのって流れてくる草原の匂いが心の疲れを癒してくれる。
草原の夜の風がこんなに心地良いものだったとは…。
男は厚い胸板を大きく反らし、新鮮な空気をいっぱいに吸いこんだ。
「待たせたね。」
後方から声が聞こえる。
その凛とした声に振り返ると、女が1人立っていた。
腰に片手をあてがい、背筋を張ったその立ち様には
どこか気高い風格さえ漂わせている。
美麗な顔にふさわしいその美しい金髪が月の光を吸いこんで白く輝いており、
それらが男を魅了するのにそう時間はかからなかった。
女はやや呆けた表情をする男を見てかすかに微笑い、再び口を開く。
「あんたの事は私に任せてもらったよ。着いてきな。」
言葉少なに男に背を向けると、女はこの村一番の大きなテントに向かって歩き出した。
男はそれに黙って着いていく。後ろ腰に備えた短剣を確認しながら。
目こそこちらに向いていないが、決して隙を見せないその歩みに
男は緊張の糸を緩めることなく一定の距離を保ち続けた。
やがて目的のテントに着くと、女は顔だけ振り向いて男に言った。
「ふふ、あんたが手を出さなきゃ何もしないさ。
もう少し気を楽にしていいよ。」
「………すまん。性分なもんでな……」
「入りな。」
男は一際明るく感じるテントの中へ入っていった。
126 :
11:02/08/24 04:24 ID:f06Hu2jV
「それで……俺はどうなるんだ?」
「それを今から決めるんだよ。あんた、名前は?」
2人は座ることもせず、向き合ったまま会話を始める。
まだお互い油断できない相手だからか、座ったままでは動きが不自由になるからなのか。
「……ジンバだ。」
「…………。」
2人の視線がぶつかる。
女のそれは、男の心内を探るように。
男のそれは、女の視線を跳ね返すように。
しばらくの沈黙の後、女の口元が緩んだ。
「…まぁいいさ。だけど信頼できない仲間はうちには必要ないよ。
それを今から確かめさせてもらう。」
「どうやって確かめる?決闘でもするか?」
「ふふふ。それもいいけど、あんたの身体と雰囲気を見れば技量はわかるさ。
剣の腕が良くてもそれで信頼に値するかは別問題。」
「なら何をすればいい?」
ジンバは短剣に添えていた手を初めて降ろして、女の返事を待った。
テントに入って初めて両手を見せたジンバに女は嬉しそうな笑みを返すと、
歩み寄ってその二の腕に掌を添えた。
「あんたが人を愛せるかを見せてもらう。今夜は私と臥所を共にしてもらうよ。」
「何……?」
127 :
11:02/08/24 04:24 ID:f06Hu2jV
考え得なかった答えに、ジンバは言葉を詰まらせた。
藍色の眼を大きく見開いた彼を見やりながら、女は言葉を続ける。
「身体を繋ぐ事が一番早い方法だからね。私が文句言わないなら皆納得するさ。」
「………いいのか?あなたほどの人なら相手がいないとは考えられないが……」
「ふふふ……嬉しいねぇ。まぁ子供はいるけどね、こんな小さいのが。」
女が腰の辺りに手を持ってくる。どうやら子供の背を現しているようだ。
「子供までいるというのに、会って間もない男と寝るというのか?」
その時、わずかだが女の眼がうすく尖ったのをジンバは見逃さなかった。
「何か勘違いしてるようだね。これはあんたという人間を知る、
最もわかりやすい手段の1つさ。それとも私みたいな女を抱くのは嫌かい?」
「い、いや………、わかった。俺を試す手段というなら従おう…」
了解の返事を聞いた女は表情を和らげ、男の腕から手を離す。
女の掌が当てられていた部分が、やけにひんやりと感じられる。
「じゃあ、少し用意があるから待ってておくれ。」
そう言うと、女はテントの入り口に向かった。
その後姿にジンバは慌てて声をかける。
「その前に聞きたい。あなたの名は?」
その問いに女は眼だけをジンバの方へやって答えた。
「ルシア………ここの族長をやっている」
128 :
11:02/08/24 04:25 ID:f06Hu2jV
ジンバは寝床に座り、死角になる位置に短剣を忍ばせた。
ここならばいつでも手を伸ばせば届くだろう。
用心するに越した事はない……とその時、外に人の気配を感じた。
ジンバは息を殺してその気配が動くのを待つ。
テントの入り口を開けて入ってきたのはルシアだった。
「待たせてすまないね……?どうかしたのかい?」
「あ、いや……。」
ルシアの顔を見て、いくらか緊張が緩む。
彼女ならいきなり襲いかかってくる可能性は低いだろう……まだ油断はできないが。
そんなジンバの横に座って、ルシアは彼の目を見つめる。
「何だい、緊張してるのか?こういう事は初めてかい?」
ややからかい口調で言うルシアは、これから起こる情事を前に楽しんでいるようにさえ見えた。
ジンバはそんな彼女の態度を見て、自分だけがまだ気を回しすぎている事を理解した。
初めて口元に笑みが浮かぶ。
「ふ………いや、俺にも子供がいるのでな。そんな事はないが……
あなたの落ち着き様に驚いていた。」
「こういう時に女より慌てるなんてみっともないよ。
それに私の事はルシアでいい。今から男と女だからね。」
その言葉は今から立場は平等だということを暗に示していた。
「用意というのは何だったんだ?見る限り、そう変わったところはないように思うが…」
「ふふ…湯浴みをしてきただけさ。少しでも綺麗な身体にしておきたくてさ。」
そう言うと、ルシアはそっとジンバの手の上に自分の掌を被せた。
まるで彼の心の内を探るかのように。
「それなら俺も…」
「男がそんな事気にするんじゃない。そのままのあんたを見せておくれ…」
ルシアはジンバの顎にその細い指先を当て、そのまま自分の顔の前に引き寄せる。
「………私がリードするのかい?」
129 :
11:02/08/24 04:25 ID:f06Hu2jV
ジンバの吐息がはっきりわかるぐらいに近づいたルシアが訊ねる。
彼女の高い鼻が自分のそれに当たり、彼女の存在を確かにさせる。
「ん……」
ルシアの後頭部に手を回し、ジンバは彼女の紅い唇を奪った。
口を大きく開けて僅かに開かれた彼女の口内に舌を差しこみ、
ルシアの舌を誘い出す。
それに答えるように彼女の舌がジンバのそれと密接に絡みつく。
各々の唾液で濡れた舌を互いに味わいながら、お互いの服を脱がしていく。
口付を交わしたまま行うその動作は少々もどかしいものであったが、
勝手のわからない相手をフォローするように、2人共自らの身体を動かして脱衣を済ませた。
「んふ………、強引なキスだね。でも嫌いじゃないよ……」
顔を離して初めて見えたルシアの肢体に、ジンバは感嘆の息を漏らした。
子供を産んだとは思えない均整のとれたプロポーションは見る者の目を奪う。
ジンバはルシアのしっとりと汗ばんだ細い首筋に軽くキスを落とした。
擽ったそうに身をよじる彼女を他所に、その唇は褐色の肌の感触を楽しみながら
まだ張りを失うことのない豊満な乳房を目指す。
「は………っ、ぅん」
小さな快感が何度も身体を走る。
ルシアは与えられるその感覚に身を震わせながら、ジンバの挙動に注目していた。
今はまだ、こちらから手を出す事はない。ジンバの愛撫をただ受け入れている。
自分の身体に口を這わせる彼の頭にそっと手を添えて、ルシアは身体が熱くなるのを感じていた。
「っ!」
ジンバの口が彼女の乳房の先端を含んだ瞬間、大きな刺激がルシアの身体中を駆け巡り、
見て解かるほどに肢体が跳ねた。
130 :
11:02/08/24 04:26 ID:f06Hu2jV
「ルシアの身体は美しいな……これで子持ちとは信じられんよ。」
「ふふふ、ありがとう。あんたの舌遣いも、悪くないよ……」
「それは光栄だ。」
ジンバは再びルシアの乳首に口を近づけた。
舌先で薄桃色の乳輪をなぞるように這わせる。ツンと立つ乳首を他所に、
口内から垂れる唾液を気にかけることもせず、飽きることなく何周も舌先で遊んでいると、
ルシアの口から痺れを切らしたような声が漏れた。
「はぁ、はっ……、意地悪だね………、私をじらして楽しいかい?」
ジンバは彼女の潤む瞳を見やってから、その乳首を甘噛みした。
「ふっ……あ!」
意識が集中していた分、ルシアの身体に訪れる快感は想像より激しいものとなった。
彼女の反応を見て、ジンバは唇で乳首を軽く挟んだまま吸い上げる。
「んんぅ………!」
片方の乳房に手を伸ばし、軽く握る感じで揉みしだく。
ほどよい弾力が指を押し返し、いつまでも触れていたい気分にさせてくれる。
「は………ぅ、んっ……」
ルシアの息が荒くなってきたのを感じ、ジンバは再び彼女の唇を求めた。
両手で乳房を弄りながら、お互い息を荒くして苦しそうに口付けを交わす。
息苦しさを感じつつ、離すことのできない唇。
今はこの感覚に酔っていたいと思わせるキスだった。
ジンバはルシアの股間へと指を伸ばす。
そこはすでに潤っており、ひくひくと妖しく蠢いて異物の侵入を誘っているかのようだ。
これなら準備も万端だとふんだジンバは、ルシアの長い脚を大きく開かせ、秘部を露にさせた。
「いくぞ…」
屹立した自分のモノを熱くなったルシアの秘部へ当てると、ジンバはゆっくりと挿入を開始した。
131 :
11:02/08/24 04:27 ID:f06Hu2jV
「うっ………」
膣内に入ってくるモノは思っていたより大きかった。
ルシアが呻くのを見て、ジンバの腰の動きが止まる。
「大丈夫か?止めるか……?」
「いっ……いいさ、続けて……!」
そうは言うものの、ルシアの表情は曇ったままだ。
ジンバは挿入を止めたまま、彼女の耳に舌を差し入れた。
「ひぁう…!」
ぬめった舌が耳を犯す感覚に、ルシアは思わず身をよじる。
ぞくぞくと身体を駆け抜けるものが、くすぐったくもあり、心地良くもあった。
ジンバはルシアの耳を丹念に舐めると、三度唇を重ねた。
そして、気を使いながらゆっくりと挿入を再開させる。
ずぶずぶとジンバのモノを飲みこんでいくルシアの秘口は大きく広がり、
その肉棒の姿を隠していく。
「………、全部入ったぞ。」
「あ、はっ………ぅん、す、すごい……いっぱい…!」
腹の中が詰まっているような感じがして、ルシアはそう答えるのがやっとだった。
さすがにそんな表情を見せられると、ジンバも気をまわしてしまう。
労わるように、ゆっくりと動かし始める。
「少しづつ動くぞ。」
「はぁぅ……!んっ、ん、く………ん!」
ルシアの膣内はかなりの圧迫感をジンバに与えた。
子を産んだというのにそれは緩む事などなく、むしろきつくギチギチとモノを締め付ける。
132 :
11:02/08/24 04:28 ID:f06Hu2jV
(う………!)
だがジンバは快楽を得ようと腰の動きを速めようとはしなかった。
ルシアを常に気遣い、様子を見ながらさまざまな動きを試す。
彼女に快楽を与えてやれる場所。彼女の弱いところはどこだろう。
「あ………ぅ、はっ……」
ルシアの声に、艶が混じりだした。
それはだんだんと苦しさを表現するものでは失くなって、感情の高まりを表すようになっていく。
「い……い、もっと……、もっと、かき回して…!」
手探り状態で律動していた時も激しく締め付けて来たルシアの中に、
ジンバは長く持ちそうにないと感じていた。
ルシアの頬に紅みがかかり、すでに苦痛の表情を見せない彼女を見て、
ジンバは本格的に腰を動かし出した。
「はぁっ!くっ……ぁぁ!んん!ぅん!」
「ルシア……!」
締めつけが一層強くなる。
ルシアはジンバの背に両腕をまわして、身体の密着を求めた。
ジンバはその要望に答えるように胸板を合わせると、ピストン運動だけに集中する。
「ハァ!ハァ!」
お互いの息が相手の顔にかかる。
限界が近い………ジンバは妖しい光を帯びたルシアの瞳を見つめながら、
絶頂へと駆け上がった。
「う……くっ!!」
133 :
11:02/08/24 04:41 ID:f06Hu2jV
射精する寸前、ルシアの膣内から引き抜かれた瞬間、ジンバのモノが暴発する。
発射された白濁液は、彼女の褐色の腹の上に飛び散った。
ルシアの両腋の下に手をついて、ジンバは呼吸を整える。
「はぁ、はぁ………。」
「…………。」
何か言いたげなルシアをじっと見つめるが、彼女の口が開いたのはジンバが
横になった後だった。
「今日はこのままお休み。安心しな、もう何もする気力などないさ……」
横目でちらりと見ると、彼女はもう目を閉じて眠りに就こうとしていた。
自分もこのまま眠ろう。今はこの心地良い気怠さに身を委ねたい…。
ジンバはどこか嬉しそうなルシアの顔を見てから、静かに目を閉じた。
誰かが身体を揺すっている。
次第に意識がはっきりと……。
「はっ!?」
がば、と上半身を起こし、辺りを見回す。
両手を握りしめ、感覚があるのを確認すると、ジンバはほっと息を吐いた。
「おはよう。」
すぐ横には、寝床から出たルシアがいた。
裸身の自分とは違い、衣服も着けている。
ジンバはこちらを見つめる彼女に、強い視線を返した。
134 :
11:02/08/24 04:42 ID:f06Hu2jV
答えを聞きたい。
ただその思いだけが、ジンバの視線を強く、厳しいものへと変えていく。
そんな彼を他所にルシアはふと笑うと、視線を反らした。
「もうみんな集まってるよ。早く服を着な。」
「え?」
「合格だよ。昨日……あんたは私をずっと気遣ってくれていた。
自分に溺れることなく私を愛してくれた……それは信頼に値する。」
ルシアは寝床の近くに歩み、何かを取り出した。
彼女の手に握られていたのは、短剣だ。
「こんな事をする強かさも気に入った。それに、いい男だしね。」
そう言って、短剣の柄をジンバに差し出す。
短剣を受け取ると、何故か笑いがこみあげてきた。
『いい男』……それは昨日ルシアに言った『美しい』という言葉のお返しなのだろうか。
「からかわんでくれ。」
そう言い捨て、衣服を身に着けて短剣をしまう。
立ちあがったジンバに、ルシアが右手を差し出した。
「そなたの力、このカラヤクランに貸して欲しい………よろしく、ジンバ。」
初めて名を呼ばれた事が、彼が認められた証拠だった。
差し出された手を握り返すと、ルシアはにこりと笑みを返してきた。
「行こう、皆に紹介する。」
開け放たれたテントの外に待っていたのは、新しい仲間たちと
彼の新たな出発を祝うかのような澄んだ青空だった。
完
135 :
11:02/08/24 04:44 ID:f06Hu2jV
ツッコミたい事は山ほどありましょうが、
姉鬼のSTOで逝ってくるので許して下さい……。
ルシママキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
あんたら子供がいるのに何してやがる(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
11さんグッジョブ。
137 :
名無しさん@ピンキー:02/08/24 07:15 ID:nLnSFc6t
11さん乙です。
相変わらずお上手ですね。
>>136 ちとワロタ。
138 :
30:02/08/24 10:04 ID:IyZeZYuW
ルシア姐さん大人のセクースキター!
11さん乙でございます(平伏)
どうか逝かんでください…
ハァハァできんSSに皆様のお褒めの言葉感謝の至りです。ありがとん…
139 :
85:02/08/24 11:32 ID:2RmroSyK
11さんエロすぎです。毎度毎度エロいです。神です。
これでも全力で褒めてます。情けない感想でごめんなさい。
神の後で恐縮なのですが・・・・自分でも希望したゲド×クイーン
頑張って書いてみているのですが、仕上がったらうpしてよろしいでしょうか。
エロ書くのははじめてなので全然なってない上に
大将がどこか変な人になりそうなのですが・・・・。
今日明日ぐらいで書き上がると思いますです、はい。
>>85 待ってます(;´Д`)ハァハァ
ここ見てたら自分もエロデビューしたくなってきたよ。
>85
待ってました!
大将×女王がんがれ!
>>140 そう思ったら躊躇は不要だ!
新たな神よデビューしてして(;´Д`)
143 :
85:02/08/25 02:55 ID:dAgjIGQE
お約束通りゲド×クイーンです。
つたないですがご愛敬ということでお許し下さい。
なんかわけわからなくなってしまった・・・・。
144 :
85:02/08/25 02:56 ID:dAgjIGQE
クイーンは新たに手に入れた紋章の宿るゲドの右手に触れた。
「この右手に・・・・真の紋章が・・・・こいつのせいで・・・・
わたしのサナディは・・・・」
絞り出した声もゲドには聞こえていないらしい。
むしろ何かが割れる音が耳をついて、ゲドは慌ててあたりを見回した。
「なんだか、外が騒がしいな」
「ああ・・・・ゼクセン騎士団と、カラヤクランと、リザードクランが、
こんな小さな村に一緒にいるんだからね。騒ぎにならないほうがおかしいさ」
そう答えたクイーンに、ゲドが訊ね返す。
「サロメどのが?」
「ああ・・・・必死であの戦いがハルモニアの策によるものだと
説得しているが、ちょっと分が悪いわね」
納得したように頷くゲドが我慢できず、クイーンはさらに続けた。
「多くの血が流れすぎたわ・・・・」
「だろうな・・・・だが放っておけば、もっと多くの血が流れる・・・・。
ハルモニア軍に征服された地は・・・・」
考えにふけりそうになるゲドの言葉を、クイーンは自分で遮った。
「ゲド・・・・それは、わたしが一番よく知っていること・・・・」
「・・・・すまなかった、クイーン」
145 :
85:02/08/25 02:56 ID:dAgjIGQE
いつもは人のことなど考えないゲドがあまりに素直に謝ったので、
クイーンはまず驚き、それから笑い出した。
「"すまなかった"ですって?ゲド、あんたがそんなことを言うなんてね。
変な紋章のせいで、おかしくなったんじゃないのかい?」
「ふふ・・・・そうかもしれんな」
つられて笑い出すゲドなど珍しい。クイーンは少しその様子を眺めていたが、
突然その肩に手を添えるとゲドの口に自分の唇を重ねた。
笑いにゆるんだ隙間からしなやかに舌を差し込み、
あっけにとられているゲドの舌を絡め取って吸い上げる。
「ん・・・・」
小さく吐息を漏らしながらゲドの歯の裏を自分の舌でなぞり、
絡んだ舌に触れてぬれた音を立てる唾液を一息に吸い込んで、
クイーンはゲドを解放した。
「なんだ」
ゲドがあきれて呟く。
「おかしくなったついでに、そっちの欲も人並みになってくれたんじゃ
ないかと思ったのさ」クイーンは悪びれもせず、頬にかかる汚れたままの
ゲドの黒髪を白い指でつまんだ。「それとも、真の紋章を継承すると、
これっぽっちも感じなくなっちまうものなのかい?」
半ば恐れるような、半ば誘うような視線を投げかけるクイーンに、
ゲドは苦笑してはめたままだったグローブを外した。
右手に焼き付いた真の紋章を、わずかに緊張したかのような面もちの
クイーンの視線が追う。
146 :
85:02/08/25 02:56 ID:dAgjIGQE
「もう・・・・70年にはなる」
「そんなに長い間、男やもめをやってたってわけね」
ゲドに皆までいわせずに、クイーンは決めつけた。
「あんたのことだ、行く先々で女をつくれるほどの甲斐性はないんだろう?」
「・・・・言われたものだな。おれも・・・・」
さらに言葉を続けようとしたゲドを、クイーンは再び唇で遮った。
止めようとしたゲドの手を押さえて自分の背中に導く。
女とはいえ剣士にしてはくびれすぎている腰のあたりに、
紋章を宿したゲドの右手は不思議なほどぴったりと落ち着いた。
クイーンのもう一方の手が自分の服の留め金を外していくのを、
ゲドは止めようとしなかった。
柔らかく絡める舌と似た動きで、クイーンの手がゲドの身体の線を這い、
ようやく露わになった胸元に指が滑り込む。
かすかに冷たい指が触れるのを感じて、ゲドは少し身を引いた。
「・・・・その気はないかい、やっぱり」
クイーンは自嘲するようにくくっと喉を鳴らして首を振った。
照れ隠しに乱れた襟元を直す。
「わたしの母さんの、母さんの、そのまた母さんの時代から生きてる
あんたの気持ちなんて、わたしにはわからないけどね」
クイーンは顔を上げ、舞い込んだ埃を焦がしてチリチリと音を立てる
ランプの明かりに目をやった。石造りの床を、未練がましく踵で叩く。
147 :
85:02/08/25 02:57 ID:dAgjIGQE
「服を脱げ。汚してもつまらん」
顔色も変えずに口にするゲドを驚いて見つめ、クイーンは苦笑した。
「まったく、色気のないことを」
「・・・・・・・・」
黙ったままのゲドをそのままにして、クイーンは立ち上がり服を脱いで
側の樽の上に載せた。ランプの明かりだけで薄暗い部屋のなかでも、
くっきりとした稜線を持つ影は浮き上がる。
「わたし一人にみっともない思いをさせるつもりなの?
それともご奉仕されるのが趣味なのかい?」
目を伏せて髪飾りを外すクイーンに問われ、ゲドは答えないまま
汗を吸って重い服の袖から腕を抜き、床に落とした。
傷と疲れを癒すために塗られた薬油の薄荷香がわき上がる。
クイーンは床に落ちた服を拾い上げて椅子の背にかけると、
鹿のように長い足を折ってゲドの膝の上にかがみ込んだ。
「・・・・軽いな」
「わたしも女なんだよ。それよりバカ言ってないでさ」
クイーンがゲドの背中に手を回す。見せつけるように身をそらせ、
すっきりとのびた白い首筋に、ゲドは唇を落とした。
息を感じたクイーンが甘い声を上げる。
「・・・・そんなことまで仕込まれたのか」
「下らないことに関心してないで・・・・あっ!」
クイーンの揶揄がおわらないうちに、ゲドは身体を入れ替えて
クイーンを堅い寝台に横たえていた。
148 :
85:02/08/25 02:57 ID:dAgjIGQE
自分を覆う大柄の影のせいで、クイーンにはゲドの表情があまり見えない。
「なんだい、渋ってたけど意外にその気じゃ・・・・ぁは・・」
ゲドは形の良い乳房を両手でゆっくりと幾度かもみしだくと、
片方の乳首に口を添えた。舌先でそっと湿り気を与えてやっただけで、
クイーンは身体を振るわせゲドの腰に回した腕を堅くした。
「あまり大げさにやっていると、日が暮れるぞ」
「なに言って・・・・んふ・・・・はぁぁ・・」
首筋よりもさらに白い乳房をもみ、乳輪に舌を這わせ、乳首に軽く歯を立てる。
ゲドの動き一つごとにクイーンは嬌声をあげ、ゲドの背に爪を立てた。
痛みというほどではない刺激ではっきりとクイーンの感覚を知らされながら、
ゲドはしつこく唇と舌先で立ち上がった乳首を弄ぶ。
「んっ・・・・ぅ・・・・ゲド、それじゃ・・・・まるっきり
大きな子供じゃない・・・・か・・・・はぁ・・・・っ」
「やはり気が短いのだな」
「や・・・・ぁりって・・・っ・」
クイーンが唇を噛むのとほぼ同時に、扉が軋み男の声が響いた。
149 :
85:02/08/25 02:57 ID:dAgjIGQE
「おいクイーン、大将はまだ・・・・」
言いながら部屋に入ってきたエースを見もせずに、
ゲドは片手で出ていくよう合図する。
「ゲド、元気になったみたいだけど、なにしてるんだ?」
「アイラ・・・・・・・・向こうで・・・ソーダを・・・・・・・」
開きっぱなしの扉の向こうでこちらをきょとんと見ているアイラを、
ジャックが無言のまま引っ張っていった。
ジョーカーが咳払いをして扉を閉める。
不意をつかれたクイーンがただエースの表情を見つめていると、
エースはしばらく呆然としたあとで困ったように頭をかいた。
「ええと・・・・大将、気がついた・・・・みたいですね」
「心配ならそこで見ていてもいいぞ」
「そんなぁ、勘弁してくださいよ」
エースは視線をそらせて後ずさった。「と、とにかくキモチ良くなったら
来てくださいね、外はちょっとした騒ぎなんですから」
「卑猥な言い方するんじゃないよっ!」
「わかった」
クイーンが顔を紅くして怒鳴りつけるのと、ゲドが何事もなかったように
答えるのが重なる。エースは身を翻して戸口をくぐると、閉まっていることを
確かめるようになんどもしつこく扉を軋ませた。
150 :
85:02/08/25 02:57 ID:dAgjIGQE
「まったく・・・・あんなこと言うなんて、どういうつもりな・・・・」
抗議の言葉を封じるように、ゲドはクイーンの艶やかな唇に自分の唇を重ね、
漏らすため息を邪魔するみたいに舌を絡めた。クイーンもそれに答え、
湿った音を立ててゲドの舌を味わう。首筋に手を添えたクイーンが
柔らかく唇を吸い上げ始めると、ゲドは堅くなりかけている乳房をさらに
両手で愛撫した。
「はぁっ・・・・」
クイーンがため息をつく。少しのけぞる細い身体を覆うように
ゲドが身をかぶせると、そそり立ったペニスがクイーンの下腹部に強く当たって
茂みを濡らした。
クイーンがそこに伸ばそうとする手を、ゲドが掴んで止める。
「ぅ・・・・なに・・・・?」
「余計なことをするな」
そう呟くと、ゲドはクイーンの下のほうへと手を伸ばした。
すでに蜜にぬれた恥部に軽く触れ、ねっとりとした液の絡んだ手を
太股から膝へと滑らせてクイーンの脚を大きく開かせる。
ゲドの指が愛液をぬぐうようにして陰核を探し求めると、クイーンは
ゲドにしがみつくように腕に力を込めた。
151 :
85:02/08/25 02:58 ID:dAgjIGQE
「なにをしている」
「んぁ・・・・あんたこそ・・・・」
「痛い思いをするのは嫌だろう」
ゲドは触れていた二本の指をそろえ、震えているクイーンの襞の間に
するりとそれを差し込んだ。
「ぁからっ・・・そういう・・・・ん・・・・言い方・・・・っ」
「・・・・あまりフリをするな」
深く沈めた指を少し曲げながら抜き差しすると、クイーンは
逃れようとするかのように腰をよじった。すっかりぬれたゲドの指は
動くたびに淫靡な音を立て、それに合わせて液体が流れ出て敷布を濡らす。
「ん・・・・ぁんて・・・・」
クイーンの息は上がってもうはっきりとした言葉にならない。
化粧気のない目元が潤んで、細いランプの火をちらちらと映している。
「ん・・・・っふ・・・・はぅ・・・・」
クイーンの声がやや息苦しそうになるのを聞き、ゲドは指を引き抜くと、
反り返った逸物の先を秘口にあてがった。
「・・・・ぃんだよ・・・・ためらったり・・しないでさ・・・・」
「望んだのはお前だろう。お前が先にイってしまったら、やめるぞ」
「そん・・・・ぁ・・・・ッ」
クイーンは抗議のかわりに自分から腰を浮かせ、ゲドの腰に脚を絡ませた。
「・・・・そんな・・・・勝手なこ・っ・・・」深く息を吸って
言葉を繰り返す。
152 :
85:02/08/25 02:58 ID:dAgjIGQE
「おいおい・・・・」
ゲドはぼやいたが、クイーンが身体を動かすのに合わせて、
少しずつ腰を進めていった。
普段の気丈さからは想像もつかないような甘い声を上げるクイーンの肉壁は
熱を帯びてゲドのそれにしっかりと絡みつき、締め付ける。
根本までクイーンのなかに自分を収めてしまうと、ゲドは叩きつけるように
腰を揺らした。動くたびに流れ出す愛液がなまめかしい音を立てるが、
クイーンはため息以上の喘ぎ声を立てる様子がない。
ゲドは一旦身体を止めた。
「大丈夫か」
「病み上がりの・・・・あんたに・・・・心配されるなんて・・・・ね」
クイーンは必死で息を整えて答えた。「あいつらに・・・・聞かれたら・・
悔しいだけさ」
「既に見られたが」
「・・・・あんたがそんな・・・・バカだとはね」
「それに、いずれは忘れるだろう」
「わたしの・・・・ことも?」
「・・・・・・・・・・・・」
聞き慣れた沈黙に、クイーンは腰を回し、ゲドの分身を締め付けた。
「・・・・・・・・・・・っ!」
思いがけない刺激に、ゲドの口からため息が漏れた。
153 :
85:02/08/25 02:59 ID:dAgjIGQE
「ふふ・・・・ゲド、あんたも一丁前に感じるのね」
クイーンがからかうと、ゲドは無言で彼女の中を突き上げ始めた。
「あっ・・・・はぁッ・・・・」
クイーンは押さえきれずに喘いだ。
ゲドの動きが徐々に速く、激しくなる。それに合わせて揺らしていた
クイーンの腰が不意に止まり、ひときわ強くゲドを締め上げた。
「くっ・・・・・・・・」
ゲドはその刺激をこらえきれず、クイーンの中に精を放った。
彼女の膣は少しでも多くを搾り取ろうとするように痙攣を繰り返す。
ゲドは塗れた肉棒をクイーンの身体から引き抜くと、荒い息のまま
藁布団に身を沈めた。
耳元でクイーンが小さく笑う。
「なんだ」
「ご大層な啖呵を切った癖に、不甲斐ないよ」
「・・・・・・・・・・満足できなかったのか」
「冗談さ。それより、あいつらの所に行ってやらないとね・・・・」
「そうだな」
そう答えたものの、ゲドはなおも少しの間起きあがろうとはしなかった。
154 :
85:02/08/25 03:00 ID:dAgjIGQE
服を身につけ、剣を握って部屋を出たゲドを迎えたのは、
隊員達の好奇の視線だった。
「どうした」
ゲドは相変わらずの平静さで訊ねる。
「大将も隅におけませんなあ」
エースがにやにや笑いを浮かべながら延びをする。
「どういうことなんだ?ゲドもスケベなのか?」
「むっつりスケベってやつだな。男らしい俺と違って陰湿だ」
アイラに答えるエースの背を、今部屋から出てきたばかりのクイーンが
力一杯どつく。
「あんたは男らしいどころか、まるっきりサルじゃないか」
エースが悲鳴を上げて抗議する傍らで、アイラが首を傾げる。
「むっつり?ジャックもそうなのか?」
「いや、おれは・・・・」
「・・・・行くぞ」
ゲドは何事もなかったかのように階段に足をかける。クイーンがそれに続き、
残りの者たちも急いで後を追った。
155 :
85:02/08/25 03:01 ID:dAgjIGQE
連続投稿エラー食らって焦りました。
長い上なんだかなあでもうしわけありませんです・・・。
それではジャックに射殺されない内に脱兎のごとく退散。
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
待っててよかった!
すっごくいいです!!
158 :
名無しさん@ピンキー:02/08/25 06:39 ID:ZEqGQIGP
>>85 スバラシー!!ハァハァの連続です!!
できれば今度はヒューゴとリリィをおながいします
159 :
sage:02/08/25 06:40 ID:ZEqGQIGP
ageてしまった逝ってきます
>>85 神降臨!
ありがたやありがたや
言葉責めのお上手なゲドに(´д`;)ハァハァ
161 :
名無しさん@ピンキー:02/08/25 11:53 ID:O4WobHxk
エロイ!えろくて…ハアハア
あの…鬼畜でルカ×ジルの近親を…
いや、なんでもないっす。
162 :
85:02/08/25 13:28 ID:LpF/t8Mf
ありがたいお言葉痛み入ります。
この程度の駄文でもよろしければ、また頑張って書いてみたいと思いますです。
その前に自分の限界を強く感じたので、しばらくは毎夜エロサイト巡りをして
いろいろと磨こうと考えてますです。
当方女ですので女攻めは書けそうな気はしますが鬼畜はちょっと無理そうです。
次書くとしたらリリィ×ヒューゴのお仕置きプレイあたりで・・・・。
って男性の方はあまりそういうのって萌えないでしょうか。でしたら考え直します。
>160
大将、天然ボケにしては度が過ぎると思ったら、言葉責めだったのですね・・・・。
納得しました。
163 :
30:02/08/25 13:57 ID:qrpC3Ldc
85さん乙です!
ゲド隊の出刃亀っぷりがイイ!
私には鬼畜ブライト兄妹は無理です。
…というか私は書けないが軍曹を書く強者はいないものでしょうか(w
…ゲド隊大将Q以外のあるカプ書きますた。
需要ありますか(ボソッ
165 :
名無しさん@ピンキー:02/08/25 22:46 ID:HTusLQ2E
遅レスでスマンが
11さんのルシア×ジンバ・・・・・・
や ら れ た
あなたは解かっていらっしゃる・・・見事にツボにはまりますた
今夜はこれでハァハァ
>>85 さりげなくアイラを連れ出す
ジャックの描写に萌え死にそうでつた・・・ハァハァ
神だ、あなた神だよ…
良スレ保守
シーザー×アップルとか書いてみたけど………
需要はあるのか〜…
169 :
名無しさん@ピンキー:02/08/26 21:21 ID:W9uq3StK
>168
ある!!!
つうかありすぎます。今クリスのカップルとシザアプは激ハマリ中です。
是非おながいします。
すんごく待っています。
170 :
168:02/08/26 21:33 ID:D5Hfx/hK
へたれなのでとりあえず途中までうpします。
希望あれば続きって事で…(激弱気)
外は既に仄暗かった。
吹きすぎる風が冷たくて、アップルは少し首を竦める。
早く部屋へ戻らなければ、折角風呂に入ったのが台無しになってしまうだろう。
そう思って少し足を早めて、甲板から船内へと降りた。
「アップルさん」
部屋の前でシーザーが声をかけてきた。いつも眠そうな瞳が、暗さのせいで更に眠そうに見える。
「何?」
セバスチャンが廊下の灯火を点けて回っている。
人の顔も判別しにくいほど夜は近づいてきていた。
「中、入っていい?」
言いながら少し扉の開いた部屋を覗き込むシーザーの頭を、アップルは軽く小突いた。
室内に入ることを許可されたシーザーは、のろのろと歩いてベッドへぽすん、と腰を下ろした。
「それで、何の用なの?」
アップルが濡れた髪を軽くタオルで拭きながら、ちらりとシーザーの方へ目線を向けたが、部屋の中は暗い闇で
表情は分からなかった。
明かりを点けようと、ベッドサイドのランプに手を伸ばした瞬間、その腕をシーザーが捕らえた。
「シーザー?」
「点けなくていい」
いつになくそれが真剣な声だったので、アップルは少し驚いて、手を引っ込めようとした……
が、シーザーの腕をつかむ力は強く、彼女の手を捕らえて離さない。
「シーザー、離しなさい……っ?」
いつものように注意しようとした途端、ぐいと身体が引っ張られるのを感じた。
気付くと、ベッドの上だ。
「いつもアップルさんはそうやって、俺を叱るよね」
仰向けにシーツに押しつけられる。覆い被さるように覗き込むシーザーの表情は見えない。
外れかけた眼鏡が彼の手によって取り払われたから。
表情は分からなかった。
明かりを点けようと、ベッドサイドのランプに手を伸ばした瞬間、その腕をシーザーが捕らえた。
「シーザー?」
「点けなくていい」
いつになくそれが真剣な声だったので、アップルは少し驚いて、手を引っ込めようとした……
が、シーザーの腕をつかむ力は強く、彼女の手を捕らえて離さない。
「シーザー、離しなさい……っ?」
いつものように注意しようとした途端、ぐいと身体が引っ張られるのを感じた。
気付くと、ベッドの上だ。
「いつもアップルさんはそうやって、俺を叱るよね」
仰向けにシーツに押しつけられる。覆い被さるように覗き込むシーザーの表情は見えない。
外れかけた眼鏡が彼の手によって取り払われたから。
「シーザー……?」
「俺の事、子供だって思ってるでしょ」
そう言って、首筋の辺りに顔を埋める。
「っ痛……!?」
次の瞬間痛みが走って、アップルは首を竦めた。
首筋を噛んで付いた痕を舌でなぞり、耳もとでシーザーが囁く。
「俺がどんな目でアップルさんを見てたか、知らなかったでしょ?」
「な……んんっ!!」
突然唇を塞がれて、驚いた所を見透かしたように侵入する舌に絡め取られた。
そのまま、思う存分口内を貪られ、息苦しくなった頃ようやく解放される。
「不意打ちは戦略の基本……ってね」
彼の顔はぼやけていて見えないが、笑っているのだろう。そういう時の声だった。
息つく間もなしにそのまま服に手をかけてくる。今更にどういう自体なのか理解したアップルは、必死で抵抗を試みた。
起きあがろうとするものの、シーザーは全体重をかけて彼女を押さえこんでくる。
アップルが子供だと思っていようが何だろうが、シーザーは立派に男性で、力では勿論かなわなかった。
「大人しくしててよ……痛いことはしないからさ」
あやすような声色で、押さえつけたまま服をはだけさせた。
「や、やめなさ……っ!」
闇の中に浮かび上がった白い乳房をそっと手で包み、彼女の反応を確かめた。
「シーザー…ッ!!」
(アップルさんの事だから……旦那さんと別れてから、してなかっただろうと思ったけど…)
それにしても反応が過敏で、シーザーは思ったよりも興奮していた。
「…っ…あ」
あらわになった胸の、尖った先端を口に含むと、それだけで頭上の彼女の口から微かに声が漏れていた。
声を出してしまってから、ハッと気付いた様子で口を閉じる。
彼女は、30過ぎとは思えない時がある。旦那までいた癖に、反応はまるで奥手な女の子みたいで。
「シ、ザ……っ、やめ……っ、ぁ…ぅっ」
口の中で突起を転がす度に、ひくひくと反応を返してくる。
抑えている筈の声も、段々と艶めいて大きくなってきていた。
「気持ちいい?アップルさん……」
彼女に抱いていた気持ちは、尊敬と愛情の入り交じった感情で。
時折酷く寂しげな表情をする事のある彼女の心の空白を、埋めてあげたいと切に願っていた。
「や……ぁあっ…んっ!」
否定するように首を振っても、上がる声はどうしようもなく甘く、久々に感じる快感は、ゆっくりとアップルから理性を奪っていく。
一旦愛撫を止めて、顔を覗き込む。目尻には涙が滲んで、頬が赤く上気していた。
「私…みたいな…おばさんを、からかって…どうするのよ」
まっすぐ視線を送るシーザーから目を逸らして、アップルは震える声で呟くように言葉を零した。
「俺は、アップルさんが好きだよ」
そう言って、更に彼女の服を脱がせていく。
(アップルさんを放って浮気なんかしてた旦那なんかには負けないくらいに……)
心の中でそう付け加えて、舌で突起を弄り回しながら、手を下の方へ伸ばす。
「だ、ダメ……っ!!」
流石に身を捩って抵抗するのを、力任せに押さえつけた。
そっと秘部に指を伸ばすと、しっとりと湿っていた。そのまま下着越しに撫でるように弄くってみる。
「…ぁっ…あ、ん、ふぁ……っ」
声を押さえたいのか、シーザーの胸に必死でしがみつくアップル。
同時に舌で胸を攻める。更に嬌声は大きくなって、彼女の身体は快楽に震えていた。
快感を煽るようにゆっくりこねまわすと、ヒクヒクと震えながら身体を縮こまらせる。
「シー、ザっ…あっ…だ、だめ……イ…っちゃ…ぁっ」
「早いね……アップルさん。いいよ…イっても」
「…だ、め…って……あ、…ぁぁ……!」
下着を膝のあたりまで下ろし、直接濡れているソコに触れると、ビクッとアップルの背が仰け反った。
「……久しぶりだもんね、まだ足りてないでしょ…?」
絶頂を迎えた後のまだ気だるそうなアップルにそう言うと、シーザーは自分の服を脱ぎ捨て、アップルの上に重なった。
で、続く………って事で(逃げ)
なにぶん初めてなので、色々見逃して下され…。
取りあえず文字数制限で省略されてしまったので逝ってきます…
わーシザアプなんてあったのか。
有りそうだなとは思ったけど。
(・∀・)イイ!感じなので是非続きが読みたいでつ。
シザプルいいっすねー。
ぜひ続きをお願いします!!
ありがとうございまつ……
頑張って続き書いてみまつ。
シザップル(;´Д`)ハァハァ
182 :
名無しさん@ピンキー:02/08/26 23:31 ID:92+ccvqy
いい。
シーザーが何か切ない。
是非続きを書いてください。
シザップルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
この2人好きなんで期待してます。がんがってください。
184 :
85:02/08/27 02:04 ID:NspHkuHU
リリィ×ヒューゴ書きました。
が、あまりにバカというか半ばギャグに・・・・。
どうしましょう・・・・168さんが終わった後にうpしていいですか?
あと、画像スレも見て気づいたんですが、ひょっとして私、
あまり男性の方には好まれないようなもの書いてないでしょうか・・・・。
女性ばかりのスレになってしまうのもなにか寂しいので・・・・。
>>184 それは気にしなくても良いと思う。
ここは妄想SSを上げてくれる字書きさんで成り立ってる。
そしてそれを読むのは男女どちらでも構わない事。
感想を書く人間が女性が多いから「女性が多くて・・・」という男性もいるかもだけど
字書きさんからすれば、その感想をくれる人がいないと
書く事がつまらなくなるでしょ?
潤滑なスレ運びが出来れば問題ない。
嫌ならSSだけ読んで感想部分は読み飛ばしてくれれば良いんだから。
画像スレで”神クラス”なんて難癖つけるよりよっぽどマシかと。
ジョウイ・ジョースター氏はどこへいったんだろうか…
188 :
名無しさん@ピンキー:02/08/27 04:28 ID:CaaiASmm
ルックxセラ誰か書いて
189 :
168:02/08/27 08:39 ID:uuKiXFn+
シザプル今日中にうpしますんで、85さん是非リリヒューおねがいしまつー!
相手は誰でもいいからユミィの絡みキボン
191 :
168:02/08/27 14:25 ID:XVgrJklM
続き書き上がりました……(ゼエハァ)
お目汚しですがどうぞ…(汗)
192 :
168:02/08/27 14:28 ID:XVgrJklM
「シーザー…もう…っ」
やめて、と縋るような目が彼を見つめる。
「駄目だよ、アップルさん……もっと気持ちよくならなきゃ…」
(そうなる権利が貴女にはあるんだ。)
指を二本、彼女の中へゆっくり押し込む。
「……っく…ぅ」
侵入してくる異物感に、身を固くするアップルに口づけて。
「息吐いて、アップルさん……もっと楽にしないと、辛いよ」
「…そ、な、無理……言わない…で」
中でクッと指を折り曲げてると、ビクッとからだが跳ね上がった。
「ぁうっ!!」
「ここ……いいの?」
「あッ、や……ふぁぁ…っ……く、ぁうっ…」
ぐりぐりとソコを指で押すと、蜜がとろとろ溢れ出す。
「んんッ!ぅ、…ぁああっ…!」
必死に声を抑えようとする姿が可愛いな……と感じた。そのまましばらくそこを攻め続ける。
そのうちまた身体が微かに痙攣を始める。指をそっと引き抜いて、替わりに自分のものをあてがった。
193 :
168:02/08/27 14:30 ID:XVgrJklM
「ちょ、や……、め…っ!!」
彼女の制止の声は届かず、ゆっくりと中に侵入する。
「ぅ、ハッ…く……ぁ」
指とは比べ物にならない圧迫感に、久しく使われる事の無かった器官が悲鳴をあげているように感じる。
「楽に……してって、ほら…」
シーザーも少し辛そうな表情で、腰を進めながらアップルの胸に愛撫を施す。
「んっ、ぁ……ぅ、はぁ…」
途切れていた快楽がまた顔を覗かせる。芯をとろけさせるような感覚が、胸から全身へと広がっていく。
その感覚にアップルが気を取られているうちに、シーザーは再奥まで侵入を果たした。
胸の飾りを舌で転がすのは止めないまま、彼女の背中と腰を抱くように手を伸ばす。
「アップルさん…動くよ…」
「ま、待って……ふぁっ…!」
ズン、と突いたそこが飛び上がる程の快感を紡ぎ出して、ヒクッと身体が反り返った。
194 :
168:02/08/27 14:34 ID:XVgrJklM
「ん…気持ちいい……アップルさんの中、熱いや…」
「ふぁあ!…な、何…言って…ぁ…んっ!!」
突かれる度に声が上がって、まともに喋ることも出来ずにシーザーにしがみついた。
「アップルさん……っ」
いつもの気の抜けた声とは違う、熱っぽい声が耳もとで聞こえる。
荒い息づかいと粘膜の触れ合う音がやけに大きく響く。
「シ、シーザぁ…っ…も……だめ…ぇえっ」
アップルの背がこれ以上ないくらいに反り返る。更に強く突き上げた。
「ひぁっ…あ、ああああぁぁっ…!!!!」
195 :
168:02/08/27 14:35 ID:XVgrJklM
すっかり日は落ちて、窓の外に星が見える。
「……どうして、こんな事したの?」
そう背中越しに問いかける声は、何時も通りの音色で、それが少し痛々しく思えた。
「寂しそうだったから……」
「え?」
「アップルさんが、寂しそうだったから」
上半身をひねって振り向いたアップルの瞳を見つめる。
それは不思議そうな色をたたえて揺れていた。
「私が……寂しい?」
予想外の事を言われたような驚き方に、逆にシーザーの方が驚いてしまった。
「もしかして、自分で気付いてなかった?」
彼女はしばらく思いめぐらすような目をして、初めて気が付いたように頷いた。
「そう…私、寂しかったのね」
しみじみと言うアップルに、とうとう堪えきれなくなったシーザーは笑い出してしまった。
「ぷっ……あははは、アップルさん、鈍すぎ……!!」
196 :
168:02/08/27 14:37 ID:XVgrJklM
「な、なによぉ」
腹を抱えて笑い出すシーザーを見て、彼女は不機嫌そうに頬を膨らませる。
ようやく笑いを押し込めて、不意にシーザーは真顔になった。
「でも…そう言う理由をつけて、ただアップルさんをああしたかっただけかもしれない…」
ごめん、と済まなさそうな顔で呟くシーザーの手を、そっと握る。
「……そんな事無いわ、きっと」
「え?」
昔、マッシュにもシュウにも言われた事を、アップルは思い出していた。
……お前は、感情を押し込めすぎだと。自分で自分の感情が分からないほどに、押し込める必要は無いのだと。
「シーザー、あなたも…」
自分を分かってくれる人が、そしてやり方は未熟でも、欠点を指摘してくれる人がここにも居たのだと、彼女は感じた。
197 :
168:02/08/27 14:38 ID:XVgrJklM
そして微笑んだ。
「??……アップルさん?」
「ありがとう」
「は???」
自分にあんな事をされたのにお礼を言うなんて訳が分からない、と言った様子で聞き返すシーザーに、くすくす笑いでアップルは応えた。
「何なんだよ、アップルさん〜〜」
「ふふふ、秘密よ……」
くすくす笑いながら、いつしか彼女は深い眠りへと落ちていった。
(シーザーは、私を寂しくさせないでくれるかしら……?)
眠りに落ちる際にそんな事を考えたアップルの寝顔を見つめる、複雑な気分のシーザーを残したまま…
end
198 :
168:02/08/27 14:41 ID:XVgrJklM
1人称と3人称が混ざりすぎで読みにくく申し訳ありません!
アップルへの愛を上手く生かし切れない自分のヘボさにただ涙。
というワケでヘタレ過ぎな自分は逝ってきます……
168さん逝かんで下さい〜。
シザアプ萌えです。萌エ。
200 :
85:02/08/27 20:14 ID:AXI+Zf85
「バニラアイスがなかった、ですって?」
半分飲みかけのアイスティのグラスをトンとテーブルに打ちつける。
青い上着は肩にかけただけで、襟元を開いた白いブラウスが
ノーブルな身体の線を覆っている。
「申し訳ございません、お嬢さん。なんでも、アイスのレシピは
持っていないとのことで・・・・そのまえに、人前でその格好は
いかがかと思いますが・・・・」
困ったように頭を下げるサムスに、リリィはいつもの調子で文句をつけた。
「なによ、ここの料理人はレシピがないと料理ひとつくれないの?
料理人だっていうならレシピの100や200ぐらい覚えてなさいよね!!」
「ええ、まあそうなのですが・・・・あの、せめて人前では
下着が見えるような格好は・・・・」
「何よぉ。いいじゃない、暑いんだもの」
とばっちりを受けないように視線をそらしたリードの目に、
風呂から上がってきたばかりのヒューゴがうつる。
「あの、ヒューゴさん・・・・倉庫にアイスのレシピはないですか?」
「え?」
唐突にたずねられて、ヒューゴは答える前に考えてしまう。
その顔に、リリィは手にしていたグラスの中身を浴びせかけた。
「何するんだ!」
アイスティまみれにされたヒューゴはさすがに不機嫌になった。
が、下着にブラウスを着ただけの格好に思わず横を向いてしまう。
リリィは構わずヒューゴの胸に指をつきつけた。
「大体あなたがアイスのレシピを手に入れてこないから悪いのよ。
あなた英雄なんでしょ?怠慢だわ!!!」
201 :
85:02/08/27 20:14 ID:AXI+Zf85
「おれはレシピを集めるために戦ってるわけじゃない!」
「レシピぐらい集められなくて英雄になれると思ってるの?
英雄っていうのはいろんな人の心を掴まなきゃなれないのよ。
紙ペラ一枚集められない人に人の心が集まるわけないじゃないの!」
よくわかるようなわからないような理屈である。
「あんたのわがままの為に英雄になったんじゃないんだ。
アイスのレシピが欲しければ、アイクさんに頼んで在処を調べてもらえばいいだろ」
「な、な、なによその言い方!」
湯上がりでもともと上気していたリリィの顔が、怒りのせいでさらに赤くなる。
「あの、お嬢様、なにか他のものでよければ・・・・」
おそるおそる訊ねたサムスに向かって、リリィは叫んだ。
「お仕置きよ!」
「お、お嬢さん・・・・?」
サムスの脇でリードが額を抑える。「またか」
「お仕置き?」
ヒューゴがむっとして顔をしかめる。「何様のつもりなんだよ」
「お嬢さん・・・・」
困り顔のサムスを後目に、リリィはつかつかとヒューゴに歩み寄ると、
思い切り平手打ちを見舞った。
「あなたのそういう態度が気にくわないの」
突然の成り行きだったが、さすがにこれには腹を立てたヒューゴが
少しは痛い目を見せてやろうと身構える。
202 :
85:02/08/27 20:14 ID:AXI+Zf85
「リード?」
リリィに顎で合図され、リードはヒューゴの背後から足払いを食わせた。
さすがにそこまで予想していなかったヒューゴが、もんどり打って倒れる。
「何するんだ!」
リリィが指を鳴らすと、起きあがろうとしたヒューゴの耳元で鈍い音が
二度響いた。
「悪いな、ヒューゴさん」
リードは愛剣の柄から指を解きながら呟いた。
ヒューゴののど元で、床に突き立てられた2本の剣が交差している。
一方はリードの、もう一方はサムスのものだ。下手に身動きしようものなら
怪我をせずにはいられないだろう。
ならば、とヒューゴは右手に宿る紋章に意識を集中した。
が、その前にサムスが水の紋章の詠唱を終え、印を結ぶ。
「これで紋章はつかえないわよ?」
リリィは勝ち誇って宣言した。
「くそっ・・・・」
「それじゃ、あなた達は邪魔者が来ないように見張っててちょうだい」
「ちょっとちょっとお客さん、困るんですよ!」
それまで目の前で繰り広げられる騒ぎに呆然としていたゴロウが、
慌てて止めに入った。「せっかく磨き上げた床なのに、
傷なんてつけられたら、他のお客さんが・・・・」
「まぁまぁ、そう叫ばずに」
サムスが適当にゴロウをなだめるふりをしながら、彼を番台の外へと引っ張り出す。
その背中を押しながら、リードが振り返った。
「お嬢さん、あまり・・・・その・・・・しないでくださいね?」
「あなたたちこそ聞き耳たてないのよ!」
203 :
85:02/08/27 20:15 ID:AXI+Zf85
適当に返事を返す二人をリリィが見送っている間に、
ヒューゴは手を伸ばしてのど元の剣を抜こうとした。
その手をリリィが鞘に入ったままの剣ではたく。
「悪い子の癖に悪戯しないの」
「ふざけるなよ!おれが悪い子だって?」
「そうよ。すごく悪い子だわ。生意気だし道案内は下手だし
私がいないあいだに勝手に炎の英雄になってるし
アイスのレシピは見つけられないし!」
「そんなの勝手だろ」
「そういう言い方!まったく、気にくわないわね!親の顔が見てみたいわ」
「・・・・いや、しょっちゅう見てるじゃないか」
「ごちゃごちゃうるさいのよ!もう、黙りなさい!」
リリィは鞘の先でピシリとヒューゴの股間を打った。
「!!」
慌てるというよりは愕然としているヒューゴを見て、リリィは満足そうに頷いた。
「あら、結構かわいいところあるじゃないの」
鞘で服の前垂れをはね上げ、布の上からふくらみをなぞる。
「変なことするな!」
「ひょっとして、まだ女の子を抱いたことないの?
そうでしょうね、あなたみたいな気の利かない男の子は、
どう考えてもモテないわよね」
ヒューゴが身勝手な言い分に抗議するか、邪魔な剣に手をかけるか迷っている内に、
リリーは彼の膝の上に馬乗りになっていた。
204 :
85:02/08/27 20:15 ID:AXI+Zf85
「あら、割と立派ね。子供なのに」
服ごとモノを握られ、ヒューゴは喉の奥から漏れる息を必死でかみ殺した。
リリィはそんなヒューゴの様子ににっこりと笑うと、彼の腰ひもを解き
下着ごとズボンを足首まで引き下ろした。
「なんのつもりだ!」
「教えてあげるわ」
リリィは答えて剣を床に置くと、その手でヒューゴのモノを愛撫し始めた。
じゃじゃ馬とはいえ名家の令嬢だ。普段は手袋に包まれている指先は柔らかく、
強く握られても痛み以上に甘い感覚が残る。
「いったい、何を・・・・」
のど元の剣のことより、少しずつ熱く堅くなっていく男根に気をとられ、
ヒューゴは呟いた。リリィはそんなヒューゴの反応が楽しいのか、
なおも慣れた手つきで刺激を加えていく。
屹立した男根から透き通った液体が流れだした。
「グラスランドの人たちって本当に野蛮人なのね。
この歳になってもきちんと子供に異性の扱いを教えないなんて」
ヒューゴの頭に電撃が走ったのは、決して愛撫のせいばかりではなかった。
我に帰って両手を伸ばし、床に刺さっていた剣を2本まとめて一息に引き抜く。
それを遠くに投げ捨てる音で、リリィは手を止めた。
205 :
85:02/08/27 20:16 ID:AXI+Zf85
「なによ、何が気に入らないの?」
「なにもかもだ!」
ヒューゴは身を起こして叫んだ。「そこをどけ!」
「いやよ」
そう答えるリリィの顔を見れば、むっとしているのはすぐわかった。
「だいたい、わたしがどいたとして、これをどうするつもり?」
ヒューゴが逃げるまもなく、リリィは彼の分身の付け根をぐっと握った。
「くはっ!」
それだけで自分が熱くなるのがわかる。「やめろよ!」
「カマトトぶるなんて最低。別にいいじゃないの、減るもんじゃなし」
「そういう問題なのか!」
「そうよ。だからもう少しだけおとなしくしていればいいの」
リリィはそういってヒューゴから手を放すと、立ち上がった。
じっとりと塗れた下着が、嫌でも床に座ったままのヒューゴの目に入る。
リリィはその下着を脱ぎ捨てると、ヒューゴの腰の上に身を落とした。
「えっ?」
ヒューゴが止めるまもなく、自らの花弁の中にヒューゴのものをくわえ込む。
「はぁっ・・・・」
目を細めて漏らした声が意外にもかわいらしくて、
ヒューゴは思わず彼女の顔を見つめた。
「そんなのじゃ、やりにくいわ。寝なさい」
リリィはヒューゴの胸に両手を押し当て、彼をその場に横たえさせた。
男根を包んで締め付けるリリィの感触があまりに刺激的で、
ヒューゴの意識は腰のあたりだけに引きつけられていた。
206 :
85:02/08/27 20:16 ID:AXI+Zf85
リリィが好き勝手に腰を動かすたびに、それまで知らなかった快感が
ヒューゴの身体を走る。
「ん・・・・あっ・・・・んふ・・・・ふぁ・・・・」
リリィは甘い声を上げながら、しつこくヒューゴの身体に自分の腰を
押しつけていた。彼女が動くたび、愛液がヒューゴの股間にまといつく。
少しずつその感覚に慣れてきたヒューゴは、リリィの姿を見上げた。
汗ばんだ彼女の肌に白いブラウスが吸い付き、胸と乳首の形がはっきりと見える。
喘ぎながら首を振ると長い赤毛が頬に張り付き、上気した頬や開いたままの口元は
赤みを増している。
いつものリリィなら絶対に見せない表情だ。
もっとよく見ようと身体を動かした途端、リリィがその刺激に声を上げて
身体をのけぞらせた。
「あはっ!」
長い髪が流れ、ブラウスの下の胸が揺れる。
ヒューゴはリリィの両腕を掴むと本能のまま繰り返し彼女を突き上げた。
「ひっ・・・・はぁ・・・・ぁんっ・・・・」
リリィの口から悲鳴にも似た嬌声が漏れ、ヒューゴの腕に絡んだ指に力がこもる。
彼女の腰の動きが速く激しくなり、ヒューゴも自分が何かに達しようと
していることを感じた。
「ぁあっ・・・・イく・・・・もう・・・・くっ!!!」
もう一度リリィを突き上げると、ぎゅっと締め付けられるような快感のあと、
熱いものがはき出されるのが感じられた。
リリィの指がゆるむ。
潤んだ目でゆっくりと倒れかかってくるリリィの身体を抱き留めると、
ヒューゴはブラウスの前を開いてリリィの乳房に手を伸ばした。
207 :
85:02/08/27 20:17 ID:AXI+Zf85
「もう一度、お風呂はいるわ」
自分の身体にこびりついた白濁液を指でぬぐいながら、リリィは呟いた。
「おれも・・・・」
「お嬢さあん、もう気がすみましたかぁ」
外からリードの声が聞こえてくる。
「なによあなたたち、聞いてたのね?」
リリィが途端に不機嫌になる。
「聞こえますよ、そりゃ・・・・」
「じゃあ私、またお風呂にはいるから。上がるまでにメロンシャーベット買ってきて」
「・・・・ま、またですか・・・・」
サムスのため息混じりの声は無視して、リリィはさらに付け加えた。
「あと、着替え取ってきて。汚れちゃったわ」
床に散らかされた服をそのままで湯船にむかうリリィに声をかける気力もなく、
ヒューゴはあきれて見送るだけだった。
208 :
85:02/08/27 20:17 ID:AXI+Zf85
以上、予告通りリリィ×ヒューゴですた。お目汚し失礼。
>185さん
んー、女性の萌え心にしか訴えないのであれば、
それは萌え小説であってエロ小説とはいえないと思うですよ。
女性は脳で感じる生き物だから言葉でいくらでもだませる。
エロっていうのははもっと即物的であるべきじゃないかと。
この所カップリング先行の発言も多いみたいだし、
書いた自分でもなにかが違う気がして・・・・。
真のエロを学ぶために修行にいてきます。
エロパロっていうのは、とどのつまりはどうなんでしょうか?
やはり「エロ」パロという事はエロ小説公開の場であって、
エロもあるけども萌えメインなカップリング小説とかは趣旨と外れてしまいますか?
実際、自分は「エロパロに書くのだから」とエロをなるべく長くしてみた(笑)
つもりなんですが、まぁ長けりゃいいってもんでもないでしょうけど(苦笑)。
ルック×ビッキーなんかは好評頂けて本当に嬉しかったんですけども
完全にカップリング勝ちかな、という感じですよね。
意外やここに来ている方がるくびきファンが多かった、と
(巷で多いのは知ってますし、私も好きだから書いたんですが)。
今日ここ覗く以前から密かに思っていたのですが、やっぱりなぁ…と。
自分の書いた話には余計な一文が散乱していて(苦笑)どう見ても
女が書いたとしか思えない文章ですし、それは萌え小説であって
このスレの趣旨とは違うのかな、と。
まとまりなく書き散らして済みません。
つまるところ、どうなのかな……って思ったもので。
荒らし扱いのシカトでも構いませんので……。
別にどうでも良くないか?
自分のイイと思ったものを
ウプして自分のイイと
思ったものを読むだけで。
難しく考えんなよ。
28ってなんか根暗・・・
エロを含む萌え小説とエロ小説なんて紙一重だろ。
カップリングになってしまえばそれだけで萌えを感じる人もいるし。
好きなキャラのエロならそれで即萌えの人だっている。
難しく考えてエロ(官能)を書くならパロディなんてやらずに
オリジナルでキャラのバックグラウンドとか関係なくやって行くしかないと思う。
85さん、まだ前半なのに萌えすぎて堪らないよ〜
ありがとうありがとう(涙)
リリィ萌えなのでもう幸せで逝きそうだ。
↑あっ、今自分が読んでいるのが前半ということなのですスマソ。
続きはこれから読みます。
男の職人さんって、
11さんと前スレの腐れSS書きさんだけではないかと思ふ。
断言はできないが、なんつーか・・・話のテンポとエロシーンのテンションが違う(w
あくまで一例だけど、前スレの11さんの2主×ナナミは100行以上エロシーンだしw
女性の方が書く作品は全体的に上手くまとまっている印象。
それはそれで「上手いなぁ」と思わせられるので、
あまり深く考える必要もないかと。
同じSS書きとして悩む気持ちもわかりますが、
読み手は書き手ほど気にしていないと思います。
しがない野郎の独り言でした。
エロで抜けるのももちろんいいが(つーか絶対条件)、
文章力とキャラ描写で納得させられるともっと(・∀・)イイ!!
そのためにエロの比重がちょっと下がっても、
エロだけ見せられるよりはお得感は上だと思っていまつ。
だからもう、評価はともかくバンバンアップしてくれ。
きついようだが、書き手の愚痴や言い訳を読みに日参してるんじゃないし。
>>216 う、申し訳ない・・・
当方、女だったりします(w
219 :
216:02/08/28 17:16 ID:RLWKWTP0
そ、そうですか・・・すんません。
やっぱり推測でもの言っちゃいけないな・・・反省。
220 :
399:02/08/28 22:18 ID:Amj5CvZJ
漏れは女でも男でも一向に構いません。
どんどん書いてうpしてください。
腐れSS書きさんの作品大好きなんで、また何か書いたらうPしてくだい(w
220ですが、上の399は消し忘れなんで関係ないです。
ここはサイコ―だな!誰か、神職人さんの中で
ルック×セラ書いてくれる人いないか?激しくキボンなんだが。
潔癖症カップルエロ(;´Д`)ハァハァ
どなたか、ヒューゴ×ベル、坊ちゃん×カスミ、をお願いします・・・・
職人様、マイク×サナエ陵辱モノを激しくキボンします。
キスすると眼鏡があたってカチカチ…たまらん(;´Д`)ハァハァ
父と母に罪悪の念を抱きながら、次第に快楽に溺れていくサナエたん…(;´Д`)ハァハァ
物音に気付き、俺は目を覚ました。
重たい身体を起こし、一つ溜息をつく。
カチャカチャと装具を身につける金属音が聞こえる。
音のしたほうに視線をやると、先ほどまで隣で眠って居た彼女の姿があった。
「もう・・・行くのか?」
赤いマントを翻し、部屋を出て行こうとする彼女に声をかけた。
「ええ、皆が待っているから。」
彼女は振り返ることなく、扉を開け歩いてゆく。
背筋を伸ばし、真っ直ぐを見つめたまま歩いてゆく彼女。
その背中には重大な責任と使命を負っている。
彼女の名前は、オデッサ・シルバーバーグ。
解放軍のリーダーだ。
だが。
彼女だって、一人の弱い女性だ。
強く装っているだけにしか、俺には見えない。
守りたい。
彼女を守ってやりたい。
傷つかないで良いように。
彼女の支えになりたい。
だが、彼女の心には死んだ恋人が残っている。
幾ら抱いても。
愛しても。
時々、俺を通して奴を見ている。
つらかった。
ガチャ。
急に、扉が開く。
其の先には、同じ解放軍のビクトールが居た。
大柄で大雑把で、あまり好かない奴だ。
まぁ、嫌いというわけでもないが。
「よぉ、色男。オデッサが呼んでるぜ?」
「ノックぐらいしろ。」
「まぁまぁ。あの嬢ちゃんもよくやるよな。終わってから直ぐ会議だとよ。」
「黙れ。」
「恋人を放ってまで会議しなきゃなんねーもんなぁ。」
ガッ。
俺の拳がベッドの横の壁を強打する。
パラパラ、と壁から粉が落ちてきた。
「・・・オデッサとは、恋人でも何でもない・・・。」
そう、彼女との関係は恋人ではない。
リーダーと、解放軍の兵士。
そして、抱くのは性欲処理のため。
・・・表向きは。
俺の形相を見て、ビクトールは苦笑する。
「おー、怖ェ。悪かったよ。冗談だ。」
「当たり前だ。」
「まぁ、嬢ちゃんが呼んでるってことは伝えたぜ?」
「ああ。」
ビクトールが扉の向こうに消える。
『恋人ではない』
自分で言ったその言葉が、心を締め付ける。
彼女の心の中には死んだ夫、アレキスが居る。
愛しても愛しても。
彼女の『恋人』になることは、叶わぬ願いなのだ・・・。
俺は痛む胸の内を隠し、青いマントを纏った。
其の晩、彼女は俺の部屋へ来た。
いつもと変わらぬ顔で。
『性欲処理』のために。
わかっていた。
彼女の心の中。
表向きは『フリックの性欲処理のため』とか言っているけれど。
抱いている間中、彼女は「好き」と繰り返す。
俺とアレキスを見つめている。
『恋人』にはなれないけれど。
好きという気持ちを、抱く事で少し癒す。
お互いに。
始まりは、いつも軽いキスから。
「フリック、くすぐったい・・・。」
くすくす、と笑う彼女の顔。
女の子の顔だ。
いつもの気負っているリーダーの顔では無い。
その顔を見たくて、俺は更にキスを繰り返す。
段々、深いキスになってゆく。
「・・・ん。」
彼女が舌を受け入れたと同時に、俺は口内を貪ってゆく。
広がる甘い味。
「オデッサ、甘い・・・。」
「そう・・・?」
唇を離すと、今度は彼女が唇を蔽ってくる。
上唇を舌でなぞり、舌を侵入させてきた。
抱きかかえていた腕を、胸に滑らせる。
服の上からでもわかるくらいに、彼女の胸のしこりは固くなっていた。
「ん・・・ふっ。」
甘い声が漏れる。
もっと、其の声が聞きたくて、俺は胸の膨らみを揉みしだく。
親指と人差し指でしこりを摘むと、ビクンと身体が反応していた。
「オデッサ・・・可愛いよ。」
塞いでいた唇を離し、舌を首へと滑らせてゆく。
甘い香りが鼻腔をついてきた。
立っているのがつらくなったのか、彼女はベッドに腰を下ろした。
「フリック、もう大きくなってるの・・・?」
彼女が指摘した『ソレ』は、ズボンの上からでも解るほど膨張していた。
「オデッサがあんなキスしてきたからだ。」
「私のせい?」
くす、と彼女が笑う。
「そう。責任、取れよ・・・?」
ぴちゅ・・・。
卑猥な音が耳に届く。
生暖かい彼女の口内が俺のモノを咥えこむ。
懸命にしゃぶる彼女の中で、更に膨張していくのが自分でもわかった。
「オデッサ・・・上手だよ。」
「んふ・・・っ。はむっ。」
髪を撫でられたのに機嫌を良くしたのか、また深く咥えこむ。
チロチロ、と舌先で刺激をしてくる。
「うっ・・・。」
「フリックの、大きい・・・。美味しいの。」
「美味いのか・・・?」
「うん・・・。」
息を途切れさせながらも、しゃぶり続ける彼女。
「駄目だ、オデッサ・・・。もう、イッちまう・・・。」
「いいよ、出して。飲んであげる。」
咥えこむ彼女の顔が厭らしく、俺の何かを刺激する。
ビクン!
どぷっ、と俺の中から熱い飛沫が上がる。
丁度口を離していた彼女の顔に飛び散ってしまった。
流れてくるものをぺろり、と舌で舐め取る。
「・・・美味しい。」
其の姿に、俺は再び欲情してしまっていた。
彼女を生まれたままの姿にして、横たわらせる。
白く、透き通った肌。
うっすらと上気して、桃色に染まる頬。
どれもが愛しく思える。
柔らかな茂みに、そっと指を這わせてみる。
「んっ。」
彼女の身体が跳ね上がった。
「どうしたの、オデッサ・・・。」
中心部を触らぬように、俺は外陰部をゆっくりとなぞる。
「や、やだ・・・。ちゃんと触って・・・。」
「まだ、駄目だ。」
「意地悪っ。」
涙ぐみながら、彼女が懇願する。
普段では見れない姿。
「触って欲しい?」
問い掛けると、彼女はゆっくりと頷いた。
芯に人差し指を押し付ける。
「ひあっ!!!」
此処が、彼女の一番感じる場所。
くりくり、と指でこね回しながら、唇は胸の頂点を咥える。
悲鳴に近い声が部屋に響く。
甘く、切ない。
「お、お願い・・・中も、中も触って・・・。」
「指欲しくなっちゃたの?オデッサ。」
「うん・・・。」
素直に頷く彼女の姿。
抱いている時だけは、彼女は素直になる。
気を張る必要の無い時間。
俺はそれを与えてやりたい。
快楽と、愛と共に。
ずぶっ。
彼女の中に指を差し込む。一本、二本・・・。
かき回すたびに、彼女が声を上げる。
「ほら、やらしい音するよ、オデッサ。」
「やぁんっ、やめてフリック・・・。」
ぐちゅぐちゅと卑猥な音を響かせるほど、蜜が溢れ出していた。
「こんなにして・・・気持ちいい?」
「いいの・・・。」
与えられる快楽に彼女の意識は溺れかかっていた。
ずる、と急に指を引き抜く。
「え!?」
いきなり我に戻され、驚きの声を上げる。
「駄目だよ、オデッサ。一人で気持ちよくなるのか?」
「・・・フリック・・・。」
「さ、おいで。自分で中に入れてごらん?」
俺が仰向けになり、彼女を馬乗りさせる。
おずおず、と彼女が俺のモノを握り、自分の中へと沈めていった。
じゅぷ、ぐちゅっ。
腰を打ち付けるたびに、音が聞こえる。
熱い、彼女の膣(なか)。
俺のモノに纏わり付いてくる。
「う、いい・・・。」
「フリック・・・気持ちいいよぅ・・・。」
「オデッサ、俺もだ。凄く気持ち良い・・・っ。」
腰を懸命に動かし、快楽を得ようとする彼女。
揺らぐ胸に手を伸ばし、乳首を摘んでやる。
「あうっ!!!」
ビクン、と身体が跳ね上がると同時に、中も締め付けてくる。
絞られるような感覚にイキそうになるが、俺は必死に堪えた。
「だ、だめ・・・イッちゃう・・・!!」
唇を噛み締め、耐える彼女。ふと、俺が身体をずらす。
「・・・え?」
彼女が一旦息をついた瞬間に、俺は身体を抱え込んだ。
ぐるっ。
身体を翻して、正常位にする。
小さく頬と唇にキスをしてから、深く突き上げる。
「ぐ・・・締まって気持ちいいよ・・・オデッサ・・・。」
「フリック・・・好き・・・大好きよ。」
身体を抱え込みながら、彼女が呟く。
「ああ、好きだ・・・愛しているよ、オデッサ。」
背中をきつく抱きしめ、一番深く挿入する。
「やぁぁん、イッちゃう・・・!!」
「う、イク・・・!!!」
一瞬、彼女の身体が大きく仰け反った。
それに圧迫され、俺は彼女の中に熱いものを解き放った。
白いシーツの波が、二人を包んでいた。
蒼い月の照らす夜。
『恋人』にはなれないけれど。
こうして、お互いを想えるのは幸せなことで。
隣に眠る彼女の髪を梳きながら、俺は窓から月を見上げた。
少しだけ、涙が零れた。
今更気付いたのですが。
漏れ、もしかしなくてもエロのほうが多い・・・。
もしかして、ずっと誰も書かないかもと思ってたカプです。
嬉しい。
フリック切なくてイイ(´Д⊂
「う〜ん、やっぱり着辛いなぁ」
アイラはピンク色の上着をつまんだ。伸縮性のある生地がびよ〜んと伸びる。
本当はこんな洋服なんて着たくなかったが、拒否できない事情があった。
ことの発端は12小隊引きいるゲドがゼクセン連邦首都、ビネ・デル・ゼクセへ行くと言い出したことに始まる。
ゼクセンとグラスランドは現在情勢が緊迫している。
12小隊だけならゼクセンに行くのになんの支障もなかったが、カラヤクランのアイラがいることでこの旅に都合の悪い展開が広がるかもしれない。
せめてものカモフラージュにとアイラは洋服を着ることになったのだ。
不快そうに背中に手を入れて、ぽりぽりと背中を掻く。が、それを阻むものがあり上手く背中が掻けない。
「このぶらじゃーっていうのも何か背中を締めつけるし……カラヤの服の方がやっぱりよかったよ」
洋服着るには女の子はこれをつけなきゃ駄目だよ!とクイーンに力説されて選んでもらったものだ。
下着を買う時、エースは店から追い出されたにも関わらず、エースのお金で買わされたので、二重の意味で泣いていた。
「部屋の中ならいつもの服でも構わないよね」
すぽっと上着を一気に脱いだ時に、ノックの音がした。
「あれ、ジャックどうしたんだ?」
「………………!」
ごんっ!
ジャックが開きかけたドアの角に頭をめり込ませる。耳が真っ赤になっていた。
「ジャックは間抜けだなあ、ドアに頭をぶつけるだなんて」
「……………」
ジャックはドアに頭をぶつけたまま微動だにしない。
「今、物凄い音がしたぞ。頭から血は出てないか?私に見せてみろ」
「…………………大丈夫だ」
大丈夫だと言いつつ、ジャックはドアを頭から離そうとはしない。
「大丈夫じゃないだろう!いいから私に見せてみろ」
「……………大丈夫じゃなくなる、からいい………」
「頑固者だな、怪我でもしていたらどうするんだ!」
アイラがジャックの肩を掴んで振り向かせる。
「………………………!!」
ジャックの顔面が一気に赤く染まる。そして、何も言わずに顔を後ろに背けた。すると、ドアが開きっぱなしなのに気がつき、慌てて女性部屋の中に入りドアを閉める。
ドアノブを握り締めたまま、何故か荒い息をしていた。
「ジャック、人と話す時はちゃんと顔見て話せと子供の時言われなかったか?それとも、どうかしたのか?」
「………………………俺は…………………イヤらしいんだ」
「?」
「…………………………………むっつり、なんだ…………」
「??」
「………………………だから、その格好でいてくれるのはやめてくれないか?……でないと……」
後ろ向きのままのジャックに言われ、改めて自分の姿を見てみる。
白いレースのブラジャーにミニスカートにスパッツ。
「変なのか?この格好が」
「…………………………」
「だったら、今着替える。ちょうど脱ぎたくてうずうずしていたんだ」
そう言ってアイラはブラのストラップに手をかける。慌ててジャックが振り向いてそれを止めた。
「何で止めるんだ?変なんだろう、この格好」
きょとんとしてアイラはジャックを見上げる。
(俺には……変どころか……その、嬉しい格好だが理性が持ちそうにない。
だから俺は頼むから上着を着てくれないかと言うことを言いたかった……アイラは何で全部脱ごうとするんだ?)
ジャックにしてはかなり饒舌だが、心の中で叫んでいるだけなので、アイラにはジャックの考えがまったく伝わっていない。ただ、口をぱくぱくさせているだけだ。
それに、それを話せば、どうしてジャックにとって嬉しいかとか突っ込まれるのが目に見えている。下半身事情とか男心なんてものをどう口に出して伝えればいいかかわからない。
しばらく考えた末に出た説得するための言葉が……
「…………………………男は、狼なんだ……」
「狼か?カラヤの伝説で狼は寂しがりやのいい奴だ。間違って森に迷い込んでしまった子供を猪どもから守ってグラスランドの草原まで送り届けてくれた」
「…………………………」
カラヤとジャックが生きている文化圏とはかなり狼に対しての認識の違いがあるらしい。
ジャックが言いたかったのは、勿論『男は狼のように獰猛で性欲もある、女の子は無防備でいるといつ襲われるかわからないから気をつけろ』ということだ。
(言葉は…………………難しいな………)
もっと即物的な言い方をすればわかってくれるだろうか?
「………………………抱きたくなるから、その格好はやめてくれ……」
「抱き締めるのはカラヤでは親愛の証だぞ。ほら、おまえにもしてやる」
「…………………………!」
ぎゅっと下着姿のままアイラはジャックを抱き締めた。
赤らんだジャックの顔が熟れたトマトの様に真っ赤になり、湯気が出そうになった。
「我と共に旅を共にしている勇敢なる射手、ジャックに風と大地の精霊の加護を」
胸に押しつけられる柔らかな胸の感触に動悸が激しくなる。
アイラは抱くという言葉をそのままの意味として捉えてしまったらしい。
「………………そうじゃないんだ……………」
「精霊の加護のことではないのか?」
昼間のブラス城でのやり取りを考えると、「イヤらしい」とエースに言っていたのはおそらくクイーンを真似しただけだろう。
おそらく、抱く、寝る、押し倒すの意味はそのままの意味として受け止めてしまう。
(アイラにも意味のわかる言葉は何だ……)
ジャックはしばらく黙っていた。そして、ぽんと閃いた。
この言葉ならきっとわかってもらえる。
「アイラ………………子作りだ……………」
「ジャック、おまえ子作りがしたかったのか?」
「…………………………!!」
またも誤解された。
(……違うんだ。子作りしそうになるから、服を着てくれと言いたいのに……)
「いいよ。しよう」
ぽかんとジャックは口を開ける。
あまりといえばあまりの展開だ。
「カラヤでは子作りは大人の誉れ高い行為だ」
「だからって、俺では」
「ジャックの子なら逞しくいい子になる。それに、命を大切に扱ってくれるいい子供だ。今日、鉄頭に襲いかかろうとしたあたしを止めてくれたように」
「…………………………」
ジャックがアイラの部屋を訪れた本来の目的は、昼間ブラス城下でゼクセン騎士に襲いかかろうとしたアイラを止めたことで、アイラが落ち込んでいるのではないかと思ったからだった。
アイラは無くしてしまった村のために敵討ちをしたかっただろう。
『…………俺は、アイラを死なせたくはない』
そう言ったのは本心からだった。その思いから武器に手を伸ばそうとするのを止めた。
「生きていて欲しかったんだ、アイラには」
ぎゅっとジャックがきつく抱き締めた。
「うん。……そう思っていたんだ、カラヤのみんなにも。生きていて欲しかった。だから、鉄頭達が許せなかった。だから、あの時仇が取れれば死んでもいいと思った」
腕の中のアイラの目から静かに涙が零れ落ちる。救えなかった悔しさがそこから溢れていた。
それをジャックはくちびるで拭い取った。ジャックの熱い吐息がアイラの頬を直に震わす。
「死んじゃだめだ………」
「うん……そうだ。……ジャック、……っ、止めてくれて、ありがとう」
ぎゅっと抱き締めかえす。そして、少し屈んでいるジャックにくちづけた。
「ジャック、っ、……しよう?」
嗚咽で震えるアイラをそっとベッドに横たえさせて、ジャックは上着もズボンも脱ぎ、隣のベッドに放り投げる。
包み込む様にアイラに覆い被さった。
ジャックは嗚咽を漏らすアイラの褐色の肌を優しく撫ぜる。
泣いて熱を持った肌がジャックの手に吸いつくようだった。女の身体はこれほどまでに柔らかいものだったんだ。とあらためてジャックは驚いた。
ついばむような優しいキスをアイラに降らせる。堅い金髪がその度に肌に触れ、くすぐったさにアイラは身を捩った。
「くすぐったいよ、ジャック」
ジャックは草の匂いがした。グラスランドの人達と同じ風でなびく草の匂い。
安心できるその匂いに委ねるようにアイラはジャックにその身を任せる。
白いレースのブラもスパッツも邪魔だからと取り払われ、それほど大きくはないが形のいい胸がジャックの手で優しく包み込まれた。
「………ぅん」
無言のままジャックは乳房に指を埋める。押し返されるような弾力があるのに吸いつくようなその感覚は不思議だった。気持ちいい。
つんと立った乳首をこねくり回したり、優しく乳房をなぞったりして丹念にジャックは胸を愛撫する。やがて、アイラもその快感に声を漏らし始めた。
「…………ぁあ……ん」
ジャック自身もアイラに刺激を受ける様に徐々に分身が大きくなってくるのを感じる。
もう既に先走りの液が漏れていた。
アイラの足をM字に折り曲げさせ、秘部を見ると褐色に近いピンク色の花が露に濡れていた。
「……………か?」
「………え!?」
「挿入れて……大丈夫か?」
「…………ぅ、うん………ジャックなら平気」
あまり痛くないように自らの精液で肉棒を濡らし、ジャックはそっとアイラの中心へと入れた。
ぬぷ。
「ひぅ………っ!………い、痛いぃっ!!」
入ってくるものの大きさに、引き裂かれるような痛みにアイラは顔を顰めた。
ジャックは腰を押し進めるのをやめ、じっとアイラの様子を見た。
「…………痛い?」
「う、うん…………」
「……………息吐いて、力を抜いて。しばらく動かないから」
子供を宥める様に何度も何度も頭を撫ぜる。
しばらくして痛みが薄れてきたのでアイラはジャックの白い背中に腕を伸ばす。
「もう、大丈夫。痛くないよ」
「………痛かったら、言うんだ」
こくりとアイラが頷いたのを確認し、ジャックは再び腰を動かし始めた。
膣内はまだ、開かれてはなく拒絶する様に締め付けてくる。
一方、アイラの方はまだ少し痛みは続いていたが、我慢できないことも無い。
やがて、引っかかるようなものを感じたが、ジャックはそのまま腰を進める―ぷつりと音がした。
「大丈夫か?」
こくこくと黙ってアイラが頷く。息を止めて歯を食いしばり必死に耐えているようだった。
ジャックは無言でアイラの鼻を摘む。
「…………っ!ぷはっ!ヒャック、ふぁにふるのふぁ!!」
「………息を吐くんだ。身体が強張っていると痛いだけだ」
ぶーたれながら渋々言われるとおりにする。
ジャックを締めつける力がふっと緩む。それを見計らって腰を浅く引いて最深まで突き刺した。
「あああああああああっ!」
「やはり、駄目、だな」
そう言ってゆっくりとジャックは腰を引いた。だが、アイラはジャックの腕を掴んで止めた。
「……だ、いじょうぶ。いいから、お願いだから動いて」
緩やかにジャックは動き始めた。じゅくじゅくと淫水が漏れる音がし、だんだんと中を押し進めるものが堅く大きくなってくる。
アイラも最初は痛がっていたが、熱いものが結合部から押し寄せて全身に広がってくるのを感じた。より、感じたいためにジャックの首に腕を絡ませて密着させる。
「んぁ……っ、ぁ、……」
だんだんとジャックの腰の動きが速くなってきて、浅く出し入れされていたものがより深く突き入れられた。
安物のマットレスもその動きに合わせてぎしぎしと軋む。
彼の動きに伴い目の前が霞かかってきたようになり、変に熱いものが襲いかかってくる。
「ぅ……、ふっ……ぁあん、じゃ、ジャック……何かっ、ふ、わふわして、変な感じがくる!」
ジャックも苦しげな声を漏らした。
「……すまない、アイラ…………もう、持ちそうもない……」
「ぁ……っ!」
弾けるようなその感覚が二人に襲いかかった。
翌朝。
「…………………………」
顔を洗うために井戸にきたゲドはその珍しい光景に、僅かに目を見開いた。
泡まみれになったジャックが、洗濯板片手に大きな白い布をごしごしとこすっている。
「………………………ジャック、何をしている」
「…………………………!!」
声をかけられ、ジャックはびくっと反応し、振り向く。
「…………………………」
「…………………………」
二人の間に沈黙が流れる。
真っ赤になってぽつりとジャックは返事をした。
「…………………………………汚してしまったから…………洗濯………」
ゲドは空を見上げる。
「…………………………そうか………」
雲一つ無い青空―今日はいい洗濯日和である。
<了>
惑乱の時。
―彼の髪色と同じ闇の中で、行われる儀式。
彼が彼女のところに戻ってきて以来、それは夜が来るたび行われていた。
ぴちゃ……じゅぶ…………。
「………もっと、丁寧に舐めて」
「はぁむっ……むっ……」
咽喉まで達しているそれを噛まない様に気を付けながら唇を動かし、裏筋を辿るように舌を這わせた。
たらたらと涎が滴っているが彼女は気にもしていない。
彼の出す臭いと苦い味がもう口の中に充満していたが、ただ一心不乱に彼女は奉仕を続けている。
「……そう。いいですよ………だが、手がおろそかになっている」
彼は四つんばいに這って彼に奉仕をしている彼女の波打った金髪を一房掴み絡めとるように引っ張った。
彼に言われるまま彼女は彼の根元を扱き、玉も包み込む様に撫ぜる。
彼女が漏らす水の音がその部屋を支配していた。
彼は黙ったまま彼女に任せていたが、しばらくして立ちあがった。
口淫を続けていた彼女は思わず口を離してしまう。
「誰が離してもいいと言いましたか?」
「………………ごめんなさい………だってあなたが急に立ちあがるものだから」
「そんなことは関係ないでしょう?」
咥えなさい、と言われ彼女は曲げていた腰を伸ばして再びその小さな口を開き、堅くそそり立った肉棒を口に含んだ。
すると、彼が彼女の頭を押さえ腰を動かし始めた。
「ふぐっ………ふ…うぅっ、ふ……ふ」
彼女もそれに合わせようと舌を肉棒に絡ませる。 ぴちゃぴちゃと一層音が漏れた。
ややあって彼が口を開く。
「出しますよ。飲みなさい」
堅く、大きいそれが一瞬膠着し、彼女の腔内に大量の白濁した液を注ぎこんだ。
彼女は何度も咽喉を鳴らしたが、あまりに大量の精液のために口の端から白い筋が流れる。
彼はその筋を拭い取り、彼女に舐めさせた。
彼女は荒い息遣いのまま精液の伝う彼の骨ばった指を舐め取る。
「頑張りましたね。今ので汚れてしまったので綺麗にしてください」
そう言って彼はフェラチオを再開させた。
すぐに肉棒の堅さがさっきと同じ位に堅く大きなものになる。
「もう、いいですよ」
ようやく彼女は口を離す。陰茎には涎が絡んでいて、それが彼女の桜色の口と繋がっていたが、やがて重力に逆らいきれずに涎の糸が切れた。
彼女の白い肌は上気して赤みを帯びている。
「私だけの花は、何を望みます?」
「……っ、……ぅ、………」
彼女は息を整えるのが精一杯で答える余裕がない。
彼はおや、と屈んで彼女の秘部を覗きこむ。愛液が溢れ出ていて、それが太腿の内側を伝っていた。
「露で溢れてますね。こんなに溢れていては枯れてしまうでしょう。栓でもしましょうか?」
「……ぁ……っ!ひぁあっ!!」
中指と人差し指を一気にそこに突きいれた。くっと曲げるとびくんっと彼女が強張る。
抜いては差し、時に気まぐれを起こし指を曲げる。
彼女は嬌声を隠したくても隠せない。彼がそこから指を動かすたびに蜜が漏れる。
「おかしいですね、栓をしても蜜が溢れてくる」
「………意地悪、……しない、で……あなたが、私をそういう風にさせたのでしょう…もう、お願いだから………」
彼女は彼の名前を呼んだ。
性交の快楽を教えこまれたのは生きて戻ってきてくれた彼によってだった。―兄に殺されたはずの。
夜毎に引き起こされる最初は痛かっただけの行為も、今では快楽に溺れるものとなった。「ええ、そうですよ。あなたは私好みの花になった。花泥棒の言うことを聞いてくれる、ね……それではそろそろいきましょうか」
そう言って彼は眼鏡を外し、サイドボードに置いた。
彼女の細い腰を掴んで一息に突き入れる。
「ふあぁぁぁあぁぁっ!!」
ぱん、ぱん、ぱん……
彼の腰が動くたびに彼女はメゾソプラノの声を漏らす。
彼等の結合部はぐちゅぐちゅと卑猥な音を立てていた。
「………はぁっ!……ぁ、ん……あっ……ぃやぁ、」
「嫌なんですか……?あなたはこんなに感じているのに?」
そう言って彼は深く突きあげた。
びくんと彼女は白い背中を弓なりに反らせ、ベッドの背を掴んでいる手の力が強くなる。
「ふあぁぁっ!」
「………どうなのです?はっきり仰いなさい。嫌なのか、いいのか」
わかりきっている癖に彼は彼女に尋ねた。
腰を動かすのを止め、更に後ろからピンクの乳輪の周りを指でそっとなぞる。
一番感じるその頂には手を出さずに。
「んぅっ…、っ…ぃ」
まったく動かない彼を求める様に彼女は腰を動かす。
「嫌なのですか?」
「ぃいの…っ………ぁあっ!!」
「御褒美ですよ。ちゃんと言えた」
そう言って彼は腰を動かし始めた。前よりも早く。
目の前で揺れている金色の髪が白い身体が一層扇情的に蠢いた。
より快感を求めているように彼女の中の襞は彼の怒張を締めつけつつも最奥へと導こうとしている。
四つんばいにされて獣のように身体を貪り、そして食まれていく。
彼は彼女の肩に頭を載せ、その白い胸を揉みしだきつつ腰を動かしつづける。
「ぁっ………もぅ………ダメ……っ!イクっ!!………ぁああああああっ!!」
彼女の膣内がびくびくと痙攣する。
その刺激に耐えられなくなり、彼も彼女の中で射精した。
彼が陰茎を引きぬくと、花から白濁の蜜がとろとろと溢れ出ていた。
彼女が目を覚ました時にはもう日が高く昇っていた。
気だるげに彼女は顔にかかった髪を掻きあげる。柔らかな髪の毛が絡まって指が引っかかった。
彼はベッドの側で立ったままネクタイを首にかけ、シャツの袖のボタンを留めていた。
いつもなら目を覚ますと大きな寝台に一人きりなのに、彼がまだいた。
珍しいと感じながら、婚約者に尋ねた。
「どこに行くの?」
彼は散歩に行くというような何の気負いも無い口調で答えた。
「これから、あなたの兄上を殺しにいきます」
「!!」
彼女が目を見張った。
「ラトキエの花はいつまでも庭師のものではないということを彼はわかっていないらしい。……私が生きていることを知ってクリスタルバレーに戻ってきますよ。もうすぐね」
彼の腕を掴み、碧い瞳を涙で一杯にしながら彼女は必死で訴える。
「…………やめて、ザジ………そんなこと、やめて………兄さんを殺すのは」
「ユーリ」
彼は腕を振り払った。彼の眼鏡の奥の瞳が輝いた様だった。暗い暗い闇色の炎。
「それは聞けない。あなたの兄上がいる限り、私達は共に生きることはできないのだから」
(―あなたの兄上がいる限り、私の野望が叶うことはないのだから)
彼は上着をはおり、ドアに向けて踵を返した。
「…………それでは、行ってきます」
「待って!ザジ!!」
彼は振り向きはしなかった。
それから、彼は戻ってこなかった。 ―そして、彼女の兄も。
<了>
(・∀・)イイ!!
もしかして2本連続ですか?
凄え
252 :
名無しさん@ピンキー:02/08/29 21:57 ID:GdKtVm/m
2本連続、乙っす。
文体から、30さんとお見受けしますが……。
ジャックアイラ(・∀・)イイ!
ザジユーリ(;´Д`)ハァハァ
ニ連続で良いものを読ませていただきますた!!
創作意欲が沸いて来るね!!
おおおお!!!!ジャックアイラ萌えー゚+.(?? ∀?? )゚+.
↑顔文字に失敗してしまいました…失礼。
256 :
30:02/08/29 23:39 ID:vPMtWBkp
>>252 はい、正解です。2つとも私が書きました。
文体で見破るなんて・・・・・・
ジャックアイラうPしようとしたら、荒れていたので
様子見ていたらザジユーリができあがっちまいますた。
ハァハァしてもらえて何よりです。
ザジユーリなんて外伝ネタを一体何人わかることか・・・・・・
ちなみにユーリの兄貴は梨です。>外伝未プレイの方々
>>256 できればナッシュレナ、ナッシュユーリをおながいしたい・・・
ナッシュシエラの方がええなぁ
和姦な梨栗キボン……
マジで読みたい。
ナッシュレナの方が見たい…。
書きもしないくせにリクばっかすんな( ゚Д゚)ゴルァ!
わ、すっごく盛り上がってる!! 外伝未プレイなんですけど、興味でてきました。
当方、少し前に流れ着いてきたヒュッケビュッケ板の残党ですけど、フランツイク書いたんですけど、あげてもオッケイですかね?
需要は無いみたいだけど・・・。
264 :
262:02/08/30 02:05 ID:k9mwiXng
では行きます。初あげ&初心者につき不手際は勘弁されたし・・・。
265 :
262:02/08/30 02:05 ID:bU1Fda1I
ゲドの拳が閃いて、フランツとイクの眼前で、男の身体が吹き飛んだ。
そしてゲドがその男を一喝すると、次の瞬間、自分たちを取り巻いていた狂熱が冷めた
のを二人は感じた。事実、二人を罵り、あまつさえ暴力を振るったルビークの住人たちは
ひとりまたひとりと視界から消えていく。
「あっ・・・! 」
フランツは立ちあがって、自分たちを救ったゲドたちの影を探したが、もうそれはどこ
にもなく、ただ荒れたルビークの地に自分たちがいるだけになっていた。それに気付くと
フランツの視界がグラリと揺れた。奇妙な浮遊感と共に目の前が空でいっぱいになる。
ちくしょう。お前は俺に絶望しかくれやしない。
「フランツ! 」
イクは倒れるフランツの身体をどうにか支える。のぞきこんだその顔は青アザとかすり
傷が多くつくられていた。
「痛い・・・ な・・・ 」
「他人事みたいに言わないでよ」
「あ、ああ・・・ 少し、やられ過ぎたな。はは・・・ 」
「フランツ・・・ ねぇ、立てる? 」
そう言われて動き出したフランツの足元はおぼつかず、立つのがやっとだということを
証明していた。イクはそのまま彼を肩に乗せるようにして抱えあげると自宅の扉に向けて
ゆっくりと歩を進める。
「しっかり、つかまっててよ。家まで運ぶから」
「大丈夫だって・・・ ガキじゃ無いんだからさ・・・ 」
「なに言ってるのよ・・・ さぁ」
額から流れた血が眼に入ってフランツの視界を焼く。
「つッ・・・! 」
「しっかりして、フランツ・・・ 」
「ああ・・・ 」
フランツはうつむきながらもどうにか歩き続ける。ルビークの砂は、二人に踏まれて、
カシャリという乾いた音をたてた。
266 :
262:02/08/30 02:07 ID:k9mwiXng
「ほら、着いたわよ。 がんばって」
扉の前にたどり着いても、フランツはただ何も答えず、うつむいたまま。イクがドアノ
ブに手を掛けて、家に入る。室内の空気に触れると、二人は少しだけ落ち着くことが出来
た。イクはベッドにフランツの身体を降ろすと、せわしなくキッチンの方へ向かって行く。
フランツはベッドの上に身を委ねながら、軋む身体をどうにか動かしてハルモニア製の
硬い鎧の止め金をひとつひとつ外し、それを床へ放り落とす。ゴツンという重い音がして、
鎧は転げ落ちた。
鎧の転がる音に少し驚いたイクが応急処置用のバスケットを持ってきた。
「染みるけど、ガマンしてね・・・ 」
そう言うと彼女はピンセットではさんだ脱脂綿に薬品をつけて、そうっとそれをフラン
ツの血のにじみ出る顔面にあてがう。
「いっ・・・! たっ!! 」
「動かないで! フランツ! 」
フランツはうつむき、歯を食いしばって痛みに耐える。
「すこしだけガマンして・・・ これは山道で取れた最高級の薬草なんだから・・・ そ
れから、はい、これ」
薄緑色の液体の入ったコップをフランツに差し出す。
「その薬草を煎じたお茶よ。このくらいの応急処置しか出来ないけど、痛みは・・・ 引
いた? 」
フランツは何も応えない。ただ、お茶を飲み干して何も入っていないコップに瞳を落と
したまま、うなだれている。
267 :
262:02/08/30 02:08 ID:VQ0Obqvy
「フランツ・・・? 」
イクが彼の顔を覗きこむ。そして彼女は彼の目元から伝わり落ちた水滴がコップの底で
弾けるのを見た。
「どうしたの? ねぇ、だいじょうぶ? 」
「・・・ごめんな、イク」
小さな声で彼はつぶやく。
「俺、なんでこんなに弱いんだろ? ここを救うためと思ってチシャクランを襲撃して、
ここを守るためと思って炎の運び手のところまで行った。でもさ、でも・・・ 」
「フランツ・・・ 」
「全部、上手くいかない! 挙げ句には同じここの人間に殴られて、ゲドさんに助けら
れ、イクに助けられて! なぁ、どうして俺はこんなに弱いんだ? なぁ! 」
フランツは自分ですら信じられないくらいの涙を流していた。
イクはその悲痛な叫びごと救うように彼の首筋に腕を回して、その胸に抱きすくめる。
「イク・・・ 俺は・・・ 」
「何も言わなくていいの、フランツ。わたしはね、小さな頃からずっとフランツの背中
についてばっかりだった・・・ だってあの頃からフランツの背中は広くて大きくて、わ
たしはそれに守られてさえいれば、安心できた・・・ だからフランツがハルモニアに行
くって聞いた時はどうしていいか自分でも分からなかったわ。ただ怖くて、不安で、世界
中がわたしを見捨てたんだって本気でそう思った。フランツは違う国の子になるんだって
わたしはひとりになったって・・・ 」
「そんなこと・・・ あるわけないじゃないか」
「うん。フランツが帰ってきてすぐに分かったよ。どんな気持ちでハルモニアにいたの
かも、分かったよ」
「・・・ありがとう」
フランツの両の腕がイクの背中にまわる。抱きしめられると今度はイクの肩が震える。
268 :
262:02/08/30 02:09 ID:k9mwiXng
「それから、フランツが大きくなって帰ってくるまで分からなかったこともあって・・・」
「好きだよ、イク」
それは、彼女が言葉にしようとしていたこと。イクは戸惑い恥じらいながらもその言葉
を口にした少年の瞳を見る。
「俺も気付かなかった。クリスタルバレーに行って、はなればなれになるまで。その時
初めてイクを失いたくない、君を守りたいんだって・・・ 君が好きだって」
近づいた瞳のその色は今までに見た何よりも澄んでいるような気がした。
ふたりはそのままごく自然に唇を重ねた。
ほんの少しだけ、時間が止まったような気がした。再び時間が流れ出すのと同時に、ふ
たりはお互いに対する気持ちが溢れてくるのを止めることは出来なくなっていた。
お互いの名前をつぶやきながら、もういちどキスをする。彼女の柔らかい唇をついばむ
ように、何度も。そしてそのキスのひとつひとつが彼女の羞恥心を溶かしていく。
269 :
262:02/08/30 02:10 ID:bU1Fda1I
「いやぁ・・・ はぁ・・・っ 」
フランツの手のひらがイクの服の上からその乳房に触れる。そのままそれをやさしく揉
みしだく。彼女の吐息があたたかくなるのが耳元から伝わってくる。
「ふ・・・ 服、脱ぐから、ちょっとだけ・・・ 」
イクは顔を真っ赤にしながら、彼にそう囁くと、おぼつかない手付きでひとつひとつボ
タンを外していく。露わになった真っ白な肌に、キスをして、舌を這わせる。指先で彼女
の胸をなぞると、その突端はツンと固くなっている。
「はぁ・・・ あ、やぁ・・・っ 」
初めての甘い快楽が身体を走り抜けていく。彼が指で、舌で、激しく乳首を責めたてる
たびに自分がおかしくなりそうな感覚におそわれる。下着が濡れているのが自分でも分か
った。そして、そこに触れて欲しいと思っている自分がいる。
「イク・・・ 綺麗だよ・・・ 」
唇を奪い合うようなキスをする。舌を彼女の口内にもぐり込ませて、それを絡めあう。
左腕で彼女を抱きとめたまま、右手をまだ誰も触れたことの無い茂みへとすすめる。もう
充分に濡れていたそれはクチュリといやらしい音をたてた。
「だめぇ・・・ だめぇ・・・ 」
懇願するような彼女の声は、ただ彼の理性を破壊するだけだった。
270 :
262:02/08/30 02:10 ID:Mlf/Z1yz
「イクのすべてを、見せて・・・ 」
腰に手が掛かり、そのまま衣服を剥がす。下着と彼女の身体のあいだで粘液が糸をひい
て、だらしなく垂れ下がっている。そして、フランツに為されるがままに、彼女は一糸ま
とわぬ姿となった。
「イク・・・ すごいよ・・・ こんなになってる・・・ 」
「フランツの、そこも・・・ 」
イクの視線の先には、今にもズボンを突き破らんばかりに膨らんだ彼の股間がある。彼
女は彼のシャツの裾をくいくいと引くと、耳元で小さく囁く。
「わたしだけ・・・じゃ、恥ずかしい・・・から 」
そう言うと、彼女は彼のシャツに手をかけて、そのまま取り去る。その仕草にはいつも
の控えめな少女の姿は無い。彼の素肌に出来たいくつかの小さなアザのひとつひとつに彼
女は丁寧にくちづけをする。
「ごめんね、フランツ・・・ 大好き、フランツ・・・ 」
呪文のように唱えながら、彼女はフランツのズボンのベルトを外し、ズボンを下ろす。
その下着を取り外すと、屹立したペニスが彼女の眼に飛び込んでくる。
「あ・・・ ねぇ・・・ その・・・ これが・・・ 入るの? 」
湧きあがってくる、いとおしい気持ち。フランツは何も言わずに不思議な戸惑いと快楽
を表情に残したままの彼女を抱き寄せる。裸のままの抱擁は今までとは違うぬくもりを伝
えてくれる。
「ああ・・・ ひとつに、なるんだ・・・ 」
その言葉は考えられないくらい甘美で、イクの思考をとろけさせる。やがて自分の股間
に、ゆっくりと、でも確実にフランツの先端がそこに触れる感触がある。愛液が流れ落ち
て、彼の身体へ滴り落ちていく。
「行くよ・・・ 」
フランツはその根元を手で固定したまま、ゆっくりと進みいれていく。その入り口は狭
く、キツく入りこんでくる彼の生殖器を締め上げる。
「はぁっ・・・! あぁっ! はぁ・・・! 」
彼女を得体の知れない感覚が襲う。悦楽、苦痛、歓喜、恐怖、それらが混ざり合った感
覚。両方の腕をしっかりと結びつけて、彼の身体にしがみつくようにして耐える。
271 :
262:02/08/30 02:11 ID:VQ0Obqvy
「イク、だいじょうぶ・・・? 」
「うん・・・ だから・・・ やめないで・・・ 」
それはゆっくりと彼女の身体のなかに沈み込んで行き、やがて二人の身体は完全に密着
した。
「はぁ・・・ はぁ・・・ はぁ・・・ 」
彼女はまだ苦しげな表情を浮かべたまま、彼に抱かれている。少しだけ苦痛は和らいだ。
そのかわりに頭がぼうっとするような感覚が頭の中に居座っている。フランツが抱きとめ
てくれないと、フランツを抱きしめていないと、このままどこかへ飛ばされてしまいそう
で、彼女は何度も愛するひとの名前を呼んだ。そのたびに彼はやさしいくちづけをくれた。
そのたびに痛みが消えて、自分の中に熱い塊となった彼が溶けこんだような錯覚を感じる。
「動いて・・・ いい・・? 」
小さく彼女は頷いた。次の瞬間に自分のなかにある熱い塊が動き出した。
「あっ・・・! はあっ・・・! やっ・・・! あんっ! 」
これまでに感じたことのない甘い衝動が彼女の身体を包み込んでいく。自分でも信じら
れないくらいの快楽を抑えきれずに、こぼれた声が彼の理性を崩れさせる。フランツは自
分の腕の中で醜態をさらす愛する女性の姿に、心臓が弾けそうになりながら、腰を突き動
かす。かたちを揺らめかせながら彼女のなかは彼を刺激し続ける。昇りつめてくる射精感
にもう、あがないきれない。
「・・・! もう、俺、ダメだ・・・ 出すよ・・・! 」
「うん・・・ 来て・・・ 」
彼女は抱きしめる腕に力を込める。
「ぜんぶ、残らず、フランツを、受け止める・・・ から・・・ 」
そのささやきが引きがねになって、彼女のなかでフランツは果てた。勢い良く飛び出し
た精液が、彼女の子宮を満たしていく。
「いっぱい、入ってくるよ・・・ きみが出してくれたのが・・・ 」
乱れた呼吸を整えることもせず、彼女は愛しいひとにキスをした。今までで一番長い、
深いキスを。離したあとで、天使のような微笑みを少しだけ見せて、彼女はフランツの胸
に寄りかかってすやすやと寝息をたてはじめた。
その姿は、幼な子のように無邪気で、穏やかだった。
まだ、自分を諦める訳にはいかないんだな、フランツはつぶやく。
自分の胸のなかで安らかな寝息をたててくれるひとがいる限りは。
272 :
262:02/08/30 02:12 ID:bU1Fda1I
以上です。長々とおつきあいくださった方、ありがとうございました。
段落無くなっちゃったよ・・・ はぁ・・・ とほほ・・・。
アレキスって誰だよう……「アキレス」だよう(;_;)
>262様
萌えて萌えて悶え死にしそうでつ…(;´Д`)ハァハァ
ありがd(感動)
>>273様
ぐわ、申し訳ないです・・・。
間違って打っていたのに気付かなかった。
801以外なら何でもいいっすね
もともとそれが目的だったし。
ワカバたんハァハァ
278 :
名無しさん@ピンキー:02/09/01 13:34 ID:lI68Zm+A
フッチを書いてくれ
あぼーん
280 :
名無しさん@ピンキー:02/09/01 19:56 ID:ILvKtHcR
保守
セラたんを…セラタンを…!!
幻水1でネクロードに捕まって陵辱されるテンガアールタン。(幻水1ネクロードの話参照)
幻水2でハイランド兵舎に捕まった2主人公とジョウイを助ける為にハイランド兵に陵辱されるナナミタン(幻水2序盤のキャロの話参照)
幻水3でリザードクランに捕まって陵辱されるアラニスタン。(幻水3アラニスを仲間にする時参照)
書ける方書いてください。
読みたいという願望です。
シチュ浮かんでも文才の無い私には書きません。
期待しております。
フレッド受けのを書いてますが、他のネタはちょこちょことあったりする。
幻水2ネタは2主アンネリーとかアンネリーとカレン陵辱モノ(壊れ系)とか
>>282 文才なくても書いてから悩むほうがいいと思われ。
旦那が死んで以来、
欲求不満が溜まりっぱなしのミオさんが
とうとう我慢できずにトウタ襲う話キボンヌ
>>282 絵も描きなれて来るとそれなりに上達するように、
文章も書くようにしていくと上達する。
表現につまったときは本を読んで勉強する。
コレの刳り返し。
でもただキボンヌと言うよりは、シュチュ的なものを参考に上げるのは良いと思う。
>>283 楽しみでつ!!
ところで愚問だろうが、なんでルックとビッキーなのかが判らん
>>282 あー、まさにいま同じネタで書いてたりしますが(汗
というか、8月始まった頃から書いてたんですが。
入院しておりました。おそらく明日にはうぷできるかと。
例により愛はありませんが。(いや、キャラに愛着はありますが)
>>286 3的には壁新聞のネタ。
それ以前からあるカップリング的には…
どっちも1,2と登場する魔法使いで、特に2では二人ともホールにいるし…
…うーん、なんだろうな。冷静に考えるとよく判らんな。
個人的には好きな組み合わせだが。
2の目安箱で書いてあった
「あなたのビッキー」
で、2主人公xビッキーが成立していまっているのは俺だけかな?
290 :
262:02/09/02 23:44 ID:JMbT7AM+
普段から活字を読んでない人にはキツイかもしれませんが、活字を読むのが苦にならない人なら、書き続けることで上手くなると思います。
シロウトの自分が言っても何の励みにもならないかもしれないけど・・・。
ここのスレのひとは皆、個性的で勉強になります。これからもあげ続けてください。自分も精進します。
終了
シャトル城のレストラン
「師匠、こんな朝早くから特訓ですか?」
「うむ、今朝はお前に新たな練習方法を教える!」
ロンチャンチャンとワカバは端っこのテーブルで話しをしている
ゴト・・・と重そうな音を立ててジョッキが運ばれてきた
白くにごった液体がなみなみと入っている
「お、お待たせいたしました・・・」
そそくさとその場を去るウエイトレス
「な、なんですかこれ」
「お前に新しいタンパク質の摂取法を教える!
これはこの城のみんなの思いが詰まっている1杯だ!全部飲めよ」
「あの、たまごの白身だけじゃだめなんですか?」
「これはザーメンと言って取れたてのピチピチじゃ!お前だけの特別メニューだ!」
「わー!スゴイ!スゴイ!じゃあさっそく・・・わ、あったかい〜」
ジョッキを両手で持って勢い良く喉へ流し込むワカバ
「うっ!げほっ!!・・うえっ!マズイですよ師匠〜」
「勢い良く飲むからだ!ゆっくりと味わって飲め!ザーメンとはそういうものだ」
「は、はい・・・んっ・・・こくん・・・こくん」
男A「うわ〜ワカバちゃんホントに飲んでるよ・・・」
男B「ザーメンって何なのか知らないんだぜきっと」
男C「ぼくらのも入っているワン!」
「ぷふぅ・・・の、飲みました師匠・・・」
「うむ、毎朝これを続けろ!」
「あ、なんか股間のところがじんって熱くなってきました!
これって効いてるってことですよね!」
男A「ワカバちゃんいいなぁ・・・」
男B「直接飲ませてえなあ・・・」 完
ワロタ
俺も(w
ワ、ワカバタン…!(w
直接飲ませたい(w
297 :
名無しさん@ピンキー:02/09/03 16:49 ID:E9vlPBLc
>>287 テンガアール、ナナミ、アラニスの中の誰を同じネタで書いたんですか?
個人的には全部読み・・・いえ、ナナミタンだけでも満足ですが。。
今日のうぷ待ってるので愛の無い陵辱ぶりを披露してください。
298 :
名無しさん@ピンキー:02/09/03 20:17 ID:JadLl6Hk
フッチを書いてくれ
前スレ11さん
テレーズ待ってまつ
300 :
299:02/09/04 00:27 ID:GDjo6V6W
スマソ
このスレでも11さんだったのを見逃してた
フレッド受けのSSをすこしネタ的な3Pモノにしようと書いていたら、だんだんと寂しいものになってきてしまった。
>>287 早くウプってください。
嘘付くのはやめてくださいね。
迷惑ですよ。
私もSSを期待している一人でして、、、
嘘つかれることは困るんですよ。
303 :
:02/09/04 16:50 ID:e7ym7xSp
>>302 それが、口を開けて待つしか能の無い者の態度か?
>>302 こらこらお前さん…。
自分で書いてみたらどうだい?
自分は書けないから大人しく待つです。
アホは完全放置で・・・・・・。
306 :
名無しさん@ピンキー:02/09/04 20:42 ID:qPZJVKva
フッチを書いてくれ
楽しませてもらったのでお礼がわりにインデックス作ってみました。
(他スレで見て便利だなと思ったのでマネだけど…w)
ヒューゴ×クリス(+ルシア×クリス)
>13>14>15>16>17 (
>>13-17)続き >87>88>89>90>91 (
>>87-91)
ルック×ビッキー
>58>59>60>61>62>63>64 (
>>58-64)
ナッシュ×クリス
>101>1020>103>104>105>106>107>108>109>110>111 (
>>101-111)
ジンバ×ルシア
>125>126>127>128>129>130>131>132>133>134 (
>>125-134)
ゲド×クイーン
>144>145>146>147>148>149>150>151>152>153>154 (
>>144-154)
シーザー×アップル
>171>172>173>174>175>176 (
>>171-176)
続き>192>193>194>195>196>197 (
>>192-197)
リリィ×ヒューゴ
>200>201>202>203>204>205>206>207 (
>>200-207)
フリック×オデッサ
>226>227>228>229>230>231>232>234 (
>>226-234)
ジャック×アイラ
>237>238
>>239241>242>243>245 (
>>237-245)
ザジ×ユーリ
>246>247>248>249>250 (
>>246-250)
フランツ×イク
>265>266>267>268>269>270>271 (
>>265-271)
308 :
名無しさん@ピンキー:02/09/04 23:19 ID:bzpDinnc
ありがとーーーーーーー
>>307 乙!
こうやって見ると結構いろいろ揃ってるなあ
前スレから合計すると今のところ38話でそのうち15話を11様、6話を17様が書いて下さった。このお二人は勿論、他の方々も本当にありがとうございます。
ところで>36でも出てた保管サイト、作ってしまってもよいでしょうか?密かに鯖も取ってみました。特に作者様方の意見キボン。
311 :
310:02/09/05 00:47 ID:1pdKevsU
「ねえお父さん、いつになったらお母さんに会いに行くの?」
ツァイを問い詰めるトモ
「今だから言うけれど、私はお前が好きなんだ・・・」
「あ、あたしもお父さんのことは好きだよ」
「や、そうじゃなくて・・・」
「 煤I え、や、うそ・・やだ・・・」
「そうなんだ。お父さんはお母さんよりもお前が好きなんだァ嗚呼嗚呼!!!」
今まで我慢していた感情を爆発させてトモに襲いかかるツァイ
「きゃあああああああああ!!!」
「お前が私の家に居たとき、ミルキー(主人公)が居なかったら私はッ!!」
ビリィィイ!!トモの服をひきちぎるツァイ
「いやあぁあ!!こんなの・・・こんなのダメだよ!おとうさぁん!!」
必死に抵抗するトモだがさすがに父親にはかなわない
「ハァハァ、良い身体をしているじゃないか・・・槍をやらせた甲斐があったな」
14歳のトモの身体は程よく筋肉がつき、胸もほどほどに発育していた
「うぅっ・・おとうさん・・・やめて・・・うぅ・・・」
「い・・いけないコだ・・お父さんの知らない間にこんなにやらしい身体に・・・」
チュバッ!ブチュッ!ヂュルルルル!!
トモのピンクの乳首にしゃぶりつくツァイ
「うわぁああああ!!いやぁああああ!!!」
「はぁはぁ・・・ココはまだ生えてないんだな・・・トモ・・今女にしてやる・・」
ツァイは自分の大きくなった槍を出すとトモの割れ目に標準をあわせた
「やだやだやだやだあ!!!おとうさんやめてえええ!!」
ドゥ。
「フウ、流石にその剣を持ち出されたときは正直あせりましたがね。
使い手がこれでは、それも杞憂に終ったようですね。」
最後の一人が倒され、ティル達はネクロードの前に敗れ去った。
「ヒックスー!イヤァー!」
テンガアールは自分を助けに来たヒックスがネクロードの一撃によって宙に浮き地に伏すのをスローモーションのように見送った。
そのヒックスは先ほどから、ほとんど動いていない。
死んではいないとしても、彼がネクロードの手からテンガアールを助け出すことは不可能であろう。
「さて、散々待たされましたからね。それでは花嫁を頂く事にしますか。」
そうネクロードは言うと、ウェディングドレスを着せられたテンガアールに踏みよった。
「さぁ、美しいお嬢さん。あなたと私との挙式をあげようではないですか。」
ネクロードはそれこそ悪魔のような微笑を浮かべ、テンガアールとの距離を詰める。
テンガアールは、先ほど目の前で起こったことがまるで信じられないかのように立ち尽くしている。
無理もない。
いかに虚勢を張ろうとも、幼すぎる彼女に対してその光景はあまりにも悲惨で衝撃的過ぎた。
呆然と座り込むテンガアール。
「…テンガ…」
彼女を現実に引き戻したのは、先ほどから倒れこんだままのヒックスのうめき声だった。
「ヒックス。ヒックスー!」
思わず駆け寄るテンガアール。
ガシィ。
しかし、それはすんでのところで止められる結果となった。
ネクロードは素早くテンガアールの傍に近づくと、その肩をつかみ引き止めた。
その力は強く、たったそれだけのことでテンガアールは一歩として歩を進めることは叶わなかった。
「は、離せぇ!ヒックスを、ヒックスを助けなくちゃ。」
半ば動転したようにわめくテンガアール。
その騒ぎをよそにネクロードは言葉を発した。
「私は、彼らがここまでやってくるまで待ったのです。
そして、彼らは私を倒すというチャンスを与えられながらそれをつかむ事が出来ませんでした。
これ以上はもう待つことは叶いませんね。」
そうして、彼女の腰に手を回しそのまま抱き上げた。
「イヤだ、イヤダ、イヤダ!おろせよ、ボクはヒックスのお嫁さんになるんだ!」
じたばたと暴れ、ネクロードの胸を殴るテンガアール。
彼女の細腕ではネクロードに全くといっていいほどダメージはないに違いない。
しかし、ここまで頑なに拒まれるとネクロードとしても頭にくるものがある。
「この期に及んで、そんなことを…
そこまで言うのなら、この男は殺してしまいましょう。
そうすれば、アナタが私を拒む理由が減りそうですし。」
顔は先ほどと同じように笑ってはいるものの、その目は残虐にエモノを見つめるそれであり
テンガアールは彼の言葉が、全くの嘘偽りのないものであることは容易に見て取れた。
「ダメ、それはダメ!ヒックスを殺すなんてボク許さないんだから!」
目尻に涙を溜めながらも、ネクロードにむかって吼えるテンガアール。
「あれもダメ、これもダメ。これほどまでに譲歩しようと、せっかく私が提案したことをことごとく拒むのですね。
全くしかたありませんね…」
そうして、また暫らくネクロードは考え込む。
その間、テンガアールは彼にガッチリと抱かれたまま身動き取れなかったわけだが。
「そうです。いいことを思いつきましたよ。
美しいお嬢さん。これから私がだす試練に対してそれに応えることが出来ましたら今回だけは見逃しましょう。
しかし、あなたがその試練を乗り越えられなかった場合は分かってますね?」
ネクロードのような者が出す試練である。
まともな人間がそれに応える事はまず不可能なのではないか。
そんな事が脳裏によぎったが、今のテンガアールにそれを選ばないことは出来なかった。
「わ、分かったよ。そのかわり、ボクが出来たら皆を解放するんだぞ。」
「皆?私はあのヒックスとか言う少年だけを助けるための提案をしたのですが…まぁいいでしょう。
それでは、いいですか?」
はやるテンガアールの気持ちを見透かすように、その試練をもったいぶるネクロード。
「早くしてよ!ボクはその試練とかいうのをさっさと片付けて、ヒックスと帰るんだから!」
「そうですか…わかりました。
それでは、あなたは彼らの替わりに私を満足させてください。
いえ、戦えとは言いません。私もあなたを傷つけるのは忍びないですから。
私の性欲の部分を満たしていただければ、それでいいのですよ。」
ニィっと顔をゆがめるネクロード。
その言葉をきいてテンガアールは信じられないといった表情をしている。
「そ、そんなことできるわけないじゃないか!」
「ほう、それでは仕方ありませんね。
彼らの息の根を完全に止めるだけです。
どちらにしろ、その後であなたも頂く事になりますがね。」
そう言ってテンガアールを下ろすと、ヒックス達の方を振り向く。
今の彼らでは、ネクロードの放つ衝撃に耐える事などまず不可能なのは誰から見ても明らかである。
「…わかった。」
「ん…誰か何か言いましたかね?」
「分かったよ。ボクがお前の性欲を満足させればいいんだろ。や、やるからどうかヒックス達は…」
肩を震わせて泣き崩れるテンガアール。
初めから覚悟はしていたことではあるが、現実を突きつけられるとやはり受け入れがたいものである。
「初めからそうしていれば、私も面倒な事をせずに済むんですよ。
それではやってもらいましょうかねぇ。」
パチッ
そういって、おもむろに指をならすネクロード。
すると、彼がまとっていた服は無数の黒い物体と貸した。
それはコウモリとなり、10数匹のコウモリはヒックス達の方へと向かった。
「まぁ、ちょっとした保険というものです。
あの状態の彼らが私の分身とも言えるあのコウモリ達に噛まれたら、
彼らは私の忠実な僕となるのです。
もし、あなたが少しでも不穏な行動を見せたときは、躊躇なく噛ませますのでそのつもりで。」
本来テンガアールがどのような反撃を試みたとしても、ネクロードの身体に傷をつけることはほぼ不可能であろう。
それでもやはり、こうしたスタンスを取られるのとそうではないのとでは、心理的に大きく違うものである。
ネクロードはテンガアールの方へと向き直った。
先ほど衣服となっていたコウモリ達が飛び立ったため、既に全裸であった。
彼が向き直ると、テンガアールの目の前に彼のペニスが現れた。
「イ、イヤ…」
「まずはしゃぶってもらいましょうかね?」
「ボ、ボク…そんな、しゃぶるなんて…初めてなのに…」
ガクガクと震えだすテンガアール。
人から聞いたり、自分で想像したことが全くなかったわけではないが、
ネクロードのそれは、テンガアールの想像の範疇を大きく越える物であった。
「おやおや、これだけで怯えていては…
まったくもって仕方ありませんねぇ。
それでは、すこし手本というモノを見せてもらうことにしましょうか。」
やれやれといったポーズを大袈裟にしてみせるネクロード。
「ぐっ!」
先ほどコウモリ達が飛んでいった向きから一つのうめきが聞こえた。
「いやいや、丁度よかったですよ。彼らの中に女性もいて。」
するとどうしたことか、先ほどまでほとんど動きのなかった彼らの中に一つの影が立ち上がった。
立ち上がった影はクレオだった。
しかし、その表情はどこか人形じみていた。
「それでは、あなたに少し私の相手をしてもらいましょう。」
そう言うと、ネクロードは目を見開き、それにあわせてクレオの身体が2、3度痺れるように揺れた。
そしてやはり人形のように正確にネクロードの方へと歩き始めるクレオ。
「まぁ、こんなことは本当に弱っている人間にしか効かないものですがね。
使い勝手がいいのでね。
それでは、クレオとか言いましたか。まずは私のモノをしゃぶってください。」
ネクロードの命令に対しても、なんの反応も示さずに従うクレオ。
そして、おもむろに彼の股間に顔を近づけペニスを咥えるのだった。
クチュ。ジュプ。クチュ。ジュプ…
「そ、そんな…」
テンガアールは先ほどネクロードと対峙していた凛とした女性が、そして彼女が敵対していた相手のものを頬張るのが信じられなかった。
「そうそう、彼女は私に操られているとはいえ、意識はそのまま残っておりますよ。生きてますから。
もちろんこのことも記憶として残りますし、この状態でも学習します。
ただ、表情がなくなってしまうので私自身あまり使いたくないのですよ。
人が絶望し、恐怖するときの表情が私は本当に好きなのですがね。」
ネクロードの言葉が真実であるのなら、たとえ操られているとしてもクレオの精神は確実にこの屈辱を受けているわけである。
「ほほう、なかなか経験がおありの様ですな。
私のモノをしっかりと刺激してきますよ。
いい手本となりましたね。しっかり見ておいてくださいよ。」
そんなことを言いつつ、ネクロードはクレオの頭に手を添えると自らも腰を振りはじめた。
ジュップ、ジュップ、ジュップ、ジュップ…
先ほどよりも一段と速いスピードでクレオの頭とネクロードの腰が動く。
それは限界に近づいていた。
「おぅ!」
一瞬ネクロードがうめき、動きを止めた。
そして、ゆっくりと腰を引いた。
クレオの口から、ネクロードのペニスが現れ、未だ硬度を失わないそれはなお精液を噴出し、クレオの顔を汚していった。
「最後は少し急いでしまいましたが、こんなところです。
要領は大体わかりましたね?それではお願いしますよ。テンガアール。」
まだぬめりの取れないペニスをテンガアールの眼前に突き出すネクロード。
そのなんともいえない臭いに思わず顔を背けようとするが、ネクロードに頭を捕まれてしまった。
女としての本能だろうか、それだけで呼吸は激しく不規則な物となり額にうっすらと汗を滲ませた。
「ふふふ、そんなに怖がらなくても大丈夫ですよ。それでは早くやってもらいましょうか。」
ネクロードに促され、漸く覚悟を決めるテンガアール。
自分がやらなければ。という使命感よりは、やらなければ何をされるか分からないという恐怖の方が強く顔に出ていた。
そして、その表情はことさらにネクロードを興奮させるのだった。
おずおずと手を差し伸べるテンガアール。
その細く綺麗な指先がネクロードのペニスに触れると、テンガアールはその熱さに驚いた。
「!」
思わず手を引こうとし、それでも諦め顔を近づける。
口を開き、舌を延ばし、そしてとうとうネクロードのペニスの先をペロリと舐めた。
味なんて何も分からなかった。果てしない恥ずかしさに襲われる。
それでも、何度も舌を延ばしては亀頭部分を舐めるのであった。
次第に舌は乾き、そのためテンガアールは口を閉じて舌に唾液を含めなければならなかった。
そして、そのたびに口の中には先ほど出したネクロードの精液の味が口の中に広がるのであった。
「その程度では、私を満足させるなど到底ムリですね。
先ほどの女性のようにもっと大胆に頭からしゃぶっていただきたいですね。」
テンガアールのそのような表情を見ながらも、あたり前のように言い放つネクロード。
「…くぅ……」
涙を流しながらも亀頭に口づけし、そのまま含んでいくテンガアール
「…んん…うん…、ふあ…、んぶぅ…」
意に添わないことではあるが、やらなければ自分の想い人も自分自身でさえも危うい状況では何も言えず、
命じられるままに、ペニスの裏スジを舐めまわし、その後ろの袋を口に含まされ、また喉の奥までそれを咥えることとなった。
「実に不本意そうですねぇ?別にいいのですよ。歯を立てようと。
そこは、男性の急所ですからねぇ。本気になって歯を立てたら、私とて無事にすまないでしょう。
ただし、そのときは彼らもあなたも同じ破滅の道を歩んで頂きますがね。」
よほど噛み切ってやろうかとも脳裏をよぎったが、さすがに無駄だと感じ、黙々とネクロードの指示に従った。
それをよしとしたのか、頭上からは次々と命令を出され、徐々にフェラチオを教え込まれた。
ジュプ、ジュプ、ジュプ、ジュプ…
唾液をすする音とともに、大胆に長い赤毛を振り乱して奉仕するテンガアール。
「いいですね。初めてとは思えませんねぇ。才能があるのでしょう。娼婦のね。」
賞賛の言葉も彼女にとっては更なる屈辱でしかなく、咥えながらもネクロードを睨みつけるのであった。
それは、普段からヒックスと行動をともにしてきたために染み付いた習慣でもあった。
大概の場合それだけでヒックスは萎縮してしまっていたのだが、さすがに相手がネクロードでは全く通用しなかった。
かえってそんな気の強い娘に奉仕させているということで、満足感を与えるに過ぎないのであった。
しかし、テンガアールはそんなことを知る由もなかった。
彼女は彼女で必死で奉仕を続けるのであった。
それがまた悲劇を生んだのだが。
女の口の中とは、個人差はあれど一種の性感帯である。
そこを何度も刺激されるのである。
意識はせずとも、自然と身体の方は反応を返し、テンガアールの身体の芯を熱くしていった。
「そろそろ、こちらの好きなようにさせてもらいますか。
さすがにこのままでは、危ないのでね。」
そういうやいなや、ネクロードはテンガアールの頭を捕まえ、激しく動かし始めた。
「ぐぅ!あぐ!げぇ!」
喉奥を容赦なく突き立てられ、おもわず吐き気をもよおすが、ネクロードは容赦せずに腰まで振り出す。
ジュップジュップジュップジュップジュップジュップ!
「そろそろ、いきますよ。」
一瞬ネクロードのペニスが膨らんだようにテンガアールが感じると、喉を熱い液体が打ち付けた。
「ん〜!」
思わず息苦しさからか、ネクロードのペニスに歯を立てる。
しかし、まるで木でも噛んでいるかのように歯は止められてしまったのだった。
ドプッドプッドプ。
そうしている間に、次々と噴出される液体にとうとうそれを飲み込まざる終えなくなってしまった。
ゴクン…ゴクン…
ヌチャァ…
「ゲェッホ!グェ!カハッ!カハッ!」
ネクロードがテンガアールの口からペニスを抜くと、彼女は精液を喉に詰まらせたのか、咳き込み、嘔吐するような変な声を上げた。
どうやら、気管の方にも入り込んだらしく鼻からも時折精液を流している。
「しかし、もう少しだったのですが…残念ですねぇ…」
そう言って咳き込むテンガアールに耳打ちするように顔を近づける。
「あれほど、噛んだらどうなるか。と言い含めましたのに。
これでは満足させて頂いても、彼らを解放するわけにはいきませんねぇ。」
その言葉に、おもわず振り返るテンガアール。
その顔色は真っ青である。
「そ、そんな!ダメだよ。そんなのイヤだよ!」
「聞き分けのない方ですねぇ。まぁ私も心が広いですからラストチャンスを与えましょう。クレオ!」
そういって、またネクロードはクレオに目をやり操り始めた。
クレオは自らの水の紋章の力を発動させた。
「ん…」
それにより、ヒックスは瀕死の状態から脱した。
「テ、テンガアール!あ、なんだよ、は、離せ!」
しかし、彼の身体は彼にまとわりついた数匹のコウモリの力によって呆気なく止められてしまった。
「ふふふ、起きましたか。
テンガアール。あなたがあまりにも彼のことを想うので、次の試練は彼と受けてもらうことにしますよ。
簡単なことです。今から私があなたを。クレオが彼を愛撫します。
そしてあなたが果てる前に、彼が果てればそれでいいとしましょう。
これが最後ですから、頑張って耐えてください。なに、クレオの技はなかなかですから、それほど時間はかかりませんよ。」
そう言って笑うネクロードであったが、テンガアールにとっても先ほどから身体は火照ったままである。
テンガアールがどれだけ耐えられるかというのも時間の問題であった。
ビリィ!
「きゃぁー!」
「テンガアール!」
ネクロードが一瞬構えた次には、テンガアールの花嫁衣裳は剥ぎ取られ、下着姿を晒す事となった。
その姿を見ただけで、ヒックスの顔は朱に染まった。
「さて、それでは始めましょうか…」
「ひゃぁ!」
ネクロードの舌がテンガアールの首筋をはった。
ピチャ、ピチャ…
「くぅ、やめてください、クレオさん…」
一方その様子を見ながらも、ヒックスは表情を無くしたクレオに責められつづけていた。
上着ははだけられ、乳首を責められ既にヒックスのペニスは鎌首を持ち上げていた。
ヒックスの身体は、先ほどから床に大の字で寝かされたままであり、身動き一つとれなかった。
それでも、彼の身体はクレオから与えられる刺激をそのまま快感として受け取っていた。
カチャカチャ…
「な、なにをしてるんですか。クレオさん!」
少年は、自分があこがれた女性が自分のズボンをずらそうとしているの見て、ひどく困惑した。
「や、やめてください。こんなこと、ダメですよ。」
必死にクレオに向かって言葉を投げかけるが、今の彼女はその言葉に何の反応も示さなかった。
サワ・・・
「ぐぅ!」
ただクレオの指がヒックスの既に屹立したペニスに触れただけで、彼の頭の中は痺れるような感覚に襲われた。
「ヒィックスゥ…アッ、ウン…ひゃう!」
テンガアールはテンガアールでネクロードからの愛撫に陥落寸前であった。
既に彼女が見にまとっているのは、愛液で本来の機能を失っているに等しいショーツと白いガーターだけであった。
「おやおや、もう既にここはこんなに愛液を垂れ流して。
どうしたんです?私が憎いのではないのですか。それとも、それ以上に淫らなだけでしょうか?」
「言わないでぇ…ひゃうぅ…ア、アアァ」
ネクロードはその舌でテンガアールのうなじや耳を責め、片方の手は彼女の秘唇をショーツ越しに責め、
そして残りの手は小ぶりだが形のいい乳房とその上には可愛らしく存在した乳首を責めていた。
「きゃうぅ…」
ネクロードがその乳首を摘むと、そこは既に硬く隆起しており、彼女の身体がいかに感じてしまっているかを表していた。
「ここもこんなに尖らして、恥ずかしくはないのでしょうか。私にとってはいくら淫らでも構いませんがね。」
「い、言うなぁ。アアァ、ヒィッ!」
既に反対側の手は、ショーツの内側へと滑り込み直に彼女の秘唇をなぞり、クリトリスを刺激していた。
「おやおや、それにしてはこの濡れ具合はどうでしょう?
ほら、こんなに糸を引いてしまいますよ。」
そういって、ネクロードは濡れた掌をテンガアールの目の前で開いた。
開かれた指と指の間には確かに彼女の流した愛液が絡みつき、テラテラとひかり、
ぬめりをもったそれは指から糸をひき床へと染みを作った。
それを見つめるテンガアールの瞳は既に虚ろで、しかしどこか艶やかであった。
「テンガ!うぁ、ネクロード、ゆ、許さないぞ、ぐぁ…」
ヒックスがその行為を目の当たりにして、叫ぶ。
「おやおや、そのような格好で言われても全く説得力ありませんがね。
ほら、テンガアールあなたの想い人もあんなに見ていますよ。どうですか?
まぁ、あちらもかなり乱れているようですがね。」
「ヒックスゥ…見ないでぇ…厭だよぉ…」
あのヒックスに見られていると思うだけで、テンガアールの身体は更に羞恥に身を焦がす結果となった。
ヒックスはヒックスで、クレアに覆い被されてしまい、テンガアールの姿が見えない。
上半身ははだけて、下半身丸出しで酷く滑稽なままでは確かにさきほどのセリフも説得力はないが。
「さて、そろそろ仕上げとしますか。」
ピチャ、ピチャ、チャプチャプチャプ…
「きゃふぅぅぅ!ダメェ、そ、そんなの、ってぇ!ハァァン!」
ジュプゥジュプゥジュプゥ…
「うあ!だめ、クレオさん、そんな、ぐぅ、ああ、〜〜!」
テンガアールは秘唇への愛撫から、最後は乳首とクリトリスを摘まれ。
ヒックスは、クレオのフェラチオと、最後にアナルへ指を突き立てられ。
プ、プシュ、プシャァァ…
ドュプ、ビュル、ビュルル…
「おやおや、二人ともいってしまいましたか。
まぁ、約束はテンガアールが果てる前に。でしたから、どうでもいいですが。」
ネクロードのその言葉はヒックスにも、テンガアールにも届いていなかったが。
「さて、それでは一緒に試練にのぞんでくれた彼とクレオにも少し楽しんでいただきましょうかね。」
びり、びり、びり…
ネクロードまた身体からコウモリを数匹飛ばすと、クレオを取り囲み、すっかり彼女の衣服をボロボロにしてしまった。
「ん…」
「おお、気づきましたか、テンガアール。これから丁度いいところです。
ちなみに、あなたは私の試練を乗り越えられませんでしたので、私のものですよ。
あちらを御覧なさい。」
そう言われて、重い頭を言われた方に向ける。
「く、このゲス野郎!私をどうするつもりだ!」
クレオは先ほどまでの人形のような表情から一変して激昂している。
しかし、彼女もまた服の機能をなくした布キレを身につけ、ネクロードの分身であるコウモリに運ばれていた。
どうやら、術自体は解かれたらしいが、意識だけの覚醒で身体は傷ついたままのようである。
それゆえ先ほどの行為もクレオの頭の中にこびりついているものの、彼女もまたネクロードには向かう事ができなかった。
「どうするつもりかと?いや、ただ楽しんでいただこうと思っているだけですよ。」
ニヤリと笑うネクロード。
そうして、ヒックスの元に運ばれるクレオ。
そこに横たわるヒックスも、漸く気づいたようだが、どうしようもない。
それどころか、目の前に今度はほぼ全裸のクレオがいるのだから、彼のペニスはまた反応してしまっていた。
「や、やめろ、ネクロード!」
既に、それが無駄だと判りつつも、クレオはネクロードにむかって叫びつづける。
しかし、彼女の身体はすでにコウモリによってヒックスの身体の上で開脚させられていた。
「それでは、どうぞお楽しみを。」
ネクロードが軽く会釈するとクレオの身体が下ろされた。
「ぐ、ぐぎゃあ!」
蛙の踏まれたような声をだすクレオ。
ヒックスの方は準備が整っており、先ほどの射精によりペニスが濡れていたとはいえ、
全く濡れていない秘唇を貫かれてはたまったものではない。
「ぐ、あ…まってくれ…ぎゃ、あぐ、がぁ!」
「ク、レオさん、アヒィ、ひゃあ、うぁ!」
コウモリ達によって、無理矢理ピストン運動を繰り返されるクレオとヒックス。
その結合部分からは、おそらくムリな性交をしているために裂けたのだろう。血が滴っていた。
「あ、ああ、ヒックス…そんな…」
その光景を呆然と見詰めるテンガアール。
「さ、これで諦めがつきましたね。いえ、これ以上の我侭はもう許しませんが。」
テンガアールの足をつかみそのまま逆さ釣りにする。
「な、なにするんだよぉ…やめてよぉ…」
「先ほどは充分に濡らしましたが、まだ直接味を見ていないと思いましてね。
ん〜、いい香りです。」
クンクンとテンガアールの秘唇の臭いを嗅ぐネクロード。
そんなことをされるとは、まったく思いもよらずテンガアールは恥ずかしがる事しか出来ない。
ジュルルル…
「んん〜実に美味しいですよ。今まで味わった中でもまた格別ですね。」
わざとテンガアールに聞こえるように音を立てて、彼女の愛液をすすり言葉をぶつけるネクロード。
いかに彼女が精神的に強いとしても、それに耐えられるわけがなかった。
いまや、彼女の精神は崩壊寸前とも言えた。
「さて、それではメインディッシュです。待ちわびましたから、じっくり頂きましょう。」
テンガアールの身体を下ろすと、ネクロードは彼女の足をM字に開脚させたまま、
自身の長大なペニスを彼女の秘唇に突きつけ、ゆっくりと押し入れようとした。
「恐ろしいですか?何怖がる事はありませんよ。そのうち私のものでしか満足できないようになりますよ。
まぁ、それまでもてばの話ですがね。」
「そんなわけないじゃないか。ボクはヒックスと一緒になるんだから!」
「ふぅ、本当に聞き分けのない方ですね。それはもうムリですよ。諦めなさい。そして私に身をゆだねなさい。」
ネクロードはそういうと、腰を前に出していった。
「うぐっ!が!あああっ!」
テンガアールの閉じていた秘唇がどんどん広がる。
ぐっちぃ!
音を立てて、ようやくカリが埋まった。
「くぅ!うあああああ!っはっはっはぁ…」
それだけでも充分に苦しいのだが、更にネクロードは腰を進める。
「はぁぁぁぁー?!あ!ぎゃう!あ!あぅ!」
その長大なものが少しづつ秘唇へと入り込んでいく。いや、めり込んでいくと言った方が正しいかもしれないが。
「ほほほう、やはりなかなかいい具合ですねぇ。すこし柔らかさが足りない様にも感じますが。
まぁそれは、後々になればなんとかなるでしょう。」
テンガアールの膣内を冷静に感想を述べるネクロード。
「ああぁっ!あああぁっ!ぎぃぃぃぃぃぃ!だ、誰が、あぎぃ!お前なんかにっ!」
本当は激痛で気を失ってしまった方がどんなに楽であっただろうか。と感じながらも、
テンガアールはそれでも、屈服する事をよししなかった。
「言ってくれますね。でも、まだまだですよ。もう少し足を開きますか。」
ネクロードはおもむろにテンガアールの太ももをつかみ、力をこめて引っ張った。
ビキ!
「あぎゃあぁぁぁぁぁ!」
足がそのまま千切れたかのような感覚。
赤い長髪を振り乱し、涎を垂れ流してテンガアールは背中をのけぞらせる。
両足は付け根の位置が少し広がり、そのまま更に大きく割り広げられた。
先ほどより股間が大きく広がり、ネクロードのペニスの進入もスムーズになった。
「あ、あぁ…」
目を見開き、焦点が合わなくなっているテンガアールの膣内を更に進み、ついに再奥までたどり着き、
ネクロードのペニスが、彼女の子宮を叩いた。
「ぐあ…ひぐっ、うあぁ……」
「ようやくたどり着いたようですね。まぁ、少々手荒な真似をしてしまいましたが、ご勘弁ください。」
「うぅ…くぅ…ヤメ…うぅ…」
壮絶な処女喪失を経験して、テンガアールはまだ激痛で意識が遠のいていた。
「このままというのも詰まりませんから、少し回復させて上げましょう。」
そう言うと、ネクロードは部屋の隅からなにやら薬をコウモリに取って来させ、テンガアールに飲ませた。
「うう、な、なんで…くあぁ…」
無理矢理意識を覚醒させられ、悲観にくれるテンガアール。
「あなたは私のものですからね。これくらいはあたり前のことですよ。」
涼しげな顔で言い放つネクロード。
彼は、テンガアールとの結合部分を見やって、とても満足そうであった。
そして
「おや、こんな所に可愛らしいものが。」
等とわざとらしく言って、ネクロードはテンガアールのクリトリスを確認すると、指でピンと弾いた。
「ふあぁぁ!きゃうううう!」
とたんに、嬌声とも悲鳴とも取れる声を上げるテンガアール。
「いい声ですね。もっと聞かせてください。」
と言って、更に2度、3度と弾く。
「きゃうっ!んぎゃっ!はひぃ!はぁぁっ!」
そのたびに、引きつった悲鳴をあげるテンガアール。
その責めが何度となく続き、ついにテンガアールの声もかれ、かすれた悲鳴しかでなくなるまで続けられた。
「もう、かれてしまいましたか?なんとも早いですね。」
「ひぃーっ、ひぃーっ…あふぅ……はぅ……」
息も絶え絶えといった感じのテンガアール。
「いい声でしたよ。テンガアール。期待通りですよ。」
とテンガアールに向かってささやいた。
「くぅ、それは、はぁ…どうも…」
それでも、なおテンガアールはネクロードに向かっていった。
「まだまだ、元気そうで何よりだ。それでは、さらに私を満足させていただけそうですね。」
何とも楽しそうに声を上げるネクロード。そしてテンガアールに突き刺さったペニスを激しく動かし始めた。
「うぎゃぁ!ぎゃう!はぁぁぁ!」
まるで、ドスドスとでも音がしそうなほど攻め立てるネクロード。
テンガアールはまるでその下で糸の切れた人形のように揺らされるのであった。
ヒックスとクレオの性交はもうすぐ終わりを迎えようとしていた。
既に、ヒックスは何度となくクレオの膣内に放っていた。
そのたびにクレオは身を震わせ涙を流したが、ついぞ果てるまでには至らなかった。
ヒックスのペニスは度重なる射精にもかかわらず、その屹立を止めなかった。
ぐっちゅぐっちゅぐっちゅぐっちゅ…
「ああぁん、いい、いいのぉ、もっと、もっとぉ!」
「はあぁ!あぐ、くぅ、僕、また、またぁ!」
「ああ、もう、ああ、私も、ハァン、イク…」
「ああぁ、ああぁ、あぁあぁぁぁぁぁ!」
どびゅるるる…
「ああ、熱いぃぃぃ、イイ、ハァァァァァァ!」
ヒックスの精を膣内で受け止めたクレオは気を失い、それを確認するように、コウモリたちの拘束もなくなった。
クレオはヒックスのペニスを飲み込んだまま、彼の胸の上で深い混沌へと落ちていった。
「きゃう、はう、んく、ううぅぅん」
その頃にはテンガアールの秘唇もネクロードの長大なペニスを問題なく飲み込むようになっていた。
テンガアールの口からも、最初の頃とは違った嬌声が上がるようになり、
彼女は、自分の発するその声を聞きながら、自分が失ってしまった物の大きさと、自分がもう戻れないことを確信して涙するのであった。
「ははは、ますますいいですよ。テンガアール。さぁ、思う存分イキなさい。」
ズッチュズッチュズッチュズッチュ……
「だめだめだめ、もう、ああ、そんな、ああ、なんか変だよ、ボクの身体ぁ、ああぁん、
はああぁぁぁぁぁぁっ!」
ビクビクッ!!
「ふぅ!これは、ぬぅ!」
ビュク!ビュク!ビュルルルル…
「イヤァァァ!中でなんてぇ!ダメェ!」
しかし、テンガアールの叫びもむなしく、ネクロードの精液は彼女の膣内を満たしていくのであった。
この後、ネクロード城からティル達が戻る事はなかった。
数ヵ月後、ある少女は身ごもり、更に数ヶ月後、新しきネクロードが誕生するのであるが、その絶望のシナリオをまだ誰も知らなかった。
本来なら、ネクロ×テンガだけで終らせるつもりだったんですが。
そういえば、戦士の村で一泊するときヒックスとクレオが話してたなぁ。
なんて思い出したのが全て間違いの元です。すいません
いつもどおり、愛はなく、そして無駄に長いヘタレでした。
>>282 というわけで、やっぱりというか1でした。
ナナミたんでなくてすみません。
>>302 こればかりは、嘘つき言われても仕方ないんですが。
昨日にはって書いちゃったし。本当にすいませんでした。
334 :
j:02/09/05 04:22 ID:C3X/8f/c
おうファックそこがいいんだろアンアンやめて気持ちいいあーマンコ最高気持ちいい
気持ちいいきもいきもいあああああああああああんあんんんんんんお尻にちょうだいああああああああおうファックミーそしてクチハテタ
336 :
リクした人:02/09/05 15:52 ID:Mc/KrYwJ
良かったよ、ありがとう。
338 :
名無しさん@ピンキー:02/09/05 20:42 ID:UCry9dOn
フッチを書いてくれ
339 :
名無しさん@ピンキー:02/09/05 20:43 ID:UCry9dOn
フッチを書いてくれ
フッチを書いてくれ
フッチは虫馬鹿フランツ以上に竜まっしぐらって感じで女求めたりしない印象(w
341 :
名無しさん@ピンキー:02/09/05 21:36 ID:UCry9dOn
そんなことはない
書いてくれ ずっとまっているぞ ずっと骨になってもまってるぞ
フッチ「ああぁ、いいよ。ブライトの膣内、熱くてぬめって締め付けて、うあぁ!」
ブライト「きゅおおおおおぉぉぉぉぉん!」
こんなんでいいのか?(藁
書いたあとでフーバーの鳴き声だな、と気が付いた
343 :
名無しさん@ピンキー:02/09/05 21:55 ID:BmiHJ2GD
トモだめっすか?
もしかしてトモって男ですか?
そういえばテツってやつもいたんだよな
テツ&トモ?!
>340の言ったようなフッチをシャロンが襲う感じのが見たい。
漏れはヒックス×テンガアールがもう一度見たい。
前スレで腐れSS書きさんが書いたヒクテンには最高に萌えた。
フッチオタどっか行ってくれよ。
クレクレ言うだけならだれでも出来るんだよ。
カミュー×マキってダメっすか?
350 :
名無しさん@ピンキー:02/09/06 22:28 ID:FwYt+pQB
>340の言ったようなフッチをシャロンが襲う感じのが見たい。
>340の言ったようなフッチをシャロンが襲う感じのが見たい。
>>349 カミマキ (・∀・)イィ!
騎士やほひ熱に押されてたけど自分はすごく気に入ってる。
>>348 >>クレクレ言うだけならだれでも出来るんだよ。
スマソ。
だが漏れの書くエロがここにいる人たちを満足させるのはムリっぽい。
と言っても、まだ書いてないんだけどな。
たとえ書いたとしても、ここは神が多いから漏れの小説は
「逝ってヨシ!」
と言われるのがオチだろうな。
何せ、エロ小説を書くのは初めてだから、エロ度が薄いだろうし
しかも、普段からの小説の書き方がとんでもなくヘタレだからな。
353 :
352:02/09/07 01:07 ID:WOEWAunc
ちなみに、漏れは347のカキコをした奴だ。
名前を書き忘れてスマソ。
逝ってくる。
>>311のサイト、早くも403 forbiddenになってました…
ガクガクブルブル
>>352 同じキャラのエロSSを何度も何度もしつこくせがんでるのが問題なんだと思われ。
しつこすぎると文字書きさん達に「早くかけゴルァ!」と催促してるように見える。
そういうのって逆に「何で書かなきゃならないんだ?」って思わす事になると思われ。
あと、「逝ってヨシ!」怖さにうpできないなんて言ってたらずっとうpは出来ないぞ。
各いう漏れは字書きじゃないからあんまりえらそうに言えないが。
(漏れは絵描き。でもサイト運営してるからばれたらソレこそ「逝ってヨシ!」モノ)
356 :
352:02/09/07 16:39 ID:W8KEwyZW
>>355 1ついっておくが漏れは
「フッチを書け」
といっているヤシとは別人だ。
漏れが書いて欲しいのは、ヒックス×テンガアールのエロだ。
正直、フッチ関係のエロには興味が無い。
それと、アドバイスありがd。
もし書いたら、うpするかもしれない。
もちろん、ヒックス×テンガアールだけどな。
ただ、「かもしれない。」だから、期待しないでホスィ。
357 :
名無しさん@ピンキー:02/09/07 22:28 ID:dku5rOGo
うるせーなあ
ガタガタ言い訳するなよ。オマエも立派なクレクレ厨だろーが
往け
うわっ…
荒れるなよ…。
神様達が逃げてしまう…。
中身の無い煽りに反応してもしょうがないよ
361 :
名無しさん@ピンキー:02/09/07 23:58 ID:dku5rOGo
まだかい?あたrたしいのは
362 :
オニール:02/09/08 00:23 ID:ycGnyOoH
まだかい?あたしのは
オ、オニールおばさんっ…!!(((((゚д゚)))))ガタガタブルブル
むしろマーサばあさんが先だろ、と言ってみるテスト
365 :
名無しさん@ピンキー:02/09/08 20:57 ID:vik4AmKc
フッチはまだかね
366 :
名無しさん@ピンキー:02/09/08 21:09 ID:aIEzXVV5
>366
一体何だね??
368 :
名無しさん@ピンキー:02/09/08 23:11 ID:Qf4xr3Fi
フッチはまだかね
フッチは一生上がらないよ
エミリーがイイ!
371 :
名無しさん@ピンキー:02/09/09 11:09 ID:G04Soh5R
生きている喜び……age
常駐スレがdat落ちして、創作意欲も失って、
悲しみのあまりふらふらとしていたんですが・・・
念願のナッシュ×クリスがあるじゃないですか!しかも面白い!
思いっきり心癒されました!
神よ!私をお救い下さってありがとう!
セラたんはダメなのかね?
スキを突かれてとっ捕まって、顔だけはルックにソックリな
ササライに攻められまくるセラたん…。イヤイヤしている内に
ヤパーリ顔はルックソックリなので感じてしまうセラたん…。
(;´Д`)ハァハァ
374 :
名無しさん@ピンキー:02/09/09 15:54 ID:G04Soh5R
>373
ハァハァスレの方でしょうか?
終了
376 :
名無しさん@ピンキー:02/09/09 18:22 ID:GWMT3fqX
再スタート
ハァハァスレってどこでつか?
幻水のエロ小説が置いてあるサイトってどこにあります?
教えて君でスマソ
そういうのはマズ自分でさがぞうよ>379
ついでにこのスレにもちゃんとSSあるでしょ。
ハイランド兵に陵辱されるナナミキボンヌ
神々のエロパロイィ!!そのエロ才をドゾセラたんにも・・・
「セラ、さあ、僕の上に乗って・・・。ハァハァハァハァ((;´Д`))ハァハァハァハァハァ・・・
セ、セラが感じるように・・・動いてごらん・・・」
ルックの上で、セラタンに激しく乱れてもらいたい …気向いたら頼みまつ
>382
なんか萌えまちた。すぐには無理ですが、いつか挑戦してみまつ。
384 :
名無しさん@ピンキー:02/09/10 20:23 ID:9Z/h333I
幻水のエロ小説が置いてあるサイトってどこにあります?
教えて君でスマソ
385 :
名無しさん@ピンキー:02/09/10 20:49 ID:V8aji4bw
386 :
名無しさん@ピンキー:02/09/10 20:49 ID:V8aji4bw
>384の間違い
387 :
310:02/09/10 21:36 ID:LNemawru
>>354 慌ててチェックしたがちゃんと表示されました。
特に意見がないという事はこのまま置いておいてもいいのでしょうか?
388 :
310:02/09/10 21:37 ID:LNemawru
うわっ…下げ忘れ スマソ
310さん乙。
ただ、著作権、商標権の表記がなんか間違ってる気がしまつ。
細かいつっこみスマソ...
>389 普通に見れますた。
391 :
名無しさん@ピンキー:02/09/10 22:41 ID:9Z/h333I
幻水のエロ小説が置いてあるサイトってどこにあります?
教えて君でスマソ
>389
index.htmlを追加してみるよろし
393 :
310:02/09/10 23:00 ID:VqCZGeGa
394 :
382:02/09/10 23:01 ID:rGEXIPlh
>>383 有難きオコトバ!! ・・・マターリ心待ちでつ!
あー漏れも書けりゃなぁ。。いろいろ浮かぶが話に出来ん
>310氏
普通は 作品名 (c) 著作権者 権利発生年 で書きます。
だから
幻想水滸伝 (c) KONAMI TYO 1995-1996
幻想水滸伝2 (c) KONAMI TYO 1995,1998 (もしくは1995-1998)
みたいな感じ。
シリーズを一つにまとめるなら、
幻想水滸伝 (c) KONAMI TYO 1995-2002
でいいんじゃないかな。
>382氏
書き手としては、シチュが具体的に出た方が妄想広がりますんで、
SSだけでなく妄想もガンガン書いてもらったほうが嬉しいです。どうですか>神々
ユーバーのちょっかいとか入れたくなりましたがいいですか?
ただ、一身上の都合でマジ遅くなりそうなのが非常に申し訳ない。
396 :
310:02/09/10 23:22 ID:VqCZGeGa
>>395 直しときました。ありがとうございます。助かりました。
どーしても和姦ものしか思いつかない・・・
>397
和姦も(・∀・)イイよ!
>>397 (・∀・)イイ!!
そういうのは気にしなくてもいいと思うよ。
鬼畜モノは思いつくけど書けない。
和姦でもHになればよいと思います。
初めて書いたSSはSM入っているけど完全に純愛だった。
その後、鬼畜モノを書いたけど巧くいかないで挫折
んで、純愛ばっかり書いています。
ルクセラ(純愛)もいいがユバセラ(鬼畜)もいいとか揺れてみたりするテスト。
半二次のスレ落ちちゃったね。
ここは画像スレじゃないしSSにあわせてイラストを
描いてみたりしたいなと思ったりもするけど
絵になると好みが大分出てくるから逆に脳内補完も難しくなるか・・・。
403 :
354:02/09/11 14:02 ID:nrWZEuPK
>>310氏
乙です。
返答が遅れてすみません。やっと見ることが出来ました。
ただし、ここからの直リンでつなぐとやはり403になるようです。
>403
専用ブラウザから飛ぶと問題なく見られたから、
ひょっとしたら鯖設定で2ch関連からのアクセスを弾いてるのかも。
自分も青リボンで2chの関連スレ情報とかつくってて垢消されたことあるし。
ひょっとするとそれされるかもしれないので、気をつけてくだちい>310氏
糸冬
407 :
エース:02/09/11 17:57 ID:Uuhj34rS
その部屋は中央に置かれた透明のガラスの壁で区切られていた。
セラは一糸纏わぬ姿にされ、切なそうな目でガラスの向こうのルックを見ている。
「ルック様…こんなのいやです…セラは…」
ルックは何も言わず、椅子に腰掛け無表情にセラを見ている。
「この女め…また邪魔をしやがって。いい格好だな」
セラの背後にユーバーが立つ。
「ルック様…お許しください、お願いです」
その表情は恥ずかしさともどかしさでほのかに高揚している。
その幼い顔立ちに似つかわしくない豊かな白い胸が、もがくだびにかすかに揺れる。
ルックが口を開いた。
「…セラ、お前はまだわかっていない。俺のやり方をな」
セラの唇から吐息が漏れた。ユーバーがセラの潤んだ泉に乱暴に指を入れたのだ。
「この淫乱女め…裸を見られているだけでこんなに濡れやがって…」
408 :
エース:02/09/11 17:58 ID:Uuhj34rS
次の瞬間、ユーバーのものがセラの中に乱暴に割って入った。
「ああっっ!」
一瞬セラの肢体は痙攣して飛び跳ねたように見えた。
ルックの魔法のせいで自由にならない手足を必死で動かそうとする。
ユーバーの攻撃的な行為から逃れようとセラの体は白魚のようにもがき、
その度に豊かな二つの胸が激しく上下する。
白い肌にうっすらとかいた汗が光を反射して淫らに光って散る。
「あっ!…あっあっ…くっ…」
ユーバーの動きに呼応するようにセラの唇からあえぎ声が漏れる。
それをセラは唇をかんで耐えているようだった。
その姿を無表情のまま眺めていたルックの手が動いた。
すると微かな風がおこり、セラの髪をかすめ、その風は見えない手となってセラの体を撫で回し始めた。
たまらずセラは口を開いた。「ああっ!ダメです…ルック様…っ!」
人の手とは違う妙な感触に反応し、セラの体は弓なりに反り返り、小さく震える。
見えない手は、セラの白い胸の先端をもてあそんだ。
「んっ…んんっ!」
そのたびに桃色の小さな頂はぷるん、と小刻みに弾ける。
409 :
エース:02/09/11 17:58 ID:Uuhj34rS
「あぁ…ん…ぁ…っ」
もう声を出す気力もないようだ。
「セラ、これは仕置きだ。おとなしくするんだ」
見えない手は容赦なくセラの股の間の銀色の茂みをまさぐる。
と、それを探し当てたように、セラのもっとも敏感な、
桃色に肥大した小さな果実を強く刺激し、もてあそぶ。
「んっ…あああああっ!あんっ!あん!」
耐えられないというように、セラは悲鳴にも似たあえぎ声を上げ、激しく身悶える。
激しい快感の波にのみこまれた彼女の表情はこの上なく淫靡で美しい。
円を描くように上下する胸は風にもまれて不自然に形を変える。
涙をたたえた目で懇願するように声を絞り出した。
「ル…ック…様…」
410 :
エース:02/09/11 17:59 ID:Uuhj34rS
「まだ平気かこの女…フン、この程度で許されると思ったら大間違いだぞ。」
ユーバーはセラの腹を抱え暴力的に引き寄せた。
「いやぁっ…あっあああああっ!!」
今までになく激しく上下させた後、息を大きく吐き、セラから離れた。終わったのだ。
セラを縛り付けていた魔法も解け、彼女は声もなく崩れ落ちた。
ルックが傍に立つ。
「わかったか…俺たちの戦いをなめてるとこういう目にあうんだ」
「…はい…」
「これからは半端な気持ちで戦いに出ないことだな。俺の傍で働きたいのなら」
「…はい…」
健気に返事をしながら、セラはそのまま気を失ったようだった。
ルックは自分の上着を裸で横たわるセラの上にそっとかけるとその部屋を後にした。
終
411 :
エース:02/09/11 18:02 ID:Uuhj34rS
初めて書いたんでへたくそですがスマソ
キャラが違うのも所詮エースなのでゆるしてホスィデス。
412 :
名無しさん@ピンキー:02/09/11 20:45 ID:K2JbM0iH
幻水のエロ小説が置いてあるサイトってどこにあります?
教えて君でスマソ
413 :
bloom:02/09/11 20:53 ID:5+TpTiqb
神様方へこっそりお願い。
外伝のレナ×ナッシュとか、
ナッシュ×ユーリとかキボンヌ
ごにょごにょ。
気が向いたら、……お願いします。
文章系がさっぱり書けない自分には、ここはまさしく神の国。
良いところです
>>397 あれあ、ラブラブハーレム物とか・・・。
無理?
>>395ドノ 遅なりました うpはドゾマイペースでおながいします
・・・気長ーに待ってまつ!
>エースドノ エロいーーー!ルックの見てる前でヤられセラタン…(;´Д`)ハァハァ…
しかし、極めてセラヲタの漏れとしては、セラタンを愛したいのだが
あと、ルックが鬼畜系でも一人称は「僕」がエロいかと・・・
他のセラヲタは分からんが、個人的意見でつ
クレしか言えんのにいろいろ書いてスマソ
初書きでこんなにエロ文書けて、うらやまスィ限りでつ!!
>397様
いいですね・・・ハーレム
ちょっと構想してみます・・・
418 :
_:02/09/12 14:50 ID:XzGkMd8E
419 :
_:02/09/12 14:52 ID:XzGkMd8E
IDがUG… プ
セラたん…(;´Д`)ハァハァ
セラたん…(;´Д`)ハァハァ
エースさん、ありがとー!!!エロイーー!!!
>エース殿
エロくてイイです!
冒険小説より全然上手いではないかw
セラたんハァハァ
セラたんキタ―――(・∀・)―――――――!!!!!!!
幻水で1番の美女セラたん!何気にシリが大きくてグラマーなセラたん!
きっと安産型だろう。ルックがウラヤマスィ……(;´Д`)ハァハァ
今、ササライとセラタソの小説書いてるんだけど、完成したら
ここにうpしちゃっても良いでつかね…。
当方、絵描きなんだけど今回初めての小説なので何かと読みづらい
所とかあるかもしれんのでつが…。
前スレ何時になったら見れるんだ?
ナナミ*2主見たいのに・・・。
426 :
423:02/09/13 03:34 ID:Jo0YCkgM
ではササセラでつ。5章の最後の集団戦争あたりだと思って頂けると
嬉しいでつ。
「…っくっ…!……はぁ、はぁ。
…駄目です、これ以上は私の力ではもちません…」
最後の力を振り絞り、セラは魔獣を召喚してその代償に己の身体の自由がきかなくなっていた。
「ユーバー、あとは頼みます……私の力では…」
「ちっ、人間と言うのは脆いものだな」
セラは何とかその場から撤退する事が出来た…と思ったその時。
「おっと、今、あなたに逃げられては少しばかり困りますね」
「…!あ、あなた達は…」
セラの前に立ちはだかったのはハルモニア国のナッシュとディオスだった。
「あなたには色々と苦労させられましたからね。
これ以上余計な事をされては困るんですよ」
いささか困ったような表情でナッシュが言う。
427 :
423:02/09/13 03:34 ID:Jo0YCkgM
「何を…ルック様の邪魔をされるつもりなら、私はこの命尽きるまで戦います」
「あの男に肩入れをして何になると言うんだ」
黙ってその場に立っていたササライが口を開いた。
「あなたは…ルック様の…」
「そう、みたいだね。信じたくはないけど。僕はあの男の兄らしい」
ササライは殆ど表情を変えずセラに向かって言った。
「あの男のやっている事はヒクサク様を裏切っているだけの行動にすぎない。それに
真の紋章を破壊するなんて事をしたらこの世界がどうなるか、知っているんだろう?」
「私はルック様のお役に立てれば、それで良いのです」
顔を青ざめさせながらも、ササライを睨みながらセラは言った。
「…ナッシュ、ディオス、僕は彼女ともう少し話がしたい。
二人はヒューゴどのの援護をしてきてやってくれ」
428 :
423:02/09/13 03:35 ID:Jo0YCkgM
「は?は、はい、分かりました」
訳が分からずディオスは素っ頓狂な声を発してしまったが、ササライの
これからしようとすることを察してか、その場を足早に立ち去ろうとした。
「ササライさま、何かあればすぐにでもお呼び下さい」
そうしてナッシュとディオスが一礼してその場から立ち去るのを確認した
ササライは苦痛で端正な顔を歪めているセラに振り返った。
「…私を殺すのですか」
「殺す?とんでもない、今にも死にかけている女性を殺すなんて趣味じゃない」
肩をすくめ、ササライは笑顔でセラに言う。
「分かっているだろう、あなたも。あの男の事が聞きたいんだ」
「…何もあなたに話す事などありません」
セラはササライから目を離し、呪文を唱え始める。だが、それを阻止するかのように
ササライの魔法でセラの呪文の媒体であろう杖を吹き飛ばした。
「!!」
429 :
423:02/09/13 03:36 ID:Jo0YCkgM
「逃げようとしても無駄だ。ここら一帯に結界を張らせてもらった。
ルックもあのユーバーも破れない結界をね」
そう言いながらササライはゆっくりした足取りでセラに近づいていく。
そしてセラの耳元で囁いた。
「どうしても教えてもらえないと言うなら…教えたくなるようにしてあげますよ」
「……なにを、……!か、身体が…」
「普段のあなたならば、この位の拘束、いとも容易く打ち破るでしょうが…
どうやら先程の戦闘でかなりの魔力を消耗したようですからね」
魔力で身体の自由を失われたセラの金の髪の毛にササライは触れる。
「いやっ!やめなさい!」
必死で抵抗を試みようとしてみたが、やはり先程の戦争で魔力を消耗しきって
いたため、身体が言うことをきかなかった。
「あなたの愛しているルックと言う男とこの私…、同じような感覚はないのですか?」
そう言ってセラの髪の毛を弄んでいた手はそのまま頬に触れた。
「気丈なあなたの事だ、どんな事があろうと決して言わないだろう?」
「………」
430 :
423:02/09/13 03:37 ID:Jo0YCkgM
無言で己を睨み続けているセラにササライはためらう事なく唇を重ねた。
そして固く閉じたセラの唇を半ば無理矢理こじ開ける感じで舌を進入させたその時。
ガリッ!!
「!!」
突然の衝撃にササライはセラから唇を離した。離した直後、ササライの唇の端から
つっと血が流れ落ちた。
「なるほど、魔力は残っていなくてもそんな事をする体力は残っていましたか。」
「………」
それでも無言で自分を睨み続けるセラにササライは苦笑し、セラのまとっている
ローブに手をかけた。
「!! な、何を……!」
「言った筈です、教えてもらえないなら教えたくなるようにする、と」
そう言ってササライは慣れた手つきでローブを脱がせていった。
すると雪のように真っ白なセラの肌が露わになる。
「綺麗な肌ですね。ルックは…何度あなたのこの肌を見たのですか?」
「………」
露わになった上半身の鎖骨部分をつっと指でなぞった後、決して大きいとは言えないが
形の良い乳房を半ば乱暴に掴んだ。
「い、痛っ…!」
431 :
423:02/09/13 03:37 ID:Jo0YCkgM
苦痛にセラは顔を歪める。その表情を楽しむかのようにササライはもう片方の手で
彼女の頬に触れた。
「…痛いですか?ルックはこんな乱暴な事はませんか」
「やめて!ルック様の事を悪く言わないで!」
「何も悪く言ってなんかいませんよ。初めてではないんでしょう?こう言った行為は」
乳房を弄んでいたササライの手は腰辺りで止まっていたセラのローブを全て脱がせた。
セラは羞恥心でいっぱいになり、固く瞳を閉じた。未だに自由が効かないセラの身体を
ササライはゆっくりと横たえた。
「成る程、こんな綺麗な身体をしていたらあの男があなたを側に置きたがるのも分かる」
「ルック様はそんな方ではありません!これ以上あの方の事を…ぁっ!」
反論していた途中でササライはセラの乳房を今度はゆっくりと優しく揉み、
もう片方に口づけた。乳首を口の中に含み、軽く吸ってやるとセラは甘い声をあげ始めた。
しかし、すぐに我に返り、声をあげまいと必死でセラはその快感から逃れるように微かに
抵抗する。
「…もっと自分に正直にならないと。気持ちいいのなら存分に声をあげて下さっても
一向に構わないんですよ」
432 :
423:02/09/13 03:38 ID:Jo0YCkgM
乳房を弄んでいるササライは上目遣いに、首もとまで赤くなっているセラに見せつける
ように乳首を強く吸った。
「ぅっ…!あっ…ぁ…!!」
その刺激に耐えきれず、セラは小さく喘ぐ。ササライのその行為にセラの中から熱い
ものを感じ始めた。手はそのままセラの下半身へとのびていく。
「い、いや…!そこは…お願い!」
セラの抗議もむなしく、ササライは既に熱く湿っているそこに触れた。それから人差し指、
中指の2本をその中に埋め込んだ。
「ひぁっ!あぁあぁっ!やめて…!」
「…これだけ湿らせておいて、今やめてしまったらあなたがツラいのではないですか?」
悪びれた様子もなくササライは笑顔でセラの中に埋まっている指を動かしてやった。
その度にセラの喘ぎ声は大きくなっていった。
「だめ…!やめてぇ…っ」
すると突然ササライは指の動きを止め、セラをじっと見た。
「…?」
セラは急に動きを止められたので何故止めるのと言わんばかりにササライの目を見つめた。
「あなたが止めろと言ったから止めたまでです。続けて欲しいのなら私に『欲しい』と
言ってください」
「…!!」
433 :
423:02/09/13 03:39 ID:Jo0YCkgM
いつの間にかこんなにもこの男に弄ばれる事が快感になってしまっていた自分に
怒りを覚えたが、もう止められなかった。
「…お願いです…止めないでください…」
「ふふっ最初からそう言って下されば良かったのですがね」
そうしてササライは再び止めていた指の動きを再開した。時に深く、時に浅く、
ササライの巧みとも言えるその指の動きのリズムに合わせてセラは甘い声を漏らす。
「あぁっ…あっ…!」
セラの身体の中に電撃が走り、そのままぐったりとなってしまった。ササライは指を
引き抜くと、セラの愛液で塗れた手を舐めた。
「…もう終わりですか?あの男はあなたにそんなに満足な事をしてやっていなかったのですか?」
セラは反論しようとしたが、全身の力が抜けきってしまって何も言えなかった。
「じゃあ、今度は私を満足させて下さいね」
言ってササライは身にまとっていた神官将のローブを脱ぎ捨て、既に勃起していたモノを
余韻の残っているセラの秘部にあてがう。
「や、やめ……」
セラが力無い抵抗を試みたが愛液でべとべとになっていたソコに進入するのは
容易いものだった。一端、腰を深く沈め、セラの中を味わった後、ゆっくりと腰を動かし始めた。
「う…あぁっ…あっ…!おねが…っ…ぬい…てぇっ」
「気持ちいいのなら正直になってはどうです?」
434 :
423:02/09/13 03:40 ID:Jo0YCkgM
ササライの腰の動きは少しずつ早まっていった。結合部分からはセラの愛液とササライの
先走りの液が混合してぐちゅぐちゅといやらしい音をたてはじめた。
「あっ…あっ…あっ…、ルッ…クさ…まっ」
目をかたくなに閉じていたセラがふっと瞳を開けた時、目の前に居る人物がこの世で一番
自分の愛する男を錯覚させた。
「………くっ…!ぅぅっ」
セラの膣内は愛する男の名を言った途端、急にササライを締め付けた。
「あぁっ!あぁぁぁ…っ!」
ササライは根本まで腰を打ち付け、セラの中にどくどくと熱いものを吐き出す。
同時にセラも全身を弓なりにそむらせ、それを受け入れながらそのまま深く沈み込んだ。
435 :
423:02/09/13 03:40 ID:Jo0YCkgM
「…結局、あの男の事は何も教えてくれないのですね」
「私にはルック様しかいないのです。ルック様のお考えになっている事をあなたに
話した所で何も分かってはいただけないでしょう」
脱ぎ散らかされた服を身にまとい、一度、はじき飛ばされた杖を持ち、ササライの顔を
見る事もなくセラは言った。
「…ハルモニアで真の土の紋章を奪われた時に話してくれたよ、一部始終だけどね」
「…そうですか。それで、あなたのお気持ちは…」
「はっきり言って複雑だ。しかしヒクサク様を裏切った事には変わりはない」
そう言ってしばらく二人は無言になった。
「やはり、分かっては頂けないようですね」
少しだけ魔力を取り戻したセラは杖をふり、そのままササライの前から姿を消してしまった。
「…分かる事が出来ないのは僕の性分なのかもね…」
少し苦笑し、ササライは自軍のもとへと戻っていった。
436 :
じょじょ:02/09/13 12:39 ID:vZ6jwjqO
エークの冒険 第十ニ回
作:ヒットマン・ブラボー
怪獣ベーカーはマリーンにおそいかかったのだ。そしたら、ベーカーは
マリーンの服をはいで挿入した。
「必殺、鉄肉棒!!」「あああ!!!」
マリーンはぶったおれた。
「マリィイィィィィイィン!」
とエークはさけんだ。マリーンの股間からふんすいのように血が
でた。危うし、マリーン!
エークの冒険 第十三回
作:ヒットマン・ブラボー
鉄チョップを受けたマリーンの股間からふんすいのように血が出た。
「ああ、私は死ぬのね」
「死なないさ。処女をうばわれただけで死ぬもんか」
とエークは言った。
「エークを愛してたわ」
「おれも愛していたぜ」そしたら、マリーンは死んだ。
「マリィイィィィィィイン!」
とエークは言った。続く
437 :
ルクセラ:02/09/13 17:50 ID:ief2/Hue
コンコン
返事を期待せずに彼は盆を片手にドアを開けた。
そこには簡素な寝台の上に淡い色の髪の女性が横たわっていた。
普段は具合が悪いんじゃないかと思うほどに白い彼女の顔は今は赤く上気して、荒い息を吐いている。
無理な召喚をさせすぎたのとこれまでの疲労がたたり、この大事な局面で彼女は体調を崩してしまったのだ。
サイドボードに盆を置き、彼は椅子を引き寄せてベッドの傍らに腰掛けて溜息をついた。
「……ルック、さま……」
気だるそうに彼女がぱちぱちと瞬きをして目を開いた。気がついたらしい。
「……起こしてしまったようだね。具合はどうだい?セラ」
「…大丈夫です……今すぐに……儀式の、ちへ」
無理に起きて支度を整えようとする彼女を彼は止めた。
「無理はしなくていい。紋章もすべて手に入れたことだし、セラが回復次第向かうことにしたから」
「もうしわけ、ありません……セラがあまりにも」
彼女の青い瞳が潤んでいた。
熱のおかげで時間勝負の計画に支障をきたしているということがわかっていたのだ。
(いつも……ルック様の足手まといになってしまう……)
彼等の行うことは彼の右手に宿した真なる紋章の破壊。
ハルモニアも敵となった以上、一刻の時間さえも惜しかった。
「いい。セラは重要な戦力なんだから。……それより、食事は取れる?」
「……はい。吐き気はありませんから」
そう言って彼女は身体を起こした。 白い夜着が汗で彼女の身体に張りついている。
サイドボードに載せていた盆をルックは無言でセラの膝の上に載せた。それを見てセラが口元を綻ばせる。
438 :
ルクセラ:02/09/13 17:51 ID:ief2/Hue
「どうかした?」
怪訝な顔をするルックにセラが微笑みかけたまま一人前の土鍋の蓋を取る。
そのとたん湯気の立っている粥から酸味ある香りが漂ってきた。土鍋の傍らには赤と白のコントラストのうさぎが二羽ひかえている。
「いえ、懐かしく思いました。昔、熱を出した時ルック様によく作ってもらったなと。梅粥とうさぎの林檎」
ふぅふぅと匙に息を吹きかけ、セラが口に運び始める。幸せそうに頬張る彼女の姿を彼は黙って見つめていた。
「……そんなに美味しいもの?」 「ええ。とてもおいしいです」
彼の場合何を食べても不味いとしか感じない。これもきっと造られた身体故なのかもしれなかった。 だから、セラのように食べて美味しいと笑みを溢したことなどなかった。
「そうとは思えないけど」 「そうですか?」
セラが息を吹きかけて冷ました粥を口に含んだ。そして、ふいに横を向いてルックにくちづける。
口の中に酸味が広がった。
「セラ!」
ごくんと粥を飲みこんで、焦った声をルックはあげた。
「どうでした?」 「……どろどろしていた」
「味はいかがでした?」
「……酸っぱい。………………………………美味しかったよ」
ルックがそっぽを向く。セラが満足げに微笑んで、残りの粥を平らげ「ご馳走さまでした」と両手を合わせた。
439 :
ルクセラ:02/09/13 17:53 ID:ief2/Hue
「林檎はいらないの?」
「それは二羽いることですし、ルック様といただきます」
「僕はいらないよ」
ぷすとフォークで林檎を指した。そして手を添えてルックに差し出す。
「ルック様、あ〜んしてください」
「いらないって!」
「しょうがありませんね。そんなにただのうさぎの林檎はおいやですか?」
しゃり。
「!!!!!!」
顎を押さえつけられ、今度は林檎を口に含んだままのキス。
(〜〜〜〜〜セラッ!!)
口移しで流し込まれる林檎。絡め取られる舌。
熱のおかげでいつもより熱い口接けだった。
「ルック様といただきますとセラは申し上げました。……いかがでしたか?」
「もういい」
「でも、まだ林檎1個半残っていますよ」
彼はセラの膝から盆を取り上げてサイドボードに移す。
「林檎はいらない……僕はこっちの方が欲しい」
そう言って、ルックはベッドの上に乗りあげてセラを押し倒した。
「煽ったんだから、熱でどうこう言うのは無しだよ」
「はい」
ごそごそと布団を被りルックがセラの上で服を脱ぐ。ぽいぽいと行儀悪くベッドの下にそれらを放り投げた。セラに纏わりつく湿った絹の感触に彼は顔を顰める。
「汗かいたんだから着替えなくちゃ駄目だろ?まったく、セラは子供みたいだ。……ほら、バンザイして。」
彼女の白い夜着をする、するっと引っかかりを覚えながらも脱がす。不平を言いながらもその顔は少し赤い。
「着替えるのは後でですね。今はまた汗をかきますから……ルック様、羽毛布団が邪魔です」
ごそごそと音の鳴るそれが嫌だった。彼の顔も……声まで隠してしまうから。
「これ以上体調悪化させるのは禁止だからね。駄目」
そう言ってルックは羽毛布団の中に顔を引っ込めた。
440 :
ルクセラ:02/09/13 17:55 ID:ief2/Hue
手探りで彼女の華奢な身体のラインをそおっと撫でていく。
ぴくんと彼女の身体が反応した。
「ん……ルック様……くすぐったいです……ぁふ」
セラがルックの背中に腕を伸ばす。細くて長い指が少年の背中をまさぐるように撫でた。
密着したセラの首筋にルックは舌を這わせ、口づける。
「セラの身体……美味しい」
「……ゃ……ルック様……そう言いながら……いきなり、そんなところ触らないでください」
太腿にあたるルックの局部が固く、熱くなってくるのがわかる。
「……そんなところってどこ?」
閉じたままのところを割ってくる気配。……恥ずかしくて、言えない。
「………言ってくれないとそのまま触り続けるけど」
「……ク……リトリ……ス」
「良く言えたね」
そう言いながらもルックは左手で肉芽を弄くるのをやめない。
「……ルック様」
抗議をするようなセラの口調にもルックは意に介さずに口を胸元までに落とす。
柔らかな胸を舌でなめた。
「言ったら触るのをやめるって僕は言ったかい?」
ルックの吐息がつんと立った乳首にかかる。
「はぁ……ぁっ……っ!やぁ……」
「きもち、イイの?……セラ」
「……はい………ぁ…あぁ…、…んっ」
いつもの鈴が鳴るような涼やかな声がどんどんと甘くなってくる。
さっきまで頑なに閉じていた肢体も力が抜けてルックのされるがままだった。とろりとした愛液がルックの左手まで溢れている。
(もう、いいかな?)
それをルックは自らの肉棒に絡める。セラの右脚を掴んで肩の上に持ち上げた。
441 :
ルクセラ:02/09/13 17:57 ID:ief2/Hue
「セラ、いれるよ」
「は………、んぁぁぁっあああ」
じゅぷぷぷと結合部から音が鳴る。
セラの中は相も変わらずきつい。
くっと息を止めながら腰を押し進めてようやく奥まで入った。
緩やかに腰を動かし始める。
「ひゃ…ふ……、ふぁ……ぁ…、…ん」
ルックの頭の上からセラの吐息が漏れる。
布団の中は暗くて暑いためにルックも自然と息が荒くなる。
ぎし……ぎぃ……
……最初はゆるかった腰の動きも徐々に激しくなっていった。
その行為に飲み込まれないように、ルックの骨ばった背中に爪が立てられる。
「……はぁ、ん……ぁあ」
セラを貫く物は抜き差しされるたびに堅さと熱さを帯びていき、セラを翻弄していく。
でも、それは限界に近づいていっていることは彼女にもわかった。
息も途切れ途切れになりながらセラが言葉をつなげる。
「ルッ、ク……さま……セラを……おいて…っいかないで」
「だいじょう…ぶ。セラも一緒にいこう」
我慢の範疇だ。これくらいなら、辛うじてだが。
暴発しないように堪えながらルックは腰を動かすが、だが、セラはぎゅうぎゅうと締めつけてくる。
「……セラ……僕を……受けとめて…!」
「は……ぃ……っ……!!!!」
白い奔流がセラの中に押し寄せてくる。
声にならない悲鳴をあげてセラは痙攣を起こし、そしてルックはセラのやわらかな胸に倒れこむようにして顔をうずめた。
442 :
ルクセラ:02/09/13 17:58 ID:ief2/Hue
ひとときの情事も終わっても、ルックはそのままセラの横にいた。
だが、夜明けも近くなり、そろそろ寝台から起き上がろうとした時、何かが彼の腕を引っ張った。
「……?」
セラがぎゅっとルックの右腕を抱き締めていた。去るのを拒む様に。
彼女の寝顔はやすらかで母の腕に抱かれている幼子のように安心しきっていた。幼い頃と全く変わっていない。
「セラ、離して」
勿論眠っているセラがルックの声に気付くはずもなく、その腕を離そうとはしない。
「……もう少し、このままでいるか」
ふぅと溜息をつき再びルックはごろりと横になって、セラを抱き締めた。
腕の中にある温かな鼓動。まどろみの笑顔。
紋章の器として造られた自分が得た儚い命……これから百万の命と共に失すもの。
「…………僕は、」
―未練が無いなんて、嘘だ。
「それでも、僕は………運命を砕くためにこの手を罪に染める」
決意を失わない様にそれを彼は呟いた。
―セラ。君の命を亡くしても、僕はやらなくてはならないんだ。
彼女の身体を抱き締める腕の力が強くなり、彼の緑色の目から一筋の涙が零れた。
<了>
443 :
30:02/09/13 18:02 ID:ief2/Hue
スマソ。
明日から旅に出るものでもう一本続けてうPしまつ。
>>310様
亀レスですが保管サイト乙です。
最初のシーナ林檎11様ではなく私の拙文です・・・
444 :
30:02/09/13 18:03 ID:ief2/Hue
あの陰険眼鏡ギツネめ……。
俺の今置かれている状況は最悪だった。
懐かしの我が家に戻ってきたと思ったら横領で親戚に騙し討ちの形でとっ捕まり、即座に石牢に放り込まれて明日には死刑らしい。おまけに飯は食えないときた。
至れり尽くせりのお膳立てしてくれた死に損ないのザジには涙を流して感謝するだろう。……もっともこの俺、ナッシュ=ラトキエが死にたがっていたらの話だが。
勿論俺は大人しく獄中で空腹のまま端座して夜明けのコケコッコーを待ちながら辞世の句を作るつもりなんか毛頭無い。
だが、脱出したくとも身ぐるみ全部剥がされて、道具も金も全くない。見張りは俺の知らない兵ばかり。せめて半年前俺がこのカレリアにいた頃なら顔見知りもいてなんとかなったって言うのに。
俺が落胆の溜息をついた時、誰かが降りてきた。……ん?この声は……
「……これは、スフィーナ様」
「ご苦労。囚人との会見をしたい。できるか?」
きぃんと金属がぶつかる音がした。
「これはこれは……しかし、短時間だけですよ」
兵の声が喜色に帯びている。どうやら御代官様から鼻薬を受け取ったらしい。これだから賄賂政治を無下には否定できない。
「手間はとらせないさ」
そう言ってレナは牢の中に入ってきた。だが、かちゃりとご丁寧にも外から鍵がかけられる。そこまではさすがに甘くはしないか。
頼む、あんたこそが俺の蜘蛛の糸なんだ。いまの状況がわかっているなら俺を助けてくれ。そう願いながら俺は減らず口を叩いた。
「……何だよ、俺を笑いにきたのか」
俺を見下ろしているレナの表情は冷たかった。……あれ、何でおまえ生足で来ているんだよ?
「もうすぐ死ぬんだって、ナッシュ?あんたの馬鹿面見納めておこうと思ってね」
は!?あんたは本当に俺を笑いに来やがったのかっ!!
俺は正直唖然とした。こんな血も涙もない奴が俺の叔母さんだなんて…なんて不幸なんだ。
「それと、最後の晩餐を味わうこともできないんだって? 親戚のよしみだ」
「食い物くれるのか!!」
間髪入れずに俺は叫んだ。レナは俺を睨みつける。しょうがないだろう、俺は腹が減っているんだから。
「違うよ」
ふっと意地の悪い笑みをレナは浮かべた。昔、俺が子供の頃に何度も見てきたあの顔。
……嫌な予感がした。物凄く。
445 :
30:02/09/13 18:05 ID:ief2/Hue
「ぬぅわわわわわわわわぁぁっ!!あ……あ、あんた、何しやがるんだ!!」
レナが服を脱ぎ出したのだ。そして、あろうことか俺を押し倒した。
「何ってどうせ明日には死ぬのだろう。夕飯ももらえないおまえにせめて快楽でも味わってもらおうと思ってね」
何言い出しやがる、この女は!!
「あんたわかってんのか!?俺はあんたの甥なんだぞ!」
「わかっているとも。まぁおまえは家出したんだし関係はないが」
「あるだろが!!」
ラトキエ家を出ても、俺とレナは血で繋がっている甥と叔母だ。勿論3親等以内は結婚禁止。近親相姦ももってのほか。
「どうした!!」
俺の叫び声を聞きつけて兵ががちゃりと鍵を開けた。
おお、神様! 変態叔母から俺を救いに来てくださったのですね!!
ところが、俺の救世主様達は目の前の押し倒されている俺と、服をはだけて胸を露出しているレナを見て鼻の下を伸ばし下卑た笑みを浮かべた。
「何だよ。二人きりでお楽しみとは囚人の癖にずるいじゃねぇか。俺達も混ぜてくれよ」
てめぇらなぁ!!
俺の立場ってものわかってる?俺は実の叔母に犯されそうになってんだよ?……それを下半身の欲望に負けてどうするんだ!それでいいのか男として!!……この役立たず!!
「……ああ構わない。入ってきな」
レ〜ナ〜!! このまま乱交パーティーだなんて嫌だ!!俺もおまえも一応貴族なんだぞ!!いや、俺はだったというべきか。
兵達は相好を崩し、ずかずかと入ってきて一人がレナの腰に触れた。その時だった。レナの青い目が光ったのは。
446 :
30:02/09/13 18:07 ID:ief2/Hue
「……なんて言うと思ったのか。この邪魔者どもが」
レナの右手が光る。
「うわあああああああっ」
雷撃がレナの背後に落ち、兵達がばたりと倒れ、ぴくぴくと痙攣していた。ご愁傷様。
「雷の紋章か。手袋をしていたから見えなかったけど……レナ、俺のためにこんな身体張った演技してくれるなんて思わなかった!感謝する!!俺はおまえのことを誤解していた!」
牢は開きっぱなし。見張りも戦闘不能。八方塞がりだったのにこれで脱出できるってもんだ。
さっきとは打って変わったウキウキ気分で俺は起き上がろうとした。 んが。
「そう、それは良かった。では続きをしようか」
ごん。
再び俺はレナに押し倒された。
「は!?」
困惑している俺の身に纏っている囚人服が情けない悲鳴をあげて引き裂かれた。
「だ―――――――――っ!!ちょっと待て!!おまえ、今のは演技だろうが!!俺を逃がすための」
「誰がそんなこと言った?」
「実の甥を手篭めにしようだなんて冗談じゃねぇぞ!!」
「まぁ、これはついでのサービスだ。こんな美人に抱かれるだなんて普通こんないい思いなんてしないぞ。喜べ」
「自分で美人言うな―――――!!おまえ、はなから俺の言う事無視しているだろ!!」
そういえばこの旅ってろくなことなかったよな。
厚顔不遜の妖怪オババには散々こき使われたのに電撃おとされるわ血吸われるわ。
ミューズの宿では超絶料理は食わされるわ、狂皇子やクルガン・シード、獣はともかくとしてエルザにまで殺されかけるわ。
脇道に逃げ込めたとか思ったら、何かヘンなの見ちまったし……都市同盟から逃げ出せたとおもったら、ナイフ投げの的にされるし……
……やめよう。思い出したくもない。
447 :
30:02/09/13 18:09 ID:ief2/Hue
とにかく、この旅での最大のピンチは今だ。シチュエーション的には嬉しいものがあるが、相手が問題過ぎる。さすがに血縁者とはできない。
逃げようにも足には鉄球付の枷がついている。ずりずりとせめてもの抵抗に俺は腕だけでも動かしてレナから離れるように努力した。でも、足が動けない以上、意味なし。
どんどんレナは半裸のまま迫ってくるし。指の先に石の感触が突き当たる。……壁だよ!
「逃げても無駄だよ、ナッシュ」
切れ長のレナの目が怖い。そして彼女は口の端を上げたまま俺のズボンまで脱がしやがった。大事な部分まで外気に晒されて竦みあがる。
……うわ、俺男なのにレイプされてショック受ける女の気持ちわかってしまった。
これはすんごく怖いし、嫌だ!!
「なんだい、縮みあがっているじゃないか、情けない」
「当たり前だろが!!」
あんたがしでかしていることを冷静に考えてくれ。
「せっかくこんな美女がやらしい姿になっているというのに、失礼極まりないよ」
そう言ってレナは俺とは反対方向に向きを変えた。諦めて帰ってくれるか!?
だが、俺の祈りは天に届かなかったらしい。
じゅぶ……ぴちゃ……
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
何でそこでしゃぶるかなぁぁっ。ご丁寧にもカリや裏筋を舌で舐めるだけでなく玉のほうまで手を使って愛撫してくれている。 そんなことしてくれると……
「おや、勃ってきたようじゃないか」
口に俺のモノを咥えて言っているから、その振動も刺激として伝わってきて、より堅くなってくるのがわかった。
……ああ、俺の阿呆。というか男の本能って理性とは関係がないのね……やっぱり。
しかも俺の口先にぷっくりと膨らんだ花弁が押しつけられる。きらきらとそこは濡れていた。……ってなんでおまえノーパンで来ているんだよ? 確信犯か、こん畜生!!
448 :
30:02/09/13 18:11 ID:ief2/Hue
そんな内心あたふたしている俺に構わずにレナは口と手を動かし続けていた。やめてくれ、これ以上やられると出る!!
「頼むからもうフェラするのはやめてくれ!!どんなことでもするから!!」
ぴたっとレナの動きが止まった。肉棒から温かな感触が無くなる。た、助かった……。
「……本当に何でもするんだね?」
「ああ。一度言ったからには撤回禁止。昔おまえが口を酸っぱくして言ってたことだろ」
昔何度もこの叔母に殴られて叩きこまれた教訓を口にした。レナがまだ覚えていたようだね、と呟いた。
「そう……それならば」
くるりと彼女は俺のほうを向いた。腰を浮かせたと思ったら、俺の肉棒を掴んでその上に乗るようにした。そのまま重力に逆らわないようにレナが腰を下ろす。
う、嘘だろ―――――――――――――――っ!!
「なっ!!れ、レナっ!?」
思いがけないことをされ、冗談じゃないと起き上がろうとした。が、レナに頭を石床に押し付けられる。……痛い。あんたここが石牢ってことわかってんの。
「ナッシュ、どんなことでもするっていったのはおまえの方だよ」
どんなことでもするって、俺は実家に戻るとか皿洗いとか南京玉簾とかそんなものをする覚悟だったんだけど。
普通挿入れるなんて思わないだろうが!!何を考えているんだ、この変態叔母は!!
しかも、腰は動かしてくるし、目の前の服をはだけたままの白くてデカイ胸は揺れてなんかプリンのようだし、俺のモノは締めつけられて……いや、確かに気持ちはいいんだけど……そんなことされるとマジでやばいんだけど。
「だからって、中に挿入れることはないだろが!!あんた、近親ソーカンって言葉知っているのか!?腰を動かすなって!!このままだったら出るだろが!!」
「さっき、言っただろう?『どんなことでもする』って。だったら……膣中に出しな。これは命令だよ」
俺は即答した。
「嫌だ!」
449 :
30:02/09/13 18:12 ID:ief2/Hue
レナの目がきつくなる。俺の腹の上に置かれていた手が青白く光りだした……ま、まさか。
弱い電撃が俺の身体を貫いた。
妖怪オババの電撃程ではなかったが、それでも俺の身体が痺れて動けない。
「……ぅ……レ、ナ」
「反抗するからだよ」
再び俺の上に乗ったレナが腰を上下に動かし始めた。
嗚呼。神様、せっかくこの俺を人殺しの罪から救っていただきましたが(そのせいでクリスタルバレーに戻る羽目になったけど)、今度は実の叔母に犯されて近親相姦の罪を負うことになりそうです。……一体俺が何をあなたにしましたか!?
なんで俺はこんな羽目に陥るんだよ。
俺の上では、レナが荒い息をつきながら腰を動かしているし。
ぐちゃくちゃと俺がレナに犯されている音が牢の中で反響している。
ただ、入れるだけじゃなく捻り込むようにも動くから、あいつだけじゃなく俺にも快感は伝えてくる。しかも、俺のモノを容赦なく締めつけてくる。きつすぎだ、おまえ!!
……あ゛ぁ゛!?今度こそヤバイ!!
「ゃ……、ゃめ、ろ……!!」
なのにレナは構わずに腰を動かす。
一瞬、収縮するのがわかった。思わず、血の気が引く。
出る!!
一気に膨張して暴発してしまった。レナの中で。
どぷっ……どぷ……
450 :
30:02/09/13 18:13 ID:ief2/Hue
……ああ、やってしまった。
満足したような笑みを浮かべてレナは俺から引き抜いた。
とろとろと俺の腹の上に白濁した液が零れ落ちる。
「いっぱい出たようだね」
レナ……あんたってやつは……
茫然自失の俺の腕をレナは引っ張った。
「……ビックリしたのはわかったから、そろそろ立ちな。このアホどもが気がつく頃だよ」
服を身に纏いながら、気絶している見張りどもを顔で指し示した。
「……あんた、なんでこんなことをしたんだよ」
「……言ったろ。サービスだと。おまえは女にもてそうにないからね。死ぬ前に一度はさせてあげようと思ったまでだよ」
「悪かったな!!」
確かに俺は女運がないことが判明したよ。
「ほら、ナッシュ。とっとと着替える……それじゃ、私は行くから」
そう言ってレナは牢から出た。
かつ、かつ、かつ……と足音が遠くなっていく。ふと足音が止まった。
「ナッシュ……あんたが隠している真実。いつかは私達に話してくれ」
「………」
俺は何も言えなかった。
「ん……」
足元にいた見張りの手がぴくんと動いた。
ヤバイ!!
俺は脱兎の如く逃げ出した。………が、牢を出て気がついた。
しまった!!俺、裸じゃん!!
<了>
>>444-450 3はまだ終わってないので前の作品は今後のお楽しみとして、レナ×ナッシュ読ませていただきました。
すげーワロタ。
めちゃめちゃウケますた。
こういうのも (・∀・)イイ!
452 :
310:02/09/13 21:56 ID:y1CHaRg1
>>443 (30)
スッスマソ! 直しときました。
絶対やってはいけないけれどやってそうな気がしていた失敗を…!ナナミ酢豚で逝って来ます
当方も旅に出るので管理しばらく遅れます (__)
454 :
名無しさん@ピンキー:02/09/13 22:55 ID:kxqGpVud
http://www.vuu.jp/~v/ ここの21世紀偉人投票というところで行われてる投票で、われらが片岡選手が
苦戦しています。
みなさん是非片岡選手に投票してください。
偉人投票
84位 8264票 . ... 0.1% 片岡 篤史(阪神タイガース)
偉大投票
52位 3062票 . ... 0.2% 片岡篤史の乳揉み
>>453 フランツ26歳って・・・。
サムスと同じなんて・・・。
なんてこった・・・。
スレ違いか・・・・?
イクが25歳と聞いて、イクはフランツと再会した時点で男性経験あり、
なんてネタを思い浮かべるオイラは寝取られスレの住人
457 :
妄想族:02/09/14 00:15 ID:ROj9U9mm
マイナーカップリングだいすきなんですが・・・・
あるようでないシーザー×ユンはダメですか?
誰かぜひこの二人でv
お二方、旅にはお気をつけて(w
無事のお帰り、お待ち申しております
30さんマンセー!!
素晴らしい!
ナッシュの不幸っぷりが堂に入っていて笑えますた・・(w
道中お気をつけて〜
>30さん
レナ×ナッシュとか読みたいと希望した者ですが。
まさかホントに読めるとは思いませんでした。
ナッシュの不幸ッぷりが最高です!!!
有り難う御座いましたー
オチが、奴らしい!!
ルクセラキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
手料理(!?)で看病する保護者ルクに萌え・・・
レナナシュも(・∀・)イイ!
やっぱりナシュには不幸オチがよく似合う。
セラたん祭りキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ササライ×セラたんに(;´Д`)ハァハァしてた者でつ。
ルクセラにササセライイ!!セラオタな自分にはタマランタマラン。
アリガタ屋〜!!!存分に(;´Д`)ハァハァさせて頂きました。
ありがとう神職人さん達!
モニターに沢山のエロ文がっ!!?しかもセラタン!!
ハァハァハァハァ((;´Д`))た、たまらんハァハァハァハァ・・・・
>>423ドノ ササライに、じわじわ攻められ感じてまうセラタン…エロかわいいよーー!!
ササライやルックみたいなヤシらは、ねちねちした言葉攻めがエロいようだ…
>>30ドノ …は395ドノとは違うのだろうか??
漏れも、かわいいセラタンの看病しつつプレイに持ち込みたい!!
「どうして欲しいか言ってごらん?」系のシチュに漏れは弱いでつ…
レナとナッシュも、レナいう女は知らんのだが、・・・ワラタ。
好みの女でなくても体は反応しちまうもんでつ
レナはいい女のようで。ナッシュもまんざら悪い気はしてないだろうと
皆様、熱筆オツカレですた。朝からタプーリ、ハァハァさせて頂きまつた!!
一日の公務が終わった。
判を押し終わった書類を机の上で纏める。
やっと、グリンヒルも復興した。
前以上の活気を取り戻したのではないだろうか。
一時は完全にハイランドに制圧され、この街は壊れかかった。
しかし、争いは終わり、私は再び街に戻ってくることが出来た。
そして今、市長としてこの机に座っている。
「テレーズ様、書類のほうをお預かりしますね。」
「ええ、お願い。」
事務の女性に書類を預け、一息つく。
心地よい疲労。
やはり、私はこの仕事が好きなのだと実感する瞬間だ。
人々の笑顔を守るため。
暮らしやすい場所を提供するため。
扉をノックする音が聞こえた。
「テレーズ様。」
「其の声は・・・シンね。入りなさい。」
「失礼します。」
部屋に入ってきたのは、私の護衛であるシン。
褐色の肌に逞しい身体つき。
常に護衛という立場にあるため、どうしても顔つきが怖いように見えてしまう。
初めて逢った時は、怖い人だと思ってしまった。
しかし、時が経つに連れ、彼がとても真面目で、優しい人だということが解った。
「シン、何か用でしょうか?」
私の問いに、シンは少し困った顔をする。
「・・・シン?」
「テレーズ様。グリンヒルも復興致しました。街は昔以上に賑わってます。」
「・・・ええ。」
「争いも終わりました。」
「・・・そうね。」
「私は、此処を離れて、修行の旅に出ようと思っています。」
一瞬、何が起こったか私にはわからなかった。
唯、シンの口から零れた言葉が、私の脳内を支配してしまったことだけは解った。
「ど、どういうこと!?シン!」
「二度と、此処に戻ってくる気もありません。明朝、此処を発ちます。」
「貴方は私の護衛じゃない!私を置いて何処へ行くというの!?」
既に、私にシンの声は届いていない。
自分の気持ちを口に出すことでいっぱいいっぱいだった。
安心していた。
シンは私の護衛だからと。
何処にも行くことはないと。
何の確証も無いのに。
「テレーズ様。申し訳ありません。」
「嫌よ、行かないで!」
いつもの落ち着いた私など、何処にも居ない。
『シンと離れたくない。』
それだけが、心を支配していた。
シンに駆け寄り、服を掴む。
「嫌よ・・・何処にも行かないで・・・。」
「テレーズ様・・・。」
戦いの中で、私はシンを好きだと気付いた。
けれど、打ち明けることは出来ない。
きっと、シンはとりあってくれないだろう。
『私は護衛ですから』
としか、言ってはくれないだろう。
だから、隠してきた。
傍に居るだけでも良い。
きっと、シンは護衛としてずっと傍に居てくれるだろうから。
近くで感じられれば、それで良かった。
けれど。
「・・・申し訳ありません、テレーズ様。」
真っ直ぐと、私の瞳を見つめたまま、シンは言い放った。
「私は、此処を出ます。護衛は、他の方に頼んであります。」
「何故・・・理由を教えてください・・・。」
服を離し、シンを見上げる。
「これ以上、貴方の傍に居られません。」
普段、寡黙なシンがぽつぽつと語り始めた。
「・・・市長である、テレーズ様のことを愛していると云えましょうか。
私は護衛。貴方を守る立場の者です。
汚してはならない。
だから、私は去ります。二度と、貴方の目の届かぬ所に。」
市長であるから。
護衛であるから。
普通の女性であれば、彼と幸せになることは容易いだろう。
しかし、私が市民を捨てられるか。
市長という荷を、簡単に捨てられるだろうか。
そのことを、彼はきっと考えてくれたのだろう・・・。
頬に熱いものが走る。
涙が零れ落ちていたのだ。
「テレーズ様・・・・?」
「頼みがあります。」
伝う涙を拭うこともなく、私は言葉を続けた。
「去るというのなら、最後に・・・私を、抱いてください。」
シンが驚いた表情を見せる。
当たり前だろう。
けれど。
「最後の願いです・・・。シン。私も、貴方を愛してました。
きっと、誰よりも。
けれど、私は市長であり、市民を捨てる事はできません。
だから・・・・・お願いです。」
お互いに愛していても。
決して結ばれることは無い。
解っていても、願ってしまうのだ。
「テレーズ様・・・。」
ぎゅう、とシンが私の身体を抱きしめる。
こうなることを祈っていた。
例え、それが一夜限りの夢であっても。
市庁舎の窓からは、月が見える。
「こ、此処で、ですか?」
「ええ。」
流石のシンも焦りを隠せないようだ。
「・・・解りました。」
ひょい、とシンが私を抱きかかえる。
私を机に座らせ、目の高さを同じにした。
小さなキス。長いキス。
舌を絡め、唇を塞ぐ。
「あふ・・・シン・・・・・・・。」
「テレーズ様・・・。」
うわ言のように繰り返される相手の名。
ぴちゃ、と卑猥な音が響いた。
胸を服の上から弄られ、声が漏れる。
シンは寡黙に続けていた。
「んっふ・・・シン、服の上からじゃ嫌・・・。」
私は耐え切れずに、自ら服を脱ぎだす。
服を脱ぎ捨て、下着をも脱ぎ捨てる。
「お、お嬢様・・・?」
「お嬢様も、テレーズ様もやめて。今の私は、何でもない唯のテレーズよ。」
シンのターバンを手で解いてゆく。
「貴方も、唯のシン。」
「・・・はい。」
裸体となった私の身体に、シンが舌を這わす。
「はぁ・・・う。」
段々と息が荒くなってしまう。
「テレーズ様・・・綺麗ですよ。」
「シン・・・。」
乳房を持ち上げられ、丹念に頂点を舐め上げる。
それだけでもおかしくなりそうなのに、もう片方の手で、露になった陰部を玩ぶ。
「ああっ!!!」
身体が跳ね上がるような感覚に耐えながら、シンにしがみついていた。
肉芽を指で弾かれる度に、びくん、と身体が跳ねる。
いつの間にか、蜜壷から愛液が溢れ出していた。
「あ、もう、駄目・・・シン、お願い・・・。」
「どうして欲しいのですか・・・?」
「・・・・・・此処を舐めて・・・。」
胸を触っていた片方の手を取り、陰部に持ってゆく。
「わかりました。」
卑猥な音が部屋中に響く。
ちゅぶ、と啜る音が私の耳にも届いている。
「あはぁ・・・っ・・・。」
肉芽を指で弄られ、舌で中を犯される。
狂いそうなのを必死で堪えていた。
ふと、窓に映る自分の姿が見えた。
机の上で脚を広げ、シンに跪かせている淫乱な姿。
まるで私で無いようで。
けれど、これが唯の私。
市長でも、護衛されるお嬢様でも無い。
『女』の私。
「シン・・・もういいわ・・・。貴方が欲しいの・・・。」
「はい・・・。」
シンも全てを脱ぎ捨て、全てを露にした。
「凄い・・・こんなに大きくなってる。」
そっと手を伸ばすと、シンの身体がビクンと跳ね上がった。
先からは蜜が零れている。
「シン。其の椅子に座りなさい。」
「テレーズ様?」
「いいから。」
云われたとおり、シンは椅子に座る。
私は机から降りて、シンの前に立つ。
足をゆっくり開き、シンの上に跨り・・・
ずぶっ。
「うぐっ・・・!!」
「あはぁっ・・・・すご・・・。」
「て、テレーズ様・・・・・・・・!?」
シンが唖然としていた。
まさか、私から入れてしまうとは思わなかったのだろう。
「初めて見たわ、シンのそんなに驚いた顔。」
勝ち誇った気分だった。
「・・・。」
「お得意のだんまり、ですね。」
くすくすと私が笑う。
正面から彼を見据えることは少ない。
沈黙を守るかれに、小さくキスをした。
繋がったまま。
そのまま、舌を捩じ込む。
ぴちゃぴちゃと音が鳴るのも、全て構わない。
私の全てを貴方にあげたい。
473 :
名無しさん@ピンキー:02/09/14 17:58 ID:4KdNuhh0
474 :
名無しさん@ピンキー:02/09/14 17:58 ID:4KdNuhh0
すいません。
旅に出られたのですね。
腰を動かし、シンの全てを感じる。
「あぁ・・・ふあっ・・・シン・・・!」
「う・・・テレーズ様・・・。」
一度シンは、己のモノを抜き、私に後ろを向かせた。
机に寄りかかる私に、後ろからシンが貫いてきた。
「あぁぁぁぁんっ!」
「凄いですよ・・・テレーズ様の中・・・締め付けてくる・・・。」
「いや、あ、そんな事云わないでぇっ!」
シンが腰を動かす度に、奥の奥まで突かれている気分になる。
足の先から、快感が上がってきている。
直ぐにでもイってしまいそうだ。
「愛していますよ・・・テレーズ様。」
カリッ、と左手で肉芽を引っかかれた。
そのまま、ぐりぐりと弄り始める。
「あぁぁ・・・もう、駄目ぇっ!」
ビクン、と私の身体が痙攣を起こした。
「うっ!」
小さく呻き声を上げ、シンが私の中に熱い飛沫を放った。
とろとろ、と逆流してくる白い蜜。
だけど、私たちは繋がったまま、離れようとしなかった。
そのまま、何度も愛し合い、私の記憶が途切れるまで、夜は続いた。
明朝、目を覚ました時に、シンは居なくなっていた。
そして、私はいつの間にか、自分のベッドの中に居た。
多分、シンのことだ。
運んでくれたのだろう・・・。
愛していた。
お互い、愛し合った。
シンと、私と。
枕を抱え、声を殺して泣いた。
彼を愛していた分。
けれど、私は市長であることを選んだ。
シンもそれを願っていた。
だから、私はこれからもグリンヒルを守ってゆく。
それが、私たちの愛だから。
たとえ二度と逢えなくても・・・。
長くてすみません。
逝ってきます。
>腐れSS書き氏
ちょっと切ない気持ちになりました…
でも今回も良かったですよ、次回も期待しています。
>腐れSS書きさん
逝かないで〜!!
密かにシンテレスキーなもんで興奮…(;´Д`)ハァハァ 、そして切なさに…。・゚・(ノД`)・゚・。
良かったでつ。
480 :
名無しさん@ピンキー:02/09/15 03:25 ID:stFgLbaW
(;´Д`)ハァハァ
>腐れSS書き氏
テレーズ待ちだったんで
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!!
ありがd
482 :
渡り鳥 ◆5mpDlzVg :02/09/15 16:07 ID:Iau9FxJW
2主人公(小説ではリオウ)、ナナミ、ジョウイの3Pのえっちというのはどうですか?
だれか、これまでの作品をまとめるページを作ろうという猛者はいないだろうか?
>483
過去レスをきちんと読みたまえ
終了
クリスとルイスってのは駄目ですか?
クリス陵辱モノキボーン
カレーライスの女カミーユ
490 :
名無しさん@ピンキー:02/09/15 23:50 ID:jw20CP2Y
レナナッシュ・・・オチが最高だ
攻めなレナも良いけど受けのレナも見たいかも・・・・
491 :
クリルイ:02/09/16 00:15 ID:EhSpUqEH
有りそうで無かったので書いてみますた。
「クリスさま、お召し物こちらにご用意しておきますね」
「ああ、ありがとう」
「懐かしいですね、この城に戻って来るのは」
激しかった戦いも終わり、かつてビュッデヒュッケ城に集った仲間の何人かは
ビュッデヒュッケ城にとどまった者もいたが大半は自分の故郷へと戻っていった者が多かった。
「ルイス、すまないがお茶を入れてくれるか?久しぶりにゆっくりと過ごしたい」
「分かりました」
そう言ってルイスはクリスが好物の紅茶を入れに向かった。
「ふう…、自室に戻って来るのは久しぶりだな…。ベッドもこちらの方が寝心地が良い…」
クリスは白銀の甲冑を取り外すと私服に着替え、ベッドに身を預け
今まであった色々な出来事を思い出していた。
「あのルックと言う男…、哀れなものだ…。あの男にも考えがあってこその
事なのだろうが、私のやった事に誤りがあるとは思わない」
そう言いながらクリスは真なる火の紋章が宿った右手を見つめる。
492 :
クリルイ:02/09/16 00:16 ID:EhSpUqEH
「…色々と疲れたな。とにかく今は身体を休めたい…」
「クリスさま、遅くなりました。お茶とお茶菓子の用意ができました…あれ?」
ルイスが盆に紅茶と手製のクッキーをのせてクリスの寝室に入った時、クリスは
気持ちよさそうにベッドの上で眠っていた。
「…よっぽどお疲れだったんだろうな、クリスさま」
手に持っていた盆を机の上に置き、ルイスはシーツをかけてやろうと思い
クリスが眠っているベッドまで近づいた。間近で見る彼女の寝顔はいっそう美しい。
「寝顔も綺麗だなぁ…クリスさま」
こんな表情、付き人である自分だけしか見られないと思うと妙に嬉しくなる。
無意識のうちにルイスはに仰向けで眠っているクリスの顔に自分の顔を近づけた。
「…ん、ルイス?」
「わっ!くっ、クリスさまっ!!」
唇があと少しの所でふれる瞬間、クリスは目を覚ました。
ルイスは近づけた顔をばっと離し、そのままクリスに背を向ける。
「何をしていた、ルイス」
「すっ、すすすすみません!クリスさまの寝顔を見てたら、つい…!!」
顔を真っ赤にしながらルイスは机の上に置いた盆からカップとクッキーを取り出した。
「私にキスしようとしたの?」
493 :
クリルイ:02/09/16 00:17 ID:EhSpUqEH
「!! す、すみません!」
クリスに図星をつかれ、みるみる顔は赤くなっていく。
もう駄目だ。クリス様の付き人を解雇させられる。クリス様に嫌われる。そう思うと
ポットに入った紅茶をカップに注ぐ手の震えは止まらなかった。
「ルイス。」
ああもう駄目だ…!!
そう思った瞬間、背後からあたたかいものがルイスを包み込んだ。
「??…クリスさま?」
「…私の方こそすまなかった。最近、全くと言って良い程おまえの事を気にもとめてやれなかった」
クリスはそっとルイスの頭を撫でる。
「おまえは私の良き相談相手でもあり、部下でもある。部下の気持ちを察してやるのが
私の役目でもあると言うのに、最近の私は自分の事だけで頭がいっぱいだった…」
「クリス…さま。…そんな事はありません。僕はクリス様のおそばで働ける事を誇りと
思っています。それにもし、僕がクリスさまの立場だったとしても、同じだったと思います」
自分を包み込んでくれているクリスの腕に自分の手を重ねる。
「ありがとう…ルイス」
ルイスに腕を回していたクリスはそのままルイスを自分の方に向かせる。
目を合わせられなかったルイスは改めてクリスの顔を見上げる。近くで見れば見るほど
クリスの顔立ちは美しく、見とれてしまう。
494 :
クリルイ:02/09/16 00:17 ID:EhSpUqEH
その瞬間、クリスはルイスに顔を近づけて軽く唇を重ねた。
「!!」
「キス、したかったんでしょう」
唇を離し、何が起こったか分かっていなかったルイスにそう言った。
ようやく状況を理解したルイスはますます顔を赤く染め、全身が熱くなった。
「クリスさま…っ!!」
嬉しさのあまり、ルイスはクリスに抱きついた。その衝動で二人はベッドに倒れ込む。
「あなたが欲しいんです、クリスさま…。僕はずっとあなたに憧れていました。
見習いの僕がこんな事を言うなんてずうずうしい事かも知れませんが…僕はクリスさまが好きです」
「ルイス…」
クリスの太股あたりに密着していたルイスの下半身がぴくぴくと波打つのが分かる。
自分に覆い被さっていたルイスを起こし、ベッドの端に座らせ、クリスはベッドから降りた。
「ク、クリスさま?」
もしかしてあんな事を言ったからクリス様を怒らせたのだろうか…。上気していた顔が
途端に青くなっていった。
クリスは座らせたルイスの前に移動し、その場に座りルイスのズボンのチャックを開ける。
するとまだ少し小ぶりではあるがしっかりと起立したルイスのものが出てきた。
「苦しいだろう?私が慰めてあげる…」
そう言ってクリスは右手で大切なものを扱うようにルイスのそれをそっと握り、そのまま
上下に動かしてやった。
495 :
クリルイ:02/09/16 00:18 ID:EhSpUqEH
「あぅっ…、ク、クリスさ…」
2,3度扱いただけで既にルイスの先からは透明な液体が溢れだしてくる。
あまりの気持ちよさに口を半開きにして目を固く閉ざしているルイスが可愛く思え、
手は動かしたまま、クリスはルイスの先に軽く舌をつけた。
「だ、駄目ですクリスさま、そんなトコロ…あっ!」
「私とひとつになりたいんだろう?素直に気持ち良くなってはどうだ?」
ちろちろとルイスの先っぽに舌を這わせていたクリスは深くくわえこんだ。
何度か顔を上下させるとルイスのモノはますます大きくなっていく。
「ん…むぅ…」
「で、でちゃいますっ、クリスさまっ!」
ルイスは両手をクリスの頭に置くと、腰をびくっとさせ、そのままクリスの口内で射精した。
どくどくと出てくる白い液がクリスの口内を埋め尽くす。それをごくりと飲み干し、口を離した。
はぁはぁと肩を大きく上下させながらルイスは涙目でクリスを見つめる。
「気持ちよかった?」
自分の精液がクリスの顔についているのを見るとたちまちルイスのソレは勃起し始める。
我慢できずに腰をかけていたベッドから降り、クリスを抱きしめた。
「もう…駄目ですクリスさま。僕…我慢できません」
「大丈夫、私は逃げないから。おまえの思うようにやってみるといい」
クリスは着ていた服を脱ぎ、全裸になるとその身を床に横たえた。
496 :
クリルイ:02/09/16 00:19 ID:EhSpUqEH
全裸になったクリスを見てルイスはごくりと唾を飲み込んだ。
本当に綺麗だ…。
一時だけでもクリスの肌を独占出来るのだと思うとルイスはおもむろにクリスの豊かな胸に顔を埋めた。
そしてそこに慣れない口づけをおとす。
「あっ…。はぁ…」
クリスの口から切ない声が漏れ始める。自分がしている事に少しでも感じてくれている
クリスを愛おしく思い、胸、下腹部、そして秘部へと口づけを落としていった。
到達したその先はとても綺麗で、中からは愛液かと思われるであろう蜜が溢れ出していた。
「クリスさま…。すごい溢れてますよ…」
「おまえが気持ちよくしてくれるからだよ、ルイス」
にっこりとクリスはルイスの顔を見て微笑んだ。ルイスはそう言ってもらえて嬉しくなり、
クリスのそこに一度口づけをし、下から上へ舌を這わせる。
「ひぅっ…!あ、あぁ…」
生暖かいルイスの舌がクリスのそこを何度か上下へ這わせるとそれに合わせてクリスは
喘ぐ。愛撫を与えれば与える程どんどんと愛液が溢れ出し、床まで濡らしてしまうほどだった。
「クリスさま、入れても…いいですか。僕もう…」
「あぁ…。来て、ルイス」
ルイスも着ていた服を全て脱ぎ、激しく脈打っている自分のそれをなだめながら
クリスの秘部に少しずつ進入していった。初めて経験する女性のそこはとても熱く、
それだけでルイスは果ててしまいそうになる。
「そのまま、ゆっくり動かして…」
「は、はい…」
クリスに導かれるまま、ゆっくりとルイスは腰を動かし始める。
497 :
クリルイ:02/09/16 00:20 ID:EhSpUqEH
動かすたびにクリスの膣は熱くなっていき、ますます蜜が溢れ出す。
「っ…どう…ルイス、気持ちっ…いい?」
「はいっ…クリス様の膣(なか)、熱くてとても気持ちいいです…っ」
感覚が慣れてきたころ、ルイスは動きを早くしていき、自分の行為で喘いでいる
クリスに深く口づけた。絡み合った舌をルイスは吸い上げる。
「んっ…んぅぅっ…」
「クリスさまっ…!も、もう駄目です…!出ま…っ」
「んあっ…あぁっ!ル、ルイス…!」
激しく腰をクリスに打ち付け、限界まで来るとルイスは思い切り腰を引き抜き、クリスの
下腹部辺りにばっと白いものを吐き出した。そしてそのままクリスの隣に倒れ込む。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
「ふふ…、どうだった、ルイス?」
クリスはルイスの方に振り返り、微笑みながら言う。
「とても、気持ちよかったです…クリスさま…」
クリスは少しけだるそうに身を起こすと机の上に置かれていた紅茶を一口飲む。
「…冷めているな。ルイス、すまないが身体が落ち着いたらもう一度お茶を入れてくれるか?」
「あ!はい、クリスさま!」
ルイスはばっと立ち上がり、出ていこうとした。
「ルイス、その格好で出て行っては城の者に怪しまれるぞ」
自分が全裸な事に気付き、顔を赤くしていそいそと服を着た。
その光景を見ながらクリスはくすくすと笑う。
「すっすみませんクリスさま!すぐにお茶、入れなおしてきます!」
「ルイス」
机の上に置いてあった盆を持って慌ててクリスの部屋から出ていこうとした時、
クリスはルイスを呼び止めた。
「また…寂しくなったら私に相談してくれ。」
にっこりと笑い、クリスは言った。
「あ、ありがとうございますクリスさま…!」
ルイスはクリスに一礼し、お茶を入れ直す為にその場から出ていった。
498 :
名無しさん@ピンキー:02/09/16 00:45 ID:CaXeXap6
クリス×ルイスは良いですね!
かなり萌えます!!!!
>>482 2主・ナナミ・ジョウイの3Pイィ(・∀・)!!
ぜひうpってくだちぃ!!激エロキボン!!
クリルイ……ルイス可愛すぎ!!リードするクリスがまんまで
リアルな感じがとてもエロかったす!!
やっぱ、クリスネタが一番萌えますなぁ〜。
502 :
名無しさん@ピンキー:02/09/16 19:33 ID:nftjFsm1
ジョウイに犯されていく姉ナナミを見て激しく興奮する2主というシチュはどうかい?
出番なんてほとんどなかったけど実はアイシャが好き・・・・・
>502氏
いいですね・・・萌えます
ジョウナナ、主ナナ好きなんれす・・・
505 :
11:02/09/16 23:51 ID:cBKcQi+1
エヘヘヘヘ……フフフフフ……
とんでもねーの書いてしもた……おらぁ人間失格だぁ……
ヘヒヒヒヒ……ハハハハハ……
д ・∵.
;y=ー( ゚ ・∵.)・∵. ボンッ!!
\/| y |) ・∵.゚
何があったんだ!(゚д゚;)ノ
11さんがっ!いやぁっ!
なんかすごそうだな・・・
>>505 吹っ飛びすぎ(w
出来たらうpしてくだせえ。
510 :
名無しさん@ピンキー:02/09/17 00:22 ID:23TfV5tJ
アイリを犯す弟を見て激しく興奮する姉ナナミいうシチュはどうかい?
11〜〜
カム☆バック(´∀`)
512 :
名無しさん@ピンキー:02/09/17 01:32 ID:+1vj25hN
坊ちゃんの自慰が見たい・・・はぁはぁ
ルイス萌え・・・ハアハア・・・。
ルイス×クリスびいきの漏れには(゚д゚)ウマー
本拠地で鬼畜野郎どもに次々と犯されていく幻水2女性キャラを書いていこうとする猛者はいないか?
ナナミ、アイリ、メグ、テンガアール、ビッキー、ミリー、カスミ、ワカバ・・・
個人的にナナミきぼんぬ。
3は個人的にヒットしなかったからなぁ
2キャラでやってほしいね。
>518
じゃテメェが書けYO
「あ、はぁ・・・ジョウィ・・ッ」
ジョウイの指がナナミの中を弄り奥まで突き上げる。
その感覚が快楽を漂わせナナミは体をくねらせた。
「ナナミ・・気持ちいいかい?」
「あ・・っんア!ジョ・・ゥィ・あァんッ!」
↑こんなん感じで良いかな?
頑張って書いてみたいが・・・・最後まで書けるか心配だ。
>519
ご免絵描きなんだ
522 :
262:02/09/18 01:30 ID:RsglydLG
>>502 それもらっていい?
しばらくはオフラインのしがらみゆえ上げられないと思いますが、それはかなりそそられまする。
白いシーツの波に揺られて、まどろむ。
降り注ぐ太陽の光。
穏やかな昼下がり。
ナナミはベッドの中で眠りについていた。
昨日の激しい戦いで浪費した身体へのご褒美。
ただ、昼寝をしたかったという気持ちもあるが。
弟のリオウも今日は休息を取っている。
筈だった。
ふと、目を覚ますと、上の階から呻き声みたいなのが聞こえた。
上の階にある部屋は、リオウの部屋。
まさか、昨日負った傷が痛むのではないかとナナミは考える。
ベッドから起き上がり、勢いよく扉を開け階段を昇る。
呻き声が段々大きくなってくる。
扉をバン、と思い切り開け放つ。
「リオウ!大丈夫!?何か痛むの!?」
「え?」
そこで見たのは、目を丸くして此方を見る弟と。
服を纏わず、肌を露にし四つん這いになっているアイリの姿だった。
「なななななななななな、何!?あ、アイリさん!?」
驚きの余り、ナナミはきちんと喋る事が出来なかった。
弟と、アイリが一緒に居るのは良いのだが。
ベッドの上でアイリが裸で四つん這いになっているということが理解出来なかった。
暫くの沈黙の後。
アイリが服を持ち、静かにベッドを降りた。
「あーあ、いいとこだったのに。ナナミ、無粋な真似すんなよ。」
しかめっ面のまま、アイリが扉に近づいてくる。
「ご、ごめんなさい!何か呻き声がしたからリオウに何かあったんじゃないかって。」
「呻き声?それは喘ぎ声だよ。それくらい判別しなよ?」
喘ぎ声。
それを聞いて、ナナミは顔を紅潮させる。
「ああああ、御免なさい!邪魔しちゃったの!?私。。。」
「そーだよ。折角良い所だったのに。」
すっとアイリの腕がナナミを抱きとめる。
顔の間隔が1cmにも満たない状態。
そして、耳元でアイリがそっと囁いた。
「邪魔したからには、責任取ってもらわないとねぇ。」
「せ、責任!?」
「な、リオウ。いいよな。責任くらい取ってもらわなきゃ。」
後ろを向き、承諾を取る。
「・・・そうだね。こんな中途半端じゃスッキリしないもんね。」
いつもの優しい笑顔のまま、リオウは答えた。
「そういうわけだ。さ、ナナミ。責任取ってもらおうじゃねーか。」
「な、何・・・?何するの?」
答えた途端、ナナミの唇がアイリの唇に塞がれた。
生温かい感触。
「んぐーーーーっ!!!!!!」
声にならない悲鳴を上げる。
舌でまさぐられ、歯の裏を舐められる。
柔らかい感触。
「ナナミ・・・凄い甘い。」
唇を離し、白い糸を引きつつアイリが微笑む。
「アイリさん!何するんですかぁ!」
「何って、責任取ってもらうんだよ。アタシとリオウ。二人とも気持ちよくしてもらうのさ。」
其の言葉に、ナナミの思考が停止する。
気持ちよくする。
イコール、何をするか。
答えは一つ。
「嫌ーーーっ!何で弟と女の人にそんなことしなきゃならないのっ!!」
「邪魔したんだからしょーがねーじゃねーか。」
「そうだよナナミ。」
うんうん、とベッドサイドで頷くリオウ。
ナナミは弟を睨みながら、必死にまくし立てる。
「り、リオウまで・・・・。あ、あたしはヤダったらヤダからね!」
「・・・しょーがないなぁ。アイリさん、此れ使って?」
ぽい、と投げられた瓶をアイリが上手くキャッチする。
「嗚呼、此れか。この間仕入れたやつかい?」
「そう。」
ナナミはアイリの手に持たれた謎の瓶をじっくりと見据える。
其処に書かれていた文字は。
『媚薬効果ばっちり☆エロエロ・R』
まさか。
プシュ、と瓶をアイリが開ける。
「さ、ナナミ。口開けな。」
「い、嫌。」
「開けろったら開けろって。」
「だ、駄目。」
「開けろったら開けろったら開けやがれぇぇ!」
がぼっ。
アイリが無理矢理指を捩じ込んでナナミの口を開かせる。
注がれる液体がナナミの口の中に広がってゆく。
「−−−−−−−!!」
全て注ぎ終わったところで、再びアイリの唇で塞がれる。
戻せない。
飲み込むしか生きる術は無かった。
ごくり。
喉元を下ってゆく音が聞こえた。
アイリは口の中に残ってないか確かめてから唇を離した。
「どう、ナナミ。エロエロ・Rの味は。」
リオウが聞いてくる。
「何か・・・甘いけど辛い・・・。わかんない・・・。」
「そう。でもそのうち効いてくるから楽しみにしてなよ?」
「それまでアタシと遊んでようぜ?」
にっこりと笑うアイリ。
「たっぷり気持ちよくしてくれよ?責任持って。」
服を引き剥がされ、下着をも脱がされベッドへ連れてゆかれる。
「あ、アイリさん・・・。」
「恥ずかしがることはねーよ。あたしだって裸なんだから。」
ドサ、っとシーツの上へ倒れさせる。
下から見上げるアイリの姿。
「さっきまで僕としてたからね。」
「うるさいよリオウ。」
ベッドサイドに座り、口出ししてくるリオウに一喝する。
「僕は此処で見てるから。二人とも、楽しませてね?」
ナナミの滑らかな肌の上をアイリの紅い舌が這いずり回る。
小さいながらも盛り上がった二つの丘をアイリの白い指が揉みしだく。
「っふ・・・。」
じんわり、と身体の奥が熱くなるのがナナミの中で感じられた。
「ナナミの胸、柔らかいなぁ・・・。」
丘の頂点に飾られた小さな突起を、唇に含む。
「あはぁっ・・・!!!」
ぴくん、とナナミの身体が揺れた。
「感じるんだ・・・あたしと一緒だね。」
舌先で転がし、もう片方の突起を指で弾く。
其のたびに口から零れる吐息と声。
ちゅぽ、と唇を離し、ナナミの頬にキスをする。
既にナナミの息は荒くなっていた。
「気持ち良かった?ナナミ。」
「アイリさん・・・。」
「じゃあ、下もしてあげるね・・・。」
腕を下腹部に伸ばし、ナナミの秘裂部分をまさぐった。
ちゅく、と湿った音が響く。
「こんなに感じた?媚薬の効果バッチリみたいだねぇ・・・。」
とろとろに溢れかえった蜜壷の辺りを人差し指でなぞる。
其の度にナナミの身体がビクビクと跳ね上がった。
「いやらしい格好だね、ナナミ。」
上からリオウが覗き込む。
「こら。まだ駄目だよ、リオウ。あたしが先なんだから。」
「はいはい。でも、僕の、こんなになっちゃってるんだ。さっき最後まで出来なかったからね。」
リオウが指摘した先には、服の中で限界まで膨れ上がったモノがあった。
「しょーがないなぁ。ナナミも媚薬がちゃんと効いてるみたいだし。あんたも参加しなよ。」
リオウに抱き起こされ、背中から胸を愛撫され、内腿を広げられた付け根はアイリが舌を這わす。
「あぁぁぁっ!すご・・・!!」
得も知れぬ快楽に酔わされるナナミ。
「どうしたの?ナナミ・・・。」
耳元でリオウが囁く。
それですらも快楽に繋がってしまう。
手全体で胸を捕まれ、指先で突起を転がす。
時々強く掴まれる度に電流が走ったようになってしまう。
一方で花びらを広げられ、真珠を舌で転がされる。
蜜壷からはシーツを湿らすほど零れていた。
「ナナミ・・・美味しいよ。」
ぴちゅぴちゅとアイリが蜜を舐め上げる。
「あんっ!も、もう駄目ぇっ!!!」
一瞬、白い波が頭の中を包み込んだ。
大きく仰け反る身体。
かくん、と力が抜けナナミはリオウに持たれかかった。
「イッちゃたの?ナナミ。」
「まだアタシが気持ちよくしてもらってないよー?」
シーツに倒れこんだナナミを二人が見下ろす。
既にナナミの意識は虚ろだった。
唯、下腹部が熱い。
それが意識を手放すのを拒否している。
もっと。
もっと、気持ちよくなりたい。
ナナミは虚ろな頭で考える。
気持ちよくしてもらうには。
アイリの願うことをしてみては。
ご褒美として、また気持ちよくしてもらえるかもしれない。
理性など、何処にもなくなっていた。
ナナミは思うが侭に行動を始めた。
ガバッ。
ナナミが起き上がり、アイリにしがみつく。
「え!?」
驚くのも束の間、ナナミがアイリの足を思い切り開かせた。
「な、ナナミ?・・・はぁっ!!」
問いかけに答えることも無く、ナナミはアイリの秘裂にむしゃぶりつく。
じゅぷ、と舌先が蜜壷に侵入する。
「あぁぁ!き、気持ちいいよナナミ・・・。」
足を抱え、舌でアイリを犯してゆく。
相手が女とか、そういうことはどうでも良かった。
気持ちよくなりたい。
唯、それだけ。
「アイリさん、良かったねぇ、気持ちよくなって。」
「ふあんっ・・・り、リオウはどうするのさ・・・・・・・ああっ!」
ナナミを挟んで、アイリと会話を交わす。
「僕は・・・こうするんだよ。」
服を脱ぎ捨て、リオウがナナミの後ろに膝を付き、腰を掴む。
そそり立ったモノを割れ目に押し付け・・・一気に腰を進めた。
ずぶっ。
「はぁぁぁぁぁんっ!!!」
急激に体内に入ってきた異物にナナミが悲鳴を上げる。
「ぐ・・・凄い狭い・・・ナナミの中・・・。」
「なるほどねぇ・・・あはぁぁんっ・・・・・・。」
アイリはナナミの頭を掴み、秘裂に固定させた。
リオウが動くたびに、ナナミは喘ぎ声を上げ震動が伝わる。
「いい・・・いいのぉっ!!リオウっ!」
「ナナミ・・・イッちゃうよ・・・気持ちよすぎるよ・・・。」
ぱんぱん、と腰を打ち付ける音が聞こえる。
「ほら、ナナミ。お口がお留守だよ?」
秘裂に顔を押し付け、アイリが要求してきた。
「はぁい・・・あぁぁんっ!!」
「上手だよ、ナナミ・・・リオウより上手いんじゃないか?」
「アイリさん、酷い事言わないでよ。」
「冗談だよ。さ、イクよ、ナナミ・・・・・・。」
更に激しく動かすリオウ。
「あぁぁ、アタシもイッちゃいそうだよ・・・ナナミ・・・。」
「あぁぁん、ひぅっ!!い、イク・・・・!!!」
どぷっ。
ナナミの中に、リオウの熱いものが放たれた。
とろとろ、と溢れ出していく蜜。
ビクン、と身体を痙攣させて、ナナミがシーツの海に倒れた。
「っふ・・・ナナミ、イッちゃったみたいだねぇ。でもアンタはまだ元気そうだね、其れ。」
「アイリさんにも入りたがってるんだよ。」
「アタシ、直ぐイッうかもよ?」
「僕もだよ。」
リオウはナナミを手放し、アイリに近づく。
足を広げさせたまま、リオウはアイリを突き上げた。
「あぁぁぁんっ!!!!」
「アイリさんの中・・・気持ちいいね・・・。」
「リオウのも・・・固くて大きくてイイ・・・・・・あぁっ!!!!」
ずぶずぶ、といやらしい音が結合部分から聞こえてくる。
溢れる蜜としっとりと汗ばむ身体。
「あ、はぁ・・・も、イク・・・。」
「アイリさん・・・僕もっ!!!!!」
夕暮れが迫る頃、ナナミは意識を取り戻した。
「ん・・・あれ?」
両側には、裸のままのアイリとリオウが眠っている。
「あ・・・・・・・・そういえば。」
自分が何故裸なのかも全て思い出し、苦笑いをする。
しかし、嫌でない自分も居た。
寧ろ・・・。
眠っているリオウのほうを向き、ごそごそと下の方に潜り込む。
モノを見つけ、口に含み始めた。
口の中で硬さを増してゆくリオウの分身。
そして、後ろ側に手を伸ばし、アイリの秘裂を探ってゆく。
また、色んなことをしたいとか思ってしまう自分。
人間、快楽には逆らえないのよね、と相変わらず楽天家なナナミだった。
おまけ。
「アダリーさん、幾らで其れを売ってもらえる?」
「うーむ・・・900ポッチってとこだな。」
「うん、じゃあ2瓶お願いね。」
少年は瓶を受け取ると、そさくさとこの場を去っていった。
「一度使った者は快楽の虜になるエロエロ・R。ワシも凄いものを作ったもんだ。」
再び、扉が開かれる。
「何じゃ?・・・おぉ、フリックか。」
「俺も一瓶貰おうか。」
・・・・本拠地にて好評発売中。
・・・一箇所、かぎかっこを付け忘れた部分あります。。。
文章変わっちゃったよ(汗
本当は「冗談だよ」「さ、イクよ」と切るつもりだったのに。・゚・(つД`)・゚・。
dファーで殴られて逝ってきます。
534 :
ジョグ:02/09/18 10:06 ID:ohB+efP6
他の人のも書いて
>>533 いかないでーーーー!
最近百合な展開も好きなので
主人公×ナナミありアイリ×ナナミあり
主人公×アイリありで大変(゚д゚)ウマーでありました!!!!!
>>523 腐りすぎSS書きドノ
ナナミタン、エロくてかわいいよー!!面白い!
セラタン以外のでは、85ドノのヒューゴとリリィのが萌えるな思ってますたが…
こんな感じもイィ! エロエロ・R
537 :
_:02/09/19 05:26 ID:3PVW4LkL
>>515-516 とりあえずDegに晒しておいたぞ、完全知障にして真性構って君のGチャソ(プ
スレが荒れるから、ここにはもう来ないでくれや(w
3Pだ!
えっちぃね(・∀・)
540 :
名無しさん@ピンキー:02/09/19 23:35 ID:CkUs6mQy
3P神降臨!
541 :
ジョグ:02/09/20 10:18 ID:6Jk6mYVa
クリ×ボル書いて
クリン×ボルガンか…難しいな
543 :
名無しさん@ピンキー:02/09/20 13:21 ID:T4VBxVPj
>542
上手い。座布団一枚。
544 :
オル:02/09/20 13:28 ID:hJ8rCyQV
レオ×アンヌ希望
545 :
名無しさん@ピンキー:02/09/20 13:29 ID:Ts09q+Qj
546 :
名無しさん@ピンキー:02/09/20 16:56 ID:T+FhD2Pd
荒らし界のGとかいう香具師が出没しています。
リクエスト希望とやたら煽ってるのがGと思われるので注意してください。
ササレナは?
548 :
オル:02/09/20 19:48 ID:RZrsh7n7
いいんじゃない。書いてみて。
11さんが小動物×シャボンを書いた夢を見た…。
でも正夢はギョーム×シャボンになってしまう罠。
動物×シャボン・・?
軍曹×シャボンか!!?
ナナミ、ジョウイ、2主人公の3P物はどうなったの?
>>520 書きかけ?
純愛多いから鬼畜物が読みたいな。
553 :
名無しさん@ピンキー:02/09/21 21:19 ID:bmzlizxm
はぁぁ…
ブランキーと一人?エチする腹話術娘なんての考えて、
一人で萌えてしもうた…
554 :
:02/09/21 21:22 ID:ne+64k9G
>553
それ、なかなか面白いと思うなぁ。
自分も萌え
「すごいんだ! 俺達ウサギ狩るのがやっとなのに、
ルシア族長はこ〜んな大きい猪倒しちゃったんだよ!?」
短い赤毛の髪をした子供が両手をいっぱいに広げて、
口に含んだ食べ物が飛ぶのも気にせず嬉しそうに話す。
「これルル! 口の中のもの飲みこんでから話しな!」
彼の目先にいたふくよかな女性が、はしゃぐ子供を叱咤した。
「ははは。話すか食うかどっちかにしろルル、忙しいな。」
「んぐ……。ねぇジンバ兄ぃ、俺も今度スッゴイの獲ってくるから!」
「うーむ、ルルには無理だろうな。」
肩幅の広い、大柄な男が苦笑いを浮かべて答える。
その答えにルルは不満そうに顔をしかめた。
「そうかなぁ……。」
やる気を削がれた、とばかりに口を尖らせるルル。
ふぅ、と息を吐いたジンバの今の心情は『やれやれ』といったところか。
「ルル、私も最初から猪を獲れた訳じゃないよ。
小さい獲物を何回も何回も追って、『狩り』を身体で覚えるんだ。」
ちょうどルルの向かいに座っていた女性が、
囲炉裏を挟んでもなお、よく通る声でルルに言い聞かす。
「へぇ……そうなんだ。」
「母さんも子供の頃はウサギ追いかけてたの?」
ルルより若干背は高いだろうか、
ルシアの横に座っていた少年が口を開いた。
輝く金色の髪、着ている衣服が似たようなものであることから、
2人の関係は一見して母子に見える。
「そりゃそうさ。私がルルぐらいの頃はウサギを獲るのも苦労したもんだよ。」
それを聞いたふくよかな女性が、大きく口を開けてはははと笑った。
「へぇ、あんたもそんな時があったんだねぇ。」
「ルース、私も小さい頃はみなと変わらない子供だったさ。」
今やルシアの弓の腕前はカラヤ一だと認められている。
その細く強靭な腕から放たれる矢は、風よりも早い速度で獲物を確実に仕留め、
それは見るものを魅了するほどに美しく、華麗なものだった。
今日初めてそれを目の当たりにしたルルは、
その感動を言い表したくて仕方ないのである。
「大きいものを捕らえるのにはウサギ捕まえるのも大切って事?」
「そうだね……でもヒューゴとルルも随分見ない内に上手になってたよ。
私が抜かれるのも時間の問題かもね……ふふふ。」
その笑みは、子供達の成長を嬉しく思う気持ちからきたものなのか。
ルシアは隣に座っている自分の子に目をやった。
まだあどけなさを残した面持ちのこの子が、
いつか自分を追い抜いて逞しく成長した姿を思い描いてみるものの
そのビジョンは、はっきりとした形にならなかった。
「何がおかしいの、母さん…」
「ふふ。」
自分が笑われたと思ったのか、ヒューゴはやや不機嫌な表情を浮かべた。
そんな直情的な我が子にルシアは意味ありげに笑ってみせたが、
彼にその意は汲み取れなかったようだ。
「?」
「ルシア、疲れただろう?今日は早いとこ休みな。」
用意された食事も尽きてきた頃、ルルの母親のルースがそう言って立ちあがった。
「いや、私も手伝おう。」
この人数分の後片付けは大変だと感じたルシアが
彼女の後について立ちあがろうとする。
育ち盛りの子供と大人3人、片すものも多い。
「いいからあんたは帰って休みな。汗もかいただろうし、身体を洗ってきたらどうだい?」
「……そうね。ありがとうルース、甘えさせてもらうよ。」
それは些細な気遣いだったが、ルシアはその言葉に胸が熱くなった。
普通なら気づきにくい事まできちんとサポートしてくれるルースは、
ルシアが本当に頼りにできる数少ない親友の1人なのだ。
「ルル! あんたも身体洗っといで!」
残飯処理に忙しいルルが、ビクリと身体を竦ませる。
喉につまりそうなものを飲みこんで席を立つと、ヒューゴに向かって話しかけた。
「ヒューゴも一緒に行こうよ。明日は遠乗りするんだろ?」
「うん、行こうか。ルース、ご馳走様。」
ヒューゴはルースにぺこりと軽くお辞儀をしてから、すっと立ちあがった。
服を軽く払って、脹らんだ胃をさすったりしてみる。
「今日も背中、流しっこしようぜ!」
「あぁ。」
「じゃあ、私も一緒に行こうかな?」
子供達の無邪気な会話にルシアが噛んだ。
それに敏感に反応する場の者達。喜び、驚き、様々な感情が飛び交う。
「か、母さんも!?」
「へぇ、いいじゃないか。たまには母子一緒に入っといでよ。」
顔を綻ばせるルースとは対象に、ヒューゴはいまいち乗り気ではない様子を見せている。
母と共に裸を合わす事は、多感な時期にある彼にとって大きな抵抗があったのだ。
「何さ、母さんも仲間に入れておくれよ。」
「だ、だって…」
「ははは、ヒューゴ照れてんの!」
からかい口調でルルが笑う。
ヒューゴはそんな彼を見て少しだけムッとしたものの、黙ってテントから出て行った。
今から祭りにでも出かけるかのような軽い足取りのルルが、
テントの出口前で振りかえった。
「ジンバ兄ぃは一緒に行かないの?」
今まで状況を笑顔を浮かべて見守っていたジンバが大きく目を開いてルルを見る。
「え……」
返答に困っているジンバに、ルシアは目を細めて不敵な笑みを向けた。
彼の表情を楽しむかのように、探りの誘いをふってみる。
「ふふふ。ジンバも一緒にいくかい?」
「………からかわんでくれ。」
やや不機嫌さを言葉尻にこめて、ジンバは2人から目をそらすと
その場にごろり、と転がった。
3人は、カラヤの村からそう遠く離れていない湖に着くと
早速入浴の準備を始めた。
月夜の下に露わになったルシアの身体は、
1児の母だとは信じられないほどに素晴らしいボディラインを描いており、
女性に感心を持ち始めつつある2人の子供の視線さえ虜にしてしまう。
ヒューゴにとって、実の母という繋がりの前に『女性』を感じさせるルシア。
久方ぶりに見る母の身体は溜息が出てしまうほど美しかった。
「ふわぁ……ルシア族長、キレイだね…」
「ふふふ、ありがとう。ルルも成長したわね、肩幅が広くなったよ。」
ルシアにしてみればルルの言葉はお世辞に聞こえたのだろうか、
軽い笑いと共に相手を誉める気遣いを見せた。
ルルは率直な感想を言ったまでだが、
それより自分の成長を認められた事が嬉しかったようだ。
「ホント?俺、おっきくなったよね!」
「ああ。ルルは今にカラヤ一の大男になるかもね。」
「へへへー。」
すっかり気をよくしたルルがバシャバシャと湖の中に入っていく。
水面に映った三日月がゆらゆらと揺れた。
「ヒューゴ、入らないのか?ぼーっとして……どうかした?」
「え……ぁ。」
ズボンに手を掛けたままだったヒューゴは、その声で現実に引き戻される。
まさか母親に見とれていたなんて言えるはずもなく、感づかれてもいけない。
ヒューゴは慌てて衣服を脱ぎ捨てようとする最中、
大きくなっている自分の股間の変化に気づいた。
全身の血液が自分のモノに集中している。
ルシアの姿を、育ててくれた母親としてではなく、
魅惑的な身体を持つ女性として見てしまっていた結果だった。
(ま、まずいよ……!)
持参したタオルで隠してみたものの、微妙な脹らみまで覆う事は難しい。
身体を前屈させようものなら、自ら気づいてくださいと自白しているのと同じだ。
「ヒューゴ、何やってるんだよ!気持ちいいから早く来なってー!」
「あ、ああぁ……今いくからぁ…」
ヒューゴはゆっくりと歩を進めた。
あくまで姿勢は真っ直ぐのまま、水辺に立ったままの母親に目をやることはない。
いくら不自然とはいえ、月光だけの灯りの中では
その部分をよほど注意して見なければ容易く見破られる事はないだろう。
下半身から湖につかっていくうちに、冷たい水のおかげで股間の膨張が
いくらか引いていくのが解かった。
ヒューゴがほっと胸をなでおろしながらルシアの方へ向き直ると、
母は何やら複雑な面持ちで自分とルルを見つめていた。
感づかれたかな……と不安にかられていると、眼前に水飛沫が襲いかかってきた。
不意の攻撃をまともに食らったヒューゴは、咳き込みながら攻撃の主に目線を向けた。
「ルル!げほげほっ……!」
「何見とれてるんだよ!いいなぁヒューゴはキレイな母ちゃんで!」
「あ、ルースにいいつけてやる!」
月明りの下ではしゃぐ子供達を見守りながら、ルシアは湖の中入り進む。
ちょうど腰の辺りに水を感じるぐらいの深さ、
彼女のくびれたウエストの部分に冷たさを感じるぐらいの位置でルシアは立ち止まった。
掌で透き通る水を救い、何回に分けて身体に降り注がせる。
褐色の肌に付着する水滴は月光を吸いとってまるで宝石のように煌き、
彼女の美しさをより際立たせる役割を担う。
「キレイだなぁ……ルシア族長。」
優雅に水浴びを楽しむ彼女を見るうちに、いつしか言葉を失くす2人。
ルルがポツリを呟いたその言葉は、偽りない2人の気持ちだった。
子供達の視線に気づいたルシアがザバザバと波をつくって2人に近づく。
「ほら、2人とも背中流してあげるから。」
そう言うと、ルシアはルルの背中に自分のタオルを押し当てて、力をこめて擦り始めた。
女の力といっても、子供のルルにとっては結構な力だ。
「い、いたた!」
「ほら、我慢しな。カラヤの男がそんな情けない声出すもんじゃないよ。」
「う〜〜〜……。」
ルルの背を左側から右側へ、ゴシゴシとルシアの手がタオルと共に移動する。
背骨を指でなぞりながら、ルシアはふいに力を抜いた。
「?」
「今は綺麗なこの背中にも、いつかは傷がつくんだろうね……。」
ルルの背を撫でるルシアの掌は、優しさに満ちていた。
そんな彼女の思いが伝わってくるようで、ルルは黙りこくってしまう。
「でもそれは戦士にとって名誉なことだよ。強い男になっておくれ、ルル。」
「う、うん! 俺強くなるよ! 将来はヒューゴと一緒にカラヤのみんなを守るんだ!」
尊敬するルシアに期待され、ルルは鼻息を荒くして意気込んだ。
一刻も早く、一人前になりたいという思いがこみあげてくる。
「ふふふ、期待してるよ。はい終わり、先に服着てな。」
「ありがとう!」
上機嫌で水を蹴飛ばし、ルルは湖を進んでいく。
その小さいながらも力強い足取りを、ルシアは微笑んで見送った。
「さて、と……次はあんただよ。」
「お、俺はいいよ……」
近づいてくるルシアとの距離をつめないように、ヒューゴは後退する。
足場は次第に深くなっていき、彼の腰まわりは水面下にすっかり浸かってしまっている。
「何さ、久しぶりなんだし背中ぐらい洗わせてくれてもいいじゃない。」
「い……いや、今日は調子悪いんだよ、ホント、だから…」
「捕まえたっ!!」
ザバッと水飛沫を上げて、ルシアが大きく踏み出した。
あっという間に2人の距離はなくなり、ヒューゴは彼女に捕まってしまう。
ルシアは息子の両肩に手を置いてパン、と軽く叩いた後、
筋肉の付き始めた背中を眺めていた。
「ねぇヒューゴ…。」
いきなりトーンの下がった母の口調に驚き後ろを振り返ってみると、
すぐそこにルシアの顔があった。
「な、なに?」
心の底まで見透かされているような、深い藍色の瞳。
ルシアが無言だった時間はほんの数秒だったが、
ヒューゴにはとても永い時のように感じられた。
「……いえ、何でも。あんたも大きくなったねって思ってたところさ。」
「ふ、ふーん。」
心臓に当てた手が、激しい動悸を伝えてくる。
母親に見つめられてドキドキする子供がどこにいるのか……。
ヒューゴは恥ずかしさで顔が紅くなるのを感じずにはいられなかった。
平静を装ってみたもののかすかに震えを帯びた声に、
敏感な母が怪訝に思わないはずはない。
「子供の成長ってのは早いね、本当に……。」
ヒューゴの背に向けてかけられたその言葉は、
自分自身に言い聞かすような穏やかな口調だった。
ルシアの手が彼の背を一通りなぞり終わった後、
ヒューゴは一層密着してきたルシアにビクリと身体を竦ませた。
「ちょちょっと母さん!」
「あんた……さっき、ここ大きくしてたでしょう?」
耳もとで囁く母親の吐息に、ヒューゴの心臓は跳ねあがった。
左肩に小さな顔を乗せて、ルシアは真っ赤に染まった息子の表情を覗き見る。
「うぁっっ!」
ヒューゴが何も言えず、棒立ちのまま固まっていたその時だった。
緊張と背に感じるルシアの肢体に反応し始めた肉茎を、
長く細い指がきゅ、と握り締めたのだ。
それは言うまでもなく、母の指。
冷たい水の中、適度の体温を維持している指に包まれた
肉茎の心地良さにヒューゴは絶句した。
「……!」
「悪い子。自分の母親に興奮するなんて…」
それはとても落ちついた声だった。
しかしヒューゴにとってそれは逆に恐ろしさを増す要素に他ならなかった。
握り締められたモノがビクビクとルシアの手の中で踊る。
ルシアはその感触を確かめ、楽しむように息子の肉茎を擦り始めた。
「なッ……母さん……っ!!」
「しっ……ルルに聞こえるよ。今日は、特別…」
背中にルシアの豊満な乳房が押しつけられる。
それだけでもうヒューゴのモノは我慢ならないのに、
肉茎を握る彼女の指はとても優しく慈しむように動き、さらなる刺激を与え続けてくる。
「んっ…!」
「気づかれないうちに済ませなさい。」
堪らず、ヒューゴが声にならない喘ぎを漏らした。
人にされる初めての感覚。
しかもそれが母親などとは、夢にも思わなかったであろう。
ぷるぷると背中で弾ける母の胸を思い描きながら、ヒューゴはあまりに早い限界に達してしまった。
「あ!」
「……!」
ぷかりと水面に浮上してきた白い固まりを同時に目にした2人。
それは紛れもなくヒューゴの肉茎の先から発射されたものだった。
息子の身体からそっと離れるルシア。
ヒューゴの背にはつい先ほどまであったふくよかな柔らかみはすでになく、
それがどこか寂しさを感じさせる。
「もう……。さ、帰ろう。」
ふぅ、と手の掛かる息子に笑顔を見せ、ルシアはすでに
着替えを済ませていたルルの方へ歩き始めた。
ヒューゴはすらりと伸びた母の背筋を見つめ、先ほどの行為は夢だったのかと自問する。
おおよそ現実味のない出来事。
しかし射精の余韻はまだかすかに残っていた。
ヒューゴは思いきり地を蹴って、ルシアを追い越す勢いで水中を進んだ。
「母さん、ごめん。」
追いぬく寸前に告げた謝罪は、ルシアの耳に届いたのだろうか。
いつもの彼からは想像できないほどの弱々しい口調だった。
ザブザブと進む息子の背中に目をやった後、ルシアはわずかに寂しさを宿した瞳で
空に浮かぶ三日月を見上げた。
「もう一緒には入れないか……。」
完
せっかく誘導していただいたので、
あっちであげる予定のものをこちらであげてみました。
が、こんなモンが受け入れられるはずもなく。
1人で違う空気バラ撒いてる感じがするので帰ります。
>通りすがりのスケベさん様
(・∀・)イイ!!ですよ!
帰らないでくらはい!!!
親子・・・何だか卑猥で良いれす。
ルシア×ヒューゴ(・∀・)イイですよ!
しかしこのスレッドの中に出てくるルシアは良い女じゃのう。
576 :
名無しさん@ピンキー:02/09/22 13:21 ID:x6mqG9OE
やれやれ
山門小雪だ 誌根
(・∀・)カエレ!!
リザードクランに捕まったアラニスタンが陵辱されていくところ。
なんてのは?
>556-573
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
この親子好きだ、本番まで突っ走ってくれても…ゲフンゲフン
いや、あえて手コキで止まっているからこそハァハァするのかもしれない
あんな美人のママにされたら・・・タマラン(;´Д`)ハァハァ
いずれにしてもルシアサイコー!
583 :
名無しさん@ピンキー:02/09/23 13:16 ID:PazZIDtQ
やれやれ
山門小雪だ 誌根
山門ってなんて読むんだ?(・А・)
さんもんしょうせつ と読んで欲しいんだろ。
このスレにおる神々の事ではないことは確かだ(´∀`)
ルシア×ヒューゴ、(・∀・)イイ!!
あんな良い女を母親に持つヒューゴがうらやましいでつ。
元気なルルも可愛いなぁ。
誰かササライ×レナを書いて下さる神はいないだろうか。
年上で美人の部下・・・(;´Д`)ハァハァ
ナナミ純愛エロしかないよ。
陵辱誰か書いて。
>>586 レナってササライよりも年上だったか真剣に考えてしまった。
外伝と3の間に15年の年月があるのを忘れていた…。
そういえばササライって外見年齢いくつくらいなんだ?
ルカナナ、ラウドナナはどうですか?
クルナナ考えてますが、何か?
でも、明日から今度は海外に逝ってきます。
外国で妄想してまつ・・・・・・
594 :
名無しさん@ピンキー:02/09/24 19:12 ID:tAcmnX2j
パーシィクリスが読みたいでつ・・
595 :
ウガ:02/09/24 19:35 ID:HxP5nfMW
賛成。
596 :
WING:02/09/24 20:08 ID:tAcmnX2j
ずっとロムってたんですが是非参加させてくださいませ。
>>594 >>595 パーシヴァル×クリス、現在少し書き進めているのでもしよろしかったら
アップしましょうか?多分22時過ぎに完成してアップできるかと…。
597 :
WING:02/09/24 20:08 ID:tAcmnX2j
因みにどうやら594はうちの友達が勝手に打ちこんだらしいです…;
まぎらわしくてスマソ;
598 :
WING:02/09/24 22:24 ID:tAcmnX2j
パークリ、一応出来あがったのでアプしてみます。
ものすごく緊張してます;お手柔らかに…。
599 :
WING:02/09/24 22:25 ID:tAcmnX2j
「…クリス様?」
夜も深まり、城の住民も寝静まった頃、
見回り当番だったパーシヴァルはふらふらと廊下を歩くクリスを見かけた。
敬愛以上の感情を抱く上司がいつもの凛々しさを失っているからには放っておくわけにはいかず、
足早に彼女の道どりを追った。
「クリス様!」
「!……あぁ、パーシヴァルか。見回りご苦労…。」
瞬時の警戒反応もキレがなく、自分だとわかった途端に浮かぶ表情は眠気とも取れぬその時特有の状態だった。
ぼうっとし、やや赤らんだ頬と長く美しい銀の髪の対比が月明かりに交わって芸術を生み出していた。
パーシヴァルは見惚れながらも恭しく問う。
「どうなされたのですか?ご気分でも……。」
「あぁ…どうも少し熱っぽくて……。ミオさんに薬を貰おうかと…。」
そう言ってまた歩き出すにもこのままではいつ倒れてしまうかわからない。
冷えた廊下で夜を明かしてしまっては悪化する一方だ。
「クリス様。薬は私が貰ってきますから、どうかお部屋にお戻り下さい。」
「…あぁ……すまんな…そうさせてもらう……。」
自分の着ていた上着をクリスに羽織らせ、パーシヴァルは早々に医務室に向かった。
600 :
WING:02/09/24 22:25 ID:tAcmnX2j
カルテ処理で徹夜だったミオから解熱剤を貰い、即クリスの部屋に入室した。
ベッドに横たわり深々と毛布を被っているクリスの白肌は熱を帯びやや赤らんでいる。
薬と水の入ったグラスをテーブルに置き、枕元で密やかに声をかける。
「大丈夫ですか、クリス様。薬をお持ちしました。」
「…すまない、パーシヴァル。」
いえ、と被りを振り、グラスと薬を差し出した。それを取る手も震えており、かなり重症のようだ。
「…玉薬か…参ったな…喉が痛いのだ…。」
「……では、私が飲ませて差し上げましょうか?」
ぽかんと口を開けて何を言っているのか良くわからない表情でこちらを見たクリスにニコリと笑いかける。
グラスと薬を受け取り、それらを口に含んで立ち上がり、クリスの頬を両手で上向きにする。
指先に伝わる彼女を苦しめる体温の熱が、暖かかった。
戸惑いがちに見上げるクリス。
「一体何を?ねぇ、パーシヴァ…」
自分の名を呼び終わらない内に口付け、ゆっくりと薬と水を流し込む。
クリスは瞳を見開いて体を強張らせたが流れこむ水と砕けた薬の新鮮な感触に緊張を解いてゆく。
ごくり、とクリスの喉が鳴ったのを確認し、一度唇を引き離す。
潤んだクリスの瞳は熱のせいなのか。それとも。
601 :
WING:02/09/24 22:26 ID:tAcmnX2j
「……愛しています、クリス様。」
ずっと胸に抱きつづけていた言葉。
幾千の女の中で、最も美しく、最も愛おしい存在。
親しい同僚がバカ正直に贈る眼差しを羨ましく思った時さえある。
女と適当に付き合う事を学んでしまった自分には、
誠に愛する人にでさえどうとでもない振るまいが出来てしまう。
もしかすると、一生内に秘めたままだったかもしれなかった言葉を…。
「パーシヴァル……すまない、」
詫びの言葉に果てしない絶望が振りかかる。
このショックはらしくもなくさぞかし顔に出ている事だろう。
「…わかりました。そのお気持ちを聞けただけで十分です。
私こそクリス様のお気持ちも考えずこんなご無礼を…。お許し下さい。」
「ちっ…違うのだ!!聞いてくれパーシヴァル!」
「…?」
首を傾げ、見つめるパーシヴァルの視線を逸らして俯き、クリスはもごもごとくぐもった声で呟いた。
「その…私は…すごく、すごく嬉しいのだ。こんな…剣しか取り柄の無い私が…
誰かに愛されるなど……考えてもみなかった…。
だけど…こういう時に一体どうすればいいのかよくわからなくて……。」
「…………では?」
「…っと…私も……お前が好きだ…。お前の言葉で…やっと気付く事ができた…。」
熱とはまた別の理由で染まる頬と、僅かに微笑んだ笑顔が美しい。
602 :
WING:02/09/24 22:27 ID:tAcmnX2j
「クリス様…ありがとう、ございます。」
そう言って交わした口付けは甘く、そして深く。
「…っん…。」
舌先で器用に絡め取るようにクリスの口内を弄る。
時折唇が離れる度に漏れるクリスの吐息と嗚咽に理性麻痺を誘う。
口付けを交わしているうちにしばしは対等だったバランスが徐々に傾き、
自然とクリスはベッドに体を委ね押し倒される形になっていた。
クリスの両肩を抱いて覆い被さったパーシヴァルは最後通告とばかりに問う。
彼女を無下に傷つけたくない彼なりの優しさ、なのだろう。
「……よろしい…のですね?」
クリスが視線を逸らし、首を縦に振る。耳まで真っ赤だ。
それが熱のせいなのかどうかなど―――もうどうでもよかった。
603 :
WING:02/09/24 22:28 ID:tAcmnX2j
質の良いクリスの夜着をゆっくりと肌蹴させ、覗いた胸元からするりと手を侵入させる。
先端が既に固くなり始めた形の良いふくらみを優しくもみしだく。
「んっ…はぁっ……」
熱も重なってか吐き出される吐息の暖かさはとてつもない色香を含んでいる。
乳房を覆っていた手を先端にもってゆき、転がすように弄んだ。
「ふぁっ…んっ…」
「我慢なさらずにお声を出してください。」
「だ、だが…」
「私が…望んでいるのです。」
「わ…わかった…ひゃぅっ…!」
先端の刺激を指先から舌に変えて責める。
「あぁっ…!はっ…んっ…!」
優しく舐め、時に歯を立て、言い表せぬ彼女への想いの伝手を表現するたびに小さな悲鳴が上がる。
「クリス様…お綺麗です…。」
「…クリス…と呼んで欲しい…。パーシヴァル、お願い。貴方の前だけでは、騎士ではなく一人の女でいたい…」
覆い被さるパーシヴァルの頬を両手で包み、目尻に涙を蓄えながら訴えるクリスはそれは官能を誘い。
「わかりました…。では、私…いや、俺の事も、いつしかそう呼んでくれたように…」
「…ええ、わかったわ。―――パーシィ。」
互いに微笑み合い、いつしかたった2人で出かけたパーシヴァルの故郷での出来事を思い出す。
思えば、彼女をこんなにも愛しいと、全てを奪ってしまいたいと思ったのもあの頃。
騎士である彼女を女に戻してしまうことに多少の罪悪感を抱きながらも、もうパーシヴァルは己の理性を
止められる事ができなかった。クリスも、彼の全てを受けとめようとしていた。
604 :
WING:02/09/24 22:28 ID:tAcmnX2j
乳首を舌先で弄んだまま、指先をクリスの下半身に辿らせる。
器用に衣服を取り払い、下着を降ろしながら柔らかな茂みに触れる。
「はぁっ…ん… そ、そこは…」
既に濡れそぼったソコに指をのめりこませるとくちゅ、と音を立てて液体が溢れる。
「クリス…もうこんなに…。」
パーシヴァルの人差し指と中指の間でクリスの液体が糸をを引き、窓から侵入する月光できらきらと光った。
「綺麗だ…クリス。」
更に指を這わせる。始まりは外を辿るように、そして徐々に中央に寄り添ってゆく。
「あぁっ… ん……パーシィッ…」
肢体を逸らして痙攣を起こしかけるクリスをそのまま指だけで責めたて続ける。
「あ…あぁ…だめ…イッちゃう…」
「イッていいよ…最高のクリスを見せて欲しい…」
「…私だけじゃ…ダメ…」
そう言ってクリスはパーシヴァルのズボンと下着を降ろす。
既に張り詰めたそこを優しく触り、クリスは微笑んだ。
「2人で……」
「……そうだな…」
605 :
WING:02/09/24 22:29 ID:tAcmnX2j
パーシヴァルの先端がクリスに挿入され、愛液が一気に溢れ出す。
「大丈夫かい…?」
「構わない…き…来て…」
自身をゆっくりと進み入れ、徐々に2人の感覚が狭まってゆく。
「あぁぁっ!!パーシィっ…!!」
空間を埋められる感覚にとろけそうになりながらクリスはパーシヴァルにしがみついた。
鍛え上げた彼の体がこんなにも頼りになるとは思ってもみなかった。
いつも前線に立っていたのは、私のはずだったのに…。
「入った…」
パーシヴァルの根元までを受け入れたクリスの意識はもう既に飛んでしまいそうだった。
ただ、そこにある彼の存在と体温だけが意識を繋ぐ唯一の糸だった。
(こんなにも弱かったのか…私は。)
己の脆さを嘲笑い、女として居る事に不安さえ覚える。
剣だけを握り、騎士としての生を誓った私が―――。
でも、そんな私を女として欲してくれる人がいて…本当に、私は幸せだ…。
「パーシィ…」
抱えた愛しい名を呼ぶ。
「クリス…愛している…。」
甘い言葉と共に膣中の物体が動作を始めクリスの至る部分を快感の渦に陥れる。
「ひゃっ…うっ…!!んんっ…!」
「うっ…すごいよ…クリス…。君の中で出してもいいかな?」
「わかった…来て…貴方の全てを…受け入れるから…」
激しくなった動作に揺さぶられ意識を朦朧とさせながらもクリスは必死にしがみついた。
「あぁぁっ…パーシィィっ!!」
突き上げられるような感覚でパーシヴァルの液がクリスの液と交じり合って子宮内を埋め尽くす。
「はぁっ…はっ……!!あぁぁぁぁ!!」
前進から這い巡る快感で絶頂に辿りついたクリスは眩暈を覚え、そのままパーシヴァルに寄り添った。
606 :
WING:02/09/24 22:30 ID:tAcmnX2j
その後、パーシヴァルの腕の中でクリスは呟く。
「日が明けてしまえば私もただの騎士に戻ってしまうのだな…。」
「…だが、俺の前だけでは違う…。」
「え?」
「貴方は銀の乙女であり炎の英雄。しかしその前にただの…クリスという一人の女だ。
俺はそれを知っている…。それだけでは…不満だろうか?」
「…いや。ありがとう、パーシヴァル。そして…これからも貴方に頼っていいのだろうか…。」
「勿論…。」
きつく抱き合って、クリスは久しぶりに暖かく安らか眠りに着いた。
翌日、クリスが引いた風邪は見事にパーシヴァルに移り、
パーシヴァルは特別休暇とクリスの手厚い看護を受け、他の騎士達と1週間口を聞いてもらえなかったと言う。
607 :
WING:02/09/24 22:31 ID:tAcmnX2j
無駄に長くエロもお粗末ですみませんっ!!
逝ってきます…。
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
…ふぅ(*´∀`)
…うらやましいぞパーシィ!
1週間口きいてやんねーからな!ヽ(`Д´)ノバーヤ!!
ササライ受けが読みたい。
あ・・・ホモじゃねえっすよ。
女性キャラに責められてしまうササライ。
うわー箸栗だー箸栗だー(感動)
かわええなあクリス…かっこええなあパーシィ…(←でもパーシィ)。
WING様ありがd 今晩は良い夢が見られそうでつ。
パーシクリ(;´Д`)ハァハァ
ナイス。
ところで11氏の発狂モノの作品って何だったんだろう。
612 :
名無しさん@ピンキー:02/09/25 07:42 ID:dvqkBIKY
パーシィクリス、いい!!
朝っぱらからいいもの見せてもらいました。
ありがとう!!
やっぱりクリスものは(・∀・)イイ!!
箸栗ありがd!
誰か梨にもクリスと最後までヤらせてやってくれないかな・・・。
奴は運がないから無理か?
>614
梨はもうお年だからムリ(w
616 :
名無しさん@ピンキー:02/09/25 13:34 ID:nhcKeDPR
誰も言わないから、あえてボルクリを。
クリスばかりじゃつまらん
セラたんの初体験はどうか?書きたい気もするが、神職人さん達にはかなわーん。
相手はヤパーリルックだろう(;´Д`)ハァハァ
ボルクリって、なんか響きがぼったくりに似てるな
622 :
名無しさん@ピンキー:02/09/25 18:20 ID:BAwmvMPb
>621
アド申請制のって教えて良いものなのかな。
っていうか、申請すりゃわかるモノを何でここで聞く
624 :
名無しさん@ピンキー:02/09/25 19:50 ID:L2A8bcqB
管理人が女性だから恥ずかしいのかな。
好きなサイトなら、サイトの感想を沿えて、裏を教えて下さいと丁寧にメールしる!
礼儀がきちんとしてる相手からなら、感想もらえて嬉しくない管理人はいないと思われ。
わざわざ裏に置いてるURLをよそで晒すのは(・A・) イクナイ
以上、サイト持ちからの意見ですた。
表と繋げてたり、隠しててもすぐ分るようになってるサイトならイザ知らず
URL、パス、IDとかが申請式のトコは教えんほうがいい。
申請式のとこは一日に訪れる人数が限られてる場合が多いんで
ある日突然、短時間に集中して裏に来る人数が増えたら
裏のURLが晒されたってバレる可能性あるし、下手したら移転、閉鎖もあり得る。
梨栗が読みたいっす・・・
628 :
sage:02/09/25 21:20 ID:S2KuiAvd
前からちょくちょく出てるササライ×レナが読みたい
>>621-626 ここはそうは書いてないけど、管理人が女性のサイトで
男女エロページを男性立ち入り禁止にしているサイトって結構多いから、
なんとなくアンケートの性別が気になるのかも。
悪い方に転ぶとストーキングされたりする場合があるから
管理人さんの気持ちもわかるけど(当方経験有)
でもやっぱり自分は男性がハァハァ目的で見てくれても構わないというか
むしろ歓迎してまつ。男性にとっても萌えられる表現でありたいので。
自分の作品(スキル)が独りよがりなものになってしまってはいないか、
そのへんを知りたくて聞いている場合もあるという事も知っておいてホスィ
>>621 マジレスするとだ、
そこのサイトの裏のURLを晒すなんて事をしたら
冗談抜きでそこの管理人は裏運営事態をやめてしまうよ。
悪い事いわんから普通にマトモなメールを送ってURL教えてもらえ。
そんな程度の手間を面倒がるな。
621は一度申請してハネられた無礼者とみた。
そこの管理人が最近日記でえらいすさんでるしw
管理人の名前でググれば他のサイトに贈ったヤツが見れるからそれで我慢しとけ。
贈り先のサイト、パロ18禁サイトのくせに検索避けしてないんだよな・・・。
ササレナ、外伝知ってたら書く気まんまんなんだけど
(キャラだけは知ってる)性格やら位置づけやら全く
分かってないので書きたくても書けないでつ…。
今更だが外伝やりたくて仕方ない罠にはまっています
633 :
WING:02/09/25 23:16 ID:Ion430oG
皆様ヘボパークリ小説に感想ありがとうございますた!!
叩かれてたらどうしようかと仕事しながら内心ビクビクしてたです…。
ササレナ、自分も書きたい気持ちはやまやまなんですが外伝は1のみしかプレイして
いないので無理…。
今はボルクリ書いてみようかと思ってるところでつ…。
クリスは初々しくて書いてて楽しい…。
3未プレイのオイラニャ最近このスレキツイ・・・・。
外伝2
リィナとアイリの生い立ちが判明したり、カミューの幼馴染マキが登場したり、
レナがナッシュにキスしたり、
ストーリー展開には関係ないのにナッシュに好意を抱いてるらしいカレリア砦の配膳係のアイシャって娘がちょこっと出たり
ロンゲのジョーカーが出たり、トニーの娘と成長したユズと大人メグが出たり、
坊ちゃんがカスミと逢引して秘密の店に連れていったりした。
636 :
ラドルノ:02/09/26 01:27 ID:GTnnrSec
〜第一話〜
湖に囲まれし城、ラースティア城。
始まりの紋章…輝く盾の紋章を刻みし指導者、レンを筆頭に108星が集いし希望の古城。
人々はその軍を解放軍と呼び、真の平和を勝ち取る戦いが日々繰り広げられていた。
解放軍とハイランド軍の戦いはそれこそ当初は熾烈を極めたが、それも時が経つにつれ
徐々に解放軍の優勢へと傾き、今となっては情勢は完全に解放軍側の優位となっていた。
町は平和な雰囲気が漂い、人々の心には余裕が生まれ始めていた…
レンもまたその内の一人である。
指導者であり英雄でもある彼だが、彼もまた一人の少年なのだ。
甘えたい年頃なのだ。
とゆうより元々は甘えん坊なのだ。
しかし英雄としての面目を守るため、“それ”を毎日抑えていたレンである。
それはもう心に緩みが生じた時の彼の甘えぶりはレベル的にルカ=ブライトの狂乱レベルに並ぶ。
なおかつ彼は重度のシスコンなので性質が悪い。
「ナナミー!」
がばあっ!
レンはナナミを発見するとそれはもう飛びつく勢いでナナミを抱きしめていた。
「きゃっ!?…レ、レン!もう驚かさないでよ」
突如背後からの襲撃にナナミは驚いてはいるものの、その表情はいたく満更そうである。
何を隠そう彼女もまた、隠れ(てるつもり)ブラコンなのである。
「ナーナーミー♪」
スリスリスリスリスリ…
レンはナナミを抱きしめながら彼女にほお擦りをした。
ナナミも『しょうがないなぁ』とは言いながらも非常に嬉しそうである。
数秒間ほお擦りを続けていたレンだったがハッ何かを思い出したような表情を浮かべた。
637 :
ラドルノ:02/09/26 01:30 ID:GTnnrSec
「…あ、そうだこんな事しに来たんじゃなかった…ねえナナミ、聞きたい事があるんだけど…」
「ん?何?何か相談事?悩みでもあるの?体調悪いとか?ひょっとして誰かに苛められたりしたの!?それだったら今すぐお姉ちゃんが苛めた奴をぶっ飛ばしに…!」
「お、落ち着いてよ、ナナミ」
マシンガンのようにしゃべる(叫ぶ)ナナミをレンはなだめた。
レンの事となるといつもの14倍は熱くなるナナミちゃん、これも愛がゆえであるのだろう(愛がゆえにぶっ飛ばされた人も少なくはない、というより多い)
ナナミをなんとか落ち着かせたレンは再び話を続けた。
「ねえ、ナナミってさ…」
「うんうん」
「キスした事…ある?」
「ああ、きすね……キス?………うぇぇぇっ!?キスゥ!?」
「そう、キス」
「なななな、無いわよっ!」
耳まで赤くして全力で否定するナナミ。
その反応は答えが嘘か真かを十分証明した。
「そっかー、僕もした事無いんだ」
「そ、そうなの…?」
ちょっぴり(かなり×3)安心したナナミであった。
「ねえねえナナミ、それじゃあ…キスしてもいい?」
「え?え?してもいいって…誰に?」
「もちろんナナミに」
レンはニッコリ微笑みながらそう言った。
その微笑みにクラクラきながらもナナミは冷静に考えた。
638 :
ラドルノ:02/09/26 01:37 ID:GTnnrSec
(以降ナナミあっちワールド)
“えええええっ!?キス!?キス!?
レンが私にキス!?キスってあれよね!?お魚の方じゃないわよね!?
ちょっと待ってちょっと待って!
キスってことは…私の唇とレンの唇が…キャーキャーキャー!やだ、もー!そんなぁー♪”
(以上ナナミあっちワールド)
…全然冷静では無かった。
クネクネと体をくねらせながらレンを無視してもがいている。
「な、ナナミ…?」
「………へっ!?あ、ご、ごめんね」
あっち側から帰ってきたナナミは慌てて対応した。
「で、でもねレン、私達は姉弟だからね、そういう事はどっちかというとやっちゃいけないかなーって…」
おっとナナミちゃん、さすがはお姉さん。
弟にキチンとした常識を学ばせようとするのはさすがである。
「ふ〜ん……分かった、じゃあアイリにさせてもらおっと」
クルリと踵を返すレンくん。
「えええっ!?駄目!そんなの絶対駄目!駄目駄目!いいよ!私に好きなだけしていいから!だから、ね?お願い、お姉ちゃんとしよう?ね?」
前言撤回。
ブラコンはどこまでいってもブラコンである事が今日(こんにち)証明された。
「本当?やったぁ!…それじゃあ早速」
639 :
ラドルノ:02/09/26 01:42 ID:GTnnrSec
ぐいっ
レンはナナミを抱き寄せた。
フワリと嗅ぎ慣れているレンのお日様の匂いがナナミを包む。
それだけでもナナミにとって鼻血ものだが、今回はレンの顔がすぐ近くにあるのだ、心拍数は上昇の一方である。
「あ…ま、まってレン、まだ心の準備が…」
「だ〜め」
「ん…んっ!」
レンはそう言うとペロペロとナナミの唇を舐め出した。
上唇から下唇、時にはナナミの唇ごと咥えるように舐めている。
突然の奇襲口撃とファーストキスと麗しく愛らしくて弟との夢にも見たシチュエーションに、ナナミの心臓は早鐘を打っていた。
「ん…んんっ…ぷあ…レン…あんまりイタズラしりゃ…んぷぅ…」
クチュクチュ…とナナミの唇を執拗に貪るレン。
ナナミの唇を舐め終わると今度はナナミの口内に舌を潜入させる。
「んうっ、んっ……あぷ…」
生暖かい感触と、甘味すら感じるナナミの唾液を啜りながらレンはナナミの口内を犯していく。
時には激しく、時には優しく互いの唾液を交換し合う熱いキスは互いの思考をぼやけさせていった。
640 :
ラドルノ:02/09/26 01:45 ID:GTnnrSec
体が熱い、脚がふら付く、頭がぼやける、そんな事を思いながらナナミは夢中でレンを求める。
「ん………こくっ、こくっ」
ナナミは懸命に口からあふれ出そうになる唾液を飲み干す。
ナナミはこの時この飲み物が素直に美味しいと感じる。
自分でも無意識にレンの柔らかい舌を夢中で啜っていた。
ふと、突然レンが唇を離す。
「ぷあ……?なん…で?」
自分は今ひょっとしてとても恥ずかしい事を言ったのだろうか。
頭の片隅ではそう思ったが、今のナナミにはそれすらも深く考える余力は無かった。
「ね…ナナミ、久しぶりに一緒にお風呂入ろ…」
「……うん」
優しく語り掛けてくるレンに、ナナミは今だ高揚している体をレンに預けつつ、幸せそうな浮いた声でそう答えた。
641 :
ラドルノ:02/09/26 01:47 ID:GTnnrSec
…まずはお目面汚しごめんなさい(汗)
全然えっちじゃないし…展開強引すぎだし…2ch初心者だし…というより他の神々の方凄過ぎです(TT)
二話目!二話目こそは頑張って卑猥にします!!
てゆうか書いてもいいっすか…?
642 :
名無しさん@ピンキー:02/09/26 02:01 ID:sGGkJYMu
>>641 職人さんに文句つけるのは気が引けるのだが、もう少し日本語と2ch的常識を身につけて出直してホスィ......
>643 同意
いきなりコテハンにせずゆっくりおいで、と僭越ながら。
ていうか最近コテハン多いネ…
>635
秘密の店・・・ってなんか妖しい響き(;´Д`)ハァハァ
>>641 とりあえずここは21歳未満立ち入り禁止です。
>>643 >>644 批判するなよ。
ラドルノ氏の文章なかなか良い。
このまま続けて書いてほしいね。
注文つければ2主人公の名前はリオウ(幻水2小説の名前)、解放軍ではなく、同盟軍。
解放軍という言い方は幻水1で幻水2はちょっと異なる。
ナナミ和姦の文章はけっこうあるから強姦の方を書いて欲しいという所。
ジョウイナナかルカナナの強姦読んでみたいね。
>>641 >647さんと同じくがんがれと応援したいのだが、>643さん、>644さん、>646さんと
同様おずおずと発言させて下さい。
前スレがdat落ち中だから仕方ないところもあるのだけれど、
書き込みする前にまず過去ログをよく読んで、スレッドの雰囲気を
読んでみて下さい。2ch初心者ならなおさら。
特にここは21歳以上限定の大人用板なので、SS書きとして初心者なのは
全く構わないというかむしろ大歓迎されるのですが、2ch投稿者として
初心者である事は甘えの理由には出来ないので、初心者板とか
ログとか周って一通り2ch的常識やスレの雰囲気を掴む事をお勧めします。
(これは個人サイトの掲示板投稿やメール送付でもいえる事ですよね)
また主人公の名前の事ですが、>647さんの通り1=ティル、2=リオウと
小説に準じたものにしようという事に前スレで決まりました。
本拠地の名前も同様。
炎の英雄の場合はどうなるんだろう…と思ってしまった(ワラ>名前
まだ誰も書いていないとは思うんだけど、もし書くとなるとどうなるのかな?
同人板ではヒデオと言われているようだけど。
まだ公式(藁)小説が出てないので、なんとも言えないな。
まぁ、ヒデオでいいんじゃないか?
ただ炎の英雄をどうお話に結び付けられるの? って疑問も。
まぁ、職人さんたち次第なんだけど。
652 :
648:02/09/27 06:42 ID:czd/amvh
考えてみれば小説では英雄以前に1、2の本拠地は
ただ本拠地だの城だのとしか書かれていない罠。
>651
いやいや在りし日の英雄×サナとか…(完全捏造になるが)。
>>641 きつい事を述べましたが、>641さんの話は久し振りに一緒にお風呂に
入るところとかときめくし、キスの描写上手だし、舞い上がっちゃう
ナナミなんか的を射てると思うしで期待大だからこそ言わせてもらいました。
>643さんの出直して、とか>644さんのゆっくりおいで、というのは
むしろ再来を期待しての言葉だと思うので、どうか気を悪くなさらないで
21歳以上ならどうぞまた来て下さい。
えらそうな事言ってすみません。また名無しに戻ります。
亀れすでスマソ
>>618 初体験セラタンとてもイィです(;´Д`)ハァハァ…
しかし、他のセラヲタの反応が無いのはナゼだ…初体験だと言うのに…
でもこのスレではセラタン物3作上がったから、今はあれですかね…
出来たら、いつかうpしてホスィ!
>651,>652
でもシリアスえっちSSでヒデオってイマイチ萌えない・・・。
英サナ好きなので捏造でも構わないから読んでみたいっす。
むしろゲドサナとかワイサナでも可。
シザ+シナアプ
3P(;´Д`)ハァハァハァ
攻略本の壁新聞一覧や探偵調査を見て、ミオが未亡人だって始めてしった・・・
トウタ×ミオ(未亡人)ハァハァ(;´Д`)
657 :
名無しさん@ピンキー:02/09/28 20:50 ID:amKTW4F8
ヒデオさん時代の小説がでそうな予感…ほりりん…
658 :
コギャルとH:02/09/28 21:00 ID:G5zsCY/v
フレッド受けを書いていたら、だんだんフレッドじゃなくなってきた。
どうしよ〜(笑
660 :
30:02/09/28 23:39 ID:b9/IVxmD
>>659 笑いに走らされとる漏れの書くキャラに比べれば…(ニガワラ
書くことに意義ありです。がんがってください。
炎サナ、プロットだけは作ってましたが、
皆さんのイメージを損なうと思いますので私はヒデヲに名はつけないでいきたいなと。
あくまでも個人的理由ですので参考程度にしてください。
これから朝までにクルナナ書きあがると思いまつが…
皆さんゴカーンスキーですか……やめるか。
>>659 大丈夫、フレッドはそんな奴だ。(楽しみ)
いい奴だ。(ワッペンとか)
>>30 炎サナ、いくつか見てまわったけど色々あって面白いね。
今のところ炎がサナに惚れ込んでいる形のが多い?
名前しか出なかった割に印象が強い、というのは逆に
名前こそ重要なわけだから当分名前不確定は妥当な線かも
しれませんね…。
うわー待って待って!クルナナ読みたいYO!
当方和姦スキー、しあわせなのがヨロシイ
ゴカーンもまたそれなりの良さがあるけど
(30さんのは根底に思いやりがあって好きだ)。
クルナナとはまた意外な組み合わせ、30さんの笑いと泣きを
きっちり押さえたお話、楽しみにしておりまつ。
>559氏
フレッド受けれすか・・・是非読みたいれす。
最近鬼畜ものを書き始めてしまいますた・・・
傲慢で我が侭と散々言われていますがシエラ様ものが読みたいでつ…
漏れもシエラ様もの読みたい。
ナッシエ(むしろ逆)とか…
>>653 ここにもいるぞ!!セラたんの初体験イイ!!
光源氏計画バンザイだ!ルック羨ましいぞ(;´Д`)ハァハァハァ
かぽーん
(何故……こんなことになってしまったのだろう)
普段から深い彼の眉間の皺は困惑のために一段と深くなっていた。
傍らにはしっぱいの壷とのろい人形……そして……。
「あの…えぇと……クルガンさん、その……お湯加減はどうですか?」
隣で黒髪の少年が恐る恐る彼に話しかけた。少年の頭に載せていた手ぬぐいがぱしゃんと湯の中に落ちる。
それを彼は湯の中から掬い上げて、手ぬぐいを絞って渡した。
「ぬるくもなく、熱くもなく丁度いいですが」
しかも檜の浴槽のいい香りが鼻をくすぐる。申し分もない出来の風呂だった。
それを聞いて傍らの少年はぎこちない笑みを返した。
「よかった。テツさんも喜ぶだろうな。……あ、テツさんはここの風呂職人をやっている人で」
「……リオウ殿」
「……はい」
クルガンは言わずにはいられなかった。
「その……いささか私は困惑しております」
「……そうでしょうね。……僕も戸惑ってます」
ぴちょーん。
都市同盟の力を新たに結集した軍のリーダーとハイランドの軍団長。
何故、敵対している者同士が肩を並べて風呂に入っているのか。
そもそも、クルガンは皇王となったジョウイの親書を渡しに、湖のほとりの城にやってきたはずだった。
幸いなことにクスクスの街でリオウとその姉を捕まえることができたのだが、同盟軍の本拠地に着いてから彼の思いもかけない目にあうことになったのである。
「……まさか、ナナミが本拠地観光案内しだすとは思わなかったですから」
料理対決に崖昇りレース、コボルトダンスにシドの怪談。
「普通は、なさらないでしょうな……敵に塩を送るようなことは」
「……そうですよね」
本拠地の案内をするということは内部情報を敵に知らせるということ。つまり、敵のほうが有利になるということだ。なのに、ナナミ…リオウの姉はそれをクルガンにやってのけている。
そしてしまいには風呂に入る羽目になり、こうして二人は互いに困惑したまま檜風呂に浸かっていた。会話も何を話せばいいかわからず、ぽつりぽつりと互いに取り留めのない話がたまにでる程度だった。
「……あの、檜風呂ばかりではつまらないでしょう。最近テツさんが新しい風呂を造ったんですけど……よかったら、そちらに入ってはどうですか?」
「リオウ殿はいかがなされます?」
「……僕はドラム缶風呂の方が落ち着くので。そっちに行きます。いつまでも僕と入っているのも緊張して疲れるでしょうし」
クルガンを気遣っているのがわかっていたので、その言葉に甘えることにした。
「……そうですか。それでは」
誰もいない貸しきり状態でクルガンはようやく息を漏らした。
大理石の風呂で豪華なものだったが、装飾品は相も変わらずのろい人形やしっぱいの壷、落書きだった。
それでも、誰にも邪魔されることなくゆっくりと風呂に入れたのは久しぶりだった。
(近頃は戦続きでろくに風呂に入れなかったですからな……)
戦では身体を拭く程度、風呂があっても隣のシードが喧しい。
(これもすべてジョウイ様のおかげ、か)
ルカ=ブライトの亡くなった今、ジョウイはこの争いに終止符を打つ。
そこまで考えて、先ほどまで一緒にいた少年の顔を思い出した。クルガンを気遣っている彼の仕草。道中至るところでそれを感じていた。
(……傷つかれるでしょうな)
ジョウイから聞いてはいたが、聞きしにも優るほどの心の優しさだ。
これからジョウイの行うことで彼が傷つくのが目に見えていて、ちくりと彼の心の奥が痛んだ。
がらっ
突然、大理石風呂の引き戸が開いた。
「リーオーゥッ!クルガンさーん!!背中流しにきたよー!」
「ナっ……ナナミ殿!!」
思わずクルガンはぎょっとする。
バスタオルを巻いただけのナナミが手ぬぐい片手に風呂に入ってきた。
(ここは男湯ではなかっただろうか……?)
「……あれ?クルガンさん、リオウは?」
「リオウ殿なら別の風呂に行かれたが……それよ」
「そっか。なら仕方がないよね。ね、ね?クルガンさん浴槽から上がって!背中流すんだから」
「は……!?」
「は!?じゃない!そのままだったら背中流せないじゃない!?」
そういう問題とは違うのではないかとクルガンは突っ込みたかったが、無茶苦茶な論理で押しきられそうだったので、渋々股間を手ぬぐいで隠し浴槽から上がった。
「わー、やっぱクルガンさんの背中はおっきいね〜。リオウとは大違い」
ごしごしと強い力でナナミが背中をこする。ひりひりして痛い。もしかしたら皮がむけているかもしれない。 顔を顰めてクルガンは声をかけた。
「…ナ…ナナミ殿は普段から、このようなことを?」
「うん、そうだよ…………ジョウイにもやっていたかな」
ぽつりと彼女は言葉を漏らす。背中を擦っていた手が止まった。
「…………」
「……もう、手の届かない人になっちゃったんだよね。あの頃は本当に側にいたのに」
「停戦交渉が終わればまた逢うこともできましょう。ナナミ殿はジョウイ様の幼なじみですから」
「………もう、逢えないよ」
「?」
「ジョウイは結婚しちゃったもん……だから、逢わない」
結婚したから逢わない。 つまりはジョウイとナナミは恋人関係だったということか。
驚愕の事実にクルガンは唖然とする。
「……それはリオウ殿もご存知なのですか」
「ううん、知らない……知らせるわけにはいかないじゃない。もう、ジョウイ結婚しちゃったから、あたしだけしか知らないジョウイの秘密を知っちゃった人がいるんだよね……ね、何かそれってさみしいよね」
クルガンは口を噤んだままだった。あらかじめジョウイから聞かされていれば何かかける言葉があったかもしれないのに。
照れ隠しの様にナナミはへへっと笑った。
そして、ごしごしとクルガンの背中を擦るのを再開した………………前よりも痛い。
「びっくりしたでしょ!ジョウイの大スキャンダル!!もう過去のことだから関係ないけどね!!!」
「……嘘、ですね」
ナナミの手が止まる。 明るく振舞っているのは嘘。そして……。
「あなたにとっては過去ではない。違いますか?」
ぎゅっとナナミの手ぬぐいが握り締められ、ぽたぽたと水滴が落ちた。
クルガンが振り返ってナナミの手首を掴んだ。握り締める力が緩み、手ぬぐいがぽたりとタイルの上におちる。
彼は真摯な目付きでナナミを見ていた。ナナミの目は潤んでいた。
―いまだに想っている痛さが伝わってきてしょうがない。
「………だって、だって……忘れられるわけないよ。でも、ジョウイは皇女さまと結婚しちゃったんだよ。過去にするしかないよ……疼きがまだ残ってても」
「そうですか」
ならば、とハイランドの軍団長は自分の手をナナミに握らせた。戸惑った表情でナナミはクルガンを見た。
「え………?」
「今は私がジョウイ様の代わりになりましょう。私の身体を使ってどんな風にあなたをジョウイ様が愛したのか、刻み込めばいい。あなたの身体に」
信じられないという顔でナナミはクルガンを見た。ゆるゆると手が下ろされる。
「……なんで、そんなこと」
「ジル皇女との婚姻は政略結婚。夫婦仲など無いに等しい。いずれあなたが側室になればこちらに都合がいい。これは忘れないための楔です」
「……そんな、じゃ、クルガンさんは私に側室になれと……できるわけないじゃない!あたしはリオウのお姉ちゃんなんだよ」
「この戦争はもうすぐ終わります。そのために私はここへ参りました。すべて終わればリオウ殿も、そしてあなたも自由なはず。それなら、あなたがハイランドに戻ってもなんの問題もないのでは?」
「………」
「あなたはジョウイ様が忘れられないのでしょう?」
長い沈黙の後にナナミがこくんとうなづいた。
「……クルガンさんは、本当にそれで、いいの?」
人形の様に扱われて嬉しい人間なんていない。なのに、クルガンはそれをやろうとしている。ジョウイの身代わりに。
「ええ。私には私情で一人に執着する感情はとうにありませんので……この身体好きに使ってくれてかまいませんが……唇へのキスは致しません」
これは本気ではなく、戯れだ。 だから、口接けはしない。
クルガンは手ぬぐいを拾い上げて、桶の中にそれを突っ込んで洗った後ナナミの目のあたりを縛った。ナナミの視界が真っ暗になる。
「あ、……あ、え!?」
「私が見えない方が都合がよろしいでしょう……では、いかがなさいますか」
「……後ろから、抱きしめて」
言われるままにクルガンはナナミの後ろに回って抱きしめた。ただ、ナナミとの身長差でどうしても胸のあたりにナナミの頭がくる。
妙に不自然な体勢なのを気にして、クルガンは浴槽に腰掛け、膝の上にナナミを載せた。
「……こうですか?」
「……うん、で、耳を、しゃぶりながら、右手で……こぅ、胸を……ぁ」
クルガンの右手を掴んで、ナナミが小ぶりな胸に持っていく。
ナナミが纏っていたバスタオルがはらりと落ちた。そうしてなんの邪魔もなくなった右胸を揉みしだくようにした。小さな乳首が堅さを帯びてつんと立つ。
クルガンは左耳朶を甘く噛んで舌先を尖らせて耳の穴へ突っ込んだ。
ビクンとナナミが軽く硬直する。
「……ぁあ……、ん」
ナナミの艶を帯びた声が浴場内に反響する。
クルガンは左手を滑らせてナナミの腰を掴んだ。その動きに合わせて首筋や鎖骨を吸う。
「ナナミ殿、左は」
「お、ねがい………ナナミって呼んで」
「ナナミ」
振り返って、ナナミはクルガンのがっしりとした肩を掴む。手を撫で上げてクルガンの頬を押さえた。クルガンが振り払うかのように横を向く。
「駄目です。口接けは」
「………そうだった」
クルガンの頬から手を離して、彼の首に腕を回した。そして、首筋に口接ける。
「………胸をね、揉むだけじゃ、なくて…しゃぶ……ぅんっ…焦らさなぃで」
こりこりとした乳首の周りを舐めて、じっくりと快感を昂ぶらせながら胸を撫で上げる。
その頂にはまだ触れない。
たまらずにナナミが自分の胸に手を延ばす。クルガンはその手を掴んで膝の上に下ろさせ、その隙に乳首を甘噛みした。
「ひゃぁ……っっ……んぅ、ぁああぅっ」
勃ったナナミの乳首を舌で転がし、吸い上げる。
ナナミがそれから逃げるかのように背中を大きく仰け反らせた。喘ぎ声を漏らしながらクルガンの太腿に爪を立てる。
「ナナミ、感じるのですか?」
「ぅんっ……感じるよ…はぁっ、あ……ね、下のほうも」
ナナミの乳房を口に含みながら、指を秘部へと伸ばし、下から上へと撫で上げた。彼女が耐えられないとばかりにクルガンの肩に頭を預けたまま首を振った。
「んふぅ……あ、ぁん。も、と……もっと、ゃってぇ」
くちゅくちゅと二本の指を秘部に出し入れさせながらクリトリスをこねる。そのたびに愛液が溢れ出てクルガンの手を濡らした。
甘える様にクルガンにしなだれてくるナナミの痴態にクルガンの肉茎に熱が集まってくる。
(………そういえば、最近やっていませんでしたね)
「ジョウィ……ィィの……ん、ァン……気持ちぃぃょぅ」
闇の中でナナミはジョウイを求めていた。それに応じる様にクルガンは丁寧に愛撫を施す。
「……ジョウイ…おねがい、キテ……ふァっ……」
手を伸ばして闇の中をまさぐり浴槽の縁を掴む。そして、腰をあげた。
四つんばいに近い状態だ。
クルガンもナナミの腰を掴んでその怒張を秘部にあてがった。ゆっくりと挿入し始める。
「……くっ…ぉ…っき……」
ナナミの顔が歪む。膣内を広げて入りやすくしたが、クルガンのそれはナナミが受け入れるにはまだ辛い大きさだった様だ。
「……でも、かんじるょ……いっぱいジョウイをかんじるよ」
全部入りきる前に最奥に到達してしまった。クルガンは緩やかに腰を動かし始める。
「ぁん……ああっ……あぁぅ……」
ぬちゅぬちゅという音に合わせて、ナナミの嬌声が荒い息と共に漏れる。
クルガンはきつい膣内に顔を顰めながらも腰を浅く引いたり、深く突きいれたりして行為を長引かせようとしていた。だが、大量の愛液でどんどんナナミの中の潤滑性が高まって動きが早くなる。
「はぁ………ぁあっ…、あ、ジョ…ゥィ、ジョウィっ」
どんどんとクルガンの陰茎が堅く大きくなってくるのがわかる。
「ナナミ……」
堪えきれない様にナナミが叫んだ。
「ィ……イク……ぃ、あ……ぁああああああああああああっっ」
ナナミの背中が大きく仰け反る。
ビクビクと膣内が痙攣してクルガンのものを搾り出す様にして締めつけた。
その締め付けでクルガンも放出しそうになり、慌てて肉茎をナナミから引き抜いて、タイルの床を白濁液で汚した。
(……困ったな、どうしよう。目の前がクラクラしてきた)
リオウはドラム缶風呂の中で茹でダコのように真っ赤になっていた。
(ナナミ……クルガンさん……天井は繋がっているんだよ、この風呂)
大理石風呂での会話と行為はリオウに丸聞こえだった。
クルガンにもしものことがあったら困るので、テツに頼んで貸切にはしてもらっているが、自分が風呂を出たら、引き戸の音で二人に感づかれてしまう。 気遣い屋の若きリーダーは出るに出られなかった。
のぼせて気絶しそうになりながら、彼はただ一つのことだけを願った。
(お願いだよ、二人とも……早く風呂から出て……)
―30分後、同盟軍のリーダーはホウアンのところに担ぎこまれた。
<了>
マイナーカプでスマソ。
でも、ルカナナよりは繋がりはあるかなと。
クルガン一応一時期同行者になるし・・・・・・。
漏れはクルガンを徹底的に連れ回し、彼がいた状態で英雄イベント発動させますた。(藁
クルガンの雷で逝ってきまつ。
>>YeJhLiRy
クル×ナナ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
萌えさせて頂きますた!目隠しプレイにハァハァでつ。
>>YeJhLiRy
かなり良い━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
良いよ
リオウの嫉妬感をもっと表現すると良いと思いまつ
頑張って
律儀クルガン(・∀・)イイ!!!
あ、でもできればある程度の文字数で改行してもらえると
見やすくて嬉しいでつ。
680 :
ウガ:02/09/29 20:44 ID:e9j5iXfW
ボル×クリ是非読みたい
681 :
名無しさん@ピンキー:02/09/29 20:46 ID:Ti4B0FEn
以前WINGという名前で小説書いた者です。
初参加で突然コテハン、申し訳ありませんでした。
これからは一名無しに戻ってカキコしたいと思います。
スレの住人様方に不快な思いをさせてすみませんでした。
よろしければまたヘボ文アプさせてくださいませ…。
現在ボルクリ(半分ギャグ…まぁ、ボルスですし・ワラ)と
言い争いながらやってるナッシエを平行で書いております。
需要だとシエラ様の方が高めのようなのでそちらに力を入れたいと思ってます。
皆様、感想ご意見ありがとうございます。
特に678様の指摘は気をつけまつ。
>元WING様
新作楽しみにしてまつ。
>>682(元WING様)
お名前、収集サイトではどうすれば…(2_)596様か、(2_)682様か、
WING様か、それとも次の作品の番号か…作品を複数投稿して下さる
神様方は番号なり名前なり何かしらコテハンにして下さると助かりまつ。
実を言うと番号はちと混乱ぎみ。
>>682 主ナナの次はナッシエですか!!
漏れのツボカプばかりで嬉しいです。がんがって下さい
個人的な意見だけど、神様方のコテハンは別にいいんじゃないかと。
ていうか、あった方がわかりやすいな。
>641さんの場合はコテハンだった所よりも、
なんか子供っぽい言動(スレの雰囲気を読まなかったり、
言い訳多かったり、自分で2ch初心者とか言っちゃったり)が
皆さん気になったんじゃないかと思うので。
これだけじゃなんだからハァハァしていきます。
1やったら再び萌えたシチュ。
テオとの決戦前、坊ちゃんのことしか考えていないクレオを
覚悟を決めて押し倒す奥手なパーン。
決戦の朝、寝起きの悪いクレオ姉さんの寝起きが余計に悪く…。
ナナミのエロパロは純愛物が多いね。
誰か鬼畜、陵辱分野で書かないの?
>>686 今、鬼畜物と平行して書いているやつれす・・・(w
同じシチュに萌えた人が居た・・・(・∀・)ウレシイ!!
691 :
WING:02/10/01 00:50 ID:Uk/e9veF
>>684様
>>686様のご好意によりそのままコテハンで続けさせていきまつ。
優柔不断ですみません;これからはWINGで突っ走りますです。
ついでと言ってはアレですがナッシエが上がりましたのでアプしまつ。
ギャグなのかなんなのかさっぱりわからなくなってしまいまつたが;
「ナッシュは手先が器用じゃのう。」
始まりはシエラの些細なひとことだったのだが。
「器用なのは泥棒まがいのお仕事だけじゃないぜ。夜の方もかなり自信があるね。」
「それはどの程度のものかのう。」
シエラはふふん、と鼻で笑った。
俺は眉間に皺を寄せて作業を止めた。
「―――どういう意味だよ。」
「わらわとて伊達に長生きしておらん。おぬしのようなヒヨッ子のテクニックなど
たかが知れていると言いたいんじゃ。」
「…ヒヨッ子だと!?なんなら試してみるか!?」
「フン、望むところ。その素晴らしいテクニックとやら見せてもらおうか。」
「んだとこのオババ!」
晴天の青空広がる草原に一筋の巨大な雷が俺に直撃した。
―――あのさ、ここで選択肢とかないわけ??
「準備はいいか。」
適当な宿を取り、シャワーも早々に上半身裸でいきり立つナッシュ・ラトキエ(花も恥らう22)。
眼前には見た目は少女、中身はオババの吸血鬼シエラ(推定年齢800歳以上)が
薄着一枚でベッドに悠々と腰掛けている。
一見ムードある雰囲気も立ち上る臨戦体勢でぶちこわしだ。
「わらわはいつでも構わんぞ。おぬしの方こそいいのかえ?」
「くっ!その余裕ぶっこいた顔、俺のテクで一瞬にして崩してやる!」
こんなにも立腹して女とヤるのは初めてだ。くそ、まだ笑ってやがる。
ハルモニア工作員の間ではちったぁ名の知れた暴れん坊ナッシュ様(自称)をバカにすんなよ!
俺はまず隣りに腰掛けて無理矢理シエラの肩を掴んで前菜代わりに手荒なキスをくれてやった。
抵抗はなくあっさりと舌は侵入する。
前振りも無くいきなり舌先を駆使してシエラの口内を手当たりしだいに弄った。
歯の裏、喉の奥、至るところに。
「ふっ…ん……。」
息が荒くなり、反応を覗こうと瞑っていた瞳を開けると途端に視線が合う。
(キスしてる時に目ぇ開けんな!)
しかも全然応えてないようで、小馬鹿にした赤の瞳が細まる。
(このオババ、過去にどんな男と寝てきたんだ―――!)
「…それで終りかえ?」
至近距離で囁かれる艶っぽい声。背筋さえゾクッとするような甘い声だ。
敢えて余裕を見せて誘う…畜生腹が立つ!
本当に犯してやろうかこのオババ!!
「まだまだこれからだ。」
俺はシエラの上体をゆっくりと押し倒した。
少し頬が染まっているが恥じらいとかそんなものではないようだ。
視線がそれを物語ってる。
「後悔して泣くんじゃねえぞ。」
「ふん…戯言を。」
…泣かせてやる。絶対に。
シエラの体の線をなぞる。16歳で時が止まっているだけあって一人前の女には一歩足りないが、
それでも吸血鬼特有の白肌には眩暈を覚える。
布越しに胸を弄る。手中に収まるサイズは少し物足りないような感もあるが、心地良い。
「ん…。」
眉を若干寄せて唇を尖らせる。
「声出してもいいんだぜ?」
「…誰がっ。」
ニヤリと笑って薄着を肩から剥ぎ取り、シエラの上半身が露になる。
硬直しだした先端に悶えるより先に優勢になったと勝ち誇る自分がちと寂しい。
「体は正直なようだが?」
俺はご自慢の右手を駆使してシエラの胸の頂きを抓んだ。
「はぁっ…」
甘い声を吐いた直後、“しまった”と瞳を見開いてシエラは口元を抑えた。
俺はそこで初めてシエラにプラスのイメージを抱いた。
「可愛い声も出せるんじゃねえの。」
少し優しい笑顔で今度は口付けを落とす。首筋にから始め鎖骨に、胸に、下腹部に。
「はっ…んっ……」
意地でも大声は出さないつもりらしい。
「そうやってられるのも今の内だぜ?」
俺はシエラの下着に指先をかけてするすると脱がせる。この時の作業は艶かしく実行するのがベスト。
「ふっ、あぁっ…!」
ほらね。
下着の圧迫から開放されたシエラの秘部は既に液で埋め尽くされ始めていた。
「ま…まじまじと見るな愚か者!」
シエラの叱咤が聞こえるが現在の形勢は明らかに俺が有利。
「ひゃあっ!」
割れ目を掻き分けて舌を侵入させる。甘い液が纏わりつく中、内部を緩やかに舐め上げ、
シエラはとうとう声を張り上げた。
「そんなにいいかい?」
「だ、黙れ!」
俺は更に行為を続けた。いよいよ芽に舌先を当てるとシエラの小柄な体が上下に痙攣する。
「あふっ…は、…や…やめ…」
「…イくか?」
勝ち誇った俺の声に艶かしいシエラの表情が一転して正気が戻ってきた。
「…ふん。そう簡単にはやらせん。」
シエラは起き上がり、立ち尽くしている俺の下半身を纏う物を無理矢理引き下げた。
「…確かにいがみ合ってても体は正直なようじゃの。」
口端を意地悪げに上げ、シエラは俺の膨張し始めた自身を眺めた。
「う、うるさい。」
羞恥に駆られた俺に反撃の間も与えずシエラはソレを舐め始めた。
「ばっ…なにすんだ!」
「わらわだけが攻撃されるのもちと不愉快だからな。」
先端を慣らすように舐め、やがてさらに膨れ上がったそれを口に含んだ。
「くぅっ…」
こ、これは手強い…。
快感に押し倒されそうになりながらも必死で意志を保ち、俺はシエラへの抵抗を試みる。
―――だが、体は正直とはこのこと、最終的引き剥がすまでの力が出ない。
や、やば。このままじゃ…出る…。
「イくならイってもいいぞえ?わらわがおぬしの愚かな敗者の液を啜り尽くしてやろう。」
カッチーン。
「ふ…ふふふ…流石長年の経験があるだけのことはある。いいウデだ。」
「ほぉ…負けを認めるか。」
平然とまだ俺の自身を舐め回すシエラの声は弾んでいる。
「…だがな。このまま負けるわけにはいかない。」
シエラの体をがばっと引き剥がしてベッドに押し戻す。
「死なばもろとも、一緒に昇天してもらうぜ!!」
勝ちは見えない、ならば相打ちにするまで!!
何?思考が貧困だって!?うるせい!
俺は半ば無理矢理シエラがしごいた自身をシエラの内部に押し込んだ。
互いに慣らされていただけあって軽々と自身は吸い込まれて行った。
「はぁぁっ…!な、ナッシュ!挿入れるな馬鹿者!」
「“体は素直”だぜ?すごい締め付けだっ…。」
「くっ…もう知らん…!は、あ、あ、ああ…!!」
そのまま俺達はほぼ同時に頂点に達した。
勿論直前にちゃんと抜いた。吸血鬼の子供を身篭られて『パパ、血ちょうだい』と言われても困るからな。
情事から30分後、俺達は何事も無かったかのように少し離れた別々のベッドに横になっていた。
シエラは幾分疲労の表情を見せていたが。
「のう、ナッシュ…。」
「…ん?」
「その…次、は、もう少し仲良く、しよう。」
「…?」
「いがみ合ってては、熱も冷めてしまうじゃろう…。」
「…何、俺にひょっとして惚れた?」
「…馬鹿者。」
布団を被ってシエラはそっぽを向いてしまった。
「吸血鬼の彼女かー…。」
天井を仰ぎながら呟いた声は、シエラには聞こえたのかどうか。
それから15年後。
「ナッシュ!おぬしはもう少し気遣いというものができんのか!」
「お前こそ少しはご奉仕しろっつの!」
「誰がおぬしなぞに!37にもなるとソレもしなびてくるのかのう。」
「なっ…!うっせー!」
…あーあ、ちっとも変わってないよ。俺達。トホホ…。
698 :
WING:02/10/01 00:58 ID:Uk/e9veF
…お粗末でした。
エロ度が極限に低く鬱…。
ナッシュとシエラの言い合いの関係がすごく好きなのでそっちを強化してしまいました;
前置きで書き忘れましたが
>>684 様、コテハンに戻しましたのでそのままコテハン使ってやって下さい。
ナナナ、ナッシエが
キタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━(` )━(Д` )━(;´Д`)ハァハァ
漏れもこの二人の会話が好きなんで楽しませてもらいました。
朝から良いモノありがとう!
二人の会話に激しくモエ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
15年後も変らない二人・・・・・・・・
確かに変ってなさそうだ(笑)
クリスとパーシィとボルスの3Pとかはダメですかねえ
>>698 ナッシエキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
爆笑しながら読みますた。
エロに飢えてたカプなんで嬉しい。
めちゃ(;´Д`)ハァハァもんでした。
ボルクリのほうも楽しみに待ってます。
>>698 WINGって…その喋り方…
小説スレにもいるでしょ?
アラニスなど幻水V少女系キャラの話書いてほしいッス
幻水3ばかり増えると3をプレイしてない人が辛いっぽいレスを
つけてる事がしばしば・・・・・。
そおか??
708 :
WING:02/10/01 17:41 ID:Uk/e9veF
感想ありがとうございました。
感想貰えるとものすごい励みになります。
ボルクリも頑張らせていただきます!
>>702様 3Pいいですね。その3人共大好きなんで自分も是非読みたいです。
パークリボルクリ(ボルクリは書き途中だけど)書いちゃってるので他の神様方の
作品で読みたいです。
>>704様 小説スレはROM専なんで違いますだ。
>698
こんなとこまで出張ってアプするんなら
自分で「鬱」とかいうモノを出すなと小一時間。
コテハンや初心者より謙虚ぶった言い訳がましさが
モニョられてんだと思うんだけど・・・
わざわざ書いてんだからもっと堂々と
見れ!と胸を張っててもいいと思うYO
710 :
WING:02/10/01 21:56 ID:Uk/e9veF
>>709 そうか…そうかも。
ご指摘ありがd。はっきり言ってもらえてありがたい。
シエラ様キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ありがとう、WING氏!!!
個人的にはシエラ様がゴカーンされたりとか、まわされちゃったりとかも
気になる。気の強い傲慢な人がムリヤリって萌える。だめ??
>711
激しく同意
シエラ様サイコ―!!
「うー、やっぱり少し太っちゃったかなぁ。」
一人の少女が浴槽で呟く。
むにっと自分の腹部をつまみ、何度も溜息をついていた。
少女の名は、テンガアール。
戦士の村の出身で、ヒックスの恋人・・・と言うべきなのだろうか?
幼馴染である彼とは微妙な関係だ。
「最近運動してないもんなぁ。戦いにも出てないし。」
ぶつくさと独り言を放ちながら、浴槽から上がる。
「腕もふにふにしてきたなぁ・・・これってヤバイ?」
むにゅ、と二の腕の脂肪を掴んで確かめていた瞬間。
ガラ。
引き戸が開け放たれた。
急激に雪崩れ込んできた冷気に反応し、湯煙が立ち込める。
「あー、誰?ちょっと待って。ボク、直ぐ出るつもりだから。」
「その声は・・・テンガアール?」
消えてゆく湯煙の中。
現れたのは、一糸纏わぬ青雷のフリックだった。
バラバラと彼の腕から落ちてゆくアヒルちゃんたち。
ただその音だけが浴室に響き渡っていた・・・・・・・・・。
鍛え抜かれた筋肉。
程よくついた筋肉。
ヒックスとは比べ物にならないくらい逞しい筋肉。
上腕二等筋なんてムチムチのプリプリ。
やはり、戦士の村の男たるもの、こうでなきゃ。
それに・・・大きい?
いや、何が大きいとか言わないけどさ。
ヒックスの通常の三倍はあるんじゃない?
あ、勃ってるからかもしれないけど。
・・・青雷のフリックでも女の子のハダカにこーふんするのか・・・ほぅほぅ。
・・・あっと、いけない。
そんなこと考えている場合じゃなかった。
何でフリックさんが此処に居るかってことだよね。
ボクが居るのは女湯だしさ!
ってことは、フリックさん痴漢!?
誠実そーな顔して、実はムッツリスケベだったりするの!?
「・・・おい、テンガアール。」
「あぁぁ!ボク襲われちゃうの!?」
「どうやってその結論に至るんだ!!!」
怒鳴り声がエコーしている。
「あ、声に出てた?」
「まったく。何を考えてたんだお前は。」
「女湯に居るから痴漢だと思ったんだよ。」
暫く間を置いて、フリックが溜息をついた。
「此処は男湯だ。男湯を掃除するから、女湯は0時までって書いてあったろう?」
「よく見てなかった・・・。」
「全く、お前と言う奴は・・・。」
ぶちぶちと言うフリックを尻目に、テンガアールは一点を見つめたままだ。
フリックが手で隠す、唯一の場所。
「・・・見るな。」
「だって、大きいんだもん。ヒックスの三倍はある。」
「知るか。」
「なんで勃ってるの?」
・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
沈黙が浴室を包む。
そして、小さくフリックが呟いた。
「・・・女の裸なんてオデッサ以来なんだよ・・・。」
オデッサ。
前に聞いたことあるけど、フリックの想い人。
もう、この世には居ないけれど。
「・・・オデッサさん以外は見てないの?」
「悪いかよ。」
「純情なんだね、意外に。」
テンガアールがじりじり、とフリックに近寄ってきた。
「何なんだよ、お前は!その前に自分の身体を隠せ!」
「だって、今更じゃないか。見たんでしょ?ボクは見ちゃったよ、フリックさんの。」
「おっきいね。ボクの口に入るかなあ・・・あ、手どかしてみて?」
無理矢理フリックの手を剥ぎ取り、性器を露にさせる。
「テンガ!!!!!」
しゃがみこみ、正面に見据えたものを一気に口に含みこんだ。
「うっ・・・。」
生温かい感触がフリックを包み込む。
「あむぅ・・・やっぱ大きいね、フリックさんの。」
「て、テンガ・・・やめ・・・。」
しかし、テンガアールはやめることなく口から白い糸を引きながら見上げる。
「大きくしちゃってるのつらいでしょ?ボクが小さくしてあげる。」
「駄目だ、やめろ・・・・テンガアール!!!」
口内に含み、舌で先をくすぐる。
そのたびにフリックは甘い声を上げていた。
いつもは憧れの青雷のフリックが、自分の前で悶えている。
声を押さえ込もうとして耐えている姿が、また可愛くて。
もっと見たいと思うようになってきた。
何度も手で擦り上げ、ピストンさせる。
「や、やめ・・・。」
既に否定の言葉も途切れ途切れになってきていた。
限界が近いのだろう。
じゅぽじゅぽ、と口のピストンも激しくしてゆく。
「だ、だめだ・・・イッちまう・・・!!」
白い飛沫が口内に一気に広がった。
「あれ、早いねフリックさん・・・。」
とろとろ、と口から零れる精液が顎を伝ってゆく。
テンガアールは満足そうに微笑んだ。
達成感と、優越感に浸りながら。
その後、シャワーを浴びて二人は浴室の外へ出た。
「なぁ・・・テンガアール、何でこんなことしたんだ?」
フルーツ牛乳を飲みながらフリックが語りかけた。
「ボクを見て勃起しちゃったんでしょ?だから責任とらなきゃ。それに・・・。」
「それに?」
暫く考え込んでから、テンガアールが答えた。
「純情青年フリックさんを辱めてみたかったから。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒックスは?」
「毎晩してるよ?でも、ほら!戦士の村の習性ってやつ?より強いモノを屈させるのが幸せ、みたいな。」
あははー!と明るく笑うテンガアールの姿を見て、フリックは密かに涙を流した。
・・・・オデッサ・・・・・戦士は・・・戦士は・・・大変です。
721 :
sage:02/10/03 08:47 ID:K26D2Ai8
・・・すてきだ・・・
722 :
sage:02/10/03 08:48 ID:K26D2Ai8
名前にsageって入れてどうするよ。
ワンワン攻撃で逝ってくる。
(・∀・)イィ! 青雷が滝のように涙をだーっと流す姿が目に浮かぶようだ…。
724 :
名無しさん@ピンキー:02/10/03 19:31 ID:f3cacYKO
tumaran
hagedou
アヒルちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
いい歳してアヒルちゃん装備して風呂に行くフリックに萌え(w
フリックキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
それでこそ青雷やね。
>>724 >>725 どこがどうつまらんのか書いてあげた方が神様方も参考になるのでは?
エミリーとギョームの組み合わせっていまいちかなぁ・・・
何と無くイメージは出来たんだけど。
上手く書く自信が無いから止めよう。。。
729 :
_:02/10/04 19:19 ID:cKcD7I7q
aborn
730 :
名無しさん@ピンキー:02/10/04 19:40 ID:yBduk0AI
ボル×クリ読みたい
誰か書いて
731 :
名無しさん@ピンキー:02/10/04 19:55 ID:T+odM5vt
732 :
名無しさん@ピンキー:02/10/04 20:02 ID:nqKswQYI
733 :
bloom:02/10/04 20:11 ID:nZa3i5Jo
734 :
725:02/10/04 23:36 ID:Vfb0+A99
話全体面白くない。
735 :
725:02/10/04 23:38 ID:Vfb0+A99
>腐りすぎSS書き
描写が悪い。
笑いでもとりたかったのか?
悪いが全然面白くもなんともない。
736 :
名無しさん@ピンキー:02/10/04 23:53 ID:SsNLzWU8
725タソはエロを求めておられるので、お怒りなのでつね。
今回のテンガ×フリック、漏れは激しく笑わせてもらったよ。
腐りすぎSS書き ◆nrw5KbzE さん、ありがとう。オチが最高ですた。
…ところでコボルドやリザートマンは獣姦にジャンルされてしまうのだろうか?
737 :
名無しさん@ピンキー:02/10/04 23:59 ID:IV7uOxDI
ルト×コニー
>>735 それは趣味ちゃうか?
>>腐りすぎSS書き ◆nrw5KbzE
全体的に説明不足に感じるのと、
最後にフリックのボヤキが入るなら全部フリックの一人称で行ったほうが効果的かと思います。
淫乱気味テンガも悪くないけど、ソコにいたるシチュエーションは一考したほうが面白くなるとおもいます。
>腐れSS書き様
ありがとうございますー。
自分でも読み返して説明不足を感じました (´д`;)
しっかり構成してから書くべきですた。。。
暫く修行の旅に出てまいりまっしゅ・・・
基本的にフリックネタは読んでてつまらん気がする。
741 :
名無しさん@ピンキー:02/10/06 15:26 ID:4ry98ORF
…不信心者のせいで神が光臨しなくなってるぞ。神求む。
ろくに建設的な意見も出さずに、
つまらんつまらんしか言えないヤシがいるようでは、
職人さんも書く気にはならんわな。
>>740 なんでツマランかせめて意見を言ってくれ。
でもフリックは弄り難いなぁ。オデッサっていう鎖があるし、性格的に攻めには行かないだろうし。
744 :
名無しさん@ピンキー:02/10/06 18:38 ID:4ry98ORF
スタリオンと…誰かのきぼんぬ。
あっさりしたかんじかな。
745 :
名無しさん@ピンキー:02/10/06 18:42 ID:heOFcUQu
746 :
エレーンヲタ:02/10/06 19:28 ID:YsQrWhw8
三文小説はよんでてイライラするんですがね。
神様気分をあじわいたいならもっとレベルの高い作品をオ書きなさいよ。
あたしのアソコが疼くぐらいのやつをさ!
747 :
名無しさん@ピンキー:02/10/06 19:57 ID:0ViaJgx3
>>746 じゃあ、貴方が書いたらよいではないか。
748 :
クイーン:02/10/06 20:21 ID:ABuMpL4h
>746
どうした、なんでそんなにおかずを欲しがってんのさ。
あんたんとこのヒス坊やはもう赤玉かい?
たしかに粉まみれの顔じゃ新しい男だって見つからないだろうしねえ。
物欲しそうな顔してでかい胸揺らしてればうちの会計係が釣れると
思ってるんなら、あんたもそろそろ終わりだね。
お肌だけじゃなくあっちの方も締まりがなくなっちまってるんじゃないの?
そっちは口紅塗ってごまかすわけにも行かないもんねえ。
きっつぅ〜
でもワラタ
なんか荒れてきたっぽい。ヤダナ。
30様のフレッド受もWING様のボルクリも楽しみなのに。
気にせず神様降臨してホスィ。
>>743 オデッサ本人相手のネタだとドウテイ君の奥手熱愛当然エチレベルはヘボーン初心者な話
それ以外の女相手のネタだとオデッサオデッサ呟きながら腰が引けつつ受身で発射話
加うるにフリックの性格描写は意外と難しいと思う。
素人さん書くところのフリックはなんというか優等生にしか見えないんでつ(笑)
荒れてんなー。
フリック人気あるから気軽に使うとバッシング来るかもね。ネタにし辛そうだし(笑)。
でも、俺は結構楽しめましたがね。>腐れSS書きさん
文句ばかり言う奴らは無視して新たな神の光臨まっとります。
カンケーないけど1のキャラ少ないよね。
ありそうなのカスミ、びっきー、メグ…あとオデッサくらい?(あ、テンガも1からか)
バレリアとかシルビナとかもいいのにのぉ。
俺としてはウィンディとかもみてみてぇが…ないだろな。
キャラ人気の問題じゃなくたまたま難癖つけたいやしがかきこんだだけでしょ。
ウィンディだと絡めるキャラ限定されるしな。
バルバロッサ、テッド、レックナート…結構いるか。
レックナート女王様でルック奴隷なんてのは、アリ?w
思いついただけなんだがな〜
>>755 レックナートは盲目だから、
逆にルックにやられちゃうところが浮かびますた。
出て行くルックを止めようとするレックナート。
師匠を犯してから出て行くルック……みたいな感じ。
カスミはカスミ専用スレにたくさんあるよ。
そういやナナミ、ジョウイ、2主人公の3P陵辱物はどうなったの?
758 :
U7ieech:02/10/07 19:34 ID:SoqsiieA
誰でもいいから書いて。
読みたい。
ダックの交尾はやはり鳥だから一瞬なんだろうか。
流石にダックものは書けないのだけれど、気になって仕方ない…
そもそもダックはたまごなのか胎児なのかすら……。
>>757 2主、ナナミ、ジョウイなら一応書き上がったやつあるけど……
エロ初書きなのでうぷするか迷い中。
なんか最近荒れてるしなぁ
761 :
名無しさん@ピンキー:02/10/07 20:57 ID:yBrgSObu
ダックのしりのあたりの羽毛でくすぐられてみたぃ・・・
>761
・・・・・・・・・ケツ毛ですよ?
Dズニーシーへ行って来た。
レストランでのショーに出ていた怒鳴るドダックの後ろ姿が、やや軍曹と被った。
モエー。
なので、>761の言うことも結構解る(w
アヒルでは(;´Д`)ハァハァ出来ない…。
クイーンとエレーンでの絡みって無しかな。
経験豊富なエレーンがクイーンを遊ぶ、みたいな。
タンニクイーンニカッテルエレーンガミタイダケカモシレンガ。
むしろ某組合で仕込まれたテクを武器にクイーンがエレーンを…
女暗殺者は身体も武器だしね!
ヒュ―ゴあたりを使って、クィーンvsエレーン対決とか。
>>760 2主、ナナミ、ジョウイ見たいです、うぷって下さい。
是非!
むしろエースを使って欲しい>767
フレッド受けに期待していたら、フレ×リコネタが思いついたんですけど・・
ただ、ソフトなので、うぷするかどうしようか迷います
とりあえずメモ帳に書こ…
リコは近所のオバサンを思い出して鬱
フレッド×リコ激しくきぼんです!このカプール大好きです。
ぜひぜひうぷしていただきたいとおもいます。
>>771さん
第一印象は自分もそうだったのですが年齢知ったらそんなかんじがしなくなりました。
キルキスとシルビナ・・・。
王道カプールなのに誰も書かない・・・。
みんな思いついたら書いてUPしてくれー・・・。
神降臨キボン
774 :
770:02/10/09 01:53 ID:6GL5ClNj
ごめんなさい。フレッド×リコのつもりが、
何故だか全然違うものになってしまった・・・逝ってきます
でも実は続きがあるので、それにはリコが出てくるかと。
また後日アプします。ではちょっと長いかもしれませんが…。
775 :
770:02/10/09 01:54 ID:6GL5ClNj
「フレッド様〜、待って下さいってば」
「遅いぞリコ。こうしてる間にもな・・・」
2人で居るのが当たり前だった。最近までは。
クリス達に同行し、本拠地であるビュッデヒュッケ城に来るまでは。
「はぁ…、フレッド様今頃戦ってるんだろうなぁ…」
本拠地の酒場でアイスティーをすするリコ。
フレッドはヒューゴ達と共にアルマ・キナンの村の方へ向かっていた。
『アイスティ、ノンアルコールでね』
アンヌにそう言われ、出されたアイスティーをじっと見つめる。
自分はまだまだ子供なんだという事を実感してしまう。
(最近フレッド様と一緒にいる時間が少ない…)
カラン、と氷が音をたてた。
(やだなぁ…。今日はリリィさんも一緒に行ってるんだよなぁ…)
『クリスさんが美人だからじゃないですよね?』『そんなわけないだろう!』
以前した会話が脳裏をよぎった。
フレッドはああいったものの、普通はやはり綺麗な大人の人が好きなんだろうとリコは思った。
自分以外の女の人とフレッドが一緒に行動する事に、いつも胸がヤキモキするのだった。
(ヒューゴさんの馬鹿…)
アイスティの氷は段々溶けていく。
776 :
770:02/10/09 01:55 ID:6GL5ClNj
その頃ヒューゴ達はクプトの森で苦戦をしていた。
「もうっ…、なんでテレポート使わなかったのよぅ!」
息を切らせながら、リリィはヒューゴを攻め立てる。
「だって戦わないと強くならないじゃないか」
「そうだぞ、リリィ。今は日頃の修行こそが大事なのだからな!」
しかしすでに空の色は真っ暗。
アルマ・キナンまではまだ時間がかかりそうだ。
薬も底をつき、全員の紋章の力もほとんど残ってない。
「じゃあそろそろテレポートします?」
そう切り出したのはビッキーだった。
「そうよ!そうしなさいよ!このままじゃ私たち死ぬわよ!」
「駄目だ!もう村まではすぐそこだというのに!それじゃ試練にならん!」
リリィとフレッドはほぼ同時に叫んだ。
「いや…、あと少しだから頑張ろう。きっと大丈夫だよ。な?軍曹」
「……そうだな」
ジョー軍曹は正直、今の状態でビッキーにテレポートさせるのが心配だった。
下手したら変な所に飛ばされるかも知れない。
それだったら今の自分達でも安全圏に入る、クプトの森に彷徨ってた方がマシだと判断した。
「キュイィィン!!」
その時だった。フーバーが急に叫び出した。
777 :
770:02/10/09 01:55 ID:6GL5ClNj
「フーバー!?あっ…!敵かっ!!」
油断していた一行は、すぐに戦闘態勢に入れなかった。
サラマンダーがフレッドに襲い掛かった。だがフレッドはバランスを崩していた。
「あっ…、危ないっ!」
ビッキーの声が聞こえた。
その瞬間、バサバサっと木のざわめきがした。
「キュイィィ・・・ン…」
すぐに森は静けさを取り戻した。
「痛っ…。あ・・あれ?フーバー…?」
地面に倒れたリリィの目には、フーバーしか映らなかった。
「何よ…、もしかして私とフーバーだけ取り残されたの?この森に!?」
ビッキーはとっさにテレポートをしたが、いきなりだった為全員をテレポート出来なかったようだ。
だが一緒にサラマンダーもテレポートしてしまったところがビッキーらしいといえばらしい。
ガサッ…
「?」
リリィは音がした方を向いてみると、フレッドが倒れていた。
778 :
770:02/10/09 01:56 ID:6GL5ClNj
「…ここは?」
やっと目が覚めたフレッド。すっかり外は夜がふけた。
先程サラマンダーにやられたとみられる傷が治療されていた。
キュイィィ…とフーバーがフレッドの頬を舐める。
「起きたのね。大丈夫そうじゃない。感謝しなさいよ、わざわざ薬を探してきてやったんだから…!」
リリィは相変わらず偉そうな口調だった。
しかしリリィはこの状況でもあり、体を少し震わせていた。
(このリリィが?俺の為に薬を探してきて治療をしてくれたのか?)
リリィの行動にフレッドは少し変な感じがした。
周りを見回してみると、クプトの森のはずれだった。
「まだここにいたのか。早いとこ村に向かわなければ!」
怪我人にもかかわらず、フレッドは元気そうだった。
「馬鹿、こんな真っ暗な中私達だけで行動して安全だと思うの!?」
確かに下手に動いても、迷ってモンスターに遭うがオチだ。
それだったら夜明けを待ってから動いた方が安全だと思った。
「そうか…、そうだな…。しかし他の奴らは」
「ビッキーのせいよ。ビッキーがトチったせいで!!」
曖昧な表現だったが、なんとなく事情が読めた。
「仕方ない。こんな状況だから交代で睡眠と見張りをするか」
「そうね…」
779 :
770:02/10/09 01:57 ID:6GL5ClNj
怪我人なのだから大人しく休んでなさい。という事で、フレッドが先に休みを取る事になった。
フーバーに寄っかかるフレッドは、怪我をしてるせいもあり、いつもと違う感じがした。
(顔だけは無駄に美形なんだから…)
リリィはフレッドの顔を見て、そんな事を思った。
ずっと見ていると、何故だかリリィは今までの不安感が無くなってきていた。
「フレッド…」
リリィは眠っているフレッドの唇にそっと口を寄せていった。
ピチャっと音を立て、さすがにフレッドも目が覚めた。
「…んっ、…リリィ?」
唇を離し、リリィはじっとフレッドを見つめる。
目の前にリリィの顔があり、そこで初めて何をやられたのかフレッドは気づいた。
「なっ…!何をする!このマクシミリアン騎士団団長、フレッド・マクシミリアンに向かって!!」
フーバーも驚いてキュイィィンと泣き声をあげた。
気が動転し、思わずいつものセリフを口走ってしまった。
「この期に及んでまで何アホ言ってんのよ!」
フレッドは顔を真っ赤にさせ、リリィの肩をつかんで距離を取らせていた。
その時、リリィの肩が震えているのにフレッドは気づいた。
「今モンスターに襲われたら確実に死ぬんだから、私達。」
「……怖いのか?」
「少し黙ってなさいよ、怪我人がっ!気を紛らわせたいだけよ…!」
ピチャッ…、ピチャ…。
リリィも顔を赤らめながら、もう一度唇を寄せ、舌をフレッドの口の中へと入れた。
780 :
770:02/10/09 01:58 ID:6GL5ClNj
「んくっ…!ンっ・・・」
ドサっとフレッドは地面に倒れた。
リリィはフレッドを跨ぎ、フレッドの足の方へ顔を向けている状態になった。
至る所を怪我してるせいもあり、フレッドは身動きが自由に取れない。
その上胸の辺りにはリリィが乗っている。
「感謝しなさいよ。気持ちよくさせてあげてるんだから…」
そう言うとリリィの手はフレッドのベルトへと…。
カチャカチャッとベルトを外し、ズボンを脱がせようとした。
「リリィ!?貴様、自分がこのマクシミリアン騎士団団長に向かって何してるか分かっ…」
「うるさいわね!黙りなさいよ!モンスターが起きちゃうでしょう!」
フーバーはこの人間共が何してるのかさっぱり分からなかったのは言うまでもない。
ズボンの上からフレッドのモノをクリっと手にからませた。
「ヒッ…!!や、やめ…」
他人によって触られる感触が言いようもない感じで、どうしていいか分からなかった。
「柔らかい…。コレ、硬くなったりするんでしょう?」
リリィを突き放したいが、腕を怪我している為にどうしようも出来ない。
ただリリィのなすがままになっていた。
「この剣、邪魔よ」
と言うと、腰に掛けてあった剣もベルトと一緒に投げ捨てられた。
「その剣を誰の剣だと思って…!ハウッ…!!」
ギュっとフレッドのそれを強く握り締めた、
「あんたみたいな馬鹿のモノを舐めてあげようって思ってんだから静かにしなさいよ!」
何故俺が怒られねばならんのだ!と思いつつも、ちょっとした動きにフレッドは反応を示すばかりだった。
マクシミリアン騎士団の団長であろう者が、女にズボンを途中まで下げらるとは情けないものだ。
781 :
770:02/10/09 01:59 ID:6GL5ClNj
「なによ、もう濡れてるじゃない。アンタ早すぎるわよ」
「このマクシミリアン騎士団団長、フレッド・マクシミリアンを侮辱するのかっ!」
口だけは元気な2人。
「あぁっ!ハァ・・ハ…、な、何をす…ハ・・ウッ…!」
リリィはフレッドの肉棒の先から出てる白い液体をクチョっと舐めてみせた。
右手は肉棒、左手はソレを握りながら、指先を器用に動かしていった。
リリィの胸がフレッドの腹の上で揺れてるのが分かった。
更にフレッドは快感を与えられ、頭がパニック状態になっていた。
フレッドの体はのけぞり、腰を浮かした。
そして更にリリィは上下にモノを動かす。
「ぁ…んぁっ!あぁぁっ!やめ・・やめてくれっ!あぁっ!!」
やめてとは口で言うものの、与えられる快感から逃れる事は出来ない。
「ンッ!」
ゴクンッ…。
「ぁ…、このフ・・フレッド・マクシミリアン、この期に及んで出してしまうとはっ…!」
「いやぁ…、あ、あんた出しすぎなのよっ!」
はたから見ると、何の会話なのかさっぱり分からない。
「全部こぼさずに飲んでやったんだから、ありがたいと思いなさいよ!」
「す、すまない…」
何故か謝ってしまうフレッド。
「ねぇ…、私のも…舐めてよ。あんただけ気持ちよくなるなんて許さないわよ」
少し会話したせいか、フレッドは気を取り戻す事が出来た。
「ハァ…ハ…。リリィ…、それだけは出来ない」
「……馬鹿」
そう答えられるだろうと分かっていたリリィは、特に怒るわけでもなかった。
それがリコのせいなのかどうかは分からなかったが。
782 :
770:02/10/09 02:00 ID:6GL5ClNj
「今日・・・もう少しだけ、怪我人のままでいなさいよ」
そしてまたリリィはフレッドの肉棒を口の中にくわえた。
舌を転がせ、更にさらにと動きが増していった。
それにつれリリィの乳首も立っているのが、服の上からでもフレッドは分かった。
やはり快感からは逃れられなく、疲れのせいもありフレッドは気が遠くなっていった。
「キュイィィン…」
朝。目が覚めるとリリィはフーバーの横で座っていた。
薬のおかげもあり、怪我は大分良くなっていた。
「朝だな。よし、行くぞ!」
「分かってるわよ」
何事も無かったかのように、2人と1羽は森を抜けようとした。
静けさの中、草を踏む音だけが聞こえる。
「一つだけ聞く。何故あんな事をした?」
歩きながらフレッドはリリィに聞く。
「あんた顔だけは無駄にかっこいいからね。それだけよ。別に深い意味はないわよ」
本当にそれだけなのかはフレッドには分からないが、
たかがその為だけに犯されたという事は割りにあわなすぎた。
「まぁ…、深くは問わない。あのような事、無かった事にするから安心しろ。
またいつもどおり訓練だからな!団員でなくてもそれだけは怠るなよ!」
「フン…」
783 :
770:02/10/09 02:04 ID:6GL5ClNj
ひとまずはこれで終わりですが、続きのリコ編も時間があれば書いてみようとか思ってます
フレッド攻めの予定が、受けになってしまって申し訳ない…
そのうえ馬鹿な話で余計申し訳ない…
何分初めてのSSだったので、どうかご了承下さい
>>770 お疲れ様です
フレッド受けでアルマ・キナン……………被ってる、いま書いてるのと(苦笑
馬鹿正直熱血真面目系は受けの方が面白いっすね。
序盤の
『アイスティ、ノンアルコールでね』
てのは、アンヌに頼んだのか、勝手に出てきたのか、気になりました。
あと、パーティ構成を始めの時点で明かしておいたほうが後々混乱しないと思います。
最後の場面に落ちを作ったほうがよいかとも思いました。
初めてということですので、このまま頑張ってください。
そういや、俺の初SSも幻水だったなw
785 :
U7ieech:02/10/09 10:29 ID:dmDuXi5C
クリ×ゲド×エース書いて
786 :
2チャンネルで超有名:02/10/09 10:29 ID:TcI1fjYE
787 :
bloom:02/10/09 10:34 ID:gQSCEvIQ
ナッシュに水浴び覗かれても動じないエイダが
受けタイプのキニスンをリードする
>>788 いいねえそれ。でも2人ともそういうことはあまり知らないというのも萌える
790 :
sage:02/10/10 03:00 ID:NcPsR4pM
今さらながら
>>13はめちゃくちゃ萌えでした
今度はヒュー×クリの和姦ものが読みたい〜
し、しまたー名前の欄にsageしちゃった
すんまそん
逝ってきまふ・・・・・・・・
792 :
名無しさん@ピンキー:02/10/10 05:43 ID:gQaTueMT
794 :
770:02/10/10 21:34 ID:gSFNqVk0
>>784 助言ありがとうございます。参考になります。
ネタ被ったらしく申し訳ない…。784様のやつもぜひ読んでみたいです。
「アイスティ、ノンアルコール」というのは、アンヌが勝手に出した設定です。
まだまだ未熟ですいません!書き慣れないと難しいですね。
>>794 この場面だったら、アンヌとリコのやり取りが欲しいかと。
自分の書いたSSはDDDの方においてあります。
796 :
マサムネ:02/10/12 03:01 ID:8HNB3Cvm
>>793 了解。
760です。番号だと混乱するのでとりあえずコテハンで。
2主、ナナミ、ジョウイだけどほのぼの系じゃないので、
2のベストエンディング見て泣いたような人は見ない方が良いかも。
797 :
マサムネ:02/10/12 03:05 ID:8HNB3Cvm
大き過ぎる満月が中天に差し掛かる頃。
「ナナミ……起きてる?」
ベッドの上に身を起こしたリオウは、隣のベッドで安らかな寝息を立てている少女を小さく呼
んでみた。しばらく耳を澄ますが、返答はない。
「ジョウイ……?」
反対側に向かって今度はもう少し大きな声を出したが、両側から聞こえる微かな呼気は相変わ
らずの二重奏を奏でている。
ベッドを降りたリオウは、足音を忍ばせて椅子の上に投げ出しておいた自分の荷物に近付いた。
取り出したのは、ナナミが作ってくれた二枚のハンカチ。隅にきちんと彼の名が刺繍されている。
窓から差し込む月明かりの下でその不器用な刺繍をそっと指でなぞると、少年は意を決したよう
に唇を引き結び、眠るジョウイの枕元に立った。
「う……ん」
毛布から覗く腕を頭上に持って行き、両手を合わせてベッドの支柱に縛り付ける。小さく呻い
た口に脱いできちんと畳まれていた彼の衣服を丸めて捩じ込むと、少年がぎょっとしたように瞼
を開いた。何が起こったのかわからなかったのだろう、一瞬不安げに視線を彷徨わせ、その先に
リオウの姿を見つけたジョウイは驚愕に瞳を震わせた。
「安心していいよ、ジョウイ……君にはまだ用はないから」
耳元で優しく囁いて、リオウはナナミのベッドに足を向けた。
798 :
マサムネ:02/10/12 03:08 ID:8HNB3Cvm
「ナナミ、起きてよ」
同じように両腕をベッドの支柱に固定してしまうと、リオウは先に目が覚めた朝いつもするよ
うに少女のふくよかな頬を手の平で軽く叩いた。背後では翼をもがれた鳥のようにジョウイがベ
ッドを蹴立てて無駄に足掻いていたが、覚醒を迎えたばかりのナナミにはその音は聞こえていな
いようだ。あどけない表情でリオウを見つめて「あれ、まだ暗いよぉ?」と眉を顰める。
「いいから。もう起きる時間だよ」
どこか毅然とした口調で言うリオウにわずかに不満を表しながら、ナナミは仕方なげに大きな
欠伸をした。
「え……?」
その表情が、固まった。両腕が動かなかったからだ。
「やだやだ、何これ!」
ジタバタとひとしきり暴れてから、ナナミは傍らでくすくすと笑っているリオウを睨んだ。
「もう、リオウってば!夜中にこんないたずらするんじゃないの!」
少年の瞳に浮かぶ酷薄な光に、彼女はまだ気付かない。すぐ気付かせてあげるよ、と心の中で
だけ呟いて、リオウはいつもの柔和で人好きのする笑顔のままナナミの毛布を力任せに引き剥が
した。そのまま腹の上に馬乗りになっても、まだじゃれているのだと信じて疑わないナナミは
「いい加減にしないとゲンカクじいちゃん直伝の奥義お見舞いしちゃうから!」と悪戯っ子を叱
るような調子を崩さない。
「やってみれば?やれるならね」
すっと笑顔をしまうと、リオウはすでに子供らしさを失った大きな手の平で、彼女の胸の双丘
を鷲掴みにした。
799 :
マサムネ:02/10/12 03:11 ID:8HNB3Cvm
「や……やだ!リオウ、何するの!」
ようやく悪ふざけでは済ませない何かを感じ取って、ナナミは甲高い声を上げた。脇に流れた
柔肉を身体の中央に寄せるように集めてやり、横臥の体勢では小振りに見える胸を揉みしだく。
「ふぅん……あんまりおっきくないけど、ナナミのおっぱい思ったよりはあるね」
「いや!放して!放さないと本気で怒るよ!」
あくまで強気な姉の立場を保とうとするナナミ。しかしその弱々しい声音は弟を叱りつけよう
とする彼女の思惑を見事に裏切ってしまっていた。
そのまま弄ぶように握り込み、乱暴に捏ね回した。ほとんど泣き声に近い金切り声で「やだ」
と「やめて」を繰り返す少女を、リオウは心の中で罵った。おまえも所詮メスか、と。
「いやじゃないんでしょ、ナナミ。乳首立っちゃってるよ」
薄い布越しに爪でぴん、と敏感な尖りを弾いてやる。
「ひゃん!」
上擦った声を出したナナミは、リオウの大腿に触れている温かな腹を通して、明らかに嫌悪感
や恐怖からではない震えを伝えて来た。続けざまに押し潰す、捻る、引っ掻くなどの刺激を与え
てやれば、面白いほどあからさまな反応がある。
「やぁ!やだよぉ!助けてよ、ジョウイ!ジョウイ……!」
「そんなにジョウイがいいの?そうだよね、いつだってナナミは僕よりジョウイを選ぶんだ。で
も今ナナミが選べるのは僕だけなんだよ」
800 :
マサムネ:02/10/12 03:13 ID:8HNB3Cvm
どす黒い感情の沸き上がるに任せて、リオウはナナミの頬を張った。悲鳴が絶えるまで繰り返
し、丸みのある柔らかな頬に真っ赤な手形を刻んでいく。口の中が切れたのか、少女の唇の端か
ら朱色の筋が伝い落ちた。ぐったりとなったナナミの上から一旦離れると、リオウはナナミのパ
ジャマの下に指をかけ、少しのためらいもなく下着ごと引きずり下ろした。
「い……いやぁ!リオウ!それだけはだめぇっ!」
「止めたって聞かないよ。僕以外選べないって言ったでしょ」
必死に膝を閉じ合わせて少しでも秘所を隠そうとするナナミを、リオウは既に弟と呼ばれた彼
とは別の存在であることを誇示するかのように凄まじい力で引き裂いた。骨が砕けるほど強く膝
に指をめり込ませ、無慈悲に押し開く。包み隠すものが何もなくなった少女の陰部を青白い月明
かりが暴いた。薔薇色の襞をわずかに濡らす雫を見つけて、リオウは嘲るように鼻を鳴らして笑った。
「だめだのいやだのって口先ばっかりだね、ナナミは。濡れてるよ?」
「ど……して?リオウ……どうしてこんな、ひどいコト……」
「ひどいコト?ナナミが僕にしたことの方がよっぽどひどいと思うけど?」
泣いたって無駄だよ、と冷たく言い放ち、リオウは手の平に唾を吐いた。そしてまだ潤いの足
りないナナミのそこに強引に塗り込むと、すでにズボンの前を押し上げている固く屹立した自ら
の欲望を露にした。
「ごめんねジョウイ。君の場所、借りるよ」
そのまま一気に刺し貫いた。自分のものではない肉体を力づくで蹂躙することへの高揚感が、
リオウの動きを嫌が上にも荒々しくしている。
「やだぁ!やだよぉ!痛いよ、リオウ……!」
「ジョウイのよりだいぶおっきいでしょ?でもすぐ慣れるよ」
801 :
マサムネ:02/10/12 03:15 ID:8HNB3Cvm
奥を掻き回すように腰を使っていると、徐々に蜜と先走りによって繋がり合った場所がぬかる
み、動きが円滑になり始めた。狭い部屋に濡れた音が殷々と響く。ふと向こうのベッドを見遣れ
ば、足掻き疲れたジョウイが現実から目を背けるように枕に顔を埋めていた。
「ぅん……や……ぁあん……やぁ……」
制止を求める言葉を紡いでいたはずのナナミの唇からは次第に拒絶の色が褪せてゆき、代わり
に嬌声が漏れるようになっていた。その様子に薄く笑いながら、リオウは激しく腰を打ち付けて
絡みつく内壁に自身を擦り付けるように出し入れを繰り返す。恥骨がぶつかるほどに叩き付ける
と、ナナミが背を弓なりに仰け反らせて大きく喘いだ。
「はあぁん!」
「……ふぅん。いやだって言ってたくせに、やっぱり気持ちイイんだね、ナナミ……」
快楽に流されて行く少女を幾分冷めた目で見つめて、リオウは力で征服するように何度もその
体内へ楔を打ち込んだ。その度にナナミは下肢を震わせ、唇の端から血混じりの唾液を垂らして
快楽を貪った。
「やあぁん!ぁんっ!イクぅ!イッちゃうよぉ……!」
「ナナミ、待って……一人で先にイクなんてズルイよ」
「もぉだめぇ!やあぁっ!ぁあん!ああっ……あああああぁっ!!」
全身を痙攣させ、ナナミは激し過ぎる絶頂を味わった。抵抗する気力すら失せてだらりと弛緩
した少女の脚の間から自身を引き抜いて立ち上がると、リオウはてらてらと濡れて光りながら未
だ上を向いてそそり立っているそれを左手で握り込んだ。
「いっつもこうだ……ナナミは勝手だよね。僕の都合なんてちっとも考えてくれやしない。自分
のことばっかりだ」
言いながら、ナナミの顔を跨いで真上に立つ。
802 :
マサムネ:02/10/12 03:16 ID:8HNB3Cvm
「どうして、って言ったよね?ナナミ。僕の方が聞きたいよ。どうして僕をあの戦いの中に残し
て、一人でキャロに帰れたの?たった一人の家族が死んだって聞かされて、僕が一体どんな気持
ちだったかナナミにわかる?」
苦しげに歪んだ声に、欲望が燃え尽きた後の倦怠感に身を任せていたナナミがハッと目を開け
た。そのナナミの顔の上で、リオウは自らの欲望を慰め始めた。
「僕はナナミのために戦ってたのに……ナナミが望む平和を手に入れる為だけに戦ってたのに……!
みんなが必要としていたのはゲンカクじいちゃんの名前とこの輝く盾の紋章だけで僕自身じゃな
いって知ってたけど、僕の力が役に立つのならリーダーとして頑張ろうと思ってた。下らない諍
いを終わらせてもう一度ナナミと幸せに暮らせる日が来るなら、シュウの傀儡にでも何でもなっ
てやろうって。なのにナナミは一人で逃げたよね。おねぇちゃんって呼んでなんて言っておいて、
さっさと僕を置いて逃げ出したんだ!そうだろ!」
「ち、ちがうよ、リオウ!あたしはリオウが……」
「心配だったから?すべて僕のため?違うよね。ナナミはジョウイと争うのが嫌で、戦いを僕一
人に押し付けて逃げたんだ。戦いの間中、ナナミが考えてたのはいつだってジョウイのことばか
りだった。ジョウイは僕らを裏切ったのに……ずっと傍にいたのは僕だったのに……!!」
虚しい行為によって吐き出された欲望の飛沫が、咄嗟に背けたナナミの横顔を汚した。血と唾
液に濡れた顎を昨日まで弟と呼んだ男の精が流れ落ちてゆく。
「……ナナミはあの時ジョウイを選んだんだ。そのくせのこのこと僕の前に現れて、実は生きて
ました、だって?三人でまた仲良く暮らしましょうだなんて、虫がいいにも程があると思わない?
ここまで馬鹿にされて、それでも僕は生きててくれて良かったって感動しなきゃならないの?」
803 :
マサムネ:02/10/12 03:19 ID:8HNB3Cvm
リオウはパジャマに覆われたままのナナミの胸の上に座り込んだ。そして自らの放ったもので
ベトベトになったナナミの顔を指先で拭い、それを彼女の唇に運んでゆく。嫌がるナナミの舌に
次々と粘液を擦り付けて、リオウは満足そうに嗤った。
「本当に勝手だよね。ナナミも……ジョウイもさ」
「ち……がうよ……リオウ…………」
ベッドの支柱にナナミの手首を縛り付けていたハンカチを外すと、リオウは最早抵抗する気力
を失ってただ涙を流しているナナミを俯せにして、両腕を後ろ手に縛り直した。
「そうそう、ナナミ一人が楽しくなってちゃジョウイが可哀想だよね。待たせてごめんよ、ジョ
ウイ。今度は君も仲間に入れてあげる」
腕を掴んでナナミを引きずったまま、リオウはジョウイのベッドに移動した。その気配に顔を
上げたジョウイは、悲しげな目で問いかけるようにリオウを見つめてきた。そして唾液を吸った
布を引き出して奪った声を返してやると、枯れた声で呟いた。なぜ、と。
「なぜこんなことするのか知りたいってこと?決まってるじゃない。僕を裏切った君達二人への、
決別のプレゼントだよ」
いっそ楽しげに見えるくらい明るく言って、リオウは軽く右足を上げた。そしてそのままその
踵を、ジョウイの股間へと下ろす。
「リオウ……!」
「何だ。見てないのかと思ってたらしっかり興奮してるんじゃない。苦しそうなくらいだよ」
804 :
マサムネ:02/10/12 03:21 ID:8HNB3Cvm
リオウは揶揄うように足の裏をジョウイのものに押し付け、ぐりぐりと刺激を与えた。男にし
ては白過ぎるジョウイの頬が、カッと朱に染まる。
「ほら、ナナミ。窮屈でしょうがないんだってさ。出してやりなよ」
「や……もうやだぁ……」
床の上に蹲っているナナミを髪を掴んでベッドに押し上げ、嗚咽を漏らすのも構わずその顔を
パジャマの上からジョウイの脚の付け根に埋めさせた。
「よせ、リオウ……やめてくれ……ナナミをこれ以上苦しめないでくれ……」
「へぇ。こんな時でも良い子のお返事がよくできました、だね。でも勘違いしないで欲しいな。
僕は君達を苦しめたりなんかしてない。だってこれ、ナナミもジョウイも大好きなことでしょ?」
更にナナミを押し付ける腕に力を込めてやると、息苦しくなったナナミが無我夢中で口を動か
し始めたのだろう。ただ困惑するばかりだったジョウイがいきなり身を捩った。
「あっ……や、やめ……ナナミ!」
「やめてじゃなくて、気持ち良くしてってちゃんと言いなよ。こんなおっきくしちゃってるくせ
に、ナナミにしてもらわないでどうするの?」
「リオウ……!わかってるんだろ、ナナミが君のことどんなに大切に思ってるか。なのにどうし
てこんなこと……!」
「しつこいな。そういう君の自分だけ良い子でいようとするところが僕は大嫌いなんだよ」
リオウはもたついている様子のナナミを髪を掴んで一旦引き剥がした。どうやら上手く口で前
立てを開くことができなかったらしい。ジョウイのパジャマは唾液で濡れそぼってはいたが、肝
心のものはまだ露出していなかった。
「しょうがないな。男なんか脱がせるの嫌なんだけど」
805 :
マサムネ:02/10/12 03:24 ID:8HNB3Cvm
不愉快極まりないといった顔でそう吐き捨てた後、リオウはジョウイの下肢を隠す布を容赦な
く剥ぎ取った。限界まで熱を持った猛りが弾き出されて、腹に付くほどに反り返る。嫌がって後
ずさろうとするジョウイの下腹部に再びナナミの顔が押し付けられた。すでにこの地獄を一刻も
早く終わらせようと腹を括ったものか、ナナミは従順過ぎるほどの態度でジョウイの肉棒をぺろ
りと舐め上げ、口に含んで舌を使い始める。
「良かったね、ジョウイ。ナナミもしたいってさ。本望だろ?この為にわざわざルルノイエの王
宮から逃げ出してきたんだから」
「リオウ……君は一体何を言ってるんだい?また三人で一緒にいようって、ずっと一緒だって、
僕ら誓い合ったじゃないか……なのにどうしてこんなことするんだよ?ナナミは君のたった一人
の家族で、僕らは親友じゃなかったのか?」
「君もナナミも世話が焼けるなぁ。自分を誤魔化すのが本当に上手だよね。ナナミは君と戦うの
が嫌で一人で逃げた。そしてジョウイ、君は僕を裏切って敵に回っておきながら、最後まで自分
の決めた運命を受け入れるだけの勇気もなくて、僕との友情にすがってお情けで生き長らえる道
を選んだんだ。違うかい?」
「ち……ちがう!くっ……僕は、そんなつもりじゃ……」
後ろ手に縛られたナナミはベッドの上に突っ伏してリオウに背中を向けたまま、ジョウイに舌
技を施している。じゅぼじゅぼと音を立ててピストンを繰り返す度、白く丸い尻が目の前で無防
備にゆらゆら揺れた。リオウは再び下半身から昂りが突き上げてくるのを感じ、身体の欲求に従
ってナナミの腰を抱え込んだ。
806 :
マサムネ:02/10/12 03:25 ID:8HNB3Cvm
「ん……っ!」
背後から秘所に押し当てられた熱い欲望に気付いて、ナナミがぴくりと身体を震わせた。先程
の行為とジョウイへ口腔愛撫をすることによって熟れた場所は、何のためらいもなくリオウのも
のを根元まで飲み込んだ。刺し殺すほどの勢いで奥を穿ってやると、肌と肌の間で空気がたわみ、
粘膜と粘膜の間で粘液が掻き回されて浅ましい音を立てる。
「あぁん……っ!」
耐えきれずにジョウイのものを口から吐き出して、ナナミは甘い吐息に咽を鳴らした。弾力の
ある柔らかな尻を撫で上げると、少女が腰を振るのにあわせて指の間で肉が跳ねた。
「ほらナナミ、お口がお留守だよ。ジョウイにもちゃんと気持ちよくなってもらわなくちゃ。最
後だから三人一緒に仲良くいこうよ、ね?」
言いながら、少女が欲しがる刺激をぴたりと止める。すると彼女はノロノロと唇を動かして先
程吐き出した肉棒を再度しゃぶり始めた。
「もう、やめてくれ……リオウ。頼むから……」
「……ジョウイ。君はあの時ルルノイエでハイランド王国の象徴として僕達同盟軍に倒されるべ
きだったんだ。なのに君は自分が仕掛けた戦いを放棄して一人で逃げ出し、天山の峠で僕を待っ
た。もしもルルノイエで皇王と同盟軍リーダーとして対峙していたら、僕は仲間の手前君を殺す
しかなかっただろう。それがわかってて、君は僕一人が現れ、美しい友情とやらで許しを与える
のを待ってたんだ」
807 :
マサムネ:02/10/12 03:27 ID:8HNB3Cvm
「ちがうんだ、リオウ!くっ……僕は……ナナミを死に追いやってしまったと思ったから……だ
から君の手にかかることで償いたくて……」
「だとしたら、余計残酷なんじゃないの?親友に一対一で止めを刺させようなんてさぁ。悪趣味
だよね?」
「そんな……リオウ、僕はただ…………っ!」
押し寄せる悦楽を頑なに拒否し続けていたジョウイだが、すでにその声には喜色とも言うべき
色が滲み始めていた。リオウがナナミの体内を隅々まで征服していくと、それに呼応するように
ジョウイの呼吸が荒くなる。舌と唇だけでジョウイに刺激を与えながら、ナナミはより深い快楽
を引き出そうというように自らリオウの恥骨に陰唇を押し付けて動いていた。内壁が収縮を繰り
返し、引き絞られるように欲望を締め付けてくる。終わりが近いことを感じたリオウは、腰を掴
んで少女の身体を引き寄せ、捩じ込むように自身を深々と沈めた。
「ナナミ……っ!」
「あああああぁ……ん……!!」
かつて最も近しい存在だった三人は、互いに繋がり合いながら一気に快楽の頂点へと駆け登り、
同じ瞬間に同じ高みを手に入れた。リオウは膣内に、ジョウイは舌の上に、それぞれ灼熱の塊を
流し込む。それを受け止めたナナミは戦慄く身体を強張らせたまま、ぐったりとベッドに横たわった。
「……そろそろ恨み言は終わりにしようか。これ以上言っても意味がないよね。もう僕らが僕ら
であることは二度とないんだから。君達二人が何を望もうと、一度過ごしてしまった時間を無か
ったことにはできない。いくら痛い記憶に蓋をし目を背けようとも、昔の僕ら三人に戻るのは無
理なんだよ」
808 :
マサムネ:02/10/12 03:32 ID:8HNB3Cvm
諭すような口調で穏やかに言って、リオウは少し疲れたというように首を振った。着ていたパ
ジャマを脱ぎ、額の汗と汚れた下肢を軽く拭って床の上に投げ捨てる。いつもの赤い服に腕を通
し、荷物を担いで最後に手に馴染んだトンファーを手にすると、真直ぐにドアに向かった。だが
ノブに手をかけたところで立ち止まり、一度だけ振り返った。
「……僕が始まりの紋章を一つにしなかったのは、一人で永遠の時間を生きるなんてご免だと思
ったのと、ジョウイが僕の手にかかって自己満足に浸りながら死ぬのが許せなかったからなんだ。
せいぜい二人で償いの道でも探してくれ。僕はもう付き合いきれないよ。じゃあ、バイバイ」
そして少年は、これまで自分のものだった世界を自ら壊し、一人去って行った。残された者達
はその背中に投げる言葉を持たなかった。
「これが……僕が犯した罪への代償なのか。一番大切な親友を失うことが……」
どこか表情の抜け落ちたような顔でぼんやりと呟いて、ジョウイはナナミの自由を奪う戒めを
解いてやった。ナナミも同じように呆然とした面を上げ、赤い刻印の残る手首をさすった。
「あの子、いつだって優しかったのに……全然話も聞いてくれなかったね。あたしの知ってるリ
オウじゃないみたいだった。あたし達が……リオウを壊しちゃったのかなぁ……?」
陰惨な戦争によって失われるものが決して生命だけではないことを彼等が悟った時には、すで
に二人の道は去っていた少年のそれと二度と交わらない方向へ分かたれていた。
809 :
マサムネ:02/10/12 03:36 ID:8HNB3Cvm
<了>
↑忘れてた。
ちょっとしゃべりすぎという気もする。
初エロなのでご容赦下さい。
>マサムネ氏
うわああん!!
なんか内容の暗さよりも何処か切なさを感じてしまったよ!!!!!
でもエロもきっちりばっちり書かれていて良かったでつ!!
811 :
名無しさん@ピンキー:02/10/12 08:03 ID:fXN0ITSL
>マサムネ様
神!
2のストーリーで不服だった部分を
ハキーリ書いてもらったカンジ。
812 :
U7ieech:02/10/12 09:43 ID:wS1nWyQP
>>797 なんだか凄い物語です。特に最後のところが。
別な人のもこういうふうに書いて
813 :
名無しさん@ピンキー:02/10/12 10:51 ID:mUkOspP2
814 :
2チャンネルで超有名:02/10/12 10:52 ID:M7c5zhSc
815 :
マサムネ:02/10/13 01:20 ID:iNSW1tpD
感想書いてくれた方々ありがとう。
2主があれだし、話暗いのでどうかとも思ったんだが、
楽しんでもらえたなら幸いでつ。
遅筆なのでこのスレの神々のようにいっぱいは書けないけど、
また完成したらうぷらせてもらいます。
クリルイ書いたヤシなんですが、今ヒューゴとベルのSS
書いておりまつ。そんなにエロくならんかも知れないけど
うpしようと思っておりまつ。
817 :
sage:02/10/13 21:48 ID:OBI1Hofw
818 :
エレーンヲタ:02/10/13 22:35 ID:ZnXWjUHt
クリルイ書いたヤシなんですが、今ヒューゴとベルのSS
書いておりまつ。そんなにエロくならんかも知れないけど
うpしようと思っておりまつ。
>>795 DDDのどれですか?
貴方はDDDの作家陣の一人なんですか?
820 :
名無しさん@ピンキー:02/10/14 23:25 ID:S4wmHo9Y
821 :
名無しさん@ピンキー:02/10/14 23:27 ID:e1Z6ypgW
822 :
WING:02/10/15 01:44 ID:6c22pGc6
お久しぶりです。ボルクリ小説がやっと出来たのでアプしに来ました。
初めギャグからシリアスにスルーしますがご容赦願います。
追記
>マサムネさん
エロも去ることながら文章力に感服致しました。これからの作品も楽しみにしています。
823 :
WING:02/10/15 01:46 ID:6c22pGc6
数多の戦場を駆け抜けた銀の乙女は混乱していた。
敵陣に押し返される我が軍をいかにして救うか、
次々に吹き消される兵士達の命の灯火の亡骸を目の当たりに―――
するよりも混乱していた。
「…なんのつもりだ?」
ひとまず落ち着こうと気強い第一声を吐いてはみるがどうにもうまくいかない。
心の臓は今にもひっくり返りそうだ。
ゼクセン騎士団長、クリス・ライトフェローは部下である騎士、ボルス・レッドラムによって
自室のベッドに押し倒されていた。
「え、えっと…あの、それは…。」
現在の体勢の割に何とも弱気でおどおどした声色。
しかし、クリスの両腕を抑えつける握力は無駄に力んでいる。
「腕が…痛いのだが。」
「あ、あ、す、すみません…!」
と言って放してくれれば良いものを結果は若干締め付けが緩くなった事くらい。
『最近連戦続きで元気がないように見えるから』と年代物のワインを持って来て
飲み明かそうと言った彼の善意にはこんな邪な意図が隠されていたのか。
クリスは改めて『男』という生き物を悟り、同時に恐ろしくなった。
「ボルス、やめてくれ。」
なるべく内側に秘めたる今にも泣きそうな恐怖心を出さぬよう力強く言う。
ボルスの真っ赤になり、歯を食い縛った必死な顔と睨めっこを始めてから
もうかなりの時間が過ぎている。
「あの…クリス様…オレ、…オレは。―――本気です。」
「―――は?」
それはつまり『本気であなたを犯す気です』ということか?
クリスは呆れの後に昇る恐怖で青冷めた。
824 :
WING:02/10/15 01:47 ID:6c22pGc6
「いや、違うんです!その――オレ、クリス様が好きです。愛しています。」
「―――。」
「出会った時からずっと。我が剣、確かにゼクセンに捧げた物でもありますが、
今は、クリス様に捧げていると言っても過言ではありません。」
「ボルス…。」
「早く言えばよかったのに、どうしても―――難しくて。
でも、でも―――。言わなきゃ始らないって気づいたんです。
言わなきゃ、クリス様はオレになんて振り向いてくれないって。
初めはそれでもいいって思ってたんです。でも…誰かに取られるのは嫌だった。」
その“誰か”が彼の同僚でありクリスの部下にあたる青年であったり、
クリスの前に突然現れて一時遠くへ連れ去った工作員の中年(本人は認めてないが)で
あることをクリスは知らない。彼女も彼女で相当に鈍感だったのだ。
クリスもこの直進な告白にはボルスの真剣さを受け取らざるを得なかった。
「…そう、か。」
「オレ、絶対にクリス様を大事にします!他の誰の手にも触れさせません!
安心してください、オレ、次男ですし婿養子も全然OKですから!」
「は?」
待て待て待て!この男、啖呵を切ったら随分と饒舌。
―――、というか暴走してる?
「ま、待てボルス、私はまだ何も―――」
「ええ!オレ達、まだ何も始っちゃいません!これから始るんです!
大丈夫ですクリス様!オレだってそれなりに経験は積んでます!
必ずクリス様を良くして差し上げます!」
なんだそれは!クリスは半分泣きそうになりながら抵抗を始めた。
しかしボルスも一介の騎士であり男。全くビクともしない。
825 :
WING:02/10/15 01:48 ID:6c22pGc6
「やめろボルス!やめないか!!」
叫び続けてもボルスの前進は止まらない。クリスは機転を変えて助けを求める事にした。
「誰か!!誰か来てくれ―――ふっ…!!」
二度目の叫びに入る前に唇を塞がれた。
「ボ、ボル…や、やめ…んっ…!」
埋め尽くされるような情熱に襲われる。
熱のたっぷり通った口付けはボルスの性格と現状の暴走を如実に表現している。
「クリス様、どうか力を抜いて下さい。乱暴な真似は致しませんから。」
――――充分乱暴だ!!
ボルスの執拗な攻めのお陰でクリスの地の声は発言には至らなかった。
砕けそうな口付けが続き、その最中でボルスの手が荒荒しくクリスの部屋着を剥がしてゆく。
「だ、ダメ…!」
「安心してください。」
一体何を根拠なのか、平常ではクリスの指と触れ合うだけで真っ赤になってしまうボルスが、
やたら逞しく頼り甲斐のある男に早変わりしている。
同じ騎士団の連中が目の当たりにしたとしたら、驚く事この上ないだろう。
―――その前に手痛い制裁がふっとんでくるだろうが。
下着越しにクリスの胸を揉みしだき、口付けを徐々に首筋から下に落としてゆく。
「ぁっ…や、やめて…」
か細い抵抗はもう既にボルスの耳には届いていないのであろう。
口付けの角度が変わる度に揺れるボルスの前髪がクリスの顎元を掠め、心地良い香りで酔わせてくる。
「ボルス…やめてくれ…頼むから。」
すっかり腰が抜けてしまったクリスは既に言葉で対抗するしか術がなかった。
信頼している騎士の一人だった筈。熱しやすい性格には年上ながらも弟のような感情を抱いていた筈。
それが普通の男以上の感情だったとしても、それはこういう意味ではない―――。
ボルスとの関係を崩したくなかった。壊したくなかった。
826 :
WING:02/10/15 01:49 ID:6c22pGc6
「クリス様…、オレだってそうですよ。貴女を一人の上司として、騎士として命を捧げ様と思った。
―――ですが、気付いてしまったのです。オレの心の奥底で…貴女を“女”して求めて居る事に。」
「…それは私が騎士として役不足だった、ということか?」
「とんでもない!貴女はオレにとって一番の騎士だ。
―――だが、それと同時に、…一番の女性でもある。」
鎖骨に置かれていた唇が動く度にやるせない衝動に駆られる。
彼の切なる心が突き刺さるように痛い。
受け入れてしまいたい気持ちだって勿論ある。
だが、そうしてしまえば自分が今まで培ってきた騎士としての自分が崩れ、
奥底で封じていた女としての自分が表沙汰に出てしまうかもしれない。
明日鎧を身に纏った自分は…騎士ではなく女でしかなくなってしまっているような気がして。
「…ダメだ。自信がない。」
そこまで私は器用ではないよと被りを振るがボルスは首を振りつづけるのみだった。
「たとえそうだとして、他の誰もが貴女から離れたとしても、オレだけは違う。」
クリスの瞳が見開かれる。
「オレは絶対に貴女を裏切らない。」
「―――ボルス。」
微かにボルスが笑ったかと思うと、彼の指先が執拗に胸元を攻め立て、
先程の感覚が鋭利に呼び覚まされ、クリスは快感の波に浚われた。
「あぁッ――!」
焼けつくような衝動に押し流されどうにかなってしまいそうになりながら今度はボルスの腕に縋っていた。
「クリス様…失礼致します。」
そう言ってボルスはクリスの下半身を露にし、指先を2本3本と押し入れた。
存分に濡れた内部はあっさりとそれを受け入れ、緩やかに締め付ける。
「こんなに感じて下さっていたとは、嬉しいです。」
「ボ…ルスッ…」
それでも尚壁の崩れきらないクリスは言葉では求めてはいなかった。
体と本能は存分に彼の侵入を許していたのに。
「貴女は騎士である前に“クリス”と言う名の女性に変わりない。
―――無理をする必要は全くない。貴女が傷つく必要は全くない…。」
「だ、だけど…!」
827 :
WING:02/10/15 01:50 ID:6c22pGc6
ボルスは欲情した自身をクリスに押し当て、クリスの体が強張る。
「ひゃっ…。」
「もし貴女が騎士でありつづける事を選んでも、オレの前だけでは女で居てくださって構わない。
オレを、寄りかかる壁にしてくださって構わない…。」
「ボルス……」
衝動のお陰でその先の言葉は出なかった。振動する内部に体を預け、開け放たれる快感に心も委ねた。
「はぁ…あぅ…んっっ―――!!」
達したと同時にボルスも自身を抜き、シーツの海に煌きを開け放った。
828 :
WING:02/10/15 01:50 ID:6c22pGc6
居心地の悪い空間が部屋を染める。
クリスはボルスを背にして肌蹴させられた衣服を正し溜息を吐いた。
「―――クリス、様。」
「―――良い、今日だけは酔いのせいということにしておこう。」
「――はい。すみません…。」
背の感覚がなくなり、ボルスは既に部屋から出る体制だった。
そのまま視線も一切合わせず、明日からは普通通りに振舞えばいい。
今日の事は夢でもあったかのようにしてしまえば、互いに具合がよいだろう。
「失礼、します。」
淀む背を見返してしまう。
「―――ボルス。」
そのまま、呼びとめてしまう。
「―――はい?」
「―――――――ありがとう。」
たとえ一時の夢として通りすぎようとも、残しておきたかった言葉だけは放つことにした。
829 :
WING:02/10/15 01:53 ID:6c22pGc6
文章の区切り方を間違えたな…;
ボルクリでシリアスにひっくり返るとは思わなんだ。
次の題材が決まらない…前レス読んで考えてみまつ。
うーん何故か、かちゅで半二にカキコできなくなったなぁ・・・・・
「Walhalla Illusion」にクリス新作追加してたんだけどなぁ・・・・・
831 :
名無しさん@ピンキー:02/10/15 19:24 ID:mAF+4dM3
ここ初めて見たけど素晴らしいですな…感涙。
832 :
U7ieech:02/10/15 19:47 ID:x58oHzYk
>>829 ちょっと乱暴だったけど勘当した。
次の話も頑張って書いて。
833 :
:02/10/15 19:55 ID:BY5VKPB5
834 :
源氏広報部:02/10/15 20:00 ID:IRVCdsi/
>>830 え?今見てきたが..最終更新は1年前
もしやひそかに移転している??
クリス載ってるならURLが知りたいです。
でもこっちに載せるはマズイのか、やっぱ
>835
サーパラ検索でも逝ける
837 :
835:02/10/16 00:25 ID:rT1ttZ6G
>>836 あっさり逝けました。thanks。
いいもん見ました
1ってもう見れないの?誰かとってあるる人いないですか?
そのうち見えるようになるでしょう。それまで待ち。
840 :
U7ieech:02/10/16 20:18 ID:LYOvLGFL
>822-828
ちょっと乱暴だったけど面白かったです。
次の話も期待してます。
>830
アドレス教えて
通りすがりのスケベさん、こっちではもう書いてくれないのかな・・・。
あの人のSS、エロくて好きなんだけど。
842 :
名無しさん@ピンキー:02/10/16 21:50 ID:F7yz2ep8
マイナーカプリで有名(?)なフッチとワカバの二人で初セクースとか如何でしょうか。
あと、アルマ・キナン二人組(ユイリ&ユミィ)が城で色んな奴にヤられまくって女の悦びに目覚めるとか・・・。
え、通りすがりのスケベさん他でもSS書いてるの!?
どこから誘導されて来られたのか…
ご存知の方、検索ヒントだけでも教えてください。
とてもファンなのれす。
ユミィが時々村の外に出るのは『男漁り』だと妄想しています
845 :
841:02/10/16 22:25 ID:I0Nk1mA2
いや、俺もあの人の幻水モノはカスミスレとここしか知らない。
少し前に、下の方に沈んであるスレに埋めたてSSを上げてた時があった。
FEスレとかあ○まんがスレとかで見たけど、評判よかったよ。
微妙にスレ違いな話でスマソ
846 :
843:02/10/16 22:35 ID:eET+vjs6
>841さん ありがとうです。早速カスミスレに逝ってきます。
またこちらに御降臨されるといいですねー
あのSSは上手かった…!!
847 :
841:02/10/16 22:38 ID:I0Nk1mA2
今荒れてるから行かない方がいいかも・・・って、もう見てないか。>846
>>847 荒れた原因のヤツが俺のSSを勝手にコピペして、自分で書いたと行っているのが物凄い鬱だ。
ほ
なんか止まっちゃってますね。カスミスレの影響かな?
何にしろ、2ヶ月未満で17本も書いたあの方は紛れもなく神だった訳で
また漏れ達は1人の神を失った・・・ということですな。
保守
ナンカ
サビシイネ
853 :
11:02/10/21 21:43 ID:gC4GVhbn
>>611 『シャボン輪姦』……………。
アヒャ━━━━━━( ゚ ∀。 )━━━━━━ !!!
こっちのスレが静かになって廃れて
神がこっちに光臨してくれればなぁっと逝ってみる
>>11氏
おひさでつ。
>『シャボン輪姦』……………。
Σ(゚д゚lll)
騙られますた…。
>856-857
乙彼様です。
バラエティ豊かで(・∀・)イイ!
11氏のシャボンたん…
しかしモーホーに走られたのかと密かに心配していたので一安心でつ
前スレは何時になったら見れるのかな
861 :
:02/10/25 18:29 ID:tZ7N3+j9
同意。>860
このまま消えるんじゃないかとちと心配になってきたんだが
幻水SSは初めてなので少し緊張してます。
宜しければ少しお付き合いを。
「ええっ、そんなの恋愛とは違うよ!?」
「いえ・・・・・・やはり殿方にご迷惑はかけられませんし・・・・・・。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
太陽が真上に上がっているポカポカした昼、メイミのレストランの前の
テーブルに座る3人の娘がいた。そう・・・娘である。
「だってやっぱり相手はアタシ達が自分で見つけなくちゃ。そんな事言ってたら
ずっと・・・・・・何だっけ・・・・・・そうだ、親のレールに乗るだけになっちゃうよ?」
「殿方が私達を選んで下さると、母がおっしゃってました。」
「だからサナエのは恋愛とは・・・・・・」
「エミリーさんも可愛いのですから、無理に自分から動く事はないでしょうに・・・」
カフェではエミリーとサナエがずっと押し問答を続けていた。だが、それとは対照的に
ソーダ水を飲みながらじっと黙っている少女がいた。
「シャロンもそう思わない?大体そんな時代錯誤みたいな事をさ・・・。」
エミリーとサナエとシャロンはお互い親を尊敬しており、それが重なり
炎の運び手に参加してからこうして一緒にお茶などを飲む事が多かった。
そんなよくある日常であったのだが――――。
「ん?えっと何の話をしてたんだっけ?」
ようやく開いた口からは彼女が何も聞いていない事を証明させた。
「らしくないなぁ・・・こういう話はシャロンが一番好きな物でしょ?」
「シャロンさん、何か考え事ですか。」
「い、いやそんなんじゃないよ!僕だってたまにはボーっとする時もあるさ。」
慌てて否定するシャロンに二人は呆れながらも話を再開させた。
「サナエには気になる人とかいないの?」
「私は将来夫となられる方が現れるまで、おそらくそういう人は現れないと思います。
それよりエミリーさんはジョアンさんとどうなのです?」
「・・・・・・・・・何でそこでジョアンが出てくるんだい。アタシのタイプじゃないよ。」
「そうですか?仲睦まじく見えたのですが。」
どことなくエミリーを嘲笑しているサナエではあったが、シャロンの静けさが気になったのだろう、
話をシャロンへと持ちかけた。
「ところでシャロンさんはどうなのです?フッチさんとは。」
「そうだ、それ聞きたかったんだよね。あんな格好いい人といつも一緒でさ。」
シャロンは耳に入っていなかったのかずっと目を下へ向けていた。だが、
二人の視線に気付き顔を上げた。
「――ごめん、え、えっと何だっけ・・・サナエの事だっけ。」
「ちがうってば!フッチとシャロンはどうなのさって聞いてるの!」
エミリーは気が付かなかったが、その問いこそシャロンの悩みの種であった。
「ななな・・・なんでフッチの名前がここででてくるのさ!!」
シャロンの余りの狼狽ぶりにサナエは何となく感づいたようである。
「シャロンさん・・・・・・ずっとフッチさんの事を考えていたのですか?」
「ち、ちがっ、僕はそんな事・・・・・・・・・・・大体フッチと僕は何も関係ないよ。」
「そうなの?じゃあアタシが狙ってもいいんだね。」
慌てぶりが楽しいのかエミリーも冗談っぽくシャロンに問いかけた。
「そ、そんなの・・・フッチに聞いてよ!」
そう言うと残りのソーダ水を一気に飲み干してグラスを空けてしまう。
「ごめんごめん悪かったよ。親友の恋路を邪魔するほど野暮じゃないよ、アタシは。」
「しかしそれは結構厳しいですね。フッチさんはあの通り竜に首っ丈ですし、
選んで頂くにはそれ相応の事を致しませんと進展などありませんよ?」
「・・・・・・サナエも結局そうなのか・・・。」
すでに二人はフッチの事で一致しているようである。しかしそこでシャロンが口を開いた。
「・・・・・・・・・それ相応の事ってどんな事なの?サナエ。」
「・・・はい?」
思わず素っ頓狂な声を出すサナエだがシャロンは気にせず続けた。
「選んで貰うにはどう言う事をすればいいのさ!?」
「フッチ〜喉とか渇いてない?お茶とか持ってくるよ!」
「い、いやいい・・・。お嬢さんにそんな事させたくは無いよ。」
「じゃあさ・・・肩とか凝ってない?」
あの後フッチの世話を甲斐甲斐しくしようとするシャロンの姿があった。
それを陰から覗くエミリーとサナエ。
「ふふふ・・・・・・ああいうシャロンさんも可愛いですね。」
「サナエ、シャロンに何て言ったの?」
「いえ、女性はあくまで淑女として殿方に仕えるのが理想と言いました。
私の母もそうして父と結婚なさったのですから。」
楽しそうにシャロンを見るサナエに対し、エミリーは更に質問を続ける。
「でもシャロン大変そうだよ。あまり家事とか出来ないんじゃ無かったの?
あんなのでほんとに大丈夫なの?」
「いいのです。女性らしさをアピールする事がシャロンさんには足りないのですし、
肌を露出するのも結構ですが行動も伴って頂かねば・・・。」
自信を持って言うサナエに驚きながらもエミリーはシャロンを見つめる。
「あはは、確かに可愛いね。」
「ではそろそろ夕方ですし、次は夜に来る事にしましょう。」
「夜?」
サナエに問いかけるエミリーに対し、サナエはこれ程無く頬を染めて言う。
「昼は淑女・・・夜は娼婦・・・。それが女性の理想だそうです。
私の母もそうして父と結婚なさったのですから。」
そう言い放つサナエの瞳には豪快に皿を割るシャロンの姿が映った。
「一体何だったんだ・・・・・・・・・今日のシャロンは。」
キャシーや馬達に迷惑をかけないよう夜に厩舎へ来るフッチ。
ブライトの為に急遽造られた竜舎でフッチは言葉を発していた。
「ギュオオオ?」
「あはは、すまないブライト。まぁ明日になれば飽きているとは思うけどね。」
そう言いながらブライトの身体を丁寧に洗う。気持ちいいのかブライトも声を喘いでいる。
「ギュルル・・・・・・・・・。」
「相変わらずここが良いみたいだね、ブライト。」
その時竜舎に入る人影に気付いたブライトが顔を向け、フッチもそれに続く。
「―――誰かいるのか?」
だがブライトが敵意を持っていない事に気付いたフッチは誰なのか予想がついた。
「僕だよ・・・フッチ。」
薄暗いランプに照らされたシャロンの顔に気付きフッチは声をかける。
「どうしたんだい?シャロン。こんな夜更けに・・・。」
「ギュイイイイ?」
「ど、どうだった?昼間の僕は・・・・・・・・・。」
いつもと変わらない会話であったが、これが昼間ならフッチもシャロンの異変に気付いただろう。
この時シャロンの頬は熱を帯びるくらいに赤く染まっていたのだから。
「ああ、君を奥さんのように扱ったら僕は団長からまた追い出されてしまうよ。
・・・・・・まぁ確かに悪い気はしなかったが。」
冗談と思い普通に話しかけたフッチだが、次のシャロンの言葉に思わず絶句してしまった。
「よ・・・・・・夜の・・・お、お務めに・・・き・・・来たよ・・・。」
――――夜も更け辺りは静寂に包まれている――――
フッチの説教は既に20分を過ぎていた。
「いいか、シャロン。確かに君ぐらいの年頃ならそう言う事に興味を持つのも自然だろう。
しかし時と場合をよく考えるんだ。頼まれた訳ではないが一応僕は君を守る立場だ。
君に何かあったらお母さんが泣くだろう。だがミリア団長は竜洞を離れる事が出来ない。
きっと心から心配しているはずだ。だからこそ僕は君の子守りをあえて受け入れたんだ。」
何故か正座をさせられてじっと聞いているシャロン。時折ブライトがシャロンの頬を舐める。
このままいつもと変わらないと思うとシャロンは悔し涙を零し、ブライトがそれを舐めているのだ。
しかしこの状況をやはり陰で見ている者もいた。
『困りましたね・・・シャロンさんの処女喪失を見れると思ったのですが。』
『そ、そういう問題じゃないでしょ。それにフッチさんの言う事が正しいよ。』
『しかし16歳はもう立派な【女性】なのですが・・・これではシャロンさんが少し・・・。』
ひそひそ声で言葉を発した後サナエは少し考え、ついにエミリーへ行動を起こすよう進めた。
『ちょ、ちょっと待って。何でアタシまで?』
『こうなったら意地でもフッチさんにはやって頂きます・・・私達の手で。
エミリーさんもせっかく殿方を魅了するその大きな胸があるじゃないですか。』
そういうとサナエは年以上に膨らんでいるエミリーの胸を指した。
『サナエ・・・・・・・・・人が気にしているのに・・・。』
『さて行きますよ。母から頂いたアレを試すときです。』
そう言うと二人は正座させられているシャロンの所へ近づいた。
二人に真っ先に気付いたブライトが声を上げる。そして、
「君達は確か・・・・・・・・・。」
「シャロンさんと仲良くさせて頂いております・・・サナエ・Yと申します。
私達も夜のお務めに参りました。」
そう言うか早いかエミリーが持ち前の速さでフッチの後ろへ回り、
腕を持って上に捻り上げる。突然の事にフッチは反応出来なかった。
「ごめんねフッチさん。アタシもこんな事本意じゃないんだけど。」
「シャロンさん、あの薬を使う時ですよ。」
サナエに言われてはっとしたのか、シャロンは思い出したかのように
陰から液体の入った瓶を持ってきた。ピンク色のいかにも怪しそうな薬である。
シャロンはその瓶の蓋を開けその液体を飲み、もう一度口に含むと身動きの取れない
フッチの顔に自らの顔を近づけていった――フッチの目の前にシャロンの顔が映る。
「や、やめるんだシャロン・・・何をする気だ?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
シャロンはフッチの両頬に手を沿い、目を閉じるとゆっくりと唇を重ねた。
「―――――!!!!????」
フッチの口腔内に甘い液体が流れ込む・・・無意識の内にフッチはそれを飲み込んでしまった。
だがそれでもシャロンは唇を離そうとはしなく、むしろ激しく押し付けるようにした。
「ちゅ・・・・・・ちゃぷ・・・・・・・・・にちゅ・・・」
サナエの媚薬のせいかシャロンの身体は汗ばんでいた。
そしてゆっくりフッチから離れると自分の身体を纏っていた衣服を脱ぎ始める。
「フッチ・・・僕を大人にしてね・・・。」
すでにシャロンの目は媚薬により虚ろになりつつあった。
サナエの媚薬は性感を高める代わりに、身体動作の神経を鈍らせる役割があった。
「フッチさん・・・シャロンさんを気持ちよくさせてあげて下さい。」
サナエはそう言うと服を脱がされ仰向けに倒れているフッチの顔の上に、裸のシャロンを座らせる。
シャロン自身も身体が安定しない為、その体重をフッチに押し付ける形となった。
「んんっ!?んぐっ!んー!!!」
「フ・・・フッチのが・・・あたるよ・・・・・・い、息がかかって・・・んっ!!」
シャロンの秘所を直接あてがわれ、更に顔全体にかかる圧迫感がフッチを興奮させた。
「せつないよぉ・・・もっと舐めて・・・!」
何とか腰を動かし秘所をフッチに押し付ける―――時折フッチの鼻が秘裂にかかり
シャロン自身の快感を更に引き上げる。フッチは満足に手足を動かせない為、
必死に顔だけ動かしシャロンの秘所を舐め続けた。
だがその時、下半身から来る刺激がフッチを襲った。
「凄いですね・・、触ってもいないのに・・・ここ凄く大きくなっていますよ。」
サナエはその白く細い指でフッチの性器を包みこむように愛撫し始める。
「むぐっ!!んんっ!?や、やめ・・・ふぐっ!」
顔面を圧迫されているフッチには誰に触れられているのか分かるはずも無く
ただ、その刺激だけを味わう事になってしまう。
「はあっ、はあっ・・・・・・フッチ・・・舌が・・・舌が止まってるよぉ!」
刺激が薄まった為シャロンは太ももでフッチの顔の側頭部を強く挟み込み
更に強くフッチに秘所を押し付け腰を振る。フッチの顔は愛液で濡れており
それがシャロンの動作をスムーズに促していた。
「くすっ、フッチさん・・・お年の割に凄いです。もっと気持ちよく致しますね。」
サナエは両手で愛撫しながら舌を性器に絡ませる―――先端の穴、カリ等
的確に気持ちよくなる場所を責めフッチに快感を叩き込む。
「むぐっ!うああっ!んんっ!んん――!!」
呼吸困難になりつつも快感を高められフッチは声を上げる。
そのフッチの息遣いがシャロン自身の秘所に吹きかけ快感を与えていた。
「ああっ!ふぐぅ・・・!僕・・・おかしくなっちゃうよ!んあっ!!」
そんな3人の行為をブライトとエミリーが見ている。万が一ブライトが行動を起こす事を
考えてた訳だが、シャロンとフッチがじゃれ合っているようにしか見えないのだろう。
時折あくびをあげ眠そうにしていた。
「アタシもそろそろいいよね?」
エミリーがサナエに声をかける。性行為を見せられ自身も気分が高揚しているのだ。
「シャロンさんのお陰でその竜さんも大丈夫でしょう。流石に獣姦は可哀想ですし。
じゃあ、先ほど教えた通りにやってみて下さい。私はフッチさんの乳首でも
弄らせて頂きますが。」
そう言いながらサナエはフッチの身体の上を移動し、胸板に届くと乳首を指で刺激する。
すでに理性を失ったフッチには、それだけで激しく快楽となって襲ってきた。
「ううっ・・・むぐっ・・・や、やめろ・・・んっ!!」
舌や指で乳首を責めるサナエの後ろから、エミリーが上着を全て脱ぎ
16歳とは思えぬ豊かな乳房が表にさらけだした
「凄いね、サナエの唾液とフッチさんの液でココ・・・ビショビショになってるよ。」
そしてエミリーはフッチの腰を膝の上に乗せ、性器を掴むと自らの胸の谷間に挟み込んだ。
「たぷっ、たぷっ、にゅる・・・・・・・・・」
ふくよかな乳に挟まれ性器は更に肥大していく。唾液やカウパー液が潤滑油として
胸の中の滑りをよくしている。エミリーは力をかけて乳房に性器を埋没させ、
身体を上下させてフッチの性器を刺激した。
「うああああ!!!むぐっ!!うううんん!!!んんああ!!」
顔全体をシャロンの秘所に圧迫され、乳首をサナエの口に刺激され
性器をエミリーの乳房に責められ、形容し難い快楽の渦へフッチは溺れてしまう。
エミリーも自分の乳房を性器でこすり、快感を得ようと強く強く乳房を押し付ける。
そしてついに快感の限界がフッチとシャロンを襲った。
「むぐっ・・・う・・・ぐぅう・・・で・・・出る!!」
「ああっ!も・・・もう駄目・・・な、何か来るよぉ!」
サナエはエミリーを離させようと考えたが、すでにエミリーも乳房からくる快感を止められず
乳房に埋没した性器の先を舌で刺激した。
「んんんんん!!!!」
勢いよく発射された精液はエミリーの顔や乳房に容赦なくかかり、
フッチの性器はドクドクッと波打っている。
「はあっ、はあっ、はあっ・・・」
「あ・・・あぐ・・・・・・はあっ・・・ふうっ・・・。」
「ふうっ・・・ふうっ・・・はふ・・・。」
自分を含め3人が同時に果てた。これで全てが終わるかと思ったフッチに対し、
サナエは当初の目的を果たすべく前から倒れこむシャロンを支える。
「これでやっとシャロンさんの処女喪失が見れますね。」
媚薬の効果が薄まってきたとはいえ、まだフッチもシャロンも上手く
身体を動かす事が出来なかった。
「エミリーさん、しっかりシャロンさんを持ち上げていて下さいね。」
シャロンの腰をエミリーが支え、サナエはフッチの性器をシャロンの秘所へあてがう。
指を微妙に動かし刺激を与え、萎えることなくフッチのモノは雄雄しく立っていた。
「いいですよ、エミリーさん。そこで降ろして下さい。」
「ぼ・・・僕・・・怖いよ。」
そしてフッチの性器がシャロンの秘所へと埋まっていく・・・。
フッチに愛撫させていたシャロンのそこはすんなりとフッチを受け入れた。
「ああああああっ!!!入ってる!何かが入ってくるよ!」
「うう・・・!ぐ・・・、狭い!」
シャロンの膣内はおそろしく締りが強く、埋没するに連れフッチ自身を激しく刺激した。
「だ、駄目だシャロン!抜け・・・抜くんだ!!」
「や・・・やだ・・・それに・・・抜こうったって・・・はぁっ、はぁっ、身体が上手く動かないよ・・・!」
シャロンも腰を動かし身体を支える位にしか神経は回復していなかった。
すでにフッチのモノを締め上げ搾り取るかのように、シャロンの中で膣肉だけが動いていた。
膣の中を刺激されシャロンは声を抑えきれず嬌声をあげる。
「はうっ!んんっ!はあん!あっ・・・ううっ!ううん!!」
「シャロン・・・んぐっ!はあっ・・・。」
いつの間にかフッチも自ら腰を振りシャロンの中を突き始めていた。フッチは身体を起こし
対面座位の体制になりシャロンを抱きしめる。下からはすでに赤い血が流れているが
媚薬の効果かシャロン自身はそう痛みを感じてはいない。
「・・・・・・いっちゃう!!うう・・・・・・・・・いっちゃうよぉ!!」
「ああ・・・好きな時にいっていいぞ。くっ・・・僕がシャロンを支えてやる。」
「うあ・・・・・・あああ・・・・・・ああああああっ!!!!!」
身体がのけぞり、シャロンはフッチの顔を抱き締めながらこれ以上なく膣内を締め上げる。
「むぐっ・・・ぐうう!!」
フッチはシャロンの身体を素早く抱き上げ外へと射精した――――。
「流石フッチさんです。あの状況で外に出すなんて凄いと思いますよ。」
次の日サナエとフッチは牧場の外で話をしていた。
「サナエ・・・君のお母さん・・・ヨシノさんは何を君に教えたんだ?」
「簡単な事です。殿方を悦ばせるのが女性の務めだと・・・それだけです。」
「だがあの時薬が切れなかったら・・・・・・・・・。」
「生理とかを気にする事はありませんよ。私・・・分かりますから。」
フッチは彼女らの母親と面識がある。それを思い出すたび彼女らの若さに苦笑してしまうようだ。
「しかし・・・いずれ団長にばれるだろうな・・・。ブライト・・・・・・どうする?」
「ギュルルルル?」
情事の一部始終をブライトに見続けられた事に何か恥かしさを感じながら
フッチは遠乗りへと出かけた―――――。
―――――END――――
幻水モノは初めて書いたのでつっこみたい所は山ほどあるでしょうが、ご容赦下さい。
しかしフッチは受けが似合うキャラですね。また機会があれば書かせて頂けると幸いです。
荒れてる某キャラスレの支援になればいいのですが・・・容量が心配なのでこれで失礼致します。
ホトトギスさん・・・・アンタ今日から新たな神だ・・・・
(;´Д`)ハァハァしたのは当然ながら面白かった。
ようこそ神様。
わ、久々に見たら神が降臨してた!
ホトトギスさん、良かったです!
880 :
名無しさん@ピンキー:02/10/26 01:04 ID:59k/pLzX
881 :
:02/10/26 02:47 ID:2jYbbOs8
ホトトギスさん、ありがとう!久々の神だー。
これで荒れ地もマターリするといいでつね。
エミリーは巨乳だったのか……パイズリ(・∀・)イイ!
>胸の中の滑りをよくしている。エミリーは力をかけて乳房に性器を埋没させ、
>身体を上下させてフッチの性器を刺激した。
>「うああああ!!!むぐっ!!うううんん!!!んんああ!!」
ちんちん折れちゃったのかと思いますた(w
884 :
名無しさん@ピンキー:02/10/26 14:57 ID:/OFeH7c0
ゴカーン? ハァハァ
主語と述語のつながりがおかしいところに
気をつけてもらうともっとえがったデス。
次のも楽しみにしとりますです!
885 :
名無しさん@ピンキー:02/10/26 15:33 ID:14TmCWah
このような駄文にレスを頂き正直恐縮です。
まだ修行中の身ですので指摘して下さると嬉しいです。
出来れば次の時もお付き合いお願い致します。
887 :
名無しさん@ピンキー:02/10/27 16:16 ID:/bDshI/0
14さいの時のフッチもかいてくれよホトトギス
じゃあ相手は同じく格闘少女のワカバたんで。
ちょっと名無しで質問でつ。
フリック×キンバリーなんていう
あんまり人の読みたがらないような代物を書いちまったんだが、
うぷってもいいですかね?
大人っぽい!
さっさとうぷしる!
なんかクッキーがうまくきかずに文字化けするんで
マサムネ→masamuneとさせて下さい。
>890、891
レスどうも。
フリックネタは前にかなり叩かれてたんで
ちょい腰引け気味でつ。
んじゃとりあえずうぷりますね。
以下の人はスルー願います。
・「フリックネタはもうお腹イパーイなんだよ!」という人
・「フリックはオデッサ以外とはしないと誓ってるに決まってる」と信じてる人
>WING様
遅レスになりますが、感想頂きましてありがとうございます。
漏れはWING様の書くクリスが可愛くて好きでつ。
騎士団制覇とかどうでしょうか?
「ほら、ぼやぼやしてるんじゃないよ、色男」
ニセ印師のキンバリーに目の前でひらひらと銚子を振られて、酒気に意識が遠のいてい
た俺は我に返った。解放軍の仲間が俺を置き去りにして宿屋に引き上げてしまい、彼女と
飲み始めてからもう随分時間が経ったような気がする。テーブルとその周囲に転がる空に
なった徳利や酒瓶の中身は半分以上が彼女の腹へと消えていったはずだが、キンバリはー
酔うどころか一向に顔色一つ変えず、涼しい目をしてじっとこちらを見つめている。
「は、はい」
情けないことだが、キンバリーの迫力を前にするとどうにも言葉が円滑に出て来ない。
正面から彼女と向き合うと、豊かな胸の大半が着物の襟からこぼれているのがどうしても
目に入ってしまう為だ。こういうあけすけな女の色香が俺はあまり得意じゃない。
「ほら、あんたももっと飲みな。シケた顔してるんじゃないよ」
「い、いや。俺はもう……」
「まさかあたしの酒が飲めないって言うんじゃないだろうね。それとも……そろそろ違う
ものでも味わいたいってのかい?」
「え?」
“違うもの”の意味を判じかねている間に、キンバリーはするりと真横に腰掛けてきた。
二の腕に柔らかな重みが触れる。布越しの感覚だったが、その中心に立ち上がった小さな
尖りを意識した途端、頭の隅がカッと熱くなるのを感じた。
「お、おい……」
「言っただろ。あたしの相手をしてくれるなら仲間になってやるって。まさか本当に酒だ
け飲んで一夜を明かす気じゃないだろうねぇ」
「…………それじゃあ駄目なのか?」
「当たり前だろ。一度交わした約束を破るような男とは、一緒には戦えないね」
「俺はそんな約束なんかしてないぜ。あれはビクトールの奴が勝手に……」
「そうまで嫌がるなんて、こんな美人に対して失礼だよ。それともあんた、オデッサに義
理立てでもしようってのかい?」
「……っ!!」
なぜ、キンバリーがオデッサのことを知っているんだ。
思い掛けない不意打ちに、俺は言葉を失った。
「マッシュとは古い付き合いだからね。妹のオデッサのことも、会ったことはないけどい
ろいろと噂には聞いてるさ。……死んじまったってこともね」
話に気を取られているうちに、キンバリーの手がいつの間にか大腿に伸びていた。細い
爪先につ、と内股を撫で上げられ、慌ててその手を押さえ込む。
「よせよ」
「愛した人に操を立てるなんて、女がやれば確かに可愛いさ。けど男が据え膳蹴ろうって
理由にはちょいと不粋すぎやしないかい?」
別に生涯オデッサ以外の女とは寝ないとか、そんな誓いを立ててるわけじゃなかった。
ただ失ったものがあまりにも大き過ぎて、誰か別の存在で埋めることなど心が受けつけな
かっただけで。
制止のために触れた手を、逆に掴まれる。キンバリーは素早く俺の手から手袋を外すと、
その手を着物の襟から差し入れて温かい胸に直に押し当てた。柔らかく吸い付くような感
触の肉が指の隙間からこぼれ落ちる。俺の掌に重ねた手で自らの胸を揉みしだき、からか
うように軽く下半身に触れて来るキンバリーに、俺は当惑しつつも抗う事ができなかった。
……解放軍の為、ひいてはオデッサの遺志を叶える為。たとえそんな言葉で誤魔化そう
とも、熱くなり始めた下肢が自分に対する言い訳を許さない。一度意識してしまった柔ら
かな肉体への餓えは押さえ切れないほどの欲望となり、意思とは無関係に身体の中心へと
血液が集まり出す。掌に擦れて更に固くなってゆく乳首の触感が、消えて行く理性に拍車
をかける。細い指に服の上からすでに反応を示している場所を握られて、俺は恥ずかしさ
に当惑しつつ彼女の表情を窺った。キンバリーの切れ長の瞳は俺を促すように熱っぽく潤
んでいる。
「我慢しなくていいんだよ。こんな美人に恥かかせる訳にいかなくて、仕方なく抱いたと
思えばいいのさ。ほら、おいで」
掴んでいた手を放し、キンバリーは両手を添えて着物の前を大きく寛げた。円やかな曲
線を描きつつもツンと上を向いた形のいい胸が惜し気もなく夜気に晒される。匂い立つよ
うな艶を持つ乳白色の肌の中から鮮やかな紅色をした乳頭が固く突き出している様を見せ
つけられると、頭で考えるより先に身体が動いた。衝動に急かされるように、俺は一度引
きかけた手を伸してキンバリーの豊満な柔肉に顔を埋めた。すくいあげるように下から舐
め上げ、絹肌を唇で味わい、果実のような突起を口に含む。わずかに汗の匂いが鼻孔をく
すぐるが、それも今は獣のような欲望を呼び覚ます甘い媚薬でしかない。右腕を腰に巻き
付けてしっかりと引き寄せ、左手でもう一方の胸を荒々しくこね回しながら舌先で転がし
ていた突起に軽く歯を立てると、キンバリーは鼻にかかったような甘ったるい吐息を漏らした。
「ん……はぁ…………っ」
キンバリーの手にバンダナを解かれ、伸び過ぎた前髪がばさりと額に降りかかった。続
いてマントが床へと滑り落とされ、外されたベルトがその上にとぐろを巻く。俺はもう片
方の手袋を投げ捨てて体ごとキンバリーに向き直り、乱れた着物の裾を割ってしなやかな
脚を弄った。下着をつけていない彼女の内股にはすでに溢れ出した女の蜜が滴り、甘酸っ
ぱい香りを放つ雫が指先を濡らした。
「そこはまだ、駄目だよ」
もっと上に触れようとする指をやわりと退けて、キンバリーは立ち上がった。手を引か
れて並び立つと、彼女の背が自分の顎までしかないことに改めて気付かされる。人物の印
象が強過ぎて、実際より背が高く見えていたのだろう。間近で見るキンバリーは意外にほ
っそりしていて、金色の髪がかかる肩も着物を絡み付かせた腰も思っていたより華奢だった。
俺は胸当てを外し、肌の上に直に着ているハイネックを脱ぎ捨てた。俺を見つめる彼女
の口からへぇ、とやや意外そうな声が漏れる。
「思ったよりいい身体してるじゃないか」
「思ったよりとは失礼だな。これでも一応、腕に覚えのある戦士なんだぜ。細腕じゃ剣は
振り回せないさ」
「はいはい。だが剣を振り回すだけが男じゃないだろ?さ、全部脱いであたしにあんたを
見せとくれよ」
欲望の命じるままに残った衣服を剥いで行く。全て脱ぎ捨てて裸になると、キンバリー
は薄く笑って俺の前に跪いた。
「此処は素直だね……あたしを欲しがってる」
熱く脈打つ場所を右手で愛撫しながら、掠れた声でキンバリーが呟く。その手の感触と
刺激するような言葉に、身体の中心は更に大きさと熱さを増していく。
「……ああ、欲しいよ。俺は、あんたが欲しい」
認めるしかなかった。今や俺の全身は、彼女に受け入れられることを求めている。久し
く忘れていた、否忘れようとしていた、頭の芯が灼けつくような感覚。
「やっと言ったね……いい子には、ご褒美をあげようか」
すでに反り返るほどに立ち上がった俺のものに手を添えると、キンバリーは唇を湿らせ
て亀頭に軽く口づけた。そのまま大きさを確かめるように根元までじっくりと舐め上げ、
時折甘噛みを加えながら何度も全体を行き来する。ねっとりと肉棒に絡み付いてくるキン
バリーの舌は易々と俺を翻弄し、俺はいつの間にか無意識に手を伸してキンバリーの長い
髪の間に指を入れていた。享受する快楽の予想以上の強さに、思わず荒っぽく髪を掻き回す。
「……すまない……あんまり、持ちそうにない…………」
上ずりかけた声は、情けないがすでに余裕がないことを物語ってしまっている。こちら
にちらりと視線を寄越すと、キンバリーは一旦唇を離して短く答えた。
「いいよ、このままイッちまいな」
言葉だけでなく行為で許しを与えるように、キンバリーはぴちょぴちょと濡れた音を立
てて一層強くしゃぶりついてきた。亀頭を咥え込み、窪みに唇を押し当て、唾液で包むよ
うにしながら先端にねっとりと舌先を這わせてくる。
「くっ…………」
キンバリーが喉の奥まで呑込むように俺を深く迎え入れた。軽く当たった歯が信じられ
ないほどの刺激となり、耐え切れずに低く呻いてしまう。達してしまいそうなところを何
とかやり過ごそうと息を詰めたが、空いた手で陰嚢を嬲るように弄られ、頬を窄めて身体
の中心をきつく吸いたてられるともう止まらなかった。俺は堰が切れたかのように熱い濁
流をキンバリーの咽めがけて迸らせた。
「多いね……」
全てを飲み下し、顎に垂れた雫まで指で掬って舐めてから、キンバリーは妖しく笑った。
そして立ち上がりながら帯をするりと解いて着物を落とし、均整のとれた肉体を誇示する
ように少し下がって俺を見遣る。
「見なよ。あんたのしゃぶってるうちに、こんなに濡れちまった……」
キンバリーはテーブルの上に腰掛けて両膝を抱え込み、自ら足首を掴むと、挑発するよ
うにじりじりと脚を開いて太腿の付け根を露にしていった。見せつけられた光景に、一度
萎えたものがたちまち勢いを取り戻してゆく。言葉の通りすでにその場所はてらてらと光
るほどに女の蜜で溢れかえり、自らを蹂躙する肉茎を待ち受けていた。カンテラの灯を跳
ね返して淫蕩な光を放つその充血した花弁に、意識しなくても視線が吸い寄せられてしま
う。そんな俺に何もかも見透かした女の声は慈母のごとく優しく囁いた。
「ふふ……色男に視姦されるのも悪くないね。そんなに見たいなら、もっと見せてあげよ
うか……?」
普段決して外気に触れない茂みの奥の薔薇色の襞を、キンバリーは二本の指で押し広げ
て見せた。橙色の光を受けてなお暗い濡れそぼった入り口が、淫靡な仕種で打ち込まれる
はずの楔を誘っている。しかしそれほどの痴態を平然と演じて見せながら、彼女の瞳はな
ぜか物悲しいまでに澄んでいた。
「……キンバリー」
その名を口に出して初めて、俺はまだ抱き合うどころか一度も名前すら呼び合っていな
かったことに気付いた。自分を見つめる澄み切ったキンバリーの双鉾に、何か得体の知れ
ない感情が沸き上がる。二人の間に横たわる一歩の距離を詰めて華奢な手を取り、俺は彼
女が自らを辱めていた指先に口付けた。そのまま唇で肌を辿りながら腕を這い上がってゆ
く。首筋にそっとキスを落として抱きすくめると、キンバリーは微かに肩を震わせた。
「よしなよ、フリック。そんな恋人にするみたいにしなくていい」
焦れた声で言って、キンバリーは太股を擦り付けてきた。肉棒に手を添え積極的に呑み
込もうとする。まるで、ただ抱き締められるのは嫌だとでも言うように。
「優しくされるの、嫌いか?」
促す動きに抗わず、自身を彼女の内奥へと深く沈み込ませてゆく。キンバリーは答える
代わりに俺の首に両腕を絡めて肌を密着させてきた。結合部から溢れる粘液の湿った音は、
夜を満たす静寂の中で卑猥なほど大きく聞こえる。彼女の中は吸い付くほどにしなやかで
温かく、抱いているはずなのに抱き締められているような錯角を俺に抱かせた。
欲しかったものがようやく得られたような安堵感と、何か大切なものを壊してしまった
ような不安感。キンバリーを腕に抱き彼女の体内に包まれながら俺が味わっていたのはそ
んな相反する感情だった。手に入ったものはそれだけで全てを充足させる程の熱を持って
いるというのに、もう二度と手に入らない温もりを切ないまでに彷佛とさせる。満たされ
ているはずなのにまだ足りない、何かが足りないと叫び続ける声を頭の中で打ち消して、
俺は今目の前にいる女を引き寄せる腕に力を込めた。
「優しくされたくないんだろ……だったら、そんな目するなよ」
感傷を振り切るように、やや乱暴に谷間の奥を探り始める。その動きに合わせ、彼女の
内壁も直ぐさま律動的に反応して来た。引き絞るように俺自身をきつく締め付け、己の快
楽以外見えなくなるほどに俺を追い立ててゆく。だがここで一方的に翻弄されてやるわけ
にはいかない。激しい脈動に耐えながら、俺は戦場で敵の弱点を探す時のように様々な動
きを試し、彼女の弱い場所を少しずつ確かめていった。
「ふ……ぅんっ、はぁ……っ」
キンバリーの呼気がやや乱れ始めた。首筋を舌で遡って行くと、俺の首を抱いていた腕
に力が入り、指先が肌に食い込んで来る。まるで一振りの剣の為に用意された完璧な鞘の
ように、ひくひくと蠕動する肉襞は最奥まで俺自身を咥え込んで放さない。子宮を突き上
げる勢いで抽迭を繰り返せば、その度に先走りと愛液の混ざり合ったものが白く泡立ちな
がら飛び跳ねた。
「ぁ……っん……」
金色の柔らかな産毛に覆われた耳朶を甘噛みすると、キンバリーは弓なりに背を反らせ
た。仰け反る身体を支えようと後ろへついた彼女の手に当って、酒瓶が雪崩のごとくテー
ブルから転がり落ちる。
苦悩するようにきつく閉じられた瞼。浅く荒い息を繰り返す濡れた唇。快楽だけを追っ
ているはずなのにどこか悲しげにも見えるキンバリーの表情が、飢えた俺を更に煽り立てる。
最初はただのあけすけで大胆なだけの女だと思った。なのに何故、こんな顔を俺に見せ
るのだろう。娼婦のように恥じらいの欠片もない姿態で誘い、ただひたすらに欲望を貪っ
ているだけだというのに、どこかしっとりと包み込むような温もりを与えられている気分
にさせられる。そして彼女が求めているのも、おそらく快楽だけではなく……。
キンバリーが何か、うわ言のように唇を動かしている。不思議とその唇の表す音が読み
とれた気がした。
──マッシュ、と。
余計なことを考えるのを止め、瞼を閉じて彼女の体内を穿つものに意識を集める。触れ
合った肌の燃えだしそうな熱さだけが今感じるべき全てだった。最も反応の大きくなる子
宮口に狙いを定め、腰の動きを速めてゆく。
「は……ぁっ、んん……!」
喘ぎ声が大きくなる。犯すように荒々しく抉り込む。腰をくねらせてキンバリーが応え
る。互いの限界が近いことを感じ取った俺はキンバリーの膝を掴んで絡み付く脚を解かせ
た。そして一際強く、最奥を刺し貫いた。
「はぁっ、ぁっ、ああああぁぁっ………!!」
「ぅ……く……っ!」
高みへと駆け上がる自身を射精寸前で引き抜く。戦慄く彼女の白い腹を、勢い良く飛び
散った粘液が汚した。
キンバリーがしどけなく脚を開いたまま、テーブルの上にくたりと身を投げ出す。彼女
の脇に片腕をついて上がった息を整え、頬に張りついた長い金髪の中で指を遊ばせている
と、突然その顔に別の面影が重なって見えた。月灯りすら射さない暗い地下の一室で、込
み上げる愛しさのままに抱いた人の儚げな顔が。
互いに求め合い、躯を繋いだ夜。温もりが感じられなくてふと目覚めると、いつも彼女
は居なくなっていた。姿を探して部屋を出れば、夜風を受ける後ろ姿を窓辺に見つける。
一見気が強そうでいて、その実誰よりも傷付きやすく優しい心を持っていた彼女。その昼
間より小さく見える肩を後ろから抱き寄せ、そっと髪を撫でてやりたいと思ったことが何
度あっただろう。だが一切を拒絶するかのような彼女の翳った横顔が遠くて、俺にはただ
見つめていることしかできなかった。
俺は彼女の期待に応えてやることができず、癒してやることすら出来なかった。彼女の
遺言の通り、俺に出来たのはただこんなやり方で慰めてやることだけだったのだ。果たし
て自分が彼女に相応しい男だったのかと自問すると──答えは、否だった。
不意に襲って来た感傷を頭を振って追い出し、俺はテーブルの上に投げ出してあった布
を手に取った。零れた酒を受けた後であまり清潔とは言い難かったが、他にないからには
仕方がない。
「……これ、使っちまって……構わないか?」
薄く瞼を開いたキンバリーが曖昧に頷いたのを確認して、俺は彼女の下腹部から内股ま
でをそっと拭った。粘液を吸い取った布を内側に折り込み、なるべくきれいな部分でもう
一度浄める。
「いいよ、そんな……」
キンバリーが俺の手を止めようと身を起こしたが、俺は黙って拾い上げた彼女の着物を
その肩に羽織らせた。袖に腕を通すのを手伝ってやり、記憶を頼りに適当に帯も締めてみ
る。よくわからないが、確かこんな感じだったはずだ。
「フリック……これじゃ死人袷だよ」
「しにんあわせ……?なんだよ、それ」
「正しい向きは左前なんだよ。何でか知らないが、右前は死装束の時だけなのさ」
くすくすと笑いながらキンバリーは着物の袷を逆に直した。その笑顔がなんとなく可愛
らしく見えて、不思議に温かい気分になる。俺は自分の後始末をし、だらしなく脱ぎ散ら
した服を一枚ずつ拾い上げた。最後にバンダナを結び直していると、指先で髪を梳きなが
らキンバリーが呟くように言った。
「あんたは優しいね……優しすぎる」
「……優しくなんかないさ」
再び追憶に囚われそうになり、俺は軽く頭を振ってオデッサの顔を追い出した。なぜキ
ンバリーもオデッサも俺のことを優しいなんて言うんだろう。優しさと弱さは別のものだ
というのに。
「代わりにしたつもりはないが……終わってからオデッサのことを考えた。そんな俺の、
どこが優しいって言うんだ?」
「……別にそんなこと馬鹿正直に申告しなくてもいいのに。まったくあんたは素直すぎるよ」
ふふ、と笑ってキンバリーが髪をかきあげる。そのどこか子供扱いしたような物言いに
ややムッとしたが、わざわざ腹を立てるのも大人気ないと思い、黙って床の上に散乱した
割れた硝子瓶の始末に取りかかった。手伝おうとするのを断って、手袋をはめた手で大き
な欠片を拾い集める。
「……誰を思ってたって、別にあたしに気を使う必要なんかないんだよ。お互い肉欲だけ
の関係だって分かってるんだ、小娘じゃあるまいし、そんなことくらいで傷付くようなあ
たしじゃないさ。それに──」
あんただけじゃない。唇の上で消えた微かな呟きは、そんな風に聞こえた。
「あたしはあんたが欲しかったし、あんたもあたしを欲しがってくれた。それだけで充分
だよ。想いがなくても温もりが欲しくなる夜があるのさ。男も女もね」
……優しいのはあんたの方じゃないか。
出かけた言葉を呑み込んで、俺は小さな破片をほうきで掃いて片付けることに専念した。
部屋がほぼ元通りになり、振り出しに戻ったような既視感が訪れる。
「さっ、そろそろ酒の方に戻ろうかねぇ」
「えっ!まだ飲むのか……」
嫌な予感が的中し、俺は露骨に顔を顰めた。だがそんな俺の心中など意に介せず、キン
バリーはけろりと言ってのけてテーブルの前に座り直した。
「当たり前だろ。汗かいたおかげでアルコールが飛んじまったからねぇ。まだまだ夜明け
は遠いよ、色男」
こっちは激しい運動のおかげで余計酒が回っちまってるというのに、テーブルの向かい
側を平手でばんばんと叩いて「ほら、早く座りな」と促すキンバリーの顔からは、すでに
先程の行為の余韻はきれいに拭い去られている。もちろん酒気などまったく窺うこともで
きない。有無を言わせぬその態度に仕方なく元の椅子に腰を下ろすと、俺は大きな大きな
溜め息をついて新たな酒瓶の口を切った。
<了>
>>904 masamuneさん
891っす。待ってた甲斐があったよ〜。キンバリーったらいい女じゃないか。
次に幻水1やるとき、酒盛りシーン後の暗転でほくそ笑んでしまいそうだ。
事後が無駄に長くてスマソ。
以前「フリックネタはむずかしい」という話が出てたけど、
その頃すでに書き始めてたのでとりあえず書き上げてみた。
つまらねぇと思った方は理由も一緒に述べていただけると幸いでつ。
>>891=905
即レス&即感想ありがとう!
2でタイ・ホーに逃げられたのが可哀想だったので、
とにかくキンバリーをいい女にすることに情熱を注いでみました。
成功してたとしたらうれしいっす。
面白かったでつ。巧い!
キャラが誰かという以前に、文章の基本スキルが高い書き手さんだとほんとに
愉しめるねえ。嬉しいでつ。
おお、面白いっす。
この調子でレオナにもその場の雰囲気で流されてなんて考えも出来てしまうw
久々の熟女だ!
意外と小柄でピチピチなキンバリー萌え〜。
ほねばったかなり年上のおねえさんだと思ってたけど
イメージ変わったYO!
…マ、マッシュ?
>>908-911 感想ありがとうございます。
とりあえず今んとこ優しい御意見ばっかりでありがたいっす。
けど今見直すとエロが足りない気も……
エロさが滲み出す文章ってのは難しいでつね。
>911
キンバリー→マッシュにあまり意味はないので突っ込まないで(w
他に相手が思いつかなかっただけっす。
まさか「テスラ……」じゃ嫌だしな。
ヤター!
前スレ今初めて読んだ。トーマス×セシル、激しく萌えた!!
ヒューゴ×クリスがえがったなー
900超えたね。色々あったけどマターリ次スレへと続けていけるとヨイナ
そろそろ誰か新しいセシルたんも書いてくれぃ
919 :
名無しさん@ピンキー:02/10/31 17:09 ID:ffJqOtvP
439で〜す!
ついに狂ってしまいますたw
みなさん逝ってくらさい(藁
920 :
名無しさん@ピンキー:02/10/31 17:10 ID:ffJqOtvP
439で〜す!
ついに狂ってしまいますたw
みなさん逝ってくらさい(藁
921 :
名無しさん@ピンキー:02/10/31 17:10 ID:ffJqOtvP
439で〜す!
ついに狂ってしまいますたw
みなさん逝ってくらさい(藁
次スレは950くらいに立てればいいのかな。
容量はまだ少し余裕あるよね?
サラサラの金髪・・ハァハァ
3のルシアは短髪だということに今更気づいた
てっきり後ろで尻尾みたいに結っていると勝手に思いこんでしまっていた…。
ごめんよぅ
烈火の紋章で敵味方構わず焼き尽くすルシアに萌え
「ハハハハハ! 燃えるがいいさ!!」
>>924 アスカかとオモタ…
まあトーマス=シンジは当たってるけど。
本スレにて場違いだが萌えるエレーン×城主SSアリ。
ハァハァハァ。
>>931 見た。なんであっちに書いちゃったんだ、まったく。
いや、スケベさんのコピペだし。
カスミスレの名前は知っていたが
カスミ好きじゃなかったので放置してた
しかしスケベ神が降臨しっぱなしで驚いた
つかカスミスレっていまだに場所がわからず
とうとうこちらからも誘導したか・・・。
あの神はヒソーリ好きそうだったし、
再びあちらのスレに降臨することはないだろうなぁ・゚・(ノД`)・゚・。
誘導しようがしまいがもう無理という気もする。
いっそこっちに来てもらいたいもんだ。
最近はわりにマターリしてるし。
11様のシャボンリンカーンと
腐れすぎSS書き様のパーン×クレオが読みたいなぁ…
保守
久しぶりに此処に来ました・・・。
やっと3が終わって満足。
パーン×クレオ・・・覚えていてくださった方がいて嬉しいです。・゚・(つД`)・゚・。
あのぅ、ここって百合ネタのSS書いてもいいんですか?
男女エロでなきゃだめ?
>>942 既にアニタ×バレリア等があるのでOKだとおもいまつ。
というかщ(゜ロ゜щ)カマーン!! 神の予感…おねがいしまつ。
リリィ×クリスとか読みたいでふ!>942
945 :
942:02/11/12 17:08 ID:HyUp6zF+
でわこれからユン×クリス書こうと思います
>>944 リリィでなくてごめんぽ
腐れすぎSS書き様のパーン×クレオ激しくきぼん
クレオって女なんけ?
>>945 うわ、それまさに需要ど真ん中でつ(;´Д`)ハァハァ
いつまでも待ってます神よ!!
あれら。950だ。次スレ立てた方が宜しいか?
幻想水滸伝の男性向けえろイラストサイトってないのかなぁ〜
953 :
950:02/11/13 14:59 ID:IwQkpcdo
ここみようとしていきなりエロページが表示されるときは
オチてるってことなの?
きのうおとといとそんなかんじだったんだけど。
誰も見ていないと思うのでコソーリ白状します。
ロウエン姐さんSSで4発ヌキました・・・
ミテルヨ
誰も見てないので白状します。
シャロン達に襲われるフッチたんSSで3発ヌキました。
誰も見ていないので白状します。
アルベルトにいいようにされるシャロンたんで3発出ちゃいますた・・・。
記録更新狙います。
∧_∧
(´・∀・`)ミタヨ
(_⌒ヽ
,)ノ `J
960 :
30:02/11/25 14:54 ID:Xk2HUWI9
誰も見てないうちに
完全捏造炎サナいきます。
サナ、性格変わっちゃっているかも・・・・・・
961 :
30:02/11/25 14:58 ID:Xk2HUWI9
うららかな日光が振り注ぐチシャの村。
丹精に育てられた葡萄畑の中、サナは珍しく大股で歩いていた。
可愛らしいその顔は不機嫌この上ない。
「サナ!英雄殿はどこにいらっしゃるんだ?姿が見えないんだが」
「……知りません」
声をかけた村人はサナに睨みつけられ怯んだ。
「英雄殿のおかげでグラスランドは平和を保つことができた。
この大地の恵みである葡萄も実ってくれて万々歳だ」
(英雄殿、英雄様ってもういい加減にして)
葡萄の収穫をしている村人の話題も“炎の英雄”殿のことばかりだ。
(昔は箒で葡萄をつまみ食いしたあの人のお尻をぶっていたのに、
態度をころりと変えているんですもの。みんな。呆れちゃうわ)
「おーい、サナ!」
黒髪の青年がずかずかと大股で歩いているサナのもとに走ってきた。
つっけんどんにサナは彼に応じた。
「何のようですか、“英雄様”?」
“炎の英雄”と持て囃されている青年は口をへの字に曲げる。
「何怒っているんだよ、サナ」
「怒ってなんていません」
つんとサナは顔を横に背けた。
草原にピクニックに行くのもリザードクランの族長が来たことで駄目になったとか、
馬に乗る特訓をする約束も急遽カラヤクランに行かなくてはならなくなって
先延ばしにされたことも『まったく』気にしていない。
「あのさ、俺……今度の祭りの時にみんなの前で
何か演説しなければいけなくなっちゃってさ、俺何話せばいいと思う?」
「適当に話せばいいでしょう。私には関係ありませんから」
「何だよそれ」
青年は明らかにむっとしていた。だが、腹が立っているのはサナも一緒だった。
「人が相談しているんだから、話に乗ってくれたっていいじゃないか」
「“英雄様”に相応しい御立派な話をすればいいでしょう?」
「あのなあ、サナ。俺だって好きで英雄やっているわけじゃないんだぞ」
ぷつんとサナの中で何かがぶちきれた。
962 :
30:02/11/25 15:00 ID:Xk2HUWI9
「好きでやっているじゃない!ハルモニアとの戦が終わっても
英雄様英雄様ってもてはやされて有頂天になっているじゃない!」
サナと約束したことはいつも『英雄のお仕事』で破られてしまう。
待ちぼうけになったことも数知れずだ。いい加減にして欲しかった。
「サナ!」
「もう、英雄のあなたなんか知りません!」
だっとサナは駆け出した。
「おい、サナ待てよ!」
サナがはたと足を止めて振り返った。
「あなたなんて大っ嫌いっ!!」
踵を返し、今度こそサナは全力疾走した。
(大っ嫌いっ!!私のことなんて二の次になるんだから、
勝手に英雄様ってちやほやされてお山の大将気取っていればいいんだわっ!)
963 :
30:02/11/25 15:02 ID:Xk2HUWI9
(……どうしたのかしら)
サナは上の空のまま単調な葡萄の収穫を手伝っていた。
「………サナ、サナ!!おまえ、その葡萄は熟れていないよ!」
「あ……ごめんなさい、おばさん」
まだ熟していない葡萄をサナの手からぶんどり、
フードを被った村人が盛大に溜息をついた。
「しょうがないねぇ。ここでの作業はもういいよ。心配なんだろう?」
「ええ……」
「言伝も無しに行方不明になって4日だもんね。さすがのあんたも心配するか」
『あなたなんて大っ嫌いっ!!』と絶交宣言してから4日。
サナの恋人はチシャ村のどこにもいなかった。
「なぁ、サナ……英雄殿の行方って本当に知らないか?」
「ええ、まったく」
(知るはずないでしょう。私はあの人と絶交したんですもの)
とは思いながらもサナは彼を心配していた。
(いてもいなくても私を苛々させるんだから)
葡萄を入れた籠を手にしたまま村の外でサナはぼーっと座っていた。
(……ほんと、傍迷惑ね)
頬に手をあてて溜息をついた。
「サナ」
ぽんぽんと肩に手が置かれ、サナは振り返った。
「……!」
「何しているんだ?こんなところで」
行方不明だった青年がそこに立っていた。
「……どこ行っていたのっ!?」
「ちょっと野暮用」
964 :
30:02/11/25 15:05 ID:Xk2HUWI9
「なぁ……ちょっと付き合ってくれないか」
「え!?」
「こうして二人きりになるのも久しぶりだし、デートしよう」
「でも……」
どうせ、また仕事で駄目になるとかなんとか言わないだろうか?
「今すぐ?」
「今すぐだよ。拒否権は無し。もし拒否すれば・・・・・・」
「拒否すれば?」
「今日の獲物としてサナを攫ってく。俺はしがない盗賊だからな」
「ふふっ」
思わずサナは笑みを溢した。
「ようやく笑ったな」
彼は少し疲れたような笑みを見せた。
かつん、かつん……と足音が反響する。
古ぼけた石が積み重なって建物のような構造になっていた。
とても洞窟の中とは思えない。
「ここは……?」
彼に連れていかれた場所は昔二人で見つけた遺跡だった。
「懐かしいだろ」
「ええ。あの時私が足を挫いてしまって、あなたはチシャの村までおぶってくれたのよね」
クスクスとサナは笑って柱のレリーフを撫ぜた。
あのとき二人だけの秘密にしようと約束をした。今となっては懐かしい場所。
965 :
30:02/11/25 15:07 ID:Xk2HUWI9
「……サナに大事なことを告げなきゃならない」
ぽつりと彼が言葉を漏らす。彼の表情が真剣味を帯びていた。
「何?」
「俺はもうあまり永くはない」
「……え!?」
たしか真なる27の紋章を宿した者には不老不死が約束されているはずだ。
“炎の英雄”の片腕だったゲドは真なる雷の紋章のおかげで
実際の年齢は60を超えていたらしいが中年の様にしか見えなかった。
なのにもう永くは生きられないとはどういうことだろう。
「コレの代償だ」
そう言って彼は右手をひらひらと振った。宿していたはずの真なる炎の紋章がない。
「……どうして、紋章が……?」
「ここの遺跡に封印してきた。俺にはもう必要のないものだから」
「なんですって……!?」
拗ねた様に彼は口を尖らす。
「もう、ハルモニアからの自由を獲得して英雄騒ぎはいらないだろ?
俺だって英雄英雄って担ぎ上げられるのだなんてごめんだし、
サナには英雄の俺なんて大っ嫌い!って絶縁状渡されるしさ。
俺はサナと一緒に生きられればそれでいいんだ。永遠の命なんていらないさ」
選んだのは英雄という名誉でもなく、真なる紋章のもたらす力でもなく、一人の人間。
966 :
30:02/11/25 15:08 ID:Xk2HUWI9
「……馬鹿ね」
「サナ……?」
ぽろぽろとサナは涙をこぼしていた。
「本当に馬鹿ね……だって、あなたは紋章を外して私と過ごせる時間を減らしたのよ。
不老不死が約束されているなら、私がおばあちゃんになってから紋章を外せば
よかったでしょう?」
「あ」
しまったという顔を彼はした。
まったくそういうことは考えつかなかったらしい。
「もう、自分勝手なんだから……」
「そうか、そういう考え方もあったな」
「あなたはいつも、いっつもそうね。何でも自分一人で決めちゃって
私には相談も何もしてくれないんだもの……わたしはいつも置いてきぼり」
「ごめん」
「でもさ、サナ。これでようやく俺は炎の英雄なんかじゃなくただの男に戻れただろ」
「どうかしら」
彼が真なる炎の紋章を宿す者だから、炎の英雄と彼を呼び崇めたわけではない。
彼の意思や理想が、グラスランドをまとめ、ハルモニアから自由を奪還する
力の源となったから彼を英雄とよんだまでだ。
たまたまそれに真なる炎の紋章がついていただけにすぎない。
967 :
30:02/11/25 15:10 ID:Xk2HUWI9
「それに、もとからあなたはわたしの前ではただの我侭な男でしょう?」
ぎゅっとサナは彼を抱きしめた。
彼の体温が服越しに彼女に伝わる。……あたたかい。
(忘れていた……私の前では昔からこの人は英雄でも何でもなかったのに)
いつのまにか周りの声が彼を見る目を曇らせていた。
この存在がなくなるのがもうすぐだなんて信じられない。
「……サナ」
「きゃっ……ドサクサに紛れて、何するの」
彼の左手がサナのスカートの中をまさぐっていた。
「いいじゃないか、サナが俺に抱き付くってことはオッケーってことだろう?
ここには誰も邪魔する奴なんかいないし。俺だって溜まってんの」
「でも、私はなんの準備もっ……んむっ」
問答無用と言わんばかりに彼はサナの唇を奪った。
歯列の裏をなぞって、舌を絡めとる。
サナの力が抜けて、彼に身体を委ねるようになってから彼は唇を離した。
「……これで、準備完了だろ?」
「駄目よ……こんなところでやらなくても……」
サナは抗議の姿勢を見せたが、彼はまったく意には介さなかった。
「それじゃ、おまえのココがもう濡れているのはどうしてだ?」
スカートから左手を出してサナに示す。
彼の指にきらきらと光る粘液が絡まっていた。
968 :
30:02/11/25 15:12 ID:Xk2HUWI9
「もう!……恥ずかしいじゃない!!」
恥じらいでサナの顔が真っ赤になる。彼は笑みを見せてその指をしゃぶった。
「うん、美味い……相変わらず、サナのジュース美味しい」
そう言ってごつごつとした無骨な指がゆったりとしたサナの衣服を剥ぎ取る。
「や、……ちょっと!」
彼は自分の服も埃っぽい床に放り投げて、その上にサナを抱きかかえたまま座った。
そうしてふっくらとしたサナの乳房を吸う。
彼の舌先で彼女の乳首が見る見るうちに堅さを帯びる。
「ぁふ、ふぁあっ」
チュパ……ピチャ……
猫がミルクを飲むように舌で舐めたかと思えば、形が変わるほど乳房を揉みこんだ。
「柔らかい……ふにふにしてるかと思えばこんなところが堅かったりするし」
そう言ってサナのピンク色の蕾を爪で弾いた。
「ぁ……ん」
びくっと彼女が硬直する。
彼の手を避けるように彼の首に白い腕を回し、しがみついた。
「サナ、こら、逃げるな」
苦笑して、彼はサナの腰をかかえて、クルっと彼女の身体を回転させるが、
サナが胸の愛撫から逃れようと彼の首にしがみつくので手が出せなくなる。
「それとも、もうこっちに手を出してほしいのか」
969 :
30:02/11/25 15:15 ID:Xk2HUWI9
そう言って、彼は手でサナの足を割る。
くちゃ……ぬちゅ。ぬちゃ……
「!!」
さっき以上に彼女は反応を見せる。感度も上々で彼はほくそ笑んだ。
先ほどから、彼の分身も固く存在を主張している。そろそろ1発目を出したい気分だ。
「…ぁっ…意地悪。ふっ、いきなり……三本もい、れなくったって、いいじゃない」
「もう、俺の太腿ビショビショだから大丈夫と思ったんだよ。
ほら見てみろよ、サナのイヤらしいジュースでいっぱいだろ?」
彼はサナの柔らかな髪に口づけて、人差し指と中指と薬指の三本で出し入れを繰り返した。
その動きのたびにサナが喘ぎ声を漏らし、とろとろと淫水が彼の手に伝わる。
「や、ちょっと…ぁん…もぅ、やめてって、持ちそうもない、わ」
彼は彼女を横たえて、そそり立った肉棒に手を添えて花芯へとあてがった。
「……んじゃ、入れるか」
「ん……っ」
サナの肉襞が柔らかく包み込んで彼の肉茎を受け入れた。
「熱くて、やわらかい……」
サナの中で熱く滾ったモノが彼の腰の動きと共に蠢き始める。
ひんやりとした遺跡の中でサナの甘い声が反響していた。
「……んぁ……あっ……はぁ!」
腰のぶつかる音と共に、くちゃぐちゃと結合部から音が漏れる。
970 :
30:02/11/25 15:16 ID:Xk2HUWI9
「やらしい声にやらしい音出しちゃって。聞かせろよ、サナ……もっと……」
「……やぁょ…、はずかしい」
「ここにいるのは俺達だけなんだから、大丈夫だよ」
恥ずかしくてサナは声を押さえようとするが、
彼の愛撫に、突き上げる快感に堪えきれず声を漏らす。
もっと出させようと捻り込むように彼は突きいれる。
「そ、んなことぃっ……ぁ…やぁ……ぁん!」
性急とも思える彼の動きに翻弄されて声をあげる。
サナは彼にしがみついた。
「ふぁ……ん…ぁ、ああっ……あぁ……あああああん」
最初は緩やかだった動きも腰が壊れるかと思うほどに激しいものになっていた。
「………くっ」
搾り出すような呻き声が彼から漏れる。
最奥まで突きいれた時に爆ぜて、彼女の奥にまで白濁液が注ぎ込まれた。
ぴく。
サナの中にあるものが大きくなった。
(また……!?)
「……さて、またやるか」
「ぇ……っ。もう何回目よ……無理よ、壊れちゃうわ」
焦点の定まらないままサナが頭を振った。
もう何度も身体を交じらせ、サナの腰は痛みを訴えていた。
「俺たちには時間がないんだぞ。今のうちにたくさんやっとかなきゃな」
(長くは生きられないかもしれないけど、まだ今日明日の話じゃないでしょう!?)
にっと彼は笑って猛抗議するサナに口付けた。
<了>
二人の性格が(・∀・)イイ!
しかも最後までヒデオを無名で通したのがスゴイよ。
なにやらレスが増えていると思ったら・・・!
すごくイイ!!イイ!!イイッ!!
サナ萌えた…30さんアリガトー!
ヤッホー、イイ、いいです。ブラヴォー!
974 :
名無しさん@ピンキー:02/11/29 17:14 ID:6+JIKr/j
捏造炎サナ イイと言って頂けて感謝の至りです。
ネタがネタだから敢えて最新スレにうpしなかったことをお許しください。
実はサナとヒデヲはもう1話妄想してました。
ずんどこに暗いヒデヲにサナが慰め癒しのエチー。
その前に卒r……いえ、何でもないです。
やらなければならないことがあるので、時間ができたらその折にでも。
回線切ってから気がついた・・・・・・
ずんどこってなんだよ、自分。
○ どんぞこ
豆腐の角に頭ぶつけて逝って来ます。
> 30氏
素晴らしい妄想のつまった頭は大事にしる!
卒論ガンガレ!!
>977
!! そうか卒論か!
ナチュラルに 卒 リ ン だと思ってしまった自分はもうだめぽ
_, ._
( ゜ A ゜;) 卒リン……卒業輪姦!!?
メルヴィル「僕達もう聖ロア騎士団は卒業するよ」
アラニス「えっ!どうしたの?突然」
エリオット「僕達もう子供じゃないから」
アラニス「きゃっ…何するの!?ふたりともやめて…!!」
卒リンのイメージ?
あーーー(゚∀゚)ひゃひゃひゃひゃ。