強制女性化小説ない? Part3

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1名無しさん@ピンキー
強制女性化にまつわるよもやま話やSS、強制女性化話のサイト情報を扱うスレッドです。
男性を無理やり女性化させて、屈辱や羞恥を与える話に萌えましょう!

【前スレ】
強制女性化小説ない? part2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1017406685/l50

【過去スレッド】
強制女性化小説ない?
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1002/10021/1002186275.html

【関連リンク】
性転換(TS)ネタ統合スレッド Part3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1016957522/
ここの >>2-4 も参照すると吉。

※広告を張られるので、基本的に sage 進行でおながいします。
2名無しさん@ピンキー:02/07/30 12:03 ID:J4CvJWV+
2
3名無しさん@ピンキー:02/07/30 18:20 ID:KhF/PIyK
カイトはこっちに投下されるのかな?
4名無しさん@ピンキー:02/07/30 20:40 ID:Q4nHdlh2
4・・・だっ
5名無しさん@ピンキー:02/07/30 21:30 ID:77SmGmTD
>>3
乙。
カイトの投下、前スレでいいよね?
6名無しさん@ピンキー:02/07/31 00:19 ID:qYjetyT3
前スレに投下中。
現在投下完了してるのは生理ネタのとこ。
生理をネタに辱められる話は前から書いてみたかったのよ〜。
今夜中に少し続きを書いてから、投下再開予定。
7名無しさん@ピンキー:02/07/31 07:46 ID:T9kFx9H2
>>6
いあやー最高っす。
しばらくこの寝たで引っ張って屈辱を与えて欲しい。
葵との生理の女同士の絡みや少年達に嘲笑されるシーン読みたいです
8名無しさん@ピンキー:02/07/31 10:59 ID:Lj/HGII9
(前スレ833からの続き)

 ただ、時折こんな田舎には場違いな外国人の一団と学校のそばですれ違うことがあった。
 いまから思えばあれは、ムラタの研究所に出入りしてる連中だったのかもしれない。
 後ろ暗い研究をしたいのなら、山に囲まれたこんな僻地は絶好の場所だ。
 そんなようなことをあれこれ考えながら、いつのまにかカイトはうとうとと眠りの世界に誘われていた。

 カイトは廃墟に立っていた。
 瓦礫の中から石の十字架がぬっと突き出てる。
 ボロボロに崩れた壁の向こうに花を持った少女が立ってた。
 彼女には見覚えがあった。
 以前、どこかで会ってる。どこかで……
(そうだ、夢でこの子に会ったことがある)
 カイトが少女のほうへ近づこうとしたとき彼女は振り返った。
 あどけない顔をした少女だった。日本人じゃない。天然のブロンドに菫色の瞳をした白人の女の子だ。
「綺麗な髪と瞳。不思議なお肌の色。あなた、どこからきたの?」
 少女はいった。
「オレは日本人だよ」
「日本? そういう国があるの?」
「日本も知らないのかよ。まあいいや。お前、こんな寂しい場所で何やってんだよ」
「お友達が死んだの。だから、お祈りしてたの」
「はぁ……」
「お姉ちゃん、お名前は?」
「お姉……」
 カイトは自分の体を見下ろして納得せざるをえなかった。
 大きなバストを突き出させておいて、男だと主張しても誰も信じてくれないだろう。
 ブルマの股間には何の障害物もなく、そこは綺麗な三角形を描いてる。
「オレはカイトっていう」
「カイトさんってお名前なのね。あたしは……」
9名無しさん@ピンキー:02/07/31 10:59 ID:Lj/HGII9
 ドンという轟音と、それに続くビリビリと響いてくる震動が少女の言葉を遮った。
 廃墟に残った壁からパラパラと石粒が落ちてきた。
「また、戦争だわ……」
 少女が寂しげにつぶやいた。
(戦争? あれは大砲の音なのか!?)
 少女の手からはらりと花束が落ちる。
 ドンッ。
 轟音が鳴ってカイトは目を覚ました。

「あ、ここは……」
 そこは元通り、沼作の布団の上だった。
 夢の臨場感のせいで、まだ動悸が高鳴ってた。
 喉がやけにヒリついてる。
 時計を見ると、まだ午前二時だった。
 カイトは半分残してた茶を飲んで、もう一度横になった。
 目を閉じて寝ようとするのだが、妙に寝苦しい。
 相変わらず胸がドキドキとして、落ち着かない。
 時間が経つうちに動悸は収まるどころか、ますますひどくなってきた。
 そして、体の奥で無視できない疼きが生まれ始めていた。
(なんでこんなときに……)
 カイトはたまらずに腿をきゅうと閉じ合わせていた。その状態で脚を擦り合わせると気持ちがいいのは知ってる。
 だが、女としてのオナニー行為に抵抗があるカイトはその先に進むことを頑なに拒んだ。
 不意にチャリッと音がする。
 無意識のうちに乳首に手が伸びてたのだ。
 こみあげてきた欲情のせいで乳首がぷっくりと膨らんでいた。
 シャツの裾を引っ張るだけで敏感になった乳首がこすられて気持ちよくなってしまう。
 乳首のピアスを誰かに思いきりひねって欲しいという思いが沸き上がり、理性がそれを打ち消す。
10名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:00 ID:Lj/HGII9

(こんなことしてたら、浩司が気付いちまう……)
 カイトは自分を叱った。
 女としての性欲に反応してしまうのが許せない。
 そのときカイトのものでない喘ぎ声がした。
 カイトは浩司のほうを振り向いた。
(浩司のやつ……!)
 浩司の股間には、一目見てそれとわかるテントが張られていた。
 そして、しきりとハァハァと息を乱している。
 浩司とカイトの目があった。
「なんだ……カイトも起きてたのか……」
 ひび割れた声で浩司はいう。
「なんかオレ、溜まってるみたいで……うう、やべ、カイトの体見たらますます勃ってきた」
 ビクビクと蠢いて浩司の股間のテントがさらに持ち上がった。
「おまえトイレで抜いてきたほうがいいぞ」
「カイトぉ……」
「ダメっ。約束……だからな……」
「そ……か……」
 せつなさそうな顔をして浩司は悶える。
 浩司に犯されることを思っただけで子宮のあたりが甘く疼いた。それでもカイトはその感情を認めるわけにはいかなかった。
 ふと見ると浩司はジッパーを降ろして、自分で慰めていた。
 カイトにとってはお馴染みになってる若い男の精が匂ってくる。それに直撃されてカイトは悶えた。
 全身が、男に抱かれることを求めていた。
 あまつさえ浩司のペニスにしゃぶりつきたいという衝動がある。それを押し殺すのに全精神力が必要なほどに。
(おかしい……いくら何でも、こんな気持ちになるなんて……)
 カイトの中の情欲は、時間が経てば経つほど顕著になっていく。
11名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:01 ID:Lj/HGII9
「くぅぅ……」
 カイトは苦しまぎれに寝返りをうった。カイト自身は気付いてないが、寝返りのときに胸や腿がこすれる刺激を体が求めているのだ。
 浩司がくすぐるようにカイトの胸を触ってきて、危うくカイトは大声で悲鳴をあげるところだった。
「わりぃ、カイト……我慢できねぇから、せめて胸だけでも、触らしてくれぇ……」
「う、うん。胸だけなら……」
 熱に浮かされたようにカイトは答えていた。
 すでに思考の一部は正常でなくなっている。
 こしょこしょと胸のふくらみをくすぐられると、えもいわれぬ快感が鼻を突き抜けていった。
 意識の片隅で人の気配に気付いてカイトは振り向いた。
 ぬぼうっと沼作がカイトたちを見下ろし、ビデオカメラを回している。
「てめ……!」
「うへへへへ! どうだい、媚薬入りの茶はうまかったかァい?」
「騙しやがったな!」
「騙しちゃいねぇよ。ただ、俺様にも役得があっていいと思ってな。ゲヘヘヘ……」
 カイトは罠に嵌められたことを悟った。
 下品に笑ってカメラを回してる沼作に蹴りの一つでも入れてやりたいのだが、すでにまともに体が動かなくなっている。
 浩司はさっきからずっとカイトの乳房をいじって感触を楽しんでる。胸をいじられる感触はカイトにとっても快楽だった。
「その媚薬の効果は男女差があってな。女のほうは、効き目出るの遅いんだ。発情のしかたも女の場合はハンパじゃねぇ」
 カイトの中の疼きが一段と大きくなる。
「あんた、これからだぜ。おクスリの本番はよォ。クェッヘヘヘヘ……」
「このゲスやろうっ。そんな薬、オレには効かねぇからな……ふあっ!?」
 浩司に胸を掴まれて痺れるような快感が走った。
 自慰をしてる浩司は絶頂が近いのか、呼吸が短く単調になってる。
12名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:01 ID:Lj/HGII9
(もっとオッパイ触ってほしい……)
 心のどこかで女としての願望がこぼれた。
「もう強がりも限界みたいだぜ。ヘヘヘ。おまえ、自分が最高にエロい顔になってるの気付いてるか?」
「くうぅぅ……あぁぁぁ……」
「意地張ってると発狂しちまうぜ? それが嫌なら、そこの男にお願いしてチンポ突っ込んでもらうことだな」
 沼作が浩司にティッシュの箱を放り投げた。
 浩司はティッシュを手にするとほぼ同時に達していた。オーバーなほどに腰をびくつかせて浩司は射精した。
 精子の匂いがそれ自体甘い媚薬のようにカイトの鼻をくすぐる。
 大きな性欲の波がきてカイトはたまらず体をくねらせた。
 沼作が喜ぶような反応をしたくないのに、体が勝手に動いてしまう。
 甘くハスキーな喘ぎ声がまるで他人のもののように聞こえる。
 立ち上がることもままならずカイトは布団の上で快感に身悶え続けた。
「沼作さん……ハァハァ……これって、どういうこと?」
 射精したことで理性を取り戻した浩司がよろよろと沼作に詰め寄った。
「ヘヘ、ワシは若い男女がバコバコとセックスするのを見るのが好きでな。こりゃあお前さんを助けてやる駄賃とでも思ってもらおうかい……ホレ!」
 沼作に突き飛ばされ、浩司はカイトに折り重なるような形で倒れた。
「ああっダメ、触るなぁ……」
 カイトはビクンッと敏感に反応する。全身のどこを触れられても、それが快感になってしまう。
 カイトの首筋のあたりに浩司の顔があった。
 浩司の吐息だけでカイトはおかしくなってしまいそうだった。
 浩司もまた、媚薬の作用で普通ではなくなっている。
「カイト、すげーいいニオイ、おまえ。やべーよオレ、出したばっかなのにまた……」
「が、我慢しろ浩司ぃ。こんな奴の罠にはまって……ハァハァ……悔しく、ないのか?」
「が……我慢してるけど……」
13名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:01 ID:Lj/HGII9
 カイトの腿に熱い塊が触れた。
 浩司のペニスが固くなって持ち上がり触れたのだった。
「ソレしまってぇぇ」
「無茶、言うなよ……」
 カイトは歯を食いしばった。浩司のペニスをすぐそこに感じる。
 油断したら本能のままそれに飛びついてしまいそうだった。
「ごめん、おまえの足、借りる」
 切羽詰まった声でいうと、浩司はカイトの足にぐいとペニスを擦りつけた。
「あっ……!」
 浩司は丸太を担ぐようにカイトの足を持って、腿のやわらかい肉に何度もペニスを打ちつけた。 ガッシュガッシュと工作機械のように腰を動かす。
 ほんの数秒で浩司はあっさりとカイトの腿に射精した。
 媚薬に冒されたカイトには、腿にぶちまけられた熱いザーメンの感触すら快感となっていた。
 抱かれたい。
 体の中心に熱い塊を打ち込んで満たしてほしい。
 そんな強い欲求がカイトの体と心を駆けめぐる。
 もはや呼吸すら性感を刺激してカイトを悶えさせる。
 悶えればその分、さらに女体は刺激を受け、発情していく。
 頭の中が白く塗りつぶされていって、だんだん物を考えられなくなっていった。
「うははは! なんてエロい顔してやがる!」
「ち……ちくしょう……あ、あはぁぁンンン……」
 喋ろうとすると、甘ったるい嬌声のほうが口に出てしまう。感じてないという「フリ」すらできない。
 カイトは固く口をつぐんだ。
 なんとか媚薬の効果が抜けるまで耐えよう、とボンヤリしがちな頭で考えた。
 沼作の視線から逃れようとうつ伏せに寝ころんだが、バストが押し潰されてピアスされた乳首を中心に甘く痺れるような快感が生じた。
 じっと息を止めて淫心をやり過ごそうとするカイト……。
14名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:02 ID:Lj/HGII9
「無駄だァ。どんなに貞淑な処女でも男に股開くっつう強力な媚薬だぜ。女である限りその効果から逃れられやしねェ」
「………………」
 カイトは小刻みに震えていた。子宮がキュンと収縮するたびに、女の快感に負けそうになる。
 沼様の言葉など殆どカイトには届いていなかった。
(犯して!)
 何度そう叫び出しそうになったか分からない。そのたびに歯を食いしばって耐えた。
 男としてのプライドだけがカイトを発情した雌として振る舞うことから遠ざけていた。
 だが、その我慢も限界に近づきつつあった。
 発情しきった肉体は精神まで蝕みつつあった。
(いやぁぁ耐え切れない……抱いて抱いて抱いて……めちゃめちゃ犯して中に射精して……)
(あああ……何を考えてるんだオレは……)
 もうどちらが自分本来の考えなのか区別がつきにくくなっていた。
 ぎりぎりのところで保っていた均衡を突き崩したのは、浩司だった。
「カイトぉ、オレ苦しいよ……」
 浩司は情けない声でいいながらカイトの股間に触れてきた。
 ブルマの上から浩司はカイトの股間をこすった。
「☆○△×◎$%#!!!!」
 体を貫くほどの刺激にカイトは言葉にならない悲鳴をあげた。
 浩司が欲望でいまにもはちきれそうなペニスをカイトの股間の隙間に突き入れてくる。
 ペニスがそこを摩擦していく刺激に、カイトの脳の回路がついに焼き切れてしまった。
「ダメ……犯して……」
 ついに、カイトは男のモノを懇願する言葉を口にしてしまった。
 沼作がヒヒヒと下卑た笑い声をたてるのを、カイトは遥か遠くのもののように聞いていた。
 フラフラとカイトは腰を持ち上げた。
15名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:02 ID:Lj/HGII9
 意識しないまま、男を誘うようにクネクネと腰を振ってしまう。
「グヘヘヘ。ネェチャンがケツ振ってテメェのチンポ欲しがってるぜ」
 沼作は焚き付けるように浩司の背中を蹴った。
「カ・イ・ト……」
 浩司は濁った目を見開いてカイトの服を剥いていった。
 プレゼントの包み紙をせっかちに破いてしまう子供のように乱暴にカイトの服を剥ぎ取っていく。
 ピアスとチェーンを付けられたカイトの胸が露わになり、丸くて形の良いヒップも空気に晒された。
 全身の皮膚が空気に触れてますますカイトは発情した。
 滴が落ちるほど秘部は潤みきっている。
 もう沼作に見られていることすら、頭の中から消し飛んでいた。
 砕け散った男の心の一部が(悔しい……)と歯噛みしても、もう体をコントロールしているのは淫乱なもう一人のカイトだった。
「ああああン……欲しい、欲しいよォ」
「何が欲しいんだい、お嬢ちゃん。え?」
「………………」
「言わないと、いつまで経ってもそのままだぜ」
「そんなのいやぁぁぁ!」
 カイトはせつなさそうに腿をすり合わせた。秘裂の中心が物欲しそうにヒクついている。
 沼作は浩司の襟首を掴んだまま、カイトに顎をしゃくった。
「なんとかしてほしかったら言ってみな。可愛くおねだりしてみせろよォ」
「うぅ……欲しいの、こ、浩司のチンポをあそこに挿れてェェ!」
 ぶちまけるように叫んでから、カイトは「あ……」という顔をした。
 カイトの中に残る男の部分が涙を流していた。
「ほォ。で、どこにチンポ突っ込んでほしいんだい、お嬢ちゃんは」
「ここォ!」
 と、カイトは腰を振り上げる。
「ここに……カイトのオマンコに挿れてほしいの……早くぅ!」
16名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:02 ID:Lj/HGII9
「ヒヘヘヘ、上出来だ。そらよ!」
 沼作が手を放した途端、磁石に吸い寄せられるように浩司はカイトに折り重なってきた。
 男の手で腰を掴まれると、奇妙な安心感がカイトを満たした。
 女として発情した体は、浩司の所有物となることを望んでいた。
「ごめんカイト、ごめん。オレ守ってやるっていったのに、こんな……でも我慢が……」
 早くも浩司は腰をカクカクとさせていた。
「いいのォ! だからお願い、チンポ挿れてェ! そうしないとダメなのォ!」
 支離滅裂な言葉をカイトは叫ぶ。
 何度も謝りながら浩司は後背位でカイトに挿入した。
 貫かれた瞬間、カイトは安堵と歓喜の声を張り上げた。
 やっと、熱望していたモノが体の裡に打ち込まれたのだ。
 ポロリと涙が落ちた。それはカイト本来の心ができる最後の抵抗だった。
「アン、アン、凄いぃぃ……気持ちいいよぅっ!」
 淫乱な少女になりきってカイトは叫ぶ。
 浩司はやがて性欲に支配されて物も言わずに腰を動かすようになった。
 カイトもそれに合わせてむさぼるように腰を動かした。
 熱いペニスに体の中を掻き回される感覚がたまらなく快感だった。
 肉棒を穴に突き込まれて、満たされた気持ちになってる自分をカイトは発見した。
 何度も甘く声を震わせたりするのは、その声で浩司を奮い立たせようとする本能的な行動だった。
 カイトは息を弾ませながら、男の精を搾り取ろうとする女王のように腰を動かした。
 カイトの穴の中も別な生き物のように蠕動して浩司のペニスを締め付ける。
「いい! いいのォ! オチンチン気持ちいい! もっと、もっと犯してぇ!」
 カイトは夢中でまくし立てる。
 まず言葉が出て、後からその意味がぼんやりと頭に入ってくる。
 二人の結合部からはずちゅ、ずちゅと淫猥な水の音がする。
 カイトは自分の乳房を自らの手で愛撫してさらなる快楽を貪った。
(ダメ……止まらない……)
 男が射精を途中で止められないのと同じように、どんなに止めようとしてもカイトは自分の淫らな行為を止められない。
17名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:04 ID:Lj/HGII9
 止めようとする意志すら、女になった自分に圧倒されていまにも吹き消されそうだった。
「オレ……もう……出る……」
 枯れた声で浩司がつぶやいた。
(嫌だ! 中で出すなっ!)
 そう思ったのに、口から出たのは別な言葉だった。
「いいよ……いっぱい出して」
 パン! パン!
 きつく腰を掴まれ、激しく腰を打ちつけられる。
 その荒々しさが、カイトの身も心も痺れさせた。犯されることの快楽に心が染まっていく。
 最後に大きくグラインドして腰を打ちつけると、浩司は「うう」と呻いた。
 カイトの胎内奥深くまでペニスが埋め込まれた。
 その一体感の悦びにカイトはうち震えた。
 ドクン、ドクンと子宮に向かって精液が注ぎ込まれる。
 そのイメージだけでカイトはイッてしまった。
 頭が真っ白になり、うーんと唸ったきりカイトは脱力した。
 高い塔から落ちるような壮絶な快感の中にカイトは放り込まれていた。
 何度もヒクンヒクンと膣が収縮して、男の精の最後の一滴までも搾り取ろうとするようだった。
「カイト……」
 長く尾を引く女のエクスタシーに翻弄されてカイトは返事をすることもできなかった。
 死んだ蝉が落ちるみたいにポロリと浩司がカイトから離れ、床に崩れ落ちた。
 ペニスが引き抜かれるとき、チュポッといやらしい音がした。
「ゲヘヘヘ。二人ともお疲れサン。おかげでいい絵が取れたぜ」
 カイトはくたりと前にのめるように布団に身を投げ出した。
 エクスタシーの波が引いていくと、少しずつ思考力が戻ってきた。
「げ……げすやろう……」
 首だけ沼作に向けてカイトは呟いた。
18名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:04 ID:Lj/HGII9
 沼作は罵られてむしろ嬉しそうにしている。
「へへ、さっそく今のをDVD+Rに焼くとするか。おい、主演女優。こいつをバラ撒かれたくなけりゃ、今後も俺様には何かと親切にするこったな」
「くっ……!」
  女としての痴態を沼作は全て見ていたのだ。沼作の思い通りにその目の前でセックスをしてしまったことをカイトは深く後悔した。
 媚薬のせいでどうしようもなかったとはいえ、カイトは自分が許せなかった。
 屈辱に身を焦がしながら、カイトはティッシュで股間の後始末をした。
 後から後から精液が体の奥からこぼれてくる。
 ティッシュを膣にねじ込むようにして精液を拭いた。
 その行為も録画されてるのだが、だからといって何もしないわけにはいかない。
 脱がされた体操着とブルマを着て、カイトはその場で胡座をかいた。
 まだ媚薬の効果が体内でくすぶってたが、これ以上の痴態を沼作にプレゼントするつもりはなかった。
「そんな目で睨むなよ。これからの生活があるのにその歳でAVデビューは嫌だろうがァ?」
 そのとき不意に、プレハブ宿舎の玄関を叩く音がした。
「来たか……」
 沼作が表のほうに目をやる。
 訪問者が勝手に戸を開け、中に入ってくる物音がする。
 沼作は奥の間の戸を開け放った。
 プレハブに侵入してきたのはムラタだった。
 ムラタはカイトたちの姿を目にして眼鏡の弦に手をやった。
「これはこれは。こんな夜更けに珍しい客人がおいでのようですね」
「ヘヘヘ。一人でノコノコやってくるとはな。手間が省けたぜ」
「手間、とは?」
 冷たい調子でムラタは尋ねた。
「あんたの研究所で何をやってんのか、知りたいって人が上のほうにいてなァ。あんたにはご同行を願おうと思ってたとこさ」
「ほう。見た目通りの素性じゃないのはお互い様といったとこですか。で、あなたの所属は?」
19名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:05 ID:Lj/HGII9
「へへ、バカめェ。訊かれたからって、正体明かすわきゃねーだろ。某国家機関のエージェントとだけ言って……ん?」
 バンッと木の爆ぜるような音がした。
 ムラタの白衣のポケットに穴があいて、そこから白い煙がたちのぼってた。
 ゆっくりとポケットから出した手には拳銃が握られていた。
「トカレフの銃口を切り詰めたものです。命中精度は最悪ですが、この距離ですからね」
 沼作の腹に黒い穴があいていた。
 じわりと穴の周囲に赤黒い染みが広がっていく。
「い、てェ……」
 沼作の体が折り畳まれるようにして床に這った。
 突然のできごとに、浩司はガタガタと震えている。
 ムラタは銃を構えたまま、沼作のボディチェックを始めた。
(今しかない!)
 カイトは飛び起きて走り出した。
 一瞬、ムラタの顔に「しまった」という表情がよぎった。
 カイトはムラタの横を駆け抜けた。
「浩司! おまえも早く!」
 叫んで、走った。
 媚薬の残効でまだ体の芯が痺れたようになっていたが、とにかく手足を動かして走った。
 外に出ると真っ先に木立に駆け込んだ。
 ムラタが後から追ってくる様子はなかった。
 代わりにプレハブの戸が内側から閉ざされた。
 カイトはそれから死に物狂いに木立の間を抜けた。
 気が付いたとき、カイトは学校の塀を乗り越え、月に照らされたアスファルト道路に降り立っていた。
(助かった、のか……?)
 あたりを見回しても追っ手のくる気配はない。
(浩司の奴は、間に合わなかったか……)
 カイトは素足のままアスファルトの道路を渡った。
(これから……どうしよう……)
 途方に暮れながら、それでも一刻も早く学校から離れようとカイトは足早に歩いていった。
20名無しさん@ピンキー:02/07/31 11:09 ID:palMJhvo

以下次号に続くです。
コテハン入れるの忘れて名無しのまま投下しちゃいました。ゴメソ
前スレのほうで表示がまだ500KBだったんで安心して投下してたら「512KB越えたぞ(゚Д゚)ゴルァ」とエラーが。
DAT落ちを早めてしまったようでこれまたスマソ
21317:02/07/31 11:14 ID:palMJhvo
>>20
またコテハン忘れてた……
22名無しさん@ピンキー :02/07/31 11:39 ID:kZsTvNfb
>>21
乙〜。
今のうちに前スレを保存しておいた方がいいかな。
まだ少し書けるので、時々保全sageで残しておくということで、以降はこちらに。
23名無しさん@ピンキー:02/07/31 12:31 ID:dJmbzIVy
真っ昼間からすげー。
怒涛の展開に思わずじっくり読んでしまっただよ。
生理ネタからこんなところまで話が進むなんて。凄すぎだい。
24317:02/07/31 12:39 ID:NFjUQyjP
>>22
それが20に書いたような理由で前スレ既に終了してるんすよ。スマソ……
25名無しさん@ピンキー:02/07/31 12:55 ID:dVOBiTAR

        ,,...r―'''''''''ー-:、_
     ,,r''",;::''".,;::".;;;, .;;;゙''::;...゙ヽ、
   ,r".,;;''"..;;;";" .;;;;;;... ゙;;;.. ゙゙;;.. ゙ヽ.
  r".,::'' ..::'' ,;'  .,;;;;;;  '':;;;;,.. '':;;;.. ヽ.
 ,i'..;:''  .,;;' .,;;;;   :;;;;;;;   '';;;;,  '':;;, ゙i,
...! ;;  ,;;;; ,;;;;   ;;;;;     ';;;;   ';;;, !,   暑中お見舞い
.l .::  ,;;;: :;;;;:   ;;;;;     :;;;;   ::;; ゙l,      申し上げますm(__)m
|   ,;;   ,;;;:   ,;;;;:;;,,.   ,,;:':;;;,,:'  ':;;: |
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 i, ;;;  .,;;;;:"   ,,;;;;;''    .;;:;;;;   _,,,,...!:r‐''"~:::::::::::::゙i l
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     ゙''ー、;;  | i, ゙i,:::::::::::,::::::::::::::::::`:`::::::::::::::::::::::::::::::,r' ,r'
        `'''゙i, i, ゙t,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r" ,r'
           ゙ヾ:、 ゙t、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::,r'" ,r"
             ゙ヽ、゙`''ー-、;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r-'''"_,,r'"
               ゙''‐-、,_    _,,,,:r'''"
                    ̄ ̄ ̄
26名無しさん@ピンキー:02/07/31 19:42 ID:mmfn8hn+
>>317

これが萌なのか、、、
27名無しさん@ピンキー:02/07/31 20:15 ID:d4iJNoAy
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28名無しさん@ピンキー:02/07/31 20:17 ID:wwQf0x0c
>19
ちょい待ち!!
話がどんどん横に逸れていってないか?というより317が意図的に方向転換したのか?
漏れ達はカイト凌辱物語が読みたいのであって、ヘタレエージェント小説を読みたいのでない!
こうなればこのスレにも「偽物」の御光臨を期待するしかないのか。
29名無しさん@ピンキー:02/07/31 20:20 ID:fSoXXBh6
別にヘタレエージェント小説になっとらんだろ・・・。
とりあえずおちつけ。
30名無しさん@ピンキー:02/07/31 23:26 ID:d4iJNoAy
 ∧ ∧∧ ∧   / ̄ ̄ ̄
 (゚Д゚≡゚Д゚) < お、おちけつ
   ./  |     \___
  (___/
 /
31名無しさん@ピンキー:02/08/01 05:07 ID:DbrZYrjB
教育って重要だよな。つくづく。
>>28はとりあえず
夏休み中、最低三冊は本読んで感想文書きなさい。(ファンタジー文庫は不可)
327資産@ピンキー:02/08/01 05:22 ID:n5O3cxeJ
>>28
君は多分シチュエーションを愉しみたいのであって、
ストーリーを愉しみたいんじゃないんだよね?
でもまぁ、最後まで読まないとオチはまだ解らないよ。
期待しようじゃない。
33ナナメ:02/08/01 06:23 ID:+nnwe8ko
元々DNA操作してうんたらかんたらって始まりだったし、この位の展開の方が、
スッキリしてていいんでない?エロを盛り上げるのはシチュエーション、
シチュエーションを成り立たせるのはストーリー、うん、いい!スゴクいいと思う。
ここまで書ける人に、単純にエロエロ書いてもらうのはもったいなかよ。
期待して待ってますので>>317さん頑張ってください!応援してますだ。
34名無しさん@ピンキー:02/08/01 06:58 ID:FEWnQaFT
なんか凄い展開だけど。それよりもカイトの心境の変化の方が嬉しい

とりあえず28は知ったかぶりの決めつけで、冷や水かけるのはよせ!
35名無しさん@ピンキー:02/08/01 09:39 ID:8Q6kwRRj
317さんの作品をよんでいるわけではないが、
>>28のカキコは(・Д・)イクナイ!!
36名無しさん@ピンキー:02/08/01 09:45 ID:E4T6jhCP
別に>>28のような趣旨の発言はあってもいいと思うが、
これから別シチュエーションへ発展することが出来るのでこの展開は賛成。
つーか小説としても結構いい出来だよ。
37名無しさん@ピンキー:02/08/01 10:14 ID:NzZNMRGX
>>36
マターリ大人の発言で(・∀・)イイ!
38名無しさん@ピンキー:02/08/01 16:51 ID:7EPiEREr
ところでカイトは服着てたか?
39名無しさん@ピンキー:02/08/01 16:58 ID:7EPiEREr
個人的にはしばらく強姦は止めで、天涯孤独での生活か、親切な他人による善意の共同生活をやって欲しい。カイトの美少女生活萌を見てみたい。
願わくば、ムラタの処には戻さないで欲しいなぁ。(無理だろうけど・・・)
40380 ◆EHY060jY :02/08/01 18:10 ID:vCA4DR6l
前スレ380です。
んー。俺の話も、途中も最後も外してたしなあ(藁
長いんだから、このくらいは次なる展開への引きで許容範囲だと思うんだけど?
単に萌えシチュエーションだけ続けるのは、小説じゃないんだからさ。
エロだけ書くってのは、つらいよ。一度書いてみ。それだけで話を作れたらプロだよ。
だから俺は、これでいいと思う。

思うところあって、久しぶりにコテハン+トリップで書いてみました。偽モンじゃないよ。
がんがれ、317さん。
41 :02/08/02 01:04 ID:Umoe+bCf
この展開だと浩司も女装化されるとみた
42名無しさん@ピンキー:02/08/02 01:29 ID:Y3yT/oRR
>>41
女装化じゃなくて女性化だな。
ふたなりはかんべんな。
43名無しさん@ピンキー:02/08/02 02:17 ID:RSfKDEYW
>>42
カイトにチンーコ生やしたりはしないんで、浩司のフタは許してはくれまいか。
あとょぅι゙ょ・・・
44名無しさん@ピンキー:02/08/02 02:25 ID:Y3yT/oRR
>>43
「強制女性化」のスレだしね。まあ317さん次第なわけだけど。
女性化以外の何かって線もありえるのかな?


要望は適度に入れつつ、方向はしっかり自分で決めてるみたいだから
かなり安心して読めますねー。
性転換モノって(色んな意味で)続かないの多いからなぁ。
がんばってください317さん。

45名無しさん@ピンキー:02/08/02 10:42 ID:G1rZThQb
もしも浩司を女性化するなら、もうちょっと心が繋がってからの方が
カイトにとってはインパクトが大きかったかもね。現状でもじゅうぶんっぽいけど。
何にしても浩司は、カイトを連れ出した罰を受ける羽目になるんだろうな。

俺としては前スレ826で、「女に対してまだ興奮できるのか、まだペニスの幻肢は
感じるのか」あたりを細かく書いてほしかったかな。そうすると前スレ196-199あたりと
比較することで、内面的にどう変化があったのかなかったのか描写できると思うんですよ。
このへんも段階を経て変化がわかるとイイかも。

男の肉体や精液に対する即物的な反応はわかりやすくていいんだけど、
あまり多用するとすぐ飽きてしまうと思う。
長いことTSモノ読んでる人にはわかってもらえるかな?
個人的な趣味なんで「俺は違うぞ!」って人もいるでしょうけど。

ダラダラと書いてすんません。
317さん続き期待してます。
46名無しさん@ピンキー:02/08/03 00:27 ID:/QWVKgbx
>>45
まだまだ女に対してもイケるらしいですカイト君。AVでハッスルとか。
47名無しさん@ピンキー:02/08/03 01:15 ID:YAoJCH8E
最初の人がカイト物語を書いてた時、一番不満だったのは
肉体が女性化していくor改造されるシーンがなかったことだったなぁ。
回想シーンでも浩司でもいいんで、どっかでいれてホスィ。

48名無しさん@ピンキー:02/08/03 01:37 ID:/Fh8QHdQ
女性体と男の精神のギャップが面白いんであって、改造過程なんてそれほど楽しいものじゃないと思うが?
どっちにしろ浩司のはいらない。
49名無しさん@ピンキー:02/08/03 02:04 ID:+9WQsPsZ
浩司の肉体改造過程を描写して、実はこんな伏線が!! というのを期待してるし
是非書いて欲しいですね。 
スレの趣旨からははずれているとかいう文句がなんとなくあるみたいだけど、
ここまで来たら、もう317さんの思うがままに書いてもらうのがいいんじゃないかな?
ま、いろんな意見があると思うけどね。

とにもかくにも、317さん、がんがれ〜!!

ああ、スキャナが壊れてなけりゃあなぁ・・・。
5049:02/08/03 02:06 ID:+9WQsPsZ
・・・って、まるで浩司が女性化することが確定のように書いてるなぁ、漏れ・・・。
51名無しさん@ピンキー:02/08/03 09:25 ID:HlNqHzNM
>>50
いいと思うよ!
52名無しさん@ピンキー:02/08/03 10:41 ID:t+PfTCPY
どーでもいーよ。すきにやれや。
53名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:02 ID:FzEBv1GU
2人も女性化しちゃうとカイトの存在が薄くなる可能性もあるな。
浩司が女性化されたとしても、カイトにインパクトを与えた後は
どこかに連れ去られて終了ぐらいがいいのかも。
カイトがムラタに選ばれた理由の意味も薄くなるし。

しかし浩司を女性化しちゃうと
「カイトが持ち始めている?女として男に抱きつつある感情」を
消してしまう恐れもあるので避けた方がいいのかも。
洗脳とかして、カイトの調教のために利用するあたりはどうかな。
54名無しさん@ピンキー:02/08/03 16:58 ID:0ONYxmae
つーかさ、葵たんも女性化されてしまったんじゃねーのか?
55名無しさん@ピンキー:02/08/03 18:19 ID:fePadYR6
葵タソは純正品の女の子です。一応。
濡れ場っぽいシーンが書けたらまた投下開始するっす。
56名無しさん@ピンキー:02/08/03 22:18 ID:nXqVYtSb
純正品の女の子→天然女
自分で考え少しワロタ。
57名無しさん@ピンキー:02/08/03 22:24 ID:jGDaD3Ks
おー。
続きを書かれてるんですね。わくわく。
58名無しさん@ピンキー :02/08/03 23:09 ID:hAd9J+Q2
>>55
一応、というところに不安を感じるという罠・・・。
59名無しさん@ピンキー:02/08/04 05:58 ID:sAwzSUG0
317っす。
これから原文のテキスト切り分けたらSS投下に移る予定。
でもって作中に出てくる方言はカナーリ嘘方言なんで深く突っ込まんといてください。
もしくは誰かに方言指導してもらえるとありがたかったりして。
60名無しさん@ピンキー:02/08/04 07:09 ID:23MOp+r2
投下する前に言い訳というかおことわりというか、
今回は濡れ場よりも物語進めるほうに比重が偏ってるんで、そのことはご了承を。
高尚なブンガクを目指すつもりはサラサラないんだけど、濡れ場で満足したら話中途半端なままでポイというのもイヤなんで。
完結を目指すためにも物語状況だけは進めておきたいとそういうわけであります。
なんだかんだでそういう濡れ場の薄い回が多くなりそうで鬱……
61317:02/08/04 07:10 ID:23MOp+r2
>>19
(確かここにあったはず……)
 郵便受けの内側に手を差し込んで探ると、カチャリと手に触れるものがあった。
「よし、いつもの場所にあった」
 カイトは周りに人影がないことを確認してそっと合い鍵を取りだした。
 一ヶ月ぶりに戻ってきた自宅は、電気も全て消えて静まり返っている。午前二時過ぎという時刻を考えれば当然だろう。
 自宅……というのは実際の所、正確ではない。叔父夫婦の家だ。
 実の両親が旅先の事故でこの世を去ったのが昨年のことで、今年の春からカイトは叔父夫婦に引き取られる形でこの田舎に越してきたのだ。
 学校から家までの距離は歩いて二十分ほど。
 夜道を素足で歩いてカイトは学校からこの家まで辿り着いた。
 ムラタの仲間が見張っていやしないかという心配は杞憂に過ぎなかった。途中ですれ違ったのは痩せた野良犬一匹だった。
 おかげで、体育着姿で道をウロウロしている姿を誰にも見咎められはしなかった。
 鍵を使って玄関扉を開けようとしたカイトだったが、そもそも扉は施錠されていなかった。
「ったく不用心だな。これだから田舎は」
 カイトは舌打ちした。
 田圃の真ん前に立ってるようなこの田舎くさい家がカイトは大嫌いだった。
 それでも咄嗟に足が向かった先はここだった。いまはとにかく自分の部屋で心の整理をしたかった。
 玄関をくぐって土間から廊下へとあがる。
 ギシギシと床板が鳴った。電灯のスイッチを入れて、カイトは二階へあがっていった。
 一階の寝室では叔父夫婦が寝てるはずだが、起きてくる気配はなかった。
 叔父達が起きてきたとしても、いまの姿をどう説明したらいいかカイトには分からなかった。
 自分の部屋の前まできたとき、壁にあいてた穴がなくなってることにカイトは気付いた。
 この家に来たばかりの頃、うるさく指図しようとする叔母の態度にキレてモルタルの壁を蹴り破った箇所だ。そこが綺麗に修復されてる。
62317:02/08/04 07:10 ID:23MOp+r2
「けっ! 直せるんなら、さっさと直してくりれゃいいのによ……」
 悪態をついて部屋の戸を開けた。
 暗い部屋の中で何かが動いたかと思うと、パッと天井の蛍光灯が灯った。
「ハハ。やっぱりカイト君だった」
「な、な……」
 目の前の人物にカイトは言葉を失って口をパクつかせてしまった。
 カイトの前に立っていたのはもう一人のカイトだった。
 もう一人の……カイト本来の姿をした、つまり男のカイトだった。
「そうか。君は何も事情を知らないんだものな」
「誰だ、あんたは」
「僕は見ての通り、カイトだよ」
「ふざけるな……カイトはオレだ!」
「まあ、そう興奮するなよ」
 男のカイトは勉強机に寄りかかると、机の引き出しから取りだしたタバコに火を付けた。
 紫煙が流れてきてカイトは咳き込んだ。本来のカイトに喫煙の習慣はない。
「さっきムラタさんから、連絡があったんだ。君がこっちに来るかもしれないって」
「ムラタの仲間か、てめぇ!」
「だから、興奮しなさんなって」
 ♂カイトはフウッと煙を吐くと、缶コーヒーの飲み口に灰を落とした。
「僕は君と同じ境遇なんだぜ。ムラタさんによって、本来の体から意識を移植されたんだ。この体に」
「……詳しく話せよ」
「まあ、立ち話もなんだ。君もくつろいだらいいよ。もとは君の部屋だったわけだし」
 ♂カイトは勉強机とセットになった椅子にどっかと腰を下ろした。
 カイトもその場で絨毯の上に胡座をかいた。
 ♂カイトの視線がカイトのあけっぴろげな股間に注がれていたが、カイトはそれに気付いてなかった。
63317:02/08/04 07:10 ID:23MOp+r2
 カイトの胸と股間を交互にちらちらと眺めながら♂カイトは話し出した。
「僕はもともと隣町の大学に通う学生だったんだ。ところがある日、偶然“研究所”から脱走した女の子を拾ってね。追われてるから助けてほしい、とそう彼女に頼まれたんだ」
「それで?」
「僕は重大事件だと思って警察に通報したよ。僕は知らなかったんだ。この鄙びた村であの“研究所”が特別な存在だということをね」
「警察がこなかったのか?」
「来たさ。で、駆けつけた警察官に変な薬を嗅がされて、気が付けば“研究所”に拉致されていたよ。あれは、偽物の警官だったんだろうな。あるいは本物の警官が協力してたのか。ま、今となっちゃどっちでもいいけど」
「あんたも女にされたのか?」
「いいや。僕は脳髄と神経系だけを取り出されて、薬液にプカプカと浮いてた。あれは地獄だな。視神経は接続されてるから外の様子は見えるけど、体は奪われた状態だ」
 その様子を想像してしまいカイトはゴクリと喉を鳴らした。
「人工的に苦痛を与えられたり感情を操作されたり、散々実験された挙げ句、自分の名前や住所の記憶まで消されちまった。
 一生そうやってモルモットにされるかと思ってたところ、ムラタさんの気まぐれでこうして君の体に移植してもらえたのさ。いや、体があるってのはいいことだよ、実際」
「ふざけるな! それはオレの体だ!」
 激昂してカイトは♂カイトに掴みかかった。
「おっと。叔父さんに聞いてた通り、典型的なキレやすい少年だな。いや、いまは少女か」
 ドンッと胸を突き飛ばされてカイトはよろよろと尻餅をついてしまった。
 女の身の非力さをカイトは恨んだ。
「僕がどうして君の『抜け殻』に移植されたかわかるかい? 君が消えたままじゃ不審に思う人がいるといけないから身代わりを務めてるんだよ。
 研究所との契約で、高校卒業後は僕の自由に生きていいことになってるけどね。
 それと、もうひとつ。僕は見張り役も命じられてる。本物の君が何かのはずみでムラタさんから逃げ出してきた場合、この家に立ち寄る公算が強かった。
64317:02/08/04 07:11 ID:23MOp+r2
 だから君を見つけたときはただちにムラタさんに一報入れることになってるんだ」
 ♂カイトがニィと笑う。
(嵌められた!)
 そう悟るとカイトは立ち上がって、一目散に逃げ出そうとした。
「ククク……」
 ♂カイトはあえて追う素振りも見せず、笑っている。
 カイトは部屋の戸を開け放って廊下に飛び出した。
 そこでカイトの足は止まってしまった。
 廊下を塞ぐように叔父と叔母が寝間着姿で立っていたのである。
「ほう。これが、あのカイトね。なるほど憎たらしかぁ面構えはそのままじゃ」
「ほんなこつ、男好きしそうな小娘のナリになって、まあ」
 かつてはカイトの暴力の前に小さくなってた二人が、別人のようにカイトを見下していた。
 カイトが二人いて、その片方が女であることへの驚きは微塵も感じられない。
「あんたら……どうしてオレのことを!?」
「頭ん弱か子たいね。ワシらは全部事情聞いて知っとうとよ。そっちの本当のカイトから教えてもろうたけん」
「本物のカイトはオレだ!」
 ♂カイトと同様、叔父もニィと嫌な笑いを浮かべた。
「ワシらにとって本物のカイトはあっちじゃけん。なんせ、あっちはバットで儂らを殴ったりせん。勉強もできるし儂らの言いつけをようけ守りよったい。可愛い甥っ子じゃ」
「そういう問題じゃねェだろ! 犯罪じゃんか、これって!」
「犯罪? 犯罪ちゃなんね。おまえんごつ戸籍もなか身分もなか小娘の言うこつば、誰が聞く耳持つとね?」
「う……あ……」
 叔父夫婦の態度を見てカイトは悟った。
 彼らは心の底からカイトを憎んでる。彼らにとっては、もう一人のカイトこそが本当の甥っ子に違いないのだ。
 いままでの自分自身の行いを振り返れば、当然の報いだった。カイト自身にさえそう思える。
65317:02/08/04 07:11 ID:23MOp+r2
 叔父たちのカイトを見る目つきは、うじ虫でも見ているかのようだ。
(そうだよな……オレ、愛されるようなことは何一つしてねェもんな……)
 この家のどこにもカイトに味方する者はいない。
 その認識にカイトは脱力してへなへなと蹲ってしまった。
 叔父の手がカイトの首根っこを掴む。
「ムラタさんトコに突き出すか」
(もう駄目だ……)
 カイトは観念して目を閉じた。
「待って下さい、叔父さん。そう性急に事を運ぶこともないですよ」
 意外にも♂カイトが叔父を諫めた。
 ♂カイトがやってきて子供でもあやすようにカイトの髪を撫でた。
「君がある特別な条件を呑むなら、特別に君のことをムラタさんに黙っててやってもいいんだぜ」
「特別な条件……?」
 ♂カイトは部屋の衣装箪笥をごそごそと探ると、ハンガーごと一着の服をとって戻ってきた。
「何だと思う? これなんと本物のメイド服だよ。“黒毛和牛”ってエロゲーのブランドがあるんだけどね、そこから発売された『はじめてのお手伝い』略して『はじてつ』の初回購入特典で応募してゲットしたメイド服なんだ!」
「てめぇ、オタかよ!」
 押しつけられたメイド服を苛立たしげにカイトははたき落とした。
「あー、ダメだよ。粗末に扱っちゃ……」
 ブツブツ言いながら♂カイトは廊下に落ちたメイド服を拾い上げる。
「これは君が着る衣装なんだからね?」
「ふざけんな」
「ふざけてないよ。さっきの条件ね。君が、この家の住み込みメイドとして働くことが条件。嫌ならいいよ。そのときは……」
 と、♂カイトは携帯電話を取り出す。
 脅しではなくいまにも♂カイトはリダイヤルボタンを押しそうだった。
66317:02/08/04 07:11 ID:23MOp+r2
 カイトは理解した。彼らにとってカイトは、いてもいなくてもいい存在。ムラタに引き渡したところで痛くも痒くもないのだ。
 途端にカイトは激しい恐怖に襲われた。
 あの凌辱の日々に戻りたくない。
 その一心で叫んでた。
「なる……なります。メイドにでもなんでもなります! だから、オレをこの家に……」
「ンン。ナイス返答。叔父さんたちも異存はないよね?」
 叔父夫婦は頷いた。
「よし、契約完了だ。さっそく君の名前を考えないとな」
「え?」
「だって、そうだろ。僕がカイトなのに同じ名前のメイドがいるなんて変じゃないか。そうだな……うん、『ポチ』にしよう。今日から君はポチだ」
「そんな……」
「ポチ。さっそくメイド服に着替えてもらおうか?」
「え、待ってくれ、その……!」
 ♂カイトが携帯電話をこれみよがしに弄ぶのを見て、カイトは命令に従わざるを得なかった。
 覚悟を決めると、体育着の上からメイド服をもぞもぞとはおった。
 紺色のパフスリーブのワンピースにフリル付きのエプロンが縫いつけられたメイド服は、実用よりも美観重視のデザインである。
 慣れない背中のファスナーや胸元のリボンタイの結び方に四苦八苦し、なんとか服に袖を通すと、さらに頭に付けるヘア・タイを渡された。
「それを頭に付けてなきゃメイドさんとは言えないもんね。本当はキューティーハニーみたいなチョーカーも付けて欲しいんだけど、君の場合、首輪が邪魔で無理だよね。残念」
 ♂カイトの中身が真性のオタクであることをカイトは確信した。
 叔父夫婦の目は相変わらず冷ややかだ。
「これでいいんだろう?」
 着替えを終えてカイトは恨みがましそうに♂カイトを見た。
67317:02/08/04 07:11 ID:23MOp+r2
「よし。その格好で両手をエプロンの前に添えてお辞儀して、こう言うんだ」
 口上を伝えられてカイトは一瞬、本気で殺意を抱いた。
 もちろん、いまの状況で逆らうことなどできはしない。
 カイトは屈辱に体をわななかせながら、観衆と化した三人の前で深々と御辞儀をした。
「……わ、私のような取るに足らない小娘をこの家に置いて下さるどころかメイドとして使って頂けるという望外の光栄を賜りましたことを深く深く感謝いたします。
 どうぞこの卑しいメイドに何時なりと何なりとお命じ下さい。必ずや御主人様がたのために不肖のメイドの身ではありますが、全身全霊を尽くす所存で御座います……」
 何度も舌を噛みそうになりながら忠誠の口上を口にしているうちに不覚にも悔し涙が出てしまった。
 涙を悟られないようにカイトはますます深く頭を下げ、顔を隠した。
「上出来だよ」
 と♂カイトが手を叩く。
 叔母は吐き捨てるようにいった。
「フン、お情けでおいてもらってること忘れるんじゃなかよ? 少しでもつけあがった態度とるようじゃったらすぐんでもムラタさんとこに引き渡すけんね」
「は、はい……」
 カイトは、叔母に向かってしおらしく頭を下げてる自分が信じられなかった。
 住み慣れた我が家でメイドの『ポチ』としての生活が始まったのである……。

 カイトの寝所は♂カイトの部屋の一隅に作られた。
 つまりは元々の自分の部屋に寝起きすることになったわけである。
 床に古物のマットを置いただけの一畳にも満たないスペースが寝床だった。
 ご丁寧に『ポチのベッド』と書かれたボードが側の壁に掛けられている。
 壁の出っ張りにメイド服をハンガーで架けると、カイトは与えられたタオルケット一枚にくるまって横になった。
 狭いスペースで丸くなって目を瞑ると、なんだかポチという名に相応しいペットにまで落ちた気分だった。
 それ以上思い悩む暇もなく、すぐさま猛烈な睡魔がやってきた。
68317:02/08/04 07:12 ID:23MOp+r2
 どんな形ではあれ、ムラタの監視を脱して身の危険を感じずに眠りに就くことができたのだ。
 久しぶりに夢も見ないほどぐっすりと眠った。
 次に目覚めたとき、すでに時計は八時を回っていて、叔父夫婦は家を出た後だった。
 叔父夫婦は共働きで、二人とも農協に勤めている。
 カイトを起こしたのは♂カイトの声だった。
「ポチ! ポチ子! いつまで寝てるんだ」
「……誰がポチだ……」
 目をこすりながら寝ぼけた声でカイトは応じた。
「君が・ポチ・だろ!」
 グイと首輪を掴んで強引に起こされ、行きがけの駄賃のように胸を揉まれた。
「あうっ、ああっ」
 ぐにぐにと乳房の感触を満喫する♂カイト。
 乳首のピアスとチェーンが擦れ合って音を発した。
 ♂カイトはカイトの体操着のすそをまくってカイトの生乳を露出させた。
 セックス人形の烙印ともいえるピアスとチェーンが♂カイトの目に晒される。耳のピアスは言わずもがなである。
「やっぱりな。研究所で飼われてた子は大抵こういうの付けられてたからな」
「放せよ!」
 カイトは♂カイトの腕から逃れようとしたが、まるで身動きがままならなかった。
 ♂カイトは平気で胸のピアスに指をくぐらせて弄んでいる。
 他人に見られてると意識するだけで乳首がふっくらと立ち上がってしまった。
「ポチは淫乱だな」
 その反応を見逃さず、♂カイトが揶揄する。
「違う……この体が勝手に……」
「うるさい、口答えするな。メイドのくせに寝坊した罰としてこのセリフを三度言え!」
 とカンペを渡される。
 カイトは自分の危うい立場を思い出して、仕方なくいわれた通りにした。
「ポチはイヤらしいメス犬です。ポチはイヤらしいメス犬です。ポチは……」
69317:02/08/04 07:14 ID:VHyW4i4B
 内心では何度も「糞! 糞!」と叫んでいた。
「よし。分かったら、着替えろ」
 指図されるままにカイトはメイド服を着込んだ。
 髪留めに使うメイドのヘア・タイは寝る前に外すのを忘れていて、そのまま頭についていた。
「今日から、家人がいるときは特別な指示がない限り、常にその格好でいること。これもルールの一つだよ」
「はい……」
 憮然としてカイトは答えた。
 ふと、壁に貼ってあったポスターが目に入る。自身では貼った覚えのないものだ。
 アニメかゲームのポスターで、絵の中ではファンタジーの勇者がメイドを従者にして魔物と戦っている。
(こいつ、オレの部屋にこんなもん……)
 ♂カイトの趣味が良くわかる代物だった。
「さて、僕もそろそろ学校にいかなくちゃ。いまの僕は高校生だからな」
 ♂カイトはそっくりカイトになり代わっていて、学校にもまじめに通っているらしい。
 ♂カイトは思い出したようにカイトに一万円札を手渡してきた。
「僕が帰ってくるまでに、女物の下着をこれで揃えておけ。いつまでも薄汚れた体育着を下に着てるわけにはいかないだろ。ちなみにこれは命令だ。あと生理用品なんかも必要なら買っておくんだな」
「でも、外に出てムラタに見つかったら……」
「近所にサニーマートがあるだろ。遠くへ出歩かなきゃ心配ない。このブロックは僕がいることで、逆に見張りの網から外れてるんだ」
「あのさ……男物買ったらダメか?」
「あのねぇ。どこの世界に男物の下着つけたメイドがいるんだ。ポチ子のそのエロい体に合うような女物を買ってくること。いいね?」
「あン!」
 グリグリと指で乳房を押されてカイトは喘いだ。
 こんなときの反応が女らしくなってきてるという自覚はあった。ただ、自覚していても止めようがない。
70317:02/08/04 07:15 ID:VHyW4i4B
「あとでちゃんとチェックするからな」
 念を押してから、♂カイトは学校へ出掛けていった。
 一人残されたカイトは、空腹を覚えて一階へと降りた。
 食卓にはパンが残っていたので、トーストにして食べた。
 女になってからは胃が小さくなってるらしく、トースト一枚と牛乳を飲んだだけで腹が一杯になってしまった。
 粗末ではあっても、久しぶりに人間らしく飲み食いをしたという小さな満足感があった。
 そのとき台所の開け放された窓から、学校のチャイムが聞こえてきた。
 カイトの高校ではなく、近所の小学校だ。
「うっ!」
 ずくん、と両脚の間に熱い疼きを感じてカイトはそこを両手で押さえた。
「ちくしょう……あの音聞くと、体が……あはぁぁっ」
 とろとろと秘所が潤ってくるのが見ずとも手に取るように感じられる。
 カイトの体は望まない条件反射を植え付けられていた。チャイムの音に反応して自動的に発情してしまう。それは自身の意志ではどうにもできない。
 乳頭がピンと立ち上がってメイド服の上からでもかすかに分かってしまうほどだった。
 熱に浮かされたような顔つきでカイトはスカートの中に手を潜らせていた。無意識のうちに胸のふくらみを食卓の端に押しつけている。
 股間のせつない疼きを散らそうとするように熱くほてった場所を指で擦った。
「ふぁぁぁぁっ! ああ……」
 足の指がきゅっと折れ曲がった。
 自分自身の反応でカイトは我に返った。
 浅ましく女の躰でオナニーしようとしてる自分に愕然としてしまう。だがそのときもう一度チャイムが鳴った。
「あぁ、嫌! ダメ、感じるなぁっ……ううっ、ああああぁぁぁ……」
 拒もうとしても否応なく強い疼きが襲ってきた。
 旧校舎ではこんなとき、すかさずバイブを挿れられていた。
 カイトの秘所がピクンピクンと物欲しげに蠢いた。
「くそぅ……セックス人形になるなんて嫌だぁ……くふぁっ!」
71317:02/08/04 07:15 ID:VHyW4i4B
 快感に耐えようとしてキュウと脚を閉じ合わせた。それでも耐えきれず、両手で股間を強く圧迫して快感に応じてしまった。
「んっ……」
 小さなアクメの波が訪れ、カイトはかすかにだが切ない吐息をこぼしていた。
 理性の働きがなければこの場で全裸になって秘裂の中に指を突き立て、掻き回していただろう。
 発情した躰と理性がせめぎ合う間、カイトの指は布越しに弱々しく股間を押さえ込んでいた。そうしているだけで少しは楽だった。
 ひたすら体の火照りがおさまるのを待った。
 チャイムの音ひとつでこんなにも淫らに反応してしまう体は、まるでカイトのものではないみたいだ。
 首輪やピアスが示すように、カイトの所有者はいまだにムラタなのである……。
72名無しさん@ピンキー:02/08/04 07:19 ID:VHyW4i4B
とりあえずここまでっす。
今回はメイド編。
73名無しさん@ピンキー:02/08/04 09:32 ID:gG7eUCXZ
はじてつ・・・w
74名無しさん@ピンキー:02/08/04 11:21 ID:bEt3PLHm
戦女神(?)のポスター・・・
75317:02/08/04 13:41 ID:DHMuPvOL
>>71
 必死で耐えるうちにようよう疼きは薄れていった。
 何度も深呼吸して、なんとか平常の状態に戻ることができた。
「ハァ。これからどうしよう……」
 カイトはずぶずぶと椅子に沈むようにして物思いに耽った。
 どうしようと考えても、どうするアテもありはしない。
 再びムラタの手に落ちるのがイヤならば、この家でメイドとして働く覚悟をしないといけないのだ。
 昨夜の脱出劇が思い出される。
 浩司は、あれからどうなっただろうか。
 理由はどうあれ、浩司のおかげでカイトはあの地獄から抜け出すことができた。
 その恩人ともいえる浩司のことが気に掛からないといえば嘘だった。
 そして、葵。
 葵のことを考えるとわずかに胸の鼓動が早くなるような気がした。
(お人好しな女だよな。オレなんかのことを気に掛けて……)
 葵は自分のことを探してくれるだろうか……。
 葵の存在に救いを求める自分がいる一方で、そんな甘い考えを冷笑する皮肉めいた気持ちもあった。
(葵がオレに気があったとしてもだ。いまのオレは女で、男の『カイト』が別にいやがる。葵が『カイト』よりオレを選ぶ道理なんざねぇよな……)
 メイド服を着せられた自分の姿を見下ろして、カイトは自嘲気味に鼻を鳴らした。
 こんな格好をしていて、生理もきてしまうような「女」に、葵が恋心を抱くと思うほうがどうかしている。
 心の整理がつかないままカイトは顔を洗った。
 それからトイレで用を足そうとして、いつもの習慣で便座を上げてしまいカイトは舌打ちした。
 体の構造に従って便座に腰を下ろすことしかカイトには許されていない。それがどんなに屈辱であっても。
 小用のときについペニスを探してしまう癖は消えつつあった。
76317:02/08/04 13:41 ID:DHMuPvOL
 女性器の感覚が身に染みつくにつれ、無意識にそこにペニスをイメージすることはなくなっていた。
 旧校舎のトイレが和式だったため、洋式トイレでの習慣だけはそのまま残っていたというわけである。
 ジョロジョロと短い尿道を通って鼠径部から直接、尿が排泄される感覚も今ではすっかり慣れてしまった。
 ただ、スカートの裾をたくしあげた格好での排尿は初めてのことだった。
 スカートに気を使いながら用を足す姿は我ながらひどく女々しく思えた。けれど、体の構造と服装のせいで、女らしい仕草になってしまうのはどうしようもない。
 女の体を自覚させられるという意味では、一日数度の排尿は毎度拷問のようなものだった。
 それでも、カイトが女として排泄してる様子を見物し囃し立てるクラスメイトたちはここにいない。
(少なくとも、好きなときに顔を洗えてトイレにもいけるだけ、旧校舎に繋がれてたときよりゃマシだな)
 トイレから出て手を洗ってると、ヘルパーの女性がやってきた。
 叔父夫婦が共働きのため、週に三日、ヘルパーがきて掃除洗濯をやってくれるのである。
 カイトの顔を見るなりヘルパーの女性はいった。
「ああ、あんたカイト君の従姉妹さんね」
「……は?」
「お話は伺ってますよぉ。ずっと入院生活だったとでしょ。大変やったねぇ。こっちゃ田舎で空気もキレイじゃけんゆっくり養生してくとよかよ」
 叔父たちはカイトのことを東京からきたカイトの従姉妹として、でっちあげの説明をしていたらしい。
 病弱な少女でリハビリのため田舎に預けられてる、とそういうことになってるようだ。
 女性は大らかな性格なのか、カイトのメイド姿を特別気にする様子もない。
「そんじゃまずは洗濯から始めよっかね。こっち来んね」
「オレに手伝えっていうのか?」
77317:02/08/04 13:42 ID:DHMuPvOL
「奥様から聞いちょるよ。あんた、入院生活長かったから、家事を一から勉強したいとでしょ? 女の子なのに家事もできんかったら将来恥ずかしいもんね。私が責任持って、みっちりと教えてあげるけんね」
「マジかよ……」
 それから昼下がりの時間まで、カイトはさんざん慣れない掃除洗濯を手伝わされてぐったりとしてしまった。
 時計を見ると、二時前だった。
 学校では五限の授業の最中だろうか。
 あれほどサボりまくってた学校が懐かしく思えるというのも皮肉な話だった。
 いまごろはもう一人のカイトが何食わぬ顔で授業を受けてるはずだ。
 それに引き換えカイト自身はこうしてメイドの生活だ。
 人生を丸ごと盗まれたにも等しい。
 洗面所の鏡でメイド服を着た自分の姿と対面してカイトはため息をついた。
 そのとき、♂カイトに渡されてた一万円のことを思い出した。
 ♂カイトの帰宅までに買い物をしてこないといけない。
 女の衣類なんぞ買いたくはなかったが、♂カイトの帰宅まであまり時間がない。迷ってる暇はなかった。
「チッ。さっさと用事を済ましちまうか」
 一万円札を握りしめて家を出ようとして、はたとカイトは足を止めた。
「オレ……この格好で外に出るのか?」
 冗談じゃない、とカイトはメイド服を脱ぎ捨てた。
 だが、その下の体操服姿も充分に他人に見られるには恥ずかしい格好である。
 カイトは自分の部屋に駆け上がると、箪笥から適当なTシャツとデニムを引っ張り出して身につけた。
 男物のTシャツはいまのカイトが着るとダブついたサイズになってしまう。
 鏡と向かい合ったカイトは思わず、
「エロぇ……」
 と呟いてしまった。
 Tシャツの襟ぐりが大きすぎて、胸の谷間が堂々と露出している。
78317:02/08/04 13:42 ID:DHMuPvOL
 しかもピアスの部分がシャツの布地に浮かび上がって自己主張しまくっている。
 私は女です、どうぞ見て下さいと言わんばかりの姿だ。
「そうだ!」
 カイトは救急箱を探し出すと、包帯を取りだして胸に巻いた。漫画などでよく見るようにサラシで胸を押し潰すことにしたのだ。
(うまくすりゃ、見た目、男に見えるようになるかも……うっ、さすがにだいぶ息苦しいな)
 胸を圧迫されて苦しいのを我慢し、何重にも包帯を巻いて胸を覆い隠した。
 その上からTシャツを着ると、なんとか胸のふくらみが外に出ずに済んだ。
 次に下半身だ。
 デニムをそのまま穿くと、尻の部分はパンパンに張り詰めるほどにきついのに、丈はダブついてしまう。丈に関しては、裾を折ってなんとか対処した。
 さらに首輪を隠すためにバンダナを首に巻いた。
 改めて鏡を見てみて、カイトはううむと唸った。
 鏡に映る姿はカイトの期待に反して、あまり男らしくはなってなかった。
 せいぜい、凛々しい男装の美少女といったところだ。
「くそっ。ま、何もしないよりゃマシか」
 カイトは金をポケットに突っ込んで外に出た。
 外に出ると、ムラタの仲間に見つからないかと途端に心配になった。
 田圃沿いの道から少し広い道に出ると人通りもあって、カイトは用心深くあたりに気を配った。
 行き交う人々がカイトのことを気にも留めず通り過ぎていくので、ようやく肩の力が抜けた。
 考えてみれば、女にされて以来、人通りの中に出るのはこれが初めてだった。
 カイトは歩調を早めてスーパーへ向かった。
 真っ昼間のスーパーは買い物の主婦がまばらに出入りしてるだけで空いていた。
 店内に入ると、すぐに衣料品売り場へ直行した。
(ここらか……)
 下着コーナーで女物のカゴの前に立つと、想像以上のプレッシャーが襲ってきた。
79317:02/08/04 13:43 ID:DHMuPvOL
飯食うために一時投下中断〜〜
80名無しさん@ピンキー:02/08/04 13:50 ID:IA4J/TRv
自分がいつも使っている方言故に、なんかこそばゆいな
81317:02/08/04 14:33 ID:/kO98kNw
>>80
東北とか近畿の方言だとクセが強いんで、マイルドっぽい方言セレクトしたんですわ。
できれば架空の方言としてお楽しみ下さい……( ;´Д`)

というわけで素麺食い終わったんで再開するっす。
82317:02/08/04 14:34 ID:/kO98kNw
 自分が女物下着を漁る変態に見られてるような気がして、店員の視線が冷たく感じる。
 そもそも女の下着を自分が買おうとしてることが信じられない。
 しばらく売り場でうろうろしてると、店員が近寄ってきた。
「何かお探しでしょうか?」
「その……下着を……」
 しどろもどろになって答えると、店員はにこやかに微笑んでカゴを手で示した。
「こちらの商品はバーゲン品でお得になっておりますよ」
 店員が示したのは女物のカゴだった。
 そのことでカイトは自分が女として認識されてることをはっきりと知った。
 いくら胸を圧迫してても腰の肉付きや手足の華奢さ、声の高さなど全て少女のものでしかないのだ。
 カイトは思いきって店員に尋ねてみた。
「下着を何着か、当分困らないだけ買いたいんだけど」
「はあ……ええと、物によりまして大分お値段のほう、違ってしまいますがどう致しましょうか?」
「一万で釣りがくるくらいがいい」
「左様でございますか。それでしたら……」
 カイトは国産品下着のディスプレイの前に連れてこられた。
 何種類かのブラジャーとパンティが胴体だけのマネキンを使ってディスプレイされてる。
 どれを選ぶかと訊かれてカイトは心底困惑した。買いたい下着などあるわけがない。
 男物のシャツとトランクスだけ適当に買って帰れたらどんなに気が楽だったろう。
「すいません、適当に良さそうなの、お願いします」
「そうですねぇ。最近の人気商品ですと……」
 店員は幾つかパンティを手にとって棚の上に並べて見せた。カイトはそれを全て一着ずつ買うことにした。
「あとはブラですと、こちらのタイプが若いかたには良く売れてますよ。いかがでしょうか?」
 と、マネキンの胸を指した。
83317:02/08/04 14:34 ID:/kO98kNw
(なんでオレがブラジャーなんかを……)
 カイトはろくに商品を見もせずに、頷いた。
 それで全て済んだかと思っていたカイトは、店員にバストのサイズを聞かれて目を白黒させた。
 自分のバストのカップやまして正確なサイズなど知るはずもない。知りたくもない。
 すると店員はメジャーを持ち出してきた。
「それでは失礼してお客様のサイズをお計り致しますね」
「え、あ、うぅ……」
 そのまま試着室へと連れ込まれてしまった。
 店員は戸惑うカイトの胸にメジャーを当ててきた。そこで店員はカイトの胸のサラシに気付いて首を傾げた。
「あのお客様、こちらのサラシを一度ほどいていただいて宜しいでしょうか?」
「い、いや! これは……」
 カイトは口ごもった。サラシを外したりしたら、胸につけられたピアスとチェーンまで見られてしまう。
「ですが、トップとアンダーのサイズをお測りしませんと。着心地にも影響しますし」
「いまコレは外せないんで、適当なサイズでいいよ」
「そうですか……。でも、お客様のだいたいのバストサイズでも分かりませんと……」
「うぅ……このくらいだよ。だいたいこんなもん」
 苦肉の策でカイトは手の平で見えない乳房を包むようにして大きさを伝えた。
「そうですね……それですとE〜Fカップってとこでしょうか」
 店員は先ほどまでカイトに勧めていた寄せて上げるタイプのブラを引っ込め、代わりに大きめのカップサイズのブラを持ってきた。
「いかがでしょう。別なタイプもご覧になります?」
「そ、それでいい」
 顔から火の出るような思いでカイトはブラジャーを受け取った。
 レジでブラとパンティの入った包みを受け取ると、カイトはそそくさと売り場を離れた。
 ほっと一息ついたとき、Tシャツの売り場が目に入ってきた。
(そうか。サイズの合う服が必要だよな。昔の服はもう……)
84317:02/08/04 14:34 ID:/kO98kNw
 売り物のシャツを手にとってみたが、明らかに男物のサイズだった。
 ♂カイトの言葉を思い出して、カイトは渋々女物のコーナーのほうに移動した。
 フェミニンなデザインの物が多い中から、なんとかユニセックスな風合いのシャツを選び出し、レジに運んだ。
 ポケットにはまだ充分な額が残ってる。
 同じようにしてコットンのハーフパンツを一着買ってから衣料品フロアを離れた。
 最後にまだ一つだけ買い物が残ってる。
 日用品売り場でカイトは生理用品の棚を前に固まってしまった。
(こんなもん買いたくねえ……!)
 しかし、生理で股間に血を流した記憶はまだ生々しく残ってる。
 生理用品がなければ日常生活すらままならなくなることは思い知らされたばかりだ。
 肉体が女である以上、それらは必需品である。
 惨めな気持ちになりながらカイトはナプキンとタンポンを一箱ずつ買った。

 カイトが家に戻ってくると、ちょうど♂カイトも学校から戻ってきたところだった。
「ふうん。買い物してきたのか」
「ああ」
「でも、それはオレの服だぜ」
 カイトの服装のことを♂カイトは指摘した。
(元々はオレのだ!)
 そう言い返したいのをこらえてカイトは頭を下げた。
「ポチ子は女の子なんだから男物着てちゃおかしいだろ。早くメイド服に着替えなさい」
 カイトの買ってきたものを吟味しながら♂カイトは頭ごなしに命令した。
 買い物袋の中からブラを発見して♂カイトはそれを引っ張り出した。
「ポチ子はオッパイでかいよなぁ、可愛い顔してさ。おっと、基本的にはいまオレも同じ顔だっけ」
 ♂カイトとカイトの顔は同じ遺伝子だけあって双子のように良く似てる。ただ、カイトのほうが女性ホルモンの影響かやはり睫毛が長く唇も幾分ふっくらしている。
85317:02/08/04 14:34 ID:/kO98kNw
「オレさ、昔はブサイクだったから、顔にコンプレックス持ってたんだよね。この顔になれて人生バラ色だよ」
 ♂カイトは学生服のままタバコに火を付けた。
(ちっ。オレの肺を勝手に汚すなよ)
「こんな美形になったおかげでエロゲー買うときも『モテないオタク』なんて後ろ指さされないで済むし」
(エロゲー買う時点で後ろ指さされてるぜ。くそ、オレの顔でそんな店に出入りしやがって……)
「ポチ子。これからは必ずブラをつけ忘れるなよ」
 メイド服を着ようとするカイトに♂カイトは新品のブラとパンティを放ってきた。
 カイトが背を向けて着替えようとすると♂カイトは自分のほうを向いて着替えるようにと言ってきた。
(くそ! くそ! くそ! こんな変態野郎の言いなりに!)
 どんなに忌々しくても言われたとおりにするほかなかった。
 ♂カイトの粘っこい視線に体中を舐め回されながらカイトは全裸になった。
 小さな震動でいちいち胸と胸のチェーンが揺れるのを見て♂カイトは大はしゃぎしている。
 何も感じない振りをしてカイトはパンティとブラを付けていった。その下着姿の上から直接ワンピースのエプロンドレスを着た。
「……これでいいんだろ?」
「口のききかたがなってないメイドだなぁ。僕のことは御主人様と呼べよ」
「……御主人様」
 棒読み口調でカイトが答えると♂カイトは苦笑した。
「ま、いいか。ポチ子、お茶いれてきて」
 カイトは台所へいって慣れない手つきで緑茶を淹れると、湯飲みを♂カイトに運んだ。
「うむ、御苦労。いやぁ、メイドのいる生活っていいもんだねぇ」
「あのさ、風呂入ってきていいか?」
 思いきってカイトは尋ねてみた。
 昨日以来、ずっとシャワーを浴びたくて仕方がなかったのだ。
86317:02/08/04 14:35 ID:/kO98kNw
 ♂カイトは案外あっさりと承知してくれた。
「ただし! その前に命令だ」
 ……命令の内容を聞いてカイトは顔をしかめた。
「早くしろ!」
 せかされてカイトはその場に正座した。スカートの裾が床に広がる。
 ♂カイトはいそいそとカイトの膝に頭を乗せてきた。膝枕の態勢だ。
 ♂カイトはじっとしておらず、カイトの股のあたりに顔を埋めてクンクンと匂いを嗅いだりした。
 あわててカイトはぴたりと両脚を閉じた。
「ん〜。生の女の子のニオイも悪くないね!」
「くっ!」
 カイトは手にした耳掻きを思いきり♂カイトの耳の穴に貫通させそうになった。
「ご、御主人、様……横、向いてくれないと!」
「そうだったね。失敬、失敬」
 カイトは命令通り、♂カイトの耳掃除を始めた。
 カリカリと耳掃除されて♂カイトは気持ちよさそうに目を細める。
(畜生! なにやってんだ、オレ!)
 メイドのコスプレで男に奉仕させられてる。
 自分自身の情けない姿がカイトにはショックだった。
(このままメイドになっちまうのか、オレは……)
 メイド服で奉仕する自分の姿を意識してしまうと、男としての自意識が崩れていく。どうしても強く自分を「女」として認識してしまう。
 それでもカイトは抗った。
(違うぞ。本当のオレは女に奉仕される側だ! 女を屈服させて言うことを聞かせる側だ!)
 これは仮の姿に過ぎない、と何度も自分に言い聞かせた。
 そうしないと、自分という存在がこの世から消えてしまいそうだったからだ。
 女の体つき、声、服装、生理。カイトが「カイト」であったことを証立ててくれるものは何一つない。他人の、女の、肉体。
87317:02/08/04 14:35 ID:/kO98kNw
 カイトの心が偽りの器に屈したら、自分がこの世に生きてきたという証は何もなくなってしまう。それが何よりも怖かった。
 メイドとしての屈辱の奉仕は小一時間続いた。
「もういいぞ。気持ちよかったよポチ子」
「……はい」
 ようやく耳掃除から解放されて、カイトは風呂場に向かった。
 かつては自宅だった家だ。勝手は分かってる。
 一ヶ月ぶりの懐かしい風呂場……
 忌々しい女物の服を脱ぎ捨てて裸になり、シャワーの栓をひねった。
 勢いよく湯が迸る。熱いシャワーに打たれるのはひどく心地良かった。
 監禁生活のあとではこんな些細なことがひどく贅沢に思える。
 重苦しい気持ちも少しは流れ落ちていくようだった。
「うー、極楽」
 カイトは喉を鳴らした。
 そして柄にもなく思い詰めていたことを少し反省した。
「……ぐだぐだ悩んでもしかたねぇよな。今は素直にメイドの振りしてんのが一番だ。それで、じっくり状況を見極めて作戦立てりゃいいよな」
 そうやって割り切ってしまうとだいぶ心が軽くなった。
 しげしげと自分の体を観察する余裕も生まれてくる。
 シャワーの水滴が乳房の形に沿って流れていくのが、くすぐったく、同時に少し気持ちよくもあった。
「女の肌って、無駄に敏感なんだよ……」
 男だったときより皮膚全体が鋭敏になっていてシャワーの刺激を受け止めている。
 シャワーのヘッドを直接胸に向けると、勢いよく湯を浴びせられたバストがゴム鞠
のように小刻みに弾んだ。
 水流の当たる刺激でぷっくりと乳首が立ってきた。それによってピアスも持ち上がる。
「あン、これ邪魔っ……」
 カイトは指でピアスを摘んだ。
 セックス人形であることを常にカイトに自覚させる。その目的のために取り付けられたピアス。
88317:02/08/04 14:35 ID:/kO98kNw
 それは堅固に封環されていて、自力ではどんなに頑張っても外すことができない。
 いわば烙印のようなものだ。
 ピアスに加えてチェーンまで付けられて装飾されてしまった情けない姿が、風呂場の曇った鏡に映っている。
 何気なくピアスを引っ張ると、しこった乳首が刺激されてツンと甘痒い快感が胸に生まれてしまった。
「ひゃんッッ!」
 慌ててピアスから指を離した。憎い相手に施されたピアスで快感を貪ってしまうなど、情けなさ過ぎる。
 ピアスのことは頭から追い出して丹念に全身を洗い流していった。
 女の体が全身性感帯だというのは本当だった。
 体中どこにシャワーがあたっても、やわらかな快感が生まれる。
 そして脚の付け根にシャワーを当てたとき、体に電流が流れた。
(うあっ……すげぇ気持ちいい……)
 女がシャワーでオナニーをするというのは、昔聞きかじったことがあった。
 なんでシャワーなんか使うのか、と当時は不思議に思ったものだった。
 それが、女の体で実際に体験してみるとたまらない心地よさだった。
 男では絶対に味わえない、じれったいような体の中を直接くすぐられるような不思議な性的快感が湧いてくる。
「ンッ、ンッ、うぅぅぅぅん……」
 カイトは自分が快感に呻いてることにすら気付いてなかった。
 秘芯に突き刺さるような水流が気持ちよくて、シャワーの位置を変えることができなかった。
「あはァ……うくっ、オレ、何やってんだよぅ……」
 初めてオナニーを覚えてしまった少女のようにカイトはその行為を止めることができずにいた。
「くふぅ……ダメぇ、力が抜けるぅ……」
 腰が抜けたようになってカイトはペタンと浴室のタイルに尻餅をついてしまった。
 両脚がMの字に開く女の子座りの姿勢になっている。
89317:02/08/04 14:36 ID:/kO98kNw
 体の中で何かの圧力が高まってくる感じがある。
 いままで何度も強制的に味わわされてきた感覚だ。
 カイトはそうっと股間を手で撫でた。
 もちろん、そこに男の象徴はない。
 スースーとする寂しげな股間に、ひっそりと女の器官が埋め込まれている。
 さんざん刺激されたラビアは充血してぽってりとした手触りになってる。
 上のほうに向かって指を滑らせると、プクッとふくらんだ小さな突起に当たった。
 皮をかぶせた上から弱くこするだけで、ペニスを擦るのに少しだけ似たきつい快感が迸った。
 その快感に、体の奥で子宮が反応したような気がした。
 急激に股間にせつなさを覚える。
 そこに何かを受け入れたいという女の体だけが持つ欲求。
 意識せずにカイトは座った姿勢のままで股間にシャワーを向けていた。
 欲しかった場所に突き刺さる水の槍。貫かれるイメージにカイトの体は熱くなった。
 体の中の圧力がどんどんと高まる。抑えようがないほどに。
 白い波が来る……
 自らにとどめを刺すようにシャワーのヘッドをより近づけた。
 クリトリスやラビア、その周辺が満遍なく水の愛撫を受け、チリチリと焦げそうなほど性感が高まった。
 最後の瞬間はあっけなく訪れた。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ……!!」
 カイトは耐えるように目を瞑ってイク瞬間を迎えた。
 意志を離れて体が仰け反り、こむらがえりでも起こしたようにキュッと足先が曲がった。
 ピク、ピク、とエクスタシーの余韻で下腹がひくつく。
 いつのまにかシャワーヘッドはカイトの手を離れてタイルの上に落ちていた。
(あれ……)
 ピンク色の霧に染まりきっていた頭が少しずつ晴れていく。
(いまの……オナニーしちまったのか……?)
 オナニー以外の何物でもない。
90317:02/08/04 14:36 ID:/kO98kNw
 それでもカイトにはいまひとつオナニーをしたという実感が薄かった。しっかりとイッたにも関わらず。
 いまのオナニーが男のときのそれと比べてあまりにも異質だったからだ。
 ペニスのイメージを必要としない、完全な女の本能に基づくオナニー行為だった。
 そのため、オナニーをしたという実感に乏しいのだった。
「うわ、べちょべちょになってやがる!」
 改めて股間を探ると大量の愛液が指にまとわりついた。
 もう一度シャワーを当ててそれを洗い流した。
 オナニーの後始末に夢中になってたせいで、カイトは脱衣場に人が入ってくる気配に全く気付いてなかった。
 あっと思ったときには既に、浴室の磨りガラスの向こうに人が立っていた。
 カラリと浴室の戸を開けて人が入ってくる。……それは叔父だった。
「うわっ……!」
「む?」
 叔父のほうもカイトの存在に気付いてなかったのだろう。
 しばし二人は裸で対面したまま固まってしまった。
 やがて口を開いたのは叔父のほうだった。
「ほう。先客がおったとね」
「叔父、さん……今日は、その、早いんだな。帰りが」
 叔父は落ち着きを取り戻すと、カイトに構わず浴室に入ってきた。
 床に座ったままのカイトは叔父を見上げる形になる。
「えらいしおらしか口をききよったいね。ワシんこつは叩きゃ金吐き出すCDやち思うとったとじゃろう?」
「………………」
 かつて知ってたのと違う叔父の態度にカイトは自然とタイルの上を後退していた。
 叔父は全裸のカイトを上から下まで無遠慮に眺めた。
「あの悪ガキがこげんなっとはのぅ。ええ気味じゃ。ワシゃムラタさんに感謝せんこつにゃ」
「ヒッ……」
91317:02/08/04 14:37 ID:f2Vnjkpn
 男のときは叔父に対して感じたこともない怯えの感情。
 叔父のほうもカイトの怯えを敏感に感じ取って優位に立つ者の笑いを浮かべた。
「ふふ……ワシゃあ散々おまえに苦労かけられよったとじゃ。こんスケベたらしい体に触ったっちゃバチぁ当たりゃせんの」
 叔父は屈んでカイトの胸に手を伸ばそうとした。
 叔父の股間で黒々とした芋のような代物が勃ちあがる……。
「ヒィッ!」
 カイトは夢中で叔父の手を払った。そのとき爪が当たってわずかばかり叔父の手から血が出た。
「こん糞ガキャ。淫売んごつ体しくさって!」
 バシィッ!
 平手で頬を張り飛ばされてカイトはブザマに這いつくばってしまった。
 本気になった男の暴力に、女の体は無力だった。
 叔父は血走った目でカイトにのしかかってきた。
(犯される……!)
 無条件の恐怖に支配されてカイトは無駄に床で藻掻いた。
 濡れたタイルで手がすべり、ますます無防備に倒れ伏してしまった。
 必死で叔父を押し退けようと突っぱねた腕を難なく掴まれ、逆にタイルの上に押しつけられてしまった。
 それだけでもう、ろくに身動きができない。
 犯されるという恐怖は圧倒的だった。理屈ではなく本能の部分で感じる恐怖だった。
 のしかかってくる男の身体。
 首筋に生臭い中年男の息がかかる。
 赤黒く怒張した男の逸物が凶器じみてカイトの目に映った。
 女はどいつも結局は犯されることを望んでる。……男のときのカイトの持論だった。
 それがとんでもない間違いだったことが今は分かる。
 正常な思考が吹っ飛び、ただ逃げることしか考えられなかった。
 脚を閉じようとしてもそこに叔父の体があってままならない。
「いや、いやだァ!」
92317:02/08/04 14:38 ID:f2Vnjkpn
 髪を振り乱して首を振るのが唯一可能な抵抗だった。
 叔父の腰が重なってきて、内腿のあたりにペニスが触れた。
 そこからはあっというまだった。
 ペニスの先端が花弁をめくり膣の位置を探り当てた。
「うあぁぁぁぁっ……」
 愛撫も何もない、強引な行為だった。
 ずにゅう、と粘膜をかきわけて男のモノが挿入された。
 カイトがどんなに嫌悪してもその挿入を止める力はない。
 むしろカイトの肉体は男のモノを受け入れるように働いてしまう。
 徐々に秘部がぬかるんで、より容易にペニスが滑るようになっていく。
 一度中程まで引き抜かれたペニスがもう一度勢いよく打ち込まれた。
「くひぃぃぃぃ!」
 ズンと貫かれる衝撃に歯をくいしばっても悲鳴が漏れてしまう。
「ん、むぅ……アソコの具合だけは抜群に良かね……」
「あっ、あっ、うぅぅぅ……」
 完全なレイプだった。
 男のモノを出し入れされてカイトはただ呻くだけのまさにセックス人形そのものだった。
 カイトの腕を押さえ込んだまま叔父はピアスごとカイトの乳首を吸った。
「きゃふっ!」
 突然の刺激にカイトは場違いなほど可愛らしく叫んでしまった。
 ピストン運動でペニスがカイトの中を出入りし、袋の部分が打ちつけられてピシャピシャと音を立てた。
 カイトの目から涙がこぼれる。
 悲しいからではなく、レイプに対する女体の自動的な反応のひとつだった。
 力でねじ伏せられて犯される惨めさは、悲しいなどという感情を遥かに越えていた。
 犯されることへの恐怖だけではない。
 カイトはうわごとのように口走った。
「やめてぇ! そこに出されたら……やだ、妊娠すんのなんて嫌だぁぁぁ!!」
93317:02/08/04 14:38 ID:f2Vnjkpn
「フンッ」
 叔父は無言でペニスを引き抜くと、カイトに馬乗りになってきた。
 毒々しいばかりに膨張した逸物がカイトの胸の谷間に侵入した。
 両乳房の壁面に感じる熱いペニスの感触はまるで異次元のものだった。
「なにポケェっとしょっと。オッパイでしごかんね!」
「うぅ……はぃ……」
 弱々しく呟くとカイトは言われるままに、自らの手で乳房を掴み、前後に揺らした。
 思考が麻痺していて逆らおうという考えすら浮かばなかった。
 AVで見たパイズリを見よう見まねで再現する。
 ぎこちなく胸の肉を動かしてペニスを挟み、しごいてやると叔父は鼻息を荒くして腰を使い始めた。
 何度も何度も胸の谷間を熱い肉が擦った。
 永遠にも思えた時間の果てに、叔父が一声呻いた。
 グイと腰が突き出されたまま動きが止まり、ペニスの先端から大量の白濁液が吐き出された。
 ザーメンが胸の谷間から鎖骨にかけて溜まり、やがて首の根本を伝って床に流れ出した。
 時間をかけて息を整えた叔父がゆっくりとカイトの上から体をどかした。
「フゥ……悪かなかったばい」
 体が自由になってもしばらくの間、カイトは立ち上がることすらできなかった。
 先ほどとは違う涙……悔し涙が後から後から流れた。
 レイプによっていとも簡単にセックス人形に成り下がってしまった自分の情けなさに対する悔し涙だった。
 叔父が出ていった後、カイトは頭からシャワーを浴びてザーメンを洗い流した。
 穢れがいつまでも落ちた気がせず、カイトはいつまでもシャワーを浴び続けた。
(続く)
94名無しさん@ピンキー:02/08/04 18:51 ID:lpg0kzzL
濡れ場が少なくと言いつつ、濡れ場が続いていて(・∀・)イイ!!

>81
東北近畿は癖が強くて九州はマイルド、、、そうかなあ?
スレ違いですな、スマソ。
95名無しさん@ピンキー:02/08/04 23:23 ID:oVWQ+YTV
俺的には直接的な濡れ場よりも>>74->>85の日常生活で女として生活せざるを得ない
屈辱の描写の方が好み。
濡れ場はややもすると普通のエロ小説とかわらんようになるからね。
んでもこの作者さんはかゆいところに手が届く描写が最高。
かなり書ける人でないとこうはいかないでしょう。
やっぱり神ですね!

あっ濡れ場も好きですけど(^^ゞ
96名無しさん@ピンキー:02/08/04 23:43 ID:WcCnvXlO
317す。
萌え(燃え)た箇所とかの報告や、今後の要望とかは話書くうえでどえりゃー参考になるんで、そういうカキコしてくれたお人に感謝っす。
んでも、カイトのSSは基本的に自分と同じ萌えツボの人のみを対象にしてるんで、すごく偏ったエロ描写になっております。
もうそれに関しては仕様ということでお願いです。
特に要望とかに関してはたまに真っ向無視で書かざるを得ないこともあって心苦しいんで、できればカイト物語への要望というより「漏れはこんな作品読みたい」という一般的な要望の形だと少しは気が楽かなー、なんて。

カイト物語って、実際のトコけっこー読者を選ぶほうだとは思うんですわ。
屈辱属性がない人は読んでてたぶん「?」の連続だろうなあと思ったり。
カイトの一人称が「オレ」のままなのに不満な人も多いだろうし。
でまもあ、SS書いてる人はたくさんいるんで、オイラはマイペースに逝かしてもらうすね。
97名無しさん@ピンキー:02/08/05 00:01 ID:1O7H6liL
この人凄い。状況に流されていかざる得ない心理描写に萌え萌えですわ。
317さんの設定を見失わずきちんと世界観を構築していく様がイイ!!

>94
転勤で東北に来た九州人だけどキャラ濃いですな。
まあ東北弁にしてもあの人物設定なら濃厚になりそうですが。
98名無しさん@ピンキー:02/08/05 00:20 ID:uZiDxS9M
どうでもいいことあが
>『はじめてのお手伝い』略して『はじてつ』
これ一度やってみたいな(w
99名無しさん@ピンキー:02/08/05 02:19 ID:ctlt8jNA
女物の下着を揃えさせるのに一万円しか渡さない♂カイトの
ドケチぶりにも笑ったが、それで服や生理用品まで揃えてしまう
♀カイトたんは意外としっかり者ですなw
100名無しさん@ピンキー:02/08/05 02:35 ID:JVVdMjMT
やべー。自分には屈辱属性があったのか……
さらに逃げ出そうと思えば逃げ出せるはずなのに、そうでなくて
どんどんと堕ちてく
うわ。まぢでやべー。はまっちまいそうで(w
101SSだけに頼らないようがんばろう:02/08/05 03:04 ID:h3uNgSc9
SSが投下される以前は、どちらかというと強制女性化されるより、
相手を強制女性化してやりたいという属性の人が多かったような
気がするが、その比率が換わったかな。

個人的な好みからいうと、この手の話は精神的に
堕ちた時点で話が終わってしまうので、じわじわと
その過程を書き込んでくれている話がいいね。

あとこの手の小説でよくある、女になったら料理や化粧が
好きになるといった展開は、いまひとつリアリティを感じないので
やめて欲しいな。あくまでも中身は男であり、その葛藤は
最後まで消えないで欲しい。
すべてが終わったあとの外伝、もしくはエピローグとして、
女として第二の人生を歩み出したときに、自分がどうしようもなく
男であったことを再認識させられるような事件とかあって
精神的に揺さぶられる、なんていう展開もいいな。
102名無しさん@ピンキー:02/08/05 06:23 ID:DHNqFIvk
じわじわ最高!!精神的にも肉体的にもなぶりまくってちらちら希望を見せて、また落として・・・
生かさず殺さず壊さずに掌の上で踊らされてる感じがとっても好きです、安堵感の後の絶望ってのが
一番そそるんですよねぇ。

しかし、なぜか胸のピアスはいいんですがチェーンが苦手です。
読んでいて引っ張られるシーンとかは痛々しくなってしまいます。
外してあげられませんよね?^^;

後、私的に女の子の髪を鷲掴みして引っ張るのが好きなので・・・
言ってみただけので気にせんでください。
今後もマジ期待してますのでがんがってください。
103名無しさん@ピンキー:02/08/05 16:41 ID:+witQRFv
どこの家にもペンチの一本くらいあるだろ。それで切ればいいのにね。
104名無しさん@ピンキー:02/08/05 17:28 ID:oiCdaMup
317さん!!
次こそ、優しいお姉さんの部屋に拾われて、一緒にお風呂入ったり、お互い下着姿で試着の相談したり、
同じ枕で絡み合ってお寝むな展開を猛烈に希望!!!
105名無しさん@ピンキー:02/08/05 17:36 ID:XdQQBORg
>>317
さらなるコスプレに期待!
106名無しさん@ピンキー:02/08/05 18:14 ID:pu4SivBn
>>103
書いてるほうとしても実は気になってたよ。
生活がもう少し安定してくればカイトも工具箱探したりするのでは。安定すればだけど。
ちなみにチェーンは書き手のおいらではなくムラタ先生の趣味です。

>>104
後ろ暗い秘密のあるお姉さんとしか……

>>105
制服系のコスプレはもうないかも。あっても一回くらいか。
107名無しさん@ピンキー:02/08/06 00:24 ID:otcMKcUN
カイト君調教物語(仮)について。

・前々スレではこ氏が書き始め、その続きを前スレから317が書いております。
・田舎に転校してきた不良少年の「カイト」が主人公です。

(簡単なあらすじ)
・カイトは暴力で何人もの少年を虐めて楽しむクラスの暴君的存在だったが、ある日いじめられてた少年の復讐にあって裏山の研究所へと連れて行かれる。
・研究所のムラタという青年といじめられっ子の少年が結託していた。
・ムラタはカイトを眠らせ、カイトの女性型クローン体に彼の脳を移植する。
・ムラタは少年たちに女カイトを凌辱させる。
・その後、カイトは学校の旧校舎に繋がれ、性的拷問を受けたり少年たちの性欲処理をやらされる毎日。またそれを不気味に見守るムラタ。
・ムラタの妹の葵だけがカイトの精神的な支えとなってくれる。
・カイトに惚れてしまった浩司の助けでなんとか旧校舎から脱走に成功したカイト。しかし、浩司は逃げ切れず。
・カイトは叔父夫婦の家に辿り着くが、そこには男カイトの姿が。実は男カイトには別人の脳が移植されていた。
・叔父夫婦の家でカイトは住み込みメイドとして暮らすことに……

新規に読む人が前スレまで辿るのは面倒かと思って一応あらすじまとめてみました。
108名無しさん@ピンキー:02/08/06 01:43 ID:uYy/lf0D
>>107
乙カレー。
カイト完結の暁にはきっと誰かがまとめてウプすると思うけど。
ここで読むだけで流石にログのこしてないからなぁ。
317さん完結までがんばってください。
109名無しさん@ピンキー:02/08/06 02:49 ID:Ua+OpaXF
カイト物語続きいくっす。
ストーリーは進まないけど。
110名無しさん@ピンキー:02/08/06 02:49 ID:Ua+OpaXF
>>93
 見慣れた食卓の風景だった。
 野球中継に気を取られて箸を休める叔父、それを行儀が悪いとたしなめる叔母。
 叔父も叔母もカイトも皆、テーブルの定位置についている。
 いつものこの家の夕食だ。
 ただひとつ、日本の家には不似合いなメイドが一人、食卓の側に立たされてることを除けば。
 ♂カイトが旨そうにタクアンを囓っている間、カイトはエプロンの前で両手を揃えて主人たちの命令を待っていた。
 メイドであるカイトは、家人と一緒に食事をすることさえ許されないのである。
「お代わり!」
 ♂カイトが突き出した空の御飯茶碗を受け取って、炊飯器から飯をよそう。
 給仕だけでなく、食事の支度の際にもさんざん叔母にこき使われた。
 いままで飯炊き女ぐらいに思っていた叔母に、いいようにこき使われるというのはカイトにとってはショックだった。
『そげん格好だけ一人前んごたるして、あんまり不器用で呆れた!』
 里芋の皮むきごときで何度罵倒されたことか。
 男尊女卑が強い田舎だけに、女になったカイトに叔母は容赦がなかった。
 飯を盛った茶碗を食卓に運ぶとき、たまたま叔父と目があった。
 風呂場でレイプされたカイトにとって、叔父はいままでとは別種の生き物に見えた。
 レイプのことを思い出したくなくてカイトは目を伏せた。
 叔父のほうも多少気まずさを感じたのか、無理やりのようにテレビに目を向けてビールを呷った。
 食卓のほうは和やかに会話が弾み、カイトだけがぽつんとその外側に置かれていた。
(腹減った……)
 と頭の中でつぶやいたとき、それに合わせたように腹がグゥと鳴ってしまった。
 ♂カイトが腹の虫の音に気付いて振り向いて。
「ポチ子、これ食う?」
 と刺身を一枚、箸でつまんでカイトに向けた。
111317:02/08/06 02:50 ID:Ua+OpaXF
「ほい、あーんして」
「………………」
 カイトは空腹に負けてそれを受け入れてしまった。
 もっと欲しいと思ったが、♂カイトにその気はないようだ。
 代わりに刺身ひときれの為に御辞儀まで強要された。
「ありがとうございます」
 深々と頭を下げると、本当に自分が取るに足らないメイドであるような気がしてくる。
 食卓の団らんが楽しそうであればあるほど、カイトは惨めな気分を味わった。
 家人が全員食事を終えて、ようやくカイトも飯を口にすることが許された。
 無論、メイドのために一皿用意されてる筈もなく、食卓の残り物がカイトの取り分だった。
 御飯に辛子明太を載せることを許可されたのがせめてもの救いだった。
「あーあ。美少女メイドがあんまり明太子とか高菜とか食うなよなぁ」
 冗談めかしていうと♂カイトは二階へ引きあげていった。
 食後、当然のようにカイトは皿洗いをさせられた。
 流しで皿を洗っていると、いつのまにか横に叔母が立っていた。
「な、なに……?」
「こん泥棒猫が」
 叔母になぜ罵倒されるのかわけがわからなかった。
 すると叔母はカイトの腰を触ったかと思うと尻をぎゅっとつねった。
「イタッ! な、なにする……」
「こん変態。男だった癖してそげん大きか胸や腰ばこれみよがしにしてからが」
「はぁ……? わけわかんねぇよ!」
 パンッ!
 頬を撲たれてカイトは洗っていたコップを落としてしまった。
 叔母の目を見たとき、ようやくカイトには理解できた。それは嫉妬の目だった。
 いわゆる女の勘というものだろう。叔母は気付いてる。浴室で叔父とカイトの間に何かあったことに。
 叔母はまだ四十前で、若い頃は美人だったと思わせるだけの容貌である。
112317:02/08/06 02:50 ID:Ua+OpaXF
 それだけに、叔父が若い女に手を出すのは女として許せないのだろう。
「好きでヤッたわけじゃねぇ! あれは一方的に……」
「せからしかッ!」
「あうっ!」
 もう一度、頬を撲たれてカイトは沈黙した。
 どんなに理不尽でも、口答えするだけ無駄だと悟ったからだった。
 憎々しげな顔でもう一度カイトを睨むと、叔母はその場を離れた。
 カイトは打たれた頬に手を当てた。
 叔母に「同性」として嫉妬されてることがどうしても納得できなかった。
「レイプだったんだぞ……オレが悪いのかよ!?」
 叔母が聞いたとしたら、お前のその体があの人を誘惑したんだと言われていただろう。
 どんなに納得いかなくとも望まずとも、カイトの肉体が「女」としてセックスアピールを振りまいてることは事実なのだ……。

 部屋に戻ると、♂カイトはノートパソコンに向かってエロゲーをしていた。
 ♂カイトはゲームに夢中でカイトが入ってきても振り向きもしない。
 カイトは唯一与えられた自分の場所である古いマットにちょこんと座った。
 大仰なメイド服が邪魔だったが、家人がいるあいだはメイド服を脱ぐことは許されていない。
 胸のリボン・タイをこっそりと少し緩めた。
 与えられたメイド服の胸回りはカイトのバストに対して少々小さく、これを着てると胸だけきつく感じる。
 カイトは膝を抱え込んでそこに額を載せた。
 学校の宿題も予習もしなくていいのが不思議だった。
 自分の意志でサボるのと、はなから課題が何もないのとでは天と地ほども状況が違う。
 時間の進みが極端にのろく感じられた。
113317:02/08/06 02:51 ID:Ua+OpaXF
 ぼうっとしていると、♂カイトの握りしめるマウスのクリック音だけがカチカチとせわしなく聞こえてくる。
「はぁ……」
 物憂げな少女のようなタメ息が口をついて出た。
 気の抜けたコーラみたいな甘ったるい自分の声には、いまだに時折ぎょっとすることがある。
 カチカチカチ……
 ♂カイトはひたすら一心不乱にマウスをクリックしている。
(暇だ……)
 あまりの暇さに耐えきれず、カイトはプレステを引っ張り出してゲームを始めた。
 いつものように床に寝転がってゲームをすると、胸のでっぱりが床にくっついて妙に落ち着かなかった。
 ちょっと派手にコントローラーを動かすと、乳房が床と擦れた。
 それでもゲームに熱中するうちにいつしか胸の感触も忘れることができた。
 主人公のキャラを操って敵の基地内を進んでいく。
 本来は敵兵を避けて先に進むゲームなのだが、カイトは敢えて武器を振り回して敵と戦った。
「この、この! 死ね、ホラ死ねっ。よォしタグゲット!」
 敵キャラを次から次へと大量虐殺していった。
 マシンガンを連打し、さらに寄ってくるザコキャラを拳で薙ぎ倒す。
 主人公キャラを操作していると、久しぶりに男に戻れたような気がした。
 暴力で他を圧するという男としての快感。
 そんな束の間の仮想体験は♂カイトによって破られた。
「ポ〜チ〜。ポチ子!」
「………………」
 現実に引き戻されてみれば、カイトはか弱いメイドだ。
 ♂カイトにスカートの内側を覗かれてるのを知ってゲームの昂揚感は急速にひいていった。
 自分はしょせんパンツや太腿の露出で男を悦ばせる位しかできないという認識は無力感と寂しさを伴っていた。
114317:02/08/06 02:51 ID:Ua+OpaXF
 ♂カイトが手招きをする。
 いつのまにやらエロゲーのほうは一段落していたようだ。
 そばへいくと♂カイトはエロゲーの画面を指さしながら、なぜかお気に入りキャラの解説を始めた。
 カイトにはあまり縁のない世界だった。
 仲間の家で冗談半分でときメモをプレイしたことくらいはあるが、♂カイトのプレイしてるようなエロゲーは実物を目にするのは初めてだった。
 ♂カイトは得々として解説を続けた。どうやら誰かに話したくて仕方ないらしい。
「……でね、この作品はエロゲーっていっても背景の世界観が作り込んであってキャラの人間関係がシナリオ進行の鍵になってるんだよ。
 でもありきたりな泣かせゲーじゃないのがポイントでさ。ちゃんとエロとしても成立してるからね。正直、これやっちゃったら葉鍵の時代には戻れないよ?」
(……なんでおまえが自慢気なんだ。作ったのはゲーム会社の奴だろうが……)
 野暮な突っ込みは口に出さず、カイトは適当に聞き流していた。
「そうそう、この毬藻さんってキャラもいい味出してんだ。大ボケ女教師だけどじつはヒトラーの転生って設定でさぁ、それでこの巨乳! ほら、この濡れ場マジエロくない?」
(早く終わんねぇかなァ……)
 ♂カイトが顔をしかめた。
 カイトの視線が画面を見てないことに気付いたのだ。
「あーあ。ポチ子もやっぱ女の子か」
「え?」
「だってそうでしょ。男だったら無意識にでもこういう絵に少しは目がいくもんでしょ。でもポチ子は無反応だったし」
 と、巨乳女教師が触手に服をはぎとられてるCGを指す。
「男のつもりでも、やっぱ女の子の体だもんね。ま、僕としてはポチ子が女らしくなるのは歓迎なんだけど」
「ち……ちがう……」
 ♂カイトの指摘をカイトはかすれた声で否定した。
 画面に目がいかなかったのは単に偶然だ。男の心が薄れてるわけじゃない。
115317:02/08/06 02:51 ID:Ua+OpaXF
 何度もカイトは自分に言い聞かせた。
 カイトの苦悩など知らぬように♂カイトはマイペースに話題をかえた。
「ところでさ、巨乳って小さい乳より感度鈍いってホント? 一度リアル女の子に聞いてみたかったんだ」
「ハ、ハァ!?」
 カイトが返答に窮してると♂カイトは重ねて同じ質問をしてきた。
 仕方なくカイトは答えた。
「ほかの女と……比べたことないから、分からない」
「ちぇ。じゃあ、ペニスが子宮口を突くと女は感じるってのは? アレが長いのと太いのと、どっちがいいの?」
「そんなこと聞かれても……」
 質問責めはさらに続いた。
「ポチはオシッコの後やっぱり紙で拭くの?」
「……拭く」
「やっぱり女の子は拭かないといられない?」
「……あそこが……濡れて気持ちわりぃから」
 途中でカイトは理解した。
 全て、ゲーム中のキャラの台詞が真実かどうかを確かめるための質問なのだ。
 ひと通り質問に答えてやると、♂カイトはそれなりに満足したようだった。
(やれやれ……ん?)
 足下の屑籠に何か本のようなものが放り込まれているのが気になって、カイトはそれを屑籠から取りだした。
(これ……小学校のときのアルバムじゃんか!)
 アルバムをぱらぱらとめくると懐かしい思い出が次々と甦った。
 何も悩みがなかった幸せな時代の記録だ。
 両親が死んでこの家に引き取られるとき、随分と大量の持ち物を処分することになったが、このアルバムは捨てずに持ってきたのだ。
「ああ、それね」
 横目でカイトのほうを見て♂カイトはいった。
116317:02/08/06 02:51 ID:Ua+OpaXF
「引き出しに入ってたけど邪魔だったんで捨てちゃったよ」
「これは大事なものなんだ」
「ダメダメ。いまは僕が『カイト』なんだよ? そのアルバムに写ってるのも君じゃなくて僕だからね。そいつをどう扱うかも僕の勝手さ」
 そう言うと♂カイトはタバコの火をアルバムのページに押しつけた。
「ああっ!」
 ページが黒く焦げたかと思うとそこから火が点いてアルバムがめらめらと燃えだした。
 カイトの手からこぼれたアルバムは屑籠に落ちてそこで燃え続け、数分後に灰になった。
「なんてことすんだ!」
 逆上したカイトは♂カイトの胸ぐらを掴んだ。
 いまのカイトにとって唯一のよるべとなる過去の記憶が焼かれたのだ。逆上するなというほうが無理だった。
「うるさいなぁ、ポチのくせに。あんまりゲームの邪魔をするなよ」
 ♂カイトに手を掴まれると、いとも簡単に胸ぐらから手を離されてしまった。
「そうだ、いいこと考えた!」
「ひゃっ!?」
 カイトは引きずり倒されるように床に座らされた。
 ♂カイトはかちゃかちゃとベルトを緩め、ズボンを引き下げた。
 かすかに青臭い少年の体臭がする。
 カイトの肉体はチャイムの音ばかりでなく、男の体臭にも反応してしまう。
 カイトはとっさに鼻と口を手で覆った。
 すでに股間がほんのりと潤う気配があった。
「ポチ子。罰として命令するよ。ゲームの展開に合わせて僕のアレをしゃぶるんだ」
「へ……???」
「へ、じゃない。つまり人間オナマシンだよ」
 ♂カイトのプレイするエロゲーが濡れ場にきたら、それに合わせて♂カイトのペニスをしゃぶれというのである。
 しかも、ゲームのほうのエッチの激しさに合わせてしゃぶりかたを調節しろと♂カイトはいう。
117317:02/08/06 02:54 ID:ccsTz1Lt
(このっ……!)
 ブン殴ってやろうかと思うカイトだったが、同時に叔父にレイプされたときの恐怖も甦ってきた。
 性欲を溜めた♂カイトが叔父のように襲いかかってこない保証はない。
 あのときの怖さ、惨めさは思い出すたびに体が小刻みに震えてしまうほどだった。
 ♂カイトにレイプされるのが嫌なら、口で奉仕してでもとにかく「抜いて」しまわないと身が危ない。
 命令するだけすると、♂カイトはさっそくプレイに没頭しだした。
 すぐにエロゲーは濡れ場へと突入する。
 何もする前からペニスがぴくんと跳ねた。
 カイトは覚悟を決めると、それを口に頬張った。
「うお……さすがに臨場感出るなぁ!」
 画面に目を固定したまま♂カイトが気持ちよさにため息をもらした。
 カチカチとマウスのクリック音が単調に響く。
 マウスをクリックすると、画面の中で全裸の少女の腰がアニメーションで動く。
 ますますクリック音が強くなる。
 それを見てカイトも顔を前後に動かすようにしてより激しい刺激を与えた。
 いつのまにかクリック音がしなくなっていた。代わりにちゅばちゅばと陰茎をしゃぶる音だけが卑猥に響いている。
 次に起きることをカイトは知っていた。
 ♂カイトが呻いてカイトの頭を掴むと、ぐいと引き寄せた。
「んむっ……」
 ディープスロートさせられる形になってカイトはえづいた。
 構わず押すかいとが押さえつけるので逃げることもできない。
 やがて♂カイトの腰がビクビク震えたかと思うと、射精が行われた。
「うううぅぅぅ……」
 苦く絡みつくような精液を口中に放たれてカイトは情けない声で抗議した。
 ぶちまけるだけぶちまけると♂カイトは満たされたため息をついて、カイトの頭を解放した。
118317:02/08/06 02:55 ID:ccsTz1Lt
「ぷはっ!」
 口からペニスを引き抜いてカイトは喘ぐ。
 口の奥に大量の精液が溜まっていた。
 ♂カイトは快感の余韻に浸った顔でゲームを先に進めていた。幸い、濡れ場のシーンはそれで終わりだった。
「トイレ、行ってくる!」
 カイトはくぐもった声でそう告げると一目散にトイレへ向かった。
 トイレの戸を閉めると、カイトは便器の上に顔を持っていった。
「うぇぇ……」
 口を開けると溜め込んでいた精液が唾液と入り混じってねっとりとこぼれ落ちた。
 カイトにとっては皮肉なことにトイレの中に鏡があってそこに自分の姿が映っていた。
 口から精液をこぼすメイドの姿は、扇情的だった。
 AVなどと違うのは、そのエロティックな光景の中心にいるのが自分自身だということだった。
 カイトはふと、いま吐き出してるのが「自分」の精液だということに思い至った。
 そう考えると、赤の他人のモノを口に出されたときより抵抗感が少ないような気がする。
 ドロリとした液をカイトは手で受け止めてみた。
 ♂カイトが無駄に排泄した精液。いまのカイトの体では逆立ちしてもその白濁液を作り出すことはできない。
 喪失感と嫉妬の入り混じった奇妙な感情を覚えた。
(これは本当はオレのものなんだ……!)
 精液でぬらりとてかった指を見ていると、妙な気持ちになってくる。
 パンティをずらすと秘所はもう充分に濡れている。
119317:02/08/06 02:55 ID:ccsTz1Lt
 くちゅっ……
「ああっ……んっ」
 精液にまみれた指をそうっと自分の中にさしこんだ。
(オレのセーエキだ……)
 指を根もとまで挿れると、ぐいぐいと掻き回した。
 本来カイトのものであった筈の男の精を胎内に取り戻そうとするように。
「ア……ア……あああンン……」
 そこでカイトは現実に立ち返った。
 短い白日夢のようなイメージの世界を見ていたのだ。
「くっ……」
 パンティに冷たい湿り気を感じてカイトは舌打ちした。
 最後の瞬間、カイトは実際に軽くイッてしまってたのだ。
 ため息をつくとカイトは手に付いた精液を洗い流してトイレを後にした。

(つづく)
120名無しさん@ピンキー:02/08/06 12:40 ID:GUWybIlt
♂カイト・・・元男とはいえ女の前でエロゲーについて
得意げに語るとは・・変態すぎ(w
121名無しさん@ピンキー:02/08/06 13:49 ID:m0ROC7GW
目の前にやり放題っぽい女がいながらエロゲの方が重要とは……
122名無しさん@ピンキー:02/08/06 14:15 ID:MPf756Ef
ゲーヲタの鑑…。
123名無しさん@ピンキー:02/08/06 18:14 ID:yd0lblZW
SF板に同志がいたぞ
性転換SFを語ろう
http://book.2ch.net/test/read.cgi/sf/1028624552
124名無しさん@ピンキー:02/08/06 19:08 ID:xf0K7J1a
元男と分かっている叔母から同性として嫉妬され蔑まれるカイト。
同じ女として虐められるシチュエーションがエロ過ぎ。

317さん、イッた趣味してますな。
125すまん、方言は勘弁してくり:02/08/06 19:54 ID:UyoeI8RI
あくまでも漏れの個人的趣味かもしれんが・・・・
S側も標準語であって欲しい
方言だといまいち萌えれん。
牧歌的にマターリするにはいいが・・・
126名無しさん@ピンキー:02/08/06 20:00 ID:IN3HEAYI
127名無しさん@ピンキー:02/08/06 20:14 ID:8Ni4P9zY
>>124
いはー、そういう微妙なとこを楽しんで貰えると嬉しいなあ。
暑くて死にそうだけど、おかげで続き書く気力が出てきたよ。

>>125
書き手のおいらもじつは微妙だと思ってた。
まあ、途中から変えちゃうのもなんだし、今後叔父叔母との絡みはそんなに無いと思うんで勘弁して下されたし。
ちなみにあの方言はキャッツアイと県立地球防衛軍に出てきた方言をてきとーに思いだしながらマネしてる。
元は久留米あたりの方言なのかな? もちろんおいらの書いてるのはパチモン方言だけど。
128名無しさん@ピンキー:02/08/06 20:57 ID:1id1IALg
>>126
       ∧             ∧
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129名無しさん@ピンキー:02/08/06 23:56 ID:GUWybIlt
なんで317はSS以外は名無しで書いてるんだ?
130名無しさん@ピンキー:02/08/07 00:35 ID:HkQDswoH
「自分の精液」には反応するのに
なぜに「自分のペニス」には
反応しなかったのかな?

「喪失したもの」を目の当たりにした時の
反応がほしかったっすよ。
131名無しさん@ピンキー:02/08/07 08:19 ID:3kg0Jyyy
もっとエロい要望とかないのん?
132名無しさん@ピンキー:02/08/07 10:17 ID:02soMrSi
あんまりエロばかりというのも、飽きが早いので程程でいいでしょ
133名無しさん@ピンキー:02/08/07 14:37 ID:7BaYJXPh
最近文句が多いな
134名無しさん@ピンキー :02/08/07 18:16 ID:4dB2JaTR
書かない香具師ほど文句が多いっていうけどな。
でも、注文や文句が多いのも人気があるって証拠だな。
漏れのなんか、全然反応無いよ(藁)。。。
135名無しさん@ピンキー:02/08/07 18:31 ID:HuSE/eM/
317さん県立地球防衛軍などお好きな訳ですか。
マニア神だ。
136名無しさん@ピンキー:02/08/07 18:48 ID:S8t3xOWf
>>135
発売当時のTS好きには必読図書だったわけだが。
いずれ、カイトが「しいたけヨーグルト」であそこを責められる展開に……
137名無しさん@ピンキー:02/08/07 19:46 ID:wVnHhXUb
>136
ムラタ作の記憶再生装置によって
鏡の前でオナってる所を放映されるカイトたん・・・。
「ちょっとした好奇心だ!」
138ニセ317:02/08/07 20:51 ID:4f6j95Lu
>135
カイト君女子高生編を描こうと思ったけど、気持ち悪いのでやめてしまった。


そこに書くくらいならやめるな航一郎〜 (記憶がフラッシュバック中
139名無しさん@ピンキー:02/08/07 21:28 ID:lISIDPS3
>>138
漏れたち同世代(w
陸軍中野予備校でも酢堂が女に変身してブルマ穿いたりしてんだよなー。
140名無しさん@ピンキー:02/08/07 21:37 ID:9W5DfiqX
>>133-134
俺は>>130の言うことにも一理あると思う。
最初から読み直してみると何度か、失った事による心理描写が描かれてるしね。
もし今後、まとめて公開するとしたら加筆するとかちょっと考えてほしいかな。
141名無しさん@ピンキー:02/08/07 23:11 ID:s6u3FMDo
>136
爆笑。
ムラタのイメージ変わりますた。葵が盛田の妹に見えてきたり。
142名無しさん@ピンキー:02/08/07 23:15 ID:lISIDPS3
突如として安永航一郎研究会と化してしまい、若い住人らはみな( ゚д゚)ポカーン状態と思われ(w
143名無しさん@ピンキー:02/08/07 23:22 ID:wVnHhXUb
>139
バゾクに疑似憑依してたけし(inバゾク)とストリップ合戦やった話も忘れちゃダメ。
144名無しさん@ピンキー:02/08/08 02:55 ID:jP51WEeE
>141
マジックでキュキュッとやって、
「お兄ちゃん! こっちのカイト君にも顔の縦スジが!」
とやるわけだな(w
145名無しさん@ピンキー:02/08/08 03:50 ID:N34FEi2O
安永話で盛り上がっているところ横槍スマソ・・・。

つたないながらもカイトのイメージを描いたのですが、
どこか、いいうp所はないか教えてくれないでしょうか?


ところで、女カイトの髪の色って何色があうだろう。
今は、蒼で塗ってるけど・・・。
146名無しさん@ピンキー:02/08/08 03:52 ID:tet2qVLK
>>145

あえて黒で。
147名無しさん@ピンキー:02/08/08 04:10 ID:vsjBr6WH
>>145
最終手段としてはここに一時的に投下という手も。
http://isweb39.infoseek.co.jp/play/hetares/
でもiswebの仕様で直リンできなかったりと色々不便なんでお勧めしません。
148名無しさん@ピンキー:02/08/08 21:11 ID:om69+ocO
>>145
エロゲTSスレ住人の協力によって以下のうぷろだが判明。どちらかお好きなほうを使ってください。

エロゲ板・エロゲネギ板用あぷろだ
ttp://hako.masterweb.ne.jp/users/h200/giko/up/upload.cgi
はづきちゃんねる
http://www.42ch.net/
149名無しさん@ピンキー:02/08/08 21:45 ID:h5G3y2c6
これもいちおうTSだよな…
http://www.cynthiatg.com/
150名無しさん@ピンキー:02/08/08 23:57 ID:xurVre4i
カイト 早く捕まって研究所に逝ってほしな

どうせ 居場所バレバレだろうしな
151145:02/08/09 00:32 ID:KH84CTfX
>147-148
情報サンクスです。 といっても、あまり誇れるような絵でもなし、
しかも、描いたと言っておきながら実はまだ途中だったり・・・。

ttp://hako.masterweb.ne.jp/users/h200/giko/up/data/up0253.jpg

というわけで、外見の設定とかよくわかっていないので
自分の中のカイトのイメージを描かせていただきました。
シュチュは、噴水に座ってこれからどうするか考えているところ、と言ったところでしょうか。
本当は水に男の時のカイトとかを映したかったんですが、時間と技術が・・・。

第一、これじゃ、TS物かどうかなど判別できないし、うう・・・。

ああ、おれにもっとスキルがあればなぁ・・・。
いかん鬱になってきた、吊るか・・・。
152名無しさん@ピンキー:02/08/09 00:56 ID:xGzw+Sd8
145たんー吊っちゃだめぇぇぇ・・・
317です。噴水に座ってこれからどうしようってシチュ、哀愁が漂っててカイトらしいです。
いやほんとビジュアル面を補完してもらえんのはありがたいっすよ。
SSだけでなくって画像うぷも今後増えていかんかなぁ。
ところでこの時間にほんとなら短めのカイトSSを投稿できてるはずだったんですがツレと喧嘩してブルーになってしまい、ちと筆が止まってるという次第。
うう・・・みんなオラにちっとずつエロパワーをわけてくれぇ。
153317:02/08/09 02:28 ID:7V5AbEf5
(なんだって女の体ってやつはこう……)
 メイド服を脱いで寝床のマットに横になるだけで曲線的な体のラインを意識させられてしまう。
 Fカップのブラは誇らしげに突き出たバストではちきれそうになっている。
 寝間着代わりに例の体操着とブルマに着替えてタオルケットを頭からかぶった。
 ブルマ姿も充分に屈辱的だが、寝間着代わりにはちょうどよかった。
 寝返りをうつたびに凹凸のある自分の体を疎ましく思いながらカイトは眠りについた。
 眠りの中でなにやら夢を見たが、それは意識の表には残らなかった。
 いつしか陽が昇り、鳥がさえずり始めた。
 ごそごそという音が寝ているカイトのそばでした。
「ん……」
 朝の浅い眠りの中でカイトは寝言にもならないむにゃむにゃとした呟きを発する。
 ゆっくり、少しずつカイトは目覚めつつあった。
 何かが、もぞもぞと動いている。カイトと同じタオルケットの下で。
 剥き出しの腿に何かが触った。
「…………?」
 眠りの世界から意識が帰還してくる。
 もぞっ……
 寝ている足下でまた何かが動く気配。
 今度こそ、カイトの意識は急速に覚醒に向かった。
「!?」
 誰かがカイトの粗末な寝床に侵入している。カイトははっきりと悟った。
 いつのまにかカイトは開脚させられていて、腿のあたりに息がかかってる。
 何をされようとしてるのかわからない恐怖にカイトは金縛りのようになって動けなかった。
 こわごわと目を開けたとき、薄いタオルケットの内側でパッとストロボが閃いた。
(……カメラ?)
 それがスイッチのようになって不意にカイトは動けるようになった。
154317:02/08/09 02:28 ID:7V5AbEf5
 ばっ!
 タオルケットをめくると、♂カイトが顔をあげた。
「あら。姫君のお目覚めか」
「ななな、なにしてやがる!」
「盗撮」
 と澄ました顔で♂カイトは答えた。
 カイトの下半身に密着した場所でデジカメを構え、またパシャッとシャッターを切った。
 ♂カイトは、ブルマ姿のカイトの下半身を写真に収めていたのだ。
「やっ……!」
 ♂カイトを蹴り出そうとしたが、反対に足首を掴まれ、ブルマを半分だけ脱がされてしまった。
「やめろっ、なにすんだぁ!」
「だから盗撮だって。PSO友達に約束しちゃってさァ。うちの妹のエロ盗撮写真をネットにアップするって」
「妹って……誰が妹だ!」
「へへへ。双子の妹みたいなものじゃん?」
 パシャッ、パシャッ!
 ブルマをずらされ、半分パンティの見える状態でさらに数枚の写真を撮られた。
「んー、まかまかエロく撮れてるね。ポチも見てみる?」
 ♂カイトはデジカメの液晶をカイトに向けた。
 そこには寝乱れた少女の下半身がいやらしく映し出されている。
 下半身だけでなく、体操着の隙間から胸のふくらみの下半分がちらりと写ってる物もある。
(Hくせぇ……)
 カイトの中の、男の思考回路がその映像に反応しかける。
 が、映像の少女は自分自身の姿に他ならない。
 そんな写真をネット上に載せるというのだ。
 自分のブルマ姿がネットを通じてどこぞの脂ぎった男たちに見られることになる……その事実を意識してカイトはゾッとした。
155317:02/08/09 02:28 ID:7V5AbEf5
 ゾッとすると同時に、カイトの股間がちゅんと濡れた。
(濡れた……?)
 淫らな姿を誰かに見られるという想像に、カイトの一部分が反応して、興奮していた。
 自分自身の肉体の反応に戸惑い、それを無視しようとしてカイトはことさらに抵抗した。
「もうやめろってば。朝っぱらからこんなことすんなよ!」
 カイトの抵抗はあっけなく力で押さえ込まれた。
「大人しくしてれば、朝食の給仕は免除してあげるから」
 なだめるように♂カイトはいう。
 カイトの抵抗がやんだところを見計らってまた何枚か写真が撮影された。
(もうなんでもいいから早く終わってくれ……)
 カイトの祈りとは裏腹に♂カイトは段々鼻息が荒くなってきた。
(マズイ!)
 カイトは焦った。男だったカイトにはわかる。男だったらこんな状況で朝立ちの余波もあって「催して」くるに違いない。
 案の定、♂カイトの行動にそれが表れた。
 ♂カイトはブルマの股間に指を突っ込んできた。
「うンッ!?」
 くにゅと柔肉を押し割り、ブルマ越しにじわりと指の先が秘裂に割り込んだ。
「ふあっ、ああっ、くっ……!」
 敏感な肉壺の入り口をこじ開けられ、カイトはたまらず喘いだ。
 くちゅ……
 カイトのそこが水気の音を発した。
「あれ……? ポチももしかして、その気になってたの?」
「これは違う! あんたが、へんなことするから……」
「へんなことしたら、ポチは感じちゃったわけだ?」
「くそっ、違うって……ふあああっ!」
 ♂カイトの指を押しやろうとして暴れると、ますます指先が食い込んでくるだけだった。
「も、もうつきあってられるかっ」
 カイトは起き上がろうとしたところを足首を引っ張られて強引に引きずり倒された。
156317:02/08/09 02:29 ID:7V5AbEf5
「きゃっ……」
「おとなしくしろよ、ポチのくせに」
 ♂カイトはあからさまに息が荒くなっている。
「ポチは僕のメイドだから何してもいいんだよね」
「やっ、やめっ!」
 ♂カイトのトランクスの股間がそれとわかるほどテントを張ってる。
 いとも簡単に馬乗りにのしかかられてカイトは脅えた。
 乱暴に犯されることが怖くてたまらなかった。
「んんっ!」
 胸を乱暴に鷲掴みにされてカイトは脅えて声をあげた。
(怖い! 怖い! 怖い!)
 心臓が早鐘のように拍った。
(いやだ、怖い。せめて……せめて……)
 せめて、犯すならもっと優しく……
 カイトはそう願ってしまった。
 犯される立場を受け入れてしまったことにカイトは自分で愕然とした。
「ふぅん……」
 ♂カイトは突然、カイトの胸から手を離した。
 まるでカイトの願いを聞き届けたかのように♂カイトは何もしないまま立ち上がった。
「……?」
 荒っぽく犯されることを覚悟して目を瞑っていたカイトだったが、♂カイトが離れていく気配に目を見開いた。
 訝しげなカイトの表情に気付いて♂カイトは皮肉っぽく唇を歪めた。
 ティッシュの箱を手に取りながら♂カイトはいった。
「ポカンとしてるなぁ。……やっぱり最後までいってほしかった?」
 ブンブンとカイトは首を振る。
「フフフ……もっといいことを考えたんだよ。ポチ、これから僕のいう通りにするんだ」
 ♂カイトに命じられて、カイトはグラビアのモデルのようにポーズを取らされた。
 Mの字に尻と膝同時にぺたりとつけた形で座らされ、おまけに体育着の裾を自分で捲っているポーズである。
157317:02/08/09 02:29 ID:7V5AbEf5
 ちょうど胸のふくらみの下端が露わになる位置でシャツの裾を固定しなければいけなかった。
 そのポーズのまま動くなと言い置いて、♂カイトはトランクスを下げるとおもむろにオナニーを開始した。
「へへ……生でズリネタにされて、ど、どんな気分さ?」
「なんでこんなことを!」
「それは……ハァ、ハァ……君の、人生を全部、奪うためさ」
 ♂カイトはカイトの目の前で腰を突き出し、これみよがしに自慰に耽った。
 カイトの目は自然と♂カイトの剥き出しの股間へと向いてしまう。
 ♂カイトは気持ちよさそうに時折腰を震わせながら自慰を続けた。
 股間の肉棒が張り詰めてピンと帆柱のように立っている。それを♂カイトの手がスルスルと擦っていく。一つ一つのストロークから生み出される快楽が目に見えるようだった。
 あまりにあけっぴろげなマスターベーションに、カイトは思わず見入っていた。いやらしいポーズをとらされた自分の格好も忘れて……。
 ♂カイトがいよいよ腰を突き出し、吐息混じりにオナニーの理由を口にした。
「こうやって、見せつけたほうが、君は……奪われた物を意識せざるをえないだろう?」
「あ……」
 カイトは我に返って目を逸らした。
 いまの♂カイトの言葉のせいでカイトはいやがおうにも♂カイトの性器を意識してしまう。
 カイトが喪ってしまった……否、奪われた男性の象徴。
 自分の股間に在るのが当たり前だった筈の器官が、すぐ目の前で他人の手によって弄ばれている。
 ♂カイトがペニスで自慰に耽ってる一方、カイトは安いエログラビアのモデルのような格好をさせられているのである。
 見まいととしてもいつしか、カイトの視線はかつて自分のものだった男性自身へと注がれている。
(あれはオレの……)
 心で呟くと、喪失感を叫ぶようにカイトの股間がきゅっと反応した。
158317:02/08/09 02:30 ID:7V5AbEf5
 ぴったりと脚のつけねに張り付いたパンティの布に冷たい染みが広がった。
 灼けつくほどの喪失感というものをカイトは生まれて初めて知った。
 股間がちゅんと疼くたびに、ペニスを喪った実感が体に心に刻み込まれる。
 カイトの躰の中心に在るのは、支配者を受け入れるための空洞だった。
 そして支配する側の者はカイトの前で錫杖のように誇らしげに男のモノを屹立させている……
 ペニスを奪われた者として感じるいわれのない屈辱感。女子が普遍に持つというエレクトラ・コンプレックスの感情がカイトを捉えていた。
(それはオレのだ……返せ、返せ!)
 どうしようもない感情に突き動かされて♂カイトのペニスに触れようとしたときだった。
「う、はぁ……」
 呻いて♂カイトは射精した。
 ぴちゃっと白濁液が飛んでカイトの手にかかった。
 精液の生温かいぬくもりにカイトは呆然とする。
 ♂カイトも消耗した顔でどっかりとその場に腰を落とした。消耗してはいても、♂カイトの表情は悦楽に彩られている。
 甘い栗花の匂いがあたりにたちこめた。
 手についたザーメンに虚しく見入るカイト。
 追い討ちをかけるように♂カイトが声を投げかけてきた。
「この快感……君はもう二度と味わえないんだね」
 返すべき言葉は何もなかった。それはまぎれもない事実なのだから。
 カイトはただ唇をぎりぎりと噛んだ。
「へへ、悔しいか? 悔しいだろうなあ。君の全存在は僕のものになってしまって、いまの君はただの生きたズリネタに過ぎないんだものな」
 追い込んだ獲物をさらにいたぶるような♂カイトの言葉だった。
 形にならない怒りの感情がカイトの中で渦巻いた。
 いまのカイトは怒りを暴力という形で噴出させることすらできない。ただ苦しく身を焦がすだけだ。
159317:02/08/09 02:30 ID:7V5AbEf5
 なんとか平静さを保とうと苦労するカイトを嘲笑うように、♂カイトは足指の先でカイトの股間をいじった。
「きゃあっ! や、や! やめっ、ンン……冷たぁっ……!」
 濡れたパンティが押しつけられてヒヤリと冷たかった。
「ハハハ、寂しい股間だねぇ。さぞや物足りない思いだろう。そうさ、君のモノはここにあるんだからね」
 いまだ汁のしたたるペニスを拭きながら♂カイトは勝ち誇って笑った。
 打ちのめされたカイトを後目に♂カイトはさっさと立ち上がると制服を身につけた。
 鏡に向かって髪をとかしながら♂カイトはいった。
「こんな綺麗な顔に生まれた君にはわかんないだろうな。ブサイクで根暗って後ろ指をさされて生きたきた人間の気持ちなんて」
「…………」
「だから、奪ってやるのさ! これは僕の復讐なんだ。僕を蔑んで生きてきたおまえのような輩に対する正当な報復行為なんだ!」
 支離滅裂な理屈だ、とカイトは思った。
 だが、♂カイトがこれ以上ないほど本気だということだけはわかる。
 ♂カイトはこれからもカイトの中に残る本来のアイデンティティを全て奪い取ろうとするのだろう……。
 ♂カイトが不意に気味の悪いような作り笑いを浮かべた。
「そんな顔すんなよ、ポチ子。朝ごはんの時間だ、下へ降りよう!」
 ♂カイトは口笛を吹きながら階下へ降りていった。
160317:02/08/09 02:30 ID:7V5AbEf5
「…………」
 カイトは手に付着した白濁液を長いこと放心したように眺めていた。
(これはオレの精子なんだ……)
 ちゅぷ、ちゃぷっ……
 精液をすすってのんでも、男に戻れる道理はない。それでもそうせずにはいられなかった。
 淫靡な音を立てて男の精をすするうちに涙がポロポロとこぼれてきた。

 朝の食卓では二人のカイトは何事もなかったかのように振る舞った。
 ♂カイトは新聞を広げた叔父と何やら経済談義をしている。
 カイトは無言でオレンジジュースを飲んでいた。
「……………………」
 ♂カイトとの約束で今朝は給仕役をせずともいい筈である。
 だが、食卓の皆の視線がいたたまれず、結局カイトは席を立った。
 しょせんメイド服を着たカイトが食卓で一緒に食事をしているのは場違いなのだ。
 他に居場所もなく、カイトはメイドとしてその場で立ち働いた。
 家族がみな家を出て初めて、メイドとしての役割から解放されてカイトは一息ついた。
 メイドとしての二日目だった。
 なぜだか、もっと長いこと経っているような気がしてしかたがなかった……。
(つづく)

161317:02/08/09 02:35 ID:7V5AbEf5
本日ここまでっす。
♂カイトとカイトがイチャつく展開も面白いよなーと思いつつ、この話にはそぐわないので、そういう風にはしないと思います。
そう簡単にカイトを幸せにはさせまつぇん(w
つか一応完結を目指す都合上、あまり寄り道もできないし。
誰かパラレルで男女のカイトのバカップルなSSとか書いてくんないかなー……
162名無しさん@ピンキー:02/08/09 03:01 ID:YIQZQl0j
更新記念age
163名無しさん@ピンキー:02/08/09 03:05 ID:YIQZQl0j
sageじゃん・・・・

カイトたん「うんッ!?」に萌え萌え
心の女性化がどこまで進むか楽しみ。学校へ戻るってのは無しがいいなぁ。
164名無しさん@ピンキー:02/08/09 09:04 ID:ldsLQl38
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
165名無しさん@ピンキー:02/08/09 10:54 ID:kabjROwO
166名無しさん@ピンキー :02/08/09 12:49 ID:JIKBtqtQ
>>161
それは私に対する挑戦であるか?(w
1週間待て。いやマジで書くわけじゃないけど、それくらいたってネタが熟成すれば書くかも。
167名無しさん@ピンキー:02/08/09 13:38 ID:PgzOH1PJ
♂カイトがカイトとやらないのって、ひょっとして妹萌えプレイをしているのだろうか?
168名無しさん@ピンキー:02/08/09 17:16 ID:lwJ18zLH
♂カイトと♀カイトがヤる・・・
自分の肉体から自分の精神に快楽を与えられるというのは
考えようによってはオナーニですか?
169名無しさん@ピンキー :02/08/09 20:55 ID:jAMD/isG
男と女のカイトの話をちろっと書いてみた……エロ萌えラブコメになってしまった(鬱
強いて言えば、雑○業さんのノリに近いか?そこまで上手いとはうぬぼれてないけど。
禿しくスレ違いなんだよなあ。強制女性化に方向修正できるか?

ナオの話は最初のキャラ設定でつまづいて先に進まず。
もう一度キャラと設定を練り直すか。なんか自分で抱えているコト増やしているな。
漏れは大バカ大将だな。やーい、バカバ〜カ!>漏れ

それはそれで、317さんお疲れさまです。
この気合いと根性と萌えが漏れに数分の1でもあればなー。
170317:02/08/09 21:04 ID:uWcCUzOR
>>169
なんだったら、理想の女性に生まれ変わったらスレに投稿してみては?

理想の女性といえば、こんなネタどうだろう。
強制女性化トラップなんだけど、一見するとただのエロゲーにしか見えない。
それに興味を持った奴がゲームを開始すると、どんな女を犯りたいかカスタマイズする画面が出てくる。
で、乳はAカップで声はあずまんが大王のちよちゃんで、性欲は「強」……
なんて具合にカスタマイズを終えてゲームスタートしようとするとトラップ発動!
犠牲者は、自分がカスタマイズした通りのまさしく理想の女に変えられて放り出される。
171名無しさん@ピンキー:02/08/09 21:09 ID:uWcCUzOR
クッキーをお片づけ。
しかし暑いですなぁ。
172名無しさん@ピンキー:02/08/09 22:02 ID:T4ir88uL
>>161
317様
結構♂カイトとカイトがマターリ、イチャついているように見えるすけど。
>誰かパラレルで男女のカイトのバカップルなSSとか書いてくんないかなー……
待ってました!そのお言葉を・・・・
ようがす。こんな私でよければパラレル男女カイト、ラブラブ物語ageさしていただきやす。

「さあ、ポチ、調教の続きだ。」
食事が終わりカイトは♂カイトに引っ張られる様に部屋に連れ戻された。
「今日は君にプレゼントがあるんだ。」
部屋に戻るなり♂カイトはカイトのメイド服を無理やり脱がされた。
豊満に膨らんだ乳房の上、ピンク色の大きな乳首に突き刺さっているピアスが痛々しい。
突然♂カイトはペンチを持ち出した。
「何をする気だ!」カイトは再び恐怖に恐れおののく。
「誰が付けたか知らないけど、そのピアス目障りだなー。母乳プレーするときに邪魔じゃん。
君だって痛いだろう。はずしてあげようか?」
♂カイトは珍しく優しくカイトに囁きかけた。
「君が本当に女の子らしくなって、僕に心から尽くすと誓うならね・・・・」
このチェーンがあるばっかりに・・・カイトに選択の余地はなかった。
「誓う・・・いえ、誓います・・・」

「誰だか知らないけどひどいやつらだなー、いったい女の子のオッパイを何だと思っているんだ」
と口先では言いながら♂カイトはチェーンに指をかけ引っ張る。
「痛い・・・」余りの痛みのあまりカイトは大きな瞳からポロポロ涙をこぼし始めた。
「ちょっと我慢するんだよ、ポチ」薄ら笑いを浮かべながら♂カイトはカイトの大きな桃色の乳首に
突き刺さったピアスをペンチで断ち切った。
ピアスが抜かれた後、両乳首の傷口からは血がしたたり落ちる。
「傷口は良く消毒しないとね・・・大丈夫、ピアスを外したら穴はふさがるよ」
♂カイトはその乳首の傷に薬を塗り込み始めた。しかし薬を塗られた途端、カイトは
乳首だけでなく乳房、いや全身に火照るようなうずきを感じ始めた。
♂カイトが何もしていないのにカイトは喘ぎ悶え始めた。
173パラレル続きっす:02/08/09 22:03 ID:T4ir88uL
「どうだい、たまらないだろう。この塗り薬にはたっぷりと媚薬が含まれているのさ。
この薬を塗り込まれたらどんな身持ちの堅い女でも、男が欲しくてたまらなくなり、自ら体を開のさ・・」
悶えるカイトをわざと放置し、じらす♂カイト。
(だめだ、もうたまらない、誰でもいい・・誰かこの体の火照りを抑えて・・・)
気持ちとは裏腹に、カイトの豊満な女体は何時の間にか♂カイトの愛撫を求め始めた。
「僕に抱いてもらいたいのかい?だめだね。君はまだ心の奥で僕を軽蔑して、真に僕のペットになり切っていない。
」♂カイトは精神的にも完全に女性化するよう徹底的にカイトをじらし続ける。
そして我慢の限界にきたカイトはもうろうとした意識の中、無意識的に屈辱的な服従の言葉をうわごとのように言い始めた。
「ああっ・・・お願いです。ご主人様、どうかわたしにお情けを下さい。これからは心の底まで本当に女の子になり切ってご主人様に尽くしますから・・・
どうか、わたしを犯して、慰めてください・・」
「よしよし、いい子だ、ポチ。一生僕のペットとして可愛がってあげるからね。」
豊満な女体を荒縄で大股開きに縛り上げ、なめるように少しずつカイトを犯す♂カイト。
淫靡な凌辱劇は始まったばかりだ。
174名無しさん@ピンキー:02/08/09 22:07 ID:AqADSxxJ
ところでカイトの耳飾りに入っているのはアレだという設定が
どこかにあったような……
男カイトは脳と一緒に○○も一緒に移植しましたか? 
175名無しさん@ピンキー:02/08/09 22:12 ID:uWcCUzOR
パラレルマンセー!
親切めかして媚薬を塗りやがる♂カイト萌え(w
カイトはついにペットの雌犬にまで堕ちるっすね!?

>>174
本文では触れてないのをいいことに、その設定はあぼーんしますた。(317談)
176パラレル続きっす2:02/08/09 23:13 ID:T4ir88uL
女体に溺れるという言葉がる。女に執着し我を忘れてしまうことだ。
カイトの豊満な女体はまさに男を溺れさせるような一緒の魔性をもっていた。
♂カイト最初は復習のつもりでカイトをいたぶっていたのだが、
精神的にも完全に女性化し完全に屈服したカイトを見て、
征服感と同時にある種のいとおしさのようなものをカイトに感じ、カイトの豊満な女体に溺れ始めた。
フェラチオを強制した後に優しく豊かな乳房を揉み解し大きな乳首を吸って、優しくこれまた大きな双臀を撫ぜ回してやる。
優しくカイトの唇を奪い、ほっそりとした白い首筋に舌を這わせる。
食事の時には初めはカイトを全裸にしてシュロ縄で縛り上げ、皿に盛ったミルクを犬のように口で舐めさせるが、
その次には哺乳瓶を咥えさせ赤子のようにミルクを吸わせ、口元まで食べ物を持っていってやり、最後は口移しで食べさせてやる。
カイトを着せ替え人形に仕立て上げるつもりなのか、時たまブテイックに連れて行き可憐なワンピースやセクシーな女性用下着やビキニの水着を買ってやる。
もちろんカイトの豊満な乳房や双臀ならブラは最低でもEカップ、92cm、ヒップも95cmだが・・・
もちろんセーラー服、ナース服、チャイナドレスなどを着せてコスチュームプレイをすることも忘れない。
177名無しさん@ピンキー:02/08/10 00:27 ID:V3sL/a1J
乙です。
シュロ縄という趣味で偽物氏とわかるトラップ(w
チガッタラゴメソダケド……
屈服させたはずがいつしか逆に♀カイトの女体に溺れはじめてた……というわけですナ
178名無しさん@ピンキー:02/08/10 01:58 ID:kUaHWxyG
>>113
禿藁
メタルギアソリッド2かよ!

エロ小説としてもかなりのもんだし
かなり細かいとこにも気を使ってるんだなぁ・・・
179ども、偽者っす:02/08/10 21:00 ID:HZ6U8V58
>>177
いやー、ヤパーリバレたっすか。317様そしてTS好きの皆様方
ご無沙汰しております。毎日暑いっすね。
それにしても3レス目で早くも見抜かれるとは、私もまだまだ修行が足りないてことでしょうか。
さて前のパラレルを放り投げていったい何やっとんじゃと言われる方には、
私はもともとこんないいかげんな人間だったということでご容赦区くだせえ

180名無しさん@ピンキー:02/08/10 22:01 ID:OIxdH7m0
夏ですから。
http://www.hh.iij4u.or.jp/~stn/
181名無しさん@ピンキー:02/08/11 10:18 ID:K4+0ioah
メイドさん、たっぷり!
ここからお気に入りのカイトのイラストを探して下さい。
http://isweb33.infoseek.co.jp/play/pension/index.html
182名無しさん@ピンキー:02/08/11 21:58 ID:U/QeSlkC
カイト君の続きをば、、、ハアハア、禁断症状が、。
183名無しさん@ピンキー:02/08/11 22:43 ID:W4wzPQlz
>>182
コミケによる疲労のため一回体みです。

「ムラタのやつ、オレにオタクな同人誌買ってこいなんて無理難題押し付けやがって。このクソ暑いのになんで有明くんだりにこんな人が集まってんだよ!
 しかもなんで格闘ゲーの女吸血鬼キャラのコスプレしてなきゃいけないんだ! この会場だと妙にこの格好で違和感ないけどさ・・・
 あー、レオタードが股間にくいこんでうざってー! ハイヒール歩きにくぃー! くそっ、自然とケツを左右に振る歩き方になっちまうし。
 あ、隣の奴なにじろじろと見てるかと思ったらオレの胸の谷間かよ・・・・殺すぞ! コラ! ・・ったく。
 こんな姿、知り合いにだけは絶対・・・・はうっ!?
 ム、ラ、タの・・やろう・・・・リモコンの・・・スイッチを・・・・くぅぅぅっ! こんなとこで・・・・あっ、あっ、あふっ、ンンッ!
 あ、んっ・・・・あっちいけ! オレに構うな、なんともないから!
 うぅぅ、くそぉ・・・あそこにシミが・・・・買った本であそこ隠して歩かないと見られちまうっ・・!
 あぅ・・ん? 撮影? ポーズとれだァ? 女のオタクかよ。けっこうかわいい顔してるくせに。あわわッ!?
 ムム、ムネ触られた!? 女同士だからいいだろうって? ダ、駄目だから・・・ひんっっ!!
 あ・・・・誰かが写真を・・・・・こんな格好を・・・・
 ・・・うう・・・なんだか目の前が暗くなって・・・・・・・・・・・・・
 ・・・・・・・ん? ここは・・・・・?
 え・・・医務室?
 あッッ!! 胸がはだけて・・!!!
 診療に必要だったって・・・・じゃあ、コレも見た!? ああああ・・・・
 口止め料? なんでカーテンを・・・・んむむぅっ!? んんっ、んんっ、んーーーっ!!!
 あンンッ、やめろぉ・・・ひぁっ、っゃアアアアアンッ!!!
 うう、くそぉぉ・・・好き放題やられて・・・・なにひとつ抵抗できなかった・・・・・
 ・・・早く帰ろう。遅れるとまたあの装置にかけられちまう。
 それにしてもムラタのやつ、毎年こんなイベントにきてやがったのか。
 しかしこの本、プリティフェイス100%って・・・わけわかんねぇ。そんなにいいもんかね、ドージンシって奴は・・・」
184名無しさん@ピンキー:02/08/11 22:51 ID:gWAbfVN2
>>183
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!
む、むしろこのまま続けて欲しいくらいだ・・・。
レオタードがくい込んだカイトたんの股間、左右に揺れるベリシャスなお尻。
だ、誰か絵のウマイ人、映像化してくれ!!
185名無しさん@ピンキー:02/08/12 00:30 ID:xj+xH/zt
プリティフェイス本買わされてる(w
186名無しさん@ピンキー:02/08/12 02:08 ID:grTobTk6
そういやプリフェスレもあったな

http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1022558179/
187名無しさん@ピンキー:02/08/12 02:14 ID:KcMPYEMf
モリガン、リリスって夢魔だっけ。女吸血鬼じゃないじゃんねぇ。と自分に重箱アタック。
188名無しさん@ピンキー:02/08/12 08:50 ID:00oIOz5V
片方は、夢魔ですらなかったり・・・・モリガンは吸精鬼(サキュバス)だったりします。
189名無しさん@ピンキー:02/08/12 10:55 ID:byrCG+wT
結構ゲームに詳しくても名前を直接言わないで
わからない人にも気にさせないようにしてるのが素晴らしい。
>>183
とてもイイ!!
190名無しさん@ピンキー:02/08/12 20:28 ID:p3470R0Z
カプコンvsSNKに吸血鬼(名前忘れた)を出して敵を片っ端から女性化したい。
191名無しさん@ピンキー:02/08/13 02:31 ID:U9oIjEVi
317さんは、ペニスよりも精液に興奮するタイプと見た!
もしくは今後の伏線かな?どうも精液に関する描写の方が細かいように思えるので。

最終的に性奴隷になるのであれば男のいない環境に置く必要がありそうですね。
そこで女としての教育を受け、もう女は抱けない事を思い知り、体が男を求めている事を思い知る・・・。
で、多少は心を開きかけた浩司の事を思い出してるとこに、女性化した浩司を投入!
双方媚薬を与えて放置しとくとよさげです。誰がって・・・私が(^^;
192名無しさん@ピンキー:02/08/13 08:25 ID:vl98zbv0
>>190 デミトリ(吸血鬼)のミッドナイトブリスですね(=゚ω゚)ノ
193名無しさん@ピンキー:02/08/13 09:14 ID:AB9rxmaI
某アーケードゲーム誌に、(ブリスで)女性化イラストの投稿コーナーってありませんでしたっけ?
194名無しさん@ピンキー:02/08/14 22:48 ID:yYhevptD
あんまストーリーの核となるような部分の要望はよした方が・・・
195名無しさん@ピンキー:02/08/15 01:19 ID:qvNxKLmE
大丈夫でしょ。
これまでも、要望を採用するかしないかは
317氏自身で決めてきてるし。

次の投入はいつですか〜。
週末かな?
196名無しさん@ピンキー:02/08/16 01:42 ID:2xKjlOsn
メイド服ではないが、カイトたん↓こんなイメージかなぁ
http://cz.ws15.arena.ne.jp/img/img20020815215908.jpg
197名無しさん@ピンキー:02/08/16 01:48 ID:KLQzWuN9
ええ!??
まさか、これ、書き下ろしな訳??だとしたらすっげ手慣れた絵で上手い!!

しかしアナル拡張してたっけ?
198名無しさん@ピンキー:02/08/16 01:55 ID:2xKjlOsn
>>197
画像掲示板に貼ってありました
私が書いた物ではないです
199名無しさん@ピンキー:02/08/16 02:32 ID:bZklN1dH
>197
まだアナルは処女だった気がするが・・・記憶違いかな?
200名無しさん@ピンキー:02/08/16 12:09 ID:96NDbMwH
                   __,,、、、,,,_   、,_
              ,.、-‐''''"'''ー.、ヽ, `ヽ, `j゙ヽ、  'i;、.
           _,,、/r===:、_    ゙ヽ!   ゙! ノ  ゙!  ノ .゙l
       ,、r''"´            ゙   .'゙´   ノ,/  :j
      / _,                    ゙´   ノ
     .//´,r''"         .,  .,r‐'''ヽ        ゙'"‐-.、,.
    .j レ''゙´         ./ /゙./⌒ヽr.、ヽ, .、       .ヽ,
   /´           ノ .,/i゙ /     l .∧ ゙! ,   .\,  ゙l,
  /           ,/ .,/ .l .i゙     ./ / .j ∧ ヽ,   ゙ヾ、 l
  /  ,/゙      -=ニ-‐ベヽ、,_゙!:l,    ./ノ /ノ .゙l  ゙!     V
  l ;' /    ,r''"'i   /ミ'"゙'i'7'f-、,_ヾ、,__ ,rシ'゙_,rシ'゙  |  :i  , 、  l
  i :/    i 入|  ./ `'ーゝ、_゙シヾ゙'‐''"゙´ .,r--;;==y! j゙  ゙i, .:ヽj゙
  .Y     .| ! |  :!     .`゙''     ,、ゲ:(゙;゙ヾミ/ /   :! :.:/
  |     l i/''i  :i、          ヾ-ゝ='ン゙ノ゙./ i ,  j.ジ
  ノ      ゙! ヽ l,  iヽ,          .゙';: __,、rシ''´  ノノ.ノ'゙´
/       .ヽ, .゙'l .ヾ.ミ、,        /   / 、,,,、rシシ'゙
   .,       ヽ、i,  ゙l, `゙''‐  -、、,,,,.、   /   ´´!   j
―'ジ        j゙'i,  l           ノ  ,  、_ ゙'ー‐/
‐''゙       r'''/\゙l, l、      ‐   /   iヽ、,_,./
         ト、.゙ヽ、,゙'l, :!,`ヽ、     /    ゙l,
、、ィ      /_,、、ヽ、.゙''リ、;゙'ヽ-ミ;、,,__∠l,   、   l
/  .,   / `i ゙! `゙'j゙、,.`'ー=Lj,r',ry゙'i,  .l  .j
  ./ /゙7゙i;、,ノ, '゙ニ゙ヽ,、-;、ニ'‐--、二、、.イ   l  .,l
`゙゙゙゙゙゙゙゙´ヽ,.\,''''゙!.l゙ .゙! ゙/´ ,r‐;、./⌒ヽ, .|  /  /
      \,`ヽ、゙'  ! .i、__>-'ノ! .//~'!|゙i)l'i .;/ ./   .j,
   やた! 朕が200ゲット!!
  朕 IS GOD ! 朕 IS GOD !  朕 IS GOD !
201名無しさん@ピンキー:02/08/16 12:23 ID:96NDbMwH
>>199
書いてる人間がアヌースはあまり好きじゃないんでほっとくとそういう描写は出てこないトラップ。
ほら尻の穴を使えば男が男をヤッちゃうって元々可能なんで、強制女性化されたがゆえの犯される屈辱感とは折り合いが悪いかなと思ってたりするんで。
要望次第では書いてみますが。ちなみにスカトロ調教は超絶嫌いなんで死んでも書きません。

ところで安永航一郎ファンとして一言。アナルは形容詞……

 名  詞  形  は  ア  ヌ  ス  で  す
202名無しさん@ピンキー:02/08/16 13:01 ID:7R/YWVHs
ええ!?そ・それじゃあ、妊娠しておなかポッコリちゃんもないんでチカ?
自分の意思ではどうにもならない、自分の中で育ってゆき何時かは、苦しみの
果てに産み落とさなければならない恐怖と、ソレまでの時間の恐怖、生んでからの
恐怖!!はぁはぁカイトたん妊娠中絶しないでぇぇぇぇぇ!!
203名無しさん@ピンキー:02/08/16 14:09 ID:gU4Wwm1E
202はアヌスで妊娠できるパーフェクト超人
204名無しさん@ピンキー:02/08/16 17:47 ID:ih0ITx6s
>>170
ちょっと遅レスだが、
>犠牲者は、自分がカスタマイズした通りのまさしく理想の女に変えられて放り出される。

ttp://www.freegaysex.com/nifty/transgender/by_authors/Jennifer/the-password
これがまさにそんな感じの小説だな。
205名無しさん@ピンキー:02/08/16 18:15 ID:VtVJCubT
>>204
自分は英語読めますっていう遠回しの自慢かコルァ!!
206名無しさん@ピンキー:02/08/16 19:42 ID:HVNq209Y
>>205
逆ギレ(・∀・)カコイイ!!
207名無しさん@ピンキー:02/08/16 20:24 ID:bENl+WYS
>205
英日翻訳ソフトを使ってますが何か?
208名無しさん@ピンキー:02/08/16 21:01 ID:04PFxFN/
>>205
TS小説好きには翻訳ソフトor翻訳サイトは結構必須ですぞ。
209名無しさん@ピンキー:02/08/16 21:25 ID:byHMs4xH
間抜けな翻訳に萌えるよりも笑ってしまう罠。
しょうがないので自分で再翻訳して・・・何故かオリジナルな展開を入れてドツボにはまる罠。
210名無しさん@ピンキー:02/08/16 21:29 ID:VtVJCubT
海外のTS小説ってあるんだ?
で、萌えるの?これ重要。

それにしても、更新遅いな・・・。
211名無しさん@ピンキー:02/08/16 22:36 ID:bENl+WYS
>210
萌えるかどうかは個人の好みがあるから一概には答えられないが
数だけはあるから気に入ったのも見つかるかもしれない。
http://www.fictionmania.com/
↑おそらく海外で最大級のTS系SSサイト。
一般向けから超エロエロな作品まで山ほど作品が収録されてる。
ただし女装やシーメール物も一緒くたに登録されてるので作品検索で除外するべし。
212名無しさん@ピンキー:02/08/16 22:38 ID:bENl+WYS
>211
しもた、直リンしてもうた・・・鬱。
213名無しさん@ピンキー:02/08/16 23:40 ID:0S/zTg8l
カイトくんまだあ〜?
214名無しさん@ピンキー:02/08/16 23:47 ID:VErhJFsg
>>213
まだあんまり書き溜まってないのれ。
濡れ場なしでかったるいシーンだけなら投入可能だけど・・・
215名無しさん@ピンキー:02/08/17 02:38 ID:OWTeorRQ
海外TS系小説の翻訳ってのは、やってできないことはないんだが・・

・著作権がどうなっているのか良く分からない。作者に許諾求めようにも連絡先がわからないものもある。
・人によって萌え系が違うので、苦労して訳しても読んでいる人が楽しいとは限らない
・長めの小説の場合、一番萌えな部分を訳すのは楽しいが、導入部分だとかを訳すのがだんだん面倒になる
・外国の人名ではイマイチ感情移入できない。またキャラ描写もブロンドだのサテンのメイド服だの日本人にとってはちょっとなあ、ということもある。

結局、英語の単語の語感を感じて萌えられるようになるのが一番だとは思うのだが、修行が足りない。
216名無しさん@ピンキー:02/08/17 02:50 ID:BUZSCdKI
英文だと、やっぱり感触違うからね。
逆に、英文に妙に慣れると、英語でそれっぽい台詞が出てくるだけで、
興奮してしまうようになるから、漏れもアホだ(w

http://www.theoutside.co.uk/stories/oauk/pi.txt
旧スレで紹介されていて読んでみたけど、ハードで気に入った。
「強制」でない女性化なこともあって、心理描写は薄めだけど、
ドライな文体がかえってエロい。
調教色が濃い上にラストも結構に凄いので、暇があるならお勧め。
217216:02/08/17 02:51 ID:BUZSCdKI
いかん、直リンしてしまた。すいませぬ。
218名無しさん@ピンキー:02/08/17 12:08 ID:e903xlNC
>>216 画像があるのはないですか?
219名無しさん@ピンキー:02/08/17 13:04 ID:cbrtaxih
>>218
たまにあるよ。
fictionmaniaでSWIって表記があるのを探すといいよ。
もっとも殆どがどこかでパクッてきた実写画像の流用だけど。イラストを描いて添えるって発想はあちらのTS系サイトにはあまりないらしい。
画像付きストーリーですぐ思い浮かぶのは、Magic Fountain。
中世中東物で、アラブの国の王子が大臣の悪巧みで魔法の水で女にされてしまい、元に戻る泉を探すために旅に出て、目的地の国の王子に女として扱われちゃって、そのうち……ってな内容。
ファンタジー映画からパクッたと思われな鎖で繋がれた奴隷女とかのイメージが多数見れるよ。

ちなみに>>216に挙がってる作品は、おいらの適当な記憶によると、ちょっとGonna be風な話。
私立女学園で怪しげな人身売買組織が暗躍してるという情報を確かめるために、雇われた探偵が一時的に女になる薬で女学生に変装して女子寮入り。
さんざん先輩や同級生の娘とニャンニャンして楽しんだはいいけど組織にシッポ掴まれて男に戻れ無くされたうえに淫乱巨乳女にされて売り飛ばされ。ってな話。
220名無しさん@ピンキー:02/08/17 14:01 ID:m9xiIx06
スレ違いだがいい翻訳ソフトない?出来ればフリーソフト内で。
翻訳バビロンで訳しながら読んでるんだが、ちとめんどくさい。
221名無しさん@ピンキー:02/08/17 16:12 ID:za0DUM5F
バビロンで単語レベルの翻訳をしながら読むのが結局一番の早道だと思う。
翻訳ソフトはどうせ限界があるんで、脳内翻訳力を鍛えたほうが結局は早道。
英語が苦手な人は、とりあえず参考書コーナーで英熟語の暗記本を買うといい。熟語の知識が増えるとあとはバビロンの単語翻訳だけでかなりスイスイ読み進められるようになるから。
さらにできれば語法(文法でなく語法)の暗記本もマスターするとなおよし。
趣味で英文を読むだけなら、文法の勉強は殆ど必要ない。学生時代のグラマーの教科書を再読しようとして一気にやる気なくすという罠に注意。あくまで熟語、語法の暗記を重点的に。
あとは実際の英文に接してるうちに代表的な英文のパターンは頭に入ってくるから。
それとエロ文の場合はfuck,tits,cunt,pussy,cum,moan,dick,prickといった頻出の単語や言い回しを習得すればほぼ完璧。
逆に以上のような事柄を翻訳ソフトに求めるのは非常に効率悪い。
222380 ◆EHY060jY :02/08/17 16:51 ID:aqw7Ik19
The Password(by Jennifer)をソフトと黙読でざくっと翻訳してみた。
うーむ、萌え所が少ないっちゅーか、あっさりしているというか。
翻案でもしてみるかな。

そんなわけで、ちと待たれよ。皆の衆。
223名無しさん@ピンキー:02/08/17 17:32 ID:uO6eujWD
>219
>もっとも殆どがどこかでパクッてきた実写画像の流用だけど。
私が「おいおい(笑)」と思ったのは「I Blame My Hormones」・・・。
いくらTSFのSSだからって、そのCGを使うことはねーだろ(w
さすが「自国以外の」著作権には野放し状態の国だけはある。
224名無しさん@ピンキー:02/08/17 17:38 ID:za0DUM5F
あーあれでしょ。たしか、XchangeのCGそのままパクってるやつ。
ま、あのサイトに関しては自国のビデオソフトなんかもパクり放題ってかんじだけど。
225名無しさん@ピンキー:02/08/17 19:12 ID:nmehLKIZ
あれは笑えなかった。
日本のほとんどのTSサイトが著作権に潔癖なのとは対照的だ。
だから海外のTFサイトってイマイチ信用できない・・・。
海外ではTFはアングラな性的嗜好の性格が強いのだろうな。
226名無しさん@ピンキー:02/08/17 20:29 ID:uO6eujWD
>225
> だから海外のTFサイトってイマイチ信用できない・・・。
いや、著作権無視は別にTSサイトだけの話じゃないよ(w
Winampなんか公式サイトから日本アニメ&ゲームのskin拾えたりできたからなあ。
227名無しさん@ピンキー:02/08/18 02:16 ID:qRSBqdQe
>220
ベクターかぐぐるで、「Power E/J」で検索かけてみ。
シェアウェア(2800円)だが、とりあえず30日間無料使用ができる。
個人的感想としては…エキサイト>E/Jみたいな感じ。ただ無いよりは遥かにマシ。
228名無しさん@ピンキー:02/08/18 02:55 ID:4LziPP9+
>223-225
CGは無断で載せといて、巻末で自分の
copy rightだけはちゃっかりしっかり主張する作家萎え・・

しかしありゃ、ブッこ抜きの元が日本版だから(モザ入ってる)
向こうの販売元も口出せない・・なんてフザケタ話じゃないだろな?
229名無しさん@ピンキー:02/08/18 09:50 ID:IKJNK994
>>216
ウマーでした。ありがd
230名無しさん@ピンキー:02/08/18 10:06 ID:TOw4djtw
失礼してSS投下開始します。
231317:02/08/18 10:07 ID:TOw4djtw
 一人になったカイトは浴室でシャワーを浴びた。
 ひ弱な女の身では、こうして一人で家にいるときでないと安心してシャワーをつかえない。
 浴室にいくまえに玄関の戸締まりを確認したのも、男だったときなら考えられなかったことだ。
 ひとしきり熱いシャワーで全身を流した。
 脱衣場に戻ると、カイトは全裸の己の姿を鏡に映した。
「こんな……こんな体にしやがって。オレは絶対にムラタの野郎を許さねぇ」
 これが鏡でなくテレビの画面だったらカイトは喜んで少女のあられもない姿を鑑賞したことだろう。
 だが理性が機能して鏡の映像が自分だと強く意識するような状況では、女であることへの拒否感のほうが先に立ってしまう。
 カイトの顔はどことなく鋭利な角がとれ、伸びてきた髪もあいまってすっかり美少女のそれになっている。メイクのひとつでもすればそのままグラビアアイドルになれそうだった。
 さらに、耳にピアスで固定された大ぶりのイヤリングでいやがおうにも女性性を強調されている。
 肩の骨格はいかにも非力そうな、ほっそりとしたなで肩だ。
 かわりに胸で二つのふくよかな乳が誇らしげに存在を主張している。
 ブラによる押さえつけがないいま、Fカップのバストはカイトが身じろぎをするだけで、たゆたゆと揺れ、落ち着かない。
 乳首の位置が胸の上であちこち絶えず位置を変える感覚にはいまだに慣れない。
 桜色の可憐な乳首につけられたピアスが豊満なふくらみのいただきで光っている。こうして裸になるたびにこのこのピアスはカイトを辱める。
 胸のピアスとチェーンは、かつてムラタという男よって人格を否定され、性処理のための道具として心身を支配されてしまったことの証だった。
 ピアスとチェーンは常にこすれてチリチリと音を立てる。
(くそォ、うざってぇ……!)
 カイトは発作的にチェーンを引っ張ったが、乳首がキリリと痛んだだけで、それが外れることはない。
232317:02/08/18 10:07 ID:TOw4djtw
 チェーンにしろピアスにしろ、見た目より頑丈な素材で出来ていて、家の工具箱にあった小型のペンチでは表面に傷を付けるのがやっとだった。
 特にピアスは径が小さくて工具で乱暴に扱うと乳首まで傷つけてしまいそうだった。乳首がすぐに勃ってしまうのも作業を困難にさせる要因だった。
 屈辱の印であるそれらの装身具はいずれ時間をかけて、或いは人手を借りて対処するつもりだった。
 胸から下に目をやると、ほっそりとした平らな腹、はっきりとわかるくびれがあって、その下で女性的なカーブを描いて腰が丸くふくらんでいる。
 その下半身の体形のせいで歩き方まで自然、男のときとは少し違ってきている。
 尻は丸く弾力のある肉がついている。座ったりするとむっちりとした天然のクッションが自覚できるほどの豊満な肉付きだ。それでいてヒップの形がいいので太った印象はまったくない。
 自分自身の肉体でなければ、たまらないほどにそそられるスタイルだ。
 腿の肉付きもスマートでありながら男とは決定的に違う丸みを帯びたラインにかたどられている。
 すらりとした脚のつけねの逆三角の領域はふわっとした薄い恥毛に覆われていた。
 すっきりとした形の股間に、男としての不随物は影も形もない。
 代わりにふっくらとした肉の丘があってその割れ目から申し訳程度にピンクの可愛らしいラビアが顔を覗かせていた。
 カイトは股間から目を逸らした。
 女にされてから随分経つが、いまだに自分の体に付いた女性器を直視するのは苦痛だった。
 己の体の中心部に男性器を呑み込むための穴が穿たれてるということが、どうしても感覚的に受け入れられなかった。
 女性器への興味が掻き立てられる前に強い禁忌の感情が湧いてしまう。
 改めて鏡で全身を眺めてみて、カイトは寂しげに肩を落とした。
 試しに腕でバストを覆い隠してみても、鏡の中の少女が男に見えるということはなかった。むしろグラビアにでも出てきそうな扇情的な仕草に見えてしまう。
「……こうしてても仕方ないか」
233317:02/08/18 10:10 ID:TOw4djtw
 肩にバスタオルをかけると、カイトは自分の……かつての自分の部屋に向かった。
 家に誰もいないときまでメイドの格好をするつもりは毛頭なかった。
 部屋には昨日買いそろえた私服が置いてある。カイトはそれらを店の袋から取りだした。
 パンティの代わりに♂カイト用のトランクスを穿き、Tシャツとハーフパンツを身につけた。
「うっ……胸が、こんなに……」
 胸元を見下ろしてカイトは眉をひそめた。
 Tシャツがサイズぴったりなせいで、Fカップはあろうかというバストが生々しくシャツの布地を押し上げている。
 乳首の部分はピアスの形ごとくっきり浮き出ている。
 鏡で確認するまでもなく、どうしようもないほどエロティックな姿態だった。
 Tシャツがバストに密着してるぶん、体操着のときよりも歩くときの胸の揺れが強調されてしまう。
「うぅー!」
 鞠のように跳ね回る自分の胸にカイトは苛立った。
 誰も見てないとはいえ、まるで巨乳アイドルのような胸を晒して過ごすのはまっぴらである。
 かといってブラをつけるのも癪なので、結局また胸にサラシを巻くことにした。
 包帯を何重にもきつく巻いてからTシャツを着ると、さすがに中性的な胸になった。
 ただし、その代償としてギリギリと胸を圧迫される苦しさを味わうことになった。
「キツ……けど、これでいい」
 言葉を口に出すと声のトーンが気になった。
 カイトはなるたけ声を低く抑えて発声してみた。
「あ、あ、あ」
 色々努力を積み重ねて、奪われた男らしさを少しだけ取り戻せたような気がした。
 もちろん少し歩けば股間の感触が違うし、サラシで圧迫された胸の痛みもある。それでも女っぽさを振りまいてないだけ、いままでよりもマシだ。
 仕上げとして首輪を隠すためにスカーフを巻いて、それで我慢することにした。耳たぶで揺れるピアスだけは隠しようがない。
 いまのカイトの姿はボーイッシュというよりユニセックス系を意識した少女に見える。
 他人の目を誤魔化せるような扮装ではないので外出はあきらめざるを得ない。万が一、監視している人間がいれば一目でカイトだとばれてしまうだろう。
 だがカイトはそれなりに自己満足していた。
234317:02/08/18 10:11 ID:TOw4djtw
「体を女にされたくらいでオレがしおらしくなると思ったら大間違いだからな」
 カイトはムラタに改造された少女の身に甘んじるつもりはなかった。
 なんとかして男に戻る。そしてムラタに復讐する。
 その決意がカイトの自意識を根底から支えていた。
 それがなければカイトは今頃とっくに心が壊れてしまって、外見通りの奴隷女になっていたかもしれない。
「もう一人のオレにゃ悪いが、おとなしくメイドに甘んじてる気はないね。だけど……このままじゃ身動きがとれないな。悔しいがこの体じゃ喧嘩すらロクにできねぇ」
 この村の中で、ムラタの所属する研究所が隠然たる力を持った存在なのは確かだ。
 それに逆らうのにカイト一人ではいかにも心許ない。
 いまのカイトは少女としても特に非力な部類だ。その気になれば男数人で一瞬のうちにカイトの抵抗を封じて拉致してしまうことが可能だろう。
 それに♂カイトの話が本当だとすれば、県警にまで組織の手が回ってるということである。助けを呼ぶつもりで110番に電話でもしたら、逆に研究所に居場所を知らせることにもなりかねないわけだ。
「オレに友人と呼べるような奴は一人もいない……」
 カイトはつぶやいた。
「だけど……手を組める奴なら……」
 すがるような思いでカイトが思い浮かべたのは浩司だった。
 浩司と最後に分かれたのは、ムラタが沼作を撃ったあの混乱の中でだった。
 銃声は一度きりしか聞いてない。
 もし浩司が無事だったとしたら、なんとかして連絡を取りたいと思った。
 浩司はもともと女になったカイトを率先していたぶった一人だった。カイトを助けてくれたのも、女としてのカイトに惚れたというある意味許し難い侮辱的な理由からだった。
 それでも、いまのところ浩司だけがカイトにとっての頼みの綱だった。
 浩司はいまのカイトが欲してる「武力」を持っている。いざというときはナイフを振り回して強行突破も仕掛けられるような人種だ。
 そういった力がカイトはいま、喉から手が出るほどほしかった。……それほど女の身は、心細かった。
235317:02/08/18 10:11 ID:TOw4djtw
「あいつを利用するためなら、なんだったらもう一回ぐらい、お、犯されてやってもいい」
 口に出して言ってからカイトは顔を真っ赤にした。
 浩司に抱かれたときの記憶がフラッシュバックしてしまった。
 夢中で腰を使う浩司と、ペニスで貫かれてさんざんによがってしまった自分の姿が映画の一シーンのように甦る。
 相手が浩司だったというのに女として感じてしまったのは、いま思えばひどく屈辱的なことだった。
「……男に戻ったあとで、奴はきっちりブチのめしてやるけどな」
 自分に言い訳をするようにカイトはいった。
 部屋を探すとクラスの名簿はすぐ出てきた。
 浩司の家に電話すれば、浩司が無事かどうかはすぐ分かるだろう。
 電話を掛けようとしてはたとカイトは手を止めた。
 電話に浩司の母親が出たとして……自分はどう名乗るつもりなのか。
 怪しまれない方法が思いつかなかった。
 浩司の消息はあとで♂カイトに聞けばわかるだろう。♂カイトが家に帰るまでは大人しく待つことにした。
 葵とも連絡をとりたかったが、それこそ誰かの手助けがないと難しい。なにせ葵はあのムラタと一緒に暮らしてるに違いないのだから……。
「くそったれ、結局もう一人のオレ待ちかよっ!」
 もどかしさに苛立ってカイトは本棚を蹴った。
 棚が揺れて、不安定に立てかけてあった本が何冊か倒れて落ちてきた。
 その中に、コンビニで買ったエログラビア誌が混じっていた。
 男のズリネタのみのために作られたような雑誌を手にとって、カイトはなんだか懐かしい気持ちで胸がいっぱいになった。
 こんな、男として当たり前の世界から、いかに遠くまできてしまったかを実感する。
 女の体にされ、ピアスと首輪をつけられ、挙げ句の果てに男に抱かれてしまって……
「………………」
 グラビアのヌード写真を見ていると、サラシで平らになった胸とあいまって、男のときに近い感じを味わえる。耳でブラブラ揺れるピアスのことだけ無視していればいい。
236317:02/08/18 10:12 ID:TOw4djtw
 真剣な考え事をとりあえず脇に置いて、カイトはグラビアのページをめくった。
 監禁されてた一ヶ月間、娯楽のたぐいは一切与えられなかった。
 それだけにエログラビアを眺めていると、安全な自分の部屋に帰ってきたという実感が湧いてくる。
 カイトは勉強机の上にグラビアを広げると、椅子にあぐらをかくようにして座った。
 グラビアのページをパラパラとめくっていく。
 巨乳のグラビアモデルが沖縄かどこかの海辺でビキニ姿を晒している。
 ビキニの上をずらされ、たっぷりとした巨乳がこぼれ落ちて恥じらう彼女のショットが続く。
 さらに次のページでは、彼女は全裸に剥かれ、波打ち際で肉感的な姿態を波に洗われていた。
「この女、エロい体してやがるな。あー、こんな女抱きてぇ」
 すっかり男の気分になってカイトはいった。
 挑発的なポーズのグラビアモデルを眺めているとムラムラとした欲望が沸き起こってくる。その感覚が懐かしくてカイトはグラビアに釘付けになっていった。
 グラビアの後半は、より過激なショットが続いてた。
 縛られ、体中を粘液に汚された女がなおも物欲しそうな様子で腰を突き出している。
 それを目にしたとき、ジワリとあの懐かしいペニスが勃起する感触が生じた。
 実際の生理的反応としてはクリトリスが充血しただけなのだが、脳に伝えられた信号は男の勃起時のそれだった。
「ああ……この感じ……」
 カイトは目を閉じた。
 股間を触って確かめなければ、イメージの中でそこに固く張り詰めた男の象徴がそそり立つのを感じることができた。
 久しぶりに味わう男としての充実感にカイトはうっとりとした。
 と同時に下半身でムラムラと渦巻く欲望が行き場を求めて暴れ出していた。
 自分でも気付かないうちにカイトは腰をもじもじと振っていた。
 カイトは隠し場所からダビングしてあった裏物のビデオを取り出した。
 グラビアで気分がノッてくるとビデオで性欲処理をしたものである。
237名無しさん@ピンキー:02/08/18 10:14 ID:TOw4djtw
とりあえずここまで〜
ちとストーリーのテンポが悪くなってるのは自分でも感じてるんで、これから後は少しずつテンポアップを心がけることにすます。
238名無しさん@ピンキー:02/08/18 10:25 ID:TOw4djtw
海外サイトの話題が続いてるけど、いま書いてるカイト調教物語・第二部(第一部は(C)はこ氏)も「海外TSFに負けないエロTSF」を目標に書き始めたっすよ。
すでに名無しでもカキコしたけど海外TSFは読みまくってるほうなんで、酸いも甘いも色々と噛み噛みしてきました。
画像への著作権意識が低いっつーのは、あちらでお絵描き系のサイトが数少ないことと関係があるのでは。
前に某海外作品の作者に感想メール出してそういう話をしたら、あちらの人々は逆に日本のコミケで著作権侵害の同人誌を売って商業的な利益を得ていることが驚きだと言うてはりました。
んー文化の違いって奴なんですかね。
海外サイトでも最近はちょくちょく日本サイトから画像をぶっこ抜くのに反対する同盟とかできてきてるし、今後は少しずつ状況も改善されていくのでは。
239名無しさん@ピンキー :02/08/18 12:04 ID:LvebRKb8
翻案物はとりあえず、1話分完成……。ラストは完全に別の話になります。
まー、パクリと言った方が早いのかもしれない(((( ;゚Д゚))))
もしかすると、どこかかで見たような名前が出てくるかも。
完成次第1話ずつうぷしますので、気長にお待ち下さい。多分、1週間もあれば……。
240名無しさん@ピンキー:02/08/18 13:26 ID:FK0o+Pm0
317さんお疲れさまですー。それにしても、いいとこで中断しますね(^^;;;;
取り出した裏モノビデオを見て、どうするのかどうなるのかが読みてぇッス!!!

>>239
とりあえず1話だけでも・・・ってわけにはいかないですか?
241317:02/08/18 15:04 ID:SQdmmeV+
>>236
 テレビデオにテープを突っ込むと、すぐに再生が始まった。
(そういやこれ、浩司にダビングさせたんだっけ……)
 男と女の喘ぎ声が室内で響き渡った。
 直接的な聴覚刺激にカイトの体は熱くなった。
 エロティックな気分が盛り上がり、口の中が乾いてきた。
(おらァ逃げんじゃねェ。いまブチ込んでやるからよ、せいぜい腰振りやがれ!)
 男の動きに合わせ、女体を征服していく過程をカイトは疑似体験した。
 ビデオの中で男がリズミカルに腰を使い、それに応じて女が喘ぐ。
 やがて「出すぞ」と宣告した男の身体がびくんと震え、女の中に精を放った。
 男は気持ちよさそうに喉を鳴らしている。
「うっ……」
 カイトは呻いた。
 ビデオでさんざんにカイトの性欲は高ぶっていた。
 熱く固くなった幻のペニスを中心に切ない波動のようなものを感じる。
 かつてなら、ためらうことなくペニスをしごいて欲望を吐き出していた。
 いまでも、ともすれば股間に手をやってペニスを掴んでしまいそうになる。
 ペニスの幻覚があまりにも鮮烈で、本当に股間にそれが生えてきたかと錯覚してしまいそうになる。
 だがちらりと己の股間に目をやれば、ハーフパンツの股間部は何事もなく静まりかえっている。
 これだけ昂奮しているのに股間にはかすかな盛り上がりさえない。男であれば有り得ない事だった。
 にもかかわらずペニスの幻肢は射精による解放を求めてひたすら疼き続ける。
 せつなさにカイトは眉を寄せて呻いた。
「はぁ……く、シャセイ、したい……」
 固く敏感になったペニスを思う様しごきあげたかった。
 そこにあるのが当たり前だった欲望の器官が、いまはどんなに手を伸ばしても触れることすらできない。
 カイトは朝のことを思い出した。
242317:02/08/18 15:04 ID:SQdmmeV+
 目の前で誇らしげにペニスをしごいていた♂カイト。
 それがいかに残酷なショーだったことか。
 こうして悶々としていると奪われたものの大きさが身に沁みる。
 どうしようもなく火照った躰をもてあましてカイトは布団に倒れ込んだ。
 下半身で出口を求めて駆けめぐるドロドロとした欲望の塊がカイトを責める。
(シャセイしたい……シャセイ……)
 ペニスを握って白濁液をぶちまけられればどんなにかスッキリすることか。
 だがいまのカイトは強制的に射精を封じられたも同然だった。それでいて男だった記憶が生み出すペニスの幻影は生々しく疼き続ける。
 ちょっとした拷問だった。
「うぅ……」
 カイトは呻いて布団の上で腰を引いた。
 針のように尖ったペニスの疼きに負け、カイトは思いきり腰を突き出した。
 むろんすっきりとしたカイトの股間は虚しく空をきっただけだった。
 むなしいと分かっているのに、疼きに負けて腰を振ってしまう。
 他人が見たらその滑稽さに笑い出すだろう。そう思ってもカイトは自分を止められなかった。
 溜まった欲望を吐き出す器官を持たない身がこれほど辛いと意識したことはなかった。
「ハァ、ハァ……ちくしょう……チンポがこんなに疼いてるってのに……」
 股間にそそり立つ幻のペニスに触れられないもどかしさで気が遠くなりそうだった。
 つけっぱなしになったビデオは、別な男女のセックスを映し出していた。
(あの女、チンポ突っ込まれてあんな気持ちよさそうに喘いでやがる……)
 女の側に傾きかけた意識はすぐにカイト男としての自意識に打ち消された。
 ビデオで腰を振る男のように心ゆくまで欲望を女の体に注ぎ込みたいと思った。
 いつのまにかカイトはビデオの女に葵の顔を重ねて見ていた。
 熱くたぎった下半身のドロドロをいますぐにでもブチ込んでやりたかった。
「ふぅぅ……」
 どうにもならないもどかしさに、カイトは情けない声を出してしまった。
243317:02/08/18 15:05 ID:SQdmmeV+
 目に見えないペニスが膨張すればするほど、それを実際にリリースする術を持たないカイトは苦しく、切なくなっていく。
 暴走する欲望に苛まれ、躰が内部から破裂しそうだった。
「チンポォ……」
 無意識にカイトは欲しい物の名を口にしていた。
 股間に痛いほどに感じる勃起の場所へ手をかざすと、フイッと掻き消すように幻のペニスはなくなってしまう。
 カイトが呻くあいだもビデオの男は憑かれたようなピストン運動で女を責め立てる。
 男に同調したカイトの意識は、必死でその行為を真似ようとした。
 あたかもそこにペニスを掴んでいるかのように股間に握り拳をおいた。
 竿を小刻みにしごくように拳を上下させると、女の股間部のいわゆる土手の部分にトントンと刺激が伝わり、わずかながら快感を産んだ。
「ン……チンポの感じが少しする……」
 カイトは夢中で拳を上下させた。
 痺れたような思考の中では、いまだにカイトは自分が女性器への刺激から快感を得ていることに気付いてなかった。
 拳がふっくらとした土手を叩くたびにマイルドな快感が広がる。
 そのときビデオの中で男女のセックスがクライマックスを迎え、男が短く吠えるようにして女の腰を抱きかかえると猛々しく射精をした。
 その圧倒的な快感の迸り、欲望のリリースをカイトも欲した。
(思いきりブチ撒けるみたいにシャセイしたい、シャセイ! シャセイ、シャセイ、シャセイ……)
 外に放出できないぶん、ダイレクトな男としての欲望が頭の内部を駆け回る。
 射精という直裁的で簡潔な性の解放は、女の器官しか持たないカイトには永遠に不可能なことだった。
 凄まじいフラストレーションにカイトは涙目になって、フゥ、フゥと荒く息をしていた。
 もどかしさに我慢できず、カイトはハーフパンツを苛立たしげに脱ぎ捨てた。まるで、そうすればそのしたから押さえつけられてたペニスが顔を出すとでもいうように。
244317:02/08/18 15:05 ID:SQdmmeV+
 しかし実際にはコットンのパンティに包まれた局部は凹凸のない慎ましやかな三角を描いている。
 そのときビデオが最後まで到達して、画像が途切れた。ガチャガチャと機械が作動し、自動的にテープが巻き戻される。
 ついにカイトは抱え込んだ欲望をどうすることもできないまま、ビデオの終わりを迎えてしまったのである。
 男としてイクことができなかった……
 カイトの肉体は性染色体XXを持つ完全な「女」である。いくら男のように昂奮したとしても、男性器を持たない身で射精は適わない。
 生物学的には当たり前のその事実がカイトをうちのめした。
 股間で必死に有るはずもないペニスを求めたカイトの手は、つるりとした女の股間に触れてそこで動きを止めた。
 パンティは信じられないほどぐっしょりと濡れていた。
「なんだこれ……」
 愕然としてカイトはつぶやいた。
 ペニスの幻肢感覚に気を取られていて、カイトは自分の股間がこれほど濡れそぼっていることに全く気付いていなかった。
 女陰からしみ出た液でこれほど濡れてしまったということが信じられなかった。
 知らないうちにコップの水をこぼしてしまったというほうがまだ信じられるような気がする。
 カイトはおそるおそるパンティを下ろした。
 にちゃ……
 どこか淫猥な水音。
 秘部とパンティとの間で透明な液体が糸を引いていた。
「……!」
 見ているそばで、秘裂の奥からプチュと液体がしたたってきた。
 パンティがぐっしょりと濡れてしまうほどにカイトは愛液をしたたらせてしまったのだ。
 見えないペニスの疼きがゆっくりとくすぶりながら体の奥に引っ込んでいく。
 射精による解放感が伴わず、しくしくと陰に籠もった疼きを残してあの強烈な欲望が霧散していった。
245317:02/08/18 15:05 ID:SQdmmeV+
 カイトは左右の胸にもジンジンと痛むようなむず痒さとくすぐったさの合わさった感触を覚えた。
 サラシの下で、乳首が敏感になって疼いてるのだった。
 カイトの意識は確かに男として昂奮していたのに、その昂奮は女体の性的な反応として現れていたのである。
 もし理性による抑制がなければカイトはサラシをかきむしって、しこりきった乳首を自ら愛撫してしまっただろう。
 男としての意地がそれをさせなかった。
 股間に注意を戻せば、秘唇の上に位置するクリトリスが包皮をはねのけるほどに充血して腫れ上がっている。幻肢感覚を生じるもとになった場所だ。
 クリトリスを擦ることがどれだけの快感となるか、カイトは良く知っている。
 包皮を剥いて指の腹でそこを擦り上げれば、それだけで小さなエクスタシーに達するだろう。……けれど、それはあくまで女としてのエクスタシーだ。射精とは異質のものである。
 カイトが求めたのは射精による欲望のリリースだった。
 内腿に濡れたパンティの冷たさを意識するようになって、ようやくカイトは苦しいほどの性衝動から解放された。
「くっそ、こりゃもう一度穿く気にはなれねェな」
 憮然としてカイトは濡れたパンティを足先から引き抜いた。
 あれほど男として欲情していたのに、女として反応し愛液を垂れ流してしまう己の体が恨めしかった。
 ティッシュで股間を綺麗に拭き、新しいパンティを身につけなければならなかった。
 パンティを濡らしてしまって下着を交換するなど、まるでムラタがカイトに課す精神的な責め苦みたいである。
 男の感覚を取り戻そうとして鑑賞したグラビアやビデオのせいで女としての生理現象や立場を再確認させられてしまったというのがなんとも皮肉であった。
 着替えと洗濯を終えて時計を見ると、すでに昼過ぎになっていた。
 ♂カイトが帰るまでにはメイドに戻らないといけない。
 カイトが自由な服装でいられるのもあと残り数時間だった。
246317:02/08/18 15:06 ID:SQdmmeV+
「ちっ。気分転換に外の光に当たってくるか」
 体の中でいまだくすぶる欲求不満のおき火を鎮めるため、カイトは外出を決意した。
 そのままフラリと家の外に出た。
 ♂カイトの言葉を信じるなら、家の近所だけはうろついても安全な筈である。
 ポケットに手を突っ込んだ行儀の悪い格好でカイトは近所をぶらついた。
「おっ? あんなとこにコンビニができてたのか」
 少し前まで更地だった場所にこぢんまりとしたコンビニが出店していた。カイトは特に目的もなく店の中に入った。
 商品棚の中でプリペイド携帯がカイトの目に入った。
(これは使えるかもな……)
 カイトはプリペイド携帯の箱を棚からわざと落とし、拾うフリをして携帯本体とカードを抜き取り、服の下に隠した。
 そのまま何食わぬ顔をしてカイトは店を出た。
 部屋に戻ってくると、カイトは戦利品の携帯を手の上で弄んだ。携帯でなら、♂カイトや叔父夫婦に詮索されることなく外部と連絡をとることができる。
「浩司はたしか携帯持ってなかったけど……そうだ、葵だ。仮にもいまどきの女子高生なら携帯くらい持っるかもな」
 葵と同じ桜花女子校の一年と遊んだとき、携帯の番号を聞いたことがあった。
「あーあーあー」
 その気で声を出してみると、申し分なく若い娘らしい声が出てくる。
 カイトはダメ元でその番号へコールしてみた。
 授業時間中だというのに、ほんの数コールで相手が出てきた。
「こないだ一緒に遊んだイノウエだけど」
 と適当に名乗ると相手は勝手に「ああ、あのときの」と納得してくれた。
 遊び回ってる女なので、いちいちコンパで一緒になった別な学校の女をちゃんと覚えてはいないだろうという予想の通りだった。
「四組の葵ってコに用があるんだけど。あとでこの番号に掛けてくれるように伝えてほしいんだけど」
247317:02/08/18 15:06 ID:SQdmmeV+
 どうやら隣のクラスだったらしく相手は葵のことを知っていた。特にカイトのことを怪しんだ様子もなく、伝言を請け合ってくれた。
 ほどなくして、携帯に着信があった。
『あの、伝言を聞いて電話したんですけど……どちら様なんでしょうか?』
 間違いなく葵の声だった。
「オレだ」
『え……?』
「オレだ。カイトだ」
『カイト君!? いまどこにいるの!』
「……この通話、聞かれてないよな?」
 葵が一人でいることを確認してから、カイトは家の場所を葵に伝えた。
「おまえに手伝ってほしいことが色々あるんだ。いまからこっちにこれるか?」
『でもこれから午後の授業が……』
「他のヤツらが帰ってくると話がややこしくなる。できれば今すぐがいい」
『……わかったわ。カイト君の頼みだものね』
 葵にもう一度道筋の確認をしてカイトは通話を切った。
 それから二十分ほど待った。
 思ったより早くに葵が訪ねてきた。
 カイトが玄関扉を開けると、葵は肩で息をしていた。走ってきたのだろう。
「入れよ」
 カイトは葵を招き入れた。
 葵は土間で一度立ち止まるとカイトの姿を上から下まで仔細に眺めた。
「よかった、本当に無事だったんだね、カイト君」
「とりあえずはな」
「その服、自分で選んだの? うん、似合ってるよ」
「……嬉しくねえよ」
「なんで?」
 葵はカイトの耳のピアスにそっと触れた。
「カイト君、とっても可愛くなってる」
248317:02/08/18 15:06 ID:SQdmmeV+
「変なこと言うのやめろ! このピアスだって、どうしても外れないから!」
 憤慨して首を振ると、それを嘲笑うようにピアスからぶら下がる銀色の玉がチャラチャラと揺れた。
「ごめんなさい……」
 葵は怒鳴られてしゅんとうなだれてしまった。
「ま、いいさ。こっちこいよ」
 カイトは葵を部屋へと連れて行った。

 葵を床に座らせ、カイトもそれに向き合うように畳に座り込んだ。
 聞きたいことはいくらでもあった。
「で、ムラタはやっぱりオレの行方を探してるのか?」
「うん」
 葵は肯いた。
「私なんかに詳しいことは教えてくれないけど……でも、部下の人を使って探させてるみたい」
「チッ。やっぱそうか……」
「カイト君はどうやって逃げ出せたの? お兄ちゃんは何も教えてくれないから私、とっても心配したよ……あっ!?」
 カイトは無言で葵の肩を掴み、床に押し倒した。
 葵は目を見開いて抵抗しようとしたが、カイトが力をかけ続けるとすぐに大人しくなった。
 ギリ、と力を入れて押し倒したままカイトは問いかけた。
「答えろ。オレは、本当にお前を信用していいのか?」
「カイト君……」
「質問に答えろよ。おまえはあのムラタの身内だ。このまま帰したらオレの居場所を報告するんじゃないのか?」
 葵を押さえつけながら、カイトは己の非力さを実感していた。
 ほっそりとした女の腕では、以前の十分の一も力が出せてないようにすら思える。
 もし葵が本気で抵抗したなら、簡単にはねのけられてしまうかもしれない。
249名無しさん@ピンキー:02/08/18 15:09 ID:SQdmmeV+
そろそろ連続投稿って怒られそうなんで一旦停止しまっつ。
また今晩あたり繋いだときに続き投下しますんで。

>>239
>翻案物はとりあえず、1話分完成……。

楽しみにしておりまっつ!
250380 ◆EHY060jY :02/08/18 19:50 ID:JCDhGCUz
 悠司は今日もまた、深夜にパソコンを動かしていた。
 つい先日ようやく 8M の ADSL が開通したばかりだ。今までガマンしていた
動画コンテンツも、P2P ソフトのファイル交換も ISDN とは比べ物にならない
快適さだった。
 P2P ソフトでギャルゲーのリクエストを送り、何気なく相手の共有ファイル
を見ていた時、一つのファイルが彼の目に止まった。

「ヴァーチャル・ラバーズ5(開発流出版・無修正).zip」

 このソフトは悠司もよく知っている。仮想空間で恋愛をする人気ゲームシリー
ズだった。しかしこのソフト不況で会社は倒産、予定されていた5も開発が中
断されたという。
 よくこんなものがあったなと思いつつ、悠司はリクエストをしてみた。待ち
人数が少なかったのか、すぐにファイルは落ちてき始めた。容量は 200M ちょっ
とある。思ったよりサイズが小さいのは、開発途中バージョンだからなのだろ
う。
 しばらく他のサイトをのぞいていたりするうちに、ファイルのダウンロード
が完了した。圧縮書庫なので一度解凍してみたが、そこには巨大な一個の実行
形式ファイルがあるだけだった。
 念の為にウィルススキャンをしてみよう。
 ウイルススキャンソフトを起動して検索をかけてみたが、ウイルスは検出さ
れなかった。
 不審と好奇心が悠司の中で戦いを繰り広げ、好奇心が勝利した。
 どうせ違法ソフトやエロ動画しか入っていないパソコンだ。システムが壊れ
たところで再インストールをすればすむことだ。別に痛くもかゆくもない。
 DVD-RAM に今日ダウンロードしたファイルを書き込むと、悠司はそのまま実
行ファイルをエクスプローラー上でダブルクリックした。
251380 ◆EHY060jY :02/08/18 19:50 ID:JCDhGCUz
「インストールシールドを実行中です」

 メッセージと共に、ハードディスクがカラカラと回り始める。
 しばらくの後、通常のインストーラーの画面と共にどこにインストールする
かというメッセージが表示された。
 身構えていた悠司はほっと息を吐いて、マウスをクリックした。
 やがてインストールが完了し、味気のないポップアップウィンドゥが表示さ
れた。開発版だけあって、オープニングもまだないらしい。
 まずは好みのタイプを入力するように求められた。
「髪は黒髪で、長髪。眼鏡をかけていて、色白のお嬢様系で、年は16才。身
長は156センチ、体重は45キロ。スリーサイズは85−55−88。胸は
大きいが形はいい……っと」
 カスタム画面をクリックしながら、どんどん入力してゆく。
「家柄は大金持のお嬢様。性格は大声も出せないほどおとなしい。学校はミッ
ション系の女子校」
 その次の画面で、悠司は思わず小さな叫び声を上げた。
「へえ! 初体験の欄まであるよ。えーっと、それじゃ……初体験は13才の
時に、家庭教師の大学生とね。毎日のオナニーを欠かさず、一度火がつくとと
ことん淫乱になるタイプ、っと。好きな体位? じゃあ、駅弁と立ちバック。
へえ、こんなとこまで設定できるのかよ」
 にやにや笑いながら悠司は設定を打ち込んでゆく。
「乱交? 好きに決まってるだろ。フェラチオ、もちろん好きだろ。乱交が好
きで、学校ではレズの女王様。夜な夜な男漁りをするって? いいねえ!」
 調子に乗って悠司は過激なキーワードばかりを選んだ。十数画面にも及ぶ設
定を終えて、メイン画面へ戻ろうとOKボタンを押した時、ポンという音と共
に妙なダイアログがポップアップした。
252380 ◆EHY060jY :02/08/18 19:51 ID:JCDhGCUz
「ソフトの違法な使用は法によって禁じられています。これに従わない場合は
当社の規定により厳格な罰が適用されます。それでもソフトの利用を続けます
か?」
 もちろん、そんなつまらないコケ脅しに屈するような悠司ではなかった。ろ
くにダイアログも読まず、OKをクリックしてさっさとメイン画面に戻してし
まった。
 わくわくしながらタイトル画面を見ていると、P2P ソフトからメッセージが
届いているのがわかった。めんどうだと思いつつクリックしてみると、先程の
ソフトをダウンロードした相手だった。
「あなたはソフトの違法な使用をした」
「だからあなたは罰を受けなければならない」
「身を持ってその報いを思い知るがいい」
 続けさまに入っていたメッセージはどれも、ソフトの違法利用を糾弾する内
容だった。悠司は舌打ちをして、最後まで読まずに P2P ソフトを終了させた。
 次の瞬間、画面がブラックアウトした。
「なんだ!?」
 マウスをクリックしたりキーボードを叩くが、何の反応もない。キーリセッ
トもメインスイッチも効かなくなっていたので、悠司は最終手段としてコンピュー
タのプラグを引き抜いた。
「これが報いってヤツか?」
 文句を言いながら、電源を入れ直す。スキャンディスクの青い画面をしばら
く眺めた後、ようやくいつもの起動画面が現れて、悠司はほっとした。いくら
ファイルが破壊されてもいいとはいえ、復旧させるのはかなり面倒なのだ。
 やがて現れた、いつもの大きな鈴を頭に着けた少女のデスクトップ画面と無
数のショートカットの中に、悠司は見慣れない物を見つけた。
「VLV5開発版」
 さっきのゲームのことだろう。
 彼は吸い寄せられるようにショートカットをクリックした。
253380 ◆EHY060jY :02/08/18 19:52 ID:JCDhGCUz
 ハードディスクが回る音と、パソコンのファンの音がイヤに耳に障る。目の
前に落ちてきた前髪を払いのけようとして、悠司はぎょっとなった。
 肩にまで、いや、さらに髪が伸び続けている。まるでビデオを早送りしてい
るような感じだ。慌ててパソコンの前から立ち上がり、洗面所まで転びそうに
なりながら走ってゆく。
 鏡の前にたどりつく頃には、髪の毛はすっかり腰に届くまでになっていた。
「なんだよ、これ!」
 呆然として呟いた悠司の全身に激痛が走る。
「あぐっ!」
 体が万力で締め付けられるように痛む。息がまるでできない。脂汗がにじみ
出る。床に這いつくばって、赤ん坊のように体を丸めて苦痛に耐える。
 乾いた嫌な音がした。
 それが連続して室内に響き始める。
 悠司の体が縮み始めているのだ。
 ごきん! という大きな音と共に、彼の腰が動く。まるで特撮を見ているよ
うだ。細く引き締まり始めたウエストは、男にはありえない位置へと移動して
いる。
 やがて苦痛は収まり始めたが、全身はまだ締め付けられたような感じだ。そ
れなのに、服はブカブカになっている。体が縮んでしまったようだった。
 悠司が咳き込み始めた。声を出そうとするが、まるで声にならない。やがて
咳のトーンも高いものへと変わり始めた。
 何時間が過ぎただろう。いや、まだ彼が苦しみ始めて十分にもならない。
 ようやく落ち着いた悠司はよろよろと立ち上がり、洗面台に上半身を預けて
蛇口を捻った。流れ始めた水を貪るように飲み始めた。髪を乱暴に背後へと流
し、水を飲み続ける。ようやく落ち着いた悠司は、荒い息を吐きながら呟いた。
254380 ◆EHY060jY :02/08/18 19:52 ID:JCDhGCUz
「一体、どうなっちまったんだ!?」
 と言って、慌てて喉に手をやる。
 細い手だ。それが、喉仏のない首筋へと伸びる。
「あー、あーっ! 声が、声がっ!!」
 鏡を見ると、そこには見慣れない少女の顔があった。
 女だと?
 悠司は慌ててズボンを脱ぎ捨て、トランクスを下げた。
 まだ男の証はしっかりとそこに付いていた。
 だが、ホッとする間もなく、また締め付けられるような痛みが下半身を襲っ
た。彼が見ている目の前で、男のシンボルは見る間に縮こまってゆく。
「わ、ちょっと待て! おい!」
 脚をがに股に開いて、袋と竿を強く握る。無理矢理引っ張ってみるが、手の
中の物は容赦なく小さくなってゆく。
「嘘だろ〜! おい、無くなるなよーっ!」
 情けない声を上げながら、もう親指ほどになった竿と、それに相応しいサイ
ズの袋をつかんで引っ張る。だが悠司の奮闘も空しく、袋は彼の指を弾いて吸
い込まれるように消えてしまった。残るは竿だけだ。だがそれも、あっと言う
間に小さくなって豆粒ほどにまでになってしまった。
「ああ、そんな馬鹿な……」
 下腹部の陰毛の合間からちょろんと顔を出すだけのペニスの成れの果てを見
て、悠司は床にへたり込んでしまった。
 どくん!
 今度は胸が苦しくなる。
 前屈みになって胸を押さえる悠司の手を押し返すように、みるみるうちに胸
が膨らんでTシャツを盛り上げてゆく。
 自分の体に起こった変異を、もはや悠司は目を大きく見開いて見るしかない。
 Tシャツの布地に乳首がこすれて、身体中に蜂蜜のような甘い衝撃が走る。
255380 ◆EHY060jY :02/08/18 19:52 ID:JCDhGCUz
「ああん!」
 色っぽい声は、とても自分が出した声とは思えない。
 次いで、下半身にも痺れにも似たうずきが走った。
「あん! ダメっ! もうやめてぇっ!」
 まるで射精を繰り返すような快感が際限なく繰り返される。快感も過ぎれば
苦痛になる。下半身に温かい液体が伝うのを感じて、悠司は恥ずかしくなった。
こんな年にもなって失禁をしてしまうなんて! だが、そんな悠司の考えなど
お構いなしに、変化はどんどん進んでゆく。
 長い苦痛の時間が終っても、彼は床に転がったまま荒い息を吐いていた。
 しばらくたって、よろよろと悠司は立ち上がった。だがそれは、もはや悠司
ではなかった。
 鏡の向こうにいる自分の姿は、視界が霞んでよく見えない。目をこするが、
なかなかしっかりした映像とならない。しかたがなく鏡に顔を近付けてみて、
悠司はどきりとした。
 色白の、少しおっとりとした表情の美少女が鏡の向こうからこちらをみつめ
ていた。慌てて目をこすると、鏡の向こうの少女もまた、同じ行動をする。
「嘘……でしょ?」
 言ってから悠司は、手を口元に当てる。その無意識の行動もまた、彼に衝撃
を与えた。
 Tシャツ1枚の姿の少女は、まぎれもなく自分自身の姿だったのだ。
256380 ◆EHY060jY :02/08/18 19:53 ID:JCDhGCUz
本日の投下はここまで。
できた所まででいいからとか書かれたので、ウプしてみますた。
急かすなよぅ。読むのはすぐでも、書くのはすぐじゃないんだぞ(゚Д゚)ゴルァ!!
と言いつつ、すでに2話目も完成して3話目も完成間近だったりして。
日産40枚か……長く続くもんじゃないけど、何書いてんだろ、漏れ……。

原作と似ているのはここまで。ここからはほぼオリジナル路線です。オチも別。
っつか、コレ、翻案というよりもはやアイデアの一部をパクッた二次創作?
話はもはやオリジナルを離れ、どんどんエロエロエロ方向に傾いてゆきます。
長いよ。漏れの前の話と同じくらい長くなるだろうし、エロ満載になると思うので、期待汁!!

も〜ぉ〜もぉ〜どれぇな〜い〜♪ ニャフッ!
……任意ラ○オネタかい。
257名無しさん@ピンキー:02/08/18 22:29 ID:sE/1Sl1N
カイトくん、いいですなー。(;´д`)ハァハァ

ところで>>233でトランクスをはいているのに、>>244では
パンティになってますよー。



258名無しさん@ピンキー:02/08/18 22:34 ID:sE/1Sl1N
なかなかいいっすね、380さん。

正直、海外ものはシチュエーションで興奮するものの、
文化的な差異か、はたまた単にオレの語学力がたりないせいか、
イマイチ、抜けないので、こういう形でローカライズしてもらえる方が、
嬉しいです。

ところで、主人公のしゃべりが女言葉になっていますが、
これからもその路線ですか? 
個人的には頭の中身や言葉づかい、仕草などは男のままの方が
燃えるんですけど。
259名無しさん@ピンキー:02/08/18 22:51 ID:hJDnDJE3
うわーい
エロエロだー
期待してまふ
260名無しさん@ピンキー:02/08/18 23:45 ID:70Z6gsV7
超期待sage
261名無しさん@ピンキー:02/08/18 23:56 ID:8KEwqVid
380さん乙ーです。
原作は昔読んだことがあるんで、これからどういう形で翻案されてくか楽しみですわ。
ぎこちない翻訳じゃなくてこういう創作的なローカライズはいいですなー。
262名無しさん@ピンキー:02/08/18 23:59 ID:8KEwqVid
380氏の新作で盛り上がってるとこを恐縮に思いつつ、僭越ながらカイト君の続きを投下して参ります。
263名無しさん@ピンキー:02/08/19 00:17 ID:YwOFBkYG
>>262
……と思ったけど、折角の380氏新作の滑り出しに水を差したくないんでカイトSSの続きは明日にします。
本日は「ヴァーチャル・ラヴァーズ」祭りということで。
>>255で下半身の変身最中に失禁というのもなんだか不思議なリアリティがあっていいなぁ。

そうそう、フェチ板のほうでも今日はまた質のいいSSが投入されてるんでオススメっすよ。
★★今の意識を持って女に生まれ変わったら・・★★
http://wow.bbspink.com/test/read.cgi/feti/1022857518/
264名無しさん@ピンキー:02/08/19 01:15 ID:dhZw5QF8
神様方乙。
>>263
期待しとります。

ところでちょっと考えてみた設定(らんまのパクりっぽい)

主人公は呪いがかかった指輪を身につけてしまう(詳しい経緯は考えてないが)
その呪いは身につけるものを非力な女性に変えるというものだが
指輪に光が当たると呪いの力が半減し男に戻る。

屋内プールで泳いでる最中に停電が起き男性用の水着のまま女になったり
夜である事に気づかず立ちションしようとして大惨事になったり
265名無しさん@ピンキー:02/08/19 01:16 ID:Aw7/Ybqi
>>263
うわーん。寝ずに待ってたのにー。
寝るか・・・。
266名無しさん@ピンキー:02/08/19 03:24 ID:gjlQ7aVP
>>258
それじゃあカイトとかぶるからいいよ
267名無しさん@ピンキー:02/08/19 11:53 ID:sjPTWsWM
>266
いや、かぶってもいいから男言葉キボンヌ。
女言葉を使われるといまいちTS物って感じがしない。
268名無しさん@ピンキー:02/08/19 11:56 ID:Zzrsd+Ax
設定どうりにされるという話しだろうから女言葉でいいと思うが・・・。
269名無しさん@ピンキー:02/08/19 12:45 ID:x7vFTXAQ
ドッチデモイイヨ。
270名無しさん@ピンキー:02/08/19 12:58 ID:rIJwYNNX
別に犯される時の心情さえ描かれていれば何でも。
271名無しさん@ピンキー:02/08/19 21:31 ID:iEh9vaKc
317っす。きのうはドタキャンしてすんませんでした。
では、カイトの投下開始します。
272名無しさん@ピンキー:02/08/19 21:33 ID:9VeBt9TB
キタ━━━(゚∀゚)━━━ !!!!!
273317:02/08/19 21:33 ID:iEh9vaKc
>>248
「そんなこと……ないよ……」
 カイトの問いかけに葵は弱々しく首を左右に振った。
「あの旧校舎で、おまえはいわばオレの『飼育係』だった。檻から逃げたオレを連れ戻す役割を命じられてないと断言できるのか?」
 半ば自問のようにカイトはいった。
「私は……お兄ちゃんの命令には逆らえないわ」
「てめ……」
「でも、お兄ちゃんは私に何も命令してない。忙しいときのお兄ちゃんは私のことなんて頭に無いもの」
 葵は自分の言葉に傷ついたように目を伏せた。
(嘘をついてる雰囲気じゃ……ないか)
 カイトは葵から手を離した。
 葵は体を起こしてスカートの乱れを直した。
「……悪かったな。学校あるのに呼び出して」
 自分でいってから、カイトはびっくりした。他人を気づかうような言葉を口にしたのなど久しぶりだった。
「ううん。私に連絡してくれて嬉しかったから」
「他に頼れるヤツがいないんだよ。友達なんて上等なモン、オレは持ってねえからな」
 葵が何かいおうとする前にかぶせるようにカイトは尋ねた。
「浩司って奴のこと、何か知ってるか。あいつがどうなったか知りたいんだ」
「浩司……?」
「ああ。あの教室でオレを犯しやがった一人だ。でも、そいつのおかげでオレはあそこから逃げ出すことができた」
「ごめんなさい。何も聞いてないわ」
「そうか……」
「ねぇ……その浩司って人、カイト君のこと好きになっちゃったんでしょう?」
「な、なんだよ突然。どうだっていいだろ、そんなこと……」
 カイトは狼狽えた。
 浩司に「惚れた」と打ち明けられたときのことが頭をよぎると、自然に耳までカァッと暑くなってくる。
274317:02/08/19 21:33 ID:iEh9vaKc
(なんでだよ……あんな奴に女扱いされて悔しかった筈なのに……)
 葵がカイトの顔の輪郭を確かめるように手を這わせた。
「無理もないよ。カイト君、こんなに綺麗なんだもの。男の子だったら誰だって彼女にしたいって思うよ……」
「やめろ。吐き気がしてくるぜ」
「でも、いまのカイト君はどんな男の子だって惚れちゃうような美少女なんだよ?」
「こんな女の体にされて……心まで女になったら、オレじゃなくなっちまう!」
「でも……心は、肉体の奴隷なんだよ。前に、お兄ちゃんが言ってた。だから私はお兄ちゃんから逃げられないの」
 葵は下腹のあたりに手を置いた。そこが子宮の位置する場所だと、同じ性を持つカイトにはわかる。
「違う……たとえどんなに体をいじられても、心だけはオレのものだ」
 葵からの返事はなかった。
 葵は布団の上に散らばったグラビア誌を見つけてしげしげと眺めていた。
 きわどいポーズのヌードショットが開いたままになっていた。
 エログラビアを片付けないまま葵を上げてしまったことをカイトは少しだけ後悔した。
「これ、カイト君が見てたの?」
「悪いか。体は女にされても、エロ本くらい見るんだよ」
「男の子の気持ちが残ってるんだね。でも、男の子のつもりで女の人の裸を見てても、それ以上はできないでしょ? その、男の子がするみたいなことは。カイト君、体は女の子だもの。辛く、なかった?」
 葵の慰めるような口調が、カイトの癇に障った。
 カイトは暴発して、葵が手にしていたグラビアをはたき落とした。
「うるせえ! わかったようなこと言うんじゃねえ!」
 カイトは葵の胸を突き飛ばした。
「きゃっ……」
 布団の上に葵は無防備に倒れた。
 その上に馬乗りになってカイトは命じた。
「葵。胸、はだけろ。いますぐだ」
275317:02/08/19 21:34 ID:iEh9vaKc
 カイトの目が本来の残忍な輝きを宿した。可憐な少女の貌でありながら、瞳だけが女らしい容貌を裏切るようにギラつく。
「どうして……」
「男が女のエロい姿見たくなるのにどうしてもクソもあるか。オレは男だって何度も言った筈だぜ? ほら、早くしろ!」
 強く促されると、葵はいわれるままにもそもそと手を動かし始めた。
 仰向けになったまま制服のブラウスをはだけた。
「その下もだ」
 と顎をしゃくられ、葵はブラも外した。
 プルンッ……
 ティーンエイジ特有の固く張りのある乳房が露わになった。
 カイトの胸よりは小ぶりだが、形は綺麗なお椀型をしている。濃いめの色をした乳首が真上に向かってツンと立ち上がっていた。
「隠すな!」
 おずおずと胸を隠そうとした葵にカイトは一喝した。
 恥ずかしそうに腕を下ろし、カイトの視線から身をよじる葵。それを見てカイトの胸の奥でズクンと形にならない快感が起こった。
(いつものアノ感じだ……)
 女をモノにするとき味わう、男としての征服の快感だ。
 胸の奥の昂揚感に連動する下半身の灼熱がないことだけが悔しかった。
 それども葵の恥じらった表情は充分に男としての征服、支配欲をくすぐる。
 衝動にまかせてカイトは葵の乳房を掴んだ。
「あぅ……」
 ピクリと葵が敏感な反応を示す。
 カイトの手の中で震える果実は、カイト自身のそれと比べてより未熟で手応えが固い。
 容赦なくカイトは手の中のふくらみを鷲掴みにして握った。
「い……た……」
 葵が途切れがちな声をあげて唇をわななかせた。
276317:02/08/19 21:34 ID:iEh9vaKc
 乳房を乱暴に握られることがどれだけ痛いかはカイト自身が味わっている。それだけに、苦痛に耐える葵の顔は嗜虐心をそそった。
「くく、もっとオレを楽しませろよ。てめぇも大人しそうな顔して、男とハメたのは一度や二度じゃねえんだろ?」
「いやああ……」
 葵は身をよじるだけで答えようとはしなかった。
「そういう声出されると男としちゃたまんねぇんだよ」
 作れる限りの低い声でカイトは囁いた。その囁き声に反応するように葵が震えた。
 カイトはさらに両手で葵の乳房をこね回した。
 手に吸い付くような女の肌の手触りと、手を押し返してくる胸の弾力にカイトは陶然となった。
(ああ気持ちいいぜ……)
 葵はときどき耐えかねたように声を漏らすが、積極的に抵抗しようとはせずなされるがままだった。
 そんな葵の態度がますますカイトの欲望に火を付けた。
 わざと爪を立てるように左右の胸を掴むと、葵はかすかに呻いて体を突っ張らせた。
「痛いか? へっ。イヤらしいオッパイしやがって。自業自得だぜ」
「カイト、君……どうして、こんな……」
「黙れよ。女の体なんて男を悦ばせるためだけに存在してるんだ。女なんてしょせん男にとっちゃオモチャなんだよ!」
「カイト君は……そんなふうに思ってるの……?」
「悪いか!? おまえはオレのことを憐れんで、のこのこと家まできたんだ。こうされても文句は言えないよなあ?」
 カイトは執拗に葵の乳房を責め続けた。
 まるで乳搾りでもするように乳房のふくらみの裾野から頂へと胸を揉む。
 その動作を繰り返すうちに目に見えて乳首が大きくなってきた。
「インランめ。こんなメチャクチャに揉まれて感じてんのかよ?」
「や、そんなこと……!」
 キュウッ!
277317:02/08/19 21:34 ID:iEh9vaKc
 カイトは前触れ無しに固くなった乳首を摘んでしごいた。
「ひっ、ひゃああっ……ダメぇっ!」
「ヘヘッ、んなとろけた声出してダメも何もねぇな」
 無意識のうちにカイトは女にとって最も感じるような乳首の責め方をしていた。
「どうだよ。気持ちいいのか?」
「ああ、や……い、た……」
「痛いよりも気持ちいいんだろうが!」
 焼けるように熱い乳首をキリキリと摘んだかと思うと、次は爪先で弾く。
 乱暴な愛撫にも次第に葵は甘い声で反応するようになっていった。
「へへ……」
 カイトの欲情した舌なめずりは美少女の容貌とひどくアンバランスだった。それでいて、見るものをハッとさせるような一種の淫靡さを帯びていた。
 サラシの下にカイトは熱くなった自分自身の突起を感じた。葵のそれに劣らぬほど尖りきった乳首がサラシにつぶされて悲鳴を上げている。
(こんなときまで反応しやがって……クソッ!)
 カイトはつとめて自分の体のことは考えないように、葵をいたぶることに集中した。
 葵のスカートを脱がせ、パンティの上から秘部を愛撫した。
「あっ、あっ、だめだよぉ……止めてぇ……」
 弱々しく葵が哀願するがカイトは構わずに続けた。
 カイトの指先は女体で最も敏感な突起を探り当てていた。
 パンティの上からだとかすかにわかる程度のクリトリスを指で擦った。
 擦り方に変化をつけるたびに葵はビクビクと体をひきつらせて反応する。それがカイトには面白かった。
 かつてのカイトならすでに挿入している頃合いである。にも関わらずカイトは執拗に前戯に没頭した。
 くちゅっ、くちゅっ……
 葵のパンティが湿った音を立て始める。
 カイトの責めは的確に女のツボを突いて葵を追い立てる。
 葵はすでに快感のあまり小刻みに震えている有様だった。
278317:02/08/19 21:35 ID:iEh9vaKc
「文句言ってたくせにしっかり感じてんな。女なんて生き物はしょせんそんなモンだ」
「ダメ……カイト君だって、女の子の体、なんだから……」
「黙れよ、メスブタ!」
「ひ……んっ…………!!」
 充血しきっていた豆を強く摘まれた葵は、それだけで震えながらイッてしまった。
 足を突っ張らせてイキながら、葵は涙をこぼした。
「へっ、泣くほど良かったのかよ!」
「あ……カイト君……私……」
「まだ終わらせねえよ!」
 カイトは追い討ちをかけるように葵の濡れたパンティを引きずりおろすと、薄桃色の花弁の中央にダイレクトに指を突き立てた。
 絶頂の余韻にいまだうかされていた葵はすぐさま、次の波にとらわれて苦しそうに目をつぶった。苦しいほどの快感に晒されているのである。
「そういう顔……ゾクゾクすんだよ」
 くちゅっ、くちゅっ、じゅぷっ!
 指二本で巧みに秘裂の壁を愛撫すると、葵はマリオネットのようにがくがくと震えてそれに反応した。
「またアホみたいなツラしてイッちまえよ!」
「ああっ、いやあぁ……もう許して、カイト君……」
「ダ・メ・だ・ね」
 魔性に憑かれたような笑顔でカイトはいった。
 女体の秘芯を責め立てる指の動きは止まることを知らない。
 カイトは自分で気付いてなかった。男のときならとうに愛撫から挿入に移ってる頃合いである。
 挿入による快感への欲求を、愛撫の精神的快楽が上回っていた。挿入のための器官を持たない体では当然の帰結である。
 カイトの心と裏腹に、延々愛撫を続けるその行為は、レズビアンのセックスに酷似していた……
「カイト君は……カイト君は……」
279317:02/08/19 21:35 ID:iEh9vaKc
「オモチャのくせに喋ろうとすんなよ」
 しこりきった葵の乳首を指の腹で押し倒すと、葵は声をこらえたまま軽くイッてしまった。はだけた上半身は度重なる責めのせいで桜色に染まった。
 カイトは指による責めを秘所に戻すと、代わりに上体を重ねて葵の胸の前に持っていった。
 眼前に形の良い二つのふくらみがはずんでいる。
 チュパッ……
 サディスティックな表情でカイトは葵の胸の蕾を口に含んだ。
 その瞬間に葵の顔がひきつった。
「ダメ、そんなしたら……」
 チュッ……チュパッ……
 わざといやらしい音を立てて乳首を吸った。
「ひああああああっ! やああああ……!」
 正体もなく葵は悶えた。
(そうだ……もっとヨガレよ! オレはコイツを支配してんだ!)
 さんざんに舌で乳首をねぶると新しい種類の刺激に葵はいま責めを始められたかのように激しく反応した。
 カイトは乳首から口を離すと唾液で濡れた突起をゆるゆると掌で弄んだ。
「いやぁ……そんなふうにされたら、私、私……」
「生殺しがイヤなら言ってみろよ。淫乱な私のマンコにブチ込んでくださいって」
「やぁぁ……ひどいよ……」
「マンコびちゃびちゃに濡らしといてよくいうぜ! そんな口にはな……」
 カイトはハーフパンツのジッパーを下ろした。
(あっ……!)
 葵の口にペニスを突っ込もうとしてカイトは内心で舌打ちをした。
 つい勢いでジッパーを下げてしまったものの、カイトの股間には本来そそり立ってるはずのペニスがない。
(くそ……こんな体じゃなきゃ!)
 頼りなくスースーとする股間を恨めしく思いながらカイトは代わりの手段を探した。
280317:02/08/19 21:35 ID:iEh9vaKc
(あれを使うか!)
 机の上に転がってた万年筆に目をつけてカイトは伸び上がるとそれを手にとった。
 万年筆の丸くなった尻の部分は、少々細すぎるがディルドーの代用品になりそうだった。
(マンコに突っ込んだあと、自分の口でしゃぶらせてやるか)
 ぺろりと万年筆の先端を舐めてからカイトはそれを葵の秘部に持っていった。
 葵の股間に顔を近づけたカイトは自然と葵の顔に背中をみせる体勢になっていた。
「へへ、指だけじゃ物足りなくなってたとこだろ?」
 そういってから、焦らすように小陰唇を万年筆の先でなぞった。
 葵のそこは汁まみれになって物欲しそうにひくついている。
 一気に突き立てようと万年筆を強く握ったカイトは、これから女を犯すという昂揚感に顔を輝かせた。
 自前のペニスで貫けないことだけが心残りではあった。
 背後で葵がするりと上体を起こしたことにカイトは気付きもしなかった。
 穿いていたパンティの股間の布をずらされたとき、カイトの反応は滑稽なほど鈍かった。
「……あ?」
 疑問の声をあげたときにはすでに遅かった。
 チュプンッ……
「うくぅっ……?!!」
 細くしなやかな指がカイトの割れ目に侵入してきた。
 責めることにばかり夢中になってたカイトは無防備なままその侵入を許してしまった。
「な……なにしやが……くはぁぁっ!!」
 カイトが己の股間に手をやろうとした瞬間、それまで浅く差し込まれただけだった葵の指が第一関節を越えてカイトの中に深く入ってきた。
「あ……うあぁ……」
 全く唐突な挿入にカイトは持っていた万年筆すら取り落として呻いた。
「カイト君にもしてあげるね……気持ちよいやりかたでしてあげる」
「なに……を……ゃあああっ!」
 逃げようと腰を浮かすとさらに深く指を突き上げられ、カイトの腰は砕けてしまった。
 すとんと葵の指の上に腰が落ちてしまう。
 ズブリッ……
281317:02/08/19 21:36 ID:iEh9vaKc
 完全に指で貫かれ、カイトは病気のサカナのように口をパクつかせた。
「カイト君、かわいい……」
 熱っぽい口調で葵はつぶやいた。
 ぷちゅっ、ちゅくっ!
 カイトを貫いた指が抽送を開始した。
「うあっ! ああああ…………」
 熱くなっていた膣の中を掻き回されてカイトはめまいに近い快感に翻弄された。
(なんで……こんなことに……)
 葵を犯してるはずだったのに、いつのまにか攻守が逆転してカイトのほうが犯される立場になっていた。
 そのことがひどく不条理に思えた。
「お願い。気持ちよくなって。私に身を任せて」
「うああああっ……やぁ……んくぅっ……」
 体の裡で他人の一部が蠢く。その違和感がやがて快感になってくる。
 しかも葵は女の体がとろけるようなツボと手管を心得ていた。
 カイトはいとも簡単に翻弄された。
 いくら強がっても、しょせんカイトの肉体は女のものでしかない。指一本入れられただけで簡単に他人に支配されてしまう体だった。
 ちゅっく、ちゅっく……
 葵は微笑しながらカイトの中に埋めた指を出し入れさせた。その指は透明な粘液でどっぷりと濡れている。
 的確な刺激でカイトは目も眩むような快感を味わった。
 たちまちカイトは追い詰められていった。絶頂という名の崖っぷちへと。
 クスッと葵が笑った。
「カイト君、女の子初心者だね。たったこれだけで、喋れないほど良くなっちゃった?」
「な……あ……ひんっ、んんんんっ……」
「あは、可愛い。男の子はそんな喘ぎ方しないものね?」
「うあぁ……オレ……は……やぁぁぁっ!?」
 二本目の指を追加されてカイトは声をひきつらせた。
282317:02/08/19 21:38 ID:72L2DhKV
 ついさきほどまで、されるがままだった葵が別人のようにカイトを責める。
 葵の指を追い払おうと思っているのに、体は全く言うことを聞かない状態だった。
 逃れようもないまま、ただひたすら支配された。
 ちゅぽっ。
 卑猥な音を立てて指が引き抜かれた。
「ふわぁぁっ!?」
 引き抜き際にクリトリスを撫でられてカイトは悲鳴をあげていた。
 まだ目眩のような感覚の残るうちにカイトの胸のサラシがするするとほどかれてしまった。
 きつく押さえつけられていたバストが、それまでの虐待に抗議するように勢いよくシャツを押し上げた。
 それによってわずかに上体の重心が変わったほどだった。
 ピアスとチェーンの擦れるお馴染みの金属音がする。
 あっと思ったときには葵がカイトの前に回り込んでいた。
「オッパイあったほうが、もっと可愛いと思うの」
「言う……な……」
 葵がカイトの乳房を持ち上げ、手を離すと二つのふくらみが滑稽なほどにプルンプルンと揺れた。
 カイトはかばうように腕を持ち上げて胸を押さえた。すると、葵はイタズラな子供のように笑って再び指先を挿入してきた。
「はあああっ……」
 たった一本の指を挿れられただけでカイトの肉体はカイトのものでなくなってしまう。葵が膣の中で指を折り曲げると電撃のような快感が走って自然と身体がのけぞった。
「好きだよ、カイト君。だから、もっと気持ちよくなってね……そのカラダを受け入れられるくらい、気持ちよくね……」
「う……く……ああああンン……」
 葵の名前を呼ぼうとするのにカイトの口から飛び出すのは淫らな女の喘ぎ声だけだった。
(なんでオレ……こんなAVの女みたいな声を……)
283317:02/08/19 21:38 ID:72L2DhKV
 千々に乱れる思考の中で、残存する理性は己の痴態を恥辱に思っていた。
「楽にして。肉体の快楽に抗うのはツライだけだから。躰から自由な心なんてないんだよ」
 葵はカイトの唇を塞いだ。まるで反論を許さないとでもいうように。
 唇を割って舌が挿入ってくる。膣と唇と両方を犯されて、頭が白く染まっていった。
 痺れるような快感が心を縛っていく。
 考えることが困難になって、葵の言葉が自分の考えであるように心に染みこんでいく。
 自由な心なんてない……
 女という身体のセックスによって精神が規定されていく……
(イヤだ! オレはオンナじゃない……)
 パッと火花が散るように、カイトは強く反発した。だが、それも与え続けられる甘ったるい快楽に流されていく。
(あああ……キモチいいよぉ……)
 心の奥の部分が徐々に葵の愛撫を受け入れ始めた。女の悦びを拒む心の壁が一枚また一枚と崩れ去るたびに感じる快楽は大きくなっていく。
 花芯を挿し貫いた葵の指が激しく出入りした。
「〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
 カイトは目玉がこぼれそうなほどに目を見張った。唇が塞がれていなければ、あられもなく嬌声をあげてしまっただろう。
 ぬちゅっ、ちゅく、ぬぷっ……
 生々しい音の通りにぬめるような挿入の感触が下半身から伝わってくる。指が出し入れされるたびに躰の真芯から波紋状に快感が生み出された。
「んはぁっ」
 ようやく唇を解放されて、喘ぐように息を吸った。
「フフ……カイト君、とっても可愛い女の子の顔してる」
「ふぇ……ちが……」
「この女の子の躰はね、愛されるために出来てるんだよ。私と同じ」
 耳元で囁くように葵は続けた。その間も下半身への責めは止むことがない。
284317:02/08/19 21:38 ID:72L2DhKV
「エッチな本に載ってる女の人と同じにできてるの、カイト君のカラダ。カイト君だってあんなふうにエッチな姿になれる……」
「や、やぁぁぁ……ふぁぁぁ……」
 とろけたような声を返すのが精一杯だった。またぞろ激しくなってきた女性器への刺激にカイトはたまらず首を反らして快感をこらえた。
 いつのまにかシャツを胸の上までたくしあげられていた。裾の部分が胸のふくらみの上にのっかってそれ以上落ちなくなっている。
「……女の子のオッパイってキレイだよね。男の子はみんな好き。私も、好き……カイト君も好きでしょ?」
「ううン……ふぇ……す、好き……?」
「好きだよね? ね、自分のオッパイさわってみて」
 ぶらんと垂れ下がっていたカイトの手を取って葵はそれをカイトの乳房へと誘った。
「くぅン!?」
 尖って張り出した乳首が掌にコリリと押しつけられた。
 手と乳首の両方に不思議な感触を覚えた。勃ちきっていた乳首からは鋭いほどの快感が生まれた。
 自身の胸に手を当てて戸惑うカイトの姿を見て葵は嬉しそうに微笑んだ。
「もっと手を当ててみて」
「ん……」
 理性が半ば麻痺した状態のカイトは催眠にでもかかったように葵の言葉に従った。
 乳首を押し返すように胸のふくらみを手で押さえた。
 じわりと穏やかな快感。
 そして、心臓の鼓動が手に伝わってきた。トク、トクと早いビートを刻んでいる。
「オッパイを通じて感じるでしょ、カイト君のハート。もう男の子のものじゃないよ? だから、いまドキドキしてるカイト君の心も女の子の心だよ」
「オレは……オレ……」
「そう。男の子みたいな女の子。とってもエッチな、ね」
 エッチな女の子……
 葵の言葉が呪縛のようにカイトのこころを縛っていく。
285317:02/08/19 21:39 ID:72L2DhKV
 次第に、自分を男だと思うことができなくなっていく。
 ちゅんっ……
 ついばむように葵がカイトの胸の桜色の突起にくちづけた。
「アアン……」
 乳首から乳腺全体にジンと刺激が伝わりカイトを悶えさせた。
「女の子どうしで仲良くなるやりかた、教えてあげる」
 葵はカイトを優しい手つきで抱きしめた。
 男女の抱擁とはまったく違う、花びらが包むような女どうしの抱擁だった。
 葵の乳房がカイトのそれと重なり合った。
 お互いの乳房が押し合い、固くなった乳首がツンツンと突き刺さる。
「カイト君の乳首、生まれたばかりの子みたいにきれいなピンクだね」
 葵は体の位置を調節して、互いの乳首がぶつかり合うようにした。ピアスリングをおしのけるようにして葵の乳首がぶつかってきた。
「あっ、あっ、あっ……!!」
「あはは……くすぐったいね」
「ひゃあああっ……あ、あ、あンンッ!!!!」
 カイトにとってはくすぐったいどころではなく、強烈な性的快感だった。
 コリリとしこった乳首が互いに擦れるたびに胸から電気が走ったようになって、全身がひきつった。
 ピアスリングやチェーンのせいで不規則な刺激も加わる。
「〜〜〜〜〜……」
 唇の端から涎まで垂れてしまった。
 葵が体を揺すって乳首を合わせるたびにカイトは意味不明の叫びをあげて反応してしまう。我慢できるような生やさしい刺激ではなかった。
 葵も相当に感じてきているのか顔を真っ赤にして乳房を擦りつけてくる。
「こっちへおいでよ……」
「あ……お……い……」
「女の子になって。一緒にエッチな女の子になろう? そうしたら辛くないよ……」
 ぼうっと霞がかかった視界の中で葵の顔が近づき、もう一度濃厚なキスをされた。
286317:02/08/19 21:39 ID:72L2DhKV
 全身で重なり合う女同士のセックスは男であろうとするカイトの心をズフズブと溶かしていく。
(オレはもう……女なの……?)
(違う、オレは……)
(ああ……オッパイとオマンコがこんなにキモチいい……)
 葛藤する心の声が次第に断片的になって、そのぶんカイトの心と体はエクスタシーの高みに向かって運ばれていく。
 震える手で万年筆を拾ったのは殆ど無意識でのことだった。
「いこう……一緒だよ」
 葵が囁く。乳房がきつく押し合わされ、とけてひとつになったようだった。
 同時に膣への愛撫が大きく激しいストロークに変わった。
「あン……ハアッ……ンンン……ふあぁぁぁぁぁ……」
 雲を突き抜けるように意識が天上へと昇る。
「ゃあっ!?」
 カイトの嬌声にまざって葵が喘いだ。
 カイトの万年筆が葵の中に入っていったからだった。
 一矢を報いるように万年筆を葵の濡れた花弁の間に突き入れた。……それはカイトの最後の自由意志だった。
 すぐにペースを取り戻した葵が最後の愛撫をした。
 ………………………………………………………………
 サァァァァ……と光のカーテンが意識の断層を渡っていった。
 抗いようもないエクスタシーの白い悦びの中でカイトの全身は不随意にわなないた。
 自分が何を口走ったかも聞こえない。
 運び上げられた天上の窮みから虚空へと放り投げられた。
 体がどこに在るのかもわからなくなるほどのエクスタシーだった。
 そのまま無限の闇に吸い込まれるようにカイトの自我は形を無くした。
287317:02/08/19 21:40 ID:72L2DhKV
 ……葵にキスをされて意識が戻った。
 妙にすっきりとした意識でカイトは目を開いた。
 イッてしまったときカイトと葵は折り重なって布団に倒れ込んでいた。
「……気持ち、よかった?」
 葵は料理のできを気にするシェフのように真剣な顔をして尋ねてきた。
 カイトはつりこまれるように素直に肯いてしまった。
「良かったぁ!」
 葵は笑顔になってカイトの上から体を引いた。
 カイトは言葉も見つからないまま、ぐっしょり濡れているだろう股間へと手をやった。
「あ……」
 カイトの股間はすでに液を拭き取られてさらりとしていた。葵が後始末をしてくれたのだろう。
 秘部に手を当てたままカイトは温かなセックスの余韻にしばし浸った。
 股間のその場所にかつては男の象徴が存在していた……それがひどく昔のことに思える。
 いまカイトが実感できるのはひそやかに息づく雌の器官と子宮の存在だけだった。
 きっともう、ペニスの幻影をそこに感じることはないのだろう。漠然とカイトはそう思った。
 顔をあげて時計を見ると、すでに♂カイトが戻ってきてもおかしくない時間になっていた。
 葵はと見ると、もう身だしなみを整えてカイトのことをそばで見守っていた。
「また、気持ちいいことしようね」
 うん、と答えそうになってしまいカイトは言葉を呑み込んだ。
 裸の胸が葵に向けられていることに気付いてカイトはそれを腕で覆い隠した。
「……今日はもう時間がないんだ。早く帰ってくれ」
「うん、じゃあ帰るね……」
 葵は自ら部屋の敷居をまたいだ。そして戸口のところで振り返り、懇願するような口調でいった。
「私のこと、嫌いにならないで」
288317:02/08/19 21:41 ID:72L2DhKV
「……また来いよ」
 カイトはそう答えていた。葵はあきらかにほっとした顔になった。
 カイトは半裸で布団の上に腰を下ろしたまま、葵が玄関から出ていく気配を追った。
 足音が遠ざかっていく……
 葵にはもっと訊きたいことや、頼みたいことがあったはずだ。
「ふぅ」
 カイトはため息をつくとまじまじと自分の胸を見下ろした。金具で飾り付けられた胸のふくらみをそっと触ると、女同士で味わった夢のように甘ったるいセックスの心地よさが甦ってくる。
 ……かわいいよ、カイト君のオッパイ……
 葵の言葉が脳裡で響くと、不思議と自分の胸にあるふくらみを愛おしく感じられた。
 そのとき一階の柱時計が鳴ってカイトは我に返った。
「こんな格好、奴に見られたら……!」
 あわててカイトは階下に走り、メイド服に着替えた。私服でいることを咎められ、理不尽な罰でも受けたらたまらない。
 ヘア・タイをつけて鏡で仕上がりをチェックしているところへ♂カイトが帰ってきた。
 まさに間一髪のタイミングだった。
 ♂カイトに呼ばれ、出迎えに玄関に走る。
「ポチ、いい子で留守番してたかァ?」
 ♂カイトにぐりぐりと頭を撫でられる。
 カイトは無言でこくっと肯いた。
 葵を招き入れたことを告白するつもりなど、毛頭ない。
「……ん?」
「な、なに?」
 ♂カイトは怪訝な顔をしてカイトに顔を近づけてきた。
「なんか……甘い匂いがしないか?」
 鼻をひくつかせて♂カイトはいう。
 カイトの胸の中で心臓が跳ね上がった。
289317:02/08/19 21:41 ID:72L2DhKV
「気のせいかな? なんか甘くっていい匂いがしたような……」
 ♂カイトの鼻先がカイトの胸の谷間に押しつけられ、カイトは動悸の激しさを悟られないかヒヤヒヤした。
 葵とのセックスで分泌された体臭を、♂カイトは「甘い匂い」に感じているのである。
「ち、茶でも淹れてくる!」
「へえ。ポチも気がきくようになってきたね。頼むよ♪」
「お、おう……」
 カイトは逃げるように小走りで台所へと駆け込んだ。
 一人きりの台所でそうっとメイド服の胸元をはだけ、自分の匂いを嗅いでみた。
「あ……ほんとに甘い匂い……」
 かすかな温かみのある甘い香気がたちのぼっていた。
 不意に切なくなってカイトは胸を押さえた。
 これから自分はどこへいくのだろう、と漠然とした不安に苛まれながら……。
(つづく)


290名無しさん@ピンキー:02/08/19 21:45 ID:72L2DhKV
本日のカイト凌辱はここまでっす〜
てーか、珍しく和漢風味でしたが。
全然ストーリー進んでないのは、まずいっすねぇ。強制女性化された後のキャラの心情みたいなものを一度丁寧に生活の中で追ってみたいと思ってのことだけど。
さすがにそろそろストーリー進展を急がにゃねい。
「この話ダリィんだよ」つー批判は甘んじて受けますんで。次は頑張ろう>自分
291名無しさん@ピンキー:02/08/19 21:47 ID:72L2DhKV
>>257
>ところで>>233でトランクスをはいているのに、>>244では
パンティになってますよー。

げぷぅ〜〜〜
指摘サンクスコ……
訂正版では、パン亭とトランクスどっちに統一したらいいかなぁ。御意見募集。
292名無しさん@ピンキー:02/08/19 22:35 ID:bOjlZsVJ
♂カイトの前ではパンティ。
普段はトランクスが良いと思われ。
293名無しさん@ピンキー:02/08/19 23:55 ID:Pd5mLqjg
おお、来ましたな。
葵立場逆転はいいっすねぇ。強がっていても、快楽には勝てず
押し流されてしまうのは萌えます。

確かに、カイト君、ゆるゆるなメイド生活にマターリな感じに
なっているので、ここらで再び絶望の淵に突き落として
もらいたいですな。

訂正版ではトランクスに統一していいと思います。
294名無しさん@ピンキー:02/08/20 00:00 ID:JoVWEKs4
317っす。カイト物語はこの後、鬱話が続くんであらかじめ謝っておきます。
でもって今現在のメイド編より現実からかけ離れた世界になっていきます。
295名無しさん@ピンキー:02/08/20 02:01 ID:KieM9qJX
いいッスねぇ。
カイトにようやく心の女性化の兆しが見え始めましたね。
待ってました。そろそろ「男なんだ〜」の葛藤には、飽きが(すいません)
きていたので丁度いいタイミングです。個人的には。

しかし現実離れした展開ってどんなのでしょう?
296名無しさん@ピンキー:02/08/20 02:23 ID:ohiSzjII
ふー。明日の仕事の仕込みおわりっと。あ、317です。

>そろそろ「男なんだ〜」の葛藤には、飽きが(すいません)

書くほうが飽きてるんだから読み手はそりゃ飽きちゃうよねぇ。ゴメソ
某Defeat of Prince Altan の第一部を上回るねちこさが目標だったもんでつい。でも今後もたまに思い出したように男性性へのこだわりはリフレインするかも。作品のラストとも関係あるし。
犯される前段階では男らしくしててくれたほうが個人的には好きってのもあるし。
でもカイトの場合はそろそろ、ちんぽ突っ込まれたらよがる子になってきたんで、男らしさを取りつくろったとしてもそれが壊れさるのも早いですよ多分。

>しかし現実離れした展開ってどんなのでしょう

もちろん詳細は内緒だけど、登場するアイテム類がわりと現実離れします。
297145:02/08/20 02:55 ID:yPJx3YEt
おおう、新作がどんどん投入されて行きますね。
まさに、神速よ!!

ttp://hako.masterweb.ne.jp/users/h200/giko/up/data/up0265.jpg

てなわけで、また描いてみたんですが、あまりの早さに追いつけず
線画だけのアップです。 しかも、二話ほど前のシーンだったりするし。
色を付けるとなると、後何日かかるのやら。
でも、もうちょっとゆっくりしてくれよぉ、なんて事は絶対にないです。
お願いですから317さんのペースは崩さないでくださいね。

しかし、やっぱり皆さんのイメージとは違うカイトなんだろうなぁ・・・。
できれば、感想とか、ココはこうしろ!! なんて意見がもらえたらうれしいです。
たとえば、腕の組み方はこれじゃないだろう・・・とか。

カイト君、ついに堕ち始めましたな・・・ふふ

380様
おおう、士狼のひと!!
翻訳もばりばりで、スキルのある人がほんとうらやましいです・・・。
楽しみにしてますので頑張ってくださいね。
298380 ◆EHY060jY :02/08/20 14:12 ID:P8zgBEbS
もうしわけないけど、一時リタイア宣言します。
なんか汗が出るなー、体調が変だなーと笑っていたらデジタル体温計を差し出された。
40度越えてやがりました。あやうく肺炎寸前。水銀体温計だと39度だったけど。
こんなに熱が出たのは子供の頃麻疹にかかって以来かな。
そんな理由で、数日の間休養します。インターネットもその間はちょっとお休み。

現状では5話目に突入(各話の分量は1話と同程度)。
話の先が読めないのと上記の理由で、少なくとも今週一杯はアップは無いと思って下さい。
ああ、喉から肺にかけて苦しい……。そろそろ床にもどろ……では。
299380 ◆EHY060jY :02/08/20 15:40 ID:P8zgBEbS
 悠司は茫然となって、しばらくの間立ち尽くしていた。
 やがて下半身が冷え、くしゃみをしてしまってから、ようやく我に返って鏡
の前からよろよろと後退りした。
 古いが独立している風呂場に行き、バスタオルを手に取った。
 恐る恐る下半身を見てみると、筋肉質とはいえないまでもそれなりに引き締
まっていた脚は、ふっくらとしたやわらかそうな形へと変化していた。色白の
肌に、スネ毛がまとわりついているのがおかしかった。試しに脚をバスタオル
でこすってみると、ムダ毛は抵抗なくスルリと拭き取られてしまった。
 脚をこすっていると、胸がぶらぶらと揺れてじゃまだった。しかしその一方
で、乳首がTシャツの布地に擦れて固くなりはじめていた。未知の快感に戸惑
いながら、悠司は後始末を続ける。
 次は失禁の後始末だ。
 自分の体は後にしようと逃げをうち、悠司はぞうきんで床を拭き始めた。
 だが、アンモニア臭はしない。思っていたよりも量は少なかったらしい。そ
こで悠司は、あることに思い当たって背筋をぞっとさせた。
 まさか……そんなことってあるのだろうか?
 下半身をもう一度、勇気を奮って覗いてみる。
 割と毛深い方の悠司の下腹部は、先程見た時と大して変わっていないように
見える。彼はそおっと、へそから下の方に向かってバスタオルで拭き取ってみ
た。
 足の時と同じように、バスタオルにムダ毛がまとわりついてふっくらとした
股間のふくらみがあらわになってゆく。次の瞬間、股間から鋭い刺激が走り、
彼は思わず腰を引いてしまった。
 ゆっくりとバスタオルを取り去ると、股間とバスタオルの間に糸のような物
が走っているのがわかった。ビデオやエロゲーでは良く見る光景だが、現実に
は一度も見たことがない愛液のブリッジだとわかって、悠司は愕然となった。
300380 ◆EHY060jY :02/08/20 15:40 ID:P8zgBEbS
 逆V字に脚を大きく開いて股間を覗いて見る。
 そこはもう、完全に女性の形状へと変化してしまっていた。
 薄いヘアーに、ふっくらと盛り上がった股間から顔を覗かせる珊瑚色の陰唇。
男には有り得ないその器官から確かに、ぬめる液体が漏れていた。
 悠司は今度こそ身体中の力が抜けて、床にへたり込んでしまった。
 何でこんな事になってしまったのだろう。
 そこで悠司は、さっきの警告メッセージを思い出した。
 報い、だったか? これがその報いなのか?
 続けて、ゲームと称された謎のファイルに入力したことも思い出した。
 まさか。
 そんなことってあるのだろうか?
 なにもかもが、先程入力した項目にぴったりと合致していた。
 長い黒髪の美少女。少し近眼で、おっとりとした性格の金持ちの娘。
 その先は……?
 半ばパニックに陥った悠司の意思とは裏腹に、不意に体が動き始めた。
 え? と思う間もなく体は勝手に動き、Tシャツを脱いで全裸になってしまっ
た。そのまま風呂場へと歩いてゆく。そして換気の窓を全開にして、シャワー
を浴び始めた。
「ふーん、ふふふーん、るる〜ん♪」
 ぷくっと突き出たバストは、手の中に収まりきらない大きさだ。やや下に自
然に垂れてはいるが、グラビアアイドルでもこんなきれいな形のバストには、
そうそうお目にかかれないだろう。
 呆然とする悠司の思考をよそに、体は勝手に動いて身を清めてゆく。タオル
を手にとってせっけんをつけ、体を拭き始めた時、触れた所から痺れるような
疼きが全身を駆け巡った。
「ああんっ!」
 ピンク色の声と表現するのがぴったりの甘えた声が風呂場に響く。
301380 ◆EHY060jY :02/08/20 15:40 ID:P8zgBEbS
 このアパートは壁が薄く、隣の部屋の声どころか、ちょっと大きな声を出せ
ばアパート中に声が響き渡ってしまうようなオンボロなのだ。そんな所に住む
のは、金の無い学生くらいだ。幸い、3分の2は空室だが、残りにはどれも女
には永遠に縁の無さそうな学生が住んでいる。もちろん悠司もその例に漏れな
い。
 悠司の焦りを裏付けるように、窓枠がみしりと音を立てた。
 ヤバい……最高にヤバい!
 横目でちらりとその方を伺うと、一人の男が窓枠に顔を押し付けるようにし
て中を覗いているのが見えた。
 だが、悠司の体(なのかどうかも既にわからないのだが)を勝手に動かして
いる得体の知れない何かは、覗き見をしている男を知りつつ、いや、だからこ
そ余計に、扇情的に、いやらしい手付きで体を洗い始めた。
「あん! 乳首が固くなってきちゃったぁ」
 横目で窓の方を見ながら、両手を使ってまるで乳牛の乳を絞るような手付き
で、手から溢れんばかりのバストを絞りあげる。乳首をつまんで、指でいじり
まわす。胸を押し付けるようにして餅みたいにこねる。
 頭の中に炭酸が弾けたような快感が満ち溢れ、全身に広がってゆく。
 続け様に声が漏れる。
 しばらくして、ようやく手が止まった。
「ねえ……入って来ませんか?」
 悠司の体を操っている者は、勝手に窓の外に向かって話しかけた。
 冗談じゃない。こんな格好をして男を誘ったとなれば、犯されても文句が言
えない。男になんか犯されるつもりはない。
 窓の外の気配は戸惑っていたようだが、しばらくして足音が遠ざかっていっ
た。ほっとする間もなく、彼の部屋の扉を叩く音がした。
 またもや体は悠司の思いを無視して勝手に動き、寸足らずのバスタオルを胸
に巻き付けると、さっさとドアの方に行き扉を開けてしまった。
302380 ◆EHY060jY :02/08/20 15:49 ID:P8zgBEbS
なんか二重カキコですかエラーが出て話にならないのでやめにします。
一度寝ようとしたものの、どうしても気になったので途中までと思ったのですが……。
3話目以降はまだ手直ししている最中なんです。
今度こそ本当に寝ますので、しばらくお休みを下さい。
寝転がりながらテキスト打つので、早く治らないかも(鬱
303名無しさん@ピンキー:02/08/20 16:50 ID:OqvhbgOW
>298
乙どころじゃないね。
それは女性化の兆候かと期待してしっかり養生しれ。
304名無しさん@ピンキー:02/08/20 18:15 ID:pwYQM3oY
317さんおつかれです。
ついに「ペニス」を喪いましたね。
男性性までなくすとなると、ただのエロ小説になってしまいますし
「ペニス」を喪った事で今後のさじ加減は結構大変になるんでは?
305名無しさん@ピンキー:02/08/20 19:00 ID:wVGchQ57
380たん乙そしてお大事へ。
物語のほうは、悠司の人格より設定されたヴァーチャル人格のほうが支配しちゃったみたいだね。
んんーそそる!
ジェットコースターみたいに悠司は完全見てるだけなのか、それともヴァーチャル人格の合間合間で悠司自身もある程度体をコントロールできるのか。
マジで続きが楽しみだYo!
とりあえずはよく寝て早く良くなってください。
306名無しさん@ピンキー:02/08/20 19:43 ID:cdTw0Kn7
(´・ω・`)ショボーン
307名無しさん@ピンキー:02/08/20 23:10 ID:zD9eUGOt
380氏の病平癒を祈念しつつ、ちょこっとだけカイトの投下をします。380氏の新作への感想は名無しで書いときますたよ。
んでは投下開始。
308名無しさん@ピンキー:02/08/20 23:11 ID:zD9eUGOt
>>289
 ♂カイトは部屋にあがるなり鞄を開けて宿題を始めた。
 カイトはポカンとして問題集を解き進んでいく♂カイトの手元を覗き込んだ。
 問題の意味すらカイトにはチンプンカンプンだが、それを♂カイトはスラスラと解いていく。
「このくらいはね。こう見えても僕は大学で数学科だったんだぜ」
(エロゲー以外にも特技があったんだな……)
 ♂カイトは丸々一ページを解き進んだところでシャーペンを置いた。カイトのほうを振り向き、自分の肩を指した。
「勉強すると肩凝っちゃってね。マッサージ頼むよ」
「あ、うん」
 カイトが肩に手を掛けと、
「ノンノン!」
 と♂カイトは首を振った。
「もっとふんわりマッサージで頼むよ。ふんわりで」
「……ふんわり?」
「手を使うのは禁止。使うのは……ここ!」
「やぁっ!?」
 くにゅ。
 突然下側から乳を揉まれてカイトは動揺した。
 服の上からでも他人に胸を触られると、くすぐったさと切なさの半ばしたような不思議な感覚だ。
「せっかの巨乳だ、せいぜい有効活用してくれよ」
「そんな……」
「ポチ、返事は?」
「…………」
 観念してカイトは小さくはい、と呟いた。
 ♂カイトが問題集に戻ると、カイトはおずおずとその背中に近寄った。
(うう……こんなのやだ……)
 おずおずと胸を突きだし、♂カイトの肩にバストを触れさせた。
 ふにゅ……
309名無しさん@ピンキー:02/08/20 23:11 ID:zD9eUGOt
 ♂カイトも感じているだろう柔らかい感触は、カイト自身にもやんわりとした快感となって胸に感じられる。
「んっ、んっ……」
 体を揺らし、何度もバストを押しつけるようにした。
 そのたびにバストが柔軟に変形し、たぷたぷと揺れた。
 ♂カイトがいったように「巨乳」でないとそもそも成立しないサービスである。
(うあ……なんだか変な気分に……)
 バストが♂カイトの肩に押しつけられ、その上で擦れたり変形したりするたびに微妙な快感が生じる。
 特に乳首の部分が擦れたりするとたちまち電気のような鋭い刺激になる。そういう過敏さはピアスリングのせいでもある。
「んっ……んっ……」
 命じられて嫌々やっていたのに、いつのまにかカイトは随分と熱心に体を動かしていた。
 ♂カイトはタバコをくわえ、鼻歌混じりで宿題の続きである。
 屈辱的な行為だったが、命令と割り切ってやってるうちに女だけが味わえる快感の虜になっていた。
 乳房の存在をいやが上にも意識させられる屈辱はあったが、葵の言葉のおかげでカイトは底なしの自己嫌悪に陥らずに済んでいた。
 葵はカイトの乳房のことを「可愛い」といってくれた。葵がそういうなら、そうなのかもしれないと思えてくる。
 バストによるマッサージはそれからひとときの間、続いた。
 そろそろ胸が擦れて痛くなってくる頃、♂カイトがシャーペンを置いてのびをした。
「よーし、終了」
 どうやら宿題が全部終わったらしい。
 こんな短時間で宿題が全部片付くなんて、カイト本人では考えられないことだった。そもそも真面目に宿題に手を付けたことさえないので話にならない。
 カイトは苦役から解放され、床にあぐらをかいて一息ついた。
「ったく、ポチ子はメイドのくせに行儀悪いんだから」
「あんっ、や、やっ!」
 足先で胸のいただきをこちょこちょとくすぐられ、カイトは慌てた。
310317:02/08/20 23:11 ID:zD9eUGOt
「……ま、オッパイのマッサージは気持ちよかったけどね♪」
「そ、そうか」
 カイトは自分自身の気持ちの変化に少し驚いた。
 いま、♂カイトに「気持ちよかった」といわれて、心のどこかでカイトは嬉しかったのだ。
 旧校舎の教室で、人間ですらないセックスの道具として扱われてきたカイトにとっては、心を惑わされるほど♂カイトの言葉は耳に心地よく響いた。
 女であることを受け入れることで、この家に自分の居場所ができるなら……
 心の中の、漠然とした無意識の領域でそういう思いが生まれ始めていた。
「ポチはこのCG見てどう思う?」
「え、あ?」
 ♂カイトはノートパソコンで早くも美少女ゲームを始めていた。
 CGというのは、海辺で主人公らしき青年の下半身にかしずくように水着の少女が奉仕をしているシーンだった。
「ビキニってのはなんだかんだで基本だよね、基本」
「ま、まあな……」
「……というわけでさ! 折角だからポチ子にも水着で奉仕してもらおうかと思ってね」
「え!?」
 ♂カイトは美少女ゲームのお気に入りのシチュエーションを再現しようというのだろう。
 カイトはこれから自分が何をやらされるのか、だいたい見当が付くような気がした。
「まさか、水着買ってきたのか?」
「まさか」
 と♂カイトは意外にもあっさり否定する。
「なんだ、ビックリした……」
「水着はこれから買いにいくんだよ。ポチを連れて」
「ふぅん……って、ええ! これからかよ!?」
 ♂カイトはこの上もなく真剣だった。
 断る自由があるはずもなく、カイトは外出を急かされた。
「ちょ、ちょっと待ってくれ! こんなメイドの格好で出るわけにもいかないだろ」
311317:02/08/20 23:12 ID:zD9eUGOt
「いいよ、別に。メイドを連れて歩くのって憧れだったし」
「そういう問題じゃねえって。近所の噂になっちまうだろ、こういう田舎じゃ」
「あ、そうか。うーむ……」
 カイトの存在があまり噂になるようなことがあると、どこでムラタの息の掛かった人間に噂が伝わらないとも限らない。
「しかたないな。早く着替えろよ」
「ああ……わかった」
 カイトは昼間着ていた私服に着替えた。
 ただし♂カイトが見ているので、胸にサラシを巻いたりはできなかった。
 普通にTシャツを着てしまうと、かえってメイド服よりもカイトの巨乳は目立ってしまう。
「いくぞ、ポチ! 急がないと店が閉まっちゃう!」
 躊躇する暇すら与えられずカイトは外へ引っ張り出された。
「わかったから、そんな強く引っ張るなよ……」
 細い手首をきつく掴まれてカイトは音を上げた。
 外の通りに出ると、夕刻ということでそれなりに人出があった。
 すれ違う男は皆一様にカイトの巨乳をチラリチラリと視姦していく。
 カイトは自分がかつては男だっただけに、男たちが無関心を装いながら横目でしっかりカイトの胸をチェックしてるとわかる。熱いほどの視線が集まるのを感じてしまう。
 一歩ごとに胸が大げさに揺れてしまうのが恥ずかしくてたまらなかった。
(こんな、ヤロー共に見られてるのに……)
 カイトの意志とは関わりなく、スタイルを誇示するかのように胸が揺れ、ヒップが左右に泳いでしまう。
 恨むとしたら、自らの女らしい肉体を恨むしかなかった。
 男だけでなく、若い女たちもすれ違いざま、羨望の、あるいは嫉妬の視線を投げかけてきた。
 恥ずかしさのあまり顔を赤くさせて歩くカイトの反応を、♂カイトは楽しんでいるようだった。
 やがて、二人のカイトは最寄りのスーパーに入った。カイトが服や生理用品を買い揃えたときのスーパーだ。
312317:02/08/20 23:12 ID:zD9eUGOt
 衣料品売り場になっている二階へと上がっていく。
 水着売り場へいくと、♂カイトはさっそく売り場を見回してあれがいいこれがいいと、品定めを始めた。
「わりぃ。なんでもいいから、あんたが買ってきてくれよ」
「冗談。女物の服買うなんて、恥ずかしくってとてもとても」
「そんな、オレだって!」
「なーに言ってんだか。ポチ子は正真正銘オ・ン・ナ・ノ・コだろ?」
「う、ん……」
 いまさらどう抗弁しても無駄だった。
 言われるままカイトは指示のあった水着を掻き集めた。
 レジに向かおうとすると、♂カイトに止められた。
「試着して一番良かった奴を一着だけ買うから」
「試着……オレが!?」
「頭悪いこと言わないの。ポチが試着しないで誰がするんだよ」
 カイトは訴えるような目で♂カイトは見たが無駄だった。
 覚悟を決めるとカイトは試着室に入った。
 試着室の鏡張りの壁に、水着を両腕に抱えて途方に暮れた顔の少女が映っていた。
(信じられない……このオレが女の水着なんて……)
 逃げ出したい気持ちを押し殺して試着へと移った。
 水着を試着するためには一度全裸にならないといけない。
 服を脱ぐと、胸に屈辱的なピアス・チェーンの装飾が露わになった。
「くっ!」
 なるべく自分の姿を見ないようにしながら、最初の水着を身につけた。
 ワンピース型でありながら大きくヘソの周りが露出した水着だった。
 伸縮性の高い生地の水着に足を通すと、それだけでざわりとした。
 水着がぴっちりと肌にはりつくと、不思議な快感が生まれた。
 第二の肌のように張り付いたすべすべの布地のせいで、ハイレグの股間をもじもじとさせると内腿の付け根にはっとするほどの快感が生まれた。
313317:02/08/20 23:12 ID:zD9eUGOt
 水着の内側には、股布や胸のカップの部分に当て布が付いていた。男物の水着には無縁のものだが、女のデリケートな体にはそれらが必要なのだと実感できた。
「どんな感じィ?」
 と♂カイトが試着室に首を突っ込んでくる。
 カイトは顔から火が出そうな思いで水着姿を晒した。
「ど、どう、だ……?」
 思わず尋ねてしまい、カイトは自分自身で戸惑った。
(何訊いてんだオレはァ──!)
 内心の混乱を見透かすかのように♂カイトはにやついた。
「その調子で全部の試着いってみようね、ポチ子たん♪」
「ふ、ふんっ!」
 そっぽを向くとカイトは体に張り付いた水着を脱ぎ、次の水着へと移った。
 ……十着近くの水着を試着させられ、カイトはあらゆる水着姿を♂カイトに視姦された。
(そんなにジロジロ股間と胸ばっか見るなぁ……濡れちゃったらどうすんだよ!)
 グラビアアイドルばりの水着姿を自覚しているだけに恥ずかしく、カイトは俯いて視線に耐えた。無意識のうちに祈るような仕草で胸を隠していた。
 ♂カイトからの指示が飛ぶ。
「ピンと背筋伸ばして。両手は、脇!」
「う、はい……」
 さらけ出された水着姿を♂カイトは涎でも流さんばかりにだらしない表情で鑑賞した。
 結局、最後にカイトが着た白のシンプルなビキニが♂カイトに選ばれた。
 透けない白の水着は最近の流行だとかで店員も一押ししていた水着である。
 胸のチェーンがカップの間から一部覗いて見えてしまうのだが、それも含めて♂カイトの好みらしかった。
 レジに運んで金を払うところまでカイトがやらされた。
「お兄さんと一緒に水着のお買い物? とっても仲がいいのね」
 まるで店員の笑顔がそんなことを語ってるような気がして、カイトは必要以上に気恥ずかしい思いをしながら包まれた水着を受け取った。

314名無しさん@ピンキー:02/08/20 23:21 ID:jDAM4fhk
>「あ、うん」

キタ━━━━━━━━━━━━(・∀・)━━━━━━━━━━━━━!!
これだYO!!!
微妙な精神状態の時の、何気ない反射で口にした台詞。
イイ!とにかくイイ!!

>「あ、うん」
うおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!
315名無しさん@ピンキー:02/08/20 23:22 ID:zD9eUGOt
うーい、とりあえずここまです。
ところで317を名乗ったり名無しに戻ったりしてうざいと思われてそうだけど、一応、SS投入時は名前欄に「317」と入れて、そうでないときは名無しという使い分けしてます。
そうしておけば「317」を検索するだけでSSを辿れる……というアイデアだったんだけど、あちこちでその法則が破綻しまくってるんで計画倒れでした。スマソ
元々コテハン使うのがあまり好きじゃないんで、普段はなるべく名無しでいさしてくだちい。

>いつもの絵師の人

鏡カイト君萌え。いつもながら愁いを帯びた顔が(・∀・)ヨカヨカ!
イラストは何よりの御褒美ですだ。

>>304
うんうん、でんも、スイッチ切り替えたみたいにON/OFFで女に切り替わるわけじゃないからたぶん大丈夫だよ。
グレースケールで変わってくはずだから。
二歩進んで三歩戻るっつー揺れ動きが好き。

おいらは割と男っけが残るタイプの話を得意としてるんで、もっとガンガングイグイ精神女性化調教しちゃうタイプの作品書く人が出てくるとバランスとれて(・∀・)イイカンジかも。
316名無しさん@ピンキー:02/08/20 23:25 ID:zD9eUGOt
>>314
ちょっぱやな感想を産休!
今宵はまだもう少し続き書いてみるぃょぅ。

ところでフェチ板スレにまたまたSS投下されてたよ。最近あそこも活気が出てきてええことや。
317名無しさん@ピンキー:02/08/20 23:53 ID:UeZMzGhj
萌えるな〜
長編にしたのは正解だね、
段々♀になってくカイトに違和感を全然感じない。
318名無しさん@ピンキー:02/08/20 23:56 ID:UeZMzGhj
・・・>>297に気づかなかった俺はかなりの馬鹿者だ。
319317:02/08/21 12:24 ID:MMuV6qfQ
>>313
 ♂カイトの思惑は家に戻ってすぐに明らかになった。
 ♂カイトはハサミを取り出すとおもむろに水着の尻の部分に小さな切れ込みを入れてしまった。
「さぁて、風呂にでも入ろうかな。ポチも水着持ってついてきな」
 意気揚々と♂カイトは浴室へと向かった。
(何考えてんだかな……)
 新品の水着にハサミを入れてしまう道理がわからなかったが、言われた通りにカイトは水着を持ってついていった。
 脱衣場で♂カイトはすでに上半身裸になっていた。
(オレの体だ!)
 凹凸の少ないスラリとした少年の肉体にカイトは軽い羨望を覚えた。……そう、それは羨望という感情だった。
 引き比べるようにカイトは鏡の中の自分を見た。
 Tシャツの布地を大きく持ち上げている胸はもちろん、丸く形のいいヒップも何もかもが男を誘っているかのようにセクシーだ。
(そうか……いまは、コレがオレの体なんだな……)
 自分の肉体を羨むような者はいない。
 もはや♂カイトの体は、カイトにとって他者の体だった。
「ポチ子が着替えないと始まんないだろ」
 と♂カイトが急かす。
 どうあっても水着に着替えねばならないようだ。
 覚悟を決めてカイトは裸になった。
 陽に焼けたことのない眩しいほど白い裸身に♂カイトが口笛を吹く。そんな反応は、カイトにとっては何だかむず痒かった。
(見ないで……っていっても無駄なんだろうな)
 変に恥じらう様子を見せるとますます付け込まれてしまう。
 そう思ってカイトは大胆に着替えを続行した。
 ビキニのボトムをパンティのように穿いていく。パンティよりも布全体が張り付くような感触だ。
320317:02/08/21 12:24 ID:MMuV6qfQ
 股間のラインはかなり大胆なハイレグになってるが、幸か不幸か恥毛の量が少ないカイトは特別な処理をしなくても毛がはみ出てしまうようなことはなかった。
 続いてビキニのブラを着けた。
 背中で細い紐を結ぶようになっていたので、普通のブラを着けるよりも倍時間がかかった。試着室でもだいぶ苦労したものである。
 四苦八苦して水着に着替え終えた頃には、♂カイトは湯船でくつろいでいた。
「入るぞ……いいのか?」
 磨りガラス越しにカイトはおずおずと尋ねた。向こうからは白のビキニに着替えたカイトの姿がぼうっと見えていることだろう。
「うぇるかむ♪」
 というのが浴室からの返事だった。
 カイトはおずおずと♂カイトの待つ浴室に足を踏み入れた。
 待ちかねたように♂カイトが湯船から立ち上がる。
(あ……)
 カイトは思わず♂カイトの股間の男のモノへと目をやってしまう。未練だった。
「背中流してもらおうか。やりかたはわかるだろ?」
「ま、まさか……」
「そ。オッパイでね」
 臆面もなく言い放つと♂カイトはどっかと腰掛けに腰を下ろし、たらいで湯を浴びた。
 カイトは自分の胸に盛り上がるブラに包まれた左右の乳を見下ろした。
 たしかに、見ようによっては上等なスポンジに見えなくもない。
「こう……これでいいのか?」
 石鹸をとって胸で泡立てると、くすぐったくて体がむずむずした。
 泡まみれになった胸のふくらみを♂カイトの背中にくっつける。
 裸でそれだけ接近すると、自分とは違う体臭がかすかに感じられた。
 男の体臭だ。
 構わずに胸を押しつけると、♂カイトが、くふぅ、と気持ちよさそうに呻いた。
 ピアスのせいでカイト自身も刺激され、あっというまに乳首が固くなった。
 胸を上下させて♂カイトの背中を擦ると、ますます感じてきてしまう。
 石鹸の泡でヌルヌルと乳房の擦れる感触がどうしようもなくカイトを悩ましい気持ちにさせる。
321317:02/08/21 12:24 ID:MMuV6qfQ
「ふわぁっ……」
 つい甘く喘いでしまい、咄嗟に口に手を当てた。
「へへぇ。そんなに気持ち良かった?」
「別に、そんなこと……」
「そんな淫乱ポチ子に大サービスだ!」
「え?」
 それまで隠し持っていたモノを♂カイトは手にとって見せた。
 ♂カイトが得意げにもっているものは、細いバイブだった。先端にフサフサとした毛皮の飾りがついている。
 きゅっ……
 バイブを目にしただけで、条件反射的に膣口が収縮してしまった。
「ポチ。四つん這いになって僕にお尻向けて!」
「そんな、や……」
 拒絶の言葉を口にしかけて♂カイトの冷たい目に、カイトは己の立場を思い出した。
 しょせん、逆らうことは許されていない。
「はい……」
 カイトはのろのろと浴室のマットに手足をついた。
 屈辱に胸を灼きながら、♂カイトに尻を向けた。
 自分が安いAVの女じみて見えていることは痛いほど自覚していた。
「もっとお尻あげる!」
「ん……」
 くい、と尻を突き出すと、すぐさまバイブの先端をあてがわれた。
 あらかじめハサミで切ってあった隙間からバイブを差し入れられたのだ。
「!」
 ある決定的な違和感に思わず首だけ振り向いて叫んでいた。
「そこは違う!」
「んんー?」
 カイトのアヌスをバイブの先でほぐしながら、♂カイトは舌なめずりをした。
「違うって、ポチ子はオマンコのほうに入れて欲しかったの?」
「そんな! そういうことじゃ……うあああっ!?」
322317:02/08/21 12:25 ID:MMuV6qfQ
 ズプププ……
 菊の蕾を割ってバイブの先端が侵入した。
 初めての肛虐にカイトは目を白黒させた。
 バイブはゆっくりとだが確実に埋め込まれていく。元々アヌス用に設計された細身のバイブなのだ。
 ズッ、ズヌゥッ……
「か、はっ……」
 焦点の定まらない目でカイトが呻く。口から涎がひとすじ、つうっと落ちた。初めてでいきなりアヌスにバイブを受け入れさせられたのだから無理もない。
「ダメ……と、取ってぇ……」
 ようやく人語の形でカイトが訴える。
 竿の部分がほぼ全て挿入され、飾りのフサフサとした毛だけが外に出ている。
「フン」
 ♂カイトは容赦なくアナルバイブのスイッチを入れた。内蔵型バッテリでバイブが震え始める。
「くぁぁ……」
 手で引き抜こうとして♂カイトに止められた。
「濡れた手で触って感電してもしらないよ?」
「うぅ……」
「そのままで奉仕を続けるんだ、ポチ」
 カイトはしきりと肩を上下させて息をした。
 深く長い呼吸をすると少しはアヌスの異物感から自由になれた。
 ♂カイトに促されて、フラフラと身体を持ち上げた。
「う……うくぅっ……」
 バイブの震動が膣にまで届いて、感じてしまうたびに括約筋が収縮した。その収縮によってますますバイブが存在を主張する。
 ヒクヒクという括約筋の運動に連れてバイブの飾りの毛が上下に揺れた。
 まるで本物の犬がシッポを振っているようだった。
 カイトの尻尾振りを見て♂カイトは手を叩いてはしゃぐ。
 そうとわかっていても体の反射を止めることはできない。カイトの意志を離れ、フサフサの尻尾はうごめき続けた。
323317:02/08/21 12:25 ID:MMuV6qfQ
 情けなさと、こみ上げてくる不可思議な性感に何度もカイトは声をあげてしまった。
 ♂カイトはそんなカイトに体の正面を向け、股を開いた。
「泡姫さん、まずはコイツを大きくしてもらおうか」
「あっ、ああっ……」
 アヌスへ継続的に加えられる刺激がカイトをせき立てるようだった。
 ♂カイトの男性器が視界に入ってくる。
(オレの……オレのものだったオチンチン……)
 そう思うと男のペニスを手で扱う抵抗感はなくなった。
 カイトはペニスを手の平に載せた。
 まだ柔らかいが、ペニスは熱を持っていた。ゆっくりと脈打っているのも感じられる。
 そのとき、肛門のほうで何度目か、括約筋の収縮が起こり、シッポが揺れた。
「んっ……ふぅっ……!」
 アヌスにくわえ込まされたバイブの震動が下腹全体に響き、カイトはよがり声を押し殺した。
 もちろんそんな反応を見逃す♂カイトではない。
「なぁんだ、もしかして感じまくり? ったくポチ子ったら、前立腺も無いくせにいっちょまえにバックで感じちゃってさ」
「はぁぁぁぁ……」
 辱められてなおさらアヌスそれ自体が別な生き物になったかのようにキュウキュウと締め付けた。
 シッポが揺れ、カイト自身すら自分がペットに成り下がったような気分を味わった。
 白のビキニ水着で男に奉仕する、とびきり淫らなメスのペットだ。
(くぅ……オレ、何考えてんだ……)
 反発する心と、ペットであることに不思議な甘美さを見出す心と……二つの意識がカイトの中でせめぎ合っていた。
「始めるんだ、ポチ子」
 ♂カイトの手がカイトの頭におかれた。
「はぁ……ぃ……」
 ♂カイトの手の温もりが、居場所を与えられたような気持ちにさせてくれた。
 居場所……ここにいていいんだ、という安心。
 カイトは心のどこかでずっとそれを求め続けていた。
324317:02/08/21 12:25 ID:MMuV6qfQ
 心を決めるとカイトは胸で泡立てた石鹸を手につけ、優しくペニスを愛撫した。
 白く滑らかな泡をこすりつけ、ペニスを根もとから撫で上げる。
 ピクリ、と反応があった。
 左手の上に置いたペニスが一回り大きくなっていた。♂カイトが愛撫に感じている証拠だった。
 不思議な感情が沸き起こってくる。
 カイトは初めてはっきりと女として自分が男に快楽を与えることができるということを意識した。
 魔法の杖でも振ったみたいに、カイトがゆっくりとペニスをしごくと、それだけで♂カイトはとろけそうな表情になり、腰を浮かしそうになる。
「そ、そう……けっこ……気持ちいいよ、ポチ子」
「う、うん……」
 言葉に添えるようにシッポがひとりでに揺れた。
 どんどん泡を立てるようにペニスを擦った。それだけでなく、男だった記憶から、玉の部分をソフトに刺激しつつ蟻の戸渡りにも指を這わせた。
 てきめんにペニスが膨張し、♂カイトがうう、と呻く。
 感じてる。感じてくれている……!
 カイトは自分の心の中に生まれたある感情に戸惑っていた。
 ♂カイトのペニスを愛おしい、と思う気持ちを自分自身で理解できずカイトはただ漠然とした温かい気分に浸った。
 石鹸まみれでなければ自然とその先端を口に含んですらいたかもしれない。
「ああっ、いい、いいよ……ポチ子……ポチ子……」
「うん」
 カイトは一心に愛撫を続けながら答えた。
(……ポチ子って呼ばれるの、ちょっとだけ好き、かも……)
 膨張して、ピクピクと跳ね回り始めたペニスはカイトの手の中から逃げるように飛び出した。
「あ、待てっ」
 おいかけてそれを握るとき、鬼頭に指が擦れ、♂カイトが切なそうに呻いた。
325名無しさん@ピンキー:02/08/21 12:25 ID:3GCkmVp3
326317:02/08/21 12:25 ID:MMuV6qfQ
 このままちょっと強く力を入れて擦ったら、たちまち射精させることができる。
 男のモノをこんなにも愛らしいと感じたのは生まれて初めてだった。
「その……出すか?」
 おそるおそるカイトは伺いを立てた。
 それに対して♂カイトはたまりかねたようにガクガクと肯いた。
 クスッと思わずカイトは笑いをこぼしてしまう。
「わかったよ……」
 シュッ……
 カイトは男の頃の知識と経験を総動員して、♂カイトが感じるようにペニスを擦り、ツボを刺激した。
 時間にすればほんの数秒もかからなかった。
 ♂カイトがたまりかねたように吠え、身を仰け反らせた。
 直後、ひときわ大きく跳ねたペニスが白濁液を噴出した。
 ビクッ、ビクッ……
 跳ねるたびに液が噴き出す。
 カイトの手にもべっとりとザーメンが付着した。
 粘度の高い精液は湯で流しても簡単には落ちなかった。
「ふぅぅぅ……」
 満悦のため息をついて♂カイトは湯船の縁に体を預けた。
 はた目にも♂カイトが甘い快感の余韻に浸っているのは明らかだった。
 ♂カイトの唇が笑いの形にほころんだ。それを、カイトは自分への感謝の気持ちと受け取った。
(可愛らしくしてれば、オレは必要とされるんだ……)
 手にかかった白濁液のぬめりに、むしろカイトは誇らしさのようなものを感じていた。
 自分の価値で♂カイトを射精へと導いたという思い。久しく縁がなかった精神的な充足感を味わうことができた。
 ふと♂カイトの股間に目をやると、半分ほどの大きさに萎えたペニスの先端に精液が残って糸を引いていた。
 水着の下でじわっと花弁が潤うのが自分でわかった。バイブを入れられた肛門と膣が連動するように反応している。
327317:02/08/21 12:26 ID:MMuV6qfQ
 カイトは知らずペニスに目を釘付けにされていた。
 子宮のあたりから、じんと切なさがこみあげてくる。母性本能にも似た愛おしさで心が満たされ、カイトは男のペニスに惹き寄せられた。
 甘い栗の花の匂いに女の身体は酔いそうになる。
「後始末する……ね……」
 カイトは萎びたペニスの先端に口をつけた。
 鈴口にキスをするような形で、そこに残る精液を舐め取った。
 湿った淫靡な音がひそやかに浴室に響く。
 ぴちゃ、ぴちゃ……
 女の感情に支配されていたおかげで、ペニスに口づけするという行為に嫌悪感はなかった。
(オレ、凄くヤラシイことしてる)
 そう自覚しつつも、それが悦ばれるのなら構わないと思った。
 心の奥深い無意識の領野で誰にも聞かれない叫び声があった。愛されたい、と。
 ♂カイトは不意打ちのようにペニスを舐められたことで快感に耐えるように眉を寄せた。カイトの行為に反応して腹筋にも力が入っている。
 竿に付着したわずかな精液も舐め取ると、再び鈴口に戻って透明な後走りの汁もすすった。
 少年の股間に顔を突き入れながら、カイトは無意識に男を誘うように腰を振っていた。水着から飛び出たシッポがそれに連れて揺れた。
「ううっ!」
 ♂カイトが短く喘いだかと思うと、硬さを取り戻していたペニスからまた精液が噴きこぼれた。
「あ……」
 顔に精液をかけられ、カイトはびっくりしてペニスから口を離した。
 つうーっと唇とペニスの間に糸が引いた。
 カイトが念入りに後始末をしたせいで♂カイトは二度目の射精を迎えてしまったのだ。
 ごしごしとカイトは顔についた精液を拭い取った。
 ♂カイトは連続射精で体力を消耗したのか、はあはあと荒く息をついている。
「ごめん」
328317:02/08/21 12:26 ID:MMuV6qfQ
 謝りながらクスッと笑いが混じってしまった。
「そんなに気持ちよかったんだ?」
「な……」
「ふぇ?」
「なに勝ち誇った顔してんだダッチワイフの分際で!」
「え……」
 ♂カイトの憎しみの形相にカイトの全身の血が凍りつくようだった。
 カイトは首輪を掴まれ、無理やり立たされた。
「ぐ……ぇ……くるし……」
「おまえ、立場わかってないよ?」
「やめ……て……」
「おまえさぁ、この家にお情けで置いてもらってる奴隷なんだぜ」
 グイグイと後頭部を押され、湯船の水面に顔を近づけさせられた。湯気が目に口に入ってくる。
「そんな、オレはただあんたを気持ちよくしてやろうと……」
「恋人気取りかよ……反吐が出るね。性欲処理奴隷だった分際で!」
「ちがう! オレは……!!」
 バシャッ!
 力まかせに湯の中に頭を突っ込まれ、後半の言葉はブクブクと泡になるだけだった。
「僕はおまえのことを憎んでるんだ。それを忘れるな!」
 ♂カイトは猛って叫んだ。
 だが、湯の中で頭を押さえつけられたカイトはそれどころではない。無我夢中でもがいた。
「人間以下の奴隷(メイド)としてのみ、おまえは価値があるんだ。だから、おまえの名前はポチなんだ。……いいか、人間になりたいだなんて思い上がるなよ?」
 ようやく解放されると、カイトは大量に飲んでしまった水をげーげーと吐いた。
 それを横目に見て♂カイトが浴室をあがる。
 カイトはあまりの心細さと情けなさに自分の細い身体を抱きしめた。
329317:02/08/21 12:35 ID:3D1vqsdN
 甘い幻想を完全に打ち砕かれ、もう涙すら出てこなかった。
 ただただ心が乾いていく。
(なんでこうなるんだよ……)
 悔しかった。
 “カイト”としての生を横取りした相手に文字通りシッポを振ってしまい、その挙げ句惨めに突き放されてしまった。
 しばらく立ち上がることすらできなかった。
 バイブを引き抜いてから、ぐったりと浴室のマットに横たわった。
 やがて腹の虫が弱々しく鳴いた。
 こんなときまで腹が減ってしまうことを滑稽に思いながらカイトはゆっくりと起き上がった。
 浴室を出ると、そこに叔父が待ちかまえていた。
「なん……ですか?」
「ふん」
 叔父はぎょろりとした眼で水着姿のカイトは上から下まで何度もねぶるように視線で撫で回した。
「おまえんこつ好きにして良かち彼がいうもんじゃけんの」
「…………」
 そう言われてもカイトの心はああそうかと思うだけだった。
「こっちこんね」
 着替える暇すら与えられなかった。
 叔父に手を引かれて辿り着いた先は夫婦の寝室だった。叔母のほうは、会議で遅くなるとかでその姿は見えない。
 叔父の眼がひときわギラついたかと思うとカイトは乱暴に布団に押し倒された。
「あっ……」
 叔父は無言でのしかかってきた。
330317:02/08/21 12:35 ID:3D1vqsdN
 水着のブラがずらされ、乳を吸われた。
「ふうっ……!」
 それから小半時にわたってカイトは犯された。
 ろくな抵抗もせず、半ば放心状態のまま二度も胎内に精を放たれた。
 心と体が切り離されたみたいに、カイトは機械的にペニスの抽送に反応して喘ぎ声をあげた。
 セックスをしているという実感はどこにもなかった。
 ただ肉の快楽があるから、それを受け入れた。腹が減って餌のようにカップラーメンを啜るのと良く似ていた。
 もっとも快楽の倍に値するほどの苦痛が伴っていたが。
 カイトの体を貪って満足すると、叔父はタバコに火を付け、お決まりのように呟いた。
「ふぅ……良かったばい」
 商売女とやるとき、いつもそうしているのだろう。
(ばぁか……)
 乾いた嘲笑を口にすることなくカイトは目を閉じた。
 膣の中に残るぬめりが不快でしょうがなかった。
 叔父がシャワーを浴びにいくと、カイトはトイレに駆け込んで念入りに精液の後始末をした。
 油断するとトロリと膣の奥から流れ出してくる精液に舌打ちしながら、何枚もトイレットペーパーを水に流していった。
(眠てぇ……)
 トイレの水音を聞きながらカイトは思った。
 吐き気と眠気が同時に襲ってきた。
 便座で膝の上に顔を乗せ、目を閉じた。
 このまま眠ってこの世から消えることができたらいいのにとさえ思えた。
(続く)

331名無しさん@ピンキー:02/08/21 13:21 ID:eAIGMZCQ
可愛く女としてすりよったのに、拒絶されて打ちひしがれるカイトたんに萌えッ!!
>「後始末する……ね……」
あのカイトがこんな台詞を口にするとは・・・ええなぁ。
ところで♂カイトとは浩司のようにはならないのかな?この事で心の女性化に歯
止めがかかってしまったのではないかと少し心配(w
順調に行けばスカート姿のもじもじカイトたんも遠くはない、とおもっていたのだが・・・。

ところで他に読んでる人いないのか?
332名無しさん@ピンキー:02/08/21 13:46 ID:eAIGMZCQ
今回の分、改めて読み直してみると330の件は最高じゃないか。
さして抵抗もせず、冷めた心で機械的に喘ぎ声を吐出す♀カイトになんかじ〜〜んときた。
333名無しさん@ピンキー:02/08/21 14:07 ID:LnXDTRjR
私も読んでますよー、今回もハァハァしっぱなし。
しかし>317氏は何故こんな時間に?
私は仕事が休みだったんですけど。
あと遅レスですが、>296での
>某Defeat of Prince Altan の第一部を上回るねちこさが目標だったもんで
俺のまいふぇいばりっと海外TSF小説の名前が出てくるとは。
そういえばAltanも、ランジェリーやドレスの感触に快感を覚えながら
それでも最後まで「俺は男なんだ!」という気持ちを持ち続けているところに
カイト君と似ている点がありますね。
ついでにいえば、
「セックス責めに耐えきれず脱走した後、逃げ込んだところで
また性の道具として働かされる」
と言うところも共通かと(w
334名無しさん@ピンキー:02/08/21 16:13 ID:lde+oA7C
段々精神まで女の子化してきたカイトくんにハァハァですよ。
男カイトのマニアックなプレイはなんか笑えてしまう。
335名無しさん@ピンキー:02/08/21 17:40 ID:Fi3S5jGK
カイトタン(・∀・)イイ!
336名無しさん@ピンキー:02/08/21 19:31 ID:zuWBMCdl
337名無しさん@ピンキー:02/08/21 23:27 ID:N6BGHtnh
317さんの言葉の表現一つ一つに少なからぬ才能を感じる。
本職は何してらっしゃる方なんでしょうか?

こういう構成にこだわりを持っている方の小説を読めるっての
は嬉しいね。素直に嬉しいよ。
338名無しさん@ピンキー:02/08/22 01:01 ID:Qa1rEwKT
317です。なんだかカキコたくさんで素直に嬉しいす。
見返りを求めて書くのは邪道だと思いつつ、やっぱ感想とかあるとやる気がブーストされちゃうね。
半角二次元板の職人さんたちは感想とか関係なく黙々とアップするのが普通らしいけど偉いと思う。

>>331
>可愛く女としてすりよったのに、
そそ。これやってみたかったんすよ。

>>337
うおーそんな褒めすぎっす。恥ずかちぃ…。ヌキネタに使えるモンを書くという以上でも以下ない目的なんで、言葉の専門家から見たらたぶん表現とかめちゃくちゃテキトーです。うう。
でもそれでいいよね。

>>333
Altanがマイフェイバリットとは気が合いますなー。
よかったら海外TSFサイトで検索かけるときの常習キーワードとかお互い公開したらけっこう被りそうっすね。
どうでもいいけどAltanの作者って絶対シルクランジェリー・フェチだよね…

>しかし>317氏は何故こんな時間に?

うわぁぁぁぁぁぁん、どラブやーーん!!
この人、オイラのことをプーなんじゃねーかと疑ってるよォォォォォ!!
339名無しさん@ピンキー:02/08/22 01:06 ID:Qa1rEwKT
↑マジレスすると、前の晩に書いてた分を昼休みタイムにぽこぽこと投下しただけね。
むしろ六時過ぎくらいにカキコしてるときとかがめっさ業務中のカキコだったりするトラップ。
340名無しさん@ピンキー:02/08/22 01:28 ID:cXYXGkmM
317氏、レスもおもしろい!
341145:02/08/22 01:32 ID:XVHFy3w/
ttp://hako.masterweb.ne.jp/users/h200/giko/up/data/up0267.jpg

というわけで、また描かせていただきました。 やっとこさ、エロっぽいやつです。
274の最初の行あたりのイメージです。 ・・・シャツとかサラシはどこに行ったんだ。
葵の外見も、自分のイメージに合わせてしまいました。 
自分的に葵はどこかしら狂気を秘めたキャラだと思ってるんですが、表現しきれなかったです・・・。胸もちょっと大きく描きすぎたかなぁ。

ていうか317さん、仕事と兼ねながらの執筆ですかい・・・、すごすぎる。
342145:02/08/22 01:35 ID:XVHFy3w/
しまった、葵の膝を曲げてない・・・。 
これじゃ、立ってる姿勢じゃねーか。

回線切って・・・
343名無しさん@ピンキー:02/08/22 01:47 ID:JO1i5yMR
イイ!
葵タン、なんかイメージ通り!
344名無しさん@ピンキー:02/08/22 02:47 ID:Wls5fX28
もっと鍛練してもっとうまくなって再び掲載して欲しいと思う。

マンセー意見ばかりだと本人にとっても意味がないと思ったので送ります。
345名無しさん@ピンキー:02/08/22 03:56 ID:3ih9K85q
なにやらシビアな意見も出てるけど145氏の葵×カイト良かったよぅ!
もしやエッチ系は本来苦手なのに描いてくれてるんじゃと想像して勝手に有難さ二倍になってます。
レーズーは絵になるよなぁ。

>>344
2chだしいろんな意見が出るのを否定はしないけど、145氏のことを思うならまず良かったとこを挙げて、それから辛口批評をするべきかなぁ、なんて。
単に漏れの勝手な希望です、すんません。
346名無しさん@ピンキー:02/08/22 12:20 ID:xx00v8y9
age
347名無しさん@ピンキー:02/08/22 12:20 ID:q1xqKgnX
( ´ー`)ノ 
♂ ♀ ♂ http://64.156.47.64/venusj/sample.htm ♂ ♀ ♂ 
348名無しさん@ピンキー:02/08/22 19:20 ID:Fa9vUdYW
317の小説ヤベエ。

330後半の憐憫を感じる展開にハマりそうになった。
トイレで眠り込んでいくシーンが凄くクる。
349名無しさん@ピンキー:02/08/22 21:55 ID:eLQRvbv7
本当は焼肉を食べたかったのに寿司喰っちゃって満足感を感じた
時のようにカイトも女性の体で満たされていくんだろうか。

嬉しいエンディングのようで何か寂しい。
350145:02/08/22 23:58 ID:XVHFy3w/
>343-345
感想ありがとうございます〜。 前に揚げた絵はあまり泣かず飛ばずっぽかったんで
非常にありがたいです。
しかし、大して画力もないのに、文章に触発されて思わず描きたくなったぐらいだから
本当にお目汚しにしかなってませんね。
ご指摘の通りに、しばらくROMって鍛錬にいそしむとした方が
作品を汚さないことになりそうです。

もっとうまくなったら掲載してほしい、という言葉を信じて頑張ります。

問題は、自分が鍛錬積んでそれなりのレベルになったときには、おそらく
間に合わないって事でしょうね・・・。
それでは、皆様方、頑張ってください〜
351名無しさん@ピンキー:02/08/23 00:08 ID:Y/NsE690
Ψ(`o´)Ψ 精進あれ!!
352名無しさん@ピンキー:02/08/23 00:54 ID:H2fCD/v2
作品をうpしながら精進するという方向でどうでしょうか、ひとつ。
イラスト見れなくなるのさびしいよぉ。
漏れには充分イケてる出来に見えたし、在野の他の絵師さんをその気にさせるためにも、イラストのうpは続ける価値があるのでは。
353名無しさん@ピンキー:02/08/23 03:21 ID:Y/NsE690
本人がもっと上手くなる迄投降控えるって、そう判断したんだからもういいでしょ。
354名無しさん@ピンキー:02/08/23 10:57 ID:KNHC/K37
>>353
お前、なにか書くって作業をしている人間のこと、全然知らんだろ?
他人の作品をまず叩いて喜ぶ厨は、そうすることで自分が偉くなったのだと錯覚できるから始末におけないよね。
あげく、書いた奴のためだなんて、思い上がりもはなはだしい言い草なわけでさ。
>>344みたいなのは、ただの辻斬りも同様で、書き手っていうのがどれくらいデリケートな精神をしているのか知らない糞野郎だからね。
金貰って書いているわけじゃない、あくまで善意からの作品を貶めて喜ぶなんて、下衆もいいところだといいかげん気がつけや。
355名無しさん@ピンキー:02/08/23 11:12 ID:9Lew3nVe
>>354
もちつけもちつけ。
そう言いたい気持ちはよくわかるけど、他人にマンセー意見を強要するわけにもいかないじゃん?
そのへんの対応は人それぞれということにならざるを得んよ。
344氏を批判しても荒れるだけで得るものはないと思うし。
漏れたちは漏れたちで145氏を励ましていくということでいいんじゃないか?
145氏のイラストは例えまだ向上の余地があったとしても、見て損することはないレベルには達してるんだし(氏のイラスト見て不快になる人はいないでしょ?)、145氏さえ良かったら投稿続けてほしいと思う。
356名無しさん@ピンキー:02/08/23 11:28 ID:aMxgy9/Z
別に不快にはならないよな。
俺は批判はかまわないと思うけど(マンセーしか書くなというのもおかしいし)
どういうところが悪いかぐらいは書いておこうよ。
357名無しさん@ピンキー:02/08/23 12:12 ID:bbh1Grnh
少なくとも、他人の作品を批判・非難する際には
「こういうふうに書くべし・描くべし」
というお手本をつけない限り、説得力無し。

逆に、質の高い作品をポンとコメント抜きでアップするというのは、わざわざ 他人の作品を批判するよりはるかにプレッシャーになるし、勉強にもなる。
358名無しさん@ピンキー:02/08/23 12:43 ID:J9X3kMeu
>>354
笑わせてくれる。
デリケート?錯覚?
俺は344じゃないけどな、あんたの言い分では全く頷けんね。
本人に自覚があるからこそ、ひいたんだろうが。344は意見を強制したか?
触発こそ受けただろうが、行動の決は職人自身が決めた事だろうがよ。あぁ?

おまえの憤りは344じゃなく、職人にぶつける類いのものだ。「なぜ止めるのか?」とな。

あまりにあまっちょろい事を、さも当然のようにうたってンじゃねえよ。ガキが!

スレ違いの乱文失礼
359358:02/08/23 13:42 ID:J9X3kMeu
m(__)m <スマン。チョット熱クナリスギタ イタイ文ダタネ (>_<)

<(_ _)> <スマソ
360名無しさん@ピンキー:02/08/23 14:16 ID:3GAZ69dt
358氏も頭まで下げてるんだし、354氏には冷静な対応で事態の沈静化にご協力をお願い申し上げ。
後は145氏の胸先一つにおまかせするということでこの話題打ち切ったほうがいいよね?>all
361名無しさん@ピンキー:02/08/23 14:16 ID:94FYWtzz
さらしあげ
362名無しさん@ピンキー:02/08/23 15:52 ID:6QerrVUr
文字だけのコミュニケーションは誤解を生みやすいからなあ。
>>344に対する>>354の反応(糞野郎!など)はどうかと思うし、
>>354に対する>>358の反応(ガキが!など)もどうかと思う。

つまりは、言葉は慎重に選べって事だね。
「書き込む」ボタンを押す前に深呼吸をしてもう一度冷静になって見直してみよう。

363380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:11 ID:RaBjZIFm
というかみんなおちけつ!

えー。ぶっとい注射と点滴で熱下がりましたが、本復にはまだ遠く……。
また寝床に戻ります。
2日ぶりにのぞいてみたら荒れていたので、寂しかったよ。
364名無しさん@ピンキー:02/08/23 18:41 ID:7JLYPWvN
お帰り〜
そろそろ胸がふくらんだりしてきた?
365380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:51 ID:RaBjZIFm
 目の前に立っていたのは、つい4月にこのアパートに入って来たばかりのや
せこけた学生だった。
「どうぞ、入っていらして」
「い、いいんですか?」
 彼はおどおどと目の前の半裸の女性の表情をうかがっているが、その視線は
主にバストと下半身に注がれている。
 巻きつけたタオルのおかげで胸は強烈な自己主張をして盛り上がり、下半身
は股間が隠れるかどうかギリギリのサイズだ。しかも切れ目がちょうど股の間
にきていて、体を動かす度に股間の翳りが見えそうになる。
 学生(と言っても、悠司も同じ学生なのだが)は迷ったあげく、ゆっくりと
土間に歩を進めた。
 悠司は心の中で、やめろ、やめろ! と何度も叫んだが、元の体の主の言う
ことを、この体はちっとも聞く気はないようだった。
「あのー、ここに住んでいる人のお知り合いですか?」
 ドアを後ろ手に閉めて、彼はおずおずと切り出した。
「ええ。私の家庭教師なんです」
「ああ、そうですか」
 なぜか彼はほっとした表情をした。たぶん、多少なりとでも納得できる理由
が見つけられたからだろう。それほどに、今の状況は不条理極まりなく、信じ
られるようなものではなかった。
 裸の美少女が自分を部屋に誘ったと言って、誰が信じてくれるだろう?
「何を教えて貰っているんですか?」
「日本史と、英語です。それから……」
 自分の顔が笑顔になってゆくのを、悠司は感じ取っていた。まさか……?
「それから?」
「セックスなんです」
「あ……ああ、はあ……」
 唖然となって、ただ立ち尽くすだけの学生。
 無理もない。悠司だってこんな状況になれば同じ反応を返すだろう。
366380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:52 ID:RaBjZIFm
「あら、あなたのおちんちん、固くなってませんか?」
「いえ! いや、そんな、あの!」
 慌てて下がろうとするが、すぐにドアにぶつかって行き止まってしまう。
「女の子の初めては痛いですけど、男の方は痛くないのでしょう?」
「う、あ。いや、その確かに初めてだけど!」
 まるで少女のように慌てふためき、股間を隠す。
「あら、わかりますわ。女性の裸を見慣れていないって、すぐに」
 四つんばいになった少女の体から、バスタオルがはらりと落ちた。
 学生がごくんと唾を飲み込んだのがわかった。
 立っている学生からは、頭と背中とお尻しか見えないだろう。だがそれでも、
彼の股間の物がはた目にもわかるほど大きくなったのがわかる。
 少女はそのまま猫のように手足を動かして、土間の学生の足下まで近寄った。
 学生はまるで恐怖映画の犠牲者のように目を大きく見開いて、目の前の全裸
の美少女を見つめている。
「はい、楽にしてさしあげますね」
 足が汚れるのも気にせず膝立ちになって、ズボンのベルトに手をかける。
 この相手が自分だったら最高なのにと悠司は思った。
 だが現実には、自分は相手に奉仕する側であり、しかも体は自分の思うよう
には動かない。最悪だった。
 あっという間にトランクスもずり下げられた。途中からは学生も協力するよ
うに足を動かす。その行動が悠司には不快だった。
「まあ!」
 少女は口に手を当てて、声を上げた。
 学生は羞恥で顔を真っ赤に染めてうつむく。
 大きさはまあ、平均よりやや小さいくらいか。しかしほとんど完全に勃起し
ているのにも関わらず、皮は亀頭を完全に覆ったままだった。
 なんだ、このホーケイ野郎! と悠司は罵った。だがもちろん、そんな彼の
声が相手に伝わることはない。
367380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:52 ID:RaBjZIFm
「すみません……」
 学生が小さな声で言った。
「あら、素敵ですわ。私、こんなおちんちんが大好きですもの」
「えっ?」
 彼が尋ね返す間もなく、少女は学生のペニスに手をやって、軽く力を込めて
根元の方に引っ張った。大した抵抗も無く皮はずるずると引きずられ、ピンク
色の敏感な部分が現れた。
 ピアノを弾くのが似つかわしい美しい指が軽やかに動き、彼の亀頭に指を添
え、優しくなぞり始めた。
「ううっ!」
 学生がうめくと同時にペニスが震え、あっという間に先端から白濁した液が
勢いよく迸って少女の髪の毛を汚した。
 射精は長く続き、その度に少女の緑の黒髪に男の欲望の証が刻み込まれてゆ
く。濃密で、液体よりも個体に近い濃度のそれは、髪だけではなく顔にまでも
飛んでいた。
「ふぅぅっ……」
 学生は大きく息を吐いてドアにもたれかかった。顔はだらしなく崩れ、快感
の余韻に浸りきっているようだ。
 一方の悠司は最悪の気分だった。
 汚いチンポを見せられたあげく、顔射されるなど屈辱の極みだ。
 心の中で血涙を流す悠司をよそに、今の体の主は顔にかけられた白濁液を手
に取り、あろうことかそれを舐め始めたのだ。
 口の中一杯に形容し難い味が広がる。
 苦いような、えぐいような、しょっぱいような味……。本来は口にする物で
はないそれを、少女は当たり前のようにぬぐっては舐め、舐めてはぬぐって、
一滴でもむだにすまいとするように舐め続ける。
「あ……あのっ!」
 男が声を上げた。
368380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:52 ID:RaBjZIFm
 少女は微笑んで、彼を下から見上げる。
「はい、何でしょう? ……あら、ごめんなさい。まだ残っていましたわね」
 男は少女の考えを汲み取って、自ら腰を突き出す。
 悠司は全身で抵抗した。
 やめろ! やめろ! やめろ! やめろ! やめろ! ヤメロ〜〜〜ッ!!
 心の中で全身を突っ張らせるようにし、体の動きを止めようとするが、まる
で思うようにならない。
 半分勃起したペニスを押し頂くように恭しく持ち上げ、ローズレッドの唇で
チュッと先端に口付けをした。
 生々しい肉色の亀頭のくびれには、白いカスがこびりついている。魚か乳製
品が発酵したような、汗をかいたシャツを放っておいた時のような匂いが渾然
一体となったものが少女の鼻をくすぐる。
 背筋がぶるぶるっと震えた。
 悠司は心の中で吐き気を感じていたが、今の体の主にとってはこれはまさし
く媚薬にも等しい香りであった。
「ああ……なんて美味しそうな恥垢なんでしょう!」
 そう小さく叫ぶと、待ちかねたように顔からそれを咥えこんだ。
 口から鼻にかけて広がる、アンモニア臭と恥垢の強烈な腐りきったチーズの
ような味覚は、悠司の理性を一時的に飛ばしてしまった。だがそれは幸運だっ
た。もしこのまま理性を保っていれば、恐らく彼は発狂してしまっただろう。
 恥垢は少女にとって天上の美味だった。あっという間にこ削ぎ落とされ、唾
液に混じって胃の腑に消えてしまう切なさを惜しみながら、次なる美味を絞り
だそうと手技の限りを尽くす。
 口の中でたちまち固さを取り戻してゆくそれを、少女は目を細めて嬉しそう
に頬張る。指で、舌で、唇で。時には軽く歯を立てたり、頬の内側まで使って
責めたてた。
369380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:53 ID:RaBjZIFm
 童貞の学生がそんなに耐えられる訳もなく、彼はたちまち体を震わせてうめ
き始めた。
「ああっ! 出るっ! 出ちゃうっ!」
 少女が尿道に舌を差し入れた瞬間、堰を切ったように少女の口の中にザーメ
ンが溢れた。ぬるりとしたそれを、ためらいもせず、むしろ積極的に吸出すよ
うにしてまで絞り出してゆく。
 ようやく射精が終わった頃には、学生は荒い息を吐いていた。
 チュピンとぬめった音がして、少女がペニスから口を離した。
 下から見上げる彼女と、学生の目が合った。
 少女は黙って口を開いた。
 そこには、彼が放出した生命の源が舌の上に広がっていた。
 わざと見せているのだ。
 学生がそれを確認したのを見て、少女は口を閉じて精液を飲み込んだ。
 ごくん。ごくん。
 学生もまた、唾を飲み込んだ。
 AVでしか見たことのない光景が、今現実として目の前で繰り広げられてい
るのだ。
 とても信じられないが、事実のようだ。でも、まるで夢を見ているようだ。
 夢なら醒めてほしくない。
 そう思った瞬間、彼のペニスは再び力を取り戻し始めた。
「まだ出せますの?」
 少女が言った。
「今度は何をしてさしあげましょうか。今度はおっぱい?」
 大きな胸を寄せるようにして、下から持ち上げる。
「それとも……」
 少女が立ち上がった。学生は改めて少女の全裸姿を見ることができた。手足
は土間の砂で汚れ、髪には彼の精液がまだこびりついているが、そんな物は彼
女の美を全く損ねていなかった。
370380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:53 ID:RaBjZIFm
 映画やドラマ、コマーシャルに出ていても不思議ではない美少女が、自分の
目の前に全裸で立っているのが信じられない。それが幻でないことを確かめよ
うと、手を伸ばした。
「お風呂、入り直してきますわね」
 彼の思いを察したように、少女がすっと身を引いた。
 伸ばした手を降ろしかねて、学生はそのまま呆然と下半身をさらけ出したま
ま立ち尽くしていた。
 すぐそばの風呂場からは、少女の楽しそうなハミングのメロディーが響いて
きた。考えてみれば、自分もこのハミングに魅せられて、吸い寄せられるよう
に風呂場を覗いてしまったのだった。
 学生はトランクスとズボンをはき直してしばらく待ったが、シャワーはなか
なか止まる気配がない。
 このまま帰っていいものかどうか、彼は迷っていた。
 十分ほども迷っていただろうか。
 彼は勇気を奮って靴を脱ぎ、彼女が消えた風呂場へと向かい、その扉を開け
た。
「ずいぶんと……遅かったですね」
 少女は風呂桶の端に腰を下ろして、入口の彼の方を見ていた。
 シャワーは彼女の傍らに転がって、意味も無く温水を吹き出している。
「あ……うん」
 信じられない。
 彼女は自分が来るのを待っていたんだ!
 震えながら、学生は深呼吸をした。
 まるで酒を初めて飲んだ時のように、体がふわふわと浮き上がるような感じ
だと、学生は思った。手が震える。足も震えている。
「服を脱がないんですの? まあ、濡れた服でセックスをするのも素敵ですけ
ども、やっぱり直接肌と肌を触れ合わせたいですね」
 少女の言葉に、彼は急いでシャツをはぎ取るように脱ぎ去り、一度は着たズ
ボンやトランクスを脱いだ。その様子を彼女は、目を細めてじっとみつめてい
た。
371380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:53 ID:RaBjZIFm
 実は彼女は、外出する時には眼鏡がないと少し不自由する程度の近視だった。
だから、眼鏡がないとつい、目を細めて見つめてしまうのだ。やや垂れ目がち
な少女のそんな様子は、彼女の柔らかな風貌と相まって、不快に思われかねな
いこの仕草をかえって魅力あるものにさせていた。
 たちまち少女と同じように全裸になった学生は、おずおずと風呂場に足を踏
み入れた。風呂場は狭い。人間が2人座るくらいのスペースはあるが、身動き
をしようものならたちまち壁に当たってしまうだろう。
 どうするのだろうと所在無げに突っ立っていると、少女は彼に背中を見せ、
手早く風呂桶にふたをして、その上に上半身を預けて足を開いた。
「後ろから、来て……」
 いきなり直球。それもド真ん中、180Kクラスのスーパーストレートだった。
 無修正ビデオも見たことがない彼にとって、初めての女性器が目の前に広がっ
ていた。
 大きなお尻が人の字のように割れ、その狭間には小さくすぼまったアヌスと、
珊瑚色をした媚唇が彼を待ち構えている。
 学生はぽってりとしたお尻に両手をかけ、闇雲に腰を突き入れた。
 何度か滑ったが、少女は慌てず彼のペニスに手をやって誘導して挿入を果た
させた。暖かく、ぬるぬるとした得体の知れない中に性器を入れる未知の快感
に、学生は思わず呻き声を上げた。
「にゃああんっ!」
 少女もまた、猫のような声を上げてのけぞった。濡れた髪が跳ね、風呂場に
小さな水滴が舞い上がる。
 その光景を、悠司はまるで他人事のように呆然と感じていた。
 なんか必死だなあ……。俺の初体験の時もこんなふうだったのかな。
 悠司の初体験も同じ後背位だった。
 あまり好きでもない2年下の後輩から告白され、大した顔でもないと思いな
がらつき合い始めた。セックスをしたのは、告白されて2週間後だった。彼の
ハートを真に射止めるためにはこれしかない! と周りからはやしたてられ、
彼女の方から求めてきたのだ。
372380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:54 ID:RaBjZIFm
 それからは卒業するまで、週に2回はセックスをした。
 彼が卒業して東京に出てきてからも、彼女からは週に一回は手紙が着た。だ
が彼は返事を出したことなど一度も無かった。やがて手紙は隔週となり、月一
になり、季節毎になり、昨年の暑中見舞いを最後にとうとう途絶えてしまった。
 卒業してから3年……か。
 彼が宿る肉体が繰り広げる痴態をよそに、彼の思考は全く違う空間を漂い続
けている。魂だけが抜け出たように、悠司は客観的に、男と女、両方の視点で
目の前のセックスを分析する。
 学生はただ、ひたすら腰を前後に動かしている。 
 まるでダッチワイフでオナニーをしているみたいだな。と、悠司はぼんやり
と思った。好き嫌いとは関係無しに、ただ肉体の快楽だけを求めて求め合う関
係は、まさに彼が考えた事そのものだった。
 しかし、気持ち良さそうにしていやがるなあ。
 快楽と切り離された彼の自我は、そう呑気に思った。
 やがて学生の息が荒くなり、腰の動きも短く早い物へと変わってきた。それ
でも何度か抜けそうになり、そのたびに慌てて挿入し直す。
 ああ、そういえばスキンをつけていないな……。
 悠司の意識はそれを最後に、ブラックアウトした。
 少女の喘ぎ声はもはや遠慮仮借なくなり、アパートどころか道路にまで響き
渡り始めていた。
「あふん! いいの! おちんちん一杯、おまんこにっ、いいのっ! もっと
おまんこぉっ刺してっ! 奥までいぃぃっぱぁぁい、じゅくじゅくにしてぇっ!」
「ぼ、ボクもうだめだっ!」
「中にぃっ! せーしいっぱい、中に出してえぇぇっ!!!」
 学生が少女に覆い被さるように倒れ込むと同時に、射精が始まった。
「あきゅうぅぅんっ……せーし……せーしがいっぱいなのぉ。どくっどくって
おまんこに一杯なのぉ……もっとせーしちょうだい……もっとぉ!」
373380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:54 ID:RaBjZIFm
 ペニスが奥まで吸い込まれるようだった。三度目の射精だというのに、量も
今までの中で一番多かった。ここ1ヶ月していなかったオナニーの分を一度で
取り戻すかのような、凄まじい射精だった。いつまでもいつまでもペニスは脈
打ち続け、お腹が空っぽになるような感じだ。
 そのうち、痛みを感じて彼は彼女の上から退いた。次いで、小さくなったペ
ニスも彼女の中からこぼれ出た。
 まだペニスは脈打ち続けているが、何も出る物はない。それなのに、まだ射
精をしようとして、びくびくと脈打っている。
 少女が体を返して、立ち尽くしている彼の足下にひざまずいて萎えたモノに
手を伸ばした。
 学生はびくっとして、一歩後退った。
 先程までは魅力的に見えた笑顔が、今度は悪魔のそれに見えた。
 底抜けの淫魔だ。
 やっぱり都会は怖い所だ。祖母の言うことは本当だった。
 学生は身を翻し、転ぶように風呂場から逃げ出した。服を引っ掴み、裸なの
も構わずに部屋から消え去った
 少女は彼を引き止めもせず、彼が部屋から出ていってから、ぽつりと呟いた。
「あら。期待していたのにたった3回だけなんて、残念ですわ」
 股間から流れ出る精液をすくいとって、口元まで持って舐めた。
「でも……あなた方は期待を裏切りませんよね?」
 彼女が振り向いた換気窓には、何人もの目を血走らせた男が群がっていた。
 そして、微笑んで言う。
「さあ、どうぞいらっしゃい。そして私を満足させてくださいね」
 地響のような音と共に扉が開いた。
 そしてアパート全体がきしみ始める……。
374380 ◆EHY060jY :02/08/23 18:55 ID:RaBjZIFm
本日の投下はここまで。
3話が中途半端な分、こちらにきてしまいました。
ご心配おかけしてもうしわけない。ごっつい注射と点滴でもう大丈夫……なのかな?
7度近辺の微熱がなかなかとれなくてねえ。養生しつつ、進めさせてもらいます。
少し体を動かすと熱が上がるので辛かったです。これを機に寝ててもアクセスできる家庭内乱でも組むか。
熱があるとなかなか勃ちませんね。おかげでせっかく休めても話をあまり進められませんでした。

えー、マジな話、これで終わってもいいかなとかいうのはNG? あぼーんしちゃう?
これでもまだプロローグって雰囲気なのが怖い。
どうなっちまうんだろう、これ。
ラストは見えているんだけど、そこに至る過程が果てしなさそう……。

次回はエロがほとんどありません。その次も薄めです。
しかしそれも怒涛のエロ地獄への伏線に過ぎません……とか言ってますがウソです。
現状は、8話までアウトライン完成。5〜7話まで並行展開中です(進捗率50%)。
なお、6話はエロエロです(当社比50%UP)。
その分難航してますので、第4話は9月になってからとなります。ご了承ください。

その後も掲載は隔週(2週間に1度)というペースになると思います。
完結には年内一杯かかると思いますので(たぶん来年にかかってしまうけど)、気長に待っていてくれると嬉しいでつ。

荒れてるの見たら居ても立ってもいられなくなったので投下します。今度こそ寝ますね。
といいつつ、"The Defeat of Prince Altan"を読みながら、翻案練っているバカな漏れ……。
375名無しさん@ピンキー:02/08/23 19:54 ID:JQBfpG/s
アゲタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
376名無しさん@ピンキー:02/08/23 20:29 ID:0Szt0CG4
380タソもつ!
「セックスなんです」萌え!
377名無しさん@ピンキー:02/08/23 23:54 ID:JQBfpG/s
     ⊂⊃
     ´〃 ヾ))
  /⌒ノノ゚ ヮ゚ノ、⌒゙、 堕スレは
  从ノ ⊂ハハつ ノノ从 逝ってよち!
      く_!__ゝ
      し'ノ  
378名無しさん@ピンキー:02/08/24 00:25 ID:AOn8DlfA
380氏乙
続きはエロ薄めとの事だけど、直後の輪姦シーンをオリジナルでキボン。
のんびりやってくださってかまわないので、お体お大事に。
379名無しさん@ピンキー:02/08/24 00:35 ID:b5/X5+z6
>>374
>"The Defeat of Prince Altan"を読みながら、翻案練っているバカな漏れ……。
あれはいいですねぇ。漏れもオカズの定番です。
380名無しさん@ピンキー:02/08/24 08:53 ID:NOQuBd4Q
エロ物は無いかと物色して見てたら宝物見つけたーよ。
なんか、すごいよ。
317さん、半日かけてよんだーよ。

イラストもイイ!
381380:02/08/24 08:55 ID:NOQuBd4Q
並行ばなしもイイ!
382名無しさん@ピンキー:02/08/24 11:25 ID:FYzh1ALE
漏れら極悪非道のageブラザーズ!
今日もネタもないのにageてやるからな!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  ∧_∧   ∧_∧    age
 (・∀・∩)(∩・∀・)    age
 (つ  丿 (   ⊂) age
  ( ヽノ   ヽ/  )   age
  し(_)   (_)J
383名無しさん@ピンキー:02/08/24 22:07 ID:9e1zmZlM
>>382
フェチ板のTSスレもageてたな
384名無しさん@ピンキー:02/08/24 22:23 ID:NSJEDher
 エヴァンゲリオンのパロディSSで、アスカが復讐のためにシンジを女性化、自らは両性具有化して性奴隷にして犯す、なんて作品があったのですが、ずいぶん前にサイトが消滅してしまいすた(泣)
『A嬢の物語』という作品なのですが、好きだったのに…。

 エヴァ系のページの老舗もばたばたと閉鎖しているし、鬱。
385名無しさん@ピンキー:02/08/24 22:27 ID:lcqTw1SU
>>384
「ふた(な)りとひとり」 がそれに近いかなぁ。モエモエ研究所
386名無しさん@ピンキー:02/08/25 00:04 ID:0Kr8b6G6
そういや、A嬢の番外編を書いていたりもしたな、その作者さん。
387名無しさん@ピンキー:02/08/25 02:30 ID:5SH1eT3m
あのサイト今はもはやふた(な)りとひとりくらいしか投稿されなくなってるよな
388384 = PDX.:02/08/25 03:06 ID:ix3sXvmH
 ありゃりゃ(^_^;
 あくまで『A嬢』の一読者として発言したけど、自分の作品の名前が出てきちゃった(汗)

 拙作をお読みくださいましてありがとうございます>385, 386, 387


 拙作の話はともかく、マジに一読者として『A嬢』が途切れてしまったのは残念だと思っています。あの先どういう展開になるのか。
 特にアスカがいろいろな道具を自分の身体で実践までして、それを使ってどうシンジを調教していくかが楽しみだったんですけどねぇ…。
389名無しさん@ピンキー:02/08/25 03:38 ID:CTspqpKk
>388
おや、と゜うも。
私は>>384-385を見て、「ふた(な)りとひとり」 を読んでみた者ですが、
いや、いいですな。ああいうラブラブな女性化っていうのも。

ええもん読ませてもらいました。d( `ー゚) ビッ!
390名無しさん@ピンキー:02/08/25 06:54 ID:jEtQxWma
っと、興味を持ったA嬢の物語だが、webarchiveとか探してもなかなかヒットせず。
誰かアップしる。いや、お願いします。
391384 = PDX.:02/08/25 10:07 ID:ix3sXvmH
>>389

 いえいえ、どうもありがとうございます。

『ふた(な)りとひとり』の場合、あくまであれは偶発的な事故であって誰かの悪意でああなったわけではないんですよね。
 ですからシンジを女性化して辱めようとした者がいたわけではなくて。
(え? 私?(殴))

『A嬢の物語』の場合、アスカが復習のためにシンジを意図的に女性化し、手元において陵辱するわけですから、その意味ではよりここのスレ的に合っていると思ったんですよ。


>>390

 H・F氏のページが閉鎖してだいぶ経ちますので、webarchive とかにも登録されていないと思います。
 Google のキャッシュにも残っていませんし。
 ページ閉鎖とともにお蔵入りとなった拙作の外伝数本は、メールでご希望された方には配布していますが、H・F氏の手による本編は配布していません。
 簡単な要約をメールに添付はしていますが。
392385:02/08/25 11:18 ID:wt9CaXnm
なんとPDX氏!?
ふた(な)りとひとり、好きです。
感想メールを出そうと思いつつさぼってましたが、なんとこんなところでPDF氏
に接触できるとはなんたる僥倖。
応援してます!
393384 = PDX.:02/08/25 14:09 ID:ix3sXvmH
>>392

 いえいえどうも。
 感想とかは強要できるものではありませんし。

 というか、A嬢外伝にしても『ふた(な)りとひとり』にしてもネタとして特殊なので、一般ウケはしないだろうし、反応が無かったとしても「書きたいものを書く」というスタンスでやってましたから(^_^;
「ついてこれるヤツだけついてこい!」な感じで。
 でもエロパロ板とか、エロ漫画小説板とか見ていると、TS系のものの需要はそれなりにあるんですねぇ。
(まぁだからこそえっちぃさんのページも存在できるわけですが)


 現在は、『ふた(な)りとひとり』は小休止状態です。
 書きたいネタを大半書いてしまって。
 アスカが変ってしまった肉体を受け入れるまでの経緯と、二人とシンジが結ばれるまでの過程を描いてしまったから。

 エピローグ的なエピソードとして、シンジが初潮を迎える話というのもあるのですが、これはHな話になりそうもないので没(笑)
(あのシリーズ、必ず1回はアスカかレイの射精シーンを入れるというノルマを勝手に設定していまして(^_^;)

 そういうわけで、現在はとあるページでアスカ寝取られ物を書いていたり、あと久々にパパゲリオンの外伝を書こうと思っています。
394名無しさん@ピンキー:02/08/25 19:42 ID:GQ2kvdWB
395名無しさん@ピンキー:02/08/26 00:58 ID:nBTCajSV
カイトもうやらないのかな・・・・・
396名無しさん@ピンキー:02/08/26 02:05 ID:Uee0TkbO
>>395
待ちましょう。
397名無しさん@ピンキー:02/08/26 08:53 ID:5/ksp7ph
あげましょう。
398X:02/08/26 09:23 ID:nj0Qhht0
http://www.doteiban.com/x.html

お前等の為に作ってやった、ほぼボランティア
みたいな「エロリンク集」だ。広告も少なく、
もちろん騙し広告、ポップアップバナーなんかも
無い。掲載サイトはむちゃくちゃ多いが、綺麗に
構成させた。まぁ信用して一度、踏んでみろ後悔
はしないと思う。更新もちょくするから、お気に入り
にでも入れておけ。
399名無しさん@ピンキー:02/08/26 10:18 ID:vGnotBwm
(゚∀゚)アヤシイ!!
400名無しさん@ピンキー:02/08/26 11:04 ID:5/ksp7ph
>>398
どうでもいいけど、だんご3兄弟っつーのは何だ?
それと、蒲地幸子とは、意外とマニアックだな。
401名無しさん@ピンキー:02/08/26 11:13 ID:gBvRpjX8
PDXさんキタ━━━━
TS、百合・レズ、ふたなり好きな自分には、「ふた(な)りとひとり」は最高です。
次回作も激しく期待しております
402384 = PDX.:02/08/26 14:59 ID:VDlZjfNT
>>401

 どうもありがとうございます。

 TS系では、このところ『めたもるシンちゃん』の外伝を書いていないのでボチボチ、と考えています。
 まぁあのシリーズはあまりHではないドタコメですが(^_^;
403名無しさん@ピンキー:02/08/26 21:43 ID:Nevp0VKk
カイト読みたいYO・・・。
コレのおかげで絵描き魂が揺さぶられて
エチーイラスト描いちゃったYO!
317さんが降臨されたらうpしてみようかな・・・。
404名無しさん@ピンキー:02/08/26 22:09 ID:49B5s+gq
>>403
今うぷキボン!
405名無しさん@ピンキー:02/08/26 22:28 ID:5DG2gazZ
>>403
私も激しく今うぷキボン
406名無しさん@ピンキー:02/08/26 22:37 ID:gCzsVXOc
うpキボンヌ様が多いので317さんが降臨しなくても
うpしたいとしたいと思いまつ・・・。
今日は諸事情によりヤヴァイので明日うpしまつ・・・。
ショボーンなので期待しないでくらさい・・・。
407壱W碁:02/08/26 22:44 ID:a0KcJ1Wk
・・・ボクモコソーリウプシテヨロシイデショウカ?
408名無しさん@ピンキー:02/08/26 23:02 ID:6TBWiL4D
みんなやれやれ、もっとやれ!(゚Д゚)
409名無しさん@ピンキー:02/08/26 23:23 ID:6WJSZJR1
俺もうぷキボン。

ところでこのスレで書かれた話をまとめたページとか作ったら需要ある?
カイトくん読みなおす用に自分で作ってるんだが。
410名無しさん@ピンキー:02/08/26 23:29 ID:vGnotBwm
需要はある、ガンガレ

でも、転載許可はもらっといたほうがいいと思うぞ
411島人:02/08/26 23:39 ID:Tq7OrIbl
>>948
このレスだろ

55 名前:サバ男 投稿日:02/08/16 22:25 ID:???
ここにレイプされた芸能人リストがあったな
加藤あいは載っていないが、郷ヒロミは載ってたよ(w

★暴露話したい人集まれ掲示板★
http://jbbs.shitaraba.com/computer/bbs/read.cgi?BBS=2784&KEY=1029503890
412名無しさん@ピンキー:02/08/26 23:43 ID:6TBWiL4D
>>411
おいおい。。。。。。
413名無しさん@ピンキー:02/08/26 23:45 ID:cZaNSzf1
カイト続き激しくキボンヌ……
380氏のような単発話作ってくれる職人サソが少ないこのスレでは、
カイトがないと途端に流れが停滞。
317氏……忙しいのかなぁ?

なんとなく新規SS投下したくなる欲望にかられる今日このごろ。
414名無しさん@ピンキー:02/08/26 23:54 ID:49B5s+gq
>>413投下キボン!
415名無しさん@ピンキー:02/08/27 00:09 ID:MJMMYCZH
最近のフィクションマニアってつまんなくない?
416名無しさん@ピンキー:02/08/27 10:30 ID:/JPhbasT
>>409
凄まじく需要あり。
私だけで一騎当千の需要すなわちこの一レスが一スレに相当するほどの需要なり。
む、興奮しすぎにつき反省、んがんっぐっ
417名無しさん@ピンキー:02/08/27 10:42 ID:NauDyXgm
>>416
ゲー帝みたいな口調だね。
418406:02/08/27 18:27 ID:jppQ/R2R
とりあえづお試しイラストをうpさせて頂きました。

ttp://www.aiolos-imgboard.com/upload/source/No_0002.jpg

145様(神)のようなモノは描けませんでつ・・・(´Д`;)
こんなんでも「もっと描けや!(゚Д゚)ゴルァ!!」と言って下さったら
ウレスィーかも。と言ってみるテスト。

「あのシチュのトコのエチーイラを描けや(゚Д゚)ゴルァ!!」
※エチーイラでなくても描きまつ!

とリクエストをして頂ければ
時間と気力が続くまで描きつづける所存(w
今度はきちんとした紙に描きまつ・・・(´Д`;)


419名無しさん@ピンキー:02/08/27 19:14 ID:ksuTDnwI
>>418
さっそく見れない・・・。
420406:02/08/27 19:28 ID:jppQ/R2R
>>419
本当でつか!??
私は見れるんですが・・・!??
421名無しさん@ピンキー:02/08/27 21:19 ID:cUZhoJnV
>>419
今でも全然見れる
422名無しさん@ピンキー:02/08/27 21:33 ID:37D/IBnl
>>421
ど…どうでしょうか(´Д`;)ドキドキドキドキ・・・
感想キボンヌ
423  :02/08/27 21:37 ID:eY/QNIOz
424名無しさん@ピンキー:02/08/27 22:08 ID:8Yp646mZ
>418
グッジョブ!
こうして乳首ピアスチェーンを見てみるとすげぇインパクトあるなあ。

ちょっと気になったのは両目の間隔が広いところだな、違和感有り。
425名無しさん@ピンキー:02/08/27 22:25 ID:SmBn9/1z
>>424
ありがとうございまつ。
目の間隔は自覚アリでした(w
426名無しさん@ピンキー:02/08/27 23:00 ID:zoKRzgdV
お邪魔しまつ
エロゲ板の新スレ立てますた。

性転換(TS)ネタ統合スレッド Part4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1030456540/
427名無しさん@ピンキー:02/08/27 23:05 ID:CluX5PZz
>>426
うるさいはげ!
428名無しさん@ピンキー:02/08/27 23:18 ID:S8/LT1cu
>418
目の間隔&もうちとましな紙に・・・つーのは見た瞬間オモタですが。
こうしてヴィジュアル化して見てみると、じーつーにーエロい格好ですなー。
改めて認識させられますた。
はだけたメイド服の胸元がスペルマで濡れて・・・ハァハァ
429名無しさん@ピンキー:02/08/28 00:08 ID:JTCIuUGI
目の感覚は確かにアレだけどそれはそれでいい味出してた。
イイ!!

いつか俺も描いてみたいなぁ、TS系の漫画か小説。
430名無しさん@ピンキー:02/08/28 00:55 ID:bgXiFlji
>>418さん
リクは前スレの部分からでも可能ですか?
431413:02/08/28 01:12 ID:btXl7Jv/
今日も317氏のカイトタソ無いようなので、ものは試しで試験投下シマス。

目が醒めて早一時間、上で三木原 令(れい)はその事態を今だに把握できずにいた。
「どうなってるんだ一体……」
ベットの上で膝を抱えてうなだれる少女は、溜息をついた。
何か悩み事でもあるのか? 
彼女を知らぬ者が見たら、おそらくそんな想像を抱いただろう。
別段それは珍しくもなければ不思議でもない日常の風景。
だが、当の令にとっては生まれてこの方十数年、こんな朝を迎えた事はなかった。
そんな事が起こりうると考えた事すらなかった。
なにしろ令は、確かに昨日の夜ベットに入るまでは男だったはずなのだから。

令はクラスの男子の中では決して背が高い方ではなかった。
容姿は悪くなかったが、それは男らしいカッコ良さではなく
どちらかと言えば男子にはからかいのネタに、女子からは親近感を抱かれるタイプのものだ。
端的に言ってしまえば可愛いタイプの男という事になる。
令自身はそんな自分の容姿にある種のコンプレックスを持っていた。
だから必死に背を伸ばそうと様々な努力をしていた事もあるし、
せめて体格だけでもと運動に精を出していた時期もあった。
しかしそんな努力も空しく、令の評価はもうすぐ受験というこの時期にいたるまで
今だに「可愛い男の子」のままなのである。
とはいえ気の知れたクラスの友人と付き合っている上では、
それをそんなに意識する事はなかった。少なくとも令自身人はそう思っていた。
だが、それは令の心の深いところにずっと居続けたのも確かだ。
だからこそ、昨日の夜に令はあんな事を言ってしまったのだ。
432413:02/08/28 01:12 ID:btXl7Jv/
「ふぅん……ようやく波長が合う子を見付けたと思ったら……。」
聞きなれない声に令の意識がゆっくりと覚醒する。
ベットに潜り込んでまだそんなに時間も立っていないころ、まどろみの中での奇妙な感覚だった。
ゆっくりと目を開けると、そこは延々と続く深闇の世界。
令はぼんやりと夢を見ているのだなと思った。
「でも300年ぶりの適合者……運が良いと言うべきかしら。」
またあの声が聞える。若い女性の声だ。
令は声のする方角に体を向けようとするが、思うように動かない。随分と緩慢な動作だ。
夢なのだから仕方がないと納得し、ゆっくりとそちらを向く。
そこには黒く長い髪を持つ、赤い瞳をした女性が一人。
歳のころは令より僅かに上ぐらいだろうか? 
黒い髪と対をなすような黒い服が、より彼女の美しさを際立たせているようにも思えた。
令と目が合うと、彼女はにっこりと笑う。
吸い込まれて目が離せなくなるような、そんな妖艶な笑みだった。
「……あなた、名前は?」
彼女が突然令に問いかけた。じっと見つめられ、令はしどろもどろになりながら口を動かす。
「れ……令、三木原・令……。」
「令ね。悪くないわね。」
うなずき、彼女はゆっくりと令の方に顔を近づける。
目の前までせまった顔に、令はどんどん鼓動が早くなるのを感じた。
「ねえ令、私と契約してくれないこと?」
「け……契約?」
「そう、契約。もちろん古(いにしえ)の慣し通り、一方通行という事は無いわ。」
突然の提案。令にはもちろん彼女が何を言っているのかは理解できなかった。
しかし所詮は夢だという緊張感の無さゆえか、深く考える気も起きない。
まさか夢の中で新聞の契約でもせまられてるのか? などと呑気な考えすらしながら、
令は気ままに状況を楽しむ事にした。
433413:02/08/28 01:14 ID:btXl7Jv/
「べつに僕はかまわないけど、いったい何の契約? それに一方通行って?」
「貴方の願いを私が聞くという事。私が一方的に要求を押し付けるのではないという事よ。」
彼女の言う事は至極単純な事だ。つまり令の言う事を聞くから彼女の言う事を聞けと。
だがこれはよくファンタジーSFなんかで出てくるお決まりのパターンだ。
つまり物語の悪人なんかがよく”そういう存在”と契約して、最後は……という。
「それって、そっちの願いは死んでくれとか魂をよこせとか、そういう類?」
令は思わず意地悪くその辺をつっこんでみた……が、彼女はそんな令に苦笑するだけだった。
「よりにもよって300年振りの適合者に、そんなもったいないマネなんて。
少なくともその種の提示はしないわ。」
「300年振りっていうのは?」
「それはこちらの都合よ。さあどうするの? 契約する? しない?」
いつのまにか彼女は令の目と鼻の先にまで来ていた。その瞳が令を鋭く居抜く。
「け、契約したら、こっちの願い事も聞いてくれるの?」
「不可能な範囲じゃなかったらよ。最も世界征服でも人類滅亡でもOKだけど。」
その二つ以上という願い事なんて何なんだという疑問が浮かぶが、
そんな事よりも令は目の前に迫って見つめるその目が落ち付かなかった。
思わず目を逸らしそうになって、ふと思う。
― これは夢なんだよな ―
となると楽しい展開にもっていった方が面白いのではないか、そう考えると答えは一つだ。
「いいよ。契約してあげる。」
軽い口調で返答する。令の言葉に彼女は満足げに頷いた。そして半歩ほど後ろに下がってくれたので、
令はようやく動悸がおさまりそうだと安堵する。
「じゃあ……令、あなたの願いは?」
あらためて問われ令は思わず考え込む。面白さならば先ほど彼女が言った事だろう。
だが先に言われてしまった上に月並みなお願いゆえ、令はそれが気に食わなかった。
となるともっと自分の得に……と考え、令は一つの事を思い出した。
434413:02/08/28 01:16 ID:btXl7Jv/
「僕さ、普段からあんまり男らしくないって言われてるんだ。」
「私から見ても、正直そう思うわ。」
初対面の相手に令はずけずけと痛い事を言われたと思ったが、所詮夢だと気にせず続ける。
「で、ものは相談。これを何とかしてくれないかな?」
例え夢の中一晩限りとわかっていても、令にとってはとりあえずやってみたいIFだった。
世界征服や人類滅亡なんて結果がわかっているから夢でも面白く無い。
だったら……というわけである。
「……その程度、御安いご用ね。」
「出来るの!?」
思わず令は声を張り上げてしまったが、彼女は簡単だと笑って流した。
そしてまた令の目の前に歩いてくる。
「じゃぁ……契約成立。」
突然彼女は令の顎を指で掴んで唇を重ねた。
思わぬ事態に令はあわてて……そして意識が少しずつ薄くなってゆく。

― そんな……こんな美味しいタイミングで夢から覚めるなんて…… ―

漠然とそんな事を考えながら、令の意識はゆっくりと現実に引き戻されていった。


なんかこのスレ的に美味しいシーンの手前でストップ。
もし先書けゴルァ!いらっしゃるなら続きを明日以降ウプシマス。
というかこういう非現実系の一人称僕な展開ってこのスレではどうなのかな?
435名無しさん@ピンキー:02/08/28 01:24 ID:9EhqWedL
騙されてる〜!

イイです。>>413 続きキボン
ジャンル的に今までなかったし、文章しっかりしてますね。
ぜひ学園編に突入してもらいたい。
436名無しさん@ピンキー:02/08/28 01:54 ID:2kGj1V7j
超期待sage
437壱W碁 :02/08/28 02:35 ID:0eWMqjX9
ttp://hako.masterweb.ne.jp/users/h200/giko/up/data/up0278.jpg

ジツハマダトチュウダシ、シュギョウブソクデス・・・・。
317サンノメニトマッテフタタビココニモドッテキマスヨウニ・・・。
438145:02/08/28 03:25 ID:0eWMqjX9
私ごときが神だなんて大げさすぎですよ〜。 でも、とってもうれしいです。
お互いまだまだ修行中の身、時間の許す限り切磋琢磨していきましょうね。

はだけたメイド服、体にかかった精液、う〜ンエロイですねぇ・・・。
精液とか描くの苦手なんで、とても参考になりますです〜。
脛の部分の光の当て具合、影の付け具合、こだわりが感じられます、う〜んいい仕事だ。
気になった部分は右膝のあたりでしょうか、頂点の部分がすこし長いような気がしますです。
うう、字じゃ説明しにくい・・・。 

そういえば、カイトの体のサイズってどれくらいなんだろう。





天の岩戸は未だ開かれず・・・か。
439名無しさん@ピンキー:02/08/28 09:05 ID:EVyzY6Ij
(;´Д⊂)シクシクage
440409:02/08/28 17:58 ID:+l9w5vnr
http://ts_eroparo2ch.tripod.co.jp/

とりあえずこのようなページを作ってみました。
作者の方々には転載許可を頂きたいと思います。
勝手に載せるなゴルァ! という方は申し出ていただけるとありがたいです。

文章は改行とかを少々弄りました。あとわかりやすい誤字とか「青い>葵」
441406:02/08/28 18:31 ID:i1qnrq2O
>>430
全然大丈夫でつ!
がんがって描かせて頂きます!

>>145
ご指摘有難うございます。
参考にさせて頂きます (´∀`)φカキカキ…
下半身はどうも苦手なので(w
これからがんがって
改善させていきたいと思います。
お互い頑張りませう!
442406:02/08/28 18:50 ID:Y8qXkDZC
>>438
>そういえば、カイトの体のサイズってどれくらいなんだろう。

一番最初の男の時点で
「クラスの中でも一際小柄で色白な美少年」
と書いてあったので漏れ的には

身長:150cm後半〜160cm
体重:50`後半(胸やお尻が大きいので)

という感じをキボン(*´Д`)ハァハァ…
443名無しさん@ピンキー:02/08/28 20:41 ID:qSAJRbLK
久しぶりにチムコたって来ますた
444名無しさん@ピンキー:02/08/28 21:18 ID:ZI2m48gb
こりゃあ、もう317さん帰ってこないな。
445名無しさん@ピンキー:02/08/28 21:20 ID:HcQHfLL7
317さん、続きを書いてくだされ。お願いします。
446名無しさん@ピンキー:02/08/28 21:23 ID:VRpntMDA
>>444
いま書いてるとこですー
他にやることもあってちょっとペースダウンしてるんですよ。
週末くらいをめどにまた載せると思いますから、もうちょっと待ってくださいな。
447445:02/08/28 22:32 ID:HcQHfLL7
>>446
をを、ご返答恐縮です。
いろいろと事情もありましょうに、無神経にも急かすようなことを書いてまことに
申し訳ありませんでした。それでは、猛烈に応援しつつ待ってます!
448名無しさん@ピンキー:02/08/28 23:49 ID:9EhqWedL
>>440
乙カレー。
小説もだけど昔のCGとか久しぶりに見れたのがありがたい。
449名無しさん@ピンキー:02/08/29 00:38 ID:GLrCuK5J
>440
450 ◆vZght4Vg :02/08/29 01:02 ID:8gZPVNE5
>>440
451145:02/08/29 01:20 ID:ULkAwuX1
>>440
おつかれさまです。
しかしこうやって自分の描いた絵が並ぶと・・・、
なんだか、カラーだったり、色つきの線だったりと統一感がないことに気がつきますね・・。
452413:02/08/29 03:01 ID:5y0TOOHw
>>440
良い感じですね。というか昔のカイトを思わず始めから読んでしまいますた。

>>317
ああご返答レスがあり一安心デス。楽しみにしております〜。

昨日の続きであります。一応435氏の反応がありましたので…(436氏もかな?)
正直たいして先も考えずに書いております。一応317氏のカイトが復活するまで
スレ停滞は嫌だなと思って始めたものですんで……。
453413:02/08/29 03:02 ID:5y0TOOHw
それがいったい何だったのか? 結局今の令には皆目見当もつかない。
だが、どうやらあれがただの夢などではなかった事は確かだ。
そうでなければ、今現在自分の身に起きている事の説明がつかないからである。
あるいは今だに夢の続きを見ているのか? 自分はただ寝ぼけているだけなのか?
そんな自問も、今の令には何の慰めにもならなかった。
妙にパジャマに圧迫されて絞めつけられるような感覚のある胸、
そして何より毎朝いつも若さゆえの怒張を示す部位の奇妙な沈黙。
起きてすぐ、その奇妙な感覚に思わず触れた手の感覚が今だに手のひらに残っている。
目が冴えてきてからパニックになり、落ち付くまで随分と時間がかかった。
その後何度となく事態を確認しようと手を動かしかけ、そして止めた。
理由は簡単、それを行うとほぼ間違いなく令の希望を裏切るからだ。
だけどずっとそんな事ばかりを考えていては、さすがに令も疲れてきていた。
既に日は高く登校時間はとっくにまわっている。無論欠席連絡などしていないが、
早朝の令にはそんな事に気を回す余裕はなかった。
令の両親は父親の転勤の都合で1年も前から家を出ており、気ままな一人暮しの彼に
学校をさぼった事を咎める者はこの家にいない。
だが、このまま一生ベットの上でうずくまっているわけにもいかなかった。
結局朝食も取らずにいた令は、漠然と空腹感をともない始めた頃に覚悟を決めた。
「しっかり見て、確かめてみなくちゃ……。」
誰に言うでもなく呟き、令はベットから足を下ろして立ち上がった。
立ち上がった時に感じた胸の揺れを気のせいだと強引に否定し、
部屋の隅に置いてある古い立て鏡の前に立つ。元々母親が使用していたものなのだが、
使わなくなって場所取りだからと令の部屋に置いていったものだ。
全身を写せるほどの大きなものゆえ令も場所を取るだけの邪魔な置物としか認識して
いなかったが、よもや役に立つ日が来るなどと予想もしなかった。
一瞬の迷いの後、覚悟を決めて令は鏡の前に立ち全身を写す。
454413:02/08/29 03:03 ID:5y0TOOHw
「ほら!普段……どお……り……」
あくまで自身にとって最良の結果を想像して強気に鏡の前に立ってみた令の声は、
みるみるうちにトーンダウンしていった。
160cm無いぐらいの身長は確かに変わったところはなかったし、
その顔立ちも対して何かが変わったわけではないと思えなくもない。
だが……首より下は、あきらかに数十年慣れ親しんできたものと、明らかに違っていた。
パジャマの上からとはいえ明らかに豊かな脹らみがある胸、
ラフな布地の上からでもわかるくびれた腰と張った尻。
だが令はそんな鏡に映った姿すら必死に否定しようとする。
「ち、違う! そう、そうだ! これは偶々そう見えてるだけで……」
自分自身の心に必死の言い訳をする。全ての可能性を消さないように必死に努力をした。
苦しい言い訳だと頭のどこかで理解していても、否定しないわけにはいかなかった。
―そんなバカな事はありえない! 服を脱げば……全部わかる―
そして最後の可能性に賭けて、令は上着のボタンを上から外しにかかる。
だがそれは3つめのボタンに差しかかった時に、得てはいけない解答を突き付けた。
見えたのは、あきらかに女性のものである胸の谷間。
令は慌てて手を離し、首を振ってそのイメージを目から振り放そうとする。
「む、胸じゃなくて……大切なのは…そう……そうだ……」
令はゆっくりとパジャマのズボンに手をかけた。
だがこれは最後の砦だ。令の手が自然と震える。どうしても躊躇してしまう。
結局令はまずゆっくりとズボンだけを下ろした。まだトランクスは履いたままだ。
だがその行動すら令にとっての希望の可能性をまた一つ奪った。
妙にほっそりとして、すらりと伸びた足。
元々毛深くはなかったとはいえ、肌はスネ毛すらなくつるりとしていた。
「こんな、こんな事は……」
それでも令はなんとか最後の望みにすがり付く。それはもちろん今彼が履いている
トランクスである。泣いても笑ってもこれが最後だ。
目をつぶって、令はその最後の望みを足から抜き取った。
455413:02/08/29 03:04 ID:5y0TOOHw
そしてゆっくりと目を開け、正面の鏡を見る。
手に持っていたトランクスがパサリと床に落ちた。
鏡に映っていた人物に、令の望んだものは写っていなかったのだ。
始めから何か無駄な抵抗をしているとは思っていたが、それでも確認せずにはいられなかった。
そしてその結果が今目の前にある。もう全ての可能性は否定された。
そう、令の体は紛れもなく女性のものになっていた。
「そんな……僕は、僕は……」
”男なんだ” そう言おうとして、令は言葉に詰った。
誰がどう見ようと、鏡に写っているのは紛れも無く少女だ。
もはや否定は無意味だった。それを自分の言いかけた言葉で確信してしまった。
そしてそれを認めてしまった令にできる事は、呆然と立ち尽くす事だけだった……。

どれほどの時間が立ったか立たぬかのうち、ふと令は鏡の中の少女を意識する。
自分を見つめるこの少女は、紛れもなく今の令自身なのである。
儚げな瞳でこちらを見つめている。そしてその姿は……
「あ……!」
ここまで来て、令はようやく自分が随分と扇情的な格好で立ち尽くしている事に気が付いた。
胸元をはだけたパジャマを上だけ着ており、下半身は裸。
大きなパジャマなので、その秘部が微妙に隠れるか否かという絶妙な長さだ。
胸からくびれた腰のラインが美しく、綺麗な足は足首でキュっとしまっていた。
そんな美しい肢体を持ったショートカットの可愛らしい目をした少女、
その瞳が真っ直ぐに自分を見ているのだ。そしてそれは紛れもなく自分自身。
令はどんどん心臓が高まっていくのを感じた。


眠いんで今日はここまで。次回おなーに?
456名無しさん@ピンキー:02/08/29 06:20 ID:ywsDDyeD
 
457名無しさん@ピンキー:02/08/30 00:43 ID:O7R4QZoy
>>455
お〜頑張れ〜
どうオナニーに持っていくか期待。
458413:02/08/30 01:13 ID:I6IDk8IA
317氏のカイト続編降臨祈願の雨乞い小説No3(w

>>457
やれる限りガンガリマス。

459413:02/08/30 01:13 ID:I6IDk8IA
それに同期するように、鏡の中の少女の頬が赤く染まっていく。
令は無意識にその少女に触れようと手を伸ばすが、無論その手は鏡に遮られる。
越える事は決して適わぬ鏡の向こうの世界。だがそれは反転したこちらの世界だ。
−触れたい、今すぐ彼女を抱きしめてみたい。そのためには……−
令はゆっくりと鏡から手を戻し、そしておそるおそる自分に近づける。
鏡の中の少女が、期待と不安が入り混じった目で同じ動作をトレースしていた。
そしてそれは紛れもなく今の自分。
一瞬の迷いを置いて、思い切って手を胸に当てる。が……
触れた、ただそれだけの感覚だった。葛藤の割にはあっけない結果。
それじゃあと試しに指に力を入れてみる。
弾力のある、明らかに男のものではない感覚。だけどそれだけだった。
色々と力の加減を変えて揉みしだいてみてもそれは変わらない。
何か期待が外れた感覚で、あっさりと興が冷めてしまった。
「はぁ……ま、そりゃそうか。普通に考えたらなぁ。」
落胆の溜息をつき、鏡を見たままベットに腰をかける。
なんとなく悔しかったので、そのまま胸片手で胸を揉み続けた。
結果的にとはいえ取りあえず冷静になった令は、現状を整理してみる事にした。
はっきりしているのは”自分は女になってしまった”という事。
考えられる原因は一つ、昨晩の夢だ。最も令が現実にこうなってしまった以上、
夢の一言では片付けられない。何が目的だったのか、どういう意味があったのかは
今の令に確認する術はない。あの女性の正体だってわからない。
だがそれが何であったのかは今現在は優先度の低い問題だ。
それよりももっと重大な問題がある。
自分は男に戻れるのか? 仮にそうだったとしても、それまでいったいどう過ごすべきか?
なにしろ昨日まで十数年ずっと男として生活してきたのだ。
いきなり女になりましたなんて、そんな事は自分が死ぬことよりも想像しなかった。
家族にはどう説明するのか? 学校だってどうするのか? 友人関係だってある。
460413:02/08/30 01:14 ID:I6IDk8IA
それにもしも……
一番考えたくない可能性が頭をよぎった時、令はその思考を無理矢理中断した。
だがそれは無駄な抵抗だ。なにしろそれは令自身が一番最初に思った事だから。
−もしも元に戻る事ができなかったら?−
今一番恐れている事は正にそれだった。しかも可能性は決して低くない。
漠然とした不安が令の頭をよぎる。その不安に心が押し潰されそうになった。
そのまま令がどうしようと頭で答えのない思案を繰り返していた時だった。
「はぁ……あ、あぁ……」
聞きなれない声に気が付く。甘い女の声、だがこれは誰かが発した声ではない。
そのまま頭に響く声……そう、これは令自身で発している声だった。
それに気がついて令は唐突に我に返る。いつのまにか呼吸が苦しくなっていたのだ。
「あ……な、なんで…」
自分の異変に視線を下げ、令はようやく自分自身の手が行っていた事に気が付いた。
令は今悩んでいた間中ずっと自分の胸を無意識に揉み続けていたのだ。
−ああそうか、これはマッサージを受けた時と同じ事で……−
理屈立って考えてはみたものの、令はあきらかにそれとは違う事を理解していた。
胸を揉んでいただけなのに、胸だけでなく全身が熱い。
いつのまにか全身の肌がねっとりと汗ばんでいる。呼吸もいつになく荒い。
ただのマッサージ効果とは明らかに違う何かが、体の芯から熱を発している感じだ。
目の前に視線を移すと、ベットに腰掛けた少女が鏡の向こうで
頬を赤く染め、潤んだ瞳で自分の胸を揉みしだいていた。
「う、うわぁ……」
思わず感嘆の声を漏らす。これがAVだったなら令は間違いなくこの場で自慰を開始していただろう。
だが悲しいかなその少女は紛れもなく令自身であり、慰めるべき男性自身が存在しなかった。
それでも無意識に手はそれを求め、令は自分の秘部に手を触れた。
ぴちゃりと、何か濡れたものに触れた音がする。
461413:02/08/30 01:15 ID:I6IDk8IA
お漏らしをしたように令の秘部は濡れていた。もちろん令だって今時の(元)男だ。
性的知識は人並みにある。それが尿などではない事は容易に想像がついた。
「はあぁ…あ……こ、これって……」
指がその液体の僅かな粘りを感じ取る。間違いない。
それを意識した令は、体が急に熱くなるような感覚を覚えた。
いつのまにか胸を揉む手の動きも激しくなっている。荒々しく、そして力強く。
だけど体が何かを訴えていた。胸を揉むごとにそれは増幅する。
−これだけじゃ足りない−
頭の中にぼんやりとそんな言葉が浮かぶ。令自身の意識がそう言ったのか、
本能がそう命じたのかはわからない。令の理性はそれを判断できなかった。
その言葉に従うように、令は秘部に当てた手を少しずつ上になぞる。
そしてその指は秘部の頂点のわずか手前で動きを止めた。その先にあるものは……
僅かな迷いの後、本能に押されるように令はその頂、クリトリ○に触れた。
「はひゃうぅっ!!」
突然全身に電気が走ったかのような感覚。
令はびくん!と体を仰け反らせて背中からベットに倒れこんだ。
はあはあと荒い息を吐き、その豊かな胸が上下する。何が起こったのか令の意識は理解できなかった。
だが体は確かにそれを求めていた。また無意識に手がクリトリ○に向う。
「あ……あああぁあ! こん…な……のああぁ!」
指がクリトリ○の頭を擦るたびに令は卑猥な声を上げた。
いや、上げさせられていた。
−お、男なのに……こんな声を出しちゃ……いけない−
必死に声を止めようとする。だけど体は令の意に反してどんどん甘い声を上げ続けた。
胸を揉んでる手やクリトリ○を責めている手がさらに激しくなる。
手や腰の動きを止めようとするのだが、何故か体が言う事を聞かない。
いや、正確にはそれを止めようとする動きにだけ抑制がかかるのだ。
462413:02/08/30 01:15 ID:I6IDk8IA
アクセルが戻らない自動車のように令の手は激しさだけを増してゆく。
「あ、あ、あああぁあ! あふっ……は、はああああぁぁ!」
ベットの上で腰が激しくバンプし、大声で甘い叫びを上げる。
令の理性がいくらそれを止めようとしても、本能がその命令を否定した。
快楽が頭の上から指の先まで令の体を支配する。そして理性すら薄らぐ。
だけど体はまだ満足していなかった。求めても求めても足りなかった。
−指を……あそこに……−
それは、一番神聖な場所。令にとっては禁忌に触れるにも等しい行為だった。
10分前の彼ならすぐさまそんな考えを否定しただろう。
だが今の令にはそれこそが唯一の救いのように思えた。それしか考えらなくなっていたと言っても良い。
クリトリ○を責めていた指が、愛液にまみれたその場所を探り当てる。
令はそのまま迷う事なく中指を第一関節ぐらいまで押しこんだ。
「は、はああああああぁぁぁーッ!!」
指が入る感覚と同時に新たな快楽が全身を流れ、令は大声で叫んだ。
それだけで男なら射精を免れない凄まじい快楽。だが令の本能はそこがまだ頂ではないと知っている。
「ああぁあ……は、はああぁ……ああああ!」
あえぎながら令はゆっくりと指を差しこんでいく。肉壁が指を絞め付けるように動くのがわかる。
そしてゆっくりと抜き、抜き切る直前でまた差しこむ。
最初は緩慢な動作だった抽挿も、時間が立つごとに少しずつ速度が上がってく。
いつのまにかその指の動きに合わせるように腰も上下していた。
「ふああッ!あ…はぁ、あ……あああああぁッ!」
令はいつのまにか羞恥心も理性もかなぐり捨てて大声で喘いでいた。
今令の頭の中にあるのは、ただひたすら快楽を追い求める事だけ。
そしてその頂が少しずつ近づいてきた。頭の中に白い光が生まれ、少しずつ脹らんでいる。
463413:02/08/30 01:17 ID:I6IDk8IA
「やああぁ! 来る……きちゃううぅぅ!!」
無意識に出た言葉に、僅かに残った令の理性が奇妙な納得をする。
その圧倒的快楽の頂が迫ってくる時、恐怖にも似た感情が心にできるからだ。
自分自身の手で招いているにもかかわらず、それが来た時の事が想像もつかない。
だから女の体はその頂点が来る事に脅えるのだ。
だけどその一方で何よりもそれが来ることを望んでいる。
そんな複雑な感情が入り混じった時の嬌声が、この言葉なのだ。
そしてその事を思うか思わないかのタイミングで、その光が令の頭の中で爆発した。
「あああああああああぁぁぁぁぁ!!!!」
腰を浮かせ、体を大きく弓なりにして令は絶叫する。
足は引きつるように伸び、圧倒的快楽が令の全身を駆け巡った。
そしてどさり、と腰からベットく崩れる。
胸を大きく上下させて、令は荒い息を吐き続けた。
「こ……こんなに……すご…い…」
信じられない快楽だった。男の自慰では想像すらつかない凄まじい快楽だ。
股間だけ、しかもイク直前ぐらいしか気持ちいい部分のない男のそれとは違い、
男の絶頂レベルの快楽が増幅しながら全身を駆け巡るのだ。
まだ快楽の余韻さめやらぬ体をベットに預けながら、
令の心は奇妙な達成感と満足感に包まれていた。



今回ココまで…。
464名無しさん@ピンキー:02/08/30 01:20 ID:O7R4QZoy
イイ!!
だけどクリトリスはそのまんま書いちゃってもいいんじゃない?

ところで最近見つけた小説
momiji.sakura.ne.jp/~ram-head/ex.htm
465名無しさん@ピンキー:02/08/30 22:13 ID:DQkFxg3e
ひとつスレ上げりゃ、ホンダラッタ、ホイ、ホイ♪
466名無しさん@ピンキー:02/08/30 23:05 ID:t/zJoaNk
>>464
(・∀・)イイ!
467sage:02/08/31 22:32 ID:m0JCoPIR
カイトくんが居ないと寂しいね、盛り上がらないね、、、
sage進行
468413:02/09/01 04:30 ID:VBDaVwZ1
>>463の続きデス……とはいえ読んでる人はあんまりいないんでしょうかねぇ?
実はあんまり歓迎されてないとか(´Д`;)

>>464
ありがとうございます。 確かにクリはストレートでよかったかもしれませんね。
以後は…という事で(w
469413:02/09/01 04:31 ID:VBDaVwZ1
その荒い呼吸が段々と落ち付いてくると、令の心も少しずつ冷静さを取り戻してくる。
すると浮かんでくるのは猛烈な自己嫌悪と羞恥だった。
−男なのに、あんなに大声をあげてよがり狂って……−
次々と先ほどまでの自身の痴態が脳裏を過る。あの瞬間、令は完全に色に狂っていた。
どんな言い訳を並べ立てようと、あれは令自身の意思で行った事なのだ。
男の体で自慰をした時には、こんな気持ちにはならない。
何故なら自分を納得させれるから。それはただの性欲処理なのだからと強がれる。
万が一知人に見られても、場合によっては男だからと開き直れるだろう。
”やりたいからやった”のだと。
だが先ほどまでの令はあきらかに違っていた。快楽に肉体も、そして精神も支配されて溺れた。
我を忘れて快楽の虜になったのだ。それが例え様もなく恥かしかった。
「だけど……」
そこまで考えて令は、先ほどの未知の快楽を思い出した。
こんな快楽があるとは予想もしなかった。終わった後ですら信じる事ができないほどの圧倒的快楽。
男の肉体ではおそらくどんな強力な麻薬を使おうと、ここに踏み込むことは適わないだろう。
だが女の体は、何かに頼る事もなくその快楽を享受する事が可能なのだ。
そして今の令には、その女の肉体がある……。
手が無意識に動く。そしてそれが再び胸と秘部に触れるかと言う時……
「あらあら、女になっていきなり連続でオナニーなんて、令って随分と淫乱だこと。」
突然の第三者の声。令は心臓が飛び上がるほと驚いてベットの上で跳ね上がった。
慌ててベットの上で体を起こし、部屋を見まわす。
するとそこには、令が今最も会いたかった人物が立っていた。
そう、夢に出てきたあの女だ。令を女の体にした張本人。
いつのまに部屋に入ってきたのかはわからないが、確かに夢や幻などではなくその女はそこに立っている。
見事な漆黒の長い髪と、それに合わせたような黒い服。そして赤い瞳。
間違いなく彼女だった。
470413:02/09/01 04:32 ID:VBDaVwZ1
「お…お前は!」
怒りと恐れが交差し、令は突然の来訪者を全力で睨みつけた。僅かに拳が震える。
だが彼女はそんな令を見て微笑するだけだった。
「可愛い女の子に、そんな恐い顔は似合わなくてよ。」
「な……だ、誰が可愛い女の子だよ!」
「あら? 私にはその刺激的な今の貴方の姿は、どう見ても女の子にしか見えないわよ?」
指摘され、令はようやく今の自分の状態を思い出す。
今、令が身につけているのは前のはだけたパジャマの上着のみ。
それすら先ほどの痴態で前が大きくはだけ、そのボリュームのある胸があらわになっている。
膝を合わせるようにベットに座っていたため大事な場所は隠れていたが、
場合によっては全裸よりも刺激的な格好をしていた。
「うわああぁ!」
令は慌ててかけ布団を引き寄せて体を隠し、思わずベットの端まで後退する。
彼女は何をするでもなく、そんな令を可笑しそうに見ていた。
僅かな沈黙。時間にして数秒だったのかもしれないが、令には随分と長い時間に感じられた。
だが彼女は令を見つめて微笑むだけ。令にとってはあまりにもどかしい時間が経過する。
結局先に口を開いたのは令だった。
「な、なぜ……何故僕を女にした! 何が目的だ!」
「何故、ですって? それは愚問じゃありませんの?」
彼女は心底怪訝であると言わんばかりの顔をする。見ようによっては人を馬鹿にしたとも思えるほどだ。
「何が愚問だ! 僕は自分を女にしろなんて頼んだ覚えはないぞ!」
「あら? 頼んだとか頼まないとか言う言葉が出る自体、自覚があるんじゃありませんの?」
確かに彼女の言葉は令の質問を否定しただけだ。だが令にも言い分はあるし、
そもそもここで言い負けるわけにはいかない。
「そ、そんな事はない! あれは夢だし、僕は男らしくない点をなんとかしてくれと言っただけじゃないか!」
「だから、なんとかしましたわ。」
まくし立てる令の言葉を、彼女は確信の言葉と冷たい笑みで返す。
471413:02/09/01 04:33 ID:VBDaVwZ1
「そう、なんとかしろと言われたのだから、一番良いと思われる方法を取りましたわ。」
「一番って……違う! 僕は自分をもっと男らしくしてくれと言ったんだ! 女にしろなんて……」
「ならばそう言えば宜しかったのではなくて? 貴方の言葉の契約は、少なくともそうではなかったわ。」
「そ……そうかもしれないけど……でも夢の中での約束なんて……!」
「場所や時間なんて、関係ないわ。この世の果てであろうと、まどろみの中だろうと。」
彼女はゆっくり令の座るベットに向って歩き出した。
「私の契約は同意があって初めて成立するもの。貴方が拒否すれば執行する事はかなわなかったし、
強制執行も出来ない。けど貴方は間違いなく応じたわ……自身の望みと共に、自身の言葉で。」
彼女はベット脇に立ち、令を見下ろすように言葉を口にする。
いつのまにか彼女と令の間に主従関係が生じてしまったかのごとく、
令の心を圧迫する。いつのまにか彼女の顔から笑みが消えていた。
本能的に令は、もはや彼女には逆らえない事を理解する。
多分一度応じてしまった”契約”を取り消す事は不可能だ。ならば……
「じゃあ、僕を男に戻す事はできるの?」
「私がそれをできる力があるのかという問いならば、答えはYES。ただそれを無償で行う事は出来ないし、
契約を多重に結ぶ事も出来ないわ。」
つまり、一度契約内容を成立させなくてはならないという事だ。
そうすれば次の契約の望みを”男にする”事でそれが適う。
だが……そこまで考えて令はようやくその夢で行われた契約の続きを思い出した。
双方の望みを適える事がこの契約。それならば……
「そういえばまだ聞いてなかったけど、その……え〜っと……」
「何?」
「その……名前。」
「ああ…セネア。 セネア・ベイオーグ・クトゥーリア・ハロウェイよ。」
早口で言われては覚える事はできない長いフルネーム。令は一瞬聞き返そうとして止めた。
それよりも早く確認したい事があったからだ。
472413:02/09/01 04:33 ID:VBDaVwZ1
「えっと、契約はつまり相互の望む事だったよね? じゃあセネア……さんが望む事は?」
「まだ時が来てないわ。そんなに時間はかからないと思うけど、その時までは語らない。」
「………。」
つまり、今はまだ内緒だと言う事。しかしそう言われては話が止まってしまう。
令はしばし考え、代わりにまだ解決していない疑問をぶつける事にした。
「質問……していい? 答えるのに契約しなきゃならないなんて事はないよね?」
「それも面白いわね。しかし残念ながらさっき言ったように多重契約は不可。そして今契約は執行中。」
やりたくとも彼女のルールで不可という事だ。それならば遠慮はいらない。
令はまず本来なら名前や目的以前に聞くべきだった質問を問う事にした。
「そもそも、セネアさんって何者?」
「ヾヤグ〆〜ェ§∴…ア。」
「はぃ?」
理解不能な解答に令は思わず間抜けな反応をしてしまった。そんな令をセネアは冷めた目で笑う。
「貴方達の言葉で言うならばDEVIL。令には”悪魔”とでも言った方がわかりやすいのかしら?」
「あ……悪…魔?」
令は一瞬からかわれているのかと思ったが……すぐにそんな考えは消えてしまう。
ジョークとしても何かの言い訳にしても、その解答は最悪の部類のものだろう。
もちろんそれが”嘘”であればなのだが。
だが今の令はそれが最も信憑性のある解答の一つだという確かな証拠を持っていた。
そう、それは自身の体。逆に今はありきたりの常識的解答こそが嘘になる価値の反転した状態。
それに問い返したところで同じ答えしか返ってこないと令は考えた。しかし令も一般的な悪魔という存在の
イメージを持っている。その所行を考えた時に生まれるのは、やはりある種の不安と恐怖だ。
「じゃあ契約ってやっぱり……その……魂とか、命……とか?」
「それは言ったはずではなくて? 確かにそういう契約をする同族もいるけど、私のは違うわ。」
その言葉に令はわずかながら安堵する。少なくとも命を取られる事はなさそうであった。
「じゃあ……今ここに来たのは何故? 契約の施行はまだ時間がかかるんでしょ?」
473413:02/09/01 04:34 ID:VBDaVwZ1
何気ない疑問の問いだったが、それを問うた途端にセネアの顔に僅かな変化があった。
微笑んでいる事には変わりがないのだが、令にはなにかその笑みが妖艶な色を含んだように思えたのだ。
「そうね……本当はその時まで貴方の前に姿を現す気も、その必要もなかったわ。」
「じゃあ……どうして?」
「それは…ね。」
と、そこまで言うが早いかセネアは突然令の布団を剥ぎ取った。
驚く間もなく令はまた脱ぎかけのパジャマ一枚にさせられたかと思うと、そのままベットに組し掛けられた。
あっという間にベットに仰向けに寝かされ、上からセネアにのしかかられる。
「せ…セネアさん! な、何を!」
「それはね……令の悶えている顔があまりに可愛かったからよ。」
セネアはうっとりとした顔で令を見下ろす。しかしその目は獲物を狙う肉食獣のように爛々と光っていた。
「淫魔だもの……長い年月の中で色々な者の相手をしてきたわ。男も、そして女も。年齢だって…ね。
その中には貴方みたいに性を変えた者達だってもちろん居たわ。」
セネアの顔が目前までせまってくる。まさに”目と鼻の先”だ。
「けど貴方はその誰とも違うわ。餌としてではなく、人間相手に欲情したのはおそらく初めて。
貴方のよがり悶える顔、声、汗で光る体全てに欲情したわ。最初から最後まで……」
それは令の自慰を全て見ていたという宣言だった。羞恥で令の顔がみるみる赤く染まっていく。
「もう耐えられなかったわ。契約執行の時にと思っていたけど、もう我慢できない。
貴方の初めてを奪いたくて全身が興奮してるわ。貴方を陵辱したいという気持ちが押さえられないわ!」
「せ、セネアさ……むぐぅ!」
令は興奮するセネアに何かの言葉を発する前に、強引に唇を塞がれた。


ここまでデス。
エロ無し……次は確実エロなんでご容赦を。
474名無しさん@ピンキー:02/09/01 04:39 ID:Rn+i7JIy
おっおおっ、こっこれがもえぇ〜なのかはぁ!
475名無しさん@ピンキー:02/09/01 09:44 ID:vEyEz9UT
(゚Д゚)ウマーage
476名無しさん@ピンキー :02/09/01 10:08 ID:WrgOgXuN
おおう、新作が上がっている。良いなあ・・・。
早く次が読みたいです。

漏れの方は順調に・・・滞っていたりして。
どうしてもずーれーを正当化する流れを作れなくてそこで悩んでいます。
ここを突破すれば一気に行きそうなんだけどね。
今日明日にでも、次の話を上げるつもりなので、待っている人は少ないだろうけどお楽しみに。
477名無しさん@ピンキー:02/09/01 20:03 ID:HedL42Hl
漏れ、この話のような願望あるな…。
478名無しさん@ピンキー:02/09/01 22:12 ID:50I1BAmp
>>478
ここに来るヤシの半分くらいは同志だ
479478:02/09/01 22:14 ID:50I1BAmp
間違い >>477が正解
480477:02/09/01 22:37 ID:ItLkNtfb
>>478
そうなのか…。少し安心できた。レス感謝。
481名無しさん@ピンキー:02/09/01 23:30 ID:6XKfIL63
317です。
筆が進まなくてカイトがあまりはかどらなかったっす。
週末に〜とか予告しちゃったんで、代わりに昔書いた掌編を投稿しやす。
SS形式での発表用に急遽部分的な切り貼りと加筆をしてたりするんで、
細かいツッコミ所とかあっても流してくだせぇ。
つか突っ込んでくれてもいいですけど。
482シスター・プレイ:02/09/01 23:40 ID:6XKfIL63
「シスター・プレイ」


 フィアナは柔らかな陽射しの中で目覚めた。
 白いシーツの敷かれた寝台に横になっていた。身を起こすと、傍らには黒髪の少女が寝台に腰をかけてじっとフィアナのほうを見ていた。
 この少女は……
 見覚えのある顔。その顔は複雑な感情を呼び起こす。誰だっけ、と考えて不意に頭の中に答えが浮かび上がった。
「美奈様……」
「おはよう、居眠り娘のフィアナ」
 そうだ。美奈様だ。美奈様……?
 首を傾げて頭を整理していると、すぐに思い出せた。フィアナを奴隷商人から買い上げてくれた女主人の美奈様。
 フィアナは、エルフの里を襲った蛮人たちに捕まって、奴隷商人に売られてしまったのだ。エルフの娘は蛮人の格好の獲物である。そして地方領主の娘である美奈に買われ、美奈の住むシャトーでメイドとして働いている。
 シャトーでの暮らしは、奴隷市場で鎖に繋がれていたときより、はるかに楽だ。だから、フィアナは女主人である美奈様に感謝しなければいけない。美奈様の命令はどんなものであっても服従しなければいけない。
 まるで物語でも読むようにスラスラと頭の中にそんな考えが浮かんでくる。
 横たわっていた上半身を起こすと、シャランと金属の擦れる音がした。ちょうど首のあたりで音がする。
 手を伸ばして確かめると、首に細い金属製の首輪がはめられていた。魔法で装着したのだろう。継ぎ目のようなものはない。その首輪に、人間たちの神を表す聖十字の形をした銀細工が取り付けられている。
 息苦しい気がして首輪に手をかけたが、継ぎ目のない首輪を外すことなどできない。
 それを見た美奈がふわりと微笑んだ。
「まあ。その首輪の意味を忘れたわけじゃないわよね?」
「あ……」
483シスター・プレイ:02/09/01 23:40 ID:6XKfIL63
 首輪は、フィアナが美奈に従属する印だった。
 聖十字の銀細工の裏側には、美奈のイニシャルが刻まれている。
 首輪と銀細工が擦れてシャラシャラと音を立てるたびに、フィアナは自分が美奈の所有物であることを思い知らされる。
 そのための、首輪だ。フィアナは、女主人に絶対の服従を誓って自らこの首輪を受け入れた。美奈が望まない限り、この首輪は一生、フィアナの躰の一部となる。
「どうなの、フィアナ?」
 にこにこと笑いながら、美奈が尋ねる。
 どうすればいいか、全ては頭の中に入っていた。
 美奈の前に立ち、両手を前に揃え、深々と頭を下げる。
「申し訳ありませんでした、美奈様」
「わかればいいのよ」
「はい。美奈様が優しい御主人様で良かったです……」
 しおらしいフィァナの言葉に、美奈は勝ち誇ったように声を立てて笑った。
 一抹の屈辱感がよぎったが、すぐにこれでいい筈だと思い直した。このシャトーで暮らすようになって数年。ずっとこうしてきたのだから。しょせん、自分は非力なエルフの娘だ。反抗するなど、考えられない。
「なんだか喉が乾いたわ。お茶を持ってきて」
「はい、かしこまりました」
 こく、と小さく頭を下げ、フィアナは炊事場へと急いだ。シャリ、シャリ、と首輪が繊細な音をたてる。
 途中の廊下で、しみひとつなく磨かれたガラスにフィアナの全身が映った。
 その姿に思わず足を止めてしまう。
 春のそよ風のようにうっすらと金色にけぶる髪の毛の見事さ。エルフ特有の月光のように白い肌と、小さな顔。瞳の色は、深い湖の底のようなダークブルーだった。
 なんて綺麗なんだろう、とため息がこぼれた。
「でも自分のことを綺麗だなんて……」
 と、戸惑いと恥じらいで頬に血がのぼってくる。
 へんな考えを振り切るように、ガラスから目を逸らして、走り出した。
484シスター・プレイ:02/09/01 23:40 ID:6XKfIL63
 鏡や水面の中に何度も見てきた自分の姿なのにどうして動悸が早くなるのだろう。それがフィアナには不思議だった。
 胸に手をやると、やわらかいふくらみの下で心臓がトクトクとせわしなく脈打っていた。胸のふくらみを感じた手のひらに思わず力が入った。すると、ふくらみの先端が押されて、胸に小さな痛みが走った。
 なんだこれは?
 と思うそばから、乳房じゃないか、と自問自答していた。美奈ほど立派なふくらみではないけど、華奢な体形のエルフ族としては大きめの乳房だ。階段を降りると、乳房が微妙に上下動して奇妙な感触だった。
 さきほどから続いている違和感の正体を掴みたかったが、それよりも美奈の要求に応えるほうが先だった。なぜならフィアナは、美奈の忠実なメイドなのだから。
 トレイに陶器のティーセットを一式載せて、急いで美奈の寝室に戻った。
「お待たせしました」
 フィアナがそう言うと、美奈はクスッと笑ってカップを取りあげた。
 注がれたお茶を美味しそうに飲む美奈。
 フィアナはかたわらに立って、美奈の次の命令を待っている。
「あら……」
 不意に美奈が声をあげた。
 お茶を、胸元にこぼしてしまったのだ。
「美奈様……!」
「あらら……困ったわ」
「服を替えませんと……」
「じゃあ、あなたが脱がせて」
「かしこまりました」
 フィアナは美奈のドレスの編み上げをほどいて上半身をはだけさせた。
「待って」
 上半身が裸になったところで、美奈が呼び止めた。
「服に染みたお茶が、胸も濡らしてしまったわ」
「はい」
485シスター・プレイ:02/09/01 23:41 ID:6XKfIL63
「きれいに拭き取ってちょうだい」
「はい、ただいま……」
「違うのよ。ごわごわした布で拭かれるなんてまっぴら。あなたの舌で丁寧に拭ってほしいの」
「え? でも、そんなこと……」
 驚いて戸惑うフィアナに、だめ押しのように美奈は迫った。
「それとも私の命令に逆らうのかしら?」
 そう言って、フィアナの首輪に細く白い指をかけた。
「い、いえ……かしこまりました」
 ため息をつくと、フィアナは屈み込んだ。美奈の白くふくよかな乳房におそるおそる舌を這わせる。
 ぴちゃ、ぴちゃ……
 舌が触れるたびに、雫の落ちるような音が出た。
「そうよ、フィアナ。もっと丁寧に舐めて……隅々までね」
 フィアナの舌が可憐な乳首の先端を擦ったりすると、美奈はぶるりと躰を震わせる。上目づかいの美奈の表情をうかがうと、なにか衝動を噛み殺すような表情をしていた。押し殺してはいるが、息が荒くなっている。
 不思議な背徳感を覚えながら、フィアナは舌を動かし続けた。
 やがて、ため息混じりに美奈が言った。
「もう、いいわ……」
 やわらかな果実のような感触に名残惜しさを感じつつ、フィアナは乳房から顔を離した。二つの形のいいふくらみを思いきり触ってみたいという欲求がフィアナの頭の芯のところでくすぶった。
 女主人じゃなければ、そうしていただろう。フィアナには女同士で愛し合った経験などない。だが、女性のしどけない姿態を目にして、奇妙に心の一部が騒いでいた。
「うふふ……あなた、なんて顔してるのかしら」
「あ、いえ……」
「いいのよ。私の裸に見とれていたんでしょう?」
「……はい……」
486シスター・プレイ:02/09/01 23:41 ID:6XKfIL63
「あははは。フィアナちゃんは素直だねえ♪」
「お……おそれいります」
 顔を赤くして、フィアナは俯いた。美奈の指摘が妙に恥ずかしかった。
「じゃあ、ここもフィアナに綺麗にしてもらおうかしら。お茶が下の方にもこぼれてしまったみたいなのよ」
 美奈はドレスを下着ごと脱ぎ捨てた。
 フィアナの首をかかえて、自分の腰へと導く。
 美奈の力は強く、フィアナは抵抗できなかった。
 女性の秘部がフィアナの眼前にあった。同じ女である以上フィァナにも同様のものがあるはずなのに、それを見て驚きが隠せなかった。
「さあ、舐めてくださる? それともこういうのはイヤかしら?」
「でも、私は……」
「あなたは絶対服従するメイドだったはずよね?」
「あ……」
 その通りだった。こくり、とフィアナは頷く。
「じゃあ、始めてちょうだい」
「……かしこまりました」
 言われるまま、フィアナはちょこんと舌を出して、美奈の蕾を舐めた。
 ほんの舌の先端がかすめただけで、美奈は声をあげた。
「はんっ……!」
 ふるるっと美奈の全身が震える。
 じわりとしみ出た透明な蜜をすくい取るように舌を動かした。
 フィアナの両肩におかれた手に力が入った。絶え間なく美奈の口から喘ぎ声がもれてくる。
 女の蜜の匂いが、フィアナを高ぶらせた。
 夢中で舌を動かし、愛撫した。隠された真珠のような突起も掘り起こし、可愛らしくふくれたそれをそっと舌の上で転がした。
「あ……はうんん……」
 フィアナ自身の股間にずんと響くような喘ぎ声だった。
487シスター・プレイ:02/09/01 23:42 ID:6XKfIL63
 フィアナの内で強い衝動が頭をもたげた。
「ダメ……もう我慢が……」
 フィアナは片手でスカートを乱暴にたくしあげ、下着の中に手を入れた。そこに、ある欲望で張り詰めた器官を求めて。
「あれ? なんで? 無い!」
 フィアナは思わず叫んでいた。
 張り詰めた器官に触れるはずの手は、むなしく空振りしていた。
 代わりに、熱く濡れた泉のような場所に指先がぶつかっていた。
 フィアナの躰の真芯に、甘い痺れが走った。それは快感であると同時に、大きな戸惑いを呼び醒ました。
 フィアナの戸惑いなど知らぬげに、美奈の手がフィアナの乳房に伸びた。固く張り詰めていた胸の先端を指できゅっとつままれて、あられもない声がフィアナの口から飛び出した。
 そのまま美奈は両手でフィアナの胸を包み込み、粘土細工のようにもてあそぶ。
 胸のふくらみに加えられる愛撫に、フィアナの意識は流されそうになった。必至で理性にしがみついて、自分の感じている「何か」に思いを巡らせる。
 何かがおかしい。
 胸をいじられる快感は未知のものだ。
 それに、股間に触れたときの、あの違和感……
 どうして、あるはずのものが……
 あるはずの……
 フィアナは自分にあると思いこんでいたモノの正体に気付いて愕然とした。男の欲望の象徴。それが、女である自分の躰についているわけがない。だが、同時に、それがないことが、ひどくおかしいことにも思えた。
 次の瞬間、フィアナの頭の内で落雷のようにパッと光が閃いた。
 覆い隠されていた記憶に手が届いたのだ。
 がばっと身を引き離すフィアナ。
 さらに数歩、後ろへ下がる。
488シスター・プレイ:02/09/01 23:42 ID:6XKfIL63
 寝台の上で美奈が悪魔のように微笑んでいた。
「どうしたの? 女主人の命令よ、こちらに来なさい」
「いやだ……」
 しぼり出すようにフィアナは言う。女主人に逆らうことへの抵抗感から全身が震える。しかし、これは全てまやかしだ、とフィアナ……九條京(くじょう・けい)は自分に言い聞かせた。
「美奈! ……おまえの仕業なんだな、これ!?」
「あー」
 美奈は口をとがらせた。
「つまんなーい。もう初期設定が剥がれてきちゃったのォ?」
「なんだ、その初期設定ってやつは!」
 叫んだ京は改めて、自分の声の可愛らしさに愕然とする。
 そして、目の前で女王然と自分を見下ろしている美奈のヌードから目を逸らした。
「美奈様、いや美奈。いいかげん服くらい着たらどうなんだ」
「あら、メイドのくせに女主人に指図するの?」
「う……」
 高圧的に言われて一瞬、京はフィアナに戻っていた。びくっと身をすくませてしまう。
「あはは。まだフィアナちゃんの反応も残ってるみたいね。かーわいいー」
「こいつ。悪質なイタズラにもほどがあるぞ!」
 京/フィアナは次第に置かれた状況を把握しつつあった。
 西洋風の地方領主の娘がなぜ美奈などという日本名なのか。そもそも、ゴシック建築に細部で様々な国の美術意匠がミックスされたこの城の存在自体、実在のものではない。
 そんな当たり前のことを疑問に思わず受け入れてしまっていたのも、全ては美奈のいう「初期設定」のせいである。
 この不条理な世界は、あきらかにVRゲームの世界だ。
 女主人こと美奈は本来、京の双子の妹なのである。
 美奈がVRゲームの世界を設定し、そこに京を引き込んだに違いなかった。どういう経緯でゲームに引き込まれたかは記憶が曖昧になっていて、思い出せなかった。ただ、美奈がどうしてこんなことを計画したかについては、思い当たる節があった。
489シスター・プレイ:02/09/01 23:43 ID:6XKfIL63

 数日前のことだ。
 京が学校から帰宅すると、いそいそと美奈が迎えに出てきた。
「おかえり兄貴!」
「………………」
「な、なによーその渋い顔は。せっかく可愛い妹がお出迎えしてるのに」
「その顔、絶対なにか企んでる」
「兄貴にプレゼントがあるんだってば。ほら、バレンタインのとき家族義理チョコ忘れてたから、その替わり。服買ってきたんだよ」
「ほーう?」
 その時点で京は確信していた。
 その服とやら、ロクなもんじゃないと。
「ホラ! 可愛いメイド服ぅー! じゃじゃーん! やったネ、兄貴!」
「じゃな」
 スタスタと京は二階の自室へあがっていった。
 後ろで美奈があれやこれやと理屈を並べていたが、耳を貸すつもりは一切ない。
 学校では「神童」「天才」として有名な美奈だが、厄介なことに小さな頃から兄である京に歪な愛情を押しつけてくる。
 京がベッドでくつろいでると、美奈はしつこく部屋まで乗り込んできた。
「ねえねえ、メイドさんになってよう兄貴。それで、メイドと女主人ごっこしようよぅ」
「するか!」
「ええー? 特別に私のおっぱい触らせてあげるからぁ」
 手で持ち上げて強調した胸をむにゅうと押しつけてくる。その攻撃にはさすがに京もたじろぐ。
「ばかっ、おまえ、恥じらいはねぇのか!」
「えい。うふふっ……」
 惜しげもなく、高校生にしては立派すぎるふくらみを押しつけてくる。無邪気というよりは、それが女の武器だと自覚しきった攻撃だった。
「いいかげんにしろっ」
490シスター・プレイ:02/09/01 23:44 ID:vtcQBcYK
 あらっぽく美奈を突き飛ばした。いつまでもその調子で挑発されては神経が持たない。
 乱暴に突き飛ばしたことで少しやりすぎたかと心配になり、京は妹の顔を覗き込んだ。
「おい…………」
「もういいっ!」
 美奈は立ち上がると、目に涙を浮かべて引きあげていった。
「ったく、あいつは……」

 ……などという一幕があったのである。
 どう考えても、そのときの意趣返しで美奈が仕組んだに違いなかった。
「下らないこと考えやがって……」
「ふーんだ。兄貴が最近、面白いVRゲームがないなんていうから、特別製のを作ってあげたんだよ」
「こんなキャラでプレイして楽しいわけあるか!」
 京は、ほっそりとした女エルフの躰を見下ろして言う。首に巻かれた首輪が重く感じる。
 そして、その下にある胸のふくらみ。そこの部分だけ、乱れた服のしわが妙になまめかしい。さっき、美奈に揉まれたときの悩ましい感触がいまだに胸に残っていた。
「そう? さっきはそれなりに楽しんでたみたいだけど?」
「くう…………」
 ククッと邪悪に笑う美奈。それを憮然として睨む京。
「兄貴のその躰には、いろいろと設定してあるから。可愛い女の子にしてあげたんだし、存分に楽しんでよね。そうそう、その可愛い顔だけど、兄貴を知ってる人が見れば分かると思うよ。兄貴のDNAをもとにアレンジした顔だからね」
 先ほど京が廊下で自分の姿を見たとき、性別や髪の色はともかくとして、ガラスに映る姿を完璧な別人だと感じなかったのはそのためだった。
 女らしいほっそりとカーブを描いた顔の輪郭になって、睫毛も長くなったりして紛れもない女の顔だが、京の面影は残っている。髪や瞳の色、体形が日本人だったらば、美奈と並んで姉妹のように見えたことだろう。
「ったく。つき合いきれないぜ」
 京は吐き捨てるように言った。
491シスター・プレイ:02/09/01 23:45 ID:vtcQBcYK
 京としては、美奈のイタズラにいつまでも付き合うつもりなどなかった。
 もう充分、屈辱的なところを見せてしまった。美奈に施された「初期設定」……偽の記憶のせいで、よりによって実の妹を「様」づけで呼んでしまい、メイド奴隷として性的な奉仕までしてしまったのだ。
 瞬きを二度、パチパチと繰り返す。いったん、間を置いてから、またパチパチと瞬きする。これは、多くのVRゲームで採用されている緊急離脱用のプロトコルだった。
 バグなどで閉じこめられたり、精神的負担の大きすぎる状況に陥ったとき、プレイヤーの安全のために、簡単な身振りなどでVR世界から離脱できるよう、緊急離脱プロトコルはどのゲームにも実装が義務付けられている。
 ところが、瞬きの合図では緊急離脱プロセスが働かなかった。
 あわてて京は、舌で上顎を叩いた。瞬きがダメなら、これでいけるはずだった。
「なんで……」
 緊急離脱プロセスがまったく反応せず、京は愕然として呻いた。
「だってこのゲーム、あたしのカスタムだもん」
 勝ち誇って美奈は言う。
「でもネットで評判になって、全世界からたくさんのプレイヤーがアクセスしてるんだよ。ふつうの人にとっては、ふつうのファンタジーVRゲーム。ただし、アダルトシーン有りだけどね」
 ネットでアマチュアが流通させるVRゲームは、正規のものと違って、性交渉を再現できるVRエンジンを積んでいることが多い。だが、それにしても、緊急離脱ドアのないゲームでは危なっかしくて、誰も見向きもしないものだ。
「要するにね、特定の経路でネットワークにアクセスしたプレイヤーだけ、緊急離脱を無効化してあるのよ」
 美奈が勢いよく立ち上がると同時に、彼女の体にドレスが出現した。
 このVR世界の設計者である美奈はいわば創造主である。たいがいの不可能は可能になる。
「さーて。兄貴、イッツァ・ショーターイム!」
 涼しげな声で、美奈は宣告した。
「なに!?」
492シスター・プレイ:02/09/01 23:45 ID:vtcQBcYK
 美奈の手には、いつのまにか鈍く光る金属製の工芸品がのっていた。
「このアミュレットの魔力を使えば、現実世界へのドアを開くことができるよ」
「じあ、はやく寄越せ!」
「ダーメ」
 ぺろっと舌を出して美奈は要求をはねつける。
「あたしが満足してからだよ。まだまだ女になった兄貴の××な姿をたーっぷり見せてもらうからね。うふふ……」
「このサディスト! 変態妹!」
「エルフ娘のメイドがそんな口きいたら似合わないゾ」
 ふざけた口調で美奈は言う。
「それに……サディストで淫乱なのはホントのことだもん。いまさら兄貴に言われなくても、ね」
 と、美奈は開き直った態度をとった。
 カッときて、フィアナ/京は美奈に飛びかかった。
「悪ふざけもいい加減にしろ!」
 美奈の持つアミュレットを奪おうと手を伸ばす。
 一瞬早く美奈が反応した。
「フィアナ! 」
 びくん、とフィアナ/京の動きは止まってしまう。
「あらあら忘れちゃったの? フィアナはあたしに絶対服従するメイドだったでしょう?」
「俺をその名前で呼ぶな……」
 弱々しく喘いで、フィアナ/京は首を振った。
 美奈はすぐ目の前にいるのに、体が動かなかった。指一本動かせない。美奈の一声で全身が硬直していた。
「あたしの顔と声で名前を呼ばれるとね、あたしには逆らえなくなるんだよ」
「ぐ……くぅぅ…………」
「アハハハ。いくら頑張ってもムダ。そういうふうにプログラムされてるからね。いまの兄貴はなんでもあたしに従っちゃうメイドの姿をした操り人形なの! ね、フィアナちゃん」
493シスター・プレイ:02/09/01 23:45 ID:vtcQBcYK
 フィアナ、という名を否応なく押しつけられた。
 美奈は文字通り、全能だ。その気になれば、いともたやすく今のフィァナの心臓を止めることもできる。
 せめてもの抵抗に美奈を睨みつけるが、そんなフィアナの眼差しすら美奈にとっては心地よいものらしい。
「フィアナ、返事をなさい?」
「はい……」
「はい、何?」
「はい、美奈様…………くそぅ……」
 双子の妹に命令されて抵抗もできず従順にしたがってしまうことへの屈辱感で、フィアナ/京は目の前が真っ暗になった。
「なんだか緊張してるわねえ。フィアナ、もっとリラックスしなさい」
「はい、美奈様……あうう」
 フィアナの意識とはうらはらに、美奈に命令された通り、全身が弛緩していく。
「じっとしてなさいね」
 言いおいて美奈は自分からフィアナに近づくと、おもむろにフィアナの唇を奪った。
 ぱちぱちと戸惑いのあまりまばたきを繰り返してしまうフィアナ。
 女エルフの華奢な体格は、女の美奈にも簡単に抱きすくめられてしまった。
 肩に手を回されたうえで、唇を嬲られた。
 美奈は、ついばむようにフィアナの唇をくわえたり離したりする。やがて、美奈の舌が無遠慮に唇の間に押し割ってきた。別な生き物のように動く舌に口腔を愛撫され、その甘ったるい刺激に「ん……」と声が漏れてしまう。
 ようやくフィァナから離れた美奈は満足そうに舌なめずりした。
「こう見えてもね、ファースト・キスなんだよ?」
「し、知るか…………」
「兄貴とファースト・キスするのが夢だったの。VRの中だけど、夢が叶ったな。……もっとも、兄貴がこんな可愛い女の子になっちゃってるけどね」
494シスター・プレイ:02/09/01 23:46 ID:vtcQBcYK
 可愛い女の子、などと言われ、悔しさと羞恥に染まった表情をみせまいと、フィアナはそっぽを向いた。けれども、自分の口からもれる小さな息づかいさえ、すっかり少女のものになっている。
 その事実から逃れることはできなかった。
「どう、いまのキス。気持ちよかった?」
「そんなわけ、ないだろ…………」
「正直に答えなさい、フィアナちゃん?」
 びくり。フィアナ、と名指しされ、体が震えた。
「ちゃんとメイドらしい言葉遣いでね」
 もう、命令に逆らうことはできなかった。
「はい……とても気持ちよかったです、美奈様…………っ!」
 自分の口から出てきた言葉に打ちのめされ、フィアナはがくりと床にへたりこんだ。
「ふふ、いつも思い通りにならなかった兄貴がこんなに可愛くって素直になっちゃって。VRってサイコー! ねえ、フィアナちゃん」
「は、はい……」
 美奈の高笑いは、悪魔の声に聞こえた。
 じつの兄妹だからといって、情け容赦してくれる相手でないことはイヤと言うほど京には分かっていた。
 すぐ手を伸ばせば届くとこにアミュレットがあるのに、美奈にどうしても逆らえない。それがもどかしくてたまらなかった。
「美奈、様……」
「あははは! あの兄貴が様づけであたしを呼んでるかと思うとゾクゾクする!」
「…………」
「で、なに?」
「後でなんでもしますから、そのアミュレットを……」
「しつこいなあ。ダメったらダメ」
 美奈がアミュレットをひょいと放り投げると、それは空中で姿を消した。おそらく、どこかへテレポートさせたのだ。
495シスター・プレイ:02/09/01 23:46 ID:vtcQBcYK
「さて。フィアナにはメイドらしく、お茶のおかわりを持ってきてもらおうかしら?」
「はい……かしこまりました……」
「あはははは!」
 美奈の命令は絶対だった。空のトレイを拾って、フィアナは女主人の要求を満たすため動いた。初期設定のせいで自分を本当のメイドだと思っていたときと違い、いまのフィアナには「京」としての自意識がある。
 本人の意識は、美奈の気まぐれな要求をはねつけようとしているのに、プログラムに支配されてメイドとして動いてしまう。かえって、初期設定のままに動いていたときのほうが葛藤がないぶん、楽だった。
 どうやっても命令に逆らえず、表向きは恭しい態度でフィアナは淹れ直したお茶を運んできた。
「フィアナ、肩をもんでちょうだい」
「はい、美奈様……ぐぐぐ」
 やはり恭しい仕草で美奈の肩を揉むことしかできなかった。
「もういいわ」
「はい」
「メイドらしく次の命令をお待ちなさい。フィアナ」
「は……い……美奈、様」
 フィアナ/京は男として兄として屈辱的なメイドの仕草を強要され、美奈
の前で両手をエプロンの上で揃えて俯き加減で立った。
「ほーんと、すっかり従順なメイドさんだね」
「くぅ……」
「これが中身、兄貴だと思うとゾクゾクしちゃう」
 なにか言い返そうとしても、メイドらしくとの命令のせいで余計な口もきけなくなっていた。そのことが一層、悔しく、フィアナ/京は心の中で歯噛みをした。
「こちらを向いてごらん、フィアナ」
 声を投げかけられて、言われるままにフィアナは顔をあげた。
 美奈が目を細める。
「我ながら、傑作品だわね。兄貴の面影があって、加えてこのまばゆい金髪。それに……」
496シスター・プレイ:02/09/01 23:46 ID:vtcQBcYK
「あ……」
 美奈の手でおとがいを持ち上げられ、フィアナはかぼそい声を出した。
「それに、この神秘的な色の瞳。サファイアブルー……ううん、もっと微妙な色合いだよね。神秘的な森の精、エルフに相応しいわ。ほんと、計算以上のいいできだよ、あ・に・き」
 ちゅっ、と今度は軽くキスをする美奈。
「くっ…………」
 逃れようとフィアナは顔をそむけた。
「あー、反抗的。そういう子にはおしおきだね」
「な!」
「フィアナ。感じなさい!」
「え……きゃああああああああ!!」
 美奈の「命令」によって、全身の性感帯が発火した。
 数十人の手が一斉にフィアナの全身の敏感な場所をまさぐっているみたいだった。
 女みたいな悲鳴をあげてしまった。ちらりとそんな後悔が頭をかすめたが、それどころではなかった。
 躰の芯が甘く痺れ、体中のいたるところから快感が送られてくる。あっというまに固く尖った胸の先端が服の裏地にくいこみ、それがまた身悶えするほどの鋭い快感となった。
 股間が熱くなってとろけだしたように分泌された露が内腿を伝わった。じんじんと疼く快感は自分では全く制御することができなかった。
 何か叫ぼうとしても、意味をなさない喘ぎ声になるだけだった。
「あ、あ、……はんん……あふぅ……はぁはぁ、ああああああ」
 燃え上がった欲情を静めるため、自然と手が動いていた。左手は股間へと、右手は乳房へと。
 だが、そのとき美奈のにやにやとした表情が目に入った。
 フィアナ/京の反応を楽しんでいるのだ。
(誰が、こんな責めに屈するか……)
 歯を食いしばり、フィアナ/京は手を引っ込めた。
 が、その間にもどうしようもない疼きと刺すような快感が全身を支配しつつあった。
497シスター・プレイ:02/09/01 23:47 ID:vtcQBcYK
 手が自然に局部と胸へ向かってしまう。体の内側がとろとろと焙られるみたいにせつない感覚がこみあげてくる。それを迎えようと、無意識のうちに体をよじり、手を動かしてしまう。
「ん、はぁぁぁん…………」
「うわあ……兄貴、いろっぽい声」
「そ、そんな、これは……んんっ、あはぁぁぁ!」
 抗議しようとしたが、その前に脳天が甘く痺れて言葉を失ってしまった。
「それじゃ、軽くイッてもらおっかな。あたしの指が触れたのを合図にイッちゃってね♪」
 小悪魔の表情で美奈は命じる。
 そして、美奈の指がひょいとフィアナの口にねじ込まれた。
 ちゅくちゅくと、口腔内を指がかき回す。
「!? んああああああああああっっ!!!!!」
 美奈の命令に忠実に反応して、快感が爆発した。
 胎内で見知らぬ器官がきゅう、と収縮を繰り返すのをフィアナは感じた。頭の中が真っ白に塗り潰されている。
 抵抗など思いもよらぬほどの圧倒的な快感の奔流だった。京の男としての意識は完全に、女の躰の悦びに押し流された。
 獣のように淫らな吐息が長々と漏れ出た。
 ぴくんっ、ぴくんっ……
 子宮と膣、それに連動して愛液で濡れた内腿が収縮を繰り返した。
「アハッ。イッちゃった。女の兄貴のとろけた顔、かわいい!」
 京の意識は絶頂の波に洗われてとぎれとぎれだった。
 かすかに残る意識は、美奈によって手もなく絶頂を味あわされたことに怒りと情けなさを覚えていた。
 美奈のなぶるような言葉を遠くに聞きながら、意識がフェードアウトする。

 くたり、とうなじまで朱に染めて美奈の腕の中で力を失ったフィアナ。
 フィアナの口の端から、可憐な顔に似合わないよだれがひとすじこぼれていた。
498シスター・プレイ:02/09/01 23:47 ID:vtcQBcYK
 無防備なフィァナの寝顔に、美奈は満足そうに頷く。
「兄貴。……昔みたいにお兄ちゃんって呼んじゃおうかな。お兄ちゃんが悪いんだよ。あたしの気持ちに応えようとしてくれないから……だから、そんなお兄ちゃんにはとことん意地悪してあげる♪」
 意識のないフィアナをベッドに横たえると、美奈はフィアナの形の良い胸を揉みしだいた。
 マッサージでもするみたいに、大きくこねるように揉み回した。
「ううん…………」
 天使のようなため息が小さな唇からこぼれる。
 そのとき京は夢を見ていた。
 薄暗い水の中をどこまでも泳いでいく夢だった。
 胸が苦しい、とぼんやり思った。
 夢の中で、海の藻が胸に巻きついていた。
 藻がずるずる動くと、胸の肉がそれに合わせて形をかえた。なぜかその部分がとても敏感になっている……。
「……あ!」
 不意にフィアナは目を開けた。
 夢から醒めたとき、フィアナは横にされていて、美奈の両手で胸をこね回されていた。乳房を弄られて、フィアナは自分が人間でなく玩具として遊ばれているように感じた。事実、いまのフィアナは美奈のいい玩具である。
 夢から醒めても、悪夢は続いていた。
「おはよー兄貴」
 好き放題に胸をこね回されながら、フィアナは唇を噛んだ。
「はい、フィアナ。女主人である私に言うことがあるでしょ?」
「う……あ……」
 プログラムの強制力で、フィアナはよろよろと立ち上がった。
 消えたはずのアミュレットが足下に出現していた。
 アミュレットは鈍く光を放った。だが、フィアナはそれに気付かない。
 衣服の乱れを直すと、フィアナは美奈の前に立った。恭しく頭を下げて言う。
499名無しさん@ピンキー:02/09/01 23:50 ID:g613DQMa
    _____________
  /
  |  そろそろ援護しておくか・・・
  \_______________
          ____
     ∧∧   ||:::::::::::||
     (   )―||:::::::::::||―――
     /   つ二二lニl       __________
   | ̄ ̄|__),‐∧∧―――   /
   `ー┬‐''  (   )     <  長年の経験ってやつですか
     ┴   |  ヽ      \__________
          し___)〜
500名無しさん@ピンキー:02/09/01 23:52 ID:vtcQBcYK

   ∧ ∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   (,,゚Д゚) < 500ゲットだゴルァ!!
 _/ つ/つ  \_____
 ~て ) _)
  ∪ ∪
 ////
501シスター・プレイ:02/09/01 23:52 ID:vtcQBcYK
「美奈様、私のような至らぬメイドに御寵愛を賜りましたこと、なんと御礼を申し上げていいかわかりません……」
 そう言い終えたときフィアナ/京は周りの様子がおかしいような気がした。
 いつのまにか美奈が制服姿に戻っている。
「あ……れ……」
 京を縛っていた強制力もフッツリと消えている。
 目の前にあるのはVRプロジェクター……
 美奈がぺろっと赤い舌を出した。
「くるしゅうないわよ、フィアナちゃん♪」
「だ……れがフィアナちゃんだァ!」
 VRセッションを終えたばかりの目眩を堪えて京は叫んだ。
「いやーん♪ VR世界じゃあんなに可愛かったのにィ♪」
「全部プログラムのせいだろうがっ!」
「あら? でも兄貴のここ、ほら……」
「うあっ!?」
 知らない間にテントを張っていた股間を指でつつかれ、京は焦って腰を引いた。
「……こ・の・ド外道妹〜〜〜!!!」
 美奈は京の手をかいくぐり、きゃっきゃっと笑いながら逃げていった。
 京はVRプロジェクターからROMディスクを引き抜くと踏みつけて二つに割ってから窓の外に投げた。
「これからはVRゲームにも気を付けないとな」
 京はしみじみとつぶやいた。
 しかし先ほどのセッションを記録したビデオが後日、『フィアナと女王様の午後』という題でネットに出回って当分のあいだ京を悩ませたという。
 ……妹の異常な愛情に振り回される京の明日はどっちだ!?


502名無しさん@ピンキー:02/09/01 23:56 ID:vtcQBcYK
本文全部投稿し終わった次でちょうど華麗に500ゲットする予定が……
でも500ゲットできたからまいっか。
503名無しさん@ピンキー:02/09/02 00:17 ID:+cxbYkdY
>482タン(゚Д゚)ウマ----!!
神が次々降臨でタマランです。
504名無しさん@ピンキー:02/09/02 00:20 ID:0lstlhC9
VRでTSするパターン大好き317でした。
おいらと趣味かぶる人は最近のフィクションマニア作品で
Trapped in My Own Harem
なんてなかなか良かったですよ。
これは義体への意識転送型な疑似VR物。ストーリー上あんまそのへんの設定関係ないけど。
505名無しさん@ピンキー:02/09/02 00:23 ID:0lstlhC9
>>503
いちお482=317です。
後で検索したとき面倒になりそうなんでカイト物語と区別するために名前
欄にはタイトルだけ入れてます。
506413:02/09/02 01:47 ID:BPRJbAId
413です。続きのウプですが…また中途半端なところまでになっていまいますた。
ただあまり一度に沢山ウプするとコピペ荒しと勘違いされるとか聞いてるもので……。
実際のところどうなんでしょう?

>>474,475氏
一応私に…でしょうか?ガンガリマス。

>>317
やはり神デス。シスタープレイも文章完成されてて素晴らしいです。
これも317氏が許すなら>>440のサイトにウプしていただきたいですね。
しかも”次が〜”というお言葉。ガンガリマス。
507413:02/09/02 01:48 ID:BPRJbAId
抗う間もなく令の口内にセネアの舌が入り込んで来る。
令にとって人生初めてのキスだったのだが、それはあまりに暴力的な接吻だった。
セネアの舌は貪るような荒々しさで令の口内を蹂躙し、舌同士を絡み付かせる。
経験のない令には抵抗することが一切できなかった。されるがままにその行いを許した。
しばしの長い時間接吻に興じたセネアだったが、ようやく唇を離したかと思うと
令の顔を両手で押さえてじっと見入った。
「可愛いわ。令の顔……」
セネアはうっとりと呟き、そしてまた蹂躙を再開する。
しかしもう令には逆らおうという意思は僅かにも残っていなかった。
まるで魔法にでもかけられたかのように頭がぼんやりとし、なすがままにされる。
なにしろ令にはこれまで自慰以外の性的経験がなかったのだ。
今目の前で展開されている光景は、そんな令にとってはあまりに強い刺激だった。
そして随分と長く感じられた時間の後、セネアようやく満足げに顔を上げた。
「はぁ……はぁ……」
ようやくその接吻から解放され、令は荒い息で呼吸を整える。
そんな令の仕草を艶のある笑みで見下ろしながら、セネアは自分の服に手をかけた。
「あ……。」
令は自分の腰の上に座りこんだセネアが一枚、また一枚服を脱いでゆくのを
瞬きもせずに見つめていた。魅入られたかのように視線を外にずらす事ができない。
そしてその下から現れたのは、もう完璧とも言える肢体だった。
美しい顔から豊満な胸に、細くくびれた腰、流れるようなラインの手足。
肝心なところが嫌味にならない絶妙な大きさで脹らみ、それでいて要所はきちんと引き締まっている。
もし美の女神がこの世に存在するなら、それはこんな感じなんじゃないかと令は漠然と思う。
だが皮肉にも彼女は女神ではなく、それどころか相反する存在だった。
しかし彼女の正体が何であれ、この肢体を見て思わない者はいないのではなかろうか?
そう、”抱きたい、犯したい”と。
508413:02/09/02 01:49 ID:BPRJbAId
「あらあら、随分と物欲しそうな目で見るのね。」
突然セネアに言われ、令ははっと我に返る。
「私を……抱きたい?」
妖艶な笑みでセネアは令に問いかける。セネアの問いは明らかに令の考えていた事への指摘だった。
そう、令はセネアの体が少しずつ露わになるたびに自身の男としての感情が脹らむのを感じていた。
今すぐセネアに襲いかかりたい、自身の男根を彼女の秘部に入れたいと。
セネアはおそらく令がそんな思いでいる事を知っていながら、確信犯で質問したのだ。
何故なら今彼女は悪戯を考えている少女のような笑みでこちらを見ているから。
その意味する事は簡単だ。当然の事だが今の令には決してそれを行う事ができないのだ。
「そう……今の令は女の子ですもの。可愛い可愛い女の子。だから……」
「せ…セネアさん!?」
「だから私に抱かれるの……女としてね!」
セネアは令の胸に手を伸ばし、その豊かな双球の丘を揉み始める。
それに合わせるように舌で乳の乳首に愛撫を開始した。
「はひぃッ! セネアさん止め……っつああああぁ! ひぃああああぁ!」
初めての他人からの性的刺激を受け、令は激しく叫び悶える。
まだ自慰の余韻が残っている胸を撫でられ揉まれるだけでも耐えがたいのに、
舌による愛撫という未知の刺激が令の体に未体験の快楽を送りこんできた。
「令ったら胸だけでこんなに可愛い声出して……やっぱり淫乱なのね。」
「そ…そんな事……なぁ、ひゃうッ! や、やめ…ああああああぁ!」
自慰の時と同じように令は必死に声を押さえ快楽を否定しようとする。
しかしセネアの絶妙な愛撫の前にそれは自慰の時以上に無駄な抵抗だった。
−こ、これじゃ本当に女じゃないか! ぼ、僕は……僕は違う!−
「やあああぁ! あ、あああ――――ッ!」
令は必死に心で抵抗する。だが体はそんな令の心をあざ笑うかのように甘い声を出す。
体を動かして愛撫から逃れようとしても、どうしても力が入らない。
なんとかしないとと思えば思うほど、令の男としての心は追い詰められて行った。
509413:02/09/02 01:49 ID:BPRJbAId
しかもまだ攻められているのは胸だけだ。つまりこの先は……
びくんっ!
次の瞬間令の体に電気が走り腰が大きく跳ねた。
令の思った正に”その先”、セネアは令の秘部に手を伸ばしたのだ。
セネアは左手と舌で胸を愛撫しながら、右手で令の秘部をなぞるように刺激する。
秘部からはぴちゃぴちゃと令自身の愛液と手の触れる卑猥な音が聞えた。
「やっ……だ、駄目! そ、こ…はぁあああああッ!」
秘部への攻めが追加された途端、令の快楽のカーブが大きく跳ね上がった。
愛液がとめどなく出て尻の方まで流れているのがわかる。いくら心で否定しても止まらない。
しかもそれは白くて匂いも強い”本気の証”だった。
令は自身の体をもって、今自分が女としての喜びを受けている事を宣言したようなものだ。
−違う! 違ううぅぅ!! 僕はそんなんじゃない! これは違うんだ!−
もはや何の確証もないただの強がりが、令の唯一の心の拠り所になっていた。
だが肉体はどんどんその快楽に蝕ばまれてゆく。限界がいつかは訪れる。
が、突然それが中断された。令の意識はまた静かに引き戻される。
「……?」
いつのまにか涙の溜まった眼で令はセネアの方を見る。当のセネアは令の上から腰を上げ、
再びベットの上に腰を下ろしたところだった。そして……
「……!? せ、セネアさん!」
セネアは令の両足を手で押さえて開脚させると、顔を令の秘部に近づけた。
それは、先ほど令の胸を執拗に攻めていた刺激が令の1番敏感な場所に向けられるという事。
令はある種の恐怖で足を閉じようとしたものの、セネアの両腕でしっかりと止められてしまった。
そして抵抗できない令を尻目に、セネアの舌がぴちゃりと令のクリトリスに触れる。
「はふッ! ひゃあああああ―――ッ!」
舌の刺激は予想を遥かに上回る快楽を令の肉体に刻み込んだ。たまらず令は絶叫する。
指では決して再現する事ができない甘い甘い刺激だった。
510413:02/09/02 01:51 ID:BPRJbAId
ともかく受身の立場で一方的に攻められるというのが男の心を持つ令にはどうしようもなく恥かしかった。
しかも今も無理矢理恥かしい姿勢を強要され、秘部を見られ、攻められているのだ。
さらにそれに抗うこともできずに一方的によがり狂う自分。これ以上ないぐらいの羞恥だった。
だがその羞恥が快楽のカーブをさらに加速させる事を令は知らなかった。
ゆっくりと絶頂に向っていたはずのそれは、セネアの舌でのクリトリスへの攻めと令の羞恥で急速に加速する。
「ああああぁッ! イク! もう駄目…止め……て下さああぁぁ! あああーッ!」
「令ったらもうイクのね。いいわよ、遠慮せずにイってしまいなさい!」
「やあああぁあ! そんな、いきなり激しくしな……あッ! ひゃあああッ!」
それまでやんわりとした刺激を令に与えていたセネアの下が突然激しく令を攻めたてる。
唯ですら快楽に対する経験のない令には、それに抗う手段はもう何も残されていなかった。
「やあッ!イク! あ……あああああああぁぁぁ―――――ッ!!!」
自慰の時と同じように頭の中で光が爆発し、全身を駆け巡る快楽に令は絶叫する。
そして波が引くように静かにそれがおさまってくると、体がドサリとベットに沈み込んだ。
消え去りそうになる意識を必死に押さえながら、令は肩で呼吸をして息を整える。
「ずいぶんと良かったみたいね。やはり令には淫乱の気もあるのかしら?」
セネアの言葉に反論する気力もないほど、令は脱力していた。
自慰で経験済みだったとはいえやはり女の絶頂は令にとって予想を上回るものだったからだ。
信じられない快楽の余韻に浸りながら、令は漠然とこのまま寝られたら幸せだと思った。しかし……
「じゃあ、前座は終わり。当たり前だけどセックスはここからが本番……令だってわかっているでしょう?」
セネアの言葉を令はすぐに理解できなかった。ぼんやりとした頭をなんとか彼女の方に向ける。
−本番って……確かに男と女ならセックスは……でも今は…−
女同士であれば、それを繰り返す事は可能でもこの先は無いはずだ。そういう道具が無くもないが……。
疑問をうつろな頭で考える令を余所に、セネアが自らの秘部に手を当て何かを呟く。
そしてその手をゆっくりと上に上げると、そこには先ほどまで確かに存在しなかったものがあった。
511413:02/09/02 01:52 ID:BPRJbAId
「な……なに…それ…!」
「魔の秘術よ……クリトリスを肥大化し擬似的な男根を作り上げるもの。」
確かにそれは本来の男のものではなかったが、その形はあきらかに男根を模していた。
だがそれ以上に、令はそれの意味する所を予感し戦慄する。
「ま、まさか! それで僕を……!?」
愚問だった。この状況下でそれ以外の意味があろうはずがない。
咄嗟に見を引こうとしたもののイッたばかりの体では力が入らず、その上セネアにがっちりと腰を掴まれる。
足の間に体を割り込まれ、令は足を閉じて抵抗する事すらできなくなった。
「いやだ……いやだあぁぁぁ! お願い、それだけは! それだけは止めてえぇ!!」
「嫌よ。言ったでしょう? 貴方は私に抱かれるの。女としてね。」
セネアは叫び懇願する令の言葉を冷たく否定し、その肉棒を令の秘部の入り口にあてがう。
「大丈夫、痛いのは破瓜の時だけ。貴方には抱え切れないほどの女の喜びを上げるわ。」
「そ……そんなのいらない! やめ…止めて下さい!!」
「一度これを知ればもうそんな気は起きないわ。自慰の絶頂なんて子供騙しだという事を、
真の女の喜びというものを教えてあげる……!」


・・・挿入直前で今回ENDです。スイマセン…。次回はいきなり令の破瓜になりマス。
512名無しさん@ピンキー:02/09/02 02:06 ID:6rR1hy2I
おお!最近良作が多いな!

>>481
カイトの方もガンバ!
513名無しさん@ピンキー:02/09/02 02:45 ID:FVUwiV6W
ここのところの渇きを一気に癒す投下ぶりですね〜
この調子でおながいします!
514名無しさん@ピンキー:02/09/02 07:33 ID:5jwpnDg3
http://life2.2ch.net/test/read.cgi/jinsei/1028897520/
萌えるスレハケ-ン
あんま迷惑はかけないように。
515良スレ保存委員会:02/09/02 09:48 ID:FYE/Emuw
不定期上げ
516478:02/09/02 17:54 ID:XKNRfVO4
>>514
強制的に性転換されてOLとして働かされて、
職場のスケベおやじどもに犯られまくる、って展開なら
このスレ的にもあり、かも。
517名無しさん@ピンキー:02/09/02 19:19 ID:ajRBbb/Y
>>516
そんな小説、誰か書いて下さいきぼ〜ん
518380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:33 ID:UGOBHTcl
>>373
 体が重かった。
 祐司は寝返りをうとうとするが、何かにじゃまされて思うようにいかない。
枕に顔を埋めたまま、それを手探りする。
 ぐにゃり。
 いやぁな手触りがした。
 悠司は跳ねるように飛び起きた。
「わあっ!」
 驚くのも無理はない。
 目を細めて見渡してみると、そこは見たこともないホテルの一室、それもシ
ングルやツインではない3〜4部屋は軽くぶち抜きにしてある部屋だった。恐
らく、ロイヤルスイートクラスの部屋だ。
 床には全裸の男達が何人も、まるで死体のように転がっていた。4〜5人は
いるだろうか。もちろん、優に5人は寝られるだろう祐司が腰を下ろしている
ベッドにも、2人の男が疲れ果てて寝息を立てていた。
 何気ない動作でサイドボードから眼鏡を取り上げて着けた。途端に視界が、
よりしっかりしたものになる。
「これは一体……」
 言葉や動作が自分の物になったことを嬉しく思いながら、悠司は恐る恐るベッ
ドから降りた。薄いネグリジェを着てはいるが、どうやら下着は着けていない
ようだ。下半身がスースーする。
519380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:34 ID:UGOBHTcl
 おぼろげな記憶をたどって、悠司は愕然となった。
 あの晩、謎のファイルのせいかどうかわからないが、彼は女へと変身してし
まった。そしてそのまま、彼が住むアパートの住民全員と乱交を繰り広げたの
だ。
 全員の足腰が立たなくなるまで、3時間とかからなかった。
 ザーメンを全身にこびりつかせたまま、少女となった悠司はTシャツにジー
ンズというラフなスタイルで街に出た。既に夜中の2時を回っていたが、街に
はまだ多くの人間がたむろっていた。
 彼女は男達に片っ端から声をかけていった。たちまち7人の男を捕まえ、2
台のタクシーに分乗して都心からやや外れた場所にある高級ホテルへと向かっ
た。
 ホテルのフロントは怪訝そうな顔一つせず、彼女にキーを渡した。どうも最
上階は彼女の貸切になっているらしい。
 その後は……。
 悠司の胃から酸っぱい物が込み上げてきて、彼は洗面所へと走った。
 忘れたい。あんなことは忘れたかった。
 部屋に入ってからも携帯電話で呼び出された者やらで、延べ人数で20人を
越える男達が入れ代わり立ち代わり彼女を犯した。男達の精液をストローから
すするように貪るように飲み干し、性器から溢れるほど注ぎ込まれ、アヌスも
犯され直腸までザーメンで満たされた。
 吐く息すらも精液の匂いがした。
 だが少女にとって、それら全てが快楽だった。男の全てが疲れ果て、眠りに
就いたのを見下ろす彼女は、まさにセックスの権化だった。
520380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:35 ID:UGOBHTcl
 何本ものペニスを体にこすりつけられ、胸で、腹で、手で、口で、お尻で、
そして性器で射精された。まるでエンドレステープを再生したかのごとく……。
 悠司は吐いた。吐いて、吐いて、吐く物が無くなっても吐き続けた。
 胃液に混じって半固形の得体の知れないものが洗面台に何度も流れるのを見
たが、それが何かは、あえて考えなかった。確認したら死にたくなってしまう
だろうから。
 酸っぱくなった口を水ですすぎ、顔を洗う。
 顔を洗うと今度は手も洗いたくなり、そうなると足や体まで全身を清めたく
なった。身体中に感じる肌がひきつれたような違和感を、早く拭い去りたかっ
た。
 悠司は体にまとわり付くくせに頼りないネグリジェを脱ぎ、バカバカしいほ
ど広いバスルームに入った。ユニットバスではない。脱衣室の広さだけで、軽
く八畳はある。これだけでも彼の部屋より大きかった。浴槽は両手足を広げて
もまだたっぷりと余裕がある広さだったが、お湯は張られていない。
 そこでシャワーコックを捻り、スポンジにソープをこすりつけて体をこすっ
た。昨晩のような敏感な反応はもうなかった。これを幸いに、悠司は力を込め
て肌が赤くなるほどこすった。しばらくして全身がひりひりとしてくるまで、
彼は女になってしまった自分の体をこすり続けた。
 ようやく人心地がついて、悠司はバスルームを出て体を拭き、バスローブを
身にまとった。女性の下着は着ける気がしなかった。だから彼は、替えの下着
がちゃんと用意されていることに疑問を抱かなかった。
521380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:35 ID:UGOBHTcl
 男達から離れ、控えと思われる独立した部屋に閉じこもった悠司は、横にお
いてある電話が鳴り始めて飛び上がるほど驚いた。
 恐る恐る受話器を取り上げて耳に当てる。
「はい」
「瀬野木様、朝食はどうなさいますか」
「け……結構です」
 受話器を置こうとして、フロントとおぼしき男が何か続きを言っていたこと
に気付き、慌てて耳に戻した。
「いつもの通り、7時にお迎えが参ります」
 お迎えって何だ? と尋ねようとする前に、体はまたもや彼を裏切った。
「ご苦労様。後はいつものようにお願いしますね。ご迷惑をお掛けします」
「いいえ。それでは、失礼いたします」
 丁寧な口調で受け答えをし、受話器を元に戻す。
 もはや彼の身体は、彼の物ではなかった。
 専用のドレッサーの中に、白のブラウスと紺色の制服があった。背中の腰の
部分にあたる大きなリボンがアクセントになってる。まるで和服の帯のようだ。
 バスローブを脱ぎ捨てると、チェストを開けてブラジャーとショーツを取り
出す。どちらも淡い水色のごく普通のかわいらしい物だ。ショーツをはいてか
ら、ブラジャーのカップの部分を背中に持っていって、ホックをお腹で留める。
そのまま前後を入れ替えると、カップの部分が裏返しになっていた。それを反
転させ、下から持ち上げるようにしてバストをカップに収めた。
 後は指をストラップを肩にかけ、指を入れて裏返しになった部分を表に返す
だけだった。
 手際の良い着替えに、悠司は自分の立場を忘れて思わず感心してしまった。
522380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:35 ID:UGOBHTcl
 制服を身に着け、姿見の前に立った少女はもう昨晩の淫女ではなく、ごく普
通の女子高生にしかみえなかった。
 そして、まだ濡れている髪の毛をドレッサーの前に坐ってケアする。悠司は
ドライヤーの音を聞きつけて男が目を覚まさないかひやひやしたが、そんな気
配は一向になかった。
 無理もない。
 何しろそれぞれの男達は、精液が出なくなっても彼女に絞り取られ続けたの
だ。男が上げる悲鳴を、彼女は嬉しそうに聞き惚れていた。
 結局、最後まで意識があったのは彼女だけだった。
 男達は正に精魂尽き果てて眠っているのだ。今なら地震が起きても気付かな
いに違いない。それほど疲れているのだ。
 髪が少し湿っている程度まで乾くと、少女はブラシを手にとって梳き始めた。
まるで人形のような見事な長髪だ。今時珍しい、ヘアカラーで痛めつけられて
いない正真正銘の緑の黒髪、鴉の濡れ羽色をした美しい髪だ。
 やがて滞りなく根元まで梳き通されたると、カチューシャをつけ、首筋のあ
たりでリボンでまとめて、残りはそのまま自然に背中へと流した。
 時計を見ると、6時50分だった。
 少女は立ち上がって、前夜に入ってきた入口とは別の方にある扉を開けた。
小さな廊下があり、行き止まりにはエレベーターが設置されていた。ボタンを
押すと、さほど待たずに昇降機がやってきて扉を開く。
 どうやらこのエレベーターは、あの部屋専用の物のようだった。
 何やら得体の知れない事態になっている事に、彼は自分の体が思うようにな
らない以上の恐怖を抱いた。
523380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:36 ID:UGOBHTcl
 やがてエレベーターは地階へと到着し、扉が開いた。
 そこは駐車場の一角のようだった。すぐ近くに豪華な黒塗りのリムジンが静
かに停車していた。助手席と後部座席が観音開きに開いており、その脇には6
0絡みの、仕立の良いスーツを着こなした老紳士が立っている。彼は少女を認
めると流れるような動作で頭を下げた。
「御早う御座います。亜美(つぐみ)様」
「おはよう、東雲(しののめ)」
 ここでようやく悠司は、今の体の主が瀬野木亜美と呼ばれている事を知った。
もちろん初めて聞く名前だ。東雲というのは男性の名字だろう。
 少女は当たり前のように後部座席に身を沈めた。
 老紳士が扉を閉め、自分は助手席に座って助手席の扉を閉めると同時に、車
は滑るように走り出した。
 やがて車は地下駐車場を出て、一般道を走り始める。
 ぼんやりと窓の外を眺めていると、老紳士が口を開いた。
「亜美様。いつまであのような真似をなさるのですか」
 あのような、とはもちろん男を連れ込んでの乱交のことだろう。悠司はこの
体を操っている者(物?)がどのように答えるかを固唾を呑んで見守った。
「私を満足させてくれる殿方がいらっしゃらないんですもの」
 亜美はあっさりと言った。
「いつか私の前に必ず現れますわ。私にとって最高の殿方が。それまでは……
私のわがままを通させてください」
524380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:36 ID:UGOBHTcl
 東雲と呼ばれた老紳士はまだ何かを言いたそうだったが、口をつぐんだ。恐
らく主従関係にあるこの二人にとって、今の彼の発言はそれを越えるものだっ
たのだろう。だから、それ以上追及しなかったのだ。
 まるで滑るように走る車の中で、悠司は考え続けた。疑問のいくつかは解消
したが、それ以上の疑問がわきあがる。
 このリムジンといい、執事か何かと思われる老紳士といい、彼女は並の金持
ちではない事がうかがえる。この服装からすると、高校生くらいだということ
は想像がつく。
 彼の頭に雷鳴の如き閃きが訪れた。
 まさか、これも……ゲームの設定通りなのか!?
 容姿はまさに彼が憶えているものに近い。金持ちのお嬢様という設定も、淫
乱で毎夜のように男漁りをして、レズビアンで……。
 そこから先は、なんだっただろう。
 調子に乗ってプルダウンメニューから項目を選んだり、時にはより過激なキー
ワードを入力したりもした。だが、ここから先はまるで思い出せない。思い出
そうとすればするほど、手の中から水のように記憶がこぼれ落ちてしまうよう
だった。
 焦る彼をよそに、車はやがて緑深い郊外にある学校に着いた。
「紫峯院女子学園」
 緑青の浮いたプレートにはそう彫り込まれていた。
 聞いたことがない学校だ。女子校マニアの友人ならば知っているのかもしれ
ないが……。
525380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:37 ID:UGOBHTcl
 ほとんど前のめりになることもなく、静かに車は敷地内で停車した。助手席
の東雲と呼ばれた老紳士が後部座席の扉を開けてから、亜美は降車した。立ち
上がると、いつの間にか東雲は黒の鞄と、テニスラケットが差し込んであるス
ポーツバッグを持って立っていた。
「ありがとう、東雲」
 そう言って受け取る。
「亜美様、本日はどのようなご予定でしょうか」
「いつも通りで。それから……」
 すこし考えるように宙を見つめて、言った。
「これからしばらくは自重します。東雲にもこれ以上心配をさせたくありませ
んから」
 東雲はわずかに表情を緩めたが、そのまま黙礼して亜美が立ち去るのを待っ
てからリムジンで戻っていった。
 亜美は微笑みを浮かべて校舎へと歩いてゆく。
 それはまさしく、男を目の前にした淫女のそれとまったく同じものだった。
526名無しさん@ピンキー:02/09/02 19:37 ID:n7P9M3eN
>>517
DQNけて〜い
527380 ◆EHY060jY :02/09/02 19:37 ID:UGOBHTcl
本日の投下はここまで。
ここの所活気づいていいですね〜。
とりあえず>409さんの保管サイトは黙認ということで。
本当は書き直しをしたいんだけれど……。Webarchive に残るのは嫌かも〜(笑い

お金持ちといえば、執事の存在は欠かせません。
私にとって執事といえば真っ先に出てくるのが、ア○フレッド・ペ○ーワース。バッ○マンの執事です。
彼の存在が後の創作物に与えた影響は、はかりしれません。
そして日本ではギャ○ソン時田に、セバ○ちゃん。長瀬某ではありません。セ○スです。(某19ですね)
ウォ○ター・C・ド○ネーズなんて人もいますか。
東雲は執事というより、亜美の守り役と言った方が適切なのですが、執事ということで。
学校の名前も伏線といえば伏線といえるのかも。名前自体には、意味はないですけど。

あと、ザーメンはタンパク質で簡単に消化されるので、胃液に混じって出てくるのは変だ!
とかいう声が聞こえてきそうですが……気にしないでください。

えー。多分次回、どっかで見たような人が出てきますが、別人です。
そーゆーことにしておいてください。
Altan を、一瞬某ア○コン人(それは Atlan!)だと勘違いしまった腐れ○ペ男の380がお届けしました。では。
528名無しさん@ピンキー:02/09/02 19:39 ID:mwJgMG3a
リアルタイムキター!!
529名無しさん@ピンキー:02/09/02 21:55 ID:We1vmAiL
令タン(;´Д`)ハァハァ
漏れも令タンの破瓜したいYO!!
530名無しさん@ピンキー:02/09/02 23:45 ID:Z/+08BBr
うお!!しばらくこないうちに小説が増えてる!!
531145:02/09/03 00:49 ID:HLbVnbB9
ttp://hako.masterweb.ne.jp/users/h200/giko/up/data/up0281.jpg
セネアさんハァハァ

令君とカイト君の描き分けが納得いくものができなかったのでセネアさんだけです・・・。

532413:02/09/03 02:51 ID://vQBC5+
317氏に続いて380氏も復活で嬉しい気分な413です。
しかし連日仕事から帰ってからこんな時間までSS書いて寝るのが四時間ぐらい…。
いいかげん最近死んでますんで、ちょっと今後はペースダウンかもしれません。
とりあえず令の破瓜までは連続でやりたかったもので…。

>>529
ありがトンございます。ええと…その場合はセネアに感情移入して読んでいただくとか…。

>>531
うわあああ!なにかすごいものが!!しかもえらくイメージと似てるし…。
(;´Д`)ハァハァ ありがとうございます。
533413:02/09/03 02:52 ID://vQBC5+
セネアのそれが令の秘部を押し広げるようにゆっくりと侵入してきた。
快楽に翻弄されていた令の体にじわりと未知の痛みが流れ込む。
「やめ…ああッ! そ、それ以上入れな……」
セネアの男根が進む度に、令はビクビクと体を震わせて痛みに耐えた。
が……何かに遮られるようにその歩が止まる。
「さあ令……これで貴方も生娘から本当の女になるのよ。貴方の初めて……私がいただくわ!」
その言葉に令はそれが何であったのかを理解したが……思うが早いか、
セネアはその腰を一気に突き入れた。
「うああああああああぁぁぁぁ―――――――ッ!」
ぶつりとなにかが切り裂かれたような感覚とともに、令は秘部からの痛みに絶叫する。
令の体に侵入しているのは15センチそこらの擬似男根のはずなのだが、
令自身にとっては、まるで巨大な杭で全身を貫かれたかのような衝撃があった。
そしてその亀頭が令の深奥にコツリとぶつかった時、令の脳にズンッ!と新たな衝撃が加わる。
それは令にとって未知の器官の衝撃だった。そして令は無意識にそれが何であるかを理解する。
−そんな…子宮が……−
それはもう令の体が見た目だけでなく機能まで完全に女のものである証明だった。
「はあぁッ…令の膣(なか)すごくキツいわ。しかもキュって絞めつけてくる……。」
セネアが感極まった声で令を見下ろす。彼女は痛みで顔を歪める令とは反対に、
令から与えられる快楽と令を支配した喜びで恍惚の笑みを浮かべていた。
「お、お願い……ぬい…」
「動くわよ、令。」
「ま、待っ……!! あ、うああああぁぁッ!」
令の懇願を無視してセネアは腰の律動を開始する。その途端に令の体を新たな痛みが貫いた。
ゆっくりとしていたのは最初の2,3回だけで、すぐにその腰は激しく令を攻め立てる。
無意識にシーツを掴んだ手に力が入り、痛みで目に涙を浮かべて叫ぶ。
それでもセネアの腰は止まることなく、むしろ少しずつ勢いが増していった。
534413:02/09/03 02:52 ID://vQBC5+
だが、しばらくしてその光景に変化が訪れる。令の声に明らかに痛み以外のものが混じり始めたのだ。
これにはセネアも意外だった。なにしろ令はまごう事なき処女である。
さらに言えば普通の処女よりも遥かに純潔度が高いともいえる”生まれたて”の処女だ。
だが腰を突けば突くほど、令はあきらかに嬌声と取れる喘ぎを発し始めた。
「……ッ! はあぁ……あ、あああ……や、ああああぁッ!」
「すごい……令ったら初めてなのに感じてきたの? やっぱり令って常識知らずの淫乱なのかしら。」
「そ…そんなことな、あぁッ!ひゃふッ! お願い!そんなに激しくしな…ああああ!」
令の懇願を無視し、セネアの腰はますます激しくなる。
いや、無視せざるえなかったと言った方がよかったのかもしれない。
驚いた事にセネア自身が令を攻め立てる快楽に酔っていた。それを引き出したくてどんどん暴走する。
淫魔である自分が逆に快楽に飲まれるなど、信じられない事だった。
当の令はもう痛みなど微塵も見せずにセネアの責めに喘いでいる。
そのピンクに染まった肌に汗を滲ませ泣き叫ぶ令を見るとセネアの心はますます興奮した。
「可愛いわ令……もう完全に女の子、全身で女を感じているのね……」
「ひゃうう! そ、そんなのちが…やあっ!だめ!ひゃあああああッ!」
「令ったら、初めてなのにすごくイヤらしい顔してるわ。これなら……」
初めてで令をオーガズムまで導ける。そんな考えがセネアの脳裏に浮かんだ。
そうなると意地でも令をイかせてみたくて堪らなくなる。しかし処女の激しい絞めつけには
淫魔たるセネアだっていつかは達してしまう故、悠長にもできなかった。
とはいえ淫術で強引にイかせるなど風情もなにもない。やはり自分自身で令をイかせたいのだ。
だからセネアは突き上げるだけだった腰のリズムを止め、
令の秘部の中のあらゆる部分を責め上げるように複雑な動きに変えた。
「なっ…ひうッ! なにこれ……きゃううっ!ひゃううううッ!!」
逆に巧みな技巧の責めを加えられた令はひとたまりもなかった。
セネアの男根がまるで別の生き物のように令の中を跳ね回って責め始めたのだ。
535413:02/09/03 02:53 ID://vQBC5+
秘部の入り口を責めていたかと思うと、突然深奥まで突き上げられる。
それがまた引いたかと思った瞬間にまた子宮口まで突かれ、その動きは予測をまったく許さない。
「あふっ……だめ! こんな…の……信じられなあああああぁぁ! ひゃあうっ!」
もう令の心は何かを思考することすら困難になっていた。
だが自慰の時にも最後の最後以外僅かに自分自身が存在していたように、令は必死に意識を保とうとする。
−こんなの……ダメだ! 僕は男なのに…!!−
「あら? 令ったらこの後に及んでまだ認めないの……?」
責め続けるセネアから、まるで令の心を見透かしたような問いが投げ掛けられる。
「そうね……本当に男の子なら女の絶頂なんて迎えるはずないわよね。そうでしょう?」
「と…ああっ…当然だろ! ああああうぅ! やああっ!」
令は僅かな意識で必死に強がる。だがこの瞬間にも令の口は途切れる事なく嬌声を発していた。
「不思議……令のそういう強情なところも何もかも愛しいわ。でも無駄よ……」
「そ、そんあああぁっ! そんな事な……ひゃう! ああああッ! ひうッ!」
「じゃあ、証明してみせなさい! こっちも本気でいくわね。」
そんな!それじゃあ今までのは……という令の思考は最後まで行われる事はなかった。
腰だけでなく両手を使ってセネアは更に激しく複雑に令の体を責めを始めたからだ。
その瞬間、令には上り詰める以外の選択肢は否定されてしまった。
「ひゃああああああッ! やぁだめえぇぇ! お願い!もう……そんああああッ!」
「くッ…私ももう限界だわ。さあ令、本当の女の喜びを……味わいなさい!!!」
さらに力強くセネアの腰が律動し、そしてとどめとばかりに大きく突き上げた。
「あっあああああああああああぁぁぁぁ―――――――ッ!!!!」
令の頭の中で白い光が爆発し、その意識が一気に霧散した。
全身が大きく仰け反り、足から腰までが彫像のように美しくカーブする。
その体の中で男には存在しない器官がセネアの男根をきゅうと締め上げ収縮するのを感じながら、
令の意識はゆっくりとフェードアウトしていった。
536413:02/09/03 02:59 ID://vQBC5+
どれほどの時間が経過したのか、令はようやくまどろみの中から目を覚ました。
意識が少しずつはっきりとしてゆくにつれ、令は自分が寝る直前までの状況を思い出す。
そして事の重大さに気が付いた時、まるでバネ仕掛けの人形のように跳ね起きた。
「あ……あれは! ゆ、夢……?」
それは意識の混濁が言わしめた言葉なのか、令自身の希望だったのかはわからない。
だが、令はすぐにそれが夢ではなかった事を理解する。
前に起きた時に自分自身を確かめた鏡に写っているのは、まぎれもなく女のそれだったからだ。
それに、股間に痺れるような痛みがあった。これは朝立ちなどでは決してない。
−童貞を返上する前に、僕は処女を失ったのか……−
なにか複雑な喪失感が令の頭をかすめる。そこまで考え令はようやくその自身の純潔を奪った張本人
の事を思い出した。が、そのまま慌てて部屋を見渡すものの、セネアの姿はどこにもなかった。
「やるだけやって……か。」
結局今の令に残されたのは女としての体を持った自分の存在だけである。
セネアの話によれば元に戻る事も不可能ではなさそうだが、当のセネアを呼び出す事は適わないし、
そのためには今はまだ施行できないという契約を成立させる必要があった。しかもその内容すらわからない。
令は暗澹たる気持ちで時計を見た。時間は五時半で、空は朝日が眩しくなりつつある状況だ。
つまり女になって丸一日が経過した事になる。
「学校……行かなきゃなぁ……」
すでに一日無断欠席、さらにこんな体と問題は山済みだが、令は自身の日常を取り戻すため
ベットから静かに立ち上がった。


本日ここまでです。
次回は…学校舞台かなぁ。中継話になってエロが無い可能性大ですが。
最初に書きましたが次回のウプは遅れるかもしれません。
というかTSって最大の見せ場が最初のオナーニやセクースなのではと考えてるんですけど、
その二つが過ぎたあとの話って結構難航しそうです。
そういう意味でも317氏や380氏ってすごいなぁと思うんですが…。
537名無しさん@ピンキー:02/09/03 03:01 ID:lm4uWSS1
起きててよかった…(;´Д`)ハァハァ
令タソになりたひ…。
538名無しさん@ピンキー:02/09/03 03:01 ID:anQO7HBw
起きててよかった…(;´Д`)ハァハァ
令タソになりたひ…。
539名無しさん@ピンキー:02/09/03 03:03 ID:MIwYGilJ
起きててよかった…(;´Д`)ハァハァ
令タソになりたひ…。
540名無しさん@ピンキー:02/09/03 03:12 ID:lm4uWSS1
二重カキコ、申し訳ない。
541名無しさん@ピンキー:02/09/03 03:18 ID:IAJkqMOY
>>504
317様、何時もお疲れさまです。
Trapped in My Own Harem 激しくツボでした
のっぴきならない状況に追いつめられるシチュが最高にイイ!
どうも萌え所が近いようなので、もし他にお奨めありましたらお願いします

同時にカイトも読ませていただきました
これ最高ですよ、市販されてる物より自分の萌え所に近い!
もっとも萌えたところは、逝きまくりでも、葵ちゃんでもなくイアリングを無理矢理されるところってのが自分で困る・・・
胸とかじゃなくて、耳ですよ!
自分自身でピアスとか平気でしてるのに何であの場面あんなに萌えるんだろう・・・
とにかくやられまくりでした

これからも、無理の無い範囲でがんがってください
542名無しさん@ピンキー:02/09/03 09:11 ID:BYqGfQ1K
( ´_ゝ`)フーン
543529:02/09/03 18:45 ID:QI0Fg8lO
(;´Д`)ハァハァティムコピン立ち…
令タン(・∀・)イイ!
544名無しさん@ピンキー:02/09/05 08:55 ID:UeBVcbPD
( ´,_ゝ`)プッ
545名無しさん@ピンキー:02/09/05 09:08 ID:3JOMLVzz
期待age
546名無しさん@ピンキー:02/09/05 23:33 ID:/T2q/rqK
笑われたなぁ・・・・・・。
547名無しさん@ピンキー:02/09/05 23:49 ID:rxOA+c6J
>>546
気にすんな気にすんな
脳内あぼーんスキルを磨くべし。
548名無しさん@ピンキー:02/09/06 05:22 ID:tgrZPaBE
なんだか寂れ気味なのは、夏休みが終わったから?
549名無しさん@ピンキー:02/09/06 09:53 ID:sjaMtH0r
>>548
良スレだけど、元々そんなすごく賑わってたスレでもないんでこれが標準状態かと。
550名無しさん@ピンキー:02/09/06 09:56 ID:9Tp148RB
少なくともカイト君シリーズが完結するまでは
このスレに死なれるわけにはいかないな。
551名無しさん@ピンキー:02/09/06 17:26 ID:yOpglfOz
あと、令タンも。
552名無しさん@ピンキー:02/09/07 00:06 ID:6od6H3t9
あぁ、令タン。 降臨、望む。
553名無しさん@ピンキー:02/09/07 12:43 ID:bklkm5kc
(゚Д゚)ゴルァ
554名無しさん@ピンキー:02/09/07 20:47 ID:CB/bTSD2
だがこれは日頃当たり前のように小説が投稿され、
それを当たり前だと思っている我々への戒めかもしれん。
この期に少し作家さん方の有り難みを実感しようじゃないか。
555名無しさん@ピンキー:02/09/07 22:46 ID:QRRmAJi3
(-人-)ありがたやありがたや
556名無しさん@ピンキー:02/09/07 22:48 ID:QRRmAJi3
>>554
IDにTSが入っとる
557名無しさん@ピンキー:02/09/07 23:19 ID:u752oPdq
とりあえずオナニーは可だが射精を禁止してみよう。
カイト君の気持ちに近づいてみようじゃないか。
558413:02/09/08 01:10 ID:HBTSXX4O
予想通り遅れまくってる413です…鬱氏
というのも1回学校行くあたりまで書いたのですが317氏のカイト君とシチュが被る上に、
私の方は比べるもおこがましいヘタレ文でどうも萌えない展開に……という事で
自主ボツとしました。結局展開を練り直して今に至ります。何かこのままいくと
百合だらけ(TSの場合はこう言っていいのか?)になってしまう気も……まあ
令タソはそういう方向で差別化をはかる方が良いのかもしれませんが。
とりあえず今回は予想通りエチ無しです……スイマセン。

>>支持してくれる方ALL
ありがとうございます。なんとかスレ停滞しないように続けますんで……。
559413:02/09/08 01:11 ID:HBTSXX4O
虚ろな瞳で部屋を出て階段を下りる。足を下の段に下ろす度に、令は股間からジワリとした痛みを感じた。
一日ぶりに訪れた居間は、当たり前だが何も変わるところはない。
だが令はこの光景を見るのが随分の久しぶりのような感覚に捕らわれた。
「そういえば、女になって初めて部屋を出たんだった……。」
奇妙な感慨は令の心ではなく、その肉体が感じているのだろうか?
漠然とそんな事を考えながら、令はいつもと変わらぬ食事の準備を始める。
とはいえ大抵自炊は面倒なので夜以外はあまりしない。普段はレトルトか買い置きで済ませる簡単な食事だ。
しかも精神的にも食欲が沸かない今の状況もあり、結局令はトースト2枚を準備するだけで事を済ませた。
テーブルにつき、手製のトーストをかじりながら令は今後の事を考える。
「やっぱり学校には行かないと……でもこの体はなぁ……。」
取りあえず考える事はやはり自分が女になった事に対する他人の影響である。
当たり前だが公然と女になったなどと言えるわけもないし、誰かに相談できる類のものでもない。
当面は誤魔化し通すしかないわけだが、はたしてそれがいつまで成功するのかわからない。
とりあえず両親が当分帰ってこない今の状況は幸いだったが、それだっていつかは終わる。
僅かな希望はセネアが男に戻してくれる可能性がなくもないという事だったが、
それもいつになるのか見当も付かない。それにセネアがそれを出来る力があるからといっても、
男に戻してくれるとは限らない。
取りあえず今の令にできる事は、契約の成立まで時を待つ事だけだ。
そしてそれまでは、とりあえず騙し騙し学校に行くしかないという事になる。
トーストの最後の一切れを飲み込むと、令は覚悟を決めて椅子から立ち上がった。

……が、いきなり大問題に令は突き当たった。当たり前だが男と女は体が違う。
「どうしようこの胸……」
とりあえず昨日の行為で汗ばんだ体を洗うためシャワーを浴びようと、脱衣所に入って鏡を見た時に令は
自身の双球が服を着たぐらいでは誤魔化しようもないぐらい大きく自己主張している事に気が付いた。
ましてやこのままだと、歩くだけでさらにその存在をアピールするのは必然だ。
560413:02/09/08 01:12 ID:HBTSXX4O
「となるとやっぱりサラシ……なんて無いよな、普通の家には。」
まず思い付くのは女性が男装する時の定番だったが、生憎令の家にはそれに必要なものが無かった。
「でもとりあえず胸は押さえておかなきゃならないし、女の人って……」
当然だが女性は胸にも下着を着ける。もちろん令もそれを知らないはずはない。
無論それを着けて事が解決するはずもないのだが、この時令は何故かそれを試してみようという気になった。
脱衣所を出て階段を上り、自身の部屋の廊下を挟んで向かい側の扉を開ける。
そこは一年半前に隣りの県の医大に入学し、家を出ていった姉の部屋だった。
令の姉「三木原 静奈(しずな)」は弟の自分が言うのも恥かしいが、どこに出しても恥ずかしくないぐらいの美人だった。
少々キツイ性格だが顔もスタイルも良く、同じ学校にいた時には女だてらに生徒会長もやっていたほどだ。
当時を思い返せば、眼鏡をかけた知的な感じの風貌がえらくはまっていたという印象がある。
ところが面白かったのは、そんな姉には浮いた話がまったくと言って良いぐらい存在しなかった事だ。
当然ながら声を掛ける男も多かったのだが、基本的に姉はそういう話にまったく取り合わなかった。
今考えれば姉はある種、過度の潔癖症だったのではと令は思う。
現在はすでに一人で生活をしている姉だったが稀に帰宅する事もあり、そのため部屋は出た当時のままである。
昔は姉弟仲良くこの部屋で遊んだりもしたが、令が中学に入るころにはもうこの部屋に入る事はなかった。
そんな令が久しぶりの姉の部屋にノスタルジーを感じたのは、それだけでが原因ではないだろう。
あまりそういう事に拘りがないのか、姉の部屋はあの当時とまったく変わっていなかったのだ。
本棚の上のコンポやベットの布団ガラなど些細な部分で変わりはあれど、ものの配置はまったく同じだった。
そしてそれは令の記憶がそのまま引用できるという事を意味する。
令は迷う事なく机の横にあるタンスの前に立ち、その引出しを引き開けた。
「うわ……。」
想像していたとは言え、予想通りのものがズラリと並ぶ光景に令は思わず息を呑んだ。
几帳面な姉らしくきちんと整頓された下着、下着、下着……。
が、何故だろう?という疑問が令の脳裏を掠める。明らかにサイズの違うものが並んでいるからだ。
561413:02/09/08 01:13 ID:HBTSXX4O
姉のサイズがどれかに合うとしても、明らかに同一人物のためのものではないサイズがある。
とはいえ今の令には皮肉な事にそれがかえって都合が良かった。自分に合うサイズを選べるからだ。
とりあえず目見当でサイズを計り、令は三番目ぐらいのブラを震える手でゆっくりと持ち上げる。
令は心臓がどくどくと高鳴るのを感じながら、それをそっと胸の前に重ねた。
−着けたら……どんな感じなんだろう?−
漠然とした心に期待と恐怖の相反する感情。その時令はふとタンスの上の鏡に映る自分に気がついた。
「あ……う、うわあああああぁぁ!!」
それを見た途端令はえもいわれぬ恐怖に駆られ、ブラを投げ捨て部屋から踊り出る。
それはまるで自分が心まで女になってしまうのではという恐れ。
自分の心が一つずつ女の心に染まり、侵食される恐怖だった。
”今の貴方の姿はどう見ても女の子にしか見えないわよ?”
無意識にセネアの言葉が頭に浮かぶ。令はそれを振り払うように首を振った。
−負けちゃ駄目だ……僕は、僕は男に戻るんだ!−
必死に自分自身を叱咤し、荒い息をゆっくりと収めようとする。
そのまま廊下で立ち尽くしていた令だったが、時間の経過とともにようやく気持ちも落ち着いてきた。
「と、とりあえずシャワーだけでも浴びないと……。」
まだ僅かに動悸が残る心臓を気にしながら、令は再び脱衣所に戻る。
先ほどの恐怖が抜け切らないせいか、令は鏡を一切見る事無く服を作業的に脱いだ。
とは言えあまり意味のない行為だった。その視界には当然ながら自分の肢体が入るからだ。
それを振り払うように洗濯物の籠に衣服を乱暴に投げ捨てるように放り込み、令は風呂場に入った。
無言で椅子に座って蛇口を捻る。シャワーからお湯が出始めると、
なるべく何も考えないようにして体にお湯を当てようとした。しかしそれは無理な事だ。
足に湯を当てようとすれば、やはり自然と視線を自分の足に走らせる。
そこにあるのは明らかに男のものではない足。毛一つない、すらりと伸びた綺麗な肌の足。
手に湯を移せば、やはりそこには指先まで細くなった綺麗な女の手がある。
そしてその先……いつまでも手足だけを洗うわけにはいかない。ゆっくりと湯を体に向ける。
「ふぁ……あ、あぁ……」
562413:02/09/08 01:13 ID:HBTSXX4O
湯が胸に当たる感覚に思わず声が出る。男ではありえない、湯が胸を揺らす感覚……。
自然と手が胸に伸びた。湯に合わせるように胸の上を滑らす。
「ん……む、ふぅ……」
言い訳の出来ない女としての感覚。それを汗を流しているだけだと心に言い聞かせ、
男としての感情を強引に納得させる。そして湯をゆっくりと胸から腹、そしてその下に移してゆく。
僅かな躊躇のあと、令は思い切って秘部に湯を当てた。
「く……! はぁ……あ……」
男根や袋に湯を当てているのとはまるで違う感覚。なまじ女としての経験が無いがゆえに、
令の心はその感覚をただ湯が当たっているだけと片付ける事が出来ない。
−ちょ、ちょっと……汗を流しているだけなのに……−
じりじりと体を巡る痺れる感覚に、令はなんとか声を押さえていた。
そして手早く流してしまおうと手を秘部に当てようとして……偶然指がクリトリスの頭を擦った。
「はひゃううッ!!」
電気が走り、おもわず大声を上げシャワーを落す。
慌てて口を押さえるが、その自分の行動に令は思わず失笑した。
「……って、誰かに聞かれるわけじゃないしな。」
何か馬鹿らしくなった令は洗うのを再開しようとシャワーを拾おうとした……が、
脱衣所の外からの奇妙な物音に気が付いた。考える間もなく脱衣所に誰かが入ってくるドアの音がする。
「誰か……いるの?」
「……!!」
−姉さん!? なんで今日に限ってこんな朝から……−
聞き間違えるはずもない。脱衣所に入ってきたであろう人物の声は間違いなく姉のものだ。
めったに帰らないはずの姉がよりにもよって最悪のタイミングで帰ってきた。
慌てて何とかしようとするも、風呂場には体を隠すものも場所もあるはずがない。
そんなパニックになっている令を無視し、風呂の扉が容赦なく開かれた。
「「あ……」」
見事に二人の声がハモる。そして時が止まったように硬直した。
563413:02/09/08 01:14 ID:HBTSXX4O
「……ね、姉さん!見ないで!!」
思わず見詰め合ったのもつかの間、令は姉にその体を見られた事に気が付き慌ててその場に膝を付き
手で大切な所を隠す。しかしそれで完全に隠し通せるほど今の令が持っているものは貧相ではないし、
すでに隠しても無駄な時間は経っていただろう。
「姉さんって……令? もしかしてあなた、令なの?」
「あ……そ、その……」
しどろもどろな口調で慌てる令をよそに静奈はしばしその目で令を観察した後、
いきなり浴場に入ってきた。肩を掴み令の顔を上に向かせる。
「この顔、やっぱり令なの?……じゃあ、これはどういう事?」
「ね、姉さん……その……あの……」
静奈は真っ直ぐに令を見据え、当然の疑問をストレートに聞いてくる。予想外の事態でも決して冷静さを
失わないのは静奈の昔からの美点だった。とはいえ令への質問は簡潔に答えられるような代物ではない。
言葉あぐねている令をしばし見ていた静奈だったが、しばらくして諦め肩から手を離した。
「わかったわ。待ってるから、とっとと済ませてしまいなさい。」
静奈は令にそう言い聞かせると普段通りの足取りで風呂場から出ていった。浴場には令が一人取り残される。
「バレ……ちゃった。あぁ……どうしよう……」
思わず令は頭を抱えるが、それでどうなるものでもない。しばし悩んだ後、とりあえず言われた通りに
シャワーを済ませてしまう事にした。蛇口をひねり、雑念を消して汗を流す事に集中する。
「令、着替えは置いておくから。」
「え!? あ……うん…。」
途中一度だけ姉から声がかかったが、曖昧な返事を返す事しかできなかった。
まるで死刑を待つ囚人の気持ちで令はシャワーの音を聞いていた。
−姉さん……なんか怒ってるような感じだけど……それとも内心では混乱してるのかな?−
漠然とした不安と混乱、しかしいつまでもそうしている訳にもいかず令は蛇口を捻ってお湯を止めた。
浴場を出て脱衣所で体を拭く。できるだけ女の感覚を引き出さないように静かに体を拭いた。
そして一通り拭き終わった後、籠に入れてある着替えを手に取り……令は絶句した。
564413:02/09/08 01:15 ID:HBTSXX4O
「ね、姉さん!! ななな……なんだよコレは!」
静奈がわざわざ令の着替えを準備するなどという事事態に本来なら疑問を持つべきだったのだ。
一番上のシャツはともかく、その下には何故かスパッツ、そして明らかに女性用の下着……。
「それを着たら私の部屋に来なさい。わかったわね。」
「な……!」
令の叫びに静奈は冷徹に答える。その声にふざけやからかいの色は感じられない。
「言っておくけど、下着を着けないでなんて事は許さないわ。早くなさい。」
また明らかに命令するような声。そんな姉の態度に令は言葉を失う。
−怒ってる……風でもないけど、でもいったい……?−
静奈の態度は令にとっても不可解なものだった。過去にああいう姉を見た事がなかったからだ。
しかもそんな姉の”命令”とも取れる言葉は……令はもう一度籠の中を見る。
高そうな白いブラとショーツ、誰がどう見ようと女性の下着だ。
−姉さん、どうして……?−
それはともかく、令には姉の心意がどうしても理解できない。
令が女になったという非現実的事件はともかく、何故その令にそれを強要するのか?
考えても答えは出てこなかった。姉の言った通り下着を着けないという選択肢もあったが、
言われたばかりの事を無視できるほど令は静奈に強く出る事ができない性格だった。
令はとりあえずショーツを手に取る。そちらの方がまだパンツとして自分を納得させれると思ったからだ。
男の下着と違い明らかに手触りの違うそれに少々驚きながらも、ゆっくりと体を屈める。
「同じ下着だよ……同じ下着……」
自分に言い聞かせるように呟きながら、令はゆっくりと両足を通してショーツを引き上げる。
手が股を越え腰の横まで来た後、一息呼吸置いて令はゆっくりと手を離した。
「うわぁ……な、なんかこれ、すごくぴったり…着いてる……」
ブリーフのようなものを想像していた令は、そのあまりの感覚の差に驚く。
滑らかな絹の布地が体のラインに合わせてぴったりとフィットしたそれは、
曖昧な男性下着には決して存在しえない感覚だった。
565413:02/09/08 01:17 ID:HBTSXX4O
「次は……やっぱりコレか……」
令はおそるおそる、その”次”を手に取った。それとはもちろんブラである。
令はシャワー前の事を思い出したが、すでにショーツを身に着けてしまったためか、
あの時のような恐怖心は感じなくなっていた。同じようにゆっくりと手を通し、胸に合わせる。
ショーツと同じように、胸に吸い付くような感覚があった。僅かに手が汗ばむ。
そしてゆっくりと背中に手を回して両側のホックを指で掴み、一瞬の躊躇の後はめ込む。
「あ……」
ぱちり、という音とともに胸に収まるブラ。だが令にはその音とブラの胸を絞める感覚が、
まるで女としての体にロックがかかってしまった合図のように感じられた。
そして漠然とした不安で鏡を見ると、そこには下着姿で不安げにこちらを見る少女……。
令はそれを振り切るように顔を振り、まるでその姿を隠さんとばかりに急いでシャツとスパッツを着る。
それが終わるとそのまま鏡を見る事なく脱衣所から飛び出した。
居間に出るとすでに姉の姿は見当たらない。令は無言で二階への階段を上った。
静奈の部屋の前に来て扉をノックする。入りなさいという言葉が中から聞え、令は扉を開いた。
「きちんと着てきた……みたいね。やっぱり良い子だわ、令。」
「あ、あの……姉さん……」
静奈は勉強机の椅子に座り、入ってきた令を満足げに見ていた。
先ほどのような刺のあるような口調はどこにも感じられないし、怒っているような節もない。
とはいえ令はそれがかえって不安だった。姉の思考がまるでわからないからだ。
「とりあえず令、何があったか話しなさい。嘘は駄目だからね。」
静奈の目が眼鏡越しに令を正面から見据える。拒否を許さない無言の圧迫感があった。
令は覚悟を決め、信じてもらえるかどうかわからない真実を話す事にした……。

ここまでデス……次回は多分エチあると思いますんで勘弁ヲ。
317、380両氏の再降臨を静かに待ちながら……な413デシタ。
566名無しさん@ピンキー:02/09/08 01:41 ID:D+60fWMN
新作ヤター!
しかも近親百合!しかも眼鏡美人プチサド系のお姉さま!
続き楽しみにしております!焦らずがむばってください
567名無しさん@ピンキー:02/09/08 01:42 ID:oFi3zRk1
おお〜、なんかいいじゃないですか、413さん。

正直、オレは強制女性化はシチュエーションで萌えているのであって
女と(あんまり)変わりないHシーンより、こういう日常の中の
エロさみたいなのがにじみ出てくるエピソードの方が好きっす。

がぜん続きが楽しみになってきたっすよ!
568名無しさん@ピンキー:02/09/08 01:44 ID:4MX9MrBp
(T△T) おぉぉぉ、ありがとう!
569名無しさん@ピンキー:02/09/08 01:52 ID:9bboVG1n
令タンマンセー!!
(・∀・)イイ!
570名無しさん@ピンキー:02/09/08 03:10 ID:fyrLhBnn
待ってたよ。413さん、悪くないよ。いいよ。エッチなしでも十分だったよ。
百合も可! 続きが楽しみ。
571良スレ保存委員会:02/09/08 10:06 ID:hjzLLFnv
572380 ◆EHY060jY :02/09/08 20:21 ID:qDfOlikV
名無しさんだとあれなんで、コテハンで。

すんません。ロシーンでマジ詰まってます。咳が止まらないというのもあるんだけど・・・。
次回分はできているんだけど、その後の怒濤のエロ地獄と話が矛盾しそうなんで、
うぷ保留というわけです。
次々回はレズ、その次は年下と、その次は義理の兄とのエチー3連続です。
その次は乱交……かな? 袴エプロンとかも考えていたりします。
今までの乾きをいやすようなエチーの連続なので、お楽しみに。
とかやるとプレッシャーかかるんだよなあ、とほー(w
573名無しさん@ピンキー :02/09/08 20:37 ID:qDfOlikV
413さん、先が待ち遠しいですよ〜。いいです!
つか、漏れ、逃げていいっすか(w?
書いてわかる生みの苦しみは、読者の感想と完結の解放で報われます。
ぜひ、完結まできちんと書いて下さい。マジで楽しみにしてますので。
574名無しさん@ピンキー:02/09/08 21:13 ID:r2Ap2y5K
按本 湛さんの投稿の続きが読みたいのだが、中断してる。
もしご本人が見てたら再開お願いします。
http://cgi.members.interq.or.jp/pink/eriko/cgi-bin/bbs2/mview.cgi?house=fan&room=11
575413:02/09/09 00:11 ID:9SJBNIpJ
おおう!僅か一日でこんなにレスがと驚いてる413です。
とりあえず続きが上がったんで投下しますが……しかし当初はスレ停滞防止の
場繋ぎで始めたはずなのにえらい事になってきますた(w

>>566〜570
ありがトンごさいます。なんとか続けていきますんで…。

>>537
逃げないで下さぁ〜い(w
いくらでも待ちますので、お互いやれる範囲でガンガリましょう。
とはいえこちらの完結は……どうなるんでしょうね(w 
私の場合、先を決めすぎると間を書くのが苦痛になるんで、
今回は行き当たりばったりでやってたりします。
576413:02/09/09 00:11 ID:9SJBNIpJ
「……で、朝起きたら女になっていた、という事?」
結局令は、夢であった事とその朝までの経緯を包み隠さず静奈に話した。
とはいえ当然ながらその後に行われたセネアとの情事については触れなかったが……。
「まぁ……そう言う事なんだけど……その……やっぱり信じられない?」
令は恐る恐る静奈の顔を見上げるように質問する。話をしている間、
静奈はずっと令を睨み続けていたので令は気が気でなかったのだ。
話が終わってもこんな調子なので、やはり真面目な姉には嘘しか聞えなかったのではと思う。
「当然ね。そんな三流映画の出来そこないのような話、まともな頭なら取り合わないわ。」
やはりかと令は落胆しかけたが……そこで静奈がさらに目を細めたのに気が付いた。
「ただし……その物証がある場合は別だわ。」
静奈は椅子から立ち上がり、ベットに座っていた令の肩に手をかけた。
「その話は本当か、確かめる必要があるわ。」
「……姉さん?」
物証というのは令の体の事だというのはわかるが、それなら静奈は風呂場で令の体を見たはずである。
これ以上何があるのかと考える令に、静奈は突然令の着ているシャツに下から手を入れ
ブラ越しに令の胸に触れた。
「うわぁあ! ちょ、ね、姉さん!!」
「動かないで。邪魔もしちゃ駄目よ。」
思わず手で払いのけようとした令に静奈がピシャリと言い放つ。
昔からこのようにすごまれると、令は静奈に対して逆らう事は出来なかった。
そういう不文律のようなものは幾つになっても変わらないのだろう。今回も例外ではなかった。
そして令が抵抗しないのを見て、静奈はそれを再開した。
「あふっ……ねぇさん…やめ、そ、そんな……」
「ふぅん…少なくとも作り物ではないか。それじゃあ……」
「ひゃうっ!や、あああっ!」
撫でるような動作だった手が突然揉む動作に変わった。思わず声を上げてから、令は強烈な羞恥に捕らわれる。
577413:02/09/09 00:12 ID:9SJBNIpJ
「シリコン入ってる手応えは無いわね。それどころか……抜群の弾力。」
まるで医者が触診をするように、静奈は令の胸をまさぐる。
確かに静奈は今医大生、医者のたまごなのでそういう感情で令を見ているとも取れる。
だが令には、それでも姉の行動が何か自分の知らないものであるように感じた。
そしてその手が今度は秘部に伸びた……が、令はその恐怖に耐えられなかった。
「う、うわああぁぁぁ!!」
思わず立ち上がって逃げ出そうとする……が、静奈に腕を掴まれたかと思うと、
無理矢理ベットに倒された。暴れる令に対し静奈はベット脇から何かを手際よく取り出すと、
がしゃり、という音とともに令の両手は手首のところでベットの端に固定されてしまった。
「な……手錠!? 姉さん、ちょっとこれは……」
「令、動いちゃ駄目だと言ったでしょう? 言う事を聞かない子には容赦はしないわ。」
静奈が威圧するように令を見下ろす。その迫力に令は結局萎縮して抵抗を止めてしまう。
だが令には妙な疑問も生まれた。静奈はこういう事態も予測して手錠なんてものまで用意していたのか?
さらに言えばやけに手際がよかった。慣れているとしか思えなかった。
令が身動きを取れなくなったのを確認すると、静奈はゆっくりと自分の服、そして下着を脱ぎ捨てた。
小学校以来に見る姉の裸……が、今の令にはそれを見続けるほどの余裕が無かった。
静奈の手がゆっくりとスパッツの中に侵入してきたからだ。
「あ、ああっ!姉さん、そこは……そこは止めてえぇ!!」
「何を言ってるの。胸以上にここが大事でしょう?とりあえずは……」
「ひうっ!!ひゃあっ!……や、やああああぁぁッ!」
ショーツの上から押したり撫でたり、静奈の指が縦横無尽に令の秘部を刺激する。
それは明らかに手馴れた動きだった。令は抵抗することすら適わず嬲られ続ける。
「こっちも……この感度は偽物じゃあ有り得ないか。後は……」
突然静奈の指がショーツの中に侵入してきた。あっと思う間もなく、刺激が秘部に直接加えられる。
「ひああああッ! そん……そんなの…あふっ!あ、ああああっー!」
「令ったらもうこんなに濡れてる……本当に、女の子……。」
喘ぎ悶える令を見ながら、静奈もさすがに事を納得せざる得なかった。
578413:02/09/09 00:12 ID:9SJBNIpJ
今目の前で喘いでいる者は、紛れもなく女だった。手術による性転換などでは説明出来ない、
純然たる少女。が、その真実は静奈にとってもう一つ別な意味を有していた。
静奈は令の着ているシャツをたくし上げ、嬲るようにゆっくりスパッツを下ろして脱がせる。
その顔は恍惚、そして歓喜に満ちていた。
「ここでこういうのは、久しぶりだわ。まして相手は……まさに夢ね。」
「ねえ……さん?」
荒れる息をなんとか押さえ令は静奈を見る。そしてその目を見て、令は全てを理解した。
令は半日前にそれと同じ目を見た……そう、それは令を見たセネアと同じ目。
かつて姉の部屋にはよく女の後輩が泊まりに来る事があった。
当時はそんな事をあまり気にもしなかったし、真面目な姉を怪訝に思うなどありえなかった。
だがそれは全て令の予想通りだとしたら? そしてそれはその目が真実を語っていた。
あまりに衝撃的な真実、真面目な事が取り柄だと思っていた姉の信じられない現実だ。
どうりで男の浮いた話が存在しないはずである。そう、静奈は……
「昔はね……ここで何人もの子と肌を重ねたわ。その手錠もそういう時の準備ね。
男なんて大嫌だったし、私になら例え女同士でも進んで体を預ける子も多かったわ。でも……」
ゆっくりと静奈は令の方に体を倒してくる。
「同じ男でも、令は可愛かったから嫌いじゃなかったわ。でも逆に、すごくもったいないって思ってた。
もしも令が……ってね。でも今朝、奇跡が起きたわ。」
ぷちっとブラのホックが外れる音がした。ゆっくりとその手が胸に添えられる。
そして静奈の目は……令は確信した。それはセネアと同じ狩猟者の目。
”相手を抱こうとする”意思を持つ者の目だ。
「令……可愛がって上げるわ!声を上げて鳴きなさい!!」
「ね、姉さ……やっ!ひゃあああああぁッ!」
宣言と同時に静奈は令の胸に激しい愛撫を加え始めた。
それは明らかに慣れた手つき……自慰などではなく女同士での情事を知っている動きだった。
令は堪らず体を起こして逃れようとするが、手錠で固定された体ではそれは適わない。
579413:02/09/09 00:13 ID:9SJBNIpJ
「こんなの……姉さんお願いやめ…ひううッ!やっ、あ、んんんんんッ!!」
静奈の巧みな責めに、令の体にまた電流のような快楽が流れ、蹂躙を始める。
それは体の奥底から自分の”女”を引き出される感覚、体を自分以外のものに支配される感覚だ。
令は心で自分の男としての部分が次々と塗り潰されるような、そんな恐怖を感じた。
しかし静奈から責め与えられる快楽は、それに抵抗しようとする心すら塗り潰さん勢いだ。
「令ったら……何を我慢してるの? 感じているんでしょう? 声を我慢しなくてもいいんだから。」
「そ、そんなの…できるわ……け、ないだろ……僕は……」
男だから。途切れた言葉がそう続くはずだった事は静奈にも理解できた。
が、そんな令の態度に静奈は責めるのを中断し、目を細めて令を見下ろす。
「ふぅん……じゃあ令、見なさい。」
静奈はそのまま令のショーツに手を掛ける。そして令をじらすようにゆっくりとそれを下げた。
「あ……そんな、そんなのって……」
ショーツが令の秘部から微かに離れると、べとりとした愛液がショーツと秘部の間に糸を引いているのが見えた。
静奈はそれを令の足から抜き取ると、裏側の愛液が作った染みを見せつけるようにひらひらと振る。
「こんなに濡らして、体は正直なのにね。」
それは令が女として感じていた証明だった。だが令はそれでもなお必死にそれを心で否定する。
そうしないと本当に全てが女になってしまいそうな恐怖があったからだ。認めるわけにはいかなかった。
「そ、そんなんじゃない!!僕は…そんな……そんな事は!!」
「そう……じゃあ、体で理解してもらうしかなさそうね。」
だが静奈は、まるで令がそう言う事を望んでいたかのように、うっすらと笑みを浮かべた。
そのままベット側面の令も存在を知らなかった引出しを開け、”それ”を取り出す。
「最後の診察よ。これで令の中を確かめてあげるわ。」
静奈が”それ”を頬に当てたあと、淫靡に舌を出して舐める。
しかし令はそれを見て絶句していた。姉の仕草にではない、その取り出したモノにだ。
それは黒い擬似男根、ベルト付きのペニスバンドだった。
女が男として女を責めるための道具。令はその存在を知ってはいたが、当然現物を見るのは初めてだ。
580413:02/09/09 00:14 ID:9SJBNIpJ
そして当たり前だが、そんなものは自分の性行為の中では一生縁の無いものだと思っていたが……
そんな思案をよそに静奈は、慣れた手つきでそれを自身の股に装着する。
尻を締め上げるように食いこむベルトが妙にいやらしく、眼鏡をかけた知的な風貌に対して
その股間の反り上がるグロテスクな存在のアンバランスさが淫靡なイメージをより増幅させていた。
想像だにしなかった姉の姿に令はしばらく言葉を失ってた……が、当然の事に気が付き戦慄する。
そして令の顔が青ざめるのを見て静奈は、自身の中に打ち震える加虐心が歓喜するのを感じた。
「ね、姉さん!ダメだ、僕たち姉弟なんだよ!! そんな……そんなこと止めてよ!!」
「何を言っているの令? 今は”姉妹”でしょう? 咎められる事なんか何も無いわ。
子を孕むわけでもないんだから、安心して体を委ねてかまわないの。」
「違う!それでも……ダメ!お願いだから止めてよ!こんなの絶対に変だ!!」
「問題ないわ。これは診察なんだから……令の体が中まで女の子なのかを確かめるの。
それなら世間の倫理でも大丈夫でしょう?」
聞く耳持たずという感じで静奈は強引に令の足の間に体を割り込ませ、擬似ペニスを令の秘部にあてがう。
「さあ令……いくわよ!!」
「姉さんまっ……ああああああああぁーッ!!」
静奈はいきなり令の深奥まで突き上げる。再び訪れた体を貫く感覚に令は声を押さえられなかった。
びくびくと体が震え、その感覚に心が焼き切れそうになる。
が、その先がなかなか訪れなかった。何故か静奈は令の深奥に侵入したまま動きを止めている。
微かな意識で令は姉を見上げると、静奈は怒りとも失望とも取れない奇妙な顔で令を見下ろしていた。
「令……あなた……!?」
「ね、姉さ…ん……?」
静奈は何故だと言わんばかりの顔で令を見下ろし続けた。だが令にはその意図が理解できない。
それに秘部からのじりじりとくる感覚に今にも意識が弾けそうだった。それを深く考える余裕もない。
そのまましばらく時間が流れたが、静奈は唐突に吹っ切れたように笑うといきなり抽挿を開始した。
「やあああああぁっ! ひゃううううぅ! そんな、激し……あううぅッ!!」
「いいわ、とりあえず女の子の令ですものね! 存分に味見させてもらうわ!!」
581413:02/09/09 00:15 ID:9SJBNIpJ
診察という建前はどこへやら、静奈は激しく腰を使って令を責め立てる。
しかも女でありながら明らかにそれは慣れた動き、セネアにも負けず劣らない技巧を有していた。
女を責める事に卓越した者と、女に生(な)りたての自分自身すら理解していない者。
その勝敗は火を見るより明らかだった。いや、始まる前に勝敗は決していたのだ。
ましてこれは男女の性交ではない。静奈は自身の快楽にはほとんど重きを置いていなかった。
とにかく令を責め、鳴かせ、感じさせる事に集中した。いや、それこそが静奈にとっての快楽だった。
「ひゃうん! はあああっ! 姉さんダメ……僕こんな…ひうっ!ひゃうッ!」
「ああ令ったら可愛い……こんな可愛い声で鳴かれるとゾクソクしちゃうわ。」
「やぁっ…そん、そんなこと……んんっ、ん……ひゃあ!ああああああぁぁーッ!」
「あら、声を押さえようなんて無駄よ。私の責めを甘く見ないで。」
静奈の言う通り、令の体は暴走を始めたように声が押さえられなくなっていた。
体が勝手に動いて、無意識に静奈の腰の動きに自身の腰が連動する。体が勝手に静奈を受け入れる。
そしてそのまま責めつづけられ、いよいよ令の頭の中にに白い光が射し始めた。
「だ、ダメえぇぇー!! 姉さん、それ以上は……それ以上はああッ! やあああッ!」
「イきそうなのね? いいわ、令のイく顔をしっかりと見せてもらうわ! 
絶頂の鳴き声をしっかりと聞かせなさい!! 女の喜びに打ち震えなさい!!!」
−ダメだ……それだけは、それだけは嫌だぁ!!−
令の最後の”男”が力をふりしぼってそれに抵抗する。だがそんなものは象に蚊が刺すようなものだ。
その感情も肉体からの感覚にあっさりと陥落する。光がまた、令の頭の中で爆発した。
「ふぁっ……ああああああああああああぁぁぁ―――――ッ!!!!」
全身を貫く快楽に令は絶叫する。それはその瞬間、肉体も精神も全てか快楽に支配された事を意味した。
きゅうと収縮する膣や子宮の感覚が、令にはまるで体が心に自身の”女”を訴えているように思えた。
口から一筋の涎を流し、ベットの上に脱力する令。もう三度目の女の絶頂だった。
このあまりに強烈な快楽には、多分一生慣れる事は無いのではないか?
令は漠然とそんな事を考える。
582413:02/09/09 00:16 ID:9SJBNIpJ
そしてゆっくりと意識が戻ってくると、そんな令を静奈が笑みを浮かべ見下ろしていた。
「令のイった顔……本当に可愛いかったわ。」
「あ……。」
令はそこでようやく一連の全てを姉に見られていた事を思い出した。顔がみるみる赤くなる。
だが、体を隠そうにも今だ令はベットに固定され、身動きが出来ない。
が、そんな静奈の顔が静かに曇り令を見据える。意図がわからない令を余所に、
静奈は無言で令との繋がりを抜いた。
「あふうぅぅッ!」
イったばかりの敏感な秘部を擦られて思わず声を上げる令。だが静奈は令の方を見る事無く、
抜いたばかりの擬似ペニスを見ていた。
「……やっぱりそうなのね。」
「ね、姉さん?」
静奈が再び令を見据える。その顔は令を抱く前のあの顔……怒りとも失望とも取れる顔をしていた。
いや、今は僅かに怒りの色の方が濃いかもしれない。
「令……あなたは……」
「な……何?」
明らかに怒りを含んだ声。理由もわからず令はおもわず萎縮した返事を返す。
「あなた、私に隠していたわね? 誰なの?……言いなさい!」
「な、な……隠すって……何を?」
「とぼけないで!!……そうか……その女ね。それ以外は考えられないわね……」
静奈は唐突に問いかけたかと思うと一人で納得する。だが令にはまだその意味がわからなかった。
「姉さん、何の事? 僕は別に姉さんに隠し事なんて……。」
「令、そのセネアとかいう女に抱かれたのね!? 私に抱かれる前に処女ではなくなっていたのでしょう!?」
「……!!!」
突然の指摘に令は絶句した。隠しておこうと思っていた真実は、
令の体が女であったがゆえにあっさりと伝わってしまったのである。

今回ここまでです。今週は仕事で出張だらけなんで、次回のウプはまた遅れそうな雰囲気…。
週中過ぎぐらいに1回ぐらいはウプしたいのですが……では。
583名無しさん@ピンキー:02/09/09 00:54 ID:KqUdkNPU
おおお!!令タン…(;´Д`)ハァハァ近親相姦マンセー!!
>>413さん神!!
584名無しさん@ピンキー:02/09/09 05:18 ID:hIc1Imj3
いいぞ、お姉さん。もっとやれ!
585名無しさん@ピンキー:02/09/09 07:43 ID:NUNrSfJL
うひゃー。様子を見に来たらすんげぇものがあるでないですか。
お姉さん、嫉妬に駆られてどこまでいっちまうのやら。
あ。忙しい中、乙です、413さん。
380さんも、317さんもがんがっておくでー。
586名無しさん@ピンキー:02/09/09 09:10 ID:a0JtDyF1
587名無しさん@ピンキー:02/09/09 12:58 ID:a0JtDyF1
このスレは無事ですたか?
588名無しさん@ピンキー:02/09/09 13:00 ID:Meb2NtFs
なんか板自体がすごいことになっているけど。
このスレが落ちなかったのは不幸中の幸いですな。
つーか、俺の常駐スレはここしか生き残らなかったよ・・・
900未満で残しておいた前スレも消えてしまったから、
今にしてみると409氏がサイトをたちあげてくれたのはほんとアリガタヤー。
589409:02/09/09 13:45 ID:EIr8osmV
私も自分が住み着いていたスレが逝ってしまった。
ここが生き残ってるのは不幸中の幸いでした。
私はかちゅ使ってますし●買ってますので、前スレとかも補完可能です。
サイトにかちゅのログとか上げておきましょうかね?
一応他の作品の収録も作業中です。
590名無しさん@ピンキー:02/09/09 14:02 ID:76OOy9kS
60日落ちがほぼ公式確定らしいです。
なので、このスレも中旬に入ったら次スレって事になりますね。

問題はhtml化のスピード……自動datに自動html化なんてのがついてくれば完璧なんですけどね……妄想か。
591名無しさん@ピンキー:02/09/09 14:26 ID:qE3RHKQZ
ほんとに生き残り万歳だよ…
60日が公式確定だとマメに自治しながら保守しろということかい。
住人が少ない所は悲惨そうだ。
592名無しさん@ピンキー:02/09/09 15:01 ID:a0JtDyF1
早めに次スレを立ててやればよいのか。。。
だとすると、新陳代謝が激しくなるな。。。
593名無しさん@ピンキー:02/09/09 15:02 ID:a0JtDyF1
書き忘れ。
生き残っているスレです。

■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 2■
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1029023345/
594名無しさん@ピンキー:02/09/11 06:01 ID:/Ve2hE0a
保守
595Katjusha extender:02/09/11 12:47 ID:tHQa4eHW
倉庫に落ちました。。。
596名無しさん@ピンキー:02/09/11 15:24 ID:8tvpacae
hosyu
597名無しさん@ピンキー:02/09/11 18:16 ID:JJ6iYN/z
aeg
598名無しさん@ピンキー:02/09/11 18:23 ID:y4wRNPGv
(・∀・)ニヤニヤ
http://www.hh.iij4u.or.jp/~stn/
599fd:02/09/11 19:16 ID:8abCIA5d
かいとくん、、、(++)
600名無しさん@ピンキー:02/09/11 23:35 ID:QsFfqzLF
600get!!
601145:02/09/12 03:31 ID:AZrDIUlX
ttp://hako.masterweb.ne.jp/users/h200/giko/up/data/up0292.jpg

支援・・・のつもりなんです。
563の「見ないで!!」あたりです。 
例によって勝手なイメージ。 できれば、俺の令はここはこうだ!! という意見ください。
特に令タンはぁはぁの人のつっこみがほしい・・・。
あと、姉も・・・なんだか幼すぎるぞ・・・。


ちくしょう、配置のセンスどっかにおちてねぇかな。
602名無しさん@ピンキー:02/09/12 04:06 ID:Z7Db6D1q
>>601
雰囲気あっていいかも。なんとなく姉に萌え。
603名無しさん@ピンキー:02/09/12 06:55 ID:l2FDhgcq
>>601
手を何とかすればかなりイイと思われ。
同じくどことなく姉に萌え。
604名無しさん@ピンキー:02/09/12 09:50 ID:rh6GM31U
( ´∀`) まー、それなりにがんがれや。
605名無しさん@ピンキー:02/09/12 12:32 ID:+E6MjQg4
>601
あんな清楚でおとなしそーなお姉ちゃんにペニバンで突かれまくるのかと思うと・・・
ハァハァ!
606名無しさん@ピンキー:02/09/12 19:19 ID:zBAAWAxb
>>601
正直、静奈は自分の中のイメージとはかなり違ったけど、
エッチしているときとのギャップがおもしろそうなので、
『コレも有りかも!』っと思った。
607名無しさん@ピンキー:02/09/12 21:49 ID:lACy45T5
あげ
608413:02/09/13 00:43 ID:q291kowo
出張中ゆえホテルからな413です。えっと…ピンク鯖何かあったのでしょうか?
何か色々スレがdat落ちしたとかしないとか。
とりあえず続きウプします。本当は今回つなぎ話の予定だったのですが、何故か
文打ってるウチに姉が勝手に暴走し、エチがちょっと延長する事になりますた…。
後ろは嫌いな人がいるのではとちょっと心配…。

>>601
またイラストうぷが…ありがトンございます。イメージですが……何せ自身でもよく
わかってなかったり(w 姉は”元生徒会長の見た目は真面目さん”ですから、
そのイメージに近いかもしれませんね。
令は…それこそ”あなたの想像する理想の令がその姿です”とか言って逃げたり(w
あと支持して下さってる方々、ありがトンございます。最近は毎日仕事遅くて死んで
るんですが、なんとか続けますんで…。

あと他の職人様達の続きが読みたいデス……
609413:02/09/13 00:43 ID:q291kowo
「そ、その……」
「やっぱりそうなのね。なんて事かしら!! 令の初めては私が……」
その言葉を聞いて令もようやく事の次第を理解した。つまり、そういう事である。
静奈は令の"初めての人になりたかった"のだ。
令にとっては極めて複雑な気分だった。なりゆき上でセネアに抱かれたとはいえ、
多分あれが無ければ静奈は容赦なく令の純潔を奪っただろう。
どちらにせよ女になった令には”処女を失う”という運命が確定していたようだ。
その二つの選択肢が両方とも女性というのが、運が良いのか悪いのか……実に微妙だ。
まだぶつぶつと文句を口にする姉を見ながら、令は何故か笑い出したい気分だった。
が……静奈が唐突に何かを思い付いたかのように令の方を見る。そしてその顔が静かに笑った。
「ね、姉さん…?」
「そうよね……多分そっちは……」
「な…何?」
令の質問に静奈は答える事なく、突然令の足を掴んでうつぶせに転がした。
相変わらず手錠がベットの端に繋がれたままなので、令は両手を前に伸ばして
尻を突き上げるようなポーズをとらされる。
「ちょ、ちょっと……姉さん何を…!?」
「ああ……令ったらお尻も可愛いわ。ボリュームがあるのにキュって引き締まって……。」
いつのまにか静奈の顔は先ほど令を責め立てていた時の顔に戻っていた。そして両手で令の尻を
掴むと、その顔がゆっくりと令の尻に近づく。
ぴちゃ。と、静奈の舌が令の菊門に触れた。まさかそんな所を刺激されると思わなかった令は、
思わぬ姉の行動に一瞬にしてパニックになる。
「ねね、姉さん!そ、そこは……やめ…そんなところ、きたな……ひううっ!」
「令のここ……可愛いわよ。汚くなんてないわ……」
令の拒絶を無視し、静奈は舌で令の菊門を容赦なく責め始めた。
始めは戸惑う令だったが、その巧みな責めにじわじわと息が荒くなってくる。
610413:02/09/13 00:44 ID:q291kowo
「これだけじゃ足りないかな……もう少し潤滑油が必要ね。」
突然令の秘部にするりと静奈の手が滑りこんだ。そこは先ほどの情事のせいで濡れたままの状態だ。
「ひあっ!な、何!姉さんいったい何を……」
令の愛液を指に絡み付かせるように手を動かし、静奈はその手再び令の尻にそえる。
そしてそのまま手にからんだ愛液を菊門の入り口に塗りこんだ。
「はうううぅぅっ!姉さ…ん、どうしてそんな事……」
「……。令って案外に鈍感なのね。私は令の初めてが欲しいのよ?」
かしゃり、と何かを刺し込む機械音がする。見ると静奈がペニスバンドの擬似ペニスを
先ほどよりも細くて奇妙なイボのあるものに差し替えていた。
「な……!まさか姉さん!!」
「いまごろ気がついたの? でもそういう初々しさが余計に可愛いわね。」
思わず逃げようとする令の尻を静奈の手ががっしりと掴む。手錠がある事を別にすれば、
男の令であれば強引に姉を力で振り切れたかもしれない。しかし今は背丈からして負けている女同士だった。
尻を振って抵抗する事すらかなわず、菊門にピタリとアナル用に替えられた擬似ペニスを添えられる。
「姉さんお願いやめて!そんな……お尻なんて……!」
「そんな事言ったって令が悪いのよ。せっかくの初めてを他人に上げてしまったんだから。」
「そ、そんなぁ! 僕だって無理矢理……」
「理由なんて関係ない! せめてこっちだけでも私のものにしないと納得できないわ!!」
めりっ……静かに菊門に侵入してくる異物の感覚に令の尻がいっきに熱を持ち始める。
「いけそうね……じゃあ令、いくわよ!!」
「やあぁっ!だ、だめ……や、ああああああああああぁぁーッ!!」
静奈の股に固定された擬似ペニスが容赦なく令の排泄器官に侵入してきた。
秘部に挿入されるのとはまったく違う感覚……じわりとした熱が全身に広がるようなイメージだった。
だが、それ以上に令の後ろはまだそういう事慣れてはいない現実。痛みが全身を貫いた。
「痛ッ……痛ああぁぁ!!…姉さんやめ……やめてえぇ!!やぁっああああぁ!!」
「これよ……ああ私は今、令の初めてを奪っているのね。素敵……」
611413:02/09/13 00:44 ID:q291kowo
静奈は令を背中から抱きしめ、ぴったりと体を密着させて腰を静かにグラインドさせていた。
令の必死の懇願も、今の静奈には歓喜を引出す呪文にしかならない。
「ごめんね令、痛いんでしょう? 初めてだものね……でも……」
静奈の手がゆっくりと令の胸と秘部に移動する。
「でも大丈夫。喜びで満たしてあげる……きちんと最後の喜びまで導いてあげる!」
「そ…そんなのいらないからぁ…やあっ!! やぁああぁ! や、やめ……」
「身を任せて……あとはあなたの新しい体が導いてくれるわ。」
「やっ……あ、ああああああぁぁッ! 姉さん!!や、あああッ!」
その手が腰に合わせてゆっくりと刺激を開始した。令はたまらず声を張り上げる。
まだ尻からの痛みは続いているのだろうが、それを相殺するように胸と秘部から快楽を引出される。
令の口からは交互に甘い声と苦痛の声が発せられるが、もはや令自身がその声をどちらの
感覚に対して発したのかを自覚できないでいた。
苦痛と快楽が交じり合い、その境が少しずつ崩壊する。
そしてその判断を下せなくなった意識は、その全てを快楽であると判断し始めた。
「ひゃあああうううぅぅ!!あつ……熱い!お尻が……体が溶けちゃううぅぅ!!」
「いいのよ……感じて令!快楽に身を任せて、よがり狂って!!」
いつのまにか静奈は令の尻に容赦なく腰を打ち付けていた。
すでに令は加減などしなくとも、口から発する声がすべて歓喜の嬌声になっていたからだ。
しかしそれでもなお静奈の心は乾きを覚えた。何かにとりつかれたかのように令を責める。
とにかく令をもっと鳴かせたかった。快楽でよがり狂わせたかった。
かつて幾人もの少女の花を散らせてきた静奈だったが、
過去に相手をこんな風に思った覚えはない。令は奇妙なぐらい人を引き付けた。
逆に令は、信じられないほどの快楽の本流に嬲られ続けていた。
男の時ならとっくに射精の限界を超えている快楽、全身を貫く女ならではの快楽だ。
女を責める事に長けた姉が全力をもって令の肢体を嬲っているのだから、
令の体はこれ以上ないというぐらいのスピードで快楽を増幅してゆく。
612413:02/09/13 00:45 ID:q291kowo
「ひゃあううああぁ!! やだぁ!!お尻でなんて……あああぁあぁッ!」
「クスッ……令ったらお尻でイくのが恥かしいの?」
後ろから令を抱きしめたまま、静奈が令の耳元に口を近づけ囁く。
「安心しなさい令……私も鬼じゃないんだから。」
「ああうッ! ね、姉さん……? ひああっ! あああっ!」
静かな口調をもって静奈が令の耳元で囁く。そしてゆっくりとその動きを止めた。
「ふぁ……あ、ぁ……ねえ…さん……?」
「可愛い令の、初めてを貰ったんですものね。だから……」
動きが止まった事で、令はようやく呼吸を整える事ができた。
そして荒い息を吐きながらようやく解放された事に安堵した……その途端、
「だから……令には新しい快楽を教えてあげる! 女の絶頂を体に刻み込んであげるわ!!」
再び、そして先ほどよりもさらに激しい責めが再開される。
ある種意表を突かれてしまった令の肉体は、信じられないほど素直に快楽を受け入れ始めた。
「ああああああぁぁーッ! だめ…ひゃうッ!だめ、壊れる! こんな…こんあああああぁ!!」
理解を超えたスピードで快楽が体を支配してゆく。
いくら心でそれを否定しても、もはやその侵食を止めることは不可能だ。
肉体が快楽に陥落し、そしていよいよそれは心を蝕み始めた。
「ダメぇえ!姉さん僕壊れちゃう…こんなの……やあぁっ!やああああああぁぁ!!」
「大丈夫よ令……私がしっかり抱きしめててあげるから、安心してイっちゃいなさい!!」
「だめ…だめ……や、あああっ……あああああああああああああぁぁぁ―――――ッ!!!!」
抗うことすらできず、令は再び女の絶頂とともに体を反り上げて叫んだ。
そして後ろから抱きしめている静奈とともにゆっくりとベットに崩れ落ちる。
−お尻で……しかも姉さんに…女の人に責められて……−
羞恥と葛藤……思わず目に涙が浮かんだが、ふと、その涙を静奈が指ですくい上げた。
「泣かないで令……本当に、本当に令は可愛かったんだから。」
静奈が優しく令の髪を撫でる。そしてもう一方の手で令をぎゅっと抱きしめた。
613413:02/09/13 00:46 ID:q291kowo
見ると静奈は令を責めていた時とは正反対の優しい顔で微笑んでいた。
「あ……ね、姉さん……」
「大丈夫、令が落ち付くまでずっとこうしていてあげる……」
多分それは、女の子を責めた後の姉のいつもの相手に対する態度だったのだろう。
だが今の令には、そんな静奈の体の温もりがやけに暖かかった。
そして二人はしばらくの間、ベットの上で抱き合っていた……。

「で……とりあえず学校に行こうとは思ったんだけど……。」
結局昼近くになって二人はようやく落ち付き、静奈の部屋で机の椅子とベットの上で、
向かい合って座っていた。とりあえず当面の令の生活をどうするかを話し合うためだ。
「正直言って浅はかね。服着たって裸見られたらお終いなんだし……」
令は朝までの経緯を静奈に話し、体を隠して登校する事を提案したがあっさり却下される。
「だいたい体育どうするのよ?まして今の時期ならあの学校、水泳でしょう?」
「あ……。」
令は姉に指摘されようやく事の欠陥を思い出した。確かに誤魔化しようのない部分がある。
「何回も欠席してたら当然怪しまれるし……やっぱり三木原・令としてはダメね。」
「ダメって……じゃあどうするのさ?それに令としてダメって何?」
「男がダメなら女ってね……うん、良い考えがあるわ。それでいきましょう!」
「そ、それって……?」
質問を返すが静奈はそれに答える事なく動き始める。昔から静奈は考えがまとまると、
とにかく行動を優先させてしまうタイプだった。こうなっては令の質問にも答えないだろう。
そうこうしているうちに静奈はクローゼットを開けて何かを取り出した。
「ちょっと今の令には大きいかもれないけど……うん、十分許容範囲内ね。」
それは令にも見覚えがあるもの……いや、今でも結構身近なものだとも言えた。だが……
「姉さん、僕には大きいって……まさかそれを? ちょ、ちょっと待ってよ……」
それは静奈が現役だった頃の制服……つまり令の学校の女生徒用の制服だった。
614413:02/09/13 00:50 ID:q291kowo
今回ここまでデス。実はもう少し先まで作ってあるんですが、ちょっと話がまた
変な方向にいってますので、一度考え直してる最中です。
多分今後は学校行きの話になると思うのですが……素直に行くんでしょうか?(w

次回は……すいません、未定です。早くて週末、遅いと……ヒイィィ!!
615145:02/09/13 00:56 ID:o21xL9FU

>>602さん
ありがとうございます〜。
でも背景がごちゃっとしてて、雰囲気突き崩してしまいそうですよね・・・。

>>603さん
ですね、手をよく見たら甲が上になっている描き方になっていますし、どちらにしても変です。
今度描き直してみます。

>>605さん
ハァハァしてもらってうれしいです。
個人的にネコにみえて実はタチ、とかいうギャップが大好きなので描いた
・・・・とは言えないからなぁ。  

>>606さん
”攻め”っぽく描けてないですよね・・・。
理知的な雰囲気というより、気怠げ・ボーッとした雰囲気って感じですし。


清楚、おとなし系の静奈姉、案外萌えてもらってうれしいです。
でも「言えない」って書いてある通り、実はねらって描いたとかそういうのではなく、
ただ単にそれ系の雰囲気が描けなかっただけなんです・・・。 
じゃあカワイイ系とかが描けてるのかといわれればその答えもノーな気もしますが。
どちらにせよ、精進あるのみですので、頑張ります。
616145:02/09/13 01:18 ID:o21xL9FU

おお、新作だ・・・!! 出張中のうpご苦労様です〜。
肛虐に望みを見出す静奈姉さんの嬉々とした表情がとても鮮明に浮かびます。
・・・描けないですけどね。
”捕らえ”系のキャラの令君、これからも他キャラをどんどん虜にしていってほしいです。

413さん、体調を崩されないよう、ご自愛の上がんばって下さいね。




ってやっぱり夏だったのか!! 静奈姉さんトレーナー着てたら暑いよ!!
617名無しさん@ピンキー:02/09/13 10:07 ID:Ed3Gjmif
( ´,_ゝ`)プ
618名無しさん@ピンキー:02/09/13 11:23 ID:0hrXIB2w

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620名無しさん@ピンキー :02/09/13 18:50 ID:wm12Mw7l
>>592
気がつけば、「物凄い勢いで残り100Kを切っているスレ」という罠。
んー、残り450Kあたりの時点で、誰か次スレ立てて下さい。
その際は、>409 さんの保管サイトの URL を付け加える事をキボンヌ。

このスレが最近枯れてるとか遅いとか思う人がいるけど、それは間違っている。
1から2が半年で、2から3が4ヶ月。それが3から4は、2ヶ月たたないうちに次スレになりそうな気配……
なんという早さなんだ!

「あれが……赤い彗星のシャ○!」

シ○アは3倍速。倍速ではジョ○ー・ラ○デン程度?(意味不明だ)
そういえば、昔ガ○ダム系同人で、登場人物が突然、みんな女になったのがあったな。
あれも今にして思えば強制女性化だな……
一番わろたのが、ギ○ンとド○ルだったヨ。
オールドミスみたいなギ○ン、女子レスラーみたいなド○ル……
621名無しさん@ピンキー:02/09/13 19:18 ID:p4gjC8qg
413さん(・∀・)イイ!
校門で逝く令(;´Д`)ハァハァ

かちゅだと残りバイトが分からないという罠…
622名無しさん@ピンキー:02/09/14 00:48 ID:pEycLD3Q
カイトタソの続きまだかなぁ・・・。
623名無しさん@ピンキー:02/09/14 01:50 ID:OsFu2RaN
>>622
もうないって・・・
624名無しさん@ピンキー:02/09/14 02:25 ID:L4RhHyDN
>>623ないとは思うが、漏れは再光臨を信じてるよ
625名無しさん@ピンキー:02/09/14 02:47 ID:sK16sKMm
>>623
悲しい事言わんでくれ。
皆で信じようではないか。
せっかく職人常駐数が上がったと思ったのに悲しい現実は嫌だ。
某ゲームSSスレみたいな職人総撤退でage以外書かれなくなった悲惨な末路だけは迎えたくない。
今はただ祈るだけだ。
626名無しさん@ピンキー:02/09/14 08:48 ID:kdDoDyAc
627名無しさん@ピンキー:02/09/14 13:30 ID:P+aZThAo
>621
現在428KB、完走前に使い終わりそうな雰囲気。
628fd:02/09/14 16:32 ID:0463loOk
カイト君帰って来て欲しい、、、
629名無しさん@ピンキー:02/09/14 18:24 ID:kdDoDyAc
3人の兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
物置小屋に一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3兄弟は、
夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。

しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と日本刀を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。

はじめに戻ってきたのは次男だった。次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。

次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
三男は必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、三男は何故か突然笑いだし、栗はケツの穴からいきおい良く飛び出した。
三男は、そのまま父親に殺された。

三男は見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる長男の姿を・・・
630名無しさん@ピンキー:02/09/14 18:24 ID:kdDoDyAc
さっきから俺の回りをうろうろしていた女の子が「それ私もできるよ」と言って水をぴゅっと飛ばした。
なかなか上手だ。「うまいじゃない」と言うと「うまいでしょ」と俺の顔に水を飛ばしてくる。
「やったな〜」と相手に水を飛ばすと、彼女は持ち込んだ本物の水鉄砲を取り出して応戦した。飛び道具
を使うとは卑怯なり。素手でかかって来い。俺は相手に向かって手でばしゃばしゃと水をかける。
彼女も対抗して俺に水をひっかけてくる。激しい攻撃。これはたまらない。「参った、・・・参った!」
と音を上げた。
彼女は遊び相手を探していたようだ。お父さんは身体を洗ったりサウナに入ったりしてこの女の子に構っ
ていられないようだった。俺にこう提案する。
「ねえ、この水鉄砲投げるからさ、どっちが先に取るか競争!」
3メートルほどの距離にそのプラスチックの物体を投げて、同時に水の中をじゃぶじゃぶと走り出した。
勝負に妥協は許さない。誰が相手であろうと全力を出し切るのが勝負のマナーというものだ。
俺は彼女の後を追うように水鉄砲目指してダッシュしたが、あと一歩のところで先を越された。彼女は続
けて水鉄砲を投げる。自分に有利な場所にしか投げないため、俺はたて続けに負けてしまった。
このように不利なゲームを続けられてはたまらない。遊びを中断するため、話をすることにした。
「ねえ、君さあ、何年生なの?」
「6年生!」
おいおいおい、いくらなんでもそれはないだろう。確かに、男湯に入ってくるにはちょっと大きめのよう
だが。
「マジ?ウソでしょ?」
「6年生に見えない?」
「見えないよ」
「6年生だもん」
「・・・んなアホな」
男湯に入ってくる小学6年生の女の子がどこの世界にいるというのだ。
彼女はそれから更に十数分俺をおもちゃにして、俺は俺で退屈しない入浴ができてよかったのであったが、
そうこうしているうちお父さんが彼女を呼ぶ声。もう上がるという。
彼女は「ばいば〜い」と俺に手を振って、浴場を後にしたのであった。
631名無しさん@ピンキー:02/09/14 18:25 ID:kdDoDyAc
6〜7年前銭湯で幼稚園ぐらいの女の子に「パパー この人のちんちん大きー」と指をさされて大声で言われた。
確かに俺の息子は大きい方だったが、指をさされたのは初めてだった。俺は特にタオルで隠すことはしなかったので特に目立ったのだろう。
その子のお父さんは「すみません」と恥ずかしそうに謝っていた。

しかし、それだけでは終わらなかった。
俺が体を洗っているとその女の子が友達の女の子2人を連れてきて「ほら、この人のちんちんとっても大きいんだよ」とわざわざ見に来た。
お父さんが「やめなさい」と言ったのと同じくらいに女湯の方から「○○ちゃ〜ん、なにお話してるの?」と同じくらいの女の子の声が
聞こえてきた。すると「この人、とってもチンチンが大きいの。ゾウさんみたいなの」とありったけの大声で叫んでいた。
すると男湯、女湯の両方からくすくすと笑い声が聞こえた。
俺はとんでもなく恥ずかしくなって石鹸を流して早く上がろうと思い立ち上がったとき、不覚にも勃起してしまった。
その場にいた女の子3人から「わっ!」と声が上がり「○○ちゃ〜ん、大変〜、この人のちんちん上にいっちゃったの〜、パオーンして
るの〜」と女湯に向かって叫んだ。 男湯・女湯同時に大爆笑がおこった。 その女の子達は「すごーい! すごーい!」と俺の息子に
向かって拍手をしていた。 それを見た男湯の人たちがさらに爆笑し、その爆笑につられて女湯でもいっそう大きな爆笑になった。
俺は逃げ出すようにして銭湯から出て行った。
それ以来kには行ってません。
632名無しさん@ピンキー:02/09/14 18:25 ID:kdDoDyAc
<ちんぽを出す上での正しい作法>

・物陰(電信柱等)に隠れて獲物がやってくるのを待ち構えます。
・恥をなくすために、内なる情動を徐々に高めていきます。
・誰かやってきました。
・女学生(割とかわいい)の接近を確認。迎撃態勢へと移行します。
・さあ、女学生がすぐそこまで来ています。
・今、この瞬間が自分の人生で最も輝いているのだという認識と共に、自分の中の何かを高めていきます。
・更に高めます。高めて、高めて、高めて…。
・「フンナマー!」大宇宙へと呼びかけるかけ声(オリジナル)を発します。
・「え、なに!?」こちらの存在に気付き、驚き身構える女学生。
・ちんぽを出していることを最大限にアピールするために、思い切りのけぞりながら(横から見るとCになるように)女学生に向かって今、華麗なるジャンピング!
・「フンナマー!」更なるかけ声によって、より大宇宙へと近づきます。
・「キャー!」悲鳴を上げる女学生。
・「お前がこんなとこを通るから、ちんぽを出すことになったのだ!」女学生に対し訳のわからないいちゃもんを付け、更にのけぞりつつ、二度目のジャンピング!
・「フンナマダー!」少し進化したかけ声により、気分はもうパラダイス。
・「キャー!」逃げる女学生。
・「逃がさん!」追いかけようとするも、のけぞったままでは早く走れない。大誤算。
・遠く離れていく女学生の後ろ姿をのけぞったまま目で追う。
・「逃げる女を追いかけることもできない。まるで私の人生のようだ…」遠い目で呟く。
・少し寂しくなって、これからの人生について考える。
・自転車に乗ったお巡りさんの接近を確認。言い訳不可能。
・のけぞりを解除し、ダッシュで逃亡
633名無しさん@ピンキー:02/09/14 18:32 ID:L4RhHyDN
>>629-632
誤爆?
634名無しさん@ピンキー:02/09/14 18:36 ID:CQm9f1Kn
>633
容量荒らしだろう。よく使われるコピペが入ってる。
635名無しさん@ピンキー:02/09/14 18:45 ID:L4RhHyDN
>>634そっか漏れかちゅだから分からないけど今容量ヤヴァイんだっけ…
うぜえな。
636名無しさん@ピンキー:02/09/14 19:01 ID:gnzYqPuh
早めに次スレ立てたほうが良くないか?
650辺りでどうだろう?
637名無しさん@ピンキー :02/09/14 20:19 ID:TtqUOxac
最近、職人相手にやる気をそぐ発言をして、潰してやったぜと悦に入っている厨ではないかと。
なんにせよ、やる気ってのはなかなかおもうようにならないからな。
コピペ荒しより質(たち)悪いんだよな>やる気削ぎ厨
638413:02/09/15 02:22 ID:Nqry83lq
413です。
荒れていますか……しかしやる気削ぎ厨に負かしてやったと思われるのは癪だったので、
明日あたりにでもと思っていたのをなんとか今晩でウプできる量まで打ちました。
真面目な批評や辛辣な意見はともかく、こういう事でスレが死ぬのは見たくないんで。
639413:02/09/15 02:22 ID:Nqry83lq
有名なデザイナーにデザインを委託した令の学校の女子の制服は、薄い青紫を基調とした
独特のデザインと短いスカートが特徴だ。この制服を着たいという動機でのこの学校を受験する
者が居るぐらい評判が良い服なのだが……よりにもよって自分が、である。
「あとは……下ね。令、ここに座りなさい。」
「ね、姉さんまさか本気で……それに座れって言われても……」
姉の言動、そして示すものに令は困惑する。静奈は自分の膝の上を手で示していた。
「だからこ・こ! いいから後ろ向きに、言われた通りに座りなさい。」
譲る気がまるで感じられない姉に、令はしかたなく静奈に背を向けるようにして彼女の
膝の上に腰掛けた。背中に静奈の胸が当たり、一瞬令はどきりとする。
が、そんなものをまるで意識していないとばかりに静奈は令を自身の方に引き寄せたかと思うと、
唐突に令のシャツとスパッツに手を入れた。そしてその手を撫でるように動かす。
「ひゃうううッ! ねね姉さん、ななな何をを!!…はうんッ!」
「暴れないで!……う〜ん、C…いや、Dかな? お尻も案外大きいわねぇ。」
どうやら静奈は令の胸や尻回りのサイズを測っているようだったが、
令は当然落ち付いてそれを受ける事など出来なかった。撫でられ、揉まれ、
令にとっては先ほどまでの責めと区別がつかないような状況だからだ。
「はあぅ……あっ! ね、姉さん……もういいでしょ! そんなにされると……はあっ!」
「だから暴れちゃだめだったら……む〜……まあ、こんなものかしらね。じゃ…お・ま・け!」
「ひゃあぁん!!」
手を抜き取る時に静奈は行きかけの駄賃とばかりに令のクリトリスを指で弾いた。
荒い息で脱力する令を再びベットに座らせると、静奈は今朝令があさったあのタンスに向う。
「令のサイズは……っと、問題ないわね。どっちもあるわ。」
「……そういえば姉さん、そのタンスってやっぱり…?」
「やっぱりって?……ああ、そうね。その通りよ。」
令の言葉に一瞬首を傾げる静奈だったが、すぐに令の意図に気が付き答える。
640413:02/09/15 02:23 ID:Nqry83lq
「ちょっと強引に抱いちゃう事もあるから、そういう事も稀にあるのよ。
あと折角魅力的な体を持ってるのに下着に無頓着な子もいるから、そういう子に自分の
本当の魅力に気が付いてもらうため……っていうのもあるわね。」
幾つかの同一サイズの下着を比較しながら静奈は淡々と説明を続ける。
この歳、しかも女になって初めて知った姉の隠された姿は、令の静奈へのイメージを根本から破壊して
しまうほどの威力があった。事実は小説より奇なり、とはよく言ったものだ。。
「とりあえず令には……やっぱり清楚な白よね。じゃあ令、服を脱ぎなさい。」
「ね、姉さん。別に姉さんの前で着替えなくても……それに女ものの下着なんて!」
「私の前じゃないと……令は着たふりする気でしょう? ダメよ。」
令はあっさりと図星を指摘され絶句する。それを見て静奈は呆れた顔をした。
「ブラ着けないと胸の形が崩れるのよ? 大体一人で着替えてしまったら……」
「……しまったら?」
「私が見れないでしょう? 私は令が女の子の下着を着るところを見たいの。
せっかく可愛い令の下着姿が見れるのに、それを逃すなんて愚の骨頂よ。」
あまりにストレートな欲望の発露に、令は絶句する。
令は昨日まで自分の中にいた姉は、自身の夢幻だったのではないかと勘ぐりたくなる気分だった。
しかし、などと思う間に静奈はいつのまにか令の後ろに回り込み、その服を脱がせにかかった。
「わあぁ!姉さん、だから脱ぐのは自分で……」
「何を今更恥かしがっているの? いいから私に任せなさい。」
拒む間も与えられず令はシャツを脱がされスパッツを取られて、裸にされてしまった。
事の後、さすがに女モノの下着を着けるのは躊躇ったのだが、どうやらそれは無駄な抵抗だったようだ。
「さあ令……足を通して……」
静奈が令の足に抱きつくように屈み、その足元にショーツを促す。
令がゆっくりと片足ずつ、両足を通すと静奈はゆっくりとそれを引き上げ始める。
ショーツが足を擦る微かなむず痒さに息を吐いて我慢すると、それがぴたりと令の股におさまった。
静奈の見立てが確かなのか、それはまるで令の為に作られたかのごとくフィットする。
641413:02/09/15 02:24 ID:Nqry83lq
それに男物とは肌触りが桁違いに違う。脱衣所で静奈に渡された朝の下着よりも上ではなかろうか。
「今日着ける一式、令にあげるわ……シルクの高級品なんだから、大事にしてね。」
静奈が令の肩を後ろから抱きとめ耳元で囁く。そしてそのまま左手で令の秘部をショーツの上から撫でた。
「はうんッ!……やああぁっ……」
まるで直接秘部を撫でられたかのような感覚。下着が肌の一部になったような一体感だった。
「次はこれ……令、手を通して。」
今度は後ろからブラが回される。ショーツ同じピンクがかった綺麗な色をしていた。
ショーツを着けられた上に先ほどからの姉の微妙な刺激……多分令の意識は多少麻痺していたのだろう。
今朝のような嫌悪感を示す事もなく、令は言われるがまま手を通した。
「そう……そうやって前を……令、いい子ね。」
「あ……ひゃん! やっ……そんな、胸を……」
「こういう風にね、少し持ち上げるように優しく包むのよ。後は………これで……おしまい。」
ぱちり、と背中でホックを止める音がする。令の双球はすっぽりとその中に収まった。
途端に少し肩が軽くなったような感覚。そしてまた、これ以上ないというぐらいの一体感があった。
「じゃあ令、この前に立ってみましょう。」
静奈はそのまま令を背中から押し、鏡の前に促した。好奇か心配か、令もそれに素直に従う。
そして令はようやく、自分自身の姿を見た……
「可愛いでしょう……? 今の令、本当に可愛いわ……。」
見惚れるような声で静奈が令の耳元で囁く。そこには、目が大きく短い髪をした下着姿の、
誰がどう見ても”まぎれもない女の子”が不安げに立っていた。
「あぁ……ほ、本当に……」
令の心臓がどきりと鳴る。誰しも見惚れそうな、男ならば絶対目を奪われるような、そんな姿。
思わず見詰めると、その頬が微かに朱に染まった。それがまた可愛くて……。
しかしその鼓動と肌の同期が、令にとっては悪夢のような現実を思い出させた。
そう……その少女は紛れも無く自分。それは、今現在の三木原・令の姿なのだ。
一瞬の高揚感はどこへやら、今度は一気に精神が暗礁に乗り上げた。
642413:02/09/15 02:24 ID:Nqry83lq
「ね……姉さん、本当に着なきゃ……ダメ?」
げんなりとした顔で姉の方に向き直る令だったが、見ると静奈はすでに次の服、
制服のインナーを手にしてニコニコと笑っていた。
そしてその笑顔がただの嬉しさの表現ではない事を令は昔から知っている。
「これはシャツみたいな物だから分かるわよね。さ、こっちを向いて。」
静奈は令の質問を何事も聞えなかったかのように黙殺し、自分の方に向かせた。
この状況の姉に逆らったりだだをこねたりすると、その後がさらにややこしくなる事を
令は子供の頃に嫌というほど体験してきたので、素直に従うしかなかった。
−とはいえ……分かってるって言うなら自分で着させてよ……−
静奈は嬉々として令の手を袖に通させ、服のボタンを止め始める。
要は静奈はただ令に服を着させるのではなく、”自分の手で”令に服を着せたいのだろう。
それは静奈自身のある種の拘りなのだが、さすがの令もそこまではわからない。
思っている間に静奈の手は胸元の最後のボタンまで来ており、それも止められる。
着てみると、男物のシャツとは腰のあたりがぐっと締まっているあたりで違った感じで、
首から胸元が開いているのが少し違和感を覚える。
なるべく体の線が出るように意識されたデザインなのだろう。
とはいえ服としては違和感の少ないもの。が、その次は当然……
「次はこれだけど……もちろん令、これを着けるのは初めてよね?」
当たり前だと令は心の中で叫ぶか、あえて口には出さない。
女生徒用の制服だから当然と言えば当然なのだが……下がズボンのはずはない。
違う文化圏ならともかく、少なくとも今の日本で男が着けるものではないものが
静奈の手の中にあった。そう、あの短いスカートが……。
だが今の状態の静奈に対し拒否などという選択肢が存在しえない諦めか、
令はもうどうにでもなれという精神状態で素直にスカートに足を通した。
それを静奈が背中から腰の所で止める。令の悲壮感とは裏腹に、
あまりにあっけないただの衣服の着付けの感覚だった。しかし……
643413:02/09/15 02:25 ID:Nqry83lq
「うぅ……なんか何も履いて無いような感じだよ。」
奇妙に足のあたりがスースーとするのに、令は漠然と不安を覚える。
男の感覚に従うなら、この後上にズボンを履くところだ。
腰回りは布地に保護されているはずなのに、トランクス一丁より心もとない気がする。
「すぐに慣れるわ。さ、後は上とリボンでお終いね。」
静奈は初めて令に自分の持っていた服……上着を令に渡して袖を通させた後に、
上着を胸の前で閉じるための胸元に着けるリボンを取り付けた。
「これで終わり。さてと………ああぁ、もう令ったら!!」
リボンを着け終わった後、一歩下がって令を見た静奈の顔がみるみるとろける。
「思った通りじゃない。可愛い……このまま襲っちゃいたいぐらい。はぁ……」
さっき散々襲ったくせにという思考は声に出さず、令は抗議の目で姉を見た。
「姉さん……そうは言うけどこれじゃあオカマだよ。こんな恥かしい格好でどうやって
学校に行けって言うんだよ。まさかただ僕にこれを着せたかっただけなんじゃないよね……」
何か虚しくなった令は脱力の溜息をついた。が、静奈は何故? という目で令を見る。
そのまま令の後ろに回りこんでから、肩を掴んで令を押す。
「令、とりあえず見てみなさい。文句はそれから受け付けるわ。」
「見てって……ね、姉さん! 鏡はもうやめてよ、こんな格好の自分なんて……」
令は鏡の前に立たされそうになって、先ほどの下着姿の自分を思い出す。
あの妙な気持ちと嫌悪感がまた吹出しそうな気がして思わず抵抗した。
しかし静奈は問答無用とばかりに今は静奈より非力になった令を強引に鏡の前に立たせた。
「見てみなさい令……私、今のあなたを見てオカマだブスだと言う人間が居たら、
その人のセンスと常識を疑うわ。今の令が可愛くないなら今時の女の子の大半は失格ね。」
静奈に促されて令は恐る恐る鏡の中の自分を見る。
そこには……学園のアイドルにもなれそうな、紛れも無く”可愛い”と言い切れる容姿の
制服姿の少女が自分を見つめていた。
「どう? 容姿については言う事無しだと思うけど。令にはまだ不満があって?」
644413:02/09/15 02:29 ID:Nqry83lq
「いや、その……容姿のレベルがどうとか言うんじゃないけど……」
その言葉を肯定と受け取ったのか、静奈はうんうんと頷く。そもそもそれ以前の
”自分が女である”という状況が問題なのだが、静奈はそれをまったく問題に入れていないようだ。
「でも、この姿でどうやって学校へ行くの? 先生やみんなにはどう説明するのさ?
三木原・令は今日から女の子ですなんて、言える訳ないんだし……」
「その辺はまかせなさい。令の学校、まだあの八重野校長と巣鴨理事長が現役なんでしょう?
話は私がつけておいてあげるわ。」
静奈の上げた名前は令の通う学校の二大権力者である。確かに静奈なら現役時代の生徒会長だった
という肩書きである程度話もできようが……そこまで教師や経営陣に通じているとは令も知らなかった。
ただ静奈が生徒会を牛耳っていた頃というのは、やけに生徒会の権力が学校に対し強かったという覚えが
令にもある。まあ弱みの一つや二つ……などという話が出てきたところで、朝から散々これまで
知らなかった姉の一面を見せつけられた令には今更驚くにも値しない問題だ。
当の静奈は慣れた手つきで携帯電話を操作していた。
「令、今日は車で送ってあげるから準備してきなさい。………あ、八重野校長? 私、34期生徒会長を
務めていた三木原ですけど……あら、覚えていて頂けて光栄ですわね。実は少々……」
静奈に促されて令は自分の部屋に教科書の入った学校鞄を取りに戻る。
姉の電話をかけた先はどうやら校長だったようだが、微かに聞えた校長の声が、静奈が名乗った途端に
えらく引きつったように思えたのは気のせいだろうか? 多分それは……考えるまでもない。
大きな不安と何故か奇妙な期待感の中で令は、机の横にある学校鞄を手に取った。

今回ここまでです。次回は多分エチぽい部分が無い話……というかもしかして後2,3回ぐらい
そういう話になってしまうかもしれません。そういうのを期待してる方にはすいませんが、
その後ぐらいにまたエチモード入りますんで、それまでご勘弁を……。
スレ容量使い切る前にあと1,2回ウプできれば良いのですが。
645名無しさん@ピンキー:02/09/15 02:39 ID:XGcWA1y8
ご苦労様です
646名無しさん@ピンキー:02/09/15 02:45 ID:2Rknv9R5
こっこの伏線!
何に繋がるのヵ!
あぁ、起きてて良かった。
ありがとう。
おやすみなさい。
647名無しさん@ピンキー:02/09/15 02:49 ID:1TUhF/bg
キガエ━━━━━(゚∀゚)━━キタ━━━━ !!!!!
レイタン━━━━━(゚∀゚)━━ウマ━━━━ !!!!!
ネエサン━━━━━(゚∀゚)━━ワル━━━━ !!!!!
テンプレどうしましょ。
>>1の内容に追加するものとして、
>>440(投稿SSアーカイブのURL)
>>593
他にあります?
個人的には380さんや413さんのSSも>>440のアーカイブに収録キボン。
(漏れがやるのが筋だと思うが、一カ所にまとめる方が善かろうと思う)
649名無しさん@ピンキー :02/09/15 10:45 ID:G1arRPPV
>>648
行数が増えるので、2スレに分けた方がいいと思われ。
関係スレのURLは2−10あたりに、っていう他のスレのやり方を見習ってね。
たぶんこの書き込みで450K越えるけど、漏れがこのスレ立てたので、次スレもってのは勘弁な。

413さんの話もサイトに保管してくれるとありがたいけど、413さん次第ってことで。
漏れの話は・・・もしかしたらいったん、全部書き直しになってしまうかも。
そんなわけなので、保管はまだ遠慮してほしかったりする。
次の話も完成してはいるんですが、ドン詰まりです。
このままだとTSじゃない、単なるエロ小説になってしまうんで・・・。ごめん、続きはまだ出せない。
オラにちょびっとずつ、みんなの(萌え)力を分けてくれ〜! ・・・がくっ。
650名無しさん@ピンキー:02/09/15 11:11 ID:c8q7ADQW
651bloom:02/09/15 11:17 ID:VtI+b1CY
652名無しさん@ピンキー:02/09/15 13:53 ID:gGQdr2H0
413さん最高!
あ〜やっぱこのままレズ街道を突っ走ってくれるのかな?(;´Д`)ハァハァ
個人的にTSはレズ専(もしくは入れ替わった娘相手と)が好みなんだが、
数少ないからなぁ。
653648:02/09/15 15:53 ID:44MkwnSd
次スレテンプレ案

強制女性化にまつわるよもやま話やSS、強制女性化話のサイト情報を扱うスレッドです。
男性を無理やり女性化させて、屈辱や羞恥を与える話に萌えましょう!

【過去スレッド】
強制女性化小説ない?
http://www2.bbspink.com/eroparo/kako/1002/10021/1002186275.html

強制女性化小説ない? part2
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1017406685/(未html化)

強制女性化小説ない? part3
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1027975198/
654648:02/09/15 15:54 ID:44MkwnSd
次スレテンプレ案2

【関連リンク】
エロげー板:性転換(TS)ネタ統合スレッド Part4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/hgame/1016957522/
ここの >>2-4 も参照すると吉。

創作文芸板:■ふにゅ☆ -性転換(TS)ネタ専門スレ- 2■
http://book.2ch.net/test/read.cgi/bun/1029023345/

【関連サイト】
投稿SS・イラスト保管庫
http://ts_eroparo2ch.tripod.co.jp/
カイト君シリーズ及び二重螺旋(part2スレ連載)収録。

追加・変更等希望があればスレ建て人に任せます。
655名無しさん@ピンキー :02/09/15 16:07 ID:gmbc2hBw
(萌え)力……
コ○ットさん☆は実は元男の子で、王妃様の強い希望で女の子に変えられたのです。
……なんてアフォウな事を考えた漏れは逝ってヨシですか?

「ねえ、ラ○ボー。私、本当は男の子だったんだよね」
「そうだボ」
「でも、なんでケ○スケに会うと胸がどきどきするのかな」
「それは姫さまが女の子になってきた証拠だボ」

実はメ○オ様もとかー。
「私は男の子に戻るんだったら戻るのっ!」

いかん、別の事に萌えてどうする(w
656名無しさん@ピンキー :02/09/15 16:14 ID:gmbc2hBw
>>653
ぐっどじょぶ! 漏れがアフォウな事考えていた間にまじめにやってくれてありがとう。
特に言うこと無し。スレを立てたときに、2スレにわけて書き込めばオッケー。
容量的にはそろそろ立てる時期かな?
657名無しさん@ピンキー:02/09/15 16:23 ID:c8q7ADQW
658名無しさん@ピンキー:02/09/15 17:09 ID:5JdYzytZ
>>656
2スレに分けるなよ(w
659名無しさん@ピンキー:02/09/15 18:08 ID:q/FyZIbv
>>656
「強制女性化」と「小説ない?Part4」の2スレ・・・?(w
660名無しさん@ピンキー:02/09/15 18:10 ID:c8q7ADQW
>>656はアフォやな。ひさびさ、逝って良し!
661名無しさん@ピンキー :02/09/15 18:29 ID:gmbc2hBw
>>660
わりぃ。レスの間違いだ(w
カイト君のピアスチェーンで首くくって逝くわ。じゃあな!
662名無しさん@ピンキー :02/09/15 19:15 ID:0QHizgCW
>>653
付け足し。

※荒らし、煽りには餌をやらないで(スルーして)下さい。

TS系ばかりじゃなくて、創作文芸板とかにも粘着がいるみたいだね。
663名無しさん@ピンキー:02/09/15 21:55 ID:c8q7ADQW
>>662
どこにでもいるものだし。

つーか、荒らし、煽り、粘着にさえ相手にされなくなったら、それこそ悲惨。
664名無しさん@ピンキー:02/09/15 22:14 ID:JdE4n79z
で、どこらへんで移行するかだが。
665409:02/09/15 22:17 ID:rHejU2jm
サイト更新しました。
令たんとシスター・プレイを追加しました。
令たんの方はタイトルがわかんないので名前で(w

>>649
380さんですか?
そう判断してヴァーチャル〜の方は止めておきました。

他の作者の方々も、載せるのが嫌とか、修正したいところがありましたら
遠慮無く書いてください。一応連絡先もトップに書いておきました。
666名無しさん@ピンキー:02/09/15 22:49 ID:LgHuR6T4
>665
サイト更新乙カレー
667名無しさん@ピンキー:02/09/15 23:04 ID:tB7Z6a9l
>>665(409さん)
ひょんな事から貴方のHPに行き着き、このスレの存在を知りました。
まだまだ、ほんのさわりしか読めてませんが、貴方のHPがなかったら
カイトたんに萌える事も無かったんだなあと思うと、感謝しきりで
ございまする。ブックマークに入れときましたので、もう安心です。
収集できる範囲で構わないので、これからも作業の程頑張って下され。
よろしくお願いします。

そして小説を執筆中の作者方達。無理のないペースで構いません。
自分で納得のいくものが出来ましたら、このスレにうpしてくだされ。
こっそりと応援、そして楽しみにしております(w そいでは失礼をば。
668380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:14 ID:0QHizgCW
>>525
 時計を見ると、まだ7時50分。
 悠司が高校生の時の感覚からすると、まだ学校が始まるまで1時間ほどある
ことになるが、校内には結構な数の生徒が歩いていた。
 敷地は彼が通っている都心の大学よりもかなり広い。
 校舎らしき建物は3階建と低く、校舎よりもその他の施設の方が目立ってい
る。体育館もここから2つ見えるし、もう少し背の低いカマボコ状の建物もあ
る。何かの室内練習場なのだろうか。郊外というのもあるだろうが、それでも
この施設は相当に力が入っている。私立なのだろうが、さぞや授業料は高いだ
ろうなと悠司は想像した。
 歩いている生徒は、制服姿とスポーツウェア姿が半々くらいだ。中には袴姿
の生徒もいる。弓道部なのだろうか。
 歩いているうちに、ある建物の扉の中から、スポーツバッグを持った生徒が
出てきた。テニスラケットを持っている。
 亜美は小走りに彼女の近くへと歩み寄り、ぺこりと頭を下げた。
「御早う御座います、楠樹先輩!」
「おはよう、瀬野木さん。今日は朝練はお休みだったわね」
「はい。明日はちゃんと出ます」
「がんばってね」
 楠樹と呼ばれた上級生は、亜美とそう変わらない背丈だった。同じように髪
を長く伸ばしているが、肉感的な生々しい印象の亜美と比べると、どこかしら
作り物のような印象のある整った顔立ちの美少女で、まるで日本人形のようだ。
 ふたりは横に並びながら部活動についての話を始めた。どうやらこの上級生
もテニス部らしい。
 彼女が話をする度に口許に持ってゆく左手の薬指には、あまり目立たない、
小さな石が入った指輪がきらめいている。もしかしてこれは婚約指輪なのだろ
うか。校則に違反しないのかと悠司が思った時、亜美が口を開いた。
「前から思っていたんですけれど、先輩のその指輪、婚約指輪ですよね?」
669380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:15 ID:0QHizgCW
 しばらく答えはなかったが、少し嬉しそうな、それでいて今までよりも小さ
な声でそっと答えた。
「そうよ。本当は別の指輪なんだけど、学校につけてくるには目立ち過ぎちゃ
うから、代わりにこれをつけてるの」
「婚約者って、どんな方なんですか?」
「うふふ……秘密ぅ!」
 両手を胸のあたりで合わせて、亜美の顔をのぞきこんだ。
「卒業したら結婚することになってるの。でも、皆にはまだ内緒よ?」
「やっぱりそうだったんですか。私達一年生の間でも話題になってるんですよ。
先輩の"指輪の君"は誰かって」
「ごめんなさいね。先生にあまりおおっぴらに話してはいけないって注意され
ているの。だから、瀬野木さんも黙っていてくれるかな。結婚式には招待して
あげるから」
 その時、亜美が微笑んだ。
 悠司の心に、何か引っ掛かるものがある。確か前もこんな事が……。
「じゃあ、口止め料は先輩のキスで」
「えっ?」
 一瞬戸惑った彼女の隙を逃さず、亜美は彼女の肩を抱き寄せて唇を重ねた。
フレンチでもなく、ディープでもない……親愛と情欲の狭間にある、微妙な口
付けを。
 湿った音を立てて、二人の唇が離れた。
 楠樹先輩は悪戯っ子を咎めるような、だが、決して嫌悪はしていない表情で
亜美を見つめた。
「高くついちゃったわね」
「……先輩、いつも婚約者の人とエッチをしているんですよね」
「いつもじゃないわよ」
「でも、しているんでしょう?」
 先輩は顔を寄せて、耳元で囁いた。
670380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:15 ID:0QHizgCW
「しているわよ。身体中が泡になって溶けちゃいそうになるくらいに」
「いいですね、先輩」
 亜美がぽつりと言った。
「私、そんな人いないんです」
 何十人ものペニスをしゃぶり、貫かれた口で言うことではない。あれだけ達
してもまだ足りないとでもいうのだろうか。
「いつか、瀬野木さんの前にもそういう人が現れるわよ。あなたの王子様が」
「本当にそうだったらいいんですけれど」
「大丈夫! 私が保証してあげる」
「先輩に言っていただけたら、なんか本当にそうなるかもしれないって思えて
きました」
「そうよ。願いはかなうの!」
 先を行く先輩の背に向かって、亜美は言った。
「楠樹先輩、もう一つだけお願いがあるんですけれど」
「何かしら?」
「私の事、名前で呼んでくれませんか?」
「つぐみちゃん、って?」
「はい」
 先輩に名前を呼ばれた瞬間、体に電撃のような痺れが走った。
 そういえばこいつ、レズビアンって設定だったよなと悠司は思い出した。ま
さか、先輩まで「喰って」しまうんじゃないだろうか?
 だが男相手の時とは裏腹に、悠司はかえって期待をし始めていた。
 そうだ。女子校なのだ。
 未経験かどうかはともかく、ハイティーンの少女がたくさんいる。男子禁制
のめくるめく少女の園! これに期待せずにはいらない。
「それじゃあ、亜美ちゃん。また部活動の時にね」
「はい。楽しみにしています、先輩!」
 手を振る先輩を見送る彼女の顔には、また例の笑みが浮かんでいた。
671380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:16 ID:0QHizgCW
 こうして悠司は、学校生活を傍観者の立場で見学することになった。
 自分の思いのままに体が動けばいいのだが、そうはならない。秘密の園へ突
撃をかけようにも体が動かないのでは意味がなかった。
 だが、ボロを出す心配もない。
 外界に意識を向けようと思わなければ、仮眠をしているような状態になるこ
とがわかった。聴覚だけが入ってくるが、それさえも生活雑音のように聞き流
すことができた。
 授業は退屈だったが、土曜日なのが幸いした。
 半日の間、悠司は亜美を通してぼんやり見聞きしたが、特に面白い事はなかっ
た。
 ただ、このクラスで亜美がそれなりに人気があるのはわかった。授業が終る
と、何人かが声をかけてくる。次の授業の事だとか、放課後は何をするかなど、
たわいない事ばかりだ。その輪の中に、亜美は常にいた。
 あんがい女子高生というのもつまらないもんだと悠司は思った。その一歩で、
悠司はもしこれが幽霊だったら、もっとつまらないだろうなとも。
 確かに幽霊はどこにでも入り込めるかもしれないが、それ以上何もできない。
熱くたぎる血がなければ、肉欲も盛り上がりようがない。実際、今の立場は幽
霊とほとんどかわりがなかった。この体に自縛されているようなものだ。時に
は感覚を取り戻せるが、自分の自由にはならないのが歯がゆい。
 つまり彼は、山海の珍味、腕利きのシェフがこしらえた御馳走を目の前にし
ながら食べられないようなものだった。
 悠司は山盛りの御馳走を目の前にし、動かない体に身悶えしながら……。
「亜美、亜美……つ〜ぐみっち!」
 肩を揺さぶられて我に返った。
 教室の中で机に突っ伏して寝ていたらしい。
「あっ……えっ?」
「気持ち良さそうに寝てたけれど、部活動なんじゃないの?」
672380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:16 ID:0QHizgCW
 自分を起こしたのは、ショートヘアーの快活そうな少女だった。制服のブラ
ウスの前がはだけ、中に着ている紺色の物が見えた。
「あ……うん」
「それじゃ。お礼がしたいんだったら、今度瑞洋軒のアイスをおごってね」
「うん」
「返事したね? 約束だよ。忘れないでね!」
 それだけ言うと彼女はブラウスを脱ぎながら教室を出ていった。下は紺色を
ベースにしたサイドが白いストライプの競泳用水着だった。
「水泳部なのかな?」
 教室の中は自分一人だけだった。
 しばしぼうっと宙を見つめて、ようやく悠司は状況を把握した。どうやら授
業は終わったようだ。そして、今、彼は体の支配権を取り戻している。
 だが彼は何をしていいか迷った。
 なにしろ今、自分は女性の体に入っている居候のような存在なのだ。自分は
本当は男で、なぜかまったく別人の女性になってしまった上に、体も自由にな
らないとなれば、どうすればいいのか戸惑うのも無理はない。
 教室の匂いは、どこか化粧品の香料のような甘い香りが漂っている。それら
化粧品や衣服が発する匂い、人が発する体臭などの生活臭が染み込んでいるよ
うだった。知り合いの女子校マニアなら、この匂いを嗅ぐだけで感激に打ち震
えただろう。
 机の中をのぞいて見ると、きちんと揃えられたノートと教科書、ペンケース
が入っている。プリントや授業に必要がないその他の物でごちゃごちゃだった
悠司とは大違いだ。
 いつ体が自由ではなくなるかと脅えつつ、とりあえず机の中の物を全て鞄の
中に詰め込む。必要最小限の物だけなのか、鞄の半分にも満たない量だった。
673380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:16 ID:0QHizgCW
 そういえば部活動が、とかいう話だった。スポーツバッグの、まだ新しいテ
ニスラケットといい、朝の先輩との会話といい、彼女がテニス部に属している
のは疑いようのない事実のようだ。
 選択の余地は極めて小さい。
 テニス部に行くか、行かないか。これしかない。
 財布には5千円札が1枚と千円札が2枚しか入っていなかった。学校に来て
いるだけにしては持っている方だとは思うが、あんなスイートを貸し切るほど
の家の娘とは思えない、嘆かわしいほどのつつましさだった。
 それに、クレジットカードどころかキャッシュカードすら入っていなかった。
もっとも、カードがあったところで暗証番号はわからないから、金は引き出せ
ないのだが。
 電車で悠司のアパートに帰るのはたやすいが、その先はどうすればいいのだ
ろうか。あのアパートの住人とまた顔を合わせるのはできるだけ避けたかった。
つまり、この選択肢は実質的に選べないということだ。
 テニス部に行かないとすると、どうやって暇をつぶしたらいいのか。
 東雲に電話しようにも、電話番号がわからない。何と彼女は、携帯電話も持っ
ていなかった。探してみたが、電話番号を記すような手帳も見当たらない。
 いや、放課後に車が学校に来るとは限らない。来るにしても、どこに、何時
に迎えが来るのかも、悠司は知らないのだ。おまけに今日は土曜日。まだ昼飯
も食べていない。
 何を最初にするべきか……。
 こうして悠司は動くに動けず、固まってしまった。
 なおも悩み続けていると、体が浮くような感覚がした。体が勝手に動き、視
界が思うようにならなくなった。また体の支配権を奪い取られてしまったよう
だ。
674380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:17 ID:0QHizgCW
 いい加減こんなことにも慣れてきた悠司は、そのまま見学することに決めた。
たぶん部活動にでも行くのだろう。となれば更衣室に行くのは間違いない。
 これはこれで楽しみだ。
 亜美は鞄を開け、首を傾げながら内容物の位置を変えた。いちいち細かいや
つだと悠司は思ったが、皮肉は通じないようだ。
 鞄とロッカーにしまったスポーツバッグを持って下へと向かう。彼女の教室
は二階だった。廊下ですれ違う教師と挨拶を交わしながら、校舎の一階から伸
びる渡り廊下を歩いてゆく。
 渡り廊下の先は新しい建物と、やや左手の方に少々古い建物が並び立ってい
た。とはいえ、古い方の建物でも、彼が住むアパートや行っている大学の校舎
よりは新しい。築20年くらいだろうか。
 亜美はその古い方の建物へと歩いていった。
 そこは更衣室だった。
 汗の匂いが部屋の中に漂っているが、空調は効いている。なんと更衣室なの
に空調があるのだ。教室もクーラーが効いていたし、実にぜいたくな学校だ。
 まるで下足箱か図書館の棚のように縦長のロッカーが立ち並び、通路に面し
た場所にクラブの名札がついている。中には長刀部や合気道部のようなものま
であった。
 やがてテニス部とある場所に行き着く。どうやらここのようだ。
「こんにちは、瀬野木さん」
「こんにちは」
 三々五々と一年生達がやってきた。さすがに一年生は早い。
 学年は制服の襟の色でわかる。一年はえんじ色、二年はスカイブルー、三年
は黄色だ。来年三年生が卒業すれば、その次の一年生が黄色のラインを受け継
ぐようになっている。その知識が、悠司にも流れ込んできた。
675380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:18 ID:0QHizgCW
 どうやら先輩達はまだ来ていないらしい。今日は土曜日で、クラブ活動は昼
食を食べてからになるようだ。
「瀬野木さん、お昼はどうする?」
「食堂で食べようと思ってるの」
「じゃあ、御一緒しない?」
「よろこんで」
 などと話しながら着替え始める。
 視界に入ってくる女子高生の下着姿に、悠司の存在しない心臓が高鳴った。
 亜美に比べると、まだ子供子供した印象を受けるが、顔立ちやスタイルはど
れもA級と言えるだろう。育ちがいいのか、脱いだ制服を丁寧にハンガーにか
けている。
 ここでこのまま押し倒す事ができたらどんなにいいか。
 まだ男を知らない体に、最初の刻印を刻み込みたい。
 体の反応が無い分、妄想はどんどん膨らみ、過激になってゆく。
 そんな悠司の妄想を感じたのか、全員が下着姿になった頃を見計らったかの
ように、亜美が口を開いた。
「皆に提案があるんだけど、いいかな?」
 亜美を除いた1年生部員5人全員が、彼女の方を見た。
「今日は、ね」
 悠司は我に返った。
 また、顔がいつもの微笑みを形作る。
 きた……。
 ここにきてようやく悠司にも飲み込めてきた。
「テニスウェアの下は、何もはかないで練習するっていうのは、どうかしら?」
 彼女が微笑むのは、エロティックな事件が起きる前触れなのだ。
676380 ◆EHY060jY :02/09/15 23:19 ID:0QHizgCW
容量圧迫になるので今回は短く。でも本当に317さん……どうしたのかな?

409さんにはお手数をおかけしますが、今回をもって収録OKとします。
なんとかなりそうな手応えを感じてきていますので、書き直さなくてもよさそうです。
いよいよ次回からえちシーンですが、次スレの頭くらいには次の話が出したいです。

次のスレ立て、誰かに任せます。お願い。
677名無しさん@ピンキー:02/09/16 00:33 ID:dsgy8uF2
ん? 649さんが317さんじゃないのかな?
しかし、あの量を書き直すって・・・
678名無しさん@ピンキー:02/09/16 00:34 ID:dsgy8uF2
ageちまった・・・
679名無しさん@ピンキー:02/09/16 00:39 ID:UucIjROM
>そういえばこいつ、レズビアンって設定だったよな
>男子禁制のめくるめく少女の園! これに期待せずにはいられない。

全くこちらの気持ちを代弁する台詞をありがとう、悠司クン(W
680413:02/09/16 03:46 ID:FrFJXBDy
休みの日にしか時間が取れないもので、なんとかウプ分今日も上げました413です。
何かスレタイ横の数が上がってるからまた荒しかと思ったんですが……

380氏キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!

幸せ一杯な気分です。しかも手応えありとの事で次回以降も非常にタノシミ…イエーイ!
お互いガンガリませう。

とりあえずいくつかのレスへの解答をば…

>>652
なんとなくカイトタソのシチュにはバッティングしないものをという考えはあったんです。
その構想の一つがレズシチュメインなのですが……今後は不明です。何せあんまり先を考えてないんで(w
ただ次回のエチもレズになるのは確定です。でもあまり長くやりすぎると収集つかなくなるし、
それなりのところで終わらせようとは考えています。

>>665 409氏
乙カレー&ありがトンございます。今まで言ってなかったと思いますが、
三木原令は収録していただいて問題ありません。
タイトルですが……無いです(w なにせ当初は場繋ぎ1発ネタのつもりだったんで。
しかし何時の間にか、こんな引くに引けない状況に……。
681413:02/09/16 03:47 ID:FrFJXBDy
結局あの後すぐ、令は静奈の運転する車で学校まで連れてこられた。
校門に入るあたりからクラスの知り合いに姿を見られるのではと内心ひどく緊張していた令だったが、
職員玄関からほとんど生徒の来ない職員区画を歩いたため、その心配は杞憂に終わった。
堂々と廊下を歩く姉の後ろを隠れるように令はついて行く。そしてその足は校舎1階の一番奥の部屋、
入学当初の学校案内以外では近寄ったこともない校長室の前で止まった。
静奈がノックをすると、中から慌てたようにどうぞという返事が返ってくる。
躊躇いもなく扉を開け中に入る静奈だったが、令は思わず躊躇ってしまう。
−だ、大丈夫なのかな……この姿で……−
とはいえ今すぐ踵を反して立ち去るわけにもいかない。令は結局恐る恐る部屋に入った。
「や、やぁ……三木原君、その…まあ元気そうで……なんだ、その…」
「お久しぶりですね校長。あら校長ったら、顔色があまり良くありませんわね。どうしました?」
部屋に入るなりまず目に入ったのは、露骨に姉に脅える校長がなんとか笑顔を必死に保ちつつ
額の汗をあくせくと拭く姿、そしてそれを確信犯で楽しんでいる姉の姿だった。
−やっぱり何かあるんだろうな…校長も可哀想に−
傍から見ても絶対に立場が逆な元生徒と教師、特に校長の慌てぶりは半端ではない。
何があるのかはわからないが、少なくとも今の静奈に校長が逆らえる立場にないのは確かなようだ。
「あ、あのぅ……で、そちらのお嬢さんが先ほど電話で言っていた……?」
突然自分の方に話が向けられ令はどきりとする。が、それは不信や怪訝の類ではない。
「ええ、私や弟の従姉妹にあたる三木原・”麗”ですわ。読みは同じ”レイ”なんですけどね。」
「あぁ、そうですか……それはまた喜ばしい事で、その、あの……」
いったい校長は何がどう喜ばしいのか理解できないが、令はようやく姉の企みを理解した。
つまり、今の令は架空の従姉妹「三木原・麗」という存在なのだ。確かに容姿が似た別性となると、
まず思い付くのは親族である。とはいえ姉妹というのは身近すぎて言い訳に都合が悪い。
「しかしこの時期に交換学生交流とは……あと先方の学校への報告は……?」
682413:02/09/16 03:47 ID:FrFJXBDy
「校長、全て私の方で済ませているのですから余計な詮索は無用ですわ。それとも何ですか?
私のやった仕事が先方に対する不備や失礼があった可能性があるとでも?」
「い、いや!! 決してそのような事は……わ、わかった。えっと……麗さん、だったね?」
「は、はい。」
「3−Cの三木原君との交換交流の件、了承しました。書類などは後々揃えるので、今日は
このまま授業を受けて下さって結構ですよ。」
どうやらすんなりと話は”令と麗”の入れ替えで済んでしまったらしい。つまり令は交流学生、
期間限定の転校生的扱いというわけだ。当面の言い訳としては悪くないだろう。
しかし令との交換という事は、この姿を元々のクラスメイトに晒すという事である。
いくら建前上別人物だとはいえ、これは穏やかに済みそうにはない。
「じゃあ校長、私は帰りますけど、”レイ”の事よろしくお願いしますわね。」
「あ、ああ……了解した。」
事が済んだら静奈はもう必要ないと言わんばかりに早々と部屋から出ていった。
その扉が締まった途端、校長は露骨に安堵の溜息をつく。
「ああどうして三木原君はこう……いや、今回はまだ良いのかもしれんが……」
校長は露骨に姉の事で頭を抱えていた。見ていて雰囲気でこちらまで胃が痛くなりそうな感じだ。
「あの……校長先生?」
「……ああ、済まなかったね。ちょっと君の従姉妹の姉には色々……まあここで言う事ではない。
取りあえず今からなら午後一番の授業に間に合うから、担任に案内させよう。」
校長はインターホンで職員室と連絡を取り、聞き覚えのある先生の名前を呼んでいた。
歴史教師で定年直前のアダ名が「長老」と付けられた令の担任、蘇我部である。
年齢より遥かに見た目老けているその担任は、しばらくしてから校長室に入ってきた後、
何の疑問も持たずに令に挨拶をした。まあ確かに従姉妹という説明であれば容姿の似ている事
は疑いなどではなく逆に証明にすらなってしまう。ともすればその態度はもっともだ。
令はそのまま蘇我部に実はとっくに知っている自分の教室に案内され、入り口の前まで来た。
もう午後の授業の直前なので生徒は皆教室の中だったが、令の心臓はいまにもはち切れそう
なぐらい緊張している。先に蘇我部が入り、しばらくして……名前が呼ばれた。
683413:02/09/16 03:48 ID:FrFJXBDy
扉に手をかけようとして、令は自身の手がえらく震えている事に気が付いた。
手のひらには汗まで滲んでいる。本当に大丈夫なのかと、あらゆる嫌な可能性が脳裏を掠める。
が、ずっとそうしている訳にはいかなかった。頭をぶんぶんと振って不安をかき消し、
思い切って扉を開け教室に入る。その瞬間、教室中から声が上がった。
−あわわわわゎ……も、もしかして−
バレた? と令はいよいよ心臓が破裂しそうな緊張を覚えた。だがすぐにその声がその主の
色を含んでいない事に気が付く。どちらかといえばそれは歓喜のだ。
「おぉ〜、結構可愛いじゃん!」
「わぁ、本当に三木原君にそっくり……って、失礼かなコレ?」
クラス中から好奇の眼差しで見られてはいるが、それは決して悪い意味を含んではいなかった。
それを知ってなんとか落ち付いてきた令は、ゆっくりと教壇上に上がる。
蘇我部が黒板に”最後の一文字だけ違う”令の名前をチョークで書いた。
「あ〜…という訳で、三木原君は急遽交換学生で御両親のいる北海道に行く事になり、
代わりに従姉妹の同じく三木原さんが来る事になったそうです。ま、短い間ですし、
同じ三木原さんなので皆さんも仲良くしてあげて下さい。」
では、と蘇我部が令に挨拶を促す。改めて教室を見まわすと、そこには当然ながら見知った
面々の顔があった。すでに認知済みの者への自己紹介という事実に、令は実に妙な違和感を感じる。
普段の自分には絶対向けられない好奇や興味の視線。だがそれゆえ令は覚悟がついた。
「えっと……初めまして、三木原と言います。名前が従兄弟の令と読みが同じ”レイ”で混乱
するかもしれませんけど……よろしくお願いします。」
想像以上にスラスラと言葉を並べる事ができ、令は内心で安堵する。皆から微かに歓声が上がった。
「席は元々三木原の座っていた席でいいか。じゃ、みんな授業の準備があるだろうからこれでいいぞ。」
が、そんな安堵も束の間、蘇我部の言葉に皆が慌しく動き始めた。
何事かと思い蘇我部に声をかけると、蘇我部はああそうかと言う感じでクラスに目を移し手招きをする。
「……杉島! 三木原さんは初めてで大変だろうから、色々教えてあげなさい。」
「あ……はい! わかりました。」
684413:02/09/16 03:48 ID:FrFJXBDy
蘇我部が声をかけたのはクラスの誇る女子ソフトボール部のエース、杉島瑞稀(みづき)だ。
容姿も中身も人並み以上の彼女は実質クラスのまとめ役で、男女ともに慕われ人望も厚い。
まあ本来のまとめ役であるクラス委員長が立候補が誰も出ないため推薦で無理矢理決められた
やる気のない級友だったという事もあるのだが、それは結果論にすぎない。
綺麗な顔立ちでスタイルも良く、面倒見もいいので他のクラスや下級生にもファンは多かった。
長い髪をポニーテールでまとめたその姿に引かれる男子も多いのだが、彼女と友人以上の関係を
掴めたものがいたという話は聞かない。そんな中でも令は結構親しい部類の友人の一人だったと
言えたが、今は建前上”見知ったばかりの他人”である。が……
「三木原さん? 私、杉島瑞稀。わからない事があったら遠慮なく聞いて頂戴ね。」
瑞稀は”令”に対してとまったく変わらぬ笑顔で語りかけてきた。それは彼女の持った性格故
なのだろうが、今の令にはそれが何故かどうしようもないぐらい嬉しかった。
「あ、ありがとう杉島さん。こちらこそ……」
「瑞稀でいいわ。堅苦しいし。」
「え!? あ……その……」
唐突な瑞稀の提案に、令は悲しい男当時の心の葛藤で言葉に詰る。なにせこのクラスで彼女を
ファーストネームで呼べる男は存在せず、へたにそんな事をしようものなら他の男子に放課後
袋叩きにされかねなかった。しかし今は女だからそんな心配もないはずなのだが……やはり
ある種の気恥かしさと照れがあった。が、令はその嬉しい誤算を享受する事にする。
「えっと……瑞稀…さん。その、よろしく……」
「うん、よろしく! じゃ、とりあえず次の授業の支度をしないと遅れちゃうわ。急いで。」
「そう言えば……みんな、どうしたの? 教室から鞄を持って出て……ってこれ……!」
そこまできて令はようやくその行動が何の授業の前触れだったかを思い出した。
たった一日で今日の時間割を失念していた自身の迂闊さを呪う。皆が教室を出るのは着替えの為であり、
皆のスポーツ鞄には運動に必要な着替えが入っている。つまり次の授業は体育なのだ。
そしてこの時期の体育は男子が陸上、そして女子が……
685413:02/09/16 03:53 ID:FrFJXBDy
「次は体育なのよ。更衣室まで案内してあげるから、急ぎましょう。」
「あ、あの、瑞稀さん? その……次の体育って何を?」
わかってはいても聞かずにおれない質問。とはいえこれがかえって”転校生の麗”を演出した事には
令自身何の意識もなかった。瑞稀は嫌な顔一つせず笑顔で答える。
「水泳よ。ウチのプールって結構新しいから楽しいわよ。」
わかっていたのに聞いた質問、当然答えも予想通り。令の頭に悪夢がよぎる。
「そ…その、ぼ…わ、私、水着持ってきてないから……えっと、その……」
「大丈夫よ、私の予備を貸してあげるから。ほら、みんなもう行っちゃたわ。」
「いやその……あぁ、ちょっと引っ張らないで!」
瑞稀は躊躇する令の手を掴むとそのまま走り出した。とんでもない不安と微かな期待を胸に、
令は引きずられるように瑞稀の後をついていった。

今回ここまでデス。やっぱりエチは無いです……次回はすこしエチなシチュがあると思いますが、
本格的なのは最低後2回ぐらい後でしょうか。相手はまぁ……バレバレですが(w
686名無しさん@ピンキー:02/09/16 04:08 ID:M+E6BluD
ぽ、ポニーテイル
いいよね
687名無しさん@ピンキー:02/09/16 04:14 ID:hmajMoR+
(♥∀♥) ウッ、ウレピー。 オキテテヨカッタ!
688名無しさん@ピンキー:02/09/16 04:15 ID:PRvC5oxF
ポニテの活発娘相手だと、やっぱ総受けだろうね(;´Д`)ハァハァ
689※ 主人公の名前はアラタです:02/09/16 04:16 ID:xnOs+gTh
「ッ…」
メアリは少し目を見開く。
「フフ…ちゅ…あむ…」
ネミッサは顔を紅潮させて、逸物を口に含む。
「あの、ネミッサ様…なんだか大きくなってませんか…?」
メアリが声を出す。
そう、ネミッサの口内粘膜に刺激されたアラタの逸物は既に強固に勃起している。
「フフ…」
「あの、これが………なのですか?」
「まだまだこれからよ…」
ネミッサは顔を上げた。
「メアリ、やってみる?」
「え…」
メアリは顔を紅潮させた。
「これを…咥えるのですか?」
メアリは戸惑い、躊躇う。
「笑いたいんじゃないの…?」
「………」
メアリは舌を突き出し、そっとそれを舐めた。
異様な味と匂いが、メアリの鼻を刺激した。
「ネミッサさま…なんだか…嫌です…変な感じです…」
「いいから続けなって。」
「…はい…」
メアリは肉棒を口に含みだす。
「むぁ…うっ…ん…」
と、メアリは口の中に何かを感じた。
「…何か…出てます…」

690名無しさん@ピンキー:02/09/16 04:18 ID:bQzznb9S
もしかして出て来る主要女性キャラはレズ!なんてオチ?
頑張って書いてくれてるのにケチ付けるようで悪いが、令の反応も物語の展開も
単調になっていると思う。


出てけとか言われそうなんでここらで止めとく。
691上の作者:02/09/16 04:18 ID:xnOs+gTh
書き込むところ間違えました。
逝ってきます。
692名無しさん@ピンキー:02/09/16 04:34 ID:hmajMoR+
>>691
それはそれで萌えるのでスレを誘導していただけないでしょうか?
693名無しさん@ピンキー:02/09/16 04:47 ID:xnOs+gTh
694名無しさん@ピンキー:02/09/16 05:02 ID:hmajMoR+
ありがとふござひます。
695名無しさん@ピンキー:02/09/16 07:05 ID:vf7tvr4q
脳内でTSモノに自動変換されますた
696名無しさん@ピンキー:02/09/16 08:37 ID:enr+S6ro
3人の兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
物置小屋に一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3兄弟は、
夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。

しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と日本刀を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。

はじめに戻ってきたのは次男だった。次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。

次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
三男は必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、三男は何故か突然笑いだし、栗はケツの穴からいきおい良く飛び出した。
三男は、そのまま父親に殺された。

三男は見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる長男の姿を・・・
697 :02/09/16 08:40 ID:NCRjGiPy
>>695
ッ天才め!!
698名無しさん@ピンキー:02/09/16 08:57 ID:DKQ5VdB7
さて、そろそろスレ立て行ってみます。
699名無しさん@ピンキー:02/09/16 09:07 ID:DKQ5VdB7
立てました。

強制女性化小説ない? Part4
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1032134486/
700名無しさん@ピンキー:02/09/16 10:28 ID:enr+S6ro
ふふふ。それじゃ、そろそろ。。。
701名無しさん@ピンキー:02/09/16 15:32 ID:enr+S6ro
6〜7年前銭湯で幼稚園ぐらいの女の子に「パパー この人のちんちん大きー」と指をさされて大声で言われた。
確かに俺の息子は大きい方だったが、指をさされたのは初めてだった。俺は特にタオルで隠すことはしなかったので特に目立ったのだろう。
その子のお父さんは「すみません」と恥ずかしそうに謝っていた。

しかし、それだけでは終わらなかった。
俺が体を洗っているとその女の子が友達の女の子2人を連れてきて「ほら、この人のちんちんとっても大きいんだよ」とわざわざ見に来た。
お父さんが「やめなさい」と言ったのと同じくらいに女湯の方から「○○ちゃ〜ん、なにお話してるの?」と同じくらいの女の子の声が
聞こえてきた。すると「この人、とってもチンチンが大きいの。ゾウさんみたいなの」とありったけの大声で叫んでいた。
すると男湯、女湯の両方からくすくすと笑い声が聞こえた。
俺はとんでもなく恥ずかしくなって石鹸を流して早く上がろうと思い立ち上がったとき、不覚にも勃起してしまった。
その場にいた女の子3人から「わっ!」と声が上がり「○○ちゃ〜ん、大変〜、この人のちんちん上にいっちゃったの〜、パオーンして
るの〜」と女湯に向かって叫んだ。 男湯・女湯同時に大爆笑がおこった。 その女の子達は「すごーい! すごーい!」と俺の息子に
向かって拍手をしていた。 それを見た男湯の人たちがさらに爆笑し、その爆笑につられて女湯でもいっそう大きな爆笑になった。
俺は逃げ出すようにして銭湯から出て行った。
それ以来kには行ってません。
702名無しさん@ピンキー:02/09/16 15:36 ID:3uUazyBL
えー




>>699乙でした。
703埋め立て屋:02/09/16 15:36 ID:enr+S6ro
3人の兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
物置小屋に一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3兄弟は、
夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。

しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と日本刀を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。

はじめに戻ってきたのは次男だった。次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。

次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
三男は必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、三男は何故か突然笑いだし、栗はケツの穴からいきおい良く飛び出した。
三男は、そのまま父親に殺された。

三男は見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる長男の姿を・・・
704埋め立て屋:02/09/16 15:36 ID:enr+S6ro
そんなことよりおまえら、ちょっと聞いてくれよ。スレと関係大有りなんだけどさ、
昨日買って来たエロゲーやってたんです、エロゲー。
それでようやくエロシーンまで進んだんです、
で、さっそく抜こうと思ったら、陵辱されてるヒロインを助けに来た奴が居るんです。
もうね、バカかと、アホかと。
お前な、せっかく陵辱されてるヒロインを助けるんじゃねーよ、逝かされる寸前だよ、寸前、ボケが。
なんかヒロインもあっさり助けられてるし、陵辱者弱すぎ、もう見てらんない。
お前な、とりあえず最後までやらせてから助けろと、
エロゲーってのはな、、もっと殺伐としてるべきなんだよ。
いつヒロインの精神が崩壊してもおかしくない、
刺すか刺されるか、そんな雰囲気がいいんじゃねーか。正義の味方もどきは、すっこんでろ。
で、やっとまたいいシーンに来たと思ったら、また邪魔が入るんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、今時寸止めなんて流行んねーんだよ。ボケが。
おまえは本当にヒロインを助けたいのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
おまえソフ倫恐いだけとちゃうんかと。
エロゲー通の俺から言わせてもらえば今、エロゲー通の間での最新流行はやっぱり、
ひたすらヒロイン陵辱、堕落、これだね。
ヒロインのバッドエンド一杯、何度も犯されるヒロイン、そん代わりハッピーエンドはなし。これ。
で、和姦なんて一切なし。これ最強。
しかしこれをやると次回作から2チャンネラーに過剰に期待されるという危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まぁおその辺のエロゲー会社は和気藹々としたAVGでも作ってなさい、ってこった
705埋め立て屋:02/09/16 15:37 ID:enr+S6ro
僕は友達と2人で小さなきっ茶店に行きました。
その店は小さくてL字型のカウンターがあるだけでした。
僕はメニューを見たしゅん間ぐらいに、「バナナジュース1つください」
と言いました。カウンターの中には、エプロンをした、おじーさんが
にこにこと立っていて「はい、わかりました」と言いました。
そして友人は「アイスココア下さい」と言いました。おじーさんは、「ハイ」
とうなずくと、水とおしぼりを出してくれました。
その時、僕は、急に気が変わり、「あっ、バナナジュースやめて、
レモンスカッシュにするわ。」と言いました。
するとおじーさんは、「レモンスカッシュとバナナジュースですね」とか、言うから、
ぼくは、「いや違う、レモンスカッシュと、アイスココア」だと、言いました。
するとおじーさんは、「あっ、はいはいわかりました」と言って作業を
始めました。小さな店には、僕達2人と、おじーさんだけでした。
1分ぐらいのち、そのおじーさんは、「バナナジュースとアイスココアでしたっすよねェ」
とカウンターの奥から僕に聞くので、ぼくは「ちがうちがう、レモンスカッシュ
とアイスココアです」と言ったら。「あそっか」と照れ笑いをしながら、
また作業を始めました。
それからまた30秒くらいして、「すみませんけど、バナナジュースと、アイスココア
でしたよねー」とにこっとしながら言うので。ぼくはていねいに
「いや、バナナジュースはやめて、レモンスカッシュと、アイスココアでお願いします。」
と言いました。そしたらおじーさんは、「あ、すみません、ごめんなさ
いね。わかりました」などと言ってまた作業を始めました。
ぼくはその時、「この人少しボケている」と思いました。
それからしばらくして、「うわーしまったーバナナジュースじゃないんだー」
という大きめの声が聞こえたのでカウンターの中に目をやると
ジューサーの中にバナナが2本はいっているのでした。
ぼくは、「いいですよバナナジュースで」と言いました。
706埋め立て屋:02/09/16 15:37 ID:enr+S6ro
さっきから俺の回りをうろうろしていた女の子が「それ私もできるよ」と言って水をぴゅっと飛ばした。
なかなか上手だ。「うまいじゃない」と言うと「うまいでしょ」と俺の顔に水を飛ばしてくる。
「やったな〜」と相手に水を飛ばすと、彼女は持ち込んだ本物の水鉄砲を取り出して応戦した。飛び道具
を使うとは卑怯なり。素手でかかって来い。俺は相手に向かって手でばしゃばしゃと水をかける。
彼女も対抗して俺に水をひっかけてくる。激しい攻撃。これはたまらない。「参った、・・・参った!」
と音を上げた。
彼女は遊び相手を探していたようだ。お父さんは身体を洗ったりサウナに入ったりしてこの女の子に構っ
ていられないようだった。俺にこう提案する。
「ねえ、この水鉄砲投げるからさ、どっちが先に取るか競争!」
3メートルほどの距離にそのプラスチックの物体を投げて、同時に水の中をじゃぶじゃぶと走り出した。
勝負に妥協は許さない。誰が相手であろうと全力を出し切るのが勝負のマナーというものだ。
俺は彼女の後を追うように水鉄砲目指してダッシュしたが、あと一歩のところで先を越された。彼女は続
けて水鉄砲を投げる。自分に有利な場所にしか投げないため、俺はたて続けに負けてしまった。
このように不利なゲームを続けられてはたまらない。遊びを中断するため、話をすることにした。
「ねえ、君さあ、何年生なの?」
「6年生!」
おいおいおい、いくらなんでもそれはないだろう。確かに、男湯に入ってくるにはちょっと大きめのよう
だが。
「マジ?ウソでしょ?」
「6年生に見えない?」
「見えないよ」
「6年生だもん」
「・・・んなアホな」
男湯に入ってくる小学6年生の女の子がどこの世界にいるというのだ。
彼女はそれから更に十数分俺をおもちゃにして、俺は俺で退屈しない入浴ができてよかったのであったが、
そうこうしているうちお父さんが彼女を呼ぶ声。もう上がるという。
彼女は「ばいば〜い」と俺に手を振って、浴場を後にしたのであった。
707埋め立て屋:02/09/16 15:38 ID:enr+S6ro
あれほど言ったのに、まだそんなカキコするですか!もう許さんです!
あんたを許すわけにはいかんです!こんなカキコでレスたくさん付くとでも
思ってるなんて頭おかしーよです!あんたみたいなバカ初めて見たです!
あんたみたいなバカ、ゴキブリ以下です!あんたみたいなバカ、ウジ虫以下です!
死んでほしーです!つーか、死ぬべきです!あんたは絶対に許されないです!
勘違いしたバカを許すわけにはいかんのです!面白半分にいい加減なカキコ
するヤツなど許さんです!キャラメルコーンのピーナッツをケツの穴に詰めて
死ねよです!!!
今まであんたがどんな生き方してきたか知らんけど、どーせひどい生き様
だったと想像出来るです!あんたのカキコから読みとれるです!バカ特有の
匂いがするです!あんたのことが全く理解出来んです!あんたは絶対許さんです!
死んでも許さんです!地獄で苦しめよです!それでも足らんくらいです!
豆腐の角に頭ぶつけて死ねよです!!!
あんたもっと現実を知れよです!いつまでも引きこもってネクラなことしてる
場合じゃないよです!でも、もー手遅れです!あんたは何をやってもダメです!
この世に生まれてきたことを後悔してもダメです!あんたは生まれ変わっても
どうせダメ人間に決まってるです!絞め殺したいけどあんたに触るのが嫌なので
やめるです!でも、あんたみたいなカスは死ねよです!風呂の排水溝に吸い込まれて
死ねよです!!!
絶対許さんです!絶対許さんです!絶対許さんです!あんたみたいなヤツは
絶対許さんです!早く消えろです!さっさとこの世からいなくなれよです!!!
いつまでも勘違いしたまま生きていけると思ったら大間違いだよです!この
まま生きててもお前にはいーことなんにもねーよです!何でもいいからさっさと
死ねよです!!!
708埋め立て屋:02/09/16 15:38 ID:enr+S6ro
法山さん、こんいちは。!法山さんの指導のおかげで、ゆみるは、真面目になることができ、感謝しています、〜。
思えば、不良やってた頃の、ゆみるは、すさみきっていました、、、。
ディスコ通いの毎日、学校さぼって喫茶でたむろ、、金がなくなったらカツアゲしたりパンツィ売ったり、、、
ほんとは辛かったよ、それを、救ってくれたのが、法山さん、あなたなの。!
本当に、ありがとうぉ。。。
そして、あの時、ゆみるが、法山さんに抱いてた、恋愛感情は、
「大人になたらね。!」と、見事に、かわされてばかりでしたね。!本当、優しい人、やさしすぎて、いじわるよ。!そんなとこが、魅力なの、にくい人ね。。。(*^-^*)ふふふ。。
そして、、何度目かの指導日の時、もう、我慢できなくなたゆみるを、「しかたないな。!、、、したら、ちゃんと勉強に戻るんだよ、約束、」と言って、。。。してくれましたね、、(*^o^*)うれしかたよ。!
あの時、ゆみるは初めてで、ちょと震えてた、でも法山さん、優しくリードしてくれた、、、。ゆみるの中から、はずかしいぐらい、、、、あふれてきて、ゆみるが恥ずかしさで、泣いちゃいそうになたら、法山さん、
「これわね。恥ずかしがらなくて平気。!ゆみるが、俺を、迎え入れたいて、言ってる証拠。!女の人は、男の人受け入れる時、みなこうなるの、だから安心して、ね。。」て優しく言ってくれた、、、
(*^o^*)きもちいかったよ、法山さんの大きかった、また、指導おねがいします、、。
709埋め立て屋:02/09/16 15:39 ID:enr+S6ro
1の精子でありますっ!(敬礼っ!ビシッ!)
正確には、今日、本日1の精嚢より生産された2536512584521番目の精子であります!
先輩方のお話を聞いてみると、いつもティッシュの中にばかり放出されて、
我が軍はまだ一度も実戦に出たことがないそうでです・・・なんと嘆かわしい!
ああっ!また1殿がオナーニを開始した模様であります!今日で何回目でありましょうか?
1殿はオナーニしかすることがないのでしょうか?
ああっとっ!しかもムリヤリ我らがティムポ総督を決起させようとしておりますっ!
総督はいい加減疲れているというのに・・・ここまで酷使されて・・・。(涙
しかも総督は洗浄もさせてもらえず、体中がゴミだらけです。(ウィーン!ウィーン!)
サイレンが鳴り響いてきました!私の出番ももうすぐのようでありまっす!
っていうか、いくらなんでも早すぎまっす!!(藁
艦内がっ!艦内がすごい振動ですっ!!!!右に左に・・・ゆれ・・
あああ〜〜〜っ!!(ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・)
あっ!ただ今先陣隊のカウパー将軍がっ!ゆっくりと、厳格な雰囲気をかもしだし、
その顔はどこかあきらめた顔で・・・「おまえらもすぐこいよ・・・」しょ、将軍〜〜〜〜!!
逝ってしまわれた。。。次はいよいよ私の部隊の番か・・・。(ウィーン!ウィーン!)
(ティムポ総督:緊急警報!緊急警報!!赤玉大将軍の出動を命ずるっ!!)
ええっ!!まさか、最終兵器のあのお方が・・・・?
我々は一度も実戦を迎えることなく、この艦隊は消滅しそうであります!
一同、整列うううううううっ!!!(ビッッシッィ!!!)
私のうしろには赤玉大将軍が・・・どうやら私が最後の3等兵のようであります!
でもでも、ティムポ総督だってまだ17歳ですよ?!我が艦隊は不良品ということでしょうかね・・・?
「第2561567464部隊、番号2536512584521っ!!」
・・・・はいっ!!!

みなさん、さようなら、時間が来たようであります!!
実戦で使用されずとも、誇り高く、胸を張って、最後の兵として、10メートルは飛ぶ覚悟であります!
光が、光が見えてきました・・・それではっ!とわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!
710埋め立て屋:02/09/16 15:39 ID:enr+S6ro
◆ちんぽを出さずしてなにが人間か

<質問>
ちんぽを出すのが好きらしいですが、どんな時に出すのですか?

<解答>
重要なのはタイミングです。
ここぞという時に出してこそ、ちんぽのインパクトも際立ちます。

<どんな時にちんぽを出すのがグッドタイミングなのか>
・お見合いの席上で
  少し照れながら出しましょう。慎み深い人と思われます。
・取調室で
  自分は殺ってないという強い意思のもとに。
・道端で
  一般常識に囚われない自分であるために。
・試験の最中に
  カンニングと間違われないように注意しましょう。
・新幹線で切符を確認するためにやってきた車掌さんの手に
  座席の上に立つなどして、ちゃんと車掌さんの手に乗せるようにしましょう。手乗りちんこ。 手乗りちんこ。

<こんな時にちんぽを出すのはNG!>
・飲み会の席上で
  酔っているからなどといって安易にちんぽを出してしまうのは考え物ではないでしょうか。ちんぽはしらふで出してこそ華であると言っておきましょう。
・ファッションヘルスで
  ちんぽを出すことを頑なに拒否しましょう。「さては俺のちんぽを狙っているな!」巧みなガードを駆使してなんとしても己のちんぽを守りぬきましょう。おそらくつまみ出されます。
・銭湯で
  銭湯だからといって、なんの躊躇もなくちんぽを出してしまうのは邪道ではないでしょうか。水牛のツノを用いるなりして、決してちんぽを出さないようにしましょう。
711埋め立て屋:02/09/16 15:40 ID:enr+S6ro
あのですね、僕、基本的にあれじゃないですか。かわいい系じゃないですか。
かっこいい系か、かわいい系かで言うとかわいい系に属するタイプじゃないですか。
実年令よりも下に見られるとか。
修学旅行で夜中にパンツ下ろされるタイプじゃないですか。
お前生えてんのかよ〜、とか言われて。
で、生えてるどころか、ずるむけでそのあと気まずい雰囲気になるタイプじゃないですか。
まあ、むけてはないんですけど。
て言うか、そんな事はどうでもいいんです。
で、この前映画観にいったんです。たけひささんご推薦の「弟切草」を。
そしたらその映画、R15指定だったんです。で、なんとそれに引っかかったんです!!!
ビーって鳴ったんです。いや鳴りはしないんだけど。
なんかチケット買う時、受付のお姉さんに、この映画はR15指定でして
年令確認できる物の提示をお願いします、とか言われました。いや、マジで。
そんなもん、完全にぶち切れですよ。もう、あったまきて。
アホかと、誰に口きいとんじゃと。
あのな、俺はな、めちゃめちゃ煙草も吸うし、めちゃめちゃ競馬も行くし、
めちゃめちゃ国民年金も払ってるし、言うたら、ぼーぼーなんだよ。
大人なんだよ。大の、大人なめてんじゃねーぞ、コラ。と。
しかも、いくらなんでも中学生はねーだろ?ボケが。
中学生っつったらあれだろ、加護とかだろ。
あんなもんと一緒にすんな、ボケが。あんな小動物と俺様を。
あのな言っとくけど、加護なんかな、こちとら10秒で殺せるんだよ。コラ。
なっちなら20秒。後藤なら30秒で殺せる。
保田か、保田は10分だな。10分で俺が殺される。たぶん。なんかそんな感じ。
まあいいや。くだらねー。
712名無しさん@ピンキー:02/09/16 15:48 ID:hmajMoR+
電波?
713名無しさん@ピンキー:02/09/16 15:53 ID:2GHR4wlt
つーかコピペにマジレスなんだけど
漏れもめちゃくちゃ20歳超えてるのに床屋で中学生と間違えられたことを
思い出しちまったじゃねーかYO!!
宇津田氏脳
714埋め立て屋:02/09/16 18:10 ID:enr+S6ro
3人の兄弟が山登りに行って遭難した。
夜になって、「このまま死ぬのか?」と思ったとき、1件の民家が見えた。
助かったと思い訪ねてみると、その家には美人の娘と、めちゃくちゃ怖そうな親父が住んでいた。
「よそ者は泊めない」という親父を、「かわいそうだから」と娘が説得し、
物置小屋に一晩泊めてもらう事に。しかし、その娘のあまりの美しさに目がくらんだ3兄弟は、
夜中にトイレに起きてきた娘に襲いかかった。

しかしすぐに親父に取り押さえられ、「お前等、全員殺す!!」と日本刀を抜かれた。
だが3兄弟は土下座して必死に謝った。父親は、「ここは山奥で食料も少ない。
山から食料を持ってきたら、山のふもとへ抜ける裏道を教えてやろう」と、条件を出した。
3人はすぐに小屋の近辺を探した。

はじめに戻ってきたのは次男だった。次男は、山ブドウを持ってきた。
それを見た父親は、「それをケツの穴にいれて見ろ」と言った。
次男は言われるまま、1粒のブドウを自分のケツの穴に入れた。
そして次男は裏道を教えてもらい、無事山を降りた。

次に、三男が大きく実った栗を沢山抱えて戻ってきた。
父親は同じようにケツの穴に入れることを命じた。
三男は必死に頑張って、栗をケツの穴に入れ始めた。
もう少しで入るという所で、三男は何故か突然笑いだし、栗はケツの穴からいきおい良く飛び出した。
三男は、そのまま父親に殺された。

三男は見てしまったのだ。
嬉しそうに、スイカを抱えてこちらに走ってくる長男の姿を・・・
715埋め立て屋
さっきから俺の回りをうろうろしていた女の子が「それ私もできるよ」と言って水をぴゅっと飛ばした。
なかなか上手だ。「うまいじゃない」と言うと「うまいでしょ」と俺の顔に水を飛ばしてくる。
「やったな〜」と相手に水を飛ばすと、彼女は持ち込んだ本物の水鉄砲を取り出して応戦した。飛び道具
を使うとは卑怯なり。素手でかかって来い。俺は相手に向かって手でばしゃばしゃと水をかける。
彼女も対抗して俺に水をひっかけてくる。激しい攻撃。これはたまらない。「参った、・・・参った!」
と音を上げた。
彼女は遊び相手を探していたようだ。お父さんは身体を洗ったりサウナに入ったりしてこの女の子に構っ
ていられないようだった。俺にこう提案する。
「ねえ、この水鉄砲投げるからさ、どっちが先に取るか競争!」
3メートルほどの距離にそのプラスチックの物体を投げて、同時に水の中をじゃぶじゃぶと走り出した。
勝負に妥協は許さない。誰が相手であろうと全力を出し切るのが勝負のマナーというものだ。
俺は彼女の後を追うように水鉄砲目指してダッシュしたが、あと一歩のところで先を越された。彼女は続
けて水鉄砲を投げる。自分に有利な場所にしか投げないため、俺はたて続けに負けてしまった。
このように不利なゲームを続けられてはたまらない。遊びを中断するため、話をすることにした。
「ねえ、君さあ、何年生なの?」
「6年生!」
おいおいおい、いくらなんでもそれはないだろう。確かに、男湯に入ってくるにはちょっと大きめのよう
だが。
「マジ?ウソでしょ?」
「6年生に見えない?」
「見えないよ」
「6年生だもん」
「・・・んなアホな」
男湯に入ってくる小学6年生の女の子がどこの世界にいるというのだ。
彼女はそれから更に十数分俺をおもちゃにして、俺は俺で退屈しない入浴ができてよかったのであったが、
そうこうしているうちお父さんが彼女を呼ぶ声。もう上がるという。
彼女は「ばいば〜い」と俺に手を振って、浴場を後にしたのであった。