1 :
もう板違いとは言わせんぞ:
かなりジプシーったが結局はココに落ち着く。
このスレは幽霊、オカルト系な幼女、娘、女性にハァハァするスレです。
エロSSとエロ画像を常時募集。
創作も収集もお構いなし。
2 :
名無しさん@ピンキー:02/07/03 00:09 ID:f4iWU3gT
3 :
名無しさん@ピンキー:02/07/03 00:20 ID:f4iWU3gT
,.,;-'''''''''''''ー-、
,:''~:::::::::::::::::::::::::::ヽ、
j';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; i
j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i そ
j;;;;;;;;;;;/ノノjji;;;i 、;;ヽ;;;;;;;;;i
|;;;;;;;ノナナ、リ ハ‐ヾ ヘ, ;;;;;;! れ
i'''ヽ|,'て:j '!::)` j '~ヽi
!. |;ヽ、 、.'., ノ;|,, };| で
! |;;;!;| `!ー-- '/ |;;;| !;!;
ji、 |!;;|ト,. ~`i ナ /;;;;j ,';;;i' は
||`、 | ;;|`、 !j' .j/;;/ イ;;;|、
||;;;;! ' ;j | !. ・ i '|;| j;;;j| ど
| |;`i, ! ヽ ・ | || |;;;;リ
|||;;;ト ` | ・ j │ };/ノ う
川j.! | ,、! |リノ
ノ~`i レ'=v ( ぞ
,,..-''~ ノ |,ュ..| `iヽ、_
,.-'" ,.,.rr''''ー-、!_,,ノ'~,`i^!m `''‐-、
r' _,,..-‐‐' ' '‐'''~~~ ̄ ̄ ̄~~`'''''ー-- 、_ヽ
4 :
名無しさん@ピンキー:02/07/03 00:22 ID:f4iWU3gT
;、
`i おにいちゃん・・・なにするの?
| __
| ,.-‐'''~ ̄  ̄~`''ー、
i ! | ,/;;;;;;;;:;;;;:;;;::;::;;:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
!i r-! / ;;;;;:'',フノ/ノハ;;;;イ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ.
| _ヽ、) |;;;;/ ''__ ̄ ! ''wH;ヽ,;;;;;;;;;;;;;;;;;;!、
ミ!、 i_~`') !;ノ '7;;;;ン ゥ;;,、,ヾ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
冫ヽ、 ''‐-- 二!.、__i' '~ ' 、:;ノヽ |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|''ー----、
ノ j `''ー-- ,,,,,ヽ- ' | ,-、 j;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;j,,... ~`''ーi
!-'-―| ) !, ` ' j;;;-,;;;;;;;;;;;;;j {ヽ--''
.! | }!-''`┐ ,-、 /;;;;/ノ;;;;;;;;;;;;j ,,,..-―' :!
..!‐‐'''''i !ヽ‐‐=`''' ̄ `ー 、 -|;;;;'";;;;;;;;;;;;;j '~ /
..!ゥ---| i `、 ____,...----‐'―‐-、;;;;;;;;ヽ,_'''' ̄ ̄ ̄ ̄
..! | | i`~~''" ヽ、 ヽ;;;;;;;;;;;;; ̄`ー-、
...! | | !、 `ヽ |;;;;;;;;;`―---、`i、
! .! | ' j;;;;、ヽ;;;;;ヽ `i;i
i | | ,,,,__,,,,,,,,、_ ノ;;;;;;;j `i;;;;;;i ノノ
ヽ | V'" - '",,.-‐'' ~`、 ,... -―'"__ノ ノ;;;ノ
!, | ) ,.-‐'''''`'ー、'''''"" /,;;r‐'
!, | ノ ,,.. -―--' V `j
!、 ヽ、 ,-" ,.-'" ‐―--、
!.―‐ヽ、__,-''" ,. -''~
>>1 乙です。ここが安住の地となるのか…ほんとジプシーでしたねえ。
あとは職人さんたちを待つのみ。
>1
スレ立て御苦労様〜。
時間が出来たら折れも何か書いてみたいなぁ・・・。
保守が少なくていいのは幸せなことだ!
10 :
あなたのうしろにょぅι゛ょの霊が・・・ハァハァ :02/07/05 02:06 ID:d4Df16CC
どこまでも続くぞ
そう!これは少女の呪いなのだよ!
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
14 :
あなたのうしろにょぅι゛ょの霊が・・・ハァハァ:02/07/09 16:15 ID:0FqvnG2+
キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!!
このスレ見てるの7,8人くらいとみた。
良スレ期待アゲ!
17 :
名無しさん@ピンキー:02/07/10 23:25 ID:SOAcSyfd
「貴方、※※※の?」
俺は黄昏時、その少女に話しかけられた。
しかし、語尾が良く聞き取れない。
「おじさん、忙しいから。友達の所に行きなさい」
そうか…。
俺はものわかりの良い、おじさんだったのか。
軽い、自己発見。
しかし、何だか頭に霧がかかったようにぼぅっとする。
少女は黄色いワンピースを着た、年の頃10〜12歳の胸
もまだ膨らんでいない少女である。
その少女がまた私を指差し「…貴方、私を※※した」
と、又語尾の掠れる同じセリフ。
何だか、変だ。
人通りが無い…それに、もう日が沈んでも良い頃なの
に何故だか薄ら明るい。
「ねぇ…? おじさんも、迷子になったみたいだよ」
何故、このような少女にそのような事を言うのか。
少女は何時の間にか俺の背中に回り、俺肩越しに
指差す。
その方向に目を向けると…俺がその少女を陵辱し
ていた。
花柄の黄色いワンピースが泥と俺の精液、そして
陰部からの経血で汚れている。
…草の緑、少女の白い肌…黄色いワンピースが目
に鮮やかだった。
そうして、ようやく俺は気付いた。
そうか、俺は…。
その言葉を継ぐかのように、私の背中越しに少女が
歌うような節をつけて囁きながら、俺の背中にしが
み付いている。
「貴方、が、私を殺した…だから、貴方も死んで下
さい」
…ああ、俺は死んだのか。
>>17 (;´Д`)ハァハァは少ないけど面白い。いい文章や!
19 :
17:02/07/10 23:56 ID:aMnO4orc
今度は、エロエロに挑戦しますね。
気長にお待ちあれ。
24 :
名無しさん@ピンキー:02/07/13 11:23 ID:N6FkGq5s
>23
おいしく頂きますた。ごちそうさまですた。
元72さん絵を描いてくれてありがとうございます。
お礼が遅れて申し訳ないです。
これからも頑張ってください。更新待っております。
オカ板のほうはとうとう消えてしまいました
29 :
名無しさん@ピンキー:02/07/16 15:45 ID:no6kuIlH
まぁのんびりいきますか
30 :
暇人 ◆R5GSeiYY :02/07/16 21:25 ID:vc4b48jD
17ですた。ちょっと、書いて見ました。
霧雨が降りつづける、蒸し暑いある夏の一日。
僕は部屋で今日もネットゲーに没頭していた。
…既に引きこもって半年。
食事は珠に近くのコンビニへと買いに出かける程度で殆ど後は、外には出ない。
父親がローンで購入したこの一軒家には…不思議な匂いが立ち込めている。
そして…僕のほかにはもう、誰もいない。
でも…と、僕は回転チェアで体ごと向き直り「…君が居てくれるから、それだ
けで良い…僕は」とあの子に囁く。
いつの頃からだったか。
僕が気付いた頃には、彼女の囁きが耳元で聞こえる事が普通になっていた。
学校で、登下校の途中、そして家で。
「…なたの…好…にしたらいい」
そのうちに、彼女の姿が朧げに見え初めて来た。
綺麗だった。
見かけの年齢は…14歳くらい、その真っ黒な髪は滝のように腰の辺りまで落ちか
かっていて、前髪が彼女の額ををうっすらと覆い、その綺麗な瞳を見え隠れさせ
ていた。
そして、ちらちらとその瞳を上目遣いしながら、僕を見上げる彼女。
今日日の女性には無い、香るような清楚な美しさだった。
ある日、寝付けない夜。
僕は意を決し、彼女に話し掛けてみた。
「…ねぇ、僕も早く君の所へと連れていってよ」
僕はベットに横たわりながら、足元で佇んでいる彼女に言葉を放る。
彼女は何も言わず、首をちょこんと傾げる。
「厭なんだ。もう。それに…君達はずるいよ。死者は傲慢である…その存在が生
者の全てをあざ笑うが故にってね」
今度は口元を手で覆いながら微笑んでいた。
「本気なんだけどな。…所で君の名前を聞いても良い?」
彼女はすぅと、音も無く僕の枕もとへと近づき「名前…無いの」と小さく小さく
蛍の燐光のようなうっすらとした声で囁く。
あぁ…HN残ってた! 忘れて下さいませ…。
2
その声を聞いた時、僕は日頃の鬱憤を吐き出す為の何時もの日課…自慰をその日
はしていなかった事に気付き、そうすると急に荒ぶる欲動が体を疼かせた。
そう、いつも彼女が見下ろしている中、毎晩自慰を行っていた。
…彼女が見ていても全然恥ずかしくは無い…だって、彼女の瞳は全てを慈しむか
のように優しく穏やかだったから。
そして…射精の後はいつも虚しく為る。
どうして彼女に触れることが出来ないのだろう?
どうして彼女の柔らかな髪を掻き抱きながら、洗いたての髪の匂いをかぐ事が出
来ないのだろう?
だからその日。
「僕は君に、君は僕に触れることが出来るの?」と尋ねた。
と、彼女の小さな掌が僕の髪を優しく梳る。
僕は心地よさにうっとりと目を閉じながら、長い長い吐息を付いた。
そう、何故生まれて来たのか…僕はこの心地よさと安らぎを求めていたのかもしれない。
彼女は不思議そうに長い睫毛をぱちぱちさせながら「気持ち…良いの?」と呟き、
僕の頬に触れる。
誰が幽霊の手は冷たいと言ったんだろう…ほら、こんなにも温かいじゃないか。
僕は思わず彼女の胸に手を遣りその白いワンピースの上から、柔らかく暖かな双丘を
ゆっくりともみしだきながら「触っても…良いよね? そう、疲れたんだ、僕」と
繰言を繰り返す。
彼女の首筋から手を差し入れ、直に胸を触れるとその心臓の鼓動まで僕の手に伝わって
来る。
さらさらとした、きめの細かい皮膚は…少しだけ汗ばんだように僕の手をぺたりと彼女
の胸へと貼り付ける。
少しだけ困惑したかのように、その柳眉を顰め…細い吐息を付く彼女。
「…僕も早く君のようになりたい。そして…楽になりたいな」
毎日繰り返される厭な出来事、下らない営み。
全てから…開放されたかった。
3
「ごめんね。少し…此処握ってくれないかな」
僕は彼女の返事を待たず、そのほっそりとした腕を取り、自身のパジャマの中の物へと
導き「此処なんだけど、お願い」とそれを握らせる。
「これ…生殖器」ちょっと困った顔をした彼女も可愛い。
「そう、それ。でも此処が一番心地が良くて…安らぐんだ」そして、僕は彼女の小振り
な頭を両手で掻き抱き、その髪に口付けする。
…やっぱり花の香りがした。
「こう…これでいいの」
「ぅ…ぅん。もっと強く握って、もっと早くお願い」
こくりと頷き、僕の言うとおりにしてくれる彼女。
嗚呼、早く消えて無くなりたいな。
僕も…彼女と一緒に。
ただただ、心地が良かった。
そして、少しだけ僕に欲が芽生えた。
「ね、それ…君の口で舐って欲しい」
「そう」
何の逡巡も無く、彼女の手が僕の物から離れ次の瞬間、暖かい粘膜に僕自身が含まれ、
舐られるような圧倒的な快楽に背筋がぞくぞくし、腰を思わず仰け反らせる。
ぺちゃ…くちゅくちゅ。
舐る…噴水のような…水のような…そういう音が狭い僕の部屋に響く。
それと、僕の堪えきれないうめき声。
「…っ…ああ」
その瞬間、僕は無意識の内に彼女の頭を両手で抑え、彼女の喉元奥深くへと自身の物を
差し入れながら何度も何度も、彼女の喉或いは食道へと射精した。
荒い息を付きながら僕は必死に呼吸を整える。
何だか、いつもより興奮したせいか…あるいは。
心臓がいつまでも早い拍動を繰り返し、身体の奥も鉛が詰ったようにだるく気だるい。
厭な汗が全身をべっとりと濡らし、パジャマが全身に張り付いている。
…そう、でもいいんだ、これで。
射精の直後は彼女もけほけほと咳きんでいたが、今は僕をいつものように見下ろしている。
月明かりが窓から差し込み、その白銀の輝きが彼女を照らしていた。
その花のような唇から伝い、首筋へと伝う僕の白濁液と一緒に。
33 :
名無しさん@ピンキー:02/07/17 16:34 ID:5X+6yeea
>33
(・∀・)イイ!!
35 :
名無しさん@ピンキー:02/07/17 21:40 ID:bLj1EX8E
中々面白いスレですね。
期待。
>>30 エロエロというか、淫(陰)な感じですねー。
ちょっと破滅的な匂いが強くてえろい気分にはなりにくかったけど、いいもん
読ませてもらったなという感じです。
次は萌え萌え系のキボンヌです。
37 :
30:02/07/18 20:40 ID:mFtvtWIe
>36
どうも申し訳ないです…暗いですな、漏れは。
また機会が御座いましたらエロエロに挑戦した
いですね。
実は続き物にしようと考えていましたがちょいと
スレ違いですね。(ま、そんなに長くは無いですが)
>>37 いやいや、あやまらんでください。
書き方がわるかったかな。ネガティブな感想ではなかったんですが。
読みものとして非常に面白いです。続きがあるなら是非おねがいします。
>37
拙者も激しく続きをキボンヌ。
こう、もぅ、日常と非日常の狭間にある淫猥な暗闇に
緩やかに、そして激しく堕ちていく二人・・・みたいな。
>38、39さん
いえいえ、本当にレス有難う御座いました。
最近は時間的に切迫しておりますんで、すぐにとは申せないの
ですが、また続きを書きたいなとは考えておりますので、それ
までは私の事は忘却していて下さいませ(W
>>40 あらら、残念。
でもまあ、この板のスレはそう簡単には消えないようだから
気長に待ってますー。
72さんのところ
歳がいつのまにか伏せられてるな
十歳じゃあやばかったのか?
43 :
72:02/07/23 21:54 ID:BueZ4/K1
>>42 気がつく人がいるとは思わなかった!
さすがに霊でも10歳ではやばいと思ったのです。
遅くてもうしわけないですが、次回更新予定は来週です。
45 :
名無しさん@ピンキー:02/07/24 22:32 ID:s6Nqle3a
今更だが >23の所(・∀・)イイ!
上げちまった・・・ごめん
48 :
名無しさん@ピンキー:02/07/28 22:41 ID:bkWMVZ/f
普通に書いたエロ絵でも、反転させれば幽霊っぽくなるぞ。
絵が見つかり難いってのは有るけど。
50 :
名無しさん@ピンキー:02/07/30 22:25 ID:hbdT2yCl
新作SS希望保守
53 :
72:02/08/07 02:44 ID:6oa4UlD+
書いてみようかとやってみたんだがアホみたいに長くなってしまってる
削ろうとしてるんだがさて…どの程度まで長いのを許せますかね?
疲れない長さならだいたいレス5,6こ分くらいかな?
でも、おもしろえろいんならいくら長くても読みたいなあ。期待してます。
72さんの絵はいいなあ
なんかすげー幸せですな
エロイ話に好きな絵がつくってのは
58 :
名無しさん@ピンキー:02/08/09 23:11 ID:0b+Da0l3
こあいよ〜
ここってエロく無くても、
可愛い幽霊なら良いんですよね?
>>59 (;´Д`)ハァハァさせてくれれば全然おっけー!
61 :
名無しさん@ピンキー:02/08/11 04:37 ID:XeWobswX
幽霊ってったら俺の中では幽白のぼたんだな。
あ、死神か。
幽遊白書と言えば、かなり初期に炉の幽霊がでてたなー。
路線が変わる前は好きな漫画だった。
64 :
名無しさん@ピンキー:02/08/13 20:48 ID:gypmlXEV
夏だから幽霊のイラスト増えるかと思ったけど、そうでもないな
反転絵にハァハァする人間としてはチョト残念
>63
二巻のさやかちゃんだっけ?
お仕置きはかなり萌えたな〜
>65
そうそう!あれってめちゃくちゃこのスレ向きだよな〜。
最初のスレから一度も話題に上らなかったのが不思議。
67 :
名無しさん@ピンキー:02/08/16 03:45 ID:/sZASsNu
炉の幽霊っつーとデビルサマナーソウルハッカーズのエリカを思い出す。
(;´Д`)ハァハァ
68 :
72:02/08/17 03:18 ID:TuHu/uBP
キタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ ッ!!!
70 :
72:02/08/18 15:16 ID:Mk19bRQw
むう…さすがに人も減ってきたかな?
お仕置き編更新しますたよん。
71 :
ワラタ:02/08/18 16:51 ID:KJuaB6oM
81 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/07/26 23:26
今日の夜1:27に、TBSでチャイルドプレイがあるよ!!
82 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/07/26 23:46
マジデデジママジデジマ(*´Д`)ハァハァ
(;´Д`)ハァハァ(;´Д`)ハァハァ
73 :
名無しさん@ピンキー:02/08/19 16:50 ID:VHHqLGRG
ホントにここ見てるの2〜3人って気がしてきた。
>>71 82にここを教えてやれ。
すくなくても四人は居ると思う
72さん
あなたのうしろにょぅι゛ょの霊が・・・ハァハァ 二人以上
名無しさん 人数不明
75 :
54:02/08/19 21:41 ID:7u0ansSx
>>68 72サソ、遅文症、乱文症なので期待されると困ります。
>>55 頑張って減らしたんですが、ラフ状態で5600文字程度にしかなりませんでした。
それでも、削りすぎで話しが合わななったので、調整するともっと増えそうな予感。
投稿量の制限は800文字程度でしょうか?するとフルに文字で埋めても7レス分。
ココでのUPはあきらめて、HP借りるかUPロダが妥当カモ。
76 :
72:02/08/19 23:09 ID:XWEZkU6U
住人が4,5人でもスレがあるかぎりは描き続けようかな、と。
人少なくなったけどオカ板や角煮にはないマターリ感(?)が好ましいす。
前スレのSS職人の人とかはもう見てないのかなあ…
>>54さん
遅筆症なのは漏れも同じです(汗
プレッシャーになってました?すみません。せかすつもりはないんで気長に作って下さいな。
あ、あとうpされるならうpろだじゃないほうがありがたいです。このスレのペースだと
うぷろだのログの流れるスピードについていけないような気がするので…。
77 :
名無しさん@ピンキー:02/08/20 01:19 ID:d+9tKEEw
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
79 :
12のSSの作者 :02/08/20 10:29 ID:opQQYRMg
お久しぶりです。
プロバイダが変わって書き込みできなっていたので
遠ざかってました。でも問題が解決したのでもう大丈夫です。
>72さん
更新がんばってください。楽しみにしてます。
それにしても人少なくなりましたね。
これからは72さんのとこに合わせて「15」と名乗ります。
では。
80 :
15:02/08/20 10:30 ID:opQQYRMg
「おはよう!赤羽君」
それは俺が熟睡しているときに突然やってきた。
その男、いや正確には声が男で顔が髑髏のスーツを着た奴が俺の上に乗っている。
俺は金縛りで動けない。なんとか金縛りを解こうと念仏などを唱えてみる。
すると髑髏が「HAHAHA!そんなものは無駄だよ。まあ話を聞きたまえ」
髑髏は咳払いをして自己紹介を始めた。
「私の名前は髑髏骨衛門。髑髏ちゃんと呼んでくれ。職業は死神だ」
死神・・・。俺は死ぬのか?死ぬならせめて美人のお姉さんに迎えに来て欲しかった。
こんな変な髑髏は嫌だ。すると髑髏が俺の心を読んだのか憤慨しはじめた。
「変とは何だ。私は死神の中でも一番のハンサムかつナイスガイだと言うのに!」
「うるさい、骨!俺には髑髏の美しさなんて関係ない。なんで俺のとこに来たか訳を話せ」
「NO!骨ではない。髑髏ちゃん、だ。まあいい。訳を話そう。」
死神はそう言うと訳を話し始めた。
81 :
15:02/08/20 10:31 ID:opQQYRMg
死神曰く、あの世には人の生死の順番を書いた名簿があるそうな。そして手違いで
俺の名前が載ってしまった。よって俺は死ななければならないそうだ。
「・・・間違いなら直せよ。わざわざ俺のところに来るな。馬鹿!」
俺は当然怒り文句を言う。いきなりの死の宣告を受け入れるほど寛容では無い。
「それが無理だから来たんだ。なんせもう事務の方で処理されて神様まで承認しちゃったから」
死神は事も無げに言ってのけた。
「チョット待て!神様ってそんないい加減でいいのか!一人の命は地球より重いんだぞ」
俺は金縛りで動かない身体で必死に抵抗しようとした。
「まあ落ち着きたまえ。これは明らかにこちらのミスだ。だから特別に転生先自由に選ばせてあげよう。」
死神は今死ねばいかにお徳かと言う事を延々と説明してくる。
「違う・・・。根本的に問題解決になってない。」
「どうしても死にたくないのかね?」
「あたりまえだ!」
すると死神は手をスッと上げた。その合図で一人の少女が音もなく現れた。
「君の気持ちはよく分かった。そこで一つ試練を課そう」
死神はそう言うと俺に試練の内容を説明しだした。
続く
82 :
72:02/08/20 23:04 ID:uFTyxCp1
>>80 キタ――――――(゜∀゜)――――――!!!おかえりなさい!
女の子とこれからどうなるか続きを(;´Д`)ハァハァしながら待ってます。
83 :
72:02/08/22 15:09 ID:mvNlSa3X
ほんっとに人いないなぁ。
>72
いるよー
85 :
72:02/08/23 03:42 ID:T83o5QMZ
住人は一桁くらいなんですかにぃ。ちょいと点呼とってみていいですかね?
いち!
86 :
15:02/08/23 08:24 ID:rRNbHyOd
はい。にい!
やっぱり人を呼ぶにはやはりageるしかないんだろうか?
荒れそうな予感がする。
87 :
15:02/08/23 08:26 ID:rRNbHyOd
雨が降っている。
俺の隣にいる少女は飽きることなく空を眺めている。
少女の歳は10歳前後。髪は長く頭の後ろで束ねている。
それをぼんやりと眺めながらこれからのことを考えた。
昨夜俺の前に現れた死神が出した条件は「1ヶ月以内にこの少女を救うこと」
何を持って救いとすればいいのか?死神は何も答えてはくれなかった。
俺は激しく悩んだ。
成仏させればいいのだろうか?いや、何か違う気がする。
幽霊である少女に対しての救いとは一体・・・。
そんなことを考えてると何時の間にか少女は空ではなく俺の顔を眺めていた。
「あーそういえばお前の名前聞いてなかったな・・・」
俺は死神が去った後すぐに寝てしまったのだ。
「ないよ」
少女は答えた。
「ないよ、か。どんな字で書くんだ。漢字?それとも平仮名?」
馬鹿にされたと思ったのか少女はちょっとムッとして言い返してきた。
「ちがう。なまえがないっていみでいったの。おにいちゃんのばか」
俺はかるく謝ってから違う質問をした。
88 :
15:02/08/23 08:28 ID:rRNbHyOd
「じゃあ生きてる時のこと覚えてるか?」
少女は首を横に振る。
詳しく聞くと少女は生前の記憶が無いそうだ。それ以降の記憶も曖昧で
何だか知らないうちに死神にここに連れられてこられたそうだ。
「そうか。何にも覚えて無いのか。困ったな。」
少女の記憶から「救い」に対して何か手掛かりが掴めればと思ったが甘かったようだ。
さすが試練なだけある。厳しい。ノーヒントか・・・。クソあの死神絶対殴ってやる。
俺は気を取り直して少女に名前をつけることにした。
「んー決めた。お前の名前は葵。これに決定。」
少女は少し嬉しそうな顔をした。
「・・・あおい、わたしのなまえ。あおい・・・」
葵は何度も自分の名前を呟く。
「まあ、そういうことでこれから宜しくな。葵」
「うん、こちらこそ。おにいちゃん。」
こうして俺と葵の奇妙な共同生活が始まった。
続く
15さんキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ ッ!!!
俺はかーいい炉の時から居る男です
さん!!
90 :
少女筋肉隊:02/08/23 14:37 ID:0fSR1mew
いてます4〜〜ん
ご〜
新作キテル━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
初代スレからいてますた.。
92 :
少女筋肉隊:02/08/24 21:17 ID:RN8Y4opI
15さんの続き登場まで間をもたす戦略。
93 :
少女筋肉隊:02/08/24 21:19 ID:RN8Y4opI
目も見えず。耳も聞こえず。感覚もわからず。
私は、戦場にいた。名も無き戦場に。砲弾と弾丸の嵐の中に。
国家間の亀裂は、多くの命を飲み込み、決して埋まる事は無い。
私達は、その為の人身御供だ。死ぬ事でしか、殺す事でしか、貢献できない。
しかし私は死ねない。本国に娘がいるのだ。まだ小学生のかわいい娘が。
白人の女性は、成長した後はともかく、幼少期は世界一可愛い。
金髪のポーニーテールをたなびかせ、大きな青い瞳は疑う事を知らない天使の様であり、
その細い手足は信頼する家族の元へと駆け回る。
私は娘を愛している。娘は私を愛している。しかし、妻はいない。
彼女は病死してしまい、共働きでやっと生活できていた私達は、貧窮に困った。
ゆえに、軍隊に入るしかなかった。娘は叔母夫婦に預け、私は本国を後にした。
叔母夫婦からの手紙だと、娘はとても幸せにしている様で、安心した。
とりわけ、叔母夫婦の中学生の娘さんとは、姉妹の如く仲が良いらしい。
私の事を忘れていないか心配だ。早く娘の元に帰りたい。早く、帰りたい。
94 :
少女筋肉隊:02/08/24 21:21 ID:RN8Y4opI
しかし、今私は、戦場の防空壕の中に身を潜め、我が身を抱きしめるばかりだ。
この防空壕は現地の住人が掘った物のようで、存外に細長く、奥が深い。
外では人殺し達が狂った様に雄叫びの中で、どんどん死に絶えていく。
私は結局人を殺せなかった。殺したくも無かった。だから、逃げた。
このまま生き抜く。そして、娘に会うのだ。もう二度と、こんな地獄はゴメンだ。
すでに銃も無く、携帯の食料も紛失し、唯一の武器は、片手に持ったナイフのみだ。
外の光が次第に薄くなり、夜が来たようだ。これで、穴の中では4度目の夜だ。
いくら夜とはいえ、外へと飛び出す勇気は無く、完全に戦地がここから移動するまでは、
私はこの穴の中で、耐え抜くつもりだ。それまでは、体力は温存しておくに限る。
・・・・あれから、何日たったのか。
穴の入り口近くに落ちた爆撃のせいで、聴覚がイカれたと気づいたのは、いつだったか。
あまりに寒さに、手が震え出し、震えの無くなるのと同時に感覚も無くしたのは、いつだったか。
暗闇の中に慣れ、逆に、外の光が恐ろしくなったのは、いつだったろうか。
私は、次第に、考える、チカラを、無くして、いった。
95 :
少女筋肉隊:02/08/24 21:21 ID:RN8Y4opI
突然、目前の人影に気がついた。心臓が痛い。喉がひりつく。・・・敵か!?いや、違う。
彼女は、この暗闇の中で光り輝いていた。まるで、天使の様なその面影。
「エ、エ、エ、エ、・・・エリーー!!!」
娘の、エリザベスそっくりだった。いや、本人そのものだ。
私は、全身を震わせながら彼女の近づくと、思いっきり抱きしめた。
思考は飛んでしまい、つじつまの合わない現実という概念は、完全に忘却していた。
私はエリーの柔らかなほっぺに何度もキスすると、大声に泣いた。
エリーは、そんな私を優しげに見つめていた。しかし、私はすでに狂っていた。
私は、エリー短いホットパンツを擦り下ろすと、自分の股間の物を一気に突き入れた。
『きゃあああああああ!!!!』
エリーの鋭い悲鳴は、私の亡くしたはずの聴覚に届いていた。しかし、私は無視した。
エリーの体は弾力があり、すべすべしていて、最高の肉質感を私にもたらした。
私は、一旦股間の物を引き抜くと、エリーの細い体を、一心不乱に舐め回した。
故郷の香りとともに、確かに、エリーの匂いがした。ああ、ああ、エリー、愛しているよ。
96 :
少女筋肉隊:02/08/24 21:22 ID:RN8Y4opI
私はエリーを乱暴に地面に押し倒すと、再びエリーの可愛らしい性器に突き立てた。
腰を何度も押し込みながら、エリーの小さな唇に乱暴にキスをした。
ああああ、何と気持ち良いのか。男にとって、自分の愛娘を犯すのが、これほどの快楽だとは。
こんな贅沢な幸福を味わえるとは。いや、私は犯す為だけに、エリーを生ませ、育てたに違いない。
エリー、私のエリー、お前はやはり、私の天使だ。私だけに、天使だ。
私は涙に濡れるエリーの顔を、舌で舐め上げながら、しっかりと両手で抱きしめた。
腰の動きはさらに激しくなった。一切の快楽を逃すまいと、私は無言で挿入を繰り返した。
エリー、エリー、出すよ、お前の清潔な膣内にたっぷりと出すよ、受け止めてくれるね?
エリーは何も言わなかった。彼女は、呆けた様に、あさっての方向を見ていた。
ずぷっ、ずぷっ、ずぷっ、びっ、びゅっ!びゅるっ!びゅるっ!!
私は、人生最大の幸福を感じた。素晴らしい快感だ。最高だ。
97 :
少女筋肉隊:02/08/24 21:23 ID:RN8Y4opI
私は、ぐったりとした娘を見下ろしながら、最高に幸せだった。
まだだ。もっと、もっと、犯してやる。ここでも、本国に帰っても、家の中でも、
何度も何度も犯してやる。お前は私のものだ。その金髪も、その未発達な胸も。
全部全部私のものだ。誰にも渡さない。お前に近づくヤツは殺してやる。
ははっ、ははははは、そういえば、叔母夫婦の所にも、中学生の少女がいたな。
仲が良いんだろ?お前と同じにしてやる。お前のすぐ横で犯してやろう。
無論、乱暴にはしないよ。パパはお前たちを愛しているからね。
暴れない様に縛り付けた後、たっぷりとその体を味見してやろう。舌で舐め回してやる。
私は、全ての束縛から開放された。犯す。犯し尽くしてやる。世界中の女を。
私は、娘に再び覆い被さった。ぴちゃ、ぴちゃ、と乳首を舐め回す。何て美味しいんだ。
もっと、もっと、舐める。突き入れる。犯す。舐める。突き入れる。犯す。その繰り返し。
好きだ大好きだ愛している最高だあああああエリー私のエリーエリーエリーエリー!!
何度交わったかわからない。数えられない。私はもう、正気では無かったから。
98 :
少女筋肉隊:02/08/24 21:24 ID:RN8Y4opI
次第に、なぜかエリーの体が透けていくのがわかった。見ていてわかるほど、透けていく。
な、なぜだ!エリー!消えるな!お前は!私のモノだろう!ふざけるな!やめろ!
私は罵声を浴びせながら、エリーを抱きしめた。彼女は私の白濁した液とヨダレを全身に浴び、
目を閉じて、まるで眠っているようだ。見る間に、エリーの輝きは薄くなっていった。
あああああ!!!!エリー!エリー!なぜだ!なぜだ!死ぬな!消えるな!エリー!
・・・そうか!私も死ねば良いのだ!お前の同じモノになれば、永遠にお前を犯し続けられる!!
待ってろ!エリー!すぐに・・・・ぐっ!!あああああ、・・エリー!・・・
私は自分の胸にナイフを突き立てると同時に、目の前に完全な暗闇が降りてくるのがわかった。
しかし、その暗闇の中でも、エリーは輝きを増して、笑顔で立っているのがわかった。
ああああ、エリー。すまない。やはり、君は、天使だったんだね・・・・・。
エリーは輝きを増すと、その光で私を包み込んだ。私の意識はそこで完全に途絶えた・・・。
99 :
少女筋肉隊:02/08/24 21:25 ID:RN8Y4opI
もいっちょ わっしょい
皆様こんにちわ。
ココは山奥の炉霊研究所です。ちなみに私は炉霊研究医・オオツキです。よろしく。
さあ、詳しい話は以下略して、とっとと研究を始めましょう。
さて、ココに一体、炉霊を用意しました。年齢は推定11−12才。
性別は女。ちなみに、私個人の趣味として、ツインテールの髪型の炉霊を抜擢しました。
服装はTシャツにホットパンツ。靴はゾウリ。
体型としましては、年齢的に平均なスリーサイズです。詳細は不明。
身長は145センチ・体重は無し。注意事項として、「幽霊である」と。
では君、この椅子に座りなさい。
『・・・・はい』
聞く、喋るは可能。性格は素直なようだ。では、肉体的接触は可能かを検証しよう。
まず、素体の白い腕に接触を試みる。
『・・・・・・』
む。柔らかいな。ふむ。温度は感じないが冷たくも無い。マシュマロの様だ、と形容しようか。
さて、では感情の有無を判断したいところだ。
私はいきなり、羞恥部分を触ってみる事にした。両手で素体の胸を弄ってみる。
『!・・やっ!!』
軽く振り払われた。羞恥心、自己防衛心は残ったままのようだ。
では、味覚はどうか。幽霊はものを食べるのか?試しに「うまい棒」という菓子を与えてみる。
『・・・・・・はむ、はむ』
とりわけ好評のようだ。先ほどの接触による警戒心も、かなり薄らいだ様だ。
ここまでは典型的な子供の性格そのものである。だが、少々内行的の様にも見える。
菓子も食べ終えた様だ。さて、いよいよ本題に入ろう。
炉霊との性交は可能か!!!???
私の人生の命題と言っても過言では無い。
これが可能であれば、現在社会の科学において、確信的な飛躍が約束されるであろう。
決して私の私利私欲趣味の為ではないと名言しておこう。
原則として、これらの行為は非常に厳格かつ厳粛に行う事をここに明記しておく。
もしも私はふざけた言動や、不埒な行為におよんだ場合は、
よくTVでも公言している様に胸ポケットに常備している、辞表を提出する覚悟だ。
では、迅速に始めよう。うをっほん!
ささ、脱ぎ脱ぎしましょーねー。はーい腕を上げて、ばんざーい。良く出来ましたぁ。
ん?いやいや変な事なんてしないよー。おじさん、白衣着てるでしょ? お医者さんだよ?
メガネ怖い? なら外すね。ほらもう怖くなーい。はい、次はちょっと立ってみて。
ズボンは一人で脱げるかなぁ? んー、手伝ってあげよう。
かちゃかちゃ。よーし脱げたねー。偉い偉い。あらら、可愛いおパンティちゃんだねぇ。
んーんー、君のお尻も、やあらかーいねー。あら、ごめん、怒った? げへへへへ。
うひゃうひゃひゃひゃ、ちっちゃくて可愛いおっぱいだねぇ。触っていい? ダメ?
でも、触らないと診察できないよぉ? 悪い病気があったらやっつけないとねーん?
わかった? んー、おじさん、賢い子は好きだよぉ。
あら? 聴診器が無いなぁ? 困ったな。これじゃ病気さんがドコにいるかわかんないなぁ?
しょうがない、おじさんの口を道具の代わりにするね? ほら、こーやって。
ははは、くすぐったいかい? んー舐めにくい、じゃなかった、診察しずらいなぁ。
ねぇ、おじさんの膝の上に乗ってくれるかな? 近くならおじさんも助かるんだけどなぁー。
あ、君、ホントーに良い子だねぇ。大人の言う事を聞くのは良い事だよ・・・。
・・ちゃぷ・・ちゃぷ・・ぺろ・・ちゅぱちゅぱ!ぶぇろぶぇろ!れろんれろん!!
『や・・ちょっと・・痛いよ・・』
はぁーはぁーはぁーはぁ。ん? 何か、はぁーはぁーぜいーぜいー、言ったかい?
『・・・・・・・・』
可愛いねぇ可愛いおっぱいだねぇ。このちっちゃなおっぱいが大きくなっていくんだねぇ。
ああ何てエッチなんだ君の体は。神聖な学徒を誘惑しちゃいけないなぁ・・・。
じゃあ次はパンティを脱ごうか。いやいやおじさんが脱がしてあげるよ。
うはぁ! 可愛いねぇ。ぺろんって出たね、お尻が。ぺろんってね。
許せませんなぁ許しませんよ。もう実験なんてどうでも良いかなぁ。
さあ今度はイスに座って、足を広げてみせて? うはぁ!つるつるですな! つるつるですなぁ!
匂いを嗅いでみましょうかね。くんくん。何の香りもしません。ちと残念・・・・。
では、いじってみよーかなー。はぁい、良い子だからチカラを抜いてぇ。ごそごそ・・・・。
『ん・・・は・・・・はぁぁ・・・』
気持ち良いのかい? いやらしいねぇ。そんなにココが良いのかな?
さあ次は指で広げてみるか・・。うーん良く奥が見えないなぁ。あんまり広がらないし。
舌を入れてみるか。クリトリスはちっちゃ過ぎてわかんないねぇ。れろーん。
ぐちゅ・・ぐちゅ・・くちゃ・・・ぴちゃ・・・。
『ふぅ・・・・あぁ・・・・ぁぁ・・・』
ああ、この無抵抗感が良いなぁ!! やっぱり女は子供に限る!! 私ゃ幸せだぁ!!
もー辛抱たまらん!! はぁぁああああああ!!!
『・・・なに!? ヤダ! 変な事しちゃヤダぁ!! 怖いよ!!』
ちょっと動かないで!! うう・・は、入るじゃないか。こんな小さな穴に・・・・。
ああああ、せまい、な。し、刺激が・・・ううぅう・・・出る! こんなに凄い快感がぁ!!
『ぅぅ・・・うごかないで・・あつい・・おっきくて・・・あつぅいぃ・・・』
うおっ!!ああっ!!ああああっ!!
『なんかお腹の中にでたよぉ! 怖い! やぁああ!!』
おおおおお!!! ・・・・・はぁぁ・・・気持ち良かった・・・。
『ふぅっ、ふぅっ、ふぅっ、終わった、の?』
・・・ああ、良かったよ・・すごく・・・良かった・・・君は最高だ・・もう手放さないよ。
もう君を離さない。ずっと、私の為にココにいてくれたまえ。
少し後、私の元に電話がかかってきた。
「やぁ、オオツキ。私だよ。ニラサワだ。君があんまりウルサイんでそっちに送ってあげた炉霊だが」
「そろそろ送り返してくれないか? あの炉霊は霊の存在を証明できる貴重な素体だからね」
けっ! ふざけるな!! 霊なんか居ないと何度もゆっとるだろ!
この女の子は単なるプラズマだ! 貴様の領分では無いので私が預かる! がちゃん!! ツーツー。
以上 お粗末様ですた
リアルタイムキタ─wwヘ√レvv~(゚∀゚)─wwヘ√レvv~─ ッ!!!
(・∀・)イイ!!
イヤーやっぱり炉霊はいいですねぇ
109 :
名無しさん@ピンキー:02/08/25 19:33 ID:C+9sE5qk
age
110 :
72:02/08/25 20:02 ID:pSECWuud
少女筋肉隊さんイタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
あいかわらず明暗くっきりとした内容ですなあ。
二つ目の話はかなりツボ。オチで爆笑しますた!
>>15さん これからの展開を勝手に想像して悶々としてます(w
>>77 しばらく携帯で見てたんで気がつきませんでした(失礼
座敷童子にかけたりして罰当たりそうだけど(;´Д`)ハァハァ
とりあえず今のところ5人で回してるわけですね。2,3人じゃなくて良かった(?)
自分のほうも少し更新しますた。
オオツキタン (;´Д`)ハァハァ
うあああああ、やっとみつかったー!!
ハードディスク物理クラッシュして前スレ消えてて……ここにたどり着くのながかったなぁー……しみじみ。
という感じでまたよろしゅう頼みます
>>113 そいつぁ乙彼〜。
出来ればもっと人呼んでくれ〜。
自分もROMってるだけじゃ72さんや職人さん達に悪い気がしてきたのでカキコ!
115 :
15:02/08/27 13:38 ID:m8OIVkm4
少女筋肉隊さんお疲れ様です。次回も楽しみにしてます。
次第に賑やかになってきましたね。いい傾向だ。
ROMの人何かもっと書き込んでくだされ。
116 :
15:02/08/27 13:38 ID:m8OIVkm4
葵との新しい生活が始まってから15日目。俺は疲れていた。
一緒に暮らすのは意外と楽しかった。だが葵ははっきり言って役立たずだ。
色々なことに興味を示してくれるのはいいのだが如何せん能力が追いつかない。
飯を作らせれば失敗する。掃除を手伝わせれば失敗する。
いくら記憶が無いからといってあまりにドジすぎる。
俺はその度にフォローに回らなければならない。
おまけに試練をクリアーする条件は一向に解からないままだ。
俺はこのまま死んでしまうのだろうか?
そんなことを悩んでるとなかなか眠れない。
「たく、お前のせいで俺はヘトヘトだよ」
俺は横で寝ている葵の頬を指で突っつく。
葵は幽霊だから本来は寝なくてもいいのだが、日中は力を使い身体に薄い膜みた
いなのをはって人間と接触可能な状態にしている。だから力を回復させるため夜
は寝なくてはならないそうだ。
「どうなるんだろ。これから・・・」
考えても答えが出ない。俺は諦めて寝ることにした。
117 :
15:02/08/27 13:39 ID:m8OIVkm4
20日目。俺は用事で1日家を空けなければいけなくなった。
嬉しくもあるが不安だ。今まで買い物やバイトで家を開けることが何度かあったが葵は何時も一緒だった。
しかし葵は昨日の晩にTVでやっていた番組に影響され留守番がしたいと言い出したのだ。
葵を一人にするのは不安だったが許可した。なんせ久しぶりに一人で行動できるのだ。
「それじゃ夜には帰ってくるから大人しくしてるんだぞ」
「いってらっしゃい!おにいちゃん。ごはんつくっておくね」
「・・・いや君も疲れているだろうからゆっくり休んでいなさい」
「えんりょうしない!おいしいのつくるから。じゃーねー」
そう言うと葵はドアを閉めてしまった。俺は凄惨な台所を想像するとちょっと鬱になった。
俺が用事を済ませて帰って来たのは夜の10時すぎだった。
「思ったより遅くなったな。家が無事ならいいが・・・。葵、大丈夫かな」
俺は急いで鍵を開けて家の中に駆け込んだ。
「葵、ただいま。ちゃんと留守番して・・・」
俺はそう言いかけて止めた。家の様子が違う。異常なまでに寒い。おまけに殺気まで感じる。
一体何が起こってるんだ?俺は警戒しながら辺りを見回した。
凄惨な台所(泣)に葵が一生懸命作ったであろう料理がテーブルの上に並んでいる。
暗くてよく解からないので電気をつけようとした時、身体が動かなくなった。
そして目の前に2匹の鬼と葵が現れた。
「あ、葵?これは一体・・・」
続く
118 :
15:02/08/27 13:40 ID:m8OIVkm4
すいません。忙しくてなかなか思うように続きが書けません。
次回最終回予定。
15さんキタ――――――(゜∀゜)――――――!!!
113さんおつかれさまです
ここ探してる人多いんですね俺も昔某スレで
72さんのところのアドレス書いたら探してる人が居ましたし
120 :
名無しさん@ピンキー:02/08/28 19:30 ID:ku2fg+Gg
age
121 :
72:02/08/29 08:31 ID:qtTG0a3s
15さんの続編キタ―――――(゜∀゜)―――――!
葵とのマターリ生活感がいいなあ。せっかくの21禁の板だけどエロ無しの純愛もいい。
そんな気にさせられます。次でおしまいなのもったいないなあ。
>>119 差し支えなければどのスレにはったか教えてもらえませんか?
>72さん
スレ自体は落ちちゃったんですけど
オカ板の【超恐怖】ちさとちゃん【・・・】です。
123 :
72:02/08/29 18:01 ID:jml4k37d
>>122 なるほど、オカ板でしたか。あっちにもまだ同志が潜んでるんですね(w
どんな内容のスレか気になるけどdat落ちかあ、残念。
124 :
54:02/08/29 18:14 ID:DOmVpSSu
125 :
54:02/08/29 18:17 ID:DOmVpSSu
ムゥ…?2048とは文字数でなくてバイトなのか?
126 :
54:02/08/29 18:21 ID:DOmVpSSu
〇月×日、いつものようにバイトから帰ってくると、一通の手紙と共に久しぶりの本業の依頼が舞い込んできた。
依頼元は小学校、珍しい事もあるもんだと、翌日出向く事にした。
学校と言う環境は稀に霊を呼び込む事がある、子供の好奇心と、恐怖心は時として異形の者の餌となることがあるのだ。
しかし、それを学校が認めることは無く大抵が教師、または生徒の親からの依頼がほとんどである。
依頼元の小学校は町の高台にあった、確か4.5年ほど前に出来た私立学校である。
放課後と言う事もあり、学校には生徒はいないようだ。
私は依頼主にあう為に職員室に出向いた。
依頼主は、理事長であった。
話によると1ヶ月ほど前から2号校舎のトイレで色々とあるらしい。
いわゆるトイレの怪談であろうか?
詳しく話を聞くとそれだけではなさそうである。
私はいくつかの事件を取材する事にした
と言っても職員室に陣取っていくつかの家に電話をかけただけである
何軒か電話をかけて大体の状況がつかめた
事の起こりは、2ヶ月ほど前になるようだ。
狩野由香と言う生徒に何かを言った那古アキと言う生徒が階段を踏み外して軽い怪我をした事より
狩野にいじわるすると怖い眼に合うと言ううわさがたったらしい。
噂は色々尾ひれがついて広まっていたが霊が原因と言う確証どころかそれが事実かも怪しい話しばかりである。
そんな中で学校側が対策に踏み切った事件が、高野真紀子と言う生徒が体験した事例である。
高野はイジメのリーダー格で、狩野に何度もちょっかいをかけていたらしい。
噂によると、それなりの目にあってもやめなかったとの事だ。
事件は一ヶ月前の事。高野は狩野に対して、いすを隠すといういたずらをやった。
その後、他の生徒が見ている中トイレの壁に引きずりこまれると言う目にあっている。
その後トイレにいけない生徒が続出し父兄からもかなりの苦情が出たようだ。
そのため、近くの寺社よりお札を貰ってきたりと色々とやったらしい。
しかしながら噂や事件が絶えず、今回の依頼となったようだ。
大体の状況はわかったので、問題の場所へと理事長に案内してもらう。
問題のトイレは二号校舎の3階にあった。
何かあった場合足手まといになるので理事長には外で待っててもらうことにした。
127 :
54:02/08/29 18:28 ID:DOmVpSSu
トイレに入ったとたん濃い妖気が鼻に付く、気温がかなり低い。
一番奥のトイレが薄く開き、淡い光が漏れていた。
一歩足を進めるとラップ音と共に子供がすすり泣く声が響く。
僕は構わず一番奥の扉を開けた。
白い服を来た女の子が一人こちらに背を向け、うずくまって泣いている。
声をかけようと近づくとふっと消えてしまった。
逃げないで。君と話しをしに来たんだ。
まだ気配の消えていない空っぽのトイレに向かって話し掛ける。
私が見えるの?怖くないの?
そう声がしたとたん、トイレの壁が揺らめき、寂しそうにうつむいた女の子が出てきた。
典型的なパターンに呆れながらも、僕は芝居にのることにして彼女に話し掛ける。
みんな君を怖がったんだね、でも僕は怖くは無いよ。
それに君と話しも出来る。
うん、あなたの声が聞こえる、私の声が聞こえてる。
安心した?じゃぁ質問して良いかな?
どうしてココに居るの?君はここにいちゃいけないんだ。
でも、寂しいの。
彼女はワナの右手を差し出していう、
どこかに連れて行ってくれる?
僕はすかさず左手でそれをつかんで、すばやく数珠を彼女の手首にかける。
キャァという短い悲鳴と主に数珠だけが床に落ちた。
封印完了。案外あっけなかったなぁと謝礼を受け取り学校を後にする。
トイレを出る時ありがとうという幼い女の子の声がしたのは秘密だ。
アパートに変えると仕事道具一式をほりだしてそのままベットに直行した、
連続夜間バイトとで正直、体力が限界だったのだ。
翌朝昼ごろ起きる、仕事のあとにバイトは入れていない、
何があるかわからないので必ず2日は休みを取っている
朝食の牛乳を手にして机の上にある数珠をにらむ。
この仕事のほとんどが恐怖心や悪意を糧に肥え太った低級霊が相手だ
実の所、こういった意識のはっきりした霊を相手にしたのは始めてである。
こういった霊は、話し相手を求めている事があるらしい。
とりあえず僕は、マニュアルに乗っ取って、彼女と話し合ってみる事にした。
128 :
54:02/08/29 18:39 ID:DOmVpSSu
封印を解いたとたん彼女はつかみかかってきた。 しかし、僕は完全に封印をといた訳ではない。
右足首に数珠が絡み付き囚人にかける鎖のようになっている。
結果、彼女は派手にこけることになった。
うぅ〜。
霊の癖に何所にぶつけたのか鼻面をさすりながら恨めしそうにこちらをにらむ。
とりあえず、今の状態はわかってもらえたかな?目は冷ややかに、ニッコリわらって僕はたずねた。
同じくニッコリわらってから彼女はこちらをキッとにらむ。
彼女の周囲がゆがみ空間が淡く光る、とたんその光は数珠の作用により消えた。
彼女はびっくりした顔で僕を見る。
逆らえないという状況はしっかりわかってもらえてるようだね。
まず名前から聞いてみる。名前、覚えてる?
…西原千佳。ボそりと呟く。
答えてくれたが本当かどうかはわからない、しかし、気にせずに質問を続ける。
西原千佳だね、じゃぁ千佳ちゃんと呼ぶよ。千佳ちゃんは自分が幽霊だって気付いてる?
あたりまえよ!投げやりに答える。
幽霊になって楽しい? 楽しいよ。 どんな事が?
そう聞くと、やはり話し相手に飢えていたのか、つい最近いじめっ子を退治したことを面白おかしく話してくれた。
でも、チョット驚かしただけよ。高野の奴、由香ちゃんばっかりをいじめるから…、
どうやら被害にあったという女の子は、千佳ちゃんのお気に入りの女の子をいじめていたらしい。
それ悪い事だってわかってる?
あら、あの子の方がもっと悪い事してるのよ。私だけを怒るなんて間違ってる。
そういって彼女は高野という子がどれだけ嫌な奴かを半時間ほど私に聞かせた。
かわりに僕は彼女お気に入りに由香ちゃんについていくつか質問する。
由香ちゃんてどんな子?
人と話すのが苦手みたい。おしゃべりの時に、しゃべるタイミングが遅れていつも言いたい事が言えないの。
だから、苛められてる。でも、やさしい子。 …彼女と話した事はある?
無いよ。でも私の事が怖い噂になって流れた時、由香ちゃんだけが、
そんなひどい事をいわないでっていってくれたの。
彼女は、君が見ている事を知ってるの?
知らないと思うよ、でもときどき、私が見てるのを感じている事はあると思う。
彼女と友達になろうとは思わないの?
…。びっくりさせたくない…。少しさびしそうな顔をして彼女は答えた。
129 :
54:02/08/29 18:51 ID:DOmVpSSu
これ以上聞くのもかわいそうだと僕は質問を他に移す。
他に霊でいて楽しい事は?
う〜ん。服がかわいいことかな。
服?…あぁ、服装が自由に選べるって事?
うん、こんな風にね。
彼女はくるくると回って、衣服を色々と変化させてみた。
霊はたいていは死んだときの服装のままだけど、
意識する事によって、服装や体形を色々と変化させる事ができるらしい。
実際に目の当たりにするのは始めてである。
しかし、彼女はまだ上手く変化できないらしく、変化の途中に地の服装が見える。
彼女の元の衣服は、お世辞にもきれいなものとはいえなかった。
薄汚れた白の半袖シャツ、鍵裂きのある淡い藍色のスカート。傷の見えるはだしの足。
それじゃ次の質問だよ、千佳ちゃんはいつ頃霊になったか覚えているかな?
霊となった人のほとんどが、霊となり彷徨っている本当の理由をまるで解っていない。
これを気付かせるのが本来の除霊である。
しかし、相手が霊になった時期、死の原因、そして生前の記憶を持っていないとこれは不可能といって良い。
そして困ったことに、霊はこれらの事をほとんど覚えていないのである。
そして彼女も、これに同じだったようだ。
彼女は困った顔をしている。
覚えてない?
うん…。
じゃぁ死ぬ前の事で、楽しかった事は?
何でもいいよ。楽しかった出来事、面白かった本、遊び、おもちゃとか、友達の事とか。
考えるように少しぼうっと天井を見て、彼女は答えた。
…リリアン。それとクマ…ぷーさんのぬいぐるみ。
ニッコリとわらって答える。
困った…、何か手がかりは無いだろうか?
130 :
54:02/08/29 18:53 ID:DOmVpSSu
これでだいたい(今の所の)1/3程度。
一回に読める分ずつUPしていきます。
文の読み辛い所は勘弁ください。
>54さん
キタ――――――(゜∀゜)――――――!!!
千佳ちゃんとこれからどうなるか楽しみです
>72さん
とりあえず簡単に説明してみます
ちさとちゃんとちづるちゃんは双子の女の子
2人ともお兄ちゃんが大好き
お兄ちゃんを巡って日々争っています
ある日、千鶴ちゃんは千郷ちゃんを殺して
自分も死のうとしました。
しかし計画は失敗、千鶴ちゃんの眼がさめた時には
千郷ちゃんとお兄ちゃんの姿はありませんでした
さてどんな物語が始まるのでしょう。
ちさとちゃんとちづるちゃんは双子で、犬猿の仲。
ちなみに、ちずるちゃんは途中で死んじゃうよ。
というかんじです(w
後確か57の画像がちさとちゃんとちづるちゃんです。
132 :
名無しさん@ピンキー:02/08/30 22:54 ID:roV5kq2w
あげ
133 :
:02/08/31 10:26 ID:NII11RQh
新スレになってから、暫く来てなかった。
まだ点呼取ってんのかな?
一応 ろく 。
漏れも初期スレからの住人。
134 :
名無しさん@ピンキー:02/08/31 23:21 ID:JetIQh60
ふと思ったが。
長編書きたいor書いてしまった人は、
過去SSを格納してるHPの人の捨てアドか何かに、直接テキスト送ればええんちゃう?
無論、あのHPの人がまだ居ればの話ではあるが。
他力本願すぎるかなぁ?
135 :
名無しさん@ピンキー:02/08/31 23:23 ID:JetIQh60
↑
IDがジェットで知能指数がHな60歳
136 :
名無しさん@ピンキー:02/09/01 01:15 ID:E7uw6Jbk
137 :
名無しさん@ピンキー:02/09/01 02:42 ID:nxbwKLNu
半角板で布教活動してきますた。
炉画像求めてる10スレくらいに72さんのアドレスをうP。
このスレの人数増加に繋がるといいなあ。
>137
乙です
人が増えてくれるといいですね。
139 :
54:02/09/02 02:05 ID:DnGbhBXf
>>129より
― 困った…、何か手がかりは無いだろうか?
しばらく考えて、彼女がここにやって来た経過を探り出すことにした。
いつ頃からここにいるの? …春休みから。
それまでは何所にいたの? …。 これも覚えてない?
…少しだけ、暗いとこ。 暗いところ?
それから? … …あんまり覚えてないの、気が付いたら道を走ってた。
それから学校に来たの? うん、少し歩いたら学校についたの。
それからずっと学校にいたの? 学校から出たことは無い?
何度かあるよ。お祭りを見に行った時とか、高野を脅かしに行ったときとか。
由香ちゃんの家に行った事は? … … あるよ。うつむいて答える。
その時の事を聞かせてくれる?
僕の声の変化を感じて、強張った顔を上げる。
またうつむいた後しばらくして、彼女はしゃべってくれた。
あのね、私が高野にシカエシした後、由香ちゃんにお化けがついてるって、噂があったの
それをあの日、由香ちゃんが聞ちゃったの…。
それで気になって家まで付いて行ったんだ。 … うん…。
由香ちゃんは、ありがとうって言ってたよ。 そう教えてやるといくぶん顔が明るくなった。
由香ちゃんは家でどんな感じだった? 楽しそう。学校とは顔が違うよ。
楽しそうなのは何でだと思う? 由香ちゃんにはパパとママがいる、妹もいる。
それだけ? みんな由香ちゃんの話を聞いてあげてる。
ここぞとばかりに、私は答えが彼女に返ってきそうな質問をいくつか仕掛けた。
言葉を返すたびにだんだんと彼女の顔はうつむいてゆく・・・。
気が付いた?
千佳ちゃんは話を聞いてもらえる人が欲しかったんだよね?
今まではいなかったけど僕は話を聞いて上げれるよ。
そっと彼女のほほに触れる。温かい液体が指をつたう。
おそらくはこれが彼女を霊にとどめている要因の一つであろう
僕はこうやって彼女に刃を吐かせ自己を解体させていかねばならない。
その度に彼女はこうして涙を流すのだろう。
140 :
54:02/09/02 02:06 ID:DnGbhBXf
彼女の涙はしばらくの間止まなかった。
僕は泣き崩れそうになった彼女をそっと抱き寄せる。
先ほどの暖かさとは違いひんやりと冷たい身体。
彼女は僕の手を取りぎゅっと抱き付いて来たその冷たい身体は柔らかだ。
気が付くと、彼女の流す涙は服にかかった術を解かしていた。
ぼろぼろのシャツの下に痛々しい情景が見える。
腕、肩、足、服から見えるからだの各位に見えるたくさんの傷跡、そして打ち身。
おそらくタバコを押し付けて出来たのであろうたくさんの丸いやけど。
そして首周りに広がる黒いあざ…。
僕は泣いている彼女の死の原因に思い至った。
出来ることなら、この事実は間違いであって欲しい、僕はそう願った。
20分ほど泣き続けただろうか? 彼女は涙を拭いて顔をあげる。
僕は泣き顔にわずかに混じった笑顔に気が付いて、どうしたのとたずねる。
思い出したの…、ずっと前こうしてもらった事があった。
あれは… … …、 言葉に詰まる・
おかぁさんだ。
思い出したんだね。 …うん、少しだけど。
親を思い出した。これはかなりの進歩だ。
この調子で行けば一週間もかからずにこの仕事は終わるだろう。
しかし何故だろう、少し寂しく感じた…。
聞かせてくれる?お母さんの事。
こうしてもらった事があるって言ったけど、それはどんな時だった?
学校で…、
急に表情が暗くなる。
ううん、違う…
…何か嫌な事があったの。
いつだったか忘れだけど。
141 :
54:02/09/02 02:06 ID:DnGbhBXf
先ほどのいいよどみは、おそらくは彼女が学校に居ついていた理由だろう。
しかし、今は彼女の主格を突き崩すチャンスである。
そちらは置いておいて、彼女を狙う言葉を捜す。
彼女が壊れてしまっても僕はそれを行わねばならない。
僕は質問を続ける。
その時に慰めてもらったの?
うん…。
泣いて帰ってきた私を抱きしめてくれた。
他に覚えている事は?
…? 何で…それだけしか覚えてない…どうして?
落ち着いて、ゆっくりでいいから僕の質問に答えてごらん。
きっと思い出せる。
お母さんに優しくしてもらった時の事を思い返してごらん。
お母さんの手はどんなのだった?
お母さんはどんな匂いがした?
抱きしめられたとき暖かだった?
お母さんの心臓の音は聞こえた?
泣き止んでお母さんの顔を見上げた時どんな顔だった?
逃げ出しそうになる彼女の肩をつかみ、
僕は大量に質問をぶつける。
彼女の母のイメージを完全に引き出し、一番聞きたい質問をぶつける為に、
お母さんが怒ったときはどんな顔だった?
そういったとたん、僕の質問から逃げようとしていた彼女の動きが止まる。
彼女の目は見開かれている、記憶より当時の状況が映されているのだろう。
彼女の目は開かれたまま、涙さえこぼさなかった。
今、彼女を霊へと留めている主格は壊されようとしている。
142 :
54:02/09/02 02:15 ID:DnGbhBXf
千佳ちゃん、思い出したかな?
僕は声をかけて彼女を現実へと引き戻す。…反応が無い。
千佳ちゃん?
彼女の肩に触れようとすると悲鳴を上げでしゃがみこんだ。
いやぁぁああああ、ゆるして、
もうしません、もうしません、もうしません、もうしません… … 。
何も写していない空ろな瞳で私を見上げて懇願する。
お願い…おかあさん、許して、ゆるしてください。
彼女は腕の傷跡から血を流し,シャツのあちこちを赤く染めていく、
さらに彼女の首のあざが赤黒く浮き出した。
フラッシュバック。彼女は今記憶の中に居るのだ。
千佳ちゃん。千佳ちゃん!
泣き叫ぶ彼女を抱きしめて何度も名前を呼ぶ、しばらくすると彼女は正気に戻った。
おかぁさんが、おかぁさんが、私を…
打ち砕かれた思いと涙でぼろぼろになった顔で私を見上げる。
もういないよ、ここには君のお母さんはいない。
がたがたと震える彼女を僕は抱きしめていた。
いい加減、腕が痛くなってきた頃、スゥスゥと言う寝息が聞こえてきた。
熟睡しているためか、完全に力の抜けた彼女を抱き上げてベットに移す。
寝顔を覗き込むと頬がしっとりと涙で濡れていた、涙をそっとふき取る。
夕闇近く,薄暗い部屋の中に静かな寝息がながれる。
僕はその隣に横になりボーっと天井を眺め、とろとろと睡魔が襲う中考えている。
僕は彼女をこの世に留めていたものを壊してしまった。
彼女はこのまま消えてしまってもおかしくない…。
これが僕の仕事だし、僕は当たり前の事をしたはずだ。
しかし、じわじわと胸に広がる、この寂しさはなんだろうか?
143 :
54:02/09/02 02:23 ID:DnGbhBXf
前回は改行省きすぎで読み辛かったので、今回はできるだけ入れてみました。
今回でエロなしパートは終りですが、エロの部分がでかすぎで次回で収まるかどうか…。
もう少し縮まるようによう、手を加えてみます。
なんか悲しい話だな・・・。
遅ればせながら《゚∀゚》キタァァアアア!!!!!
炉霊との淫惨な話キボンヌしたのは誰だったか
ごんぎつねの話キボンヌしたのは誰だったか
マターリ感を欲したのは誰だったか
色々需要はまだありそうなヨカーン 今年いっぱい使えば容量限界か1000まで逝けるか?
今見てきたけど72さんのサイトのカウンターが跳ね上がってる・・・・・・
147 :
72:02/09/03 09:48 ID:U5x86rsk
そんなに跳ね上がってるのでしょうか。←全然チェックしてない
いろいろ紹介してもらったおかげでしょうか。しかし知らないところでいろいろ言われてるかも、
と思うとちょとこわいなあ。
>>54さん
重くなってきましたね…女の子が救われるといいなあ。
>>ごんぎつね
あ、それ俺です。7人め
ところで22さんってまだいるの?
ひさしぶりのエロ画像キタ―――――(゜∀゜)―――――!
153 :
名無しさん@ピンキー:02/09/04 04:10 ID:PcpFnXv2
何も無いよ?
すんごい久しぶりに来てみたが、健在なようでチョトうれしい。
ログ読むの大変だけど。
>>152 俺にも空っぽに見えるよ。
155 :
72:02/09/04 10:25 ID:/nkTQuT2
>>152 たしか漏れのかちゅ〜しゃにログ残ってるはずだからそのうちうpしときますよ。
あれ?ほんとだ。
カレーのごみ箱には確かにあるのに
アドレスをコピーすると何も無い状態になってる。
158 :
炉霊の詩:02/09/05 11:01 ID:X1YeRZiQ
花の枕辺に身を任す少女は 夜から出でて 夜に溶けて消えた
思惑も恋慕も流転する身だ 死魔に身を預けぬ我が悪いのだ
旅の終わりに触れる土が いつかはその乙女の髪であったなら
世も甲斐も無く我が身を投げ出すだろうに
境涯の勤めを果たす場が いつかはその乙女の褥であったなら
神や戒律さえも酔いどれの様に捨て去るだろうに
無人の天上の宮殿で 砂になった石座に身を横たえて
少女は空を見下ろす 我はその奴隷だ
159 :
名無しさん@ピンキー:02/09/06 01:10 ID:OIjIyuPl
サルガッ荘のメウたんみたいな設定で誰か。
金スマに幼い少女の姿に化けタ男の霊が出てた
いいね
162 :
名無しさん@ピンキー:02/09/06 23:12 ID:+0uS86e/
>>160 メウってのが誰か知らんが。シチュエーションや好みなどをはっきり書いてくれれば
SS書いてくれる人なんぞいくらでもいそうな罠
>>161 その姿で現世の少女と仲良くなって…(以下略
164 :
72:02/09/07 06:04 ID:R0wQ7OzY
>72さん
おつかれー
北欧神話でこんなのがある
悪戯の神ロキがある日悪戯をしようとして
メスの馬に化けたらオスの馬に襲われて妊娠するって話
ロキが化けたのが美少女だったらすごい話になってたんだろうなぁ
幽霊だけじゃなくて、魔物系でもいいんだろうが
どうしても幽霊画像を貼った方がいいのではって気になっちゃうなぁ
>>166 ええんでないですか?前のスレでも妖怪絵があったし。
169 :
72:02/09/09 17:28 ID:97v8CwNy
よかったー、帰ってきたよぉー(⊃д`)
大事にならなくて良かったですねー。
_,,.-'''''''''''''ー-.、.
,. ''´ ``'‐、
( ,:' /l /l `:
ヽ :' ///ノ ノ l `l
) ll /-、/ノ;-−`、 |
/ | l γ;;、 ,.ィ;;;、ヽ |
( ⌒ヽ ヽ l _.|;;;) _(;;;」 |`ヽ ) l ヽ
ゝ__ノ | | ″ '_____, ″ |‖ノ | )
iリ ヽ、 ` ' ノ ノ | ノ
ノリ | `‐┐‐‐' | / ト (_@_)
(| | |/| | ノ _,..-''"`、 |
人人人 ヽ-'"//_,.-" _,.-''"-、.
< __,:' /,:' _,.-''",.''" `、 こ
__ < ,: ' 、つ ゝ ヽ_、_ ,r'゙ れ|
___ ,:' | i´⊇( // ヽ`l/゙ / | お 以
\ ̄ ̄⌒" | l, )´ ( ヾ、 / / 兄 上
| | | ノ|_|`ヽ、.._ |\ / / ち 邪
ヽ <1> <1> >ミ 人 | | ̄ ヽ / ゙゙'ヾ / ゃ魔
彡ヽ ヽv---/ / / ヽ/| l `、/ /`丶、 ん す
`、 ヾvv 人 / / / l__| ノ / / | 死 る
|ヽ ノ `ー-/-=/ / \ / ヽ/ | ん な
ゴ l l ノ / / `、 `、 ノ じ ら
ラ ヽ/ ノ / / `、 V ゃ `
ァ ∠ / l `:、 / う
! `:、 ヽ / /| `:、 / か
`:、 / ヽ/`レ | `:、/ | も
X ,.ー''""" ヾ巛| | よ
/ /\ ヽ `、._ / ?
( 丿 \ `、 l ``┬-、___,,.-−''"´/
l l l l /
l l l l /
ノ 丿 l l /
( ノ l l (
技術が未熟で上下に分割してしまいましたけど
よろしかったらどうぞ。
175 :
15:02/09/10 16:04 ID:nmWphJOG
二匹の鬼が話しかけてきた。
「殴り殺してしほしいのか?」
「それとも喰って欲しいのか?」
俺は金縛りで喋ることができない。鬼達はそれを解かっていて
わざと質問してくる。そして次第に俺に近づいてくる。
俺はなんとか身体を動かそうとするが全く無駄だった。
鬼達が俺に襲い掛かる寸前、突然葵が無言で鬼達を制した。
葵は黙ったまま俺に向かい指を指す。
その瞬間頬に痛みがはしった。次は脚。次は腕。
葵は次々に俺の身体を切り刻んでいく。俺を傷つけるたび葵の目から涙が流れる。
傷はそんなに深くない。痛みもそんなに強くない。
ただ何よりショックだったのが葵がこんなことをしてる事だった。
普段の葵は間違ってもこんな事をする奴じゃない。
俺は葵を見た。普段の無邪気な良く笑う顔と違い冷酷で感情の無い顔。
何が葵を変えてしまったのか。鬼達か?それとも他の要因か?
正直どれでもよかった。
俺が居ない間に葵に何かあったことだけは確実だ。
俺は葵を一人にした事を激しく後悔した。
「すまない。葵・・・」
葵は飽きたのか鬼達に指図して俺を始末しようとした。
鬼達が迫ってくる。今度こそお終いだ。
結局俺は葵を救う事も試練を終わらせる事も出来なかった。
俺は覚悟を決めて目を閉じた。
176 :
15:02/09/10 16:04 ID:nmWphJOG
目を閉じて暫くたったが鬼達が襲ってこない。
俺がゆっくりと目を空けると目の前にあの死神が立っていた。
死神は鬼達と睨み合っている。いつのまにか身体が動くようになっていた。
「遅れてすまなかったね。まあ大丈夫そうだから安心したよ」
死神は振り向かずにそう言った。
「これは一体どういうことだよ。なんで葵が・・・」
こいつなら何か知ってるはずだ。俺は死神に疑問をぶつけた。
「・・・その疑問に答えるのは後でいいかな?」
そういうと死神は何やら呪文のようなものを唱えはじめた。
突然白い閃光が鬼達を包みこむ。そして鬼達の断末魔とともに消えていった。
死神はそのまま葵の前にひざまずいた。
「もうこのような事はお止めください。仮にも神である身なら、この行いの
愚かさが解かっているはず。なにとぞお怒りを静めてください」
葵は黙ったまま立っている。
死神は俺と話すときとは違いうやうやしく葵に話しかける。
俺は頭の中が混乱してきた。何がどうなっているのか解からなくなってきた。
「おい骨。ちゃんと説明しろ。葵が神とか訳わかんねーぞ」
「・・・骨ではない。分かっているよ。ちゃんと説明しよう」
177 :
15:02/09/10 16:05 ID:nmWphJOG
死神の説明は俺にこれまでに無い衝撃と激しい怒りを与えた。
ことの起こりは葵が祭られていた社が打ち壊されたことから始まった。
地方にある地元の人しか知らないようなほんの小さな社。
今ではほとんどお参りに来る人もいなかったそうだ。
それでも葵はその地にに生きる人を見守り、一生懸命に生きる人間のことが好きだったそうだ。
その葵のいる社が再開発の際打ち壊されてしまった。
いままで何百年も土地を見守ってきた葵は酷くショックをうけたらしい。
本来なら祭られることが無くなった神は現世を離れなければならない。
それが葵はショックとはいえ人間に対する未練からなかなか現世を離れられないでいた。
現世において祭られる事の無い神は次第に力を失っていく。現世で力を失う事は死を意味する。
力を失い存在自体が危うくなってきた葵は人間に失望し憎み始めてしまった。
その心の隙間に魔が入り込み葵は神から祟神になってしまった。
祟神は憎めば憎むほど力を増す。急速に力を増してきた葵を現世から離れさせるため死神が説得に
あたったそうだ。当然説得は失敗。葵と闘う事になったが普通に闘っては負けてしまう。
そこで強制的に力を封じる呪(これは葵よりも上位の神の力を借りるので葵は逃げられない)をおこな
おうとした時、封じられることを恐れた葵が配下の鬼達に記憶と力を預け逃がしてしまった。
鬼達が見つかるまで葵を現世から連れて行く事は出来ない。
だから鬼達が葵の元に戻ってくるまで俺の所に預けていたというわけだ。
ここまでが衝撃の部分。
そして俺が激しい怒りを覚えたのが死神が俺に言った「君は死ぬ」が嘘だったことだ。
鬼がやってくるまで葵を監視してなくてはいけない。それまでどうしようか考えていたときたまたま俺の
家が地脈の上にあり一種の聖域みたくなっていて邪悪な霊を寄せ付けずらくなっているのに気づきここに
預けてしまおうと思ったそうだ。俺の前に姿を見せたのはもし葵が悪戯でもして気味悪がられてお払いで
もされてたら厄介だと思ってのことらしい。ついでに念のため脅しとして嘘をついたそうだ。
俺はいままで悩んできた苦しみは何だったのかと思い死神を殴ってやろうと思ったが葵の問題の方が大事
なので止めとく事にした。
178 :
15:02/09/10 16:05 ID:nmWphJOG
死神が事情を説明してる間葵はただ黙って立っていた。
説明が終わり死神は葵にむかい尋ねた。
「もし現世を離れられないのであれば貴方を滅ぼさねばなりません。どうか何卒未練を捨て現世を離れてください」
葵はしばらく考えて黙って頷いた。
葵は俺の側に近づいてきて頬に触れた。傷がみるみるうちに治っていく。
「ごめんなさい。どうしても私は人を憎まずにはいられなかったの。どうしても・・・」
葵はそう言うと俺の頬にキスをして立ち上がった。
「さようなら。お兄ちゃん」
今までの冷たい顔と違い何時もの葵の顔がそこにあった。
そしてスッと消えていった。
「おい死神。葵はこれからどうなるんだ?」
「何らかの罰を受ける事になるでしょうね。神の身で在りながら人に仇をなしてしまいましたから」
「・・・葵は人を殺した事があるのか?」
「安心しなさい。一度たりともありませんよ。崇神になった後でも以前のことが忘れられなかったのか大した事はし
ませんでしたから。あの方よりも回りに集まってくる悪霊の方がタチが悪く影響をかなりうけたみたいですね。悪霊を
抑えるのに力を使い自分を見失いかけてたときに私が説得に向かったのです。君が傷つけられたのも記憶が戻って混乱
したせいでしょう」
そう葵は俺に傷は負わせたが致命傷を与える事は無かった。
これから彼女が再び優しい心を取り戻せるよう俺は願った。
「それでは赤羽君。さようなら。寿命がきたら会おう」
そういって死神も消えていった。
こうして俺の奇妙な生活は終わった。
179 :
15:02/09/10 16:06 ID:nmWphJOG
葵が去ってから半年。俺の生活はすっかりもとの平凡なものに戻った。
今ではあれが夢だったのではないかと思う事もあるぐらいだ。
今日までは。
夜家に帰ると凄惨な台所とあまり上手いとは言えない料理、そして葵がいた。
「お帰りなさい。お兄ちゃん」
葵は何事も無かったかのように俺を出迎える。
「なんで葵がここに・・・」
現世から去った葵は向こうの世界で罰を受けた。
内容は神位の剥奪、力の封印、再修業の三つ。
神位を1つ上げるためには人間一人につき1000回幸せを感じさせなくてはいけない。
だから手始めに俺の所に来たそうだ。ちなみに記憶は俺と暮らしていたときのを含
め全ては戻っている。本当は向こうで再修業してもいいのだが少しでも早く今まで
迷惑をかけた人間の役に立ちたいと思ったそうだ。
俺はまた葵に手を焼かなくてはいけないと思うとちょっと意地悪を言ってみた。
「・・・俺は十分今の生活で間に合ってるし幸せだから他の所へ行きなさい」
言い終わった瞬間葵の拳が俺のみぞおちを直撃する。おもわずうずくまる。
「お兄ちゃんの馬鹿!お願い。意地悪しないでよ」
葵が怒ってふくれている。記憶が戻ったせいか少しばかり過激になっている気がする。
俺はそのままうずくまったまま動かない。
葵が声をかけてくる。でも無視して動かない。葵が動かない俺を心配して近寄ってくる。
俺は近寄ってきた葵を抱きしめた。
「おかえり」
「・・・ただいま」
こうして俺と葵の奇妙な生活がまた始まった。
おしまい。
180 :
15:02/09/10 16:10 ID:nmWphJOG
長い間待たせてしまってすみませんでした。
エロを期待してた方もすみません。当初の予定からエロは
ありませんでした。萌えれる文章目指したのですがまだまだ
ですね。
181 :
72:02/09/10 16:18 ID:IkEUaOSO
>>15さん
(・∀・)イイ! ,(・∀・)イイ! よおぉおおお!
「お兄ちゃんの馬鹿!」これ最高!というか、エロなくても全然よかったす。
ちょとブルーな話になりかけてたんでハッピーエンドになってよかったー。
後日談が読みたいなあ。そしたらもっと萌えられそう(^^
>>171-172 うひゃー、またAAにしてもらっちゃた!ありがd!
>>174 なんか、妙に迫力のある絵ですねえ…。この子は幽霊かなんかなのかな?
あああああああああああああああ!
萌おおおおおおええええええっ!!!!!
お兄ちゃんはねっ! お兄ちゃんはねっ!
おおおおおおおおおおおお兄ちゃんはねえええええええええええ!!!
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ
おおお兄ちゃんはねえええええええええええーーーーーーーーー!!!
堪らーーーん! 堪らーーーーーーん!!!!!
15さんありがとおおおおおおおおおおーーーーーーーー!!!
なんか人が減ったような気がする・・・気のせいかな?
184 :
72:02/09/11 20:04 ID:Exqb+Ubw
>>183 先日のごたごたのせいでそういう気もしますが平日だからこんなものなのかも。
186 :
名無しさん@ピンキー:02/09/13 10:04 ID:EXUFxNyq
手が早い。
雑談すらほとんど無く、思い出したようにSSが書き込まれ、それが続いてもう200近く。
このまま5・600くらいまでいけばかなりの名スレになるヨカーン!
こ こ は 既 に 名 ス レ だ !
189 :
名無しさん@ピンキー:02/09/16 14:24 ID:XN/+BLal
まぁ、チョット人数が少ないけどな。
190 :
ひろし:02/09/16 14:27 ID:Zov0EgwW
>190
とりあえず氏んで化けてでて。
話はそれからだ。
192 :
72:02/09/16 18:10 ID:vhnAu42d
>72さん
(・∀・)イイイイイイイイイ!!
試しと言う事はこれからもっといいものが
72さん期待してます。
すげえ・・・・多芸な人って凄い羨ましいよなぁ
www8.momo-club.com/~dempa/up5/up/102130.png
168の奴見てたら良いのあったよ
ホントに人居ないな・・・。
あげとくか。
>>192 み、見れない…なんでだ?
真白なページが表示されるだけです……。
>197
自分は見えますよ。
>>198 お騒がせしますた。
使ってたフラッシュプレイヤーのバージョンが古いだけでした。
新しいバージョンインストしたら普通に見れました。申し訳ない……。
>>192 いいなぁ。ほんとこういうのちゃちゃっと作っちゃうヒトが
うらやまスイ。
201 :
72:02/09/24 06:15 ID:vHjxThPN
>>200 そんなんにちゃちゃっとでもないんですよー。
SSの挿絵をアニメにしようと今週格闘しましたが一向に進まず…。
FLASHになれるまで時間かかりそう。
でもここだったらdat落ちの心配が少ないからのんびり作れていいや(オイ
時に、54さんの続きまだかなあ。
202 :
54:02/09/24 16:25 ID:GwjUeTJf
>>72さん
実はぜんぜん進んでません、短くなってません。ゴメンナサイ。
多少、いじってはいるんですがどのシーンをカットしようかと悩むばかり。
エロ+前後だけで8000字かけてる私はたぶんアホです。
もう少し自分の文章に厳しくならないとだめですね、後少し待って下さい。
203 :
名無しさん@ピンキー:02/09/25 18:59 ID:kBEAheaY
珍しい妖怪の絵を書いてるトコガ削除された・・・
>204
正直俺も知りたい
ほんと、どうしたんだろ?
同志ハケーン!
このスレの生き神様であらせられる
>>73様。あったのか無かったのかだけでも情報プリーズ
ageたほーがいーんだろーか?
207 :
72:02/09/28 02:19 ID:EfuMuOYX
残念ながら確か続きは無かったような…。
208 :
206:02/09/28 02:37 ID:e1wKrVyZ
>>72 本当に残念です。でもおかげですっきりしました。さすが神様です。
…って、しまった。神様の名前間違えた。
開戦切手炒って着ます。
ついでに今からあれの続きを書いてくれる勇者様って現れないものだろうかと思いつつ、
本当に海鮮(以下略
209 :
72:02/09/28 03:47 ID:8IhOq1gh
>>202 54さん
8000字…すごいっすねえ…。カット前のも読んでみたいような(^^;
いくらでも待ちますんで納得いくまで推敲なさって下さいな。
210 :
72:02/09/28 03:49 ID:8IhOq1gh
>>208 逝って来たら炉霊を連れて帰ってきてください。
いやいや、いかなくていいですよ(w
211 :
206:02/09/29 01:49 ID:8gvgoCmo
>>72 炉霊には逃げられますた(w
変わりにハケーンした情報ですが、司書房の漫画で交通事故で逝った妹が羽根を生やして
戻ってきて兄とエチーする話がありました。ただ作者の名前が思い出せん…。今度調べてみやす。
212 :
72:02/09/29 03:13 ID:GBjqFWxy
>>72 >
>>211 >近親オカルト娘ですか。すごい??嗅V樔ワyカS?.YNsdiK史テjレdh?.ェセニUソラj!4?Okソタ�垉取゙ホカネ:hャ;。斧>2wfj飮ツDヨア:?刃p
214 :
206:02/09/30 00:06 ID:tETFkmz6
>>213 しまった。化けまくりm(..)m
作者さんがよ〜やく分かりますた。
豊川稲荷って方で”お姉ちゃんCAST”って本でした。
もっともその話は1話完結でしたから、その話だけ目当てに購入ってのはどーかなと…。
司書房のHPにこの本の表紙が載ってますんで絵に萌えたら買ってみてください。
板違いになりかけてるんでこの話はここまでで…。
何かこのスレ見てると自分でもなんかSS書きたくなってきました(w
プロットは大体できてはいるのですが、ファンタジー風味なのとH無しになりそうなんで、
ここに書き込んでいーものかどーか…。
215 :
72:02/09/30 09:49 ID:41Rn9llQ
>>214 おおー、読んでみたいすなあ!えろ無しでも萌え〜な子が
出てくるんなら漏れ的にはここでもOKではないかと思います。
しかし、ここ二日は我々二人しか書き込んでないっすね(汗
>214
俺も萌えなオカルト娘がでてくるならOKですよ。
>72
やっぱり人少ないですねオカ板でそれっぽいスレ見つけたら
こっちのほうに誘導してるんですけど・・・
217 :
206:02/09/30 23:17 ID:z6oo82zo
>>72 >>216 イラストでなかったらどうゆう判断で萌えれるのかが難しいとこですが、頑張ってみます。
人少ないのは9月末ってーのもあるんではないでしょーか? 世間的には決算月だし。
私も作文の作業があるんでしばらくレスが途絶えるかも知れません…
218 :
名無しさん@ピンキー:02/10/01 21:39 ID:09nhPdpb
長文なら小出しで長期連載していくのも面白いと思われ。
それならまとめるのが苦手なSS見習い達も結構来るかも。
どうもこのスレは2−3日に一回チェックしとこう、的ノリで見られてるヨカーン。
拍手も少ないけど煽りはまず無いから、皆さんチョコチョコいきましょい。
219 :
206:02/10/02 06:41 ID:LjiSYybR
>>218 小出しならいつでも連載打ち切りができるというメリットもありますからね(w
それじゃまあ、校正あがってるトコまで投下してみます。
前フリが長すぎるんで飽きちゃうかもしれないけど(w
220 :
206:02/10/02 06:48 ID:t8F/dKY0
俺はこんなところで何をしているんだ?
ああ、そうか。依頼の途中で油断した。そして気を失っちまったのか。
俺は便利屋。街の連中が自分の手に負えない事があると変わりにそれを引き受けるってー仕事だ。
安全かって? まあ依頼によるさ。そんなの気にしてたらこんな稼業やってなれないだろう?
家族は心配してないのかって? そんなのはいないさ。
女? ふん。全く興味がないのさ。おっと誤解しないでくれ。男が好きって訳でもないし、
勿論ケダモノ相手がいいという訳でもない。とにかく恋愛感情っていうのか? そんなものがないのさ。
だから便利屋仲間でも変わり者で通っている。連中酒が入れば女の話ばかりだ。一体何が楽しいんだ?
まあそんな事はどうでもいい。気を失っている間に拉致られたか? やれやれ、今回の依頼は失敗か…。
しかし、何だこの部屋は? 本棚と出口しかない。こんなので閉じ込めたつもりか?
さっさとおさらばさせてもらうか…何だこの扉? …何をしても開かない。まあいい。
今すぐ命がどうこうってわけでもなさそうだ。仕方ない。本棚の本でも見ているとするか…。
221 :
206:02/10/02 06:54 ID:SedKDd7b
ここはどこ? あたしは一体何を…?
確かにあたし建物から飛び降りたはず…。何ここ? もしかしてここがあの世?
昔おかあさんが言っていた天国と全然違う…。そうか。おかあさんはエルフ族だったから…。
私は…ハーフエルフ。人間とエルフ族の混血。おかあさんが森のエルフ族。おとうさんは…誰か知らない。
おかあさんは昔、人間に捕まってこの街に連れてこられたって言ってた。私が生まれる30年も前…。
50年も前に連れてこられたんだ。…私は今年で20歳。でも人間と年の取りかたが違うから人間の目には
10歳くらいに見えるんだって、変なの。
あの日、おかあさんがいつものようにお仕事に行った。いつもおうちにいなさいと言われるけれど、こっそりついていったんだ。
…おかあさんが何をしているか知りたくて。
おかあさんは舞台にあがっていた。何も身につけていない格好で。右手でおっぱいを揉んで、左手を股の間で
動かしている。一体何をしているの・・・?
ジャーン!
急に大きな音がして今までと音楽が変わった。すると男の人達がやってきた。この人達も何も着ていない。
…何あれ? みんな股の間から変な棒が生えている。おかあさんにも私にもあんなの生えていない。
おかあさんはおもむろに一人の男の人の棒を咥えた。かと思えば両手で別の人の棒を握っている。
おかあさん…しばらく必死に顔を動かしている。と、突然棒を咥えられてる男の人がおかあさんの頭を両手で
押さえつけて腰を大きく動かしている。
いきなり男の人の腰の動きが止まった。おかあさんは目に涙を浮かべながら喉が動いている。すーっと、
口の端から白い液体が溢れている。…牛乳…かな?
男の人がおかあさんの口から棒を離すとおかあさんは咳き込んでいた。そうよね。あたしもお飲み物を一気に
飲もうとしたら、鼻に入ってむせ返ったことがあるから。
でも、休む間もなくおかあさんに棒を握られてた男の人がおかあさんの下に潜り込んだ。
「…一体何をするの?」思わず口に出てしまった。
222 :
206:02/10/02 07:01 ID:FuBwuDur
「あれはね。あの棒をおかあさんの股の穴に入れるんだよ」
後ろから声がして思わず振り返った。後ろには凄い太った男の人がいる。
「やれやれ。お母さんの言う事を聞かなかったのかい? まあいい。いずれ君にもデビューしてもらう予定だったんだ。
少しくらい早くてもいいよね」
男の人はそう言って私をいきなり抱きかかえ舞台の方へ連れて行こうとする。
「離してよっ!」あたしが思わず叫んだ時、おかあさんがこっちを向いた。あたしはそのときのおかあさんの顔を
絶対忘れないだろうと思った。怒っているのと驚いているのが混ざっている顔。…あんなおかあさんの顔、初めて見た。
「そんなっ! 娘には手を出さないって…」
「いやあ。わざわざこの子自らこの場に来てもらったんだ。せっかくだからこの子にも親の仕事を体験してもらおう
と思ってね」
「!」
息を飲み込んだおかあさんの目の色が変わった。何かぼそぼそ呟いたかと思うと右手から炎が噴きだして一直線に私を
捕まえている男に向かう!
「ぎゃあっ」
男は悲鳴を上げて私を手放した。
「お逃げなさい! リルッ!」
おかあさんが叫ぶ。と、おかあさんの後ろに大きな剣を振りかぶった男がいる!
「おかあさん! うしろっ!」
私が叫ぶか否かの内に男は剣を振り下ろした。…おかあさん目掛けて。
「リ…ル…。あなただけ…でも…お逃…げ…」
それっきりおかあさんは動かなくなった。
「おかあさん! イヤッ! 返事して! おかあさーーーん!!」
私はあらん限りの声を出したがおかあさんから返事はなかった。
その場所はどう逃げたかはっきり覚えていない。そして気がつくとこの建物の一番上にいた。
そしてそこで男たちに追い詰められそこから飛び降りた。
223 :
206:02/10/02 07:08 ID:jXctHfAI
ここは…大きなお部屋みたい。窓もない。しばらく途方にくれているといきなり声がした。
「ああ、目が覚めた?」
「!」
あたしが驚いて声がした方を振り向くと、そこには綺麗な女の人がいた。
…でも人間じゃない。でもエルフ族でもない。おかあさんよりも耳が長い。そして背中に羽根が生えている。
「天使さま…」
思わず呟いた。だって、おかあさんのがよく聞かせてくれた天使さまってこういうイメージだったんだもん。
「あらあら、私が天使なんて。でも生憎と私は天使ではないわよ」
女の人は言った。心の底まで染み透るような綺麗な声…。
「どちらかといえばその逆、かな」
「…逆?」
「うーん。私はね。死神なんだ」
「!!」
「あなた、自殺しちゃったからね。地獄行きなんだ」
「じゃ、じゃあ、ここが地獄…なの?」
「んー。正確には一歩手前」
「手前…?」
224 :
206:02/10/02 07:10 ID:KUlcWHt+
死神さんが言うには自殺しちゃったあたしは本当は地獄行きなんだけど、死神さんの条件を聞いてくれれば
特別に天国に連れて行ってくれるんだって。
迷っていた私だったけど、死神さんのこの一言が私を決断させた。
「天国に行けばまたあなたのお母さんに会えるのよ。このまま地獄に落ちたらもう二度と会えないけどね」
おかあさんに会いたい。また会いたい。そして謝りたい。約束を破ったことを。
「分かった。それで、あたしは何をすればいいの?」
あたしは死神さんに聞いた。
225 :
206:02/10/02 07:18 ID:k628dtV9
この部屋の本は一体なんなんだ!? すべて続き物で一人の人間の生き様だった。
俺はその人間のことをよく知っている。…何せ自分のことだからな。
生まれた時のことから今に至るまで。しかも自分自身で忘れちまってたことまでご丁寧に載っている。
最初から読んでいたがもう限界だ。俺は気分が悪くなって5歳の時親父が殺された時の本を投げつけた。
「けっ、こんなん読んでらんねえよ」
「あら。本は大事にしてよね」
俺が独り言を呟いたその時、背後から女の声がした。どうみても人間に見えない。耳の長い羽根の生えた人間が
いるんなら教えてもらいたいもんだ。
「そんなに警戒しないでよ。別に危害を加えに来たんじゃないんだから。それにあなたをどうこうしようとしてたら
気を失っている時にしようとしてない?」
身構えた俺を見て女は言った。まあ、女の言うことにも一理ある。俺はとりあえず警戒を解いた―振りをした。
今まで一瞬の油断で神様とやらの所に何回行きかけたことか。
「まあいいわ。とりあえず信じるか信じないかは勝手だけど、話は聞いてほしいの」
女の話はどう考えても信じられる代物じゃなかった。
女は恋愛の神様とか名乗った。それでここは俺の心の中だと。
普段の俺ならさっさとこんな場所からおさらばしているところだったが、部屋の様子と本の内容を思い出し笑えなくなっていた。
それで神―エルシャーネとか名乗ってた。―は俺の心にはサキュバスがいないと言い出した。
ふざけるな。サキュバスなんざ淫魔じゃないか。そんなのが心の中にいたらどんな目に会うか分かったもんじゃないだろう。
俺が言ったが、そりゃあ人間が作り出した創作らしい。どんな人間にもサキュバス―インキュバスってのはいるらしい。
基本的に男の心の部屋には女の姿をしたサキュバスが、女の心の部屋には男の姿をしたインキュバスが住んでいるんだとさ。
さらにサキュバス、インキュバスも人間みたいに容姿は色々らしい。それでその姿が自分にとって理想の相手として心に
焼き付くらしい。だから男は女を求め、女は男を求めるらしい。―基本的に、ってのは何事にも例外はあるってことだ。
俺もある種の例外だそうだ。サキュバスがいないんだから。なるほどな、俺に恋愛感情が無いってのはそういうことかい。
226 :
206:02/10/02 07:20 ID:LVEHrDgy
「まあいいや。とりあえずあんたのその話を信じるとして、だ。だったら何で俺はここにいるんだ?」
エルシャーネ―面倒だからエルって呼ぶことにした―が話し終わってから俺は聞いた。二番目にそれが知りたい所だから。
―ちなみに一番目はこんな鬱陶しい場所から一刻も早く出る方法なんだが。
「う〜ん。さっきも言った通りサキュバスがここにいないのは自然ならざる状態なの。だから今からサキュバスを連れてくるわ」
何だそりゃ? サキュバスを連れてくる? 犬コロかなんかじゃないんだからよ。俺はその言葉で十分に驚いたが、
次に待っていた言葉に比べりゃまだましだった。
「そのサキュバスはまだ初心者なの。だから、しばらくあなたと一緒に過ごしていてほしいの」
おいおい。やめてくれよ。何が悲しくてこんなとこで過ごさなきゃならないんだよ。大体ここが心の中だったとしたら、その間
俺という存在は現実世界のどこにいるんだ?
「心配ないわよ。心の中の世界と現実の世界は時間の流れそのものが違うから。だから時がきたら元の時間に戻してあげるわ」
ふーん。便利なもんだ。その”時”ってーのがいつかわからんのが問題だが。
「ただ、そのサキュバスの娘は初心者だからまだその事に気づいていないの。だから、その娘のことはサキュバス呼ばわりしないでね」
気づいてないから呼ばわりするな? 気づかす為に一緒にいるんじゃないのか?
「まあ、色々あってね。そのうち私から話すから、あなたからは言わないで。あくまで普通に暮らしていてほしいのよ。ここがあなたの
心の中ってことも黙っててね」
まあいいや。確かにこんな歪んだ世界が俺の心だっつったら相手も嫌がるわな。…実際性格も歪んでるんだろうが。
「じゃあ、連れてくるね・・・」
227 :
206:02/10/02 07:30 ID:1uiunKrZ
>>220-226 長っ! 何も考えず投下したはいいが、前フリで半分終わってるじゃねーか(w
…とりあえず時間がないのでここで一旦切ります。ご意見、ご感想お待ちしてます…。
228 :
206:02/10/02 19:08 ID:xIQ4Vg/+
げ。しまった。何か話の整合性ないなと思ったら一部入れるの忘れてた(汗
下記の文章を追加します。
場所的には
>>222と
>>223 の間です。
落ちていくあいだは凄い時間がゆっくり流れていく感じがした。だからずっとおかあさんのこと
を考えていた。料理好きなおかあさん。あたしが悪戯して怒るおかあさん。あたしが病気になったとき朝まで寝ないで
そばにいてくれたやさしいおかあさん。…でも。あたしが殺したんだ。あの時あたしが言うことを聞いてじっと
お留守番していればよかったんだ。そんなことを考えつつ地面が見え−下に男の人がいる!!
「危な…!
そこで意識は途切れたんだっけ。
>206
登場人物が受身すぎると感情移入しにくいような・・・てきとうにオスメス籠に入れてみました、みたいな感じで。
もっと読み手の中に渦巻く劣情を代行してくれるようでいて、痛い一線を越えない展開キボン。
>206
ご意見、ご感想をお待ちしています。と書くと非常にレスがしずらいという罠。
231 :
72:02/10/05 16:02 ID:nvC5Kv88
>>206さん
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!
なかなかおもしろい設定だと思うす。これでえろ無しというとかなり
ムズムズさせられそうですな(^^: これから俺がどう動くのかに期待しておりまし。
女の子の生い立ちがけっこう悲しいのでハッピーな展開になるといいなあ。
あと、改行を早めにしてもらえると読みやすいかなー。
>>230 漏れはそうでもないです。
232 :
206:02/10/06 05:53 ID:5528xT3A
>>229 すんまへん。どうも自分自身が受身人間なもんで…。
一線か…どこを線にしようかなと企む香具師がここにいます。
>>230 失礼しますた。黙って投下しやす。
>>231 う〜む。…やっぱり少し展開変えてみようかなとか考えている今日この頃。
改行の件、了解いたしました。
俺やっぱ物書きには向かないな。どーしても独りよがりになっから。
締め切り付きの作家の方々って本当大変だと思ったここ一週間でした(^^;
233 :
229:02/10/06 15:00 ID:eIXgB190
それは、ある秋晴れの日曜日の事だった。真昼間から自室でパソコンに向かっていた俺は、ふと気配を感じて視線を向けると、そこには信じられない物が!!
「・・・・・ブルマ?」
ブルマーを履いた小柄な「下半身」のみが俺の部屋の中を横断しているではないか!!これが夜中なら恐怖する所だが、昼日中で、しかも自分の部屋では怖さも半減以下だ。じっくりと観察させて貰う。
半透明な「下半身」、小麦色に焼け、まだ皮下脂肪が薄いほっそりとした小柄な足は、たぶん小学生の物だろう。しかしその足取りは、とぼとぼと頼りない物だった。・・・そして俺は大変な事に気づいた。
「土足じゃねーかっ!!、止まれ!!、そこ踏むなっ!!!」
俺の言葉を理解したのだろうか、「少女の下半身」はピタッと動きを止めた。よく見れば運動靴には「美浜」と名前が書いてある。俺はコレとの会話を試みることにした。
「君は誰だ?、名前は?、何してるの?」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・』
「君、かわいいね。下着見せて。触らせて。舐らせて」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
反応が無い。俺は手を伸ばして細い足首に触れてみた。・・・実体は無いのだが、手をすり抜けさせようとするとなにか抵抗が在るのを感じる。そして、触れているそこから思念のような物が伝わって来た。
『・・・走らなきゃ・・・・・走るの・・・走らなきゃいけないの・・・・・』
これならと思い、相手を意識しつつ心で語りかけてみた。
234 :
229:02/10/06 15:01 ID:eIXgB190
(君は誰?)
『・・・わたし?・・・・・わからない・・・』
(靴に名前が書いてあるだろう?、読んでみて)
『・・・靴・・・・・見えない・・・わからない・・・・・』
このままでは埒が明かない。ふとパソコンのモニターを見ると、さっきまで見ていた2chのスレタイが目に入った。俺は思いついた名前を加えてフルネームを呼んでみた。
(君の名前は「美浜 原美(孕み)」だ)
『・・・・・・美浜・・・・原美?』
思念のトーンが上がる。それと同時に見えなかった上半身が徐々に姿を現した。ショートカットの黒髪、白いハチマキ、体操服にゼッケンは「4−2、美浜」、ちょっと吊り目の可愛い娘だった。
これで話がしやすくなった。彼女と視線の高さを合わせて、今度は手に触れて語りかける。
(ねえ、君、何で走らなきゃいけないの?。今は走っていないけどいいの?)
『わかんない。でも走らなきゃいけないの。なのに足が動かなくなっちゃったの・・・』
走る事に囚われた魂か、その割にはとぼとぼ歩いていたが。動けないってのは俺のせいかな?・・・試しに許可を与えてみる。
(動いていいよ。・・・・・・走っていいよ)
『・・・・・・うん』
235 :
229:02/10/06 15:01 ID:eIXgB190
彼女はのろのろと歩き出した。入って来た時と同じように、壁を突き抜けて出て行くかと思いきや、部屋のなかをぐるぐる周回している。ちょっと鬱陶しくなったので、ドアを開けて誘導してみた。
「ここから出て行けるよ」・・・・・・・身体に触れていないと、声だけでは伝わらないようだ。肩に触れて語りかける。
(ここから出て行けるよ)
『・・・・・・・』
彼女は無言のままドアに向かったが、開いたドアを全く認識せずに直前で折り返してきた。
「なんで・・・」
思わず声が漏れる。・・・・・ひょっとして、俺が名前を付けちまったから憑かれた!?、いや、俺のテリトリーに取り込んじまったのか!?。
続けたもんかな?
ハラミって名前、焼肉みたいと思いつつ
続きが激しく読みたい!つづけてー!
237 :
206:02/10/06 23:52 ID:nyptxAj+
>>233 ここでやめてどうするっすか。
俺も最後までみたいっす。
お願いしますよ。
>「君、かわいいね。下着見せて。触らせて。舐らせて」
激しくワラタ
いくら幽霊でもストレートっすね(w
>237
言う前におまえがさっさと続き書け。
>239
(・∀・)カエレ!
241 :
229:02/10/07 22:38 ID:HDJAOlTa
なるほど、自分設定を語るとどうしても前フリが長くなってしまうな。
この辺しっかり世界観を伝えておかないと、作品の内容に「どうしてそうなるの!?」と突っ込まれてしまう罠。先人の苦労が偲ばれます。
206氏、
>>229で煽ってすまなんだ。
続きは鋭意製作中です。
242 :
206:02/10/07 23:41 ID:2EvmJ4D8
>>240 あー…。多分
>>239は自分の書いてた
>>220-228の続きを書けっていう意味だと思われ。
>>229 あれって煽りだったっすか? 全然そうは思ってなかったですが(w
自分の方は…もう少し校正中です。今週中には投下できそうですが…う〜む。
243 :
206:02/10/09 01:02 ID:oIHOOKsY
投下第2弾行きま〜す。
244 :
206:02/10/09 01:04 ID:oIHOOKsY
死神さんとの約束。あたしが天国に行ける条件―それはこの世界にしばらく暮らすこと。でもひとりぼっちじゃない。
別の人と一緒に暮らすことが条件なんだって。その人は私と同じように、天国と地獄の間を彷徨っている人だから。
でも、ひとつだけ注意することがあるらしいの。
「この世界にいる理由は話してもいけないし、相手に聞いてもいけないわ。他の人が聞いちゃったら全部無駄になっちゃうから」
そうか。ただ暮らすだけじゃなくて内緒にしなきゃならないんだ。でもおかあさんに会うためだもん。頑張るもんね!
「それと、私の名は死神じゃないわ。エルシャーネって呼んでね」
そうか。こんないい人…あ、神様だっけ…に死神さんじゃイメージ悪いもんね。
「じゃあ、行こうか」
245 :
206:02/10/09 01:06 ID:oIHOOKsY
「はじめまして! リルっていいます!」
「ああ、俺はレムルだ」
そう自己紹介した俺は面食らった。おいおい、こいつがサキュバスだって? 少し耳が長いだけで、
それ以外はどうみてもただのガキじゃないか。しかも妙に元気がいい。
「じゃあ、あとはよろしくね。私は他にすることがあるから」
エルはそう言って消えた。「二人とも結構お似合いよ」と余計な一言を残して。
さて、どうしたものか…。
246 :
206:02/10/09 01:18 ID:oIHOOKsY
レムルさんと一緒に暮らすようになって1週間が経った。少し無愛想な人だけど、いい人だ。
お料理作ってみたんだけど、何回か失敗しちゃった。その都度口ではきついことを言うけど、
怒ったりしないで黙って後片付け手伝ってくれた。
でも、甘えてばかりいられない。失敗しないように頑張らなきゃ! おかあさんに早く会いたい!
リルっていうサキュバスのガキと暮らして2週間経った。こいつは本当にサキュバスなのか?
俺にはただのドジなガキとしか思えないんだが。
んで、今日は少し遠出することにした。しっかし、自分の心の中を遠出ってのも変な話だな。
リルは張り切って弁当を作ってる。ピクニックじゃねえんだぞ。
…いや、どう考えてもピクニックか。掃除屋仲間がこの有り様を見たらどう思うか。想像するだけで
頭が痛くなる。ま、いいや。リルのノー天気な声を聞くとどうでもよくなってきた。…これもサキュバスの魔力か?
レムルさんと一緒に暮らすようになって3週間が経った。段々レムルさんの態度が変わってきた。
最初は少し無愛想だったけど、最近は私の話に時々笑うようになってくれた。二人とも天国に行けるといいね!
お互い内緒だけど。
リルと暮らしてそろそろ一ヶ月か…。エルはあれから一度も姿を現さない。何やってんだ?
一方リルはといえば、いっつもあの調子。天真爛漫って言葉がぴったりな娘だ。
俺にもあんな頃があったのか…。ああ、確実にあった。初めてここに来た時に読んだ本に載っていた。
親父が死んでしまう前は俺も…まあいい、過ぎたことだ。今さらそんなこと振り返ってどうする。
…らしくないな。
247 :
206:02/10/09 01:29 ID:ld9OQK8p
レムルさんと暮らして一ヶ月半が過ぎた。とうとうお話しすることがなくなって、
あたしが生きていた時の話をした。もちろん、エルシャーネさんと約束したことは話してないよ。
レムルさんは凄い驚いていたみたいだけど、そんなに驚くような話かなあ。ハーフエルフがそばにいたら
イヤなのかなあ? レムルさんに嫌われたくないよ。お話ししなければよかった。
天国にもいけなかったらどうしよう? おかあさん…。
リルが何を思ったか自分の身の上話をしだした。そういや、見世物小屋にエルフがいるってのは
聞いたことがあるが、リルがそのエルフの娘だって? しかも父親は…まあ言わずもがなって奴だが。
そういや俺が依頼で調査してたのってその見世物小屋じゃねーか。
リルがぶつかった男って…まさか、な。エルの奴、何を考えているんだ?
248 :
206:02/10/09 01:46 ID:ld9OQK8p
あの日以来、リルにいつもの元気が無くなっている。そんなある日、まさかあんなことになるとはな。
その日は昼から雨が降ってきた。何で雨なんざ降るんだ? その内やむだろうと思ったが、かえって激しさを
増してきて、夜には雷が鳴り出した。リルは雷が怖いってことで(毎度思うが本当にこいつはサキュバスなのか?)
俺のベッドに潜り込んできてぶるぶる震えている。そんなリルがたまらなくいとおしくなってきた。
なんとか震えを取り去ってやりたい。またリルの笑顔が見たい。
そう思っているうちに気が付くと俺はリルを抱きしめていた。リルの震えが止まり恐る恐る俺の背中に手を回してくる。
もう我慢できない。俺はリルの上に乗り、唇を奪った。リルは何が起こったか理解できていないようで目を見開いている。
さらに舌で口中を舐めまわす。
「ん・・んん・・・」
声を出そうとするリル。言わなくても何を言いたいか大体わかる。目がやめてと訴えている。
しかしそんなことも構わず俺はさらにリルの胸元に右手を侵入させた。発育途上の胸はあまり揉みごたえがない。
が、頂きにある乳首だけはすでにピンとたっていた。俺はリルの口中を散々犯した後、胸を目指した。顔をあげた時、
ちらとリルと目が合った。うっすらと涙を流していた。見なかったことにしてリルの乳首に吸い付く。
「ひゃうっ!」
軽く叫び声をあげるリル。その声にますます興奮した俺は舌と左手でリルの胸をまさぐり、
残った右手をリルの下腹部に向かわせた。下着の上から軽くひとなでする。
「いや・・やめ・・・んん・はあ・・・はあ」
249 :
206:02/10/09 01:51 ID:ld9OQK8p
もはや抵抗の声かあえき声か分からなくなっている。
おそらくリル自身もどうしていいのかわからないのだろう。
右手はリルの大事な場所を撫でながら左手でリルの服を脱がしていく。
抵抗するでもなく俺のなすがままに脱がされていくリル。
まさかあまりの衝撃で壊れてしまったか?
「いたっ」
軽く乳首を噛んでみた。ちゃんと痛がってみせる。どうやら壊れたわけではなさそうだ。
俺はリルの体を覆っている最後の一枚を剥ぎ取った。右手にしっかりとリルの割れ目の感触が伝わる。
割れ目はぴったりと合わさっている。自分で悪戯をしたこともなさそうだ。
皮に覆われているクリトリスに手をのばした時、リルが今までになく大きくはねた。
「いやっ・・・そこ・・へんに・・・・なっちゃ・・あんっ」
しっかりと感じているらしい。俺はリルの股間に顔を移し、割れ目に舌を這わせた。
「だめっ・・レム・・・・さ・・そんな・・と・・こ」
250 :
206:02/10/09 01:53 ID:ld9OQK8p
真っ赤な顔で抵抗するリル。上半身を起こし俺の頭を両手で押さえ必死に引き離そうとするが、
いかんせん腕力が違う。かえって抵抗が俺の野生を呼び起こした結果になった。
指を二本、リルの中に侵入させ、下でクリトリスを弄ぶ。
「ひゃうんっ」
悲鳴をあげ、再びベッドの上に横たわることになる。俺自身もこれ以上ないほどに膨らんでいる。
我慢できなかった俺は一気にリルの割れ目に侵入を試みた。
「いたっ! いやっ・・・いやあっ!」
だが、リルの中は小さく、まだ濡れていなかった為に思わぬ苦痛を与えたようだ。
リルは急に我に帰ったように抵抗する。
悲鳴を聞いた俺は思わずリルからモノを引き抜いた。
251 :
206:02/10/09 02:02 ID:ld9OQK8p
・・・俺はリルの顔をまともに見れなかった。力任せにリルを犯した。
これじゃ、リルの母親を殺した連中と一緒じゃないか。自己嫌悪が支配する。
「レムルさん・・・」
沈黙を破ったのはリルだった。だが俺は答えることができなかった。
「ごめんなさい・・・」
何を言っている? 謝るのは俺の方だろ? 俺は・・・
「突然だから・・・驚いて・・ごめんなさい・・・。私、悪い子だから・・」
違う。そうじゃない。君ほど真っすぐな良い娘はいない。俺はゆっくりと頭をあげた。
そのとき俺がどんな顔をしてたか覚えちゃいやしない。
だが、リルの顔が一気にぱっと明るくなる。そして躊躇わず俺に抱きついてきた。
「・・・さっきの続き・・・やさしくお願い・・できますか?」
今までよりもさらに真っ赤な顔でそう呟くリルを見て、何かが俺のなかで弾けた。
俺は再びリルの唇を奪い、押し倒した。しかし今度はさっきよりも慎重に
根気よく舌と手でリルの割れ目を攻め立てた。
時々リルの顔を見るが、両手で口を押さえ、震えているだけだ。
252 :
206:02/10/09 02:04 ID:ld9OQK8p
しばらくリルの割れ目を責めたて完全に濡れてきたのを確認し、
俺は自分のモノをリルの割れ目にあてがった。
リルはとろんとした目でこっちを見ているが何も考えられなくなっているようだ。
初めの頃こそあえぎ声を必死に抑えていたようだったが今ではそれを隠そうともせず、
口の端からは一筋の涎が垂れていた。俺はリルに覆い被さり、その涎を舐めすくった。
と同時にリルの中にゆっくりと侵入した。
「はっ・・あん・・ひぁ・・・んんっ・・」
よかった。今度はちゃんと喘いでくれている。俺は少し安心して、ゆっくりと出し入れを開始する。
時々顔をしかめるがその度大丈夫という目で俺を見てくれるリル。少しずつそのピッチをあげていく・・・。
「ああんっ・・・あた・・し・・・・も・・ああああっ!」
そんな抽送がしばらく繰り返されたのち、ひときわ大きな絶叫をあげリルが果てた。
と同時に俺もその小さい体の中におもいきり精を放出していた。
253 :
206:02/10/09 02:08 ID:ld9OQK8p
その夜は一日中レムルさんと抱き合って眠った。レムルさん、機嫌直してくれたかな?
最初はすごく痛かったけど、レムルさんがお股を舐めてくれていたら少し、いや、
すごく恥ずかしかったけども段々気持ちよくなっていった。最後はもう何も考えていられなかった。
こんなの初めて・・・。
254 :
206:02/10/09 02:11 ID:ld9OQK8p
長いし夜も遅いんで今回はこれで中断します。
H無しはどーしたんだ、自分(苦藁
255 :
名無しさん@ピンキー:02/10/09 16:28 ID:O7cr2M+u
ちゅうだーん
256 :
229:02/10/09 23:47 ID:8LHcQ8Cq
>>233-235の続き
どうした物か、考えているうちにやばいことに気がついた。
(トイレにも憑いて来るんじゃねーのか!?)
なんとかしなくては・・・彼女の前に回り、肩に手を触れ語りかける。
(聞こえるか?、俺が分かるか?)
『・・・・・聞こえる・・・・・誰?・・・・・』
(目の前に居るだろう)
『見えない・・・・・分からない・・・・誰?・・・・』
どうも変だ。俺は質問を変えることにした。
(何が見えるの?。どこに居るの?)
『何も見えない・・・真っ暗・・・・・ここ、どこ?・・・』
俺は愕然とした。この娘は真っ暗闇の中を当ても無く走っているのだ。なんとかしてやらねば・・・。
・・・・・考えた末、ひとつの質問を思いついた。
(俺の声はどこから聞こえる?)
『・・・・・わからない・・・どこにいるの?・・・・・ねえ、どこ?・・・・・』
257 :
229:02/10/09 23:47 ID:8LHcQ8Cq
もっと近く、もっと深く・・・・・彼女の両手に手を重ね、額と額を重ねる。冷たい。寒気すら感じる。・・・・・唐突に目の前に闇が広がった。・・・これが、彼女に見えている世界なのか?
(どこに居るの?・・・俺はここだよ、分かるかい?)
『・・・あっ、なにか・・・ひかって・・・・・あたたかい・・・・・』
目の前の闇の中に彼女の姿が見えたような気がした・・・一瞬後、闇は消え、俺の目をじっと見返す彼女の目が在った。
『ああっ、ここ、暖かいよ、明るいよ、気持ちいいよ・・・あっ!、見えるよ!、お兄ちゃんの姿が!。ここ、お兄ちゃんの部屋だね』
(良かったな、こっちに来れて。・・・えっと、名前は、なんて言うんだい?)
『えっ?、お兄ちゃんが付けてくれたじゃない、原美って』
(あー、本名の方なんだけど)
『おぼえてませーん!、・・・お兄ちゃんこそなんて言うの?』
(・・・秘密だ!、お兄ちゃんと呼べ!)
『はーい!、お兄ちゃん。じゃあ、わたしの事も原美って呼んでね♪』
・・・やれやれ、やっと問題が片付いたか。さて、今度こそトイレに行くか。ドアを開けて廊下に出る・・・原美はしっかり憑いて来た。状況悪化の予感・・・・・
(なんで憑いて来るんだ?)
『だって、お兄ちゃんの居ない所って、暗くて、寒くて、怖いんだもん』
・・・・・生身の人間は生理現象には抵抗できませんでした。・・・俺のモノへの興味を隠そうとしない原美の相手をするのは非常に憑かれました。あっ、疲れたか。
258 :
229:02/10/09 23:48 ID:8LHcQ8Cq
心の闇から開放された原美はよくしゃべり、何にでも興味を持った。
『ねえねえ、なんでベッドの下にいっぱい本が置いてあるの?』
(・・・秘密だ)
『わたしこのビデオ見てみたいーっ。この、黒猫館ってやつ』
(18歳未満は視聴禁止だ)
『たいくつたいくつーっ、遊んでよーっ、ねーえーっ!』
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
あっという間に時間が過ぎ、夜、もう寝ようかと言う時・・・
これからどうした物か・・・・・俺はベッドに横たわって考え込んでいた。可愛い幼女とは言え、こうも付き纏われては鬱陶しい。・・・ふわっ
『おにいちゃん、なんでむずかしい顔してるの?』
黙っている俺にに痺れを切らしたか、原美は仰向けの俺の上に、飛び乗るようにまたがって来た。重さは感じないが、モノの位置が、ちょうどアソコに重なって・・・・・ドクンッ!
(くぅっ!、うわあぁっ!!)
『ひゃっ!、あぅあぁっ!!』
モノの先から電気が走るような感覚があって思わず腰を跳ね上げてしまった。より深く重なった身体はさらに刺激をもたらし、原美は俺の上から転げ落ちる。
259 :
229:02/10/09 23:48 ID:8LHcQ8Cq
『うわぁびっくりしたーっ!!、なに?、今の。ねえねえっ!』
「はぁっ、はぁ、ふぅーっ」(何って・・・まあ、アレだ、アレ)
『わたしのココからキューンってなって、ジーンって、あったかいのが広がってきて、えっと、お兄ちゃんのアレがさわったからみたい。・・・コレが』・・・すりすり
(うっ、ぅうあっ!)
『わあっ、お兄ちゃんのココ、なんだかあついよぉ。・・・さわってると、きもちいい』・・・さすさす、すりすり、ふゅにゅっ
相手は霊体(?)だ。服なんか関係無しに刺激が伝わってくる。
(ううっ!、やっ、やめっ!、はうっ!!)
ドクンッ!、ドクッ、ドクッ・・・・・
ううっ、いくら炉霊に嬲られたからって、服の中で出しちまうとは、・・・鬱だ。のろのろとズボンを脱いで処理する。
『あれっ?、お兄ちゃん、どうしたの?。なんで脱いでるの?』
(・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・)
激しく不機嫌なのが伝わったようだ。原美は泣きそうな顔になって謝って来た。
『あのっ、ごめんなさい、わたし、なんでもするから、ゆるして・・・・・』
(だったら・・・お前も脱げ!!)
260 :
229:02/10/09 23:50 ID:8LHcQ8Cq
『あうっ、わたしも・・・ぬぐ・・の?』
(原美のせいで俺が脱ぐ羽目になったんだから、責任取れ。全部とは言わん。胸が見えるまで体操服を上げて、ブルマとショーツは片足の足首に掛けておけ。靴と靴下は脱がなくていいからさ)
『うっ、うん・・・・・』
俺の見つめる前で、原美は自分の服に手を掛けた。
体操服の裾に掛けた細い指、しばらくもじもじさせていたが、ぎゅっと目を瞑ると『えいっ!』っと一気にずり上げた。
(・・・・・ほぉう)上着の下の肌は白かった。白くてぺったんこな胸に二つ、ピンクの乳輪が映える。目を瞑って顔を逸らす仕草と相まって、実にいやらしい。
『・・・お兄ちゃん、見てる?』
(ああ、見てるよ。綺麗だなあ、もっと見たいなあ。下も脱いで欲しいなあ)
『えっ、ほんとう?』
(本当、本当、嘘の反対。原美の裸が見られて嬉しいよ。下も脱いでごらん)
『うん、見ててね』
頬を紅潮させ、恥ずかしそうに視線を下げながらも、ブルマとショーツに掛けた指をゆっくり下ろしていく。
無毛の割れ目が姿を現した。ぷっくりと柔らかそうで、手で直に触れられないのがもどかしい。
白と小麦色のコントラストを持つスレンダーな身体が実にそそる。さっき放出したにも関わらず俺のモノはギンギンに反り返っていた。
『わあ、お兄ちゃんのアレ、すごいよ・・・』
(原美の身体があんまり綺麗だから嬉しくてこんなになっちゃったのさ。こっちに来て、この上に座ってごらん。さっきみたいに暖かくなれるよ)
261 :
229:02/10/09 23:50 ID:8LHcQ8Cq
おずおずと近づいてくる原美の表情は、羞恥と期待と好奇心で溢れている。ベッドで横たわる俺を跨いで脚を開くと、割れ目の中が姿を見せた。
ピンクに着色したそこにはヒダと言えるような物はまだ無い、皮に包まれた核も未発達だ。それでも小さな開口が女を主張して蠢いていた。
原美はゆっくりと腰を下ろし、幼いアソコと俺のモノが触れるぎりぎり手前で迷っていたが、やがて一気に身体を重ねた。
『あっ!、ぉおっ!、お兄ちひゃっ、ああんっ!、あっ、ひゃっ!、ひゃううーっ!!』
(くうっ!、・・・ぅ・・・ぅあっ!、来るっ!、うおっ・・・・・くぅうーっ!)
挿入感は全く無かった。それなのに、皮膚感覚とは違う所から凄い刺激が流れ込んでくる。まるでモノに電気を流されているみたいだ。俺の腰はがくがく痙攣し、震えるモノが原美の体内を掻き混ぜる。
『おっ、お兄ちゃんっ!、いいっ、いいよぉおおーっ!!』
身体を支えきれなくなった原美が倒れこんでく来た。より広く、より深く触れ合う身体は絶頂に登りつめる。
『・・・んあっ!・・・あは・・・・・ぁあ・・・ん・・・・・ひぁうっ!!』
(・・・いいっ!・・・ぅあっ!・・・でっ・・・・出るっ!、出るぞっ!!)
これまで味わった事の無い、魂と魂の触れ合う強烈な快感に、一分と持たずに俺は発射してしまった。
切のいい所で続くか?
206さん229さん
最高!!!
ほんとこんなにいいスレなのになんで
人いないんでしょうね
実はシャイなROMリストが百人単位で居る罠?
・・・・・職人しか居ないというのも問題ありなのかな。
264 :
名無しさん@ピンキー:02/10/12 19:30 ID:p/mA7ryK
>>265
>・・・・・職人しか居ないというのも問題ありなのかな。
集積所なんだからそれでもいいんでないの?
それにしても、個人的には少し画像が少な(以下略)
265 :
エロギャル:02/10/12 19:32 ID:3mVc1AQw
266 :
229:02/10/12 20:56 ID:9hC0iWYB
リルの年齢20歳、外見10歳って、児ポ法対策だったのか・・・と今思った。
>264
幽霊&オカルトだと「幽霊」の方が印象強いからね。
その所為で画像が少ないのかと。幽霊なんてあんまり無いし。
「魔物系」でもオカルトなんだけど、それだとスレ違いって言われる気がするし。
268 :
206:02/10/12 22:08 ID:xcyJQm+F
>>262 >229さんはともかく、俺は最高と言われるに値しないと思うけど…。
半分スレ違いなSSになってるし。
>>263 いいんじゃないんですか。こういうのんびりしたスレがあっても。
>>264 確かにその通りかもしれません。もっとも俺は絵の才能マイナスだし(w
>>266 ど〜だろ? 年齢20歳ですって言い張っても、AVとかならともかくSSだからね〜。
対策になるんかいな。
>>267 かなりスレ違いなSSを載っけとる香具師がここにいますが(W
そんな訳で一応完成しました。が…正直どこがオカルトやねん!
ってなSSになりました。これ以上載せていいものかどーか…。
269 :
229:02/10/12 23:04 ID:mR7x2Da3
今度、一人暮らしを始める事になった俺はリサイクルショップに足を運んだ。何軒か回るうちに、変わった風体の店を見つけた。商店街の隅にある、間口は狭いが意外と奥行きのある店だ。
客が誰も居ないのに、何か騒がしいような、楽しげな気配がする。ふらりと入った俺は、しばらく物色するうちに、あるベッドの前で足を止めた。アンティーク風な、シンプルな造りの木製のベッドだ。
・・・ん?、一瞬、ベッドに腰掛ける少女の姿が見えた気がした。・・・・・なんだかこれがとても良い物の様に思えてきた。
これ、あったら良いなあ・・・・・欲しい・・・・・どうしても欲しいぞ!
意を決して値段を尋ねると、意外と高くない。早速配達して貰う事にした。
その日の晩、届いたベッドに真新しいマットレスとシーツを掛けて横になってみた。目を閉じる。・・・ああ、安らぐ・・・なんだか暖かいなあ・・・誰かが添い寝してくれているような感じが・・・・・んんっ!!
違和感に目を開け視線を向けると隣には・・・
「あっ、お兄ちゃん、やっとあたしに気付いてくれたんだ、うれしいなぁ♪。あたし、このベッドに宿った安眠の精霊、ペドティッシって言います。これからよろしくね」
そこにはシーツ一枚羽織っただけの白い肌の少女が居た。そして突然の事に反応出来ない俺を尻目に彼女はこう言い放った。
「お兄ちゃんがよく眠れる為なら何でもしてあげるよ。子守唄がいい?、お話がいい?、それとも・・・・・」
そして8発も抜かれた俺は泥の様にぐっすり眠れましたとさ。
終わり
気分転換に軽く一本書いてみた。精霊もオカルト入るだろうか?、そりゃあ入るよな。
キタ━━━━━━( ゚∀゚∩)━━━━━━━!!!!!
もちろん妖精もオカルトに入りますよ(w
>264
>267
幽霊の画像って確かに少ないですよね
探してもぜんぜん見つからないですし・・・
271 :
206:02/10/13 01:59 ID:1yuDmL86
>>270 探して見つかったと思ったら、このスレの
>>3のベースのイラストだったってオチが
何回あったことやら(w
話変わってとりあえずSS投下第3弾行きます。
272 :
206:02/10/13 02:04 ID:1yuDmL86
「まだなのか・・・?」
「もうそろそろです」
そう。もうそろそろ。ここまでは私の予定通りだ。あとは・・・。
次の日はいつにもまして明るいリル。やっぱりこの娘の明るい顔を見ていると安心する。
・・・どこか、彼女がいなきゃ駄目だと認識している自分がいる。
そしてそれを完全に否定することができなくなっている。・・・やっぱり彼女はサキュバスなのか?
初めてリルと交わってから1週間がたった。あれから毎日俺はリルを抱いている。
もうリル以外のことは何も考えられなかった。自分が今どこにいるのかも興味が無かった。
目の前にリルさえいればいい。リルはやさしく俺の求めに応じてくれる。
時にはリルの方から俺を求める場合もある。ひたすら俺たちは愛しあった。
だから突然エルが現れた時はかなり驚いた。
最近は毎日レムルさんとエッチなことばかりしている。ほとんど言い出すのはレムルさんだけど、
あたしもお股がどうしても変な気分になって、レムルさんのおちんちんが欲しくなる。
その時は頭の中がぼうっとして、あたしでないあたしがいるみたいな気がする。どうしてだろう?
そんなある日、突然エルシャーネさんがやってきた。
273 :
206:02/10/13 02:09 ID:1yuDmL86
「おはなしって何?」
あたしはエルシャーネさんに聞いた。少し不安だった。
だってエルシャーネさん深刻そうな顔をしているんだもん。
レムルさんはここにいない。エルシャーネさんが「二人きりの話がある」ってあたしをつれだしたから。
「・・・・・あなた・・レムルと・・・寝た?」
「・・・!」
あたしは驚いた。何でそんなことわかっちゃうの!?
「どうやら図星のようね」
エルシャーネさんが言うには天国に行く条件ってまだあったんだって。
それが、一緒にいる男の人―レムルさんだ―と体の関係を持たないこと。
「でも・・でも・・・あたし・・・」
あたしはレムルさんが大好きだもん。何がいけないの? どうして教えてくれなかったの?
色々エルシャーネさんに聞きたかった。でも、涙があとからあとからこぼれ出て言葉にならなかった。
「でも、大丈夫。まだ天国に行けないと決まった訳じゃないから」
エルシャーネさんのこの一言であたしは顔をあげた。でも、次の一言はあたしをさらに絶望の底に突き落とした。
274 :
206:02/10/13 02:10 ID:1yuDmL86
「・・・・今度はここに一人で過ごすこと。・・そうすれば天国へ行けるわ」
・・・・・ひとりで・・って。この広い世界にただ一人で? レムルさんは?
「もちろんお別れね。でも、おかあさんには会えるのよ」
・・・そんな。イヤだよ。レムルさんと一緒にいたいよ。おかあさんにも会いたいけど・・・
どっちか選べなんて無理だよ。あたしは思わず駆け出していた。―レムルさんのもとに。
275 :
206:02/10/13 02:14 ID:1yuDmL86
エルがリルを連れてどっか行っちまった。多分リルに自分がサキュバスだってことを教えるためだろう。
しかし、このままでいいのかという思いが募っている。リルを俺の心の中で飼うことになるんだ。
そんなのリルが納得するのか?
しばらく経つとリルが泣きながら駆け寄ってきた。案の定だ。リルは俺の腕の中で泣き続ける。
だが俺は抱き寄せることができなかった。リルが泣いてしまう原因は間違いなく俺なのだろうから。
泣きじゃくるリルをどうにかなだめ、俺はエルと話し合うことにした。
「そんなことが許されると思ってるの?」
エルは珍しく険のある表情で答えた。
俺は自分の正直な気持ちを述べた。俺の心の中にサキュバスなんていらない、リルを元の世界に戻せ。と。
「まあ無理ね。間に合ったとしたら、あなたがリルを抱く前だったんだけど」
な・・・!
「それに言ったはずよ。元々あなたにはこの世界でしばらく暮らしてもらうだけだって。
あの娘に手を出せなんて言ってないじゃない」
・・・俺は反論ができなかった。確かにそうだ。さらに畳み掛けるように言うエル。
「あなたは多分、あの娘に何がしかの影響を受けているはずよ。それがサキュバスの本来の魔力だから」
・・・・・・リルに影響を受けていた? 魔力? そんなの関係ない。俺は・・・。俺は・・。
276 :
206:02/10/13 02:15 ID:1yuDmL86
「関係ねえよ」
「・・・?」
「関係ないって言ってるんだ。今すぐリルと俺を元の世界に戻せ。さもないと・・!!
何だ? エルの目が光ったと同時に突然体が・・・
「さもないと、どうする気?」
動けない俺に、エルは余裕の表情で言った。
「あまり人間が調子に乗らないことね。その気になれば、
心ごとあなたの存在をこの世から消してしまうことも簡単なのよ」
く・・どうしても体が・・・動かな・・
「まあいいわ。ここの時間であと一週間時間をあげるわ。それまでに考え直すことね。
考えが直らないと本当に消してあげるから」
そう言い残しエルは消えた。・・・同時に金縛りが消えたはずなのに、
俺はしばらくその場にへたりこみ動くことができなかった。
277 :
206:02/10/13 02:23 ID:1yuDmL86
うん。順調だ。
ここまできて失敗してしまったら私も・・・いや、大丈夫。信じよう。
レムルさん・・・エルシャーネさんと話をしてくるって言って出て行ったけど・・
もう帰ってこないのかな。お別れの言葉もない。ここにずっとひとりで・・・
ガチャン
扉が開いた。そこにはレムルさんが立っていた。私は迷わずレムルさんに抱きついた。
もう離れたくない! ずっとそばにいて!レムルさんも私を抱きしめてくれた。
そしてレムルさんのくちびるがあたしのくちびると重なる。レムルさんも同じ気持ちだよね!
そう信じてあたしはいつまでもくちびるを離さなかった。
その後、俺たちはいつもよりも激しく愛しあった。まるでエルの言葉を打ち消すように。何度も、何度も。
何度かの絶頂を迎えたのち、リルは俺の腕枕でじっと俺を見ている。
俺はリルにこの世界に来てからのことをすべて洗いざらい話した。
話し終えてふと見るとリルの目から涙がひとすじ流れている。
俺はリルのさらさらの長い髪を撫でなだめようとした。リルは涙を擦りながら俺に内緒にしていた部分を話した。
エルはリルに対し自分を死神と名乗り、天国へ行くために俺とここで暮らせと。そしてその事は黙ってろ―と。
それで理解した。今思うとエルの態度はどう考えてもおかしかった。
リルをサキュバス呼ばわりするなとか普通に暮らせとか。
しかし俺はともかく、リルを騙して俺の心の中に住ませようとするなんて・・・。
多分、あいつは何があってもこういう結末を用意していたんだろう。
そう思うと俺は胸がむかついてきた。しかし仮にもあいつは神様だ。
正面から行って叶うはずがない・・・。それに・・・・ひとつだけ確かめておきたいことがあった。
278 :
206:02/10/13 02:28 ID:1yuDmL86
エルシャーネさんから聞いたこととレムルさんから聞いたこと、
全然正反対の話しでどっちを信じていいか分からなかった。
でも、レムルさんが嘘を言うような人には思えない。それに・・・。
「リル・・」
私が混乱しているとレムルさんが私を呼んだ。思わず私が顔をあげると、
今まで見せたことがない真剣な顔で言った。それは十分あたしを驚かせるおはなしだった。
二人で逃げる―それが俺の出した結論だった。正面からかかっても叶うはずがない。
ならば、どこまでも逃げるのみだ。ただ、リルに一緒に逃げてくれるか聞いた。リルは目を見開いて言った。
「本当に・・本当に、私を連れてってくれるの?」
ああもちろんだ。リルがいなかったらもうこの世に未練なんてない。リルがいるから逃げるんだ。返事は・・・。
「レムルさん・・・大好きっ!」
言うやいなや首に抱きついてきた。こんなに早くていいのかと思わせるほどの即答だった。
が、リルの目に迷いはない。リルが俺のことを好きだと言ってくれている。だったら、
俺の言う言葉はひとつしかない。
「リル・・俺も大好きだ」
俺はリルを強く抱きしめた。リルのぬくもり、心臓の鼓動を感じる。
もう、迷うことなんてない。
279 :
206:02/10/13 02:31 ID:1yuDmL86
翌日―朝早いうちに俺たちは身支度をして部屋をあとにした。
幸い、この歪んだ世界は森や川もあるし隠れる場所には事欠かない。
エルだってそう簡単には見つけられないだろう。―そう思った。しかし、それは甘かったようだ。
「二人揃ってどこへいくつもりかしら? どうやらピクニックって訳でもなさそうだけど・・・」
唐突に俺たちの前に現れたエル。前回に比べ完全に無表情だ。それがかえって不気味だった。
リルが俺の手をぎゅっと強く握り締める。そうさ、もう迷うことなんて何もない。
「ああ、俺の考えは決まった。何があってもリルを離しはしない」
「そう・・・・。じゃあ仕方ないわね。後悔しても遅いわよ」
エルが翼を羽ばたかした。かと思うとまばゆい光が―そこで意識が途切れた。左手にリルの手の感触を残し・・・。
「元に戻したのか?」
「はい。元のとおりに。あとは彼らしだい―」
「そうか。まあいい。お前も失敗した時の覚悟は出来ているのだろうな」
「結果を見てください」
そう。彼らしだい・・・私には信じるに足る確信があった。
280 :
206:02/10/13 02:41 ID:1yuDmL86
・・・・・。「!」 おっと、しばらく居眠りをしていたようだ。
そっと俺は様子を伺う。ふう。まだ奴は動き出していない。寝過ごして奴を見失ったら依頼はパーだ。
気を引き締めないとな。便利屋稼業は依頼の成否によって報酬が決まる。依頼に失敗しちまったら当然報酬はなし。
それどころか次の仕事にも影響がある。・・・? 何かざわめきが聞こえる。
誰かを追いかけているようだがどうやら俺ではなさそうだ。また俺はこっそりと陰に隠れた。
”上!”
突然声が聞こえた―ような気がした。気がしたっていうのは声じゃなかったんだ。
まるで頭の中に直接響くような・・・―で、思わず俺は上を見上げた。何か落ちて・・・人影だ!
気づいた時、俺は思わず駆け出していた。いつもの俺なら放っておくのに。思い切り人影めがけダイブした。
両腕に物凄い衝撃。俺は苦痛にうめき声をあげそうになったが、すんでのところでこらえきった。
「おい、起きろよ」
相手はまだ気を失っている。よく見りゃまだガキだ。そりゃそうだ。
飛び降りる人間を両腕で支えられるなんてせいぜいガキの体重くらいまでだ。
―しかしこのガキ、どっかで見たような・・・? 少し長い耳、さらさらの長い髪・・・?
281 :
206:02/10/13 02:42 ID:1yuDmL86
「う・・うん・・・・」
おっ。気がついたか。ならもう構うことはない。俺はまた隠れさせて・・・
「レムルさん!!」
! 目覚めるなりいきなり俺に抱きついてきた。・・・・・このぬくもり・・心臓の鼓動・・。
「リル!?」
思い出した! リル・・俺はこの娘を・・・。
「いたぞ!」
路地の向こうに人影が見える。今なら奴らが何者か分かってる。奴らがリルの母親を・・。
「行くぞ! リル」
俺は腕の痛みをこらえ、迷わずリルの手を取って駆け出した。
「はい!」
元気よく答えるリル。
俺の心の中にサキュバスはいない。
だが、そんなものいなくたってかまわない。
この手の中にいる娘―リルだけを守っていけばいいんだから―
282 :
206:02/10/13 02:44 ID:1yuDmL86
「はあ・・はあ・・・・はあ」
あたしは息をこらえながらそれでも必死に深呼吸をしていた。
本当は思いっきり息をしたい。・・・でも音を出すわけにいかない。
だってあの人たちに見つかっちゃうもん。
・・・おかあさん・・リルを助けて・・・・。怖いよ・・。
あたしは心の中でおかあさんに助けを求めた。もうおかあさんはこの世にいない・・・あたしのせいで・・。
「見〜つけた」
! 突然頭上で声がした。ばれちゃった! もう・・もう・・・あたし・・。思わずあたしは駆け出した。
でも、もうあとがない。建物の屋上に逃げたのはあたしだから・・・。
「さ〜て、鬼ごっこは終わりだよ」
「心配することはない。すぐに慣れるよ」
男たちが近づいてくる。―この男たちに捕まるくらいなら!
あたしは思わず身をひるがえした。
―ごめんなさい、おかあさん。リルもすぐにおかあさんに会いに―
”来ちゃだめ!”
そんな声がした。薄れる意識の中、ぼんやりと人影が見えた。一人はおかあさん。もう一人の人は・・?
レムルさん! あたしが思い切りレムルさんに手を伸ばした時―意識は途切れた。
283 :
206:02/10/13 02:46 ID:1yuDmL86
「おい、起きろよ」
揺さぶられるあたし。まるで夢の中の世界にいるみたい・・。う・・うん・・・・。
「おっ、気がついたか」
この声は・・・レムルさん! あたしは思いっきりレムルさんに抱きついた。
幻なんかじゃない。本物のレムルさんに―!
「リル!」
レムルさんもあたしを抱きしめてきた。レムルさん・・・・。
「いたぞ!」
路地の向こうに人影が見える。あたしを追ってきた男たちだ。
「行くぞ! リル」
レムルさんはあたしの手をとって言った。あたしは迷わずレムルさんに答えた。
「はい!」
レムルさんは駆け出した。あたしも一緒に駆け出した。もう怖くなんかない。
だって、あたし一人じゃない。レムルさんがついていてくれるんだから。
284 :
206:02/10/13 02:50 ID:1yuDmL86
「報告は以上です」
「そうか・・・分かった。ひとつ聞きたいのだが、時間を戻しすぎたようだが?」
「はい・・・二人に一週間、時間を与えていたのですが、一日で逃げてしまったのでその誤差が生じてしまいました。
ミスは厳粛に受け止めます」
「ふん・・ミスか・・・逆でないだけまだよい。以後気をつけるように」
「は・・・ありがとうございます」
ふう・・・やっと終わった。いえ、まだ終わってはいない。これからの二人をずっと見守る役目があるから。
レムルには黙っていた本当のこと・・・。彼の中にサキュバスはいなかったんじゃない。いなくなったのだ。
彼がまだ子供の頃、両親が殺されそのショックで心が壊れてしまった。
そしてその壊れた心に耐えられなくなり、逃げたのだ。
当然、そのサキュバスは罰を受けることになった。―彼の心を修復し、サキュバスを住まわせるという―
心は少しいびつだけどもだいぶ修復した。でも、中に住むサキュバスがいなかった。私にはもうその資格がなかった。
一度逃げ出しているのだから。
それでたまたまレムルの側で飛び降りたあの娘―リルをサキュバスにすることになった。
最初は私もそのつもりだった。でも、二人の暮らしを見ていてそれでいいのかという思いが出てきた。
思い切って私は上申した。あの娘をサキュバスにするのは止めようと。
285 :
206:02/10/13 02:55 ID:1yuDmL86
当然反対された。それはそうだ。サキュバスにするためにあの娘をレムルの心の中に住ませたのに、
今からそれを止めうというのだから。反対意見が多数を占める中、条件をつけて私の主張は通った。
―二人の心が通じあわなかった場合は、私も存在を消される、という条件で。
二人は皆が、いえ、私も思っている以上に心が通じ合っていた。
リルに辛くあたってしまったのは、レムルの元サキュバスであった嫉妬だったのかもしれない。
そして戻す時間が多すぎた理由は・・・・それは、秘密です♪
おしまい
286 :
206:02/10/13 03:00 ID:1yuDmL86
毎度の事ながら簡潔に話をまとめられない奴だのう(泣
おまけにスレ違…。
そんな訳で逝ってまいります。
スレ汚し、大変失礼いたしました。
ii!
288 :
229:02/10/13 05:34 ID:k/hlZN9N
206氏、完結乙カレー
がぁさんのだいらんどを思い出させるラストでしたね。
すまん、洋風な名前は萎える・・・。
>289
自分はどっちでもいいけどな。名前だけ変えてハァハァすればいいんだし(藁
それよりも>206さんのSSって少し長すぎ。
>229さんのように直球ストレートなSSのほうが好みだな。自分は。
291 :
206:02/10/14 00:22 ID:dzMe8KlK
う…レスがついている(汗
>>287 いいですか? 私。
>>288 いえいえ229さんこそ乙です。続き頑張ってくださいね。
ちなみにがぁさんのだいらんどってなんでしょ? 自分無学なもんで…。
>>289 洋風か〜。確かに私も洋より和がいいです。んで今回はファンタジー風味でしたんで(w
あんな名前に落ち着きました。すみませんです。
>>290 名前を変えてまで見るほどのSSでもないと思うのでつが…。
すみません。今度はもう少し短いのを作成します。…ちゃんと炉霊が出る話で(爆
そういえばいつかやらかしたけども、”こういう萌える娘がこの本に出てるよ”
ってな話はここではスレ違いなんすかね。やっぱ。
>そういえばいつかやらかしたけども、”こういう萌える娘がこの本に出てるよ”
>ってな話はここではスレ違いなんすかね。やっぱ。
大歓迎です。
僕は今、入院中。夜の病院って雰囲気怖いんだよね。特にトイレが。
しかも僕の病室から遠いんで暗い廊下をずっと歩かなきゃならないし。
「あれ・・・?」
僕がトイレで用を済ませて部屋に戻ろうとすると廊下に亜矢ちゃんがいた。
亜矢ちゃんってのは僕と同じここの入院患者。たまたま知り合ったんだけど、
勉強を教えたりもしてたんだ。最近はあまり会う機会が無かったけど・・・。
「どうしたの? こんな夜中に?」
「あ・・・おにいちゃん」
亜矢ちゃんはちょっとビクッとしたようだけど、僕だってことに気づいてほっとしているようだった。
何でも亜矢ちゃんは時々病室を抜け出してはこっそり夜中の散歩をしているらしい。
「今夜のこと・・・ないしょにしててね。皆に知られたら、わたし・・・しかられちゃう」
うつむいた顔が凄く可愛い。ちょっとドキッとしてしまった。
少し・・・くらいなら・・。いいよね。
「う〜ん。そうだね・・・・僕の言うことも内緒にしてくれれば、内緒にしててあげる」
「うん、わかった! 約束だよ!」
僕は亜矢ちゃんの手をとり、そろそろと歩き出した。
場所は僕の病室。今は僕以外誰もいないから・・・。
「きゃっ」
ベッドに亜矢ちゃんを押し倒す。軽く悲鳴を上げる亜矢ちゃん。
僕はパジャマ越しに亜矢ちゃんの胸を軽く揉んだ。
「おに・・いちゃん・・なに・・・を」
「しいっ。看護婦さんが見回りに来ちゃうかもしれないよ」
嘘だ。僕はこの時間には看護婦さんが来ないことを知っている。でも、亜矢ちゃんは押し黙ってしまった。
それを見て僕は調子に乗り、亜矢ちゃんにキスをした。亜矢ちゃんは抵抗しようとするが、腕力が違う。
非力な僕でもあっさりと抵抗を抑え込める。僕は左手を亜矢ちゃんのズボンの中に潜り込ませた。
「ひゃっ」
ビクッと反応する亜矢ちゃん。僕は興奮を抑えられずに亜矢ちゃんのパジャマを脱がし、自分も服を脱いだ。
もう僕のナニは痛いぐらいに膨れ上がっている。僕は思わず亜矢ちゃんの股にナニを擦りつけた。
亜矢ちゃんの股はあったかくて凄く気持ちいい。自分でするのとは大違いだ。
そんなに長い時間も持たずに僕は射精していた。
僕はこっそりと、亜矢ちゃんを病室まで送っていった。
病室の前で僕は言った。
「今日のことは・・ふたりだけの・・・秘密だよ」
「うん・・おにいちゃんも・・・・ないしょにしててね・・」
どっちかというと、今日の事がバレるとまずいのは僕の方なんだけど、まあいいや。
「また明日ね・・・」
亜矢ちゃんは扉から顔を半分出してウィンクして言った。
僕は思わず浮かれて返事をした。
・・・あれ? 何か不思議な匂いがする・・・。何だったっけ? この匂い・・。
次の日の夜―やっぱり亜矢ちゃんは昨日と同じところにいた。
そして、昨日と同じように僕は亜矢ちゃんを部屋に連れ込んだ。
今度は亜矢ちゃんからベッドに潜り込んで来た。
部屋に戻んなくていいの? 僕がそういうと真っ赤な顔をはにかませながら、
「もうっ。一緒に寝たいんだもん。おにいちゃんの意地悪っ」
怒ったフリをする亜矢ちゃん。分かってる。知っててからかったんだから。
僕が笑っていると勝手に亜矢ちゃんの方からベッドに潜りこんできた。
そして入ってくるなり僕のナニを見せてと言ってきた。
そこまでストレートに言われると少し照れる。もじもじしてるといきなり亜矢ちゃんが僕のズボンを引き下ろした。
「あれえ? 昨日見た時と全然違うよ〜?」
無邪気に言う亜矢ちゃん。そりゃそうだよ。そうそう勃たせるわけにもいかない。下手に興奮したら、
またすぐ亜矢ちゃんを押し倒してしまう。
「これがおちんちんって言うんだ〜。変なのっ。すごいやわらかいよっ」
あっ! 両手で握らないで! 我慢できなくなっちゃう!
「わあすご〜い。だんだん膨らんできた〜」
だ・か・ら! 握ったり擦ったりしないでって! どういうことになるかわかってるの?
「昨日見たとおりの形だよ〜。おもしろ〜い」
亜矢ちゃんは僕のナニをオモチャにしている。情けないことに僕のナニは今までにないほど膨れ上がり、
先走り液がすでに亜矢ちゃんの手にまでつたっている。
「これ、しゃぶるとミルクが出るんだよね!」
違うよ! ミルクが飲みたいの? そこから出るのはミルクじゃないよ!!
昨日犯した娘に今日僕が犯される―こんな感覚に僕は混乱の極みに達していた
―いや、もしかしたらそれを期待していたのかもしれない。
なにしろ抵抗しようとすれば幾らでもできたはずだから。手足を縛られているわけでもない。腕力も僕が上なのに・・・。
とうとう亜矢ちゃんは僕のナニを頬張りだした。やはり、亜矢ちゃんの小さい口では無理があるらしく時々歯が当たる。
その刺激に思わずのけぞる僕。
「あっごめんなさいっ。痛かった?」
亜矢ちゃんが顔を上げて上目遣いに僕に言う。その目を見て僕の中の何かが弾けた。
「ん? ひゃっ?」
僕は上半身を起こし、亜矢ちゃんの足を捕まえ、亜矢ちゃんの下腹部を顔に持ってこようとした。
が、亜矢ちゃんが僕のナニを咥えたまま半回転した時、今までにない快感が俺を襲い
僕は思わず亜矢ちゃんの口の中で精液を放出していた。
「んん・・・ぐう・・。ごく・・こく」
必死に僕の精液を飲み干そうとする亜矢ちゃん。さらに最後の一滴まで絞りとらんとして右手でナニをしごき、
左手は袋を弄んでいる。その刺激がたまらなく心地よく、僕のナニは興奮が収まらない。
せめて最後の抵抗をしようと、僕は亜矢ちゃんの下腹部に顔をうずめた。
甘酸っぱい香り。迷わず亜矢ちゃんの割れ目に舌を這わす。昨日と違い、既にほんのりと湿っている。
「濡れてるよ」
「おにいちゃんのこと考えるとこうなっちゃうの! 私・・・どうしちゃったの? どうすればいいの?」
僕がぽつりと呟くと亜矢ちゃんは真っ赤になり答えた。最後の声はほぼ涙声―少しいじめすぎたかな―
いや、今日いじめられていたのはもっぱら僕の方だ。
僕はいわゆる69の体勢になっている亜矢ちゃんの体を入れ替え、亜矢ちゃんに唇を合わせそのまま舌を入れた。
まだ僕の精が残っているからだと思う。亜矢ちゃんの口中は苦しょっぱい味がする。
でもそんなことも気にせず、僕は亜矢ちゃんを強く抱きしめた。
「どうすればいいの?」
耳元でさっきと同じ質問を亜矢ちゃんがしてきた。僕は答えなかった。
「おにいちゃん・・・?」
不安になったのか声に焦りが感じられる。僕はそっと耳元で僕のナニを割れ目に入れればいいと囁く。
「・・・」
亜矢ちゃんは上半身を起こすとそろそろと僕のナニに手を伸ばしていった。右手で自分の割れ目をまさぐり
左手で僕のナニを握り、結合させようと腰を動かす。僕はわざと邪魔をしようかと思ったができなかった。
何故なら僕自身も一刻も早く亜矢ちゃんと繋がりたかったから―。
フンフン
「んんっ・・・はあっ・・・・はあ・・」
亜矢ちゃんはやっと僕のナニを秘所に押し込んだ。僕が我慢できずに下から腰を突き上げると
亜矢ちゃんも合わせるようにあえぎ声をあげる。と、突然亜矢ちゃんが僕の手をとり、自分の胸に押し当てた。
迷わず僕は亜矢ちゃんの胸を揉みしだく。
「あ・・ああ・・・おにい・・ちゃん・・・・気持ち・・いい?」
ああ最高だよ。僕はあまりの気持ちよさに声も出せずただ頷くしかなかった。・・・胸が揉みごたえないのはナイショだけど。
僕が胸を揉むのにあわせ上下に動き出す亜矢ちゃん。その動きに無意識のうちに僕も腰を上下させている。
さっき亜矢ちゃんの口の中に出したのに、もう限界が近づいている。亜矢ちゃんも絶頂が近いらしく動きが激しさを増している。
「あん・・おにいち・・・ゃん・・大好き・・・・もっと・・もっと・・私を感じてえっ!」
まるでこの声を待ちわびたかのように、僕のナニは激しく震えこの日二回目の射精をした。
同時に亜矢ちゃんも達したようで、僕に倒れ込んできた。僕は亜矢ちゃんをやさしく抱きしめ、熱いキスを交わした。
「はあ・・はあ・・・おにいちゃん・・・私のこと・・・忘れないで・・ね」
忘れないで・・? 亜矢ちゃんのことなんて忘れられるはずがないよ。・・・だって僕の初めての相手なんだもん。
それから一週間。あの日から亜矢ちゃんとは会っていない。
夜、病室を抜け出しても亜矢ちゃんがいない。
僕はとうとう寂しくなって次の日の昼間、亜矢ちゃんの病室に向かった。
亜矢ちゃんの病室はすでに空だった。そうか、退院したのか。
忘れないでって言ってたんだから退院の挨拶くらいしてくれてもいいのに―。
それとも僕とのHがバレちゃったのかな? と、そんなことを考えていると
看護婦さんが通りかかったので亜矢ちゃんの退院した日を聞いた。
「ああ、亜矢ちゃんね。可愛い娘だったんだけど・・・八日前の昼に亡くなっちゃったのよ」
・・・僕はショックで声が出なかった。亜矢ちゃんが亡くなっているなんて・・・。
・・・・え? 八日前の昼? それ変だよ。だって僕が亜矢ちゃんに会ったの八日前の夜だよ?
「どうしたの?」
看護婦さんの声で我に帰った。僕は今思っていたことを看護婦さんに言おうとした時―
『うん・・おにいちゃんも・・・・ないしょにしててね・・』
ふと亜矢ちゃんの声が頭をよぎる。僕は咄嗟に言葉を飲み込んだ。そうだ。約束なんだ。
亜矢ちゃんと交わした約束。―あの夜のことは内緒にしておくって。
「あ・・いや・・なんでもないです」
僕はどうにかその場をごまかして病室に戻り、看護婦さんの言葉の意味を考えた。
亜矢ちゃんと会ったのが八日前の夜・・・でもその日の昼にはもう亜矢ちゃんは・・・。まさか・・。
あ、思い出した! 亜矢ちゃんを病室に送った時に部屋から感じた匂い・・・あれって線香だ!
・・・・・・色んなことを考えたが結論はひとつしかなかった。
「亜矢ちゃん・・・」
それから一ヶ月後―僕は無事退院し、今は亜矢ちゃんの墓の前にいる。
僕は墓前に手を合わせ、後にしようとした。
『おにいちゃん・・・私のこと・・・忘れないで・・ね』
一瞬、亜矢ちゃんの声がした気がして振り返った。もちろんそこには誰もいなかった。
>>293-
>>302 ふう。こっちのSSの方が短いのに何か疲れた。
>>292 お言葉に甘えてひとつ。影崎由那(夕那ではない)さんのコミックで、HA・I・KA・RA
って本なんですが、その中のMISSINGって作品の幽霊になっちゃった娘に萌えました。
作者の名前を見ればわかる人はわかると思いますが、18禁ではありません。念のため。
>>293 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!!!!
最初誤爆かと思いましたが最後のどんでん返し最高です。
最近活気ずいてきましたし一時はどうなることかと思ってました
305 :
229:02/10/14 02:02 ID:MjYBwzfT
306 :
229:02/10/14 02:09 ID:MjYBwzfT
やっべ。名前入れるの忘れてた(汗
>>293-
>>302(
>>299除く)は自分でした。
>>304 結構ベタなどんでん返しでしたけどね。
そういえば
>>72さんってめっきり来なくなっちゃったな…。何か自分と前後していなくなってるような?
>>305-306 >>229さん、どうもありがとうございました! 「だいらんど」読みたくなってきたから買ってこようかな?
個人的に幽霊って『うらめしや〜』って出てくるのも怖いけど、普通に人として接した後に実はあれが幽霊だった
―ってのが一番ゾッとするなと思ってたんであんなSSを作りました。まあ、”僕”は怖がっていなかったですが。
そんな訳で、またSSのネタが出来たら投下してみます。名前欄をチェックしてから(爆
308 :
206:02/10/14 03:06 ID:LxkUAWrw
>>307 逝ってるそばから名前入れてねーよ(爆
そんな訳で逝ってきます。ほんで炉霊を捕まえてきます。
あのタイミング?%Cタvホ「ユkロ7lッtエ<コ�マ狽リ�ヲ?垣-、Oガ栫リvd胱゙,ow{ナ薔4ト?_・?�Iフナ4ユオx!RX゚和jG螢\ホ!?・G7ロL
>>309 何言いたいのかわからんぞ(w
>>206さん乙でした。
前回から一転して現代の和ですか。個人的にはいぢめてくる亜矢ちゃんにハァハァでした。
早く新しい炉霊を連れてきてください。
本当だ(w
いや、293−302のSSで299のタイミングで相槌うったのは神だと思って。
100順で読み返すと丁度、Hシーンとどんでん返しのシーンが別ページに振り分けられてるのさ。
206さんへ。
物語自体は定番とはいえ面白かったけど、どんでん返しを狙うならもう少し伏線を張った方が
読み手も感心すると思うよ。
>312
いえ〜い♪
俺がとあるスレで作ったAA、一応幽霊なのでこっちにも貼ってみた
,. - ───- 、
,..'´ `ヽ、
;:" ,. ,. - 、 、
/ / / ヽ ヽ
/ / / ヽ ヽ ヽ
i /. | i | | |
l i |.l ll | | |
l l,,,,,,,| |,,,,,,,,,| |,,,,,,,,,||,,,,,,,| |
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ヽ/! ,, 、 、| |
| ヽ、 ー─ ,/ | |
| i゙'' ,- ..,,_,. :-'i゙ | .|
| | ;',. ,.ノ ヽ、_ | |
| |,.‐'T´ ,ノr-,`7、 |
| /´| `'ー─.' ´V゙ ,ムi゙ ヽ
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| ! .| (_ , -ッ `''゙ 、|. l.
| ! | / ,i、 | !
| i. | l ,/ ヽ | ,!
| l,.| 'ー' `| ,!
| | ,.-. | ,!|
| |,/ / |, ! |
| |' ,/,. -‐-、 ';.! |
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| |',゙ ヽ,.、_ ヽ ゙l,l
|,,,,| i i, ヽ `゙'''゙ r-、 .l,,|
|,ノ ヽ._j _ l l. /^!.i,
315 :
206:02/10/15 23:52 ID:Flh+FtoT
「除霊は完了しました」
「ありがたやありがたや・・・。こちらは少ないですが・・・」
ふん。ボロイ商売ですね。私は男が差し出した封筒を恭しく受け取り、厚みを確認してほくそえんだ。
私は除霊師。と言っても自分自身ではまったく霊の存在を信じてはいない。そんなのいる訳ないでしょう。
じゃあ何故こんな商売をしているのかって? 封筒の中身を見ればわかるでしょう。ビジネスですよ、ビジネス。
今回の依頼はこの洋館に巣食うという霊の除霊ですね。
洋館を取り壊そうとしたら不審な出来事が次々と怪奇現象が・・・ですか。ありがちですが偶然ですよ、偶然。
ギィィィ・・・・扉を開けました。中は・・・ケホッケホッ・・・埃だらけです。こんな所に何日もいられません。
適当に除霊の真似事をしてさっさと帰りたいですね。この仕事の報酬が入るとしばらくは遊んで暮らせます。
ガタッ
? 物音? まあ多分私が扉を開けたんで何かのバランスが崩れたんでしょう。しばらく休みますか・・・。
「ちゃん・・・・おじちゃん・・・」
私が休んでいると声がする。誰を呼んでいる? 私か? 私はおじさんではないですよ。
「ごめんなさい・・・ えっと・・おにい・・・さん?」
ふむ。私か。それではとりあえず起きるとしよう。お嬢ちゃん、今何時だね?
「んー? 2時だよ」
そうか、2時か。・・・。 ・・・・・。 2時? もう真夜中ではないか。さっさと寝なくては。
316 :
206:02/10/15 23:53 ID:Flh+FtoT
「あの・・・」
ん? まだいたのか。もう2時なんだから君も早く寝なさい。
「えっと・・・・・」
言いたいことがあるならはっきり言った方がいいぞ。しかし顔色が悪いな君。向こう側が透けて見えるじゃないか。
「その・・おじ・・じゃなかった、おにいさんって霊を消しに・・・・来たんでしょ?」
おいおい。何を言っている。霊なんて存在するはずがないだろう。存在しないものをどうやって消すんだ?
しかし君、顔色は悪いが結構可愛いな。私好みじゃないか。ところで名は何て言うのかな?
「あ、はい。麗佳って言います」
ぺこりと礼をする麗佳。うむ、やはり可愛い。うっ! 急に腹の具合が・・・。
317 :
206:02/10/15 23:56 ID:Flh+FtoT
「大丈夫・・おにい・・・さん」
う・・・大丈夫でないかもしれない。すまぬが麗佳君。少しさすってくれないか。
「あ、はい。・・・・どの辺が痛いの?」
うんうん。素直な娘だ。実はここなんだが。おもむろにズボンとパンツを脱ぐ私。そこには不肖の息子がそそりたっていた。
「きゃっ・・。これ・・・を・・さすればいいの?」
ああ、ここまで腫れているんだ。かなり重症かもしれない。早く頼む。
「はい・・・えっと・・。これで・・いい?」
うう・・・気持ちいい・・。できれば膿を吸い取ってくれれば嬉しいのだが。
「吸い取る・・って。・・・咥えればいいの?」
なかなか物分りのいい娘だ。その通りだ。早く膿を吸い出しておくれ。・・・気が遠くなってしまう。
「はいっ。・・・ん・・うん・・。 こふぇへ・・・ひひ?」
おおうっ。違う意味で気が遠くなりそうだ。・・・もう我慢できないっ。
「ぐうっ・・・ごぼ・・ごほっ・・・」
ああ・・・膿がたくさん出たようだ。でも全部出し切ってないようだ。もう少し頼むよ。
「はひ・・んん・・・・ん」
318 :
206:02/10/15 23:58 ID:Flh+FtoT
その一夜で不肖の息子は自己新記録の5回を達成した。まだまだ若いな私も。
さて、麗佳君。ここはそろそろ取り壊されるという話だ。早く家に帰った方がいいんでないのかい?
何? 帰る家が無い? ならば暫く我が家に居てはどうかね? 現在助手を募集中でね。
・・・え? いいのかって? 勿論君なら大歓迎だ。君がよければ決まりだ。さっさとこんな洋館おさらばしよう。
「・・・・除霊は無事完了いたしました」
「うん。さすが韮佐和先生です。こちらは謝礼になります」
をををを。この札束、眩暈がきそうですね。これだけあればしばらくは遊んで暮らせますね。
さて、事務所に帰りますか。
319 :
206:02/10/16 00:00 ID:J9bhvXiC
「あ、先生。お帰りなさい」
うん、ただいま。今、麗佳は私の事務所で助手として働いている。家事一般はそつなくこなしてくれるが、
外に出たがらないのが玉にキズだ。
本人曰く「誰も私に気づいてくれない」らしいがそんなことはない。ようは気の持ちよう、だよ。
「あら奥様、聞きました。韮佐和さんの噂」
「ええ、聞きましたわ。最近は誰もいない事務所で一人空間に向かって喋っているそうですわね」
「霊退治の腕は確からしいですけど・・・憑かれてしまったのかしらね・・」
ひそひそ・・・ひそひそ・・・・。
「なあ麗佳君。金星人っているのかな?」
「えっ? ・・・先生・・それは・・・・」
つづく?
320 :
206:02/10/16 00:04 ID:J9bhvXiC
このスレのSS書きの皆さんに告ぐ。
早く続きを書いてくれないとエセSS書きがどんどんスレ汚しSSを落としてくぞ(w
…そのうち自分出入り禁止になるな、ここ(苦藁
321 :
229:02/10/16 22:46 ID:DIqdNkUH
月曜以降仕事やらアレルギー性鼻炎やらで消耗して余剰体力が無いっす。
長い目で待ってやって下さい。
>>320 良いのです。ココは人を育てるスレです。たぶん。
>>320 最初にうpしたSSと今回のSSと凄い落差ですな。
…正直、今回のSSはどこに萌えればいいのか(以下略)
324 :
206:02/10/18 01:05 ID:FvB/lcwD
>>229 お大事に。アレルギー性鼻炎は自分も掛かってました。完治に3年掛かったような。
本心から急かす気はないのでのんびりどうぞ。
>>322 育っているどころか、壊れている気がいたします。…まさか取り憑かれ?((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
>>323 勿論私も萌えるポイントはございません。さりとて笑えるシーンも(以下略)
てな訳で反省を踏まえてまた投下します。
325 :
206:02/10/18 01:08 ID:FvB/lcwD
『一樹、あなたの・・・よ』
ガバッ! 俺は飛び起きた。パジャマには寝汗がべったりついている。またあの夢だ・・・。
時計を見る。夜の2時半・・・・。
ここ三週間で俺の神経はかなり参っていた。というのも、毎日同じ内容の夢でうなされるからだ。
この前なんて通勤中の電車の中でさえ同じ夢に苛まれる始末だ。
ゴク・・・ゴク・・ 「ふう・・・」
喉を潤した俺は溜め息をひとつついた。
・・・一体あの夢は何だったんだ? 俺は考えた。
夢の中で俺はひたすら海で泳ぎ続けている。しかし、いつまでたっても浜が見えない。
やっと浜が見えるとそこに人影が見える。誰かと思って目を凝らしてもよく見えない。
そして決まってあのセリフで目が覚める。ただ、あなたの・・・の後がよく聞き取れない。
それが尚更、俺を苛立たせているのかもしれない。
だが・・日に日に人影が近づいているような気がしていた。・・・あれは・・・・女の子?
『やっと・・見つけた』
突然の声に俺は思わず振り返った。―そこには女の子が立っていた。
白いワンピース姿。長い髪。・・・・俺が夢の中で見た女の子に間違いない。
326 :
206:02/10/18 01:12 ID:FvB/lcwD
俺は恐怖より先に怒りの感情が湧き起こっていた。
こいつか! こいつなのか!! 夢の原因は!!!
『きゃっ!』
俺は思わず女の子を殴り倒していた。倒れた弾みで女の子のワンピースがめくれ、太腿が露わになる。
その姿を見て俺はさらに興奮して女の子にのしかかった。
『いやっ! やめてっ!!』
女の子は必死に抵抗しているようだが、所詮抵抗できるはずもない。
俺はワンピースの裾から下腹部に手を伸ばした。―ない。下着をつけていない。女の子の割れ目に直接触れる。
『ひゃっ・・やめ・・ ああっ』
俺は割れ目の中に指を入れてみた。女の子は未知の感覚に戸惑い、のけぞっている。
さらに俺はワンピースを上までめくり上げた。
327 :
206:02/10/18 01:15 ID:FvB/lcwD
『やめ・・やめて・・おと・・・・ぐうっ』
尚も抵抗しようとする女の子の唇を奪い、割れ目に指を出し入れする。
そのうち指がぬめりけを帯び、スムーズに出し入れできるようになる。
『はあ・・はあん・・お・・と・・・・・』
女の子の声は悲鳴から喘ぎ声になっている。俺ははちきれんばかりに膨らんだ自分のイチモツを取り出し、
女の子の割れ目に添え、割れ目からのぬめりを擦りつけ、一気に割れ目の中に突き入れた。
『!! い・・いた・・っ・』
かなり濡れているとはいえ、やはり中に入れるには無理があったのかもしれない。
しかし、俺はそんな事もおかまいなしに無理やり出し入れを開始した。
今までの女では感じたことのない感覚―だが、その一方でどこかで感じたような感覚。
無我夢中で抽送を繰り返した俺は、彼女の中にいつのまにか果てていた。
気がつくと、俺はこの娘を3回も犯していた。今はスースーと寝息を立てている。
・・・このままでも悪くない・・。かも。
328 :
206:02/10/18 01:17 ID:FvB/lcwD
『一樹、あなたの・・・よ』
不意に例の声がして俺は一気に現実に戻された。目の前に立っているのは・・。
「美琴!」
俺は思わず叫んでいた。まさか・・何で美琴が・・・。
10年前―まだ俺が学生の頃、夏期休暇である港町に旅行に出掛けた。美琴に出会ったのはその時だ。
俺にとってはひと夏の遊びで抱いただけだ。・・今頃何しに・・・?
その問いに答えるように美琴は俺の隣で眠っている娘を指差して言った。
『一樹、あなたの・・娘よ』
!! 俺の・・・娘? そんな馬鹿な・・何を言って・・。
『おねがい・・・・その娘だけでも・・』
美琴はそう言い残し消えていった。後には奇妙な沈黙が残り・・・俺はいつの間にか気を失っていた。
329 :
206:02/10/18 01:19 ID:FvB/lcwD
―翌日―目が覚めると誰もいない。あれは果たして夢だったのか・・・?
しかし、美琴が最後に残した言葉が妙に気になった俺は休暇をとり、旅に出ることにした。
行き先は勿論、美琴に会った町だ。
10年―か。何も変わってないな。駅を出た俺はそう呟いた。―そう、何も変わってない。変わったのは人間だけだ。
町の様子はあの時と何も変わっていない。潮の香りもそのままで、まるで10年前にタイムスリップしたようだ。
俺は早速、美琴の家を尋ねようとした。が、美琴の家は既に跡形もなかった。
詳しい話を知る人をようやく見つけたが、その話は俺を悔恨の渦に突き落とす内容だった。
美琴は10年前に自殺していた。妊娠したことに対し両親が激怒し、子供を産む産まないの騒動になり、
勘当され岬から身を投げたとの事だった。しかも、遺体はまだ見つかっていないらしい。
その後の両親の行方はその人も知らないとの事だった。いつのまにかいなくなってしまったらしい。
恐らく自殺騒動が町中に知れて居づらくなってしまったからだろう。
疲労困憊で宿屋に辿り着いた俺。夕食をとっていると、宿のおばちゃんが古新聞の山を片付けようとしている。
何の気なしにそれを見ていて声を失った。―あの女の子が古新聞を指差している!
俺は思わず、おばちゃんから古新聞をとりあげ部屋に持ち帰った。
一枚一枚内容を見ていく・・・。三週間前の日付の新聞に、隣町で身元不明の遺体が上がった記事が載っている。
まさか・・・。俺は早速翌日、隣町の警察署に向かった。
330 :
206:02/10/18 01:21 ID:FvB/lcwD
検死の結果、遺体はやはり美琴のものだった。10年もの間、海に流されていたのに見つかっただけでも奇跡なのだが、
さらに驚いたのはネックレスが外れていなかったことだ。・・・10年前に俺が美琴に渡したもの・・・。
俺は無縁仏で葬られるはずだった美琴の遺骨を引き取り、帰りの列車に乗り込んだ。
列車の中では夢を見た。ただ、いつもの夢とは違う。美琴は俺に別れの挨拶を言いに来たとのことだった。
自殺はあの世でもっとも罪深いとされるものらしく、美琴はこれから償い続けなくてはならないらしい。
ただ、美琴の娘―いや、俺の娘でもあるのだが―は、自殺した訳でなく、美琴の道連れにされてしまったのだから、
美琴とは違う世界に行く事になるということだ。ただ、それには娘が反対したらしい。
おかあさんと別れたくない、ずっと一緒にいたい―と。
そうして、10年間縛られ続けたらしい。―遺体が誰にも見つからなかったために。
だが、3週間前にようやく遺体が発見され、自由に動けるようになった。それで俺を見つけたとのことだった。
俺を・・・恨んでいないのか? 俺は美琴に聞いた。
『一樹さん・・・。私は今でもあなたを愛しているわ。どうして恨まなくちゃならないの?』
しかし、俺は君を捨てた・・・。
『でも・・また迎えに来てくれたでしょう? それで私は十分です。そろそろ行かなくてはなりません。
その娘を・・お願いしますね・・』
待て! 行かないでくれ!
『その娘の名は・・美樹・・。私と・・一樹さんの名前を一文字づつ・・もらいました・・。愛してます・・一樹さん』
331 :
206:02/10/18 01:22 ID:FvB/lcwD
! そこで目が覚めた。列車の中だというのに、涙があとからあとからこぼれ出ていた。
もっとも、周りの乗客は俺が遺骨を抱えているのを見て、さほど違和感は感じていないようだった。
と、美琴の遺骨を抱えている俺の手に、そっと添えてくる手がある。
「美樹・・・」
俺は思わず呟いた。美樹は俺を真っすぐに見つめ言った。
『これからよろしくお願いします。・・・おとうさん』
俺は初対面で美樹を犯した気まずさから、そっと目を伏せた。とどめを刺すように美樹が耳元で囁く。
『今度から・・・そっと抱いて・・くださいね』
俺は顔を上げることができなかった。
332 :
206:02/10/18 01:28 ID:FvB/lcwD
>>325-331 で、ひとまず完結です。続きは考えてはおりませんが、あった方がいいでしょうか?
333 :
229:02/10/18 05:46 ID:4f8r4tWE
>>332 完結でいいんじゃないかな。ニンシンの危険の無いキンシンは魅力が半減するし。
何かが出来ちゃうとしたら、それはそれでホラーだが。
334 :
名無しさん@ピンキー:02/10/18 23:23 ID:9dovbjgm
オソレスだけど、314イイよ!
335 :
54:02/10/19 00:11 ID:vdIERSug
今回で抑えるため、だいぶ削りました。
もったいないシーンは書き始めたばかりの次作に持っていこうかなと思っております。
遅くなって申し訳ありません、
>>142の続きです。
336 :
54:02/10/19 00:12 ID:vdIERSug
ふぅ…、何度目かのため息。
堂々巡りの思想を中断し、寝ようかと枕を整える。
とたん、隣がもぞもぞと動き彼女の寝顔がこちらを向いた。
規則正しく息を吐く彼女はとても霊だとは思えない。
しばらく寝顔をボケーっと覗き込む。
泣いたせいか目の周りが薄く赤み掛かっている
額と頬には生前に付けられたであろう擦り傷や切り傷の痕。
歯の先が見える程度に薄く開いた口から静かに吐息が漏れていた。
そっと顎をとり、その唇をおおう。不器用な行動がお互いの歯をぶつけカチリを音を立てる。
彼女はまだ目を覚ます様子が無い。
静かに眠る彼女の身体の下に手を入れこちら側に抱き寄せる。
いつの間にか、くしゃくしゃになった髪に手を通し梳いでやる
もう一度その唇を味わおうとした時、彼女が薄目を開けた。
慌てて少し身体を離し、ぎこちなく笑う。
お兄ちゃん、おはよう。 彼女も微笑んで答える。
おはよう、さっきはゴメンね。彼女は許してくれるだろうか?
いいの、このまま幽霊で居て良いわけないもの、お兄ちゃんは私の為を思ってしてくれたんでしょう?
でも、君にいやな事を思い出させてしまった、 全部思い出してしまったんだろう?
うん、でも嬉しかった事も思い出せたよ、少しだけれど。
そうか…、じゃぁ、しばらくしたらお別れだね。 やりたい事をやって満足したら、君は行くべき所に行くんだよ。
それまではココに居て欲しいな。 思わす出てしまった本心に僕自身驚いた。
おそらくは彼女もだろう。 お兄ちゃん…ありがとう。 そういって彼女はじっと僕を見つめる。
なんとなく雰囲気に押されてしまい僕はしゃべれないで彼女の顔を眺めていた。
ねぇ、さっきの続きしないの?
え? 一瞬、何の事か解らず聞き返す。
さっきお兄ちゃん私にキスしようとしてたよね。
やはりばれていたようだ。僕は言葉に詰まる。
彼女は目を瞑って唇をこちらに向けている…可愛い。
彼女は何を考えているのだろう、僕は二度目のキスをした。
唇を離す。彼女の瞳は僕の顔をじっと見ていた。
337 :
54:02/10/19 00:15 ID:vdIERSug
しばらく気まずい沈黙が流れる、それを破ったのは彼女だった。
お兄ちゃんは私が欲しいの?
私、知ってるよ。
頭がどうにかなりそうな発言。
お兄ちゃんなら良いよ。
あぁ、どうしよう。
このままでは僕はとんでもない事をしてしまう。
お兄ちゃん、私はこのまま消えてしまうんだよね。
でも、私このまま消えたくないよ。
その一言は僕の中にあった何かを溶かした。
君は消えないよ、ずっとココに居て良いんだ。
そういった僕は彼女を抱き寄せていた。
そのまま僕は彼女の唇をもう一度奪う。
そして、口内を、小さな舌を味わう。
唇をゆっくりと離す。呼吸の荒い彼女。
絡ませた手を解き背中からゆっくりと愛撫を始める。
今だけのために、彼女だけの為に、僕は全てを捨てても良いと思った。
もう消える事の無い傷跡を癒したくて、唇を舌を腕から首筋に
ゆっくりと這わせる、舌が傷痕を通るその度に苦痛交じりの小さな声があがる。
同時に背中をなでていた腕をシャツのすそに忍ばせ、
わき腹から入れた腕を ゆっくりと上へ上へと撫で上げていく…。
彼女は口を瞑り、声を上げることなくシーツをぎゅっと握り締めて耐えている。
首筋から耳へと唇を移したとき、シャツの中の指がわずかに膨らむ丘の頂点を捉えた。
震えるように続いていた反応が一瞬痙攣に変わる。
僕は耳元でささやく。だいじょうぶ?辛くない?
意地悪だが、僕は可愛い声が聞きたくて手は止めない。
はうぅうっ、大丈夫っ…だからぁ。
彼女は緊張が緩んだのか言葉と共に耐えていたものが噴出す。
手から圧力を加えるたびに可愛い声があがる。
硬くなってきた先端を指の腹で優しく転がす。
338 :
54:02/10/19 00:20 ID:vdIERSug
やぁ……あぁ……、くぁっ…はぁ…
可愛い…。もっと声を聞きたい。両手を入れるには服が邪魔だな…。
彼女を抱き寄せていたもう一方の腕で、ゆっくりとシャツをたくし上げる。
まず目に付いたのはわき腹の大きな青あざ、
みぞおち辺りにも殴られたような赤い跡がいくつかついている。
あぁっ!!だめぇ、見ちゃだめ!!
驚いて手を止めてしまったせいで彼女に気付かれてしまった。
彼女は慌ててたくし上げられたシャツを下ろそうとする。
僕はその手をつかみ、彼女の眼をじっと見る。
どうしてだめなの? …だって…傷だらけできれいじゃない…。
僕は気にしないよ。そう言って、彼女の手にふれる。
…しかし、彼女の手はシャツのすそを握り締めたまま動こうとしない。
あのね、千佳ちゃんが傷の事を気にしてるから傷が消えないんだよ。
もう一度目をじっと見てから僕はこう言った、だから…僕が忘れさせて上げる。
腕を取り上にあげる、えりを頭にくぐらす。彼女は抵抗しなかった。
傷跡は彼女の全身を覆いまだらの蛇のように巻きついている。
彼女の身体は…美しかった。
しばらくじっと見とれてると、 お兄ちゃん…、あの…。 おずおずとした声でつぶやく。
ん?なに?見とれていた僕は現実に引き戻された。
顔を赤くして言う。 …あの…下は…脱がなくていいの?
え? 発言に驚いて一瞬フリーズ。
…脱がせて欲しい? そう聞いてやると、顔をさらに真っ赤にした。
…いい!自分で脱ぐから。 そう答えて、くるっと後を向き、座ってそそくさとパンツを脱ぐ。
そのままシーツをかぶろうとした所を 後ろから抱き付いてやった。
きゃぁ! 驚いて固まったすきを付いて後から胸を捕らえる。もう片方の腕は内股にのばす。
すぐに短い声を上げて足を閉じたけどもう遅い。
やぁ…、くっ…ぁ…あ…、てぇ…だめ…ぇ。
胸を攻めるたびに締め付けが緩み、ゆっくりと太ももから足の付け根までをなで上げる。
339 :
54:02/10/19 00:21 ID:vdIERSug
その個所に触らなくともそばに手を当てただけで熱を感じるほど濡れていた。
千佳ちゃん、すごく熱いよ。 羞恥心を煽ってやる。
やあぁ…だぁっ…。い…いじわる…いわ…ないっ…でよぉ。
周囲をなぞりじらす。
太もも、つぼみの周り、なだらかな丘。ゆっくりとなでながら1番肝心な所は触れない。
やだよぉ…お兄ちゃん。焦れて声を上げる。
ん?なに?そう聞きながら指先で1番敏感な所を探りそっと触れる。
やっ…くぅ、っあぁああっ!!体全体を震わせて反応する。
そのままゆっくりと窪地をなぞる、入り口辺りを軽くえぐる…。
………。
……はぁぁ、はぁ…、くっ…あぅ…んっ…。はぁ、はぁ、…ぅん…。
絶え間ない攻めのせいか、途切れた喘ぎ声になった来た。やりすぎたかな?
少し休戦。息も絶え絶えな彼女を解放してやる。
なんとなく不安になって声をかけてみた。
千佳ちゃん?そっと頭に触れる。
ん〜♪ニッコリと笑った。
少し休憩した後、けだるそうに横になっている彼女を抱き上げる。
僕はベットの端に腰掛けてその上に彼女を寝かせた。
そのまま覆い被さるようにキス。
歯茎を探り上顎を軽くなぞる、快感に震えるごとに合わせた口の隙間から熱い吐息が漏れる。
呼吸を合わせながら舌を絡ませる、小さな舌が僕の動きから逃げ惑う。
荒くなって来た呼吸に気付いて口を離す。
ほわぁ…っと言った感じに胸に手を当て大きく息を吸う。
そんな彼女の仕草をじっと上から眺めてると、
ヤダ、そんなしみじみ見ないでよ。と照れるように笑う。
340 :
54:02/10/19 00:23 ID:vdIERSug
唇から首へと舌を這わし、なだらかな双丘へと口を運ぶ。
胸の感覚が鋭いのか息がかかっただけで全身が反応している。
濡れて光る突起を胸を口で攻めながら空いてる手を柔らかな谷に這わす。
まだつるりとした丘の感触を楽しみながらすっと指を割れ目に落とした。
あっ、やぁあぁ…。 先ほどの攻めのせいでそこはじっとりと熱を帯びている。
いやなの?少し意地悪がしたくなってそう聞いてやった。
答えようとしている所を落とした指をゆっくりと割れ目に沿ってなぞり上げる。
小さく震えながら、甘く熱を帯びた声で舌足らずに答える。
ちがうよぉ…、きもちいぃ…の、んっ…はぁ…あぁ…。
小さなふくらみの手前で指を止めてもう一度聞く。 もっとして欲しい?
え…? 目前で止まった指に戸惑いを見せながらも、熱で上気した顔をさらに赤くしてから答える。
……。…うん…して…。 答えと同時に快感の元を優しく探る。
…んっ…くっ…あぅ…んっ…あぁぁああっくぁあっ!
声を上げながら両腕で僕の首にしがみついてきた。
イってしまったのか、そのまま僕にもたれて来る。
僕も力を抜いてそのまま押し倒されうようにベットにあお向けになる。
…ねぇ、おにいちゃん。
僕の上にのっかかって呼吸を整えていた彼女が聞いてきた。
ん、なに? 先ほどの余韻に浸っていた僕はワンテンポ答えが遅れる。
私ばっかり虐めてずるい。 …え? 一瞬、彼女が何を言ってるのか解らなかった。
私もしたい。そう言いながら、僕の下腹部のふくらみに手を触れる。
脱がしてあげるね。パニックになりかけれる僕の耳にそんな言葉が飛び込んだ。
わ?ちょっとまって、服ぐらい自分で脱ぐよ。
いつの間にか彼女は身体をずらして僕のパンツに手をかけていた。
だめ! お兄ちゃんは私が脱がすの。
少し大きめの綿パンをはいていた僕はトランクスごと脱がされてしまう。
おっきいんだねおにぃちゃん。しげしげと僕のものを見つめてそういった。
え?自分じゃ並みだと思ってたけど…?
…って言うか比べるようなモノみたことあるの?
え?学校のトイレで…
――小学生と比べられてもなぁ(w
341 :
54:02/10/19 00:23 ID:vdIERSug
えっと…さわるね。
おずおずといった感じで手を伸ばして言う。
形を確かめるように指であちこちなでてくれた。
かわいいなぁ…そんな感じで見ていたら。
お兄ちゃん、こんな感じでいいの?そう聞いてきた。
知識で知っているだけで実際はどうしたらいいのかわからないようだ。
自分の思うとおりで良いからやってみてよ。
う…うん。
一箇所一箇所確かめるように、お兄ちゃんココ気持ちイイ?
そう聞きながら不安そうな目で見てくる。
気持ち良いよ。そう、答えると嬉しそうに笑う。
そんな仕草がかわいくて、つい我慢を忘れそうになる。
しばらくすると、どうすれば気持ち良いのか解ってきた様子。
僕の反応をじっと見ながら、色々な刺激を与えてくれる。
なんとなく僕が解体されていくようで不思議な気分だ。
僕が快感に浸っていると突然手が止まった。
彼女は、じっと僕のそれを見つめてる。
何をするのかと思ってみていたら、突然パクっと…。
しまった…と思ったがもう遅かった。
急な快感の変化に僕の我慢が途切れて、彼女の口内に出していた。
んんっ!…んむっ、けふっ、けふ。口の端から僕のをたらしながら咳き込んでる。
ゴメン飲んじゃった?
お兄ちゃんのだから、飲もうとしたんだけど…
んんっ…けほ、なんかまだの喉と舌ががぴりぴりしてる。
無理するからだよ…ほら、顔こっちむけて。
ウエットティッシュを引っ張り出して顔を拭いてやる。
342 :
54:02/10/19 00:24 ID:vdIERSug
拭きながらちょっといたずら、胸の先をつついてみたり。
やん、お兄ちゃんのエッチ…。いたずらっぽく笑う。
軽くおでこにキス、そのまま抱きかかえるようにして僕のひざを跨いで座らす。
ひんやりとした体温を感じる。あれだけ攻めあげたのに彼女の身体は冷たいままだ。
背中から、お尻までを何度も手のひらを往復させる。
ときどき背筋をなぞってやると、小さな振るえと共に彼女の口から声が漏れる。
ひゃぁ!ん・・くっ、ふぁああ!
だんだんと、膝にこもった熱気を感じるようになった。
そろそろかな?後から指を進め、少し開きかかったそこを指でなぞる。
なぞりながら中心を目指し指を進める。
ひぁ…それ、いやぁ、うッ…くッ…あぁ! やはり恐いのだろうか?
彼女は抱きかかえて腕の中で悶える。
しっかりと抱きしめて、上げる声を口でふさぐ。
彼女がキスに気を緩めた瞬間、指を進める。
ん゙っんーっ!
ゆっくりとほぐすように中をこねる。
堅さのあるそこは動かす指を締め付け押し出そうとする。
激しくはしない、たっぷりと液体を中に塗りこめるように指を往復させてゆく。
少しきついが指がスムーズに動くようになってきた。
もういいかな?と、ふさいでいた唇を開放してやる。
やぁ…、もう…お兄ちゃんの…イジワル…。恥かしかったんだから。
ナニが? ……。…いじられるの…。
赤い顔。 でも答えてくれた。
どこを? …馬鹿。
さらに赤い顔。やっぱり彼女は照れた顔が可愛い。
343 :
54:02/10/19 00:26 ID:vdIERSug
指の攻めにより力が抜けきってしまった彼女をベット寝かせる。
彼女はふうと息をついて僕の目をじっと見つめた。
おにいちゃん・・・するの? 不安そうな顔で僕を見る。
こわい? ン…ちょっと不安かな。
少しうつむき、すぐに笑顔と好奇心の混じった顔を上げる。
でも…、お兄ちゃんなら大丈夫だよね。
もう…絶えれそうになかった。
足を開かせて、身体をわり込ませ、自分のモノを進ませる。
んっ、くッ…ぅあぁあっ…ウッ…くぅ…んん…。
彼女は必死で僕の身体にしがみついてくる。
完全に入れてしまってから彼女をぎゅっと抱きしめて落ち着くのを待つ。
息を止めて絶えていた彼女が荒く呼吸を整え始めた…。
呼吸のたびに体内が動き、痛みに震えては又呼吸が止まる。
やっと、少し強張った笑顔を見せてくれた。
首筋や耳で遊びながら最後に唇を合わせる。
小さなうめきを上げながらそれに答えてくれる彼女。
痛みに勝る快感を引き出すため、上顎や下の付け根などを舌でじっくりとなぞる。
彼女と繋がった部分と背中に回した手が反応を十分に僕に伝え始めた。
キスを切り上げると、彼女はねだるように潤んだ目で僕の目を見つめる。
そんな彼女の頬に軽くキスをしてやった。
密着した身体をゆっくりと離し、背中と胸の両方から焦らす。
柔らかな腹から撫で上げた手が胸の先端に触れたとたん、彼女が身をよじった。
ぁあっ! …ぅくっ、……。 つらそうな表情を見せる。
僕自身はそれほど動いてないのだが、彼女がこちらの攻めに反応する分はどうしようもない。
なるべく大きな刺激を与えないように彼女の快感を煽っていく。
その愛撫と共に、じわじわと高まる小さな熱を僕自身が感じている。
ぁ…、んっ…、ぅん…、…はぁ、ぅ……。
けして核心に届かない緩い愛撫に彼女は小さな声を上げだした。
だが、僕はまだ動かない、彼女の中の痛みが別なものになるまで攻め上げる。
344 :
54:02/10/19 00:28 ID:vdIERSug
……やがて、彼女が僕の愛撫に合わせてもぞもぞと動き始めた。
どうしたの?解りきってる事だが聞いてやる。
…おにいちゃぁん…。 熱のこもった声。
僕の胸に身体をこすりつけるようにしながら見上げた顔は、とても可愛かった。
あせる自分を何とか押さえて、ゆっくりと突き上げるように動く。
んっ…、 ぅ…、 ん…… 動きに合わせて彼女の口から漏れる声がおかしい。
大丈夫?まだ痛かった? 不安になって動きを止め聞いてみる。
ん…、大丈夫、ちょっとジンジンしてるけど。
なんか我慢してるみたいだから…、辛かったら言ってね。
えと…、…くち…あけると、へんな声…でそうだから…。
彼女は恥かしそうにうつむいてそう答えた。
我慢しなくていいよ、千佳ちゃんの聞きたいな…。
そう言って僕は彼女の腰をつかんで身体を大きく沈め、
擦り付けるように入り口辺りを刺激してやる。
んぁ、ああっ、んっ、くっぁあああぁ…
絶えていたものを吐き出すように彼女は声を上げた。
声に満足した僕は、また動き始める。
あっ、ぁふっ…、おにっ…ぃちゃぁん…。
彼女は僕の動きに合わせ可愛い声を上げてくれる。
声ににあわせ、より高い快感を探るように、僕の動きは早くなって行く。
345 :
54:02/10/19 00:29 ID:vdIERSug
しばらくして、そのリズムとは別の動きがある事に僕は気付いた。
彼女の身体が小さく動き出している。
気持ち良いんだ。次は自分で動く?
僕が動きを止めたのに、まだ身体を動かしてる彼女。
え?あっ……、やだ…。
僕に言われて、ようやく彼女は自分の状態に気付いたようだ。
可愛い、自分で動いてみてよ。見てみたい。そう言って、僕は寝転がった。
彼女はもじもじと動きながら困った様子で僕を見下ろしている。
具体的な指示を与えてみる、しばらくもぞもぞとした後、彼女はゆっくりと腰を上げだした。
快感を噛み締めるように口を瞑り、身体を止め力が抜けたように腰を落とす。
ぎこちない動作をしばらく繰り返し、彼女の動きが整い始めた。
やっ、んっ、ん、おに…、ちゃ…ん。
彼女の動きに合わせて突き上げてやる。
ひゃぁ、ぅはぁ…くっ、んぁっ、あん・・・んぁあっ……
一定のリズムだった彼女の動きが団たんと崩れ始める
それに応えて僕の突き上げが激しくなってくる。
うぁ…ぁっ…あぁっ!!くっんっ!ぅあっあぁぁぁっ!!!
短く震えた後。彼女の動きが止まった。
んっ…あぁ…ん…んっ…。
マッサージするようにやわらかく身体に手を這わしながら、
呼吸が整うまで、しばらく待ってやる。
346 :
54:02/10/19 00:33 ID:vdIERSug
ようやく呼吸の落ち着いた彼女の背中に腕を回して寝かせてやる。
僕が覆い被さる時刺さったままのモノが大きく動き彼女は艶を帯びた声を上げた。
抱き合ってできるだけ肌を密着させ、お互いの身体を感じる。
はぁん…ん、お兄ちゃん…すごくあったかい…。僕はひんやりとした彼女の身体が心地よかった。
唇を合わせるため少し身体を浮かそうとしたら彼女が抱き付いて来た。
だめぇ…離しちゃやだ…。 わかったよ…。
そう言って、彼女の体をすべるように僕は体をずらし、唇を捕らえようとする。
やぁ…あっ、くぅぁああんっ!! …んんっ… 彼女は身体をびくびくとそらし快感に震えていた。
そんな彼女の口を攻める。舌が快感のポイントを攻めるたびに小さな痙攣が起こる。
唇を離し、息をつく彼女に終りを宣告してやる。
もう動くよ…。 彼女は大きく息を吸った後、うん…。といってくれた。
柔らかな彼女の身体にもう一度私の身体を押し込んでゆく、
彼女の中に僕自身が溶けて混じる、その反応は燃えるような熱を僕に感じさせた。
そして、彼女もそうなのか熱に絶えるように抱きつき必死に身体を押し付けてくる。
うあぁっ! …っくぅ…んっ…ふはぁぁ、 …ぅぁ…ぁあ…ぁ…んっ、んむっ…ぅんっ…
快感に震え、必死にしがみついて絶えている彼女の腕をとり手を握る。
もう一度キスをして本格的に動きを開始した、油断をするとこちらの意識まで飛びそうだ。
引きずり込まれそうな快感を送り込む彼女の中を探るようにして動く、確かめるように体の各部を愛撫する。
体全体を使い彼女を味わおうと重ね、身体を溶け込ますように押し付ける。
くはっ、ぅあぁあっ…くっ…んんっ!! ひぁああぁああっ!!
347 :
54:02/10/19 00:34 ID:vdIERSug
彼女は僕が与える刺激全てに反応するかのように声をあげて身体をよじる。
僕も身体を動かすたびに熱い物が体内で立ち昇り、堪らずうめきをあげる。
そして、僕の体内の熱い物が彼女の熱と混じり渦を巻いて僕らの精神を壊し始めた。
御互いの全てを喰らい尽くすかのように身体を合わせ声を上げる。
ぁぁあっああ、はぁああんんっ!! っくぁあああぁぁっ!!
彼女の声は途切れることなく、彼女からあふれる泉のようにとめどなく流れる。
そんな彼女を追い詰めるかのように僕の動きは早まってゆく、
ぅあぁああぁぁあっっっ!! っくぅんっあああぁぁあああっ!!!
彼女がひときわ大きく鳴いた後、僕の限界も訪れ、そして絶えていた熱を放った。
ベットの周りに甘い香りこもった熱そして荒い呼吸が周囲に漂う。
二人抱き合って転がり、御互いに身体を擦り付け余韻に浸っている。
しばらくして、彼女が言った。 私、まだ行けないと思う。
…ずっと、ここに居ていいんだよ? 思わず僕の口から出た言葉。
ありがとう。でも、もういいやって思えたら私はここから消えちゃうんだよね。
否定は出来なかった、言葉に詰まった僕を見て彼女は続ける。
でも、お兄ちゃんが死ぬまでは私ずっとここにいると思うよ。
だって…さっきお兄ちゃんと身体を離した瞬間、すごく残念だったんだ…。
もう御兄ちゃんから離れられない身体になったんだと思う。
僕の顔がすごく赤くなってるのがわかる、おそらく今の彼女の顔より赤いはずだ。
彼女は言葉を続けるがほとんど僕の耳には入っていない。
未練がある限りは成仏できないんだよね。
だから私はすっと御兄ちゃんと一緒だよ。
そんな感じの事を言って彼女は僕にキスをした。
348 :
54:02/10/19 00:44 ID:vdIERSug
目次らしきもの。
>>126-130 前振り
>>139-142 前振り
>>336-347 エロ
頑張ったのですが結局8000字よりあまり変化無しでした。
長すぎるんで2回に別けてもよかったかも、長文エロでスマソ。
349 :
206:02/10/19 01:01 ID:wjhwzc06
>>54さん
キタ━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!!!!
やっぱり本物は違うな〜。長文でも全然構いません!
思いっきり萌えさせていただきました。
書き始めの次作も期待しています。
>>54さん
千佳ちゃんが救われて良かったよ―――!!
萌えさせていただきました。
『今度から・・・そっと抱いて・・くださいね』
,. - ───- 、
,..'´ `ヽ、
;:" ,. ,. - 、 、
/ / / ヽ ヽ
/ / / ヽ ヽ ヽ
i /. | i | | |
l i |.l ll | | |
l l,,,,,,,| |,,,,,,,,,| |,,,,,,,,,||,,,,,,,| |
ヽ l | |
ヽ/! ,, 、 、| |
| ヽ、 ー─ ,/ | |
| i゙'' ,- ..,,_,. :-'i゙ | .|
| | ;',. ,.ノ ヽ、_ | |
| |,.‐'T´ ,ノr-,`7、 |
| /´| `'ー─.' ´V゙ ,ムi゙ ヽ
| l | ,. -─゙' ,r‐; ,| i
| ! .| (_ , -ッ `''゙ 、|. l.
| ! | / ,i、 | !
| i. | l ,/ ヽ | ,!
| l,.| 'ー' `| ,!
| | ,.-. | ,!|
| |,/ / |, ! |
| |' ,/,. -‐-、 ';.! |
| |、 '゙´ _,.. - ' ゙! |
| | ,! `''゙ー 、 f゙ l
| |',゙ ヽ,.、_ ヽ ゙l,l
|,,,,| i i, ヽ `゙'''゙ r-、 .l,,|
|,ノ ヽ._j _ l l. /^!.i,
>>349 そう思ったらニセモノはさっさと(烏賊ry
354 :
54:02/10/20 20:59 ID:oxnsjfkj
>353
ごめん、書いたの俺だ(w
357 :
206:02/10/20 23:55 ID:wpoTjdFG
>>352 あら。出てけとか言われてますね(苦笑
ところで質問です。こちらのSSって幽霊が圧倒的多数の出演ですが、
人ベースの怪物も出演OKなんでしょうか?
358 :
54:02/10/21 02:18 ID:indFVAEq
>>357 あ、それは気になる。
自分は次ネタとして妖怪物っぽいものを書いてます。
>>356 すみません続きは書いてないのですよ(ここだとスレ違いのような気も・・・)
>>206 >>54 妖怪物もいいんじゃないですか?過去スレに双子の妖怪のSSがありますし。
あと
>>352 めっ!( ^ー゚)σ)´Д`)や〜ん
_
l`ヽ`ヽ、-─-、 _,. -─-, -‐_=‐┐
|:::::::ヽ-‐`‐-、 , -─-'、/:::::::: l
!./ `ヽ::::: /、
,/ / / ,ヘ ヘ ヽ.ヽ.ヽ`〈 i
. // l l | ! ! /^'^ヽ l| l l ! ! .l |
l l ! | _Ll-l‐| |-l‐L/!_l | | |
. ヽ!l'└ 'T / Tヽ / Tヽ. l T T |
l |l ト' |:;;`‐! |::;;`‐!´l l l |
l. |.l ヽ `ー' 、 `ー‐' ! l l| | |
l l l !、" ヽフ " l. ! l| | | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
l | l ! `i 、 _ _. イ´ | .l l! | | < つまり、こんな娘もヨシ!
l ! l l l/,-「 「`l l | | | \_____
,-,─--、 l l | ! l/ ,='=、_ -‐ '´ ノ .ノ__ノl | |
〈〈 け^‐ ` 、l l 「 T ,l.人¶_ノ ヽ_./  ̄ _`ヽ!. | |
. `‐^-'´ヽ ヽ_l l l/ /o/ 、/ 〉 | |
〉 Vヽ.,‐'l |o.| l / ヽ、l l
〈‐`一' /ヽ lヽ、 ̄ , '´ ̄ ``ヽニ ヽ-、! |
`┬‐'´ ./ l 〈 l_l_l_けヽ 〉 〉 ヽ | ミヽ、
`iヽ、 -‐'|l `‐^' l ー`‐' / l l ミ ミ
l l | `ー ``ー、'´ / l ミ ミ
l l ! __ ノ l T  ̄l l ,,ミ ミ
_..-───‐-.._
/。、/゚V゚V゚ヘ.,。::、:\
. /,::,:::,:!_二±二_!:::、:::、:ヽ
. il:i::i:i::i::i::l:!l::l::ll::!::i:i:::i:i:::i::l
l::l:::l:l_l:;!;;l:|l:ll::!l:|;;l:;!:_!:!:::l::l
l:l:†l::l;l;!=l;!|;!l;!|;!=l;!;、!:†::l::|
ll:!::ll:l l!:::j:! l!::::j:!|::li)l:;!
ノl:l::ll:l `ー' `一' !:l!::;!リ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
`:!|!jゝ_,-‐、` "_ノl;!レ' .,、 < 天使も悪魔も妖怪も
/ 「 ̄ ト-、 /::::ヽ. l 女子だったら全て可って事ね
l lニ_ ̄ >┐ヽ!^` \__________
,「U~ニ.`i┘`ーi´_,!'┘
/└==='┘__,.「::::::l
(::::])干([:::::::::::::::::::ノ
`7 ,` ̄´ `,ー‐一〈
/ / l ヽ.
/ / ,! 、 ヽ
────_/_∠--─--ァ ' _ l 〉、─────
.......::::::::::::: `‐/´~~(~`ー‐ヽ、_ヽ_l __/:::::::::::::.......
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/ /.\ \~~`ー‐''´  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
猫耳っ娘や天使悪魔娘が市民権得ている世界ではNG。
世界から排斥される存在であることがオカルトっ娘の条件。
>362
その子は確か人間だったはず
365 :
206:02/10/21 23:22 ID:YwUGejNc
>>359 >>363 了解しました。基本的に人外は市民権得てなかったらOK…と。
んで質問その2。自分がSS(らしきもの)書く時って登場人物の台詞「」が入る時に前後1行空けてますよね?
あれって見づらいですか? したらば行を詰めてしまおうかとも思うのですが…。
>365
俺ははなしてくれたほうが見やすいですよ
俺も質問、幽霊ってやっぱり足は無いほうがいいですか?
367 :
54:02/10/22 01:13 ID:aKlOaKrQ
>>363 ムゥ…微妙に外れてる…、何とか修正せねば…。
368 :
229:02/10/22 06:01 ID:2jmN7aLd
>>233-235、
>>256-261の続き
「はあっ、はあっ、ふうっ、はあっ」
はじめて味わった快感に俺は息が上がってしまった。原美の方は恍惚とした表情で目を瞑っている。幽霊だから息をしていないんだなと思わせられる。
やがて原美が目を開いた。なんだか目が据わっている。その時、俺は自分の身体の異変に気づいた。
(声が出ない!?、身体も動かんっ!、金縛りか!?)
『あっ、あははっ、お兄ちゃん、暖かかったよぉ、気持ちよかったよぉ、もっとぉ、もっとほしいよぉ』
(おいっ、原美っ!、何するんだっ!?、うっ、くううっ!)
『あぁんっ!、あっ、はっ、はぁんっ!』
俺の意思を無視して原美は腰を振り始めた。幽霊には肉体の制限が無い!?、際限なく搾り取られるのかっ!?。
『ここっ、お兄ちゃんの、お兄ちゃんの中って、どうなのかなぁ?』
そう言うと原美は俺の腹筋の上に置いた手をずぶずぶと中に沈めていった。その行為は暖かく不快な感じはしなかった。やがて俺の中をまさぐる原美の手はモノの根っこを探り当てる。
(ぐぅあっ!!、・・・ぁ・・・・・!!!)
『うぅん・・・あっ、すっ、すごいよぉ!!、お兄っ!、お兄ちゃんのっ、あふれてくぅるうーっ!!』
(!!・・・ぅ・・!・・・!・!・・・ぁ・・!!!)
369 :
229:02/10/22 06:01 ID:2jmN7aLd
下半身から流れ込む常識を超えた快感が俺の身体を駆け巡る。肉体のリミッターが働かず意識を失うこともできない。人知を超えた快楽は俺の思考を失わせた。
何も考えられなくても目は見え、声?は聞こえる。動けない俺の上で原美の嬌態が続く。
下半身で繋がったまま、原美の華奢で細い手が俺の身体を中から弄る。顔を近づけ小さな舌でチロチロ舐めまわす。その度に俺の中で何かが湧き上がり、原美の表情はますます艶やかさを増した。
ちゅんちゅん、・・・・・ろっぽんぞー、ちゅんちゅん
「朝か・・・・・・・うっ、ぅうーんっ!、セブンセンシズに目覚めるかと思ったぜ・・・・・」
思考が戻った時には朝だった。金縛りは解けていた。声も出せる。ふと気になり原美の姿を探すと・・・
『あはっ、お兄ちゃん、おはよーっ♪』
(あっ、ああ、お早う)
俺の隣にしどけなく横たわっていた。真昼間に現れた幽霊は朝になっても消えていなかった。心霊現象は夜の物という常識は間違っていたらしい。
とりあえずテレビを点けるとニュースをBGMに二度寝を始めようとしたが、それはあっさり中断された。
「・・・次のニュースです。先日、逝手良市市立、萌之極北小学校で行われた運動会で、美浜原子さん(炉)が競技中に倒れ、病院に運ばれましたが意識不明です」
「なんだって!?、・・・・・すると・・・・・原美、いや、原子は、フルネーム美浜原子力発電所4号炉とか言うのかーっ!!!(W、いや、そうじゃ無くて!、生霊!?」
突然与えられた情報に困惑する俺には、もう他のニュースは耳に入らなかった。
370 :
229:02/10/22 06:02 ID:2jmN7aLd
今日は体育の日の振替え休日だ。特に予定は入っていないし、何かあったとしても俺の行動は変わらなかったろう。
「ここがこいつの本体の居る病院か・・・」
俺は逝手良市市立病院に来ていた。当然原美も憑いて来ている。面会時間なので中に入るのに問題は無かった。
受付で病室を尋ねようとすると、看護婦達の噂話が聞こえてきた。
「そういえば、あの意識不明の子って、なんで倒れたんだっけ?」
「なんでもバナナ食い競争で半分食べたところで喉に詰まらせたんだって」
「なにそれ?」
「確か台に固定したバナナを手を使わずに剥いて食べるとか・・・」
「うわアホみたい。学校関係者の家、空爆要請すべきよね」
などと聞こえてきた。・・・・・来年は俺も見に行こう、カメラ持って。
やがて言われた病室の前に着いた。閉ざされた扉の前で原美が何かに気づく。
『あれ?、あそこに居るの、わたし?』
そう言って、扉を抜けて俺のテリトリーから姿を消した。やがて、病室の中から驚きと喜びの歓声が聞こえてくる。
俺は背中を向けて立ち去った。もう原美に会うことは無いだろう。たった一日、俺の生活を掻き回した幽霊は完全に消えたのだ。
371 :
229:02/10/22 06:02 ID:2jmN7aLd
翌年の体育の日、俺はカメラを持って萌之極北小学校の運動会を見に来ていた。もちろんバナナ食い競争での少女の恥態を撮る為だ。
「美浜原子」とは顔を合わせたが、俺に気付いた様子は無かった。「原美」の時の記憶は無いんだな。少し寂しい。やがて目当ての競技が始まった。
合図とともに走り出した少女達、息を乱しながらソレを頬張り、鍛えた舌技で皮を剥き、喉の奥まで咥え込む
・・・ハァハァ、んっ!、ん、が、ん、ぐ・・・・・バタッ!
誰か倒れた!?、あのゼッケンは・・・・・「5−2、美浜」!?
「はうっ!」
下半身の違和感に目を向けると、何時の間にか現れた半透明の原美が俺のモノに手を当てていた。
『わぁい!、お兄ちゃんだぁ!。なんだかすごい久しぶりな感じ。また暖かいの欲しいよぉ』
(こんな所で抜かれてたまるかーっ!!)
俺は全速力で走り出した。
(はぁっ!・・・走らなきゃ・・・はぁっ・・抜かれるっ!・・・走らなきゃいけないっ!・・・はぁっ!)
原美は家まで憑いて来た。結局抜かれました。来年は運動会見に行くのやめとこう。
終わり
372 :
229:02/10/22 06:03 ID:2jmN7aLd
ようやっと完結しました。
霊は手では触れないという設定で書いたので少々苦労したが、オリジナリティは出せたと思う。
欲望に忠実な主人公にした、いわゆるオナニー小説だが、完全にギャグ話にして正解だったと思う。
>>357 人ベースの怪物って言うとクウガの未確認生命体を連想しますな。
ファンタジーに走らず、空想科学に浸からず、現実と虚構の狭間な設定なら良いんじゃ無いかな?
バイオハザードコードベロニカのアレクシア位ならオカルトの範疇で良いと思う。
サスペリアとか少女漫画系のホラー誌には時々ぶっ飛び設定があったりするので参考にしてもいいかも。
>>366 海外版幽霊は脚も付いてきます。演出手法としてはどっちでもありでしょう。
足がないと脚フェチ(俺)にはちょっと物足りないし。
>>229さん
(・∀・)イイイイイ!!
最後まで笑わせて頂きました。
日本は足が無いのが主流みたいですね、AAだとしたしたら
足の無いほうが幽霊っぽいかな?
ちなみに俺も脚フェチです(w
エロパロ板も調子悪くなってきたな・・・
374 :
206:02/10/22 23:25 ID:viWOCGbC
>>229さん。おつかれさまでした。
看護婦の会話がアフォすぎて笑えました。
と思ったら主人公がカメラ持ってこうとか考えるんでもっと笑かしてもらえました。
>ファンタジーに走らず、空想科学に浸からず、現実と虚構の狭間な設定なら良いんじゃ無いかな?
金星人もいいのでつか?
…てな冗談はさておき、そのうち自分もSS書き込もうと思うっす。
ただ正直、自分Hシーンの描写いいかげんだしな〜。
まあ、定期カキコのつもりで生温かい目で見てやってくれると幸せです。はい。
>>366 別に足はあっても無くてもいいと思いますが…足で思い出したけど、
今年の5月に旅行先で撮った写真に自分の足が写ってなかったんだよな〜(w
しかも撮影場所が自殺の名所(w
>>373 さっきまで完全に落ちてましたね。どうしたものでしょ?
アフタヌーン増刊に歩道橋の幽霊幼女の漫画がうpされてますた。
皆様、立ち読みか何かでDLしなきゃいけませんよう。
オカルトとは何か?
答:ムーを読め
ナチも宇宙人もオカルトです。
377 :
206:02/10/23 23:28 ID:GLkaBAuq
その日は朝から雨だった。彼女にフラれた帰り道、道端に転がっている子犬を見つけた。
普段ならそのまま通りすぎたろうが、彼女にフラれて正直寂しかったのかもしれない。俺は子犬を家に持ち帰った。
かなり薄汚れているんで、俺は子犬を洗って牛乳を与えた。ピチャピチャ音を立てて飲んでいる。
まあ、とりあえずは大丈夫だろう。俺は軽くシャワーを浴びた後、眠りについた。
夜―俺は妙な感覚を覚えた。左の首筋に痛み・・全身に圧迫感・・・? 思わず目を覚ますと女の子が
抱きついていた。「何だ!?」
俺が思わず叫びながら体を起こすとゴロンと女の子はベッドから転がり落ちた。
「い・・痛たた・・・」
痛たたじゃない。何者だ、こいつは? よく見ると裸じゃないか。・・痛っ! 俺は首筋に手をやった。
ぬるっとした感触があり、手を見ると血が付いている。
「いきなり突き飛ばすことないじゃないですか〜」
床から起き上がり、ベッドのふちに肘を付いてこっちを見て言う女の子。ふざけるな。
人の首筋に噛み付いておいて何を言っているんだ。
「だって・・お腹・・・空いてるんだもん」
空いているって何を食う気だ。大体お前どこから・・・・まさか?
「そのまさか。私はいわゆる吸血鬼。お腹ペッコペコで倒れていたのを貴方が拾ってくれたんですよ」
あの子犬がお前? ちょっと待てよ。吸血鬼が変身するのはコウモリだろ?
女の子は俺の手を取り、指にさっき付いた俺の血をしゃぶりながら言う。
378 :
206:02/10/23 23:30 ID:GLkaBAuq
「コウモリとは限りませんよ〜。泉水は色んな動物に化けることができるんです」
ふうん。泉水って言うのか。・・・って、んな話でない。俺は血を吸われるのは真っ平だ。
別にトマトジュースや牛乳でもいいんだろ? 俺は泉水から手を引き言う。
「トマトジュースは飲みませんよ。あれは見た目が赤いだけなんですから。
やっぱり人間の体液じゃないとダメなんです。ちゃんとお礼もしますから〜」
言い終えてベッドにくたっと頭を垂れる泉水。人間の体液・・・ねえ。飲ませてもいい体液ならあるにはあるが・・・。
果たして、こんな子供に・・・。俺の男としてのプライドと牡としての欲望が頭の中で葛藤している。
ふと泉水に目をやった。全身白い体に真っ黒な長い髪。今まで付き合ってきた女にないタイプ・・・。
「お願いします〜」
上目づかいに俺を見る泉水。それを見てプライドはあっさり撤退した。俺にこういう趣味があるなんてな・・。
わかった。血じゃないけど、飲ませられる体液はある。
俺が言うとぱっと明るい顔で、それでお願いしますと言ってきた。商談成立だ。俺はパジャマのズボンとパンツをおろし、
下半身を露わにした。きゃっと声を上げて両手で顔を覆う泉水。・・・指の隙間からしっかりと見てるようだが。
「お、おしっこですか? さすがにそれは・・・」
少し引いてる泉水。俺は苦笑いして違うものを飲ませるから安心しろと言った。安心していいのかは不明だが。
ちょっと安心した様子の泉水を見て俺はベッドのふちに腰掛けた。丁度泉水の目の前に俺のモノが来る。
それを握るよう俺は泉水に言った。泉水はおずおずとモノに手を伸ばす。
379 :
206:02/10/23 23:34 ID:GLkaBAuq
「ど・・どうすればいいの?」
何をしていいかわからない泉水に俺は右手で棒をさすらせ、左手で袋を軽く握るように言う。
「こ・・こう?」
ああ、上出来だ。すると、いくらもしないうちに俺のモノは泉水の手の中で段々と大きくなっていく。
大きくなった俺のモノを見て少々目を回している泉水に俺はモノをしゃぶるように言った。
さすがに逡巡する泉水。だが俺が体液が飲めないぞというと、覚悟を決めたようにその舌を俺のモノに這わせた。
生温かい感触が俺のモノを襲う。左手はずっと俺の袋を握り、無意識だろうか袋の中の玉を弄んでいる。
俺はその感触に耐えられず、先端から先走り液が溢れ出してきた。それを舐めすくった時、
泉水が今までにない反応をしめした。
「おいしい!」
美味しい? ・・・それが美味いのか、吸血鬼は。考えりゃ血だって人間が美味いと思うもんじゃないしな。
「これ、血液よりおいしい! もう出ないの?」
右手で俺のモノを握ったままおねだりする泉水。俺はカリの部分を舐めるように指示する。思い切り舌を伸ばし
一心不乱に亀頭から伸びた筋に舌を這わせる泉水。その様子を見ていつになく興奮し、さらに先走り液を滴らせる俺。
それを見て待ってましたとばかりに亀頭を咥え込む泉水。思わず俺は腰を仰け反らしてしまう。
飲み足りないのか泉水はさらに舌先で俺の尿道口をちろちろと刺激する。
はっきり言って今までのどんな女よりも上手い。もう・・イッ・・て
380 :
206:02/10/23 23:38 ID:GLkaBAuq
「これだけじゃあ・・足りないです〜」
おぅっ? 不意に泉水がモノから口を離して俺に言う。
図らずも寸止めの形になってしまい、俺は情けない声を上げてしまった。
分かった。違うのを出すからもう少し咥えててくれ。俺は泉水に言った。泉水のため、
というよりむしろ俺がこのままイキたかった。それぐらい泉水の口の中は魅力的だった。
「んっ・・んっ・・・んんっ・・」
何も言わず再び俺の亀頭を咥え続ける泉水。時々八重歯が当たる感触がたまらない。一方、両手はそれぞれ
俺の棒と袋を刺激し続けている。もうもたない・・イ・・・・ク・・
381 :
206:02/10/23 23:41 ID:GLkaBAuq
>>377-380 すみません。ちゅ〜とはんぱに短いですが、一旦おちます。
続きは作成中ですんで、また近いうちにうpします。
…吸血鬼にする意味あったんか? 自分。
>>381 つーか、あれで切るのは完璧わざとだろ(w
ある意味こちらも生殺しなんで早く続きくらはい(w
383 :
229:02/10/24 22:17 ID:QURjkjWp
吸血鬼にする意味・・・体液と引き換えにあんな事やこんな事を要求できる?
後は中途半端に変身してもらって犬ミミはむはむするとか、シッポグリグリするとか色んなプレイが可?
吸血鬼と一言で言っても色んなスタンダードがあるから出自、能力の設定は説明したほうが良いかな?
とりあえず「泉水」の読み方教えてください。
384 :
206:02/10/25 08:10 ID:cyClq7CW
>>382 おっしゃるとおり半分わざとです(w
ちょっと風邪引いて具合悪いんでしばらくお待ち下さい。
>>383 >>229さん。そうですね…色々探ってみます(←何を?)
「泉水」はまんま「いずみ」って読みます。
…会社休んで病院逝くっつーのに何ここに書き込みしてんだろ?(しかも朝っぱら)
206さん
おだいじに
386 :
229:02/10/25 22:11 ID:UO7AJDxy
206さん、ご自愛ください。
ところで風邪とか病魔を炉として擬人化していやらしいことしたら、このスレの対象に入るかな?
アレルギー性鼻炎子「うふふっ、お兄ちゃんの汁、いっぱいいっぱいしぼりとっちゃうんだから・・・」
俺(モノにマジックで鼻と書いて)「ほら、こっちが鼻だよ〜ん」 「」
アレルギー性鼻炎子「へぇ〜、そうなんだぁ。・・・・・ぱくっ、はむはむ、んぐんぐ」
・・・・・バカすぎ(汗
病気は昔悪魔の引き起こすものと言ってたから問題ないと思われ
チョイワラタ
う〜む その理論で逝くと、半分擬人化になりそうだね。まぁなんでもござれっぽいけど。
ところで、物理でスマンが、原子とか分子とか素粒子とか、美少女っぽくない?
389 :
229:02/10/27 16:10 ID:mYrAkBi0
中間子とか中性子みたいなそのものズバリなのがいるからなあ。
陽子は人名そのものだし。
カップリングを考えるのは面白そう。
そういや炎の転校生に中性子と陽子という双子の姉妹いたな(w
391 :
206:02/10/28 01:33 ID:QOMl7HEw
>>385-386 ありがとうございました。2日ほどじっとり眠ってたおかげですっかりよくなりました。
ホント、ここのスレの人達やさしいです。
まさか、吸血鬼書いたあとすぐに血抜かれると思わなかった(w
そんな訳で泉水編のつづき投下しま〜す。
392 :
206:02/10/28 01:36 ID:QOMl7HEw
「きゃっ」
また突然、泉水がモノから口を離した。
またも絶頂寸前で止められた俺は少しじれてきた。一体どうしたっていうんだ?
「だって・・・この棒が・・急に・・その・・・・ビクッて・・震え出して・・」
ああ、そろそろ液が出る合図だから気にしないで頼むから咥え続けてくれ。
情けない話だが俺はもう精神的にクタクタになっていた。
寸止め2回でこんなに体力を使うことになるとは思わなかった。早くイキたい。泉水にイカしてもらいたい。
もう俺の頭はそれしか考えられなかった。
「ふぁいっ。んんっ・・んっ・・」
三たび俺のモノを咥え出す泉水。俺の頭の中は真っ白になり、無意識の内に泉水の頭を押さえつけていた。
「う・・ううん・・うっ・・」
泉水の声の調子が変わる。しかし、そんなこともお構い無しに俺は泉水の顔を押さえつけ、自ら腰を動かす。
泉水は俺の変貌ぶりに少し戸惑いを見せているようで、両手で自らの頭を押さえつけている俺の手を
剥がそうとするが、俺は構わず腰を動かし続けた。そんな中でも泉水の舌だけはカリ周辺を舐め続けた。
! とうとう俺はそれから幾らもしない内に泉水の口の中に発射した。
「んんんんっ・・。んんっ」
2回も寸前で止められていたせいか、いつもよりも大量に溢れる精。泉水の小さな口から精液がこぼれ滴る。
393 :
206:02/10/28 01:39 ID:QOMl7HEw
「ごほ・・・ごほ・・っ。うぐ・・・ごく・・ごく」
泉水は大量に出た俺の精液をむせかえりながらも必死に飲み続ける。
「・・少し・・・こほっ・・苦し・・こほ・・・けど・・さっきの汁よりも、おいしいです〜!」
自らの口を伝っている滴を手ですくい、舐めすさりながら俺に言う。
そうか、満足だったか。
「うん! だいぶ元気が出てきたみたい。ありがとう、おにいちゃん!」
それはよかった。そういえば何で道端に犬の格好で倒れてたんだ?
「それが、その〜・・・」
泉水が言うには姉と共に人間の世界へ来たが途中でしっかりとはぐれてしまい、目的は分からないのだそうな。
ただ人間の世界は、自分たちがいた世界と違うそうで、標準の姿(今の格好)だと、体力の消耗が激しいらしい。
それで体力の消耗を抑えるため、一番ラクな子犬の姿でじっとしていたところを俺が拾ってきた―ということだ。
俺は泉水の話をぼ〜っと聞いていた。この科学の世の中にそんなオカルトじみたもんがいるなんてな。
それにしても、こいつの姉は一体何しにこっちの世界に現れたんだ?
まさか、ブランド物を買いに来たって訳でもねーだろーし・・・と考えて気が付いた。泉水、お前服は?
394 :
206:02/10/28 01:42 ID:QOMl7HEw
「あ〜。犬に化けた時、脱げちゃいました。取りに行ってきます〜」
ちょっと待て! 俺はその格好のまま外に出ようとする泉水を止めた。
そんな格好で出て行かれたら俺にどんな噂が立つか分かったもんじゃない。しかも真夜中に。
俺はとりあえず自分の着替えを泉水に着せ、明日改めて泉水の服を買いに行く事にした。
「ありがとうございます〜。何か眠くなってきたんでもう寝ます〜」
言いながら泉水は子犬の姿に戻ってスースー寝息をたてだした。・・・今服を着せた俺の意味は何だったんだ?
翌日―大学を自主休校した俺はダブダブの服を着た泉水を連れ、服を買いに出掛けた。
子犬の姿で行くという泉水に対し、俺はそれじゃ服のサイズがわからないだろうと却下した。
しかしまったく、泉水と俺を見比べてひそひそ話し込む店員の連中ときたら・・・。
いや、多分俺も逆の立場ならそう思うか。しかも昨日はその通りのことがあったし・・・。
「どうもありがとうございました! 何から何まで。本当に助かりました!」
泉水の服を買った後は一日中遊園地やらデパートやらと泉水に付き合わされ、俺はクタクタになっていた。
そんな俺の腕にしがみついて礼を言う泉水。そういえば、ちゃんと礼をするとか言ってたっけ。
395 :
206:02/10/28 01:45 ID:QOMl7HEw
「はい〜。泉水にできることなら何でもしますよ〜」
泉水にできること・・ね。確か泉水って色んな動物に化けれるとか言ってたな。
「はい〜。でも一度見たことがある動物だけですよ。あと、容姿まで化けたり体の一部分だけ化けるのも無理です〜」
そうか、残念。天然猫耳娘はまたの機会にしよう。変わりに何がいいかな・・・。
俺が物思いにふけっているうちにアパートに着いた。ふ〜、やっぱり我が家が一番だな。とか呑気に考えてると
バタン!
急に背後で大きな音がした。振り向くと泉水が倒れている。おい、どうした?
「ちょっと・・太陽に当たり・・過ぎました・・・。体が・・・・うごかないですう・・」
げっ! あまりに普通の女の子と変わらんから忘れてたが、泉水って吸血鬼じゃないか!
やっぱ陽の光には弱かったのか? だから子犬の姿で出掛けるって言ったのか・・。
俺はそんなことを考えながら、泉水を抱きかかえベッドに運んだ。
396 :
206:02/10/28 01:46 ID:QOMl7HEw
「ありがと・・ござい・・ますう」
ええい、しゃべるな。じっとしてろ。え? 泉水・・・お前・・体が?
「あ・・陽の光に・・当たり・・・すぎ・・たんで・・・灰になりますう・・」
ちょっと待て! おい!
「わた・・・しの・・・・灰・・その・・・・。」
消えないでくれ! 泉水!
だが、俺の叫びも虚しく泉水は文字通り灰になって消えた。
・・・俺が・・殺した。吸血鬼とはいえ泉水を・・死なせてしまった。
俺はそれからベッドに横になり何もする気がなくなっていた。が、そのうち眠ってしまったらしい。
397 :
206:02/10/28 01:49 ID:QOMl7HEw
ちゅっ・・ちゅぱ・・・ちゅっ・・
夜中―俺は妙な感覚で目を覚ました。下半身に妙な刺激・・・そしてこの音・・?
「あ、おふぁひょう。おひいひゃん」
頭を下半身にやると、俺のモノを熱心にしゃぶっている泉水がいた。
おい、お前灰になったんじゃ!?
「はひ・・ひぇも・・・・ひが・・くりぇた・・ふぁら・・もふょに・・もふぉり・・まふぃふぁ・・・」
俺のモノをしゃぶりながら答える泉水。・・・陽が暮れたから元に戻った?
灰になったら滅ぶんじゃなかったのか? 俺は泉水の顔を上げさせて聞いた。
「滅ぶんじゃないんですよ。灰になったら活動できなくなるだけですう。灰をバラバラにされたり、水に流されたり
すると、本当に再生できないですけど・・おにいちゃん。泉水の灰、そのままにしてくれてたでしょう?
だから元に戻れたんですう。ありがとうございましたあ」
俺は空いた口が塞がらなかった。さっきまでの悔恨の情は何だったんだ?
「それで・・・あの・・お腹・・空いてるんで・・・続き・・・いいですか?」
俺を上目づかいに見る泉水。
う・・・俺はこの目に弱い・・。それに気づかれないように俺は勝手にしろと寝っ転がった。
「はあい。ありがとうございます〜」
喜んだ表情で俺のモノにしゃぶりつく泉水。俺は快感に悶えながら考えた。
卒論のテーマは吸血鬼に関する伝説と真実の違いにしよう・・・と。
398 :
206:02/10/28 01:57 ID:QOMl7HEw
>>392-397 は〜あ。とりあえずこれで、一区切りつきました。
泉水編はまた今度辻褄を合わせる為にやりたいと思います。
ただ、他のネタの方が先に湧いてきたんで少し後回しになるけど。
(↑勝手に言ってろとか冷たいこと言わんで生温かく見守っててくらはい)
__,r'⌒ヽ_,.-‐-、 ____ ______
/ ,r' / ̄ '´ ``ヽ|__. 〈‐-、
/ 〉 / ./⌒ ヘ \\> \
./ .∨ / / / \ V ) l
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| ./ /| |,/\|`| |十|‐!、\| / |
| l/ | | ,rヘ \|,rー- 、\ゝ | .|
| ,イ / | |ヽ |:゚| (::::゚ ) |.| |\ | |
| | |/ .l |十'´、_, ヽ、ノ;;;/ | / .\| .|
| | |\ .\| ヽ、 `ー' /ノ| ./ > |
\ \\/ \r、`` フ,-‐‐〈__ .l/ /|/
/ニ)イ)^/し'^し'\ \ /
|つ ./:|。| \| ∨
バーチャルネットアイドル・ちゆ12歳ポータルは206を生暖かく見守っています。
400 :
206:02/10/28 12:18 ID:C3HoHBeU
>>399 ありがとうございまつ…(;´Д⊂)
ところで生温かいと生暖かいの違いは何なんでしょうと思いつつ会社より400ゲト(w
,. - ───- 、
,..'´ `ヽ、
;:" ,. ,. - 、 、
/ / / ヽ ヽ
/ / / ヽ ヽ ヽ
i /. | i | | |
l i |.l ll | | |
l l,,,,,,,| |,,,,,,,,,| |,,,,,,,,,||,,,,,,,| |
ヽ l -=・=- -=・=- | |
ヽ/! ,, 、 、| |
| ヽ、 ー─ ,/ | |
| i゙'' ,- ..,,_,. :-'i゙ | .|
| | ;',. ,.ノ ヽ、_ | |
| |,.‐'T´ ,ノr-,`7、 |
| /´| `'ー─.' ´V゙ ,ムi゙ ヽ
| l | ,. -─゙' ,r‐; ,| i
| ! .| (_ , -ッ `''゙ 、|. l.
| ! | / ,i、 | !
| i. | l ,/ ヽ | ,!
| l,.| 'ー' `| ,!
| | ,.-. | ,!|
| |,/ / |, ! |
| |' ,/,. -‐-、 ';.! |
| |、 '゙´ _,.. - ' ゙! |
| | ,! `''゙ー 、 f゙ l
| |',゙ ヽ,.、_ ヽ ゙l,l
|,,,,| i i, ヽ `゙'''゙ r-、 .l,,|
|,ノ ヽ._j _ l l. /^!.i,
402 :
229:02/10/28 22:26 ID:cHpvrcj+
>>392-397 やっぱり強制フ○ラはいいねぇ。じらされまくっただけに開放感があるなぁ。
しかし色々お約束の後、まさか死んでしまうとは・・・・・そしてあっさり生き返るとは・・・・・この時点でギャグ決定ですな。
これからはもっとぶっ飛んでください(w
温かい⇔冷たい
暖かい⇔寒い
らしい
>>392-397 とことんマイペースな泉水たん(・∀・)イイ! 俺も自宅に欲しい(w
>>401 マジでビビった。こんな時間に見るAAじゃねーぞ(w
405 :
名無しさん@ピンキー:02/10/30 17:28 ID:BTZVlosL
ここの小説、何処かでまとめてたりするんでしょうか?
407 :
229:02/10/31 06:40 ID:zklBq+T9
ある満月の夜、俺は自殺の名所として悪名高い、ある海岸に釣りに来ていた。
大潮という条件もあって、ほんの2時間のうちにアオリイカを7ハイも釣り上げるという釣果を上げ、大いに満足していた時の事だ。
ぐぐっ、と重い物が針に掛かり、喜び勇んで引き上げると、それは・・・・・長い髪の毛が絡み合った塊だった。
血の気が引き、その場に硬直してしまう。やがてその髪の毛の塊が淡く燐光を発して、どこからとも無く、細く、薄気味悪い声が。
(・・・おいてけぇ〜・・・・)
身体の震えが止まらない。燐光が徐々に大きくなり、妙齢の女性の形をとった。夏に亡くなったのだろうか、涼しそうなワンピース姿である。そして再びあの声が・・・
(おいてけぇ〜)
「・・・あ・・・あの・・・何をですか・・・」
ようやく絞り出した声に、その霊はこう答えた。
(うまい棒をおいてけぇ〜)
408 :
229:02/10/31 06:40 ID:zklBq+T9
「アホかああああっ!!!」
(あべしいいっ!!!)
俺の全身全霊を懸けたツッコミに、霊はいいノリで吹っ飛んだ。
中略
(ぢつは私は自爆霊なのです・・・)
「はあ、そうなんですか・・・」
いつの間にやら霊の愚痴を聞くハメになっている俺だった。
(人生に疲れて、せめて綺麗な海で死にたいと思いました。しかし、醜い水死体は晒したくありません)
「はあ・・・」
(そこで、私は岸から飛び降りると同時に身体に巻きつけたダイナマイトの信管を・・・)
「ほっ、本当に自爆霊だったのかーっ!!!」
409 :
229:02/10/31 06:41 ID:zklBq+T9
(こうして私は望み通りに海に散りました)
「はあ」
(しかし、美しいだろうという予想に反して、海の中はゴミだらけだったのです!!)
もはや相づちを打つ気にもなれない。その間にも、霊はとうとうと身の上話を続けていた。
(私は海底で一生懸命ゴミを集め、陸に押し上げました。そのゴミの中に、「うまい棒」と書かれた空袋があったのです)
(とても良い響きの言葉に私は大変興味を持ちました。そして、中身の入った袋を求めて探し回りました。しかし、一向に見つかりません)
(そして私は一つの真実に行き当たりました。・・・・・中身の入った袋は水に浮くので海底を探しても見つかるはずが無いと!!)
いいかげん聞き疲れた俺は、ある除霊法を思い出した。霊はエロい事をすると逃げるという。そこで最後の武器を取り出した。
「うまい棒は無いが、肉棒ならあるぞ」
(あらまあ・・・立派♪)
・・・予想以上にエロに免疫のある霊だった。
410 :
229:02/10/31 06:41 ID:zklBq+T9
その霊、仮に妙霊と呼ぼう。
妙霊は俺のモノに指を添えると、軽く二、三回しごいた。その刺激に反応してモノはさらに硬く、大きくなる。
(うふふ、元気いいのね)
パクッ、んっ、ぬっ、んぷっ・・・むぎゅむぎゅっ
「うっ!、くっ、うはぁ・・・ぁ・・・ぅうんっ!」
妙霊はいきなり俺のモノを咥えると、絶妙な舌技でモノ頭を刺激し、さらに奥へと咥え込む。
それまでモノにあてがわれていた指は、モノの根元まさぐり、袋をもてあそぶ。
あまりの上手さに腰が砕け、その場にしりもちをついてしまった。
「・・うっ、わっ!、いっ、痛っ!」
(あら、もう立っていられないなんて、かわいい♪。あなたばっかり気持ちヨがってないで、私のココもヨくして頂戴)
妙霊はワンピースの裾を持ち上げて見せた。そこには整えられ、既に濡れそぼった茂みがあり、奥には蠢くヒダが顔をのぞかせていた。
411 :
229:02/10/31 06:41 ID:zklBq+T9
続く
炉リに食傷気味なので設定29歳で書いてみました。棒悪法対策とゆーことで。
なぜうまい棒かというと、棒に興味のあるお年頃だから。
舞台は東尋棒です。家の近所(汗
412 :
炉霊萌え:02/11/01 01:52 ID:lGkrkoAM
虹板の怖い話スレから来ました。
SSいい感じです。やっぱ炉霊は萌えます(;´Д`)
413 :
ご案内:02/11/01 02:14 ID:eIIX14/D
415 :
名無しさん@ピンキー:02/11/03 04:58 ID:k2jok0fn
∞、,、,、,、)
|||| `ヮ´リ
从/ヽy/ヽ
|__l==l_.|
|゚ ノ゚
.∠.ノ
ちづる 享年13歳
>>417(・∀・)イイ! スゴク(・∀・)イイ!
ところで月が変わってからSS書きが二人ともぱったり現れなくなったけど生きてんのかな?
420 :
229:02/11/04 21:13 ID:0zyOeCwv
>>419 生きてます。生きてなかったらそれはそれで落ちがつきますが・・・
29歳SSは反応ないので中断。予定していたストーリーは、
妙霊は清掃行為が認められて土地神の神格を得ていたが、男に穢されて受肉、海を追放されて主人公のところに住み着きます。
爆死ゆえに死体が残らず、社会的には行方不明扱いだったので、結果的に生き返ってラッキー、みたいな感じでした。
>>420 うひー。なんか、すっごい設定凝ってますね。
自分なんか初期スレで適当に適当に限りなく適当に思いつくままに書いてますた。
今思い返すと、何とまぁ稚拙だったと赤面です。勘違い野郎ですた。
よって設定凝る人はスゴイ!!
しかし、いったん失敗すると結構ショックが大きい罠?
422 :
206:02/11/04 22:07 ID:nT66rhO9
>>419 あー、自分も生きてます。ってか風邪がぶり返して一週間仕事が大変でしたが(w
どうにかさっき起きたところで目がさえること…。
>>420 >>229さん。あらら、中止ですか。続きが楽しみだったんですが。
>>421 すみません。私のSSはまったくストーリーに凝ってはおりませんが。
1回目で妙に凝りすぎてよう分からんくなったんで開き直っちゃいまして…。
さらに3回目のSSはプロットから180度内容が変わってたり…。
423 :
206:02/11/05 02:35 ID:umkrgk3v
雄貴はここ数日前から頭痛があり、学校を休んでいた。
今日はだいぶ頭痛も治まってきたが、明日からの事を考えると鬱になっていた。
「あ〜あ、もう授業なんてどうでもいいや。今さら聞いても分かんないものは分かんないし、明日もサボろっと」
雄貴は誰に言うともなく思わず呟いた。が、しかし返事があった。
『あら〜。学校サボるなんていけないんだ〜』
「何!? 誰? 今喋ったの?」
『あはっ。あたしだよっ』
雄貴がふと顔をあげると、枕元に女の子が立っている。
「君・・・誰?」
『あたし? あたしの名は清子(せいこ)。せいちゃんって呼んでね』
せいちゃんと名乗った女の子はひらひらと手を振りながら、雄貴の横に寝そべり耳元で呟く。
そのとき、ふわっと清子の体からいい香りがした。ペパーミントに似た香り・・・。
『学校サボってるんなら、あたしとイイことしちゃおうか?』
「な・・!」
雄貴は思わず叫ぼうとしたができなかった。おもむろに清子が雄貴の唇を奪ってきたからだ。
424 :
206:02/11/05 02:37 ID:umkrgk3v
「ん・・・んん・・・・・」
抵抗を試みる雄貴。だが体はピクリとも動かず、さらに叫ぼうと半開きになった口の中に清子の舌が侵入する。
『ん・・・んんん・・うん・・』
思う存分清子が雄貴の口中を味わった後、ようやく清子の舌は雄貴の口を開放した。
段々清子の目がとろんとしてきた。だが、雄貴は目を閉じてじっとしている。
『あら。意外とおすましさんなのね。じゃあこっちはどうかしら?』
「あっ!」
いきなり清子は雄貴の下腹部に手をやった。
しかし、雄貴のモノは動けない恐怖と見知らぬ女の子に嬲られる恥辱に縮こまっていた。
『う〜ん。こんなもんじゃないでしょう。あたしが大きくしてあげる♪』
雄貴は必死になって目を閉じている。そんな雄貴を清子の手が容赦なく襲い掛かる。
清子は動けない雄貴の上半身のパジャマとシャツをめくりあげ、乳首に吸い付いた。
「ふうっ!」
『あら、女の子みたいな声あげて。かわいい〜』
清子はさらに雄貴の乳首を舌で舐め上げながら、手を雄貴のパンツの中に侵入させた。
425 :
206:02/11/05 02:40 ID:umkrgk3v
「あっ・・そこ・・は・・」
雄貴が声を上げるが清子はまるで聞いてないふうに雄貴のモノを握り締めた。
『ん〜。もう一人の雄貴君に挨拶してくるね〜』
乳首から口を離し、雄貴のズボンとパンツを下ろしながら後退する清子。雄貴の下半身が露わになる。
『こんにちは〜。 ちっちゃい雄貴く〜ん』
清子は雄貴のモノに挨拶した。その時清子の息が雄貴のモノに触れ、言いようのない刺激が雄貴を襲った。
『あれ? 大きくなってきたよ。こっちは正直な雄貴くんだね。でもまだ少し皮かぶっているよ。剥いちゃうねっ』
「や、やめっ!」
雄貴の抵抗を無視し、清子は二本の指で雄貴のモノを掴み、たるんでいた部分を下に引き下ろす。
すると雄貴のピンク色の亀頭が完全に姿を出した。
『かわいいね〜。ちっちゃい雄貴くん。ちゅっ』
おもむろに亀頭にキスをする清子。思わずちいさい雄貴の先端から液体が滲み出してきた。
『んふふ。もう我慢できないみたいだね。わたしもだけど。ぱくっ』
「!」
清子が雄貴のモノを咥えた。身悶えしたくとも指一本動かせない雄貴。
426 :
206:02/11/05 02:44 ID:umkrgk3v
『んんっ・・んっ・・。ぷはっ。すっかり元気君になったよ。わたしも気持ちよくしてねっ』
清子は雄貴のモノから口を離し、そう語りかけ雄貴の上にのしかかった。
あったかい・・・やわらかい・・・ 混乱の極地にある雄貴はそんなことをぼんやりと考えていた。
「気持ちよく・・って、な・・何を・・?」
雄貴が息も絶え絶えの中、どうにか声をあげるが清子は『うふっ』と言ったままで何も言わない。
その内ぬちゃっという音と共に雄貴のモノにまた新たな刺激が加わった。清子が割れ目にモノをうずめたのだ。
『はっ・・・はあ・・んっ・・。すっごい・・・気持ち・・・・いい』
さらに清子が腰を上下に動かし雄貴のモノを責めたてる。雄貴は抵抗もできず、ただあえぎ声を上げるだけだった。
『気持ちイイ? ねえ気持ちイイ? 雄貴くん』
「あ・・ああ・・・気持ち・・イイよ・・せい・・・ちゃ・・」
清子の問いにかろうじて答える雄貴。それからさして時間もかからず雄貴は果てた。
翌日―清子の姿はどこにもなかった。あれは夢だったのだろうかと考えたが、清子から感じたあの
ペパーミントの香りが部屋に残っていた。まぎれもなく昨日の事は現実にあったことなのだ。
さらに不思議なことに雄貴の頭から頭痛がすっかり癒えていた。
「せいちゃんが・・・治してくれたのかな?」
そんな事をぼんやり考えながら雄貴は学校へ行く支度を始めた。
427 :
206:02/11/05 02:46 ID:umkrgk3v
428 :
229:02/11/05 23:24 ID:YD1iYklY
>>423-426 今度は癒し系幽霊でしょうか。その割りに受けまくり虐められまくりですな主人公。
中断宣言したのは他に執筆リソース割きたかったからで・・・ここで議論して思いついた人外設定でちゃんとした小説書いて投稿したいと思ったが、ソリトンの悪魔とネタかぶりまくりで四苦八苦中。
気分転換に何か書いたらまた投稿させていただきます。
昨日
>>360のゲームやってみたんだが、内容が直後に投稿した自分のSSと似ていて驚き。パクった訳じゃないんだが、こういうのは気をつけないとな。
429 :
206:02/11/06 01:14 ID:imqHBg9u
>>428 どうもおばんです。
>>229さん。
実は今回のSSはこれで5分の1くらいだったりします。
今回初めて主人公の視点でなく文章を進めようと思いまして。
>パクった訳じゃないんだが、こういうのは気をつけないとな。
う〜む。自分のSSは基本的にオリジナルなんですが、もしかしたらどっかこっかに
そういう要素があるかもしれない。
…でも、こういうのって正直全てを探すのって不可能ですよね…。
430 :
206:02/11/06 01:18 ID:imqHBg9u
>>428 おばんです。
>>229さん。
今回は初めて主人公視点を外してみました。
>パクった訳じゃないんだが、こういうのは気をつけないとな。
確かに気をつけないといけませんが…全てをチェックって正直言って不可能ですよね…。
自分は一応オリジナルだと思っておりますが『この話これにそっくりやん!』
ってなツッコミがあったら教えてくらはい。(あ、その時は遅いか…)
431 :
206:02/11/06 01:22 ID:imqHBg9u
>>429-430 う〜む。何か、かちゅだと様子がおかしいな。
両方ともエラーって出たんだがレス付いてるし(w
ですんで、SSの続きは回復したら書き込みます…。
432 :
206:02/11/09 12:50 ID:uk+VzhIT
定期カキコ兼ご報告。
ピンクタワーの嵐のおかげでSSが完成しちゃいますた…(笑)
それにしても今度は自分と
>>229さんしかいなくなったのかいな?
誰も書き込みないっすね…。
433 :
72:02/11/09 13:17 ID:Uop/8Lzk
久しぶりです。
挿絵のほうが全然進んでないので書き込みしてなかったんだけど
ずっと覗いてますよ〜。SSがものすごい勢いで増えてうれすいです。
ギャグタッチのが多くてあまり陰惨なのは好きでない漏れは
嬉しい限りです。
434 :
206:02/11/09 18:31 ID:526OJPFV
>>433 おおう! 神様! お久しぶりです。
気が付いたら自分が一番ここの常駐半コテになってしまいました(w
しょ〜もないSSばっか(←自分の)で済みませんが、思いつくまま
ひたすら投入を続けさせていただきます。
>206
俺も携帯で見てるよー
436 :
1:02/11/09 20:50 ID:NtVOU86h
しっかり見てまっす!(;゚∀゚)=3
というかここまでレス伸びて言うのも何だが、
もっと2ちゃん訪問者達の興味を引きそうなスレタイは無かったのかと自分を小一時間(以下略
SSも書きたい書きたいと思いつつPCに向かうと、途端に妄想が立ち消えなヘタレでもあり、
しょうもなくROMに徹してますた。責任もって最後まで見守らさせて頂きます。
⊂ ´⌒つ゚ー゚)つ
437 :
206:02/11/09 23:20 ID:6tnSVsFO
どうもこんにちわっす、皆さん。すみませんが、もう少し雑談レスさせて下さい。
>>435さん。携帯ってきつくないですか?
>>1さん始めまして。別に構わないと思いますよ>スレタイ
自分も実はラウンジの鑑定スレに
>>3のベースのイラストの鑑定依頼があって、
それ見てあっさり取り憑かれて、ここに常駐するようになってしまいました。
>>72さん。3回目のSSは途中で訳の分からんギャグになってしまいましたが、
プロットでは実は霊をないがしろにしてるエセ霊能者が呪殺されるというものでした…。
>>229さん。
>>428-431で内容が似てしまうって話をしてましたが、さっきやっと『だいらんど』が
手に入ったんで読んでいたんですが、主人公の記憶が絵本になってるシーンって、
自分が最初に書いたSSもそんなシーンがあったなと少し驚きまつた…。
>>437 つーことは、ラウンジ鑑定スレに件の画像が載らなかったら
>>206の
存在は無かったのか。良かったのか悪(以下略
439 :
229:02/11/10 14:58 ID:Kmjfqa+0
440 :
72:02/11/10 15:50 ID:cAbl8QQy
206さんと229さんは自分の絵を見てきてくれたのかあ…
2ちゃん絵描きとしてこの上なく嬉しいです。
最初はオカ板に描いたんだよな〜、
あれが流れ流れて一つのスレに人を呼び込んでくるとは
何か壮大な運命を感じてしまいます。(言いすぎ)
>>439 むこうの29=私です。いやあ、なんでも言ってみるもんですねえ(w
441 :
229:02/11/10 17:55 ID:d5e5ju3u
>>440 うわっ!、72さんだったんですかっ!
魅力的な身体のラインをしつつ、それでいて癖の無い、いい絵を描かれるので、ホムペを見ても特定出来ませんでした。
なんというか、やる気が沸いてきます。
442 :
438:02/11/10 22:54 ID:YLiJabXl
うわっ。何かすっごい運命っすね。
>>440-441 それでもって
>>439のスレ逝って来ました。速攻で画像保存してきました。
まだ笑いが止まらないっす。
ところで
>>206さん。かちゅで書き込みやってるんだから完成したSSもうpしてよ〜。
443 :
206:02/11/11 01:56 ID:dP56xy1J
>>440-441 そうか。赤い糸ってこうだったんですね(←お〜い)
>>442 >>438さんもそうですか。自分もそうでした。新規フォルダ作成しちゃいましたよ(笑)
SS投下の件ですが、おっしゃるとおりなんですが、
>>429-430ってな現象があったんで少しビビリが入りまして…。
まあびびってても仕方ないし、あれから大丈夫だしそろそろ投下しようかな…?(←まだ弱気)
444 :
206:02/11/11 02:58 ID:1tyAj56w
>>443と思ったら復旧してますね。
安心してSS投下いきま〜す。
445 :
206:02/11/11 03:00 ID:1tyAj56w
清子が現れて一ヶ月後―雄貴は学校の授業中、突然胸の痛みを訴え倒れた。
救急車で病院に運ばれた雄貴は一時は意識を失っていたが、病院で無事意識を取り戻した。
検査の結果は特に異常が認められなかったが念の為、その日は病院で一夜を過ごすこととなった。
消灯時間を過ぎた夜中―ヒタ・・ヒタ・・と廊下を歩く音が聞こえる。
「あはは・・まさか・・だよね・・」
昼間、看護婦からこの病院にまつわる幽霊話を聞かされ少し弱気になっている。誰かがトイレに行っただけだ。
自分にそう言い聞かせて雄貴は眠ろうとした。が、しかし。
ヒタ・・ヒタ・・・。足音が雄貴の病室の前で止まった。
『ちょ・・ちょっと! ここの病室僕しかいないじゃない!』
心の中で叫ぶ雄貴。鼓動が激しくなってきたせいか、胸がチクチク痛くなってきた。
『ようし・・確かめてやる・・』
意を決した雄貴は恐る恐る扉に近づいた。扉に手を掛け・・・思い切って扉を開けた!
しかし、そこには誰もいなかった。
『ふう。そりゃそうか。気のせいだよね』
振り返ろうとして固まった。怪談では振り返った先に霊が立っているとか、鏡にしか映らない霊だとか、
TVから出てくる霊だとかがいると聞いたことを思い出したのだ。
『そ・・そんな訳ないよね・・でも念のため』
雄貴は目をつぶって手探りでベッドまで戻る。もし幽霊がいても、見なきゃなんとかなる。
なんとも浅はかな考えだが、本人は至って大真面目だ。
しかし、目をつぶって歩く経験など、そう無いためあちこちにぶつかりなかなかベッドに辿り着けない。
『こっちだよ』
「あ、ありがと・・」
446 :
206:02/11/11 03:01 ID:1tyAj56w
誰かが雄貴の手をひきベッドまで誘導する。
『はい、ついたよ。おにいちゃん、ホント怖がりなんだね』
コロコロ笑う声。多少ムッとして目を開け反論する雄貴。
「仕方ないだろ、怖いものはこわ・・・君・・・誰?」
『あたし? あたしは百華(ももか)って言うの。よろしくね。おにいちゃん』
「・・%&$#・・」
雄貴は声にならなかった。本当に幽霊がいるなんて・・。
『ねえ、おにいちゃん。あそぼっ』
百華は雄貴に抱きついてきた。意外と勢いがついていたので雄貴は思わずそのままベッドに倒れこんだ。
『ねっ。何してあそぼ? 何がいい? 何がいい?』
百華は雄貴を押し倒したまま言う。はしゃいでいるはずみに百華の胸元がチラリと見えた。
谷間が出来ているとは言い難いが、中々見れないシーンに雄貴はドキドキしている。
「そう・・だね・・あそ・・ぼうか・・」
雄貴は百華に興奮を悟られないように平静を努めて言った。手を叩いて喜ぶ百華に横になるように指示する。
『え〜? 何々? 何やってあそぶの?』
横になりはしゃぐ百華。雄貴はその上にのしかかり思い切り抱きしめた。あったかい・・・。雄貴は素直にそう感じた。
447 :
206:02/11/11 03:03 ID:1tyAj56w
『おにいちゃんのドキドキ感じるよ! まるで走った後みたい!』
百華に言われ、さらに鼓動を早める雄貴。またチクッと胸が痛む。思わず雄貴は百華の唇を奪っていた。
「ん・・んんっ・・んっ」『んぐっ・・・ううんっ』
いつか清子にされたように、必死に百華の舌をからめようとする雄貴。
百華は抵抗をするでもなく、なすがままに雄貴を受け入れていた。
さらに雄貴はキスをしたまま百華の服を脱がそうとする。プチ、プチンとボタンの外れる音が静かな病室に響く。
胸元が露わになった時、雄貴は百華の口から離れた。
『おにいちゃんてエッチなんだあ』
百華の言葉に顔が真っ赤になるが、今さら興奮を抑える術もなく雄貴は百華の乳首に吸い付いた。
『きゃっ』
軽く悲鳴をあげる百華。感じる―というよりくすぐったがっているようだ。雄貴は百華の胸を舐めながら、
右手は自分のモノをしごきつつ、左手で百華の胸を揉んでいた。
『うん・・んん・・』
段々百華の声が艶っぽく変化してきた。雄貴はすかさず百華のパンティを剥ぎ取った。
ぴったりと合わさった割れ目が目に入った。
『こ・・これが女の子の・・・』
今まで女性器を見た事がなかった雄貴にとってそこは十分刺激的だった。
吸い寄せられるように舌を伸ばす雄貴。そこに舌が触れた瞬間、百華の体がビクンと動いた。
『いや・・・そこ・・・だ・・め』
448 :
206:02/11/11 03:04 ID:1tyAj56w
雄貴は百華の抗議の声にますます興奮し、割れ目を必死に舐め回した。さらに思い切って両手で割れ目を広げてみる。
『ふっ・・』
百華は既に恍惚の表情を浮かべ、何も考えられなくなっているようだ。
雄貴は割れ目の中に舌を這わせ続ける。雄貴もまた、頭が空っぽになりひたすら百華の割れ目を舐め続けた。
そうしているうちに、割れ目からじわじわと液体が溢れ出してきた。雄貴は必死にそれを飲み干そうとする。
『あん・・・あんっ・・・お・・にい・・ちゃ・・あた・・・・も』
不意に百華が叫ぶと同時に百華の体がガクガク震え出した。雄貴は思わず身を引こうとする。
が、それより素早く百華が雄貴を捕まえ自らの股間に雄貴の顔を押し付ける。
雄貴は息ができずに苦しくもがいているが、それが百華にとって心地よい刺激になっているようだ。
『おに・・ちゃ・・・イイ・・・も・・あた・・・・あああっ!』
百華の絶頂の声を聞いて雄貴のモノは完全にいきり立っていた。雄貴は絶頂の余韻に浸っている百華の股を開き、
己のモノを百華の割れ目にあてがう。先端が割れ目に触れた時、一瞬百華がビクッと体を震わせたが、そのまま
雄貴はモノを百華の中に侵入させた。百華の中は多少狭かったが愛液でしとどに濡れている為、
抽送に不自由はなかった。
『おにいちゃんの・・・あつい・・』
百華は雄貴に腕をまわし、雄貴の背中に爪を立てて言う。雄貴は桃華の中が心地よく、声も出せなかった。
その代わり百華を強く抱きしめ、熱い口づけを交わした。その間にも無意識の内に雄貴の腰は前後に動いていた。
そんな二人が絶頂を迎えるのにさほど長い時間は掛からなかった。
翌日―目が覚めると清子と同じように百華の姿はどこにもなかった。
だが、雄貴の背中にある小さい引っかき傷が、昨日の出来事は現実だったと語っている。
もう雄貴の胸が痛むことが無くなっていた。
449 :
206:02/11/11 03:10 ID:1tyAj56w
>>445-448 てなとこで続きます。
完結までイッキにうpするか少し迷いましたが、
それやると一気にレスが進みすぎるんでやめました。
…自分こんな時間まで起きて明日(あ、今日か)の仕事大丈夫なんだろうな?
今日の昼間に続きがうpされてたら、仕事は自主欠勤したとお考え下さい(w
450 :
72:02/11/11 03:28 ID:MteHO+zV
451 :
206:02/11/11 03:29 ID:1tyAj56w
あ、あともう一つご報告。
一昨日、士崎雅雪先生の『い・も・う・と』って漫画購入してきてさっき読んでたんですが、
吸血鬼が血の代わりに精液飲ますネタがあったりしまして…。
泉水編って本当に続き書かなきゃパクリで終わってしまうなと思ってしもた。
それとも結構このネタって使われてるのかな? だとすると安心だけど(←おひ)
452 :
72:02/11/11 03:32 ID:MteHO+zV
おお!打ってる間に新作が!
炉霊にムラムラきてついいたづらを…王道ですなあ(何が)
>>449 漏れも明日から出張なのになあ(w
全く何をしているんだか!
453 :
72:02/11/11 03:35 ID:MteHO+zV
>>451 そのネタはなんか他でも見たことある気がします。
もしかしたらスタンダードなのかも?
454 :
206:02/11/11 03:35 ID:1tyAj56w
>>450 さっそく神様フォルダに保存しました(笑)
>そのうち206さんの泉水たんの絵も描いてみたいなあ。
きゃー。どうしましょ? 神様に絵を書いて頂くなんて。家宝にして子々孫々に(以下略
…ってか、自分早く寝ろっつーの(爆)
何か浮かれて妙に脳が冴えてる…本当に今日自主欠(以下ry
455 :
206:02/11/11 03:41 ID:1tyAj56w
>>453 よし! じゃあ大丈夫だ!(←くぉら!)
ちなみに泉水たんはストーリーをパクッた覚えは毛頭ございませんが、
名前は坂井泉水からもらいました。んで、『負けないで』を聞きながらSS書いてました(w
↑
これ聞いて萎えちゃう人、絶対現れるよな〜…。
456 :
229:02/11/11 06:49 ID:dXAJRbna
>>450 うわぁ、ありがとうございます!!、自分の書いたSSに挿絵を描いてもらえるなんて初めてです!!
幽霊に見えないのは漏れの設定のせいなので72氏が気にすることじゃないですよ。
457 :
206:02/11/11 22:54 ID:bwdT9A2k
夏―雄貴はクラスの仲間たちとキャンプをすることになった。
気の合った仲間たちと料理を作り、騒ぎ合い―夜になり、肝試しの時間がやってきた。
クジの結果、雄貴は順路で脅かす役となっていたが―
「も〜う。こんなところで一人でいるんなら、こっちの方が怖いじゃないか」
雄貴は呟く。無理もない。順路を回る方は一回だけ。20分もすれば終わる。が、脅かし役は回る方が終わるまで
その場にいなければならない。そんな訳でかれこれ小一時間ほど同じ場所にじっとしている。
しかもその場所が墓地の外れ。いかにも―な場所である。
「ここに脅かし役なんている必要ないじゃないか〜。墓石だけで十分怖いよ」
雄貴はブツブツ言いながら次の組が来るのを待った。が、いつまで経っても来る気配がない。
あと3組来なければおかしいはずだ。何かあったのか?
そう考えた時、突然雄貴の腹部に激痛が走った。思わず腹を抱えてうずくまる雄貴。
ふと思い当たったことがある。夕食の食材に使用した貝はさっき海で採ったばかりの物だった。
「当たっ・・か・・も。く・・苦し・・・・」
『あらら。本当に苦しそうね、大丈夫ですか?』
朦朧とする意識の中、雄貴が顔を上げると和服姿の女の人が立っていた。女は雄貴の肩を持ち、立たせようとする。
雄貴は腹痛で力がまったく入らず、女のなすがままになっていた。
と、体を動かされたショックで雄貴はさっき食べたものを吐き戻してしまい、吐寫物が雄貴の服に付着してしまった。
『あ、大丈夫ですか? 汚いから脱がなきゃ』
「い・・いや・・僕・・」
『さあ、遠慮なさらず』
458 :
206:02/11/11 22:56 ID:bwdT9A2k
女は慣れた手つきで雄貴の服を剥ぎ取る。あっという間に雄貴は上半身裸になっていた。
雄貴は腹痛が酷く、朦朧として何も考えることができなかった。と、女がいきなり雄貴の臍に吸い付いた。
「な・・何?」
『お腹が痛いんでしょう? 舐めてあげる・・・』
「そ・・そんな・・! い、いいで・・・」
抵抗しようとした雄貴だったが、女の舌が触れる度にそこから痛みが引いていくようだった。
と、不意に女が舌を外し立ち上がる。
「ど・・どうしたの?」
『さっきあなたの吐いたのが、私の服にもついていたから―』
「あ・・・す、すみませ・・!」
女は言うや否や服を脱ぎ去った。彼女は和服の下には何も着けていなかった。
月明かりに映える彼女の肢体のあまりの美しさに雄貴は声を出せなかった。
『大丈夫ですか? もう少し舐めてあげます』
雄貴は何も言わず、彼女に身を任せていた。それぐらい彼女の舌は心地よかった。
『あら? こちらの方はお元気そうですね』
彼女は雄貴の下腹部の膨らみをさすりながら呟いた。雄貴は顔が真っ赤になり、抵抗の姿勢を見せる。
「い・・いや! こっちは・・関係ないし・・!」
『まだ若いんですから、無理をしなくてもいいのですよ?』
459 :
206:02/11/11 22:58 ID:bwdT9A2k
言いながら彼女はそっと雄貴のズボンとパンツを下ろした。そこには既にそそり立った雄貴のモノがあり、
先端からは先走り液が流れている。
『まあ、すっかりこんなになって』
「あ・・う」
自分のモノを咥える彼女を見て雄貴は抵抗の意思を失った。頭の中にジンジンと刺激が伝わる。
『うん・・ん・・。もっと・・気持ちよくなりたいですか?』
モノから口を離し彼女が言う。雄貴は恍惚の表情を浮かべ頷くしかなかった。
すると彼女は自分の胸で雄貴のモノを挟み、亀頭の先端をチロチロと舐め出した。
初めて感じる刺激に雄貴は知らず知らずに腰を浮かしていた。
さらに、彼女の舌が雄貴の尿道口を責めたてた時、雄貴はあっさりと果てた。
『んふ・・・若いっていいわ。まだまだ元気』
あふれた精を顔に受けながらさらに雄貴のモノをしごき上げる彼女。妖艶な顔で雄貴にせまる。
彼女は雄貴を押し倒し、モノを咥え、自分の秘所を雄貴の顔に寄せた。
『私のも・・・お願いします・・』
今、雄貴の目の前には彼女の秘所がある。いつか見た百華のとは違い、多少割れ目からヒダが顔を出している。
思い切って雄貴はそのヒダを唇で軽く咥えた。
『あんっ・・』
身を捩り、悶える彼女。既に秘所からは蜜が溢れている。雄貴は夢中で彼女の秘所を舐め回した。
一方、彼女も雄貴のモノを口に含み、手で袋を弄んでいる。雄貴の2回目の絶頂もさほど時間は掛からなかった。
460 :
206:02/11/11 23:02 ID:bwdT9A2k
既に2回も達し、精も根も尽きたはずだが、雄貴のモノはまだ上を向いたままだ。
そんな雄貴を見て彼女は仰向けに横になった。フラフラと吸い寄せられるように彼女にのしかかる雄貴。
彼女も雄貴に腕を回す。雄貴は豊満な彼女の胸に顔をうずめた。
「お・・・お姉・・・さん。ぼ・・僕・・」
『お姉さんなんて・・智津子と呼んでくだ・・・・あん・・。おっぱいが・・おっぱいが好きなの?
・・・いいよ。もっとたっぷり味わって・・』
智津子の声に雄貴は興奮し、むさぼるように智津子の乳首に吸い付き、さらに無意識の内に腰を振っていた。
そんな雄貴の腰使いに気付いた智津子が雄貴のモノをやさしく握り言う。
「あっ・・」
『もう・・。元気なのね。・・・いいよ・・入れて・・・』
智津子の導きに従い、ゆっくりとモノを智津子の中に潜り込ませる雄貴。
『どうですか・・? 私の中・・?』
「あ・・・あったかくて・・やわらかくて・・も・・僕・・」
『うふっ。まだダメですよ。もっと私も・・・雄貴さんを感じさせて・・・ください・・』
あっさり果てそうな雄貴に妖艶な笑みを見せる智津子。同時に智津子の腕が雄貴の頭を捕まえる。
そのまま雄貴と智津子は熱い口づけを交わした。―その後、雄貴はその状態のまま2回智津子の中で果てた。
461 :
206:02/11/11 23:03 ID:bwdT9A2k
翌日―目が覚めると雄貴は病院の一室にいた。ふと見渡すとキャンプの仲間たちが別のベッドで寝ている。
雄貴の予想通り、キャンプの時に食べた貝が元で食中毒を起こしたらしい。
雄貴は他の者より早く痛みが引いたので一足先に退院できるようになった。
発見された時、雄貴は一人で倒れていたらしい。当然のことながら智津子を見かけた者は誰一人としていなかった。
「また・・会えるかな・・」
病院を後にしつつ雄貴はポツリと呟いた。
462 :
206:02/11/11 23:15 ID:bwdT9A2k
>>457-461 今宵はSSはここまで。
んで、結構見ている皆様がいて安心したのでアンケート(w
今回の
>>423-426の清子たん、
>>445-448の百華たん、んで今回の智津子たん。
皆様の一番のお好みはこの中の誰でしょうか?(w
清子たん・主人公とほぼ同年齢・主人公をいぢめて楽しむ(w
百華たん・主人公より○歳下・無邪気に楽しむ・貧乳&炉(笑)
智津子たん・主人公より少し上・やさしくお相手して頂けます・巨乳(笑)
463 :
229:02/11/11 23:57 ID:ZZ5Ffm4H
>>462 三部作お疲れ様です。
自分の年を考えると同年代とかちょっと判断が微妙だが、あえて選ぶなら、お互いに分かり合える納得した関係が築けそうな智津子たんかなぁ。
贅沢言うと、年は清子たん、乳は百華たん、性格は智津子たんがいいなぁ。
464 :
438:02/11/12 00:35 ID:l4R09ZWR
>>462 えっ? もう終わりなんですか?
>>229さんの言う通り雄貴君は年いくつなの?
学校とか言ってましたが…もしや成年コミックが買えないお年頃?
だとすると清子たんがいいでつが…。
いや…やさしくリードしてくれる智津子たんも…巨乳…(;´Д`)ハァハァ
465 :
206:02/11/12 00:45 ID:IH50mwoX
>>463-464 でえええええ! しまった。確かに主人公の年齢設定してないや(汗
一応自分の脳内設定は…
>>438さんのご推測どおりです。学年は…犬の鳴き声ってことで(w
すみません、実は…いや、まだ内緒っす(うふふふ)
>>229さん。神様にイラスト書いて頂いてよかったですね。自分も今から泉水たんが楽しみでつ。
しかし…
>>72さんは出張大丈夫だったんでしょうか? 自分は一応会社には行けました。
脳が一日イッてましたけど(w
|∀・)<清子タン
|彡 サッ
467 :
炉霊萌え:02/11/12 02:23 ID:vVlHWydc
>206様
どうもお邪魔いたします!虹板で某駄文SSを書いています
炉霊萌えです〜あんな長いの読んで頂いてありがとうございます。
で、アンケートなのですが…ええまあコテハンを見れば分かるのですが
百華タンで…(w でも読んでいてハァハァしたのは清子タンだったり(w
でも百華タンのダイナマイツボディーには勝てますぬ
アンケートを集めて一体何がしたいのかと
>>206を小一時間問い詰めてみたいところだが
自分が一番萌えるのはやはり清子たんだなと言ってみる。
469 :
206:02/11/12 22:58 ID:JLmcifUl
>>466-468 皆様アンケートご協力大変感謝致します。この結果を何に利用するのかといえば…まだナイショです。
実際、タネを明かすとな〜んだってオチでしょうので尚更いいづらい罠…。
んで、気分を変えてまた新作投下で〜す。
470 :
206:02/11/12 22:59 ID:JLmcifUl
僕は夜中に妙な気配を感じて思わず目が覚めた。時計を見ると夜の2時10分。
見渡したところで誰もいない。まあせっかく目が覚めたし、トイレでも行くか。
「ふう・・・」
僕は用を済ませて、自分の部屋に戻り布団に潜った。ふにょ。
「ふにょ?」
何か変な感触。僕は慌てて布団をめくりあげた。
「何? 君!?」
僕は思わず大声をあげた。だって布団の中に見慣れない女の子が眠っているんだもん。
「ん〜。・・むにゃむにゃ」
女の子は少し寝呆けている。結構可愛い。・・・よく見ると頭に犬の耳が生えている。
何の気なしに僕はその耳を引っ張った。
「いった〜い!!」
突然、女の子がものすごい大声で飛び起きた。その声に驚いて僕も思わず飛び上がってしまった。
「なんてことするんですか〜!」
女の子は僕に食って掛かる。多少たじろぎながらも僕は女の子に抗議した。
「何言ってるんだよ。ここは僕の部屋だぞ。何でこんなところにいるんだよ?」
「だって・・・」
「だってじゃないよ。こんな変な耳つけて・・・・・あれ?」
僕は女の子の耳を外そうと引っ張るが、取れない。
471 :
206:02/11/12 23:02 ID:JLmcifUl
「いたいですってば! なんでそう人がいやがることするんですか!?」
「嫌がるって・・・この耳、本物?」
「そうですよ! ひどいです・・・・」
ちょっと女の子は涙目になっている。・・・少し悪いことをしたかな?
しくしく声をあげながら両手で目をこすっている姿を見て、思わず僕は女の子の耳をさすりながら言った。
「ごめん・・・・痛かった?」
・・・女の子は手がぴたりと止まりじっとしている。と、女の子の後ろでパタパタ音がする。
何だろうと思って女の子の後ろを見ると―ぱたぱた尻尾を振っていた。
この振り方は・・・一応喜んでいる。・・かな?
「あの・・・」
僕は心配して女の子の様子を伺う。
「はっ・・・はっ・・はっはっ」
・・・・女の子の息が荒い。・・・本当に大丈夫かな? 僕がそう思って女の子の顔を覗き込もうとしたとき―
「も・・・だめぇ・・」
女の子が妙に艶っぽい声を出して崩れるようにベッドに倒れこんだ。
僕はドキドキして女の子を見た。顔はとろんとした表情で、尻尾はさっきよりも激しく振っている。
我慢・・・できないよ。
「ん・・・んんっ」
僕は女の子に覆いかぶさり、キスをした。女の子は少し体を硬くしたようだが、おずおずと僕の背中に手を回してくる。
興奮した僕は思わず女の子の耳を軽く噛んだ。
472 :
206:02/11/12 23:04 ID:JLmcifUl
「きゃうんっ」
こらえきれずに声をあげる女の子。調子に乗った僕は女の子の耳を舌を出して舐めまわす。
「いや・・いや・・・・みみ・・よわいの・・・」
荒い息の中搾り出すように呟く女の子。無意識だろうか僕の胴を両足で挟み込み腰を振っている。
その動きに僕も股間のナニが膨れ上がってきた。
女の子の振っている腰が僕の膨らみに当たり、それにこすりつけるように腰を振り続ける。
「わ・・ま・・待って!」
あまりの気持ちよさにナニが暴発しそうな僕は女の子に腰を振るのを止めてもらうように頼む。
が、しかし女の子はさらに両足に力を込め、腰を激しく振り続ける。
このままじゃズボンの中に出ちゃう! そう思った僕は女の子の耳をさっきよりも少し強めに噛んだ。
「いたっ!」
効果覿面。女の子は悲鳴をあげ、僕の体から離れた。
「な・・・なに・・を・・!」
快感の波からいきなり現実に引き戻され抗議の声をあげる女の子。その表情は少し戸惑い、そして少し不機嫌そうだった。
「あの・・・ね。僕の方が・・我慢出来なくて・・・さ」
言いながら僕はパジャマを脱いだ。女の子は怪訝そうな顔をして僕のナニを見ている。
そうまじまじと見られると恥ずかしいんだけど。
「何これ? 尻尾じゃないよね・・?」
女の子は僕のナニを人差し指でつんと突っついた。次の瞬間、僕は彼女を押し倒していた。
473 :
206:02/11/12 23:05 ID:JLmcifUl
「お・・おに・・・・きゅぅん」
抵抗の声を上げようとする女の子だが、僕が耳を軽く噛むと力が抜け、あっさりおとなしくなる。
僕は両手で女の子の股を開く。すると茂みのない、つるんとした割れ目が見えた。そこはすでに蜜で溢れている。
「いやっ・・・はずかしい・・」
両手で顔を覆う女の子。その仕草がすごく可愛くって僕は我慢できずにナニを女の子の割れ目に押し入れた。
「あ・・・あん・・あんっ・・」
喘ぎ声を上げながら再び腰を振る女の子。僕が彼女の耳を軽く噛み、それに反応してさらに激しく腰を振る女の子。
そんな連鎖反応を繰り返すうち、僕の脳にチカチカと電流のような刺激が襲い掛かってきた。
「も・・・もう・・イッちゃう!」
「あ・・・あた・・・しも・・き・・きちゃ・・! お・・おねが・・い、い・・いっしょに・・・きてええ!!」
女の子が絶叫を上げた時、僕も彼女の中に精を放出していた。
474 :
206:02/11/12 23:06 ID:JLmcifUl
コトが終わり、今は二人並んで横になっている。ふと、僕は彼女に聞いた。
「君・・・名前は?」
情けない話だが、名前も知らない相手とHしていたのだ。
「あたし? あたしは・・・ユキっていうの」
「そうか・・・ユキちゃんか・・・。何でここにいたかは知らないけど・・・よかったらずっとここに居てもいいよ」
「ホント!?」
僕の提案にぱっと顔を輝かせるユキちゃん。だが、すぐに表情を曇らせる。
「でも・・・無理・・。私には・・・もう時間が・・」
「え? 時間・・・って」
それ以上聞こうとしたが出来なかった。ユキちゃんが僕の唇を奪ったからだ。
「あたしのこと・・・覚えていて・・・・それだけで・・」
唇を離し、そう言うユキちゃんの目に涙が浮かんでいる。ユキちゃんはやにわに立ち上がり、部屋を出る。
慌てて僕はあとを追ったが―すでにユキちゃんはどこにもいなかった。
|∀・)<犬っ娘萌え
|彡 サッ
476 :
206:02/11/13 00:36 ID:8jWazDL2
ユキちゃんと出会ってから3日後の月曜日。僕は区役所に向かった。
一応プータローから足を洗うための第一段階として住民票の取得と、またインフルエンザの予防接種を兼ねて
やってきたのだ。区役所と保健所が同じ建物でよかったよと思いつつ。
「お〜う! 貞輝!」
と、僕を呼ぶ声が聞こえた。学生時代の同級生の典秀だ。彼は僕と違って、至って真面目な市の職員となって、
ここの保健所で働いている。
「何しに来た? ってあ〜予防接種か。ホントそういうとこは昔っから妙にマメな奴だな」
あんたの毒舌も昔からだよと思いつつ、僕は典秀と並んでとりとめない話をしながら接種場所に向かう。
と、壁に貼ってあるポスターに目が釘付けになった。
『ペットは最後まで責任を持って飼いましょう』
僕が思わず立ち止まりじっとしていると、それに気付いた典秀が話し掛ける。
「おいどうした? ・・ああ、動物愛護か。最近は大変だぜ。捨て犬や捨て猫がガンガン増えてな。まったく、
途中で飼えなくなるんなら最初っから飼うなっつーの」
「なあ・・そういえば、保健所ってこういう動物を預かっているんだよな?」
「ああ・・預かりとか言ってもほとんどは薬殺だけどな。酷いもんだぜ。本当は市で世話してやりたいが、
そんな金がある訳ねえしな」
「処分・・ってどうなるんだ?」
「ん? とりあえず、ここで一週間面倒を見る。それまでに里親が見つかれば引き取られて万万歳だが、
見つからない場合は―分かるわな。まあ、俺んちでもカミさんが犬欲しいって言うんでここから一匹引き取ったが、
大抵はあの世行きだな」
477 :
206:02/11/13 00:38 ID:8jWazDL2
「なあ・・・最近入った犬で・・ユキって名前の犬はいなかったか?」
「あ〜・・・悪い。名前は付けないんだ。いや、正確には付けれないんだ。固有名詞を付けてしまえば、
情が移って処分なんてできないからな。番号で管理してるよ・・・厳しい事実だがな」
「ここに来る犬なんて見てられないぜ。畜生でも自分の立場が分かるのか、悟ったような表情をしてる奴やら
ギャンギャン泣き喚く奴やらばっかりだぜ。ま、人間でいえば情緒不安定ってやつだな。だからせっかく
里親でやってきても、いらないって帰っていく連中も結構いるぜ。
・・・ま、仕方ねえよな。信頼してた人間に裏切られてこんなとこにきちまったんだ。もう一度信じろなんて―」
「悪い。今からその犬の場所連れて行ってくれないか?」
僕は胸騒ぎがして典秀に頼んだ。
「あ、ああ。構わないが・・・ただ見に行くだけなら止めておけよ。普通の人間なら鬱になる環境だからよ」
僕は典秀に連れられて犬を置いている場所へ向かった。まるで何かに引き寄せられるように。
キャンキャンキャンキャン・・・
その場所は・・・予想とは違い、意外と明るい場所だった。場所だけは。
そこにいる犬たちは皆一様に何かに怯えているような表情ばかりだった。
典秀の言う通り、自らの運命を悟っているのか?
ユキ・・・ユキは・・・。僕はユキの姿を探した。しかし、ユキらしき犬の姿はどこにもいなかった。
478 :
206:02/11/13 00:41 ID:8jWazDL2
「おい!」
僕は思わず声を荒げて典秀に詰め寄る。
「な、何だ?」
僕の気迫に押され、少し引く典秀。
「ここにいる犬はこれだけか? もうこれしかいないのか!?」
「ん・・。ちょっと待て・・。う〜ん。おい、田中!」
典秀は係員を呼ぶ。田中と呼ばれた男がこちらに来る。
「は、はい。何でしょう?」
「これよ。ここのはどうした?」
典秀はある一つの檻を指して言う。そこには番号と先週の金曜の日付が書いたプレートが貼ってある。
「あ・・・・はい。す、すみません! 土日なんでサボってました! 今から処置するとこです! すみません!」
平身低頭な田中に向かい、僕は詰め寄る。
「今からってことは、まだなんですね!? その犬どこですか? どこにいるんですか?」
「は・・・はい。こちらです・・」
作業をサボっていたバツの悪さからか、田中は僕たちを作業所へ連れて行ってくれた。
そこには・・・意識を失い横になっている、少し汚れで黄ばんだ白い犬がいた。僕は一歩一歩近寄る。
479 :
206:02/11/13 00:42 ID:8jWazDL2
と、犬の目がちら、と開いた。僕を見てぱたぱたと弱々しく尻尾を振る。耳に軽く息を吹きかけるとピクンと体が
動き、ウィンクを―したような気がした。
「ユキ・・」
僕はこの犬がユキちゃんだと確信した。
480 :
206:02/11/13 00:45 ID:8jWazDL2
二日後―
「さて、仕事仕事っと」
僕は無事に仕事先が決まり、今日がその初出勤の日。
「わんっ」
出迎えにトコトコ玄関までついてくるユキ。意識を取り戻したユキは真っ先に僕に抱きついてきた。
典秀と田中は何年もこの仕事をしているけど、会った瞬間にそこまで懐いた犬は見たことがないと言っていた。
家に帰って早速体を洗ってあげると、文字通り雪みたいに真っ白な綺麗な体だった。
あれからまた人間の姿になる訳じゃないけど。
「じゃ、行ってくるねっ」
僕はユキに行った。
「行ってらっしゃい・・・・そして・・ありが・・とう」
僕は驚いて振り返った。
そこにはボロボロ涙を流して立ち尽くす犬耳娘のユキちゃんがいた。
おしまい
481 :
206:02/11/13 00:55 ID:8jWazDL2
>>476-480 ってな訳で今回の話は完了です。慌てて書いたせいか、最後”言った”が”行った”になってるし…(鬱
まあ、お約束な話ですが、実は今日家の地方のニュースで捨て犬の話をやってまして、それ見て思いつきました。
何かあの映像の犬の目を見ると可哀想で…(←それをエロネタにするのもどーかと思うが)
ペットは最後まで責任を持って飼いましょう。自分の家にも犬が一匹いるんで尚更鬱になって。
結論:アイ○ルのCMは許せん(w
あと、最後の保健所の描写は出鱈目です。関係者の方、御覧になってたらゴメンナサイ。
ただ犬たちの悲惨な状況が自分のいい加減な描写で分かっていただけたら幸いです。
あと、御覧の皆様。
すみません。こんな妙な思想載っけてしまって。もうしません。
482 :
438:02/11/13 02:03 ID:2bQkvC1s
>>481 …思想なんて程でもないだろ。確かに考えさせられる話ではあるがな。
うちにもアフォな犬が一匹いるから気持ちは分からなくもないし。
犬耳を出現させるとは、おぬしやるのうと思ってはいたが(w
483 :
206:02/11/13 02:33 ID:eX+9zuoJ
>>482 >…思想なんて程でもないだろ。確かに考えさせられる話ではあるがな。
>>438さん。ありがとうございます。そう言って頂けると嬉しいです。
>犬耳を出現させるとは、おぬしやるのうと思ってはいたが(w
犬耳ありきで作ったSSでなく、後半のシーンありきで作ったSSですんで…。
484 :
72:02/11/13 15:22 ID:G2DAZjUk
>>456(229さん)
喜んでもらえてうれしいす。あんな感じでよかったでしょうか。
206さん
新作もイイ!無意識に腰が動くっていうシチュエーション大好き(w
漏れのアンケートの答えは、もし正体が幽霊だとしたら百華たん、妖怪なら
清子たんですね〜。
この三択の仕方、カスタムメイトを思い出しますた。
485 :
206:02/11/13 23:09 ID:TlMHsnyS
>>484 どうもです
>>72さん。出張は大丈夫でしたか?
ちなみに今回の作品のあとがきらしきものは、半角にてうpしてたりしてます…。
もう最近はそことここを行ったり来たり状態(w
う〜ん。幽霊=百華たん、妖怪=清子たん、でつか。その違いは? と少し気になったり(w
さってと、話変わって性懲りも無くまた新作投下しま〜す。
486 :
206:02/11/13 23:13 ID:TlMHsnyS
その日、僕は購入したばかりの中古車でドライブをしていた。今まで父のクルマを借りていたので、
遠出なんて無理な相談だった。が、このクルマは自分のものだ。いつ、どういう運転をしようと僕の勝手だ。
そんな訳で、何ヶ月か振りに取れた連休で泊りがけでドライブに出たって話。
もっとも新卒の僕がどこかに泊まる旅費なんてある筈がない。そこでこのクルマの出番という訳。
あらかじめ道路地図で確認していた道の駅に駐車した僕は、助手席のヘッドレストを外し、思い切り倒した。
次にリアシートを目一杯、前にスライドさせ、倒した助手席とくっつける。これで簡易ベッドのできあがり。
父のセダンでは到底不可能な芸当だ。
「ふ〜。これ買ってよかった」
寝巻きに着替え、独り言を呟きながら僕は眠りについた。明日の観光名所に思いを馳せながら。
「・・・・ん?」
深夜になって僕は下半身に違和感を感じて目が覚めた。何か妙に重たいものが乗って・・・人!?
「わ・・・わっ! 君、何!?」
僕は思わず後ずさりしながら叫んだ。
『ん・・・あれ?』
そう声を発した相手は僕と同年代の女性だった。・・・一体何やってるの? 人のクルマで?
『人のクルマ・・・・ねえ。そういうけど私、あなたよりも前にこの車にいたんだけど?』
え・・・? どういうこと?
『あなたさあ、この車中古で買ったでしょ? 前の持ち主がどんな人か、これがどんな車か知ってるの?
前の持ち主ってぇ、事故っちゃったんだよ。その時に私は死んじゃったワケ』
487 :
206:02/11/13 23:15 ID:TlMHsnyS
・・・・・・・・・・・・・て、ことは・・・・・・幽霊?
『ま、世間的にはそう言うわね』
で・・・・・でたーーーーー!!!
僕はパニックに陥り、ドアを開けようとする。が、しかし、ロックは解けている筈なのに、
後ろのスライドドアがどうしても開かない。
『そんなに驚かなくてもいいじゃん。それよりさ。私、男って久しぶりなんだ。楽しませてよ』
彼女は僕ににじりよってきた。あ・・・あの・・・。
『あ、名前? 私瑞希って言うの。よろしくね』
瑞希はウィンクしながら僕の目の前にきた。・・・いや、そういう事でなくて!
『う〜ん。私ってそんなに魅力ない?』
えーーっと・・・確かによく見ると結構綺麗だ。僕は覚悟を完了して瑞希の唇を奪った。
『う・・・・うん・・・』
瑞希は僕の頭に手を回し、舌を入れてきた。僕も負けじと瑞希の口の中に舌を侵入させた。
『は・・・はあ・・ん』
唇を離した瑞希はあえぎ声を出しながら、ゆっくりと服を脱いでいく。下着に覆われた豊かな胸。
思わず僕はその胸に手を伸ばしていた。
『あん・・・慌てんぼさんね・・。あなたも脱がなきゃ・・・』
488 :
206:02/11/13 23:17 ID:TlMHsnyS
あせって上着を脱ごうとする僕を、瑞希が止める。
『ダメだってば・・・私って、男の服を脱がすのが楽しみなの♪ じっとしてて・・』
言いながら瑞希は僕の上着に手を掛けながら言う。
『は〜い。両腕を上にあげて〜♪』
言われたとおり、僕は両手を上にあげた。瑞希はスルスルと僕のパジャマをシャツごと脱がした。
『うふふ。素直な人ってスキ。ちゅっ』
瑞希は露になった僕の乳首に吸い付いた。僕はくすぐったさと気持ちよさで身悶えする。
『さてと。お次は下かな〜?』
乳首から口を離した瑞希が呟く。その隙に僕は瑞希を抱き寄せ、体の上下を入れ替えた。
『あら・・? 意外と積極的なのね?』
そう言う瑞希の口を僕の唇で塞ぎ、右手を胸に添え、下着越しに胸を揉む。
弾力のある、揉み応えのある胸に僕はうっとりとしていた。
『あっ・・・。結構・・・上手いのね・・・・。下の様子はどう?』
瑞希は右手を僕のズボンの中へ潜りこませる。そこには既に膨らんでいたモノがあった。
『あはっ・・結構立派なんだ。 楽しみ〜♪』
さらに僕のモノをやさしくさすり続ける。僕も負けじと瑞希のパンティの中に手を潜らせた。
手探りで割れ目に手を当てると、そこは既に湿り気を帯びていた。
489 :
206:02/11/13 23:19 ID:TlMHsnyS
『んっ・・・。久々なんで・・もう濡れちゃった。・・いいよ・・・来て・・』
僕の手をやさしく払いのけた瑞希は、パンティを中心からずらす。僕の前に瑞希の割れ目が露わになった。
そんな瑞希の姿に興奮した僕は、モノを瑞希の割れ目にあてがい、入れようと・・・上手く入らない(鬱
『もうっ。不器用さん♪ ・・・・・んんっ。ここっ、ここにこのまま入れてっ』
楽しそうに僕のモノに手を添え、割れ目に誘導する瑞希。本当は、瑞希に握られた時点で
僕は達しそうになっていたのだが、どうにかそこはこらえ、瑞希の中にモノを潜り込ませた。
『あん・・・・いい・・いいわっ。久し・・ぶり・・の男・・の人・・』
僕はもう、中に入れた時点で興奮が最高潮に達しかけていた。瑞希もまた、久々の男の味に喘いでいた。
二人でさらに強く抱きしめあい、瑞希は僕に両足を絡めてくる。
『も・・・さい・・・こ・・・・イ・・イイ・・よ・・。は・・・はや・・・き・・キ・・テ』
うわごとの様に喘ぐ瑞希。僕は彼女の吐息が耳に掛かった時、あっさりと果てていた。
490 :
206:02/11/13 23:21 ID:TlMHsnyS
>>486-489 さてクイズです。主人公が乗っているクルマはなんでしょう?(w
眠いんで続きま〜す。
491 :
229:02/11/13 23:53 ID:jil5+EnT
>>483、
>>486-489 そういう日常、感情こそが創作の原動力になるんでしょう。人は自分の知っている事しか書けないんですから。
ううむここ数年、車のカタログチェックして無いから判りませんが、多分四駆。RV車いいよねー、視点が高くて運転しやすいし。
初心者ではなさそうだが、主人公は瑞希を乗りこなせるかな?
>>484 出張お疲れ様でした。ほぼイメージ通りです。というか、脳内イメージがあの絵で上書きされました。
72氏の絵は肋骨、鎖骨、骨盤とか、骨格がしっかりしているのが素晴らしいです。それと乳輪、乳首。
・・・・・本当に非の打ちどころのない人物が描けていると思います。
492 :
206:02/11/14 00:05 ID:HlNwwveP
>>491 >>229さん。お疲れっす。
それってその内、何を考えてもエロネタに結びつきそうで怖い…(w
ちなみに最近はこっちにSS書いて、いつかリンクあった半角スレにあとがき書いてたりしてまつ(w
クルマの正解は…多分それに乗ってる人だったら簡単に思いつくでしょう。
ヒントは妙にこだわったシートアレンジと脱出しようとした場所だったりしますんで。
>初心者ではなさそうだが、主人公は瑞希を乗りこなせるかな?
さって、どうでしょ?
493 :
206:02/11/14 07:51 ID:/xZWMfcS
あ〜。よく寝た。昨日は久々に眠れました。
ちなみに昨日のクイズに正解された方先着1名様に、もれなく自分の
SSの原案を考えていただく権利をプレゼント(w
↑いや、そろそろネタが怪し(ギャァァァ…
495 :
206:02/11/14 22:42 ID:HlNwwveP
『あん・・・あな・・たの・・熱いの・・・・流れて・・る。熱い・・・熱い・・よ・・』
僕は既に果ててしまったが、腰の動きが止まらず、瑞希に刺激を与え続けてきた。
むしろ一回果ててしまった後の方が、僕にも心地よい快感の波が押し寄せていた。
『あ・・・まだ・・まだ・・・・動くの・・・? も・・・私・・わた・・し・・・』
瑞希の声が段々艶っぽくなり、アソコの引き締めがさらに強くなる。が、瑞希の中は自らの愛液と僕の精液とで
満たされ、モノはスムーズに動く。最早、僕の頭の中は真っ白でひたすら機械のように抽送を繰り返す。
『す・・すご・・・・すご・・・い・・。イイ・・・イイ・・よ、イイ・・こん・・な・・こんな・・アッ・・・アアッ』
僕は瑞希の声で我に返り、腰の動きを落としやさしく乳首に吸い付いた。
瑞希は体をビクンと震わせ、僕の頭を両手で押さえ込んできた。
『いい・・・いいよ・・』
僕は左手で瑞希の胸を揉み、右手を瑞希の割れ目の上にちょんと顔を出している豆を軽く握った。
『ふっ・・!』
途端に瑞希の両腕から力が抜けだらりと垂れ下がる。乳首から口を離して僕は言う。
「あれ? 瑞希の腰、動いているよ」
『い・・いや・・・・恥ずか・・しい。言わ・・ないでぇ・・・』
僕が腰の動きを落としたと同時に、瑞希の腰が動きだし自ら興奮をむさぼっていた。
それをあからさまに指摘され、顔を赤らめる瑞希。そんな照れた表情がいとおしくて僕は瑞希にキスをした。
さらに口の中に舌を這わせるが、瑞希はもはや僕のなすがままに口中を犯されていた。
496 :
206:02/11/14 22:43 ID:HlNwwveP
『おね・・・がい・・イカせて・・・イキ・・たい・・の・・・・』
僕の舌から解放された瑞希の口から絞り出すような声―その声に堪らず僕は腰の動きを再開した。
途端に瑞希の跳ねるような声が響き渡る。その目は軽く潤んでいた。
『あ・・・ああ・・・・あああ・・ああ・・イイ・・イ・・も・・・わたし・・ダ・・ダメ・・イ・・イッちゃ・・』
瑞希のあえぎ声に、僕の方も我慢できなくなってきた。僕は瑞希を強く抱きしめ口の中に舌を入れながら、
腰を動かし続けた。瑞希もまた僕の背中に手を回し、腰を動かしている。
そのまま二人はひたすらに無言で腰を動かしていた。
クルマの中には腰のあたりから響く、ずちゅっぐちゅっという音しかしない。
そして、瑞希と僕は同時に果てていた。
497 :
206:02/11/14 22:47 ID:HlNwwveP
「はぁ・・・はぁ・・はぁ・・はぁ・・・」
僕は肩で息をしながら瑞希からモノをゆっくりと引き抜いた。割れ目からは白濁した液体が
あふれんばかりに染み出していた。
『すごい・・・よかったよ・・・。秀和くん・・』
まだ、興奮が冷めないのか恍惚とした表情で呟く瑞希。上半身を起こしながらさらに言う。
『ん〜。今までの男の人の中で五本の指―いや一、二を争う腕前かも。胸張っていいよ。秀和くん』
とろり。瑞希が上半身を起こしたはずみで割れ目から白濁液が一筋垂れた。
『あははっ。秀和くん、だいぶタマっていたんだねっ。もうあふれそう』
「僕だけじゃないだろう。君のHな液もあるんじゃないの?」
ニカッと笑う瑞希に対し僕は返事をした。
『何それ? 結構言うわねっ。ところでさ、わたしはどうだった? 今までの相手で何番目くらいだった?』
「え・・いや・・・・その・・」
僕が声を詰まらせると瑞希が少しほっぺたを膨らまして言う。
『あっ・・ひっど〜い。私が恥を忍んで秀和くんの順位を言ったのに。さあ、答えて! 私は何位くらい?』
僕からは聞いていないじゃないかという抗議の声を抑えて僕は呟く。
「・・・・強いて言うなら・・一位だけど・・」
498 :
206:02/11/14 22:51 ID:HlNwwveP
『うまいねっ、秀和くん。いいよいいよ、うんうん』
ニコニコして言う瑞希だけど、次の僕の一言で固まった。
「そりゃそうだよ。初めてならどうだって一位でしょ?」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え? ・・・・・・・・・もしかして・・・・童貞くん・・・だったの?』
声を絞り出すように僕に問い掛ける瑞希。僕は無言でこくりと頷く。・・・しかできなかった。―しかし。
『へえ〜。童貞くんね〜。なるほどなるほど。・・・でもちょっとショックだな〜。童貞くんが私を抱いた人ベスト3に
入るなんて』
瑞希は僕の袋を右の手の平でもてあそびながら呟く。その感覚が気持ちよくて、僕のモノは再び起き上がろうとする。
『ふふっ。かわいっ。でも信じられないな〜。あんなに上手で童貞くんなんて。今までどんな人と付き合ってきたの?』
問い掛ける瑞希に僕は心の中で答えた。世の中には本番がない風俗店てものがあるんだよ―と。
沈黙を照れと勘違いしたのか、瑞希は僕の袋から手を離しそのまま後ろにそっくり返った。
『さって、楽しむことは楽しんだし、もう寝よっか?』
「あ・・・うん」
もう寝る―あ、そうだ。明日はA湖とS山に観光しにいくんだった。早く寝なきゃ。
僕はナニのぬめりを拭おうとティッシュを取り出す。と、それを見た瑞希が起き上がり言う。
499 :
206:02/11/14 22:54 ID:HlNwwveP
『あ〜、ごめん。忘れてた。綺麗にしてあげるね。さっ、早く中腰になって』
言われるままに中腰になった僕。瑞希はブランとしている僕のモノを咥えこんだ。
「あうっ」
思わず腰を仰け反らそうとする僕。だが、瑞希が一足早く両腕で僕を捕まえていた。
僕は瑞希のやさしい刺激に抗えず、両手で体を支えるのでいっぱいだった。
『あら? また大きくなってきた。ホント、元気一杯ね。何回もつか、試してみる?』
モノから口を離し呟く瑞希。僕は目でもう止めてと訴える。その目をみて瑞希は声をあげて笑い出した。
『あっはははは、おっかしい。おもしろいよ、秀和くん。冗談よっ。
さっ、これで綺麗になったから早く寝よっ。明日はまたドライブでしょ?』
残滓を残らず舐め取った瑞希は再び後ろにそっくり返った。そしてそのまま、スースー寝息をたてだした。
・・・幽霊って寝るの? そんなことを考えながら、僕は寝巻きを着て運転席側をフルフラットにし、横になった。
睡魔が僕を眠りの世界に誘うのは3分もあれば充分だった。
500 :
206:02/11/14 22:59 ID:HlNwwveP
501 :
206:02/11/14 23:21 ID:HlNwwveP
>>495-499 読み返して気ぃついた。
これだけだと、ただのカーSEXのSSじゃねーかYO!
ついでに
>>490の車のヒント・車名はすべて英語です。
…誰も
>>493見てレスをしなくなってる罠(苦藁
やっとH゙の電波の届く所に帰ってこれた
>206さん
500おめでとうございます
206さんのSS毎日楽しくみてますよ
おれは百華タソに一票
あと車はホンダのSMXですか?
503 :
206:02/11/15 00:04 ID:Ptv7z7IQ
>>502 おつかれさまでした。…クイズの正解者が半角スレで現れました。
正解は三菱のRVRでした。
ホンダのS−MXは惜しかったですが、リアがスライドドアではありません。
う〜ん。アンケートは智津子たんが弱いっす。…やっぱここのスレは炉が基本なのかな?
そういえば
>>1さんから返答いただいてないな(←催促モード)
504 :
229:02/11/15 06:32 ID:zTnXpWut
>>503 半角は住人が多いんでレスが伸びますね。その分落ちやすいけど。
RVRだったんですか、いい車ですよね、高かったんで断念しましたが。
北陸では5−30Wの潤滑液入れてますが、最北の国ではどうしてますか?
炉以外にレスが付きにくいのは非日常性が薄いからかなあ?、
>>495-499にも気の利いた感想が思いつかない。
いい話ではあるんだが、萌えが少ないハァハァ話だと特徴が少ないからかなあ。
505 :
206:02/11/15 23:48 ID:J1pkeOI1
あ〜あ。またピンクタワーの洗礼ですか。
>>504 >>229さん。あ…何入れてたかな?>潤滑液
>特徴が少ないからかなあ。
というか、自分の文才に問題がある気がします…。
それでも性懲りもなくSSをドカドカ投入する自分て一体。
506 :
206:02/11/15 23:50 ID:J1pkeOI1
『んっ・・・んんっ・・んっ』
「い・・・いいよ・・・瑞希・・」
僕は久々の快感に打ち震えていた。幽霊の瑞希と初めて関係を持ってから早くも3ヶ月。お盆の終わり際、
やっと休みが3日間だけとれたのだ。それでドライブに出かけ、駐車先で瑞希にモノを咥えられているわけだ。
もっとも、普通の人には瑞希の姿は見えない筈なので誰かが見たら、僕は車の中で下半身素っ裸で
悶えている危ない男にしか見えないんだろうな〜。
『も〜う。ここんとこ御無沙汰なんだから〜。たまには遊びにきてよっ』
「いや・・・、それはやまやまだけど、仕事が忙しくてさ・・」
『な〜に言ってるの。仕事を理由に夜のお勤めを疎かにしてたら、彼女に嫌われちゃうぞ♪』
舌を伸ばし、僕の尿道口をチロチロと舐めまわしながら言う瑞希。
その前に彼女いないの知ってるだろと僕は言おうとしたが、あえて沈黙した。
あまりの気持ちよさに早くイッてしまいたかったから。機嫌を損ねるとHしてくれなくなる。
「う・・・うん・・わかった・・よ。そうする・・」
『ん。素直でよろしい。・・・ん・・んん・・』
僕の返事に瑞希は気をよくして再び僕のモノを咥えだした。・・・・本当に気持ちイイ・・。
しばらく僕の車の中では、ちゅぱっ、ちゃぷっという瑞希が僕をしゃぶる音しか聞こえなかった。
「いい・・いいよ・・・・瑞希・・もう・・・僕・・・イッちゃ・・」
もう我慢できない・・。瑞希も僕の絶頂が近いのを感じているのか、モノを咥えたまま頭を動かしサオを両手で
しごきあげる。・・・ダメだ・・・もう・・イ・・
『ふたりとも、なにしてるの〜?』
507 :
206:02/11/15 23:53 ID:J1pkeOI1
いきなり横から声がして、驚きのあまり僕は―いや瑞希も一緒に―飛び上がった。
そこには小さな女の子がいる。―いつの間に、ここに? いや、それ以前に瑞希の姿が見えるって・・・何者?
『おねえさんもおうた、歌うの? 美弥もね、お風呂でおとうさんのおちんちんをマイクにして歌うんだよ。
でもおねえさん、マイクくわえちゃ歌えないよ。それにここ、おかあさんのくるまのなかだよ』
女の子は無邪気に言う。ふうん。美弥っていうのか。・・・へ? おかあさんのくるま? どういうことだ?
僕は思わず瑞希の方を向いた。と、僕の疑問が分かったようで、僕が口を開く前に瑞希が言う。
『何見てるのよ。私に子供なんていないわよ。それに車の持ち主にも子供はいなかった筈だけど・・・。
ね・・美弥ちゃん。おかあさんの車ってことはさ、おかあさんはどうしたのかなぁ?』
動揺を抑えているのかあっさりと順応しているのか、急にお姉さん言葉になって、やさしく美弥ちゃんに問う。
『おかあさん・・・知らない・・あたし・・・・車の中でじっとしてなさい・・って・・言われて・・』
美弥ちゃんは泣きじゃくりながら喋りだした。
『あらあら、ごめんなさい。無理に思い出すこと無いわ、寂しかったでしょ?』
瑞希は後ろのシートに移り、そっと美弥ちゃんを抱きしめた。美弥ちゃんはこらえきれずに大声を出して泣き出した。
何をしていいか分からない僕に、瑞希はそっと唇に人差し指をあてる。静かにしてろということ―か。
美弥ちゃんは瑞希の胸に頭をうずめて泣き続ける。僕は羨ましいと思いつつ、美弥ちゃんが落ち着くのをじっと待った。
しばらくのち、美弥ちゃんはだいぶ落ち着いたようで、それでも時々当時を思い出し言葉に詰まらせながら、
どうにか僕たちは美弥ちゃんの身の上を聞きだした。
それによると、どうやら美弥ちゃんは両親が離婚したらしくて、母親に引き取られたらしい。
ただ、ある日母親が車の中に美弥ちゃんを残したままどこかへ行ってしまったらしく、
美弥ちゃんはそのまま車中で具合が悪くなって亡くなってしまったとのことだった。
508 :
206:02/11/15 23:54 ID:J1pkeOI1
『おとうさんに・・・美瑠ちゃんに・・・・あいたい・・』
美弥ちゃんが最後にポツリとひとこと言った。美瑠ちゃんってのは美弥ちゃんの双子の妹らしい。
と、僕の袖を瑞希が引っ張る。ふと見ると、瑞希の目に涙が浮いている。
『ねえ・・カズくん・・・・。なんとかしてあげようよ・・・』
瑞希が僕の方を見て言う。美弥ちゃんのことを何とかしてやりたいのはやまやまだけど・・・しかし・・。
『どうしたのよ? こんな可愛い女の子が困っているのに見捨てちゃうの? 男らしくないよっ』
逡巡している僕に詰め寄る瑞希。でも何で今頃現れたんだ? それに・・瑞希も気づかなかったんでしょう?
その二つが気になり、僕は口に出して聞いてみた。
『わかんない・・・・どうして・・ここに・・いるのか・・。でも、2・3日前からここに居たよ』
と、美弥ちゃん。
『そういえばね〜。この車の後ろ半分って何か感覚違うのよ。何が違うってのは分からないんだけど。
それで気が付かなかったんじゃないかな?』
と、こちらは瑞希。2・3日前・・・というと、13日か14日・・・。
14日・・・は確か、盆の入りだったっけ。それで美弥ちゃんが帰ってきたと考えられるか。
でも、瑞希の感じた違和感って・・・。
『あ、あとさぁ。私が死んだ時の事故ってさ、追突されて後ろがグチャグチャになった筈だよ。
それで後ろにいた私、その勢いで投げ出されて一気に前のガラスを突き破って死んじゃったんだから』
509 :
206:02/11/15 23:56 ID:J1pkeOI1
あっけらかんともの凄いことを言う瑞希。僕は今までの話を頭の中でまとめた。
・・・後部がグチャグチャ・・・美弥ちゃんが後ろに現れた・・瑞希の感じた違和感。
仮定ではあるが、ある一つの結論が導きだされた。
「ニコイチ・・・」
思わず僕は口に出した。車を探してた時、聞いたことがある。前半分が壊れたクルマと後ろ半分が壊れたクルマ
の壊れていないほう同士を繋ぎ合わせて販売することがあるらしい。それを業界ではニコイチと言うらしいけど・・・。
そういえばこのクルマ、他の同じクルマに比べてかなり安かったっけ・・・。
『う〜ん。後ろ半分が別のクルマねぇ。だとすると私が違和感を感じるのも頷ける・・か』
「それでさ瑞希、どの辺から違和感を感じるか分かる?」
『え〜っと。・・・この辺・・かな?』
瑞希が指を指した周辺を調べようとするが、暗くてよく見えない。それに、本当にニコイチだったとしたら僕が
見つけられる筈がない・・・か。う〜ん。手掛かりなし・・・か。
『手掛かりなんて無い訳ないじゃない。本当にカズくん、美弥ちゃんのお父さんを探す気あるの?』
少し怒った表情の瑞希。だって、もしニコイチって分かったとしてそれからどうするの?
『・・・・過去の持ち主を調べればいいのよ。知っている人がいるでしょ』
「?? 知っている人?」
『も〜う。にっぶいなぁ。キ・ミ・が・このクルマを購入したのは・ど・こ?』
! あっ! 中古車屋!
510 :
206:02/11/15 23:58 ID:J1pkeOI1
『そうよ。あそこなら、どこからクルマを仕入れたとか、分かるでしょ。・・・・美弥ちゃん、安心して。
お姉ちゃんたちがお父さんたちに会わせてあげるからね』
『本当!?』
今までじっと黙って話を聞いていた美弥ちゃんが瑞希の話を聞いて、ぱっと目を輝かせた。
『本当よ。だからもう少しの辛抱ね』
『うん! おとうさんにあえるなら、がまんする!』
『えらい! 絶対、お父さんに会わせるからね! カズくん。そう決まったら早速明日、このクルマ調べよっ』
妙に盛り上がる女の子二人。・・・・観光旅行・・・は?
『観光旅行なんていつでもできる! それよりも美弥ちゃんのお父さんを探すのが先!』
・・・・僕の休みって一体・・。
『さ、そしたら朝一で帰ろうよ! もう寝よ。・・・美弥ちゃん。一緒に寝よっ♪』
・・・最早何も言い返せない僕に瑞希は言った。
『カズくんも早く寝なさいね。・・・・それよりも、前にぶらさがってるものをどうにかしたほうがいいと思うけど?』
言われて僕は下を見た。・・・瑞希にしゃぶってもらってたままだったのを思い出した。
・・・僕は慌ててズボンを上に上げた。ころころ笑う二人をよそに僕はさっさと横になった。
511 :
206:02/11/16 00:02 ID:+RBujlq0
512 :
206:02/11/17 01:41 ID:GgfKsePs
翌日―朝日が昇る前に朝食もそこそこに僕は二人の霊を乗せて家に戻った。とりあえず、このクルマの
ディーラーに持っていき、ニコイチか否か調べてもらった。その結果、やはり本当にニコイチだった。
次にその証拠を携えて、クルマを購入した中古車屋に掛け合った。
担当者はニコイチである事を認め、車両の回収か返金を申し出た。僕はそれはいらないから前の持ち主が
どの辺りに住んでいたのかを聞きだそうとした。しかし、中古車屋は守秘義務を楯に教えてはくれなかった。
「どうだった?」
『うん。ばっちり♪』
車に戻ってから僕は瑞希に尋ねた。僕が中古車屋と押し問答を進める隙に、瑞希が中古車屋の端末を操作して
顧客データを覗かせてもらう。この作戦は無事成功して、美弥ちゃんの父親と思われる人の所在が判明した。
「う〜ん。H市か・・。遠いね」
『まだそこに行ったことないから丁度いいじゃない。ドライブドライブ♪』
気楽に言う瑞希。運転するの僕なんだけど。反論できそうな雰囲気じゃないので黙って着替えを取りに自宅へ戻った。
「秀和、また出掛けるのかい。ドライブもいいけど、たまには彼女の一人も連れて来なさいよ」
帰ってすぐ出掛ける僕を見て言う母親。ほっとけ。
『そうねえ。何で彼女できないの?』
ええい、瑞希まで。余計なお世話だ。僕はクルマを発進させた。
『かのじょってなあに?』
・・・・美弥ちゃんまで・・・。もういいよ・・。
513 :
206:02/11/17 01:43 ID:GgfKsePs
『あっ! あのおうち、みたことある!』
H市に入ってしばらくして、一軒の家を指差して叫ぶ美弥ちゃん。どうやらビンゴのようだ。
『そろそろだねっ。カズくんもお疲れ様♪』
気楽に言う瑞希。確かに疲れたよ。
『美弥のおうちのおむかいはねえ、おおきな公園があるんだよ。そこでよくおとうさんと美瑠ちゃんとで遊ぶんだ』
懐かしそうに言う美弥ちゃん。ただ、僕には一つ不安があった。中々言い出せずにここまで来てしまったけど・・・。
『あっ! そこ! そこの公園!』
ふと見ると確かに大きな公園がある。僕がクルマを止めると美弥ちゃんは待ちきれないように走り出した。
『おとうさん!』
美弥ちゃんが叫んだ。そこには女の子と一緒に遊ぶ男の人の姿があった。
その女の子は・・・・確かに美弥ちゃんに似ている。多分、あの娘が美瑠ちゃんだろう。
叫びながら一目散に駆け出す美弥ちゃん。お父さんに抱きついた。
が、しかし、美弥ちゃんのお父さんはまるで美弥ちゃんに気が付かない様子で美瑠ちゃんと遊んでいる。
いくら美弥ちゃんが叫んでもまるで気が付いていない。―どうやら不安が的中したみたいだ。
「美弥ちゃん!?」
と、突然美瑠ちゃんが叫んだ。美瑠ちゃんには美弥ちゃんが見えているみたいだ。
でも、美瑠ちゃんがいくら「美弥ちゃんがそこにいる」と言っても、お父さんは全然信じていないみたいだ。
514 :
206:02/11/17 01:45 ID:GgfKsePs
「どうすりゃいいんだろ・・」
『そう・・ね。仕方ない。こうしましょ』
瑞希が美弥の方まで歩いて行く。一体何するつもりなんだ?
僕がそう考えているうちに、僕の目からも瑞希と美弥ちゃんの姿が見えなくなった。
「美弥ちゃん!?」
美瑠ちゃんがこっちを向いて叫んだ。迷わず走り寄ってくる。僕が振り向くと、
そこには手招きしている瑞希と美弥がいた。美瑠ちゃんは周りを見ずに道路を渡ろうと―ってトラックがいる!
「美瑠!!」
美弥ちゃんの父親の声がする。僕は美瑠ちゃんに駆け寄り、押さえ込んだ。
その目の前をトラックが走り抜けていった。
「ふう・・大丈夫?」
僕は安堵の溜め息をついた。と、同時に美瑠ちゃんに声を掛けた。そこに父親が駆け寄ってきた。
「だ、大丈夫か? 美瑠!?」「うん・・・だいじょうぶ。このおにいちゃんにたすけてもらった」
美瑠ちゃんは僕を指差して言う。父親は僕に礼を言うが、僕が乗っているクルマを見て青ざめていた。
僕が様子を聞くが言葉を濁すだけで、S市出身の僕が車中泊をすると聞いて一晩泊まっていくように勧めてきた。
家に上がろうとする僕にいつの間に背後に来たのか瑞希が言う。
『うん・・・・結構上手くいったね。カッコよかったよ、カズくん。惚れ直しちゃった♪』
515 :
206:02/11/17 01:50 ID:GgfKsePs
「な・・何言ってるの? 何てことするのさ?」
僕は父親に聞こえないように瑞希に抗議するが、瑞希はあっさりと答える。
『きっかけは待つものじゃないの、自分で作るものなのっ。そんなんだから彼女できないんだよ』
「お邪魔しま〜す」
瑞希はうふふっと笑いながら言う。本当は悪霊だったのか? と思いつつ、僕は何も言い返す気がなく、家の中に入った。
家の中には仏壇があり、そこには元気に笑う美弥ちゃんの遺影があった。
「いやあ、あの娘の双子の姉なんですがね―」
僕がぼうっとそれを見ていると、飲み物を運んできた父が言った。
彼は双子の姉―美弥ちゃんが亡くなった時の状況をとうとうと語った。大体美弥ちゃんから状況は聞いていたので、
母親が美弥ちゃんをクルマに残した理由くらいしか聞いていなかった。―パチンコに夢中だったって・・・。う〜む。
「実は―ですね。気を悪くされないでください。美弥が死んだ車は・・・あなたが乗っているのと同じ車種なんです」
―でしょうね。僕は思った。実際に美弥ちゃんが乗っているんだから。
「いや・・・もちろん、同じ車種ってだけで、同じ車ではないと思いますよ。だって、気持ち悪いですよね。
人が死んでいる車なんて・・・」
ただ、娘が突然駆け出す前に、その双子の姉が手招きしているのを見たと聞いて、
その横に娘が死んでいたのと同じ車種の車があるのを見て、連れに来たのかと思ってしまったらしい。
最後の方は父親は涙声になっていた。確かにこの人は、娘の美弥ちゃんを大事に思っていたのだろう。
それゆえ、亡くなってしまった時のショックは他人には計り知れないよね―と僕は思い、少し心が痛んだ。
僕は、部屋を見渡した。当の美瑠ちゃんは美弥ちゃんと遊んでいる―と思ったら瑞希まで一緒になって遊んでいる。
何をやっているんだ。まったく・・・。
516 :
206:02/11/17 01:55 ID:GgfKsePs
翌日、僕は出発することにした。あまり長居する訳にもいかない―明日から仕事だ。
父親と美瑠ちゃん、そして美瑠ちゃんの肩に手を置いて大きく手を振る美弥ちゃん。
僕たちはその3人に見送られて帰途についた。
『よかったね、美弥ちゃん。お父さんに会えて』
少し目頭を抑えながら言う瑞希。
「でも・・・あれで、いいの?」
僕は思わず呟いた。そう、結局美弥ちゃんは成仏する訳でなく、あの家に暮らすことにしたらしい。
それに、父親には美弥ちゃんの姿が見える訳じゃないのだから、悪いことをしたという気持ちが抜けなかった。
『いいんじゃない? 今のところ美瑠ちゃんも美弥ちゃんが見えているみたいだし。
これからどうするかは、美弥ちゃんしだいでしょ。意外とお父さんにも美弥ちゃんが見えるようになるかもしれないし』
517 :
206:02/11/17 01:56 ID:GgfKsePs
そんなもんかね・・。僕はそんなことを思いながらクルマを走らせながらもう一つの思いを口にした。
「で・・・ふと思ったんだけどさ」
『なに?』
「瑞希は・・・いつまで幽霊になっているんだ?」
『わたしぃ? そうねえ・・考えたこともなかったわ。両親なんてろくでなしばかりだから会いたくもないし。
それに結構、カズくんといると楽しいの。カズくんに彼女が出来るまで、取り憑いてようか?
問題はそれがいつになるか分からないことだけど♪』
しつこいな。と、瑞希が怪しく微笑んだ。
『とりあえずカズくんこそ、今成仏しようか?』
わっ! やめろ! 運転中にしゃぶろうとするな! また事故るぞ! 本当に成仏させる気か?
『大丈夫よ。私、もう死んでるもん♪』
俺は生きているんだっつーの!(泣
518 :
206:02/11/17 01:58 ID:GgfKsePs
「ふうん・・・美弥ちゃん・・よかったね。いい話・・」
助手席で千穂は言った。
「・・・ってさ。そうでなくて! カズくんが今まで何人の人とHしたのって聞いているのに、
その話じゃ幽霊とHしたってことじゃない。そんな作り話で・・・・」
千穂はほっぺたを膨らませて僕に抗議する。そんな千穂に僕は優しくキスをした。
「・・・って、また誤魔化す〜。・・・分かった。初めてだったんでしょ、カズくんったら。
・・そうか・・・初めて・・・かあ・・。あ、照れなくていいよ。誰だって最初は初めてなんだからさ♪」
一人で勝手に納得している千穂に僕は肩をすくめ、ルームミラーを見た。
そこには、リアシートで腹を抱えて大笑いしている瑞希の姿があった。
おしまい
519 :
206:02/11/17 02:01 ID:GgfKsePs
>>512-518 と、言うわけで瑞希編の完結です。…本当長いわ後半H無いわでスミマセン。
ううむ、炉霊の未開の地を犯す背徳感がこのスレの魅力なのかのう。
もしくは神聖な何かを犯す背徳感なのかも。
521 :
206:02/11/17 21:50 ID:PMi+QCnV
「う・・・うん・・」
私は早朝、寝苦しくて目が覚めた。ノドがカラカラだ。麦茶でも飲みに行くか・・・。・・? 体が動かない!?
これが金縛りという物か。REM睡眠という脳が起きている状態で・・・そんなことを無理矢理考え、ふと横を見ると
女の子が立っていた。―巫女?
そう、彼女は巫女の服装で一歩一歩私に近寄ってきた。私は金縛りで指一本動かすことができない。
と、彼女の手が私の手に触れた。
『この体は俺のもんだ、好きにはさせねぇ』
口には出せなかったが、私はひたすら心の中で叫んだ。
気持ちがどうにか伝わったらしく、女は私から離れた。が、思いっきり私に顔を近づけて言う。
『絶対、あきらめないよ・・』
女は私の前から忽然と姿を消した。と、同時に金縛りが解けたが、寝巻きは汗でべったりと体にくっついていた。
カチャ―私は冷蔵庫を開け、麦茶を取り出した。左手は腰に、斜め45度を向いて一気に飲み干した。
「ふう・・・」
私はため息をついた。・・・鬱な目覚めだ・・・。
522 :
206:02/11/17 21:50 ID:PMi+QCnV
それから毎夜、その巫女の霊は私の元に現れた。その都度私は金縛りになり、精神的にクタクタになっていた。
そんなある夜―例によってその巫女の霊は現れた。もう私は心身の限界に達していた。
『やっと・・・やっと・・・・・私のものに・・』
巫女霊は私の上に乗り、頬ずりしながら言う。さらに太腿を私の股に擦りつける。私のモノは不覚にも男としての
反応を示していた。
『ふ・・体は正直ね・・・。いいよ。私が・・・してあげる・・』
巫女霊は不敵な笑みを見せ、私の下腹部に向かう。そして、巫女霊が両手で私のモノを弄んだかと思うと、
私はあっさりと果てていた。
翌日―目が覚めると・・・・ズボンの中に漏らしていた。・・・鬱だ。逝ってこよう。
もう私は寝不足のあまり、仕事も手につかなくなっていた。
あれから毎夜、私は巫女霊に弄ばれていた。いつもズボンの上から発射させられるので、替えのパンツが
足りなくなるくらいだ。いや、パンツはいいんだが、こんな調子じゃ気が狂ってしまう。
私は巫女霊を祓ってもらうべく、高名な神社に足を運んだ。受付をすまそうと、窓口のお姉さんに声をかけた。
「あの・・・お祓い一人分、お願いします」
「くすっ。やっと来たんだ・・・待ってたよ」
私は声を聞き、窓口のお姉さんを見て声を詰まらせた。そこには、あの巫女霊と同じ顔がにっこりと笑っていた。
おしまい
523 :
206:02/11/17 21:52 ID:PMi+QCnV
>>521-522 昨日別板で話していたのをベースに作ってみた。
ごめんなさい。サクラタン。
設定は大変良いのですが、女の子の外見を作品の小道具にするなら、髪型、年齢、目付きなどの描写をお願いします。
主人公には分かることでも我々読者には分からんので、作品世界に入り込めないのです。
525 :
206:02/11/17 22:23 ID:PMi+QCnV
>>524 なるほど、参考になります。ありがとうございました。
>>524 そうかい? 色々と想像の余地があるけど?
あんな外見こんな外見。ムフフとか(w
527 :
206:02/11/17 22:42 ID:PMi+QCnV
>>526 う〜む。そういう考えもありますか。正直、正反対のご意見が出てきて迷っております…。
>>526 想像して楽しいのは服の下とか隠されている部分であって(どうなっているかだいたい想像できる)、見えて然るべき所が見えてこないというのはどうかと。
絶世の美女と言われれば、自分の脳内美女を想像出来るでしょうが、「女の子に会ったよ」だけではどんな子やら……
529 :
526:02/11/17 22:54 ID:bVN6sOFq
>>528 どんな子でも、自分が思った子を想像すればいいんでない?
逆にこの人、想像におまかせしますって感じでわざと細かい描写しないんだと思ってた。
530 :
206:02/11/17 22:59 ID:PMi+QCnV
>>528 確かに過去の作品振り返ると女の子の描写が薄いですね、自分。
>>529 え〜、すいません。自分そこまで考えてはいないもので…。
531 :
206:02/11/18 01:13 ID:DU4+AuUW
さてと。常連さんが現れる前に完結してないあのSS投入しよっと(w
532 :
206:02/11/18 01:15 ID:DU4+AuUW
>>423-426.
>>445-448.
>>457-461の続き。
夏のキャンプから数ヶ月後―雄貴はあれから何回か3人と出会っていた。
何回か、というのはあれから雄貴は病気がちになり、その度に彼女たちが夜中に現れ決まって情事に及ぶ。
そして夜が明けると体の痛みが治まっているのだった。
無論、両親は清子たちが現れるのを知らない。ゆえに何回も雄貴を通院させるが、全て原因不明との診断だった。
不安に陥る両親をよそに雄貴は別の面で気になっていることがあった。
体調がおかしくなること自体は気にしてはいなかった。逆に清子たちに会えるとわくわくしてるぐらいだ。
雄貴は彼女たちを癒しの女神のように感じていた。しかし逆に体調不全にならないと現れないのがもどかしい。
何とかして平常時でも彼女たちに会えないだろうかと考えていた。
そんなある日、病院からの帰り道に除霊事務所の看板を見つけた雄貴はそこに立ち寄った。
除霊の専門家なら何か分かるかもしれない―そう思って。
「ふむ・・・病気を癒してくれる幽霊・妖怪の類ですか・・・」
「ええ・・幽霊の専門家の先生なら何か御存知かと思って」
雄貴は、除霊師に今自分の身に起こっている状況をできるだけ詳しく説明した。―もちろん彼女たちとコトに及んで
いることだけは伏せて。
「う〜ん。私は幽霊専門なんで妖怪は門外漢なんだが・・。癒してくれる、というのは聞いたことがないが、
その逆なら聞いたことがありますね」
「逆・・ですか?」
「少し調べてみましょう。ま、君はその飲み物でも飲んでくつろいでいてくれたまえ」
雄貴がテーブルに目をやると、ケーキとジュースが置いてある。さっきまで無かったのに、いつの間に???
混乱する雄貴をよそに除霊師は書庫の書籍を調べ始めた。
533 :
206:02/11/18 01:17 ID:DU4+AuUW
「大変お待たせしましたね」
―20分後、除霊師は一冊の書籍を携え戻ってきた。
「中国の伝説でですね、三尸(さんし)という妖怪がいるんですよ。こいつらは、自分の犯した罪の為に
人間の体の中に入れられてしまった為に、外へ出ようとするために悪さをするんですね」
何だ、関係ないじゃないか―雄貴は話を聞き流そうとした。が、しかし。
「全部で三匹いましてね。「清古(せいこ)」、「白姑(はっこ)」、「血尸(けっし)」と呼ばれ、「清古」は頭に、「白姑」は
胸に、「血尸」は腹に住み着くということですね」
この言葉にショックを隠せなかった。確かにその通りだった。清子が現れる前は頭が痛くなり、
百華が現れる前は胸が痛くなり、智津子が現れる前は腹が痛くなっていた。
「もうひとつの特徴としては・・・若いあなたは聞いた事がありますかな? 庚申信仰というのがあるのですが、
これは庚申の日に三尸が人間の体を抜け出し、天に昇ってその人間が行った悪行などを報告するらしいのですよ。
ただ、早く人間の体から出たいがために大したことのない罪でも大袈裟に言ってしまうので、
その人の寿命が極端に短くなってしまうということもあるらしいです。
それで三尸が出て行けないようにするため庚申の日は徹夜をする―という慣わしなんですね」
もはや雄貴は説明をまともに聞いてはいなかった。いや、聞けなかった。
清子たち3人が自分に病気を引き起こしている―その考えが頭を支配していた。
534 :
206:02/11/18 01:17 ID:DU4+AuUW
「あの・・・」
説明の途中、やにわに雄貴が口を開く。
「はい?」
「それで・・せい・・いえ。三尸ってのはどうすれば、人間の体から解放されるのですか?」
「そうですね。さっき言ったように罪を犯し、人間の体の中に入れられてしまったのですが、その器が壊れるまで、
つまり、その人が亡くなるまで閉じ込められるのです。ですから―」
「・・わかりました。どうもありがとうございました」
雄貴はフラフラと立ち上がり、礼を言う。
「・・・・もういいのですか? まだ話は途中なんですが。具体的な追い払う方法とか―」
「いえ。もういいです。本当にありがとうございました」
雄貴は深々とおじぎをし、逃げるようにその場を立ち去った。
535 :
206:02/11/18 01:18 ID:DU4+AuUW
雄貴が去ってから、差し出したケーキとジュースの皿を片付ける助手に向かって彼は言った。
「麗佳君。彼―どう思う?」
『はい・・・多分、いえ。きっと三尸に憑かれていますね。そして魅せられています』
「でしょうね。まったく、どんな手段を使ったか・・・大体検討はつきますが困ったものですね」
『そして、先生はそれを知っていて放っておくのですね?』
助手の声に少し皮肉めいたニュアンスがこもる。
「まあ・・そうですね。正式に依頼を受けた訳でもないし、あとは私の知ることではありませんね。
さて、それより仕事の話に戻りますか。ええっと、次の依頼者のアポは―」
『はい、駅前の喫茶店『ドルフィン』に6時半からです・・・』
雄貴は事務所を出たのち、フラフラと家路についていた。頭の中ではずっと清子たち3人のことを考えていた。
そんな・・彼女たちが・・・僕の体から出たがって・・その為にあんなことを・・・。
ビイイイイイ!
不意に雄貴の耳にけたたましいクラクションが鳴り響いた。
ふと横を見ると目の前に自動車がいた。考え事のあまり赤信号に気付いていなかったのだ。
ドンッ
鈍い音がしたかと思うと雄貴の体は5メートル飛んだ。薄れゆく意識の中、雄貴は思った。
そうか―このまま自分が死んでしまえば彼女たちは解放されるんだ。それも、いい、かも・・・―
536 :
229:02/11/18 01:34 ID:PVa1gs+I
おおっ!!急にオカルト色濃厚に!
これは目が離せなくなって来ましたな!
537 :
206:02/11/18 01:38 ID:DU4+AuUW
538 :
206:02/11/18 02:11 ID:e4aQCQN8
そんな訳でいつぞやのアンケートの集計結果(w
清子たん:438氏・468氏・72氏・蝦夷地1号氏(半角スレ)・通りすがり氏(半角スレ) 5票
百華たん:炉霊萌え氏・あなたのうしろにょぅι゛ょの霊が・・・ハァハァ氏 2票
智津子たん:229氏 1票
こんな集計結果になりました。72氏は幽霊=百華たん、妖怪=清子たんと仰ってましたので、
清子たんに1票となりました。改めて皆様ありがとうございました。
え? この結果何に使うかって? その内わかります(けけけ)
539 :
229:02/11/18 06:59 ID:6K8ygQBb
>>537 これまで書いていた二次創作だと外見設定の描写は要らなかったからなぁ。
描けるものなら絵が描きたい自分としてはオリジナル作品の人物描写はしっかりしておきたいが、読み返したらあまり出来ていないや(汗
だからこそ絵師さんに焦がれる憧れるんでしょうなぁ。
540 :
72:02/11/18 09:51 ID:TYOKLzuf
>>206さん
なかなかハラハラする展開になってきましたね。
このまんま終わるってのもホラーチックでいいですが(w
はたしてアンケートはどう絡んでくるのやら!
>>521-522のようなSSもいいすね。
でも巫女さんは処女じゃないとイカンからやっちゃうわけにはいかないんだなあ。
外見の描写がしっかりしてると頭の中で浮かぶ絵も鮮明になるので
漏れ的にはあったほうが嬉しいです。
そういえば15さんはこのスレ見られるようになったのかな。
相変らず挿絵が進んでなくて申し訳なひです(汗
541 :
名無しさん@ピンキー:02/11/18 22:22 ID:MZZS8Der
>>206
お疲れでーす。
女の子の性格とかはいいと思うんで、見た目は確かに書いて欲しいで〜す。
542 :
206:02/11/18 22:45 ID:AGdL4DYM
>>539 >>229さん。そうですね。SS書けてイラスト書けたらすんばらしいと思います。今から絵の練習するかな(w 三峰に弟子入り(W
>>540 >>72さん。
>このまんま終わるってのも
…何か…。いえいえ。何でもございません…(泣
>外見の描写がしっかりしてると頭の中で浮かぶ絵も鮮明になるので
>漏れ的にはあったほうが嬉しいです。
う〜ん…。描写でつか。自分の好みを選んだら毎回同じ娘が登場になりますよ。水戸黄門の悪代官状態(w
>>541さん
>お疲れでーす。
どうもです。
>女の子の性格とかはいいと思うんで、見た目は確かに書いて欲しいで〜す。
それは…性格はいらないという意味…? かなあ? ほほほ。描写に躊躇する理由は上記参照で。
ただ、自分の腐れSSが出てる時にあげられると恥ずかしいでつ…・゚・(ノД`)・゚・。
543 :
229:02/11/18 23:17 ID:PASW/jbi
がらんとした子供部屋。ベッドの中でタチ美は寂しい夜を迎えていた。双子の妹が十一の誕生日を迎える前に亡くなってもう一月も経とうという夜、寂しさに耐えかねて連れ込んだ部屋飼い猫が一匹。
「トム、お前も寂しい?」
ニャアン
「わたしも寂しい。一緒に居てよね」
ニャァアン
他者の温もりはタチ美の寂しさを和らげ、暗い安息へと誘っていった・・・その晩の丑三つ時の事。
「・・・・・タチ美ちゃん・・・・・タチ美ちゃん・・・聞こえる?・・・・・」
「んっ、うぅん、・・・ふぁ・・・なぁに?・・・あっ!、えっ!!、ええーっ!!」
目を閉じた時には雄猫のトムが居た場所に、一箇所ネコミミという異物を身につけたショートカットの少女が、布団から上半身をのぞかせていた。
ふっくらとした丸顔、ぱっちりした目、細めの眉、タチ美とは逆に3:7に分けられた前髪、まるで鏡を見ているよう。
「ねっ、ネコ美ちゃん!!、どうして!?、・・・あ・・わ・・わたし・・・会いたかったよぉ・・・ぐすっ、ふぁああんっ!」
「あのね、あたしもね、タチ美ちゃんに会いたいって思ってね、それでね、トムにお願いしたらね、身体を貸してくれるって」
544 :
229:02/11/18 23:18 ID:PASW/jbi
説明すると、以前に猫と人間の共通ウイルスによりトムとネコ美の間にDNAの交換が起こり、更にはネコ美の精神ソリトンが猫の身体に重なった事により量子変換が起こり擬似的に・・・以下略(早い話がシュレディン
ガーの猫)。
「なんだかよく分からないけどこの身体になって出てこれたの」
「へぇ、そうなんだぁ・・・。うふっ、この耳、かわいい♪」
「ひゃっ!、やっ、ぁあんっ、タチ美ちゃあんっ!、へっ、変な感じぃ・・・、あっ?、あれっ?、あれれっ!?」
横になり向かい合ったまま、タチ美はネコ美のネコミミをいじくりまくる。甘い声を上げてよがるネコ美は自分の身体の異変に気が付いた。
「タチ美ちゃん、あたしの身体、なにか変だよぅ」
ネコ美が布団から這い出してくる。隠れていた下半身が姿を現すと、二人の目はいっぱいに開かれ、呆れたかのような声を漏らした。
「あっ、あれ・・れ?」
「ネコ美ちゃん、・・・シッポと・・・お・・オチンチン?・・・ついてる?」
膝立ちになって自分の身体を見下ろすネコ美のソコには、少女の記憶には存在しない器官がビンッと自己主張していた。
545 :
229:02/11/18 23:18 ID:PASW/jbi
「へぇえ、ネコ美ちゃん、これ、ピクピクしてるよぉ・・・、あっ、先っぽ、あしっこ出る穴から、ねばねばする、透明なのが出てきてる」
「タチ美ちゃんっ!、やっ!、さわっ!、さわるとっ!、ひゃあっ!、あっ、あぅぅーっ!!」
知る人が見ればそのペニスには睾丸が無く、肥大化したクリトリスと尿道口が一体化しただけの物と分かったろう。つまり形態情報の差分の調整が・・・以下略。
「ねえ、ネコ美ちゃん、わたしのとどう違うか比べてみようよ」
言うやベッドの上でパジャマを脱ぎ始めるタチ美。上のボタンを外して前を開けばそこにはもう白い肌が。凹凸の無い胸に目立つ桃色の乳輪、その中心は硬く充血しつつあった。
上着を脱ぎ捨て、ズボンに手が掛かる。するっと下ろすとこれも脱ぎ捨て、その場に腰を下ろすとネコ美に見せつけるように脚を開いた。
「ネコ美ちゃんもこっちに来て、それ、見せてよ」
「・・・・・うん」
タチ美のすぐ前、開いた脚の間に腰を下ろし、脚を開くネコ美。
タチ美は片脚を持ち上げるとネコ美の脚の上に乗せ、ネコ美も同様にしてお互いの脚を絡ませあう。まるで相手を逃がさない為であるかのように。
最初に動いたのはタチ美。ネコ美のペニスを持ち上げると、隠されていた割れ目に指を這わせた。
546 :
229:02/11/18 23:19 ID:PASW/jbi
「・・っ!、にゅっ!、ふっ!、ふにゅうっ!!」
「ネコ美ちゃん、こっちの方はおんなじみたいだよ」
ネコ美のペニスを握ったまま、容赦なく割れ目を刺激するタチ美。形を比べるため自分のソコにも指を這わす。これを交互に繰り返すうちに、タチ美の声にも熱いものが混じってきた。
「んっ!、わたしもっ!、なんだかぁ、あっ!、へっ!、ヘンな気分にっ!」
もはやタチ美の両手は自分のソコに当てられていた。右手が未熟なヒダを指で挟んで前後にスライドさせると、湧き出す蜜が指を濡らす。
左手はぷっくりとした恥丘に置かれ、敏感な核を包皮の上から刺激する。もはやネコ美の事が眼中に無いかのようだ。
「んっ!、くぅんっ!、んっ、はっ、はぁあ・・ぁ・・・うぅんっ!」
「あんっ、タチ美ちゃん、自分ばっかりぃ!、あたしのもぉ!」
すっかり置いてけぼりになったネコ美。脚が邪魔であとちょっとが近づけない。組んだ脚を外すとネコ美はタチ美を押し倒し、タチ美の割れ目に自分のペニスを押し付けた。
「きゃっ!、ネコ美ちゃんっ!、ネコ美ちゃんのっ、それえぇ!!、あっ!、ひゃっ、あぅんっ!!」
「タチ美ちゃんっ、あたしのっ、うっ、んんーっ!、にゃっ!、あっ!、にゃああ―――っ!!」
547 :
229:02/11/18 23:19 ID:PASW/jbi
この辺で続く。
フタナリでネーミングがベタベタだけど、萎えますか?
548 :
541:02/11/18 23:46 ID:7/kv5BmG
>206さん
違いますよ〜性格はイイ!!です(w
描写はえっと…可愛い子だから顔が見たいってことです。
549 :
541:02/11/18 23:50 ID:7/kv5BmG
つうかまたageてしまいました。
もうしわけない…。
550 :
72:02/11/19 00:22 ID:fax4+o3W
229さん
あいかわらず良いネーミングすね。こういうの好きです。
シチュエーションもえろえろでかなりツボです
206さん
いや、その、ここで突き放すように終わるのもたまには怖いオカルト話として
ありなんじゃないかなと思っただけで、続きはいらないとかそういうんじゃないです。
へんな書き方してごめんなさい。逝ってきます…。
551 :
206:02/11/19 02:06 ID:napofMPG
しもた。PC接続したまま眠ってしもた(w
>>547 >>229さん。乙です。全然かましませんですよ(もう寝起きで何いってるかわからん状態)
どういう展開になるかわかんないので楽しみでっす♪
>>548 >>541さん。>性格はイイ!!です(w
あ、そゆことでしゅか。了解しました。
>>549 あ、自分のSSが上位じゃないからいいや(w
>>550 >>72さん。
>へんな書き方してごめんなさい。逝ってきます…。
いえいえ、こちらこそ。そういう意味ではないのでつ。も少ししたら言います(汗
552 :
206:02/11/19 02:08 ID:napofMPG
次に雄貴が気が付いた時、そこは綺麗な花畑だった。自分が一瞬どこにいるか分からなかったが、
脇腹から白いゴムのようなホース状の物がはみ出し、さらに夥しい量の赤い液体が流れているのを見て
―にも関わらず、全然痛みが無いのに気が付いて思い出した。
『ああ、僕は死んだのか。すると、ここがあの世か。何をしてればいいのかな?』
ぼんやりそんな事を考え、歩き出そうとする雄貴。だが、足が前に進まない。―右足の膝から下がブラブラしている。
『ま、無理しなくてもいいや。ここでじっとしててもいいや』
その場に寝っ転がり、腕枕にしようと両腕を上に―できなかった。肩から上に腕が上がらないのだ。
『何だよ〜。こんなんだったら死んでも不自由なだけじゃないか〜』
「そうよ。だから死にたいなんて思わないことね」
『え? ・・・せい・・ちゃん?』
「お久しぶり〜雄貴くん。元気してた〜?」
雄貴が振り向くとそこには清子がいた。清子は雄貴に抱きついてきた。
「え〜。せいちゃんばっかり、ずっる〜い。百華もおにいちゃんと遊びた〜い!」
「あらあら。もてもてですね、雄貴さん。羨ましいですわ」
『百華・・に智津子・・さん』
雄貴は動けない体ながらに警戒していた。何で、自分が死んだのに三尸がいる・・?
少し緊張してしまい、体がこわばってしまったのを抱きついていて感じてしまったのか、清子が言う。
553 :
206:02/11/19 02:10 ID:napofMPG
「あ〜。雄貴君、警戒しているでしょ。今、体が少し固くなっちゃったよ〜」
『い・・いや。そんなこと・・』
「とぼけてもダメ〜。こっちは固くなったかな〜?」
『ちょ・・ちょっと! やめ!』
ズボンに手を掛けようとする清子に向かって雄貴は必死に抵抗しようとするが、腕が動かない。
清子は難なく雄貴のズボンとパンツを引き下ろした。
「じゃ〜ん」
「あれ〜? おにいちゃん。少しだけ大きいよ?」
「まあまあ。それじゃあ本格的に大きくしてあげましょうか」
「さんせ〜い!」
三人が一斉に雄貴に襲い掛かる。清子は雄貴のくちびるを奪い、百華が乳首に軽く吸い付き、
智津子が胸でモノを挟みこんだ。
体を動かそうとしても動かせないもどかしさに、3人に一度に自分の弱い場所を攻められる快感に、
雄貴のモノはカチカチに硬く膨れ上がる。
「あんっ・・雄貴さん・・今までで一番・・」
「すっごい! すっごいおっきいよ! おにいちゃん!」
「あ〜あ。智津ちゃんには弱いんだ」
三者三様に責められ顔を真っ赤にする雄貴。そんな雄貴を見てさらに3人は行為をエスカレートさせていった。
清子が雄貴の顔にまたがって雄貴の袋をしゃぶり両手で周囲をまさぐる。
さらに百華はモノを咥えながら両手で雄貴の左手を自分の割れ目に誘導させ、
智津子は右脇腹を舐め、さらに雄貴の右手を己の胸に誘導させた。
554 :
206:02/11/19 02:10 ID:napofMPG
雄貴は3人に攻められながら必死の抵抗とばかりに清子の割れ目に舌を這わせ、
智津子の胸を揉みながら百華の割れ目に指を入れた。
「あんっ。・・・やったね〜。雄貴く〜ん」
清子が軽く声をあげた。雄貴はビクッとした。この声の後、清子はもっと苛めてくる。
一瞬、清子のニヤッという顔が見えたような気がする。
『!』
雄貴は突然の新しい刺激に声をあげることが出来なかった。清子が雄貴のお尻の穴を舐め出したのだ。
「あれ〜? こっちは初めてだったっけ? じゃあ、あたしがもらっちゃうね〜」
「え〜? せいちゃんずるいよ〜。おにいちゃんのこれもらったのも一番乗りじゃな〜い」
「べっ。早い者勝ち」
百華が雄貴のモノに歯を立てながら抗議するが、清子はまったく気にする様子でない。
が、雄貴は初めての刺激に加え、モノに歯が当たる刺激が加わり、あっさりと果ててしまった。
「んんっ・・・ぐっ・・んっ」
溢れ出す雄貴の精を必死に飲み下す百華。清子は雄貴から一旦離れ、改めて右足の太腿を舐め出す。
と、口から胸にかけて僕の赤い液体で染まっている智津子が立ち上がる。
「あの・・・実は・・私・・・前の方より・・後ろの・・・・方が・・・・・その・・」
「いいんじゃない? やっちゃえやっちゃえ」
いつも余裕の表情で、雄貴を導いている智津子が、初めて戸惑ったような表情を見せる。
そんな智津子を見て僕の右足の太腿、膝を舐めている清子が囃したてる。
555 :
206:02/11/19 02:11 ID:napofMPG
「お、お願いします・・・」
いつにない初々しい表情の智津子に雄貴はさらに自らのモノを起き上がらせた。
ゆっくり、ゆっくりと智津子の穴に雄貴のモノが入り込む。いつもの割れ目とは違う締め付けに雄貴は呻いた。
「あ・・お嫌ですか?」
『い・・・いや・・あの・・・・凄い・・締め付けが・・その・・気持ち・・・・よくて・・』
「まっ。素直。もっとしちゃおうよ。さっ百華ちゃん」「は〜い」
清子は雄貴を舐めるのをやめ、智津子の背後に回り、その豊かな胸を揉みしだく。
一方、百華は雄貴の上に乗っかり自らの割れ目を雄貴の口に乗せ、自分は智津子の割れ目に舌を這わせる。
「い・・いやっ・・せいちゃん! ももちゃんっ! わたしっ・・わたしっ!!」
智津子は3ヶ所を一度に責められ、これまで雄貴が見たこともないような乱れ方をしていた。
そのギャップに雄貴は自らのモノをさらにいきり立たせ、夢中で目の前の百華の割れ目に吸い付いた。
「あんっ・・・おにいちゃん・・すごい・・・スゴイよっ!」
腰を振り、悶えながらも智津子の割れ目に舌を出し入れし、両手で智津子の豆を弾く百華。
「だ・・ダメッ・・わた・・わたし・・イ・・イ!」
智津子が絶頂に達し、締め付けがさらにきつくなった時、雄貴は耐え切れずにあっさりと果てた。
556 :
206:02/11/19 02:12 ID:napofMPG
>>552-555 う〜む4Pに穴留…皆さん平気?
あとちょっとだからこのまま続くっす(汗
557 :
206:02/11/19 02:13 ID:napofMPG
雄貴が次に目を覚ました時、頭の下に柔らかい感触があった。
「あ・・目が覚めた?」
ふと見ると、そこには清子の顔が目の前にあった。しかし、何故清子の顔が逆さなのか?
雄貴は不思議に思って体を起こした。
「もう大丈夫? 無理しちゃダメだよ」
雄貴が振り向くと、そこには妙にしおらしくなっている清子がいた。
『え・・・百華ちゃんと智津子さん・・は?』
「も〜う。そんなに二人の方がよかったの? もう逝っちゃったよ」
軽く膨れっ面を作って言う清子。ふと雄貴はあることに気付いて清子に聞いた。
『膝枕・・・してくれてたの?』
「ええ・・・・すうすう寝息たてて・・。子供みたいで可愛かったよ」
小首を傾げて微笑む清子。その表情がたまらなくいとおしくなって雄貴は清子を抱きしめた・・・。
そこで雄貴はあることに気がついた。両腕が動く―いや、両腕だけでなく、足も、さっきまで裂けていた腹も
元通りになっている。雄貴は驚いて説明を求めるように清子に見つめた。
私たちが舐めて治しただけだから―という清子。さらに言葉を続けた。
「そう・・・いつかあなたが聞いたとおり、私たち三人は三尸・・。最初はあなたの体から出て行きたくて
色々病気とかに合わせたりもしたよ。でも信じて。今は・・・・あなたのことを本当に・・それは百華も、智津ちゃんも
一緒の気持ちだよ。でも・・・そんな感情を持つことは許されないの。天帝さまに罰を受けてしまうから。
でも、それでも私たち雄貴くんが好き! 罰を受けてもかまわない! お願い! 私を抱いて!」
558 :
206:02/11/19 02:14 ID:napofMPG
清子の目からは涙があとからあとからこぼれ落ちていた。
雄貴は清子の告白に声一つ出せなかった。
そんな・・・・・罰を受けるって・・。そんなこと言われた後に抱くことなんてできないよ・・・。
呆然とそんなことを考えていると、なだめるように清子が言った。
「ごめんね・・こんなこと言い出して・・・・大丈夫だよ。もうすでに罰を受けるのは決まっているから・・。
せめて・・最後の思い出に・・・私を・・抱いて欲しいの」
清子が雄貴の頬に手をやり呟く。意を決したように雄貴は清子にキスをした。
「ん・・・」
清子の舌が雄貴の舌と絡まる。雄貴は清子の胸を右手で揉みながら、やさしく押し倒した。
「はっ・・はぁ・・はぁ・・」
思う存分口づけを交わした後、雄貴は清子の右耳を軽く噛んだ。ピクッと清子の体が反応する。
「あっ・・な・・。ゆ・・雄貴くん・・」
『くんなんてつけないで・・。ゆうちゃんって読んでよ・・』
声にならない喘ぎ声をあげる清子に雄貴は答え、さらに清子の胸を責めたてる。
清子は快感に打ち震えている。さらに雄貴は清子の割れ目を目指した。
割れ目に舌を這わせる雄貴。そこからはすでに蜜があふれんばかりに湧き出している。
「いやっ・・・恥ずかしいよう・・」
ぴちゃっぺちゃっと音を立てながら夢中で蜜を飲み下す雄貴。その音を聞いて清子は顔を赤らめ思わず両手で覆っていた。
そんな初々しい清子の表情に興奮した雄貴は先程のお返しとばかりに、割れ目の下の穴に舌を伸ばした。
「そっ・・そこ・・・ダ・・メ・・きた・・・な・・」
559 :
206:02/11/19 02:15 ID:napofMPG
「・・・・・凄かったよ。雄貴く・・・ゆうちゃん。いつの間にあんなに凄く上手くなったの?」
清子は雄貴の腕枕で聞いた。雄貴は曖昧に答えるだけで清子に再びキスをした。
そのまま二人は両腕を回し、強く抱き合った。お互いの思いを確かめるように。
『・・いくよ?』
雄貴は清子の割れ目にモノをあてがい言う。既に一度絶頂に達しているため、割れ目はもう充分なほど濡れている。
それでも雄貴は清子に確認をした。これが、最後の―と思うと確かめずにはいれなかった。
「うん・・・・来て・・」
ほんのり顔を赤く染めながら頷く清子。雄貴は思い切って清子の中にモノを侵入させた。
「あっ! ・・・いい・・イイよ・・・ゆうちゃん・・」
濡れているだけでなく、感度も充分に上がっているらしく、清子は雄貴が入ってきただけで嬌声を上げた。
その声に興奮し、雄貴は腰を振る。その度に清子は大声をあげて反応する。
「はんっ・・・あぁっ・・・ゆう・・ち・・・ゃ・・ん。・・・わた・・・し・・も・・も・」
実際どのくらいの時間、腰を動かしていたかわからない。しかし、清子の絶頂に近づく声を聞き、その時間が
あっという間に雄貴には感じられた。―これが終わると清子は・・・そんな思いがありながらも雄貴は清子の居心地の
よさに腰の動きを止めることができなかった。
『せいちゃん・・・ぼく・・もう・・・もう・・』
「いい・・よ・・。ゆうち・・ゃん・・・わたしと・・・・・いっしょに・・キテえええっ!!」
二人は掛け声と同時に一斉に果てた。そのまま雄貴は意識を失った。両腕に愛しい人の感触を感じながら。
560 :
206:02/11/19 02:18 ID:nzE0E77z
次に目を覚ました時、雄貴は集中治療室にいた。
何でも車に跳ねられ意識不明の状態で1ヶ月も過ごしていたらしい。
あと二日、意識が戻らなかったら人工呼吸器を外すことも考えていたとのことだった。
それから二ヶ月後、雄貴は無事に退院した。恐れていた後遺症もなく、周りの者は信じられないと驚いていた。
しかし、雄貴はそれが当たり前に感じていた。だって、3人が治してくれたのだもの―と。
春―出席日数が足りず、めでたく留年が決まった雄貴。一つ年齢が下の人たちと同学年になるのは少し
コンプレックスを感じるが、新入生ばかりなので知った顔が少なく意外と気はラクだった。
休み時間、購買に昼食のパンを買いに行こうと廊下に出る雄貴。
と、一瞬廊下の向こう側に清子らしき人影が見えた。その人影は廊下の角に消えていった。
雄貴は慌てて駆け出し、後を追った。廊下の角を曲がったその時、雄貴が目にしたものは――
おしまい
561 :
206:02/11/19 02:33 ID:nzE0E77z
>>557-560 こんな感じで完結です。実は今回マルチエンディング風にして、
読み手の方がどこで切ってもいいようにしてたのです(生意気な香具師)
1.怪奇モノでよくあるオチにされたい方は
>>535で。
2.あの世で3人とずっと戯れてたい方は
>>555で。
3.4Pやらの特殊プレイが嫌な方は
>>552-555を飛ばして
>>557へ行けるような風に。
4.はたまたよく幽霊に憑かれる少年雄貴くんのお話になるように
>>532以降の話は無かったようにとか。
5.残りは自分の趣味についてきて全部ありのままに受け取ってくれる。
最初からネタばらししてもつまらんしな…と思って、黙っていたのですが、
>>72さんに
>>484の発言とか、
>>540の発言とかで結構読まれまくりだったみたいで悲しかったのです(泣
んでトドメが
>>550の発言ですから、やられた〜と嘆いてますた(w さすが神様っす。お見通しですね(苦藁
562 :
206:02/11/19 02:43 ID:nzE0E77z
一方、
>>229さんが、
>>428で>癒し系幽霊でしょうか
って受け取ってくれた時、画面の前で「よっしゃ!」と思わずガッツポーズした位で(w
んでさらに
>>463で>三部作お疲れ様です
と言って頂いた時も画面の前で「うふふふふ」とニヤニヤ笑ってました(←気味悪いって)
けけけ、まんまとハマってくれたわい、と(w
逆に
>>464で
>>438さんが>えっ? もう終わりなんですか?
と言われた時、別の質問だけ答えてはぐらかしました(w
ほいでもってアンケートの結果は…もうお分かりですね。
>>557-560の登場人物を選ぶためです。
何に使うかを言わずにアンケートを取ったのは卑怯だったかもしれませんが、
先に理由を言う訳にもいかず…とジレンマにはまってました。
でも、結果的に雄貴君を散々いぢめていた清子たんがしおらしくなるってギャップがあったのでよかったかな?
と自己満足の世界に突入いたしました(w
563 :
206:02/11/19 02:51 ID:nzE0E77z
あ〜長いあとがきだ(皆様スミマセン)
それでもって
>>560の続きですが…そこは皆様の想像にまかせます。
これが『世にも奇妙な物語』ならタモリが出てきてナレーションできるのですが、(w
実際、
>>535の後の話が雄貴くんにとって、
1.すべて実際に起こったこと。
2.車に跳ねられ、病院で意識を失っている雄貴くんが見た幻覚。
とも受け取れるようにしたかったのですが…言わなきゃわからないよね…。
スミマセン、本文がだらだら長いわ、それに比例してあとがきも長いわで…。
逝ってくるのは自分の方です、はい。
564 :
229:02/11/19 07:20 ID:Nvx3u5Dr
三尸というネタが振られた時点で、全部合わせて一本のストーリーとして完結させる方が自然で、作品としてもいいと思います。
考えようによっては超自然現象研究家雄貴誕生のプロローグとも取れる話でした。
とかく運命とか長いものには逆らいたい自分としては、例の事務所に入って猛勉強して天帝から三人を奪取するなんて話も読んでみたいですね。
女神、女仙をたぶらかして天に食い込んでいく雄貴・・・妄想しすぎ(w
565 :
206:02/11/19 22:28 ID:qJ7Mya88
>>564 >>229さん。
>一本のストーリーとして完結させる方が自然
まあ、その辺は読み手の方に判断いただけるようにしようかな、と思いまして。自分は最後まで作った張本人だから、
当然最後までを一連のストーリーとして思ってますが。ええ、4Pも穴留も(w
>超自然現象研究家雄貴誕生のプロローグとも取れる話でした
いやあ、自分そこまでまったく考えてなかった(w
>例の事務所に入って猛勉強して天帝から三人を奪取するなんて話も読んでみたいですね
それって某漫画を連想してしまうんですよ…。金にうるさい所長、幽霊アシスタント、もう一人のアシスタント…って(w
ちなみにあの事務所の人は…例のふざけたSSからの再登場です。何となく作ったSSですが、
モノノケに詳しい解説役が今回必要だったし丁度いいやと思って。誰もリアクションないんで寂しいですが(w
>女神、女仙をたぶらかして天に食い込んでいく雄貴・・・妄想しすぎ(w
おまかせします。どこまでもどうぞ。何なら続き書かれてもよろしいですよ(w 楽しく拝見させて頂くですから。
566 :
206:02/11/19 22:31 ID:qJ7Mya88
「ふぁ〜あ。さって、見回りの時間か。しゃあない。行って来るか」
深夜一時半。剛史は欠伸をしながら立ち上がった。この男、一応このデパートのガードマン―ではあるのだが、
傍目に覇気がない。服装もだらしなく、ブレザーのボタンは途中で止まっており、ネクタイもただぶらさがって
いるだけ。帽子もかぶっているというより、ただ頭に乗っかっているだけ―という出で立ちだった。
「さてさて、面倒くさいがこれも仕事だ。男は辛いよ〜♪っと」
下手くそな鼻歌を歌いながら警備員室を出る剛史。猫背で懐中電灯を灯しながら店内を歩いた。
「さて、と。何階から行くかね」
既に警備のルートはマニュアルで決まっていると言うのにそれを守る気はないのか、この男。
「ええい、さっきからだらしないだの、下手くそだのうるせえな。これからは俺の視点でやるから
ナレーターは引っ込め」
・・・ああ、分かったよ。ちゃんと解説はしろよ。
「たっく、うるっせえなあ。ま、いいや。マニュアル通りに警備してりゃ、泥棒にパターン読まれちまうんだよ」
俺はとりあえず、地下二階から見回ることにした。
どこのデパートもそうだが、地下は大抵、食料品売り場がある。とりあえず、今夜の夜食でも・・・おっと、
店の商品をギるわけじゃないぜ。そんなことすりゃあ一発でクビだ。試食品とかの余りでもいただければいいんだが
・・・ダメだ。綺麗に片付けてやんの。しゃあない、夜食はカップ麺の出番か。
そんでもって、俺は下から順に見回っていった。特に変な奴がいるでもなく、俺の靴音だけが響く。
地下1階・1階・2階・3階・4階・6階・7階・・・ざっと見回した俺は特に異常なしと感じて一つだけ残したフロア―
5階に向かった。
5階―そこには試食の他にもう一つの俺の楽しみがある。ここの書籍コーナーは雑誌にカバーを掛けてねえんだ。
お陰でエロ本も読み放題な訳だ。早速俺はここで使い物になる雑誌を物色した。・・・巨乳モノの雑誌の姉ちゃんを
頭に焼き付け、俺は警備を再開した。いつかあんなのとお相手したいねえ・・・。
そんなことを考えながら俺は5階の他の場所を見回った。と、廊下に何か落ちている。
567 :
206:02/11/19 22:31 ID:qJ7Mya88
「何だこりゃ?」
それは小さな縫いぐるみだった。かなり昔からあったのだろう。ビニール包装はとけ、値段シールはボロボロ。
挙句に床に落っこちている。ふと棚を見ると、これと同じ製品が並んでいる。こちらは綺麗に包装され、値段シールも
ピカピカだ。俺は思わず縫いぐるみを見比べていた。―こんなボロとピカピカで一緒の値段じゃあ、誰もオマエを
選ばねえよな・・・。
「商品は商品だ。何の違いもねえよ・・」
そう独り言を呟きながら俺はそっと縫いぐるみを棚に戻した。
「さて、エロビちゃんと焼きうどん弁当が呼んでるぜ♪ 帰ろ帰ろ」
俺は見回りを終了して警備員室に戻ることにした。さっきの巨乳が脳に焼きついているうちに。
「さ〜ってと、確かこの辺に・・・っと。あったあった。へへっ・・進歩のねー奴・・」
俺は警備員室に戻ると棚をガサゴソと探った。そこには同僚の辻山がこっそり隠したエロビデオが眠っている。
あの野郎、普段は真面目なツラしやがって、裏に回ればこういう趣味だからな。
とりあえず俺は、焼きうどん弁当にお湯を入れ、辻山秘蔵のエロビ「堕ちた白衣の天使―夜の特別看護」を
ビデオデッキにセットした。と、監視カメラのテレビ画像が切り替わり、白衣のお姉ちゃんが出てくる。
「ほ〜う。辻山の奴、結構いい趣味してるじゃねえか。へっ、家で見れないなんて家庭もちは辛いねっ」
俺はやきうどん弁当のお湯をスープの素が入ったコップに半分だけ入れ、たれを入れてかき混ぜる。
結構、間違えてたれを先に入れてしまってお湯を抜いて、味を台無しにしてしまう奴がいるんだよな。
そんな事を考えながら俺はやきうどん弁当にありつき、看護婦のよがる姿をのんびり鑑賞していた。
568 :
206:02/11/19 22:33 ID:qJ7Mya88
カチャ。
扉の開く音に、俺はビクッと体を固まらせた。時々、警備会社の連中がお忍びで監視にやってくる場合がある。
しかし、だからと言ってこんな夜中に来る訳ないだろう。まさかな…。俺はそう思いつつ恐る恐る振り返った。
が、そこにいたのは若い娘だった。やや茶色く、肩の所で綺麗に揃えた髪・・・。年は・・・21〜2といったところか。
だが、それより何より驚いたのはその服装。上着はあちこち破れ、擦り切れている。
その隙間からは白い手足が覗き、俺の股間に熱いものをこみあげさせた。・・・さっきの雑誌の姉ちゃんほど胸は
無いが、それも悪くない。揉むサイズとしては最適だ。
『あの・・・』
俺がそういう下卑た感想を心に抱いていると、突然彼女が話し掛けてきた。儚い、それでいて心に残る声―
「ん、あんた何者だ? こんな時間にデパートは関係者以外立入禁止なんだがね」
俺は一応マニュアル通りの回答をした。いくら俺でも外部の人間にふざけた真似を見せるわけにはいかない。
それに警報が何一つ作動していない。プロ相手ならば俺もそれなりな対応をせねば。俺は思った。―が、
『あ! ああ! あぁ〜ん! イッちゃう! イッちゃうの!』
突然、スピーカーに女性の絶頂の声が大音量で入った。どうやらエロビの看護婦が絶頂に達したようだ。
俺は慌ててビデオの電源を切り、バツが悪そうに彼女に振り返った。
「あ〜・・・これは・・いや・・・その・・・・・」
さすがに俺は何も言えなかった。さっきまでのガードマンとしての威厳は遥か彼方に消え去った。
『ふふっ・・・・。照れることはないですよ。男性なら当然の行動ですから』
そういうと、彼女は俺の想像を絶する行動に出た。はらり、と身に付けている物を脱ぎ出したのだ。
『私の名は麻里と言います。先程のお礼にきました』
569 :
206:02/11/19 22:33 ID:qJ7Mya88
は? さっきのお礼? 俺には心当たりはないぞ?
『私は先程、あなたが床に落ちていたのを救い上げてくれた縫いぐるみなの。私は初期に納品されたのですが、
最後まで売れ残り、後の入荷分がやってきてもそちらの方が先に売れ―その内、包装のビニールは擦り切れ、
誰も見向きもしてくれなかったの。そんな中あなたが、『商品は商品だ』と言っていただけたのが嬉しくて、
お礼にきたの』
へ? さっきの縫いぐるみ・・・・。何でそんなのがこんな色っぽい姉ちゃんになるんだ。
『どんな商品にも古くなれば魂は宿るの。私は幸か不幸か、あの売り場にずっと売れ残っていたために
魂が宿ったのでしょうね』
俺の頭の中は混乱を来たしていた。この状況を理解できるほど、俺の脳のスペックは高くない。
だが、股間のスペックはそれなりにある。さっきから麻里を見て膨らんでいた俺のジュニアを見て彼女は言った。
『まあ、だいぶ大きくなったのね。いいわ、私に任せて』
「お、おい!」
麻里は言うが早いか、椅子に座りっぱなしの俺の前にしゃがみ込みズボンのジッパーを開け、
俺のジュニアを取り出した。不覚にも麻里に握られる感触でジュニアは先っぽから汁を噴きださせている。
そのまま麻里は、ジュニアを咥え出した。
『ん・・・んっ・・』
慣れてないせいか、お世辞にも上手いとは言えない。だが、不器用ながら、必死に咥える姿を見て興奮した俺は、
いともあっさりと果てていた。一度ヌイてもなかなか興奮が収まらない俺は麻里を仮眠所のベッドに連れ込んだ。
570 :
206:02/11/19 22:34 ID:qJ7Mya88
『あ・・あんっ・・』
俺は早速、麻里の胸にむしゃぶりついた。俺が愛撫を繰り返すとあっという間に麻里の乳首はピンと立ち上がった。
さらに俺は麻里の大事な場所へと辿り着き、責め立てた。麻里は経験が少ないのか、あっという間に絶頂を迎えた。
『あ・・あの・・・私、その・・初めてで・・・』
顔を真っ赤にしながら両手で覆ってしまう麻里。その可愛い仕草に俺のジュニアは再び勢いを取り戻した。
「夜は長いんだ。まだまだ楽しもうぜ・・」
俺は麻里に覆い被さった。麻里は少し照れてはいるが、覚悟を決めたように俺に口づけをしてくる。
柔らかい感触が唇に触れる。俺はキスをしながら麻里の秘部に手を伸ばした。濡れている。
その感触を確かめた俺は麻里の秘部にジュニアを差し込んだ。一瞬ビクンと大きく震える麻里。
『い・・・いたっ・・』
麻里が反応を示す。初めて男を迎え入れる麻里のそこは、ジュニアにとって安住の地と言えるほど居心地が良かった。
さっき一度出したというのに、ジュニアはあっさりと2回目の精を放出していた。
571 :
206:02/11/19 22:35 ID:qJ7Mya88
朝―俺が目を覚ますと麻里の姿はどこにもいなかった。結局、昨日は合計5回も果てていた。
そろそろ交代の時間だ。俺は思い出したようにエロビを巻き戻し、元の場所に隠して勤務を交代した。
勤務時間が終わって、普段着に着替えた俺はそのままデパートをうろついた。と、5階のある場所で動きが止まる。
そう、例の縫いぐるみがそこにあった。昨日と違う点は、包装のビニールがどこにもなかったことだった。
気がつくと、俺はその縫いぐるみを手に抱え、レジに向かっていた。
「しっかし、何だって突然こんなの買い出すんだ。俺は?」
俺は自問自答しながら帰路についた。本当にこの縫いぐるみが欲しかったから? このまま返品が哀れだから?
―もう一度麻里に会いたいから? 色々な考えが頭を駆け巡ったが答えが出てこなかった。―いや、
答えは出ているのだが、それを否定したがっている自分がいるだけなのかもしれない。
ガチャ。カギを開けて家に入る俺。と、突然、
『おかえりなさーい。遅かったね、ご飯できてるよ。それともお風呂にする?』
元気が声が聞こえ、こざっぱりした服装にエプロンをした麻里がパタパタと駆け寄ってきた。
572 :
206:02/11/19 22:36 ID:qJ7Mya88
『ああっ! またエッチなビデオ見ようとしてる〜! もう! 私がいるんだからそんなの見なくてもいいでしょ!
それに身だしなみだって大切なんだから! ネクタイもちゃんとしなさいよ』
辻山ライブラリを漁る俺を見つけ、叱り声をあげてネクタイを締めなおす麻里。辻山、今ならお前の気持ちが分かる。
家でエロビの見れない辛さを―だが、辻山は俺の気持ちなんて分からないだろうな。
お前は職場に来ればカミさんにバレることはない。好きに出来る。一方、俺は24時間監視付きだ。
その気持ち・・・知ることはねえだろうな・・・。あん時、縫いぐるみを拾わなきゃよかったかね・・・。
そんなことを考えながら、俺はぼ〜っと監視モニタを眺めていた。
『おまたせ〜。剛史さん。お夜食できたよっ』
麻里の弾む声が聞こえる。麻里はどこで覚えたのか、料理が凄く上手い。
俺は夜勤の焼きうどん弁当から解放されていた。
573 :
206:02/11/19 22:36 ID:qJ7Mya88
『はい、あ〜ん♪』「あ〜ん」
『どう、美味しい?』「ん、美味い! 麻里の料理で不味いものなんてある訳ないじゃん」
『もっ。お上手なんだから♪ おかわりたくさんあるから食べてね』「ああ」
あ〜あ、鼻の下伸ばしちゃって。結局上手くやってんじゃないの。何が拾わなきゃよかったかね―だ。
「うるせぇ! 覗きなんていい趣味じゃねえぞ」
俺はナレーターに文句を言った。訳が分かってない麻里が目を丸くして言う。
『??? 剛史さん。どこ向いて話してるの?』
「いや、なんでもないよ。悪い、麻里。おかわりっ」
『はいは〜い♪ ねえ剛史さん・・』「何?」
『私・・・幸せです』
顔を赤らめながら言う麻里。多分、その時の俺は麻里よりもっと顔が赤かったろう。
思わず俺はご飯をかきこむフリをして、茶碗で顔を麻里から隠した。
おしまい
574 :
206:02/11/19 22:40 ID:qJ7Mya88
>>566-573 車名宛クイズ正解者の方からリクエストがあったシチュエーションのSSです。
最後は書いてる自分が恥ずかしくなってくるオチでした。ナレーターは勿論自分です(爆
575 :
229:02/11/20 07:53 ID:FUwxsQl6
>>565 確かにかの名作そっくりなシチュエーションでした。大長編になりそうだ(汗
>>566-573 昔から売ってるぬいぐるみと言えばテディベアですかね。
もしもアソコがツルツルじゃなかったら、ぬいぐるみの柔毛が付いてたりして(w
主人公に対する執着が強い娘ですね。同じ憑いていてもいい感情を持ってるというだけで印象が変わるなあ。
576 :
206:02/11/20 19:41 ID:I9/KN/Ol
>>575 >>229さん。ども。って最近
>>229さんしか反応無いな(苦藁
>確かにかの名作そっくりなシチュエーションでした。大長編になりそうだ(汗
がんがってください(w
>主人公に対する執着が強い娘ですね。
刷り込み現象に近いカモ(w
>同じ憑いていてもいい感情を持ってるというだけで印象が変わるなあ。
そうですね。どっちかというとほんわかした終わり方にしたかったんで。
577 :
229:02/11/20 20:37 ID:WCWqfGMX
その分虹板ではチャット状態ですね。人の文章を読んで感想を考えるのも物書きとしての能力を上げるのに役立ちそうなんで。
絵はぱっと見て萌えるかどうか判断できますが、文章は脳内補完されてしまうので他人の目と頭が頼りです。
他人が主人公視点に立ってどう考え、どう行動するか。どう単語を配置するか。理屈は分かっていても書くとなると一気にノリで書いてしまう。
一晩寝かせてから推敲した方が良いとは思うんだが、早く感想が欲しくて書いたとこからすぐに投稿してしまいます。
さすがにあのネタで書く気は無いです。でもネタ取り用には使えそうかも。
578 :
206:02/11/20 20:56 ID:I9/KN/Ol
>>577 229さん。
>人の文章を読んで感想を考えるのも物書きとしての能力を上げるのに役立ちそうなんで。
そうですね。話し上手より聞き上手。簡単なようで難しいものです。
>一晩寝かせてから推敲した方が良いとは思う
申し訳ございません(w
ま、実際三尸編は皆様のご想像にということにしましょ。そういうコンセプトのSSだったんで。
しかし自分は泉水編の続きをいつ書くんだ…。
579 :
206:02/11/22 03:21 ID:eQRLmeXp
僕にはどういう訳か霊が見える。ううん、生まれつきじゃないよ。ある日、高熱で倒れたんだ。
んで退院後、何故かそういう物が見えるようになっていたんだ。もう大槻教授もびっくりさ。
・・・誰も相手にしてくれないけどね。でもって今は趣味で幽霊を成仏させてたりする。
「いってきま〜す」
パタパタと駆けて行く女子高生。あ〜あ、遅刻寸前じゃん。バス間に合うのかな?
っと、よく見ると幽霊一人発見。女子高生が出て行った家の前がちょっと石段になっているんだけど、
そこにぽつんと座って、今走っていく女子高生をじっと見ていた。
「お嬢ちゃん、何してるの?」
僕は女の子に話し掛けた。まだあどけない、目がくりっとした子。
髪は真ん中で分けて頭に2ヶ所、お団子を作っている。
「え・・・!? ・・・・・・おにいちゃん・・・あたしが・・・みえるの?」
女の子は僕をはっとした表情で見上げた。まるで幽霊を見たような表情で―おいおい、幽霊はキミだろ。
僕は苦笑して女の子の隣に座った。こういう時は相手の視線で話すのが一番。結構タイプかも。
「そうだよ。珍しいかい?」
僕は答えた。幽霊は、自分が幽霊であると自覚しているのと、していないのがいる。まず、そこを見極めなきゃ。
どうやらこの子は・・・自分が幽霊って自覚してるみたいだね。自覚していないと、成仏以前に死んでいる事を
気付かせる必要がある。大変なんだ、これがまた。
「ふうん・・・そうなんだ・・。美瑠ちゃんも見えなくなっちゃったのに・・・」
「美瑠ちゃん? それって今走っていった女の子のことかな? ・・・・ところでお嬢ちゃんは名前、何て言うの?
それと、何でここにいるのかな?」
この女の子は結構聞き分けがよさそうなので、思い切って聞いてみた。
580 :
206:02/11/22 03:24 ID:eQRLmeXp
「あたしのなまえ・・・? 美弥って言うの。・・美瑠ちゃんは・・・あたしのふたごのいもうと。
あたしね。ここじゃなくてもっと遠いところで死んじゃったんだ。でもね、カズおにいちゃんとみずきおねえちゃんが
ここまであたしを連れてきてくれたんだよ。・・・ところでおにいちゃん、だれ?」
僕の質問に一通り答えたあと、美弥ちゃんは小首を傾げて逆に質問してきた。その仕草がすごく可愛くて
ちょっとドキッとしてしまった。それにしても女の子に名乗らせておいて自分が名乗らないなんて失礼はないな。
「僕の名は直哉、よろしくね。美弥ちゃん」
「うん! 直哉おにいちゃんだね。よろしく!」
そう言いながら右手を差し出す美弥ちゃん。ドキドキしながらその小さい柔らかい手を握り返し、僕は考えた。
連れてきてくれた? よくわからないけど、クルマにでも憑いてきたのかな?
まあいい。あとはどうやってこの娘を成仏させるかだけど…。
「ねえ、直哉おにいちゃん! あたし、どこかあそびに行きたいな!」
え? 遊びに・・・って。
「美瑠ちゃんはあたしのこと見えなくなるまで、ずっと一緒にあそんでくれていたんだよ! ・・・でも、美瑠ちゃんが
あたしのことを見えなくなって、ずっとずっとさびしかったんだ。直哉おにいちゃん、あたしのことが見えるんだよね!
だったら一緒にあそんで!」
そうか、遊び足りなかったのか。でもこれで、無条件に受け入れる訳にはいかない。
例え相手が僕好みの可愛い女の子であったとしても。
581 :
206:02/11/22 03:30 ID:eQRLmeXp
「そうだね・・・もし、思う存分遊んだら、心置きなく成仏する―この約束を守ってくれたら、一緒に遊んであげる」
「じょうぶつ・・・ってなに?」
う〜む、この娘は成仏の意味も知らないのか。僕はとりあえず、成仏の意味を教えた。
「えっとね。ここの世界は生きている人の世界なんだ。それは分かるよね? で、この世界とは別に、
死んでしまった人が住むべき世界があるんだ。そこに行くことを成仏って言うんだよ」
「・・・じゃ、じゃあ、もう美瑠ちゃんには会えないの!?」
少し取り乱す美弥ちゃん。うっ、可愛い。でもここはぐっと心を鬼にせねば。
「だ、大丈夫だよ。あの世に行ってもこちらの世界を覗くことはできるし、1年に1度、こっちに戻ってくること
だってできるんだから。それより、今の状況でうろうろしていると、逆に美瑠ちゃんたちが困ってしまうんだよ」
そうなんだよね。霊が霊を呼ぶって話がある。美弥ちゃんの影響でその家族に邪霊を呼ぶことに
なってしまったら大変だ。そんなのが出てきたら僕だってまともに相手できるかどうか・・・。
「・・・・・・・・美瑠ちゃんとおとうさんがこまるなら・・・あたし、いいよ、じょうぶつする。
でもやくそくだよ。たくさんたくさんあそんでねっ」
美弥ちゃんは小指を差し出して言う。僕は小指を絡ませ指切りをした。さて、じゃあどこへ行こうか。
「あたしねっ、どうぶつえんとゆうえんち、いきたいな!」
無邪気に言う美弥ちゃん。こんな可愛い娘と一緒にデートってのも悪くない。美弥ちゃんは幽霊だから
他人から姿が見えないと分かっていても、小さな女の子と一緒に歩く自分の姿を想像して少し顔が熱くなってきた。
でも、その顔の熱さは照れからくるものだけではないと、自分でも思っていた。
582 :
206:02/11/22 03:57 ID:eQRLmeXp
「はっ・・はっ・・・つかれた・・・。ひさしぶりにこんなにあそんだな〜」
肩で息をしつつ言う美弥ちゃん。今日一日本当にあっちこっち遊びまくった。
僕もこんなに楽しく遊べたのは本当に久々だった。
「さ、これで成仏してくれるね?」
僕は美弥ちゃんに言った。これが約束なんだから。正直、一緒に遊んでいるうちに成仏しないで
ずっと一緒にいて欲しい―僕自身がそう思い始めていた。今まで女の子にこんな気持ちを持ったことなんて無かったのに。
でもまさか、自分から約束を破るわけにはいかない。
583 :
206:02/11/22 04:15 ID:eQRLmeXp
が、次に美弥ちゃんがおこなった何気ない仕草が僕を狂わせた。
「あ〜、あついあつい、ほんと、たのしかった♪」
言いながら美弥ちゃんはパタパタとスカートをめくり、扇ぎだした。
その時、真っ白なパンツと眩しい太腿が僕の目に入ってしまった。
「おにいちゃん!?」
驚いたような声をあげる美弥ちゃん。そう、気がつくと僕は彼女を押し倒していた。
抵抗の声をあげようとする美弥ちゃんだが、誰にも声は聞こえない。僕は美弥ちゃんのパンツを脱がし、
女の子の場所に触れた。そこには、ぴったりと閉じあわされた割れ目が見える。僕はそこに舌を這わせた。
「お・・・おにいちゃん・・・や・・やめてえ・・」
美弥ちゃんは僕の頭を両手で押しのけようと踏ん張る。が、僕が両手で美弥ちゃんの両足をしっかりと押さえ、
割れ目の中に舌をすすめるとビクンと体を震わせ両手を離した。
「は・・はん・・・・あんっ」
僕がひたすら割れ目を舐めていると段々美弥ちゃんの声の様子が段々艶っぽくなってきた。
「な・・なんか・・・・なんかへん・・・へんな・・かんじ・・」
さらに僕は割れ目の上の覆われた皮を剥いて中の豆を舐めまわす。と、美弥ちゃんの顔を見ると恍惚の表情を
浮かべ、快感にすべてを委ねた表情をしていた。
「気持ちイイ?」
僕はわざと美弥ちゃんにわざと聞いた。すでに割れ目からは蜜が出始めている。
584 :
206:02/11/22 04:17 ID:eQRLmeXp
「う・・うん・・・い・・・いいの・・」
美弥ちゃんは恍惚とした表情のまま、夢見心地で答えた。もはや、僕自身も我慢ができなくなっていた。
「もっと・・・・気持ちよくなりたい? それとも、もうやめる?」
美弥ちゃんがやめる筈がないと知ってあえて聞く。本来は僕自身がもう耐えられないのだが。
「いや・・・。もっと・・もっとしてえ」
その言葉に僕は自らのモノを取り出し美弥ちゃんの割れ目に擦りつけた。たちまち僕のモノはいきりたち、
あまりの気持ちよさにそれだけで、もうイってしまいそうだった。
「お・・・おに・・ちゃ・・の・・おち・・ち・・ん・・こす・・・れて・・る・・」
もう喘ぎながら吐息を漏らすだけの美弥ちゃん。その吐息が僕の耳に優しく触れる。
僕は美弥ちゃんの中にそっと自分のモノを潜り込ませた。
「い・・・や・・。ちょ・・いた・・」
身をよじって痛がる美弥ちゃん。それを見て僕は少し出し入れを躊躇はしたが、
出し入れそのものを止めることはできなかった。
「あ・・・あ・・。い・いた・・・・けど・・・なん・・か・・へ・へん・・・」
少しずつ声の様子に変化が見られてきた。挿入直後は痛がりを見せていたが、痛がりよりも快感の方が
優先されてきたみたいだ。僕はその声につられて腰の動きを少しずつ早めていった。
「も・・あた・・・き・・・きも・・ち・・い・・・・いい。いい・・よ・・・お・・おに・・ちゃ・・。あた・・・・し・・も・・も・・」
美弥ちゃんの体がガクガク震え出してきた。一方、僕の方ももう限界がすぐ目の前まで来ていた。
そのまま、二人は大声と共に絶頂に達した。
585 :
206:02/11/22 04:23 ID:eQRLmeXp
「きょうはありがとっ。やくそくだからあたし、じょうぶつするね。きょうのこと、わすれないよっ」
そう言いながら右手を差し出す美弥ちゃん。僕が右手を差し出すと小さな指輪をくれた。何、これ?
「あのね。それむかし、美瑠ちゃんにもらったものなんだ。おにいちゃんにあげるっ」
指輪は小さすぎて僕の指にはとても入るサイズではない。でも、美弥ちゃんが僕に物をくれたという、
行為そのものが嬉しくて、僕は柄にも無くはしゃいでいた。
「それで・・・おにいちゃん・・・」
さらに手招きして僕をしゃがませる美弥ちゃん。
何事だろうと思ってしゃがみこむと、美弥ちゃんは僕にキスをした。
「どうも、ありがとうっ」
少しはにかみながら言う美弥ちゃん。僕は照れくさくなってしまい、思わず振り向き、そのまま立ち去ろうとした。
が、しかし。
586 :
206:02/11/22 04:35 ID:eQRLmeXp
「あれ・・・・?」
何か・・・様子がおかしい。この感覚って・・・。ふと気がつくと、落ち葉が僕の体をすり抜けている。
よく見ると僕の体が・・・透けて・・いる・・? ・・・・・・そうか、思い出した! 僕ももう、あの時病気で・・・。
だから・・・霊が・・見えたのか・・・・。
でも何で今頃・・・・? まさか・・・僕にとっての未練って・・・・・?
僕は美弥ちゃんの方を振り返った。そこには今にも消えそうな美弥ちゃんの姿がある。
待って! 一人で行かないで! 僕を一人にしないで!
気がつくと僕は叫びながら美弥ちゃんに駆け寄り、彼女を抱きしめていた。
美弥ちゃんも僕を抱きしめてくれていた。僕たち二人はお互いのぬくもりを感じながら―まばゆい光に包まれた。
587 :
206:02/11/22 04:39 ID:eQRLmeXp
チャリーン。
私は物音に気が付いた。何だろうと思って見回してみた。・・・・すると、道端に落ちていたそれを発見した。
「これは・・・」
私はそれを見つけた時、胸が苦しくなった。私には双子の姉がいた。彼女は私が幼い頃、病死してしまった。
しかし、それから何ヶ月かのち、姉―美弥ちゃんは幽霊になって私たちのもとに帰ってきたのだ。
でも、父はそれを信じようとはしなかった。私が幻覚を見ていると思っているようでその都度叱られた。
・・・・・でも、私には美弥ちゃんは間違いなく見えていた。そしてその時に、この指輪を美弥ちゃんにあげたのだ。
ただ、いつの頃からか、私は美弥ちゃんの姿を見ることができなくなっていた。いつの間にか成仏していた。
そう思っていた―だけなのかもしれない。私はこの指輪を見て美弥ちゃんを思い出し、
知らず知らずのうちに涙が出ていた。
「お、美瑠か。おかえり。何をしているんだ? そんなところで」
「あ、父さん義母さん、ただいま。・・・・別に何でもないよ。それより今日のご飯なに?
今朝は食べていく余裕なくってさ・・・」
「もう、美瑠ちゃんったら。夜更かしのしすぎですよ・・」
私は両親に返事しながらふと、公園の方を見た。
そこに2人仲良く遊ぶ、美弥ちゃんと幼い自分の姿が見えた―気がした。
私は指輪を大事に握り締めながら家に戻った。
おしまい
588 :
206:02/11/22 04:41 ID:eQRLmeXp
589 :
229:02/11/23 06:55 ID:FPcVsipg
シックスセンスな話ですな。
しかし主人公なんでそんなに霊の事に詳しいんだ?。知ったかぶり?、それとも実体験(w?
主人公主観で入ったので、サブキャラ主観より客観で終わらせた方が、彼等が成仏出来たという爽やかな寂寥感が出たかも。
感想が出て来る前に新SSを投下していると住人が飽食して書き込みが減ってきそうなので、反応を見ながらぼちぼち投下した方がスレ活性化的には良さそうです。
>>589 あ、思い出した! シックスセンスだ! なんか映画でこういう話見たよな〜って考えてたけど思い出せなかった。
あとさ、ここって普通のスレと違って話題が流れるってことないし、集積所なんだから投下ペースは別に
本人が決めるので構わないんでないのかな?
それこそ本当に心に残るようなSSなら多少遅くなったとしても感想出す人は出すだろうし。
・・・ということは感想がこないということは(略)
むしろあの人が書くSSってほとんどが完結まで一気にうぷしてるから連続ドラマ嫌いな俺には丁度いい(w
ぁ〜映画見ないからシックスセンスがよくわからない
こっちのペースってこんなんで良いんじゃないすか?
けどぶっちゃけ半角の方は早すぎて着いていけない(馬鹿
関係ないけど俺も蝦夷地住民だったりする
592 :
206:02/11/23 21:36 ID:5ntOwjo2
>>589 >>229さん。
はい(苦笑)>シックスセンスな話ですな。
生前よく霊能スペシャルとか見てたんでないの?(w あとは彼自身の経験上かな? 趣味で成仏させてるし。
>なんでそんなに霊の事に詳しいんだ?
それだと自分の文章淡々となりそうなんであーしました>サブキャラ主観より客観で終わらせた方が
ところで…何て読むですか?→(寂寥感)
ゴメン。これは
>>590さんの意見の通りだと自分は思います>スレ活性化
>>590 そういうことでしょう(w>感想がこないということは(略)
自分がそういうの最後まで一気に見たいものでして(w>完結まで一気にうぷしてる
>>591 知らぬがほっとけ(w>シックスセンスがよくわからない
マイペースでいいと思われ>半角の方は早すぎ
V3募集中でつ(W>蝦夷地住民
593 :
229:02/11/24 01:48 ID:xFMrVzXP
人が居なくて寂しかったんだよ〜、なにせSSの最大の報酬は感想ですから。
シチュエーションやキャラクターに関するディベートはアイデアの宝庫ですから。
シックスセンスを知る人は多いようだが、セブンセンシズを知っている人は居るんだろうか(w
>>なんでそんなに霊の事に詳しいんだ?
この発言については、自分が好きな小説の「月と闇の戦記」に、幽霊が退魔師を責めるくだりが在るんですが、退治された霊のその後について知る物は誰も居ない、ひょっとしたらとんでもない苦しみを与えているのかも知れない。
仏教徒は成仏したと言うし、そのほか成物(物質に還る)、昇天、いろんな世界観が溢れている中で、なぜお前に真実が分かるのか。ただ家族を見守っていた霊をこの世から消滅させてなんの意味が在るのか?、趣味だって?
主人公よりも美弥ちゃんに感情移入していたので誘導尋問のあげく欲望のはけ口にした主人公がなんか許せなかったんです。
長々と語っちゃいましたが、要は自分的に痛かったって事で、すいませんでした。
594 :
206:02/11/24 02:33 ID:uUN6KvaI
あっちで新スレ立てるわ1000取り合戦やるわで…。
ま、自分は1000取り興味無かったんで。
>>593 229氏
>人が居なくて寂しかったんだよ〜
そうですね。こっちは極端に人口が少ないし。でも自分がSS爆撃する前からこんな感じでなかったっけ?
ま、あっちの半角で感想求めるのも一つの方法ですが、それは強制するもんでないですし。
多分あっちの人たちは歓迎してくれると思いますがね。
>セブンセンシズ
ようけ知ってますが何か?
>主人公がなんか許せなかったんです。
あ、そういうことですか。そうですね〜。自分の文章力が足らんかったですね。
今から言っても後付けになってまうので言及しませんが。
>長々と語っちゃいましたが、要は自分的に痛かったって事で、すいませんでした。
いえいえ。それこそ沈黙するよりも語ってくれた方がありがたいですよ。
話変わって……続きまだっすか?(w
595 :
229:02/11/24 10:43 ID:RSjIMRv8
>>543-546から続き
あお向けに横たわり、脚を大きく開いたタチ美。それまで一本のスジにしか見えなかったソコが口を開き、ピンク色の未発達なヒダ、充血し膨らんだ核を覗かせる。
そこを隠すように当てられたタチ美の指は、快感を求め、本人も意識しないままに動き回る。その中心からは薄白く濁った蜜液が湧き出し、何かを求めてヒクついていた。。
そこにタチ美を求めてネコ美が覆いかぶさり、脚と共に開かれた割れ目に自分のペニスを擦りつけた。
「はっ、あうっ!、んんっ、んっ!、んぁあっ!!」
「にゃあっ、にゃあっ、にゃあんっ!、にゃあっ、にゃああんっ!!」
ソコを密着させたままネコ美は腰を前後に振り、そのペニスがタチ美の割れ目を往復する度に二人の口から嬌声が漏れる。
より強く快感を求めて、タチ美の脚がネコ美の腰に回され締め付ける。ネコ美の背に腕を回して抱き寄せ顔を近づけると、ほの赤く染まり荒い息を吐き出す唇に吸い付いた。
「にゃうっ!、んぐっ、んっ、んっ、んんーっ!!」
二人の舌が絡み合い、高まる声が封じられる。部屋に響くは秘所が擦り合わされるぐぐもった音のみ。
クチュ、ヌチュ、二チュ、ヌチュ、チュクッ
やがてネコ美の身体は脱力し、タチ美の上に倒れ込む。
596 :
229:02/11/24 10:43 ID:RSjIMRv8
「にゃあっ、はあっ、はあ、はあ、ふぅうーっ・・・・・・・」
「んふっ、ん、うぅん、ふぅ・・・・・・・・・あれっ、ネコ美ちゃん、疲れちゃった?」
「ふぁあ、もうっ、だめぇえーっ・・・」
「じゃあ、今度はわたしが上になるね。・・・そうだっ!、これ、学校で習ったよね、パパとママがするやつ。ネコ美ちゃんのコレ、わたしのなかにはいるかなぁ」
「うーん、わかんないけど、あたしもやってみたい」
「うん、それじゃ、ネコ美ちゃん、下になってね」
今度はネコ美がベッドに横たわる。その身体から、まだ力を失わないペニスが蜜液をまとわり付かせながらそそり立つ。
その身体をまたいで膝立ちになり、ネコ美の肩に手を置くと、タチ美はゆっくり腰を下ろしていった。
「んっ、くっ、ふんっ・・・・・うーん、うまく入らないなぁ」
「にゃっ!、にゃうっ、あっ!、先っぽ!、ビクって!、ビクってするよぉ!、はやくぅ!」
「うーん・・・・・・・そうだっ!」
閃いたタチ美はネコ美の右脚を持ち上げ、胸に抱き寄せ左手で掴む。残った右手をネコ美のペニスに添えると、ネコ美の脚に沿ってゆっくり身体を沈めていった。いわゆる松葉崩しの体勢。
ソレの先端がタチ美の入り口に触れる。一瞬、動きが止まる。だが次の瞬間、ネコ美のソレはタチ美の中への侵入を果たしていた。
597 :
229:02/11/24 10:43 ID:RSjIMRv8
「くっ!、うぅんっ!、んっ!、んんっ、ん―――っ、んん―――っ!」
「にゃっ!、あぁあっ!、あっ、あっ、んあああ―――っ!!!」
この年代、女の子の成長は早い。少年よりも早く大人になる。見た目は子供でもタチ美の身体は大人への変化を始めており、少年のソレに比べれば小さく柔らかいネコ美のペニスを完全に受け入れていた。
「ふぅ、ネコ美ちゃんの、入っちゃった・・・・・ビクッビクッて、わたしのなかで動いてるよ」
「あんっ、タチ美ちゃんのなかっ、あったかいよぉ、なんか、ギュって、ギュって、しめつけてくるよぉ。あっ、にゃっ、にゃああんっ!!」
「んっ、ネコ美ちゃんの、熱いよぉ、わたしのなかで、いっぱい、いっぱいだよぉ」
既に高まっていた二人の身体は、ただ一体になっているだけで快感を生み出していた。
ソコをヒクヒクと収縮させる度に、内臓からじわじわ湧き上がる快感を愉しむタチ美。
ソレを締め付けられる度に、背筋を走る電気にのけぞり悶えるネコ美。
まだイク事を知らない身体は、達せられないがゆえに終わることなく二人を踊らせる。
やがて、疲れが行為に小休止を与えた。
「にゃあ、はあ、はあ、はぁ、はぁ・・・、タチ美ちゃんの中って、すっごく気持ちいい・・・。タチ美ちゃん、中にはいってるのって、きもちいい?」
「ふぅ、ふぅ、んっ、うん、きもちいいよ。・・・そうだっ!、ネコ美ちゃんにも付いてるんだから、わたしが、指、挿れてあげる♪」
598 :
229:02/11/24 10:44 ID:RSjIMRv8
身体を繋げたまま、タチ美の指がネコ美の割れ目を探る。
その中心、濡れそぼった泉を探り当てると、そのまま指を侵入させた。
「にゃっ!、あっ、ぁ・・・ぁあっ!・・・ぁぅ・・・・・ぁあうっ!!!」
「うんっ!、んっ、あっ、ネコ美ちゃっ、ああんっ!、なかっ、なかでっ!、くぅんっ!!」
タチ美の指がネコ美の中をかき混ぜる。遠慮の無い指が激しい刺激を与える。そこは偶然にもGスポットと呼ばれる場所だった。
ペニスと膣の両方から流れ込む快感はネコ美の身体を容赦なく揺さぶり、初めての高みへと持ち上げていった。
「あんっ、ネコ美ちゃんっ、なかでっ、おおきくなってっ、ビクッビクッてっ、んっ、あっ、はぁああっ!!」
「にゃっ!、たっ!、タチ美ちゃっ!、ああっ!!!、・・・ぁ・・・・・ぁぁ・・・・・・・ぁ・・・」
声にならない声を絞り出し、ガクガク痙攣する腰が激しくタチ美を突き上げる。その度に限界まで膨らんだネコ美のモノが、タチ美の奥深くをかき回す。
やがてネコ美のペニスは限界に達し、尿道の周りの海綿体が透明な液を搾り出す。周囲の筋肉の激しい収縮がペニスの先端からそれを噴き出させる。それは俗に潮吹きと呼ばれる現象だった。
ビクッ、ビュッ、ビクッ、ビュッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ、ビクッ
599 :
229:02/11/24 10:44 ID:RSjIMRv8
「あああうっ!、くっ、くぅううんっ!!、うっ、・・・ぅ・・・・・うぅん・・・・・」」
「・・・ぁ・・にゅんっ!、・・・んっ!、んひゅう!、・・・・・んっ・・・ぁ・・ぅ・・・・・」
熱い噴流がタチ美の子宮口を叩き、何度も噴き出す潮がペニスと膣口の隙間から溢れ出し、滴り落ちる。
ネコ美の噴出が収まる頃には二人とも脱力し、心地よい余韻の中で抱き合い身を寄せ合っていた。
「はあっ、はあ、はぁ、ん、・・・・・んーっ、ネコ美ちゃん、すっごく気持ちよかったよ。ネコ美ちゃんはどう?」
「あっ、あはっ、あっ、あたしっ・・・おかしくなっちゃいそうだった・・・、あたまのなかグルグルって、おなかのなかびくびくって、ふわふわ飛んじゃいそうで、気持ちよかったぁ・・・」
やがてタチ美は上体を起こし、ゆっくり腰を持ち上げる。ネコ美のペニスが姿を現す。
ソレが引き抜かれると同時にタチ美の中からドプっと大量の蜜液が溢れ出した。
「わぁ、ネコ美ちゃん、こんなにいっぱいだ出したんだぁ。んっ、まだ出てくるよぉ」
「タチ美ちゃん、あたし、タチ美ちゃんのココ、きれいにしてあげるね」
「じゃあ、わたしはネコ美ちゃんのコレ、きれいにしてあげる」
身体の位置を替えるとタチ美の目の前にはネコ美のペニスが、ネコ美の目の前にはタチ美の秘裂が、・・・二人は互いに口を寄せ、相手の身体を貪り始めた。
600 :
229:02/11/24 10:44 ID:RSjIMRv8
ネコ美は姉の秘所に舌を這わす。充血した核から割れ目に沿って丁寧に舐め上げる。
滴る蜜液をすすり、まだ未発達なヒダの裏表を丁寧に舐め上げ、中心の泉に吸い付き刺激する。
女性なら誰でも付いている女性器だが、間近に見る機会などめったに無い。ネコ美は好奇心を満足させるべく手を伸ばした。
「んっ、ふっ、ふぅんっ、あっ!、あんっ!?、ネコ美ちゃんっ!、なっ、何するのっ!?」
「タチ美ちゃんのココ、すごいよぉ。あたし、もっとさわってみたいよぉ」
「んっ!、ふふっ、いいよっ、さわってぇ、わたしもなんだか気持ちっ!、いぃっ!、んんーっ!」
ネコ美は両手を使って目の前の割れ目を開き、その奥に視線を向ける。
タチ美の膣口に指を入れてこじ開けると同時に、中に溜まっていた蜜と潮の溶け合った汁が溢れ出し、ネコ美の顔に降りかかった。
「きゃっ!、んっ、あ、熱いよっ、タチ美ちゃんの中から熱いのがっ、いっぱいっ」
「んっ!!、ぁ、ぁぁ、あううーっっ!!!」
タチ美の女の入口はネコ美の指を咥え込んだままヒクヒク蠢き、その奥には蠕動する膣壁と、白濁した汁を滲ませる子宮口があった。
度重なる刺激は神経を麻痺させる。指を咥えて蠢く胎内を晒し、奥から中から蜜液を垂れ流しながら、タチ美はネコ美への反撃を開始した。
601 :
229:02/11/24 10:45 ID:RSjIMRv8
「んーっ、んっ、むぐっ、んぅっ、んっ、んぷっ」、チュプッ、ピチュ、チュプ、ヌチュ
「にぃっ!、んあっ、ひゃっ!、ぁあっ、あっ、あはぁっ」
タチ美はネコ美のソレの先端に口付けすると、舌で舐め回し、味わいながら、ゆっくり奥まで飲み込んで行く。
腰から背中へ首へ頭へと抜ける電流のような刺激にネコ美の下半身は痙攣する。その逃げる腰をしっかり抱え込むと、ネコ美の割れ目に指を這わせ、その奥へと侵入する。
「んっ、んぅ、ふっ、むぐぅ、んっ、んんぅっ」
「んあっ!、んんっ、ひゃっ!、にゃあっ!、あっ!、あひゅっ!、んううーっっ!!!」
躍る指がネコ美の胎内を蹂躙し、その身体を悶えさせ躍らせる。
あまりの快楽に身体の自由を失い、涙とよだれと蜜液を垂れ流しながら、ネコ美は高みへと上り詰めていく。
背筋を反らし、脚を突っ張り、膣、子宮、胎内の筋肉が収縮を始め、タチ美の口腔内に熱い潮をほとばしらせた。
「んっ!、ううっ!、にゅううーっっ!!!、・・・ふっ・・・・・んっ・・・ぅ・・・ぅぅーっ・・・・・・・」
ドクッ、ビュルッ、ドクッ、ドクッ、ドクンッ
「んっ、んっ?、んんっ!?、うぷっ!、んぅっ!!、ぷっ!、んはっ!、けほっ、けほっ、んはっ、はあっ、はあっ、すっ、ネコ美ちゃんっ、すごいよっ、はっ、はなから出ちゃった・・・」
602 :
229:02/11/24 10:45 ID:RSjIMRv8
激しく求め合った二人は今、温かい休息の中に居た。
「ふぅ、ネコ美ちゃんの、ビクビク動いて、おっきくなって、なにかいっぱい出て、すごかったよ」
「タチ美ちゃんの中も、ヒクヒクぞわぞわしていて、あたしをギュギュってしめつけて、奥までぐいぐいひっぱって、すごかったぁ」
「あはは、なんか、のどかわいちゃったね」
「うん、あたしのどからからーっ」
「ネコ美ちゃん、いっぱい出したものね。わたし、ジュース持ってくるよ」
そう言ってベッドから降りたタチ美はパジャマの上だけ羽織ると廊下をひたひた歩いて行く。
ボタンも留めずにはだけた前からは、ピンクに上気した肌と赤く充血した乳輪、濡れててらてら光る恥丘が見え隠れし、ひるがえる裾からは、隠し切れない小さなお尻がちらちら覗く。
そしてタチ美がジュースを2本持って戻った時、もう、ネコ美の姿は無く、黒猫のトムがベッドの上で毛づくろいをしていた。
そっとトムを抱き寄せるタチ美。
「そっか、ネコ美ちゃん、帰ったんだ・・・」
ニャアン
603 :
229:02/11/24 10:45 ID:RSjIMRv8
身をよじるトムを更にしっかり抱き寄せ、タチ美はつぶやく。
「ネコ美ちゃん、また、会いたくなったら、いつでも帰ってきてね」
数時間前までは寂しかった部屋の中が少しだけ温かくなったような感じがする。タチ美はジュースを一気飲みすると身を整え、ベッドに入る。
疲れた身体はタチ美を眠りへと誘っていく。その閉じた目尻に小さく涙をうかばせながら・・・・・。
10年後
「タチ美ぃ!、なんでこんなに白紙が残ってるのっ!!」
「あははっ、だって、ネコ美の身体って、気持ちいいから、つい逃避行動で、ね♪」
「『ね♪』じゃあ、無いっ!!。人のせいにしないでよぉ!!。小説家ってのは、締め切り守ってこそプロって言えるのよ!」
「でも、ネコ美、手伝ってくれるよ、ね?」
「はいはい、じゃっ、お茶と甘い物と眠気覚ましと、持ってきて!」
604 :
229:02/11/24 10:47 ID:XkmIUpkQ
双子の姉妹はエロ小説家と、そのゴーストライターとしてがんがっていたそうな。
二人は抱き合い体液交換する度に外見の差分が補正されるらしい。また、ネタにも事欠かないとか。
とりあえず、めでたしめでたし。
終わり
以上で完結です。
なんか全体の8割がエロとゆーSSになってしまった。
個人的にこのスレはエロがメイン、オカルトと言うのは炉を絡ませる事に対する免罪符のような気がする。
ただしオカルトネタを上手く使えば名作に成る。
226氏の三尸編はオカルトとしてこれまでに読んだ事の無いシチュエーションだったので、新鮮にわくわくしながら読ませてもらいました。
605 :
206:02/11/24 10:54 ID:/wUIZNpw
>>593 229氏
昨日は
>>594で煽りみたいな文になってしまってスミマセン。あおりは烏賊だけでいいっつーの。
ま、閑話休題。
>自分的に痛かったって事で
これは自分が2重に痛かったです。
実は最初は主人公は彷徨う霊を成仏させる役目をあの世の偉い人(?)から承ったエージェントみたいなもんで、
成仏しないとあの世で家族に再会できなくなるのと、家族があの世で嫌な仕事をしなきゃならなくなるのを
知っていたから成仏させようとしてたんです。
ちょっち炉の属性があってムラムラくるのは一緒だったんですが(w
で、書いてる途中で自分のひねくれ根性が現れて『シックスセンス的なオチ』を考え出したのです。
そこで文章見返すと、「主人公が『幽霊に気付いていない幽霊』なのに、あの世にそんなに詳しい訳ないよな」
とか考え出して、あの世の設定をずっぱりカットしちまったんです。
ですんで、ご指摘どおり『何で美弥ちゃんが成仏せなならんかったの?』がずっぽり抜け落ちてしまったんですね。
途中で設定変えた挙句に読み手をげんなりさせてどうするかな…と反省しつつ2重に痛がってました。は〜あ…(泣
606 :
229:02/11/24 11:10 ID:XkmIUpkQ
>>605 動機的には「エライ人に言われたから」よりも自発的な方が良いと思います。それが欲望に由来するものであっても、自分に正直ならまだ前向きだと思えますし。
と言うか、ゴッドハンドの手のひらで躍らされるのは嫌なだけかも。
>>主人公は彷徨う霊を成仏させる役目をあの世の偉い人(?)から承ったエージェントみたいなもんで
こういう設定はありふれているのでシックスセンス系にひねったのは評価できますよ。
607 :
206:02/11/24 11:28 ID:/wUIZNpw
>>605を書いてる途中にSSが?(w
>>595-604 >>229さん。どうもお疲れ様でした。とりあえず、こんな真っ昼間にこういうスレに出現している自分を小一時間(以下略
それでもってこんな真っ昼間にハァハァしてしまう自分は(略
個人的には最後にネコ美が復活してるのが(・∀・)イイ! と思ったです。
>エロがメイン、オカルトと言うのは炉を絡ませる事に対する免罪符
う〜ん。そこら辺が自分の認識違いかもしんない。
自分はまったく逆ですね。いわゆるオカルト話の中のどこにエロを混ぜようかと考えて作成してますから。
そう考えると典型的にスレ違いかなあ…。
>動機的には
いんや。急遽主人公の設定変更したからその辺をなおざりにしてしまったツケでしょう。はい。
>ひねったのは
自分の神経がヒネてるからですよ。ほとんどの自分の作品、読み返したけどストレートで終わってないですよね。
ストレートに終わらすと文才が無いのバレるからどんでん返しでお茶を濁しているだけな気がしてきた。
608 :
72:02/11/25 12:03 ID:gQgZUGfv
おおう、えらい勢いでSSが増えてる!
感想文を絶対提出しない男として義務教育を終えた漏れなので
イかした感想が書けなくて申し訳にゃあですが。
>>552-560 漏れ的にはせっかく相手が妖怪なんだから、重婚も何もないので
永遠にあの世で戯れ続けることを選びまふ!
>>566-573 前回の犬耳たんと同じパターンすな。エロが絡まなくてもこういう話好きです。
>>579-587 シックスセンスつうか、やさしい悪魔にもこういうのあったすな(こっちのが先)
前のSSで出てきたからかな、229さんの感想に近くて主人公よりも美弥ちゃんに
感情移入がつよかったり。
>>595-604 ネコとタチ続編キタ━(゚∀゚)━!えろ濃度こくっていい意味でおなかいっぱいす。
キャラの外見の描写とか、漏れとえろツボが近いのかもしれませんね。
609 :
206:02/11/25 21:56 ID:FzwiyvoF
>>608 >>72さん。おつかれさまです。
少し昨日今日とどんぶら沈んでいたんですが少し立ち直りました(w
>感想文を絶対提出しない男
自分もですが何か?
>>552-560 >選びまふ!
それがあのSSのやった意味でしゅ。
>>566-573 >犬耳たんと同じパターン
そうですね(汗
>>579-587 >主人公よりも美弥ちゃんに
半角ではあの人に信者ができています(w かく言う自分もだったり(爆
610 :
229:02/11/25 23:09 ID:FXKiLoGU
>>607 スレ違いって事は無いですよ。既に一般人の目に晒せないレベルのエロ度じゃないですか。
エロとオカルトとどちらがメインかなんて、牛と米とどっちが牛丼の本質か?、と同じで、自分の趣味でどちらでも逝けば良いんですよ、多分。
とりあえず自分は汁だくギョク抜きが好きだなぁ(w、食後はお茶で爽やかに上がりがイイなぁ。
>>608 エロを追求したSSだったのでそう言って貰えるとうれしいっす。
自分の趣味的にはオス主人公が奉仕されるよりも、メスキャラが奉仕され悶え鳴くのがグッと来ますね。
相手はオスでもメスでも獣でも良いですが、男の逝き様はあんまり見たくない(我侭
結果的に百合に行き着くのが自然の成り行き。自分のエロSS道は百合から始まったし。
611 :
206:02/11/25 23:33 ID:FzwiyvoF
>>610 >>229さん。
あ、どうもお疲れ様でした。
いえいえ。昨日は少し荒れてました。お陰で某スレを荒らしてストレス発散してました(くぉら!)
>牛と米とどっちが牛丼の本質か
そうですね…結果ハァハァできればヨシとしますか…って自分のSSでハァハァできるかっつーと(略
>汁だくギョク抜きが好きだなぁ
自分は並と卵と味噌汁ですね。昔は特盛卵2個と味噌汁でしたが今はもう無理。
ちなみに大盛は肉とご飯のバランスが悪いので頼みません(w
>食後はお茶で爽やかに
そですね。最後に両手で抱えてズズ〜ッと…吉牛でするな(w
なあんか初めのころのオカルト炉霊イイ!!って
感じじゃなくなったんですねぇ…。ちょい残念。
今の住人の方達は凄いスピードで色々書いてらっしゃるようなので
また新しい方向にスレが向かうのかな?
てなことで老いぼれは消えるとしますかのう。
613 :
206:02/11/26 19:20 ID:lGgTKYBA
>>612 自分が多少ここの趣旨とズレたSSを投入しているのが原因でしょうね…。
失礼しました。逝ってくるのは自分です、はい。
>>612 別に消えなくてもいいと思うけど。
大体凄いスピードで書き込んでんのは若干一名のみだし。それで尚更206のカラーが強く出てしまってるんだと思う。
逆に初期の方々がSS投入しだしたらまた状況変わってくるんでないのかな?
もっとも、206のSS投入に嫌気がさしてこのスレから消えたSS書きもいないとは言えないだろうけど。
615 :
614:02/11/26 19:35 ID:I8ju1UkN
>>613 あ、何だいたんだ。
あ%8%P3・テ]e存RI╋ノ�?2[瑯X<z
616 :
614:02/11/26 19:38 ID:edv98Fkt
>>615 化けてどうする(苦笑)
>>613 あんたも逝ってしまう必要は無いと思うけど。
少し
>>614で煽りかけた文になってしまったが、そんなに気にしなくてもいいんでない?
ある意味あんたのSS面白いもん。クイズとかアンケートとかマルチEDとか。
どうにかしてこのスレを活性化してるようには見える。結果はともかくとして(笑)
ちなみに俺はあの時答えさせてもらった
>>468なんだけどね。
正直あのSS、主人公撥ねられて終わると思ってた。ああいう展開に持ってくとはやられたわ(笑)
617 :
206:02/11/26 21:14 ID:lGgTKYBA
>>616 あ、どうも。お疲れさまでした。
>ある意味あんたのSS面白いもん
ありがとございます。
>このスレを活性化してるようには見える
『見える』だけで実際にゃ好き勝手やってるだけなのですが…。
>あの時答えさせてもらった
ご協力ありがとうございました。
>ああいう展開に持ってくとはやられたわ
意表を突けて本望です。
私は一弁護士である。依頼されれば有罪も無罪にするのが仕事である。
今日は私自身体験した出来事をここにしるそう・・・
そうあれは新聞でも取り上げられた事件「女子高生強姦殺人」の後の話を・・・。
私はこの裁判で裏で工作し無罪を勝ち取った。しかし犯人の男は罪の意識にかい悩まされ自殺した。
私には関係ないことである。事件が終われば赤の他人だ。
しかし葬式は一応の礼儀であるために出席した。
その席で私は耳を疑うことを聞いたのだ。
「殺された女子高生は生きている」
馬鹿げている。死んだ人間が生き返るはずがない。私は裁判のさい遺体を確認している。
だが、自殺した犯人は遺書にこう残したという
あいつが毎晩・・・俺の上で・・俺を犯しやがるんだ・・・
犯した奴に犯されるのはしゃくだから犯し返してやってんだ・・・
でもよ・・・あいつは何回も俺がいってんのによーーー
いきやがらね・・・このままじゃ」
ここで終わりだ。私も確認させてもらった。まったく・・馬鹿げているとしか言えない。
夢でも見ていたんだろう。罪の意識が夢の中で自分自身を苦しめるというのは殺人者の中にもいる。
しかしだ・・・レイプして殺したのに夢の中ではレイプされる。
私にはくだらない笑い話しでしかなかった。その日の夜。私は自宅でいつものウイスキーを飲んでいた。
その時はそんな馬鹿げた話のことなど記憶から消えつつあった。私はこのウイスキーの味を堪能していた。
ふと背後に気配を感じ振り返るとそこには死んだはずのあの女子高生が立っていた。
服は着ていない。生まれたままの姿だ。
絞殺されたが・・・その後もない。生きている様にしか見えなかった。
私は夢でも見ているのかと思い自分の足を踏んでみた。痛い。夢ではなさそうだ。
「なんで・・・あの人を・・・無実にしたの?」
彼女はそう聞いた。私は彼女の質問に答える。
「それが私の仕事だ。例え罪を犯した者を無実にする。それが私の仕事だ」
彼女は納得してくれたのか何も言わない。しかし、納得してもらわなければ弁護士は務まらない。
彼女と私。二人の間には重い空気が流れていた。
「君はここに何しに来たんだ?まさか・・・あいつの相手では飽き足らず・・・
今度は私の相手をしてくれるというのか?それは光栄だがお断りしよう。
私は今年で30になる。その30の男が女子高生としたっとなれば世間ではいい笑い者になる。」
私はそう切り出した。彼女にはこのまま帰ってもらおう。
しかし、彼女は私のほうに歩き出した。私は恐怖心はないわけではない。
女子高生と・・ましてや幽霊と寝たことがないので少し好奇心の方が強かった。
「わかった・・・わかった。応じよう。しかし、君がいったら君が帰る場所に帰る。
それでいいな?」
彼女はクスッと笑い頭を縦に振る。
「よし。決まりだ。」私はウイスキーグラスをテーブルに置き私自身も裸になる。
自慢じゃないがそれなりに自分の物には自信があった。私自身も数多い女性と夜を過ごした。
女子高生相手など30分もいらないと確信していたが、相手は幽霊。どこまで通用するか・・・
私は自分の物と経験とテクニックに賭けた。
私は彼女を寝室に案内した。彼女はベットの上に乗る。勝負の始まりだ。
まず彼女は私の物を咥える。なかなかのものだ。彼女の履歴には男の数は書いてない。
彼女にどこでこのテクニックを教わったか聞きたいぐらいだ。
私は彼女に咥えられながらも彼女の割れ目を愛撫する。さすがに幽霊でもまだ幼い女性。
私の舌と指にかかればすぐに挿入可能状態になった。ちょうど私の物も目覚めたようだ。
まずはセオリーどうりに正常位でやることにした。私は割れ目に沿って物を入れた。
「大きい・・・あいつの物よりも・・・大きすぎる!」
彼女は仰け反る。私は彼女の胸の乳房や乳首を舐めたり揉んだりした。
「まだまだ!!!私はこんなもんじゃない!!!」
私はそう吼えると彼女をうつ伏せに寝かせガンガンと彼女の未発達の秘部をついた。
「こ・・・これが・・・セックスなの・・・ね。」
彼女の体がビクッと揺れる。いったようだ・・・。
私は彼女から物を抜いた。
「約束だったな・・・。自分のいる場所に帰りなさい。」
彼女は頷き「ありがとう・・・いかないままで逝きたくなかったの・・・」
それが彼女の言葉だった・・・。ベットには彼女が濡らした後が残っている。
私はタバコに火を点けシャワー室に向かった。
いかがだったかな?これが私の体験した出来事の一つだ。
これは私の推測だが男は自分が満足した後に絞殺し彼女はいっていなかった。
だから彼女はあの男の所に行き自分もいこうとしたが・・・男の方が先に逝ったために私の所に来た。
私だったら逝かせてくれると思ったのであろう・・・。
あの犯人の不甲斐なさのせいでで彼女はどこにも逝けずにいたのだ。
最後に一つだけこれを読んでくれた人に言う。
男は何でもいかさなければなれない。
そろそろ・・・仕事の時間だ・・・。では、またどこかでお会いしましょう。
イイ!!
>>612 つーかあんたはROM専門か? SS書きか? ROM専門なら気に入らなきゃ黙って去ればいいんでない?
SS書きなら・・・新作落として(W
625 :
54:02/11/28 16:48 ID:DYxImLQU
そんな事言われるとちょっと寂しい(w
ようやくラフが終わったらやたらスレが進んでびびってたり。
626 :
612:02/11/28 19:17 ID:uJDfCoBX
>>624 SS書いたことなんかもありましたが
わたしが居たのは本当に昔です。
あとは普通に住人としてレスしてましたね。
批判してるわけじゃないっすよ。ただ昔と雰囲気変わったなぁってのを
ちょっと淋しく思ってカキコしただけです。
不快に思われたらすみません。
627 :
612:02/11/28 19:23 ID:uJDfCoBX
前後しますがすみません…。
>>613 別にあなたが逝かれる必要はありません。
ここであなたの作品やこのスレの雰囲気を楽しんでいる方も
居るわけですから。そういう意味ではないのですよ。
>>614 ええとですね、個人的に自分の好きだったころと空気が変わってる
ので自分には合わないんで…。元々ずっと来てませんでしたし。
スピードに関しては私は別に悪いと言ったつもりではないんです
すみません。ただ昔のロリの霊に対して語りあったり、住人のノリとかが楽しかった
って感じでして。ハイ…。
>今の住人の皆様
自分のせいでいろいろすいませんでした。
628 :
206:02/11/30 02:38 ID:eummLkQf
>>627 >逝かれる必要はありません
つーか、結局帰ってしました。シャケか(w
>>今の住人の皆様
何人ほどいるのか定かではないですが…ホンマに自分のせいで去ってった方多いのかな?
って愚痴ったところで再開しますか…。ペースはさすがに落としますが。
629 :
206:02/11/30 02:41 ID:eummLkQf
その日、僕は受験勉強の真っ最中だった。いや、正確にはサボって好物の赤福餅を食べていたんだけど。
どうせ両親は息子を置いて一週間観光旅行と来たもんだ。おかげで多少サボっても、とやかく言われなくてすむ。
この餡の微妙な味わいが・・・ぐ、ぐっ!? ・・・・しまった。咽喉に・・・詰まった。・・・く・・苦しい・・・だ・・誰・・・か・・。
次に目が覚めた時、妙な感覚に捕らわれていた。体が・・・軽い?
『あ・・出てきた出てきた』
後ろから突然声がした。僕が反射的に振り向くと――そこには黒ずくめのフードを被り大きな鎌を持った
女の子が立っていた。まるで死神みたい・・・僕は思わず呟いた。
『みたいじゃないです。・・・本物の死神です』
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?
『橘 真さん―ですね。えっと、夜10時37分死亡―と。そんな訳でこの鎌持ってくださ〜い♪』
僕は訳が分からずに差し出された鎌を手に取った。すると女の子はにっこり笑いながらフードも脱ぎ去った。
「え? え? ええ?」
フードを脱ぎ去ると顔がよく見える。フードに負けないくらい真っ黒な髪を肩のところで綺麗に揃えている。
目がぱっちりとしたまだ少々あどけない雰囲気が見える顔・・・。年の頃は…僕より2〜3歳くらい年下…かな?
で、僕が一番驚いたのはフードの下には何も着けていなかった。
突然のなりゆきに僕の混乱は最高潮に達していた。・・・・実は彼女の裸を見て股間の方も最高潮に近かったんだけど。
630 :
206:02/11/30 02:42 ID:eummLkQf
『さ、これも着てくださいね♪』
ど・・・どういうこと? 僕は彼女の裸を見ないようにしながら言った。
『どうもこうもないんだけど。あなたはもう死んじゃったのと、私はノルマをこなしたので、死神の引継ぎで〜す』
し・・・死神ィ!? ・・・・・・待てよ。僕は死んじゃったの?
『そうよ。ほら』
彼女が指差す先には―机に突っ伏して息一つしていない僕の姿があった。
僕は慌てて倒れている僕を揺すり起こそうとした。
『もう死んでんだから無理だってば』
少し呆れた声で呟く彼女。そういえば君の名は?
『あ、私? 私の名は真弓。よろしくねっ』
そういいつつ右手を差し出す真弓。思わず手を返してしまったが・・・何で? 何で? 僕の人生これで終わり?
受験勉強中に餅を咽喉に詰まらせて死亡? しかも今日から1週間両親旅行だから発見が遅れて・・・・。
『あ〜。もう死んでるんだからとやかく言わない! もたもたしてると引継ぎの一週間過ぎちゃうよっ。
と・に・か・く! 早く着替えなさい!』
少し真弓の声が苛立ってきた。僕は慌てて今着ている服を脱いだ。―と
『あら?』
真弓が声をあげる。その視線は我慢出来なくなっている僕の股間に注がれていた。
631 :
206:02/11/30 02:43 ID:eummLkQf
『なるほど〜。そういうことか〜。私のボディもまだまだ捨てたもんじゃないねっ』
どんな意味があるのかポーズを取る真弓。・・・・・胸が少し小さいのですが。
ぽそりと呟く僕の声を聞きつけたらしく真弓が目を吊り上げて言う。
『だから何? 胸がないから女としての魅力ないとでも言うの!?』
いや・・そういう訳では・・。参ったね・・怒らせちゃったかな?
『大体ね・・男なんてものはいつ・・んっ』
僕は説教が始まりそうな真弓の唇をそっと奪い、そのままベッドに真弓ごと倒れこんだ。
『いつでも・・・欲望に忠実なんだよね』
唇を離すとあきれたように真弓が言った。僕は苦笑いしながら真弓の秘所に舌を這わせた。
すると真弓が体をビクンと震わせた。その反応が面白くて僕はひたすら舌を這わせ、
さらに割れ目の奥に舌を伸ばす。と、真弓の奥から蜜が溢れ出してきた。僕はそれを音を立ててすすった。
632 :
206:02/11/30 02:44 ID:eummLkQf
『いや・・・おと・・出し・・ちゃ・・・・はずか・・し・・』
照れる真弓に興奮した僕は真弓の腰を持ち上げ、今度は割れ目の付け根の豆に軽く歯を立てた。
真弓のしなやかな脚がガクガクと震え出し、そして僕が二本の指を割れ目に入れた時、真弓は絶叫と共に果てた。
『はぁ・・・・・はぁ・・・・はぁ・・はぁ・・。・・・・・・いいよ・・・きて・・・』
絶頂の余韻さめやらぬ真弓だが、僕のそそり立つブツを見て四つんばいになる。
僕は既に充分に湿っている真弓の中に自分のブツを突きたてた。
『あっ・・いい・・・いいの・・』
真弓の嬌声に興奮した僕はさらに腰を力強く振る。その度に真弓はあられもない声をあげ、
僕はその声を聞いてさらに腰のピッチを上げていた。
『お・・おねが・・・。ち・・ちいさ・・けど・・・むね・・もんで・・』
顔を真っ赤にさせながら僕に言う真弓。その照れた顔にたまらなくなった僕は夢中で真弓の胸を両手で揉んだ。
思ったとおり、お世辞にも揉み応えがあるとは言えない胸だったがこれはこれでいい・・・かも。
「くっ・・・僕も・・・もう・・もう・・・」
『あんっ・・い・・・いい・・よ・・・・な・・なかに・・・なかに・・だし・・て・・・』
その言葉に耐えられなくなった僕は、熱いものを真弓の中に放出していた。
633 :
206:02/11/30 02:45 ID:eummLkQf
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
おおおおおおおっっっっ!!
キターーーーーーーーー!!
636 :
206:02/12/01 05:38 ID:rUWH6xx8
>>634-635 感想ありがとうございまつ。
今後の展開で皆様が(怒)になりそうなのがちと怖ひ…。
続きは…今はへべれけなんで(w 昼頃に(起きれれば)投下しましゅ。
637 :
72:02/12/01 06:48 ID:oEVPRVV4
途中で止まっている15さんのSSを、挿絵つきFLASHとして
イチから作り直し始めました。年内に発表できるかなぁ…?
>>618-622 そのコテハン名でワラてしまいますた。
たまにはこういうダークなのもいい…かな?
>>206さん
そんな簡単に死神とHしてええんかいっ(w
どんでん返し的なストーリーですか?…って
余計な詮索してまた邪魔しちゃアレなんで、黙って妄想しておきます〜。
>>612さん
逝かなくても、そういう話題ふってくれればいつでも食いつくですよ、私は。
初期の頃の異様な盛り上がりは楽しかったですね。春先だったから
みんな妄想が炸裂しまくってたんでしょうか。
もちろん、今のマターリとしたペースと幅広いオカルト娘も大好きです。
638 :
206:02/12/01 10:49 ID:rUWH6xx8
>>637 72さん。
乙です〜。レッスン9はよかったですよ(w
>年内に発表
それこそマターリどうぞ。
>
>>618-622 >そのコテハン名でワラてしまいますた。
実はあっちのスレのある方です。自分も教えてくれるまでよう知らなんだですが。
>そんな簡単に死神とHしてええんかいっ(w
い〜んです! …でないとうpできん(w
>どんでん返し的なストーリーですか?…
中身はさておき実は鬼のように長い(w 何せ
>>629-632の6〜7倍(w
>邪魔しちゃアレ
今回はマルチEDは採用してないので構わないです(w
「もう続きなんざいらねーよ! ヴォケ!」と言われたら速効で撤収しますんでお気軽にどうぞ(w
というわけで、続きを投下いたしま〜す。
639 :
206:02/12/01 10:53 ID:rUWH6xx8
『も・・ダメ・・。動けない・・』
僕の胸に乗っかり甘えた声で言う真弓。あれから何回絶頂に達したか、4回までは覚えている。
が、その後はまるで記憶にない。
『でも・・・死神は死神だからね。わかった? 真クン。明日からみっちり研修だからねっ。・・・・・・・・すう・・すう』
甘えた声で呟いたと思うと急に厳しい口調になる。・・・・と思ったらいきなり僕の胸の上で眠りだした。
マイペースな死神だ・・・。
翌朝―覚悟を完了した僕は黒いフードを身に纏い、大鎌を手にして真弓の後についていった。
ちなみに真弓はフードを脱いだまま―つまり生まれたまんまの姿だった。
・・・体が宙に浮く。こんな楽しい経験だけど何故か嬉しくない。そんな複雑な思いをよそに真弓が声を掛ける。
『とりあえず死神の仕事はぁ、まず亡くなった人の魂を刈る事ですぅ』
そんな説明を右から左に聞き流し、覚悟完了前のやりとりを思い出した―。
640 :
206:02/12/01 10:56 ID:rUWH6xx8
「ねえ、やっぱりイヤだよ〜。死神なんて〜」
『男なら我がまま言わない! ・・・私にとっても「男」なんだから』
「でも・・・・」
僕は顔を真っ赤にしながら逡巡するが、そこにトドメの一撃。
『あなた、鎌受け取っちゃったじゃない。その時点で引継ぎは始まったのよ。あ・き・ら・め・な・さ・い』
「それ言ってれば受け取らなかったよ〜」
『あら、言ったけど?』
作者註:最初の場面のやりとりはセリフを省いてはおりません。
『さてと、今日はあの病院ね。行きましょ、・・・って聞いてる?』
真弓の言葉に我に返り、病院のある一室に入った。そこではおじいさんを囲んで家族の方々が泣いている。
う・・・・イヤなムード・・・。
『えっとね、臨終したら霊魂が出るからその鎌で刈るの。そうでないと上手く成仏できないんだよ』
「ふ〜ん。・・・・ところで何で霊魂って成仏させるの?」
『ああ、再利用するから』「は?」
641 :
206:02/12/01 10:57 ID:rUWH6xx8
僕は意表を突いた答えに開いた口が塞がらなかった。
何でも生き物の体の中には霊魂が一つ入っているが、無限にあるものではないため、あの世で清められた霊魂は
また別の生き物に入れられるらしい。ただ、最近は医療の発達で高齢者が然るべきことが少なくなってるし、
若者はなかなか成仏したがらないので人間の魂の需要が追いついていないらしい。
ついでに死神がいざなう霊魂は人間に入っていた霊魂だけだそうな。他の生物は勝手に成仏できるらしいが、
何故か人間のみ、死神の手助け無くして成仏できないらしい。
丹波哲郎もびっくりだな。あの世の世界もリサイクル―か。
結局僕はあのじいさんの魂が体から出たり入ったりするため、小一時間ほど待たされようやく霊魂を刈る事に成功した。
『ありがとうございます。よろしくお願いしますですじゃ』
僕に礼を言い、頼みこんでくるじいさんの霊魂。・・・・何するの? このあと?
『えっとね〜。とりあえず、あの世に逝くには正式な手続きが必要になるワケ。んじゃ、逝こか』
真弓は僕の手を引いて言う。僕は慌てて残ったもう片方の手でじいさんの手をひいた。
眩しい光に包まれたと思うと、次にいた場所は綺麗な花畑だった。どこなの? ここは?
『え〜っと。ここが彼岸なの。霊界と現世の狭間ね。あれ? ・・・どっこらへんだったかなあ?
真クンさあ、この辺りで、光ってる石見えない?』
え? 光っている石? そこにあるじゃない。
『実はね。その光ってる石が霊界への道標なの。そのフード被ってなきゃ見えないんだ。それに触れば霊界逝き』
642 :
206:02/12/01 10:59 ID:rUWH6xx8
ふ〜ん、そうなんだ。僕はとりあえず、真弓とじーさんと3人で手を繋いで光っている石に触れた。
次に気が付いた時、僕の目の前には物々しい門が見えた。その横には僕と色違いのフードをかぶった男が、
映画館の受付よろしく座っている。
『あ〜真弓ちゃん、お久し振り〜。ようやくノルマ達成かい? えっと、とりあえず記入してもらおうか』
・・・妙に軽い調子の男。一体何を書けばいいのか? と考えていると、
『え〜っとね、成仏する人はここの名簿に亡くなった日とここに来た日と名前を記入してくれるかな?
あ、老眼鏡忘れたらここにあるから』
『すみませんのう。・・・もの忘れが激しくて・・・・・、長山徳治・・・と。これでよろしいですかの?』と、じいさん。
『ああ、はいはい。・・・・ん、よし。え〜っと、成仏一名ごあんな〜い!』
男は名簿の記入内容を確認すると奥に向かって叫んだ。・・・・・ここはキャバクラか居酒屋か?
そんな場違いな感想を抱いていると、じいさんの霊魂は僕たちに礼を言って門の向こうに去っていった。
で・・・あの後どうなるの?
『ん〜。私もよく分からないんだけどね。敏郎さん、知ってる?』
真弓から振られた敏郎と呼ばれた受付の男が答える。
『えっとね。とりあえず、本人の業を測る。そして業の高さ低さによって来世で生まれ変わる生き物が決まる。
でも次に転生する為の充電期間が決まっているのよ。それで、この名簿が生きてくる訳。ま、これ以上はナイショ。
もっとも、最近はイット革命だかで名簿も666ケタのコード化するって話だけどね。
そうすると、名簿の利便性が高まるわけなのね』
643 :
206:02/12/01 11:01 ID:rUWH6xx8
イット革命・・・って。蜃気楼の元総理はあの世でもそんな世迷い言をほざいてたのか・・・。ん? 小淵だっけ?
どっちでもいいや。とっくに崩壊した理念なんかどうでもいいや。
それより僕は妙に人間の役所くさいあの世のシステムについて呆れ返っていた。
『さて、と。次の仕事いこ♪ またねっ、敏郎さん』
真弓は敏郎に手を振りながら言った。敏郎はニコニコ笑いながら手を振ってくる。
思わず僕もつられて手を振りかえしていた。
「ところでさ・・・」僕は尋ねた。
『なあに?』
「この鎌重いんだけど、魂と体を切り離すためだけに持ち歩いてるの?」
『あ〜・・・別の使い方もあるけど、多分使うことないでしょ。私も使わなかったし』
別の使い方―? 僕はそれを聞こうとしたが、その前に真弓が口を開いた。
『じゃ、次の仕事はぁ、不成仏霊の説得ですぅ。結局死んでいることに気付いていない霊、
気付いていても成仏したがらない霊など色々ですが、結果的に成仏させるのが目的ですね』
まあいっか。使う時になれば分かるか・・・。僕はそう考えながら真弓から「次の仕事」の説明を聞いていた。
『ん〜とね。・・・・・・とりあえず、10年間同じクルマに憑いている霊のとこ行こ♪』
さらりと言わないでよ・・・10年間も憑いているなんて・・・・そんなの僕の手に負えるはずないじゃない・・。
644 :
206:02/12/01 11:05 ID:rUWH6xx8
>>639-643 てなとこで一旦また続きます。次は…早ければ今日の深夜にうpします。
…多分、そうなるよな。絶対…。
645 :
72:02/12/01 11:07 ID:PMR/IsEp
リアルタイムで読ませていただきました(w
確かに長くなりそうですなあ。続き楽しみにしております。
646 :
206:02/12/01 11:30 ID:rUWH6xx8
>>645 72さん。
>リアルタイムで読ませていただきました(w
わ〜! あっちに宣伝してきたらもう返事が(w
>確かに長くなりそうですなあ。続き楽しみにしております。
ありがとございましゅ。…あまり意表を突いた展開になれなさそうなお燗…。
>じいさんの魂が体から出たり入ったりする
これ、不謹慎だがワラタ。
ところで、「あっちのスレ」ってどこ?
>206さん
おお・・・予想と全然違う展開に。
・・・両親が帰ってくるのが一週間後で、死神の引継ぎも一週間後ってあるじゃないですか。
だから、その間一週間やりまくり(w)とか、そんな単純なネタかと思ってたんだが
ちゃんといろいろと話が続くんですねー。
死神たんとのラブはまたあるんでしょうか?期待してまつ!
650 :
206:02/12/01 23:17 ID:rUWH6xx8
>>647 >不謹慎だがワラタ。
今回小ネタもふんだんに取り揃えておりまつ(w
>「あっちのスレ」
>>414にあったリンク先のスレ、
【虹板】真夜中に「怖い話で盛り上がるスレ-第六夜
の次回スレ
【虹板】真夜中に「怖い話で盛り上がるスレ-第七夜
h
ttp://pink.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1038069968/ のことです。
ほぼ特定コテのチャットルーム化してるきらいもありますが、気が向いたら遊びにきてください。
ちなみに自分、ここのSSのあとがき等をあっちに書いてたりもしてまつ(何考えてんだ)
>>649 >予想と全然違う展開に。
あ、すでに意表を突いてましたか(w
>一週間やりまくり(w)
そういう考えもなくもないですが、自分エッチシーンの描写は適当すぎるから、そこまでもたすのは難しいでつ(w
>死神たんとのラブはまたあるんでしょうか?期待してまつ!
内緒でつ(w んで続きは、も少ししたら投下します。
651 :
206:02/12/02 00:06 ID:Wh/NSi0S
『うるっさいわねっ。押し成仏お断りっ!』
ガラガラッとクルマのドアを閉める女霊。あっさりと門前払いである。
伊達に10年も不成仏霊やってないなと僕は妙に感心してしまった。と、
『あなたはいいけどさ、確かこのクルマ、もう一人女の子の霊が憑いていたわよね。あなた知らない?』
『知らないわよっ』
真弓がクルマをコンコン叩きながら女霊に尋ねるが、彼女はクルマの窓から―窓を開けないで―
首だけだしてアカンベーと舌を出した。僕はクルマから直接人の首が出ている光景に思わず心臓が止まりそうに
―ならなかった。もう止まってたんだった。
『まっ、いいけどね』
少しぷくっと頬を膨らませた真弓は僕を連れて車の後ろ側に回った。
『真さん、ここに手をあててもらっていい? 多分、クルマの記憶が現れると思うけど』
僕は言われるままに車に手を当てた。すると僕の頭の中に色々な映像が流れてくる。
―さっきの女霊と・・・・男の人と・・・・・女の子。3人で仲良くドライブしている。・・・H市? そこで・・・手を振って・・。
「H市で・・・別れた・・・・・みたい・・」
僕は思わずぽつりと呟いた。それを聞いた真弓は早速そこに行こうと言い出す。
と、突然ガラガラッとスライドドアの開く音が聞こえた。
『ちょ、ちょっと待ってよ。だったら私もついてくよ』
僕たちが振り向くとさっきの女霊が車から降りてきた。さっきみたいにすり抜けられるんなら
わざわざドア開ける意味あるの? 僕はそう思ったがあえて言わなかった。
652 :
206:02/12/02 00:07 ID:Wh/NSi0S
『別にあなたについてこいなんて言ってないわよ。関係ないでしょ』
『関係ない事ないわよ! あなた方が何するか心配だからついていくだけよ!』
何するも何も成仏させに行くしかないと思うんだけど・・・。
『・・・・ふうん。まあいいわ。勝手についてきたければついてきなさい』
真弓はしばらく考えた後、渋々彼女の同行を許した。
『あ、私瑞希。よろしくね』
瑞希と名乗った女霊はウィンクしながら右手を差し出してきた。僕は彼女の眩しいばかりの笑顔に
少しドキリとしながらも自分の右手を差し出し、握手をした。
―少しハネた前髪、スラリと伸びた手足、今まで見たことがないタイプの大人の女性―年は20代前半? かな?
ぼうっとしている僕を見て、真弓が思い切り僕の足を踏んづけながら握手を引き離した。
足を抑えて呻いている僕に『何デレデレしてるのよ』と怒る真弓。そんなこと言ったって・・・。
653 :
206:02/12/02 00:08 ID:Wh/NSi0S
と、そんなやり取りを見ていた瑞希さんが真弓に一言。
『何であなた、真っ裸なの?』
そう、瑞希さんは袖なしのシャツにオレンジ色のミニスカート姿なのに対し、真弓は下着一つ付けていない。
もっとも、瑞希さんの姿もこの季節には少し寒いと思うんだけど。
『うるさいわねっ! 死んだとき裸だったんだから仕方ないでしょっ!』
顔を赤くして怒る真弓。対照的に瑞希さんはうふふっと笑っていた。それにしても死んだ時裸って・・・。
『こらっ! 変なこと考えない!』
僕の考えが分かったのか、真弓が怒鳴り声を僕に向ける。・・・ひどい八つ当たり・・・。
654 :
206:02/12/02 00:09 ID:Wh/NSi0S
「さて、と。では出発するか」
「ええ、でもあなた。今度は栄転なんだし、記念にクルマ買い換えてもいいのよ?
このクルマ、結婚前から乗っているじゃない」
「う〜ん。ま、いいじゃないの。ちゃんと動くんだし」「あなたの物持ちの良さは今に始まったことじゃないけど、ねえ・・・」
「みずほねえ、このクルマのガラガラすきだよ〜。よいしょ、・・・・・・あれ?」「どうした、瑞穂?」
「あのねえ、みずきおねえちゃんがのってないよ」「何? 本当か?」
「はあ・・・。また『瑞希さん』ですか・・。発想力豊かなのは認めるけど、子供にウソ教えるのはよくないんじゃないの?」
「うそじゃないよ! ほんとうにいるんだよ!」「はいはい、しっかりと椅子にお座りしてるんですよ。瑞穂ちゃん」
「さて、と。出発するか」
僕はエンジンキーを回しながら考えた。・・・瑞希がいない? もう成仏してしまったのか?
ま、元々気まぐれだから仕方ないか・・・。でも、あれほど子供好きなのに瑞穂に何も言わないってのは・・?
655 :
206:02/12/02 00:10 ID:Wh/NSi0S
『ところでさ、君が死神なのは見れば分かるけど、真弓ちゃんは何でついてきてるの?』
「あ、はい。僕はこの前死んだばかりで研修中だからです・・」
『ふ〜ん。死神もそういう事情があるんだ・・・でも、どうやって次の死神って決まるの?』
「え・・・あ、そういえばどうやって?」
僕は返答に窮して真弓に助けを求めた。
『えっと、死神には成仏させる数のノルマがあるんです。それを達成したら、
任意の人に引き継がせる事が可能なんです。引継ぎは相手が鎌を受け取ればそれで完了です』
『じゃあ、引き継がなくてもいいんだ』
『まあそうですけど、大抵の人は引き継いで成仏していきますよ。イヤですもん、こんな仕事。
それに死に逝く人を見て自分も成仏したくなるんじゃないですかぁ?』
死神に関して色々聞いてくる瑞希さんに一応答える真弓。
そうこうしている内にもう一人の霊がいる場所――H市に着いた。
『いや〜、久しぶりだな〜。美弥ちゃん元気にしてるかな〜?』
妙にウキウキしている瑞希さん。・・・・死んだ後に元気も何もあるのかいな?
『あくまで目的は成仏です!』
と、こちらは真弓。好対照な二人を見比べながら僕たちはもう一人の霊―美弥ちゃん―の家に向かった。
656 :
206:02/12/02 00:13 ID:Wh/NSi0S
『あら。新しく建て直したんだ。だいぶ綺麗になってる〜』
・・・・完全に遊びモード突入の瑞希さん。と、真弓の深刻そうな顔が目に入り、僕は何があったか尋ねた。
『・・・・・いないのよ』「な・・『何ですって!?』
僕の返事をかき消し、大声で叫ぶ瑞希さん。驚く僕を尻目にそのまま真弓に詰め寄る。
今までのほんわかした雰囲気から一変、厳しい表情。
『確かに・・・確かにここにいた・・。その痕跡はある。でも、いないの。まるで・・・・成仏したみたいに・・・』
『そんな・・・そんなはずって・・。大体「みたい」って何? 成仏してないってこと?』
自信無さそうに言う真弓にさらに詰め寄る瑞希さん。今にも掴みかからんとする勢いだ。
僕は瑞希さんを真弓から引き離し、心当たりは無いか尋ねた。
『心当たりというか・・・まさか、私の担当地域でねえ・・・』
真弓が言うには最近死神が手引きしたに関わらず、勝手に除霊されているケースが多いらしい。
だが、当然霊界の案内人である死神が必ずしもそばにいる訳ではないので、霊界までは逝けず彼岸を彷徨い、
最悪の場合は魂ごと消滅してしまう可能性もあるとのことだった。
『じょ・・・冗談じゃないわよ! 美弥ちゃんにそんな目に遭わせるわけにいかないよ!』
『う・・う〜ん。私もその先どうなるか分からないのよ。そもそも担当地域でこんな話になると思わなかったし・・・』
声を張り上げる瑞希さんと自信なさげな真弓。とりあえず、僕たちはあの世の受付の敏郎に相談しに向かった。
657 :
206:02/12/02 00:14 ID:Wh/NSi0S
>>651-656 で、一時中断で〜す。続きが早く見たいって返事あったら3時くらい(w
に続き乗っけますが…どうでしょ?
マターリと待ってますので、そんなに急がなくてもいいですよ。
659 :
206:02/12/02 03:16 ID:Wh/NSi0S
>>658 とか何とか言いながら本音は自分がとっとと投下したいだけカモ(w
実は既に完成してるんですよ(w
それでは、206氏が投稿しやすいようにという意味も含めて、続きキボンヌ!と(w
エロシーンはまだかー!w
661 :
206:02/12/02 05:17 ID:Wh/NSi0S
>>660 あはは〜。(多少乾いた笑い)
>206氏が投稿しやすいようにという意味も含めて、続きキボンヌ!と(w
大変嬉しいお言葉でつが、
>エロシーンはまだかー!w
投稿しづらくなりま〜つ(爆
でも、もう少し続きうpしまつ。(・・・こんな調子だと明日中には全部うpしかねないな・・・)
662 :
206:02/12/02 05:20 ID:Wh/NSi0S
『そっだね〜。名簿には載ってないし・・・どうやら死神に保護されたみたいじゃなさそうだね。
最近分かったことだけど、彼らもしかしたら彼岸越えて黄泉の道に逝っちゃってしまってるかもしれないね』
黄泉の道? 何のことかわからない僕たちに敏郎は親切に説明してくれた。
『えっとね〜。業の深さうんぬんは前に話したよね? んで、霊魂から記憶や業を削ぐ作業をこの門の向こうでは
行なっているんだけど、削いだ部分は一部黄泉の国に持って行く。そこにはいわゆる鬼たちがいて、そういう物を
食べて処分してくれるんだ。人間の世界で地獄と表現してるのはそこだね。で、その黄泉の国に通じているのが
黄泉の道で・・わ、わっ!?』
『じゃ、じゃあそこに迷い込んだら鬼に食べられちゃうの!?』
『そ・・・そう・・で・・す・・・・ケホ・・ケホ・・はな・・て・・・く・・るち・・』
説明の途中で瑞希さんに襟元を締め上げられ息も絶え絶えに質問に答える敏郎。
よく見ると敏郎の手がピクピク震えてるんだけど。とりあえず、瑞希さんが敏郎を絞め殺す前に引き離した。
ホントはあの世の住人が絞め殺されるとどうなるのか興味があったので、放っておいてもよかったけど。
『そうと分かったらじっとなんてしてられないわよ! すぐ黄泉の道に逝くわよ!』
瑞希さんは先頭にたって大股で歩き始めた。僕と真弓は慌てて瑞希さんの後を追った。
果たして美弥ちゃんらしき人影は見つかった。黄泉の道、まさしく黄泉の国の本当に一歩手前。
『美弥ちゃん!』『・・・・・・? あっ、みずきおねえちゃ〜ん!』
あらん限りの声で叫ぶ瑞希さんと、その声に答える美弥ちゃん。二人はお互いに向かって駆け出し、抱き合っていた。
ふと見ると、目頭をおさえている真弓。その何気ない仕草に僕は少しドキッとしたりして。
『何? 何見てるの?』
こっちを睨む真弓の目をそらし、僕は瑞希さんたち二人の方を見た。と、その先に一人の男の姿がある。
663 :
206:02/12/02 05:24 ID:Wh/NSi0S
『なるほど・・・あんたの仕業だったのか〜』
真弓は事情を聞いて納得したようだった。
男はかつて病気で亡くなって以来、自分が幽霊と気がつかずに、幽霊の姿が見えるようになったのをきっかけに
不成仏霊を除霊して回っていたのだそうな。そして、美弥ちゃんを除霊させた時に自分も幽霊だったということを
思い出し、一緒に彼岸入りしたのだそうな。しかし、霊界への入り口がどうしても分からず、右往左往してる内に
この道に入り込んでしまったらしい。
『申し訳ございません・・・。知らなかったとはいえ、大変な事をしでかしまして・・・』
『そんな一言では簡単に済まないわよ・・・。何人の霊が鬼に食べられてしまったことやら・・・』
平謝りしている男――直哉と名乗ってた――に対し、少し厳しい表情の真弓。
『あなたのやっていることは霊界規定の第206条の4989項に明らかに違反しているわ。
――死神以外のものがみだりに除霊行為を行なってはいけない――にね』
そんなのあるの? と、ついでに何だよその規定の数は? 覚えられないぞ。僕は思った。
『そんな訳であなたは―えっと、真クン。その鎌のもう一つの仕事・・・の出番ね・・・・。彼の魂を・・・刈っちゃって』
664 :
206:02/12/02 05:25 ID:Wh/NSi0S
「は?」
僕は思わず間抜けな声で答えた。・・・刈るって何? 刈るって。口を濁しながら語る真弓。
『え・・・・っと。いつか言ってたその鎌のもう一つの使用方法・・・ね。
・・・・・それは・・規定違反の魂を・・・文字通り、刈るの。そして・・刈られた魂は・・・・その・・・・消滅・・するの・・・』
・・・・・・。そんな重要なこと・・・・僕にしろと言うの? 大体、そこまで細かいなら裁判とかないの?
『ここはあの世なのよ。現世の常識なんて当てはまらないの・・・・』
充分ここって現世の常識に近いじゃないの、と返したかったが、俯く真弓に何も言う事ができなかった。
僕は覚悟を完了して大鎌を振りかぶった―その時。
『だめっ! やめて! 直哉おにいちゃんにひどいことしないで!』
美弥ちゃんが僕の前に両手を出して立ちはだかる。
『美弥・・・ちゃん・・・』と、直哉。
『だって・・だって・・・・・直哉おにいちゃん・・ずっと・・ずっと・・・・あたしに・・・・やさしかったし・・・
あたし・・・・。おねがい! 直哉おにいちゃんを消すんだったらあたしもいっしょに消しちゃって!』
『み・・美弥ちゃん!』
そのつぶらな瞳からポロポロ涙をこぼしながら僕に言う美弥ちゃん。
瑞希さんがそんな美弥ちゃんを思わず叫びながら抱きしめる。・・・僕は振り上げた大鎌をそのまま下に下ろした。
このままじゃ完璧僕って悪役じゃん! 僕は思わず、すがるように真弓の方を見る。―が、
『私はもう・・死神じゃないから・・・・あなたの判断にまかせる・・よ・・・・・』
まかせる・・・・・って・・・。一体どうすればいいの!? 死神になっての初仕事がこれ!? そんなのあんまりだ〜!
665 :
206:02/12/02 05:30 ID:Wh/NSi0S
>>662-664 んで、これからどうなるの? ってなおいしいところで続きにします(w
・・・これで6割が終わりました。残り4割・・・う〜む、長すぎ(汗
ほぼ私物化してしまひ済みません皆様。続きはのんびり予想してみて下さい。
次回うpは多分、今日の深夜・・・仕事がキツクなければ・・・きっと・・・。
666 :
206:02/12/03 00:18 ID:OqkEpABX
どなたからもレスが無いので、続きを落っことしていいか不安になってたりして。
そんな呟きとともに獣の数字をゲトする私(w
667 :
206:02/12/03 01:11 ID:OqkEpABX
自分は引っ張るという辛抱が足らない香具師なので、
結局続きを投下いたします。それではゆっくりどうぞ(゚∀゚)
668 :
206:02/12/03 01:16 ID:OqkEpABX
僕がどうするべきか悩んでいると、瑞希さんが立ち上がり僕にそっと耳打ちした。・・・正直それってあり? と思うけど。
「直哉さん」
僕は口を開いた。直哉は放心状態の顔をあげ、うつろな目で僕を見る。
引きとめようとする美弥ちゃんを瑞希さんが制する。僕は鎌を掲げ直哉の前に立ち、
「これ、持ってもらえますか?」
『は?』と直哉。『えっ!?』こちらは真弓。
真弓は慌てふためくが、直哉は意味が分からずに僕から鎌を受け取った。
『な、な、ななななな・・・・・・・・・何てことするんですかあ!!』
『あら? あなたは死神じゃないからマコちゃんの判断にまかせたんでしょ?』
絶叫する真弓に対し、うふふっと笑いながら言う瑞希さん。
『さて、これで今度は直クンが死神ね。だったら別に彼が除霊行為を行なっても規定違反にはならないでしょ?』
頭を抱えている真弓をよそに言葉を続ける瑞希さん。確かにその通りだけど・・・・。
『で、で、で、でも・・そんなの前例がないです! 研修中の死神がいきなり別の者に引き継ぐなんて!』
『前例は作るモノ。それに・・・あなた死神やってるの前の人より長いけど、余程ノルマこなせてないか、
ヘマばかりしてるんじゃないの? だったら今さらヘマの一つや二つ増えても問題ないじゃない』
なおも興奮している真弓に冷静に返す瑞希さん。その一言は真弓の心に深〜く突き刺さったようで。
669 :
206:02/12/03 01:16 ID:OqkEpABX
『ええ・・・どうせ・・・わたしは・・・・ブツブツ・・・』
地面にしゃがみこんで落書き初めてますが。
『でも・・・・これって・・・』
『あ、気にしない気にしない。誤魔化せばなんとでもなるでしょ?』
鎌を手にした直哉も戸惑っているが、瑞希さんはまったく動じない。
『ね? 直クンが消える訳じゃないから、美弥ちゃんも問題無いよね?』
『うん! 直哉おにいちゃんとまたあそべるんだね!』
瑞希さんに問い掛けられ、満面の笑みで答える美弥ちゃん。でもって直哉は少し照れてやんの。
670 :
206:02/12/03 01:18 ID:OqkEpABX
『ふ・・・・ふふ・・・・うふふふふ・・・ふはははは・・』
突然、真弓が不気味な笑い声とともにすっくと立ち上がった。まさか壊れた?
僕や直哉は勿論、あの瑞希さんまで少し―いや、かなり驚いている。と、
『そーよね。誤魔化せば問題ないもんね。どうせ今更どうこう言っても始まらないもん。
こうなったらなるようになるしかないでしょ』
いかにも開き直ってますという口調の真弓さんがずかずかと大股歩きで直哉の前まで向かっていく。
『直哉さん』『は、はい』
低い声で呼ぶ真弓に少し怯える直哉。
『あなたを私の引継ぎということにします。・・・真クン・・。フード返して。直哉さんもそれ脱いでください』
あ・・そうか。この服・・・。僕は慌てて脱ごうとして―わくわくしてるような瑞希さんの視線が痛いのですけども。
直哉も同じように二人して少し戸惑っていると、
『は・や・く・し・て・ね? ふ・た・り・と・も♪』
真弓は笑顔だが、ゆ〜っくりとした口調がもの凄く怖い。僕は慌てて服を脱いだ。
『ちぇっ、残念』
瑞希さんが舌打ちする。そう、僕は死神の衣装を脱いだ途端に、餅を詰まらせたあの時の格好に戻っていた。
『ん、これで何とかなるでしょ。さてと、あなたたちは一旦現世に戻します。話はそのあとということで』
え? 現世・・・って。帰れるの? 僕がそう言おうとした瞬間、眩しい光とともに僕は気を失っていた。
671 :
206:02/12/03 01:20 ID:OqkEpABX
次に目が覚めた時、そこは自分の部屋だった。目の前には机に突っ伏している自分の姿がある。
ああ、夢じゃなかったんだ・・やはり自分は死んだのか・・・。このまま両親が僕を発見したら驚くだろうな・・・。
あの世に逝く前に遺書でも書いておこうかな? と考え、ふと思い出した。
「あ・・・・。しまった」
独り言と共に、押入れの奥、ベッドの下、机の引き出しの後ろ側のデッドスペースをゴソゴソ探った。
そう、ここには両親に内緒のエロ本とエロビデオがある。両親が帰る前に早く処分しなければ―
僕は大急ぎで荷造り紐とはさみを物置から取り出した・・・。
672 :
206:02/12/03 01:28 ID:OqkEpABX
「お。大きな公園だね。瑞穂、ここでボール遊びしようか」「うん・・・」
引越しが完了し、僕は娘の瑞穂とともに近所を散歩していた。しかし、瑞穂の表情はすぐれない。
原因は分かっている。・・・瑞希がいないからだ。瑞希は10年前、僕が購入した車に憑いていた幽霊だ。
少し気まぐれなところがあるが、子供が大好きで、瑞穂を凄く可愛がっていて瑞穂もまた瑞希によく懐いていた。
実は僕の初めての相手だったり・・・コホコホ・・・。ま、僕の奥さんは存在自体を信じないけど・・・ね。
ポ〜ン。僕の投げたボールを瑞穂が取り損ねて後ろへコロコロ転がっていく。
瑞穂はボールをのたのた追いかけるが、ピタリと足が止まった。
『も〜う。引っ越すなら引っ越すって言ってよ。しばらく探しちゃったじゃないのっ』
転がっているボールを拾いあげながら僕に向かって文句を言う瑞希。と、その傍らにいるのは・・・・?
『カズおにいちゃ〜ん!』
美弥ちゃん!? 彼女もまた同じ車に憑いていた幽霊で、今は家族の所で暮らして(?)いる。
そういえば、家族に会いたいって泣いていた彼女を家族に会わせようって言い出したのも瑞希だったっけ・・・。
「何だよ〜。美弥ちゃんのとこに遊びに行ってたのか。黙っていなくなってるから瑞穂が寂しがってたぞ」
「みずきおねえちゃ〜ん。ボールボール!」
僕が瑞希に文句を言い返し、瑞穂は急にいきいきしだして瑞希にパスを求める。
『あはっ。ゴメンね、瑞穂ちゃん。今日は美弥ちゃんも一緒にたっくさん遊んであげるからねっ』
「わ〜い! よろしくね! みやちゃん」『うん! みずほちゃんだね! よろしくね!』
瑞穂と美弥ちゃんはお互い元気よく挨拶する。瑞穂は新しい友達ができてご機嫌の様子だった。
673 :
206:02/12/03 01:32 ID:OqkEpABX
「しかし、何で突然美弥ちゃんに会いに行ったんだ? 何かあったの?」
『ん・・・、まあね。でも、ま・・・大したことじゃないよ。もう終わったし。
それより・・・瑞穂ちゃん、寂しがらせちゃったね。ゴメンなさい』
「そっか・・・まあいいや。お〜い、いくぞ美穂!」
僕の文句に瑞希は珍しく素直に答える。あえてそれ以上聞くことも無いと僕は思い、皆とボール遊びを再開した。
674 :
206:02/12/03 01:34 ID:OqkEpABX
>>668-673 今宵はここまででございます。
続きは・・・あともう少しございます。申し訳ございません・・・。
675 :
206:02/12/03 01:46 ID:OqkEpABX
と、思ったら2箇所ほど間違えてやんの(鬱
これ、
>>673と差し替え(汗
「しかし、何で突然美弥ちゃんに会いに行ったんだ? 何かあったの?」
『ん・・・、まあね。でも、ま・・・大したことじゃないよ。もう終わったし。
それより・・・瑞穂ちゃん、寂しがらせちゃったね。ゴメンなさい』
「そっか・・・まあいいや。お〜い、いくぞ瑞穂!」
僕の問いかけに瑞希は珍しく素直に答える。あえてそれ以上聞くことも無いと僕は思い、皆とボール遊びを再開した。
676 :
206:02/12/03 03:26 ID:OqkEpABX
206タソ キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
678 :
206:02/12/03 20:40 ID:OqkEpABX
>>677さん。
>キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
と言って頂けると凄い嬉しいです。
ただ続きは深夜にうpします。で、これから寝ます。理由を知りたければ
あっちのスレを参照してください(w
679 :
206:02/12/04 00:20 ID:XP7zjpRM
僕は梱包に大忙しだった。両親が帰ってくるまでに、こっそり入手していたエロ本とエロビデオを
すべて処分しなければならないのだから。しかし、こんなにあったっけ?
ダンボール2つでまだ入りきらない量に我ながら少しうんざりしていた。と、
ガチャ
突然扉の開く音がして思わず僕は振り返った。まだ帰ってくるには時間があるハズでしょう!?
『「堕ちた白衣の天使―夜の特別看護」―か。真クン、こういうのが趣味なんだ♪』
「・・・・? 真弓・・・?」
真弓が僕の秘蔵のビデオを手にとって呟く。そうか、お迎えの時間か。でも、お願い! これ処分するだけさせて!
『落ち着いてよ・・・。もう私は死神じゃないよ』
ころころと笑いながら答える真弓。じゃあ、何しに?
僕の問いに答えず、笑顔のままスッと音も無く近寄る真弓。そのまま僕に唇をあわせてきた。
「う・・・うん・・・」
強く抱き合い、唇を重ねたままベッドに倒れこむ二人。と、真弓が位置を入れ替え僕の上に乗った。
舌を絡ませあいながら、真弓は僕の服をたくしあげる。
僕の乳首が顔を見せたとき、真弓の唇の標的は僕の唇から乳首に移った。
『んふっ』
乳首に舌を伸ばしながら僕を見る真弓。その妖艶な微笑みに僕は股間に熱いモノを感じていた。
と、それを見透かしたのか、真弓の左手が僕の股間に伸びる。パジャマ越しにやさしく撫で回す真弓の動きに
僕はまるで蛇に睨まれた蛙のように身動きひとつとれなかった。
『も・・・・こんなにしちゃって・・・。いけないコ・・』
680 :
206:02/12/04 00:21 ID:XP7zjpRM
ようやく乳首を開放したと思うと呟きながら再び僕の唇を奪う。さらにその姿勢のまま、僕のズボンとパンツを下ろした。
そこには我慢しきれずに膨張したブツが先っぽから粘り気のある汁を出してそそり立っていた。
真弓は僕から唇を離すと上半身を起き上がらせ、その体勢のまま自らの割れ目の中に僕のブツを突き入れた。
この前味わったはずなのに、感覚的にはまた違った快感が僕に襲い掛かってきた。
僕はその快感に呑まれないように、夢中で真弓の胸に手を伸ばす。
『あん・・・・もっと・・・もっと・・・・揉んで・・・』
腰を上下させながら恍惚とした表情で呟く真弓。もう僕は、快感に抗うことをあきらめた。
ほどなくして僕と真弓は絶頂を迎えた。
「ふう・・・」
真弓に胸枕を与え、溜め息をつく僕。初対面の時と同じく、いや、それよりも激しく二人で愛し合った。
もう何回達したかなんて覚えていやしない。
『どうしたの?』
僕を見つめ聞いてくる真弓。僕は疑問をそのまま口にした。何故、ここに来たのか? これから僕はどうなるのかを。
真弓は伸び上がり、再び僕に熱い口付けを交わす。
長い長い口付けのあと、真弓は僕がこの世界に戻ってから何があったのかを語りだした―。
681 :
206:02/12/04 00:26 ID:XP7zjpRM
『と・・・言う訳で、彼が私の後任です』
私は傍らに直哉クンを連れ、上司に報告した。勿論、彼が規約違反を犯してた事も、
本当は最初は真クンを選んでいた事も内緒にして。
『ふむ・・・そうか。で、真弓君。一つ聞きたいのだが・・・その言葉に嘘は無いだろうね?』
『はい・・・誓います』
上司の言葉に私は一瞬ギクリとしたが、それを悟られないように答えた。
―顔には出ていない―ハズ。その質問は予想できていたから。
『そうか・・・・では、君を誓いの天秤にかけてみよう。研修内容に不自然な点がある。嘘ではないなら大丈夫だね?』
―誓いの天秤! それを出すなんて―私は言葉を失った。それは魂を天秤に乗せる、
いわゆる嘘発見器みたいなものだ。まずい、私が乗ると嘘がバレてしまう。
・・・・しかし、乗らない時点で嘘を認めたことになる・・・。
『わかり・・・・ました。乗ります』
何か言いたがる直哉クンを制し、私は天秤の前に立った。そして片足を踏み出したその時―
バタン。突然扉が開き、敏郎さんが小脇にファイルを抱えてやってきた。
『小谷くん。誓いの天秤を使うなんて僕は聞いてないよ』
『は・・・しかし。・・・申し訳ございません! ・・・・・今、使用許可を出して構わないでしょうか?』
敏郎さんは私の上司に向かって言う。そう、実は敏郎さんって私の上司より役職が上だったんだ。
小谷さんは身を小さくして許可を求める。・・・・お願い、敏郎さん。許可しないで! 私は心の中で叫んだ。
682 :
206:02/12/04 00:27 ID:XP7zjpRM
『ふむ・・・・・。確かに天秤は真偽がつかない時に使用するものだ。
だが、真偽が決まっている時に使用するのはどう思う?』
『は・・・・? と、申しますと?』
私は敏郎さんの言葉に固まった。そう、敏郎さんは知っている。私の最初に選んだ引継ぎが真クンだってことに・・・。
だが、目を固く閉じた私の耳に飛び込んできた言葉は私の予想を大きく覆すものだった。
『ほら、死者の名簿を見てみなさい。問題無いでしょう? これでは使用許可を出すわけにはいかないですよ』
『な・・・・。ほ・・・・本当ですね・・。も・・・申し訳ございません!』
『本来ならば厳罰モノですが、今回は見逃してあげます。以後気をつけて下さい』
『は・・・はい! あ・・・・・ありがとうございます!』
私にウィンクしながら小谷さんを叱責する敏郎さん。・・・・助かった・・・・。私は思わず安堵の溜め息をついていた。
そして、私と直哉クンは敏郎さんに退室を促された。
683 :
206:02/12/04 00:29 ID:XP7zjpRM
『ありがとうございました! おかげで助かりました!』
私と直哉クンは部屋を出てきた敏郎さんに礼を言った。
『いや、何。気にすることもないよ。たまにはこういうこともなくてはね。
それより直哉君、死神の仕事は大変だよ。心して励むようにね』
『は・・・はい! ありがとうございます!』
敏郎さんは手をヒラヒラさせながら去っていく。私の仕事はこれで終わり・・・・・か。
『え〜っと。僕の最初の仕事なんだけど・・・』
不意に直哉クンが私を見て呟く。私はドキリとした。―そう、死神の役目を終えたらただの霊魂、
私も成仏しなければ―でも、私、私・・・・。
『キミはキミで現世に未練がある・・・いや、できたでしょ?』
悪戯っぽい目で私を見る直哉クン。・・・・でも・・・私は・・・・・。
『図星でしょ? だからこうすれば・・・・・・』
直哉クンの提案は魅力的だった。そしてまたやらかした自分のヘマに少し照れていた。
魂を分割する―そんな方法があるなんて長いこと死神をやっていてまったく気が付かなかった。
さらに幸か不幸か私は真クンの魂を―肉体から鎌で刈り取るのをすっかり忘れていたのだった。
死神が引き継げると有頂天になっていたのかもしれない。
684 :
206:02/12/04 00:31 ID:XP7zjpRM
『つまり―私の魂と真クンの魂を半分こして、真クンの肉体に戻ればいいんだって』
「そ・・・・それって?」
僕は期待に満ちた眼差しで真弓を見つめた。
『そ♪ 真クン、また生き返れるのよ。それとも・・・私と一緒じゃ迷惑?』
「迷惑なんてとんでもないよ! 生き返れるだけでなく、真弓といつでも一緒にいられるなんて!」
不安げな表情で僕を見つめる真弓に僕は答えた。そう、それが僕の偽らざる本当の気持ちだ。
それを聞いて真っ赤になって顔を伏せる真弓が照れながら言う。
『じゃ・・・じゃあ・・・戻ろうか?』
「ああ」
「ただいま〜」「おかえりっ。おみやげは?」「あ〜、帰って早々それか。疲れたから休ませてくれ」
両親が家に帰ってきた。ごく普通の日常・・・でも少し違うところがある。
夜―僕の魂はまたも体から抜け出した。あれから僕は簡単に、いわゆる幽体離脱を体験できるようになり、
その時は真弓も一緒に出てきて僕たちはその度にエッチしていた。
・・・・こんな嬉しい出来事を体験できるなんて、赤福餅って本当に福を呼ぶのかな?
そんなことを考えながら僕は真弓を抱きしめ、熱い口付けを交わした。
おしまい・・・・・
685 :
206:02/12/04 00:34 ID:XP7zjpRM
>>679-684 ってな感じで完結? です。実はオマケがもう一つあるのですが、
登場人物の『ある人』のイメージが一気に崩れるのでうpしようかどうか悩んでいます(w
構わないって意見があれば、うpしますんでご返事ください(w
一つ警告:真似して赤福餅を咽喉に詰まらせても、同じ結果になる保証はないのであくまでも、自己責任で願います(w
キタキタキター!(・∀・)
しかし今は仕事中なのでまた後で読ませてもらいまつ。カンシャ!
687 :
206:02/12/04 02:48 ID:XP7zjpRM
>>686 あらま。お仕事乙(゚д゚)ノ〜●カレー
っていうか、会社でここを見るのはマズくないですか?(しまった。ノリが半角になってる)
688 :
229:02/12/05 07:49 ID:fJH4JfE5
ううむ、ここまで陽性でエロが添え物な話だと、チャンネルが合わなくて萌えが受信出来ないと言うか・・・評価対象外な感じ。
そりゃ、萌えじゃなくて、ただの欲情では?
690 :
206:02/12/05 18:18 ID:dNA14NWE
え〜っと、今回の話はどっちかってっと『206の大霊界』って感じですから、
評価のしようがないって言うのも頷けると思いますが。
>>690 なるほどね。正直言ってあなたの書くSSってエロが無かったとしても物語として完結してるのが多いから、俺はエロがあればラッキーくらいに見てたりする(w
692 :
206:02/12/06 19:28 ID:cll6MAVD
>>691 ほほほ。どうもありがとございました。でもこれで少しもエロが無かったらホンマにスレ違いでしょ〜(w
693 :
206:02/12/08 07:52 ID:SjM6DFfq
そろそろ新作投下しようかな〜と思ってみたり。
新作読みたーい
695 :
206:02/12/09 02:18 ID:A4cCowQf
>>694 >新作読みたーい
自分のでよければ落としますが…
ただ、定期カキコ兼ねようとか思うんで超細切れにしますけど(w
そんなんでいいの?
俺は694ではないが、206氏の文体は結構好きだ。
なのでよろすく。(w
ぜひにお願いしまつ。
698 :
206:02/12/09 20:34 ID:A4cCowQf
>>696-697 どうもありがとうございます〜。
んでは日付が変わった頃にちょっとうpしますんで、
これからもご愛顧よろしくお願いします。m(_ _)m
699 :
206:02/12/10 00:27 ID:ekort/s/
僕には昔、トモちゃんという女の子の友達がいた。少し年上の活発な明るい女の子だった。
内気な僕からすると正反対な性格で、ひとりっこの僕にとって姉のような存在だった。
トモちゃんもまた、僕を本名で呼ばずにいつも『たかちゃん、たかちゃん』と可愛がってくれていた。
『あのね! ぼくがおおきくなったらトモちゃんとけっこんするんだ! これあげる!』
『わあ、かわいい・・・どうもありがとう・・・。これ、大事にするよ。
・・・・たかちゃんのおよめさんにしてくれるんだ・・・うれしい。やくそくだよ』
だがある夏の日、トモちゃんは水の事故で亡くなってしまった。
僕があの日、無理に誘いさえしなければ、そんな事にはなかったかもしれない。
葬式の時、泣きじゃくる僕をトモちゃんの両親は慰めてくれてたが、本当に泣きたかったのは
トモちゃんの両親だっただろうということに気がついたのは、あれから大分経ってからのことだった。
そして僕はあれから毎年、彼女の命日に拝みに来ていた。が、その年に限って仕事が立て込み、
拝みに行ったのは、すっかり日も暮れてからのことだった―。
700 :
206:02/12/10 00:31 ID:ekort/s/
>>699 いきなりですが、もう続きます。
今回から一日一回レスで連載してきますんで、どぞよろしく。
…『早くしろ!』とか言われたら、あっという間にうpしそうだけど…(苦藁
早くしろ(w
702 :
206:02/12/11 00:40 ID:enCoTs0+
>>701 だはは(w とりあえず自制してゆ〜っくり落とします。すんません(汗
703 :
206:02/12/11 00:42 ID:enCoTs0+
チャプ・・・チャプ・・・・・・。
夜、ここには灯りも無く、懐中電灯片手にやってきた。昼間は感じない水の音が不気味に聞こえる。
いつの間に立ったのか遊泳禁止の看板がある。僕はロウソクと線香を上げ、静かに手を合わせた。
『トモちゃん・・・ごめん・・ごめんね・・・』
夜のせいか、尚更に昔のことを強く思い出している。トモちゃん・・・・僕が・・・。
サク・・・サク・・・サク・・・。
不意に足音がして、僕はギョッとした。灯りが無い真っ暗な中を歩いてくるのだ。
僕は思わず懐中電灯で足音がした方を照らした―
「トモ・・・・ちゃん・・・?」
僕は我が目を疑った。そこには見まごう事なきあの日のトモちゃんがいた。
―亡くなったときと寸分違わぬ姿―水色のワンピースの水着、つぶらな瞳、その小さな唇の端から覗く八重歯―
何から何まで僕の記憶のままだった。一つだけ何か違う気がしたが、僕はそれを思い出すことができなかった。
トモちゃんはゆっくりと歩き続け、僕の前で止まった。
怖いとは思わなかった。いや、正直言って怖いとは思ったけれども、トモちゃんに会えた嬉しさのほうが大きかった。
人は二つの感情を同時に抱いたとき、より大きな感情に小さな感情は飲み込まれる―
いつか読んだ本に書いてあった意味が理解できた気がする。
704 :
701:02/12/11 09:05 ID:jzByViiL
>206乙です〜。
いやもう、期待してますんでマイペースでどうぞ。
705 :
206:02/12/12 02:25 ID:DNGunKKn
「トモちゃん! 僕・・・僕・・・!」
僕は思わず立ち膝の姿勢でトモちゃんを抱きしめた。
トモちゃんも何も言わずに僕をやさしく抱きしめ、軽く僕の耳を噛んだ。
それは不思議な感覚だった。僕にとってトモちゃんはあくまでも年上の存在だった。
だが、今目の前にいるトモちゃんは僕より遥か年下の女の子―僕がそんな不思議な感覚に囚われてる中、
トモちゃんは全体重を掛けて僕を押し倒してきた。
トモちゃんが僕の上に乗ってシャツをめくり、僕の乳首に吸い付いた。思わずその感触に身を震わせる僕。
まるでその反応を楽しむように舌を伸ばしてチロチロと僕の乳首を舐めまわすトモちゃん。
僕は必死に体を起こそうとするが、それもままならない。できる事といえば、
トモちゃんが僕を責める様子を黙って眺めることと、その快感に嬌声を上げるだけだった。
「う・・・はう・・」
僕は息をこらえて快感に抗おうとする。そんな僕の必死の抵抗を嘲笑うかのように
トモちゃんは僕のズボンの中に手を潜り込ませた。そこにはすでに男の本能剥き出しにそそりたったモノがあった。
「あ・・・・いや・・・」
思わず女の子みたいな声をあげてしまう僕。それを見たトモちゃんは僕のズボンをそろそろと脱がしにかかった。
さらに僕のトランクスに手を伸ばす。脱がそうとして・・・途中でピタリと手を止め、挑むような目で僕の顔を見つめた。
その視線に煽られ、さらに僕はトランクスの中のモノを膨らませていた。その”男”のリアクションに
嬉しそうに怪しく微笑み、するりとトランクスを下ろした。そこには重力に逆らいビクビク震えるモノがそそり立っていた。
トモちゃんはモノに顔を寄せ、一気に咥え込んだ。そのまま顔を上下させるトモちゃん。
時々モノに当たる八重歯が一味違った刺激となり、僕はそのあまりの快感にただ身を委ねるのみだった。
706 :
206:02/12/12 02:28 ID:DNGunKKn
>>704 701さん。どうもありがとうございます。本当にマイペースで逝かせてもらいます。
>期待してます
裏切りそうで怖いでつ(w
お、いいね。
708 :
701:02/12/12 09:54 ID:fRZkyx2/
可愛い女の子に優しく愛撫されるの、すごくイイ。
ヤバいか、俺(w
709 :
206:02/12/13 00:14 ID:y94XKO/9
目はじっとこちらを見たまま僕のモノを熱心に咥え続けるトモちゃん。
と、突然トモちゃんが僕のモノから口を離し、両手でモノをゆっくりとしごき始めた。
その絶妙な力加減にたまらず僕は唯一僅かに動く腰を上下させて、快感を貪っていた。
さらにしごくスピードをあげるトモちゃん。それからほどなく僕は嬌声とともに夜空に向かって精を放出していた。
既に一回果てたにも関わらず、僕のモノは未だ萎える気配を見せない。
その様子を見て嬉しそうな表情でトモちゃんは僕の上に乗っかり、自らの割れ目に僕のモノを潜り込ませる。
小さな割れ目に納まった僕のモノは、これまで以上の快感を僕の脳に伝えていた。
さらにトモちゃんがゆっくりと体を上下させ、その度に僕は全身をビクンビクンと震わせるしか無かった。
トモちゃんの冷たい手が伸び、僕の胸を撫で回す。その感覚だけで僕はもうイキそうだった。
ピタリとトモちゃんの手が止まった。そこには僕の乳首があった。まるで楽しい玩具を見つけたように
怪しい笑みを浮かべたトモちゃんは僕の乳首を指で摘み上げた。
「あ! ・・・ト・・トモ・・・ちゃ・・」
もう喘ぎ声をあげることしかできなかった。
そのままトモちゃんは上半身をもたげ、僕の敏感になっている乳首に吸い付いた。
「!!」
声にならない声をあげ、僕はよがっていた。トモちゃんは僕の乳首を弄びながらも腰の律動は続いていた。
もう・・・もうイキたい・・・・。そう思ったとき、突然トモちゃんの動きがピタリと止まった。
僕はうつろな目でトモちゃんを見上げた。口元がふふっと微笑むように歪んだ。
と思うと、突然トモちゃんが腰を浮かし、モノを引き抜いた。思わず「うっ」と声を上げる僕。
そんな僕をまるで焦らすように見つめるトモちゃん。そのままおもむろにモノを握り締めてきた。
同時に思わず身震いする僕。トモちゃんは面白そうにゆっくりとサオに沿って左手を上下させる。
「だ・・・ダメ!」
いきなりトモちゃんが右手の人差し指を僕のすぼまりに潜り込ませた。
菊門に異物が挿入される違和感が新たな刺激となって、僕のモノはさらに感度を上げていった。
その状態でトモちゃんがカリに舌を這わせたとき、僕はあっさりと2回目の絶頂を迎えていた。
710 :
206:02/12/13 00:16 ID:y94XKO/9
>>707 どうもです。
>>708 >>701さん。
すみません。自分がモロにそういう属性ありますんで(w
ヤバいかどうかの判断は保留させていただきまつ(爆
711 :
701:02/12/13 10:47 ID:PFGpmwDP
お尻を優しくされるのもイイです。
属性、自分とかなり被ってますね。
ヤバくてもいい、たくましく逝きましょう(w
712 :
229:02/12/13 21:58 ID:k5bJD8Z3
206氏の新作、一つ目は変化の前触れ、日常から一歩踏み外す感じがしました。日も暮れてからのことだったと言う件で。
二つ目は嬉しさに流される主人公のわずかな違和感がどう化けてくるか、期待してます。
三つ目、この唐突っぷり、合意と意思調整無しの行為が純愛にしては痛い。ただ相手が一言も発していないので、恐怖オカルト展開になるかもしれない。
四つ目、三つ目の続き。進展なし。
この時点では、主人公は「トモちゃん」とは似て非なる「モノ」を呼び出してしまったような感じがする。そして最後に本物の「トモちゃん」が助けてくれるとか。
悪霊みたいな生やさしい「モノ」ではなくて、クトゥルフ級の禍々しい「モノ」かも。もしそうなら最後まで正体不明な方がよさそう。
今の「トモちゃん」には「萌え」は感じられない。
「萌え」とは、過去や外見よりも、今現在の行動で示されるものだと思う。とりあえず、一言も発しないで男を嬲るというのは良い意味で不気味。偽者っぽい。
713 :
206:02/12/14 02:17 ID:cjoSEvIW
「トモちゃん・・・僕・・・・・」
僕はトモちゃんと二人並んで座っていた。トモちゃんはやはり何を喋るわけでもなく、じっと座っているだけだった。
沈黙に耐えられず思わず話しかけたとき、おもむろにトモちゃんが立ち上がって僕の手を取り、初めて声を出した。
『泳ご・・・』
遊泳禁止の看板に一瞬躊躇したが、差し出された手を握り返し、僕はトモちゃんと一緒に水の中に入った。
夏とはいえ、夜は少し肌寒い。パシャ・・・・パシャ・・・・辺りは真っ暗で僕が水を立てる音しか聞こえない。
その音は夜中、静かに寝静まっている水の中の『何か』を起こしているような―そんな気がした。
ふと見渡すと、僕はトモちゃんの姿が見えなくなっていることに気がついた。
「トモちゃん!?」
僕は必死にトモちゃんを呼ぶ。が、返事は無かった。
「!?」
突然、僕は何者かに足を引っ張られ、水中に引き込まれていた。鼻の中に水が入りツーンとこみあげてくる痛み。
息を吐いた瞬間に呼吸を無理矢理止められた苦しさ。息が吸いたくてもがいても口から入るのは水のみ。
僕は水面に上がろうと必死にもがくが、両足を動かすことが出来ずに両手をバタバタさせるのみだった。
『キミのせいで・・・・』『彼女キミのせいで・・・』『何でキミだけ・・・』
『キミだって・・・』『不公平じゃない・・・・・』『待っているよ・・・・』
もがいている僕の耳に響く声―男の声もあれば女の声もある、若い声かもしれないし年寄りの声かもしれない。
薄れゆく意識の中、それでも本能は必死に酸素を求め、両手の動きを止めなかった。
『どうして・・・逃げちゃうの・・・?』
不意に僕の首に手を回す人影。僕がその方向に顔を向けると―そこには寂しそうな表情で微笑むトモちゃんがいた。
714 :
206:02/12/14 02:26 ID:cjoSEvIW
毎度おなじみ深夜の定期レスです(w
>>711 >>701さん。
>属性、自分とかなり被ってますね
そうですね。かなり属性が被っているようで(w
もう自分もこのままHシーンばっかでいいやとか思い出してたりしてたけど、
Hシーンのネタが浮かばないんで話の続きにまいります(爆
>>712 >>229さん。
どうも、おひさです。
実際自分は話の展開って複数パターン用意して、
一番その時に気分があったものをうpしてたりしてます。
そういう観点からして今回はどうしようかな〜? とか考えてたり。
715 :
206:02/12/15 02:53 ID:O3MUKyzX
今日はへべれけに酔ってますのでSS投下は控えます。
何うpするか分かったもんじゃない(w
716 :
229:02/12/15 23:53 ID:jlCZGh4R
サクッ、サクッと、雪を踏みしめる音がする。雪化粧した木々の間を足跡を残して進む。なんで僕はこんな雪山に居るんだろう。唯一晴れているのがありがたい。
年末の休みに入って羽を伸ばせると思いきや、唐突に掛かってきた電話がその発端だった。
僕の勤めている気象庁の上司が言うには、山中の観測施設にトラブルが発生したので、帰省先が現場に一番近い僕が見に行け、との事。
新人だと思って無茶を言う、とも思ったが、そこそこ手当ても出ると言うので、車を飛ばし、脚を使い、ここまでやって来た。
・・・そして驚いた。
「・・・・・はあ!??」
外部観測機器や機械室、通信アンテナやなどがすっぽり雪に包まれ、まるで尖塔のようになっている。その根元にはカマクラのような空間が口を開いていた。しかし足跡など、人の気配は無い。
とりあえず機械室の入り口を探り当てるとスコップを取り出し、太陽電池など重要部分から掘り出し始めた。
作業はなかなかはかどらない。やがて空が陰り、雪がちらつき、終いには吹雪き始めた。・・・その時!!
ファシュッ、カキンッッ!!
鋭い風が吹いたかと思うとスコップの柄が砕ける!!、飛び散る破片は凍りつきキラキラと輝く。呆然としたまま辺りを見回すと目を疑うモノを発見してしまった。
新雪のような純白のプレートメイルが!!、これまた純白のマントをひるがえし!!、宙に浮いていたのだ!!。その手にはこれまた銀白のハルバード(長柄斧槍)が!!。
呆然とし声も出ない僕に対しハルバードを付き付けつつ、ソレは声を掛けて来た。それも、透き通るような少女の、朗々と響き渡る美声で。
「我が駐屯地に破壊工作を行うとは!、何者かっ!!」
まるで状況が理解できない。それでも何か弁明しなければ・・・状況打開するべく声を張り上げる。
「・・・僕は気象庁職員の、空尾 学(そらお まなぶ)です。この土地と施設の管理者代理です。うちの施設に発生した問題の解決のために作業中でした・・・」
717 :
229:02/12/15 23:53 ID:jlCZGh4R
宙に浮かぶフルアーマーはビクッと震え、動揺しているのが見て取れた。数分の対峙・・・・・その間に吹雪は止み、日の光が差してくる。
すっかり風が止んだ頃、僕に突き付けていたハルバードの矛先を下ろすと、すうっと雪面に降り立ち、ヘルメットを外す。
その中から腰まで届くプラチナブロンドの髪が溢れ出し、まばゆい美貌の白い面が姿を現した。
卵型の細面、はっきりとした目鼻立ち、グリーンの瞳、豊かな髪をカチューシャで押さえ、溢れた前髪は雪面からの光を受けてきらきらと輝く。
彼女?はしばしうつむいていたが、顔を上げると透き通るような声で言葉をつむぐ。
「わらわは極北寒気団、極東進出派団、地上監察体。・・・地上環境の監察任務で降臨し、ここを拠点としていた。・・・その・・・わらわには名乗るような名は無いのだ・・・・・すまん」
言葉の最後の方は弱々しく、うつむいてしまった。名前が無い?・・・・・!、ふと、ある単語が頭に浮かぶ。
「それなら、『冬将軍サマ』と呼んで良いですか?」
はっと顔を上げる彼女。すぐに下を向いたが、上目遣いにチラチラこちらを覗う。
その表情は戸惑いから微笑に、やがて満面の笑みに変わる。顔を上げて胸を張ると、実に嬉しそうに宣言した。
「ソラオマナブよ・・・そなたの命名を受け入れよう。わらわの事は冬将軍サマと呼ぶがよい!」
「はい、冬将軍サマ。それと、僕の事は学と呼んでください」
「うむ、了解した。・・・ところでマナブよ、やはり、ここは引き上げねばならぬか?」
「ええと、冬将軍サマ、ここは気象庁の重要な拠点の一つで、機能回復に僕が派遣されたので・・・状況回復無しには帰れません」
「うむ、判った」
冬将軍サマが右手に持ったハルバードを掲げると、風が湧き起こり雪を巻き上げる。
十数秒の激しい風が止むと、観測所を包んでいた雪はすっかり無くなっていた。
718 :
229:02/12/15 23:54 ID:jlCZGh4R
「さて、わらわはこれで去るとしよう。名残惜しいが、さらばだ」
「冬将軍サマ、どちらへ行かれるのですか?」
「当ては無い。どこか、今度こそ人と関わる事の無い場所を探そう」
「人と関わる事の無い場所を探すのなら、なぜ、人工物のここに拠点を?」
冬将軍サマは、ちょっとだけ困った顔をして答えてくれた。
「ちょっと、・・・ほんのちょっとだけ、人間に興味があったのじゃ。任務で風になって大地を渡ると、人間の、色んな姿が見えてくる」
「しかし我らは人間には関わらぬ。人間に何かを与えられたら代償を返さねばならぬが、返す物を持たぬ我らは人間と関わってはならぬのじゃ」
「それじゃ、何の見返りも求めないので僕とつきあって下さい。行く所が無いのなら僕の家に泊まって下さい」
「・・・・・・・え?」
自然と想いを口に出していた。冬将軍サマは目を大きく開いて僕の顔を見ている。
「ほっ、本当に良いのか!?」
「本当です。僕と付き合って下さい。家に泊まって下さい」
「今すぐでも!?」
「はい。今から来てください」
「この姿でも良いのか!?」
「それは着替えてください」
・・・ガクッ
一言発する度にこちらに歩み寄り、前のめりになっていた冬将軍サマは最後でコケた。
719 :
229:02/12/15 23:54 ID:jlCZGh4R
だが反動で起き上がり胸を反らすと、腰に手を当て自慢げに、
「ふふふ、わらわ程の高位のモノなら、その存在形態を色々変えられるのじゃ。風、雲、水、雪、もちろん人間としてもな。見ているがよい」
冬将軍サマの身に着けている純白のプレートメイルが、手に持つハルバードが、ぼうっ輝き、拡散していく。
徐々に輝きが増し、周囲の空間に激しい風が渦巻く。
風と光が弱まった時、その現象の中心だった場所には、一糸纏わぬ銀髪の、十四、五歳程に見える少女が、軽く脚を開き、腰に手を当て、自信に満ちた笑みを浮かべて立っていた。
ちょっと自慢げな表情の口元は「にぱっ」の形でかすかに開き、唇、耳、頬を紅潮させている。
視線を下ろすと、ぐいっと反らした胸は頭身に似合わず平坦で、薄紅色の乳輪が二つ咲いている。
更に下には細いウエスト、かすかに萌える銀の茂み。肩幅に開かれた脚の間には一本のすじ。
風の中で舞っている銀髪はきいらきら輝き、後光が差しているよう。
その美しさに僕は感嘆し、声も出せなかった。
声も出ない僕を不審に思ったか、冬将軍サマは自分の裸身を見下ろした後、僕に視線を向けて口を開いた。
「なんじゃ?、わらわの身体はどこかおかしいかのう」
「いえ、冬将軍サマの御身体は立派に人間です。ただ、あまりに美しくて見とれて声も出ませんでした」
「そうか、わらわは美しいのか。うれしいのう」
「でも、・・・・・寒くありませんですか?」
そう、冬将軍サマの降臨と共に降り出した雪は、いまや吹雪となっている。体感温度はマイナス何度だろうか。
720 :
229:02/12/15 23:54 ID:jlCZGh4R
「寒いとは、なんじゃ?」
「ええと、周囲の温度が低いと身体から熱が奪われ、低体温症を起こします。まず、皮膚の血管が収縮し、熱を生産しようと筋肉が痙攣します」
「そういえば肌が白くなってきたのう、身体の震えも止まらん」
「症状が進行すると神経が抑制されて、それまでとは逆に温かく感じたり、かえっていい気分になったりします」
「うむ、なんだかふわふわしてきた。まるで風になったみたいじゃ」
「次には言語障害が起こり、意識も混濁してきます」
「ふぅふ、ふゃんふゃにゃんにゃ(うむ、そんな感じだ)?、ふゃ(おや)?、おふぁなばひゃけぇ(お花畑)?」
「終いには意識不明になり、最悪死に至ります」
・・・・・ばたっ!
「でも、冬将軍サマなら平気ですよね?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・駄目ですかああっっ!!!?」
続く
北陸に強力な寒気上陸&降雪記念。
ちょい前に右手をガラスでざくっとやって、抜糸したけど小指に後遺症残って、タイピングしにくいです。
721 :
206:02/12/16 00:40 ID:cAp/tfSc
あら、続きうpしようとしたら別SS投下されてるから今日はうpしなくていいや(w
>>716-720 >>229さん。
まさに冬シーズン真っ盛りの作品ですね。冬に夏の話する自分とは大違いだ(w
かなりすっ呆けた冬将軍サマですが、自分は姿かたちを見てワルキューレを連想してしまいますた。
>右手をガラスでざくっとやって〜
((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル お大事に…。それ想像するとホント寒気が…イヤ、ここが寒いのもありますが(w
722 :
54:02/12/16 02:04 ID:AhDcvvdu
>>720 後遺症の残った指を軽くあま噛みされると最高ですよん。とか言ってみたりする。
年末でしばらくPCさわれなくて禁断症状出てきたや。
723 :
名無しさん@ピンキー:02/12/16 02:48 ID:z/kEjm9g
萌えage
>>721 そういういい加減な態度なら、もう書き込むの止めたら?
別にお宅がいなくてもスレは続くだろうしさ。
それに人が書き込んでいる途中でネタバレに近いこと云うのもどうさ?
>229
229氏の文章はいろいろ小ネタが入ってて読んでて楽しいなあ。
炉描写もいいとこついてて(;´Д`)ハァハァ。
>>724 たしかに206氏も一言多いような気もしますが
そういうスレの雰囲気を悪くするようなレスこそ書き込むべきではないでしょう。
206氏も気にせずSS投下して下さい。続きどうなるか気になってるので(^^;)
俺が云いたいのは206って半角スレ出身か知らないけど、そのノリそのままじゃんよ。
SS書きは黙ってSS落としてりゃいいんだよ。
何か俺の云ってること間違ってる? だったら教えてほしいわ。
続き? 今必死になって考えてるかこのまま逃げるかのどっちかでないの?
>SS書きは黙ってSS落としてりゃいいんだよ
その態度が間違い。
スレのノリを板に合わせなきゃいけないなんてこともないし
そもそもこのスレ自体半角から来たものだし。
つうか、釣られてしまったようだな。こんなとこにも冬厨がくるんだなー。
冬厨キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
何だ、206だったのか。名無しで書き込むなんて大変だね。
730 :
729:02/12/16 17:45 ID:tn05Cl9L
少し言いすぎた。スマソ。たださ・・・集積所にあ〜ゆ〜雑談って必要なの?
ってマジで思うのよ。
>>729 そういうこと言うから冬厨と呼ばれるの。
悪質なコピペ連続投稿でもないし、嫌なら見なければいいというのが2ちゃんねるの常識です。
気に入らないといって煽ったりするほうが困ったもんです。
自治厨ってのは嫌われるものだから気をつけたほうがええですよ。
マァマァミンナ マターリシル
何だ。レス進んでるから新作かと思ったらこんな話で進んでんのかよ。
あのな。
>>726よ。”SS書きは黙ってSS書いてろ”と言う香具師は”ROMは黙ってROMってろ”と言われても文句言えんぞ。
ま、あとは大体
>>731の言うとおりだな。現にここの常連はすでに
>>206のSSは放置してるだろ?
定期カキコくらいの価値はあると思って放っておく。それが大人の対応と言うものだ。
勝手に常連の総意みたいにしないでくれるかな。
なんだかんだで206さんに失礼なこと言ってるし。
冬厨だらけ(いや、一人かな)でうんざり。
あー、俺は206のSS楽しみにしてるんだが、そういうのはダメなのか?(w >733
雑談の件だが、必要かと言われれば確かになくて困るものではないだろう。
だが排除すべきかというと別にそうは思わない。
ひたすらSSが投下されつづけていくスレがあれば、確かに読み専や保存厨には
便利だろうが、書く側としてはオナニーと変わらん気がする。
適当に住人の顔が想像できるようなところの方が書いてて楽しいよ、俺は。
またーりとSSが楽しめればそれでいい。
殺伐なのは疲れるからイヤだ。
頼むよ。
>このスレは幽霊、オカルト系な幼女、娘、女性にハァハァするスレです。
ってんだから、別にハァハァしててもいいだろ。(w
雑談と言わずにディベートと言えば、それは創作活動の一部です。
737 :
733:02/12/17 16:48 ID:aUL8qKl4
いや…俺は206を煽ったつもりじゃね廣テ�ユ#oィッTWRル1Y。h:1j@?;ХトMシ?勺jキ僞彭фコH探モV� 縺ゥP�ゥTz�B}`犇Bル「s(簓ォh(p菰ツ'nンミ9顧宣イTェfハテ」2$$\}メC郢WM7?エ?>:ヒマィt?4J
u
CB82セな。
何か206見てたら気の毒になってきて暗に半角に完全に引っ越したら? って言いたくてああなったのよ。
作品数の割には感想のレスが少ないが、まあこれは別にルールでないからいいとして、
はっきりいって229の206に対する感想って煽っているようにしか見えないし、それに206も振り回されて
SS作っている気がする。死神の話なんてモロにそうでない? で、挙句にそれが評価対象外だからな。
別に評価対象外なら何でわざわざレスするんだ? その発言から何が発展するんだ? ちと229に聞いてみたいわ。
これがディベートと言えば聞こえはいいが、俺には叩きにしか見えなかったんだがね。
ま、この件に関しては206が口をつぐんでいるからなんとも言えないがカチンとはきてるんでないの? って気がする。
でも229は俺と違って文句だけでなく自分でも作品をうぷしてるからそれは立派だと思うけどね。
738 :
733:02/12/17 18:50 ID:Ob0+tZui
>>737 化けてたな。スマソ。だから長文はキライだ。
で、206よ。701みたいに応援してくれるのもいるんだ。
あのまんま終わると嫌いな後味の悪い終わり方でないのか?
ここからハッピーエンドにどう仕上げるか見せてくれ。正直すまんかった。
国語の成績1な俺は文章を作ることもできないんで羨ましい。がんがってくれ。
みんな勝手なものだね。
うpすりゃ無反応か、あっても煽り。
叩きだすと擁護派が現れる。
まあ、こういうのを乗り越えて、2chの職人は強くなるものだけど。
しばらく沈静化してから戻ったほうがいいよ、206さん。
多分、お互い頭に血が上ってるから。
740 :
229:02/12/17 22:01 ID:eoBvX9ZQ
>>737 このスレに来て初めて見たSSが206氏の物だったから、かなり意識している所はあると思う。
自分自身が創作試行錯誤中なのだが、自分の作品は脳内補完されてしまうので人の作品を何度も読み返して、その中の違和感を解析してから自分の作品を読み返
すと同じ欠点が見えてくる。
言われて自己分析して見れば、他者への辛口評価は自己告発という面があったと思う。
「評価対象外」という発言は、作品に感じた違和感を無理に言葉にした結果で、無思慮な発言でした。。
自己嫌悪を他者にすり替えていたのは卑怯でした。
人の作品を途中まで読んでから、「このネタは自分ならこうする」という感じの発言はジャンケンの後出しのような反則行為でした。
これまでの無礼、この場で206氏に謝罪いたします。
この先、206氏、他の作家様も、互いのセンス、技術を磨いていけたら、自分しても嬉しいです。
作品への感想は創作意欲、自己分析の元になります。
読者の方々も共感、違和感、言葉にしていただければSS作家もより精進出来ると思います。
エロパロ板で素面な自分を語るのは少し恥ずかしいので、この辺で失礼いたします。
741 :
72:02/12/17 22:15 ID:o7oB8Ais
なんだかこんなことで荒れてしまうのはイヤなんですが。
>>737 229さんはちょっと見きついコメントしますけど
モノ書きとして同じ立場から正直な感想をもらえるというのは
カチンとくることも多少あるとしても、とてもありがたいものだと思いますよ。
私は絵描きだけどSS書きさんも同じだと思います。
あんまこういう話でスレ埋めたくないし、206さんも229さんも何事もなく
SSの続きを投下していってほしいなあ。
私もはやく新しいの発表できるようがむばります。
742 :
72:02/12/17 22:19 ID:o7oB8Ais
うひ、打ってる間に229さんがコメントされてたのね
わたしはあんま感想とか得意でないんであまり229さんの創作意欲の
足しにはならないかもしれませんが、これからもおもしろえろい
SS読ませてくださいな!
743 :
206:02/12/18 00:48 ID:VxkD11s0
あ〜。なんて言っていいか…。
確かに自分も余計なことばかり書いてますね。失礼しました。
ただ…
>>733さん。あなたのご指摘は正直言って当たっています。
>>229さん。
ディベートってのはあくまでもここはこうしたら? って話し合いなんでしょうから、
それに該当しない、少し、いや、かなりムカッとくる感想があったのも事実です。
例えば評価対象外なら、何でそうなのか、どのあたりが不自然なのか、それらを語っていただかない限り、
自分にまともな返答を期待されてもムダだと思いますよ。
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1034005848/ ちなみにこんなスレがあったの御存知ですか? 自分も時々出入りしてますが。
>>733さん。色々ありがとうございました。そして半角の住人を含めた皆様、大変ご迷惑をお掛けしました。
今後のことはもう少し考えさせていただきます。それではお邪魔しました。
とにかく206さんのも229さんのも続きがよみたいヽ(`Д´)ノage
作風ってのは人それぞれだし、ストーリーに口出しするのは蛇足じゃないかな。
文法的な構成の甘さとか、そういう普遍的なものはいいんだろうけど。
あと投下途中で批判てのもどうかな。
とりあえず206さん逝かないで('¬`;)
745 :
724:02/12/18 10:20 ID:1B6z5qjy
きっかけは俺の発言だったですね。一連の騒動・・・。
皆さん不快な思いをさせて申し訳ございませんでした。
特に206さん。半角スレも見させて頂きましたが、こちらとは全然ノリの違う方だったんですね。
(もちろんいい意味で)
実はあちらのSS見て俺も瑞希たんのファンになってしまったりしまして・・・。
勘違い厨と罵られても返す言葉もございませんが、どうか許してください。
>>744 それについては229さんも謝罪してるんだからもうグダグダ言うなよ。
747 :
206:02/12/19 04:17 ID:GkdkHsjZ
>>713の続き。
急に僕は体の力が抜け―何も考えることができなくなった。そんな僕を見て嬉しそうに言うトモちゃん。
『これで・・・いっしょにいれるね・・・・まってたよ・・』
そう、トモちゃんと一緒にいれる―その考えが僕の思考を支配していた。
が、そのとき。不意に頭の中に響く声が聞こえた。・・・この声も・・・トモちゃん!?
『ダメ! 言うこと聞いちゃダメ! このままだと死んじゃうよ!』
『ダメだよ・・・そんな声信じちゃ・・。孝弘くんを・・・誘っているんだよ・・・・。わたしたちを・・離そうとしているんだよ・・』
しがみついているトモちゃんが僕の耳を甘噛みしながら囁く。・・・そうだ、僕はもうトモちゃんと離れたくない・・・。
僕はその声を聞かなかったことにしようとし
『たかちゃん! 死なないで! 手を伸ばして! 生きて!』
目の前には僕が昔、トモちゃんにあげたキーホルダーがゆっくりゆっくり沈んでいこうとしている・・・。
頭の中の声はさらに必死に叫び続ける。何で・・・トモちゃんがここにいるのに頭の中でも声がするの?
そんな事をぼんやり考えながら、一つ思いだしたことがある。
―トモちゃんはいつも僕のことを本名では呼ばなかったことに―。・・・すると今ここにいるトモちゃんは?
748 :
206:02/12/19 04:17 ID:GkdkHsjZ
『ダメだよ・・孝弘くん・・・』
振り向くと、トモちゃんは寂しげな顔で見つめ僕に呟いた。
意を決した僕は、キーホルダーを目指して思い切り手を伸ばした。
『そんなに・・・そんなに・・・・・・私と離れたいの? ・・・・あなたのせいでこんなに・・苦しんだのに・・・・』
耳元で囁くトモちゃんの言葉が耳に痛い。でも僕は必死になって手を伸ばし、キーホルダーをどうにか握り締めた。
同時に体が一気に軽くなる感覚―。首にしがみついていたトモちゃんがスルリと離れた。その時一言ポツリ。
『チェッ』
その声はトモちゃんの澄んだ声とは似ても似つかない、低い女の声だった。
749 :
206:02/12/19 04:20 ID:GkdkHsjZ
「はあ・・・・はあ・・・はあ・・」
水面にあがった僕は思い切り空気を吸い込んだ。普段意識していなかった空気が
こんなにおいしいものだとは今まで思いもしなかった。ひとしきり空気のおいしさを堪能し、
辺りを見渡すと傍らには大粒の涙を浮かべるトモちゃんがいた。
「トモちゃん・・・・僕・・何て言っていいのか・・・」
『たかちゃん・・・。わたしこそ・・・わたしこそ・・ゴメンね・・・!』
口ごもる僕に対し、こらえきれずに大粒の涙をこぼしながら呟くトモちゃん。―何で・・泣いてるの?
『さっきの・・・さっきの・・・・あれは・・あれは・・・・・・わたしじゃない・・・! わたしだけどわたしじゃないの!
言い訳になってしまうけど信じて、たかちゃん! あれはわたしじゃないの!』
トモちゃんだけど、トモちゃんでない? 取り乱すトモちゃんに対し、
僕は言っている意味が分からずにトモちゃんの両肩を押さえながら首を傾げていた。
『わたしは・・・・わたし・・・。でも・・・そんな・・・。わたしは・・・』
さらにブツブツ言い続けるトモちゃん。僕はトモちゃんを落ち着かせようとぎゅっと強く抱きしめた。
『あ・・・・・・・。たか・・・ちゃん・・・・』
戸惑いながらおずおずと、僕の体に手を回してくるトモちゃん。
『わたし・・・・わたし・・・』
なおも口ごもるトモちゃんに対し、僕は優しく唇を合わせ喋るのを中断させた。
僕はそのままトモちゃんの唇をこじ開け、舌を侵入させる。トモちゃんは抵抗するでもなく身を僕に任せている。
さらに水着越しにトモちゃんの胸をそっと揉んだ。―瞬間、ビクリと身じろぎするが、目を閉じてじっとしているトモちゃん。
そんな意地らしい姿に僕は興奮し、両手で水着を脱がしていった。
750 :
206:02/12/19 04:21 ID:GkdkHsjZ
まだ発育途上にある小さい胸。僕はトモちゃんの唇を解放し、胸にむしゃぶりついた。
『あ・・』
トモちゃんから声が聞こえた。鈴の音のような、澄んだかぼそい声―もっとその声が聞きたい―
その一心で僕はトモちゃんの胸をひたすら舐めまわした。
僕が舐め上げる度にトモちゃんはその澄んだ声をあげ、僕の興奮の度合いを高めていった。
「トモちゃん・・・」
散々トモちゃんの胸を堪能した僕は、いよいよ彼女の水着を全て脱がしにかかった。
そこにはまだつるんとした未発達の丘があった。迷わず僕はそこに舌を這わせる。
『あ! んん・・・はぁん・・・』
一瞬躊躇するようなリアクションを見せたトモちゃんだが、すぐに嬌声を上げだした。
僕はその反応が楽しくなり、皮に覆われていた肉豆を露にして舌でペロリと一舐めした。
『んんん・・・・あん・・。なんか・・・なんか・・ヘン・・』
トモちゃんの声に艶っぽさが出てきた。その幼い顔とのアンバランスさに僕は興奮し
さらにトモちゃんの秘所を丁寧に舐め続けた。
『はあ・・・はあ・・・』
と、徐々にトモちゃんの息づかいが荒くなってきた。
幽霊でも『女』としての反応はあるんだなと考える妙に冷静な自分がいる。
僕はさらにトモちゃんの割れ目を両手で押し広げ、舌を奥底まで出入りさせる。
その都度トモちゃんは体を仰け反らし、僕の背徳感を煽り続けた。
『は・・・も・・も、ダメえええ!!』
と、トモちゃんが大きく体を震わせ叫び声を上げた。どうやら絶頂に達したらしい。
751 :
206:02/12/19 04:23 ID:GkdkHsjZ
少し目が潤んだトモちゃんの顔が凄く可愛くて、僕は再び口付けをした。
既に僕のモノは痛いばかりに膨れ上がっていた。我慢できずにトモちゃんの潤んだ割れ目にあてがう。
一瞬、トモちゃんが体を固くするがふっと力を抜いた―気がする。
僕はゆっくりと自分のモノをトモちゃんの中に侵入させた。
『い・・・痛・・』
トモちゃんの口からこぼれる声。僕は躊躇したがそれも一瞬のことで、トモちゃんの寄せてくれる笑顔に
安心感を覚え、僕は再び侵入を始めた。
女性経験が全く無い訳ではないが、さすがに水中で行なうのは初めてだった。
足が地に付いてなく、踏ん張りが利かないためにゆっくりとしか腰を動かすことが出来ない。
それでも、僕がモノを突き入れるたびにトモちゃんはその澄んだ声で喘いでくれている。
僕もまたその声に反応するように、ひたすら腰を動かしていた。
『あ・・い・・・いい・・』「ト・・・トモちゃ・・・・。ぼ・・僕・・・も・・・き・・気持ち・・い」
姿かたちは年月によって逆転してるがやはり僕の心理的には「年上のトモちゃん」という感覚がある。
いつの間にか、僕はトモちゃんにリードされてる形になっていた。
「トモちゃん・・僕・・もう・・・もう・・・・」
僕の興奮はもう最高潮に達しようとしていた。と、トモちゃんの顔を見ると興奮に喘いではいるが、
優しい微笑で僕を見返してくれる。子供の頃から変わらないあの優しい微笑み・・・。
そっとトモちゃんが僕の耳に息を吹きかけたとき、僕は耐え切れずにトモちゃんの中で果てていた。
続く
752 :
206:02/12/19 07:50 ID:GkdkHsjZ
改めて読み返すと、
>>743の文って少し
>>229さんを煽っているように見えますね。
重ね重ね失礼しました、
>>229さん。
で、昨日半角の方にも相談し、自分でも考え導いた結論はやはり、
お一人でも自分の拙い作品を見て喜んでいただける方がいらっしゃる以上、
SSを投下し続ける事―と判断しました。
これからも、どういうペースか分かりませんが、再び文章を投下させ続けさせて頂きますので、
ご意見、ご感想、そしてこれが一番自分が気になっているのですが、『あれ? このシーンってこれ?』
ってのがあったらご指摘お願いいたします。それではまた今夜、
>>747-751の続き、うpさせて頂きます。
トモちゃんかわいー。
>>752 違ってたらごめんな。『どこかで読んだような気がする』という事?
755 :
206:02/12/19 20:53 ID:GkdkHsjZ
>>754さん。
あ、はいそうです。少し言葉が足りなかったですね。
前にも書き込んだんですが、自分では覚えが無いけど昔見ていたってコトもありえるので、
確認したいのと、純粋に見て楽しみたいからというのがあります。
756 :
206:02/12/19 20:55 ID:GkdkHsjZ
>>751の続き
『ゴメンなさい・・・。取り乱しちゃって・・』
行為の後、落ち着いたのかトモちゃんが僕に言う。
『さっきのは・・・死んだ後のわたしに取り憑いた霊・・・・・みたいなの・・・。わたしは・・・わたしの意識は・・・・
奥底に封じられちゃって・・・・。でも・・・たかちゃんがわたしにくれたこれに・・・・ほんの少し残ったわたしの意識が
・・・私の心の声が・・たかちゃんの頭の中に・・・届いたんだね・・・。よかった・・・・ありがとう・・・』
そう言いながら、あのキーホルダーを見せてくれるトモちゃん。
・・・霊が霊に取り憑く? そんな話があるのか・・・と思いつつ話を聞いていた僕に、
トモちゃんはそっと右手を差し出し、僕にキーホルダーを差し出す。
「トモちゃん? ・・・これ・・・・?」
『やっぱり・・・わたし・・・・死んじゃったんだもん・・。いつまでもこの世に残っているわけにはいかないもんね・・
それで・・・・わたしを助けてくれたお守りのこれを・・・わたしがたかちゃんの側にいたって証に・・
たかちゃんに持っていて・・・欲しいの・・・』
「で、でもこれは僕が!」
『うん・・・覚えてるよ。たかちゃんがこれをわたしにくれたとき・・・わたしをおよめさんにしてくれるって言ったよね?
あのときは本当にすごくうれしかった・・・。でもわたしは、たかちゃんに何もあげることも、
何もしてあげることもできなかった・・・。まして死んでしまったわたしが・・・およめさんになる・・ことも・・・できないよ・・・。
今わたしにできること・・・たかちゃんに・・・あげること・・・が・・・・
できる・・・のは・・・・この・・・・キーホルダーしか・・・・ない・・・・・の・・・』
757 :
206:02/12/19 20:57 ID:GkdkHsjZ
必死に絞り出すような声で僕に言うトモちゃん。最後の方は涙で詰まって言葉が言葉になっていない。
ふと見ると、トモちゃんの目に大粒の涙がこぼれていた。
『泣かないで・・・・受け取って・・欲しいの・・・』
トモちゃんは僕の頬を指でさっと拭いながら言葉を続けた。
そう、気がついてはいなかったが、僕自身も涙を流していたのだった。
「・・・・・・・うん・・・。分かった。・・でも、僕は貰うんじゃないよ。これはトモちゃんのものだ。
あくまで僕は預かるんだからね。僕は・・・トモちゃんを忘れないからね・・」
長い間考えた僕は、そう言いながらトモちゃんからキーホルダーを受け取った。
トモちゃんは目をパチクリさせていたが、了解したように微笑を浮かべた。
『もう・・・未練が残るようなこと言わないで・・。ワガママなたかちゃん・・・・・・・』
そう言いながら僕の首に手を回し、そっと口づけをするトモちゃん。
僕もトモちゃんを強く抱きしめ、最後の別れを惜しんでいた。
758 :
206:02/12/19 20:58 ID:GkdkHsjZ
『と、とりあえず、ここから上がろうか?』
唇を離したトモちゃんが言う。気が付くと辺りはもうすっかり日が高くなっている。
―そんなに長い間抱き合っていたっけ? そんな事を考えつつ、僕たちは岸に向かった。
「よいしょ・・・気を付けてね」
トモちゃんを後ろから押してあげて岸に上らせる。次に僕が上がろうとして、
引っ張りあげようとしているトモちゃんの右手に手を伸ばしたとき―突然、強烈な眩暈を感じ、体が動かなくなった。
『たかちゃん! ・・・大丈夫!? しっかりして! たかちゃん!』
まるで夢の中で聞いているようなトモちゃんの声―岸に手をついていたもう片方の腕も離れていた。
僕は体にまったく力が入らなくなり、仰向けの状態でかろうじて顔を水面に出していた。
『たかちゃん! 死なないで!!」
岸から必死に身を乗り出し、叫びながら僕に手を伸ばそうとするトモちゃん。
それが意識を失う前に見た最後の光景だった。
続く
続け・・・。
760 :
15:02/12/20 18:37 ID:OKPd/vna
久しぶりに覗いたら結構賑わってますね。
みんなこれからも頑張ってください。
さてSS読まないと。
761 :
206:02/12/21 00:42 ID:f3I9BDfP
>>758の続き
目が覚めた時、そこは病院だった。
「あ、たかちゃん! 目を覚ましたんだ! よかった・・・・!」
目にクマをこしらえた女性が僕に抱きついてくる・・・。どこかで・・・見た面影が・・・? トモ・・・ちゃん?
「決まってるじゃない。・・・・大丈夫? どこかおかしいところとかない?」
心配そうな顔でナースコールを押しながら、僕を見つめてくる彼女。・・・・本当にトモちゃんなの?
確かにあのトモちゃんに似ているけど・・・何で大人になっているの?
まだ状況が理解できてない僕に対し、看護婦さんがやってきて言う。
「あなた、丸々3日間も意識を失っていたんですよ。その間ずっと、彼女が寝ずに看病してくれていたんですから。
感謝しなきゃいけませんよ」
3日間・・・・意識不明・・・じゃ、あの出来事は・・・。
「もう・・・・心配かけないでよ。でもどうして、よりによって私が事故に遭った場所に行ったりしてたの?
もしかして、これを探しに行ってたの?」
そう彼女―トモちゃんが差し出したものは、あのキーホルダーだった。
「そうだよね・・・これ、たかちゃんにもらった大事な物だったもんね。あの時に失くしちゃったの―
やっぱりたかちゃん、気にしていたんだ。よく・・10年以上も前に失くした物・・・見つけたネ。
ゴメンね・・・これからはずっと離さないから」
そう呟いたトモちゃんの目から一筋、涙がこぼれていた。
762 :
206:02/12/21 00:46 ID:f3I9BDfP
いや・・・その・・・・・何で? 何がどうなっているの?
トモちゃんの話によると、僕は岸に倒れているところを散歩中の人に発見されたらしい。
傍らにはビールの空き缶が転がっていた為、僕が酔った勢いで水に入ったのだろうと判断された。
意識が回復して間もなく、僕は警察はもちろん家族にもこっぴどく叱られた。
もっとも僕は下戸だし、トモちゃんに備える物に酒類を買っていくはずがない。
ただ、説明するのが面倒だし、信じてもらえそうにないのであえて何も言わなかった。
だがやはり、どう記憶の糸を辿っても子供の頃から今までで、トモちゃんと過ごしていた、という記憶が僕には一切無い。
事故の後遺症で軽い記憶喪失になっている可能性もある、
少なくとも周りの人間は―トモちゃんでさえも、僕のことをそう思っていた。
実際、僕の部屋のアルバムには、僕とトモちゃんが二人仲良く並んで写っている写真が何枚もあった。
そう言われると、もしかしたらあの晩の出来事は夢だったのだろうかと自分でも時々思う。
溺れたことによって脳の酸素が欠乏したことによる、幻覚症状と記憶喪失―これが一番自然な理由だ。
しかし、僕のくるぶしにはっきりと残る、何かに掴まれたようなアザが
”あの出来事”が現実にあったことを雄弁に物語っていた。
763 :
206:02/12/21 00:49 ID:f3I9BDfP
だがもう過去の記憶なんてどうだっていい。
来年、僕とトモちゃんは結婚することになった。
今、僕の腕の中には、昔から想い続けた愛しい人がいる。
これから彼女と二人で、新しい思い出を紡いでいけばいいんだから―。
おしまい。
…で、完結です。少し反則すぎたオチだったでしょうか?
あえて名無しで書くわ・・・。
>724−746までさー常連って何人いる?
SS書いてくれてる人は何人いるよ?SS書きに失礼な事言うのを慎め!
206さん
これからもがんばって書いていってよ。
なんかあったら俺が弁護してあげるよ。それが仕事だから・・・ね。
>206
乙でした〜。
ちょっと急転直下な感じもしましたけどうまくまとめましたね。
序盤に伏線あったらもっと良かった。
>764
常連じゃなきゃダメなのか?
弁護して「あげる」なのか?
仕事なのか?
あまりの厨臭さにウンザリだよ。
>all
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 汚してゴメン! |
|________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
まぁまぁ、みんな年の瀬でいらいらしてたんでしょ。
だいじょうぶ、いつもの雰囲気に戻ったから。
767 :
206:02/12/21 07:42 ID:f3I9BDfP
>>765 >序盤に伏線
そうですね。自分も素直にそう思います。実はこの展開が思いついたのが、
2話目をうpした時だったので、すでに伏線張りに後戻りできなかったのです。
え〜っとですね。
>>764さんの正体なんですが、自分が出入りしている
半角スレの某コテハンの方で、一度ここにもSS書かれた方です。
で、あちらでは愛と正義の弁護士で通っているので、ああいうコメントが出てしまったのです。
ちなみに今回の話のラストの展開は、彼の昔のエピソードを参考にさせて頂いたのです。
ですのであまり彼のこと悪く言わないでくださいね。
>>767 乙〜。長文は化ける可能性あるから一言だけ。
TRPGじゃないんだからあまり伏線にこだわる必要もないじゃん。逆に伏線多すぎると先読みできて意外性が薄れない?
ほんとにいい意味で意表を付かれた。新作楽しみにしてるよ。あちらも時々見てるけどノリが違うのでまたイイ。
さすが国語の成績が俺の倍はあるだけはある(w
769 :
72:02/12/23 04:24 ID:AFo96D/m
今週あたりから日本列島に冬将軍到来らしいですが
229さんの冬将軍サマはいつ来てくれるんだろうかな〜。
http://tsukinowa.s1.x-beat.com/occult/others/g_winter.jpg >>768 こういうどんでん返しものなら一つ伏線ぽいことがあると
一本取られた!って言う感じが強くなって漏れは好きです。
>>767(206さん)
と、伏線無しにしても、漏れこういうハッピーエンドの話は大好きなんで
楽しめました。もうちょっと短くまとまってたらもっとよかったかも
(抽象的な意見で申し訳ないです…ホント感想文かけないなあ(汗)
>>764 失礼な物言いする人多くて憤慨する気もわかります。
でも、SS書きや常連でないから、とかそういうのは関係ないことでは。
誰でも気軽に発言できるのが2ちゃんの良いとこ(悪いとこ)であって。
あと、こういう言い方は少しトゲがあるかもしれませんが
半角のスレの事情知らない人もいるので(漏れ含む)、向こうの関係を
前提にして「だから反論は止めて」と言うのはそれこそ馴れ合いと
受け取られてしまうのでは…。
770 :
229:02/12/23 07:32 ID:F6kOp1WO
>>769 72氏、挿絵ありがとうございます。モニター上で実物大に拡大して見入ってしまいました。
しかもカラーで・・・なんだか、もう、萌え。
今日も仕事で時間が無くてこれで失礼します。
一晩寝かせて推敲、を繰り返しているので時間がかかってしまうのです。
出来ているところまで今晩UPいたします。
ところでスレ容量が512KBの95%を超えているのでそろそろ次スレの時期ですね。
771 :
206:02/12/23 11:51 ID:9aF35ZPp
>>768さん
公言しないで(w それこそあちらを知らない人が多いんだから>国語の成績
>>72さん
エッチシーン無しなら可能でしたね(w さすが国語の成績(略>短くまとまってたら
>失礼な物言いする〜
ま、終わったコトですので止めましょう。
で、今回のあとがき。
今回、エッチシーンの他に自分なりにテーマを持って取り組みまして、それが、
1:不成仏霊のトモちゃんの救済。2:主人公のトラウマの解消。だったんです。で、オチとしては、
a案:『本物』のトモちゃんとエッチ後に成仏する・だと、1はともかく、2は出来ないのではないかと思い、
b案:a案ベースに家に帰ったらトモちゃんがいる・って話を考えました(2話目まではこれで進んでました)
ところが自分がよく使用するパターンなのと、『幽霊と人間の同居によるジレンマ』が出てきて、2が本当に達成できるのかな?
と思ったので、急遽c案:過去を変える?無かったコトにする?・を発動させました。ですので、伏線が足りないのは自分でもよく分かってました。
辛うじて、第一話で主人公がトモちゃんに渡したモノがキーホルダーだって偲ばせる程度で。
あと、悪あがきに
>>758で、トモちゃん最後のセリフを『・・・」とかぎカッコを変えたけど…そんなん誰も気付かないですな(w
772 :
206:02/12/23 12:07 ID:9aF35ZPp
『幽霊と人間の同居によるジレンマ』って言うのは、自分の作品で恐縮ですが、
瑞希−美弥−真弓編の流れで、最初の主人公の秀和くんは筆おろしの相手こそ瑞希たんでしたが、
真弓編では奥さんがいて子供までいるって状態だけど、瑞希たんは何も変わってないんですよね。
で、瑞穂ちゃんが大きくなって、その子供が産まれ…って繰り返しても、瑞希たんは成仏しない限りこのまま…
と思うと少し切なくなってしまうんです。
でもまだ瑞希たんはマシですね。秀和くんが彼女の死に直接関与していないから。
だが今回は、主人公がトモちゃんの死に直接関与している(と思っている)為、いつまでも成仏しないでいたら、
「僕のせいで…」って思いだしてしまうんでないのかな? と思ってしまったりするんです。
自分で作り出したモノにそこまで思い入れを入れる必要は無いのかもしれませんが、
SS上の話が終わったとしても、彼(彼女)の人生そのものは続くのですから、多少SSで「あれ?」と思っても、
彼らのこれからのことを優先させて完成させました。
もっとも、ハァハァしたいだけなんじゃいヴォケ! そんなん関係あるかいって意見もあるかもしれませんね。
多分、そちらがまともな意見ではあるのでしょう。
ちなみに、229さんの前作タチネコ編は、エッチするごとに年齢差が補完されるという手法としてもさすがと思いましたし、
エッチを主眼に置くという見事な方法だと思いました。それではまたいつか…。
72と229って206のこと嫌いだろ?
アフォは放置でお願いします。
775 :
229:02/12/23 22:30 ID:sZx8agZA
自分の言動の考えの無さからこんな事態になってしまい、このスレの住人の皆さんに対してすみませんでした。
自分の属性、作品世界観に自信を持っていたつもりが、他人を否定する事になっていたのかも知れません。
最近書いたSSは、206氏の作品の影響を受けている部分が少なく有りません。
例えば206氏は漢字を多用したキャラクターを使われます。
自分はキャラの名前をあまり覚えない方なので「少々読みにくいかな」と感じて、わかりやすさ優先で造ったキャラがネコ美、タチ美でした。
表現、センスなど学ぶ所が多い、良い意味でのライバルのような人物だと思っています。
それ故に競合、対立する部分が少なくなかったと思いますが、好き嫌いの感情からではありません。
後は自分の作品で語らせてもらいます。
776 :
229:02/12/23 22:30 ID:sZx8agZA
>>716-720の続き
冬将軍サマの身体は大の字になってあお向けに倒れていた。
緑の瞳はまぶたに隠され、大事な所は丸出しだ。
無防備に開かれた脚の間の割れ目からは、帽子を被った宝玉がちらっと顔を見せている。
頭の側にひざまずいて顔色をうかがうと、その表情は仏様のように安らかで、半開きの口からは浅い呼吸音が漏れていた。
「はひゅ……ひゅぅ……ひゅふ」
「冬将軍サマ、ひょっとして、いい夢見てますか?」
「あひゃ♪……ひゅぅ……ふゅぅ」
だらしなく歪んだ顔は、それはそれは幸せそうだった。
「だからって放置する訳には参りませんので、お身体に触れさせてもらいます。お許しを」
一言断って抱き上げる。弛緩した冬将軍サマの身体は思っていたよりもずっと軽い。
羽織っていたダウンジャケットで冬将軍サマの身体を包むと、腕の中に抱き上げ走り出した。
純白の背景の中、車止めの前に置いて来たダークグリーンの車体は簡単に発見できた。冬将軍サマを助手席に乗せるとエンジンをかけ、エアコンのスイッチを入れる。
車内から見れば、一時は止んでいた雪が激しく吹雪きだしている。さっきの雪の小休止は冬将軍サマのコントロール下に在ったからだろう。
この視界で車を出すのは危険すぎる。ある程度吹雪が治まるまでは車内で待つしかない。
覚悟を決める。フロントシートを倒して出来たスペースに断熱シートを敷くと、冬将軍サマの裸身を横たえた。
銀の髪が広がり、力なく横たわる白い肢体を飾る。
「冬将軍サマ、聞こえますか?。返事をして下さい」
ペチペチと頬を叩くが反応は無い。浅い呼吸をするのみで動かない身体はぞっとするほど冷たく、命の灯の陰りを感じさせる。
早急に身体を暖める必要があるが、利用できる熱源は……自分の身体しか無い。
服を脱ぎ、腰を下ろしてあぐらをかく。組んだ足の上に冬将軍サマのお尻を下ろすと、背中を抱き寄せ肌を重ねた。
777 :
229:02/12/23 22:30 ID:sZx8agZA
低体温症の見極めには身体の深部体温が重要である。一般に直腸温が基準とされる。
真に正しい処置の為には、これを確かめなければなるまい。
「冬将軍サマ、確認の為です。中に失礼いたします」
声を掛けると、細い脚の間に右手を滑らせ秘所を探る。
柔らかく薄い茂みを越えて割れ目に触れる。帽子を被った核、神秘を隠すヒダをなぞって目的の窪みを探り当てる。
その位置を記憶すると中指を口に含んで自分の体温を覚え込ませ、冬将軍サマの狭い窪みに一気に侵入させた。
「ひっ、うっ、んっ……ううっ」
「冬将軍サマ!?、お気付きにですか」
「んっ、あ、その声……マナブか?。……ここは?」
敏感な所への強い刺激は気付けの効果があったようだ。
腕の中の冬将軍サマは薄目を開けて、ぐったりしたまま言葉を紡ぐ。
「ここは僕の車の中です。冬将軍サマが倒れられたので、ここで介抱していました。身体が冷え過ぎたようです」
「身体が冷え過ぎ?、……暖めれば良いのか?」
…ッン!、一瞬、空気が振動する。光に包まれたかと思うと表情に生気が戻った。
冬将軍サマの身体は温かさを取り戻し、目の前に手のひらを持ってくるとにぎにぎさせている。
「うむ!、なるほど。体温が低いと身体の自由が利かなくなるようじゃの」
「元気になられたようで安心しました。普通、あんなに早く冷えるものではないので心配していました」
「すまんな、どうやら始めから体温が低めで受肉していたようじゃ。次からは気をつけねば。……ん?」
元気を取り戻したものの、何やら身体に違和感が在るらしい。眉根を寄せて、こちらを見上げて口を開く。
「マナブよ、何か変なのじゃ、お尻にがひりひりするのじゃ」
「はい、それは僕が指を入れているからです」
778 :
229:02/12/23 22:31 ID:sZx8agZA
自分の股間を覗き込み、数秒考えると、冬将軍サマはこちらを見上げて首をかしげる。
「なぜ、そんな事をするのじゃ?」
「御身体が中まで冷えていないか確かめるためです」
「おお、なるほどのぉ」
冬将軍サマは感心したようにうなずくと、脚を大きく開いて自分のソコを観察する。
それに応えて冬将軍サマの中の指を動かし、存在を主張する。
しばらく体内の感覚に集中していた冬将軍サマは、またもやこちらを振り向いた。今度はわずかに上気した顔で。
「わらわの身体、なんだか変なのじゃ。ひりひりがじんじんに変わってきて、なんだか心地良いのじゃ」
「それは変ではありません。生物にとって食べ物を摂取し排泄する事は最も重要な欲求です。人間の身体は口や肛門を物が通過する事に快感を覚えるように出来ています」
「では、わらわが感じているこれは、快感というモノなのか?」
「そうです。これが人間の感じる幸せの一つです」
「んっ、そうか。わらわは今、幸せなのか」
冬将軍サマの身体の出口に右手の中指を根元まで差込み、こぶしを秘陰に触れさせるとぐりぐりかき回す。あるいはぐいぐい突き上げ、またはブルブル振動させる。
その度に冬将軍サマの細い身体は震え、甘いあえぎ声を上げた。
「うっ、ふゅっ!?、んんっ、ひあっ!」
上気し汗を滲ませる身体は僕の胸に体重を預け、細い脚は大きく開かれ、宙をさまようつま先はピクッピクッと痙攣する。
耳まで真っ赤に染まった顔は快感に歪み、だらしなく開かれた口からは熱い吐息とかすれ声が漏れる。
その上気した顔がこちらに向けられ、物欲しそうな表情を見せる。
赤く染まった唇がわずかに開かれ、舌なめずりして喉を鳴らした。
「んっ、マナブよ、わらわ、お尻は満足なのじゃ。でも、口が寂しいのじゃ」
「わかりました。今、満たして差し上げます」
779 :
229:02/12/23 22:31 ID:sZx8agZA
空いている左手で唇を撫でると、冬将軍サマは不思議そうに指を眺める。
一瞬後、こちらの意図を理解した冬将軍サマは、目を輝かせてその指にしゃぶりついた。
「んっ、んぐ、んむっ」
湿った音が車内に響く。
冬将軍サマの身体は快感を得る方法を短時間の間に急速に学習していった。
指を咥え込むお尻はただ受け入れるだけで無く、締め付けたかと思うと引きずり込み、あるいは押し出そうとする。
小さな口は左手の指を二本咥えると、舌を巻きつけ、甘噛みし、飲み込もうとする。
閉じられない唇からは吐息、あえぎと共に唾液が筋になって流れ出し、汗の滲む白い胸を汚す。
受身でいるのも失礼だろう。指に力を入れると、ゆっくり注意深く、しかし力強く、上下の口を攻め立てた。
「んっ!、むぅ?、んっ!?、ふゅっ!、んふぅう!!」
積極的な攻めが冬将軍サマの意思を押し流す。
指の動きに抵抗できず、緩んだお尻は二本目、三本目の指を受け入れる。
小さな口では舌を掴まれ、声も出せずに口をパクパクさせて、飲み込めない唾液が溢れて身体を汚す。
虚ろな目には涙が滲み、冬将軍サマの限界が近い事を表していた。
これ以上は感じられないだろう。上下の口から指を抜いて身体を解放する。
冬将軍サマはぐったりして僕の身体に寄りかかり、軽く咳き込みため息をついた。
「けほっ、ううっ、んっ、ふぅ、はぁ」
「冬将軍サマ、両方のお口で満足していただけましたか?」
「ふぅ、わらわ、こんなのは初めてじゃ。初めてじゃが、とっても満足じゃ」
「そう言って貰えると、僕も嬉しいです」
「ところでマナブよ、わらわの背中になんだか熱くて柔硬いモノが当たっておるのじゃが、何なのじゃ?」
続く
>>774 なるほどな。だから771と772は放置してあるんだ(w
>776-779
キャラ的には何処かで見たような気もしますが、うまく書けてますね。
キャラが立っているので、かなり萌え度が高いです。
かっちりとした丹念な文章もソツが無く、気合が入ってるのが判ります。
続きに期待。
>>776 二人とも異様にキャラ立ってて面白い!
マナブは天然なのか確信犯なのか…。
エロに行くまでの過程もテンポよくて(・∀・)イイ!
カナーリ(;´Д`)ハァハァ
もう206は来ないようだね…
しかしどうにも腑に落ちないことが。
ことの始まりは
>>724での226叩き。
これは後に発言した本人が謝罪いしているのでいいとして。
>>733で206への擁護(?)レス。これが、
>>737で
擁護と見せかけた229への攻撃とかわる
>>739では当事者達の出てこぬまま「お互い血が上ってるから」
とふたりが対立していることにされる。
しかしその後229の謝罪もあり沈静化したかと思われた。
が、
>>768=773が再び72、206,229が対立しているようなことを示唆する。
同時期に半角のスレでこの
>>768が72と229にたいして
悪態をついている。どうやら自分の意見を直後に否定されたのが
ムカつたらしい。そして
>(206)たんもあんな香具師等相手に大人しくしてる必要ないよ。
となぜか206を巻き込むコメント。
しかしそこでは206も冷静に対処してまた何事もなくスレは流れた。
半日後、再び
>>773が半角スレで72、229両氏を激しく叩きながら206さんに
同意を求める。206は「確かに…」と半ば誘導尋問的に答えてしまう。
それを見たエロパロ住人が206さんに絶縁宣言を。
・
・
・
どうも、誰かが206をたきつけてこのスレを荒らしているようにしか思えないのだが。
もういいよ。残念だが、去る者は追わず。
それより、次スレのタイトル考えようぜ。漏れは初心に戻って
かーいいオカルト娘に(;´Д`)ハァハァしたい人の数→
がいいな。