182 :
168:
前スレであったカイトの話の続編を勝手に作ってみたYO!
↓
カイトは気が付くと、薄暗くひっそりとした教室の床に寝かされていた。
窓には全て板が打ちつけてある。そこは、放棄された旧校舎の一室だった。机や椅子はすっかりホコリをかぶっている。
「オレは……」
とつぶやいた声で、たちまち現実に引き戻された。
悪夢はまだ終わっていない。
確かめるまでもなく、カイトの身体は女のままだった。
素肌の上にいつのまにか着せられた男物のワイシャツは、胸のところで明瞭な曲線を描いて持ち上げられている。
「おやおや、姫がお目覚めのようだ」
「貴様!」
カイトは教師を殴りつけようとして立ち上がったものの、足がもつれてしまう。
「無理はいけませんよ。君は文字通り、腰が抜けるほど犯されたんですからね」
「殺す。絶対、殺す……!」
「ふむ。ひと休みして憎まれ口を叩けるぐらいには回復したというわけですか」
そのときカイトはとてつもなく奇妙な感触を覚えた。股間の奥から、ぬるりとした「何か」があふれ出る。
「あ、あ、あ……」
ぽたり。
体液が伝い落ちて床にしみを作った。
男によって凌辱され、犯されてしまったという確かな証拠。
ムラタは勿論、それを見逃してはいない。ニヤニヤと笑って、カイトの反応を楽しんでいる。
こぽっ……
音にするならちょうどそんなだろう。
女性としての器官の奥に注ぎ込まれたオスの体液がもう一度、逆流してきた。無意識に股間の割れ目を覆った手のひらに、白濁した液が垂れた。
以前168を騙ったときの名前が残ってたという罠。
184 :
名無しさん@ピンキー:02/05/19 05:10 ID:G+5yeFbx
「いやだーーーーっ!!」
「フフフ……ハハハハ……」
恐慌状態に陥ったカイト。それとは裏腹にムラタは実に愉快そうに笑っていた。
「心配するなよ。そいつは生理食塩水とデンプン質の混合物だ」
「え……」
「疑似精液だよ。どうやらそいつを注ぎ込まれた頃には意識が朦朧としてたようだが」
そう告げられたからといって、慰めになるものでもない。ただ、ムラタの妙に落ち着いた低い声のせいで、直前までのパニック心理は脱することができた。
「人の心なんて脆いね。クズどもの群れでリーダー格だった君が、少女の肉体に移されただけで、生まれたての子鹿のようにふるえて、泣き叫んでる。じつに興味深いよ」
「あ、あんたは、自分の研究のためにオレをこんな目に遭わせたのか!」
「まさか。趣味に決まってるじゃないか。こんな臨床例を学会発表するわけにもいかないだろう?」
つかつかとムラタが近寄ってきて、カイトの目の前で足を止める。
「オイオイ、色っぽい格好をしてるな」
「!」
指摘されるまで、カイトは自分が横座りの姿勢でふとももや、大事な場所を晒したその格好に自覚してなかった。慌てて足を引き寄せ、体育座りのような姿勢になる。そんな自分の反応が、恨めしかった。男の視線を意識させられていることそのものが屈辱だ。
「フフ……君は僕のオモチャなんだよ、カイト君?」
ムラタの指で顎を持ち上げられ、無理やり視線を合わせられてしまう。
カイトはだだをこねるように首をふって逃れようとした。
ちらりとムラタの指に結婚指輪が見えた。
「君の手下……元・手下どもと違ってね。別に性欲処理の相手に困ってるわけじゃない。
ただ狩りの獲物が欲しいと思ってたんだ」
そのとき、ムラタの顔にべちゃっとツバがはきかけられた。カイトの精一杯の反撃だった。
ムラタは落ち着いて、ブランド物のハンカチで顔を拭う。
「それだよ。君のその目。その粗野な反抗心。クズどものリーダーに収まってたという、ちんけなプライド。
それが狩りの獲物さ。君の精神がその肉体の器に完全に収まるまで、何度でも追い詰め、屈服させてやるよ。すぐに屈服するようじゃつまらない。その点、君は獲物としては上々の部類だよ、カイトくん」
「この……この、キチガイ! てめぇのケツの穴に首突っ込んで死んじまえ!」
「くくく……美少女が下品な言葉をさえずるのもまた悪くないね」
カイトは歯噛みした。
どんなに口汚く罵っても、カイトの喉からこぼれ落ちるのは美少女と呼ばれるに相応しい細くて可憐な声音なのだ。小学生の頃、どんなに練習してもリコーダーの高く音が吹き漏れてしまったときのようなもどかしさだ。
そのとき廊下のほうで人の気配がした。
職員が見回りにでもきたかと思ってカイトは助けを呼ぼうとした。いまは体面にこだわっていられるような状況じゃない。
しかし……
たてつけの悪くなった戸をがたぴしと開けて教室に入ってきたのは、しばらく前に入れ替わりカイトを犯した同級生たちだった。
「先生。言われてたモノ、持ってきましたよ」
「御苦労」
軽く頷くと、ムラタは生徒から紙袋を受け取った。
ムラタが中から取り出したのは、大型の犬につけるような鋲付きの首輪だった。普通の首輪と違うのは、小さな錠前が取り付けられている点だけだ。
「まさかそれをオレに!」
「フフ……」
いち早く察してカイトは手足をばたつかせた。
走って逃げたいのに、いまのカイトにできるのはせいぜい、もそもそと床を這って後退ることくらいだ。
「そんなに嫌がるなんておかしい子だ。お洒落なチョーカーじゃないか」
「変態! 変態教師ッ!」
「君みたいに淫乱な女の子に変態呼ばわりされてもね」
「オレは……!」
「ディルドに貫かれて、快感のあまりよがり声をあげたのは誰だったっけ?」
「やめろっ、聞きたくねぇ!」
ムラタの言葉を聞いて、かつての同級生たちが下卑た笑いを浮かべてる。屈辱のあまり心臓が爆発しそうだった。
「そらっ」
「ああっ!?」
カイトの心が乱れた隙に、ムラタは手早く首輪をカイトの首に巻きつけた。ガチャリと音がすると、それきり首輪は外せなくなった。いくら引っ張ってみても、ビクともしない。
「ケケケ……」
笑いながら、同級生のひとりが近づいてきた。カイトがさんざん「パシリ」としてコキ使ってきたヤマセという少年だ。
「立ちなよ、カイトくん!」
「うぐっ」
首輪を掴まれ、無理やり立たされた。
カイトは首に手をやって呻きながら、ヤマセの動きに従うほかなかった。ヤマセの腕力が凄まじく強く感じた。全く抵抗できる気がしない。自分がいかに非力になったか思い知らされ、愕然とするカイトだった。
「へへへっ、カイトくん……カイトのオッパイは最高に気持ちいいぜぇ」
そういいながら、ヤマセは乱暴にワイシャツの上から乳房をまさぐってくる。
触られると吐き気がしてくると同時に、犯されたときの高ぶりが体の奥で目覚めかけた。
少年の手を払いのけようとして、カイト自身の手が胸にめりこんだ。カイトがこれまでセックスしてきたどんな女よりも柔らかくてふくよかな感触だった。
「へへ……もう顔が赤くなってやがる」
「やろっ……いい加減に、んんっ!?」
突然口を塞がれてカイトを目を白黒させた。
ヤマセに強引に唇を奪われたのだ。その上、ヤマセは強引に舌を割り込ませようとしてくる。
「んーっ、んーっ!」
カイトは涙目になって抗議するが、しっかりと抱き寄せられて抵抗できない。
いやだ。
こんなカスみたいなやつにディープ・キスなんて!
……内心の叫びはむなしい呻き声にしかならない。
いましもヤマセの舌が割り入ってこようとしたときだった。
ムラタがヤマセの肩を掴むと、驚いて振り向いたヤマセの顔面に拳をめり込ませた。
「あばっ……!!?」
「このカスがっ」
ペッ、とツバを吐き捨てると、ムラタはヤマセの顔と腹を交互にブン殴った。
たまらず悲鳴をあげ、鼻血を流しながらヤマセは尻餅を付いた。
「先生……」
ムラタを止めようとした同級生はひと睨みでびびって口をつぐんだ。
「誰がカイトくんを自由にしていいと言いました?」
「ヒィ。ご、ごめんなさいっ、ごめんなさいっ!」
「フン。クズはクズらしく僕の指示にだけ従ってればいいんだ」
カイトはあっけにとられて成り行きを見守っていた。
ムラタは向き直ると、カイトを上から抱えるように腕を回してきた。
「なにしやがる!」
「いいかい、今日からこの教室が君の飼育小屋だ。明日もここで、たっぷり犯してあげるからね」
「ふ、ふ、ふ……」
ふざけるな、と怒鳴ろうとしたが、声が震えて言葉の形をなさなかった。
「さて、そろそろ帰らないと妻に怪しまれてしまう。君も消耗してるだろうから今日はもう休みたまえ」
言葉と相前後してチクリと首筋に痛みを感じた。
妙な薬品を注射されたのだと気づいたときには、既に抗いがたい睡魔に捕まっていた。
カイトはフラフラとその場で床に倒れ込んだ。
「おやすみ、カイトくん。明日もまた楽しませてもらうよ。フフフフ……」
寝息を立て始めたカイトは薄っぺらなマットレスの上に移され、上からタオルケットを一枚だけかぶせられた。
こうして、凌辱の日々が始まった……。
(とりあえずここまで)
なかなかいいね。堪能させてもらいましたわ。
191 :
名無しさん:02/05/19 22:50 ID:9IRjhjvZ
(追加)
72>>動画と小説とかあります。
18禁のものまであります。
192 :
:02/05/20 00:21 ID:9ceLjQ8u
193 :
名無しさん@ピンキー:02/05/20 14:03 ID:5hwun7ye
だだっぴろいダイニングで、たった一人の朝食。
父親はとうに出勤している。そもそも家に帰ってたかさえ怪しい。
母親は仏壇の遺影の中だ。
テーブルの上には、家政婦がつくってくれたサラダがのってる。
野菜は嫌いだからサラダには手をつけることはない。それでも毎朝サラダは食卓に載ってる。カイトの父親に指示されたことを家政婦がひたすら機械的に実行してるからだ。
カイトはあくびをしながらトーストを口に運んだ。
何の味もしない。
何の匂いも。
全ての感覚が曖昧になって……
夢は、そこで途切れた。
目を開けると、そこは薄暗い旧校舎の教室だった。
壁の時計は壊れていて針が止まったままだ。ただ、窓を塞いだ板の隙間からわずかな光が射し込んでいるので、朝になったとわかる。
もぞもぞと動いてマットレスの上に身を起こした。
そうっと胸に触ってみる。
ボリュームのある胸は、いまのカイトの性別を否応なく思い知らせてくれる。身じろぎしただけで胸が波打つように「ぷるん」と揺れた。同時に、昨日の悪夢が甦ってくる……
プラスチックの張り型を突っ込まれ、手下に過ぎなかったはずの同級生たちによってたかって体をおもちゃにされた。
股間には、いまだに棒きれでも突っ込まれてるような異物感が残ってる。そこを手で探ると、決定的な喪失を再確認させられた。
心細さのあまりぎゅっと手を握りしめた。
「オレはこのまま、あいつらの奴隷にされちまうのか……?」
震える少女の声でそうつぶやいた。
「くそ、あの変態野郎の思い通りになってたまるか。絶対にあの野郎をぶちのめして、元の体に戻ってやるんだ」
そうやって虚勢で自分を支えないと、本当の女みたいに泣き出してしまいそうだった。
ふと見ると、窓のガラスにしわだらけになったワイシャツをはおっただけの美少女の姿があった。それが、いまのカイトの姿なのだ。
首には支配されるものの証である首輪が巻かれている。
そのとき初めて首輪から鎖が伸びてるのに気づいた。
それに触れると、ジャラと音がした。
それほど太くはないが、頑丈そうな鎖だ。少なくとも少女の腕力でどうこうなる代物ではない。その鎖の先は、床に埋め込まれた金具に取り付けられていた。鎖の長さは2メートルほど。つまり、その半径2メートルだけがカイトに与えられた自由だった。
「人をなんだと思ってやがる!」
カイトは力まかせに鎖を引っ張ったが、びくともしない。手が痛くなるだけだった。
大型のペンチでもあれば鎖を切り離すこともできるだろうが、周りにあるのは使い古された机と椅子くらいだ。
あきらめて手を離すと金属の鎖が胸のふくらみにこすれた。たったそれだけの刺激でゾクリと背筋が震えた。
もう一度窓ガラスに目をやる。
そこには、乱れたシャツを着て鎖につながれ、息を弾ませてる少女の姿が映ってる。ひどくエロティックな姿だった。
「これが……オレ、なのか?」
そのままペタリとマットレスの上に腰を落とした。
シャツ越しに胸を掴むと、男の体では感じたこともない奇妙な快感が生まれた。
「はぁぁぁ……」
意図せず、切なげなため息がもれていた。
ガラスに映った美少女の姿が、カイトを興奮させていた。
やわやわと胸のふくらみをこねくり回す。それは、ガラスの中の少女に対する行為だった。自分でなく、ここに誰か知らない少女がいる。その少女の肉体を弄んでる。……そう思いこもうとする、無意識的な現実逃避のあらわれだった。
「すげぇ、やわらかい……」
思いあまって胸を鷲掴みにすると、甘く痺れるような感覚と、それを上回る鋭い痛みが走った。
「いたっっ!」
思わず小さな悲鳴をあげていた。
カイトの大好きな、嗜虐心をそそるか弱い少女の悲鳴だった。そのくせそれは、カイト自身の喉から出ているのである。
(どうした、もっと鳴いてみろよ!)
カイトは両掌に左右の乳房をおさめ、乱暴にこね回す。
「あっ、あっ、アン!」
自分の口から出てる吐息混じりの嬌声をカイトは、想像の中の少女の声として聞いていた。見知らぬ少女を嬲る空想の中にいる限り、現実から目を逸らしていることができる。
そうやって刺激しているうち、掌に固い先端がツンと当たるようになった。
(乳首が立ってきたのか。いやらしい体だぜ。そんなに気持ちいいのかよ?)
固くしこってきた乳首をつまみ上げると、あまりにも強すぎる甘い疼きが襲ってきた。刺激が強すぎて、ほとんど痛覚と変わらない。
「アアアッ、いたァ!」
息を乱した少女の悲鳴。
(たまんねぇ……)
下腹部で、剛直の持ち上がるような気配があった。
(犯す! 犯してやる!)
カイトは帆柱のように持ち上がったペニスを握ろうと手を股間にやった。
「あ……」
カイトの空想の世界はそこで終わりを告げた。
固く勃起してるはずのペニスは、そこに存在していなかった。
モノが怒張する感覚を確かに感じていた。けれどそれは、仮想の感覚に過ぎなかった。
事故で手足を切断したものが存在しない部位の痛みをリアルに味わってしまう「幻肢」と同じ現象である。
いまカイトは、存在しないペニスの疼きをリアルに感じていた。そのくせ、それを掴もうとしても手は虚空を泳ぐだけなのだ。
「あああ……!」
雌の肉体にペニスを突き立て、張り詰めた欲望をぶちまけたい。それなのに肝心のモノを見失って、カイトは焦燥感に喘いだ。
そのとき指先が濡れた部位に触れた。
そこは熱く、潤っていた。
ぴちゃ、と淫猥な水音が聞こえたような気がした。
そしてカイトは理解した。……理解せざるを得なかった。熱い疼きを感じてるのは「そこ」なのだと。その部分の疼きが空想の中でペニスの感覚に変換されていたのだ。
目眩がするほどの喪失感。
けれど、股間の疼きは消えない。男の脳は、早く射精しろとカイトに命じてくる。少女の肉体では物理的に実行不可能な命令だ。
どうしようもなくって、ただむなしく腰をくねらせるしかなかった。その動きはカイト自身を挑発するみたいに卑猥な動きに見えた。
(くそぉ、なんでちん●が無いんだ……あああっ苦しい……)
せっぱつまって腿に力を入れたとき、奇妙な快感が生まれた。
ぴくんっ!
電気が走ったように一瞬、体が痙攣した。
両腿に力を入れて、無いはずのペニスを挟むようにする。すると、股間の濡れたところがわずかに圧迫さ、甘い快感が生まれる。
ペニスから生まれる強くてハッキリとした快感とは少し違う。モヤモヤとした全身に広がるような快感だ。それでも、なにがしかの解放感を伴っている。
「ああ……はぁっ、はぁっ……」
カイトは必死に、その快感にしがみついた。
頭の中は、限界まで張り詰めた欲望を放出することで一杯だった。
自身では意識しないまま、カイトは一生懸命両脚をすり合わせていた。
その姿は未熟な少女の自慰そのものである。
「あっ、ふうっ……」
自然と息も荒くなっている。
男の肉体と違い、股間に生じた快感は爆発的に上昇してはくれない。じらすような快感がゆっくりと脊髄を染め上げ、やがて脳に達した。頭の中が桃色の靄に覆われる。
ゆっくりと快感が全身に染み渡り、そして高ぶりが頂点に達した。
頭の中が白く洗われる……
生まれて初めて味わうソフトなエクスタシーを、カイトはそう感じていた。
ムラタたちにいたぶられたときの苦痛にも似た追い詰められるような絶頂感とは別物だった。もっと温かな、もっと……安らぎを伴った感覚だった。
「はぁぁ……」
ゆっくりと息を吐き出すと、力尽きるようにマットレスに横たわった。それでも不思議と、男の自慰につきまとうような脱力感とは無縁だった。全身がほてって、快感の残り火が頭の芯でくすぶってる。
呼吸をするたびに胸が上下し、椀型のふくらみがそのたびに形を変える。そのふくらみの上に手を置くと、妙に心地が良かった。
「あれ? もう起きてたのか?」
男の声に、カイトはがばっと跳ね起きた。
その余波でジャララと鎖が鳴った。
「てめぇ……ヤマセ!」
「ハハ、おはようさん。しかし何度見ても信じらんねぇなぁ。こんな美少女の中身があのカイトさんだなんてよぉ」
「ブチ殺すぞ」
「そんな姿で鎖に繋がれながら凄んでも説得力ないっス」
「くっ……」
屈辱に震えるカイトの前でヤマセは何やら取り出した。パンとミルク、それに銀色の深皿。
「ほんとはカイトちゃんに朝の一発抜いて欲しいんだけどよ、先生の許可無くやるとまたぶっとばされちまう」
ヤマセは深皿にミルクを注ぐと、パンのビニール包装を開けた。
「何のつもりだ?」
「へへ、エサだよ。エサ」
「何ィ?」
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 今だ!568ゲッッットォォォォォォォォォ!!
\ \
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ ∧ ∧
(゚Д゚∩
⊂/ ,ノ
 ̄  ̄ 「 _ |〜 ト  ̄  ̄  ̄
∪ ヽ l オ
/ ∪ \
/ : オ
/ || . ォ \
/ | : ォ \
/ .
| . ォ
| | : .
|: .
|| .
.
//| ブラーン、ブラーン
∧//ヽヽ∧
( / ⌒ ≡ヽ )
| | ≡| |
∪ / ≡ ∪
| ||≡||
∪∪ ∪∪
「きのうから何も食ってなくって腹減ってんだろ。先生に命令されたんだよ、あんたにエサ運ぶようにって。ったく、生きたダッチワイフはメンテが大変だよな」
「だ、だ、誰がダッチワイフだ!」
「ハァ? あ・ん・た・がダッチワイフだけど……何か?」
ジャラジャラッ!
ヤマセが強く鎖をたぐりよせると、カイトは意志と関係なく引き寄せられた。
少年のゴツゴツした手がカイトの胸に伸び、荒々しくそこを掴んだ。
「い、いてぇっ!!」
乳房を絞られてカイトは悲鳴をあげた。自分でそこを掴んだときとは比較にならない激痛だった。
「イイカゲン自覚しなよ。あんたもう、うちのガッコの王様じゃねぇんだよ」
「うぐ……放せ……」
「あんたは漏れたちに惨めに犯されるだけの公衆便所になるんだよ。おわかり?」
もう一度カイトに悲鳴をあげさせてから、ようやくヤマセは手を離した。
胸をかばうようにして両腕を交差させたのは、無意識の動作だった。
「あ、カイトちゃん、もう涙目?」
「うるせー!」
どんな相手と喧嘩したときも感じたことのないような強い恐怖を感じる。いままでパシリに使ってたヤマセ相手にだ。そのことが自分で許せなくて、カイトは歯噛みした。
「とにかく痛い目見たくなかったら大人しくしてな」
ヤマセはパンをちぎっては深皿のミルクの中に落としていく。
食べ物の匂いに刺激されてカイトの腹がぐぅと鳴った。ヤマセがにやりと笑う。
「がっつくなって。エサの調理は終わったからよ」
反論しようとしたとき、ヤマセの手が伸びてきてカイトの手首を掴んだ。もう片方の手も掴まれ、両手首を背中側にもっていかれた。
「なにを……!」
「いいから、ててから」
ガチャリと、両手首に手錠がはめられた。
ヤマセが手を離したときには、もはやどんなに暴れても手錠を外すことはできなくなっていた。背中側で手錠をかけられていて、一切手が使えない。
そんな状態のカイトの前に、先ほどの「エサ」が差し出された。
「食ってよし!」
意地悪くニヤつきながらヤマセが言う。
「てめぇぇぇ!!」
怒りのまま、くってかかろうとするカイト。だが、首につけられた鎖がピンと張ってカイトを引き戻す。そしてバランスを崩したカイトは無様に床に転がってしまった。手が使えないため、起き上がるのも容易ではない。
じたばたともがくカイトの姿を見下ろして、ヤマセは腹をかかえて笑っていた。
「ほらカイトちゃん。愉快なことしてないで、さっさとメシ食っちまえよ」
「こんなモン、食えるか!」
「食わないなら、それでもいいんだぜ……」
ヤマセは銀の深皿を鎖の届く範囲の少しだけ外側に置いた。
「食わないんだろ?」
「…………」
ごくり、とカイトの喉が鳴った。
一度胃腸が目覚めてしまうと、空腹感は深刻だった。ヤマセの言う通り、昨日から何一つ口にしてないのだから、それも当たり前だ。
本校舎のほうでチャイムが鳴り響いた。朝の予鈴だ。
「おっと。早く戻らねぇと遅刻しちまわぁ。へへへ」
「待てよ……」
「じゃ、俺はこれで」
「待てっつってんだろ!」
「ん? まだ何かあンの?」
カイトは苦々しく舌打ちした。
ここで意地を張るより、とにかくメシを食って体力をつけておきたい。いざというときに腹ペコでは脱走もままならない。ここは我慢だ。カイトは自分に言い聞かせた。
「……わかった。そいつを食ってやる」
「んん? 聞こえないぜぇ」
「この野郎。だまってその皿、寄越しやがれゴルァ!」
ガシャン!
床に置いてあった皿をヤマセが蹴倒した。ミルクが床にこぼれて乳色の水溜まりができた。
「なんだその口のききかたは!」
「な……」
「アタシに食べさせてください、だろうが。ホラ、言ってみろ」
「……食べさせて……くだ……い……」
「ああん? 聞こえねえっつーの! アタシに食べさせてください、だろ!」
「あ、あ……アタシ」
カイトの中で大切な何かにヒビが入っていく。
「つづきは?」
「食べさせて、ください…………」
フン、とヤマセは小馬鹿にしたように頷いた。
「そういうことなら…………そこにこぼれたモン、勝手に食いな。ギャハ!」
「そんな……もう一度皿に……」
「甘ったれるんじゃねーよ。俺だって忙しいんだ。それとも、雑巾にしみこませて飲ませてやろうか?」
「ううっ…………くそぉ…………」
怒りと屈辱に震えながら、カイトは床に顔を近づけた。
手を戒められていては、こぼれたミルクを手ですくって飲むことすらできない。
舌をつきだしてミルクを舐めるしか方法はなかった。
ポロポロと大粒の涙が頬を滑り落ちて初めて、カイトは自分が泣いていることを知った。涙なんて流したのは、記憶にある限り初めてだった。
ぺろ……
一度舌を這わせると、あとは舌が勝手に動いた。
ぴちゃっ、ぴちゃっと獣じみた食事の音がする。
その様子をヤマセがハンディカムで撮影していた。
途中で撮影されてることに気づいたカイトだったが、それをやめさせようと無駄な努力を重ねることはしなかった。
(野郎……いまに見てろ。俺は絶対お前らに復讐してやるからな!)
内心の煮えくりかえる思いを押し殺し、カイトはひたすら犬のような食事を続けた。
やがて本鈴がなるころにはヤマセの姿もなくなっていた。
============== ここまで書いた ================
正直エチシーン書くの苦手。エロさが足りなくてスマソ
(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!(・∀・)イイ!
漏れ的には直接的なエロさよりも、
女にされることの屈辱感と
望まないのにだんだん感じるようになる女の体だと思ってるので
エチシーンは少なくても可だす。
カイトくんがもっと辱められるのをキボンヌ。
210 :
Z:02/05/21 02:00 ID:xiSMDoG2
カイトくんが良い感じで落ちていってくれそうで期待してます。
人間苦痛は耐える事はできても、快楽に耐える事は出来ないですからね〜
212 :
名無しさん@ピンキー:02/05/21 15:51 ID:ymYjjlRh
屈辱の食事を終えたカイトは、両腕を後ろ手に拘束された不自由な状態でなんとか起きあがり、椅子に腰を落ち着けた。
女の体で目覚めた当初のパニック心理からはようやく抜けられそうだった。
深呼吸して落ち着くと、カイトは逃亡の算段について思案を巡らせた。
ムラタたちに復讐したいし、それ以上に元の体に戻りたい。しかし、まず最初に考えないといけないのは、彼らの手から逃れることだった。
首輪に取り付けられた鎖が当面の曲者だった。
顎を引いて調べてみると、鎖と首輪は南京錠のようなもので繋ぎ止められていた。針金でも使えばあるいは錠を開けられるかもしれない。
だが両手の自由がない今は、どうしようもない。それに針金なんて都合良く手に入るとは限らないし、手に入ったとしても錠前開けなど、いままでやったこともない。
むしろ、セキュリティホールがあるとしたらムラタたちの心理的な部分にあるだろう。
カイトの頭の中でひとつのアイデアが思い浮かんだ。
そうこうしてる間に時間が過ぎ、再びチャイムが鳴った。一時間目の授業が終わった合図だ。
今度もやってきたのはヤマセだった。
「よう。いい子にしてたかい……ん?」
ヤマセは眉をひそめた。
床に、不自然な姿勢でカイトが倒れている。
ミルクをこぼした跡に、血の色が混じっている。
毒に当たって吐血したまま意識を失ったように見える。
「お、おいっ! どうしたんだよ!」
ヤマセはあわてて駆け寄った。
倒れているカイトの手首を掴み、とりあえず生きていることを確認した。
髪をつかんで顔を引き寄せると、カイトはかすかに喉を鳴らした。
「これ、どうしたんだよ。血ィ、吐いたのか?」
カイトは弱々しく頷いた。
「なんでこんな……」
「腹が痛い……病院に…………」
最後の力を振り絞るようにカイトは訴えかけた。
「やべっ。ムラタ先生に見せねぇと!」
「うっ……!」
カイトは身を折って咳き込んだ。
ぴちゃ、と血の飛沫が飛ぶ。
「ひぇぇぇ!」
ヤマセは動揺し、カイトを担いでムラタのもとまで走ろうとした。鎖が邪魔なことに気づき、ポケットから鍵を取りだして南京錠を開いた。
鎖がカシャンと床で跳ねた。
今度こそヤマセはカイトの体を持ち上げた。少女の体のなめらかな感触は、相手があのカイトだということをしばし忘れさせるほどだった。
「ヤマセぇ……」
「ちょっと待ってろ! すぐに運んで……」
「廊下に……ほら……」
「あ? 誰かきてるのか?」
ひょいと廊下のほうを振り向くヤマセ。
その瞬間、カイトは生気を取り戻していた。
「なんだよ、誰もいないじゃ…………ぐふぁ!?」
強烈な頭突きをくらってヤマセは悲鳴を上げた。両腕でカイトを抱えていたから、防ぎようがなかった。
さらにもう一発。鼻柱を狙って頭突きがいった。
「ぎゃっ!!」
ヤマセはたまらずカイトを放り出し、顔を覆った。
ストンと着地したカイトは、狙い澄ましてヤマセの股間を蹴った。
非力な少女の力でも、その効果は絶大だった。今度は悲鳴をあげることもできず、ヤマセは悶絶して倒れ伏した。
容赦なくさらに数発、金的蹴りを浴びせると、ヤマセは泡を吹いて失神した。
「ケッ」
カイトは血の混じったツバをヤマセの顔に向かって吐き捨てた。
吐血の演技をするために、唇の内側を噛みきっていたのだ。
「テメェごときが俺に逆らうからそうなんだよ」
カイトは拘束された手のかわりに足先で器用にヤマセのポケットを物色した。すぐに手錠の鍵も見つけ、両手を自由にすることにも成功した。
「ふう……」
ふとヤマセの姿を見下ろすと、意識を失ったヤマセの下半身で、股間の部分だけが元気良く突っ張っていた。如意棒だけが激しく自己主張している。
「こいつ、ヘンな趣味でもありやがるのか……?」
それを見ていると、いいように弄ばれた記憶が生々しく甦ってくる。あそこに震えるバイブを突っ込まれ、胸の先端にあてがわれたストローで強烈に乳首を吸われ……。
嫌悪感にカイトは身震いした。
と、同時に下半身がわなないた。
「!?」
奇妙な感覚に驚いて股間に手をやると、生温かい湿り気が指についた。
(これが「濡れる」ってやつ……?)
カッと顔が紅潮した。
弄ばれた感触を思い出して女みたいに「濡れて」しまったなんて絶対に認めたくなかった。
「畜生、おまえらのせいだ!」
カイトはそばにあった椅子を振り上げると、それでヤマセをめったうちにした。
最後にとどめと言わんばかりに、ヤマセの股間を踵で徹底的に蹴りつけた。
ヤマセの全身がピクピクと痙攣を始めたあたりでようやくカイトは攻撃を中止した。
意識不明のヤマセを残してカイトは廊下に出た。
旧校舎には前にも忍び込んだことがある。出口のだいたいの方向は把握してた。
肝試しの舞台のような旧校舎を横切り、進んでいく。
階段を降りてからしばらく廊下を行くと、昇降口だった。
昇降口自体は封鎖されてて、その横の職員用の通用口だけが旧校舎への出入り口になっている。
通用口の戸に手をかけたとき、はたと自分の格好が気になった。
サイズの大きすぎるワイシャツを着ているだけで、下半身には下着すらつけてない。それよりなにより、女にされてしまった姿を他人に見られることには強烈な抵抗感があった。
その抵抗感をあえて払いのけ、カイトは戸を開いた。
一歩外に出ると、強い陽射しで目が眩んだ。ずっと薄暗い中に置かれていたせいだ。
「アハハ、自由になってやったぞ!」
旧校舎を囲む金網にもたれ、カイトは一日ぶりの外気を胸一杯吸い込んだ。
旧校舎のあたりは普段あまり生徒たちが立ち寄る場所ではない。授業中ということもあって今は周りに人っ子ひとりいなかった。
「さて、と……」
カイトの眼が危険な光を宿した。
このまま教師なり一般生徒なりに助けを求めるという考えはなかった。それでは、ムラタたちに復讐する機会を失いかねない。
カイトは旧校舎の隣にある用具室に目をつけた。
錆だらけの扉をこじ開けて中に入ると、カビ臭い用具室で武器になりそうなものを物色した。
刃物は見つからなかったので、金属製のスコップを手にした。
得物さえあれば、こんな体になっててもムラタたちに喧嘩で負けるつもりはない。不意をつけばさっきのヤマセのように軽く叩きのめせる。喧嘩の場数を踏んできたカイトには、自信があった。
「おい、そこで何してる」
「っ!」
焦って振り向くと、用具室の入り口に中年の男が立っていた。
「あんたは……用務員の沼作!」
「へへへ。わしも意外に有名人なんだな」
女としての人生経験を持たないカイトは、沼作の視線が自分の体を舐め回していることに気づいてなかった。
「……そこ、どけよ」
ぶっきらぼうにカイトは言った。
沼作といえば、学校の敷地を管理するため、旧校舎近くのプレハブに住み込んでる用務員だ。いつ洗濯してるのか垢にまみれた作業服で時折、敷地内の見回りをしている。噂では、学校内で逢瀬を楽しむカップルを覗き見るのが沼作の趣味なのだという。
「これは、これは……どこへおでかけかな?」
「あんたにゃ関係ねぇ」
「ところが、関係あるんだな。カイトちゃん」
「なにっ!?」
不意に名前を呼ばれてカイトは動揺した。この用務員がなぜカイトの名を知ってるのか。
沼作が自分の監視役だったという結論に到達するやいなや、カイトは手にしたスコップを振り上げて沼作に襲いかかった。
「むっ!?」
「死ねぇ」
ガンッ!
金属が頭蓋にぶち当たる鈍い音。
女の腕力にはなっていても、それなりに強烈な一撃だった。
だが次の瞬間、カイトは立ちすくんだ。
沼作がニヤリと笑ったのだ。
「わしの頭は特別、石頭にできててなぁ」
「このクソ親父がっ!」
沼作の金的を狙って蹴り上げた足は空中で、掴まれていた。
「手癖の悪い娘っ子だ。ヒヒヒヒ……」
足を掴まれ、力任せに投げられた。カイトの体は用具室の壁に激突して、その場にくずおれた。
中年の脂ぎった男の腕力と、か母沿い少女の力では、はなから喧嘩にすらならなかった。そこには絶対的な力の差があった。
また、沼作が若い頃、“ジプシー沼作”として三流プロレス団体で地方興行をしてたと知ってたなら、カイトの対応もまた違うものになってただろう……。だが、全ては手遅れだった。
「どれ、よっこいせ……」
「あぐぅっ!」
沼作はカイトの首輪に手をかけると、無造作にそれを持ち上げた。当然、カイトは首吊りのような状態で持ち上げられてしまう。
カイトは爪先立ちになって必死で耐えた。
すると沼作は携帯を取り出して、片手でどこかへ連絡をとった。
「おう。わしじゃ。ムラタさん、ちょいといいかい?」
ムラタの名を耳にしてカイトは必死でもがいたが、沼作が首輪をさらに持ち上げることでいとも簡単にその抵抗は封じられた。
「ああ、そうじゃ。例のカイトちゃん。フラフラとお外に出てきよったんで、捕獲しときましたぜ」
電話の向こうで、ムラタが何やら指示を出してるようだった。
「へへっ、そうしときますよ。御心配なく」
沼作は通話を終え、携帯をしまった。
「てめぇ……ムラタの野郎とグルなのか!」
「へっへっ、そういうこった。そのまま逃げられるとでも思ってたかい?」
「くそったれ!」
「へへへへ……」
沼作の生臭い息が顔にかかってカイトは吐き気を催した。
「そぉら」
「うわっ!」
首輪を掴んで思いきりブン投げられ、カイトは体育用のマットの上に投げ出された。
「そのマットに両手ついてケツをこっちに向けな!」
「なんのつもりだよ!」
「いいから早くしやがれ!」
沼作は近づいてくると、カイトの尻を思いきり叩いた。
「ひぃんっ!」
押し殺したはずなのに、怯えた少女のような悲鳴が口から漏れてしまった。
「ほら、こうするんだよ!」
世話が焼ける、と言わんばかりに沼作はカイトの手を取り足を取り、マットの山に向かせて注文通りのポーズを取らせた。
極端に前のめりの姿勢にされ、否応なくマットの山に両手をつくしかなかった。非力になっているせいで、その姿勢から腕力だけで上体を持ち直すことができなかった。
「フヘヘヘ、こんな上玉は久しぶりだぜぇ」
「くそっ!」
身をひねって逃げようとしたカイトだったが、その前に節ばった男の手でがっしりと腰を掴まれていた。万力で固定されたみたいに身動きがとれない。
青臭い男の精の臭いが鼻腔に侵入してくる。男が下半身を空気に晒したのだ。女の肉体は敏感に男の放つ臭気に反応する。そのむせるような臭いにカイトは身もだえした。
「クネクネと腰をふりやがって。もう、たまんねぇな!」
言うなり、熱く張り詰めた突起物が押し当てられた。
「あああっ!!」
「いくぜ……」
火傷しそうなほど熱い剛直。
ヌルリ……
両腿の間にそれが侵入してくる。
ヌルリ、ヌルリ……
あまりにもグロテスクな感触に、本能的な動作で両腿をぴったりととじ合わせた。それがかえって男を悦ばせることになった。
「へへへへ、ヒッヒヒヒヒ……」
熱くヌルヌルとしたペニスが敏感な腿の肉を押し割って進む。
「ひぃぃぃ……」
おぞましさに、カイトは叫んだ。
「ああ……いい声で鳴きやがるぜ……」
男の腰がカイトの尻に密着した。玉袋が押し当てられる感触まである。
次にすうっとペニスが後退していった。ほっとする間もなく、それはすぐに突き押す運動に変わる。
やがてカイトは、機関車のようなピストン運動に晒された。
男の息がハッ、ハッと弾む。いつしかカイト自身もそれに合わせるように息をしていた。
「やだ……もういやだ! やめてくれぇ……」
「ヘヘ、でるぜ……」
吐息混じりに男がつぶやいた直後だった。
カイトの腿に挟まれた男のペニスが一瞬、信じられないほどにふくらんだ。そして、熱い男の精を吹き出した。
「あっ、ああああ…………」
精を放たれ、太股に熱くぬめる液体の感触が広がった。ぬめぬめとその液体が伝い落ちて膝のあたりまでを汚した。
「ふぅ、スッキリしたぜ……。まったく、こいつが元々は男だったなんて信じられないぜ、ヒヒ」
男の腕から解放されたカイトは、その場で膝を折り、汚された部分を手でぬぐった。
べったりと男の濃い白濁液が手に付いた。
欲望の捌け口。ただそれだけのために、意志と関係なく体を使われてしまったのだ。これほどの悔しさと無力感をカイトはいままで知らなかった。
「ほら、なにぼけっとしてやがる!」
沼作に乱暴に首輪を掴まれた。そのまま引きずられるようにしてカイトは薄暗い旧校舎に連れ戻された。
「カイトくん。君には『お仕置き』が必要そうですね」
ムラタのメガネのレンズが冷たく光った。
「僕の手から逃げようとしたばかりか、あまつさえクラスメイトにあんな怪我をさせて」
「勝手なこと言うな!」
カイトが暴れようとすると、鎖がやかましく鳴った。カイトは沼作によって、あの鎖に繋ぎ直されていた。
それからしばらくして昼休みになると、ムラタが訪れたのだ。
「可哀相に、ヤマセくんは緊急入院ですよ」
「すぐにあんたも後を追わせてやるさ」
「やれやれ……反省の色、なしですね」
芝居がかって肩をすくめてみせるムラタ。
ムラタは隣で作業をしていた生徒たちに声をかけた。
「準備はできてますか?」
「はい。言われた通りに設置しました」
「よろしい」
ムラタはその「装置」に目を移す。
それは木製の奇妙なオブジェにも見えた。
木の枠組みがボルトで床に固定され、その枠組みの中央には垂直に伸びた棒が突き出している。
「運びなさい」
そうムラタが命じると、三人の生徒がよってたかってカイトの手足を捕らえ、鎖から外して装置のもとまで運んだ。
「放せ、この、放しやがれ!」
抗議は冷ややかに無視され、カイトの体は装置の上に運ばれた。
左右にある踏み板の上に立たされると、ちょうどその中央にある棒をまたぐような格好になった。
二人の生徒がカイトを押さえつけ、一人が棒の根本にあるハンドルを回した。すると、股の下にあった棒がせり出し、ちょうどカイトの女性器に頭を突っ込んだあたりで止まった。
「うっ、く!」
柔肉にめりこむ異物の固さにカイトは呻いた。
「どれ……」
ムラタが屈んでその場所を調べ、棒の先端を膣口へとあてがった。
「いいですよ。手を離してやりなさい」
ムラタが命じると、カイトを押さえつけていた生徒たちが離れた。
途端にそれまで支えられていた体重がかかり、踏み板が沈んだ。
「あうっ!」
体が沈んだぶん、棒が膣内に侵入する。
棒の太さは、大人の親指ほど。昨日のバイブに比べれば細いといえるが、それでも異物が体内に侵入してくるおぞましさに違いはない。
「〜〜〜〜〜〜〜!!」
声にならない悲鳴だった。
体重で少しずつ踏み板が沈んでいく。そのたびに棒……いや、巨大な張り型が胎内へと突き上げる。
カイトにできるのは陸に上がった魚のようにただ口をパクパクさせることだけだった。
やがて5センチほど沈んだところで、棒の侵入は止まった。たった5センチとはいえ、カイトにとってそれは全身を貫かれたにも等しい衝撃だった。
「フフフ。まるでカカシみたいですね」
貫かれたまま身動きのできないカイトにそんな言葉が投げかけられた。
「脱走なんて企てるから、そうなるんですよ」
「あ、うぅ……」
「そんなに逃げたいんだったら、そこから逃げてごらん。鎖にも繋がれてないんだ。好きにしたらいい。フ、フフフ……」
カイトは異物感と必死に戦っていた。
男の身には存在しない器官。それを貫かれ、体内に異物が侵入している。そしてカイトの肉体はそれを受け入れるように形作られている。肉体から送られる感覚に、脳が、精神がパニックを起こしていた。
「どうした? 口もきけなくなったのかい?」
ムラタが装置を蹴ると、その衝撃がじかに膣へと伝わり、カイトは身悶えした。
(こんなこと! こんなこと、あっていい筈がないっ!)
ムラタたちへの怒りだけを支えに、カイトは砕け散りそうな精神を支えた。
ムラタたちは油断している。
そしてカイトをつなぐ鎖はない。
ということは、反撃のチャンスではないか。
そそり立つ張り型からなんとか逃れようと、カイトは意志の力を総動員して体を動かした。小刻みに震えている足を持ち上げ、踏み板から降りようとする。
すると、片方の踏み板だけに体重がかかった瞬間、がくんと板が沈んだ。
たちまち、張り型がさらに深くカイトを突き上げた。
「きゃああああっ!!」
無意識に口を衝いた叫びはまさに悲痛な少女の悲鳴だった。
装置の踏み板は、両方に均等に体重がかかっていない限り、沈みこむような仕掛けになっていたのだ。自転車のペダルのように片方が持ち上がり、片方が沈み込む。
カイトがあわてて上げていた足を下ろすと、踏み板は元の高さに戻った。
「ふわっ……!」
深くまで侵入していた張り型が少しだけ、引き戻された。引き戻されながら張り型のふくらんだ先端は膣壁を摩擦していく。
周到に計算され、女体をいたぶるように造られた装置なのだ。
「ヨーロッパのバスク地方で中世、魔女の拷問に考案された器具だよ。多少、改良してあるがね。そいつに貫かれたら最後、自力では抜け出せなくなる」
得意げに解説をしたかと思うと、ムラタはくるりと踵を返した。
「そのまま惨めな姿を晒してるといい。二度と逃げようなんて気が起きなくなるまでね」
ムラタは足早に教室を出ていった。
カイトは自分を貫く杭から逃れようと何度ももがいた。すると、生徒の一人、浩司がニヤついて言った。
「その棒の先端にさァ、特殊な薬品が染みこませてあるらしいぜ」
「なっ!」
「だからよォ、そんなにモゾモゾ動いてると、そのほら、アソコの中ですみずみまで薬が染みこんじまうんじゃないかねぇ」
カイトは絶句してしまった。
薬品……
こんな拷問器具に塗られる薬品があるとすれば、それは……
気のせいか、部屋の気温があがっているような気がした。
素肌の上に来ているワイシャツがじっとりと汗ではりついている。
「うっ!」
そのとき体の奥で灯った、小さな「火」。カイトはつとめてそれを無視しようとした。
「カイトちゃん、なんだかホッペ赤くなってない?」
「う、うるせぇ。さっさとどっか行きやがれ!」
「ケケケ。なんだかハァハァしちゃってない? カイトちゃん」
「うるせえっつって……くっ!」
力んだ拍子に体が揺れ、張り型の先端がぞろりと体を内側から刺激した。
少しずつ、少しずつ、体の芯に灯った火は強くなっていた。それを顔に出さないだけで、一苦労だった。
少年たちは欲情に目をぎらつかせながらも、直接は手を出してこない。恐らくムラタにきつく注意されてるのだろう。その代わり、執拗に言葉でカイトをいたぶる。
「見ろよ、アレ!」
「ハハッ、カイトのやつ、乳首立ててやがる!」
クラスメイトたちの喚声からカイトは顔をそむけた。
さっきから、ワイシャツの布地を持ち上げてピンク色の蕾が固くしこっていた。シャツの表面に飛び出た二つの小さな突起。誰の目から見ても、カイトが乳首を固くしているのは丸分かりだった。
(くそう……なんでこの体はこんなに敏感に反応しちまうんだ!)
虫けらのように思っていたクラスメイトが、自分のことを見世物にして楽しんでいる、あまつさえ欲情の対象にさえしている。そのことが我慢ならなかった。
だが少しでも身じろぎすると、内側からは張り型に刺激され、外側からは乳首の先端を布地に擦られ、危うく甘い声をあげてしまいそうになる。
「ムラタのクスリってすげぇ効果だよなぁ」
「どうかな。カイトちゃんが淫乱体質なのかもしんないぜ」
「あはははっ、そりゃ言えてるぜ」
「いいザマだぜ。アソコに棒っきれブチこまれて、身動きできないままハァハァしてるんだからな」
「ま、お前の鼻息もかなりハァハァとウルサイけどな」
「ちっ。オマエモナー!」
聞きかじった2ちゃん用語を振り回す少年たちに冷笑を浮かべる余裕さえ、いまのカイトにはなかった。彼らがあげつらうように、カイトはハァハァと乱れた呼吸をしていた。
体に無理やり産み付けられた甘い疼きを押し殺すためには、自然とそういう呼吸になってしまう。
昼休みの終わりとともに、クラスメイトたちは本校舎へと戻っていった。
けれど、カイトは悪魔の拷問器具から解放されはしなかった。
たった一人残された教室で、カイトは孤独に肉の疼きと戦っていた。
「あぁ……はぁ……はぁ……」
何とか装置から逃れようと、カイトは何度もあがいた。
たった一本の杭によってカイトは惨めに拘束されているのだ。
逆にいえば、この杭から飛び降りることさえできれば、自由の身になれる。
踏み板の上で爪先立ちになろうとすると、不安定な支点で支えられた踏み板は斜めに傾いでしまう。そのたびにカイトは張り型の突き上げに悲鳴をあげることになる。足の裏で均等に体重をかけてないと、踏み板は安定しないのだ。
おまけに時間とともに、カイトの全身は誤魔化しようもないほど火照ってくる。
汗にぬれたワイシャツはその下の白い肌や、しこった乳首さえも透けて見えてしまう。その猥褻な姿を、床に置かれたビデオカメラがひたすら録画してる。カイトが意志に反して演じさせられているエロティックなショーは全て記録されてしまう。
ほんの数歩先にあるビデオカメラさえ、いまのカイトにはどうすることもできない。そして、汗をかくほどに薬品は全身に浸透していくようだった。
(ああ……早く、早く抜け出さないと、おかしくなっちゃう……)
心の中にさえ、甘い匂いの靄が立ちこめ始めた。
「ま、負けてたまるか……」
食いしばった歯の間からつぶやく。
たった一本の杭によって、まるで何かの展示物のように人格も何もかも奪われた。そんな状態に甘んじるわけにはいかなかった。
左右の踏み板の上でそろりそろりと体重を移動させる。もう何度目かもわからない、虚しい行為の繰り返し……。
少しずつ、つま先を伸ばし、忌々しい張り型から体を浮かせようとする。
そのときだった。
授業の終わりを告げるチャイムが鳴り響いた。と同時に、装置に変化が生じた。
ブゥゥゥゥゥン…………
チャイムの音に連動して、張り型の基底部に取り付けられたモーターが振動を開始した。
その振動はもろにカイトの「女」の部分を直撃した。
「あっ!! あああああああああああ!!! い、いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
もとから薄氷を踏むようなバランスで欲情に耐えていたカイトだった。
不意の刺激に理性のダムはあっさりと決壊した。そして甘い快楽の洪水が肉体と精神を丸呑みにした。
「あん、あん、あんんん、はぁぁぁぁぁぁん!!!」
鼻にかかった声で喘ぐと、カイトの背筋が弓なりに反り返った。
「女」の器官は何度となく収縮を繰り返し、暴れる張り型をくわえこんだ。「受け入れる」側の性本能がカイトの体を操る。
気が付くとカイトは快感に張り詰めた乳房をかき抱き、腰を蠢かせていた。
「あはぁ…………」
一気にからだを持ち上げられるようなエクスタシーの奔流だった。
最初の波が引いていったとき、自己嫌悪が頭をかすめた。
(俺は負けたのか……)
もっとも、それはカイトが後に経験する屈辱と屈服に比べれば、ほんの些細なものではあったが……。
すぐに次の波が押し寄せ、カイトの思考は泡となって砕け散った。
女の肉体は、エクスタシーの余波がくすぶるうちに次の快感を運んでくる。
「あ、あ、あ、ああああ…………いやぁ…………」
ビデオカメラは静かに一部始終をテープに収めていた。
チャイムが鳴り終えると、張り型の振動も停止し、カイトはがくりと首を垂れた。
口の端から透明な涎が糸を引いた。
それ以上に下の口から分泌された蜜は、しとどに杭を濡らしていた。
カイトがようやく意識をとりもどそうとしていた頃。
ムラタは、平然とした顔で授業を進めながら、カイトの有様を思い浮かべていた。
(ククク。その躰で悦びを経験するほど、淫らに発情する雌の躰になっていくんですよ……)
=============ここまで書いた=============
あわわ、改めて見返してみると荒らしに近いや・・・。ゴメソナサイ
あといまさらなんだけど、原作者の「はこ」さんとしては、こういう形の続編はOKなんでしょうか?
とにかく一人でスペース取り過ぎたんで、一度ここで止めようと思います。
乙カレー。
いや楽しませてもらいますた。
カイトくんには男の意識のままで陵辱の限りを尽くされて欲しいですね。
荒らしなんかとは思わないので、
ひんぱんに書いてくれると嬉すぃです。
…しかし201と202はなんだったんだ、ワラタヨ。
ただあまり連続でSS貼り付けてるとコピペ荒らしと
間違えられてアクセス禁止くらう可能性があるから注意。
229 :
八等:02/05/21 22:28 ID:M57pDHtc
もっと続きがよみたいよっ
230 :
名無しさん@ピンキー:02/05/22 09:15 ID:K0x42zbY
カイト続き きぼーん
231 :
名無しさん@ピンキー:02/05/22 12:04 ID:ncueaqwf
かちゅからテストしてみるカキコ
続ききぼんしてもらって嬉しかったので、明日あたりまた少しSS投げてみますね。
234 :
名無しさん@ピンキー:02/05/23 01:52 ID:6g0ZCTaP
期待age
放課後の鐘が鳴る。
ムラタが旧校舎の教室に顔を出したとき、カイトは貫かれた張り型の上でぐったりとしていた。
そこから逃れようとする試みは全て徒労に終わり、囚われ展示される獲物としての哀れな姿をムラタの前に晒すことになってしまったのだ。
「少しは身に沁みましたか?」
ムラタは真っ直ぐカイトの前までやってくると、服の上から階との乳首を摘んだ。
「ひゃうっ!」
その鋭い刺激で、繰り返す快楽の波に濁っていたカイトの目が、いくぶん生気を取り戻した。
「あれほど逃げてもいいと言ったのに。どうやらカイト君はひどくこの器具がお気に入りの様子だ」
ムラタがモーター部のスイッチを入れると、カイトを貫いた杭はまたあの振動を開始した。
「あ、あああんんっ……」
小刻みなバイブレーション。既に何度も快美感を刻印されてきた肉体はいともたやすく反応してしまう。その様子に、ムラタは眼鏡を押し上げ満足そうに頷いた。
「クク……」
「やめ……もうっ、やめてぇ…………」
哀れったらしく懇願するカイトの姿に、王様然として君臨してきたかつての面影は微塵も残っていない。
ムラタがさらに力を入れて乳首をひねりあげると、カイトは喘ぎ、仰け反った。腿のあたりがわなないている。乳首を弄られただけで軽くイッてしまったのだ。
ムラタは少女の花弁を貫くその杭に顔を近づける。「そこ」がどうなってるかを充分知ったうえで。
「おや……これはすごい。杭がびしょ濡れになってるじゃないか。それにこの甘ったるい雌の匂い。まさか、これは君の匂いじゃないだろうね?」
「あ、ああ……」
「どうなんだい。君は男の子なんだから、よもや愛液を垂れ流してメスのフェロモンをあたりに充満させたりはしないよね?」
カイト君物語(勝手に続編バージョン)ではちょくちょく、色んな名作TS小説のいいとこ取りしてますんで、元ネタに思い当たったらその作品の話とか振ってみてください。
SSウプしてると他の話題が出にくい罠だなあと思うので。
TS系スレの共有SSスレとかあったら便利かも。
「うう……ちくしょう……」
カイトは唇を噛んで、顔をそむけた。
食ってかかる気力すら残されてはいない。ムラタの手が胸をこねくり回しても、されるがままだった。ときどき堪えかねたように切ない鼻声をあげたりする。
拷問器具にかけられて放置されてから、学校のチャイムが鳴るたびにカイトは凄まじい女体のエクスタシーに晒されてきたのだ。心身が回復しかけた頃に、次の鐘が鳴り渡る。その繰り返しで、カイトの精神は崩壊寸前まで追い詰められていた。
「安心しなさい。まだまだそんなものじゃない。肉体に馴染むにつれ、君は本物の女体の快楽を覚えることになるのだから」
ムラタの言葉は死刑宣告にも思え、カイトは身震いした。
いまでさえ息絶え絶えだというのに、女の肉体の快楽は本来もっと凄まじいというのだ。そんなものを体験してしまったら、脳が焼き切れてしまう。
「もう、いやだ……お願い、だから……」
「おねだりなら、それなりの作法があるでしょう? 本当にお願いしたいことがあるなら、僕に隷属する証のキスをしなさい」
ムラタの顔がカイトの前に迫った。
整ってはいるが、レンズの向こうの瞳は氷のように冷たい光を宿している。
(キス……?)
ぼやけたカイトの思考の中でいくつもの声が飛び交った。
(これで許してもらえる)
(キス?)
(キスすれば)
(楽になれる)
(隷属の証……)
カイトは自由にならない身で精一杯顔をあげると、ムラタの唇を求めた。
「あン……」
ぴちゃ。
瞳を潤ませたカイトのキスを、ムラタは受け入れた。
だか、突然ムラタの顔が険しくなった。
さっとカイトから身を引き離す。
二人の唇の間に、絹糸のように細い血の糸が引いた。
「……危ないところでしたよ」
唇を押さえ、ムラタはつぶやいた。
「く……そ……」
ムラタの唇には小さな傷ができていた。
「油断してたら、噛み千切られていた、というわけですか」
「俺を……甘く……見るなよ…………」
「……フフ、そのくらい足掻いてくれなければ、獲物として期待外れというものです」
ムラタは舌なめずりをして言った。
廊下のほうから、今日も凌辱の宴に参加できることを期待してカイトのクラスメイトたちがやってきた。浩司、ハネダ、カジの三人だ。
「お前たち。カイト君を台の上に寝かせてあげなさい」
力仕事は生徒たちに任せ、ムラタはクラスメイトたちにぐったりと身を任せたままのカイトを鑑賞していた。
机を並べた上にマットレスがひかれ、即席のベッドが作られていた。そこにカイトは横たえられた。
どさくさに紛れて少年たちはカイトの胸や尻を触ったが、カイトは疲れ果てていて暴れるどころではなかった。
「一時間ほど休息をとらせなさい。それから始めますよ」
限界に達していたカイトは、マットレスに突っ伏して泥のような睡眠を貪った。
「……まだ『レベル1』ですよ。頑張ってくださいねカイト君。期待してますよ」
眠りこける少女の耳にムラタはそっと囁いた。
きっかり一時間後。カイトは再び慰みモノにされていた。
「男性への奉仕のしかたを基礎から覚えてもらいますよ」
ムラタは顎をしゃくって少年たちに指示を下すと、自分はゆったりと椅子に腰掛け、眼鏡のレンズを拭いた。
「このクサレチンカス先公! テメェには絶対吠え面かかせてやるからな!」
「うむ、元気があってよろしい」
文庫本を片手で持ちながら、余裕しゃくしゃくであしらうムラタ。
カイトは少年たちの手によって手足に拘束具をつけられていた。
「……媚薬もだいぶ抜けてきて、頭がハッキリしてきたみたいですね。君たち、カイト君の扱いは慎重にね。くれぐれ油断しちゃいけませんよ」
「分かってますよ。なんたって、こいつの中身は『あの』カイトなんですからね」
「そういうことです」
カイトに手枷と足枷が取り付けられ、両手と両脚は肩幅より少し広く広げられた。枷と枷の間を鉄棒で連結さるれと、四つん這いのその姿勢のまま自力では起きあがれなくなる。かろうじて床を這うことはできるが、二本足で起きるのは不可能だ。
枷をつけられたままカイトは机を並べた台の上に乗せられた。
家畜同然に四つ足で立たされてると思うとカイトの心は屈辱に燃え立つのに、なぜか下腹の奥が甘く疼いて微量の蜜が沁みだした。その生理現象を悟られまいと、カイトはニヤニヤ見守るかつての手下たちに罵詈雑言の限りをぶつけた。
「では、始めましょう」
ムラタが椅子から立ち上がった。
「ヘヘ、俺が一番手でいいですか?」
「許可します」
「ありがてえ!」
浩司がカイトの鼻先に立ったかと思うと、やおらズボンのジッパーを引き下ろした。
「きっ、汚ねえモン見せんな!」
カイトは小鼻に皺を寄せて唸った。
少年の股間はちょうどカイトの顔と同じ位置にある。ジッパーから「モノ」がまろびでると、それは勢いあまってカイトの頬を叩いた。
「っ……!」
「おっと、失敬、失敬。へへ……ひとつ、ひとのちん●にビンタされ、ってな」
少年のペニスは根本まで皮の剥けた完全体だった。
カイトはその場から離れようとしたが、拘束具をつけられて狭い台に乗せられた身では、それもままならなかった。
「なにをぼうっとしてるんですか」
ムラタの叱責が飛んできた。
「彼のペニスに奉仕するんですよ、カイト君」
「冗談……」
カイトの顔が引きつった。ゴクンと喉が鳴る。
「口には含まなくていいよ。食いちぎられちゃたまんねぇからな。それより、舌でぺろぺろやってくれよ」
さも当然のように腰に手を当てて浩司は完全体ちん●をググッと突き出した。
その先端からは早くも透明な先走りの液体が顔をのぞかせている。
若いオスの分泌物がほとんど直にカイトの鼻腔に飛び込んできた。咽せそうになる臭気だ。
沼作のときより濃厚で、甘い麝香臭の成分が強く感じられる。
カイトは顔をそむけようとして、オスの匂いに惹かれている自分に気づいた。これ以上ないというほどのおぞましさを感じてるのに、鼻先に突きつけられた若々しいオスの性器を無視できない。
また喉が鳴った。
先ほどとは微妙に違う、生唾をのむ音だった。
カイトの意志とは関係なく、さかんに生唾が湧いていた。
(こんなモン、近づくのもイヤなのに……)
意志の力でそれから目を逸らそうとしても、匂いに反応してつい惹きつけられてしまう。
男のモノを見せられて何度も生唾を呑み込んでる自分が信じられなかった。
「葛藤してるようですね」
「そ、そんなことないね……」
「それも当然ですよ。あなたの、そのメスの肉体は、異性の放つ性フェロモンに惹きつけられる仕組みになってますからね」
「ヘッ! こんな粗チンに誰が惹かれるってんだよ」
「おや……。カイト君の持ってた『モノ』に比べれば充分に立派だと思いますけどねえ」
「うわあっ、なんてこと抜かしやがる!」
ハネダがさっと挙手した。
「先生、カイトのアソコは大人でしたか、子供でしたか?」
「……可愛らしいレザーアーマーを装備してましたよ」
クイッと眼鏡を持ち上げてムラタは質問に答えた。
どっとクラスメイトたちが爆笑する。
「うわぁぁぁぁん!」
女にされたうえ、男としてのプライドまでガタガタにされ、カイトは泣き叫んだ。
すると、カイトの涙に反応してか、浩司のモノがクンッと上向いた。
ぎょっとするカイト。
「うへへ、盛り上がって参りましたーっ」
「このチンカス野郎が……」
「ちん●も持ってない女の子に言われてもこたえないね」
ついに浩司のペニスは水平以上の角度にそそり立った。
たちこめるオスのフェロモンにカイトはクラクラと目眩を覚えた。肉体が勝手に反応して、心を置き去りにしていく。
「舐めなさい」
冷たくムラタが命じる。
「それとも、もう一度あの杭の上にまたがりますか?」
「い、いやだ! アレだけはもうイヤだ!」
「だったら、手間どらせないでさっさと奉仕を始めなさい」
「あうう…………」
浩司のペニスに少しでも顔を近づけると息を吸い込んだだけで、全身が火照った。
(しかたない……いまは大人しく従うフリして…………)
観念したように目を閉じると、カイトは舌先を少しだけ突き出した。
カイトのその表情に、浩司のペニスはさらに仰角を増す。
(ままよ!)
やけくそのようにカイトは舌先を伸ばした。
ちょんっ。
残りまだ大分あるけど、一度ここで止めまーす。
SSだけでスレ消費されてくのもなんか違うと思いますので……
お疲れ様です。今回もかなり良かったよ。
すごく(・∀・)イイ!
ツボにはまりまくりです。続きすごく楽しみにしてるYO
246 :
名無しさん@ピンキー:02/05/23 23:35 ID:XOfTMGaT
248 :
名無しさん@ピンキー:02/05/24 08:02 ID:xTyolxxa
荒らしはここから来たのか。
>>248 お ま え が 荒 ら し だ
とマジレスしてみるテスト。
248を道連れに強制女性化されに逝ってきます、、、
251 :
名無しさん@ピンキー:02/05/24 10:06 ID:xE7yGeS4
252 :
名無しさん@ピンキー:02/05/25 19:43 ID:AJz2/2OZ
カイトくん
続きはこっちにきぼん。
253 :
名無しさん@ピンキー:02/05/25 22:00 ID:cQQZEuWm
あっちではケチがついたし、こっちでやるのがいいと思います。
>>252-253 了解です。
このスレにそのまま連載しちゃうのと、エロパロ板にTS専用のSSスレ立ち上げるのと、どっちがイイ?
SS貼ってるとスレ容量が大きくなって、早めにスレの寿命がきてしまうという諸刃の剣かも。
ここでいいよ。
せっかくこのスレで生まれたSSなのだから
完結もこのスレがふさわしい。
同意。
スレの寿命来たらまた立てりゃエエ。
257 :
名無しさん@ピンキー:02/05/26 11:35 ID:WG4uJuPW
僕は友達と2人で小さなきっ茶店に行きました。
その店は小さくてL字型のカウンターがあるだけでした。
僕はメニューを見たしゅん間ぐらいに、「バナナジュース1つください」
と言いました。カウンターの中には、エプロンをした、おじーさんが
にこにこと立っていて「はい、わかりました」と言いました。
そして友人は「アイスココア下さい」と言いました。おじーさんは、「ハイ」
とうなずくと、水とおしぼりを出してくれました。
その時、僕は、急に気が変わり、「あっ、バナナジュースやめて、
レモンスカッシュにするわ。」と言いました。
するとおじーさんは、「レモンスカッシュとバナナジュースですね」とか、言うから、
ぼくは、「いや違う、レモンスカッシュと、アイスココア」だと、言いました。
するとおじーさんは、「あっ、はいはいわかりました」と言って作業を
始めました。小さな店には、僕達2人と、おじーさんだけでした。
1分ぐらいのち、そのおじーさんは、「バナナジュースとアイスココアでしたっすよねェ」
とカウンターの奥から僕に聞くので、ぼくは「ちがうちがう、レモンスカッシュ
とアイスココアです」と言ったら。「あそっか」と照れ笑いをしながら、
また作業を始めました。
それからまた30秒くらいして、「すみませんけど、バナナジュースと、アイスココア
でしたよねー」とにこっとしながら言うので。ぼくはていねいに
「いや、バナナジュースはやめて、レモンスカッシュと、アイスココアでお願いします。」
と言いました。そしたらおじーさんは、「あ、すみません、ごめんなさ
いね。わかりました」などと言ってまた作業を始めました。
ぼくはその時、「この人少しボケている」と思いました。
それからしばらくして、「うわーしまったー
バナナジュースじゃないんだー」
という大きめの声が聞こえたのでカウンターの中に目をやると
ジューサーの中にバナナが2本はいっているのでした。
ぼくは、「いいですよバナナジュースで」と言いました。
>>241 続き行きます。
まずは、創作板のほうに載せたとこを再掲載から。
熱くヒートした肉棒の表面に触れた瞬間、カイトは舌を引っ込めた。
「あひぃっ!」
「オエエエッ!!」
二人の声が同時に響いた。
「も……もうだめぽ〜〜〜〜!!」
浩司の体がびくんびくんと痙攣し、その男性器の先端から液を迸らせた。
「ぎゃっ!」
ねばっこい液体はモロにカイトにかかり、ワイシャツの胸元を汚した。
「あははは〜〜…………でちゃった」
「この役立たず!」
ビシッ!
ムラタに蹴飛ばされて浩司は転倒した。
「それじゃ奉仕にならないだろうが、ヴォケ!」
「ひぃぃぃ。だって、溜まってたんだよぉ」
「もういい。次!」
「押忍!」
カジが張り切って浩司にとって替わった。
「さあ、舐めてくれやカイトちゃん」
「調子乗りくさって……あっ」
カジのペニスが突き出されると、またもやカイトの肉体は意志を裏切った。敏感に空中のフェロモン臭に反応して、乳首までしこってくる。
「王様カイトも、女になっちまったらしおらしいもんだよな」
「俺は女じゃねぇ!」
「ほらよ」
カジの黒々とした得物が固く勃起して差し出された。意に反してカイトの目は釘付けになってしまう。
「ペロペロやってくれや」
「こ、この借りは100倍返しにして……」
「早くしろ!!」
カイトはもう一度目を閉じると、舌を出した。
命令に従うフリをして油断させてやるんだ。そう自分に言い聞かせ、そっと舌を男のものに近づけた。
最初は舌の先端で、ほんの少しだけ触れた。浩司と違ってカジは、まだ余裕があるようだった。
(こんなこと、早く終わりにしてくれぇ!)
カイトは内心叫びながら、もう一度舌を突き出した。
そのときである。
下半身のほうで思いがけない痺れるような快感が走った。
「ひゃああああんっ!」
思わず振り返ると、ムラタがカイトの剥き出しの股間の前に立っていた。電動のローターを持って、それを秘部に押し当てている。充血していた花弁は甘美な振動を受けて、ざわざわと反応していた。
カイトの反応に気づくと、ムラタはローターを離した。
「何をしてるんですか。奉仕を続けなさい」
「でも!」
「杭にまたがりますか?」
「ちっ……」
渋々、カイトはカジへの「奉仕」を再開した。
するとまた、秘部にローターが押し当てられた。
「あっ、あっ、それダメ……気持ち……」
気持ちよすぎる、という言葉をかろうじて呑み込んだ。刺激に反応して腰を振りそうになってしまう。
「奉仕を続行しなさい」
冷たく響くムラタの声。
カイトは声を殺してローターの刺激に耐えながらペニスに舌を這わせた。
(俺、どうしちゃったんだろ……)
(男のちんぽしゃぶらされて、なのにこんな体が火照ってるよ……)
ぺろ、ぺろ……
色黒のペニスの表面を舐める。
干物のようなすえた匂いさえ、カイトには媚薬に等しかった。
嫌悪からではなく、恍惚感からうっとりと目を閉じてクラスメイトのペニスを舐め上げた。
下半身にはローターの刺激が心地よく響いてる。
(男だぞ、俺は男だぞ)
(でも)
(こんな気持ちいい……)
いつのまにか、甘ったるい鼻声を出しながらペニスにむしゃぶりついてる自分がいた。
それを見計らったようにムラタが言った。
「奉仕のたびにこうして性感を刺激してあげますよ。パブロフの犬を知ってますか? カイト君、やがて君は男のモノを目にしただけで体がこの快感を思い出して欲情するようになります」
「い、いやだっ!」
「君の意志なんて関係ありません」
カイトがさらに抗議しようとしたとき、カジが「うっ」と低く呻いて精液を吐き出した。カイトの顔一面にねばつく液がまとわりついた。
「ふぅ……なかなか良かったぜ」
カジは犬か何かのようにカイトの頭を撫でた。
「後始末も頼むわ。きれいにしてくれ」
「……せいぜい今のうち楽しんでな」
虚勢を口にしてから、カイトはカジのペニスに残る精液を舐め取った。その行為に連動して、ローターが押し当てられる。
「ふあああっ……ああっあん!」
そのときの刺激でカイトは軽いエクスタシーに達してしまった。ヴァギナがヒクヒクと緩やかに痙攣した。女としてのエクスタシーをまだ充分に自覚できないカイトは、下腹部で内臓が裏返ったような感覚にパニックを起こしかけた。
「君はずいぶんと可愛い逝き方をしますね」
「ちが……」
ムラタの指が秘裂の内部にさしこまれた。
「ひんっっ!」
「膣が周期的に締め付け運動をしてますね。ペニスに快感を与えて少しでも多くの子種を絞りとるためのメスの体の生理反応ですよ」
「ち、ちがう、絶対にちがう!」
だが、ムラタのその指摘でカイトは下半身に生じた感覚を正確に理解できたのだった。
「否定しても無駄ですよ。僕の与えたこの体は完全なメスの肉体で、君の意志なんておかまいなしに生理だってくるし、精子を注ぎ込まれればちゃんと妊娠だってするんですよ」
冷酷な言葉がカイトを打ちのめす。
悪夢のような……悪夢以上に酷い現実だった。
「なんなら今、試してみますか?」
「!」
これまで感じたこともない種類の恐怖が背筋を駆け抜けていった。
「それがイヤなら、大人しく奉仕を続けることですね」
「………………」
カイトは押し黙ってカジのペニスに残った汁を舐めた。
塩辛い体液が絡みつくようにいつまでも舌に残った。
「ぅぇぇぇ……」
カイトに「後始末」をさせてるうちに早くもカジの分身は硬度を取り戻していった。
「おっと、復活しちまった。悪いけど、もう一ラウンド頼むわ!」
「してあげなさい」
カイトは震えながら奉仕を再開した。
少年たちは入れ替わり立ち替わり、カイトの前に立ち奉仕を強要した。
ティーンエイジの際限ない性欲のせいで、彼らは一度精を吐き出してもしばらく休むと元通りに回復してカイトの前に戻ってくる。
無限地獄のように感じられた奉仕は、三時間にも及んだ。
少年たちはまだ続けたがったが、カイトの感度が鈍ることを懸念したムラタが途中でストップさせたのだ。
>>261 以降からが未発表分です。
あと、いま覗いたら創作板荒れまくりな雰囲気。スマソ……このお話がキリついたら回線吊って逝ってくるんで、もうあんまり荒らさないで( ゚д゚)ホスィ……
ムラタにとっては、これもカイトの肉体に男性への奉仕と肉欲を関連づけさせるための機械的な手順に過ぎなかったのだ。
手枷と足枷が外され、カイトは元の鎖に繋がれる。
舌の使いすぎで顎が痛んだが、精一杯の強がりでカイトはムラタを睨んだ。
「何か?」
「先生よぉ、浩司たちにやらせるばっかだけど、あんたのちん●はほっといていいのかよ」
「下らないことを気にしますね」
「人のモノをバカにしてたけど実はあんた、インポじゃねぇの? それとも、とても人前に出せないほどの包茎短小とか?」
悔し紛れにカイトは挑発した。
「やれやれ……お喋りなダッチワイフですね」
芝居じみた仕草で肩をすくめるムラタ。
「そんなに僕のモノに興味があるんですか?」
「へっ。さぞかしお粗末なブツなんだろうな。出し惜しみする奴に限って、そうなんだよ」
「そうですか……」
ムラタがカイトの前にやってきた。
カイトはてっきり、ムラタがジッパーを下ろしてペニスを取り出すものとばかり思っていた。
ところが、ムラタはカイトの姿を見下ろして眉をひそめた。
「ひどい格好ですね」
「なんだって?」
「精液まみれじゃないですか。質の悪そうなDNAの臭いがプンプンしてきますよ」
「ばっ、バカ野郎、誰のせいでそうなったと思ってやがる!」
「……早く洗い流してきなさい」
ムラタが顎をしゃくると、浩司たちがすぐさま反応した。
カイトの首輪から鎖を外し、代わって犬の散歩用の手綱を首輪につけた。
「ついてこいよ」
浩司が力まかせに手綱を引っ張ると、首輪がカイトの頸にくいこんだ。
「うっ、ゲホッ!」
従わないわけにはいかなかった。長時間の「奉仕」でガクガクと膝が笑いそうになるが、なんとかカイトは後ろに付き従った。
少年たちはトイレに入っていった。
「ほんとはカイトちゃんは女子トイレ入んなきゃいけないんだけどな」
浩司が手綱を持ち、ハネダが水道の栓をひねった。ホースの先から錆の混じった水が勢いよく噴き出す。
浩司が手にしていた手綱を配管に結びつけてから、ハネダのほうに回り込んだ。
「ちょーっと冷たいけど我慢しろよ」
ハネダがホースの先を向けると、冷たい水流がモロにカイトを打った。
「ひっ、こらイキナリなにすんだ!」
「キレイキレイしましょうねえ♪」
洗車でもするみたいにバシャバシャと水流を浴びせてくる。水流から逃れようとしたが短い手綱がすぐにピンと張って首輪が喉に食い込んだ。
「ぐえっ」
そこへ少年たちが笑いながら水流の狙いを定める。
そうやってさんざん弄ばれ、彼らがようやく蛇口を止めたときにはカイトは体温を震えてブルブルと震えていた。
もう一度手綱を引かれて教室へと戻る。
濡れ鼠のカイトを一瞥すると、ムラタは紙袋から乾いたバスタオルを取り出してカイトに手渡した。
「それで体を拭きなさい」
「でも……」
「何か?」
この場で脱ぐのは……と言いかけて、カイトは口をつぐんだ。
それではまるで、女として恥じらってるみたいではないか。
濡れてシースルー同然になったワイシャツ。裾の部分が腰まで覆ってるとはいえ、その下の素肌が露出しているも同然……あるいはかえってそれ以上にエロティックである。
カイトは無造作に濡れたワイシャツを脱ぎ捨てた。
浩司たちの喚声は聞こえない振りをした。
裸になると、胸の二つの膨らみのリアルさ、脇腹から腰にかけてのなめらかなラインがいやでも目に入ってしまう。望みもしないのに押しつけられた少女の躰だ。
あまりにも細くて非力な躰が心細くて、カイトはバスタオルを羽織った。
「ヒュー、ヒュー。色っぽいぞ、カイトちゃーん」
「カイトたんハァハァ……」
少年たちの野次を務めて無視し、濡れた体を拭いていった。男ときの感覚でタオルを使っていくと、思いがけず胸や尻の隆起がタオルにこすれる。特に、胸の先端の敏感な部分が擦れたときは危うく声を出してしまうところだった。
「さて。カイト君もさっぱりとリフレッシュしたところで、君にプレゼントをあげることにしましょう」
「どうせまたロクでもないもんだろ!」
「とんでもない。これでも、お金をかけてるんですよ」
カイトはバスタオル一枚肩からかけた格好のまま、椅子に座らされた。
ムラタは紙袋の底から何かを取り出そうとしている。
隙をついて脱走する機会を窺ったものの、抜け目無く浩司が手綱を握っていてそのチャンスはなかった。
「これがプレゼントですよ」
ムラタは宝飾店で指輪やネックレスを入れるような小箱を取り出すと、カイトの目の前で蓋を開けてみせた。
「……なんだこりゃ」
「強いていえば、君が他人の所有物になることの証、でしょうかね」
小箱の中には金色に輝くリングと、ビー玉大のイヤリングらしきものが入っていた。リングもイヤリングもそれぞれ二つずつ並んでいる。
「まさか、これを俺に……」
「ほかに誰がいるっていうんですか?」
椅子を蹴って逃げ出そうとしたカイトは無情にも手綱で引き戻され、三人がかりで椅子に座らされてしまった。
「君たち、そのまましっかりと押さえてなさい」
三人に頭、肩、腕としっかり固定され、カイトは椅子の上で微動だにできない。
ムラタの手にはいつのまにか注射器と消毒用の脱脂綿があった。
「やめろォォォォ!!」
「少しは静かにしたまえ」
なおも喚こうとするカイトの口にすっぽりとボールギャグがかまされた。
それを境に、カイトはただ苦しげに呻くことしかできなくなってしまった。
ムラタは淡々とカイトの耳たぶを消毒し、そこに注射針を刺した。チクリと鋭い痛みがあって、それから徐々に耳たぶの感覚が麻痺していった。
ムラタは小箱からイヤリングをつまみ上げる。ピアス式で小さな金属球を吊るような形のイヤリングだ。銀色のボールの上下には金属の輪が幾つも重なっていて、ちょっと揺れるだけでチャラチャラと音がする。
「これを耳に飾ってみたいと思うでしょう?」
「んんっ! んーっ、んーっ!!」
カイトの叫びはくぐもった呻き声にしかならない。
「イヤならイヤとハッキリ言わないと。イヤです、と言えたらやめてあげますよ」
「んむうーっ! んんんっっ!!」
小さな口にゴルフボール大のギャグをくわえ込まされて喋れる筈もない。ムラタは残酷な冷笑をたたえてカイトの無駄な努力を見守っていた。
「……どうやら異議なしのようですね」
「んーーーーーっっ!!」
抗議の声を張り上げようとしても、ギャグの穴からむなしく唾液が漏れるだけだった。
ピアス穴をあけるための器具が耳たぶに当てられた。耳の感覚は麻痺していても、ムラタの手の動きで、穴を開けられていることが分かる。
まず、右耳に穴が貫通した。間をおかずに左も。
「知ってますか? ピアス穴を開けたら、穴が固定するまでの数ヶ月、ピアスを外しちゃいけないんですよ」
ボール型のイヤリングがゆっくり近づいてくる。カイトは恐怖に目を見開いた。
イヤリングの発する小刻みなチャラチャラという音が耳のすぐ横で聞こえた。今まさにピアス穴にリングが通されているのだ。
「……もっとも君の場合は、一生ピアスをつけたままなんですがね」
リングの切れ目を繋ぐビーズが取り付けられていく。そしてリングが閉じられると、大型のペンチでビーズを圧迫する。
「こうするとネジ穴が変形して、二度とピアスを外せなくなるんです」
ムラタはさも楽しそうに告げた。その言葉はカイトの脳裡で何度となく繰り返し響いた。
そして他方の耳にも同じようにしてリングが固定された。
事が終わると、カイトの口に突っ込まれていたボールギャグが外された。
「ああ、思った通りだ。とてもよく似合ってる。かわいらしいよ」
耳からぶらさがる銀色の球をムラタは指先でピンと弾いた。高い音が響いてイヤリングが揺れる。
「そのイヤリングが揺れるたび、音を鳴らすたびに思い返しなさい。君が誰かに所有される快楽のための道具に過ぎないということを」
少女のピンク色の唇はわななくだけで言葉を発することができずにいた。
(殺す)
(コロス)
(ブッコロス)
(惨めすぎる……)
(道具?)
(カイラクノタメノドウグ……)
カイトの頭の中は赤黒い色のペンキをぶちまけたように混乱した負の感情が渦巻いていた。
「残りの二つはまた次の機会にプレゼントしてあげますから」
そう言ってムラタは小箱を閉じた。
「さあ、今日はここまででいいでしょう。出ますよ」
「うぃーす」
ムラタの走狗となり果てた三人の少年たちは声を揃えて返事した。
カイトは引きずられて鎖に繋がれた。
少年たちは去り際にひとりひとり、イヤリングに触れていった。
「一段と色っぽくなったぜ!」
「ピアスでおめかしとは、さすが校則違反のカイトさんだよな!」
少年たちの手で弄ばれるたびに耳から吊されたボールはユラユラと揺れ、金属環がチリチリと音を立てた。
そろそろアクセス規制されそうなんで続きは股今度にー
イヤリングのボールの中身はアレです。わざわざ元の体から抜き出してきたアレを銀でコーティングして形を整えたとかいう設定。
その作業をしているとこを想像すると「ムラタ先生って物好き……」ってカンジですが。
ところで、ムラタの研究所の設定とか勝手につくっちゃっていいですか?>はこさん
とりあえずこのお話は続編ってより外伝ってふうにします。
268 :
名無しさん@ピンキー:02/05/26 23:17 ID:42HAE/1c
269 :
名無しさん@ピンキー:02/05/27 08:21 ID:9/Zzp4V/
グーッ!グーゥ!グッジョブ!
続きも激しくおながい
270 :
梨華:02/05/27 10:01 ID:YfHKLBBe
強制女性化されました。
271 :
名無しさん@ピンキー:02/05/27 19:57 ID:YxnyAMOJ
272 :
?:02/05/27 20:01 ID:josYFXQz
オレもスゲエ美少女に強制女性化されてみてえ、、、
273 :
名無しさん@ピンキー:02/05/27 20:10 ID:YxnyAMOJ
274 :
名無しさん@ピンキー:02/05/27 20:13 ID:YxnyAMOJ
>>272 気持ちはわかるが、女性化されたいと言ってる時点で既に強制じゃない罠
>>267 めっちゃイイんだけど、台詞に2ch用語使うのはかなり萎えるからできればやめて欲しい・・・
用務員が○作ってのはあまりに安易過ぎないか?
元のキャラがあそこまでブっとんでて笑えただけにパクるん
だったらそれ以上のものをこっちは期待してしまうんだが。
>274
あんさん、
>>271も間違ってまっせ。何やっとんねん。
>274
てゆーか「もし理想の〜」スレでも間違いリンク張ってたな。
さては新手の荒らしか!?
>>276 2ちゃん大好きッコなものでつい。
>>277 きちゃない感じの用務員ってことで安易に○作にしちゃいました。
実は原作やったことなし(´・ω・`)
>>266 続きいきます。
「あばよカイトちゃん。明日も漏れたちの性欲処理、頼むぜ」
去り際の浩司の言葉が、カイトを絶望的な気持ちにさせた。
ひとり残された教室の中でカイトはがくりとうなだれた。
動作に合わせてイヤリングが揺れ、耳障りなチリチリという音を立てる。
『そのイヤリングが揺れるたび、音を鳴らすたびに思い返しなさい。君が誰かに所有される快楽のための道具に過ぎないということを』
ムラタの言葉が耳に甦り、カイトは指が真っ白になるほど拳を握りしめた。
怒りの感情と同じくらい、あるいはそれ以上に……ムラタの思惑通り生きたダッチワイフに作り替えられてしまうことへの恐怖があった。
毎日こんなふうに責められたら、そう遠くない未来、ムラタの前に完全に屈服してしまうのではないか。
……そんな考えに恐怖している自分が情けなかった。
「殺してやる、殺してやる」
ムラタたちへの殺意を口にすることでかろうじて精神の均衡を保てる。
けれど物騒な文句をつぶやく声は、甲高い少女のそれになっている。それが悔しくて口をつぐむと、あとは心の中だけで同じ言葉を繰り返した。
どれだけそうしていただろうか。
隙間から射し込んでいた外界の光は途絶え、廊下で灯る一本の蛍光灯だけが光源となった。
時間とともに激しい感情が幾分収まってくると、空腹と肌寒さを感じた。
特に寒さのほうは深刻だった。夜になって旧校舎の空気は冷え込んでいた。少なくとも、湿ったバスタオル一枚では過ごしにくいほどに。
あたりを見回すと、手の届く範囲内に衣類らしきものがコンビニのビニール袋に入れて放置されていた。ムラタたちが去り際に置いていったのだ。
袋の口を広げると、まず体操着が目に付いた。肌寒さに耐えきれなくなっていたカイトはそれを引っ張り出して身に着けた。首と首輪の隙間を通してなんとか上半身に綿生地の体操着を着ることができた。
ふと見下ろすと、胸の部分に校則通りゼッケンが縫いつけてあり、カイトの名が書き込まれていた。
(いちいち手の込んだことしやがる……)
そう思いながら袋に残ったもう一枚の衣類を取り出すと、それはショートパンツではなく女子用のブルマだった。
「あの野郎っ!」
思わず黄色い声で叫んでいた。
ブルマを投げ捨てようとして寸前で思いとどまった。
すっぽんぽんの下半身から寒気が上がってくる。たとえブルマでも背に腹は替えられないという状況だった。
それに、男性のシンボルを失った己の下半身をいつまでも直視していたくはなかった。下半身丸出しにしていても、どうせ浩司やカジたちを悦ばせるだけである……。
意を決して、ブルマに足を通した。
コットンのやわらかな布地が脚を這い上がっていくとき、なんともいえない心地よさにため息が出た。
(ああ……なんでこの体、こんなに敏感なんだよぉ)
伸縮性のある布地はすっぽりと腰にフィットした。
股間に何もないため、ぴったりと布が押し当てられて、閉じ合わせた腿との間に小さな逆三角形の空間を形作っている。
それに、こうして布地に包まれてみるとキュッと盛り上がったヒップの形がより強調される。カイトは無意識にぷにぷにと弾力のあるお尻を触っていた。
はたと振り返って窓ガラスを向くと、勝ち気そうな美少女がブルマ姿でカイトを見返していた。
チリチリとイヤリングが音を立てる。
カイトは一瞬、我を忘れてガラスに映る女の子の姿に目を奪われていた。
ゆっくりと、それが己の鏡像に過ぎないという事実が頭に染み渡る。
「こんなの……俺じゃない!」
そう否定してみても、カイトが胸に手をやるとガラスの中の少女も同じ仕草をする。そして、胸のやわ肉の感触が手と胸の両方で生じる。
鎖に繋がれた少女の姿。それは恐ろしくエロティックだった。
カイトの価値観の中で、女とは征服し屈服させる対象だった。いまガラスに映る囚われの少女の姿は、そんなカイトの嗜好にぴたりと合致していた。
少女は戒めの鎖を持ち上げ、それを外そうと虚しく抗う。非力な腕で、無駄と分かっている行為を繰り返す……
「ああ……」
屈辱感にまみれた吐息を、カイトはガラスの向こうにいる少女の声として聞いていた。
下腹部に灼熱のような熱い疼きを感じた。熱い塊が剣のように持ち上がる、男だけの知る昂揚感。
(犯したい……)
これほど純粋に女を犯したいと感じたのは、生涯で初めてだった。
たまらずそそり立ったペニスをしごこうとして……
そこで否応もなく現実に引き戻された。
ブルマの下の喪失感。自己主張している筈の剛直は影も形もない。
カイトの「男」は奪われてしまったのだ。……それも、恐らくは永遠に。
いまのカイトは男に組み敷かれて犯されるのを待つ、囚われの少女だ。
それなのに、欲情した男としての心は、目の前の少女にペニスを突き立てろとカイトをせき立てる。
……どうやって?
この受け身の肉体でどうやって女を貫けというんだ!?
心と肉体の矛盾にカイトの心は引き裂かれそうになった。
つるんとした股間を虚しく手が行き来する。その間、脳は犯せ、貫け、突き立てろと喚く。灼熱のような欲望はたしかに感じるのに、この肉体はそれを解き放つ器官を有していない……。
気の遠くなるようなもどかしさ。
もがくように手を動かしたとき、指先が股間を押した。
くちゅ……
布地を押してやわらかな秘部に指が食い込んだ。
瞬間、電気が走った。
今度はそうっと、意識して指を折り曲げた。
花弁のあたりを押すと、ピアノを弾くように七色の快感が躰の芯を駆け抜けた。
ずっと感じてる熱い塊まで、あと一歩だった。
そっと指を動かし、その部分をなぞるように上へと進む。やがて、小さな小さなふくらみへと行き当たる。
思いきってそこを指で触れた。
「ふぁぁっ……!」
痛覚に近いほどの鋭い快感が脳天まで突き上げた。
間違いなくそこが欲望の凝固するポイントだった。
もう一度指の腹でそこを撫でると、甘く痺れる快感が全身を駆けめぐった。
立っていられなくなり、マットレスの上に横になった。
目を閉じ、できるだけそうっと秘部に指を滑らせる。
「あぅぅ……ふぅ…………」
ゆっくりと指を前後させる。
目を閉じていると、ペニスをしごいてるという仮想現実に浸ることができた。
淫らに喘ぐ少女と、それを犯そうとしているカイト。
見えないペニスを突き立てるようにカイトは腰を振った。自分の口から出る喘ぎ声を無理やり犯してる相手のものと思いこむ。
だが、やがて快感が高まっていくうちに、いつのまにか仮想現実の中でまでカイトは少女の姿になっていた。
仮想の中で逆にカイトは男のペニスに貫かれていた。
こんな筈じゃない、と抗議しようとしたとき、快感が臨界点を突破し、爆発的に広がった。
身をよじってカイトは強烈なエクスタシーの波を耐えた。
長く尾を引く絶頂感と浮遊感。
バイブや拷問器具の杭によって強引に与えられた快感と違い、解放感を伴ったクライマックスだった。
まだくすぶる恍惚感の余波に浸りながら、カイトは女としてのオナニーをしてしまったことをホロ苦く後悔していた。
(こんなの間違ってる……俺は男なんだぞ!)
そのとき、廊下のほうから聞こえる物音にカイトは跳ね起きた。
オナニーしてしまった直後の呆けた姿をムラタにだけは見られたくなかった。
足音が近づいてくる……
しかしその足音は、妙にしずしずとしたものだった。
やがて戸の磨りガラスの向こうに小柄な人影が立った。
誰だ……?
カイトは用心深く身構えた。
「入るわね」
そう断って戸を開けたのは、制服姿の少女だった。
彼女は鎖に繋がれたカイトを見ても怪しむことなく、まっすぐに近づいてきた。
「誰だ、あんた?」
「桜花女子一年4組の村田葵……」
「隣の女子校の奴か!」
言われてみれば見覚えのあるような顔だ。どこかですれ違ったことがあるのだろう。
「こんなとこへ何しに……いや、それよりいますぐ外へ行って人呼んできてくれ!」
「ごめん。それはできないわ」
葵は悲しそうに首を振った。
「なんでだよ!」
「ごめんね、それはお兄ちゃんが許してくれないから」
「どういう……」
ハッと気づいてカイトは息を呑んだ。
村田葵。
村田……ムラタ……
「あんた、あのムラタの妹なのか!」
「ええ」
「そういうことなら……」
カイトはやおら葵に躍りかかった。
「きゃっ!?」
葵の背後から首に腕を回し、ぐいと自分のほうへ引き寄せる。
「く、苦しいわ……」
「我慢しな。あんたには人質になってもらうぜ」
この少女を人質にとればムラタを脅して自由の身になれる……カイトはとっさにそう判断したのだった。
体が密着してるせいで葵の背中に胸が押し当てられてひしゃげたようになってる。葵が身じろぎするたびに、胸がこねくり回される奇妙な感触に耐えなければならなかった。
「お願い、落ち着いて」
「俺は充分、落ち着いてるぜ」
「私を人質にしたって、お兄ちゃんを脅すことなんてできないわ……」
「やってみなきゃ分かんねぇだろ!」
「ううん……お兄ちゃんにとって私はどうでもいい存在なの。私、バカで役立たずだから。私なんかを人質にとっても無駄なんだよ」
背後から拘束されながら、葵は淡々と告げた。
「本当にそうなのか試してみるまでだ」
「ダメ。そんなことしても、あなたがヒドイことされるだけだよ」
「俺のことを心配してくれるってか? 信用できないね! あんたは奴の身内だ!」
「違うの。私はあなたの身の回りの世話を申し出ただけで……お願い、信じて」
「信じろって……こんな目に遭わされて、何を信じろっていうんだよ!」
泣きそうになりながらカイトは叫んだ。
そのとき不意に腹の虫が鳴った。その場の問答に不似合いすぎる、ギュルルルという滑稽な音は葵の耳にも届いていた。
「……ちゃんと御飯食べてないんだね。私、食べ物持ってきてるから」
まるで葵に返事をするみたいに、もう一度腹の虫が騒ぎ立てた。
「逃げたりしないから、この手を離して。ね?」
「う……」
「あなたが私を信じられない気持ちは分かるけど、あなたに害を加えるつもりなら、私ひとりで来たりはしないわ」
さんざん迷った末、カイトは恐る恐る葵を解放した。
「とりあえず、お前のこと信用してやるよ」
「ありがとう、カイト君」
「ふん……いいからメシ、持ってこいよ」
「うん、分かった。ちょっと待っててね」
葵はひょこひょこと廊下に出ていった。
(まさか、このまま逃げたりしないよな……?)
今日はここまで〜。
相変わらずエロ描写は自信ないけどエロ修行中ってことで大目に見てください。
万万が一オカズに使えちゃったりしたら、報告してもらえると嬉しいです〜。
オカズはともかく、萌えたポイントとか挙げてもらえたらいいな。
287 :
名無しさん@ピンキー:02/05/28 15:06 ID:pS8T4rN3
2chブラウザで見れば一目でありじゃないと分かる。
>>286 漏れ的に最近一番オカズに使ってるのは220-225のあたりかなぁ。
逝きまくるのが萌え。
290 :
名無しさん@ピンキー:02/05/29 12:09 ID:OFdfVPG4
葵タンに対して男として振る舞うカイトだが葵タンは同姓扱いしかしてくれない
ず、改めて女の身になった屈辱を感じるっていう展開が希望なんだが・・・
>>289 なるほどー。じゃまたそのうち逝き地獄なシーン出します。
>>290>>291 今後に期待してください。旧校舎編が終わったら色々ある予定ですよ。
葵に限らず女の子との絡みはビジュアル的に華があるんで積極的に盛り込むつもり。
こうやってレスポンスあるとホッとするんで、今後もお願いします。
では、続き逝きます。
>>285 疑念が首をもたげかけたとき、葵は再び戻ってきた。中身の詰まった小型のリュックを手に提げている。
そのリュックの中から葵は握り飯を取り出した。
コンビニで売ってる、ビニール包装のおにぎりである。シャケ、おかか、明太子と用意されている。
シャケの握り飯を受け取ると、カイトはビニールシートを剥がすのももどかしそうに、ガブリと食いついた。
その横で葵は水筒からコップにお茶を注いでいる。
「ごめんね、私、料理下手だから……」
「たしかに、そりゃ役立たずかもな」
無神経な受け答えに葵は一瞬、傷ついたような顔をした。カイトはそんなこと意に介さず、がつがつと握り飯を食らった。
「次!」
一個目の握り飯をたいらげてカイトはさも当然のように手を出した。
「おかかと、明太子とどっちがいい?」
「どっちでもいいよ! どうせ全部食べるんだから」
どちらを渡そうかと迷ってる葵の手から握り飯をひったくり、カイトは大口を開けてかぶりついた。事情を知らない男がその光景を見てたなら、美少女が台無しだと嘆いたことだろう。
やがて、三個目の握り飯にとりかかったところで、カイトは大きなゲップをした。
そして、胃のあたりを手で押さえ、不思議そうに目をぱちくりさせた。
「なんでだ? 腹が一杯になってきたなんて……コンビニのおにぎりなんて、三個や四個、楽勝で食えるはずなのに」
「それはそうだよ。女の子の体になったぶん、胃袋だって小さくなってるんだから」
「マジかよ……」
食いかけの握り飯を置くと、カイトは茶を流し込んだ。
腹が満たされたおかげで、ともかくも人心地がついた。
カイトは横でちょこんと正座してる葵に向かい合った。
「なあ。お前、こいつの鍵は持ってないのか?」
ジャラジャラと首輪につけられた鎖を鳴らしてみせる。
葵は首を横に振った。
「私が力になれるのは身の回りの世話とかだけだから……」
「なるほどな」
カイトとしてもそこまで安易にことが運ぶとは思ってなかった。それに、例えこの旧校舎を逃げ出したとしても、前回のように外へ出た途端、沼作に捕まっては意味がない。
満腹したおかげで、そういったことを冷静に計算するだけの余裕が生まれていた。
「ところでだ……」
「うん」
「お前の兄貴は、あいつは何者なんだ!」
「え……」
「脳移植って何なんだよ……なんでこんな田舎の研究所が、SFに出てくるみたいな実験してるんだ!?」
カイトの知ってるムラタは、学校で週に一度生物の授業を担当してる非常勤講師だ。普段は学校の裏手にある研究所で働いてるというのも知ってる。
けれど、生徒を拉致してSFのような生体実験に使ってるなどとは、想像の埒外もいいところだ。
「あの研究所はお兄ちゃんのための研究所なのよ」
「どういうことだよ?」
「ある国がお金を出してあの研究所を作ったのよ。その国の機関はお兄ちゃんの頭脳をすごく高く評価してて、当時一方的に大学を追放されてたお兄ちゃんを助けてくれたわ。非公式の援助だから、目立たないように田舎の村に研究所が作られたの」
「それって、軍事目的の研究とかしてるってことか?」
「詳しいことは私は何も……。お兄ちゃんが話してくれないから」
「そのお前のクサレ外道兄貴のせいで俺はこのザマだ!」
カイトは胸に手を当てて抗議した。
「……お兄ちゃんを悪く言わないで……」
葵は複雑な表情で言う。
カイトは言い返そうとして思いとどまった。
(この女を怒らせるより、なんとか丸め込んで味方にできれば……)
一度深呼吸をしたカイトは、宥めるように猫なで声で声をかけた。
「わかったよ。言い過ぎた」
「お兄ちゃんはね、本当はとっても優しいんだ」
どこがだ!
と叫びたくなるのを必死に堪えるカイトだった。
「お兄ちゃんがこんなことするのはきっと、やむを得ない事情があったんだと思う……」
(どういう事情があったら、いたいけな高校生男子を拉致って女の体に脳移植するんだよ!)
「きっと男の子に戻れるから、いまはヤケを起こしたりしないでね」
「わ、わかったてるよ……」
と、神妙に肯いてみせる。
葵を人質にとるよりも手なずけて味方にしたほうが、現状の打開策としては確実だろうという判断だった。
「そういやあんた、まるで俺のこと知ってるみたいな口振りだが」
「うん……カイト君は私のことなんて覚えてないよね」
「あ? どっかで会ったか?」
「…………」
葵は一瞬傷ついたように目を伏せた。
(やば、好感度が……)
慌ててフォローしようとしたとき、葵は笑顔を浮かべて言った。
「気にしないで。私、もともと目立たないほうだから」
「い、いや……」
「前にね、カイト君に助けてもらったことがあるの、私」
「へ? そ、そうなのか?」
「カイト君にとっては何でもない、ちょっとしたことだったかもしれないけど、私はそのときのこと一度も忘れたことないわ」
カイトは相変わらず何も思い出せず、適当に相づちを打つことしかできなかった。
「お兄ちゃんが研究所の人と話してるのを聞いてカイト君がこうなってることを知ったの。だから私、お兄ちゃんにお願いしてカイト君の面倒をみさせてもらうことになったのよ」
「飼育係ってわけか……」
「え、何?」
「いやなんでもないぜ。あんた、じゃなかった……葵ちゃんは優しいんだな」
「そ、そんなこと……」
と、葵は頬を赤らめて俯く。
あまり世間ズレしてないお嬢様タイプ、とカイトは冷静に値踏みをした。
(こいつを突破口に……)
葵を利用する算段を立てているそばで、彼女はカイトに気遣わしげに視線を投げかけていた。
葵の目線がカイトの胸の双球に注がれる。
バストのサイズでは明らかに葵よりも上だ。
視線に気づいたカイトは気恥ずかしくなって身をよじった。
「な、なんだよ、ジロジロと」
「体操着の下、何も着けてないのね?」
「いいだろ、別に!」
ロケットの先端のように突き出したバストの先端で、体操着にくっきりと乳首の形が浮き出てた。布地がこすれたせいで敏感に勃ってしまった。そのことに気づいてカイトは狼狽えた。
「下着がなかったら、居心地悪いでしょ?」
葵は同性の気安さでカイトの胸をじろじろと見る。
彼女のいう通り、一度意識してしまうと身動きするたびに胸が好き勝手にプルンプルンと揺れるのは気になってしかたなかった。おまけに体育着の裏地が乳首を擦ったりすると、突き刺すようなくすぐったさに襲われてしまう。
「あら、ちゃんと用意されてるわ」
そういって葵は置いてあったコンビニのビニール袋からブラジャーとパンティを引っ張り出した。
カイトは敢えて無視していたが、体育着と一緒に女物の下着も用意されていたのだ。
「ブラの着けかた、きっと分からないよね。私が着けさせてあげる」
葵は迷いのない手つきでカイトの体育着をめくりあげた。ぽろん、とこぼれるように踊り出す色白の双乳。
「きれいな胸……」
呟きながら、葵はブラを着けさせようとした。慌てたのはカイトだった。
「こら、待て! なに勝手なことしようとしてんだ! 殺すぞ、このアマ!」
びくっと葵が身をすくませ、怯えた顔でカイトを見た。
(まずい! こいつを敵にしちゃ元も子もないんだった!)
カイトは葵にヘラヘラと愛想笑いを振りまいた。
「怒ってるの、カイト君?」
「んなこたーねーけど」
「よかったぁ〜」
胸を撫で下ろしたかと思うと、葵はもう一度ブラを手に取った。
「女の子の体形なんだから、下着つけてたほうが絶対楽だよ。ほら、ブラはね、こういうふうに着けるの」
「お、おい……」
葵はカイトの背後に回り込んでブラを引っ張った。ブラのカップが胸に覆い被さってくる。さらに胸の肉を葵のやわらかい手がすくって、ブラのカップに詰め込んだ。
「ンッ!」
乳房をこね回されると自然に鼻に掛かった喘ぎ声を出してしまう。
パチンッと背後でブラの留め具が合わさり、肩紐の位置も調整された。
「これでいいわ。あと、パンツもはかないと、衛生的に問題よね」
「あーうー……」
断る方法が見つからないうちにパンティのほうもなし崩しに穿かされていた。
「これでいいわね。どう動きやすくなったでしょう?」
「………………」
カイトは内心憮然としていた。
ただ、ブラジャーにすっぽり胸が包まれたおかげで乳房の重みが支えられ、それまでより体が楽になったのは確かだった。スースーする股間もやわらかなシルクのパンティに包まれて快適になった。
女の体形に女物の下着が合うという事実は認めざるを得なかった。
「私、そろそろ戻らないとお兄ちゃんに怒られちゃう。また……明日も来るからね?」
「ああ。頼むぜ、葵ちゃん」
「……うん」
カイトに男っぽい口調で名前を言われると、葵は顔を真っ赤にして頷いた。
葵はぺこりと頭を下げると、逃げるようにタタタと走り去っていった。
「……ヘンな女だぜ」
カイトはため息をついた。
ヘンな女だろうと、脱出への唯一の糸口には変わりない。
葵につけられたブラを外そうとしたが、背中に手を回しても留め具がどうしても外れなかった。思いあまってブラの紐を千切ろうとしたが、内部に針金が通っていてビクともしない。
カイトはあきらめて体育着の裾を下ろした。
ブラに支えられた胸はいよいよツンと飛び出して自己主張している。めりはりのついた凹凸がセクシーで、それと学生っぽい体育着のゼッケンがミスマッチだった。
「ちくしょう、なんでこんなエロいんだ……」
しみじみと己の体の凹凸に手を這わせるカイト。
エログラビアでも滅多にお目にかかれないようないやらしい女の体に、つい昨日まで健全な男子高校生だったカイトがムラムラしない筈がなかった。
股間でちん●が勃ちあがるような気配がしたが、それは虚しい幻覚だった。
「ああくそ、たまんねえ。犯してーよ……」
自分の声のハスキーな色っぽさもますますカイトの性衝動を刺激した。
たまらず腰をくねらせてしまう。見えないペニスを突き立てようとするかのように……。
「やめだ、やめ!」
自分の姿の滑稽さに腹が立ったカイトは、怒鳴ってマットレスの上にうずくまった。
葵も去って静まりかえった廃教室でカイトは懸命に高ぶる気持ちを鎮めた。
一方、葵は自宅に戻るとダイニングルームの食卓をチェックした。
兄のために用意してあったレトルト尽くしの夕食はきれいに片付いている。
そうっと二階に上がると、クラシック音楽が耳に入ってきた。
兄が自室のコンポでCD鑑賞しているのだ。
突然、音楽が止んだ。
「……葵か?」
「うん」
「そうか、カイト君の様子を見に行ってたのか」
「おにぎり、食べさせてあげたよ」
「彼は、もともと綺麗な顔をしてたけど、女の子にしてあげたらそれはもう美少女になったよ、フフ」
「うん、とっても綺麗だった。それに、男の子のりりしさも残ってて……」
「葵は、男だったときの彼とセックスしたこと、あったのかい?」
「え!? ううん、そんなことないよぅ……」
葵は困った顔で俯いた。
カイトとの出会いは、葵がバイト先のファミレスでレイプされかけたのがきっかけだった。
葵をトイレに連れ込もうとしてた高校生グループを、たまたま先客としてトイレにいたカイトが叩きのめしてくれたのだ。そのときのカイトの姿は葵の瞼に焼き付いている。
その後、ときどきファミレスにやってくるカイトにさりげなく接近を試みたりしたのだが、カイトのほうは葵のことを特に意識してないようだった。
「でも……お兄ちゃんはどうしてカイト君を被験者に選んだの?」
「お前が詮索するようなことではないだろう?」
冷たく言い放つムラタ。葵はあわてて兄に謝った。返事はなく、再びクラシック音楽が流れた。
「私、またお兄ちゃんを怒らせちゃった……」
葵は自分の部屋に入ると、制服を脱いでベッドに横になった。
廃教室でのカイトの姿、声が甦ってくる。
姿はたしかに女の子なのに、カイトの仕草や喋り方は初めて彼に会ったときそのままだった。その倒錯的なイメージが葵の心を刺激した。
「カイト君……」
呟きながら葵はそっと自分を慰めた。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 今だ!300ゲッッットォォォォォォォォォ!!
\ \
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ ∧ ∧
(゚Д゚∩
⊂/ ,ノ
 ̄  ̄ 「 _ |〜 ト  ̄  ̄  ̄
∪ ヽ l オ
/ ∪ \
/ : オ
/ || . ォ \
/ | : ォ \
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| . ォ
| | : .
|: .
|| .
.
監禁されて二日目。
カイトは閉ざされた窓の隙間からこぼれてくる陽射しで夢から醒めた。
起き上がった途端、両耳に取り付けられた隷属の証のピアスがチリチリと音を発した。
同時にブラで胸を支えられる感覚と内腿に感じるブルマの肌触りがカイトを現実を認識させる。
夢の中でカイトは、男として葵の体を貪っていた。だが、目覚めてみれば現実のカイトは犯される側のか弱い女だった。
カイトはブルリと身震いした。
寒かったわけではない。尿意を催したのだ。昨晩、葵にお茶を差し入れられたおかげで尿がたまっていた。
「ああくそっ、トイレどうしたらいいんだよっ!」
カイトは丈夫な鎖に八つ当たりした。これに繋がれている限り、半径数メートルの範囲から外へ出ることはできない。
次第に強くなってくる尿意。カイトは腿をすり合わせるようにして耐えた。
そこへ、ムラタと浩司たちが姿を見せた。
「おはよう、カイト君」
「へへへっ、カイトさんのブルマ姿が見れるとは思わなかったぜ」
浩司が近寄ってきて、強引にカイトの体操着の裾をめくりあげた。
「や、やめろ!」
「おーっと、律儀にブラまで着けてるじゃん! ……カイトちゃんって実は、そのケがあったんじゃねーの?」
「なわけないだろ! 放せよ!」
「えへへ……」
嫌がるカイトの反応を面白がって浩司はブラの背中側の紐を何度も引っ張った。そのたびにボリュームのある胸がフルフルと揺れた。まるでそういう玩具のように。
カイトは浩司のイタズラから逃れられずにいた。
下手に暴れると小便を漏らしてしまいそうだった。男の体と違って、ちょっとした衝撃で尿が漏れてしまいそうな感覚なのである。
抵抗が少ないのをいいことに、浩司は次にブルマを摘んで引っ張り上げた。カイトのプニプニとした股間にきゅっとブルマの布地がきつく食い込む。
「ひぃっ!」
カイトが尿を我慢しようと、せつなさそうに腿をすり合わせる。その仕草を見落とすムラタではなかった。
「どうやらカイト君はおしっこを我慢してるみたいですね」
浩司はそれを聞いてブルマを弄る手を止めた。
「なーんだ、そうならそうって言ってくださいよ、カイトさん」
わざと、カイトの手下だったときのように「さん」づけで浩司は言った。
「君たち、このダッチワイフをトイレに連れて行ってあげなさい。何をさせればいいかはもう説明しましたね」
「分かってますよ、へへへ」
カジ、ハネダもひひひ、と笑った。
少年に三人がかりで引っ立てられ、カイトは抵抗のチャンスもなくトイレに連れ込まれた。
もちろんそこは旧校舎の男子トイレだった。
「そういや前にここで、カイト君にリンチされたことあったっけ」
ハネダは皮肉っぽく言うと、二の腕に残る根性焼きの跡を見せた。もちろん、それはカイトに煙草の火を押しつけられた跡である。
「そんなこもあったかな。ザコをいたぶったことなんて、いつまでも憶えちゃいないな」
カイトはハネダに向かってツバを吐きかけた。
「このやろっ……!」
「よせよ」
浩司がハネダを制止した。
「ダッチちゃんの強がりにイチイチむきになんなって。それより、ショーの始まりといこうぜ」
「ああ、そうだったな」
カイトは男子の立ち小便用の便器の前に立たされた。
「なあ、カイトさん。あんたにはひとつ、男らしく立ちションで用を足してほしいなぁ。まさか男の中の男のカイトさんが立ちションひとつできないなんて言わないよね?」
「テメェら……!」
「立ちションができたら、解放してやってもいいってムラタ先生、言ってたぜ。でも立ちションできなかったら罰ゲームだってさ」
カイトはぎりぎりと歯噛みした。
(できねぇって知ってて無理やりやらせるつもりかッ!)
浩司たちの意図は明らかだった。男の象徴を失って、もはや立って用を足せなくなったカイトを辱めたいのだ。
「早くしろよ〜カイトちゃん。ここで我慢したらもうトイレ行くチャンスないんだぜ?」
「ったく、じれってー!」
カジがカイトのブルマに飛びついてずり下げると、足先からパンティごと抜き取ってしまった。
剥き出しになった下半身にひんやりとした冷気が触れる。
必死で堪えていた尿意がそこで限界を越えてしまった。
下腹部が冷えてブルッと震えた。それが引き金となって尿が溢れてしまった。
「やっ!」
手で股間を押さえようとするが、浩司たちがそれを許さない。
チョロッ……
温かな液体が流れ出た。
一度出てしまうと、女の肉体構造ではどうやってもその流れを止めることは不可能だった。
たまっていた尿は、だらしなく太股を伝いながら落ちていった。
「アハハハハ! ダセー!」
「へぇー。オンナの立ちションってこういうふうになっちまうんだ!」
チョロチョロと尿が出続ける。
カイトは実感として理解させられた。女の体では、足を開いてしゃがんで用を足すほかないということを。
不意に、浩司が万年筆大の筒のようなものを取り出すと、それをカイトの股間に突き立てた。
「なにしやが……いぎゃっ!」
「えへへへ。実験、実験」
尿道口のあたりにゴムチューブのような医療器具が押し当てられた。
すると、尿はそのゴムチューブを通って便器へと放出された。
「これならオンナノコでも安心して立ちションできるってわけだ!」
「ふざけんな!」
「これ、カイトちゃんにやるよ。男の立ちションが懐かしくなったら、遠慮なく使いなって。ゴムチン●さ。ま、セックスにゃ使えないのが残念だけど」
浩司はカイトの傷ついた顔を見て声を立てて笑った。
尿ができると、濡れ雑巾が手渡された。それで足を拭け、ということだった。
元通りブルマをはかされると、カイトはムラタの待つ廃教室へと連れ戻された。
浩司たちの報告にムラタは一言、こう言った。
「では、罰ゲームですね」
「卑怯だぞ!」
「みなさん。カイト君を例の杭の上に」
「うわぁぁ、いやだァァァ!!」
カイトは必死に暴れたにもかかわらず軽々と体を持ち上げられ、杭を使った拷問器具へと運ばれてしまった。
「やめろ! クソ、離しやがれ!」
「うん。離すよ」
杭の先端がカイトの女性器に合うように調整されると、カイトを支えてた力が緩んだ。
「は、離すなーっ!」
「観念しなさい、カイトちゃん♪」
体重で体が沈み、杭に貫かれていく。
ズブリ……
柔肉を押し広げて異物がカイトの内側に侵入した。
「新鮮な媚薬をたっぷり染みこませてあるから楽しみにして下さい」
「やめ……ろ……」
カイトは掴みかかるように手を伸ばしたが、浩司たちは余裕で身をかわした。
横にずらされたブルマとパンティの隙間から、容赦なく杭がめりこんでくる。
たちまちカイトは身動きができなくなった。
体重移動させようとするとますます深く杭に貫かれてしまう装置の上では、どんなにもがいてもその場を動くことはできない。
展示物のマネキンのように固定された杭の上で身悶えすることしか許されない。
早くも杭から染み出す媚薬が効果を発揮しだしていた。
カイトは体の芯が熱く高ぶってくるのを感じた。
ちょうどそのときチャイムが鳴り出すと、連動して杭が震えだした。
一瞬にして頭が真っ白になるほどの衝撃だった。
カイトは歯をカタカタ鳴らしていたがついに耐えきれず、甘い鼻声をもらした。
「あああああ……いやだぁ、これでイクのはいやだよぉ…………あああん……でも……こんな気持ちい……い……」
自分で何を言ってるのかさえ分からなかった。
ムラタがくすりと笑った。
「淫乱なお嬢さんだ」
「すげぇ反応ですよね、先生」
「肉体に馴染みつつある証拠だ。日毎に、彼の心は女の快感に浸食されていくさ」
「なんだか分かんないけど、スゲェ」
チャイムが鳴り終わってしばらくすると、杭は振動を止めた。
それまで背筋をエビぞりさせていたカイトの全身ががくりと弛緩した。
「うぅ……」
イク直前で振動が止まってしまい、カイトの肉体はさらなる刺激を求め、勝手に蠢いた。
満たされない欲求が心にピンク色の巣を張っていく。それが媚薬のせいだということは分かっていても、どうしようもなかった。
本校舎へ戻るクラスメイトたちが去り際に胸を触っていったが、その乱暴な愛撫にさえ感じてしまい、甘い吐息をついてしまう始末だった。
(まずい、このままじゃホントに女にされちまう!)
持ち前の反抗心が頭をもたげかけたところで再びチャイムが鳴り、杭の振動が甘い疼きへと変換された。
せっかくの理性がこなごなに吹き散らされるほどの快感だった。
「うぐぁぁぁぁ!!」
体を蝕む甘い衝動に身をよじる。
ほどなく振動がやむと、今度はやるせない疼きが体を支配するようになる。
その繰り返しで、カイトの理性は崩壊していった。
(あああ……逃げる算段立てなきゃいけないのに……これじゃ、もう、あああああんっ!!)
杭が静かなあいだは、カイトは大事な部分を貫かれたままグッタリと頭を垂れていた。
そうしていると、時間をおいてまた杭が震え出す……
何度めかの絶頂でカイトは気を失っていた。
気付いたときは、数人の少年によって胸を揉まれていた。
「ん……」
「あれ、カイトの奴、起きたみたいだぜ」
カイトはハッとして目を見開いた。
廃教室に五、六人の少年がきていた。その後ろで浩司たち三人組がニヤニヤしている。どうやら彼らが仲間を呼んだらしい。
「うはぁー。オレ、女のオッパイ触ったの初めて!」
「これで本物の女だったら良かったんだけどさ」
「でも一応、肉体的には女らしいよ」
「でもさぁ、中身があのカイトだからなぁ……」
カイトに群がる少年たちは大半がクラスメイトだった。それも、いままで手ひどく虐めたことのある相手ばかりだ。
「ねえ。君、ほんとにあのカイトさんなの?」
山田がカイトの乳房を揉み上げながら尋ねる。
「知るか……くふぅ」
「あ、ちゃんと感じてるんだ?」
さんざん杭と媚薬に晒されてきた躰は、極端に感じやすくなっていた。クラスメイトの小汚い手で乱暴に揉まれているだけなのに、胸に甘い快感が走ってしまった。
「も、もうっ、やめろ!!」
少年たちから逃れようとしたが、しょせん杭に貫かれている展示品の身ではどこへも逃れようがない。
こりこりと固くなった乳首のあたりを指でつつかれると、カイトはさすがに声を抑えきれなかった。
「いやああっん!!」
自分で聞いてゾクッとするほど甘い喘ぎ声を出してしまい、それを聞いた少年たちはどよめいた。
「効いてる、効いてる!」
「あのカイトがおっぱい弄られてアンアン言ってるよ!」
少年たちは面白がって乳首を責める。そのたびに敏感に反応してしまう肉体をカイトは呪った。
弄ばれるうちにブラジャーがずれ、ぽろりと乳房がこぼれてしまった。
そのとき、いつのまに来ていたのかムラタが手を叩いた。
「君たち。今日のフリータイムはここまでですよ」
「ちぇー……」
少年たちは残念そうに鼻を鳴らしながら、カイトの体から手を離した。
「カイト君、いつまでも丸出しにしてるのは、その立派なオッパイを自慢したいのですか?」
「くぅっ!」
カイトは殺意のこもった目でムラタを睨みながら、体育着を引っ張って胸を覆った。
「恥ずかしがることはありませんよ。その立派なオッパイに相応しいデコレーションをしちゃいましょう。君たち、出番ですよ」
「うぃす」
ハネダとカジが椅子から立ち上がり、カイトの前までやってきた。
いつもこの二人と一緒に行動してる浩司の姿は見当たらなかった。
「浩司はヘタレだからこなかったぜ」
カジは言った。
ハネダがカイトの両腕を背中に押さえつけ、カジが正面に立った。
昨日ムラタの持ち込んだ小箱から、金色のリングピアスが取り出された。指輪には大きすぎる、十円硬貨程度の大きさをしたリングだ。
「まさか、それ付けるんじゃ……」
カイトの声は震えていた。
「そりゃ付けるよ。でかいオッパイを取り回ししやすいように取っ手付けてやるんだ。感謝しろよな!」
カジはムラタに渡された麻酔注射の針をカイトの乳首の真ん中に刺した。
「いたいっ!」
左右の乳首に順番に麻酔が打たれた。十分もすると、胸全体の感覚がぼうっと麻痺してきた。
それを見計らって、キラキラと光るリングが近づけられた。
「ヒィッ!」
ピアスを突き刺される恐怖に怯え、カイトは身をよじって逃げようとした。だが、その行為は杭でヴァギナをイタズラに掻き回されるだけだった。動転してるカイトは杭の上でもがいて失笑を買ってしまう。
無情にも、ピアス穴貫通用の器具が剥き出しにされた左乳首にあてがわれた。
指で摘んだりされると乳首はカイトの心を裏切ってあっというまに固くなってしまった。
ゆっくりとそこへ器具が貫通していく。
血の滴が染み出したところを消毒され、軟膏を塗られた。軟膏で乳首がぬらぬらと光った。
右の乳首も同じ手順でピアス穴を開けられてしまった。その間、カイトは何一つ逆らえず、歯を食いしばりながら貫通の様子を見守るしかなかった。
貫通したピアス穴にリングが通される。
「自分が商品に過ぎないことを自覚しなさいカイト君」
両乳首に金のリングがぶら下がった。
さらに両リングの間にチェーンが渡された。乳房と乳房の間をチェーンがブラブラと揺れる。
カイトの見ている前でピアスリングに留め具がネジ止めされ、さらに念入りにペンチで潰されてリングは固定された。
解放された手でカイトは真っ先にリングを外そうと試みた。
「畜生、畜生!」
頑丈なピアスリングがカイトの努力をせせら笑うように胸の先端に鎮座し続けた。
本日分の貢物はここまでです〜。
次回投稿は少し先になりそうなんで、多めにウプらせてもらいました。
イイ!!
がんがれ!
乙。がんがれ。
>300get にちとワラタ(w
312 :
名無しさん@ピンキー:02/05/30 09:05 ID:p9tDg+B/
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
313 :
名無しさん@ピンキー:02/05/30 10:52 ID:LGbtyVQn
そろそろコテハンつければどう?
よびにくいし。職人さんではねぇ
とにかく乙かレ。続き期待します
314 :
名無しさん@ピンキー:02/05/30 11:05 ID:LymOi3f/
315 :
名無しさん@ピンキー:02/05/30 11:09 ID:GoPREI0f
316 :
名無しさん@ピンキー:02/05/30 11:09 ID:LymOi3f/
[58] (無題) 投稿者:イヒ [関東-Kantou-] 投稿日:2001/11/06(Tue) 07:56
221 :ぽぷりふぁん :01/11/04 12:59 ID:tFjB8S4/
こんなやつよりも
http://www.din.or.jp/~myuratch/の方が何十倍も格上 おおもりよしはるの時代は3年前に終わった。
もう死んでいいよ。
262 名前:名無しさん@どーでもいいことだが。 :01/11/05 23:29 ID:P0mFfrmL
>>221 みゅらっちと比較するのは、あまりに酷だろ。
氏の絵はテクニックが前面にでしゃばるようなタイプではないけれど、
色彩感覚や造形能力はトンでもなくレベルが高いよ。
264 名前:よあに :01/11/06 07:47 ID:q3/3rWOF
みゅらっち>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>大森
おおもりへたれ用無し死ね
おおもりよしはる死ね
おおもりよしはる死ね
おおもりよしはるへたれ死ね
317 :
317:02/05/30 21:44 ID:U0PB6jZY
>>310-313 レスどうもです。
がんがれって言われるだけで不思議とがんがれる気がします。
では、適当にコテハンつけてついでにトリップもテスト。
でもって、短時間で思ったより続きが書けたんでその分も上げていきます。
上の投稿、トリップ失敗。もういっちょ。
神です
320 :
317:02/05/30 22:02 ID:U0PB6jZY
>>308 カイトが暴れるほどにバストが揺れ、そこに固定されたチェーンが目立った。
「どれどれ……」
ムラタがチェーンを引っ張った。
麻酔が残ってるのに、ジンと痛みが走った。
ムラタが手を離すと、引っ張られていたチェーンが乳首の弾力でピシャッとカイトの胸を打った。
「あはははっ、パチンコみたいだな!」
ムラタの真似をしてカジとハネダはかわるがわるにチェーンを引っ張っては弾いた。それがカイトにどんな屈辱をもたらすか、よく知った上で。
「あなたはもう、一人前の人間なんかじゃない。他人に弄ばれるためだけに存在するオモチャなんです。そろそろそれが身に沁みてきたでしょう?」
ムラタの合図でカイトは杭の上から降ろされた。
だが今度は首輪で繋がれる代わりに、胸のチェーンにさらに鎖がくくりつけられて自由を奪われた。
外へ逃げようとすると、チェーンに胸を引っ張られて動けなくなってしまう。これ以上ないほどの屈辱を与える拘束の仕方だった。
鎖に逆らうたびに自分が快楽の為の道具であることを突きつけられる仕組みになっている。
ムラタの手によってブラジャーをもう一度着けさせられた。
チェーンの部分だけが胸の谷間から顔を出している。
「なんで俺だけこんな仕打ちを受けるんだ! 俺よりもっと悪どいことしてた奴なんて、他にいくらでもいただろ!」
「フフ、分かってないですね」
ムラタはカイトの胸から垂れ下がるチェーンを手にとって口づけした。
「君のように粗暴でありながら、天使のような顔を持って生まれた少年なんて他にいないですよ。……それに、君の姿がこの世から消えても気に掛けるような者がいないというのも都合が良かったですしね」
「教えてくれ……あんたは俺をどうするつもりなんだ」
321 :
317:02/05/30 22:03 ID:U0PB6jZY
「さてね、フフフ。楽しみにしてなさい。そうそう、これだけは保証しますよ。君の運命が決まる頃には、君は肉体に相応しく心の中まで淫乱な奴隷女に堕ちていることでしょうね」
「く……」
いまのカイトには、ムラタの言葉は脅し以上の重みを持って感じられた。
「もっと構ってあげたいところですが、あいにくと僕も研究で忙しい身でね。また来ますよ」
ムラタが教室を出ていくと、クラスメイトたちも名残惜しそうに引きあげていった。
カイトは繋がれた床の上でガクガクと体を震わせた。己の体を抱きながら、カイトは歯を食いしばって渦巻く感情に耐えた。
油断すれば涙がこみあげそうになるのを必死で堪えた。この上、涙など流したらそれこそ女になったことを認めてしまうような気がしたからだ。
昨日と同じ時間に、葵がやってきた。
「お待たせ、カイト君。お腹、減ってるでしょ?」
「べ、別に……」
強がってみても、カイトの腹はしきりと空腹を訴えていた。
葵の差し入れは、サンドイッチとウーロン茶だった。
「このサンドイッチはね、自分で作ったんだ。これくらいなら、なんとか私でも手作りできるから」
「ふうん」
サンドイッチには、不格好に切られたハムやチーズ、それにレタスが挟まれていた。
「……美味しい?」
「まあまあかな……あ、いや割と美味いぜ」
味などどうでも良かったが、葵を手なずけておくという目的を思い出してカイトは精一杯の社交辞令を口にした。
「ほんと? 良かったぁ」
葵は素直にカイトの言葉を信じたようだった。
サンドイッチを褒められてはしゃいでいた葵が、ふとカイトの胸に目を留めた。
「それ……?」
322 :
317:02/05/30 22:04 ID:U0PB6jZY
ブラジャーと服の上からでも小さな変化に気付いたのは、女ならではの観察力だった。
「ちょっと見せてね」
「…………」
カイトが迷っていると、葵はカイトの胸をそっと服の上から触った。
固い手応えが葵の手にも伝わる。
葵は顔を曇らせてカイトの体操服をめくり上げた。ブラと胸の隙間からチェーンが垂れ下がってるのを見て、葵はさらにブラの位置もずらした。
葵が息を呑む気配が伝わってきた。
「これって、ボディピアス?」
「あんまりじろじろ見るんじゃねぇよ……」
カイトはムラタに弄ばれた証のピアスから目を逸らした。もっとも、その動作で今度は耳につけられたピアスが揺れるだけだった。
「かわいそうに……痛かったでしょ?」
「別に」
「女の子の大事な場所なのに」
突然、胸に奇妙な感触があった。
傷を舐める動物のように、ピアスを取り付けられた胸の先端に葵が舌を這わせていた。
ちろり、ちろりと温かく湿った舌先が患部を舐める。
「あ、ああ……」
身を引こうとすると、葵の手がカイトの背中に回された。少女の力でカイトは簡単に動きを封じられていた。
一時的にカイトの乳房から顔を上げた葵が尋ねる。
「どう? 少しは楽になる?」
「楽に、っていうか……なんだか変な感じ……ふぅっ!」
再び葵の顔がカイトの胸に沈んだ。
左右の乳首を均等に舌で清められた。
その刺激で乳首が固さを増すのを自覚した。男のときと違ってその場所は刺激に対してとてつもなく敏感になっている。
「も、もう、いいだろう?」
323 :
317:02/05/30 22:05 ID:U0PB6jZY
言ってるそばから、なめらかな舌で乳頭をなぞられてカイトは仰け反りそうになってしまった。
「カイト君、気持ちいいんだね」
「ばっ、バカ言え!」
「不思議……あの男らしいカイト君におっぱいがあって、それを私が……」
「はうぅっ!」
そっと乳房にキスをされてカイトはビクビクと震えた。
「おっぱいにキスされて、カイト君が、感じてる」
「ば……ばかやろう……」
吐息混じりにカイトはつぶやいた。
ようやく葵が顔を離す。
最前までの行為で葵の着衣は乱れていた。制服のブラウスの襟がずれてブラの紐が覗いていた。カイトの位置からだと、襟の隙間からほのかな胸のふくらみが見えた。
その瞬間、カイトの欲情に火がついた。
カイト自身の自覚はなかったが、胸の性感帯を責められたことで欲情させられていたのである。
上気したような葵の顔を目にしてたまらなくなったカイトは、先ほどと逆に葵に覆い被さっていき、強引に床に押し倒した。
「きゃっ!」
有無を言わせずキスをした。
いつも女を犯すときのように葵の手を頭の上でまとめさせて床に押さえつけ、体を密着させた。
「あ……」
「!?」
二人の胸が重なって柔らかく形を変えた。その感覚がカイトを現実に戻した。
葵を押し倒して腰を振ったところで、女を貫くための器官は喪われているのだ。
どうしたらいいのか分からず、カイトは呆然と動きを止めてしまった。
カイトの下で、葵が心配そうに見上げていた。
「かわいそう……まだ、混乱してるんだね」
葵がカイトの頬に手を当てる。
324 :
317:02/05/30 22:06 ID:U0PB6jZY
「綺麗な顔。私なんかよりずっと綺麗」
葵の手はカイトの首筋をなぞりつつ、下に降りていった。胸のふくらみをそっと撫でていく。
「やめろ、触るな……」
「それに、可愛らしい声。スタイルだってこんなにいいし」
「へ、へんなこと言うなよ」
葵は不意に両手をカイトにからめてきた。そのままきゅっときつく抱きしめられた。
セックスするときの抱擁ではなく、それは女同士で情愛を確かめ合う抱擁だった。
「カイト君」
「葵……」
「本当に女の子になっちゃったんだね」
「違う!」
「受け入れないと辛いだけだよ、きっと。心配しないで、私が女の子のこといろいろ教えてあげるから」
「俺は男なんだぞ!」
葵を突き放そうとしたが、力では葵のほうが上だった。
逆にいっそう強く抱きすくめられる。やわらかな躰が溶け合うように重なる。女同士での抱擁だけが持つ感触だった。
「ねえ、カイト君。もっと低い声で、葵って呼んで。男の子の真似をして」
「俺は、男だって……」
「いまは女の子だよ。男らしくって凛々しい……女の子」
葵のほうからキスをしてきた。
反射的にカイトはそれを受け入れた。
唇と体を重ねることで、心も重ね合わせる女同士のキス。
自分でもしらないうちにカイトは女としてのキスに酔っていた。それは男のときの、支配欲にかられたキスと違って、全身が熱くなるほど気持ちのいいものだった。
「私、生まれて初めて女の子とキスしちゃった」
陶然として葵はつぶやいた。
カイトはガラス窓に映った二人の姿を目にしてしまった。二人の少女が抱き合う花のような姿を。もう、葵に反論はできなかった。
325 :
317:02/05/30 22:08 ID:U0PB6jZY
葵はようやくカイトから離れると、頬を上気させたまま着衣の乱れを直した。
「また明日も来るね。身の回りのもので欲しい品物があったら……きゃっ!」
カイトは素早く葵の肩を掴むと、爪先立ちをして強引にキスをした。
今度は荒々しい男としてのキスだった。
唇を離すと、カイトは宣言した。
「俺は男だ。葵、お前はいつか俺の女にしてやるからな!」
「カイト君……」
葵は突然のことに目をぱちくりとさせた。
「俺はもう寝る」
そう言うとカイトはごろんと横になって目を閉じた。
眠りに引き込まれるまで、ずっと葵が側にいる気配がしていた。
……翌朝。青いの姿はもうない。
「おはようございますカイト君。今朝は君にいいニュースがあります」
上機嫌で語りかけてくるムラタ。
カイトはそっぽを向いたままだ。
「今日、君の破瓜の儀式をすることに決まりましたよ」
相変わらず、カイトは無反応。
「ああ、ごめんなさい。無学な君に破瓜なんていっても分かりませんね。要するに、処女喪失してもらうんですよ」
無視を決め込んでいたカイトの顔がこわばる。
「おや、そんなに嬉しいですか?」
「て、てめえっ!」
処女喪失とムラタが言う意味はカイトにも分かった。
バイブやローターなどではなく、男とのセックスをさせると言われているのだ。
「フフフ。きっと思い出に残るような素敵なロストバージンを演出してあげますよ」
「ふざけんな! てめぇの粗チンなんか近づけてきたら噛み千切ってやる」
326 :
317:02/05/30 22:08 ID:U0PB6jZY
「強がりも可愛いですけどね。でも、君が嬉々としてペニスを受け入れて腰を振ってる様が僕には見えますよ」
「誰が、そんなこと!」
「君の初めてのお相手は僕じゃありませんよ。君も知ってる人ですけどね。その人がどうしても君のバージンが欲しいって言っててね」
「まさか……」
用具室でカイトにふともも間にペニスを擦りつけてきた沼作の脂ぎった顔がまざまざと脳裡に甦った。
「君がどんなに抗ったところで、今日、君は男に抱かれて本物の『女』になるんですよ。フフフ、ハハハハ……」
そこへカイトの「世話係」ともいえるカジとハネダがやってきて、カイトの鎖を手綱に付け替えた。
朝晩一度ずつカイトに許されたトイレの時間だった。
「さっさと歩けよ」
手綱を引っ張られると、胸のピアスにまで力が届いて乳首が痺れるように痛んだ。
自分でも驚くほど従順に手綱にしたがうほかなかった。
カジたちはわざと男子トイレのほうに入った。
「どっちでも好きなほうを選びな」
そう言われてカイトは立ちすくんだ。
小用の便器と、個室の和式便器のどちらかを選べと言われてるのだ。
トイレに入ってから、急速に尿意は高まってる。
かといって、男性用の朝顔を使おうとすれば、昨日のような醜態を晒すだけだ。
選択の余地もなく、カイトは個室へと入った。
カジたちがニヤニヤと見守っている。
ブルマとパンティを降ろすと、つるんとした股間が露わになった。他にどうしようもなく、カイトはその場でしゃがみこんだ。
「おやおやぁ、座っておしっこするなんて、まるで女の子みたいだねぇカイトちゃん?」
「うるせぇ!」
立ち上がって叫んだとき、ちょろちょろと尿が流れ出した。
「!」
327 :
317:02/05/30 22:09 ID:U0PB6jZY
女の体は、男に比べて排尿のタイミングが操作できない。
あわててカイトは腰を屈めた。
排尿の間は、立ち上がることすらできない……。
カイトは悔しさに顔を真っ赤にして尿が出尽くすのを待った。
そんなカイトを嘲笑うようにペニスを突き出したハネダが横合いからカイトの便器に小便をしてきた。
ジョボジョボと威勢のいい音が響く。
「は〜〜、立ちションすんのは男の特権だねぇ」
カイトは飛沫がかからないように身をよけると、ペーパーで己の股間をぬぐった。
カジたちがその様子を揶揄する。一般に男は小用でペーパーを使うことは少ない。
だが、女の体で用を足してみると、尿道口の周辺が濡れていて拭かずにはいられなかった。
カイトは黙って侮辱に耐えながらペーパーを股間に押し当てた。
これから、毎日こんなふうに屈辱に耐えなければならないと思うと、気の遠くなる思いだった。
教室に戻ると、カジたちは授業の用意があるといってそそくさと本校舎のほうへ引き返していった。
(そういや、今日の一限って体育だっけ……)
頭の片隅でカイトは思った。
つい一昨日まで普通に授業に出ていたのに、それが何年も昔のことのように感じられる。
カイトは鎖の届く範囲でうろうろと行ったり来たりした。
一人にななると、ムラタの言ってたロストバージンの儀式とやらが気になって仕方なかった。
いまにも沼作がやってきて、あのすえた臭いのする性器を突き立ててきそうだった。
カイトはブルマの上から性器のあたりに触れてみた。
指で押すと、やわらかく盛り上がった肉を押し分けるようにして指が沈む。
ブルマとパンティを引き裂かれ、その部分に硬いペニスを押し当てられたら……。
カイトは腹を押さえた。
体の内側にモノが突き刺さる感触を生々しく想像できてしまった。
328 :
317:02/05/30 22:10 ID:U0PB6jZY
それは、自分の体が受け入れ側のものであることを無意識に自覚してしまったことでもあった。
そして、沼作の野太いペニスが自分の中に入ってくるところを想像すると、それだけで全身に冷や汗が浮かんだ。
気色悪い。怖い。壊されそう……
女しか感じない種類の感情だ。
不安に苛まれカイトは行ったり来たりを繰り返す。
何度も鎖の範囲を超えそうになって胸のチェーンが引っ張られ、足を止めたりもした。
「ああもうっ、この鎖が!」
服の中に手を突っ込んでチェーンが外れないか試す。もちろん外れる筈もない。頑丈な素材のリングピアスでしっかりと胸に固定されている。
そこを指でさぐったりすると冷たく固いピアスが胸にめり込む。
激しく動くと耳にぶら下がる飾り玉も揺れて、耳元で音を立てる。
あがけばあがくほど、女であることを意識させられるようになっている。
ため息を付いて椅子に腰掛けた。
逃げられないのなら、せめて沼作に反撃してやろうとカイトは考えた。
沼作のことを考えると股間が無防備に感じられて、無意識にきつく膝をとじ合わせてしまう。それがひどく女らしい仕草であることにカイトは気付いてなかった。
(あの用務員野郎がきたら、最初は大人しく従うふりをして……)
猿ぐつわでもされて押さえ込まれたら、何一つ抵抗できなくなってしまう。
沼作とのあいだの体格差や腕力の差が信じられないほどあることは、以前の経験ではっきりと分かっている。
(あいつが油断してちん●をしゃぶらせようとしてきたら、噛みちぎるの一手だな。そうじゃなくても、キンタマを蹴り潰してやったら白目剥くだろ)
沼作が鎖を外す鍵を持ち歩いてればよし。そうでなくとも、むざむざ沼作に犯されてやるつもりはなかった。
(犯される、か……)
そんな心配をしてる自分がおかしくてカイトは思わず、くくく、と自嘲気味に笑っていた。
「ん?」
329 :
317:02/05/30 22:11 ID:U0PB6jZY
不意に廊下のほうに気配を感じて首をめぐらせた。
ことり……
小さな足音を立てて入ってきたのは、沼作ではなく、浩司だった。
「カイト……」
浩司は呼び捨てでカイトの名を口にした。以前は同級生でありながら「カイトさん」と呼ばせていた浩司が。
「なにしに来たんだよ。授業中じゃねぇのかよ」
「フケてきたんだ」
浩司は落ち着かない様子で廊下のほうを窺った。誰もいないかどうか気になってる様子だった。
「聞いてるか、カイト」
「何を」
「今日、おまえ男とセックスさせられるって」
「ああ、聞かされたよ。わざわざそれを言いに来たのか?」
「カイトはそれでいいのかよ?」
「あん?」
「わけの分かんない奴にちん●ブチ込まれて平気かって聞いてるんだよ」
「てめぇなんかに心配されたくねーな」
プイとそっぽを向いてカイトは言った。
すると浩司はわざわざ回り込んできた。
「俺さぁ……カイトが他の男のチン●突っ込まれるなんて嫌なんだよ」
「はぁ??」
浩司の告白にカイトは目を丸くするばかりだった。
浩司は妙にもじもじしながら言葉を口にした。
「その……俺……女のカイトに、なんていうか、惚れちゃったみたいで……」
「オイオイ!」
「中身があのカイトだって分かってても、どうしても気持ちが抑えられねーんだ」
そんな告白を聞かされて、カイトは絶句してしまった。
まさか、パシリの浩司に「惚れた」などと打ち明けられるとは思ってもみなかった。
330 :
317:02/05/30 22:11 ID:U0PB6jZY
「ムラタ先生がおまえのバージン、沼作の奴にあげるって話してたの聞いて……こんなのバレたら半殺しにされそうだけど、俺、ムラタ先生に無断で来ちまった」
浩司はまっすぐカイトの目を覗き込む。
妙にどぎまぎするような気持ちになってカイトは身じろぎした。
「頼む。カイトのバージン、沼作なんかじゃなくて俺にくれっ! この通りだよ」
浩司は深々と頭を下げた。
「なっ……ちょっ……」
「俺、童貞なんだ……」
「知るか、そんなこと!」
「きのうからカイトのことが頭から離れなくて……。なあ、沼作なんかにヤらせるぐらいなら、俺の童貞きってくれよ。俺さ、マジであんたのこと好きになっちまったんだ」
浩司がそばによると、発情した若い牡の臭いがふっと鼻腔をくすぐった。男だったときは気付いたこともない体臭のシグナル。
その臭いを吸い込んだ途端、カイトは腹の奥に異変を感じた。子宮がきゅっと収縮する感覚だった。
自分の体の勝手な反応にカイトは慌てた。そんな気持ちを知ってか知らずか、浩司はさらに畳みかけてくる。
「カイト。俺を受け入れてくれたら……カイトのこと俺が守ってやるよ」
「畜生、なに生意気な……」
言いかけてカイトは口をつぐんだ。
「俺を守るって、どうやってさ?」
浩司の真剣な眼差しを見ているうちに、はたと自分の立場を悟ったのだ。
女の武器が使えるという、いまの立場に。
「俺、その鎖を外す鍵の在りか、知ってるんだ」
カイトの全身が耳になった。
「俺、ムラタの奴からあんたを助けてやってもいいと思ってんだ」
「浩司……」
カイトの中で、脱出への希望が一気にふくらんだ。
葵と違って浩司は鍵の隠し場所を知ってる。
もし浩司をその気にさせることができれば、鎖を外させることもできるだろう。
331 :
317:02/05/30 22:12 ID:U0PB6jZY
問題は旧校舎を見張ってるらしい沼作の存在だが、もし浩司が協力してくれるなら、充分に突破は可能だ。
「……やっぱ、俺じゃダメ?」
カイトの返事がないことに落胆して浩司は肩を落とした。
「そうだよな、童貞なんて格好悪いもんな。沼作の奴はああ見えても、セックステク凄いらしいし……俺なんて……」
後半はブツブツといじけた呟きになっていた。
そのまま浩司がとぼとぼと引き返してしまいそうな気配にカイトは焦った。
「待てよ、浩司!」
「なに?」
「ダメだなんて、言ってないだろ」
カイトは唇を湿らせ、次のセリフを考えた。
とにかく、浩司を繋ぎ止めておく必要がある。そのためには、忌々しいがムラタに与えられた女の肉体を武器として使うのもやむを得なかった。
「おまえ、童貞だったんだな、ハハ……」
「もういい、俺かえ……」
「ぬ、抜いてやってもいいぜ!」
浩司は振り返ってまじまじとカイトを見つめた。
カイトはペニスをしごくようなジェスチャーをしてみせた。
「特別に、一発抜いてやるよ」
「…………」
浩司は恨めしそうな眼差しを向ける。
「そんな口調で言われたら、まるで男のカイトさんに馬鹿にされてるみたいで、俺……」
しまった、とカイトは内心舌打ちした。
つい照れが先に立って、ことさら男っぽい口調になっていたのだ。
しかし浩司が惚れているのは、あくまで女のカイトだ。
もし浩司を手玉に取るのなら、それ相応の演技が必要ということらしい。
(クソ、ここは忌々しいが、浩司の童貞野郎をおだてなきゃいけないのか)
332 :
317:02/05/30 22:12 ID:U0PB6jZY
深呼吸をして覚悟を決めた。
「浩司……くん」
「カイト!?」
甘ったるく名前を呼んでやるだけで浩司の鼻息が荒くなった。
(単純な奴。やっぱ童貞だわ)
内心を押し隠し、カイトはなおも演技を続けた。
「オレも……沼作なんかより、浩司、くんのほうがいい……」
「えっ!」
その気になると、自分でも驚くほど可憐な少女のような声音が出た。
もともと、意識して男っぽく喋らなければ、ピッチの高い可愛らしい声が出るような声帯なのだ。
「それ、マジで?」
「浩司、くん、がオレを助けてくれるなら、この体、好きにしてもいいよ」
胸に手を当てて、そう告げた。
(オェェェ……なんで浩司ごときに色目使ってんだ、俺は!)
浩司は気付いてないようだったが、カイトの内心の葛藤は凄まじいものがあった。
「ほんとに、ほんとに好きにしてもいいの!?」
コクリと頷くと、間近に迫った浩司の鼻息が腕にかかって熱いくらいだった。その上、先ほどからカイトを悩ます牡の体臭もさらにきつくなっている。
「オレも浩司、くん、にだったら抱かれてもいいって思うから……」
浩司の鼻息が最高潮に達した。
ふと見下ろすと、浩司の股間がこんもりとタワーを立てていた。
(オレ、そんな色っぽいのか? ……色っぽいんだろうな)
何度もガラス窓に映る自分自身の姿に欲情した身としては、浩司の反応も納得できた。
同時に、浩司の股間でいきり立つ男の象徴が自分にはないことを痛感して、ひどく虚しい気分にもなった。
「……オレのこと、触ってみるか?」
「悪い、オレじゃなくって『あたし』って言ってくれないか」
浩司はそう言って頼み込むように手を合わせた。
333 :
317:02/05/30 22:13 ID:U0PB6jZY
「初めての相手が元・男だったってこと、意識したくないんだ。だから今だけでもいいから、あたしって……頼むよ、な?」
浩司の必死の嘆願にカイトはため息をついた。
ここまで来ると、童貞のささやかなロマンにおかしさすら感じる。
「分かったよ。オレ、じゃなかったアタシ。これでいい?」
「いい。いいっス! すげぇ可愛いよ、カイト!」
「きゃっ!」
突然浩司に抱きしめられて、カイトは演技でなく少女らしい悲鳴をあげてしまった。
「ちょ、ちょっと浩司、くん! ここで……その、ヤっちゃうのか?」
「鍵、手元にないから。俺もう、我慢できなくて……ダメなのか?」
おあずけをくった犬のような目つきがたまらなくおかしくて、カイトは吹き出してしまった。
「いいよ。好きにしな……して」
「はぁはぁ……好きなんだ、カイト」
はじめのうち、浩司はカイトの身体を抱きしめるばかりだった。
そうこうするうち、浩司の股間のふくらみがグリグリとカイトの腰に押しつけられてきた。
(うわっ、男のアレってこんなふうに感じるのか!)
力任せの抱擁の中で固くなりながらカイトは押し当てられるモノの感触を分析していた。
やがて浩司は果物の皮でも剥くみたいにカイトの体操着を脱がしていった。
シャツのほうは乳房の上まで捲りあげられた。
ブラジャーのホックは外れなかったので、浩司は乱暴にブラをずり下げ、押し出されてきたたわわな果実にむしゃぶりついた。
「ンッ!」
胸の谷間のあたりにキスをされてカイトはピクリと震えた。
いつのまにかカイトは机の上に座らされている。
女の本能からか、カイトの膝はぴたりと閉じられたままだ。
浩司の愛撫はまず、胸に集中した。
乳首に取り付けられたピアスを弄ばれる。リングを掌で転がされ、軽く引っ張られたりする。
334 :
317:02/05/30 22:13 ID:U0PB6jZY
その刺激に反応してたちまち乳首は固く立ち上がっていった。
「すげ、敏感なんだ」
「言うな……あ、言わないで」
コリコリと尖った乳首を指でいじられると、そのたびに体がわなないた。
「はうっ、そこだけだと刺激が強……ンンッ!」
「そっか、おっぱい全部いじってほしいんだね?」
一瞬ためらってから、これが「演技」だったことを思い出してカイトは頷いて見せた。
「ねえ、言ってみせてよ。オッパイ弄ってって」
「そんなこと……」
浩司の手が止まった。
と同時に浩司に去られて千載一遇の脱出チャンスが流れていく恐怖がカイトを打った。
「お……オッパイを……」
ゴクリとツバをのみこんでから、もう一度言った。
「オレ……あたしのオッパイ、弄ってください!」
「すげぇ……」
浩司の口から感嘆のため息が漏れた。
「いまのすげぇエロかったよ」
ここぞとばかりに浩司が胸に手を伸ばしてきた。
双つの半球が荒々しく揉まれた。ぐにぐにと音が聞こえてきそうなほどだった。
「あふっ……くぅぅぅん」
「もっと、もっとイヤらしく喘いでよ!」
「あんっ、あんっ、そんなにオッパイこねないでぇ!」
演技だから、と自分に言い聞かせなければいけないほど、自然と口をついてイヤらしい言葉が出てきた。
エロビデオのAVアイドルにでもなったような奇妙な気分だった。
そうやって責められているうちに、じょじょに体が火照ってくる。おまけに、ときおり指の腹で乳輪や乳首を擦られると、痺れるような快感が全身に走る。
「女の子ってさ、こういうとこが感じるってホント?」
「ふぇ……?」
335 :
317:02/05/30 22:14 ID:U0PB6jZY
浩司の手が胸から離れ、腋の下をなでてから首筋へと移動した。
「え、え、分かんない……」
「どれどれ」
浩司は本格的にカイトの後ろに回り込むと、背中から首筋にかけて舌先でツツッと愛撫した。
「はぁぁぁぁんっ!!」
その愛撫がもたらした電撃のような快感に、カイトは仰け反った。自然と突っ張った足のつま先が折れていた。
「おお、本当にたまらなく気持ちいいみたいじゃん。ねぇ、男のときより気持ちいいの?」
「き、気持ちいいよぉ……はひぃっ!?」
指で髪を梳かれただけなのに、甘くせつない感覚に囚われ、カイトは我を忘れそうになった。
「わぁ、攻略本に書いてある通りじゃん。やっぱ、髪いじられると快感なんだ、女って!」
続いて耳の裏にキスをされて、またもやカイトは甘ったるい声で叫んでいた。
(攻略されてる……浩司の思い通りに……)
心の片隅でそんなことを思っていても、新たな性感体を刺激されるたびに押し寄せる波は、容赦なくカイトを高い場所へと運んでいった。
「カイトはおへそでも感じちゃいそうだね」
浩司の指が腹を滑ってへその穴に差し込まれ、そこをグリグリと掻き回した。
信じられないことにカイトの体は反応してしまった。
(そんな! これじゃまるでセックスロボットじゃないか!)
触れられるたび、愛撫されるたび面白いようにカイトの肉体は敏感な反応を示して浩司を悦ばせた。
もはや演技がどうこうと言ってる余裕はまるでない。
「あひっ、ひっ、そんなとこ触ったら……あんあんっ、ダメ、いいっ、あああぁぁぁん!!」
支離滅裂な言葉が口をついてるのにも気付かずカイトは悶えた。
336 :
317:02/05/30 22:15 ID:U0PB6jZY
「どう? そろそろオレのチン●、入れてもいい?」
「あ……」
耳元で囁かれた途端、ヴァギナがひとりでにジュンと濡れた。
女として「濡れる」感覚をまざまざと味わってしまった。
「ダメぇ……」
息もきれぎれにカイトはつぶやいた。
これ以上続けたら、演技ではなく本当に女の感覚に溺れてしまいそうだった。その恐怖がカイトに拒絶の言葉を口走らせていた。
「でもさぁ、気持ちいいんでしょ?」
浩司はカイトの胸の下に指をさし入れて、下乳をくすぐるように愛撫した。
「巨乳の女の子って、これに弱いんだって。カイトもそう?」
「は……あああああああ!!」
仰け反って逃げようとしてもまだ執拗にそこを愛撫され、カイトは苦しげに喘ぐだけだった。
すっと手が引かれる。
愛撫されて張ってしまった乳は、固く上を向いたままだ。
今度はやおらブルマの中に手が侵入してきた。
あっと思って止めようとしたときにはすでに手遅れだった。
「待って! そこはっ!」
「……ここが肝心な場所じゃん」
ブルマの中で蠢く手がさらにパンティを潜って、ついに秘所へと到達した。
「すげ……ぐちょぐちょにヌレてんじゃんっ!」
狂喜にも近い浩司の反応に、カイトは顔を真っ赤にした。
ぬるっ!
粘液に覆われたスリットの中に指が入り込んできた。
「ひぃっ!」
カイトは思いあまって浩司の腕に抱きついていた。いままさに愛撫を続けているその腕に。
指はまず、確かめるように花びらの表面をなぞった。
337 :
317:02/05/30 22:15 ID:U0PB6jZY
「ああ、あああっ!!」
その刺激だけで言葉も喋れなくなってカイトは腕に抱きつき、がくがくと震えるばかりだった。
「教えてよ。濡れるって、どんな気持ち?」
「い、いや……」
「サイコーに気持ちいいのにチン●がおっ勃たないって、どんな感じなのさ?」
嬲るように言葉を囁かれると、それだけでトロリと熱い液体が湧いて出てしまう。その女体の感覚はカイトを戸惑わせ続けた。
浩司の指が浅く入り口の戸を叩いただけで、膣がゆっくりと収縮を繰り返す。カイトの意志などまったくお構いなしに。
やがて愛液にまみれながら浩司の指は秘裂の上で小さな尖りを見つけ出した。
カイトも、そこが何であるかは分かっている。
「クリだ……」
感慨深げに浩司がつぶやくと、カイトはパニックを起こしたように浩司に向かって叫んだ。
抱きついた腕を引っ張ってブルマから手を出そうとするが、浩司の腕は頑として動かない。
「ダメ、もうそこはダメって!」
「クリってさ、すっげー優しく愛撫しないとダメなんだって。こう……こんな感じかな?」
ハッと息を呑むカイト。
次の瞬間、さわさわという愛撫が開始された。
言葉通り、浩司は繊細にやわらかくそこを刺激してきた。
ほとんど力を入れず、包皮の上からやわやわと指を上下させるだけである。
激烈な性感が襲ってくることはなかった。
けれどそうやって微妙な刺激を加えられているうちに、確実に体の芯に快感が蓄積していた。
「ンッ、ンンッ、ふぁぁぁぁっ!」
「気持ちいいの?」
338 :
317:02/05/30 22:16 ID:U0PB6jZY
「いい! 気持ちいいよぉ」
「へぇ。やっぱクリっていいんだ」
「あ……いやだ、気持ちいいのやだぁぁぁ……ふぅぅぅっ、あぁぁぁん、いい、いいよぅ……」
カイトの混乱した反応に浩司はクスクスと笑った。
浩司の腕にしがみついてるカイトの様子もひどく可愛らしく浩司の目に映っている。
しゅっ、しゅっ……
クリを摩擦しているうちに包皮がはずみで剥けた。
「ひぃんっ!?」
「まだまだ!」
やわらかな刺激がさらに続いた。
時折摩擦する方向を変えたり、包皮を巻き込んだりしながら、愛撫は続く。
絶妙な力加減に、ときどきカイトは腰を浮かしそうになる。
(気持ちいい……でも……これは演技で、浩司を騙す……ため……)
そんな理屈は既に、快感にとろけそうな自分を誤魔化すお題目に過ぎなかった。
しゅるしゅるとクリをこする刺激。
ほんの少し、その刺激が強かったら……と思い、動きに合わせて腰を浮かしそうになってしまうのだ。
「ねえ。挿れて、いい?」
「んんっ……」
曖昧な反応に浩司はわずかに指の刺激を強くした。もう片方の手で乳房の愛撫も再開する。
「セックスしようぜ」
「せっ……くす……」
「犯してもいい? カイトちゃん」
「あふぅ……お、犯されるのは……」
どこかトロンとした目つきでカイトはつぶやく。
すると不意に浩司は愛撫を止めてしまった。
「あン……」
339 :
317:02/05/30 22:17 ID:U0PB6jZY
鼻にかかった吐息をカイトは他人のもののように聞いていた。
浩司は無言でズボンを脱いでいる。
たちまち濃厚なオスのエキスを嗅がされ、カイトの心は狂いそうになった。肉体のほうは、一歩先に発情しきっていた。
さんざん愛撫を受けてしまった躰が疼き始める。
もっと。
もっと、もっと!
快感を求めて自然と腰がくねる。
(なんで止めちゃうんだ……)
心の中で誰かが囁いた。
(ダイテ……オカシテ…………)
カイトはいつしか潤んだ瞳を浩司に向けていた。
浩司の下半身から発散される体臭を吸い込むだけで、頭が痺れてくるようだ。
(ほしい……ほしい……オチンチ●……オレに無いモノ……)
浩司はニヤリと笑った。
「おねだりしてみて」
「おね……だり……?」
「可愛らしくおねだりできたら、続きをしてあげる」
かぁっ。元から上気していたカイトの顔は朱に染まって湯気を出しそうなほどになった。
(浩司ごときにオレが!)
(もうなんでもいいから早くシテ欲しい!)
心の中で二つの声が交錯した。そして、後者の声が圧倒的に強かった。
カイトはからからに干上がった口を一、二度パクパクさせると、屈服したように浩司の肩にもたれかかり、そこで囁いた。
「お願い、浩司くん……あたしを……犯して……」
「よくできたね」
浩司はキスをしたかと思うと素早くカイトを抱きかかえた。
カイトは不思議な浮遊感に身をゆだねた。
力強い男の腕に抱えられていることが不思議と心地よく感じられた。本能的に。
340 :
317:02/05/30 22:20 ID:U0PB6jZY
カイトはマットレスの上に仰向けに寝かされた。
それまでぴたりと閉じていた両脚は、浩司によってこじ開けられた。
両脚の間に浩司の頭が入る形になった。
そして、ピチャピチャと水を舐めるような音が。
(アソコを舐められてるんだ!)
自覚するより先にカイトの躰は反応していた。
「あぅぅぅぅぅぅぅぅっ……」
まるでスイッチでも押されたようにとめどもなく愛液が分泌される。
そして、強すぎる刺激から逃れようとマットレスの上でじたばたして、浩司に腰を掴まれた。
「処女の滝のぼりにはまだ早いんじゃないの?」
「そんなこと、言うな……ああああっ!」
秘所への舌を使った愛撫を想像を超える快感だった。
頭の中で白や黄色の光が弾ける。
「さて……『犯して』あげなくちゃね」
「う、うそ……マジ、で……?」
「いまさら何言ってるんだか」
下半身を丸出しにした浩司が、カイトの上にのしかかってきた。
真っ直ぐに顔を覗き込まれるのが気恥ずかしくて、カイトは横を向いた。
「可愛いよ……」
「ひゃうっ」
そう言いながら浩司は耳たぶを甘噛みしてきた。
快感に耐えようとしてカイトは夢中で浩司に抱きついていた。
欲望で張り詰めた熱い塊が、股間に押し当てられた。
「はぁん、ち……ちん●ぉ……」
喪った物に巡り逢ったような気がしてカイトはつぶやいた。
だが、その塊はゆっくりとカイトの花弁を貫いて体内への侵入を開始した。
「あ……痛い、痛い……」
痛いというより、大事な場所に他人の器官の侵入を許してしまう戸惑いから、カイトは腰を浮かせた。
341 :
317:02/05/30 22:25 ID:U0PB6jZY
半ばパニックに陥ってじたばたともがき、ペニスから逃れようとする。
カイトの躰がマットレスの前方にズレた。
「おいで、カイト」
「あくっ」
浩司は体重をかけてカイトの両肩をマットレスに押しつけた。
男の力で制圧されたその体勢は理屈抜きにカイトの抵抗の意志を奪った。
女の体の本能がカイトを支配し、制圧者である男を受け入れようとする。
もう一度、ペニスが押し当てられる。
今度はそれから逃れる自由はない。
「せぇの……!」
「うあっ……」
ずるりっ……
男の器官が挿入された。
膣壁がひくひくと蠢いてペニスを感じた。
「犯される、気分ってどう?」
ずっ、ずっ……
さらにペニスが奥深く押し入ってくる。
カイトは声を出せるような状態ではなかった。
ひたすら「犯される」というその感覚を味わっていた。自分の存在そのものが誰かによって支配されるような……
一度挿されたペニスが半ばまで引き抜かれたとき、膣とクリトリスの近くが同時に刺激された。
「い゛っっ…………!!」
その深い快感が最後の一押しとなって、カイトはエクスタシーに達してしまった。
低く唸るような声を自然に撒き散らして、全身がわなないた。
躰の内奥に溜まりに溜まっていた快感が一気に奔流となって解放される感覚。
男に貫かれることでもたらされたエクスタシーは、人工的に与えられたそれとは激しく違っていた。
高い塔から突き落とされたような、深い水底にどこまでも沈んでいくような……。
342 :
317:02/05/30 22:25 ID:U0PB6jZY
全身を、そして心の隅々までをも青い波で洗い尽くされていく。
カイトは自分が浩司にきつく抱きついて爪すら立てていたのを知らなかった。
そうやってエクスタシーに翻弄されている間にも、浩司は腰を動かしてピストン運動を続けていた。
ようやく快感の狭間から意識が抜け出してきたカイトの目には、ギラついた目で腰を振り続ける浩司の姿が映った。
(オレ……セックス、しちゃったんだ……)
悲しみにも似た感情が心をかすめたのに、躰のほうは逆に反応して貪欲に男のモノを求めた。
「ああ、すげぇ、すげぇ……」
カイトの膣が収縮したことで浩司は白目を剥きそうなほどに快感を貪っていた。
これが犯されるということなのか。
カイトの心は醒めた。
同時に躰は熱くなり、再び頂上へ向けて昇り始めた。
何度も、何度も、ペニスが躰を貫く。
男がそう望む限りカイトの躰は快楽を提供し続ける。道具のように。そして、カイト自身もやがて快楽に狂っていく。
醒めた心でいながら、雌としての本能で男を受け入れ、甘い快感に身悶えするのはこれ以上ないほどの拷問だった。
(犯される、犯される、いやだ、いやだ!)
「ああン、いやっ、そこ、もっと……犯してぇ!」
心と正反対の言葉を体は叫び、それを止める術もない。
体内深くに突き刺さる男の器官を感じて、カイトの体は悦び震えた。
「ま、また……きちゃう……」
行為の最中にまがりなりにも言葉を口走ることができるのは女であるカイトのほうだった。
浩司はもはや快楽に取り憑かれ、機械のように単調に腰を動かすだけだった。
いまにも弾けそうな快感の塊に、カイトはむせるような体臭を発する浩司の胸にしがみついた。
343 :
317:02/05/30 22:26 ID:U0PB6jZY
そうやってしがみついてないと、どこか遠くへ流されてしまいそうだった。
「あ……あ……ああああ…………」
再びエクスタシーの高みへと投げ出され、カイトの心は体に従った。すなわち、波のように重なる快感に呻き、恍惚感に浸った。
(あん、コウジぃ……)
愛しいもののように浩司に抱きつき、首筋に顔を埋める。
肉体の支配下におかれた心は、浩司を愛する者と認識していた。
そのとき浩司の体も硬直し、震えた。
ひときわ深く挿入されたペニスが信じられないほど膨張し、破裂したかのようだった。
ピクリ、ピクリと浩司の体が痙攣し、何かをカイトの体内に注ぎ込む。
そのプロセスが終わると、がくりと浩司の体から力が抜け、カイトの上に体重がかかった。
「お……もい……」
まだ快感の余波で頭がぼうっとしていたカイトは、うわごとのように呟いた。
もう少し意識がはっきりしてくると、カイトはのしかかってくる浩司の体を横にずらした。
結合部からずるりとドロドロの液に包まれた浩司のペニスが抜けた。
ペニスが抜けても、まだ膣の中に何かが差し込まれたような感覚がわずかに残っている。
「カイト」
「な、なに……?」
「気持ちよかった?」
「う……」
しばらく迷ってからカイトは正直に答えた。
「物凄く、良かった……って、何言わせんだよ!」
「あはは……ねぇ、もう一度、あたしって言ってくれよ」
「なっ……ダメだ、ダメ。約束通り、一発抜いてやったんだ。あんま調子に乗るなよ」
「ちぇー」
浩司は起き上がると、下着とズボンを身に着けていった。
二度も達してしまったカイトは息も切れ切れで、まだ立ち上がれるほど回復してない。
344 :
317:02/05/30 22:27 ID:U0PB6jZY
「浩司ぃ、鎖の鍵のことなんだけど……」
「おーい、みんな。入ってきていいぞォ!」
浩司は廊下に向かって大声で叫んだ。
「なっ!」
カイトは上半身を起こしたまま硬直してしまった。
浩司の呼びかけに応じて、廊下からカジ、ハネダ、それに他の数人の少年までが姿を現したのだ。
「なっ……これ……?」
事態が掴めず言葉を詰まらせるカイト。
浩司は鼻でせせら嗤った。
「ドッキリカメラ〜、なんてね♪」
ぞろぞろと少年たちがカイトを取り囲み、その外にはムラタの姿もあった。
「浩司、おまえ……?」
「まだ気付かない? だ・ま・さ・れ・た・の! カイトちゃんは」
ぱちん、と浩司のウィンク。
「うああああああああああああっっっっっっ!!!!!」
カイトは顔を覆い、叫んでいた。
トロッ……
まるでタイミングを計ったように注ぎ込まれた精液が漏れ出て、白い太股を汚した。
ムラタが言う。
「言ったでしょう? 破瓜の儀式で君は自分から腰を振ることになるって」
いまさらのようにカイトはビデオを回す音に気が付いた。
浩司との一部始終は、テープに収められていたのだ。
「ヘッヘッ、先生、いい絵が撮れましたよ」
「予定通り、あとでインターネットにアップしておきなさい。カイト君の艶姿を全国の皆さんに見てもらわなければいけませんからね」
「ラジャー!」
カイトはももに垂れた白濁液を手でぬぐった。と、拭うそばからポタリと男の精が落ちてくる。
345 :
317:02/05/30 22:35 ID:AsddKShu
カイトはその場にうずくまった。
惨めに震えるカイトに、カジがとりすがった。カチャカチャとベルトを外す音がする。
「今日の割り当てはオレと浩司の二人なんだ。よろしく!」
「くうっ!」
言うなり、カジは背後からカイトを犯した。
後背から割り入ってくる男の侵入に、もはや抵抗することも忘れてカイトは身を任せた。
「うわぁ、気持ちいいぜぇ〜。あんた最高だよ、カイトさん!」
カジの生臭い鼻息がカイトのうなじの毛を揺らした。
浩司は皮肉っぽく言葉を投げかけた。
「また次のときも、『あたしを犯して』ってイロっぽく頼むぜ、カイトさん!」
犯されながらカイトは浩司を睨んだ。
そうやって睨むことだけが正気を保ってくれるというように。
一度芯まで快楽を刻まれた体は、カジの単調なピストン運動にも反応してしまう。
「はぁっ……はぁっ……ああっ、くううっ!!」
たまらなくなったのか、山田が剥き出しのペニスを振りかざしてカイトの前に位置どると、カイトの胸の谷間にそれを送り込んできた。
前後から二人の少年に所有され、そしてカイトの肉体は快楽を受け入れていた。
「いっ、はあっ、あンっ……うううっ、クソぉ!」
甘い吐息の合間にカイトは歯を食いしばり、浩司の姿を追った。
「て……めぇだけは絶対コロス!」
「カイトちゃん……腰、くねってるけど、もう限界なんじゃない? イッちゃえよ!」
「ひぐっ……!!!!」
浩司の指摘と同時に、カイトは三度絶頂の波に襲われた。
浩司が笑いながら見ている前でカイトは惨めに犯されたうえにイッてしまった。
全身男の精液にまみれながら、カイトはゆっくりとマットレスに沈んでいった……。
そんなわけで、やたら長々とスマソでした。
ちょっとでもオカズとして夜の友にしてもらえたら本望でつ。
早速使わせてもらいますた。
葵たんとのカラミもうちょい希望ッス。
かなり(・∀・)イイ!
良い!
ごっつあんです!!
350 :
名無しさん@ピンキー:02/05/31 13:18 ID:5BmGRCdh
直接的に犯されたりするのもイイ感じだが、トイレで座りションを強制
されるくだりで精神的に屈辱感を与えるとこも好き。
さすが解ってらっしゃる。317さん。
後は初潮だな。どういう展開で初潮が訪れるのか楽しみにしてます。
351 :
名無しさん@ピンキー:02/05/31 13:24 ID:5BmGRCdh
俺的には男として好意をだいてる葵タンに同姓のするどさで生理の
兆候をきづかせられる。(臭いとか乳の張りとかで)
って感じを希望しゅる。
>351
凄くイイ!
それにしても強制女性化モノはやっぱり
落とし入れられ、侮られてこそって感じですね。カイトたん萌え〜!
葵たんにだんだん欲望を感じなくなっていく過程も
希望しといていいですか?
鏡と首輪の作者さんといいここの作者さんといい
本当に男であるのかを疑わせるくらい文章が上手い・・・
女の感じ方やらいろいろ。
355 :
名無しさん@ピンキー:02/06/01 00:56 ID:Q4/b2MnN
>>353 そこまでいっちゃうと単なるエロ小説になってしまわないか?
やはり男の証として葵タンにはハァハァするがティンポがないっていうのが
よいとおもうけど。
いずれにしても317=神の筆先にまかせよう。
期待age
356 :
317:02/06/01 11:25 ID:E63YUENX
>>347 葵ともそろそろ本格的に絡ませたいとこです。
>>348-349 マメにレスしてくれて有り難いです。
また投稿しようって気にさせられます。
>>350 座りションは外せないイベントですから!
初潮イベントも前振り有りでじっくり描きたいです。
>>351 あ、それいいかも……採用させてください。
>>352 一部鬼畜っぽい展開でした(w
これも「はこ」さんが生み出したカイト君を愛するあまりの仕打ちです
>>353 それはそれで萌えそうなんだけど、他の屈辱描写との兼ね合いで実現できるかどうか微妙かな。
でも女の子を性対象に見れなくなってる自分にショック! てのも確かにイイと思います。
>>354 名作の呼び声も高い鏡と首輪に比せられてしまうのも冷や汗ものです(;´Д`)
もう自分としては読んでオカズにしてもらえれば大満足ですから。
ところで、次の投稿は今度こそだいぶ先になってしまうかも。
それと、「男の意識残りまくりで屈辱受けまくり」に萌える属性の人以外にはただくどいだけの文章垂れ流しになってると思うので今の内にごめんなさいしときます。
もっと身も心も女になりきっていくのに萌える人も少なくないんだよね、きっと……
357 :
:02/06/01 11:57 ID:PQzu1psL
カイト君の小説すっごくいいですね〜
ところで、これ、タイトルは無いんですか?
一通り凌辱終わったら、脱出して、一人一人に
復讐していくっていうのもいいと思うんだけど。
殺すんじゃなくて、ムラタを洗脳して、女性化させたり
ふたなりにさせたり・・・
358 :
2ちゃんねるで超 〜有名サイトだよ:02/06/01 11:58 ID:BzViv+UN
359 :
347:02/06/01 16:59 ID:Z4/La30D
>>356 がんばってください。
意見や要望はそれとして置いといて、きちんと作品として完結してほしいっす。
性転換したとたんに作者が満足して終わった作品や、
意見を反映しようとしすぎて破綻した作品はもう見たくないっす・・・。
>356
ピアス付けるシーンにかなり萌えてしまいました。
期待してますので頑張って下さい。
361 :
名無しさん@ピンキー:02/06/03 20:51 ID:1o2bbdRP
やはりワールドカップ中は更新は無理かな?
挿絵というかイメージイラストを描いてくれる絵師が
降臨してくれるといいのだが・・・。
できれば上手い人希望。
>>362 ・・・・6/16のイベント後なら協力できますが
今はイベントの原稿にレポートにと急がしいので
>>356 俺的にはカイト君のはなしは
数々とTS小説見てきたけど鏡と首輪の次くらいにヒットしたよ。
頑張ってくれ!!
366 :
名無しさん@ピンキー:02/06/05 14:53 ID:j9Hs4QCM
葵が男に犯されるのを見て、自分も犯してほしくなり、葵に対して嫉妬している
自分に気づいて愕然とするという展開を希望。
368 :
名無しさん@ピンキー:02/06/05 22:31 ID:JhmnNI6z
>>366 いやそれじゃ単なる色情狂じゃん。嫉妬するのは葵タンじゃなきゃ。葵タンが
ちょっと好意を持ってる男にカイトが陵辱されカイトが感じてしまい
それを見ていた葵タンが女同士の嫉妬をカイトに向けてそれまで協力的だったのが
手のひらを返したみたいに冷たく陰湿に女同士の仕返しされるみたいのじゃなきゃ。
あくまで自分から女性化していくんじゃなくてカイトのまわりがカイトを女扱いして
いって仕方なく女として自覚して逝かざるをえない状況の屈辱感、無力感ってのがイイと思う。
つーかもうリクはやめよう。
>>359の言うことはもっともだ。
後は神の光臨をおとなしくまとう。変なプレッシャーを与えず。
うん、リクはとりあえず自粛しよう。
俺も最初の4行はどうかなと思う。
>368の最初の4行の是非はともかく
その内容はカミソリのように鋭く深く色んな意味でスゴイ
禿しく燃えたっ!
これ読んで、漏れもエロ小説書く気が復活したよ。
萌え、じゃなくて燃えだぞ。いや、これいいわ!
374 :
名無しさん@ピンキー:02/06/06 23:54 ID:pAE96xuD
317です。
思ったよりたくさんの人に読んでもらえたようで幸せ。
続きはいずれ書きますので。サッカー大会が一段落した頃に続き投稿できたらいいな。
済みません・・・カイトたんの外見描写ってどうなっているのでしょうか?
きょにゅーって事以外に記憶に無いので。
後、何処のシーンのイラストかが希望でありますか?善処いたします。
>>376 前スレ730-をお読みください。性転換前と後の外見描写が若干ながらあります。
入社3年目のサラリーマンが16歳の少女の体に強制移植
相手は、脳は60歳以上だが肉体は20歳代の金持ちジジイ共
こいつらの目的は精神が男の女性を調教して屈伏させ、嬲り、孕ませること
ついには恋人までもが捕らえられ、妖しいレズシーン(精神的には男女)も
果たして彼は屈伏してしまうのか、それとも‥‥‥?
ってのはどうよ?
移植は、実は物凄く進歩していた医学の奇跡ってことで、魔法ではないっス
俺の頭の中ではラストもケテーイしているが、まだ変更は十分可能
今までの要望はできる限り取り入れたつもりだけど、希望にはできるかぎり応えるよ
うだうだいってても始まらないんでできたところまでうぷします
あとは反応次第で続き書きます
カンキーン描写もっとキボンヌとかでもいいので、感想よろしこ!
タイトル? 話が進んだら考えるわ(w
時計もない部屋なので正確な日付はわからないが、士狼がこの部屋に閉
じこめられて1週間ほどが過ぎていた。食事だけは1日に3回、ドアの下
にある小窓から差し入れされる。さっき食べたので、22食目だった。
まるで雑誌の記事で読んだ刑務所の独房ような殺風景な部屋に、彼はずっ
と監禁されている。広さは6畳ほど。窓も無く、天井にはめ込みになった
照明が部屋を照らしている。少し豪華な夕食らしい食事が出てしばらくす
ると、照明が暗くなって夜らしくなる。
ステンレス製のトイレやベッドも頑丈で、とても一部を壊して武器にで
きるようなものではない。食事のトレーも柔らかい素材で作られていて、
唯一武器に使えそうなフォークも、時間がたつと紙のように柔らかくなっ
てしまうのだった。
病院のようにも見える。今着ている服も手術着のような淡いグリーンの
もので、両脇のマジックテープで止められるようになっている。
風呂に入りたい。それでもなければ、シャワーを……。
士狼はそんなことを考えて、頭を振った。
そんなことより、誰が何の目的で自分をこんな所に閉じ込めたのかを知
りたかった。
何もかもがわからなかった。
「どうしてこんなことになってしまったんだ……?」
正確には、彼は"彼"ではなかった。
これもまた磨いたステンレス製の壁に張り付けられた鏡に映る姿は、24
年間見慣れたものではなく、まるでアイドルタレントにでもしたくなるよ
うな15〜6歳の少女の姿だったのだ。
士狼の記憶は、1週間ほど前の夜まで遡る。
取引先の社長との宴席に同席させられ、緊張した彼に酒がすすめられて
盃を飲み干したところまでははっきりとおぼえている。その後は確か、上
司と共に社長を見送り……その先は思い出せない。
入社して3年目ともなると色々と仕事も任されるようになり、恋人の弓
奈ともそろそろ結婚を考え始めていた。そう大きくはない会社だが、充実
していた。何もかもが順風満帆のはずだったのに、なぜ?
食事以外にはすることもないので、ベッドに寝転んで何十回、何百回目
かの思考のループをまたたどり始める。
だが、結局はまた同じ結論に達するだけだった。
薄汚れてきたシーツで全身をくるみ、胎児のように体を縮ませてひたす
ら時が過ぎるのを待つ。最初こそ暴れたり脱出方法を考えたりしたが、3
日を過ぎたあたりからは万策尽き果てて、ベッドでぼんやりと時を過ごす
ようになっていた。
1週間も風呂に入っていない体からは汗とともに、若い女性特有の甘い
体臭がわきあがっている。
体が甘く疼く。
女性経験は多いとはいえないが、ないわけではない。どこをどうすれば
快感が得られるのかはわかっている。しかし、それをしてしまったら、自
分は男ではなくなるような気がした。
トイレで用をたす時も、あまりの違いに気が遠くなりそうだった。どこ
かから覗かれているような気がして、士狼は今でもシーツをまとい、びく
びくしながら排泄をすませている。そのトイレの紙も、もう残り僅かだ。
無言で食事を持ってくる男(もしかしたら女かもしれないが)に注文すれ
ば貰えるのだろうか?
目的もはっきりせず、長い間放置されている不安が士狼を襲う。
体を清潔にしたいという欲求は強くなる一方だが、それをするには自分
の体に触れなければならない。自分が女になってしまっているという現実
を突きつけられるのが怖いのだ。それに比べれば、不潔な状態にあること
は、まだ我慢ができた。
「どうしてこんなことになってしまったんだ……?」
声を出すまいと誓っていたはずなのに、ついこぼれ出る泣き言。
震えるような声は鈴のように転がり、耳に心地好く響く。自分の声でさ
えなければ、うっとりするような愛らしい声。
不条理だ。
『知りたいですか?』
突然の声に、士狼はバネ仕掛けの玩具のようにベッドから跳ね起きて周
囲の様子をうかがう。
「誰だ! 姿を見せろ!」
『おやおや。かわいらしい女性がそのような口をきくものではありません
よ。美人が台無しだ』
「俺は男だ! 何の目的があってこんなことをする!」
士狼の言葉に、暫くの間返事はなかった。不安になり始めた彼の耳に、
リズミカルな音の波が届いた。
それは低い笑い声だった。
『期待通りの反応ですね。素晴らしい。こうでなくてはいけません。まっ
たく、今の所は完璧だ。我ながらほれぼれしますよ……くっくっく』
今回はここまで。
これで終わりになったりしてな(w
続きを楽しみにしてまふ。
直接エロ描写があるわけではないのにエロいのがヨイ。
しかしこの設定
そっくりなのをどこかで……
389 :
?:02/06/09 09:27 ID:228jG6vY
>>389 違う
元々ミステリーを書いてた人のサイトにあった
文体や人物の口調が甚だしくくだけてないやつ
392 :
?:02/06/09 15:15 ID:84eH6lI+
声の出所はわからない。どうやら天井の照明のあたりにスピーカーがあ
るようだが、はっきりとはわからない。士狼は上を向いて叫ぶ。
「なんで俺はこんな風になっているんだ!」
『なんで、と申されましてもねえ』
とぼけたような様子が声の調子からはっきりとわかる。士狼の顔は怒り
で紅潮し、頭は心臓が脈動するたびに波打つようだ。口を開いても、様々
な感情が爆発して声が出ない。
『近日中にそのお部屋から出してさし上げますよ。こちらの都合もつきま
したからね。それまで、自慰でもして時間を潰すことですね。慣れていな
いと、男性を迎え入れる時に大層痛いといいますから。もっとも、痛がっ
てくだされば、それはそれで趣のある初体験になるでしょうがねえ』
男はまた低い声で笑った。
『私があなたに期待するのは、抵抗する事です。目一杯、逆らってくださ
いね。もっとも、脱走しようとしても無駄ですよ。もし、ここを出られた
としても、あなたには戸籍も何もない、この世に存在しない人間なのです
から。それに……』
男の声がそこで、少しの間止まった。
『坂元弓奈さん、でしたっけ? 辻華産業でOLをなさっている。可愛ら
しい方ですねえ。随分とあなたの事を探しておられるようですよ?』
「ゆ、弓奈に何をした!」
『何もしておりませんよ。ええ。まだ、何も……ね』
愉快そうに笑う男の声はすぐに消え、室内は再び静寂に包まれた。
士狼はしばらくの間拳を握り締めて天井をにらんでいたが、やがて全身
の力を抜き、ベッドに横たわった。
閉じ込められた当初は、食事も警戒して摂らなかった士狼だが、2日を
過ぎる頃には目眩が生じて、脱出するためには体力が必要だと自分を慰め
ながら、仕方なく手を付けた。見た目は病院食のようだったが、味はよかっ
た。それどころか、下手なレストランで食べるよりもよほどしっかりとし
た調理がされているようだ。
水を飲むのも、洗面台の前にとりつけられた鏡に映る自分の姿を見たく
なくて、喉がどうしようもなく渇くまでがまんしている。肩のやや下、脇
腹あたりまである髪が鬱陶しかった。
なによりも、動く度に揺れる胸がじゃまだった。もちろん、ブラジャー
など着けていない。もしあったとしても、着ける気はなかった。
時間をどうやってつぶすかを考えることが、士狼の日課だった。
『自慰でもして時間を潰すことですね……』
男の言葉が脳裏に蘇る。
また頭に血が昇った。
悔しかった。もし、目の前に声の主がいたら、殴ってやりたかった。大
学生時代はボクシング練習生としてトレーニングを続けていたこともあっ
て、腕っ節にはそれなりの自信がある。本来は素人に振るってよい拳では
ないが、この場合であれば許されるであろう。
だが士狼は、自分の手を見つめて絶望に浸る。
水仕事もしたことがないような滑らかな肌と、桜貝のような形の良い爪。
男の手で包み込んでしまえるのではないかと思えるほど小さな拳。細く美
しいラインを描く両腕。華奢な肩。どれをとっても、男に対して致命傷を
与えられるとは思えないパーツばかりで、むしろ守られる側に属すべき存
在でしかなかった。
これが自分でさえなかったら、素直にかわいいと思えただろう。しかし
士狼は男であるという意識がある。
それにもかかわらず、現実は……。
何十、何百回目かのため息さえもが、カナリアのさえずりのように室内
に染み入る。だが士狼の試練は、まだ始まってさえもいないのである。
天井の灯りが瞬いて、また、朝と思われる時間がやってくる。
既に監禁されて十日が過ぎようとしている。いや、もしかしたらそれ以
上の日数が経っているのかもしれない。
弓奈が自分を探していると聞かされてから、士狼は彼女の身をも心配し
なければならなくなった。退屈からは解放されたが、身を焦がすような焦
燥感はより一層強くなった。食事と排泄以外の時間は、ベッドで過ごして
ばかりいる士狼だった。
数日前に初めて、士狼をさらったと思われる者から声だけとはいえ接触
してから、彼は運動を試みたことがあった。
だが、すぐに彼はそれを止めた。体を動かせば動かすほど、胸の上で踊
るものが、否応なく彼の意識に自分の肉体の状態を刻みつけることになる
ことに耐えられなかったのだ。
『そろそろ汗で気持ち悪くなっていませんか?』
突然の声にびくっとなって、スピーカーがあるだろう天井の照明のあた
りを見つめる士狼。
「ここから出せ」
『ほ! これはなかなか……2週間も放置されている人とは思えませんね』
「2週間だと?」
士狼は男の言葉に驚く。予想以上に時間が過ぎ去っていたようだ。
『今からドアを開けてあげます。シャワーでも浴びたらどうです? 着替
えも、トイレの紙の予備も用意してありますよ』
声と共にドアの方から微かな音がした。だがその音は士狼にとって、雷
鳴のように聞こえたのであった。
士狼はベッドから飛び起きて、足が滑るのにもかまわず扉の方へ駆け寄
る。胸がぶらぶらと左右に揺れるのも、今は気にならなかった。ドアのノ
ブに手をかけようとしたが、滑った。
手の平が汗でびっしょりと濡れていた。
平衡感覚が狂って部屋が回っているように感じ、心臓が倍に膨れ上がっ
たように思えた。頭の中で心臓が大きな音を立てていた。
深呼吸をしてノブをつかむ。金属のひんやりとした感触が官能的ですら
あった。手をひねる。音を立ててドアが開く。
心臓が大きく、どくんと跳ねた。
士狼はもはやスピーカーの音に気を払っていなかった。もし少しでも冷
静なところがあれば、そこから低く小さい笑い声が聞こえてきていること
に気がついただろう。
ドアが開いた先にあった光景は、今までいた部屋とほとんど変わりのな
い部屋だった。廊下でもあるのだろうと想像していた士狼は、愕然となっ
てその場に立ちすくんだ。
『意外でしたか? 申し訳ありませんねえ。御期待にそえなくて』
ドアの向こうの部屋の天井から楽しそうな声が響いてきた。堪えきれな
い笑いが声の端からこぼれ落ちている
崩れ落ちそうになる膝に手をやって、辛うじてへたりこみそうになるの
を堪えた。体が震えていた。解放されると一瞬でも思った自分に腹が立っ
た。相手がそんなことをするはずがないのは容易に想像できる。
『まあまあ。そこでそうしているより、新しい部屋でも探検されたらどう
です? 簡易シャワーもありますし、シャンプーやソープ、もちろん替え
の服もあります。すっきりすればまた気分もよくなりますよ』
そしてまた、士狼は一人取り残されたのである。
今回はここまで。
すまん。たぶん本格的な濡れ場は相当先。
精神的に追い詰める描写がどうしても必要なのだ。どちらかというとそれがメイン。
間をすっ飛ばして調教にいってもいいんだが、やはり濡れ場は少ないと思われ。
抜きを期待している人にはすまん。
次回にはなんとか、ちょっとサービスシーン入れるんでそれで勘弁してくれ。
シャワーでイッてしまう士狼ちゃんのシーンということで桶?
感想サンクス。
似たような設定の話があるだろうことは予想していた。
ありふれたパターンの設定だしな。
でもパクリはしない。それと、区切りはきちんとつけるつもりだ。
317さんが戻ってくるまでというつもりでがんがるぜ。
ああ。そうだ。この話の本当の元ネタは、電●少年の監禁モノです(w
なおこの話はフィクションであり、実在の人物・団体とは何の関係もありません。
予めご了承ください(藁
日本×ロシア戦の最中、エロ小説をうぷしている罪深いおいらに神のお赦しあれ‥‥。
あんたが神になればいいじゃないか・・・
399 :
JSサイト発信!!:02/06/09 22:25 ID:PuEvZwhA
400 :
名無しさん@ピンキー:02/06/10 00:27 ID:aiEiuPgA
400
401 :
っs:02/06/10 23:46 ID:vvTQ78EM
カイト君イイ!
カイト君の続ききぼんぬ
TSF作家@はしくれ=虎
これ定説。
404 :
名無しさん@ピンキー:02/06/13 16:55 ID:XM0cxPuG
TSF作家@はしくれが書いた文章をよく読んだら、正体なんてすぐわかるだろ。
>>403が何を言いたいのか知らんが、かなりのアフォであることは間違いないな。
405 :
名無しさん@ピンキー:02/06/13 19:22 ID:FAzNSvYF
実は定説を唱える
>>403だけが気づいていないという罠。
やはりWCが終わるまで神の降臨はないのだろうか?
むぅ・・・そうなると今すぐWCが終わってホスィ
408 :
名無しさん@ピンキー:02/06/14 08:56 ID:48UDIPmR
>>406 .__
J_†_| / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(,,゚Д゚) < 悩める子ギコ達よ。
ハ ̄ ̄`つ | 神もまたWCに夢中です。
し ╋| | ゆえに、いさぎよくあきらめなさい。
|___| \____________
∪ ∪
日本には勝って欲しい・・・。
しかし日本が勝つと神の降臨が遠くなる・・・。
ヽ(`Д´)ノうわぁぁんどうすればいいんだ!!
>>409 永遠にWCが続くわけでもあるまい。
やまない雨はないように。
411 :
380 ◆EHY060jY :02/06/15 13:16 ID:UHlWRnW5
食事は、士狼がいた部屋と新しい部屋をつなぐ扉の反対側の壁にある、
同じような扉の下から届られている。扉は厚く、食事が入れられるスペー
スには、手を差し入れることくらいしかできない。
士狼は何度か食事の時間に扉の前で張っていたが、わずかなスペースの
隙間からは何も見えなかった。どうやら配膳をする機械か何かをあてて、
そこから食事が部屋に入れられるらしい。扉越しの物音に耳を澄ましてみ
たとき、機械音らしい音が聞こえてきたのだ。
暇だけはたくさんあるので扉の構造を調べてみたが、どうすれば食事を
入れる小さな扉が開くのかは、士狼にはわからなかった。
その新しい部屋に用意されていた物に、士狼は怒りを感じずにはいられ
なかった。今までと同じような薄い簡易服ではない、ちゃんとした服が用
意されていたのだが、その中に女性物の下着、つまりブラジャーとショー
ツが何枚か置かれていたのである。
怒りに任せて引き千切ろうとしたが、ビデオカメラなどで監視されてい
るのは間違いない。そんな行動は相手を喜ばすだけだと思い直し、ショー
ツだけは着けることにした。今まではいていたものよりは少々小さいが、
ブリーフを小さくしたような感じでヒップ全体を覆い隠してくれるので、
恥ずかしさは薄らいだ。
幸いなことに、替えの服はユニセックスなカジュアル服で、どこかの大
量既製品服チェーンの製品のような印象のものだ。もちろん新しい服は、
シャワーを浴びてから着たのである。
シャワーを浴びたときのことを思い出すたびに、久狼は恥辱と共に、体
にわきあがった抗いきれない快楽のことを脳裏に浮かべるのだった‥‥。
服を着替える前に、士狼はシャワーを浴びることにした。
空調が効いてはいるものの、着替えず、体も拭かずに過ごしていると肌
はじっとりと粘つくようで、洗面台で洗う手と顔以外はさすがに気持ちが
いいとはいえない状態だ。
もともと清潔好きといえる方ではなかったが、さすがにこの状況下では
そうもいっていられなかった。それほど全身の不快感は強くなっていた。
新しい部屋の隅にはサウナ室のような丸い窓のついた扉があった。中を
覗き込もうとしたが真っ暗で何も見えない。取っ手を引くと、灯りがつい
た。解放されているトイレとは違い、半畳程度と狭いがちゃんとした個室
になっているシャワールームのようだった。だが、蛇口らしきものはどこ
にも見当たらない。凹凸のない棒状のものが天井から突き出ているだけだ。
士狼はその中に入って、上を見上げた。ドアが締まった瞬間、かちりと
いう音がして、天井のバーからだけではなく、前後左右の壁際から勢いよ
く温水が吹き出してきた。
「ひゃああああああっ!」
全身を叩く水滴の不意打ちに、士狼はおもわず悲鳴を上げた。
びしびしと体に叩きつける水滴は、士狼にとって鞭で打たれたのにも等
しい衝撃を与えた。全身を無数の舌と手の平で愛撫されるような暴力的な
圧力で士狼を攻めたてる。体の奥から熱い疼きがわき上がってくるが、パ
ニックを起こしている士狼はその感覚に気がつかない。
士狼は胎児のように身を縮めてうずくまってしまった。
肌にぺったりと服が張り付いて乳房ばかりでなく、乳首までがくっきり
と浮き出てしまっている。下半身にいたるなだらかなラインや、お尻を包
んでいる大きくて無愛想な下着の形までがくっきりと浮き出ているのがわ
かる。もちろんその様子を眺める者はいないはずだが、士狼は自分の格好
を想像して激しい羞恥心をおぼえた‥‥。
1分ほどパニックに襲われていた士狼だが、ようやく混乱から回復して
ドアに手を伸ばした。取っ手に手が触れたと同時に、また音がして、温水
の噴出がようやく止まった。どうやらドアの開閉とシャワーのスイッチは
連動しているらしい。
床に水滴を滴らせながら荒い息を吐いて、先程見つけておいたタオルを
体に巻く。しばらくして息が落ち着くと、また恥ずかしさがこみあげてく
る。
まるで見た姿そのままの、少女のような悲鳴を上げてしまった自分が悔
しかった。ビデオカメラで監視しているはずの、士狼を誘拐した連中が喜
んだだろうと思うと消えてしまいたくなるほど恥ずかしく、情けなかった。
タオルが水分を吸い取ってじっとりと重たくなり、やや涼し目に調整さ
れている室温が体温を奪う。
「くひゅん!」
可愛らしいくしゃみをしたが、もう自分の声で恥ずかしがるのはやめる
ことにした。
体に張り付いた服を剥ぐときに、ぴりりと痺れるような刺激が体を走る。
士狼はそのとき初めて、自分の胸をはっきりと見た。自分の手には余る
が、男の大きな手ならば、すっぽり被えてしまえそうなささやかな大きさ
だ。乳首はヴァージンピンクと表現すればいいのだろうか、澄んだピンク。
陥没ぎみだったニプルが、先程の刺激で少し顔をのぞかせている。
肋骨は浮き出ていないが余分な脂肪はほとんどなく、女らしさを主張し
始めた少女ならではの清潔な色気を発散していた。腰から下へと至るライ
ンはまだ女性らしさよりも少年の趣を残し、ヒップはまだ"桃"と表現する
には少々無理があるようだ。
心臓の鼓動が高鳴っているのがわかる。
士狼は勇気を奮って下腹部に目をやった。
女性らしさを奏でる柔らかさを備え始めた下腹部のアンダーヘアーはま
だ、赤ん坊の生え始めたような頼りない髪の毛といった感じで、トイレの
時に紙で拭いたときの感覚を裏付けていた。ふくらみにすっと走った切れ
目が一瞬目に入り、慌てて顔を上げた。
心臓がまた大きく鼓動している。
吸い込まれるように、目の前にある姿見に視線がいった。
客観的に見て、絶世の美少女とまではいかないが、アイドルとして十分
デビューできる容姿だろう。小さいながら形のいい頭に、すうっときれい
にあごへと流れる曲線は芸術家の手による作品のよう。眉は自然に細くなっ
ているし、目もぱっちりと見開かれ、二重がいいアクセントになっている。
桜色の小さな唇は、男の支配欲をそそる。小顔になろう、ダイエットしよ
うとあがいている世の女性が見れば、嫉妬に狂いそうな絶妙な造形だ。
−−自分は、可愛い
一瞬、陶然としかけて、士狼の背筋が凍った。
その考えを頭を振って払い、冷えてきた体をシャワーで暖め、監禁され
て以来の垢を落すことにした。恥ずかしがるから相手は喜ぶのだ。女性ら
しい態度をするたびにますます喜ぶはず。堂々と恥ずかしがらずにいれば
相手の期待を削ぐだろうと自分を納得させる。
ドアのすぐ横にある作りつけの棚にバスタオルを乗せ、せっけんと体を
洗うタオルを持って中に入った。そして、二、三度深呼吸してドアに伸ば
した手を引っ込める。わずかな音と共に、周囲から勢いよく温水が体に吹
き付けてくる。
今度はさっきのようなみっともないことにはならなかった。
せっけんをタオルにこすりつけて、肩から首筋を最初に洗い始める。そ
して腕、背中、そして腰へと移る。胸は腫れ物に触るようにさっさとすま
せたが、柔らかい感触とタオルの刺激によるくすぐったいような初めての
感覚にとまどいを感じつつ、少し力を込めて。
いつもは気にも止めないせっけんの香りや肌触り、シャンプーの匂いま
でがいつになく五感を刺激する。
そればかりではない。タオルが肌を滑ってゆく触感は、いつまでも体を
こすっていたくなるような気持ちよさだった。いつの間にかせっけんが流
れ落ちきってしまっているのにも気がつかず、無心に体を清め続ける。
男の時は汗を流す程度だったシャワーが、今はなんとも心地好く、裸身
に適度な刺激を与え続ける。弓奈が長風呂なのも、今となってはなんとな
く理由がわかるような気がした。
無事戻れたら、もう二度と長風呂を責めたりしないと思いながら‥‥。
突然、シャワーが止まった。
士狼は驚いて周囲を見渡すが、別に異常な所は見当たらない。そっとド
アを開けて外をうかがって見たが、変わった所は何もない。
顔を引っ込めてドアを閉めると、また温水が吹き出してきた。今度もま
た不意打ちだ。今度は身をすくめて声を上げるのをなんとか堪えたが、ちょ
うど腰骨のあたりから頭のてっぺんまで、着衣でシャワーを浴びせられた
時と同じ、いや、それ以上の衝撃が頭まで光速で走り抜けた。
「んんあっ!」
まるでがまんにがまんを重ねた後に思いっきり射精する時のような甘い
疼きに士狼はたまらず悲鳴を上げた。
容赦なく水滴は浴びせ続けられる。レイプ同然の激しい凌辱に、士狼は
ドアを開ける気力すら失っていた。最初と不意打ちのシャワーで官能のス
イッチが入ってしまったような体は、意思の力で制御できなかった。
辛うじて壁に手を突いて、少しお尻を突き出すような形で全身を水流に
さらし続ける。
顔に、胸に、腰に、尻に、そして股間に。全身に叩きつける水流に身を
任せる快感に酔いしれた。
まるでお尻を振って男を誘っているような艶めかしい体の動きは、意識
してしているものではない。このとき、士狼の意識は一時的に飛んでいた。
士狼の股間に、女として初めての潤いが生じていることに、まだこの体
をよく知らない士狼は気付くはずもなかった‥‥。
またシャワーが止まり、士狼はやっと我にかえった。
しばらく壁に身を預けてぐったりとしていたが、やがて、すっかりせっ
けんが流れ落ちてしまったタオルを足下から拾い上げ、今度は慎重に泡を
立ててから体をこすり始める。
全身が今までになく触感に対して敏感になっているようだ。タオルの起
毛した感触が、まるで無数の舌で愛撫されているかのように感じる。それ
でもまだ士狼は、くすぐったいという感覚でしかそれを理解していない。
胸は押しつぶすように乱暴に、まるでかたきのように力を入れてこすっ
た。先程のシャワーの刺激で乳首が固く尖っているのだが、まだ女性の体
をよく把握していない士狼にはわかるはずもない。
既に洗い終わっているにも関わらず、もう一度、今度は優しく胸を洗っ
たのも、完全に無意識の行動だった。
士狼の体は既に、快楽の無限地獄への第一歩を踏み出してしまっていた。
少し迷ったが、下腹部の洗浄も軽くこすってすませた。たっぷりと泡立
てられたタオル越しに、まだふっくらと押し返すほど成長していない女性
の一部がわずかに指先に感じられた。そのタオルと股間の間に、透明な液
体の細いブリッジが走ったことを、士狼は知らない。
お尻は少していねいに、谷間の部分をタオルの下で伸ばした指先でこす
る。くすぐったかった。このころには、あの痺れるような感覚は失われて
いたが、まだその余韻が残っているようだった。
脚も別のタオルにせっけんをこすりつけて洗う。ふと思い立って足の指
の間をタオルでこすってみたら、くすぐったが、とても気持ちよかった。
これは別に性的な感覚ではないが、男の時にはそんなことをしたことがな
かったのにと、士狼は自分でした行動が不思議で、なんとなくおもしろかっ
た。
そのあとようやく髪の毛を洗い始めるが、少し長めの毛なのでかなり苦
戦した。体に張り付くのも鬱陶しいし、前にかがまないとちゃんと洗えな
いのも面倒だった。
髪の毛に悪戦苦闘したあと、もう一度シャワーを全身に浴びて泡を洗い
流す。久し振りの暖かい湯とシャボンによって清められた肌は、つやつや
と赤ん坊のような滑らかさがあった。水を弾きかえす暖められた肌はほん
のりと桜色に染まり、清潔な色気を発している。
久し振りの入浴に、士狼は身心共にリフレッシュした。
「よし! これでまたがんばれるぞ。なんとしても、俺は元に戻るんだ」
その頃、何処とも知れぬ壁の一面がモニターで埋め尽くされた部屋の中
に一人の男が座っていた。
「意外に早く堕ち始めましたね。‥‥もっとも、あの体でよくここまで我
慢できたものですよ。やはり男の精神を移植して正解ですね。戸惑いなが
ら快楽に溺れていく姿、せいぜい楽しませてください」
そして男は、低い声で長く長く、いつまでも笑い続けた‥‥。
今回はここまで。
日本サッカー一次リーグ突破バンザイうぷ。ながくてごめんなさい
この話のタイトルは"二重螺旋"、かな? まだ自分でも決めかねてます
シャワー程度でイキまくりなんてことじゃあ、この先が思いやられる
次回もちょっとかわったサービスシーンがある予定
期待していてくれるとうれしいです
漏れはせいぜい、便所紙程度。尻も拭けないから便所紙にも劣りますわ‥‥
称えるべきは317さんです
317さんがいなければ、この話を書こうとはおもわなかった
神(317さん)降臨キボンヌ
漏れもカイト君の続き読みたいYO!
そう自分を下卑なさることも無いでしょう。十分いいものだと思います。
420 :
名無しさん@ピンキー:02/06/15 23:34 ID:0bbALWNz
そのとおり、おれも期待して読んでるYO。とにかく続けてくれ。
途中でおわるのはだけは堪忍して。最後まで期待してます
380さんがんばれぇ〜。
422 :
名無しさん@ピンキー:02/06/16 17:56 ID:G9dqaXGD
age
このスレって反応が異様なまでに素直すぎて
作者さんとしてはモチベーションあがらんだろうな
そう言われるとその通りなんだが・・・難しいなぁ。
そのうちに、という言葉を男が残して、なんと3ヶ月が過ぎた。
正確な日付はわからない。
2ヶ月ほどになると、士狼の日付感覚は完全に失われていた。1週間が
7日であるということも、もはや意識できなくなってきていた。
変わったことといえば、着替えの服が豊富に用意されるようになったこ
とだろうか。服はシャワーのある部屋に届られる。士狼が寝ているうちに
着替えなどを交換しているのか、士狼がどれだけ注意を払っても部屋に出
入りする人間に巡り合うことはなかった。何度か寝ているふりをして脱走
の機会をうかがったが、まだ一度も隙を見せたことはない。
誰とも話さない日々は士狼の理性を徐々に奪っていった。
最初こそひとりごとが増えたが、今ではもう滅多に言葉を口に出すこと
はない。日にちを数えるのもやめた。もはや日付に意味を見出すことがで
きなくなったからだ。
退屈は最大の敵だった。
毎度の食事とシャワーだけが単調な日々を紛らわす数少ない手段だった。
今では軽い運動もしているが、狭い室内でできることは限られている。そ
れに腹筋も腕立て伏せも、3回と続いたためしがない。今でもストレッチ
の前に腕立て伏せを試みているが、いまだに5回の壁を越えることができ
ていなかった。
反対に、ストレッチは驚くほど体が動いた。股割りもぴたりと決まるし、
そのまま前傾して顔が床に着くのも簡単だ。男女の柔軟性の違いに、士狼
は内心驚きを隠せなかった。
今では、食事の前後に必ずストレッチをして体をほぐしている。体を動
かすのは楽しいし、退屈が紛らわせるからだ。
ストレッチをした後にシャワーを浴びる。今では一日に4回から5回は
シャワーを浴びている。
トイレとベッドが同じ部屋にあるから、体を清潔にしなければならない
という理屈は、単なる言い訳に過ぎなくなっていた。
軽くシャワーを浴びて、全身を濡らす。
そしてボディーソープを手の平にたらして、体にこすりつける。
頭の中のスイッチを切り替える儀式のようなものだ。こうしてシャワー
を浴びている間だけは、退屈な時間を忘れることができる。
胸に両手が添えられる。
下から押し上げるように、そして親指と人差指で輪を作るようにして乳
房を締めつける。赤褐色のソープでぬめる指を滑らせ、乳首に向けて絞る
ように輪をすぼめてゆく。
まるで乳牛の搾乳をするように。
なんどもそれを繰り返していると、やがて陥没した乳首が頭をもたげて
くる。今度は親指の腹で、乳首をこねるように少し力を入れてくるくると
回転させる。
「んふぅ‥‥はああ‥‥」
おもわず熱い吐息が漏れる。
このまま十分以上も乳首いじりをしていることもある。腰が熱く痺れ、
秘処が潤ってくる。
士狼は股間の寂しさを微かに感じながら、亀裂に指を這わせる。
濡れた股間の手触りは、もうすっかりなじみのものになっている。
今、自分はペニスを握って自慰をしているんだと、士狼の思考は自分の
行為を正当化して置き換えていた。
単調な毎日が士狼の正常な思考能力を徐々に奪っていたのだ。
ふくらみに2本の指をあて、亀裂に沿ってゆっくりと指を前後に動かす。
息がだんだん、小刻みに、荒くなってゆく。
やがて亀裂の上の方、少し膨らんだあたりがしこってきて、指先で感じ
られるようになってくる。
士狼はそこを重点的に指で責めたてる。
指でつまむには小さすぎる、ひだの中にうずもれたそれを執拗にほじく
ろうとする。
指の動きだけを見れば男が自慰をするように、突起を持って前後にこすっ
ているようだ。
鼻から抜けるような甘えた声は士狼の耳に入っているのだが、素通りし
てしまっている。いや、それをBGMに、いっそう動きを加速させる。壁
に手をついて、お尻を突き出すようにして右手で自慰にふける。
手はボディソープと、胎奥からあふれだす愛液でぬるぬると滑る。
そのうちに壁に背を預けて、左手も参戦させる。
ボディーソープはすっかり流れ落ち、股間の泡の原因はもはや、自分か
ら溢れ出す体液になっていた。
立ったまま足を壁の両端に付くように広げて、少し腰を落す。
乳首でそうしたように、右手の指で突起を少し押さえつけぎみにしてゆっ
くりと円を描く。指が滑る。感じるポイントを外すと、すぐにまた突起へ
と指が自然に伸びてゆく。
腰が壁から滑り落ちそうになる。
まるで射精したように股間から吹き出す愛液。
視界が真っ白になって、床に崩れ落ちてしまう。いつもこうだった。最
近では達してから醒めるまでの時間も、体が冷えてしまうくらいまでかか
る。だんだん快楽が深くなっているようだった。
自分で何をしているか、士狼は自覚していなかった。
単調な毎日が夢と現実の境目を壊し始めているのだ。
気を取り戻すと、士狼はゆっくりとタオルで体を擦り始める。
達したばかりの体はどこも敏感だ。まるでさっきまでの行為をトレース
するように、いつまでも体を擦り続ける‥‥。
夢か現実か区別ができない曖昧な日々は、今日も続く。
次の間にはシャワーや着替えばかりではなく、歯ブラシやコップまで
用意されていた。コップは樹脂製で割れそうもなく、歯ブラシもまたフォー
クやナイフと同じように、次の日になると柔らかくなって武器としては
使えそうになかった。
ストレッチで軽く汗を流した後にシャワーを浴び、そして食事。食事の
後は歯を磨くのだが、歯ブラシに伸ばす手がためらいがちなのには理由が
あった。
歯を磨く時に鏡に映る、自分の姿が恐いのではない。
久しぶりに歯を磨いた時の電気ショックにも似た感覚を、士狼は忘れる
ことができない。
歯茎をこする柔らかめのブラシは、痛いくらいの刺激があった。やがて
それは、頭全体に広がり思考を虚ろにさせる。機械的に手を動かしていた
士狼だが、手が滑ってほほの内側を突いて我にかえった。
「なにやっているんだろうなあ、俺」
歯ブラシを咥えたまま、もごもごとしゃべる。口の中が熱く感じるのは
気のせいだろうかと思いつつ。
歯ブラシが差し入れられるようになってから、食事も固いものが増えて
きた。
今日の夕食のごぼうのサラダは、噛むたびに歯茎に沁みるような刺激が
あったし、肉汁が滴り落ちるハンバーグは口の中を蹂躪し、舌に絡みつく
情熱的なキスを見舞う。パンは噛みちぎる悦楽とぱさついた感触で口の中
を乱暴に撫でまわし、固目の焼きプリンは舌と口腔全体を愛撫されるよう
な艶めかしい味わいがした。最後に飲む水さえもが快楽の締めとなり、つ
かの間の快感を洗い流して寂しさを演出するのだ。
意外というか、食事はいまだに同じ組み合わせのメニューに巡り合った
ことがない。似たような献立でも必ず少し味付けやソースの類に工夫がし
てあったし、栄養のバランスもよく考えられているようだ。
こうして知らずのうちに、士狼は食事のたびに快感を刷り込まれていた。
いつしか久狼は、毎度の食事を待ちわびるようにさえなっていたのだった。
坂元弓奈が高前士狼と連絡がとれなくなって、やがて半年になろうとし
ていた。
「士狼ったらどこに行っちゃったのかしら‥‥」
会社には退職届けが提出されており、アパートもいつの間にか荷物が運
び出され、彼の痕跡はどこにも残っていなかった。携帯も通じず、やがて
基本料金未納で利用停止されてしまったようだ。
警察に失踪届けを出したものの、部屋をちゃんと引き払っていることな
どから、自主的に姿を消したのではないかと言われた。
「まあね、世の中にはふっと姿を消したくなることだってあるんだよ」
「でも彼は、私と結婚するはずだったんです」
弓奈の反論に、年のいった警官は穏やかな笑みを浮かべて言った。ここ
半年ですっかり顔なじみになった人だ。
「人には、他人にいえないことだってあるものさ。あなたとの縁が切れて
いなければ、そのうちきっとまた会えますよ」
いつも最後はこう諭される。一種の儀式というか、カウンセリングのよ
うなものだ。こんな状態もずいぶんになる。
勤務の合間をぬって彼の行方を追っているが、行方に繋がりそうな手が
かりはみつからない。結婚資金にと貯めておいた定期預金の一部を取り崩
して探偵も雇ったが、かなりの金額を費やしたのにも関わらず、成果はほ
とんどなかった。
まるで宙に溶けて消えたような感じですよ、と大した成果のない報告書
を前に、探偵はすまなそうに頭を下げた。
報告書を左わきに挟んで、弓奈は夜の住宅街を家路に就く。
「ほんとうにどこに行っちゃったのかしら‥‥」
「知りたいですか?」
突然の声に弓奈は驚いて封筒を落し、声の方を振り向いた。
すこし短いけど、今回はここまで
WC日本敗退。残念
それと、応援アリガト。ちょと元気デターヨ
感想を引き出せないのは書き手の未熟なんで、もっとがんがります‥‥
次回、処女喪失かな?
>>429 細かくてスマンが、退職届けではなく退職願だよね。
>>431と思ったら退職届けもありだそうで。
スマソ。自爆でした。
||
ノ⌒||^ヽ
彡/‖ ̄ ヽ
| |`====′
| |__|
凵 ##ヽ
∪###ゝ
^T TT´
| ||
「 「 |
し'し'
続きが待ち遠しい・・・・・・
カイト君の続き激しくキボンヌ
435 :
?A´s:02/06/20 00:33 ID:g4XR30oE
喜ボンヌ
期待
飯を食うだけの描写がこんなにエロいなんて・・・・
他の面白くない小説は嬌声や擬音語ばかりで埋められているだけだが
この小説はそういう所が無いのがいい。
漏れも、カイト君復活うぷキボンヌ
月末まで一時休憩の予定でつ
書いては書き直しの繰り返しで、ちょい詰まりぎみなもんで
げっぷん
2話分書き上がったら順次うぷします。月末か?
>>432 正直ワラタ
セーラー服とは芸コマ
rtyd
440 :
?A?Ls:02/06/23 15:49 ID:eYpF0Ifk
カイト君が待ち遠しいよ
442 :
名無しさん@ピンキー:02/06/23 16:34 ID:elTZkdP/
保全age
できれば男の姿もみたいなー。
変身前、変身後って感じで。
>>441 この顔で「チンカス野郎!!」とか言ってるのかよ(W
ちょっと聞きたい事があるんだけど、やっぱり強制女性化された場合
最後まで拒絶した方がいいのかな?
それとも徐々に受け入れていくべきなのか?
いちおう後者の方で書き進めているんだけど、ちょっと迷ったもので‥‥
現在、3話分をまとめて書いています。全部で9話くらいになるのかな
あとはセックス描写が増えるだけで、強制性転換物ではなくなってしまいますから
それでもへたれ恋愛小説にならないよう、エロ描写には一層力を入れねば‥‥
特に希望などがなければ、このまま書き上げてまた名無しに戻ります
それと、カイト君の絵にはハアハア(;´Д`)しました
サッカー祭りでサッカーに傾いていた漏れの頭を、エロに180度ねじ曲げるほどに強烈でしたよ
/ ;/;;;;:::::::::::::::: ヽ ヽ
/ ;:;:ヽ;;;;:::::::::::::::: ヽ |
i /;;;;:::::::::::::::: ,,,,ヽヽ
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┃441は神!
┃
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>>446 俺は徐々に受け入れていくのが良いかなぁ〜。
徐々に女性に浸食されていく自分に抵抗しようとして挫折していく
処が萌えるなぁ〜。
449 :
名無しさん@ピンキー:02/06/25 16:56 ID:QnTAYOoK
保全age
それぞれの作品のテーマ次第じゃないかな。
折れとしてはどっちも燃えではあるんだけど、
女の気持ちになっていくんだったら、改造したヤツの愛情を感じ取って
怯えながらもそれを受け入れていって、最後はラブラブーってのが、
意識は男のままなら最後まで鬼畜を貫くっていうのが好みっす。
個人的には鬼畜展開の後にラブラブつーのは一寸なぁ〜。
452 :
名無しさん@ピンキー:02/06/26 00:19 ID:MdKW9wh3
保全age
453 :
名無しさん@ピンキー:02/06/26 00:24 ID:mPfBb47j
380さん続き出来てるなら早くうpしてくだっせ。
やはりこのすれでの連載ですから最後まで精神は女性化しないてのがお約束
ではないですか。続編も書きやすいだろうし。
現実の世界でも性同一性症候に悩んで性転換した協定選手
もいるぐらいですから。全くのノン毛の男が女性化されても精神まで女性化
する方が不自然ですよ。女の体に男の精神これがこのすれの基本でしょ
とにかくがんばて下さい。期待してます。
いや、マウスの脳移植実験だとメスの身体に移されると女性化するみたいよ。
まぁストーリー上はどっちでも良いけど。
455 :
7資産@ピンキー:02/06/26 03:11 ID:m36htnXt
>>454 そういや、『ボクの初体験』ってマンガでもそう言ってたな。。
「せつない魂のうたをきかせて」でもそういう描写があったね。
>>454 つーかさりげなくマウスじゃ成功してんのか。
人間でできるのも時間の問題か?倫理的に難しいのかもしれんけど。
夢を壊して悪いが、移植成功って言ってもただ生きてるだけじゃないか。
指一本の神経繋げるのだって大変なのに。
脊髄損傷しただけで下半身マヒとかだよ。
自己の認識は男のままなのに
体の反応とか感情は女性化していって
またそれをネタに弄られるってのがいいよね。
本物の女のようになってしまうと、違うような気がするね。
>>458 現実的でないと思われていたことがいつの間にか…
っていうのはよくある事。
まぁあと50年以内には脳移植って出来るようになるかもね
>>461 無理なことに挑戦することこそ、
男のロマンなのだ。
つーことで、誰かやってみろ。
甘いな。こうやって小説や絵の中の妄想だからこそこの手のシチュエーション
は萌えるのだ。現実化したらつまらないだろう。
ドイツvs.ブラジル戦決定と共にUPしたかったのですが‥‥
さて、話の続きですが、皆さんの意見を見て迷っています
いちおう3〜4通りのラストを考えてはいるんですが、それぞれ展開が大きく変わるので
1話分は完成しているものの、残りの話との整合性をとるためにもう少し時間がかかりそうです
予定外の流れさえ生じなければ、残り5話で完結。全9話となる予定
落し所に満足してもらえるかどうか、かなり不安
凌辱派には、下の方の話をということで(ということは‥‥?)
実は今書いている話とは別に、
愛の女神の神殿を冒涜した冒険者が女神の呪いによって女性に変身させられ、
心は男のまま、完全に女性として行動する強制力によって次々と男達に身を任せる‥‥
といった話を考えています。徹底的に屈辱モノです
似た設定の話が無いかどうか調べてから着手しようと思ってます
長くなりそうなので、完成次第どこかに投稿してここで報告することにしますね
このスレの初代にはネタが結構あるんだよなあ
これだけで何本話が書けるか
自分でサイト作れと言われればそれまでだけど、作らない主義なので‥‥
それ以前に今書いている話を書き終えないと
しかし前スレ86番さんといい、どこへ行ったのやら
‥‥しまった! ネタが少し被ってる! ‥‥いいか。展開は違うし
話を考えるのは楽しいけれど、書くのは辛い。でも完成するとまた書きたくなる
業なのかね
誰かTS系の2ちゃんSS保管ページ作ってくれないかな
ドラクエ・FFスレみたいなあれ。あれは便利
465 :
名無しさん@ピンキー:02/06/27 10:08 ID:sWuPb1KJ
>>465 あそこの量は認めるが、
Hシーンに全く萌えない。
何故なんだろう?
>>466 自分の文章の最後とIDで笑ってしまった・・・
470 :
名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:53 ID:iJS8M98C
>>466 「今は女にされて」とかいい感じだがな。俺的には。
精神もかなり男のままだし。
今日もまた退屈な日が過ぎるだけのはずだったある日のこと。
誰もいないはずの部屋の中に、一人の少年が扉を開けて顔をのぞかせ、
こちらを見ていた。
声が出なかった。
「お姉ちゃん、だれ?」
「あ−−う」
小さな少年を目の前にしてパニックを起こした頭を落ち着かせるように、
士狼は深呼吸をする。
「はあ、ふう。−−俺は」
そこまで言いかけて、士狼ははっとなる。
シャワーを浴びた後で全裸のままだったのだ。顔を真っ赤にして、慌て
て後を向いてしゃがんでいった。
「ちょっとあっち向いててくれるかな」
「うん。いいよ」
下着をつけて服を着る。その間中、士狼の頭の中は様々な考えが渦巻い
ていた。手が震えてなかなかうまく服が着られない。
ようやく服を着終わって、士狼はベッドのある部屋へ少年を招いて訊い
てみた。
「何でここにいるんだ? 坊主‥‥お前の名前は?」
「あきら! 文岸晶っていうんだよ。お姉ちゃんは?」
少し迷った後、士狼は自分の本名を言った。
「士狼お姉ちゃんっていうんだ。ふーん」
「お姉ちゃんじゃない! ‥‥いや、それより、どうしてお前はこんなと
ころにいるんだ?」
「ぼくもわかんない」
士狼は肩を落とした。
二人は士狼の部屋のベッドに座り、話を始めた。
士狼は言葉を選びつつ、自分が本当は男であること、さらわれてきたこ
となどを晶に話した。少年は黙って耳を傾けているが、本当に理解してい
るかどうかは疑わしい。
士狼が話し終わって、次は晶の番だったが、彼はあまり自分の身の上を
話そうとはしなかった。ここにいる経緯も、似たようなものらしい。今ま
で開かなかったドアの向こうには短い廊下があり、それをはさんで対照的
な位置に、同じような部屋があった。晶はその部屋に入れられたらしい。
もちろん、廊下の先には出口に通じるだろうと思われる扉があるのだが、
やはり厚い扉に阻まれていて外に出ることはできなかった。
お互いに話をし終わって、雑談になる。
楽しかった。これほど話をするのが楽しいとは思わなかった。女の声で
あることが苦痛だったが、すぐにそれも消えた。知らず知らずのうちに士
狼の方がしゃべり手、晶の方が聞き手になっていた。士狼は今まで貯めて
いた言葉の堤防が決壊したように、話を続けた。
やがて士狼がのどの渇きを感じて、立ち上がった。喉もすこし痛い。
「晶も水、飲むか?」
「お姉ちゃんって、かわいいね」
「こら! 俺は男だっていっただろ?」
士狼が凄むが、美少女が言って似合う台詞ではない。
晶はにこにこと笑ってこちらを見ている。小学校6年生ともなると、声
変わりをする子も多いのだが、彼はまだ少年の澄んだ声のままだった。
「でも、本当にかわいいんだもん」
「こら、年下のくせになに生意気いってんだ」
「鏡見たことないの?」
下手をすればセクハラ間違いなしの言葉だが、士狼の心を鋭く切り裂い
た。少し顔を上げてからうつむき、ぽつんといった。
「可愛いとは思うさ。自分でないならね」
「お姉ちゃん、キスして」
「へ?」
突然、晶が言った。士狼の返事を待たずに、立ち上がって身をのりだし
てきた。慌てて晶から逃れようとするが、伸ばした手をつかまれ、胸を押
されてベッドに倒される。
瞬間、体が硬直した。
胸をつかまれただけで、頭の芯が熱くなる。
身長だって、こちらの方が5センチ程度とはいえ高い。
相手はまだ性が充分に分化されていない、微妙な危うさを残した少年。
それでも、男だ。
士狼を見つめる瞳は真摯で、一点の曇りもない。
「ふざけるな。俺はおと‥‥んんっ!」
両腕を左右に広げるように押さえつけられ、顔が近づいてきた。士狼は
とっさに目をつぶった。
歯が当たるかと思ったが、そんなことはなかった。
軽くついばむような触れ合いを、二、三回。
まるで少女のようなきれいな色の唇が士狼の唇に重ねられる。そのまま
押し付けられて、口内粘膜同士が交わる。
巧い。とても初めてのキスとは思えない。
士狼の体の力が、自然に抜けた。
頭が痺れる。
晶の舌が、士狼の唇を軽くつついた。
「ん‥‥」
唇を開けて、少年の舌を迎え入れる。
士狼の体のスイッチが、自然に入ってしまった。
唇をこじ開けるようにして、晶は歯茎を舐めまわす。
歯を舌先で舐められているのがわかる。歯は磨いたかな、と変なことを
考えてしまう。
そんなことを考えていた士狼をじっと見つめる晶。
士狼は口を開いて、本格的に滑らかで暖かいものを受け入れた。
男の唾液が口の中に入ってきているのに、不思議と士狼には嫌悪感はな
かった。男と意識するにはまだ、小さすぎるからだろうか。それでも体に
のしかかってきている体は、女とは明らかに違う骨格だ。
全力で抵抗しようと思えば、恐らく互角かそれ以上のはず。しかし体に
力がまるで入らない。レイプされる時はこんな感じなのかなという考えが
士狼の脳裏に唐突に浮かぶ。
何で自分は、こんな体になってしまったのだろう。
悔しいと思っても、体は勝手に反応してしまう。
士狼があまり抵抗しないのをいい事に、晶はTシャツのすそをまくって、
胸を直接つかむ。
「ダメだって! そんなの、やめ‥‥ふぅんんっ!」
士狼の体が弓のようにのけぞった。自分でも少し漏らしてしまったのが
わかる。多分下着はもう、かなり濡れてしまっているはずだ。今の士狼の
手とそう変わらない大きさの手が、双球の頂きにある、とっくに尖りきっ
てしまった乳首をもてあそび始めた。
「お姉ちゃん、気持ちいい?」
冷静に考えれば、こんな少年が突然部屋を訪れたこと自体がおかしい。
それにこの積極的な行動や子供らしからぬテクニック。変な所だらけだ。
「お姉ちゃんはお姉ちゃんだよね? 男だなんて嘘だよね」
士狼は無意識のうちに、うなずいてしまっていた。
心臓が早鐘を打つように高鳴っている。
抵抗したいのに、抵抗できない。
これから何をされるのか、まるきりわからないわけではない。少年とい
えども男。女性に対する興味がないわけがない。
「やっぱりお姉ちゃんってかわいいよ」
−−かわいい。
士狼の心に突き刺さる、言葉の魔法の矢。
なぜ女性は抱きしめて欲しがるのだろう。
なぜ女性は、言葉を求めるのだろう。
以前はわからなかったことが、今ならわかるような気がした。心の中に
溜まった澱が流れ落ちてゆく。
人に体をゆだねる安心感。母親の懐に抱かれるそれとは違う、うまく説
明のできない気持ちが士狼を包む。
再び晶が、唇を重ねてきた。
ああ−−なんて、甘いんだろう。
味蕾の構成まで男とは違うのか。以前では腹に入りさえすればいいとい
うくらい食事には気を使わなかったのに、今では毎日の食事が楽しみでさ
えある。
見た目、味、香り、舌触り、喉ごし。食は官能という言葉さえあるほど
だ。人間の本能に直結しているだけに、体そして心を揺さぶる。
そして今、唾液さえもが、まるで甘露のように士狼の喉をうるおす。
「ふぅんんっ!」
鼻から抜ける媚びたような声。全身に電流が走ったような甘い痺れが士
狼を襲う。
士狼は晶の舌に、自分の舌を絡めた。
別にホモセクシュアルの気があったわけではない。それなのに、自分は
男に抱かれようとしている。士狼の頭の中で葛藤が繰り広げられていた。
なんで自分は、少年とはいえ、男に抱かれようとしているのだろうか、
説明ができない。理解できない。それなのに、自分は晶と唾液を交換した
りするようなキスをしている。
触れ合う肌の感触。性器だけではない、触れ合い。
五感すべてが、士狼の官能を揺り動かす。それは長く続く、沈んだり浮
いたりを繰り返す快楽の海を漂う舟に乗っているよう。神が与えたもうた、
生理や出産の苦しみを補うかのようなこの感覚。射精してしまえば終わり
の、ペニスくらいでしか快感を感じない男が哀れにも思える。
ではセックスは快感を求めるためなのか。
違う。子孫を作るためだ。だが、それならばなぜ必要がない時でもセッ
クスをするのか。やはり快楽を求めるためなのか? それは違うような気
がする。
抱擁し、抱擁され、愛し、愛され‥‥。女性は母であり子であり、ふた
つの役割を目まぐるしく入れ代わらせることができる。奪うだけの自分勝
手な男とは違い、生命を育み、育てることができる。
与えることができる。全身で人と触れ合うことができる。
元は一対であったのに分かたれた比翼の鳥、連理の枝のように、失われ
たものを取り戻したくて人はセックスを求めるのかもしれない。
晶が士狼を見ていた。まじまじと見つめられると、少し照れ臭い。
そんなに見るなよと言いたかったが、黙っていた。
「はい、お姉ちゃん。ばんざいしてね」
年下の少年の言いなりのまま、士狼は寝転がったまま両手を上に上げた。
女の体に男の精神というバランスがそうさせるのか、Tシャツにスエッ
トパンツという色気のなさが、かえって士狼の魅力を引き出している。ま
だ子供の面影を残した、心は男のままの少女。自然にはありえない存在だ。
かわいい、という言葉が胸の奥に暖かく残っている。
男だろうが女だろうが、関係ない。今はただ、この官能に身を委ねたい。
それだけだった。
Tシャツが脱がされると、胸があらわになる。
恥かしい。無意識に士狼は胸を隠そうとした。それを馬乗りになってい
る晶が悪戯っぽい表情で、隠そうとする手をやさしく退かせた。
灯りがついたままというのも羞恥に輪をかけている。
「だめだよ、お姉ちゃん。隠しちゃったら見えなくなっちゃうでしょ」
晶が胸に顔を埋めた。
乳首を赤ん坊のように吸われる。胸の奥から、強烈な母性が吹き出して
きて目の前の少年を抱きしめたくなる。口を開けて乳輪ごと吸い、舌で乳
首を舐められている。
下着が気持ち悪いくらいに濡れているのがわかる。晶がいなかったら、
とっくに自慰を始めているだろう。痺れるような疼きが下半身に染みわた
る。触りたいのに、晶に止められてしまう。無意識に彼の太腿に股間をこ
すりつけるようにしていた。
「女の人って、おっぱいを吸われると気持ちいいんだよね?」
「わかんない‥‥」
指を咥えて軽く噛みながら、士狼は言う。言葉に出さなくても、どんど
ん自分が女性の気持ちになっているのがわかる。
『抱いて、キスして。そして私を愛して‥‥』
弓奈の言葉が、不意に脳裏に蘇った。
前戯は快感を高ぶらせるためだけにあるわけではなかったのだ。今から
身を任せる人を確かめるため、その人の子を宿すにふさわしいかどうかを
確かめるための本能なのではないかと、士狼は思った。
ならば、目の前の少年はどうか。
晶が胸から顔を上げて、士狼の方を見ていた。彼の頭を胸の間に押しつ
けるように抱いて、囁くように言う。
「いいよ‥‥晶にお‥‥私の初めてを、あげる」
彼女は今、堕ちることを自ら選択したのだ。
今回はここまで
見通しがついたので、次回の分は書き上がっていませんがUPしておきます
思いもかけず長くなってしまいました。モノローグっぽい文章ばかりだな‥‥
直接描写が少なくてごめんなさい。次はサービスシーン満載の予定です
次回でこのシーンは一区切りとなり、この話の大きな転換点をむかえます
いよいよ折り返し点を越えました。完結までしばしお待ちを
479 :
名無しさん@ピンキー:02/06/28 19:53 ID:vVOk6dGE
TS系にショタとはめずらしい。女に強制性転換させられて、なおかつ
目下のショタにやられるとは・・・うーん、かなりイイ。やられたって感じ。
壺が一つ増えたかも。
(;´Д`)ハァハァ 今回も萌えた
すげーや、380さん。
482 :
名無しさん@ピンキー:02/06/29 16:50 ID:Co/C82gU
483 :
名無しさん@ピンキー:02/06/29 17:11 ID:jipYjtE0
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ヽ`''ー───''"l l`''ー-------‐'",/
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ショタにこんな使い道があるとは…
晶、士狼を焦らして堕とせ〜
>>484 ぎ、ぎくぅっっ(((( ;゚Д゚))))!!
ほ、ほな、乳、寄せまっせー。じゃなくて、第6話いきまっせー。
母親のように柔らかく、力強く晶を胸の中に抱く。
とくんとくん、と心臓が甘いリズムを奏でる。
今からしばらくは、自分は女なんだと心に決める。母性が心を暖かくし
てゆく。
晶の唾液で濡れた乳房に、空調の風があたってひんやりとする。こんな
刺激でも士狼は乳首を固くしてしまう。
士狼をベッドから足を下ろすようにさせ、晶が彼女の足の間に身を入れ
ようとしていた。かなり積極的な晶のなすがままに、士狼は身を委ねてい
る。
「お姉ちゃん、さっきお風呂に入ったばかりだよね」
「だめだよ‥‥そんなの、汚いし‥‥」
しかし晶は彼女の言葉が耳に入らなかったかのように、股間に顔を埋め
た。髪の毛が股をくすぐり、ぞわっと感じてしまう。続けて信じられない
くらいの衝撃が士狼を襲う。おもわず晶の頭を足でしめつけてしまったほ
どだ。
晶が彼女の肉芽を舐めた瞬間、少し漏らしてしまったようだった。声も
出てしまう。多分、愛液をしぶかせてしまったのだろう。勇気を奮って晶
を見ると、口のまわりが何かでべっとりと濡れている。自分でも顔が真っ
赤になっているのがわかった。
「わあ、なんか出てきた」
「だめだって。見ないでよ‥‥」
「お姉ちゃん、さっきからだめだめってばかり言ってるね。もうだめって
いったらだめだよ?」
「でも‥‥」
「でももだめ。一緒に気持ちよくなろうよ」
「晶はいじわるだよ」
士狼がそういうと、晶はほっぺたをふくらませて怒ったふりをする。そ
んな晶の表情がおかしくて、彼女は声をあげて笑った。
「じゃあ、晶も服を脱いで。晶だけ着ているのはずるい」
「そうだね」
晶が後ろを向いて素直に服を脱ぎ始めると、士狼の頭に閃きが訪れた。
ベッドからそっと体を起こして、背後から上半身裸の少年を抱きしめる。
肩幅はそんなに広くないが、やはり男らしい骨格の片鱗がある。
「お姉ちゃん、おっぱいが背中にあたってるよ」
「柔らかいでしょ?」
「うん。それにあったかいよ」
心臓はさっきから、耳の高さまで上がってしまったように激しく鼓動し
ている。
「心臓がね、もう喉から飛び出ちゃいそう。すごくどきどきしてる」
「ぼくもだよ、お姉ちゃん」
士狼は体を離して、後から晶の半ズボンを脱がし始める。晶は抵抗する
が、今度は彼女が力ずくで服を剥ぐ番だ。二人できゃあきゃあ言いながら、
晶をベッドに引き倒して、士狼はズボンとブリーフを脱がしてしまった。
彼女は息を呑んだ。
まだ汚れのない無毛の陰部なのに、自己主張をし始めているペニスは大
きさはともかく、既に大人のものに近い形をしていた。皮を被ったそれは
先端がわずかにめくれていて、露がにじんでいる。まるでフキノトウが雪
から顔をのぞかせているような趣があった。
「お姉ちゃん、恥ずかしいよう‥‥」
しかし彼女は、晶に返事をすることができなかった。口の中に唾液が溢
れかえっている。パブロフの犬みたいだと思った。この場合は食欲ではな
く、性欲だが。
魅入られるように、晶の足の間に割って入った。さっきとは立場が逆転
している。唇を舌で湿した動作はまるで、ご馳走を前にした肉食動物を思
わせた。
どうすれば気持ちいいかは、わかっている。
少年のペニスを優しく握って、根元へと手を滑らせてゆく。晶が高い声
でうめいた。包皮が剥けて初々しい色の亀頭が顔をあらわし、にじみ出た
露がこぼれて士狼の手を濡らす。
「晶のおちんちん、ピンク色できれいだよ」
「お、お姉ちゃんのも‥‥ピンク色できれいだったよ」
「じゃあ、どっちがきれい?」
拗ねるような、意地悪っぽい笑みを浮かべて彼女は晶に言った。股間か
らつう、と何かが足下まで伝い落ちるのがわかった。もう隠すつもりもな
い。返事がないので、もう一度尋ねた。
「どっち?」
「‥‥お姉ちゃんの方だよ。決まってるじゃない」
「じゃあ、ご褒美」
添えた手を上下に動かし、ペニスをしごき始める。切なそうな声をあげ
る晶を見て、まるで少女を犯しているような気分になってしまう。さほど
大きくはないが、もう立派に大人のそれだ。
晶が漏らす樹液を指にまぶして先端のくびれを指でくじる。ペニスがが
ちがちに固くなっているのがわかる。鼻息が小刻みに震えて、晶の体が不
意に硬直した。
「お姉ちゃん、ごめん!」
晶がひときわ高い声で叫ぶと同時に、まるで小用をしているような激し
さで、ペニスを震わせながら勢いよく精液が吹き出た。次から次へと、い
つまでも尽きないようなおびただしい量の白濁液が、士狼の顔から胸めが
けて襲いかかる。
ようやく噴出が止まった頃には、まるで乳液の瓶を頭からこぼされたよ
うな状態になってしまっていた。
そのなじみのある白い液体を、士狼は驚きをもって受け止めた。量も驚
きだが、嫌悪感をまるで感じなかったのだ。弓奈にフェラチオをしてもらっ
た後は彼女にキスをすることすらいやだったのに、他人の精液を顔にぶっ
かけられたにもかかわらず、嫌な感じどころか、嬉しいとすら思える自分
の心変わりが不思議だった。
唇についた精液を舌で舐める。苦い味なのに、奇妙に甘く感じた。
ようやく息を落ち着かせた晶が、精液まみれになってしまった士狼を見
て驚いた。なんと彼女は、顔に付着したそれを指で拭っては自分の口に運
んで舐めとっていたのだ。
「お姉ちゃん、何してるの!?」
「晶のだから舐められるんだよ。晶だから、こうしてエッチなことができ
るんだよ」
音をたてながら赤ん坊のように指を吸う士狼に、晶が顔を寄せてほっぺ
たにキスをした。汚いよ、と士狼は言ったが、彼はお姉ちゃんはどこも汚
くないもんと返して、今度は顔を舐め始めた。二人は顔をこすりつけてお
互いの顔を舐め、顔中にキスをしあった。
そうしているうちに精液が乾き始めたので、慌ててタオルで精液をぬぐっ
てから水とせっけんで顔を洗い、シャワー室へと向かう。一人では十分な
広さだが、さすがに少年とはいえ、二人も入るとあまり身動きできるよう
な状態ではない。
「狭いからあまり動かないでね」
一度シャワーを浴びてから、士狼は言った。もちろん、そんなことを守
るような晶ではなかった。両手にボディソープを垂らし、彼女の体を揉ん
でまわる。ごく自然に、笑い声がこぼれ出た。
晶の指が、士狼の股間に触れる。
「あっ‥‥そこは、優しくしてね」
「ねえ、お姉ちゃん。セックスってどうするの?」
彼女の足下にしゃがんでいる晶が上を向いて言った。晶の目が笑ってい
る。知らないはずがない。だが、彼女は少年の意図を汲んで言った。
「晶の‥‥おちんちんをね。お姉ちゃんのここに‥‥入れるの」
士狼は脚を開いて自分の性器に両手を添え、親指で淫花を割り開く。
濡れた音と共に、淫液が指を伝って晶の顔の上に落ちた。
互いの体を洗いあってさっぱりした二人は、手を繋いでベッドに向かう。
士狼が先に座って、両手を広げて晶を迎えた。
「晶。ちゅう、して」
顔を寄せてくる晶の背中に手を回して強く抱きしめる。やはり嫌悪感は
ない。不安もなかった。手慣れたディープキスを交わしながら、ベッドに
倒れ込む。
「ねえ、晶。早くお姉ちゃんに、ちょうだい」
晶が困ったような顔をする。士狼は深呼吸をして、自分を落ち着かせる。
自分は女性として、この子とセックスをするんだということを強く意識し
てしまう。
彼女は脚を大きく開き、晶を間に入れる。彼の包皮を被ったままのペニ
スに手をやり、ていねいに剥いてやってから少し腰を浮かせて、片手で股
間に手をやり、亀裂に沿って人差し指と中指を当てる。アヌスの方までべっ
とりと濡れてしまっていた。愛液が染み込んだシーツが冷たく感じる。
「ここに、晶のおちんちんを‥‥入れるの」
指を開くと、亀裂がまるで貝の蓋が熱湯の中で弾けるように、湿った音
をたてて割れた。恥かしいという気持ちで心が弾けそうだ。
「ここ?」
「うん、ここ」
晶が腰を入れてくる。ペニスの先がぬかるんだ彼女のものに触れ、ぴく
んと跳ねた。士狼は少し笑って、彼のものを手で導いてやる。晶がそのま
ま腰を突き入れてきた。
感傷にふける間もなく、士狼は処女を失った。
晶が倒れ込んで上にかぶさってくる。
お姉ちゃん、とうわ言のように繰り返す晶を抱きしめ、一体感を味わう。
痛みはほとんどない。腰の辺りがじんわりと痺れるように温かく感じる。
晶がゆっくりと腰を動かす。
何度か腰を動かしているうちに、足を持った方がいいと気づいたのか、
体を起こしてやや屈曲位に近い体勢にもってゆく。非力に見えてもやはり
男だ。遠慮がちだった腰の動きも、やがてコツをつかんで大胆なものへと
変わっていった。
晶が何かを言っているようだが、頭の中がミキサーでかき回されたよう
に混乱している士狼は、晶の言葉にこたえることができない。圧倒的な快
感だ。体がまるで何倍にも膨れ上がったような感覚に戸惑う。
やがて晶の腰の動きが急に早くなり、切なそうな吐息と共に彼が大きな
声で叫んだ。
「お、お姉ちゃん‥‥でちゃう、でちゃうよお!」
「うん‥‥うんっ!」
射精される、胎奥まで男に侵略されてしまうという恐怖など考えること
もできない。むしろ晶が逃げられないように足を彼の腰に絡め、ベッドの
スプリングで体を弾ませる。ぴたりと押し付けられたペニスは振動だけで
士狼を苛む。
「お姉ちゃーんっ!!」
「うんっ!」
体が海の底へ沈むような、いや、宙に浮いているのだろうか。重力の感
覚がなくなったような気がして士狼は晶を抱きしめた。晶の体が硬直した
ように動かなくなる。そして、胎内に注がれるほとばしりを感じた。
熱い。誰かにすがっていたい。私を繋ぎ止めて欲しい。
守ってあげる。慈しんであげる。慰めてあげる。
頭の中に細切れの思考のカクテルがぶちまけられ、やがてそれは光のハ
レーションとなって士狼の意識を覆いつくした。
痛いくらいに晶を抱きしめたまま、士狼は意識を失った。
士狼が気付くと、晶は枕元でにこにこ笑っていた。
はっとなって身を起こすと、裸身の上にかけられていたタオルケットが
ずり落ちる。それを引き寄せて、胸を隠した。
「おはよ、お姉ちゃん」
「どのくらい寝てたの?」
意識的に女言葉を使う。少し恥ずかしかったが、晶の笑顔が見られるの
ならばこのくらいは平気だった。
「わかんない。僕もさっき目がさめたばかりだから。でもお姉ちゃん‥‥
ほら見てよ」
晶がベッドに乗っかって膝立ちになり、彼女の視線のあたりに腰をもっ
てきて、固くなり始めているペニスを振って見せた。
「晶のばか! そんなもの見せつけないでよ」
「お姉ちゃーん‥‥また一緒に気持ちよくなろうよ。ね?」
彼女はタオルケットの下に手を伸ばして、股間を触ってみた。ふたりの
出した粘液でべとべとだ。軽い鈍痛というか違和感は感じるだけで、痛み
はない。
多分、顔は真っ赤に染まっているのだろう。
「ん‥‥いいよ」
晶のペニスに手を伸ばした。そして、くるみのような先端にキスをして、
そのまま口の中に含んだ。晶が泣きそうな声で、お姉ちゃんと呼び続けて
いる。喉の奥まで飲み込み、大きく顔を前後に動かす。
自分でもこんなことができるなんて思わなかった。
そしてわかった。驚くほど素直な心になっていた。
−−私は、晶が好きなんだ。
根元まで飲みこんで、時には袋まで口に含んで吸う。嫌悪感はもう、微
塵もなかった。隅から隅まで、晶のことを知りたかった。愛したかった。
やがて晶が彼女の頭を押さえつけるようにして精液を出しても、彼女は拒
まなかった。3回目だというのに、まだかなりの量と粘っこさがある。
口の端からこぼれる粘液をすくいとって、わざと見せつけるように舐め
とって見せる。もし士狼が今の自分の姿を見たら、あまりの妖艶さに絶句
しただろう。それほどまでに雰囲気が一転していた。
「今度はね‥‥わんちゃんの格好でエッチしようね」
腹這いになってから腰を突き上げ、お尻を振って晶を誘う。自分でして
いることに、自分で興奮していた。まるで、どこまで落ちることができる
か試しているようだった。
晶が近寄ってきて、お尻に手を添える。
彼女は脚を開き、また指で陰唇を割って見せた。胎内から晶が注ぎ込ん
だものが溢れ出てくる。これだけのものを注いでくれた晶が愛しく、また
注いで欲しいという欲望が心の底から突き上がってくる。
「晶ぁ‥‥早くぅ!」
甘い媚びた声が自分でも信じられない。羞恥が心臓の鼓動を早め、全身
が興奮で染め尽くされてゆく。挿入された瞬間から、甘い声を上げて自ら
興奮を高めてゆく。
どんどん落ちてゆく。それがたまらない快感だった。
その後も二人は、心身共に疲れ果てるまで何度も睦みあった。
「お姉ちゃん、大好きだよ‥‥」
晶の何十回目かの愛の言葉を耳にしながら、彼女は深い眠りの底へ沈ん
でいった。
薄暗がりの中、晶が目をさまして起き上がった。
士狼が疲れ果てて寝息を立てているのを確かめ、彼はそっとベッドから
下り、ドアの方へ向かった。廊下に通じるドアは問題なく開く。だが廊下
から出る扉は‥‥なんなく開いた。
軽くきしむ音がして晶は後を振り向くが、ドアが開く気配はない。その
まま開けた扉を潜って小部屋の中に入った。
そこには一人の白衣を着た男が立っていた。彼の背後には同じく白衣の
男と、身長が軽く2メートルを越しているだろうブラックスーツの大男が
ボディーガードのように突っ立っていた。
「どうでした?」
「うん‥‥すごくよかった。男ってこんな風に感じるんだね」
晶が妙な事を言った。彼に声をかけた男、士狼にマイク越しに声をかけ
た人物はなぜか、哀れみともとれるような表情をわずかに浮かべていた。
「それでは最後の調整に入ります。よろしいですね」
だが、眼鏡の奥に隠された瞳は、本当の感情を容易にはつかませない。
「いいも悪いもないでしょ。僕がこうなるのは決められた事、ううん、自
分で決めたことなんだから。でも、僕は士狼を巻き込んじゃった。このこ
とを知ったら、彼は許してくれるのかな。それとも‥‥」
「そろそろ御時間ですので」
男が時計を見ていった。晶はうなずく。
「お願いします。そう。士狼と生きていけるなら、それだけでも幸せなの
かもしれないね。許してくれるのならば‥‥の話だけど」
男は小さくため息をついて、晶と共に扉の向こうへと消えた。
扉が閉まる。
あとにはただ、静寂だけがあった。
今回はここまで
WCドイツvs.ブラジル戦記念up! 317さんもそろそろ戻ってくるかな
短さの中にエロ要素満載! と挑戦してみたのですが、どうだったでしょう?
不覚! 前回、晶が半ズボンだと描写するのを忘れていました。鬱堕‥‥
自分でも士狼が落ちるのは早いとおもいますが
監禁され、何ヶ月も刺激のない場所にいたらこうなるかな、ということでお許しを
あと、人称代名詞がついに‥‥実は前回の最後からなんですけど、気付いてましたか?
前回からの流れは、ショタ属性がない人にはちょっとつらかったかもしれません
でもどうせやるなら、こうしようって決めてたもんで
連続投稿規制辛いですわ。upに10分以上もかかってしまう
じゃあ、また。残りあと3回‥‥
>>380 自分で書いて自分で絶句。全然違う話になってるよ‥‥
最初はこんなつもりだったんだねー
さーて続き続き。2〜3日以内になんとかするか
ハッキリ言って(・∀・)イイ! 続きが待ち遠しいっす
>>380 個人的に「こういう展開もえるなあ・・・」と夢見てた理想の作品なのですが!
続き楽しみにしてます!
現在、7話の進捗度90%、8話は60%、9話が90%
時間さえあれば一気に書き上げられるんだけどね
書き上がって精神的に余裕があるなら、枝分かれした最初に意図していた話の
鬼畜編をやるかも? でもそうなるとここがSSだけになっちゃうんで、そうなったら誰かTS系SSスレ立ててくれ
まだまだTS道は深いぜ・・・
それにしても317さん戻ってこないな・・・
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| 今だ!500ゲッッットォォォォォォォォォ!!
\ \
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ ∧ ∧
(゚Д゚∩
⊂/ ,ノ
 ̄  ̄ 「 _ |〜 ト  ̄  ̄  ̄
∪ ヽ l オ
/ ∪ \
/ : オ
/ || . ォ \
/ | : ォ \
/ .
| . ォ
| | : .
|: .
|| .
.
501 :
317:02/07/01 20:47 ID:41g/erhh
+ 激しく500取り合戦に敗北 +
/|_
| \⌒\
(ヽ_/ / )
∪ー∪_)⊃
502 :
?A?Ls:02/07/01 21:00 ID:MMbgeG5M
WCも終わったので“カイト”君の続きを激しく希望
(;´Д`)ハァハァ
マチクタビレタ
☆ チン マチクタビレター
☆ チン 〃 ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ ___\(\・∀・)<
\_/⊂ ⊂_)_ \____________
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|
l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
| ○ みかん ○ |/
( ´_ゝ`)
317さん復活なのか? 期待してますのでカイト君の話、最後までお願いしますね(w
漏れの方は、これから7話をアップします
やっと最後まで書き上げたので、明日と明後日の夜に残りを一話ずつ上げます
全体で原稿用紙約130枚程度の話になりました
それでは7話(少しエロ薄め)をお楽しみ下さい
あれからまたどれだけの時間がたったのか。彼女の髪は肩甲骨のあたり
まで伸び、肉体には艶やかな変化が出ていた。ややスレンダーという印象
があった体に、適度な脂肪がついて丸みを帯びている。特に尻の変化は顕
著だった。子を育むための体になっているのがはっきりとわかる。
晶と別れてから、士狼の体の疼きはいっそう高まった。
まるで中学校の頃、オナニーをおぼえ始めて夢中になったような、いや
それ以上の渇きを感じていた。
足りない。もう、指じゃ物足りない。
理性では拒否できても、体は拒否できない。
少年とはいえ、男に抱かれたという衝撃が理性に大きな歪みを生じさせ
ていた。彼が消えてから冷静になった士狼は、しばらくの間鬱状態におち
いった。
「あうう、深いっ!」
そして今日もまた、彼女は自慰に溺れる。快楽を感じている時だけは、
つらいことも、自分が誰であるかも忘れることができるからだ。
クリトリスのカバーを触るだけで背筋が反り返るような快感がある。人
差し指と中指の腹で軽く押さえつけながら回転させると、おしっこが漏れ
そうな感覚がわき上がってくる。そうしているうちに埋没したクリトリス
が包皮を押し上げて隆起してくるのだ。
「あは‥‥出てきたあ」
今度は人差し指でクリトリスの周りをこねりまわす。ヴァギナがきゅうっ
と収縮し、中から粘性の高い液体が溢れ出す。それでもかまわずに指の動
きを一層早くすると、頭にピンク色の霧がかかってくる。男の精を求める
ように、彼女の性器はうごめく。
失ったペニスの代わりにというわけなのか、士狼はクリトリスでのオナ
ニーに没頭する傾向があった。
こうして彼女は、今日も自慰に明け暮れるのだった。
自慰に疲れ果て、まどろみながら考える。
本当に自分は男だったのだろうか。まるで胡蝶の夢を見ているようだっ
た。確かな証拠などどこにもない。もしこのまま道端に出て誰かに聞いて
も、皆が皆、士狼は女性だと答えるだろう。
もしかしたら、自分は男だと思い込んでしまった心の病を患った女性な
のではないかとすら、士狼は思い始めていた。
そんな心にもやもやとしたものをためていたある日。
夕食に奇妙な物が出てきた。今までにはなかった食材だ。それ自身は決
して変な物ではないが、調理された食事の中に生のままトレーに置いてあ
るそれは、明らかに浮いていた。
士狼は口の中に沸き出す唾液を、飲み込んだ。
トレーに置いてあったのは、1本のキュウリだった。マヨネーズソース
が添えてあるが、これを出したものが何を意図しているか、士狼にわから
ないはずがない。いや、それは単に士狼の思い違いなのかもしれない。
(晶のはこの位の太さだったかな)
士狼はぼんやりと、晶の事を思い出す。どこかへ連れ去られたのか、あ
の日以来、一度も会ったことがない。向かいの部屋への扉も再び閉ざされ、
彼がいるかどうかも知ることができないでいる。
そして、彼との熱い一夜の事も。
あの夜の事は、頭の中で何百回となく思い返されている。
年下にいいようにもてあそばれた屈辱感と、男に抱かれたという背徳感。
それなのに、士狼は晶に対する感情を否定できなかった。
変だと自覚はしているのに、心のときめきを押さえる事ができない。自
分がアブノーマルだったのではないかという気さえしてくる。それだけこ
の心変わりは不可解だった。恋愛経験はそれなりにあるつもりなのに、こ
んな気持ちになるのは初めてだ。
(入れたら痛いかな‥‥?)
士狼はきゅうりを手に取って、舌先で舐め始めた。はた目から見ればな
んともエロチックな光景だ。まるでフェラチオをしているような舌使いで
舐め、咥え、歯を立てる。
きゅうりは少し抵抗をしたが、あえなく士狼に噛みちぎられてしまう。
違う。全然違う。
こんなものを入れても、空しいだけだ。
囓ってから我にかえり、自分のした行動が信じられず、絶望したくなる
ほど恥ずかしくなった。
これではまるでセックスに飢えている淫乱ではないか。
しかし、自分が誰かに抱きしめて欲しいと思っているのは確かだ。セッ
クスをしなくてもいい。だがおそらく、そのまま身を任せてしまうだろう。
こんなに強く孤独を感じるのは初めてだった。
士狼はどちらかというと孤独を好みがちで、友人も少ない。ボクシング
を習っている時も仲間に声をかけたりかけられたりということはほとんど
なかった。会社の同期の誘いも断りがちだったし、暇があれば横になって
何もせず、ぼんやりとしているのが休日の過し方だった。
そんな士狼を、弓奈は叩き起こして部屋を掃除して料理を作ったり、ど
こかへ連れて行けと言ったりして、人嫌いをなんとかしようと努力してい
た。
そうだ。弓奈はどうしているんだろう。
横になって股間で動かしていた手を止め、士狼は我に返った。
もしかしたら、自分を探しているかもしれない。いや、絶対に探してく
れているはずだ。
急速に頭の中の霧が晴れていくようだった。ベッドから体を起こして、
混乱している頭の中身を整理しようとする。
でも、この体ではどうしようもない。誰が自分は本当は男で、誰かに女
にされてしまったなどと信じてくれるだろうか?
希望がわいたのもつかの間、士狼は途方も無い絶望感に襲われてベッド
に倒れ込んでしまう。薄汚れてきた部屋の中で、このまま一生を終えてし
まうのだろうか。
突然、ノックの音がした。
しばらくしてもう一度。士狼は慌てて服を着て、どうぞと扉越しにノッ
クの主に声をかけた。
ドアが開いて入ってきたのは、二十歳そこそこの青年だった。背は彼女
より十五センチ近く高い。だか士狼は一目で、彼の正体を見破った。
「あきら‥‥晶だね?」
「こんな風になっても君はわかるんだね。でも君は本当の事に気づいてい
ない」
「何を?」
青年は悲しそうに顔を歪めて笑った。
「わからなければそれでいい。それよりお姉ちゃん……というのは変だけ
ども、待っていてくれたんだね」
「誰が!」
「僕を一目で見破ったじゃないか。晶だってことをさ」
一瞬浮かんだ喜びの表情を見られてしまったのを悔やむ間もなく、士狼
はすっと抱き寄せられてしまった。抵抗してみるが、肩幅の広い体にすっ
ぽりと包まれてしまう。
「君はかわいい女の子なんだよ。それにふさわしい言葉遣いをして欲しい」
「ダメだ! 俺は‥‥そんなことはできない」
「好きだ」
晶が耳元で囁く。士狼の体の力が抜けた。どうしてだか、自分でもわか
らない。胸が熱くなる。心臓が何倍にも膨れ上がったような気がする。
心が、苦しい。
「俺は男なんだ。本当は男なんだ。だから、晶を好きになれない。男が男
を好きになるのは変だ。アブノーマルなんだよ!」
「じゃあ、僕を好きなんだってことは認めるんだね?」
「‥‥違うよ。俺は、晶なんか‥‥嫌い、だ」
精一杯強い口調で言ったつもりだが、かすれるような声しか出ない。
「お前は嘘をついてたな。本当は大人なのに‥‥子供の振りをして俺に近
づいた。なぜだ!」
「好きな人に近づくのに手段は選ばないよ」
好きとストレートに晶が言う度に、彼の心は狂おしく荒れ乱れる。理性
が否定し、感情が肯定する。
「信じられない。こんなことをする人を信用できるわけないだろう?」
「それでは、これでどうかな」
士狼のあごを強引に引き上げるようにして、晶が唇を奪う。士狼は離れ
ようともがくが、強く抱きしめられているのでとてもかなわない。しだい
に彼女の力が抜けてゆく。
しばらくの間、ふたりは互いの唇を奪いあった。
「晶の‥‥バカ」
5分近くもキスをしていただろうか。それだけで彼女の心は、すっかり
蕩けてしまった。彼の瞳は曇りがなかった。おそらく、自分を好きだとい
うのも本当だろう。
こんな自分でも、好きと言ってくれる人がいる。
そんなことがたまらなく嬉しく、そして寂しかった。心変わりしてしまっ
た自分が情けなく、そうさせたどこの誰かもわからない人間に怒りをおぼ
える。だがそれ以上に、途方もない幸福感で胸がいっぱいになる。
「だめ」
彼女は、絞り出すように声を出した。そうでもしなければ、言葉を紡ぐ
ことができなかった。
「ダメというのは禁止だよ、お姉ちゃん」
「お姉ちゃんって‥‥バカ」
「そんな事を言う生意気な口は、こうしてふさいでやる」
今度は晶のキスを拒まなかった。もう、がまんできない。積極的に晶の
首に手を回し、体をすり寄せて舌を奪う。肩幅が広い。胸板の厚さもあの
晶とは比べ物にならない。
しかし、瞳は変わらない。
自分が魅せられた、どこか寂しそうな瞳だけは。
抱きしめられるだけで、心が温かくなってゆく。
晶にベッドに運ばれても、士狼は抵抗しなかった。こうなることはわかっ
ていた。こうなることを望んでいた自分を、認めたくなかっただけだった
のだ。
晶に服を脱がされてゆく。
照れ臭く恥ずかしかったが、晶のなすがままにされる。パンツを脱がさ
れる時は自分で尻を持ち上げて協力した。たちどころに彼女は、一糸まと
わぬ裸にされてしまった。
「ブラジャー着けてないんだ」
「恥かしいから‥‥」
「こんなかわいい胸なのに、形が崩れたら大変だ」
大きな手で下からすくいあげるように乳房を愛撫される。少しざらつく
手の平で乳首をこすられるだけでも、たまらなく気持ちいい。胸を揉まれ
てはキスをして、そしてまた体をさすられる。
彼女の体が紅潮してくると、晶が服を脱ぎ始めた。手伝おうとすると、
かえってじゃまなのだが、そのもどかしさが二人を興奮させてゆく。
晶の汗の匂いがする。
鼻腔から脳髄まで突き抜ける雄の匂いだ。股間が湿ってくるのがわかる。
目の前の男の子供が欲しいという原始的な欲求がわいてきた。自分が本当
は男だということは、頭から消し飛んでいた。
士狼が晶を押し倒し、腹の上に大きく脚を開いて馬乗りになる。陰唇が
開いて、中の媚肉があらわになるのも気にならない。それを彼の上でこす
り始める。バカになってしまうんじゃないかと思うくらい感じた。
そんな彼女を、晶が強引に止めて胸を吸い始める。お尻に彼のペニスが
当たるのがわかった。雄と雌の匂いが部屋に充満していた。今度は士狼が
押し倒され、身体中をしゃぶられる。あちこちに赤い痣のような斑点が生
まれた。どこを舐められても、どこを吸われても気持ちがいい。
足の指までしゃぶられてから、晶が足首を持って大きく割り開いた。
「晶の欲しいよ‥‥奥まで挿れて!」
反り返ったそれを、晶が手で押さえて腰をくっつける。粘膜同士が触れ
合い、彼女は目を閉じた。
来る!
身構えると同時に貫かれた。大きくてたくましい。ゆすぶられ、内臓ま
で犯されるような激しい注送に士狼は媚びるような声で彼の名前を何度も
叫んだ。
少年の体とは比べ物にならない、圧倒的なたくましさと包容力。彼女の
体を隅々まで知っているような的確な愛撫は、理性を蕩かせてゆく。
「晶ぁ! おっきいのぉ! 壊れちゃうよ!」
「大丈夫だよ。僕が守ってあげるから」
大きなストロークの度に、内臓が掻き出されるような気がする。溺れる。
空中を手で掻いた彼女の手を、晶がしっかりと握る。爪を立てるほど、強
く握り締めた。まるで脳髄までペニスを突き刺されたようだ。それほど強
烈な刺激だった。
士狼は口を開けて、空気を求めるように喘ぐ。
途中で体を起こされ、座ったまま正面で向き合う形になる。士狼は夢中
で晶の唇を貪った。唾液がまるで媚薬のように彼女を狂わせてゆく。首筋
にキスをされると、髪を振り乱してのけぞった。電撃を食らったようだっ
た。
「晶! 大好き!」
彼女は自分で腰を上下に動かす。その度に重力と自分の体重で体の奥深
くまで突かれ、あられもない言葉を叫ぶ。とてもここでは書けないような
わいせつな言葉だ。そうやって自分を高めてゆく。
その後は足を持ち上げられ、横から、そして上から足を折り曲げられる
ようにして体の位置を変えながら何度も何度も貫かれた。
やがて頂点へと昇りつめてゆく。晶も同様のようだ。
二人は互いの名前を呼びあいながら同時に達した。
溢れるほどの想いを胎奥で受け止め、彼女は光の渦に飲み込まれて意識
を失った。
彼女が目をさますと、隣りに温もりがある。もちろん晶だ。腕枕をして
添い寝をしてくれていたらしい。とっさに身を起こして、シーツで体を隠
す。
「おはよう、お姫様」
「お姫様って‥‥どうしてこんなことをするんだ? 俺をこんな風にした
やつらと君は、何の関係があるんだ」
また士狼の言葉が、男のものになっている。しかし晶の答えは、彼の問
いへの直接の答えではなかった。
「君を愛しているから。そして共に人生を歩みたいからだよ」
「プ、プロポーズ?」
「そうだよ」
慌てふためく士狼をよそに、晶はあっさりと言ってのけた。
「新しい戸籍と名前を用意してあるんだ。ここから出してあげられるよ」
「本当?」
思わず身を乗り出す士狼。前がはだけて、むめが露になる慌ててシーツ
を引き寄せて胸を隠す。隠してから、自分が女性そのままの反応をしてし
まったことに驚く。
「でも、プロポーズを受けるという条件付きだろう?」
「それは別の話。もちろん君の養父母もちゃんといるよ。どちらも社会的
に立派な地位のある、信頼できる方だ。学校に行きたければ、手続きもす
る。安心して暮せることは保証する」
「学校はちょっと、ね」
退屈な授業をもう一度繰り返すことを想像しただけでぞっとする。しか
も女子高生だ。とてもではないが、そんな中に置かれると考えるだけでも
逃げ出したくなる。
「結婚の話は別にしても、ここからは出してあげよう。それとも、名前を
捨てるのは抵抗があると?」
「うん‥‥自分が高前士狼だったということがもう、信じられなくなって
いるから。名前を変えたら、自分が自分ではなくなってしまいそうなんだ」
「でも、その体で誰が納得するかな? ひとまずは、ちゃんとした身分を
得た方がいいんじゃないか。さっきの質問にも、落ち着いた後でちゃんと
答えると約束する」
「本当?」
士狼の声が、甘えたようなものになる。晶が、本当だよと返す。彼、い
や、彼女は決心した。実は今までそれを認めなかっただけで、本当はもっ
とずっと前から決まっていたのだと、彼女は気付いた。
士狼は、魔法の呪文を唱えた。
「好き。晶が好き。これは誰にも変えられない」
心の中に弓奈の姿が浮かんで消える。
ごめんね、弓奈。もう、君とは会えない。勝手だとは思うけれど、君に
は幸せになって欲しい。遠くから祈っている、と。
士狼は晶の手を取って立ち上がった。晶が言う。
「君の新しい名前は、楠樹繭美だ」
「くすぎ、まゆみ‥‥」
彼女は自分の口で繰り返す。
笑みを浮かべているのに、なぜか目尻から涙がこぼれた。
男だったことは、まるで幻のように思える。今が幸せならばそれでいい
と思い込もうとしても涙は止まらない。
士狼、いや繭美は晶の胸にすがりつき、泣きじゃくり始めた。彼女を包
みこみ、優しくなでてくれる晶がいることに安心して、思いを涙で流して
しまうかのように泣き続けたのだった。
視界一面に、野山が広がっている。
ここが日本のどこであるかは、誰も教えてくれなかった。テレビは無く、
小説の類はあるが新聞や雑誌もこの屋敷には置かれていなかった。カレン
ダーすら周到に隠されていた。まるで彼女に何も教えたくないようだった。
彼女が連れてこられたこの屋敷は伝統的な日本家屋だが、相当な金がか
かっているように見える。柱一本にしても貫禄を感じる。天井の板も一枚
板らしく、ふすまや畳も、地味に見えながら手の込んだ作りだということ
が彼女の乏しい知識でもわかる。風呂は当たり前のように総桧作りだった。
士狼−−いや、楠樹繭美に許された行動範囲は狭く、塀に囲まれた屋敷
だということがすぐにわかった。さり気なく人が見張っているようで、彼
女が外に出ようとする気配を察すると、たちどころに発見されてやんわり
と連れ戻されてしまうのだった。
監禁生活からは逃れたものの、実質的には同じような状態だった。
晶はこの屋敷には住んでおらず、どうやら通いで彼女のところに来てい
るようだ。
彼の指示で、彼女は礼儀作法などを仕込まれ、立ち居振舞なども女性ら
しいものになっていた。教え方は厳しかったが、退屈だった監禁生活と比
べたら天国のようなものだ。
ニュースメディアこそないものの、教養書や小説などはふんだんにあり、
ちょっとした図書館並みの蔵書があって退屈はしないですんだ。
しかし、どんなに本があっても、彼女の心は空虚だ。ただ一人の男性の
側に居ることだけが、彼女の望みだった。
彼が士狼、いや繭美の下を訪れる日を、彼女は指折り数えて待ち焦がれ
た。まるで恋愛小説の登場人物のように恋に恋する乙女になってしまった
自分が、もどかしくもあり、恥ずかしくもあり、そして嬉しかった。
愛してくれる人がいて、愛せる人がいる。
男の時にはじゃまとしか思えなかった感情が、今は彼女を支えてくれて
いる。心がほんのりと暖かく、それだけで彼を我慢強く待つことができる
のだった。
「繭美様、よろしいですか」
「どうぞ」
読んでいた本にしおりをはさみ、脇へと置く。書名は「智恵子抄」とあ
る。彼女はここしばらく、和装での暮らしを強いられている。最初はつら
かったが、やがて慣れた。洋装とは違う動作が必要だと理解できれば、所
作も自然と洗練されてくる。
部屋に入ってきたのは、華道の師範だった。これから2時間、みっちり
としごかれることになる。以前と比べればだいぶましになったとはいえ、
茶道と並んで彼女が苦手にしている習い事の一つだった。
師範を見送ると、繭美はまた独りぼっちになる。
この屋敷に住む者は少なくないが、心を許せる者は一人もいない。あく
までも雇人と雇用者の立場を越えないのだ。
あれから晶は、滅多に姿を現わしてくれない。
ちゃんとここに帰って来るとは言っているし、実際に一月に十日ほどは
この屋敷に泊まって愛を交わしている。彼にも仕事があると理解していて
も、狂おしいほどの孤独を感じる。彼女は完全に晶に心を囚われていた。
恋しい。
人が恋しかった。
頼りないこの体を、いつでも抱きしめてくれる人が欲しかった。
守られる事の快感と寂しさ。
孤独を感じると、心の中で男の自分が顔をのぞかせるのがわかる。繭美
を叱咤激励し、ともすれば沈みがちな心を鼓舞してくれる。
弓奈‥‥。
君はいつも、こんな風に感じていたのか?
士狼の目尻に、涙が光っていた。
今回はここまで
過去最長の回なのにエロ薄め‥‥すまん
訂正
>>514 前がはだけて、むめが露になる
↓
前がはだけて、胸があらわになり
です。校正したはずなのに‥‥鬱惰‥
完全女性化‥‥というわけでもない微妙な状態です
個人的にはこういう状態は「萌え」なんですが、強制女性化と言えるかどうか‥‥
なお、人称代名詞や人名が変に見えるところがありますが、誤字ではありません
どっちのパーソナリティが優勢か、ということですね
次回はかなり説明的なシーンが多くなる事を予めお断りしておきます
いや、説明ばかりです
晶の正体はもう、バレバレですが、どうしてこうなったかは、次回明らかになります
「名探偵、皆を集めてさてと言い」という状況ですね
それでは次回、第8話。あと2回で完結です
残りの回は、サービスシーンはほぼありません(泣
いや、これは・・・完成度高いよ。エロいよ。
個人的に和装というのに萌えた(w
確かに女になったばかりの男の立ち居振る舞いを矯正するには、
洋装から和装に変えるというのは説得力あるかも。
神は神でも絶対神だ…凄い
確かに強制女性化ですよ。
起承転結で書くとこうなるんじゃないかな…
ああ・・また理想の展開だ・・
521 :
?A?Ls:02/07/03 01:04 ID:Jk1PDJbo
>>380 いいねえ!
次も書いておくれ、期待してるよ
やったぁ! 凄ぇぜ!
明日の夜が楽しみだ。がんばってくれ、380よ!!
はぁ〜、期待が膨らむ
和装はたしかに(・∀・)イイ
525 :
名無しさん@ピンキー:02/07/03 12:42 ID:IRXhr7mT
∧∧ ミ _ ドスッ
( ,,) ┌─┴┴──┐
/' つ ここまで見た│
〜′ /´ └─┬┬──┘
∪ ∪ ││ _ε3
゛゛'゛'゛
526 :
名無しさん@ピンキー:02/07/03 12:44 ID:NbGQkBu9
早めに時間がとれたので今から上げます
すまん。もはや強制女性化小説とは言えないかもしれないけれど
ここまできたので、最後までいかせてもらいます
ちょい役とは言え、メイドを出してしまうダメな漏れ‥‥
それでは第8話をどうぞ
時間の流れに気を払わない生活がどれだけ続いたのだろうか。季節は二
度の冬を越え、春の息吹きが山々に感じられるようになっていた。
繭美の髪の毛が腰まで伸びて、一度肩甲骨のあたりで切りそろえ、再び
髪が腰まで伸びるようになった頃、初めての来客があった。晶と何人かの
メイド、そして彼女の教育係などをのぞけば久し振りの目新しい顔になる。
すっかり女性らしくなった繭美は、紬を着ていることもあり、長い黒髪
の古めかしい髪型と相まって、まるで愛らしい日本人形のような印象を与
える。
あの監禁された場所から解放されてかなりの月日がたったはずなのに、
繭美は一向にそれ以上成熟する気配を見せなかった。だから外見はまだ、
15〜16歳の少女である。しかし内面からにじみ出る雰囲気はもう、大人の
女性のものに近い。もちろん、床の中でもだが。
「晶さん、こちらはどなた?」
久しぶりに会う晶にしがみつきたいのを堪えて、繭美は訊いた。自分が
子供のように晶にときめいてるのが客人にわかりはしないかと、頬を赤ら
める。二十数年生きてきたはずなのに、まるで小学生のようにはしゃいで
しまう自分がおかしかった。
そんな彼女を晶は暖かく抱擁し、時には彼女に甘えて一時の安らぎを求
めてきた。何の仕事をしているか詳しくは教えてくれなかったが、かなり
の地位にある経営者だということは確かなようだった。
尋ねても何も答えず、硬い表情の晶に繭美は少し不安を感じたが、客を
放っておくわけにはいかない。
「この方を客間へご案内さしあげて。洋間の方がいいかしら」
「かしこまりました」
メイド頭の女性に命じて、客人を招き入れる。男は軽く頭を下げて屋敷
へと入ってゆく。
繭美の心に、得体の知れない不安が渦巻き始めていた。
自室へ戻って本を読もうとした繭美を、年若のメイドが呼び止めた。客
間に来てほしいと主人が言っていたとのことだった。珍しいこともあるも
のねと思いつつ、身だしなみを整えて客間へ向かう。
客間には晶と、先程の客人が座っていた。晶が言った。
「人払いはしてある。繭、いや高前士狼さん。あなたに真実を伝える時が
来たようです」
軽いショックを感じて、繭美は晶の横の椅子に座った。男は眼鏡越しに、
繭美の目を見つめて言った。
「突然ですが、あなたがさらわれてからあそこを出るまで、どれだけの月
日がたっていたと思いますか」
「一年? もうちょっとですか?」
「いいえ、あなたは気付いていないだけなのですが、目覚めた時に既に四
年が経っていました。もっともその大部分は培養液の中でまどろんでいた
だけなのですが。そしてあなたが行方不明になってから、六年の月日が流
れています」
繭美はあまりの時間の経過に茫然となった。培養液という言葉も気にか
かるが、隣に座っている晶が深刻な顔をしている方が気になった。
「あなたは誰なんですか?」
「医者、とでもいいましょうか。医学に奉仕する一研究者ですよ」
「もしかしてあなたは、あの‥‥」
「そう。あなたとマイク越しに話をした者です。まず、どうやってあなた
が女性になったかをご説明しましょう」
男は説明を始めた。彼女にはほとんど理解できなかったが、おおよその
内容はなんとか把握することができた。
まず脳を特殊培養した体へと移植。神経節を接合させる処理に4年のう
ち大部分が費やされたという。それと同時に特殊な薬品によって脳のシナ
プスを変換させ、女性の脳へと変化させてゆく。まずは体の反応が最適化
され、徐々に精神が女性の方へとシフトされてゆくのだという。
このプロセスには通常の生活を送りながら一年あまりが必要だというこ
とだった。このシナプスを変換させる薬品は食事に混ぜられており、この
中には各種の肉体や精神の調整をする薬品も入っていたのだという。
士狼が女性らしくなってきたのも、脳の構造が女性のものになっている
からだったのだ。
「もともとは性同一性障害の治療薬の一つとして開発されたものなのです
が、こういう場合にも役に立ちます」
「でも、そんな凄い薬が出ていたなんて聞いたことがない」
「世間には公開されていない物など、山ほどありますよ。それだけじゃあ
りません」
男は続けた。脳移植はもちろんのこと、クローン臓器やマイクロマシン
による無切除医療、そればかりではなく、遺伝子操作やテロメアの細胞分
裂時計巻戻しによる肉体の調整や再構成、脳細胞や神経節の移植や再生な
ど、事実上、不老不死に極めて近い医療が完成されていたのである。
「どうしてそれを公開しないんですか」
「最大の理由は、莫大な費用が必要だということです。それにあなたは、
世界が人で埋め尽くされてもいいと思いますか? 選ばれた者のみがそれ
を享受するのは当たり前の事。誰もが死を免れるのならば、人口はたちま
ち爆発的に増加して、地球環境は致命的に破壊されるでしょう」
「誰が選ぶんです? あなた達か。あんた達は神にでもなったつもりなの
か!」
立ち上がって問い詰める繭美、いや士狼の口調はいつしか男のものに戻っ
ていた。今まで築き上げてきた物を全て取り払って、士狼は詰め寄った。
だが男は曖昧な笑みを浮かべるだけだった。
「そうですね。ある意味では神といえるかもしれません。踏み入ってはい
けない神の領域にね。なにしろ本来は死んでいたあなたを復活させられる
くらいですからね」
そう言って男は、黄ばんだ新聞を差し出した。日付は彼が接待をした後
の記憶があいまいな日の翌日だった。紙面には多重交通事故によって5人
が死亡したという記事があった。だがそこに、彼の名前はない。
「どこにも俺の名前はない。嘘だ、嘘をついているんだな」
「嘘ではありません。坂元弓奈さんとお付き合いしているあなたを、我々
は監視していました。そして病院に運ばれる前にあなたを引取り、生命を
維持させたのです。あなたは幸運だったのです」
「幸運? それに、なんで弓奈が関係するんだ?」
「あなたは晶さんのことをどう思いますか?」
唐突に、男が訊いた。
男の言葉と共に士狼は、晶の方を振り返った。苦汁に満ちた表情に、彼
の苦悩を感じ取ることができる。ジグソーパズルの最後のピースが頭の中
でぴたりとはまり、士狼は、全てを悟った。
「弓奈‥‥弓奈なの? 晶は‥‥弓奈なのか?」
「そうだよ、士狼。僕はかつて坂元弓奈だった。今は‥‥文岸晶だ」
「嘘、だ」
「嘘ではありません」
呆然と立ち尽くす士狼を前に、男は話を続けた。
弓奈は古く遡れば江戸後期に端を発する、歴史ある複合企業体の御曹子
が部下の女性に産ませた私生児だった。彼女は母子家庭で育ったが、母は
父親のことを語らずに早くに亡くなってしまった。
現会長である祖父の、かなり年がいってからできた一人息子である弓奈
の父は、なかなか結婚しようとしなかった。弓奈の母を妻にしたいと望ん
でいたのだが、父の許しが出なかったのだ。
そうこうしているうちに、海外出張で航空機事故に遭遇し、彼はあっけ
なく逝ってしまった。いかに秘された医学が一般水準をはるかに凌駕して
いても、遺体すら発見できなくてはどうしようもない。
「僕の家はね、昔からの強いしきたりで直系の男子が継ぐ事になっている
んだ。だから僕は、男になった。そして士狼‥‥君は僕のために犠牲になっ
てしまったんだ。いや、僕が君を女性にすることを望んだ」
「嘘‥‥だ」
「本当だよ。家を継ぎ、男となることを承諾する代わりに、配偶者として
君を選んだ。士狼の意志は無視してね」
晶の声に苦汁がにじみ出ているのがわかる。それでも繭美、いや士狼は
彼を責めずにはいられなかった。
「どうして! どうして先に説明してくれなかったんだ!」
「説明して納得してくれたかい? 私は本当は巨大グループの後継者で、
男になって家を継がなければならない。だからあなたは女になって、私と
結婚してくれって! ‥‥そんなこと、わかってくれるわけ、ないじゃな
い」
いつしか女言葉になっていた晶の目から、涙がこぼれた。
弓奈は士狼を探した帰り道に、ある男に呼び止められた。彼は彼女の父
親の家から依頼された者だった。彼は弓奈に、彼女の本当の生い立ちと、
士狼の事故の事実を伝えた。そして彼を助けたければ、父親の家に戻り、
家を継げと告げたのだ。
最初は戸惑ったものの、弓奈は士狼のためならばと了承した。しかし、
まさか男になれなどと言われるとは想像だにしていなかった。彼女は悩み、
そして初めて会う祖父に相談した。
その結果、彼女は男になることを受諾し、許してはくれないだろうと悩
みつつも、かすかな望みと共に士狼を女性へと変えた。
晶は弓奈の遺伝子を元に、男性として再構成した肉体に脳を始めとする
神経を移植をされた。脳神経の変化を促するために、第二次性徴前の若い
体に移植をしたのだ。士狼が晶少年と出会ったのは、最後の加速成長前だっ
た。
女性から男性へと脳のシナプスを変換させるのは、その逆に比べると施
術期間も数分の一で済むのだそうだ。なんでも、新生児は男女間の脳の構
造に差はあまりなく、男はその後のホルモン分泌などによって変化が生じ
るが、女性はそのままのためだという。
「どうして聞いてくれなかったの?」
「不安だったから‥‥。僕が男になったら、きっと士狼は離れてしまうと
思ったから。女になんてなってくれないだろうって」
士狼は、そっと晶の手を取って微笑んだ。
「バカ‥‥晶はバカだよ。私がそんなこと、言うわけないじゃない」
「でも」
「デモもストも無いでしょ。私はあなたが好きなの。弓奈だったって見抜
けなかったけれど、あなたの瞳に惹かれたの。あなただから、体を許せる
の。他の人に抱かれたならば、多分もう、生きていられないと思うの」
自然に言葉が出てきた。心がじんわりと温かい。
二人の目と目が合った。上半身が寄り添いあい、口付けを交わす。
しばらく目をつぶって互いの唇を味わっていたが、医師の咳払いで二人
は我に返った。
「きゃっ!」
「これは申し訳ない」
「いえいえ、こちらこそ」
三者三様の気まずい思いをしながら、再び椅子に座り直して話の続きを
聞く。
「実は最初の段階で、そちら様‥‥文岸様との意思の疎通に齟齬がありま
して、多少、そのぅなんといいますか‥‥通常よりも感覚が敏感になり過
ぎてしまったようで」
男は軽く頭を下げた。額には汗が浮いている。確かに本人の意志を確認
せずに無理矢理女性にしてしまうとなれば、何やら良からぬ理由があって
のことと誤解されても仕方がない。その言葉の裏に潜む暗黒面を感じ取り
ながらも、繭美は顔を赤く染め、うつむきながら小声で言った。
「気にしないでください。私、この体が気に入ってますから‥‥」
「そのお影で、可愛い声で鳴く繭が手に入ったんだからね」
「あ、晶のバカッ!」
繭美は恥ずかしさを堪えきれず、晶を握り拳でぽかぽかと叩く。すっか
り女の子の仕草になっていた。しばらくしてようやく怒りが治まった繭美
は、居住まいを正して医師に尋ねた。
「私の体‥‥元の体はどうなったんですか」
「我々の技術を使えば、復活は不可能ではありません。ですが、文岸様の
ご指示であなたを女性にすることが決まってから‥‥その、処置を致しま
した」
男が言いよどんだ。繭美はそれで大体のところを察した。
「そう‥‥もう、私の体は無いんだ」
心の中の大事な場所に大きな穴が開いたような空虚感に陥りそうになっ
た彼女の手に、晶の手が重ねられる。繭美は晶の方を見て、うなずいた。
そうだ。今は晶がいる。それで十分ではないか。
医師の説明は続いた。
繭美の体を構成しているのは、士狼の遺伝子だけではなく、養父母とな
る楠樹家夫妻の了承を得て夫妻の遺伝子情報をも利用していた。夫妻には
特殊な遺伝子欠陥があり、通常の形では子供が作れなかったのだ。つまり
繭美は養父母の血を引いており、その意味では本当の両親と言っても差し
支えない。そしてこの体は、自分自身でもあり、士狼の血を引く娘とも言
えるだろう。
「この話が終わったら、楠樹夫妻の所に連れて行くよ。とても優しく、素
敵な方たちだ。君もきっと気に入ってくれるはずだ」
「お父さんとお母さん‥‥か」
士狼は、彼が産まれた時に母を亡くしている。父も彼が物心がつく前に
士狼を親戚の家に預けたまま再婚してしまい、彼は厄介者として親戚中を
たらい回しにされた。だから士狼は、家庭の暖かさを知らない。
医師は鞄の中から、小さな紙袋を取り出した。
「それから、今日からこれを飲んでください。一日に一回、夜寝る前に一
錠を飲むこと。水で含むものですが、珈琲でもジュースでもかまいません」
「これはなんの薬なんですか」
「生理を始めさせる薬です。正確には今日の検査の結果を待たなければな
らないでしょうが、卵巣の発育も十分なようですし、子宮の状態も良いよ
うですので。ただし、まだ妊娠は難しいでしょうね。ちゃんと妊娠できる
ようになるには、まだ数年はかかるはずです」
「に、妊娠!?」
繭美がぼっと顔を火照らせ、頬を手でおおった。
確かに月の障りに相当する周期で多少体調がすぐれない時期はあるもの
の、生理らしき出血はないので不審に感じていたことはある。家に定期的
に訪れる医師も、いつも必要最小限のことしか口にせず、質問をぶつけて
も答えが返ってきたためしがなかったのだ。
「生理が始まっても、この薬が無くなるまでは飲み続けてください。最初
は辛いかもしれませんが、薬が無くなり次第、もしご希望であれば低用量
ピルを処方します。もっとも、辛いのは最初だけで、恐らく生理はかなり
軽いと思われますが」
「どうしてですか」
「そのように調整したからです」
生真面目に答える男がおかしくて、繭美はくすりと笑った。
「はい、ちゃんと飲みますわ、先生。それから私、一向に背が大きくなら
ないんですけど、どういうことなんですか?」
「ああ、それは妊娠できるようになるまで、加齢速度を極度に落している
からです。もしお望みなら、通常の成長ができるように処置致しますよ」
「いいえ、それだったら今のままでけっこうです。お肌の曲がり角も恐い
ですから」
そう言って微笑んだ。どうやら彼女は、しっかりと女性のパーソナリティ
を確立できたようである。
夕刻には繭美の診断を済ませて医師も帰っていった。現在のところ異
常は認められず、健康体であると太鼓判をもらった。
夜も更け、やがて二人はしばらく振りに共に床に就いた。
「弓奈‥‥弓奈!」
「士狼!」
いつもとは違い、男と女の立場を入れ替えるかのように、かつての名前
を呼びあう二人。いつもは受身の繭美、いや士狼が積極的に弓奈を攻めて
いる。つぼを心得た愛撫に、晶は男らしからぬ悲鳴を上げたほどだった。
やがて疲れ果てて横になった晶を、繭美が膝枕をして髪を手で梳くよう
に撫でている。
「繭。今日は随分激しかったね」
「今は高前士狼なんだ。だから積極的ってわけ」
「そうか‥‥」
膝枕をしてもらいながら、晶は彼女の処遇について話を始めた。晶の祖
父には、繭美を妻として迎えることは了承を得ている。あとは彼女の意思
だけだ。
「もちろん、断るわけないじゃないか」
「じゃあ、これは僕からのプレゼント。受け取ってくれるよね」
晶は枕元から小函を取り出し、蓋を開けた。灯りを落としたわずかな光
の室内でもわかる、まばゆい輝き。晶は指輪を取り出し、繭美の左手を取
って薬指にはめた。
つぅ、と繭美の瞳から涙がこぼれ出た。
「どうしたの? 何か哀しいことでもあるのかい?」
「ううん、なんでもない。もう、高前士狼はいなくなったの。それが少し
寂しくて‥‥。でもこれから私は、楠樹繭美。そしてあなたの婚約者」
澄んだ表情をしていた。
弓奈、いや晶もまた全てを吹っ切った笑顔を見せた。
「繭美。これからは僕が全力で君を守る」
「私も全身全霊をこめて、あなたを守る。そして愛します」
二人は抱き合い、唇を求めあった。
こうして一度は分かたれた恋人達は、数奇な運命の下で再び恋人として
将来を誓ったのであった。
今回はここまで
数奇な運命‥‥というかデタラメな運命に振り回される二人
書き始めた時とは全然違う展開になって、漏れの方が戸惑っていたりして
長すぎるって3回も怒られちゃいました。もしかしたら途中が欠けているかもしれません
明日上げる分の修正をしなければならないな‥‥
次回、最終回!
いつもより短いですが、最後まで読んでくれるとうれしいです
リアルタイムキター
最終回期待してます。
わーい。ちょっと気になってのぞきに来たらもうあったよ。
すげー。
ついに最終回すか。もう期待しまくりっす。
最終回はサクっと綺麗に終わりそうなヨカーン
いやホントに面白かったです。
がんがれー380
最終回まで逝ったのって380が初めて?
>>542 実は最終回まで書き上げるのがこの話の最大の目標でした(本当)
はぁ〜いいよねぇ〜この話。
何か好きだなぁ〜。
起承転結が見えてるからね。イイ!
続きたいけど結局380さんの文章力ただ感嘆するだめぽな私…
380さん、ラストも楽しみにしてます
380さんのお書きになった小説で久々に萌えまくってしまった。
身も心も女性化しちゃった士狼、イイ!!
でも女になりきった時点で興味は晶(弓奈)に。
自信満々に男を演じている弓奈を女に戻して無理矢理ヤッチャイタイ。(;´Д`)ハァハァ
380さんのが終わったら誰かカイト君の続きを……
549 :
みんな買おう:02/07/04 16:31 ID:TS+2vSeS
「シャドウ・オーキッド」 柾悟郎・著 コアマガジン刊
禁断のエロティック・ハードコアSF完全版
550 :
000:02/07/04 18:37 ID:1oQAb+uR
矛盾とっか唐突とか〜、最初に言い出したのは〜誰なのかしら〜
‥‥ごほん。短くまとめるために、この話は所々をはしょり過ぎたようです
矛盾は重々承知。しかも最後は、ほのぼのマターリ系に‥‥
この話は途中から、スレ違いの内容になってしまいましたね。申し訳ない
本当は執事萌えとかあったんだけどカット
と書きつつ「ボクっ子」萌えに細部を変更‥‥
なんだかんだと文字数調整をしつつ、書き上げてからもかなり手を入れちゃいました
年忌法要とかまで調べて‥‥危うく恥をかくところでした
それでは『二重螺旋』、いよいよ最終話。いわゆる、エピローグってやつです
都内某所。都心とは思えない広さの敷地の中。緑深い木々に囲まれるよ
うに、二人だけが暮す別邸があった。本邸はあまりに広く、この家に慣れ
ていない二人には圧迫感がある。そこで、将来の若夫婦だけが住む別邸が
建てられたのだ。とはいえ、普通なら大豪邸といっていい広さである。
「ああ、疲れた!」
「ご苦労様」
繭美はドレスを脱がせてもらってから、風呂に入り、寝間着に着替えて
晶の寝室に来たところだ。白を基調に黄色と黒で彩られた華やかなパーティ
ドレスは彼女にとても似合ってはいたが、デザイン優先の服は体に負担が
かかった。おまけに笑顔で居続けたので顔も引きつりそうだった。
「あのドレス、もう着たくないな。重いし動き辛いし、まともに座れない
し。あれならまだ着物の方が断然いいよ」
「うーん、特注なんだけどねえ。お気に召しませんでしたか?」
「飾っておくだけならいいんだけど、フレア部分が重過ぎて引きずるよう
な感じだったな。シルク素材は、肌触りはいいんだけどね。なんか体に変
な力が入っちゃって肩まで凝っちゃった」
彼女は晶に体を揉んでもらっていた。まだ少し湿っている洗いたての長
い髪を体の両脇に流し、うつ伏せになったまま目を細めて気持ち良さそう
に身を任せている。いつもならマッサージ師を呼んでまかせるところだが、
これもまた二人の交歓の一環なのだ。
「それより、どうにかならないのかな、あの退屈なパーティ」
「君の御披露目だからね。これからも御付き合いしていく方々ばかりだか
ら、挨拶は欠かせないよ」
「けっこう大変なんだ‥‥いやになっちゃうな」
「まあ、そう言わずにさ」
楠樹繭美として新たな生を送り始めた彼女は、今まで想像もしていなかっ
た社会で生きることになった。その過程で、第二の人生を送っている人間
が意外に多いことを知った。海外との交流の席でも似たようなものだった。
中には第三の人生を送っている人までいたのには驚いたが、晶と繭美のよ
うなケースは他に例がないようだ。お影で、一度会えばほぼ総ての人に顔
と名前を記憶してもらえるのは二人にとって幸運なことだった。
「結婚かあ。本当はさ、ボクが弓奈をお嫁さんにするはずだったんだよね。
立場が逆になっちゃったけどさ」
繭美が"俺"ということは二度となくなっていた。その代わりに、晶と二
人きりのプライベートな場では"ボク"というようになった。日本人形のよ
うな飛び切りの美少女がボーイッシュな台詞をしゃべるのは、なかなかに
妖しい魅力がある。
「それがご不満?」
「ううん。本当ならボクは死んでいるはずだったのに、こうして生きてい
る。弓奈とも性別は入れ代わっちゃったけれど、一緒になれる。そりゃ、
女って現実にまだ十分慣れていないってのはあるけど‥‥幸せだよ」
「僕もね」
繭美の上に晶が覆い被さり、唇を重ねてくる。
二人はたっぷりと数分間、舌を交わらせて口淫を楽しんだ。唇の端から
唾液がこぼれ、ベッドや寝間着についてしまうのもお構いなしだ。晶の手
が下腹部に伸びる。繭美はわざと邪険に、晶の手を払いのけた。
「晶、最近ムードがないよ」
「いや、その。ここしばらく繭を抱いてないから、少しでも早くって思っ
てね」
「その台詞、聞きあきたなあ」
そう言ってから二人は、かつて立場を取り替えて同じような台詞を相手
に言っていたことを思い出し、同時に吹き出した。
「それではどのようなシチュエーションを御望みです? お嬢様」
繭美は口に指をあて、少し考える振りをする。そして透き通る甘い猫な
で声で囁いた。
「じゃあ、山奥の露天風呂でね、晶に思いっきりバックから突いてもらう
の。もちろん裸でだよ? そして大きな声で、『晶、愛してる!』って叫
びたいな」
「‥‥そりゃまた大胆なご提案で」
いささかげっそりとした表情で晶が返す。
実は二ヶ月ほど前に南洋の個人所有の島で、二人きりの時間を過ごして
きたばかりである。一月近くのバカンスを終えて日本に戻ってきた時に、
繭美には水着の跡はなく、全身が小麦色だったと言えば大体どんなことを
してきたかは想像していただけるだろう。
「今は仕事が忙しいから、だめ。また来年ね」
「じゃあ、ボクも手伝う。事務処理なら任せて。これでも経理の資格は持っ
ているんだから。あ、ワープロ1級もこの前取ったよ」
「事務処理は、ちゃんと専門の人を雇っています。君の出る出番は無し」
晶は冷たく宣言する。彼女の仕事振りに疑問があるわけではないが、正
直な話、彼が処理する書類は様々な重要事項を決定するものばかりで、他
人に任せられる物ではない。一つ間違えば、相当な損害や人的被害が生じ
かねない。今の彼に回されている書類は、まだそれほど重要な物ではない
が、慎重を期さねばならないのは確かだし、また早く仕事に慣れる必要も
あった。
「それだったら今度のお泊まりは、間を取って今年の年末はどうかな?」
「グループの新年会があるから、だめ。僕が出ない訳にはいかないからね。
もちろん繭にも出てもらうよ」
「いやだなあ。人に頭を下げられるのって、いつまでたっても慣れないよ」
「でも早く認めてもらわないと、繭と結婚できないからね」
「それを言われると弱いな」
婚約指輪を嬉しそうに眺めながら、繭美が言った。大粒のピンクダイヤ
の周りにルビーを散りばめた指輪だ。実は石だけで都心の高級一戸建てが
買えるような値段だったりする。
晶がしみじみと呟いた。
「やっぱりね、男って損だよ」
「やっとわかった?」
嬉しそうに繭美が言う。かつて弓奈に、仕事ばかりと責められていたの
を、今反撃しようというつもりのようだ。
「責任は重いし、会いたくない人とも話を合わせなくちゃならない。仕事
仕事‥‥ああ、女が羨ましいよ」
「あれ? 晶が弓奈だったときは、男に産まれたかったって言ってたよね」
「よくそんなことおぼえているね」
晶が笑った。
「男になって良かったことは‥‥眼鏡が必要なくなったのと、生理が無い
ことくらいかな。僕はけっこうつらかったからね」
「ボク、軽いよ。ちょっとお腹が張って体が重いかな? って感じで」
「それはずるい」
恨めしそうに晶が睨むが、繭美はまるで気にしていないようだ。
「そうそう、生理で思い出した。先生に聞いたのだけれど、ちゃんと妊娠
できるようになるには、まだあと3、4年はみたほうがいいんだって」
「長いね」
長いわと繭美も言ったが、仕方のない話だ。晶の精子も、まだ十分に妊
娠させる能力があるというわけではない。肉体は急速に成長できても、や
はりまだ生命を産み出す器官は自然な成熟を待つのが今でも一番よい結果
を生むのだという。
「でも、その頃には戸籍上でも20歳を越えるから、堂々と結婚できるよ」
「今だってもう、結婚しているようなものだけどね。それより繭、お義父
さんとお義母さんを大切にしてさしあげろよ。ここのところあまり家に帰っ
てないだろう? 随分寂しがっておられたぞ」
「そうだね。明日、お墓参りがてら帰るね。お詫びに虎屋のようかんを買っ
ていかなきゃ。お義父さん、あれが大好きなの」
墓とは、自分自身の墓のことだった。明日は士狼が事故に遭った日で、
ちょうど八年目にあたる。二年前に楠樹家に身を寄せてから、繭美は高前
士狼の墓を作って、七回忌の法要を行うと共に自らの想いを封印した。
男の自分は死んだ。そして、私は女性として愛すべき伴侶を得て、生き
ていくのだと決意したのだ。
楠樹家の義父母は、両親の思い出がほとんどない繭美(士狼)にとって、
初めて家庭の暖かさを味わせてくれたかけがえのない人である。二人には
どれほど不安定な心を癒してもらったかわからない。今、こうして女性と
して明るく生きていけるのも、義父母のお蔭なのだ。
その二人に惜しみなく注いでもらった愛を、繭美は晶に注いでいる。彼
との間に子供が産まれれば、もちろん子にも溢れんばかりの愛情を与える
だろう。
「まだ嫁入り前なんだから、いくら婚約中とはいっても、あまりこの家ば
かりに居てはダメ。ちゃんとお家に帰りなさい」
「だって、ボクの家にいると晶とエッチできないもん。それともボクがジャ
マなの?」
繭美は目を潤ませながら、ほっぺたを膨らませる。晶はがっくりと肩を
落とした。
「繭、順応し過ぎだよ。女の子そのまんま」
「だってボク、女だもん」
「いくら婚約中とはいっても、まだ嫁入り前の娘が男の家に何日も泊まり
込むのは不健全なの」
「そんなこと言っていいのかな? 晶のここ、がちがちだよ」
繭美の手が、すっと晶の股間に触れる。言葉とは裏腹に、彼の股間は既
に臨戦態勢を整えつつあった。晶は天井を見上げて言った。
「‥‥男って哀しいね」
「ほらほら。このままボクが家に帰っちゃっていいのかな? でも晶、ボ
クを襲ったら淫行罪で逮捕だよ。一応まだ、戸籍上では十八歳未満だもん」
「いい加減にしないと、こうだ!」
「きゃあ!」
ベッドに押し倒されて、繭美が悲鳴を上げた。もちろん演技だ。キスを
求める晶に、唇を合わせる。下敷になった繭美が夢見るような表情で言っ
た。
「いいよ。晶の子供をいっぱい産んであげるから。そのかわり‥‥」
抱きつきながら繭美は晶の背中を強くつねった。
「浮気はだめだよ。晶はボクだけの晶なんだからね。こんなボクにしちゃっ
た責任はとって貰うよ? それが男ってものなんだからね」
「はいはい。お嬢様、仰せのままに」
「うん、よろしい」
生真面目に答える晶の表情がおかしくて、繭美は笑った。そのまま晶は
彼女の服を脱がしてゆく。明かりが常夜燈に変わると共に、二人の甘い声
が響いてくる。
こうして今日もまた夜は更けてゆく。
二人の数奇な運命は、始まったばかりだった。
『二重螺旋』・完
強制女性化スレ向け短篇「二重螺旋」、これにて完結!
続編がありそうな最後ですが、これで完結です
全体を通して読んだ感想を頂ければ幸いです
いろいろ言い訳やネタ割りや解説を書こうとしましたが、やめておくことにします
物書きは作品ですべてを語るべきだとおもっておりますので‥‥
(そのわりには前説や後書きで、たらたら駄文書きなぐっておりますが)
次があるかどうかはわかりませんが、TS系は挑戦しがいのあるジャンルなので
いずれまた、皆さんに話を見てもらう機会があるかもしれません
約1ヶ月間、本当にちょっとした思いつきで始めた話に
最後までお付き合い下さって、本当にありがとうございました
それではこれにて、名無しの一人に戻ります
復活の日を、乞うご期待
PS.書き忘れていましたが、高前士狼は「たかさき・しろう」と読みます
もし、女の体に男の精神が宿ったとしたら?
しかし男の心は、ただ堪え忍ぶことしかできないとしたら?
愛の女神の神官を凌辱し殺害したために、女神の呪いを受けて女になっ
た男がいる。
「冗談じゃねえ。なんで俺様は女なんかになっちまったんだ!?」
女神の呪いとは、女として数多の男に抱かれ続けること。それも、男と
しての意識を残して。
「騎士様‥‥私、とても体が火照っておりますの」
女を犯すのが何よりも好きな男が、男に抱かれる屈辱を我慢できるもの
だろうか?
「ああっ! あなたの‥‥が‥‥にぃっ! もっと‥‥を! ‥‥っ!!」
心は拒もうとも、口から出るのは男を誘う言葉、甘い睦言‥‥そして奔
放なセックス。男の物を咥え、放たれ、飲み干す。心で拒めば拒むほど、
肉体は魅惑的に男を誘い、臥所を共にすることになる。
いつ果てるかもわからない無限の愛欲地獄。
「慣れるわけがねえ‥‥こんなのに慣れちまったら、俺は狂っちまう!」
灯火に吸い寄せられる羽虫のように集まってくる男共‥‥。
「何人でもいらしゃいな。もし、私を孕ませることができたのならば、そ
の方が次の国王陛下になれましてよ?」
380の新作、強制女性化TSエロティックファンタジー小説。この秋公開!?
「信じるんじゃねえぞ? おい」
560 :
名無しさん@ピンキー:02/07/04 19:26 ID:g7ymuC9P
>>546 も、萌えるっ! そのシチュはむちゃくちゃに萌えるっ!
たとえば、こんな具合かな‥‥
陰謀によって事業が破綻し、破産してしまった一家はどこへともなく連れ去られ‥‥
繭美の子供(息子と娘)もろ共強制女性化されて、親子性奴隷に‥‥
女性化された父と息子、そして母と娘を並べて‥‥
主人と子供達は勘弁してあげてと身を呈し、凄絶に輪姦される繭美の目の前で‥‥
嘆願の甲斐もなく無残に破瓜される(元)息子と娘‥‥
再び女性にされた晶も女の快感とマゾの血に目覚めて、凄烈に堕ちてゆく‥‥
じゅるりっ‥‥たまりませんな、うへへへ
でも書かないyo! 漏れ、名無しさんだもんね(ォィ
380さん、お疲れ様!!なかなか安らぎがあるハッピーエンドでしたね。
こういうのってお互いを本気で愛してなければ難しいかと思うのですが
思いっきり甘い雰囲気にまとめてくださり嬉しかったですよ!!
また次のも楽しみに〜〜〜。
>>546>>562 うーん、オレはみずから望んで男になったヤツを女に戻すの好きかも。
380さんの作品みたいにラブストーリーだったら面白そう。
男になって早数年。すっかり亭主関白になって男人生を楽しんでいる晶
を女に戻して形勢逆転。妊娠させちゃうとか。
380さんおつかれー。
男女の立場が微妙なのと、繭たんがすっかり女子としてのセクースにはまってるのが良かったよー。
380さん。お疲れ様です。
楽しく読ませて頂きました。
素晴らしい物語を有り難うございます。
このスレ初の完結作品キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
ブラーボ、ブラーボ380サン!
楽しませてもらいました!
読み応えあって良かったっす。
380さんお疲れ様でした、気が向いたら次回作待ってますので
宜しくお願いします。
570 :
000:02/07/04 23:51 ID:bF1DyoOY
380さんは今日をもって神に認定されました、、、。
お墓を作って過去の自分と決別するあたりが良かった。
>>559も期待。
572 :
名無しさん@ピンキー:02/07/05 09:26 ID:K4gsqwC6
>>559 ∩_∩
(´ー`) 実は読んでないんだけど…
( ) でも、すごそうなので、とりあえず
| | |
(___)__) “ 誉 め て あ げ る よ ”
これから572のオペを開始いたします。
生意気な572が泣いて愛液を垂らすようなエロエロイベントを考えてください。
574 :
572:02/07/05 20:06 ID:6GBbiLpF
>>573 | ∧_∧_∧
| (・∀・ (´Д`; ) こんなイベントがイイ!!
|⊂二⊂二、 .\
| \ \ ) ) ))
| / / / / /
| (__)(__)_)
575 :
345に引き続き美少女カイト凌辱絵巻再開します:02/07/05 22:27 ID:iTTJ5/gF
果てしない凌辱劇が済んだ後、マットの上には精液まみれにされた
美少女カイトが全裸のまま放心状態で横たわっていた。
豊満な乳房は揉みしだかれ、桃色の乳首は吸いまわされ、
むっちりとした双臀はなぜまわされ、まさぐられ、1L以上の
強制浣腸を施され、男達の見ている前で強制放尿、腋毛も恥毛も童女
のように剃り上げられ、怪しげな薬を塗りこまれ永久脱毛された。
いつの間にか乳首、秘所、両耳につけられていたピアスは外されていた。
カイトを本格的凌辱するためにはじゃまになったらしい。
果てしない調教に疲れきってカイトは何時の間にか全裸のまま寝入っていた。
全裸のまま愛らしい寝顔をみせ、すやすやと寝息を立てているカイト
はあれだけ犯され、汚されても清純な美少女そのものであった。
暗闇の中から男が現れ、全裸のカイトを抱きあげた。
男は薄気味悪い笑みをうかべながらカイトを抱きかかえていく。
「さあ、お姫様、今度はいい夢をみておしとやかに、女らしくなるんだよ」
カイトは夢を見ていた。甘く優しく豊満な女体を弄られ愛撫され、
悶え喘いでいた。男たちに輪姦されていたときとは異なり、苦痛はなく
果てしないエクスタシーが全身を被っていた。
(何この感じは・・・ああっ・・・・だめ・・・感じちゃう・・
・このままだと心まで女になってしまう・・・・)
快感が続く中、カイトの精神は序々に女性化しはじめたようだ。
目がさめるとカイトは立派な日本間の奥座敷のようなところに寝かされていた。
純白のシーツに覆われた大きな柔らかい布団の上に全裸で寝かされ
、今度はシュロ縄で縛り上げられていた。そして何故か
キャラコ地の白足袋だけはかされそれ以外は一糸まとわぬ姿で大股開きに縛り上げられていた。
やはり乳首、秘所につけられていたピアスは外されていた。
そして両耳にはピアスでなくホワイトパールのイヤリングがつけられていた。
576 :
名無しさん@ピンキー:02/07/06 02:12 ID:hbhsBByP
「チェリー・ブロッサム」みたいなオリジナルの学園TSものは他にないのかな?
知らない人にはオススメだよ。ちなみにエロはなし
カイトシリーズ再開嬉しい・・・・・。
380さん、お疲れ様でした!
ハッピーエンドで良かった!!
>快感が続く中、カイトの精神は序々に女性化しはじめたようだ。
あまりに直球でワラタ。
>>575 カイト君復活おめ! なんか少し書き方変わったような‥‥?
>>576 ぐぐるで「小説 チェリーブロッサム」を指定して一番上のサイトのCGのリンクから
たどれるところでいいんだよね? なかなか面白そう
あと、2本平行で話を書き進めていたりして。いつできるかわからないけど、
カイト君の話がしばらく出なかった時のつなぎ用にストックしておきます
秋という話はどこへ消えた?(藁
ちなみに1本は学園モノで、元・男のオレっ子女性と主人公の男と、そのうち出てくる女の子との
微妙な三角関係ラブコメの予定。まだ書き出し十数枚というレベルなので全体の量が読めない‥‥
上のオリジナル学園モノTS小説の話が、漏れ的にものすごいタイムリーな話題だったんで
先の予定とか書くつもりなかったんだけど、つい書いてしまいました。って、誰やねん!<漏れ
???カイト君・・本物?なんか話が変な気がしないでもない。
期間が空いたから作者さんの話の流れに変化が生じたのかもしれないけど・・・
気分を害したらすいません。
>>581 同意。漏れも前の作風の方が好きだったな。
あと、今まで学校にいたはずなのにいきなり「日本間の奥座敷」って…
漏れ的には前の作者さん復活キボンヌ
317です。確かに575は漏れじゃないけど、そもそも最初の部分を書いたのも漏れじゃないんで、色々パラレルあるのはいいんじゃないですか。
漏れのほうの続きはちびっとだけ出来てるんだけどとりあえず今週末はゲーム攻略に費やさせて〜。
ところで昔書きかけのヴァーチャル世界TS物があるんだけど、完結させるつもりのない未完作品を引っ張り出したりするのはやっぱ反則?
>317さん
いや全然okです。
是非見てみたいです。
317さんの作風なら漏れ的にかなりOKです。
気長にまっちょります。
パラレルで話を作るのはいっこうにかまわないんだけど、
名前などでそれがわかるようにしてください、作者の方々。
>>583 反則じゃないけど、読み手としてはつらいカモ‥‥まるで射精寸前で
はい、おしまいって相手が先に寝ちゃって、漏れのこのたぎったものはどうしてくれる!?
的な感じ。面白ければ面白いほど、この切なさは増すばかりなのよね
いや、そりゃ次々と新しいモノを書きたくなる気持ちはよ〜っくわかるけどね
できればカイト君の話を、第一部完でもいいから一区切りさせて欲しいなあ‥‥だめ?
>>575はきちんと続いてないよなあ。
前回の最後では、カイト君とやるのは当番制みたいになってたはずだが。
その日は息子の15才の誕生日だった。
「おたくの息子さんを預かっている。助けたければ300万円を振り込め」
バイク便で届けられた封筒には脅迫状のメモとビデオテープが同封されていた。
父は震える手を押さえながらビデオテープをデッキに入れ再生した。
「パパ…僕恐いよ…」
可愛らしいドレスを着込み縦巻のロールパーマのかつらをつけられた息子はまるでフランス人形のようであった。しかしその表情は怯えきりすぐにでも泣き出しそうな気配であった。父は事態に驚愕した。
「おお…なんということだ」
警察による必死の捜索にも関わらず進展はなく時は3ヶ月を経た。
そして新しいビデオテープが届けられた。
父は画面の中の息子の姿に涙を流した。
「生きていてくれただけでもよかった…」
息子の髪は伸び肩に触れる迄になっていた。しかし父親を驚かさせた
のはそんなことではなかった。
画面の中の何者かの手によってブラウスの胸元をはだけさせられると
そこにはつぼみのように膨らんだ胸があらわになった。そして胸を
もみくだされながら(息子は何か紙に書かれたものを読まされているの
だろうか)上目遣いにゆっくりと口を開いた。その朦朧とした様は
まるで寝言をいうかのように感じられた。
「パパ…こんどはここに現金を…」
>>586 新しいもの書きたいってわけじゃなくて、場つなぎに旧作を投下しようかと思っただけっす。
でも586さんの意見が多数派なら投下は自粛しとくっす〜。
>>590 見たいという意見の方が多いと思われ。
投下賛成にまず一票〜
投下!!!キボンヌ!!
593 :
名無しさん@ピンキー:02/07/07 14:01 ID:TVQJyqh9
>>588 振込入金を要求するマヌケな犯人に普通に笑いました。
でも、海外の銀行には匿名口座を開設できるところありますし、
そう言うところを指定すれば、或いは・・・
よくある「スイス銀行」は、紹介されないと口座が持てない一見さんお断り
だそうだからダメですね。
5、6年前のシンガポールは確かOKだったような気が。
今は、大抵ダメでしょうね。
南米辺りならまだいけるかも?
595 :
尚也:02/07/07 22:23 ID:nvobDhnV
だれか“奈緒”or“ナオ”or“なお”って名前で強制女性化小説かいてくれえ、
いわゆるマネーローダリング規制による匿名口座開設の問題などのことを
指摘していると思いますが、規制以前ではわりと簡単に匿名口座が
日本の銀行でも作れたそうですね。
まあ主題ではないので軽く読み流してもらいたいということもあって
時代設定などをあいまいにしたのです。
>>595 その名前に何か思い入れが・・・?
お手軽なのは過去の小説の名前を変換する方法だが。
598 :
ジャンボ アリス:02/07/08 01:20 ID:xCLD9pgl
アリスちゃんとW氏のもの凄く不思議なHP!
最近、私はアリスちゃんの不思議な物語と12音技法の作曲家のウェーベルン氏に関する、
HPを作りました。
アリスちゃんとウェーベルン氏に興味がある人もない人も楽しめるとても不思議なHPです。
HPの名前は、
アリスちゃんとウェーベルン氏の不思議な物語と不思議な音楽 !
です。ぜひ、ご覧になってください。ご意見や感想などをBBSに書いてくれれば幸いです。
http://www16.brinkster.com/aliceandwebern/a.htm
599 :
名無しさん@ピンキー:02/07/08 01:28 ID:AkmigLiK
>580
たぶんそれです。長篇でボリュームあり、文章レベルも低くないしこれ読んじゃうと
他のが物足りなくなっちゃって・・・。似たヤツがあったら御一報して?。
なんか昨日から今日にいたっていたるところの鯖がおちているようですね。
>>598 はブラクラか?
>579、581、582、583、586、587
失礼いたしました、カイト物語作者の偽者です。
まさか作者が特定されているとは知らずに、リレー小説かと勘違いして書き込んでしまいました。カイト物語ファンの方々にはストーリーの流れに水を差してしまったことを深くお詫び申し上げます。
ただ582、587様へは少し説明させていただくと・・
>あと、今まで学校にいたはずなのにいきなり「日本間の奥座敷」って…
暗闇の中から男が現れ、全裸のカイトを抱きあげた。
男は薄気味悪い笑みをうかべながらカイトを抱きかかえていく。
つまり失神している間に男に全裸のまま校外に連れ出されたわけです。
その男の正体はもちろんムラタ。
前作では当番制でカイトの調教を行う設定になっていたようですが
カイトを独り占めしたくなったムラタが抜け駆けしたわけです。
あとに「日本間の奥座敷」「一糸まとわぬ姿にキャラコ地の白足袋だけはかされ」はただ単に着物フェチのワタクシの好みです。
以上偽者の勝手な解釈でした。お気に召さないのならばシカトして続きを作って下さい。
602 :
名無しさん@ピンキー:02/07/08 18:48 ID:Gkw2I+r4
>>601 和装フェチは他にもいるはずだYO!
作者が区別できないことに戸惑った人がいただけでパラレルは全然オケだYO!
605 :
名無しさん@ピンキー:02/07/08 22:40 ID:pKM08lf5
パラレルで話が進むと話を追うのがややこしくなるしなー。俺的には317さん
にある程度まで話を完結させて欲しいよー
>601
ドンマイ。
トリップ゚つけて、間があいたときは前のカキコのレス番併記してくれれば、
パラレルでもたぶん不都合はないですよ。
607 :
345に引き続き美少女カイト凌辱絵巻再開します:02/07/09 13:34 ID:ThOSQnHi
今後は偽者と名乗りカイト物語を続けさせていただきます。
気に入らない方がいたらワタクシのレスだけ飛ばしてお読み下さい。
→こんな進め方でよろしいでしょうか?
なんだか多岐型リレー小説のようにはなりますが。
サイト早く再開して下さい。SUMMER様
風来のシレンやってたら
「にぎりへんげにティムポをおにぎりに変えられて(略)」
という考えが浮かんだよ……。鬱だ逝ってくる……
[[その前に最寄の板にカエル!!]]
609 :
名無しさん@ピンキー:02/07/09 21:41 ID:xGaIn33u
>>607 オリジナルでも十分行けそうな気がするなぁ〜。
もしくはカイトのサブストーリーなんて面白そうだけど。
613 :
偽者:02/07/10 20:39 ID:hylDZZq/
>残りレス数がまだあるうちにカイト物語再開します。
真新しいシーツの上で全裸のまま縛りあげられているカイトを2人の男が覗き込んでいた。
一人はムラタ、そしてもう一人は脂ぎった凄みのある中年男だった。
そしてカイトはこの男に見覚えがあった。カイトは恐怖なあまり透き通るような白い肌に鳥肌を立て震え出した。
男は不気味な薄ら笑いを浮かべながらカイトの美しい肉体をなめるように覗き込んでいる。
豊満な形の良い乳房、よくくびれた腰、よく丸みを帯びた大きな双臀、
熱く淫靡な視線がカイトの美しく豊満な女体に注がれていた。
「これがあのくそ生意気なガキのなれの果てかね?まさかこれほどの美少女に成り果てるとはな。本物の性転換されたカイトなんだろうな?偽物を使って俺を騙そうとしているなら承知はせんぞ。」
「まさか、女性化に一部始終はビデオに記録して報告したはずです。動物はおろか人体実験までしてあの施術の効果は実証済みのはずですが・・・・」
「ふん、ならば良いのだがな。おかしなことを考えるなよ、ムラタ。その時には女にされて嬲られ痴態を晒すのは己自身だということを忘れるなよ、お前も線が細く結構いい女になりそうだからな。」
「ご冗談を・・・・」
しかしムラタはこの男なら本気でやりかねないのではないかと思い、恐怖のあまり全身を震わせていた。
614 :
どうも:02/07/10 20:48 ID:OrELO8nr
615 :
名無しさん@ピンキー:02/07/10 21:24 ID:u6r4hjZt
続きとして書くのは俺としてはやめてほしいと思う。
もうしばらく待ってみて、317さんが帰ってこなければかまわないと思うけど。
616 :
名無しさん@ピンキー:02/07/10 21:57 ID:a2qsqDp/
ボギ\ヽ∧l/l//
ベギ;*;:∵・;*バギ
/~/ ̄`'〜ヽ―ヽ二二つ
>>615は死ね!
/ミ )/∧_∧ミ ヽ彡)
(。A。 ζ(´Д` )\\l
//∨∨// ノ\\_
∪ ∪\ イ し-′
| |
.丿 ヽ
/ /⌒\ \
( ;' `; )
| ノ (. |
ノ 丿 .( ヽ
( _ ' ヽ_ )
617 :
名無しさん@ピンキー:02/07/10 23:37 ID:Mts5exU5
>>595 『奈緒』って女となにかあったのか?
だったら漏れは『奈央』きぼーん。
…と言うわけで、ひらがなで『なお』がいいかも。
ネタストック進行中‥‥でもなんで、「ザ・○ッツ」なノリに‥‥?謎だ
以前のスレのネタとかを拾いつつ、ちまちまと進めておりますよ
他の人も頑張って欲しいなあ〜
ここまで元とはかけ離れた感じならパラレルとして「あり」なんじゃ
ない?もう名前だけ借りた別物だし。
ただ1、20行だけ書かれてもなぁ。かなりはしょった展開か完結しない
かの2択だなこりゃ。
620 :
名無しさん@ピンキー:02/07/11 07:18 ID:HTcy+DdV
そうね。ここで書いてくれるのならもう少しまとまった量がたまってからで投稿するほうが
よいのでは
621 :
595:02/07/11 08:08 ID:4fFDRxM6
>>597 >>617 オレが“なお”って名前にこだわる理由は下記の通りだよ。
オレが高校生のときに同じクラスにいた、
♂なんだけど何か妙に色気があったもので、背も小さかったし、、、。
ちょうどそいつの名前が、直(なお)
こいつは男のくせに妙にオレの征服欲をかきたてるやつだった。
あと専門学校の時に同じクラスにいた、
♀の名前が漢字違いで同じ、奈緒(なお)
その娘は可愛いのに性格がサバサバしていて男っぽい所があった、、、。
この娘のこと好きだったんだよ。
>>621 つまり、直が女性化したのが奈緒ですか?
623 :
595:02/07/11 09:25 ID:4AcUht7t
そうとってもらってOK!
ってゆーかそうあって欲しい
624 :
偽者:02/07/11 20:05 ID:EB3vxwq4
>619様
ただ1、20行だけ書かれてもなぁ。かなりはしょった展開か完結しない
かの2択だなこりゃ。→
どうもすみません。文才のない私としては一度にはこの程度しか書けないのです。ただレス数が600を越えた今、私の書くことでカイト物語の本当の作者の方が再開していただけたらと思い詰まらない駄文を積み重ねているのですが・・・・
カイトの二代目作者です。
#初代の人は名無しに戻ってるのかな?
カイトくん凌辱劇場の続きですが、構想は7割方できてます。長すぎて完結できんと思ったら、途中の展開は少しはしょったりするかも。
ところでこのスレの容量見たら358KBになってたけど、1スレの限界容量っていくつでしたっけ?
>>624 開き直って、物語にこだわらず自分の見たいシーンだけ断片的に書いてみるのも手だYo!
1スレッド=512KB
>624
スマンがカイトとは別の名前を使用してくれい。
混乱しちまいそうだ。
628 :
名無しさん@ピンキー:02/07/11 21:37 ID:6L0mnn52
629 :
595:02/07/12 00:49 ID:Of7pv+fy
>>625 おお!再び神降臨か、、、
カイト君復活、喜煩(キボン)
630 :
名無しさん@ピンキー:02/07/12 19:48 ID:04jVOF0h
あっちで小説書くのは違うだろう…。こっちでいいよ。
632 :
名無しさん@ピンキー:02/07/14 12:42 ID:ZYJ0fGRE
∧ ∧ ┌─────────
( ´ー`) < どっちでもイイヨ
\ < └───/|────
\.\______//
\ /
∪∪ ̄∪∪
633 :
あ:02/07/14 19:05 ID:5nvopRyj
634 :
名無しさん@ピンキー:02/07/14 19:40 ID:tVlKTYy5
今日もまた、苦痛と快楽の入り混じった時間が訪れる。
ムラタが持参してきたアルミのケースを開けると、中には医療器具が詰まっていた。
ねめ回すような視線を感じてカイトは無意識のうちに尻込みしていた。
これからムラタによる「診察」が始まるのだ。
「準備にとりかかりなさい」
「はいはい、オレがやります!」
我先に、少年たちがカイトに群がり、たちまちのうちにブルマとパンツを脱がせてしまった。
カイトは必死に暴れ、うっすらと恥毛に覆われた秘部を隠そうとした。すると、浩司がすかさずTシャツの下に手を入れてきて、乳首に付けられたチェーンを引っ張りあげた。
乳房がゆさりと持ち上げられ、胸の先端が鋭く痛んだ。
「いたっ、痛いっ!」
カイトは悲鳴をあげて両手でチェーンを掴み、苦痛を和らげようとする。
自然と下半身のほうは剥き出しになってムラタの前に晒された。
「ふむ……」
ムラタは産婦人科の使うような筒状の器具をカイトの秘所に近づけてきた。
つぷっ……
異物が挿入される。
「くぅぅぅ……」
押さえようとしても呻き声が出てしまう。
体内に異物を挿入される感覚がカイトは大嫌いだった。
大嫌いだ、と思えるくらいにその感覚はカイトにとって馴染みのあるものになりつつあった。
そして、挿入された筒がゆっくりと二つに分かれた。
ムラタはまるで実験動物でも相手にしているように冷静に、割り広げられた女性器を観察している。
ムラタの視線を感じたせいか、はたまた異物挿入への防衛反射か、秘裂の奥からとろりと愛液が分泌されてきた。
それをムラタは無造作にガーゼでぬぐった。
636 :
317:02/07/14 23:39 ID:hSD2xKlz
ムラタよりもむしろ浩司たちのほうがその光景に興奮している。
愛液を拭いたガーゼは少年たちの手に渡り、それからカイトの鼻先に突きつけられた。
「どうだよ、自分の愛液の臭いは? 自分で自分の臭いに興奮しちゃったりすんの?」
「ふ、ふんっ……」
カイトはただそっぽを向くことで意思表示をした。
ムラタはひと通りの検査を終えると、器具を引き抜いた。下半身に入っていた力も同時にすっと抜ける。
「どうやらまだのようですね」
「…………」
ムラタの言っているのは「生理」のことだった。
「でも君の肉体は申し分なく健康に保たれてますからね。これをご覧なさい」
ムラタが見せてきたのは、カイトの体温を測定したグラフだった。それがいわゆる基礎体温表だということはカイトにも分かる。
折れ線のグラフは、規則性のあるカーブを描き始めていた。
「おそらく次の周期では排卵と、それに伴う月経が見られるでしょうね。心の準備をしておいたほうがいいですよ、カイト君」
ムラタの手がカイトの下腹部に触れた。
きゅっとその部分を手で押される。それに呼応して腹の奥がジンと疼いた。
「子宮の位置ですよ。もうじき君は月に一度、そこから血を垂れ流すようになります」
「血……」
「君がどうあがこうと、その体は男の精を受け入れて妊娠するための準備を始めているといことです」
「冗談だろ……妊娠、なんて……」
「フフ。生ませる側から生む側の性に生まれ変わったのを実感できますね、もうすぐ。生理前になったら感情が不安定になったり、乳房が張ったりして自覚症状もあるはずですよ」
ムラタは小さく笑ってカイトの乳首につけられたピアスを指で弄んだ。
637 :
317:02/07/14 23:40 ID:hSD2xKlz
すぐさま刺激に反応して乳首が固く尖り立った。
「やめろォ!」
カイトは胸を掌で押さえて刺激から逃れようとした。
胸を弄られると、とてつもなくイライラした。屈辱感と不安感と無力感と、その他わけの分からない感情が一緒くたになって襲ってくる。
「なかなか女の子らしい反応をするようになってきたね」
そう言ってムラタは手を引っ込めた。
同時に本校舎でチャイムが鳴る。
じわり……
チャイムの独特の音色を耳にしたとたん、カイトの秘所が濡れてきた。
「!?」
あわててカイトはそれを手で拭き取ろうとしたが、ムラタの反応のほうが早かった。
脱脂綿をあてがわれ、濡れた股間を拭かれた。
「パブロフの犬みたいですね」
「なんでだよ!」
「それは条件反射ですよ。いつも鐘の音を合図に性的な刺激を加えてましたからね。肉体がそれを覚えて、自動的に愛液を分泌してるんです」
その説明の間にもまた新たに液体が染み出てきた。
「順調に性の人形化が進んでますよ、君は。この調子なら遅延なしに完成段階へ持っていけそうだ」
「オレは……絶対あんたの思惑通りになんかならないからな!」
「うんうん。その反応は好ましいですよ」
ムラタは器具を消毒してケースに戻すと、離れた場所で椅子に腰下ろした。
入れ替わりに浩司たちがカイトを取り囲んだ。
「あっちいけ!」
と吠えるカイトを誰ひとりとして怖れる者はいなかった。
「御奉仕の時間だぜ、カイトちゃん」
浩司のペニスが突き出される。
「この変態ども」
638 :
317:02/07/14 23:40 ID:hSD2xKlz
「おやおやぁ。オレのチンポ前にして濡れてきちゃってるカイトちゃんは変態じゃないのかなぁ?」
「くっ!!」
カイトは屈辱に震えながら腿をとじ合わせた。意思と関係なく濡れてしまった股間のあたりがヒヤリと冷たい。
「ま、いいんだけどね。御奉仕しないってんなら、またメシ抜きになるだけだし」
「卑怯ものォ……」
くくっ、と笑いながら浩司は手にした菓子パンをちらつかせた。
浩司を殺しそうな目つきで睨むカイト。
だが体のほうはパンの臭いに反応してしまう。ぐぅ、と腹の虫が鳴り、口中には涎が溢れた。
食べ物は一昨日の昼にパンを口にして以来だった。
昨日もこの「奉仕」をこばんだばかりに食事にありつけなかった。
夜に訪ねてくる葵も、ムラタの目を盗んで持ってきたという飴玉を差し入れてくれるのが精一杯だった。
目の前にパンをちらつかされて、空腹感に目が回りそうだった。
「どうもカイトちゃんは今日も断食したいらしいぜ」
そう言って浩司はパンを後方で待機してた仲間に放り投げた。
「あっ……!」
思わずカイトはパンの行方を目で追ってしまう。
「うめぇ、うめぇ!」
ハネダががつがつとパンをたいらげた。
急速に募る飢餓感がカイトを責め苛んだ。
「おっと。ソーセージパンがもう一本あるんだっけ」
浩司はそういってポケットからひしゃげかけたパンを取り出した。ビニールパックが破られたとたん、パンとソーセージの匂いが漂い出して飢えたカイトの五感を直撃した。
「う、うう……」
食い物すら自由にならない惨めさにカイトは嗚咽しそうになり、必死で歯を食いしばった。
639 :
317:02/07/14 23:41 ID:hSD2xKlz
「ほらよ……」
浩司がパンを差し出してきた。
カイトがそれを手にしようとした瞬間、ひっこめられてしまう。
代わりに、浩司の下半身が近づけられた。
「世の中タダなモンなんてないんだぜ。ソーセージパンが食いたいんだったら、まずオレのソーセージから味わって貰おうか?」
「この……カス野郎……」
「んん、なんか言った?」
「………………」
カイトは目を瞑り、ゆっくりと浩司のペニスに顔を近づけた。
「舐めて気持ちよくしてくれよ。ほんとは口の中に突っ込んでやりたいとこだけど、万が一噛まれたりしたらたまんないからさァ」
突き出した舌の先端が熱く張り詰めた肉茎の表面に触れるまでにずいぶんと時間がかかった。
ぴちゃっ。
妙にイヤらしい音がして、カイトは舌をひっこめそうになってしまった。
「時間内にイカせられなかったら、パンはやらないぜ。制限時間、あと5分!」
浩司の言葉がカイトを縛りつけた。ここまでやって、食べ物が得られなかったら元も子もない。
必死でカイトは舌を動かした。
嫌悪感をこらえ、かつては自分の手下だった少年のペニスを舐め回す。浩司が陰部を清潔に保っていたのがせめてもの救いだった。
ぴちゃぴちゃと動物のような音を立てて、少年のペニスに文字通り奉仕をする。
「んんっ……残りあと2分だよ。だいじょうぶ〜?」
「!!」
浩司のペニスは舌の刺激で屹立してはいるものの、いまだに射精の兆候はみえない。
「カイトの喘ぎ声とか聞いたら、オレすぐにでもイッちゃいそうだけどなぁ〜」
「オレに……そんな器用なことできるわけないだろ!」
浩司はひょいと手を伸ばしてカイトの乳首を摘むと、絶妙な力加減でそれを擦りあげた。
640 :
317:02/07/14 23:41 ID:hSD2xKlz
「あっ、はぁぁぁっ!」
「そうそう、そういう声で鳴いてくれりゃいいんだよ……おっとあと1分30秒!」
幾分息の荒くなってきた浩司がニヤリとする。
カイトは早くことを終わらせたい一心で、とぎれとぎれの媚声を出した。
「アンッ、アッ……アッ、アッ、ハァン……」
「そうそう……」
舌を動かすリズムに合わせて、いつのまにか自然に鼻にかかった甘い声が出ていた。
そのときカイトの後ろに回り込んだカジが、無防備にさらけ出されたままだったカイトの秘所にバイブを突き立てた。
「あ、やめっ……はうううっ!」
カイトが慌てて制止するより先に、バイブの先端が潜り込んできた。
ずにゅううう……
肉をかきわけて異物が入ってくる挿入感。そして、クリバイブの部分が敏感な突起にあてがわれる。
「スイッチ、オン!」
ヴンッ……
低いモーター音がして強烈な刺激がカイトの下半身を襲った。
「あ、あ、あ……」
腰がくだけ、舌を動かすことも一瞬忘れてカイトはバイブを抜こうとした。
「そのまま! おっと、あと40秒だ」
「あああっ」
男のペニスに奉仕させられてるという事実と、下半身を責め立てるバイブの刺激。両方の相乗効果でカイトは頭の中が真っ白になっていった。
「あと30秒……」
ペニスの根本を細い指で掴むと、カイトは思いきってそれに口づけた。亀頭をかすかに舌で刺激し、次にペニスの裏筋の部分へ顔をもぐらせ、舌先を何度も往復させる。
「おぅ……いい…………」
さすがに浩司の体が力んできた。
641 :
317:02/07/14 23:42 ID:hSD2xKlz
同時にカイト自身もバイブに刺激されて、演技でなく甘い喘ぎ声をもらしていた。
となりでカジやハネダたちが何やら作業をしていたが、カイトにはそれを確かめようとする思考力さえ残ってなかった。
「はぁっ、はぁっ……」
浩司の呼吸が激しくかつ単調になってくる。そして、睾丸のあたりがひきつるような動きをみせた。
(お願い、イッてぇ!)
最後の瞬間、カイトは夢中でペニスを頬張っていた。唇と舌で包み強く吸った。
「うっ……!」
浩司が呻いて、大量の精液をぶちまけた。
カイトの頭に手をつき、しばらく放心したようになる浩司。
しばらくして、唾液にまみれたペニスが引き抜かれた。そのときのカイトには、ペニスを噛みきろうという考えすらなかった。
ただひたすら頭の中が真っ白だった。
「やべぇ……気持ち良すぎて最後のほう、時間見てなかった」
「なっ!」
「ま、いいや。サービスで合格にしといてやるよ。おっと、ちゃんとザーメンは飲み込めよ」
浩司の放った濃厚なザーメンは喉の奥にからみついていつまでも感触が消えそうになかった。
そして挿入されたバイブを抜こうとしたとき、浩司が逆にバイブを奥へと突き入れた。
「んうっ! な、なにしやがる……」
「オイオイ! まだオレの番が終わったばっかじゃん。この場にあと4人もいるんだぜ?」
「次、オレぇ!」
ハネダがいそいそとズボンのジッパーを下げた。
カイトの目の前が暗くなった。たかがパン一個のために、この場にいる少年たち全員のペニスをしゃぶらなければいけない……。
642 :
317:02/07/14 23:45 ID:hSD2xKlz
とりあえずここまで〜。
相変わらずカイトシリーズ良いな。
きたーっ。再開待ってたぜい。
納得!!
マジ(・∀・)ゴッド!
ふたりの神がいるスレはここですかハァハァ・・・
649 :
名無しさん@ピンキー:02/07/15 19:52 ID:wmD9mxNq
650 :
偽物:02/07/15 20:28 ID:dCFlRWcA
635−641
さすが元祖の317様、ヤパーリ違うっすね、ワタクシなんかとヘタレとでは・・
BAT、元は男でありながら今は女としてかつての同性である男に犯され凌辱される、ワタクシにも偽物の意地ってものがあります、ていうよりかなりインスパイヤ受けたんで、以下はヘタレのカイト物語のパラレルなんで気にいらない方はシカトして下さい。
「どれ、どの程度の美少女に変身したか味見してやる。」
男は抱きかかえるようにしてカイトの背後に回り、92cm以上もあるカイトの柔らかく豊満な美しい乳房を技巧豊かに愛撫しはじめた。
「うわぁぁっ、馬鹿っ・・・止めろ・・・・変態」カイトは泣き叫びながら
必死に抵抗しようとする。しかし両腕から乳房にかけてシュロ縄で
がんじがらめに縛り上げられ、自由を奪われていて逃れることなどかなわない。乳房を揉み上げられ、少し大きめの桃色の乳首をつまみ上げられ、
大きく滑らかな丸みを帯びた双臀からむっちりとした太腿まで執拗に撫ぜ回され、カイトの可憐な秘奥には男の荒々しく太い指がそして男の猛々しい怒張が侵入してきた。
「馬鹿・・変態・・・止めろ・・・・」今や非力な美少女に成り果てたカイトはおぞましさと屈辱と恥辱のあまり泣きじゃくりながら空しい抵抗を続けるものの、声は次第に弱々しいものとなり何時の間にか喘ぎ声へと変わり始めた。
「どうした、先日おやじ狩りで見せた勢いはどこヘ行った?」男は薄ら笑いを浮かべながらカイトの透き通るような白い肌を舐め回し、桃色の乳首を吸い、挙句の果てにカイトの可憐な唇を奪う。
(ああ・・・どうして・・・俺がこんな目に・・・・)
カイトは元は男でありながら今は女としてかつての同性である男に犯され凌辱される屈辱感と恥辱に咽び泣き悶える。
しかし屈辱感とは裏腹にカイトの豊満な女体はうずくような快感を感じ初めている。そのことがくやしくてまた泣きじゃくるカイトだった。
651 :
偽物:02/07/15 20:32 ID:dCFlRWcA
>元は男でありながら今は女としてかつての同性である男に犯され凌辱される、
前ふりのここの部分はコピペミスです省いてお読み下さい。
本編の部分が本物です。
652 :
名無しさん@ピンキー:02/07/15 23:26 ID:MuWIXJZe
やはり317さんのカイトは読んでてたつっす。
偽物サンはもう少し量がないと・・
お二方とも期待してます
653 :
090-1234-5678:02/07/17 00:48 ID:BhqTGwb+
>>317さん
チヌコが立っちゃった、、、(#*_*#)
654 :
名無しさん@ピンキー:02/07/17 06:27 ID:YdREZh1W
655 :
317:02/07/17 23:55 ID:Rk1wKbR2
>>641 「待てよ、ハネちゃん。折角新ステージ用意したんだから、そっちに移動してからやったらどうだ?」
「ん、それもそうか」
ハネダはうずくまったカイトの胸のチェーンを掴んで立ち上がらせた。
少年たちの中では頭ひとつぶん上背のあるハネダなので、チェーンを握った手を少し上に持ち上げるだけでカイトは爪先立ちにならざるをえない。
「こっち来いよ、カイトさん」
乳首につけられたチェーンで引き回されるという屈辱的な姿は順番待ちの少年たちによってビデオに撮られていた。
教室の一角で机と椅子をとりのけられていた。
さきほどカイトが浩司に「奉仕」していたとき、横合いで少年たちが作業していた場所だ。
見ると木の床には細い溝が掘られ、そこにカーテンレールが埋め込まれていた。
床に置きっぱなしになっていた工具類を足で払いのけ、ハネダはそこにカイトを連れてきた。
「まずはこれだよなぁ」
革製の足枷を持ってきた浩司がカイトの両足首にベルト状の枷を固定した。
カイトが抵抗のそぶりを見せたとたん、胸のチェーンでハネダに引き寄せられた。
「なあ、カイトさん。あんたには色々と世話になったよなあ」
「そ、それがどうした。弱い奴が強い奴にいたぶられるのは当然だろ」
「あ、そう……」
コツッ!
カイトの秘所からずり落ちかけたバイブの尻をハネダが爪先で蹴り上げた。
「はひゃうっ!!」
再びバイブが根本まで挿入され、カイトは息を詰まらせた。
「俺の目の前でアケミを犯したの覚えてる? なあ、カイトさん」
「……へっ、あのときお前まだ童貞だったんだよな……」
「あんたにボコボコにされて目の前で好きだった女を犯られたんだぜ? 俺は止めに入るどころか、殴られた痛みと恐怖でガタガタ震えてたよ」
656 :
317:02/07/17 23:56 ID:Rk1wKbR2
不意にカイトの顔に残忍な笑みが浮かんだ。
女にされて囚われてなお、カイトの中にはそういう部分が残っていた。
「他人の女をモノにすんのは格別の快感なんだよ。特にヘタレな奴の目の前で犯ってやんのはな!」
「そしてあんたはあっさりアケミを捨てた。アケミは、妊娠してたんだぜ!」
一瞬ハネダの目が危険な光を帯びたが、すぐにそれはやわらいだ。今のカイトが強がってるだけなのは誰の目にも明らかだったからだ。
「……俺もカスみたいな人間だけどよぉ、あんたはもっとクズだよな。他人を好きになったことなんてないんだろうからな」
「道徳のお時間か? 反吐が出るぜぇ」
カイトの吐いたツバが少年の顔にかかった。
ハネダは平然とちり紙で顔を拭いた。
「お喋りはこのへんまでにしとくか」
ハネダは両手でカイトの首根っこを捕まえ、頭を下げさせた。
剥き出しになった胸からチェーンが垂れる。それをハネダは足で踏んづけた。
「ぐあっ!」
カイトはたまらず両手を床につき、四つん這いの姿勢になった。ハネダの足がしっかりとチェーンを踏みつけていて、カイトはその姿勢のまま逃げることも立ち上がることもできない。
「ちょーっと待ってろよ?」
ハネダは屈み込むと、チェーンのたるんだ中央の部分を床に埋められたレールのランナーに南京錠で固定した。
カイトはハネダの意図を悟って青ざめたが、もう手遅れだった。
胸のチェーンに続き、足首に巻かれた枷もそれぞれ短いチェーンでレールへと繋がれてしまった。
「これでよし、と」
四つん這いになったカイトの股間から突き出すバイブの底をハネダは指で押した。
「はあぅぅぅっ」
女性器への刺激から逃れようとカイトはもがく。
657 :
317:02/07/17 23:56 ID:Rk1wKbR2
だが、レール上のランナーに繋がれた身では、四つん這いでレールに沿って動くことしかできない。
這って進むたびに胸が無様なほどゆさゆさと揺れた。
いつのまにか前方にハネダが回り込んでいる。
唐突に視界にハネダのペニスが入ってきた。
ハネダは椅子に座って大股を広げている。
「来いよ。そのお口でペロペロしてもらおうか?」
「うっ、ううっ…………」
我知らず後ずさろうとして、ハネダに首根っこを掴まれ前方へ引きずり出された。
そのまま少年の股間に顔を埋めてしまう形になった。
ペニスの先端が頬を叩き、先走りの露が糸を引いた。
「俺は浩司の奴より厳しく、時間制限は3分といくぜ。レディ・ゴー!」
カイトは内心の激情を堪え、半分皮をかぶった陰茎をしゃぶり始めた。
「その調子だ、しゃぶり姫!」
糞! 糞! 糞!
胸の内で何度もハネダを罵った。それでも舌を休めるわけにはいかなかった。
手でペニスを支えようとすると体のバランスを保てなくなるので、犬か猫のように舌だけで奉仕することになる。
ひたすら亀頭と皮に覆われた側面の刺激を続けるうちにペニスがさらに膨張していった。皮がぺろんとめくれる。
ぴちゃぴちゃと奉仕を続けていると、自分の立てている卑猥な音とバイブの刺激によって次第にカイトのほうも昇りつめていく。
「あと一分〜」
「ううっ」
カイトは思いきって顔を突き出し、裏筋の奥深くへと舌を這わせた。
ハネダの腰が浮き上がりぶるりと震えが伝わってきた。
(こ、ここを責めれば!)
カイトは自分自身が達してしまいそうになるのを必死で堪えた。
658 :
317:02/07/17 23:56 ID:Rk1wKbR2
亀頭から裏筋を辿り根本まで舌を這わせ同じ経路を辿ってまた亀頭まで戻る。それを数往復繰り返したところでハネダが短く吠えた。
生暖かい精液がピュツピュッとカイトの顔に飛んできた。頬をドロリと液が垂れていった。
息が切れそうだった。
「ふうっ、ふうっ、ふうっ……」
無理な体勢でペニスをしゃぶったこともあるが、それ以上にバイブの刺激に追い詰められて息があがっていた。
上半身を支える腕が震える。
いまにもエクスタシーの波がきそうだった。
快感に抗うことをあきらめ、カイトは目を閉じた。
「あ、あ…………」
「おっと!」
ズルリッ。不意に強い刺激とともにバイブが抜き去られた。
「うぅ……?」
イキそこねた奇妙な脱力感を感じながら、カイトは後ろを振り向いた。
ハネダがどろどろに濡れたバイブを投げ捨てた。
「フゥ〜〜。さぁて、そろそろメインディッシュ行かせてもらうかな。今日は俺、ムラタ先生に許可貰ってんだよね〜!」
「あ、ああ……近寄んな!」
「カイトさん怯えてんの? へへへ……」
ムラタの股間は早くも勢いを取り戻していた。
レールに繋がれたカイトは、否応なく股間をハネダにさらけ出した格好になっている。体の向きを変えることすらできない。
後方へ突き出した形になってる尻に指先が触れた。
(また犯されるッ!!)
本能的な恐怖に支配されてカイトは足掻いた。
必死で前方へと這って逃れる。ジャッジャッと音を立ててランナーがレールを滑った。
「ヘヘヘッ……」
ハネダはおかしそうに笑っていた。
659 :
317:02/07/17 23:57 ID:Rk1wKbR2
ハネダから見ればカイトはジタバタと手足を動かしてほんの一寸向こうへ移動しただけである。
白く張りのある尻をハネダに向けたまま、カイトは必死になって無駄な努力をしている。
すぐレールの端へと辿り着いてカイトは呻いた。
それ以上前進しようにも胸のチェーンが引っ張られてしまい、身動きがかなわない。
再び尻をさわられた。今度は逃れられない。
やわらかな尻の肉をもみしだくように掴まれた。そのままハネダが重なってくる。
メスの獣のような姿勢で犯されようとしていることをカイトは身震いと共に悟った。
無防備な秘所に熱い欲望の塊が触れた。
四つん這いの姿勢では腿をとじ合わせたところで男の侵入を拒むことは不可能である。
ハネダは膝を床につけて体位の調節をした。まるで物のようにカイトの腰を掴み、低い声で言った。
「行くぞ」
「うあああっ、やめろォ! 今すぐ、やめろォ!」
カイトの叫びを合図としたかのように挿入が始まった。
「うあああ!!」
侵入者から逃れようとむなしく床を掻きながらカイトは貫かれていった。
ずにゅっ、ずにゅうう……
卑猥な音と陰肉の擦れる感触。充分すぎるほど濡れていたそこは、殆ど抵抗無くペニスを迎え入れていた。
力ずくでペニスをねじ込まれるという信じられないほどに屈辱的な仕打ち。
自分でも知らない内にカイトは涙をこぼしていた。
ハネダが快感のあまりため息をこぼす。
「女の裡って、ホカホカとあったかいんだなぁ」
「あっ、はあっ、はあっ……」
ペニスを根本まで打ち込まれてカイトは全身を小さくわななかせた。
すぐに大きなストロークのピストン運動が開始された。
バイブの震動とは異質な肉壁をこすられる刺激。
660 :
317:02/07/17 23:57 ID:Rk1wKbR2
ちょっと用事出来たんで一旦投下終了〜。
そんな殺生な(;´Д`)
いつもながら、道具の使い方が上手いなぁ。
以前はピアス系の道具を使う話は苦手だったんだけど、
317さんの話だと激しく萌える。(;´Д`)ハァハァ
663 :
317:02/07/18 01:54 ID:5p1B0a/V
>>659 ハネダはカイトの腰を掴んで自分が気持ちよくなるよう位置を微調整する。ハネダの行為に、カイトの人格は微塵も考慮されていない。
快楽発生の装置としてカイトは肉体を犯されていた。それは同時に心も踏みにじられることだった。
肉棒を突き込まれるたびに喘ぐ自分自身の声に、カイトの男としてのプライドはボロボロと崩れていった。
何より屈辱的なのは、ダッチワイフ同然に犯されながら、それでいて肉体は快楽を覚え始めているという事実だった。
カイトの抵抗をあざわらうようにハネダの腕がカイトの腰を強引に引き寄せる。
「ああああっ!」
深々とペニスが埋まり、男の鼠径部が複雑にクリトリスのあたりを刺激した。
我知らず快感にのけぞっていた。腕の力が抜け、ぺしゃんと上半身が床に崩れ落ちた。胸のふくらみが床に押しつけられてひしゃげる。
その体勢でますます尻を高く突き出すようになり、ハネダにとっては好都合なようだった。
ボロボロと涙が落ちた。
自分でもどうして泣いているのか、分からない。男の意のままに犯される無力感からか、それとも犯されて感じてしまう肉体への呪わしさからか……。
「おぅ……そろそろ……イキそうだ……」
乱れた息遣いに混じってハネダは言った。
カイトの腰を掴む手が力んでいることと、ペニスの根本の張り詰めきった感触がハネダの言葉を裏付けていた。
「ばかやろ……勝手にイクんじゃねェ……」
「…………」
ハネダはもはや無言になって機械のように腰を振り続けた。
腰をがっしりと固定されてカイトは身を任せるほかに術はない。なによりカイト自身が深い快楽の崖っぷちに立たされていた。
激しさを増したピストン運動にカイトの口から微妙な呻き声が漏れる。ハネダへの怒りと、女として本能的に口をついた快楽のうめきが入り混じった声だった。
664 :
317:02/07/18 01:55 ID:5p1B0a/V
白く霞んだ視界で、そのとき凌辱劇を見守るムラタと少年たちの姿をカイトはおぼろげに認識した。
不随意に喘ぎ声をもらすカイトを指さして意地悪くほくそ笑むクラスメイトたち。
ムラタは感情を押し殺した仮面のような表情でじっと見守っている。ムラタの瞳の奥でわずかに揺れた感情の色は、それは……。嘲笑でも憐憫でもなく、カイトの知らない不思議な眼差しだった。
ずんっ。快感の塊が門をノックする。
(またこいつらの前で……イカされるのか……?)
(いやだ。いやだ。いやだ。犯されてイッてしまうなんて惨めすぎる!)
(いやだ……誰か助けてくれ!!)
無意識のうちにカイトはつぶやいていた。
「……たすけて……」
それを聞きつけた浩司が鼻で嗤った。
「ハハッ。あんたを助けてくれる奴なんて誰もいないぜ。誰もな」
(誰も……)
そのときハネダが爆発した。
カイトの腰をきつく引き寄せたままハネダの腰がビクンビクンと痙攣した。
体の奥深くに男の精を流し込まれていることをカイトは実感した。
力で少年達の上に君臨してきたカイトが、いまでは売女以下のダッチワイフのように彼らの性欲処理にいいように使われている。
いまだ挿入されたままの肉棒の感触がその現実をいやでも教えてくれる。
一部始終を見ていた浩司がハネダを揶揄した。
「ハネダぁ、おまえ早漏だな。もうちょっとだったのに、カイトちゃんぎりぎりでイキ損ねちゃったみたいだぞ?」
「ハァハァ……んなこと言ったって、こいつの中、良すぎでさァ」
「ま、そうなんだけどな」
ペニスを挿入したままハネダの脱力した上半身がくたくたとカイトにのしかかった。上半身だけでも男の体は重かった。
「くはあ、気持ちよかった……」
665 :
317:02/07/18 01:55 ID:5p1B0a/V
「お、おりろっ。重い!」
「あー?」
カイトはイキきれなかったフラストレーションに腰を動かしそうになってしまうのを必死で堪えた。
「つれないこと言うなよ、カイトさん」
ハネダはカイトの背中に体重を預けたまま、カイトの乳をまさぐった。
「はあっ、ああっ、ダメ……だ!」
「うへへへ……」
「くううっ、やめぇっ、あひぃぃ!」
床に押しつけられていた乳首を探り当てられ、まさぐられると電流が走ったような鋭い快感が走った。エクスタシー寸前まで持ち上げられたことで体が敏感になっている。
乳首を摘まれると、歯の根が合わずカチカチといってしまうほど感じてしまった。
ハネダはひとしきり乳首を弄んでカイトの反応を楽しむと、それから重そうに体を起こした。
ずるりとペニスが引き抜かれる。その摩擦も甘い刺激となって脳天を打った。
女陰がヒクヒクとわなないているのが自分でも感じられた。そして、それをハネダに見られている。
いつになったらこの悪夢は終わるのだろうとカイトは思った。
そのとき膣口に愛液とは違うドロリとした液体が溢れてくるのを感じた。
もちろんそれは、腹の中に思う様ぶちまけられた若い男の精だ。
カイトがそれをぬぐい取ろうとするより一瞬早く、バイブが突っ込まれた。
ズンッと奥まで響く衝撃で思わず女のように甲高い声で叫んでいた。
「ほら、こぼしたら勿体ないだろぉ〜カイトさん? それスイッチオン」
「やめ、やめろって……あああう畜生ぉぉぉぉぉ!」
ヴヴヴと虫のような音を立てて震え始めるバイブ。モードは最弱に設定されているようで、いままでの刺激と比較すると弱々しすぎるほどの震動が伝わってくる。
一定間隔で震動を停止しては、また思い出したように動き出すバイブ。それはいまのカイトにとってあまりにももどかしい刺激だ。
そして、ハネダの手によってパンティとブルマが元の位置に戻された。
666 :
317:02/07/18 01:56 ID:5p1B0a/V
二枚の布の下でくぐもった音を立ててバイブが働く。
「こんなもの!」
ブルマを脱いでバイブを取り出そうとしたカイトだったが、それより先に寄り集まってきた少年たちによって手枷をはめられ、それを胸のチェーンに繋がれてしまった。
胸に取り付けられたチェーンと足首の枷で床のレールに繋がれ、カイトは四つ足で這ってレール上を移動する以外の自由を奪われてしまった。
形の良い乳房を揺らしながらのそのそと這う姿はこれ以上ないほど見世物めいている。
おまけに埋め込まれたバイブが静かに震えてカイトを責め苛む。
(バイブ……バイブだけでも外さないと、気が変になる……)
必死で手を伸ばすが、手枷のせいで手が届かない。
ヴヴヴヴヴヴ……
容赦なくバイブが動き出す。いっそ、否応なく絶頂に達させられるほどの刺激であったほうがまだマシだった。弱く断続的な刺激はまさに「生殺し」に他ならない。
なんとかバイブを振り落とそうと腰を動かしたが、ぴっちりとブルマまで履かされたじょぅたいでは、逆にバイブが食い込んでくるだけだった。
「はあああ、くそぅっ」
「見ろよ、カイトちゃんが腰振りダンスしてるよ」
「!」
はたと顔を上げてみると、少年たちはカイトの必死の努力を嘲笑っていた。
それでもバイブが静かに震え出すと、その甘痒い刺激から逃れようと、自然と腰がくねってしまう。
そんな姿態が少年たちにエロティックな興奮を与えている。
股間をふくらませて自分を指さす少年たちを見て、カイトは自分が場末のストリッパーにでもなったように思った。
けれど……
「はーい。次は僕の番だよね?」
と、新たにまた一人の少年がペニスを突きつけてくる。
カイトは口を近づけてそれを舐めてやるほかなかった。
667 :
317:02/07/18 01:56 ID:5p1B0a/V
完全にストリッパー以下だ。ストリッパーならまだいい。いまのカイトはセックス人形だ。たかがパンひとつのためにここまでいいように弄ばれてしまう。
四つ足で繋がれたカイトをさらに二人の少年が性欲処理に使った。
精液を顔にぶちまけられながら、その間もバイブに反応して腰がくねってしまう。
自分の姿の浅ましさを考えただけで頭が痺れそうだった。
全ての少年が性欲を満足させると、浩司がポンとカイトの尻を叩いた。それだけでカイトはびくんっと反応してしまう。
「泣きそうな顔でケツをフリフリしてるカイトちゃんも可愛いな。そろそろ時間だけど、また可愛がってやるよ」
「待て! ぬ、抜いてけよ!」
「ん……何を?」
問い返されてカイトは一瞬返答を躊躇った。
「あ、その……バ、バイブを……」
「ハハッ。女の子の口からバイブなんて聞くと興奮すんなぁ。で、バイブをどこから抜いて欲しいの?」
「く……」
意地悪く問いながら浩司の手はカイトの胸をいじって感触を楽しんでいる。
「バイブを抜くって、ど・こ・か・ら?」
「あ、あそこからだよ」
「アソコ? アソコじゃ分かんないなぁ」
「くそっ!!」
カイトは自由にならない手で床を叩いた。
「オマンコだよ! オレの……オレのオマンコから早くバイブ抜いてくれ!」
「アハハハハ!!」
浩司をはじめ少年たちはカイトが自身で「オマンコ」と口にするのを聞いて、全員が愉快そうに笑った。
(クソ野郎ども……)
カイトは自分自身でも後悔していた。自分が女になったことを自ら認めてしまったことになるからだ。
668 :
317:02/07/18 01:56 ID:5p1B0a/V
「よしよし、良く言えましたね、カイトちゃん」
と、浩司がカイトの頭を撫でる。
「だけど!」
浩司はカイトの後ろに簡単に回り込むと、電気アンマの要領でカイトの股間をグリグリと足蹴にした。
「はああああああ!? あっ、あっ、いやああああ!!」
「カイトちゃんのオマンコはもうしばらくソイツをくわえ込んでたいってさ!」
「そんなこと……はわあああああ!!」
グイグイと大事な場所を踏みにじられて、苦痛と、それに倍するほどの甘い快感が迸った。
「アンッ、いやあ、もうだめぇ、それ以上……うぅぅ……!」
少年たちの手が一斉に伸びてカイトの乳房や剥き出しの脇腹、背中、そして太股や尻をいやらしく揉みし抱いた。
股間への責めも続く。
抗いようもない性的刺激の大波が押し寄せた。
「くふぅぅ……ああああっ!!?」
堪えようという僅かな理性の抵抗をいとも簡単に押し流し、絶頂の洗礼が全身を浸した。
どこまでも溺れていくような感覚の中でカイトの全身は脱力していった。
少年たちの悪意に満ちた愛撫によって、女としての絶頂を味あわされてしまったのだ。
床にうずくまって動けないでいるカイトのそばにムラタがやってきた。
「……女として、セックス人形になるのも悪くはないと思うようになったか?」
「………………」
声が出ないので、代わりに首を振って問いかけを否定する。
「まだ心は男のつもりでいると?」
そうだ。オレは男なんだ。たとえどんなに体にされたとしても!
声にならない声でカイトはそう叫んだ。
「素晴らしい。その意固地なまでの強い自我を歓迎しますよ」
「あ……?」
「ですがこれからあなたには、確実に性奴隷へと堕ちてもらいます。ええ、確実にね」
669 :
317:02/07/18 01:57 ID:5p1B0a/V
カイトにとっては空恐ろしい言葉を置きみやげに、ムラタと少年たちは部屋を出ていった。
囚われ肉体を変えられてから、もう何日が過ぎただろうか。
叔父夫婦もいまではカイトが失踪したことに気付いてるだろう。しかしカイトに暴力を振るわれ、金をせびられていた叔父夫婦はハッキリとカイトを憎んでいた。
彼らが積極的にカイトを探してくれることはないだろう。
「誰か……誰か助けてくれ……」
そう呟いた瞬間、ハネダに突きつけられた言葉が耳に甦った。
……あんたを助けてくれる奴なんて誰もいないぜ。誰もな……
絶頂後の疲労に意識を蝕まれるまま、カイトは目を閉じた。
(オレ、友達なんていなかったな、そういえば)
ハネダに指摘されるまでもなく、助けにくる誰かなどいるわけがなかった。
眠りに引き込まれながらカイトは呟いた。
(助けなんていらない。オレはきっと自分でここを抜け出してみせる……)
突っ込まれたままのバイブが再び控え目な震動を始めたが、それよりも先にカイトの意識は闇に落ちていた。
670 :
317:02/07/18 01:59 ID:5p1B0a/V
本日の投下終了っす〜。
671 :
317:02/07/18 02:05 ID:5p1B0a/V
あっと
>>441さんにまだお礼言ってなかったよ。
イラスト描いてくれてマジサンクスコ!
ばっちりローカルに保存さしてもらいました。
>317
凄い・・・・・。
ジャンル関係なしに読ませてくれる作品だよ。
もうカイトがどうなるのかが気になって気になってしょうがない。
個人的にはハッピーエンドを望むけど(どうやって?)
>317氏
うわー今回も激しく萌えー!
カイトと周りとの状況がじわじわと変っていく様がたまらんです。
仮にエロ無しでも読みたくなるほど、文章に引きつける力があると思う。
でもエロがなきゃやっぱイヤン…
674 :
偽物:02/07/18 23:09 ID:bhyk2pwE
さすがは317様、神だ!しかし漏れにも虫けらの意地がある。
カイト凌辱物語、パラレル編いくぞ。
男の野太い怒張がカイトの可憐な花弁を引き裂き、濡れた秘奥に侵入する。
「きゃあぁああ・・・・」あまりの激痛にカイトは透き通る声で引きつったような悲鳴をあげる。
「おお・・・いい締りだ。とても元は男だったとは思えんわい。もうたまらん、お情けをくれてやる」
男は言うが否や、猛り狂った白濁液をカイトの子宮の奥に向けて爆発させる。
どくどくとした大量の精液がカイトの膣の奥に注ぎ込まれる。
「きゃあぁぁ・・・止めろぉぉ・・・子供が・・・赤ん坊が出来てしまう・・・・」激痛よりも絶望感と妊娠の恐怖のあまり泣きじゃくるカイト。
男はカイトの悲鳴を聞いて、思わず残忍な笑みを浮かべる。
「ムラタ、こいつは今生理中か?」
「もちろん、5日ほど前から女の子になって初めてのメンスが
本格的に始まっていますからね。今日あたりまさに危険日の真っ只中でしょう。
御前のたくましい精力なら間違いなく御懐妊確実でしょう。
3ヶ月ほどで膨満、さんざん妊婦責めを楽しんだ後、8ヶ月もあれば元は男性だった美くしい女性が出産する歴史的な場面が鑑賞できますよ。」
同じく淫靡な笑みを浮かべながら答えるムラタ。
「妊婦責めか・・・元は男だった美少女のか・・・たまらんな。
よし本格的に孕ましてやる。たっぷりと俺の胤を受け孕むんだぞ。」
男は休む間もなく腰を動かしカイトを突き上げる。
絶え間なく大量の精液がカイトの胎内に注入される。
675 :
偽物:02/07/18 23:09 ID:bhyk2pwE
「いやぁぁ・・・止めてぇぇ・・」引きつったような悲痛な叫び声を上げるカイト。男は背後からカイトを犯し、怒張で秘部を貫きながら、大量の子種をカイトの胎内に放出する。その一方でカイトの形の良く柔らかな豊満な乳房をもみしだき。桃色の乳首を摘み上げ、ねじる。
「さあ、いくぞ」男がカイトの優美な首筋に熱い息を吹きかけささやくと同時に、最後の放出がカイトの美しい女体の奥にぶちまけられた。
「いやあぁぁぁ・・」カイトの悲鳴と伴に淫靡な凌辱劇は終わった。
今や息も絶え絶えで純白のシーツの上に美しい裸身を晒して横たわり、絶望感と屈辱感、恥辱のあまりただ啜り泣くことしかかなわないカイト。股間の奥からは血と胎内に収まり切らない白濁液が滲み出てくる。
「何も気にすることはありませんよ、カイト君。男として生まれても、今や肉体的に完全に女になったのですからね。今後は御前があなたを一生可愛がってくれますからね。観念して妊娠し、赤子を出産して母となり、今後女としての後半生を送って下さい。」
ムラタは薄ら笑いを浮かべながらその場から立ち去って行った。
男は再びカイトの豊満な女体になめるような視線を這わせ、欲望を達成した満足感に浸っていた。
男の視線の先には可憐な美少女が全裸のまますすり泣き震えていた。
」
676 :
317:02/07/18 23:52 ID:hLwI9Dsn
>>672 なんとか完結できるように頑張ります。
ハッピーエンドは……どうなんでしょう(w
>>673 エロは本来苦手っす。書くのは。
エロストーリー書くのは初めてなんで試行錯誤しつつ地道にやってます。
生温かい目で成長を見守ってくれることをきぼんぬ……( ;´Д`)
それと前にも言ったけどエロのアイデアは随時国内・海外のお気に入り作品(主に海外)から輸入して使ってるので。一応自分流にアレンジしてるけど。
パクリ!と目くじら立てずに元ネタはアレだな(・∀・)ニヤソという反応きぼんぬ……
>>674 カイト君ご懐妊(予定)おめでとうございます。(w
虫けらだなんて謙遜せずにお互いハリキって萌えを追求していこうじゃないですか。
677 :
317:02/07/19 00:07 ID:/Q2K9WgW
ところで「メタルウルフ」フルコンプしたんだけど自慢して(・∀・)イイ?
つい先刻最後のルートをクリアしたよ。
<好物は後に残すタイプなんでTSルートは最後にとってあった。
スレチガイイッテクルーヨ
うぐぅ!
カイトさん赤ちゃん産んじゃうの?
317さん
たい焼き食べながら待ってるよ!うぐっ うぐっ
679 :
名無しさん@ピンキー:02/07/19 15:16 ID:COo+AZ3g
680 :
名無し調教中:02/07/19 21:14 ID:fjCwniLF
681 :
名無しさん@ピンキー:02/07/20 12:26 ID:WyHO70Bi
>>680 確かに強制でなかなかいいんだが(座りおしっことかの描写は妄想炸裂でなかなか
イイ)初出の掲示板が去勢願望だから、このすれに住人の萌え坪とは違うんじゃないかな
とっとと切れツー感じ。切ってからはあっさり終わってるし(^^
その後が読みたいつーの。
>>680 女性化ネタだったんか!
てっきり広告かと思ってクリックすらしてなかったよ。
頼むからもう少しなんかコメントを添えて投下してってください……
>>680 よんだよ。うーん。強制女性化ではあるのだけど、
ここの住人が求めているのは強制女性化されたあとの、
「身体は女だけどまだ心は男なんだ」から「もう女として生きていくしかないわ」
までが見たいのではないだろうか?
女になる過程は「手術」でも「小悪魔の呪い」でも何でもよいかと。
まぁ個人的な意見でした。
でもご苦労様でした
>>680さん
>>679 それらの女の子が全て強制女性化された元男ならクリックしてやる。
そうでなければ出なおしてまいれ!!
685 :
090-1234-5678:02/07/20 23:36 ID:PQvFpH1c
>>679 我々はその程度のモノぢゃあ萌ぬのだよ、何故って?ただの女だからさ、、、。
686 :
名無しさん@ピンキー:02/07/20 23:50 ID:jvlRCHNh
687 :
317:02/07/21 00:42 ID:YjhZxO8y
投下しまーす。
688 :
317:02/07/21 00:46 ID:YjhZxO8y
>>669 澄みきった碧いガラスのような空だった。どこまでも高く遠く続くような空。
乾いた風が渡っていき、髪がさらわれた。
地上へと目を戻すと、黄金色の小麦の穂が一面に広がっている。もうすぐ収穫の季節だ。
不意にあたりが翳った。
空気を震わすような爆音。
カーキ色の軍用機が低く空を飛んでいた。
無遠慮な騒音がようやく遠くのものになったとき、誰かが名を呼んでいるのに気付いた。
振り返ると、黄金の絨毯の向こうでひょろりと背の高い青年が手を振っていた。
逆光で顔は見えないけど、すぐに誰だか分かった。
あれは……
……………………
そこで夢は途切れ、カイトはぱっちりと目を開けた。
奇妙な夢だった。
夢の光景がどこだったか思い返そうとしたが、目覚めた途端、夢の内容は砂が指の間からこぼれ落ちるように記憶から失われてしまった。
そして暗い現実が舞い戻る。
胸に感じる奇妙な重量感。そっと手をそこにやると、男にはないはずのやわらかな乳房の隆起がある。
そして敏感な乳輪をなぞり乳首の先に触れると、そこには冷たいピアスが取り付けられている。
顔を動かすたびに耳朶で揺れる重いピアスも、カイトに「女」を思い知らせるため取り付けられた代物だ。
自分がいかに不自由な拘束状態にあるかを思い出してカイトは改めてこんな仕打ちをしたムラタたちを呪った。
左右の乳首の間に取り付けられたチェーンが床のレールに接続されていて、チェーンの許す範囲以上に体を持ち上げることすらできない。
おまけに両手首・足首もそれぞれ繋がれているので、結果的に短いレールに沿ってもぞもぞと這って移動する自由しか与えられていないことになる。
689 :
317:02/07/21 00:46 ID:YjhZxO8y
見世物の獣に対するような仕打ちだ。
悪態をつこうとして、そのとき初めて口が塞がっていることに気付いた。
シリコン製と思われる細長い物体が口腔を塞いでいて、喋ることはおろか口を閉じることもできない。
口を塞ぐ異物は、首の後ろに回されたバンドでしっかりと固定されて吐き出すこともかなわない。口の中を占めるそれは男根をかたどったディルドータイプのギャグだった。
人工の男根を無理やりくわえさせられているのである。
ヴヴヴヴヴヴ……
女としての器官に挿入されたままになっていたバイブが唸り始める。
もどかしい性的刺激にカイトは身悶えた。
バイブはいつも突っ込まれてたものより小さめで、底の部分を残してすっぽりと膣内に潜ってしまうサイズである。その上からパンティとブルマを穿かされている。
股間の布をずらせば、まだバイブを体外に落とすこともできるだろう。しかし手足が拘束された現状ではそれすらままならない。
「んんんん、んうーっ……」
眠りについてからどれだけ時間が経過していたのか。バイブの電池はまだ衰える様子もない。
なんとかバイブから逃れようとカイトは拘束された身ではかない抵抗を続けた。
まるで男を誘うように腰をくねらしてしまい、この場に浩司たちがいたならしこたまそれを揶揄されたことだろう。
「んっ、んっ、んぅ!」
苦し紛れに腿をすり合わせたりしても、余計な性的刺激を感じてしまうだけで徒労に終わってしまった。
口腔を占有するギャグの横からみっともなく涎がこぼれてしまう。
最弱に設定されたバイブの震動は、決して一気に絶頂へと運んでくれるようなものではないが、かといって無視できるほどの弱い刺激でもない。
ある意味、煉獄のような責め苦といってもいい。とろ火で焙るようにじわじわと女の身をとろかされ、それでいてエクスタシーという解放は与えられないのだから。
690 :
317:02/07/21 00:47 ID:YjhZxO8y
なによりカイトにとって辛いのは、下腹から伝わる異物の震動が、絶えず女として犯されている実感を伴っていることだった。
目をつぶっていてもバイブの存在と甘ったるい快感に、女の体を実感させられてしまう。
男だったときの身体感覚がどんどん遠くなっていくようだ。
そっと太股をとじ合わせてみる。そうすると改めて男性自身の喪失を思い知らされ、代わりに股間の奥で挿入された異物の蠢めく感触が伝わってくる。
腿をぴったりととじ合わせていると、バイブが震えるたびに女としての快感がじかに流れ込んでくるようだった。
まるで女として自慰しているような気になってしまい、慌ててカイトは両脚を開いた。
バイブが休止期に入ると、カイトはため息をついて体の力を抜いた。
この責めはいつまで続くのだろうか。明日、ムラタたちがくるまで延々と焦らされ続けることを思ってカイトは青ざめた。
そのとき、教室の戸を優しくノックする音がした。
首だけで振り向くと、磨りガラスの向こうに葵らしきシルエットが見える。
「入るわね……」
と控え目な声で告げる葵。
(来るなっ!!)
「んんっ」
とっさに叫ぼうとして、口に押し込まれたギャグのせいで不明瞭な呻きを発してしまった。
こんな家畜同然の姿を葵に見られてしまうことに激しい抵抗感があった。
だがカイトの願いもむなしく、葵は戸を開けて教室へと入ってきてしまった。
「カイト君、どこ?」
昨日までの位置にカイトがいないため、葵は首を傾げている。
(そのまま、そのまま帰ってくれぇ!)
心の中でカイトは祈った。
四つ足で繋がれた姿を葵の目から隠そうにも、どこにも逃げ場はない。
691 :
317:02/07/21 00:47 ID:YjhZxO8y
きょろきょろとあたりを見回していた葵が、床に小さくうずくまるカイトの姿を見出して、近づいてきた。
「そんなとこにいたんだ」
「………………」
「ねえ、どうしたの。具合でも悪いの?」
カイトは俯いたまま無言。
と、そのとき休止期に入っていたバイブが活動を始めた。条件反射的にカイトは腰を浮かせてしまう。
「あっ!」
葵が小さく叫んで口に手を当てた。
床から体を浮かせたせいで、カイトがレールに繋がれている様子がはっきりと葵の目に映ってしまったのだ。
カイトが喋れない状態なのも、近くで見れば一目瞭然である。
葵は無言でカイトの受けている拘束を確認しているようだった。乳首に取り付けられたチェーンで上半身を繋ぎ止められているという屈辱的な姿が葵の前に晒されてしまった。
男としての自我を保とうとするカイトにとっては、これ以上ないほどの辱めに他ならない。
突き刺さる視線にカイトは悲鳴を上げた。
(見るな! 見るな! こんな姿を見ないでくれ!)
もっとも実際に口から出たのはそれこそ獣のような言葉を為さない唸り声だけである。
「……かわいそう、カイト君」
葵はため息をつくように呟いた。
そうやって葵に同情の眼差しで見られることは、ある意味浩司たちに嘲られるよりもよほど辛い。
「ねえ、カイト君……」
「んー、んー!」
さしのべられる手から逃れようとカイトは身をよじった。もっともその結果はチェーンに引っ張られて形の良い乳房が変形しただけだった。
692 :
317:02/07/21 00:48 ID:YjhZxO8y
葵は最初、カイトの口に嵌められたペニス・ギャグを取り外そうとしたが、金具がロックされていて鍵がない限り外れない仕組みになっていた。
胸のチェーンとレールを結ぶ小さな南京錠や、手枷・足枷も全て、葵がどうこうできるようなものではない。
「ごめんねカイト君。ねえ、私どうしたらいい?」
「…………」
どう答えたらいいか分からず、また答えるすべもなく、ただカイトは力なく左右に首を振った。
「どこか痛かったりする?」
この問いにもカイトは首を振った。不自由な姿勢を強要され続けていることによる体の苦痛など、精神的苦痛に比べればないも同然だった。
葵の手が所在を求めるようにカイトの背中を何度も往復した。獣をそっとなだめるような、優しい手つき。
その優しい触り方は、これまでずっと強引に性感を開発されてきたカイトの肉体にとって、性的な刺激となってしまった。
「ん……」
「こうしてると少しは気持ちいいの?」
快感を押し殺そうとした呻き声を、葵は自分なりに解釈してますます積極的に触れてきた。
カイトはしばらくの間、性的刺激を堪えながら葵に触れられるままになっていた。
葵に触れられるたびに、不思議とボロボロになった心が少しだけ救われるような気がしたからだ。
(こいつは奇妙な女だ。オレに一度助けられたことがあるってだけで、どうしてここまで親身になったりできる?)
もしカイトが葵の立場なら、何人もの女をいたずらに犯してきたような人間の屑に同情したりしないだろう。少なくとも自分はそんな屑だったという自覚がカイトにはある。
(いや……こいつは単に世間知らずなお嬢様で、オレのことを大して知りもしないんだろうな。そうさ、だから孤児院に寄附して善人面する大金持ちみたいに、オレを憐れんでみせることで自己満足してるんだろ!)
693 :
317:02/07/21 00:48 ID:YjhZxO8y
自分なりの結論を見出すと、カイトは身をよじって葵の手を避けようとした。
「んんっ!?」
不意をつかれる形で、バイブの運動が開始された。
既に感じ始めていたカイトの体は、淫らな震動を吸収して発情した。
「んぁぁ…………」
うっとりとした声を出してしまってカイトは自分の欲情しきった声音にぎょっとした。このままではいけないと、情欲を鎮めようとする。
両脚をなるべく左右に開いて深呼吸し、股間の疼きを忘れようとする。
バイブの動作はちょうど絶妙な具合だった。一気にカイトを翻弄するでなく、それでいて淫らな感覚を持続させるには充分な刺激が繰り返されるのだ。
ヴヴヴヴヴヴ……
カイトは両手をぎゅっと握って、己の蜜壺への刺激をやり過ごそうとした。
「この音……。もしかして」
「んー。んんーっ」
葵が表情を変えた。バイブの音に気付いたのだ。
音だけでなく、カイトは自覚がないままもじもじと腰を揺すっていた。
「カイト君。あそこに……その、アレを、入れられてるのね?」
「んんんぅ……」
その場に鏡があればカイトは自分のあまりの淫靡な姿に仰天していただろう。
四つ足で拘束された美少女が、目を潤ませ、バイブの動作に合わせて腰を突き上げ震わせ、必死で快感に耐えているのだから。
「そっか……それで、苦しそうだったんだね」
「ん……」
「今、取ってあげるからね」
葵は素早くカイトの後ろに回り込むと、ブルマの上から手をあてがってバイブの震動を確かめた。
バイブの基底部が布越しにぽっこりと浮き出ている。葵の指がそれを確かめた。
カイトは大きく身をよじることもできず、されるがままだった。
694 :
317:02/07/21 00:48 ID:YjhZxO8y
一刻も早く生殺しともいえるような刺激から解放されたいという気持ちと、バイブを埋め込まれた姿を葵に見られることを恥じる気持ち。両者がカイトの中でせめぎ合っていた。
カイトの中の葛藤を知るはずもなく、葵はブルマの縁に手を掛けた。
「んぅーーっ!!」
自分の意志すら明確でないまま、カイトは叫んでいた。
「すぐ済むから、動かないで」
「んんっ!」
下半身を剥き出しにされることへの抵抗感からカイトは自然と葵の手から逃げようとしていた。
葵は難なく追いついて、ブルマを捲りながら膝の当たりまで引きずり下ろした。
あとは男だったカイトにとって頼りないほどにちっぽけな布きれに感じられるパンティが一枚残るだけ。それをも葵は容赦なく脱がした。
(ああ……見られ……てる……)
カイトは喘いだ。
女の細い指が尻の肉をかき分け、膣に差し込まれた樹脂製の異物を発見した。葵がそれに手をかけた途端、タイミング良くバイブが震えだした。
「んぁっ!」
「大丈夫。カイト君、ゆっくりと息吐いて、そこの力を抜いて。ね?」
「ん、う……」
葵はゆっくりとバイブを引き抜こうとする。
長い間膣に収まっていたそれは、まるで安住の地を見つけてしまったように引き抜こうとする力に抵抗していた。
葵が力を入れて引き抜こうとするたびに、妙な具合に力が働いて膣壁がこすられて甘い疼きをもたらした。
膣口が別な生き物のようにひくひくと動いて葵の邪魔をしているみたいだった。まるでお気に入りの玩具を手放そうとしない駄々っ子のように……。
「緊張しないで。ゆっくりと息を吸って、吐いて」
カイトはぎこちなく頷いた。
ここまできたら、もう葵の言うとおりにするほかなかった。
695 :
317:02/07/21 00:49 ID:YjhZxO8y
息をゆっくりと吸って、ゆっくりと吐く……
葵は一定のスピードでバイブを引っ張り出した。
「んぅ…………」
温かい体液にまみれたバイブが完全に引き抜かれた瞬間、ぶるりと体が震えた。
「これでよし、と」
葵はティッシュを床に敷いて、その上に小型のバイブを置いた。
責め苦から解放されてカイトがほっと息をついたときだった。葵はなぜかさらにティッシュを取り出した。そして、それをカイトの股間へと運んだ。
そのときカイトは理解した。膣内部から、男の精がとろとろと逆流していたのだ。
ハネダによって膣内に射精されたあと、蓋をするようにバイブを差し込まれていたから、いまさらのように饐えた匂いのザーメンが垂れ落ちてくる。
葵は何事もなかったようにカイトの股間を拭いたティッシュを折り畳んでバイブの横に重ねた。
そうやって世話をされている間、カイトは死にたいと思うほどの屈辱を感じていた。
と同時に体の奥でカイトの意思と関わりなしにわななく器官がある。
ひくっ……ひくっ……
「!」
女の体になって何日も経ついまでは、カイトにもはっきりと自覚できた。雌の器官が物欲しそうにひくついている……!
一度自覚してしまうと、体の火照りは誤魔化しようがなくなった。
中途半端にたかぶらされた女体が、行き着く先まで行くことを求めているのだった。
女の体の本能で、完全に無意識のうちにカイトは両腿をすり合わせていた。
腿をぴったりと合わせてこきざみに擦ることで快感を得ることができる。もどかしく、遠回りな欲望の解放ではあるが。
女体という器に囚われて、カイトはどうしようもなく雌として発情していた。目が潤み、触られてもいないのに乳首がツンと尖った。
葵はすぐにカイトの様子に勘づいたようだった。
696 :
317:02/07/21 00:49 ID:YjhZxO8y
「そっか……ずっとあんなモノ入れられてたんだもの。苦しかったよね? いま楽にしてあげるから」
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
カイトの花弁にまとわりついた蜜を指にまぶすと、そっとその指を秘裂の中へと挿し入れてきた。
ギャグをかまされていなかったら、カイトは大声で悲鳴をあげていただろう。
完全に予想外の葵の行動だった。
「んぅぅぅぅ……」
拘束された身でよたよたと這って逃げる。もっともカイトに許された自由はレール上のほんの数十センチに過ぎない。すぐにレールの端で身動きがとれなくなった。
カイトの尻をまるで物乞いするように葵に向けて突き出されている。
葵はやすやすともう一度指を挿入してきた。
一度、二度指が出し入れされると、カイトは目の前で星が飛び交うほどの快感に直撃された。
葵はやがてもう一本指を増やして、繊細な動きでカイトの体内の門をノックした。
「こうしないと……いまのままじゃ、つらすぎるでしょ?」
葵による愛撫は続いた。
カイトは一切抵抗できず、ただただ黙って快感に打ち震えるだけだった。
真っ白になっていく頭の片隅でカイトは、大人しそうな顔をした少女の指先一つでここまで翻弄されるのかと愕然としていた。
指が出し入れされるたびに無尽蔵のように蜜が溢れた。ちかちかと目が眩む。
細くしなやかな指がつぷりと差し込まれ、その指の腹で蜜壺の壁がこそりと掻かれる。
刺激される場所がだんだん核心に近づいているようだった。
「そろそろ、いいかな」
ぞろり。
葵の指先がくねるように動いて、いわゆるGスポットと呼ばれる部位を掻きだした。
「んぅっ、んぅっ、んぅっ!!」
自分でも意味不明な切羽詰まった声で反応してしまう。
後戻りのきかないジェットコースターに乗せられたようなものだった。
697 :
317:02/07/21 00:49 ID:YjhZxO8y
あとはひたすら滑り落ちていくだけだった。
無心に指を動かし続ける葵。
カイトは……
真っ白な光に包まれて女としてのエクスタシーを迎えた。
何度も膣が収縮して挿入されたモノをしめつけようとする。それは本来、男のペニスを刺激して精を絞り出そうとする女体の機能だ。
カイトが深いエクスタシーに達したのを見て取ると、ようやく葵は指を抜いた。
カイトはうつぶせに倒れ、肺にたまっていた空気を弱々しく吐き出した。いまだ体と心に浮遊感が残っている。
もたらされた恍惚感の中で、カイトは自分が狂ったように甲高い声で啼いていることに気付いた。犯されて悦びよがる女の声だった。
カイトがまだぐったりとしているうちに葵が濡れた秘部を拭いて、ブルマを穿かせてくれた。 カイトは小さく鼻を鳴らして、そのことに謝意を示した。
時間が経つうちに、飛びかけていた意識がようよう戻ってくる。
ずっと体の中に溜まっていたもやもやは消し飛んでいて、すっきりとした気分になった。不本意ではあったが、葵の処置は効果があったのだ。
葵はカイトの回復を待ってずっと傍らに腰を屈めていた。
顔をあげると思いがけず葵と間近で目があってしまい、カイトは顔を逸らした。
葵のしたことが結果的に間違ってなかったとしても、ことの直後に彼女の顔を正視する気にはなれなかった。
「カイト君は女の子のこと嫌い?」
不意に彼女にそう訪ねられたとき、カイトはなんら答えを持ち合わせてなかった。
「女の子になった自分を嫌いにならないで。それだとこの先、カイト君自身が余計つらくなってしまうから……」
葵の真意が掴めず、カイトは曖昧に首を振った。
「私は女の子になったカイト君を好きでいられるから」
そう言って葵はカイトに寄り添うようにひざまずき、チェーンを気づかいながらカイトを抱きしめた。
698 :
317:02/07/21 00:55 ID:YjhZxO8y
女同士で頬がこすれた。桃のようないい匂いがするとカイトは思った。桃よりもまだ瑞々しく滑らかな肌が触れ合うと、純粋に心地が良かった。
カイトの心の中ではずっと一つの疑問が堂々巡りをしていた。
(どうしてこの女は、オレを好きだなんて言えるんだ? そんな奴は偽善者か、頭がおかしいだけなんじゃないのか……?)
その疑問に答えが与えられるのはずっと後のことになる。
葵の抱擁はカイトが戸惑うほどに長く続いた。
やがて体を離した葵は、なにげない手つきでカイトの乳房に触れた。
「んぁっ!?」
愛撫というよりは医師の触診のように、乳房の下端から乳首へ向かって触れていく。
二、三度それを繰り返すと、葵は呟いた。
「少し張りがあるみたい。近いかもね」
「んんう……?」
何が、と尋ねようとしたそのニュアンスは葵に伝わったようだった。
一瞬口ごもってから葵は口にした。
「……生理」
ぞわっと全身の肌が粟立つようだった。
喉元に刃を突きつけられる感覚にも似ていた。もうすぐお前に生理が訪れる、と宣告されるのは。
すっと葵が立ち上がる。
「女の子である以上、それは避けられないものだから……」
「…………!」
「だから、それは合図になってるの。フェーズ2へ移行する」
「?????」
どう反応していいか分からないでいるうちに葵はいつものように「また来るから」と言い残して立ち去っていった。
彼女の言葉の真意は分からないままだった。
(クソッ! 考えても頭が混乱しやがるばかりだ!)
カイトは考えることを放棄し、拘束の範囲内で身を横たえた。
体の中に仄かに残る温もりの正体は、セックスの名残ではなく抱擁のときに伝わってきた葵の体温だった。
699 :
317:02/07/21 00:59 ID:YjhZxO8y
本日の投下終了でごんす。
崖から落ちながら700ゲトー!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(´(´´/
(´⌒/ ズ
(´⌒;;/ ザ
(´⌒/ ァ
(' / /
∧∧ / /
(;゚Д゚) / /
/ ⊃ / !!!
〜( ,/⊃/
(/ /
/
ああ、ついにレズに突入か・・・・
レズ属性の強い漏れ的には待ちわびていた展開ナリ〜。
317さま、期待しております!
>>701 ども。名無しですが317と親友の名無しです。
317によれば今後も断続的にレズイベントは発生しうるらしいですよ、展開的に。
そこまで話を進められればいいけどって言ってたけど。
あと、317の奴、感想が気になるからって小一時間にもわたってリロードしてるのはどうかと正直思いますた。あいつ厨なんで……。
夜更かししてないで寝ろと今度会ったら説教しときます。
(;´Д`)ハァハァ…
よ、よかったぁ。この時間に見に来て良かったぁ。
第二フェーズかぁ。どこまで落としてくれるんだろうね。
楽しみだよぉ。
女性化直後にはあった「ペニスが勃起した時のような感覚」や
「女性に対する性的興奮」を感じなくなって愕然とするシーンが、
精神の女性化の前にほしいですね。
来るとすればそろそろかな???
責めがない日=自分自身について考えざるを得ない日、が初期にはありましたが
こういう日もそろそろいるのでは?
>>705を入れるとしたらそんな日ですね。
葵たんとお風呂に入るイベントなんてどうでしょう?
イカされてしまった屈辱もあるし、たぶん葵たんを犯そうとするはず・・・。
押し倒してみたものの男のように激しい興奮もなく、ペニスが膨張する感覚も
失って途方に暮れるカイトくんを、葵たんが責めてイカせてしまう、と。
かなり男なしでは満足できない身体になったみたいなので、そろそろ男絶ちさせても
いいかもしれませんね。葵たんがペニスバンドなどで責める日々・・・最初は
男として女を抱けない事を悲しんだカイトくんも、女体同士が生み出す快楽に
堕ちていく・・・が、ある日、女同士では何か満足できないでいる自分に気付く・・・みたいな。
そこで男が登場すれば、多少の抵抗は残るかもしれないけど自ら男を求めるのではないかと。
個人的な願望書いてすみません。
今後は生理ネタも入るのかな?
317です。感想とか要望とか参考にしながらまたボチボチ続き書いていきますよ。
ところで、今回結局カイトはパン食いそこなってて悲惨です。しかも「オレのソーセージをくわえな」なんてオヤジギャグ責めされてるし。
とりあえず手元にある修正版テキストではパン食べれたことにしておこう……
カイトの明日はどっちだ?
それはさておき、
SS発表するのはいいんだけど、このスレがただの発表会の場になってしまうのは本意じゃないんで、一般的な強制女性化萌え談義なんかも昔通り活発になってほしいと思うんですわ。
あくまでオイラのSSはオカズつか添え物程度のつもりなんで。ネタフリとして機能してくれればそれで満足なんですよ。
SS作者が主役になるスレじゃないと思ってるんで……普段なるべく名無しで発言してたり、せっかくの感想に全レスはつけてなかったりするのはそんな理由でつ。(レス返せなかった人スマソ)
709 :
偽物:02/07/21 11:48 ID:KJ4yj6+a
整理ネタ通り越して忍神ネタだ!
パラレル カイト物語続けます。
カイトの強制女性化から3ヶ月後
カイトは日本国内にはいなかった。人身売買組織によって高級コールガールに
なるための屈辱的な調教を受け、オークションにかけられ国外に売り飛ばされた。
カイトが売り飛ばされたのは空気が清涼で緑豊かな森林地帯の中にある見知らぬ国。
周囲は山岳地帯で多くの森と泉に囲まれた高級リゾート地の中にある大きな洋館の中
に囲われていた。表向きは高級ホテルであるが実態は娼館とカジノであるその建物の中にある
立派な日本庭園。その中庭にある和風建築の中でカイトは高級売春婦として飼育されていた。
普通、日本人の婦女子が売り飛ばされる場合は東南アジアが定番だが、
肉体的完全女性化調教の成功例として特別扱いとなったらしい。
日本人の美少女(元は美少年だが_)ということで付下げ、訪問着など婦人用の和服を身に付けることを強制され、
和風建築物の中にある立派な座敷で客をとらされた。無理やり帯を解かれ、着物も長襦袢もひん剥かれ、
キャラコ地の白足袋以外一糸まとわぬ姿にされ、全裸白足袋のまま棕櫚縄で豊満な乳房から大きな双臀まで濡れた股間をくぐらされ
がんじがらめにしばりあげられ、真新しい白いシーツが敷き詰められた豪奢な布団の上で、
いろいろな国籍の男達に犯され慰みものにされる。いつ果てるとも知らない恥辱、屈辱的な日々続いていた。
710 :
偽物:02/07/21 11:48 ID:KJ4yj6+a
「お前がお相手する人たちは、一旦健康診断を受けてからお前を抱いているだぜ。
エイズ等のおかしげな病気をもった連中はこちらからおことわりしている訳さ。
それだけお前はTSコールガールの中でも上玉という訳だ。安心してお客様にご奉仕するんだな」
組織の男が巧みな日本語で淫靡にカイトに囁いた。もちろんこの男もカイトを味見していた。
全裸のまま妊婦台の上に大股開きに縛り付けられ内視鏡で秘奥を覗かれる屈辱的な検査を何度も受け、カイトは妊娠3ヶ月であることを宣告された。
少しずつ腹部の膨満が始まり、乳房と双臀はより大きく豊満に膨らみ、大きめの桃色の乳首からは豊かな乳液の分泌が始まった。
その後一段と腹の膨らんだらカイトは秘密ショーに出演させられ多くの男達もの見ている前で全裸白足袋姿で妊婦攻めにかけられた。
8ヶ月後カイトの出産ショーの日がやってきた。
カイトは和風建築の座敷に敷いてある布団の上で男達もの見ている中、全裸白足袋姿のまま棕櫚縄で大股開きに縛り上げられたまま
可愛らしい女児を出産した。
>>708 それわかるっ! わかるですよ317さんっ!
SSは読むだけで楽だからいいんだけど、やはりそれだけだとさみしい・・・
様々な屈辱を与える方法とか、シチュエーションだとかそういう話も見たい
どんなことが萌えとか、どんなことが萎えとか、そういうのもね
・・・屈辱なら大河原を呼んでくるしかないのか?(スレ違い。少年マンガ板へ行けー!)
感想書いてませんが、毎回楽しみにしてます>317さん
712 :
名無しさん@ピンキー:02/07/21 21:56 ID:r/I0DL7U
ここ最高だよ!
>317
ディルドーギャグサイコー!
漏れの好きな海外のTS小説サイトの作品で、
女性化した男が女王様にレズ調教されるシーンで、
両手両足拘束&目隠しされ、マムコにバイーブつっこまれつつ、
口にはやっぱりディルドーギャクをくわえさせらて逝かされる描写で萌えた漏れとしては、
こういうのを待ちわびていた!
第1段階
男→女性化
男性としての人格、人生の剥奪
第2段階
拘束・調教
通常のセックスに於ける能動的役割である「男」を、受動的な「女」にした上で、
更に徹底して受動的なセックスを強要
調教によって、人格・人生を持った「男」を、単なる「女性器」に堕とす
第3段階
ディルドーギャグ・睾丸ピアス
元「男」の「女性器」に、「男性器」のアイコンでデコレーション
・・・という三重屈辱だなぁ、などという妄想を抱いているのですが(w
>偽者さん
白足袋開脚出産責めサイコー!
出産した娘との絡みもあり?
714 :
名無しさん@ピンキー:02/07/22 01:15 ID:68IViMEb
>>317 できればカイト君のコスプレ調教もお願いしたいのですが、いかが?
715 :
名無しさん@ピンキー:02/07/22 12:27 ID:L/Xren0L
( ´_ゝ`)フーン。ま、がんがれ!
716 :
名無しさん@ピンキー:02/07/23 00:07 ID:uXIe/Rb6
母となることが女としての自覚をもたらしたのであろうか。
カイトは精神的にも急激に女性化し始めた。
ただでさえ肉体を女性化されて、淫靡な凌辱、調教を受け続け、
めくるめくような悦虐体験により少しずつ精神的にも女性化し始めていたカイトは
凌辱、妊娠、出産というプロセスを経て一段と女らしくなった。
美しく上品に、貞淑に、お淑やかに、それでいて責められると感じやすい娼婦となり、狂ったように泣きじゃくり悶える。
男にとってはまさに理想的な女となった。元はカイトも男であったのだが・・
凌辱され責められるカイトの傍らには必ず、男達に犯され妊娠させられ出産させられた愛娘、舞が寝かされていた。
舞を出産してから後でもカイトの豊満な女体は少しも張りを失うことなく、逆に一段と淑やかな艶っぽさを増してきた。
母親責めというのでもあろうか。白いシーツの上全裸のまま白足袋だけはかされてあお向けに寝かされ、豊満な乳房から
臀部までシュロ縄でがんじがらめに縛り上げられ
舞の見ている前で犯され凌辱されるカイト。空腹のあまり泣き始める舞の隣で、母であるカイトもかつては同性であった
はずの男達に今度は女として豊満な美しい女体を嬲られ慰み者にされ恥辱のあまり狂ったように泣きじゃくり悶える。
717 :
偽物:02/07/23 00:08 ID:uXIe/Rb6
「おいおい、母子揃って泣きわめいてどうするんだ。赤ちゃんの目の前で泣きべそかいて母親として恥ずかしくないのかい、え、カイトママさんよ!」
男はわざとカイトを我が子の見ている前で凌辱し、カイトは自分の娘に屈辱的な姿を見られる絶望感のあまり咽び泣き悶える。
「いやあぁぁ、止めて、ゆるして・・・・・」
「おい、赤ちゃん、腹がすいているんだろ、おっぱいをやらにゃ・・・」もう一人の男が泣きわめく舞の口を全裸で縛り上げられたカイトの豊満な乳房その大きめの桃色の乳首に近づける。
「いやあぁぁ、止めてぇぇ・・、それだけは、いやぁぁ・・・」屈辱的な方法で授乳させられる恥辱のあまりカイトは一段と狂ったように泣きじゃくる。
カイトの乳房は豊満に張り、大きめの乳輪からは次々と豊かな乳液があふれ出てくる。
「どれ、赤ん坊にお乳をやる前に少し吸い出してやるか。」男はまるで自分が赤子のようにカイトの大きな乳首にむしゃぶりつきあふれ出る乳液を吸いまくる。
「おいおい、お前がおっぱい吸ってどうするんだ?それともお前も赤ん坊か?」もう一人の男があきれて言う。
泣き喚く赤ん坊そっちのけで大の男が赤子のように全裸にされた赤ん坊の美しい母親の豊満な乳房にむしゃぶりつく。
倒錯した異常な光景が展開されていた。
「ああ、こんなきれいなママさんの赤ん坊なら俺もなってみてえよ。どうだい?俺をあんたの子供にしてくれねえかい?」
男は一度乳首から口を離し、カイトの濡れた形の良いピンクの唇を奪いいやらしく囁きかける。
「ああ、うめえ。甘くて飲み応え最高だ。こんなうめえものこんなガキにやってたまるもんか!」
「いいかげんにしろ。赤ん坊が泣き止まねえじゃねえか。ほれ、そろそろ赤ちゃんにママのおっぱい飲まさせてやろうじゃねえか。」
男は舞の口元をカイトの乳首に近づける。
718 :
偽物:02/07/23 00:08 ID:uXIe/Rb6
空腹のためであろうか舞はいきなり母親の豊満な乳房にむしゃぶりつき大きな乳首からちゅ−ちゅ−とあふれ出る乳液を吸い尽くす。
「いやぁぁ・・・だめぇぇ・・やめてぇぇ・・」異常な姿で娘に授乳させられる恥辱のあまり一段と激しく咽び泣き悶えるカイト。
全裸のままキャラコ地の白足袋だけ履かされ、豊満な肉体を縛り上げられ、男達に輪姦、凌辱され、全裸緊縛姿のまま豊満な乳房を吸われ、
我が子に授乳させられ狂ったように泣きじゃくる若く美しい母親。
全裸で縛り上げられた美しい母の白く豊満な乳房にむしゃぶりつき大きな乳首からあふれ出る白い乳液を吸い尽くす赤子。
淫靡なそれでいてどこか神々しい美しさを持ったた母子像がそこにあった。
719 :
偽物:02/07/23 00:58 ID:uXIe/Rb6
もっとも事実カイトは男達のおもちゃにされ嬲られ玩ばれ続けているのだが・・・
あの二人の男は日本の広域暴力団の幹部だそうだ。珍しい女が抱けれるということでわざわざ外国まで繰り出して来たらしい。
襖が開き別の男が入ってくる。カイトをこの色地獄に売り飛ばしてきた人身売買組織の男だ。
「どうやら、お客様には満足してもらえたようだな。ごくろうだったな。少し休め。」男は珍しく優しい言葉をカイトに掛けた。
「一寝りして元気になったら、今度は俺が可愛がってやるからな。楽しみにしてな。」なんのことはないカイトに少し休息を
とらせるのも今度は自分の欲望を満たすためであった。
もっとも男達の情欲を次々と掻き立てて止まないほどカイトは美しく、その肉体を豊満かつ官能的だった。
「ねえ、ひとつ聞いておきたいだけど」突然カイトは弱々可憐な唇を開き男に尋ねる。
「あなた達はわたしを犯し、舞を産ませた訳だけど・・・」
カイトは全裸のまま横たわりながらも屈辱の涙で潤んだ大きな美しい瞳で男の方に向け尋ねる。
「舞は女の子だから成長したらわたしの様に売春婦に仕立て上げるつもりでしょう。
だけどもしわたしが男の子を産んだ時はどうするつもりだったの?」
カイトの弱々しいが澄んだソプラノの声には恨みが込められているようだった。
しかし男はカイトに向かい再び淫靡かつ高圧的に話し始めた。
「決まってるじゃねえか。お前と同じように例の方法で女性化して美少女に強制性転換して調教するだけさ。
実は目星を付けた7歳から12歳ぐらいまでの可愛らしい男の子を世界中からさらってかき集めて来ているのさ。
その気のある客をとらせある程度衆道というかホモ調教を施した後でお前と同じ方法で肉体的に完全に女性化して本格的に高級売春婦として調教するのさ。」
「ああ・・」カイトは再び絶望的になった。ムラタが開発した肉体強制女性化方は今や地下組織の有力な資金源となって世界中に広がっているらしい。
720 :
偽物:02/07/23 00:59 ID:uXIe/Rb6
719よりこちらの方を先にお読み下さい。
激しく淫靡な凌辱劇が終わり、カイトは布団の上に豊満な裸身を晒し仰向けに寝かされていた。
カイトの美しい女体は男達の精液と唾液によって汚されてはいたが透き通るような白い肌と豊満な乳房は少しも張りを失うことなく輝いていた。
カイトは泣きじゃくり涙も枯れはて今や放心したように横たわっていた。傍らにはカイトの乳を腹いっぱい吸って満足したのであろうか娘の舞がすやすや寝ている。
「なかなか、よかったぜ。ママさん。またたっぷりと可愛がってやるからな。」男達は薄ら笑いを浮かべ捨てセリフを残し部屋を出て行った。
後には凌辱され尽くしたカイトがまるで遊び飽きて捨てられ置き去りにされたおもちゃのように横たわっていた。
>>720 グッジョブ!
和風路線で雌奴隷ってシチュエーションは新鮮だね。TSっていうと洋風が多かったから。
舞のことを心配してる(と思われる)女親と化したカイトたん萌え。
722 :
名無しさん@ピンキー:02/07/23 08:57 ID:ECXxzzCd
しかし、カイトのパラレルワールドにする必要がよくわからん。
オリジナルでいいんじゃない。もはや全然カイトの面影ないし。
>>722 まあまあ。キャラの名前を脳内変換するなりして対処したらいいじゃん。
シチュエーションの提起だと思って受け取ればいいわけだし。
724 :
偽物:02/07/23 20:10 ID:D8WQUsph
>>722 RPGやAVGでよくあるマルチストーリーの一つと思って下さい。
本来なら別のスレを立て、オリジナルキャラでエロTSを描くべきなんでしょう。
この次から挑戦してみます。
(創作文芸版は勘弁してくり。あそこだとすぐ「エロ及びTSF却下」と言われてスレをsageられそうな気がする)
725 :
偽物:02/07/23 20:18 ID:D8WQUsph
>>713,721
ありがとうございます。
着物、白足袋フェチのワタクシとしてはうれしい限りです。
TSは洋装物が多いようですが、最近少しずつ和装物も出てきたようです。
ていうより元からその志向はあった様です。どちらにしても今後に期待でしょうか?ヘタレながらワタクシもガンバリマス。
726 :
名無しさん@ピンキー:02/07/23 20:34 ID:OPcPVsMf
>カイトは日本国内にはいなかった。人身売買組織によって高級コールガールに
なるための屈辱的な調教を受け、オークションにかけられ国外に売り飛ばされた。
私ならこのあたりだけで1册本がかけるよ。
ちょっと展開が急ぎ過ぎじゃない?
>>727 コンパクトな展開は悪くないと思う。
それよりも煽りじゃなくて、727たんには是非一冊分、TS話を書いて欲しい。
>コンパクトな展開は悪くないと思う。
なんでそんなことを言うのかというと、漏れ自身がコンパクトな短編書こうとしていつのまにかダラダラ長くなってしまう病に罹ってるから。
ねちねち続く長編もいいけど、萌えをコンパクトにパッケージングした掌編もいいもんだよ。
皆偽者に手厳しいな・・。
もっと応援してやろうぜ。
731 :
名無しさん@ピンキー:02/07/24 00:29 ID:X3Hv5wyI
どちらもおもしろいです〜♪
がんばってください..
733 :
名無しさん@ピンキー:02/07/24 14:20 ID:eEQMg7yx
一所懸命書いてくれてるんだから、“偽者”さんも応援しようよ!
734 :
名無しさん@ピンキー:02/07/24 15:41 ID:XVNAYFKz
735 :
名無しさん@ピンキー:02/07/24 17:42 ID:ls5hi/4k
>>偽者さんのアナザーストーリーがかなーり萌えるんですが…
736 :
名無しさん@ピンキー:02/07/24 21:18 ID:bzMHI5mW
>>722 同感。
肯定派が多いみたいだけど、317さんも帰ってきた事だし、
317さんの話が完結するまでは偽者さんは自粛してほしいかな。
一番最初から読むと、偽者さんのは話が繋がらないんだよね。
あ、書いて発表する事自体を否定してるわけではないです。
>736
なら読まなきゃイイじゃん<終了
738 :
名無しさん@ピンキー:02/07/25 09:25 ID:YIkb38LL
>>736は、イヤなら読まなければ(・∀・)イイ!!
おまいら意見は食い違っててもケンカだけはおっ始めないでくださいませね。
740 :
名無しさん@ピンキー:02/07/25 13:32 ID:YXhTn3LB
741 :
317:02/07/25 17:39 ID:VQw2EOS6
>>698 「立てよ、カイト」
いつものようにムラタの監視の下、カイトへの責めが与えられる。
古びた教室のひび割れた黒板には『祝! カイトちゃんの初潮まであと1日』と大書された紙が貼られ、その上から日数の数字が貼り付けられている。
毎朝測定されるデータをもとにムラタが予想したカイトの初潮は明日だった。
「おまえさあ、特別に性教育の授業受けたんだろ? ナプキンの付け方とかちゃんと覚えたか?」
そう言って浩司はお気に入りの玩具のようにカイトの胸を下からたぷたぷと持ち上げた。
カイトは赤くなって、胸をかばった。
性教育のビデオは強制的に見せられていた。ムラタはわざわざそのためにテレビモニターを教室に運んでこさせている。
小学生女子用のビデオ教材で、女性の二次性徴から生理の仕組み、生理用品の使い方、さらには避妊についての考え方まで、教え込まれていた。
ムラタがそばにいてその場でテストされ、答えられなかったり間違ったりすると即座に杭の責め具で貫かれるという罰が待っていた。否応なくビデオの内容を頭に叩きこまないわけにはいかなかった。
「恥ずかしがってるってことは、どうやら色々学習したみたいじゃん。オレたちさ、介意とちゃんの初潮を祝うために特別サービスで赤飯のパック買ってあるんだぜ。楽しみにしててくれよな」
「ゴチャゴチャうるさい!」
カイトは羞恥心を隠すように大声で叫んだ。
イライラする気分を自分でも抑えにくくなってることにカイトは気付いてた。ムラタに教えられた通りだ。
『生理中や直前の時期などに、情緒不安定に陥ることがある』
それがいまカイトの身に起きている。どんなに女にされたことを拒もうとしても、体のほうは忠実に女としての生理活動を続けていく。自分自身の体が「女であること」を無言のうちに突きつけてくる。
「なにぼうっとしてんだ。おトイレの時間だろ、カイトちゃん」
742 :
317:02/07/25 17:40 ID:VQw2EOS6
「放せよ。便所くらい一人でいける」
「堅いことゆーなって。俺らがエスコートしてやっから遠慮すんなよ」
いつものように服の下に手を入れられて胸のチェーンを引っ張られると思ったカイトはとっさに両手を胸の前に引きつけてガードした。すると、浩司は舌打ちして、代わりに首輪のほうを掴んだ。
「あうっ!」
グイと引っ張られると踏ん張ろうとしてもあっさり力負けして引き寄せられてしまう。
女の華奢な体では、男の腕力の前にまるで歯が立たない。どんな意に染まないことでも、腕力で強制されてしまいそうだ。
首輪で引き回されて連れて行かれた先は、男子トイレだった。
ここしばらくは毎度女子トイレで用を足すことを強要されて、女であることを思い知らされてきたというのに。
トイレ内に入ると、カイトは個室を開けようとした。
もはや小用であっても、個室のほうへ向かう癖がついてた。しょせんいまのカイトは立って用を足すことなどできないのだから。
ところが、個室の戸が開かない。よく見ると、全ての個室の戸に南京錠が掛けられていて、入れないようになっている。
「……どういうつもりだ?」
「別に。先にションベン済ませなよ。したら、個室の鍵開けてやるから」
わけのわからない命令にカイトは戸惑った。
女の体の構造で立って放尿することがいかにままならないか、もう身に沁みて知っている。
またいつかのようにカイトが立ち小便できずに尿を漏らしてしまうのを観察するつもりなのか……。
尿意がこみあげてきて、カイトはわけがわからないままブルマをずらした。
しかたなく腰を屈めて朝顔との距離を近づけようとすると、「待った」と声をかけられ、背後から股の間に指を突っ込まれた。
「あっ、ひうっ、なにする!」
「すっかり女の子のオシッコが身に付いちゃってまあ……でもな、今日は立ってやってもらうよ、カイトちゃん。昔みたいに男同士の連れションといこうや」
743 :
317:02/07/25 17:40 ID:VQw2EOS6
花弁の間に割り入れられた指をクイと持ち上げられ、カイトは小さく叫んで立ち上がった。
浩司の指がぬるんと膣の中に入ってくる。それだけでカイトの体は男を受け入れる態勢になって、蜜を分泌し始めた。
浩司と一緒にいた少年たちは心配そうに浩司に詰め寄った。
「オイ、消毒してないのに指突っ込んだりして、またムラタに怒られても知らないぞ?」
「そ、そうだな。いまのは黙っててくれ」
「黙っててもいいけど、代わりにこの調教はボクにやらせてくれよ。なんだか最近、浩司ばっか調教役でずるいよ」
「はぁ? おまえらだってローテーションでこいつの穴にチンポ突っ込んでんだろ。文句言うなよ」
「でも……」
「カイトをいたぶるのは俺の役目だ。お前らは黙って手伝ってりゃいいんだよ! おこぼれに預かって童貞捨てれたんだ、おとなしく見てろ!」
不満そうな少年は浩司に胸ぐらを掴まれて黙ってしまった。
元々カイトの被害者だった者が集まってるのだが、気弱ないじめられっ子タイプが多い中で浩司はまともにカイトと喧嘩をして叩きのめされたクチだった。当然、他の少年達に睨みがきく。
「お待たせカイトちゃん。ションベンしちゃいなよ」
「そんな……こぼれちゃうだろ……」
「おっとと。そうかぁ、カイトちゃんチンポないもんなぁ」
浩司はこれみよがしにカイトの隣で朝顔に向かって放尿した。カイトは尿意を催しているのに出すものを出せずもじもじとしている。
「へへへ、いいモンがあるんだ。コレ使いなよ」
浩司は透明なシリコン製の張り型を取りだした。ペニスの根本にあたる部分が漏斗状になってて、その中央から管の先端が飛び出している。
744 :
317:02/07/25 17:40 ID:VQw2EOS6
その意図は明らかだった。
管の部分を尿道口にさしこんで使えというのだ。
「こんなのいるか。もう、普通にやらせろよ!」
「『私女の子だからしゃがんで用を足させて』って可愛く言ったら許してあげるけど? 自分が身も心も女の子だって認める?」
「オレはっ……オレは男だ」
「じゃあ、証明してみせないとな!」
カイトは手渡された模造品のペニスを見た。そんなものを使うのは最悪の屈辱だ。かといって、もう我慢が辛いほど尿意が差し迫っている。
「くっ!」
カイトはやむにやまれず模造ペニスを握りしめた。
もう片方の手で股間をまさぐり、可憐なサーモンピンクをした花弁を自らの指で押し開いた。
おお、とどよめいてギャラリーの少年たちがカイトの股間に顔を寄せる。
(見られてる! ああっ、見られてる!)
羞恥心で紅潮しながらカイトは模造ペニスの管を女性器にあてがった。
女の体にされてから、そこの部分をまともに自分で確認したことはない。いままでの排尿では、正確にどこの部位から尿が出てるかなど気にしたこともなかった。
指でまさぐり、穴の部分に管を入れた。
(あ……)
カイトは誤りを悟った。
挿入のときの感触が、いままでバイブやペニスを突っ込まれたときと同じだったのだ。ということは尿道口ではない。
「ん〜。そこ、違うんじゃないのォ? カイトちゃんがソコ好きなのは知ってるけど」
ニヤニヤしながら浩司が指摘する。
カイトはムラタから受けた性教育の特別授業を思い出した。女性器の構造についても無理やり図解を見せられていた。
745 :
317:02/07/25 17:41 ID:VQw2EOS6
膣から真っ直ぐ上に指を這わせると、もうひとつの穴があった。触れた瞬間、本能的にそこだ、と分かった。
「そうそう。オシッコの穴はそこじゃん」
「う、うるさいっ!」
管の位置をずらして尿道口へとさしこんだ。膣に挿入されるときと違う奇妙な感触にカイトはブルリと震えた。
完全に模造ペニスを所定の位置にセットしてしまうと、まるで股間に男のモノが戻ったかのようだった。ペニスを掴んでいる懐かしい感覚に不覚にも涙してしまいそうになる。
だが、カイトの姿は浩司たちから見れば、もっとエロティックなものだった。下半身をはだけた美少女がシリコン製のペニスを股間にあてがって感動しているのだから。
束の間男に戻った錯覚に浸っていたカイトだったが、突然後ろから胸を揉まれて現実に引き戻された。
後ろから体を密着させた浩司に胸を鷲掴みにされ、いやらしくこね回された。カイトに自分の立場を教え込むように執拗に胸を弄られる。
胸の中に敏感な芯でもあるように、乱暴に揉まれるとジンジンと痛みを感じてしまう。
「くふぅ……ああっ!?」
チョロチョロと尿が流れ出した。
女の体だと、ほんの少しの刺激だけで尿が漏れてしまう。一度放尿が始まってしまうと自分の意志で止めることはできない。
黄色い液体がシリコンの模造ペニスを通って放出された。
その間にも浩司は気持ちよさそうにカイトの胸をもみしだく。揉みたくりながら、ときおり布越しに乳首のあたりをつつき、ピアスとチェーンの存在をカイトに確認させようとする。
「やめろォ……人の胸、さわんな。アンッ!」
「チンコに集中しとけよ。こぼしちまんぜ?」
胸を揉み回す手を休ませず、浩司は耳元で囁いた。耳元の声にカイトは性的な快感を覚えてしまった。
胸を掴んだ指を固定し、ブルブルと震わせる責めは快感を増幅させた。
746 :
317:02/07/25 17:41 ID:VQw2EOS6
浩司によって弄ばれたまま、カイトは排尿を終えた。
「そのシリコン・ペニスは自分で洗っとけよ。今後も使うかもしんないからな!」
股間からシリコン・ペニスを引き抜くと、尿とは違うぬめった液でシリコンと股間の間に糸が引いた。
いっときの戯れのために持たされた模造品のペニスだったが、それを取り外して再び両脚の間がツルンと何もなくなってしまうと、改めて女の身体を与えられたとを自覚せざるを得ない。
トイレの時間が終わると、カイトは今日セックスの権利を持つ少年に股を開かされた。
相手の少年は、製薬会社社長の息子で、カイトにとっては「財布」同然の存在だった。髪を掴んで頬を叩くと、叩いた回数だけ万札が出てくる。そういう相手だった。
その少年にいまはカイトが性処理係として奉仕している。
包茎のペニスを手でしごいて勃たせると、ゴムをかぶせていく。
ゴムの利用は、ムラタからの指示でもあった。また、知りたくもなかった知識で、カイトはいまの自分が「妊娠」の可能性すらあることを、実感は伴わないものの頭では理解していた。
いつものように顔をギラギラとさせた少年がカイトを犯し、それを他の者たちが見物した。
ひ弱な少年にも腕力で勝てなくなったカイトはただひたすら嵐が過ぎるのを待つように少年の未熟な腰使いに身を任せ、犯された。
そして、これまたいつものように授業時間が始まると彼らは引きあげていく。
一人になって、カイトは自分の胸をそっとさわってみた。
自分の胸なので気を付けて、ゆっくりと優しく触った。乳房がいままでより腫れぼったいようだ。乳首を少し触るだけでいやな痛さが残る。
「くそ、これが胸が張ってるってやつなのか……」
たまたま目に入った黒板には、『祝! 初潮まであと1日』とある。それが正しいとしたら、明日には生理がきてしまうのだろう。そして体の変調はそれを裏付けてる。
『君の体は男の精を受け入れて子を孕むための準備を始めてるんだ。君の心とは関係なくね』
ムラタが口にしていたおぞましい言葉だ。
747 :
317:02/07/25 17:41 ID:VQw2EOS6
カイトは腹を押さえてうずくまった。
「孕むための準備だって? 悪い冗談だ! やめろ、やめてくれ!」
腹の奥で子宮のベッドに眠る卵子の存在が感じられるようで、恐ろしかった。これから毎月、毎月、カイトの体が子を孕むための準備を繰り返すのかと思うと……。
「オレは男でいたいんだ……」
地に向かってつぶやいたカイトの声は震えていた。
その晩、訪れた葵にカイトは自分の体に生理がいつくるのかと尋ねた。
「そのときがくれば分かるから」
としか葵は答えなかった。またそれ以上分かるはずもなかったろう。
カイトはなおも葵に食い下がろうとして、不意にある違和感を覚えた。
葵がいつも漂わせてるシャンプーと石鹸の清潔そうな香りに混じって、違う匂いを感じ取ったのだ。
海……潮……違う、これは!
「血……の匂い?」
不思議そうにカイトはつぶやいた。
するとなぜか葵が恥じ入ったような素振りをみせた。
「やだ、カイト君……」
「なんでだ? いま一瞬、たしかに血の匂いがしたんだ」
「それは、その……」
「おまえも感じたか?」
「それね、たぶん私。いま、生理の最中だから……」
言いにくそうに葵は告げる。カイトは頭をブン殴られたような衝撃を受けた。
「昨日の夜から始まったの。やっぱり女の子同士だと分かっちゃうんだね」
「そんな……」
いままで一度として匂いで誰かの生理が分かったことなどない。女という同族になったことで、生理の匂いに敏感になった。そういうことだというのか。
748 :
317:02/07/25 17:42 ID:VQw2EOS6
「カイト君の体も生理前でしょ。そういうときって、女の子は血の匂いとかにすっごく敏感になるの。女の子同士で一緒に暮らしてると、生理が伝染っちゃったりするっていうしね……きゃっ!?」
カイトは乱暴に葵の胸をつかんで、ねじった。
自分が浩司にやられたように葵の胸のふくらみをこねあげる。大きさこそカイトの胸よりこぶりだが、ピンと張りのある胸だ。
「や、やだ、カイト君? どうしたの、急に!」
「忘れたのか? オレは男なんだぜ。女を見りゃ、こうして自分のものにしたくなるんなだよ!」
セリフこそ男そのものだが、細く甲高い声でカイトは言う。
葵のブラウスのボタンを引きちぎると、その下のブラをずらし、カイトは荒々しく葵の胸にむしゃぶりついた。乳首を口に含んで、本能的に女が感じるようなやりかたで口中転がした。
「い、いやぁぁっ!」
葵は必死でカイトを押しやると、胸を隠して二、三歩あとずさった。
「……行けよ!」
カイトは叫んだ。
「カイト君、どうしてこんなことするの?」
「早く行けよ! オレに押し倒されたいか? 早くオレの前から消えやがれっ!」
自分の口調がヒステリックになっていくのをカイトは抑えられなかった。
「ごめんね……」
なぜか謝罪の言葉を口にすると、葵は追い立てられるような足取りで教室を出ていった。
葵を追い出すと、カイトはそうっと椅子に腰を下ろした。乱暴に座っただけで生理がきてしまうような恐怖感がある。
自然とため息が出てきた。自分の取り乱した姿に。
葵がそばにいるだけで、自分まで彼女の同族と化していくような気がした。彼女と二人でいるのが「女同士」なのだと認めたくなかった。その心理のために葵を追い出したのだ。
「はぁ……。なんでオレはオレなのに、体だけこんなに『女』になってくんだ……」
窓ガラスには、怯えた少女の姿が映っていた。
749 :
317:02/07/25 17:43 ID:VQw2EOS6
投下終了でごんす。トイレ編再び。インターミッションみたいなもんです。
あと80Kほどでスレの上限に達するので、そろそろ次のスレの準備を始めた
ほうがいいのでは? と逝ってみる実験。
次スレも同じ板でいいよね? それともエロマンガ小説板か?
751 :
317:02/07/25 21:02 ID:DSIw/mM5
このスレ使いきったとこで、次はエロTSSS専用スレを作るっていうのはどうだろう。
理想の女性に生まれたらスレとか、TSエロゲースレなんかと共同で使っていくようなヤツ。
スレタイが「 エロ少年少女文庫 」とかいうの(w
……でも今のままだとSSなくなるとこのスレ過疎化の恐れもありか。
752 :
名無しさん@ピンキー:02/07/25 21:04 ID:DSIw/mM5
クッキー消しをしてみるテスト。
さっきから書き込めないんで、短文送るテスト
>>751 TS系SS専用スレ? いいんだけど、職人何人いるのよ。
漏れ、某スレのも書いているから、少なくともだぶり1は確定。
共存でいいんじゃないかな。
でも、「エロ少年少女文庫」という響きには禿しく魅せられるものがあるな。
あそこの10分の1でもいいから、色々な人に書いてほすいよ……。
>>317 お疲れです。
もしもラストがある程度ハッピーエンド?になるとしたら、
男性化した葵(もちろん男カイトと化して!)なんてどうすかね?
あとは男カイトのペニスから型取りして作ったディルドとか
屈辱そうでよいかも。
>>756 黒の女王ってウェブ小説では、女にされた上でもとの自分のペニスを加工した鞭で打たれて激痛を味わうってシーンがあった。
元ネタは家畜人ヤプーなわけだけど。
758 :
名無しさん@ピンキー:02/07/26 01:11 ID:SjsZjR7f
>>759 ぐはあっ……
おいらこのスレにきて良かったよ……
いま速攻でオカズにして一発やって参りました。ごちそうさまです。(-人-)
762 :
:02/07/26 09:34 ID:ewdogBrf
これ結構大きな企画にできるかもな・・・
764 :
名無しさん@ピンキー:02/07/26 19:59 ID:gMLzzDUI
765 :
名無しさん@ピンキー:02/07/26 20:26 ID:uqQrr5qC
759さんサイコー!!
ムラタで抜いた人いる?
>>766 30分ほど粘ってみたけど挫折した。スマソ
>>759 おおおお!
できれば1枚目は全身像がほしいですね。
真正面と真横と背中。んで各部の寸法とか書いてあるの。
ムラタはそういうデータも取ってるんだろうな。
なんかイメージ通りって感じでイイ!
特にムラタはそれっぽい。
770 :
偽物:02/07/27 15:29 ID:f/LxY76V
>>759 リンクできないっす。
ぐーぐる ではヤパーリだめっすか?
771 :
名無しさん@ピンキー:02/07/28 02:35 ID:zGkggXLH
抜いてしまいますた。
772 :
名無しさん@ピンキー:02/07/28 15:29 ID:R5nuJfpa
前スレの404のネタを小説化してほしいっす。
八極拳の使い手・・・
774 :
名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:44 ID:fUzk5FTb
775 :
名無しさん@ピンキー:02/07/28 21:53 ID:yaezTvz9
775はせっかく神のIDなのに宣伝ウザイ。
777 :
名無しさん@ピンキー:02/07/29 00:02 ID:Y2gxFfFz
>777
連番オメ。
ホイホイもいいけどsage進行が効くのでまずはsageるようにな。
779 :
名無しさん@ピンキー:02/07/29 01:14 ID:0RLp4LPp
ホイホイ?
|書き込む| 名前:| | E-mail(省略可): |sage |
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧∧ 。 / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(, ゚Д゚) / < ここに「sage」(半角)と
/つ |つ | 入れるとスレがあがらない。
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| \___________
*ageると広告が貼られます。注意しましょう。。。
781 :
名無しさん@ピンキー:02/07/29 17:12 ID:C5kCJKTe
sageテスート
sageできたーよ!
>>772 今、直の話を書いているので書けない。つまっているのよ、展開で……。
いまひとつキャラがつかめない。のれない。
次スレができる頃にうぷできるようになっているといいんだがなー。
そうだ。次スレどうするよ?
>>786 シンプルでいいかも。
厳密にツッコミを入れると、
> 屈辱や羞恥を与える小説があるサイトを教えて!
↑サイト情報だけでなく、強制女性化にまつわる四方山話も推奨されていいはず。
という点は気になったといえば気になった。
でもpart3だし、お題目と実際の活動が多少ずれてることをみんなが納得してるなら、敢えて修正する必要はないかも。
あと、317としてSS発表してた者として一応最終確認しときたいのは、次スレもSSメインの進行でいいのかということ。
それでいいんじゃないかとい意見が主流だったけど、一応念のためこの機会に再確認。
TS系スレ汎用のSS発表用スレなどを用意する必要はないか。
SSが大量投下されるとどうしても雑談がしにくくSS中心にスレが回ってしまうという懸念と、
スレが寂れるくらいならSSとその感想とで賑わったほうがいいという考えと両方あると思う。
ところで、
カイト君調教物語、それなりに発表できる程度には次回分書き溜まったけど、次スレが確定するまでは投下控えたほうがいいよね?
>>788 既にこのスレがSS+感想+雑談になってるので、このままこのスタンスを
維持する方向でいいのでは。変にSSスレたてると本スレが寂れるし。
そうなると雑談の場がなくなる。
それとカイト物語はまだ投下して大丈夫でしょう。つかプリーズ。
一気に100使う訳じゃないでしょ(w
どうしても次スレを待ちたいってんなら…ちゃんとした正式タイトル考えながら
消費していきましょか。
とりあえず私案『カイト-Kate-』(<-そのまんまw
鏡と首輪や少年少女文庫なんかもリンクしておいた方がいいかも。
実は380でつ。
>>785 もおいらです。
>>787 では、最初の文章をこう修正しようか?
>強制女性化にまつわるよもやま話やSS、強制女性化話のサイト情報を扱うスレッドです。
>男性を無理やり女性化させて、 屈辱や羞恥を与える話に萌えましょう!
とりあえず、SS分離は次のスレの状況を見てからでいいんじゃないかな?
ただでさえTS系スレは枝分かれが多いし、これ以上増やさなくてもいいように思う。
TS系スレ全体で「エロ○年○女文庫」スレ設立の動きが高まったときでいいのでは。
漏れの直&奈緒の話も、まだ練り込みが足りなくてしばらくうぷできそうにもないし。
カイト君の話の続き、楽しみです。早く次のスレ立てた方がいいのかな……。
>>790 少年少女文庫は、TS総合スレからたどれるでしょ。リンクしなくてもいいと思う。
鏡と首輪はちと微妙かな。第1話以外は強制女性化とは言えないし……。
ネット小説としては出色のデキだし、みんな知っていると思うけれど、どうなんだろう?
うーん、このままだと漏れがスレ立てることになるのかなー。誰かやってくれないかなー。
朝起きたら新スレが立って、カイト君の新作が上がっているといいなー。
とりあえず別スレにSS投下したばかりだし(ぉぃ!)、眠いのでまた明日。
直&奈緒の話を練りながら寝ます。
それでは、お休みなさい。すぴょー。
>>791-792の考え方でスレを立てるのに漏れは賛成です。
あ、ID変わっちゃったけど317ね漏れ。
794 :
名無しさん@ピンキー:02/07/30 01:29 ID:25GIECV2
以前あったエンドレスストーリーのような会議室があれば
書き足しや分岐がわかっていいのだが
795 :
名無しさん@ピンキー:02/07/30 01:48 ID:25GIECV2
とりあえず残り50Kほどあるので、カイト君の残り投下で使い切っちゃって下さい。
50Kもないですよね? 続き。
799 :
名無しさん@ピンキー:02/07/30 06:25 ID:R/nARKRk
>>795 ESPRIT.はだめだな。
エロの程度があまいよ。
どっちつかず、中途半端。
入れかえ魂のほうがまし。
>>795 らいらっくさんの未完の作品、
dark Rosesでは公開されているのにESPRIT.では公開停止。
後者管理人とらいらっくさんとの間で何かあったのか、と推測してみるテスト。
801 :
名無しさん@ピンキー:02/07/30 15:00 ID:AQcpVeqT
>>800 | | | ________________________________________________
| | |_____ΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦΦ||ΦΦΦ
| | | ̄ ̄ ̄ /| ||
| | | / /|TTTTTT TTTTTTTTTT||TTTTT
| /\ | /|/|/|^^^^^^ |三三| ^^^^^^^^^^^||^^^^^^^
| / / |// / /|
| / / |_|/|/|/|/|
| / / |文|/ // /
|/ /. _.| ̄|/|/|/ Λ_Λ
/|\/ / / |/ / (___)
/| / / /ヽ /〔 祭 〕〕つ
| | ̄| | |ヽ/l `/二二ヽ
| | |/| |__|/ Λ_Λ / /(_)
| |/| |/ ( ´∀`) (_) Λ_Λ
| | |/ // / ^ ̄]゚ (` )
| |/ ゚/ ̄ ̄_ヽ ⊂〔〔 祭 〕
| / /_ノ(_) ┌|___|
|/ (__) (_ノ ヽ ヽ
/ (_)
>>785 >>792 私“直&奈緒”の話を希望してた者です♪
ありがとうございます“直&奈緒”の物語期待してまする。(^^*)
806 :
名無しさん@ピンキー:02/07/30 23:12 ID:01/87A3c
806ハーレム
807 :
名無しさん@ピンキー:02/07/30 23:18 ID:0QStwqex
808 :
317:02/07/30 23:53 ID:FhYEWZ6h
>>748 それは早朝だった。
といっても閉めきられた旧校舎の中だ。ただ、小さな隙間から差し込む陽光の角度で早朝と分かるだけである。
カイトは夢うつつの状態で、下腹に鉛でも詰められたような不快感を味わっていた。
寝苦しくなって寝返りをうったときだった。
ヌルリ……
生温かいモノを股間に感じた。
漏らした覚えもないのに下痢でもしてしまったかのような感覚。
一瞬にしてその正体を悟ったカイトは跳ね起きた。
いつものように起き上がるだけで耳のピアスと胸のふくらみが揺れる。
それに加えていまは、股間にヌルリとしたものを感じる。
何かの間違いであってくれと祈りつつカイトはパンツを降ろしてみた。
「うっ……」
パンツにはっきりとついた赤いシミ。それを見てカイトは言葉を失ってしまった。
そこへ再び内臓を締め付けられるような痛みがあって、しばらくしてトロトロと股間から血が出て内腿に伝った。
排泄行為と違って、その出血はカイトの意志では全くコントロールできなかった。一方的にただ、流れ出てくる。
その場にあったポケットティッシュをむしり取って、カイトは内腿の血をぬぐった。
もう一枚ティッシュをとって、股の間に当てた。しばらくするとティッシュに赤いシミが広がっていった。
その赤い色と生臭い血の匂いは、誤魔化しようのない現実だ。
カイトに、いま女としての生理が訪れたのである。
あれほど嫌がりながら、ムラタの予言通りの日程で生理が始まってしまった。仮にも自分の体なのにカイトよりムラタのほうがこの女体を知悉している。
……そう考えると、まるでムラタの掌で女としての肉体を弄ばれているようでぞっとする。
カイトは心の底から男に戻りたいと思った。
血を拭くために女性器にティッシュを当ててると、自然とその構造が頭に入ってくる。外陰唇に小陰唇、それらを広げたところにある膣口……。
809 :
317:02/07/30 23:53 ID:FhYEWZ6h
小陰唇……ラビアに触れると、それが以前よりも腫れぼったく感じた。特別授業で覚えさせられた知識の通り、生理期間中に見られる症状の一つだ。
女陰から流れ出てくる血を指ですくうと、自分が女として生かされている事実をこれ以上ないほどに実感させられてしまう。
男だったときは想像したことすらなかった。
女の身というのが、こんなにも頼りなく傷つきやすいものだとは。
細い腕。か弱いからだ。その頼りなさは、女の身になってみてはじめて実感できるものだった。
生理による出血は、しばらく止まったように見えて、しばらくすると不意にまたヌルリと流れ落ちてくる。
出血量がさほど多くないのが救いだが、それでも初潮でしかもまだ一日目である。
カイトは自分が生理用品を使っている光景を想像して身震いがする思いだった。そして、数時間後にはそれが現実のものとなる。
ムラタが朝礼前の時間に訪れたとき、カイトは廃教室の窓際で所在なさそうに立っていた。
座ったり何かによりかかったりすると、生理の出血が余計衣服に付きそうで、立っているしかなかったのだ。
もうティッシュは使い切っていて、仕方なくパンティに血が染みこむままにしていた。
ムラタは真っ直ぐカイトのもとへと歩み寄ってくる。カイトはやましいことでもあるみたいに目を逸らした。
生理が訪れていることをムラタに知られたくなかった。
「私をあまり手間取らせないように。君が自分から協力すれば、毎朝の身体チェックはよほど楽になるんですがね」
「都合のいいことを言うな」
カイトは首輪の鎖が許す限りムラタから離れ、机を盾にした。
「オレを女にして、いたぶって、あんたに何の得がある!」
「自分が女の子だと認めるんですか?」
「話を逸らすな。オレが質問してるんだ」
810 :
317:02/07/30 23:53 ID:FhYEWZ6h
「それを君が知ってどうするんですか。事情を話せば君が進んで協力してくれるとでも?」
「オレには知る権利があるはずだ」
「ないね。君にはいまや人権すらないんですよ。私の胸先三寸で君の運命は決まるんです」
「絶対思い通りになんて、なってやらねぇ!」
「そうですか。ところで、私の見立てでは今日にも君の月経周期が始まるはずですが。もしかしたらもう初潮が訪れてるんじゃないですか?」
ムラタの言葉に呼応するように子宮がわなないて、ヌルリと粘度の高い血が股間に落ちてきた。
無力感を覚えながら、カイトは虚勢を張った。
「生理なんて一生来るか! 余計な心配すんな!」
「生理が来ないと次のステップに進めなくて困ってしまいますが……」
ムラタはすたすたとカイトに近づいてきた。
机を挟んで対峙したところでムラタは腕を組んだ。
見下した冷たい目でムラタが命じる。
「下半身の着衣を脱ぎなさい」
「いやだ!」
カイトは泣きそうになって叫んだ。
「手荒なことをしてあなたを怪我させたくないんです。私の命令に従いなさい」
「オレが憎いなら、手荒なことでもなんでもすりゃいいだろ。オレが壊れたってあんたは少しも困らないんだろうよ!」
そのときカイトはムラタの目線に気付いた。じっとカイトの内腿を見ている。
赤茶けた色の血が一筋、つうっと腿を滑り落ちるところだった。
(見られた……!)
とっさに手でこすっても、血の跡が白い太股に残った。
ムラタの眼はレンズ越しに鋭くそれを捉えていた。
811 :
317:02/07/30 23:54 ID:FhYEWZ6h
「******!」
「……あ?」
ムラタは聞き取れない言葉で何かを口走った。英語だったのかもしれないが、カイトには判別できない。もっと響きの違う異国の言葉のようでもあった。
「……見せたまえ。まさか怪我などではないでしょうね!?」
「いや、見せない!」
「君と議論するつもりはありません」
ムラタは白衣の内側から小型の拳銃のようなものを取りだした。ぎょっとするカイトだったが、ムラタの拳銃には、銃身がついてなかった。
ムラタは拳銃のような物体をカイトの首筋にあてがうと、ためらいなく引き金をひいた。
パシュッ!
ほんのかすかな音がしただけで痛みはまるでなかった。
代わりに、猛烈な脱力感がカイトを襲った。
「てめぇ……マスイを……」
呂律も回らなくなり、後ろ向きに倒れ込みそうになったところをムラタが抱きかかえた。
「本当は無闇に薬品を用いたくないんですがね……」
カイトの意識はすでにぼやけ始めていて、ムラタが何を言ってるのかもよく分からなかった。
するすると下半身の着衣が脱がされていく。
パンティは生理の血でべったりと汚れていた。ムラタはそれを確認すると、今度は器具を使ってカイトの膣を調べていく。
「良かった。どうやら、間違いなく初潮のようですね」
「うう……」
悔しくてカイトは涙を流した。
(こいつに予告された通り……生理がくるなんて……)
まとまった思考もできなくなって、すぐにカイトは眠ってしまった。
寝息を立てるカイトを、ムラタは丁重にマットレスに寝かした。
812 :
317:02/07/30 23:54 ID:FhYEWZ6h
ムラタは携帯を取り出すと、研究所へと電話をかけた。
「……ええ、私です。予定通りの進行でした。そちらでの受け入れ準備を整えておいて下さい。特にリングの調整。頼みましたよ」
携帯をしまうと、ムラタは改めてカイトの寝顔を見た。
「……おまえはいまどんな夢を見ている?」
そっと愛おしそうな手つきでカイトの顔にかかった前髪をかきわける。
カイトに意識があったなら、全身に鳥肌を立てて逃げ出していただろう。
やがて顔をあげたムラタの口元が奇妙に歪んだ。
ひとしきり発作のような哄笑がおこって、止んだ。
「どんな悪夢よりもどんな淫夢よりもなお苛酷な現実を君には送りますよ。せいぜい力一杯あがいてくださいね」
813 :
317:02/07/30 23:56 ID:FhYEWZ6h
カイトが薬品による眠りから目を覚ましたとき、ムラタの姿はもうなかった。
そばに置かれていた紙袋に替えの下着と、生理用品が入っていた。
起きて確認すると、マットレスとの間に挟まれてたタオルに、股間からの血がシミを作っていて、カイトはため息をついた。
どんなに努力したところで生理による出血を自分の意志で止めることはできない。下半身が血塗れになりたくなければ、生理用品を使う以外に選択肢はない。
紙袋にはタンポンとナプキンが両方入っていた。
特別授業で、両者の違いについては習っている。
カイトは迷わずナプキンのほうをとった。タンポンは自分のあそこに挿入しなければいけないという点で敬遠したかった。
ナプキンを包装から取りだし、説明書きの通りパンティに取り付けた。実体験するのは初めてなので取り付け位置に関しては不安だったが、とりあえずナプキン付きのパンティを穿いてみた。
膣の位置に合わせて二、三度ナプキンの場所の微調整をした。ナプキンに赤錆のような血の跡が女性器の形をスタンプしたみたいに残るのがリアルだった。
ナプキンをつけた上で下着を身につけると、いままで感じていた下半身の気持ち悪さはおおかた解消した。
代わりに、股間に感じるナプキンの感触によって常時、自分が生理を迎えた女だということを意識させられることにもなる。向こう何日か、昨日の葵と同じように血の匂いを振りまいて生活することになるのだ。
ナプキンの包装紙をくず入れにほうるという自分の行為に、カイトは強い違和感を覚えた。あまりにも荒唐無稽だとカイトは思った。自分がナプキンを使っているなどと。
無意識のうちに胸のふくらみの下側を手の甲でさすっていた。
このところ身に付いた癖だった。痛む箇所を自ら刺激してしまうように、女にされてしまった自分の肉体を再確認するように乳房を触るのが癖になってしまったのだ。
自分の胸にある奇妙な立体感。それを触って確かめずにはいられなかった。
ぴっちりとしたブルマを腰まで上げ背筋を伸ばすと形のいい胸が誇らしげに突き出る。鏡代わりの窓ガラスに自分の姿を映すと手足のすらりと長いスタイル抜群の美少女がそこにいる。
814 :
317:02/07/30 23:57 ID:FhYEWZ6h
カイトが腰に手を当てると、鏡の中の美少女も同じポーズをとる。
鏡の美少女が自らの胸に触れると、カイトの手にも乳房の感触が伝わってくる。
以前はこうして鏡の向こうに美少女を見ていると、自然にペニスの幻覚が生じていた。
ところが今は股間にナプキンが当たっているためか、幻覚でもそこにペニスを感じることはできなかった。
目を瞑っても自分の体を男としてイメージできない。いつのまにか自己イメージがかつての自分ではなく少女としてのいまの外見に引きずられている。
女を犯している自分の姿よりも、男によって犯されている自分の姿のほうが強くイメージできてしまう。
「反吐が出そうだ……」
女らしい声には不似合いなセリフを呟く。
しくしくと下腹部が痛んできて、カイトはマットレスの上で体育座りした。
また少し血が下ったようだがナプキンのおかげであまり意識することはない。腹に手を当て、自分の膝に抱きつくような格好で休んだ。
その姿勢では膝で乳房がつぶれてしまうが、もうそういった感触で驚くことはなかった。不本意であっても女体の身体感覚には馴れつつある。
「……月経期は3〜7日で個人差がある、だったか? ちくしょう、最悪こんなのがあと一週間も続くのかよォ。あン!」
そばにあったナプキンの箱を八つ当たりで蹴飛ばした。とっさに黄色い声が口をついてしまうのを自分でもどうしようもできない。
ときおりやってくる下腹部の痛みを散らしながら時間が過ぎていった。
一時間ほどして、ナプキンを取り替えた。
本来はもっと長く使えるはずだが、初めてのナプキンなので気になって早めに取り替えることにしたのである。
使用済みのナプキンは説明書の通りに折り畳んで元の袋に入れて捨てた。
新しいナプキンをパンティに固定して身につける。まるでオムツでもしてるみたいな屈辱感があるが、不随意にアソコから血が出てしまうので、選択の余地はない。
カイトは女にとっての生理用品のありがたみをたった一日で、いや初潮が訪れて半日と経たずに身に沁みて学んだ。
815 :
名無しさん@ピンキー:02/07/31 07:56 ID:d4iJNoAy
(゚Д゚)ゴルァ!!
イイ!!
817 :
317:02/07/31 10:39 ID:KsPazBgD
>>814 そうこうしている間に、昼休み。待ちかねたようにカイトのことを知る男子生徒が旧校舎へと姿を見せる。
坊主頭の小柄な少年が今日、カイトを抱く順番だった。坊主頭なのは以前カイトの手で髪に大量の接着剤をぶちまけられた後遺症である。
「カイト君。君は僕にひどいことをした罰を受けなくちゃ駄目なんだ!」
「うわ、よせ、近づくな! 今日は絶対駄目なんだ!」
鼻面をカイトに叩かれて少年はたじたじと下がった。
カイトは焦っていた。いま下を脱がされるのだけは嫌だった。
「まあ待てよ。カイトちゃん、今日はやけに抵抗するなァ」
浩司は意味ありげにチラリと黒板を見た。「祝! 初潮まであと1日」の張り紙がそこにはある
「そういやあ、今日が予定日じゃん? もしかして……あの日? カイトちゃん♥」
「死ね、この色ボケ野郎!」
「おやぁ図星だった? 言っとくけどオレを色ボケにさせてんのはカイトちゃん、あんたのそのお色気満点のカラダなんだぜ」
「見るなよ! テメェ、オレの舎弟だったくせに……」
「フゥ。やっぱまだまだ男の心が強いんだなぁ。もうちょっとしおらしくなってならないといいセックス人形になれないぜ?」
浩司がパチリと指を鳴らすと、二人の少年がカイトを取り押さえ、例のレールのところに運んで胸のチェーンをそこに繋いだ。
四つん這いの格好でカイトの腰が少年達の眼前に突き出される。カイトの力ではそれをどうしようもない。
誰かの手がカイトの尻を撫で回した。
「尻もいい形してるよな。おまけにピッタリしたブルマ穿いて、女子高生モノのAVだよ、まるで」
「おまえそんなAV借りてんの?」
「いや、最近は借りてないよ。カイトちゃんが性欲の捌け口になってくれるから」
「そりゃそうだよな。カイトがいりゃオレたち、AVいらずじゃん。ハハハハ……」
818 :
317:02/07/31 10:39 ID:KsPazBgD
ひとしきりカイトの尻を撫でたり揉んだりした後、彼らは本来の作業に取りかかった。
「やめろォ! 脱がすな! 脱がさないでくれ!」
カイトは青くなって懇願する。
あまりにも一方的な立場に立たされ、虚勢を張るだけの余裕もなかった。
「ご開帳〜♪」
浩司は言うなり、ブルマに手をかけた。
「やめろってば!」
繋がれたままどこにも逃げられず身悶えするカイト。
ゆっくりとブルマがずり下げられていく……
やがて……
一斉に少年達が感嘆のため息をもらした。カイトは真っ赤になって顔を床に埋めた。
カイトのつけていたナプキンは白日のもとにさらされ、剥き出しの股間と一緒に少年達に凝視されていた。
「「せーの。女の子の日おめでとう、カイトちゃん!!」」
事前に打ち合わせをしていたのだろう。彼らは声を揃えて偽りの祝いの言葉を口にした。それを耳にしたカイトが屈辱に身を切り刻まれるのを十分に知った上で。
耳を塞ごうとすると、腕を掴まれ、耳元で囁かれた。
「おめでとさん。これであんたさ、ガキを産めるカラダになったわけだね。よっ、オトナの女!」
「このゲス野郎どもぉ……」
「アハハハハ。カイトのやつ、涙目になってやんの! やっぱ女の子になると涙腺ゆるくなっちゃうの?」
つつぅ……
新たな生理の血がひとすじ、内腿を伝い落ちていった。
「おおスゲー。ほんとに血が出てる! オレ、女の生理って初めて見たよ」
「ナプキンで拭いてみろよ」
「おっ吸収した吸収した。でもCMと違って血糊みたいなのは表面に残るんだな……」
「うわあんま人の顔に近づけんなよ。グロいじゃねーか!」
カイトの生理は完全に玩具にされていた。
819 :
317:02/07/31 10:40 ID:KsPazBgD
カイトは泣き声にならないよう腹に力を入れて口を開いた。
「もういいだろ……元に戻せよ」
「は?」
と浩司はとぼけた。
「パンツとソレ、元に戻せよ!」
「ソレって、何?」
ニヤニヤと意地悪く言葉尻をとらえる浩司。カイトは渋々「……ナプキン」と口にした。
「そうだよな。カイトは生理期間中の女の子だもんな。ムラタ先生にも優しくしてやれって言われてるよ」
「余計なことはいい。早く!」
「で・も・さ」
ぴしゃん、と浩司は裸の尻を叩く。
「くっ!」
ぴしゃぴしゃと叩いてヒップが揺れる様を楽しんでるのだ。
「このまま使い古しのナプキンをあてがうのも気持ち悪いだろ?」
浩司はカイトの使っていたナプキンをぽいと屑籠に投げ込んでしまった。
「誰かカイトをレールから外してやって」
浩司の指示でカイトは床に這いつくばった姿勢からは解放された。もっとも首輪に紐をつけられているので大して変わらない。
「まず、このナプキン1ダースは没収だ」
ガサッ! 浩司はナプキンの大袋を廊下のほうに向かって蹴り出した。
「なにしやがる!」
「おっと。オンナノコがいつまでもオマンコおっぴろげてるもんじゃないぜ」
「う……」
女としての本能が、その部分は男の視線から隠さないと危険だと告げてくる。カイトは思わず内股になって秘部を手で隠していた。
パンティを穿きたいのだが、そうすると生理で汚れてしまう。
「浩司! ナ……ナプキン返せよ……」
「没収だって言ったろ。代わりにアレがあるじゃん」
820 :
317:02/07/31 10:40 ID:KsPazBgD
「アレって……あっ! あ、あれは……」
「嫌ならそのままパンティ穿いちゃえばぁ? オレは別にどっちでもいいよ。ヘヘ」
アレというのは、ナプキンと一緒に差し入れられてたタンポンのことだ。
ナプキンが手元にない以上、タンポンを使うほかない。
恐る恐るタンポンを手にしたカイトに声がかかる。
「オレらの前でそいつを装着してみろよ。生きた性教育ってヤツだ」
一斉に注目を浴びてカイトはがくがくと震えた。
下半身に服を身につけるためには、見世物にされてると分かっていてもタンポンを使うほかない状況だ。
しかたなく包みを破って殻入りのナプキンを取りだした。ネコジャラシの穂ほどのサイズだ。
「あんなんでオマンコの穴埋められんの?」
と素朴な質問が飛び出す。
(バカタレ……中の綿みたいなヤツが水分吸って膣内で膨らむんだよ!)
心の中で罵倒するカイト。タンポンなど実物を見るのも触るのも初めてだが、とりあえずの使用法は頭に入っている。
覚悟を決めると、カイトは左手を自分の秘所に添えた。
そうっと陰唇を指で左右に開き、膣の穴を露出させる。
少年たちが異様に目をぎらつかせて詰め寄ってきた。カイト自身の目線からは殆ど見えないが、いま少女の性器が彼らの前に丸見えになっている。
外野は見ないようにして、右手でタンポンの先端を膣に合わせた。
殻(アプリケータ)の先端を挿入したいのだが、初めての作業で勝手が分からない。角度を間違って挿入しようとすると乾いた膣壁にひっかかって妙に痛い。
カイトが手間取っているとブーイングが飛んできた。
「なにやってんだよ! いつもみたいにズボッと挿れろよズボッと! バイブ突っ込む要領だよ!」
と外野は適当なことを言っている。
ちょうどそのとき午後の授業開始の予鈴が鳴った。
821 :
317:02/07/31 10:40 ID:KsPazBgD
「!」
チャイムの音声をトリガーとする調教を受けていたカイトの体は、自然と愛液の分泌を開始した。
多少なりとも入り口が潤ったおかげで、何度目かの挑戦でヌルリとアプリケータの先が呑み込まれた。子宮へと向かう膣の形に合わせて正しく挿入が行われたという「実感」があった。
あとは作業としては簡単だった。
アプリケータの中に入っているタンポンの本体をところてんのように押し出すだけである。
ほとんど感覚もないが、注意を凝らすと膣の中にタンポンらしき物体が収まった感触がある。アプリケータを抜き取ってしまえば作業は終了だった。
ナプキンと違ってタンポンだと、半日から一日程度は交換の必要がない。
「いやあ、いい見物だったよ、うん。女って大変なんだね」
浩司は横からカイトを抱き寄せると、カイトの股の付け根からちょろりとのぞいているタンポンの紐を指でつついた。
「きゃっ……余計なことするなァ!」
「この紐カワイイよなぁ、プラプラしてて」
「汚い手で触んなァ! 雑菌が入ったら……」
「膣炎になっちまうってか?」
「う、く………………」
「ハハハハ。分かったよ。オンナノコの『そこ』はデリケートだもんな」
浩司の手が離れた隙にカイトは手早くパンティを引っ張り上げた。その上からブルマを穿いても露出度では大して変わらない。ただただ愛玩される少女としての姿格好だ。
もう一度浩司の腕がカイトを抱いた。
「ほんと。カワイイよ、あんた」
衝動に突き動かされるように浩司はカイトの首筋に顔を埋めた。
「はぁぁン……」
感じやすくなってる場所にキスをされてたまらずカイトは甘ったるい嬌声を出してしまった。
822 :
317:02/07/31 10:40 ID:KsPazBgD
浩司の顔が離れたかと思うと、今度は唇をむさぼられた。
唇同士の接触だったのが、やがて舌までがカイトの中に入ってきた。
(やだ……やだ……男にキスされるなんて…………)
カイトの中で男としての意識が悲鳴をあげた。男相手に力でかなわず強引にキスされてそれを拒めなかったという無力感と汚辱感。
こりまで男性器官に舌で奉仕することを強要されることは毎日のようにあったが、処女のように抱きすくめられて唇を許してしまったことはなかった。
浩司に騙されて抱かれてしまったときですら、こんな形でキスを許したりはしなかった。
浩司を突き飛ばそうとしたが、力が入らない。
キスが深まるにつれ、ゆったりとしたリズムで胸を揉まれた。
胸を回すように揉まれ、ときおり乳房の下側をくすぐられる。
(生理中で乳腺張ってて……胸痛いから、やめれぇっ)
そう言いたくともあいにくと唇は塞がっている。
そして、恐ろしいことに痛い筈の刺激が徐々に快美感に塗り替えられていく。
固くしこった乳首の先端を服の上からボタンを押すように指の腹でいじられると、気が遠くなりそうな甘い疼きがそこから生まれた。
「くふぅぅん……」
思わず鼻から甘えたような吐息が漏れ出てしまう。
男にキスをされてるというのに全力で抵抗できていない自分が信じられなかった。
……認めたくない。認めたくないけれどもカイトは、唇を吸われて「うっとりと」していた。
まるで恋を初めて知った乙女のようにキスに酔っている。
そのせいで抵抗できない。
(男の力強い腕……荒々しいキス…………身を任せると、心地いい…………)
男としての自意識が屈辱に震える一方で、心の別な部分は浩司の青臭い愛撫に堕ちようとしていた。
唇の快感が、全身をとろかすような波紋の源になっている。
(強い男に所有されるのも……悪くない……)
酔いが回るように、抵抗しようという気力が消えていく。
823 :
317:02/07/31 10:41 ID:KsPazBgD
二人の唇が離れたとき、カイトの腕は無意識のうちに浩司を放すまいとして動いていた。寸前で理性が戻って、カイトはあわてて手を引っ込めた。
「……なにしやがる。男にキスして嬉しいかよ」
湿った唇をぬぐい、いまさらのようにカイトは吠えた。
「……別に。つい、出来心」
「出来心ォ?」
「ちっ。シャレでキスしてやっただけだよ」
なぜか怒ったようにいうと、浩司はプイとカイトから離れていった。
普段なら昼休みの間にフェラチオ奉仕で少年たちの間をたらい回しにされるのだが、もう午後の授業が迫っているので、それは免除された。
代わりにディルド・ギャグが用意されていた。
リアルなペニスの形をしているそれは、少年たちの平均サイズに比べると、一回りおとなしいサイズに見えた。
「こいつは、カイトさんの元のカラダから型取りして作った代物だってさ。ムラタ先生もマメだよなぁ」
(ちゃんと測ったのかッ!?)
疑問を口にする前にディルド・ギャグをかまされ、言葉を封じられてしまった。
「どう? 自分のペニスくわえてる気分は。気分が落ち着くんじゃないか? アハハハハ!」
「うぅぅぅぅぅ!」
抗議しようとして口の端からみっともなく涎が垂れてしまった。
「しばらくそいつをしゃぶって、フェラテクの自習しときな」
カチリとギャグの錠が首の後ろで締まり、ギャグから伸びたチェーンが逃亡防止のため床の金具に繋がれた。
繋がれた場所より遠くへ行こうととすると、自分自身のペニスの形をしたディルドが喉の奥にまで侵入してきてカイトを責めるようにできてる。
「んぅぅぅ……」
カイトは浩司や他の面々、そして何より彼らの背後にいるムラタを呪った。
その晩、ディルド・ギャグで口を塞がれたカイトの前に初潮を祝う赤飯の皿が運ばれてきた。
824 :
317:02/07/31 10:41 ID:KsPazBgD
頭にきたカイトは皿を蹴飛ばしてひっくり返した。こぼれた中身を怒りにまかせて踏みつけようとしたカイトだったか゛、それ以上暴れると生理中の下っ腹に響くため、断念せざるをえなかった。
望まなかった生理。
望まなかった女としての体の反応。
初めての生理の第一日目は、戸惑いと形のない憤懣の中に過ぎていった。
翌日から、カイトの扱いに小さな変化があった。
見方によれば、それは大きな変化だったかもしれない。
まず地べたに置かれたマットレスの代わりに、簡易寝台ながらベッドが廃教室内に運び込まれた。
下着や衣服、ベッドのシーツは毎日、替えが与えられた。
日課となっていたフェラチオによる奉仕だけは続行されたが、セックスは中止された。
全体的に、カイトの肉体的な健康面を気づかった変化である。食事の質や量も向上して、定期的に食料が与えられた。
旧校舎を訪れる少年たちもきつく言い含められているのか、体に負担の掛かる形でカイトをいたぶることはしなくなった。
それらの変化にカイトはホッとすると同時に、不気味なものを感じていた。
ムラタは時折、信じられないほど冷徹な目でカイトを見る。機械を組み上げるのに必要なネジの一本を見るように冷たい目つき。
そのムラタがカイトのことを「セックス人形に堕とす」と口にしていた以上、それをあきらめたのだとは到底思えなかった。
しかしともかくも表面上、何事もなく時間が過ぎていった。
生理が始まってから四日目のことだった。
朝起きてナプキンを取り替えようとしたとき、カイトは出血の量がごく少なくなってることを知った。
ピーク時はナプキンでも数時間毎にまめに取り替えないと気持ちが悪かったのだが、いまの出血量ならタンポンを入れれば丸一日は持ちそうだった。
生理痛や体のだるさも、とれつつある。
825 :
317:02/07/31 10:41 ID:KsPazBgD
明らかに、生理期間が終わりに近づいてるのだろう。
ムラタもまた同じ見解だった。
「どうやら、明日には常態に戻りそうですね。君の体は健康な28日周期の生理サイクルを見せていますよ」
膣検診を終えたムラタがいった。
「こんな女の体なんていらない……生理なんてこないように、いつかブッ壊してやる」
「そんな勝手は許しませんよ。君は明日にでも、研究所へ運ばれるんです。晴れて第二ステージへと進むためにね」
「研究所って……そこで何をするつもりだ」
「ふむ。まずは徹底的に君の肉体と精神をいじらせてもらいますよ。楽器の調律をするように精密にね」
「嘘だろう……これ以上、まだ何かするつもりかよ……」
「明日になれば分かることです」
まだ何も終わらない。悪夢の時間は続く……
不意にカイトは金色の絨毯の中に立っていた。風にそよぐ見渡す限りの小麦畑。
透き通った空を見たこともない軍用ジェット機が飛んでいく。空気が揺れて、かぶっていた帽子が飛ばされていった。
幻の情景の中でカイトは叫んでいた。
次の瞬間、あたりは元通りの廃教室に戻っていた。
驚いたことにカイトはムラタの胸に顔を埋めていた。むしろ、ムラタがカイトをかき抱く格好だ。
カイトは全身にうっすらと汗をかいていた。鮮明な幻視のせいか、体に疲労感が残っていた。
「あ……オレはいま……?」
「幻でも見たんですか。どんな内容でした?」
なんでもない、とカイトは答えた。どんな形であれ、ムラタに協力するのはまっぴらだった。
ムラタが立ち去ると、カイトは束の間の安息に体を弛緩させた。
さきほどの幻。目にした光景自体はどうでも良かった。
826 :
317:02/07/31 10:52 ID:Lj/HGII9
問題なのは、幻の中で立っていたカイトが女だったということだ。
自分の姿は見てないが、身体感覚や服の感触からいって明らかにカイトは幻の中で自分を女としてイメージしていた。
「こんなんじゃ駄目だ!」
カイトは懸命に女を犯してる自分をイメージして自己イメージの修復をはかった。
ヌードの女を想像して、そのイメージで興奮できることを再確認する。それの繰り返し。
女の体を持ついまのカイトにとっては、虚しい作業だった。どんなに興奮しても固くなったペニスを握ることすらできないのだから。
イメージトレーニングにも疲れてきて、カイトはベッドにごろりと転がった。
生理が軽くなってるので、あまり下半身を気にせず寝返りをうてる。
カイトの言葉を何度も思い返した。
どうやら生理期間が終わり次第、ムラタの研究所へと移される手はずになってるらしい。
もし研究所に監禁されたら今以上に脱出が難しくなるだろうことは容易に想像できた。
「なんとかしないと……」
なんとかしないと、ムラタによってセックス人形に作り替えられてしまう。
この先毎日のように男に犯されながら生きるなんてまっぴらだった。
いままでそれを許してきたのも、隙を見て逆襲に出る心積もりがあればこそだ。
改めてカイトは首輪や鎖が緩んだりしてないか調べてみたが、徒労に終わった。
もどかしく時間ばかりが過ぎていく。
その晩も葵がやってきたが、カイトが研究所のことを尋ねても口をつぐむばかりだった。
生理用品の扱いなどの質問には答えてくれるのに、肝心な話題になると俯いて言葉少なくなってしまう。
葵が立ち去った後、カイトはナプキンを新しいものに替えた。もう出血はとまっていて、これが最後の交換になりそうだった。
生理が終わったのは嬉しいが、それはつまり明日体を調べられればいよいよ研究所送りになってしまうということだ。
途方に暮れてカイトはベッドの上で膝を抱えた。
そのとき、深夜の廊下で人影が動いた。
827 :
317:02/07/31 10:52 ID:Lj/HGII9
一本だけ灯った蛍光灯に背後から照らし出された人物は、葵ではなかった。
「カイト」
と呼びかけてきたその人影は、浩司だった。
「こんな時間に何の用だよ」
「逃がしてやりにきたんだ」
浩司がベッドに近づいてくると、カイトは反対側の端へ後ずさりした。
ここに囚われてからというもの、男が近づいてくるのは決まってカイトの体をいじるためか、さもなければペニスを突き出して奉仕を強要するためだった。
「怯えるなよ。そうやってると、処女っぽいぞ。ヤリまくりなくせに」
「好きでヤラレたんじゃねぇ!」
「ま、いいや。とにかく、時間を無駄にすんなよ。今度はほんとに逃がしてやるから」
カイトは、浩司の顔に向かってツバを吐きかけたが、かわされてしまった。
「今度はマジだって」
「信じられるか! お前がオレを助けようとするわけないだろ」
「あんたはオレの女なんだ」
「……はぁ?」
カイトはポカンとした顔で聞き返してしまった。すると浩司はもう一度同じ事を言った。
浩司は真剣そのものという顔つきで、カイトを自分の女呼ばわりする。
「あ、あのなあ浩司……」
「だからオレ、あんたはムラタに引き渡したくないんだ。研究所なんかに引き取られたら、二度と出てこれなくなっちまう」
「ヤツの研究所について何か知ってんのか?」
「詳しくは知らないけど、あそこはキナ臭いんだ。どっかの国の軍事予算から金が出てるって話もあるし。地域の警察もいざってときはあの研究所に協力するらしい」
「冗談だろ……警官にまで目ェつけられたら、逃げきれないぞ!?」
「だから、ほとぼりが醒めるまでオレの知り合いのやってる町工場に匿ってもらう。話はつけてあんだ」
思いがけないほど熱い調子で喋る浩司にカイトは戸惑った。
浩司には一度痛い目に遭わされてる。
828 :
317:02/07/31 10:55 ID:Lj/HGII9
だが今の浩司が嘘をついてるようにはどうしても思えなかった。
「オレ、あんたを自分の女にするって決めたんだ」
「な、バカッ…………」
カイトは自分の中にわけのわからない感情がこみあげてくるのを感じた。なぜか顔が真っ赤になってる。
「ほら、掴まれよ」
と浩司が手を差し伸べてくる。
カイトは決断を迫られた。
残るか。それとも、誘いに乗るか。
残れば、ムラタの研究所へ送り込まれる。
それならいっそ……
蜘蛛の糸にすがるような思いでカイトは浩司の腕にしがみついた。
浩司の持っていたキーで首輪の鎖が外され、カイトは自由の身となった。
「おまえの胸の感触、たまんねぇ」
「こんなとき、へんなこと言うな」
浩司の腕にしがみついてると、ハリウッド映画のヒロインにでもなったような気分だった。
その上、浩司が服の下にあいた手を突っ込んできて、カイトの胸を撫でていく。
「あくっ……ダメ、そこ敏感だからッ……」
耐えかねてカイトはフルルと身を震わせてた。
浩司は軽々とカイトを支えてベッドから降ろした。
素足のままだったカイトのためにサンダルまで用意されてる。
「いこうぜ」
浩司に手をとられ、カイトは廊下へと出た。
廃教室から一歩でも足を踏み出すのは数週間ぶりだった。
ずっと運動してなかったので、早足で歩くだけでも息があがりそうになる。
はたと気が付いてカイトはいった。
「沼作のヤツ……あいつが見張ってんじゃないのか?」
829 :
317:02/07/31 10:56 ID:Lj/HGII9
浩司は首を振って、意外なことを口にした。
「沼作さんがオレに教えてくれたんだ。あんたを助け出すなら今日がラストチャンスだって」
「あいつが!?」
「沼作さんはオレらの味方なんだよ。っていうより……ムラタの敵って言ったほうが正確か。小汚い用務員ってのは演技らしいな」
「信じらんねぇ……」
「あのカイトがこんな美少女になったほうが信じられねぇよ」
照れくさそうに鼻の頭をかく浩司の仕草に、カイトは怒る気力も失せてしまった。
階段を降りて一階の通用口にいくと、二人はそこから外に出た。
校舎外に出たとたん、涼しい風がカイトの頬を撫でていった。
「外だ……」
芝生の青臭い匂いが懐かしかった。
頭上を見上げると、夜空にぽっかりと明るい月が出ている。
「女の生理の周期って、月の満ち欠けに連動してるんだってさ。ほら、昔の人は生理のことを月のものって読んでたらしいじゃん」
「嫌なこと思い出させるな、バカ」
肘で浩司の脇腹を小突くと、お返しに乳首を指で弾かれた。
胸のピアスが金属質の音を立ててしまい、カイトは胸を押さえた。
「こっちだ」
と浩司は用務員用のプレハブ宿舎を指さした。
「直接正門にいかないのか?」
「しっ!」
突然浩司に押し倒された。
草の生い茂る地面に顔を押しつけられる。
「きゃっ……!」
悲鳴の途中で浩司の手が口に覆い被さった。
(また騙された!!)
そう思って死にものぐるいで暴れるカイトに、浩司が耳打ちしてきた。
830 :
317:02/07/31 10:57 ID:Lj/HGII9
「落ち着けよ。あっち見てみな」
「あァ?」
そろそろと顔を上げ、そちらを見ると、木立の中の暗がりをチラチラと光るライトが移動していた。
誰かが懐中電灯を持って歩いてるようだ。
「この時間、警備のために職員が見回ってる。沼作さん以外はみんな、研究所の息がかかってる連中だ」
「げ……」
「だから朝になるまで沼作さんのプレハブに匿ってもらうんだよ」
カイトたちは見回りの人間が通り過ぎるまで身を伏せたままじっと待った。
「ビクビクした顔のカイトも可愛いよなぁ……」
「るさいっ」
カイトにしてみれば、研究所へ連れていかれることを想像しただけで身震いがする。
女の体は暴力に対してあまりにも無防備だ。男のときには味わったこともない心細さを感じる。
「心配すんなよ。いざとなったらオレが守ってやっから」
「……うん」
「え、えっ!?」
「な、なんだよ。そんなビックリしたみたいに」
「いやぁ……あまりに素直な反応だったんで」
「しょうがないだろ。こんな体にされて、男に力でかなわないってのはイヤってほど身にしみてるからな」
「オッケー。オレに任せろよ。よし、そろそろ通り過ぎたみたいだな」
起き上がって草を体から払うと、二人はプレハブ宿舎へ向かった。
プレハブの小窓からは明かりが漏れていた。壁越しに小さくテレビの野球中継の音も聞こえる。
浩司はプレハブの戸をノックした。
「オレです。浩司です」
反応がなくて心配になってきたとき、ガラリと戸が開いた。
831 :
317:02/07/31 10:57 ID:Lj/HGII9
戸口に立っていたのはまぎれもなく沼作だった。
ねっとりとした視線を感じてカイトは身をすくませた。
「入んな」
そう言うと沼作はさっさと奥に引っ込んでしまった。
「お、お邪魔します……」
まず浩司が、続いてためらいながらカイトが中に足を踏み入れた。
「こっちだ」
と沼作が二人を招く。
入り口近くの部屋はちゃぶ台とガスコンロ、テレビがあるだけの質素な部屋だった。が、その奥にもう一部屋あった。
沼作はその奥の間から二人を呼んでいる。
カイトはまだ躊躇っていたが、浩司に手を引かれて強引にそちらへ連れて行かれた。
奥の間は最初の部屋とは全く違う趣になってた。
思わずカイトはつぶやいた。
「こういうの、どっかで見たことある、オレ……」
「ああ、アレだ、999の機関室とかだろ」
「うん。似てるな」
薄暗い部屋で大量のモニターや計器類が照明の代わりのように光っていた。
インターネットの画面らしきものもある。思いがけずここはIT化された場所のようだ。
モニターの一つは見覚えのある場所を映し出してた。
カイトの囚われてた廃教室だ。
ネット経由の映像らしく秒間数コマの割合で変更されてる。が、カイトがいないいま、映像に変化は殆どない。
「こんなカメラが……」
「ケケケ。隠しカメラってやつよォ」
カイトの反応に気付いた沼作が嬉しそうに相好を崩した。
「おめぇさんの映像にゃ世話んなったぜぇ。なんせ寂しい独り身でなァ」
沼作が部屋の隅を指さすとカートン単位でティッシュの空き箱が山積みになってた。
気のせいか部屋の空気が精液臭い。
832 :
317:02/07/31 10:57 ID:Lj/HGII9
通りすがりの女子高生が校門で作業をしていた沼作を指さして「近くにいるだけで妊娠しそう」と顔をしかめていたことがある。彼女らの気持ちがいまのカイトにはよくわかる。
沼作はカイトに顔を近づけると小鼻をふくらませ、やがてニンマリと笑った。
「女子高生の体育着臭がしやがる。たまらんなァァァ……」
「…………」
女として身の危険を感じ、カイトは浩司の後ろに隠れた。
沼作はそんなカイトの反応に肩をすくめると、一度奥の部屋を出て、茶を淹れて戻ってきた。
「今晩は二人ともここで寝るといい。そこに俺様の布団があるんで、それを使いな」
「ありがとうございます」
浩司はぺこりと頭を下げた。
(掛け布団の上で寝よう)
とカイトは思った。沼作の布団に入ったりしたら、それこそ妊娠させられかねない。
沼作がいまにも涎を垂らしそうな顔をしてカイトの姿をじろじろ見ているので、カイトは気持ちが悪くてしかたがなかった。
沼作がもうもう一つの部屋にいってくれたときはカイトは思わず胸を撫で下ろしていた。
「ったく、気味の悪い野郎だぜ」
「そういうなよ。沼作さんのおかげであんたを助けられるんだから」
「でも、あいつはムラタの手下じゃなかったのか?」
「演じてただけだよ。内偵って奴」
「内偵?」
「沼作さん、国家機関のエージェントなんだってさ。もちろん詳しい身分は明かしてくれなかったけど」
うさんくさいと思ったがカイトは黙ってることにした。
それより、明日以降のことで頭が一杯だった。
一度家に帰りたかったが、そこはムラタに監視されてる恐れがある。
するとやはり浩司の知り合いがやってる工場とやらにいくのがベストなのか……
茶を啜りながら、あれこれと思案していた。
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317:
プレハブの外に人がきたときはビクリと身を固くして息を殺したりしたが、沼作がうまく応対してくれて、カイトの存在が疑われることはなかった。
「やることもないし、寝るか」
浩司が布団を指した。
カイトを守ると宣言した通りに、浩司は今晩ここでカイトと共に一夜を過ごすつもりのようだった。
カイトは敷き布団と掛け布団を分割し、自分は掛け布団の上に陣取った。
「その……まだ一応、生理中だから。襲うなよ」
実際にはもう完全に出血は止まってるのだが、生理を口実にカイトは釘を刺しておいた。
浩司は案外あっさりとうなずいてみせた。
「わーってるって」
カイトはおそるおそる、浩司に背を向ける形で横になった。
鎖に繋がれずにこうして横になるのは実に久しぶりのことだった。
(襲うなよ、か……。完全に女の発想だよなァ)
最前の自分の言葉を思い返してカイトは複雑な気持ちになった。ごく自然に「襲われる」ことを意識してたのだ。
そして、「生理中だから」という言い訳をまさか自分が使うことになるとは思ってもみなかった。
かといって、こんなときまで浩司に犯されるのはまっぴらである。
カイトは浩司が突然後ろから襲いかかってきやしないかと用心していたが、数分もしないうちに浩司はいびきを立て始めた。
カイトはほっと体の力を抜いて、体を仰向きに直した。
幾つものモニターが薄暗い部屋の壁に光を投げかけている。
この異様な部屋は、沼作がただ者でないことを証明している。あの外見からは想像しにくいが、国家機関のエージェントという話もまんざら嘘じゃないらしい。
(となると……国家機関に見張られてるムラタのほうこそ何者なんだってことになるよな)
ムラタの研究所についてカイトは、山奥で怪しい研究をしてる(らしい)ところという以上には知らない。