ドラゴンクエスト官能小説Part4

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1書き手よ、目覚めなさい
前スレが512KBに近づいていたので、新スレです。
【過去ログ】
(DQ官能小説スレッド・ドラゴンクエスト官能小説Part2はギコガードさんのサイトに保管されています)
ドラゴンクエスト官能小説Part3(前スレ)
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1008253949/

ギコガードさんの小説保管サイト「FF・DQ千一夜物語」
http://north-cape.parfait.ne.jp/alflailawalaila/

【お願い】
・男×男の小説は801板でお願いします。
2名無しさん@ピンキー:02/02/01 18:11 ID:ICc6JfNA
くり生剥けの女がいたYO.
http://voo.to/manko
3Re3 ◆8Z0u//R6 :02/02/01 18:13 ID:IhuKJSlo
というよりも、512KB超えてました。続きはこちらでお願いします。

前スレ627より続き



「さま・・・姫さま・・・・」
アリーナは誰かの呼ぶ声で目を覚ました。聞き覚えのある声だが、なにやらあせっている声だった。
「う・・うん・・・・・」
アリーナはゆっくりと目を開けた。そこには涙目になっているクリフトがいた。
「あれ?クリフト、どうかしたの?」
そう言って体を起こそうとした瞬間、アリーナの下半身に激痛が走った。
「痛い!」
あわてて体を起こすのを止めた。その時、自分の服が乱れていることに気が付いた。
「何でこんなに服が?」
アリーナが考えていると、クリフトが水の入ったコップと薬のカプセルを差し出してきた。
「なに?これ?」
「事情は後で話します!とりあえず、これを飲んでください!」
アリーナはクリフトが差し出した薬を口に含み、水で飲み込んだ。
味はとても苦く、飲み込んだ後も口の中に苦味が残っている。
「まっずいー!何の薬なのこれは?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
アリーナの問いかけにクリフトは答えようとしない。
「説明するって言ったでしょ?」
少し怒りが入った声で問い詰めると、クリフトは顔を真っ赤に染め、俯きながら話し始めた。
「・・・・・ひ、避妊の薬です」
「ひにん?」
「・・・・え、ええ。赤ちゃんが出来ないようにする薬です」
「何で私がそんなものを・・・・・あっ!」
アリーナに徐々に記憶が戻ってきた。ケーキをクリフトに食べさせてから、様子がおかしかった。
いきなり唇を奪われ、そして服を脱がされ、最後には初めての体験をしてしまった。
あの時のクリフトは何かに取り付かれたかのように、アリーナの言う事を聞かなかった。
「・・・・怖かった・・・・・」
アリーナはそう一言呟いた。
「申し訳ありません!」
とっさにクリフトが床に手をつき、頭を深く下げた。
「姫さまを守る身分でありながら、姫さまにいかがわしい行為をしてしまいました。
 もう、私にはこの城にいるべきではないと思っています。私はこの城から旅立ちます。
 姫さまがお許しにならないことは分かってますから・・・・・」
クリフトはそう言って、部屋から出て行こうとした。しかし、アリーナが腕をつかんだ。
「待って」
「姫さま・・・・・離して下さい。もう姫さまとは・・・・」
アリーナが首を横に振る。
「確かに怖かった。いつものクリフトじゃなかった。・・・でも、あれは私のケーキを食べてからの事だったから。
 私がきっと、変なものを入れちゃったんだと思う。だから、私も悪いと思うの」
クリフトの堪えていた涙が頬を伝わって床に落ちた。涙声でアリーナに伝える。
「・・・・・・でも、私は姫さまを傷つけてしまいましたから・・・・・。
 ・・・・・・何か、罪滅ぼしをしないと・・・・・」
アリーナがすぐに言葉を返す。
「ううん、私も悪いの。罪滅ぼし・・・・・そうね、私はケーキをちゃんと作れるようにする。
 だから、クリフトは・・・・・私を守れるくらい強くなって」
クリフトはアリーナに向かって敬礼をした。
「は、はい!努力します!」
そしてアリーナはクリフトの耳元で一言、呟いた。
「それじゃあ、誓いのキスをして。精神面も強くないとね」
「はい、それでは目をつぶってください」
アリーナがゆっくりと目を閉じた。そしてクリフトは唇をアリーナの唇に重ね合わせる。

沈黙が長く続く。長い口付けは、お互いの意思を確かめるようにも見えた。
アリーナは心の中で言葉の続きを思っていた。
「そして、いつかは・・・・・・・・」

(完)
6Re3 ◆8Z0u//R6 :02/02/01 18:16 ID:IhuKJSlo
こういうオチになりました。
最後のアリーナの「そして、いつかは・・・・・・・・」の続きは各自でどうぞご自由に想像してください。

次は女勇者×クリフトかな・・・・・・


*しっかし前スレが695で終わるとは・・・・・書き手さんが増えたからですね。
*それではまた。
7名無しさん@ピンキー:02/02/01 19:19 ID:7D3+thvC
重複スレがあったのであげ
8:02/02/01 20:27 ID:ZOPEXVC/
前スレ512KB超えさせてしまいました。ゴメソ。
9名無しさん@ピンキー:02/02/01 23:16 ID:TFxFLCp5
>>4〜5
うまいなぁ。最後ハッピーエンドになってよかったよかった!
楽しませてくれてありがとうございました。

次は女勇者×クリフトですか・・・
期待しています!
10:02/02/02 09:18 ID:oXt0RjSm
前スレの続きです。
11凩@濡れた瞳:02/02/02 09:18 ID:oXt0RjSm
暴れるドラゴンから距離をあけ、少女に駆け寄る。今なら逃げられるだろう。
少女はガタガタと震え、一本の剣にしがみついていた。
「がああぁぁぁぁっ!!」
吼えながら、こちらに向って突進してくるドラゴン。
「それを貸せっ!」
「え? あ、これは――」
なにやら言いかけた少女から無理矢理剣を奪うと、ドラゴンに向かって駆け出す。
傷を追った顔面にメラを叩きこみ、その胸板を剣で貫く。
「がっ――――!!」
血を吹き、倒れ伏すグリーンドラゴン。
剣を抜き取ると、ソロは乱れた息を整えた。

剣にこびりついた血を拭う。
よく見ると剣は錆びついており、あまりいい物ではないようだ。
今だ座ったままの少女に近づき剣を差し出す。
「……どうした?」
だが少女は呼びかけにも答えず、呆けたまま。
「嘘……」
その口は確かにそう呟いた。
12凩@濡れた瞳:02/02/02 09:19 ID:oXt0RjSm
とまどい、うろたえる翼の生えた少女。
何にうろたえているのかソロには分からないが、とにかく落ちつかせることにした。
「名は?」
「え?え?」
「名前だ。俺はソロ。お前は?」
「あ、ルーシアです」
ルーシアと名乗った少女はようやく落ちついたのか、よろよろと立ちあがる。
「ほら、返すよ」
再び剣を差し出す。
だがルーシアは受け取らず、
「あのぉ、ひょっとして、勇者様ですか?」
「……一応な」
とたん、ぱあっと顔を輝かせる。
「わあっ!こんなところで会えるなんてっ!」
ソロの手を握り、ピョンピョン跳ねるルーシア。
シュタッとソロの前に立つと、
「わたしは天空人のルーシアと言います、勇者様」
改めて自己紹介される。
「この剣は勇者様が持っていて下さい。この天空の剣は勇者しか扱えない剣なんですよぉ」
自慢げに言うルーシア。
だがソロは半信半疑だった。こんなボロ剣が天空の剣?
トルネコが見ればさぞがっかりするだろう。
しかしルーシアが嘘を言っているようには見えない。
一応、落とした剣の代わりに貰う事にした。
13凩@濡れた瞳:02/02/02 09:19 ID:oXt0RjSm
いつのまにか日は完全に落ち、月が昇り始めていた。
ソロは月を眺めながら、座って世界樹の葉を口にする。
ルーシアはソロの隣りにくっついていた。
身長差があるので、自然と見下ろす形になる。
薄い月明かりに照らされた顔を見ていると、ルーシアも見つめ返してきた。
うっすら微笑む口元、小さく月を映し出した瞳。

それを見たとき、ソロの体は勝手に動いていた。

突然唇を塞がれ、目を白黒させるルーシア。
舌を絡め、唾液を吸い上げるソロ。
「んっ……んっ……」
そうまでして、やっとソロは正気に戻る。
だが唇の感触は甘く、気持ち良かった。
胸元に手を入れ、直接ふくよかな乳房を揉みしだく。
彼女は薄い布の服以外は何もつけていなかった。
「ぅんっ!……ふぅん……」
ルーシアは抵抗しない。逆にソロの首にしがみついてくる。
裾からも手を入れ、秘裂を撫でてみる。
「んっ!」
ピクンッと仰け反るルーシア。
ただ一度撫でただけなのに、もうソロの指先は濡れていた。
14凩@濡れた瞳:02/02/02 09:20 ID:oXt0RjSm
唇を離し、濡れた指先を目の前に持ってくる。
「随分、感じやすいんだな……」
「んあっ、あぁ、ひん……」
今だ胸を揉まれたままのルーシアは出された指にしゃぶりつく。
ねっとりと舌を絡め、指に付いた自身の愛液を舐め取る。
しばしそれを眺めるソロ。
ルーシアは目を閉じ、一心不乱に指を舐める。
そんな彼女はとても可愛らしい。
「あっ……」
指を引き抜くと、名残惜しそうな声が漏れた。

ルーシアを四つん這いにし、両手で尻肉を揉む。
「あうぁあ……」
そこに性感帯があるのか、全身を小刻みに震わせるルーシア。
そのカラダから力が抜けていくのが分かる。
震える手でカラダ支えきれなくなったのか、代わりに肩でカラダを支える。
自然、尻を高く上げる形になり、ルーシアの濡れた秘裂を見ることが出来た。
尻肉を揉みながらじっくりと秘裂を観察するソロ。
ピッタリと閉じたルーシアのそこは、毛が生えておらず、幼ささえ感じさせる。
だが、時折そこから愛液を噴出す様は、とても淫猥な感じだった。
15凩@濡れた瞳:02/02/02 09:20 ID:oXt0RjSm
いきり立った剛直を取りだし、ルーシアに覆い被さる。
そのまま先端を割れ目にあてがい、両手で乳房を揉む。
「入れるぞ……」

ずっ……

「あはああぁぁぁぁ……」
涎を垂らしながら悶えるルーシア。
秘裂は狭く、中々前に進まない。
ソロは腰に力を入れ、一気に進めた。

ズンッ!!

「いっ――――!!!!」
目を大きく見開き、全身を固くするルーシア。
その剛直を咥えこんだ秘裂からは、一筋の赤い線が足を伝っていた。
16凩@濡れた瞳:02/02/02 09:20 ID:oXt0RjSm
「……処女だったのか」
だがソロの問いには答えない。激痛で何も考えられないのだ。
以前ミネアから『初めては死ぬほど痛かった』と言われたのを思いだし、
そばに生えていた葉を一枚、ルーシアに食べさせる。

しばらくすると、ルーシアの痛みは嘘のようになくなっていた。
「う……あぁ……」
痛みが消え、じんじんと心地良い快感を味わうルーシア。
それを確認すると、ソロは尻肉を掴み、ゆっくり律動をはじめた。
「あぁ……ひぁ……あぅ……あぁ……」
ずん、ずんと最深部に打ちこむたびに翼が震え、よがるルーシア。
傷は癒されたとはいえ、まだまだ狭い。
窮屈な秘裂は速く動かせないが、かわりに強い締め付けがある。
ソロはそんな締め付けを楽しむ為、先端でゴリゴリと擦る動きに変えた。
「んあぁぁっ!ひあぁぁぁっ!!」
ルーシアはこちらの方がいいらしく、激しく身悶えする。
繋がった所を支点にビクンビクン跳ね、口からは涎と喘ぎ声を漏らす。
膣壁の締め付けがさらに強くなり、ソロの射精感が高まる。
17凩@濡れた瞳:02/02/02 09:21 ID:oXt0RjSm
ソロはルーシアの腰をガッチリ掴むと、ラストスパートをかける。
剛直を激しく出入りさせ、熱い膣壁を強く擦る。
「ひぃん!ああぁ!あひぃっ!ああぁぁっ!!」
ひたすらよがるルーシアの膣に、

どぷっごぷっ……

ソロは大量の熱い精をぶちまけた。
「あはあぁぁぁぁぁ……」
ナカに広がる熱い快感に思わず溜息を漏らすルーシア。
荒い息をつき、繋がったままその場にへたり込む。
ソロは余韻を楽しむかのように抜かないでいる。
今も締め付けてくる膣壁が心地よかった。
「勇者……様ぁ……」
ルーシアは首だけひねり、濡れた瞳でソロを見る。

それを見たとき、ソロは心臓が跳ね上がるのが分かった。

再び力を取り戻した剛直でルーシアを貫く。
「あぁっ!ひあぁっ!!」
喘ぐルーシアを抱きすくめながら、ソロはやっとこの動揺の正体に気付いた。

あの瞳が――『彼女』に似ているのだ――
18:02/02/02 09:21 ID:oXt0RjSm
( ゚Д゚)ゴルァ!勇者第四弾。
エロまで長くなっちまいました。スマソ。
19名無しさん@ピンキー:02/02/02 09:37 ID:DFeKzNX3
>>4-5
ああ、ハッピーエンドなクリアリマンセー……幸せです。
良いものをありがとうございました!

で、女勇者×クリフトですか!
これも好きな組み合わせなんで(節操なし)大いに期待しております〜
20名無しさん@ピンキー:02/02/02 16:51 ID:TW2WzPwN
>書き手よ、目覚めなさい

このスレの1はRe3さんだけど、名前見てワラタ。
スレがPart4だからですね。
21Jtn:02/02/02 18:08 ID:UIQiN4HX
おお!新スレ立ってる(藁
みんなすごい!読ませていただきます。
久しぶりの休みだ〜。
スクーターにディスチャージランプ付けるぞぉ!
あれ・・・?なんか忘れてるような・・・。


22名無しさん@ピンキー:02/02/02 20:58 ID:DFeKzNX3
>>21 Jtnさん
クリアリ続きはどうなりました?

23改名:02/02/03 02:02 ID:+zJP8A8A
  前スレ >>678 の続き 
 戦(よろしく、姉さん)今は彼女の黒い体以外目に入らない。色々の彼の想像の男達はすぐ消えた。
鎧姿の自分もいた。鎧の男は乱暴な足取りで去った。
 ゆっくりとは言え浅く摩擦すれば、変に彼女を痛めてしまう事があった。戦(難しい・・・・)と言うのも
気に成らなくなる。この女の体は凄すぎる。若い快感の只中。
 戦「うっ・・・おっ・・・・」戦(面白い位声が出るな・・・)声を堪えると声と言って良い荒い息が出る。
勇(やだ、エッチ)バリーはブラックの声が好きだ。ガラガラに嗄れている。彼女は快感がすぎて声がない。
たまに出る息と共に声は無いのだ。
 頭の中でいつも鳴いている。本当は出してしまいたい声だ.いい、だとか彼の名、とか。
 男はなおも荒い息だ。(辛そうだな・・・俺もキツイ・・・・・)可愛い女。好きな女。しかし、
 (くそ-------!おかしいだろ!!)彼は挿入前の嬉しさはどこへいったか怒り出した。
 (女ってこんなもんかと言う俺と思っていた!その台詞はなんだ!ふざけるな誰が言ったんだ!!
何だよっ出るぞ!気持ち良すぎるんだよ!!)もう心の中で本気で怒っている。
 それでも雌は雄を締める、動かしてしまうと入った態だ。男の力ではどうする事も出来ない忌々しい
体なのかも知れない。はまる男ははまる。しかし
 (いやだ-----!いやだ-----!こんなに早く行くのはいやだーーーー!!) 
 (苦しいっ・・・・あっ・・)思い切り目を閉じて彼を自ら優しく締め、快感に成すがままの女。激震に足を
踏み入れた。彼女は一人行く。
 (何でだ!何で------!!)未練がましい男の矜恃。
 嬉しい女体は(ブラック!ブラック!)叫びたい声と共に体を揺らし
 「・・・・・ぃ、く・・・・・」戦(え!?)
 「ぁっ・・っ・・・・あ゙ぁ゙ぁっ!・・・あ゙っ・・」長い、深い、絶頂だった。男は女の艶容、歓喜の迫力
に気圧された。後頭部、頭部に手をそえ、自分の腕で黒い顔を所々隠しながら・・・緊張状態の女体は
緩んだ。 彼女、強く深く行く場合はさすがに呼吸の喉を開く為声を出す。
24改名:02/02/03 02:05 ID:+zJP8A8A
 戦(まさか・・・・・)女は普通男より耐久力があるはずと彼は思う。戦「バリー・・・・・」
 勇「ん-----?」顔を自分の腕や肘で隠しながら、ニッコリと笑った口元だけを彼女はブラックに
見せてくれた。
 戦「・・・良かったの」真面目だが少し他人事の様に彼は聞く。
 「アハハハハ」戦士が彼女から聞いた事の無い様な大人っぽい笑いだ。
 「いったの見られちゃった・・・・・恥ずかしいよー・・・」彼女は手で顔を軽く隠している。戦(まさか
・・・先に・・・・)先程の怒りは何の意味があったのか、女はもう満足している。
 戦士は女の体を抱いて重なる。見事な乳房は男の堅い胸でつぶされる。
彼女はぼんやりしている。男も呆然としている。
 勇「なんか・・・嫌だった?・・・」怒っていた事など彼女にばれていた。「いいや・・・」嫌な筈は無い
しかし、彼女の名器に彼は少し引いた。怒りで誤魔化そうとした。
 「良かった・・・」「あたしの?・・・・どこが?」爽やかな笑み。からかっているのか真剣に尋ねてい
るのか解り難い。
 「全部。」そう言うと男は弾かれた様に女に深く入った。そして少し腰を揺らす。
 「うっ・・・・」眉間にしわを寄せ、また女は落ちた。「出すぞ」男は伏し目、その嗄れた声で言う。
勇(ブラックさん。その事なんですけど・・・・・)
 彼女は無言。断も諾もない。額に手を当て悩んでいる。男のしなやかな動きに彼女は悲しい程落
ちて行った。
 湯と違う水が鳴る。高い音こもった音が延々と。「ああ!あ!」乳房を揺らす女の声と共に男に
届いている。男女互いの胸にキスし合う。
 (お前はこんな体だったんだな・・・・)近い様で、手が届かない様な黒い肌。敏感過ぎて、到達が
早くて、それは彼の恥を雪いでくれた。今彼は伸び伸びと男で居る。
 (好きだ。もうお前を見た瞬間に好きだった。今、酔って無理矢理の馬鹿ですけど)
 全裸の黒い女と白い男が求め合って激しい。ツガいは違う程良い。自然の法則だ。幸せで面白い
バリーブラックのツガいなのに、若く儚い。火が付くと虚しい。男の中に静かにそれがあった。
 バリーに親しみを込めた誰かの中にもある。第三者の目。誰かが激しく打ち付け合う二人を見て
いる。(君達はちょっとだけ珍しいね。男はそう言う虚しさを一緒に抱いて行ける人じゃないと駄
目だよ)と女に心で話し掛けている。
25改名:02/02/03 02:09 ID:Vt6rdmQ5
 もうどうでも良いから彼女が好きな男。自分と彼女のツガいさえも彼は好きになって来ていたが、
 「あぁ!」今は。まだ張り上げる声を出せる喘げる彼女でイきたいだけだ。(黒いなぁ・・・・目も
好きだ・・・)だがその宝石の様に青に銀に冴えた、眩しい瞳は思い切り閉じられている。焦がれ死に
しそうな男。自らも張り付く様な息を吸い、女をむさぼりまくって居る。
 「おいっ!」切ない壮悍な男の声に、自分の喘ぎ声に埋れながら彼女は少し反応する。
 「バリー、いくぞっ・・・・っ、」ブラックは元気だ。量も多い。
男の息が深く激しい。バリーこの男に犯された事を思い出した。(男っぽいんだわ、基本的にこの人)
 彼女の仲間、彼女の戦士だろうと、射精後の男である事に変りはない。(嫌かな・・・)男の背中を
彼女は抱いていた。男はされるがままだ。
 (エヘヘ。平気なのね)初体験の少年など話し掛けただけで鬱陶しがられた。(あの子好きだったわ・・)
 聡明な優しい美男だった。美貌、心延え、賢しさで女にモテ始めた12才は気負い立って、陰ながら
一途に焦がれていたバリーに、思いを遂げようと女色を覚えた後忍んで来た。
 バリーの体に敗北、屈服。嫌味で無いからこそ深くなって行く若い自信が、男としての自尊心が、
ある種の優越が、折られてしまった。バリーの顔も見たくなくなった。
 14才、バリーの方は嫌われたと悲しくなった。忍んで来た時が殆ど初対面だったが、愛せそうだっ
た。末永く。初めてあの世界へ導いてくれた人、今でも思い出すと少し悲しい。
 彼女の名器で終わった関係(そう言う事か・・・)と彼女が感じる事が出来るのはもう少し後だ。
 「ありがとう」「何よ?」他に何とと彼が言う。
 バリーはブラック湯船に腰まで落された。キスされた。お前良かった、ありがとうあんたもね。虎の
夫婦の様に今の二人は艶めかしい。夫婦。武「夫婦みたいでした!」ちゃっかり湯船に浸かっている中年。
 またこの男は見ていたらしい。いつからだ。戦(もう、どうでも良いよ!)
 武「いや、新婚さんかな・・・・   思案顔の何やら華やかな男を掴み戦士は、
 戦「おっさんバリーと寝た事ある?」武「?」戦「怒んないから言ってくれ!」武「・・・ない」
26改名:02/02/03 02:12 ID:Vt6rdmQ5
 戦「そうか・・・」瑠璃からの情報は無い。戦士はカンダタ子分を思い出した。
 戦(他の女全然駄目とか言ってたな・・・あの男)(バリーきっと名器と言うやつなんだな)天賦の
名器だ。
 戦「バリーが好きか?」武「・・・・・」悪酔いしながら瑠璃は返事に窮する。戦「俺は愛してる」
武「は・・・」うなずく様な変な声。戦士は湯に深く浸かり、水面を見ながらいやに真剣な顔だ。
 武「・・・?・・・」戦「愛してるんだよっ」武(うわ゙ーー!)若い裸の大男は、中年の裸の大男に抱
き付く。武「なぜ俺に抱き付く!」戦「知らん!バリー!」武「当ってる!あ、」(お前のが俺のに、
あぁっお兄さん、す、擦れてる!)
 遠くで見ているバリーには、立ち姿の男二人のうち、女の名前を呼びながらデカイ中年に抱き付く
ブラックは、ただの変人にしか見えない。
 勇「顔色が・・・」青い。心配だ。武「はあ・・・・色々とありましたから・・・・」抜群に元気が無い。 
瑠璃は湯からザッと出て脱衣所へ、
  戦(俺はアリアハン兵士50人の手淫大会2位で、ワイン一樽貰ったんだが・・・)ちなみに1位
 500G。3位はすばやさの種2個だ。グリップ、摩擦の速さ、触れる個所等、厳密な審査の元で
 行われ、三人程に一人の割合でレフリーの目が光る。
  ラウンドごと脱落者が排除される中、最後の三人まで漕ぎ着けた彼はすばやさの種を求め
 3位を狙っていた。だが2位に押そうと思っていた男がいきなりダウン。ばれずに動きを速めて
 いた彼は拍子抜けのダウン。だがあの1位の男にだけはきっと本気を出しても勝てなかったろう。
 2位が彼の実力だ。
  (甘酸っぱい思い出だ・・・・別にそうでも無いか・・・あ、ワイン美味かった。色んなのに集られ
 たけど。)
  男ばかりの臭い大会。陰で人気のある悪習だ。彼はこうして他人に迷惑を掛けない悪行にかな
 り手を染めて来た。魔薬はその最たる物だ。自分を傷つけ、犠牲にするのを頓着しない。この行
 動本人深い意味付けはしない様にしている。その中でもこの大会はかなり阿呆だ。早漏でない由縁であった。
そしてゴム袋に入った男二人の服を持って戻って来た。
 
27改名:02/02/03 02:20 ID:+zJP8A8A
 武「こんなデカイ男の服は誰も盗らんらしいや」そのおかげかGも無事残っていた。尚も瑠璃は
武闘着を取って何やら探している。勇「どうしたのそんな大金!」戦「おっさんが女王と寝た代金よ。代金」
 武「野蛮な言い方は止すんだっ!」と取り出す不思議な物体。武「イシスはゴムの名産地」
何時の間に手に入れるのかこの男。
 武「ほらっキングサイズ。まっ俺もキングで無理してみるけど」とブラックに一つ渡す。戦(こ
れは・・・・アリアハンには無かった物だ・・・・)
 武「てめぇら、俺を殴り飛ばし、見せ付け、その上萎えさせといて只で済むと思うなよ」
バリーは見せ付けにしか参加していない。殆どブラックに関する事だ。
 その戦士は、その手にあるゴム製の避妊具を見て何やら興奮。勇(あの・・・・)
 戦「やりますか?」武「やられますか?」勇(あ、あの・・・・)
                                   新スレですネ。つづく
28名無しさん@ピンキー:02/02/03 21:39 ID:6hGKxzHU
新スレ立ってたのか・・・今やっと気付いたぞぬ。

>>4-5
(;´Д`)ハァハァ
ハッピーエンドマンセ〜
29名無しさん@ピンキー:02/02/04 02:45 ID:r8OuvqDx
age
30改名:02/02/05 03:45 ID:zx8ZErUZ
戦士は自らの手で勇者を壊したいと言う欲求もあった。その手はこの武闘家を許せた。
 戦(この人と壊そう)深く愛し、一番大切にしたい女性に対し彼はこうだ。
 正体を無くし彼女を犯した俺も、確かに俺なのだと戦士ブラックは思っている。それは真実だ。
 勇者バリーは下半身の落ち着く所が無さそうだ。戦(痛いのかい)そうかも知れない。
 ジパングで彼に犯された時、彼女は三日痛かった。両足を除いた下半身に付いている全ての肉、筋
骨、あらゆる神経がちくちくと痛かった。腹部の内臓にも相当来た。
 人から受けたダメージに回復呪文は無意味だった。大賢者程の術使いなら別かも知れないが。
 あの、洞窟で瑠璃に殴られたブラックの流血でさえ、薬草で直したのだ。
 しかし今回は変な場所に当る激痛などあまり無く、深い挿入も男の恥骨が激しい快感だった。
 (彼に耽りそうだわ・・・・)だが淫ら過ぎるのはいけないと彼女は今後も爽やかを決め込む気だ。
 少し離れ男は準備する。戦「種の無いあんたも何で?」武「感度低くな。精神的にも萎えないと、
バリーは敏感過ぎるから。俺等も結構物足りないぞ」
 戦(うん・・・何となく解る。こんなしっかりしたゴムじゃな・・・・)
 戦士はテキパキとそれを着ける。ついさっきまで童貞だった男の行動だ。
 勇(男って言うのは本当に・・・・)
 ヘベレケの対談
  戦「俺何でお前が許せるんだろう・・・」「そりゃ、お前がオレの事好きだからさ」戦(はーっバカな人
  だねー)武「勿論仲間としてな。バリーの事も仲間として好きなんだろ?」「あんた俺がバリーを仲間
  としてしか見てないと思うのか?」「時々そう願うオレがいるぅ・・・・」戦(むっ!?意味深長な・・・)
  戦「先生、あんた俺とバリーをくっ付けたいんだと思ってたが・・・」「それでバリーが幸せになれるか
  この頃不安さ・・・・」戦(何をぉ!?)「凄い恐い顔をするな。トラブルが多そうってだけだ。俺勘悪い
  し気にするな」「じゃ、先生なら良いっての?」武「・・・・・・」「今更バリーに行く気?」
  武「これからする事解ってる?」戦(そうだった・・・・)
 大きな男は黒い三つ編みを跳ねさせ黒い女へ向かう。
 戦(良いんだろうか本当に・・・・)何だか夜風が寒そうな色の薄い男。
31改名:02/02/05 03:51 ID:2ub/a+0Y
 武「バリーさん」ゆっくりと中年はやって来ておもむろに彼女を抱いた。
 瑠璃の匂いを感じるたび、バリーが(ずっとこうして居たい)と思うのは彼女だけの秘密だ。
 だが男の胸を引き離した。バリーは戸惑っている。
 「あんた酔いが醒めてる。だからもう帰ろ。もう良いよ」「何言ってんの?」
 「あんたが何でここに来たか、あたしちょっと解ったからさ・・・」「何でだと思ってる?」
 「・・・だから・・・言いたく無いよ、いやらしいなぁ」彼女はうつむいた。恥ずかしそうだ。
 「そんな恥かしい事?SEX見られるより?」解りつつ男はとぼけて見える。
 「恥ずかしい・・・帰ろぉ・・・」バリーはうつむき、瑠璃の三つ編みを取っていじっている。
 「満足したから帰りたいかい?」まだ男はとぼける。勇(そう言う声は困る)
 反論も出来ず、男の美声に惑わされ真っ赤になってバリーはさらにうつむいた。
 「あんたに開発されてる、あたし・・・・」「お前が元々色っぽいんです」
会話は聞こえない。戦士はただ二人を見ている。(俺達は夫婦と言われた)
ではあの二人はなんだろう。恋人、愛人、いや終わりや別れを感じさせない二人だ。
そして恋人と言う言葉より恋めいて見える。夫婦、の様に生活感、契り、相性の良さも感じられない。
戦(何だ!?)残るは性別だ。違うなら交われば良い。
夫と称された戦士は、なぜかこの男に怒りも嫉妬もない。
 バリーはその三つ編みの男に腰を取られ、二人座ってしまった。ブラックも会話が届く距離に座る。
 武「水の中で女は余裕だぜ。でも行く時は腰に重い物がドッと来るってよ。イッた事ある?」
 勇「ないよっ」弾くように彼女は言う。武「お前なら気を失うかもな」
 勇「あんたね!気失うまで・・・あたしを、」
 武「そうならない様に気を付けようか?でもこればっかりはあんたの体なんだぞ?」
 さっきも聞いてたけどお前碌に息も出来てないだろ。
 あれは苦しそうで腫物を触る感じだぜ。男はちょっと困るね」
 勇(こう言う体だもん・・・・・・)憮然として泣きそうなバリーに
 武「俺、お前殺せる」表現のしようのない声が。女の胸は黒く鳴った。
 「服上死だな」ニヤッと笑う瑠璃に、バリーは高い鼓動が抑えられない。
32戦+武×女勇:02/02/05 04:00 ID:2ub/a+0Y
 勇(死・・・・)そしてその言葉を呆然と噛み締める。武「おい、若い女がSEXで死ぬかよ」
 勇「冗談だって事位解る」武「良かったよ。」と指でバリーに進入した。
 「やだっ」しかし、男の笑顔で声は止まる。勇「あの、ね・・・・」「感覚違うだろ?」
 「うん・・・・違う・・」恥骨を内側から指で握られた。勇(うわぁ・・・・)目を閉じ骨で彼を感じた。
 水中は不思議な感覚。声は出したくないので出さない感じ。
 曲げた指で入口付近を摩擦された。彼女は目を開ける。凹凸が彼を感じる。
(うぅ・・・・・)激しい快感では無く、萎えたいやらしさが襲って来る。
 落されると言うより、自ら楽しむ感覚だ。今は。武「そう、自分でその気に成んないと水中じゃ女は
 いけねーぜ」腰を取られ、男の片手で少し動かされた。指が出入りしている。
 勇「・・・ぅ、・・」声では無い。女は小さく喉を鳴らしている。武「お前が動いた方が良いんだ。
 感覚解るかな?」勇「あたしが・・・・?」
 武「やって。自分で動いたって死なねーから」
 勇「解ったってば」彼女はしつこさに少し吹き出す。武「ブラックさん、」青年を手招きする。
 武「いやでも死ぬんだ、焦らずちょっとづつ死んでこう」女に言う。勇(私はこんな事をしていて
良いんだろうか・・・・・)頭によぎったが、近付いたブラックのキスで飛ばされた。
 ブラックは片足の腿にバリーを乗せた体勢。瑠璃も同じ体勢でバリーの背中を抱く。
 後から前から、まさに嬲り。
 話は付いていた。武「さっき喧嘩に負けちゃったから、どうせ下っ端よ」笑ってバリーの頬にキス
する。武「俺より先にバリー抱いたんだからお前本当、俺の兄ちゃんだな。よっ兄貴。」
 戦「あ、兄貴は止めて欲しい・・・・」武「へい。」これから呼ばれ続ける事を想像して戦士はゾッと
している。勇(うわぁー。序列が出来てるー)
 男はやはり恐い。12の歳の差を無視。さらに二人で女一人嬲ろうと言うのだから・・・・
 勇「やめて・・・」中年に言う。武「あぁ?」返事は笑顔でも応じてはくれない。
 女の背と男の胸は擦れ合って、また厚い唇同士は重なる。若い男の方はバリーの胸にキスする。
 勇(あ゙ぁ゙ぁぁ・・・・)思考力は低下。爆発的に扉が開いて異様な世界へ堕ちていく。
33戦+武×女勇:02/02/05 04:03 ID:2ub/a+0Y
 若い男の手は水中の女性器へ、親指でどこと言う事なく押す。女の息がもれた。
 後から抱く男にも乳房をもてあそばれ、首にキスされ続け、彼女は荒い息を男達に聞かせ続ける。
 ずっと苦しむ様な息でもがき、それで男達の息も荒くさせ、
 しばらくして彼女は涙声に鳴く。「あ゙あ゙っ・・・ぁ--・・」
 彼女も少し嗄れた少し低音の声をしている。快感を得た時は彼女の物と思えない、高い可愛い声を
 出したり、地声よりも嗄れた声で叫んだり忙しい。
 戦「バリー、何だよその声・・・・」声を塞ぐ様にブラックは彼女に口付けする。
 勇「ん゙ん゙っ・・・・・っ゙」キスの間を縫って瞳を閉じた彼女は声を出す。
 戦「いやらしい。お前他人の声褒めてる場合じゃねーよ」勇(その声で言わないで・・・・)
 そして恥丘を攻められ高く鳴く。「あんっっ」武「そろそろ、な」荒い息の
 男と女は見つめ合う。勇「あたしから行くの?・・・・」武「そうだよ。またこいつに」
 戦「来いよ」荒い息で若い男も迎えようとしている。冷たい命令口調。
 よくある事だ。こんな彼にバリーは可愛く反抗して、二人で可愛い喧嘩になって、すぐ可愛く
笑い合って。いつもはそう終わる。
 今バリーは横を向き目を閉じて無反応だ。勇「ヤダ。」武「おい」戦「何だよ」
 勇「自分から行くなんてイヤだ」戦「俺から行けば良いのかい?」投やりに舌打ち混じりで
言う男。うなずく、様には見えなかったが、恥ずかしがってそう言う態度だ。
 戦(ちぇ来ないか)戦「動くんだぞ」そして「っ・・・」と入る。
「あ゙ぁ゙っ」水中。初めての感覚に彼女はまた低く鳴いた。           つづくナゲ-ナ
34名無しさん@ピンキー:02/02/06 03:56 ID:55M6xb68
DQ3の女魔法使い希望
前々スレの奴に出てきたような性格がイイ
35名無しさん@ピンキー:02/02/08 02:41 ID:JgbsHfGN
age
36名無しさん@ピンキー:02/02/08 05:52 ID:2SjnefZH
みんなの中では、DQ3のスタートからEDまで何日(何年)だと思ってますか?
DQ3以外でも知りたいかも。
37戦+武×女勇:02/02/09 07:03 ID:T/ukqr40
 変な入り方をしてしまった。戦「あ。悪ぃ・・・」バリーの今の声も痛さ半分なのだ。
 しかし落ち着いて彼女の腰付きは滑らかだ。
 奥の凹凸に当る。そして暗い道をずっと経れば、彼女の最も女らしい所に彼の先端は当る。
 フワリと優しく、時にキツイ程に締められる。ゴムに邪魔されても、
 戦(バリーだ・・・・)視力の記憶力並に、海綿体は彼女を憶えてしまっている。
 一度抱けば一生忘れ得ない女。(あぁ、バリーだ)
 心中無邪気が過ぎる男は、一人前の動きと体で彼女の首に噛み付く様にキスする。
 勇(この人たまに可愛いの・・・)そして優しい、厳しい、強い、脆、そう。
 女につかみ所を見せない風情がバリーは好きだ。
 勇「ブラック・・・・」息を弾ませ涙に光ったちょっと頼りない目で、バリーはブラックにせまる。
(これからあなたを攻めるの)と言う顔をする。戦(その顔止めてくれよぉぉ)
 あまりの嬌態にブラックはふと目線を下ろしてしまう。戦(かっ 武(かっこわりー)
 少し俯いた青年の視線を、もっと若い女がなだめる様に追う。
 状況は変わらないながら戦士は即復活。
 ブラックにとって、バリーの色気は許容範囲を超えてしまう時がある。瑠璃は受け止められるだろうが。
 戦(色気がなんだ!オレもスケベだ!)目の前の男女を睨む。
 (いつかバリーの××××を○○ちゃう程△△まくってやる!)言葉でエロを表現しても今はかなしい。
 ゆっくりと大きな動きで男根を支えに上下に動く。(あたしこんな事してる、)
 頭がすっきりしているので言い知れぬ罪悪感や、羞恥が襲う。しかしこの下半身の感覚が、
 勇(楽しい・・・・)この余裕は湯の所為だ。すっきりとして、罪悪感、羞恥も全て初の感覚の湯の為
だった。男を締めると女はもっと楽しい。
 戦「ゔぁ゙っ・・・ぁっ」若い男は気兼ねなく妄りがわしい声を仲間二人に聞かせる。
38戦+武×女勇:02/02/09 07:05 ID:T/ukqr40
 男も、血肉を湯に締められている下半身、夜にさらされた上半身。
 独特のこの状態、女に入れている男そうでない男両者、目の前の若い女にそれぞれ夢中だ。
 後の男の大きな手で女の両の乳房は鷲掴みだ。乳首も男の思うがまま。指で弾かれる事が多い。
 他はもう、押されたり摘ままれたり擦られたり・・・・
 勇「いや・・ん・・・」バリーの息はどうしても荒い。これだから腰の動きも進んでしてしまう。
 乳首だけで彼女はもう、ちょっとイッてしまった。
 その中年の片手を時折退き、若い男が彼女の乳首をくわえ小さくなめる。
 勇「やぁっ、やだよぉぉ・・・」涙声だ。それでも彼女の腰は動いている。またイッてしまいそうだ。
 戦「うっ・・・ぅぁ゙、」戦士、バリーの乳房をつい強く握ってしまう。
 それでも指の股で彼女の乳首を攻める。勇「いっ、あっ・・・・」高い声で女は歓ぶ。
 武「兄ちゃん・・・バリーのと混ざって耳障りだ、声・・・・」
 戦「止めるのは・・・無理だっ!・・・ゔぅ゙っ」首を落とし、むさぼると言うより堪えている男だ。
 武(どれだけバリーは良いのかねー。・・・ブラックは敏感だとは何か思えんし)
 瑠璃は男の手の平で、ブラックの乳首に触れるよう胸を押し、滑らせた。バリーに没頭している
のは解るが、反応は早くない。
 戦「ん?・・あ゙ぁ゙?何だ?・・・・ゔっ」男の手が離れるのも待たず、ブラックはすぐバリーに落ちる。
 武「いやいや・・・」武(やっぱりちょっとそうだ)
 戦(気色ワル!じじいっ!)おっさんはとうとうジジイへ。
39戦+武×女勇:02/02/09 07:07 ID:T/ukqr40
 勇「あ----っぁぁっ」深い挿入のまま、細かく腰を振ると言う動作をバリーは続けていた。女の色々
な物が男の皮膚に、それ越しの骨に打ち当る。
 勇「・・・またいっちゃう」小声でサッと言う。瑠璃は動くバリーに上手く合わせゆっくりと又キスした。
 武「バリー、愛してる」
 戦(あ!)女は武闘家に寄り掛かって揺れている。
 武「ま、言わなくても良かったか。ハハハ。二人共愛してるぜー。」
 戦(この野郎!先に言いやがった!!)
 確かに、大きな手に地面から引き込まれる様な感じがした。腰の辺りが霧が立った様に重い。彼女は
意識が飛びそうになった。その時ブラックに強く抱かれる。
 そして何かに突かれた様な短い絶頂は終わる。赤子の様に彼女は目を閉じる。
 ブラックに可愛い人だ、と言われた。勇(この人に可愛いなんて初めて言われた)
 そして力強い男。勇「ちょっと!」彼女は止まっている。武(あ、好都合)
 水面はいくつもの湯の山を作り揺れた。
 ブラックと言う男に激しく求められて、バリーは目眩を覚える。
 そして彼女は後に何か感じる。
 勇「やーーー!やだぁ!!」彼女の後。生殖器ではないが、独特の快感がある性感帯に男性器を
押し付けられている。
 勇「やめてよぉ!」媚びて高い声、困った泣き笑いの顔だが、
 武「先だけな」歌うような美声はまだ少し酔っていた。
 勇「やめて!」今度は低い声で威嚇、しかし喘ぎが混ざった。今彼女はブラックにも攻められている。
 そして瑠璃にその付近をゆっくり攻められる、滑らされる。
 勇「あぁっあん、だめっ・・・」また低音と高音の混ざる彼女の声だ。
 三大人種がピッタリと重なり合っていて、それで一つの塊の様だ。三人全員喘いでいる。男二人に
前に後に攻められる女は気も狂わんばかり。 
 勇「キライ!あんたなんかキライ!」言われた中年はだが、少し入り摩擦する。
 勇(うぅ・・・・)前からは若い男。摩擦は細かい動作で強い。
 勇(あぁ・・・)彼女は声を奪われる快感に落ちた。
 武「悪ぃ・・・俺けっこう入ってる」情欲を誘う中年の声がする。彼女は頭が呆然としている。
40戦+武×女勇:02/02/09 07:10 ID:T/ukqr40
 戦「バリーっ」好きな声が彼女を呼んでいる。
 戦「結婚してくれっ」彼女の首に噛み付く様に抱き付いて来た。
 戦「一緒になってくれ!」今まで彼女が聞いたブラックの声の中で、最高の部類だ。声は。
 勇(本当なら--全くこんな場所でこんな時に--と思うけど・・・・冗談言わないでよ酔っ払い!!)
 彼は酔うととんでもない事を言い出すのをバリーは良く知っている。
 (自分と結婚)などは初めて言われたが慣れた物だ。体と頭の訳が分からなくなった時、
 急に重たい感覚か襲う。
 勇「ゔゔっ・・・」武「おっ来たな」勇「瑠璃。・・・」後ろ手に彼女は中年の首に巻き付く。
 戦士はそれを見たが無言で彼女をむさぼる。
 目を開く事が出来ない彼女の唇は、瑠璃の耳に触れている。
 武「俺でイキたい?」勇「うん」目を閉じて、ただの息の様な消え入る小声で言う。
 男も小声だった。女もうなずくのは見せられなかった。この若い男の手前。
 彼女は瑠璃でイッた事が無いから、新しい欲を深くしたと言うのが妥当だが。
 武「あははは、バリー若いっ可愛いぜ。いつかな。もう間に合いそうに無い」
 これが今日、暗い世界に入る前彼女が聞いた最後の言葉だ。
 長い、低い声を出した後首を落とし、全体重を重力に奪われ湯船に落ちそうになった彼女は
二人の男に救われた。

 武「起きたな」
 男の顔が見える。気を失っていたのは数分の間らしい。
 武「いつかって言ったけど、今するから」
 勇(あ・・・・そう・・・・うわっ!)その、固さ。
 モンゴロイドは固いと言うが、瑠璃はその見た目のまま彼女に入る。あまりに固い為、
バリーの圧力に負けずそのまま入って来る。勿論ゴムは付いていない。
 勇(腰にこれだけ固くなる物付けて女の人とつながる人も居るんだ・・・・)
 先程のブラックと同じ体勢だ。女は土の上、男は足だけが湯船にある。
 武「あ゙--------っ。いいなっ」
 低く喉を鳴らし彼は歓んだ。極たまにしか彼のこんな声は聞けない。
 芝居の様に見えてそれは間違いだ。
41戦+武×女勇:02/02/09 07:12 ID:T/ukqr40
 無数の凸が、濡れた厚い襞が、別の生き物の様にうごめき吸い付き、男を捕らえて淫乱に
飲み込もうとする。数え切れない女を知っている瑠璃だが、こんな名器は初めてだ。
 快感に気を取られて、ブラック、否バリーに殴り掛かられても今の今は避けられ無かった。
 柔らかい皮膚同士の感覚。キスの時もそうだったがバリーにとってこの男は何か特別だ。
 快感が他の男と違う。瑠璃の方も同じ様にバリーが特別だ。
 挿入だけ、動かしもしないのに、今までの女で最高だと彼は彼女に優しい声で爽やかな笑顔で言った。
 バリーは何だか笑い出したい様な、変に嬉しくて泣きたい様な・・・・・
 すぐ抜き去る男、濡れたそれでバリーの恥丘を少し触れ、掠め、離れた。
 武「これでお終い。夜の友とします」後は元気に笑う美声だ。

 見てはいけない物を戦士は見た様な気がした。二人のつながりは“毒”の様な気がした。
 そしてバリーが他の男と交わっている所を黙って見ていると・・・・
 本当は翻筋斗打って倒れ込みそうだった。想像とこの目で見るとは大違いだ。
 瑠璃のしなやかで男らしい背。惚れ惚れとする。
 自分もあれだけ立派だったろうか、彼は涙腺が痛くなった。
 バリーが好きなんだ、と同じ男として感じた。あのクールな男が本気を出して来るのかと
戦士は空恐ろしい。そして彼の気持ちになって見る。
 思えば戦士が喧嘩を売って、瑠璃が買いそう(本日は買い(初)。戦士の勝利)になった事と言えば
バリーが絡んでいる様な気がする。
 自分とバリーが貪り合う姿、そんな男は見ていた訳である。
 結局自分は至らない男だと彼は痛感するのであるが、それは向こうにも言える。瑠璃も結局見せ付けた。
 宣戦布告。解り易い言葉だが、戦士は瑠璃も好きだった。
 戦(俺達どうなるの?)心で武闘家に問い掛ける。
 黒い三つ編みの垂れた凛々しい背は前だけを向き、返事も無い。
42戦+武×女勇:02/02/09 07:15 ID:eP00wA9y

 戦「このまま寝てて良いぜ」武「脱衣所運んで服着せてやるから。下着は自分で付けろよ」
 勇(いいよ・・・恥ずかしいな・・・・)しかし半分無い意識でそれに従った。
 勇「あたし慰めに来たんでしょ・・・」武「恥ずかしがってたなー。男の体で慰められるのはそんなに嫌かい」
 勇「恥ずかしい・・・もうしないでね・・・」武「解ったよ。下品な様ですが、良かったでしょ?」
 勇「・・・・・うん・・」武「ま、このお兄ちゃんが最高殊勲ですけどねハハハ」
 指を軽く指された青年も、勇者に傅こう位に思っていたが、振返ればただの暴挙だ。
 バリーに何を言われても良い覚悟があったが、彼女からの言葉は無く、
 変なおっさんから最高殊勲とは欲しくも無かった。 
 素晴らしい裸体の女を二人の大男が、囲んで、体を持ち、時に話し掛け甲斐甲斐しく服を着させている。
 三人共見事にセクシーだった。目立った。
 脱衣所の男(たまに女)達は指をくわえんばかり、よだれを垂らさんばかり。
 バリーは気付いた。
 足の無いネグロイドの中年男がフラフラと宙で遊んでいる。勇(幽霊だ)
 *「アシはテドンで宿屋をやってたもんさ。仲人頼まれてよ、人生であれ程大きな頼まれ事無かったもんだから
  はりきってたのに・・・この世に未練タラタラよ。
  でもあんたら見てて成仏出来そうさ。男と女の事さ、水を差すかも知れねぇ事にアシは気負い過ぎてたぜぇ。
  その夫婦にあげようと思ってたランプな、武器屋のダチに差し出し人も言わずに預けたまんまでよ、
  もしまだ有ったらお前さんにあげる。今日のお礼だよ。
  バリーてんだねお嬢さん。生まれ落ちたのがテドンなんだねぇ、
  ずっと泣いてたから心配して、アシャあ付いて回ってたのよ。村の有り様にはがっかりしたろうなぁ」
 勇「うん・・・」されるがまま、服を着させられながら何かに悲しくうなずく様な彼女に
戦士は怪訝そうだ。武闘家は神妙にしている。
 *「泣くな泣くな、お前さんその男に愛されてるよ。元気をお出し」
 勇「はい。」幽霊はもう天高い所で彼女の返事を聞いていた。彼女の目から遠く離れフッと消えた。
 嬉し泣きに泣いている彼女に
 戦「バリーどうした?」話し掛ける男、武「・・・・・・」無言の男。
43戦+武×女勇:02/02/09 07:18 ID:T/ukqr40
 イシスの事は戦士は憶えていない事が沢山ある。武闘家も多くある。
 バリーが話すと二人で「は?」と言う事が何度あったか。
 勇(だからあんた等は急に男でたまに恐いのよ!)
 しかし二人に抱かれている時幸せだった。愛を、実は彼女も感じていた。
 幽霊の言葉はその思いを更に強めた感だ。
 しかし彼は、その男、と言った。達を付けない。
 バリーを愛して居るのは一人だけと言う事か、達など付けるまでも無く両者だからなのか。
 戦「愛されてるぅ?あのおっさんにも感じたのか」
 勇(言っちゃ悪いけどあんたよりあの人に強く感じたよ。何でだろうね)
 
 戦士が憶えているのはバリーが痛そうだった(これがまたショック)のと、(結婚)だ。
 戦(本気だったが相手にされまい・・・・)
 だが案外、勇(あたしの事好きなのかしら、ウソみたい!)
 あら?と思う事はあっても仲間への愛かとバリーは思ってしまっていた。
 そう言う事をとても大事にしそうな人だ。優しいので。
 彼女に対しては、彼は破壊欲求もあるので、冷淡になったり無慈悲に成ったりもした。
 つまり、一見すればブラックは解り難い。偶々自分が女だからスケベ心を出している、
 悪い考え方をすれば捌け口にされていると彼女は思っていた。
 今回は様子が少し違う・・・・勇(様な。)
 戦「バリーさ、お前しか知らない男って良いか?」
 勇「ん?」戦「いや、特別に思うか。お前」
 勇「思う!嬉しいよ!でもさー、他の女も知って欲しいとか思うかも。
 それでもお前が良い、って言われたらそれも嬉しいかも!だし」
 勇(でもあたしが本当に初めてだったの?あれで?ちょっと変な時は何回かあったけどさ)
 戦「あ、そ・・・・」
 勇「あんたあたしの事好き?」
 武「うん。まぁ」デカイおじさんに抱き付かれた。勇(あ、この人がいた)
 しかし会話の横取りは頂けませんなと彼女は言う。武「はいはい」
44戦+武×女勇:02/02/09 07:20 ID:T/ukqr40
 イシスの時から、三人はさらに仲良くなる。
 床で寝たり宿屋のベットが大きければ三人で同衾する様になる。100%バリーが真ん中なので
端の大男達は良くベットから落ちた。
 一人の男が寝ると、男女二人・・・・と言う事もあったが、
 盛り上がりを見せても最後までは中々・・・・である。
 男二人も元々良かった仲が更に良くなる。
 下手すると結ばれてしまいそうだ。
 お互いこいつが女だったらと思い合い、キスしそうになって二人泣く程笑った事があってしまった。
 それもあって戦士は夜のテドンでもバリーの事で戦士に差を付けた武闘家が、
 有り体に言えば邪魔となって来た。
                                        END
 次は夜のテドン。とても短いです。       
 >>31「(腹)上死。」誤字が目立って参りました。気を付けたい。
45名無しさん@ピンキー:02/02/10 19:34 ID:B+CMdnOh
保全しておこう
46名無しさん@ピンキー:02/02/10 19:38 ID:ivAKQBLD
ネネたんのエロ小説きぼんぬ
47初めてうぷしてみるテスト:02/02/11 00:22 ID:SBCj43F8
*状況説明は結構後の方で出てきます。

 ハッサンの暴走が始まったのは、ガンディーノを訪れたあたりからだった。それまでの
彼は呪文を唱えられない事もあって他の仲間達を気遣っていたのだが、いざ賢者をマス
ターしてしまうと彼に敵う者はパーティー内には居なくなり、ハッサンは事実上の支配者
となっていた。そんな彼は、毎日の如く仲間たちに性的な奉仕をさせていた――(それで
も流石にアルスは厄介と思ったらしく、暴走行為はアルスの居ない時に限って行われた)。

 じっとりとした闇に包まれた馬車の中に、情けないくぐもった声が響く。
「ああ……そうだ……上手ぇじゃねえかテリー……バーバラとはまた違うような……チャ
モロよりもずっと上手いぜ……」
 ひのきの椅子に座っているハッサンは、陶然とした面持ちでそう呟く。テリーの首は
ハッサンのごつごつとした岩のような手に握られており、妙な動きをしたら直ぐにでも首
をへし折られるであろう事は容易に想像出来る。テリーは、ただただ無表情に同性の性器
をしゃぶっていた。最強の剣士になるという夢をかなえる為には、こんな情けない理由で
死ぬなんてもってのほかだ。
 微かに上下する頭に会わせて揺れるプラチナブロンドの前髪。剛直の巨大さを物語るか
のように膨らむ頬。チャモロとバーバラは、その様子を為す術もなく呆然と眺めている。
二人とも、とばっちりを受けたくないのだ。
 ハッサンが一際高い喘ぎ声をあげた瞬間、唐突に馬車の扉が開かれた。四角い光輝の中
に人型の闇が浮かぶ――ミレーユだった。
「ちょっミレーユ……」
「あ、あのボク達は……」
 あわてふためくバーバラとチャモロを無視し、ミレーユは毅然とした面持ちでハッサン
に近づく。
48sage忘れた……:02/02/11 00:23 ID:SBCj43F8
「姉さ……」
 すべて言い終わらぬうちに、ハッサンは指に力を込め、テリーの首を締め上げる。
「弟の代わりにあんたがしゃぶってくれるってのかい……?」
 その言葉を聞いているのか聞いていないのか、ミレーユはしなやかな白磁の指をハッサ
ンの手に絡め、ハッサンを無言で見つめる。それを受けハッサンは満足げに鼻を鳴らし、
指を開いてテリーを解放した。テリーは床に倒れ込んで数秒間むせるとおもむろに立ち上
がり、雷鳴の剣が立てかけてある壁へと駆け寄る。
「やめてテリー」
 ミレーユは、ハッサンの剛直を両手で握りしめ、俯きながらそう叫んだ。
「なっ……」
 テリーは、怒りでわなわなと震えながら立ち止まり、ハッサンの方に向き直る。それを
確認すると、ミレーユは続けた。
「ハッサンは強いわ……あなたの3倍、いやアルスの2倍。分かってほしいの……彼がい
なくては世界の平和を取り戻す事なんて夢のまた夢……」
 反論不可能な事実を提示され、テリーは血がにじむ程強く下唇を噛む。バーバラとチャ
モロは、気まずさの余り馬車の外に出てしまった。
「だから……私がみんなの分まで灰を被るわ……」
 ミレーユはそう言うと、真っ赤な舌を蛇のように繰り出し、ハッサンの赤黒い亀頭を舐
め上げた。ハッサンの腰がびくんと跳ね上がる。
「ねえいいでしょ……私が毎日……いえ、あなたがその気になったらいつでもしてあげる
から……他のみんなに迷惑をかけるのだけはやめて……」
 ミレーユは、お祈りするかのように手を胸の前で組んだ――その手には屹立したペニス
が握られているが。
「駄目だな……もっと必至に、いやらしく頼み込んでみろ」
 ミレーユは少し躊躇った後、ぎゅっとペニスを握りしめると一気にまくしたてた。
49名無しさん@ピンキー:02/02/11 00:23 ID:SBCj43F8
「私をあなたの性奴隷にしてください……私の体を、口を、おっぱいを、足を、おま○こ
を毎日使ってください……他の人なんかにかまわないで私だけを使ってください……」
「おいおい、そこまで言えたぁ言ってねぇが」下卑た声で笑い、「まあいいだろ」
「ありがとうございます……」
 そう言うとミレーユは、膝立ちになってハッサンの股間に顔をうずめた。優に30セン
チはありそうな赤黒い怒張に手を添えてほぼ90度まで天を仰がせると、ミレーユは膨ら
みきった睾丸を舐め始めた。赤い舌をちろちろと出しながら、最初にペニスの付け根の部
分、次に両の袋、最後に袋の裏を、皺の一本一本を唾液で満たすかのような丁寧さで舐め
あげる。怒張が、ぺたぺたと額に当たっていた。
「どう……気持ちいい……」
 ハッサンは、無言で頷く。今までミレーユにだけは奉仕させてこなかった――自分には
扱えない高嶺の花、という気がしていたのだ。しかし、その女が今では自分から進んで奉
仕している! その満足感だけでも天に昇りつめんばかりの快感だったが、それに加えて
――おそらくはガンディーノ王仕込みのものなのだろう――ミレーユのテクニックは絶品
だったのだ!
 ミレーユは袋を一通り舐め終えると、口を大きく開けて両の袋を飲み込み、それと同時
に右手で怒張をしごき始めた。ペニスを包み込む暖かい指が回転するように上下し始める
と直ぐに亀頭の先から先走り液が噴き出し、ミレーユの手に垂れ、ぬちゃぬちゃという淫
靡な音が響く。二つの睾丸は、生暖かい口内で、ざらついた舌によって執拗に攻められて
いた。すぐにでも射精してしまいそうな快感に必至に耐えながら、ハッサンはミレーユに
命令する。
「ひ、左手があまってるだろ」
「うう(なに)?」
 ミレーユは少し手を止め、睾丸を口に含んだままハッサンを見上げた。何時もと同じ、
清楚で冷徹で繊細なミレーユの貌。ただ珊瑚のように紅い唇だけが、汚らしい睾丸を含ん
で無様に横に広がっている。その崩れ具合はひどく卑猥で、ハッサンはその様を見ただけ
で危うく出そうになってしまったが、渾身の力を振り絞って精液を押しとどめる。
50名無しさん@ピンキー:02/02/11 00:24 ID:SBCj43F8
「その余ってる左手で――オナニーするんだ」
 ミレーユは一瞬眼を丸くしたが、すぐにいつもどおりの切れ長に戻り、観念したように
左手を股間に持っていって自慰を始めた。大陰唇を軽く撫でまわしたあと、小陰唇をもて
あそびながらクリトリスをこねくりまわす。その様はスカートに隠れて直接は見えなかっ
たが、かすかに聞こえるぐちょぐちょという湿った音と、ミレーユの上気した頬や震える
伏し目がちの睫と相まって、実に淫靡だった。
「おいおい……もう濡れてやがったのか……実はこういう事が好きで好きでたまらねえん
じゃねえのか」
 ミレーユは何も答えずに無言でペニスを強く握りしめ、手コキを再開した。3分の1ほ
どひねりながら手を上下に動かし、時には親指の腹で亀頭をねぶり、時には人差し指で亀
頭の付け根の裏を刺激する。
「ああ……ぐっ……」
 ハッサンの腰がビクビクっと痙攣し始めると、ミレーユは小細工をやめ、上下運動の
ピッチを上げた。それにつれて左手の動きも速まり、ミレーユ自身の絶頂感も高まってき
た。淫液が太股を伝わって床に垂れ、黒い染みを作り出す。あまりの快感に、ミレーユは
ペニスから指を放して睾丸を口から放り出し、大きく喘いだ。
「ああっ…あふっ…いい……いいっいいっ……!」
 外気が睾丸を刺激し、精液の奔流がこみ上げてくると、ハッサンは反射的に腰を浮かし、
亀頭をミレーユの顔にむけた。
「あああああああああああっ」
「あ……あ……うっ……いや……いやぁっ」
 びゅっ。びゅっ。びゅっ。何回かに渡って放出された白い粘液は、ミレーユの顔面を白
く染め上げるだけでは飽きたらず、鼻梁を伝って服に落ち、張り出した胸の部分に黒い染
みを作る。
 ハッサンが果てるのとほぼ同時に絶頂に達したミレーユは、呆然としながら顔にぶちま
けられた粘液を指ですくいとり、あやとりのように弄んでいる。ハッサンは、最高の満足
感を得て、高い声で笑った。
51名無しさん@ピンキー:02/02/11 00:24 ID:SBCj43F8
「ははは……ん?」
 じょぼじょぼじょぼ……。ミレーユの脚と脚の間から、黄色い液体が滴り落ちていた。
「はは……そうか……小便がしたくてダンジョンから出てきたのか」
 今回のダンジョンはモンスターが弱いので、アルスが3人で十分と判断したのだろう。
 最後の一滴が床に落ちると、ミレーユは小便の水たまりと化した床にぺたっとへたりこ
んだ。
「まだ……俺はもう一回出したいんだがな」
 ハッサンはそう言うと、ミレーユの美しいブロンドヘアで萎えたペニスを拭った。ミ
レーユは、精液でぐじゃぐじゃになってしまった髪の毛を精液まみれの指で気怠く解きな
がら、ただ呆然とハッサンの股間を眺めていた。

 今日は疲れたから2回戦目はまた明日……不評だったらやめときます、長くてスマソ
52名無しさん@ピンキー:02/02/11 00:54 ID:AcJ+cOef
(;´Д`)ハァハァ
53 :02/02/11 02:46 ID:3dLJGuTq
>>36
遅レススマソ
自分は4、5年ぐらいかなー。
上の世界で3年、下で2年(1年)
長すぎか?でも足で世界一周だしな。
他の人レス違いでごめんよ。
54名無しさん@ピンキー:02/02/11 03:24 ID:DB2KtKRN
>36
ゲームの内容覚えてる作品だけ。
Xは25年くらい。Zは1年以下。Wは2〜3年。
Vの世界は地球の縮小版って上5年、下1年ってところかな。
55名無しさん@ピンキー:02/02/11 05:07 ID:FXYKuYPB
>54
機種依存文字で読めないyo
56名無しさん@ピンキー:02/02/11 07:29 ID:REyymBr4
4はライアンがバトランドを旅立ってから勇者に会うのに10年くらい費やしたという説が・・・
57名無しさん@ピンキー:02/02/11 11:58 ID:s3RTx3/i
でもそうなるとライアンの肉体は衰退期に入っている気が……
3〜4年くらいじゃないかと思う。
58名無しさん@ピンキー:02/02/11 19:42 ID:1CFvseNQ
ライアンの年齢設定は人によって違うね。中には50〜60代と言う人もいるね。
40代という人が多いけど、私の脳内は旅立ちが30代前半で、勇者と出会った
のが30代半ば〜後半。でないと現役で戦うのはかなり無理がある気がするからね。
あと女性キャラ達と絡ませるとき、それほど違和感の無い年齢差にしたいと
いうのもある。しかしPS版のイラストのライアン老けすぎだね・・・。
59名無しさん@ピンキー:02/02/11 19:52 ID:HbPQZk7Y
>>47-51
まだミレーユ肉奴隷説を信じてるのか・・・・・・・・
王妃チェックが入って王に会う前に牢屋に閉じ込められたことになってるんだけど・・・・
(ゲーム中にも出てくる)

内容的にはいきなり801は・・・・・・・
あと、ハッサン殺すってとこかな(w



60名無しさん@ピンキー:02/02/11 23:17 ID:ToHSyZj5
>>56
>4はライアンがバトランドを旅立ってから勇者に会うのに10年くらい費やしたという説が・・・

それは小説の話だろ。ゲーム本編では、1〜最終章までひっくるめても1年経ってないよ。
もし何年も経ってたとしたら、その間に魔族が世界を征服し終わってるって。
61名無しさん@ピンキー:02/02/12 00:12 ID:9sslvEq9
>>47-51
(・∀・)イイ!!続編キボン
62名無しさん@ピンキー:02/02/12 00:44 ID:IW50puAG
4と比べるのもどうかと思うが、5の結婚→妊娠→出産の早さを考えると、
ライアンが勇者に会うのは、えらい時間がかかっててもおかしくないかも。
63>51の続き:02/02/12 00:44 ID:0Sc9jm0Y
「もう一回……」
「俺が望む時は何時でも、ってついさっき言ったよな」
「ん……でも……ちょっと……そろそろアルスが帰ってくるかもしれないし……」
 尚も渋るミレーユにハッサンは痺れをきらし、後頭部に両手をまわして頭を固定し、早
くも硬く勃起しているペニスを硬く閉じられた唇にぐいぐいと押し付けた。ミレーユは、
必至でふんふんと鼻呼吸をする。
「ちっ、強情な奴だな」
 と、ミレーユは鼻と上唇の間にある溝にたまっていた精液を吸い込んでしまい、思わず
むせ込んでしまった。ハッサンは、その隙を逃さず一気にミレーユの頭を股間に引き寄せ、
それによって必然的に、剛直はミレーユの口内に進入した。喉の奥まで犯され息が詰まっ
てしまったミレーユは、必至でハッサンの太いふくらはぎを握る。
「んんんっ……んんぅん、んんん」
「もう一回する気になったかい?」
 了解を示すようにミレーユがふくらはぎを強く二回握ると、ハッサンはミレーユの頭か
ら手を離した。ミレーユはキツツキのように素早く頭を後ろに振ってペニスを口から引き
抜き、激しく咳き込みながら酸素を取り入れる。ある程度息を整えると、彼女はハッサン
のペニスを両手で握り、上下にこすり始めた――しかしハッサンは、すぐに彼女の手首を
つかみ、上下運動をやめさせた。
「ワンパターンだな」
「さっきこれで十分気持ちよさそうだったから、今度もこれでいいかなと……」
「口でしろ」ミレーユは無言で俯く。「意味分かってんだろ。言ってみろよ」
「……つまり、フェラチオしろって……」
 ハッサンは、その通りだ、という風にうなずき、ふんぞり返るように座り直した。優に
100kg を越えるハッサンの全体重を預けられた背もたれは、ぎしぎしと悲鳴をあげて
いる。ハッサンの性欲を預けられた私は悲鳴をあげることすら許されてないのに――なん
てことを思いながら、ミレーユは口唇奉仕を開始した。
64>51の続き:02/02/12 00:45 ID:0Sc9jm0Y
 最初はまず、汚れを落とす事から始めた。付け根に群生している陰毛に付着している精
液を、一本一本丁寧に唇でこそげとり、次に亀頭の付け根に付着している恥垢を舌先です
くいとる。ハッサンは当然包茎ではないが、最近水浴びをしていないのか、恥垢はかなり
溜まっていた。ハッサンは下卑た笑いを漏らす。
「そんな臭いモノよく喰えるなあ?お前、澄ました顔して、相当な変態なんじゃないか」
 ミレーユは、侮辱の言葉に耐えながら黙々と恥垢をすくい取る。その悪臭は強烈だった
が、それが逆にミレーユの被虐心を煽り立ててもいた。口の中に、あのなんとも言えない
臭いが広がるたびに、子宮がずんと疼く。股間に、また淫液が溢れてくるのが分かった。
どうしようもなく淫乱な自分がひどく情けなくなる。ガンディーノでかけられた淫乱化の
魔法に責任をなすりつけてみたところで、その罪悪感は消えはしなかった。
「おいおい、何泣いてんだ……涙と精液が混ざって、綺麗な顔が台無しになってるぜ。ま、
いいからさっさとおしゃぶりを再開しろよ」
 一通り恥垢を取り終わると、裏筋へと移行した。根本からカリまでを何度も舐め上げ、
途中何回か、すぼめて尖らせた舌先で亀頭の付け根の柔らかい部分を刺激する。裏面の全
域が唾液でべとべとになると、今度はハーモニカを吹くように、血管に沿って交互に両側
面を舐める。
「どお、私、龍を呼ぶ笛だけじゃなくてハーモニカも得意なのよ……それに茸の傘の部分
大好き……」
 ミレーユは半ば自棄気味でそう言うと、はむっと亀頭を唇で包み込んだ。そして、尖ら
せた舌先で執拗に小さなくぼみを攻める。いつしか右手は乳房をもみしだき、左手は陰部
をこすっていた。
「あふっ……んっ……くふっ、んんくふぅ……うああっ……」
「おいおい行儀が悪いな……モノをしゃぶっててその気になっちまうなんて、色きちがい
そのものじゃねえか」
「そんなことっ……ああっ……んっ……うううっ……!」
65名無しさん@ピンキー:02/02/12 00:45 ID:0Sc9jm0Y
 ミレーユは、たまらずにハッサンのペニス全体を呑み込んだ。一瞬息が詰まるが、気に
せず頭を前後に振り、そして吸う。その激しさと同調して、マスターベーションも激しさ
を増す。二人の絶頂感は、ほぼ同時に高まっていった。
「ああっいっちゃういっちゃうっ……いくっいくぅっっ」
 だが、先に達したのはミレーユだった。びくびくっとしばらく痙攣した後、ペニスを口
に含んだまま、ハッサンの股間に頭を預けてぐったりとへたり込んだ。
「おいおい、先にそっちがイッてどうすんだよ……どうしようもねえ低脳女だなったく…
…」
 ハッサンはそう言うとミレーユの頭を股間からはなし、ゆっくりと仰向けに寝かせた。
汗・精液・尿によって、ぴっちりと肌に張り付いた踊り子の服。微かに上下する乳房。上
気した頬。ハッサンはその様子をながめながら自分で自分のモノをこすった。そして、射
精する直前に手近の鍋を手に取り、精液をその中にぶちまける。精液は先ほどよりは薄い
が、その分量は多かった。彼はそれを満足げに眺めると、大声を張り上げた。
「チャモロッ中に入れっ」
 おどおどとチャモロが中に入ってくる――ミレーユの痴態を見て勃起しているのが、服
の上からでも十分分かった。
「おいチャモロ、いつも奉仕してくれたお礼だ、こいつを使ってヌいていいぜ」
 一瞬チャモロの顔がひきつる。彼は確かに男だ――しかし、その前に神官だった。女性
を性処理道具として使うことなど彼の倫理観が許さないだろう。
「す、すみませんが、お、お断り申し上げます……」
 ハッサンはにやにや笑いながらミレーユの横に跪き、胸部の布を破った。現れたミレー
ユの乳房は円錐型で、その細い体に後からとってつけたように大きかった。
「ほらよ、ミレーユ、そのおっぱいでしてやれよ……」
「……私はあなたの奴隷にはなったけど他の人の奴隷になるとは約束してないわ……」
「奴隷はご主人様の要望を何でも聞くもんだと思うんだけど、なんか文句ある?」
 ミレーユは諦めきったように睫を伏せ、おもむろに起きあがると、正座してチャモロを
呼んだ。
66名無しさん@ピンキー:02/02/12 00:45 ID:0Sc9jm0Y
「お願い……来て……」
 チャモロは最初まごまごしていたが、結局ミレーユの魅力には抗いきれず、彼女の前に
座った。
「どうすれば……」
「仰向けに寝て……」
 チャモロが言われた通りにすると、ミレーユは胸がペニスの位置にくるように調節して
チャモロに覆い被さった。
 怒張は水の羽衣を押しのけ、包皮を破って天を仰ぎ、その先からは先走り液がどくどく
と流れ出していた。ミレーユは、胸の谷間にその棒を導き、すっぽり収まると乳房を上下
に動かし始めた。そのあまりにいやらしい行為に、彼女は子宮が疼くのを感じた。下半身
がもどかしい感じで、太股をもぞもぞとこすり合わせる。ハッサンはにやついた笑いを貌
に浮かべながら彼女の後ろにまわり、ブーツを脱いだ爪先でそっと大陰唇をつついた。
「キャウンッ」
 ミレーユの腰が、びくっと跳ね上がり、ラブジュースがどくどくと溢れてきた。ハッサ
ンは割れ目の中に爪先を押し込み、ぐりぐりと中を刺激する。
「はは、やっぱとんでもねえ淫乱だ……マゾッ気もあるんじゃねえか」
 チャモロは、必至に首を持ち上げてその様子を食い入るように見つめていた。白い乳房
が大きく上下し、自分の亀頭が見え隠れする。ぬちゃぬちゃぬちゃ。最初はさらさらとし
ていた感触が、先走り液と汗によって段々と粘着質のものへと変容している。オナニーす
ら一ヶ月に一度程しかしない少年にとって、これはあまりに強烈な刺激だった――実際、
ゲント族の厳しい戒律によって生み出された鉄の自制心を持っていなければここまでは保
たなかったろう。
「うっ……出、出そうです……」
「んっ……」
 ミレーユは、乳房の隙間からわずかに顔を出している亀頭を口に含んだ。仮性包茎が生
み出すハッサンよりも強烈な臭いが口一杯に広がり、彼女はつい熱い吐息を漏らしてし
まった。
67名無しさん@ピンキー:02/02/12 00:46 ID:0Sc9jm0Y
「ああっ出るっ出ますっ」
 びゅるっびゅるっ。熱い吐息が亀頭に当たった瞬間、チャモロは射精した。ミレーユの
口は、三週間分の若い精を受け止めきれず、いくらかは外に漏れ、顎を伝って垂れて乳房
を汚した。
「おっと、飲み込むなよ、ここに吐き出すんだ」
 ハッサンはそう言うと、先の鍋をミレーユに差し出した。ミレーユはそこに精液を吐き
出す――ぬらぬらと光る唇の間から滴り落ちる精液。その情景にチャモロは興奮し、また
射精した。先と余り変わらない濃さの精液がミレーユの顎を直撃し、一部は肩甲骨の窪み
に溜まり、一部は乳房に垂れる。ミレーユは、それらの精液もすくいとって鍋に移した。
「ははは、結構溜まったじゃねか……でもまだ足りねえな……おっ、そこに丁度チンポを
ギンギンにした男がいるぜ」
 ハッサンの指さした先にいたのはテリーだった。あわててズボンの前を隠すが、時既に
遅し、その膨らみは三人にしっかりと観られてしまった――彼が赤面するのを観るのは、
ランプの魔王が仲間になるようなものだった。
「姉さん……ごめん……」
「あなたが謝る事ないわ……」
 ミレーユは鍋を手に取り、そう言いながらテリーに歩み寄る。
「ごめんね……ごめんね……」
 そう言いながらテリーの足下に跪き、ズボンの上から剛直を握った。
「よせよっ」
 ミレーユは構わずズボンと下着を一緒に下ろす。
「実の姉と弟がこんな事していいわけないだろっ馬鹿っ」
 しかし、腹にくっつかんばかりに勃起している怒張の前では、その言葉は説得力皆無
だった。
68名無しさん@ピンキー:02/02/12 00:46 ID:0Sc9jm0Y
「ごめんね……ごめんね……」
 何度も何度も消え入るような声で謝りながらミレーユは立ち上がり、スカートを腰まで
たくし上げてテリーに抱きつく。
「はは、本番は弟だけってか……そうとう歪んでやがるぜ、変態め」
 ハッサンに侮辱され、テリーは血がにじむ程強く下唇を噛んだ。ミレーユはその前歯を
軽く舐めて口を開かせ、唇を合わせて舌を入れる。そして、そうして抱き合ったまま一八
〇度方向を変え、自分の背中を壁に付けた。最初はゆっくだったテリーの腰の動きが段々
と速くなり、ついには馬車が揺れ始めた。
「猛っている、猛っているぞテェリィィー!!」
 ハッサンの野次なんか介在する余地のない、二人だけの空間がそこにあった。単純な前
後運動だけの一次元空間。にちゃぬちゃという湿った音と、板材が軋む乾いた音だけが鳴
り響く。
「ああっあっ、あっ、ごめんっ姉さんっ」
「来てっテリーッ」
 二人の動きが止まった。しばしの放心状態を味わったのち、精神的にも肉体的にもすべ
てを出し切ったテリーは、チャモロと一緒に黙ったまま馬車を出た。
 馬車に残されたのは、結局ハッサンとミレーユだけになった。
「おいおい、中に出しちまってどうすんだよ」
「……」
「掻き出せよ」
 ミレーユは、もうどうにでもなれといった風情で鍋にまたがり、左手の人差し指と中指
で性器を広げ、右手で中に入っている精液を掻き出した。
「フフフ……良し……さあ仕上げだ……」
 そう言うとハッサンは、鍋の中に勢い良く小便をし、袋から取り出したひのきの棒でそ
れらをよくかき混ぜた。それを、ぺたっと床に座り込んでいるミレーユの頭上に掲げる。
「さあ、受け止めるんだ」
 ミレーユは面を上げ、両の掌もお椀型にして、体勢を整えた。その眼は虚ろで、いつも
の理知的な輝きは失われていた。
69名無しさん@ピンキー:02/02/12 00:46 ID:0Sc9jm0Y
 そして鍋が傾き、小便と精液の混合液がミレーユへと降り注いだ。黄色いねばついた液
体は、顔面全体に幕を張り、口腔を満たし、髪の一本一本を汚しつくし、乳房に垂れ、谷
間から流れ落ちて性器へ進入し――ほぼ全身を覆った。
「あはっ……」
 ミレーユは、虚ろな眼で笑った。そして、高価な香水のように全身に精液を擦り込み、
口腔内の液体はごくんと飲み込み、染毛剤のように髪に擦り込んだ――ちょろちょろと尿
を漏らしながら。ハッサンは、その様子をこれ以上ないほどの至福の表情でながめていた。
「……もうすぐアルスが帰ってくるわよ。アモスも。ホイミンも。どう片づけるの……」
 ハッサンはにやりと笑って、袋から出した砂時計をひっくり返した。すると、馬車はア
ルスが出た直後の状況とそっくり同じ状態になった――皆の記憶以外は。
「さあ、もう一回やろうか?」

終わり
7047:02/02/12 00:49 ID:0Sc9jm0Y
っつーかチャモロとかテリーとか余計だった……
後半は勢いで書いたから文章が最悪っすね。
もし次回というものがあったらもうちょっと心の機微みたいなのを書
けたら良いなあ、とか思ったり。

>59
うーん、だから、王様とやってはいないけど、その為の準備調教は
受けた、という設定のつもりでした……苦しいか(藁
71名無しさん@ピンキー:02/02/13 01:13 ID:kjLAc4sq
>47
よかったよー!
乙〜
72勇者の母:02/02/13 01:41 ID:ck+A/5/k
 幽霊ばかりの村
       母さん
 勇者の母が若い姿で居る
       死霊もあるが 此の地での強い感情の残り火の姿である
 武闘家霊に関し精通
       魔王の城より出る黒い霧の為?
       霧の所為か しかし霧は隣の大穴から
 若い大男(戦い飽くした戦士成)そして先程の武闘家
       母さん
 勇者は近付く 生きた体から霊が離れているとは心配
 さて 先程の若い男は勃起ちぬ
 仲間より五歩程離れる若い体
 太り 愛くるしい体と成っている勇者の母 御歳33 一度見受けしただけの彼女の母に対し 若い戦士
       いいな
 と見ていた その女性今自分と同等の若さを誇り 
 略(ほぼ)生れたままの姿 腰に薄い短い布革を捲いただけ 
 痩せた長身 黒茶の肌 焼けた髪は上で少し束ねられ 黒い涙か幾筋も体に降注ぐ
 素晴らしい美女 彫刻か 絵画か 人の目が憧れるすっきりとした女体
 勇者である娘の 男を狂わせる色気 匂う様な体と趣を違え 清潔な高貴な肢体
 大きな形良い胸 女のしなやかな肉付きの長く細い足 
       まずい まずい
 団体行動は避けたい男の体
 近付いた勇者に 娘に似ている云々 嬉しそうな深い親近を寄せる母だが
       私はまだ若く
 美しい顔が愛らしい笑顔で言う 歳が違え母子が双方似る事も有るか知らとも 鈴の様な声
       翼が有れば何処へ 私は彼地へ
 彼の地とはアリアハン 夫が迎えに来ると言う 此の地はもう危険 なので乳飲み子の娘は早速其処に 
       早く会ってあげたい
 一日 二日のこの状態に拘わらず 母がテドンに残した激しい感情は幸せだった
 彼女は待つ事を幸せに出来る人なら 今のアリアハンでの生活は幸せなのかも知れない
 勇者はその母の心 日頃解してはいたが・・・・置こう 彼女は生きた母の霊が彷徨するのは考え物
       どうしよう
 うろたえ泣きそうな娘 さて武闘家は勇者の涙 テドンの絡みしか知らない 余り泣かない人
 戦士は他に一度・・・・・置いて こうした事で思案顔になる両者に 少し出遅れる 付いて行き辛い 天涯の孤児
73武闘家×勇者の母:02/02/13 01:44 ID:ck+A/5/k
       言葉が解る母さん?名は?
 武闘家が勇者に聞く 当時の母も彼の地の語は解る筈
       サンダ!
 良く通る男の美声に母は振り向く そして自分を呼んだ男に裸で付く
 何の疑いも無く この大男の顔を見て幸せそうだ 
       さぁ アリアハンへ行こう
 澄んだ低い声が爽やかだ 
       はい
 男女は深く目を閉じ 抱き合う 男は美女に口を付ける 幼年者に見せられぬ口付け 女は消えた
      (きゃ------!)    (あっ!)
 勇者は戦士はキスした事への驚き 
 母は此の男を夫と思い彼地へ消えた 武闘家とオルテガは全く似てい無い
 戦士が似ている程である・・・・・(因みに顔は似ていない)
       声
 美声が自らの声の事を語る あ 勇者が今まで 何故か知ら
      (御懐かしい)
 と思った声 今思えば父に似る
       勘である
 若い女は母を助けた仲間へ抱き付く 嬉しい しかしキスはしないで欲しいと 男は笑って
       可愛く・・・・
 勿体無いから 否 リアリティーの追求云々
 処で 勇者が抱き付いた時から武闘家の腰は引けていた 男の妙声に因ったれば
       起つ 否 起った
       か 母さんで!
 母を愛でられ嬉し しかし恥かし
 若輩男 十余歳離れる男に 今更か云々と言うも止まん これも己の体嬉しい恥かしい
                                         完
74名無しさん@ピンキー:02/02/13 18:22 ID:hBxTiX4h
>>72-73
コレナニ?
改名タンデスカ?
75クリフト×女勇者「タイトル未定」:02/02/13 18:27 ID:k+a8dnc9
月が美しく輝いている夜だった。風は全く無く、虫の鳴き声だけが聞こえていた。
人々は夢の中へ入り、幸せそうに寝ていた。

しかし、焚き火に当たっていた1人の少女だけは違っていた。
「・・・うう・・・逃げて・・・・逃げて・・・・シン・・シア・・・」
丸太に座りながら、前かがみになって悪い夢を見ていた。
人里離れた名もなき村で起きた、突然の災い。
モシャスを唱え、自分のために犠牲になった親友のシンシア。
自分だけが生き残ったつらい現実。1人になると、いつも少女はこの数ヶ月前の悪夢を見ていた。

少女が悪夢を見始めてしばらく経ったころ、1人の青年がこの少女に向かって歩いてきていた。
見張りの交代の時間だった。その青年は片手に聖書を持っていた。
だんだんと少女との距離が縮まっていく。そしてあと数歩というところで、少女の異変に気が付いた。
「セフィアさん!?」
その青年に声をかけられ、少女は目を覚ました。額には脂汗をかいていた。

その少女こそ、この世界を救うといわれた女勇者セフィアであった。

「・・大丈夫ですか?うなされてましたけど。怖い夢でも見てたんですか?」
その言葉を聞いた時には、セフィアはその青年の胸へと飛び込んでいた。
「うわ〜〜ん!」
青年は突然のことで少し戸惑ったが、無言のままセフィアに胸を貸した。
そしてセフィアの背中にそっと手を置き、やさしく抱きしめた。
「シン・・・シアが・・・・・村の・・・・みん・・なが・・・・」
その青年の胸の中で、セフィアは涙を流しながら苦しみを訴えていた。
76クリフト×女勇者「タイトル未定」:02/02/13 18:28 ID:k+a8dnc9

セフィアが青年の胸で泣き始めて、長い時間が経った。流す涙も、徐々に減ってきていた。
「いつも、1人で悩んでいたんですね・・・・・・・」
青年の言葉を聞き、セフィアは頭をこくんと縦に振った。
「でも、そんなときは私に相談してください。頼りないかもしれないですが・・・・・」
今度の言葉にはセフィアは首を横に振った。
「そんなことないよ。クリフトは・・・優しいし・・・・・」
その青年はクリフトという名前であった。導かれし者の1人だった。
クリフトは同じく導かれし者のアリーナのお供だった。アリーナに密かに心を秘めているのは皆が知っていた。
しかし、それは数ヶ月前までのことで、今は違うことは誰も知らなかった。

「それでは、今日はもうお休みになってください」
クリフトはセフィアに抱きしめたまま、そう告げた。
「ありがとう・・・・クリフト・・・・・・・大好き・・・」
クリフトは突然の告白に、えっと声を漏らした。
セフィアも自分の発言に気がつき、あわててクリフトから離れた。顔は真っ赤に染まっていた。
「ご、ごめんなさい・・・・。あなたはアリーナのこと、好きなのに・・・・」
セフィアは下を向いていた。涙が頬を伝わって一滴落ちた。
「セフィアさん・・・・・」
セフィアの涙は次々と地面に落ちていった。そして俯きながら、クリフトへの思いを告げた。
「・ぐすっ・・ミントスで・・・苦しんでいた・・・・クリフトを見て・・・・・助けてあげたいと思った・・・・
 そして・・・・そして・・・パテギアで元気になって・・・よかったと思った・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・それから・・・・・だんだんクリフトの・・・・・こと・・・・かっこいいと・・・・思うようになった・・・・。
 ・・・・・・・でも・・・クリフトは・・・・・アリーナのことが・・・・・好きだから・・・・。
 ぐすん・・・ごめんね・・・・迷惑かけて・・・・・・。・・・それじゃ・・・おやすみ・・・なさ・・い」
セフィアは涙を浮かべた顔で、精一杯の笑顔をクリフトに見せ、馬車に戻ろうとした。
77クリフト×女勇者「タイトル未定」:02/02/13 18:32 ID:k+a8dnc9
「待ってください!」
クリフトはそう叫び、帰ろうとしているセフィアの腕をつかんだ。
セフィアはクリフトに顔を見せず、背中を見せたままだった。
「離して・・・・・もう、私はアリーナには勝てないから・・・」
そう言ってクリフトの手を振り解こうとしたとき、クリフトが回り込んだ。そして間を置かずに2人の唇は重なり合っていた。
「んんっ・・うぐぅ・・・」
突然のことで、セフィアは息が出来なかった。そして無意識のうちにクリフトを突き放していた。
「もう同情はやめて!私がつらいだけだから!」
「ち、違うんです・・・・・・」
クリフトは小さな声で申し訳なさそうに答えた。逆にそのことがセフィアの怒りに触れてしまった。
「私のことからかってるの?もうクリフトなんて、きらい!」
クリフトは衝撃を受けた。そして頭を深く下げ、ゆっくりと話し始めた。
「本当に違うんです・・・・私は確かに、姫さまのことが好きでした。
 でも、ミントスからは少しずつ変わっていったんです。
 今は・・・・パテギアを持ってきてくれた、セフィアさんのことが好きなんです。
 セフィアさんは私の命の恩人ですから・・・・・」
「・・・えっ・・・そんな・・・」
セフィアはクリフトの返事に少し戸惑っていた。
「本当に・・・・・私で・・いいの?」
「ええ、もちろんです」
クリフトの言葉に、セフィアはまた涙を流した。
そして流れる涙を指ではらい、恥ずかしそうに顔を赤く染め、返事をした。
「・・ありがとう・・お願い、クリフト。抱きしめて・・・・・」

(いいところで続く)
78Re3 ◆8Z0u//R6 :02/02/13 18:36 ID:k+a8dnc9
接続が悪いのでもしかしたらどこか二重になるかもしれません。
>>75-77の順であってることは確認しました。

続きはまた今度。
79名無しさん@ピンキー:02/02/13 19:19 ID:+54y80d1
おお、きましたね!女勇×クリ。お待ちしてました。
しかもほぼ理想の展開で嬉しいです。非二股で(w
続き期待してますよ〜
80名無しさん@ピンキー:02/02/14 00:06 ID:fWfqPkRM
おぉ、クリ×♀勇が来ましたか(´▽`)
激しく続き待ってますw
81名無しさん@ピンキー:02/02/14 23:14 ID:qc718IaJ
期待age
82女戦士&男遊び人:02/02/15 00:04 ID:3W7/jnDI
宿屋の部屋の暗がりに融けこめきれない青と黄色の服。
寝具の下には無造作に置かれた生成りの薄い服。
自分の上にあるまるまるとしたその青と黄色を冷たいまなざしで見ながら、
こうなったのも当然だ、とセンシはあきらめていた。
向こうは戦闘服、こちらは寝巻きだ。気合の入り方が違う。
しかし、力ずくなのにゆっくりと首筋をなぞる舌が思ったよりもとても優しいのにセンシは驚いた。
耳の脇から首、あごの下と肩から脇。ほんのりと肌が暖かくなる。
しかし肌をさらして毎日をモンスターと接している彼女の肌の色は変化を見せなかった。
相手の男は白塗りの顔に赤い付け鼻といういつもどうりのふざけた姿だったが、
さすがに服と同色の派手なとんがり帽はセンシの服の下に隠れている。
鎖骨を軽く噛む歯もとても白い。
目の前にあるのは褐色の肌に映える淡い色の金髪。
褐色に赤毛のセンシには白い肌と共に子供の頃憧れたものばかりだ。
いつもフラフラと役に立たない遊び人は意外と甘い顔立ちかもしれない。
そっと腕を挙げて遊び人の背に腕を回した。さらっとした手触りのふかふかとした服。
中身は半分くらい綿?指先で合わせ目を見つけると一気に服を引き下ろす。
83女戦士&男遊び人:02/02/15 00:05 ID:3W7/jnDI

あらわになったのは思ったよりも真っ白な体だった。日焼けの後もない、
同業者に比べるとなまっちろいとしかいいようのないごく普通の体。
戦士として、引き締まった体ばかり見慣れているセンシには珍しいものだった。
「っ!」鎖骨から鳩尾へと舌はは移動する。ところどころに軽い足跡を残しながら移動するそれは、
胸の下から這い上がっても頂上は目指さない。
膝の内側に冷たさを感じた。温まった体には冷えた手が心地よかった。
軽く円を描くようになぜられたまらず男の腹をつかんだ。
顔をあげありありと不満げに戦士を一瞥すると赤い巻き毛に隠れている耳に口をよせた。
「つかむのはそこじゃないでしょう?ねぇ?」
腹肉をつかんだ手を引き剥がし、褐色の手を待ち望んでいる彼の肉へ導いた。
「あぁぁ」
指を伸ばせば柔らかいひんやりとした睾丸にあたる。
爪先で後の穴から玉の間、そして、その先の穴へとなで上げた。
耳元で漏れる息も揺れて湿っていく。
8482-83:02/02/15 00:09 ID:3W7/jnDI
こんな感じなら読んでもらえますか?
あまりに説明的で抜けませんか…?

初めてアップします。よろしくお願いします。
85改名:02/02/15 03:56 ID:aYIisgTr
 >>74さん。 改名でした。また変なの書いてしまったyo
86改名:02/02/15 04:00 ID:aYIisgTr
 七年前、大勇者オルテガは一人火山の火口へ自ら落ちた。
 魔王バラモスとかたい握手をしたオルテガ、そして落ちる。
 アリアハンの兵士ソケットは見届けた。
 国で王に、仲間、同僚全てにこれを伝えた、バラモスの事は半信半疑に取られた。
 オルテガの娘バリーは17才になった。今火山の火口に居る。
 今は閉ざされている火口の闇の世界への入口。大きな火口には洞窟が幾つもあり、
 その一つにブロックで囲まれた小さな出入口の穴があるだけだ。
 バラモスがここまで小さくした。一昔前は強力なモンスターが野放図に出入りしこの世界の
 人間を殺め喜びに耽っていたが、彼は自身以外殆ど通れなくした。
 アリアハンの人間ならば邪悪なモンスターが居なくなったのは、
 火口の穴が小さく成ったからだとすぐ気付く。
 彼の功労を称え、答える為ソケット2年前からは火口にほぼ在勤。
 これからは人間が守ると言ってバラモスを喜ばせた。
 人間とはソケットとガイ。自らの意志でアリアハンから来た最高の人材。
 小船にただ二人乗りランシール経由で魔の海をた易く渡った。
 「ソケット!ガイ!」バリーの仲間の戦士ブラック、懐かしい故郷での仲間を呼ぶ。
 時に邪悪なモンスターが闇がから出て来ると言う。しかしガイの前に皆散った。
 ガイも「バラモスは名君」と言う。時に話を交わす。二人を労ってくれると言う。
 オルテガは戦い続けてきた自分の仲間とバラモスに上の世界を託した様だった。
 「大勇者に合いたいならまず、バラモスに話を付けるべきだ」ガイ。
 「バラモス無しにはもう人は闇に下りれないからな」ソケット。
 だがバラモスは最近現れない。自分の城に結界を張って篭っていると言う。
 「闇の世界の大魔王と揉めているらしい。バラモスも大変だ」ソケット。
 バラモス城にラーミアで行けるだろうか。だがオルテガに合う為にはそれが道の様だ。
 そしてオルテガはその大魔王と戦う気なのだろう。オーブは今四つ。
 ソケットは手○大会でブラックが2位の時、1位を取った兵士だ。齢、当時26今30
 目が細く首の太い、エラの張った厳めしい顔をしている。
 勇「ノルドに似てる」戦b「言われてみればそっくりだ」
87改名:02/02/15 04:05 ID:Ohqt8ij7
 ガイはアリアハンで有名な格闘家。城詰めで師範をしていた。
 ブラックは仲間の武闘家瑠璃の母国語でもある、エツ語を彼女から教わって得意口語の
一つにした。ダーマ出身の彼女、母国語圏は瑠璃と同じだ。「ガイは俺より強いんだぜ」
 ブラックは彼女の小さく細い両肩に男のデカイ両手を乗せて、パーティーに紹介した。
黒髪を真中で分け、二つに束ね。前髪がボサボサと細い綺麗な眉にかかっている。
 緑色のスリットの大きく入った龍の文字の書かれた稽古着を着ている。
 つり上がった大きな目、小さな桃色の唇。世にも美しい、美しい美少女だ。
 イシスの女王と並ぶ、あるいは凌駕する。「バリーより一つ下さ」16才だとブラックが言う。
 ガイはブラックの両手を冷たくサッと取った。彼女は根に持っていた。
 (フッたからってお前・・・)恋人の居たブラックは彼女の誘いを断った事がある。
 それからの彼女は彼にこんな調子だ。
 瑠璃とバリーを紹介する。オルテガの娘、ブラックを仲間に選んだのは二人知っていた。
 「瑠璃師範?」凛々しい女の声が自分と同職、もう一人の武闘家に聞く。
 こちらローズピンクが鮮やかな武闘着の中年、2mの大男。
 「あなたの御陰で私は」王に雇われた由緒ある彼女と違い、
 格安で陰で兵士、格闘家に武闘を教えていた瑠璃だが、瑠璃の方が評判が良かった。
否、瑠璃は良師。ガイは悪師と謳われた。今が二人初対面だ。
 「あなたの事は酒場で御見受けした事があります。店の裏で働いている様に見えましたが
 あんな場所で。ルイーダのひもだったとか噂も聞きました」
 冷たく言い続ける女。(こいつどーしよー)苦笑いで思う若い戦士、続けて
 「それは噂だ」強く言った。ルイーダと付き合って居たのは認めるが(勝手に)瑠璃はひもでは
無いだろうとブラックは思っていた。
 「真意等どうでも宜しい」女は場を区切る。「そんなあなたが本当に強いのか知りたいだけだ」
 「元気な人だ」瑠璃の低い美声に、ガイの胸は女らしく鳴った。
 「此方へ手合わせ願えませんか」昂揚した鼓動を隠し続け女は請う。
 「いいでしょう」
 かなり歩いて、三人からは遠くに見える奥まった洞窟へ二人の武闘家は消えて行った。
 
88男武闘家×女武闘家:02/02/15 04:09 ID:Ohqt8ij7
 ソケットとバリーには、今までの三人の会話が全く解らなかった。
 高い発音の独特な口語。ブラックが二人に訳す。
 アリアハンはタリ語圏。タリ語は通じる国が多い。瑠璃はエツ語とタリ語の飛び交っている環境
で赤子の時から育ったらしく、二ヵ国語を操る。(そうでは無いガイのタリ語はぎこちない)
 両親の一人がエツ語圏の故郷の村で、タリ語を話していたのだ。彼はその環境も思い出していた。
 
 女の後に男が続く。女は止まるが男は止まらず洞窟の奥へ奥へ、そして振返った。
 「ルイーダのひもや無かったが」艶な話をいきなり振る男。ダーマ出身のガイに比べ
西の訛りがある。
 「その前数年間、アリアハン、レーベで色々な女のひもでした。噂が出るのは当然です」
 ガイは神妙に聞いている。
 「あの頃は記憶無うなって、何も解らん時でした。言葉と、SEX以外」
 ガイは速い鼓動を抑えられなかった。顔が赤くなったのがバレているのは瑠璃の反応で解る。
 「今は仰山自分の事を思い出して来ています。どう言う人間であって何をすべきだったか。
 あなたの前で恥じない男と自負している」
 (あぁ、これはとんでもない男だ)ガイはこちらを見る瑠璃の圧力に押し潰されそうだ。
 「さぁ、来い」瑠璃の低い声が開戦を決める。
 (強い!だが戦う意志は益々募る!)
 武道独特の挨拶を済ませた両名、お互い空手。女はラフな構えだが、
 男は一分の隙も無い端正な姿態。だが彼女は人でもモンスターでも、隙の無い相手を砕く
のが好きだ。(玉砕!)心で叫んで男に飛び込んだ。

 「まるで喧嘩だ」男の静かな低い声と、長い足の蹴りが飛んで来た。
 女の稽古着は胸の辺りが少し裂ける。
 負けずに体ごと肘を男に飛ばそうとするが、かわされる。男の跳ね回る三つ編みに少し触れた程度だった。
 女、次は跳ね、足を高く上げ轟音と共に踵落とし。と、♂(お!)だが男はかわす。
 女は大きな斜めのスリットに拘わらず、生足で、下着を付けていない。
89男武闘家×女武闘家:02/02/15 04:12 ID:Ohqt8ij7
 女は尚も弧を描いて蹴りを飛ばす。「素晴らしい。せやけど」男の両手で腰を弾かれガイはよろけた。
 彼女をよろけさせるには相当の力が必要だ。瑠璃もかなり力を入れた。
 「基本が甘いんじゃ。それで人教えられる思っとるんかい」ガイは踏ん張って耐える。男の言葉を聞く。
 「才能はわしより上じゃ。天才や。だから人と分かち合える物が少ないんやろう」
 「でもあなたが来なければ、私は師範だった」声は怒りながら、女の顔は活き活きと。
 「厳しいと言われて、分け合えるものが無くても人に物を教えるのは得意だった。でも好きじゃなかった。
  格闘家なら自分より強い者しか目に入らないんじゃないか?」
 言いながらガイは瑠璃の武闘着の袖を取る。殺気がまるで無かったので瑠璃は許した。
 「私の邪魔をしたのは今までであなた一人だ。私より明らかに強い人はあなた一人なんだ!」
 忌々しいのか喜ばしいのか解らない声と表情で女は言う。目を細めて瑠璃は女を見下ろしている。
 「酒場のカウンターの中に居た姿を見た時から、勝てない事は解っていた。
  悔しくて、悔しくて、・・・・・今でも憎いんだあなたが!!」鋭く女は凄んだ。
 「違ゃうやろが・・・」「え?」低い美声はいつでもこの女の胸を揺らす。
 「話が違う言うてんねん」女は目を閉じた。
 すると男は彼女の首に捲かれた緋のスカーフをとって、細い首にキスした。
                                          続く 
瑠璃が男。ガイが女です。
虹=コウとしたかったのが、虹の同意でガイと言う(漢字!ウチ出ネェ(泣き があって
 虹は雄の龍の象徴、ガイは雌の・・・でガイに。ちょっと辞典引いただけでこんな事に・・・
9082-83:02/02/15 15:27 ID:XHvNnj0n
手のひらにボールを収め握ったりこすり合わせたり。
もう片方の手はなおおも触れるか触れないかを続ける。
耳元でだんだんと切なくなる声にセンシは満足する。
やはり自分には攻める方が向いている。
「…っつめたっ」
前触れもなく自分の中に侵入し動き回る指に体をはねさせた。
あふれ出ていた密は指を受入れ、一本ではたりないと不満を漏らす。
二本目の指は中をほぐすようにゆっくりと壁をまさぐる。
親指が彼女の敏感な芽を軽くこすりあげ、さらに大きく体がはねる。
握り締めていた男の肉を負けずに強くしごいた。指の先にべたべたと汁がつく。
指についた汁を肉の先の穴、うっすらと浮き上がる筋になすりつけ、くぼみをなぞる。
「…そんなにっ、っ強く…握らないで…」
さらさらしていた彼の肉もべたべたで彼女の手のひらに吸いつき一体化するようだった。
べたべたになったそれを更に早くしごく。もっと。もっと。
彼女の手の中で肉は硬度をまし、彼女の中の指の動きも止まる。
「…やめ。つ・・・あっ… いくっ……あぁあっ」
男は大きくのけぞると、どくどくっと彼女の腹の上に精を放った。
まっ平らな褐色の腹の上の白い水溜りは細い糸で彼の肉とつながていた。
一筋一筋わき腹へと垂れていく。指で一筋掬い取りまじまじと見た。
どさりと倒れこむ男の赤い付け鼻は汗でもうはずれかけている。
赤く大きく縁取られた口からは荒い息。
掬い取った白い液を出した本人に見せつけると、いくら自分のとはいえ匂いに顔をしかめた。
しかめても満足そうな顔に、幸せそうだなと声をかけ、指についたそれを自分で舐め取った。そして改めて手を伸ばし、寝具の横にかけてある手ぬぐいで腹をぬぐった。
男は彼女から離れるよう体をずらした。
「それじゃぁ…」
そっと寝具から降りようとする男の手をつかみ、は身動き取れないうに組み敷いた。
遊び人の真っ白い中でも上気していた頬が、蒼ざめてくる。
先ほどまでとはまた違った、冷たい汗が背中を伝う。
そんな男を見下ろし女戦士はゆっくりと不敵に微笑んだ。
「どこへ行く?夜はこれからだろう?」


翌日彼がクマを隠すために更に顔にこってりとおしろいをはたいた事や
いつにもまして足手まといだった事はいうまでもない。
9147:02/02/16 00:45 ID:SGUnRq0b
今二つの案があって、ミネアがまだ父親の下で修行していた頃のバルザックに襲われる
ってのと、7のミネアで羞恥的なものってのと……どっちがいいでしょう?
92名無しさん@ピンキー:02/02/16 02:15 ID:4cuiUWlr
7のミネアって何だゴルァ
93名無しさん@ピンキー:02/02/16 02:31 ID:bkp8jTb/
>91
7のミネアは知らないので、バルザックに襲われるミネアの方が
ドラマチックで(・∀・)イイ!!
94男武闘家×女武闘家:02/02/16 18:03 ID:rKWItVpp
 稽古着の女と武闘着の男、その守備力の差がそのまま二人の強さの差だった。
 スリット、緋のスカーフの艶やかさ、しかし武闘着の薔薇色に敗北している。
 洞窟の壁は今ガイの背にあった。双方美しい服を脱がぬままただ腕に触れ合っている。
 瑠璃がガイの口を吸うと、ガイはその激しさを拒んだ。求められている感が息苦しい。
 (私が誘っておいて・・・)
 壁にもたれてガイは弱く座り込む。その時グチャッと音がする。
 「濡れ過ぎ・・・・子供が出来るかも知れない」そう言う彼女はつまりそう言う日だった。
 「わしゃ種無し」
 あなたの子供は欲しくない。憎んでしまいそうだ。---と言う言葉を彼女は飲み込んだ。
 憎みながらもちゃんと育てそうな自分の妄想も全て消えた。
 自分で打ち消す前に、男の一言に消えた妄想をバカバカしいと彼女は思った。
 女から男に口付けた。そして自分の乳房に男の手を導く。男の手は気ままに動く。
 「うんっ・・・」前髪を飛び上げさせ喜ぶ女の体。
 岩壁の削られた様な緩いカーブに滑り込んで、男女の体は横になったと言って良い。
 150cm代半ばの女、2mの男。♀(大きな手・・・「あっ・・・」
 ガイは動く自分の服を見ようとするが、快感に邪魔されあごを上げる。
 「膝をついて」と言う彼女は武闘着の勝手を知っている。
 腰帯を取らなくても・・・・触れる事が出来た。キスしてくわえる姿は可愛い風情だ。
 舌の使い方が良い。滑らかで。(おっ・・・いいねいいね)瑠璃、肩の辺りがゾクッとする。
 「このままイッてご覧」唇を離し、舌だけを裏側の根元から先まで滑らせて女は言う。
 「口に出して」「解った。後で何ぼでも・・・まぁせぇへんやろな」
 男は吐息混じりで話し、女を少し乱暴にポンと押した。
 水気のある所を男は覗く。(あ、しおかいな)「えらい事になっとんなぁ」
 「いや・・・」両手で顔を隠す。この男にはバカにされている様でガイは辛い。
95しお吹き:02/02/16 18:06 ID:l3ccNbRU
 ガイは(私が抱いてやっている。私が抱かせてやっている)と言う
 感覚が大小様々だがどんな男に対してもあった。習慣であり、時にそれが快感であったが
 今は相手がどんなだろうと、どんなに彼女に卑屈で居ようと、辛い。
 自分より強いと痛感した男だから。言うなれば今[犯されている]
 (私が誘っておいて・・・)彼女はこの場から走り去りたい。この男を(殺したい・・・)
 その男の指が入る。♀(くそぅ・・・・)女は内心うろたえて泣きそうだ。
 ヌルヌルとし過ぎている。可愛い襞が光って男を誘っている。洞窟内にグチャグチャと響く。
 「こない濡れんでもええがな」指を動かしながら低い声でボソッと。
 (きゃ-----!)嫌な感情の全てが彼女の頭に渦巻いている様である。
 (自分で誘っておいて・・・(あっ) ♂(おっ)
 水に似たサラッとした液体が、弱い勢いでピンと少量出てきた。
 少なく太い彼女の毛に水晶の様な美しい雫が。♂(しおだ、しおだ)
 ヌルヌルの体液と、サラッとして太腿の内側までも簡単に濡らす液体とが混ざって、
 膣内は襞はもうつるっつる。グチャグチャ。
 そして女性器全体は燃える様に熱い。「もう終わってええんちゃうの?」
 もう恥ずかしくて、女は男のいきり立った陰茎を平手でピチッと叩いた。
 「あっ吹っ飛ぶがな!」男のわざとらしくあわてた様に、セリフの意味も含め、
 さらにその事態も想像して女は吹き出した。

 男は女の腰を取り合体。フラフラと漂う。
 (いいね・・・)と男が思うと、力強い正拳突きが飛んできた
 間一髪かわした男の左頬を掠れた痛みが走る。
 「かわした・・・・もっと没頭して」
 (元気やなホンマに!)男は変な笑顔。今後に緊張。
 取り敢えずガイは無感動になりたかった。しかしニ、三回摩擦され、それに自分の体が
動いてしまうと、自分の音を聞かせられると、
 「嫌だ!止めろ!止めろ!」物凄い剣幕で嫌がった。
                                     つづく   
96名無しさん@ピンキー:02/02/16 23:12 ID:Lwgda/GT
>92
言われてみれば、ドラクエ7ではどっかの村にミネアが居たような気がする。
何処の村だったっけかな……
9747:02/02/17 01:21 ID:aJ+gQ7C9
 小石を放ると、波紋が広がり水面に映る下弦の月が揺らいだ。ミネアは、そうやってぼ
んやりと水辺にたたずんでいる時間がたまらなく好きだった。水の動きは人間のように複
雑かつ繊細で、行く末をしっかりと《視る》事が出来ない――小さな因子が大きな変化を
招くからだ。ミネアは、この性質を密かに《秩序のある混沌》と呼んでいる。
 寄りかかっている羽目板の奥から、父親の怒声が聞こえる。どうやら、またバルザック
を叱責しているようだ。バルザックはとんでもなく即物的な男で、最初は金儲けをしたい
からと錬金術師の父に師事し、最近では己を強めたいが為に、生物を変化させる法則に入
れ込んでいるらしい。純粋な学術的探求心から父に師事しているオーリンとは正反対の気
質を有する男であり、ミネアはどうしても好意を持てなかった。
「……つまり進化とは必ずしも生存上有利にはたらくわけではなく……そもそもこの術は
生物の変化を一種に限定するものであるからむしろ退化の秘宝と呼ぶ方が相応しいとも…
…」
 いつしかミネアは水辺に寝そべり、うとうとと微睡んでいた。と、激しくドアが開く音
が聞こえ、次いでひょろひょろとした猫背の男がこちらに向かってくる――バルザック
だった。ミネアが身を強張らせていると、彼は無言のままミネアの後ろに寝そべり、身体
をぴたっと密着させた。
「エドガンの野郎……馬鹿にしやがって……進化したら……進化さえすればあんな奴…
…」
 羽目板の奥からは、父親とオーリンが議論している声が聞こえてくる。どうやら地下室
に移って議論を続ける気らしい――それは当分終わりそうもない。バルザックは布の上か
らミネアのまた未成熟な乳房を揉みしだき、ズボン越しに尻の割れ目に硬く勃起した怒張
を押し当てた。ミネアは恐怖で硬直してしまい、何も抵抗出来ない。
 しばらく乳房を揉んでいると、やがてバルザックは海老のように腰を動かし始めた。ズ
ボンの前が下ろされ、露出した亀頭が尻の穴をつつく。
「ククク……どうだ、感じてんじゃねえのか?」
9847:02/02/17 01:21 ID:aJ+gQ7C9
 ミネアは強く瞼を閉じ、血がにじむほど下唇を噛んだ。今まで、こんな風に侮辱された
経験はなかった。伏せられた睫は微かに震え、褐色の頬は紅色に染まっている。
「一五のガキのくせに凄ェ身体しやがって……モンバーバラの一山いくらで買える踊り子
なんかより、乳も尻も全然大きいじゃねえか……俺はお前達姉妹を視るたびに」一際強く
つつき、「ここを膨らませていたんだぜ……」
「私達をそんな目で……」
 ミネアが、消え入りそうな声で呟く。
「そうさ……男なら誰だって欲情するぜ……あの真面目なオーリンだってテメエの姉貴で
コいてるってハナシだ……お前ら、売女にでもなった方がいいんじゃねえか?……」
 オーリンがマーニャで自慰をしている――オーリンを慕っていたミネアにとってその事
実は少なからずショックだったが、その欲望を実行に移すバルザックとはやはり雲泥の差
に思えた。
 バルザックの腰の動きが速まる。乳房を揉む手にも力が入り、ミネアの乳房を痛いほど
締め付けた。
「あっ、ああっ、出る、出るぞっ」
 バルザックはそう叫びながら、ミネアにより一層密着する。そして、次の瞬間精液が放
出された。肛門付近の布が生暖かい液体でべっとりと濡れそぼり、ミネアの尻にぴたっと
張り付く。そのあまりに気持ち悪い感触と汚された自分への嫌悪感は、濁流となってミネ
アを襲い、少女は堰を切ったように声もなく涙を流した。
「ハハハ可愛いねえ」
 バルザックはそう言うと、長い舌でミネアの涙を嘗め取り、仰向けにさせた。そして腰
の部分の布をまくり、秘所を露わにする。そこには毛はまだ殆ど生えていなくて、大陰唇
も殆ど筋のようだった。
 バルザックはにやにやといやらしい笑みを浮かべながら、ミネアの若い性器をしげしげ
と眺める。
9947:02/02/17 01:21 ID:aJ+gQ7C9
「やめて見ないで……」
 ミネアの涙混じりの訴えを無視し、バルザックは筋を人差し指でなぞった。すると――
「ん?」
 ミネアの腰がびくっと震え、次に薄黄色の液体が一滴あふれ出し、そして放物線を描き
ながら勢い良く流れ出た。尿は、じょぼじょぼとはしたない音を立てながら草むらに水た
まりを作る。バルザックにまくり上げられた腰の部分の布で顔を覆っているので表情は分
からないが、ぷるぷると震える乳房の動きが、ミネアが感じている羞恥心の大きさを物
語っている――そしてそれはバルザックの嗜虐心を駆り立てた。
 バルザックはミネアの太股を抱えて腰を持ち上げ、彼女の性器に怒張を押し付け、進入
しようとする。
「ひいっ……痛いっ痛いっ……やめてっそれだけはやめてっ……」
 ミネアの悲痛な叫びも、バルザックの嗜虐心を駆り立てるだけだった。
「ククク、おもらしのお陰で結構楽に入るぜ……」
 そして、次の瞬間、何かが破れる感触と共にバルザックの怒張が膣に収まった。ミネア
は絶叫するが、あまりの痛さに声にならない。
「凄い……凄い締め付けだ……」
 バルザックはそう言うと、先のように腰をひょこひょこと動かす。腰と腰がぶつかり合
い、ぱすっぱすっと情けない音を立てる。怒張の根本を花弁が締め付け、生暖かい肉壁が
亀頭を愛撫する。
「ぐっ……いい、いい具合だぜお前……襞がいい具合だ……ところで」バルザックは上半
身を前に倒し、ミネアが顔を覆っている腰の部分の布を掴む。「お前はどうだ」
 強引にミネアの手から布をむしりとると、その貌が露わになった。きらきらと光る涙の
跡、きつく閉じられた瞼と唇――しかし、ひくひくと動く鼻と上気した頬をバルザックは
見逃さなかった。
10047:02/02/17 01:21 ID:aJ+gQ7C9
「気持ちよさそうな貌しちゃって……初めてで感じるなんざ変態中の変態だぜ」
「感じてなんかいなっ……はうっ」
 バルザックが子宮を突き上げると、ミネアは口を開いて喘いでしまった。次の瞬間、自
分のとんでもない過ちに気付き掌で貌を覆うが、もう遅い。わき上がる快感を抑える事は
不可能だった。
「ははっ、濡れてきやがったぜ……それに襞が絡みついてくるようだ……」
 ミネアは、今まで感じたことのない感覚に戸惑っていた。頭はぼうっとして思考が纏ま
らず、乳首と子宮がずーんと疼く。抑えられない淫らな喘ぎ声。そして、性器から滾々と
湧き出る液体。両の手で乳房を揉みしだきたい欲求を必至で抑える。
「おいおい、感じまくりじゃねえか……乳首が布を突き破りそうなくらいおっ立ってるぜ
……」
バルザックはそう言うと、指の腹で乳首をそっと転がした。
「あ、あんっ」
 ミネアの身体が大きく跳ね、バルザックは驚いて腰を引いた。そして、にやりと笑うと、
さらに乳首を刺激する。服の合わせ目から手を入れ、直に乳首を刺激した瞬間、ミネアは
一際大きく喘いだ。
「やめてっ気が狂うっ……ああああああああああっあんっ」
 数秒間何回も身体が大きく跳ねた後、びくびくと痙攣する。顔は真っ赤に上気し、汗で
てらてらと光っていた。
「とんでもない淫乱だ、おっぱいだけでイキやがった」そして、今や大陰唇は大きく膨れ
上がり、磯巾着のように男性器を欲してうごめくミネアの性器に目を落とす。「俺はまだ
だ」
 バルザックは再び己の怒張をミネアに突き刺し、激しく前後運動した。亀頭が何度も子
宮を突き上げる。
「やめてっ壊れるっ裂けちゃうっ」
「知るかっこの色情狂めっ……うっ、ほら、出るぞ」
 ミネアの顔が引きつる。
10147:02/02/17 01:22 ID:aJ+gQ7C9
「中はやめてっ中は……」
「ああっ出る出る!!」
「ああああああああああああっ!!」
 一回目よりも多量の精液が子宮を満たすと同時に、ミネアも二度目の絶頂に達した。
 二人とも数分間はぐったりと倒れ込んでいたが、先に立ち上がったのはバルザックだっ
た。彼はミネアの顔の横に跪くと、ペニスを自分でしごいて残った精液で褐色の肌を白く
染め、藍色の髪で汚れを拭き取った。そして池の水で手を洗い、軽い足取りで自宅へと
帰って行った。

 何時間経ったんだろう。五時間くらいな気もするし、実は三十分くらいしか経っていな
いという気もする。ミネアは月を見ながら、そんなことをぼうっと考えていた。父親と
オーリンがまだ地下に居るということは、そんなに時間がたっていないのだろう。
 聞き慣れた、軽やかな足音が近づいてくる。マーニャだ。マーニャは、無言のままミネ
アを抱き起こすと池に浸からせ、全身を――特に髪の毛を――丹念に洗った。
「お父さんに言おうか」
 マーニャが、ミネアの服を洗いながらそう尋ねる。
「……お願い……言わないで……」
 一瞬マーニャの手が止まるが、すぐにまた動き始める。妹の背中は、かすかに震えてい
た。
「……だったら強くなるしかないね、強くなってあいつに制裁を加えてやるしか」
 マーニャはそう言うとミネアの正面に回り込み、両肩に手を置いた。
「その時はあたしも協力するよ」
 ミネアは、こくんと頷いた。
10247:02/02/17 01:23 ID:aJ+gQ7C9
バルザックが細身ってのがなんか我ながら違和感なんですが、
オーリンががっちり型だったので、こいつまでデブだったりするのは
どうかと思ってこうしてしまいました。
10347:02/02/17 01:24 ID:aJ+gQ7C9
なんか意味不明な日本語だ……

つまり、オーリンと対比して、バランスを取りたかったということを
言いたかったわけです。
104名無しさん@ピンキー:02/02/17 17:41 ID:pbAsxUd2
俺どうも襲う系ってダメだ・・・・・
だれか純愛物をきぼーん。
>>77より続き

クリフトはセフィアの兜をゆっくりと外した。髪がふわっと浮いた。
そして再び抱きしめあい、2人の唇が触れ合った。クリフトはセフィアの背中に手を回し、きつく抱きしめた。
セフィアはきつく抱きしめられたことが分かると、おそるおそるながらクリフトの唇を割り、舌を進めた。
お互いの舌が絡み合い、唾液が接合部分から数滴垂れて、地面に落ちた。そのことは気にも留めず、
2人は長く舌を絡めあっていた。時間だけが過ぎていった。

セフィアは背中にあるクリフトの手をとり、自分の胸に押し付けた。
クリフトは柔らかい感触に驚き、唇を離した。2人をつなぐ透き通った糸が一瞬だけでき、地面へと消えていった。
「セ、セフィアさん?」
「・・・・ドキドキしてるでしょ?クリフトがこんなに近くにいたことはなかったから。
 ・・・・でも、もっとクリフトが欲しいの。もっと私を愛して欲しいの。わがまま言ってごめんね」
「セフィアさん・・・・・。分かりました。もしも、嫌なことがあったらちゃんと言ってくださいね。
 どんなときでも、理性だけはしっかりと持ってますから・・・・」
そう告げ、クリフトはセフィアの衣服を脱がした。何も身に着けていない異性を見るのは生まれて初めてだった。
セフィアの頬がほんのりと赤く染まり、胸と秘所を手で覆い隠した。
「恥ずかしい・・・・・。私、マーニャみたいな胸はないし。小さいときからいっつも剣術を教えられてて、
こんなに腕が太いし。私、女としては魅力ないよね・・・」
セフィアがため息交じりで言葉を漏らした。クリフトはその言葉を聞き流すように、自分の服を脱ぎ始めた。

クリフトは服を脱ぎ終えると、セフィアを丸太の上に座らせた。そして自分も座った。
セフィアのほうには目線を向けず、地面の雑草を見つめてセフィアに話した。
「セフィアさんはセフィアさんですから。比べる必要はありません。魅力的な女性だと、私は思っていますよ」
「クリフト・・・・・・」
セフィアはクリフトの名前を言うと、何も身に着けていない胸にクリフトの手を置いた。
「私を本当に愛して」
セフィアは言葉を残し、丸太の上に仰向けに寝た。その上にクリフトが覆いかぶさった。
セフィアの胸にクリフトはちゅっと、唇を当てた。セフィアの胸はぷるっと揺れた。
クリフトは小さい突起物を口に含むと、乳飲み子のようにゆっくりと吸い始めた。
徐々にセフィアの胸の突起は硬く大きくなる。息もだんだんと荒くなっていく。
セフィアの突起が大きくなると、クリフトは舌先で転がすように舐める。
セフィアが刺激を受け、声を漏らす。
「あっあっ…」

クリフトは胸からわき腹へと舌を動かしていく。もうすでにセフィアの体はうっすらと汗をかいていた。
そしてわき腹からセフィアの秘所へと舌を動かす。秘所に舌が近づくたび、セフィアは喘ぎ声をあげた。
「ふぁっ、んっ・・・。あぁん・・」
クリフトはセフィアの秘所に手を置き、割れ目を少し開いた。割れ目の中に舌を入れると、セフィアは体をぶるっと震わせた。
秘所からは熱い密が流れ出し、秘所を覆い隠す毛と密が絡み合っていた。
クリフトが蜜を舌で舐めるたび、じゅるっという音がしていた。
「あん、んんっ、あああん・・・・あん・・・」
セフィアは自分が声を上げていることに意識はあったが、それを止める気持ちはなかった。
この快感を途中で止めて欲しくない、もうクリフトに全てを挙げたいという気持ちだけが残っていた。
「んあっ、あぁ、ひん・・・・クリフト・・・来て・・・」
セフィアの秘所は何かを欲しがるかのようにひくひくとしていた。
「力を抜いてください・・・・。初めては痛いと聞いていますので。あと、1つ。本当に私でいいんですか?」
セフィアは無言でうなずき、クリフトに全てを任せることにした。
クリフトはセフィアの秘所の入り口に、自分の天を仰いでいる剣を当てた。
そしてゆっくりと腰を沈めていった。にゅるっと最初は入ったが、途中でクリフトの進入を拒むものがあった。
それでも腰をゆっくりと沈めていく。抵抗するものを裂いたような感触がお互いにあった。
その2人が結ばれている秘所からは、赤い血が一筋流れていた。
同時に、セフィアの顔に苦痛の色が見えた。抵抗していたものは、セフィアの処女膜だった。
「うぁ・・ぅいた・・・痛い・・・。いあ・・・ぃあぃ・・」
セフィアの顔には脂汗が流れていた。クリフトは腰を動かすのをやめ、呪文を唱えた。
「ホイミ!」
呪文を唱えると徐々に秘所からの出血は止まり、セフィアの苦痛を訴える顔はなくなっていった。
が、疑問に思ったことがあるようで、剣が入ったまま体を起こし、クリフトに問いかけた。
「・・・・アリーナと、したことあるの?」
「いえ、ありません。でも、なぜそのようなことを?」
セフィアの目には涙がたまっていた。涙で声がかすれていた。
「・・だって・・・、初めてにしては色々知っているみたいだし・・・。
 さっき痛かったときにホイミをかけてたし。・・・・・・本当に、アリーナとは何も無いの?」
クリフトは下を向いているセフィアの顔を上げ、再び唇を重ね合わせた。そして耳元でささやいた。
「私もいろいろと・・・。神の教えに反する本を読んだこともあります。
 ただ、理性で止めていました。知識だけはあったんです」
セフィアの目から涙が一滴落ちた。その涙はクリフトの太ももへと落ちた。
「ごめんなさい、疑ったりして。わがままばっかり聞いてもらって・・。
 クリフト、続けよう。全部・・・・愛して」
クリフトはセフィアの体を抱きしめた。そして突き上げるようにゆっくりと腰を動かし始めた。
「あふん・・あん・あんっつはんああん、うんあううんあん・・」
クリフトが突き上げるたび、セフィアは快楽の声を上げた。愛する人と結ばれている喜び、愛する人に一番近い自分・・・。
そのことだけを思って、声を出していた。

ぎりぎりまで引き抜き、そして1番奥まで突き上げる。セフィアの秘所もそれに受け答えるように、クリフトの剣を締め付ける。
秘所の敏感なところがこすれあうたび、セフィアは体をびくんっと跳ねさせる。
「ひゃあん!ひいん!」
セフィアの秘所から滴り落ちる密は、クリフトの剣の潤滑油となり、いっそう動きを激しくさせた。
「んっ・・うあん・・!あぁああああぁん・・・頭が・・あぁっは・・・白く・・・」
セフィアは絶頂への階段を上り終えようとしていた。セフィア自らも腰を振り、クリフトを離さないようにと、無意識のうちに手をまわしていた。
クリフトもそれに答えるかのように、パンパンと音がするくらいまで腰を打ちつけた。
「さい、・・ごはセフィ、アって呼、んで・・・」
「ううつ・セ、フィア・・・・もう・・・大丈夫だから・・・・」
セフィアの秘所の締め付けがいっそうきつくなり、限界を迎えた。
クリフトは膨張した剣を引き抜くと同時に、先端から白い放物線を放った。白い放物線はセフィアの白い肌へと落ちた。

クリフトは着ていた服からティッシュを取り出すと、自分の放った白い液を拭った。
そして、快感の余韻にいたセフィアに服を着るように話しかけた。
お互い服を着終えると、体を密着させて座った。長い沈黙が続いたが、先に口を開いたのはセフィアだった。
「私ね・・・、誰にもつらいなんて言えなかったの。皆が私のことを勇者、勇者って言うから。
 勇者なんだからしっかりしなきゃって。でも、1人になると、いつも不安だった。
 また私は1人ぼっちなんだって。だから、いつも見張りのときは泣いてた。
 でも、クリフトが私のことをちゃんと分かってくれた。本当にうれしかった。
 私、これからもクリフトのこと好きでいていいよね?」
クリフトはセフィアに微笑みながら、言葉を返した。
「もちろんです。私は、セフィアさんを好きですから」
「ありがとう。でも、何で最後は中で出さなかったの?」
クリフトは顔が赤くなり、下を向いて説明した。
「もし中に出して、セフィアさんに赤ちゃんができてしまうと、戦いのときに迷惑をかけてしまうと思って」
「クリフトって、やっぱり優しい。だから、大好きなの。ねえ、今日はここで寝ていい?」
「ええ、いいですよ。それでは、おやすみなさい」
「うん、おやすみ」
セフィアはクリフトに膝枕をしてもらうと、すやすやと寝息を立てて眠りについた。
不安を感じることの無い笑顔であった。

クリフトは夜が明けるまで、見張りを続けることにした。
時々幸せそうに寝ているセフィアの顔を見ながら。

雲が1つも無い、星の輝く空の下での出来事だった。
(完)
110Re3 ◆8Z0u//R6 :02/02/17 21:49 ID:J5U4AAqb
終わりです。コメントなんかは明日書きます。
111名無しさん@ピンキー:02/02/18 13:53 ID:PWQzIhmm
>>110
お疲れ様でしたー。満足にございます。
幸せなクリ女勇は大好きです。マンセー!
112名無しさん@ピンキー:02/02/18 17:39 ID:DipvEbur
俺は襲う系でもいけます。ちゅーわけでアリーナがモンスターにやられちゃったり
するの希望。前にあったイエティにやられそうになる感じので、
最後まで行ったら最高
113Re3 ◆8Z0u//R6 :02/02/18 19:28 ID:ZIDdXi4/
クリフト×女勇者でした。何かクリフトが知り尽くしている気がするけど(w
女勇者の服がよく分からなかったので省略してしまいました。

次は・・・・・マーニャかミネアのどっちかです。

>>111
ありがとうございます。
114メダル:02/02/19 00:09 ID:pzuYBkki
 人間として活気に満ちる暗(くろ)い霧。
 テドンの幽霊達も活力を、この闇より貰っていた。
 戦う武闘家二人を置いて、慣れたソケットも含め、三人は不思議な感覚をどす黒い霧を
吹き出し続けるこの火山の火口で味わっていた。
 戦s「ドラゴンは強くてな・・・・俺一人で倒せるのは一匹だけだ」
 と言いつつ、闇の世界から偶に出て来るそのモンスターが落すと言う、スタミナの種を
ボリボリ口に含んでいる。
 戦b「ふ〜〜〜ん」ブラックもボリボリやる。
 戦s「勇者さんもどうぞ」 勇「じゃあ、頂きます」
        ボリボリボリボリボリボリボリボリボリボリ
 バリーは一つで胸が一杯になった。
 男二人は尚も食べ続ける。さすが戦士。ボリボリボリボリボリボリボリ
 男、ちょっと二人でガイの話をしている。強いとか、若いだとか、戦s「そうだ」
 預かりものがあると。バリーの仲間である瑠璃が此処に来る筈と確信して来た男が居た。
 ソケット、ガイはその男に相当信頼に足ると判断されたのだろう。 
 彼の息子のカンダタだ。世界に一つしかない忍びの服を、惜しげも無く父に渡す為だ。
 カンダタの活動は変った。魔法力もある彼、レミラーマや盗賊の鼻を駆使し、
 世界に散らばるメダル集めをしているのだと言う。双六場にも神出鬼没だと。
 一着しか無いのに小さくて父のサイズに合わないと、
 そして武闘着等と重装して欲しく思ったカンダタ、服はマント状に仕立ててあった。
 勇「かーっこいいっ」宝箱に仕舞われた服を勇者が取るとゴトッと音が。
 戦s「それは勇者さん宛てと」勇(うわぁ・・・・)
 ガーターベルトだ。デザイン露骨にエロイ。
 勇「彼が又来たら感謝していたと伝えて下さい」戦s「Yes,ma'am」
 ソケットの目のいやらしさにバリーはドギマギした。
 彼女はよく男からこう言う目で見られる。
 バリーは天井の低い洞窟の入口付近のテーブル、椅子に体を預けている男二人を残し、
その奥へと入って行く。
 勇(あー。びっくりした) --「ソケットはムッツリスケベって言われる」--
 小声でブラックはバリーに教えてくれていた。勇(気を付けよう)自らの挙動に。
115ガーターベルト:02/02/19 00:12 ID:pzuYBkki
一人洞窟の奥へ。ガーターベルトを付けてみる。
 「親より子が優秀なのは当たり前だ。女と言ったてその父親のあんた娘なんだから」
 「強くなろうぜ!」
 そう言うカンダタの父親は瑠璃だった。
 父が記憶を無くしていたと聞いて、身を削って生きたグチをカンダタは捨てたようだ。
 カンダタの父への愛は温かい。そして派手。
 バリーも父に合いたい。出来る限り連れ帰りたい。から 父と共に戦い、共に帰りたい。に目的が変った。
 (あたしも強くなったよね)腕を上げたの意が多大。そして自分の仲間を父に見てもらいたかった。
 ガーターベルト装備完了。
 「おい、鳴けよっ」
 息も碌に出来ずに漂うバリーに、カンダタは強く腰を押し付け言っていた。
 挿入するとカンダタはすぐ体を離し、何やら道具を取りに行こうとして、やめて、
 「オレを怯ませるとはやってくれるぜ」
 (あたしは何もしてないよう・・・・)バリーは名器だ。
 「よう」
 ガザーブで待ち合わせて、こちらへ近付く夜のカンダタを思い出した。今思い出しても
冴えていて精悍だ。彼だけで心を満たした日が何度あった事か。
 (カンダタ・・・)心で呼ぶと彼で頭が埋められて行く。
 自分を好きかも知れない男。「好きだ」と言われたら「はぁ」とバリーは本末転倒だが
興醒めするかも知れない。
 今、「好きだ」と言われたら動悸息切れがして思考が止まるかも知れない種類の人が彼女の
心に根強く居る。
 ・・・・・・彼女はちょっと気持ちが乗って来た。洞窟の入口へ、黒い女が跳ねるように戻る。
116ガーターベルト:02/02/19 00:17 ID:NIWr042a
 「ブラック見て、見て」下の服を脱ぎ、旅人の服の短いスカートを上げて、
 チラチラと太腿の上の方までガーターベルトを付けた足を見せてくれる。
 先程からスタミナの種を頬張っていたソケットは鼻孔から流血。
 戦b「アハハハ」笑い飛ばす若い男、彼ももれなく流血。
 「あっ、やった」と喜ぶソケットは二筋に成っていく。男二人ボロボロ。
 「あんたは見るんじゃないよ」
 さらに三十路ブラックの怪力で音を立て首を曲げられ。
 戦s「ぶ(こ)っの゙っ」鼻血に溺れる。
 バリーの足は元々凄い事なのに、さらに取り返しがつかない程エロだ。
 「ソケットに見せるなよ」小声で仏頂面で言う。二人はどんどん洞窟の奥へ。
 「エヘヘ、良いじゃない」(うーん注意した筈なのに)
 「似合う?」「似合うと言うかなぁ・・・・」

 「お前どうした?」
 キスは、肩の力が抜けて、胸が疼いて張り出すようなキスだった。
 男が唇を唇に軽く擦り合わせたりするので彼女は、唇だけで
 (イッちゃうよ・・・・)

 「星降る腕輪にガーターベルトか・・・お前ずるいし無理があるな」
 言いながら服を着込んだバリーを引き連れて、ブラックはソケットの元へ戻る。
 戦s「お前何してたんじゃ!」男二人会話。バリーは少し離れている。
 彼に洞窟内の二人は見えはしなかったが、何だか濡れた音が聞こえた。
 バリーを見ると彼女はハッとした様に目を大きく開いて、あとニッコリ笑った。
 三十戦士は又鼻血が出そう成り。
 この戦士腕輪云々のブラックの嗄れ声は、洞窟に響いた独得の音で聞いていた。
 「お前にもあるらしいぜ。まだ手に入れて無いから今度直接会ったら渡すってよ」
 殊勝なカンダタだが、その父は今長男の彼より若い女とやり捲くっている。
 戦b(届け物が・・・・)その時向こうの洞窟から岩の砕ける音が。
 戦b(怖い・・・・)近寄れない。
                                    続く       
117名無しさん@ピンキー:02/02/19 19:23 ID:ZymootAn
>>113
クリ勇お疲れ様でした。ハッピーエンドで良かったです。
次のも期待しています。
118名無しさん@ピンキー:02/02/21 19:19 ID:vtaPWQkk
最近書き手さんが少ないような・・・・・
下がってたのであげ
119女武闘家×男武闘家:02/02/22 00:27 ID:s4GnkV3W
 なぜ岩が砕けたのか。男の強靭な背筋と拳の為だった。カウンター、つまり前哨として男の頭に
岩を打付けようとする女がいた。
 ♀「殺してやる!」だが男が丸く滑らかな女の腰に手をやると、深い息を堪えてガイは黙る。
 「どないしてん・・・・」野太い声で優しく言う。女の乱れた髪をゴツイ手で整えてくれて居る。
 「耐久力がないんだ」女は、快感に。
 「自分の体に負けたくない。その姿をあなたにだけは見られたくない」 ♂「ん?」
 女が誘ってこの状況の筈だ。只今合体中。
 「それは負けだ・・・・負けそうだ・・・こんな負け方したらもう闘えないっ!」
 「はっきり言えや」
 「女の武闘家が、男の武闘家に惚れたらもう闘えない!」
 「好き!死ぬ程好き!」言いながら男の武闘着の胸倉を掴み、飛び付く。
 「あなたが好き!!」
 「いやいや、ちょう待て」対する男は素っ頓狂だ。
 「落ち着き」一期一会だ。切迫感から言うだけ言って真っ赤な女は、優しく言う男を見上げる。
 「あんたにはあんたの道さんがあるやろ。その後にも先にもわしが居るとは思えん」
 「・・・私とあなたは全然違うから・・・・」「何処がやろね?」
 「闘う意味」「御明察」
 「言うなれば異種格闘やね。そんな男に負けようと何だろうと、次のステップステップ」
 「自信もって行き。あんたわしの武闘に惚れた訳やない」
 「後学の材料にせぇ。期待しとるわ成長」そこまでガイに入れ込む訳は、
 「は、女と闘うの初めてでして。いや−−−緊張した」
 「アハハハハハ」(笑うと可愛い娘やね)
 「色んな事教えてあげたいね。あなたに」(おう?)
 「あなたにも道があって、道の先にあなたはもう辿り着いた人だと思う。だからずっと強い」
 (ええ女や)漠然と素直に瑠璃は思う。
 「褒め殺しや。何もやらんぞ」「頂戴。あなたが来ないと何も教えられない。もっと抱いて」
 「ボチボチなぁ・・・・」
120ギアガの番人 男戦士×女武闘家:02/02/22 00:31 ID:s4GnkV3W
 火口に来た頃ガイとソケットは、毎日ヤッてしまっていた。例えば、
 「ガイー、ガイちゃーん」言いながら戦士は、とても淡い色の乳首をくわえその乳房を引っ張り、
ヒリヒリする程、彼女が痛がる程男の指で恥丘をこすり捲くり、
 亀頭にその彼女の可愛い唇にキスしてもらい、睾丸にすら舌を、反り返った物を喉の奥に当る程
口内に入れ、時に歯が立ったなら「あ、ごめん」なんて少女の声が。
 入れると少しキツイ。戦士はとても良い。美少女、「怖いくらい気持ち良い・・・・」と彼によく言
った。28才の男と14才の女は、
 「ソケット、ソケット」「ガイー、ガイー」言い合って果てる果てる。1日に10度と言う事もあった。
抱き合っている時にモンスターが現れ、慌てて服を着たり、男は半裸だったりして、
 二人で情けないと思い笑い合った。正直可笑しいのだが。
 男女の関係である事はバラモスに悟られかも知れないようであり、ベットでシーツに絡まり合い、
二人座って腕を、ほぼ全裸の肩に腰に回し合い、
 「私達恥ずかしいかな」「カッコ良過ぎるって事は無いんじゃないの?」煙草を吸いながら戦士。
そして、ただ座りながらもガイの胸はソケットの脇腹に当っているので、
 「な、・・・・」体を若い体に寄せる。「え、また?・・・」等。
 両者目的は快楽のみ。その割りにしばらくして飽きた。原因は彼女が精神的に萎えた。
 彼が遅すぎて(不感症だろう)と思いながら、(私が良くないのかな)と、どうしても思ってしまい
乗らなくなって、パッタリと無くなった。
121ギアガの番人 男戦士×女武闘家:02/02/22 00:35 ID:s4GnkV3W
 一人を置いて、一人がアッサラームへ行く事が良くあるが、ソケットは元々SEXが余り好きでは
なかった。性格はムッツリスケベと言うが、
 ガイの美しい喘いだ顔、眉をしかめた切ない顔でイッて、やっと味を占めていた感だ。踊り子でも
売春婦でも中々イけなかった。美人しか目に入らなく成っていた。
 ガイを超える女は居ない。イシスの女王に思いを馳せた程だった。(火山の火口、ギアガの大穴の
番人。十分会える資格のある彼だが、本人思いも寄らない。)
 キメラの翼でアリアハンへ給与を貰いに行った時、同僚に
 「ガイと夫婦になったのか」と聞かれた彼は急いで首を振り、火口でガイに伝えると、
 「ちょうど良いかもね」と彼女はそんな気の様だった。夫婦と言う言葉に燃えて二人久々に。
ソケットはイケるイケる。
 男は自らの精液でベタベタ。イシスのゴムの避妊具は二人には必需品だ。
 夫婦に成る気は男は全くない。事ある事で、
「無理して綺麗すぎる奥さん貰うからあぁ成るんだ」
 と言われたく無いので男は結婚は絶対嫌だった。
 
122ポルトガ王×女武闘家:02/02/22 00:38 ID:s4GnkV3W
 ガイはアッサラームでお忍びで来ていたポルトガ王に出会った。ガイ、王は嫌だった。操られる
人種に思えて。しかしポルトガ王は人を支配し、世界の王とも成ろう迫力が有って惹かれた。
 家来三、四人に話を付けて二人切りに成ったが、
 夜に目立たない黒いマントで顔以外は全て隠して居るのに、オーラと言う物はこの世に存在する。
堂々と雄々しい男振りと、逞しい肉体の奔放な王は、
 黒い、袖の無い稽古着の絶世の美女とあいまって、どちらがどちらを従えるでも無く、
ただ並んで気ままに歩いている風なのにことごとく目立った。
 夜のアッサラームでこれ程目立つなら、世界でこの二人が目立たない場所は無い様である。
 なので早速下賎な宿で抱き合う。
 28才でセクシーなのに、今まで何をしてきたのか、王は女に器用ではない。
 子供の様な時がある。ガイは可愛いなと思いつつ、どんな男よりずっと良かった。女を抱く、才能だ。
雌の喜ぶ体と、命だ。
 王は黒い髪と蒼い目をしているのだが、その時に彼女のずっと上で、その深い青い瞳をグッと
閉じ、彼女に汗と印しを落とした。
 男は何も着ていない。女も髪を二つに結んでいるだけで何も。勿論大事な所にも何も着ていない。
 ガイは全裸で男に抱かれるのは初めてだ。
 スカートが邪魔そうに付いていたり、胸当てが押し上げられたり、引き下げられたりして、
かえって胸を強調させたりしたが、いつも何か、微々たる物でも装っていた。
 この男には何も隠さない。今更ながら髪も解いた。
 その長い髪をもてあそんで、28の王は15才の美しい女を腕に抱く。
 王は町で女を拾うなど、初めてしてしまった。勝手が解らない。
 「どうして私を」この男の体を全ていただいた後に聞く、貪欲な女。
 「綺麗なのに楽しそうな人だったから」美人は面白くないらしい王であった。経験から来る
先入観もあるが、こうして人間を、何かを気に入れば抱く訳である。それは先入観に必ず勝つ。
 ガイは王に極めて偏屈だろと言われ、(当ってる)と思った。その彼女もこの王の世界観は何処か
遠く飛んでいる様に思えた。
 「城へ来るか?」
 金銀財宝、美食に囲まれた彼女に取ってつまらない世界も、この男となら楽しめそうだった。
目眩めく権力の世界も興味がある。
 しかし彼女の才能は格闘にあった。才があるなら、その道が良い。断った。
123改名:02/02/22 00:40 ID:s4GnkV3W
 王は戸惑う。ギブ-アンド-テイクが望みだ。
 「今夜、私も得るものがありましたから・・・・」
 良いながらのガイにキスされると、王は赤くなっていった。
 「そうか?そうか?」逞しい腕を赤い頭部に巻き付けて照れる。
 「格闘家だったのか。強い女性は良い」他の女を匂わせたので、「好きな方は?」
少女の様に聞きたがる。これも賜物と。王は嫌がったが、
 「旅人で、草木の様な山河の様な人が居たよ。抱きたいと思った。
  こんな大きな存在に思えるのに、
  抱かれたいでは無くて、抱きたいと思う、不思議な人だった。真っ黒でね。今でも好きだ」
 一度遠くから見た事がある、今旅をしていると言う勇者バリーじゃないかとガイは思った。
 
 別れはその夜のうちだ。
 「美味しかった」
 と女は耳打ちして風の様に消えた。上品と思っていた女の明らめた別れ。
 王には心に残る女となった。
                                       つづく            
124名無しさん@ピンキー:02/02/22 22:45 ID:adJf13PW
ここにあげるとしたら短編と長編どっちがいい?
125名無しさん@ピンキー:02/02/23 00:37 ID:ZmrLhQVn
>>118
前スレは696で書き込み不能になったね。
前スレは書き手さん多かったかな?

>>124ズバリ「中編」
「短編」で面白いものを書くのは至難の技。
書き手さんの技量が問われる。
けど「短編」こそが本来このスレに相応しいよ。

「長編」はねぇ・・「長編」にも限度があるからね。
あまり面白くないものをダラダラと読まされてもね。
126男武闘家×女武闘家:02/02/23 02:00 ID:T0tWUmhl
 あれ程荒い格闘を繰り広げた男女だが、ゆっくりと抱き合っている。滑らかな悦楽。
 ♀「こんな子供と・・・」歳は差17。「つまらん事言うて叱られたいんか?」
 ♀「さっきも言うだけ言って・・・、・・・怖いです」戦闘中だ。迫力の叱咤だった。
 (嬉しそうに・・・・)(嬉しいの・・・)彼女はダーマの師匠にしか叱られた事がない。
その師匠100才にもまんまと惚れたものだ。もう故人だ。
 男は女の服を、胸当てをゆっくり上げる。
 淡い桃色の乳首が見えた。白く隆起した乳房のカーブも瑞々しい。先程触れて瑠璃は
解っていたが、大きさが二つ違った。両方丸く形が良いが、
 一つ優雅で大きく、もう一つは小さくて可愛い。仰向けの女の腰の動きに合わせて二種、
ゆらゆらうごめいている。
 男は小さい方の乳房、乳首にキスした。女はじっとそれを見て、
 「まだ、成長しようとしてる」16才の女、「でも成長しきってもこの差が埋ると思えない」
 バランスの悪いまま完成。自分の武闘もこの態の様な気がして、つまり彼女は弱気になる。
 ♂「差が可愛い。アンバランスが良い」「一生愛せる?」上手く逸らかされた。
 (おじさぁん・・・・)♀「ねぇ・・・」男大きい方の乳房にも優しく触れている。
 「あっ、あっ、」快楽に突かれる度声が出る。
 
 「ん----−−−んーーーー・・・あ・・・・」・・・?」
 別にこれと言った盛上がりもなく女は大きな息を吐く。
 「?本当にいったわ私」「こう言うのも良えやろ?」
 初めての事ばかりで、幸せな女の体。与えられてばかり。
127男武闘家×女武闘家:02/02/23 02:03 ID:sOIADAmW
 打って変って今度は激しい。逞しい女に出会って瑠璃も遠慮がない。
 女の体にいくつも汗を落して攻める。
 「何、教え、て・・・」くれるのか男が聞く。「っ、・・・、・・」
 男が誘っても、能動は女、隠さない両胸を激しく揺らし、白いあごを上げて無理の様だ。
 「もっ、とっ、・・・もっと・・・」そして女も誘う。
 (もっとかい!)男は自然、負けそうだ。
 開いた女らしい足を閉めさせ、だが膝を深く曲げさせ、丸まった女の体を真上から攻めた。
 「ああぁぁっ!、」「あっ、!んッ、!」
 美しい顔は。歪む。激しい男の攻め。浅く、時に深い。縦横無尽。
 圧迫感、閉塞感があり、何より閉じた足は触れ合いが深い。
 無色透明無臭のサラサラの液体は男の武闘着を少し濡らす。(つるっつるやねん)
 花弁は濡れに濡れ、その奥の奥も熱く濡れ浸り、(す、すべる・・・)
 「あぁぁーーっ!もう、殺してーーー!」(ホンマかのーん!?)ハハハと男。「どや!ええか!?」
 「ぁぁ、・・・・愛人、」その言葉に男はうな垂れ、地に腕を付ける程燃えた。
 ガイはぐったりとした両手の支えを、男の腕に求めた。そしてすがる。
 「愛人・・・結婚して」「いいよ」
 女は男がもっと驚くと思っていた。
 「これが良くなかったら言わなかった」とガイは瑠璃の腰に触れた。教えてあげたかったのは、
夫、雄としての合否。
 「成程」止まった男は深い息と柔らかい微笑。
 「・・凄く良かった--・・・」小声なので聞き取り難い。
 「お前で21人目だ」(に、20人・・・)夫婦二人が憧れだったガイは少しショック。
 「子供はよそで作るから」「逞しい妻・・・」
 ♂「ブラックなんか良えね---。」「あぁ、あなたが話しつけてくれません?」「よし」
 
 遠くの白人男その白金の髪を揺らし、くさめ。余りに何度も。
 勇「風邪?」寒気あり、ソワソワすると男。
                                       続く
128改名:02/02/23 02:18 ID:T0tWUmhl
 >>125さん
  今、長編書いてますが。
  面白くない?     
129124:02/02/23 06:39 ID:DncIkEL6
>125
どの程度の分量が短編と中編の分かれ目だろう。

>128
書くのは自由なんだからいいんじゃない?読む側としちゃ、
面白そうなのは読む。つまらなそうなのは読まない。それだけ。
読まされるなんて思ってない。
俺は短いのと長いのどっちも構想があるから聞いただけだし。
130改名:02/02/23 14:09 ID:sOIADAmW
  >>129さん。 125さん個人の意見を聞きたかったのさ。まぎらわしい書き方してゴメンよ。
125さんは読まされると言う言い方してる。
 「それだけ」と言う意見も>>129さんの物だしさ。(同意見の大小は拘わり無く)
 読み手さんの個性も、『それぞれ』『様々』が楽しくないかい?

  >>128の続き
  まぁいいや。今回は続き後少し(マジ)なんで取り敢えず書いてしまうよ。
 長いのはねぇ・・・ありか?と思いながら書いてました。誰もやってなかったんで。
  途中本人(ヤバ!)とか感じてた。そんな事はもう止めるヨー。
 (長いのウゼェ)とか思いながら、「書いてて気付けよ」位の読み手さんもいたよネ?
 うーんスマン。
  今後中編で書き続けます(怖!)本人短いの好きなんで頑張りたいなー。(怖い!)
  長編に感じられて止めて欲しいと思った方、「長編ウザイ」とか「止めろ」とか
 書いてる途中で是非上げて。勿論「改名ウザイ」も随時受け付け。
131Re3 ◆8Z0u//R6 :02/02/23 19:53 ID:rO+9OPnr
>124
別にどっちでもいいですよ。ちゃんと完結すれば。
新しい書き手さんは大歓迎です。コテハンも頑張りましょう。

>125
そういえば短編って少ないんだよね。
文章で表現するとなると、どうしても自分は多めに使ってしまう・・・・・

>改名さん
別に長いのが悪いわけじゃないですよ。
俺は長いのを書こうとすると途中で飽きてしまうので、改名さんには長編で頑張って欲しいです。

と書くと、改名さんに負担かかるかも(w
完結楽しみにしてますよ。
132名無しさん@ピンキー:02/02/23 19:58 ID:8OG3WHXU
改名タン、ウザイというより読む気しない。悪いけど。
日本語ヘンだし、推敲してないでしょ。
脳内小説っぽいです。意味がよくわからない・・・。
読み手を意識して書いてください。半角とかも使われると萎える。

勇「  」
武「  」
という書き方も最初、いさむ君とか、たけし君て読んじゃって
頭がメダパニ状態だったヨ。
133Re3 ◆8Z0u//R6 :02/02/23 20:19 ID:rO+9OPnr
>132
そういえばと思って読み直してみたら、戦bとか戦sとか出てきてたみたいで(w

ブラックとか直接表現でいいと思いますが、改名さんのポリシー?
134名無しさん@ピンキー:02/02/23 22:52 ID:KCo5WwEo
改名氏の独特の文体は狙ってでしょ。じゃなかったら>>72-73
とかヤバイ。
寂鷹氏以上の名物人だと思う。
135名無しさん@ピンキー:02/02/23 23:04 ID:MSO52nbA
寂鷹? ってだれ?
136sage:02/02/23 23:23 ID:tuzJF+/P
改名さんは初め文章わけらからん!だったけど徐々に読みやすくなってきたね。
でも時たま??になったり。狙ってそうした文章にしてるんだろうけど
読み手(自分にしてみたら、ね)にとっては少々置いてけぼり感があるかも。
読みながら『あぁ、きっと改名タンは盛り上がって書いてるんだろな』とか
思ったりする。
だけど、応援してるよ。ここまで来たらちゃんと最後まで読みたいしね。

長くてゴメンヨ。
137136:02/02/23 23:24 ID:tuzJF+/P
あぁっ!初カキコにしてsage失敗!!
ゴメンヨ・・。
138名無しさん@ピンキー:02/02/23 23:56 ID:+CxZ4mAQ
 ブライは乳首が勃ってしまった。
 嬉しくてトイレに駆け込むとアリーナが泣いていた。
「クリフトが・・・・・リフトが・・・・・死んじゃった…」
 ブライは自分の乳首を覆っていたハンカチで
 そっとアリーナの涙を拭いてやろうと思ったが
 勇気が出なかったのでやめた。
「あんたって意気地なしね・・・・・でも、あたいはそんなあんたに惚れたのよ」
「ふふっまるで盛りのついた猫じゃな」
「プップクプー」
 そのときブライの乳首に変化が起こった!!
 それを見逃さなかったアリーナがブライの乳首に噛み付いた。
「ワシだって好きでこんな事やってるわけではないぞい」
 しかしブライは内心嬉しそうに言った。
 アリーナだって好きでこんな事をやっているわけではない。
 それに気付いて欲しかったのだ。
「女って弱い生き物よね…」


139名無しさん@ピンキー:02/02/24 01:06 ID:OXWjRiUu
俺は改名タン=脳内小説に同意。
頭の中の映像を細切れの文章にして出されてる感じだ。
文章も単語も省略されすぎ。わけわからん。
140改名:02/02/24 03:36 ID:k9//FLVt
  Re3さん
   >>131 ありがとうございますっ完結させます。読んで頂いて嬉しいです。
   負担?無いでーーす!(図太い・・・)
   長編は今回の長くなり方(有り様と言うのかな?)を避けていずれ又。ば、暴露
   >>133 
   「」の前に名前入れるのは避けますね。
   苦手と思ってましたが、直接表現も文の雰囲気によっては‘あり’かな・・・と開眼中。
   戦bとかもかなりのズサンさ。恥ずかしい奴(w

>>132さん
 いさむ、たけし君→(ワラワラッ 書いてる本人もやった。 
    日本語ヘン→苦手かぁ・・・・・いつも変になる様に書いてます。
  読み手意識して→読みやすい文ねー。今度挑戦するよ!と約束出来ない惨めさ。
       半角→どこ!?もっと使いたい位だよ半角!
          片仮名とか?それなら萎えるのも解る気が。ふーん成る程。 
 推敲無し→イシスの話なんてそうですね。遊び過ぎ。ノイズです。言葉を貼り付けただけ。
 長編は避けようと思ってるんで、今後はまた違う物を・・・良くは成らないかも知れないけど。 
 一度でも読んでくれてありがと〜。
 >>134 >>136 >>139 皆さん。 
    読んでてくれてありがとう。乱文ですけどよろしくね。
    後日それぞれへコメントしたいです。
                
141名無しさん@ピンキー:02/02/24 03:46 ID:ptXQxft2
>>138
その文章でどうしろと・・・?
142名無しさん@ピンキー:02/02/24 06:46 ID:Io3u7zvo
半角が読みにくい、に同意。
カタカナではなくて、句読点やかぎかっこ、かっこが半角だと
自分はそれだけで駄目。
143名無しさん@ピンキー:02/02/24 09:18 ID:8vbHbUA9
改名たんは狙ってあの文章を書いているわけじゃないだろう。
140を見れば分かるが、普段から乱文。

でも、イシスの話は好きだよ。
144名無しさん@ピンキー:02/02/24 11:30 ID:9FJIMROw
私、「〜だったロザリーをお忘れですか!?」みたいなテイストのSSが好きだな〜
多分エロ描写よりネタ重視なんだな、自分の嗜好。
このスレッドの楽しみ方としては異端ですね、スマソ。
145名無しさん@ピンキー:02/02/24 19:53 ID:IMTaVpEr
>144
そうか?自分も好きだぞ、あのロザリーの話。
ロザリーが独り言を言ってるだけなのに萌えた。
146改名:02/02/24 23:46 ID:o/pi6zJM
 >>134さん 狙ってます!>>72−73などは、口語部分を古語にする予定でした。
 例えば・・・此の身に翼こそ有らまし されば彼地へ・・・
 戦士の「良いな」も(いと、をかし)でした。テドンは「読者置いてく」より「変な物見せます」。
 しかし古語はやり過ぎだよ・・・と思い直し。一応微々たる読みやすさを意識しました。
  しかし色々な意見頂いた今となっては・・・テドンのオリジナル文見て貰いたい気がしますね。
 今までと違った変なのも書きたいです。ヤバイもの見てくれい。 読んでくれててありがとう!
   寂鷹氏→早速調べて見ました。書は読めませんでしたが、何やら凄腕の気配が・・・。
       (以上の)なんて言葉嬉しいけれど・・・とんでもございませんっ。(拝見してもいないし)
 
 >>136さん (置いてくぜ!)と言う意識はあるのです。(怖いー) 
 荒い乱暴な文を書いてます。だから読んでくれてるのは嬉しい!ナイス!
 盛上がって書いてるんだろう→イヤーッ!裸にされた様ですてっ!   
 応援→ありがとう!又読んでやって下さい。

 >>139さん 全てズバリ! 脳内小説とは深い言葉だなぁ。朧げにしか意味解らんけど。
 訳解らんのも限度があるよね。気を付けます。    
           >>142さん マジで!?読み難いなら考えようかな。了解。

 >>143さん 読み手を意識して書きたくない事を削っているうち、
 139さん言う所の文章、単語が省略され過ぎて、読み手は意味不明。
 この矛盾。普段のコメントはこれズバリです。
 狙ってる(小説と思しき文章ね)とか言ったけど、
 この矛盾にはまり込んで失敗している文も多々、多々あります。ので、
 つまりは下手!下手糞読んでくれてありがとうー!>改名読んでくれてる方all!
 普段から乱文→ギャー!恥ずー!(かしい)
 イシスの話好き→落して、上げるのが見事だぁ。嬉しい!ありがとネ!
                    
                           
147名無しさん@ピンキー:02/02/25 05:03 ID:orzFWJwx
↑読んでる方が恥ずかしくなるようなこのテンションは
誰にも止められないのか・・・。
148名無しさん@ピンキー:02/02/25 05:07 ID:orzFWJwx
というか同人女と同じ匂いを感じる。
149名無しさん@ピンキー:02/02/25 07:47 ID:Af8iizh4
というかやっぱり狙って書いてるとはどうしても思えん。
150名無しさん@ピンキー :02/02/25 08:48 ID:5uHV62XW
改行がいい加減な小説は(ねらってても)それだけで
読む気がしない。

長編自体は嫌いじゃないけど、中身による。
面白ければ読むし、しょーもなかったら読まない。

151名無しさん@ピンキー:02/02/25 16:32 ID:sNAsbRvJ
もう議論はいいから誰か書いて。
152 :02/02/25 16:33 ID:seBzX+hj
153改名:02/02/27 00:05 ID:q6n6/XKQ
  (>>146)は荒しの感覚で捨て置いて欲しかった>>151さんの事もあるし。
 >>147さん 147が止めた。(と言いたいが146で止める気だった)
 >>148さん一人が勝手に感じる事すら嫌だ(失礼) 
       理由があってあんな書き方してしまっていた。その理由言い辛い。スマン。
       勿論もうしないよ。
154改名:02/02/27 00:06 ID:q6n6/XKQ
 子種の無いものを、深い息と共に貰うとガイはにわかに口を開く。−−−−−
 五つで両親を無くし、六つの頃犯された。
 死ぬかと思った。旅の男・・・三人に一度期に。血が凄い。裂けた。日常生活の近場は顔が
割れる、限界まで歩きかなり遠くの医者にかかった。ガイは我ながら感心した。
 武闘の師匠に連絡が行く。六つのガイは(要らん事を・・・)と思うが仕方が無い。老師匠は
驚くべき早さで来てくれた。病床のガイは「何でもない」とだけ師匠に言う。
 当時、悲しくは無い。良く解らない。無理矢理スカートと、下着を下ろされた時は変な気持ち
になったが。今激しくある感情は、体が痛い何だか悔しい、と言うだけだ
 90代半ばの師匠の胸に抱かれた時、涙が出るとは自分でも思わなかった。ガイは怪訝に思い
ながら老人の服をひたすら少女の涙腺によって濡らした。
 処女は好きな男にあげたいものだ、とガイが思ったのは考える様になったのはその事件の
数年後だ。
 −−−−−云々を瑠璃に、淀み無く話し続けた。
 師匠にすら語らなかった事を瑠璃にガイは話した。「犯された」と初めて口にした。
 (美人とは)「大変だ」男は無邪気だ。
 「色々あって今の私があるわけだし」女は逞しい。♂「わし、こない不細工であんたの
気持ちどん位解るやろか」「不細工とは思わない。胡麻みたいな離れた目が良い」
 「白目と一緒に胡麻塩とあざなされた事が・・・・」女は笑った。

 ♀「まだ教えたい事が」「あなたには仕事があるでしょ?カンダタから聞きました」
 「あなたをここでずっと待っていますから。迎えに来て下さい」
 人と言う動物の女と男は斯くも男は行き、女は待つ様だった。
 ところでガイは、11才から自分なりの男の見方が欲しくなって、好ましい男には、虚しさを
覚えつつ殆ど手を付けた。ある種の納得を得た後、
 師匠に恋している事に気付くが、彼女12才の時この世は老師匠の命を終わりにした。
思いがけない別れ。「あの時犯された」と「昔の事」と師匠に話さなかったのではない。話せなかった。
 慌てて瑠璃に全てを告白したのはそんな過去の所為だろうか。
155改名:02/02/27 00:12 ID:q6n6/XKQ
 三人パーティーとギアガの番人の別れは訪れる。
 デカイ男に挟まれ勇者バリーは凹に成っている。ぬける様な白い肌の男と、砂塵の様な鈍い
肌の男に、黒い何か可愛い人は連れ去られている様にソケットは思えた。
 その人は立ち去る三人の仲唯一全身を振り向かせ、
 「御役目御苦労様です」素晴らしい笑顔とアリアハンの最敬礼を彼に見せてくれた。慌てて
彼女に答え、取り慣れた姿勢を返すが彼女に見劣りするかとソケットは思う。
 引き止めたく思ったのも彼の生涯の秘密だ。
 やっと向かいの洞窟から出てきたガイもバリーに最敬礼を。バリーは・・・・
 (イシスの女王よりずっと綺麗だっ)と何となく男性的な気持ちに成った。

 バリーの魔法力で動かす舟のその甲板。二人の男。
 「結婚する事にしました。あんな若い奥さんどうしよう」顔を両手で抑えてヘラヘラする中年。
「つきまして、子供の世話をあなたに御頼みしたいのです」
 言葉を投げかけられているのは、白目の少ない瞳をぱちくりさせているブラックと言う戦士だ。
 「これで更に深い友情をですね・・・・」「まった」
 「いや、俺も混血でね。お前の様なの生れても支障ございません」
 彼の白金髪と、淡い色の目元に触れながら黒髪黒い目の男は言う。瑠璃は混血らしい所は見
当たらない。全くのモンゴロイドに見える。
 (お師と俺が!?)語学の師匠であるガイをブラックは師と言う言葉で二人切りの時等呼んだ。
 (子供の為だけに行うのは、それはとても・・・・)「今から緊張せんで良いって。俺の旅が終わって
この火口に来た時・・・・ま、その後も何度かお願いします」(うわっ!)
  自分とガイの絡み合う姿は容易に想像出来る。
 「良いんだろうか!?教師と生徒なんだ・・・」「五つ年下の女に何言うか」「お師匠さんだよ。
歳なんて関係ねぇ」(でも誘われたんだけど・・・)
 あの時恋人が居なければ(筆下ろしはお師匠さんだったよ・・・)そう言う親しみが彼にあるので、
ガイとそうした事(事務的とは言え)はリアルだ。
 美し過ぎるガイには良く目を奪われたものだ。あの視線だけは自分でどうする事も出来なかった。
二年振りに合ったガイも変らず美しかった。(お師・・・)
 (ソワソワ・・・)「緊張すな」
156名無しさん@ピンキー:02/02/27 00:14 ID:A9qTS2lm
くり生剥けの女がいたYO.
http://voo.to/manko
157改名:02/02/27 00:14 ID:q6n6/XKQ
 「俺よりカンダタ方が良いんじゃないか?生れる子は先生にすれば孫になる訳だし」「それが・・」
色々あって子供は想像出来ないと。
 ガイが瑠璃には語らなかった真相は。カンダタがガイを誘う、ガイは嫌がる、しつこいので殴り
飛ばす、そしてカンダタは半日目を覚まさなかった。
 アッサラームでの出来事だ。所要があって出て来ていたガイを火口で先日出会ったカンダタは
ノコノコ、ズングリして色黒の力の強そうな子分ベータを連れてつけて来ていた。
 12時間も一人の男を共に介抱して、ベータとガイは情が移る。「頭が目を覚ましたら?」
 (どうもしない!)ひたすら思い続けた。(もう私は好きな人としか・・・・)
 ベータは身の引き方が潔かった。ガイはこの男を気に入ってしまうが、カンダタが目を覚ます。
 「強い!気に入った!親父によろしく!」忍びの服を託すに値するとガイを判断する。カンダタも去り
際は鮮やか。風の様に子分と去った。その瞬間だけはカンダタを女の目で見るしか無かった。
 そしてガイが火口に帰ると、ドラゴン二匹相手にソケットが死んでいた。ガイはその二匹を倒し、
キメラの翼でアリアハンの教会へ、神父に不躾ながらと、ソケットを置き無人の火口へすぐ取って
返した。 「大怪我で死ぬってメチャメチャ気持ち良い」 
 と帰って来たソケットは語ってくれたが、ガイはソケットのあんな死骸をもう見たく無かった。
 
 ブラックはガイが瑠璃、カンダタ、ソケットと皆何かあったろうと感じている。 
 (俺のお師匠さんが色々な男と・・・・)ブラック女の師は彼女しか居ない。17才と12才で出会った。
その頃彼女は男を知っていた訳であるが。
 「はっきりしろ。ブラックには振られてるって、あいつ乗り気じゃなかった」
 「・・・俺の子供虐めないでな・・・」俯いているが若い男はやる気満々。
 「解った」瑠璃の方が見て眩しい位のヤル気だ。
 MPで舟の進路を入力し終えたバリーが来る。今はお前の方がガイより少し強いなと瑠璃に
言われたブラックが何やら一見嬉しい様なだが寂しそうな顔をしている。
 「そんなに強いなら仲間にすれば良かったのに」バリーが言うと。
 「お前とはちょっとなぁ・・・」男二人異口同音。
158改名:02/02/27 00:16 ID:q6n6/XKQ
 ガイはブラックがバリーに執心なのを気付いていた。と瑠璃が母国語で言う。
 「俺とも上手くいかんのに」ブラック。
 「あの勇者と私どっちが良い?てぇ聞きよんのよ」
 「旅は無理だな」「無理じゃ」バリーの解らぬ言葉で男二人話す。
  瑠璃がどう答えたか等愚問か。(バリーの事はもう良いんだな)と先程洞窟でバリーと
キスしかしなかった戦士は思った。
 
 瑠璃はローズピンクの武闘着の上に青黒いマントを纏う。肩当てが鎧の様だった。
前にも増して強そうな男だ。バリーの視線は自然その男へ。
 クールなその男だが「視線が」熱いと戦士に明らかに喜んで見せる。何だか温かみのある
喜び方だ。
                                        了       
159改名:02/02/27 00:20 ID:q6n6/XKQ
 長くしてしまった。ゴメン。
160名無しさん@ピンキー:02/02/27 01:10 ID:EBX7LaRc
おつかれさん
あんたの文章わかりにくいけど
一応内容は把握してる・・・つもりだよ
でも、もうウンザリって奴も多いみたいだから
そろそろ新しい話かいたら?  余計な描写を減らしてさ・・・
161名無しさん@ピンキー:02/02/27 18:09 ID:Q+d/NMv0
これ見てるやついるのか?
162改名:02/02/27 18:38 ID:RMw4PkT/
 >>160さん どうも。      
 >>161さんと同意見もどうぞ。

                    まずは次の書き手さん待ち。
163名無しさん@ピンキー:02/02/27 23:47 ID:qpBzpLpq
>>161
少なくとも私は見てないよ。読みづらそうなので。
164名無しさん@ピンキー:02/02/28 00:06 ID:q+HQa8by
>>162
いちいち仕切らんでも...。
あんた一人のスレじゃないよ。
そこを自覚してほしいな。
165名無しさん@ピンキー:02/02/28 00:24 ID:/LzyGPvX
そういえば前スレで勇者ソロシリーズ書いてた人は帰って来ないのかな。
影のある勇者で結構続き楽しみにしてたんだけどな。
今は殆ど改名タンだしな・・。
166名無しさん@ピンキー:02/02/28 00:34 ID:uGNHV2Hc
前スレは尻切れ状態で終わっている話が多いような?
気のせいかな?
167名無しさん@ピンキー:02/02/28 01:32 ID:UY+POIDN
このスレは見る。
しかし改名のレスはとばす。
168名無しさん@ピンキー:02/02/28 02:02 ID:1tpwUNkw
改名さん頑張って描いてるのは解るんだがすげー読みにくい。長文だし。
自己満足にひたらないで読み手の事も考えてくれ。
あと改行もちゃんと考えてな。
今のじゃはっきりいって文見るだけで読む気しないよ。
169名無しさん@ピンキー:02/02/28 03:40 ID:Cnmhjjq6
省略しすぎの地の文と、くだけすぎの会話文でタップアウト。
俺、戸田菜津子とか嫌いなんだよー。
ただ、この量産には感心。
170みんなの感想:02/02/28 14:47 ID:9E8ts79P
読みにくい
エロくない
自己満足
不必要
171名無しさん@ピンキー:02/02/28 16:27 ID:Xv/sfThx
>>170
不必要は違うだろ。

改名たん、色んな本を読んで文章を勉強してくれ。
オススメは自分の好きな人の書き方を真似する事。
実際の本じゃなくて、ネット上の文章でもいい。

ストーリーはおもしろいから、頑張ってくれや。
172改名たんへ:02/02/28 18:01 ID:Niy9CK4d
自分も不必要ではないと思う。
書き手と読み手があってこそのスレだから。
熱意があれば上手くなる・・・かもしれないだろ!

量産しないで一本にじっくり時間をかけてみてはどうか?
173名無しさん@ピンキー:02/02/28 18:08 ID:MK+F6LgC
書き込みたいけど・・・エロにもってけない・・・(鬱
174名無しさん@ピンキー:02/02/28 19:29 ID:gDK5nmca
皆さんのご意見を受け入れるのを、「迎合しすぎる」と取るか、ありがたく受け取るかで改名さんのこの後が変わりますなぁ。

「自分のスタイル」と主張するのも構いませんけど、旋律の整っていない音楽はただの雑音ですから、やはり指摘される文体などは改めていくのも吉だと思います。
キレて騒ぐか、来なくなるか、受け入れるか...どう転ぶかな(-;。

あ、シチュエーションとか決して悪くないし、この創作意欲(?)は凄いので、受け入れられる所は素直に受け取って、自分のスタイルを決めていくのも良かろうと思います。

ところで...前スレで有った「アリクリ」はどうなっておられますか > 某
具体的に名前書いても良い物かしら(藁
175名無しさん@ピンキー:02/02/28 19:41 ID:RUwWq8ax
165も174も誰の事を言ってるのか分からないッス。
176改名:02/02/28 20:38 ID:CPwcnJMm
  >>163さん レスありがとう。一行でも目に入れた事があるならそれでもう十分です。
 >>164さん 全体偉そうだったね。すまん。「一人」の正反対。
       「待ち」は、160さんに答えて、
      「他の人を何作か読んで良く考えるよ」と返したつもり。まず純粋に待って居ます。
       同意募ったのも、多ければ今回みたいのもう止めようと思っての事です。
 >>165さん 殆ど改名なのは本末転倒ですね。
 >>167さん レスどうも。    >>168さん 了解!
 >>169さん 戸田菜津子には小さなオチが用意されています。
       感心→どうも。でも量産は今後控えます。       
 >>170さん 考えます。レスどうも。

 >>171、172、174さん どうもありがとうございます。とても嬉しいです。
            色々考えます。又来たらその時は宜しく。            
177lolo:02/02/28 20:43 ID:Je6Ysp3U
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178Re3 ◆8Z0u//R6 :02/02/28 21:01 ID:DRne4zRv
>174
J○○氏ですね(w

そういえば、前のスレは書き手さんが多かったんですけど・・・・・
5の人さん、このスレ見てたら書き込んでくださいね。

>175
凩さんのことですね。凩さんも見ていたら書き込んでくださいです。

>176 改名さん
なるべくsageでお願いします。177みたいな宣伝が入ったりするので。



申し訳ないんですけど、しばらく小説は書けないかもしれません。
理由は復帰したときにでも書きます。

新しい書き手さんが増えて、この新しい小説が増えますように。
それでは、また。
179:02/03/01 08:21 ID:/ypuJA3J
>>165
私か。
スマソ。今忙しいのよ。
180名無しさん@ピンキー:02/03/02 11:06 ID:weVOs7/B
改名たんよ 自分でなにも書かないくせに文句だけはいっちょ前の
チンカスどもの煽りなんかに反応せずにガンガンかましてここを
盛り上げてくれや。  俺は応援してるぞ。
でもそろそろこの話は潮時じゃねーの?他の話きぼん できれば単発モノでね
181ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/02 11:48 ID:dxTm1QN7
今、保管作業で前スレから小説を拾っています。
完結しているもので全29本です。
んが、悩んでいるのが改名さんの作品の扱いです。

なるべく主観を排除しようと保管には基準を設定して
機械的に選別してきたのですが、そうすると氏の
作品の幾つかは対象で、残りが対象外になってしまいます。
しかし、どうやら(未読ですので)続き物らしく、
どうしたものかなぁと……。

保管はこっちが勝手にやってることだから押しつけは
したくないし、けど保管しないと意地悪してるみたいだと
とられたら困るし、あわわーな感じです。
182ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/02 11:53 ID:dxTm1QN7
保管の基準は下記
・完結している
・発話者「台詞」 の形式はパス
・俺が読めない程に凄惨な内容ではない
まぁこれだけなんですが。

あと保管する時に多少文をいじらせてもらってます。
・半角文字を全角に置換。
・改行・空行
・間の表現を「……」か「・・・」に変換

つまり、縦書き表示にしたときに問題のない形式って
ことです。 「...。」→「……。」にしちゃってます。
済みません。問題などあれば御一報頂ければ個別に
対処致しますのでー。
183名無しさん@ピンキー:02/03/02 11:56 ID:EHo2YSei
未完のと
名前「〜〜〜〜〜セリフ〜〜〜〜〜」形式の
は収録対象外でしょ?
184ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/02 12:01 ID:dxTm1QN7
未完は対象外なのですが、各話が完結している
ものは保管してきたのです。
で、一応は連作扱いってことにしてきました。
NANAさんのDQ2シリーズとかが、そうですね。

名前「台詞」は対象外ですが、不思議なのが途中から
そうなったってことです。で、今は元に戻ったみたい
なので間だけ抜かすのは不親切な気もして……。
185183:02/03/02 12:01 ID:EHo2YSei
あぁ、続きがあったのか。
186183:02/03/02 12:12 ID:EHo2YSei
俺は単なる読み手なので強硬に主張するつもりは無いですが
改名氏のはNANA氏のほど各話が独立して完結してないというか
一話一話を単発物としてはとらえにくいと思うです。
なので途中がぬけるくらいならすっぱり収録しないということで
いいと思うですよ。
187名無しさん@ピンキー:02/03/02 12:53 ID:Date65Y/
>186
賛成。「戦士ブラックシリーズ」以外の単発ものだけで
だけでいいと思う。
188名無しさん@ピンキー:02/03/02 17:09 ID:/NDudcgA
>180
いやいや、本人の方は今だ満ち満ちてまだまだ続くでしょう。
ま、作者が納得いくまで書いてくれ。
189改名:02/03/02 19:20 ID:gkgY4x/0
Re3さん 下げ方勘違いしてました。(基本を・・・)今後は下げます。すみません。
     指摘ありがとうございます。 
>>180さん ありがとう! この話あと一回で区切り付くんです。
      短くて今までと展開違うから乗っけさせて。その次は別もの書きます。よろしくね。

ギコガードさん
 対象外切っちゃって下さい。変換も何も問題無いです。

 名前「台詞」はイシスだけですね。名前を無視して切ってやって下さい。
致命的に訳が解らなくなる個所が少し有りますが、お任せします。

 勿論イシスの話自体、切って貰って全く問題有りません。
続き物の様でそうでも無いですので、OKです。
 〔完結している物でも、凄い長い物有りますけど、それは良いのでしょうか?心配・・・・〕

 大量生産で御迷惑かけております。保管される自体ありがたいです。


>>186さん 読んでくれてありがとうございます。作った側としては途中抜けるのは
     構わないと思っています。
     ギコガードさんが心情的にもやり易い方向を、えらんでくれると良いなと思ってます。

>>187さん 命名サンクス!(ワラ 一見面白そうなシリーズに思われそうでとても良い。
      やはり目立ちますかね戦士。  
190改名:02/03/02 19:24 ID:fe2m1rgw
Re3さん 下げ方勘違いしてました。(基本を・・・)今後は下げます。すみません。
     指摘ありがとうございます。 
>>180さん ありがとう! この話あと一回で区切り付くんです。
      短くて今までと展開違うから乗っけさせて。その次は別もの書きます。よろしくね。

ギコガードさん
 対象外切っちゃって下さい。変換も何も問題無いです。

 名前「台詞」はイシスだけですね。名前を無視して切ってやって下さい。
致命的に訳が解らなくなる個所が少し有りますが、お任せします。

 勿論イシスの話自体、切って貰って全く問題有りません。
続き物の様でそうでも無いですので、OKです。
 〔完結している物でも、凄い長い物有りますけど、それは良いのでしょうか?心配・・・・〕

 大量生産で御迷惑かけております。保管される自体ありがたいです。


>>186さん 読んでくれてありがとうございます。作った側としては途中抜けるのは
     構わないと思っています。
     ギコガードさんが心情的にもやり易い方向を、えらんでくれると良いなと思ってます。

>>187さん 命名サンクス!(ワラ 一見面白そうなシリーズに思われそうでとても良い。
      やはり目立ちますかね戦士。  
191改名:02/03/02 19:31 ID:gkgY4x/0
 重レスすまん。(泣
192改名:02/03/02 19:32 ID:fe2m1rgw
 重レスゴメンね。(泣
193改名:02/03/02 19:36 ID:fe2m1rgw
 あ、やっと意味が解った!下げの!ど素人なんです。慌てた(泣
194改名:02/03/02 19:49 ID:gkgY4x/0
 >>188さん ありがとう。
 >>193は意味じゃなくてやり方。どう言う日本人なんだ・・・ 
195名無しさん@ピンキー:02/03/02 22:42 ID:eXcrd80o
ど、どうした、改名タン!!落ち着くんだっ
196名無しさん@ピンキー:02/03/03 00:11 ID:2hF3huh8
マジで書き手がいないな……
197名無しさん@ピンキー:02/03/03 10:37 ID:CrMXH1J7
古い話で恐縮だけど、7のミネアって、過去のグリーンフレーク(穂積・・・
じゃなかったぺぺの出ていく前のハーブ園)だったかの酒場に居る姉妹でしょうか?

6にも出てくるけどなぁ。6にはトルネコも、両親を捜す双子の兄妹もいるけど(藁


198名無しさん@ピンキー:02/03/03 21:19 ID:bQOKV6FT
現在の書き手さんの状況

凩さん→忙しい
Jtnさん→行方不明
5の人さん→同じく行方不明
Re3さん→>178の言葉を残して一時休載?
改名さん→1人でがんばってる模様

誰か新しい書き手は現れないのか?
199名無しさん@ピンキー:02/03/03 21:31 ID:6a6thnXs
前スレではコテハンじゃない人も沢山いたよ。
そういうひとでも書きやすい雰囲気だったから。
だから今回もコテハンじゃない書き手さんにも
いっぱい書いて欲しい。
200 ◆LigSytT. :02/03/04 00:02 ID:IS0Ep5Oq
前スレでクリ×♀勇の駄文を書いて以来名無しでROMっておりました。
同じ設定だけど前のとは独立したクリアリが書けるかどうか思案中です。
書きたいけれど微妙に忙しくて現状だとちょっと厳しいところです(;´Д`)
201名無しさん@ピンキー:02/03/04 03:47 ID:H4jJ7A8Z
クリアリ禿げしくきぼんぬ。
暇が出来たらうpしてよ。マターリ待ってるぞぬ。
202アリーナ姫の情事:02/03/04 20:53 ID:fxzqdj/P
冒険の旅を終え、サントハイム城に戻ってきたアリーナは、
クリフトを自分の部屋に連れこんだ。
「お見合い、お見合い、って、お父様もブライもうるさいのよ。
 私、好きでもない人と結婚なんかしたくないわ。」
「しかし…姫様はサントハイムのたった一人の正統な後継者、
 そろそろお子様をお作りになられないと…」
「そう…そんなに私に赤ちゃん産んでほしいの?
 それならクリフト、今すぐここで私として。お願い」
クリフトはうなずくと、アリーナの上着を脱がせ、
テーブルに両手を突かせると、黒いパンストに包まれたお尻に手を這わした。
人工的なストッキング感触の下からアリーナの熟れて張り詰めた双臀の肉付きと
少し汗で湿った肌の温もりが感じられる。
クリフトはゆっくりと二つの丘を揉み解し、その割れ目の部分に指先を向かわせる。
「あんっ……」
いきなりの行為にアリーナは短く切なそうな呻き声を上げた。
203アリーナ姫の情事:02/03/04 20:55 ID:fxzqdj/P
クリフトはパンストとともにパンティーを一気に引き下ろした。
愛撫され薔薇色に染まったヒップの隆起がクリフトの目の前に顔を出す。
艶かしい下着の跡がクリフトの欲情をさらにそそった。
アリーナは恥ずかしそうに二つの肉丘に大きなエクボを作り、きゅっと窄めていた。
クリフトはそんなアリーナのお尻を力ずくで押し広げ、
匂い立つ割れ目に鼻を突っ込んだ。

「あ、いっ、やん…ねっ…」
あえぐような悩ましい声が、アリーナの口紅を塗った可憐な唇から洩れだしている。
お尻を揺らすアリーナに構わず、クリフトは鼻をアリーナのアヌスに押し当て、
匂いを嗅ぎ、同時に舌先をその下で微妙に蠢く粘膜の襞へと這わした。
最初は無臭だったアリーナのアヌスがしっとりと柔らかく匂い立ち、
下の割れ目からは少し酸味のある愛液が溢れ出してきた。
アリーナはテーブルに突いた手で自分の体を支え切れず、
ブラジャーだけを身につけた淫らな格好でテーブルの上にうつ伏せになった。
204アリーナ姫の情事:02/03/04 20:56 ID:fxzqdj/P
気品溢れる姫の香りと味を楽しんだクリフトは、アリーナの尻から顔を離し、
十分に堅くなったペニスを取り出した。
テーブルの上で大きく息をするアリーナを抱え起し、
ベッドに座らせるとクリフトはペニスをアリーナの顔の前に突き出した。
上気して潤んだ目でいったんクリフトを見つめたアリーナは、
目を閉じると張り詰めたペニスにピンク色の舌を突き出した。
すぼめた舌がペニスの先っぽから滲み出る透明な液体を舐め取り、
尿道口をつつき、張り出したカリの部分を強く舐め上げる。
「うっ・・・、気持ちいいです、姫様」
クリフトは堪らずにうめく。

主導権を握ったアリーナは、クリフトのペニスを口から抜くと、
白い細長い指で何回か強く擦ってから、もう一度口に含んだ。
今度はゆっくりと喉の奥まで入れながら舌でペニスを舐め回した。
粘液で濡れた唇がアリーナの恥部を連想させ、
この気品溢れる姫が自分のペニスを舐めてくれていると思うと、
クリフトは堪らない感激に涙が止まらなくなった。
205アリーナ姫の情事:02/03/04 20:57 ID:fxzqdj/P
クリフトは、アリーナの髪を両手で掴むと、
アリーナの口でピストン運動を始めた。
「うっぐっ、うぐっ」
アリーナは口紅が剥げかけた唇から唾液を溢しながら必死にペニスを咥え続けた。
「姫様、いきますよ、お口にっ」
もうすでに限界に達しそうなクリフトは腰の動きを速めた。
アリーナは美しい顔を歪めながらペニスを咥える唇に力を込めて射精に備えた。

「…あっ…うっ、姫っ、いくいくいく出る、いくっ!」
クリフトは下半身を激しく振るわせるとアリーナの口の中に精液を放出した。
放たれた男の体液をいったん舌で受けとめたアリーナは、
むせながらも白濁を飲み込み、後から出てくる残りを右手と舌と唇でしごいた。
唇の端からこぼれ出た精液を舌で舐めるとアリーナは、
ゆっくりと立ち上がり、クリフトの唇に貪りついた。
自分の精液が混じったアリーナの唾液が注ぎ込まれると、
アリーナは最初は躊躇いながらもそれを飲み干し、
次ぎに自分の唾液をアリーナの口中に流し込んだ。
クリフトの舌がアリーナの口中を動き回り、歯茎や上顎の粘膜をぬらぬらと愛撫し、
アリーナの艶めかしい舌を捕らえ絡め合い、その舌を激しく吸った。
息継ぐ暇ももどかしく、お互いの唇と口の中と、
そして顔中をを貪り合うように舐め回してながら、
クリフトはアリーナの背中に手をやり、ブラジャーのホックをはずした。
206アリーナ姫の情事:02/03/04 20:58 ID:fxzqdj/P
「ねえっ……もう入れて…欲しい」
アリーナは、ベッドの上のクリフトに懇願した。
アリーナの身体に我慢できなくなっていたクリフトは、
アリーナの肩と腰骨に手を当ててアリーナの裸身を裏返しにした。
「あんっ…いやっ!」
クリフトはアリーナのすらりとした下半身に両腕を回すと、
お尻を高く持ち上げるように促し、アリーナを四つん這いにさせた。
無防備なお尻を見られ、アリーナは恥ずかしそうにテラテラと愛液のしたたりで
光る尻の穴を窄めた。

しばらくその淫猥な眺めを楽しんだ後、
クリフトはどす黒く反り返った自分のペニスを、
後ろからアリーナのピンクの亀裂に一気に突き立てた。
「ああっ、き、きつい……たまらない…ああ、いい、いい…」
ククッ、ククッっとアリーナの膣口の筋が締まる。
「いいっ……」
太い肉塊で自分の中が塞がれる満足感にアリーナは歓喜の喘ぎを上げる。
アリーナはお尻の穴の回りの筋肉に力を入れて溢れ出る体液でベトベトの
粘膜の壁でクリフトのペニスを思い切り締め付ける。
「ああっ…姫様、気持ちいいですよ!」
クリフトがゆっくりと腰を使い、弓なりの男根でアリーナの膣壁を強く擦る。
パンパンという肉と肉がぶつかり合う音と、
グチョグチョという液体が掻き回される粘っこい音が部屋に響き渡る。
207アリーナ姫の情事:02/03/04 20:59 ID:fxzqdj/P
「うんっ……ううんっ!」
クリフトは右手を伸ばしてアリーナの豊かな乳房を掴んで揉みしだき、
左手をアリーナの腹の方から回してクリトリスを触る。
手に跳ね返るアリーナの乳房の弾力が心地よく、
固く尖った乳首を掌でころがすように愛撫した。
「あっ……も、もう……あうっ……」
クリフトは迫り来る快感に耐えながら、
顔をうっすらと汗ばんだアリーナの滑らかかな背中に唇を押し当て、
舌を出してアリーナの汗の味を確認した。
アリーナは全身がとろけるような快感と、
クリフトの重みに耐えられず、高く上げていたお尻を落とし、
シーツに下半身をくっつけてうつ伏せになった。

クリフトはアリーナの形のいいお尻を潰すように自分の腰を動かす。
「いいわ。いい、いいっ、いい!」
唇を半開きにしたアリーナは頬を赤く染め、口元から涎を垂らしながら喘ぎ、
クリフトの動きに合わせて腰を振った。
固く締まった膣がひくつきクリフトの男根を締め上げる。
クリフトは肉棒をアリーナの膣の一番深い場所まで収めて腰の動きを止め、
射精を堪える。親指をアリーナのアヌスの窄まりに潜り込ませると、
膣の中がザワザワと蠢く。
208アリーナ姫の情事:02/03/04 21:01 ID:fxzqdj/P
一息ついたクリフトは、またゆっくりと腰を遣い始め、徐々に抜き差しを速めた。
締め付ける柔らかな肉襞の快感に、クリフトは激しく腰を動かす。
次ぎの瞬間、膣が痙攣するように締まりアリーナの動きが止まった。
「あっ、ああっ……い、いくうっ!……」
暖かい膣の中がひくひくして肉茎を包み込み、射精を促す。
「姫っ、私もっ、いいっ、いくっ!」
限界まで腰の動きを速めるクリフトは、
自分の太腿をアリーナの尻にぶつけるようにして射精を迎えた。
「ううっ!・・・・・・出る、ああっ!」

アリーナの子宮に向けて、クリフトの大量の白濁液が飛び出した。
膝をついたクリフトの太腿の筋肉がその瞬間、強く緊張し、
そして弛緩した後、そのままアリーナの尻を押し潰すように背中に覆い被さった。
肉の繋がりの隙間から精液と愛液が交じり合った濃い粘液が漏れ出す。
アリーナは萎んでいくクリフトのペニスを逃がさないという風に
お尻の穴を窄めるようにして膣の入口を閉める。
「あうっ!」
その動きに、精嚢に残っていた精液が絞り出され、
クリフトは堪らずにうめき、小さくなったペニスがスポッと外れた。
「あんっ、いやんっ・・・・・・」
繋がりを解かれたアリーナが喘ぎ、
肉の栓を抜かれた膣穴から白い粘液がシーツへと溢れた。
209アリーナ姫の情事:02/03/04 21:03 ID:fxzqdj/P
あれから数ヶ月後…
サントハイムの教会でアリーナとクリフトの結婚式が盛大に行われた。
アリーナは既に妊娠していて、そのことが国民をさらに喜ばせたが、
「せっかくわしが姫様のためにお見合い話を計画していたのに、
 まさか姫様があのアホ神官…いやクリフトの子供を妊娠するとは…」
立場がなくなったブライは少々複雑な表情だった。

─── 終 ───
210名無しさん@ピンキー:02/03/04 22:34 ID:D33mNsUg
ん〜、実用本位っぽいけどクリアリマンセーってことで良し!(w
おつかれさんでした。
211名無しさん@ピンキー:02/03/05 01:46 ID:bRiPveCw
>>202-209
おつかれさまでした〜。良かったですよ。

それにしても、アリーナの唐突な申し出をクリフトがあっさり承諾したところを
見ると、この二人は以前からそういう関係だった、って設定なんですね、きっと。
アリーナも処女じゃなかったみたいですし。
212名無しさん@ピンキー:02/03/05 02:14 ID:B54eXU4f
イイ…(;´Д`)ハァハァ
213名無しさん@ピンキー:02/03/07 19:17 ID:gpy12LVN
保全
214ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/08 00:21 ID:YGavSm8d
やっぱり改正さんの小説は作業するのに他の人の
何倍も時間がかかる……(;´Д`)
ひょっとしたら長いつきあいになるかも知れないから
お願いさせてください。

推敲してからアップしてください。
前後のレスを追って訂正するのは大変でっす。
文法規則を統一してください。
謎の改行と字下げはかなりの強敵です。
扱いに困るっす。

たのんますー。まだ読んでる途中だけど内容は勢いが
あってなかなか良いと思うのでー。
215ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/08 00:22 ID:YGavSm8d
どうでも余談なのですが、改正さんのレスを読むと
トダイBBSにいた奈美を思い出すのは俺だけ?
いや、どうでもいいことなんですが(´∀`)
216ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/08 01:11 ID:YGavSm8d
げ、失礼ぶっこきました。
改正さんじゃなくて改名さんでした。
ごめんなさい。
217武闘家×勇者:02/03/08 04:25 ID:+slwTx+t
  深夜零時に男女三人が
 勇者、武闘家、勇者の母が、勇者の家に居る。

 勇者、武闘家、戦士(元兵士)の三人パーティーは、旅の休暇をアリアハンで取る時は
寝泊まりを三人違う場所で過ごす。自宅、居慣れた酒場、城と、いつもバラバラ。
 だが今夜、武闘家の中年は彼女(勇者)の家に泊るらしい。
 「母さんの所に行っちゃ駄目」
 「バカだね……」
 酷い酔い方の勇者は、この男から眠っている母を守ろうとしている。
 少し酔っている武闘家、本当は自信が無い。
彼にとっては一つ屋根の下に三人居て、自分の他に女二人居るだけなのだ。

 一階から吹き抜けの階段を上り切り、二階の廊下に酔った二人は着いた。
 「父さんの部屋……」
 勇者が指差すので、自分が寝るべき、借りるべきその部屋に武闘家は視線をやるのだが、

 勇者に服を掴まれ、彼女の部屋に引っ張り込まれ、ベッドに押し倒された。

 彼女、バリーは情熱的に迫る。言い換えれば卑らしく迫る。
 キスされ、ベッドに仰向けに倒された男はちゃっかり背中が興奮している。
 「ここから出ちゃ駄目」
 男にのし掛かる女のその声には、母をこの男から守ると言う純粋な響きがある。
 (阿呆な……)「母さんの所には行かない」
 男のはっきりした声だが、バリーは上着を全部脱いで半裸になった。
 悪魔がデザインしたかと思う淫らな勇者の裸体を前にして、男は半分どうでも良い。
 武闘家瑠璃は、勇者バリーに言いたい事が山程ある。
 山程あるので一つも言わない事にした。
 (鬱陶しーから)
 下から彼女にキスして起き上がり、自分が上になった。女の乳房に触れる握る。
 「あんたの手……どうしよう…」
 思い続けた人に触られ、正直彼女は嬉しかった。
 
 (抱いて下さい。このまま……)これしか彼女の頭にはない。

 瑠璃は彼女の乳首を咥えた。バリーこの男に初めてされて、
 「吸わないで……」
 バリーは少し笑っている。男舌でなめる。
 「キャ----!ィヤ---!」彼女は酔い過ぎで快感が大雑把になっている様だった。
 ずっと乳房、乳首を攻め続ける。と、
 「んっ………」
 彼女はよがり出す。
 (バリーらしくなって………)
 しかし 「ク---ッ」 彼女は寝出した。小さな寝息だ。
218武闘家×勇者:02/03/08 04:40 ID:+slwTx+t
 彼女の半裸にシーツを被せて、ゆるゆる瑠璃は部屋を出た。彼も挿入、摩擦中に寝て、
女に叩かれたり、嫌われたりした物だった。(あの寝入り端が気持ち良いのだ…)♂
 オルテガの部屋には、ベッド、テーブル、イスしかない。
 (どう言う男だったんだ…)
 190cmのオルテガが寝ていたと言うベッドは大きかった。2m1cmの彼に丁度良い。
 (ふ-----。)勃起している。(お前も元気だね……)妙にいとおしい。

 小一時間経ち、瑠璃寝入ると言う頃、バリーがオルテガの部屋に来た。
 「お前さっきの覚えてる?」 
 彼女は真っ暗な中頷く。「ちょっと酔い醒めたよ」
 しかし、彼女はボタンの全部外れていた上着を又サッと取って、仰向けの彼の上に乗った。
そしてゆっくりキスして来た。
 「妊娠してるだろ」

 バリーは、ジパングでブラックに犯された後、10日後位に体の中で何かが引っ付いた。
蕁麻疹がサッと出た。体が異物の進入を教えてくれた訳だが、それが子となった。
 父親はブラックだ。
 子供は嬉しい。バリーは笑顔だ。
 (だけど犯されて出来た子だ………)と思う瑠璃は
 「おめでとうっ……喜んで良いのか?」
 バリーは嬉しそうに頷く。
 「凄いけど、酔ってて忘れてた……。ブラックと結婚したいな…」
 バリーは部屋を出たい風だが、ベッドから離れられていない。
 「違う考え方が出来る」 「え?」 
 「俺がお前と結婚する」 「……いいよー。」
 沢山妻が居る男に、他の男の子供を身篭った自分がどう言う理由で。
219武闘家×勇者:02/03/08 04:45 ID:+slwTx+t
 「俺とは何がしたいの?」
 こうして居る今の状況を、男が素直に尋ねた。女からそのままの言葉が飛び出した。
 あなたは私の○○○だと言う。

 この女は好きだ。しかし大嫌いの様であり、苦手の気がある。理由は全く
 (わからん………)
 しかし、男は脱いだ。裸だ。
 イシスの温泉でもトラブルメーカーだった彼は、本音解らない勢いに押された嫌いがあった。
性欲、情火に押されている……と言うとイシスの時も今も、違う様なそのままズバリの様な。

 武闘家瑠璃、彼女の為にここに存在して居る様な気がして居る。
 戦って来たのは彼女の為だけと言っても良い様な気がする。

 (バカな…)そんな馬鹿な事は無いと思いつつ、バリーの目を見ると、肌に触れると、
重くそれがしみ入る。
 腕に抱くと、全裸の彼女の鼓動がとても速い。バリーはとても緊張していた。
 「だって、あんたと……」
 「期待されてもなぁ……」
 「妊娠してからはずっとあんたの事考えてたの……忘れなきゃ」
 「ブラックを忘れな」 「無理」
 バリーはブラックに良く似た男の子が自分の体の中に居る様な気がしている。
 「忘れろ」 「だめ…」 男は、否、女も抱き合って興奮して居る。
 「あ、父さんの部屋で嫌だよ」 「あぁ゙?」 男は無視。
 父に抱かれている様な変な気分だ。
 (父さん。私……男の人と……)
 ぬるく、深い罪悪感だ。
 武闘家の手は父の手に似ている。バリーは父の手が大好きだった。更に声は二人そっくり。
あの父に肩を掴まれ、
 「バリー。俺と寝よう」 と言われた様に彼女は感じた。
 (とんでもない!)
 挿入されると瑠璃はとてもかたい。
 「あっ……とっ…」 (と?)♂ (まずいまずい)♀
 バリーは父を呼びそうだ。 
220武闘家×勇者:02/03/08 04:51 ID:LTzI6Zer
 かたく、理不尽な物を入れられてるとバリーは思ってしまうが、両者の茂みが合わさっている。
男に間違いは無い。バリーはとても嬉しい。両者信じられない程気持ちが良い。
 (お前にこんな事して良いのかな)
 素朴に男は思う。
 「あ------。」そして溜息をつく。堕胎の心配は無い事を男は言う。
 「人を殺せない体なんだ」 不思議な力がこの男に掛かっているらしい。
 「お前の母さん、父さん以外の男とこんな事を」
 笑って瑠璃はバリーの下腹部に話し掛けている。
 息子と父に見られて居る様な自分を、バリーは主観的に見れなくなっている。

 そんな時に終わった。射精せず、バリーの昂揚も避けた為、あっと言う間に終わった。
 彼女は拍子抜けと、少しのストレスで、
 「おやすみ」 
 と自分を部屋から出すこの男を、まんまと忘れられなくなった。

 目指すはサマンオサ。
 長い道中の勇者と武闘家。
 武闘家は硬派になり、勇者は女っぽくなった。どうやら二人は恋をしているらしい。
 (あらら……)三人パーティの戦士はいきなり、
 (もう駄目だ…)と思った。
 二人出来たな。と思った。
 (さよなら…)と戦士ブラック、心の中でバリーに言った。

 戦闘中、武闘家は頭痛で動けなくなった。
 記憶喪失症を患っていた彼が、ここに来て初めて頭痛を訴える。
 サマンオサまでは旅の扉で祠を巡る。取り敢えずオリビアの岬の祠で宿を取る事にした。
221武闘家×勇者:02/03/08 04:57 ID:+slwTx+t
 その宿での午前零時。風呂上がりの武闘家は、長いボサボサの解いた黒髪が乾かない姿で、
 勇者バリーの手を掴んだ。
 「おいで」
 女を、バリーを引きずる。その力の強い事……勇者と雲泥の差がある。
 「ちょっと」
 その女の声は遅かった。三人パーティーがとった三つの部屋の内、武闘家瑠璃の部屋の
ベッドにバリーは放られてしまった。
 ずっしりとした挙動でバリーの上になり、彼女の服をホイホイ脱がす。
 「やめて」
 溺れる様な声で女は言う。
 男が女にキスする。男の手が全裸の女の骨盤の辺りにサッと触れる。
 「ごめんなさい……許して………」
 アリアハンでの自分の挙動をバリーは深く反省した。
 この男の事を考えなかった。
 「あんた遠くに行きそうで、居なくなりそうで繋ぎ止めたくて………」
 ここ数年、瑠璃は合う女、合う女にそう言う言われ方をしている。
 「居る。ここに」
 この男の普通の言い方に、万感の思いがある様な気がしてバリーは口をつぐんだ。
 「抱いてくれー」
 男はそう言った。
222武闘家×勇者:02/03/08 05:02 ID:LTzI6Zer
 目茶苦茶だった。男は女を後から抱き、鏡で合わさっている局部を二人で見たりする。
 (きゃ------)女は興味深々。
 男と女が出入りしているのだった。ぬるぬると、楽しそうと言おうか、
美味しそうに飲み込み合っている。
 「ほら、見ろ」「やだぁ」
 バリーは目を閉じて、体の全てを男に任せる。でも又彼女鏡をチラッと見たりした。
 男は女を持ち上げて、つながったままふらふら歩いたりもする。
 「やだってばっ」 「水飲みてー」
 ぐちゃぐちゃ女の音を立てさせ、男は水瓶の方に向かい歩く。
 バリーは一連の行動全てに刺激を覚えた。持ち上げられたまま、
 「いきそう……」 「お、そうか…」 男を慌てさせた。
 女は棚に座らされ、と、立ったままの男に入れ直された。
 「あっ!」 「よしよし」
 と男は啄ばむ様なキスをする。大声の防止の意味もある。
 男は胸の谷間にだけ胸毛があり、一筋縦長に濃い。
 濡れた木の皮の様な色の肌の男と、
 ネグロイドの黒い、若い女はしっかりと抱き合っている様に見えるが、
 (私には。まだ、この人は早かった…)
 17才の女が楽しめる男では無いらしい。体は素直に喜んで居るが。
 (怖い……)
 この男に何かされるから怖いのでは無く、二人でどうなってしまうのか怖い。
 自分の所為でこの男がどうにか成るんじゃないか、と怖い。
 そう言えば頭痛は大丈夫?痛いんだったら…自分をここまで惹き上げて、抱いてる事に
バリーは目が眩む。
 「瑠璃、瑠璃……」 「でかい声は駄目だ」
 バリーは自分の手で口を抑えて、
 「ん゙---−−っ……んっ…」 絶頂をむかえた。
 摩擦の動きが変になった男は謝って走り去る。しばらくして戻って来た。
 「ダーリン」
 両手を広げ素っ頓狂な男は、萎えて戻って来た様だ。
 接して漏らさずか、バリーの前で出す気はないそうだ。ちょっと格好がつかなかった。
 (別に良いもん……)♂。
223武闘家×勇者:02/03/08 05:07 ID:LTzI6Zer
 女はぼんやりしていた。服は着ている。
 「余り多くの男と寝ない方が良い」 男が言う。
 <悪い男に捕まって、どんな目に合うか><純粋な男の人生を奪うか>
 <王が抱けばその国が滅ぶか>
 「わからない」 そんな危険なバリーの体だと言う。
 「男が狂うんだな。野放しには出来辛い」 男は続ける。
 「オレと一緒になりなさい」
 「はい」 バリーは元気に返事してしまった。

 (決着が早かったな…)と思ったのは瑠璃と言う男だ。
 一、軽く。二、少し重く。三、四で落す常套手段を取ってみようかと思っていたからだ。
 (古い手ですが…)そして、決着が着いただけでまだまだこれからだと、男は元気だ。

 サマンオサの地へ三人は到着。
 その国の東の祠の神父は、
 「生きておられましたか!」
 と、瑠璃に飛び付いた。瑠璃は神父を良く知っているので、懐かしく会話する。
 サマンオサ国に着くと、
 「サイモン殿!」 
 「サイモン様だ!」 
 国中の人間が瑠璃に飛び付いた。旅の最終目的地であり、聞き慣れた声と言う声を聞いて
勇者(武闘家)はここサマンオサで全てを思い出した。

 勇者サイモン。大勇者オルテガの息子。バリーの兄だった。
                                      了
224改名:02/03/08 05:22 ID:LTzI6Zer
>>195さん ありがとう、落ち着いたっ。
 下げる!と約束した189を上げ、190、192、193を失敗。うろたえた・・・

 題名付けてます。今回“あにいもと”これも長かった。ゴメン。

 ギコガードさん 色々お答えしたいです、また後日に。
        (前スレの文、題名あった方が良いですか?一応用意してます。
         後日書きますね)
225195:02/03/08 22:36 ID:FvAGJFaO
え!?終わり?↑これで完結じゃあないよね・・?
次で完結とか言ってた気がしたからさ
226改名:02/03/09 02:24 ID:hPbtwpjp
 ギコガードさん
 >>214 了解。気を付けます。
     ジパングは訂正酷いです。(生け贄の骨の所)同じ所を二回訂正…。
     迷文すみません。お手数掛けてます。
 >>215 トダイ?(無知)
 >>216 気にしないで下さ−い。紛らわしいHNです、これ。

 >>195さん V、続きありますよ。休もうかと。(←書く気)
       180さんが言ってくれたんで、取り敢えず次は別物で。
       まず、前スレから言ってたライアン×ネネ。

書き手さんは題名つける様なので、肖り。
 @暗探(戦勇)     D無題(武)      H愛(戦+武×勇) 
 A美女(勇イシス女王) E規律(エジンベアの姫)I懐かしい人(勇者の母)  
 B運命(カンダタ勇)  F戦士の夢(ロザリー) J無題(ギアガの番人)  
 C運命U(子分A勇)  G生贄(戦勇)     Kあにいもうと(武勇)
 
 B《勇者一人語り》C《後日談》D《武闘家》J《火山の火口》
 はギコガードさんに保管しないで欲しいと本人願ってます。タノミマス〜。
 Fのライアンロザリーも。
 (でも勿論判断はお任せです。おかしな口出しとして捨て置いて下さい)
227改名:02/03/09 02:39 ID:Xj5YfLE+
 226書き忘れてしまいました。
 >>214 なかなか…→ 嬉しー。どうも。
228名無しさん@ピンキー:02/03/09 08:26 ID:++5dXqtH
改名さんへ
機種依存文字はやめていただけると嬉しいです。
当方からは(企)だの(代)だの(月)だのにしか読めません。
人が読む、という前提でお願いします。
229名無しさん@ピンキー:02/03/09 11:05 ID:vXVBrCU9
最近の「Windows 98」くらいからPC始めた人は知らないから、機種依存って言葉自体。
230名無しさん@ピンキー:02/03/09 13:25 ID:DyS5xXfZ
2ちゃんにこんだけ出入りしてればわかるだろう、機種依存文字。
とにかく何をしてもちょっと抜けてるな、改名たんは…
でもとりあえず一区切り、お疲れさん。
231改名:02/03/09 20:41 ID:Xj5YfLE+
 >>228さん 機種依存・・・初めて指摘されました。油断。
       (半角がヤバイらしいですね。知らなかった、申し訳ないです)
        >>226の後半ですよね、他にもありましたか?
 >>230さん どうもっ
       抜けてる→お目汚しですね。気を付けたいです。
232名無しさん@ピンキー:02/03/09 23:38 ID:bVzOgfMb
個人的改名さんの文体は好きだよ。
何か妙に癖になる。
ギコガードさん、色んな小説をまとめて読むのを楽しみにしています。
更新作業頑張ってください。
233名無しさん@ピンキー :02/03/10 12:26 ID:Nn8C9Bw/
 いっそのこと、改名さんは自身の小説を一度自分で推敲して
ギコガードさんに送った方がよいのでは?と思ってみる。
(文の改行や誤字脱字当の訂正など)

 だめですかねぇ?
234名無しさん@ピンキー:02/03/10 15:29 ID:cCl9B1Lu
>233
というより改名さんはあそこまでの長編となると、自分でサイト持って
そこで発表したほうがいいのでは?

今回のスレざっと見渡してみたけど、改名さん以外の書き手さんも「続く」
が多くて錯綜して非常読みにくいですね。

ギコさんまとめるのは大変でしょうけど、頑張ってください。
おまちしています。
235ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/10 21:48 ID:pxl9LnQ8
>改名さん
タイトルを付けてくださるのは有り難いです。
で、同じタイトルのものは避けて欲しいなぁとお願いします。
無題、ってタイトルのが二つあるので……。
あと3や4も保管する方向で編集してます。
今から削除するとファイル名の連番がずれて余計手間なので
当初の予定通りにするつもりです。

改名さんはとかく落ち着きが無いというか浮き足立っていると
言うか、書き込みボタンを押す前に一度深呼吸されては
いかがかと思います。
「あにいもうと」ってタイトルも最初は「あにいもと」だったり。
5分や10分経ったところで2chは逃げたりしないし、そこまでの
高速レスを期待している人もいたりしませんよ〜。
あとレスはインデントしない方が読みやすいかな……。

文量の多い長編でも何でも2chで発表するのは別に
いいんじゃないかなーと思います。
書き手と読み手がここにいるなら。うん。
236名無しさん@ピンキー:02/03/10 23:05 ID:s2blctAX
私が改名氏の文体が好きな理由は「自分が一切好き放題に書いたらこんな文体
になったかも知れない」から。
推敲云々、確かに指摘される通り。
正直自分もみっちり推敲して書いている。その分、私の文章は自由奔放だった
頃の何かを失っている。
だからこそ、勝手ではあるけれど改名氏にはこの文体の味わいを失って欲しく
なかったり。
この感性のまま、かっちり隙なく築き上げた文体を手に入れられたら、凄い書き手に
なると思うのだけど…半分以上それはナルシシズムかな(w
酔っ払いにで戯言シツレイ。ともあれ、変に書き手にカタにはめられる事なく、
表現の可能性の地平とやらを目指してホスィよ、改名氏には。
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238名無しさん@ピンキー:02/03/11 17:52 ID:t82foZYl
人の目を気にしてこぢんまりしたら改名さんの面白さは激減しますね。
でも推敲は大事ですよ(藁
239名無しさん@ピンキー:02/03/11 21:04 ID:Tl2CaXUq
私も、人の目と推敲とは別物と思います。
自分の納得行く形に文章を練り上げることを、推敲と言うんでしょうから。
240改名:02/03/11 23:32 ID:yunRIFtM
 >>232さん
 嬉しいです。どうもありがとう。
 >>233さん
 何か間に合いそうにないですね。今後は気を付けたいです。
 >>234さん
 サイト・・・考えた事なかったりして。
 ギコガードさん
 そりゃツッコミますね。正しくは「あにいもうと」です。宜しく。
 「あにいもと」は書きたくて書いてしましまいました。
 シャレで某大先生から小説の題名だけ拝借した訳ですが、
 レス送った後に調べ直すと(ここが良くない、意味ない)
 アリジナルが「あにいもうと」だったのでゆっくりコケました。次第。
 高速レスは心中外です。ただ駄目なんです。(ボロを出す)
 >>236さん
 232さんと同じ方ですね。ここで何か書いて見ませんか?
241232-236:02/03/12 00:13 ID:84bS3lG2
>>240
お誘いありがとう。色んなところでチマチマと書いてます。
改名さんの文章読んでいると、10年ほど前の
無我夢中で憑かれたよーに書いていた頃の自分を思い出します。
何だかマターリすれてしまった自分にとっては、非常に新鮮。
これからも、酔える文章楽しみにしています。
242改名:02/03/12 01:45 ID:3YTDcp+3
 >>240 誤字。アリジナル→オリジナル。相変らず抜けてる。
 >>241さん
 10年前ですか。先輩ですね。本当拙いお目汚しですがどうぞ宜しく。
243名無し:02/03/12 06:58 ID:vboLO3GZ
157
2442でエロ少で長:02/03/13 02:03 ID:JloPJtt7
そこは、エメラルドのような深緑であふれる森林に囲まれ
底まで見えるのではないかと思わせる程透明度が高い湖に
たくさんの魚が住む豊かな土地だった。
そんな平和な場所にムーンブルグ城はあった。
ムーンブルグ王女セリアは、湖のそばで花輪をつくるのが日課となっていた。
湖の周りには色とりどりの花が咲いており、セリアは飽きる事なく毎日美しい
花輪をつくっては、少し離れた先祖の墓に祭っていた。
「ふふ・・・今日はいつもより上手に出来たわ」
瑠璃色の髪を春風にゆらしながら、セリアは花輪を両手で掲げ微笑んだ。
今年で16歳になるセリアは王女の気品を十分に備え、女性としても魅力的に
成長していた。
親であるムーンブルグ王と女王は、そんなセリアの成長を心から喜び、一層の
ムーンブルグの繁栄を願った。ローレシア・サマルトリアとの友好関係も順調に
進んでおり、これからおこる悪夢など想像すらしていなかった。
2452でエロ少で長:02/03/13 02:41 ID:JloPJtt7
ぴちゃん、と湖の魚がはねると、セリアは湖を見つめた。
太陽の光に反射している美しい湖水に目をうばわれ、一時の間動けなくなる。
「きれい・・・すべてが輝いていて・・・」
それ以上が言葉にならない程、セリアはときめいていた。
「春の女神よ、こんな平和がどうか永遠に続きますように・・・」
セリアは胸の前で手を重ねると瞳を閉じ、祈りをささげた。
そして、いつも通る墓への小道へ向かう。
湖と墓はさほど距離はないものの、木々が一番生い茂っている所に墓はあり
その場所から城を見る事は出来なかった。
セリアは墓にたどりつくと、昨日おいた花輪を取り、さっきつくった花輪を
置いた。置くとともにとつぜん突風が吹いた。
突風はセリアのドレスのすそを激しくゆらし、腰まであるロールヘアを乱した。
セリアはそっと指先で髪を梳くと、ふぅとためいきをついた。
突然の風に、セリアは昨日の花輪を風にうばわれてしまった。
花輪は空高く舞い上がり、花びらがセリアを包みこむ。
「もうすぐ春が終わる知らせの風かしら・・・」
セリアは突風をいまでいう春一番だと思った。
陽が西にかたむきはじめ、そろそろ城へ戻ろうとしたその時、城の方角から
爆音が響いた。おどろいて城の方を見る。
煙が立ち上っていることしか確認できない。
セリアはなにかしら異常を感じていたが、あまりのショックで動けずにいた。
246名無しさん@ピンキー:02/03/14 19:48 ID:p/6Sg5Pj
保全
247名無しさん@ピンキー:02/03/15 02:24 ID:ZcozC4GJ
hozen
248ガーデンブルクハーレマー:02/03/15 04:24 ID:P1O47VER
ブロンズの十字架を奪った犯人は別にいる。
そのことに理解をしめしてくれた女王だが、
真犯人を見つけるまでの間ガーデンブルク側は一人、
人質をさしだすことを条件にしてきた。
勇者『ユウシャ』は、誰にするかをさして悩むことなく彼を挙げた。
「トルネコさん、お願いできますか?」
トルネコは苦笑をしながら、
「やはり私ですか?まぁ、いいですよ。」
と、答えた。ユウシャは能力的なものだけでトルネコに頼んだわけではない。
彼のこの大人の性格に甘えてしまっているのだ。

しかし、トルネコはそれも分かって了承した。呪文を使えない自分以外では
アリーナとライアンがいるが彼らは前線には欠かせないし、
ブライを監獄にいれるのは忍びない。ユウシャに言われるまでも無く
自分が入ることを言おうと思っていた。

そしてトルネコは、監獄に入れられた。
「トルネコ殿、もうしわけない。拙者たちも少しでも早くあなたを出せるようがんばるゆえ
辛抱してくだされ。」
「トルネコさん、ごめんね!アタシたちがんばるから!ね、クリフト?」
「ええ、本来は私が入るべきだと思うのですが・・」
「トルネコさんの好意は本当にありがたいですじゃ。」
「悪いね、でも女の子ばかりだから悪くないんじゃない?」
「姉さんってば!ごめんなさいね。一刻も早くみつけますから。」
仲間たちが口々に励ましの言葉を言ってくれた。
ユウシャと目が合って、うなずくトルネコ。そして、ユウシャが言った。
「さぁ、行こう!」

そして勇者たちは出て行った。
249ガーデンブルクハーレマー:02/03/15 05:34 ID:P1O47VER
監獄の内壁はすべて石だ。地下にあるので、明かりといったら蝋燭くらいのものである。
監獄エリアには、トルネコと看守2人しかいない。
内陸の奥地にあるこの城に、犯罪者などそうそういないから当然といえば当然だ。
他の犯罪者と一緒よりはマシだが・・・。
ガーデンブルクの看守というのは先述の通りの理由で、
年端もいかない少女(といっても16、17くらいだが)がしている。
仕事そのものが無いに等しいからである。

いざ、仲間が去ってしまうと寂しいものだ。
まわりを見渡しても、ベッドとトイレくらしかない。
とりあえずベッドに腰掛けてぼーっとしていると、
栗色の髪をした看守の娘が話しかけてきた。
「あのー、お名前は?」
「え?あ、トルネコといいます。」
「トルネコさんっていうんですね。えっと、今回はごめんなさいね。」
「いやいや、しょうがないことです。」
もう一人の娘も話に入ってきた。真面目そうな雰囲気を持った黒い髪の少女だ。
「女王陛下は鋭いお方です。犯人は別にいると思われたのでしょう。ですが・・・。」
「わかっています。万が一ということもある。」
「ええ。申し訳ない。」
トルネコはなんだか少し可笑しくなってしまった。監獄に入れられているのに、
謝られているのだ。フッとすこし笑い声が漏れてしまった。
不思議そうな顔でそれをみる栗色の髪の方の少女。
「あの?」
「いや、ごめんなさい。監獄に入っているのに君たちがあまりにも丁寧だから。」
思わず顔を見合わせる二人。そして二人とも笑い出してしまった。
二人は無邪気だった、本当に。
250ガーデンブルクハーレマー:02/03/16 00:06 ID:k+0cQUyz
4日ほどしたころには、トルネコは看守の少女たちと仲良くなっていた。
ユウシャたちが戻ってこないのは不安だったが、食事などを別にひどくされるわけではなく
監禁というよりも軟禁に近かった。
看守は1日交代で合計4人だった。
栗色の髪の娘が、ティセ。黒髪の少女がロサーヌ。
他に、赤いショートヘアで活発な雰囲気をもったマリン。
エメラルド色の髪と瞳をもった理知的なリィシュ。
リィシュは、ロサーヌと違って状況を重視したため他の3人よりは
トルネコと話をしなかったが、それでも普通の看守と投獄人からすれば
はるかに仲がよく見えた。

251ガーデンブルクハーレマー:02/03/16 00:06 ID:k+0cQUyz
5日目のことだった。危険人物ではないと判断され、ロサーヌは小用を頼まれ
ティセ一人でトルネコを監視することになった。
普段は皮鎧を装備しているのだが一人だということで、今日はガーデンブルク兵の
正規の装備ピンクのレオタード姿でティセがきた。彼女にしてみれば
あくまで装備であるのだがトルネコはびっくりして顔をすこし背けた。
「あのー、トルネコさん?どうしたの?」
「いや・・・その、すごい格好ですね。」
「え?これが・・・?みんなと同じだけど。」
腹部があらわになっているレオタードが包んでいるティセの身体は、
Cカップになるかならないかくらいの胸と少女の身体の柔らかさがあった。
トルネコにいわれたことが理解できず、ピンクのレオタードを
右手でつまんでみながら、自分の背中を見てみるティセ。
胸の部分のレオタードをつまんだ時に乳首が見えた。
彼女たちにとって、レオタードの胸の部分は心臓を守るためであり
デザイン的に左右対称だと思っているのみで、胸を隠すという感覚
がないのだ。
トルネコとて、男である。目の前で、そんなものを見せられれば
キャノンが勃ってしまうのも当然だった。
ネネのことを思い出し、こらえていたトルネコだが、
次の一言でタガがはずれてしまった。
「あの、そのズボンのところ?どうしたんですか?」
「え?!はは、いや・・・かわいいものだから。」
「そんな。かわいいなんて・・。それ・・・オチンチンですよね?」
「?!」
「この城女の人しかいなくて、聞いたことしかないんですけど・・・、
それで子供を作るんだって・・・。」
トルネコは参ってしまった。とんでもない城だ。どうやって女を集めているのか
知らないが、16にもなろうという少女がイチモツも知らないとは。
「み、見たいのかな?」
ティセは、それが恥ずかしいこととは知らないが本能的な羞恥心からか
ほほを赤く染めながら、
しかし、コクンとうなずいた。
252名無しさん@ピンキー:02/03/16 00:51 ID:GEycEEb/
ガーデンブルクでのトルネコさんに期待。

253ガーデンブルクハーレマー:02/03/16 00:57 ID:k+0cQUyz
>>252
ありがとうございます、頑張って書きます〜
254ノルド×女勇者:02/03/16 04:01 ID:Yf3sRL6s
 「兄上……」「いもうと……」この二人がどれだけ驚き合ったかは、わからない。

 サマンオサ。勇者兄妹二人。
 「しばらく休め」
 兄が、妊婦の女勇者バリー言う。
 サマンオサでのサイモンの活動はハードを極めるらしかった。
 「まずノルドの所に行く。お前も来るか?」
 ホビットのノルドは、オルテガ、サイモン、レイ、ノルドと、
 大勇者(オルテガ)の四人パーティーの一人だった。サイモンとは旧知の仲だ。
 「ブラックが居るからノルドのパワーは必要ないが、魔法力でレイが欲しいから」
 レイと言う男(賢者)の居場所を聞きに行くだけだと言う。
 何故バリーを誘うのか。
 仲間に犯されて妊娠し、兄と恋愛したバリーに、
 何もかも忘れさせてくれるのは、第三者かも知れない。
 ノルドかも知れなかった。
 サイモンもバリーもそれを強く意識した訳では無い。何となく。
 忘れる事は必ずしも“善”とは言えないが。
255ノルド×女勇者:02/03/16 04:08 ID:XY4Tm5k5
 「ノルド!」
 澄み渡った太い声がアッサラームの洞窟に響く。
 サイモンが記憶を取り戻したらしい事は、ノルドすぐ解った。
 レイの居場所を聞き、
 「しかし、俺と知っててお前は……」
 サイモンは少し前、洞窟の通行をノルドに遮られた。
 「記憶位自分で取り戻せ。それと王のヨメに。
 王に良いと思った。しかし王の手紙なんか持ってここ通りやがる」
 ノルドは途中からバリーの事を言っている。
 「バリーが王をフッたんだ」
 ノルドは驚く。
 「きっと惚れた男が居たんだ」
 ノルド、サイモンは(お前だろ)(いやお前にだった)と
 顎と目で合図しあった。
 「フン!」
 ノルドが鼻息荒くそっぽを向くと、2mのサイモンのかげから
 バリーがちんまり顔を出した。
 バリーはノルドの前では小動物の様になる。そして笑顔だ。
 「おお!?」
 「父さんと、兄さんと、旅してたのね」
 「おお?」
 オルテガの娘であって、サイモンの妹だったと彼女は明かす。
 ノルドにとって、昔の自分の仲間であって、リーダーだった男の若い若い娘がバリーだった。
 「お前等のオヤジはロクデナシだ!」
 ノルドはそれのみ言う。サイモン、バリーは少し笑った。妙に納得出来る所がある。
 (兄妹で、いやらしい。知らなかったのか知れないが……)
 この二人は……ではないかと、二人に背を向けたノルドは勘で思う。
256ノルド×女勇者:02/03/16 04:14 ID:Yf3sRL6s
 そのうちサイモンは一人出口へ向かい、振り向きもせず洞窟から消えてしまった。
 「ノルド……」
 「こら、目上の者を呼び捨てにするな!」
 「キスしていい?」
 「ダメだ!」
 まだ背を向けている。バリーはその小さな背を抱いて、太い首に腕を捲いて、
 こちらを向く無骨な顔の唇にキスした。
 ノルドはバリーの腕を掴んで、女の唇を吸う。
 口付けの高い音は洞窟じゅうに響いた。
 「ねぇ……」
 唇を糸を引いて離し、乳房を男の肩の押し付け、誘い、囁く。
 「フン!」
 と言ってバリーの腕を離し、男は歩いて行く。
 離れる時ノルドは勃起していた。
 女の中に入れば、女が面白がりそうな形と大きさ。人間とは少し違っている。
 「帰れ!」
 ノルドは振り向きもせず、背を向けイスに座った。
 イスの横にはベッドがある。
 ここでバリーが裸になって、
 ベッドの上に座れば夫婦になる。
 バリーがその姿でノルドを呼べば、触れれば、
 ノルドはバリーの中に入れて腰を振る。それだけで良い。
 「……バイバイ、ノルド」
 さようならでも、また、でもなくバリーはそう言って洞窟を出た。
 涙は無い。ノルドではない別の男の顔がよぎった。
257ノルド×女勇者:02/03/16 04:19 ID:Yf3sRL6s
 その男の顔は洞窟の外で待っていた。
 「良いのか?」
 「寿命の長さが違います。二人で天寿を全うするなら私が絶対先に死ぬ」
 「でもお前は幸せだ」
 「自分ばっかりなんて嫌です」
 「お前が幸せなら良いんだ。あいつもそう思う筈だ」
 「ノルドとの事はあたし割り切れないの。ノルドが残される形は嫌。
 違い過ぎる。彼は長生き過ぎる……それに何ですかさっきから」
 バリーは笑顔になる。
 「急に居なくなっちゃって」
 「兄として、妹の」
 言葉の途中、サイモンは背を向けて前へ歩き出した。
 サイモン、一年前とは別人の様になってしまった。
 (【瑠璃】は居なくなっちゃった……)
 野放図でアホな程奔放だった“あの男”は消えた。
 あれが(本人もつい気付いていない)本性で、鳴りを潜めているだけかも知れないが。
 (兄さん……だとしても……)
 同じ時間を生きている男だ。
                                           了
258改名:02/03/16 04:22 ID:Yf3sRL6s
 休み、別物、と公言した後に来た色々なレスを読んで、思う所が出来ました。
 結果的に大嘘付く事になって申し訳ないです。
                       今回タイトル“洞窟の夫婦”
259改名:02/03/16 13:53 ID:Yf3sRL6s
 またやった……訂正>>256 男の肩(に)
260名無しさん@ピンキー:02/03/16 20:49 ID:yrVeYMsV
>>251(・∀・)イイ! 続ききぼーん

改名タンは逝ってよし 独りよがりでつまんない
261Jtn:02/03/16 21:58 ID:H40t3SgP
わっはぁ!皆さんお元気ですか(^-^;?
ただいま急な下請け会社の社員教育で(正確にはISO9000取得のインストラクターっす)、
マンスリーレオパレス生活を送っております(藁。

PCも持って来れなかったので、お話書くどころじゃなかったのですが、インターネット
出来ないのに苛ついて、20万の安いノートPCと「AirH”繋ぎ放題」買ってきました。

アリクリは家のPCの中なので更新できませんが、なんとか他のモノを...。

もしまだアリクリを待って下さってる方が居られましたら(もう居ないと思いますが)
今しばらくご猶予を〜。

改名さん、頑張って下さいね〜。
でも突っ走りすぎは危ないですよ(^^; < 偉そうに言うな

262名無しさん@ピンキー:02/03/16 23:30 ID:lhWIX9R+
>>261 Jtnさん

待ってました!新作期待してます!
社員教育中&レオパレス生活なJtnさんにハッスルダンス踊ってあげたい。
263名無しさん@ピンキー:02/03/16 23:47 ID:GlhuIb2L
そうれハッスルハッスル!
あなたもハッスル!ワタシモハッスル!

……酔ってるとはいえ心底阿呆な自分に鬱……逝ってくる

Jtnさんがんばってください
264名無しさん@ピンキー:02/03/17 01:21 ID:ewnVfNC8
>>261
すいません、ここに一人しつこくアリクリ待ってます……。
でも、大変ですね。社員教育。頑張ってください。
アリクリ続きは、気長〜〜〜にお待ちしてますので……。
265ガーデンブルクハーレマー:02/03/17 06:20 ID:gVUfYlVS
監獄の中にティセが入ってきた。
トルネコはズボンのベルトになっている布をほどき始めた。
でっぷりとしたトルネコのおなかを何重にも巻かれている、
それをゆっくりと巻いてあるのとは逆方向に巻き取っていく。
ティセは、それを興味深げに見ていた。
そして、その布がとれるとズボンは重力にそって下におちた。
着替えを洗うことができない状況を考えて、ズボンの下には何もはいていなかった
ため、股間には赤いキャノンがトルネコの身体と直角を保っていた。
「これが・・・。」
ティセが思わず手を伸ばして、ソレに触れた。
「おう!」
トルネコが声を上げる。少女に自分のモノを見られている緊張と奇妙な開放感で
必要以上に敏感になっていたところに触られては!
「あの・・・、どうすれば?」
ティセが人差し指で亀頭を軽くつつきながら、上目遣いにトルネコにたずねる。
「え?」
何を聞かれているのかと、一瞬戸惑うトルネコ。


266名無しさん@ピンキー:02/03/17 15:55 ID:lI2d4Buo
>>261 Jtnさん次回作をきぼーん
改名タンは逝ってよし。
267名無しさん@ピンキー:02/03/17 16:06 ID:3++J1K9k
改名タン逝かなくてよし。
皆ガムバレ。
268ガーデンブルクハーレマー:02/03/17 16:44 ID:7gv7YT0Y
更新速度遅くてスマソ。
今夜には、一通り完結させまふ
269名無しさん@ピンキー:02/03/17 17:12 ID:jTAS7Yji
>>268
今夜楽しみにしております。

漏れ今までガマンしてロムってたけど、やっぱり一言

「 改 名 タ ン 逝 っ て よ し 」

まあ嫌なら読まなきゃいいんだけどさ。
270ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/17 17:58 ID:YVh+GYX5
俺、改名さんの話は好きだなぁ。
独特の持ち味と勢いがあって、他には無い味わいがある。
ただ、誤字や修正の多さ、文字の全半角の不統一、
(出来れば半角文字は使わないで欲しいトコロ)
文法の奔放さなんかが辛いトコロか。
ここは改めても文章も持ち味には影響しないと思う。

改名さんのレスの、聞く耳持たない感じが(CQ高そうと
言いますか)、小説そのものよりも作者本人に対する
嫌悪感を読者諸氏に抱かせそうでそれが心配でありんす。
271名無しさん@ピンキー:02/03/17 18:19 ID:b0vg05eo
くどいようだけど、改名さんへ

煽りにもいちいちレスしないように。
レスは誉めてくれた人にお礼程度にしておけばいいのでは?
それとギコガードさんもいってたけど、少し落ち着きましょう。
そのはしゃいだような文面も叩かれる原因と思ったほうが
いいと思います。

それから「推敲」の意味わかっている?
一度ワープロソフト等で書いたものを印刷して、自分でじっくり
チェックしてみて、それからコピペでここへアップすることを
心がけたほうがいいと思います。
272ガーデンブルクハーレマー:02/03/17 18:51 ID:ASRDAyTf
「その・・・おなにぃとか・・・気持ちよくなるのにはどうするんですか?」
明るい茶のセミロングがティセの首の動きにあわせ流れる。
「あ、ああ。自慰はね。こうして。」
ティセの可愛らしさにドギマギしながらトルネコが右手で、
自分のキャノンをつかみ、右手を前後に動かしてみせた。
ネネという妻がありながら、こんな地でレオタードを着た目の前の少女をオカズにしている
自分にかすかな嫌悪感を感じたが、次の瞬間それどころではなくなった。
「えーと、・・・こうですね。」
ティセの手が自分のキャノンをそれまでのように掴んで、しごきはじめた。しごきながら
ティセが聞く。
「男の人もイクんですよね?」
「もちろんです。ウン・・ンム・・白い液が出るんですよ・・ン・・」
そんなことに感心しながらもゆっくりとしごくティセ。しかし、それではいけない。
いや、イケない。ティセの手を左手で制した。
「気持ちよかったんですがやはり初めてでは無理ですね。」
273ガーデンブルクハーレマー:02/03/17 18:52 ID:ASRDAyTf
トルネコのその言葉にひどく残念そうな顔をするティセ。やはり男性の身体に
ずいぶんと興味があるようでトルネコの言った「白い液」が気になるようだ。
トルネコはそれならば自分でして、射精してみせるということになった。
ティセは協力できないのかと聞くので、言うとおりにしてほしいと頼んだ。

ベッドにすわったトルネコの手が、滑り始めた。ティセはそこから1mほどの位置の
床に両足を右に崩した正座のような格好で座っていた。
コシュコシュ
トルネコの喘ぎとともに怒張していくキャノン。赤さも張りも、ズボンから出た時
よりはるかに強くなっている。
「ティ、ティセさん!・・レ、レオタードを脱いでっ・・ンフ・・」
トルネコの言うままに、レオタードに隠れていた若い身体をさらけだすティセ。
ピンク色をした乳首と下の翳りにトルネコの手が速度を速める。
トルネコのキャノンを見ていたティセは、自分の身体が火照っているのを感じて
秘部を指で刺激しはじめた。
「ん・・ハァ・・トルネコさ・・ん・・うずくよぅ・・・」
そんな痴態を見て、トルネコの手の中にあるモノはますます終焉への
盛り上がりを見せる。ティセの左手が肉芽を刺激し、右手が乳房をもみしだく。
「・・イヤぁ・・ン・・こんなに熱かったことないのにぃ・ア・・」
ティセの姫器から出た粘液が床に落ちる。トルネコのキャノンからも透明の粘液が
溢れ出した。
「そ、そばに!そばにィっ!オオ・・ンォ・・・!」
「ふ、ふぁ・・は・・ぁ・い」
ティセの瞳は虚ろさをたたえながらも、トルネコの元へ近づこうとする。下半身は
快楽の虜となりガクガクと震えながら、しかし指をうごかすことをやめずに近寄ってくる。
「ア・・あん・・アアアアーッ!!」
トルネコの手前50cmほどのところで達してしまったティセが崩れ落ちた。
「ウッ!」
その直後にトルネコのキャノンからザーメンが放出された。ザーメンは放物線を描き
ビチャビチャとティセの顔にかかり、流れ落ち胸へと流れていった。割れ目へ向かって
流れていく白い筋。
口の周りにかかったソレを口でなめとったティセは微笑を浮かべた。
274ガーデンブルクハーレマー:02/03/17 18:53 ID:ASRDAyTf
「ありがとうございました。」
ティセがピンクのレオタードを着て、ぺこりと頭を下げた。
「いや・・そのこちらこそすいませんでした。」
ヒゲのあたりをかきながらトルネコも頭を下げた。
「それで・・その・・」
「?」
「白い液はわかったんですけど、子供の作り方は?」
275ガーデンブルクハーレマー:02/03/17 18:54 ID:ASRDAyTf
ってとこで、完結です。
もし要望があれば、続き書くかもしれません。
その場合希望の女子を書いてください(藁
276lolo:02/03/17 19:02 ID:FogbhMRI
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277Re3 ◆8Z0u//R6 :02/03/17 21:25 ID:AApAlzEx
そろそろ復活できそうな予感。
ライアン×ミネアを書きたいなと思っているけど、見てるのかな・・・・・・
↓全スレのこの人のリクエストだけど。。

>433 名前: 名無しさん@ピンキー 投稿日: 02/01/17 00:46 ID:5+oafPx9
>ライアン×ミネア
>誰かお願いします…


>ガーデンブルクハーレマーさん
牢屋に残された商人の息抜き(w
ガーデンブルクの兵士達って、自分で慰めてるんでしょうかね・・・・・
とりあえず、お疲れ様でした。

>Jtnさん
お仕事頑張ってください。クリアリ待ってます。

>ギコガードさん
59本もの作品回収お疲れ様です。

>改名さん
マターリ作ってみるのもどうですか?
締め切りはないのだから、書いたらアップせずに1週間くらい寝かせて再度読み直してみるとか。
278名無しさん@ピンキー:02/03/17 23:46 ID:QYkbP5+Z
煽りのレスは氏だけじゃなく、新規の書き手さんも遠ざけるってことが
分からないかなぁ?
ただでさえ書き手が少ないスレなのに。
279名無し:02/03/18 01:56 ID:BoUOPx6i
Re3さんお帰りなさ〜い。
ライアン×ミネア期待してます。
280男勇者:02/03/18 03:40 ID:LdMzsr5e
 勇者バリーはサマンオサを離れる事になる。仲間の戦士ブラックともしばしの別れ。

 その時、酒場のカウンターの二人に近付く若い商人の男。
 腫れぼったい青い吊り目は生気が無く、鼻も唇も大きい。
 そして黄土色の肌、人種ははっきりしない。
 ただ、ターバンを取ると黒い髪が天に向け少し逆立っている。
 電撃の呪文で逆立てているらしい。相当の魔法の使い手だ。

 (似てる…)勇者は父オルテガに似ていると一目で思った。顔も雰囲気も背も〔オルテガ
 190cm、その男170cm程〕全く違うのに(私の兄?)位にまで勇者は思った。

 男はバリーをじっと睨み、勇者としての彼女を
 悪し様に言葉で侮辱して来た。
 戦士は、その男がナイフの柄に手を掛けて居るのを見ると、
 二人の間に割って入る。2mの大男のせいで、
 商人の男からはバリーが全く見えなくなってしまった。
 (来るなら俺に)
 と言った迫力の戦士だが、その目が穏やかで商人男の癇に障った。
 「俺の居る国で勇者を騙るな」
 と言う男のナイフが弧を描く。続けて戦士の重心と血が、少し落ちた。
 鮮血は戦士の裂かれた瞼から。
 (女を守ろうなんて思いながらだから、こうなる)
 と思う男はブラックに唾でも吐き掛けたかった。
 薬草で戦士の流血だけはもう止まっている。
 戦士片手で片目を押さえ、物凄い圧力で若い男を睨む。
 こんな恐い彼の顔を見たのは初めてだ…
 と思っているバリーも商人男に対しかなり厳しい顔だ。
281男勇者:02/03/18 03:47 ID:LdMzsr5e
そのナイフと、戦士の血が待つサマンオサの酒場へ、一人の男が外から入って来る。
 「どうした」
 戦士の仲間だ。戦士に駆け寄る。この国で名の有る勇者サイモンだ。
 バリーも、酒場の人間も、戦士ブラック以外は彼の存在にホッとした。
 この男も大きい。背が2m位あって、商人男の
 「父上様」
 「アイ」
 十年振りに合ったらしいこの親子の再会は素っ気無かった。
 「あぁ、すまん」
 無感動、無表情でバリーとブラックにアイは謝る。
 
 アイはオルテガの子ではない。サイモン経由の孫だった。勇者の息子、孫は勇者として
 の誇りがあり、偽者なら許せないと思っていた。そしてギガデインの使い手。腕は超一流。
 サイモンはアイの父だが、アイがもし他人なら、
 「おっかないな…」
 と言ってきっと寄り付かない。しかし父なので話す。
 その中のこんなセリフ。
 ---スーの近くの荒野で町を作ってみろ。修行してみろ。---
 アイは二つ返事でOKした。
 その町を作りたいと言う老人ハリと、アイは旧知の仲だ。
 アイはスーで十年近く暮らし、そこでハリに商魂を学んだ。
 サイモンのアイに対する言葉は(商人としての彼も含み)
 辛辣だった。アイは苦笑いしている。
 「いい町作ります。それで俺が間違っているのかどうか判断して下さい」
 十年前7才で彼は故郷から遁走し、スーに落ち着いた。
 つまりバリーとは同い年になる。アイは父を、ハリを愛していた。
 アイが遁走する少し前に死んだ、実の母の事は嫌いだった。
282男勇者×女勇者:02/03/18 03:52 ID:LdMzsr5e
 只今片目のブラックは宿。サイモンは町に城に右往左往。
 バリーは今、夜、人目の無い所にいて
 ルーラでアリアハンに帰る所だが、アイが現れた。
 バリーは後から抱かれてキスされた。
 (?………あ)
 そうだ、甥って男だ。とバリーは気付く。
 そのキスの仕方が私意的で、男性的だった。
 「……止めなさいよ」
 静かにバリーは言い聞かせた。
 「一人でうろうろしないで下さい。あんた見ただけでオレ、」
 バリーの手を自分の股間へ、元々立派と思われる物が大きくなっていた。
 バリーは魔法力も力の強さも、この男に及ばない。
 無理に暴れてお腹でも蹴られては大変だ。
 (サラッと終わって、サラッと)
 そればかり彼女は願うのみ。まず、妊娠している事を伝えたい。
 「あの…「オレ女でイッた事がない。叔母との禁忌を犯している
 と思ってイケるかも」
283男勇者×女勇者:02/03/18 03:57 ID:LdMzsr5e
 そのセリフの意味と、言いながら女の旅人の服の下の服、
 下着を脱がす余りの速さにバリーが驚いているうちに、
 彼女はミニスカートに素足と言う姿で、どこかの家か、店の壁に押し付けられ、
 男女立ち姿のままつながってしまった。男は弾かれた様に乱暴に入る。
 (うっ……)
 女は又、あの萎えた痛み。強く目を閉じて顎を下げる。
 「スゲ…」
 バリーの体に驚く男。彼の目とは思えない程大きく見開いて、
 とても喜んでいる。アイはゆっくり腰を動かしてみる。
 (あっ……)これは男の声だ。動きを大きくする。
 「すげぇ体っ、他人でもっ、あんたなら、イケた」
 打ち付ける男は声を弾ませながら言う。
 「あたし、あたし妊娠して、る」
 「そうか…オレの従弟妹ね…」
 そう言って草の上にバリーを寝かせる。アイは自分を掴み、
 先端を極浅く、激しく出し入れする。時に恥丘辺りにぬり付ける。
 「あっ…」「あっ……」
 男女は言い合う。バリーは濡れて来てしまった。
 「服脱いでくれよ……」
 彼女は応じない。アイは無理矢理、
 首元まで女の服を押し上げ上半身を見た。
284男勇者×女勇者:02/03/18 04:01 ID:OZLgZCU7
 (お------っ)
 心の中で男はうめく。黒い乳房が、柔らかそうな乳首が細かく揺れていた。
 「叔母上、……オレ、いきそうだ。初めてだ…」
 これといって表情も変わらないが、男の声は濡れている。
 両手で彼女の足を掴み、股を開かせ深く強く押し付け、
 激しく叩き付ける出し入れ。
 「ダメ!!、あっ!」
 大声を出したついでにバリーは声が出てしまった。
 男は、その力強い動きの腰を打ち付けている。摩擦は熱い。
 「ヤメテ…ヤメテッ……」
 「すぐ終わる…っすぐいくからっ」
 中々いかない。男がバリーに何度も刺さる。
 「イヤだ!」
 アイを、バリーは平手で殴り付けた。彼は口から血を出したが、
 アイの方はバリーの頬を拳で殴り、彼女の口から流血させた。
 仰向けのバリーは顔を背け、その顔を腕で隠し、押し黙った。
 ショックを隠し切れない。殴って静かにさせたのは自分だが、
 元気な女の反応が好きなので彼は物足りない(…まぁいいや)
 「あっ…ぅっ……いくっ…いく、ほら、」
 男は跳ねる様に体を喜ばせ、バリーのなかに果てた。
 「へっ、サンキュー」
 と言ってバリーの口の血を、アイは指で拭いた。
 そうされてやっとバリーは泣き出した。
 アイは眉をしかめ、首を傾げながらその涙も拭いた。
 「父上様に言い付けられたら、オレ殺されるだろうな」
 アイは去った。ここまで蹂躪されたのはバリーは初めてだ。
285男勇者×女勇者:02/03/18 04:07 ID:LdMzsr5e
 戦士ブラックは元々男々した顔に黒い眼帯をして、アイよりよっぽど近寄りがたい。恐い。
 「どうした?」
 今頃アリアハンに居る筈のバリーが、宿に来たので戦士は怪訝。彼女の元気が無いのも、
 この、お腹の子の父親にすぐばれた。
 「エヘヘ…あんたと別れるの寂しいよぉ」
 (何だ?急に)
 戦士はときめき捲くって、一瞬どうして良いか解らなくなった。
 イシスで彼女を抱く(?)少し前から、
 彼女の自分を見る目が変った事に彼は気付いていたが。
 (許そう。可愛い甥だ)バリーはアイが死ぬのも不本意だし、そうしなけば
 〔なぜか人を殺せない体のサイモンに代り〕この戦士が手を汚すだろうと思ったからだ。

 翌日三人パーティーとアイとの別れ。
 アイが歩いて行く。サイモンが背を向け逆方向に歩いて行く。バリーはそのまま。
 黒い眼帯のブラックは早足でアイを追う。
 逆方向を向くサイモンが戦士の行動に気付いているかは解らない。
 「おい」
 170cmのアイの肩を2m2cm(成長中)のブラックが掴む。
 ブラックの拳は大きい。それが一閃、アイの顔面を弾く。
 鼻の骨の割れた、乾いた音がした。
 鼻血と共にうずくまる男に、ブラックは無言で去った。
 少し遠くのバリーの元へ。
 バリーは血塗れのアイに向かい、舌を出してその後ちょっと笑った。
 ブラックの腕に手を回し(ブラックときめく)
 アイから遠ざかり、歩いていく。
 (あぁ、目の借りか……叔母上は誰にも言わなかったな…)
 アイは叔母の温情が鬱陶しかった。鼻血を吹き出した男は足取り早く消えた。
286男勇者×女勇者:02/03/18 04:11 ID:LdMzsr5e
 アイとハリの町は数ヶ月で大きくなって行く。
 人を利用し、酷使し、大都市ともなろう勢いだ。
 ハリが町のイメージを辛うじて支えているが、裏でアイが暗躍している。
 バリーは、そのバーグの町へアイに呪文を習いによく訪れる。
 ある日アイは劇場にバリーを招待した。
 「あの戦士に殴られて、鼻折れたら三日高熱出して種無しになった」
 元々無いのかも知れないが、と加えた。バリーはショックだ。
 バリーを知ってから、女に行き倒しているらしいが、さっぱりだと言う。
 「俺のガキの顔なんて見たくもねぇよ」
 本当に好都合と言った顔をアイはする。
 バリーは何故かそう言う性質のアイが憎めない。
 「裸になれば少しは腹出てんでしょ?良いな妊婦。またしないか?」
 「あんたそう言う事やめなよもう…」
 「やりたい」「バカ」
 アイは少し調子に乗った。誰の耳があるとも知れない劇場だった。
 
 革命は翌日だ。バリーはバーグを去っていた。
 頭角を現してきた良商人ビム。
 ターバン、黒髭、黒目(黒目勝ち)の穏やかそうな彼は
 アイを町の真中の大噴水に呼び出した。
 町中の人間で大群衆になっていた。
 アイの悪政、不実は町中に知れ渡っている。だが決め手が無かった。
 「仮にも大都市の長である。この男が相応しいと思うか!?」
 アイを指差しビムは声を張る。大群衆は盛上がる。何百と言う声、叫び。
 「アイは、世を救う勇者であり、妊婦であり、
 血の繋がる叔母に当る女性を無理矢理に犯した!
 都市の長が、この様な外道を厚顔と行っている!方々、この男を如何に!」
 ビムは大群衆に問う。
 「首を刎ねろ!!」「いや、火炙りにしろ!!」「外に捨てて犬に食わせろ!」   
287男勇者×女勇者:02/03/18 04:20 ID:LdMzsr5e
 (このやろ---…)
 好き放題言う群衆にアイはそれでも冷静だ。
 別に自分の命は惜しくない。この世になんの未練もない。
 暗い。深い世界に落ちて永遠に目を覚まさなくても構わない。
 断頭台がもし目の前にあれば、進み出もしよう。

 しかし足が一歩も動いてくれない。
 人の目には解らぬだろうが震えがずっと止まらなかった。
 その時ハリがアイの前に庇う様に歩み出た。
 「殺さないでくれ。この男は尽力を…」
 「この男は一人で汚れて、一人で町の罪を背負って」
 「尤もです。だから長で居られた」
 ビムが言うも、もうそんな存在をこの町は要らないらしい。
 アイは無言。ギリギリの冷静さを保っている。
 アイは終身刑となった。
 牢兵に掴まれ、アイは神妙にしているが、
 夫を返せ、あの人を返せ、(夫の名を呼び)を返せと
 町の為に死んでいった男達の妻がいっせいにアイを責めた。
 (お前等の様な女、別れられて男達はあの世でせいせいしてる)
 唾を吐いてアイは牢に入った。

 牢に入り、父サイモンの事、ハリの事、スーの村の事、
 ハリと大きくした町の事をアイは一人、思っていた。
 ずっと思って、その夜泣いた。
 (……愛していたのか………)バーグの町を、である。
 (誰にも渡したくなかっただけなんだ……)
 その時バリーが牢に来た。
 牢番、(バーグの町人全てが)バリーとアイの仲を知って居るので、
 バリーはその男に卑猥な目で見られた。
 夜の町でも哀れむ様な目で見られたり、(?)バリーは訳が解らない。
 (叔母上…すまん……)
 アイからは見えないが、牢番の態度は想像がつく。
 監獄の奥の奥の牢で、一人、人知れずアイが泣いていたのでバリーは驚いた。
                                      つづく   
288ギコガード ◆FFDQ/roc :02/03/18 04:30 ID:sWc43vGj
マルチポスト(正確には違うけど)失礼しまっす。
保管サイト、更新しましたですよ。
タイトルの無かったものは勝手に仮題をつけてしまってます。
誤字・脱字の修正や、作者違いなどありましたらご指摘下さい。
http://north-cape.parfait.ne.jp/alflailawalaila/

お、改名さんの新作だ。色々とこっちの意見を飲んでもらえて
るみたいで有り難いです。
てか、あの男勇者の系列と女勇者の系列は同じ設定世界の
話だったのね。おもしろいっす。色々言われてるけど俺は
改名さんの話は好きですよ。
だもんで、保管の基準とかいいつつ、そうでない話も全部
保管してたりして。まあたまにはいいでしょー。
289Jtn:02/03/18 22:17 ID:F5JUBIeo
ざっとこのスレを流してみました。実に一ヶ月も来てなかったですか(^^;。
いろいろあったんだなぁ(藁。
まずは他の方の作品を拝見するのが先ですが、なんとか今週末...来週頭には一
本(-;。

>>174
間違ってたら申し訳ないが...じ*に*じゃないの?
これって、とあるチャットで私が言ったことそのままじゃないの( ´∀`)σ)Д`)。

しかもわざとらしく、

>ところで...前スレで有った「アリクリ」はどうなっておられますか > 某
>具体的に名前書いても良い物かしら(藁

なことを書きおって。こっちの状況分かってて書くなよ(^^;。

>>144,145
本人です〜(^^;。ありがとうございますm(__)m。精進します〜。

>>262,263,264,266
憶えてていただきまして感謝です&プレッシャー( ̄□ ̄;。
頑張ります〜。
え?マッスルダンス??

>>277:Re3さん
ありがとうございます。
名作「殺人ケーキ(いいのかねこれで(^-^;)の後だけに気がひけますが。

 表現が悪いと思いますが改名さんには、同人時代は面白かったのに、商業誌で描
くようになって出版社の意向のせいか、どうにもパワー不足を感じるようになった
漫画家さんように(実はうちの先輩だったり)なって欲しくないです。
 勢いが空回りしない程度で頑張っていただきたいです。書き上がったモノを、第
三者の目で見るように心がけることは大事だと思います(自爆)。

>>ギコガードさん
 拙作を保管していただいてありがとうございます<(__)>。仮題になっているもの
で、読んで下さった方々に付けていただいたタイトルは変更していただきたく思い
ます。あちらの方にカキコしますのでよろしくお願いします。

 誤字なども直していただいて...(--;、お手数かけました。保管作業をされて
いることを知ったときにと思ったのですが、「自分のは保管されて当然」みたいに
なるのも嫌なので、はっきり保管されたことが分かるまで、つい黙ってました(^^;。

長文スマソ
290初めまして初心者です。:02/03/18 23:33 ID:2XfYhDpH
楽しく読ませて頂いています。さっそく質問なのですが。
ルビス物は、ないんですかね。ロトの子孫と結ばれる話読みたいですね。
291名無しさん@ピンキー:02/03/19 01:56 ID:6XjpcUep
age
292名無し:02/03/19 07:20 ID:rtZHlSV1
久しぶりにきてみたら・・・アガッてる!
書き手復活って感じですか?うれしいですね〜

実は>>244〜255を書いてた者なんですが
一度メモ帳に書いてからこちらにうpしようと思っていたんです。
が、一気に書いてそのままにして席をはずしていたらPCが
フリーズしてしまって、保存する前に全部消えてしまったんです(泣
今、改めて書き直し中です。
面白い・面白く無い関係なしでうpしたいと思っているので・・・

4はいろいろな組み合わせで書けると思うので、他の書き手様にかなり期待して
ます!!とりあえずアリクリですかねぇ

いい訳をしているのでサゲ
2932でエロ少で長 :02/03/20 07:04 ID:3Pgo2IeN

長いけど出来ました。
勝手にかきこみます(藁

2942でエロ少で長:02/03/20 07:09 ID:3Pgo2IeN
数秒が数時間とも思える時がすぎた。セリアは我を取り戻すと、
城に向かって走り出した。
城まであとわずかという所でセリアは呼吸を整えるように立ち止まった。
ふと、自分の足元を見る。
いつの間にか靴が脱げており、タイツは裂けるようにひざのほうまで破れ、
ドレスはこじきと間違わんばかりにボロボロになっていた。
「このドレス気に入っていたのに・・・」
しかし、今はそれどころではない。セリアは気を取り直して走り出した。
「セリア王女!」
後方から突然自分を呼ぶ声がした。
振り向くと自分より10歳位年上の若い門番がいた。
体中に切り付けられたような傷があり、血を流している。
「あなたは・・・門番の・・・」
「ピエールでございます。セリア様、城へ行ってはいけません」
「何があったの?お父様とお母様は大丈夫なの?」
「突然、ハーゴンの大軍が襲ってきて・・・今城内はモンスターでいっぱいです。
王様と女王様は・・・どうなったか私にはわかりません」
悲痛な面持ちでピエールは告げた。セリアはショックを受け、真っ青になっている。
「そんな・・・お父様・・・お母様!」
セリアはその場に泣き崩れた。
「逃げ切れたと思ったか。愚かな人間よ」
2952でエロ少で長:02/03/20 07:16 ID:3Pgo2IeN
おぞましい声にセリアとピエールはハッとなる。
多数のモンスターが周りを囲んでいる事に
セリアもピエールもまったく気付かなかった。
「くそ・・・つけられていたのか!」ピエールはがっくりとひざをついた。
「ヒヒヒ、いずれ王女にたどりつくと思って
アナタは殺さずに追いかけていました・・・殺さず正解でしたね」
下卑た笑みでリーダー格と思われる悪魔神官は二人に近づいた。
セリアは恐怖で声を出せず、ガタガタとふるえている。
そんなセリアを守るように、ピエールはセリアを抱きしめた。
「王女には指一本ふれさせない!」
ピエールはそういうと、セリアにそっと小瓶を渡した。
中に水色の液体が入っている。
「セリア様。私がモンスターをひきつけておきますので
その間にこれを飲んで逃げてください」
「これは一体・・・?」
そう聞く前にセリアはピエールに突き飛ばされてしまった。
「おやおや、大事な王女様にそんなことしていいんですか」
にやにやと笑う悪魔神官に、ピエールは殺気をこめてにらみつけた。
「どんなに頑張ってもワタクシは倒せませんよ」
「やってみなくてはわからないだろう?・・・セリア様、早く逃げて!」
突き飛ばされて固まっていたセリアは、立ち上がり
モンスターが並んでいるわずかな隙間を通り抜け、逃げ出した。
ピエールはセリアの後ろ姿を一瞥すると、呪文を唱え始めた。
ピエールの体がまばゆい光に包まれる。
その光はどんどん大きくなり、その光にふれたモンスターは
消えるように散っていった。
「そ・・・その呪文は!?」
悪魔神官は驚いて一歩下がった。
「これで・・・お前達は終わりだ・・・!」
モンスターがあわててその場から離れようとするが、
光のスピードにたちまち追いつかれてしまう。
究極魔法メガンテの発動であった。
2962でエロ少で長:02/03/20 07:23 ID:3Pgo2IeN
セリアは息ができなくなる程走り続けた。
手にはしっかりと小瓶がにぎりしめられている。
そして、とうとう湖に戻ってきてしまった。
湖を見たセリアは息をのんだ。あの美しい湖が異臭を放つ
おぞましいヘドロ沼になっていた。
きれいに咲いていた花はすべて枯れ、森は緑というより灰色に近い。
「あ・・・ああ・・・・」
セリアは走るのを止めた。絶望感が体を満たし、
気絶しそうになるのを必死にこらえる。
「誰か・・・助けて・・・」
そうつぶやくと、自分の体を抱くように身を丸くした。
ふと、ピエールに渡された小瓶を見る。
「ピエールは飲んでと言ってたけど・・・」
得体のしれない液体にセリアはなかなか口をつけられなかった。
もしかしたら安楽死の薬かもしれない・・・
苦しまず死ねるのなら、それでもいいとセリアは思った。しかしすぐに考えを改める。
「だめ・・・私が死んだらムーンブルグは本当に終わってしまう・・・」
ピエールは自分を助けるためにこれを渡したと思い、意を決して小瓶のふたを取り
口にもっていくと一気に流しこんだ。
一瞬甘い香りがしたかと思うと、舌がしびれるような苦みにセリアは顔をしかめた。
しかし、セリア自身には何も起きない。
「何が起きるのかしら・・・」
セリアは気にしつつも、ここから一番近い町ムーンぺタへ行こうと歩き始めた。
「こんな所にいましたか、王女様」
セリアはビクッと体をふるわせた。振り返るとさっきの悪魔神官がいた。
2972でエロ少で長:02/03/20 07:31 ID:3Pgo2IeN
「どうして・・・ピエールの呪文が効かなかったの!?」
「あんな下等な人間にやられてしまうほどワタクシはやわじゃありません。
ワタクシの部下はみんなやられてしまいましたけど」
悪魔神官はゆっくりとセリアに近づいた。セリアは悪魔神官の動きに合わせて後ずさりする。
自分の横にはヘドロと化した沼があり、臭いが鼻につく。
「何をするつもりなの・・・」
セリアは悪魔神官をにらんだ。悪魔神官は不敵な笑みを浮かべる。
「実はさきほどの呪文でわずかながらワタクシにもダメージがあったんです。
その傷を王女の体で慰めてもらおうかと・・・」
そう言うと、悪魔神官は呪文を唱えた。するとセリアの周りの草がひょろひょろとのびて
セリアの四肢を縛り付けた。
セリアは立ったままの姿勢で大の字になってしまい全く身動きがとれない。
「い・・・いやぁぁぁ!」セリアはもがき苦しむが、動くのは首だけだった。
「ワタクシから見ても、アナタは大変美しい・・・たとえダメージがなくともアナタを陵辱する
つもりはありました・・・もちろんワタクシの部下といっしょにね・・・ヒヒヒヒ」
悪魔神官はセリアの目の前に立つと、セリアのドレスを左右に引き裂いた。セリアの白く豊かな
乳房が露になる。残っているのはボロボロのタイツと下着だけである。
「きゃあぁぁぁっっ!」
悪魔神官はヘビのように長く赤黒い舌をのばし、セリアの首すじを舐めた。
器用に首から耳の裏を舐めまわす。
「あっ・・・いや、やめて・・・」
2982でエロ少で長:02/03/20 07:40 ID:3Pgo2IeN
セリアは首をふって抵抗した。しかし舌の動きはますます大胆になっていく。
やがてセリアの乳房を両手でやんわりと揉み出した。セリアの乳首はどんどんふくらみ、硬さを
増していった。
「あぁ・・・んぁ・・・」セリアは艶やかな声であえいだ。
「ほう、処女とは思えぬほど感じやすいんですね」
悪魔神官は乳首に舌をのばして円をえがくように舐め始めた。
「や・・・いやっ、ああぁぁぁーっっ!」
舌はまるで別の生き物のように動き回り、セリアの乳房がベトベトになるまでを犯し続けた。
セリアは必死に抵抗するが、だんだん気持ち良くなっていくのに気付く。
「わ、私・・・どうなってしまったの・・・やだ、こんなのいや・・・!」
悪魔神官はセリアが本格的に感じ始めているのに気付き、セリアの秘部へ指を這わせた。
「ひぁぁぁっっ!」
セリアは甲高い声を上げ、体をびくっとふるわせた。
「そんなに気持ちいいんですか?」
悪魔神官はニヤニヤ笑いながら下着の上から指を上下にこすり出した。
やがてしっとりと濡れてくる。
「はぁっ・・・あぁぁ・・・」
目を潤ませ悪魔神官の指の動きに酔っているセリアを横目に悪魔神官は
セリアのタイツと下着を引き裂いた。セリアは全裸になってしまった。
「これはもういりませんね・・・おや?これはすごい・・・
王女より娼婦の方がお似合いではないのですか」
悪魔神官がセリアの秘部に直接ふれるとクチュクチュといやらしい水音がした。
おびただしい愛液の量に悪魔神官はヒヒヒと笑い続ける。
2992でエロ少で長:02/03/20 07:47 ID:3Pgo2IeN
セリアは何度も体をふるわせていた。
それはセリアが悪魔神官の行為に感じているという証拠だった。
「あ・・・あぁぁん・・・い、いやぁ・・・」
「ヒヒヒヒ・・・もうイキそうですね」
セリアはイクという意味がわからなかった。ただ自分の体に変化が起きている事に怯えていた。
悪魔神官はセリアの膣に指を埋めた。十分に濡れているそこは容易に二本飲みこんだ。
そして舌でクリトリスをころがしながら埋めた指を激しく出し入れした。
ぴゅっぴゅっと愛液の飛沫が飛び散る。
「あぁぁっ!いやぁぁぁぁっっっ!」
セリアは泣き叫ぶように悲鳴をあげると、絶頂に達してしまった。
なに・・・この感覚・・・まるで魂が抜けるような・・・
はぁはぁと息をしながらセリアは放心状態になった。目の焦点が合わない。
悪魔神官はヒヒヒ・・・と笑った。セリアの中から指を抜くと、とろりと愛液が地面に垂れる。
「満足していただけたようですね」
そう言うと指についた愛液を舐めた。
「しかしワタクシは満足していませんので次は指ではなくコレを入れてもらいます」
悪魔神官は自分が着ているローブをめくった。下着をつけていないそこにはいびつとも思える形の
男根が上を向いていた。セリアの腕の太さほどで舌と同じく赤黒い色をしている。
グロテスクな光景にセリアは目を見開いた。
「そ、そんなもの、入るわけないわ」
セリアの声は恐怖でふるえている。
3002でエロ少で長:02/03/20 07:55 ID:3Pgo2IeN
「入らないと思いますか・・・それではためしてみましょう」
悪魔神官はニヤリと笑うと、セリアの膣口に男根の先をこすりつけた。
「あぁっ!いや!それだけはやめて!」
「アナタはワタクシの慰み者なんですからワタクシを満足させてくれないとやめられませんねぇ
おや?どうやら入りそうですよ・・・ヒヒヒヒ・・・」
悪魔神官はゆっくりとセリアの中に埋めていく。
とても入りそうにない男根がセリアの秘部を無理矢理入っていく感覚に
セリアは頭が真っ白になった。
「入った暁には、ワタクシの子でも孕んでいただきましょうか」
悪魔神官のとどめの一言に、セリアの本能が目を覚ます。
いや・・・やめてぇぇぇっっ!!
突然セリアの体は熱を持ち、閃光を放った。悪魔神官は驚き、
まだ先端しか入ってなかったモノを抜こうとしたが、抜けない。
「くっ!なんだ?!なにが起こったんだ!」
すでに悪魔神官に嘲笑の表情はなく、完全にパニックに陥っていた。
か・・・体が・・・燃えそう・・・熱い・・・助けて・・・!
「きゃあぁぁぁぁっっ!」
「うわぁーっっ!!」
セリアが断末魔のような叫び声を上げる同時に、悪魔神官はセリアの放つ
閃光の熱によって灰になりぱっと散ってしまった。
セリアを拘束していた植物も燃えつき、セリアは崩れるように地面に倒れた。
閃光の熱がひいていくと共に、セリアの体はどんどん小さくなっていき、やがてその体は
一匹の小さな犬へと変化していった。
しかし、セリアはその時意識を失っており、自分の体の異常に気付いたのは
夜の帳が下りる頃だった・・・。
301名無し:02/03/20 08:08 ID:3Pgo2IeN
2でエロ少で長でした。
お目汚しスイマセン(汗
続きそうですが、一応これで終わりです。
前々スレあたりのナナ王女の話がすごい好きで
影響されて勢いで書いちゃったもんで・・・(ナナ王女復活きぼーん

改名さんの話はとにかく名前で性別を判断しないって事ですね〜
温泉の話あたりまでバリーは男か女かわからなかった・・・
逝ってよしですか?私・・・(アフォ
でも、ちゃんと読んでますので頑張ってください。


302名無し:02/03/20 08:15 ID:3Pgo2IeN
カキコ忘れ

トルネコの話、良かったです。女の子がかわいいですね。
もし続きを書くなら次はロサーヌがいいです。
黒髪マンセーなので
303GBH:02/03/20 12:24 ID:sjHJtPw4
ガーデンブルクハーレマーです。
>>302 さん
どうもです、それじゃ折を見て書きまふ。
304名無しさん@ピンキー:02/03/21 14:57 ID:aCB35adm
age

305名無しさん@ピンキー:02/03/21 21:20 ID:8h3LjoTP
>>294-300
ヒジョウニ(・∀・)イイ!
306名無しさん@ピンキー:02/03/22 04:32 ID:fDZDqm1u
ネタがねぇなぁ。

ところでドラクエ3の職業(女)の中で誰が好き?
307天使:02/03/22 05:13 ID:IXCg8YaN
308294−300:02/03/22 06:53 ID:Eevt6hv+

>>305
あ、ありがとうございます〜
下手なりに一生懸命書いた甲斐がありました

>>306
武闘家が好きです・・・が、今まで出てこなかった?賢者を
ネタにしてみてはどうでしょうか?
賢者のコスチュームはそれなりに萌え〜
309名無しさん@ピンキー:02/03/23 00:02 ID:NVQ2FF1+
>>306
戦士に一票。必ずパーティーに入れてた。
勿論、僧侶や賢者もイイんだけどね。
310名無しさん@ピンキー:02/03/23 02:31 ID:rFjDfoL4
>>306
魔法使い
昔は僧侶だったんだけど
某ゲーム製作スレのおかげでやられました
311名無しさん@ピンキー:02/03/23 02:36 ID:knMYGlKw
>>306 
賢者ー。僧侶もイイ(・∀・)!
312名無しさん@ピンキー:02/03/23 03:31 ID:43iG4dW2
>306
俺は商人かな・・・・・・ってあまり人気がないみたいだけど(涙
313名無しさん@ピンキー:02/03/24 02:21 ID:UWkHbryL
強気そうな魔法使いたん萌え
314名無しさん@ピンキー:02/03/25 20:10 ID:MxYCtehO
一応保全
315名無しさん@ピンキー:02/03/27 19:13 ID:DfxtidWa
最近静かになったね・・・・・・・
書き手さんカムバック!
316名無しさん@ピンキー:02/03/28 00:06 ID:ENPAQ266
もう誰もここには来てないのかと思ってたけど
もしかして結構見にきてくれている?
それも読み手ばかり??

書き手にまわってこのスレを維持するべきか・・・
いつか現れる書き手を待つべきか・・・
悩むなぁ・・・
317名無しさん@ピンキー:02/03/28 00:46 ID:7g1/yn4L
今春休みでしょ?学生諸君に頑張って欲しいな。

一応ネタは脳内にあるけど、社会人の私は年度末で、
死ぬほど忙しすぎて文章にも出来ない。
それと一度ウプした事あるけども、自分の文章のヘタレぶりを
また晒してもいいものかとも悩む………。
318名無しさん@ピンキー:02/03/28 10:56 ID:aluQc+/c
はあい、ちょくちょく見に来てます〜(^^)/
えっちシーンのないのなら書けるけど、それじゃあ官能小説にならんよね?
うむむ〜〜
319名無しさん@ピンキー:02/03/28 12:07 ID:8FZoH5lH
決算期だから社会人の皆様は忙しいんでわ………。
320GBH:02/03/29 00:20 ID:sLqH74Uw
筆が進みません・・・うーん
321名無しさん@ピンキー:02/03/29 03:13 ID:2CsoUm+M
>>318
エロシーンはなくても多分OKだと思うよ。
今までだってそういう話もあったし・・・
ただ、全くそういう雰囲気がない話は
難しいと思う。
少しでもいいから匂わせるくらいがいいと・・・

みんなどう思う?
322名無しさん@ピンキー:02/03/29 19:01 ID:Usa8CkRq
別にセクースだけがエロとは限らないし。
ちょこっとでもえっちいシーンがあればいいんじゃない?
323287の続き:02/03/29 19:19 ID:vQm4plLD
鉄格子にアイは飛び付いて来た。
「あなたに謝る事を、許してくれますか」
バリーは驚いて頷くと、男は好きな様にそうした。
「信じたい」
この罪人をどうするのか、これからの町の出方、全てをただ彼は信じたいと言う。
普通見てはいけない男の生まれ変わった瞬間を見た気がして、バリーは眩暈した。
鉄格子から伸びるアイの腕から貰ったイエローオーブは、バリーの手に少し熱かった。

革命の熱は過ぎ去りアイの再審。
彼はバーグでの、罪とも呼ばれそうな自分の行動を全て暴露した。
バリーとの事は…彼女自身に許された事だ。結局強姦は被害者の告訴を要する。
バリーとアイ、二人は叔母と甥として勇者同士睦まじくあった。
彼女の子が無事だった事が良い事の全てで、そうで無ければ
アイはこうして様々な町民の前で裁かれる事は疎か、町を作ってさえも居ない。
彼の言う暗い、深い世界に落ちて二度と目を覚まさない事であった。

裁判は数日続いた。
アイを捕らえる為の革命に、訴え出もしないバリーの傷を利用した事を恥じ、
商人ビムは町長を辞退した。
その座を妻に譲り、彼自身は外交に明け暮れ、殆ど町に居ない。
その妻とバリーは会った。
「アイさんは商人としてバランス感覚が素晴らしかったわ。
 自供も“町の為”と人心に許されそうな事が殆どです」
ピンク色の髪が鮮烈な、エジンベアから来た女性。バリーに解る言語で流暢に話してくれる。
(個性派美女だ……)バリーは爽やかに動悸。
アイの様な男、革命がすぎると、こうした夫婦が出て来た。
老商人ハリも老婦人と結婚し、町の幹部はもはや穏やかだ。
324287の続き:02/03/29 19:22 ID:f+GAZkvh
アイの罰は財産、所領没収の上、追放と落ち着いた。
「罰が有って良かった……」
とアイは独りごちた。もうバリーとアイは町を出ている。
「この町作れて良かった?」
「良かったよ」
バリーは兄のサイモンが、アイに何故か怒りながらも
スーの荒野を見てから、商人のアイと言う息子をずっと探していた事を彼に伝えた。
父には頭が上がらない。彼はそうだった。

アイは故郷の村で母殺しの疑いを掛けられている。真相はアイしか知らず、
彼は自分が殺したと思っている。父のサイモンはそう思っていない。
ずれのある父子だが何とかやっている。
ところで、戦士ブラックは他人様の手で育てられ、親を知らなかった。
その男とアイは少し前、互いに血を見る程ああだった。

(これで女の人を好きになってくれれば……)
と思うバリーは、そのアイと言う男を、親戚の誼でまずアリアハンの彼女の自宅へ連れて行く。
着くなり、アイはバリーに
「やばい。もうあの人しか居ない」
と自分の祖父(オルテガ)の妻であるサンダをそう言った。
バリーは又思う(似てる……)
彼はこの家の居候となり、取り敢えずオルテガの部屋を与えられた。
                                    了
325改名:02/03/29 19:25 ID:vQm4plLD
男勇者(商人)×女勇者 タイトル“不感症”
指摘、感想くれた方、読んでくれてる方、
遅レスですが、どうもありがとうございます。
326サイモン×女勇者:02/03/29 19:29 ID:vQm4plLD
血の繋がりとは何かわかるものらしい。
16才の女勇者と、妹と思い出せず再会した時から彼は彼女の目が好きだった。
腰の辺りも好きだった。
ノアニールで彼は彼女と一線を画する。キスが余りに快感だったし、その地で
初めて彼女がオルテガの娘と知って、何も解らないながら引いてしまった。
抱き合った余り快感も、男女として受け付けない感覚も、兄妹だったかららしい。
実は15年程前父(オルテガ)に紹介され、
2才の妹に、18才の兄は一度会っていた。オルテガの一人息子である彼はこの時点
で父よりずっと強く、その父から直々に勇者の名を襲名したばかり、
そして18才で息子も娘も居たが、2才の妹を見た瞬間、
(俺の後継ぎはこいつだ!)と決めた。
俺を忘れるなと言う気持ちで、言葉もろくに話せない2才の彼女に、
誰の目もない所で抱き上げ、おかしい位20才近い“男”のキスをした。
小さい口に彼はちゃんと快感を得た。
妹は目を開けて驚き、高く弾く音を立てて離れた唇同士に唾液に橋が出来て
驚いていたり、離れた後も彼女は自分の唇を触り、何やら考え事をしていた。
2才の少女を前に彼は
「Hな娘だ」と明るく動悸した訳であるが、彼は父オルテガに
「バリーキスに凝る。お前変な事したろ!」
と責められた。
<7年前、27才から彼は記憶喪失を患っていたが、先頃回復。
 長剣を最高の武器とする勇者。戦士の資質もある武闘家サイモン。現在34才>
327サイモン×女勇者:02/03/29 19:34 ID:f+GAZkvh

女勇者バリーが幼い頃、母に父に聞かされた歴代勇者達の話の中、呪文の使えない
刹那的な強さの、しかし世界一強い男は特別の存在感だった。
兄のサイモンだ。
バリーはこの腹違いの兄との結婚をかなり良い年まで憧れていた。
そして8年前、彼女九つの時そのたった一人の兄の訃報を聞いた。
しかし“瑠璃”としての32才の兄と、16才でバリーは再会する。
色っぽいオジサンにワクワクして、恋している事に気付いたのは
すぐだった。兄とは全く気付かない。
(死んだ筈だし、2才で会った時の事も人伝に聞いた事しか彼女の記憶にはない)
記憶を取り戻したサマンオサのサイモンは品行が良い。存在感が有り、華やか。
しかし派手か地味かと言うと少し地味。
(兄さんったら……)バリーが思った通りの勇者であった。
(でも変態……)
イシスではア○ルを攻められ、偶に何時でも何処でも渋いセクハラを受け……。
兄のとぎれる熱い息を知っている。うなる様な腰を、女の愛し方をバリーは身を
持って知っていた。
(兄さんったら、いや……)
17才のバリーは兄と知ってからと言うもの、思い出す度顔が上げられなかった。

バーグの町が大きくなって居る頃、勇者(武闘家)サイモン、戦士ブラックはサマンオサ。
勇者バリーは、アリアハン、双六場(妊婦OK)、バーグの町を巡っていた。
328サイモン×女勇者:02/03/29 19:38 ID:vQm4plLD

サマンオサ。王が人変りし、難癖付けて死刑死刑と国民を殺している今、サイモンは
ボストロールの事をサマンオサの人々に尋ねた。
「あいつ最高さ」「夜しか顔見せなくなったけどな」
「夜モンスターから国を守ってくれる」
8年前から、強く凶悪なモンスターがサマンオサに溢れていると言う。8年前、
サイモンをボストロールは血だるまにして破った。そして半死半生の彼を祠の
牢獄へ閉じ込めたのだった。
産れたばかりの捨てられていた赤子のボストロールを、父として兄として育てたのは
サイモンだ。ずっとすがる様に這って付いて来るので、
「どうしたんだお前は?」
と彼がしっかりと緑の小さなモンスターを抱いて帰った。
成長の早いグロテスクなモンスターだったが、人間にことごとく好かれた。
しかしサイモンを殺す為だけにこの世に生れた命だったらしい。
気が付いた時サイモンは内臓破裂。パーティーのリーダーオルテガに、
「瑠璃、死んだ!」
と判断された。サイモンと名付け、瑠璃とあだ名したのも、この彼の父オルテガだ。
329サイモン×女勇者:02/03/29 19:42 ID:vQm4plLD

サイモンがボストロールと8年振りの再会を果したのは、サマンオサ城牢獄の
隠れ通路に(偽者の王の手で)監禁されていた王の御前だった。
「偽者は俺達が退治して見せましょう」
と王に笑顔で誓う、三つ編みの武闘家と緑のモンスターだが、
王を慰め、王を国を苦しめる者と戦おうとしているボストロールこそ、
王に化けて人殺しを続けているとサイモンは確信している。ボストロ
ールも極最近気付いたらしい。
「人間好きだけど、オレ……」
モンスターである誇りと人間を愛する気持ちが共存して、彼を奇行に
走らせていた。凶悪な化物と化し、昼夜と無く人を殺し続けるより
死者は少ないが、王に罪を被せる事になってしまっていた。
<八俣大蛇も同様に、生贄等と遅々としていたがそれは勇者や、名君バラモスの目
 に付かない為の狡猾さからだった>
サイモンを倒した強さ自体、闇の世界の大魔王は恐怖であるのに、
さらに本性を取り戻し切れず、人間に肩入れするボストロールを
葬る為、強豪のモンスターが8年前からサマンオサに溢れていたのだ。
このモンスターの様であり、半分人間の様なこの男をどうしようかと
サイモンが迷う間もなく、
「自殺……」する。とボストロールが言う。
「ちょっと待ってな」
サイモンが言う。
                      続く
330名無しさん@ピンキー:02/03/29 20:34 ID:24GvQjzD
おお、改名タン生きててヨカタ。
331名無しさん@ピンキー:02/03/29 23:23 ID:Usa8CkRq
改名タンが変ったよう!
332名無しさん@ピンキー:02/03/30 00:23 ID:4LjciUbL
久々改名さんの話だー
逝ってよし等のカキコに怒ってもう書かないのかと思ってた・・・
ちょっと安心(藁
333名無しさん@ピンキー:02/04/01 04:23 ID:EUcJmr8V
保守
334名無しさん@ピンキー:02/04/02 04:16 ID:H1rPx6gB
改名タン頑張れ〜。
皆に色々言われても、またここに来てくれるって
事は本当にDQ(小説)好きなんですね。
キツク言われても、それをきっかけに悪い部分は直して、
良い持ち味を伸ばしていけば良いんだから頑張って下さいね。
煽られて文句言われても、また作品をうぷしてくれる
改名タンは少しずつでも伸びると信じてますよー。
335GBH:02/04/04 11:05 ID:Czx1qGtd
翌日。
朝は、看守がその日の用を足せるようにツボ1杯の水を持ってくる。
だいたい、こっちの世界で言うと10リットル前後だろうか。
その姿を見ると女の子といってもやはりガーデンブルクの兵士なのだなぁと
トルネコは思ったものだ。
今日はロサーヌが、持って来てくれたようだ。
ロサーヌのほうがティセよりは経験をつんでいるからか、
身かわしの服を羽織っていた。
「おはようございます。」
「おはよう。」
昨日のことを話されていないか、ちょっと不安もあったが気にして
どうなるものじゃ無しと思い、つぼから洗面器で水を取った。
顔を洗おうとしたのだが、拭うのに適当な布が無いのに気づいて荷物をがさごそと
探っていると、ロサーヌが声をかけた。
「どうしました?」
「ああ、そのタオルになるような物が無いかと思ってね。」
「無いのですか?」
「もう6日だからねぇ。」
探すのをやめて、ふぅとため息をつくとトルネコ。と、ロサーヌが
ポケットからハンカチを出した。
「使ってください。」
「あ、ありがとう。」
格子のほうへ歩いていき受け取り、顔を洗った。
ハンカチで顔を拭い、ロサーヌにそれを返そうとした時
小さい声で彼女がささやいた。
336GBH:02/04/04 11:05 ID:Czx1qGtd
「昨日、ティセにナニかしましたね?」
さぁっとトルネコの血の気が引く。そりゃそうだ、捕虜となっているのに
あんなことしたのがばれたら普通に考えれば、危険だ。
「な、なんのことかな?」
トルネコ、必死の演技だがあからさまに動揺しているのが見て取れた。
「フフフ、隠しても無駄です。ティセから聞いたのですよ。」
年齢の割には妖艶な笑みを浮かべるロサーヌ。トルネコは観念した。
「処罰は、なんでしょう?」
そのトルネコの問いに、きょとんとした顔をうかべるロサーヌ。そしてクスクス笑い出した。
「処罰なんて無いですよ。こんなこと上に報告したら、ティセが大変ですから。」
そういえばそうだとトルネコも思った。しかし、今ひとつ理解できないことがあった。
こんなことを話すロサーヌだ。だが、理由はすぐわかった。
「それで・・・その・・私にも見せてくれませんか?」
そういうことか、安堵と同時に苦笑をするトルネコ。だが、起きぬけの朝勃ちはもう終わってしまい
いきなり言われてもそうそう勃つものではない。
「見せるのはいいけれど、今はその・・・、知っているかな?勃起はしていないんですよ。」
勃起などを年頃の少女に話すセクハラ的なものに妙な興奮を少し覚えたが、
ビンとするまでにはいかない。まぁ、それでも見たいと言うと思ったのだが。
「大きくする方法、私知っているんですけど、していいですか?」
手こきかと思い、小さくうなずきズボンをおろす。それを見てロサーヌが近づいてくる。黒い髪が
松明の明かりでも美しくきらめいた。トルネコの前に来て膝まづいたロサーヌの取った次の行動は!
337名無しさん@ピンキー:02/04/04 20:59 ID:F8gPnKrS
>336
>ロサーヌの取った次の行動は!

ガチンコ風でワラタ
338名無しさん@ピンキー:02/04/05 21:08 ID:Q+dhnEYQ
>>335>>336

イイ! (´д`;) ロサーヌタンハァハァ
続きキボン。
339Jtn:02/04/05 23:07 ID:IVmd1p9Q
マンスリーレオパレス借りても、ほとんど帰ってない・・・。
GW全出勤決定っす(藁。
なんとかロザリーモノの続きだけでも・・・UPしたい・・・。
340名無しさん@ピンキー:02/04/07 23:18 ID:TsFYy3Ak
「続く」の人たちガンバレ待ってるよー 保全
341名無しさん@ピンキー:02/04/08 08:55 ID:H+Zk/gOI
age
342名無しさん@ピンキー:02/04/08 09:18 ID:dzZTqYbv
こういうのはいかがですか?
http://www.dreamwater.net/z99/99.html
343アダルト雑誌を守ろう:02/04/08 15:26 ID:pR5PYi54
新宿などの都心では本の売れ行きは大丈夫ですが、
田舎には売ってないところが多くなりました。
私達の町では、売ってないという書店が増加しました。
本当に深刻な問題です。田舎ビジネスのサポートと
アダルト雑誌の普及を応援して活動はじめました。
皆さんが本に興味をもってくれるように私どもでは一生懸命、
本紹介と販売に力を入れて行く所存です。
本当の意味で東京だけが商品をまわしていて
実際は、田舎では販売されないケースが多いのです。
皆さんが本当にアダルト雑誌を守ろうという考えに
理解される人が増加することを心から祈っています。
http://www.abr200x.gr.jp



344GBH:02/04/09 16:48 ID:YaGzyCco
ぴらりと、身かわしの服のスカート部分をもちあげて太股をあらわにするロサーヌ。
すこしだけショーツが見え隠れする。
首をうつむき加減にしていても顔が真っ赤になっているのがわかった。
しかし・・・、そうトルネコにしてみれば期待はずれもはなはだしい。そりゃ多少は、
下にも反応があったが当然近くまで来て膝まづいてくれれば期待するものは決まっているだろう。
「・・・。トルネコさん?あ、胸とかも・・・見せた方がいいんですよね?」
胸のところの紐をほどき、乳房を露にするロサーヌ。小さい胸に乳首が浮き立っていた。
彼女の努力はわかるのだが
トルネコの興ざめはかなりのものがあった。それが本人すら思いも寄らない
言葉を吐かせたのだろうか。
345GBH:02/04/09 16:48 ID:YaGzyCco
ところでトリップってどうやるんですかね?
教えてくださるとありがたいのですが・・。
346 :02/04/09 16:50 ID:qZiPOFvP

これ(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!
http://ojiji.net/www/aea.html
347Re3 ◆8Z0u//R6 :02/04/09 19:25 ID:C4OvcrKb
>344 GBHさん
>ひとり用キャップ、略してトリップ
>1 名前:ひろゆき ◆NdKrQ0UM 投稿日:2001/08/09(木) 16:26 ID:OLqDn5LQ
>というわけで、名前欄に#をいれて適当な文字列を入れると、
>ひとりキャップが使える機能を足してみました。
>ほえほえ#password
>って感じです。
>========================================================
>これは名前欄に記入された「#password」を元に「◆********」という
>個人を識別出来る固有の文字列が名前欄に挿入される簡易キャップ機能です。
>リモートホストや日付に関係無く、入力されたパスワードのみを元にして
>識別文字列が作成されます。

こんなふうにすると、出来ますよ。


忙しくてなかなか書くことが出来なくて、申し訳ないです。
348GBH ◆ueFxyFoA :02/04/09 20:56 ID:eDGIlz99
>>347
どうもありがとうございます。
349名無し:02/04/09 21:01 ID:0bzO6d9E
こんなのあったよ。
http://pink2ch.gasuki.com/sougou/
350 :02/04/10 00:29 ID:SAArm3fq
どなたか6のターニアの小説を書いて下さいませんか?
351名無しさん@ピンキー:02/04/10 00:44 ID:SGBtABYe

これ(・∀・)イイ!!(・∀・)イイ!!
http://ojiji.net/www/tat.html


352名無しさん@ピンキー:02/04/10 00:46 ID:EzvRhPfV
>>350
相手がランドのだったら確か過去ログにあったよ。
それとも他のカップリングが良いのかな?
353名無し:02/04/10 00:48 ID:3sE+9sEh
こんなのあったよ。
http://pink2ch.gasuki.com/sougou/
354 :02/04/10 01:47 ID:SAArm3fq
>>352
レスありがとうございます。
ターニアとランドのは読ませていただきました。
ただ、他のカップリングも読んでみたくてお願いしてみました。
355GBH ◆ueFxyFoA :02/04/12 00:32 ID:ggnQ+sAX
「ロサーヌさん、それだけじゃムリですよ。」
「え?」
不意に言われた言葉に、目を点にしてトルネコを見る。
「今から、私のペニスをだしますからそれを・・・口に含んでもらえますか?」
カァっと赤くなるロサーヌ。黒い髪と白い肌が珊瑚の色にそまり美しいコントラストを描いた。
「そ、そんなこと・・・。」
顔を背けて、絞り出すようにつぶやく。それを見てとズボンをあげようとした時だった。
「し、します!」
バッとキャノンに近づき、それを掴んだ。一瞬躊躇する様子を見せたが、思い切って
口を広げキャノンを咥えた。
ロサーヌの舌が、ウラスジをヌヌーッと通るとすぐに大きくそして硬くなった。
「ンンー・・おおふぃい・・」
トルネコが腰を少しグラインドさせる。ロサーヌの口腔の中をトルネコの陰茎が
ぬらりと舐める。
356名無しさん@ピンキー:02/04/12 21:04 ID:d+sqnpYl
>355
宣伝が入るのでsageでお願いします。
357名無しさん@ピンキー:02/04/14 20:56 ID:CDaYn4ZC
hsyu
358名無しさん@ピンキー:02/04/15 21:15 ID:IK/iUDvU
ロザリーたんの小説きぼんぬ
359名無しさん@ピンキー:02/04/15 23:07 ID:qnboZsRT
FFDQ板にあるエロ小説より、こっちの方がいいなぁ…
360名無しさん@ピンキー:02/04/16 23:13 ID:HUmjEDG4
人いないねぇ…
361サイモン×女勇者:02/04/17 04:37 ID:26GUb9LR
サイモンはラーの鏡を求め国中を巡った。その時、ボストロールの見張りにはブラックが就く。
ボストロールは何故か戦士ブラックが懐かしいらしい。王に化けた昼も彼が居れば大人しい。

サマンオサ南の洞窟入口、サイモンは息子カンダタに再会した。19才になった180cm。精悍な剃頭。
「ギアガの大穴が一度開いた」
しかし開閉が不安定で、下の世界へ行くなら今が機会だと言う。
彼はオルテガに合い、メダルを集めて帰って来たそうだ。
「上の世界はオレ等に任せて、これ着けておじいの所へ早く」
とドラゴンクロウを父サイモンに渡す。(オヤジが又強くなる)と戦慄している。
嬉しいがカンダタ。サマンオサは私の本分だ。とサイモンは言う。
何でっ。おじいは?おとん居らな逝んでまうぜ。
「ボストロールは俺以外倒せん」
これだけの自信を表に出すのは、サイモン生まれて初めての事だった。
その迫力がカンダタに伝わって、受け止めきれないその息子の体を突き抜けてしまった。
カンダタはそれだけで疲れ、体力的に弱った。
元盗賊の力を活かし、カンダタと、魔法力有る子分ガンマがサイモンを助けラーの鏡を見つけた。
カンダタは子分の少年と風の様に去った。カンダタ又ギアガの大穴に行くとそこは閉まっていた。

オルテガはどこまでも行こうとする。息子サイモンは放って置けないので付き合いたかった。
何が邪魔をして父に付いて行けなかったか、彼はもう思い出している。
「真実は醜悪と心得るべし」
昔、ラーの鏡についてオルテガはそう言い捨てた。
「お前は強い。しかし“知る”と言うのは時に億劫なのだよ」少年サイモンに言った。

昼の王室にサイモンが現われると、ボストロール(王)は叫ぶ。ブラックの制止も効かない。
「この男を捕らえろ!捕らえろー!」「他者に命令するなっ」
王の唸り声とサイモンの美声以外、王室には音が無い。
「俺はお前と戦うぞ」
勇者の低い声に過剰に反応する王は、唸り続ける身を赤い絨毯に倒して悶えた。
ブラックに“夜に又…”と言って、王は弱々しく寝室に消えて行った。
サイモンの宥める声に、“王は別人”と彼が言う事実に、王室の人々は沸く。安心している。
362サイモン×女勇者:02/04/17 04:42 ID:55J2hF2o

夜。イエローオーブを手に入れた妹の勇者と、戦士とを勇者サイモンは連れ、王の寝室へ。
ボストロールは大きな緑色の体に戻っており、変化の杖を持っている。
サイモンを倒したボストロール。その強さに慌てたのは、闇の大魔王
だけではない。バラモスも“お前は人間になれ”と、
「これ、バラモス様に貰ったんだ。でも見掛けが変る程本性が出てたのかなぁ……
 変身する時の、してる間の記憶なんて全然無いんだ……」
ボストロール、人の手で人を殺させていた償いがしたいそうで、
生きて行く意志、勇気を全く無くしている。
「オレが殺しちゃった人に早く会って、謝りたいなぁ」
サイモンはボストロールのこの元気の無くし方と決意が好きだ。そんな彼は、
「自殺はやめろ」とラーの鏡を取り出そうとしている。
「お前は何者だろう」
忍びの服のマントで鏡を隠しながらサイモンは言う。
モンスターバラモスは彼を化けさせ、彼に人生を与えようとし(効果覿面とは行かなかったが)
人間サイモンは彼の真実を見て、モンスターなら屠ろうとしている。(何千と言うモンスター
と闘った彼だが、殺した事は今までに無い)
「俺に正体見せてくれ。お前も見たくないか?」
ボストロールはサイモンに“殺し”をさせる事、自分が又彼を殴り付けてしまいそうな事を恐れた。
「俺はこん棒で俺を殴り付けるお前も好きだったぜ」
丸腰の俺に遠慮無しだったもんな。と続け、武闘家は弾かれた様に笑った。
ボストロールも楽しそうに笑った。
「オレも見たい。サイモンなら見て欲しい、殴り付けても死なないし。それに本当はオレ又闘って
 みたかったんだ。自殺も嫌だったよ」
ボストロールはサイモンに全てを委ね、「甘えてごめんね」最後にそう言った。

2m50cmのモンスターは更に20cm程膨くれ上がり、美しい緑の肌は鈍くどす黒く変化した。
(それで終わりか!)睨むサイモン、鏡光をモンスターに当て続けても、これ以上変化はない。
「痛恨の一撃に気を付けろ」
戦士に武闘家は言う。ボストロールと戦う事が出来れば闇の大魔王も全く恐くないと、
サイモンのお墨付だ。戦士はサイモンとボストロールの戦いと知りつつ後学の為参加する。
363サイモン×女勇者:02/04/17 04:47 ID:55J2hF2o
女勇者バリーも回復呪文で参加。妊婦の彼女は遠くへ配置。
サイモンは完全復活している。世界最強の男の戦いを、戦士はたまに、地味に手助け。
「わざと貰ってみるか」
嫌な誘いを戦士はサイモンから受けるが、「よし」とかなり身を固め、そのこん棒を一発貰う。
痛恨の一撃だった。
2mの男鈍い塊となり、遅々と這って、自分の子を宿した(彼は知らぬ)妻たるべき人にすがる。
「考えられねぇ……考えられねぇ……」真っ青な顔で元気に首を振っている。
「それが平気か!強いな!」ハハハ。
(笑ってる…)苦しむ戦士は少し内臓が潰れた。
呪文での回復が非常に悪い。殺されたら神父、賢者の力でも生き返
らないだろう。ボストロールはやはり普通のモンスターではない。
武闘家の鋭い蹴りで勝負は決まる。紫色の血を大量に吹き出したボストロールは虫の息だ。
その息で父の様な兄の様な人を呼ぶ。2mのその男はモンスターをしっかり抱いた。
「サイモー…ン……」もう赤児の様だ。
「大丈夫。死ぬのは恐くないぞ」
「明る、い…」「そうだ恐くない、恐くない、…俺が待ってる」モンスターは動かなくなった。
紫色の血に染まった武闘家は、もう一度ラーの鏡をモンスターに当てた。巨躯は
消えて、黒く干乾びた小さな人型が現われた。人間の様に見えるが定かでは無い。
「お前が正体か…」
紫の血を全身から滴らせ武闘家は呟く。それは灰になり、塵になり、消えた。
残りは武闘着にへばり付く生きていた血。
「俺が待ってる」と言うのは言葉が変だと思うサイモンの仲間二人。
勇者バリーは、このサイモンとボストロールの戦いが懐かしかった。彼女は未
来を予知していた。彼女の死後、彼女の子孫がこうした戦いをする事実である。
夜のうちに、監禁されていた王をサイモンは救出。
ボストロールは既に“遠くへ行く”と別れの言葉を国の人々、王と交わしていたそうだ。
「偽者はボストロールこそが尽力を尽くして倒しました。サマンオサが好きな、
 人間が好きな男でしたが、彼のもっと住み易い所へ、私が案内しますと行きました」
王がこれを聞いて何と理解するか解らないが、サイモンはそれだけ言った。
364サイモン×女勇者:02/04/17 04:53 ID:26GUb9LR

「私はもう闘いません。後の事はこの妹に託そうと思います。私を超えるでしょう」
翌日、王室、王の御前で労いを、言葉をたくさん受けた後のサイモンの言葉だ。
妹を見る兄は穏やかに笑っている。

その後、王室はひどい盛上がりを見せたが、バリーは一人気後れしていた。
主人公、勇者兄妹は王室を去り、二人歩く。
七年前、27才のサイモンは無意識の内に祠の牢獄から抜け出し、舟に乗っていた。
その時の彼はアリアハンしか知らない。
海上に一人きり。頭の中には舟と海、アリアハンしか
無かった状態が、記憶喪失になった彼の始まりだった。
「アリアハンだけを目指した。ひたすら」
と32才の瑠璃(サイモン)は仲間二人に言った。30才でそこに着くまで、実に色々な事をして生きて
来たらしいが、(人に迷惑はあまり掛け無かったんだろうな)とバリーは思う。
旅を共にして来て、兄が(たまに自身の存在を忘れる程の)他者先行型の人間である事はバリー、
知っている。しかしサマンオサでのその兄は実に自らの本懐を遂げている。
兄の2年近く前のその言葉をバリーは忘れていない。最初に妹に会おうとしたのだろうか。
現在の、彼女に後を継がせた成り行きから見てもそうであろう。それも彼の本懐の一つだ。
祠の牢獄に残したガイア剣をバリーに渡せば、そこでサイモンは引退する。
「今までありがとう」
「親父をよろしく」
「兄さん、引退したらもう会えないんでしょ?」
「うん」
城を出て風景は外になった。太陽のまぶしい昼間だ。

サイモンは子供の頃から、その余りの強さにモンスターに命を狙われ続け、
職業選択の間も無く武闘家だ。“我が名サイモン”と思い出してからは
ボストロール同様、又彼は昔通り数多くのモンスターに命を狙われていた。
「御疲れ様でした」バリーはそうも言った。(子供の頃は詳しく知らないが)
引退を口にしたが34才になったばかり。哀しい哉この男はまだまだ闘える。
黒い三つ編みが跳ねている背中は隆々としている。
365サイモン×女勇者:02/04/17 04:58 ID:55J2hF2o
サマンオサ城は山の上にある。城から城下町へ行くには大通を避けると、けもの道
があり、近道となるので今兄妹二人は町を目指し、鬱蒼としたその細い道に居る。
「兄さんさみしい」「そうか」
もう会えない事がである。先程バリーは勘で聞いたが、兄ははっきり肯定した。
「私、子供の頃兄さんと結婚したかったの」
「……勇者の家系は血族婚がよくあるからな。俺はそんな風習終わりにしたいけど。
 …狭い世界で、欲が深いよ」 
サイモンは色々な期待に答えた結果妻が21人居る。その中に女勇者は居ない。
オルテガは妻が二人。サイモンの母と死に別れ、5年後バリーの母と出会う。二人はいずれ
も女勇者ではない。身持ちの固いオルテガ。つまりサイモンとバリーは二人切りの兄妹だ。
「近親が好きなのはもう、代々血だと思うよ。……あたしカンダタとあるし」
バリーがカンダタに惹かれ、もう一人の甥アイを許せたのは、この兄の所為、お陰であると
思われる。二人にどこかでサイモンを感じたのではなかったか……。
「なら、俺と結婚すれば良かったなぁ……お前」
嫌に真剣にサイモンは言った。サイモン、カンダタの若さに妬いた。
(俺も十五年前、初めて会った時に子供だったら…)
後継ぎでは無く、妻としてバリーを見たろうし、唯一の女となった筈である。
「…あのね、私、血族じゃない人と結婚して子供産むの。結婚したら貞操は守る」
その誓いは守られる事になる。
「…おめでとう…」
「それに…兄さん居なくなるじゃない」
バリーは泣いた。(泣くな)サイモンは願う様にそう思った。
10才で母を亡くした時サイモンは泣いた。
(こいつも泣くんだな)と父オルテガは驚いていたが、
そのオルテガが泣き出してしまった。
(あわわ…)
サイモンが泣き止んでしまった。しゃくり上げて泣く
30才の父の背を、10才の息子が優しくさすって慰めた。
366サイモン×女勇者:02/04/17 05:02 ID:55J2hF2o

バリーも含め失う事への痛恨の涙だが、
(俺はみたされている)
そう思いサイモンはバリーに背を向け、けもの道を前へとひた歩く。泣き止んだバリーはその
後に従うだけだ。しかし二人はもう立っていられない程欲情して、足取りがまともでは無い。
どこかの扉が閉まると、二人はお互いの唇を思い切り吸い、重ね合った。
服を脱いだり、相手の服を脱がせたり、無言の兄妹はとにかく裸になりたがった。
ここがどこの部屋かも解らない。
ベットの上、三つ編みの兄の指が早速妹の濡れた所に触れ、動いている。男女息が荒い。
男が上、女が枕に後頭部をうずめ下だ。
動く兄の手を、彼女は手で触れ、あいた片方の手で男の唇に触れた。
「キスして」
2才だった妹は、溺れる様な熟れた表情をする人になっていて、そう言った。
その彼女の濡れた下を、キスして舐めた。二人の体は熱い。
彼はバリーで濡らされた唇を、その彼女の唇に返した。
音を立てて厚い唇同士が激しくうごめき合う。
                                     つづく
367名無しさん@ピンキー:02/04/17 18:55 ID:jCYj71R+
改名タンsage
368ギコガード ◆FFDQ/roc :02/04/17 23:54 ID:vCPIOIdb
改名たんの新作(・∀・)イイ!
369名無しさん@ピンキー:02/04/17 23:59 ID:0s1wqH3F
改名たん、だんだん読みやすくなってくねぇ。
370夕暮れの一コマ〜嵐編〜:02/04/19 08:54 ID:JZkhw1Jb
とある宿屋の一室にて。
狭い部屋の中央に置かれたベッドに腰掛け、自らの艶やかな髪をいじる少女がいた。
少女は美しい裸体にバスタオルを巻きつけただけの魅惑的な格好をしているが、
それはたんに風呂上りだからだった。
白い肌はほんのり桜色に染まり、なんとも言えない色香を出している。
現在の時刻は夕食時。
カーテンで遮られた窓の向こうからは家路につく人々の喧騒が聞こえてくる。
しかし少女は何をするでもなく、ただボーっとしていた。
唐突に――

バンッ!「セリア!」

部屋のドアが開く音と、少女――ムーンブルク王女のセリアを呼ぶ声が同時にした。
どちらも今部屋に入ってきた黒髪の少年の仕業だった。
「ちょっとアレン!ノックぐらいしてよ!」
「いや、わりぃ、わりぃ」
黒髪の少年――ローレシア王子のアレンの口調はちっとも反省した様には聞こえない。
アレンは部屋の中を何かを探すようにキョロキョロと見渡したあと、セリアを見て目を点にした。
今更だがセリアの格好に気がついたのだ。
371夕暮れの一コマ〜嵐編〜:02/04/19 08:54 ID:JZkhw1Jb
(……なんで裸なんだ?)
常人なら彼女の格好の理由も容易に想像がつくが、常人ではないアレンは首をひねった。
「アレン、何の用なのよ」
ややイラついた口調のセリア。
だがそんな事はお構い無しに、アレンは貧弱な脳みそをフル回転させていた。
(一人で裸になって……何やってたんだ……?)
「ちょっとアレン! 聞いてるの!?」
腕を組み、推理ポーズを取るアレン。セリアの怒声はまったく聞こえていないようだ。
(一人で……裸……)
「このっ……!」
短気なセリアは立ちあがると、ずんずんとアレンに近づき右手を振りかぶる。
(一人で裸……!!)
何かを閃いたアレンが顔を上げると、顔のすぐ側までセリアのビンタが迫っていた。

バシッ!!

セリアの手の平が派手な音を立てた。
372夕暮れの一コマ〜嵐編〜:02/04/19 08:55 ID:JZkhw1Jb
だがセリアが叩いたのはとっさにガードしたアレンの左手の甲。
反射神経は異常にいいのだ。
「セリア……」
アレンは別に怒るわけでもなく、そのままセリアの手を掴み、体を引き寄せる。
「ちょっ……!?」
「セリア、そういうことは遠慮無く言ってくれよ」
「は?」
急に優しい口調になったアレンに戸惑うセリア。
「欲求不満……なんだろ?」
「はぁ?」
今度は意味不明な言動に呆れるセリア。
「よしよし、今から俺が満たしてやるからな」
「なにを――キャッ!」
有無を言わさずセリアをベッドに押し倒すアレン。
アレンの導き出した答えは自分に都合のよいものだった。
373夕暮れの一コマ〜嵐編〜:02/04/19 08:55 ID:JZkhw1Jb
アレンはセリアにのしかかると、素早く唇を塞いだ。
「ん……むぅ……」
荒々しいキスに顔をしかめるセリア。
アレンは舌を挿し入れながらバスタオルを剥ぎ取り、セリアのカラダをまさぐる。
「ぅぷ……ちょっとぉ!」
「なんだ?」
セリアの抗議を聞きながらも手を休めないアレン。
「こんな……ことして……ひあぁっ!」
アレンの人差し指が秘裂にもぐりこむ。
「んっ!あふっ、あぁ……」
そのまま肉壁をえぐるように掻き回すと、セリアは激しく身悶えした。
その反応が可愛らしく、アレンは中指も挿し入れる。
肉壁が二本の指に吸いつき、絡みつく。
「もう濡れてきたぞ」
「バカ……」
指はそのままに、セリアの綺麗な双丘にしゃぶりついた。
頂きを口に含み、舌で転がす。
「あっ…あぁ…ふぁ…」
セリアは目を閉じ、身震いしながら襲い来る快楽を一身に受け止めていた。
374夕暮れの一コマ〜嵐編〜:02/04/19 08:56 ID:JZkhw1Jb
「それじゃあ、入れるぞ」
宣言するとアレンは先端を秘裂にあてがう。
「ちょっと!?いつのまに脱いだのよ!?」
「いいじゃないかそんな事」
へらへら笑いながらアレンはぐっと腰に力を入れる。
「ちょっと待って!まだはや……いぁっ!!」
セリアの抗議も虚しく、アレンはセリアを串刺しにした。
「あぁ……入って……」
休む暇を与えず、アレンは奥の壁を小刻みに突くように腰を動かした。

ずっ、ずんっ、ずっ、ずっ……

「あっ、んっ、あっ、あぁっ、はっ、ああぁっ」
奥の壁が突かれ、絡みつく肉壁が擦れるたびに、甘美な声が漏れる。
互いの首に手を回し、カラダを密着させて貪るようにキスをする。
アレンの鍛えられたカラダとセリアの柔らかく張りのあるカラダが擦れ合い、
それぞれにそれぞれの快感を送り続けた。
「あっ、アレン、アレンッ」
うわ言のように呟くセリアをぎゅっと抱きしめ、アレンは最深部に精を放つ。
「あああぁぁ……熱いぃ……」
375夕暮れの一コマ〜嵐編〜:02/04/19 08:56 ID:JZkhw1Jb
「で、何しに来たのよ?」
いつのまにか脱いでいた服を再び着たアレンに問うセリア。
ちなみに彼女はシーツに包まっている。
「ああ、そうそう。ちょっと金を借りようと思って」
「はぁ?」
唐突な物言いに呆れた声を出すセリア。
「コナンに借りようと思ったんだけど、居ないんだよあいつ。どこ行ったか知らないか?」
「し、知らないわよ」
「そっか。じゃ、お前貸してくれ」
爽やかな笑顔で手を出すアレン。
セリアは完全にジト目で、
「その前に貸してある3820ゴールドを返しなさいよ」
「う゛っ……」
アレンの爽やかな笑顔が引きつる。
「や、やっぱモンスターでも倒してくるかな……」
「そーして」
呆れを通り越して疲れさえ見えるセリア。
アレンは溜息を一つ吐くと、おとなしく部屋を出て行った。
「……ったく」
376おまけ:02/04/19 08:57 ID:JZkhw1Jb
一人残ったセリアは険しい顔で浴室のドアを睨みつける。
「コ〜ナ〜ン〜」
ややあって、浴室から顔を覗かせたのは、バスタオルに身を包んだ金髪の少年だった。
少年――サマルトリア王子のコナンも誰かさんのように引きつった笑顔を浮かべている。
「や、やぁ……」
「なんで出てこないのよ!まさか聞こえてなかったわけじゃないでしょう!」
アレンにいい様にされた鬱憤を爆発されるセリア。
完全に八つ当たりである。
「あの、でも……」
「でもじゃないわよ!女の子が襲われてるんだから男なら助けなさいよ!」
「でも結構気持ちよさそうだったけど……」
「……もういい!アタシは疲れたから寝るわ」
一方的にそう言うと、セリアは布団にもぐりこんだ。
「まったく、あの筋肉ダルマ……おまけに中に出すし……」
ベッドの中でブツブツと愚痴をこぼすセリア。
「あの、セリア……ボクはどうすれば……」
見るとコナンの身を包むバスタオルの一角は山を作っている。
「……知らないっ!」
そう言うとセリアは頭からシーツを被ってしまった。
そして部屋には一人取り残されたコナンの叫びが響いた。

「アレンのバカーー!!」
おしまい
377あとがき:02/04/19 08:58 ID:JZkhw1Jb
( ゚Д゚)ゴルァ勇者の続きを書いてたんだけどなんか上手くまとまらんので息抜きに書いたら結構早く書きあがったブツです。
あんまりエロくないけど。
378名無しさん@ピンキー:02/04/19 19:09 ID:5JouN7/o
>377
凩たん?
379:02/04/19 21:53 ID:gL2SY8A1
>378
そーです。名前書き忘れた……
380サイモン×女勇者:02/04/20 02:59 ID:IXKGQchn
少し反動をつけた男の腰、その腰に付き、渇きを主張する脈打つ物は
ただ唯一の場所を目掛けぬるりと一気に入った。
「ぁぁ、あぁ---〜〜」
分け入れられた彼女は猫の様に甘く鳴く。サイモンは座り、黒く厚みのあるくびれた彼女の腰を掴み
(安定期に入りながらそれ程張りの無い腹部である)彼女の上半身を斜めに上げ、とにかく彼は自分
の腰を動かしたい。
滑らせれば膣内の凹凸はいつまでも続き、濡れ具合の多すぎる人ではないので、男は受ける感覚が
鮮明だ。苦しい程の快感に、サイモンは首をかがめて辛そうな息を吐く。
斜めのバリーはサイモンのその首に手を回し、それで座る両者の上半身を支え、サイモンの手を自由にした。
黒い乳房は隆々としていて、兄は支える様に手に包む。
そして摩擦する腰に、黒い乳房はうさぎの様に跳ねる。
兄は妹のその背を掻き抱き、揺れる乳房はサイモンの鎖骨辺りに潰され、運動を止めた。大きな男の手は
黒い緩やかなカーブを描く女の背を上下に優しく愛撫した。黒い乳房にキスしながら。桃色の花弁に男が
分け入り、肌と肌がぱちぱちと音を立てながらだった。
他に聞こえるのは、女の可愛いうなりと、ベッドのきしむ所か動く音、男の息。
空気を甘く裂くのは、二者の腰の動き。
記憶がゼロの状態でも探していた妹。死んだと聞かされてもどこかで求めていた兄。
悪魔的な名器、他の追随を許さない心狂わせる胸、腰、足、全身、の女体。
今が旬とばかりに、後数年で肉体的若さを手放そうとしている世界一強い男の体。
男女、兄妹は泥酔している。倫理もクソも無い。
今度はサイモンが枕に後頭部をあずけ、その大きな砂色の体の上に、土色のバリーが乗る。
彼女の肩まで掛かる銀色の少し長い髪は乱れて、その間から妖しい青い目が男を見ている。
彼女は前傾、男の胸と腹に手を当て、片手の黒い指先で男の乳首に触れながらゆっくり体を動かせる。
背中を丸め、顔を落して膣と男根を滑らせていた彼女は背筋を伸ばして、その肢体を存分に
男に見せた。黒い体のしなやかさ。腰のバネが素晴らしく、男の上で踊っている様だった。
381サイモン×女勇者:02/04/20 03:07 ID:IXKGQchn
(何でも言って…何でもしたい…)
しかし敏感過ぎる彼女は、刺激的な自分上位の体勢に、
「あっ……ああっ!…兄ぃ…さ」
性器の摩擦に、我を忘れそうだった。
(はしたないと思われるかしら…)
しかし黒い肩を跳ねさせ、男を自分の花弁に自ら細かく出し入れしている。
女の途切れる大きな声を聞きながら、大きな男は寝転び深い息を、小さな声を上げている。
成長した妹の隠さない裸体に閃光の様な興奮。
(妹だ)そう思いながら、跳ね上がっている乳房を大きな手で握り、
(妹なんだ)と思って、上体を上げ、揺れている乳首を咥え、その突起にキスした。
自分の動きで絶頂を迎えそうだった彼女は
「きゃっ…あっ、」
急に下から突き上げられて、じゅる、と少し跳ね上がった。
まだまだ若い男の腰はぐらぐらと大きく動き、赤黒く固さを誇った肉棒は、女の中を熱く蹂躪している。
「ぅぅっ…ん…熱つ…い…っ」
男の腰に乗って、大きな胸に包まれているバリーは喘いで小さくなっている。
「あっ…」男もしめられて喉から乾いた声が出る。「あっ…あっ、あ…」共に混ざる女の声。
「いっちゃう、いっちゃうっ、良いっっ」
バリーは狂った様に断定した。と言うより狂っていた。
涙目の女も、男を体で愛している。つまり緩やかに締めて
「はっ…ぁっ…」男を鳴かせた。
「あんっ…あんっ…」
彼女の声は小さく高くなって、体は力を無くした。その後兄に
ベッドに倒され、乳房も何もかも仰向けにさらして脱力している。
その彼女に兄の上体は近付いて来る。彼女を包む様にして、摩擦は緩やかになる。
(最高……兄さんも良い?…)
サイモンは女の体を良く知っているとバリーは思う。彼女、そう身を持って初めて
思った人はブラックだった。のんびりした喜びに体が浸っている今、ブラックと言う
戦士が彼女の頭によぎると、“結婚したいんだ!あの人だけと!”大事の事を思った。
自分の体内に子供を抱かせてくれたあの男が、元気に生きているだけでバリーは嬉しい。彼が自分の
目を見てくれるだけで、感じた事のない幸せが湧いた。惚れたとか、恋だ、とかとは世界の違う感情だ。
“愛”と言う言葉は氾濫しているが、太古の人間達が“愛”と言う感情を
発見、名付け、位置付けた種類は、この類の物の筈だとバリーは思う。
382サイモン×女勇者:02/04/20 03:12 ID:DxC3erT2
勿論バリーはサイモンも愛している。(二人っきりの兄妹だもんね…)バリーは
“いく”とその余韻に酔って、ある程度男としてのサイモンに薄情になった。
だからサイモンの肌に、ゆったりとした摩擦に、バリーは戸惑った。その顔をサイモンに見られた。
そしてバリーの方がサイモンを見ると、(何と言う目……)
とんでもない目でサイモンはバリーを見ている。
「兄さんどうしたの……?」
つい声をかけた。返事がない。
「どうしたの!?」
真っ白な目をしていた。色目を無くした訳ではなく、光を無くして
いると言うか。不気味で不気味でバリーは凍りそうになった。
「兄さん!!」(わかった、わかったから抱いてっ)
バリーはサイモンに抱き付いて肌を滑らせた。その温かさにサイモンは色を無くした目を閉じた。
胎児の命に危険は無いと言っても(サイモン、人を殺せない不思議な体)
バリーは母として、人としてこの男に敗北した。敗北したが逃腰ではない。

くちゃくちゃと抜いて、男女は仕切り直しをする。またお互いが座り向き合い、男に背を
抱かれ彼女は少し仰け反った。その黒い乳房に丸く浮き立った乳首を兄に咥えられた。
くちゅくちゅと彼の口の中、唇と舌で転がしたり、吸ったり、舌だけで弾き、舐めたり、キスもした。
「あぁん……」
音はわざと聞かせているらしい。たまに当たる歯も、彼女を快感でドキッとさせる。「…!…」
この男には負けた…男女関係で負けるのはこれで最後にしたいと、バリーは思う。
「強くなりたい…」
乳首で狂いそうな快感を得て、息切れしているバリーは言った。母に、妻になった後、
間男が現われ、負ける様では愚かしいとバリーは思う。(そんなの大変…)
「そんなに強くなくても良いよ。強過ぎる力は、まぁ……悪だ。
 お前まだまだこれからだ。今日始まったばかりじゃないか」
銀色の髪越しに黒い額にサイモンはキスした。その後彼女の瞼にキスした。その後又唇を合わせた。
「あ…ん」
(凄いんだものキスが…)抵抗出来ないわ…と彼女は思う。抵抗する気はないが。       
383サイモン×女勇者:02/04/20 03:15 ID:IXKGQchn
確かに勇者としての彼女は、今日始まった。その始めさせてくれた人間とこうしている訳である。
(襲名の挨拶…)彼女の頭によぎる。そのわりにはスキンシップが過ぎる…。
「あ-----っ、あぁっ」
亀頭が彼女の襞を撫でる様に、滑り、押す。赤児が不快を知らせる様にバリーは鳴いた。これから
挿入すると言う思わせ振りがたまらなかった。声が出たのは快感に違いないが、その後を思うと
快感が過ぎるので、彼女はちょっとだけイヤなのである。体が(今の段階では)少し嫌がっている。
する、ると又入ってしまった。バリーは眉間に皺、奥歯を人知れず噛んだ。
(あ---…生きが良くなってる…)
膣がである。濡れた温かい肉がである。男をぱくぱくと咥えて来る。
(…可愛いな…)
優しくぐにゃりと女に腰を押した。「んっ」女は目を閉じて、明らかに喜んでいる。
「可愛い…嬉しいよバリー…」
中年にしか許されないセリフと声だった。バリーは息が苦しくなる。鼓動が速くなって
止められなかった。どんな顔をして良いかわからず、しばらくうつむいて、顔を上げ、
彼の大きな鷲鼻に軽くキスした。そのすぐ下には唇がある。
彼女、この男とのキスは快感が過ぎるので、加減を考えたい。ちょっと控えたいのだが、
彼女から唇を押し当てて、又ゆっくりゆっくり舌も唾液も一つになっていった。
                                     つづく
384名無しさん@ピンキー:02/04/20 10:30 ID:ao9a1IAi
イイ!
385名無しさん:02/04/20 20:01 ID:9JDMoMvF
改名たん育成スレはここですか?
386名無しさん@ピンキー:02/04/21 01:32 ID:XBY9dArI
そうでつ。
387名無しさん@ピンキー:02/04/21 17:56 ID:jmIsX+N8
改名たん、イイ!
388改名 :02/04/23 16:56 ID:ySx013P/
他スレで同じ様な事書いたのでここでも。
>>385 386
そうなんですか……。他の書き手さんに甘えてスキだらけでした。(書き過ぎ)
最終回まであと4話。終わればいってきますのでご了承下さい。

感想くれた方々、ありがとうございます。又書く時も頑張ります〜。
389名無しさん@ピンキー:02/04/25 07:50 ID:NavsoDlc
改名タンは本当に良くなってきたとおもうよ。
このまま、まとまらずに頑張って欲しい。
390名無しさん@ピンキー:02/04/25 20:37 ID:tYycrEKn
他の書き手さんはどこにいったよ
391ギコガード ◆FFDQ/roc :02/04/25 23:09 ID:cU9oao11
>390
最萌トーナメントで忙しいとか……ナンチテ。
普通に忙しい時期なのではないかと。
392名無しさん@ピンキー:02/04/26 00:03 ID:Akf+JpRF
ネタをあたためているのでは?
とりあえず、改名さんを待っています。
393 :02/04/26 05:16 ID:iz51p2Dg
連休に入れば暇ができて書けるかもしれない。
ということでage。
394Jtn:02/04/27 08:40 ID:ocilvr19
出先で買ったノートPCをインターネット経由で本社のLANとやりとりできるようにしてたんですが、上司が送ってきたメールにウィルスが・・・。
あれほどOEは使うなと言ったのに・・・。
家のデスクトップにはウィルスチェッカーも入ってるし、ファイヤーウォールもあるのですが、こちらで調達したノートPCには・・・。

ようやくリカバリしましたが、仕事のデータが飛んだぁ(泣)。

ま、設備が壊れたおかげで(ただ今夜勤明け)明日は休めるので何か書こう。
随分前のバックアップデータしか無かったのですが、幸い(?)書きかけの小説は全然進行してなかったので影響なし(^^;。

おお!改名さん、頑張っておられるようですね。
395名無しさん@ピンキー:02/04/29 01:35 ID:z07EYeaD
期待age
396名無しさん@ピンキー:02/04/29 17:29 ID:ajckodTv
FF・DQ板のスレが落ちちゃったよ。。。
397名無しさん@ピンキー:02/04/29 19:03 ID:SY2+UR3g
いや、落ちてないと思うが…
398名無しさん@ピンキー:02/04/29 21:45 ID:fA6xebUJ
本家千一夜スレ、落ちてない?
399ギコガード ◆FFDQ/roc :02/04/29 23:09 ID:73ym/WKQ
>398
落ちてます……。゜(゜´Д`゜)゜。
2,3日中に次スレをたてるですよ
400名無しさん@ピンキー:02/04/30 02:40 ID:7Cyf+pO/
DQのエロ小説
http://game.2ch.net/test/read.cgi/ff/1007807578/
こっちのスレはまだあるね。
401名無しさん@ピンキー:02/05/02 19:58 ID:0GAKFN3q
hosyu
402名無しさん@ピンキー:02/05/03 00:45 ID:y4F2sWct
クリアリ書きだけど…Hシーンがあるのに全然エロくならない小説しか
書けないので、参加できません。
エロがかけるようになったら参加します…しょぼん。
403名無しさん@ピンキー:02/05/03 01:31 ID:u7W9hQcq
>402
FFDQ板のこのスレでばどう?
http://game.2ch.net/test/read.cgi/ff/1014997370/l50
404クリアリ小説「うたかた」:02/05/03 03:09 ID:pd4x0Z5R
 緑に囲まれた森の中。遠くからは小川のせせらぎがさやさやと聞こえる。蒼き景色にとけ込む、蒼き法衣。わずかな濃淡の動きが、移動のスピードを示している。
 その蒼に、一カ所だけ違う色。
 天空に鎮座する太陽が地に降りてきたかのような緋色。輝かんばかりにたたずむ、己にとっては神よりも高き場所に住む人…。
「アリーナ様……」
 思わず声に出してしまい、今までの静寂を破いてしまったことを悔いる。だが、彼の人は、その声に笑顔で答えてくれたのだ。
「クリフト」
 ひまわりのごとく笑いかける彼の人に、喜びを感じるとともに、悲しみを感じるのはなぜだろう。
「早くおいでよ。待ちくたびれちゃったよ」
 やっとのとこで追いつくと、彼の人は私自身をぎゅうっと抱きしめる。己の心臓が早鐘を打つ。これに気を取られたのか、もつれるように草むらの中へ倒れ込んでしまった。
「えへへ」
 彼の人の顔が、ほんの目と鼻の先にある。紅き唇が、私のココロを奪う。
 ごくり。
 知らず知らずのうちに、喉が鳴る。頭の中が真っ白になる。
「クリフト」
 彼の人の瞳がかすかに潤む。そして、ゆっくりとまぶたが重なる。
 そのまま。
 紅き罪は、唇に舞い降りた。
 気がつけば、それを無心にむさぼる己がいる。荒い息を立てながら、それを深く激しく犯す自分自身。彼の人の唇から漏れる甘いため息をすべて舐め取り、やがて、ゆっくりと下に降りてゆく。
 いつの間にか、彼の人は何も纏ってはいなかった。生まれたままの無垢な姿。その純白な肌に、紅く所有の印を打ってゆく。そのたびに漏れる甘いため息。
「アリーナ……」
 そこで、初めて名前で呼ぶ。己に課したい戒め。永遠の臣下を誓ったときから、けして呼び捨てにはしなかった。それを、今だけ。
「愛してます。永遠に」
 もう一度口づけながら、覆い被さるように抱きしめる。そして、限界まで高まった己の欲望を、彼の人の中へと……。
405クリアリ小説「うたかた」:02/05/03 03:09 ID:pd4x0Z5R
「アリーナっ!」
 思わず大声を上げ、その声にぎょっとし、クリフトは飛び起きる。そして、その目の前が緑の風景でなく、灰色の無機質な室内であることに気づき、ため息をついた。
(夢か……)
 そう気づくと、自分自身が情けなくなった。神官職でありながら、何という夢を見ているのだと。
 だが。夢はどこまでも夢ではなかった。
「起きた?」
 鮮やかな黄金色が、視界に飛び込む。そして、美しいソプラノ。
「姫様……」
 夢の中で犯してしまった愛しき姫君。彼女は、何も知らずにニコニコと笑っている。
「せっかく来たのに、寝てるんだもん。がっかりしちゃった」
 アリーナがぷうとむくれる。声が穏やかなところを見ると、本気で怒っているわけではないようだ。クリフトの胸が、ずきんと痛む。
「申し訳ありません、姫様」
 別の意味も込めて、お詫びする。アリーナはきょとんと不思議そうな顔をして、よっこいしょとクリフトのベットの上に昇る。そのまま、未だベットの中に潜っているクリフトの身体をまたぐと、馬乗りになって向かい合った。
 にふぁ。天真爛漫なアリーナの笑顔。
「あのね。あれからいろいろ考えたんだ」
 突然の切り出しに、クリフトはどきどきする。何のことだろうと。
「クリフトが、どうしても身分にこだわるんだったら、今までのままでかまわない」
「え…」
 何を言い出すのだろう、姫様は。寝起きだからというわけではないが、まだ頭の中は回転していない。アリーナが何の話をしているのかすらわからない。
「だけど。世間的にはともかく。あたしはなかったことにするつもりはないから」
「何の…?」
 訳も分からず聞き返すクリフトの頬を両手で包み込む。
 そして。
 唇が重なり合う。
「して。いいから……」
 甘い囁き。
 ユメ…? ソレトモ ユメジャナイ…?
 さっきまでの夢であるはずの映像がフラッシュバックする。
「本当に…いいのですか?」
 呆然と聞くクリフトに、アリーナは顔を赤らめた。そして上目遣いに見つめると、やがてこくりと頷いた。
406クリアリ小説「うたかた」:02/05/03 03:11 ID:pd4x0Z5R
「あっ…はあっ……」
 アリーナの甘い吐息をついばむように、短いキスの雨を降らせる。赤く火照る頬に、可憐な唇に。やがて、そのキスの雨は鎖骨を通り、赤く尖った2つの丘にたどり着いた。
 乱れた服を脱がすのももどかしく、服の上から甘噛みする。
「クリフトぉ…」
 頭の上から、甘い呼び声。クリフトの上に馬乗りしたまま、アリーナは赤く身悶えていた。まだ上半身しか愛撫されていないというのに、かすかにその腰が動いている。その動きがちょうどその下で暴走するクリフトの欲望を刺激していることに、まだ気づいていない。
「あぅ…ひゃあ!」
 胸の突端を甘噛みしなから、クリフトは脇腹をすうっとなでる。その途端、アリーナの体が大きく震えた。それをとらえて、クリフトは体を入れ替えた。
 ぎしり。ベットがきしんで、今度はアリーナが布団の中に沈む。
「…っうん…くぅう…」
 右手で器用に脇腹を愛撫を続けながら、左手でアリーナの服をするりするりと脱がせてしまう。すると、大きくて白い双丘がぷるりと現れた。
「姫様……」
 うっとりとした声を漏らし、クリフトが唸る。皆が予想していたよりもはるかに大きいその胸に愛おしそうに頬ずりをすると、おもむろに先端を口に含んだ。
「ああっ、アリィ…ナって…」
「あ、アリーナ様っ、本当に……」
 敏感な突端を舌でコロコロ転がされ、もう一方の胸を優しく甘く揉まれ、さらに、弱い脇腹を優しく撫でられ、アリーナはあまりの快楽に激しく首を振る。
「ああ、やあ…ああぅ!」
 やがて、キスの洗礼はもう一つの突端へ移る。そして、脇腹を撫でていた腕はすうっと下の方へ降りる。
「や、やぁ…」
 まだ身につけていたスカート中にするりと入り込んだかと思うと、あっという間に下着が脱がされる。そのまま足を大きく開かされ、アリーナは恥ずかしさに身を震わせた。
 と、ここでクリフトの動きがはたりと止まった。両目をしっかり開けると、クリフトはまじめな顔をしてその顔を見つめていた。あまりにまっすぐな視線に、アリーナはふいと視線を逸らす。
 クリフトは何か言いたそうに口を開き、やめたのかふうとため息をついた。そして、両腕を使ってさらに大きく足を広げると、その中心でかすかにひくひく動く花びらに、そっと口づけた。
407クリアリ小説「うたかた」:02/05/03 03:11 ID:pd4x0Z5R
「あああっ!あーっ!」
 唇がアリーナの敏感な場所を探り当てる。そこを早く優しく刺激するたびに、花びらはひくひく動き、奥から甘い蜜がしどどに溢れ出す。何気なく人差し指を差し入れてみると、花びらはきゅっと締め付ける。
「あ、あ、あ、だめっ、あたし……」
 差し入れられた指が動き出す。その数はいつの間にか2本に増え、花心を刺激する舌の動きとシンクロする。ぴちゃぴちゃと嫌らしい音を立てているのは花心を刺激するものか、それとも2本の指の動きか。アリーナの嬌声がだんだん高くなっていく。
「あ、い、い、いくっ、いくいくぅっ」
 アリーナの全身が痙攣する。それを見計らったかのように、クリフトは奥に差し入れられた指を曲げ、高速で動かし始める。
 そして。
「い、あ、あああああっ!!」
 花心を軽く噛んだところで、アリーナは頂点に達した。


 アリーナの白濁した意識に色づき始める頃。
「申し訳ありませんでした…」
 いつものクリフトらしい気弱な声で、アリーナは我に返った。気がつくと、自分はベットの中でちゃんと毛布まで掛けられているのに対し、クリフトはその外で膝立の姿勢で心配そうに見つめている。
「あなた、まだ…」
 何をどうしたのか思い出してがばりと起きあがると、クリフトは気まずそうに朱を走らせた。
「何とでも言ってください。やはり、私には…」
「何よ、あたしは」
 最後までやっていないことを噛みつこうとするアリーナに、クリフトは不意打ちのキス。文字通りの口封じ。
「勝手な言い方かもしれませんが…」
 濃厚な口づけから離れると、クリフトはうつむき加減に、しかしきっぱりと言った。
「いつか必ず、姫様と釣り合う身分を手に入れてから。それからでは駄目でしょうか?」
「……」
 そういわれてしまえば、言い返すことも出来ない。頭の固い、彼らしいといえば彼らしいかもしれない。
 でも。やっぱりこれで終わりは物足りない。
「じゃあ、あたしが望んだら、またしてくれる?」
 甘い誘惑。クリフトは苦笑すると、返事の代わりにもう一度、甘い口づけを施したのだった。
408sarasa:02/05/03 03:15 ID:pd4x0Z5R
402兼上記クリアリ小説作者です。
えっと…最後までやってない!とか、全然エロくない!とかあるかもしれませんが。
エロ初書きと言うことで、見逃してやってください。

403さま>開かないのですが…(汗)
409名無しさん@ピンキー:02/05/03 07:08 ID:7a3EMgsb
>402
(・∀・)イイ!
クリアリ好きだし、比喩(?)表現がツボです。
女性らしい感じがしました。好きですー。
最後までできないへたれ……げふ……まじめさもイイ。
布団よりシーツがいい気もしますけが、
いいものを朝から読まさせていただきました。
410403:02/05/03 07:45 ID:sFBzo8Td
>408
FFドラクエ板の
「本当はクリアリが好き」というスレです。
エロ以外の小説募集しているよ。
411名無しさん@ピンキー:02/05/03 18:11 ID:YjMdb217
クリアリマンセー
412名無しさん@ピンキー:02/05/06 00:09 ID:PddrHb1n
保守
413名無しさん@ピンキー:02/05/06 07:59 ID:oLKAR1mV
>sarasa
「うたかた」の作者ですよね?
すごくエロいと思いましたよ。ちゃんと二人の感情表現も出ているし・・・
最後までしなかったクリフトにアリーナへの優しさを感じました。
>乱れた服を脱がすのももどかしく、服の上から甘噛みする。
服の上から・・・(・∀・)イイ!

414sarasa:02/05/06 23:33 ID:B89PV9ID
ご感想ありがとうございます。
やはり、読んでくださる方がいると、やる気が出てきますね(何の?)
409>
はい。一応女です。
はっ、布団…ぎゃー!……そこは、心の中でシーツに直して下さい。
寝ながら推敲したせいです…きっと。
410>
ありがとうございます。
で、行ってみたのですが、あまり小説を書ける雰囲気でなかったので…。
エロをここで書きます(w
413>
優しさと取ってくれて嬉しいです。でも、私の中ではアリーナのバージン奪ったのはクリフトなんですけど(w

エロ表現は、今後精進していきます。
415名無しさん@ピンキー:02/05/08 21:08 ID:TNsyw3qp
一応保守っておこう。
書き手さんカムバック!
416サイモン×女勇者:02/05/11 05:50 ID:3qkZPg+j

色々な体位を両者快感と共に経て、今バリーは仰向けになっている。
彼女が彼に背中を向ける形の時には“自分をこの男に捧げている”と言う感覚を彼女は得た。
後背位。足を開き、乳房は肌は、男に触れられるのを待つかの様に揺れて……。(切なかった…)
男に腕を引かれ彼女の上体が持ち上がり、男の胸と女の背が
近くなった時、彼女は動く兄を見た。大男が打ち付けている。
少し顔を落して、辛そうな息を途切れ途切れに上げている。(あぁ、兄さん…)
兄は彼女を激しく欲している。そんな兄を彼女は初めて見た。……少し恐い。恐い…と言う様に、
兄と言えど腹違いのこの男にバリーはよく“他人”を感じる時がある。その時に彼女は甘い息が
漏れる。“瑠璃さん”であり“サイモンさん”であり、いやらしい年上の“男”である。
(……あんた、良い…)
彼は彼女の背を抱いて、両手で両の乳房を掴んだ。(憐れ)男はぎゅっと
乳房を握る。彼は兄に揺らされている妹の乳房を憐れと思った。
近親相姦の最中だが、彼には普通の人間には解り難い、伝わり難い、大きな特徴がある。
その特徴は……考え様によっては、この男バリーの兄では無い。サイモンではもう無いのだ。
彼の下で仰向けのバリーは小さな息を上げている。
(いい子だ…)
兄としてのどかにも、卑猥な男の打算としてもそう思った。(我侭聞いてくれるし、美味しいし…)
美味しいとは精神的にではなく、肉体的にである。つまり(気持ちいい、気持ちいい子…)である。
この女の濡れた体が美味い。(あっぁ、いきそうだっ)
男は喘いで天井を仰いだが、彼は遅漏の上我慢する。快感を引き戻す。こうして何度女を
喜ばせて来たか…。(ハハ…)中年の美声は卑猥に勝ち誇る。(でもバリーが最後だ…)
彼はそんな(のどか、卑猥等の)自分の気持ちとも別れ。最後と言うこの彼女の前からも消える。
(バリー……)この黒く艶めかしくうごめく体を前に、彼の低く澄んだ美声も心の中で甘く掠れている。
自分の父[そしてバリーの父]にそっくりな彼女の銀色の髪を
撫でてやりたくなった。しかし見つめるだけで触れなかった。
417サイモン×女勇者:02/05/11 05:55 ID:3qkZPg+j
そんな彼の気持ちを知ってか知らずか、バリーはうっとりした顔で彼の頬にキスして来た。唇の感触、
音と共に、濡れた声も彼の耳の側で聞かせてくれた。彼がこの時得た感情は欲情と言う深い愛である。

仰向けの彼女の唇を、大きな男の唇は上から包んで、頬張る様に重ねた。女の肌がシーツに
擦れるサラサラと言う音と、唇同士が立てる唾液のぴちゃぴちゃと言う音が不調和である。
唇の触れ合いは、両者の下半身をズッシリと刺激した。気が付けば性器同士は
濡れたままに離れつつある。又彼の先と彼女の入口がぐりっと重なり、少しだけ入る。
「んーーーーーっ、んん」
口が口で塞がれ、口付けで目を閉じたまま、バリーはサイモンの背を
慌てて抱く。彼女は快感と、又じらされて唸った。
「…入って…」
潤んだ目で息切れしながら彼女は言った。
「そ、うか…入れるぞ…」
男も短く息切れしている。
彼女は男に聞かれるとは思っていなかった。その音、雰囲気だけを伝える為に小声で言った
のが聞き分けられてしまった。それを恥ずかしがっている暇もなく自分の内側に男を感じた。
「うんっ…」目を閉じ、顔を背けた自分の唇をもてあそぶ様に、掴む様に、彼女の指は甘く動いた。

「ああっ、もう、だめっ…」
男が上の正常位。バリーは苦しそうにサイモンの肩を少し叩いた。甘え切った声。男が挿入に時間を掛けた
からだった。一時の事だが、激しくじらされるのでもうしないで欲しいと言う意味だ。彼女はその欲望に
満ち満ちた思いを、緩やかな腰の動きでも男に伝えた。…この兄から彼女は又挿入される事があるのだろうか。
「んっ…」「は…ぁ」
男の腰につられて、小さく鳴いている女の腰もゆらゆら動く。……男の動きは激しくなって
ベッドが壊れんばかり。濡れて擦れ合うベッドの上は傍若無人
な男の自由になっている。実際バキッとどこか壊れてしまった。
男の腰の動きは力強く、摩擦が大きい時などは[根元から先まで滑らせ、濡れた
快感に両者は鳴く、喘ぐ]女の体が男の動きに合わせポンポンとベッドで跳ねる。
「あぁ--っ」「あああっ!」
彼女は少し、助けを求める様な声色だった。勿論兄に助けを求めている。矛盾している。
418サイモン×女勇者:02/05/11 05:59 ID:cqtwlhHU
彼女の膝を外側から鷲掴みにし、好きな様に振り動かし、まるで主の様に、夫の様に彼女の上に男は居た。
「強、い…」「ああっっ」
ふるえる甘い声で男を刺激しながら彼女の顔は動く。その度、彼女の肩や首の艶めかしさが目立った。
甘い香りの濡れた所もきゅっと引締まって来る。バリーは彼女を襲う様な兄の腹筋に触れ、
「兄さんっっ」
揺れて喘ぐ。声も出なくなり彼女又いきそうになって、体の生理でとっさに、男に割られている
膝を閉じようとする。勇者の力も中々…だがこの兄は武闘家。手の平で丸い膝を
それ以上の力で押す。彼女は閉じると言うよりも、兄の手の平に抵抗する事で力の発散となった。
つまり逆に、必要以上に股を開かされ兄に見られ放題である。
もう、いく…と言う自分の濡れたままの花弁を、
(やだ…兄さん、見てる…)その視線の刺激のまま
「あんっ…あっ…」
彼女はとても高い声でいった。兄に強く膝を押され(自らも
膝で兄の手の平を押し)足の筋が少し痛くなりながらだった。
膝の力は緩み、彼女の体は大きく短く痙攣し、二度目の短い痙攣の時
ふるえたままに兄に肩を掴まれベッドに押され更に激しく突かれ続けた。
(あぁーーーー!)
彼女この瞬間は“死”を意識した。心が落ち着いてから心の中で叫んだ。

お互いの最も敏感な部分は何度擦れ合い、激しく打ち合わさったか…。息苦しい程の快感の熱さ。
彼女はもう快感に舞い戻っている。彼女は少し腰を曲げ、力を込めて彼の肩に触れ目を閉じた。
今までの兄からの恩恵に彼女は感謝した。正直卑猥な事で有難迷惑の時もあったが、
(迷惑でも良いよ…)(…兄さんもいって…私で)
「何で、俺と!」
彼の体は快感にさまよって欲望の命じるままに動く。その只中に心中で、
妹を抱いた自分の勝手を悔やみ、
自分の前で涙を見せた彼女を責め、
しかし次の瞬間バリーを思うと(俺の、女)快感で脳味噌は動物並になった。
女の息を止めさせる激しいキスと、男の摩擦は今までに無い強さと激しさ。キスの
ぐちゅと言う音。肌と肌が当たる音、男が女をかき回した時に鳴るぐちゃぐちゃと言う
音は確かに鳴っているが、ベッドが床に叩き付けられている騒音に掻き消されている。
419サイモン×女勇者:02/05/11 06:03 ID:cqtwlhHU
バリーはこの兄、この男の(出来れば全てを)慰めたかった。自分を
求めてくれるなら(それが彼女の望みでもあるが)その、自分の体で。
「あ、、好きなのっ、!」「あぁっっ!」
兄の問いに答えたバリーの声、語尾は叫びとなっていた。
男の下半身の肉は、皮は、体内から引き千切られる様な感覚を得て、
体は一時燃え上がる。男の首が、顎が、龍の様に上がり、下がった。
この世で最強の種族は龍らしい……事を、バリーはフッと思った。兄の三つ編みが龍の様で
強そうだと思った事がある。強過ぎる力は“悪”と言っていた兄の言葉も思い出した。
「…あぁっ、ぁっ…」
切ない声を上げる男である。
「んんっ……んっ、」バリーはそれに答える様に甘く鳴き、ベッドの上、彼女の顔の側にドサッとついた
兄の逞しい腕にキスした。その間彼女は快感に居ながらも、目を開け、唇を離さず、兄を見ていた。
「ああっ…んっ」
男の絶頂に女は甘く鳴いた。緩やかな男の腰と共に、熱く迸るものが彼女の中で踊った。

「ごめん」
しっとりと男の美声は謝った。
強姦の様相は有った。激しく求められ、攻められ、若い体を自由に扱われた
バリーは兄のものを初めて受け取った。兄は熱く、彼女は嬉しかった。
男は半分以上膣外で射精。(妹に出し切るのはどうも……)それも有るが外部から花弁にかけたい
その有り様を見たい彼の趣味だ。激しい音を立てて抜きさり、襞が、桃色のヴァ○ナが白く染まった。
我侭な兄の激しさが、バリーの内でまだ燻っている。自分の中にまだ停滞していて脈打っている気がする。
「兄さん」
柔らかい笑みでおとなしく(力無く)男にすがる。サイモンは胸を彼女の頭部に貸した。
外敵から身を守る為、絶頂が終われば正常以上に正常となる“男”と言う元来
戦う生き物の性であるが、更にサイモンは闘士。武闘家。五感も
六感も研ぎ澄まし事有らばいきなり闘える。だが女と弛んで居るのが常である。
そして今回はバリー。彼女の体は興奮の種。自分に無い肌の色も惹かれる。
目を閉じている彼女の肩に触れると大きな息をして動いている。余りに簡単
に新たに湧き出る欲望を“ぐっ”と抑えて(俺も若いね…)サイモンは言った。

つづく。次でこの話は終わらせます。長い。スマソ。
420ギコガード ◆FFDQ/roc :02/05/12 02:05 ID:IpBjs9Wg
改名たんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!!
421↑続き:02/05/12 02:06 ID:ue55stR1
「2才のお前色っぽくて」
小ぢんまりした“色気”をずっと見ていたく思ったと、裸で寝転ぶむせかえる様な色気のバリーに言った。
15年前、2才のバリーもサイモンの三つ編みが好きだったらしく、無心にずっといじって居たり、
「にぃに……にいさ…」
覚えたての単語“兄”と彼を呼んで、おぼつかない足取りで寄って来た。
彼はこの時の、自分から湧き出る類の無い愛情を忘れていない。しかし兄らしく
振る舞った後彼は唐突に、自分の肩に座る小さな女の子に下方から甘いキスをした。
そして今、(あの子に出してしまった…)
激情の様な興奮を得る自分は卑猥であると彼は思う。色々な所がバリーは大人になっていて
(見てしまった……入れてしまった…)その上舐めた、触った…。彼はゾクゾクとする。
(あああ、親父、ごめん)
オルテガが一番大切にしていた少女を無惨にも…である。(ごめん結婚する訳でも無いのに)
しかし彼は、言い訳にならないかも知れないが
「お前の事好きだったよ」
十五年来の事を口にした。(変態)自分でそう思った。
しかし男は“だった”と言った。二人の男女関係はこれで終わりの様である。
「私も好き…」
実は二才の頃からである。
十五年前キスした後のこの男の笑い声が好きで、このデカイ男の
人はどうしたら又笑ってくれるのか2才の頭で懸命に考えていた。
それは彼女の記憶の奥の奥に沈み、ついに生涯思い出す事は無い。彼の笑い声がなぜか懐かしく感じるだけである。

バリーは弱々しくグショグショ。彼女が「自分でする…」と言うのにサイモン
無理矢理彼女についた自分の精液を拭く。「やぁん……」「変な声を出すな」
「いや…あぁっ…」
男はうっかり、バリーを見ながら拭いてしまった。襞が潰されたり、ク○トリスが押されてずれたり
(おぉ…)いたる所に誘惑はある。彼、熱くなりかなり硬くなる。彼女の小さな勃起が可愛かった。
バリーは少し疲れ、髪も乱れ、少し潤んだ目で“いつでも会える所に居て”と兄に言った。
「祠の牢獄が別れだ」
422続き:02/05/12 02:14 ID:ue55stR1
兄は何故ここまで言い切るのか。バリーは返事に窮する。
「お前は俺の後継ぎだ。元気に返事しろ。さっきの俺の目も修行と思ってくれ」「恐かったろ?」「うん…」
「よしよし、しかしお前は度胸が良かったな。あの目の生き物見たらもう近付くなよ」
(さっきはこいつを脅した……)
彼のあの目は、生物相手には絶対的な権力を持って相手を敗北させる。確かに修行の
つもりはあった、しかし終わってみると(脅して犯しただけじゃないか……卑怯だな)
やりたがり、他の事(特に男)を考えている様子の彼女が癇に障った事は…彼も内心認める所があるからだ。
「服着ろよ」
と兄はすでに上着を着ている。服さえ着れば何とでも言い訳は付く。兄妹が一つ部屋に居るのは不自然ではない。
そして昼前に城で入れてもらった香料の風呂のお陰で、噎せ返るような甘い香りが二人の体から放たれ部屋
中に充満し、SEX独得の匂いも消している(と思う…)男はどちらの匂いにも鼻が慣れて判別しにくい。
「兄さん…(着れない)…」
サイモンの指がバリーの銀の髪の中に這って、その頭を掻き抱いている。上着を着るのは無理だ。
「元気で…」
抱いた男である。最後にこうしてバリーに触れ、その頬にキスした。男を見つめバリー興奮と幸せ。快感だった。
「兄さんおぐしが…」「あ、どうも」
肉付きの良い指で、兄の髪の乱れをバリーはせっせと直した。その時に、緊張の緩んだ
乳首を先端に頂く黒い乳房がフルフルと揺れた。(うわ……)男はもろに見た。
吸い付けばすぐにでも、その淡い蕾はそそり立つだろう。そしてバリーは
「まだ、着たくない…」
と、隆々としたしなやかな裸体を所々男に見せながら、形ばかりシーツに包まっている。
(まいったね…)
せっかく萎えて来たのに、男は期待と不安で又立ってしまいそう。
「俺が服着れば良いか…勇者として一応さ…名を惜しむ位しようぜ…」
サイモンは二年程前バリーの腰に惹かれたが、イシスで初めて彼女の全裸を見た時、まずその乳房に撃沈した。
[しだいに彼女の体全てに沈む]今、そのさまよう様にふるえる乳首を(咥えるだけ、吸うだけっ……いやいや)
そんな事を言い出したら、(先っぽだけ)になり止まる筈も無く、
(そのうち又二人で愛してるの愛してねぇのってハァハァと…)第三者が止めるまで延々抱き合ってしまいそうだ。
423名無しさん@ピンキー:02/05/12 02:19 ID:ue55stR1
(代々の血と言うやつかなぁ……これ以上はまずい)サイモンここに来てやっと良識。
その第三者である。二人だけの部屋に風呂上がりのブラックと言う戦士がズカズカ入って来た。ここは
彼の部屋だった。サイモンは二ヶ月振りにこの宿屋を[前後不覚、欲情しながら]訪れ部屋を間違えた。
サイモンは小さな目を無理矢理の様に開き、ギョロギョロ動かせ、半開きの厚い唇は今にも唸りそうだ。
一回り年下の仲間が借りた部屋に闖入し、その仲間がメチャクチャに惚れている
女、自分の実の妹と抱き合う彼は余りにらしくない。他者先行も、影も形も無い。
サイモン元々不気味な顔が真っ青になっている。グレーのサイモン、憐れ目も当てられない。武闘着をは
おり、膝から下が裸の立ち姿で戦士に殴られた。焦っているサイモン弱い。戦士の一撃に上体が反れた。
(白か黒かはっきりしろ)
クール、博愛の普段と奔放、隙の無い本性の間に居る様な今のサイモンは無惨であった。戦士は所属をはっ
きりして欲しいものだと思う。(俺の拳でしっかりしてくれるだろうか)ブラックは彼の為に殴ったのである。
(狂ったら…)
頭を叩く事をサイモンは思い出す。エジンベアでジパングで、サイモンはそうした理由でブラックを
殴って来た。イシスではサイモンがブラックに殴られた。(あの時も…俺はやっぱり狂ってたかな……)
そう思う彼は殴られてすっきりしたのか、拳で戦士を殴った。
「部屋出るくらいしろよ」
又、サイモンは戦士がトロイので妹の勇者とこうなってしまったと言う。
[つまり戦士に対し少し叱咤激励の意味も込めて殴った]戦士その一撃だけで膝が落ち、足にきている。
(人の所為にしやがった、)[激励は少し嬉しいのいだが]
戦士今度はただもう腹が立って殴る。しかしやはりサイモンは強い。まるで効いていない。
男二人は言い合った。はっきり口にはしないが内容は、
<しっかりしろよ、バリーの事は><子供作り過ぎなんだよ。親父に碌に会えないガキの気持ちが解るのか>
この様である。両者、「半端なチン○」「チン○だけ」のセリフで相手にその思いを伝えた。
424名無しさん@ピンキー:02/05/12 02:22 ID:saFJnMga
ブラックは恋人と別れる時揉めたと言う。
「お前が愛せれ過ぎるんじゃないの?」昔、一部始終を聞いた瑠璃(サイモン)は羨みつつ言った。
勇者サイモンの結婚は儀式である。愛情は後からついて来た。子供も愛しながら元々は儀式の産物。
「(あんたの)子供達可哀相…」昔、酔った戦士はボソリと言った。父になかなか会えない子達
(酷い人数)を哀れむ孤児の彼の言葉は、父と生き、父と旅したサイモンには迫力が有り過ぎた。

「俺が悪かったよ、奢っていた…」
(何故…)奢ったのかと思いながら戦士は
「俺も偉そうな事は言えない。先に手は出すし」と濡れ髪で煙草を吸う。
戦士の繰り出した打撃一度目は右アッパー。二度目は左ストレート。一度目のアッパーでさえ、
サイモン(だけ)の為ではなかった。ブラック、サイモンに妬かない訳はない。しかも
(俺が一人で寝てたベッドで……)戦士は苦しい。少し怒りを抱いた。
しかし今立ち姿で、黙って煙草を吹かしている。男に抱かれた後で衰弱している、少し
疲れているバリーの色気を堪能したかった。バリーはブラックを力無く見つめ黙っている。
(俺は変態だ…)
若い男の下半身が熱い。彼女は座り、シーツで体を隠しているが、乳房
が片方隠れていない。黒い乳房戦士を見ている。戦士に見られている。
それを形が変る位強く握って襲う様に口を吸い、彼も、サイモン
によって壊されたベッドの上で構わないから彼女が欲しい。しかし、
「バリー、俺が要るか?」
勿論戦士として聞いた。サイモンの居る今、自分がバリーに必要とは思えなかった。
彼女は男に自分と結婚して欲しいそうだ。
(え、どっちとっ?)後の夫のブラックは思った。
ブラックはバリーの妊娠を喜び、二人を責めなかった。サイモンとの別れに驚いていた位だ。

真実を映すラーの鏡は、サイモンが元あった場所に封印した。人間に当ててはいけない鏡だ。
カンダタに当てれば彼は女になってしまうかも知れない。同性愛嗜好で実の父サイモンに焦がれている。
女勇者に後を継がせたサイモンとは、遠い所に長男カンダタは居る。サイモンの知らない、これも真実だ。
サイモンがラーの鏡を覗けば骸骨が映るだろう。
サイモンにとって父オルテガを追いかけるのを邪魔したのは死だ。
奢りは死者の奢りだ。
彼は死霊だ。
425名無しさん@ピンキー:02/05/12 02:26 ID:saFJnMga
バリーにだけ見せた生気の無い目も、死から生者を呼んでいる目であり、
テドンの幽霊達に仲間扱いされ、人として頭数に数えてもらえなかったのもこの為だ。
死が彼の“特徴”であって、エジンベア辺りから薄々「俺は普通じゃない」と思っていた。
サマンオサでサイモンの名を思い出した時、自分は実体化したただの魂でしか無い事を理解した。

号泣するオルテガのベホマも、賢者のザオリクも効かなかった代りに、ここまで生身と
変らずに蘇っている。ボストロールが半人半妖だったからだ。(あいつのお陰だ……)
サイモンは自分の心臓辺りの胸に手を当て、自分を殺した男に対してそう思った。
彼とはサイモン、殺し殺され合った永遠のライバルである。
あの戦場、王の寝室で一番昂揚していたのは実はブラックだった。
「何で殺した!」
ブラック血反吐を吐きながら上手く喋れなかった。彼の表情、声色は怒りよりも驚愕、焦りに近かった。
サイモンの子供の様な存在の孤児がボストロールだ。そして戦士は彼の死までの数ヶ月、ずっと側に居た。
「あんたら敵同士か?認めねぇ」
その運命を背負おうかと言う風だったサイモンを前に、
ブラック今度はその嗄れた声ではっきりその勇者に伝えた。
サイモンはボストロールをあの体にした者を意地でも探し出したかったが、ブラックに任せた。
この戦士はボストロールの死に痛いほど悲しい顔をした。この数ヶ月、二者の親密の深さが測れる。
(いや---…よかったよかった、バリーもくれてやるよ)兄の立場としての所有権で思った。
「あいつ、俺が自分の親父じゃないかって……」
ボソと戦士は言った。“お父さんの様だ”とサイモンはボストロールに言われた事が無い。
正直者のボストロールは時に残酷。
(あぁぁ…バリーもボストロールもこの男にとられたっ)

三人パーティーは祠の牢獄へ向かう。戦士は舟の甲板に居るが少し遠くで男の低い、
美しく通る声がめでたい歌を歌っていた。(巧い、上手い)戦士は聴いた。
426名無しさん@ピンキー:02/05/12 02:28 ID:ue55stR1
「あ、聴かれてしまった……おめでとう御座います」
サイモンは義弟にペコリと頭を下げた。その頭を上げた時、
「女が居るのか?」
「居ないよ」
「昨日偉そうな事を俺は言えないって言ってたから、お前がやましく思う事は女かなと……」
今、戦士は間違いなくバリーだけである。
ただ、数ヶ月前、つまりサマンオサ到着前は少し違った。ある女性を愛した。それがただならぬ女性である。
「あれは女じゃない」
戦士のこの言葉に真実は無いのである。                 了
427改名:02/05/12 02:36 ID:ue55stR1
>>420
↑とか書いて同時上げでしたね。ありがとうございます。

サイモン×女勇者 タイトル“灰色”
連日上げでした。読み手さんの感想いつも嬉しいです。長文すみません。
428424の訂正です。すみません。:02/05/12 03:48 ID:saFJnMga
ブラックは恋人と別れる時揉めたと言う。
「お前が愛され過ぎるんじゃないの?」昔、一部始終を聞いた瑠璃(サイモン)は羨みつつ言った。
勇者サイモンの結婚は儀式である。愛情は後からついて来た。子供も愛しながら元々は儀式の産物。
「(あんたの)子供達可哀相…」昔、酔った戦士はボソリと言った。父になかなか会えない子達
(酷い人数)を哀れむ孤児の彼の言葉は、父と生き、父と旅したサイモンには迫力が有り過ぎた。

「俺が悪かったよ、奢っていた…」
(何故…)奢ったのかと思いながら戦士は
「俺も偉そうな事は言えない。先に手は出すし」と濡れ髪で煙草を吸う。
戦士の繰り出した打撃一度目は右アッパー。二度目は左ストレート。一度目のアッパーでさえ、
サイモン(だけ)の為ではなかった。ブラック、サイモンに妬かない訳はない。しかも
(俺が一人で寝てたベッドで……)戦士は苦しい。少し怒りを抱いた。
しかし今立ち姿で、黙って煙草を吹かしている。男に抱かれた後で衰弱している、少し
疲れているバリーの色気を堪能したかった。バリーはブラックを力無く見つめ黙っている。
(俺は変態だ…)
若い男の下半身が熱い。彼女は座り、シーツで体を隠しているが、乳房
が片方隠れていない。黒い乳房戦士を見ている。戦士に見られている。
それを形が変る位強く握って襲う様に口を吸い、彼も、サイモン
によって壊されたベッドの上で構わないから彼女が欲しい。しかし、
「バリー、俺が要るか?」
勿論戦士として聞いた。サイモンの居る今、自分がバリーに必要とは思えなかった。
彼女は男に自分と結婚して欲しいそうだ。
(え、どっちとっ?)後の夫のブラックは思った。
ブラックはバリーの妊娠を喜び、二人を責めなかった。サイモンとの別れに驚いていた位だ。

真実を映すラーの鏡は、サイモンが元あった場所に封印した。人間に当ててはいけない鏡だ。
カンダタに当てれば彼は女になってしまうかも知れない。同性愛嗜好で実の父サイモンに焦がれている。
女勇者に後を継がせたサイモンとは、遠い所に長男カンダタは居る。サイモンの知らない、これも真実だ。
サイモンがラーの鏡を覗けば骸骨が映るだろう。
サイモンにとって父オルテガを追いかけるのを邪魔したのは死だ。
奢りは死者の奢りだ。
彼は死霊だ。
429名無しさん@ピンキー:02/05/12 11:18 ID:0aKJvGWN
>>428
乙ー。じっくり読ませてもらいます。
430業務連絡 :02/05/13 20:06 ID:2433JisF
ギコガードさんのおつかいです。

FFDQ最萌トーナメントで自炊小説を書かれた方で、保管しても(・∀・)イイ!という方は
FFDQ千一夜物語 題(第)百八十五夜にアップして下さい。
ご協力お願い申し上げます。
失礼致しました。

ttp://game.2ch.net/test/read.cgi/ff/1021132657/l50
431名無しさん@ピンキー:02/05/14 08:41 ID:U2KriKeH
改名タンの小説が変わってるよー(もち良い方にね)
でも1つだけ言わせてもらえば、小説を一度書ききってから
ここにアップしているのであれば、小説のタイトルを最初から
明記してる方が、後でギコガードさんがまとめる時にタイトルを
探しやすいと思うけどな・・・どうでしょか?

432名無しさん@ピンキー:02/05/16 03:09 ID:PNnHR/lU
改名さん、お疲れ様です。
エロシーンの長さに感動しました(w
私にはあんなに書けません・・・すごいッス。

>430
FFDQ最萌トーナメントって何ですか?
433名無しさん@ピンキー:02/05/16 20:51 ID:pbKNK3zf
434名無しさん@ピンキー:02/05/19 21:15 ID:dy/tYno0
人少ないな(´д`)
435 :02/05/20 01:03 ID:9ceLjQ8u
ロリ動画が落とせる直リンク集(最新)
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436名無しさん@ピンキー:02/05/21 06:46 ID:CXWhZR4Q
ここは需要があるのだろうか?
やはりうpする以上、読む人がいないと
誰もうpらないのでは?と書いてみるテスト
437名無しさん@ピンキー:02/05/21 13:59 ID:cXzZkdI8
読んでますっっっ エロ書いた事がないんで、ROMオンリーですけど……

ただその、最近改名たんのが連続だったので、感想を書かなかっただけで。
改名たんの作品って、すごいパワーを感じてどきどきするんですが、なんかこう
感想かけないんすよ。なんででしょうかね。
嫌いとかそういうのとも違うんですが。
438名無しさん@ピンキー:02/05/21 18:29 ID:tpb4o9u5
いつも見てますよー。
ただ、待ってる作品がまだあがらないんで・・・ずーっと待ってます。

Jtnさ〜ん、アリクリ〜〜〜!!
439ギコガード ◆FFDQ/roc :02/05/21 22:32 ID:YNOfkz3D
FFDQ板の方にもエロ小説スレがあるから分散してるのかも知れないねー。
こっちのスレが出来た時は、あっちにはFFの小説スレしか無かったから。
俺はどっちもROM専ですが……。
440sarasa:02/05/21 23:11 ID:pvRv0P6v
一応、チェックはしてます。
小説も、書いてるんですけど…エロにならないんですっ(涙)
あと、改名さんのように、力がないんで…。
4しか書けない…。(それもクリアリ…)
441名無しさん@ピンキー:02/05/21 23:25 ID:tpb4o9u5
>>440
クリアリ〜!クリアリ〜!
見せてくださいな、エロなしでも!
あ、ここじゃダメなら千一夜スレとかで!!
442sarasa:02/05/22 00:46 ID:Crdv5Kg4
一応、「官能小説」スレなので…(−−;)
無理矢理エロを引っ張り出してみました。
長いので、とりあえず前半部。しつこくアリーナで、食傷気味の方ごめん。

−−−<真夜中は別の顔>−−−

 各々に個室が割り当てられたために、一人で寂しく部屋の中に座っているアリーナは、はあっとため息をついた。ベットの上でゴロゴロ寝そべっていても、ため息は止まる気配を見せない。
 どうしても、頭の中からある人物が離れてくれない。目を開けていても、目をつぶっていても。戦闘中は、さすがに戦いに集中していられるものの、ちょっと気を緩ませると、すぐに頭の中に飛び込んでくる。
 いや、それ以上に、本人が彼女の前に現れると言った方が正しいかもしれない。自分がちょっと怪我をすれば心配そうな顔をして、元気になればほっとしたように笑顔になる。
 そんな彼の顔が、頭から離れない。そして、彼を見るたび、胸が熱く、どこか痛くなる。苦しいような、悲しいような、嬉しいような、楽しいような。自分の辞書にはない感情が、全身を駆けめぐっていた。
「クリフト……」
 アリーナは、自分をそんな目に遭わせる彼の名を呟いた。
 どうして、クリフトが浮かぶんだろう?
 どうして、クリフトを見ると訳のわかんない感情が苦しめるのだろう?
 考えてもわからない感情。ミネアなりマーニャなりに相談すれば解決するのかもしれないが、何となくいいにくい。それに、自分で回答を見つけないといけないような気がして。
 だから、アリーナはまだ知らない。それが「恋」だということに。
 そして、その感情と同時に知った行為も一つ、あった。もちろん、彼女はそれが何を示すのか知らない。知っているのは、その行為をすると、少しだけ気分が楽になるということ。気持ちよくなって、頭が空っぽになるということ。
443sarasa:02/05/22 00:48 ID:Crdv5Kg4
−−−<真夜中は別の顔>−−−
 アリーナは目を閉じた。すると、クリフトはやってくる。
 頭の中で、そのクリフトはそっと抱きしめてくれる。そして、そのまま胸の先に手を伸ばす。
「ぅあ…ん…」
 先に触れられただけで−−−もちろん、触れているのはアリーナ自身の指なのだが−−−一気に身体が熱くなる。そのまま、その先を小さな円を描くように転がす。
 そのうちに、寝間着の中に手が入り込んでくる。片方の手はその大きくない胸を揉みしだき、もう片方は大きく尖った先っぽを弄ぶ。頭の中では、クリフトがその胸に甘い口づけを施している。
「ああ、ん…クリ…フト…っ……」
 自然、漏れる声に彼の名前が混じる。
 やがて、胸を弄んでいた指先は、すっと下の方へ降りてきた。
 くちゅ…という嫌らしい音とともに触れた途端、アリーナは全身に痙攣が走ったようにびくりと身体をくねらせる。
「ああっ…ああ!」
 すでに妄想としかいいようのない、頭の中のクリフトは、アリーナの足を広げ、その奥でうごめく花びらに指を差し入れしている。くちゅくちゅと嫌らしい音を立てながら。時折奥の方に指を入れ、溢れ出す蜜を指ですくい取り、尖った花心と花びらを何本も指を使って弄ぶ。
 これも、現実はアリーナの指。
444sarasa:02/05/22 00:52 ID:Crdv5Kg4
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「ああ!クリフ…と…ああ、いいっ……」
 すでに声を抑えようという意識は吹き飛んでいる。快楽のままに、本能のままに、アリーナはあえぎ続ける。
 指の動きはどんどん激しくなっていく。花心はこれ以上ないくらい脹らんでいる。
「あ、だめ、だめ、クリフトっ!ああ、やぁ!」
 ヒステリックに叫びながら、妄想の中のクリフトに深い快楽を教え込まれる。
 そして。
「ああああっ!だめ〜〜〜〜っ!!」
 悲鳴に近いあえぎ声を合図に、指の動きが止まる。花びらの奥から、どくどくと蜜が溢れ出す。べちょべちょに濡れた花心がひくひくと小刻みにふるえる。
 そのまま、アリーナの身体の力が抜けた。
 真っ白になった頭には、もうなにも浮かんでは来ない。先ほどまで己に快楽を与え続けていた(はずの)彼でさえ。ぐったりとして、アリーナは目を閉じた。着衣を直そうともせず。汗と愛液でまみれた下半身をどうしようもせず。
 そのまま、何も感じなくなった。

 だから、というのは言い訳かもしれない。
 そっと部屋のドアが開いて、何者かが侵入してきたことに、アリーナは気づきもしなかった。

−−−−−−

とりあえず、ここまで。
続きはまた今度。きっと長くなる…。
445仮眠室にて2:02/05/22 07:04 ID:bdDodoN0
真夜中は別の顔イイ!
エロイ!かなりOK!
自信を持ってうpしてほしいっす。

需要は結構あるみたいですね。
足りないのは供給か・・・。
書き手の皆様、よろしくお願いします!
446名無しさん@ピンキー:02/05/22 08:28 ID:LvOklLo4
無意識にエチーなアリーナたんかわいい……ハァハァ
やっぱクリアリはええのぅ。
続き待ってます。
447sarasa:02/05/23 00:33 ID:9IGU/YQT
長いよ、長いよ…(ToT)。長編嫌いな方、先に謝っておきます。
もう一つ、純粋にクリアリ期待してる方、謝っておきます。

というわけで、真夜中は別の顔。

−−−<真夜中は別の顔>−−−
「いい格好だな、アリーナ」
 聞き覚えのある声に、さすがのアリーナも反応した。ぱっと目を開くが、どうしても焦点が合わない。そうこうしているうちに、誰かの顔がみるみる近づいてくる。
(ソロ!)
 わかった瞬間、アリーナの唇はいともあっさりとふさがれていた。暖かいそれで。
「んん!ん〜〜〜!」
 そのまま唇をなめ回される。堅く閉じられた歯の列もなぞられ、アリーナは得体の知れない恐怖に鳥肌がたった。
 不意に、唇が離れた。そして、気づく。勇者・ソロが、アリーナの上に被さって嘲笑っているということに。アリーナの両腕が、ソロの腕によって拘束されていると言うことに。ソロ自身は感情を表に出してないのかもしれないが、その表情に、アリーナは声も出せなかった。
 ややあって。
「まさか、キスは慣れてないとか言わせるなよ?」
 ちっと言う舌打ちとともに、ソロの唇が動いた。その動きは優雅で、一瞬今自分が何をされているのかを忘れさせてしまう。
 が、押さえつけられた腕の痛みに、我に返る。
「な…何するのよ……」
 ようよう絞り出したその抗議は、美しい悪魔の前では戯言でしかならない。
「離して…」
「嫌だね」
 ソロは暗く笑った。
「あんな声聞いちゃ、男はたまんないよ」
「!!」
(聞かれてたんだ……)
 さっきまでの淫らな独り遊びを思い出して、アリーナはかーっと顔が熱くなる。しかし、ソロはそれすらも目的だったのかもしれない。暗い笑顔を崩さない。
「それに……」
 無防備に開かれたままの太股に手を伸ばす。気づいたアリーナがあわてて足を閉じようとしたが、その前に、ソロの指は敏感なところに届いていた。
「ぁあんっ!」
 そのまま、腰の力が抜ける。
「ここも誘ってるぜ、お姫様」
 ソロの指がうごめき出す。濡れた花心と、花びらの奥を弄ぶように。
448sarasa:02/05/23 00:35 ID:9IGU/YQT
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「んああっ、やめ…やあああっ!」
 快楽を覚えた身体は、その刺激に素直に反応する。だが、心の中は、快楽とほぼ同等の恐怖に覆われていく。
 気持ちいいけど、とっても怖い。
 やだ。声なんか出したくない。こんなの、嫌。
 思う心とは裏腹に、流されそうになる快感。それは自分でしていたときよりはるかに強いもので。
「ああ、やだ、クリフト…助け……あうう……」
 甘いため息に、今自分を犯している人間以外の人物の名が混じる。
 当然のことながら、ソロはそれを聞き逃さなかった。まるでそれが合図であったかのように、濡れた指が1本、アリーナのさらに奥を貫く。
「ぅあっ!」
「狭いな……」
 呟くソロの独り言は、アリーナの耳には入らなかった。ソロはぐっと顔を近づけると、アリーナの耳に息を吹きかける。
「力ぬきな」
「ぁああ。やだ…やめて……」
「痛いのは、そっちだぞ」
「やめて…やだ……く、りふ…と、たす…ああっ!」
 狭い奥を広げるように、指が抜き差しされる。やや乱暴に。時折貫く奥の方で、今まで知り得なかった快楽をたたき込まれる。じゅぶじゅぶという音は、さらに大きく速くなる。
「ああっ、あー…やだ…たすけて……」
「やだって、気持ちいいんだろ?」
 ソロが耳元を舐める。それもアリーナの身体を堕落させる要因にもなっている。
 けれど。ここまで快楽に支配されながらも、頭のどこかはまだ冷めていたのかもしれない。
「クリフト…!助け…ああっ、クリフト……」
 半狂乱なあえぎ声に、愛しき人の名前が混じる。
 ソロはため息をついた。うごめかせていた指の動きを止め、愛液の泉から引き抜く。快楽への供給が止まり、アリーナの理性もわずかずつ戻ってくる。
 だか、完全に、ではない。
 そして、ソロの暗い笑みは消えない。

449sarasa:02/05/23 00:37 ID:9IGU/YQT
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「楽しんでもらわないと、こっちも嬉しくないんでな」
 その言葉が、まるで処刑執行人のように聞こえる。
 そして、何かの魔法が唱えられたような気がした。恐怖と身体のだるさに逃げる気は失せたが、直視できないアリーナはぎゅっと目をつぶった。
 またも、ちっと言う舌打ちの音が聞こえる。そして、顎をくいっと持ち上げられた。
 思わず目を開けてしまって、その目の前の映像に、アリーナは声を失った。
(クリ…フト……)
 そう。ソロはモシャスの呪文を使ってクリフトに化けたのだ。
 そのまま、口づける。びっくりしたまま対応できないのか、それとも愛しい人ならいいのか、アリーナの唇は今度は抵抗しなかった。そのまま歯をなぞると、ほんのわずかに唇が開く。その隙間からさらに奥を犯す。
「…っん…」
 苦しいのか、アリーナの喉がぐぐっと音を立てる。そんなことに気づかない振りをして、ソロは音を立てるように激しく深く責め立てる。唇だけでなく、その手を胸に伸ばして。
 ちゅぱ…と音を立てて唇を放すと、アリーナの目はとろんととろけるように宙をさまよっていた。そのまま胸の尖りを激しく責め立てると、これ以上にないくらい甘い喘ぎ声を漏らす。
 だが。
「ふうん。そんな顔も出来るんだ……」
 なにげに呟いたソロの一言で、アリーナははっと我に返ってしまった。
「クリフトじゃない…違うもん……」
(クリフトはこんなコトする人じゃないもん!)
 いやいやをするように、アリーナが頭を振る。本当だったら手足も使ってばたつかせ、逃げ出してしまいたいのだが、どういう訳か身体の力が抜けてしまっている。
 ソロは、クリフトの姿のままくすりと笑った。
「アンタがクリフトクリフトと呼ぶからだよ」
「やめて、ソロ。こんなの嫌……」
「オレの姿じゃ、もっと嫌なくせに」
 言いながら、アリーナの足をぐいっと持ち上げた。
「やだ、やだ。やめてよ…」
「オレも、気は長くないんでね」
 そして、自分自身の怒張した欲望を、アリーナの花びらにあてがう。
 びくり。アリーナの身体がこわばる。
「文句なら、あんたのココロに気づかず、自分で作った枷で絡まって身動きとれない朴念仁に言うんだな」
 最終宣告。そのまま、ソロは一気にアリーナを貫いた。
450sarasa:02/05/23 00:40 ID:9IGU/YQT
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「ああああっ!」
 狭い奥を一気に広げる。まだ閉じられていた膜も勢いで引きちぎる。
 魔物にやられたときよりもひどい痛みに、アリーナの顔が歪む。
「痛い!痛い!そ、ろっ…」
「そんなに絞めるなよ。苦しいのはアンタの方だぞ」
 アリーナの悲しい悲鳴にも、その瞳から溢れ出す大粒の涙にも、ソロは動じなかった。それどころか。
「オレはソロじゃない。クリフトだ」
「ち…違う……」
「あんたの大好きなクリフトだ。クリフトの手が触れているんだ」
 囁くように言葉で縛り付ける。そして、耳元に息を吹きかける。一瞬だけこわばった緊張がほぐれたのを、ソロが見逃すわけがなかった。
「うああああっ!」
 ソロの腰が動き出した。ぐちゃぐちゃという嫌らしい音と、ぱんぱんという肌と肌がぶつかり合う音が部屋の中に響く。
「ああっ、や…ああ…助け……」
「クリフトがしてるんだよ。大好きなクリフトが」
「ち…ああ! ソロっ…やめ……」
「ソロじゃない。クリフトだ。クリフトって呼べば楽になる」
 耳元に甘く囁きながらも、欲望はアリーナの中を暴れ回る。苦しそうに頭を振り続けていたアリーナだが、大きく脹らむ花心をそっとひとなでした途端、表情に快楽が混じる。
「く…リフト…あああっん!」
「そうだ。もっと呼んで」
「クリ…フ…ト…! ああ! だ、めっ…変に……」
 だらしない嬌声。ソロの動きに合わせて起こる、甘い喘ぎ声。
 そして、ソロ自身も限界だった。
「ああ! ひゃあ! へん…ああああっ…クリフトぉ……」
「くっ……」
 揺さぶるように激しく腰を揺すると、叩きつけるように何度も、その奥へと精をぶちまけた。
 一気に抜ける力。ずるりと欲望を抜き出すと、今放った精がいやらしく糸を引いてシーツにしみこむ。
 ふと、自分の前髪が目元に張り付いていることに気がついた。多分、今のでモシャスの効力も解けたのだろう。その髪の色は碧色だったから。
 アリーナはと見ると、目を閉じたまま動く気配はない。きっと気を失ったのだろう。足の先がひくひくと痙攣しているように見える。
 ソロはふうっと満足そうにため息をつくと、さっと着衣の乱れを直す。そして、出入り口のドアの方に鋭い視線を送った。
451sarasa:02/05/23 00:42 ID:9IGU/YQT
とりあえず、前半戦終了。
……まだ終わらない……(汗)
……長い……。やっと半分……。原稿用紙100枚分のエロって何?

ウィルスメールとか、石とかかみそりとかはもういいです……。
452名無しさん@ピンキー:02/05/23 07:04 ID:cVOxUCe6
100枚・・・すごいっす!
私は長くても全然平気なんで、期待しています!!
すごいイイ!んだけど・・・全部うpされたら
じぶんのパソにコピペしてもいいですか?っていうかします(ザキ
453「前夜」1/5:02/05/24 17:14 ID:aAhDcUC2
「お、おい。ほんとに大丈夫なんだろうな」
 酔いが覚めてきたのか、その剣士は少しおどおどしながらあたしの部屋を見回した。し
かたないか。ほろ酔い加減で大路をふらついている処を街娼に誘われてついていって、そ
の女の実家に連れ込まれたとなれば、大抵の男は少しは驚く。
「下にいた美人、お前の母ちゃんなんだろ?」
「そぉよぉ。……似てる?」
 あたしは男をベッドに押し倒しながら、耳元で囁く。
「いや、あの……なんで……」
 肚の据わってない男だなあ。近くで見ると、意外と若そうな顔立ちだ。声をかけたとき
はもう少しいってるかとおもったけど……二十二・三かな。まあいいか。こういう気分の
ときは若い男の方がいい。それも他の町から来た男が。
「母さんはね。あたしを女だとは思ってないから」
 そう云うと、男は眉を寄せてあたしの顔を見た。説明を求める眼だ。ああ、めんどくさ
い。あたしは右手を男の下履きの中に潜り込ませた。熱くて、湿っぽい。肝心のそれは、
もう窮屈そうになっている。
「もう……黙って……」
 下履きをずらして男のものを開放してやりながら、唇を重ねて舌を絡ませる。唾液を流
し込んでやると、男の喉が鳴るのが判った。右手の中の硬直が、また少し反応した。
「硬いね……」
 唇を離して身を起こす。右手はゆっくりと上下に動かしながら。
 窓から射す月明りがあたしの手を闇に浮かび上がらせてる。陽に灼けた指がいやらしく
動く。もっと白い肌だったら、もっと扇情的。ちょっと残念だなと思いながら、その指が
絡みついている、より赤黒い硬直を品定めしてしまう。
 笠が張り出している。長さはそれほどでもないけれど、太さはまあまあ。指がまわるく
らいがちょうどいい。そして、硬い。好きなタイプだ。
 さっきとは逆に、男に背を向けて体を倒した。息を吸うと、牡の匂いが鼻腔を満たす。
舌を尖らせて笠の裏側を突付いてやる。男が「お……」と小さな声をあげた。
454「前夜」2/5:02/05/24 17:14 ID:aAhDcUC2
「じゃ……いただきます」
 ちょっと照れ笑いして、口をすぼめて先端に吸い付く。そのまま吸い込むようにしてく
びれのところまで唇を滑らせると、口の中に男の味が広がった。ゆっくりと喉を開きなが
ら根元まで飲み込む。
喉の奥で先の方を締め付けながら、根元の方は指で揉んでみる。苦しい。酸欠で気が遠く
なりそうな感覚を少し楽しんでから、またゆっくりと引き抜く。たっぷりと濡れて、いや
らしい。また息を吸って、飲み込む。
「俺にも、させろよ……」
 男がうめくような声で云って、あたしの両足を掴んで引っ張った。引っ張られるがまま
に、男の胸を跨ぐ形で上に乗せられた。 一応、街に出る前に水浴びはしたものの、もう
すっかり溢れている筈だ。男の眼前の光景を想像したら耳が熱くなった。昂ぶってしまう。
 あっという間に下着は剥がされて、いちばん熱い部分が晒された。男の息を感じて、更
に奥から溢れ出すのが判る。
「んん゛っ」
 男はいきなり吸い付いてきた。思わず喉の奥から声が出てしまう。
 あたしのそこは、花びらが大きいとよく云われる。可愛くないのであたしはあまり好き
ではないけれど、繋がるとそれが根元にまとわりついて堪らないんだと煽てられることが
多い。その翼のような部分を、音を立てて啜られる。(ずずずっ)て音が部屋に響く。
 そうしながら時折、思い出したようにその下の突起を舌で弾かれる。その度にあたしの
お尻が、男の目の前で(ぴくん)と跳ねてしまう。
「んっ。んんんっっ。んぐ。んっ」
 あたしはもう、ゆっくり咥え込むなんて余裕はなくなっていて、手でしごきながら、先
の方を激しく唇でスライドさせていた。唾液と、男の先端から滲み出す粘液が口から溢れ
て、泡立ちながら指を汚していく。男の顔ももうぐっしょりだろうと想像する。
 だんだん高まってくる。味も舌使いも悪くない。
455「前夜」3/5:02/05/24 17:16 ID:aAhDcUC2
「だ、駄目だ」
 男がいきなりあたしを押しのけるようにして起き上がった。
「え?」
 振り向く間もなく、お尻の肉を掴んで押し入ってきた。そのまま、めちゃくちゃに突か
れる。気持ちの準備が出来ていなかった分、刺激が強い。
「あ、あぅ……んっ、んっ、あんんっ、んっ」
 シーツを噛んで声を抑える。目をぎゅっとつぶる。自分の肉が硬い男を締め付けるのが
判る。別の生き物のように、吸い付いていくのが。
「うぁ。何だよこれ……。……すげ……だ、め、だ……!」
 男は切羽詰った声をあげて、更に突きを激しくした。
「駄目……もっと、ゆっ……くり……っ」
ものすごい勢いで突き動かされながら、制止しようとしたけど、遅かった。いや、もっと
早く云っても駄目だっただろうけど。
 最後の仕上げとばかりに、根元深くまで(ずん)と突き込んで男の動きが止まった。一
箇所だけを除いて。その一箇所はあたしの中で、吊り上げたばかりの魚のように飛び跳ね
た。奥に(ばしゃっ)て何かがぶちまけられるのを感じて、あたしも軽くイッた。

 あたしが止めたのが聞こえたのかどうか知らないが、男は「ごめん」とバツ悪そうにつ
ぶやいた。二人とも、お互い服を着たままなのを見て、笑った。
「いいよ。よかったよ」掠れた声が出た。「……まだする?」
「ああ。体、見せてくれよ」
「ふふ……。……脱がせて」
あたしは木綿のワンピースにベルトをしただけの格好だったから、すぐに剥かれてしまっ
た。快感の余韻で乳首が尖ってしまっているのが見なくても判る。思わず両手で隠したけ
ど、隠したらよけい恥ずかしくなった。
456「前夜」4/5:02/05/24 17:18 ID:aAhDcUC2
「なんだ。いい体してんじゃんか」
 男は、両手であたしの手首を掴んで胸から引きはがす。そのまま押し倒しながら、顔を
埋めてきた。手首がベットに押さえつけられたままで刺激的。
「立派に女じゃねえか。いい体っていうより、いやらしい体だな」
 同感だ。あたしはスタイルがいい方じゃない。背も低いし、全体的に造りが太い。筋肉
が多いんだ。色も黒い。だけど、胸とお尻がアンバランスに大きい。それが妙な印象を与
えるのか、男たちの好色な視線を感じながら育った。この体は、決して好きじゃない。
「おふくろさんがあんたを女と思ってないって、どういうことよ」
 乳房に涎を擦り付けながら、上目遣いに訊かれる。
「……ずっと男として、育てられた、からね……。あの人、娘がこういう、こと、でき
るって、忘れてるん、じゃ、ないか、なあ……」
 乳首を嘗め回されたり吸われたりして、また体が熱くなってくる。
「へぇ……そりゃ勿体ねえな。でもだからって自分の家で商売しなくても……」
「この街って、《冒険者の酒場》が、一件しか、ないの。……あたし、そこのママに、顔、
知られ、てる、から……」
「なんだ、登録抹消者か?」
「登録、できる、のは、成人、して、から、じゃん……」
 ……ヤバい。喋りすぎてる。
「……未成年かよ、お前。……そうじゃねえかとは思ったけどな」
「今日、まで、ね……」
 どうかしてる。やっぱりあたし、ビビってるんだろうか。なんだか落ち着かなくって男
拾いに行ったけど、こんなふうに自分のこと語り出すなんて。
「……今日、まで……?」
 ひざの辺りに当っていた男の硬直から、いきなり熱が冷めたように感じた。
「明日で十六歳……? で男として育てられた、って……」
 ああ、バレちゃった。正体を知ってまで、しかもこんな時期にあたしを抱ける度胸のあ
る男なんていない。お楽しみもここまでだ。
457「前夜」5/5:02/05/24 17:18 ID:aAhDcUC2




 「あーあ」ためいき。
 男はしどろもどろな云い訳を残して、逃げるように帰っていった。「これで勘弁してく
れ」とか云って、《力の種》を置いて行きやがった。……強盗じゃないんだから……。
 まあいいや。旅の剣士さんにとってはどうだか知らないが、この田舎町では結構な価値
のある品物だ。あたしはこんなものに頼る気はないけれど、売れば軍資金の足しにはなる。
 明日は(もう今日かな?)朝も早いし。
……もう寝よう。
458lonpy:02/05/24 17:20 ID:aAhDcUC2
>>453-457
ごめん。sage忘れました。
ええ……すみません。「どこが!」って感じですがDQ3です。
実はこれ自分用の冒険日記なんですが、こんな余計なことばっかり書いているので
一週間もたってまだ、ロマリアです。
459お父さん:02/05/24 20:02 ID:SRB7BPdY
バスタブには一面の泡。その美しい白き泡に、自らの醜く肥大した肉体を
埋めながら、私は彼女の登場を心待ちにしておりました。
 私の名はトルネコ。 旅の武器商人でございます。
 妻も子もおり、とうに中年に達した年齢の私が、まるで筆下しの済んでもいない
うぶな少年の様に、自らの醜悪なるシンボルを硬く尖らせて心待ちにしている女性とは・・

  ・・・・・おお、女神の登場です。
 彼女は、少女と呼ぶには余りに成熟しすぎた豊かな肉体に、桃色のバスタオルを一枚
巻いたのみの挑発的な姿で、ここ、エンドールの宿のVIPルームに備え付けられた高級感溢れる
大理石のバスタブの設置された浴室に入っていらっしゃいました。
 彼女は、そのエメラルドのように輝く始末の悪い黒髪を右手で抑えつつ、わずかに小股を
覆うのみのバスタオルの丈を必死で左手で押さえ、その大きな輝く瞳を、私の嫌らしい視線から
そらしつつ、はにかんだような愛らしい照れ笑いを浮かべ、海洋で出会うトドの魔物に酷似した
でっぷりとした体型の私が泡まみれでつかるバスタブの端に、ちょこんと腰掛けました。
 私はむっくりと重い身体を起こし、彼女の豊かな胸元で結ばれたバスタオルを
ゆっくりとほどき、そのはじける若き肉体を露出させました。その白い肌との
境目すら確認出来ないほど薄い桃色の乳頭と、頭髪同様、宝石のように輝く愛らしい茂みが
魔術で光を放ち続ける薄暗い照明のもと、この醜い中年の眼前に晒されてしまったのです。
 元来、無口な彼女・・・・伝説の勇者と呼ばれ、世界中の希望を集める16歳の少女・・・
ミスズさんは、頬を紅潮させ、その恥辱に薄笑いを浮かべながら耐えていらっしゃいました。
460名無しさん@ピンキー:02/05/25 02:52 ID:499qoUN7
461名無しさん@ピンキー:02/05/25 03:59 ID:thODPlvm
sage
462名無しさん@ピンキー:02/05/25 07:57 ID:U0Xy5Ghp
>lonpy
これって主人公が女勇者なんだよね?
改名さん以外に、ここまでエロイ女勇者を書ける神がいるとは・・・。
違ったらスマソ
463fan:02/05/25 13:34 ID:FX0vMWLO
sarasaさん、ファンになりました。がんばってください。
464lonpy ◆4BwpDQ9U :02/05/25 15:16 ID:tZKlVsNp
>>462
そです。やっぱ説明不足でせうか。
この後に王への謁見とか続くんだけど、エロがないので割愛。
パーティ組むあたりはまたエロです。アップしてもいいでしょうか。

いやね、SFC/GB版でセクシーギャル勇者で謁見すると
「エッチはほどほどにたのみますぞ」とか云われるじゃない。
そんなんが知れ渡ってるってことはこういうキャラでもアリかなあ、と。
465sarasa:02/05/25 21:26 ID:zVaUt4sg
気がついたら投稿が増えてる…私、いらんじゃん。
あの、例の「真夜中は別の顔」なんですけど…。アップした分より後、
200行エロ無しという恐ろしいことになってしまい、
アップするかどうか迷っております。(そしてまだ書き上がらない…)
あれはあれで完結でもいいんですけど…。どおしましょ?
466名無しさん@ピンキー:02/05/25 22:08 ID:ViT6y2fL
>>465
アップしてください!!
すごく楽しみにしてるっす。
467lonpy ◆4BwpDQ9U :02/05/25 22:28 ID:Hnto6yUF
>>466
同意!
468sarasa:02/05/25 22:48 ID:JDvxDse0
うわお。もうレスついてる…(汗)
ありがとーございます!
というわけで、できあがってる分だけ。エロ無しなのでご了承を。

−−−<真夜中は別の顔>−−−「出歯亀とはいい趣味だな、クリフト」
 ドアを開けるなり短剣を突きつけられて、ソロはにやりと笑った。こうなることは予想の範囲であったから。だから、出歯亀などと嘲笑う余裕がある。
 実は、アリーナの部屋に入ってしばらくして、3人目の気配を感じていたのだ。その気配がドアに張り付いて動かないことも。その気配が誰のものであるかも。
 だから、そいつに化けた。アリーナがその名をうわずらせていたせいもあるけれど。
 その予想は、ある意味正解だったらしい。
「……どういうつもりなんですか、ソロ」
 短剣をソロに突きつけるクリフトに、いつもの線の細い優しい面影はない。そこにあるのは暗い怒り。冷めた視線。そして、黒い殺気。
(ふん、そうこないとな)
 ソロは後ろ手にドアを閉めた。廊下の窓から漏れる月明かりに、2つの美しい、しかし恐ろしい表情が照らし出される。
「オレは、オレのしたいことをしただけさ」
 短剣を握りしめるクリフトの腕を、ぎゅっとつかむ。
「だから。…だから、姫様を犯したのですか」
 クリフトの唇が、悲痛に歪む。その瞳が静かに燃えている。
「姫様の。姫様の…大切なお気持ちを……」
「お前みたいな偽善者に言われたくはないね」
 ぴくり。クリフトが反応する。短剣を持つ腕に力が掛かる。もしソロが腕を捕まえていなかったら、間違いなく激情に駆られたクリフトはそのまま首筋を貫いていただろう。
「……どういう意味ですか」
 ふっと、不意にクリフトの力が抜けた。キッとその顔を見据えると、なんだか笑っているようにも見える。怒りも限界点を越えると笑ってるようにしか見えないという話は、こういうことを言うのかもしれない。
 ふん。鼻を鳴らすと、ソロはあっという間にクリフトの手の中の短剣を取り上げる。
「そのまんまさ。それ以上でもそれ以下でもない」
 これ以上の話は無意味なものだ。そう考えて、ソロはクリフトの視線から外れる。
469sarasa:02/05/25 22:50 ID:JDvxDse0
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「…ソロ!」
 研ぎ澄まされた鋭い視線。墜ちるところまで墜ちた怒り。クリフトの声に、それらがひしひしと感じられる。
(そこまで想えるのに……)
 ソロにはどうしてもわからない。どうしてそこまでこだわるのか。所詮「男」と「女」ではないか。神に仕えるだの、一国の姫だの、身分だ言ったところで。
しかも、お互いに想い合っている。少なくともどっちかが勢いをつければ、すべては望む方向へ流れていくではないか。もちろん、男女の関係として。
 なのに。言い訳のような枷を絡めつける。
 動き出すことさえ拒み続ける。
 心の中だけで、不毛な想いを膨れあがらせ、そしてそんな己を嘲笑っている。
(馬鹿な奴らだ……)
 だから、アリーナを犯したのかもしれないな。ふと、そんな考えが頭をよぎって、ソロは忍び笑いを漏らした。
「……何がおかしいのですか」
 聞きとがめて、クリフトが冷たい声を放つ。
「馬鹿馬鹿しいからさ」
「……私が、ですか」
「どう思ってもいいさ。ただ、オレは身分とか立場とか、そんなものは関係ないからな」
「……」
 クリフトの沈黙の中に、黒い闇を感じる。きっと、クリフトが次に口を開いたとき、彼の得意とする「即死呪文」が流れるだろう。
「どうあがいでも男と女だ。お互いやりたいと思ったら、やるしかないだろ」
 ソロはクリフトを無視して歩き出す。その方向は自分の部屋。
 クリフトがはっと我に返る。
「ソロ! 逃げるのですか!」
「逃げも隠れもしないよ、オレは」
 行きかけて振り返ったソロのその表情は、クリフトでもなく、ドアの向こう側でもなく、違う何かを見て嘲笑っていた。
「ただ、誰がなんと言おうと、失ってからじゃ遅せえんだよ。なにもかも」
470sarasa:02/05/25 22:51 ID:JDvxDse0
−−−<真夜中は別の顔>−−−

 ソロが廊下の向こう側に消えると、その場に残されたクリフトは大きく深呼吸をした。
(失ってからじゃ、遅い…か)
 もっともな話だ。特に、ソロにそう言われるとずしりと重みが加わる。ソロの場合は経験というか、実体験だから。
 自分にだって、性的な欲望がないわけではない。主君であるアリーナに対して、そう言う邪な感情を抱いたことだって一度や二度ではない。その感情を赤の他人にすり替えて流れのままに発散させたことだってある。
 けれど。
 実際にアリーナにそう言うことが出来るかと言えば、それは否だ。
 所詮身分違いだから?
 自分が「神官」という性的なこととは無縁とされている職だから?
 ただの「幼なじみ」で「部下」としか思われていないから?
(それは、言い訳でしかないな……)
 クリフトは独りごちた。そして思い出す。さっきまでのアリーナの醜態を。
 ドアを開けて覗こうという勇気は起きなかったが、それでも二人のやりとりは全部聞いてしまった。乱れたアリーナの声も。ソロが自分に化けたことも。そのままアリーナを犯したことも。
 「助けて」と叫ぶアリーナの声も聞いた。自分の名を呼んで助けを求めていることも聞いた。−−−けれど動けなかった。
 そして、自分の名を呼びながら、愛しき姫君が快楽を登り詰めたとき、自分の中で何かが壊れたような気がした。
 ソロが許せないと思った。けれど、逆にソロがうらやましいと思った。
(所詮、男と女…か……)
 クリフトは大きく深呼吸をした。
(とりあえず、姫様は大丈夫だろうか?)
 今まで考えていたことをすべて棚上げする。そして、愛しき主君の容態を確認しないといけないと自分自身に言い聞かせる。
(なんだかんだ言って、アリーナの部屋に入る理由が欲しかったんだろ?)
 己の中の悪魔のささやきは無視をする。そんなことは分かり切っているんだから。
(どうせ、私はよくて偽善者にしかなれないのだから)
471sarasa:02/05/25 22:53 ID:JDvxDse0
−−−<真夜中は別の顔>−−−

 静かにドアを開ける。すると、奥の方で何かが呻いた、気がした。
 なるべく音を立てないようにドアを閉めると、無意識のうちに鍵までかけてしまう。
(いい子ぶったって、結局ソロと一緒じゃないか)
(うるさい!こんな姫様の姿を誰かに見咎められたら、姫様の人生に泥がつく!)
 自分の中で、激しい言い争いが続いている。
(お前だって、こんなコトがばれたら姫様に勘当されるんじゃないのか?)
(どうせ勘当されるんだったら、姫様の傷をすべて治す!)
(ふん、かっこいいこと言っちゃって。だからソロに「偽善者」って言われるんだよ!)
 そこまで議論して、クリフトは中の言い争いを強引に黙らせた。埒があかない。
(姫様が助けて!といったから入ったんだ。それだけだ!)
 強引な大義名分。それを自分の中で繰り返しながら、そろそろと足音を忍ばせてアリーナのベットへ近づいた。
 アリーナは何も身につけてはいなかった。ソロに脱がされてそのままなのだろう。素肌に、申し訳程度にブランケットが掛けられている。
 ただ、アリーナの肌を隠すその布は、あまりにいい加減にかけられていた。だから、引き締まってほっそりした二の腕、濡れたままの片方の胸の膨らみ、しどけない太股などが、否応なしにクリフトを誘っていた。
 クリフトは思わずごくりと生唾を飲み込み、あわてて頭を振った。
 ここでこのまま欲望のままに突き進んだら、ソロと何にも変わらなくなってしまう。
 とりあえず自分の心を静めるために、大きく深呼吸をする。
 そのとき。
「う…ん」
 幸か不幸か、アリーナが意識を取り戻したのだ。
472sarasa:02/05/25 22:55 ID:JDvxDse0
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「ん。クリ…フト……?」
 完全に目覚めてはいないらしく、とろんとした瞳がおぼろげにクリフトをとらえる。そのまま凍り付いたように動けなくなってしまったクリフトを。そのまま、アリーナが上半身を起こす。覆われていた形のよい乳房が、はっきりとあらわになる。
 クリフトは全身の血液が一気に顔に集まるのを感じた。が、アリーナが苦痛に顔をゆがめたのを見て、思わず手をさしのべる。
 その瞬間。アリーナは完全に目覚めたらしい。
「や、やだっ!」
 伸ばし掛けた手を拒絶される。ブランケットをかき集めて、あわてて自分の身体を隠す。
 そして、大粒の涙をこぼして言う。
「やめて、ソロ! もとの姿に戻ってよ!」
(え?)
 一瞬、何のことかわからずぽかんとしてしまったクリフトだったが、すぐに今までの状況を思い出して合点する。目の前にいるのが、クリフト本人ではなく、ソロがモシャスで化けたクリフトであると思いこんでいると言うことを。
(くそ、あの馬鹿野郎……)
 だが、クリフトのあさっての感情など気づくはずもなく、アリーナは悲しみに震えている。
「お願い…嫌なの。そんなの、嫌なの……」
「どうして……ですか?」
 一瞬だけ、ソロのふりをしようかと考えた。だが、そんな器用な芸当がクリフトに出来るわけがなかった。
 だから、クリフトは、自分の言葉で尋ねる。
「どうして。嫌なのですか?」
「だって…本人じゃないから。本当のクリフトじゃないもん」
「なら、クリフト本人ならいいんですか?」
「……」
 アリーナは俯く。そして、首を横に振った。
 クリフトは唇を噛みしめた。ソロのやった行為はこれほどまでに根が深いとは。
 と、クリフトは思った。
 しかし、ややあって顔を上げたアリーナの口からは、思わぬ言葉が飛び出した。
「だって。クリフトはきっとエッチなこと思ってる女の子は嫌いだもん」
473sarasa:02/05/25 22:55 ID:JDvxDse0
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「え……」
「クリフト思ってこんなコトしてるとか、そんなこと知られたら、きっと嫌われちゃうもん」
 アリーナの瞳に涙がせり上がる。
「お願い。クリフトのこと考えちゃうから。元に戻ってよ……」
 ぽろり。大粒の涙がシーツにしみこんだ。
 クリフトは覚悟を決めた。強引にアリーナの腕を取る。
「ソロ!お願いだから、もうやめて!」
 ふりほどこうとするアリーナの腕をいつになく力を込めて離さない。そして、一気にアリーナを引き寄せる。
「もう、やなの……」
「姫様。私はソロじゃない。クリフトです」
 吐息が感じられるほど近くで、クリフトはアリーナの目をまっすぐ見つめた。
「……!」
 大きく見開かれた拍子に、またも大粒の涙がこぼれる。それをなぞるように頬を両手で包むと。
 ホイミの詠唱。
「どうして…クリフトどうして……」
「姫様がお呼びになったからです。助けてって」
 クリフトはにっこり笑うと、名残惜しそうに頬を包む両手を離した。
「じゃあ、もしかして、さっきまでの……」
 アリーナの顔がさっと青くなる。
「いいえ。姫様は悪い夢を見ていらしたのです」
 クリフトは笑顔を崩さない。
「クリフト。嘘つかなくてもいいの。あたし、怒らないから」
「私が見たのは、うなされている姫様です。後は全部夢なんです」
 最後の一言は、もしかして自分自身に言い聞かせているのかもな、クリフトは思った。
 夢なんだ。悪夢なんだ。決して消えることはないだろうけど。
 アリーナは一瞬怒ったような顔をして、やがて笑って言った。
「夢なら、もっと早く助けに来てよ! 遅すぎるじゃない!」
 そのままクリフトの胸に顔を埋める。そのまま小さく震えだした白い身体を優しく抱きしめて。
「申し訳ありませんでした……」
 それは自戒の言葉だったのかもしれない。
 けれど、アリーナの柔らかさを感じた瞬間、そしてそれを言った瞬間、何かが崩れたように感じた。

474sarasa:02/05/25 22:57 ID:JDvxDse0
……ぜえぜえ。
次で終わります。はい。
つっても、5連投ぐらいすると思うのですが……。
しかし。行数制限と自分の段落分けがうまくあわなくてとても困る…。
475名無しさん@ピンキー:02/05/26 01:47 ID:TDJqXlz1
(・∀・)グッジョブ!
しかし、勇者と栗太が兄弟とは・・・。
476fan:02/05/26 02:04 ID:fzq7HeZO
sarasaさん、おつかれさまです。すばらしいです。
せつなくてなきそうです。つづきもたのしみにしてます。
477名無しさん@ピンキー:02/05/26 09:23 ID:xF+w//pq
>>459
イイッ!! 続きキボン!!
478名無しさん@ピンキー:02/05/26 15:31 ID:xFkPS17A
>>474
こーゆー話好きです !
早く続きが読みたいで〜す !
479名無しさん@ピンキー:02/05/26 19:45 ID:ByfITfzf
>>478
同意!!!
480名無しさん@ピンキー:02/05/26 22:32 ID:DuU5tu82
>>479 禿同
481お父さん:02/05/27 02:05 ID:JjQ3mH77
>>459の続き


「お風呂…浸かってから……」
 彼女の蚊の泣くような小さな抗議に私は耳を傾けず、既に硬く尖る乳頭に髭にまみれた
唇を押し当て、唾液を塗りたくり、赤子のようにしゃぶり出しました。
 風呂場に響く淫猥な音を楽しみつつ、その若き少女の甘い汗や垢の味に恍惚となり、
私はこの世に生を受けた喜びに打ちのめされていました。
「やだ…汚い…ヨ…  ン…   んんん…  ハァっ   」
 自らの胸元に届くほどの大剣を片手で振るい、誰よりも早く魔物に飛び掛り、
大声で仲間達に的確な指示を出し、まさに鬼神の如く戦う彼女も 押し寄せる
甘い刺激には声を出さずには居られないのでしょうか。
 私はミスズさんに、バスタブの縁に四つん這いで乗る様に指示しました。
 当然、バスタブの底に寝そべる私に対しお尻を向ける形で。
 彼女は驚き、呆れたような顔で私の顔を、潤む瞳で睨みつけていましたが
執拗な私の懇願に、諦めたように黙って私に豊かなお尻を向けました。
 私の目の前に、薄い茂みに隠されていた薄桃色の女芯が開かれ、未だ洗浄していない
そこは、若さを凝縮したような独特の香りが、私を誘いかけていました。


482お父さん:02/05/27 02:07 ID:JjQ3mH77
 私は鼻息も荒く、むしゃぶりつくように女芯へと唇を這わせました。わざと肉芽には
舌をあてず、入口周辺を円を描く様に舐め、しゃぶり、甘く歯ではさみ、この中年男の
技巧を、この伝説の少女にぶつけました。
「っっあ! あっっ! あん! あんっ あんんっ ああっっ!!」
 鋭い叫びが風呂場に響きました。わずかに窪んだのみの肛門や、尻たぶにも舌を
這わせると、お尻をぶるぶると震わせ快感に身をよじらせ、彼女は私に哀願しました。
「…お願い… まんなか…   舐めて…  い・・ いかせて…  ください…  はやく…   いきたい…の」
私はその言葉を聞くと愛撫を中止し、おもむろに立ち上がり、バスタブに座り込み荒い息をつく彼女の前に
立ち、醜く尖る男のシンボル向けこう言いました。
「ミスズさん… ビジネスにはギブアンドテイクという言葉があります。
 何か要求するにはそれ相応の対価を用意しなければなりませんよ。
 それはパーティの財布を握る貴女ならトウにご存知…はうっっ」
 私の話よりも早く彼女は商売に対し熟知なされていたようです…
483sarasa:02/05/27 22:41 ID:kGNFMPC2
では、お待たせしました。クライマックスです。
−−−<真夜中は別の顔>−−−
 アリーナを抱きしめたまま、クリフトはベットサイドに腰を下ろした。体勢が変わったことを不審に思ったのか、アリーナが顔を上げる。
「あのですね、姫様。よく聞いてくださいね」
 いつもの優しい微笑みに、アリーナは素直にこくんと頷く。
「今までの悪夢も全部夢です。そして、今も、これから言うことも、全部夢です」
「……」
 不思議そうに小首を傾げるアリーナ。
「いいですか。姫様と私だけが知っている夢です」
 そのまま、強引にブランケットを引き剥がすと、シーツの中に倒れ込むようにしてそのままアリーナを腕の中に納める。
「夢ですから…無礼承知で聞いていただけますか」
 何か言おうと口を開きかけたアリーナだが、真剣でどこか熱っぽいクリフトの瞳を見て、そのまま言葉を飲み込む。
「私も男です。女性に対して性的な欲求がないわけではありません」
「あ……」
「それに、姫様はご自分の魅力がわかってない。そのような格好で私の名前を呼べば、どうなるか見当はつきませんでしたか?」
「あ…だって……」
 口ごもって俯くアリーナ。
「だって?」
「…だって……。怖かったし。……クリフトだったら……」
「私だったら?」
「……お願い。言わせないで」
 そのまま黙ってしまう。
「失礼しました。……私も男ですから、そして、姫様はとても魅力的な方ですから」
 またもクリフトは体を入れ替える。今度はアリーナをベッドに押しつけるように。
「姫様のことを考えて、性的な妄想におぼれたこともあります」
「クリフトも、なの?」
 思わず口走ってしまい、アリーナはあわてて自分の口を塞ぐ。クリフトはくすりと微笑むと、その手を除ける。
「私も、です。だから、今、夢の中でこのようなあられもない姿を目の当たりにして、自分自身を抑えられる自信がありません」
 そのまま、除けた手に口づける。
「嫌なら嫌と、はっきり言ってください。まだ、何とかします」
「……嫌じゃないよ」
 アリーナは笑った。そして、クリフトの首に腕を回す。
「だから、お願い。今だけは普通の女の子にさせて」
「わかりました、アリーナ様」
 そして、唇が甘く重なった。

484sarasa:02/05/27 22:42 ID:kGNFMPC2
−−−<真夜中は別の顔>−−−

「ん…ぅん……」
 クリフトの舌が、アリーナの唇とその奥を犯す。苦しくなって逃げようとしても、執拗に追いかけてきて、甘く絡め取って吸い上げる。
「…ん…っぁう……」
 ちゅぱっ…と音を立てて唇が離れる。名残惜しそうに透明な糸が引いているのを見て、もう一度、今度は軽くついばむように口づける。そのまま頬へ、そして耳たぶへ。
「っんあ…ぅ……」
 耳たぶを舐められて、アリーナが身じろぎする。そのまま耳の中に甘く息を吹きかけると、ぴくぴくっと体を震わせる。
「…アリーナ様……」
「…んっんっぅ……」
 喘ぎ声を必死で押さえているのか、アリーナの声はすでに言葉になっていない。それでも耳元で甘く囁けば、鼻に抜ける喘ぎが微かに漏れる。
 クリフトは柔らかく微笑むと、力の抜けたアリーナの腕を取った。そして、首筋からその指先へと、ゆっくりとしたキスでたどる。
二の腕の内側、ひじ、手首。ひとしきり甘い刻印を打つと、クリフトは上体を起こす。そしてシーツに沈んだアリーナを見下ろしながら、その人差し指に深いキスを施す。
 ちゅ…ちゅぱっ……。
 音を立てるように。愛おしげに、心ゆくまで、その指にキスを施す。時には尖らせた舌の先で。時には唇が触れているか触れていないかの頼りなげなもので。
 なんてことのない行為かもしれないが、経験のないアリーナにはかなり強い刺激のようだ。触れているのはその指だけなのに、なぜか全身に愛撫を受けているような、妙にくすぐったくて熱っぽい感覚にとらわれる。
「…あ、クリフト……」
 アリーナに熱っぽくその名を呼ばれても、クリフトはその愛撫をやめなかった。視線だけまっすぐアリーナの瞳に合わせ、さらに優雅にキスを続ける。
「あっ…あっ…クリフト…お願い…」
 触覚だけでなく、視覚と聴覚も犯されているのかもしれない。触れられもしない身体がどんどん火照ってくる。
 そのとき、クリフトの空いている手が、アリーナの脇腹をそっとさする。
「ひぁあっ!」
 瞬間、弾むアリーナの身体。いきなりの刺激に、甘美な感覚が全身を貫く。
 しかし、感覚は一瞬だった。そのまま、じんわりとだが熱が引いていく感覚があった。それはただ単に刺激が止まった、つまりクリフトの愛撫が止まっただけに過ぎない。
485sarasa:02/05/27 22:45 ID:kGNFMPC2
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「……?」
 不審そうに身体を起こすアリーナ。そんなアリーナに黙って微笑むと、クリフトは今まで着ていた上着を脱ぎ捨てた。本業の戦士たちよりは線が細いものの、予想よりはたくましく引き締まった筋肉質の胸があらわになる。
「クリフトって……」
 思わず声に出してしまい、あわてて口を塞ぐアリーナに、クリフトは不思議そうな顔をする。
「どうしました?」
「……筋肉、しっかりついてるんだなぁって…」
 クリフトは苦笑した。そして、ベットから降りると、部屋の隅に置いてある道具袋をごそごそとあさる。
「…何探してるの?」
 めあてのものを見つけたクリフトは、返事の代わりにそれをアリーナの頬に当てる。
「…っ冷た! …聖水?」
 そう、その手にあったものは聖水。身体を清め、不浄なる魔物を退ける聖なる水。
「ちょっと冷たいですが、我慢してくださいね」
 言うなりアリーナの足を取る。反動でシーツに寝かしつけられるアリーナのお尻の辺りに、先ほど脱いだ自分の上着を滑り込ませる。
「ちょっ…やだ。恥ずかしい……」
 そのままアリーナの花弁をまっすぐ見つめるクリフトに、アリーナが抗議の声を上げる。けれど、手で隠したり足を強引に閉じたりしないところを見ると、それすらも快感だったのかもしれない。
 クリフトは2・3度手の中の瓶を振ると、片手で器用に蓋を開ける。そして、濁った白い液と透明な糸を引く液でぬらぬらしているアリーナの花弁の奥に向かってその中身を注ぎ込んだ。
「きゃあ! 冷たいっ」
「申し訳ありません。少し我慢してください」
 そのまま瓶の中身が空っぽになると、そこから聖水があふれるのもかまわず、指を一本差し入れかき回す。
「やぁっ…ああっ…やだっ」
「では起きあがってください」
 芯が冷えるような、それなのにどこかが熱くなるようなクリフトの行為に、アリーナは流されるように従う。そのまま手を取られて上体を起こすと、奥を冷やしていた聖水が一気にこぼれだした。
「ああっ…」
 この流れも、どこか甘美に感じられる。アリーナは素直にその快感に身を震わせる。
486sarasa:02/05/27 22:47 ID:kGNFMPC2
−−−<真夜中は別の顔>−−−
 こぼれた聖水は、下に引かれたクリフトの上着に吸い込まれる。ソロが残した濁ったものと一緒に。
 やがてアリーナの震えが止まった。すべて流れ出たのだろう。そのままアリーナの身体が力無く崩れる。濡れた上着を引き抜くと、そのまま乱暴に床に投げ捨てる。
「大丈夫ですが?」
 崩れたアリーナを背中側から抱きしめて、クリフトが囁いた。
「何か、もお、変なの……」
「変?」
 訝しげなクリフトに、甘く溶けたアリーナの言葉。
「クリフトにさわられたところが、全部熱いの。あたし、変になっちゃうの?」
「……アリーナ様は変じゃないです。それに」
 顔だけアリーナに覆い被さると、そのまま甘く口づける。
「……夢ですから」


「もっと変になって。アリーナ」
 呼び捨てされた名前とともに、背中に赤い刻印が施される。前に回されたクリフトの腕は、そのまま形のよいアリーナの胸を優しく揉みしだく。
「あっ…んっあっ…あ、はっ…」
 強度の快感に身をくねらせるアリーナに、クリフトは容赦なく甘い愛撫を繰り返す。胸を揉みしだき、その先の尖りを転がすように弄び、快感の流れる背筋のラインに舌を這わせる。
「あっ、あっ、やあっ…だめぇ……」
「ごめんなさい…でも」
 アリーナの哀願はあまりにも溶けており、それがクリフトをさらに刺激することに気づいていない。そのまま胸を弄んでいた指先が、脇腹を柔らかくさすり。
「……もう、止められません」
そのままアリーナの茂みに潜り込む。
「あああーっ!」
「アリーナ様……」
487sarasa:02/05/27 22:47 ID:kGNFMPC2
−−−<真夜中は別の顔>−−−
 指の動きに、くちゅ…という嫌らしい音がまとわりつく。弾む身体に、指が離れる。
「もう、こんなに……」
 先ほど清めたはずのそこは、すでに糸を引く液体であふれていた。その量は、もしかしたら清める前よりもずっと多いかもしれない。
 ぐったりとしているアリーナに気づかれないように、また纏っていた下着を脱ぎ捨てると、クリフトはだらりと力無くしなだれているアリーナの足を取った。
「やぁん……」
 アリーナの抗議の声に、クリフトは答えない。その表情はいつもの優しいクリフトではない。どちらかといえば恍惚としている。アリーナ自身も同じような表情だとは気づいていないが。
 そのまま、アリーナの足首に、ふくらはぎに、そして太股に舌を這わせる。うっとりとした顔で。
 そして、うっとりとした声で。
「アリーナ……」
 人前では呼ぶことを許されない、その名前。
「愛してます…誰よりも」
 語ることすら出来ない言葉。
「夢ですから…夢ですから……」
 うわごとのように漏れる言葉の中に、アリーナの五感が溶かされていく。
「…ぁん……」
 そして、完全に溶けたアリーナの花弁に、クリフトの欲望は押し込まれた。
「…っああっ…いっ……」
 クリフトの欲望は、先にアリーナを奪ったソロのものよりも大きかったことに、二人は気づかなかった。だから、クリフトはそこの狭さに、アリーナはそこを無理矢理広げられる痛みに顔をゆがめる。けれど、痛みとともに甘い感覚が広がるのも事実で。
「ぅあんっ……」
 時間をかけて押し込まれたクリフトの欲望が最奥に到達する頃には、二人とも快楽の限界に近づいていたのだった。
488sarasa:02/05/27 22:48 ID:kGNFMPC2
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「クリフト……」
 その声が、クリフトを求めている。
「アリーナ……」
 その声が、快楽の頂点を求めている。
 覆い被さるように抱きしめて、深く深くキスをして。
「ああああーっ!!」
 クリフトは一気に揺さぶった。今までの思いのたけをぶつけるように。深く、深く。
「あっ、あっ、ああ、クリ、フトっ! あぅ、だめっ!」
 ぬめるアリーナの花弁が、またも締め付ける。
「あっ、だめっ、どっか…どっかいっちゃうっ!」
「大丈夫、ですっ…私が…」
 身体のバランスを失ったアリーナがクリフトの背中にしがみつく。
「私が…側にいますからっ…」
「だめっ! いっちゃっ…クリフトっ!」
 アリーナの声が半狂乱になっていく。快楽の頂点は確実に目の前まで来ている。そして、クリフトも。
「あぅっ…貴女の側に…絶対にっ……」
 貪るように口づける。言葉を舐め取って、それすらも快楽に替えて。
「あああっ、いく、いくっ……ああああっ!」
「アリーナっ!」
 アリーナが全身を震わせ、快楽の頂点に登り詰める。同時に全身に痙攣が走ったかと思うと、一気に力が抜ける。その瞬間、するりと抜かれたクリフトの欲望は、アリーナの腹の上でその精をまき散らした。
 ひくひくとアリーナを強く抱きしめたまま、クリフトは解放の快楽に身震いする。ややあって、抱きしめる力を緩めたクリフトは、その腕の中のアリーナにそっとキスをした。
 腕の中のアリーナはひくひく痙攣しているものの、その目が開かれる気配はない。その意識は完全に墜ちている。
(アリーナ…様……)
 クリフトは苦々しげに微笑んだ。
(申し訳ございません…でも、本心でしたから……)
 後悔はしていない。申し訳ないとは思っているけれど。
 でも、きっと夢だから。そう言うことにしているから。
 卑怯だけど。
(愛しています。心の底から)
 それだけは、嘘いつわりではない。他は誤魔化せても
489sarasa:02/05/27 22:50 ID:kGNFMPC2
−−−<真夜中は別の顔>−−−

 アリーナは目を覚ました。
 窓の外は明るい。すでにお日様は近くの山の上に顔を出している。
(ああ、もう朝か……)
 なのに、全身が妙にだるい。
(えっと、何したっけ……)
 寝ぼけた頭で順序立てて思い出してみようとする。だが、まるで夢のような映像がぼんやりと浮かび上がるだけで、何がどうなったのかはっきりしない。
(何か、ものすごいコトしたような気がするんだけど……)
 首をひねりながら一生懸命思い出そうとしていたそのとき。
「アリーナ、おはよう!」
 部屋のドアが一気に開かれ、そこからミネアが顔を出した。
「どうしたの? いつもはもっと早く起きてくるのに」
「う〜ん……なんか身体が重たいの」
 それでも無理矢理起きあがって、ミネアを迎える。パジャマ姿のまま、すっきりしない頭を抱えたまま。
「風邪でも引いたのかしら? 何か汗っぽいし」
 心配そうな顔のミネア。さっさと部屋の中に入ると、ぼーっと立っているアリーナのおでこに手を当てた。
「う〜ん、熱はないみたいだけど……あれ?」
 ミネアの視線がとある場所で止まる。
「……もしかして、月の物が狂ったの?」
「ふぇ?」
 ミネアの視線の先は、今起きたままのベットの上。そこに敷かれたシーツには、赤いシミが何カ所か付いている。
 それはもちろん、破膜の時の出血なのだが、そんなこととは考えつくはずもないミネアは早合点したらしい。
「大丈夫よ、アリーナ。月の物が狂うことはよくあるし、そう言うときは身体がだるくなったりするものよ」
 よしよしと頭を撫でると、さっさとそのシーツを引き剥がし、にっこりと笑った。
「後でシーツもってくるから、もう少し休んでなさい。ソロたちには適当に言っておくから。後、お薬も一応持ってくるからね」
 後でねと言い残して、ミネアはシーツを持って行ってしまった。
(ソロ…シーツ…なんかあった気がするんだけど……)
 ミネアの言っていることの半分も耳に入らず、アリーナはさっきから考えていた。
 
490sarasa:02/05/27 22:52 ID:kGNFMPC2
−−−<真夜中は別の顔>−−−
 やがて。
(……あ!)
 記憶が一本に繋がった。赤いシミの正体も。身体がだるい理由も。
(愛してますって、クリフト言ってた……)
 自分のした行為と、その言葉を思い出して、アリーナは知らず知らずのうちに赤くなる。何か変なことを口走っていそうで。
(クリフトのこと…どう思ってるのかなあ? よくわかんないんだけど……)
 好きだけど、武術が好きとは全然違うってのはわかる。
 でも、クリフトのこと考えると、暖かくなったり、嬉しくなったり、苦しくなったり、切なくなったりするんだよね。それって、好きとは違うのかなあ? 愛してるってのもよくわかんないし。
 考えて考えて、頭が痛くなってきたアリーナは、シーツのないベットに寝転がった。ミネアには悪いけど、月のもののせいとさせてもらおう。動きたいけど、顔を合わせるのも恥ずかしいし、何よりだるさには勝てないから。
 そう言って目を閉じたアリーナは、ちょっとした疑問も忘れてしまった。
 いつの間にかパジャマを着せられて、ついでに身体をきれいにしてもらっていたと言うことを。


「ソロ。アリーナがちょっと……って、ソロは?」
 皆が集まっている食堂のようなところに駆けつけたミネアは、さっき顔を出したときにいたはずの青年の姿を探した。そこにはマーニャとライアン、トルネコがくつろいでいたのだが、肝心のソロの姿はどこにもない。
「姉さん、ソロは?」
 マーニャに尋ねると、なぜかマーニャはにやりと笑った。
「アンタもいれば、面白いもん見られたのにねぇ」
「??」
 ミネアは首を傾げる。
「ソロなら、さっきクリフトにつれられてどっかいったよ。でもねえ……」
 ごくごく普通と思える言葉の後に、謎の含み笑い。ミネアの頭に、はてなマークが何個か浮かぶ。
「クリフトったら、おかしいのよ。ねえ、いきなり……」
「は?」
 そのまま笑いが隠せないらしいマーニャに代わり、ライアンが説明する。
「オレの『はぐれメタルの剣』を取るなり、ソロ殿に突きつけたのじゃ。『意味は分かってますよね?』とか何とか言って」
「はあ?」
 ミネアの目が見開かれる。つまり、何がどうなるというのか?
491sarasa:02/05/27 22:57 ID:kGNFMPC2
−−−<真夜中は別の顔>−−−
「今から決闘が始まるんじゃない? クリフトの瞳、何かマジだったし」
「ソロ殿も、何かわかっていたような顔してましたからのう。何も言わずに笑っていってしまわれましたし」
 二人の会話は、ごくごく普通のことのように交わされてる。だが、ミネアの頭の中は完全にパニック状態に陥っていた。
(え? なんで? 何で、クリフトさんがソロさんに剣を突きつけるの? そして、何で決闘とかになるの? 何かケンカしたの? 知らないところで何があったのー!?)
 そんなミネアにトルネコがとどめの一言。
「ミネアさん、魔法力をためて置いた方がいいですよ。もしかしたら2人とも使い物にならない可能性がありますし。そうなると治癒魔法使えるのあなただけですし」
(えーーーっ! なにそれーーーっっ!!)
 ミネアの頭の中は、燃え尽きたように真っ白になった。
 もっとも、他の三人はそんなことなどお構いなしに、無責任な会話を続ける。
「もう一服しましたら、ソロさんたちの様子を見に行きましょうか」
「そうね。どっちが勝つのかしら。何するのか知らないけど」
「う〜ん。いくら『はぐれメタルの剣』があっても、ソロ殿の剣技には及ばないでしょうしねえ」
「あら、でもクリフトには呪文があるのよ。『マヌーサ』とかが効けば、同レベルになるんじゃない?」
「しかし、あんなクリフト殿の顔は初めてみたな。優顔と思っていたが、あんな顔もできるんじゃな」
 やがて、ミネアの頭が復活する。そして真っ先に考えたことは、魔法の聖水と祈りの指輪の補充であったりした。
(いくら回復役だからって、他の回復役二人がいっぺんに倒れたら、私はどうやって振り分ければいいのよ! 大体、こんな時に何やってるのよ! アリーナも体調悪いし、他の人は当てにならないし…しっかりするのよ、ミネア!)
 とりあえず、このことをアリーナに言うべきか、それとも身体のことがあるから黙っているべきか頭を抱えるミネアであった。

・END・
492sarasa:02/05/27 22:59 ID:kGNFMPC2
な、長かった…(汗)
原稿用紙換算72枚って何?(汗)

あの、クリフトが異常にテクニシャンとか、ちょっと変態とか、聖水をそんな風に使っていいのかと言ったつっこみは設定資料の都合により…ということでご了承を。
あと、持って帰られる方。かまいませんが、頼むから「これ自分が書いたの!」って言ってHPとかに公開しないで…。
うたかたの時、びっくりしたから。2chPinkで「R.B.SELECTION」の書いたモノで拾ってきたって。おねがい。
個人で夜のお供になら大歓迎だけど…盗作はかんべんね。

というわけで、ありがとうございました♪
493sarasa:02/05/27 23:08 ID:kGNFMPC2
あ…(汗)
「R.B.SELECTION」じゃなくて、「sarasa」だった…(汗)
失敗。
494名無しさん@ピンキー:02/05/28 00:09 ID:LZqj5STd
>sarasa
お疲れっス!
大変面白くて感動しました。
許可をいただいたので、お持ち帰りします。
盗作とか絶対しません!というか、出来ません。
こういう書き方・・・私には出来ないっス!自分風に書き直すとかも出来ません。
これはこれで、完成されたものなのです。
うっとりしながら何回も読み耽る事にします。

しかし・・・実際のDQ4の小説の中で、アリーナが自分の事「ボク」っていうのは
ちょっと嫌だったりします。やっぱりアリーナは「私」か「あたし」だよなぁ。

>lonpy
続きがあるんですか?
期待していますよ?フフフ・・・(w

495fan:02/05/28 00:35 ID:gpmyse16
sarasaさん、おつかれさまでした。すごくよかった。
うたかたもだいすきです。ぬすまれたんですか。ひどいもんだ。ごしゅうしょうさまです。
りょうほうとも、だいじにほぞんさせていただきます。
496名無しさん@ピンキー:02/05/28 10:51 ID:D4Yfkxnd
497名無しさん@ピンキー:02/05/28 10:52 ID:JbHwTNgN
498名無しさん@ピンキー:02/05/28 10:52 ID:+02NJmZk
W
499名無しさん@ピンキー:02/05/28 11:06 ID:8V6hvZ3K
500名無しさん@ピンキー:02/05/29 03:33 ID:OI5OY3l6
500ゲット !
501ボーリング:02/05/29 05:39 ID:8NJWYHm0
トルネコの続きはまだか
(;´Д`)ハァハァ
502Jtn:02/05/29 18:44 ID:NEAk8gGk
「あ…ああん………ピ、ピサロ様…そ、そんなにおっぱいの先を虐めないで下さいませ…。」
「ふ…随分と敏感に…見事に育ったものだな。」
「ピ……ピサロ様が、いつも…いつも………。」
「ほう、私のせいにするのか……イケナイ娘だな………。」
「ああん!ち……乳首をお噛みになら……ああん!」
「ふ…そろそろこちらを……」
「あ、いや!そ、そこは...ぬ、脱がさないで下さいませ...。」
「どうした?久しぶりに愛し合おうというのに...何かあるのか?」
「い…いえ……あの…その…」
「ん?………顔を真っ赤にしていったいどうしたのだ………?」
「あ…あの…」
「まどろっこしいな…それ、脱がすぞ」
「あ!い、いや!み、見ないで下さい!!はず……恥ずかしい!!」
「ほほう……これはこれは………」
「いやん……あんまり………見ないで下さい………」
「きれいに………『ツルツル』になっているではないか。」
「ああっ!恥ずかしぃ………」
503Jtn:02/05/29 18:45 ID:NEAk8gGk
「こんな状態で、いつもココを濡らしていたのか?ん??」
「いやですわ………ピサロ様の意地悪………。ピサロ様が
『ロザリーのここに、こんなお髭は似合わないぞ』
と言ってお剃りになったから、てっきりお好きなのかと思ってキレイに...」
「ほほう、私のせいにするのか………」
「そ、それに………」
「それに?」
「あの………は、生えて来たら………その、あの………チクチクして痛痒いんですもの………」
「はっはっはっはっは!そうか、では『剃り残し』が無いか調べてやろう」
「え?あっ!い、いや!そ、そんな脚を開かせないで下さいませ!」
「う…ん、キレイなものだ。むだ毛一本残っておらぬな。まぁ元々が薄く、ワレメの周りにほんのり生えていただけだったからな。」
「ああん、そんなに………言葉で辱めないで下さいぃぃ………」
「では………指で虐めてやろう」
「あ、ひぃ!ああう………んん………んあ………」
「やれやれ、脚を開かせただけでもうこんなに濡れてしまったのか。いやらしい娘になったものだ」
「んんん………やだ……意地悪………意地悪なさらないで………」
504Jtn:02/05/29 18:46 ID:NEAk8gGk
「よし、上に乗るのだロザリー」
「え?は、はい」
「よし、私がおまえのココを可愛がるから、おまえは『私の』を可愛がってくれ」
「あ……お、大きい………」
「ん?『誰と比べて』だ?」
「もう!意地悪ばかり!私が………私がピサロ様以外の殿方を知らないのをご存
じなくせにぃ……。誰と比べなくても………ロザリーには大きすぎますわ………」
「ふふん、その『大きなモノ』を、今ではすっかり飲み込めるようになったくせに………あれほど痛がって、苦しがっていたのになぁ」
「酷いわ、ピサロ様はそうやってロザリーを辱めて楽しんでらっしゃる………」
「当然だ。ロザリーの可愛らしさは責められることによって更に開花されていくからな」
「もう、いつもいつもそれで誤魔化にしなられて...ひぃあっ!」
「おしゃべりよりも………そのおクチで喜ばせてくれ。私もこちらを楽しもう。」
「ううう………ん………」
「いいぞ……そうだ……カリ首の周りを…そう……袋を指で撫で上げながら舌先で先を………竿も丁寧にな………」
「んぐ………ん………ひう!………ん………んあ……あふう!」
「おいおい、私が指をこねるたびに歯を立てないでくれ」
「ら………らって……ピヒャロはまは………ホハヒーのはんひるほほほをほへめにはるはら………」
「ふ…何を言っておるのかわからんぞ」
「だって、ピサロ様がロザリーの感じるところをお責めになるんですもの……仕方がありませんわ……。」
505Jtn:02/05/29 18:47 ID:NEAk8gGk
「うむ、蜜が溢れてきたな。クリもこんなに肥大して、本当にいやらしい娘になった。」
「ふが(ひどい)!」
「さぁ、ではそろそろ………」
「あぅ!………ん〜」
「おいおい、クチから抜けたナニに、また吸い付くとは、益々もってイケナイ娘だ」
「ふんが〜(酷いですわ)」
「よし、そのまま四つん這いでいるのだ………ん、こうしてこれを………」
「あ、あのピサロ様………ロザリーは普通のエッチが……」
「普通?普通とはなんだ??」
「あの……向き合って……抱かれとうございます………」
「バックは嫌か?」
「い、嫌では無いのですが………ピサロ様のお顔を見ながら………胸元に抱かれな
がら愛されたい………です………」
「ふふ……まぁ、まて、モノには順序が有るのだ」
「え?あ…な、なんですかそれは?」
「ん?ああ、これは新しく手に入れたクスリで………まぁ、魔界の媚薬だ」
「ま、まさかピサロ様…また………『後ろ』………を?」
「ん?嫌か?前にした時、最初は痛がっていたが、こなれてきたらなかなかよがっていたではないか」
「いやだ………た、確かに『前』とは違った良さが有るのですが………『普通の女の子』で無くなりそうで………」
「なにがどう『普通』なのかはわからんが、あまり無理強いも良くないからな、今
回は止めておこう。前回した時よりから大分時間も空いたしな。また最初から開い
ていくの面倒だ………というところで………ここだな!」
「ひぁぁぁぁぁぁぁぁっ!い、いきなり………ん…ん…ん…あぁぁぁ〜っ!!!」

506Jtn:02/05/29 18:47 ID:NEAk8gGk
「ん………相、変わ、らず……いいっ!締まりだ………名器『ミミズ千匹』と『数
の子天井』は、肉体の構造じょ(上)〜………同時に形成されぬそうだが、この全
体にまとわりつく快感と、先の方の快感は、いったい……どういう名器なのか………」
「あ、あん………ピ、ピサロ様………い、いやらしい………ことを…あ〜っ!……
言わないで………く……ああん……ださい………んんん〜………ませ………ふあっ〜!」
「ふ……ふふ……ふ………パンパンパンパンと……、いい音がするな……ロザリーの………尻は………」
「ああん……いや、です、わ〜っ!エ……エッチ……エッチぃ〜!」
「よし!」
「あ、ああん!ぬ、抜かないで!抜かないでぇ!!」
「ふふ〜ん、いやらしい娘だ。エッチなことは嫌いではないのか?」
「もう……またそうやってお虐めになるぅ………」
「欲しいか?」
「………」
「欲しいのか?」
「………………」
「欲しくないのか?(実は私も挿れたいのを我慢してるのだが)」
「………ほ………欲しいです………」
「ん〜?聞こえんなぁ。もっとはっきり言わんと」
「意地悪ぅ………欲しいです………
「ん?何をだ?」
「……意地悪しないで下さいぃ……」
「はっきり言うんだ、何が欲しいのか」
507Jtn:02/05/29 18:48 ID:NEAk8gGk
「……ンチン………」
「ん?何だ?」
「………オ……チンチ○……が欲しいです………」
「もっとはっきり言うんだ。何をどうして欲しいのだ?」
「………意地悪……意地悪ぅ………酷いですわ………」
「止めるか?今日はこれで終わりにしよう………」
「あ……言います!………言いますから………」
「………」
「………ピ、ピサロ様の………チンを………ださい………」
「聞こえんなぁ〜。」
「………ううっ………ピサロ様のオチンチ○を下さい!………ああああああ〜っ!」
「ふふん、どこに?・・・だ??」
「あう……まだお虐めになるのね………」
「はっきりと言わんことにはどうしたらいいのか私にはわからんぞ」
「もう、知ってて仰る...意地悪ばかり………」
「さぁ!何を何処にどうして欲しいのだ?」
「………ピ、ピサロ様のオチンチ○を………ロザリーの………に下さい………」
「ロザリーの………何だ?」
「うううううう………」
「明日に備えてそろそろ休まんとな………」
「あ……あ……ピ………ピサロ様のおっきなオチ○チ○をロザリーのいやらしいオ
マ○コに下さいっ!!!………ああああああ〜っ!恥ずかしいぃ〜〜〜っ!!!」
508Jtn:02/05/29 18:49 ID:NEAk8gGk

「ふふふ、よく言った。本当に嫌らしい娘だ」
「酷い!酷いぃ!こんなに辱めてぇ」
「可愛いぞ、今のロザリーは今までで最高に可愛いぞ」
「もう、そんな言葉では誤魔化されませんわ………」
「ふふん、さぁ、ご褒美に思いっきり可愛がってやろう。さぁ、ベッドの縁ギリギ
リに仰向けになって脚を開くんだ」
「は…はい………」
「おう、自分で『いやらしいオマ○コ』と言うだけは有るな。確かに蜜で濡れそぼ
っていやらしさ全開だな」
「いやん、いやいや!もうお虐めにならないで!」
「さぁ行くぞ………」
「あ……はぁぁぁぁ〜っ!」
「ん……ロザリーを焦らしている間、私も焦れていたので敏感になってまずいな………」
「あぁ、大きい、大きいわぁ………お腹が………あそこが張り裂けそう………」
「よし、ロザリー、首に抱きつくのだ」
「え?は、はい」
「行くぞ」
「え?あっ!ああっ!こ、これは!?」
「よし、両脚で私の腰を締め付けろ!」
「は、はいっ!」
509Jtn:02/05/29 18:50 ID:NEAk8gGk

「う…ん……なかなか………さぁ動くぞ………それっ!」
「あ……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜っ!こ、これは?」
「人間共の性行スタイルで『花売りスタイル』もしくは『花売りファック』と言う
のだそうだ。話には聴いていたがするのは初めてでな」
「じ、自分の体重と………歩く………リズム………が………」
「では、次はスキップだ!」
「あ、あ、あ、あ、い、い、い、い、う、う、う、う……」
「ど、ど、ど、う、だ、ロ、ロ、ザリー?」
「あ、あ、あ、き、き、も、ち、い、い、で、す、ピ、サロ、さま………し、し、
しんせんな感じ………と、とてもいいです………」
「お、お、お、こ、この密、着、状、態で、こ、こ、こ、ま、で、深、く入ると、
い、つ、も、と、は、は、は、違っ、た、締、め、付、け、が………た、た、ま、
ら、ん………」
「あ、あ、あ、あ、ダ、メ、ダ、メ………いっ、ちゃう!いっちゃうぅ!!ああ!
止めないでぇ!」
「まだだ!まだいくなよ。よし、ここで腰をグラインドだ」
「はぁぁぁぁぁぁぁ〜っ!」
「くぅ………人間どもめ……なかなか味なスタイルを開発したモノだ………基本的
に魔族は人間形態よりは獣形態が多いからな………こうやって抱き合うと言う行為
自体がほとんどないからな………」
「あああああ〜ん、痺れちゃう………」
「ううううう……私も………久しぶりだからな……もう限界だ………」
「わ、わたしも………いきます!いきます〜!」
「フィニッシュはベッドの上だ!」
「ああん!」
「さぁ、脚を私の肩に!………いくぞ!」
「はぁ!あ、あ、あああ!あ〜っ」
「な……膣(なか)に………膣に出すぞ!?」
「はい!はい!!」
「いいか?いいか!?」
「はい!はい。来て、来て、膣に、膣に………膣に下さい〜っ!」
「よし!いくぞぅ!いくぞ!!いくぞぉっ!!!うぅぅぅ〜〜〜っ!!!」
「ああ!ああ!!あああぁぁぁ〜っ!!!」

510Jtn:02/05/29 18:50 ID:NEAk8gGk
 階段を下りてくる人の気配に気が付いて、宿屋の主人が………
「おはようございます!夕べは良くお休みになられ…なかったようですね…」
と落胆する。

 険しい山脈に囲まれたバトランド地方の小さな村「イムル」………以前から、
ここの宿屋に泊まると変な夢を見る………と、嬉しくない評判がたち、閑古鳥が鳴
いていたところへ久しぶりに客がやってきた。
 採算度外視で出来うる限りもてなし、良い評判を広めて貰おうと宿を上げて頑張
ったのだが………。

 褐色の肌を持つ長髪の露出度の高い美人などは………、
「おじさ〜ん、こんなんじゃ儲けでないでしょぉ?うん、気に入った!今度から宿
は全部ココで済ますわ。カジノが無いのが弱点だけどね。あ、カジノ作りなよ。絶
対儲かるって!」
 などと酒瓶抱えながら大層なご機嫌で騒ぎまくり……
「もう、姉さん!勝手にそんなこと!それに最近不摂生でお腹が弛んできて、踊り
子として恥ずかしいわよ!」
などと、同じ褐色肌の妹らしい美人にたしなめられていた………。

 他のメンバー……主人は「天空の勇者様ご一行」とは知らなかったのだが………
も皆ご機嫌で、これはいける!と思ったのだが………さもあらん。
 起き出してきた皆が、目の下にクマを作っていた。

「もう、この宿も終わりだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ………」
511Jtn:02/05/29 18:51 ID:NEAk8gGk
「おはようございます」
落ち込んでいる主人の発するどろどろとした空気を浄化するような、美しく通る声が階段の方からそよ風のように流れてくる。

びくっ!

………と、天空の勇者様ご一行が凍り付く。

人間で言えばまだ10代……勇者ソロと同じか一つ二つ上の年齢だろうか……愛く
るしい笑顔と豊満な身体………エルフのロザリーがバックに花を咲かせて(いるよ
うに見える)降りてきた。
 後ろには、相変わらず仏頂面のピサロが居る。ロザリーと二人で話しているとき
には笑顔も見せるのだが、自分を見ている視線を感じると途端に不機嫌な顔を作る。
 度々ロザリーにたしなめられるのだが、魔族のプリンスであるがゆえ、変なプライドもある。

「あんた、このマーニャちゃんと一緒にいて何よ?その不機嫌そうな顔。世界中の男達が願って止まないこのシチュエーションをなんと心得るか!?」
などと酔った勢いで言うモノだから、危うく魔法大戦が勃発しかけたこともある。

 いつもなら気軽に挨拶を交わすのだが、何故か今日は皆の反応がおかしい。アリ
ーナなどは「おっはよ〜良く眠れたぁ?」などと朝食前にストレッチなどをしなが
ら話しかけてくるのだが今日は顔を赤らめて目を合わさないようにしている。
512Jtn:02/05/29 18:52 ID:NEAk8gGk
「ど、どうか……なさいましたの………?」
皆のよそよそしい態度に怪訝な顔をするロザリー。皆、何か言いたそうなのだが……。

「はぁ………仕方ないわね………」とマーニャがため息を付く。
「ほ………」と皆が胸をなで下ろす。『この話題』はマーニャが適任だと皆密かに思っていた。

「あのね……ロザリー………。」
「は、はい…?」
「あ〜、あんたに初めて例の塔で会ったときに、『ここの宿屋であんたの強い思い
を夢に見た』って話したわよね?」
「え?ええ……」
「あんたが強く思えば思うほど、感じれば感じるほど、その光景がこの宿で眠った
人間の夢に出てくる訳よ」
「…あ………」
何か思い当たったのかロザリーが息を呑む。

「まさか………『ツルツル』……なんてねぇ」
「ひっ………」
「まさか………『後ろの経験』が有るなんてねぇ…」
「い……いや……」
「人……あ、エルフか………エルフは見かけによらないわぁ」
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」
513Jtn:02/05/29 18:52 ID:NEAk8gGk

真っ赤にした顔を両手で覆い、悲鳴を上げながらロザリーは飛び出していった。
「ロ、ロザリー!どうしたのだ?き、貴様ぁ!ロザリーにいったい何をしたっ!?」
怒りも露わにピサロがマーニャに詰め寄る。ソロ達の間に緊張が走り、マーニャを護ろうと駆け寄っていく………が、とうのマーニャは慌てたふうもなく、

「なぁんにもしてないじゃん。見てたでしょ?聞かれたことに答えただけよぉン。それより……追わなくてもいいのぉ?」

「く……」
何か言いたそうではあったが、ロザリーの方が心配だ。きびすを返すと無言で飛び出していく。

「……こういうときは姉さんのキャラクターって便利よね………」
「何よそれぇ?」
ミネアの言葉に皆が無言で頷くので、マーニャがむくれる。
514Jtn:02/05/29 18:54 ID:NEAk8gGk
ピサロ派モンスターの情報ネットワークで、イムルの村から遙か彼方の森の中へ逃
げ込んだロザリーを見つけ、なかなか話したがらないのをなんとかなだめ、事の詳
細を聞き出したピサロは、以降街で休むことになっても絶対に宿の中に入ることは無かった。

また、宿に泊まるとなればやたらとイムルにルーラしたがるマーニャに、
「お願いですから止めて下さい」
と泣きながら懇願するロザリーの姿があったと、後にサントハイムやコーミズなどの、事情通スライムによって語られることとなる。

−−−−−−−−−−

初めまして(^^;。お目汚しすいません。

前々スレくらいにあった「宿屋に泊まった翌日」のアイデア、結局ご本人様が書かれなかったのでシチュを頂きました。

萌えられないと思いますが、元々私はお笑い系ですし、リハビリってことで(^^;。


最近何か「憑いている」らしく、とても「ついてない」です。車にはねられました
…100ccのスクーターが廃車……。ま、650ccのスクーター買うからいいけどさ。

※作中の『花売りスタイル』、『花売りファック』とは『駅弁』のことです。ド
ラクエの世界には駅弁が無さそうなので(って言うか駅がない)、多分「花売り
は居そうだ」と言うことで「花売りスタイル」にしました。
ヘタレ文章だから説明しないと状況が分かって貰えないと思いましたので(--;。
 それと、ピサロがいくときに「吉幾三」って駄洒落が入ってるのを気が付いてく
れたら嬉しかったりします(vv。

あ、タイトルなんですが「淫夢」と「イムル」をかけて………「淫夢ルの宿屋」ってのは...?
うわぁぁぁん、ごめんよぉう、ボキャ貧なんだよぉう(。>_<。)。
ちゅーわけで、良いタイトル有りましたらよろしく。

あ、「なんですぐデスパレスに行かないんだ?」とか聞かないで下さい(--;
515sarasa:02/05/29 18:56 ID:g8QBmxIS
Jtnさまっ>
さいこーですっ!…って笑っちゃいけないですよね…。
シンシア…うふふふふ。
516名無しさん@ピンキー:02/05/30 00:42 ID:Kdqwaxvt
淫夢ルの宿屋、面白かったyo!
クリ×アリの後の話だから・・・いろいろな妄想が膨らみます(w
517Jtn:02/05/30 19:59 ID:VuTJBCrL
>>515,516
ああ、反応が合って良かった(^^;。
もう「おまえなんか来るなヴォケ(゚д゚)」とか「だれやゴルア」とか言われるかと(藁。

>>sarasa様
美しくよどみない文章で大変よろしゅうございます。私には真似できまへん。
皆さん書かれるアリーナは女の子してるな〜。書きかけのアリーナは色気が全然ない。
受けるか蹴られるか、どっちかな〜。
え?誰も待ってない?逝ってきます(;´Д`)。
518名無しさん@ピンキー:02/05/31 13:43 ID:szAnbssU
フェラをさせつつ私はバイブでオマンコや肛門を嬲りまくり!現役4大生翔子20才
http://www.oshioki.net/sample/sam32/01.html
519sarasa:02/05/31 19:44 ID:dv/D5clA
Jtnさまっ>
いえいえ、お待ちしておりますよ。
私はお笑いっぽいの(書くのが)全然苦手ですし、
挿入してからのシーン描写が書けないし(ぉぃ)。
それに、クリアリばっかなので、他のキャラクターが書ける人はすごいと思います。
そうか…花売りファックか……。
基本的に体位を知らないので、バリエーション切れです。
たまには、全然乙女じゃないアリーナでエロを!とか野望は持つんですけどね。
その前に他のキャラが書けるようになろう。
というわけで、修行の旅へ逝ってきます(;´Д`)。
520名無しさん@ピンキー:02/06/01 02:00 ID:Tzam9IL6
Jtn様もsarasa様もすごくイイよ!
だから書いたらうpしておくれ!!
細かいエロ知識は必要以上いらないと思います。
要は気合です!(w
521名無しさん@ピンキー:02/06/01 06:39 ID:w8epbIPv
age
522名無しさん@ピンキー:02/06/02 17:02 ID:ku05X0Fq
淫乱なロザリーたんハァハァ…
523427:02/06/03 00:15 ID:a5VrwpQl
まさかお尻の経験が有るなんて……ハァハァ
524名無しさん@ピンキー:02/06/04 01:26 ID:/oJgx+lb
ローラ姫×勇者のSSきぼ・・・ぬ?くれくれ君は自分で書け?
525名無しさん@ピンキー:02/06/04 21:43 ID:1imh0u9P
誰か触手プレイを…ハァハァ
526名無しさん@ピンキー:02/06/05 22:34 ID:cMUr+KjJ
>>524
同意ング
4はもうおなかイパーイ
527名無しさん@ピンキー:02/06/06 07:27 ID:t1F+1q2l
そういえば、最初の方にあった竜王×ローラ姫ってすごいヨカタなぁ

と、いうわけで>>524と同意
・・・自分で書け?
528名無しさん@ピンキー:02/06/06 19:42 ID:/pJZVRzr
でも漏れはJtnさんのアリクリを待つ。
529名無しさん@ピンキー:02/06/07 00:57 ID:Ilq/39qW
ゴルァ勇者キボン
530名無しさん@ピンキー:02/06/07 02:22 ID:25F9bRsE
age
531名無しさん@ピンキー:02/06/07 04:49 ID:l/M6M+ha
それでは…勇者×ローラ姫を。ロ×勇と真逆か…。

勇者は戦わずしてローラ姫を救出した。
「ローラ様さようなら」「お元気でっ」そうモンスター達に送られ、彼女はその優しい声達に何時までも
手を振り続けていた。そして太陽のもと、凛々しくもラダトームへ歩もうとするその姫は急に泣き出した。
「?何か?」 勇者は尋ねる。「お願いあの人と戦わないで…」
と大柄な勇者を見上げたローラは「あら…?あなたは…?」
鎧の重装で解らなかったが彼女が小さい頃に見たロトの勇者ではない。
「あぁ、その人は死にました」
ではあのロトの勇者は?「死にました」
……ローラは三、四人で尋ねるのが疲れてしまった。
“ロトの血を受け継ぐ者”と竜王討伐の旅に出た者は、「百余人死にました」
ローラの目の前に立つこの大柄の男が、ロトの勇者と名乗る最後の男らしい。
「長屋暮らしの貧乏人です。名誉だけが家の中のあって、」
ラダトームの王など自分には120Gとたいまつしかくれなかった……と、今言っている相手が
ラダトーム王女だと勇者はすっかり忘れていた。幾人にも話した事なのでつい……。
「すみません」「いいのよ、お気に障って当然ね」
「王も…名ばかりのロトに嫌気が差したのでしょう。その気持ちが解るので」勇者は言った。
(いい人だな……)男女は思い合った。
(そう…あの人は…)それだけ戦い、それだけ殺した。
(直接手を下した者は一人も居ないと言うけれど…)人は死んだ。
(戦いは避けられないのだろうか…)ローラは次々と思う。
532名無しさん@ピンキー:02/06/07 04:57 ID:l/M6M+ha

かのラダトーム王女ローラ姫。と公言して町で宿をとる。
勇者のサンは赤毛の長髪だった。頭の上部で編み込み、中程を二、三度束ねて、残り少しを馬の尾の
様になびかせている。兜の上部から出ていた毛髪は飾りではなく彼の地毛である。
離れた目は小さく、鼻も顔の輪郭も岩の様に頑丈そうだが、顔自体は小さく八頭身半はある。特徴は
多いが多くの人間がハンサムとの印象を受ける。筋肉を見せるのが商売の男の様に肉体は必要以上に
逞しく、彼の腕一本が、ローラの二本分程である。
(私…この人と…)ローラは動悸した。
ローラは肩より少し長い黒い(時に青い)髪で、あどけない顔。小さな鼻がほんの少し上向きで、口は
小さいのに唇は少し厚く、一重だが目が大きい。ファニーフェイスだが時に、美しい。肌が白い。
(体付きはどうか解らないな…)別段サンは気にならないが、(顔は可愛い……)

「これを」ローラは変わった道具を勇者に渡す。
「あの人にあなたが会うつもりなら渡して下さい」「なるほど…あなたの恋人は竜王なんですね」
「竜王様と…戦うんですか?」「はい」低い美声だが、子供の様なイントネーションを奏でる勇者である。
「お願いやめて」「それ程まで恋人の竜王が心配なら、なぜ離れたんです?」
「人間の方を、勇者を止める為よ」「…なる程」
「あなたの望みは何でも叶えます。何でも言って下さい」
「ローラ姫」
大きな男はイスから立ち上がる。と言うより、軽やかに歩きながら話していたローラの前に立ち塞がった。 
「俺は欲しい物があったらこの手で掴み取る。誰の助けもいらない」
その迫力ある背はローラの前から消えた。
(権力に…興味のある方だと思ったけど…)王女にあの言い振りでは権力に対して野心が有るかは
計りがたい。(違う野心なら、王女の私の力で出来る事はないわっ…)
533名無しさん@ピンキー:02/06/07 05:00 ID:l/M6M+ha

(貧乏で、貧乏で、貧乏で、貧乏でっっ!)
頭も良くない自分にはロトの末裔でありながら貧困と言う、恥しかなかった。
ちょっとした腕力と、結構な体力が自分にあったのは知っていたが、魔法力と、戦い抜く、生き抜く
素質が自分にあった事をサンは、このローラ姫救出の旅で初めて知った。
(“こんな所一人じゃ無理だ!”と“もう死ぬ!”と何度思った事か……)
五里霧中だろうと一心不乱に何かするのが好きなサンは、立場上流された上、(絶対成功は無理)
と思って始めたこの旅もかなり燃えた。
そして不可能と思っていた王女救出を果たした。
サンにとっては自分は、勇者に“なってしまった”
(ふさわしい物をくれ)彼は思う。権力。人の[ちょっとでもいいが]羨望。
金。とにかく金だ。(このチャンスを逃すな!)男は自らを奮い立てた。

ローラは別段着飾るでもなく、宿屋の長いバスローブの姿で勇者の部屋の戸をノックもせずに開けた。
(体を売ると言うのではないの……少しだけ、愛するわ…)
ローラは只々女の体を使ってサンと竜王の決戦を止めようとしている。
(竜王様は“人と生きろ”と私を説得したけれど、私…こう言う繋がりしか持てませんの…)
(あなたの為でないと、あなた以外の男性と抱き合えないわ…)
「…?」勇者は居ない。

外に出て、木に攀じ登り勇者はローラの部屋に侵入しようとしていた。
宿屋で一つだけ異常に頑丈なローラの部屋の鍵を開けようと、がちゃがちゃ音を立てて、
“勇者からいった”と宿屋中に知れ渡るのは癪である。(あっ、窓まで鍵がっ)
彼は窓の取っ手を破壊。
「姫、教えて欲しい事が…」「…?」王女は居ない。

隣同士の勇者と王女の部屋の扉が内側からいっせいに開いた。
サンとローラの目はいきなり合った。
夜這し合った事を瞬時に理解した。
二人吹き出して宿屋の廊下で互いに指を差して笑った。
もう二人で肩を叩き合って笑った。その肩を抱いたままサンはローラを自分の部屋に入れた。
534名無しさん@ピンキー:02/06/07 06:49 ID:TFYZnG6k
イイ!
なんか・・・文章の雰囲気が改名さんっぽいんですが
別の方ですよね?
1はやった事ないんだけど、なかなかいいもんだね。
535Jtn:02/06/07 09:51 ID:DbhuSlEC
>>519sarasa様
エロって「挿れる」だけじゃないですから、別に体位とかなんとかは構わないと思
いますよ。今回ひたすらロザリーのイメージを壊すためにやっただけで(^^;。
なんか清楚なイメージ有るじゃないですか、ロザリーって。それを壊せば返って新
鮮かなと思ったんですが、外したかも。
一発目だけで止めときゃ良かったかもな〜。

ここは匿名なので、まぁ安心ですが、「体位を知らない」などと、もしチャットで
書いたりするとナンパが酷いですよ(^^;。以前MSNのチャットで、冗談で女の子
名前でチャットしてたら、来るわ来るわのデートの誘い。恐ろしかった。

>>520
ありがとうございます。反応が有ると嬉しいです。
久方ぶりに来てみたら書き手さんも減ったようで、もうみんな見てないのかと思っ
てました。

>>522,523
後は脳内補完で(藁

>>526
Σ( ̄□ ̄。........ ( ;・・)_ スゴスゴ...。

>>528
Σ(゚д゚lll)。
もう忘れられてると思ったのに〜(^^;。どんどん期待度が高まって、落胆が大きく
なる可能性が...。
536JSサイト発信!!:02/06/07 16:09 ID:JN0aPAM2
537名無しさん@ピンキー:02/06/07 23:06 ID:jUQDY2sp
>>531-533
イイ!(・∀・)
538改名:02/06/08 00:10 ID:4vdYmOTG
>>534               
改名です。ありがとうございます。 
>>431>>432>>440(>>462)
ありがとうございます。一話が長くて申し訳ない…。
>>437
十分感想ですよ〜。嬉しいです。
>>431
次回はそうしてみます。題名は今までここに上げてる途中に考えてました。(今回も考え中…)

別物「書いてみたら?」と以前言われましたが、書かない事にしたのはシリーズだけサッサと
書いていってしまおうと思ったからです。
今回やっと書いてみます。NANAさんのパクリでローラ×竜王もたぶん書きます。
?。のシリーズが終わって、竜王とローラを書いて終わろうと思います。

>>537 ありがとうございます!
539sarasa:02/06/09 05:14 ID:6DD6RFdS
Jtnさまっ>
さんくすでし。ちなみに「声だけ永遠の18歳(性別不詳)」なので、大丈夫ですわん(何が?)

改名たん、すごいですわ…(汗)
わしもがんばらなければ。
そーゆーsarasaはただいま最燃男用小説書き書き中…。
エロ支援は今回ウケが悪そうなのですべて没。
540名無しさん@ピンキー:02/06/10 16:38 ID:QiajfqZb

「何故…」王女がこんな男の部屋に来たのか。
「お話があるの。お一人で旅を続けて…お強いのね」
ローラは吐息混じりに言い、背伸びしてサンの顎にキスした。夜と言うので男の髭がのびている。
彼女は唇の痛みに冴えたうずきを感じながらひらひらとあても無く歩き、
「あなたの望みは何?王位?」
一人で旅をする…その事に強い意志と、自己の顕示と、謀略をローラは感じていた。
ローラ姫の望み通り竜王に挑まなければ、
「王位を…頂けるんですか?」
勇者は目を丸くしている。「ん…ーー…王位自体は難しいですけれども…」
「そうですね…あなたの一存ではね…。俺も女との関係で考えを変えはしません」
ローラがバスローブの下に何も着ていないのは想像が付く。しかし、竜王とこの男は戦うのだ。
「王位は、欲しいのでしょ?」「欲しいです」「戦いはそれにも代えられないの?」
「代えられない」
野望を凌駕する戦う意志…この男の激しさにローラは引けを取りたくなかった。
「私の命に代えてと言ったら?あなたが旅を続けるなら私は命を断つと…」
「…そんな事をして竜王が喜ぶんですか?あなたはね、竜王が勝つ事でも祈っていれば宜しいでしょう」
(仰る通りね…でも、ここでもラダトームでもなく、
 あの人の側で、あの人だけを信じて祈っていれば良かった…)
でも、もう遅い事を彼女は知っている。人間と共に生きる事を、誰あろう竜王と約束した。
(人の命も私、守りたい。守らなければ)
「竜王様が勝てば…あなたが死ぬ事になるわ…」
「俺が死んだ所であなたにとって何だって言うんですか?」
「冷たい事を言うのね…それなのに私の部屋に何の御用だったの?」
「女を抱くのは面倒です」とベッドにだらけて勇者は横にる。「好きじゃありません」
「でも、俺も一応男なんでね…なんで女が男をそこまで好きになるか聞いてみたかったんですよ」
単刀直入に「あなたの愛って何ですか?それが知りたくて」
ローラ、竜王とは一目で運命を感じ、すぐにも肌、体。互いに涙する程の快感を何度も何度も経て……
いつから愛になったかなど解らない。出会った瞬間だったかも知れない。
「竜王様には私、恋をして…」「恋ね…」勇者は寝っ転がってローラを仰ぎ見た。
541名無しさん@ピンキー:02/06/10 16:48 ID:QiajfqZb
「あなたに、竜王の代わりに抱いてもらうのはどうだろうと思ったんですよ。俺は女所かSEX
(性的な事全般)自体に興味が無い。淡々と人形になろうとね。こんな男ならあなたの
 竜王に対する罪悪感も無いでしょ?」
「そんな…」ローラは案外燃えた。
「竜王は勇者ロトの長男だそうですね。本当ですか?」
「どうしてそれを」
「やはり…俺の家は名ばかりじゃ無かった…ロトの伝承として子供の頃から聞かされていたんです。
 俺の家は傍流じゃない…きっと直系なんだ…」
「あなたの体の夫と言うか、相手は…俺は一応相応しいと思いますが…」
ロトで、竜王とこの勇者は繋がっている。
「そんな、血の繋がりを知った上でそれでも戦いたいの?」
「竜王との戦いは…理由を越えて何時からか渇望になりました。竜王がこの世を自分を頂点とし、
 回したい…と思っている事に、俺は抵抗ありません。あなたの言う様、明君ならば逆に幸せな事です」
(ただ喧嘩したいだけなの?)その様である。
「でも、あなた自身が竜王様に守られていたとしたら?」「?」
「あの人、ロトは殺すなと部下に言っていた。惨い者以外は」
「どこまで本当なんだか…」「本当だったら戦わない?」
「ええ…本当ならね…」「やった!」
「あの、」抱きついてくるローラを宥める様にサンは言う。「でも竜王さんに会いには行きますよ」
「ええ…あの人も会いたがっていた……。戦わない?」
「あなたが今まで聞かせてくれた事が全部本当だとしたら、戦って俺の勝てる相手なんですか?」
そこはローラ、侮らない。(この人もロトの末裔…)
勇者がローラに口付けた。(あ…)久しぶりの感覚にローラは戦慄。
「こんな必死でもあなたは竜王さんと永久の別れをして来た訳ですよね?」
その言葉だけでローラの全ては静かに暗転する。
「これからどうするんです」
と勇者はローラの背から腰に、指の長い手をべったりと滑らせた。
(やだ…女好きじゃないって言ってたのにっ…)いやらしい動きをする男だ。
ローブの襟からスルッと手が入って、ローラの骨盤にじかに触れた。
「今夜は…いけませんわ…」
“戦わない”と約束してくれた。慌てる必要はもうローラの方には無いのだ。
542名無しさん@ピンキー:02/06/10 16:50 ID:QiajfqZb
「今夜を逃すと後が無くて」「え…」
「すぐにでも俺は竜王の城へ向かう。そこで死ねばもうあなたに会えない。
 出来る限り竜王さんの代わりを…」
(ウソよ…そんな事言って…)この男は只、今、自分を欲しがっている様にローラは思える。
ローラは目を閉じて、勇者の二の腕をぐっと掴んだ。サンの指がローラの襞に遊んでいたからだった。
「御立派。全然濡れてない」「そうよ…」(まだ早いわよ、あなた…)
「あなたに戦う意志が無ければ死なない筈よ。竜王様からあなたに手出しはしない。部下の方々
 は解らないけれど…あなたが慌てる理由が解らないわ」
「俺は急ぐんだ。代わりで良い、竜王と思っていいから」「どうして…そうしたいの?」
「何か、愛すると言うやつを…俺は見てみたいんだ。本物より、錯覚が良い」
「そんな…」
「たかだか50年そこらの人生なんだ、そんな“愛”なんて大層な物、俺はいらない
 他人の覗いてみて理解したいだけだよ」
「変わってる。あなた変わってるわ」ローラは好奇の顔で、少女が新しい人形でも持ったかの様になっている。
「竜王が俺を殺さないようにしてたってのが…どうにも腑に落ちねぇ…
 俺は生きるか死ぬかの毎日だったぜ。だからこんなになったんだ」
「こんなって?」
いつ死ぬか解らないから、「見たい物は慌てて見たいと思うし、言いたい事言って、
 欲しい物は欲しい…ウソがつけなくなった」
「ウソよ…あなた、凄く大事な事隠してる」野心だ。それがこの男の支えだろうとローラは思う。
「隠してない。脱いでくれ」
「いや」
「脱がせるぞ」とスルスル、ローブをとってローラを全裸にした。
543改名:02/06/10 16:59 ID:2fazX4/c
>>539 sarasaさん
どうも〜。沢山書いてここ盛り上げて下さいね。
544名無しさん@ピンキー:02/06/10 20:16 ID:qCEuHtc2
か………。改名タンが育成されてる………文章が読みやすくなってるぅぅぅぅぅぅ!!!!
545名無しさん@ピンキー:02/06/11 00:21 ID:RwyhkLIm
改名さんの文章が読みやすくなっているというけど・・・そうかな?
前とあまり変わらないと思うんですが?
私は「変わった書き方だな」って思うくらいで、特に読みにくいと
思った事はないんですが・・・。
まぁ、勘違いをした事はありますが(w

改名さん、続きを期待してます。
546名無しさん@ピンキー:02/06/11 08:49 ID:sLMGs/QB
>545
変な改行が無くなってきただけでも十分読みやすくなってまふ。


547524:02/06/11 18:56 ID:v4Coj39L
>>540-542
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
頑張ってください、続き楽しみです。
548改名:02/06/12 17:09 ID:QCQBswFB
>>544>>546
皆様のおかげ。改名云々とレスくれた人は特に全員です。
>>545
どうも〜。じゃあ続き書きますね。
>>524
あ、書くきっかけくれた方ですね。嬉しいです。長いけど(又…)よろしく。

>>542大失敗したのでそれの訂正から。
読んでくれてる人は是非ここから読み直してほしいです。すみませんっ。
549名無しさん@ピンキー:02/06/12 17:16 ID:QCQBswFB
「今夜を逃すと後が無くて」「え…」
「すぐにでも俺は竜王の城へ向かう。そこで死ねばもうあなたに会えない。
 出来る限り竜王さんの代わりを…」
(ウソよ…そんな事言って…)この男は只、今、自分を欲しがっている様にローラは思える。
ローラは目を閉じて、勇者の二の腕をぐっと掴んだ。サンの指がローラの襞に遊んでいたからだった。
「御立派。全然濡れてない」「そうよ…」(まだ早いわよ、あなた…)
ローラは深いキスをされた。厚く大きな舌が、彼女の小さな口の中に踏み入る。嫌な男であろうと
自分にとって好ましい動きを見せてくれれば、気が乗る。ローラもそうだった。
そしてサンが元々嫌ではない。(野心家だけど…良い人だわ…)
キスしながら男はローラの乳房に触れた。ローラは泳ぐ様に離れる。
やはりサンは少々強引な動きをする。(濡れないわ。そんなのじゃ…)
「あなたに戦う意志が無ければ死なない筈よ。竜王様からあなたに手出しはしない。部下の方々
 は解らないけれど…あなたが慌てる理由が解らないわ」
「俺は急ぐんだ。代わりで良い、竜王と思っていいから」「どうして…そうしたいの?」
「何か、愛すると言うやつを…俺は見てみたいんだ。本物より、錯覚が良い」
「そんな…」
「たかだか50年そこらの人生なんだ、そんな“愛”なんて大層な物、俺はいらない
 他人の覗いてみて理解したいだけだよ」
「変わってる。あなた変わってるわ」ローラは好奇の顔で、少女が新しい人形でも持ったかの様になっている。
「竜王が俺を殺さないようにしてたってのが…どうにも腑に落ちねぇ…
 俺は生きるか死ぬかの毎日だったぜ。だからこんなになったんだ」
「こんなって?」
いつ死ぬか解らないから、「見たい物は慌てて見たいと思うし、言いたい事言って、
 欲しい物は欲しい…ウソがつけなくなった」
「ウソよ…あなた、凄く大事な事隠してる」野心だ。それがこの男の支えだろうとローラは思う。
「隠してない。脱いでくれ」
「いや」
「脱がせるぞ」とスルスル、ローブをとってローラを全裸にした。
長い足の人で、胸が大きく、全く大人の女だった。
550名無しさん@ピンキー:02/06/12 17:20 ID:QCQBswFB
ローラは17才位だろうか…顔は11、2才で通用する。だが体は25、6才の女の迫力がある。
「あんたも変わってるなぁ…」
声も体も黙ってサンを見ているローラの顎を彼は掴み、その後肩に触れ、彼女の両腕を両手で触れた。
女はぬるい体温。サラッとした淡白な肌。
ベッドの中肌が触れ合う事で、多少は自分に諾々となって欲しいと思っていたローラだが本当はこの男が、
(恐いっ)
ベッドに強く押され、男に見下ろされている。
「いやっ、」「明めな。俺以外の男でどうすると言うんだ」
(解ってる…そんな事解ってるわ…)
勇者はローラの乳房に何度もキスして来る。
(だって私…あなたを変えたいと思ってる…)
ローラは自分の桃色の蕾が愛撫される度、元気に跳ねているのを見た。
この勇者が竜王を敵視しているのはありありと解る。まずサンは竜王が自分に殺意を持っている
と思っている。(そんな敵が居て…黙ってそうに見えない…)
(戦わないで…お願いだから…)
ローラの方から勇者に口付けた。唾液の弾ける音がする。男は力の無い目で少し驚倒している。
「あなたも脱いで…私が欲しいんでしょ?…」勇者はローラに聞こえる程生つばを飲んでいる。
「私もあなたが欲しいわ」本当はどうしようもなく恐い。

男も全裸となり彼女の足、手の指先まで舌で舐め上げて来る。
彼女の白い足を高く上げさせて尾てい骨からクリトリスまで舐め上げる。
次いで彼女の生殖器と呼ばれる全体を舐める。襞と襞の間に舌が走る。小さな丘を吸う。
ローラはしかし、くぐもった声は出てしまうがはっきりとした嬌声を出さない余裕があった。
若さもあるが、我慢出来る。
(私そんなに色に弱くないわ…)つまり色惚けになっていない。
しかし彼女はサンの唾液ではなく、自らの蜜でトロトロなのが解る。(濡れてる…)
しかし体の奥から熱くはない。(恐いからだわ…冷めている…)
何十分も秘所を太ももを、彼女の下半身をサンは舐める。
(結合する欲がないから…余裕ね…)いつまでも舐めていそうである。
ローラは緊張しつつ眠くなる。(結論を急ぎたいわ…)
551名無しさん@ピンキー:02/06/12 17:23 ID:QCQBswFB
「勇者様」
ふと、サンは顔を上げる。「キスしたいわ…」と言うので男は上体を上げ、唇にキスだろうと思ったら、
ローラは亀頭に、クチュと軽くキスした。そしてサンの胸をゆっくり舐め上げ、盛上がった筋肉と
乳首にキスした。
「私から…行っても良い?」
ローラは低い声で聞く。何も抗わない、示さない男を前にローラは自分の腹に当たる濡れた勃起を
自分から迎えた。互いに座り、ローラの背の方が高くなった。
「あ…あ、ぁ…」
強い息を漏らしながら、息の様な女の嬌声が出た。人間の男を迎えたのは初めてだ。
(あ…あ…っすごい…)大きく、真っ直ぐにそそり立ち、感覚が竜王に似ていた。男はどれも
似てるのかしら……と思う彼女は少し間違っている。
彼女は大きく上半身を動かし、腰を跳ねさせ摩擦する。男の根元から先まで彼女がゆっくりと
滑らせ、二者の快感を彼女が生み出す。
サンはローラの臀部を両手でぎゅっと握った。ローラは乳房、乳首を震わせびくりとして、動きを止めた。
「俺が上になって、いいかな」
伏し目で、唇を少し力無く開けて男を見ていたローラは
「ええ…」とだけ言って、男のするがままに任せた。
サンはローラの両手首を両手で掴んでベッドに押し付け、渇する様に摩擦した。
「あぁっ…あうっ…」
ローラは目を閉じて声を上げた。自分でも驚く程に声が出る。(だって、気持ち良い。…とても…快感で…)
「いやぁっ…あぁっっ」
長い足をサンの腰にからめて喜んでいる。
(気持ちい…)「あぁんっ、あっ!」
ローラは手を自由にされ、サンに足を掴まれ、蛙の仰向けになったかの様な姿。そして今までの強いながらも
ゆっくりした摩擦ではなく、激しく叩き付ける様にやす、やすと、子宮にまで何度も何度も踏み入って来る。
「きゃっ…あ、ん……あっ…」
ローラは声とは呼べぬ奇声を出して、どうにも抗い様がなく、子宮を差し出している。
童貞の竜王を処女のローラが懸命に男に成長させたのとは訳が違った。サンは男らしいどころか、
男臭くて参ってしまう。(お父様……お母様…助けて…)竜王に抱かれた時は決して思わなかった事だ。
552名無しさん@ピンキー:02/06/12 17:29 ID:QCQBswFB
ハァハァとローラが懸命に息をしている時に、サンはいった。視線は遠く、
腰だけを何度か強く押し付けてローラに流し込んで来る。
(わ、ぁ……)
懐かしい子種である。竜王もこのようだった。そしてサンのイッた顔をローラは思い出した。
(色っぽい…めんどくさそーで…)
顎を上げたラインと、喉仏と、嫌になる程男と言った、ベタッとゴツイ男である。
(こまっちゃう…)精液を貰ったばかりだと言うのにローラは下半身がうずく。
彼女は自分の体はどうあれ、
(赤ちゃんみたいな顔って今だに言われるのに……)こんな男に抱かれてしまった。
竜王は灼ける様に凛々しい顔立ちであった。サンの凛々しさは竜王に比べて鈍く、落ちついて居る。
ボワン…とした印象を受ける。雄々しさならサンの方が卓越している。
つまりはっきり言って、サンは男と言うより雄である。……と言う様な事をローラは次々思った。
(私…男の人の事ばかりを…はしたないかしら…)
「…っあ、…」
とサンは重労働でも終えたかの様な徒労感で、ジュルッ…とその巨根をローラから離した。その男、
少し荒い息をしてだらしなく股を開いて座っている。
その前に膝を揃えてローラは座った。
「いきましたか」「いいえ」ローラは意地悪く答えた。
「じゃあ、また」とローラの肩に手を触れて、ゆっくりベッドに押し付けてくる。
「お急ぎにならないで…」
と寝転がったローラは彼のあぐらの中に顔を埋めてつぶやいている。サンの男根とローラの顔は近い。
「どうぞ…あなたの好きになさって…時間をかけて私を慰めて下さい…」
「ぬるい」ピシャリと男は言う。
「愛を見せて欲しいと言ったろ」
「あんたの愛はそう言うものじゃない筈と思うぞ」
「同じ愛と言っても向ける人によって様々に変わっても…」「くどい」
                                   つづく




553名無しさん@ピンキー:02/06/12 23:35 ID:pi0I9Ple
(;´Д`)ハ、ハヤクツヅキ・・・
554524:02/06/13 00:39 ID:MjasGqq2
>改名さん
よろしうに。

そしてイイ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!
勇者の心境が気になりますでつ
555改名:02/06/14 17:11 ID:AMQuHqBy
あとちょっとです。でもこれで終わりにするかもしれません。
>>553>>554
どうもー。続きです。↓
556名無しさん@ピンキー:02/06/14 17:17 ID:AMQuHqBy
「まだまだだ」「あっ」
鼻息の荒い男にベッドに勢い良く押し付けられて、ローラの長い足は空に弧を描く。
乳房やら乳房の脇を、あまり音も無く吸われる。
(うぅ……)ローラ、怖がっている事をサンには知られたくない。
「俺は、本性が…見たいんだっ」
乳房やら、へそやら、男はキスしてくる。ローラの体は魚の様に跳ねる。
「人の本性なんて、知っては駄目よっ…」
男は亀頭をウ゛ァギナに擦り合わせて
「あぁっ…」息が弾んでいる。出る声も艶かしい。
「あぁん…」亀頭をクリトリスや、下の入り口やらに擦り込まれローラは声が出た。
「俺の事なんて、無い物と思ってくれ、あなたの、隠さない姿が、
 少し、一度で良い、見たい…」
「うぅ…」怒濤の様に攻めて来る男に、自分がどう反応してしまうのかローラは恐かった。
そしてこの男との結合の快感を覚えた慣れで、体ももう熱い。
「そんな事して、何になるのよっ……あぁん…」
快感に惑どう様なローラの声が出る。クリトリスや襞にずっと押し付け、滑らせて…彼の“萎え”は
欲望の姿を取り戻していた。グッと入られて、もう出し入れさせられている。
「いや、あん、だめ、」
リズム感のある男で、ローラも踊る様に喜ぶ。
「あーー…、ぁーっ」
ローラはつい、癖で腰を大きくグラインドさせてしまった。
(あっ、いやっ)
竜王に示したごく自然な動きである。
(喜ばないで、そんなに…)彼女は自分の腰に言った。
「さっきから…っ…思ってたんですが、」「あぁ…」(何を?)
「好きです。あなたの腰」「飽きそうに…ない」(いやっ…)
ローラは気持ち顔を背けてしまった。熱く嗄れて囁いた声の所為もあり、あまりに卑猥な言葉だった。
557名無しさん@ピンキー:02/06/14 17:20 ID:AMQuHqBy
「最初の時みたいな、今みたいな動きをして下さい。良かった。とても」「あぁ…もう、だめ」
ローラは喜び過ぎた。サンの声に動きに肉体に。
あまりに淫らな気持ちになって、“幸せ”と言う言葉が一瞬頭を走った。肉欲に堕ちきっていた。
(体、が…全部、)「溶けそう、いくわっ、いく、いくっ…」
「あぁぁぁ…っあ、」
仰け反って、低い嬌声を絞り出したあと彼女はうつむいて「んん…んーっ…」まだ続く長い絶頂である。
途中声が出なくなり、「あ、あ、」それで終わった。
その間腰は、時に激しく振り続けていた。
(気持ちいいっ、気持ちいいっ、死にたくなっちゃうっ)ローラはまだ夢中だ。
「うっ…ぁっ…」力のなくなっているローラにサンは又果てている。
(あぁ…すごい…あふれちゃう…)
ローラの体はぼんやりとしか力が入らない。(こんな姿竜王様にしか見せた事ないのにー…)
「まだまだ…」「いや、だめなの…もう」「さぁ、」
と、丸まっていたローラの腕をサンは引き、甘く抱擁した。
乳首どうしが触れ合い、弾く様に離れたりしている。
彼女の頬に顎の頑丈そうな男が、小さな音を立てて軽くキスしている。
両腕をだらりと下げ、男に抱かれているローラは涙を流した。
「私…好きな人がいるの…」
(泣け、もっと泣け、綺麗だっ)サンはサディストの傾向がある。
「困る…」「でも別れてらっしゃる」
「ムリヤリ、帰れって言われたの」「うん…可哀想だが、あんただって承諾した訳だ」
「私人間だから、その方が普通だって言われて、私も普通が大切だと思ったし…」「うん」
「あの人しかいないのに…ーー、…」
ローラはサンを強く抱いた。
女の白い腕は男の背に、首に、腰に激しく戯れ、これ以上ない媚態とその表情。
サンの目の光り方も変わって来ている。
ローラは自分の強い行動に気付き離れようするが、サンにキスされた。ローラははじめ嫌がった。
そのうち男の唇を貪った。
彼の結んだ長い、赤くなびく髪を掻きむしって、時に、立派な顔の輪郭を包んで彼女は無我夢中でキスした。
現実を取り戻した頃ローラはゆっくり唇を離した。
558名無しさん@ピンキー:02/06/14 17:23 ID:AMQuHqBy
竜王にした事のない、したくても突然の別れで出来なかったキスの仕方をサンで叶えようとした。
(ごめんなさい…)代用した事、ローラは内心謝った。
勇者はどうにも隠しきれず恍惚として、
「良い…俺の見たい物が、見えて来た」「ひどい…ひどい…人で遊ばないで…」
「ん…っ…」嫌がる彼女を後ろから抱いて、長い指で桃色の乳首を弾いている。
「やめて、もう、だめっ」だが音を立てて、乳房はその蕾は後ろから回り込まれ吸われている。

それからサンは何度も果てて、
「うっ、いく、いいぞっ、あんた、いいっ」とイッたり、
「だめだ、もう、だめだ、あー、っ、あぁぁっ」と…ローラの花芯の溶ける具合が多くなる度、
ローラに慣れる度(多少たがが外れて狂う度)に、声を張り上げて激しい快感に疼いていた。

「もう、やめ…て…」「聞こえん」聞こえない振りも露骨である。

熱い襞はもう熟れて、濡れて、男にベタベタと張り付く。もう男は何度も何度も…。
そしてまだ動く。上から覗いてローラを包み、真上から銃の様に何度も打つ。
大きな息を女は上げている。男女はもう性器が酷使された痛みを覚える。この男と、この女と、
どれほどの時間抱き合っているのだろうと思う。
「そんなに…よく、しないで…ダメになっちゃう…」
男と、男の踊る様な腰に、静かにしかし必死でローラは言う。
 
男はかなり乱暴に突いた。突き入れ、抜き差しの速い動作で肉同士は激しく擦れる。
「あぁっー!あぁっ、あんっ」「うぁっ、あっ、くそっ」
女は涙する程、男は口惜しくなる程の快感だった。
「私まだ、いくの。また、もっと、いっちゃうっ、いくっ」
「俺も、まだ、いくぞっ…いきそうだ、出るぞ、また出すぞっ」
「あぁぁ、あぁん…あいしてる…」
愛と言う言葉にサンはギクリとした。
「ガラ…ガラ様っ…」
竜王の名を呼び、ローラは果てた。
(あ。愛だ…他の男の前でも礼儀を知らずに、自分だけの世界で、お前一人だけで)
他の男の名を呼ばれて、サンは果てた。勇者は孤立無援。しかし肉体同士は熱くまだ繋がっている。
559名無しさん@ピンキー:02/06/14 17:27 ID:AMQuHqBy
そして男が少し腰を動かすと
「んん…」(ほら、喜んだ)
“所詮我らは一人”と確信してから、その上で関係深めようと計画。
勇者はローラを抱いた。実際少し空しかったが、
(いいか…気持ち良かった…目にも良かった…)
勇者は(得をした)と思う。そしてこの可愛い肌とお近づきに、親しくなれた。
(……これだけ親しくなったんだから、お金の話も、俺としましょうね…)
強欲な男である。これが当初からの目的ではあった。


勇者はローラが目を醒ました時鎧姿だった。兜だけを付けていない。
夜の間ずっと見られていた自分の裸体を、ローラはシーツで隠した。
上体を起しているのにかなりずさんな隠し方で、乳房の脇、上部がすっかり見えている。
乳房で弧を描いている脇は、禁欲中の男が見たなら地獄の様な丸いライン。
(俺も触りたい…)サンはシーツが羨ましくなって、ローラにキスして乳房に触れていた。
「ん…何をなさるの…」
寝惚けて高い声で三才児の様に話すローラに、さらにそそられてしまったが、
(なんか、可愛すぎて駄目だ…)惜しいながら止めてしまった。
560名無しさん@ピンキー:02/06/14 17:29 ID:AMQuHqBy
「俺、ほとんどあなたが初めてなんです」
ローラはショックだった。辛うじて童貞ではない位の男であった。
「あなたの事が好きになりました。人間とも結ばれる意志があるのなら是非、
 私を選んで下さい」
勇者は腕を大きく開き、その手をベッドに付けて頭を下げた。
「私の何が好きなの?」
「全て」
「王位も?」「そう」
「王位継承権も何もかも捨てて、あなたとひっそり暮らしたいわ…と言ったらあなたはどうするの?」
「んー…」勇者は悩んでいる。(本当にはっきりした人ね…)
「ただ竜王さんに会って、あなたへの思いがさらに深まるかもしれません。
 その時は例え地獄でも共に。参ります」
「私も地獄は選ばないわ」ローラは柔らかく微笑んだ。
「あなたの天国が私の地獄かも知れないでしょう」
「それでもいいの?…」
「俺なりに、あなたを見い出せれば」

勇者は宿屋の主人にからかわれた後、
(昨夜の“お楽しみ”の相手がローラ姫とは露とも思っていないらしい)
ローラとラダトームへ向かう。
561名無しさん@ピンキー:02/06/15 00:33 ID:Ql74R2Yf
エロ無しでもいいから続きをお願いします。
すごい気になるんですけど・・・(w
562名無しさん@ピンキー:02/06/19 16:18 ID:CbArA2lK
HO-SYU
563名無しさん@ピンキー:02/06/20 01:00 ID:yu6FVkfM
ガボタンハァハァ(´д`;)
564名無しさん@ピンキー:02/06/20 08:40 ID:TKzdckn2
>563
ガボかよ。凄いな。
565名無しさん@ピンキー:02/06/24 23:58 ID:wxFnW/MH
一応保守
566改名:02/06/25 00:30 ID:QsATVUgc
>>561
ありがとーございます。エロ無しです。
567名無しさん@ピンキー:02/06/25 00:33 ID:i9pQYa/d
「はぁい。お兄さんパフパフしない?」と女が言うので「する」と言ってそのまま最後までズルズルと……。
面白い位にその娘は男の胸に取り付き、いった。
俺は運が良い。と勇者は思う。“自分流の楽しみ方”を“本当の体の喜び”を知っている女二人を抱けた。
恥丘での絶頂を二人とも嫌がったものだった。
自分も“本当の男”で居よう、“喜ぼう”と思う。しかし子供っぽく、解り易い所で喜んでしまうのだが…。
サンはローラとその娘しか知らない。童貞がイキ合い、喜び合う事が出来たのは、夜な夜な長屋の
しきり一つ無い小さな家の中で、大柄な母と小柄な父が抱き合うのを見た。声を聞いたからだろう。
(そこは貧乏と、親父に感謝だ)
娘が全員嫁に行き、息子が勇者と呼ばれる様になると亡くなった夫婦だった。
妹4人はそう言う夜に目が醒めると少女ながら興奮するのか、兄に寄り添って来た。
可愛かった。個性は4人見事に違うがどこかいじらしくて、サンは
変な男や、富んだ“ロト”のいたずらから守ったものだった。
サンは妹全員に愛された。しかし恋までされた。
デカイが絶妙に艶かしい母からも愛情を受けて育ち、恋してくれる妹の温もりで
夜眠った彼は……どこか、やはり、若干女に飽きが来ている。
“金”や名目上の刺激が無ければなかなか抱けない。ローラに“変わってる、そんな事して何になるの”
と言われれば正直、もっと興奮したいからである。そしてリムルダールの娘は売女であった。
娘が驚く程の金を払い、(金無ぇーー…)脱力するも自ら進んで無くしたのである。(よかったから)
(貧乏は長かったけど、妹は皆普通に嫁に行った。よかった)“女を買った”男の彼は思った。

王女を抱こうがサンの教科書は貧乏長屋の夫婦である。家族から性を学んだ。
女に触れる時、それを総動員する。そして遺伝子を彼は運ぶのだ。
総動員しすぎたか、彼はローラの肌に触れて本能が刺激された時妹達が一瞬よぎってしまった。
(くそ、まいったな…)
と思いながら彼はしっかり勃起した(まいったな…)このようにサンは女が面倒である。

ラダトームへの道のり、サンの知識と感受性の豊かさをローラは感じていた。
モンスターの子供ともよく遊んでおり、遊ばせ上手である。
568名無しさん@ピンキー:02/06/25 00:35 ID:i9pQYa/d
「御兄弟がいらっしゃるの?」
「ええ、妹だけが4人います」元々兄も姉も弟も居ないと言う。(まぁ、お一人のお兄様…)
ローラは兄弟、姉妹が一人も居ない。
「姫、疲れたでしょう」とサンが手を伸ばすので、ローラは勇者の背に乗る。
ローラを刺激しないようにゆっくり勇者は歩く。(あれだけ抱き合った後に、こんな時間を得るなんて…)
ローラは時間を忘れて男の背から広野の風景を見る。(この人…いいな)
兜で勇者の顔は薄暗くなる。目だけが凛々しく緑に光っている。(ステキ…)
ただ、ベッドで抱き合えばまたベッタリと愛撫するのだろう。ローラを覗き込む様な目線で、
“めんどくさい”と言う顔をされて
(それでも…)ローラは惹かれた。(本当は初めて会った時から…)
人間ローラにずっと傅いて来たドラゴンに、この勇者は一合も切り掛かる事なく会話した。
一度だが、サンの力を試す如くいきなり炎を吐いて来たのだが。好戦的なロトの勇者に
有るまじき男だった。
(でも、その時からちょっと好きだったのはまだ秘密にして置きましょう…)
この勇者とは長い付き合いになるだろうとローラは思っているからだ。
言いたい事こそ、慌てて言いたくはない。

ラダトームの王室で少女の様な声がする。
「サン様。貴殿は竜王の城から戻った時総督の任よ」
(総督ーーーー!?)
声は幼い。しかし男には余りに眩しい響きだった。
ラダトーム派遣の…ではなく、ローラが治めるこれから建つ新しい国の総督になりそうだ。
(この勇者様こそ適任。竜王様ともすぐ解り合って、結んで帰って来て下さる…)
侵略者は、平和が好きなロトのサンこそと。数日で資質を見極めローラは惚れ込んでいる。
ローラは竜王の絶対の味方だ。
そしてローラの好敵手は勇者のサンではなかった。竜王を迫害しようとする父のラルス16世である。
(やっぱりお父様と戦う事になるのかしら…いやぁねぇ…)
ローラに付く忠臣、重臣は多い。相続所かラダトームの存亡をラルス王は危惧するだろう。親子の戦い
など王族間では常だ。事が起これば親族同士の狭い世界を爽やかに戦うのがローラだ。
竜王と正義の為。
569名無しさん@ピンキー:02/06/25 00:38 ID:i9pQYa/d
ローラがもしサンの子を身籠れば、女王嫡子の父としてサンは新しい国で総督(総帥)兼、
王太子となるだろう。
女王ローラが退位した時、年上であり夫と言って良いサンが後を襲って王になる。
サンは“ロト”で過去最高の光を浴びる事になりそうである。
彼にとっては地獄とは程遠い展開。だがサンが竜王を殺してしまえば何もかも飛びそうである。
「私の為、アレフガルドの為、竜王の城では英断を期待しています」
ラダトーム王の隣に声の主は座って居る。ローラの声だった。(英断…)
竜王と結ぶ……それが可能な事はドムドーラの争乱からも解る事だった。
滅びの町の残党とモンスターとのドロ沼の戦い。サンは争いと言う奴が嫌いだが、
「ラダトームのサンだ」
と、人間のサンは人間側につく。いきなり現れたデカイ男は強い。攻撃する様に回復呪文を唱えてくれ、
ドムドーラの人間はサンを喜んで迎えた。それを見たモンスター側の司令官悪魔の騎士が勇者に
ロトの鎧を渡した。そしてモンスター達は去っていった。
「この鎧をお前以外の人間から守る抗戦であったのだ。その姿で竜王様の元へ来い」騎士はそう言った。
竜王は…勇者にロトの鎧を分け与え、自身はロトの剣とロトの徴を持つ。
これが、和睦、和平が竜王の真意だ。
570名無しさん@ピンキー:02/06/25 00:42 ID:QsATVUgc
勇者も…そのロトの嫡子竜王の平和主義が本当なら乗ってみたい。異存はない。しかし
(お姫様いい人だから嫌われたくねーけど…)
性的にちょっとだけ大胆な王女がサンには嬉しい存在だ。
そして王女でなくともサンはローラがかなり好きである。しかし
(何が本当とか、そんなものはどうであろうと関係ない)
サンはローラを裏切った。
(どんな理由であれ、男は女取り合って喧嘩すんのさ)
ローラの、竜王の為を思ってサンに見せた艶かしい行動は全て裏目に出た事になる。

ローラと竜王の間には子が居る。子供を産ませたいが為だけに王は姫をさらった。
徹底的に利用されたローラはそれでも竜王が好きだ。
竜王は自分の事よりローラの事が好きになってしまったので、彼女をとにかく人間世界に戻したかった。
ローラを失い、竜王は少し気狂いになったらしい。
数百年闇の中にいた彼はただ、光が欲しかっただけだ。ローラを手放し、彼は又
闇の中で何も見えなくなりつつある。傍らで嬰児が泣くだけだ。
……そんな竜王をドラゴンは“憐れ。抹殺(け)してくれ”と勇者に言った。
「俺は名君だけを求める。アレフガルドの王はローラ様だ。お前は姫の御身を守れば良し」
彼もいつか、いつかは明君としての自分を取り戻すだろう。
しかし“ロト”は待たなかった。ローラに狂ったままの竜王と戦う。

あと今回位(もう少し短く)書いて完結です。長過ぎで恐縮です。
571名無しさん@ピンキー:02/06/25 02:40 ID:xrcVr3X1
長くてもいいので
必ず完結させてください。
お願いします。
572sarasa:02/06/25 08:29 ID:oocVG0GL
改名たんがんがれー。
待ってたよ〜続き。
完結を待って、うちも久々にエロ書きます。
クリアリじゃないよ。何か飽きてる人がいるので(w
……もっとも、激マイナーカプだが。
と、自分をたきつけてみるテスト。
573名無しさん@ピンキー:02/06/27 21:40 ID:TZWNPL1A
深夜・・・キャンプ地から離れた森の中・・・
勇者は木にもたれかけて目を閉じていた。見ようによっては瞑想しているようにも見える。
ただ、ピチャピチャという音だけがまるで響きわたるかのように聞こえてくる。
勇者はそっと目を開いて下を見下ろした。口元に人のものとは思えない下卑た笑いが浮かぶ。
勇者の足元には二人の女がしゃがんでいた。どちらも全裸であり、狂ったようにオトコのモノに貪りついている。
アリーナとミネア・・・かつては姫と占い師であった。
ただ・・・今は目に淫靡な光をたたえた雌犬に成り下がった存在。一心に勇者に気にいられようとひたすらしゃぶるだけの存在。
奉仕している二人の乳首が時々触れ合う。快感に慣らされた体はその程度でも反応してしまうらしく、押し殺した声を上げる。白い肌と褐色の肌、その二つが織り成す光景は勇者を興奮ささずにはおられないものであった。

ただageるんも何ですから、冒頭だけ書いてみました
574名無しさん@ピンキー:02/06/28 03:22 ID:0WsRFuAn
竜王の城へ向かい、勇者はまた一人旅に戻る。
王女の愛……これは歴代王女の愛を得た男達の“本当に求めている物”を探し当ててくれるアイテムだ。
サンのこの世で一番欲しい物は、実は金でも何でも無く、10cmにも満たない小さな守りであった。
竜王に渡せと言われた、その王女のアイテムをひっそりと勇者は握り締めてみた。
“サン様…”(はい…)
そのアイテムはローラの声で彼の名前しか呼ばなかった。彼も親しんで返事したが、その後が無い。
深くは愛されていない事が解る。(まぁ、いいか…)
その小さな守りはメルキド大陸にあるらしいから、自力で探そうと勇者は思う。

勇者はその守り(ロトの徴)を携えないと貰えない虹の雫を今、持っている。
虹の雫は竜王の城への架け橋だが……勇者が以前行った祠の賢者はこう言っていた。
「近頃のロトは狂戦士揃いと言うな……だがそなたは…初代ロトに魂の有りようが近い様に思われる」
「それと、色々な書物を引いて…私の勝手な感想だが」
ロトの仲間であり、ごく近くに居た“ある男”にサンは容姿が似ているらしい。
「私も神の抱きを越えて、しるしの無いそなたにこの雫を授けよう。私はこの事で神に消されようと構わない」
「私もロトに心酔しておってな」
貧乏生活の長かったサンに取っては“ロト”は愛憎の対象だった。その名を常に愛し、自分との繋がりを嬉しく
思い……しかしこの名誉ある大き過ぎる名と、不甲斐無い比べる時等…憎い時は蛇蝎の如く嫌な名であった。
語り続けるうち、「さすが親族、まいりました」
サンのロトに関する知識と、愛情の深さに賢者は頭を下げた。
「いえ、とんでもない。こちらこそ」老若、男二人笑い合った。
勇者は、竜王の城に行きたいが為だけにその守りが欲しい訳では無い。それがロトの名を一番引き継いで
いる物であったから。
(俺には、デカイかなぁ…)

勇者はラダトームを北に向かい、ロトの洞窟へ久々に行った。
この旅を始めた頃一度行ったのだが、彼はまだまだ童貞の時で金も無く。碌な装備もしていなかった。
他の“ロト”達はモンスターの居ない洞窟と見るや、
“意味無し!”と、たいまつすら惜しいと、この洞窟に踏み入る事は無かったと言う。
こん棒に皮の服のサンは一人歩を進めていった。
575名無しさん@ピンキー:02/06/28 03:25 ID:0WsRFuAn
そしてロトの石盤を見た時、堅苦しい文字の下に気の抜ける様な達筆な絵が彫り込んであった。
人を笑わせる為の突飛なセンスにサンは吹き出したものだ。
(面白い女(ひと)だったんだな…)
数百年前、突然異世界から現われたロトは肌が黒く、アレフガルドには居ない人種だったと言う。
ラダトームの男達は昂揚。口笛をふけば“しな”を作って返すそんな女勇者だったと。サンは憧れた。
彼も年頃になればロトの艶聞も知る。アレフガルドの様々な町で逞しい夫と抱き合い、
宿屋を華やかにしたと言う。
[後にその夫と自分が似ているらしいと知って、サンは興奮。(俺みたいなのと、こう…)]
(どんな姿で…?)
彼の情熱が湧いて、洞窟の温度が上がった。
光も得て、たいまつの炎を超えた。彼は自分の魔法力を知る。これが最初の魔法だ。
だが思う事と言えば、乳房は?足は?彼は想像する。
その想像の中のロトが自分をそっと見つめた気がした。
(あ−−−−……)彼は石盤の前で勃起した。
(す、すみません、御先祖様っ)
いくら落ち着こうとしても昂ぶった。
もしロトが見ていたならば(あら、興奮しちゃったの…?かーわいい)と言う筈であった。
彼も何となくそんな言葉を掛けられるのだろうと推測し、一人でテレた(いやぁ…)
こう言う、勇者の先祖と子孫である。

そうやって勃起しながら帰った洞窟に今、来ている。
相変らずモンスターを退け、清爽である。
悲しい事に、石盤は読み終わると塵の様に消えてしまって、今はこの世に存在しない。
(俺の記憶の中だけだ…)
サンは洞窟の入口で、つまり彼女の洞窟の入口で停滞した。
(俺だけの中に…)
壁にもたれて目を閉じる。
ローラを抱いたすぐ後なので、彼の想像の中のロト(女勇者)は、その裸体は余りにリアルだった。
女の洞窟…岩で所々おうとつの有るその入口…その壁に大きな男がしなやかな棒の様に張り付いている。
576名無しさん@ピンキー:02/06/28 03:29 ID:0WsRFuAn

サンは生涯、古の女勇者ロトに先祖への尊敬以外に、特別な感情を持ち続けた。
そしてサンを父親とする新しい“ロト”も誕生しつつある。母親自身まだ気付いて居らず、
双子の男女はまだ小さな細胞だが母の胎内でスクスク育っている。その母は竜王の子と同様、ローラだ。

(父に似ているらしい……父上…)竜王はサンに父を感じて合いたかった。
「父は闇の男だった…その父に似ているお前に、嘗ては闇であったと言うこの
 アレフガルドを統治して貰いたい」
竜王に会った時、勇者は無表情で涙を落した。竜王は黒の肌と金髪のエキセントリックな姿。
瞳が宝石の様な、銀の混ざる青…。
(あぁ、あなた(ロト)に会っている…)この気も狂わんばかりのナツカシサ……。
貧乏で、貧乏で、貧乏で。
だがロトは、血の繋がりは、サンは邪気も無く全力で愛した。
そしてその愛情に、こうしてロト史上初の王、そして恐らく最強の男が答えてくれている。
落涙は止めようがなかった。
577名無しさん@ピンキー:02/06/28 03:53 ID:0WsRFuAn
「私は母(ロト)が産れたと言う、天高い世界へ行ってみたい。そこの王となろう」
竜王は“ロト”を求めている。きっと“ロトの徴”も。
(渡すものか!)
サンは数多くの子孫に、汚され、犯されたロトの名を(あなたは俺が救います)と思っている。
ロトに一番近い存在は自分で居たいとサンは思っている。
勇者は竜王への敵対の意識をこうして結論付けた。
竜王は父(サン)を殺して母(ロト)を得たいと言う男性の本能を、自分の身の内に感じて
静かに驚惑していた。
だが、ローラを得たいと言う本音だけは必死に抑えた。(人間と、幸せに…)その人間はこの男
かも知れないと強く思う。だからこそ殺せない。燃えるような殺意を抑えている。
虫の走光性と、両者の対峙は変りない。
向かった先が自身より熱ければ灼け死ぬだけの、ただの運命である。
亡くなった人間への熱情、情火……サンのそれは生涯終わらないながら、もしこの城から生きて
帰れば、生きた人間に激しい感情を傾けるであろう。
その相手はローラで、彼の短い生涯に数える程の一瞬の激しさなのだろうが。
涙はすぐに涸れ、男二人の睨み合いは無言で乾く。この二者のいずれかが勝ち、ローラと結ばれる。

              END

タイトルが決まりません。一応“執意”
534さんが“1も良い”と言ってくれたのがきっかけで、1の書きたいもの
長く書いてしまいました…。エロだと言うのに…。嘘の設定も多いです。
>>545
遅レスです。勿論、前と変わらないと言ってくれた事、嬉しいです。
>>571
嬉しいです。そう言ってくれたのですごく書き易かったです。
>>572
お待たせしました。長かったのにありがとう。
578名無しさん@ピンキー:02/06/29 00:42 ID:ZxUWmq3N
改名さん、お疲れさまです。大変面白かったです。
えっと・・・>>534>>545>>571は全て私の書き込みです。
ちなみに>>553>>561も(w
私は事実を書き込んだまでです。また書いていただけると信じて
新作を期待しています。次は・・・竜王×ローラかな?
579524:02/06/30 10:16 ID:14BaNlXi
>改名さん
完結お疲れ様でした。
The Endは誰の物になるか!?という設定がすごくヨカータです。

そして私のワガママを聞いて下さってありがとうございました。
580名無しさん@ピンキー:02/07/02 02:28 ID:6sfd6Xwp
>>301
ありがとうございます。すごい遅レスです。
それではイシスの話は危うくホモの3P(w
実は1と3(シリーズ)の名前、ちょっと意味があります。カンダタ子分(ABC)は置いといて…。
>>578
どうもありがとうございます。では新作をっ…でも3(シリーズ)かも…。
竜王×ローラ(エロはローラ×竜王)書きたいですが今回の話から間を置きたいです。
>>579
524がきっかけで、以前から書こうかな…と思っている竜王×ローラの話の中、
端役で登場する1の勇者にはっきりしたキャラを作る事が出来ました。感謝。
勇者×ローラだったのに3の勇者が食い気味ですみません。
ラストの事、そう言ってくれて嬉しぃ。ありがとうございます。

今後書くとしたら、前回や今回よりエロくします。それとなるべく短く。
581続580:02/07/02 02:43 ID:6sfd6Xwp
>>301
バリーは男の名前の場合が多い事、
ちょっと前まで気付かなかったこちらがアフォです。
582名無しさん@ピンキー:02/07/02 07:32 ID:xPyNfFsG
改名さん、sarasaさん
新作お待ちしております。

>>580
名前は何か意味があるんだろうなぁっては思っていました。
女武闘家の話の時、わざわざ名前の注釈を入れたくらいだし……
ブラックだけ、やけに普通だな……っても思っていました。
やはりそれも意味があるんでしょうね。
583名無しさん@ピンキー:02/07/07 13:54 ID:pWjzGjNr
巡回保守
584名無しさん@ピンキー:02/07/07 16:51 ID:DY3KEoev
>>改名さん
他の方も言ってましたけど、私は改名さんの文章を読みにくいとは思いませんでしたよ。何度か意味を理解するために読み直す、という事はありましたけど苦痛では無かったし、よく噛み締めながら読むという行為に夢中になれて楽しかったです。
独特のリズムがあって、個性的で、惹き付けられました。
余り来ることのなかった2ちゃんねるも、改名さんの小説読みたさに頻繁に覗くるようになりました。

今は、はじめの頃に比べると少し普通っぽい文章になって、反芻しながら読むという事が減ってしまいちょっと寂しいです。私的には改名さんのあの雰囲気を貫いて欲しかったなあと思います。でも、いろんな人が目を通す以上仕方無い事なんですよね。

えーと、何が言いたいのか良く分からなくなってしまいましたが、頑張って下さい(^.^)ドラクエ3のおはなし、完結させて下さいね!強くてセクシーなバリーちゃんに、女ながらも夢中です(>_<)
5854女勇者―jealousy― :02/07/07 23:53 ID:QGVw3cBo
エルフの娘がはらはらとルビーの涙を流している。
「……申し訳ごさいません…ピサロ様…お許しください…」
「もうよいロザリー。何もお前が悪いわけではない」
「ピサロ様……このような私でもまだ……」
「もう何にも言うな。今宵はもう休むとよい」
魔族の青年はエルフの娘を寝台の上で強く抱きしめ額に接吻し、睡眠の呪文を娘に掛け眠らせた。

ピサロはロザリーを抱いたまま、大きくため息をついた。
世界樹の花によって再び生命を与えられたロザリー。
それは肉体の再生だけでなく、忘れてしまいたい記憶さえも蘇らせたようだ。
かつて人間達に陵辱されたことで深く傷つき、男としてのピサロの身体を受け入れることは出来なかった。
心ではお互いにすべてを許しあい愛し合っていれば、肉体の繋りなど意味のないことだとピサロは思っていたが、
苦しむロザリーを見ているだけで、胸が痛む。
同時に様々な疑問がピサロの頭の中を巡る。
(あのディアナという娘)
(なぜあの娘はわざわざロザリーに貴重な世界樹の花を与えたのだろう?)
(それに憎んでいるはずの自分となぜこうして供に旅をしているのだろうか?)
(『あいつ』を倒すため…か)
(それが真の平和を得るためだとあの娘は信じているようだが、だが果たして自分にとってそれが何になると
いうのだろうか?)
(ただあの娘に協力しているだけなのか……。何のために?)
ピサロはここまで考えると、今の己の心でさえ明確ではないことに気付いた。
そして様々な疑問をディアナに直接問いただしてみたい気もしたが、おそらくそれだけでは、すべての答えは
得られぬだろうと感じた。
今なぜ、苦しみながらロザリーと供にここに存在しているかというその意味を…。
5864女勇者―jealousy― :02/07/07 23:55 ID:QGVw3cBo
「…抱いてください……わたしを…女にしてください」
勇者と呼ばれる少女ディアナはすみれ色の瞳で、王宮戦士である男ライアンをため息まじりに熱く見つめながら
つぶやいた。
「ディ、ディアナ殿な、何を……」
ライアンは突然のディアナの訪問とその言葉に驚き、戸惑う。
「ご自分の言っている意味がおわかりか……ディアナ殿」
「わかっているわ。わたし、子供じゃない」
ディアナは衣服をずらし、自ら乳房を露出させライアンに近づく。
柔らかそうで桜色をした乳輪が大きな乳房にライアンは一瞬ごくりと生唾を飲み込んだ。
が、すぐに目をそらして首を横に振る。
「…い、いけません。もっとご自分を大切になさい。それに貴女には…勇者としての使命があるではありません
か…。それを果たすまでに……男に穢れされては……」
「穢れるなんて……思わない…」
ディアナはライアンに抱きつきながら、寝台の上へと倒れ込む。
「おやめください…そのようなことは…」
口では否定しながらもディアナの体からほのかに香る甘い香と柔らかな乳房の感触がライアンの理性を徐々に
奪ってゆく。
「……今日のわたしね…赤ちゃんが出来ない日なんだって……だから最後まで…」
ディアナの直接的な誘惑の言葉にライアンは思わず面食う。
だが、下半身のほうは次第に緊張してゆき、それを悟られる前に最後の理性を振り絞り、ディアナの身体を突き
離した。
「おやめください。ディアナ殿。今宵はどうかなさっている……」
「どうして?…わたしのこと嫌いなの?」
ライアンはディアナの縋るような視線から背を向け、ぽつりと呟いた。
「このような事をなさる貴女は…嫌いです」
その言葉にディアナは居たたまれなくなり部屋を飛び出した。
5874女勇者―jealousy― :02/07/07 23:57 ID:QGVw3cBo
(…ふん。拒絶されたようだな…)
いくつも離れた部屋にいるはずのピサロだが、なぜかディアナの声はよく耳に入る。
つまらぬことだとは思いつつも、またあの娘のことを考えてしまう自分がいた。
(あの娘には天空人の血を引いている『勇者』という誇りはないのだろうか?なぜ自ら男に抱かれにゆくなど、
人間の女としても愚かなことをするのだろう…)
(そういえばあの娘は時々うっとりと全身を舐めまわすように、あの男を見つめているではないか……。なぜ
あのような平凡な人間の男などを……)
ピサロの心の中で今までに経験した事のない奇妙な感情が湧き上がる。
そして思い立つように身体を起こすと、ロザリーが目覚めぬよう睡眠の術をさらに掛けると部屋の外へと出た。
5884女勇者―jealousy― :02/07/08 00:00 ID:cEML7BNv
宿から少し離れたところにある、大きな木のある湖のほとりでディアナは一人静かに泣いていた。
こんな事でこれほどまでに絶望的な気持ちになるなんて、思ってもみなかった。
子供である自分の意見を冷静に受け止め正しい方向へと導いてくれた大人の男。
いつのまにか募っていたこの想いをも受け止めてくれると思っていた。
この事でライアンが自分から離れてしまうのではないかと考えると、涙が溢れてきた。
でも、どうすればいいのか今のディアナには考える事ができず、ただ泣いていると、急に背後から人の気配を
感じた。
振り向くとピサロの姿があった。ディアナは驚き思わず、目をそらした。
「あの村で初めて会った時の何も知らぬ、幸せそうな顔とは大違いだな。今にも死にそうな顔をしている」
「…………」
ディアナが目を合わさず黙っていると、ピサロは皮肉な笑みをうかべながら言った。
「男に断られたくらいでそのようになるとは…人間の女とは…全く愚かだな…」
「……なっ!」
ディアナはピサロのすぐれた聴力の事を思い出た。そして先ほどの事を覗き見していたように言われた恥辱感と
侮辱された事に思わず不快になり、自分でも思わぬ言葉をピサロに投げつけた。
「いいわね。あなたは今、幸せなのでしょう?ロザリーと毎晩楽しんでいて…」
ディアナのその言葉を聞いた瞬間、ピサロの表情が歪んだ。
「幸せだと?……幸せに見えるのか……おまえには」
ピサロはディアナの両手首を乱暴に掴み体を木の幹へと押し付けた。
ディアナはピサロの突然の怒りと仕打ちに戸惑い恐怖を感じた。
必死にピサロの腕から逃れようとするが、片手の割には凄い力で両手首を頭の上で掴まれた上に、足を挟むよう
に体全体を木の幹に押し付けられていて、思うように力が入らない。
氷のように冷たいピサロの身体の感触がディアナの恐怖感をさらに煽った。
ピサロは深呼吸するようにディアナの体臭を嗅ぐと、冷たい息を耳元に吹きかけ囁いた。
「おまえ……いい女だな……」
そして冷ややかな笑みを向けた。
「私とロザリーがどう楽しんでいるか……教えてやるよ」
5894女勇者―jealousy― :02/07/08 00:01 ID:cEML7BNv
ピサロはディアナの下腹部へとその冷たい手を伸ばし下穿の中へ滑らせると、花弁を指で挟みながら花芯の
あたりを刺激した。すぐに愛蜜が溢れだした。
「ほぉ……なかなか感度がいいようだな……未通娘とは思えんな……おまえさっき男が欲しかったのだろう……
……淫乱な女だな……まだ男を知らぬというのに」
ピサロの煽るような言葉にディアナはさらに身体から力抜けてゆき、ピサロのなすがまま地面へと押し倒された。
ピサロはディアナの下穿を取り去り、両足を開かせ太腿を腕でがっちりと挟むと、蜜壷へと顔を近づけた。
赤く充血し硬くなった花芯と蜜で濡れた花弁がピサロの劣情を煽った。
「これ…今すぐ欲しそうになっているようだな。…望みどおりにしてやるよ……」
ディアナはなぜこんな目に遭わされているのかもよくわからないまま、突然下半身に激痛と異物感を感じた。
涙がこぼれ、声を上げたかったがそれは叫びにならなかった。
「ふっ……おまえ…なかなかなものを持っているな…並の男ならば……おまえのこの身体に溺れるだろうな…」
ピサロはあくまでも冷静に語りかけながら、身体は獣のように激しく揺さぶりディアナの身体を弄った。
ものすごい激痛と押し挿れられているものの冷たさで、ディアナの頭の中はまっ白になってゆく。
ピサロの姿も声も感じられなくなっていた。いや、感じたくなかった。すべては悪い夢だと思いたかった。
「……うっ」
ピサロが一瞬そう呻くと、ディアナは身体の中に何かが蠢き、冷たいものが注がれた感触がした。次の瞬間
ピサロに突き飛ばされるようにして身体の拘束を解かれた。
ディアナは自身の花弁から何かがどろりと流れ出る感触を得たが、それを見る気力も、勇気もなかった。
即座にピサロは何事もなかったように、乱れた衣服を整えていた。
「おまえ…まだまだスキだらけだな……そんなことでは本当の敵は倒せんぞ」
そう言い放つと冷ややかな笑い声とともにピサロはその場を立ち去った。
5904女勇者―jealousy― :02/07/08 00:01 ID:cEML7BNv
ほんの数分しか経っていないはずなのに、ディアナにとっては随分長い時間に感じられた。
下半身を中心に全身にじんじんと痛みを感じながらも、どうすることも出来ず、ただぼんやりと夜の空を眺めて
いた。
いきなり陵辱され、それにろくに抵抗出来なかった自分がひどく情けなく悔しかった。
いったい何がピサロをあれほどまでに怒らせたのかがよく解らなかった。
そして最後に言われた言葉が深く胸に突き刺さる。
故郷の村を襲われた時と想いが重なり、涙が止まらない。
そして『勇者』として育てられていた子供のときから、たびたび感じていた疑問が頭に浮かぶ。
(どうしてわたしは女なのだろう……)
(きっと男に生まれていれば『勇者』としてふさわしく育ち、あの時も村の皆を両親をそしてシンシアを救えて
いたかもしれない……)
突然陵辱されるという、女として最大の屈辱を受け、圧倒的な力の差を見せつけられたディアナはピサロに対し
て憎しみを増すとともにその力に強く嫉妬した。
5914女勇者―jealousy― :02/07/08 00:03 ID:cEML7BNv
ライアンは随分と長い間ディアナが飛び出していった部屋の扉を見つめ続け、大きくため息をついた。
岬のお告げ所で『伝説の勇者』が少女であることを告げられたときから、『勇者』に対し複雑な感情を抱き
始め、そして出逢い、いつのまにか親子ほどの年の離れた少女を一人の男として、欲している自分に気付いた。
それでもディアナを『勇者』として一生守りたいと想う気持ちに変わりはなかった。そして、一人の男して一生
傍に置きたいほどと愛しく想っていることも。
そんな自分の願望を察したように今夜現れたディアナに驚き、戸惑ってしまった。
だが求められても、勇者として目覚しく成長し、剣士としても自分を超えた、ディアナの純潔を己の劣情で穢し
てしまう事を恥じ、答えることが出来なかった。
ライアンは今一度自分の気持ちを告げ、その上でふたたび自分を欲しいと言ってくれるならば、今度はそれに答
えようと思い。ディアナを探す決心をした。
5924女勇者―jealousy― :02/07/08 00:05 ID:cEML7BNv
ライアンは宿を出てみたものの、どのあたりを探したらよいのかと一瞬とまどった。
が、とりあえず今朝ディアナと剣の稽古をした、大きな木のある湖を思い出し、そこに向かってみることにした。
稽古の後、ディアナが宿に戻ったと思い、裸になって湖で汗を流していると、ディアナもまた、すぐ傍で湖に
浸かっていた。特に動じなかったディアナに対し、自分は彼女を見ないようにして、詫びながら慌てて湖から
飛び出し、宿へと戻った。
そのあと顔を合わせても、ひどく気まずく、今日は一言も口をきかずにいたのだ。
そんな事を思いながら湖のほうへとむかっていると、向こうから来るピサロの姿になかなか気付かなかった。
傍に来てもライアンは声を掛け損ったのだが、ピサロはすれ違いさまに、一瞬にやりと冷たい微笑みでライアン
を見ると、そのまま立ち去った。
ライアンはその微笑を不思議に感じながらも、ディアナが気になり、振り返ることなくそのまま歩きつづけた。
やがて湖の茂みの傍で倒れているディアナを見つけ慌てて近づいた。
下穿きは脱がされ、太腿には血と体液らしきものの筋が付き、虚ろな表情で涙を流しているその姿を見た瞬間、
先ほどのピサロの微笑みを思い出し、身震いした。
5934女勇者―jealousy― :02/07/08 00:09 ID:cEML7BNv
「……マーニャ殿を呼んできましょう」
ライアンは混乱しながらも、とりあえず今ディアナの介抱するには女性でなければと思い、再び宿の方へと振り
返り、歩き出そうとすると、ディアナが全身を震わせながら言った。
「だめ。みんなには…この事は誰にも言わないで。お願い」
ライアンはそんなディアナを思わず強く抱きしめたいと思ったが、陵辱されたあとに男である自分が触れても
いいものかと躊躇してしまう。
「わかりました。今夜のことは誰にも…それより湖につかって身体を洗われたほうが…」
ディアナは小さく何度も頷くと、身体を起こし引きずるようにして水に浸かった。
ライアンはディアナの立てる力ない水音を背にしながら、さっきすれ違ったピサロの表情を思い出し、怒りが
こみあげてきた。
「あの男とは…もう離れましょう…」
「……………………」
ディアナはしばらく黙ったままでいたが、やがて耐えるように口を開いた。
「…………あの男はこの先必要なのよ…今度の敵はとてつもなく強く進化しているはず。あの男の力を借りな
ければ…利用しなければ、皆がやられてしまう…それだけは絶対に…いや。わたし…あなたを……みんなを……
そして世界を守りたい…」
陵辱されるという女としては最悪の仕打ち受けてもなお、あの魔族の男の力を利用しなければ世界を救えないと
『勇者』としての使命を思い、それを言葉にして告げるディアナはこのうえもなく、痛々しかった。
ライアンは故郷を出た時から『勇者』を守ると心に誓ったはずなのに、最も大事なところで守ることが出来な
かった自分に対し、逆に守りたいと言われ、ひどく複雑な気持ちになった。『導かれしもの』の戦士として、
一人の少女を愛し始めた男として、今の自分が無力な存在であることを思い知らされ、このうえもなく恥じた。
5944女勇者―jealousy― :02/07/08 00:10 ID:cEML7BNv
ライアンは、ピサロを今すぐ殺したい衝動を押さえ身体を震わせながら言った。
「では……この旅が終われば私があの男を……必ず……」
その言葉を遮るように、ディアナは湖から飛び出し、濡れたままライアンに抱きついた。
「だめ。あの男はあなたでは敵わない。わかるでしょ…わたし……あなたを失いたくない」
ライアンはこんな無力な自分をなお必要としてくれているディアナが、たまらなく愛しかった。
「お願い…抱いて……そして忘れさせて……今夜のことは」
ライアンは深く頷いた。今はディアナの望みどおりにする事が彼女を救い、守ることなのだと思った。
「わかりました。では……とりあえず宿に戻りましょう」
その場ですぐに抱かず、また否定するような態度をとるライアン対しディアナは不安な表情を見せた。
「……やっぱり……だめなの……他の男に……された…わたしなんかは……」
ライアンはディアナをそっと抱き寄せると額に接吻をして囁いた。
「私はただ……先ほどの『続き』がしたいのですよディアナ殿」
5954女勇者―jealousy― :02/07/08 00:11 ID:cEML7BNv
宿屋の部屋に入り鍵をかけ、ディアナ抱きしめると、ライアンはまたあの甘い香りを感じた。ふいに劣情が湧き
あがり、息を荒しくながら、ディアナに激しく接吻する。
ディアナを立たせたままで服を脱がしていくと、手首や太腿の指の跡や背中の擦り傷が生々しく目に付き、一度
拒絶してしまった後悔と、ほんの一瞬の間に他の男に奪われた、強烈な嫉妬がライアンを襲った。
そのライアンの激しい仕草と一瞬の険しい表情にディアナが少し怯えを見せる。
「……やさしく…してくれるよね……」
「大丈夫ですよ。すぐに気持ちよくしてさしあげましょう……」
ディアナの服をすべて取り去り、抱きかかえて寝台に運ぶと、自分も手早く服を脱ぎ捨てディアナの傍へと身体
を横たえた。
唇を合わせて舌を入れ絡ませながら手は柔らかな乳房を掌で包み、先端をそっと指で摘みながら愛撫する。
その桜色をした大きな乳輪の先が堅くなったのを確認すると、口で含み舌で弄んだ。
「…んふっ…」
ディアナが息を荒くし身を捩りだした。
乳首を口で含みながら、手は下腹部の繁みの中の花弁をゆっくりと刺激する。
もうそこはかなりの蜜が溢れていて、指が花弁の中に沈むたび、ぴちゃぴちゃと卑猥な水音を立てた。
もっと指を挿れて愛撫しようとしたが、ディアナの身体の中の傷がまだ癒えてはいないだろうと考えると、
なるべく舌だけでそっと愛撫をし、それだけでディアナを絶頂まで攻めることができればと思い、とどまった。
ライアンは身体をずらしてディアナの陰毛に接吻し、足を開かせ花弁を指で押し広げ、蜜壷を露わにしに唇を
這わせた。そして舌で蜜壷の中を弄り始めるとディアナが声を出し小さく喘ぎ始めた。
「あっああん…ああ」
愛撫に答えるように喘ぐ声を聞くだけで、ライアンの肉茎も徐々に昂ぶってゆく。
早くこの蜜壷の中に自身を沈めたいと思った。戸惑っていながらを舌での愛撫を続けていると、ディアナが
小さな声で呟く。
「……きて……わたしの中に…あなたと…ひとつになりたい」
5964女勇者―jealousy― :02/07/08 00:12 ID:cEML7BNv
ライアンは身体を起こしディアナを見つめた。
「本当に……よろしいですね…少し痛むかもしれませんが……」
ディアナが頷くのを確認すると、自身の肉茎を慎重に蜜壷の中へと埋めてゆく。
その入り口はまだ堅く抵抗を感じたが、その感触がたまらずそのまま奥へと押し進める。
「…いっ……」
ディアナの顔が一瞬苦痛で歪むが、それに耐えるようにライアンに笑顔を向けた。
その仕草がたまらなく愛しくなり何度も接吻を繰り返し、ディアナを抱きしめた。
やがて肉茎が吸い込むように呑み込まれると、ライアンはおもわず呻いた。
肉茎の形に沿うようにねっとりと包込み、蠢くような襞の感触。
いままで経験した女性達のなかでこんなに気持ち良く感じたのは初めてだった。
ディアナの中にいるだけで達してしまいそうになった。
挿入したまま動かずそのままでいていると、ディアナがまた呟いた。
「ねぇ…動いていいのよ……好きにして」
「…まだ…痛むのでしょう?私はこのままで構いませんが…でも…よろしいのですか…」
ライアンは少しでも動くと本当に射精してしまいそうだった。だが、ディアナの中をより深く味わいたいとも
思い、ゆっくりと肉茎を前後へと動かした。
「……んくっ!」
動くたびにまとわりついてくる襞と心地よく窮屈なディアナの中に思わず声がでる。
ライアンは射精感に堪えながらゆっくり動きそれ味わっていると、やがてその中のねっとりとした愛蜜がさらに
溢れ出した。ライアンはたまらず動きやすくなった、ディアナの蜜壷の最奥を激しく突いた。
(すごい…こんなのは…初めてだ……ああ…なんということだ…私は『伝説の勇者』たるこの少女の身体に……)
ライアンは罪の意識を感じていた。戦士として自分を超えたディアナを犯すことで、男としての征服欲を満たし
ていることに。
そして今までに感じたことのない快楽の波間を漂い、やがてこの少女に身も心も溺れて行くであろう自分を予感した。
「…ん…あっあーーん」
やがてディアナが声を押さえつつ、涙を流しながら苦痛とも快楽ともとれる叫びを上げた。
それに答えるように、ライアンも耐え切れずディアナの中でそのまま果てた。
5974女勇者―jealousy― :02/07/08 00:13 ID:cEML7BNv
「大丈夫でしたか……」
ライアンはディアナの柔らかな巻き髪に愛しそうに指を絡ませながら語りかけた。
「うん。痛かったけど…やっと…抱いてくれてうれしい…それに最後のほうは……何だかちょっと……」
ディアナはライアンの胸に顔を埋めながら再び大粒の涙をこぼした。
そして温かな人の体温を感じながら、さっきまでのライアンの行為を反芻する。
甘く優しい囁き。熱い指での柔らかな愛撫。髭と唇と舌の感触。そして熱いものが身体中に満たされるような
あの感覚。
ディアナはライアンから身体を離すと、ライアンの全身を見つめ愛撫した。
戦士として完成された逞しい肉体。そして自分が女であることを改めて思い知らされた男性自身に。
こうして触れ、女としての悦びを感じても、決して自分自身が持つことは出来ないものに羨望し、嫉妬した。
やがてディアナの愛撫に答えるようにライアンの肉茎はふたたび力を持ち始めた。
「もういちど……して……いいのよ……」
「……いけません…ディアナ殿…………まだ…貴女の中の傷が痛むはず……」
『痛み』と言われ、ふとディアナの脳裏にピサロの顔と身体の感触が蘇った。
(……違う……違うわ……わたしにとって男はこのひとだけ……あんたなんか…決して……それに……闘う力も
越えて……そしていつか……)
ディアナはピサロの面影を振り切るようにライアンに強く抱きついた。
「教えて……『感じる』ということを。あなたとこうしている時だけは、何もかもすべて忘れるぐらい感じさせ
て……」
「仕方ありませんな……ならばこうしている時はすべて私に委ねてください。貴女のその身も心も包み隠さず
すべて。互いに信頼し合いすべてをさらけ出して愛し合わなければ、本当の快楽は得られませんぞ……」
ディアナには本当の快楽も愛の意味もまだよくわからなかった。
今はただこの男が、自分の過去の悲しみを、現在の苦悩を、そして未来への不安を忘れされてくれるであろう
存在であることを感じ、その肌のぬくもりを求め貪り続けた。
598名無しさん@ピンキー:02/07/08 00:17 ID:cEML7BNv
>>585-597
保管サイト「love affair」の作者です。
時系列的には「love affair」お話の前となります。
そろそろ飽きられているDQ4ネタの中でも、マイナーカップルですが、
最近このスレがさみしいので、思わずウプしてしまいました。
異様に長いヘタレ文にお目汚しスマソ。
599名無しさん@ピンキー:02/07/08 01:30 ID:YgxEZs8p
ディアナたんキタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━!!!!!
600名無しさん@ピンキー:02/07/08 02:31 ID:wWY6cBIp
ディアナタソイイイ(´Д`;)そして600ゲト
601名無しさん@ピンキー:02/07/08 05:41 ID:XufnmAHs
(・∀・)イイ!!
>貴女の中の傷が痛むはず……
も、萌え・・・
602598:02/07/09 00:37 ID:yBCz7CCo
>>599-601
ありがd

改名タン、sarasaタン、はじめ他の書き手さーん
待ってるよーーー。もっと盛り上げよーー。
603名無しさん@ピンキー:02/07/09 02:02 ID:El0rPBxM
>>584
どうもありがとうございます。584さんの読まれ方大変嬉しいです。
読んでくれた人の中でも感想、読み方、色々違って嬉しい限り。
だから“誰”に向けて書くかを話によって変えたいと思い、
読み難い、解り難いと言う声があったので前回、今回の話書いて見ました。
584さんのお目にかなう物もいつか書きます。次回だったりして…。
バリー…→どうもー。嬉しー。
>>582
あんまり男みたいな名前なんで、意味位書こうと思ってしまって。
名前は個性と、他のキャラとの関係も表していたりします(簡単、単純ですが)
なぜ戦士が黒なのか…。今後のネタばれになるので一応控えます。
>>602
多少休みます…。書き手さん期待ー。
604sarasa:02/07/09 20:38 ID:MuM5e9/O
呼ばれたので登場。
えっと……私ってDQ4しか書いたことがなかったんですよね。
で、他のシリーズを書こう!と意気込んだものの、DQ3は名前が決まらず(汗)
DQ2は…私、ハーゴン×ムーンなんで、接点がどこにあるんじゃあああ!と悩み、
DQ5に至ってはピエール……。
クリアリ以外の一押しカプがいかにマイナーかつ強引なものかに気づきました(汗
(1と7はやったことない……。6は全く浮かばない……)

というわけで、DQ4…は飽きられてるのですよね……。
悩み中です。が、明日ぐらいからちょくちょく書かせていただきます。
サントハイムメンバーは登場しない奴を。
と宣言しておけばきっと書くだろう(やめろ)。
605名無しさん@ピンキー:02/07/11 18:42 ID:pnrehszg
>604 がむばれ
606名無しさん@ピンキー:02/07/11 19:28 ID:MtbtRlQE
>>604
DQ4、漏れは全然飽きてないぞ。
アリーナ萌えだし。
607sarasa:02/07/12 20:44 ID:854TvdIc
すみません……。書く宣言して日数がたってしまいました。
……書きかけのデータ、バグった……(汗)
せっかく、エロシーン直前まで書いたのに……。

というわけではないのですが。
飽きられ覚悟で。クリアリ…(またか)
先に宣言しておきます。
鬼畜系です(私的に)。挿入シーンは(今のとこ)考えてません。
そして、書きかけ。
熱中症と台風の馬鹿やろー!

−−−−−−−−−
 目を開けると、そこはどこかの部屋の中のようだった。明かりの灯されていない部屋の高いところに、窓が一つ。そこからは縞模様の月が、部屋の一部分だけ照らしている。
「ここは……?」
 目がまだ暗闇になれていないのか、心当たりのない部屋に、アリーナは呻いた。なぜ、石畳の床に転がされていたのかもわからなければ、この部屋のどこに何があるのかもわからなかったのだから。
 痛む節々に閉口しながらも、身体を起こそうとする。その途端、じゃらじゃらと金属のこすれ合う音がした。音の方角を確かめると、それは鎖。よくよく見てみると、その鎖の一方は自分の手足と首を縛り付けていた。
「な、なにコレ……」
 アリーナはぎょっとした。そして、からみついた鎖をほどこうとした。
608Midnight Shuffle:02/07/12 20:48 ID:854TvdIc
 そのとき。
「お目覚めですか、アリーナ様」
 天から聞き慣れた声が振ってきた。確信して見上げると、やはりその人。
「クリフト……」
 彼が笑っていた。いつものふんわりとした、優しい笑みを浮かべて。
 だが、様子がおかしい。アリーナが鎖に絡まっているのを知っているはずなのに、解くのを手伝おうとはしない。それに、さっきの台詞。
 アリーナが知っていることよりも深い何かを知っている予感。
「どうしたの、クリフト。解くの手伝ってよ」
 いいながら、アリーナは得体の知れない恐怖を感じた。
 そして、それは現実となる。
「!!」
 突然、じゃらじゃらと激しい音を立てたかと思うと、そのままアリーナの身体がわずかながら宙に浮き上がったのだ。首の鎖に引っ張られて、自然、アリーナの首が絞まる。
「こうですか、アリーナ様」
 彼の答えに、アリーナはなにも答えられない。なぜなら、彼のその手に鎖が握りしめられていたから。その鎖の先は、アリーナの首。そう、クリフトが、アリーナの首に絡まっている鎖を、突然引っ張ったのだ。
 クリフトが。
「……」
 何をしてるのよ。首が絞まってるじゃない!
 言おうともがいていたが、何かの拍子に月光に照らされた彼の顔を見て、得体の知れない恐怖が、確信に近い恐怖へと変わっていくのを感じた。
 彼は笑っていた。いや、嘲笑っていた。嬉しそうに、楽しそうに。
 そんな彼は見たこと無かった。いや、そんな彼が存在することが信じられなかった。夢ですら考えたことがなかった。
 だが、そんなことを考えている間も、首はどんどん絞まっていく。息が出来ない。そのまま頭が真っ白になっていって……。
 がしゃがしゃしゃん。
 そこで、ふっと喉が軽くなった。クリフトが鎖を引く手を緩めたのだ。
 げほげほと咳き込みながら、その場に崩れこむアリーナ。そんな彼女にこつこつと近づく足音。咳き込みながらも間合いを計り、振り向きざまに手刀を伸ばしたが。
609Midnight Shuffle:02/07/12 20:50 ID:854TvdIc
「まだそのような元気がおありなのですか」
 その手は、いともあっさりと、彼の手で受け止められる。
「何するのよ。こんなことして、ただですむと思っているの?!」
「貴女が悪いのですよ、貴女が」
 きっと詰め寄るアリーナの腕を、クリフトは男の力で握りしめる。あまりの痛さに、アリーナは顔をしかめた。ひ弱で、あたしなんかよりも全然弱っちいと思っていたクリフトが、力強く、こんなに怖いものかと改めて体感する。そして、アリーナは震えた。
「私がこれだけお慕い申し上げておりますのに、貴女様は全くお気づきになられないのですから」
 そのまま、さっとアリーナの身体を引き寄せる。
 ほんの数センチのところにあるクリフトの瞳は、どこまでも青く澄んでいる。そして、いつものように優しく微笑んでいる。それだけだったら、何ら変わりないのに。
「な、何よ、お慕い申し上げてるって。だからってこんなコトしていいと……」
「しなければ、わからなかったでしょう?貴女は」
 迫力のある微笑みに、アリーナは沈黙する。確かに、クリフトが自分のことを慕ってるなんて思いもしなかった。ただの家臣で、気の利く付き人で、かけがえのない幼なじみだと思っていた。でも、だからって……。
「でも、私もこれ以上堪え忍ぶことは出来ません。ですから……」
 ふっと薄く笑うと、そのままクリフトはアリーナの唇を塞いだ。己の唇を使って。
 何が起こったのかわからず、されるがままに身を任せていたアリーナだが、そのうちに息苦しくなってきた。
 唇のキスが初めての彼女は、鼻で息をすることなど知る由もない。
「!!!」
 苦しさのあまり、逃げようともがき続ける。だが、しっかりと抱きしめられたクリフトのその腕はあまりに強く、また気が動転していたこともあって、それをふりほどくことが出来ない。
−−−苦しい……。
 またも、頭の中が白くなる。無理してクリフトをきっと睨み付けようと瞳を見開いたが、それも一瞬のこと。さらに深い闇へ落ちる結果となる。
−−−何で?クリフト……。
 その一瞬の光に、どこまでも穏やかで優しげなクリフトを見いだしながら、アリーナは底のない闇へと意識が飛んでいった。
610名無しさん@ピンキー:02/07/12 23:59 ID:wwjJ3voK
(;´Д`)ハァハァ
続き、頼みます。
頑張ってください。
611名無しさん@ピンキー:02/07/13 01:55 ID:BLz4MwPg
クリアリキタ━━(゚∀゚)━━( ゚∀)━━━( ゚)━━( )━━(゚ )━━(∀゚ )━━━(゚∀゚)━━!!!!!
自分はクリアリマンセーなので、ちっとも飽きません。
続きがんがってくれ!!
612611:02/07/13 01:56 ID:BLz4MwPg
スマソageてしまった
613名無しさん@ピンキー:02/07/13 22:52 ID:ZLimLOHV
(・∀・)ニヤニヤ
614名無しさん@ピンキー:02/07/14 15:23 ID:LFKarvro
鬼畜ネタマンセー!
がんがれ〜
615Midnight Shuffle:02/07/15 18:35 ID:vHmVkXtT
「……痛っ…」
 次に目覚めたきっかけは、腕に感じた痛みだった。痛む場所は腕だけなのに、今まで出会ったどんな敵の攻撃よりも脳天に響く、重い痛み。
 そして、アリーナは呻きながらも、ゆっくり瞳を開けた。
 始めに視界に飛び込んできたのは、格子模様の月。そして、闇に浮かぶ、微かな光たち。
−−−きれいな月……。
 ずれた感想を持ったのもつかの間。自分が今置かれている環境に気づき、アリーナはぎょっとなった。
 さっきまで、窓は天井近くの高い場所にあったはずなのだ、格子戸越しに顔を覗かせていた月は。それが目の前という言うことは。
「!」
 アリーナは足元を見下ろした。起きあがった記憶もないのに、頭の真下に足が見える。足の下には、小さいテーブルのような台。そして、さらにその下に地面があった。
「ちょ、ちょっと!」
 ぢゃらん。
 金属がこすれ合う音。それは背後から。自然、誘われるように振り返って、その音が鎖がこすれ合う音だと確認した。その一方の端は、後ろ手に−−−そう、今更ながら気づいたが、後ろ手に縛られた両手首を戒め、腰にからみつき、そのまま天へと伸びていく。
どこまで伸びているのだろうとゆっくり視線をあげたとき。
「お目覚めでしょうか?」
 足元からのテノール。ぎくりとしてすぐに視線を落とせば、予想に違わない人物。
「クリフト! なによ、これ!」
 アリーナは、足元で笑っている彼に、怒りをあらわにする。しかし、ひるむ様子もなく、むしろ楽しそうに嘲笑っているようにも見えるクリフトは、何も言わず、アリーナの足を取った。
 触れられた瞬間に、なぜか悪寒が走った。
「やだっ、やめてよっ!」
 ばたついて抵抗を試みる。蹴りが何発かクリフトの頬に打ち込まれる。クリフトはさすがに痛そうに顔をしかめたが、やはり何も言わない。ただ黙って、その足を捕まえるのみ。
「クリフトっ、なにするのよぅ! 早く鎖を……」
616Midnight Shuffle:02/07/15 18:37 ID:vHmVkXtT
 ダーンッ!
(え?)
 クリフトの足が動いた気がする。その足先が何かが壊れるような音をたてた瞬間、アリーナの身体は無重力状態になった。捕まられていた足も解放され、ふわりと浮き上がるような感覚。
 その直後。
「ぅぎゃああ!」
 アリーナの唇から漏れた言葉は、人の言葉をなさない悲鳴であった。
 両手首と腰に巻き付けられた鎖が、ぎりぎりと音をたてながらきつく締めあげる。そして、足のつま先の先にすら地はない状態。今まであった足台は、ずっと先の方に転がっている。
結果、両手首と腰の鎖だけで、全体重を支えていることになる。
 人というものは、痛みがあれば暴れて気を紛らわそうとする生き物のようである。アリーナもそうだった。ぎゅっと目をつぶり、足をばたばたとばたつかせている。
だが、ばたつかせてもその足先に何も触れるものはなく、ただただアリーナの体力と気力をいたずらに消耗させるだけであった。
「……うぅ……」
 やがて、アリーナはぐったりと動かなくなった。どうやら大部分の体力と気力がそがれたらしい。微かなうめき声が聞こえるのみである。
 それを見ながら、空気の端が微笑んだ。そして、風が動く。
「ぅ…クリフト…?」
 何かが触れたと同時に、アリーナの痛みがすうっと引いた。クリフトがアリーナを肩で抱きかかえたのだ。ちゃららんと音をたて、戒めていた鎖が微かに緩む。
「おわかりになられましたか?」
 不意にクリフトが口を開いた。
「な、なに?」
「暴れたりすれば、こういう目に遭うと言うことを、ですよ」
 クリフトは優しく微笑んだ。暖かい、まるで天使のような微笑みを。見上げるように。
 そして、今度は背もたれのついた足の高い椅子をどこからか持ってくると、そこにアリーナを立たせた。
「……?」
 かちかちかちかち。
 歯車のようなものがかみ合う音。音に合わせて、ピンと張られた鎖が緩む。緩んだ拍子にバランスを崩し、そのまま足を滑らせてアリーナは椅子から転げ落ちてしまった。
 瞬間、ピンと鎖が張り、手首と腰を支点にまたも宙づりになってしまう。痛みも同じように襲いかかるが、アリーナには悲鳴を上げる気力はなかった。
617Midnight Shuffle:02/07/15 18:38 ID:vHmVkXtT
 そのまま、かちかちという音に合わせて、宙づりアリーナは地面へと降りてくる。
 しばらくして、あわてたように転がった椅子を拾い上げると、
「大丈夫でしょうか? 姫様」
クリフトはアリーナの身体をふわりと抱き上げた。そして、その身体を椅子に座らせると、手首と腰の鎖を緩め、いったん外す。その後、椅子の背もたれとその手首を固定するように鎖を巻き付け直した。
 その様子を、アリーナは抵抗することなく、黙って見つめていた。もう身体を動かすこともおっくうになっている。なんでこんな事をされているのかは相変わらずわからないままだが、そんな疑問を考えようとも思わない。
 やがて。作業が終わったのだろう、クリフトはアリーナの正面に向き直った。
「姫様」
 そして、にふぁと笑った。
 その笑顔はいつものクリフトのもので、アリーナの大好きな笑顔だった。
「これで私のものです、姫様は」
 耳元で囁かれ、そのまま暖かい光のヴェールで包み込まれる。回復呪文、ホイミだ。
「これからは、私だけを考えてくださればよいのです」
 熱っぽく囁かれ、アリーナの頭はぼーっとする。その言霊の魔力にはまり、思わず頷きそうになって、あわてて頭を振った。
「?? 違うのですか?」
 クリフトが悲しそうな顔をする。
「だって…お父様や、女中さんや…みんながいるもん……」
 やっとの事でそれだけ言って、クリフトをちらりと見る。クリフトは悲しい表情のまま、何も言わなかった。ただ、じっとアリーナの顔を見つめるだけである。
「それに、勇者やミネアさんや、マーニャさんや…みんないるもん。クリフトだけなんて……」
 「勇者」のところで、クリフトの眉がぴくりと動いた。だが、何も言わず、ただアリーナの言葉を待っていた。
 そこまでいって、アリーナも口をつぐむ。
 そのまま、はてしない沈黙の砂漠が広がった。
618sarasa:02/07/15 18:41 ID:vHmVkXtT
みなさま、ありがとうございます。
もっと罵倒されるのではないかとどきどきしておりました。
…が、まだエロに入れない私は逝ってよしですね(汗
やっと頭書きが終わりましたので(ぉぃ)、次から…と思います。

……みなさまの期待に添えるような話になるか、とっても不安……。
619名無しさん@ピンキー:02/07/15 21:05 ID:et825WC8
キチクリ(;´Д`)ハァハァ
今までですでに十分期待に添ってます。
よろしくおながいします。
620名無しさん@ピンキー:02/07/17 19:30 ID:8VJHNWVa
期待age
621名無しさん@ピンキー:02/07/17 20:43 ID:HgNw0PEH
622名無しさん@ピンキー:02/07/21 17:51 ID:lvFSHbX4
hozen
623保守代り:02/07/23 01:49 ID:N414r/pO
4もクリアリも需要有りらしいですね。アリクリで保守。

「姫姉様」
「クリフトー。あんた可愛いわ」
いつも可愛がられていたのに、
「邪魔よ。お城に帰りなさい」
アリーナに初めて冷たくされて12才のクリフトはショック。

「何でクリフトなのよ。ちっちゃいのに可哀相」
ブライにアリーナはこぼす。
「何、あなたに近い気質を奴も持って居りますよ」
解らない。素直で優しくて真面目で、戦いの出来なさそうなクリフトに過酷な旅は無理だとアリーナは思う。

機敏なクリフトの頼れる事、頼れる事。
「すごいじゃん」
「ありがとうございます」
クリフトが居なければアリーナとブライは何度死んでいたか。
ただやはり、優しく回復呪文を唱えてくれる神官様なのだが。

アリーナは武術大会で負けた。
「負けたら俺と寝な」「いいわよ」
と大会前、喧嘩腰で言い合った戦士に。
戦士は足の骨を折り、次の試合続行不可能。アリーナが繰上げで戦い続け優勝。
大会のルールでアリーナは負けた訳だが、あの怪我では事実上大勝と言って良い。
624保守代り:02/07/23 01:52 ID:ZcgHrG+6

「ム…」
「約束ね」
病室の月明かりのアリーナは美しく、戦士は(こんないい女抱いては後が恐い)
ごく最近知ったがどこぞの姫だとか…等思い、逃げ出したかったが…。

彼女も痛いのは始めのうち、「あ--ーー…」
だが、たまに思い出した様にやって来る痛みと少し戦う。汗のにじむ戦慄。
男は足がまだ少し痛む。自由な上半身、腕に重心をかける形で果てた。
ハァ--- ハァ---……
アリーナの高い息遣い。自分も果てる……と言う事があったかも知れなかったが、よく解らなかった。
人の気配。
「じゃあね」
アリーナは戦士以外誰にも顔を見られる事無く、窓から飛び降り部屋を出た。

(どう考えても清楚な女じゃないね)意地で無くした処女だ。
新しい旅をしようと無理して、今度は自分が足を折っていた。クリフトに直して貰ったが、まだ痛みがある。
「姫姉様、まだ痛むでしょう」
変声期の変な声でクリフトはやって来た。13才になり、高く美しい声を彼はなくしていた。
(天使みたいな声だったのにね…)
まだ小さな手でアリーナの手を軽く包む。
「はい」「すごい。どんどん上手になるね呪文」
625保守代り:02/07/23 01:54 ID:ZcgHrG+6
アリーナは回復した。横でクリフトが穏やかに笑っている。
「あんたのお嫁さん幸せになるだろうね。羨ましいな」
「……俺、姉様と結婚したい」
「あはは。何言ってんのよ」
良くて愛人止まりだろう。大司教まで上り詰めれば、一生涯アリーナの愛人と
成り得るかも知れないが、サントハイムでは司教は婚姻が許されない。
「家庭持って幸せになってよ」
真面目なクリフトには普通に生きて欲しい。誰とも戦わず、迷惑を掛けず……そう言う
強さもこの世にある事をアリーナは知っていたが、自分は出来ない…立場に生れた。
いくら暴れても、いつか…自分の“生まれ”は自分自身を縛るだろう。
(篭の鳥って奴よ…あたし、考えられないな…)
変えたい。
クリフトはアリーナと旅立つ少し前に両親を亡くし天涯孤独となってしまった。
神官を正しく務めているいる今、自分を縛る物の無い寂しさを持っている少年だ。
「嫌です」「クリフトは戦えないわ。傷付けられないでしょ何も」
「私は恐ろしい者です。……死の呪文を覚えました。姫様の攻撃より驚異です…」
「あなたが好きで覚えた訳じゃないでしょ」「でも、私は自然に覚えてしまった体なんです」
「いつか…誰かの為に使う時が来たら、あなたの為以外に考えられない」
「……」「姉様っ」
小さな男にしなやかな武闘家は抱き付かれた。色々と告白を続け
この人の為なら悪の一部ともなろう決心をした彼は興奮したのか、
「俺、姉様と」(“SEXしたい”は下品かな…“抱きたい”は生意気だろうし…)
「好きなんです。大好きです」
626625:02/07/23 02:29 ID:ZcgHrG+6
アリーナは回復した。横でクリフトが穏やかに笑っている。
「あんたのお嫁さん幸せになるだろうね。羨ましいな」
「……俺、姉様と結婚したい」
「あはは。何言ってんのよ」
良くて愛人止まりだろう。大司教まで上り詰めれば、一生涯アリーナの愛人と
成り得るかも知れないが、サントハイムでは司教は婚姻が許されない。
「家庭持って幸せになってよ」
真面目なクリフトには普通に生きて欲しい。誰とも戦わず、迷惑を掛けず……そう言う
強さもこの世にある事をアリーナは知っていたが、自分は出来ない…立場に生れた。
いくら暴れても、いつか…自分の“生まれ”は自分自身を縛るだろう。
(篭の鳥って奴よ…あたし、考えられないな…)
変えたい。
クリフトはアリーナと旅立つ少し前に両親を亡くし天涯孤独となってしまった。
神官を正しく務めているいる今、自分を縛る物の無い寂しさを持っている少年だ。
「嫌です」「クリフトは戦えないわ。傷付けられないでしょ何も」
「私は恐ろしい者です。……死の呪文を覚えました。姫様の攻撃より驚異です…」
「あなたが好きで覚えた訳じゃないでしょ」「でも、私は自然に覚えてしまった体なんです」
「いつか…誰かの為に使う時が来たら、あなたの為以外に考えられない」
「……」「姉様っ」
小さな男にしなやかな武闘家は抱き付かれた。色々と告白を続け
この人の為なら悪の一部ともなろう決心をした彼は興奮したのか、
「俺、姉様と」(“SEXしたい”は下品かな…“抱きたい”は生意気だろうし…)
「好きなんです。大好きです」
627625、626訂正:02/07/23 02:33 ID:N414r/pO
アリーナは回復した。横でクリフトが穏やかに笑っている。
「あんたのお嫁さん幸せになるだろうね。羨ましいな」
「……俺、姉様と結婚したい」
「あはは。何言ってんのよ」
良くて愛人止まりだろう。大司教まで上り詰めれば、一生涯アリーナの愛人と
成り得るかも知れないが、サントハイムでは司教は婚姻が許されない。
「家庭持って幸せになってよ」
真面目なクリフトには普通に生きて欲しい。誰とも戦わず、迷惑を掛けず……そう言う
強さもこの世にある事をアリーナは知っていたが、自分は出来ない…立場に生れた。
しかしいくら暴れても、いつか…自分の“生まれ”は自分自身を縛るだろう。
(篭の鳥って奴よ…あたし、考えられないな…)
変えたい。
クリフトはアリーナと旅立つ少し前に両親を亡くし天涯孤独となってしまった。
神官を正しく務めているいる今、自分を縛る物の無い寂しさを持っている少年だ。
「嫌です」「クリフトは戦えないわ。傷付けられないでしょ何も」
「私は恐ろしい者です。……死の呪文を覚えました。姫様の攻撃より驚異です…」
「あなたが好きで覚えた訳じゃないでしょ」「でも、私は自然に覚えてしまった体なんです」
「いつか…誰かの為に使う時が来たら、あなたの為以外に考えられない」
「……」「姉様っ」
小さな男にしなやかな武闘家は抱き付かれた。色々と告白を続け
この人の為なら悪の一部ともなろう決心をした彼は興奮したのか、
「俺、姉様と」(“SEXしたい”は下品かな…“抱きたい”は生意気だろうし…)
「好きなんです。大好きです」

変に失敗してしまいました。失礼。
628名無しさん@ピンキー:02/07/23 03:20 ID:ddEWExY4
んー、俺とか姉様とかはさすがに違和感を感じるなあ。
629名無しさん@ピンキー:02/07/23 07:59 ID:EpK1MsFy
HPに623のダメージ。
痛い、痛すぎる。
せめて、俺→僕または私、姉様→姫様にしてほしい。
そもそもクリフトのほうが年上なのでは…?
630>>623−>>627 :02/07/23 09:52 ID:ZcgHrG+6
>>628>>629
了解。いってきます。

631名無しさん@ピンキー:02/07/23 10:15 ID:Nveeepmp
つうこんのいちげき!

君はDQ4をプレーしたことがあるのかと小一時間(略
632名無しさん@ピンキー:02/07/23 18:10 ID:PSMuozYE
自分はこれはこれで面白く読めたよ・・。
とりあえず続きが読んでみたい。
633名無しさん@ピンキー:02/07/23 19:17 ID:KoulHCDw
>>623-627

あの…これでアリクリって言い張るわけでつか?
自分の書きたいシチュにキャラを無理やり合わせるのはやめていただきたい…。
もうマジ勘弁して。続きは別キャラでおながいします
634sarasa:02/07/23 20:36 ID:S78pFEaf
……書きたいシチュにキャラを無理矢理……。
(自分の書いたものを見直す)
(真っ青→落ち込む)

……続き書こうと思ったけど、怖くてアップできない……(汗)
635名無しさん@ピンキー:02/07/23 20:48 ID:PSMuozYE
>634さん
書きたければ書けばいいと思うし、
本当に書きたいものって止められないものじゃないのでしょうか。
自分は貴女の作品が女性らしい表現で好きなだけに
こういう「あなたの作品は好きです! 続きを待ってます!」の
誘い受けのような文を書かれると少し残念です。
と言いつつ、私もあなたの作品の続きを
とてもとても待っているのですけど。
636名無しさん@ピンキー:02/07/23 21:10 ID:J4qDYjj8
やはり、クリアリ(アリクリ)物はある程度のシュチュとイメージが
決まっていて、それを壊されると、怒る人いるね。

それでも、書きたければ書けばいいと思う。
ここは、そういうスレだと思っているけど、違うかな?
少なくとも「やめろ」とかいうのは絶対禁句じゃないかな?
そんなこと言ったら誰もこのスレに小説書かなくなるよ。
637名無しさん@ピンキー:02/07/23 21:16 ID:vMtCN/e8
人それぞれでいいと思うけどなぁ
感性もみんなきっと違うんだから

今回みたいにアリーナがクリフトより年上系でも構わないと思う

……漏れの趣味はともかく。(へたれクリフト好)

文句を言う人、自分の趣味にぴったりのものしか読みたくないなら自分で妄想して一人で楽しんでたらどうだい?

荒らしているわけでは無いよ
今回の件の純粋な感想
そこは誤解しないでね
638名無しさん@ピンキー:02/07/23 23:06 ID:92kP4IWY
>>634
続ききぼん

異色の作品もどんどん出していって、ここでみんなで批評したりするのも
悪くないと思うよ。書き手も読み手も鍛えられるからね。
639名無しさん@ピンキー:02/07/23 23:38 ID:Nl7O25Oc
きらいなシュチュやカプは見なければいいだけのこと。
批評はいいと思う。罵倒と批評は違う。

>>623-627 改名タン?違っていたら失礼。
こういうのもありだと思うよ。
640sarasa:02/07/23 23:46 ID:Ll2wUFf+
あ、そう言うつもりじゃなかったのですが…(汗)<誘い受け
書き手として、頭ごなしに否定されるかもしれないと思いこんだだけです。
ごめんなさい。
私自身も、>>623-627は違和感がありますが、アリだとは思ったので。
(ちょっと新鮮だった)
アリーナよりクリフトのほうが年上って言うオフィシャル設定ってあったかなあ…。

というわけで、私の文章で不快感を覚えた方、お詫びいたします。
うちの続きMidnight Shuffleはネットの調子が悪くなってきたので、
今晩推敲やって明日朝にアップします。

感想って難しいし、ある種自分の妄想を作品化するのって難しいなと感じた、
書き手の独り言でした。
(批評は歓迎なんですけど。好きです!だけの感想よりは、こういうとこがヘン!って
いってもらったほうが私は嬉しいのですが。なんかそこまで真剣に読んでいただけたと
思うと…ってうぬぼれですね。すみません)
641Midnight Shuffle:02/07/24 00:41 ID:sraHuaqV
 その空気を破ったのは、クリフトの方だった。
 じっとアリーナのその顔を見つめていたが、不意にその視線が下へとそれた。そして、もう一度、アリーナの右足を手に取った。
「……!」
 びくっとアリーナは身体を強ばらせるが、クリフトはまるでそれに気づかないかのように足からブーツを脱がせる。
 黒いストッキングが、足先まで覗かせる。それを何事か思案するかのようにじっと見つめていたが、やがて。
「…やあっ!」
 その足先に、クリフトは口づけたのだった。薄衣越しのまま。
 最初はついばむように軽く触れるだけだった。だが、徐々にそれは激しいものとなる。舌を這わせ、その指先を吸い上げ、時折歯を立てるような刺激を与える。
「やだっ、気持ち悪いったら!やめて、やめてよう!」
 さすがのアリーナも、これには耐えられなかったらしい。凍り付いたような悲鳴をあげなから、空いている左足をばたばたとばたつかせる。
「……」
 だが、クリフトは何も言わない。その足の指先を口に含んだまま、じっと上目遣いに睨み付けるのみ。そして、抵抗が弱まったところで、動きを再開する。
 それの繰り返しだった。
(どうして……)
 おぞましい感触と、むずかゆいような、それでいてどこか甘美なような気がする感触に弄ばれながら、アリーナはぼんやりと考えた。
 なぜ、彼はこんな事をするのだろうと。
 こんな事をして楽しいのだろうかと。
 そして、これが何を意味するのだろうかと。
(わかんないよう……)
 理解できない彼の気持ち。どうしても繋がらない感情と行動。自分自身の思考がメビウスの輪の中で彷徨いそうになったそのとき。
 びりっ
 耳に残る嫌な音で、アリーナは現実に戻った。
 おそるおそる音の方を見ると、そこにはクリフトの顔があった。いつの間にか、クリフトの唇は自分の足から離れていたのだが。
 その唇に、黒い薄布の切れ端。何かを言いたげにゆうらゆうらと揺れている。
「……!」
 切れ端の先から視線をたどれば、そこには白い肌。そう、クリフトがストッキングを食い破ったのだ。思いもしない行動に、アリーナは言葉を失った。
 もう、何をどういっていいのかわからない。
 このあと何がどうなるのかも予想できない。
642Midnight Shuffle:02/07/24 00:43 ID:sraHuaqV
「姫様……」
 不意に、クリフトが口を開いた。開いた拍子に、くわえたままの黒い布がひらりと舞い落ちる。
「そんなに嫌なのですか?」
 クリフトのその瞳が、真面目な狂気に染まる。
「そんなに私ではご不満なのですか?」
「違う!なんの話よ」
 あわてて話を遮るが、その瞳の色が変わる気配はない。
「ならば、なぜ嫌がるのです?」
「当たり前よ!こんなコトされて……」
「……本当に、ですか?」
 言うなり、ストッキングの破れ目にクリフトの指が伸びる。あっと驚く間もなく、びりーっという引きつった音と一緒に、ストッキングから両方の素足が晒されてしまった。
「やだっ!やめてよっ……」
 そのまま、両方の足を持ち上げられ、大きく広げられる。スカートの裾から見え隠れするその奥は、気のせいかぬらぬら濡れているかのように時折光っていた。
「……これでも?」
 クリフトは一瞬だけ微笑んだ。その笑顔だけは狂気の色が見られなくて、アリーナがほっと気を許した次の瞬間。クリフトの唇は太股の奥をとらえていた。
「ああああっ!」
 初めて感じる感覚。それは全身が痺れるような、身体が溶けてしまいそうな、その部分を鞭で打たれているような、そんな感覚であった。初めてでなければそれを「快楽」と感じるであろう感覚であるが、アリーナには訳の分からない恐怖でしかない。
「ああっ!やぁ…っ…。ク、リフト……」
 抗議の声をあげるが、その声が甘く甘美な声になっていることと、それこそがクリフト自身を駆り立てる原動力になっていることに、アリーナ自身は気づく余地もなかった。
643Midnight Shuffle:02/07/24 00:49 ID:sraHuaqV
 ぴちゃぴちゃ……。

 ただの一度も汚されたことのない花びらを舐め取る音。

 じゅ…る……。

 流れ出るままに止まる気配の見せない蜜を啜り取る音。

「あぅ…ん、あ〜っ!」

 花心に触れられるたびに本能的に漏れ出てしまうアリーナの甘い声。

 未だに頭の片隅ではこの行為に嫌悪感を抱いていたが、アリーナ自身がこの行為に対し甘美な快感を得てしまうということに、それほど時間はかからなかった。
 感じて身体を強ばらせた瞬間に発生する、縛られた手首が引きつる痛みでさえも。
 それは予期された快楽を引き出す道具でしかならなかった。


 そのまま、思考能力が完全に低下するはずだった。
 そのまま、何も答えが出ないまま墜ちるはずだった。
 あの音が聞こえるまでは。

===========
急にネットの調子がよくなったので、忘れないうちにupしました。
次で終わりの予定です。
……今週末目標。
なんか、方向性変わってきちゃった上に、ありきたりパターンになってしまった
気がするが。……考えないことにしよ。
644>>623−>>627:02/07/24 02:19 ID:J2xkZkom
>>628>>629>>631
すみませんでした。これナンセンスです。打撃与えられた方、ごめんね。
>>632
あぁっ、ありがとう。
>>633
すみません。別キャラに変えては続きもオチも書けなくなるので、シチュの方を殺します。
クリフトが青年としても読めると思います。でもイヤに思ったら読み飛ばして下さいね。

−−−−−−−−
下から彼女の服を脱がせて、押し上げて、フッと乳房が出た時、
(ぁっ!)
ひるんでクリフトはアリーナの服をちょっと下げてしまった。
うつむいて黙った後、宿屋のベッドに座る彼女に短いキスをした。
「よーし…」
アリーナは、イスに座り恍惚としているクリフトの前で思案顔である。
「一緒のベッドに寝て…良かったら結婚したいな。結婚しよう」
男は焦った。初めてだと言う。
「なぁーんも教えてやんない」
「自分で考えなさい。それ位出きる人じゃなきゃ嫌だ。ヘマしたら嫌いになるからね」
これ程の緊張が有ろうか……しかし
(自分らしく、自分らしく…)
クリフトなかなか大物である。アリーナに体を伸ばし、又軽く口付けた。
「もう、くすぐったいだけっ」
しかしアリーナちょっと照れて、いや、ちょっと興奮して見える。
(可愛いい…)
だが、クリフト深いキスが上手く出来ない。
(結ばれたいだけなんだけど…)
いきなりそんな事をしては犯す事に近い。ベッドに座るアリーナを抱いてクリフトは困ってしまった。
「ごめんね。なかなかいいじゃんクリフト」
怯まない雰囲気が気に入った。アリーナはクリフトを呼び、彼もベッドに座らせた。
645>:02/07/24 02:22 ID:Pn1z+qjG
「いきなりおっぱい見てびっくりしたんでしょ」
アリーナはマントを取って、薄い上着を着たまま器用に下着を取った。胸元を上から彼に覗かせ、
「…可愛いいもんでしょ、別に」
クリフトはかなり顔が赤く、「そう、です、ね」まともに喋れていない。
そして彼女は、自分の服を下から少しずつ上げていく。
「ほら…出て来た…」
少し熱っぽくそう言ったアリーナの、愛らしい丸さの乳房、乳首の鮮烈な白い桃色。それがスル、スルと出て来た。
「もっと見てごらん…」「だ、だめです、しまって下さいよ」
つらそうなクリフトは肩に抱き付いて来た。それで視界から乳房を消した。(変な所が子供ね…)
しかし、勃起している。(あらら)

クリフトはちゃんと男の姿をしている。
彼の家の風習である。サントハイムの男子は殆ど幼少期に剥いでしまう。
「痛いんでしょぉ…?」「皆やってる事ですから」

「ねぇ、直に触らないの…?」
クリフト、服の上から彼女の胸を愛撫している。
「そんな…私には…」もう少し、時が経てば…。
(まぁ、気持ちいいから良いか…)
彼女の乳首が「立ってる…ウフ。張って痛い位なんだよ…」
「そうですね…すごく…かたい…」
「服の上からでも良いから噛んでみて。優しくね…」
「あっ、あぁっ」
二人はお互い服を着たままで体を熱くしていた。アリーナもずっとクリフトの渇望への愛撫を忘れていなかった。

「んっ…」
(姫さま。すごい濡れて…)
「ああっ、あっ」
4才の歳の差はとうとう交わった。
(あったかいよ…アリーナ…さま…)
“浅く攻めて。たまに深くしてね”とアリーナはクリフトに一言いっただけなのに、
(気持ちいい…いいよぉ…)
「あぁーん…」
甘く叫ぶ様に喜んでいる。
646名無しさん@ピンキー:02/07/24 02:25 ID:Pn1z+qjG
薄い服の中の乳房が上下に揺れている。丸くて可愛いい胸。
(揺れてる…姫様が…私で…)
「いい、いいよぉっ あーーっん」
そのアリーナの泣きそうな顔を見ながら、
「で、でそうだっ、姫、」
「中、に、出してごらん…結婚しようね」「はい」
クリフトの動きが唐突に早まり、アリーナは絶頂程では無いにしろ深い快感に落ちた。
強い息を吹き上げる、このなかなか腰の強い男は、自分の息の中に埋もれながら、
「姫さまっ…姫さまっ。いくよっ あっ、あっ」
目を閉じて夢中でむさぼった。その腰の強さ…。
(あっ、来るっ……あんたの)
彼女の壁にキスする様に、ピクリ、ピクリと男は跳ねた。
何億と言う魚は挿入時から居た事は確かだが、この白い塊でまた増えた。

「しきたりが多過ぎると思わない?」
「サントハイムの?」「そうよ」
「変えようか、二人で」「面白そう。アリーナ」
(あら、ホント、真面目そうに見えてあなた…)
これ以降、たまに彼は“アリーナ”と呼ぶ。
あの国は新しく生まれ変わるか知らと、若い二人は甘い匂いと時間の中に居ながらそんな事を考えた。

「サントハイム、壊滅!」
その知らせに三人パーティーは城へ走る。
(昨日あんな事思ったから?バチあたりだった?)
アリーナは小さな事も全て気になり出した。(一人位居るわお城に…居てよ…)
クリフトを見ると顔が真っ青だ。(あんたもきっと同じ様な事考えてるんだ…)
若い二人はとにかく、欲望のままに自分達がどうなってしまうのか、どんな罪を犯してしまうのか不安だった。
とにかく城へ−−−…そして若い恋人二人と老人でまた、復活の、再生の旅を始める。
647名無しさん@ピンキー:02/07/24 02:35 ID:J2xkZkom
終わりです。書いてしまった…。
シチュを殺したのは勿論、意見を聞いて自分で良くなる、面白くなる。と判断した結果ですー。
>>636
イメージ決まってる→やっぱり!ひえー。
>>637
よかった。どうも。意外とヘタレでない年下になってしまいました。
>>639
はい。(ばれとるでぇ…)思い付いたんでササッと書いてしまいました。3の勇者とアリーナちょっと似てます。
sarasaさん
割り込みみたいな形になってごめんね。ただの保守ですから。お騒がせして本当すみません。
新鮮→ありがとうー。 設定→ない。と思います。見た事ないので書いてみました。
648名無しさん@ピンキー:02/07/24 03:59 ID:P7TI/P2b
改名タンなのね。後半読んでわかったよ。
ササッと書いたって言ってるけどほんとにそんな感じだね。
残念だけど今回のはかなり読みにくいと思う。>>644なんか特に。
そう思うのは俺がアリーナ年上に違和感を感じてるからかもしれないけどね。
649名無しさん@ピンキー:02/07/24 08:35 ID:vkGl8ehC
自分の表現したいシチュにキャラを合わせるのと、キャラそのものの
設定を変え切ってしまうのはちょと違うのではないかと…
だから今回の改名タソの小説も、基本設定どおりの「栗年上」
「一人称は僕or私」だったらそんなに気にはならなかったと思うけどね。
実際小説の後半はそんなに違和感なく読めたし(私的にだけど)
650名無しさん@ピンキー:02/07/24 09:36 ID:yuLoV2tm
改名タンの、わりとおもしろかったよ。
一度ドラクエじゃなくて、改名タンのオリジナルの小説読んでみたい。
651名無しさん@ピンキー:02/07/24 18:38 ID:e/+/S4h7
>>649
>基本設定どおりの「栗年上」
>「一人称は僕or私」
ごめん・・その設定、何処に出てた?
なんとなく栗は年上かな? と思ってたけど
ゲーム中には表記がないよね?
一人称も「僕」はゲーム中で見たことが無い。
どこまでを基本設定とするのかな。
小説やゲームブックやCDシアター、世界漫遊記やら4コマなどまで
基本設定に含めるとなるとちょっときつい・・
652名無しさん@ピンキー:02/07/24 18:47 ID:TOzhSsJZ
>>651
基本設定っつーか、PS版の会話でクリフトはアリーナに向かって
「私を兄と思って下さっても(以下略)」
という台詞を言っている。ので、少なくとも年下ではないと思われ。
そんで、一人称はゲーム中全編通して「私」で一貫している。独り言でも。
ちなみに「僕」というのは見かけない。4コマでごくまれに見たことはあるが。

改名タンの世界って独特で結構好きなんだけど、
「原作にかなり手を加えてる」という自覚があるなら、
前置きとして「俺世界設定入ってます」くらいのことは書いておいた方がいいと思われ。
そしたらみんな覚悟の上で読むし、いやだって人は飛ばすだろうから。
653名無しさん@ピンキー:02/07/24 23:56 ID:+fEarg2n
改名さんの話、意外な設定で面白かった。
>>650に同意ですな。オリジナルを読んでみたい。

sarasaさんの続きも楽しみ

654名無しさん@ピンキー:02/07/25 05:43 ID:uX4O8M+B
>>652
>「原作にかなり手を加えてる」という自覚があるなら、
>前置きとして「俺世界設定入ってます」くらいのことは書いておいた方がいい

そうですね。
一応ここはドラクエの小説のスレッドなのですから、
作品の設定とゲームの設定とが矛盾してるのはちょっとどうかと思います。
その場合は、作品冒頭に何らかの注意書きをした方が良いですね。
655名無しさん@ピンキー:02/07/25 21:22 ID:r3QlnGV/
あのー別に煽るつもりはないけど、この「官能小説」自体が
ゲーム上の設定と矛盾しているのではないでしょうか?
それにドラクエはそれほどキャラの性格がはっきりしていないと思う。
ほとんどプレイヤーの脳内補完じゃない?
セリフからの受けるキャラの性格の位置付けは個人の自由だよ。
だからこそ、書き手さんそれぞれのSSが存在するのでは?
656名無しさん@ピンキー:02/07/25 22:48 ID:XwWfCvW7
>>655さんに原則同意。
確かにキャラ性格ってはっきりしてないと思う。
名前すら、ゲーム中にデフォルトがない場合も多いし。(3は特に)

ただ、ゲーム中で「私」と読んでいる場合は、それは統一した方が
そのキャラっぽくなるかなとは思う。
4はFC版だとかなりキャラ性格の自由度が高かったな。
PSでだいぶ制限きたけど。
657名無しさん@ピンキー:02/07/27 22:15 ID:6mKgRwH2
作家さんの事を考えると、このスレでうpするのは避けた方が良いかも。
読み手の態度が悪すぎる
658名無しさん@ピンキー:02/07/28 00:29 ID:6iwzCQEc
じゃあどういう態度だとよいのだろう。
読み手は「マンセーマンセー」以外言ったらだめなのか?
確定されているキャラの特徴くらいはは残しておいて欲しいと思うのが
普通なんじゃないの?(特徴≠性格と思ってる、私は)

改名タンの文章を挙げて申し訳ないけど、例えばクリのセリフで
「……俺、姉様と結婚したい」というのがあるけど、
「……私は、姫様と結婚したいのです」というのと、
どっちがクリらしい?意見として言いたいのはそこ。
シチュエーションどうこうはその人なりの捕らえ方だから文句
言わないけれど、ゲームの中で四六時中「私」といってる人に
「俺」と言わせるのはどうよっちゅーだけの話…だと思いたい。

文章が乱れてるのは眠気のせいでゴメソ
659629:02/07/28 01:01 ID:tBXhI1LY
まさに658の言うとうり。
シチュエーションにはさほど文句は無いが言葉遣いが
あまりにその人らしくないのはどうかと思っただけ。
勘違いされたならすいませんでした。
660sarasa:02/07/28 01:20 ID:lZeacVOL
さーっと皆さんのカキコ読んでみて、書き手としては逆にこういう環境のほうが
発表しやすいです。
マンセーマンセーは確かに言われて嬉しいですけど。
それだけのスレって、書きにくいです。少なくとも私は。
間違えた世界観とか、どう考えたってそのキャラは違うだろ!って時は
ずばっと言われる方が嬉しいです。勘違いなだけとかもありますし。
勉強になります。
(初めて書きましたな人にきつく言ってしまうのは問題ですが、そう言うことはなさそうなので)

2次小説(特に官能系)って、「そのキャラだけど、こんな行動させてもOK?」てなとこがあるから
キャラの特徴を崩さずに、原作(ここではゲームね)ではやらないことを違和感なくさせるかが
ポイントかなあと最近考えております。
なんか日本語がヘンですがそこのつっこみはしないでください。

ちなみに。
私も改名タンのオリジナルは読みたい。が、ここのスレだと、どう考えてもまずいだろう……。
661マーニャは欲求不満 1:02/07/30 20:08 ID:hJtyq/GE
「マーニャ殿、一体何を…」
「いいからいいから。黙って楽しみなさいよ。」

夜更けにライアンの部屋を訪れたマーニャは、とまどうライアンを前に
突然色っぽく踊り始めた。モンバーバラの舞姫と謳われるだけあって、
動作の一つ一つに無駄がなく、その流れるような舞は屈強の戦士ライ
アンをも虜にする。

腰を振りしなをつくりながら、ブラの片ひもをひとつづつはずしていく様は、
舞というよりもストリップショーだ。彼女の胸の丸みが、ウエストのくびれが、
きれいなカーブを描く腰が、ライアンを誘うように揺れている。

「マーニャ殿!酔っておられるのか?」
しばらくはマーニャの華麗な、というには淫ら過ぎる舞にぼうっとしていた
ライアンだが、マーニャがブラをはずそうとしているのを見て我に返り、が
しっとマーニャの肩をつかんでストリップショーを中断させた。

「酔ってないわよ。いたって正常。」
それは嘘だ。マーニャの口からはアルコールの匂いがし、肩からは体温
の高さが伝わってくる。手のひらに思わぬぬくもりを感じて、ライアンは手
を離した。

「何故このようなことを。」
「笑いたければ笑いなさいよ。私だって健康で年頃の女。欲求不満になることだってあるわ。」
完全に開き直って、早口でまくしたてている。
「でも勇者はあの通りガキだし、トルネコは妻子持ち、ブライは論外で
クリフトはアリーナ一筋な上にカタブツだから。それにあんたいい体して
るでしょ。」

---
どうも。初投稿の月森と申す者です。スレ汚しすみません。
また夜に書きます。次回よりエロ突入の予定。
662マーニャは欲求不満 2:02/07/30 20:46 ID:hJtyq/GE
「マーニャ殿はもっと自分を大切にしな…」
ふっと優しい目になってお説教を始めようとしたライアンをさえぎって、マーニャは
うるんだ目で彼を見上げる。
「お願いっ!抱いて。ライアンが欲しいの。」

ライアンはそこまで言われて何もしないような野暮な男でもない。マーニャの言葉を
聞くなり彼女をベッドに押し倒して激しくキスをした。何度も何度も、彼女と自分の官
能をかきたてるような濃い口付けを。一方で、左手はマーニャの美しいヒップをなで、
右手ではすでにはずれかかっていたブラを器用にはずしていく。

「美しい。」
マーニャの体を見る者は誰でも、感嘆せざるを得ない。

やわらかく、それでいてプルンと張った胸をもみ上げる。人差し指と親指で乳首をつ
まみあげるたびに、マーニャは甘くてせつない吐息を漏らす。

---
ちょっと出かけることになってのでとりあえずここまで。
663名無しさん@ピンキー:02/07/30 21:12 ID:LXNs0jtt
>662
いはゆる「おあずけ」ってヤツw
664名無しさん@ピンキー:02/07/30 21:25 ID:BH9ovlKp
続きが楽しみ…( ;´ Д` )ハァハァ
665マーニャは欲求不満 3:02/07/30 23:40 ID:hJtyq/GE
硬くとがった胸の突起を甘がみしつつ、右手を秘所に這わすと、そこはもう濡れて
ぐちょぐちょになっていた。親指をクリトリスにあてて刺激を与えながら、中指で
一気につらぬく。

「っ…はぁ、ぁっ…」
褐色の肌に汗を浮かべてマーニャはもだえる。秘所からはくちゅくちゅといやらしい
音がする。ライアンの指をきゅっと締め付けて離さない。

「ぁ…おねが…い、ライアン」
ライアンはすっと指を引き抜き、さきほどまで貫かれていた部分を観察する。
濡れそぼったピンクの粘膜がライアンを誘うようにぴくぴくと痙攣していた。

ライアンは下着をすばやく脱ぎ去ると、すでに硬くなって天を仰いでいるモノを
マーニャの秘所にあてがう。

「はぁっ…」
それだけであえぐマーニャ。

ライアンはすぐに挿入することはせずに、少しくすんだピンク色の突起に先を
押し付け、上下にこすってみる。

クチュ…クチュ…
666マーニャは欲求不満 4:02/07/30 23:56 ID:hJtyq/GE
「はぁ…はぁ…もう、はや…く、い…あっ」
ほとんど言葉になっていないマーニャのおねだりを聞くと、満足したのか
ライアンは己の分身をマーニャの中へと沈めていった。

マーニャはライアンにしがみつき、自ら腰を振り始める。
「ああぁっ!ライアン!」

二人の間からは湿った粘膜の音と、二人の息遣いが聞こえてくる。

ライアンの硬くて太いモノが、やわらかいマーニャの中を抉るたびに、
二人の吐息が熱さと淫靡さを増していく。
ライアンが引き抜くたびに濡れた粘膜がまとわりついて引き出され、またそれを
ぐじゅっと中に押し込める。中へ中へと吸い込まれる感覚があった。

しだいに、ライアンの腰の動きが早くなる。
「ああ、ライアン、ライアン。いいっ…気持ちいいのっ」
「マーニャ殿、くっ」

マーニャはより深く交わろうと、足をライアンの腰の後ろに回して交差させる。

「イクッ、ライアン、あたしいっちゃう!」

「マーニャッ」
次の瞬間、マーニャの膣(なか)がぎゅうと締まり、ライアンもまた限界を迎えるのを感じた。

どぴゅっ、どぷどぷっ、どく…
マーニャがイクのと同時に、マーニャの膣にライアンの熱い精がはなたれた。

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まだエンディングがありますが、たぶん連続投稿でおこられるので後でうpします。
667マーニャは欲求不満 5:02/07/31 00:18 ID:FVwfyh27
マーニャはすっきりした顔をしてライアンに腕枕をしてもらっていた。

「ライアン…ありがとう」
「これでマーニャ殿がまた元気になってくれれば、拙者としては嬉しいが…
今度からこういうことはマーニャ殿の恋人に頼むべきだと思いますぞ」
「あんた、あたしが今フリーだって知ってて嫌味言ってんの?」
「マーニャ殿に言い寄る男は多いじゃないですか」
「いくらあたしでもね、好きでもない男に体開こうなんて思わないよ」
「な…」

「あたし、疲れちゃったからちょっと寝るね。明日出発だし」
そういうとマーニャはライアンのわきに擦り寄って目を閉じてしまった。
少し頬を赤らめてライアンに寄り添うマーニャを見て、ライアンもまためずらしく
顔を赤くしながらマーニャの額にキスをして、目を閉じた。

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ラブラブか大人の関係か迷ったのですが、個人的にマーニャとライアンが好きなので、
無理やりこういう展開にしてみました。ラブラブが嫌な人は「4」で終わりってこと
にしておいてください。
668勇者×マーニャ:02/07/31 00:45 ID:C+5PK+YG
「起きてたんだ」
部屋の扉を開けるなりマーニャは中に入って来てそう言った。

マーニャはもう寝間着に着替えていて化粧もアクセサリもしていなかったので、
出会ったばかりのユーリルには一瞬双子の姉妹のどちらだったか見分けがつかなかった。
(その無遠慮な態度から姉のマーニャだとユーリルは判断した。)

マーニャが着ている寝間着はかなり薄手のもののようだ。
部屋ののランプの明かりだけではよく分からないが、
明るい場所なら体の線が透けてしまうんじゃないかとユーリルは思った。

「眠れない?」
と聞いてきたマーニャにそうだと答えると、
そういうときはこれに限るよ、と言って酒瓶を取り出した。

「一杯やろうよ。お近づきって事で」
「いらない。俺、もう寝るから」
ユーリルが断るとマーニャは、
「あら、坊やにはお酒は早かったかねぇ」
小馬鹿にしたような口調で言ってきた。
そういう言い方をされると面白くない。

「酒ぐらい飲めるよ」
少し意地になってユーリルは言い返した。
669勇者×マーニャ:02/07/31 00:56 ID:C+5PK+YG

生まれて初めて飲んだブランデー(ほんの一杯だったが)に
ユーリルは酔いが回ってしまって、判断力が少々鈍っていた。
だから椅子から立ち上がらせられたのも、部屋のベッドに列んで座らせられたのも
マーニャになされるがままだった。

「あんたって可愛い顔してるよね」
酔いが覚め始めときはすでにマーニャがぴったり身を寄せていた。

「マーニャさん?」
ただごとではない雰囲気に気づいたユーリルが立ち上がろうとしたが、
マーニャは両腕を彼の首に回して逃がさなかった。
「ねえユーリル……」
マーニャは少し力を込めてユーリルを抱きしめ、聞いた。
感触でマーニャが寝間着だけでブラジャーをしていないことが分かった。
「キスしたことある?」

自分も上はもう半袖のシャツ一枚しか着ていない。
ユーリルはマーニャの腕、髪、胸の膨らみや息づかいを生々しく感じ、
自分の下半身が反応しているのを感じて顔を伏せた。
アルコール以外の原因で顔が火照り、動機が早くなる。

「……一回だけ……」
つい正直に答えてしまっていた。
「へぇ……」
などと言いながらマーニャはユーリルの頬に手を添えて自分の方に向けさせ、
顔を近づけた。
(マー……)
マーニャはユーリルの上唇と下唇を交互についばみ、
少しだけ舌を相手の口に入れて歯茎を優しくなぞった。
ユーリルが反応して舌を伸ばしてくるとマーニャは一気に舌を差し込んで
彼の舌と口蓋を貪った。

始めての女性の舌と唾液にユーリルの下半身は完全に硬直していた。
こちらからも求めようと腕を回そうとしたとき、唇が離れた。

「こういうキスは初めてでしょ?」
マーニャは挑戦的な笑みを浮かべてユーリルに聞いた。
670 :02/07/31 01:13 ID:C+5PK+YG
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ドラゴンクエスト官能小説Part5
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671山崎渉
(^^)