三橋「あ、あ、溶けちゃううう…じゅぷ」

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http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1234349717/684 おやすみはし。
いつもより静かに談笑しながら、夕飯は終わった。

*
5月15日
レンが倒れた。
積読3冊解消。
夕飯は肉団子スープだった。

**

急速にレンの体が終わり出している。
一回眠りに就く度に眠る時間は長くなり、一回目覚めるたびに起きてる時間は短くなる。
今晩か明日にはもう終わってしまう。
愛玩人がここで終わるのなんて久し振りだ。
ここは始まる場所で終わる場所じゃない。
終わるのは俺の目の前以外のはずだ。
いつもはちゃんとそうだったんだ。
残り時間は少ないけど健康な愛玩人を欲しがる人は幾らでもいる。
世の中には色々な趣味の人がいる。そんなの構わない。
なのになんで、レンはどこへも行けなかったんだ。
誰でもいいからレンを連れて行ってくれたら良かったのに。
もう、遅いけど。

俺はベッドの横で朝からずっとフリーセルをやっている。
ああそうだ、仕込んだルリもそろそろ培養房から出す頃だ。
時計の電池も入れ替えないといけない。
不用品をリサイクルにも出さなきゃならない。
ああ、そうだ。姪っ子の誕生日に贈る物を考えないといけない。あの子ももう4歳だ。女児に流行の物ってなんだろう。

この1年でかなりレンも売れたから、新しくレンも造るのかと思ったが、女好きの親方は親方だった。
男の愛玩人は入らないと言う方針にブレはなく、ルリを造るだけに留まった。