阿部「あなたとは違うんです」

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http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1233913264/854

スタッフの人が手早く準備していく。
「始めますか?」
「ちょっとトイレ」
「あ、じゃあ俺も」

全員が揃った所で、ようやくさっき撮影してたビデオの上映会が始まった。
レンが各々に麦茶と桜餅を配っている。
それをパクつきながら画面の中で踊る愛玩人の嬌態を楽しむ。

「うーむむむ」
俺が唸る。映像は終了した。
「どうでした?」
訊いてくる志賀に俺は首を振りながら、感想を言った。
「どうって言うか、もう断然ルリですね」
画面越しでのエロさはどうしようもなくルリに軍配が上がった。
「そうですねー」
でも、志賀はレンの方が気持ち良さそうだったのに。
俺の疑問に志賀は苦笑する。
「気持ち良過ぎたからですよ」
魅せる為には、多少の演技が必要なのに、レンではその余裕がないとな。
世の中とは斯様に複雑怪奇なことだ。

ま、結果が出たら話は早かった。
ルリが出て行く準備をする。
一応、レンもセットでどうかと訊いたのだが、断られてしまった。
ま、最初から一人だけって言ってたしな。