三橋「384番線に、 俺君列車が、入り まーす」

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「す、すみまっせんっ」
頭を下がるレンに西広社長は笑顔で構わないと言った。
なおも謝ろうとするレンを制する。西広社長はチラッとこちらを見る。
「じゃあ折角だから、ストリップ、してみてくんない?ここで」
「うん、じゃない、はいっ!」
レンはいい返事をする。
ストリップぐらいなら別に問題は無い。俺もにこやかに了承した。

「じゃあ」
西広社長が横に置いていた鞄を開けて中を探っている。
「ど、どしたんです、か?」
「うん、えっと、あ!あった!」
中から出されたのはメモリだった。
首を傾げる三橋に、西広社長はメモリを展開させる。
「あのう?」
「まあストリップの芸は幾つかあるんだけど、初歩的なことから」
「初歩、ですか?」
「うん、初歩」
メモリ上で立体映像の少年がストリップを始める。
「これ、流れをちゃんと覚えておいてね」
そちらから目を離さないまま、レンは分かりました、と呟く。
映像の少年はそこそこ馴れているらしく、何の滞りも無くストリップが行われていく。
かなり自分の見せ方を熟知している印象だ。
なんと言うか、エロイってのと品があると言う、相反する要素を見事に融合させている。
「うっわーエロイですね」
「売れっ子、呼んだんですよ」
俺の感想に西広社長は少し嬉しそうだった。
そうこうしている内に、ストリップはフィニッシュを迎えた。
「これが本当に基本的なストリップの流れだよ」
西広社長に見つめられて、レンは緊張気味に頷く。
「じゃあ出来るかな」