http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1231188976/387 おやすみはし。
「ふ、ふひっ」
レンは目を丸くした後、俺の手を握り返してきた。
湯船に湯を張ってる間に俺はレンの体を隅から隅までじっくりと観察する。
「うん、大丈夫そうだな」
最初の見込み通り、湿布やったら明日の朝にはキレイになっているだろう。
「ほら、目を閉じろ」
俺の膝の間に座った頭へ洗面器に汲んだ湯を少しずつ掛けて湿らした。
シャンプーを手の平で泡立てて、レンの頭を洗い出す。
「えへへへ」
レンが意味も無く笑う。俺も可笑しくなって、口の中で笑った。
モッコモコの白い泡に包まれた頭を、指の腹でマッサージする。
「すずきぃ、気持ち、いい」
「そりゃ良かった。湯、掛けるから目と口、閉じてろよ」
「うんっ」
湿らす時とは対照的に勢いよく何杯も掛けて、濯ぐ。
「よーし、じゃ、体だっ!」
興に乗った俺は石鹸を掴み、レンの肌を滑らす。
きゃっきゃっとレンが笑う。
俺は余計に可笑しくなって、声を出して笑いながら、自分の体に石鹸を擦り付ける。
「あっ!駄目、だよ。オレ、するから!」
レンは自分の体を必死で擦って、その体で泡立った泡を取って俺の体に乗せた。
「これじゃあキレイになんないだろ〜」
「ちゃんと、する」
レンの手の平が俺の体を隈なく到達しようとする。
「うはっ」
その隙を縫って俺もレンの体を洗おうとした。
「あっあぁん」
最終的にレンが人間タワシになって俺の体を洗ってくれた。
二人でゆったりと湯船に浸かる。