榛名「野球と恋愛を一緒にしないでください」

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55偽りの螺旋・沖の場合 ◆Kxeo/gKK7Y
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1227709296/618
「ええええ」
止める間もないその行動に俺はどうしようか逡巡する。
「あふっ」
レンが目を瞑って奥まで入れていく。
「あああっ!」
我に返った沖さんが叫ぶ。ビクッとレンが固まる。
ギギギギと音がしそうな感じで目を見開いて沖さんを見た。
「それは駄目っ!」
沖さんがレンに大股で近寄る。そりゃそうだよなあ、プロが使う筆だもん。肛門に挿れていいもんじゃないだろ。
「それじゃ駄目っ!」
あれ?
沖さんは懐に手を入れて、何かを掴み出す。
「それは」
俺が聞く前に沖さんはそれを広げた。
「え?筆巻きです」
その中から一本の筆を手に取る。
「これ位じゃないと、長さが足りないと、思う」
その筆はその中で一番太くて長くて、木の表面を生かしてかなりブツブツが目立つ代物だった。
「あ、じゃあ、あの、沖さん、挿れて、下さい」
レンはクルリと背を向けて尻を突き出す。
「う、はいっ」
上ずった声で返事し、沖さんが尻に一礼する。何故だ。沖さんが肛門に刺さった筆を摘み、引っ張り出す。
「ふぁあぁ」
レンが変な声を出して、沖さんはビクッとして固まる。
「あ、だいじょぶ、です。続けて、くださいぃ」
「うん、あ、ごめんね」
えへへと目を見交わして笑う。そして、もう一度、今度はしっかりと最後まで引っ張り出した。
ジェルのせいでぬらりと光るそれを筆巻きで他の筆と一緒にするかどうか迷ってるのを、素早くルリが受け取る。
「ありがとう」
礼を言って、レンの尻に向き直る。
「ではいざ」