http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1227539957/419 おやすみはし。
レンのヤツ、精液一滴漏らさず耐えやがった。何て男だ。
昨年のアイツとはちょっと違うな!ま、ミハシ型の性感帯の感度が異常なんだがね。
そんな訳で、レンとチヨの体には芸術的な文字が描かれてた。
一仕事終えた沖さんは立ち上がり、上から4人の横たわる姿を眺める。
多少崩れているとは言え、マリアとルリの文字もかなりの物で、それが4つ揃うとなるとなかなか壮観だった。
あっちに行ったりこっちに行ったりしながら、沖さんは角度を変えて、見る。
漢字にすると『観る』って当てたいような集中力だ。
張り詰めた空気の中、俺達は誰も余計な口を挟まず、沖さんを見守る。
ふう、と沖さんは詰めていた息を漏らした。それを合図に空気が緩む。促されて立った愛玩人に各々、ポーズを取らせ、色々な方向から眺めた。
さっきまでの緊張感は失せて、ただ肉体に走る文字を楽しんでいる。
「面白いなあ」
書いた当人の漏らした言葉に、くすぐったげな顔で愛玩人達が笑いさざめく。
それらを親方は撮影しながら、沖さんと談笑する。
しばらく俺達3人は語り合っていたが、どの愛玩人に決めたのかと聞かれて、沖さんは唸り出した。
「どの子も良いけど……でもやっぱり、チヨちゃんとレン君だな。どっちにしよう」
確かに二人に書かれた文字は甲乙付け難い。
その逡巡に切り込んだのはチヨだった。うーんうーんと腕組みをして考え出す沖さんに一歩近づく。
「じゃあ習字で選んで下さい!」
チヨはそう言って『千代』と書かれた胸に手を当てた。
は?それは今やっただろ。
「筆、貸して下さい。習字しますから、どっちが上手いかで決めて下さい!」
「そっか。それもありかも」
沖さんは腕組みする腕を組み替えた。俺はレンを見る。
「お前も勝負、すんのか?」
うん、とレンは頷く。レンとチヨの間に火花が散る。おお、珍しい。
「その前に、体洗ってきた方がいいかも」
沖さんが気付いているのかいないのか、暢気に提案してきた。
「勿体無いです!」
親方が叫ぶ。確かに、この文字を消すなんてそんなの犯罪だよ。沖さんは首を振る。
「消えるから美しい物って、あります」