俺「うつだしのう」

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もう一度促すと、ふひっと不細工な笑顔を見せた。
「ね、すずき、オレとちゅー、しない?」
「はぁ?なんでだ」
「オレ、うまいよ」
レンのしつこい勧誘に、断るのも面倒になって指先だけで来い、と答えた。
「んっ」
身を乗り出して、レンの唇が俺の唇を塞ぐ。
痺れるようなキスをして抱擁された。
やべ、コイツ、うめぇ。
本格的に色々始まる前にレンの体を引き剥がす。
「あっ」
悲しげな眼差しに、チューって言っただろとデコピンした。
「あぅっ」
俺は頭をくしゃくしゃ撫でる。
「まだ仕事をがあんだから手伝え」
「うんっ」
やっぱりコイツは、笑顔はちょっと見られるな、と俺は思った。

*

4月3日(土)晴れ
珍しく親方がギルドの会合に出た。
夕食後、友達とリアルチャットをして暴言を吐いてしまった。
平謝りして許して貰うが気まずい。
酒は飲んでも飲まれるなと言う標語が身に滲みる。
夕飯は常夜鍋だった。うまい。

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おわり。
読んでくれた俺ら、ありがとうなー。