俺ら「わっふるわっふる!」

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300偽りの螺旋・榛名の場合
帰ってきたぜー。相変わらず殺伐とした親戚間だったぜー。疲れた。おやすみはし。
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1221198473/528
そして、レンを放置してたのを思い出して、慌てて個室に戻る。途中で野球ボールを持ってくるのを忘れずに。
「レン、待たせたな」
俺が席を外した時を同じ姿勢で待っていた。
「レン、お待たせ」
レンは見るからにホッとした顔でこちらを見て頷いた。そして、ちょっと口篭った後、レンは口を開く。
「あ、あの人、たち、どうした?」
「帰ったよ、もう二度と敷居を踏ませねーからな」
俺の言葉にレンは見るからに安堵する。
その間に、手に持った野球ボールを洗って、レンの肛門に当てる。
「ちょおっと肛門出てるから、押し込めんぞ」
訳が判ってない顔をするレンに俺はわざとらしい位大きな動作で大丈夫、と伝えた。
「じゃー息を吸ってー、吐いてー」
俺の言葉に合わせて、深呼吸をするのを見計らって、俺はボールを握る手に力を入れた。
「うひょぁあ!」
こいつが素っ頓狂な声を上げるのは想定済みなので、俺は驚かないぜ。
「大丈夫か?」
「大、丈夫、ですぅ」
涙目でこっちを見る。
「あの、ひ人、酷いん、だよ!まだ30分、経ってないのに、オレのお尻に、指挿れるし。
オレ、何度もやめて、って言ったのに!」
あ〜だから、手にウンコが付いたとか何とかあいつら言ってたんだな。
プリプリと怒るレンの頭を撫でて、よく頑張ったなと労う。レンはうひひと笑った。
ひとしきりレンの気が済むのを待って、俺は真面目な顔で本当に駄目な事された時は、オレや親方を呼んで良いんだぞと注意するとレンも神妙な顔をする。
肛門の様子をもう一度観察して、薬じゃ無理かなと判断する。
後ろに控えていたチヨとマリアに手伝わせて、メンテナンス室にレンを運ぶ。
そして、メンテマシンにセットした。これで明日には普段の肛門に戻っていることだろう。

それから俺は同業の愛玩人工房や、愛玩人を扱う風俗店に今日の二人組の事を回す。
それで、あいつらが結構あちこちで問題を起こしている事を知る。
しかし、どこも鬱陶しい客ってレベルで記憶には残るが、ここまで問題を起こしたことは無かったので、連絡網に載らなかったんだ。