俺「トランクスですかブリーフですか」

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276春 花見て笑う ◆tdEt/nly/.
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1213459799/287 えらく久し振りですまんです
オレは今日もマウンドに立つ。何の為に?投げる為に。
どうして投げる?それがオレに唯一出来ることだから。

最近の三橋は生傷が絶えなかった。毎日脅かされて小銭を巻き上げられる内はまだ良かった。
体を強請されるのは半年程前には、それでも1週間に1回、多くても3日に1回の割合だった。
けれど最近は毎日の様に体を貫かれる。毎日が辛い。野球も学校も何もかも。
三橋は1球投げる毎に軋む身体を抑えながら呟く。
野球でも唯一マウンドがオレの居場所。
球を投げている限り誰もオレに手出しは出来ない。ここだけがオレの場所、だからこそ、ここだけは守らなくちゃいけない。

薄暗い教室の中、頭の中はなるべくマウンドに立つ自分をイメージしていた。
明るい陽の光に下で投げるオレこそ本当のオレだ。
けれど今いるオレは両腕を掴まれて壁にに貼り付けられている。昆虫標本のように背を向けさせらて身動きが取れない。
ズボンを脱がされパンツを剥ぎ取られ無様な姿を晒し、複数の人間の荒い息遣いとクチュクチュと水っぽい音を聞いている。
手が汗ばんでいるのを掴まれた尻や腕伝いに感じられる。すぐさま払いのけてしまいたい程に気持ちが悪い。
このトイレにすぐにでも行きたくなる様なお尻の感じが何よりも嫌だ。
ここの痛みは以前よりも大分減って来ている。でも、嫌悪感はいつまでたっても無くならない。
偶に指先にとある部分が当たると否が応でも声が出てしまう。力が抜けて膝がかくりと落ちてしまう。
「しっかり立っていろよ、なあ 折角ほぐしてやっているんだ」小さく低い声が耳元でささやく。
両腕を引っ張り上げ無理矢理立たせられる。そして再び続けられる一連の行為。
避けることが出来ないのなら早く終ってほしい。けれどそんな風に思っている時程行為は執拗に続けられる。
「う・・・ぐふぅ・・・ゃあ・・・」
身体が小刻みに震えてくる。先程までと違った感じが身体の中に進入してくる。
「ふっふへ 堪んねえなぁ 野球やっててこの白さだぜ」激しく突き上げられ痛みが走る。
「なあ、今日は俺もさせろよ、中で何か当たるんだけどそれが気持ちよくってな」
「あ、お前も?」
「なー、始めの頃はこんなの無かったよなぁ 繰り返すと出来てくるもんなんかね」
下腹部の圧迫感が急に薄れお尻を掴んでいた手の力が抜けた。笑いながら話しているので腕を押さえている手の力も弱い。
三橋は朦朧とする意識を奮い立て腕を掴んでいる手を振り払った。次は誰がすると揉めていた彼らは対応が一瞬遅れた。
足元のパンツとズボンを拾い上げ三橋は教室を駆け出した。
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