俺「トランクスですかブリーフですか」

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183偽りの螺旋・三星の場合
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1219753223/220 おやすみはし。
こうこれ、と手で巨チンを形に動かす。俺は呆れながらバットをスイングする振りをする。
「それは畠さんですよ。織田さんは4番バッターの方ですって。
世間でそんな事言ったら笑われますよ。有名な選手なんだから」
はいはいすいませんねーと親方は棒読みで答えながら、椅子に座る。
タイミングを見計らっていたんだろう。ちょうど、マリアがお茶の用意をしてやってきた。
俺にもいるかと訊かれたが、これ以上飲むと水ッ腹になりそうなので、断っておく。
お茶を飲みながら、どうでも良い話をしていると、親方はレンの股間に気付く。ニヤニヤしながらレンに聞く。
「レン、お前、股間腫れてるぞ」
レンが上目遣いで頷く。
「しんどいのか〜?」
モジモジと太腿を擦り合わせながら、ううんと答える。
「しんどいって言うか、熱くて、キュンキュン、する。股間が」
そーかそーかと笑いながら言う親方にレンは期待の篭った眼差しを向ける。
おいおい、親方は男はからかうが、食わないよ。お前もいい加減気付けよ。
案の定、親方はそれから二言三言、レンをからかうと興味を失った。
その事に気付いたレンは下唇を噛みながら、俯いた。面倒臭いなあ。
「レンッ」
俺の呼び掛けにレンはすぐに反応した。
「は、はいっ」
「今晩一緒に風呂、入ってやるから」
俺の言葉がまるで天からの御言葉のようにレンは満面の笑顔になって、大きく頷いた。
ニヤニヤ顔の親方の方は見ないようにする。

それからも結構してから、先程のレンよりも満面の笑みを浮かべて織田選手が戻ってきた。
「いや〜あ、ほんまええわあ、ルリちゃん」
すぐさま、親方が立って、挨拶をし、握手を交わす。
そして、いつの間に用意したのか、色紙にサインを貰っていた。
親方……俺は口の中で小さく呟く。恥ずかしいなあ、もう。
すぐに商談に入る。さり気無く、ルリも応接室に戻ってきていた。
「どの店行っても、なかなかここまでの娘はおらへんわぁ。感動したで」
ニヤリとするルリ。しかし、織田選手の次の言葉に眉間に皺が寄る。