三橋「四つん這いになれば投げさせて貰えるか?」

荒れ中？そんなのｷﾆｼﾅｲ!
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1218011337/381
※黄泉がえりパロ※でもほぼ捏造※死にネタ注意※たぶん阿部棒ﾋﾟｮｱ

朝練もそろそろ終わりに近づいてきた頃、グラウンドの入り口がガシャンと開いた。
「栄口君遅いよーもう朝練終わっちゃうよ！」とモモカンの声が響く。
頭を下げながら「遅刻してすんませんっした！！！」と叫ぶ栄口の声はどことなく明るい。
「おっせーよ栄口〜。」
「もう練習終わるぞー。」
「寝坊？ずり〜！」
などと口々に声をかけに寄ってくる部員に向かって栄口は叫んだ。
「おふくろが、おふくろが帰って来たんだ！！！」
満面の笑みだった。

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朝練が終わった後、部室では興奮して早口でまくし立てる栄口の話でいっぱいだった。
亡くなったおふくろが朝起きたら帰ってきたという。
栄口が父子家庭で母親が亡くなっているというのは皆聞いたことがあった。
でもいくら何でもそんなこと信じられるわけがない。

「おふくろが生き返ったんだよ！」栄口はうれしそうに言い切った。
「本当にか？見間違いとかさ…」
「信じられないかもしれないけど、本当なんだ！」
「ほーらオレの話嘘じゃないっていっただろ！」と田島がぴょんぴょん飛びはねて回る。
ほんとかよ…やらどうなってんだという声が部室内にあふれる。
花井の「とにかく授業始まっちまうから教室行こうぜ」の声で部員はぞろぞろと部室を後にした。

学校に戻るとなにやら騒がしい。至る所で会話が飛び交っている。
もうホームルームのチャイムが鳴りそうだというのに、階段や廊下までガヤガヤと騒がしかった。
笑う人、叫ぶ人、小声で話す人、泣きそうな人…