http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1217948815/98 「これ貰っていいか?」
親方はレンへの贈り物から、砂肝ジャーキーを見つけて、返事を待たずに開封する。
「おっ、旨い」
「あ、俺にも一口」
親方と二人で他にも入っている酒の肴系の物を齧っている間も、愛玩人達はきゃっきゃと中身を見ている。
「おおお!野球、だ!」
三星のユニフォームに、いそいそとレンは着替えだす。本物か?と包みを見ると、レプリカらしい。なーんだ。
それに、野球道具一式が入っていた。と、言っても一人分だが。
「おっ、チアじゃん。マリア、着ろよ」
「ん?は〜い」
周りにはチヨやルリもいたけど、やっぱり生着替えはおっぱい大きい方がいいじゃん?
俺が堪能しようとする前に、レンが抱きついてきた。
「ふごっ」
「ど、どうしたらいいかな?」
困り顔で見つめるレンの体を引き剥がして見ると、なんか着替える順番を間違えている。
野球が好きなら選手の姿ももうちょっと観察しておけよと思いつつ、直してやっていたら、いつの間にかマリアの着替えは終わっていた。
ちょっとムカついて、レンの耳を引っ張ってみる。
「うう?」
「なんでもない」
プププッと笑う親方に舌を出す。
「なかなか似合うじゃない!レンレン!」
三星のTシャツをいつの間にか着込んだルリがレンを検分するように上から下まで眺める。
「レンレンってゆーな」
と、レンは文句を言いつつも、似合うと褒められたのがまんざらでも無さそうな笑みを浮かべた。
うん、まあ正直言ってこっちの方をチラチラ見て褒められたそうなのが大変ウザいので、無視して、チア姿のマリアを褒める。
目の端でレンが涙目になってようと知らん。って。
「あ、そーだ。織田さんにお礼言っとけよ」
と言いながら、箱を見ると、畠さん他、昨日来てた他の4名の名前も書いてあったので、同送で良いからそちらにもちゃんと礼を言うように伝えた。
「はぁい」
トボトボとパソコンに向かうレンの背中に俺は声を掛ける。
「書けたら、キャッチボールしてやるから」