阿部「新世界で待ってる」

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750線香花火
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1216780168/776,799

阿部棒職人が元気になりますように。俺のちん毛なブツじゃ役不足だろうけど

で、今オレと阿部君は目的地に向かってるわけなんだ、けど…
「はああ…、こりゃまるで部活みてえだな…。」
そこに行くためには少し、いやかなり急な坂を登らなきゃならなくて
阿部君もオレもかなり体力を奪われている。
「う、ごめ、ごめん、ね…」
じつはと言うと、今向かってるとこで花火しようって言ったのはオレなんだ。
前に田島くんに教えてもらった秘密の穴場
そ、その…、夜の公園みたいに、カップル、も、いないんだって!
だから、提案してみたんだけど
こんな暑い日に急な坂登らせちゃって、かえって迷惑だったかな…
「ばぁーーか!」
「うあっ!」
しょぼくれてると、阿部君に持ってたコンビニの袋でボスっとお尻を叩かれる。
「謝るとこじゃねえだろ。くだんねえこと考えんな。」
そう言って阿部くんはスタスタと歩き出す。
「は、はい…。」
オレもそれに急ぎ足で追い付くと、阿部君が突然ピタリと歩くのを止め、こっちを振り返る。
「う、うおっ!あべく…?」
グイッと腕を引っ張られ、バランスを崩し、阿部君の胸にもたれる。
「俺も、楽しみだっつったろうが。」
少し赤い顔してぶっきらぼうに呟く阿部君。
ほんとに、不器用だけど、優しいなあと思う。