http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1216649079/502-503 前までのあらすじ アニメ部2年の俺は三橋と一緒にメシ食いに北
※気が向いた時に書いてるんでぶつ切りになってすまそ
「・・・オレンジジュース・・・っと」
しゃーし三橋も子供っぽいよなぁ。即答でオレンジジュースってどーよ?
高一男児的に。ま、そういうところも可愛いんだけどさ。それにな、あれだ。エロゲーでさ、デート中喫茶店とかで
攻略中の女の子が飲んでるもんって大抵オレンジジュースじゃね?もしくはメロンソーダ。
あの、アイスがぷかぷか浮いてるやつ。なんつーの。オレンジジュースをちゅーちゅーする三橋。それを視姦・・じゃねえや、穏やかに眺める俺。
雰囲気的にさー、クルもんがあるっつうか!な!な!お前らもそう思うだろ。な!
生憎ここは喫茶店なんて洒落た店じゃなくて、家族連れと食い盛りの中坊高坊、
女の癖にらしさの欠片もねー女子高生なんかがスシ詰めんなってるステーキハウスだけど。
しかも食い放題。ムード?何それ食い物?まー、攻略相手が大食い属性持ってるって思ゃー済む話だけどな!
なんて、しょーもねえことを考えつつ、三橋が野球部じゃなきゃ酒飲めんのになぁ・・・とかセコイことを考えつつ自分用のウーロン茶を注いで席に戻った。
「おっ かえ り!」
「(酒は今度、どーにかして俺の部屋に誘った時にでも考えるか・・・)はいよ、オレンジジュース一丁お待ちィ」
海の家よろしく、ゴトン!とジュースを置いてやると、三橋の顔がわっと明るくなった。
三橋って、こんな小さいことでも何か人並み以上に喜んでくれっからサービスしがいがあるんだよなあ。
他の奴だとこうはいかねーぞ。まず「おっせー」とかなんとか文句言われっだろ。
んで、あっちゅーまに飲み干された挙句更に2、3往復させられるのが関の山だ。
「んっ・・・んっ・・・ぷ はぁ」
ウーロンに口付けながら三橋を眺めてると、ごくごくと喉を鳴らして煽ったあと、可愛らしく息を吐いてコップを置いた。残量3分の1。
・・・さすがにストローでちゅーちゅーとはいかなかったな。あ・・つーか俺ストロー持ってきてねえや!
かくっと肩を落としつつ、今度酌みに行く時はストローを挿して持ってきてやろうと思った。
「三橋、オレンジジュース好きだよな?こういう店来る時ほとんどそれじゃんか」
でっけえ口をあーんして残りを飲み干しかけてた三橋の目がぱちくりしたと思ったら、かぁーっと頬が赤くなった。
あ゛あ・・・・・・いい。実にいい。この恥じらい・・・。
「こ ども ぽい?オレ・・・?」
おそるおそる、といった感じで聞いてくるその両目はきっちり上目遣いだ。
「そんなことないって!アメリカじゃオレンジジュースはれっきとした大人の飲み物なんだぞ!」
海の向こうのことは大して知らないが、イメージ的にそんな気がしたので適当に言ってみただけだ。
でも、三橋は明らかにほっとした顔で「そ そか・・・ウヒ・・・」なんつーから俺としてはしんぼーたまらん訳でして。