三橋「あん あっくんおっきい!」

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699夏の一日 ◆/xgoHxdPow
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1214839546/496
エロなし   朝ご飯のお供になるかな?かな?

「阿部が?なんであいつが三橋にそんなこと聞くんだ?」
何を聞かれても割と素直に答える三橋は、三角に切った西瓜を両手で持ったままぼんやり考え
込んでいた。
「…今日、阿部君 バイトで出かけてた…鍵は預かってたけど、勝手に開けるの悪いと思って
 大家さんに開けてもらった…。ウサギの世話して、本読んだりしているうちに眠くなって、
 阿部君帰ってくるまで寝てた…。なんか人の気配がしたから、目を開けたら阿部君がオレの
 すぐ側に座っていて、真上から 見てた…。あわてて起きようと したら、肩 押さえられ
 てさっき言った『ホモは気持ち悪いと思うか』って、聞かれた…」
その流れで解釈するなら阿部が三橋に迫ったってことだな。
阿部と高校で3年間付き合って、普通に女の話とかもしていたからあいつが男にしか興味がな
いとは思えねえけど、隠したい奴は徹底的に隠すだろうし、宗旨替えしたとかあるいは三橋限
定で、なんてことも考えられる。
「それで、三橋はなんて答えたんだ?」
「…急だったし、意味がわからなくて 黙ってたら、キ…キス、されて『感想を言ってくれ』
 だったかな、いや、『この先もしたいと思う?』ってその前に言われたような…」
やっぱり阿部は自己完結してるな。最初に言っておくべきことがすっぽ抜けてるぞ。
おれはさっき三橋が赤くなったのを思い出して、おそるおそる聞いてみた。
やめとけ、という声と聞いちゃえよ、という声が交錯するけど、前の奴は無視する。
「…その先に進んだりしたのか?」
「…し、してナイ、よ。オレ何も考えられなくなって、『阿部君は、ホモじゃない方がいい』
 って叫んで、出てきちゃった…」


これだけ