俺ら「三橋!料理教えてくれ!」

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176fusianasan
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田島「何で約束守らねーの」スレタイ再現つづき
前回の文末のうんこしたいからおわる消しておいておねがい

剥き出しのふくらはぎがじんじんする。焼けるみたいに熱くて田島君の上履きの底がくっきり赤紫色についた。
「ニンゲンみてーに立ってんじゃねーよ、犬」
膝をついて床を進む。ずりずり進むと蹴られたふくらはぎがしみて痛かったけど、痛い方が他に何も考えられなくていいと思った。そのままトイレのドアに向かう。

シャツのスソを手で引っ張りながらトイレのドアを恐る恐る開けた。
職員用のトイレなので生徒の行き来が元々少ない。
『誰も通りませんように…』
多分他の階だと思う、にぎやかな話し声が小さく聞こえる。
日常はキッパリとオレを切り離して本当にすごく遠くに感じる。

トイレのドアをでたところにある吹き抜け階段の隅っこにラメの入ったスーパーボールが光っていた。
拾おうと四つん這いのまま階段の下まで進んだ。

「……、マジで」
「そうだって……」

階段の下のほうから聞きなれた話し声が聞こえる。スーパーボールに伸ばした手をそのままにオレの身体が固まる。気持ちを奮い立たせて、ともかく急いで拾った後、注意深く顔を少しだけ出して声の聞こえる方を見下ろした。