三橋「きょ、今日は何の日でしょう!?」

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107西浦コンビニに強盗が入った
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好きなんて言ったの、どれくらいぶりだろう。
久しぶりすぎて、喉が震えた。
舌が痺れるような感触にとりつかれる。
三橋を見ると元からでっかい目がぐっとさらに大きく開いていた。
驚愕の表情を浮かべた三橋がオレを見る。
「……見んな」
小さく呟いて頭を上からさらに押さえつける。
「ふぐっ!」
勢いに押されて三橋が潰れるのと同時にがちりと嫌な音がした。
髪を掴んで顔をあげさせてみると唇の端から赤いものが流れていた。
「痛いか?」
こくりと三橋が頷く。
そりゃ血が出てんだから痛いに決まってるのに、こんなことをわざわざ聞いてる自分が馬鹿らしくて口元が歪んだ。
三橋はやっぱりそれを勘違いしたらしく、驚いたように見開かれたままだった瞳が揺れてそのまま伏せられた。
オレを見て怯える三橋にいつもなら満足するはずなのに、今はそれがない。
腹がたってしかたなかった。
こんなになったのは誰のせいだよ、誰のせいで。
さっきも打ち消したばかりの思考が頭の中に浮かんできてイライラする。
いつも通り怯える三橋なのに、なぜかオレはいつも通りになれない。
なんでだよ、なんでだ。
気持ち悪くて吐き気がした。
「う、う……」
血の量は少ないと思ったのに、さらにそこを噛み締めたのかぷっくりと膨らみが出来ていて、それが唇から流れて三橋の顎を伝う。
指を伸ばしてそれを拭い取って、口元にやると鉄臭い味がした。
「まず……」
ぐずぐずと泣く三橋の鼻声がなぜかそれで余計にひどくなった。
「むかつく、ほんとむかつく」
いらいらを全部三橋にぶつければ楽になれる。
いつもはそうだった。
けど今日はそれをすることすら息苦しくて、体全体が重い。