俺ら「ブサイクでもいい、いやらしく育って欲しい」

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689代理・弱みにつけこむ
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まあ実際は親や親戚に奪われてるだろうがな、とは言わない。
ちなみに俺の初チューは婆ちゃんらしい。
それ以降も俺が可愛さのピークの3歳までに様々な人に唇を捧げてきた。
断れよ、皆の衆!チキショウ!
「そ、そん、そ……ファ、そ、そっちだって、オ、オレがファーストキスじゃ、ないか」
イラッ。三橋の癖に口答えかよ。自分の立場弁えろよ。
……いやまあいい。俺は鼻先で笑う。
「俺は当の昔に済ませてるっちゅーの」
三橋が本当に驚く。勿論件の婆ちゃんではない。
「中学の時に付き合ってた娘となあ。最後までいったのは二人だったけど」
うん、まあ、半分嘘だ。
同中の先輩が卒業前に2回ヤらせてくれただけで、誰ともお付き合いした事もない。
第一、常に女子と付き合えるような男がオナニーの鬼となれるわけないだろ、常考。
「なんで俺が初めてでお前みたいなキモい男で童貞散らさにゃならんのだよ」
愕然とする三橋は俺の言った事を聞いておらず、そっちはを放って置いて、俺はベッドから降りて、机の引き出しを開けた。
「三橋」
呼び掛けると、ハッと反応する。
「じゃあ、約束の物だ」
一瞬ポカンとした後、三橋は慌ててベッドから降りようとして、下半身に力が入らず、こけた。
「おい、大丈夫か?」
俺は慌てて、近寄った。
これで怪我でもされて、部活休む事になったら、阿部になんて言われるか。
ま、冷静に考えたら「こういう事」と、詳しい説明は俺も三橋もしないだろうけど。
「ダ、ダイジョウ、ブ」
助け起こしてベッドに座らせる。その手に、俺は机から出した者を握らせた。
三橋はそれを確認して、顔を歪ませた。これは、多分笑顔だとおもう。
「あ、ありが、とうっ」
有り難い事より辛い事の方が多かったと思うが、そこは育ちの良さだろう、三橋はこっちにお礼を言ってきた。
「いやなに」
ハッハッハッハッと、俺が笑顔で答えると、三橋の顔はようやく本当に笑顔を形作る。