http://set.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1202479538/847,852 ※鬱注意
<あらすじ(屋根裏含む)>
監禁、レイプされた三橋は夜な夜な悪夢にうなされるトラウマ持ちになり、手っ取り早く
悪夢から逃れるため、記憶のすり替えをしようと阿部を誘う。セフレなのにすれ違ってる
2人。スウィーツ(笑)
三橋を家に送って行って、おばさんと少し話をした。
つまらないことで口論しましたと、胸糞の悪くなるような嘘をつく自分がものすごく卑怯
に思えた。
「…本当になんて謝ったらいいか…。俺のせいなのに申し訳ないんですけど、今日は様子
を見ててほしいんです…」
おばさんは玄関先で目を押さえた。
「…すみません」
俺は謝ることしかできず項垂れる。
「…違う、違うの、阿部君には感謝してる。ちょっとくらいケンカしたって構わない。で
も、いつもこんな風にみんなに気を遣わせてるのかと思ったら、なんだかたまらなくな
って、いつまでこんなことが続くのかなって……」
悲痛な訴えに、俺は穴があったら入りたい気持ちになる。
後悔先に立たずという言葉を噛みしめながら、三橋家を辞した。
三橋が来なかったあの朝から、俺はグレーともブルーともつかない薄い靄にずっと包まれ
ているような気がする。
それが消えてしまわない限り、心から笑うことも楽しむことも、俺にはできそうにない。