ttp://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1196932110/906 (補完無しで)
花井が入り口に駆け寄ると、そこに固まっていた部員達が花井を囲むように後ずさった。
花井はめいっぱい勢いをつけて肩からドアに身を当てた。
肩が、なんて考える暇はなかった。
田島が危ない。
田島ではないにしろ、三橋か阿部がハサミ男と対峙しているのかもしれない。
「たじまああああ!!!誰かいんだろ!」
当てた身を一旦離して図書室の中へ叫ぶ。
そこへ栄口もやってきて、同じように体当たりをする。
「返事しろ!!」
「ちくしょー!ちくしょーっ!!開けよっ!あけえっ!」
2人の様子を見て、中に誰かがいるのだろうと事を把握した部員達。
花井がドアに蹴りを入れた。
開け!開け!開け!
「二人ともどいて!そいつ壊せない!」
そこには両手で消火器を振り上げた水谷が。
振り返った花井と栄口と目があった。
言葉とはミスマッチな緊張感皆無の表情を水谷はしている。
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