田島「三橋の体やーらけー」

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878めばえ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1196781678/295,429,441

「舌、裏側にまわしてくれ。つっかえてる」
耳の上の髪に指を差し込んで頭皮に触ると、三橋は首をかしげるようにして頭全体を擦りつけてきた。細まったつり目も相まって猫の子のようだ。
ちゅくちゅくと口の入り口を動かして、チューペットみたいにおれのチンコを吸っている。言われた通り、尿道の上をうろついていた舌が這うように裏の割れ目に回り込んでくる。
吸う口の動きと連動して舌も踊る。三橋の口の奥底へと導くかのように襞の上に押しつけられ、引きつけ、求められる。
縦に横にと不規則に溝とカリの段差を何度もなぞられる。ひとつひとつの動きに伴う小さな水音が鼓膜に張り付いてくる。
くちくち、ちゅくちゅく、目に見えない裏側の動き。ただ感触だけが興奮しすぎていきり立ったあまり、妙に鈍くもある部分からじんわりと伝わってきて、
ああ、これが三橋なんだ、三橋の舌で、三橋の唾で、水で、肉で、いちいちそんな確信が頭蓋骨に反響する。喜んでチンコを啜ってる、三橋。おれの下にかしずく三橋。
細い髪の毛が指の中でねじくれ、押し潰れる。
「……奥まで、入れるぞ」
ひぅ、と三橋の鼻から焦ったような音が漏れる。上目遣いの目は白目の大半が毛細血管の色に滲み、まぶたは泣きはらして重たく膨れている。
腰を前へと進める。唇がペニスに擦られて内側に入り込む。ざらざらとささくれた皮の感触が竿の上を流れた。
「歯、立てんなよ。いいな」
わかってるとは思っていたが念のため言い含めると、まぶたが頷いた。三橋は口を少しだけ開きがちにして隙間を作ると、唇の肉で歯を包んだ。
今までの肉だけのくわえ込みより負荷のかかり方が部分的になる。上下にラインを引いたように力がかかってきて、左右は軽く添えられる感じだ。
ただ三橋もあまり強く咬むと肉が傷むのか、上下に挟み込む力はすぐに弱まってきた。けれどなんかゴリゴリした固い感触は違和感がある。
「噛むなよ」三橋の耳介をひっぱると、ふむと唸ってから首を縦に揺らす。
ちんこを奥へと推し進めていくと、三橋の舌は従順に形を引き延ばして寄り添ってくる。
奥に行けば行くほど穴は狭く熱く、外側から見ただけでは想像もつかない形に変化していく。舌の滑らかな皮膚に従って腰を突けば、驚くほど早く亀頭はのど元へと到着してしまった。
三橋がぐぇ、と鼻と耳の穴から声を吐いたが、おれは腰の探りを止めることができなかった。
軟弱な先っぽが三橋の口の肉によく馴染む。表面に粘り着くような唾液が周囲から、こんこんと湧き出て三橋の口の中で溢れている。
さっき飲んだ三橋の小便のように熱くさらさらとした水だ。おれの体に波になって打ち寄せ、じゅくじゅくと泡を立てる。おれが腰を動かす度に三橋の口の中に渦になり、ゆるく開いた端からバシャバシャと溢れ出る。
キスの度に荒らした三橋の口の構造。吸い付いて噛みついて、味わってきた三橋の口の形を、もう一度改める。ぐちぐちと水でふやけた、とろける肉の甘みを味わい尽くす。肉で。
じっくりと賞味するような余裕なぞなくて、おれはその上あごのザラザラとした固い感触、厚くぷっくらと膨れた舌ベロの反発力、上下のかみ合わせのいい白い歯の痛みを全部いっぺんに飲み込んだ。
やべぇ、気持ちいい!止まんねぇ!!背中一面に汗がぶわっと湧いた。
手に握った三橋の耳を腰に引きつける。「んのぉ、むおぉお!」三橋が牛みたいな声を上げているが、それも気にかからないくらいチンコが気持ちいい。狂いそうになるほど三橋の口が気持ちがいい。
おれの口からも唾が飛び出て、顎に伝わりボタリと落ちた。信じられないくらい大量だったもんだから、おかしくなって笑ってしまった。三橋の口の中もこんなになってんのか、こんな飲みきれないくらいグジュグシュで。
「三橋、三橋、飲め」ちんこから出すから飲め!ションベン出すとこから出す。「三橋」
名前を呼び出したら止まらなくなった。三橋、三橋、息を吐く代わりのように、三橋、三橋。むしろ名前を呼ぶことで三橋を吸いこんでいるみたいだった。
出し入れする度に三橋の口が暴れる。収まりきらないチンコを限界まで突き上げて、ノドちんこに擦りつける。ああ、こんなことしたら喉枯れちまう。かわいそうに。
喉の上んとこの狭くなった後で、また大きく開いた部分に反り返った亀頭が上手い具合に突き当たる。表側に張り出してる冠がこすれて、三橋がいっそう苦しそうな音を出す。