阿部「三橋!お前のザーメンでフルーチェ作らせてくれ」

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737fusianasan
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3days続き

翌朝、オレは三橋を学校に連れていきながら、三橋が野球部に入部してからのことを一通り説明した。
相変わらず信じられないらしく、嘘だ、とか、そんなはずない、とか何とか言ってたが、そんなの無視して今まで何があったのか事細かに話した。
三橋が信じられないのはしょうがないが、それはそれとして、現実の三橋は西浦の生徒なのだから。
今後の為にも、現状認識はしておいてもらわないと困る。
九組の前まで三橋を連れていって、あとは田島と泉に任せた。
「じゃあな、三橋。放課後また迎えに来るから。何かわからないことがあったら、すぐ田島か泉に聞けよ」
「は い」
頼りなさそうに頷く三橋に、このまま置いていっていいのか心配になる。
だけど三橋の後ろで田島と泉が頷いているのを見て、あいつらがいるなら大丈夫だと安心した。
「それじゃ三橋、しっかりやれよ」
そう言って教室を後にすると、背後から声がかかった。
「あ、あの」
「ん?」
「どうも、ありがと、う。阿部、さん」
またか! 後ろで田島と泉が大爆笑するのが聞こえる。あのアホ!
「だから‘さん’はいらねえって言ってんだろ!」
ちっ、と舌打ちして二人を睨むが、二人とも笑いを押さえるつもりは全くなさそうだった。
「でも」
「ああもう!田島、泉! ちゃんとこいつを頼むぞ」
本気で馬鹿馬鹿しくなって、オレはさっさときびすを返した。するとまた後ろから声がかかった。
「ほっ、本当に、ありがとう…阿部、くん!」
真っ赤な顔をした三橋がじっとこっちを見つめている。
何だか急に気恥ずかしくなって、オレは三橋に無言で手を振った。