http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1195482303/441 ※鬱注意 暴力的な表現注意
皮肉なほど青い空が、頭上に広がっている。
この空の下、オレ一人が、世界から外されてしまったかのようだった。
三橋が犯されている。そこはまるで、オレの居る場所とは違う世界。
腕の自由を奪われ。男によって体を組み敷かれ。声も涙も枯れ果てて。三橋が犯されている。
三橋と男のその行為が、合意で行われていることでないのは、腕の拘束を見ずとも、明らかだった。
しかしそんな二人の行為は、どこか神秘的な儀式の様にすら思えた。
それは背徳的で、享楽的で、とても淫猥で。
だけどその行為を隠してくれる雲の影は、頭上に広がるこの蒼天には、どこにもない。
三橋が泣いている。
ここではない、オレの手の届かない、どこか遠くの場所で。
男によって広げられた三橋の太もも。そこから臀部のふくらみと、その間に位置する濡れた窄まりが見えた。
そしてそこは今、限界にまで広げられて、男の肉塊で杭打たれている。
その様から、二人の行為から、目が離せなかった。
オレの足は、今立っている庭の土に根をはやし、体は庭の植物の一つになっていく。
ただそこに在るだけの存在。外の世界に干渉することのない生き物。無力で残酷な観察者。
充血して赤く染まった三橋の窄まりに、男の黒ずんだ肉塊が出入りする。その度に泡立った液体が、溢れるように染み出していた。
惨めな形に歪まされた三橋の体。そんな三橋を支配する男。
日焼けのしてない部分の肌が、うっすらと朱に色づき、その上を流れる汗が時おり光って見えた。
淫らな儀礼のような三橋と男の行為が、オレの眼球を焼きつくす。
けれど、不思議と、冷えている感情の自分がいることにもオレは気づいていた。
怒りや、憎しみなどの激しい感情は、自分の内側を探してみても、なぜか見つからない。
確かにあったであろうはずの、激昂するような強い感情は、今や凍りついて、心の水底へ沈んでしまった。