阿部「子供は野球チームを作れるぐらい欲しい」

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28すずめみはし
※しばらくエロスなし注意  読み飛ばしていいとこ
前スレの埋め投下間に合わなかった
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1195306509/462

(*゚◇゚) -♪

次の日も、その次の日も、朝から跡を追い掛けてはグラウンドの練習風景を眺めていた。
今日は倉庫の波打った屋根の上だ。
よく倉庫に出入りしている女の子からも見えない位置だから安心、安心。
部員のみんなの顔も覚えた。
背が高くて髪の無いヒト、すごい走るのが早いヒト、野球上手くて元気なヒト、
ウサギっぽいヒト、レフト守ってるヒト、『回れ〜』って腕まわすヒト、
カッコイイ自転車で来るヒト、優しそうなヒト。そして捕手。
あの輪に混ざってボールを投げ合いっこ出来たら どんなに楽しいだろう…。

気が付けば、丸時計の2つの針が6の所を差す時間がきていた。阿部から
「暗くなる前に部屋に戻ってろ。」
とキツく言われていたので、もうそろそろ帰らなくてはいけない。

*

阿部が帰宅したら、バレないように一緒に風呂に入る。
もう怪我した時の傷は沁みないけれど、一昨日入った時は浸かった瞬間ピリピリして
湯舟の中でバッチャバッチャと暴れてしまった。そしたら阿部母の
「タカ、何1人で騒いでるのー?」
という声がして、慌てて口を塞がれた。その後、阿部に乱暴に髪洗われ、見る見る
泡立つ己の頭に驚いてギュウッとかたく目を閉じてやり過ごした。
今日は頑張って1人で洗っている。
髪が毛先の跳ねた一部分が淡い焦茶掛かっていて、スズメの尾っぽと同じ色をしている
のだが、その髪色付近の首筋やら耳辺りを触られると どうもくすぐったい。
それなのに首を竦めて嫌がる程、阿部はわざとソコを触ってくるから困ってしまう。