俺「三橋!全国美味いもん市行くぞ」

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320グロデブちゃん
仁義待つ合間に書けた分投下
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1194850764/747,750,763


ドアを開けると背広を着たでっかい男の人がいた。
肩とか広くて、背も高くて、ラグビーとかアメフトとかやってそうな感じのがっしりした人。
いいな。オレもこのくらい体でかかったらもっと速いタマ投げられるかな。
「すみません。確認しそびれた事が二、三ございまして」
背広の内ポケットからさっと黒い手帳が出て、すぐ引っ込んだ。
け、刑事さん、だ。
すごい。テレビみたい。
「親御さんは何時ごろお戻りになられますか」
「あ、えと、今日は出張で」
さっきおまわりさんに言ったのと同じようにくりかえす。
「遅くなられる?八時ごろには戻られますか」
八時…は、ムリじゃないかな。
遅くなるって二人とも言ってたし、お父さんがいつも帰ってくる時間が八時だし。
「も…すこし、遅くなる、です」
丁寧に言おうとしたらヘンになった。
恥ずかしくてちょっと顔が熱くなる。
刑事さんはそんなオレを見てニッコリ微笑むと身をかがめて視線を合わせてきた。
「最後に、ひとつ。君がうずらちゃんかい?」