三橋「将来僧になって結婚して欲しい」

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258めばえ
公共施設のWCとはヤリ小屋の代名詞、それがエロゲアース
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192383973/29,273

おれは腰を上げると、三橋のシャツの背を掴んで猫の子のように引っ張り上げた。
三橋は宣言通りに無抵抗で、あれだけ頑なに拒んでいたのがウソのように便座から離れた。
ただ首だけでこちらを振り返る目の表情には、まだ不安の色が残っている。
立ち上がった三橋の背中に張り付き、取るべき姿勢を体に直接教えてやる。
二人羽織みたいにして三橋の手をトイレの壁に押しつけた。
節々の太さが目立つ投手の指。
筋と静脈浮いた薄い甲とは正反対に、ふくよかな肉付きがこどもっぽい手の平。
表皮の硬化した、誇らしい三橋の手。
三橋という人間の象徴というか、人となりの全てが詰まったような手が便所の冷たい壁に指を開いている。
そしてその間を割っているのは一回り大きい、おれの浅黒い指だ。
手に生えた体毛の間に、汗の玉が一粒引っかかっていた。
壁に挟まれた三橋の手を今にも押し潰しそうになっている。
おれの手の中で小さく震えているこの指を、どう扱うかも自分の裁量次第なのだと思うと、
ますますこの体に対する愛着や執念が胸の中に高ぶってくる。
三橋の股の間に挟まれたチンコがひどくぬめる。
殺菌ジェルが体温で液化してきているだけだということは分かっているけど、
でも三橋の体が発熱しているという事実だけで、なんかたまらなくなってくる。
実際にこうして密着している体にはそれほどの高温は感じられないけれど、それはおれ自身もまた昂ぶっているからなんだろう。
本当に、やけに今日は、熱い。
「腰、上げろ」
脇腹をつねると三橋は小さく呻いた。
「ど、どーする?」
狭い個室でかなう限り三橋から身を離す。
といっても腰の間に10センチの隙間が空くか空かないかという程度だが。
後頭部を押しておじぎをさせると、コイツの鈍い脳でも理解できたようで、肘をつくようにして頭と壁の間で手を組んだ。
「尻、動かすなよ」
「わ、分かった。じっとしてる」
やけに神妙な調子の声が返ってきたので可笑しくなってしまう。
緊張しすぎだろ、と思うんだが正直おれの心臓もやけにハイテンションだ。