三橋「俺の精液使うなら半紙黒じゃないと」
/ ヽ
/ __, ィ_,-ァ__,, ,,、 , 、,,__ -ァ-=彡ヘ ヽ
' 「 ´ {ハi′ } l 阿部高和だ
| | | |
| ! | |
>>2 やらないか?
| │ 〈 !
>>3 うれしいこと言ってくれるじゃないの
| |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ
>>4 とことんよろこばせてやるからな
/⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ !
>>5 いいこと思いついた
! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | お前、オレのケツの中でションベンしろ
| | /ヽ! | |ヽ i !
>>6 ああ・・・次はションベンだ
ヽ { | ! |ノ /
>>7 ところでおれのキンタマを見てくれ
ヽ | _ ,、 ! , こいつをどう思う?
\ ! '-゙ ‐ ゙ レ'′
>>8 ケツの穴のひだまで
`! / あまさず写しとってくれよ・・・
ヽ ゙  ̄  ̄ ` / |
|\ ー ─‐ , ′ !
ひもじい俺らの作法
まず投下されてるSSの書き出し(もしくは絵のリンク先)を見て「ぁ・・ぁぁ・・・」と驚愕。
おそるおそる先を読む。一瞬の間があり、一気に読み終え、光の速さで3万回保存する。
泣きそうな声で「ありがてぇ!ありがてぇ!」と叫ぶ。
最後にレスをつけ深々と頭を下げつつ合掌。
(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*^◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)(*゚◇゚)
俺らの地域は一部地域
卑わいなエースの為に… 行け、俺ら!
===================
みっ、みっ、三橋の発展場〜
ピョアでも鬼畜もなんでもこい
眺めてちょうだいこの痴態
さ〜あ〜あ始めよ三橋くん
====================
一部地域は様式美、ドリフ金ダライは俺らの良心
┌┬┬┬┐
―――┴┴┴┴┴―――――、
. . /  ̄ ̄ ̄//. ̄ ̄| || ̄ ̄ ̄||| ̄ || __________
./ ∧// ∧ ∧| || ||| || /
[/____(゚_//[ ].゚◇゚,,) ||___||| || < 俺君を迎えに来た よー
. ||_. * _|_| ̄ ̄ ∪|.|. |ヽ.__|| \__________
. lO|o―o|O゜.|二二 |.| 救済病院 ||
.| ∈口∋ ̄_l__l⌒l_|___|_l⌒l._||
 ̄ ̄`ー' ̄ `ー' `ー' `ー'
【使用上の注意】
ここは隔離病棟です。
まともな人間など一人もおらず、
煽り合い、脳内データ・捏造・AA・コピペ・自作自演・無意味な雑談を日々繰り広げています
初めてスレに来た方や、冗談を真に受けてしまう方、好きなアニメの罵倒は一切許さない方は回れ右
あなたが良識のある方でしたら直ちにスレを閉じ
金輪際ここに近付かず、そっとしておくのが良いでしょう
このスレを読む俺らの前知識
【中村】
別名・中村後輩。
某SSの登場人物。詳しくは保管庫参照。
阿部先輩と共に登場したが、阿部先輩の強烈な存在感にも負けずに奮闘した野球部員。
その行動と作中の決意から再登場を望む声が高い。三橋には2度もそうにゅう済み。
今後本編に「中村」というマジ後輩が登場しても、このスレとは何も関わりがないことを誓います。
【金ダライ】
作中良い場面で落ちて来ることが多い、影の支配者。
三橋にハァハァしている最中、余りの幸運展開にその存在を恐れる登場人物多数。
元ネタは当然ドリフのアレ。
【俺ら】
スレの主役。しかし黒子の存在。
【石油王】
どこへ行ってもガウンにワイングラスという出で立ちで、スレにも時折現れる大富豪。
コミケに行ってはサークルごと買収してみたり、
アッターミの夜景を愉しみながら全裸で三橋とキャッチボールをしたりする謎の人。
油田の権利を384個所有しており、財力はほぼ無限に近い。
【一部地域】
野球中継が突然「番組の途中ですが、一部地域の皆様とはここでお別れです」
とのアナウンスを残して終わってしまったことはないだろうか?
アナウンスを聞いたときは「おいおい、今時一部地域ってどこだよ」などと揶揄してたのに、
いざ中継が打ち切られると「一部地域ってここかよ…」という虚脱感に襲われてしまう現象。
転じて、投下途中のSSが半ばにして打ち切られるときに用いられるようになった。
このスレを読む俺らの前知識
【中村】
別名・中村後輩。
某SSの登場人物。詳しくは保管庫参照。
阿部先輩と共に登場したが、阿部先輩の強烈な存在感にも負けずに奮闘した野球部員。
その行動と作中の決意から再登場を望む声が高い。三橋には2度もそうにゅう済み。
今後本編に「中村」というマジ後輩が登場しても、このスレとは何も関わりがないことを誓います。
【金ダライ】
作中良い場面で落ちて来ることが多い、影の支配者。
三橋にハァハァしている最中、余りの幸運展開にその存在を恐れる登場人物多数。
元ネタは当然ドリフのアレ。
【俺ら】
スレの主役。しかし黒子の存在。
【石油王】
どこへ行ってもガウンにワイングラスという出で立ちで、スレにも時折現れる大富豪。
コミケに行ってはサークルごと買収してみたり、
アッターミの夜景を愉しみながら全裸で三橋とキャッチボールをしたりする謎の人。
油田の権利を384個所有しており、財力はほぼ無限に近い。
【一部地域】
野球中継が突然「番組の途中ですが、一部地域の皆様とはここでお別れです」
とのアナウンスを残して終わってしまったことはないだろうか?
アナウンスを聞いたときは「おいおい、今時一部地域ってどこだよ」などと揶揄してたのに、
いざ中継が打ち切られると「一部地域ってここかよ…」という虚脱感に襲われてしまう現象。
転じて、投下途中のSSが半ばにして打ち切られるときに用いられるようになった。
どうも初めまして、三橋のちん毛です。
あ、今笑ったでしょ?失礼しちゃうなあ。
みんなちん毛ちん毛ってバカにするけど、
ちん毛には性交の際、クッションの役割をするという
重要な役割があるんだよ、軽視しないでほしいな。
話を本筋に戻して、この度は三橋がこのようなHENTAIスレを立ててしまい本当にごめんなさい。
見て分かるとおり、三橋は救いようのないくらいのバカなんです。
おまけにいじめられっ子で、包茎で、童貞で…。
ちん毛の私が言うのも何ですが、ホントに恥ずかしいご主人なんです。
これ以上、三橋の恥を広めたくはないんです。
どうか、目くじらたてずに、寛容な心で許して上げてください。
私もちん毛として生を授かった身、その人生を全うしたいのです。
とりあえず、三橋の変態を直していくことから始めていく次第ですので、
どうか温かい目で見守ってやってください。
スゴイ投手専用しおり
_____________________________________________________________________________________
< l /i/ l ハト、 .| \ ´ヽ、 ノ
_`ン l! /i/ !/ !. \! _ \ト、 | ̄ 之__
ヽ、_ , i l / /== ' ., ´ ̄ ヽ ヽ! く
_/ /_ル' /l/レ" ヾ / n i! .L_ 弋
. _フ . ,彳/ '' fi lq ト、Vヽ!
〉ノ , ,ニ、. lq tj ト、l l
彡 } ヒ'マ y , ヽ、_ ノ ヒり .!
久_ l .、' y、 ` ‐ - ///.f_ ノ
l入 ヽ-、///// _ l
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここまであまさず読んだ
スゴイ捕手専用しおり
_________________________________________________________________________
::::::::::::::/`i::;‐ァ;-、`::..、 レ' ,.:´:、!へ!´ V:::ハ:::::::::::::::::
-::::!:::ト! " ` --`ュ 〉 ! 、-_'_, '" V i:::/i::::::::::
_|:∧/ _.三=====-、 、 ` _ -==_=_=三._!' |::;::!^
ノ、! ´ ,::´ハ`ヽ ,:´::八:`:, ` レy'´
, -ク 二 .,ニ ,ニ 二 〈ヽ
( 、 ヽ._i !:ノ_ ヽ_:! i:ノ _ノ ノ .i
ヽ `i  ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ i ,夕
、 `y'i //////// 、 /////// く ,
. ヽ、」 ヽン /- "
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ここまであまさず読んだ
rー、
ノ⌒ヽiノ⌒)
)>(*゚◇゚)_)
>>1くん、乙で・・す
ヽ∠_人_>
/ ∪∪
∠ノ∪-∪
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┃
┃ | │ 〈 ! ┃
┃ホモ 専用しおり | |/ノ二__‐──ァ ヽニニ二二二ヾ } ,'⌒ヽ ピキーン!! ┃
┃ /⌒!| =彳o。ト ̄ヽ '´ !o_シ`ヾ | i/ ヽ ! ┃
┃______ ! ハ!| ー─ ' i ! `' '' " ||ヽ l | _∧,、__________○、┃
┃ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | | /ヽ! | |ヽ i !  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .┃
┃ ヽ { | ! |ノ 〜今日はここまで逃がしたノンケなし〜┃
┃−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
残念だがいろいろと団子だ、アムロ……
>>19 間違えたの俺だ!ごめん!!
ありがとう
おめでとう69フェスティバル!
>>10 三橋じゃんか!
やっと前スレ読んだ!はぁ〜・・・幸せだぜ。
新婚のバカップルぶりに昼から鼻血でそうだ・・・
>>10 三橋!三橋じゃないくわああああああああああん!
27 :
fusianasan:2007/10/16(火) 14:51:00
>10
三橋、三橋じゃないか!
>10
三橋!縛らせてくれ!!!
ジャノメノカサッテマダアルノカ?
∧ ∧
(*`▽´)∧ ∧ ぎゃあ雨音を外に聴きながら致すもまた一興と思いつつ
((( (_っ雨゙ミ,,*゚◇゚ミ .口ずさむのが「あめふり」では風情もへったくれもなく
ピッチピッチチャップチャップ
>>33 ぎゃあ!! ぎゃあがいらっしゃったぞー!!!
フー
これでいつ3時のおやつが来ても安心だ
本当に17人もいるのか…?
>>33 ケータイカラ69オイワイスルヨ、オレタチゼンリョクデヌラス━━━(*´∀`)*・×・)*`▽´)冫、)*´ー`)*`⊇´)*・д・)*^ー^)#仝ω仝)*个ω个)*=v=)━━━!!!!
三橋と69してえ
厨くさい
ゲームのキャラデザしのーかもちょっと変だと思った
眉毛のない三橋は三橋じゃねえ!
誕生日
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/34 ぎゃあ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/51 前スレなんか関係ねえ
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/79 阿部君 スキ(キモノハシ・保管無し希望)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/92,130,189,248,285,785,843,876,921 田島誕生日
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/96,134,181,245,284 大奥
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/102 仁義なき兄弟
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/145,149,352,357 屋根裏
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/168,183,209 蔵
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/175,293,324 俺とレンの新婚生活
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/184,206,214,222,238,261,271,280,314,341,347,375,385,403,409,419 らんまコス三橋(絵)
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192473249/570
初代乳首部って何のSS?
ふーやっと追いついた。
昨日の夜は投下祭りだったんだな。
エロゲメーカーの俺ってまだいる?
もしいるなら三橋のチンコを乳揺れゲーみたいに
プルプルさせるゲームを作ってくれ!ゲンミツに。
おしり乙〜
三橋の乳首舐めたい
俺のセクサが来ていたのか!?前スレいってあまさず読んでくる
>>53 乳首が2つしかないから部員は2人までしか入れないというSSがあった
タイトルがずばり「乳首部」
女子に乳首提供を断られたので、三橋に乳首を提供してもらい部員2人で弄り倒す物語
お前ら何故そんなに乳首好きなんだ
過疎すぐる
乳首がそこにあるから
三橋についていなけりゃ乳首の意味がない
でも三橋だったら、乳首が無くても愛せる。
(*゚◇゚)乳首ボンバー!!
三橋が「オレ、おっぱい触られるの駄目なんだ…!」って言うから
三橋がいればなんでもいい
>>
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1192106923/225 ※変態三橋注意、心理描写注意、三橋視点注意
ずっと前にお父さんと一緒に観たドキュメンタリー番組で、お母さん猫が赤ちゃん猫のウンチの
お世話をしてるところを見たことがある。まだ目も開かない赤ちゃん猫は肛門を刺激してあげな
いと排泄ができなくて、だからお母さん猫はしょっちゅう舐めて促してあげるらしい。
注射器でズコズコ吸引したお陰かだいぶ入り口…出口だっけ…出入り口…まあいいや、穴。穴の
付近まで下りてきてる液体を、オレの尻に顔を埋めるみたいにしてジュウーッて吸い出してくれ
てる阿部君を見て思い出した。
穴を舐められたのは初めてだ。そこまでしてくれるなんて思わなかった。か、感動 した。
「あ、はあっ…あぅ」
舌で窄んだ襞を舐めほどかれて、腫れ上がってるらしい穴の周囲ごと唇で覆って何度かきつく吸
った後は、親指でグリグリされたとき物凄く痛かったところを唾液をたっぷり乗せた舌でクチュ
クチュクチュてされた。
眼がチカチカして眉間が痛い。引っ切り無しに背筋をひりひり這い上がった痺れが脳幹に沁みる。
…ああ、たぶんオレの中のミクロの(゚◇゚*)≡=〜圏も今すんごい頑張ってるのかな。
朦朧としながらそこまで考えて、ひらめいた。ピコーン!って。裸電球がバチューン!てはじけた!
さ、さっき出した(゚◇゚*)≡=〜は…、あ、あああ阿部君の口に…!か、身体の中 に…!!
うひ、ひひ ひ。ああぁ、どうしよう、照れる。阿部君、阿部君っ、だ 大好きっ、だ!
オレの身体の一部が阿部君の中にあるんだと思うと、ウオオオォって口から何か迸りそうにけど
そこは辛抱した。せっかく、いいふいんき なのに、ぶち壊したく無い。でもどうにも我慢でき
なくなって、ちょっとだけ自分から尻を揺すって擦り付けたら誤解したのか阿部君は「痛かった
か」って口を離してしまった。ち、ちが、違う、違うよお〜…。
離れてしまったぬくみに疼痛がぶり返して、手足がガクガクする。食い縛った歯の間から糸を引
いて垂れた涎がシーツの上に染みを作った。ハッ、ハッ、ハッ、と乱れた呼吸の合間に咳き込ん
で、背中を撫でて宥めてくれるその手にも感じてしまう。そろそろ、ほんとうに、もう、ギリギリだ。
今すぐにでも飛び掛って突き倒してひん剥いて腹の上に座ってしまいたい。抵抗されても、いや
抵抗されたらされたで興奮する。したい。したい。ヤりたい。オレの真ん中を阿部君に貫いて欲
しい。挿れてくれたら後はオレがやるから。いっぱいキモチよくしてあげるから。
「…駄目だ、熱持ってる。見えないだろうけど、ここ腫れてスゲー事になってっから、痒くても
絶対ひっ掻いたりすんなよ!血ぃ出ちまうからな!」
ピンクの乳首付き三橋じゃないと い や だ!
乳首責めだけで三橋はイッてしまうから
>>69 ※心理描写注意、三橋視点注意
オレの腰を抱き上げてシーツの上に広げたバスタオルに転がし、鞄をごそごそ探って引っ張り出
してきたハンドタオルで癇症なほどしっかり尻から零れたジェルや汗を拭き取る。
一連の動作はてきぱきしてて、口を挟む隙間も無かった。…阿部君はもう"みたい"じゃなくて"
そのもの"だった。肉に喰らいつく狼から世話焼きのお母さん猫に豹変してしまった。
捕手的女房根性って性欲にも勝るんだ…。
盗み見た阿部君のチンコは今しがたまで確かに隆々とテント張ってたのが嘘みたいに大人しくな
ってて泣きたくなる。軽く突付いただけで発射してしまいそうな有様の自分の股間を押さえ、足
らない頭を振り絞ってオレは考えた。なんとかしなくちゃって。どうにかして止めなくちゃって。
このままじゃ行ってしまう。そいで、帰ってきたらきっともう終わりだ。頑張ったのに、今日は
特別だった、のに。
肩に上掛けを被せた時一度だけギュッてされた。鼻先で髪の毛を掻きわけて、耳の後ろに唇が押
し当てられる。思わず声が出そうなキモチよさだったのに悪い予感がした。…オレが怖れてるこ
とを阿部君が考えないはずが無いんだ。
「下行って氷嚢作ってくるから、じっとしてろ」
そう言って頭を撫でる阿部君はどこかホッとしてるようだった。オレの膝裏を辿った掌が踝から
踵までをまるく撫で下ろして離れていく。その仕草が普段のぶっきらぼうな触り方よりもずっと
ずっと優しい。気持ち悪いくらい優しい。
鼻の奥がツンとして目頭がカーッと熱くなる。唇が変なふうに歪んで顎の下からしょっぱいもの
が滲んだ。息を吸い込むとズズッて詰まった音がして、溜息と一緒に喉をせりあがってきた嗚咽
が漏れた。
「なんだよ」
眼が口ほどにものを言ってたみたいで、オレを一瞥した阿部君がタオルを握り締めたままちょっ
と怖い声を出す。こういう声で凄んだらオレが黙るってわかっててやってるんだ。
こじれても後で「悪かった」って一言言えばオレが何でも許すってわかってるから。だから。
「…阿部君、が」
お腹の中で絶えず内臓を焼いていた痛みが、怒りにすりかわった。
あんまし怒るってしたことない、から。よくわからないけど、たぶんオレは怒ってるんだ。
だ、だって、今、オレは阿部君のことむちゃくちゃにしたいって思う。馬鹿!って言いたいし、
意気地なし!って枕投げてやりたい。
うっわ
電車の中で前スレまとめ書いてたら隣のおばちゃんに覗きこまれた。
動じずにレンのケツマンコと打ち込んだ俺を誉めてくれ!
>>72 ※心理描写注意、三橋視点注意
枕じゃ無くてもいい。そこらじゅうに転がってるボールだって…、ボール…。
前の釦が全部外されて肌蹴たシャツの隙間から見える脇腹、捲くった袖から伸びた二の腕、縫い
目の跡は薄くなってるけどまだ残ってるまるい痣。平気な顔で「いつのか覚えてねーけど、まあ
勲章みたいなもん」と言ってのける阿部君がカッコよかった。田島君は「武者修行のあとみてぇ
ー!かっけー!!」て目をキラキラさせてて、阿部君はブスッとして照れてた。オレもカッコい
いって思った。カッコよくて、誇らしくて、なのに物凄く嫉妬した。
時間が経たなきゃ薄くならないのは仕方ないことなのに、嫌で嫌で耐えられなくて抱き合うたび
にしつこく手で擦った。阿部君はくすぐったいとしか思ってないみたいだけど、もうオレのもん
だ!ぜんぶオレのだ!っていつだって必死だった。
ああ、オレ、だからこんなに…。
「欲しい、んだ」
ずっとどうしたら阿部君ともっともっとキモチいいセックスができるかなって、オレは普通のや
り方ってよく知らないからいっぱい勉強しようって、思ってた。のに、そのはずだったのに、違
ったんだ。
オレははやく楽になりたくて、かたちが欲しかった。どんなかたちでもいいから、乾ききった胃
袋を満足させる結実が欲しくて欲しくて。苦くても辛くてもいいから、満たされたかった。
阿部君とオレは違いすぎてだから好きなんだけど、マリアナ海峡並みに深い溝って言うか暗くて
深い川が流れてるって言うか、あまりにも差が酷くていくら抱き合っても話しても埋まらなくて
足りなくて。オレ馬鹿だから何をやっても喜ばせることができるのってごく稀で、たいてい空回
りして上手くいった時は嬉しいけど直後にうめぼしされることも多くて…、…馬鹿は言い訳にな
らない、か。
「三橋ー、なんだよもう。…拗ねるなよ」
よくわからないけど、悲しみに任せて零したオレの言葉は阿部君を喜ばせたみたい。
…みじめだ。それに寂しい。素っ裸で蓑虫みたいに上掛けに包まって、涙も鼻水も涎も顔中の穴
と言う穴からだだ漏れのぐちゃぐちゃだったけど、むやみにたそがれた気分だった。
これ以上、何も頑張れない。オレは今日と言う日に賭けていて、破れついえた今となっては滓も
残らないほど燃え尽きちゃったんだ。真っ白だ。
>73
褒めてやるよ!
変態三橋来た!わっふるわっふる
変体三橋かわえええええ
三橋かわいいよ三橋
>>74 ※心理描写注意、三橋視点注意、鼻血注意
「ちゃんと覚えとくから、今度にしよう。な?」
涙の膜で何も見えない。ボロボロ熱い水が押し出されて、一緒に身体中を熱も出てってくれたら
いいのに。また阿部君が何か言ったみたいだけど、何を言われてるのか聞き取れなくて唸る。
水中から陸を臨む魚になったみたいだ。正直、積極的に聞き返そうと言う気も無かった。
返事をするのも億劫で投げやりになった。自己完結しちゃうのはオレの悪い癖で、だけど今はも
う…今だけはもう何もかもどうでもいい。煩わしい。
頬に触れた指をプイと顔を逸らして避けると、阿部君は少し戸惑ったみたいだった。
「阿部君が、駄目 なら、もう…」
いいよ。今度の時はオレも余計なこと考えないで阿部君のことだけ考えてしよう。必死にしがみ
つくこと無いんだ、よね?オレたち好き合ってるんだから、何も不安に思わなくたっていいんだよね?
手に当たった硬い感触に、それがなんなのか確認するせず握り締めた。何かに縋っていないと、
小さい子みたいに声を上げてわんわん泣いちゃいそうだった。
この上、さらにみじめな思いをするのは嫌だった。
贅沢言わない。セックス出来なくてもいいから、痛痒いのも我慢するから、どこにも行かないで
オレの傍にいて。黙って今夜は一緒の布団で眠ってくれないかな。そう思った矢先、ぼんやり揺
れる視界の隅を青いものがフワッと過ぎった。
タオルだ。阿部君の持ってたやつ。
「ふざけんな」
聞いたことの無い低い喉に絡んだ声、言葉と言うより呻き声に近かった。
抱きついてた上掛けを突然引っ剥がされて肩を掴まれた。骨がおかしくなりそうな力だった。
うつ伏せの格好から仰向けに転がされて、蛍光灯の光に眼を焼かれる。一瞬、眩んで白けた視界
に影が射す。阿部君だ。逆光になってどんな顔でオレを見下げてるのかわからなかった。
身体を縁取る影の、その右手がオレに向かって振り下ろされるのをただ見ていた。
バシって派手な音の割には痛みはすぐにはやってこない、ジーンて痺れて後から追ってくる。
それよりガクンと横倒しになった首のほうが痛い。パッと散った赤。錆臭い匂い、鼻の奥がぬる
ぬるあったかい。鼻血が出たんだ。
オレの手からもぎ取られたものが押し当てられて、今更自分が何を握ってたのか知った。
また、空回りしたんだ。オレって、ほんとにどうしようもない な。
みはしへんたいだかわいいでもへんたいだあああああああ
>>73 俺も新幹線で隣に座ってた人にこのスレ見られた。
その人その後狂ったように独り言いってて怖かった。
おおお親父にもぶたれたことないのに!
c*゚◇i゚) い たい、かな…?
三橋には鼻血がよく似合うと思う
>>79 ※心理描写注意、三橋視点注意、拷問知識注意、流血注意
拷問器具に真鍮の牛っていうのがあって、ほんとうに牛の形をしてるんだって。それに入れられ
た人は生きながらオーブンでトロトロ焼かれる苦しみを味わう。絶息するその間際まで、牛の口
の部分から漏れる苦悶の声は、くぐもっていてまるで牛の鳴き声そのものらしい。
修ちゃんと二人で布団を被って怖い話をしてた時、修ちゃんからその話を聞いたオレは怖さの余
りその場でオシッコ漏らしてしまった。修ちゃんは何でかちょっと顔を赤らめながら「内緒にし
とく!男と男の約束だ!」って励ましてくれたけど、もうすぐ中学に入るのにお漏らししたこと
はいまだに心の傷だ。
ともかくそんな牛の唸り声みたいな声がして眼が醒めた。重たい首をめぐらせて外を見ると、微
かに東の空が白んできていた。枕元に転がっているはずの時計の音は聞こえない。姿も見えない
し床に落ちてしまってるんだろう。
拾おうと思って腹筋に力を入れた途端、ビリビリビリッとお腹が裂けるような痛みが走った。
「い゛っあ、あぁ…ッ」
枯れて喉の奥に何か挟まったような耳障りなざらざらした声が呻き声とともに細く押し出されて、
やっと牛の鳴き声だと思ってたのが自分の声だと知った。動かない下半身と、ほんの少し身じろ
ぎするだけで焼き鏝でゴリゴリ内臓を掻き回されるようなお腹の痛み、詰まり気味の鼻から吸い
込む空気は血の匂いがしていて。オレは何度がまばたきする間に全部を思い出した。
震える片手を支えにヒィヒィ言いながら身体を起こして、恐る恐る股の間に手を差し込むと半ば
までズップリ嵌められた棒みたいなものに触れて、あまりの大きさにびっくりした。
抜かなきゃ。でも怖い。この栓を抜いたらお腹の中に入ってる内臓が全部、一緒に外に引きずり
出されちゃうんじゃ…。ありえないとわかってても怖い。
「あ、べ くん」
痛い、怖い、なんでどこにも居ないんだ。泊まってってくれるって言ったのに。
緊張と激痛でガクガク震える両手を股の間に差し込んで、物凄く時間をかけてゆっくり引き抜い
た。乾きかけて赤茶けたバスタオルに、また新しい血が零れる。内臓は出てこなかったけど、貧
血になりそうなくらい血はいっぱい出た。
押さえつけられた指のかたちに痣のできた内股に付いていた茶色い汚れの筋は、やっぱり血の跡
だったみたいで、指で擦るとぽろぽろ落ちた。足は爪先まで氷のように冷たくなってた。肩も寒
くて、どこもかしこも悪寒に震えていて、上掛けを手繰り寄せて抱き締めた。
>>87 変態三橋キテタ━━━━━━━━!!!
けっこうな長編だからぶっ通しで最初から読みたいのに
Wikiなくて俺涙目ーーーーーーーヽ(`Д´)ノウワァァァン!!
痛いよ痛いよ
>>87 俺が暖めてあげるからこっちおいでおいでー
>>87 改行制限に俺涙目。変なトコで千切れてごめん。
※心理描写注意、三橋視点注意
もうすぐ夜が明けるのに、窓の外からはスーッと湿った朝の風が吹いてくるのに。
部屋の中は生臭く饐えていた。ぐしゃぐしゃになったベッドの上に転がったオレが酷く汚いもの
に思えた。
「…あべくん」
名前を口にした途端、バリッと薄い皮が裂ける感覚がして唇が生暖かくなった。手の甲で拭うと
乾ききって切れた裂け目からも血が滲んでいた。
阿部君の唇はオレのと違って少し厚くて弾力がある。最中は開きっぱなしで乾いてパリパリにな
る口を、それですっぽり包んでもらうとあったかくてキモチいい。
ちょっと無理して痛い時も、キスするとキツいのも苦しいのも全部どうでもよくなる。
ああ、これはセックスなんだ、暴力じゃ無いんだ、って安心する。
「昨日 は、キス、してない…」
一度もくれなかった。その事実に気付いて、枯れ切ったと思っていた涙がまた瞼をジュッと熱くした。
「メー、ル、しよう」
どこで間違ったのか、最初から釦を掛け違えてしまっていたのか、いろいろ考えたけど直接の原
因はオレの考え無しな言葉のせいだ。
今まで何があっても振り返ってくれた阿部君が、何もかも放り出してオレの前から居なくなった
のはこれが始めてだ。
>>92 ※心理描写注意、三橋視点注意
謝らなくちゃ。きっとまだ、まだ間に合う。
縋る気持ちで開いた携帯にはお母さんからの着信と留守録が入っていたけど後回しにする。
両手でしっかり握っても取り落としそうなそれを枕に押し付けて、短い文章を打った。
送信ボタンを押して溜息を吐く。
酷いことには慣れてるから。オレの身体のことなんて、好きに使ってくれていいんだから。
気を失う寸前に見た顔は物凄く怒ってて、でも今にも泣きそうだった。まだやっとキスに慣れた
ばかりの頃を思い出す。
あの時も必死に隠してたけど、途方に暮れた顔をしてた。
当然、だ よね。キスは初めてだったのに、ヤることはオレの方が…その、いろいろ、知ってた
から。おかしなのばっかりだったけど。
失敗するよりよほどいい、って。俺は気にしない、って。
ベ、ベッドの中 では、オレの方から阿部君の手をひいて、そいで 抱き合ったから。それが最
初だった から。…終った後、ちょっと涙目だったこと、覚えてる。
最中に、もっと普通にできないのかよ!って顔を真っ赤にして叱られたことも覚えてる。
こんなこと思ってるってバレたら怒られそうだけど、オレは阿部君にしてあげられることたくさ
ん見つけて嬉しかった。
オレが持ってるもの、してあげられること全部、いっぱいいっぱいしてあげようって思った。
ずっと怖かったはずのセックスが大好きになった。
でも阿部君は頭がいいからすぐ覚えちゃって、今はもうオレが上に乗って腰振ったりはしなくなった。
…まだ間に合うよね。大丈夫だよね。オレのこと、見捨てないでいてくれるよね…?
幾ら待っても携帯に阿部君からの返信は来なかった。
可哀想な三橋を見ると、動悸が激しくなるのは何故だろうか
恋なのだろうか
>>93 なんという切なさ
俺は速攻で返信しますからぁぁああああ
淋しい時は三橋は俺にメールしろ!!
三橋そんな奴捨てて俺んとこ来いよ・・
>>93 ※心理描写注意、阿部視点注意
一睡もせずに夜が明けて、俺は初めて遅刻ギリギリで朝練に加わった。
三橋からは「今日は学校を休む」とモモカンに連絡があったらしい。田島や泉がメールを送って
いたが、返信は着ていないようだった。
次の日もその次の日も、三橋は来なかった。理由は前日と同じ、風邪を拗らせたから、だった。
泉が練習の合間に何度も携帯を確認してたびたびメールを打っているのを見かけたが、眉間に皺
を寄せて溜息を吐くばかりでいまだに三橋からは何の音沙汰も無い様子だった。
午後の練習が始るなり柔軟もそこそこにモモカンに三橋のことを聞きに行く田島。ここ三日ばか
り毎日見かける光景を眼の端に収めながら、黙ってクソレとキャッチボールをしていたら、あっ
という間にこちらへ戻ってきた田島が「三橋いねーから俺余ったー!まーぜろー!!」と突進してきた。
「阿部が真っ先に聞きに行くと思った」
パシッと軽やかな小気味いい音がしてミットにボールが収まる。
田島は主語を言わなかったが、言われなくたって三橋のことだとわかった。顔は笑ってても眼が
笑ってない。ああいう顔をする時は決まって三橋絡みだ。二人とも仲いいけど、今回三橋は田島
にも何も連絡してないらしい。三橋が学校を休むようになってからずっと胃を重くしていた発覚
の惧れが無いことに安堵する。…代わりに倍以上の自己嫌悪に押し潰されそうになる。
「風邪拗らせた、ってモモカンに連絡があったんだろ」
投げ返すボールに思ったより力が入ってしまって、受けた田島のグローブはバシッ!とけっこう
いい音を鳴らした。田島は左手に収めたボールを右手に持ち替えグローブの中でくるくる回して
弄びながら、しばらく俺の方を見ていたようだが顔を見る気にはなれなかった。無様に視線を逸
らすくらいなら最初から見ない。
「鵜呑みにしたんだ。阿部って、他人の話より自分の眼!って奴だと思ってた」
バシ!
「…面倒くせー真似すんなよ、田島。何が言いたい」
バシィ!
「インフルエンザじゃねーみたいだけど、用心してあと一日休ませますっておばさんから電話が
あったんだって。けど俺、信じて…ない!」
HENNTAI三橋来てるーーわっふるわっふる。
連投おっすおっす
なんかすげー読み応えがある
わっふるわっふる!
読むのに忙しくて書き込めねー!わっふるわっふる!
三橋大丈夫か三橋
元ネタ。私の頭の中の消しゴム。この間雑談にでてたの書いてみた。
最初は単なる天然だと思っていた。普段から頭のネジがズレているあいつのことだから。
ある朝、いつもどおり朝練に向かっていたら途中で三橋に会ったんだ。
「おす」
後ろ姿に声をかけると、あいつはすごくほっとした顔でニコッと笑った。自転車でそのまま通り過ぎていくオレを必死で追いかけてくる。
「ま、待って! 阿部君!」
ヒィヒィ言いながら走ってくるのが声と足音でわかった。何であいつ自転車じゃねぇんだろ、パンクでもしたのかな、て思いながら止まった。
まだ練習前なのに息があがっている三橋を放っておくわけにもいかず、仕方なく後ろに乗せて学校に行ったんだ。
「ごめ、ごめんね、阿部君、ごめんね」
背中から聞こえてくる謝罪の言葉にイラッときてオレはぼやいた。
「後からくりゃいいじゃん。歩いたって間に合うだろ、朝練」
「…が、学校までの道、わ、わかんなく、なって」
「は?」
「ふ、ふひ、えと。違う! ごめん、う、うそ!」
「笑えねー」
ガシャンとあいつに蹴りをいれオレは自転車をこいだ。あいつが変なのはいつものことだし、そんなに気にしなかった。まさか本当のことだなんて考えもしなかったから。
>>101 ちょ、映画観てないけど確か記憶が消えてくやつじゃ・・・gkbr
感傷的な秋になりそうですな
>>97 ※心理描写注意、阿部視点注意
バシィッ!
だんだん球速が増してる。
ちょっとやそっとでは感じないはずの左手の掌、毛細血管が千切れてチカチカする。
「見舞いっ!」
「あぁ!?」
「泉と一緒に行ったけど顔見せてくんなかっ、た!」
「…具合悪いんだ、ろ!」
この野郎、と思ってますます強く投げ返すと、その倍の力でぶん投げてくるもんだから、キャッ
チボールの名を借りた投げ合いの喧嘩みたくなってきた。…余計なことべらべらしゃべりやがっ
てクソ田島。俺だって三橋の容態気になってんだよ!
だけど気にする資格も心配する権利も俺は無くしちまったんだよ!!
捕手の癖にバッテリー組んでる投手の身体潰すような真似して、好きな奴が泣いてたの放り出し
て逃げてきた。そうだ、俺は逃げたんだ。もう嫌になって。疲れてしまって。
アイツが何を考えて、どう思ってるのかわからない。通じろ、通じろ!っていつでもアイツとの
やり取りは必死だ。綱渡りで、何をやっても擦れ違ってばかりで。報われない。それでも、三橋
は俺のこと好きで俺は三橋のこと好きで、その根っこさえしっかりしてれば何度でも頑張ろうっ
て気になれた。なのに。
「なんで…!」
なんで「駄目」って言うんだよ三橋。どうして「もういい」なんて言ったんだ。
俺、俺…、お前のことほんとにわかんなくなっちまったよ。
首振られるよりもっとずっと…痛い。
喉に絡み付いた湿っぽい声を振り切るように、大きく腕を撓わせて思い切り投げた。手加減なん
かしなかった。気を抜いたらその場に蹲って醜態さらしてしまいそうだった。気がつかない内に
食い縛っていた歯の隙間から噛み潰し損ねた呻き声が漏れて、手の甲で乱暴に拭った。
田島も俺も肩で息をする頃には、左手が痺れて熱を持っていた。痛くは無い。
田島のほうはキャッチ始めて間もないし、まだ手の皮が薄いだろうから痛い思いをしてるかもしれない。
間に挟まって半泣きのクソレに「俺にも投げてよ〜」と情けない催促をされ、お互いにようやく
我に返った。
>>104 ええ、まったく
そろそろ安心して読めるギャグが恋しゅうなってきました
>>105 クソレww
しかしこんな展開になるとはwktk
>>105 うわあ今三橋どんな気持ちでいるんだあああ
野球もできないなんて
>>101 元ネタ観てないけどこれは記憶が無くなっていく奴だよな?
わっふるわっふる
>>105 ※心理描写注意、阿部視点注意 今日はここまで
周りはとっくにキャッチボールを止めてて、俺たちを呆気にとられた表情で見ている。花井がし
かめっ面でこっちを睨みながら歩いてくるのを見て肩を聳やかした。田島も同じように首を竦めている。
「気ぃ済んだかよ」
グローブを外して手を握ったり開いたりしていた田島は、何がおかしいのか「うおー!痛ぇ〜!
赤くなってるー!」言いながらアハハと笑っている。ここだけ見たら真正の馬鹿みたいだ。
たいていの奴はコレで騙されて後で痛い目を見る。
「なんだよそれ。どう考えても今のは俺が言うセリフだろ」
わけがわからなくてブスッとしたままそう返す。
陽気で元気な三橋を相手にしているみたいで気持ち悪(ry 頭が痛い。けど、KYでもKittyGuyで
もいいから三橋もこんだけあけすけならわかり易いんだが…、三橋から陰気と悄気をとったらも
はやそれは三橋にあらずか。や、でもそんな陽気な三橋が見られたもんじゃ無いとか、断じてそ
ういう事じゃ無い。たまに見せる間の抜けた(´◇`)な笑顔はまあ、その、可愛い気もするし。
状況次第ではキュンとくることも無きにしも…。
そこまで思いを廻らせて、はたと気付く。
俺もうやだって思って…、だから逃げたのに。なんで三橋のことまた考えてんだ。
「今、三橋のこと考えただろ」
「うっ!…いや、別に」
「はい嘘。阿部は三橋のこと考えて赤くなったり青くなったりしてる方がいいよ。健全で」
チームメイトとは言え男のことで四六時中気を揉んで、イライラしたりニヤニヤしたりのどこが
まっとうなんだ。不健全だろ。どう考えても。ああ、俺、さっきから「どう考えても」言いすぎ
だな。俺の思考なんてどうせ田島や三橋みたいなぶっ飛んだ人間には同調できやしないんだ。
だから嫌って投げ出したはずなのに、またうだうだ考えちまって。俺ってほんと懲りねーな。
「やっぱ愛人じゃ駄目っぽい。だから本妻、頑張って尽くして来いよ!」
俺を射殺しそうだった田島の眼には今やどこにも険がなかった。
クソレと何か話している花井の背中にに飛び掛っていく田島の後姿を、拍子抜けした気分で呆然
と見送る。…愛人って、何だよ。本妻も何もアイツのバッテリーは俺だけだよ。
アイツが一度に二人も捕手相手にして投げられるようなこ器用な投手なわけ無いだろ。
俺の投手だよ。それに俺の、俺の…、その、アレだ。
…俺のもんだ。
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ウホ!いい青春!