阿部「三橋、俺のデカマラ勝ってんぞ!」

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302ピョ阿部
http://pie.bbspink.com/test/read.cgi/eromog2/1191225858/651,655
※三橋の行動わかりにくいが説明あった方が良かったら言ってくれ
※ちんこ役の心理描写注意
※心の綺麗な阿部注意

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ボールの整備をしていたら三橋がケガをした。
なんでもボロボールからはみ出た紐を切ろうとして、自分の指をかすったらしい。
もうなんでもかんでもしくるんだから、器用な奴だよ、お前…
だが三橋の指に赤い色を見た時、俺は自分の血の気が引くを感じた。
幸い左手だったが、ケガの具合を確かめるために三橋の手を顔のすぐ傍まで引いて見る。
血が滲んでいるが、たいしたことはない擦り傷だ。
とりあえずほっとしていると、三橋がこっちを必死な顔で見ているのに気づいた。
「たいしたことねーけど、お前さあ、俺がいつも」
「あ、あべくん、てあて、して!」
ビックリした。いつもの説教かまそうとしたらなんかスゲエ速さで遮られた…
三橋をじっと見るとますます勢い込んで話し始めた。
「あべくんに、お、おれの指…あべくんにっなおしてほしい、んだ!応急しょ、ち、して…?」
震えた語尾、赤い顔、必死な上目遣いの目…俺はあることに思い当たった。
「ああ、すぐに手当てしてやるよ」

俺は迅速な動きで三橋の手を水場で濯ぎ、丁寧に拭いてから消毒した。
ああコイツもずぼらながら投手だもんデリケートなんだな、指なんて怪我したら気になるよな…
そう思うとドジはするものの、自分の身体への気遣いを持ってくれてるんだと安心できる。
俺は三橋の自覚の芽生えに満ち足りた気分になった。
「ホラ、大丈夫だよこんなの2,3日で傷も消えるって」
しかし最後に絆創膏を貼って指を返しても、まだ三橋は沈んだ顔をしていた。
あり、がと…と覇気の無い声で言うとフラフラとグラウンドの方へ歩いていった。
まだ不安なんだろうか。ちょっといきなり防衛本能つきすぎじゃなかろーか。
榛名みたいにならないか逆に心配になってきた…。