恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 8

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1名無しさん@初回限定
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諸葛亮 曰く
「は、はわわ、ご主人様、次スレは>>960か480KB越えから順次*0の人が挑戦してください」

外史より生まれ落つる外史。
その無限に広がる可能性を書き綴る場です。
幾たび終端を迎えようとも、
それは千代に八千代に続く恋の物語。

■関連サイト
BaseSon               ttp://www.tactics.ne.jp/~baseson/
真・ぷち姫†無双(携帯向け)   ttp://www.tactics.ne.jp/sinputihime/
まとめサイト&専用UP板     ttp://koihimemusou.x0.com/
■前スレ
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 7
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1232804256/
■関連スレ
恋姫†無双 シリーズ 総合スレ 147
http://qiufen.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1233736397/

■投稿ガイドライン
1.SSはある程度書き溜めてから1レス分の最大行数32行&最大バイト数2048バイト以内に収まるように分割する。
2.分割して20レス以上になった場合は投下直前ではなく早めに告知してくれると支援され易いし他の書き手と被らない。
3.陵辱・オリキャラ・クロスオーバー等特殊ジャンルの場合はSSを書き込む前に告知する。
4.投下予定レス数は投下前に告知するか、もしくはSSを書き込む際に名前欄に 「1/10」「2/10」…「10/10」のように投下状況を記載してくれると解り易い。
5.分割したSSをひとつずつメ欄sageで投下していく。支援や時間帯にもよるが、1分以下間隔では規制されやすいのでご注意を。3〜5分間隔くらいがオススメ。
2名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 20:40:45 ID:M+LXMULjO
>>1乙な味だぜ
3名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 22:46:34 ID:trn+MWotO
中黄>>1
4名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 22:49:18 ID:Tx+CiWf70
孫伯符、命の炎を燃やし、ここに最後の>>1乙を発す
5名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 22:51:53 ID:RLwYE5rn0
前スレ1000取りの流れワロタw
6名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 22:56:28 ID:SPRicMho0
望み通りの1000を取るのは天下を取るよりも難しい。
7名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:00:39 ID:g1/3JRPh0
口惜しや
8名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:08:33 ID:Ur8yPXAK0
アシストしたつもりがそのままゴールネットを揺らしてしまったと聞いて飛んできました。
9名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:09:15 ID:dRAYIVfeO
とりあえず新スレ投下一番乗りしても大丈夫かしら?
10名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:10:33 ID:eZUGtTbk0
>>9
支援程度ならやるから早くしてくれ
11名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:12:36 ID:RLwYE5rn0
なんという上から目線w
支援するのですよー
12◎黎明の一刀 前編 1/3 :2009/02/04(水) 23:15:25 ID:dRAYIVfeO
凪「けいどろ…?」
沙和「何それ〜?」
真桜「またけったいな匂いがするなぁ」
一刀「俺の世界では主に子供がやる遊びだよ。地方によってはドロケイとも呼ぶけどね」
凪「遊び…ですか?」
一刀「でも警邏の訓練にも使えるかなぁと思ったりするんだよな。要するに俺が泥棒役、3人は俺を捕まえる役になるんだ」
沙和「フンフン、それでぇ?」
一刀「俺は街中を隠れながら逃げ回る。制限時間内にお前達3人が俺を捕まえたらお前達の勝ち、逃げ切れたら俺の勝ちだ」
真桜「それだけ?ウチら3人やで?あっちゅー間に捕まえてまうで?」
一刀「その代わり俺は服も髪型も変えて変装する。それに俺はお前らの知らない裏路地もたくさん知ってる。逃げ切る自信はある」
凪「…土地勘のある罪人を捕まえる訓練としてはうってつけですね」
沙和「じゃあじゃあ、アタシ達が隊長の事を捕まえたら、何かご褒美くれる〜?」
真桜「せやなぁ…ウチ新しいドリルとか欲しいねんけど」
一刀「やるか!せいぜいメシ奢るくらいだ!」
真桜「ぶーぶー!」
沙和「ぶーぶー!」
華琳「あら、面白そうな話をしてるわね?」
一刀「…え?」
凪「か、華琳様!?」
華琳「その遊び、私もやってみたいんだけど」
真桜「…ハァ?」
一刀「…逃げる方?捕まえる方?」
華琳「もちろん捕まえる方…と言いたいけど、私が本気を出したら一刀なんかすぐに捕まえられるでしょ?」
一刀「だから?」
華琳「だから?だ、だから…仕方ないから、私も一刀と一緒に逃げる役をやってあげても良いって言ってるのよ」
沙和「ふ〜ん…」ニヤニヤ
真桜「ほっほぉ〜…」ニヤニヤ
13◎黎明の一刀 前編 2/3:2009/02/04(水) 23:16:30 ID:dRAYIVfeO
一刀『じゃあ着替えてから詰所前に集合な。バレないようになるべく地味な服で来てくれ』

一刀「って言ったのになぁ…」
華琳「何よ?文句でもあるの?」
一刀「…何でメイド服?」
華琳「春蘭の部屋にあったのよ。可愛いでしょ?」
一刀「うんうん、可愛い可愛い。てか華琳は何を着ても可愛いよ。でもね?今日はいかに目立たずにやれるかって事なんだけど…」
華琳「ほら、ぐずぐずしてないで行くわよ。早くしないとあの子達が追いかけて来ちゃうじゃない」
一刀「…はいはい。まぁ本当に可愛いから良いか」
華琳「…そ、そんな見え透いたお世辞は良いから早くしなさい!」
一刀「何で褒めたのに怒られるの…?」

凪「…そろそろ隊長達を探しに行かないといけないんじゃないのか?」
真桜「ん〜?そんなん探しに行く訳ないやんか〜」
凪「え?でも、訓練…」
沙和「も〜凪ちゃんは鈍感なんだから〜。隊長と良い勝負なの〜♪」
凪「う…流石に隊長よりは鈍くないつもりなんだが…」
真桜「あんなぁ凪ぃ、隊長1人だけやったらウチらも頑張って捕まえたるで?メシも奢ってほしいし。せやけど華琳様が参加した時点でもう話は全然変わっとんねん」
凪「???」
沙和「あのね、沙和達が隊長達を探しに行かなかったらぁ、どうなるの?」
凪「それは、華琳様と隊長はずっと隠れたままで……あ」
真桜「つまり華琳様と隊長はずっと2人っきりっちゅう事や♪」ニヤニヤ
沙和「ご飯は惜しいけどぉ、それよりも華琳様と隊長の恋の行方の方がず〜っと面白そうなの〜♪」ニヤニヤ
凪「なるほど…考えたな…」
真桜「後は隊長が上手く華琳様を落とすかどうかや。うん?逆かな?」
沙和「どっちの展開でも凄く面白いの〜♪」
14◎黎明の一刀 前編 3/3:2009/02/04(水) 23:17:18 ID:dRAYIVfeO
凪「正直、沙和達が奢りの機会を捨ててまで隊長を後押しするなんて意外だった。どうしたんだ一体?」
真桜「そらなぁ…あの2人じれったいねん。お互い好きなんは解って…んのんかな?」
沙和「隊長は超鈍感だけど、華琳様も意外と隊長の想いがわかんないのかも〜。だって華琳様って好かれるばっかりで、自分から追いかけるのは慣れてない感じだし〜」
凪「でも…大丈夫かな?」
沙和「何が〜?」
凪「いくら変装してるとは言え、華琳様達が街で顔見知りに会わないとも限らないし…もし春蘭様や桂花様にバレたら…」
真桜「う。それは…考えたないなぁ…」
沙和「ま、まぁその時はみんなで知らんぷりすれば大丈夫だよ!桂花様はともかく、春蘭様はアホの子だし!」
真桜「せやなぁ。よし、今日の事はウチらだけの秘密にしとこな!」
春蘭「何が秘密なんだ?」
桂花「何が秘密なの?」

ピキッ…!

桂花「ねぇ貴女達…華琳様がどこにもいらっしゃらないんだけど…知らないかしら?」ユラァ…
春蘭「なぁお前達…私の部屋から華琳様用の衣裳が消えているんだが…どこに行ったのかな?…」ゴゴゴゴ…
凪「あ、あ、あの…その…」
桂花「そう言えば…あの変態もいないのよねぇ…」ドドドド…
沙和「えっと…あうあう…」
春蘭「華琳様はまだ仕事が残っているはずなのだが…北郷の馬鹿は華琳様をどこに連れて行ってしまったのだろうなぁ…?」ビキビキ…
真桜「あ、あは、あはははは…」

3人「「「隊長逃げてええぇぇぇぇーっっ!!!」」」テーテーテーテー…

一刀「…ん?」
華琳「どうしたの?」
一刀「いや、何か断末魔みたいなのが聞こえたような…」
15名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:23:51 ID:l6Ok3A4lO
もう8まできたか…半年前がうそのようじゃ、ほほほ
16名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:26:50 ID:eZUGtTbk0
>>11
違うんだ。飢えているだけなんだ。だから「さっさと投下してくれ」って意味なんだ。

支援
17名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:29:41 ID:NN5cbdYN0
>>14
むしろお前らが逃げろよw
18名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:32:13 ID:j0ZEUGDT0
>>15
一時期は過疎にも程があるって状況だったもんな
4スレの後半くらいに真発売だったから40日程で3スレオーバーの消費とはね
三分の一くらいは桂花のおかげな気もしないでもないがw
19名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:41:34 ID:JJathGKO0
桂花の妊娠&子煩悩設定にはヤられたな
20名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:42:22 ID:g1/3JRPh0
あれからだよな、怒濤の桂花フィーバーが続いてるの。
21名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:44:58 ID:71bpcSH90
けいどろっていうんだ……

おれらぽりこーって呼んでた。
アレだよな?ドロボーがタッチしたら捕まってたやつら逃げれるやつだよな?
22名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:56:58 ID:LFMV6Uy80
天の国の料理を教えて欲しいといわれ、コロッケを教える一刀。
もちろん『お料理行進曲』を口ずさみながら。

その後、お好み焼きを作るために『べジータ様のお料理地獄』と続く。
一刀「絶対、真桜と霞は気に入るよ。」
霞 「料理はうまそうやけど……なんでそんな変な歌歌っとるん?」
真桜「ツッコミどこありすぎやで…隊長。」
23名無しさん@初回限定:2009/02/04(水) 23:57:01 ID:A811ma/s0

つーか、華琳はいつ頃からちんこの好きになったんだろうな。
そのあたり結構微妙じゃない?
24名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 00:05:46 ID:jiShiuMJ0
明確に描写されてなかった気がする
拠点イベントやっててアレ?なんで何時の間にこんなに好きになったの?って思ったし
25名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 00:07:26 ID:z96HocmgO
描写がないならSSで補填すれば良いのさ
26名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 00:10:14 ID:NN5cbdYN0
むしろ俺は桃香や愛紗が好きになった場面が分からない
27名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 00:17:13 ID:NOB29hdf0
拠点だと6辺りが男として見出した頃でメインだと9章が決定的なんじゃないか?
足舐め見られて一刀に「鎮めてあげましょうか?」→「そんな場合じゃない」→「・・・」があって
その後の戦いで引っ叩かれて連れ戻される→戦後の抱きしめがあるし
28名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 00:21:52 ID:/pFvyaXW0
>>12
乙です
華琳かわいいよ華琳
29名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 00:29:41 ID:pHXkffTT0
>>26
蜀は無印やってないと特にねー。

>>27
なるほど。
そう考えるとしっくりくるか・・・。
30名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 00:38:30 ID:FkJePeYY0
あれだ。蜀は多分無印の外史の影響を受けてるんだよ。
じゃないと「愛紗が焼き餅やいてるのだー」が余りにも早すぎる。
無印の一番最初の、ちんこを男として意識していない頃の愛紗が懐かしいぜ……
31名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 01:38:55 ID:34Rab8cM0
桃香って一目惚れなんじゃね
最初からやたらベタベタくっ付くし
32名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 01:53:18 ID:THe4kDxw0
この時間って人いるのかね?
一刀さんがコスプレ衣装デザイナーになるssをもうすぐ完成させられそうなんだが・・・
でも眠たい、一旦寝るか
33名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 01:54:23 ID:VN+YjymC0
>>32
ここに居るぞ

でも無理せず休んでからゆっくり投下してくれ
34名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 01:55:48 ID:jFPpXA+40
まぁ・・・三国一の"種馬″だし、いんじゃね?
35名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 01:59:52 ID:THe4kDxw0
>>33

ありがとう、初ssなんで期待せずにお待ちくだされ
おやすみなさい
36名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 09:44:18 ID:h7uNdB//0
>>34
なるほど恋愛原子核みたいなもんか
37名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 10:33:25 ID:waiLUBzx0
桃香って拠点2で一刀のことを考えてたらドキドキしてきたとかで描写あるけど
逆に愛紗がわからん
38名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 11:09:03 ID:xx26J0Ca0
関将軍の誓いあたりじゃね
39名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 12:17:15 ID:P2J8Ur6w0
>>36
恋愛原子核とか久しぶりに聞いたわ
40名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 15:37:09 ID:waiLUBzx0
星「つまり主は恋愛原子核なのですな」

中の人同じなんだよな・・・
41名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 15:48:31 ID:ptJTF3I90
外史スレの皆様には日頃からお世話になりっぱなしなので、素人加工で申し訳ありませんが壁紙を作ってみました。
ttp://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?Res=0204

見本
ttp://koihimemusou.x0.com/bbs/imgf/0204-thumbnail.jpg
42名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 15:54:22 ID:OGOINzew0
おお……おお……
1980×1080版も作ってたもれ……

16;9壁紙って少ないんじゃあ……がくっ
43名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 15:54:49 ID:OGOINzew0
1920:1080だった
44名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 16:45:42 ID:Vg25vJJZ0
>>41
ありがたく頂いた
しかしこの画像を見る限りやっぱり稟が貧乳扱いなのは無理があるな
やっぱり中の人に配慮したんだろうかw
45名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 16:52:34 ID:J1SWZp2uO
風の目の描かれ方って絵によって違い過ぎやしないか…
46名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 16:58:55 ID:OGOINzew0
それより俺は風の立ち絵のおっぱいがイベント絵とボリューム違いすぎだと思うんだ。
立ち絵はロリ巨乳の領域のような……
47名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 17:18:20 ID:ptJTF3I90
>>42
即席版ですが追加しました。
48名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 17:25:41 ID:OGOINzew0
おお、神じゃ、神が降りられた!

ほんと16:9壁紙は数が少ないから、凄く嬉しい。
GJ!
49名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 17:51:24 ID:XEVHNZAg0
これって落とすのにパスいるの?
50名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 17:59:47 ID:OGOINzew0
URLの下の方を第三の目でみるんだ
51名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 18:15:40 ID:THe4kDxw0
>>32です。  学校が終わって家に着いたので投下してみようかと思います。

前に恋姫スレに書き込んだ一発ネタをSS化してみました。

初めてSS書いたので自信ないです。
あと、真桜の技術力と一刀の具体的な知識は外史設定ということで、細かい突っ込みは勘弁して下さい。
設定は一刀帰還後の魏です。


(スレに書いた元ネタ)
あの時代でも外史なら、真桜工房なら蒸気機関作れるんじゃないかと思う。カメラ作ってたし、メガネの製作技術があるみたいだし。
でも産業革命起こしたら史実どおり安価な衣料品が市場に出回るから今までの家内制手工業の服屋って急速に没落するのよね。
そうなると一刀御用達の仕立て屋が路頭に迷うので、セーラー服もゴスロリもブルマも再現できなくなるな。
52技術の進歩とその影で。(1/9):2009/02/05(木) 18:19:27 ID:THe4kDxw0
華琳の命により天界の知識を元に政策を立案することになった一刀。世界史で学んだ産業革命を魏にも起こそうと思い、真桜と一刀の努力の末、紡績機と蒸気機関を再現。その結果、安価な衣料品の大量生産が可能となった。その一方で・・・


一刀「いやー、真桜のおかげで蒸気機関が完成したよ。まさか本当に作れるとは、赤壁のジェバンニは伊達じゃないな!」
真桜「じぇばんに って誰やねん。 まあでもあんなすごい絡繰を思いつくなんて、さすが天の国やな。」

試行錯誤し、苦労して完成させた。その開発の日々を思い出す。真桜は本当にすごいと思う。

一刀「俺の大雑把な記憶を元に再現できる真桜の方が凄いって! 華琳も国力が豊かになるって喜んでたし・・・」
   
その働きを華琳は高く評価し、俺と真桜に工場の儲けから特別手当を出してくれた。

一刀「よし! 頑張った真桜にご褒美をあげよう」
真桜「マジで!? やったー!!  ほんならウチはお菊ちゃん・改(パンツに装着可能)で後ろから隊長を・・・」

ウヒヒ・・と真桜は笑いながら俺を見る。

一刀「いやいやいや!後ろは勘弁して! 」

反射的に自分の菊門をかばう。

一刀「そんな卑猥なご褒美ではなくてだな・・・ 天界の、女の子らしい素敵な服を真桜のために用意してあげよう」
真桜「隊長の用意する服ってたいがい卑猥な香りがすんねんけど・・・」
53技術の進歩とその影で。(2/9):2009/02/05(木) 18:21:34 ID:THe4kDxw0
ちなみにこれまで俺はセーラー服、白ビキニ、ゴスロリやメイド服を馴染みの服屋に依頼して作ってもらっていた。
そして魏の種馬と呼ばれる俺は、君主の華琳から部下の三羽鳥に至るまで様々な女の子にコスプレさせていた。

一刀「そんなことはないって!」
真桜「まあ、そういうことにしといたるわ。沙和やないけど、可愛い服を着るっちゅーのはええもんやからな」

俺と真桜は笑いながら町を行く。そして二人は別れ、俺は馴染みの服屋がある場所に到着した。
54名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 18:25:19 ID:XEVHNZAg0
>>50
さ〜んくす
55技術の進歩とその影で。(3/9):2009/02/05(木) 18:25:44 ID:THe4kDxw0
一刀「・・・・・あれ? 何でオヤジさんの店が酒屋になってんだ?  ・・・場所はあってるよな」

そこには新しい酒屋が出来ていた。

一刀「・・・・・店の場所を変えたのかな? その辺探してみるか」

非番だったので散歩がてら目的の店を探す事にした。その途中、屋台で買った肉まんを手に公園のベンチに立ち寄った。

服屋のオヤジ「・・・・・・・・・・・・・・」
一刀「うわっ!  何やってるのオヤジさん!」

三国同盟が出来てから街の区画整理が進められ、俺の発案により公園が城下町には設置された。親子連れや恋人たちが集まる憩いの場、太平の世にふさわしい平和的な光景が広がるはずだったが・・・

オヤジ「・・・・・・ああ、御遣い様。 ・・・・・・お久しぶりでごぜぇます。」
一刀「・・・あ、うん、久しぶり。 ・・・・・どうしたの?」

久しぶりに会ったオヤジさんには、かつての覇気が無かった。俺が描いたセーラー服などの意匠に目を輝かせ、針子を総動員して職人技を披露してくれた親父さんは・・・・




・・・・・ホームレスになっていた。
56技術の進歩とその影で。(4/9):2009/02/05(木) 18:29:57 ID:THe4kDxw0
公園のベンチに座り、死んだ魚のような虚ろな目で俺を見る。かつての親しみのわくドジョウひげも、今は仙人みたいにボーボーだ。世が世なら、モザイクをかけられニュースのインタビューに出ていただろう。不況で会社が云々言いながら文句たれるアレである。

オヤジ「・・・それが、工場とやらで作られた安い服に、お客様をとられたんです。・・・そのせいで、ウチみたいな手作りの高い服を売っている店には・・・ううっ・・・ 」
一刀「・・・・・・・・・」

なんてこった、自分が良かれと思ってやった事によって馴染みの店が潰れてしまった。わざわざ「高い」なんて自分の商品を卑下するあたり、かなりショックみたいだ。

一刀「そ、そう。大変だね」
オヤジ「・・・・・へぇ」

・・・・・会話が続かない。どうしようかと思っていたら、オヤジさんのお腹がなった。聞くところによると ここ数日、水しか口にしていないそうだ。

一刀「そっ、そうだ!  これ食べなよオヤジさん! 俺オススメの肉まんなんだ、おいしいよ!」

俺はさっき買った肉まんを差し出した。

オヤジ「おぉおぉぉぉぉぉ、ありがとうごぜぇます御遣い様。あなた様はまさに天上のお人だ!」
一刀「う、うん」

・・・胸が痛む

オヤジ「ありがてぇ、ありがてぇ」

もしゃもしゃと肉まんに齧り付くオヤジさん。
・・・何とか、何とかしなければ。
57名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 18:32:53 ID:TV/4mpIW0
支援
58名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 18:32:58 ID:FGHdO4j30
支援
59名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 18:34:30 ID:XEVHNZAg0
おっさん…
60技術の進歩とその影で。(5/9):2009/02/05(木) 18:36:44 ID:THe4kDxw0
一刀「・・・・・・・・・・そうだ!!」
オヤジ「ど、どうしたんですかい御遣い様」

どこぞの少年探偵みたいに頭に電撃が走った俺を、オヤジさんはびっくりした目で見る。

一刀「逆転の発想だよ! 工場製品に対し、量より質で対抗するんだ!」
オヤジ「ええと、仰る意味がよくわかりませんが」

オヤジさんは困惑しているようだ。だが、起死回生のアイディアが頭に飛来した俺はそんな事などもろともしない

一刀「つまり、オヤジさんのその技術の高さを売りにするのさ。
    オヤジさんは今まで俺の煩悩・・・ではなくて、ほとばしる熱い熱情(パトス)を具現化し続けてきた。
    その神技は三国一!  工場の没個性的な服ではなく、職人の技光る付加価値の高い素敵な衣装を売りに出すんだ!
    俺の意匠とオヤジさんの技術が合わさればまさに三国無双!その服は必ず飛ぶように売れる!」
オヤジ「おぉ、御使い様。そこまでに私の事を・・・」

一刀「オヤジさんならできるよ! 衣装の意匠なら俺に任せてくれ!」
オヤジ「へぇ!・・・・・しかし、私にはもう資金が・・・」

オヤジさんは再び暗い顔をする

一刀「はっはっは! 心配要らないよ! お金なら俺が融資してあげる!
    ・・・・・・・・とある事情で、すごい臨時収入があったからね!」
オヤジ「なんと、そこまでしていただけるとは。これはぜひとも期待に応えねばなりませんな」

うん、心が痛い。そんな聖人を見るような目で俺を見ないでくれ
61技術の進歩とその影で。(6/9):2009/02/05(木) 18:39:06 ID:THe4kDxw0
オヤジ「しかし、材料はともかく店はどうしましょう? 流石にそこまで負担させるわけには・・・」
一刀「売り場なら心配要らない。三ヵ月後に行われる三国同盟五周年を記念した平和祭があるのは知ってるよね?
    実はそこで出店に華琳・・・・・曹操様の命令で天界の知識を活かした何か珍しい物を用意しなければいけない事になっているんだ
    そこでオヤジさんの服を売りに出そう。」
オヤジ「なるほど、あとは製作場所ですな」

ホームレスとなったオヤジさんには家が無い、もちろんそんな状態では服なんか作れない。

一刀「住込みで働かしてもらえる職場を斡旋するよ。これでも街の警備隊長だからね、いろんな知り合いがいるから。
    仕事が終わった後の時間を使って部屋でコツコツ製作すれば何とかなると思う。」

職業斡旋なら季衣もやっていたし、これくらいはいいよね?

オヤジ「ありがとうごぜぇます! きっと御遣い様の期待に応えて見せますぜ!」
一刀「うん! その意気だ、期待してるよ!」
62技術の進歩とその影で。(7/9):2009/02/05(木) 18:43:05 ID:THe4kDxw0
それから三ヵ月後、平和祭が開催された。
俺は天の御遣いということもあり、ホスト役も兼ねて三国の君主達とともに祭を楽しむ事となった。
様々な催し物を見た後、いよいよ例の店に案内する。

一刀「・・・というワケで、この店では天界のいろんな物を再現した商品を扱っているんだ。 
    お酒、お菓子、漫画、カラクリ人形(動く座敷わらしみたいな奴)、etc・・・ そして、俺の意匠を凝らした服がある!」

桃香「わーー! すごーい!」
雪蓮「面白そうじゃない」

反応は上々のようだ、準備を頑張った甲斐があるな・・・
まあ、俺は指示を出したり雑用をしてただけなんだけど、喜んでもらえて何よりだ

華琳「あら、今度はどんな服が出てくるのかしら」

華琳は呆れたような、期待したような目で俺を見る。うん、メイド服でコスプレエッチしたのはさすがに恥ずかしい思い出だよね。俺は嬉しかったけど


雪蓮「これは、お酒なの?・・・なんか赤いんだけど、血じゃないわよね」
一刀「スッポンじゃないんだから・・・血なんか商品にならないよ。これはワインっていう葡萄の酒なんだ。」

やっぱり知識無しに初めて見たらビックリするよね。実際に昔の日本人も異人は血を好んで飲むってかなり不気味に思ってたらしいし

一刀「他にもワインを蒸留という方法で加工した酒もあるよ。ブランデーっていうんだ」

テレビや本で見たけど、蒸留の原理って意外に単純でこちらでも再現できた。味は若干不安だけど、華琳なら改良できそうな気がする。酒作りも天才的みたいだし。
63技術の進歩とその影で。(8/9):2009/02/05(木) 18:47:15 ID:THe4kDxw0
そして、ついに店の目玉商品であるコスプレ衣装の話題になった。



桃香「可愛い服がたくさんあるね、愛紗ちゃん達にお土産としてもって帰りたいなあ。
    ねえねえ、一刀さん。愛紗ちゃんに似合いそうな服はあるかな?」
一刀「もちろん。・・・そうだな、愛紗にはやはりこれだ!」

俺は聖フランチェスカの制服を模した服を手にとって桃香に差し出した。

桃香「わー!可愛い! うんうん、愛紗ちゃんにはきっと似合うよね 」

俺もそう思う。今度 蜀に行ったときには着てもらえるよう頼んでみよう。



雪蓮「ウチの蓮華にもお土産買って帰りたいんだけど、見繕ってよ」
一刀「よし、まかせてくれ!   ・・・・・・これだ!」

俺はブルマと体操着を雪蓮に差し出した。

一刀「これは運動のために特化した衣服で、動きやすく 汗を吸い取りやすい生地を使っている。
    一国の王族ともなると政務が忙しく、運動不足に陥りやすいと思う。健康のために、美容のためにもそれはいけない。
    これを着て適度に運動する事をオススメするよ! ・・・・・よければ俺にも見せてくれないかな。天界の知識で運動の指導が出来るかもしれないしね!」

ブルマ姿の蓮華・・・うむ、最高だな!
俺はその後も雪蓮に、ブルマの色は紺色が王道であるとか、赤も捨てがたいとかを力説した。
・・・・・・・・若干引き気味だったようだが気にしない事にする。
64技術の進歩とその影で。(9/9):2009/02/05(木) 18:51:32 ID:THe4kDxw0
華琳「ねえ、その。   ・・・・・私にも何か選んでくれないかしら?」

少し赤い顔をした華琳が俺を見る。思わず抱きしめたくなるくらい可愛かったが、人の目もあるので自重する事にした。

一刀「華琳には、これを着て欲しい」

俺は純白のウェディングドレスを華琳に差し出した。

華琳「綺麗な服ね、ありがとう一刀」

にっこりと微笑む華琳は思わず見惚れるほど綺麗で・・・・
後で、ウエディングドレスが結婚式で着る衣装だといったら、華琳は着てくれるのだろうか?
着てくれることを信じ、後で二人で会う約束をする。

平和祭が終わったその夜、部屋で二人になった。その時に、ウエディングドレスは結婚式で新婦が着る服であることを華琳に説明すると、
赤い顔で「あ、ありがとう」と言い、着てくれた。

俺は、自分の気持ちを受け止めてくれた華琳を抱きしめ、寝台にそっと押し倒した。
気が早いけど、結婚初夜の素敵な時間を味わおうと思う。

平和祭が終わったその後、俺の店に出した色々な衣装を手掛けたオヤジさんは有名になった。
オヤジさんには衣装の依頼が続々と来るようになり、沙和の話では 阿蘇阿蘇でも取り上げらたらしい。
店も無事に再開できたらしく、三国一のカリスマ服屋としてオヤジさんは忙しい日々を送っている。

俺御用達の服屋は見事に復活を果たした、よかった。

今度は張三姉妹のステージ衣装を依頼しようかな。そんな事を思いながら、俺は今日も警邏に励むことにした


65名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 18:56:48 ID:XEVHNZAg0
ちんこぶりを発揮したと思ったら綺麗にまとめやがってこの野郎
66名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 18:58:23 ID:ZeGVdXwv0
ごちそうさまでした!!
GJ!! GJ!!
67おまけ:2009/02/05(木) 19:04:20 ID:THe4kDxw0
真桜「隊長ー。ウチのために素敵な服を用意してくれるんやなかったん?みんなエエ服もろてるやん 」

ぶーぶー、と真桜は不満げだ

一刀「う、ごめん。 ・・・色々あってね。」
真桜「ハァ、ほんならしゃーないな。 ・・・・・ご褒美は、やっぱり隊長の・・・」

妖しげな笑みを浮かべながら俺に迫ってくる真桜
その下着には、いつのまに装着したのか  お菊ちゃん・改が・・・・

一刀「ちょ! やめてー!」
真桜「やめられへんなー。 射精機能もバッチリついとるでぇー。さあ、隊長・・・」




一刀「アッーーーーーー!!!」



以上で終わりです。
支援してくださった方々、有難うございます。
68名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 19:06:26 ID:x4hh9f30O
これはニヤニヤするw
華琳のウェディングドレス姿見てみたいぜ
69名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 19:14:40 ID:oxd5QabH0
思春の水着(零坐麗鎖)を忘れずに
70名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 19:18:57 ID:ptJTF3I90
専用UP板用のサムネイルを作り直したのでアドレス変わりました。
ttp://koihimemusou.x0.com/bbs/ecobbs.cgi?Res=0205
71名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 19:27:09 ID:oxd5QabH0
>>14
その後真桜達&一刀は春蘭の特訓に一ヶ月付き合う羽目になる、尚、桂花は邪魔しに特攻したら、返り討ちに合い、一刀が性的な意味で美味しく戴きました
72名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 19:52:23 ID:ZPhG/3CV0
流れぶった切ってごめん
ブラウザにJane使ってる人いる?
やっつけで恋姫のスキン何個か作ってみたんだけど、需要あるかな
ttp://www1.axfc.net/uploader/Img/so/35490.jpg
↑一応サンプル的なスクショ
73名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 19:58:46 ID:5hArJ/n20
あるに決まってるじゃないか
是非!
74名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 20:01:38 ID:1etNBj7x0
>>72
良いセンスだ
良いぞもっとやれ、いや……やって下さいお願いします
75名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 20:08:19 ID:ZPhG/3CV0
種類少ないけどごめんね
http://www1.axfc.net/uploader/Li/so/26964.zip
パスはkoihime
76名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 20:10:26 ID:z96HocmgO
全く関係無いがテレビ見てたら若本さんの声出て吹いたw
77名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 20:46:17 ID:SO8G5UM80
今日は壁紙にスキンにSSにと大量だね

>>70
激しく乙!

>>75
乙、ただ朱里のnewだけ150×150になってるね
まあ画像の縮小なんて簡単だから問題ないだろうけど
78名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 20:54:08 ID:akti5uhU0
すばらしい。
これで、我が家のjaneを起動するたびに凛々しい詠が!
79名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 21:14:54 ID:wSamH7II0
ああ月かわいいよ月
>>75サンクス
80名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 21:16:07 ID:ZPhG/3CV0
>>77
あ、ほんとだorz
確認したら華琳様のもだったorz
あわわ、申し訳ないorz
81名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 21:32:48 ID:vFUR2Tr30
>>80
一応報告
華琳も150×150になってる。
その部分だけちんきゅーに変えたけどw

名無し部分をはわわご主人様にでもするかな……
82名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 22:32:08 ID:VJWpf9Jv0
壁紙ファイル解凍しても中身無いんだが・・・
何故?
83名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 22:34:28 ID:SO8G5UM80
WinRAR使え
84名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 22:48:32 ID:sMLipsyZO
>>67今日世界史で、産業革命の時飛びひ←(変換できない)を発明したジョン=ケイが、服職人の仕事を奪った事で恨まれ不遇な人生を送った。
 
って習ったばかりだったから、あまりにタイムリー過ぎて驚いたぜ。もしかしてお前…… 
 
と冗談は置いといて、GJ。設定がいい所付いてておもしろかった
85名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 22:50:03 ID:xjGuBo3q0
>>67
GJ。
さあ、メイド服とウェディング姿の華琳様の閨のシーンを書く作業に戻るんだ
86名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 22:51:26 ID:HmiEevg60
>>84
18歳未満は立ち入り禁止!
87名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 22:54:04 ID:6XGctZkMO
焔耶マダー?
88名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 23:00:04 ID:J8WutBJc0
ちなみに18歳でも高校生はアウト
89名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 23:03:01 ID:gJqWIFmB0
>>75を見て「これを流用すれば嫁のスキンも作れるんじゃね?」と勇んで画像加工に手を出して
結局挫折したのは俺だけではないはず
90名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 23:05:05 ID:1etNBj7x0
>>89
アレレ〜?僕が居るよ〜?
91名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 23:37:49 ID:O1i3B+9q0
>>41
ヤホーイ!ありがとー!

しかし、華琳様か張三姉妹か、はたまたハムにするか、
悩むぜ…
92名無しさん@初回限定:2009/02/05(木) 23:47:33 ID:GSjAyFI50
俺は迷わずブルマ蓮華
93名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 00:21:29 ID:I21dHm7A0
>>72の者です
スキン追加で何個か作ってみたのです
ttp://www1.axfc.net/uploader/C/so/73881
そろそろ自重した方がいいかな・・・?SS投稿スレだし
94名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 00:30:17 ID:S5bHlkRg0
桂花キタ
これで心置きなく逝ける……
95名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 00:35:39 ID:i0rhH5lI0
亞莎可愛いよ亞莎
96名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 00:42:25 ID:S5bHlkRg0
sousou2で華琳様のご尊顔を見るために、解像度をフルHDに設定してしまったぜ……
SSスレでこれやると見づらいだけなのにorz
97名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 00:45:24 ID:Q4IrUYUf0
秋蘭に設定してるが春蘭も良いなぁ
98名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 00:46:26 ID:eDD42C2ZP
前スレでおすすめエディタを聞いた者だがいろいろサンクス
とりあえずフリーのを使ってみるよ
それで満足出来なかったらシェアウェアのに手を出してみる
99名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 01:05:33 ID:S5bHlkRg0
シェアだとWZエディタっていうのがいいよ、高いけど。
別のスレで書いてる人間だけど、プロット作成から簡単なメモ差し込みまでできて、多機能で便利。

ただ、なれないうちは多機能じゃなくて機能を絞った奴の方が良いよ。
慣れてきたらどんどん使ってたものに不満が出てくるから、そうなったら固執せずどんどん新しいのに乗り換えると良い。
この手の『ツール』は、上手く使うとどんどん執筆にかかる時間を短縮してくれるから、こだわると面白いw
100名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 01:20:34 ID:pvF+eNBu0
本格的に書くならまだしも2chへの投稿がメインなら
行数、文字数、バイト数がわかるエディタならなんでもいいけどね
101名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 01:31:42 ID:xtn720Ki0
>>93
圧倒的に馬超です
本当にありg(ry
102名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 02:12:58 ID:fDqXZDhgO
なにこのデジャヴュ
103名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 02:29:00 ID:5DbhLcc10
>>41
お世話にって何かと思ったら外史まとめの人なのかw
104名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 04:46:31 ID:SrfMsaMt0
長い文章書くのには、やっぱ構造化エディタが便利だよな
105名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 06:29:46 ID:RHPtPN3j0
>>68
俺は白無垢派(一番着せたい娘は蓮華)
106名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 08:21:24 ID:nbdIMC8b0
>>105

  `¨ − 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ
      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´
           ̄ー┴'^´
107名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 08:48:41 ID:gBC4RpD30
白無垢だと、頭に被るのは角隠しと呼ぶはず。
……角? 誰が隠してもおかしくないな。
108名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 09:00:42 ID:j/O8XCmu0
亀ですが>>72さん感謝です。ありがたくいただきました。
素材流用させてもらって、自作で公孫賛さんスキンでJane楽しめてますw
ttp://rainbow.sakuratan.com/data/img/rainbow93676.jpg

スレチスマソ
109名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 09:29:59 ID:LsHdwmgf0
>>108
ちょw
白蓮かわゆす

触発されて自分でもスキンいじり始めたけどフォントが無くて停滞中だな
SGMAA見つからね
110名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 11:40:18 ID:m6Ime9Jy0
豆巻きの次のイベントはバレンタインだな
今回もバレンタインSSは来てくれるんだろうかw
111名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 11:53:12 ID:yK0kSD0J0
そういや、バレンタインデーの中の人も三国志と同年代の人だったよな
実像ははっきりしないみたいだが
112名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 12:11:42 ID:Iyfqc6OM0
>次はバレンタインだな
お w ま w え w ら wwwww
難易度がどんどん上がってるぞwwwwwwww
113名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 12:13:59 ID:79KCUxF+O
バレンタインなんて行事を持ち込んだら1ヶ月後が大変だぞ一刀w
114名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 12:18:44 ID:AD6XZvgk0
大丈夫だ麗羽とかの先に食っちまえば
ぶっ倒れて終了だ 
115名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 12:19:09 ID:y4CDejER0
体でお返しするとなった大変だな、ああ大変だ
116名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 12:23:49 ID:DbA4yPv30
ホワイトデー=白いアレで三倍返しする日という情報が
主にシャオとかたんぽぽとかによって広められ
117名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 12:35:50 ID:V7LaTp/m0
>>116
それ、バレンタインに全員を抱く羽目になるフラグじゃないか。

時間間に合うんだろうか?
118名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 12:38:56 ID:m6Ime9Jy0
>>112
いやそうは言っても無印の時は何個かバレンタインSS投下されたんだよ
だから期待したい気持ちはわかるだろw
119名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 13:08:29 ID:+Iz24gM/0
前に読んだ魏ルートで帰還した一刀が蜀に飛ばされて種馬っぷりを発揮するってSSをもう一度読みたいんだがどこにあるかわからない…
120名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 13:28:18 ID:LDkC1JiZ0
>>117
ホワイトデー丸一日使って全員抱けばおk
そうなると一人当たり30分ぐらいかな?
121名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 13:46:14 ID:Iyfqc6OM0
>>118
メーテルなら・・・きっとメーテルなら
122名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 14:07:32 ID:F16jX/RR0
ホワイトデー=全身精液白濁男の見せ場だな
123名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 14:18:50 ID:LsHdwmgf0
俺が――ホワイトだ!!


うん意味わからん
124名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 15:12:30 ID:SPJChU0I0
俺は、ホワイトになれない……
125名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 15:40:49 ID:jYfieTtA0
>>119
外史に戻ってくるときに、蜀の地に空から落ちて足の骨折るやつ?
126名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 17:15:10 ID:iJzfIyR00
海綿体折らなくて良かったな
127名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 17:18:30 ID:dXHzS2PO0
>>126
ケンシロウが拳法を使うとき如何して服が破れるのですか?
128名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 17:35:04 ID:9F5WtcWu0
>>119
俺が思い当たるのは>>125の言ってるヤツだけなんだが……種馬って程はっちゃけて無かったから別物かな?
もう少し詳しく教えてプリーズ。
129名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 17:50:20 ID:+Iz24gM/0
>>125
そう、それ。どこにあったか教えてくれると助かる…
130名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 17:54:37 ID:1Y9De7Dh0
>129
2chでサイト名とか出して大丈夫だったかな? とりあえず「史実無根の物語」で検索してみてください。
131名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 18:17:49 ID:+Iz24gM/0
>>130
thx
前にこのスレから飛んだの忘れてて、1日かけて前スレ、保管庫漁ってたわ…
132名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 18:18:03 ID:jYfieTtA0
>>128-129
>>130ググって1個目の別離再会
133名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 18:18:54 ID:DbA4yPv30
他サイトの話いいかげん自重しろよ
134名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 18:22:45 ID:3bUB+I/c0
恋姫無双の影響で辣子鶏モドキを作ってしまった・・・・
から・・・
うま・・・
135名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 18:31:02 ID:KfUTa7yb0
SS書いてみたいんだがエロ系をそのまま乗せるのはおkなのかい?
136名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 18:33:10 ID:L+88InYB0
>乗せる
ここに貼ってもOKって意味なら全く問題ない
137名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 18:39:47 ID:RHPtPN3j0
>>68
結婚式ネタのオチ(若しくは山場)は花嫁ブーケ争奪戦
138名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 18:44:29 ID:S5TrdSP70
>>134
俺もこの前中華食いに行ったときにゴマ団子頼んだ
うまかった、普通に
139名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 19:04:19 ID:DpBZXFVe0
唐突に、「現代にやってきた桂花がバハラグをプレイ。ヒロインに華琳様の名前を付けてしまい・・・」って電波を受信した。
140名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 19:15:18 ID:Iyfqc6OM0
横浜大飯店のごま団子美味いよな。
141名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 20:10:24 ID:i0rhH5lI0
>>135
ここの板名を以下略
142名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 21:13:44 ID:KwD/ZZEL0
元ネタの孫権って晩年は宗教狂いだったんだよな。孫登が死んでからのことらしいが
つーわけでまぁ孫登早死にとかは置いといて呉ルートで宗教(つーか天の御遣い)狂いな蓮華をですね…
143BL団よ!永遠なれ!:2009/02/06(金) 21:20:16 ID:fDqXZDhgO
とりあえず次回作はぜひ天才!松林悟先生もスタッフに!

はわわ、あわわたちロリっ子の魅力をあの魔槍ミストルティンで大爆発間違い無し!

見よ!絶技 エーデルワイス・ロンド♪
144名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 21:28:59 ID:9F5WtcWu0
>>142
>宗教(つーか天の御遣い)狂いな蓮華
男根信仰で一刀とエロエロで淫蕩な日々を過ごす蓮華と申したか
145名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 21:32:12 ID:Hjf1OGcY0
なんか名取羽美化した蓮華を想像した
146名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 21:33:33 ID:+suOQv9GO
>>135
SSマダー?





ケッシテエロガミタイワケデハナイデスヨ?
147名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 21:55:20 ID:/DAo9tGdO
>>143
とりあえず極楽鳥ぶつけっぞ
と美亜ちゃんAA作り起こし及び総帥AA改造した俺が言ってみる

良いから帰るぞ
148名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 22:00:27 ID:TwwavNOz0
ロリコンフェニックス→少児性愛フェニックス→鳳凰の雛→あわわ
149名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 22:38:29 ID:KfUTa7yb0
エロイのおkかとか聞いといて今回書いたのは全然エロく無かったわ。
初SSだが投下してよろしいですかお
150名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 22:39:17 ID:Bx006lu40
いいんじゃね
151名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:03:47 ID:f9/jhdLc0
ふつうに蓮華のSSが少ないような
152名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:08:36 ID:KwD/ZZEL0
人気投票一位なのにな
153名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:10:10 ID:TwwavNOz0
で、>>149の投下は?
154名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:17:33 ID:6kSS0hKG0
やっぱり何かを書こうと思うのは魏が多いのかもしれんね。

あと、ここの作家陣は多分桂花贔屓が多いw
155名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:21:35 ID:Mh99yGTf0
焔耶と桂花に対談させたら面白い話が聞けそうだ。
156名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:29:19 ID:PkBE5+wH0
>>154
呉は雪蓮・冥琳をなんとかしたいという人もいるからそれなりに書き手はいると思うけどね。
ただ、蜀はあの終わり方だと続きが書きにくいw だから、別ルート経由で蜀を書く人が多いんだと思うな。
157名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:32:57 ID:vE+7c6dn0
桂花は魅力的に映るのに焔耶はピンとこない。
何故だ。
158名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:34:19 ID:Bx006lu40
>>157
俺は逆だな。焔耶は魅力的だが桂花はそうでもない。何故だろう
159名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:35:53 ID:AD6XZvgk0
このスレの桂花の溺愛っぷりは異常w
160名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:38:27 ID:6kSS0hKG0
趣味の問題だろう。

ちなみに俺は桂花と詠とねねに馬騰されるのが好きなので、そんな話を期待して待っている。
161名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:38:58 ID:6kSS0hKG0
馬騰されてどうする、罵倒だ。
162名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:39:06 ID:IGJJ0dSz0
魏は終わり方がな〜 
一刀が戻ってくるのが多いがむしろちょっとヤンデレが入った華琳・春蘭・秋蘭が過去に戻って消滅させないように奮闘するって話もいいかもな
163名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:39:15 ID:PkBE5+wH0
馬騰されるのか。
それはまた涼州の荒くれ具合で大変だ。

それはともかく>>149の投下はまだかな。
164名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:44:05 ID:TwwavNOz0
このスレでの桂花クオリティからすると
桂花に魅力感じられない人は可哀想と言わざるを得ない
165名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:49:33 ID:BexfxgC70
>>160
ごしごし・・・
あれ?
俺、いつの間に書き込んだんだろう?
166名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:58:20 ID:vE+7c6dn0
>>160>>165
「はぁ!? 何気持ち悪い事言ってるのよ? 目と耳が腐るから死んでくれる!?」
「同感ね、すぐ消えて! 月が悪い病気になったらどうするのよ!?」
「お前になんて興味ないのです。呂布殿の剣の錆びにでもなるがいいのです」
167名無しさん@初回限定:2009/02/06(金) 23:58:21 ID:Bx006lu40
蜀、呉とは違い魏√ラストだけ一刀が消えたのは、華琳達の目を盗んで霞と旅に行くための偽装工作だった
そんなSS書いてる途中で、泣き崩れる華琳放置してローマ行くのは流石に外道すぎると気づいた
168名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:00:41 ID:6kSS0hKG0
>>166
何その真ドS組、ビクンビクンしちゃう!
169名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:05:44 ID:LsHdwmgf0
>>166
「良い度胸だ……かかって来い!! ちんこの滓にしてくれるわっ」

こんな大魔王ちんこを幻視した
170名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:09:12 ID:1EkgaQaA0
>>167
俺の祭さんを死なせたヤツなんて消えて当然だい
171名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:12:04 ID:nLRf6qda0
>>170は本スレでいつも同じ理論展開する粘着
172名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:13:05 ID:rHb/7KJJ0
>>170
またそういう……。
173名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:16:40 ID:Zo8qVDdR0
桂花は作品数が多いから、自然質が高いのが増えるんだろうね、んで、印象に残る。
正のスパイラルやっ!

これが愛って奴か……真発売前はこんなことになるとは思ってなかったぜ……
174名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:19:57 ID:zyEnd8cN0
SSで孕ませられるキャラは人気キャラと思って間違いない。
だから上がってしまった祭やまだ来てない朱里は・・・
175名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:21:44 ID:/ohFU10i0
桂花があんなにおいしいキャラになると思った奴は極少数だったろうなw
そういう意味では春蘭もそうだと思うんだけど、春蘭物は少ない。
結局はデレる春蘭とデレずに特異なポジションを確立した桂花の差って事なのかな?
176名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:24:03 ID:rHb/7KJJ0
桂花がデレてないというのは、定義論にすぎない。
俺にとっては立派にデレたキャラだ。

だいたい無印だって、桂花は魅力たっぷりで大好きだったからなあ。
177名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:26:55 ID:Zo8qVDdR0
春蘭の場合、案外書き手も書きあぐねてるっていうのがあるかもしれない。
春蘭は秋蘭とセットで一番輝くキャラだけど、実はああいうのって経験上かなり書きづらい。
会話や場面に参加するキャラが増えれば増えるほど、上手に書くのは難しくなるんだよなー。
178名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:32:11 ID:QMVfJSo3O
>>139
かりん「かずとよりはやーい!」
こうですk
179名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 00:48:13 ID:n6617XSI0
>>178
あれ?それは寝取った側が涙目な台詞じゃね?
180名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 01:02:23 ID:lqnP/oh40
>>179
よく読め、「はやい」って言ってるんだぜ?
181名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 01:06:35 ID:dPfV1ew60
桂花あんまり好きじゃあないんだが、そんなに凄いの?
182名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 01:10:29 ID:nLRf6qda0
別に好きじゃないならそれで構わないけど
スレの性質上、嫌いなキャラより好きなキャラを強調した方がいいぞ
183名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 01:10:31 ID:ahRzB3EK0
その辺はまあ好みの問題だろう。
誰だって好きなキャラ苦手なキャラの一人二人くらいはいるさ。

と、言っている俺はこのスレで桂花SS読んで桂花に目覚めたクチだったりするわけだがw
桂花妊娠三作は良かった。
184名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 01:12:18 ID:gK5pZ6Fy0
>>176
無印桂花で一番好きだったとこは酒蔵での妄想&柄杓で一刀を亡き者にしようとするところだった。
桂花はあれが最大限のデレなんだろうけど、一般的に言われるデレでは無いのも確かじゃないか?
まあそこがいいんだけどw
185名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 01:14:27 ID:n6617XSI0
>>180
一刀より早いつまり早漏って事だろ?
涙目じゃないか
186名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 02:22:09 ID:dETZyX4Y0
まて>>178の名前の付け方は
主人公:桂花
ビッチ:華琳様
乗り物:一刀

つまり相棒にちんこの名前付ける桂花可愛いよ桂花
187名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 02:31:13 ID:wIc+YSSz0
結局>>149は投下するする詐欺かw
188名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 02:31:56 ID:SR6OlL5H0
きっとずっとさるってるんだよ
189名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 02:32:46 ID:OflDT41nO
どうでもいいが今日は静かだな
先週は騒がしかったのに

これでは町田の本部であおいくんをからかったほうがよかったわい、ふふふ〜
190一刀十三号の拠点フェイズ?:2009/02/07(土) 04:13:57 ID:H0XuL/KsO
「所でご主人様」
「何、桃香?」
「孫策さんとはどうやって知り合ったの?」
「そうですね、桃香様。確かご主人様はこちらの世界に来てからずっと私達と行動を共にしてました」
「だよね〜?まとまった期間、居なくなった事も無いし」
「はわ!そうなんですか?あの親しみ具合から私と雛里ちゃんと合流する以前から皆さんと孫策との交流が合ったものと思ってましたのに」
「そうだよね、朱里ちゃん」
「ほほー、やはり天の術ですかな?主」
「だから無いって。…そうだな、胡蝶の夢。とでも言っておこうか」
「こちょこちょの夢?」
「なんで、くすぐりなんですか?鈴々さん」
「違うのか?」
「難しい話だからね、また今度で」
「あ〜ご主人様、誤魔化した」
「うぬ、こうなったら吐かせるぞ!愛紗」
「承知した、星」
「待つのだ、お兄ちゃん〜」
1日逃げ回った一刀だった。

「所で雪蓮」
「な〜に冥琳」
「北郷一刀とは一体どんな仲なのだ?」
「う〜ん、冥琳と私が『断金の仲』だから『禁断の仲』?」
本人は本気のようだ、態度仕草で判る。
馬鹿らしくなったかこめかみを押さえて何も言わなくなった冥琳だった。
191名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 04:27:14 ID:+jnxbN5V0
支援
192名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 06:14:40 ID:JwZm3jKO0
魏ルートで一刀を逝かせない為、正史の孔明が12年寿命を延ばす祈祷(横山版三国志参照)を行う話はOK
193名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 06:20:30 ID:JwZm3jKO0
>>113
今年は逆チョコという物が在るから其れの出費で大変
194名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 07:24:03 ID:8Oo6C5Xw0
t
195名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 08:50:01 ID:DKOxY6qkO
>>192
しかしエンヤの乱入により…
196名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 10:26:06 ID:xR1skLVH0
俺は日本式バレンタインに参加したことないから
ずっと2/14は俺から日ごろお世話になった人にプレゼントしてた
だから逆チョコなんてまったく気にしない

ホワイトデーなんて捏造イベントに参加したためしもないぜ
197名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 14:48:06 ID:zryLI/ItO
元祖バレンタインさんは何年頃の人だったか
198名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 15:20:56 ID:UJ+U/aq90
駄目だ、桃香分が足りない・・・
199名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 15:51:51 ID:78v2HGBZ0
桃香がはわわに誑かされて、民衆引き連れて逃げる途中に馬車から一刀を放り投げて必死に逃げる……

そんな恋姫†航路が頭に浮かんだ。
200名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 16:07:02 ID:4tPLFhiY0
焔耶の拠点イベントのように、女の子を誑かして一刀と一緒にゴチソウサマする桃香が浮かんでは消えていく……
201名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 16:13:13 ID:p2nvO/5CO
「私、他の皆と違って、ご主人さまの為にこんな事くらいしかできないもん…」で
超エロエロになる桃香くらいしか浮かばない
202名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 16:28:25 ID:lqnP/oh40
>>201
その色香で民草を惑わす桃香さんですね
ってこれじゃ妲己の再来になってしまう
203名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 16:33:58 ID:78v2HGBZ0
女版北郷一刀の誕生であった。
204名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 16:37:46 ID:AkHDEiwb0
桃香はお母さんになればいいような気がする。

…と思ったが、子供は無能だったっけ。
205名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 16:46:16 ID:+lDGInwR0
あの外史は色々史実と違ってるから無能になるとは限らないんじゃないかな。
206名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 16:55:06 ID:78v2HGBZ0
基本的に司馬イを含む後期三国志の登場人物は殆ど出てきてないしな。
あと違うと言えば、登場人物内だと顔良だってホントは知力34の猪武将なのに、どっちかというと知性派だし。
207名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 17:00:17 ID:YXXcw4zn0
> 知力34の
KOEI三国志をさも史実のように言うなよw
208名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 17:03:46 ID:78v2HGBZ0
>>207
いや、アニメ版のネタなんだw
209名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 17:15:34 ID:p2nvO/5CO
弱小勢力時代に、身体を売って資金を得たり借りたりする桃香…リアル過ぎて嫌だ
でもボールペンが無い、一刀が他勢力の時とか
210名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 17:19:49 ID:78v2HGBZ0
それを言い出すと呉が一刀を保護したときだけ雪蓮が死ぬのは……
211名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 17:33:23 ID:l2KwpE3b0
>>208
その元ネタがKOEI三国志
212名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 18:49:47 ID:OflDT41nO
まあコエーはシブコウさんがかなりまじめに三国志調べて検証してるから参考書にはマーベラス

あれがなきゃ今の三国志派生はなかっただろうからな

まあここまでくるとはシブコウもヨコミツもチンジュも想定外だろうがな


そんな先達に敬礼しつつ今日は投下ないのかな?
213名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 19:48:05 ID:JwZm3jKO0
>>195
その事も華琳に話した為無問題
214名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 19:59:55 ID:JwZm3jKO0
話は一ヶ月前に戻るが成人式=バンジージャンプネタはOK!?
外史バージョン&フランチェスカ(遊園地)バージョンの二パタン在り
215名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:02:36 ID:mYpNwH8V0
書きたければ書くべきだここは妄想を形に出来る場所なのだから
過疎ってるので是非かいてくだせぇ
216名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:09:12 ID:48BA8QU+0
今日はSSの投下が無い…
と言うことで、初SSで駄文もいいとこだけど投下して構わないか?
217名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:09:33 ID:JwZm3jKO0
>>214
しかし成人式は皆、一刀で済ませてるからな。
218名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:11:27 ID:3GlA7VE70
>>216
OK,OK。
ガンガン逝ってくれ。
219名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:15:00 ID:48BA8QU+0
じゃ、自信ないけど投下するぜ!
口調がおかしいのは割りと自覚してるんで、こうしたらよくなるとか意見もらえたら嬉しい

後、翠は俺の嫁。

サルさんくらいませんように…
220翠SS  (1/4):2009/02/07(土) 21:19:14 ID:48BA8QU+0
「ふんふ〜ん♪」
 その日、翠はご機嫌であった。
 久々に主である一刀に休息時間ができると言うことを聞き及び、思い切って遠乗りに誘ったところ了承の返事を貰うことが出来たからだ。
(二人きりでどっか落ち着けるところに行って、そこで雰囲気が良くなってご主人様と……)
 一瞬、桃色の想像が頭を過ぎり、慌ててぶんぶんと頭を振る。
(いいい、いいや違うぞ!あたしはただ、日ごろの政務疲れているご主人様に気分転換して頂きたいだけでだな、決してやましいことなんて…)
 やましいことなんて……思わず明確にその内容を頭に思い描いてしまい、またぶんぶんと頭を振る。
(だだだから違うって言ってるだろ!そりゃそんな雰囲気になれば少しくらいは……じゃない!)
 そんなこんなで先ほどから一人で真っ赤になったり激しく首を振ったりして百面相している翠。可愛いが、かなり挙動不審だ。
 そんなことをしばし繰り返して、ふと思い出したようにぽつりと呟いた。
(…にしても、ご主人様、遅いな)
 待ち合わせの刻は当に過ぎている筈だ。だと言うのに一行に姿を現す様子は無い。
「やれやれ、仕方ないなぁ」
 思わず声に出して愚痴ってから、部下の兵を呼び馬の準備を命じて、翠は一刀を探しに言った。
221翠SS  (2/4):2009/02/07(土) 21:22:32 ID:48BA8QU+0
 一刀は簡単に見つかった。
 廊下に立ち止まり、同じようにその向かいに立っている文官の女性と何やら親しげに会話している。…少なくとも、翠にはそう見えた。
(なんだよ、ご主人様…あたしとの約束があるのにさ)
 それでも、翠は一刀に話しかけられずに居た。一刀と話していた文官は女の自分から見ても可愛らしいと思える女性で、男勝りの自分とは正反対の女の子らしい女性に見えた。そのため気後れしてしまったのだ。
(…やっぱり、ご主人様も、ああいう女の子らしいのがいいのかな)
 自分の男勝りの性格が嫌いなわけではないが、それでもいかにも女の子然とした相手をみると気後れしてしまう。自分はあんな風に女の子らしくなれないと言う劣等感…と言うよりも強迫観念が翠を弱気にさせていた。
 ほどなくして二人の会話が終わり、文官の女性が一刀に頭を下げて足早に去っていく。一刀はそれを見送って小さく嘆息した。
「やれやれ…結構時間を取られちゃったな。急がないと」
「何を急ぐんだよ、ご主人様」
 ぼやいた一刀に、ムスッとした翠の言葉が投げかけられた。一刀は思わずビクッと体を震わせて、慌てて振り返る。
「うわっ…なんだ、翠か。脅かさないでくれよ」
「はいはい、どうせあたしは気が短くて可愛げがない女だよ」
「は?何言い出すんだいきなり?」
 不機嫌になっている翠の態度に一刀は一瞬たじろぎ、すぐにその理由に思い至った。
「あ、悪い。もう待ち合わせの刻とっくに過ぎてるよな。すぐ準備するよ」
「ふん、どうせご主人様はあたしのようながさつな女よりも、ああいう可愛らしい女の方がいいだんよな」
「へ?…ああ、あれは俺の書類に不備があって、説明を聞きに来ただけだよ。やましいことは何も…」
「やましいことってなんだよ。やっぱり、変なことが考えてたんだな!このエロエロ魔神!」
「いや、本当なんだって!機嫌直してくれよ」
「いいよ、別にあたしのような可愛くない女なんて相手にしてくれなくても」
 どうやら、完全にへそを曲げてしまったようだ。そっぽを向いたたままあさっての方向にスタスタと歩いて行ってしまう。その背中を一刀は慌てて追いかけた。
222名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:22:39 ID:FeKY6T7s0
お漏ら支援
223翠SS  (3/4):2009/02/07(土) 21:24:13 ID:48BA8QU+0
「いや、翠はとっても可愛らしい女の子だよ」
「ふんっ」
 得意の落とし文句にも翠は反応しない。その態度に、一刀は困ったように肩をすくめながら、それでもその後についていく。
 実際、翠は今の自分の怒りが理不尽なものであると言うことは理解し始めている。だが、それでも許せなかったのだ。
 久しぶりにご主人様と遠乗りすることを、二人きりになれることをとても楽しみにしていたのに、別の女と話してそれに遅れた一刀のことが。
 理不尽なのは分かっている。ただ、それでも彼女の感情がどうしても納得できなかった。
 一刀はどうしたものかと天を仰いで、それから意を決したように真剣な声で翠に話しかけた。
「翠、とにかく一度足を止めてこっちを向いて貰えないか?」
「…何だよ、一体…っ!」
 振り返った翠に、一刀はすばやく口付けした。翠は突然の一刀の行動にパクパクと口を動かしている。
「え〜と、今ので許して貰えないかな?」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
 翠は真っ赤になり、何か言おうと口を開いて、でもやっぱり思いとどまって俯いて、それでも今度は一刀に背を向けることはせずに何度も躊躇ってからぽつりと呟いた。
「…そ、それだけで許せる訳、な、ないだろ!」
 そして、顔を真っ赤に染めたままで
「もも、もっとしてくれないと、ゆ…許さないからな!」
 一刀はその言葉にクスッと微笑んで、
「かしこまりました。お姫様」
 わざと恭しく言いながら、俯いている翠の顎を持ち上げて、今度はしっかりと唇を重ね、深く濃厚な口付けをした。

224翠SS  (4/4):2009/02/07(土) 21:25:39 ID:48BA8QU+0
 そのままたっぷり数分…いや、それ以上もの長い間口付けを交わした。
 ち○こ太守の二つ名の面目躍如と言ったところか、それだけで翠はトロンとした顔になり甘い雰囲気をかもし出している。このまま一刀の部屋に連れ込めば、そのまま本番にもつれ込むことは間違いないであろう(笑)
 と、そこでふと思い出したように一刀が「あ」と声を上げた。
「遅れた俺が言うのも難だけど、この後翠と一緒に遠乗りに行く約束だったよな?」
「…へ?」
 一刀のキスに骨抜きにされていた翠は一瞬間抜けな声を出して、それから、
「あーーーーーーっ!忘れてたぁっーーー!!!」
 悲鳴を上げた。


 一刀と翠が待ち合わせていた場所では、
「…馬超様は、いつお戻りになられるのだろう…?」
 翠に命令されて馬の準備をしていた兵が途方にくれていた。
225名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:31:40 ID:48BA8QU+0
以上です。短くてスマン。ぶっちゃけ20分で書いた。
ちょっとゲームやって修行し直して来る。

しかし、翠は本当に可愛くてたまらん!さすが嫁。
226名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:35:02 ID:vZ8rNR4O0
GJ!
初SSというけど、地の文もしっかりしてたし、文法表現も特に目立って変なところはないし、そんな風には見えなかったよ。
ちょっと途中、一刀が話しかけてくる場所からたまに視点が一刀のものになったりしてたけど、それだってさほど問題な訳ではないし。

それよりも、キャラクターがよく動いてて面白かったよ、今後も期待しちゃうぜ!
227名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 21:55:04 ID:wtSjsnJN0
背面座位で騎乗して遠乗りとは、卑猥な。GJ
228名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 22:25:15 ID:Z8MPcNKA0
翠はやっぱ可愛いなあ、ニヤニヤしちまうw
229名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 23:15:04 ID:IaJrYdtU0
流れ止まってるみたいなんで、まだ書き掛けだけど3レスほど先行して投下してみたい
230名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 23:17:51 ID:NfnWUmZo0
予告編ならばっちこーい。

本編なら書き上げてからの方がいいと思う。
231紅旗の下に:2009/02/07(土) 23:28:51 ID:IaJrYdtU0
『一気に江夏を陥とすぞ。遅れるな、祭!』
──これは、過ぎ去った夢だ──
『ハッ、必ずや黄祖めの首級、上げて見せましょうや、堅殿!』
──あの御方と共に駆けた、悦びに満ちた日々──
『この戦が終われば次はいよいよ荊州攻めだ。そろそろ蓮華も連れてみようかと思っているのだが、どう思う?』
──だが、儂は知っておる──
『ハハッ、それはようございますな。権殿には策殿にも劣らぬほどの将器が感じられる。早い内から戦を経験して
おけば、必ずや良い将となりましょうぞ』
──それが決して叶わぬ夢であることを──
 そして、1本の矢が孫堅の胸を貫いた。
『け……堅殿────ッ!!』

 ガバッと身を起こし辺りを見渡した祭は、それが夢であった事を思い出し小さく息を吐いた。
「フッ、今更あの時の夢を見ようとはの」
 既に過去の出来事と割り切った、と言えば嘘になる。
 主を護りきれなかったという後悔が、今も祭の胸奥に疼きを残している事実は否定しきれない。
 しかし今の主を支える為にひとまず心を切り替えたつもりだった。
「儂もまだまだ未熟、と言うことか」
 自嘲気味に呟き窓の外を見る。
 まだ幾分薄暗い。
 東の空にようやく陽が昇り始めたばかりと言う頃だろうか。
 と、突然部屋の扉がドンドンと喧しく叩かれた。
「さ、祭さん、大丈夫!?何かあったの!?」
「ん?北郷か?鍵なら開いておるぞ。入って来い」
「じゃ、失礼して。──祭さん、今の大声は何ご……と……」
 扉から顔を覗かせた一刀が、何やら言いかけた顔のまま絶句する。
「北郷?」
「…………」
「おい、北郷ッ!」
「え?……うわっ!ご、ゴメン!」
 強い口調で声を掛けると、我に返った一刀がみるみる顔を真っ赤にさせ、慌てて顔を引っ込めた。
232紅旗の下に:2009/02/07(土) 23:29:55 ID:IaJrYdtU0
「なんじゃ、どうかしたのか?」
「どうしたもこうしたも、まさかそんな格好してるとは思わなくて」
 怪訝な顔を浮かべた祭だったが、自分の身体を見下ろして納得した。
 身に付けていた夜着は寝乱れて大きく前が開いていた。
 しかもビッショリとかいた汗で肌に貼り付き、豊かな双乳とその頂までがくっきりと浮き出している。
 祭自身の美貌も相俟って非常に扇情的な姿を晒していた。
「ハハハハッ、これは失礼した。今目覚めたばかりだったものでな。暫し待っておれ」
 そして手早く身支度を整えると、祭は部屋の外で立ち尽くしているであろう一刀に声を掛けた。
「良いぞ、北郷」
「う、うん」
 そう答えて極まり悪そうな顔の一刀が入ってきた。
「それにしてもお主のような若人からそのように意識されるとは、儂もまだまだ捨てたものではないようじゃな」
 言って呵々と笑い声を上げる。
 子ども扱いされたように感じて憮然とする一刀だったが、すぐに表情を引き締めると祭に問いかけた。
「そんな事よりもさっきの声は一体何だったんだ?」
 訊かれた祭の顔が不意に翳る。
「……少しばかり昔の夢を見た」
「夢?」
「己が主も護りきれなかった、不甲斐無い阿呆の夢よ」
 雪蓮たちの母親である孫堅が、荊州の劉表を攻めた際に非業の死を遂げたことは一刀も聞いていた。
 常に孫堅に付き従い戦場を駆け回っていた祭は、当然主君の死を目の当たりにしたのだろう。
 微かに浮かんだ自嘲気味な笑みが、普段豪放磊落な彼女にも未だ癒しきれない深い傷があることを窺わせた。
 しかしすぐに何時もの顔に戻ると、一刀の肩をバンバンと叩きながら言った。
「ハッハハ!そんな顔をするでない。案じずとも何時までもクヨクヨするのは儂の性に会わん。それより今は何とし
ても策殿を盛り立て、孫呉の天下を手にする事こそが大事じゃ。北郷、お主の使命も益々重くなること、重々
承知しておくのじゃぞ」
「ああ、分かってるよ。雪蓮の望みが皆で笑って暮らせる世界を作ることなら、俺達の望みは雪蓮が笑って前へ
進めるように支え続ける事だもんな」
「うむ、その通りじゃ。フフフッ、北郷よ。お主は近頃、本当に好い男に育ってきたのう。どうじゃ、1つ儂にもお主の
子種を植え付けてはみんか?」
233紅旗の下に:2009/02/07(土) 23:30:37 ID:IaJrYdtU0
 一刀の顔が再び真っ赤になる。
「か、からかわないでよ、祭さん!そ、それじゃ俺はそろそろ自分の部屋に戻るから!」
 赤い顔のままそそくさと部屋を出て行く一刀を見送りながら祭は苦笑を浮かべた。
「やれやれ、まんざら冗談でもないのじゃがな」
 やがて一人になると再び先ほどの夢が頭をもたげた。
 自分自身に怒りを禁じえない、忌まわしい記憶。
 しかしその後の一刀の言葉が不安を打ち消した。
(そうとも。策殿の往く道を切り開く事こそが我が喜び、我が希望。もう二度とあのような思いをしてなるものか。
今度こそ我が主君の想い、護り通して見せようぞ)

 そう、誓った筈だった。

234名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 23:33:06 ID:IaJrYdtU0
>>230
スマソ、予告編じゃないけどプロローグ的な感じで
明日中くらいで書き上げたいと思ってる
235名無しさん@初回限定:2009/02/07(土) 23:37:29 ID:NfnWUmZo0
ふむ。面白いぜ。

続き、待ってるぞ。
236名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 00:22:29 ID:demUo+4NO
これは惹き付けられるな
続きが楽しみだ
237名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 00:27:07 ID:f6MYisiuO
キャッチコピーメーカー
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華琳・春蘭・秋蘭まんまw
238前スレ917の続き?:2009/02/08(日) 01:56:45 ID:xwiIjQxwO
「………………おぉ!」
「寝てませんよ」
「一刀十三号や、起きなさい。そして貴方の駄文をさっさと載っけるのです」
「にゃー(それでは12本です)」
239名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 01:57:51 ID:ZyzlFeL40
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
24012-1:2009/02/08(日) 01:59:42 ID:xwiIjQxwO
反董卓連合側が勝利で幕をおろした戦いの後、桃香が徐州の州牧に任命されたので慌ただしくも引っ越しをした俺達だった。

「しかし、むかつくのじゃ!」
「どうしたんですか?お嬢さま」
「考えてもみるのじゃ。より多くの蜂蜜を得る為に仕掛けた朝廷工作も、思いの外に成果が上がらず、気が付けば戦力だけは減ってるのじゃ!」
「そうですねー、兵隊さんだいぶ減っちゃいましたねー」
「ましてや先の戦いで妾よりちょょょょょっとだけ活躍した孫策を江東の麒麟児とか小覇王等と呼ぶ者が居るそうではないか!」
「(お嬢さまも血も涙もない人とか鬼だ悪魔なんて言われてるんですがねー、陰で)孫策さんも結構株を上げましたからねー」
「そのくせ兵士が減った原因の劉備は徐州の州牧に任命されて、より多くの蜂蜜を得れる機会を有してるのじゃ!」
「……蜂蜜は関係ないかと。でしたらお嬢さま、孫策さんと私達。あと前の戦いで負けて隠れている呂布将軍も見つけてますから、彼女も利用して。劉備さんをイジメて追い出して領土奪って。さくっと回復しちゃいましょう」
「おお!それはいい案なのじゃ七乃!」
24112-2:2009/02/08(日) 02:03:03 ID:xwiIjQxwO
「でしょでしょ。更に巧く誘導して呂布将軍と孫策さんを戦わせて、傷ついてる孫策さんをお嬢さまが倒せばお嬢さま最高ー。なんていいかがですか?」
「おお、おお、七乃よ。そちは天才じゃ!張良の再来じゃ!」
「きゃー美羽様。もっと誉めてー」
「七乃。早速、孫策に出陣準備と呂布に協力を要請する手紙を書くのじゃ!手紙には、劉備の領土の半分もくれてやるとでも書いておけばよいのじゃ」
「お嬢さま、半分もあげちゃうんですか?」
「約束するだけじゃ!誰も守るとは言ってないぞよ!」
「流石はお嬢さま、いよっこの極悪人!人でなし!悪魔の申し子!」
「うははー、もっと妾を褒めるのじゃー♪これで寄り多くの蜂蜜が妾の物じゃー」
242名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:05:29 ID:ZyzlFeL40
支援
24312-3:2009/02/08(日) 02:07:12 ID:xwiIjQxwO
徐州に移り、状況把握も速やかに終える。
これから内政に手掛けようした矢先、白蓮が袁紹に領土を奪われ落ち延びてきた。
桃香や俺は無条件で保護、白蓮は部下になんて言ってたが勿論良い意味で無視して仲間にする。

「孫策。先陣で出て劉備の奴らを叩くのじゃ」
「劉備を?」
「そうなのじゃ。徐州に就任間もない劉備では、徴兵から糧食の確保まで全てがままならぬであろう。そこを妾達が奪うのじゃ!」
「いよ!お嬢さま、卑怯者!」
「あまり褒めるでない七乃よ。それにの先の戦いでは劉備のせいで妾の兵が大分減ったのでな、劉備の兵を組み入れる事にしたのじゃ!」
「流石はお嬢さま。他人の物は美羽様の物、美羽様の物は美羽様の物。我儘もここまでくれば立派です」
「だから褒めるでない七乃よ。更に今回は、かの呂将軍も味方じゃ!最早絶対に、妾の勝利は間違いないのじゃ!うははー」
「多勢に無勢でタコ殴り。最早、人かどうかも怪しいぞー」
「そう言えばの孫策。常々、約束しとった呉・再建のために兵を貸す話じゃが。時機が着たと思わぬか?」
「また、働かすだけ働かして反故にしないでしょうね」
「妾がそんな小さい女に見えるか」
「(十分小さいじゃない身も心も)そうね、判ったわ。じゃあ出陣しましょ」
244名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:09:42 ID:c2mNCQzvO
支援
245名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:10:18 ID:nUci12VO0
寝てま支援
24612-4:2009/02/08(日) 02:11:40 ID:xwiIjQxwO
「あっそうそう!所で袁術ちゃん、先程の先陣の件譲るわ」
「それは何故じゃ?孫策」
「正面からは袁術ちゃん、後方から呂布。突如現れた私達が横撃。隠れるのに袁術ちゃんの兵数では多すぎる、少数の私達が適任じゃない?」
「おぉー!素晴らしい作戦なのじゃ孫策!これで呉は孫策の物になったも同然じゃの」
「ありがと、徐州も袁術ちゃんの物になったも同然ね」
「そうであろー、そうであろー。うははー、妾は機嫌が良い。蜂蜜水を持って来るのじゃー」

袁術軍襲来。
一報を受け迎撃の準備を始める。
が、赴任したばかりの徐州では、徴兵や糧食を集めることもままならなかった。
元からの兵と白蓮が連れてきた兵でようやく形を整えられたのが現状。
だが迎撃しないわけにもいかないので出陣。
そして今、目の前に袁術軍が対峙する。

「お嬢さま。呂布さんが配置についたそうです」
「分かったのじゃ。では皆の衆、劉備の軍に戦いを挑むぞよ。だが、ダラダラやって時間を稼ぐぞよ。その間に呂布と孫策が劉備の奴をやっつけてくれるぞよ」
「おおお」

「袁術軍前進!」
「それでは、愛紗さん、鈴々ちゃんが前衛。星さんが隙を突いて横撃。白蓮さんは遊撃部隊として中央に…」
24712-5:2009/02/08(日) 02:14:36 ID:xwiIjQxwO
「も…申し上げます!後方より砂塵!は…旗は深紅の呂!飛将軍呂布です」
悲鳴に近い斥候の報告。
――!?
陣営内に衝撃が走る。
「何しに来たんだ?」
希望的憶測を交え声にしてみる。
「この時機に来るのですから。やはり戦いに参加かと」
希望を断つ発言。
「だよな。で、ここまで近づいたのに、依然として相手からの使者は無し。…こっちが敵か」
「恐らくそうかと」
さすがに暗い表情の二人の軍師。
「仕方がない、全軍反転!前衛を呂布に、星と白蓮の部隊を袁術に。但し、星は愛紗と鈴々とで共に行動、呂布に対する時は必ず三人で相手して。」
呂布を必ず止めるだろう一手。
「白蓮、悪いけど雛里を付けるから袁術相手に時間稼いで。愛紗達が呂布を撃退後に反転、全軍で袁術を撃退。俺と桃香、朱里で本陣にて両方を援護。正直凄く苦しいけど、どう?」
「呂布さんが現れたということは、袁術さんは呂布さんを働かせるはず」
「なら自分達は戦うふりをしてお互いの消耗を謀る」
「そうすれば、私達…巧くいけば両方排除できるかも?そう考えているはず」
「ならば袁術さんには時間稼きで……はい、ご主人様それでよろしいかと」
「なら急ごう」
「はい、では皆さん指示を出します迅速に動いて下さい」
24812-6:2009/02/08(日) 02:17:09 ID:xwiIjQxwO
牽制しあってるのか敵両軍が遅々と進んで来ない。
陣の再編成が八割方終了したころ。
ジャーン・ジャーン・ジャーン
銅鑼の音に合わせて旗があがる。
陣内に再び衝撃が走る。
「旗は!」
「孫の一文字、恐らく孫策軍かと」
正直な所、内心安堵が走る。
兵士の間にも反董卓連合の時の記憶が有るのか、冷静になっていくのがわかる。
だからこそ当面の敵を倒す為の行動に戻す。
迎撃の準備が整ったころ、前衛と呂布軍の戦いが始まった。
ぼちぼち白蓮達と袁術も戦う頃合いだろう。
そんな中、始めに異変に気付いたのが桃香だった。
「ねえ、ご主人様?孫策さんの軍、おかしくない?」
言われて雪蓮の方を見る、別にさっきと変わっ……ていた。
真っ直ぐにこちらに向かって来るのは変わらなかったが、全軍抜刀している。
殺気も伝わってくる。
「やっぱおかしいよね、ご主人様」
そんな馬鹿な!頭の中が混乱してくる。
「ご主人様!」
我にかえると、二人が心配そうに自分を見てる。
「大丈夫ですか?ご主人様。それでですね孫策さんの軍が迫ってます、念のために本隊で迎撃準備をですね…」
雪蓮を迎撃?また頭が混乱してくる。
雪蓮を迎撃?言葉は分かるが、意味を理解出来ない。
249名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:19:29 ID:nUci12VO0
しまった前スレの話を覚えていない…
25012-7:2009/02/08(日) 02:21:08 ID:xwiIjQxwO
「ご主人様!」
もう一度、我にかえる。
「孫策さんの軍がもうそこまで来てます、本隊の兵士さん達も浮き足立ってますし。前衛も後曲も薄々、様子が変だと気付いてます。今、横撃を食らえばそのまま我が軍は四散してしまいます!」
「ご主人様」
「ご主…様…」
「…主………」
――――――…――……
雪蓮はかつてこう言った。
『やっぱり私の知っている一刀と変わらない、ただ私を知らないだけ』
ならば、あそこに居るのは誰だ?
目で見て!声を聞いて!肌を触れて!温もりを感じて心を通わせたことのある!雪蓮じゃないか!!
俺の知っている!
孫呉の王!孫伯符だ!!
俺は力の限り怒鳴っていた!!
「前衛!後曲は各々ただ目の前の敵のみに集中せよ!本隊はそのまま援護を続ける!総員、弓を構え!」
――――――――――――…
一瞬、静寂があたりをつつむ。
「弓を構え―――――!!」
総員一斉に近い方の敵に弓を構える。
「放て―――――!」
その時!
「我ら孫呉は、ここから袁術軍に突っ込む!数々の恨み、今この場で全て晴らせ!」
「オオォォ――――!」
雪蓮の軍が袁術軍に横撃をかける、すっかり油断してた袁術軍は蜘蛛の仔散らすかのように逃げ出し始める。
251名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:22:12 ID:vmI4+Lza0
もうそろそろタイトルがほしいのだが
25212-8:2009/02/08(日) 02:25:02 ID:xwiIjQxwO
今、目の前で雪蓮達が、袁術の軍に突っ込んで行く。
『ペタッ』想わず尻餅をついてた。
「(ハハハだらしないな腰を抜かしたかな)」
後から来る恐怖、俺ですら直前まで絶対ではなかったんだ。
他人なら無謀な博打にしか見えないはず、その時の周りの視線も、今思えばだ。
「ご主人様。大丈夫ですか、まさかお怪我でも!」
「大丈夫、怪我はない。ただ腰が抜けた、みっともなくて悪いんだけど立てない」
「そんなこと構いません。ですが私は謝らないといけません」
「なんで?」
「孫策さんの策を、軍師である私が見抜けませんでしたから」
「ああそれ、無理だから」
「はあ?」
「恐らくお互い状況が状況だ、場合によっては俺らを殺すつもりだったと思う」
「では、ご主人様はどうやって孫策さんの策を見抜いたですか?」
「見抜いたんじゃなくて信じた?だから、見抜くのは無理」
「ほほー、ご主人様?そこまで信じれる根拠は、な・ん・で・す・カッ!」
桃香が太股をつねる。「イタタタタ!」
「そうですね、あの状況下で揺るがない信頼とは是非とも、知・り・た・い・で・スッ!」
朱里も反対側の太股をつねる
「痛い痛い痛い痛い」
腰が抜けて動けない一刀はほっぺっも追加で、暫くつねられ続けた。
253名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:26:04 ID:ZyzlFeL40
支援
25412-9:2009/02/08(日) 02:29:06 ID:xwiIjQxwO
孫策軍が袁術の軍を突っ切る。
「孫策!」
孫策を呼び止める声がする。
「あら、袁術」
「何故、妾を裏切ったのじゃ!」
孫策は立ち止まる。が、部下は進撃を止めない。
「別に裏切ってないわよ、始めっから同盟組んでたのは劉備ですもの。ただ場合に寄っては襲ってたかな?」
「なんと!なら妾を謀ったのか!」
「そっちなら間違ってないわね」
「ぬぬぬ、しかしよいのか孫策?孫呉を再建するための兵が貸りれなくなってしまったのじゃぞ!」
「ああ、その話ならもういいわ」
「何がよいのじゃ?こちらには呂布も居る、妾の方が俄然有利かと思うのじゃがの?今からでも遅くないのじゃ。妾の為に働くがよい?今ならまだ貸してやるぞよ」
「その貴女の兵士達なんだけど、貸りるんじゃなくて奪うことにしたから」
雪蓮のもの凄い殺気!
「ヒィ―――――!」
「それじゃあ袁術、また後でね。まず軍をズタズタにして、その後で貴女をズタズタにしてあげる」
「ひぃぃぃぃぃぃ!」
殿な形でその場を去る孫策だった。

「北郷一刀、劉備殿。我が主、孫策様の命により甘寧と周泰が守らせていただく」
「よろしくお願いなのです。北郷殿、劉備さん」
手勢を連れて呉将が二人、現れてくれた。
25512-10:2009/02/08(日) 02:31:39 ID:xwiIjQxwO
「愛紗さん達の戦況は?」
「ハッ。関羽様、張飛様、趙雲様にて呂布将軍に対応。敵一般兵は精彩の無い動きらしく防戦一方。との事です」
「ならばこのまま、袁術さんを先にやっつけちゃいましょう。甘寧さん、周泰さん、すいません。このまま袁術さんの方に進撃して鳳統の指揮下にお願いします」
「うぬ、了解した」

「諸葛亮殿の指示で鳳統殿、貴殿の指揮下に馳せ参じたが」
「朱里ちゃんが……。判りました、では公孫賛さんの部隊と交代して、防戦して下さい。その後、銅鑼の合図で道を開けてくれますか?」
「判った、やってみよう」
交代した白蓮が駆けつける。
「交代したのはいいが。雛里、我々はどうするのだ?」
「白蓮さんの軍の騎馬だけで衡軛の陣を編成。今、袁術さんの陣に横撃をかけている孫策さんが中央を過ぎた時にここから中央突破してください」
「軽く言ってくれるな雛里」
「孫策さんの横撃で袁術さんの軍は浮き足立ってます。間髪入れず白蓮さんの騎馬隊が中央突破を仕掛ければ、十字に斬られた豆腐みたいに瓦解するかと」
「まあ私とて、慣れない防戦をやらされて苛ついてたんだ。私なりに派手に暴れて来るさ」
256名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:33:40 ID:nUci12VO0
支援
257名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:33:42 ID:vmI4+Lza0
s(略
258名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 02:34:45 ID:u3A6KajxO
支援
259名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 03:09:58 ID:ZyzlFeL40
支援が遅すぎたか。
2605‐11:2009/02/08(日) 03:12:30 ID:SMqbOT/lO
孫策の軍が真ん中を過ぎた頃。
ジャーン・ジャーン・ジャーン
「うぬ、合図だ。明命を開けるぞ」
「はい、思春殿」
甘寧と周泰の部隊の間に一部隊が通れる程の隙間を作ると。
「我らはこれより敵陣営を突っ切る。白馬の陣が決して普通ではないを袁家の者共に見せ付けるのだ!」
「オオォー!」
「突撃ー!」

「七乃!七乃!なにがどうなっておるのじゃ!」
「まあ、油断してた所に横撃。体勢を整える前に正面からの中央突破。典型的な負け戦ですかね〜」
「『ですかね〜』ではないのじゃ、さっさと巻き返すぞよ」
「そんなの無理ですよ〜、それよりさっさと逃げて体勢を立て直しましょうよ。ほら孫策さんの軍が反転して真っ直ぐこっちに向かって来てますよ〜」
「ししし仕方がないのじゃ、今は見逃してやるのじゃ!」
「それでは、退却でいいですね。じゃあ皆さんいそいで退却しちゃてください」
「違うぞよ、見逃してやるのじゃー!」

「ふう、袁術の方けりが着いたかな。だけど呂布の方が気になるな?いつもと雰囲気が違い過ぎる」
「そうだね、ご主人様。もし呂布さんが何か困ってるようなら助けに入りたいよ」
「それに三人も心配だ。なんか無茶してそうだし」
261名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 03:14:38 ID:c2mNCQzvO
支援砲撃
26212‐12:2009/02/08(日) 03:18:15 ID:SMqbOT/lO
「それじゃあ止めに行こう」
「そうだな、二人じゃないと恐らく止まんないだろう。朱里。本隊での呂布軍の包囲、お願い出来る?」
「御意です」
「それじゃあ三人を止めに行くか」
「はい、ご主人様」
そして、愛紗達に向かって走り出したのだった。

自分たちは袁術軍を蹴散らし、恋を仲間にすることに成功。
雪蓮は、実は前もって分隊にした冥琳、黄蓋達が袁術の城を次々と落としていた。
戦場に残っていた甘寧、周泰も後詰めの為この場を後にする。

こうして揚州を全て手に入れた報告が、唯一人残っていた雪蓮の元に来た。
しかし、孫呉回復の為に先陣をきるであろう雪蓮が、居残ったのが甚だ疑問だったが。
まずは祝いの言葉をかけた。
「孫呉奪還おめでとう雪蓮」
「ありがとう、一刀。揚州奪還の協力、どれだけ言葉を列ねても、どんだけ感謝しても足らないわ………でもね予定よりかなり急にで人手足りないのよね、だから一刀を揚州奪還のお祝いとして3ヶ月程借りるわよ♪」
「…………………」
長い沈黙の後。
一刀を含めた劉備軍一同。
「えええええええぇぇぇ――――――!」
結局行くになってしまうのだが、ただただひたすらに大変だった。
263名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 03:34:14 ID:u3A6KajxO
264名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 03:36:41 ID:nUci12VO0
終わったのかな
一刀十三号兄ちゃん乙〜

出張3ヶ月でこってり搾り取られそうだな
265名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 07:04:33 ID:g48eHijS0
>>262
条件として桃香の同行&朱里の策である天下三分(二分)に協力する事
蜀進攻時の一般人の領内追加の許可等は必須だな
266名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 07:06:45 ID:g48eHijS0
>>265
補則:同盟した事を華琳達に報せる為政略結婚ネタは必須
267名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 07:43:48 ID:g48eHijS0
>>265
補則2:美羽は華琳に負けて徐州に来た麗羽様一行と鉢合わせした処を一刀に発見されまとめて保護させる
(雪蓮も居たけど桃香達の説得&一刀の提案で美羽は一刀専属のメイド(見習い)にする事で解決)
268名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 07:48:10 ID:u3A6KajxO
人に設定押し付けないで自分で書けカス。
269名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 08:50:00 ID:9N2MjySy0
ID表示に気付かないで自作自演してるバカだから、言っても無駄。
270名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 08:59:34 ID:dg5IBlV60
春蘭は怪談とか苦手なかんじ
271名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 09:08:59 ID:9sbVuArY0
正直十三号氏の更新が一番の楽しみな今日この頃
魏ルート出身設定をどこで生かしてくるのか楽しみだ
272名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 09:31:38 ID:LXS4DKAF0
所々文字の抜けがあったりするから、書き終わったら黙読と音読の推敲をする事をおススメする
273名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 10:05:08 ID:qCitgzSq0
>>262
相変わらず面白いねー
次回も期待だ
274名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 11:32:57 ID:n+Z9pEda0
美羽√とメーテル新作まだかなまだかな。
ワクワクテカテカしながら待ってる。
275名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 11:33:56 ID:3zYVZMMw0
>>269
補足って言ってるんだから自演では無いんだろう。
ただひたすら展開希望を垂れ流してるアレな奴ではあるが。

つーか多分そいつだと思うんだけど、最近展開希望をネタのごとく書く奴がいるな。
276名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 12:25:35 ID:dyw2zVGg0
次を楽しみに待つ


ところで誰か稟か紫苑で書いてくれる人いないかなぁ・・・
277名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 12:32:44 ID:9N2MjySy0
>>275
正直、書いてから時間見て自演じゃないと、気がついた。
反省している。
278名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 12:43:48 ID:g48eHijS0
>>264
雪蓮さんの妊娠確実!?(最終的に蜀軍を含めて娘誕生ENDを妄想中)
279名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 12:54:51 ID:4al8fNWI0
>276
紫苑はおれも見たい
エッチなお姉さんは需要ないのかなw
280名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:01:35 ID:g48eHijS0
>>276
紫苑がメインの話は赤ずきんしか知らないからな(森で一人暮らしの未亡人役)
281名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:09:23 ID:3YFtlxYk0
エッチな漢女さんなら…
282名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:33:31 ID:BYOFz1UJ0
曹魏†学園三時間目投下予告
全7/7予定

前回の訂正
×どうやら11人いるが部屋の空き数から6部屋しか使えないらしい。
○どうやら12人いるが部屋の空き数から7部屋しか使えないらしい。

部屋の配置→拠点フェイズ通り
華琳、[春蘭、秋蘭]、霞、桂花、[稟、風]、[真桜、沙和、凪]、[季衣、流琉] 12人 7部屋

ホウケイ→宝言慧→宝慧置換
283名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:38:05 ID:u3A6KajxO
wktk
284曹魏†学園三時間目1/7:2009/02/08(日) 13:38:21 ID:BYOFz1UJ0
13人禁煙席で、と言うとウェイトレスさんは少し店内を見回して空席状況を確認したあと一番奥のテーブルへ案内してくれた。
店内は昼過ぎということだが疎らに人がおり、13人が一緒に座れるようなまとまった席は無かったため、奥の一角で4人掛けのテーブルを3台寄せ合って座ることになった。
華琳たちに先に席についてもらい自分は空いた隅に座ればいいかと思っていると先に座った華琳が自分の隣に座るよう命令してきた。

「何をしているの?早く座りなさいな」
いつもなら春蘭と桂花が先を争って奪い合っているのだが、俺がいなくなった間に何かあったのか。
「俺が座ってもいいのか?」
「ふん。別に華琳様のお隣の椅子が一つしかないというわけではないわ。それにこんな狭い机で下手にアンタと隣同士になるほうが苦痛よ」
「北郷、華琳様のご命令だ。我らは気にせず座るといい」
「それでいいなら座るけど…秋蘭、俺の居ない間に何かあったの?」
「特に変わったこと…はなかったとは言い切れないな。だが問題ない」
秋蘭は微笑むように、華琳と俺を見比べて答える。まぁ、華琳も戦争ばかりの日々から開放されてもっと女の子らしくなっていればいいんだが、相変わらず隣に並ぶと緊張する。
やはり覇者の風格は戦乱が終わっても変わっていないんだな。
「では風はお兄さんの隣に座ることにしましょう」
「うはぁ〜、隊長モテモテやな」
「両手に華とは男冥利に尽きるじゃねぇかよ」

真桜と風(の頭に載った宝慧)に冷やかされつつ緊張気味に俺が席に着き、他の面々も華琳を囲むように座に着いた。
ご注文がお決まりになったらお呼びくださいと言って案内をしてくれたウェイトレスさんは忙しそうに次のテーブルの注文を聞きに向かっていった。

「春蘭様ぁ〜、早く注文しましょうよぉ〜」
「そう焦るな季衣。おい、北郷。ここではどういう料理が出るのだ?」
「天の国の料理と言っても霞を食うようなことはないだろう。北郷、菜譜くらいないのか?」
「ああ、それならこれだよ」

秋蘭にテーブルの端に置いてある三組のメニュー表のうちの一組を渡し、もう一組を反対側へ回す。それからもう一組を華琳に渡した。
285曹魏†学園三時間目2/7:2009/02/08(日) 13:45:32 ID:BYOFz1UJ0
「うわぁー、絵入りなんですね春蘭様ぁ。流琉、どれがいいと思う?」
「あ、この黒いのって以前お兄様に教えていただいた"はんばーぐ"というのに似てますね」
「"しゃしん"にはこんな使い方もあったんやなぁ。しかもウチの作った"かめら"より性能ええでコレ」
「なぁ、一刀ぉ。お酒はないん?ウチ今めっちゃ酒飲みたいねん」
「あー!沙和この甘そうなのがいいのー。ねー隊長これって果物だよねー?」
「おい沙和、甘いものはあとでいいだろ。それより隊長、これは一人分ということなのでしょうか?」
全部一品料理だからみんな好きなのを頼むといいよと口では言ったが、正直こちらの財布的にあまり大量に注文されると厳しい。
ここに来る途中、念のためへそくりのお金を全部持ち出してきたが、あくまで対季衣を想定して用意したお金であって他の面々までモリモリと食べ始めると足りなくなるかもしれないぞ…。
「ねぇ、一刀、ところでこれはあなたの国の文字なのかしら?」
「え?」
華琳の指差すメニューの部分を見たがどう見ても日本語だ。別にアラビア語だの象形文字というわけではないが…ん?俺ってそういえばあちらの世界で初めから文字が読めていたっけ?
「もしかして読めない…?」
「ええ、部分的に私たちの言葉と似た文字も使っているようだけれど。そういえばあなたも最初うちの文官たちから言葉を習っていたわね」
「だが絵があるから問題ないぞ、北郷。おい秋蘭、私はこれにするぞ」
「ふむ、姉者がそれなら私はこちらにしてみるとしよう」
「あら、春蘭に秋蘭も決まったの?では先に注文しましょうか。一刀はもう決めたの?」
「いや、それより言葉が分からないのに見た目だけで決めていいのか?」
「問題ないでしょう。そもそも土地が違うのだから使う食材も違うでしょうし、言葉で説明されるより実物を見たほうが早いわ」
言葉が分からないのにそれを全く意に介さない彼女たちには驚く。さすが豪胆というか…。
まぁ日本語はそんなに難しいわけではないし…いや、簡単なのは発音のほうか。読み書きを教えるとなると日本語ってどうなんだろう…相当難しい部類なんじゃなかろうか。
だが多少は漢字も分かるし、それに明晰な彼女たちのことだからそんなに難しいことではないのかもしれないな。…春蘭や季衣は怪しいが。
286名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:46:23 ID:uX0LXosJ0
曹操学園支援
287名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:46:32 ID:u3A6KajxO
支援
288名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:46:34 ID:nUci12VO0
支援
289曹魏†学園三時間目3/7:2009/02/08(日) 13:50:43 ID:BYOFz1UJ0
食事をしながら改めてどうしてここに来たのか、どうやって来たのか聞いてみたが誰もわからないと言う。
「じゃあ、みんな何で日本…天の国へ来たか分からないというわけなのか」
「分かっているのは酒盛りをしていたら一刀殿の部屋で寝ていたと、そういうことのようです」
「でも何でよりによってアンタの部屋なのよ。あっ、そういえば私たちが寝ている間に何かしなかったでしょうね!?
 アンタのことだから私たちが知らない間に襲っているということも…華琳様!やはり今すぐ首を刎ねるべきかと」
「そうね、私たちが寝ている間に何をしたのかというのには興味はあるけれど、桂花、今私たちは見ず知らずの土地にいるのよ。
 ここで無闇に一刀の首を刎ねるということは自らの首を刎ねることに等しいわ。まぁ、そのことに関してはあとでじっくり聞かせてもらいましょう」
「だから何もしてないってば」
料理に夢中になっている季衣や春蘭たちは置いておいて、華琳と軍師たちで今後について相談しているんだがそもそもどうやって、なぜ来れたのかわからなければやるべきことも分からないのだ。
そういえば俺も初めあっちの世界では何をすればいいのか分からなかったな。あの時、刺史の権限で住む場所や仕事をくれた上に処世術まで教えてくれた華琳。
本当ならここでその恩を返すべきなんだが、今はただの一学生である俺にはあの時華琳がくれた恩を返す術が見当たるわけが無い。
「そもそも生活資金すらないのにどうしたらいいんだ」
「あらん、そのことなら大丈夫だわよん♪」
「え?」
290曹魏†学園三時間目4/7:2009/02/08(日) 13:55:34 ID:BYOFz1UJ0
声のするほうを見ると、裸で頭に三つ編みを付けた筋骨隆々の大男?が立っていた。
「久しぶりねん、ご主人様。どこにいるのかずいぶん探し回ったじゃない。でもわたしとご主人様は赤い糸で結ばれているからどこにいようとも探し出して見せるわ♪」
「ヒッ…」
短い悲鳴を上げて華琳がぐったりと倒れた。他の面々も箸を止め呆然と男を見上げ言葉を失った。
「ぐふふ、あまりの美しさに気を失ってしまうなんて、わたしってば罪なお・ん・な☆」
「だ、誰だ、お前は!?」
「華琳様!?傷は深くありません!お気を確かに!」
「なぁ秋蘭。これもお前たちの知り合いか?」
警戒態勢に入った春蘭と華琳の介抱をしている桂花の横で今一番冷静そうにこの男を見上げている秋蘭に尋ねてみた。
「いや、北郷も我々と一緒にいたのだから分かるだろう。こんな化け物、華琳様の魏にはいないぞ」
「だぁれが井戸から沸いて出てくる化け物ですってぇ?」
「春蘭も無闇に喧嘩沙汰にはしないでくれ。それであんたは一体誰なんだ?」
秋蘭は知り合いではないと言っているが、俺のほうも初対面だ。少なくとも俺の知り合いにこんな奴はいないし、いたとしても忘れることはできないだろう…悪い意味で。
「そういえば初対面ってことなのかしらん。あたしは貂蝉。都の…っと、ここだとフランチェスカ学園の理事長をやっているわん。よろしくね♪」
「り、理事長!?」
そんな人なら式典で間違いなく一度は目にしたことがあるはずだが…。
もう一度貂蝉と名乗るこの男のような人物に目を向けて、考えを改めることにした。
この風貌は脳が記憶を拒むっていう場合もあるもんな!
「それで理事長がどういったご用件でここへ来たんですか?」
理事長直々に来るということは何か事件でも起こったのか。確かにここに事件は存在するんだが。

こんな容姿でも一応理事長ということで念のため敬語で聞いてみた。
291名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:57:22 ID:nUci12VO0
結構便利なキャラだなw>貂蝉
292名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 13:59:44 ID:y01RpkIb0
そういう意味ではバケモノ師弟は外史との繋ぎで楽だよな
293名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:05:07 ID:9fBbgIci0
支援
294名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:05:39 ID:LXS4DKAF0
貂蝉が理事長なら卑弥呼は校長かなにかか!?
なんてくどいメンツだ・・・
295曹魏†学園三時間目5/7 1レス増加予定:2009/02/08(日) 14:06:37 ID:BYOFz1UJ0
「もちろんご主人様へあたしの愛の告白を届けに来たのよん。この日が来るのを待ちわびたわ!これだけわたしを焦らしておいて…ご主人様ってばイ・ケ・ズ☆」
「北郷…お前にそういう趣味があったとは…」
「むぅ、ご主人様と呼ばせているのか…やはりお前、趣味が悪いな」
「隊長、それくらいで自分は隊長を見捨てたりはしませんので…。でも出来ればそういうことはもっと隠れてやるべきだと思います」
「そーやで、一刀。うちは心が広いさかいそのくらいなら別に構わへんでー」
「いやぁ、お兄さんが女だけでは飽き足らずついにその手を男にまで手を伸ばしていたとは。種馬と呼ばれようともせめて倫理観だけは守ってもらいたいものです」
「隊長なんてケツ掘られてヒーヒー言ってればいいのー。二度とその汚い口を沙和に向けるな、なのー」
「流琉、この人お兄ちゃんの知り合い?」
「え、ええっと、仲がいいのは確かなんだけど…季衣にはまだ早いからいいの!」
「一刀殿がド変態だと言うのは前々から理解していましたが、よもやこちらも守備範囲だったとは…さすがに予想外です、ブフッ!」
「しっかりしろ稟!それにそんな趣味はないから勘違いしないでくれ。そもそもこれが初対面だから!」
「やっぱり変態は変態同士乳繰り合っていればいいんだわ、汚らわしい」
「隊長、よければウチの改良型お菊ちゃん三号を貸したげるで。今度は新機能で先端が回転するだけやのうてな――」
296名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:10:00 ID:9N2MjySy0
支援
297曹魏†学園三時間目6/7 1レス増加予定:2009/02/08(日) 14:13:45 ID:BYOFz1UJ0
春蘭たちだけじゃなく流琉や凪たちまで、その冷めた目でこっちを見るのはやめてくれ。そもそも華琳とそういう関係な奴はどうなんだ!?
女の同性愛はよくて男の同性愛は駄目なのか?いや、俺はそもそもそういう気はないんだが。って何で俺はこんなに焦っているんだ。俺は悪くないぞ。そうだ何一つ悪くない。
「悪いが貂蝉さん、俺にはその気はないから。他の人を当たったほうがいいよ」
「いやん、またフラれちゃったわ。わたしのガラスの心にヒビが!でも漢女道に諦めの二文字はないのよん。いつの日か必ずご主人様を振り向かせてあげるわ♪」
「いやいやいや、もう諦めたほうがいいですよ。というか諦めてください。お願いします」
「ぐふふ、またそういうプレイでわたしを困らせる気なんでしょ。でも残念ながら今回の用件はこれを届けることなの。今頃困っているだろうと思ってつい張り切っちゃったわよ♪」
「その身なりで冗談はやめてくれ。…ってこれ通帳?」
ほぼ全裸のはずの貂蝉がどこからともなく何冊もの預金通帳を取り出しテーブルに並べた。どこから取り出したかはあえて問わない。
298名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:15:14 ID:u3A6KajxO
生温かい通帳……
299曹魏†学園三時間目7/7 1レス増加予定:2009/02/08(日) 14:19:18 ID:BYOFz1UJ0
「そうよん♪そこにこの子たちの生活費が入っているわ。わたしがこの子たちの保護者ってわけだからフランチェスカにも入れたの」
「え?保護者って華琳たちの保護者なのか?」
驚いた。ということはこの人は華琳たちの出身を知っているのだろうか。
「まさかこんな奴が我々の保護者とは…」
秋蘭、その気持ちはよくわかるぞ。俺がもしあの世界にやってきたばかりの時にこんな奴に保護されたらと思うと逃げ出していただろう。
「ありえないわ!天中殺よ!この世の終わりよ!何でよりによってこんな化け物に保護されなきゃいけないわけ!?それくらいなら死んだほうがマシよ!」
「誰がバラ色の背景を背負って年中無休どこからともなく現れる筋肉達磨ですってぇ!」
「ヒィィィイイイイイ」
あー、ついに桂花も気絶したな。華琳は相変わらず青い顔で気絶したままだし、この場をまとめれる人間がいないぞ。
「おーい、華琳。起きてくれ」
軽く頬を叩いたり体を揺さぶって何とか起こしたが、目の前の貂蝉を見て再び硬直し言葉を失う華琳。
「か、一刀。アレは一体何なのよ!?」
「何って言われてもなぁ。フランチェスカの理事長らしい」
「あー、華琳様。目が覚めましたか。華琳様が気絶した間の話を掻い摘んでご説明すると、この人が私たちの保護者になるということです」
「そういうこと。よろしくねん。曹操ちゃん♪」
貂蝉が卒倒しそうなほど気持ち悪いウインクを華琳に送っている。よかった。俺、あの時曹操に保護されて本当によかった。
「何でこの私があんなのに保護されなきゃならないのよ!」
ハッと我に返った華琳が憤慨しその憤りを俺にぶつけてくるが、俺にはどうしようもない。
「まぁそうは言っても俺一人だと華琳たちの生活費も出せないし、まとめて面倒見てくれるっていうのなら、ここはありがたく引き受けてもらったほうがいいんじゃないのか」
「く、この曹孟徳最大の屈辱だわ…」
300曹魏†学園三時間目8/7 1レス増加予定:2009/02/08(日) 14:23:16 ID:BYOFz1UJ0
「一刀殿、ところでこれがお金になるのでしょうか」
稟が先ほどテーブルに並べられた通帳の一枚を手に取り繁々とページを繰りながら尋ねてきた。
「いや、それはお金を引き出すのに使うんだよ。さっき俺がお金下ろしてきただろ。それを証明書に預けたお金を引き出したり残高を確認したりするんだよ。」
って、そういえば言葉が分からないんだったな。
「貂蝉って理事長なんだろ?華琳…曹操たちは文字が分からないんだがこのまま学園へ行って問題ないのか?」
この貂蝉という男、もしかしたら俺のいた三国志の世界を知っていて華琳たちがこちらに来た原因も知っているんじゃなかろうか。
さっきから核心となることを上手いことはぐらかされているのでそう簡単に教えてくれそうもないが、理事長ならまた聞ける機会もあるだろう。
この貂蝉が彼女たちをこちらに呼んだのか、それとも貂蝉も巻き込まれた人間の一人なのか、それは分からないが今直面している問題は彼女たちの非識字だ。
もし字が読めないとなれば学園を退学させられるかもしれない。
「あらん。そういうことならせっかく明日から登校してもらおうと思っていたけれど、その前にお勉強してきてもらわなきゃね。
 それじゃ明日はご主人様にみんなのことは任せようかしらん」
「え?でも俺も明日は普通の授業を受けなきゃならないんだけど」
「それなら特別に理事長権限で出席ってことにしてあ・げ・る☆ そうと決まればさっそく手続きをしてくるわ。頑張ってねご主人様」
言うことだけ言った貂蝉は腰をクネクネと振りながら店を出て行ったが、あれは本来ファッションショーでモデルの"女性"がやるものではなかろうか…。
「一刀、ご主人様って一体どういうこと?」
「またそのツッコミか!」

その後、食欲が無くなったため箸が進まなくなった面々は早々に遅い昼食を終えたのであった。
後に華琳に初めて食べたこちらの料理はどうだったかと尋ねたが、味はおろか何を食べたのかすら覚えていなかったという。
301名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:30:03 ID:nUci12VO0

先は長そうだががんばるですよ
302名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:32:28 ID:9fBbgIci0
お菊ちゃん三号すげえwwwwwwwwww
303名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:34:39 ID:n+Z9pEda0
桂花かわええ……
304名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:41:48 ID:BYOFz1UJ0
一度に全員登場させたことを後悔している
どうやればいいのか想像もできないけど順次に出したほうがよかった
10人会話させるだけで全然話が進まない…
305名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:41:53 ID:SvRkfblu0
乙ー。
しかし、現代日本で貂蝉って名前で理事長やってますって言ってるかと思うとすさまじくシュールだw
306名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:46:43 ID:uX0LXosJ0
>>300
乙ー。
次回のいけない北郷先生に期待しております

>>305
きっとゲイ名なんだよ
307名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 14:56:01 ID:y01RpkIb0
298の書き込みとその後の筋肉達磨のセリフが超配合されて笑った
308名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:02:43 ID:9fBbgIci0
次回の北郷先生の授業が楽しみだ
種馬らしくキャッキャウフフチュッチュベロベロするんだな
309名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:05:34 ID:SvRkfblu0
え、抱きながら背中に字を書いてこれが「あ」だ、とかいうのかw
310名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:13:03 ID:ltVRgC2w0
語学勉強の時って、興味があるなら外国の小説なんかを読む時結構読めるじゃないですか。
このパターンにのっとるなら稟が「こ、これもこの国の言葉を学ぶためです……ぷーーっ」と、一刀秘蔵の本を鮮血で染めるに違いない。
311名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:28:30 ID:Stcvw5fZ0
常に輸血パックで点滴されてそうだな稟
312名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:29:55 ID:n+Z9pEda0
誰か止めろ! 稟が2chにアクセスするのを止めるんだ!
313名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:43:32 ID:9fBbgIci0
フランス書院文庫を読む稟が見たいです
314名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:44:24 ID:ltVRgC2w0
稟「北郷殿、このテレビという物で言っている『輸血』とは一体何のことですか」
一刀「ああ、血にはいくつか種類があるんだけどさ、怪我や病気で血が足りなくなった時、同じ種類の血を入れるための方法なんだよ」
風「おぉ。稟ちゃんにはぴったりの物があるのですね」
315名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:53:56 ID:Bjxsis+V0
>>311
輸血パック→稟→鼻血→輸血パック
こんな感じの循環ですねわかります
316名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 15:54:50 ID:ltVRgC2w0
>315
エクセルサーガのハイアットを思い出すサイクル構造だ。
317名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:01:21 ID:Pg4nGkkO0
稟の血液型が希少種だったらどうしようw
318名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:12:00 ID:lj2/fePT0
>>312
春蘭あたりは2ちゃんのガセネタに踊らされまくってそうだなw

「華琳様ぁ〜、この作品には人生が詰まっているそうです」
319名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:12:40 ID:9N2MjySy0
日本史の授業での北郷氏に対するリアクションが見物だw
320名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:12:44 ID:9fBbgIci0
曹魏†学園ではなく恋姫†学園ということで・・・他国も来たという設定で

稟「文字の勉強には、実際に書物を読むのが一番です。
  それに、文化や風俗を学ぶうえでも役に立つのです。
  決してやましい気持ちなど・・・・・」

目の前にある本の山、官能小説と同人誌と呼ばれるものである

稟「さて、ねっと通販なるもので取り寄せたるこれらの本。
  生活費を削ってまで手に入れたのですから、結果を出さねばなりませんね。」

最初に手にとったのは純愛801本、ペンネームは鳳雛

稟「・・・ぐはっ。   まだまだ、これしきの事で・・・」

次に手に取ったるは鬼畜801本、ペンネームは伏龍

稟「・・・こっ、このような場所で・・・  ああ、一刀殿の剛刀が理事長の中にッ!
   ・・・ブーーーー!!」


その後、部屋を訪れた一刀により救急車が呼ばれた
321名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:13:34 ID:SvRkfblu0
やっぱり、みんな自分たち(男武将)の歴史事実をつきつけられてショック受けるんだろうかw

しかし、連載ものは大変だろうなー。
いまいくつくらい連載あるんだっけ?
322名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:15:54 ID:K/g1BT2N0
SSというか予告編みたいのができたので投下してもいいですか?

スケジュール的に連載は難しいんですが…
323名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:18:10 ID:9fBbgIci0
>>322

支援するよ
324名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:25:00 ID:ltVRgC2w0
華琳「稟に耐性をつけたいと思うのだけど、何かいい案は無いかしら」
風「うーん。稟ちゃんは一を聞いて十を知る、えろえろ妄想さんですから……そうだ。妄想が膨らむより早くえろえろで満たしてしまえばいいのです」
華琳「どういう事?」
風「くぅ」
華琳・一刀「寝るな」
風「おおっ。明るい未来の事を考えたらつい眠ってしまったのですよ。鍵はお兄さんです」
一刀「俺?」
風「はい。稟ちゃんが鼻血を吹くよりも早く、妄想よりも現実のほうが凄いと知れば、妄想で鼻血を吹くことなんてなくなるはず。お兄さんが知る限りの事を稟ちゃんにしてしまえばいいのです」
華琳「つまり、妄想ごときで興奮しないほど、現実の良さを教え込むのね」
風「はい、それが出来るのは曹魏広しといえども『曹魏の種馬』の異名を欲しいままにするお兄さんしかいません」
一刀「お、俺の価値って……」
325名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:25:13 ID:g48eHijS0
>>284
出来る事なら学費&食事代は不動先輩持ち設定にして欲しかった
理事長→卑弥呼(真名:師匠)・学長:貂蝉(真名:神我人(読み:けがにん))して欲しかった
326名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:25:30 ID:ltVRgC2w0
投下前に横槍失礼。支援します。
3271/3:2009/02/08(日) 16:32:43 ID:K/g1BT2N0
では、お言葉に甘えて
予告編投下します、多分3レスほど
主人公恋姫無双の北郷一刀で真・恋姫無双SSです

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

―─それは、一度終焉を迎えたはずの物語──

「ホンマかずピーは変わったなぁ。ちょうど一年くらい前からやったけ…なんか今のかずピーなら一国を支配できそうな感じまでしてくるわ」

(確かに一般的には充実してるって言っていいのかもしれない…でも、何か忘れているような気がする…とても大切だった何かを)

──続いていくはずだった日常──

「貴様が忘れているものを取り戻したければ午前零時、歴史資料館へ来い」

「…其処に何があるんだ?」

「新たな物語への“切符”とでも言っておこう」

──しかし、それは終わり(エピローグ)ではなく始まり(プロローグ)──

「あ…い…しゃ?」

(クソッ、なんでこんな大事なことを忘れてたんだよ俺は)

328名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:33:18 ID:g48eHijS0
>>320
呉のヒロインが娘同伴で現世召喚は可能!?
3292/3:2009/02/08(日) 16:34:43 ID:K/g1BT2N0
──始まりの鐘は鳴り響く──

「なんでお前らが?」

「貴様はただ願え、その“願い”が新たな物語生み出す“力”となる」

「ありがとう、二人とも。じゃあ、行ってくる」

──そして、新たな物語が幕を開ける──

 恋姫†無双feat.真・恋姫†無双〜ドキッ☆乙女繚乱☆三国志演義〜
3303/3:2009/02/08(日) 16:35:43 ID:K/g1BT2N0
──かくして再び幕を開けた物語──

「此処は…何処だ?」」

(三国時代っていうのは間違いないみたいだな)

──しかし、それは前の物語と同じようで…──

「せ…い…?」

「恋、恋じゃないか」

──少し違った物語──

「おやおや、天の御使いというのはどういう者かと思ったが…まさかいきなり真名で呼ばれるとは思わなかった」」

「………だれ?」

──それでも、少年は再び乱世を生きる──

「私が使える主は北郷一刀ただ一人、それは世界が変わろうとも変わりません」

「ご主人様…恋…待ってる」
3314/3:2009/02/08(日) 16:36:41 ID:K/g1BT2N0
──かつての仲間との再会──

「真名で呼びなさい、前にそう言わなかったかしら?一刀」

(私を女にした責任を忘れて一年もほったらかしにするなんて…一刀ったら)

──新たな者との出会い──

「私の名前は劉備、字は玄徳、真名は桃香。よろしくね、一刀さん」

「へえ〜天の御使いなんていうから、どんなのかちょっと期待してたけど…案外普通ね」

──そして…──

「燕人張飛ここにあり、突撃、粉砕、勝利ーなのだ♪」

「はわわわわわわわわわ、ごごごごごごごごごごごごごごごごごごご主人様ぁ」

「お帰りなさい、ご主人様」


──                ──


「あははははは、そうね、壊しちゃえばいいんだ♪ご主人様があんな腑抜けになっちゃたこんな世界なんて必要ないもんね♪」
332名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:37:50 ID:9N2MjySy0
>>325
ちょっと頭冷やそうか?

というか、いい加減にしろ。
作者への話の押しつけや、展開予想は作者のモチベーションを下げるだけだ。

そんなに自分の思い通りにしたいなら、自分で書け。
もちろん、文才が無いなんて言い訳は無しだ。
そうやって逃げるようなら初めから人に押しつけずに、自分の頭の中だけでやれ。
333名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:42:15 ID:K/g1BT2N0
以上です。やっぱり、一つオーバーしちまったorz
連載の方は気が向いて時間があったらしたいと思います。


暇な方はどれが誰のセリフか当ててみてください。
(まあ、モロなのがほとんどですけどw)
334名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:45:41 ID:lj2/fePT0
黒桃香wwwwww


>>332
そいつは釣り(とはちと違うが)だろ
どこの投稿サイトにもそういう風に感想欄に妄想書くやついるし
335名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:50:40 ID:9N2MjySy0
すまない、朝から似たような書き込みばかりしてるから、ついカッとなった。
3364スレ825改め新屋敷 ◆QbpJ9c0cNo :2009/02/08(日) 16:53:10 ID:Zad8cVZK0

・どもどもお久しぶりです。
・存在をすでに忘れられているような気がするので、今回からコテで。
・今回は蜀。愛紗メイン。
・一部本編の展開と被るところアリ。
・前編、後編の予定。余力があればEX編も。

他に投下する人がいなさそうなら、開始します。
337名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:56:54 ID:aBoMbQxg0
支援ならここにいるぞー
338名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 16:57:57 ID:9N2MjySy0
桂花ブームの走りの人じゃないか!?
339『恋する理由、死ぬ理由(前編)』1/21:2009/02/08(日) 16:59:00 ID:Zad8cVZK0
 春眠暁を覚えずとはよく言ったもので、春の光には催眠効果でもあるのではないかと
思ってしまいそうな昼下がり。
 しかしそんなまったり感とは真逆の焦燥を、俺は抱えていた。
 そんな危急存亡の春(トキ)から始まる、巴蜀の春の物語。



 ちらっ。ちらっ、ちらっ。
 目の前に山と積まれた竹簡の隙間から物言いたげな視線を送ってみるが、
「…………」
 返ってきたのは見事なまでのシカト。
 露骨なまでに注視したし、相手は天下無双の豪傑なわけで、つまるところ余人の気配
を察する達人なわけで、よもや気づいてないということはあるまい。要は相手をする気
がない、という意思表示なわけだ。
「はあ……」
 それにしても憎っくきはこの竹簡の山だ。こんな量どこからわいてくるんだと思う。
最初の頃、へ〜これが竹簡か、なんて珍しがってた自分が恨めしい。
「ああ、もう……」
 渋々ながら手近にあったひとつをからからと開いて中を検める。そこには漢中方面に
派遣される予定の魏の戦力状況が詳細に記されていた。
「敵の総大将は夏侯淵か……」
 軍団情報に弓と奇襲を得意とする猛将の名前を見つけ、さらに憂鬱な気分になった。
蜀の頭頂ともいえる漢中に、自軍の宿将を配置するとは、曹操もそろそろ本気を出し始
めたということなのだろう。
「ただ、歴史の中では夏侯淵にとって漢中は死処だったはず。この世界でも上手くい
けば、曹操の片手を封じることが出来るかもな……」
 三国志において夏侯淵を滅ぼした紫苑のことを思い浮かべながらつぶやく。
「いかに歴史を知っていても、ちゃんと考えて、万全の備えをもって臨むべきだけどさ」
 万が一にでも歴史が狂って逆に紫苑が敗れるようなことがあったら……と考えると、
少し怖かった。
340『恋する理由、死ぬ理由(前編)』2/21:2009/02/08(日) 16:59:50 ID:Zad8cVZK0
 戦うということは死ぬ可能性があるということ。戦場に配下を送り込む立場の人間と
して、その確率を限りなくゼロに近づける、それが上に立つ人間の責任だ、などと思い
ながら他に有益な情報がないか竹簡をさらに読み込もうとすると、さっき俺のことを無
視した御方から声がかかった。
「ひとつの書簡にいつまで時間をかけておいでですか」
 漆黒の中に艶を秘める美しき長髪。それを誇るでもなく、片方だけラフに結わえてた
だ風に揺られるに任せていた乙女が、美髪と同様に黒く落ち着きをたたえる目で、俺の
ことをにらみつけていた。
 イケナイことをしていたわけではないのに、そのまっすぐな視線に思わず目を逸らし
てしまう。……別に、華美を抑え、戦場での動きやすさを重視して誂えられた服は露出
が多くていいなあとか思ってたからとかじゃないですよ?
「ご主人様、人が話をしているときは、こちらをきちんと向いてください」
 美髪の主――愛紗がぐいっとにじり寄ってくる。
「あ、いや、その……」
 接近したことで匂った女の子特有の甘い香りにドキマギしてしまうが、ふとこっちも
言いたいことがあったんだと思い出す。
「というか、愛紗、この竹簡の山は多すぎだろう? 俺こんなに処理できないぞ」
「竹簡の山?」
「あれだよ、あれ」
 書卓をはさんだ向こう側で絶望的に展開する暗黒物質を指差しする。
「ああ、あれですか」
「あれですかって、……愛紗?」
 些細なことであるかのように言い放つ愛紗がとても意地悪く見えたんだが、まさか
……。
「当然あれはまだ序の口、ほんの一部です。むしろこれからが本番と心得ていただき
たい。あれごときで音を上げるようでは困ります」
「無理、それは絶対無理」
341名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:00:31 ID:aBoMbQxg0
支援、桂花SS把握w
342名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:00:38 ID:P1cEzLEs0
支援ですよ〜
343名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:00:52 ID:9N2MjySy0
支援
344『恋する理由、死ぬ理由(前編)』3/21:2009/02/08(日) 17:03:40 ID:Zad8cVZK0
 書卓の前に展開する量だけで腹十二分目を遥かに通り越し、処理するよりも逃亡を真
っ先に考えてしまうくらいですよ? それがあと何山あるって?
「愛紗は俺を過労死させる気か。もう少し労わってくれても……」
「七日前。月、詠と午後のお茶会とやらに没頭。重大事にだけ対応くださる」
 突然前後の脈絡と関係のないことを言い出す愛紗。
「六日前。ねねと軍将棋に明け暮れる。竹簡がたまってきていることを申し上げるが取
り合っていただけず」
 つぶやく愛紗の手元にはメモみたいなものが。
「五日前。恋と昼寝。ゆすっても呼びかけても反応いただけず。それはもう屍とごとく
眠っておられた」
 だんだん何を言わんとしているのか察しがついてきたが……。
「四日前。星とメンマがどうとか激論を交わされる。そのまま宴会に。仕事どころかこ
ちらまで酒席にひっぱりこもうと為される始末」
 この一週間は確かに遊んだ。確かに遊んだけど……。
「三日前。朱里、雛里と読書。知識習得のためと仰られていたが、ろくでもない知識習
得をされていたことが後で発覚。竹簡の山を次々と形成して差し上げる」
 いま、さらりととんでもないこと言わなかったか?
「二日前。鈴々と川遊び。釣りにも興じ、余りに釣れるものだからといって魚料理大会
にまで発展。その影響で全将官の仕事がストップ。ご自分だけでは飽き足らず国全体を
巻き込みになられた」
 いや、それはいい息抜きになったってみんな言って……。
「昨日。桃香さまと足湯に行かれる。おふたりだけで湯……。それはいいとしても仕事
をまったくしていただけないのは本当に困った」
 メモを読み上げた愛紗は、深くためいきをついた。
「す、少し遊びすぎたかもしれないけどさ、だから今日こうして仕事をしてるわけで」
「当たり前ですっ。こんなにためこんでから何を仰っているのですか。しんどそうな振
りをする暇がおありならさっさと竹簡を処理していってくださいっ」
「ひ、ひどっ!?」
345名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:06:13 ID:9N2MjySy0
愛紗は竹簡と共に一週間放置ww
支援
346名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:06:21 ID:aBoMbQxg0
支援
347『恋する理由、死ぬ理由(前編)』4/21:2009/02/08(日) 17:07:01 ID:Zad8cVZK0
「それにしても愛紗ちゃん、ご主人様のことよく見てるよねー」
 俺の横で黙々と仕事をこなしていた桃香がつぶやく。
「そ、それはっ。しっかりと処理していただかないと。国の行く末にかかわることです
から」
「ふうん。でも、いくつかわたしでも処理できそうな事案がありそうだけど、ぜんぶご
主人様に行ってるのは何でなの?」
 なぜか俺に加勢してくれる桃香。いいぞ、もっと言ってくれ。
「では、この山の半分を桃香さまが受け入れてくださる、と?」
「ふぇっ!?」
 愛紗の一撃で、あっさりと勢いを失う援軍。
 すがるような視線を桃香に向けてみるが、ふいっと視線を逸らされてしまった。
「ほ、ほらわたしはわたしで仕事いっぱいだしね? 朱里ちゃんとごはんとか、鈴々ち
ゃんとお昼寝とか」
 いや、それは仕事じゃないから。
 心の中のつっこみも空しく、桃香は俺を見捨ててすたこらと政務殿を出て行った。
 取り残されたのは、遅刻寸前で教室に滑り込んできた出来の悪い級友をしかりつけよ
うとする学級委員長のような視線でにらみつけてくる愛紗と、その対象たる俺。
「あー、愛紗」
 仕方ない、と腹を括る。
「仕事するからさ、ちょびっと手伝ってくれない?」
「政務をこなすのは当然です。……それで、あと何とおっしゃったのです?」
「だから少し手伝ってほしいな、と」
「申し訳ありません。最近耳が遠くなってしまっておりまして」
「愛紗に、仕事を、手伝ってほしいって、言ってるの」
 今度こそ聞こえるように区切り区切りに言う。
 聞こえたのか、聞こえてないのか、愛紗は、自分をやさしく抱くようにして少しうつ
むいた。
「……仕方ないですね。この分量をご主人様だけにお任せすると、何日かかるか判りま
せん。その間、国政が止まるのも困る。私が手伝って差し上げます」
348名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:09:05 ID:P1cEzLEs0
愛紗可愛いよ。支援。
349『恋する理由、死ぬ理由(前編)』5/21:2009/02/08(日) 17:09:40 ID:Zad8cVZK0
「本当か? 助かる」
 言ってみるもんだな。堅物の愛紗が手伝ってくれるなんて思ってもみなかった。
「そうと決まったらさっさとはじめましょう」
 書卓と書卓を横に合体させる愛紗。
 俺の席、愛紗の席、ということらしい。
「横で連携を取りながら処理していきます。判らないことがあったら都度お聞きくだ
さい」
 そう言い捨てて、愛紗が仕事に取りかかる。
 俺もやらないと、と慌てて席について仕事を開始するが、意外に愛紗との距離が
近く、意識の半分ぐらいがそっちに向いてしまう。こんなんで仕事になるのかな。
「ご主人様、この案件ですが」
 竹簡を示しながら物理的な距離を縮めてくる愛紗。さっきも感じた甘い匂いが鼻腔を
くすぐる。
 本来は嬉しくて楽しい出来事の筈なのに……。今は、この場においては……、
「か、軽い拷問じゃないか……」
 仕事をしなきゃならないのに、仕事にならない要因が傍にいて、その要因が仕事をし
ろと責め立ててくる。
「こんなことなら少しは仕事しとくんだった……」
 この一週間の行状を、ほんの少し後悔し始めていたが、もう後の祭りだった。
350『恋する理由、死ぬ理由(前編)』6/21:2009/02/08(日) 17:11:56 ID:Zad8cVZK0
「ふいー」
 結局明け方までかかりながらも愛紗に手伝ってもらったお陰でたまっていた政務を一
通り処理することが出来た。
 本来なら睡眠でも取りたいところだが、俺も愛紗も今日の仕事がある。休む間もなく
次の現場に向かう。
「俺は朱里と雛里から今後の戦略についての報告を受けて、愛紗は今日の閲兵式の
準備、か」
 閲兵式は、朱里、雛里の話を聞いたあと、俺も参加する予定だから、愛紗とはまたす
ぐに逢うんだよな。
「小言いわれないように、少し早めに用意調えておこうっと」
 幾分後ろ向きながら、同時に愛紗に迷惑をかけないようにと考えていると、朱里と
雛里、蜀の頭脳と言って差し支えのないふたりが昇殿してきた。
「ご主人様、おはようございます」
「おはようございます……」
「ふたりともおはよう」
「あれ、何だかお疲れですか?」
 朱里が俺の様子を素早く察して訊ねてくる。
「うん、一晩愛紗にしごかれちゃって、少しばかり疲れたよ」
「えっと、」
「それってつまり……」
「あわわ……」「はわわ……」
 ほんのり頬を赤く染めながら少し慌てるふたり。何かを確認するようにお互いを見合
わせて、より一層もじもじし始める。
「…………」
 そして辺りに広がる静寂。
 無言なのに、いや、無言だからか、場の温度が少し上がったような気がした。
 その様子を見ながら俺は首をかしげる。なんでいきなりこんな反応を?
 ふたりが変になる直前のセリフを思い出してみる。確か「一晩愛紗にしごかれて」、
とか言ったっけ。
351名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:12:12 ID:9N2MjySy0
支援
352『恋する理由、死ぬ理由(前編)』7/21:2009/02/08(日) 17:13:52 ID:Zad8cVZK0
「あっ」
 ……なるほど。俺たちは、まじめに政務をやっていたわけだけど、言葉だけ聞くと違
うことをしていたように取れなくもないな。
 相変わらず、このふたりは耳年増だな、と笑みがこぼれた。
「愛紗に手伝ってもらいながら政務こなしてただけなんだけど?」
「へっ!? …………はわわっ!!」「あわわっ」
 ふたりとも頭がいいから、俺が何か勘違いしてるんじゃない? と言外に含ませたこ
とに気づいた様子だった。
「ご、ご主人様ちがうんです」
「俺、何も言ってないよ。何が違うの?」
「ううう〜」
 二重で罠にはめられたことに気づき、俺をぽかぽかとたたいてくる朱里。たたく、と
言っても形だけであり、実際は甘えてるだけに過ぎない。だから俺もその手をとって朱
里を自分に引き寄せることに何の衒いも覚えなかった。
「あ、ご主人様」
 引き寄せながら向こうをむかせ、背中から抱き寄せるような格好をとる。手は小さな
胸元にセット。女の子の体を楽しむにはもっとも自由度の高い状態を自然な流れの中で
作り出す。
「あっ、あっ、ご主人様」
 ふにふにと朱里の胸を軽く揉みしだく。
「あ、やぁっ……」
「えっちな想像をした罰。……嫌ならやめるけど?」
「いやっ、じゃ、ないですけどっ……お仕事中なのに……」
「いいよ、このまま話を聞く」
 あくまで礼衣の上だから、そんなに強い刺激にはならないはず。
「んんんっ……そ、そんなっ……」
 ちょっと無理矢理だったけど、朱里もそんなに嫌がってるわけじゃないみたいだから
いいよね。
353名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:15:09 ID:9N2MjySy0
支援
354『恋する理由、死ぬ理由(前編)』8/21:2009/02/08(日) 17:15:53 ID:Zad8cVZK0
 というか、一晩我慢して仕事したからか結構溜まってるらしい。思考が、少しぐらい
嫌がってくれた方が征服しがいがある、なんてふうになってしまってる。
「雛里、今日の議題は?」
 置いてけぼりにされて少し悲しそうな顔をしていた雛里に声をかける。
「あ、はい、今日は魏軍の動きと我が蜀の北伐の件で……」
 聞いた瞬間、昨日見た竹簡の情報が思い起こされる。
「近日中に夏侯淵が漢中に配備されるという件か」
「よくご存じですね……」
 雛里が目をぱちくりとさせる。
「まあね。で、雛里はこの戦局をどう見る?」
 と言いつつ、手の動きを胸に這わせることから朱里の乳首を摘む形に変える。
「ご、ご主人様っ……、だめ、です……っ、気持ちよくなっちゃいます……」
「…………」
「雛里?」
 朱里の感じている顔をぽうっと眺める雛里に声をかける。
「あわわ、あの、その、大局から見るに、今回は主に漢中を堅守することが魏軍の目的
と考えられます。夏侯淵は攻守に優れた名将ですが、とりわけ電撃戦を得意としてい
ます。守りながらも隙を見てはは痛打を与えようと撃って出てくる瞬間があるはずで
す。そこを叩くよう軍を配備すれば……」
「うーん」
 悪くはなかったが、歴史という結果を知っている俺には次善の策に思えた。
「こういうのはどうだ?」
 そう前置きして、紫苑をいち早く漢中に派遣し、後からやってくる夏侯淵に強襲を掛
ける策を伝える。
「なるほど……。戦局をこう着状態に陥らせることを前提にしている敵軍の隙を突く作
戦ですね……。でも、何故紫苑さんなのですか?」
 戦略的には紫苑でなければならない理由はなかった。強いて言うなら俺の知ってる歴
史ではそうなってるから、というぐらいである。ただ、それをこの場で言っても仕方
ない。
355名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:17:52 ID:9N2MjySy0
愛紗メインなのに朱里に萌えるw
支援
356『恋する理由、死ぬ理由(前編)』9/21:2009/02/08(日) 17:17:54 ID:Zad8cVZK0
「愛紗や鈴々だとこちらに攻撃の意ありと思われるだろうけど、防禦に長けた紫苑なら
そう取られないと思ってね」
 雛里は、俺の言ったことを咀嚼しようと中空を見上げるふうにする。
「ついでにウチの総大将が紫苑であるということを魏にそれとなく流しておこう。長期
戦を予想して準備に時間を掛けてくるかもしれない」
「ご主人様、すごいです……」
 今回の策の成功確率をはじき出したらしい雛里が感嘆の声をあげる。
「いや、別にそんな褒められるようなことじゃないんだけどね」
 だって、半分以上答えを知ってるわけだし。
 朱里の胸をいじくっていた指を、今度は口元に移動させる。
「ん、ちゅっ、はむぅっ……んん、んっ」
 抵抗せずに俺の指を舐め始める朱里。口内は幾分かねっとりしてきていて、朱里がい
い感じに出来上がってきたことを教えてくれた。
「さて、話がこれで終わりなら、雛里もこっちに、くる?」
 さっきから朱里と俺の様子が気になって仕方ないふうの雛里に声をかける。
「は、はい」
 一も二もなくうなずき俺のところに駆け寄ってくる雛里。ずいぶんと焦らしてしまっ
たらしい。
 無言で抱き寄せて口唇を奪う。
「はむぅっ、んっ……」
 ひしっと俺に抱きつく雛里。その一生懸命な様子を見ていると、可愛いなあという想
いがこみ上げてくる。気がつくと、俺は雛里の頭を撫でていた。
「んっ!?」
 雛里は、一瞬驚いたように眼を見開いたが、すぐに状況を理解して、また眼をつむ
った。
「ん、んっ……んちゅ、ちゅむっ」
 甘い唾液に満ちた雛里の口内を楽しんでいると、今度は血が集まり硬くなった肉棒を
布越しにこすられる感触がした。
「ご、ご主人様……」
 手の主は胸を刺激されて、すっかり蕩けてしまった朱里だった。
357『恋する理由、死ぬ理由(前編)』10/21:2009/02/08(日) 17:19:43 ID:Zad8cVZK0
「ん?」
 首を傾げて見せて、ついでに胸への刺激も止める。
「はわっ……」
 朱里が泣きそうな顔をする。求めた瞬間に愛撫を止めたことに対する非難も含まれて
いるようだった。
「ダメだよ。してほしいことがあるならちゃんと言わないと」
 耳元でささやく。
 俺自身余裕が残っているわけじゃないけど、こういうのは雰囲気が大事なので、
ちょっともったいぶってみることにした。
 俺に背中を預ける格好だったのを、体を入れ替え向き合うような姿勢に変える朱里。
「あの……ご主人様。わ、私……もう」
 朱里がぽつりぽつりと言葉を紡ぐ。
 ロリっ娘であるところの朱里のえっちなおねだり。
 その様子を固唾を飲んで見守っていると――、


 どおおおんっっ!!


「あわわっ!!」「はわわっ!!」
 天地に雷鳴が轟いた。いや、そんな大音があたりに響いた。
 音源に目を向けてみると、扉の残骸とおぼしき木の破片と――、
 その上に仁王立ちする愛紗の姿があった。
358名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:19:57 ID:aBoMbQxg0
支援
359『恋する理由、死ぬ理由(前編)』11/21:2009/02/08(日) 17:21:24 ID:Zad8cVZK0
「あのー、……愛紗?」
 肩を怒らせて歩く愛紗の後ろをとぼとぼとついていく。
 あの後。愛紗は「閲兵式の時間となりましたのでお迎えにあがりました」とだけ告げ
て他は何もいわなかった。
 ただ、やけに態度が冷ややかで、あの時の眼前の状況に対して良くない感情を抱いた
のは間違いないと思う。
 俺が準備を調えているときも、先導する今も無言だし。
 ともすれば、静寂が似合うタイプの美人なだけに、雰囲気が出ている、といえば聞こ
えはいいが……。
 沈黙に耐えきれなくなって、とりあえず謝罪の言葉を口にしてみる。
「ごめん、謝るからさ」
「謝るようなことを為されたのですか!?」
 怖い顔で振り返る愛紗。
「いや、してないけどさ。すごく怒ってるから」
「怒ってる!? 私が!? どこがですか!?」
 見たまま全部……とはさすがに言えなかった。が、自分で矛盾に気づいたのだろう。
愛紗の声音が少し柔らかくなる。
「私がご主人様を怒ることなどできません。私のような立場の人間にできようはずが
ない」
「いや、何かあるなら言ってくれていいよ。愛紗のことは臣下というより、友人、ある
いは妹のように思ってるわけだし、線を引いてほしくない」
 ちらりとこちらに視線を送ってくる愛紗。俺の言が本当か見極めようとしているのだ
ろう。
 一応、真剣に視線を返してみる。そんなことをしなくても愛紗ならどうせ見抜くんだ
ろうけど、なんとなくね。
「こ、こほん、それでは」
 俺の様子に嘘がないことを察して、愛紗がさっそく言いつのってくる。
 まず口にしたのは、朱里、雛里がそういうことをするのは早いのではないか、という
ことだった。
360名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:23:23 ID:9N2MjySy0
紫苑
361名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:23:37 ID:aBoMbQxg0
愛紗キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
362名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:28:36 ID:9N2MjySy0
さるさん?
363名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:29:21 ID:aBoMbQxg0
あぁ、猿さんか?
確か一時間に13レス未満だっけか?
そうすると5分おきにしないといけないのか?
364『恋する理由、死ぬ理由(前編)』12/21:2009/02/08(日) 17:29:50 ID:Zad8cVZK0
「でもふたりとも問題ない年齢だし……」
 見た目は確かにアレだが、齢はすでに必要十分に達しているはず。
 ……だよね?
「それにそんなことを言ったら鈴々もダメじゃないか」
「鈴々にまで手を出されているのですかっ?」
「い、いや、まだだけど」
「まだっ? これから手を出すということですかっ?」
「すみません、直近の予定にはありません」
「直近っ!?」
 思いっきり口を滑らせてしまった。油を注がれた愛紗は一瞬熾されてしまった火のよ
うに燃え上がったが、すぐに冷静さを取り戻して、双方合意なら私が口を挟むようなこ
とではないとは思いますというようなことをもごもごと言った。
「あと、朝からああいうのは良くないと思われますが……」
「それも一理あるし、反省もしてるけどさ」
 一晩我慢して仕事してたからつい、と補足する。
「……我慢、しなかったら良かったじゃないですか」
「ん?」
「何でもありません。無骨な武臣が一晩も傍にいて失礼しました、と言ったのです」
「そんなことないよ。愛紗は十分可愛いと思う」
 可愛いからこそ余計に溜まったのであって。
「でも、無理矢理そういうことをするつもりはないから。さっき愛紗も言ったけど、必
要なのは、双方の合意だと思う」
「……では、私が愛でてください、と申し上げれば寵を頂けるのですか」
「えっ!?」
「……戯れ言です。私のような無骨者が、」
 と愛紗は一瞬の間を取った。
「……あの方に敵う筈がない。所詮無理な話なのです」
「愛紗?」
 少し遠くを見るようにした愛紗に声を掛けるが、返事はなかった。
「さて、お時間をいただいてしまって、申し訳ございませんでした。皆が待ちくたびれ
ておりましょう」
365名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:31:57 ID:9N2MjySy0
支援
366『恋する理由、死ぬ理由(前編)』13/21:2009/02/08(日) 17:32:16 ID:Zad8cVZK0
 話を断ち切るように、愛紗が背を向ける。
 瞬間、


 ざあっ――――――、


 と大きな風が地を這うように吹いた。
 辺り一面に花びらが舞い上がる。
 桃の、風花。
 愛紗の背中が少し遠くなっていた。
 俺は、駆け足でその背を追いかけることにした。



 閲兵式は、とりあえず大過なく済ませることが出来た。
 俺は黙考しながら、そして時折愛紗の様子をうかがいながらただ座ってただけ。
 万事は桃香が代わりに取り仕切ってくれた。俺の様子は傍から見て相当変だっただろ
うけど、何も聞かずにいてくれて本当に助かった。
 愛紗は――。
 何であんなことを言ったのだろう。
 1.仕事を半分以上押しつけられて気が立っていた
 2.朝から他人のあんなところを見せられて気が立ってしまった
 3.朱里に雛里、そして鈴々もああいうのはまだ早いと思っている
 どれもあり得るな……。
 閲兵式の宣誓を行うときも、模擬戦で雌雄を決した鈴々と翠を褒めるときも、戦舞を
披露したときも、いつもと変わらない凛々しさを湛えていた愛紗だったが、その胸の裡
はどうだったんだろう。
「とりあえず、もう一度話をしてみるか……」
367名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:38:29 ID:EzyfrvQn0
私怨
368『恋する理由、死ぬ理由(前編)』14/21:2009/02/08(日) 17:43:44 ID:+sGOm+id0
 夜の帳が降りてから。俺は愛紗の部屋へと続く渡殿をいそいそと歩いていた。
 手に携えているのは、今日処理しておかないといけない竹簡の目録だ。
「手ぶらでいくのもアレだしね……」
 仕事を精力的にこなしていなかったことも愛紗の勘にさわってしまったんだろうから
、謝罪の意味を込めて、今日の分はしっかりこなしてきたというわけだ。
「少しでも喜んでくれたらいいが。それともそれぐらいはやって当然です、って怒られ
るかな」
 俺をたしなめるために怒ったふうにするんだったらいくらでも受け入れる。だけど、
昼間のようなのはちと辛い。
「愛紗に少し負担を掛けすぎてたのかも」
 放っておくと愛紗は俺のことを細々と世話を焼いてくれる。それに慣れすぎて、心地
よすぎて、やりすぎてしまったのかもしれない。
 そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。想像できることはいくつもある。
だけど、愛紗の真意を俺はまだ聞いてない。
 今必要なことは対話だと、そう思う。
「あれは……?」
 ようやく見えてきた愛紗の部屋に入ろうとする人影。
「桃香?」
 扉の奥からこぼれる光で一瞬見えた横顔は、三姉妹の束ね役である長姉のものだった。
「しまったな。これじゃ愛紗と込み入った話なんてできやしない……」
 つぶやいて思う。
 ところで、桃香は何をしにきたんだろう。
 桃香がわざわざ出向いてという光景が珍しかった。いつもは愛紗が桃香の部屋を訪れ
るというのに。
 気がつくと、気配を殺して部屋の中の様子を伺おうとしている自分がいた。
「……少しだけだから。特に俺と関係のない話だったらすぐに立ち去ることも約束する」
 誰に言い訳してるんだろう、と思いながら、俺は扉を少し開けて中の様子を伺うよう
にした。
369名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:45:08 ID:9N2MjySy0
支援
370『恋する理由、死ぬ理由(前編)』15/21:2009/02/08(日) 17:47:47 ID:+sGOm+id0
「それで、桃香さま。お話とは?」
「うん……ほら、最近お仕事が忙しくて愛紗ちゃんとしっかりお話できてなかったじゃ
ない? ……だから私で良かったらなんだけど、相談事とかないのかなと思って」
 桃香にしては珍しく少し上目遣いな感じだ。あくまで自然体が持ち味のいつもの姿は
そこになかった。
「特に……、今困っていることも辛いこともございません」
「そうかな。本当かな?」
 そんなこと、ないように思うけどと続きそうな言い方を、桃香はした。何か確信があ
るかのように。
「ご心配をお掛けしてしまったのであれば、この身の不徳が致すところ。それは申し訳
ございませんが、桃香さまがお気になされるようなことは何もありません」
「む〜。本当に? わたしに相談するようなこと何もないの?」
「はい」
「あの日の4人に誓って言える?」
「……はい」
 少し間があったが、愛紗は確かに頷いた。
「愛紗ちゃんっ」
 瞬間、切り返しが入った。愛紗が思わず直立不動になるぐらいの怒気を湛えて。
「お姉ちゃんが頼りにならないのならそう言いなさい。だけど遠慮して本当のこと言わ
ないのならお姉ちゃん本気で怒るよ」
 桃香はいつも以上に真剣な眼をしていた。
 武芸はからきし。頭脳も平凡。愛紗をはじめとして桃香を上回る臣下なんてそれこそ
綺羅星の数ほどいる。それなのに桃香が蜀の国主としてみんなの上に立っているのはこ
の眼を持っているからだ。他人を深いところで理解しようとするその視線。時には優
しく、時には心配し、時には本気で怒り――、そんな眼で温かく包むから、誰もが力を
貸そうと思う。
 圧倒的な力で他者を畏怖させることでもなく、天才的な独創性でもなく、誰もが持っ
ていそうで持ち得ない、相手のことを心から思いやる気持ちこそが王者の才と言えるん
じゃないかと思う。
371名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:50:03 ID:9N2MjySy0
支援
372『恋する理由、死ぬ理由(前編)』16/21:2009/02/08(日) 17:50:13 ID:+sGOm+id0
「ぜんぶ受け止めてあげるから。言ってみて」
 桃香の言葉に、愛紗が背を丸め、体をふるわせた。
「うくっ……」
 黒い瞳からこぼれおちる涙。
 その背を優しく桃香が抱く。
「よしよし……」
「桃香さま……、私……」
「うん。判ってたよ」
 そっか。愛紗には、やはり辛いことがあったんだな……。
「好きなんだよね、ご主人様のこと」
 うんうん……って、えええええええええっ!?
 口から飛び出そうになった叫び声を無理矢理押し込める。
「はい……」
 桃香の推論かと思いきや、愛紗が頷いてしまい、それは確定的な事実となってしま
った。
 いや、嬉しいんだけどさ。でも、正直なところ、驚きが幾分か先行していた。
「でも、桃香さま、何故……」
「そんなの判るよ。女の子だし、愛紗ちゃんのお姉さんなんだし、……わたしも、ご主
人様のこと、好きだしね」
 もう言葉も出ない。
「愛紗ちゃん、気づいてたでしょう? わたしがご主人様のこと好きなの」
「……はい」
「それとおんなじだよ。たぶんみんな気づいてる。知らないの、ご主人様ぐらいじゃな
いかな」
 ぽんぽんと宥めるように愛紗の背をたたき、体を離す桃香。
373『恋する理由、死ぬ理由(前編)』17/21:2009/02/08(日) 17:52:08 ID:+sGOm+id0
「告白、しよっか」
 一緒に、という含みを持たせて視線をむける桃香だったが、愛紗は静かに首を振った。
「どうして? 好きなんでしょう。ご主人様のこと。朱里ちゃんや雛里ちゃんはもうし
ちゃったみたいだし、早くしないと出番なくなっちゃうかもしれないよ?」
「それでいいのです。お慕いこそしていますが、愛でていただけるとは、思ってません」
「なんで、愛紗ちゃんこんなに可愛いのに。それこそ告白しちゃったら閨に引き摺り込
まれてえっちなこといっぱいされちゃうと思うな」
 桃香の中の俺はそんなですか……、と思わず悲しくなっていると、もっと悲しそうな
顔で、愛紗がまた首を振った。
「ご主人様は私のことなど、小うるさい部下とお思いでしょう。桃香さまのような女性
らしさ、朱里、雛里のような愛らしさなど皆無。ご主人様が物好きであっても、私のよ
うな武に生きるしか能のない者を、相手になさることはありますまい」
「そんなことない、愛紗ちゃんなら絶対大丈夫――」
「桃香さまはっ、ご自分に自信がおありだからそんなことが言えるんです。私だって、
自分が桃香さまのように綺麗ならご主人様に――」
 愕然とした表情で、一瞬愛紗を見た桃香だったが、すぐに優しい笑顔になった。愛紗
のわだかまりを、自分が責められたことを、すべて受け入れて、そして愛紗を癒やそう
とする慈愛の笑みのように、俺には思えた。
「本当は、愛されたい、よね? でも自信がない。そんなのわたしだって一緒だよ」
「嘘です」
「うそじゃないよ。ほら――」
 愛紗に手を差し伸べる桃香。その手は小刻みに震えていた。
「告白するときのことを考えると、わたしだってすごく怖い。わたしのことなんて好き
じゃないって言われたら、他に好きな人がいるって言われたら、小さい女の子しか愛せ
ないって言われたら、なんてね。最後のは笑うところだよ」
 その手を愛紗が優しく包み込む。
「そもそもそんなに自信があるなら、もう告白してるよ。だって、朱里ちゃん、雛里ち
ゃんに遅れを取ってるんだから。でも、怖くて出来ないの」
374名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:54:37 ID:3UgsLUBp0
支援
375名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:56:23 ID:OHu/Hzqj0
お姉さん桃花支援
376名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 17:58:06 ID:9N2MjySy0
桃香ファンの俺、歓喜w
支援
377『恋する理由、死ぬ理由(前編)』18/21:2009/02/08(日) 17:58:42 ID:+sGOm+id0
「桃香さま……」
「でも、もっと怖いのは、この想いを伝えられないこと。今は戦乱の世の中だから、い
つこの身が滅ぶとも限らない。そのとき後悔したくない。そうは思わない?」
 こくりと頷く愛紗。桃香の想いに同意したのだろう。
「怖いよね……」
「はい……」
「戦場では誰もがおそれる愛紗ちゃんなのに、おかしいね」
「桃香さまこそ。すべての頂点に立たれる御方が、弱気なことを仰る」
 ふたりの笑い声が辺りに響く。それは優しくて、柔らかくて、お互いを信頼している
からこぼれる声だった。
「わたしにね、妙案があるの」
「桃香さまの案は、今少し怖いのですが」
「妙案だってば。あのね、国中を巻き込んじゃえばいいと思うの。わたしたちだけじゃ
なく、ご主人様のことが好きな国中の女の子に名乗りを上げてもらって、一斉に告白
する。そして選らんでもらうの。怖さもみんなでわけあって、もちろん選ばれるように
一生懸命がんばるんだけど、もしダメだったら、選ばれた女の子がいたら、喜んであげ
よう? 応援してあげよう? そしてみんなで泣こう?」
 とんでもない案だった。でも、愛紗はなんだか憑きものが落ちたように微笑んだ。
「本当に妙案ですね。でも、桃香さまには負けませんよ?」
「あー、わたしだってっ!!」
 また、部屋の中に笑い声が響いた。
 これ以上は、聞くべきじゃない。散々聞いておいて今更だけど。
 ふたりとも強いな、と思いながら。
 俺は自室に戻ることにした。
378『恋する理由、死ぬ理由(前編)』19/21:2009/02/08(日) 18:00:57 ID:+sGOm+id0
 帰り道。
 ふたりの会話が頭から離れなかった。
 俺のことを好いてくれてる、ということも勿論だけど、恋に命を懸けているようなあ
の様子が、浮かんでは消えて、消えては浮かんでいく。
「俺は、どう向き合えばいいんだろう」
 判らなかった。
 人は夜道に迷ったとき夜空を見上げるという。煌々と辺りを照らす星が、行く手さえ
明るくしてくれるだからだろう。
 しかし、昼はなかった雲が空を覆い、星はひとつも見えなかった。
 ため息をつく。その声が消えるか消えないか、その刹那――


「どかああんっっ!!」


「うわああああああああああああっ!!」
「はわわっっっっっっっっっっっ!!」
 夜の獣にでも襲われたかと思いきや、声のほうを見ると、そこに居たのははわわ軍師
こと朱里だった。
「な、なんだ朱里か。驚いた」
「ごごごご主人様、驚いたのはこっちですよ、あんな大声を出してっ!!」
 自分のやったことはひとまず棚上げしてがくがくぶるぶるしながら俺にしがみついて
くる朱里。
「あのな……ま、いいや。で、どうしたんだよ、こんなところで」
 背中を撫でてやると、朱里は、ふふふと含み笑いをした。
「伏兵です」
「伏兵?」
「はい。愛紗さんの部屋から戻ってくるならここを通るだろうことを先見し、伏せてお
いたのです」
379名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:01:10 ID:9fBbgIci0
支援
380『恋する理由、死ぬ理由(前編)』20/21:2009/02/08(日) 18:04:21 ID:+sGOm+id0
「愛紗の? ……さっきの、朱里も見てたのか」
 話の流れを察して問いかけると、朱里は、ちょっと冷たい顔をして、否の返事をかえ
してきた。
「正確には見張っていました」
「見張っていた?」
「万が一、愛紗さんがご主人様から離反したときは討つことができるように、と」
「愛紗がそんなことするはずないじゃないかっ」
 それになんだよ討つ、って。
「はい。私もそう思いますし、そう信じたい。だけど、信じないことが軍師の役目です
から。……汚い人間だって思ってもらっていいんです」
 怖い顔をしている朱里を見たくなくて、抱き寄せようとしたが、するりとかわされて
しまう。
「恋をしている今の愛紗さんは、正直読めない……。ひょっとすると、耐えきれなくな
って野に下ることもあるかもしれない。私でさえ、この結末を先見することができない
。だから有事が起こらないように、出来る限りの手を打ちたいんです」
「どうして……」
 桃香、愛紗の様子を見てからずっと疑問に思ってたこと。
「どうして、そこまで」
 そして。
「どうして、俺なんだ……」
「「だれを好きになるのか自分で選べたら、この世の幸せと不幸の九割は消えてしま
うよ。恋なんてだれもしなくなる」。東方に居た、恋する革命家の言葉だと言われてい
ます。そして、恋は、女の子にとって命をかけるようなことなんです。戦う理由であり
、死ぬ理由なんです」
 肩に重い荷を負う女の子は、ここで初めて微笑んだ。
「ご主人様。ご主人様はみんなの想いにどう答えるのですか?」
381名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:05:45 ID:9N2MjySy0
支援
382『恋する理由、死ぬ理由(前編)』21/21:2009/02/08(日) 18:06:41 ID:+sGOm+id0
「……」
 答えられない。そもそも何をどう考えていいのかすら、判らない。
「全蜀告白大会、という名前になったそうです。もちろん、私も参加するつもりです」
 さっき、桃香と愛紗が話していた件だと思い至る。
「そのときには、答えを聞かせてくださいね」
 そう言い置いて、朱里は漆黒の闇の中に消えていった。
 俺を独り、残して。
 辺りに在るのは、闇と木々の気配のみ。
 その、時すらも止まってしまっているかのような無限回廊の中で。
 昨日から今日にかけての出来事が去来する。
 朱里、
 桃香、
 そいて愛紗。
「俺は、どうするべきなんだ?」
 そのつぶやきを拾う相手など居ようはずもなく。
 ただ辺りには、夜風に嬲られる木々のこすれる音が、響くだけだった。


<続>
383新屋敷 ◆QbpJ9c0cNo :2009/02/08(日) 18:11:59 ID:+sGOm+id0
>>339-382
『恋する理由、死ぬ理由(前編)』

思った以上に一刀がヘタれてしまった前編でしたが
いかがでしたでしょうか。
後編では奮起があるはず。

例によって後編はまだこれっぽっちも手をつけてませんがw

投下は来週の日曜日予定。
こうご期待。

そしてみんな、支援サンクス!!
384名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:15:11 ID:WE1vCRlv0
朱里かわいすぎワロタ
385名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:16:42 ID:aBoMbQxg0
乙です!

はわわとのエロシーンまさかの寸止めw
386名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:18:34 ID:9N2MjySy0
GJ!!
桃香「見ておくがいい。戦いに敗れるという事は、こういう事だー!」
ですね、分かります。
387名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:19:36 ID:9fBbgIci0
はわわの公開プレイ寸止め萌えた
388名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:22:25 ID:ltVRgC2w0
乙でした。
タイトルの「死ぬ理由」の部分が気になりますね。
389名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:23:44 ID:2ABexRtE0
>>383
一刀さんが奮起するのは閨の中。
後編での三国無双っぷりを楽しみにしております
390名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:33:28 ID:L1ufEJGv0
ごめん、今書いてる最中なんだけど、エロ描写はどこら辺までOK?
391名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:35:12 ID:jzaGZ1Be0
>>390
ここの板の名前を口に出してみろ答えはそこにある
392名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:39:11 ID:L1ufEJGv0
>>391
イエス、五虎将ファイブ。
ならちょっと紫苑と桔梗でねっとりぐっちょりと書いてみる。
393名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:45:31 ID:Syi+Eto20
聞く前にまとめでいくつかSS読んで
傾向を把握すればいいのに…
394名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 18:48:43 ID:hcI/UuM90
>>392
逆に考えるんだ。
今までのSSにないほどの濃ゆいエロを書くつもりなんだと。
395名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 19:22:02 ID:L24ml4OQ0
オラ、わくわくしてきたぞ
396名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 19:25:04 ID:9fBbgIci0
全裸で正座して待つわ
397名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:25:58 ID:DmICCGCt0
ご期待に添えなくて申し訳ありません。

忘れた頃にやってくる……

北郷新勢力ルート;黄巾の乱-後編 の続き
18分割

投下しちゃってもいいでしょうか。
398名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:29:48 ID:21xQW+c40
>>397
>>390はまだ書いてる途中らしいからおkだろ
399名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:30:37 ID:ZyzlFeL40
断る理由はない。
ばっちこーい
400名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:31:09 ID:DmICCGCt0
なんとなく注意書き

・本製品にはご都合主義成分が含まれて降ります。
 用法・用量を守れていない気がしますのでご注意下さい。

・相変わらず戦闘描写は薄いです。

・こんな戦術通じるわけねーじゃんと思っても気にしてはいけません。

・鼻血を吹かすタイミングがつかめません。


以上の点にご注意下さい。


では、しばしの間お付き合いくださいませ。
401真√:黄巾の乱-後編之二 1/18:2009/02/08(日) 20:32:09 ID:DmICCGCt0
──漢中近郊、山中──

「御遣い様、居ました!あそこです!」
 兵の声に言われた方を見ると、暴れて抵抗する少女を押さえつけようとする一人の黄巾の男。
そしてそれを見物する様に囲む、二十人程の男達が目に入った。
「あいつら…!
 皆、あの娘を助けるぞ!」
『おお!!』
 その声でようやく一刀達に気づいた男達は、慌てて体制を整えようとするが、
やはりあまりにも行動が遅すぎた。

 数分後には皆討ち取られ、一刀は馬から飛び降りると少女へ駆け寄り、助け起こす。
「大丈夫?」
 少女は一瞬ビクッとしたが、一刀が先ほどまでの男達と違うことに気づき、ふっと力が抜けた。
「あの……助けてくれてありがとうございます……」
「いや、それより大丈夫?その……」
 何と言えばいいのか、思わず言葉に詰まってしまった一刀の、言いたいことを察したのか、
少女はコクリと頷く。
「はい。……その、大丈夫です」
「……そっか、よかった。…っと、そうだ、俺は北郷一刀。義勇軍の将をしているんだ。
キミの家はどこ?今この辺りは危ないから、送らせるよ」
 と、自己紹介をしたところ、少女はすごく驚いたような顔をした。
「あの……義勇軍の北郷様と言いますと……もしかして『天の御遣い』様ですか?」
「え?ああ、うん。……一応、そう言う風には言われてる。…けど、どうして?」
 一刀がそう聞くと、少女は顔を赤くし、
「あ……いきなり失礼しました…。御遣い様のお噂は私達の所にも届いていますので……」
 と言った所で、何かに気づいた顔をし、一刀に向き直るとぺこりと頭を下げた。
「あの、申し送れました…。私は董卓、字は仲穎、真名は月と言います」
「董卓って……あの!?」
 名前を聞いた瞬間、思わずそう叫んだ一刀を、董卓──月と名乗った少女は驚いた顔で見ていた。
「へぅ……あの、と言うのがどういうのか分からないのですが……」
「あぁ、ごめん。…その、まぁ、天の国の事情と言うか何と言うか」
402真√:黄巾の乱-後編之二 1/18:2009/02/08(日) 20:35:26 ID:DmICCGCt0
 そう慌てて謝る一刀に、月は「……はぁ」と、よく分からないといった雰囲気の返事を返す。
 まぁ、一刀が驚くのも無理は無い。
彼の知っている歴史の“董卓”とは、似ても似つかない雰囲気の少女なのだから。
「……ってそれより、真名まで教えてくれたけど……いいの?こんな会ったばっかりの人間に教えちゃって」
 教えてくれたと言う事は、呼んでも良いと言うことなのかな。…と思いつつも、
風の時に手痛い失敗をしている以上、慎重になるのは仕方の無いことか。
 そんな一刀に月は微笑むと、
「はい。御遣い様は命の恩人ですし……なんと言っても『天の御遣い』ですから」
「はは…天の御遣いなんて呼ばれてても、俺自信は大した事無いんだけどね。
……じゃあ、俺のことも『御遣い様』じゃなくて一刀って呼んでよ。
『御遣い様』って呼ばれると、何かくすぐったくてさ」
 そう苦笑しながら言った後、「最も兵の皆はそう言っても『御遣い様』って呼ぶんだけどね…」と続けると、
「そりゃあ御遣い様は御遣い様ですから」と、理由になってない理由を兵達が言う。
 そんな兵との何気ない気の置かないやり取りに、月もクスクスと笑いを漏らした。
「……分かりました、一刀様。……あの、お聞きしてもよろしいでしょうか…?」
「何?俺に答えられることだったら」
 そう気さくに言ってくれた事にほっとし、月は言葉を続ける。
「あの……お噂では一刀様達が活動してらしたのは、荊州北部だったと思うのですが…。
それと、先ほどおっしゃってました、『今この辺りは危ない』と言うのは……どう言うことでしょうか?」
「ああ……実は、荊州地方から黄巾の一軍がこちらに侵入してね。俺達はそれを追って来たんだよ。
そしてその黄巾の一軍が、今漢中の城を攻撃している。
 今俺達の軍は、漢中の官軍に加勢するために動いてるんだよ」
「漢中がですか!?」
 一刀の言葉に、そう今までで一番驚いた声を上げると、
「……お願いがあります」
 と、一刀に改めて向き直り、ひどく真剣な目で見据える。
「私を、漢中城まで連れて行っていただけないでしょうか?」
「なっ……!」
403名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:35:35 ID:wKjw+LNE0
支援
404名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:36:49 ID:ZyzlFeL40
支援
405名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:37:54 ID:hJAyZ5nO0
これは期待
支援
406真√:黄巾の乱-後編之二 3/18:2009/02/08(日) 20:39:54 ID:DmICCGCt0
 さすがに一刀も、驚いた声を漏らす。戦場になっている所に連れて行ってくれと言うのだから、
驚くのも無理はないが。……どう贔屓目に見ても、月は戦いに向いている子ではない。
「……理由を聞かせてもらえる?」
「……はい。私達は、漢中の太守様の頼みで、『視察』と言う名目で少数ではありますが、
守備兵を派遣しているのです。
 この度は、そこに向かっている最中に先ほどの黄巾の一団に襲撃されてしまいまして……。
 ……漢中には、先触れとして私の親友の子が入っていまして、きっと私が襲われた報告もいっているでしょうから…」
「何とか合流したいと?」
 コクリと頷く月。
「危険だよ?それでも……どうしても行きたいの?」
 一刀がそう聞くと、月はもう一度、コクリと頷く。
 彼女の意思は固い。
「はい……私は行かなければいけないんです。待ってくれている皆の仕える、董家の娘ですから」
 そこまで言われて、一刀には断れるはずもなかった。
 華奢で大人しい雰囲気ではあるが、さすがはこの時代に生きる、一角の人物といった所か。
「……分かった。じゃあ取りあえず俺達の本陣へ行こう」
 そう言って騎乗すると、他の皆も一刀に習い馬上の人となる。
 一刀は月を自分の前に乗せると、漢中へ向けて馬を進めた。

 ……ちなみに、一刀としては普段の風と同じ感覚で月を乗せたのだが、
一方の月は、後ろから一刀に抱きかかえられる様な状態に、始終顔を赤くしていたのは言うまでもない。
407真√:黄巾の乱-後編之二 4/18:2009/02/08(日) 20:43:18 ID:DmICCGCt0
――漢中城──

「うおおおぉぉ!!」

「落ちろ!落ちろーー!!」

「死ねぇぇぇ!!」

 様々な怒号と悲鳴が響き渡る。
 梯子をかけて登って来る敵兵に、煮えたぎった油を浴びせ、石を落とし、槍で突く。
 城壁の上と下、越えようとする者と阻止する者の、激しい戦いが続いている。
 そんな中、ドオォンと言う音と共に、振動が走った。
 城門に丸太をぶつけ、破ろうとしているのだろう。
「……まずいわね…!」
 指揮を執る賈駆の顔には、険しい表情が浮かんでいる。
 彼女が予想していたよりも、敵の攻撃は苛烈であった。
敵も自分達に最早後が無い事は分かって居るのだろう。
「みんな、頑張るのよ!援軍が来るまで乗り切れば、ボクたちの勝ちは間違い無いんだから!」
 彼女の言葉に、各所から『応!』と声があがるが、その士気が落ちているのは目に見えていた。
……敵の攻撃は激しく、援軍がいつ来るのか明言出来ないのだから無理もないのだが。

(ごめん、月……ボクの方がダメかもしれな……い)

 つい……そんなことを考えてしまった時だ。
敵の様子を見ていた物見から伝令が入った。
「申し上げます!敵陣後方にて動揺あり!」
 その報告に、賈駆は訝しげな顔をした。
 今の状況で敵に動揺が走る事態など、考えられなかったからだ。
「取りあえず、斥候を放って詳細を探らせて!……仲間割れでも起こしたって言うの…?」
408名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:45:26 ID:hJAyZ5nO0
もういっちょ支援
409名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:45:42 ID:c2mNCQzvO
支援
410真√:黄巾の乱-後編之二 5/18:2009/02/08(日) 20:46:39 ID:DmICCGCt0
 しばらくして――
「先ほどの動揺の詳細が判明!」
「報告して!」
「はっ!敵の後方へ、強襲をかけた部隊が居る模様!数は我等の半数程、旗は十文字の牙門旗に、郭、程!」
「十文字……?」
 どこかで聞いたことがある……と、思い出そうとしている賈駆に先んじて、
近くで報告を聞いていた官軍の兵士が声を上げた。

「『天の御遣い』様だ!!」

 それを聞いて、賈駆も以前聞いた噂を思い出した。
 十文字の牙門旗の下に義勇軍を率い、弱き者を助ける徳高き将、『天の御遣い』北郷一刀。
 月がその噂を聞いて憧れてたな……などと思いながら、確か荊州北部を拠点にしているはずなのに、
なぜこんな所に?と疑問を浮かべる。
 が、今戦っている黄巾軍が、元は荊州から侵入した部隊だと言うのを思い出し、
彼等はあの黄巾軍を追って来たのか、と思い至る。
 そして、『天の御遣い』の軍来るの報は、敗戦に傾きかけていた軍の士気を盛り返した。

「天の御遣い様が来て下さった!」
「我等には天が着いている!勝てるぞ!」

 そんな──主に官軍の──声が各所から聞こえて来る。それに面食らったのはむしろ賈駆だった。
「……劣勢の中の援軍って言うのはわかるんだけど……何この士気の上がり様は?
これじゃあまるで『天の御遣い信仰』ね……」
 思わずそんなことを漏らしいた。
 荊州に程近いここでは、賈駆達の居た雍州よりも、
より多くの『天の御遣い』に関する噂が流れていたのであろう。
「……けど、さすがにボク達の半数…三千程度じゃ……」
 賈駆がそう言った時、黄巾軍の右翼が、後方に当たるために動いた。
411名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:48:25 ID:qGzgDmWF0
月詠支援
412名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:48:55 ID:ZyzlFeL40
つくよみに見えた。
413真√:黄巾の乱-後編之二 6/18:2009/02/08(日) 20:50:34 ID:DmICCGCt0
「稟ちゃん、敵さんの右翼が動きましたよー」
「見えてます!全軍、敵の攻撃を受け止めつつ、徐々に後退して下さい!」
『応!!』
 稟の号令に応じて、突撃してきた敵右翼をいなす様に、全軍が少しずつ後退する。
 それに誘い出されるように、突出してきた敵軍が伸びる形になっていく。
「……もう少し……っ」
 じりじりと軍を後退させつつ、機を伺う稟。
 そして……
「……今です!合図を!」
 その命令で旗が振られると、右手の森の中に潜んでいた騎兵三千騎が、伸びきった敵の真ん中に突撃した。


 城壁の上から戦況を確認していた賈駆にも、その様子が見て取れた。
「敵を誘い出して、前後に分断した所に横撃……基本的なだけに効果はあるわね…」
 横撃を受けた黄巾の中軍に動揺が走り、混乱が生まれる──そう思った時だった。
「……なっ!左翼が動いた!?」
 恐らく、今まで何度か戦って来た中で黄巾軍も学習したのであろう、
今まで左側から城を攻めていた左翼が城攻めを中断して反転、
突撃された箇所へ向かうと、突撃してきた騎兵隊へ正面からぶつかった。


「そんな、読まれた!?」
 敵左翼が動いて、横撃を受け止める形でぶつかられた様子を見て、稟が歯噛みする。
「ん〜……敵さんも学習しているってことですかねー」
 そう言う風の声音も、あまり芳しくは無い。
「ですがこれで膠着するのはまずいですねー。……せめてあと一手欲しいところですが」
 風がそう唸った瞬間──まるで、風の言葉に答えるかのように、左手の森から戦鼓と銅鑼の音が鳴り響く。
「ふぇ…!?」
「何事ですか!?」
 驚く二人の眼に飛び込んできたのは──
いくつもの十文字の旗を掲げ、戦鼓を鳴らしながら敵左翼の背後を突くように吶喊していく少数の騎兵──
 一刀達だった。
414名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:53:00 ID:ZyzlFeL40
紫煙
415真√:黄巾の乱-後編之二 7/18:2009/02/08(日) 20:53:57 ID:DmICCGCt0
──それより少し前、漢中戦場付近、森──

「御遣い様に申し上げます!」
 戦場の様子を見てきた兵が戻ってくると、現況を報告し始める。
「───の様でして、横撃した騎兵を敵左翼が受け止めた模様です」
 その報告に、その場にいる全員の顔が曇る。
 恐らく風と稟は、横撃によって敵を混乱させて、その隙に全軍で突撃をかける予定だったのだろう。
 いくら多少の兵力差があろうとも、混乱し、統制の取れていない相手なら、充分に有利に戦えるものだ。
「……いかがいたしますか?」
 そう聞かれた一刀は、少し唸って考え込むと、

「……皆の命、預けてくれるかい?」

 覚悟を決めた顔で皆を見回し、そう訊ねた。

「無論です」
 それに対し、随伴してきた近衛兵長が皆を代表してそう答える。
「……ありがとう。じゃあ説明するよ?
 今必要なのは、とにかく敵を混乱させて統制を取れなくさせることだ。
だから、これから俺達は敵左翼の後方から吶喊をかける」
 こちらは百騎、それに対して敵は数千だ。
 その言葉に、誰かがゴクリと喉を鳴らした。
「ただ、無理に敵の相手をする必要はない。さっきも言った様に、目的は相手を混乱させること。
 だから、俺達は旗を多く掲げ、銅鑼や戦鼓を鳴らしながら、全速力で敵陣を横断するだけだよ。
……無理に敵を倒そうとしたって、こっちは百騎しかいないのは変えようがないんだしね」
 そう説明され、皆の表情が少しだけ緩んだ。
 確かに厳しい作戦であることは確かだが、敵は歩兵ばかり、しかもほとんど全員が背を向けている状況だ。
不意をついて騎馬で駆け抜けるだけならば、充分に行える可能性はある。
 敵は前述の通りの状況。そこを騎兵による背後からの強襲。
たとえ少数とは言え、大混乱……とまでは行かなくても、多少の混乱はひきおこせるだろう。
416名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 20:55:04 ID:hJAyZ5nO0
まだまだ支援
417真√:黄巾の乱-後編之二 8/18:2009/02/08(日) 20:57:19 ID:DmICCGCt0
「じゃあ皆、準備してくれ」
 そう言ってから、一刀は月に向き直ると、
「……月はここに隠れていて。さすがに危ないからね」
 しかし月はフルフルと首を横に振る。
「……今の戦場の状況でしたら…どこに居ても余り危険は変わらないと思います。
それなら、御遣い様とご一緒したいです……」

 結局──その後もしばらく説得したが、結局は一刀が折れる形になってしまった。
 最後の方には、周りの近衛の者達すら、
「いいじゃないですか、御遣い様。俺達がお二人とも守ってみせますよ!」
 とまで言い出したりもしていたが。

「……見かけによらず、結構ガンコだね」
 そう苦笑しつつ言う一刀に、月は「へぅ……わがまま言ってごめんなさい…」と顔を赤くした。
 その直後、先ほどまでの月の状況を思い出し、一度深く溜息を吐くと、自分の頭をゴンッと殴った。
「いや……考えてみれば、月にしてみれば、こんなところに一人で置き去りにされるほうが嫌だよな」
 考えが足りなくてゴメンと謝り、前にある月の頭を軽く撫でた一刀は、
パンッと両手で自分の頬を軽く貼り気合を入れる。

「……よし、じゃあ皆、行くぞ!!」

 そして、号令一下、吶喊した。
418名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:00:26 ID:c2mNCQzvO
支援支援
419真√:黄巾の乱-後編之二 9/18:2009/02/08(日) 21:00:55 ID:DmICCGCt0
――北郷軍、本隊――

「まったく……!無茶をなさる!」
 一刀の隊が敵軍をに突っ込むのを見て、稟がそうぼやき、風も頷いて同意する。
「まったくですよー。寿命が縮まるのです……」
 そう言って深く息を吐いた風は、気持ちを切り替える様に頭を軽く振ると、
「……稟ちゃん、折角ご主人様が作って下さった好機ですよ」
「……ええ。
……全軍、敵軍へ突撃をかけます!一刀様の作って下さった好機、逃してはなりません!」
 稟の号令が全軍へと伝わっていき、

『おおおおおおおおおおおおおおおぉーー!!』

 雄叫びと共に、北郷軍が総攻撃を開始した。
420真√:黄巾の乱-後編之二 10/18:2009/02/08(日) 21:02:09 ID:DmICCGCt0
――漢中城、城壁――

 右手の森から現れた百騎程であろう北郷軍の騎兵隊が、敵軍の背後を突き、
勢いを殺さないように横断していく。
 北郷軍の伏兵による横撃を受け止め、油断していたであろう所を背後から蹂躙され、
黄巾中軍が統制を乱したのを、城壁の上で防衛の指揮を取りながら見た賈駆は、直ぐに行動に移る。
 
「伝令!」
「はっ!ここに!」
「全軍へ通達して!直ぐに打って出て逆撃をかける!
 いい?北郷軍のおかげで敵軍に大きな隙が出来たわ。今が反撃の好機!
……いえ、今反撃出来なければ、後はずるずると全滅するだけよ!」

『応!!』

 賈駆の言葉に「待ちかねた」と言わんばかりの返事が返る。
北郷軍の奮闘を見て、皆奮い立っていた様だ。
 そしてその返事を聞いて、賈駆はそんな状況では無いと思いつつも、笑みを浮かべていた。
「いい返事ね。じゃあ行くわよ!……門を開きなさい!全軍……突撃ーー!!!」

『おおおおおおおおおおおおおーーーーーーー!!!!!』

 ……こうして戦いは、漢中軍と黄巾軍、両軍入り乱れる乱戦へと移り変わった。

 最早策などは無い。只敵を打ち倒すのみ。
421真√:黄巾の乱-後編之二 11/18:2009/02/08(日) 21:06:14 ID:DmICCGCt0
 結果的に、一刀達の吶喊は大成功だったと言えよう。
 たかが百騎とは言え、より多くの旗を掲げ、戦鼓を鳴らしながら全速力で一丸となって疾駆する事により、
敵軍には、実数以上に見せる事が出来、一刀の狙い通り混乱を起こすことが出来た。
 その結果、北郷、漢中両軍が総攻撃をかけるチャンスを作ることが出来たのだから。


「ご主人様!」
「一刀様!」
 両軍入り乱れる乱戦の中、なんとか風と稟の居る本陣へと帰還した一刀に、二人が駆け寄って来た。
「風!稟!」
 一刀は下馬すると、月を降ろし、駆け寄ってきた二人を迎え入れる。
「二人とも無事で良かった……」
「『無事で良かった』ではありません!それはこちらの台詞です……
一刀様自らが敵軍を突っ切るなど……何かあったらどうなさるおつもりですか!?」
「稟ちゃんの言う通りなのですよ。
確かに、ご主人様の策のおかげで、反撃する絶好の機会を得る事は出来ました。
ですが……ご主人様のお身体は、最早お一人の物ではないのです。……どうかご自愛を」
 風はそう言うと、そっと一刀の手を握る。無事であることを確かめるように。
「うん……ごめん、二人とも。それと……ありがとう」
 言いながら、一刀はそっと二人を抱き締めた。
「……!」
「か、かか、一刀様!?」
 当然ながら、突然のことに驚く二人。

 ……正直言えば、一刀は怖かった。
 戦いも、殺し合いも、命を狙われる事も、敵陣の只中を駆け抜けた事も。
……字何より、この乱戦の中、風と稟が本当に無事でいるかどうかが分からなかった事が。
 今まで、今回ほど二人と離れて行動した事は無い。
大抵は、どちらかが側におり、別行動をとるにしても、何がしかの連絡が取れる体制は整えていた。
 だから、無事を確かめる様に二人を抱き締める。

 鼓動と温もり……それが確かに、二人を感じさせてくれていた。
422名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:06:30 ID:e+FZv2WF0
紫煙
423名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:08:11 ID:ZyzlFeL40
しえーん
424真√:黄巾の乱-後編之二 12/18:2009/02/08(日) 21:09:25 ID:DmICCGCt0

 風と稟は嬉しかった。
 こうして無事を喜んでくれることが。……身を案じた相手が、こうして無事で居てくれた事が。
 正直、大して長時間では無いのに、一刀と離れている間は二人とも気が気では無かったのだ。
そわそわと落ち着かなく、だからと行って、どちらかが共に行くことも出来なかったから。
 ……普段ならば仕方が無いと思っていた、“圧倒的な人員不足”をこれほどまでに悔やんだことも無かった。
 勝たなければいけない戦に勝つ為とは言え、一刀の部隊が敵に吶喊したときは……
稟はものすごく青い顔をしていたし、風もその身体を震わせていた程だ。

 そして二人は気づいてしまった。
 自分達の中の“北郷一刀”が、それほどまでに、自分の心の大きな割合を占めつつあると言うことを。
 ……だが、それは決して不快なものではない。
 それは偏に、自分が主と認めた者を、しっかりと受け止めていると言うことなのだから。

 だから、二人もまた一刀の背に手を回し、抱き締めた。

 万感の思いをこめて。


 そして……互いの無事を喜び、安堵したことが、自分達のみならず、
周囲の兵達も、大きな隙を作ることになっていた。


 それは正に急襲。……いや、特攻といってもいいかもしれない。

「ぎゃああああ!!」

 断末魔の叫びと共に、一刀達の周囲を固めていた兵の一角が崩れた。
 そこから現れるは、黄巾の将。

「我が名は裴元紹!そこに居るは天の御遣いと見た!!覚悟おおおおおおお!!!」
 そう叫びながら、手にした戟を振り下ろす。
425名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:09:36 ID:JeKmwSn10
こうして着々と軍師二人の旗が立ってゆくのでした支援
426名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:12:08 ID:hJAyZ5nO0
支援
427真√:黄巾の乱-後編之二 13/18:2009/02/08(日) 21:13:18 ID:DmICCGCt0
 一刀はとっさに二人を突き飛ばし、自らも転がるように後ろへ避けた。

 ズンッ!!っと言う音と共に地面に刺さった戟が、今の一撃の重さを物語っていた。
 裴元紹は武器を引き抜き、一刀の方へと向き直ると戟を構える。
一刀が突き飛ばした軍師二人などには構いはしない。
将を倒せばそれで終わり、後ろの二人には自分を倒す力などありはしない。
……それをよく分かっていた。
 一刀もすぐに体制を立て直すと、腰に佩いていた剣を抜く。
「一刀様!」
 自分の後ろに居た月が不安げな声を発するが、彼女から離れるように、剣を構えたままじりじりと位置を変える。
ただやられるのを待つわけにはいかない。こんなところで死ぬわけにはいかないのだ。

「抵抗できるものならしてみるがいい!!」
「くっ!!」

 一合、二合と連続で繰り出される攻撃をなんとかいなし、かわしていくが、
たかだか一介の黄巾の将……とはいえ、それでも自分とは実力が違いすぎる相手の攻撃に、
じわじわと追い詰められていく一刀。

「ご主人様!!」
「一刀様!!」

 風と稟の悲痛の叫びが聞こえる中、

「ふんっ!!」
「──!!」

 気合をこめた裴元紹の一撃を受け止めた剣は弾かれ、一刀もまた吹き飛ばされた。
いくどか地面を転がり、何とか立ち上がろうとしたところで、その動きが止まった。
 一刀の前には、武器を構えた裴元紹。
428名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:13:46 ID:e+FZv2WF0
再び支援
429真√:黄巾の乱-後編之二 14/18:2009/02/08(日) 21:17:00 ID:DmICCGCt0
「……さあ、そろそろ覚悟を決めるがいい」

 ゆっくりと武器を振り上げ、

「天とは我等が黄天のみ!!」

 その凶器を振り下ろさんと力を込めるのを見て、風と凛が声にならない声を上げる。
 ──その横を、猛烈な勢いで通り抜ける白い影──

「死ぬがよい!蒼天の遣いよ!!!」

 その叫びと共に、構えた凶器が振り下ろされ──

 襲ってくるはずの苦痛と衝撃に思わず眼を瞑り、身構えた一刀だったが……
 聞こえてきたのは、ガキィン!!っという金属音と──

「残念だが──我が主のお命、貴様ごときにくれてやるワケにはいかんのだよ」

 聞き覚えある、声──

「なんだ貴様はああ!!」

 裴元紹の叫びに、眼を開けた一刀の瞳に写ったのは──

「貴様ごとき下郎に、名乗る名など無い!!」
「がはっ!!」

 正に、紫電一閃。崩れ落ちる裴元紹と──

「我が主よ……貴公の敵を打ち破る槍となるために、この趙子龍、馳せ参じましたぞ」

 不適に笑う、常山の登り龍、その人だった。
430名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:19:20 ID:lj2/fePT0
星いいとこに来すぎ支援wwwwwwwww
431名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:20:09 ID:e+FZv2WF0
星がおいしいとこ取りすぎるw
支援
432名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:20:36 ID:jzaGZ1Be0
やはり裴元紹は趙雲に討たれる運命なのか
433真√:黄巾の乱-後編之二 15/18:2009/02/08(日) 21:21:02 ID:DmICCGCt0


「……久しぶり、星。助かったよ。……それにしても、どうしてここに?」
 一刀が起き上がりながら少し呆然とそう問うと、
「うむ。伯珪殿の元を辞した後、再び各地を回ろうかと思ったのですが……
行く先々で聞こえて来るのは、『天の御遣い』の噂ばかりではないですか。
 悪を挫き、弱きを助ける……そんな噂を聞いていますと、あの時の主の言葉が思い出されましてな。
 ……私に語って下さった想いと違わぬ道を歩き続ける。
……そんな貴公になら仕えるのも悪くないと思いまして。

 ですが、いざ荊州へ着いて見れば、数日前に漢中方面へ向かったとのこと。
 それならば、と急いで向かって来てみれば、今度は戦の真っ最中ではありませんか」
「……そして俺を見つけてみれば、それはもう危ない所だった、と」
 つらつらと楽しそうに経緯を語る星に、一刀は軽く苦笑する。
「いかにも。……いやはや、初めて出会った時を思い出しましたぞ。
……ふふ。風ではありませんが、主の危機を救うのが、私に定められた天命なのやもしれません。

 と、言うわけですので。……主よ、この趙子龍を主の幕下に加えていただくことをお認め下さいますかな?」

 無論、一刀に反対する理由などはない。
 念のため風と稟の方を見ると、二人もすぐに首を立てに振った。
「もちろん大歓迎だよ、星。これから……できればずっと、よろしく頼むよ」
 そう言って右手を差し出す。
「……は。これからは、主の身を護り、主の敵を打ち砕く槍となりましょうぞ」
 臣下の礼を取ろうとした星は、差し出された右手をみて笑みを浮かべると、
そう言ってしっかりと一刀の手を握ったのだった。
434名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:21:16 ID:1HDokz7e0
裴元紹がかっこいいwww
435名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:21:24 ID:hJAyZ5nO0
予測できたとはいえ、やはり来るとかっこいいものだな
支援
436名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:21:30 ID:w28LDIP/O
支援
437真√:黄巾の乱-後編之二 16/18:2009/02/08(日) 21:24:16 ID:DmICCGCt0
 伏兵、奇襲により混乱を起こしていた黄巾軍は、裴元紹が星に討たれたのをきっかけに、
その混乱に加えて恐慌が全軍へと伝播する。
 武の象徴たる将の討たれた黄巾軍と、武の象徴たる将が新たに加わった北郷・漢中軍。
 勝負は既に決したと言ってもいいだろう。


──数刻後──

「……どうやら勝ったみたいね」
 戦いの収束を察した賈駆は、そう一人ごちると小さく溜息をつく。
「さて……北郷軍に礼を行ったらすぐに月を捜さないと……!」
 月が無事であることを信じ、軽く自分の頬を叩いて気合を入れると、
北郷軍の本陣へ向けて馬を進めた。

 今はまだ強張っている彼女の顔が、歓喜に変わるのはもうすぐだろう。
438名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:25:25 ID:ZyzlFeL40
さらに紫煙
439真√:黄巾の乱-後編之二 17/18:2009/02/08(日) 21:27:28 ID:DmICCGCt0

「ふぅ……一時はどうなることかと思いましたがー……
 何とかなったみたいですねぇ」
「ええ、特に一刀様が追い詰められた時は肝を冷やしましたが……
星が来てくれて本当に助かりましたね」
 風の言葉に頷きながら言う稟は、どことなく嬉しそうだ。
 と、丁度その時、早速兵の指揮をとっていた星が一刀たちの元へ戻ってきた。
 兵達も、神速の槍さばきで一刀を助け、また一刀達と旧知で信頼の篤い星を受け入れたようだ。
「……私としても間に合ってなによりと言うもの」
「おや星ちゃん、お帰りなさい。大方片付いたようですねー」
「では一刀様、我等の勝利をお告げ下さいませ」
 稟に促され、一度頷くと、一刀は腰に佩いた剣を抜き、空へ掲げる。
 敵味方両軍合わせても3万に満たない数とは言え、多くの味方が散っていったのも事実。
 けれど一刀は、決して悲しむことはしない。
 悲しむのではなく、感謝する。
 生き残った事への感謝を、散っていった者達への感謝を。
 それが、こちらへ来てからほぼずっと戦い続けたことで学んだ事だった。

「皆……勝ち鬨を上げろおおおおーーーーーーーーーーーーー!!!」

 この時漢中の地は、歓喜の声に包まれたのだった。
440真√:黄巾の乱-後編之二 18/18:2009/02/08(日) 21:28:41 ID:DmICCGCt0

 この後──

 北郷軍は、漢中の太守に請われ、この地に逗留することになる。
 なぜか荊州からの敵の流入量が増えたが、その後も無事守りきれたのは僥倖であろう。



 月と賈駆──詠は無事再会を果たし、しばしの後天水へと戻っていった。

「また会える時を楽しみにしています……」

 そう言って別れ際に見せた寂しそうな笑顔は、一刀の心にずっと残ることになるだろう。
 再会のその時まで。

 “董卓”の名の下に訪れる過酷な運命を、皆はまだ知らない。

 ……月を助けてくれたから、と、詠が一刀へ真名を許したのは余談である。



 これより二月としないうちに、曹操軍が黄巾の本軍を落としたとの報が、
大陸各地へ広まることになる。


 こうして、大陸全土を混乱の渦へ巻き込んだ大乱は、その幕を下ろしたのだった。
441名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:30:06 ID:e+FZv2WF0
面白かったです!
続きにwktk
442名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:30:49 ID:hJAyZ5nO0
あれっ、月と詠残らないのか!?
まぁ仕方ないか。面白かったぜー。乙!
443真√:黄巾の乱-後編之二:2009/02/08(日) 21:31:34 ID:DmICCGCt0
以上です。


最後は少々飛ばし気味ですが、これで北郷一刀の黄巾の乱は終わりました。

彼等がこの先どのような道を歩むか……それはまたいずれ。


では、また会える日を楽しみに。



多数の支援に感謝を。
444名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:32:52 ID:hA2diI020
乙、次も楽しみに待ってるぜ〜
445名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:33:50 ID:v3hdlAiR0
GJ!
今日は大漁だな〜すばらしすぎる
446名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 21:48:35 ID:uX0LXosJ0
真√の人乙。
もう一刀、ここで月たちも保護しちゃえばいいのに
447名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:05:21 ID:dyw2zVGg0
GJ!
次のシナリオをどう書くか、楽しみだ。
448名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:09:15 ID:n+Z9pEda0
>>338
桂花ブームの最初は4スレ>>783なんじゃないかと言ってみるぜ!

というか、あの妄想の直後から続いた「桂花の乱」「桂花繚乱」の流れにwktkしまくったのだが。
そして、あれからまだ1ヶ月しか経ってないのに、凄いスレが進んでいることに今更ながら驚いた。
449名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:15:00 ID:zxmhEkxb0
>>380
 亀ですが、「恋する革命家」って…神楽坂先輩? ちょっとニヤリとしちまった。

>>443
 乙でした。月の再登場に期待してます。
450名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:27:06 ID:XEeSjNkX0
ここで月と詠を保護するより、後になって
恋・霞・かゆーらをまとめて取り込んだ方がいいかも。

月は好きなので是非とも味方にして欲しいぜ。
451名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:29:47 ID:L1ufEJGv0
遅くなったけど投下するでよ。
あまりエロく出来なかったけどキニシナイデネ。
452閃光の一刀 1/6:2009/02/08(日) 22:30:45 ID:L1ufEJGv0
一刀「腹減った…」
愛紗「はい?あぁ…もうお昼ですね」
一刀「あれ?俺クチに出してた?」
桃香「うん、ハッキリと言ってた。」
愛紗「腹の虫も豪快に鳴いていましたよ」
桃香「こっちはもうちょっとで終わるから、ご主人様は先にお昼御飯食べに行っても良いよ?」
愛紗「ご主人様、遠慮なさらずにお食事済ませて来てください」
一刀「そう?じゃあお言葉に甘えて…食べたらすぐ戻って来るから。さて、と…今日はどこに食いに行こうかな?久しぶりに珍々軒に顔出すのも良いか…」

親父「ヘラッシェー!お、こりゃ天の御使い様!お久しぶりでございます!」
一刀「その御使い様ってのはやめてよ…1人なんだけど大丈夫?」
親父「へぇ。ですが生憎ただ今満席でして…あ、でも確か奥の座敷に」
紫苑「あら、ご主人様?」
桔梗「おぉ、お館様ではござらんか?」
一刀「あ、いたのね…じゃあ俺あそこで食べるから。麻婆丼お願いね」
親父「あいよ!天の御使い様特製麻婆丼一丁!」
一刀「悪い、相席させてもらうよ…って、呑んでんの?」
紫苑「あら、まだ飲み始めたばかりですわよ?」ヒック
桔梗「この程度の量、飲んだ内には入りませぬ故…」ウィー
一刀「とっくりがひの、ふの、みの…まぁ深く考えないようにしよっと」
紫苑「ご主人様もどうです?ここのお酒は効きますよ?」ヒック
一刀「まだ仕事が残ってるっての…てか未成年に酒を勧めないでくれる?」
桔梗「まったく飲めぬ訳でもありますまい?それとも…お館様は我等の酒が飲めぬと?」ウィー
一刀「絡み酒は勘弁してくれよ。昼間から酔っ払って帰ろうモンなら愛紗に殺されちまうし」
紫苑「あら、ご主人様は私達と愛紗とどちらが怖いのですか?」
一刀「両方」キッパリ
桔梗「わっはっは!また躊躇無く答えましたなぁ?」
一刀「本当に勘弁してよ。今日は特に忙しいんだから。メシ食ったらすぐ帰るつもりだしね」
紫苑「はいはい、じゃあお茶でも飲んでくださいな」
一刀「あ、ありがと。いやぁ今日は本当しんどくて……ぶふおぉぉぅっっ!?」
桔梗「お、どうされたのですかお館様?」ニヤニヤ
一刀「し、しししし紫苑さん!?このお茶すげぇお酒に似た味がするんですけど!?」ジタバタジタバタ
453閃光の一刀 2/6:2009/02/08(日) 22:31:59 ID:L1ufEJGv0
紫苑「あらあら?正真正銘ただのお茶ですわよぉ?お酒がほんのちょっとだけ入ってるかも知れませんけど。多分ちょっと。お茶1でお酒9くらいで」
一刀「それ酒!ほぼ酒!うえっ!げほげほっ!しかもこの酒超強えっ!?」
桔梗「おやおや、大丈夫ですかなお館様?では口直しといきましょうぞ…ん、んっ…」
一刀「げほっ…え?き、桔梗さん?何を…んむぅっ!?」
桔梗「ん…んむ…れるっ…」コクッ、コクッ…
紫苑「あ、ずるいわよ桔梗?でしたら私も…んくっ…」
一刀「ぶはっ!ちょ、紫苑…んぶぁっ!?」
紫苑「ん…じゅるっ…あむっ…」コクッ、コクッ…
桔梗「くふふ…どうですかな?やや年増とは申せ、女子2人から口移しで飲む酒の味は?」
紫苑「お仕事の事なんか忘れて、私達と一緒に楽しみましょう?」
一刀「……」
紫苑「…ご主人様?」
桔梗「む…ちと酒が強過ぎたかのぅ?おい、お館様よ?」ペチペチ
一刀「……」ガバッ!
桔梗「!?お、お館様?」

 ぱ く っ ! ! 

桔梗「あぅっ!?お、お館様!いきなり何を…んんっ!ふ、服の上から乳房に…んくぅっ!?」
一刀「んふー、むふー…あぐっ、はぷっ…れろれろれろれろ…」
桔梗「んほぉっ!?は、激し…んひっ!!」
紫苑「ちょ、ご主人様!?どうなさったのですか!?」
一刀「ぷはっ…紫苑、服を脱いで胸を出せ」ヒック
紫苑「…え?で、でもここじゃ…ほかのお客さんもいますし…」
一刀「ここからだと死角になってるから見えやしないだろ?」
紫苑「で、ですが…」
一刀「早くしろ」
紫苑「は、はい…」
桔梗「し、紫苑…」
紫苑「桔梗…今は逆らわない方が良いわ…んあっ!?」
一刀「んむぅ、むはっ、じゅるるるるるる…」
紫苑「ご、ご主人様…つ、強過ぎま…ひあぁっ!?」
454名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:32:12 ID:Rx1wGLyf0
真√の人乙でした
個人的に戦争描写があるのがうれしい
一刀の某小説の名将戦法にちょっとニヤリw

>>446
つーか規模としては月の董家の方が現時点では格上だろうから
保護するっていうより董家に参入するって形になると思うぞ
455◎閃光の一刀 3/6:2009/02/08(日) 22:32:40 ID:L1ufEJGv0
ぎゅむっ、ぐいっ、もみもみもみもみもみもみもみもみ…
紫苑「ん、ん、んくぅ…!」
桔梗「は、はぁ…お館様ぁ…」
一刀「おいおい、気持ちよくなるのは勝手だけどな…あんまり声出すなよ?周りの客に気付かれるかもだぞ?」モミモミモミモミ…
紫苑「そ、そんな事を言われても…ご主人様の手が…んんっ!!」
桔梗「親方様の指で…我等の乳房が蕩けて…ひぐっ!?」
一刀「ほら、2人とも舌を出せ」
紫苑「はい…」
桔梗「ぅあ…」
じゅるっ、ぴちゅっ、れるっ、ちゅぷっ、ずずずずずず…
紫苑「ぷぁっ、あむっ…ご、ご主人様ぁ!」
桔梗「はぷっ、んぶっ…お館様ぁ…」
一刀「2人共、これ…触ってみな?」グイッ
紫苑「え?こ、これ…どうなさったんですか?」
桔梗「なんと…いつもよりも固く、太く、熱くなっているではござらんか…」
一刀「お前達が酒なんか飲ませるからこんなになっちまったんだよ。どうするんだ?こんな状態じゃ城に戻れないぞ?」
紫苑「そ、それでは…私達が…」ドキドキ…
桔梗「お館様の逸物のお世話を…」ドキドキ…
親方「はいよー、麻婆丼お待ちー!」
紫苑「!?」
桔梗「!?」
一刀「お、ありがと親父さん。ねぇ、食べた後ちょっと横になって休みたいんだけど、良いかな?」
親父「へぇ、よろしゅうございますよ。ちょうど客も捌けてきやしたしね。じゃあしばらくこっちの方は静かにするようにしますんで!」
一刀「あぁ、ありがとう」
紫苑「……」ドキドキ…
桔梗「……」ドキドキ…
一刀「…だってさ?」ジィー…
紫苑「はぁ…ご主人様の…太いおちん●ん…」ギュッ
桔梗「あぁ…お館様の…逞しいち●ぽ…」ギュッ
一刀「さて、どっちが俺をいっぱい喜ばせてくれるのかな…?」ヒック
456◎閃光の一刀 4/6:2009/02/08(日) 22:34:09 ID:L1ufEJGv0
紫苑「ん…んむ…ぢゅぷっ、ずちゅっ、ぶぷぷ…」
一刀「い、イクぞ紫苑…全部…飲めっ!!」ビクビクッ!
どぷっ!!びゅるるるっ!!びゅぷっ!!
紫苑「んぶっ!?〜〜〜〜っっ…!」ゴクッ、ンクッ…
桔梗「あぁ…お館様…4回目じゃというのに…なんと大量に…」
紫苑「…ぷはぁっ!お、多過ぎて…飲み切れません…」
一刀「仕方ないな…桔梗、紫苑のクチの周りのを綺麗にしてやれ」
桔梗「し、承知した…べろっ、れるっ、あむっ…」ピチャピチャ
紫苑「んん…桔梗…」ピチャピチャ
一刀「さて、と…俺まだ出し足りないんだけど、どっちから先に入れてほしいんだ?」
紫苑「そ、それでしたら私が…」
桔梗「何を言うか紫苑!ワシの方からに決まっておるではないか!?」
紫苑「そんなの関係ないでしょう!?早い物勝ちよ!」
桔梗「黙れ!お主は今までお館様の逸物をしゃぶり倒していたではないか!」
一刀「ん〜俺はどっちからでも良いんだけどなぁ…そうだ。桔梗、犬のマネしておねだりしてみな?」
桔梗「い、犬じゃと!?」
一刀「紫苑は猫のマネしておねだりな」
紫苑「ね、猫ですか!?」
一刀「そ。可愛くおねだり出来た方から先に愛してやるよ」ニヤニヤ
桔梗「い、いかにお館様と言えどそれはワシを馬鹿にし過ぎであろう!?我等に畜生の真似事をしろなどと!!」
紫苑「……にゃあ」
桔梗「し、紫苑!?」
紫苑「に、にゃあ…にゃあにゃぁぁ…」フリフリ
一刀「ククク…紫苑は素直だな。凄く可愛いよ。で…桔梗はどうすんの?」
桔梗「くっ…」
一刀「…これ、いらないのか?」グリグリ
桔梗「……わん…」
一刀「ん?」
桔梗「…わん!わんわん!くぅ〜ん…」クネクネ
一刀「…あーもう!紫苑も桔梗も可愛過ぎだろチクショー!!」ギュウウゥゥゥゥッッ!!
紫苑「うにゃん!?」
桔梗「う、わんわん!?」
457◎閃光の一刀 5/6:2009/02/08(日) 22:34:50 ID:L1ufEJGv0
じゅぶっ!!ぐぷっ!!ごぷっ!!じゅちゅっ!!
一刀「ほら、紫苑が上になると、紫苑のいやらしいおっぱいが一段と激しく踊っちゃってるぞ!?」
紫苑「ぁにゃぁっ!ご、ご主人様ぁっ!!にゃん!ぅにゃあぁぁぁあぁっっ!?」ビクビクッ!

パンッ!!パンッ!!グリッ!!ぶぢゅるっ!!
一刀「桔梗、この体位知ってるか!?駅弁っていうんだぞ!!」
桔梗「おほぅっ!?わ、わんわん!!お、お館様…くううぅうぅぅぅぅんっっ!?」ビクビクッ!

チュプチュプチュプチュプチュプチュプチュプ!!×2
一刀「ほらほらほら!2人のおま●こから凄い勢いで精液と愛液が噴き出しちゃってるぞ!?」
紫苑「うにゃああああああああああああああああっっ!?」ブシュッ!ブシュッ!
桔梗「わぉぉおおおおおおほおおおおおおおおんっっ!?」プシャッ!プシャッ!

紫苑「ご、ご主人様…もう許してにゃぁ…」
桔梗「お、お館様…もう無理だわん…」
一刀「…駄目だ。俺はまだ満足してない」
紫苑「そんなぁ…」
桔梗「壊れてしまう…」
一刀「お前達の身体の外側も内側も、真っ白に染めてやるからな…」
紫苑「ご主人様ぁ…」
桔梗「お館様ぁ…」

  5  時  間  後  。

一刀「…むにゅ、紫苑…桔梗…」
紫苑「はぃ…ここにいますよ…」ナデナデ
桔梗「ふふ…寝顔は年相応に可愛いというのにのぅ…」ナデナデ
紫苑「まったく…まさか私があんなに乱れちゃうなんて…」
桔梗「ワシなぞ何度果ててしまったか記憶が無いぞ…ほんにお館様は英雄の器だのぅ」
紫苑「本当にね…壊れちゃうかと思ったわよ」
桔梗「じゃが激しく責めたててはいても、ちゃんとワシらの事を気にかけてくださっておった…」
458◎閃光の一刀 6/6:2009/02/08(日) 22:35:16 ID:L1ufEJGv0
紫苑「…どうしましょう…私…もうご主人様無しでは生きていけなくなってしまっているかも…」
桔梗「紫苑もか…実はワシもじゃ。お舘様の逸物以外では満足出来ぬやもなぁ…今もこうして我等の乳房に顔を埋めて眠るお館様が、愛おしくて敵わぬわ…」
紫苑「えぇ…本当に可愛らしくて、愛しくて、素敵な人だわ…」
桔梗「あふ…駄目じゃ…ワシも眠たくて……」
紫苑「うふふ…おやすみなさい、桔梗…ご主人様……」

愛紗「…で?」
一刀「…えっと、ですから、ちょっと疲れが溜まってたたみたいで、気がついたら珍々軒で朝を迎えてまして…」
愛紗「仕事も放り出してぐーぐーと高鼾だったという訳ですね?」
一刀「…はい…すみません…本当にすみません…」
愛紗「…紫苑!桔梗!お前達も一緒に食事をしていたのなら、ちゃんとご主人様を起こしてくれても良かっただろうに!?」
紫苑「ごめんなさいね?私達は先に出てしまってたものだから…」
桔梗「まぁ疲れていたのだから仕方あるまい。代わりに今日の分の仕事は我等も手伝ってやるからの」
愛紗「…ハァ。じゃあ早速仕事に取り掛かりましょう。ご主人様は全部終わるまで御飯抜きですからね!?」スタスタスタスタ
一刀「…はぁ〜…さて、仕事仕事。紫苑も桔梗もごめんな?とばっちり食わせちゃって…」
紫苑「いいえ、良いんですよ。じゃあ早く終わらせましょうか」
桔梗「うむ。晩飯の時間までには終わらせるぞ。お館様も晩酌に付き合ってもらうからのぅ」
一刀「言っとくけど俺は飲まないぞ?あれ前後の記憶が何か曖昧だし…身体は凄い疲れてるのに何だかスッキリしてるし…」
紫苑「クスクス…」
桔梗「くっくっく…」
一刀「ん?どしたの?」
紫苑「にゃあ♪」
桔梗「わおん♪」
一刀「…???」

ちなみに昨夜の夢の中の一刀は、大きな虎と狼に挟まれて安らかに眠っていたそうな…
459名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:35:34 ID:gapVcaiu0
真√の人乙でした

ここで保護しちゃうと
反董卓連合がややこしくなっちゃうからかな
460名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:36:56 ID:L1ufEJGv0
終わり。駆け足で書いたので拙いけどご容赦をば。
461名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:41:18 ID:n+Z9pEda0
なんかこう、ハクオロさんを思い出したぜ……
462名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:54:11 ID:CoucJqcJ0
真√の人もエロの人も乙

でもエロの方、タイトル見てテロ活動を続ける一刀が最後に処刑される話かと思ってしまったぜ
463名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:55:48 ID:Rx1wGLyf0
>>460
乙でした&割り込みゴメン
紫苑&桔梗物ってひょっとしたら初?
464名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 22:59:44 ID:dyw2zVGg0
>>460
よかったですよ。
紫苑&桔梗分補完
465名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 23:16:08 ID:u1dm3MLv0
>>458
間に居るのは一部龍だがな
466名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 23:38:41 ID:DsVFL8Ch0
>>458
エクセレント!
紫苑&桔梗好きにとって
最高の作品ッス
467名無しさん@初回限定:2009/02/08(日) 23:42:38 ID:CUOyPxZT0
>>462
それなんてΞの中の人?
468名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 00:01:00 ID:/+GaeIhw0
>>462
さっさと映像化しろ冨野。
469確認&お詫び?:2009/02/09(月) 00:33:06 ID:F7EhcWpwO
「にゃー(日付代わったし平気かな?)」
470名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 00:34:20 ID:F7EhcWpwO
「にゃー(よしよし、書け)」
さんだん
471名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 00:34:51 ID:oXmXPG690
OK・OK。
472名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 00:40:51 ID:lMOEIXNe0
流石日曜!すごいペースだ!

>>469
もちろんwktkですとも!
473名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 00:48:39 ID:RSEjKlMp0
以前、雑談や会話にまでにゃーにゃー言い出した時に思ったがさすがにちょっと気持ち悪くなってきた
せめてSS投下時だけにしてもらいたい
474名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 00:50:11 ID:w2E5sW4F0
というかレスの意味がよくわからない…
475名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 01:04:52 ID:PBfEMGZuO
>>473
>>474
今はそんなんどうでもいいから紳士スタイルで待つんだ!
476名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 01:05:55 ID:RSEjKlMp0
>>474
>>496さんに対してのスレで雑談する時にまで「にゃー(   )」を使うのは勘弁してほしいというお願い
477名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 01:06:41 ID:F7EhcWpwO
「にゃー(間違いなく書け)」
「ちんきゅう……さ・ん・だ・ん・・ちぃぃぃぃぃぃぃぃぃっく!」
ドンガラガッシャン!!
「にゃ(天地が、後少しで誤解天ガクッ)」
ゲシゲシゲシ
「一度ならず二度までも規制食らってこの馬鹿猫なのです」
ゲシゲシゲシ
「にゃー(風さ…ま…たすけ…て)」
「………………」
「にゃー(風様?そのはりつけに大量の薪は?)」
「馬鹿猫を燃やす為ですよー」
「にゃー(お助けー!)」
「馬鹿猫が逃げたのです」
「仕方ないですねーでは代わりに風がいくつか。次からタイトル付きそうですー」
「付くではなく、付きそうですか、つくづく馬鹿なのです」
「次ですねー、次からしばらく拠点フェイズらしい?ちょっと脱線らしい?そうです」
「またもや疑問符だらけなのですねあの馬鹿猫はやはり蹴り殺すのです」
「だめですよー」
「反対なのですか」
「いえいえ、焼き殺すんですよー」


「にゃー(昨日は、支援&応援ありがとうございました。次は呉か…書けるかな?呉はおろか全部なんて書けるのかな?)」
478名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 01:11:52 ID:F7EhcWpwO
「馬鹿猫が期待させて悪いのですがー、今日はないのですよー」
479名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 01:22:18 ID:p3mgvMQH0
スレイヤーズとかのキャラ後書きみたいなもんだろう。
大目にみてはどうかな。
480名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 01:52:16 ID:RSEjKlMp0
いや先にも書いたがSS投下時の例えば告知とか後書き、質問や感想へのレスとかまで辞めて欲しいとは言ってないよ
SSの一部と思う事が出来るのでそれは問題ないんだ
だが前スレの時のようにSS投下とは全く関係無い所での使用はなりきりとしか見えなくて勘弁して欲しいと個人的なお願いをしているだけ
NGにするのも難しいし冗談抜きでホントに駄目なんだよ生理的に
481名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 01:57:42 ID:ZWHmORPM0
魏EDの春蘭は、一刀がいなくなった事を受け入れられなくて
「おい!起きろ北郷!!」とか言って部屋に飛び込んできそうだ。
そして秋蘭に「…姉者。…北郷なら……もう……天に帰ったではないか。」
とか言われて泣いちまうんだろうな。

北郷や華琳たちと一緒の楽しい夢を見て、起きてからショックを受けて泣き出す春蘭と
一刀が目の前で、ゆっくり消えていくのを「置いていかないで!消えないで!!」懇願するも
捕まえきれずに失う夢を見て飛び起きるため、夢を見ぬほど疲れてからではないと眠れぬ秋蘭。

秋蘭「夢の中だけは幸せな姉者と、夢見る事もできぬ私。果たしてどちらが不幸なのだろうな。」
482名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 01:59:24 ID:qzQO7bG00
じゃあ今回は告知してるだけだし問題無いわけだ

483名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 02:00:38 ID:KuUa49zZ0
そう、このスレには夏候姉妹分が足りない!
484名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 02:01:10 ID:p3mgvMQH0
>>481
素晴らしいからそれで書いてくれ。
485名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 02:03:07 ID:ZAVTuch+0
>>481
全裸待機を開始した
486名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 02:14:55 ID:KxxLTByN0
全裸隊集合!
487名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 02:17:48 ID:KuUa49zZ0
今宵は冷えるから蝶ネクタイを出してこねば・・・
488名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 02:21:34 ID:YF89B4jj0
じゃぁ自分はネクタイを用意しなければ・・・
489名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 02:24:21 ID:NYZXQeEG0
全裸にシルクハットで待ってるわ
490名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 03:25:07 ID:p3mgvMQH0
恋姫無双でプロットを組んでいたはずなのに、気がついたらアウトラインが闘神都市Vの中間デモ付近の鬱シナリオになっていた……
そして無言のままお蔵入りフォルダに放り込む。

よくあるよな、こういうこと……
491名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 04:02:59 ID:crjmfNVi0
まとめの専用UP板にSS来てるぞ
作者はこのスレ住人じゃないのか告知がなかったから気付かなかったw
492名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 06:57:32 ID:F7EhcWpwO
>480
悪かった
493名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 08:02:00 ID:5I3O/e1yO
>>491
どんなの?面白い?
494名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 08:15:24 ID:EsWqByf9O
>>493
エロ有り
蓮華 思春もの
495名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 08:51:56 ID:PBfEMGZuO
>>494
光の速さで見てくるぜ
496名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 09:19:44 ID:ZAVTuch+0
>>491
こいつは・・・とんでもない破壊力だ・・・
497名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 09:26:32 ID:PBfEMGZuO
感想

すごく……エロいです。
498名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 09:31:41 ID:nGznR/vF0
感想は向こうに書いてあげた方がいいんじゃないかw
499名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 10:12:48 ID:cjkbGz9n0
なんだか表示がおかしいんだけど俺だけ?
500名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 10:35:25 ID:M+Eok9fR0
ちょwまとめサイトw
それSS違うw
501499:2009/02/09(月) 10:41:29 ID:cjkbGz9n0
失礼再読み込みしたら直った
502名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 10:55:48 ID:Ds4rjBfM0
すごい破壊力だ

やっぱり蓮華は……
503名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 11:32:39 ID:5I3O/e1yO
>>494
サンクス

ちょいエロってレベルか?さすが一刀さんッパネすw
504名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 13:05:16 ID:ZEIh3SKA0
>>443
投下待ってましたよ。
いきなり太守ですか、流石一刀さん。
次回も楽しみにしてますよ。

>では、また会える日を楽しみに。
これはなんという休載フラグw
505名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 16:33:31 ID:KxxLTByN0
一昨日投下した祭SSの残りが上がったんだが、今書き込んで大丈夫かな?
16レス程度あるんで途中でサルったらまた日を改めてみたいな感じになっちゃうかもだけど
506紅旗の下に 1/16:2009/02/09(月) 16:36:38 ID:KxxLTByN0
「策殿……?」
 孫伯符襲撃の報が入ったのは僅か数刻前の事だった。
 しかしそれを伝えた蓮華の言によると、刺客の矢は肩口深くに突き刺さっていたものの、急所から離れており、
雪蓮自身も大した傷ではないと言っていたのではなかったか。
 敵陣に向けて一人歩みを進める雪蓮の後姿は、確かに背筋は伸び足取りもしっかりしていて堂々とした振る
舞いに見える。
 だが祭の目には、その一歩一歩が命を引き換えとしての前進と映った。
(策殿、まさか──!?)
 自らの予感を否定したくて思わず辺りに視線を巡らす。
 一刀と目が合った。
 その目を見た瞬間、予感は確信と変わってしまった。
「なんと……言う事か……」
 思わず漏れた呟きを掻き消すかのように、朗々とした雪蓮の声が響き渡った。
「呉の将兵よ!我が朋友たちよ!
 我らは父祖の代より受け継いできたこの土地を、袁術の手より取り返した!
 だが!
 今、愚かにもこの地を欲し、無法にも大軍をもって押し寄せてきた敵が居る!
 敵は卑劣にも、我が身を消し去らんと刺客を放ち、この身を毒に侵させたのだ!
 卑劣な毒に侵され、我が身はもはや滅ぶしか無いだろう!
 しかし、この孫伯符、ただでは死なん!
 我が身、魂魄となりて永久に皆と共に在らん!
 我が魂魄は盾となりて皆を守ろう!
 我が魂魄は矛となり、呉を侵す全ての敵を討ちこらそう!
 勇敢なる呉の将兵よ!その猛き心を!その誇り高き振る舞いを!その勇敢なる姿を我に示せ!
 我はその姿を脳裏に焼き付け、我が母、文台の下に召されるであろう!」
「姉様、そんな……!」
 雪蓮の言葉に、蓮華が絶句する。
 他の将兵たちもみな呆然としていた。
 しかし動揺は徐々に怒りへと変化していく。
「毒じゃと……?それが、曹魏のやり方だと言うのか……!」
「奴等には武人としての誇りもないのか!」
「雪蓮様〜、さぞご無念でしょうね〜」
507紅旗の下に 2/16:2009/02/09(月) 16:37:28 ID:KxxLTByN0
 呉軍の中で怒りが燃え上がるように広がっていく中、雪蓮の口上は続いていた。
「呉の将兵よ!我が友よ!
 愛すべき仲間よ!愛しき民よ!
 孫伯符、命の炎を燃やし、ここに最後の大号令を発す!
 天に向かって叫べ!心の奥底より叫べ!己の誇りを胸に叫べ!
 その雄叫びと共に、我が屍を越えてゆけ!」
 全軍が吼えた。
「我が老躯よりも先に逝かれるのか……。天は何と残酷なことよ……」
 主君を見送るという、二度と見たくなかった光景を前に祭は天を仰いだ。
「黄蓋様!早く!奴らを皆殺しにし、その血の全てを孫策様に捧げましょう!」
「我らの英雄を……孫策様の命を奪った卑劣な輩に、死を!」
 周りの兵達が口々に叫んだ。
「応っ!」
 彼らの言葉に祭も一時感傷を心の底に押し込め、内より湧き出る怒りに身を任せることにした。
「黄蓋隊に告げる!一兵たりとも敵を逃すな!みなみな殺し尽くせ!
 良いか!敵兵の耳を削げ!鼻をもげ!目玉をくりぬき、喉を貫け!
 敵の骸を踏みにじり、呉の怒りを天に示せ!
 我らが英雄を奪った天に、怒りを!哀しみを!憎しみを!見せつけるのだ!」
 祭の下知に従い、呉最強を謳われた黄蓋隊が真一文字に飛び出した。
 その先頭を駆けながら、祭は隣接する友軍にちらりと視線を送る。
「進め!進め!進め!進め!」
 蓮華が兵達に激しい檄を飛ばしていた。
 普段は生真面目でやや大人しい印象のある蓮華だが、今の彼女には孫家の女が持つ激しさが宿っていた。
(策殿、ご安心召されい。英雄の血は脈々と受け継がれておりまするぞ。次代は権殿が立派に担ってくれましょ
うぞ。なれば、儂らは策殿の下で戦う最後の戦、見事勝利を掲げて見せましょうや)
「往くぞ、黄蓋隊!一人一殺!死兵と化せ!足が折れ、腕を落とされようと立ち止まることまかりならん!この
怒りを牙と変え、敵の喉笛を食い破れ!総員、儂に続くのじゃ────っ!!」
 鬨の声を上げ、精兵たちが後に続く。
 空を裂く一本の矢のように真っ直ぐに戦場を駆け抜けると、たちまち魏軍の最後尾へ追い迫った。
 斬り込まれて魏軍が真っ二つに割れる。
 浮き足立つ魏兵を手当たり次第に薙ぎ倒しながら、祭が怒鳴った。
508名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 16:39:56 ID:cyy+7KSL0
支援
509紅旗の下に 3/16:2009/02/09(月) 16:44:50 ID:KxxLTByN0
「出て来い、曹操──っ!!その頸貰い受けて、我が主の死出の旅路の手土産としてくれよう!」
「させるかぁっ!」
 祭の行く手を、大剣を構えた武将が遮った。
「その大剣と隻眼、夏侯惇か!相手にとって不足なし、と言いたい所じゃが、今はお主に構うておる暇は無い!
儂が所望するは貴様らの主が頸一つ!退けぃ、小童!」
 言うなり手綱を放すと、矢を三本同時につがえて一気に放つ。
「ちぃっ!」
「ぐあっ!」
「うぎゃっ!」
 夏侯惇は辛うじて矢を弾き返すも、両脇に居た二人の兵士がそれぞれ眉間と喉元を貫かれて倒れ伏した。
「チッ、やるではないか、盲夏侯!」
「私をその名で呼ぶなーっ!」
 夏侯惇の顔が怒りで真っ赤に染まった。
 そのまま勢いに任せて自慢の大剣を振り下ろすが、祭はあっさりとその一撃を躱すと更に矢をつがえ続けざまに射ち放っていく。
「こんなへなちょこ矢でこの夏侯元譲を斃せると思うな!」
 言葉通りに見事な剣捌きで矢を弾き落とす夏侯惇だったが、次々放たれる矢の数に徐々に押され始める。
 やがて左目の死角が決定的な隙を生んだ。
「もらったぞ、夏侯惇!」
「しまった!」
「やらせんよ!」
 しかし必殺の矢は、夏侯惇を貫く寸前で射ち落とされた。
「秋蘭!」
「無事か、姉者!」
「す、済まん、助かったぞ」
「邪魔をするか、夏侯淵!」
「我が最愛の姉を、みすみす討たせるわけにはいかんのでな」
「ならばお主ら二人掛かりで、この儂を止めて見せよ!じゃが、主を弑されたこの怒り、ちょっとやそっとで止められ
ると思うでないぞ!」
510紅旗の下に 4/16:2009/02/09(月) 16:50:25 ID:KxxLTByN0
「言われずともこれ以上貴様を先には行かさん!」
 夏侯淵が弓を構える。
「貴様らの怒り、理解できんではないが、我らとて主に対する想いは誰にも負けん!」
 夏侯惇が大剣を振りかぶった。
『我ら姉妹、この命に代えても華琳様をお護りするのみ!』
 夏侯惇の斬撃が大地を割り、夏侯淵の放つ矢は閃光となって祭に迫る。
 姉妹ならではの息の合った攻撃に、流石の祭も押され始めた。
(流石は曹魏でも最強との呼び声高い夏侯姉妹よ)
 久しく出会うこと無かった強敵との対峙に、血が沸き立つのを感じる。
 幾度かのぶつかり合いの後、不意に夏侯惇が叫んだ。
「ここは大人しく退け、黄蓋!今は我らもこれ以上呉を侵すつもりは無い!」
「孫呉の土地に土足で踏み込んでおきながら勝手な戯言を!」
「退かぬとあれば、魏武の誇りに懸けて貴様を斃さねばならん!」
 祭の表情が怒りに歪んだ。
「ほざくな夏侯惇!毒などを使い我らが王を穢した輩共が、武の誇りを口にするでないわ!」
「チッ、それはこちらとて本意ではないというのに!」
「言うな、姉者!今は何を言おうと弁解にしか過ぎぬ。それより今は友軍を守り抜くことに専念しろ!」
「……うむ、そうだな。ならば本気で行くぞ、黄蓋!」
 夏侯惇の気が膨れ上がる。
 裂帛の気合と共に剣を振ると、その剣圧だけで祭の髪が数本切られ宙に舞った。
「この期に及んで力を出し惜しみしておったとは、この黄蓋も舐められたものよな」
「老いぼれだからと気遣ったのだが、その必要は無いようなのでな。──秋蘭、手を出すなよ!」
「うむ。ならばここは姉者に任せ、私は隊の指揮を取ることにする」
「行かせるものか!……とは言え、この状況では厳しいのぅ」
 夏侯淵が部隊の指揮に戻れば、兵達の混乱も収束していくであろう。
 そうすれば曹操の本隊に迫ることはかなり難しくなる。
 とは言え今の夏侯惇を無視して夏侯淵を追う事は不可能だった。
 歯噛みする祭。
511名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 16:52:29 ID:3JLhN18D0
支援
512名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 16:52:33 ID:ZLmRzIE00
私怨
513紅旗の下に 5/16:2009/02/09(月) 16:58:30 ID:KxxLTByN0
 そこへ思春が駆けつけた。
「公覆殿!」
「おおぅ、思春か!良いところに来た!お主は夏侯淵を追ってくれ!儂は夏侯惇を討つ!曹操の前にこやつ等
の頸を策殿に捧げるぞ!」
「ハッ!」
 思春が夏侯淵を追う。
「これで貴様の相手に力を注げるのぅ」
「ならばその皺頸切り落として、私が隊の指揮を執ればいい事だ」
「やれると言うならやって見せぃ!」
「頸だけになって後悔するなよ、黄蓋!」
 再び激しく切り結ぶ。
 互いの身体に無数の小さな切り傷が刻まれていく。
「しぶとい老いぼれめ!」
 今度は夏侯惇に目に焦りが浮かび始めた。
 妹が不覚を取るとは思っていないが、部隊の混乱収拾が遅れればそれだけ被害は大きくなり、主君の覇業に
支障をきたす。
 元々気短な彼女の苛立ちが頂点に達しようとしていた時だった。
「夏侯惇将軍!」
 一人の兵士が数百騎を従えて二人の戦いに割り込んできた。
「将軍、ここは我々が抑えます故、将軍は全体の指揮をお執りください!」
「下がれ!貴様らに抑えられる相手ではない!」
「ですがこのままでは部隊の損害が大き過ぎます!我々の事なら心配ご無用です。死兵に対するは死兵。決
死隊を募って参りましたので、必ずや将軍が部隊の指揮に戻られるまでの時間は稼いで御覧に見せます!」
「だが……」
「既に夏侯淵将軍の下にも一隊が向かっております。将軍も、ここは早く!」
 逡巡は一瞬だった。
「すまぬ、任せた」
 走り出しかけ、振り返る。
「名は?」
「第三小隊麾下の馬延と申します!」
「その名、忘れん」
 それだけ言うと今度こそ夏侯惇は走り去った。
514名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:00:09 ID:B5TJ/HG20
死縁
515名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:01:18 ID:qevJFXjZ0
支援
516紅旗の下に 6/16:2009/02/09(月) 17:05:18 ID:KxxLTByN0
「友軍の為に命を投げ出すか。敵ながら天晴れじゃ。ならばお主らの命、残らず刈り取る事でその意気に報いて
やろう!」
 祭が決死隊に向かって斬り込んだ。
 やがて──500人程の兵が全て骸と化した頃、夏侯の旗が戦場を退いていくのが見えた。
 蓮華が追撃の指示を出すが、それを一刀が止めている。
 乾いた音が響いた。
 激昂した蓮華が一刀の頬を打ったようだ。
 しかし一刀は退かない。
 結局冥琳にまで諭された蓮華が折れた。
 それで良い、と祭は思った。
 今は雪蓮の死に対する怒りで纏まっている将兵も、時が経てば王を失った不安に囚われる。
 それを避けるためにも、一刻も早く新たな呉を纏め上げなくてはならなかった。
 何より──
「策殿!」
 祭が駆け寄ったとき、既に雪蓮の身体は死の影に覆われていた。
 蓮華や小蓮の双眸からは涙が溢れ、冷静を装う冥琳もその両肩が小刻みに震えている。
 その他の将兵の間でも所々から嗚咽が漏れていた。
 一刀は必死で涙を堪え、かみ締めるように雪蓮の遺言に耳を傾けている。
 そして祭は唯一人泣けずにいた。
517名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:09:12 ID:xCpfAn0s0
支援
518紅旗の下に 7/16:2009/02/09(月) 17:10:19 ID:KxxLTByN0
「策殿、蓮華様は立派に王として起たれましたぞ」
 蝋燭の微かな明かりに照らされた部屋で、祭は一人盃を傾けていた。
 あの後、蓮華は髪を切り、呉の王として雪蓮の意志を継ぐ決意を示した。
 そして雪蓮の葬儀を執り行い、母孫堅の眠る同じ場所に埋葬した頃を見計らうように雨が降り出した。
 皆が城に戻る頃には雨は豪雨となり、雷鳴まで轟く嵐となっていた。
「天まで慟哭しておると言うのに」
 無論、哀しみも憤りも感じている。
 しかし涙は流れなかった。
「この枯れた身体には、もはや涙すら残ってはおらなんだか」
 呟くと思い切り盃を呷った。
 いくら飲んでも酔える気はしなかったが、それでも祭は飲み続けた。
「もう無くなってしまったわい」
 徳利が空になったのを見て、今夜はもう眠ろうかと考えた。
 だがこのまま眠れるとも思えなかった。
「もう一本だけ持ってくるか」
 空徳利を手に立ち上がった。
「ん?」
 新しい酒を手にして部屋に戻る途中、玉座の間から人の気配を感じた。
「お主、そこで何をしておる」
 声を掛けると、部屋の真ん中に座り込み、玉座を見上げていた人影が振り返った。
「祭さん?」
「何じゃ、北郷か。こんな所で──」
 何をしているのか、と言い掛けて口を閉ざした。
 分かりきった事だった。
「何を話しておった?」
 代わりに問う。
「色々。とり止めも無い事だよ」
「そうか」
「俺さ、こっちに来て雪蓮とは沢山話したつもりだったけど、まだまだ話し足りなかったことに気づいたんだ」
「そうか」
「もっと、もっと、沢山語り尽くしたかったよ」
「北郷」
519名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:19:26 ID:xCpfAn0s0
支援
520紅旗の下に 8/16:2009/02/09(月) 17:20:19 ID:KxxLTByN0
「何?」
「泣いても構わんぞ」
 一刀が小さく身動ぎした。
「ハハッ、何を──」
「ずっと堪えておったのだ。今なら泣いても儂しか見ておらん」
「だ、だけど今は泣いてなんかいる場合じゃ」
 顔を背ける一刀に近寄ると、祭は優しくその頭を胸に抱いた。
「惚れておったのじゃろう?」
「!」
「愛した女子が死んだ。それを泣いて誰が責める」
「それを言うなら冥琳だって、誰より雪蓮を大切に想ってたのに我慢してる。祭さんだって雪蓮の事、娘の様だっ
て言ってたのに泣いてないじゃないか!」
「冥琳めは見栄っ張りじゃからな。他人に涙を見せたくないだけよ。今頃部屋で一人泣き疲れている頃じゃろう。
そして儂はな、我慢しておるのではなく、泣けんのじゃよ」
「え?」
「策殿の母御である堅殿が身罷られた時に、涙と言うものを流し尽くしてしまったのやも知れんな」
「でも哀しいんだよね」
「当たり前じゃ。哀しいし悔しいわい。魏の連中は八つ裂きにしても物足りないくらいじゃ。それでも、涙は出ぬ。
じゃからな、北郷。お主が代わりに泣いてくれ。この涙すら枯れ果てた老躯の分まで、お主が流す涙で雪蓮様を
送ってやってくれぃ」
 言い含めるように言葉を搾り出しながら、一刀を抱く腕に少しだけ力を篭める。
 一刀にはそれが祭の哀しみに感じられた。
「……う……うぅ……グスッ、うっ……ひくっ……」
 やがて腕の中から嗚咽が漏れてきた。
 嗚咽はすぐに慟哭に変わり、雪蓮の名を呼ぶ叫びとなった。
 祭はもう何も言わず、ただ静かに一刀の身体を抱きしめ続けていた。

521名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:23:58 ID:xCpfAn0s0
支援
522紅旗の下に 9/16:2009/02/09(月) 17:27:34 ID:KxxLTByN0
「ふむ……奇襲にはもってこいの闇夜じゃな」
 夜陰に乗じて船を走らせながら祭はひとりごちた。
「黄蓋様。我が船の後方より、各部隊が追撃してきております」
 そう報告をもたらした兵に目を向ける。
「ふむ。先頭の旗は誰のものじゃ?」
「周と陸。あと十文字もありますね」
「ほっ。北郷も気づいておるか。さすがじゃな」
 口調に嬉しさが滲む。
 昼間の軍儀の席、咄嗟の呼吸で冥琳と計った苦肉の計は、 主君である蓮華すら謀るつもりでやりあった。
 それを見破るほどに一刀が軍師として成長したと言う事と、自分を信じてくれていた事実が純粋に嬉しかった。
「はっ。最近、兵たちの間でもいたく人気があるようでして」
 そんな彼女の様子に気づいてか否か、兵士は一刀への賞賛を続ける。
「ほぉ。それは気付かなんだ。あやつにそれほどの人徳があったとはな」
「なかなか気さくな方ですからな。天の御遣いという評判も、影響を与えているのでしょうが……」
「うむ。あやつは呉を背負って立つ男じゃ。人気があるのは良いことじゃよ」
 そう笑いながら、祭はもう一度一刀に会いたいと思っている自分に気付いた。
 あの夜、祭の胸で一頻り泣いた後で立ち上がった一刀の眼に、弱さはもう無かった。
 愛した雪蓮の想いを継ぎ、蓮華を支えて呉と共に生きる覚悟があった。
(この儂ともあろう者が、よもや自分の半分も生きておらぬ若僧にのぅ)
 あの時から一刀に惹かれていたのだろう。
 抱かれたことはある。
 しかしその時は『一刀の子なら産んでもいい』程度の気持ちだった。
 今は一刀の子を産みたいと思っている。
 天の血を入れるとか、呉の将としてではなく、黄公覆という一人の女として願う。
「その為にも生きて還らねばな」
 呟いた祭に、曹魏が動き出したとの報せが届いた。
 魏の船は祭たちを包み込むように移動しているという。
「どうやら敵は我らの投降を信じたようですな」
 兵の言葉に肯く。
「よし、皆の者!これより我ら一世一代の大舞台の幕開けじゃ!孫呉の未来のため、亡き二君の想いを叶えるため、努々しくじるではないぞ!」
 喚声が沸き起こった。
523名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:28:16 ID:B5TJ/HG20
べ、別にあんたのために支援してあげるんじゃないんだからねっ!
524名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:30:05 ID:xCpfAn0s0
支援
525紅旗の下に 10/16:2009/02/09(月) 17:33:47 ID:KxxLTByN0
「もう少しで呉の陣じゃ!ここまで来て死ぬことは許さんぞ!何としても呉に生きて還るのじゃ!」
 見事曹操の下に潜り込み、魏の船団を炎に包み込んだ祭だったが、連環から離れていた一部の隊が執拗に
彼女たちに追いすがって来ていた。
 一部とは言え元が数十万とも言われる曹魏の軍団である。
 数では祭の部隊を圧倒していた。
 操船に関しては呉に一日の長がある。
 それでも後ろから降り注ぐ矢の雨は、確実に黄蓋隊の人数を減らしていた。
「ぐぅっ!」
 肩に灼けるような痛みが走った。
 見ると矢が一本突き立っている。
「黄蓋さま!」
「案ずるな!こんなものかすり傷よ。策殿の時の様な毒も塗られておらんみたいじゃしの」
 言いながら矢を抜かずに折った。
 抜けば血が吹き出る場所に刺さっているのが分かっていた。
(こんな所で斃れるわけにはいかん)
 しかし今の斉射を受け、船の漕ぎ手が数人死んだ。
 速度の落ちた祭の船に、魏の旗を掲げた一団が迫る。
(北郷──っ!)
 一刀の姿を想い、天に祈った。
 果たして──
「うぎゃああっ!」
「ひぃぃっ!」
 悲鳴や怒号は押し寄せる魏の船から上がった。
「何っ!?」
「黄蓋さま、友軍です!前方より呂の旗!続いて甘・周の旗も!」
「おお!亞莎に思春、明命まで来てくれたか!」
 逆撃を受けた魏軍の船が慌てて引き返すのが見えた。
「追う必要はありません!今は黄蓋さまを救出する事に全力を向けてください!」
 亞莎の命令に従い、味方の船が祭を始めとする生き残りの兵達を回収する。
 そしてそのまま蓮華や一刀の待つ本陣へと帰還した。
526名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:34:21 ID:qevJFXjZ0
支援
527名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:36:15 ID:B5TJ/HG20
支援してみよう・冬
528紅旗の下に 11/16:2009/02/09(月) 17:39:54 ID:KxxLTByN0
「良く……良くぞしてのけてくれた。ありがとう、祭」
 駆け寄った蓮華が祭の手をとり無事を喜ぶ。
「ふふっ、この老躯の賭けどころ、間違いでは無かったようですな」
「ああ……!祭のお陰でこの戦いに勝機が見えた。……あとは曹魏を叩くのみ!」
「敵は大混乱に陥っています。今こそ我らの力を見せつけるとき。……蓮華様!お下知をっ!」
「ああっ!」
 亞莎の進言に従い、蓮華が全軍に下知を下す。
 その姿を見つめる祭の横に一刀が駆け寄ってきた。
「祭さん、本当に無事でよかった」
「北郷か。ふふっ、良くぞ我が苦肉の計を見破ったものよ」
「これでも天の御遣いだからね」
 身体を持たれかけてきた祭を支えるように抱き一刀が答えた。
「それよりこんなに傷だらけになって……。頑張ってくれたんだな」
「なに、これらは殆ど冥琳めに鞭打たれた時の物よ。見た目には派手だがさほど響くものでもない」
「そっか。良かった」
 一刀が安堵の息を吐く。
 そして揺れの少ない場所を選ぶと、祭の身体をそっと横たえた。
「とにかく祭さんは休んでいてよ。本当なら俺も祭さんに付いていたいところだけど……。ゴメン、今は冥琳の姿を
見届けなくちゃならないから」
 一刀の言葉に、祭の目が見開かれた。
「そうか、冥琳までがのぅ……」
 祭の瞳に哀しみが浮かぶ。
「そう言う事なら儂ものんびり休んではおれんな」
 言って立ち上がる祭。
「いや、祭さんは──」
「冥琳は儂が育てたヒヨッコも同然よ。そのヒヨッコが鳳となって天へ飛び立とうとする最後の戦いじゃ。ならばこの儂が力を貸さんでどうすると言うのじゃ」
 一刀の言葉を遮りそう言うと、祭は不意に穏やかな微笑を浮かべた。
「北郷」
「な、何?」
529名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:41:22 ID:xCpfAn0s0
支援
530紅旗の下に 12/15:2009/02/09(月) 17:45:36 ID:KxxLTByN0
「儂はお主が好きじゃ」
「え!?」
「無論、女としてじゃぞ?今、儂は真剣にお主の子を授かりたいと思うておる」
「さ、祭さん……?」
 突然の告白に戸惑う一刀の様子を、優しい眼差しが見つめる。
「儂は必ず生きて戻ってくる。お主の下に還ってくる。じゃからの、北郷よ。今は冥琳を見ていてやってくれ。儂の
分まで、その眼に焼き付けておいてくれ」
「……うん、分かった」
 肯く一刀にもう一度優しい笑みを投げ掛けると、祭は再び戦場へと向かって行った。

 全てを終えて還ってきた時、冥琳の命は今まさに燃え尽きようとしているところだった。
 穏に抱きかかえられた冥琳に、蓮華と一刀が寄り添い、その手を握り締めている。
 蓮華は大粒の涙を流し、近付く冥琳との別れを哀しんでいた。
 それを支える一刀の目も潤んでいたが、彼は涙を堪え、歯を食い縛って冥琳の言葉に耳を傾け、瞳にはしっか
りと冥琳の姿を写し取っていた。
 それは一刻でも長く冥琳の生き様を眼に焼き付けようとしているかのようで、祭は胸に熱い物を感じていた。
「ふふ……これで心残りなく、雪蓮に会いに逝けます……。
 私は立派に務めを果たした……と、胸を張って雪蓮に報告しましょう……」
 いよいよ冥琳の命が尽きる時を迎えたようだった。
「北郷……」
 冥琳が掠れる様な声で一刀の名を呼ぶ。
「ここに居るよ」
「蓮華様を頼むぞ……」
「……ああ。任せてくれ。俺がきっと、ずっと支えてみせる……。
 だから……だから、安心して逝ってくれ」
 それが、一刀が唯一つ冥琳に贈る事の出来る、手向けの言葉だった。
531名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:47:03 ID:qevJFXjZ0
支援
532紅旗の下に 13/15:2009/02/09(月) 17:48:28 ID:KxxLTByN0
「ああ……その言葉が聞きたかった……」
 冥琳の顔に心からの笑みが浮かぶ。
 その笑顔はとても穏やかで優しく、そして為すべき事をやり遂げた誇りと満足感に満ち溢れていた。
「これで安心して逝ける……」
 呟いた言葉は誰に向けたものか。
 もう一度、皆の顔を胸に焼き付けるかのように見渡すと、雪蓮から引き継いだ志を達成した喜び、歴史に名を
残す喜び、自分の想いを受け継ぐ者たちがいる喜び、そして別れの言葉を紡ぎ、孫呉を支えた天才軍師はその
目を閉じた。
「儂より先に逝くなど、この馬鹿者め……。もう偉そうに説教できんでは無いか……。本当に馬鹿者じゃ、きさま
は……!」
 深い悲しみと憤りが祭の口から思わず悪態を飛び出させる。
 一方、冥琳の亡骸に寄り添って慟哭する蓮華を慰める一刀の双眸からもついに涙が溢れ出していた。
 しかし一刀はその哀しみに打ち砕かれること無く、しっかりと蓮華を立ち上がらせていた。
「策殿、冥琳、見ておられるか、あの二人を。彼らなら必ずや呉の未来を光で照らしてくれましょう。儂もいずれ
はそちらへ参るが、それまではあの二人と共にこの国の将来を見届けようと思う。じゃから策殿たちも、どうか若い
二人を見守ってやっていてくだされぃ」
 天に向かって祭が呟いた後、蓮華による勝ち鬨が響き渡り、やがて全軍から喚声が沸きあがった。
 勝利の喜びを謳う声は、朝焼けの空に何時までも轟き続けていた。

「祭、しっかりしろ!」
 祭の手を握り、蓮華が声を掛ける。
「権……殿……」
 苦しい息の下、祭が声を絞り出すようにして蓮華の名を呼んだ。
「もうすぐ医者が来る!そうすればきっと楽になる!だから……、だから……!」
 祈るように手を取る蓮華に、祭が微笑みを向ける。
「権殿……、儂なら……大丈夫、じゃ……。どうか……そのように……案じられ、ますな……」
「でも……祭……!」
533名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 17:52:07 ID:B5TJ/HG20
4\
534紅旗の下に 14/16:2009/02/09(月) 17:54:26 ID:KxxLTByN0
「何……これしきの痛み……権殿とて……昨年、乗り越え……られたでは……ありませぬか……」
「けれど祭の歳で子供を産むのは危険だって穏が……!」
「まったく……余計な事を……」
 祭は蓮華の後ろで幼子を抱く穏を睨んだ。
 穏の腕の中で眠る赤ん坊は蓮華によく似ている。
 そして穏自身も、更には隣に立つ思春までが、祭同様にぽっこりと膨らんだ大きなお腹をしていた。
 全て父親は一刀である。
「でもでも、高齢出産が母体に負担を掛けるって言うのは本当のことなんですよ?」
「北郷めも見境の無い……」
「思春……、今のは……どういう……意味じゃ……?」
「は!?あ、いや、今のはもっと公覆殿のお身体を労われという意味で、け、決して公覆殿のお歳がどうとかいう
事では……」
 祭に睨まれ、思春が慌てて弁解する。
「……今の言葉って墓穴……」
「……ですよね……」
 その様子を亞莎と明命が興味半分あきれ半分と言った態で見ていた。
 二人も一刀の子を身篭っているが、まだそれほどお腹は目立っていない。
 国の重臣が一度に臨月を迎えるような破目にならず、他の臣下達はホッとしていることだろう。
「祭さん、医者を連れてきたよ!」
 そこへ一人の老婆を伴って一刀が現れた。
「おい、一刀。そのような年寄りで本当に大丈夫なのか?」
 祭の身を案じる蓮華が、やや不審そうな目を向けた。
「大丈夫だって。子供を産む時の医者に必要なのは経験が一番だって蜀の黄忠さんが言ってた。このお婆さんはこれまでに1000人近く取り上げたって言うし、心配いらないと思うよ」
「ふーん、まあ一刀がそう言うなら……」
 不承不承といった感じで蓮華が肯く。
 そして一刀だけが部屋を出された。
 暫しの時──一刀にとってはとてつもなく長いと思われた時間だったが──が流れ、
『おぎゃああぁぁぁ!』
 元気な産声が響き渡った。
535紅旗の下に 15/16:2009/02/09(月) 17:59:33 ID:KxxLTByN0
「祭さん!」
 いてもたってもいられず部屋に飛び込む。
 赤ん坊を腕に抱いた祭が、一刀の姿を眼に止めて微笑んだ。
 多少疲れた感はあるが、母子共に健康そうで一刀はホッと一息吐く。
「また女の子よ」
 自らも娘を産んだ蓮華が、そっと一刀の背中を押す。
 フラフラと近寄った一刀に、祭が娘の顔を近寄せる。
「柄、親父殿が現れたぞ」
「柄?」
「この子の名じゃ。良い名じゃろう?」
「柄。黄柄か。うん、良い名前だと思うよ。──黄柄、こんにちは。俺が君のパパだよ」
「ぱぱ?」
「ああ、俺の国では小さな子供に父親を呼ばせる時、パパって呼ばせる事が多いんだ。これなら子供でも覚えや
すいから早くに呼んでもらえるしね。ちなみに母親はママって教えるんだ」
「ほっ。ならば儂はママか。──どれ、黄柄。ママじゃぞ。呼んでみぃ」
「もう、祭ったら。幾らなんでも生まれたばかりで呼べるわけはないでしょう?」
 呆れ顔の蓮華の言葉に、笑いが沸き起こった。
「とにかくお疲れ様、祭さん。それに、ありがとう」
「礼を言うなら儂の方じゃよ。よもやこの歳になって愛しい男の子を授かるなど、望外の喜びを得ようとはな」
 そう言って幸せそうに笑う祭。
「あーっ!祭が泣いてる!」
「え?」
 小蓮の指摘どおり、祭の目尻には涙が浮かんでいた。
 それはみるみる内に盛り上がり、一雫頬を伝って、腕の中で眠る黄柄の頬を濡らした。
「儂が……涙を……?」
 暫し呆然としていた祭だったが、やがて──
「フッ……フフフ……フフ、ハハハハ!」
 突然笑い出した祭に、皆が呆気に取られる。
「祭さん?」
「フフフ、見よ一刀。哀しみの涙が枯れ果てたこの身にも、どうやら喜びの涙は残っておったようじゃ」
536紅旗の下に 16/16:2009/02/09(月) 18:01:09 ID:KxxLTByN0
「……うん。なら、これからもっと祭さんが涙を流せるように、幸せにしないとね」
 祭の肩を抱き一刀が囁いた。
(策殿、冥琳。すまぬがもう暫く待ってくれ。今の喜びをもう少しだけ味わったら、お主たちの下に赴き、たっぷりと
惚気話を聴かせてやろう。それまでは一刀と共にあるこの幸せをかみ締めること、どうか許してくれ)
──もう、本当ズルイんだから、祭は──
──まあもう少しくらい待ってあげましょう、雪蓮。こちらにはたっぷり時間があるのだから──
──仕方ないわね。その代わり、私達の分まできっちり幸せを享受してくるのよ?──
──土産話、楽しみにしておりますよ、公覆殿──
 遠くで二人が笑いあう声が聞こえたような気がした。
 そして紅に染まる孫呉の旗の下で、幸せな笑い声が途切れる事は無かった。


537名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 18:02:09 ID:xCpfAn0s0
支援
538名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 18:02:24 ID:KxxLTByN0
以上です
支援者感謝でした
あと一部タイトルや眼蘭で見苦しい点があったことをお詫びしますorz
539名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 18:06:17 ID:cyy+7KSL0
一番槍GJ!
540名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 18:08:22 ID:xCpfAn0s0
最後の最後で支援ミスったorz
まぁとにかくGJ!
541名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 18:14:22 ID:Chjnisp30
GJ!
祭さん好きだったから嬉しいぜ
542名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 18:54:50 ID:3MBqXQUh0
うん、祭さんは厳しくも良いおっかさんになってくれるでしょう
>>538GJ。
543名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 19:28:19 ID:6Hldg4mJ0
GJ!

何だろう……SS読んでたら
『ババァ、結婚してくれ!』
ではなく
『ババァ、俺の子を産んでくれ!』
の方が恋姫的、北郷一刀さん的らしい気がしてきたw
544名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 19:35:56 ID:EzndfHhX0
>>538
GJ、いい話だった。
しかしバ…もとい熟女話が2連発か、
桂花ブームに続いて熟女ブームが来る…か?
545名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 19:40:05 ID:7K0ZI/fY0
いやあ、祭さんはいいよねえ。
受け継がれてく思いを描いていてすばらしいです。

>>544
熟女すくないからなあ。祭さんだけじゃないの。
紫苑とか、子持ちではあるけど熟女っていうほどの年齢じゃないだろ、あれ。
そりゃ、まあ、ロリ勢に比べれば熟女になるのかもしれんが……。
546名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 19:45:06 ID:3MBqXQUh0
そういえば、魏軍で一番年上って誰になるんだろう?
547名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 19:47:26 ID:KuUa49zZ0
霞とか言ってみる

548名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 19:50:41 ID:oXmXPG690
>>546
春蘭か霞なんじゃない。

そう考えると、魏にはハッキリとしたお姉さんキャラいないね。
549名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 19:52:16 ID:L2fC6prk0
今更過ぎるが、呉って人死にすぎだよな。
他勢力じゃ一週目のかゆうまぐらいか。
550名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:10:35 ID:EaHIbP8+0
>>264
話の内容がウォーズマン(蜀軍)からマンモスマン(一刀)を寝取るネチュプーンマン(雪蓮さん)そのものだな
551名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:13:24 ID:M+Eok9fR0
全く理解できん。
552名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:16:00 ID:NYZXQeEG0
>>550

セイウチンは誰か言ってみろ
553名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:20:58 ID:EaHIbP8+0
>>552
美羽
554名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:22:55 ID:EzndfHhX0
>>545
いやババァを柔らかい表現にしようと思って熟女って言っただけで
俺個人としては紫苑と桔梗は可愛くて美人でエロイ姉ちゃんなんだ。
祭さんは熟女ってのがぴったり来るが。
555名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:27:19 ID:upn+GFNN0
だれか穏書き作家はいないのかー(^O^)/
556名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:32:03 ID:JHM4JMfl0
ノン
557名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:34:24 ID:NYZXQeEG0
>>553

マンモスマン一刀のクロスボンバーってどんなのだろうと考えたら
美羽 を間に挟んで、雪蓮と股間のマンモスでツープラトンを決める電波を受信した

俺はもう駄目だ
558名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:43:27 ID:PX2meOSu0
マンモス一刀のノーズフェンシング…

この電波受信どうしてくれるか
559名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:47:28 ID:ZAVTuch+0
>>558
君の目の前にキーボードがあるだろう
つまりはそういうことだ
560名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 20:59:04 ID:GWo5s8vO0
何故かねねねの呪いによって紫苑と桔梗の頭身が縮む話を思いついたので、封印しておく事にする。
561名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:02:09 ID:3IsDj5Ij0
>>560
何を躊躇う必要がある。
君の前にあるPCを使うべきだ。さぁ。
562名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:04:23 ID:GWo5s8vO0
>>561
いや、あれだよ。
昨日紫苑と桔梗のを書いたんだけど、やっぱおっぱいあってこその年増コンビでしょ?
563名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:04:33 ID:NYZXQeEG0
>>560

頭身が縮むっていうか、若返ったババァのテクニック溢れるプレイは見たいな
蒲公英と子悪魔系ロリっ娘対決とか
564名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:08:25 ID:3IsDj5Ij0
>>562
そーか? 小さくなった姿を利用して一計を……というのもありだろ。
一刀を誘惑して、紫苑と桔梗が御心を試すというのでも。

そこから一刀にばれて悶々とした結果のHでもいいし
一刀が翻弄されて愛紗が鬼になるも話があるし。
565名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:10:55 ID:GWo5s8vO0
なら書いてみる。2〜3日待っててたも。
566名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:12:37 ID:NYZXQeEG0
>>565

全裸待機隊集めて待ってるわ
567名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:22:02 ID:xNLg0hlN0
一刀が翻弄される事などないのである
568名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:25:26 ID:27r8YYSZ0
祭は30台、いって40手前じゃないかな。紫苑、桔梗はいって30前半かね。
時代的な寿命が似たようなものなら祭が30前半、紫苑、桔梗が20後半か。
569名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:32:22 ID:dz6zGrs00
紫苑がギリギリ20代っていうのは既出だぞ、そうなると桔梗も同じくらいで20後半、祭は30前半と見るのが妥当だろう
570名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:32:44 ID:ZY2BAHXB0
不思議なはちみつのパワーで美幼女化した麗羽さまが、ちぬこ生やした美羽さまにズッコンバッコンされる姿が見え申した。
571名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:33:26 ID:3IsDj5Ij0
>>567
逆に考えるんだ。もしも小蓮のような年齢(もしくはそれくらいに見える身長)まで低下したと考えるんだ。

誘惑とは違う形になるけど、ギャップがあるとは思わないか?
572名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:33:59 ID:Wk40hLwS0
一刀が三羽烏の村に落ちてきてたらあの三人がご主人様と呼んでくれてたかもしれないわけか……悪くないな
573名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:54:32 ID:NYZXQeEG0
凪にご主人様って呼ばれたい
574名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 21:57:29 ID:7K0ZI/fY0
ベッドで呼ばせるんだ!
575名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:02:02 ID:P7ree6A70
凪に犬耳つけたい
576名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:08:55 ID:9fzSeITL0
真√の人乙です。
いつも通り面白かったです。
このルートをやってみたいとゲームで思ってたので、
続いてくれると期待してます。

はなぢは別になくても良いかと。
577名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:19:51 ID:HnGb8FVA0
祭さんのところに「高齢出産」……しかし恋姫キャラの半数を占めるロリっ娘達は、十八禁ゲームの登場人物なので十八歳以上(の建前)なので、これ以上の成長は難しいかと。
つまり出産時の負荷は祭さんと大差ないかもしれない。
578名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:22:39 ID:ZY2BAHXB0
正直風はもっと孕むべきだと思う。
579名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:24:46 ID:HnGb8FVA0
>578
当時、オギノ式に類するものがあったかは不明ですが、風なら何か知っていてもおかしくなさそうです。
そして、むやみやたらと良いタイミングで妊娠する気がする。
580名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:26:25 ID:ZY2BAHXB0
華琳「やった! 妊娠した! これで勝つる!」
風「風も出来ちゃいましたー」

こうですか、わかりません><
581名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:38:29 ID:Cot/B90L0
今更だが538GJ!

なんだが産まれた子は結局どっちなんだ?女の子ともあるし、男の子もあるけど。
どうでもいいところだが気になったもんで。
582名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:39:16 ID:Wk40hLwS0
>>579
魏√の終盤。こっそりと後をつけてきた風が、ほとんど消えかけている一刀に向けて呟く。

風「出来ちゃいましたー」

いきなりの爆弾発言に驚いた勢いで実体化する一刀、まで妄想した
583名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:43:41 ID:KuUa49zZ0
ワロタwwwしんみりムード台無しwwwww

でもそんなバカバカしさもいいとおもうんだ
584名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:54:54 ID:KxxLTByN0
>>581
生まれたのは娘だよ
多分気になってた所ってのが「愛しい男の子を授かる」って場所だと思うんだが、「愛しい」「男の子」ではなく「愛しい男の」「子」で区切ってくれw
585名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 22:59:54 ID:oMz+Jmo40
>>581
「愛しい“男の子”」ではなく「“愛しい男”の子」だぜ
だから女の子でおk
俺も最初間違えたけど
586名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:01:10 ID:oMz+Jmo40
更新してから書き込むべきだったorz
587名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:20:53 ID:EsWqByf9O
仕事の合間に作品書いて、あとちょっとで完成間近って所で、スレを覗いたら1レス妄想で同じネタの書き込みがあってしかもそっちの方が面白い……
そして無言のまま削除。

よくあるよな、こういうこと……
588名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:21:22 ID:ZAVTuch+0
>>587
愛とはためらわないこと
589名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:24:51 ID:3IsDj5Ij0
>>587
一レスよりも何レスも詰まった思いのほうが大きいと思わないか?
さぁ、書き込もうか
590名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:34:34 ID:Xrt3qyIr0
>>587
面白さよりも想いの大きさだぜ、さあ
591名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:48:17 ID:jQ5JOxpBO
>>588
若さとは振り向かないことなんですね、分かります

>>587
同じネタでも切り口が変わると面白さが違うこともある
さあ完成させる作業に戻るんだ
592名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:52:06 ID:NIcetAJ60
今思った事なんだけど、恋姫の面子で出てない武将はみんな男なんだろか?
司馬慰とか有名だけど出ないのは男だからかなぁとか
593名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:55:14 ID:A90bjEwb0
外史によって違う>性別

要するにSSに出そうと思ったら話の都合で男にしても女にしてもいいし、
その人物が後の恋姫続編とかFDで出たとして自分の設定と違ってても
別外史だからということで矛盾しない
594名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:55:14 ID:dz6zGrs00
存在してないって可能もあるだろう、無印の時の劉備みたいに
あと名前だけ出てきた武将の性別表ならまとめにあったはず
まあ不明が多いけど
595名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:55:16 ID:7K0ZI/fY0
それは発想が間違ってる。
出てくる場合、女性になる。
アニメで女性になったけど真では出番なくて男性に戻った何進しかり、無印の男性から真で女性になった
馬騰ママしかり。
596名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:56:48 ID:7K0ZI/fY0
>>595は出てくるといより「多少なりとも存在感がある場合」と書くべきだったな。
597名無しさん@初回限定:2009/02/09(月) 23:58:06 ID:KxxLTByN0
そんな事は無いと思う
何進は男だったし、妻子のいる霊帝や宦官の十常寺は男だろうけど、韓浩辺りは一刀の話し方から女の子っぽい
無印でもビ竺やビ芳は姉妹って書かれてた
ちょこタンって呼ばれてた張コウも多分女
598名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:00:13 ID:A90bjEwb0
左慈と干吉と華佗の事もたまには思い出してあげてください
599名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:00:30 ID:X5UNhYLI0
まぁ自由にやらせればいいじゃないか。
と思うのはよくないですかそうですか。
600名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:04:32 ID:7K0ZI/fY0
>>598
華佗はともかく、貂蝉・左慈・于吉はあの世界の人間じゃねえじゃん。
華佗も漢ルート以外存在感ないし。(名前は出てくるけど)
601名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:05:31 ID:ELLCo9ja0
             /)
           ///)
          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\   投下されたSSをありがたく読むだけだ!!
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \  こまけぇこたぁいいんだよ!!
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |
     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /
602名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:06:26 ID:X5UNhYLI0
>>601
よう、俺。
603名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:07:24 ID:qIWWfWzz0
>>600
あんたの見解が正しいかどうかは別として、
「登場人物として話に絡ませるなら絶対女性にしろ」って事になるなら
SS内容を制限するだけの押し付けだから論外
604真√:予告編:2009/02/10(火) 00:07:42 ID:7T7rBZAx0
──暴力に塗れた時代は終わりを告げ

  武力と謀略による動乱の時代が始まりを迎える──


──圧政に苦しむ民は悶え

               善政に喜ぶ民が唄う──


──表裏を混ぜ合わせるこの時代をもたらしたのは

           神の悪意か、悪魔の慈悲か──



北郷新勢力ルート:第三章 ──反董卓連合編──



「彼女がそんなことをするはずがない!」

        時代の濁流は、少年の悲痛な叫びをも飲み込み──


「詠ちゃん……一刀様……私はどうすればいいのでしょうか……?」

               少女の行く末を、混沌へと導く──



                                Coming Soon
605真√:予告編:2009/02/10(火) 00:09:24 ID:7T7rBZAx0
流れぶった切って自分を追い込む為に書いてみた。

予告倒れにならないことを目指すのです。


以上、いきなり失礼。
606名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:10:50 ID:19S4jFA40
>>603
そんなこといわねえよw あほいうな。
SSでは作者の自由にきまってるだろw
607名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:12:08 ID:qIWWfWzz0
>>606
じゃあ最初から付け足しておけよ
後出しジャンケンすんな
608名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:15:19 ID:eNwdLrcu0
「お兄ちゃん、愛紗、桃香ー。ちょっと聞きたいことがあるのだ」
「ん?なあに、鈴々ちゃん?」
「赤ちゃんは、どうやったらできるの?」
「「「!?」」」
「以前、朱里に聞いたら、え〜と…ぼっきした…だんせいの…いんけい?を、じょせいのちつ?ないにそうにゅ…」
「り、鈴々!そそ、そのようなことは一々言わなくていい!」
「そうなのか?でも、鈴々には朱里の説明は難しくてよく分かんなかったのだ。だから、お兄ちゃん達が知ってるなら教えて欲しいのだ」
「そ、それはだな……愛紗頼む!」
「ええっ!私ですか!い、いや、こう言う事は桃香様の方がよくご存知かと!」
「ふえっ!そ、そりゃ、知っては居ますけど…」
「桃香知ってるのか?良かったら教えて欲しいのだ」
「え、ええとね、そう、赤ちゃんはね、コウノトリが運んできてくれるんだよ」
(桃香…なんてベタな逃れ文句を…)
(桃香様、さすがにそれは苦しすぎます)
「コウノトリが運んできてくれるのか?そうか、それなら良かったのだ」
((あっさり納得してる!?))
609名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:15:41 ID:eNwdLrcu0
「何が良かったの?鈴々ちゃん」
「最近、お兄ちゃんといっぱいHしてたから、子供ができないかって心配してたのだ。でもコウノトリが運んできてくれるなら安心なのだ」
「ま、まて、鈴々!ここでその発言は…!」
「じゃ、安心したから鈴々は遊びに言ってくるのだ!お兄ちゃん、今夜もいっぱいHなことして欲しいのだ!それじゃ、またなのだ!」
「お、おいっ!鈴々待っ…!」
「「…ご主人様?」」
「(ビクゥッ!)え、え〜と、その…な?」
「「どう言う事か、説明して貰えますか?(貰えないかな?)」」
(ふ、二人とも目が笑っていない…!)
「え、え〜とだな、その…この大変な時期に武将が減ったら大変だろう?」
「?それはそうですが…そのことと一体何の関係が?」
「だから、その、見た目的に初潮もまだそうな鈴々なら大丈夫かなーっと…って待て!なぜ無言で武器を構える!?」
「ご主人様…見損ないました」
「うん、これは私もフォローできないかな」
「いや、二人とも、落ち着いて…」
「「問答無用!!」」
「アーッ!!」
610名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:17:07 ID:eNwdLrcu0
なんか唐突に電波を受信したので投下してみた。
蜀では翠の次に鈴々が好きな俺はきっと異端。
611名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:17:14 ID:PpYi7c/y0
なんか変な空気にしてすまん、ふと思っただけだったんで。
おいらもSSをありがたく読んでますんで
612名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:21:27 ID:tEc7qJDo0
>>610
はっはっは、何言ってるんだ北郷一刀。
鈴々は18祭以上デスヨ?
乙ー。
613名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:27:08 ID:hbBe1y3d0
>>610
俺は無印の鈴々が一番で、次に真の鈴々が好きだお。
その次は桂花。
614名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:28:40 ID:Tp+MECs30
>>610

鈴々にHな事するのは罪悪感が・・・
このネタくらいあっけらかんとしてればいいんだけどw
615名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:46:34 ID:E5h9dG3D0
>>601
やる夫にしては珍しくまともなことを言う
616名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 00:52:18 ID:ZvijBmnY0
でも無印の頃に確かエロ本氏が本編未登場の武将出してオリキャラ嫌いの人達に批判されてなかったっけ
書き手の自由にとは言っても明確に性別の判明していない武将登場させたSSをここに貼るとしたらそれは
かなりの冒険になるだろうな
617名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:00:28 ID:yD5/872E0
その時の流れは知らんけど、オリキャラが話しに大いに関わる、っていうんだったら取り扱いは難しいってことだよね?
性別は言うに及ばず、性格なんかも史実では〜、演技では〜、なんて話題にもなるかもしれない。
だから本編中のように名前だけ出てきて、なんとなくこんなキャラかも! なんて妄想できる程度に留めておけば多分叩かれはしないでしょ。
618名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:00:45 ID:hbNuq2BP0
>>554
最近は熟女の柔らかい表現がババァだと思ってたw
619名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:17:11 ID:RcPcE+790
恋姫キャラがカラオケ大会をしたら、愛紗は間違いなく『天城越え』だな。
620名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:19:24 ID:86JDS6+L0
>619
前日にフェラした奴はガラガラ声になるんですね、わかります
621名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:25:19 ID:6yRmiwY30
>>582
の妄想を具現化してみたんだけど流してもいいかな?
622名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:26:42 ID:PdqDBLVH0
いいんじゃないかな
623名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:26:46 ID:86JDS6+L0
>>621

全裸待機は完了している
624魏√ if END:2009/02/10(火) 01:29:47 ID:6yRmiwY30
華琳「一刀・・・っ」
一刀「さよなら・・・・・・、愛してるよ・・・華林」
風「取り込み中ですみませんがちょっとよろしいですかー?」
一刀「っえ!?」←消えるタイミングを逃した
華琳「風!いつからそこにいたの!?」
風「ちょっと前からですよ、それよりお兄さんに話さなきゃいけない事がありまして」
一刀「・・・・・・なに?」←だいぶギリギリ
風「赤ちゃん・・・・・・・・・出来ちゃいました♪」
一刀・華林「「・・・・・・・・・・・・」」
風「・・・・・・・・・ふふっ♪」
一刀・華林「なんだ(です)ってぇぇぇぇぇぇ!?」←一刀復活
風「おぉ、いきなり大声を出すなんてびっくりするじゃないですかー」
一刀「びっくりしたのは俺の方だって!赤ちゃんって本当なのか!?」
ホウケイ「あれだけの量の子種を膣に注ぎ込めば出来て当然ってぇもんだぜ兄さん」
一刀「うぐっ!!」
華琳「フフフ・・・一刀、どうやら還らなくても良さそうね・・・」
一刀「・・・へ?」
華林の言葉を聞いて確かめてみると消えかかってた身体は原形を取り戻していた。
一刀「消えて・・・ない・・・、華林!!風!!元に戻ってる!俺はみんなの傍から離れなくてもいいんだっ!」
風「なんだかよくわかりませんがー、良かったですねお兄さん」
一刀「ああ!ありがとう風!」
風「いえいえ、それよりも生まれてくる赤ちゃん共々末永くよろしくです、お父さん♪」
一刀「もちろんだよ、いつまでも一緒にいような!」

一刀と風が二人の世界に入り込んでる横でドス黒く殺気だったオーラを纏う少女の姿があった。
625sage:2009/02/10(火) 01:33:04 ID:E0YPT7US0
>>624
魏のヒロイン交代の瞬間だな
626魏√ if END:2009/02/10(火) 01:35:48 ID:6yRmiwY30
華琳「――――――ヨカッタワネ、カズト」
一刀「っ!か・・・華琳・・・・・・さん?」
ありえないほどの殺気を込めた華琳の声に一刀は現実に戻された。
華琳「大陸の覇王たる私にあれほどの想いをさせておいて――――他の子とイチャイチャしてるなんて
  いい度胸ね」
一刀「い・・・いや、そ・・・その〜・・・・・・」
華琳「私との約束を破ろうとした挙句、私の大切な部下まで孕ませるなんてね・・・(カシャ)」
一刀「華琳さんっ!?なぜ『絶』を俺に向けて構えていらっしゃるのですか!?」
華琳「覚悟は出来ているのでしょうね・・・・・・・・・・・・・・・・・・(♯♯♯)」
一刀「ふ・・・風!華琳を止めてくれ!!!」
風「・・・・・・・・・・・・ぐぅ」
一刀「こんな時に寝てないで助けてくださいよ!!」
華琳「かずとぉぉぉ〜〜〜〜〜〜〜!!!!」
一刀「ご・・・ごめんなさぁ〜〜〜〜〜〜い」
華琳「待ちなさいっ!!!!」
一刀「だからっ、ごめんっていってるじゃないかぁ〜〜〜〜!」
華琳「ぜっっっっっっっったい!許さないんだからっ!!!」
風「仲良きことは美しきことかな、です♪」
二人の壮絶なおいかけっこを見ながら風は幸せそうに微笑んでいたとさ。   
627名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:38:17 ID:X8d5S3XI0
ニヤニヤがとまらないんですが、どうしたらいいんでしょうか
628名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:39:01 ID:IkFCZwFD0
ぐっじょぶだ。だがsageようぜ
629名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:40:27 ID:6yRmiwY30
以上、初投稿のため駄文になりましたが、楽しんでいただければ幸いです。

風かぁいいよぅ!
630名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:40:33 ID:E0YPT7US0
GJ!
さっきsage間違えてた
631名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:53:02 ID:STCJdq9x0
>>629
だからsageようって言われてるだろw
632名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 01:55:54 ID:6yRmiwY30
すみませんでした><
633名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 02:02:12 ID:GxDWbjgo0
>>605
亀だけど超期待してるんで頑張ってください
634名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 02:43:54 ID:rAn9Dbfg0
俺は女オリキャラは大丈夫と思うが、オリ主や男オリキャラが
ヒロインにちょっかい出すのは許さん
635名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 03:26:46 ID:tV3/8ljU0
まだその話題引っ張るわけ?
636名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 03:48:23 ID:gtW0z/ew0
>>634
心情は同意するがね。
見たくないものには蓋をしろ。
それで済む話だ。
637名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 04:15:15 ID:JeZTIth9O
>618

熟女とババァ
人に向かって声に出してみ、どっちがどれだけ酷いか解るから。
解らなきゃいい。
頭痛がバレンタインと呉遠征が
638名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 05:44:12 ID:E0YPT7US0
一刀を皇帝にしようとするSS誰か知らないですかねー?
639名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 05:47:34 ID:KIkKW3CO0
>>609
>>626
オチがヤンデレ
640名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 05:50:11 ID:KIkKW3CO0
>>637
日本には『おばさん』と言う、年上女性対する尊称が存在するけど
641名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 06:12:31 ID:ZbkL3tUy0
>>587
最近一レス妄想あったっけ?
一番最近ので稟の八百一本ネタの気がするから読みたい
642名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 06:31:55 ID:KIkKW3CO0
>>624
赤ちゃん出来た娘に桂花も追加してくれ
後、真桜・天和等の巨(爆)乳組も追加希望
643名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 07:46:36 ID:OymaPfZ10
>>638
いけいけ僕らの北郷帝(仮)がそうなる予定。
第一回目にそういう記述がある。
644名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 08:07:53 ID:jHEyocxm0
>>643
感謝
645名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 10:48:58 ID:6yRmiwY30
ぐっじょーぶ
646名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 10:50:57 ID:6yRmiwY30
>>639
ヤンデレに見えないけどwww
647名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 11:17:48 ID:/ayEFfcQ0
>>613
1.2が鈴々で3が桂花っていう組み合わせに、>>613の中でどんなパラダイムシフトが怒ったのだろうかと気になった。
648名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 12:00:48 ID:OymaPfZ10
>>613
無印の鈴々と真の鈴々の違いは何なんだ?
649名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 12:15:29 ID:JeZTIth9O
>640
相手によっては傷つけるだろうが、明らかにババァよりはましだろう
650名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 12:25:09 ID:8omB7bmzO
>>640
さあそれを紫苑に言ってみよう
651名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 12:50:12 ID:UTSEC7hA0
>>649
リアルで言っちゃまずいが、2ちゃん内では「ババア」はその後「結婚してくれ」に続くという
キャラへの愛の表れのネタなんだから、許してやれよw
652名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 13:50:09 ID:bUqZEtv90
「結婚してくれ おばあちゃん」
653名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 14:16:05 ID:zd7LiutaO
おとといおいで ぼうや
654名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 14:25:22 ID:8omB7bmzO
>>653
だ が 断 る
何故って?坊やだからさ
655名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 16:26:43 ID:ZbkL3tUy0
ξ(`・∀・´) ξ<おーっっほっほっほ
656名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 16:27:21 ID:ZbkL3tUy0
あー
メモ欄で遊んでたら間違って書きこんじまった。すまん
657名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 16:35:54 ID:sDsGIGh60
そういや真のAAって全然ないな
本スレで蒲公英のAA作った人がいたくらいか
無印の時は貂蝉とか華琳とかわりと作られたのに
658名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 18:30:47 ID:Mcd7dBL00
キャラが多すぎるから作る側も迷ってるんだよ
659名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 19:10:40 ID:Kpj5pN6t0
ホウケイ

          _Y_
            r'。∧。y.
         ゝ∨ノ
          )~~(
         ,i   i,
         ,i>   <i
         i>   <i.
`=.,,ー- ...,,,__  |,r'''"7ヽ、|  __,,,... -ー,,.='
  ~''':x.,,  ~"|{ G ゝG }|"~  ,,z:''"
      ~"'=| ゝ、.3 _ノ |=''"~
        .|))    ((|
             ))|
660名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 19:24:00 ID:ZbkL3tUy0
そういや実際宝ャなんだよな。
SSだとよく違う字書いてるけど。
661名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 19:30:08 ID:bN6earyK0
>>659
夜に突然目の前に現れたときゃマジでビビったよ
662名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 19:41:44 ID:KIkKW3CO0
>>650
紫苑さんには『お母さん』というべきです
663名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 19:52:56 ID:KIkKW3CO0
>>557
一刀の下半身を表す言葉=マンモスマンはベスト
一刀十三号のネタ以外に美羽√&真√でも某完璧超人ポジションに成るのは誰!?
美羽√は雪蓮さんの可能性80%麗羽様の可能性20%
真√は桃香の可能性70%、華琳様の可能性30%
664名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 19:53:51 ID:4AOO3Exc0
>>662
母上様でも可
665名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 19:58:53 ID:OymaPfZ10
>>662
女王様でも可(PS2版無印参照)
666名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 20:25:32 ID:tLzq3V9b0
>>662
女神だろjk
667三教一致:2009/02/10(火) 20:29:07 ID:JeZTIth9O
「………………おぉ!」
「寝てませんよ!」
「一刀十三号、さっさと貴方の駄文を乗っけるのですよー」
「にゃー(所で風様、彼処に有る磔と大量の薪は?)」
「それは三度、規制食らったら焼くためですよー」
「にゃー(それなら大丈夫、今回はたった4つですから)」
「ヘタレですねー」
「にゃー(なんとでも言って下さい、4つ投下します)」
668三教一致 4-1:2009/02/10(火) 20:31:43 ID:JeZTIth9O
「許しませんよ!」
愛紗が最後まで反対した。
「第一、人材不足は孫呉だけではない!我らとて人材不足なのだ」
「でも関羽?貴女達だと甘やかしちゃうでしょう。なら私に貸してみなさい、3ヶ月後には立派になって返すわよ」
「(立派なご主人様……。そしたら私と雛里ちゃんとで、政治に軍事にお互いを支え合う?)はわわ」
袖を引っ張られ、小声で話かけられる。
「…朱里ちゃん、朱里ちゃん。ご主人様はいくら鍛えても流石に武芸の方で戦線にて活躍って無理だよね…」
「…だと思う…」
「…ならなら、やっぱり知略方面での活躍だよね…」
「…それしかないと思うよ…」
「…なら、朱里ちゃんと私、あとご主人様の三人で活躍。常に三人一緒?…」
「…そうだと思う…」
劉備軍の神算鬼謀の二人が目だけで会話をしだし計算しだす。
「愛紗さん。よろしいのではありませんか?」
「何処がだ!」
「実際問題としては、徐州と揚州では広さが違います」
「ですからより広い揚州ならば、ご主人様の天の知識が役立つ機会が多いに増えるかと」
「それを後から問題が山積みになりだした頃、効率よく徐州でご主人様が大活躍?では如何かと?」
「しかし!」
愛紗が思いの外粘る。
669名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 20:38:29 ID:86JDS6+L0
支援
670三教一致 4-2:2009/02/10(火) 20:38:38 ID:JeZTIth9O
今度は愛紗に小声で話かける。
「…愛紗さん。もし、知略関連で一回り成長して帰って来たら、より一層政務に励んでもらいます…」
反対側から雛里が。
「…そしたらご主人様は政務室に籠りきり、愛紗さんはお目付け役ですから着きっきりです…」
「う〜ぬ、しかし外に出て修行も大事かもしれぬ」
悪魔の誘惑に陥落した愛紗。
「ならば、護衛として私が」
「はわ、何を言ってるんですか!人材不足だと。今、ご自分でおっしゃったばかりじゃあないですか。将軍の愛紗さんは却下です」
「じゃあじゃあ鈴々が行くー」
「鈴々ちゃんも将軍です、軍部で絶対外せません!」
「だったら、だったら」
「桃香様は論外です〜!」
「第一桃香じゃ、護衛は無理だろ」
「あっ、星さん。抜け駆けは駄目ですからね」
「チッ!」
釘をさされる星。
白蓮も騎馬隊育成には絶対外せなく、話し合いの結果。
親睦を深めるのを兼ねて、恋とねねが護衛と軍師として着いてくる事になった。
671名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 20:41:08 ID:KIkKW3CO0
支援
672三教一致 4-3:2009/02/10(火) 20:42:56 ID:JeZTIth9O
こうして今、建業に向かっているのだが。
「で、一刀。建業に着いたらなんだけど」
「何?やれるだけのことはやるよ。ただ勝手が違うから、始めはおろか全体で役に立つか判らないよ」
「そこら辺は大丈夫だと思うわよ」
「根拠は?」
「勘かな」
「やっぱり」
「それよりも一刀。こっち来てからまだなんだから、今晩は寝かさないわよ♪」
「(/////)」
内心照れる。
「で、私だけでなく可能なら周辺の武将も口説いて回ってよ」
「なっ!」
「どうせ、劉備の陣営でも愛を振り撒いてるのでしょ」
「日々、仲良くしてるけど。そういう関係にはなっていないよ。本来それが目的じゃないし」
「でも、求められれば拒まないでしょ?」
「まあ、それは」
惚けるためか、頬っぺたを掻く。
「なら普通に接してくれれば良し、それで問題ないわ。後、呂布と陳宮にも、しっかり接してあげなさいよ」
「ん?」
「なんでもないよ、仲良くしようねって。話してたの」
「……(コクッ)」
視線を雪蓮に戻す。
「でも、なんで?」
「う〜ん、手っ取り早く確実に、大陸に平穏をもたらす為の布石?」
「なんで疑問符なの」
「やっぱり、一歩間違えたら争いの原因だからかな」
673三教一致 4-4:2009/02/10(火) 20:47:44 ID:JeZTIth9O
「ところで曹操とはどうするの?」
「どうするも、目指す為の道が違えど目指す所は一緒だから話し合う。ただ華琳の性格を考えれば一度は雌雄を決する。それからじゃないと話すら出来ないだろうから。」
「そう、なら私も手伝わないと」
「いや、それは辞退させて」
「あらなんで」
「う〜ん…、巧く言えないけど。今、自分が居る陣営。桃香達だけでなんとかしないと華琳に届かないような気がする」
「なら貴方の意思を尊重して、戦いは控える。でも曹操から噛みついて来たら、その時は話は別よ」
「まあその時は…」
「安心しなさい。曹操も賢いから無意味に仕掛けてこないわよ。所で一刀」
「ん?」
「曹操の真名、口に出すの控えた方がいいわよ。いざ対面の時、戦で勝ってたとしても死ぬわよ貴方」
「うへ、そうだな気をつけるよ。忠告ありがとう」
「どういたしまして、ただ仮に三国で平定したとしても一刀が居なかったら意味無いでしょ。まあその時は、皆殺して大陸の覇者かな」
「冗談でも、そんなこと言うなよ雪蓮」
「(別に冗談じゃないんだけどな〜)はいはい、解ったわよ一刀」
などと、会話してると遠目に目的地、建業が見えて来たのだった。
674名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 20:51:58 ID:KIkKW3CO0
一刀十三号さんこれからと云う処で話が終了ですか?
とりあえず桃香&雪蓮3Pを妄想中の俺です
675名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 20:59:22 ID:JeZTIth9O
「にゃー(ご支援ありがとうございます、後お目汚しすいませんでした。タイトルも捻りも何もないですが決まりました。精々悩んだの雪蓮の日本名ぐらい?)」
「で、一刀十三号。私の出番は何時ですか〜?」
「………………」
「やはり、火炙りですね〜」
「に゛ゃー」
676名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 21:09:18 ID:s15j9m4XO
十三号氏乙!
話が大きく動き出した予感…これからも楽しみにしてます
677名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 21:33:36 ID:86JDS6+L0
孫姉妹との交流が楽しみです
乙カレー
678名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:02:44 ID:zJZ0+Q6XO
小蓮のかわりに蓮華輿入れ野村電波受信したが、酔っ払って何がなんだかわからない。まとまったら投下するわ
679名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:16:46 ID:OymaPfZ10
>>675
お疲れ様です。
所で些細なことですが4−1ではなく1−4と表記するのでは?

後他の方々、展開予想や希望は自重しようよ。
680名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:27:41 ID:ZbkL3tUy0
>>679
希望書いてんのは一人だけだ
681名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:39:32 ID:KIkKW3CO0
>>680が指摘する人物は>>674の俺です
俺的には一刀の一目惚れして政略結婚するのは蓮華を希望(雪蓮&小蓮は時々つまみ食い)
それから一刀の気転で星に頼んで風&稟を蜀陣営に追加
月&詠は一刀専属メイドだから建業に付いて来ている設定
(おじさんは開き直りました)
682エメラルダス ◆VRV4gYzSQE :2009/02/10(火) 22:43:23 ID:bC70t9pZ0
私はエメラルダス。
幾多の外史と世界を流離う女。

……せっかく来たけど、メーテルとはスレ違いのようね。

十分後くらいに14レスほどの伝言を残していくことにするわ。
683名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:45:07 ID:ZbkL3tUy0
なんか良くわからない人来たw
999ネタはさっぱりだがとりあえず期待
999に外れ無し
684名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:48:59 ID:rFENNLq00
もうそろそろ千年女王も来そうだなw
何にしても期待。
685名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:49:26 ID:PQExuK3u0
エメラルダスってヤンデレだよなぁ。
686色待宵草(上) 1/14:2009/02/10(火) 22:54:34 ID:bC70t9pZ0
 穏やかな昼下がり、洛陽の街を一組の男女が周囲を見回しながら歩いている。
 人目を引く、独特の光沢のある白い服を身につけた男の方は、整った顔立ちながら、どこぞの若旦那の様な、
のんびりとした表情で、あちらこちらの商店に眼を向けていた。
 そして、片割れの少女の方も十二分に目を引く出で立ちだった。華奢な体を銀色の胸甲と手甲で覆い、長い
銀色の髪を三つ編みにしている。
 太平楽な若旦那と違い、鋭く尖った剣の様な雰囲気を身にまとい、獲物を逃さぬ鷹の様な視線は、道行く人
々に向けられていた。
 一見すると、どうにも違和感のある二人ではあるが、実はこの町の住人にとっては、この二人が連れだって
歩くこと自体は見慣れた光景でもある。
 事実、道ばたで遊んでいた子供達が二人に気づいて手を振り、時折住人達が感謝の会釈を向ける。
 その時ばかりは少女の鋭い視線も柔和な光を帯び、微かな笑みを浮かべる。
 そう、彼等はこの洛陽の街の治安を維持する、警備隊の隊長と副隊長その人だった。

 一刀は、いつものように凪を引き連れて警邏に出ていた。くだらない雑談や、どこの店が美味しいだの何だ
のと言いつつ、広大な街区を回っていく。
 一通り異常が無いことを確認して、一旦休憩に。と凪を誘って街の茶屋に寄った。
 同じく部下であり副隊長である沙和や真桜と違って、凪は物静かであった。だから沙和達の場合と違って、
一刀の方が話役になる場合が多い。
 茶屋で、茉莉花茶と団子を前に、世間話を繰り広げていた一刀だったが、凪の様子にふと違和感を感じた。

「ん、どうした? 凪。ぼーっとして」
「……」
「ん? 凪? おい」
「……っ! は、た、た、隊長っ!」

 湯飲みを手にしたまま、凪が自分の顔をぼーっと見ていることに気がついた一刀は軽く小首を傾げる。
687名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:57:13 ID:tLzq3V9b0
また999か支援
688名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 22:57:53 ID:Qk23DFCQ0
ぬるぽ
689色待宵草(上) 2/14:2009/02/10(火) 22:58:17 ID:bC70t9pZ0
 声をかけても、目の前で軽く手を振っても反応を返さない凪を訝しく思い、軽く額をつついた。
 つつかれて、ようやく我に返ったらしい凪は、びっくりしたように目を見開いて一刀を見つめる。
 しばらく状況が掴めなかったのか、不思議そうな表情を浮かべていたかと思うと、一瞬で顔を茹で蛸のよう
に真っ赤にして、慌てて視線を落とした。

「どうしたんだよ、凪? 調子悪いのか?」
「あ、い、いえ、そう言うわけではありません」
「んー? ならいいけど、あまり無理はするなよ」
「……はい」

 耳まで真っ赤に染まりながらも、どことなく考え事をしているような、消沈しているような凪の様子に、一
刀は話を向けてみるが、芳しい成果はなかった。しばらくして顔を赤らめたまま、大丈夫です。と言いつのる
凪に、一刀は仕方ないなと引き下がった。後で沙和か真桜辺りに聞いてみるか。と想いながら。

    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 警邏が終わって、別件で先に帰った一刀の分も、各地区の隊員達の報告を聞き、引き継ぎを終わらせた凪が
戻ったのは、夕餉の香りが漂い始める頃だった。
 城門の衛士の敬礼を受けて、無意識で頷きながら、凪は想いを巡らしていた。
 いつの頃からだろう、自分の中の感情に気がついたのは。それが単なる敬愛で無くなっていたと悟ったのは。
 おまけに、一旦、自覚してしまったら、後はその気持ちを否定することも、抑えることも出来なくなってい
た。
 何かの拍子に、ふと気がつくと、あの人の事を考えている。そして、あの人の事を考えると、今まで経験し
たことも無い、もどかしい痛みと、いてもたってもいられない衝動が胸の奥を走る。
690色待宵草(上) 3/14:2009/02/10(火) 23:01:36 ID:bC70t9pZ0
 原因も理由も分かってはいたが、どうしようもなかった。

 凪は目を瞑って、ゆっくりと頭を振る。

 あの人と私では、身分が違う。背負っている物の重さも違う。天の御使いであるあの人は、華琳さまにすら
平然と言い返せる数少ない人。
 対外的には部下か、客将的な立場ではあるが、本質的な所で華琳さまと同格の人。それはこの地で他に並ぶ
者が無いと言っていい。
 戦場に出ることなど、とても出来ない様な穏やかな性格なのに、いざ戦いになれば、若干青ざめながらも逃
げることも無く死地をしっかり見据える。
 そして、華琳さまや春蘭さま、霞さま達をまとめてしっかりと受け止めて、包み込む優しさと、しなやかさ
を併せ持っている。

 ……そんな人は他に知らない。

 いつの頃からだろう、警邏で隣を歩くのがとても嬉しくて。いつの頃からだろう、私の代わりに沙和や真桜
が歩くのが、とても残念に思えるようになったのは。
 そして、いつの頃からだろう、あの人と一緒の警邏の時は、念入りに髪を編み込む様になったのは。胸甲を
念入りに磨くようになったのは。
 そして……。

(せっかく二人だったのに……)

 今日も、隣を歩くことが出来て嬉しかった。

691名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:02:15 ID:Qk23DFCQ0
>>688
ガッ
692色待宵草(上) 4/14:2009/02/10(火) 23:04:25 ID:bC70t9pZ0
(あきれられてないといいけど……)

 だけど自分の気持ちを持て余し、あの人の前で醜態をさらす嵌めにもなった。

(それより、明日、どうしよう。明日もあの人と一緒の警邏なのに……)

 一緒と言う言葉が浮かんだ時に、胸の鼓動が外にも漏れるのではないかと思うぐらい大きく鳴り響いた気が
した。
 思わず立ち止まって慌てて周りを見回す。誰もいないのを確認してから、胸に手を当て、ほーっと大きく息
を吐き出す。

「……隊長」

 微かな呟きが形の良い口から吐息のように漏れ、心が軽やかに舞い踊る。ただ、その舞は現実という名の風
にあっさりと吹き飛ばされてしまう。

    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

「ん、凪っちやんかぁ、仕事は終わったんか?」

 中庭を通り抜けて自室に戻ろうとした時、あまり人が通らない庭の隅のちょっとした芝生敷きの方から声が
かけられた。
 ゆっくりを顔を巡らせると、そこには小洒落た灯籠の明かりの下で手酌をしている霞がいた。
 しっかりとおつまみ系中心の点心を、大量に取りそろえているのを見ると、他にも招待客がいるのだろう。
 自由闊達な野生の猫のような、曹魏の驍将は手に持った盃を芝生の上に置いてにっこりと笑った。
693名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:06:16 ID:PdqDBLVH0
凪も霞もマジ可愛いよ支援
694名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:08:03 ID:86JDS6+L0
支援
695色待宵草(上) 5/14:2009/02/10(火) 23:08:19 ID:bC70t9pZ0
 同性から見ても蠱惑的なその瞳が、灯籠の揺らめく明かりで、どきっとするほど艶やかな光を纏う。

「あ、霞さま。はい、終わりました。霞さまは酒宴ですか?」
「そやで、ええやろー、雰囲気やで、雰囲気」
「え? は、はぁ」
「ほい、凪」

 凪の呆けた様な言葉に、にっと笑った霞が盃を勧めてくる。
 立ったまま受け取るわけにもいかず、なし崩し的に霞の前にちょこんと座って青磁の盃を受け取った。

「ん? なんやなんや、えらい疲れてるやん? 今日の警邏は、そないきつかったんかー?」

 凪の盃に徳利から酒を注ぎつつ、どことなく沈んだ表情を気にしたのか、霞が心配そうに小首を傾げる。

「あ、い、いえ、仕事自体はそれほど……」
「ん? ”仕事自体は”ってことは、他になんかあるんか?」
「……い、いえ、なんでもありません」

 しまった。と凪が臍を噛んだ時は遅かった。霞はその言葉に敏感に反応して怪訝そうな表情を浮かべる。
 流石に状況判断に優れ神速を銘打つ名将。些細な失言も見逃さなかった。
 そして、凪は唐突に気がついた、こんな所で霞が酒宴を開こうとしている。そして、これほど艶やかな雰囲
気を浮かべているとすれば相手は、自ずと限られてくる。それは華琳さまでも春蘭さまでもない。それは……。

「し、失礼します」
「ん〜? よっと」
696名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:09:36 ID:wODdMrLE0
コテで吹いたの初めてだw
支援

>>684
クレアかも知れん
697名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:10:00 ID:E3pwjSXvO
北斗有情支援拳


…凪だけに。
698名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:10:13 ID:Qk23DFCQ0
眠いけどぬるぽ
699色待宵草(上) 6/14:2009/02/10(火) 23:11:33 ID:bC70t9pZ0
「し、霞さま?」

 慌てて盃を置いて、その場を辞そうとして立ち上がった凪の腕を、いつの間にか伸びてきていた霞の手が掴
んでいた。自分を苦もなく捕まえるとは流石。と、くだらないことを考えている間に、ぐっと手を引かれ、元
の場所に戻されてしまう。

「ちょい、よーく顔を見せてみ」
「あ、あ、あの」

 戸惑ったままの凪を、霞は真剣な表情で見つめる。
 暗がりで光る猫のような双眸に射貫かれた凪は、その場で硬直した。全てを見通すような視線の前で、凪は
自分が丸裸にされていくようで、無性に居心地が悪かった。
 しばらく、凪にとって、身の置き所のない時間が続く。

「んー、あ、あんな所に一刀がっ!」
「えっ!?」

 怪訝そうに、凪の顔を見つめていた霞が、ふっと目を逸らし、あっと驚いたような表情を浮かべた。
 霞の声に、凪は慌てて、振り返った。

――誰もいない。

「あ」

 しまった! 嵌められた! と、瞬時に悟った凪をにっこりと笑った霞が迎える。

700名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:14:31 ID:Qk23DFCQ0
>>698
眠いけどガッ
701色待宵草(上) 7/14:2009/02/10(火) 23:14:31 ID:bC70t9pZ0
「ははぁ〜ん、そーかそーか、凪っちも春が来たんかぁ、ええなぁ! どきどきやなぁ! わくわくするなぁ!」

 霞は我が事のように、上機嫌に笑っていた。凪の肩をばしばしと叩き、心底嬉しそうに微笑む。

「霞さま……」

 凪は自らの胸の内を、半刻にも満たない時間で、あっさりと看破されたことに愕然とした。
 あの人へ向ける感情は、誰にも秘密にしていたのに。それこそ沙和や真桜にも秘密にしていたのに……。
 ある意味、霞さまはあの人の想い人の一人。横恋慕する私なんかは邪魔な存在であるはずなのに、純粋に私
の気持ちを喜んでくれている。
 その懐の大きさは、流石に魏の将軍。
 しかし、自分自身はとても微笑む気にはなれなかった。
 そう、あの人の周りは、こんな人ばかりがいる。こんなにも自分とは器の大きさの違う魅力的な人達ばかり
がいる。
 そして、端から見ても、あの人と心が通じ合っているのが、太い絆で結ばれているのが分かる。
 そんな輪の中に、何の取り柄もない自分が胸を張って飛び込むことなど、とても出来ない。
 あの中になんて……、入る資格などない……。

「ん、どないしたん?」
「……いえ、隊長の周りには、本当に素晴らしい方ばかりですので、私なんかは……」

 凪の苦み走った声に、霞は表情を改めた。
 自分の腕を抱え込み、悲しそうな表情で呟く妹分の横に座って背中をばしばしと叩く。

「な〜にいうてるんや、凪っちは十分可愛いで」
「か、可愛いなんて……」
702名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:17:43 ID:Qk23DFCQ0
風呂が水風呂だった罠ぬるぽ(´・ω・`)
703色待宵草(上) 8/14:2009/02/10(火) 23:18:24 ID:bC70t9pZ0
「大丈夫や、ウチが保証するで、一刀もめろめろやで」
「でもっ! でも、私は……私には自信が……」

 霞の言葉に、はっと真っ赤に染まった顔を上げた凪だったが、徐々に力なく顔が下がっていく。
 霞は頭をがしがしと掻きながら、どうしたものか。と一人悩む。
 軍団を指揮する場や戦場では、この上もなく頼りになる妹分ではあったが、こういったことにはからっきし
に経験が無いのが見て取れる。自分を必要以上に卑下する所など生真面目が過ぎると言うか、何というか。
 まあ、確かに、振り返ってみれば、一刀に手を差し出してもらえるまでは、自分もついこの間までは似たよ
うな状況だったので、大口は叩けないのだが。
 霞は、さて、ほんまに、どないしよー。と、力なく俯く妹分を見つめる。
 真っ赤になってもじもじとするその姿を見ていると、強烈な庇護欲が沸いてくる。あー、もー、こいつかわ
ええなぁ。と。
 頭をがしがしと掻いていると、ふっと、閃いた。そう言えば一刀はなんて言ってたっけか、雰囲気作って……。

『凪、かわいいよ』
『一刀様、嬉しいです』
『凪……』
『一刀様……』

(……あかん、想像できひん)
 霞には、二人の甘い光景が浮かんでこなかった。代わりに浮かんでくるのは……

『凪! ちょ、ちょっと待って』
『隊長! 急いでください! 賊が!』
『お、おいっ、ま、待っ、待ってくださいすいませんごめんなさいもうしません……』
『隊長! 済みません! 先に行きます! はあああぁぁぁぁっ!』

704色待宵草(上) 9/14:2009/02/10(火) 23:21:21 ID:bC70t9pZ0
(……やっぱこっちやな)
 一刀が凪に振り回されている光景だった。

「あ、あかん、凪! 凪は固すぎる!」
「か、固いですか……」
「ん、そやっ。凪の真面目な所は美徳やし、大事なことやけど、必要以上に固いんや」
「そ、そうですか……」

 しょんぼりと身の置き場が無いように小さくなっている凪に、霞はびしっと人差し指を突き付ける。
 唐突に突き付けられた指と言葉に凪は目を白黒させた後、気が抜けたように呆然とした。
 霞は、下に置かれた盃を凪に渡して、優しく微笑みながら、無理矢理に酒を注ぐ。
 拗ねた様な表情で上目遣いに見てくる凪の頭を、あー、もー、こいつ、たまらんなぁ。と頭をくしゃっと撫
でる。
 凪が一息に盃をあおって、空になった盃に、今度は穏やかに酒を注いで、霞はゆっくりと口を開く。

「なあ、凪っち。一刀と二人で警邏してる時はなんて呼んでるんや?」
「隊長」
「一刀と二人で休憩してる時は?」
「隊長」
「じゃあ、一刀と二人で晩ご飯食べてる時は?」
「隊長」
「せやったらな、隊長と麻婆どっちが好きや?」
「隊長」

 繰り返される質問に凪は半分拗ねながらも当然といった表情で答えていく。そして、はっと気がついた時は
705名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:23:28 ID:wODdMrLE0
紫苑
706色待宵草(上) 10/14:2009/02/10(火) 23:23:57 ID:bC70t9pZ0
遅かった。

「っっっ!」

 凪は、霞の問い掛けに条件反射的に答えていたが、質問の意味が頭の中で再生されると同時に、慌てて口を
手で塞ぐ。自分が何を言ったか理解したと同時に一瞬で全身の血が沸騰する。顔が上気する。全身が、そして
耳が熱い。
 恐る恐る霞の方を見ると、これ以上にない慈愛に満ちた微笑が自分を迎えていた。
 戸惑う凪に、霞はゆっくりと言い含めるように言葉を紡ぐ。

「凪。ええねん。一刀はなぁ。あきれるくらい懐が広いから、ウチらの我が儘を笑いながら何でも受け入れて
くれるねん。そやからな。凪も四の五の考えずに甘えたらええねん。一刀に好きや〜って、自分の気持ちを正
直に言ってしまえばええねん」
「で、ですが、隊長は!」
「そこやっ!」
「は、はいっ」
「ええか〜、”かずと”やで」
「は?」

 霞の言葉に凪は目を見開いた。今、目の前の人はなんと? なんと言った?
 目をぱちくりする凪に、悪戯っぽく笑った霞が、一転して真面目な顔をする。
 その圧力すら持った視線に、知らず知らず後ずさる。

「隊長やない、かずとや。」
「そ、そんな呼び捨てなんて……」

707色待宵草(上) 11/14:2009/02/10(火) 23:26:35 ID:bC70t9pZ0
 目の前の名将の言葉は、凪にとっては果てしなく高いハードルだった。別格の人と思っている相手を、隊長
を名前で呼び捨てにすることなど、出来るはずがない。
 しかし霞はそんな凪の怯えにも似た戸惑いを切って捨てた。

「”そんな”も”こんな”もない、凪は自分から壁つくっとる。自分から手が届かへんって勝手に思い込んで
る。だからや、だから変に気ぃまわして、考えすぎになってるねん。いっぺん”かずと”って呼んでみ」
「そ、そ、そんな、私には無理ですし、失礼です」

 じりじりと逃げようとする凪の手を、霞はしっかりと握って離さなかった。痛いほど掴まれ、そして、それ
以上に心に痛い言葉が突き刺さる。

「凪っちは一刀のことを信じてないんか? 一刀がそないなことで無礼やって怒ると、ほんまに思ってるんか?
 ほんまに凪がそう思ってるんやったら、ウチの目は節穴や。どうや? 凪。一刀は怒るか?」
「……い、いえ。決してそんなことはっ!」
「やろ? 思ってもみぃひんことやのに、自分から止まっとる。それが凪っちが自分で作ってる壁や。もっと
自分に正直になってみ。な?」
「……はい」

 凪には一刀が怒る光景は想像出来なかった。笑って許してくれるか、照れた風に微笑んでくれるか。そんな
光景しか浮かばなかった。
 霞を見る。ようやく分かったか。と猫のような目が笑っていた。

「んじゃあ、練習や。ほれ、かずとって言ってみ」

 掴んでいた手を離した霞が、満足げに頷いた後、盃に酒を注ぐ。
 凪は一息で干してから、覚悟を決める。
708色待宵草(上) 12/14:2009/02/10(火) 23:29:35 ID:bC70t9pZ0
 顔がどんどん火照っていき、自らの心臓の鼓動が痛いほど聞こえるのは、酒のせいだと心に言い聞かせて、
口を開く。
 霞がわくわくと見つめる。

「……か、か、かずと」

 蚊の泣くような声が出た。
 がくっと姿勢を崩した霞が、ぺちっと凪の額をはたく。

「声が小さいっ!」
「かずと」
「もうちょい」
「かずとっ!」
「そや、できるやんかぁ」

 凪は半ば捨て鉢になって声を張り上げた。それでも普段の会話くらいの声量でしかなかったが。

 そんな時だった。

「ん〜、なんか呼んだか?」

 まさに、当の本人の声がしたのは。
 瞬時に振り返った二人の視線の先に、両手に点心の皿と、酒瓶を抱えた一刀が四苦八苦しながら庭を横切っ
てこちらに向かってくるのが見えた。

「ほれ、ええ機会や、凪。呼ん……ちょいまちっ!」
709名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:31:13 ID:FK/h8a9FO
支援
710名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:34:38 ID:K9URk2qe0
凪かわいいよ凪



支援
711色待宵草(上) 13/14:2009/02/10(火) 23:38:32 ID:bD3L7Lbp0
「――っ!! し、し、し、し、失礼しますっっっ!!!!」

 凪は、霞が止める間もなく一礼するなり脱兎のごとく走り去った。

「あ、おい、凪……」

 あまりの素早さに、一刀と霞が思わず顔を見合わせる。
 一瞬の間の後に盛大に霞が吹き出した。

「あははははっ」
「何があったんだ? 霞」
「にゃっはは〜、い、いや、あんな……いや、な、なんでもないねん、うぷぷ」
「うーん、よくわからんが……」
「ええてええて、すぐわかるって。で、これは差し入れなん?」
「おう」
「あ、おいしそうやな。ま、すわってーな」
「お、おい、霞」
「♪♪」

 何がなんだか、状況が理解できていない一刀は霞に目を向けた。霞は涙を浮かべるほど笑っていた。
 彼もここまでご機嫌な霞を見たのは久しぶりだった。
 浮かれた感情のままに、飛び跳ねるように立ち上がった霞は一刀から酒瓶を受け取り、そのまま腕組みをし
て上機嫌で引っ張っていく。
712色待宵草(上) 14/14:2009/02/10(火) 23:39:18 ID:bD3L7Lbp0

    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇    ◇

 一息で風のように城内を走り抜けた凪は、自分の居室の近くまで来てようやく速度を落とした。

 どうしようどうしようどうしよう。
 絶対聞かれた。

 さっきから頭の中で、その言葉ばっかりが交互に繰り返される。恥ずかしさのあまり熱病にかかった時のよ
うに全身が熱い。のどが渇く、舌が張り付く。
 しかし、それにも増して、心が躍る。甘美な痛みが全身を駆け巡る。

 名前を呼ぶだけで。

「一刀さま」

 それだけで、私の心は躍る。

「一刀」

 たった一言。

「かずと」

 それだけで……。
713名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:39:20 ID:f/xMwMp90
これは可愛いw
支援
714名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:41:22 ID:FK/h8a9FO
霞も凪もかわええww
715エメラルダス ◆VRV4gYzSQE :2009/02/10(火) 23:41:37 ID:bD3L7Lbp0
久しぶりの人間世界は緊張したし、さるさんに引っ掛かった時はどうしようかしら、と思ったわ。
支援には感謝するわ。

続きは、いずれどこかで出会うのね。

私はエメラルダス。
孤独に外史をさまよう女。
716名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:42:49 ID:86JDS6+L0
萌えまくりでやばいぜ
717名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:43:39 ID:K9URk2qe0
早く続きを!
じゃないと俺が凛のかわりに鼻血噴き出して萌え死んでしまうw
718名無しさん@初回限定:2009/02/10(火) 23:49:40 ID:tLzq3V9b0
>>715
GJ!流石は曹魏随一の乙女!
あんたは孤独じゃない!こんなに仲間がいるじゃないか!
というわけで続きをプリーズ!
719名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 00:10:01 ID:tSDppckI0
エメラルダス乙!
メーテルに続いてエメラルダスもレベルが高いな。
全裸待機で続きを待つ!

ところで結局エメラルダスとメーテルは双子なのか姉妹なのかライバルなのか、はっきりしてくれ松本御大。
720名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 00:17:00 ID:2a03JKPl0
凪かわいいよ凪(*´д`*)
続きが楽しみですなぁ
721名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 00:50:17 ID:AwroVIaE0
凪はこういうイベントが実に良く似合うわー
ああもう可愛いすぎる
722名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 00:55:24 ID:Ef1Ai1Zd0
メーテルの人≠エメラルダスの人?

それはともかく乙
723名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 01:04:21 ID:d2AC0FgD0
●持ちの書き手っていないんだな
●持ちな身としては連投規制なんて他人事だからなぁ
724名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 01:24:25 ID:pNPY6EhQ0
SS投稿系の板は基本規制ゆるいからな
エロゲネタ板は行数も連投も規制きつすぎ
725名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 02:01:04 ID:lYvcYA33O
>>722
違うと思う。
あれは松本零士先生が作品中でときどき出してるネタなんだけど、所々で破綻してるから一時ファンで問題になった
結局クローンってことで落ち着いたのかな?
まあ当時私としてはエスメラがアルカディア号造った奴に惚れてたほうがびっくりだけどね

ちなみにメーテルとは文癖違うから別の職人じゃね?
726名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 02:17:01 ID:tSDppckI0
トチローだな。
俺もあれはショックだった。
727名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 02:26:36 ID:qpIbmIRG0
>>725
現在は、「エメラルダスが双子の姉」らしい。

彼女の母・プロメシュームは『1000年女王』のヒロイン・雪野弥生
と同一人物。

以上、ウイキより。

まぁ、御大の事だから、又何時設定が変わるかは謎。
728名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 02:39:47 ID:tSDppckI0
ていうか「繋風捕影」の後書きでメーテルがエメラルダスについて言及してるから、知り合いの職人なんだろうな。

休みの前からこの調子だと、明日が楽しみだぜー!
729名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 02:59:29 ID:XinW160yO
かわいい凪が拝めると聞いてとんできました
730名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 03:55:30 ID:4eg6/afv0
うーん、春蘭ネタならあるにはある。だが、文才がないのがな。

魏ルートでいいなら、星に極上メンマ丼を知ってorzてのも考えてはいるんだが…
星「クッ…この趙子龍…一生の不覚。まさか、あの男…いやあの御方こそ私が仕えるに値する『メンマの遣い』だったとは。」
風「おお…この場に居ないのに、星ちゃんの心を射止めてしまうとは。さすがはお兄さん…魏の種馬の名は伊達ではありませんねぇ。」
731名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 04:04:14 ID:nIBoErzE0
なんとか夏候姉妹ネタを盛り上げたいんだが
ネタがなかなか思いつかないな〜w

>>730にはそう言わずに頑張ってほしいw

732名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 04:30:46 ID:Jhkiamq90
夏侯姉妹ネタだな、よし、ちょうど書いたのがあるので投下するぞ。
4レス。一刀が消えた後の秋蘭の話。



 それぞれの日々〜秋蘭編「姉者観察日記」


 最近姉者の様子がおかしい。
 昼食時に北郷の部屋に行っては、「北郷は今日もいない。また女のところに行ってるのだろうか」などと言う。
 季衣や流琉が口をはさむと冗談だと返すが、本当に冗談なんだろうか。もし冗談だとしても趣味が悪すぎる。
とはいえ、あれが姉者なりのやり方なのかもしれない。
 しばらくはそっとしておくべきだろうか。

     ◇  ◇  ◇

 ますます姉者の様子がおかしい。
 昨日の評議の折りには、「そのような仕事は北郷にやらせればよいではないか、なあ、北郷」と誰もいないと
ころに話しかけて場を凍らせていた。華琳様に悪い冗談はやめなさいと言われて、以後口を開かなかった。
 北郷に恋をする姉者をからかうのはたのしかったが、これはさすがにまずい。

     ◇  ◇  ◇

 朝、姉者がわたしの部屋に突然やってくる。
「北郷と約束をしたのだが、あいつがこないのだ。秋蘭、お前もなにをしてるんだ? はやく着替えてあいつを
探そう」
 姉者はどうしたというのだろう。約束などしていないというのに。
 よくよく聞き出すと、夢の中のことを現実を勘違いしていたようだ。
 これはどうにかしなければならない。華琳様に頼んでみようか?
733名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 04:31:20 ID:Jhkiamq90

     ◇  ◇  ◇

 このところ数日連続して姉者が華琳様に閨に招かれている。いつもならわたしも可愛がっていただけるのだが
……。
 最近、姉者がちょっとおかしかったので、ゆっくりとお話しをしてくださるおつもりなのだろう。
 姉者が乱れる姿がみられないのは残念だが、わたしはわたしで楽しんでいればよいことだ。たまには一人もい
いものだ。

     ◇  ◇  ◇

 姉者がわたしの部屋にくる。
「これまで、色々迷惑をかけたな、秋蘭」
 なんのことだろう。迷惑などと思ったことは一度もないというのに。面倒だと思うことはあるけれど、面白い
からそれでいいのだ。
「北郷が帰ってしまったことは、わかってはいた、わかってはいたのだ……でも……」
 ぐじゅぐじゅと泣く姉者は姉というより妹のようだ。幼子のようになでてやりたくなる。
「秋蘭、わたしは華琳様に言われてわかったのだ。忘れようとするから辛い。忘れなければいいのだ。北郷が帰
っていってしまったのは辛いが、あいつがいた事実は忘れなければいいのだ。そうすると決めたんだ」
 泣きながらも晴れやかな顔でそう宣言する姉者はなんて可愛らしいのだろう。わたしは姉者を抱きしめて、ひ
としきり二人で泣いた。

 しかし……。
 本当に姉者はおかしい。
 一刀はいつもわたしの横にいるではないか?
734名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 04:32:24 ID:Jhkiamq90
     ◇  ◇  ◇

 姉者のことを華琳様に相談する。
「ちゃんと話したから大丈夫よ。あの娘は物分かりがいいとは言わないけど、一度覚悟したら二度と折れたりし
ないもの」
 いや、そういうことではないのです、と説明をしたら、なぜかわたしが休みをいただいた。
 なぜです? 華琳様。わたしがなにかしたのだろうか。蟄居しつつ悩んでみてもわけがわからない。
 姉者は様子を見に来てくれるが、なにも言ってくれない。なぜそんな哀しそうな顔をするのだろう。
 ああ、もう、わたしにはお前しかいないのだろうか。一刀、今日も抱いてほしい……。

     ◇  ◇  ◇

 風がやってくる。
 理由がわからないが猫を何匹も抱えている。
 わたしは自棄になって、寝台の上で一刀にもたれかかれつつ応対した。
「猫は人間にも見えないものが見えると言います」
 そんなことを言いながら、部屋に猫を放つ。可愛らしいとは思うが、そんなにたくさんもってこられてもなあ。
「お兄さんは、どこにいらっしゃるのです?」
 ああ、そうか、こいつもおかしいのか。わたしは嘆息して、抱きしめられているではないか、と応えてやった。
「そうですか。うらやましいですね。抱きしめ続けていてくださいね」
 言いながら、持っていたものを一刀とわたしにふりかける風。なんだろう? なにかの粉のようだが。
「マタタビの粉です」
 猫たちが寄ってくる。わたしと一刀にむしゃぶりつく猫たち。ざらざらした舌でなめてくる感触に思わず声をあ
げる。
「お兄さんはどうしてますか?」
 一刀? 一刀ももだえて……もだえ……あれ?
「人間の一人や二人なら心が処理しきれるでしょうが、こんな猫の大群だと動きが予想もつかなくて、心の中のお
兄さんを動かしきれないと思ったのですが、どうでしたか」
 わたしは無言で枕を投げつけた。ひょい、と枕を避ける風に無性に腹が立ち、帰れと怒鳴る。
「そうですか、またきますね」
 猫は連れて帰らなかった。どうしろというのだ。
 一刀は、今日は抱いてくれなかった。
735名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 04:35:17 ID:Jhkiamq90

     ◇  ◇  ◇

 屋敷で一人、猫の世話を続ける。
 一人……?
 そうだ、一人だ。もう、一刀はいない。どこかに行ってしまった。
 涙ももはや枯れはてた。毎朝毎晩飯をねだる猫たちを見ていると、どうでもよくなってくる。
 姉者は毎日顔を出す。最近はよく笑うようになった。姉者の笑顔はいいものだ。
 風は来る度に猫を連れてくる。これ以上はいらないというのに。たまに、華琳様まできてくれる。
 けれど、北郷は来てくれない。
 いつか、また会うことができるのだろうか。
 そんな日が来てくれるといいな、と思う。





 そんなわけで終わりです。ちょっと病んで再出発な秋蘭さんでした。
ちなみに、書いたのは『いけいけぼくらの北郷帝』と同じ人で、時系列も同じものと想定してたりしますが、
まあ、それは余談です。
 秋蘭は深く静かに一刀を愛してるといいと思うんだ!
736名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 04:37:57 ID:nIBoErzE0
うぉぉおおおおおお、いいよいいよGJ

てか秋蘭切なす・・・
737名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 09:36:42 ID:horWYljN0
春蘭もヤバカッタけど秋蘭は更に……  夏侯姉妹ネタ乙です

魏のメンバーでは初期から一緒にいた仲ですからね  切ないね……
738名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 13:29:12 ID:rUwHumz+0
お嬢さまが……
このスレには今お嬢さま分が足りません。
739名無しさん@初回限定 :2009/02/11(水) 14:57:32 ID:G7Qji5C50
春蘭の時は可哀想に思ってたのにまさかの秋蘭サイドに移行した瞬間ゾッとしてしまったぜ
wwwwww
740名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 15:26:30 ID:64ibBp2e0
この調子で魏のみんなをヤンデレ化させてみようか
741名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 15:27:26 ID:ZG0dU+I00
秋蘭スキーの俺にはたまらないぜ……! 泣けるじゃねぇか畜生。
742名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 16:26:52 ID:nhcZcdmBO
ヤンデレにしやすいキャラが一番多いのは魏かもしれないね。


でもこういうのはどこで話おとせばいいかわからないから書けないけど。
743名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 17:02:32 ID:cGZQ0M7i0
凪ものだーっと書いてみた。
最後に蒼天ネタを入れたかったんだが
病気なわけでも怪我したわけでもないから微妙

黒くなったところで止めておくべきだったかもしれないけど後悔してない。
戦場にて待つ。これが書きたかった
744名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 17:03:57 ID:cGZQ0M7i0
隊長がいなくなった。
その役割を終えて天の国へと帰ったと、華琳様から聞かされた。
漢王朝の腐敗を経て大陸に広がった戦乱の火は、私を隊長に巡り合わせ、その鎮火をもって私から隊長を奪い去った。
戦乱の終結を祝い、連日続く宴。
多くの笑顔や笑い声が飛び交うそれを、虚ろな目で眺める。
何がめでたいのか、何を喜んでいるのかなど解らない。
皆が素晴らしい日だと言うその日は、私達から隊長を奪った日ではないか。
悲しむことこそすれ、祝うなどありえない。
そんな事を考えながら、ふらふらと中心部から外れていく。
城壁を目指す。
隊長が消えたという場所へ、この街で天へと一番近い場所へ。

月を見上げる。
天は遥か高く、どうすればあの場所まで辿り着けるのか想像もつかない。
隊長は、もう手の届かない所へ行ってしまったのだ。
滲み出る涙を隠すかのように、顔を俯かせる。
「たい……ちょう……。
 何故、帰られてしまったのですか。
 なぜ、私達に別れの言葉もなく。
 なんで、皆を悲しませるようなことを。
 どうしてっ……私も連れて行ってくれなかったのですかっ!!」
『凪』
「えっ」
突然聞こえた声に、慌てて顔をあげるも、当然のようにそこには何もなく。
ただ無人の荒野が広がり、その空を、流れ星が過ぎていった。
「……」
そう言えば、隊長がこの世界に降り立った時、流れ星と共に現われたと聞いた。
もしかすると、隊長が帰って来たのかも知れない。
またあの笑顔で、あの声で、あの優しさで、魏を、皆を、私を包み込んでくれる。
城壁を飛び降り、制止の声を振り切り、どこまでも駆け抜けた。
745名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 17:04:11 ID:aPTHeSFA0
ヤンデレ天和「中に誰もいないじゃないですか」

かなし〜みの〜向こう〜へと〜♪
746名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 17:05:30 ID:cGZQ0M7i0
夜が更けて、日が昇り切って、沈んで、代わりに月が昇ったところで、認めた。
ただの流れ星だったのだと。隊長とは何の関係もなかったのだと。
昼夜駆け抜け、血の巡りの良くなった頭は、一つの妙案を浮かばせた。
「そう……か。
 隊長はこの大陸の乱を治めるために来たんだ。
 なら、また乱が起きれば隊長は――」

     ●●●

「凪、いるかしら」
扉の向こうから華琳様の声がする。
華琳様が私の部屋を訪れるなどいつ以来だろうか。
「はい、少々お待ち下さい。今お開けします」
「このままで良い、一言告げに来ただけよ」
「……」
「天下泰平は成ったとは言え、五胡や北方の脅威はいまだ健在。
 戦乱の爪跡も癒え切らず、各国が総出でその修復に努めているわ。
 皆が前を向いて進んでいる。
 ――貴方は、いつまでそうやって歩みを止めているのかしら」
「……」
「言いたいことはそれだけよ。
 今朝方、伝令が入ったわ。五胡の軍が動き出したそうよ。
 私たちもすぐに出立する」
「……」
「戦場にて待つ!!
 歩みだす覚悟が出来たら来なさい」


「……」
隊長……私は、また前へと進むことができるのでしょうか――
747名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 17:21:57 ID:4yXqY/Wy0
支援 
と思ったらもう終わってるようで

GJ
748名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 17:25:24 ID:caLbm8pX0
いいなぁこういうの。切なさが堪らん。
749名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 17:30:15 ID:0uzMi/Ss0
魏は一刀へのラブっぷりが強い子が多いからなぁ
それであのENDだから、切なくなるのも仕方無い
750名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 18:40:01 ID:DDsFunVd0
(´;ω;`)
751名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 19:10:40 ID:64ibBp2e0
切ないのが多いので、ちょっと気晴らしに魏アフターにて一刀帰還を祝う宴での小ネタ

華琳「おかえりなさい一刀。」(そっと顎を上げて目を瞑る)
一刀「ああ…ただいま。」(肩に手を置き顔を近づけてく)


春蘭「あぁ〜ほ〜んごうだぁ〜!」(酔ってます)
秋蘭「む、ほんとか姉者!皆の者!!北郷がいたぞーー!!」

ドドドドドドドドドドドド

真桜「たいちょう、行き成りおらんくなって心配してしもうたやん。」
沙和「そーなのー心配したのー。」
凪 「ま、また…居なくなられたら。私は…私は。」
霞 「ほんまやでーウチらはもうあんなんは懲り懲りやからな。」
桂花「あんた、また華琳様に変なことしようしてたわね。ほんと油断もすきもないケダモノね。」
稟 「ふ、二人っきりということはつまり………ブーー。」
風 「やれやれ…帰ってきたばかりだというのに堪え性のないお兄さんなのですねー。」
流琉「兄さまも華琳さまもずるいです。」
季衣「おにいちゃん何処にもいないから、みんなでさがしてたんだよー。」

春蘭「なぁんら〜キスしゅようとしてたのら?ならわらしもきしゅしゅる。」(ブチュー)

「「「「「「ああああああああああああああああああ!!!!」」」」」

春蘭「えへへ…もっかいしゅry」

華琳「い・い・か・げ・ん・に(フルフル)しなさーーい!!!!」
752名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 19:52:41 ID:rFbm1P5gO
やっぱこうゆうのがいい(;_;)
753名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 20:04:02 ID:cGZQ0M7i0
他の魏メンバーの病み考えてたけど想像しにくいな。
琉流、季衣、霞、真桜、沙和辺りは内に溜めこまなそうだから病まないだろうし、
稟、桂花も想像しにくい。
精々会議に一刀がいないのを「あの全身精液男はまた遅刻? 全く信じられないわ」とか言ってから居ないの思い出すくらいだろうし。

ただ風は病むと思う。
きっとその内猫を「お兄さん」って呼ぶんだぜ。
その内、部屋が猫だらけになって「ふふっ、風はお兄さんに囲まれて幸せなのですよー」とか言うんだぜ……
754名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 20:08:55 ID:gsT/UNDd0
正気担当がホウケイちゃんですね?
わかります。
755名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 20:31:05 ID:wPwMxskl0
専用UP板に投下してた職人さんの次作は雪蓮のようだな
756名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 20:35:14 ID:ds6GT7a50
>>749
 いやいや、呉だって負けてない。

>>751
 春蘭、愛すべき和みキャラw
757名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:00:00 ID:xI3GdLrM0
>>759
というかもし呉EDで一刀が消えたとしたら蓮華がどれだけ病むか想像もできん
758名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:41:46 ID:5NfucQ1i0
正史通りおかしくなる晩年?!

嫌過ぎる………
759名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:47:29 ID:XTM17aAu0
>>757
そのネタで二次書こうとして、途中であまりの暗さに絶望したことが
無論、穏憤死……
760名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:48:14 ID:/OyJT7Ab0
>>757
蜀ENDが一刀は逝くENDだと残されたヒロインで病む娘は誰?
761名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:49:14 ID:lBN72MkR0
>>760
愛紗と恋は多分再起不能とは言われてたが
762名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:49:39 ID:6gQWM9Dm0
>>760
桃香と愛紗がヤバイ。
763名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:53:40 ID:6hOGHbUr0
鈴々とか月もヤバイ気がするな
764名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:54:07 ID:DDsFunVd0
一部を除いてほぼ全員だろうね
765名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 21:57:54 ID:4H9zzmmp0
そう考えると改めて一刀さんすげぇな…
766名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:00:18 ID:AwroVIaE0
ちんこで中華統一果たしたのは伊達じゃない
767名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:05:29 ID:6hOGHbUr0
つーか蜀の場合国主の片割れがいなくなって、もう片方もヤバイ予感となると
国の維持が出来るのかっていう深刻な問題が発生しそうだ。
信頼に値しないって事で三国同盟破棄の可能性も…
768名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:10:30 ID:1/HT6MqL0
一刀消滅→蜀勢消沈→華琳病死→蓮華宗教狂い→司馬家台頭

これは一刀が消えると結局史実に近い結果になってしまうというセワシ君理論…!
769名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:10:38 ID:OMm1ey0L0
>>767
そんでまた乱世になって一刀さんが降臨なさるんだな
770名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:12:29 ID:FYmlyetm0
呉END後の妄想

蜀とのより友好関係を深める為に将の半年交換留学をする。
反対するものも居たが一刀が蜀に行くことに。

半年、蜀から延長の手紙が…
771名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:13:52 ID:rUwHumz+0
華琳「そろそろ死ぬわよ」

というのを幻視した。
772名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:18:37 ID:grAdU7rQ0
>>770
武将総孕み祭りですね
773名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:49:00 ID:aPTHeSFA0
なんとなく左慈のSS書いてたら左慈がガンガン強くなっていくから困る
774名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 22:52:27 ID:m1O+1uk00
この種馬ぶりから考えて後世世界じゃ漢民族ならぬ一刀民族が大陸中を覆っていることであろう。
775名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 23:11:15 ID:QbZPcCFN0
左慈は一刀殺すのに成功してたら「任務完了」とか言って自爆してたんじゃね?
776名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 23:17:42 ID:AbJVlyfo0
左慈はパロネタ好きじゃなさそうだからしないんじゃね?
777名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 23:18:40 ID:roKyFesH0
左慈が突然「絶好調であーる!」とかいい始めても困るしな。
778名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 23:19:46 ID:rUwHumz+0
一刀を手込めにして「俺の下であがけ」とか言われても困るしな
779名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 23:41:06 ID:qUZ+RFrO0
ならもう無印の一刀の願いでTSっちゃった左慈が真の一刀に手篭めにされれば良いんじゃね
精神が身体に引っ張られて云々とかで、ツンデレっぽそうだな、キャラが被るな
780名無しさん@初回限定:2009/02/11(水) 23:50:57 ID:uyMdZnCQ0
拠点イベントについてですが、真ではあくまで別勢力は無関係。無印だと敵武将を捕虜、実質的な扱いは客人っぽかったですが、取り込んでいったじゃないですか。
真のキャラも、他国同士で絡める話がほしかったなと思います。ツンデレ連合、とかいう感じで。
781名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 00:05:56 ID:J1L95bM90
>>774
一刀の血筋じゃないと、まず任官できなかったりするわけか。
まあ、ありそうな話だ。
782名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 00:11:28 ID:8eI5HZN30
漢末期の劉姓並みに量産されて信憑性皆無な悪寒。
783名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 00:28:35 ID:Jz7omZxC0
エメラルダスさんって、他の板でも書いてる人だったのな。
HP更新されてて驚いた。
784名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 00:32:52 ID:u2iXiJ5a0
宣伝うぜぇ
785名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 00:53:33 ID:nIaolhj70
このスレ以外の話題はあんまり持ち込まないで欲しいな
大体荒れるもとになるだけだ
786名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 01:00:24 ID:BmLJNkC30
>>783
さっさと死ね
787名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 01:05:47 ID:1Il1LlsIO
>>786
その暴言は良くないぜ
スルーで良いじゃないか
788名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 01:07:25 ID:1Il1LlsIO
>>787
俺のID……なんだこれw
789名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 01:10:06 ID:fKVjte2d0
仮面戦士たち(馬・乳含め)に対抗するべく、鈴々が立ち上がった
頭のバッチが輝き、ベルトの中心が回転し、華麗に変身する

猛虎の星からやってきた、ウルトラガールリンリン参上


とか考えてたら休日が終わってしまった
明日のためにもう寝なきゃ
790名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 01:12:28 ID:uPoYq/xR0
>>788
まるでディケイドみたいなIDだな

抱いた女のデータをカード化し、戦場ではその姿形能力をコピーして戦う一刀なんてのを考えたが今一だな
791名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 01:12:36 ID:cvX1dlx00
>>787
なんか縦長だなw

まあ○○氏が△△でも何か書いてたとかはあんま言わない方がいいわな。
その内本人乙とか言い出す奴も出てくるかもしれんし。
792名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 01:34:37 ID:PvTqCsD4O
SSのスレで投下されたSSじゃなくコテ作者を褒めるようになったら
間違なく悪い方向行くし
793名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 01:37:04 ID:68m7w6LT0
そしてコテ付ける行為自体を叩くようになるんだな
794名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 02:06:12 ID:n6JD2f950
まあSSなんて叩かれるの覚悟してないと桃香出来んけどね
795名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 02:13:19 ID:NmHS0ir+0
桃香かよw

まあ、SSと関係ないところでこうやって話に上がっちゃうと何だかなぁって思うな。
エメラルダスの人のSSは凄い良かったし、早く続きを投下して欲しいと切に願うよ俺は。
796名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 02:13:36 ID:XXlYYnQB0
>>794
桃香の乳と尻、叩きたいのはどっち?
797名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 02:14:22 ID:NmHS0ir+0
乳、尻、ふともも
798名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 02:17:27 ID:qgbYI9VfO
でこぴんなら春蘭、凛、凪
799名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 02:50:16 ID:3osjwnnI0
あ、美神さん、>>797に横島さんがいましたよw

病んでる雛里が朱里と桃香と恋に敵意を剥き出しにするSS思いついたけど、
今締切間近だから誰か書いて下さいお願いします
800名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 02:51:20 ID:PMCL+G380
>>794

乳はねちっこく揉む吸う舐める
801名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 02:59:22 ID:8eI5HZN30
桃香に似合うのはデコピン。
異論は認める。
802名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 07:30:33 ID:4ISHZUhi0
恋姫のキャラは元ネタが元ネタなだけにヤンデレになると逃げ切るの不可能じゃね?
武力が高いと死だったり知力だと逃げ場が無いし……

桃花はグリグリもいいのでは?
803名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 08:24:26 ID:dOM0xdrY0
つまり、

桃香に軽い悪戯→桃香、可愛くむくれるor可愛く涙目→キタ!ヽ(゚∀゚ヽ 三 ノ゚∀゚)ノキタヨコレ!

ってことなんじゃないか。こういう反応すんのって三国広しと言えども桃香だけだろ。たぶん。
これは貴重。
他の大人しめキャラだと、
朱里&雛里や亞莎:焦る。
月や凪や明命:困る。
斗詩:苦笑する。
風:寝る。

うん、やっぱ桃香貴重だわ。
804名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 08:28:27 ID:CG1MG+hb0
>>803
斗詩:苦笑する

異様にツボった
805名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 08:40:40 ID:1Il1LlsIO
>>803
その後に嫉妬した怪獣アイシャゴンに仕事を増やされるのですね分かります。
806名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 09:32:41 ID:5++gg89f0
>>803
いやいや天和もむくれるだろ?
涙目なら美羽だし
807名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 09:33:45 ID:t+pWC2Z90
大人しめのキャラで、ということだろ。
808名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 10:25:12 ID:cxL8eLanO
おっきしまくりだなw
809名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 11:25:41 ID:SP4uskNHO
>>803
愛紗:般若
810名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 11:40:39 ID:1Il1LlsIO
恋も大人しめではないのか?
811名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 11:52:27 ID:4ISHZUhi0
恋は無口だしな〜〜 照れ隠しの一撃が即死攻撃ですね
812名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 13:08:51 ID:dOM0xdrY0
なるほど。天和もむくれキャラだったな。失念していた。


流琉:困る。
蓮華や白蓮:戸惑いつつ何故か照れる。
恋:小首を傾げる。イマイチ解ってない。
桂花:くぁzwsぇdcrfvtgbyhぬじmこ
七乃「あらー、ヒマなんですねー、一刀さん」

穏はどんな反応するんかな。
813名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 13:17:35 ID:4Lgb8IdS0
>>812
星:精神的に三倍返しされる
紫苑・桔梗:性的に三倍返しされる
思春:首を刎ねようとする

うん、やっぱり悪戯は人を選んでするもんだなw
814名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 13:18:09 ID:uyMiiJMP0
風も割といい反応しそうだけどな。
実際原作でも頬をプニプニされた時にびっくりしてくれたし。
まあその後すぐに寝るだろうけどw
815名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 14:17:39 ID:fQYlG/eI0
凪にデコピン
→凪が真剣に自分が何か悪いことしたか悩みだす
→一刀が大慌てで謝りだす→お詫びに何かすると言う→凪「抱いて欲しいです」
→後日、沙和と真桜に(ry

ですねわかります
816名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 14:22:48 ID:q0NIk8+C0
『曹魏の種馬』と揶揄されて落ち込む一刀だったが、原作終盤に差し掛かって、種無しなんじゃないかと思い悩む一幕があるとか。
まあ呉ルートエンディングからすれば杞憂なんですけど、魏の上層部にシングルマザーが大量生産されてそうで……ねえ?
817名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 14:47:36 ID:FmZsGt4XO
呉ルートもエンディング後、娘たちに蹴られすぎて種なしになります
818名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 15:25:42 ID:8eI5HZN30
赤い玉の伝説・・・
819名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 16:03:19 ID:AlVxIAnd0
昨日の凪に続いて桃香ー
雪蓮死亡後すぐの話。2レス分くらいか?
音楽垂れ流しにしてたら流れた曲でびびっときた。
けどびびっときたそれを形に出来なかった。
自分が恨めしい。
820名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 16:04:40 ID:AlVxIAnd0
雪蓮が死んで、1週間が過ぎた。
蓮華が王位を継ぎ、一通りの事後処理も終わりやっと一息つけた日の午後、俺は雪蓮の部屋を訪れていた。

主の居なくなったその部屋は、以前となんら変わりなく。
ただ、以前は部屋に満ちていた暖かさの様なものは無くなっていた。

窓の外を見れば、ここ数日降り続く雨は止む気配などなく。
まるで雪蓮の死を悼んでいるようで。
その空模様は、城内の空気をそのまま映しているように見えた。

窓から見える城下も、どこか物悲しそうで。
あれだけ輝いて見えたこの部屋からの眺めも、どこか物足りないものに感じた。
その理由を考えて――すぐに納得がいった。
「隣に雪蓮がいないから……か」
この部屋からの眺めだけじゃない。
何気ない会話も、その自然な仕草も、街を連れ回す時に離してくれないその手も、その笑顔も、君がいた日常が、特別だった。
右も左も解らない俺を拾ってくれて、生きる糧を、守るべきものを与えてくれて。
その優しさで、強さで、俺、皆を、呉を、守ってくれていた。

「俺は……雪蓮に何かを返せたのかな」
821名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 16:05:22 ID:0n4JXsyh0
支援
822名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 16:05:56 ID:AlVxIAnd0
右手を見つめ、握りしめる。
雪蓮の温もりを忘れないように。
雪蓮が願った夢を、溢さないように。
好きだったその笑顔を、声を、全てを、決して忘れぬように。

「ありがとう、沢山の日を」

憧れだったのか、愛情だったのか。
俺には判断がつかないけど、どっちでもいいことのように思えた。
諦めではなく、無理をしているわけでもなく、ただこの想いと共に。

雪蓮の死を受け入れて、前へ進もう。

雪蓮を忘れるわけではなく、その目指した場所へ。

いつまでも頼らず、雪蓮から歩みだそう。

「俺が、孫呉を、蓮華を守る」

安心して見守っていてくれ。
雪蓮の笑顔があれば、俺は頑張れるから。
だから、今日だけは――
823名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 16:08:10 ID:AlVxIAnd0
終わり
頭の中ごっちゃごちゃで纏められん。
無念すぎる。

どの曲聞いてたとか書いた方がいい?
824名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 16:11:26 ID:0n4JXsyh0
GJ!
ん〜、出来れば書いた方がいいかも。
知ってる人が「なるほど」って思うだけだが
825名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 16:15:22 ID:SP4uskNHO
イカン。スパロボの曲聴きながら書いたらドンドン変な方向に行きそうだ。
826名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 16:19:03 ID:AlVxIAnd0
じゃ一応書いておく

Every Little Thing『きみのて』

書いてるときループ再生でずっと流してた
827コマーシャル:2009/02/12(木) 16:28:30 ID:IxVRczhp0
「ごめんね……美以」
 蟹が入っていた皮袋を抱いて静かに目を閉じる一刀。
 涙を拭い、仮面をつけた少女は大王仮面として立ち上がる。
「お前だけはゆるさないにゃ! むねむね団!」
「おーっほっほっほっほっほ! どこのどなたか存じませんがわたくしの行く手は誰にも止められませんわ。顔良さん、文醜さん、やっておしまいなさい!」
 迫り来る強大な敵を前に膝をつく大王仮面……。しかしそのとき!
「復讐の戦士! 仮面白――」
「正義の華を咲かせるために、美々しき蝶が悪を討つ! 美と正義の使者、華蝶仮面、推参!」


2大ヒーローがスクリーンで大活躍!!

劇場版「南蛮戦隊猫連者」

――COMING SOON――
828名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 17:30:56 ID:VW/LGBEB0
凪への悪戯も、凪の反応からのコンボも霞の入れ知恵ですね。わかります。
829名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:20:23 ID:eWIEPRqt0
にこにこで、無許可でSSをうPした馬鹿が居たそうだな
830名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:25:36 ID:aJmJn/lh0
動画でどうやってSSをうpするというんだ?
教えて下さいよ、センパイ
831名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:30:16 ID:3nThnHML0
S−曹
S−操
832名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:32:05 ID:eWIEPRqt0
>>830
つ紙芝居
833名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:32:54 ID:J1L95bM90
紙芝居どころか、BGMつけてひたすら文章流してる動画すらあるw
まあ、ゲーム系は紙芝居にしやすいだろうけどな。
834名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:33:10 ID:3nThnHML0
今見てきたら本当にうpされてたな。
今回は許可取ってあるらしいが。
835名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:36:52 ID:1Il1LlsIO
パソコンニコニコにあるのか?
836名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:38:55 ID:3nThnHML0
837名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:40:27 ID:/P7P+agd0
>>830
恋姫のテキストっぽくして、それに恋姫のBGMを付けた。

手間と努力は買うが、無許可・空気読まず・オリ主の三連コンボ。
838名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:41:21 ID:BmLJNkC30
もうやめとけ
皆仲良くできないようなネタは慎もう
な?
839名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:49:37 ID:i/8O3XJO0
どうせ動画にするなら、立ち絵をつけたり話も小ネタくらいにしとこうよ。
あとオリ主はNGだろ種馬あっての恋姫だし
840名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:50:08 ID:eWIEPRqt0
言いたいことは、お前ら注意しろよ勝手に盗作されるからな
841名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:51:53 ID:tUSvM5SqO
「…………………おぉ!」
「寝てませんよ!」
「起きなさい、一刀十三号。さっさと貴方の駄文を載せなさい」
「にゃー(では22時から七本投下します)」
842名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:54:13 ID:9ehKcB2d0
期待
843名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 21:56:38 ID:tXA/SPro0
ニコのモラルに今更期待してないが、テキストは自作だとしてもノンアレンジBGMや立ち絵使ってる時点で
メーカーの二次創作ガイドラインに反してるんだよな
844三教一致 1-7:2009/02/12(木) 22:00:08 ID:tUSvM5SqO
呉の重鎮が一同に揃っている。
「改めて紹介するわ、北郷一刀。世間では天の御遣いとされてるわ」
「ど〜も」
軽く挨拶する、敵視・好奇心・興味様々な視線が向けられる。
「こちらが飛将軍呂布殿に軍師陳宮殿。今は劉備軍の将をやってるわ、今回は一刀の護衛が任務」
「……よろしく」
「よろしくなのです」
今度は皆同じに驚きの顔になる。
飛将軍呂布程の人物が一州の州牧の配下に就くのか?劉備がそれほどの人物なのか?
はたまた、目の前のこの男の妖術なのか?
自ずと皆の視線が一刀に戻る。
「一刀には今日から約三ヶ月、ここで働いてもらいます。主に知略面で、いいわね冥琳」
「解ったわ、品定めはさせてもらうわよ」
「ええ、しっかり鍛えてね♪」
「後は皆が一刀に自己紹介。ちなみに私は一刀に真名を許してるけど」
「なっ!雪蓮姉様が真名を許すなんて」
「話を最後まで聞きなさい、私は真名を許してる。けど、皆は各々判断しなさい。今、授けるのも良し。理解して後に授けるのもまた良し」
「私は納得出来ません」
「なら貴女は真名を許さなければいいだけのこと、蓮華」
「くっ」
正論を言われるが、感情が納得いかない孫権。
結果、一刀を睨み付ける。
845名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:03:40 ID:eWIEPRqt0
ぬるぽ
846三教一致 2-7:2009/02/12(木) 22:04:09 ID:tUSvM5SqO
「姓は周、名は瑜。字は公謹。雪蓮が真名を許してるなら問題無いだろう、真名は冥琳と言う。よろしくたのむ」
冥琳を筆頭に、祭・穏・明命・亞莎・小蓮等が真名を授ける。
甘寧こと思春は、王が真名を許してるから仕方なく真名を許しやる的な空気をかもし出す。
「お姉様とこの男が、いったいどういう仲なのかを教えてください」
以外と食いついてくる。有る意味愛紗みたいだな〜、なんて内心思ってたら。
「ん〜そうね、私と冥琳が『断金の仲』でしょ…」
「待て雪蓮!まさかいつぞやの戯れ言を!」
冥琳が慌てて止めに入るが雪蓮の口は止まらなかった。
「私と一刀は『禁断の仲♪』かな」
………………………
「あらどうしたの皆?」
雪蓮だけが心底不思議そうな顔する。
冥琳がいつぞやみたいにこめかみを押さえている。
大半は驚きの表情。
若干二名、当社比で睨みが二倍になった。
雪蓮さん本当にありがとうございました。
そんな次期王の睨みも、後日の大規模な黄巾残党狩りの時に解かれることになった。
実は初陣の孫権、未だに戦場に慣れない俺。
何処か気持ちが通じたのか。
その夜、孫権から蓮華の真名を授かるのだった。
847三教一致 3-7:2009/02/12(木) 22:07:00 ID:tUSvM5SqO
これから会議なので会議室に入る。
早すぎたのか、冥琳しか居なかった。
「やあ」
軽く挨拶。
「ああ」
軽い挨拶が返ってくる。
「所で北郷殿」
「何?」
「一つ、試させてもらっていいか」
「やっぱ信用出来ない?」
「いや雪蓮があれだけお主をかっているのだ、だから信用はしているが…。だが心配はしている」
その一言であらかた悟った。
「で、どうするの」
「そうだな、この私を驚かさせてくれぬか」
う〜ん、おそらく凄い情報の一つでも掲示してみろ!ってことなんだろうな。
「やはり、無理か」
「いや、有るには有るけど…」
「なんだ歯切れ悪い」
「人間、驚き過ぎると懸念を抱く」
「それは安心しろ、お前は雪蓮が連れてきた。そのお前がここに居る間に何か合ったら雪蓮の名に傷がつく」
「ならいいけど」
周りを見回す、確信ではないが自信は有る。
だか内容がヤバすぎる、念に越したことはない。
「じゃあ、冥琳…いやこの場合は雪蓮かな?…持ち物の中に玉爾なんてない?洛陽の時のあれ、噂なんかじゃあなくて」
場の空気が凍り、明らかに冥琳以外の殺気が加わる。
「(やっぱ不味かったか!)」
国家のトップシークレットを喋ったのだ、当たり前だ。
ましてや明らかに『知ってますよ』口調では。
848名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:08:32 ID:P0cBY/a/O
支援
849三教一致 4-7:2009/02/12(木) 22:10:01 ID:tUSvM5SqO
「ほほう、その口調では知っているようだ」
「いや、知らないよ。でも、確信はないけど確証あった。ってとこかな」
「それも天の知恵か?」
「まあそんなとこかな…。しかし驚いてないから失格」
「いや、十分驚いてるぞ。だが相手に表情を読ませないのも軍師の仕事」
「じゃあ合格?でも大丈夫と言ってた割に殺されるかと思ったよ」
「正直、北郷殿でなければ殺してた所だ。明命、いいぞ出てこい」
「はい」
「うわっ」
声が真後ろから、振り向けば正に真後ろに明命が立っていた。
チンッ。
刀が収められる。
さっきの台詞がハッタリではなかった。
「しかし、流石は雪蓮と言ったところか。とんでもない化物を連れて来たものだ」

ざわざわざわ…
大量に人が近づいてくるのがわかる。
「どうやら問答はお終いで会議のようだ、ではよろしくたのむぞ北郷」
「ん?」
さっきまでと何か違う。
今は何かが解らなかったが、冥琳に認められた。
そんな気がしたのだった。
850名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:12:39 ID:eWIEPRqt0
>>845
ガッ
851三教一致 5-7:2009/02/12(木) 22:13:42 ID:tUSvM5SqO
今日も会議である。
「徴兵が上手くいかない?」
「そうなんですよ〜、袁術ちゃんの置き土産って言うんですか?我が儘政治に、人心が荒れてて、やや自暴自棄?」
「ふ〜ん、そうなんだ」
「雪蓮さま〜、ご自分の国ことなんですよ〜。そんな他人事みたいに言わないでくださいよ〜」
「徴兵と言えばさ、曹操の所っておかしくない?」
「何がだ、雪蓮」
「黄巾党の戦い以来、かなり連戦してない?官渡の戦いだって袁紹相手に少なくない被害を受けてる。そりゃ勝てば兵士が増えるのは判るけど、異常な徴兵量じゃない?」
ああ、あれかな?思い当たる節がある。
「何、一刀。解るの?」
「大体ね。黄巾党覚えてる」
「あの民衆決起」
「そう、あれの正体が歌の旅芸人のファン…いや、追っかけてる人達なんだよ」
「それと徴兵になんの関係が」
「その後、頭三人を仲間に引き込んでるはずだ。舞台を開く、予め会場周辺に徴兵の宣伝紙等を貼って置く、舞台の最中にでも女の子に『私、強い男が好きなの♪』とか言わせれば」
「なるほど!強い男と兵士が単純に結び付いて、志願兵がうまれると」
「そんな所かな」
でも、この世界は俺が曹操の所に居ないから効率は悪いはずだよな。
852名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:16:44 ID:dOM0xdrY0
支援。
853三教一致 6-7:2009/02/12(木) 22:18:21 ID:tUSvM5SqO
その時!
ピコ―――ン!と頭が閃いた!
「こっちも曹操見習って。天の国じゃあアイドルって言うだけど真似して、曹操の徴兵活動を妨害をしよう」
「えっ!」
一同、声を上げる。
「明命、歌得意?」
「はい!いいえ、このはいは、得意ですの意味のはいではなく……」
軽くパニックを起こす。
「明命、この活動は基本的に敵地にて単独行動になる。隠密行動が出来て敵地深く侵入し、かつ魅力的な女の子は明命しか居ない」
両肩を鷲掴みにされ真っ直ぐに見つめられると頭をさげて真っ赤な顔を隠す。
うつ向いてから暫くして。
「…ハイ…」
よし了承した。
「後一人居るな」
この言葉に目が輝きだす、この国の王。
「言っておくが雪蓮。あなたの仕事は旅芸人ではなく、この国の王だからな」
「ぶーぶー。曹操の力を削ぐのも立派な王の仕事だと思うけどな」
「まあ隠密行動が出来る魅力的な女の子で、次点として思春お願い出来る?」
チャキ
刀を構え今にも飛び掛かる勢いの思春。
「待て待て待て、さっきも明命に説明したろ。隠密性が必要で魅力が有る女性だって」
854名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:19:47 ID:eWIEPRqt0
ラスト↓
855三教一致 7-7:2009/02/12(木) 22:24:44 ID:tUSvM5SqO
ますます身構える。
マジ斬られるかな?と覚悟を決めた時。
「面白そうだから、やりなさい思春」
「ですが!雪蓮様。いえ、…王のご命令であれば従います」
声からして渋々なのが丸解りなのだが、ここは俺の思惑に乗ってもらおう。
「これで敵の志願兵をこっちに誘うの?」
「それは止めた方がいいかな、あまりにやりすぎると本格的に阻止活動になりかねない。嫌がらせぐらいがいいんじゃないかな?」
しかし、さっきから思春の殺意が……いや気がつかない振りをしよう。
そしてここに対曹操徴兵妨害作戦が計画・実行に移された。
主な任務は曹操軍の徴兵妨害、次に州内における自軍の徴兵活動。
基本活動は。
明命は諜報活動の合間に、敵地深くでゲリラライブ。
思春は偵察等の合間に、州境の周りを基本敵地寄りにゲリラライブ。
作詞・作曲を穏と亞莎。
歌・音程の特訓に冥琳。
衣装デザインを蓮華にて特注品。
振り付けをシャオが担当。
作戦が行動に移る。
が、作戦現場はおろか訓練風景すら見せてくれなかった。
話を振ろうものなら二人係りで気絶させられた。
いつか見てやると決心した一刀である。
練習風景をまたまた見掛けた、恋とねねの感想が。
「……不思議」
「なんなのですか、あれは」
だった。
856名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:32:25 ID:tXA/SPro0
しえん
857名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:33:02 ID:WfI2iUNc0
呉レンジャイか
858名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:34:11 ID:tUSvM5SqO
「にゃー(支援ありがとうございます。後、お目汚し失礼しました)」
「珍しく順調ですね、一刀十三号」
「にゃー(すべては風様のお陰様ですかね)」
「出番はないですがねー」
「にゃー(そろそろ火炙りネタやめません)」
「まあそれも今、考えてるバレンタインネタ次第ですかねー」
「………………」
「何故黙るのですか、馬鹿猫」
「にゃー(何故火を着けるのですか風様?)」
「それはですね〜馬鹿な猫を焼くためなのですよ〜」
「にゃー(お疲れ様ーでーすー。バレンタインネタいる?)」
859名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:43:56 ID:1Il1LlsIO
>>858
投下乙

バレンタインネタ?
もちろん要りますよっと
860名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:47:38 ID:32kiIUY00
明命と思春は大勢の前で、ましてやアイドルとして歌が歌えるキャラの性格をしていないのがおもしろい。
恥ずかしがってライブにならなそうw
861名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:49:10 ID:n6JD2f950
愛・覚えてますか
862名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:51:40 ID:aJmJn/lh0
あっ(りがとうございま)したーー!センパイ達
863名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:53:16 ID:/P7P+agd0
実はそういうのがかなり好きでノリノリの明命と、

半ばヤケクソで開き直る思春。
864名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:54:58 ID:1Il1LlsIO
明日は13日の金曜日か……
865名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:59:13 ID:4oNSYIBR0
>>860
ゲリラライブは蜀との合同で星・白蓮・詠等にも協力。
その結果、三国対抗歌合戦はOK
866名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 22:59:37 ID:EXdNqDYO0
ホッケーマスクを被った北郷一刀に、次々と襲われる乙女達ですね。
867名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:01:36 ID:uPoYq/xR0
どこぞの湖にレジャーにやってきた一刀とヒロイン達。お約束通り襲い来るジェイソンさん

…………どう考えてもジェイソンが死ぬな
868名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:02:35 ID:AlVxIAnd0
仮面を付けて皆を驚かせる一刀と暴走する愛紗。
悪乗りして推参する華蝶仮面に暗躍する孔明の罠。
収集つかなくなりそうだ。
869名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:05:56 ID:EXdNqDYO0
最初に姿を消した北郷一刀。
翌朝、それぞれが目を覚ますと、そこには白濁まみれになって虚ろな瞳をした桂花の姿が……
870名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:14:27 ID:1Il1LlsIO
映画「マスク」見たいに謎の仮面を拾い付けた一刀。


すると性格・身体能力が一変(性的な意味で)
天下無双となった一刀は武将達に襲い掛かる!(性的な意味で)


みたいな妄想が浮かんできた。
871名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:14:33 ID:8eI5HZN30
また桂花か!
872名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:15:11 ID:jlB1IKER0
>>869
なんて事にならないためにも処刑よ!

と息巻く桂花を2秒で妄想した俺はもう頭おかしくなってるな
873名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:17:51 ID:WfI2iUNc0
真桜にチェーンソーを作らせて見ました
http://www.tinami.com/view/56230
これか
874名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:25:44 ID:PMCL+G380
>>861
明命がフラレるワケが無い。
875名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:32:12 ID:BeW6Lgey0
>>866
なんだ。
いつもと大して変わらんじゃないか。
876名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:39:22 ID:uPoYq/xR0
>>874
最近は両方取るのが主流らしいぞ
877名無しさん@初回限定:2009/02/12(木) 23:50:56 ID:8eI5HZN30
>876
中に誰も居ませんよ・・・
878名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 00:36:19 ID:Ps+6tHRZO
>>858があるってことは>>855で終わり?
確かに7/7だが、、、なんかコンサートで張姉妹とコラボ盛り上がりあるかな〜なんて期待したりして
まあとにかく乙
879名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 00:40:54 ID:jJPN3QPI0
>>876
き〜み(一刀)はだ〜れとキスをする〜、わ〜たしそれとも〜あ〜の娘〜それとも〜あ〜の娘〜それとも〜あの娘この娘その娘(以下武将の数だけ

こうだな
880名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 00:48:37 ID:17qs7nzC0
ワロタw

霞は貰っていきますね
881名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 00:54:43 ID:QjyvppD90
でももし事故かなんかで頭打った一刀が
ド真面目な堅物になって女性に一切手を出さなくなったなら
なんだかんだで多分ほぼ全員が元の種馬ちんこ太守に戻す方法を探すだろうな
882名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 00:56:52 ID:LArlVARE0
ぼくはきれいな一刀
883名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 01:00:05 ID:VIrvOaPK0
>>879
全員の一択以外ありえんのが一刀さんの凄いところだ

>>881
CDドラマとかFDでやって欲しいシチュだな
884名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 01:02:35 ID:MqnS4BK50
>>881
誰か一人だけを恋人として他のやつには見向きもしない一刀とかも面白そう
885名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 01:18:25 ID:8J6V2CXk0
>>884
もしその相手が璃々だったら…
886名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 01:29:32 ID:CQQVwXGo0
そんなの最早オリ主と変わらないじゃん
887名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 01:30:54 ID:txYLsLeK0
>>885
光源氏計画
888名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 01:43:58 ID:JeJYRYjE0
>>881
蜀:武将たちのテンションがダウン。戦いにも集中できなくなって滅亡の危機
呉:子種を入れる奴がいなくなる。子孫が出来ないので滅亡の危機
魏:桂花が喜ぶ。滅亡のき……あれ?
889名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 01:47:44 ID:MqnS4BK50
>>886
いやいや…だからみんなして記憶を戻そうとするんじゃないの

桂花「ち…ちがうんです華琳様!この全身精液男!さっさと離れなさいよ!!」
一刀「ああ…桂花。そんなつれないこと言って、本当は俺に抱かれたいんだろ?」
桂花「ヒッ…き…気色悪い。もういやぁぁ。」
華琳「春蘭!秋蘭!この馬鹿の目を覚まさせるわよ!…というわけで脱ぎなさい二人とも。」
秋蘭「御意!北郷をこのままにはして置けませぬ。」
春蘭「ハッ!…………て…え?ま…まさか此処でするんですか!!」
890名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 01:58:19 ID:LArlVARE0
  記憶喪失になった一刀、桂花が自分を敵視している事を察して距離を置く
→たまに顔を合わせても、遠慮がちの挨拶と愛想笑いをするだけの一刀
→なぜか以前よりも一刀に対するイライラが増す桂花、
  避けられるとかえって不快だわ、今は無害なわけだし普通にしなさい
→だが、近くで会話等をするとさらに酷い違和感に襲われる桂花
→「早く元に戻りなさいよ、馬鹿…」とつい本音が出てしまう
891名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 02:01:21 ID:/inzlXcH0
桂花はほんといいキャラだなぁw
892名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 02:11:47 ID:tJEVrz3T0
よし、桂花の次は記憶喪失一刀にスルーされるようになって病みだす蓮華を
893名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 02:16:08 ID:x+LK1deW0
>>892
可哀想すぎるってのw
894名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 02:49:26 ID:3osbZ425O
13金ネタかあ。
一刀(性的)・愛紗(般若)はお約束。
アイスホッケーマスクの上に華蝶マスクを着ける、闇華蝶仮面?
肉体的には貂蝉・卑弥呼?
13金の設定。虐められ泳げない少年が溺れて死亡、怨念がジェイソン。
不遇な扱いに無念の死……
13日の金曜日・華雄、洛陽に行く?
895名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 07:55:00 ID:74O6jpkG0
>>892
よーし頑張ってみる
896名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 08:02:00 ID:3osbZ425O
>895
頑張んないで
897名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 08:03:35 ID:IsrS0Dpt0
がんば
898名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 09:39:32 ID:lnH2kEgz0
そういや恋姫の女の子達って普通に人殺してるんだよな。
恋にいたっては万の数殺ってるかw
899名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 09:47:30 ID:oBEtknlX0
記憶喪失ネタといえばこれだな。GS美神ネタ。
記憶の無い一刀に、みんながみんな自分に都合のいいことを事実として教えようとするが。

一刀「待ってください! あなた方、それは本当に全部、事実ですか!?」
全員「うんっ!!」

一刀「しかし、すべてを信じるとすれば僕は――
   恋人がありながら幾人もの女性に手を出し、金遣いが荒く仕事も何もかもいーかげんで、
   そのクセ人格者でまじめで禁欲的で何にでも一生懸命という
   わけのわからない人間になりすますよ!?」
全員「うっ…」

一刀「そこの君!! どっちが本当なんだ!? 前半!? 後半!?」
愛紗「えっ…!! そ、それはもちろん、前…いや… こ…後半……(かな?)」
一刀「なぜ目をそらす?」
900名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 09:52:46 ID:+SmY9Tuc0
>>899
魏√だと見ようによっちゃ全部当たってるのか
901名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 09:54:32 ID:h6oRd8Q50
普通に全員手を出してるんだから
案外そこに違和感は感じないかも
902名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 10:34:02 ID:Ps+6tHRZO
>>899
おお懐かしい横島だっけ?
後半のラブラブ展開はさすが留美子の愛弟子だよな

「このさい?もう?(怒)」
あたりはネ申
903名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 11:25:41 ID:SP3WIMV9O
都合良い事教えるなら
「私はあなたの恋人です」やら
「妻です」
って良いそうだけどなw
904名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 11:27:15 ID:SP3WIMV9O
良いそう×
言いそう○

小蓮とかあたりが「シャオは一刀の妻なんだよー」みたいな
905名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 11:44:40 ID:E0ka2wjY0
桂花「あなたは私の下僕なの! え? いつから? そ、そうね、生まれた時からだったかしら。
    美しく聡明で優しい私が、華琳さまの一番忠実で重宝されているこの私の犬だったの。
    わかったら返事をしなさい、一刀!」

みたいな
906名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 11:51:23 ID:bACRXpeP0
>>890
→全身孕ませ男が女に手を出さないはずが無い
→何で手を出さないのよ……
→一刀に手を出させるため桂花の戦いが、今、始まる……
907名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 11:54:06 ID:3+ym1t4NO
桂花は
「なに寝ぼけた事言ってんのよ!さっさと記憶を戻しなさいよ、この全身精液白濁男!!」って感じで殴りそうだけどな。
908名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 12:47:48 ID:p7p7DhpxO
記憶喪失の状態でんな呼び方されたら絶望しそうだw>全身精液白濁男
909名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 12:59:02 ID:QW9Y1Omt0
一刀「責任を取って結婚します!」
910名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 13:03:15 ID:QW9Y1Omt0
ああ、良いなこのネタ。自分で使おう。
911名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 15:12:06 ID:J+QBd5QZ0
精液といえば皇帝液
皇帝液といえばランス
ランスといえばがははグッドだー

よし。クロスオーバー書くか。
912名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 15:51:29 ID:VamVonrW0
>>911
クロスオーバー書くのはイイが、ここには投下しない方がイイかもしれん。

913名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 16:40:56 ID:J+QBd5QZ0
>>912
>>1に、特殊ジャンルは事前に告知ってあるけど、あんま好まれない感じ?
914名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 16:53:10 ID:LArlVARE0
聞くんじゃなくてまとめサイトとか見てスレの傾向判断しろよ
915名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 16:55:54 ID:oBEtknlX0
俺の考えるクロスオーバー物が好まれない理由。
・クロス先のファンが来て、恋姫無双と関係の無い話題(元ネタ談義など)が展開する恐れがある。
・クロス先元ネタ知らない人にはどんな良キャラもオリキャラ同然。
・クロス先キャラが異常に活躍・モテる等があると恋姫世界観が破壊される(と見えることもある)ため。
・特に、所謂NTR展開が発生した場合は阿鼻叫喚の惨劇が予想される。
・上記等の理由でクロス物を好まない、『声の大きい人』でスレが荒れる。
・それに対して『嫌なら読むな』でさらに荒れる。

ルール上『絶対に駄目!』とは言われていない。だが好まない人もいることもたしか。
だから某所などクロスオーバー物を好む人が多くいるところに投下するのが、
作者にとっても読者にとってもよい結果になるのではないかと思います。
無論、ここに投下するのも自由です。
916名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:08:56 ID:poEZ1yGL0
>>913
好まれてたら事前に告知なんてガイドライン出来ないよ
好まれてないから読まずに済むように告知してくれってこと
917名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:10:01 ID:xQR3iWO00
918名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:12:27 ID:3+ym1t4NO
まぁ告知しても叩くやつ出てくるけどね……
919名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:33:03 ID:YemlNKUW0
ランスはなぁ・・・、怠けてLVダウンしたランスでも無いと無双になってしまう
ランスアタックですらクレーター出来るし、それ以上の鬼畜アタック使えるランスを呼んだ日にはもう・・・
920名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:36:53 ID:mLO4+pzy0
主人公入れ替え型のクロスは苦手かなぁ……
一刀結構好きだし
921名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:39:04 ID:40uO+/hG0
こうしてみるとちんこさんってエロゲ主人公の中ではかなり好かれてるほうじゃね?
922名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:41:18 ID:poEZ1yGL0
こうしてみなくても散々工作板で言われてるじゃないか
923名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:46:48 ID:5tJNEYEI0
一刀さんと白銀武はエロゲ二次創作世界で中々好かれてる主人公だな。
924名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:47:40 ID:TD3fA64u0
>>913
まーここには投下しないほうが何かと無難じゃない?
915が言うとおり、理想郷とかもあるんだし
925名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:53:06 ID:I64Q5SDgO
>>924
理想郷ってどこさ?
926名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:57:16 ID:3+ym1t4NO
アルカディア
927名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 17:58:14 ID:0JnxAtIy0
>>925
それくらい『理想郷 ss』でググれ

928名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:01:22 ID:74O6jpkG0
ん〜
一刀記憶喪失で蓮華病まないような気がしてきた。
精々シャオ辺りが「一刀は私の夫なんだから」とか言うぐらいの様な気がする。

やはりここは魯粛風に疫病で逝ってもらうべきか
929名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:06:59 ID:AxUFHiQP0
元気になぁーれぇええーーー!!!
930名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:17:15 ID:quwiffijO
今に限った話じゃないけど、「○○は需要ある?」とか「△△はスレ的にアリ?」とかの質問って全く意味が無いと思う
2chの普通のスレにだって「半年ROMれ」みたいな言葉があるのに…
931名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:38:39 ID:+o930jKX0
そうは言ってもせっかく来てくれる職人は大事にしないといけないっつージレンマもあるけどね。
恐る恐る桃香したSSが大人気になった、なんてどこのスレでもある事だし。
932名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:42:39 ID:qT8YYyvn0
恐る恐る桃香するというと、桃香の格好を焔耶がついしてみちゃったりとかそういうのですね。
933名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:44:36 ID:poEZ1yGL0
そういうのがあるのはいたって普通のSSの場合だけどな
もともと嫌われてるジャンルで大人気なんて夢のまた夢
934名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:54:10 ID:yYMVXSwr0
安西先生、桃香メインのSSが読みたいです……
935名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:59:25 ID:QW9Y1Omt0
諦めたらそこで桃花終了だよ
936名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 18:59:56 ID:QW9Y1Omt0
桂花が混ざったorz
937名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 19:00:36 ID:mLO4+pzy0
おっぱいのおおきい桂花か
938名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 19:00:58 ID:+o930jKX0
桃香×焔耶ってのもあんまり見ないジャンルだよな。
っつーか桂花の人気だけはガチ。
939名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 19:02:19 ID:Ps+6tHRZO
なぜあんなに人気あるの?
940名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 19:02:31 ID:h6oRd8Q50
>>938
そんな愛紗×霞みたいなじゃんるはええねん
941名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 19:09:56 ID:p7p7DhpxO
>>932
似合わなくて独り落ち込む焔耶を想像して萌えてしまったんだがどうしてくれる
942名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 19:11:04 ID:YemlNKUW0
桂花はキャラがハッキリしてるし、最後までデレなかったし、キャラが濃いのが多い魏だし、
ここで一番初めにハジけたキャラだしと、色々とポイントがあるからじゃね
デレさせることもツンのままでいさせることも作者次第で出来るしね
943名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 19:27:56 ID:Ns++JV+d0
個人的には真ネタがメインになった頃の子持ち桂花SSと
たね
うま
にやられたな。
本編のトムジェリ的やりとりやアホ賢いとこも気に入ってるけど。
944名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 20:18:45 ID:V1mgHrZd0
>×月◎日
>やっと 涙が ひいた でももうあえない
>あしたからもうわるぐちをいってやることもでき ない
>
>
>△月☆日
>ひどい ひどい いまごろかえって きた
>ひどいおんなごろし

ホントもうね・・・萌え過ぎて死ぬかと思ったわ
945名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 20:42:41 ID:+o930jKX0
見て来た。
たね
うま
上手過ぎだろw当時はさぞ絶賛されてたんだろうな。
946名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 21:08:43 ID:wPdaowJW0
本当にあれは上手かったよなw
オチといい桂花の心境といい
947名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 22:04:11 ID:sJJiy5Ga0
埋め
948名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 22:20:33 ID:Ns++JV+d0
何で次スレが立ってないのに埋める?
949名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 22:24:09 ID:mLO4+pzy0
埋伏の毒
950名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 22:37:29 ID:V1mgHrZd0
>>948
どんな奴にだって、初めてで勝手が分からないことはある・・・
種馬にだって、童貞の時代があったはずだ。
しかし、奴にとって最初のHシーンが桂花というこの事実!
9511レス小ネタ:2009/02/13(金) 22:44:43 ID:qUvdjuUE0
ある日、美羽が七乃と雪蓮を随行させて、城壁から城下を眺めていた。
そこで美羽が一言。

「ここから蜂蜜を落としたら、きっと民は大喜びするのじゃ」

すると、七乃がこう言った。

「美羽様、金貨が落ちてきたら、民はもっと喜びますよ」

これを聞いた雪蓮は、突然美羽を城壁から突き落とす。
仰天した七乃が雪蓮を糾弾すると、雪蓮は涼しい顔をして答えた。

「あいつが落ちたら、孫呉の民が大喜びすると思って」
952名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 22:47:25 ID:iI18e5HV0
嫌がらせや確信犯の可能性の方が高いのにキミはどれだけお人好しなんだよw
953名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 22:51:16 ID:Ns++JV+d0
>>951
3週間くらい前にその手のジョークネタが連発されてたの思い出したw
954名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 22:58:49 ID:qUvdjuUE0
>>953
実を申し上げれば、あれらのほとんどは俺が濫造していたのです。
955名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 22:59:29 ID:TD3fA64u0
>>953
いや、ただの早漏と言う可能性も…
956名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 23:00:24 ID:TD3fA64u0
間違った
>>953じゃなく952
957名無しさん@初回限定:2009/02/13(金) 23:03:46 ID:Ns++JV+d0
>>954
本人かw
あのシリーズ結構好きだったよ
958名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:02:20 ID:GUK0I5Qy0
バレンタイン投下、一番乗り、いくぜ!

大丈夫、だよね?
959名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:04:17 ID:7YICy8+m0
ああ、いいんじゃないか
960名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:04:21 ID:OG579Mwk0
オッケーかも〜ん
961呉の終わりからバレンタイン:2009/02/14(土) 00:04:28 ID:GUK0I5Qy0
 大陸を二分する二つの大国。
 一つは天の御使いを擁する孫呉、そしてもう一つが、
 
「『ぱいずり』って言葉が、天の国にあるらしいよ」
 
 平和を愛し自由を尊ぶ桃香さまが治める我等が蜀。
 天下二分の計が功を奏し、大陸全土を襲った動乱を過去のものとしていた。
 しかし油断は許されない。
 いくら同盟を結んだとは言え、平和を一番と考える蜀は、隙あらば呉の領土に攻め込む用意があるからだ。

「ぱいずり……ああ、ぱいずりですな。アレはよい物です」

 はいはい、趙雲る趙雲る。
962呉の終わりからバレンタイン:2009/02/14(土) 00:05:38 ID:GUK0I5Qy0
 我等が誇る蜀は、それはそれは平和だった。
 失業率、死亡者、貧富の差、それら悉く全てに置いて呉を大きく突き放す程平和であり、なにより桃香さまの頭が平和だった。羨ましい限りだ。

「それでね、行商の人に他にも教えて貰ったんだけど、『ふぇらちお』とか……『ばれんたいん』とか」

 大事な首脳会議も、平和だったら雑談と変わらない。それに文句が出ないのも平和だからだ。
 きっと養分が胸へ流れているからバカみたいに肥大して、その癖詰まってるのは平和かメンマ。メンマ大国蜀の都は、メンマ生産率大陸一です。

「えっと、ばれんたいんって言うのは、大切な人に『血夜胡』を贈るんだって」

 話の流れはあらぬ方へと進んでいるが、今この場にてそれを咎める者もなく。
 そして私と言えば、大都督として名高い彼の世界の話を聞いてみたいと、そう思っていた。
 そう、思ってしまっていたのが、そもそもの間違いだったのです!
963呉の終わりからバレンタイン:2009/02/14(土) 00:08:21 ID:GUK0I5Qy0
「そこで! 血夜胡って言うのを再現してみたの!」

 ところで、いつも平和なこの国で、たった一つだけ、どんな誤魔化しも効かないそうでないものが存在する。

「一人じゃ皆の分用意するの難しかったから、愛紗ちゃんにも手伝って貰ったんだ」

 それは往々にして、なにかをやり遂げた風ににこやかな笑みを浮かべる愛紗さんの姿が確認されているとかいないとか。
 例えば、今のように。

「何分、耳にした事だけを頼りに作ったから、うまくできているかはわからんが……自信はある」

 全く、知らないとは幸せなことだ。義姉妹でありながら、桃香さまは蜀の最終兵器の実態をご存知ないらしい。
 だが私は知っている。知ってしまっている。アレがどれほど恐ろしいかを。知ってしまっているんだ。

「じゃあ、皆に行き渡ったし、食べてみてくれるかな?」

 そして、湿った土の色をしたできの悪い心臓が、私に手渡されたのだった。

「天の国では心の臓を『はあと』と呼び、血夜胡とやらはその形を模すらしい。ふふん、完璧だろう?」

 脈動し液体を吐き出すそれを自慢げに披露する製作者を尻目に、口の中で思いつく限りの平和でない言葉を転がす。
 どうせ後一回使えば、次に使えるかわからないんだ。読んだだけでついぞ機会のなかった卑猥で淫猥な単語を繰り返す。
 声にならない言葉を叫び続けた。これが友情の証で、後悔を少しだけでも減らせると信じた。
 
「もしかして……食べたく、ない?」

 涙を飲み込んだ。嗚咽を飲み込んだ。泣き言も、言い足りない猥褻な言葉も、ついでに血夜胡も飲み込んだ。
 刹那、意識が遠のく――
964名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:08:35 ID:OG579Mwk0
支援
965呉の終わりからバレンタイン:2009/02/14(土) 00:09:59 ID:GUK0I5Qy0
「すっご〜い! 流石愛紗ちゃん! 天にも昇る美味しさってやつだね!」
「と、桃香さま、そのように褒められてしまいますと、いささか照れてしまいます……」

 薄れ行く意識の中、二度と目覚めないのではないかという恐怖に怯えながら、もし次があるのなら絶対に呉に行こうと、平和な二人の会話を聞きながら、雛里は思った。
 

 蜀は、今日も変わらずとても平和だった。
966名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:12:34 ID:GUK0I5Qy0
以上、蜀が大好きな自分の投下でした。支援ありがとうございます。

こんなでも投下されたんだから、皆もがんがん投下しまくるといいと思うよ!
967名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:13:50 ID:OG579Mwk0
>>966
乙〜

ついでに次スレ
恋姫†無双〜ドキッ☆乙女だらけの外史演義〜 9
http://set.bbspink.com/test/read.cgi/erog/1234537986/
968名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:20:18 ID:qfvlbKj90
糞vistaがプログラムの更新完了とかで強制再起動しやがった
お陰で書き掛けのSS半分くらい消えて茫然自失中
まあ半分といっても所詮一話の半分だが
969名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:28:27 ID:OG579Mwk0
ふつうは手動更新とかインスコは手動とかにしてるもんだがVistaは出来ないのか?
970名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:28:34 ID:A/R9zhh70
>>968
なんというご愁傷様。パソコン恨まずゲイツを恨め。
971名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:31:21 ID:QTAfVG+z0
ある日の夕食時

秋蘭「こうして4人だけで食事するのも久しぶりだな。」
一刀「そうだな。仕事だの何だので忙しかったからな。」
華琳「ええ、おかげであなた達を可愛がることもできないわ。」
一刀「……えっと、そうだっけ?」
華琳「…ああそうね、貴方は毎晩お盛んだったかしら?(私は誘ってくれないくせに)」
一刀「べ…別に毎晩ってほどじゃないよ(二日に一回ぐらいだけど)」
華琳「では毎晩ではないけどしてるものはしてるのね?」
一刀「…ぐ、それは否定できないけど。」
華琳「昨夜は誰とお楽しみだったのかしらね?フフフ。」
春蘭「だだだ誰とだなんてそんな。」
秋蘭「華琳様。せっかくの料理が冷めてしまいます。その話は後にでも。」
華琳「ええ良いわ。あとでじっくり聞かせてもらいましょう。」

十分後

春蘭「むふふ〜かぁ〜ずと。(すりすり)」
一刀「春蘭、お前酔ってるのか?(って華琳がジッとみてるし)」
華琳「ねぇ一刀。今、春蘭があなたの事『北郷』ではなく『一刀』って呼んでいた気がするのだけど?」
一刀「い…いけなかったか?この前、華琳が呼んで良い言っていたからじゃないのか?」
華琳「ふ〜ん、それにしてはずいぶん仲良さそうにしてるじゃない?」
秋蘭「お…おい姉者!『北郷』が困っているではないか?」
春蘭「ん〜どうしたのだ秋蘭。お前もいつもみたいに『北郷』ではなく『一刀』と言えばいいではないか?」
華琳「なるほど、春蘭だけでなく秋蘭ともねぇ。」
秋蘭「あの、そのち…違います華琳様。確かに『一刀』と呼ぶときもありますが、あくまで『我々だけ』の時だけと…ハッ。」
華琳「語るに堕ちたわね秋蘭。一刀!私を除け者にしてずいぶん楽しんだみたいねぇ。」
一刀(ガクガクブルブル)
華琳「夜になったら3人とも私の部屋に来なさい。たっぷり可愛がってあげるわ。」
972名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:31:58 ID:QTAfVG+z0
おまけ

春蘭「どうしたんだ二人とも?せっかく華琳様がお呼びになったんだぞ♪」
一刀「楽しそうだな春蘭。酔っていたから華琳がどんだけ怒っていたか知らないんだな?」
秋蘭「いや、姉者のことだ。華琳様に呼ばれたという事実だけしか理解していないんだろう。」
一刀「はぁ〜。春蘭のそういうとこは羨ましいよ。」
秋蘭「同感だ。」

春蘭「華琳さまぁ春蘭ですよ♪入りますよぉ♪」



流れ考えずにごめん。思いついたら書いていた。でも後悔はない。
973名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 00:44:56 ID:qfvlbKj90
>>969
確認メッセージが出たからおk押す前に一旦保存しようとしたんだが、それより早く勝手に再起動掛かった
974名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 01:00:27 ID:/ZYbxMB20
>>966
乙。成仏しろよ、雛。
>はいはい、趙雲る趙雲る。
これがどういう意味か分からない自分はまだまだらしい

>>972
乙。うむ、やはり夏侯姉妹はいいものだ。
特に酒が入った春蘭は。
975名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 01:02:33 ID:q7SAgvp50
>>974
「趙雲る」とかいて「しったかぶる」と読むんだろう。
976名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 01:08:05 ID:ICP3+QVI0
>>972
 いや、面白かった。やっぱ夏姉妹はいいね。
んで羨ましいのにそれを表にださない(けどバレバレ)の華琳
とか可愛すぎだろうjk。
977名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 01:08:38 ID:1/Rh8ZdHO
>>974
アンソロネタ
978名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 01:09:26 ID:C3MZiFFp0
>>968
自動保存がついてるエディタ使えば安心だぞ
979名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 01:42:09 ID:M/Dt+1+A0
フリーで自動保存ついてるエディタある?
980名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 01:56:22 ID:TBtNh1GC0
sakuraエディタ
981名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 03:16:20 ID:arD6NJvKO
とりあえず埋めちゃった方がいいのか?
982名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 03:19:57 ID:6CqwrhRq0
夏侯姉妹いいねぇ〜

ところでアンソロって手を出したことないんだけど面白いのかなかな?
983名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 03:21:03 ID:M/Dt+1+A0
>>980
早速試してみる

>>982
まとめにレビューあるぞ
984名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 03:23:17 ID:QHXGRhhK0
まとめサイトのF&Qくらい見れ
985名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 04:00:00 ID:6CqwrhRq0
そういえばまとめサイトのFAQの中って見た事がなかった
レビューがあるとは知らなかった……
ありがとう
986名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 04:04:23 ID:arD6NJvKO
やたらエラー(502)が出るのは何故?
987名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 04:51:06 ID:7JCpO017O
orzビューアーとか使ってるからじゃね?
988名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 06:51:21 ID:arD6NJvKO
なのかな?今日になったらやたらエラー。
989名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 10:06:25 ID:gZ0Eh/uc0
埋め
990名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 10:17:23 ID:tUy08YJD0
埋め支援
991名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 10:37:30 ID:mTqjy9FB0
埋めるか
992名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 10:42:42 ID:NR7tBgKR0
園丁†無双のみなさ〜ん、埋めちゃってくださ〜い
993名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 10:46:59 ID:bLZ+Pyg70
994名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 10:49:17 ID:/ZYbxMB20
まとめサイトの人、>>971のまとめのタイトルが>>958のまとめのタイトルと同じになっております。
995名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 11:13:52 ID:LTY9Mg0u0
ume
996名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 11:30:29 ID:y8bzrA2p0
外史スレの埋め龍、いざ!!推して参る
997名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 11:52:14 ID:2kgxgrWi0
梅梅
998名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 11:53:32 ID:6Qo1V2U60
梅の季節
999名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 11:56:44 ID:MhfQqC3S0
>>1000
なら翠は俺の嫁
1000名無しさん@初回限定:2009/02/14(土) 11:57:04 ID:MhfQqC3S0
ぎゃぼー
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