【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ9【つよきす】
「おーい! なごみー!!」
俺はなごみを呼んだが返事は無い。
家の中にはなごみはいなかった。
いくら呼んでも、いくら待ってもなごみは現れない。
その時、人の気配がした。
「なごみ!?」
そこに立っていたのはなごみだった。
「なごみ。いるんだったら……」
「センパイ。私は夢を叶えるためにここを出て行きます」
「なごみ……? 何言ってるんだよ?」
「センパイ、さようなら」
そして、なごみはこっちに背を向けて走り出した。
「なごみ? 待て! どこに行くんだよ!?」
俺はなごみを追いかけたが追いつけない。
そして、いきなり目の前が真っ暗になった。
「さようなら……」
「うわあぁ!!」
ここは俺の部屋。俺のベッド。朝になっていた。
体中汗だらけだった。
「センパイ? 大丈夫ですか?」
隣にはなごみがいた。夢だったんだ……。良かった。
そしてまた今日が始まった。
――Chapter1:幸せな時間――
「センパイ! お帰りなさい!」
大学から帰った俺を迎えたのは、妻……じゃなくって、恋人のなごみ。
まあ、事実上同棲状態なのだが。
そして俺となごみは「おかえりなさいのキス」をした。
今、乙女さんはこの家にはいない。大学進学とともにこの家を出て行った。
たまに遊びに来たりしていたが、最近はあまり連絡を取っていない。
来春、小学校教師になるらしいのだが。
乙女さんが家を出て行った後、なごみが同棲するようになった。
なごみの実家の花屋は現在、再婚した天王寺さんとのどかさんが営んでいる。
なごみは竜鳴館を卒業してから街の一流ホテルのレストランでずっと料理人の修行を続けており、
いつも帰りが遅い。
今日から3日間、なごみは久しぶりの休みをもらっている。
今は秋。
俺は大学3年の半ばを過ぎた。来年の就職活動を考えなければならない。
もちろん2人の夢を忘れたわけじゃない。俺は経済学を勉強中。
なごみはあと数ヶ月で二十歳になる。
「今日は、お鍋ですからね♪」
鍋の時期には早すぎる気がするが、まあいいか。
「……?」
いつも見ているはずのなごみの笑顔に俺は何故か違和感を感じた。
最近何かソワソワした印象を受ける。
……
「ふー。満腹」
雑炊までしっかりたいらげて満足。
なごみはそんな俺を見ていつも嬉しそう、いや、嬉しいのだろう。
「線の内側」に入った人間にはとことん尽くし、逆に外側には関わろうとしないなごみ。
なごみには悪いが、昔はそんなギャップを楽しんでいた。
だが、最近のなごみは少しずつだが性格が柔らかくなったというか、
「線の外側」の人間にも本来の自分をみせつつある。自分では気づいてないだろうが。
俺はそんななごみを見て俺は嬉しく思う。
「はい、センパイ。お茶どうぞ」
「サンキュ。……なごみ、そういや今日から3日間休みって言ってたっけ?」
なごみには休日はあまり無かった。
修行に明け暮れているにもかかわらず、家事はしっかりこなしていた。
しかしまあ、こんなにまとまった休みは久しぶりだ。
「え? あ、はい」
「そうか……。じゃ、明日出かけようか? 俺は学校もバイトも無いし」
「ハイ! じゃ、お弁当作りますからね?」
「楽しみにしてるよ」
「久しぶりのデートですから腕によりをかけちゃいますから!」
なごみは疲れているはずだが、可愛い笑顔を俺に見せてくれた。
次の日
俺となごみは東京へ遊びに行った。
支援ー
今日は日光がポカポカして気持ちいい日であった。
午前中は街をちょっとブラブラして、大きな公園で休憩をした。ちょうど昼時だった。
「センパイ、お昼にしましょうか?」
昼飯はもちろん、なごみの手作り弁当である。お手軽にサンドイッチ。
まさにデートの理想だ。つくづく幸せな自分は男だと思った。
手軽なサンドイッチといっても妥協しないのがなごみである。
どこで食べるサンドイッチよりも美味い。
午後は主に洋服店をまわった。
「センパイ、これどうですか?」
試着室から出てきたなごみが俺に評価を求めてきた。
パンツスタイルなのだが。似合うには似合う。だが大体そのスタイルなので新鮮味が無い。
「似合いませんか……?」
不安そうな顔でこっちを見るなごみ。そんな眼で見ないでくれ!
店内を見回した俺はある物を見てひらめいた。
「なごみ! これを着てみてくれ!」
俺は見つけた服を取ってなごみに渡した。
「これですか……?」
少し顔をしかめながら渋々試着室に戻るなごみ。
数分後。
なごみが試着室から出てきた。
(オオ―――!!)
黒いプリーツのミニスカートに、白い肩出しセーター。
極めつけは黒いオーバーニーソックスで絶対領域が出来上がった。
白い太ももが眩しい。
「コレ、変じゃないですか?」
「よく似合ってるぞ。なごみ」
「え? そうですか? えへへ」
支援
照れ笑いをするなごみ。以前は人前ではこんな表情は見せなかったのだが。
それにしてもまだ自分がどれくらい魅力的な外見をしてるのか分かってない。
「よし買ってやるよ」
「え? いいですって。私、多分着ませんし」
なんだかんだで、無理矢理買ってあげた俺。
そして、店から出たときなごみはその格好だった。俺がそのままでいてくれと言ったのだが。
なごみは俺の言うことは大体聞いてくれる。
いつもはスカートを穿くことなんてない。
2人で手をつないで歩いていると、街を歩く男がすれ違うたび振り返っている。
それぐらいなごみは美人だ。
「うぅ。肩が寒いですぅ」
今日は春並みに暖かいのだが、なごみは寒いらしい。
なごみは俺に引っ付くようにして腕を組んで歩いた。
何人もの道行く男達は俺を羨ましそうな眼で見ていた。敵意、殺意まで伝わってきた。
(クソ! 羨ましい)
(オトコの顔、イマイチじゃん?)
(俺の方がカッコいいのにー!)
ハッハッハ。何とでも言いたまえ。
――Chapter2:Dreamer――
夕方までデートは続いた。
そして、帰路についた。
松笠駅に着いてから松笠公園に寄り、俺達はベンチに座った。
時計は7時を指そうとした。
「めいっぱい遊んだな。さすがにクタクタだぜ」
「……」
「……なごみ?」
「え!? あ…何ですか!?」
「何だじゃないよ。……前からちょっと気になってたんだけど、
お前、何か隠してないか?」
なごみは下を向いてしまった。どうやら図星らしい。
ダテに4年以上付き合ってるワケじゃない。
まあコイツはすぐに感情が顔に出るから分かりやすいんだが。
「なんでもいいから話してみろよ。な?」
「……帰ってから話します」
なごみはスッと立ち上がるとさっさと歩いて行ってしまった。
急いで俺は追いかけた。
やはり、なごみは俺に隠し事をしていたのだろう。
ただ、簡単な問題では無いことはなごみの表情ですぐにわかった。
家に着いてから、簡単な夕食を済ませた。
それからリビングで、俺となごみは向き合って話を始めた。
「センパイ。これから話すことに驚かないで下さい」
「分かったよ」
一息ついてなごみは話し始めた。
私えん
支援♪
「私、料理修行で海外に行こうと思ってます」
え? そういうこと?
「へー? いいじゃん。行ってきなよ。いい機会じゃん。何日滞在するの?」
「2年です」
「ふーん。2年ね。思ったより短……って2年!!?」
「2年です。その間、日本に帰ることは出来ません」
「2年ってお前……。そんなまた……」
「一週間前、レストランのオーナーに呼ばれて、半年後にヨーロッパにある
同じグループのレストランへ修行に行かないかって。
新人を育成するために派遣する目的らしいです。
認められた人しか行けないそうなんですけど」
そういえば、なごみは上の方々に気に入られてるという話は聞いた事がある。
「向こうは3日間、考える時間をくれました。
行くかどうかは強制ではありません。
だけど料理人としてのスキルを高めるには、夢に近づくには絶好のチャンスなんです。」
この休みは考える猶予だったわけか。
「なら、行―――」
「私はセンパイのそばを離れたくない!!」
なごみは立ち上がって俺に抱きついてきた。
「私、いつもセンパイのことばっかり考えちゃうんです!
だから、だから……」
なごみは涙をぼろぼろ流して俺の胸に顔をうずめた。
「2年も離れ離れになったら、いつか心も離れてちゃいます!
そうなったら、私、私……。また……居場所を失くして……」
俺は何も言えなかった。
夢を追いかける代償を払う事になってしまうのかも知れないのだから。
俺にはなごみを引き止める権利は無い。
全てはなごみが決めることだ。俺はなごみの夢を邪魔するような事はしたくなかった。
俺は泣いているなごみをただ抱きしめる事しかできなかった。
それからなごみは疲れてしまったのかベッドに倒れこむとすぐ寝てしまった。
俺の横で寝ているなごみを見て俺は考えた。
俺はなごみに何をしてやれるんだろう。
本当に心は離れてしまうのだろうか?
2年もの間、全く会えない状態になっちまう。
別に海外に行かなくても料理人にはなれる。
しかし、それはなごみのためにはならない。
俺はもちろん離れたくない。だけど、なごみの道を俺が塞ぐわけにはいかない。
俺の答えは……。
俺は夢を見た。
料理人として働いているなごみの姿を見た。
だが、そこには俺の姿は無い。
俺は一人になってしまった。
俺は一人闇の中でうずくまっていた。
いつか見た夢と同じような状況だった。
ふざけるな!
俺はなごみと一緒に夢を追いかけるんだ!
だから……
支援?
シェーン
朝、眼を覚ますと隣で寝ていたはずのなごみがいなかった。
俺は慌てて1階に降りた。
まさか!?
だが、キッチンを見て俺は安心した。
「おはようございます! センパイ」
なごみは朝食の準備をしていた。
俺はなごみに近づいて、力いっぱいに抱きしめた。
「セ、センパイ!?」
俺は安心した。
俺は本当の自分の心が分かったような気がした。
「なごみ。行ってこいよ」
「そんな……? 私は、離れたくない……」
「俺はずっと待ってる。
なごみが帰ってくるその日までに俺は俺自身を磨いて待っている。
お前は料理人としての腕を磨いて、お前自身を磨いて、帰ってきてくれ。
世界を見てこいよ。だから、俺を信じろ。俺もお前を信じる。
お前の帰ってくる場所はココなんだからな?」
「センパイ……。ありがとう。私もセンパイを信じます……」
「俺はお前がいない人生なんて考えらんない。
だから、今度はしばしの別れだけど、俺の心はお前から離れることはないし、離れたくない。
俺はお前を愛してる。だから……」
あーあ。なごみの奴、涙ぼろぼろ流してるよ。
「俺と結婚しよう」
なごみは顔を上げた。
「本当、ですか……?」
「ウソ言ってどうすんだよ。ずっと一緒にいるんだったら2年なんて大したことないさ。
一生会えなくなるわけじゃない。ただ、ちょっと時間が空くだけだよ。
俺はなごみ一筋なんだからな。生半可な気持ちでこんな事言えるかよ!」
「センパイ! センパイ!」
笑顔でなごみは俺に飛びつき、俺は押し倒されてキスの嵐を受けた。
味噌汁の鍋がふきこぼれているのもお構いなしに俺たちは熱い口付けをし続けていた。
指輪の用意はまだだけど、今はこれでいい。
――Chapter3:みんな――
そして3ヵ月後―――
俺となごみは籍を入れた。
俺の親も、のどかさんも天王寺さんもすんなりと俺達の結婚を認めてくれた。
俺は学生結婚だ。大学の友達からえらく驚かれた。
一方、なごみは結婚する事をオーナーに伝えた時、オーナーはただ笑っていたという話だ。
式の会場はなごみが勤めているホテル。
結婚式の料理はこのホテルのレストランで作られたものだ。
なごみのウェディングドレス姿は本当に綺麗で、ただ目を奪われていた。
ホントに結婚するんだなと実感できた。
「なごみ……。すごく綺麗だ」
「えへへ」
なごみは気恥ずかしそうに微笑んでいた。
私えん
招待客の中には懐かしい面々が揃っていた。
推薦で大学に行き、陸上をやっているスバル。
専門学校を出て、ゲームクリエイターとなったカニ。
現在、ストリートを経てインディーズで音楽活動中のフカヒレ。
幼馴染の3人は一年に何回か会ってるのでそれほど変わったように見えない。
あいつらの中で変わった事と言えばスバルとカニが付き合い始めた事か。
まさかスバルがカニの事が好きだとは当時は驚いた。
今、この2人は東京で同棲生活を送っている。
姫を筆頭とする旧3−Cの面々は久しぶりなせいか皆変わったかのように見えた。
姫はポニーテールをほどいてロングヘアになり、とんでもないブロンド美人になっていた。
佐藤さんも髪をほどき、すっと大人びた雰囲気を持っていた。
今も2人は仲良く一緒に世界を飛び回っている。
浦賀さんは今は女子サッカー界に入り活躍中だ。
豆花さんは今も留学中で、東京の大学に通っている。
イガクリは地元の大学で野球を続けているらしい。
祈先生は今も竜鳴館で教師をしている。たまにそこら辺で会うこともある。
俺の親、のどかさん、天王寺さんはもちろん、なごみの同僚に上司、俺の友達なども来てくれた。
鉄家の人たちも来た。乙女さんとその両親と弟のタクマ、陣内さん。
披露宴の余興では、乙女さんは手品……のはずなのだが、びっくり人間ショーを披露していた。
『このロープを……ん? こ、この! ふん!』
ブチィィッ
何重にも巻かれたロープは一気にちぎられた。
会場からは別の意味でスゴイ歓声が。
詩宴
あれ・・・ちょっと遅かった?
「何やってるんですか……? 先生」
「あら対馬さん。絶好の機会なので小遣い稼ぎを。今月ピンチですので」
「祈は衝動買いしすぎだからな〜」
祈先生はいつの間にか占いで商売を始めていた。
呆れて注意もできなかった。
「あれ、フカヒレちゃう!?」
「ホントネ!」
フカヒレもギター演奏で余興に参加した。
元クラスメート達はかなり驚いていた。
インディーズで活動していると知らなかった奴は多かった。
少しカッコいいのが悔しい。
余興を終えると、記念撮影が行われた。
全員集合での撮影を終えると、それぞれが記念撮影を始めた。
俺となごみは旧友たちに囲まれ、記念撮影の嵐にあった。
「なごみん! 次は私とよ!」
姫がなごみの隣に立ったのだが、
「何処を触ろうとしてるのですか?」
「チッ、気付かれたか……」
「エリー、何もこんなところで……」
佐藤さんも呆れ顔だった。
「対馬! ウチと写真撮ってーな!」
「私とも撮て欲しいネ!」
俺は浦賀さんと豆花さんに両脇を固められ写真を撮る事になった。
すると後ろから殺気を感じた。
なごみが怒りの感情をむき出しにしていた。
(なごみ! ここは抑えてくれ! 頼む!)
その場は何とか乗り切った。
後でフォローするの大変だったが。
式も終りに近づいている。
今、女達(未婚)にとっての大イベント「ブーケ投げ」が行われようとしていた。
なごみの背後には殺気立った女達が何人もいた。
「オラー! ココナッツ! こっちに投げろー!」
「なごみん! 頼むわよ!」
「エリー! 人を押さえつけちゃだめだよ〜!」
「ブーケはウチが取ったる!」
「ぜたい私が取るネ!」
「椰子さーん、頼みますわ〜」
そして、なごみは天井まで届くほどに高くまでブーケを投げた。
落下点に急ぐ女達。しかし―――
「はぁっ!」
みんなの頭上を跳ぶ者が1名。
そしてブーケをキャッチした。そして一回転して綺麗な着地を披露。
そんな事ができるのは……乙女さんしかいなかった。
「ありえねー!」
カニが叫んだ。
「ぬかった! 乙女センパイがいたのを忘れてた……」
姫は脇にあったテーブルの足を蹴った。八つ当たりはやめろよ……。
そういえば体育武道祭のドッジボールの時、乙女さん、すごいジャンプ力だったなあ。
「ふっ。まだ衰えてはいないな。次に結婚するのは私だな」
「乙女〜、ついに我輩と結婚する気になったか〜!」
土永さんが乙女さんに向かって飛んで来た。
「私は人間としか結婚しない!」
「オウム差別だ〜!」
土永さんは泣きながらどっか飛んでいった。
支援!
何はともあれ、結婚式は終りを迎えようとしていた。
……
「のどか、どうしたんだい?」
「ちょっと調子が悪いのよ〜」
「ちょっと休んだ方が……」
「そうね〜……うっ!?」
「どうした?」
ドタドタドタ……
「あ! ちょっと! どこ行くんだ!?」
「!? 母さん!」
なごみはこの会場を急に出て行ったのどかさんを追いかけて行った。
俺もなごみを追いかけた。
会場の外の女子トイレの前で天王寺さんがあたふたしていた。
「どうしよう! のどかが……」
「母さん!」
なごみがトイレに入ろうとした時―――
「オエェェっ〜!」
「え……?」
………
一時医務室に運ばれたのだが……
支援
あの吐き気は「つわり」だったらしい。
本人が「なぜか」持っていた妊娠検査薬が陽性を示したのだ。
明日にでもちゃんとした検査を受けに行くとのどかさんは言った。
式が一時中断していたので、4人で会場に戻った。
会場のみんなが心配そうだったので、俺は事実を皆に報告した。
そして、一気に歓声が上がった。
ちゃんとした検査はまだなのだが……
「なんか向こうが主役になっちまったな(汗)」
「ええ……。でもいいんじゃないですか?」
俺はなごみと顔を会わせ、笑うしかなかった。
のどかさんと天王寺さんは嬉し恥ずかしそうに笑っていた。
なごみもそんなのどかさんの顔を見て嬉しそうに微笑んでいた。
――Chapter4:Believe――
挙式から3ヵ月後―――
式を挙げてから新婚旅行にも行ったし、俺の就職も内定した。
ただ、幸せで楽しい時間が過ぎていった。
だが、俺となごみの短い新婚生活が終わろうとしていた。
国際空港は出国する客で賑わっていた。
なごみは手続きを済ませた。俺はただその時を待っていた。
見送りにきたのは俺、のどかさん、天王寺さん、それに姫をはじめとする旧生徒会メンバー。
あと30分ほどでなごみを乗せる便の搭乗時間だ。
こんな状況でも「こいつら」のやる事は変わってなかった。
「オメーがいなくなるからせいせいするぜ!」
「何だと!? このカニミソが!」
なごみがカニの頬をつねっている。
「なごみ、そろそろ放してやれ」
「ハイ……」
カニを放したなごみ。カニは今にも泣きそうだった。
「なごみん、頑張ってきなさいよ!」
「椰子。お前の力を試す時だ」
「椰子さん。頑張ってきてね!」
「椰子! お前が帰ってくるまでにメジャーデビューするからな!」
ビッと椰子に指をさしたフカヒレ。
「期待しないで待ってますよ。先輩」
なごみはフッと笑った。
あの〜、皆さん。「対馬なごみ」なんですけど……
「おい、きぬ」
スバルは後ろにいたカニを引っ張り出した。
「……えーと。オメーが帰ってきたら次こそはギッタンギッタンにしてやるかんな!
まあ、泣いて尻尾巻いて帰ってくんなよ!」
なごみを見てみると、呆気に取られた顔をしていた。
まさかカニに激励されるとは思わなかったからだろう。
「みなさん、ありがとうございました」
なごみは深々と頭を下げた。
支援
脂嚥
「なごみちゃん。頑張ってくるのよ? 帰ってくるときは”妹”も一緒に迎えるわよ〜」
お腹をさすりながらのどかさんはニッコリして言った。
「なごみちゃん、行ってらっしゃい!」
天王寺さんも笑顔だった。
「行ってきます! ”お父さん”」
「私達はこの辺で〜。さあ皆さん行きましょう〜」
のどかさんは俺にアイコンタクトをしてきた。
そして、のどかさんはみんなを先導して帰って行った。
……ありがとう。のどかさん。
俺はなごみと2人きりになった。そろそろ搭乗時間だ。
俺はなごみに近づき、そっとなごみを抱きしめた。
周りは俺達に好奇の視線を浴びせるがそんな事は構いはしない。
「なごみ。サヨナラは言わないぜ?
お前が帰ってくる場所は俺の所だけなんだからな。行ってこい!」
「センパイ……じゃなかった。”あなた”、行ってきます!」
そして俺達は軽くキスを交わした。
俺はなごみを放したくない衝動にかられたが、必死で抑えた。
俺が放すと、なごみは後ろを向いて駆け出した。
―――なごみは必死に抑えてきた気持ちを一気に溢れさせながら搭乗口へ駆けて行った。
振り返ればレオがいる。だけど振り返れば決心が揺らいでしまう。
だからなごみは振り返らずただ涙を流し、走るしかなかった―――
なごみは行ってしまった。だけど俺は進まなければならないんだ。
また会う日のために―――
……
子園
しばらくして気が付くと俺の後ろには佐藤さんがいた。
「? 佐藤さん……」
「椰子さん、行っちゃったね……」
「ああ……」
「対馬君は寂しくないの?」
「寂しくないわけがないよ。
だけどあいつが頑張るんだから俺も頑張れる。だから大丈夫だよ」
「本当に大丈夫なの?」
「俺はなごみを信じてる。あいつも俺を信じると言ってくれた。
あいつとの夢を叶えるためにも俺は信じる」
「! 信じる事……か」
「相手をただ信じるだけ―――。相手の気持ちはわからないからな」
「……」
佐藤さんはそれから黙ったままだった。そして、
「それじゃあね。エリーが待ってるから」
「ん、じゃあね。佐藤さん」
佐藤さんはこちらに手を振って出口へ向かっていった。
……
「気は済んだ?」
「うん。もうスッキリしちゃったな」
「そう? 目の下が赤いけど?」
「もう。エリーったら……」
良美はリムジンの窓の外を眺めた。
(私が入っていく隙は無かったんだよね……。わかってはいたけど……。
あの2人は信じているから愛し合ってる。信じるから幸せでいられる。
私も人を信じるよ……。
対馬君―――)
彼女の一方通行の恋は本当に終りを告げた―――
……
そして俺は空港から出た。
上を見ると、なごみを乗せた飛行機が空高く飛んでいた。
これからお互い辛い日々が始まる。
だけど……
なごみにまた会う日のために俺……頑張るよ……
俺とお前の夢を叶えるために―――
支援
――Chapter5:それぞれの道――
なごみが旅立ってから1年ほど経った。
なごみは月に2,3回ほど手紙を送ってくれた。
内容は、嬉しかった事、辛かった事、何より会えなくて寂しいと。
国際電話をかけてきた事もあった。
俺と話せる事が嬉しいのか、はしゃいだ声だった。
たまに、帰りたいと言ってくる事があった。
辞めたいと言ってきた事もあった。
そういった時、俺はなごみを叱った。
「お前の夢への思いはそんなものだったのか?」
俺はなごみに問う。
そして、なごみはまた立ち直る。
そして俺は、
「俺もお前との夢のために頑張る。だからお前も頑張れ!」
と言って元気付けてやることしか出来なかった。
俺は、大学を卒業し、経営コンサルタント企業に就職した。
就職したのはいいが失敗ばかりの日々を送っている。
外食業界のノウハウを学び、将来に向けて奮闘中なのだが
辞めたいと思う事が何度もあった。
だが、向こうでなごみが頑張っているというのに俺がヘコたれてたんじゃ
あいつに会わせる顔がない。
俺も頑張る。そう約束したから続けられる。
俺の周りの連中もそれぞれの道を歩み始めている。
スバルは大学時代前半、スランプに悩まされたが、最後のインカレで見事日本一となり、
ついでに学生新記録を打ち立てた。そして、卒業後は実業団に入った。
カニは春に大ヒットしたゲームの開発に関わったおかげで、次回作の製作に追われている。
この2人は忙しく会う時間をなかなか作れずにいるがお互い支えあっている。
フカヒレはインディーズ部門のチャートでTOP5に入り、更に人気上昇中だ。
乙女さんは去年から近辺の小学校に赴任している。早くも人気教師となったらしい。
面倒見がいいし、優しいからね。子供を蹴ってなきゃいいけど。
姫と佐藤さんは相変わらず世界を飛び回っている。
拳法部の村田はこの前K−1に出ているのをTVで見た。
その隣には専属のカメラマンとして西崎さんがいた。
それと、なごみがいない間にのどかさんは女の子を出産した。
なごみの妹。つまり俺にとって義理の妹ってわけだが。
名前は「かなえ」とのどかさんが命名。
ちなみにかなえという名前は「望み、願い、夢を叶えられるように」
というのどかさんの子供を想う心からつけられた。
のどかさんと天王寺さんは早くなごみに会わせてやりたいと願っている。
当のなごみも妹に早く会いたいと言っていた。
みんな頑張っている。俺も頑張らないと。
5月に入ろうとしていた時。
今日は日曜日で一週間の疲れがどっと出て、ソファーの上でぐったりしていた。
入社して1ヶ月経つのだが、未だに慣れない。
夕方になり、夕飯の準備をしようとしたとき、携帯の着信音が鳴った。
カニからだった。
「もしもし。どうした?」
『レオ! いいからTVつけろ! チャンネルは……』
TVをつけてカニに言われたチャンネルにしてみると、画面にはなごみが映っていた。
「なごみ!?」
『そーだよ! ココナッツがインタビュー受けてんだよ!』
番組名は「世界に羽ばたく若者たち」という30分ほどの番組だった。
『さて、今日はレストラン○○○で料理人として修行をしている
対馬なごみさんを紹介しようと思います』
リポーターがなごみにインタビューを開始した。
なごみはリポーターの問いに淡々と答えていった。
『何度も辞めようと思いました。もう十分だろっ思ってしまう自分がいました。
ですが、夢のためにここに来たんだと自分に言い聞かせてそれを乗り越えてきました。』
『対馬さんは結婚なされてるそうですね?』
『はい。私の主人は夢を応援してくれてるし、
主人は一緒に夢を叶えるために日本で頑張っています。
また会う日のためにお互い頑張っています』
『最後に何か一言を』
『夢を目指すには支えてくれるパートナーが必要な時があります。
そのパートナーが人生のパートナーだったらなんて幸せな事だと思いませんか?
今は離れていますが、私は主人を信じていますし、主人も私を信じてくれてると思います。
夫婦は互いを信じるから愛し合えるのではないでしょうか?』
そして、番組は終了した。
いつの間にか、携帯の通話が切れていた。
そして、俺の頬には熱いものが流れていた。
――Chapter6:想い人――
機内アナウンスは間もなく国際空港に到着する事を告げていた。
2年ぶりに見た日本の景色。
私の鼓動は熱く高ぶっている。
いろいろ辛かった日々は一時終りを告げて、私は日本に帰ってきた。
2年という月日は私には永遠に感じてしまうほど長かった。
この飛行機は着陸体制に入った。
最愛の男性(ひと)はあそこにいる。
一分一秒忘れた事などない。
私の支えとなってくれている男性。
手続きを終えて、私は自然と早足になっていた。
この先にいるのだろうか?
もちろん、到着時間は伝えてある。
私はセンパイの姿を探した。
……
俺はなごみを乗せた便の到着を告げるアナウンスを聴いて、
落ち着きが無くなってしまった。
焦りつつも、ただ待つしか無かった。
そろそろ手続きを終えただろうか。
もうすぐ来るに違いない。
ずっと逢いたかった。
2年という長い月日。
永遠のように感じた、なごみがいない日々。
それはようやく終りを迎えようとしている。
俺はベンチに座り、ひたすらその時を待った。
……
ツカツカツカ……
下を向いている俺の視界に女性の足が見えた。
見覚えのある靴。
旅行用のトランクも目に入った。
俺はハッとして上を見上げた。
俺の前にはなごみが立っていた。
なごみは驚くほど綺麗になっていた。顔立ちが大人になっていた。
俺は立ち上がり、周りなんて気にせず、なごみを強く抱きしめた。
なごみも俺の背中に腕をまわし、力強く抱きしめてきた。
「なごみ……。一緒に帰ろう……」
「ハイ……センパイ……」
……
移動中、すっと俺となごみの会話が絶える事は無かった。
まるで2年という月日を埋めるように。
今日、俺はなごみが人間として一回り成長したように感じた。
向こうでの経験がそうさせたのかも知れない。
数時間後、松笠駅に到着した。
時間は夕方とあって、学校帰りの学生や仕事帰りのサラリーマンで溢れていた。
なごみの様子が何か変である事に俺は気が付いた。
「どうした? なごみ」
「いえ……私はここに帰ってきたんですよね?」
「そうだ。お前は帰ってきたんだよ」
「今、気付いたんです。私はこの街が好きだったんだなって」
「そうか……。さあ、早く帰ろう。のどかさんも待っている」
実言うと、今日はなごみが帰ってくるということで、
なごみの実家で食事することになっている……のだが、
のどかさんは料理が出来ないし、天王寺さんもそれほど料理ができるわけでもない。
なので、「たまたま」暇だったあの男にご馳走の調理を依頼しておいた。
……
「まっ、愛するレオのためならこれぐらいはな」
「気持ち悪いからやめれ」
「やっぱりスバルはボクよりレオの方が……」
カニは心配そうな目でスバルを見た。
「………」
「「否定しろよ!!」」
俺とカニのWツッコミが炸裂した。
それはおいといて、テーブルに並んでいるのはものすごいご馳走。
だが、テーブルの隅にはなにやら怪しい物体が。
「それはボクがつくったんだよ? ちゃんと食えよな」
(悪い。俺が目を離した隙に勝手にアレンジされた)
(マジかよ!? 料理ぐらい教えとけよ!)
(俺達も色々忙しかったんでな……)
カニの料理の殺人的マズさは保証つきだ。保証してもしょうがないのだが。
それにしても、スバルもカニも忙しい中よく来れたもんだ。
カニはなんだかんだ言ってなごみに会いたかったんだろうけど。
その他の人らはみんな忙しくて来れない。
ちなみにフカヒレはまだインディーズで活動中で
まだメジャーデビューは出来そうに無いと言っていた。
今日は地方遠征で来れないらしい。
「さあみんなボクの料理食ってくれよ?」
大きくなった「かなえ」を抱っこしているのどかさんと天王寺さんは
身の危険を察知したのか顔が引きつっていた。
なごみは怒りの表情をあらわにしていた。
「こんな物食えるか!! このバカガニが!」
「んだと――! ココナッツ! ボクの料理が食えないのか!?」
「伊達先輩が作ったものに勝手に手を加えるな! 」
なごみはさっきの会話を聞いていたらしい。
俺はなごみを、スバルはカニを押さえた。
しえん
「今度俺が料理教えるからな。今はおとなしくしてろ」
スバルはカニを制した。
「うわーん!」
すると、怖かったのか、かなえは泣きだしてしまった。
「あらあら、びっくりしちゃったのね」
のどかさんはかなえを抱っこしあやした。
なごみはすごくバツの悪そうな顔をしていた。
「では、気を取り直して……なごみ! おかえりなさい!」
俺が乾杯の音頭をとった。
なんやかんやで、お食事会が始まった。
――Last Chapter:キミと歩くこの道を――
しばらくして、のどかさんと天王寺さんはかなえと一緒に寝室へ。
明日も花屋は開くから眠るということだ。
スバルとカニは明日も忙しいということで、帰っていった。
カニは新作ゲームの発売日が迫っているし、
スバルは今年、オリンピックの選考を控えているので時間を自由に取れないらしい。
2人共忙しい中、来てくれたのだ。
あいつらには感謝している。
そして早朝。のどかさん達はまだ起きていない。
そえん
「そろそろ行こうか?」
「ハイ」
この家を後にした。
……
それから俺となごみはとぼとぼと歩いていた。
「朝焼けが綺麗……」
なごみにとっては2年ぶりの日本の朝焼けだった。
2人でそれをしばらく眺めていた。
「なあ、なごみ」
「なんですか? センパイ」
「お前がいない2年の間、気付いたことがあったんだ。
なごみの存在は、俺にとってかけがえのない支えになってくれているんだなって。
それを改めて認識したよ」
「それは……私もですよ」
「互いに支える。それが夫婦なんだよな?」
「そうかも知れない……いや、そうです。だから私は諦めずにここまで来れたんですから。
竜鳴館にいた時も夢を諦めずに済んだのもセンパイのおかげです」
「俺もなごみがいたから夢を見つける事が出来たんだ」
「センパイ……」
「なごみ」
「ハイ?」
「夫婦なんだからさ、センパイって呼び方、やめにしないか?」
「あ……」
なごみはかなり困った顔をしていた。
夫婦とはいっても、2年は別居状態だったし、
実際の結婚生活は3ヶ月なのだから夫婦という実感は無いに等しい。
え〜と……。じゃあ……、あなた?」
「……」
すんごい違和感。
「少しずつ慣れて行こうぜ? な?」
「そうですね」
なごみはおかしいのかクスクスと笑っていた。
「さあ、帰ろうか? 俺達の家に」
「ハイ! 私達の家に帰りましょう。あ・な・た♪」
俺はすごく恥ずかしくなった。自分で振っておきながら。
俺達2人は、家路へ就いた。
なごみは今日、レストランのオーナーに挨拶してくる。
この経験はなごみの夢に一歩大きく前進した事だろう。
俺も今の仕事でしっかりと勉強して、夢へ前進させたい。
「なごみ。ずっと一緒にいてくれるよな?」
「当たり前じゃないですか! 私はセ……あなたの傍を離れませんよ?」
「俺もだ。いつか2人で店を開けるように一緒に頑張ろうな」
「ハイ!」
また新しい1日が始まる。
俺達は歩き続ける。
生きている限り、この道が途切れる事はない。
俺はずっと、ずっと、この道を歩いて行きたい。
なごみと一緒に歩くこの道を。
未来へ続く道を―――
〜おわり〜
こなあああああああああああああああああゆきいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい(ry
アメリカ合衆国のブッシュ大統領が先ほどホワイトハウスにて緊急会見を開きました。内容は「good job !!」とのことです
GJ!!この言葉以外でどう称えられようか
レミオロメンだった。
GJ!中盤から後半のもたつきが惜しい!
260 :
TAC:2006/01/30(月) 22:59:07 ID:lkEsyS900
改めましてTACです
最後まで読んでくれてありがとうございました
この作品中の底にあるテーマとして未来、夢などがあります
オリジナルであるなごみの妹の「かなえ」
という名前もそれに基づいています。
「のぞみ」でもいいかなあと思ったのですが個人的にかなえで(笑)
この名前には批判もあるでしょうけど
まあ、こうしてみんなは夢へと近づいていくわけです。
最後にもう一度。読んでくれてありがとうございました。
GJ!!!!!
>>260GJ! 素晴らしい。
これだけの長さにもかかわらず、すらすら読めた。
一つだけすっぱい指摘をしておくと、
「〜だ」調と「〜である」調は混在させないほうがいい。
>>260 長編乙です〜GJ
スバルとカニの同棲生活もみたくなったぜ
GJそれしか浮かばない…
753 :名無しさん@ピンキー:2006/01/30(月) 23:35:47 ID:G14ctwC20
,,フ' ;;ヾ;ミ;.>〆, ,
,rク;;; ;;; ;;;;;;`ヽ
ノ;;;;;;/;;;;;;; ;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;从;;ヾ
/;;;;;;;;/;;;;;,;/;;;;;;;ヘ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ト
イ;│;;;//;;;/;;;;;;;ハ从;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;r
《ii;;イ;;;; 巛;;;; ∠ヾヘ_:;i;;;;;;;;;;;;;;;;i
|{'ト;;;l, {':、ヾ! '´ヒソク 斤;|`);;|
{'ヾ ___トヽ__ノ //イ; ン;;;|
ヾ ;丶 ハ/;;;;;;;;;;|
丿ゝ -- /;/;;;;ソ;;;;|
从;;; i;\ イ /;;;; /|{ ;;;i
|;;;;;;/!;;;''│ /|ソ;;/lヾ;;;;ヽ
イヾ;;|从r{ゝ //;;イ `ヾ;ヽ
/ i;;;; i |ゝ ┴|‖| __=ヽ
r' \ヾヽイ /|‖| 彡彡 ,へ
| ゞ、ヽ|,/===レ'"´,.rー'´'´ }
/ } `=r-r-==ニ二ニノ´ !
/ / k__{ ヽレ r、ヘ,|、
/ / / イ } / ンヒ!ヘ
/ { / イ ノ /ヾシ |ヾヘ
ノ { / │ / ヽ、/!ヾ、、
/ヒ===ヽ } | /ニミ |}、
\/´ ̄ヽ( | ー==7 ̄``ミミミミヽ
/ |、 r!__,. -―'´ /;;;;;;;;;;;;;;ハヽ
390 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/01/30(月) 21:49:54 ID:1k8BHhng0
取り合えず、高嶺おいておきますね
つ |l、 ゙''ミ゙''i、
|│ ゙l │
| ゙l、 │ ゙l
| │ .l゙ .|
l゙ `゙゙″ ゙l
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‘i、::::::::::::::::::::::::ヽ ◎ ◎,}
`゙゙゙゙゙゙"'''''''''''''''''┴-------ヾ
267 :
TAC:2006/01/30(月) 23:53:48 ID:wIVaUba10
じつは今番外編を製作中なのですが
忘れた頃に出るかも
>>260 笑いあり涙ありで凄い良かった
言っとくがオレは泣いてないかんな
オレは笑ってたんだかんな
とにかくGODJOB
ツンはだれかいないのか〜
デレばかりでバランスが悪いぞ
GJ!!
>>267 忘れた頃だと?
忘れなかったらどうすんだ?
という訳でじゃんじゃんcome
首を長くして待ってます
なんか自分の文章に酔ってる感じがした。
一応、GJ
文章を読んでてやっぱりリズムがなんかしっくりこないです。
一人称というより箇条書きっぽい部分がちらほらあるように見受けられます。
あとレオの一人称部分はもう少し軽くしていいかも。
重い部分は重く、ギャグ展開のときは軽くすることによって話にメリハリがつきます。
初めてでここまで長いのを書けるのはとても素晴らしいことです。
長編一本書くだけでものすごい労力ですからね。
あとはもっとガンガン書いて、まず文章を書くことに慣れていくことが上達の一歩だと思います。
ま・・・まぁ、よくできてるじゃないっ!
ふん!あ、あなたにしては、上出来よ!
>>260 俺も一個だけ
>「センパイ……。ありがとう。私もセンパイを信じます……」
なごみんはちゃんと(ございます)付けるんじゃない?
結構言葉には気を使ってると思うんで。
内容は面白かった。GJ
>>254なぜ粉雪?
こんなこと言うの、自分でもバカらしいと思ってる。でもこれ、マジな、ことだから。
―――俺、近衛のこと、好きみたいだ。
そう言ったら彼女は、今にも泣き出しそうな表情で俺を見た。
近衛素奈緒妄想SS
「ハ、……なんで、こうなってんだか」
顔を伏せたまま、おかしそうに、近衛がつぶやく。
まったく、同感。
俺の部屋で、近衛と二人並んでベッドに腰掛けて、そして、お互いに緊張してる。そんな状況。
なんだよ、この状況。
あの、近衛だぞ? お互いに傷つけ合うような真似をしてしまって、顔を合わせればいつも険悪になって。
それこそ、この世から居なくなってほしいとすら思ってたあの近衛と、今、こうして。
跳ね回る心臓の鼓動が、うるさくて仕方がない。
なんで、俺達はこんな風になってるんだろう。
「ホント、俺達、なんでこうなったんだろうな」
緊張を吐き出すように、そのつぶやきに応えてみた。
なんだか、声がうわずった気がする。近衛、変な風に思ったかな。
ああ、ダメだ。なんかもう、脳が沸騰してる。
近衛からの返事は、ない。黙ったまま。
沈黙が、耳に痛い。
心臓の鼓動が、脳に響く。
「ね、え」
「!」
唐突な、呼びかけ。耳朶を貫く。
みっともなく、その声にビビって、身体を震わせた。
顔の表面が、燃えるように熱くなる。
ああ、俺、こんなチキンだったんだ。
「なんか、言いなさいよ……」
絞り出すように、ゆっくりと近衛は口を開いた。
緊張しているのは、彼女も同じだったと、あらためて思う。
横に顔を、動かす。視線が、近衛をなぞる。
膝の上にのせた、硬く握った拳。
よく見れば、わずかに、震えている身体。
顔は前髪に隠れて見えないけれど、きっと、額の端は既に汗だくだろうと思う。
「なんか言え、っていっても」
こうして、近衛と二人っきり。
近衛が、俺の部屋に上がってくれて。
ベッドで隣に、近衛の分の体重がそこにあって。
だから、もう、この状況は。
俺は、近衛のことが好きで。
近衛は、俺のことが、
「そういえば」
「……なによ」
「告白の返事、聞いてない」
「……ッ!!」
好きだと言ったら、彼女は、今にも泣き出しそうに顔を歪ませた。
ずきりと、胸に痛みが走った。馬鹿なことを言って、傷つけてしまった。
ほら見ろ。テンションに身を任せると、いつもこういう目に遭う。
あの時から、わかっていたはずだろう。
唇を噛み締める。返事は、聞くまでもなかった。
ごめん、忘れてくれと言って、背を向けた。
彼女から、この場から、逃げようとした。
そうしたら、行かないでと、制服の裾をつかまれて。そのまま。
何を言えばいいのかわからず、二人、長いことうつむいたまま立ち尽くして。
いい加減、突っ立ったままなのもアレだから、わけのわからないことを、口走ってしまったんだ。
ウチにこないか。
「アタシ、は……ッ!」
激情を、押し殺したような声。
「……アタシは、対馬のことなんて、嫌い」
音が、失せた。
「グダグダ、女々しい言い訳ばかりで」
恐怖のような、高揚。
「鉄先輩の言うことも、素直に聞かないで」
聞きたくないのに、耳を澄まして。
「霧夜なんかに、だらしなくしっぽ振って」
為すがままに、傷を抉られる。
「いつも怯えたまま、何事にも真剣になろうとしない臆病者のことなんか!」
キッ、と顔を上げて、瞳に涙を滲ませながら。近衛は、
「――――――大ッ嫌い!!」
叫びつけた。
近衛のほほを伝って、ポタポタ、涙がこぼれ落ちる。
スカートに、シーツに、染みを作る。
「なんでよ」
ぐしゅ、と腕で顔をぬぐって。
「なんで、アタシのこと好きだなんて言いだすワケ!?」
きれいな、泣き顔で、俺を睨んだ。
「好きだから」
「ふざけ……!!」
「憧れ、だったんだ」
思いもよらない言葉に、声をつまらせる。
「ッ!?」
「正論を押し通す、真っ直ぐなところとか」
時には口うるさくて、うっとおしいだけだったけれど。
「目標に向かって、何があっても頑張ろうとするところとか」
ソレが過ぎて、ただの意地っ張りになってしまいそうなときもあったけれど。
「そんな風に、自分の意志を持っていて、それをちゃんと貫き通そうとするところとか」
その意志の強さのせいで、君の素直な一面を、誰も見てくれないままだけれど。
「そんな風に、俺もなりたかったから」
彼女はまた、顔を歪ませて。
「それを―――それをふざけるなって言ってるの―――!!」
胸ぐらを両手で掴まれた。
引き寄せられる。
「アンタだって……」
彼女の顔が、すぐ、目の前に。
「アンタだって!」
瞳が合った。
お互いの顔を、一瞬だけ、映し合った。
近衛は顔を伏せる。ドン、と俺の胸に額を押しつけて。
「前は、そうだったクセに―――!!」
絞り出すような、小さな叫び。
胸を、抉る。
もう、涙腺が決壊してしまったのか、近衛はこれ以上言葉を発することなく、泣き続けた。
彼女の背に腕を回して、背を撫ぜる。
俺の胸でしゃっくりあげる彼女が、あんまりにも愛おしいから。
「近衛」
彼女の顔を胸から離す。
顔を上げたその彼女に、キスをした。
一瞬、唇を押し当てただけ。何をされたのか近衛が理解するまでに、数瞬。
彼女の瞳が、真っ赤な怒りに染まって。
「きらい」
俺の胸が、また近衛に引き寄せられる。
「対馬のことなんか、だいっきらいだ」
唇を、吸われた。
服を脱ぎさった彼女が、羞恥に顔を俯かせながら、ベッドの上に佇んでいる。
恥ずかしいのは、こっちも同じ。
女性の前に、裸を晒す習慣なんて、持っていない。
「い、いつまで、つっ立ってんの……?」
掠れた声に、力はない。
余裕の無さは、お互い様かと、裸の近衛に近付いた。
最初に触ったのは、ふとももだった。
右手に伝わるすべらかな感触に、顔面の毛細血管が沸騰する。
左手を彼女の背中に回して、抱きしめる。
ついばむようなキスを繰り返す。ふとももをさする手はお尻を伝って、いつしか彼女の脇腹まで。
「……ん……ふ」
こぼれ出る声をふさぐように、また口づける。
前触れ無く、舌をこじ入れる。
「――ん、ん!?」
唇をなぞり、粘膜同士をこすり合わせ、唾液を送り込む。
強く、舌を吸った。
「ん―――!」
頭の芯が、痺れる。
ちゅぽっ、とみっともない音を立てて唇が離れた。
息苦しさに、大きく息をつく。
「は―――……」
乳房に、右手をそえる。
「あっ」
もう片方の乳首を、口に含む。
「ふあ……っ!?」
あんまり強く力を入れすぎないように、乳首を転がす。
しゃぶりつき、舐め回す。
「ちょ、や、やだ……!」
不意打ちで、軽く噛む。
「んっ、やだ、やだってばぁ……!」
「……? 気持ちよくない?」
「こ、こんなの、恥ずかしいだけよっ……」
顔を背けて。
「……キスの方が、いい……」
拗ねたような、可愛い声。
唇をふさいで、ねぶり合う。
吐息を、交換し合う。
頬を頬を、こすり合わせる。
心地よすぎて、死にそうだ。
「……そろそろ、いいか?」
抱きしめながら、囁く。
「……やさしく、してよね」
溶けたように、濡れた瞳。
返ってくる囁きは、とてつもなく甘かった。
指を中に差し入れる。熱く濡れそぼった感触に震えた。
「ひあ……!」
無造作に、劈をかき回す。
ビクビクと身体を震わせながら、近衛は感覚に耐えようとする。
鼻にかかった、嬌声。
愛液が、したたり落ちる。
「じゃ、入れるぞ……」
「ん……」
ぎゅっ、と近衛はきつく目を閉じた。
秘所にあてがう。先端が、触れあった。
腰を、ぐっと進めた。
奥に、押し入っていく。
「あ、ぐ……ッ!!」
悲鳴をこらえた、呻き声。
近衛を引き裂いている痛みが、どれほどのものかは、俺にはわからない。
「大丈夫か……?」
「大、丈夫、大丈夫だから、止めないで」
頷いて、口を寄せる。髪を撫ぜてやる
口づけたまま、腰に力を入れた。
痛みを紛らわすためか、口の中で近衛の舌が、暴れ回る。
こちらも、舌を絡ませる。
そうして、繋がった。
腰と腰が、密着している。
近衛の中が、熱い。
吐息が、漏れた。
「動く、ぞ」
「ん……」
腰を動かす、動かすたびに、近衛の口から、喘ぎ声が発せられる。
熱く、締め上げられる。
脳味噌が、吹っ飛びそうだ。
「対馬、対馬っ、つしまぁっ!」
「近衛っ……!」
我を、忘れる。
ひたすらに、他人を求め合う。
全身に、びっしりと汗が浮かぶ。
もう、何も考えられない。
近衛の唇に、自分のそれを押し当てる。
「好きだ、近衛」
「―――わたしも、好きっ!」
好き、という言葉。
頭が、真っ白になった。
近衛の膣内が、収縮する。
衝動のままに、精を吐き出した。
抱き合って、肩で息をする。
気怠くて、心地よくて、お互いに、涙をぽろぽろこぼしていた。
「対馬、泣いてる」
「泣いてるのは、そっちだろ」
胸が、熱い。昔のことが哀しいのか、今のことが嬉しいのか。
「対馬、ごめんね。アタシ、今頃気づいた。―――アタシ、ずっと、ずっと対馬に謝りたかったんだ―――」
顔をゆがめて、泣く。
今日はずいぶんと、この娘を泣かせてしまったような気がする。
「俺もだよ。俺も、ずっと、仲直りしたかった」
涙が、溢れる。
互いを傷つけ合ったあの日から、
たくさん傷ついて。
たくさん迷って。
ようやく、お互いに許し合えるこの時が訪れたことを、噛みしめる。
そうして。
「近衛」
「ん……」
「好きだ」
近衛が愛おしくて、キスをした。
288 :
201:2006/01/31(火) 03:21:46 ID:ZJonPJHY0
>>194に(#^ω^)ピキピキときたので、近衛素奈緒をググってみて、即興で書いてみますた。
(日付が変わる頃に書き始めたんで、執筆時間およそ2時間半くらい。2時間半もかかってこれか。しょっぱいな自分)
>>194の言うとおり、どうみても面白いものは書けませんでした。本当にありがとうございました。
GJ!なんだけど
>「目標に向かって、何があっても頑張ろうとするところとか」
>「そんな風に、自分の意志を持っていて、それをちゃんと貫き通そうとするところとか」
それは姫じゃん。姫のアイデンティティじゃん。キャラかぶっちゃうじゃん
それでも俺は姫が好き。新キャラなんかに靡かんからな
>>288 そうだね。文句たれるだけでやめとけばよかったね。
<288
GJ!!! 彼女は最高よ
>>288 なんつーか、セリフと地文のリズムが悪くてHシーンが萌えねえ
っていうか大事なのはンデ期じゃね?
ツンからいきなりHシーンってどうよ?
>>288GJ
おまいさんの言うとおり、キャラがPS2版できちんと提示されてない分
性格付けが難しく、必然的に他人の作品と妄想の方向性が異なってくる。
先に書いた者勝ちというか。
先発の二次創作設定の印象が強いと、後発の二次創作設定が違和感を持たれて損をしそうだ。
難しいところだが、まあ文句だけで作品投下しないやつより100倍マシだ。
あまり萌えなかったが、文章はさすがに手馴れてるな。
GJ
>>289 すまんね。そこらへん全部素奈緒のキャラ紹介の所だけで連想したところなんだけど、
たしかにレオの言動が姫に対するものと変わらんね。ごめんね。
>>290 そうだね。お目汚しごめんね。
>保管庫の中の人
これはさすがに保管する価値無いと思うんで、あぼーんしといてくださいな。
つID:ZJonPJHY0
このスレの皆様。
本当に申し訳ありませんでした。
次の人ドゾー
コラコラ止めなさいっての( °▽°)=◯)`ν°)・;'.、
もっとマターリ行こうぜ
昨日の一人素奈緒祭の人マダー?
近衛素奈緒は体育祭で出てこなかったので運動神経は悪いと見た!
ゴメンちょっと言ってみたかった
>>291 鉄鎖乙
フルメタはあの展開でどういう風に大団円に持っていくつもりなのだろうか・・・
板違い
人事ながら、近衛に想像たくましくしてる人を見るとゲームやってて「想像と全然ちがったぁ!」とならないか心配。
そういうのって良くあるから。
いい方に違ってたらいんじゃない
オレはタカヒロを信じるぜ!
>>288 GJ!!
んで期がもう少し欲しかったかも
書き始めた理由があれだけど 書いてて結構楽しかったでしょ?
これからも期待してます
午後の家事を一通り終わらせて居間でお茶を飲んでいると、
高嶺が居間にテレビを見にやってきた。
そうだ、高嶺におめでとうを言わなきゃな。
「高嶺!お、おめでとう。やったじゃないか」
「えっ?何がかしら?」
「嫌だなぁ。私たち姉妹なんだから、け、謙遜なんかしなくて良いんだぞ」
「え? 何のこと? 謙遜なんかしてないんだけど…。
また何か尊敬されるような事を気が付かないうちにやっちゃったのかしら?
さすがアタシね……。でもなんだろう…」
高嶺は私の言った事がわかってないのか、顎に手を当てて考え始めた。
あう?私の思い違いだったのかな?
間も無く海が居間に入ってきたので、確認の意味で聞いてみる事に。
「海、高嶺のことなんだけど…」
海に話しかけると、海は高嶺をちらりと見た後、チイィッっと舌打ちをして、
「あ〜!おめでとう〜。裏切りツインテールさん」
といつもと変わらない調子で、しかし額に青筋を浮かべて言った。
「ちょっ、ちょっと何よ! 海。アタシが何したって言うのよ!」
「高嶺お姉ちゃんが陰でこそこそやるのはツインだからと今まで目を瞑ってたけど、
今回ばかりは鶏冠にキちゃったよ〜」
「海!高嶺の成功を羨む気持ちはわかるけど、お、怒るのはよくない!」
「だって〜、一人だけ抜け駆けだよ〜」
「えっ? 成功って? どんな凄い事やっちゃったの? アタシ?」
「どんなって…。PS2のつ、『つよきす』に高嶺も出るんだろう?
瀬芦里姉さんから聞いたんだけど、赤い髪のツインテールでツ、ツンデレの女の子が、
新ヒロインで登場するって。……高嶺、だよね?」
私が問うと高嶺は目に生気の篭っていない、気の抜けた顔で力なくニコリと笑った。
あぅ、この笑顔から察するに、出演してないんだな。
ご、ごめんよ高嶺。
「あ、あの娘じゃないかな?」
あの後高嶺が「アタシのアイデンティティーを真似る奴がヒロインなんて
絶っっっっっっっ対に許せない!とっちめてやるんだから」と興奮しながら
家を出て行ったので、私と海は高嶺を止めるためについて来た。
今、私の指差す方向では、赤い髪のツインテールの制服姿の女の子が、
クラスメイトらしい男女とラーメン屋台の暖簾をくぐって行った。
暖簾が邪魔して顔が見えないので、私たちは横隣の屋台へ陣取る事に。
隣の屋台から例の女の子の顔を横ざまにまじまじと見る。
「フン!アタシの方がよっぽど美少女じゃないの。で、名前はなんていうの?」
「う、うん。瀬芦里姉さんの追加調査によると、あの娘の名前は近衛 素奈緒。
し、身長とか3サイズまで書いてあるよ…。どうやって調べたのかな?」
「で!3サイズは何?」
高嶺が素奈緒ちゃんを確認してから、ずっとぴりぴりしている。
その証拠に、ツインテールを結んでいる青いリボンが
ぴくぴくと天に向かって波打っている。
「ス、3サイズまでばらしちゃったら、あの娘がかわいそうだ」
「何よ! 巴姉さんがアイツの3サイズ見るのは良くて、
アタシにはその権利はないってわけ!?」
「高嶺お姉ちゃん、あんまり大きな声出すと、向こうに気付かれちゃうよ〜?」
「それもそうね…。ホラ、巴姉さん、3サイズ!」
「あぅ…、わ、わかったよ。身長は163センチ、
3サイズは上から79、53、77」
「ホラ見なさい!アタシの方が胸が大きいじゃない」
「え〜。大きいって言っても、たったの1センチだよ〜?
それに向こうのほうが高嶺お姉ちゃんより4センチも背が高いじゃない。
高嶺お姉ちゃんは、タダ背が小さくてまな板なだけだけど、
向こうはスレンダー、って言う言葉がぴったりじゃないかな〜?」
「ぬぅぅぅ…言いたい放題いいやがって。覚えてなさい!」
「わ、私は背が小さいほうが可愛くて好きかな」
「それフォローになってないわよ。巴姉さん。」
「ご、ごめんよ…」
「それじゃあ、いよいよアタシがアイツをとっちめて、めでたしめでたしね」
高嶺が目を光らせ席を立ち上がり、隣の屋台に向かおうとしたので急いで止める。
「た、高嶺!だめだよ。」
「何よ!勝手に人のチャームポイント真似しやがって、黙ってられないわ!」
「せっかく絶滅危惧種のツインテールの仲間が見つかったんだし、仲良くしなよ〜。」
「人を天然記念物みたいに言うなっ!」
「高嶺、今、せ、接触はやめておこう。このSS書いてる人もあの娘が、
どういう喋り方するのか分からないみたいだし」
私が言うと、海に羽交い絞めにされて暴れていた高嶺がピクリと大人しくなり、
「? 何言ってるの巴姉さん? 何よ、『このSS』って」
「何その気持ち悪い表現。 巴お姉ちゃん、大丈夫〜?」
「あぅ……、自分で言っておいてなんだけど、何の事だか分からないな」
「……なんか巴姉さんが変な事言うから、戦意が削がれちゃった。
あ〜あ、バカバカしい、帰りましょう」
「そうだね〜。私も次の用事があるし、先に帰るよ〜」
・・・
「何だか、隣の屋台がうるさかったな」
「フン、放っておけば良いのよ。あんな人たち」
「くー!」
・・・
海が先に帰ってしまったので、私と高嶺で二人っきり、日の落ちた夜道を歩く。
高嶺がさっきからしきりに自慢のツインテールを撫でては不安そうな顔をしている。
「……た、高嶺!私は何が起ころうとも、高嶺のことがだっ、大好きだからな」
続けてツインテールを愛おしい気に撫でていた高嶺の手を取った。
「なっ、何よ突然!びっくりするじゃない。」
びっくりしたのか、高嶺は手を振りほどこうとしたが、私は繋いだ手に力を込めた。
「いやだ!高嶺と、手を繋いで帰りたい…」
「……巴姉さんが我侭言うなんて珍しいわね。しょうがない、家の前までよ。」
「うん!」
私が答えると、高嶺もぎゅっと力を込めて、二人でしっかりと手を繋ぎ、家路に着いた。
308 :
SSD:2006/01/31(火) 12:53:52 ID:x8JtrMat0
新ヒロインが姉貴に似ているという話を所々で見かけたので、コネタを。
同じツインテール、ツンデレキャラとしてはお互いどんな気持ちなんでしょうね。
素奈緒さんの台詞はTG2月号よりマルパクリです。スミマセンorz
私炎
>>308 GJ
隣の屋台でそんな騒いでたら気づかれると思うw
orz
>>308 GJ!! 姉しよ関係の発表が待ち遠しい今日この頃
>>294 価値が無いはずないでしょうが 自分でそういうこといったら めーなの
>>308GJ
笑わしてもらいました。
しかしともねえに危ない橋渡らせたなあ
>>288 むしろエロに逃げずにンデを楽しませて欲しかった。
っていうかPS2エロないしw
>>308 GJ!姉貴に付き合わされるのが空也でも面白そう。
「私とあの女とどっちが魅力的!?」みたいな後デレ展開とかw
レオ 「そうだ…また誕生日のプレゼント交換しようぜ」
素奈緒「え…?そっか…もう、そろそろだね」
レオ 「実を言うと、もう俺は用意してあるんだ」
素奈緒「そうなの?」
レオ 「ナオさ、前に『船が欲しい』って言ってたろ?
さすがに船は買えないからさ……だから、これ」
素奈緒「あ……ボトルシップ?」
レオ 「たくさんあるぞ。毎年一隻、作り続けたからな」
素奈緒「これ……作るの、大変なんでしょう?」
レオ 「まあね。これが最初の一隻。完成する前に……
ナオとああなっちゃって、渡せなかったけど」
素奈緒「そう、なんだ…」
レオ 「でも…いつか仲直りして、渡せるようになるかもと思って
毎年、作ってたんだ。
最近は、作ることそのものが楽しくなっちゃってるけどね。
ほら、これも、これもそう、これも……」
素奈緒「……受け取れない」
レオ 「え」
素奈緒「受け取れない…受け取れないわ……!
こんなに重いもの、私に受け取る資格はない…
レオは毎年、少しずつ私のために積み重ねてきてくれたのに
私は……私はっ……!」
レオ 「これはナオのために作った。ナオのことを思いながらパーツをビンに詰めたんだ。
受け取ってくれるまでは、俺は作り続けるぞ」
素奈緒「……いいの?もらっても、いいの……?」
私で……いいの……?」
レオ 「これを受け取れるのは……ナオだけだ」
素奈緒「……レオ……ありがとう……」
レオ 「ん。大事にしてくれよ?さて……これで置き場所ができたな。
次はカティサークにしようかなー」
素奈緒「……は?」
素奈緒萌え作戦継続中
>>315 途中までええ話やと思っていたのに
最後のレオのセリフで笑った
GJ
>>315 PC版では謎のままだったが
レオのボトルシップにそんな秘密があったっていいジャマイカ
っていうか、マジそんな気がしてきたw
GJ!
>>315 GJ!
翌日カニとかがボトルシップないのに気づいてまた一悶着ってとこやねw
71 :名無しさん@ピンキー:2006/01/31(火) 16:53:16 ID:2FFxnhJP0
豆花コンボ _ ̄ ヽ
,.-、 _ ,-、 >
(_〃/ ^^ ヾノi ヽ
|/.ハ〈ノノ人))〉i/ \\从 /
〈/i」(リ#゚ヮノl/ > .てヽ ドガ!!!
━━ (lつと) ━━/´Y ' \,
く/>彡´ *',.`;
(./し' ;.l`ヽ
(_`ヽ_;/ , /;’
/// ’ヽ ’∴∩;*' '
と( 、Д,)’;・
>>69 /// ∨ ̄∨
┃| *',.`;
┃l| _ ;.l`ヽ ,.-、 _ ,-、
∩┫l| (_`ヽ_;/ , /;’、 (_〃/ ^^ ヾノ
,.-、 _ ,-、 l|从/ ヽ ’ヽ ’∴∩;*' ' /.ハ〈ノノ人))〉、 okネ!!
(_〃/ ^^ ヾノi | て_ と( 、Д,)’;・
>>69 〈/i」(リ゚ ー゚ノリ」、〉
/.ハ〈ノノ人))〉i !| ( ∨ ̄∨‘ ┣⊂)个iつ
〈/i」(リ#゚ヮノl |! イY^\ ドガ!!! ┃ く/_|j〉┗━━
┣⊂)个iソ ! |! ┃ し'ノ
┃ く/_|jソ、 ⊂_⌒~つ。Д。)つ
>>69 ┃ `‐' \_) ∨ ̄∨
ここは竜鳴館館長室。
質素な造りではあるが、館長の椅子の後ろには巨大な竜の絵が堂々と飾られている。
センスの有無はどうでもいいとして、見方によってはヤクザの事務所と間違えそうな雰囲気だ。
その部屋の大きな椅子で頭を悩ませているのが館長の橘平蔵である。
「ううむ、このままではいかんな」
少子化の影響は、ここでもその波が押し寄せていた。
確かにこの学校は人気はあるものの、生徒獲得はこれまで以上に厳しくなる一方。
このままでは来年は赤字経営になるのが目に見えてしまっている。
「何かいい手はないものだろうか…」
すると突然、館長室のドアがノックもなしに勢い良く開けられた。
開けた人間は生徒会執行部の佐藤良美だった。
「館長、大変なんです!すぐ来てください!変な人が暴れているんです!」
「うん?しかし、鉄がいるであろう?わしが出向くまでもあるまい」
「でも、その先輩も手こずっているんです!」
「何?…ふむ、この問題を解消するいい手が浮かんだぞ」
……突然ですが話は数分だけ遡ります。
「これでどうかな〜?」
「うん、いい考え!これで合同文化祭も何とかできるかも!」
今回、私は学校の代表として、竜鳴館の生徒会執行部にやってきたんだ〜。
内容は、私の学校と竜鳴館との合同文化祭だよ〜。
場所はこっちのほうが広いし便利だから、竜鳴館でやることになったんだよ〜。
それにしても、私は生徒会とかなんかに参加していない、ただの学生なのにね〜。
何で代表になっちゃったんだろ〜。不思議〜。
「それじゃ、詳しい事は後日ということで…日程は変更なしということで」
「OK〜。ゲストは知り合いの芸能人に頼んでみるよ〜」
「わお、いい人脈持ってるんですね」
「それじゃ、今日はそういうことで〜」
私は生徒会を出た後、すぐにくーやのところに直行だよ〜。
今日は巴お姉ちゃん、瀬芦理お姉ちゃん、そしてくーやと一緒に来たんだよ〜。
みんな学校の外で待ってるんだけどね〜。
待っててね、くーやぁ。
トゥルルルル…
あれ、巴お姉ちゃんだ。なんだろ?
「なに〜?」
「あ、あの…なんだか校庭が騒がしいんだ。
さっき瀬芦理姉さんが無断で入って行っちゃったから、もしかして…」
「海お姉ちゃん、悪いけどちょっと様子見に行ってみてよ」
「う〜ん、くーやの頼みだったら断りきれないよ〜」
また瀬芦理お姉ちゃん、何かやったのかな〜?
支援
「待て、この泥棒!」
「待てといわれて待つアホはいないにゃー!」
なんというスピードだ。
少し本気を出しても、なかなか捕らえられるものではない。
まだまだ世界は広いな。このような者がいるとは…
拳法部も助太刀に来たが、ことごとく敗れ去ってしまった。
ただの食い逃げ犯かと思っていたが、これは骨が折れそうだぞ。
「あの鉄先輩に負けてへんで、あの金髪のねーちゃん」
「本当ネ。あんな苦戦する先輩、初めてみたネ」
む、人が集まってきたな。
他の生徒に危害が及ぶとも限らん、ここは一気に勝負にでるとしよう。
校庭の真ん中までやってきた犯人は、ようやくそこで足を止めた。
「あーあ、キミってしつこいねー。もういいや、ちょっと軽くのしてから帰らせてもらうよ」
「ふっ…できるものならやってみるがいい!」
両者の拳が交わろうかという瞬間、巨大な気配が突如現れた。
「待てーい!そこまでだ。この勝負、わしが預かる」
その声は橘館長だった。
「は?誰アンタ?」
「これは館長…どういうことですか。館長らしくもない」
「ふふふ、強き人間は闘いの中で磨かれるというもの。強くなろうという意志に老若男女は関係ない。
このような凄まじい勝負は止めるどころか、むしろ推奨するところである。
しかし、今回はこの勝負を竜鳴館の危機的状況を打破するために使ってはみぬか?
このまま続けても生徒達に迷惑がかかるというものだ」
「と、いいますと?」
「近々、合同文化祭が当校で行われる手筈となっておる。
そこで、お主らの決戦の場を用意しようではないか。
学校間の交流、学校の宣伝、生徒達の製作意欲の向上とも相まって、一石四鳥とも言えよう。
竜鳴館名物『リューメイファイト』!見事受けてみせるか金髪娘よ!」
「ほう、それでその勝負を受けたのか、せろりよ」
「だってさー、あの状況じゃしょうがなかったもん」
「まったく、またくだらないことをしでかしたわね」
夕飯の席でねぇねぇは挑戦を受けることをみんなに話した。
「どーせヒマだったし、丁度いいかなって」
「お姉ちゃんもよくOK出したね」
「私もね、これだっていう出し物がほしかったところなんだ〜。
あっちの生徒会長なんて、目を輝かせてやる気満々だったよ〜」
ねぇねぇはもはや見世物か…
「なるほどのう。せろりよ、戦に出るからには、柊家の名を汚す事は許さんぞ」
「もちろんだよ。アタシ、一度本気でケンカできる相手がほしかったんだよねー」
バイオレンスな家だよ、ホント…
しかし、ちょっと見てみたいかもな。ねぇねぇが本気で戦うところ。
「じゃ、セコンドはクーヤでお願いね。あ、あとモエとうみゃも」
「うん、任せといてよ」
「乙女さん、本当に大丈夫?」
「ふん、まさかレオは私が負けるとでも思っているのか?」
しかし、俺の目から見てもあの金髪女は乙女さんと互角と見えたけどな。
「確かに奴は強かった。なかなかあれほどの強さの人間はいるまい」
「本気出していたわけじゃないんでしょ?」
「もちろんだ。いきなり全力で戦うわけにもいかないからな。
どうであれ、雌雄を決しなければ気が済まん。当日で思いしらせてくれる」
「はは…」
「よし、それでは当日に向けて特訓だ。レオも付き合え」
「やっぱりな…」
「それと、当日は姫とレオにセコンドをやってもらうからな」
「仕方ないなぁ」
そして、合同文化祭の日がやってきた。
全部で4日間の日程で行われ、最終日で例のメインイベントが行われるわけだ。
当日はケーブルテレビがやってきて生中継、そこでのレポーターなども生徒で行われることとなった。
そのおかげもあってか、生徒達の活気はこれまで以上のものとなっている。
生徒会もヘルプで終始駆け回っていた。
椰子は料理部に行ったし、カニも宣伝活動に大忙し。
何もしないで寝ているのは祈先生ぐらいなものだ。
「うんうん、合同文化祭はバッチリね!」
メインイベントを一番推し進めたのは当然のように姫。
当たり前と言えばそうだが、姫がこんな企画をポイするはずがない。
初日からの大盛況は最終日まで続いていた。
「霧夜さん、こんにちわ〜」
「あら、これはどうも」
「メインイベント、楽しみだね〜」
「ええ、ホント。でも、乙女先輩には勝てないと思いますけど」
「そうかな〜?私は、お姉ちゃんが勝つと思うけどな〜」
「あら、そうかしら」
「そうだよ〜」
「ふふふふふ…」
「えへへ〜」
な、なんか怖い…
「雛乃姉さん、着きましたわ」
「うむ、大儀である。飴をやろう」
ここが今日、せろりが戦に出るという竜鳴館であるか…なかなか大層な造りであるな。
なんでも学校公認の異種格闘技大会と聞いておるが。
普段は体育武道祭の時に別の名前で行っておるらしいのう。
「あれですね、雛乃姉さん」
「そのようであるな」
大きく『リューメイファイト試合会場』という幕が出ておる。なにかと派手なことであるな。
我はこのような雰囲気、嫌いではないぞ。
「会場は大変混雑しております!皆さん順に並んでご入場してください!」
それにしてもすごい数の人が見に来るのだな。
「さぁさぁ世紀の対決が幕を開けるよ!
竜鳴館一の達人・鉄乙女が勝つか、それとも天性の運動神経を持つ野生児・柊瀬芦理が勝つか!?
どちらが勝つかを予想してがっぽり儲けようぜー!
今のところ掛け率は4:6で鉄乙女だー!」
学校内であるのに『ととかるちょ』なるものまでやっておるのか。
少々不謹慎な気もするがのう。
「私の占いでは…どちらが勝つかなど、わかりません。
この勝敗は神すらも予想ができないということです。皆さんの心次第…ということですわ」
「まぁ、我輩たちに頼らず、自分のその貧弱な脳ミソを振り絞れってことだ。
わかったか、ジャリ坊ども」
「と、土永さんが言っていますわ」
なんと、占いもやっておるとはな。
それにしてもあの鳥、なかなか流暢な日本語をしゃべる鳥だな。
「それでは行きましょうか。席は高嶺がとっているはずです」
「うむ、行くとしよう」
支援
ボンボンボン!
「お茶の間のみなさーん!
本日はここ、竜鳴館より『リューメイファイト』の模様を実況生中継でお送りします☆
お付き合いさせていただくのは今を駆ける女優・犬神保奈美とっ!」
「竜鳴館一可愛いと評判の蟹沢きぬでお送りしまーす!チャンネルはそのままだぞオメーラ!」
「知り合いとかにもこのチャンネルにあわせるように今すぐ電話よ☆」
「いやー、それにしても見てよこの人の山!まさかこれほど集まるなんて思いもしなかったぜ!」
「ホントねー。みんなそれだけこの試合に期待してるってことね☆」
「ボクも楽しみだよ!あ、そうそう。まだ席は余裕があるから、近い人は今すぐ来ーい!」
「今ならワタシのサイン色紙をあげちゃうわよっ☆
それじゃカニちゃん、ルールの説明をお願いねっ。ワタシ、よく覚えてないの☆」
「おっしゃー、任せとけ!今回は超絶バトルが予想されるだけあって、いつもとは全く違うルールだぞ!
体育武道祭でいつも見に来てる人は要注意だ!よーく聞いとけよ!
1ラウンド5分、インターバルは1分だ!ラウンド数の制限は一切ねぇ!
服装は全裸じゃなけりゃ問題ねーぞ!」
「アン、そんな格好だったらただのストリップよ☆」
「手にはオープンフィンガーグローブをつけること!足は靴なんて履いたらアウトだ!
ただし、サポーターをつけるのは文句ねーぞ!そして当たり前だけど、武器は使っちゃならねー!」
「でも、身近にあるものを使うのはいいのよね?」
「そーだ!弱っちくても、ずる賢けりゃ十分勝てるぜ!カウントは10カウントまで、場外は20カウントまでだ!
あと、組技になったときはロープエスケープもありだからな!」
「プロレスみたいなルールも混じってるわね☆」
「まー似たようなもんだ!当たり前だけど『まいった』とか言って負けを認めても負けだからな!
それじゃ、選手控え室のほうを覗いてみるとするぜ!まずは鉄陣営の控え室だ!
向こうにいるスバル、さっさと覗いてみたれやー!」
「もうちょっと言葉使いちゃんとしろよな、子蟹ちゃん。これテレビで流れてるんだぞ?」
『ウ、ウルセー!さっさとしろ!』
「仕方ねぇな…よし、それじゃいくぜ。ここが鉄陣営の控え室です。
中からはほとんど声は聞こえないものの、時折気合を入れるかのような掛け声が聞こえてきます。
それじゃちょっと中へ入ってみるとしますか…失礼します」
「おお、伊達か…ってちょっと待て、なんでカメラがいるんだ!?」
「そりゃテレビですから。では試合に出る鉄乙女さん、意気込みを一つ」
「よ、よし。今回は突然試合が組まれることになったが、私も武術家の一人。
いつどんな場所であろうと、全力を持って戦うつもりだ。
今日は負けん。勝つのは私だ」
「おお、スゲェ気迫だ…それじゃセコンドにつく霧夜エリカ生徒会長、何か一つ」
「乙女先輩、期待しているから頑張ってね」
「ああ、任せろ」
「以上、鉄陣営の様子でした」
「やる気満々だっぜ」
「闘志がみなぎってるわねっ☆」
「ボクの個人的な予想としては、乙女さんが勝つと思うんだけどなー」
「ワタシは瀬芦理ちゃんだと思うなー。それじゃ、そっちの控え室を覗いてみましょうか!」
「おっしゃぁ!柊陣営の控え室にはフカヒレがいるぜ!
とっとと突入しやがれバカヤロー!」
「こんなところまでフカヒレって呼ぶんじゃねぇ!まったく…」
『うふ☆お・ね・が・い』
「美人に頼まれちゃあ行くしかねぇ。こちらが柊陣営の控え室です。
なんだか中からは大きな笑い声がしていますが…中に入ってみましょう。
失礼しまーす!」
「イッキ、イッキ、イッキ!」
「ぷはーっ!よし、次はモエだー!」
「あうぅ、私は…」
「うわ、酒くせぇ!…ど、どうやらできあがっちゃってるみたいです。
それでは柊瀬芦理選手、今日の試合の意気込みをどうぞ」
「ん?これカメラ?回ってんの?んっとねー、まぁ怪我しないように頑張るよ」
「そ、そうですか。なんでまた宴会なんか始めちゃってるんですか?」
「んー、景気づけに一杯だけ飲んだら、あれよあれよと…」
「…え、えっとですね、それではセコンドの柊海さん、一言お願いします」
「私がついてるから、瀬芦理お姉ちゃんは負けないよ〜」
「…い、以上、柊陣営の様子でした!」
「アン、ワタシもあっちに行きたーい!」
「そういえば犬神さんってあいつらと知り合いなんだよね?
いつもあんなカンジなんか?」
「そーねー、常識が通じない家庭だってことは保証するわっ」
「そんなこと保証されてもしょうがねーぜ。おっし、それではゴングまであと少し!
みなさん首を長くしてお待ちくださーい!」
しえーん
「大変長らくお待たせしました!
只今より『リューメイファイト』スペシャルマッチ、鉄乙女VS柊瀬芦理の試合を開始します!
まずはレフェリーを務める竜鳴館館長・橘平蔵より挨拶を!」
「女だろうが男だろうが、そんなことは関係ない!強き者は、強き者を求める運命にある!
竜鳴館館長・橘平蔵!」
「ありがとうございましたぁ!
なお、今回はゲスト兼コメンテーターとして、武術を嗜む御曹司・摩周慶一郎さんをお招きしております!」
「よろしくお願いします。
柊瀬芦理さんは私の知り合いではありますが、今回は公平に試合を見ていくつもりです」
「ありがとうございました☆それでは、青龍の門より、鉄乙女選手の入場ですっ!」
「お聞きください、この大歓声!白い道着を身に纏い、堂々と歩いての入場!
セコンド陣と共にリングに近づき…おーっとぉ、その手には名刀・地獄蝶々が握られています!
リングの前で一礼をし、今リングインです!」
「続きまして、白虎の門より、柊瀬芦理選手の入場です!」
「陽気な音楽と共にやってきました柊選手!セコンドに家族を引き連れての入場だ!
さっきまで控え室で酒を飲んでたとは思えないほどの清々しい顔!
粋なはっぴを着てそのままリングイン…おおーっと!」
「柊選手がそのままいきなり向かって行ってランニングエルボー!
後ろを向いていて不意を突かれた鉄選手ダウーン!でも、すぐにレフェリーに止められたわっ☆」
「いやー、今ので完璧に鉄選手を怒らせちまったぜ。
観客からはブーイングの嵐だけど、まったく聞いちゃいねーな」
「この馬鹿金髪女!恥を知れ恥を!」
「くー!くー!」
「瀬芦理…まったくとんでもないことをしでかしてくれるわね。…あら、雛乃姉さんは嬉しそうですね」
「ふふふ、甘いぞかなめよ。戦では倒されたほうが負けなのだ。
卑怯などという言葉は無用の長物。
うみがせこんどにいるということは、まだまだこの勝負は荒れそうであるぞ」
「ええ、そのようですね」
リアルタイムだと臨場感ありまくり 始宴
くっ…ふざけたやつめ!絶対に許さんぞ!
しかし私も見事に不意打ちを受けてしまった…修行が足りないな。
「大丈夫?乙女さん」
「ふん、あれしきの攻撃で怯む私ではないぞ」
「乙女先輩、祈先生からの伝言を伝えるわ。
『私達の今日の夕飯のために頑張ってくださいまし』って言ってましたよ」
「夕飯…?何のことかわからんが、励まされて悪い気はしないな。
とにかく、この勝負は負けるわけにはいかん」
「その意気その意気!」
「頑張ってね、乙女さん!」
この私をコケにしたことを後悔させてやる!
あーあ、奇襲作戦は失敗かー。
「残念だったね〜」
「それにしても、アイツかなりできるよ。
ちゃんと首の急所を狙ったのに、ほんの少しだけ体を動かして致命傷を避けたもん」
たぶん本人は気づいてないだろうけど、ありゃ本能だね。アタシと近いところがあるかも。
「ねぇねぇ、完璧にしとめる気だったね」
「あぅ…怖いことしないで…」
「何言ってんのモエ!要芽姉やひなのんが見てるんだから、ブザマな姿になるのはイヤだしね」
「さすがねぇねぇだな」
「頑張ってね〜」
「両方とも戦闘態勢が整いました!第1ラウンドのゴングを鳴らしましょうかカニちゃん☆」
「おっしゃぁ、任せろや!運命の火蓋は今、切って落とされる!リューメイファイト、レディーゴー!」
カーン!!
「む…何故構えない?」
「アタシの柊流猫神拳に構えはないもんね。
構えとは単なる防御、アタシの拳は目の前のネズミを喰らいつくすのみ!」
『おーっとぉ!?言ってることは意味不明だが、かなりの自信があるとみたぞー!』
「その余裕を剥ぎ取ってやる!はぁぁぁぁぁ!」
「おぉぉ!?」
『柊選手、凄まじいパンチのラッシュを悉くかわしていきますっ!』
『ありゃーガトリングガンとかいう、拳法部の中村って奴の技だぜ。なんで自分の技でいかねーんだ?』
『いえ、あれは拳法部の皆さんの気持ちに答えたのでしょう』
「あー、ビックリした。そんじゃー次はこっちの番かな?にゃー!」
「な、なんという踏み込みの速さだ!くぅ!」
『スゲー!ありゃ人間のスピードじゃねーよ!』
『これはすごいですね。おっと、柊選手の蹴りが鉄選手の頬をかすめましたよ』
「私に格闘で触れることができるとは…やるな!」
「へっへーん。言っとくけど、まだまだ序の口だよ」
「だが、スピードでは負けていても、パワーはどうかな!?」
『手四つの体勢になったー!力比べかー!?』
『これは鉄選手有利…いや!?』
『急に柊選手が手を外して、すごい勢いで後ろに回ったわっ!』
「そりゃー!」
『ジャーマンスープレックスよっ☆』
「あまい!」
『これを読んでいた鉄選手、体を回転させて華麗に着地だー!』
「ふふふ…楽しい、実に楽しいぞ!」
「そう?そんじゃーそろそろ本気でいくかー!」
その後も、両者譲らぬ激しい戦闘が繰り広げられた。
パワー攻撃を主体とし、真正面からぶつかっていく乙女。
その圧倒的な運動量を最大限に利用する瀬芦理。
しかし、クリーンファイトとはいかなかった。
セコンドの海が乙女の足を場外から引っ張って転倒させるわ、毒霧攻撃をするわ、塩を投げつけて目潰しをさせるわ…
レフェリーの館長に注意されても『私は何もやってないよ〜』との一点張り。
姫も対抗して、場外にエスケープした瀬芦理の背中をパイプイスで殴打する等々…
まるでプロレスのヒール同士の戦いのようだった。
それに呼応してか、会場のボルテージはマックスまで高まったのである。
『いやー、色々ありましたけど、ついに第8ラウンドです!』
『まさかここまで長丁場になるなんて思わなかったわっ』
『それにしても、凄まじい闘いですね。少しでも油断すれば反則攻撃の雨あられ…』
『つーか、ヘイゾーのいる意味がねーよ。反則しても全く聞く気がねー』
『両者とも、もはや限界を通り越しているようですね』
『もう二人の体はボロボロねっ。決着は近そうだわ☆』
『さー、いよいよ第8ラウンドのゴングが鳴らされます!第8ラウンドォ!』
カーン!!
「ぐ…うぅ…もう力は残ってないらしいな…」
「へへ…そ、そっちだって同じじゃんか…」
「ならば、この一撃で…最後にさせてもらう…!」
「望むところだよ…さぁ来い…!」
「はぁぁぁぁ!」
「てやぁぁぁあぁ!」
ドグシャアァ!!
「う…ぐ……はっ…」
「あ…うくっ…う……」
ドサッ
『ダ、ダブルノックアウート!両者の拳が互いの顔面を捉えたぁー!?』
『なんと…』
『リ、リングではカウントが虚しく数えられていますっ!』
「……9……10!両者ノックアウト!従ってこの勝負、引き分け!」
ウオォォォォォオオオォォォ!
「や、やるじゃんか…」
「ふふ…まさか…これほどとはな…」
『なんという幕切れか!この大勝負は引き分け、それも互いの死力を出し尽くしての引き分けとなりましたぁ!』
『すごい、すごいわよっ!観客も全員総立ちじゃないのっ!』
『いやはや、私もこれほどの勝負は見たことがありません』
『あっと、両セコンドが選手を抱えて退場するようですね』
『観客からは惜しみのない拍手が贈られています!』
『控え室までインタビューに行きたいところですが、ここで時間となりました☆
それでは、竜鳴館よりリューメイファイトの模様をお伝えしました☆
みなさん、ごきげんよう〜!』
試合後、俺たちは互いの健闘を称えあう…はずだったんだけど。
「ちょっと!なんであんな反則ばっかりするのよ!」
「え〜?なんのこと〜(・ε・)」
ま、こんな感じだ。姫もあそこまで反則をされるとは思ってもいなかったらしい。
ちなみに、乙女さんも相手の瀬芦理さんも、病院で一晩安静にしておくように言われた。
俺たちは学校へ戻り、あちらのほうはしばらく様子を見ていくそうだ。
病室が同じになったのだが、割と仲良くなっている。
これが拳で語るってやつなのかな。
「ああ、もう!せっかく乙女さんに賭けてたのに…引き分けだから親の総取りになったじゃないの!」
「あれ?そういえばトトカルチョって誰がやってたっけ?」
「フカヒレ先輩ですよ」
そういえばそうだったな…まさかこいつ!?
「おい、フカヒレ!」
「い、言っとくけどな、元締めは俺じゃないぞ!」
「フカヒレ君、正直に答えなさい。言わないと公衆の面前で裸にひん剥くわよ!?」
こいつを裸にしても、ほとんどの人は喜ばないと思うんだけどな…
「おやめなさい」
「祈先生!?」
「元締めはこの私です。実は、占いで今日の勝負は引き分けと出ておりました。
私はもしもの時のことを考え、どちらも病院で入院してもいいようにお金を集めていたのです。
今回はフカヒレさんに、仕事をしてもらったというわけですわ」
「ま、俺も何かしてあげたかったんでな」
「霧夜さんたちには申し訳ありませんが…とにかく、今はあのお二人の治療が先決でしょう。
治療費は今日貯まったお金から出しますわ。みなさんもよく頑張りましたので、今日は私が夕食を奢ってさしあげます。
残ったお金を使い、回らないお寿司を皆さんに振舞ってさしあげますわ」
まさか祈先生がこんなことを言うとは、珍しい事もあるもんだぜ。
「…祈先生がそう言うなら…ねぇ?」
「仕方ねぇよな」
合同文化祭も大成功だったし、めでたしめでたしってことかな?
「よーし、乙女さんには悪いけど今日は思いっきり食いまくるぞー!」
「今回は、久しぶりに熱い勝負ができたぞ」
「そっちこそ、メチャクチャ強かったよ。まだまだ世界は広いにゃー」
「ふふっ、部外者の介入がなければもっと楽しめたのだが…残念だ」
翌日になって改めて、向こうの家族全員が俺たちのところまで挨拶にやってきた。
今回のことのお詫びというかなんというか、とにかくそういうことで菓子折りを持ってきてくれた。
「ホント、おっそろしい反則集団よねー」
「え〜、でもそっちだって反則攻撃してたよ〜」
「そっちが先にやってきたからでしょ!」
「まぁまぁ、エリー」
姫だけはずっとご立腹。昨日からずっとこんな調子だった。
佐藤さんの苦労が目に浮かぶよ。
「ほら、仲直りの握手をしようよ、エリー」
「…フン!」
ふくれっ面ではあるものの、ぎゅっと握手をする姫なのであったとさ。
「ふふふ、雨降って地固まる。これもまた青春ですわね」
「うむうむ。それはそうと、今回の治療費を負担してもらい、こちらも感謝しておるぞ」
この小さい子って一番偉そうなんだよな…風格みたいなものがあるぜ。
「それじゃ、私たちは後片付けがありますから」
「ふむ、それではお暇するとするかのう」
「私はこっちで用事があるから、みんな先に帰っててね〜」
アレ?この人って他にすることあったっけ?
…まいっか。
「本当にうまくいきましたわ〜。治療代と食事代を差し引いても、十分手元には残りますから」
「じゃあ、約束通り分け前は半分ずつということで〜」
「それにしても抜け目のない方ですわね」
「いや〜、それほどでも〜」
「まったく、お前ら両方とも、恐ろしい女だぜ〜」
「土永さん、このことを誰かに漏らしたら焼き鳥にしてさしあげますので、そこのところをお忘れなく」
「安心しろ祈〜。我輩はいかなる拷問にも屈服はせんからな〜」
345 :
シンイチ:2006/01/31(火) 23:42:09 ID:thpD9XJz0
本当は秋に出す予定のSSだったんですが、
当初はバトル部分がメチャクチャ長くて読みづらいので投下するのを見送ってました…
大幅に短縮し、全体が半分ぐらいの長さになってようやく読めるぐらいになったかなぁ、と。
ダラダラするのはいけないと思ったので。
最後に、素奈緒SSを投下した方々、みなさんGJでした。
どれも目が離せなかったです。
姉しよVSつよきすの対決が学校行事になったような感じ
支援コメントはやっぱだめなのかな
>>345 GJっ!!!!!! いや〜読みやすくて面白くて
海お姉ちゃんが相手に差し入れすれば全て終わるw
いやしかし乙女さんだしなぁw
エリカと海お姉ちゃんが必死に反則攻撃しまくる姿が浮かんで少しワロタw
>>345GJ!
ていうかマジでファンになりました。
>>347あんま長くなきゃいんじゃない?
あと批評しなきゃ
楽しいのが一番っしょ
gj
352 :
SSD:2006/02/01(水) 02:33:39 ID:yQDUPfzt0
>>345 読みながらニヤニヤしてしまいました。
海お姉ちゃんと祈先生最強w
GJです
>>347 支援コメントはないほうがいい
たまに先読み的なマナーの悪いのもあり、かといって
線引きも難しいので、ALL×の方向でお願いしたい
>>347 >>350 >>353 その話は前スレで終わっている。
中の人が
「今まで通りでいいんじゃない?」
と言ったんだ。
それでいいだろ?
>>345 ずっと笑ってました。
というわけでGJ!!
コメントはないほうがいいけどまぁ、いいんじゃね?
とにかく、作者にSGJを贈呈する!
>>345 GJ
面白いけど新鮮味がないっていうか、もう一ひねり欲しい気がする。
ひと月ぶりに来ますた。
リハビリになんか書きたいのでよかったらなんかキャラとシチュのお題ください。
正直、読んだような話が多くなってきて新しい刺激を求めてるんじゃない?
素奈緒が受けるのもその辺がありそう。
364 :
名無しさん@初回限定:2006/02/01(水) 23:02:52 ID:nurxFBtq0
>>362 >>359は北海道牛子。なごみんを生徒会に誘う前に、名簿の名前だけで
「胸デカそう」という理由でスバルが候補にあげたが顔も牛子だったというアレ。
>>362 何!明日虎を知らないだと!
乙女ルートでレオが乙女さんにバイトがバレた時に言った偽名です
分かりにくくてスマン
とにかくあれだ、カニを出せ。
367 :
しちゅー:2006/02/02(木) 00:26:03 ID:lq6d6OOL0
「なごみ、なに作ってるんだ?」
台所を覗くと、ちょうどなごみが料理の真っ最中だった。なにやら鍋の中身をかき回している。
毎週末は乙女さんが実家に帰ってしまうので、こうしてなごみが来てくれるのだ。
料理をしているので、濡れ羽色の綺麗な髪は一括りのポニーテールになっていた。いつもは隠れているうなじが見え隠れして、色っぽい事この上ない。
しかしエプロンとジーパンってまるで新妻だね。そうすると旦那はもちろん俺なのか……いいなあ。と、いかんいかん。思わずにやけてしまったぞ。
俺に気付いたなごみは、作業を中断して振り返ると、微笑んだ。
「シチューですよ、センパイ」
「シチューか」
なごみの横から鍋を覗きこむと、なるほど、中身は真っ白な中にも具材の赤や緑がちりばめられたどろどろの液体だった。良い匂いだ。食欲をそそる。
だが、まあ、実を言うとメニューはさほど重要ではないかもしれないな。
なごみが作る料理はどんなものでも美味いし、いつ食べても美味い。
このシチューも本当に良い香りだ。
「美味そうだな」
「もうすぐできますよ。――味見しますか?」
「いいのか? じゃ、ちょっとだけ」
なごみが小皿に盛り付けた少量をいただく。湯気が立っていて熱々だ。
368 :
しちゅー:2006/02/02(木) 00:26:33 ID:lq6d6OOL0
「うん、美味い」
当たり前のように美味い。たまにはちょっとショッキングで刺激的な味が欲しいなーとか、そんな贅沢な悩みさえ生まれてしまいそうだ。いや、美味いにこした事はないけど。
「超美味い」
「いつもそれですね、センパイは」
なごみが苦笑してしまった。しょうがないじゃん。俺の貧相なボキャブラリーではこの程度のレビューがせいぜいですよ。
ちょっと悔しかったので、悪戯してみることにした。
「なごみも味見してみ」
「えっ?」
有無を言わさずに口付け。なごみ謹製シチュー味のキスである。
しばらくの間、そうしていた。なごみは暴れずに俺の唇を受け入れている。その瞳は恍惚としていて、ちょっと危ないほど色っぽい。
重ねていた唇が離れた。唾液が糸を引いている。ぞくぞくするほど淫靡な光景だ。
「美味かった?」
俺が聞くと、なごみはうっとりとしながら、こくんと頷いた。
その仕草があんまり可愛らしかったものだから、頭を撫でてやる。目を細めて嬉しがる様子はまるで子犬のようだ。
たいていの人間には「潰すぞ」とか「キモイ」とか平気で言うのに、俺に対してはこんな風に甘えてくる。そんなギャップも反則的なほど可愛らしい。
こんな美人で可愛い彼女がいて、やっぱり俺って幸せものだ。毎日のようにそう思う。
きっと、これからも、そう思う。
新しい刺激を求めてるって上で言ってるのに
どっかで見たような話を投下するそれが俺のジャスティス(´・ω・`)
カニ鍋を待ってたらココナッツシチューか!
でも美味いからまぁいいや、GJをあげよう!
>>369 GJ!
> 「美味かった?」
ここでなごみんに「おかわり」と言わせてほしかったw
GJ なんだかセンスが新しいな……
オチがないのにシンプルにすがすがしくまとまってるのが不思議だ。
ありがとう(´・ω・`)
GJの数だけ俺は涙を流す嬉しくていやほんとハッピーと句読点無しで言ってみる
衝動的に三十分くらいで書き上げた奴だから自信なかったんだが
つーかそもそもつよきすSSが始めてだ罠
他ジャンルではけっこう書いてるんだが
こんな三流SS書きのSSでもイイとか思ってくれた人がいるなら本望です
>>358 書いた。掌編ですが。
前触れ無く体調を崩した。
九度を超えた発熱。頭痛と嘔吐。身体は熱くほてるのにそのくせ芯は寒い。口の中もいやらしく乾いて身震いが止まらなかった。
うざい。寝返りをうつことすらおおごとだ。身体が重い。
なんでこんな毛布やふとんなんか被っているのだろう? からみついてうっとうしい。汗が出るほど熱いんだからこんなものいらない。
動かすのもおっくうな身体で、思考の中では大げさにもがき、転々とする。
この苦しみが早く過ぎ去ってしまえと思いながら。
母さんの顔があたしを覗きこむ。薬? うるさい。そんなもの飲みたくない。黙って寝てるんだからほうっておいて。
頭がボワッとなっていらいらする。いいから母さんどっかにいって。このままじゃ当たり散らしてしまいそう。
ああ、また気分が悪くなってきた。苦しい。センパイ―――。
気がつけば浅く眠っていたようだ。数時間か、数十分か。頭が痛いな。口の中もカサカサだ。
まぶたがものすごく重い。目をつむっていたら黒い塊に押し潰されてしまいそう。
参ったな、と思う。こうして黙っていると不安だ。ずいぶん軟弱になっている。風邪のせいだ。
気持ち悪いけど眠る気にもならない。センパイ、会いたいな。予定が合わなくてもう三日くらい会えてない。そうだ、メールしておかなきゃ。ケータイ、どこだっけ。枕元にはない。
身体がだるい。とても携帯電話を探す気にはなれない。
それでも携帯を手に取れないと思うとセンパイへの衝動が膨れあがる。鈍い頭を動かして視線をめぐらす。そうしたら。
「よう、大丈夫か?」
「―――」
呼吸が止まった。会いたいと思ったその瞬間に会いたい人が目の前にいる。
ぽかん、と呆気にとられて。
「どうして……?」
「どうしたもこうしたも」
その声を聞いた瞬間に安堵感が胸に染み渡った。
「なんかぱったりメール来なくなって、しばらく顔合わせてなかった分めちゃくちゃ気になってさ」
おかげで身体からよけいな力が消える。まぶたが自然に閉じた。もう怖くない。センパイの声を聞く。
「そうしたら、おばさんからお前が風邪でダウンしたって連絡が来るじゃん。すごくビックリした」
「ごめんなさい、心配かけて」
「ばか、謝ることじゃないだろ。ってまあ、今は会話はいいんだよ。よけいなこと考えてないで寝てろ。ついててやるから」
「―――はい」
なによりも、その言葉がうれしい。
「あ、あの……」
「ん?」
「あたしが眠るまで、その、額に手を置いていてくれますか」
「うん、おやすい御用」
あたしの前髪をかきあげて、おでこに先輩の手が添えられる。
「冷たい……」
思わず口をついた。
「なごみが熱いんだよ」
苦笑する声に、小さな安らぎの吐息がこぼれた。
そうして、無言。センパイの掌の感触だけを頼りに眠りとうつつを行ったり来たり。
なんだか、すなおに寝てしまうのがもったいないとさえ思ってしまう、幸せなひととき。
身体が苦しいのは、相変わらずなのだけれど。
「いままで頑張りすぎるくらい頑張ってるからな、そりゃ電池も切れるよなあ」
「……なんですか……? その例え」
「風邪ひいたことは災難だったけど、電池交換する機会だと思えばいいってこと」
「はあ……」
熱と眠りの中に、まどろんでいく。
「それにしても可愛い寝顔だな」
「なんですか、唐突に……」
「俺が来たのお前が目が覚めるちょっと前なんだけどさ、その時はものすごい怖い顔で眠ってたんだぞ」
「はあ……」
「カニと殺しあってる夢でもみた?」
「……なんで、夢でまでアイツなんかと顔合わせなきゃいけないんですか……」
意識がぼやけていく。眠りの中ではもう、会話は脳に記銘されずに。言葉そのものがただ直接に、心にストンと落ちていく。
「……あたしが寝たら、帰ってくださいね……」
「ちょ、おい。なんだよ、聞きようによっちゃ傷つくぞその言い方」
「センパイに風邪移ったら、あたし……」
「……ああ、そゆこと。でも風邪ひいたらなごみが看病してくれるだろ」
「それはもう……」
「もちろん看病といえばナース服で」
「もちろんです……」
「……マジか? ホントにいいのか?」
「……………………」
「……寝言かよ!?」
「……寝言です……」
「……………………」
しばらくして、センパイはあたしの額から手をどける。彼の立ち上がりざまに、あたしの頬を撫でるやわらかな感触。
深いまどろみの泥の中で、あたしへのやさしさそのものの感触がゆっくりと身体に染み透っていく。
風邪をひいた日の、そんなとあるひとコマ。
GJ
掌編読んでるとしゃーわせな気分になってくる
そしてありがとう俺の変なお題で書いてくれて
あとがきなし? GJ
オチがないのになぜか奇妙にまとまってるな
こうゆう作風もありなのか
レオ病気バージョンも読みたい
>深いまどろみの泥の中で
まどろみの中で、でよくないか。
ナース出さなかったけど良かったのか?
良かったら誰かもう一個キャラ&シチュお題plz
・エロを書く技量はありません。
・できればメインキャラ(フカヒレ以外)で。
フカヒレとサブキャラに関しては、二次を書くほどにキャラを掴めている自信が無いのですよ。
とにかくカニをおくれ
>>382そうだったな
ちゅう訳でカニcome
なんかシチュある?
あ、言い忘れてた
>>380GJ
IDがDBなのを記念して俺にそんな趣味は無いが一言。
「カニのパンティーおくれ!!!!!」
俺はこんなんばっかやね!('A`)
んじゃカニで。できればシチュもくれ。
しかし千載一遇の大チャンスなのにいいシチュが思い浮かばねぇ…
時期はもうすぐバレンタインだが何か展開見えてるからパスだ。
うーん、とにかくバカップルの真髄を噛みしめるようなSSが読みたい。
>>385 オレが詰まってるので賢いカニと言うのがあるが
使ってみる?
シチュって言葉が悪かったかも。
キーワードでも良かったな。雨とか雪だるまとか鉄下駄とかフリッカーとか。
>>387 んじゃそれ拝借させていただきます。
ドゾ
ではオレは寺で修行を受けて来る
orz
>>387 でもそう言うの保管庫にあった希ガス
カニが記憶喪失になるけどなぜか頭良くなってんの。
え……そうだっけ?
あれ賢くなってたっけ?
ゴメン誰か確認おねがい
でもまぁ同じ題材でも書き手によってかなり違うものになるからな。
もし
>>387ので行くんならなるべく被らないように注意してけろ。
どんなカニが来るのかオラわくわくしてきたぞ!
あれは賢くはなってないだろ。
バカじゃない≠賢いな訳だし。
まぁとにかく全てはカニの手に委ねられたわけだ。
そだね。普通になってるだけですな。
それはさておき、PS2版の初回同梱特典のドラマCDと今書きかけのやつの一つとが、ネタかぶったっぽい。
どうしよ。
>>394 ん、そうか。
まぁ職人さんに任せるよ。
>>396 ドンマイ&3時ジャストおめ。
早く寝なきゃな…
発売前に投下するしかないだろ
早いもん勝ちっしょ
たとえ相手が本家本元であろうとも!
>>397ゴメンいらん気を使わせて
>>394 >>397 てか違ったんかいw
知ったかぶりしてたのがバレるwww
393のは見なかった事にしてくれ。メル欄もw
すげえ気になるっちゅうねん
何を書いたんだ!!!!
402 :
388:2006/02/02(木) 03:17:17 ID:mI5siwDB0
ごめん、眠気がひどくなってきたので寝ます。
今日の日付が変わる前までに投下できたらいいなと制限時間設定して
控えめに自分を追い込んでみる。
そういえばちょっと前に出てた。
タイトルに○/○みたいな感じで書いてほしい
ってのメル欄に書けばいいんじゃない。
頑張って
木の陰から応援してる
おやすみ!!
「なめんじゃねーよココナッツ、この単子葉類が!」
「うるさいスベスベマンジュウガニ。潰すぞ」
「マンジュウ!? 今マンジュウっつったか、てめえ。そいつは思わず食べたくなるほどかわゆいボクを皮肉っての発言か、おう!?」
「お前の耳はどこに繋がってる。胃か、それとも腐った蟹味噌か」
「むがー!」
また始まった。その場の誰もがそう思った。
もういつもの事なので誰も文句を言わない。言う気力が失せていた。何を言っても無駄だしな。
だからこの後もいつも通りの展開。
それだけでは何なので、本日のマーべラス蟹沢はいつにも増して芸術的だったとここに記しておく。
椰子が弁当を作ってきてくれたので、それを食べる。……お、鳥の唐揚げ。
「お前とカニも飽きないよなあ」
と、せっかく二人きりだったので言ってみる。
「はあ? いきなり何ですか、センパイ」
椰子はあからさまに怪訝な顔をした。相変わらず厳しい。嫌われてるのかな、俺。
「いや、相変わらずだなーって」
「カニが勝手に突っかかってくるだけですよ。あたしがやりたくてやってるわけじゃないです」
「ふーん」
楽しそうに見えるのは、俺だけなんだろうか。……お、チーちく。
「……センパイの方こそ、どうしてですか」
「うん?」
椰子は何だか思いつめたような表情をしていた。箸が止まっている。
「どうしてカニと友達してるんですか?」
「どうして、って聞かれてもな」
友達なんだし。
「好きなんですか? カニの事が」
「ぶふー」
思わず吹いちまったぞちくしょう。ああもったいないもったいない。
椰子の瞳が、こちらをじっと見ていた。これは冗談を言ってるとかそういう雰囲気じゃないな。しかし何でいきなりそんな事を言い出すんだか。
「恋愛感情とかは無いと思う」
「ほんとうに?」
いやに追求してくるな。どうした椰子よ。
そんな風に見たことは、そう言えば無いんだよなあ。たぶん。どうだろ。カニが彼女になるとことか、ちょっと想像できない。
「まあ、今のところはな。――幼馴染で、いい奴だよ」
「いい奴ですか。あのカニが」
「ああ。バカだけどな」
今ごろくしゃみでもしてるだろうな、カニ。
そんな場面を想像して、二人でくすくすと笑った。
「あたしも、たぶん、そう思ってます」
椰子が仏頂面でぼそりと呟いた。
どっちに対して? とは、聞かなかった。
糸冬
何か凄い衝動的に書いてばっかりだな俺
ていうかタイトル付け忘れた
まあいいかいやよくねーよ
衝動的だろうがなんだろうがGJ
急にまた自然と笑みがこぼれるようなSSが増えたなキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
続くと飽きるけどな
gjk
会場の客席は満員だった。
メダルを賭けた決勝戦のスタートが切られようとしていた。
オリンピックはさすがに違う。
周りのヤツらはオレよりも体格が良いし、速そうに見える。
隣にいた黒人選手がオレを見て、ニヤリと見下したような笑いを見せた。
アジアの選手は確かに劣っているかもしれない。だけどオレにも意地がある。
きぬ、見ていてくれよ。
スタート位置に着く前にオレの頭の中にはここまで来るまでの出来事が思い浮かんだ。
……
「なあ、次があるじゃん?」
カニはオレの隣に腰を降ろし、オレを見つめてきた。
先日、オレは次の大会のメンバーを外された。
ついでに、1年坊にもメンバーの座を奪われた。
オレは飲まずにはいられなかった。
オレは陸上の推薦で東京の大学に進学した。
同時にきぬも専門学校に進学した。
現在、オレときぬは家賃3万の六畳半のアパートで同棲している。
学費免除を受け、奨学金を貰えるようになったから、夜のバイトは不要になった。
きぬもバイトしてるから、生活もそれほど困るような事は無い。
オレは大学2年目に入ってからスランプに陥った。
思うような走りが出来ない毎日が続いた。
先輩、同期についていけず、後輩に出し抜かれそうになっていた。
そして秋の大会でのメンバーに落選してしまった訳だ。
「スバル! しっかりしろよ!」
カニがオレの肩を掴み、揺さぶってきた。
「うっせえな!!」
オレは軽く押したつもりだった。だけど、華奢なきぬは後ろに倒れた。
「……おい、き……」
「スバルのバカヤロー!」
きぬは部屋を飛び出していった。
オレは最低だ。八つ当たりだ。きぬが言った通り次があるのに。
オレは追いかける事は出来なかった。
酔ったせいか、フラフラしている。
そして、オレはそのままベッドに倒れた。
……
朝、オレは目覚めた。
きぬはいなかった。だが、オレに毛布が掛かっていた。
「帰ってきたのか……?」
テーブルの上を見てみると、おにぎりが2つ置いてあった。
きぬが作ったのだろうか?
おにぎりと一緒に置き手紙があった。
『 何度でも立ち上がれ! バイトに行ってくる きぬ 』
おにぎりはとても綺麗な三角形をしていた。きぬがまともに作れる数少ない料理の一つ。
オレはそのおにぎりを手に取り、噛り付いた。
明らかにおにぎりとは違う味覚が口の中に広がった
「……甘いな。くっくっく」
思わず笑い出してしまった。マンガみたいな間違え方だと思った。
そして、オレはトレーニングウェアに着替えた。
「さーて、一から走り直しますか!」
オレはドアを開け、走り出した。
ごめんな、きぬ。
転んだって何度でも立ち上がってやるよ―――
――それから4年が経った。
最後のインカレでは日本一を飾り、そして今、オリンピックの決勝まで進んだ。
きぬが今まで支えてくれたおかげだ。
きぬだけじゃない。
レオ、フカヒレ……オレの支えになってくれたマブダチ。
今、3人でこの客席のどこかでオレを見てくれている。
オレはスタート位置についた。
そして―――
……
『見事銅メダルを獲得した伊達選手にインタビューしようと思います!』
オレにマイクが向けられた。
『伊達選手、日本へ帰ったらまずどうされますか?』
『まずはゆっくりと休みたいですね……。おっと、ちょっといいですか?』
オレは、観客席の中に3人がいるのが見えた。
そして、悪いがインタビュアーのマイクをぶんどった。
『きぬ――! オレと結婚してくれ!!』
会場は騒然となった。
『レオ、仲人は頼んだぞ! フカヒレ、式で1曲頼むぜ! 』
(あと料理は椰子に頼まなきゃな)
席の方を見てみると、きぬがこっちに手を振っているのが見えた。
オレの戦いはひとまずは終わった。
しばらくしたら、また戦う日々が来る。
だけど、オレは負ける気がしない。
きぬと一緒だからな―――
〜おわり〜
gj
>オレは、観客席の中に3人がいるのが見えた。
→オレには、観客席の中に3人がいるのが見えた。
→オレは、観客席の中に3人がいるのを見た。
国語の教師かおれはよ〜
417 :
TAC:2006/02/02(木) 23:13:12 ID:I4B42euv0
こんばんは。TACです。
今回の作品は「キミと歩くこの道を」の番外編っていうかスバル編です。
あまり詰め込みすぎると長くダラダラしてしまうので、
短くすっきりさせました。
物足りないという人も出てくるでしょうけどね。
これは前作の後の話に加え、スバルときぬの同棲生活のほんの一部を描きました。
つよきす・なごみ編のEDの会話をヒントにスバルの挫折を描きたかったというのも、
コレを書いた動機ですね。
全体的に内容は薄いと思いますが(汗)
実はまだ完結してません。
いっぺんに出すと読んでいられなくなるので分けて出しています。
今は多忙なので忘れた頃にまた出てくると思います。
それでは〜
ワッチラの里の名物の「甘にぎり」バガにすんでねー!
GJ
>>417GJ〜
次回『ぼくの、ものすごい復讐!』?
GJ
おはぎだってあるしおにぎり甘くても食えるよ
いや嘘
>>408 ありがと
くすりとしてやってくらはい
>>409 ワンパでごめんね。でも俺が書きたいものを書いてるだけだから ごめんね
>>411 ごめん付け忘れたのよ
>>417 スバルが親父みたいになったときにもうちょっと欲しかったが
そんなのもありかな
という訳でGJ!
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1138884689/144-n のどかさんと一緒にお風呂に入るだろ?そこで毛が生えてないのを確認するわけだ。
それで、保健体育で習うわけだ。「毛が生えるぜ、おじょうちゃんたち」
しかしマイマザーには生えてない!我が一族は生えない家系!?オーノーだズラ!
レオ 「お前まだワンパク一年坊だし、そのうち生えてくるよ!」
なごみ「(母さんも生えてないなんて言えない……)」
なご 「実は、マイマザーも生えてないんです」
レオ 「なんだと!?病気かも知れん!見せろ!」
なご 「(うわー、センパイ、やっぱりヘンタイだー)」
レオ 「そんな目で見るな、悲しくなるから!
なごみ、俺は本当にのどかさんのためを思って……
この鉄家に代々伝わる漢方薬を見よ!(以下説明3時間)」
次の日
レオ 「そ、それでわ、のどかさん、あ、足を開いて……(ゴクリ)」
のど 「はーい♪」
天王 「ゴクリ」
なご 「お前は消えろ!」
フカ 「そうだそうだ!」
レオ 「お前もだ!」
レオ 「じゃあのどかさん、塗りますよー♪」(わきわき)
のど 「お手柔らかにお願いしますねー」(ぱかっ)
レオ 「――ジョキャニーナ(理想郷)!」
なご 「・・・センパイ」
レオ 「!! お、おう。任せろ」(ぬりぬり)
( ゚Д゚)イッt
167 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:15:32 ID:vcJw54SJ0
>>160続き
レオ (ここから……ここからなごみがっ!)
のど 「なんだか〜、くすぐったくって〜……」
レオ (なごみはここに入っていた!そのなごみの中に俺は毎晩入れている!
だから……俺もここに入っていいはずだ!)
なご 「……センパイ?」
レオ 「なごみ……コンビニに行って脱脂綿を買ってきてくれ」
なご 「脱脂綿なら、ウチにもありま…」
レオ 「新しいのでないとダメなんだ!新しくて清潔なのが!」
なご 「は、はいっ!」(トタトタトタ)
のど 「あの〜、中断するのなら〜、もう足を閉じ…」
レオ 「いけませんっ!今は薬が乾きかけで……イカン、完全に乾いてはマズイ!」
のど 「まぁ〜…どうしましょう〜?」
レオ 「……ホルモンが…」
のど 「ホル…モン?」
レオ 「女性ホルモンを含んだ液体が必要ですっ!」
179 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:32:24 ID:vcJw54SJ0
>>167続き
のど 「まぁ〜…でも〜、そんな液体、ウチにあったかしら〜?」
レオ 「大丈夫ですっ!……え、液体はっ!自分で出せるじゃないですかっ!」(クチュ)
のど 「えっ…?あ、そ、そこは……塗っていただいても…生えな、い、んっ…」
レオ 「……薬を塗っているんじゃありません…のどかさん。液体を…分泌してください」(クチュクチュ)
のど 「で、でも……あ、うん……」(クチュクチュクチュ)
レオ 「すごいですよ……もう溢れてきてる。これなら…乾く間もないです」(クチュズチュ!)
のど 「あ……な、何で…指を奥、にっ……?」(ズチュズチュ)
レオ 「奥のほうがホルモンが濃いんです!……ほら…こんなにネットリしてる…」(ズチュブチュ)
のど 「はっ……うっ……こん、な…なご、み……帰ってきちゃ、うっ」
なご 「…………もう帰ってます」
この辺で。オヤスミ。
最後のセリフが面白かった
面白かったが…………
186 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:41:38 ID:neMi0Dka0
>>179続き
なご 「言ってくれればわたしが出したのに!」
レオ 「いや、その…」
のど 「ふっ…ん…こういうのは…あ…本人のじゃないとダメなのよね…ね?」
レオ 「そ、そうそう」
なご 「…」
のど 「だから…続けて…」
レオ 「え」
のど 「ん…いいから」
レオ 「は、はい」
なご 「…わたしも手伝います」
のど 「え? …あっ、や、なご…ちゃ…ん」
188 :名無しさん@ピンキー:2006/02/03(金) 02:52:49 ID:Xw32bjad0
>>186続き
レオ (ピコーン!)「そうだ、なごみも下を脱ぎなさい!」
なご 「……は?」
レオ 「重なるの!……こんな風に!」(グイッ!)
のど 「あ、ひゃ……!?」
なご 「うあ……か、母さんの……熱い……」
レオ 「こうすれば!ホルモン液も薬も一度に塗れて一挙両得一石二鳥!」
のど 「ああ……なごみちゃん……いつの間に、こんなに大人に…」(ズリズリ)
なご 「かあ、さ、んっ…!こ、こんなの……っ!」(ズリズリ)
レオ (ピコピコーン!)「そうだ……そろそろ男性ホルモンも塗り込まなければ…」
のど&なご 『早く塗って!!』
フカ 「よしきた」
天王寺「オレじゃないのかよ!」
なご 「センパイ、それはヤです」
レオ 「うーむ」
フカ 「いいだろ、別に! 両方とは言わないからさ」
レオ 「そうだ。なごみ、のどかさん目隠しして」
なご 「え?」
レオ 「これだとどっちに挿れられてるかわかんないだろ? なら俺だと思えばいい」
フカ 「あったまいい!」
なご 「ちょ、わたしはいやですよセンパイ」
のど (そういうのも面白そうね)
なご 「ちょっと、お母さん?」
のど 「はーいこれつけましょうね」
なご 「ちょ、やだ、やめて」
フカ 「グッジョブです!」
レオ 「よし…始めるか…」
今さら気付いたんだけどPS版で
祈ちゃんサブキャラに降格してるwww
>レオ (なごみはここに入っていた!そのなごみの中に俺は毎晩入れている!
> だから……俺もここに入っていいはずだ!)
なにこの超俺理論ハゲワロス
本スレSS転載には突っ込んじゃダメだw
レオなんてずっとサブキャラだぞ
それよりPS版って年齢設定あんの?
30歳以上の魔法使い限定です
全キャラ30歳以上!?
それはきつすぎるだろ
も、もしや土永さんも……
「なぁカニ、PS2のつよきすのタイトルってなんていったっけ?」
「んだよ、それくらい覚えとけよレオ。『つよきす Max Heart』だろ」
「ふたりはツヨキス!! って、なんでだよ」
ごめん、反省も後悔もしてる。
そろそろ違うキャラ書きたい。そう思っていたはずなのに。
出来たのはこんな一発ネタでした orz
>>417 GJ!
続きが気になりまっす
前作と合わせてGJ
>440
がんばれ
「チュ…クチュ…チュッ…ぷはぁ! 最高に可愛いぜ、きぬ」
「レオ、オメーこそ最高にセクシーだぜ」
俺ときぬが鍵をかけた生徒会室でイチャイチャしていると、
突然誰かがガチャガチャと鍵を開けようとしている音が響いた。
「お、おい、レオ、誰か来るぜ」
バチン! と半ば鍵を壊したような音が響くと、入って来たのは
「佐藤さん……」
「よっぴー!」
「あ〜、二人とも探しちゃったよ。はい、二人ともこれ被ってね」
と、鬼の面を強制的に被らされた。
「佐藤さん、何これ?」
「やだなぁ、対馬君、今日は節分だよ?
二人の中にいるイチャイチャ鬼を追い出してあげるね。鬼は〜外!」
言いながら、佐藤さんが何か固いものを凄い勢いで投げてきた。
「痛い痛い痛い!よっぴー、何投げてんだよ!」
「二人のイチャイチャ鬼は強力だから、豆じゃあダメかなと思ってパチンコ玉を」
にこりと笑う佐藤さんの目は、全く笑っていなかった。
「(かにっち…かにっち…かにっち! 対馬君も、私を選ばないで…!)鬼は〜外っ!!」
「レ、レオ〜、ボク、体力には自身があったけど、もうだめっぽい…」
「きぬ、あきらめるな! 愛の力さえあればっ、乗り越えられるっ!」
「あれ〜、まだイチャイチャ鬼が出て行かないみたいだね?
もうちょっとがんばっちゃおうかな? 私」
「い、いいいや、なんかもうイチャイチャする気がなくなっちゃったよな?きぬ?」
「え…? あ、ああ、なんかぜんぜんイチャイチャしたくねーな。レオ?」
「良かった〜。二人のイチャイチャ鬼が出て行ったみたいだね」
俺ときぬが絶妙のコンビネーションを見せて答えると、
佐藤さんは満足した顔をして生徒会室を出て行った。
「…大丈夫か? きぬ?」
「ボク達よっか、よっぴーのほうに鬼が憑いてそうだよな(ボソ」
「ん〜? 何か言った? かにっち?」
出て行ったはずの佐藤さんが、入り口から顔だけ出して笑った。
「ナンデモアリマセンモウシワケナイデス」
445 :
SSD:2006/02/04(土) 03:35:28 ID:dm1bgzFV0
ちょっと遅い気がしますが、節分コネタ。
久々のつよきすが、黒よっぴです。
生徒会メンバーも姉達も、ちゃんと豆まきはしたんでしょうかね?
おやすみなさい。
GJ
怖い、怖すぎるよよっぴー
GJ フカヒレ鬼まだ〜?
ともえ日記
2月3日 金曜日
今日は節分だった。雛乃姉さんは「柊家の門に柊の葉・・・ふふ・・フフフ」とよくわからないけどなんだかうれしそうだった。
だけどイワシは瀬芦里姉さんが頭ごと食べてしまったので本当に葉っぱだけになってしまった・・・。
海と高嶺は「ツインはそと〜 空也はうち〜(・ε・)」「ちょっと痛、痛いってば!なんでアタシが鬼なのよー!」
とはしゃいでいた。あは、二人ともまだ子供だな。
空也が「恵方巻を食べたい」といっていたのでつくってあげた。
みんなも美味しそうに食べてくれたので、本当によかった。(瀬芦里姉さんは相変わらず三口ぐらいでたべちゃったけど・・・)
要芽姉さんは「私はこんなのよりも空也の恵方巻が食べたいわ」とエロスな発言をしていた。
・・・・あう。
そのアトは歩笑ちゃんや帆波さんもヨンでもう一度豆まき。
鬼の役は・・お父さんだった。みんな結構本気で豆をぶつけていた。
ちょっとかわいそうだったけど・・・でも空也を危険な目に合わせたりしてたんだから仕方ない・・・のかな。
だけど海のガトリング豆まき機はちょっとやりすぎだと思う。
そりゃぁ「もっとブツケテ!ハァハァ」とかしてたけど・・・あぅ。。。
そのアト、透子さんや衣瑠香ちゃんたちも交えて大宴会をした。
後始末はいつもどおり私と空也と摩周さんになっちゃったけど、すごく楽しかった。
これからもみんな仲良く暮らしていけたらいいな。あは
449 :
SSD:2006/02/04(土) 12:57:18 ID:dm1bgzFV0
>448
萌えました
GJ
>>448 ともねえは「空也の恵方巻」でそれがエロスな発言とはわからず
「?」 としているんじゃなかろうかw
GJ
きっとともねえはレディコミとかy(ry
真っ赤になりながらレディスコミック(高嶺所有)を読むともねえテラモエス
SS投下します。
なんか股間が涼しい。股間だけ滝に打たれている気分だ。はっと目を覚ます。まだなんか眠いけど、サングラスを
していてもここの日差しは目に入ってくる。もっと大きいやつにすればよかった。サングラスをはずして股間が滝に打
たれているのを確認する。ミネラルウォーターが俺の股間に注がれている。空太郎に水浴びをさせているその人
は。
「空也、 起きなさい、もう10時よ。」
姉様がミネラルウォーターを一口飲んで俺に渡す。そんな姉様はかなりセクシー。
「おはよう、 姉様。今日は早起きなんだね。」
ミネラルウォーターを飲み干して、ふたを閉める。姉様は隣のイスに座って足を組んだ。
「正確には、九時半に起きたわ。そしてこうしてあなたの寝顔をみていたの」
「きゃ、恥ずかしい」
あわてて顔を隠すリアクションをする。
「大丈夫よ、ここには私とあなたしかいないわ、誰にも見られてないわよ」
「だから姉様に見られるのは恥ずかしい」
そういわれた姉様は少し困った顔をした。なんか悪いこと言った気がする。
「わかったわ、 今度から気をつけます」
姉様の顔がにやついている。絶対この人はわかっていない。でも九時半起きを早起きといって胸を張っている姉
様がかわいいので許すことにする。
今俺たちがいるのはバリ島近くの無人島、でも設備は行き届いていた。姉様の写真を見たどっかの国のバカ王
子がお近づきの印としてくれたらしい。姉様のスケールの大きさにも驚くけど、その人のバカのスケールの大きさに
も正直驚いた。一度も会ったことないのに。
「静かね」
聞こえるのは波の音だけ、日差しは強いけどテレビで見るような南国の海が一望できた。
「このまま、時間がとまればいいのに」
姉様は波の音にうっとりしている。この人も普段は多忙を極めてるからな。でもこの人のやさしい笑顔はいつも俺
を癒してくれる。
「あなたが望めば、働かなくても十分やっていける貯蓄はあるわ」
「俺は姉様がそばにいてくれるだけで十分だよ」
「困ったことがあったら何でも言うのよ、すべて私が解決するわ」
事実この人はすべての問題を解決してくれそうだ。頼れるときは頼ろう。椰子の実ジュースを飲みながら考えた。
「それにしても敵が多すぎるよね、親父の仕事って」
「そうね、 でも仕事の話はここではタブーよ。大丈夫、キリヤのデータだって私の手中にあるわ」
「そうだね」
この人といれば何でもやり遂げられる気がする。
「あなたの夢は私の夢、あなたの幸せは私の幸せ。誰にも邪魔はさせないわ」
姉様は椰子の実をテーブルに置いて俺のイスの端に座った。
「ずっとそばにいてくれるのね」
姉様の手が俺のほほをなでる。
「片時も離れないさ」
「浮気したら刺すわよ」
「もう姉様しか見えない」
「四日以上の出張には同伴するわ」
「むしろ大歓迎」
姉様がいきなり俺に抱きついた。椰子の実を落としてしまった。
「くーや、愛してるわくーや」
頬摺りをやめようとしない。姉様は少し泣いていた。この人はこれまでずっと我慢してきたんだと思う。やさしすぎる
この人は、すべてを許そうとして、すべてが許せなくなってしまったんだ。でもやっとその呪縛から開放されようとして
いる。
ピピピ……。家のほうから緊急用の通信のサイレンが聞こえた。
「ちっ、いいところだったのに」
姉様が舌打ちをして本気で悔しがっている。この人らしいけど、ファンの子がこれを見たら幻滅するんだろうな。
「ちょっと行ってくるわね、あなたはここで待ってなさい」
口付けをしてやさしく語りかける。ほんとに器用な人だ。
しばらくしても帰ってこないので様子を見に行くことにした。着替えでもしてるのだろうか。
「……いいわ。徹底的にやって頂戴」
なんか中から姉様の怒気のこもった声が聞こえる。トラブルかな。テーブルにあるノートパソコンをチラ見した。
《氷の弁護士、ついに南の島でとける。婚約者とラブラブ旅行》
どうやらこの旅行がばれたらしい。それで姉様が怒ってるわけだ。話し相手は摩周さんっぽい。日本に帰ったら大
変だろうな。でも摩周さんならなんとかしてくれるはず。俺はノートパソコンを閉じて電話線を抜き取った。
「あ、空也、ちょっとなんてことするの」
「日本のことは帰ってからでいいよ、摩周さんが何とかしてくれるし」
我ながらかなり勝手なこと言ってるし。その言葉に姉様は考え込む。
「そうね、仕返しは摩周くんに任せましょう。明日には東京湾の底にいると思うけど」
なんか俺の知らないところでおそろしいことが起こっているらしい。
「それじゃ、ちょっと、待ってなさい。いまお昼作るから」
姉様がキッチンに向かおうとする。
「姉様、それなら俺が」
「いいのよ、あなたは待ってなさい。私の手料理であなたが喜んでくれることが私の女としての幸せなのよ、しかも
せっかく覚えた料理がもったいないじゃない」
ぐはっ、俺は姉様のその微笑と言葉に完全にノックアウトしてしまった。しかも言いながら照れてる姉様はめちゃく
ちゃかわいい。
仕方なく窓際のベッドに横になる。姉様の幸せそうな横顔をみながら姉様と見る夢の続きを一人考えていた。
おわり。
紫煙
駄文すいません。これでも一生懸命かきました。もし手が開いている人がいましたら感想でも書いてください。
次作の肥やしになるよう努力します。
どこが駄文じゃー!
ふざけた事言ってんじゃねえぞ!
GJ!
461 :
SSD:2006/02/04(土) 19:32:22 ID:dm1bgzFV0
>>459 >次作の肥やしになるよう努力します。
ならば一つだけ。
話にメリハリがほしいです。
…オイラが言える事ではないですね。
生意気言ってすみませんでした。m(_ _)m
ちょw写真見ただけで島プレゼントってwww
確か島ひとつ丸々借りられるリゾートってあるからそんなのに脳内変換だな
556 :恐るべき讃岐うどん :2006/02/04(土) 00:10:57 ID:uHY4RLHV0
: :;;:::::::::::: :
、,,,,,,.: 丶゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙゙;;;;```:.,,,lllllllll, ヽ
: :ll゙ !illllllll ヽ
丶ゝ lllllllll )
┌⌒ lllllllllli l
│ ,,,,i″ :;,l;;;;;;;;;;;;;;,、゙lz゚ll,,`lllllllllli,, L
:| ;,,ll,llll″:::::;;:::::;;;::;;;;;;:;;l,;;;、;',゙!l,.;;タg,゙li,, lllllllllllll l
,,illl゙~ill::;;:::;;;;;::;;;;;;;;;;;;;l、ll,;;li,;ュ゙l,.'゙li、,,'lll; llllllll,li!! |
illll″llll j;;;;;;;;;;;;;;;;《'!i,'l!r゙ョ゙l,;゙|;「∧∧illllll!!lllllll ll
.|lll ;lll゙l;;;;;;;;ll;;;;;;,i゜;;;;.iヽ'll、`ヽ`マ,,ll,,lli,.illlll⌒lllllll lll.
゙llll ,llllli,;、;;;llヒ;;;'∧;`;;'i、ヽ!::,,r'', {:;'p;)`|“:゙illl )iiillllllll
>>543 `゙lllll!llllli,,;、;ll'F'!,!,i、、 '" '゚ー-゛"‐ :i゙l! 丿iiiilllllllll フンッ、ご苦労様なんて言わないからね
.゙゙ll!llllllllRlll゙l゙;'~;rc 、、 ゙゚゚”` y,::ll゙llll;゙゙lilllllli,、
ゝ;;lllli、`ヽ:、_{;:ツ'′ /::,i llllllllii
.llll,;;ヽ、ヽ`" ; lllr.!i `lllll゙llilllilllll
llllヾ゙゙l,;丶iヽ ` ノ:i ill| llll llllllllll
.,llll ヾi、;;llli、: \ 「゙⌒ヽ ゙` . ill lll、.゙llilllllll
.lllll′ヽ: ;゚、.i、 : :、ヽ., ヽ___ヽ ゙ |′ i"l′ lll lllllll
.lllll″ ヾ lli `'l!l'丶:_ ノ ゝ、 i i ゙゜
lllll゙ i ll 丿 ゙゙゙゙ | :::::゙ゝi. i
llllll′ i l ._ -"゙:_| ゝl、`i i
`` .i ll‐;;`;;;;;;;;;,! /]i;:: i ill'―,ー__
i゙ ゙゙;i l;;;;;;;;;;;;;;;;;l :_/‐` ;i: i lil;;;;;;`:'”,レrゝ
| i |;;;;;;;;;;;;;;;;;;| ,、';;;;;;;;;;;;;;;; i li、;;;;;;,,r ″ ゝ
| i i::;;,!;;;;;;;;;;;;;;| /";;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i i,;;;i;;.、"` ゝ
| i iト_;;;;;;;;;;;;;;;'i /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:',i i,;;ll i : : \
| i i,l `丶,_;;, l,〆;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,,,,li ゙l,il,: :::::;;;ヽ
| i i i;ヽ_ `lyr―--‐:;‐''''“″ /"'i i,: ;;;;;;;;;;;‐ヽ
/: i: i: i i i;;ll゙:゙:ー:―; ;_,_____/;;;;;;;;:i: : : 、i, :: : ::::;;;;;;;ヽ
/: :i i:;i;;;i;;;i;°;: : | R:|;'rl广: : : : : : : : : : : :i : :i i::i、
824 :名無しさん@ピンキー:2006/02/04(土) 18:25:11 ID:pcif1x1d0
>>823 '´,ヘ^^ヘ
iiイノノハリ)
>|(リ´ヮ`ノK
//(`人))ヽ
(( /;`_´ヽ))
`Uノ´
>>454gj 姉しよやったことないけど、要芽がそんなにデレるなら買ってもいいなあ
コンシューマーゲーム化するということは……
アニメ化が近いということだろうか?
そもそもこのゲームの正規ヒロインは誰なのか。
並びからすれば乙女だろうけど、
シナリオの内容・構成・完成度からいえばカニだろう。
アニメ版のヒロインは是非カニで。
カニというよりスバルシナリオだし。
武道祭の熱血レオは乙女ルートのが個人的に好きだけどね。
カニをメインに他ヒロインをどう絡ませて作って行くのか。
まだ決まってないけどアニメ化するよなあ
レオの声優誰がするんだろ
緑○さんは勘弁
合わないよなあ
ヘルシー太郎が浮かんだ
471 :
風邪:2006/02/05(日) 01:50:48 ID:4Fer4hEz0
風邪って辛いな。
「いやほんと辛いわこれ」
なんて、思わず独り言だ。寂しい。熱がもう酷いものだ。今朝から結果が怖くて体温を測ってない。いけないとは思っているんだが。
薬も飲んでみたが、いっこうに良くなる気配がない。
(まあ、昨日の今日だしなあ)
そんなに早く効き目は出ないか。
乙女さんは気合で治せとか言ってた。無茶いわんで欲しい。だけど一晩中看病してくれた。やっぱり優しいひとだ。
朝食はなごみが作ってくれた。消化が良くて胃に優しいお粥、梅風味。
俺が風邪をひいたと聞いて飛んできたらしい。ありがたい。もつべきものは料理が上手くて可愛い彼女だ。さすがに風邪をひいてるときに乙女さんのONIGIRIは遠慮したいしな。気持ちは涙が出るほど嬉しいんだが。
そんな二人も今はいない。もう登校してしまった。
なごみは休んででも俺の看病を続けると言っていたのだが、やんわりと断った。何度もこちらを振り返りながら部屋を出ていったなごみの姿が目に焼き付いている。
乙女さんも心配そうにしていたが、笑って安心させた。もろバレのやせ我慢だったが、乙女さんは単純だしな。と口に出すと危険だが。
なんにしても、これで独りぼっちである。さすがに堪える。
病は気から、とはよく言ったものだ。こうして病に冒されているとどんどん気持ちが弱くなっていくのが分かる。
「さびしいなあ」
うお、また独り言だ。でもこうでもしなきゃ気がおかしくなりそうなんだよ、孤独感で。「なごみー」
思わず口を突いて出た名前。今ここにいない後輩の名前。
いいだろ。言うだけならタダだし。
そういや喉がカラカラだ。体調が最悪なので布団の中から出られない、なので水も飲めていない。
472 :
風邪:2006/02/05(日) 01:52:00 ID:4Fer4hEz0
「なごみ、水をくれー」
「水ですね? 待っててください、すぐに持ってきます」
おお、さすがはなごみだ。かいがいしく看病してくれるじゃないか。センパイは嬉しくて泣けてきたぞ。
「あれ?」
何かおかしくなかったか、今の。しかし部屋の中を見渡しても誰もいない。空耳か。いや、幻聴が聞こえてくるほどヤバイ状態なのか、俺は?
「とうとう天に召されるときが来たか……」
まさかこんなに唐突に死ぬとは思ってなかったが……これも人の儚さである。
さようならみんな。名残惜しいけど俺は精一杯生きたよな。閃光のように。
「さようなら、なごみ……俺は先に逝くよ」
「逝っちゃダメです!」
と。声が聞こえた。声を聞くだけで幸せになる人の、声が。
廊下を駆けてきた彼女が何かを大事そうに持っている。
「センパイ、水です。飲んでください」
なごみ? と、俺は言葉にしようとしたんだが、あまりにも鬼気迫る様子で水の入ったコップを差し出してくるなごみに気圧されてしまった。
紫煙
474 :
風邪:2006/02/05(日) 01:53:00 ID:4Fer4hEz0
「なんでここにいるんだ、なごみ」
喉を潤して落ちついたので、聞いてみた。まだ喉は枯れているが、しょうがない。
「なんで、って……もちろんセンパイの看病を」
「そうじゃなくて。授業はどうした授業は」
「途中で抜けてきました」
しれっ、と言ってのけるなごみ。まるで当然の事だといわんばかりだ。
「お前なあ、」
「やっぱりセンパイの事が心配で。あの、お邪魔、でしたか……?」
うっ。なごみの表情は見る見るうちに暗くなっていく。
な、なんだ。そんないかにも「すみませんでしたセンパイ、あたしったらいつも図々しくて……邪魔だし、イタイですよね、こんな女……」とか言いそうな目は。
だまされないぞ。ここはひとつ先輩として厳しく言ってやらねば、
「邪魔なわけないだろ。なごみが来てくれて本当に心強いし、嬉しいよ」
ああっ、ダメだ俺は。コンジョーナシだ。でもしょうがないよな、本音だし。
「ありがとな。なごみはいい子だ」
いつものように頭を撫でてやる。髪がさわさわと、手のひらに伝わる感触が心地いい。
「えへへ」
嬉しそうに微笑むなごみ。
うん、せっかく心配してきてくれたんだ。こうしてほめてやるのが当然だ。
「ところで……なごみ」
「はい?」
湿ったタオルを俺の額に置こうとしているなごみが、小首をかしげた。
せっかくのいい機会だ。こんな事もあろうかと、用意していた甲斐があった。
「――ナースになる気はないか?」
クローゼットの中には、男のロマンが詰まっている。
紫煙
糸冬
なるほどなるほどここで終わりか〜…っておぉい!マジかよ!
俺のこの昂ぶる気持ちは一体どこにぶつけりゃいいんだよ!
そうか!俺が書くのか!いや書かねーよ!書けねーよ!
ちょw いいとこで終わりやがってww
つづきー
>>479おまいも同じこと言ってるじゃねーかw
GJなんだけど、GJなんだけどっ
>>480なごみ〜ん。お前に潰されるなら本望っ
>>481オマエは重大な勘違いをしているぜ
しかも二つ
まず一つオレはもう終りかー!
とは言ってない。もう一つは
>>480はなごみんではないかもしれない!!
>>482 そういうのをあげあしとりっての
中の人乙(小)
前スレ分の更新完了。
コンシュマー化発表くらいからアクセス数がポンと跳ね上がってます。
ほとんどがGoogleかYAHOOの検索で飛んできた感じ。
一般ゲーの板は見たこと無いのでどんなふいんき(ry なのかよく知らないんだけど、
事と次第によっちゃまた人増えるかもしれませんね。
あと前スレで「最近勢い無いんじゃない?」とか言っていた香具師は一歩前へ出ろ。
>>483 お前は俺か? ってくらい早い乙どうも。
その時刻だとたぶんUPしてから1分くらいしかたってないw
おおSSの方も更新できてる
中の人乙(大)
あと「ふいんき」じゃなくて「ふんいき」ね
486 :
367:2006/02/05(日) 03:48:22 ID:4Fer4hEz0
何かいっぱいGJもらって嬉しいな
ありがとん
続きなど無いこの世は無情だ
この後はあれだよ
元気になったレオが「うつるとやばいから予防注射しとかなきゃ」とか言って
ナースなごみにぶっとい注射を たっぷりと薬を注入してだな
いやごめん寝るわ
>>484 乙です
>>485 ちゃうねん
なぜか変換できないねん
>>484 中の人乙
作者の名前付いていたSSがあった気がしたのは気のせいですか、そうですか
>>487 >作者の名前付いていたSS
よくわからんけど「
>>579」のことですかね?
それなら「F・C・C」の後ろにくっつけました。
>>488 たしか、姫のやつでメル欄に書いてあった希ガス
勘違いだったらごめんなさい
中の人の仕事を増やすんじゃない
なんか心当たりがあるなら
>>489自分で探してこようぜ
>>490 たぶん、過去スレ置き場にある=俺見れない
ごめんなさい、中の人…
>>491 Tabキー連打してメル欄ひととおり見てみましたが
怪しげなのは特に見つかりませんでしたねえ。
とりあえず今夜はこれで落ちます。
>>
>>492 ごめんなさい、中の人
そしておやすみなさい
495 :
SSD:2006/02/05(日) 05:01:30 ID:JDeRuEGm0
中の人乙です
中の人乙
とは言ってもオレ見れねえorz
カニ成分が足りなくなってきた
誰かカニを書け! 節分小ネタではオレの欲望が収まらない
中の人乙。自分の作品が収録されてると感慨深いねえ。
こっちのスレは居心地いいねえ・・・・
本スレじゃネタ投下しても反応薄いしさ・・・
俺だけなら「あ、つまらんかったんだな」で済ませるけど、ほとんどの職人がスルーだし
雑談するなとは言わんが、独り言のオンパレードになってるのが・・・・
スマン関係ないな
あらゆる人にGJ
>>497 同志がいたぜー!
俺からも頼む!カニを!カニ分を!
昨日の世界不思議発見!見てからずっとムラムラしてた
リクエストされたからってポンポン書けるもんじゃないと思うが
カニは〜外
言ってみただけだ
中の人ご苦労様。
訂正して欲しいところがあるんだけどそっちのBBSに書きにいきます。
>>499 こっちのスレが比較的もめないのは、ネタ師兼読者の比率が多いからだと思うんだ。
まあ、このスレにも作品別のスレにも、たまに変なのが現れるのは同じだが、
このスレでは見事にスルーされてるし。
>>497>>501 カニ萌えのネタ師がいたとしても、もう少しインスピレーションの湧きやすいお題を
提供したほうが書きやすいんじゃない?
悪いが俺はなごみん一筋なので、よほど食欲をそそる素材でなければカニを調理する気にならない。
花見ネタなんてどうだ?
花より団子を地で行くやつだぞカニは。
自分で書こうと思ったけど別のネタ思いついちゃったから誰か書いて、なんてことはありませんよ?
誰かオレに支援をさせてくれ!
もし乙女さんの話し方がイガグリだったら……
乙女「おいレオ〜!おめぇネグダイ曲がってるべ!」
フカヒレ「そんな話し方の乙女も萌え〜!!」
萌えてない萌えてないもんね。
じゃなくて支援させろ〜
サメスガアイがとらえた衝撃の瞬間
「じゃあ佐藤さん、さよなら」
「うん、またね対馬君」
レオめやっと帰ったか。
しかしこれで竜宮にはよっぴー一人。
このドアを開ければ二人の愛の巣が。
ガラガラ
「さあよっぴー、二人の愛を育てよう。ってあら」
「……鮫氷君見ちゃったんだ」
「な、なんのことでありますか?」
「見られちゃったらしょうがないよね」
ガチャッ
「よよよよっぴーって以外とアグレッシブ?」
「本当に口が減らないね」
『ギャアアアアアアア』
「あら土永さん、何か聞こえませんでした?」
「さあな、空耳だろう」
ゴメン反省して来る
>>504 実際リク通りのもの書いて住人(読者)を喜ばせてやりたいって気持ちはあるんだが
どーにもこーにも自分が書きたいものじゃないと執筆意欲が沸かんのだわ
この意欲ってのが意外と最重要に近く
こいつが無いのに書いても苦痛なだけだし何よりいいものができない
というわけで俺は今日もなごみんなごみん
512 :
あなた好みに:2006/02/05(日) 23:29:08 ID:9xS2U6cwO
「なー、レオの好みの味ってどんなんだ?」
「そうだな、甘辛いのがいいかな。なんか家庭の味って感じで。どうしたんだ?ま、まさか何か作る気じゃ…」
「ばっ、ばっかじゃねーの?レオにくれてやるもんなんか何にもねーよ!この自意識過剰野郎がっ」
ボクは走ってレオのもとから去った
バレちゃダメだ。うんめーもん作ってレオを驚かしてやるんだから♪
帰宅し、何にしようかおかしの本とにらめっこした
甘辛い家庭の味か…ふんふん。よし、これしかないだろ!見てろよ、レオ。ボクのあたたかーい愛を受け取りやがれ!
──2月14日、誰もがドキドキワクワクする日──
「レーオっ」
「うおっ、何故か急に寒気が…」
「?ならちょうどよかった。そんなオメーのハートを温めてやるぜ……ほらよ」くぁーっ、テレるぜ。だから早く受け取っちくり…
「っておい!なんだその嫌そうな顔は?オメーはボクの可憐な乙女心を踏み躙る気ですかオイ」
「お前からのプレゼントはロクな物がなくてな。それに何故か拒否反応を起こしてるんだ、多分本能が働いてる模様」
「男のくせにガタガタうるせーな!潔く食べやがれ!」
ボクは包装紙をビリビリに破き、中身の手作りトリュフを摘んだ
「トリュフ?」
「おう……頑張って作ったんだ。食べちくり(////)」
513 :
あなた好みに:2006/02/05(日) 23:29:53 ID:9xS2U6cwO
「(トリュフってチョコを丸めただけのもんだし、いけるか)見た目も普通だしな。有り難くいただくよ」
レオが初めてボクの料理を自ら食べてくれた……なぁ、ウメーだろ?
「ぶはっ!なんじゃこりゃー!!」
「美味すぎて感動か?そこまでオーバーにリアクションとられるとテレるぜ」
「カニさん…今までお前の料理を食わされたときと同じリアクションなんだが……」
レオがエチケットタイムに突入しそうになったんで引き止めた
「待てよ、レオ!オメー甘辛いのが好きだっつったじゃねーか!」
レオを喜ばせたくて、一生懸命作ったんだよ……
「コレは甘辛いじゃなくて、甘いと辛いだバカヤロー!!」
「甘い+辛い=甘辛い、だろ?」
「このカニ味噌が!大体どうやったらこんな器用なもんが作れんだよ!?」
「よせやい、テレるじゃねーか」
ここでボクが編み出した甘辛いトリュフの作り方を教えてやるぜ!
材料…オアシスの激辛カレー、チョコ、生クリーム
@カレーをスプーン1杯ずつバットの上に乗せ、冷凍
A@が凍ったら、チョコと生クリームをチンして混ぜる
B@に楊枝をブスっと刺してAにくぐらせ、チョコが固まるまでほったらかす
514 :
あなた好みに:2006/02/05(日) 23:31:13 ID:9xS2U6cwO
「とまぁ、こんな感じ。カレーは家庭的な物だし、オメーの望むものてんこもりだぜ」
「よーく聞け、この甲殻類が。甘辛いっつーのは砂糖と醤油を合わせたりした、甘じょっぱい味付けのことを言うんだよ!」
「う…なら最初からそう言えばいいだろ!バカが難しい言葉をいい気になって使ってんじゃねーよ!」
「お前、あんとき何も作らないって言ったろっ」
こうしていつも通り。今年も告白は出来なかった。けど、ま、いっか
「今年も相変わらず、か」
スバルは後ろから、優しい眼差しで二人を見つめていた
支援出来んかったorz
GJ
甘辛いをそうとらえるとは
恐るべきカニクオリティ
517 :
さくら:2006/02/05(日) 23:43:30 ID:9xS2U6cwO
テンションに身を任せて即席物を初投稿した
今も反省はしていない
明日辺り、反省し始めると思います。ごめんなさいorz
爆笑したw GJ
携帯からだと連投できるのか……
520 :
さくら:2006/02/05(日) 23:56:15 ID:9xS2U6cwO
>>516さん
>>518さん
ありがとです!嬉しい(*^▽^*)
>>519さん
出来ないときも有りますよ〜
携帯厨なので、読みづらいかどうかが判りません…大丈夫でしたか?
しかしあれですね
職人さん増えましたね
それに最近コテ名乗る人増えましたね
楽しくなってきましたね
不眠症になりそうだ
>>520反省しなくていいGJ
>「?ならちょうどよかった。そんなオメーのハートを温めてやるぜ……ほらよ」くぁーっ、テレるぜ。だから早く受け取っちくり…
ここは改行したほうがいいかな
後はそんなに読みにくくは無いかな
>>510結局フカは何を見たんだ?
お前は反省して来い
GJはやれんが乙
>>522反省してるっての
フカヒレが何を見たかって?
言えませんよ!恐ろしくて!
>>中の人
カニママが見れないよ
「お花見?生徒会執行部で?」
「そう。新入生歓迎関連の行事も、一息ついたしね。
たまには息抜きも必要でしょ?」
いつものように竜宮に集まった生徒会執行部。
簡単な打ち合わせがすんだところで
お花見に行こうと姫が切り出した。
まあ、確かにこのところずっと忙しかったからなぁ。
「スケジュール的には次の土曜日あたりがいいと思うんだけど」
姫がメンバーを見回す。
特に誰も予定はないようだった。
と言っても……今は祈先生を入れても6人しかいないからな。
スバルは転校、乙女さんは卒業。
新2年生はいまだ椰子一人だし
新入生の加入もこれからだ。
「OK?じゃ、決まりね。場所は……塚山公園でいいわね?
せっかくみんな揃ってるんだから
役割分担も決めておきましょうか」
テキパキと役割を振っていく姫。
料理は佐藤さんと椰子。俺とフカヒレで飲み物を手配。
祈先生の車でそれを運搬して……
「ねぇねぇ、ボクはー?」
「カニっちは……」
姫がちょっと困った顔で考えていた。
「あとやってもらうとすると……場所取りなんだけど?」
場所取りか。女の子がするものでもないと思うが
「よっしゃぁ!任しといちくりー!」
きぬも張り切っているようなので口は出さずにおく。
ま、夜中になったら差し入れでも持っていくか。
そして、帰り道。きぬがいかにも嬉しそうにはしゃぐ。
「花見かー。花見なんて、1年ぶりだぜー!」
……だいたい、みんなそうだけどな。
「……去年は、4人で行ったんだよねー」
そうだった。まだ俺たち4人は生徒会には入っていなくて。
そして、スバルがいて。
「……スバルの飯、美味かったよね」
「そうだな」
「……レオ?」
「ん?」
「キス、しちくり」
きぬの気持ちがなんとなく伝わり
俺は求められるがままに軽くキスをした。
そして、前日の夜。
「んじゃ、行ってくるぜー!」
「おう、気ぃつけてなー。俺も後から行くから」
明日は早いので、今から酒屋に買出しに行くことになっている。
それがなきゃ俺も一緒に行くんだけど、仕方がない。
学校前でフカヒレと落ち合い、酒屋でドリンク類を購入。
後は二人でせっせと荷物を祈先生の車に積み込む。
「ふう……今日の準備はこれにて終了!」
「……なんか祈先生のビール多くね?」
「気のせいですわ〜」
さて……きぬはどうしてるかな?ケータイで呼んでみる。
「もしもし、きぬ?いい場所取れたか?」
『あ、うん……去年と同じ場所、とれたぜ』
「今からそっち行くけど、なんかいる物とかあるか?」
『ん〜……別にない。じゃ、待ってるよ、レオ』
?なんか……元気がないような。
何かきぬの様子が気になったが、ここじゃどうしようもない。
コンビニできぬの好きなスナックとか買い込むと
俺は松笠駅へと急いだ。
塚山公園の桜はもう満開だった。
きぬは……さっき去年と同じ場所、って言ってたな。
えーと……あのあたりか?
キョロキョロ見回していると
どこか遠くから、きぬの呼び声が聞こえてくる。
「レオー、こっちー」
声のしたほうに目をむけ、ドキリとする。
ハラハラと舞い散る桜の花びらの下
きぬは、寂しげにポツリと立っていた。
なんだろう。
この、胸が締め付けられるような感覚は。
俺は走った。
きぬのそばに。
少しでも早く、きぬのそばに。
駆け寄って、きぬの手をとる。
どこかに行ってしまわないように。
どこにも行くはずなどないのに。
「……痛いよ、レオ」
「あ……ああ、悪ぃ」
慌ててきぬの手を離す。
きぬは、舞い落ち始めた桜を見つめ
ポツリとつぶやいた。
「……綺麗だね、桜」
「……こうやってね……レオと二人っきりで
桜を見てみたいって、ずーっと思ってたんだ」
「夢がかなったな」
「うん……夢がかなったんだ。
夢がかなったんだけど……なんか、寂しくなっちった……」
「俺は……ずっとそばにいるから」
「うん……変だねボク、どうかしてる……
一番大好きなレオがそばにいてくれるのに
寂しいなんて言ったら怒られちゃうね」
ぽす、と桜に寄りかかるきぬ。俺もその隣で桜に寄りかかる。
「桜って、不思議だな」
「……そうだね」
きっとこれからも、毎年桜の花を見るたびに
スバルとすごした花見のことを思い出すのだろう。
桜の花が、魔法をかけるように。
今はまだ、少し胸が痛いけれど。
今はまだ、少し切ないけれど。
いつか、二人きりでも暖かな気持ちで桜が見られるように
「……きぬ」「……レオ」
名前を呼ぶ。抱き寄せる。口付ける。
寂しさはいつか、舞い落ちる桜の花びらに乗って
風に吹かれて散っていった。
以上。オチなし。
ごちそうさまでした
じゃなかった
カニの一年ぶり発言
普通のはずなのに笑ってしまった。謎だ
いつもならGJというところだが
今回ばかりはCOOLJOBと言いたいっ!
なんか切ないな。スバルが去った後すぐにバカップルになっちゃって
それはそれでいいんだが、こういう感傷もあってもいいよな…
GJ!
538 :
SSD:2006/02/06(月) 03:09:31 ID:ly597iY30
GJ
他に言いようが無い
しかしあのお題でこれができるんか
素直にすげえと思った
俺の出したお題がこんな形になるとは思ってませんでした。
こういうしっとりとしたのもいいですね。GJです。
>>517 GJ!!!
これぞカニクオリティ!!!
>>534 これもGJ!!
カニのバカさを保ちつつしっとりさせるとは恐るべし。
あと気のせいかこのスレの住人はレオ&カニ派よりスバル派が多い希ガス
やっぱレオには代わり(変な表現)がいるけどスバルにはカニしかいないってところなのかな…
とにかくカニスキーの俺には最高の二本でした。つくづくGJ。
テスト終了したので投下します。
「レオッ!そこは駄目だと何度も言っているだr…はうっ!!」
「乙女さん、そんなこと言ってるけど ここピクピクうごいてるよ
ほんとはここにもほしいんでしょ?」
「はぁはぁ…ぃい加減にしないと許さn」
「ひゃっ!!痛い!やめろ。やめてくれ、レオ!」
「・・・・・」
「そうだね。乙女さんの嫌がることはしたくないし
ここでやめておくよ」
ヌポッ
(あっ/・…)
「乙女さんの全てを感じてみたかったんだけど…
しょうがないね」
「レオ、その…なんだ、男はそんなところにも興味があるのか?」
「好きな女の子だったら、体中で愛してあげたいって
世間一般の男なら誰だって考えると思うよ」
「そうなのか…」
「それにいつも乙女さんに主導権握られてるし、男としてのプライドみたいなのもある」
「ちがうっ!それは姉として、リードしてやる必要があると思ってのことなんだ」
「うん、わかってるよ。でもやっぱりたまにはリードしてみたいかな」
「……あぁ。了解した。今日はレオにまかせる。でも…その…尻の穴はやめてくれないか?」
「わかってもらえてうれしいよ。うん、そっちの穴はもう攻めないよ。
それじゃあ、はじめようか」
と言ってレオは立ち上がった
「どうしたんだ?」
「あ、ちょっと待ってて」
そしてレオは部屋から部屋から出て行った。裸の乙女を残して
一体あいつは何を考えているんだ。
しえん
「おまたせー!」
何か持ってきたようだ。黒地の布きれはわかったが、
重そうなものを後ろに隠している。
まぁいい。文句の一つでもくれてやろう
「乙女をこんな状態のまま放っておくなんて非常識だぞ」
「ごめんごめん。いや〜、乙女さんから自由にしていいなんて
許可もらっちゃったから舞い上がっちゃって」
「誰も自由にしていいなんて言ってないぞ。
あくまでリードして言いといっただけであって」
「いいから、いいから。乙女さん、ちょっと目を閉じて」
キスでもするのか?そんなことで私が許すとでも思っているのか、レオ。
結局は許すんだがな
「わかった。途中で目を開けるが照れるなよ」
「よくわかんないけど、いいよ。じゃ、目をとじて〜」
ん、キスかと思っていたがどうも違うらしい。
どうやら、さっきの布切れで目隠しをしているようだ。
「はい、乙女さん。いいよ」
「めかくしぷれい というやつだな」
「なんだ乙女さん、知ってるんだ」
「何の意味があるかは知らないがな」
「そのうち分かるよ」
そう言って、レオは何にもしてこなかった。
「レオ、何もしないのか?」
返事がない。
「おいっ!レオ聞いているのかっ!」
むにゅ
「あっ!いきなり何をするんだ!」
いきなり胸を鷲掴みしてきたので、つい怒鳴ってしまった。またしても返事がない。
ぺろっ
次は首筋をなめてきた。ゾクッとした快感を覚えた
一応、姉として、抗議しておこう
「いい加減にしろ、一体何がしたいんだ!」
「乙女さん、気持ちよくないの?どこから攻められるか判らないから
余計に気持ちよくなるはずなんだけど」
「確かに、少し変な気分だが、どこから来るか判らないことはないぞ。気配でレオの位置は把握できる」
「なぬっ!さすが乙女さん。目隠しの意味がないじゃないか」
「せっかくのチャンスだし、どうにかしないと」
しばらくしてレオに動きがあった。レオは窓を開けたようだ。
2月の真夜中だというのに気でも狂ったか?
姿艶
「寒いぞ、レオ」
「流石に乙女さんでもこの寒さだと感覚鈍るよね」
「鈍るというより凍えるぞ、裸なのだからな。閉めろ」
「だよね。少しだけ開けとこうか。さ、続き続き」
「まぁレオに暖めてもらうのも悪くないな」
で、またしても何もしてこない。カチカチと音が鳴っているだけだ。
「レオッ!私を放っておいて今度は何をしている?
この音はコンピュータか?私ではなくパソコンを触るとは、私に喧嘩売っているのか」
「今縛り方調べてたところなんだ」
「縛り方だと?」
「うん、後で使うから」
「何をだ」
「気にしなくていいよ」
「気になるだr…わっ」
レオはいきなり股間に手を伸ばしてきた。
「どう乙女さん。感覚少し鈍ったでしょ。窓開けて正解だったかな〜」
と言いながら、掌で股間を擦り付けてくる。
もう一方の手で胸まで触ってきた。
「一度、乙女さんと目隠ししてHしたかったんだよね。乙女さん、その動き、いいよ」
私は知らぬ間に腰を振り、レオの手に秘部を押し当てるように擦り付けていた
「レオ、これはちがうんだ。わ、わたしの身体が勝手に」
もう止まらなくなっていた。やめようと思っても制御することができなくなっていた。
「目隠し効果絶大だね。いつもより締め付けがすごいよ、まだ指も中に入れてないのに」
胸が切なくなってきた。そう思っていた瞬間
かぷっ
レオが乳首に吸い付いてきた。とても強く吸っている。
「レオッ!」
あまりに強く吸うためレオの頭を引き離す。
が、レオは口を離すことなく、むしろもっと強く吸い付いてきた。
我慢できず、逆にレオの頭を強く抱きしめてしまう。
「レオッレオッ!」
股間をまさぐるレオの手も止まることはなく、私も腰を振るのを続けてしまう。
「いい反応だよ、かわいいよ乙女さん」
耳が真っ赤になっているのがわかるほど耳が熱い。
いや、耳だけでなく身体全体が熱くなっているのだろう。
獅縁
すみませんが、ここで中断させていただきます。家庭の事情で申し訳ないです。
中断は2度目だし、こういうSS嫌いな方もいるだろうし
気に食わなかったら叩いておいてください。
できれば夜にでも、続きを投下しようと思います。
叩かないから続きおくれ
俺たちを焦らすつもりか・・・
続き早くplz
「うわー…降ってきたなー」
「これは積もりそうだな」
窓の外。チラチラと天から降りてくる白い雪は
だんだんと勢いを増してきて
早くも地面にうっすらと白い絨毯を敷き始める。
乙女さんは窓に張り付いて、外の様子を見つめた後
嬉しそうな顔で振り向いた。
「レオ、積もったら雪合戦でもするか?」
想像してみる。
「……乙女さんとじゃ、雪合戦でも死にます」
「む……失礼なヤツだな。
私がお前を死ぬような目に
あわせるはずがないだろう?」
何度も死にそうな目に遭った気が。
それも、数え切れないほど。
が、言い出すとキリがないし逆らうと怖いので
とりあえず黙っておく。
「思い出すなぁ。子供の頃、何度か雪合戦したな」
「……そうだっけ?」
そんな無謀なことをしただろうか?
窓のそば、乙女さんの隣に立つと
落ちてくる雪を見上げながらちょっと記憶を手繰ってみた……
ビシャッ!
「あいたっ!」
「この、なんじゃくもの!ちゃんとよけろ!」
「むりだよ!ゆきだまがみえないもん!」
「おとこのくせに
だよ、とか、もん、とかいうな!」
「そんなことしらないもん!いいがかりだよ!」
「また、いったな!」
ズシャッ!
「いたい!いたいよ、おとめねえちゃん!」
「これぐらい、よけられないでどうする!
ゆみやは、もっとはやいんだぞ!」
「ゆみやなんかでねらわれないもん!」
「もん、っていうな!」
ビシャッ!ドシャッ!
「うわぁん、おとめねえちゃんがいじめるー!」
「これぐらい、なんだ!
わたしのおっとになるなら、たえろ!」
……回想終了。
「……思い出しました」
とびっきり、苦い思い出を。
「楽しかったな、あれは」
乙女さんはそうだったみたいですね。
「でも、あの後で母様にこっぴどく叱られたっけ」
「そうだったかな」
「お前、ホントに覚えていないんだな……
下着までビショビショになって
ガタガタ震えながら叱られて、それで……」
?急に乙女さんが口ごもり
見る見るうちに顔を赤くしていく。
「……その後、なんかあったっけ?」
「べ、別に何もないぞ?
な、何もなかったから思い出さなくていい!」
なんかアヤシイな。
「じゃ、思い出さない」
口ではそう言っておいて、俺は素知らぬ顔で
再び記憶の糸を再びたぐり寄せた。
ちゃぷーん
「ううう、さむい……」
「れおー?ゆかげんはどうだー?」
「うう、まだあったまらないよー」
「そうかー。わたしもはいるぞー」
「え……おとこのことおんなのこは
いっしょにおふろにはいっちゃ、いけないんだよ?」
「おまえは、わたしのおっとになるんだから、かまわないんだ」
「そうなんだー」
ガラガラ…ザバーッ…ちゃぷん
「ふう、あったかー……れおは、まださむいのか?」
「そんなすぐ、あったまらないよ」
「しかたのないやつだ。
よし、もっとこっちにこい」
ぎゅ
「わ」
「こうして、だきあっていると、あたたかくなるぞ……」
……か、回想…終了……
「お、お前、思い出していたな!?」
「な、何も思い出してないよ!?」
「ならば、なぜ赤くなっている!」
そりゃあんなの思い出せば
恥ずかしくて赤くなるってもんだ。
「乙女さんだって真っ赤じゃないか!」
「う……幼かったとはいえ、すでにお前に肌を許していたとは……」
「乙女さんって、昔の方が積極的だった…」
パカン!
「あいたっ!?」
「もう、ランニングにでも行ってこい!」
相変わらず、だなぁ。
「……帰ったら、暖めてくれる?」
「フフン……暖めるどころか……火をつけてやる」
「火ならもう、ずっとついてるよ」
「そうだな……私も、だ……」
タイトル「雪よりも熱く」。降ってきたので。
四月の方が冷えるらしいよ
いつまで鍋の季節が続くのやら
GJ
なんかあったかくなった
今日は投下多いな!おい!!
幼レオと幼乙女が風呂場で、ですか。
あれ?なんかムラムラしてきた……
ロリじゃない!ロリじゃないもんね!
GJ!
>>563 只今あなたは
……ショタ?w
認定をされました
しかし読むの大変だった
みなさんGJ!
ショタでもない!ショタでもないもんね!
>>566ロリでもショタでもない
じゃあなんなのか教えてもらおうか?
ヽ(`Д´)ノ タダノスケベダヨ!!
( ) ワルイカヨ!!ウワァァン!!
/ ヽ
悪かったよ
ビスケットやるから落ち着けって
つ〇
>>570 お前は優しさが足りない!
俺が足りない分を補充しておいてやろう
つ【5ウォン】
優しさってこれ?
つ【バファリン】
そろそろ反省して来る
メンゴ
思ったより症状が軽かったんで早く帰ってこれました。
続き投下します
「風紀委員長がこんなに腰振ってHしてるなんて知ったら
みんな驚くよね、きっと」
「言わないでくれレオ、止まらないんだ」
「誰にも言わないよ、乙女さん。どう?たまには受けってのも悪くないでしょ」
「そうでもない。まぁ中の中ってところだな」
二人とも動きを止めることなくそんな会話を続ける。
実際、私がリードしている時より気持ちいいのだが、
年下になめられても困るので、見栄を切っておいた。
「そんなこといって、ほんとはもう欲しくなってるんじゃないの」
「な、なんのことだ。私はそんなに淫らじゃないぞ」
図星を指されて、声が裏返ったか?
もう我慢できなくなっているのは事実だが、
姉として乙女としてのプライドがそんなこと認めさせるはずがなかった。
「へ〜、こんなに腰振ってるのにそんなこというんだ」
レオが意地悪く言う。
「じゃあ、こんなのどうかな」
レオが私の秘部から手をはずし、体を離す。
私のそばを離れまた戻ってくる
さっき隠していたものを持ってきたようだ。
「乙女さん、これ触ってみて」
レオは私の手をとり、それを握らせる。
刺す痛みを感じたが、気にせず握りしめた。
荒縄か。縛り方とは、これのことだったか。
「こんなものをどこにあったんだ?」
「正月、実家に帰る前に乙女さんが門松作ってくれたよね。その残り」
「これで私を縛るのか?いい趣味してるな」
「ありがとう。でも今日はいいって約束だよね」
「そんな約束は一度たりともした覚えはないのだが、
まぁ今日だけはお前の言うことを聞いてやろう」
いつもなら許すはずもない屈辱的な性行為をなぜか受け入れてしまう。
これもこの目隠しのせいなのだろうか。
身体の火照りが取れていないのもあるのだろう。
ただ人間としてこれはいいのだろうか
もくもくとレオは私の身体を縛っていく。
手を背の後ろに組ませられた私はなにもできなくなった女ということらしい。
我が弟ながら情けない。こんなもの、すぐに千切ることもできるのだが。
「あ、乙女さん。乙女さんなら縄なんて何の障害でもないんだろうけど、
プレイの一環だから、野暮なことしちゃだめだよ。乙女なんでしょ」
私の思考を見透かすとはなかなかやるじゃないか、レオ。だが
「乙女にこんなことをするのか、お前は」
「うーん。それを言われると困るなぁ、まぁ期待しててよ」
何を期待しろというのだ。縄なんかなくても、さっきのままで十分だったのに。
「いいよ、乙女さん」
ようやく縛り終えたらしい。
「どんな感じ?」
「体中がチクチクする。まるで奴隷のようだな」
「乙女さん自分の姿見てみたい?」
といってレオが私の目隠しをはずし、鏡を私に見せた。
「な!」
レオが縄の一端を持ち、私が縄のもう一端で縛られている。
驚くほどに奴隷という表現が適している姿だった。尊厳なんかどこにもなかった。
「レオ、もうやめよう。自分のこんな姿を見るのは嫌だ」
「だめだよ乙女さん。 今日だけ は俺が攻めていいんでしょ?」
そう言ってレオは口付けしてきた。レオが口腔を舌で舐め回す。
私は抵抗したがすぐに諦め、レオの口腔を舐め返してやった
どれくらいしていたのだろうか。
終わったときには二人とも息を切らしていた。
私怨
「……ぁ、ハァ…ハァ、ハァ」
そして、レオは敏感になっている胸と秘部をまた弄ってきた。
「ぁ・・・今日だけだからな・・・・はぁはぁ・・・・今日だけだからなぁ」
私はもうそれだけしか口にすることができなかった。
「わかってるよ、乙女さんっ!」
「はおっ!」
一瞬何をされたかわからなかった。
股の下にあった荒縄を引っ張り上げられたとわかるまで数秒かかった。
四つん這いになり、ベットの柵に両手をかけ、踏ん張る。
「れ…ぉ、ハうっ!・・・・んぁ!」
荒縄が食い込んでは離れていく。チクチクした痛みが恥肉にあたる。
今までの鍛錬ではどうにもなりそうにない種類の痛みだ。
意識が何度も飛びかけている。
だが、同時にものすごい快感が背筋を駆け上る。
私はこんな人間ではないはずなのに
「はぁ……アオッ!……あぁっ!…ほぁー…はぁはぁー……すーはー…アアッ!!」
とめどなく来る衝撃に呼吸がままならない。
「乙女さん、目がトロンとして牝犬みたいだ」
目隠しを外されたことなんかもう頭になかった。
「れぉ・・・れおっ、もっ…もっとだ」
私はなにを言っているのだろう。あたまがまっしろだ。
わたしはこんな人間じゃないはずなのに
レオが荒縄を引き上げ続けた。
「んぁーーーーーっ!!!」
わたしはもう・・・
「・・・してるよ、乙女さん、好きだっ好きだっ!」
気がつくとレオが私を激しく突いていた。
「あんっ……れぇ……あんっ……オ?」
「乙女さん、いくよっ!」
顔にレオの精液をかけられ、だんだんと意識がはっきりしていく。
身体に力が入らなかった。
「はぁー はぁー レオ、あれからどれ位した?」
「数えてないからわかんないや」
「そうか」
ああ結局なにもレオは解かっていなかったんだな
そして私もあんな恥辱を受け入れてしまった
私も何もわかっていなかったんだろうな
どうしてだろう とてつもなく悲しくなってきた
「えっ!?乙女さん、何で泣いてるの?」
「いや、すまない。私が悪いんだ」
「えっ?えっ?えっ?」
レオは混乱しているようだ。レオは何も悪くない。
今日だけ と言ったのは私なのだから
勢いで書いた文章を時間ができたにもかかわらず直さなかった。反省はしている
本当は保管庫にあるウォッチャーズみたいなコミカルなエロを目指したはずなんだけど
文章が勝手に違う方向へ行っちゃったんだよ
エムな乙女さんでコミカルにしたかったんだよ〜
初めてでエロには挑戦してはいけなかったようだ
タイトルは「乙女心崩壊」乙女さんの軽いバットエンドということでお願いします
現時点の俺の作品であるということは認める。さぁ思う存分叩いてくれ
俺の糧にしてやるさ
>俺の糧にしてやるさ
んじゃ一つ。ぐちゃぐちゃ言い訳すんな。言いたいことあるなら作品で語れ。
あとがきで何を言おうが、どうせ読者に出来がいいと思われれば誉められ、出来が悪いと思われれば叩かれることは変わらないんだから。
>>581 極論を言うと、つよきすに似つかわしくない。
エロあまり好きじゃないけど、これはキャラ違い杉…
俺も未熟だけど、もうちょっと考えてほしかった。
今日は2月14日。バレンタインデー。
学校では女子達がチョコを持って男子に渡す姿が見えた。
当の俺はというと、良美からもらえるはずだったが、
生憎、風邪で欠席らしくチョコを貰えるという期待は遠のいた。
とは言っても、浦賀さんや豆花さんが義理チョコをくれたのでありがたい。
生徒会の面々は期待できないので嬉しい。
カニは殺人チョコを作ってくるので論外とする。
スバルは紙袋2つにいっぱいのチョコをぶら下げてたし、
フカヒレは相変わらず自作自演バレンタインチョコを作ってるし、
乙女さんや姫は女なのに沢山のチョコを貰っていた。
その日は生徒会の仕事も無かったので、そのまま帰宅した。
今日、乙女さんは拳法部の後輩の指導で遅くなるらしい。
ベッドで寝転がっていると、インターホンの音が聞こえた。
「宅配便でーす」
目の前にはやたらでかい箱が。
サインを済ませ、改めて見てみるとやっぱりでかい。
人が入るくらいのでかさの箱だった。
宛名は俺だ。差出人は聞いた事がない人の名前だった。
その場で開けるのもどうかと思ったので部屋へ持って行くことにした。
ずっしりとした重さ。
4,50キロはある。
やっとの思いで部屋へ運んだ俺。腰が痛い。
一体何が入っているのか気になったので開けてみた。
包装紙を開けると一枚のメッセージカードが。
『心をこめて作りました。しっかり味わって食べてね(ハート)』
「???」
俺はフタを開けた。すると―――
「……何やってんだ?」
中には裸にリボンをぐるぐる巻きにした良美の姿が。
「レーオ君☆」
笑顔の良美。
「私を食べてね!」
そして、良美は俺を押し倒してきて、いきなりのディープキス。
そして、そのまま俺は「食べられた」
〜おわり〜
それから、数時間後。
乙女さんが帰ってきた。
「ん? レオ、なんだこのリボンの山は? ほー、そうか今日は大漁だったか!
さすが私の弟だ。やるじゃないか!」
「ハハハ……」
俺は乾いた笑いしか出来なかった。
586 :
TAC:2006/02/06(月) 22:22:40 ID:w1vQGZKE0
途中で展開は読めたと思います
バレンタインSSでした
放課後。
祈先生に頼まれた用事を片付けると
いつものように竜宮へ向かう。
エリカは……もう先に行ってるはずだよな。
ガラリ
「あっ、レオッ!ちょうどいいところに!」
……一瞬、なんだかわからなかった。
見たところ
エリカはパソコンのケーブルで縛り上げられて
身動きが取れないようだった。
他には誰もいない。
「……な…何やってんの!?
は、まさか……強盗!?」
「ち、違う違う……ちょっとね、パソコンとか机とか
配置換えしてみようかなー、と思って
色々動かしてたら……こんなんなっちゃった」
「なんでまた配置換えなんか」
「ん……レオの机、隣に持ってこようかって……
い、いいでしょそんなのどうでも!早くほどいてよ!」
「はいはい」
思わず苦笑いしながら、エリカに近づく。
あ〜あ、スカートなんかケーブルでまくれちゃって……
パンツとか……丸見え、だな……
「……レオ?は、早くしてよ……?」
「んー、けっこうゴチャゴチャになってるから
よーく観察してからでないとね」
「見てるとこ、違わなくない?」
「いや、ちゃんと見てますよ?
えーっと……ここを、っと」
くい
「ひゃ!?ちょ、レオ!?それ引っ張っちゃダメ!」
「?なんでよ?」
「そ、それ引っ張ると……食い込んじゃ、あう」
くい、くい
「でもこれ引っ張らないとほどけないしー」
くいくいくいくいくい
「わ、わざとね!?わざ…う、ちょ……やめ、て…っ」
「おっかしーなー……こっちも引っ張らないとダメかな?」
プルン
「あ……ダメ、だったら……ヤダ、ってば……っ!
あ、後で承知しないわよ!?」
「……ここんとこさ……ご無沙汰だったろ?
カギ、かけてくるからさ……な?」
「う……それは、そうだけど……
ほどいてくれないの!?」
「ほどきながら脱がせてくのも楽しいかなーって」
「まったく、このエロスマンめ……いいわ、つきあったげる♪」
そして数分後。
「レオまでからまってどうすんのよ!」
「いやー……面目ない」
「と、とにかくこれじゃ何もできないわね」
「そうだね。ナニができないね」
「そんなこと言ってませんー!ええい、もう!
なんとか脱出しなくちゃ……え、いっ!」
「ぐあ!?や、やめ!!……つぶれ……っ!」
「も……ちょっとだから……う、んっ!!」
くきっ
「ほぐぁっ!?」
エリカ、脱出に成功。しかし……ナニは当分できなくなりました……
「エロ」「コメディ」「緊縛」の三題話。以上。
時は江戸…
長かった鎖国が終わり、外国文化の波が押し寄せてくる時代…
役職に女性を起用するなど、男女平等の風が吹くころとなってきた。
もはや男尊女卑という言葉は時代遅れとなったのである。
それの兆候はここ、対馬家でも見られるのであった。
「おい、起きろ。さっさと朝食を食べて支度をするんだ」
「わかったよ、乙女さん…ふぁーあ…」
「言っておくが、奉行所で乙女さんなどと呼んだら制裁だからな」
寝ぼけ眼を擦り付けるのは町方同心であり、対馬家の次期跡取り・対馬レオ。
名前が片仮名なのはご愛嬌だ。
両親は鎖国が終了するとすぐに海外へと見聞を広める旅に出かけ、家のことはレオに任せてしまったのである。
そして彼と同居をしているのは、対馬家の遠縁にあたる旗本の鉄家長女・鉄乙女。
武術の達人であり、若くして町方与力に選ばれたほどの才女である。
レオの両親から『息子を頼む』と言われ、結果として同じ屋根の下で暮らすこととなったのだ。
「ほら、朝のおにぎりだぞ。こっちの包みは、今日の昼のおにぎりだからな」
「うん、ありがとう」
すぐにたいらげると、素早く身支度を始める。
いいかげんにおにぎり以外のものを食べたいものだと、レオは思った。
「よし、忘れ物はないな?…っておい!お前、刀を忘れてるじゃないか」
「あ、しまった」
「まったく…それでは武士の名折れだぞ。早くとってこい。
私は先に行っているぞ。朝の会議に遅れないようにな」
やれやれと肩をすくめる乙女。
ちなみに、彼女が持つ刀『地獄蝶々』は奉行・橘平蔵から譲り受けた由緒ある一品である。
バタバタと急いで刀をとってきたレオは、乙女の後を追いかけて屋敷を後にした。
奉行所までの道のりを歩くレオに声をかける長身の人物がいた。
「おっす、レオ」
「ああ、スバルじゃないか。おはよう」
レオと同じく同心である伊達スバル。
父親は浪人であり、毎日フラフラと歩き回っては酒を飲むダメ人間の見本のような人間だ。
無論、父親が原因でスバルが同心であることに異を唱えるものは少なくなかった。
しかし、それを庇ったのは他でもない、レオと乙女であった。
以来、スバルについて文句を言う者はいなくなったのである。
二人はかけがえのない友人であり、その絆は親子以上に固い。
「さっさと行こうぜ、スバル。遅れると乙女さんに何を言われるかわかったもんじゃない」
「そうだな。それじゃ、急ぐとしますか」
そう言ってから、二人は駆け足になった。
無事時間にも間に合い、早速自分達の仕事場へと向かう。
その途中の廊下で、同僚の村田洋平と出会った。
「遅かったな、お前達。また遅刻ギリギリだぞ」
「ちょっと忘れ物があったんでな。
それはそうと、お前確か奉行所に泊まりだったよな?何か変わったことはなかったか?」
「いや、何もなかった…と言いたいところなんだがな」
「なんだ、洋平ちゃん。もったいぶった言い方すんなよ」
「詳しいことは朝の会議で話す。まずは部屋まで急ぐことだな。
…対馬、絶対に会議中に腰をぬかすんじゃないぞ」
「は?」
何があったんだろうという顔をする二人を他所に、村田は行ってしまった。
どうやら厠へ行くところのようであった。
部屋に到着すると、筆頭同心である天王寺が何やら落ち着かない様子で座っていた。
「おはようございます、天王寺さん。どうかしたんですか?」
「や、やぁ二人とも…いや実はね…対馬君にも関係あることなんだけど…」
天王寺が何かを言おうとした時、乙女が奥から現れた。
「ようやく来たな、お前達。まぁいい、会議を始めるぞ」
「ここしばらく、連続して発生している誘拐事件についてだ。村田、説明を頼む」
「わかりました。昨日、夜中にまたも誘拐事件が発生しました。
被害に遭ったのは花屋『椰子』の娘・なごみ。
料理屋『おあしす』で夕食を済ませた後、行方がわからなくなっています。
母親の話では、娘が先に帰ったそうなのですが…母親は帰ってからすぐに寝て、気がついたのは今日の早朝だそうです」
「ちょっと待て!俺に連絡が来なかったじゃないか!」
「…すまん。あまりにもバタバタしていたものだから…」
「ああ、なごみちゃんは一体どこに消えてしまったんだ…」
「しかし、これで3人目か…それにしても誘拐の後に何も要求をしてこないのが不気味だな」
「確かに。何か他の狙いがあるような気がしてならないぜ」
「とにかく、まずは聞き込みだ。それぞれ二人一組になって回るように。
それと、今日から見回りも強化することとする。事件が解決するまでだ」
「「ははっ!」」
「よし、それでは行け!」
「それじゃ、俺たちは『椰子』へ行くぞ。急ぐぜ、スバル!」
花屋『椰子』は街でも有名な美人親子が経営している店として、非常に評判がいい。
そこの女将・のどかと恋仲である天王寺としては、今回の一件は気が気でないようだ。
無論、天王寺は挨拶に何度も訪れているのだが、その度になごみは出かけてしまったり、彼を追い出したりするのである。
スバルと乙女もなごみとは面識があるが、母親とは明らかに性格が違う印象を持っていた。
しかし、なごみはレオの前では明らかに違う接し方をするので不思議である。
「こんにちは」
「あら〜、これは対馬様に伊達様〜。お役目ご苦労さまです〜」
「ど、どうも」
彼女の独特な間延びした話し方は、誰もがペースを乱してしまうという。
「天王寺様、すごく心配してくれて〜。気合が入りすぎていて心配なんです〜」
「ええ、あれじゃすぐに倒れちゃいますよ。えっと、なごみは昨日のいつから?」
「えっと〜、『おあしす』に夕食を一緒に食べに行って〜、そこで従業員の人と小競り合いになって〜、
それから〜、ちょっと待ってくださいね〜、その前に〜…」
こんな調子で延々と話すものだから、恐ろしいほど時間がかかってしまった。
試演
「次は『おあしす』だな。ついでに人相書もお願いしよう」
料理屋『おあしす』は鎖国終了後、外国からやってきたテンチョーが経営している店である。
誰もがテンチョーと呼んでいるが、本名は実のところわからない。
2階は貸し部屋となっており、ここでは村田を慕う紀子と、河内方面から出稼ぎにやってきたマナの二人が住んでいる。
マナは今回の事件の被害者でもあった。
「ハーイ、オ役目ゴ苦労サマデース!」
このハイテンションなものだから、さっきのペースがいきなり乱されてしまう。
「マナサント豆花サン、マダ見ツカリマセンカー?早ク見ツケテアゲテクダサーイ」
豆花とはたまにここで食事をしている中国人の女性だ。日本の文化を勉強するために来ているらしい。
「まったくだよ。さっさと見つけろよなノロマ」
「わかってるって、カニ。昨日のことを話してくれ」
「んっとねー…」
口が悪いのは従業員のきぬ。
レオとスバルとは幼馴染であり、武士と町人という階級の区別を取り払った仲だ。
カニと呼ばれているのは、いつも蟹の形をしている髪留めをつけているからである。
「またお前、なごみと喧嘩したそうだな」
「な、なんだよ。ボクを疑ってんのか!?ボクがココナッツを誘拐しても何の得にもならねーだろ!」
なぜきぬがなごみのことをココナッツと呼んでいるかは全く不明。
とにかくわかっていることは、この二人はとてつもなく仲が悪いということである。
それでも、なごみがこの店に来るのは料理がうまいからであろう。
「あ、それと人相書をお願いしたいんだけど」
「ちょっと待って。くーを呼んでくる」
そう言うと、きぬは2階へと上がっていった。
紀子はなぜかほとんどの言葉を『く』でしか話さない、超口下手少女だ。
絵を描くのが上手で、たまに外に出ては風景画を描いていたりする。
誰もが惚れ惚れするような、素晴らしい絵を描いているのだ。
「村田様に頼まれて、もう書いたって言ってるぜ」
「なんだそうだったのか。それじゃ、俺たちはもう行くぞ」
「頑張れよー」
一度戻ってから昼飯を済ませ、再び聞き込みを開始することにした。
「ここは一つ、あいつのところに行ってみるか」
「あいつか…ま、情報はあいつに任せておけばいいしな」
奉行所を出てから表通りを歩き、そのまま神社への道を進む二人。
その途中の三味線屋にあいつはいた。
「へっへっへ…あっしは新一というケチな情報屋でして…」
「そんなことは知ってるよ、フカヒレ」
「フカヒレって呼ぶんじゃねぇ!」
フカヒレこと新一はきぬと同じく二人の幼馴染。
昔からフカヒレとみんなから呼ばれ続けていた。
四人は小さいころ、よく一緒に山や川へ遊びに行ったものだ。
今は三味線屋をする傍ら、裏ではこうした情報屋もやっている。
「で、何の用だ?どうせ連続誘拐事件のことだろ?」
「おお、さすがだな。よくわかってるじゃねぇか」
「そりゃそうだろ。俺のモノになる美人がまた一人、消えちまったんだもんなぁ」
「アホかお前は」
フカヒレはどうしようもない助平で、一時は女性をつけまわしたとして乙女さんから制裁を受けたこともある。
本当にダメな奴だが、三味線に関しては優れた腕前を持ち、高級料亭で弾いてほしいという依頼もたまに来るほどだ。
「有力かどうかはわからねぇけど、一応情報はあるぜ」
「話してくれ」
「なごみは店を出た後、神社に行ったそうだ。その後の足どりは掴めてないけどな。
確かなスジの情報だぜ」
「そうか。それじゃ神社に行ってみるとしますか」
「おい、ちょっと待て。報酬は?」
「ああ、そうだったな。春画3枚でいいか?」
「ダメだね、5枚だ。それもとびきりのやつをな。前みたいにとんでもないのはいらねーぞ」
やはり筋金入りの助平だと、二人は思うのであった。
神社には非常に有名な巫女がいる。
占いに関しては日本古来のものはもとより、西洋式の占いにも詳しい女性・祈だ。
胸が大きく誰もが振り返るような美人で、彼女に声をかける男は少なくない。
肩にはどういうわけか人の言葉をしゃべる『土永さん』という鳥がとまっている。
「あらあらあら、これはこれは。お役目ご苦労様です」
「こりゃどうも。ちょっと聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
「私でよろしければ、何なりと」
「昨日、夜中に誘拐事件があってね。『椰子』のなごみが夜中にここに来たって聞いたんだけど」
「おおー、来たぞー。我輩と祈が夜の境内を見回っている時だったなー」
「ええ、そうでしたわね。私の顔を見て、それから占ってほしいと頼まれましたわ」
「で、占った?」
「もちろん。『自分の母親がお役人と付き合っている、一体どうなるんだろう』という内容でした」
「占いの内容って、他の人に言っていいものか…」
「黙れジャリ坊ー。祈がいいと言ったらいいのだー」
「テメェ…鳥とはいえ、手討ちにするぞ!」
刀に手をかけようとするレオを、スバルはすぐにおさえた。
「お前なぁ、鳥に向かって刀を振ろうとするなよ」
「まったく、野蛮な奴だなー」
「それはそうと、その後は?」
「その後は何も…いえ、そういえばなごみさんの後をつけている人が二人ほどいましたわ。
あの堤燈は確か、両替商の『霧夜屋』のものだったと思います。
半纏も多分『霧夜屋』のものだったような気がしますわ」
顎に手を当てて、何やら考え込むレオ。
「うーむ、こいつは怪しいな…事件の核心に近づいたって予感がするぜ。行ってみるか」
「当然だろ。そんじゃ祈ちゃん、ありがとうな」
「どういたしまして」
二人は神社を後にして、今度は『霧夜屋』へと向かった。
両替商『霧夜屋』は鎖国が終わってから急激に繁盛しだした大棚である。
金銭の管理はもとより、現在は高額な物品の売買も行っているようだ。
先代が病で急死した後、『霧夜屋』の実権を握っているのは長女のエリカであった。
しかし、何かと黒い噂が絶えないのも事実である。
「ごめんよ。ちょいと聞きたいことがあるんだ」
「あ、はい。どういったご用件ですか?」
対応に現れたのはエリカの側近とも言える奉公人の良美。
とても気の優しそうな女性である。
「実はここ最近で起きている誘拐事件のことを調べてるんだけどね。女将に会えるかい?」
「かしこまりました。少々お待ちください」
しばらく待たされてから、二人は奥へと案内された。
奥の座敷には花が沢山生けられており、周りとはまったく違う空間ができている。
そこに女将のエリカが座っていた。
「あらあら、今日はご苦労様です。誘拐事件のことを聞きに来たそうですけど?」
「ああ。昨日、被害者が神社に立ち寄ってから行方がわからなくなっている。
そこで、ここの店の者らしき人物が被害者の後をつけていたという情報があってね」
「まぁ、物騒。で、ここに犯人がいるんじゃないかと考えている、ということですね?」
「いや、そういうわけじゃないんだが…」
非常に整った顔に、思わずレオは見惚れてしまった。
これほど美しい女性がいるものだろうかとさえ思ってしまう。
(いかんいかん、俺にはなごみがいるじゃないか)
ぶんぶんと頭を振って雑念を取り払うレオ。
「ふふふ、ウチの者を調べるなら心行くまでどうぞ」
「そうか、それならば助かる」
二人はそれからしばらく店の者達に聞き込みを行ったが、これといった証言は得られなかった。
まぁ、何かあったとしたらそう簡単には口を割ることなどないだろうが。
一通りの人間に話を済ませた後、二人は店を出て帰っていったのであった。
「ふーん、誘拐事件ねぇ…なんだか面白そう」
「ダメだよぅエリー。危険なことに首を突っ込んじゃ」
「確か女の子ばかりを狙って起きているのよね?それじゃ私も不安だわ(ニヤニヤ)」
「そんなこと言ってる顔じゃないよ」
「ま、そんなことよりも叔父様の行動が気になるわ。絶対何か企んでいるもの」
「うん…」
奉行所に帰った後、一通りの雑務をこなしたレオとスバルは『おあしす』へと夕食のために足を運んだ。
「テンチョー、カレー二人前頼むわ」
「カシコマリマシター」
さすが外国からやって来ただけのことはあり、店の料理は見たこともないものが目立つ。
そのため年配の人間は来ないが、珍しい者好きの若者には人気のある店である。
特に『カレー』なる香辛料の効いた食べ物は大人気だそうだ。
「カレー二人前、お待ちどう様でしたー!さっさと食えや給料泥棒」
「お前、客になんて口の訊き方しやがる」
「まぁまぁ。そんじゃ、いただきますっと」
二人がカレーを頬張っていると、しばらくしてフカヒレも顔を出してきた。
「おう、やっぱりここにいたか。あ、俺にもカレー一人前ね。こいつらのおごりで」
「どうしたんだ、何か用事か?」
「ああ。お前ら『霧夜屋』を調べてんだろ?ちょっと小耳に挟んだ情報があるんでね」
「何だ?」
「あそこの女将のエリカは少々困った趣味の持ち主らしくてな。若くて綺麗な女が大好きらしい。
ついでに、胸の大きいやつがとびきりな」
「はいはい、そんな程度じゃメシはおごらんぞ。ていうか、絶対おごるか」
「まぁ最後まで聞けって。最近になって夜な夜な、あそこの蔵から女の声が聞こえてくるらしいぜ。
それも昨日はその声が一つ増えたって話だ」
「まさか…」
「おっと、これ以上はダメだぜ。ひょっとしたら命の危険があるかもしれねぇからな。
情報屋はある程度の引き際も心得ているのさ。ここからはお前らの仕事だぜ」
( ゚Д゚)⊃旦 < 茶飲め
闇夜に月の光が照らす中、川に浮かぶ屋形船が一つ。
船頭は目つきの鋭い浪人が一人、殺気をまわりに散らしていた。
中からは何やら物騒な話をしている人間がいた。
「さて、エリカの奴はどうですかな?」
「見張りからの情報では『霧夜屋』の営業は順風満帆、特に問題はない。
それどころか、その勢力を伸ばしつつある」
「なるほど…ところで作戦のほうは大丈夫なんでしょうな?」
「ふん、馬鹿馬鹿しい作戦ではあるが、町方は上手い具合に動いてくれているようだ」
「そういえば最近捕らえた女はどうですかな?」
「恐ろしいほど目つきが鋭いが…まぁ美人だから問題ないだろう」
「最後には遊郭にでも売り飛ばせば良い話でございますからな。ヘタに動くようならば殺してしまえば済むこと」
「ああ、その時は任せてもらおう」
「頼みましたぞ、鉢巻殿。あとは二人ほどさらえば良いかと存じます」
光のささない地下室、部屋を照らしているのは蝋燭の炎のみ。
がっちりとした座敷牢には三人の女性が閉じ込められていた。
それはマナ、豆花、なごみの三人であった。
「なんやねん、ええ加減にさらせよ!」
「早くここから出してほしいネ!」
「…くそっ!対馬様、早く来てください…!」
三日後、捜査が進展しないことをいいことに次の事件が発生した。
なんと被害者はカニと紀子の二人である。さすがのテンチョーも今回ばかりは慌てていた。
「オーウ、二人ハドコニ行キマシター!?」
「テンチョー、大丈夫か?」
「コンナコトナラ、カニサンニ給料払ウ前ニドコカニ行ッテホシカッタデース!」
いや、心配してるかどうかは怪しいが。
レオとスバル、そして村田の三人はフカヒレの情報を信用することにして『霧夜屋』へと向かっていった。
今回も対応に現れたのは良美である。
「今日はどういったご用件でしょうか、お役人様」
「ああ、もし差し障りがなければ、蔵とか屋敷を改めさせてもらいたいんだがな」
「そんじゃ、上がらせてもらうぜ」
「ちょ、ちょっと!」
人の言うことも聞かずに三人はずかずかと奥へ進んでいった。
途中でエリカと出くわすが、そのまま構わずに調べをはじめる三人。
「言っときますけど、私は何も疚しいことはしていませんわよ」
「疚しいかどうかは調べればわかることさ」
屋敷の中を一通り調べ上げたが、とても女五人を閉じ込めておけるような部屋などはなかった。
ならばと今度は蔵を調べ始めた。
「ここなら地下室とかあるんじゃねぇか?」
「ああ、そうだな。まともに作ってることはないと思うから、隠し扉でも…あれ?」
レオが床の変な隙間を見つけた瞬間、後ろからついてきた良美が棚の物品を落としてしまった。
「も、申し訳ありません!お怪我はありませんか!?」
「あ、いや…大丈夫だよ」
落ちた荷物はレオが気がついた床にのところに乗っかってしまい、調べることができなくなってしまった。
「…まぁ、何もなさそうだな。スバル、帰るか」
三人が帰るのを見送った良美は、気づかれないようにすぐそこの路地にいた侍のもとへと走った。
「良美よ、問題はなかったであろうな」
「はい、鉢巻様。なんとか気づかずに帰ったようです」
「ふむ、怪しいな…もしかしたら隠し階段があるのかもしれないな」
「鉄様、ここはいっそのこと『霧夜屋』に踏み込んではいかがかと存じます!」
「そう焦るな、村田。何しろ証拠がない。それでは、非はこちらにある」
「しかし!…こうしている間にも紀子の身に何かあったら…」
「あ、やっぱり洋平ちゃんは…」
「う、うるさい!た、ただ…放っておけないだけだ!そもそも対馬!
なぜそのまま放っておいたんだ!」
「だ、だってよ…」
奉行所に戻って事の経過を全員に話したが、やはり話は平行線を辿るばかり。
少し脱線をしてしまうのもいつも通りだ。
そこへ客人が来たという知らせを受けてレオが行くと、見たこともない男が来ていた。
「手前は『霧夜屋』で奉公しております、イガグリっちゅう者ですだ」
「イガグリって、本名か?」
「いんや、そういうわけでは…それよりも、お耳に入れておきてぇことがありまして。
実は良美さんと知らねぇお侍様が、女将様のことで何やらよくないことを企んどるようだす。
ワナにはめるとかなんとか、そんな話を耳にしちまったんです」
「なんだと!?」
「そんだけじゃねぇです。こないだ、娘っこ二人が夜中に無理矢理蔵に連れて行かれるのを見ちまったんです。
オラ、怖くなっちまって…」
レオはイガグリを帰し、このことをまとめて全員に説明すると、話はとんとん拍子に進んでいった。
「そういえば、『霧夜屋』には女将の叔父に当たる人物がいたはず。
あれほどの大棚だ、ワナにはめてでも手に入れたいのは当然のことかもしれませんな」
「ううむ…よし、ここは揺さぶりをかけてみよう」
「どうするんですか、鉄様?」
「まぁ、ここは私に任せておけ」
次の日、乙女は『霧夜屋』へと足を運び、そしてエリカと良美を呼びつけた。
「で、今日は与力のお方がどういったご用件でございますか?」
「ああ、実はよからぬ噂を耳にしてな…そこで、それを女将に聞いてもらいたかったのだ」
「あのぅ…私は別に聞かなくても…」
「どうせだからよっぴーもここにいて頂戴。信頼してるんだから」
「いいかな?では話そう。連続誘拐事件なのだが、女将の親族が捜査線上に現れたのだ」
「それって、叔父様ですか?」
「そうだ。誘拐を女将の仕業と見せ掛け、この大棚から追い出すのが目的であろう。
まだどこに幽閉されているのかはわからないんだが…」
乙女はこの話には普通は関係ないであろう良美に話を聞かせることが狙いであった。
黒幕と良美が繋がっているのであれば、必ずや近いうちに何か行動を起こすと考えたからである。
「なるほど…わかりました、十分に注意しておきます」
「そうか。一応、町方でも見回りを強化するつもりだ。何かあったら、すぐに奉行所に知らせるんだぞ」
「ふふっ…そろそろ行動を起こす時かしら。私をワナにはめようなんて、いい度胸してるじゃない」
「エ、エリー…」
「大丈夫よ、よっぴー。アナタは本当によくやってくれたわ。でも、もう少しの辛抱よ。
次は私も一緒だから、心配しないで」
「うん…」
「できれば『はーれむ』っていうのも良かったんだけど…仕方ないわよね。
今度は私がワナにはめる番よ!」
「ねぇ、『はーれむ』って何?」
「うーん…よくは知らないんだけど、どうやら自分の周りを美女で囲むことらしいわよ」
「エリー、おじさんみたいだよ…」
「なんですと!?町方も気づいておったとは…」
「さすがに能無しばかりではないらしいな。
このままではいかん、証拠を残さぬようにしてさっさと雲隠れしたほうがよさそうだ」
「し、しかし鉢巻殿!捕らえた娘どもは…」
「これだけ町方が掴んでいる以上、足がつくことだけは避けねばならん。
蔵で殺せば死臭が立ち込めてばれるあろうから、外に連れ出して殺すのが得策。
死体もわからぬように、土に埋めてしまうとしよう」
「頼みましたぞ。その分、報酬ははずみますからな」
「いいだろう。ついでに、良美も用済みだから斬ってしまうとするか」
「た、大変でございます!」
「なんだ、騒々しい」
「娘達が蔵から逃げ出そうとしています!どうやら女将の仕業のようで…」
「なんだと!は、鉢巻殿!」
「うむ、任せておけ。何人か連れて行くが、構わんな?」
『霧夜屋』を見張っていた村田と岡引は、暗がりの中で誰かが数人出て行くのを目撃した。
やはり、動きはあった。しかし、相手もかなりの数がいるかもしれない。
自分一人ではどうしようもないので、岡引に後をつけるように伝えた後、すぐに奉行所へと駆け出した。
「よし、動いたか。皆の者、支度を急げ!」
レオが、スバルが、天王寺が、村田が、さらにその他の同心が防具を身につけ、十手を掴む。
全員がこれから命を賭けた闘いに赴くのだ。
愛する者を救うため、そして悪を許さんがために。
「生きて捕らえるが御定法だが、手に負えぬ奴には容赦するな!遠慮なく叩き斬れ!」
「「ははっ!」」
奉行所を出たレオ達は闇夜のなかをただひたすらに駆け抜けるのであった。
「早く!急いで!」
「ほら、豆花!急がんと追いつかれてしまうで!」
「さっさと走れやココナッツ!」
「黙れカニミソ!」
エリカの計らいで、蔵の隠し地下室から脱出することのできた五人は、ただひたすらに河原を走った。
良美とエリカも一緒に、渡し場へと走る。当然だが、今は夜中なので船頭は一人もいない。
とにかく、今は全員を安全なところへ避難させることが先決だ。
しかし、追っ手はすぐにやって来た。
突然鉢巻から放たれた一本の小柄が良美を狙ったが、それをわずかの動作で見事に回避した。
「あ、危なかった…」
「よっぴー!?よくもやったわね!」
「ふん、町方だけでなく女将も気づいていたとはな。大方、そこの良美からの入れ知恵だろう」
「ククク…アーッハッハッハ!」
「何が可笑しい?今から死に行く者が気でも触れたか?」
「あんた達本当にバカね。よっぴーは元々、私の懐刀よ。
叔父様のところに潜り込ませ、監視をさせていたのに気づかなかったようね」
「な、何だと!?」
「知らなかったろうけど、よっぴーは『くノ一』なのよ。潜入などはお手の物だわ。
当然、私は今回の事件の全てを知っていたというわけよ」
「ええい、もはや我慢ならん!貴様等全員、この場で斬ってくれるわ!」
手下数人も全員が揃って刀を抜いたが、それでもエリカは薄ら笑いを浮かべるのみだった。
まるでこの状況を楽しんでいるかのように。
「ホントにどうしようもないバカばっかりね。ワナにかかったのはあなた達だと気づかず…
いいこと?私達に逃げ場が無いということは、あなたたちもなのよ?
ここに誘い込まれた時点で、あなた達はもう終わりよ」
「何…!?」
「御用だ!御用だ!」
河原に集まった浪人やごろつきを取り囲むかのように、堤燈を持った奉行所の人間が群がった。
その中央には、与力・鉄乙女の姿があった。
「悪行の数々、最早言い逃れはできんぞ!おとなしく縛につけい!」
しばらくして、河原での大捕物は終了した。
娘達は無事に救助され、エリカと良美も目だった外傷は無い。
そしてなごみはレオの元へと一目散に駆け寄った。
「ああ…対馬様…なごみは…なごみは……!」
「何も言うな。お前が無事なら、俺はそれでいい」
「あ、ありがとうございます…!うっ…うっ…」
「天王寺さんにも、後で礼を言っとけよ?あの人、お前のことを本当に心配してくれたんだからな」
「て、天王寺…様…」
「よかったね、なごみちゃん。これで俺も、のどかさんに顔向けができるよ」
そのやり取りを見ていたきぬは終始ふくれっ面であった。
「チッ、なんでレオの前だとああもおとなしくなるかねぇ、ココナッツは」
「なんだ、子蟹ちゃんは俺だと不服か?」
「…へん!まー、一応礼は言っといてやるぜ。ありがとうよ」
「そいつはどうも」
震えている紀子はすぐに村田に抱きついて、離れようとしなかった。
「むらた、さま…くー……」
「お、おい!は、離れろって!…まったく、心配をかけさせるなよ」
「あり、がと」
で、ほったらかしのマナと豆花はというと…
「あー、みんな男持ちやったんか。羨ましい限りやなぁ」
「大丈夫ネ。マナも、そのうちいい人見つかるネ。三味線屋の新一はどうカ?」
「えー、あの人なんかちょっと気持ち悪いわ」
乙女はこれらのやり取りを見て、本当に満足そうな顔で一言。
「これにて一件落着、だな」
「裁きを申し渡す。罪無き娘達をさらい恐怖に陥れただけでなく、
さらに『霧夜屋』女将並びに良美なる奉公人を殺害しようとした罪、断じて許さん!
よって、打ち首獄門!ひったてい!」
奉行・橘平蔵の声が御白州に響き渡る。
最終的に黒幕であったエリカの叔父もお縄になり、全ての罪が白日の下に晒されたのであった。
今回の事件がきっかけで、なごみはのどかの再婚に前向きな姿勢を示すようになったということだ。
「結納は〜、なごみちゃんも私も〜、同じ日に行いたいわ〜」
こんなのんきな事を言っているらしい。
また、助け出された翌日の夜には『おあしす』でささやかな宴会が開かれた。
テンチョーも自分のところで下宿している娘全員がさらわれたため、さすがにほっとしているようだった。
「今日ハじゃんじゃん飲ンデ下サーイ!全部ワタシノ奢リデース!」
大食いの乙女がいるせいで、大赤字確定となったらしい。
『霧夜屋』は次の日も当然のように営業を続けた。
後でなぜ良美が『くノ一』であるかをレオが尋ねてみると、
「たまたま知り合った時に、ポロッとよっぴーが洩らしたんですよ。
ま、今はよっぴーと私は親友ですけどねー。
でもね、対馬様。どんなことでも、秘密にしておかなければいけないことってありません?」
当然、レオはこんな言い分を信用しなかったが、かといって無闇に首を突っ込んでは危険だと判断した。
他言は無用だと念を押され、一両小判を懐につっこまれたのであった。
こうして、一連の連続誘拐事件は幕を閉じた。
レオ達は今日も見回りを続ける。街の平和を守るために。
612 :
シンイチ:2006/02/06(月) 23:30:06 ID:U0KLKDeH0
うあー、なんでなごみんが自分のことを名前で呼んでるんだー…反省。
何か違う事がしたかったんです。それで時代劇。
ろくに勉強せずに時代劇。
時代劇って難しい…多分もうやりません。
支援ありがとうございました。
>>612 これなんて八丁堀の七人?
ストレートに姫をかたき役にしたほうが面白かったかも。
あと、大棚は誤字ですよね。確か大店のはず。
つーか今日はなんでこんなに投下が多いんじゃー!
まとめてGJ!
>>586 宅配の荷物で人間運ぶのは危険だと思うw
>>590 まさにつよきすクオリティw
姫が何げに可愛くてモエス
>>612 ちょんまげ?スバルもレオもフカヒレもちょんまげなの!?w
まとめてGJ!
581です
俺が俺である証明が消える前に
糧にするもなにもレス二つで結果キャラ違い杉
まぁ自覚あって投下したわけだからしかたないか
でも反応が無いのはさびしいな ここまでとはorz
みなさんGJです
本格Mな乙女さんを妄想すると乙女心と両立せずにどうしてもコミカルに
もっていけないんです。でエロに逃げる。
言い訳だらけですが、だれか見本をお願いします
>>615 レス少ないのは、タイミングが悪かったね。直後に似たような姫のが投下されてきたし長いのもきたし。
で、俺もつよきすっぽくないと思ったよ。
同じ緊縛ものでも
>>590さんみたくほのぼの笑えるやつならつよきす世界になじむと思うんだけど。
>>612 GJだったけど、舞台は銀魂っぽいね。
江戸なのに鎖国はしてないって何か違和感があった。
で、だ。町奉行はきったはったはできません。できるのは火盗改メ。
この線で行くんだったら、花の町奉行より貧乏くじの火盗改メにしたほうがよかったね。
名前も平蔵だしw
これなら、館長もっと動かせるよ。
>>613 正解。ごほうびにクッキーやんよw
何でこんなに加速してるんじゃあぁ!
スレ立ってからまだ10日なのにもう600オーバーとは…
ええい、皆GJ!
みんなにビスケットあげたいけど手持ちが無い
これで勘弁してくれ
つ【ALLGJ】
>>615そんなへこむな
レス少なくても保管されてから読んでくれる人だっているんだ
自分には分かんないけどさ
たまにポロッとこぼす人もいるんだ
だからそんな気にすんな
それに自分で糧にするっつったろ?オレは次回作に期待するかんな。
ガンバ
それはそうと投下が多いのは嬉しいことこの上無いが
携帯からだと読みにくいorz
おっと長文?メンゴ
882 名前: 時給255円 [sage] 投稿日: 2006/02/06(月) 22:58:30 ID:gbFX8LvFO
フカヒレ「完成したぞ、青海苔もってくるから待ってろよ」
30秒後
カニ「フカヒレ遅かったじゃねぇか、もういっこ焼けや」
(引きつる笑顔のれおとスバルは無言)
フカヒレ「えっ、まだ仕上げしてないが・・・」
カニ「食った」
フカヒレ「なぁーにぃ?まだ完璧じゃねぇんだ。今度は、お前ら作ってみろ!
間違えて見ろ、ぶっ殺すからな!」
れお「たかだか、お・・・」
フカヒレ「黙れ!俺の言う通り作ってれば良いんだ!」
スバル「分かったって、でも今日は俺のためのえん・・・」
フカヒレ「うるさい!このメニューだけは譲れん!」
カニ「なんか別人だ。」
れお「このメニューだけはアイツは最強だ、逆らうな」
スバル「ああ、この時だけ最強だ、
多分あの乙女さんも逆らったら平気で10メーターぶっとばされる」フカヒレ「さあー、焼くぞぉ。」
一同と子供達「おー」
以下歌なので省略。
フカヒレ「さあー喰らいやがれぇ」
以上、お好み焼きネタでした。
転載に
反応するなと
言われたが
笑ったオレは
GJ言いたい
オレ心の短歌
……駄作
623 :
カニママ:2006/02/07(火) 03:28:22 ID:UaPUbNKC0
scene花嫁修行 「愛○プ」
「皆さん、こんにちは。愛の○プロン、司会のシャークです。現在、蟹沢きぬ選手が我々ゲストのために料理を作っております」
「いかん! フカヒレが現実逃避を始めた! フカヒレ! 帰ってこい!」
「エェイ! レオ! 貴様が女の子の手料理を食いたくないか? と言うからついて来てみれば、よりによってカニの手料理かよ! オレを殺す気か!」
そう。現在オレこと対馬レオとフカヒレこと鮫氷新一は現在、蟹沢家の食卓で料理を待っていた。蟹沢きぬ手作りの料理を・・・
「落ち着け。今回はおばさ−もとい、お姉さんがきぬのサポートについているから、そう酷いものは出てこないはずだ」
お姉さんとは、松笠の呂布こときぬのおふくろさんのことだ。
「しかしなぁ・・・。予想の斜め上を行くのがカニだからな。サポートがいるとはいえ、不安だ」
「確かに・・・」
「なぁにをごちゃごちゃと失礼なことを言っているさね」
不安を述べる俺たちの前にきぬが皿を持ってやってきた。その後ろから小皿を手にしたおば−もといお姉さんも。
「あんたたちが不安視している味じゃないはずだよ。なんせあたしが見張ってたからね」
おばさ−もとい、お姉さんが胸を張って答える。
松笠の呂布のお墨付きか。なら安心かもしれん。
きぬが俺たちの目の前に料理を置く。甘スッパ辛い香りが漂う。
「へへ♪ ゆっくり味わいな。蟹沢きぬ特製エビチリだ!」
オレンジ斑模様の海老と豆板醤とケチャップの赤の色の取り合わせがたまらない。
見た目は合格だ。
「おぉ!? これはまさか、期待できるんじゃないか」
「あんたはどこの志村けんですか。失礼だぜ」
きぬが不平を言うが、オレもフカヒレに同意だ。
料理音痴という言葉すら生ぬるかったあのきぬが、まさかここまで綺麗に仕上げてくるとは。
きぬはおば−もとい、お姉さんから小皿を受け取り、エビチリをとりわけていく。
「ハイ、どうぞ。ありがたくいただきな。そしてレオは生まれ変わったボクに惚れ直すがいい」
「心配するな。惚れ直す必要がないほど惚れてるから」
「ハイハイバカップルバカップル」
箸で海老を一尾掴み、チリソースをたっぷりと絡めてやる。そして、箸を口に運ぶ。
「いただきまーす。ハム」
624 :
カニママ:2006/02/07(火) 03:30:44 ID:UaPUbNKC0
ウ ギ ャ ァ
「に、苦ぇぇぇぇぇぇつ!! 何だコリャー!」
「し、したが、舌がスッパ辛苦い!? 何だこの三重奏は!?」
もだえ苦しむ俺たち。なぜだ? なぜ、こんなに完璧に見えてこの破壊的なまずさなんだ。
眉間のしわもレベルマックスだ。
きぬも俺たちの予想外の反応に唖然としている。
「フム・・・」
見れば、おば−もとい、お姉さんがチリソースを指に絡めてぺろりとなめている。
「あぁ、なるほど。おい出涸らし。あんた、チリソースの仕上げにとろみを出すのに何を使った?」
「へっ? そりゃ、教えられたとおりに水溶き片栗粉を・・・」
「あんた、間違えたね。片栗粉じゃなくて、こりゃ重曹だ」
じゅ、重曹・・・。水溶き重曹でここまでのとろみを出すとは逆に尊敬に値する。
「ふーむ。最後の仕上げ以外の工程は完璧だっただけに残念だねぇ。まぁ、気にしなさんな。
あたしも若いころはよく醤油とお酢を間違えたもんさね」
・・・一つ謎が解けた。きぬの料理ベタはおば−もといお姉さんの遺伝なのだと。
とりあえず、この仕返しはオレのベッドの上でたっぷりとすることにしよう。
625 :
カニママ:2006/02/07(火) 03:32:53 ID:UaPUbNKC0
愛○プで料理ベタなアイドルはよく小麦粉・片栗粉と重曹を取り違えてたよなぁ・・・
とか、そんな小ネタだけでここまで勢いで書き上げた。反省はしていない。
というか、これじゃカニじゃなくておば−もといお姉さんSSだな。しかし満足している。
カニママしてないという反論は受け付けない。
あえて言おう
カニママしてない!!!
でもおもしろかったのでok
GJです
94 :名無しさん@ピンキー:2006/02/07(火) 03:56:17 ID:ZRQdE9I70
_,.ーヽミヽ、_,.
__, ‐'´;;;;;;;; '´;;;`ヽ、
,r' ;;;;;;;;;;;; ;;;;;;;;;;ヾ;;;;ト、
ノク;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ゝ;;;;;;;;;;;i、
ノ;;;;;;/;;;;;;;;;;;;;(;;;;;;;;;;;;;;从;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヾ
/;;;;;;;;│;;;;;;;(;;;;,;;;;;;ヘヽ;;;;;;;_;;;;i;;|;;;;;;!
イ;│;;;;《;;;;;;;;;;i;;;;;;;;;;;;ハ从;;;;;;;;i;;;|;;;!
! ;;イ;;;; 从(({;;;;/ 二ヾヽヾ;;;;;i;;|;;r
|{'ト;;;; ゞ!ラ (;|! '´_ヒソ7 ヾ;;|`);;i;;;|
ヽヾ 、 ,.ヽi ´ イ;;;ン;;;;i;;;;;| センパイ、キモイです
};;; ` /;;;;;;;i;;;;; |
ソ;;;;ゝ ー' /;/;;;;ソ;;;;;; |
│;;; i;;;;;` イ /;;;; /|{ ;;;;; i
从;;;;;;/!;;; ノ |ソ;;/l イゞ; |
,.r'´イ|从r{ゝ /;;;'-! ,} ` ヾ、
r'〈ヾヽ人ヽ| { _ソ { / __,-== "´>、
| ヽ{` ゞ、ヽ|,/´==レ'"´,.rー'´フ'´ }
/ } `=r-r-==ニ二ニノ´ / !
/ / k__{ ヽ レ r、n,|{、
/ / /イ | }{ } ンヒ! ヽ
/ / / / | ノ |ヾシ| ハ
ノ { ハ ! / ヽ、/! {ヾ、、
/ヒ== =ヽ } | /ニニ=-、.___| !ハ}、
\/´ ̄ヽ〉| | ー==7 ̄``-、__,.l i } リ
/ |' |、 r!__,. -―'´ / } |
GJ
「おば−もといお姉さん」は2回まででよろしくぅ
629 :
時給255円:2006/02/07(火) 21:30:25 ID:4ayXZ3MbO
本スレで誘導してもらったんで来ました。
どうやら長くなると失敗するらしい。フカヒレをGS味銀英和えにしたら非難が、
やっぱり彼は詠われぬ英雄になってもらおう。
夢オチにしないぜ、次はスバルの以外な趣味編妄想中です。過度な期待は禁物だ。生暖かい目で読んでくれ。
>>629 気にスンナ。
ありゃあ、「SSスレに行け」以上の意味はないと思うよ。
俺は好きだったぜ。
愛してたぜ。
229 :時給255円:2006/02/07(火) 19:09:52 ID:cNO77FU4O
祭り前に前座で投下!フカヒレ出世捏造するぞ〜。
れお「ふぅ、食ったぁ」
スバル「この旨さ、懐かしさで涙でちまった。」
カニ「も一枚!」
フカヒレ「お、いいねぇ、じゃんじゃん食え」
スバル「少し食いながらで良いが、近況報告とかしてくれねぇか、なんせ7年ぶりだからな」
フカヒレ「このバカップルは説明いらんだろ」
カニ「ひでぇ、この姿煮、で、れおにも報告あるんだ〜。」
れお「?」
カニ「え〜、この度再びこの身に新たな命を授かりました〜。」
れお「ホントか、凄いぞ、今度は?」
カニ「また双子だよ。まさに愛の結晶!」
フカヒレ「と、まあ、相変わらずだ」
スバル「こりゃ、ほっといても安心だ、で、お前はどうなんだ?」
フカヒレ「ん?俺か?実はな、はじめて言うんだが、来月結婚する」
スバル「ふーん・・・!!今、さらっと凄い事言ったが脳内じゃねぇよな?」
フカヒレ「ひでぇな、怒るぞ」
カニ「お、ありえねぇー、で、話しだけは聞いてやんぞ」
れお「どうゆう心境の変化かな〜?とりあえず白状しろ」
フカヒレ「俺さ、前々からバンドやってるの知ってるだろ?」
スバル割り込み「続くからチャンネルはそのままだ!」
243 :時給255円:2006/02/07(火) 19:52:58 ID:cNO77FU4O
フカヒレ「続きだ、三ヶ月前に行きつけのライブハウスで、一部のファンとスタッフで打ち上げやったんだ。」
スバル「エンパイア(フカヒレリーダーのバンド)は今は地味に有名だもんな。選手村で流れてたぜ!」
フカヒレ「で、そこちょっとだけ家から遠くてな、途中酔いつぶれちまったんだ、めを醒ましたらな、
絹ちゃん、あぁ、カニとおんなじ名前だな、結構美人で付き合い長いファン兼スタッフの娘の部屋にいたんだ」
カニ「オゥオゥ、ラッキーボーイ早く白状しろ、襲っちまいました〜てな!」
フカヒレ「この際、否定しねぇさ、で、ヘタレな俺はファビョって帰ろうとしたらな、先回りして鍵を閉められたんだ」
れお「え?お前が閉められた?脳内は勘弁しろや」
フカヒレ「シバくぞコラ!でな」
フカヒレ回想
絹「私ね実は新一さんの事をずっと見てた。でも貴方はずっと他の人を見てた」
フカヒレ「ぁ、あれ?お、お絹ちゃん?」
絹「だから黙ってた!でも私ね、もう耐えられない、だから新一さんお願い私をみて!」フカヒレ「!!」
絹「もう私、我慢しない、新一さん!私は・・・」
回想終了
フカヒレ「ここで泣かれた上に服脱がれたら陥落しない男はいねぇよ」
スバル「しっかし、まぁ物好きというか、こりゃ羨ましい限りだ」
カニ「晴れてフカヒレ君はシャークに早変わり、当然受け入れたんだろ〜?罪作りだねぇ」
れお「変な所で遺伝してるな!でもしんじらんね、やったんだろ?」
フカヒレ「ハイ、一旦ベッドに寝かしてな、ルパンダイブしてやりました」
カニ「おぉっと、ここでCMだあ」
フカヒレ「チャンネル変えるなよ!」
252 :時給255円:2006/02/07(火) 20:23:45 ID:cNO77FU4O
れお「る、ルパンダイブか」
フカヒレ「で、一週間引きこもりで・・・」
スバル「あぁ、そこのバカップルと変わらんな」
フカヒレ「で、できちまった」
一同「はぁ〜?まじか〜」
れお「来世と同じ事をすんなや、初弾必中か」
フカヒレ「そ、そしたらよ、お絹ちゃんって娘さ、実はマリンレコード(架空大手企業)の社長令嬢だったんよ」
スバル「だから、急にCDでたんか、お前スゲーな。」
フカヒレ「だから仕事やめて今はプロのミュージシャンだ」
れお「くっくっくっ、そうか、お前スゲーな、やっと幸せになったか!」
カニ「よぉし、やらうども!もう一度乾杯だあ」
ハイ、とりあえずフカヒレをシリアス調に美化しました。ごめんなさい、つぎはスバル編を予定します。
最近、ちょっと悩んでいる。
フカヒレあたりに言わせると
「テメー、そういうのを贅沢な悩みってんだぞぉ!?」
ということらしいが
命に関わることで悩まずにはいられるわけもない。
回避できるものなら回避したいところだが
仮に今は避けられたとしても
いつもうまくいくとは限らない。
何か抜本的な解決案を考えなければならないのだ。
「レオー、今年のチョコは気合入れっから期待しちくりよなー」
ヴァレンタイン・デーは、毎年来るのだから。
そして、俺の彼女は、きぬなのだから。
「対馬くんも、大変だねー。はい、お茶」
「ああ、ありがとう佐藤さん……ホント、悩みの種だよ」
竜宮。まだきぬは来ていない。
佐藤さんの入れてくれたお茶をすすりながら
当日、どう対処したものか頭を悩ませる。
「……カニは、そんなに料理ができないんですか」
黙々と書類の仕分けをしていた椰子が
ぼそっと俺につぶやいた。
「あ?ああ……まあ、いくら惚れていてもアレは……ダメだ」
いくら愛していても、乗り越えられないものがある。
「カニっちは自覚がないからねー」
「そこなんだよな……自覚がないから、覚えようともしないし」
「カワイソウなセンパイ」
椰子め、嬉しそうな顔しやがって……
「ねえ佐藤さん、それとなくきぬに料理……
いや、チョコレートの作り方教えてやってくんない?」
「え〜……うまくいくかなぁ……」
「たとえばさ、生徒会の女の子で大量にチョコを作って
全校の男子生徒に配る企画がある、とか言ってさ。
で、きぬに手伝わせるわけ。どうかな?」
「うーん、なんか騙すみたいで気が引けるけど……」
「そこを何とか、お願いっ!」
「(ドキッ)う、うん…やってみるね!」
「……諦めの悪い…」
「……何か言ったかな、椰子さん?
そうそう、生徒会の企画ってことにするんだから
椰子さんにも手伝ってもらうから、ね?」
「く……一言多かったか……」
そして、ヴァレンタインデー当日。
覚悟を決めた俺の元に、いそいそときぬがやってくる。
「ほい、レオ……毎年、頑張って作ってるけど
今年は特に気合入れたからねー」
「ああ……ありがとう」
可愛らしくラッピングされた小箱からは
ほのかに甘い香りがする。
果たして……俺の提案は上手くいったのか?
だが、うまくいったかどうかに関わらず
俺はこのチョコレートを食べる。
それだけは心に決めてきた。
包みをあけ、箱のふたを開く。
とりあえず、見た目はちゃんとしている。
ハート型に、ホワイトチョコで
『きぬ&レオ・LAVE』と書いてある。
……洗ってどうするのか。
LOVEぐらい綴り覚えてないのはどうかとも思ったが
とりあえず目をつぶる。
「ささ、冷めないうちに食べちくり〜」
いや、冷めてるだろ、もう。
まあ、とにかく意を決して一口、食べた……
「あ……あれ?……美味い……美味いよ、きぬ!」
「当ったり前よー!何しろ、スッゲー苦労したんだから……」
「……と、いうわけで、生徒会の企画なんだから
カニっちも手伝ってね?」
「ん〜、レオ以外に作る気はねーんだけどなー」
「じゃあ、詳しいことは椰子さんに聞いてね。
うまくすれば、おいしいチョコの作り方を覚えられて
対馬くんにも食べさせてあげられるよ」
「ん……相手がココナッツってのが気に入らねーけど
レオのためだから我慢すっか」
「よし、じゃあまず作ってみろ、カニ」
「うぃーす」
「貴様ぁ!何をやってんだぁ!
チョコレートにタバスコだとぉ!あうわきゃねーだろぉ!」
「このチョコレートにはわが生徒会の浮沈がかかってるんだぞ!
気合入れてやれい!いいか、チョコレートはな……」
「違うだろ、違うだろ、全然違うだろ!
クッキングストッーーープッ!
いいかそこはな……」
「私がこの世で我慢できないものの一つは
チョコレートを湯せんで溶かさないヤツだ!
直火にかけるのは許さない!」
「そうだ!よーし気に入ったぞカニ!
厨房裏でセンパイとファックしていいぞ!」
「……という感じで、よっぴーに騙されるわ
ココナッツには罵倒されまくるわで
スゲー屈辱にまみれて作ったんだぜ?」
「そう、だったのか……すまない、きぬ」
「へへ、いいってことよ……
ボクも、今年こそはちゃんとしたのを
レオに食べさせたいって思ってたからね」
「うん……ありがとうな、きぬ」
「これからもさ……ボク、ちょっとずつ料理覚えるよ」
「また椰子に教わるのか?」
「ジョーダン!今回はレオのためだから多めに見たけど
よっぴーもココナッツも、今に見てろよって感じだよ…?」
佐藤さん、椰子……すまない。
「ま、あんなヤツに教わらなくても
料理なら母ちゃんが仕込んでくれてるから
きっとすぐにプロ級だぜ!」
そうだな。
本気になったきぬは、けっこうスゴイ。
まあいきなりプロ級は、無理かもしんないけど。
「じゃ、厨房裏……行こっか」
「……は?」
以上、ヴァレンタインネタ。ちょっとひねった感じ?
>>642 厨房裏行くのかよ!ハゲワロスGJ!!!
644 :
カニママ:2006/02/07(火) 23:32:04 ID:UaPUbNKC0
チョットマテ。なごみんはいったいどこの専任軍曹の霊が取り付いてるんだw
カニ+料理=不味い
に持っていかないところが新鮮GJ!ヲチは思わず吹いたw
カニのバカさ加減もよく出てるw
よく見たら、名前欄がそのままだった。
今は反省している
>>642 なごみんが…俺のなごみんがテンチョー化してる…
最後、ほのぼのして終わるのかと思ったらアレかw
GJ!
やべ、すんげぇワロタw
>642は素質ありますねぇ〜……
649 :
名無しさん@初回限定:2006/02/08(水) 00:49:02 ID:030Hy/+r0
最近姫分が足りない
誰か姫SSを書いてくれ
私には夢があった。
世界征服という夢。
世界の頂点に立ち、世界中の富と名声を手に入れるという夢。
人間に生まれた以上は頂点に立ってみたいという野望。
「まさか本当に実現しちゃうとは、恐れ入るよホント」
「あらあ? まさかレオは私を信じてなかったの?」
「いや、だって世界だよ? 無理だと思ってたわけじゃないけど、
こんな早く実現させるなんて思いもしないよ」
「ホントすごいよエリー。だってキリヤカンパニーを手に入れてから、ええと……」
「五年だ。確かに普通では考えられんスピードだが、それだけ姫の意志が強かったという事だろう」
「いいえ乙女センパイ、それだけじゃないですよ。
まあそれもあるでしょうけど、私によっぴー、レオに乙女センパイ。
この布陣で出来ない事なんて存在しない。って私は思ってるんですけどね」
「わ、私は別に何もしてないよ」
「何言ってんのよ。よっぴーの存在が私にとってどれほど大きかったか。とても感謝してるのよ」
「とってもうれしいけど、対馬君がいじけるよ」
「な……そ、そんな事ないよ。佐藤さんがどれだけエリカのために頑張っていたかなんて、
すぐ近くで見てたんだ。情けない話だけど俺以上だよ」
「ホント、妻の手助けもちゃんとできないなんて。ひどい夫よねえ」
「ふむ、少々鍛え方が足りなかったかも知れんな。よし、これからはいつもの五倍で行くぞ」
「ちょ、ちょっと待って。二人とも冗談だよね? 本気じゃないよね?」
「ふふ、冗談に決まってるでしょ」
「そうなのか? 私は本気だぞ」
「いや、だって五倍って」
「何を言ってるんだ。姫が頂点に立ったという事はこれから姫を狙う輩は今まで以上に増える。
出来る事はやっておくべきだろう? 何か起こってからじゃ遅すぎるんだぞ」
「それもそうね。じゃ、乙女さん。ダメな夫ですがバシバシ鍛えてやってください」
「ああ、責任をもって立派な漢に育ててやろう」
「頑張ってね対馬君」
「マジすか。味方ゼロ?」
>651
カニカニテカテカ
私は夢を実現させた。
周囲が驚くほどの早さで。
私も正直これほど早く実現するとは思わなかった。
それに、
頂点に立っても孤独に押しつぶされる事は無かった。
私の周りにはみんなが居てくれた。
本当にありがたい、心許しあえる人が居るという事が。
二度と孤独にはなりたくない。
よっぴーと会う前のような、誰も信じられない環境。
でも、少しだけ懐かしくもある。
っとダメダメ。
マイナス思考禁止。
これからは王として君臨し続けなきゃいけないんだから。
「エリカ、もう朝だよ」
ん? ああ、もう朝か。それじゃあ今日も一日頑張るとしますか。
『おはようレオ』
? 自分の声が聞こえない?
「あれ? エリカどこだ? 朝からかくれんぼなんてきついよ?」
姿も見えてない?
『ここよ、ここ』
「? ほんとにどこ隠れてんの? 降参するから早く出てきなって」
!? 触ってるのに気付かない?
何? いったい何が起きたの?
「レオ、早く来ないか。朝から仲がいいのは構わんが予定というものがあるだろう」
「乙女さん、エリカが居ないんだけど」
「何?…………ふむ、確かにこの部屋には気配はない。しかし誘拐されたとも考えずらいぞ。
出歩くにしても一声かけて欲しいものだ。全くこまった姫君だなあ」
「どうしたんですか。早くしないとスケジュールが」
「ああ佐藤。それが困った事に、姫はどこかに行ってしまったようなんだ」
「ええ!? でも予定がびっしり」
「仕方ない姫を探すか。なに、このビルの中に居るはずだ」
「何で断言できんの?」
「私はずっと入口付近にいたんだぞ。そして人が出て行く気配はなかった。
なら当然まだ中に居る」
「本当にエリーは……それじゃあ探しますか」
「我が妻ながらホントに……手分けして探そうか」
……みんな行っちゃった。
しえん
一体何が起こったの!?
……落ち着け霧夜エリカ。
落ち着いて考えるのよ。
状況を整理すると、
・私の声は聞こえない
・私を見ることも出来ない
・私が触っても気付かない
以上の三点。
おっと、
・乙女さんが気配を感じれない
以上の四点。
少し動揺してるかな。
とにかくこの状況は、透明人間になったってこと。
…………幽霊だったりして?
どっちにしても非常に困った。
非常に困ったけど、何とかプラス思考でいってみよう。
今しか出来ない事が何かあるはず。
誰にも見えてないことだし、社内の人間の仕事振りでも観察しますか。
なかなかみんな頑張ってるじゃない。
この調子ならキリヤカンパニーも安泰ね。
『おい、聞いたか。社長が今行方不明らしいぞ』
もう噂が流れ始めてる。
『マジかよ。じゃあこれからどうなるんだ』
『正直きついだろうな。まあ、あの三人が居るからすぐにどうって事は無いだろ』
『それもそうだな。とにかく今は仕事するか』
へえ、あの三人ねえ。なかなか信頼されてるようね。
ま、私が見つけ出した人材なんだから当然よね。
そういえばその三人はどうしたんだろ。
「居たか?」
「いや、こっちには居なかったよ」
「こっちも居ませんでした」
「一体どこに行ったんだ?」
「やっぱ俺、外も見てくるよ」
「外には行ってない筈なんだが、
よし、私も行こう」
「私は仕事の方に取り掛かります。
対馬君、鉄先輩、エリーをお願いします」
「任せておけ。それでは佐藤、こちらは頼んだぞ」
あら、よっぴーは私を探しに行かないんだ。
なんでだろう。
「エリー、一体どこ行ったんだろう……。
そうだ、仕事しないと。エリーに補佐を任されてるんだもん。
こういう時こそ頑張らないと」
なるほどね。
さあて、それじゃあ出て行った二人はどれぐらいで帰ってくるかな。
支援
遅い。
あれから十時間は経ったってのに。
二人とも一体どこまで私を探しに行ったんだか……。
あ、そっか。私は見えないんだから見付かりっこないわね。
それにしても、いつになったら帰ってくるんだろ。
「あ、対馬君、乙女先輩。どうだった?」
やっと帰ってきた。
「いや、どこにも居なかった。まさか本当に誘拐に……」
「もしそうなら犯人から何か要求が来るはずだが。
佐藤、そのようなものはあったか?」
「いえ、今のところは」
「八方ふさがりだな。もしそうでなかったとしても私達に出来る事は無さそうだな」
「待つだけですか」
「きついなそりゃ」
「姫がどこかに行ったのならばそのうち帰ってくるだろう」
私はここに居るんだけどね。
普段知れない事が知れたし、なかなか楽しい一日だったな。
…………どうやって戻るんだろ。
寝て起きたらこうなってたし、また寝たら戻るのかな?
―二週間後―
「佐藤さん、ここはこれで大丈夫?」
「うん、大丈夫」
「佐藤、これはこうでいいのか?」
「はい、それであってます」
体は元に戻らなかった。
会社はよっぴーが私の代理で頑張っている。
三人は私が帰ってくるのを待つことにした。
正直思う。
私のすぐ近く。
手を伸ばせば届くところに仲間が居る。
それでも、今の状態は居ないのと同じ。
誰も私に気付かない。
孤独。
二度となって欲しくなかった。
懐かしくもなんともない。
それに、私が居なくとも、
会社はちゃんと機能してる。
世界中が何事も無い様に動く。
私の存在が消えていく。
今、この場所は私が居るべき場所じゃないのかもしれない。
私は…………どこに行けばいいんだろう。
支援
ふらふらと足が動く。
目的地なんて無い。
ただ歩く。
気付くと近くの公園に居た。
ベンチに腰掛け、空を見る。
真っ暗。
周りには誰も居ない。
この公園に私一人。
『何でこうなったんだろ』
つぶやいてみる。
何も変わらない。
よっぴ―に会う前に感じてた孤独はここまできつくはなかった。
一人でも耐えることが出来た。
今感じてる孤独は、耐えられない。
手に入れたものを手放してから気付く。
その気持ちはもう知っている。
持っていたものが奪われる。
この気持ちは知らなかった。
ただ悲しく、寂しく、苦しい。
雨が降って来た。
それでも私はベンチに座ったまま。
上も見れず。前も見れず。ただ下を向く。
雨で目の前の地面が濡れていく。
支援
「にゃー」
ん?
「にゃ?」
子猫?
『私が見えるの? どうしたの? こんなところに一匹で』
「にゃお」
周りに親もいなさそうだし。
『あなたも一人ぼっちなの?』
私も同じ。
『おいでおいで』
「にゃ?」
逃げていかないけど、届かない。
やっぱり私は……。
「こんなとこでなにやってんだ?」
この声は……レオ!?
私が見える様になったの!?
「雨にぬれてびしょびしょじゃないか。お前親はいないのか?」
あ……猫にか。
「かわいそうにな……よし! お前は俺が飼ってやる。ならさみしくないだろ。
名前何にしようか?」
「にゃー」
「ははは、『にゃー』が名前か。そりゃ無しだろ。
そうだな……FEでフィーでどうだ?」
「にゃ?」
「よーし決まりだ。おし行くか」
また誰もいなくなった。
……いつでもレオの隣に居る事は出来る。でもあなたは私が見えないのよね。
それならいっそ…………ずっと一人で。
さよならみんな…………レオ。
支援
「エリカ、もう朝だよ」
「ん……おはよう、レオ」
「どうしたの? すごい汗だよ」
「え……?」
あれ? 私はみんなから見えなくなってたはずじゃ。
「大丈夫?」
夢……だったんだ。
よかった。
「悪い夢でも見た?」
本当に悪い夢。二度と見たくない。
「レオ、絶対離れないでね」
そう言いながら抱きつく。
「わ! どうしたの急に?」
「絶対に、絶対に私から離れないでね」
「心配しないで。二度と離れたりなんかしないから。
でも今はちょっと離して欲しいかな」
「ああ、ごめん」
「そうだ、一つ言っときたい事があるんだけど」
「なに?」
「この子、昨日拾ったんだけど……飼ってもいいかな」
「どの子?」
「この子」
そう言ってレオが足元から抱き上げたのは、夢で見た猫。
「名前はフィーって言うんだけど」
…………これは夢なの?
「どうしたの、エリカ」
「痛い」
氏宴
支援
申し訳ない。急用?ができてしまいまして
これで終わりです。タイトルは「透明人間」で。
これ書くのに今までで一番時間かかった。
ってんな事どうでもいいですか。
なんなりと感想を書いていただけるとありがたい。
最後に支援サンクス それでは
感想
最初と最後はよかったと思う
ただ途中がごちゃごちゃして何がしたいかよく分からなかった
GJではないが乙
あとFEって何?
ちょっとヴァレンタインネタ投下させてくださいね。
「おいココナッツ、ボクにチョコの作り方教えろやゴルァ!」
ある日の放課後、竜宮で書類に目を通していたあたしに、カニがこう言った。
「……は?」
思わず耳を疑った。聞こえた言葉を反芻するに、どうやらあたしに頼みごとをしているらしい。
「だから、チョコだよ手作りチョコ!」
カニはソファの上で手足をバタつかせて言い募る。
「それが人にモノを頼む態度か」
あたしは冷たく言い放つ。だいたいどうしてあたしが無礼なカニの頼みをきかなければいけない?
「ちっ、わーったよ。ったく心がせめーなココナッツは」
「潰すぞ」
カニは不承不承といった風に、言い直した。
「ハイハイ。――コホン、『おいココナッツ、妖精のように可憐なボクにチョコの作り方教えろやゴルァ!』 これでいいか?」
「バカかお前は。自分を修飾しただけじゃないか」
「あ? 就職? そりゃー妖精はボクの仕事みたいなもんだけどさ、何言ってんの、お前?」
カニはいたって真顔で言う。もうどうしようもないバカっぷり。
「こっちの台詞だ。ちゃんと義務教育受けてきたか? 人にお願いするときはもっと言い方があるだろう」
「あ!? これ以上どこ直せっていうんだ? 妖精を天使に替えるくらいしかねーじゃん」
「……チョコは自分で作るんだな」
そう言ってあたしは作業に戻ろうと書類に視線を落とした。
「わかったわかった! んじゃ、『おいココナッツ、どうしてもって言うならボクにチョコの作り方を教えさせてやるぜー!』」
「駅前の交番に行け。そして、標準よりもかな〜りコンパクトな脳みそ届いてませんか? ってバカっぽく訊いて来い」
「んだよ。まだ不満かよ? しゃーねえ。『おいココナッツ、ボクにチョコの作り方教えちくり♪』
どーよ。これ以上ビタ一文まからねーぞ」
確かに最初よりは幾分改善されたようだが、それでもまだお願いしているようには聞こえない。
だがこれ以上をこの甲殻類に求めても無駄だと判断したあたしはため息をつきつつ訊ねた。
「……なんであたしなんだ?」
あたし以外にも他に料理のできる人はいるだろうに。佐藤先輩とか。
「お。教えてくれんの? いや、よっぴーとかトンファーとかにも頼んだんだけどさ。
よっぴーはなんか笑顔で消しゴム爆弾とかぶつけてくるし、その他もみんな断られたんで仕方なく」
こいつは……。
「ついでに、この行事に縁の無い気の毒なココナッツにもチョコ作りをさせてやろうというボクの優しい心遣い?」
う。確かに、父さんが亡くなってからはこの行事に参加したことは全くないけど……。何かむかつく。
「く……まあいい。そういう季節だからな。だがお前、何か決定的に間違っていないか?」
「何が?」カニはきょとんとした顔で訊き返す。
「今お前に密着しているのは誰だ?」
あたしの問いに、ソファの上のカニはゆっくりと自分の体にまとわりついているものを見、そして答える。
「んー。レオ?」
「そうだ。おかしいと思わないのか!?」
この二人はあたしが部屋に入る前からこうしてその、あの、えと、ス、スキンシップ? していた。
「なんだと! レオがここに居ちゃ変だってのか!? レオとボクは一心同体だぞ!」
「そうじゃなくて! 普通、チョコの作り方教えるだのとかいう話は贈る相手の居ない場所でするものだろう?」
「んなこと関係あるかボケ! ボクとレオが一緒にいるのは当然のことなんだよ!」
ここでようやくバカップルの片割れが口を開く。
「そうだぜ。俺の傍にきぬが居ない方が不自然だよ」
「なーレオ♪」そういうとソファの二人はまた抱擁を始めた。
……この、バカップルどもが……。
あたしは勢いよく椅子から立ち上がる。そして何も言わずに出口へ向かった。
「おい、どこ行くんだよ椰子」
「帰ります」そういって扉を開け、部屋から出る。
「あ、ちょっと待てコラココナッツ! チョコは?」
「知るか! やる気が失せた。バカップルはバカップルらしく、自分の首にリボン括ってプレゼントでもしてろ!」
そう言うとあたしは思い切りドアを閉めた。
すぐに中からカニの声が聞こえてくる。
「え〜。それ、クリスマスにやったしなぁ……」
って、やったのか!?
676 :
あとがき:2006/02/08(水) 11:28:24 ID:Y9K11j7E0
はじめにタイトル入れ忘れたorz
と言う訳でレオカニ&なごみんのヴァレンタインネタでした。
バン・アレン帯の誕生日というボケはたまに目にするんですけど、初出は何なんでしょうね。
あ、これで10作目です。前々スレでちょっと触れましたけど、折角なんで次回からコテつけようかと思います。
今もう一本書いてるやつも佳境なので、近日中にニュー俺が!?
ここに来てなにやらカニ新作がラッシュしてる! ヨカヨカ
>>676 オチ吹いたwww
超GJ!!!
カニスキー&バカップル万歳の俺はもうなんかとても幸せ。
まぁ今年も俺はバレンタインとは無縁だけどやっぱチョコより甘いSSに限るね!
男は山中にいた。
眼光は稲妻のように鋭く、鍛えぬいた上半身には無数の傷跡が刻まれている。
関聖帝君を思わせる見事な髭を揺らしながら、一心不乱に拳を振るっていた。
男の名は『橘 平蔵』。松笠にある、竜鳴館という学園の館長を務めている。
「誰だ」
平蔵が拳を止め、気配に呼びかけた。
「精が出るのを、平蔵」
「陣内か、久しいな」
「乙女を預けたときに会ったっきりじゃから、2年ぶりかの」
好々爺───陣内を一言で表すとしたら、これほどふさわしい言葉は無い。
それはあくまで、彼を知らないものが抱く印象。
平蔵は彼を最もよく知る人物の1人であった。
「懐かしいのを、この場所は」
「そうだな、若い頃を思い出す」
それは同じ夢を見ていた頃の2人。
地上最強。
男子なら、1度は憧れを抱き、そして諦めていく称号。
この2人も、例外ではなかった。
来る日も来る日も、技を磨き、己の体を傷つけて、見果てぬ夢を追い続けた日々。
それはいつしか2人は出会わせ、この場所で、何度も拳を交えあった。
『無敵の竜・橘 平蔵』
『最強の虎・鉄 陣内』
いつしか、世間のものは2人をこう呼び、2人もその名に恥じぬものを身につけていた。
だが、1人は嫁を貰い、子を授かり、孫にも恵まれ、夢と引き換えに幸せを手に取った。
そしてもう1人は───。
「若い頃、か。おヌシは昔と変わらんのを。今も全盛期に劣らぬ、いや今が全盛期なのではないか?」
「ふっ、よく言う。お前もまだまだ衰えてはおらんだろう。今でも『最強の虎』のままだ」
陣内の中には、修羅がいる。それは平蔵が1番よく知っている。
「ならば、やるかの?」
「そのつもりで来たのだろう?」
不敵な笑みが2人の顔を彩った。
気が張り詰める。
常人ならばその場から逃げ出したくなるほどのプレッシャーが、辺りを包んでいく。
静寂。
平蔵がゆっくりと構える。
だが陣内は、息を大きく吐いて首を振った。
「……やめておこう。もうワシはおヌシの鬼には付き合えん。子や孫の顔が浮かんできおる」
「……陣内」
張り詰めた気が解けていく。変わりに場を覆うのは、もう戻れないことを知った2人の寂しさと───。
「酒を持ってきた。久しぶりに飲まんか? 今日はいい天気じゃしの」
陣内の手にはどこから取り出したのか、ひょうたんとぐい飲みがあった。
2人は近くの大木の根に腰を下ろし、酒を酌み交わした。
「ワシは後悔しとらんのだ。夢を得ることはできなんだが、代わりにそれに匹敵するものを得られた」
そう言う陣内の目は満ち足りていた。
(夢の代わりに得たもの、か)
ふと平蔵の目に竜鳴館の生徒たちが浮かぶ。
日に日に成長していく生徒たちを見守り一緒に過ごす日々。
それはとても暖かくて。
「ふっ……」
「どうした、平蔵」
「んー、儂も年をとったようだのう」
かつて夢を追いかけた2人は、夢よりも大切なものを手にしていた。
即興で書いた。館長と陣内さんの関係は完全創作。公式設定は知らん。
眠い状態で書き上げたのでおかしいところもあるかもしれんがもうダメ。寝る。
>>670いい雰囲気だがオチがすっきりしないような。
子猫のせいで夢オチなんか世にも奇妙な物語なのかわからなくなった。
世にも奇妙な物語でいくなら、夢オチではなくてそれらしい解決があるはず。
ま、でもGJ
>>676声出して笑ったw GJ
>シンイチ スゲーよ、おめー。番外編作家になれるんじゃないか?
一箇所だけ違和感感じる文があったが重箱はつつかんことにするぜ。
>>641gj
>「じゃ、厨房裏……行こっか」
最後のこのセリフはカニ? レオ?
>>590GJこーゆーの好きだなあ レオの余裕かましたドジっぷりがw
>>561GJ 俺はロリではないつもりなのだが・・・gj
>>681 しかしとてもエロゲのSSには見えんな…いや、誉めてるんだぞ?
つよきす恐るべし。
688 :
SSD:2006/02/08(水) 17:42:21 ID:zg5A1W6R0
>684
カニだろ?
>>684 うむ。普通に脳内ではカニの声が再生されていたなw
数えてみたら自分このスレだけで11作書いてたわ
だが反省はしない
>>684 カニ。なごみんに許可されたのはカニだからなw
このスレ、3週間もたないかもしれないな
なんつー速度かw
〉〉691
そしてその原因の一つがアンタかwなんだよ11本て
>>694いいことじゃないの
全ての書き手にGJを
全ての読み手にサンクスを
私の名前は「北海 道牛子」。私立竜鳴館の1年生。
よく「ほっかいどう うしこ」と読まれるけれど
本当は「きたみ とうこ」って読む。
友達は「とこちゃん」って呼んでくれる。
背はクラスで2番目に高くて……バストはたぶん、一番大きい。
この胸が目下のところ悩みの種。
口の悪い男子生徒から「うし、うし」と呼ばれたりすると
なんだかちょっと悲しくなる。
「気にすることないよ、とこちゃん」
「アタシらからすれば贅沢な悩みだって」
友達はそう言って慰めてくれるけど
胸が大きいことそのものは私もイヤじゃない。
私がイヤなのは、男の子が私の胸しか見てくれないこと。
私の魅力は、胸だけなんだろうか……?
料理は得意だし、勉強だってスポーツだってまあまあできる。
性格だって、明るいほうだと思う。
今日だって、友達が持ってきた牛さんのお面をかぶって
「モ〜、モ〜」なんて言って遊んでる。
「ねえ、とこちゃん、なんか生徒会の人が来てるよ?」
「生徒会の人?なんだろ?」
「ほら、あの人……あれ?いなくなっちゃった……
って、アンタいつまでそのお面かぶってるのよ!
まったく、せっかくの美人がバカみたいよ、それじゃ」
怒られちゃった。
ふう……こんな私にも、いつか素敵な彼氏ができるのかなぁ……
支援
本スレでリクエストがあったんで書いた。後悔も反省もしていない。
GJって
ちょw もう終わり?
コンジョーナシだなあw
どっかで見た記憶が……
まあいいやGJ
でもちょっと空腹
今日はバレンタイン。
俺は何人かからチョコを貰った。
だが、付き合ってる彼女からはまだ貰ってない。
なんせ調理実習で作ったクッキーもくれなかったしな。
そういう性格だって分かってはいるけど、やっぱ欲しいだろ普通。
という訳でレッツトライ。
「エリカ、今日は何の日か知ってる?」
「ん? バレンタインでしょ? それがどうしたの」
「チョコ欲しいなあ」
「あるわけないでしょ。私は忙しいの」
「そうだよね、エリカ大変だもんね。ホントに欲しかったけど、涙を飲んであきらめるよ」
「そこまで大げさにヘコまなくてもいいでしょ。しょうがないわね」
そう言いながらポーズをとるエリカ。
出てくるのは当然バラなんだけど。
「このバラもしかしてチョコ……これもお嬢のたしなみ?」
「応用編よ」
「もはや何でもありだな。ところで、ちょっと右手見せて」
「ちょ、ちょっと」
「このけがどうしたの?」
「自転車に乗ってるときにこけたのよ」
「ふーん、けっこうドジだね」
「うるさいっ!!!」
ビシッ
エリカに当身を食らわせられた。
しかし遠ざかる意識の中で確かに聞いた。
「バラの形に削ってるときに切ったなんて言える訳ないでしょ」
やっぱけっこうドジだ。
それじゃあ俺はチョコの味に期待しながら眠りにつくとしますか。
なんかバレンタインネタが続出してたので愛しのエリーで書いてみた。
反省はしてないよ。ホントだよ。
703 :
名無しさん@初回限定:2006/02/09(木) 01:55:57 ID:6DjfpaFT0
GJ!!
この一言
>>682あれは夢オチではないです。
最後にちょくちょくあるんですけど、猫とか。
>「心配しないで。二度と離れたりなんかしないから。
これとか。分かりずらくてごめんなさい。
あんまし説明入れたくないって言うのがあったんですけど。
読み手無視の考え方ですね。今後気をつけます。
さて、しんどいしお許しも出た事だしもう寝ます。そんじゃ
>>706それだけで分かれってのがムリだろ
まあでもGJ
もう満腹
でも姫って自転車じゃなくてMTBじゃね?
>695
姫「そして私にはオッパイを」
スバル「なんでやねん」
>708
フカヒレ「そして俺には彼女を」
スバル「……もう好きにしてくれ」
よっぴー「そして私には対馬くんを・・・」
スバル「・・・」
この素晴らしいスレにピースマークを送るぜ
きっとかわいいおにゃのこだから…
>>706 レオ、良美、乙女さんが共謀して姫を無視してたってことか?
キャラがそういうふうに動くかどうかは別にして
世にも奇妙な物語としてはそのほうが面白いけどな。
んでFEは何のこと?
714 :
時給255円:2006/02/09(木) 23:49:09 ID:jcchBUo+O
スバル編じゃなく、ハーレムエンドをでっちあげしてみようかと。
7月初旬、朝七時半過ぎそれはやって来た。
乙女「ここの所起こしに行くと、この状態か、何故か言い知れぬ怒りが込み上げてくる」
とりあえず、朝の目覚まし蹴り一発はれおをクッションにしつつまとめて吹っ飛ばす。
れお「いてぇ!」
カニ「ふぁぁぁ、あ、乙女さんウィース」
乙女「ウィースじゃない!蟹沢はとりあえず着替えろ」
そういってカニを部屋に返しこちらに事情聴取を始める。
乙女「ここの所毎日起こしに行くと何故か蟹沢が横に寝ているが説明してみろ」
れお「うーん、それがイマイチわからない、いつもの集まりが終わって寝ているだけだからかな〜、そういや何かヤケに寝付きがいいなぁ」
乙女「そうか、お前がその、引き留めたりはしてないんだな?」
れお「ちゃんと返して寝ている、誤解されることは為てない」
乙女「ふむ、分かった、じゃあ私は先に学校に行ってるぞ」
乙女さんを見送り、この日は少し早めに家を出てみる事にする。
蟹沢家
カニ「言う通りやったけど効果ネェじゃんかー」
マダム「おかしいネェ、普通はもうドツボにハマっているはずなんだけど、出がらし、何かミスは為てないかい?」
カニ「えーっと、まず怪しまれずにれおの飲み物に一服盛る、れおが寝るまでまつ、れおを抱き枕にして寝る」
マダム「確かにミスはない、あ、あんた、薬見せてみな」
カニ「これなんだけど」
マダム「あーた、これバファ○ンだよ、眠気を誘発させるだけだ、最初に渡したこっち(媚薬)を使いな、もう、最初の一歩で間違ってどうするんだい!」
カニ「おぉ、わりいなオフクロ!明日こそれおをボクのモノにするから楽しみにしてろよ」
続く予定、とりあえず最後はどたばたでしめる予定。
書き上げてから一気に投下したほうが住民の受けがいい予定
716 :
名無しさん@初回限定:2006/02/09(木) 23:59:19 ID:sxXjIs0HO
>>714 支援ならするから続きを読ませてくれ!!
何ルートか気になる予定
続きcome
718 :
時給255円:2006/02/10(金) 02:18:32 ID:5e/mqeUNO
えーっと、一応幼馴染みルートその後、追加要素風味です。
断片を繋げて整合させるのに手間どってます。必ずかきます待っててください。
初心者ネタ師近況
こんな寒い時期に山で射撃すなや、跳弾で草むら燃えた。ぁー、早く富士山からでてぇ。
ガンバレ
書き上げたら時給を50円アップしてやるからな
どこで何やってだお前w 自衛隊か?
>>718マダムに笑った。媚薬ってあんた……
富士山から出たら続きよろしく
>>713自分ではそういう風には考えてませんでした。
でも、読み手の分だけ読み方があるってのも面白いかな、とか思ってみたり。
ってわけで自分で考えてた設定は言いません。もう投下したしね。
FEはFIND ERICAって考えてました。FREE ERICAもいいな。
はいわたくし英語はダメダメです。
>>707ごめんなさい。以後気をつけます。
そうですね、姫はMTBですね……orz
さて、近いうちにまた姫SS投下します。
現在進行中の遊びまくったSSを。
後悔も反省もしそうなので、どうせなら目一杯遊んでやろうかなと。
長文ごめんなさい。そんじゃまた
反省も後悔もするんかい!
ってつっこむとこはそこじゃねぇか
姫ってERIKAじゃないの?
まあ目一杯遊んどいで
>710
スバル「レオは誰にも渡さねぇ」
レオ「おい」
なんか書かないと負けかなと思って
気持ち悪いから冗談でもそういうのやめろw
725 :
時給255円:2006/02/10(金) 18:56:58 ID:5e/mqeUNO
乙女さんのターンから続き、括弧は乙女のモノローグ
行きの通学路
乙女さんは朝の光景を思い出していた。
「まったく蟹沢には困ったものだ、れおも一緒に寝るのを黙認するのにも原因でもあるが、
ここ2週間毎日だ、少し指導しなければならんな・・・
一緒に寝るか・・・、小さい時以来だな」
幼い頃を思いだしてみる
「れおと一緒にねると何か暖かくてぽかぽかして良かったな、
そういえば蟹沢はここ毎日そうやって寝ているな」懐かしい感触を思い出しながら考える
「何か羨ましいな・・・」
十秒後
「羨ましい?・・・私が?蟹沢を?・・・しかしあのぽかぽか、捨てがたい・・・、でも、今のれおと寝るんだぞ?」
少し考える、でも今度考える方向を間違えてしまったらしい。カニの寝ている姿の影響か、自分に甘えて来るれおの図ではなく、
れおに甘えてしまった自分を想像してしまった。恥ずかしい、非常に恥ずかしい。
考えただけでも顔も耳も真っ赤だ。しかもそれが至上に嬉しい事と感じてしまったのがまずかったのか、乙女の心中で何かが弾けてしまった、
そして思った事、れおと添い寝してぽかぽかしたい、勿論自分だけ。
いつもだったらここで理性が働きそこでストップだったが、今回は乙女の心中では満場一致だった。
「今夜、れおにそれとなく話してみよう」
いつもと違う色の炎を瞳にともしながら彼女の歩みは登竜門(校門)へと早めた。
支援
続きはまだなのか……orz
一時は廃れ気味だったがPS2化の影響でで再加熱してるな
729 :
時給255円:2006/02/10(金) 22:26:44 ID:5e/mqeUNO
では、続いてはよっぴー。
同じ頃、よっぴーの部屋
「―――っ!!」
いつもの日課、しかしここ一週間は朝に三回とややオーバーペースである。
それもそのはず、今まで特定の異性を己の欲求の対象にしていなかったからだ。
それを考えると自分で少し不思議に思う。けど、しかしそれを考えるだけでも欲望を吹き出す材料にしかならない。
「対馬くん・・・」
思いの人の名前を口にする。また欲望が込み上げる。
「ぁ、でもだめ、学校行かなきゃ」
思考を社交的自分に切り替える。でも今までの様に欲望を抑えるのは容易ではなくなっていた。
「もう、私だめかも。対馬くんが欲しくてたまらないよぉ」
その欲望を振り払う様に再度冷静になる、ここで初めて初歩的なミスに気づく。
「対馬くんって、私の部屋知らないんだっけ」
そうだった、何度も部屋に誘おうとした自分を思い出す。
「今日こそ部屋に誘わなくちゃ」
で、なければ数日中には欲望の虜になり、予想では対馬レオに一方的な欲望をぶつけてしまうだろう。
多分『正気』は保てない、だからせめてその前に、
「れおくん、私の・・・」
熱を帯び部屋をでる。「私の青い鳥になって・・・」
そして、サイは投げられた、今日、私、佐藤良美は対馬レオに告白する。
次はなごみんだぁ、姫はまだ案すら浮かばん〜!何とかします。
次回を待て!
なぜ「書きためる」ということをしないのか純粋に気になる。
>次回を待て!
SDガンダムの付録漫画を思い出しちまった。
いいじゃねえか別に。
いちいち。
wktk
(ピシャーン!ゴロゴロゴロ…)
「雷、か…これからのことを暗示しているかのようだぜ」
「ああ…今年もこの日が来てしまったか…」
「いいか?恨みっこナシだからな」
学校から帰った俺達3人は、じっと部屋で待ち続けていた。
今日は2月14日、ご存知バレンタインデー。
女子が男子にチョコレートをプレゼントする、恋人達のための素晴らしい記念日だ。
しかし、俺達にとっては恐怖の日でしかなかった。
なぜならば…カニから殺人チョコをプレゼントされる日なのだから。
フカヒレでさえこの日にチョコをもらえるのは、カニのおかげでもある。
普通に考えれば今頃家で寂しく現実逃避しているのだろうが、一応こんな奴でももらえるのだ。
今年は生徒会メンバーがとりあえずという形で俺達3人にチョコをくれた。
佐藤さんのチョコが俺に対してのみ豪華だったことは記憶に新しい。
さて、乙女さんは学校では照れくさいのか、帰ってから俺の部屋で渡すということになった。
結果的にカニと一緒に渡すという寸法だ。
「おーっす!冴えないオメーラのために、天使がチョコを持ってきてやったぜー!」
「すまんすまん。待たせたな」
いつもの調子の声と共に2人が部屋に入ってきた。
俺達には2人が悪魔のように見える。
カニの手にはチョコが入っているであろう小さな箱が3つある。
可愛い包装紙で包まれているが、俺達にはそれがパンドラの箱であるようにしか見えない。
乙女さんはというと、包装紙で無理矢理包んだだけの無骨なデザインのもの。
若干手が震えているのは雷のせいだろうか。
「さあ、私達からのプレゼントだ。遠慮なく受け取れ」
受け取っていいのかどうか躊躇いながら、俺達はプレゼントを手に取った。
735 :
時給255円:2006/02/10(金) 23:05:14 ID:5e/mqeUNO
えーっと、今、生活している部屋には電話線すら存在しない所です。
携帯で案を文として構築しながら(つまりほとんど即興)でやってます。
パソコンやりながらキャラの口調を自分の文をアレンジするのが楽しいですが、うまく出来てるか、最後まで終わるか心配です。
税金ドロボーって言わないでくれyo―、ま、なるつもりで入ったんだけどさ。
「よし、それじゃそういうことで…今日は解散だな」
そう、いつもならカニにチョコをもらってからすぐに解散のはずだった。
とはいえ、本当に解散するわけではない。
3人のうち誰か1人を処分役にするという、俺達の年中行事なのだ。
カニがいなくなってからくじ引きを行い、ビリのやつがチョコ3つを食べる(もしくは処分する)ことになっている。
最初はちゃんと全員が食べたのだが、あまりの悲惨さに恐怖を覚えた。
俺たちが出した結論は『1つだろうが3つだろうが同じ』というものだ。
解散しようとするとカニは、
「まったく、ボクの目の前で食べるのが照れくさいのか?可愛いやつらだぜー」
とか言って家に帰っていくのだ。
今年もそうなる…はずだった。
そう、今回は乙女さんというイレギュラーが存在するのだ。
「おいおい、なぜ解散するんだ。どうせなんだから、私達の目の前で食べてもらいたいな」
「そーだぜ。いつもボクの前じゃ食べてくれなかったもんなー」
なんてこと言うんですか、乙女さん。
それは俺達に『死ね』と言ってるようなもんですよ。
ほら見てよ、スバルですら脂汗が出てるじゃないか。
「それとも、私のチョコが食べられないとでも言うのか、お前達は」
「いや、その…そういうわけでは…」
「だったら、早く食べろ」
多分ここで撤退をすれば、それはそれは恐ろしい制裁が待っているに違いない。
それはそれで恐怖だ。
「…食べるか、スバル、レオ」
「ああ…」
結局俺達は食べるほうを選択した。
食べなければ『目上の者から受け取ったプレゼントを何だと思っている!』とか言って蹴りが飛んでくるだろう。
それも、いつも以上に容赦なく。骨の1本や2本では済まないだろう。
「そ、それでは…」
まずは乙女さんのチョコに恐る恐る手をのばした…
包装紙を取り払って現れた中身は、三角のチョコが一つ。
これは要するに…
「おにぎり?」
「ああ、そうだ」
ニコっと笑う乙女さんだが、俺達は改めて恐怖を感じていた。これは完全に想定外だ。
だって、よく見るとチョコにブツブツができているんだもん。
それが米であることはすぐにわかった。
おそらくはこういう過程でできたものであろう。
1.米を炊く
2.炊いた米におもむろに市販の板チョコを突っ込む
3.思いっきり混ぜ合わせ、米が茶色になったら握る
4.後は冷やして固めて完成!
なんなんだ、この世にも奇妙なおにぎりは。
絶対マズイじゃん!
「さあ、早く食べるんだ」
すっごく嬉しそうな乙女さん、対する俺達は全身に脂汗。
仕方がない、ここは意を決して食べるとするか!
「「「いただきます!」」」
気合を入れて3人同時にかぶりつく。
そして…
「ひでぶ!」「ちにゃ!」「うわらば!」
当然のように3人同時にダウンした。
乙女さんはどうしたんだという顔でキョトンとしているが、何を思ったのか、
「そうかそうか、倒れるほどうまかったのか!よしよし、正直だなお前達は」
そんな図々しいことを嬉しそうに言ってのけた。
俺達はさらに目撃してしまった。
チョコおにぎりの中にイクラが入っていたことを…
乙女さんとカニに水を持ってくるように頼み、その隙に俺達は殺人おにぎりをわからないように処分した。
具体的に言うと、置いてあった古新聞で何重にも包んだ後にファ○リーズをしてクローゼットの中にポイ。
これなら乙女さんでも気がつかないだろう。
後で松笠公園まで埋めに行かないとな。
乙女さんには悪いが、あんな劇物は人類のためにも処分するのが妥当だろう。
「ほら、水だぞ。なんだ、私達がいないうちに全部食べてしまったのか」
乙女さんとカニが部屋に戻ってきた。何とか気づいてはいないらしい。
水を受け取った俺達は、それを貪るように飲んだ。
途端に力が湧き出てくる。ただのミネラルウォーターのはずなのに。
しかし、真の闘いはこれからだ。
「おーし、次はボクのチョコを食べてくれよな!」
自分で勝手に箱を開けてしまったカニ。
そこには今までに見たこともないオーラを放つチョコがあった。
おそらく、人間の負の感情を固めるとこんなカンジになるのかもしれない。
メインイベントはこれだ。
さっきのなんかは前哨戦にすぎない。
乙女さんが前座だとは、恐るべし蟹沢きぬ。
逃げる事ができない以上、俺達はこれに対し真っ向からぶつかっていかなくてはならない。
チョコ×3 VS 俺・スバル・フカヒレ、6人タッグマッチ時間無制限1本勝負の幕開けだ。
「いくぜ、フカヒレ…」
「ああ…スバルは大丈夫か…?」
「フッ…俺はお前らに会えて本当によかったぜ…」
今から死地へ向かう3人。苦楽を共にした仲間と共に、俺は死ぬ。
こいつらと一緒なら、俺は寂しくなんてない。
(あっちでも、仲良くしような)
そう思った俺達は、3人一緒にチョコを口に入れた…
翌日…
「出席をとりますわ。みなさんいらっしゃいますか?」
「先生、対馬と伊達とフカヒレがいねぇだ」
「欠席するとは、病弱なやつらだなー。少しは我輩を見習えー」
「どうしたのかしら。もしかして、昨日のチョコに誰か毒でも混ぜたんじゃないの?」
「せやったら、鮫氷君は休んだりせぇへんと思うけどなぁ。もらえるわけないんやし」
「それもそうネ。全然説明がつかないネ」
「まさかよっぴーが…」
「そ、そんなことしないよう!」
俺達は1週間、40度の高熱と吐き気、頭痛に悩まされた。
一応病院には行ったけど医者は、
「うーん、風邪ではないんだけどねぇ…どうしたものか」
と言っていた。
とにかく、カニのチョコは想像以上のモノであった。
体内が核の炎に包まれ、血液は枯れ肌は裂け、あらゆる消化器官が絶滅するところだった。
しかし、その苦しみを乗り越え俺達は何とか生き残った。
今、俺は窓の外から差し込む太陽の光を目一杯に浴びている。
スバルとフカヒレも同じ事をしているだろう。
生きていることのすばらしさを噛みしめながら…
740 :
シンイチ:2006/02/10(金) 23:20:10 ID:xVgLyNf/0
最近、長いSSを投下することが多かったので、今回は短くしました。
3人とも命だけは助かったみたいです。
>>740 言わせてもらおう
あんたは最高だと
俺のなかではあんたは最高の書き手だと
GJです
それ以上でもそれ以下でも無い
劇物扱い(´・ω・)カワイソス
イクラがなきゃライスチョコレートじゃね?と思ったが
よく考えたらライスチョコレートは米揚げてあるんだっけ
むしろチョコおはぎか?
>>740 うーん いくらカニが料理下手でも、そこまで行っちゃうのは・・・と思ったけど
まぁSSだしいっかって事で自己完結w GJ!
時給255円の人の続きもまってるぜー
ところで話は160゚ほど変わるんだけど
>>712ってどういう意味?
気になって仕方が無いんですが
>>740GJ カニチョコの仕掛けが・・・・
何かストーリーを補完するものが必要だぞ、と。
>自衛隊 災害救助がないときは、頑張ってSSでボクらにご奉仕すること
まあ死なないんだから海お姉ちゃんの手料理よりは全然いいよなw
>>722 貴様は姫のTrueEnd@100回見て来い
スペルでてるから。
>>747 そうだよね。食べるととりさんがみえるもんね。
まぁ、どうやったらそんなもん作れるのか知りたいがな。
749 :
722:2006/02/11(土) 07:19:14 ID:HwxU7imyO
>>748 姫のTrueEnd百回……見たいけど
ここのSS読んでるとき吹き出してマイPCが水死したんだよね
とりあえずERICAでいいって事だな
水を差すような発言反省しよう
>>748 姫のTrueEnd100回見たら
スペルマ出るのかと思った俺は今起きたところ
751 :
カニママ:2006/02/11(土) 10:49:29 ID:F32LbP9B0
閃いた!
カニ娘が家出するネタが閃いた!
まとめることができたら投下しよう。
期待しないで待っててくれ
>>751だが断る
俺の好きなことの一つは、期待するなと言ってるやつに
NO!と断ってやることだ
素直の期待してるって言えよw
754 :
時給255円:2006/02/11(土) 14:20:55 ID:cBdSP21TO
続きだぁ〜!
前日の昼休み 教室
チャコ(なごみクラスメート)「ヤコ〜、今日こそ白状しなさいよぉ」
なごみ「?何、いきなり、弁当食べてる時に」
チャコ、なごみが後学の為に食べ歩きをしていて、たまたま寄った定食屋(なごみ和食ランク現在一位)の娘である。
なごみは旨いものに会うと厨房に入って技を聞きに行くという癖がある、
で、たまたま家の手伝い(メニューの約六割担当)をしていたチャコと意気投合、
以来なごみの数少ない盟友のひとりである。お絹(前に書いたフカヒレ編参照)「そうですよぉ、身体の毒ですよぉ」
なごみ「そ、そんなことない」
チャコ「と、言ってまーた屋上でため息するんだから」
お絹「ここ毎日ですよ、悩みとかあったら言って下さいよ」
なごみ「分かった、もう、一回しか言わないからきちんと聞いて、対馬先輩って女子に人気ある?」
チャコ「あぁ、生徒会の、うーん地味に人気あるなぁ」
お絹「ルックスとは裏腹に少しラフな感じですし」
チャコ「しかも荒事も多少こなすワイルドさもある、こないだヤコ助けてもらったでしょ?」
続きはCMのあと!
755 :
時給255円:2006/02/11(土) 14:28:51 ID:cBdSP21TO
後少し付き合ってくれぇ、なごみん編続き
なごみ「あ、あれは・・・」
チャコ「ウチのクラスメートでも何人か狙っているのもいるしねぇ、ふーん分かった、いじめるのはここまで」お絹「えっ?えっ?
なごみ「なんか負けた気がする」
その夜、なごみの部屋
バフッ
布団にくるまってため息をする。
「そんなに顔にでてるかなぁ」
しばらく考える、いつの間にか考える事は対馬レオの事になっていた、最初は何故自分を生徒会のメンバーに入れたのか、だったのが今は、
「対馬先輩、好き嫌いあるかな」
前はここいらで思考をカットしていたが今はもう止めない。
「明日先輩にあったらなんて言おう」
多分いつもの通りになってしまいそうだ、またため息をつく。
今考えても仕方ない事だ、今日のところは寝よう。
パサッ
寝返りをうつ
「いつかは・・・」
静かに夜は更けていく。
アカン、かなり難しい、今回は反省します。おとなしく車の整備行ってきます。
やっぱり素直に言おうと思う
期待して待ってます
>>755だけじゃなく全ての書き手を!
なごみんにあだ名があって女の子同士で恋の悩みを相談してるよ、おい
原作から離れてるがこれはこれでGJ!
>>756 やっぱ人間、素直が一番だよね。うん。
俺も期待してるよー!
なごみんがやけに柔らかいな
たぶんクラスじゃ皆「さん付け」 だと思うがw
>>745 >>712だけど、これは
>>711へのレスで
>>711の元ネタブランキージェットシティの曲「悪い人たち」のサビの部分をモジったもの。
以前も青山ゆかりスレで同バンドVoのネタをカマしてる香具師がいたが、
どうやらつよきす信者(しかも乙女派w)のなかに浅井健一オタがいるらしい。
…関係ない話でスマソ。
>>91 713 :名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 15:24:38 ID:m952gxXH0
なごみが753で。
乙女さんは018?
んじゃ、カニはくぁに。ってことで強引に92?
スバルは386で。よっぴーは43か。
く〜は、9&99&999でOKか。
豆花は10と8で108?
745 :名無しさん@ピンキー:2006/02/06(月) 17:42:45 ID:gF2zvknBO
乙女:
>>554 きぬ:
>>23 エリカ:
>>421 なごみ:
>>152 祈:
>>252 良美:
>>522 はいはい50音50音
784 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/06(月) 19:50:59 ID:BUVMNk/B0
N.Yashi Get!
790 名前: 名無しさん@ピンキー [sage] 投稿日: 2006/02/06(月) 20:16:57 ID:oEf54FET0
>753に続いて>784もなごみんのレス番となりました
>>760 さらに元ネタがあって、アフタヌーンで(確か)EDEN描いてる人の読みきりのタイトルだったりする。
「きっとかわいい女の子だから」
一等自営業(小林源文)版つよきす
フカヒレ「ひでぇこれだよ」
ごめんwwwww
764 :
時給255円:2006/02/11(土) 18:16:57 ID:cBdSP21TO
えーっと、やはり指摘を受けてしまいましたか。
かなり悩みました、れお周りの幼馴染みの友情もテーマにありそうだったんで同志みたいな感じの人もいたらなと、
最初の取り付く島無さすぎだと書きづらいんで変えてしまいました。
柔らか過ぎた、反省します。盟友(ポンヨウ)、いい響きだ。
初投下
たまにはフカヒレの家で遊ぶのもいいかって話になり
オレとスバルとカニでフカヒレの家に向かっていた。
「なんか、フカヒレの家行くの久しぶりじゃね?」
「いつだったか忘れたけど、前行った時は部屋の中ぐちゃぐちゃでエロ本が散乱してたな」
「もし部屋キレイだったら、ボク、ギャルゲのパッケの中のCD全部入れ替えたり、
マンガの巻数バラバラに並び替えるからね」
「そーいうことめーなの、ってフカヒレだからまぁいいか」
そんな雑談を話しながらやがてフカヒレの家まで到着し、
そして呼び鈴を鳴らす。
「はーい、お前達よく来たな、まぁあがってくれ」
フカヒレに促されるまま、俺達はフカヒレの部屋へ行った。
「うわっ、マトモになってんじゃんよー」
「まぁな、部屋が散らかってると、見たいエロ本があってもすぐに見つからなかったからな。
整理整頓した方が便利だって最近気付いたんだ」
「・・・」
流石フカヒレだ、少しでもまともになったと思った俺がバカだったぜ
「おーおーギターも飾っちゃって、こっちにはギャルゲがめっちゃあるし」
「ギターとギャルゲは俺の生きがいだからな」
「このギャルゲだけ丁寧に本棚に飾られてんな」
そのギャルゲのパッケージに触った瞬間
「触るな!」
フカヒレらしくも無い、威圧感を含ませた声が部屋に響いた
すぐにフカヒレは元に戻り
「わ、悪かった、だがそのギャルゲは初回限定でプレミアも付いてる俺の宝なんだ
今後は触れないでくれ、それに触られると前後不覚になる」
オレもボトルシップという趣味を持っていたのでフカヒレの気持ちは理解できた
スバルは素直にその言葉を聞いてる、カニは一応聞いているがやや不満そうだ
その後は雑談したり、四人でゲームをしたりして遊び
「ちょっとボク、トイレ行ってくる」
「一人で大丈夫か?俺の家は出るぞ・・・」
「怖くない、怖くないもんね。と、トイレ行ってくる」
カニは顔を引きつらせながら、部屋から出て行こうとする
カニは恐怖心なのだろうか、なんだか歩きがぎこちない。
「あっ!」
カニが躓き、転びそうになる。
なんとか転ぶのを避けようと近くにあった本棚に勢いよくつかまる
本棚は揺れ、そしてフカヒレの大切にしていたギャルゲが本棚から落ち、下にあったギターの上に落ちる
不幸な事に本棚の最上部に置いてあった地球儀も、落ちてきた。
加速度を増し、そしてギャルゲのパッケージを潰し、その下にあったギターも真っ二つに割れた。
皆、その出来事にしばらく呆然とし、
「フ、フカヒレごめんな、ゆるしちくり」
「フフフフフフフフフフフフフフ・・・」
ヒカヒレは不気味に笑っている
紫煙
「オイ!レオこいつはやばいぞ」
「ああ、雰囲気がいつものフカヒレじゃない」
フカヒレの周囲には負のオーラが纏い、目に見えるまでになっていた
フカヒレが声にならない声を叫んだと思った刹那、フカヒレの髪の毛がなぜか金色の逆毛になった
「許さん、許さんぞ貴様等!」
「カニも謝ってるんだし、ゆるしt」
突然光の弾が喋っている俺に向かって飛んできた。
咄嗟に避け、俺のいた場所を見ると、壁に光の弾と同じ大きさの穴が出来ていた
「マジかよ、こんなの当たったら死ぬぜ」
「バラバラにしてやるぜ、二度と笑えないようにな」
「どうする?レオ、カニ」
「逃げるしかねーべよ」
「同感、今のフカヒレはマジで危険だ」
「地球もろともこなごなに撃ち砕いてくれるぞーーーっ!!!!!」
逃げようとしてるオレ達に、フカヒレは意味の分からない言葉を叫びながら続々と光の弾を飛ばしてくる
なんとか避けながら玄関まで到着した。
それまでにも続々と光の弾が飛び交い、フカヒレの家は穴だらけになっている。
「玄関抜けたら避けやすくなる、近所を気にして攻撃しなくなるかもしれない、兎に角フカヒレの家から出よう」
「オーケー坊主。抜けたら各自散会して逃げるぞ」
「しぶといゴミ共だ、これで終わりにしてやる。ギャリック砲!」
今までのとは比べ物にならない位の光の弾がオレ達に飛んできた
「伏せろ!」
「玄関抜けたら避けやすくなる、近所を気にして攻撃しなくなるかもしれない、兎に角フカヒレの家から出よう」
「オーケー坊主。抜けたら各自散会して逃げるぞ」
「しぶといゴミ共だ、これで終わりにしてやる。ギャリック砲!」
今までのとは比べ物にならない位の光の弾がオレ達に飛んできた
「伏せろ!」
オレ達はなんとか伏せて、光の弾を回避した
その時、玄関が突然開き
「ただいま〜久しぶりに帰ってきたよ、シンイチ元気にしてた?」
フカヒレの姉さんが帰ってきたみたいだ。危ない、あんなの直撃したら死んじまうぜ。
「破ッ!」
え、マジで?フカヒレの姉さん光の弾を片手で弾いた
ぶっちゃけありえない
「ね、姉さん!」
「シンイチ、帰郷してきた姉にいきなり熱烈な歓迎してくれるわね」
「い、いや姉さん、帰ってくるなら事前に・・・」
「家の中もボロボロだし、私の部屋まで来なさい」
いつのまにフカヒレの髪は元に戻り、震えている。トラウマ発動したな
「シンイチに用があるから、悪いけど帰ってね」
「ちょっと、レオ、スバル、カニもうちょっといろよ、頼むよ」
「フカヒレ、人に頼む時は様付けろよ、あと敬語使え」
「く、くそ。カニ様どうか、もう少しだけ家でおくつろぎ下さい」
「うははは、情けね〜んじゃ。可憐な美少女を危険な目に遭わせた事を反省しろよ。
ボク帰るね。レオ、スバル行こうぜ。お姉さんさよなら〜」
「ちょ、お前等薄情だぞ!って俺が喋ってるのに帰ろうとするな」
「シンイチ、ウダウダ言ってないでさっさと来る」
「ヒイッ」
フカヒレはフカヒレの姉さんに襟首つかまれて奥の部屋まで連れていかれた。
さて帰るか。
「おねーちゃんやめてよー。人間の可動範囲超えてるよぉ〜」
フカヒレの叫びが聞こえてくる南無フカヒレ、オマエの事は忘れないぜ
「なぁ、レオ」
「ん?」
「フカヒレ、悪いことしたか?」
さすがにこれは・・・・
違うけど。
俺は正直に言うぞ
>>771初投下でこれを投下したその勇気にGJだ
次回作に期待するぜ!
ワロタ
光弾撃って部屋の中で回避できるってフカヒレの部屋が広すぎるのか
それとも弾速が遅すぎ……
気円斬か!
>>760 そういや前スレぐらいに「ディズニーランドへ」のパロが投下されてたな
gj
781 :
時給255円:2006/02/11(土) 23:51:07 ID:cBdSP21TO
姫編行ってみよう
前日の夜、姫の間
かなり大型の模造紙をひろげ何やら書きこんでいる姫、題名はこうだ
『エリカの夏休みハーレム計画』
どうやらそのプランを立てているみたいだ。
ポンッ!きゅーー、きゅきゅ!
最初は集中して書きこんでいたがだんだん楽しくなってきたせいか鼻唄を歌い始める
「知らないことがぁ〜♪おいでおいでしーてるぅ♪でぇかけよぉー口笛吹いてさ〜♪
びっくり(ハプニングセクハラ)しようよあららのら♪
調べて(いたずら)納得♪うん!そうか!おもしろ対馬を見てみよぉ〜♪
探求ぅ〜発見〜対馬くん〜♪っと、かんせ〜!」
どうやらハーレム計画の最初の捕獲対象者はれおらしい。
「意外に対馬くんたら、私のツボにズッポリなのよねぇー、明日は逃がさないわよぉ。
栄えある「ハーレム」入居者1号にしてあげる、覚悟なさい」
どうやら今回は恋愛というよりもいたずら(セクハラというか逆レイプ)目的である。
間違った方向性だが本人は本気で取り組んでいるところが救い様がない。
「最初のひとり(異性はれお、同性はよっぴー)は可愛い(ルックス)のに限るわぁ」
違う路線のダメ人間の夜は更けていく。
祈編に続く(キートン山田風)
姫好きな人ごめんなさい、ギャグに走りました。とりあえずわがままというか身勝手と理不尽を付け加えてみました。
歳バレネタ。チョーさん元気かなぁ。
お前ってやつは・・・
俺は姫好きだけど今後の展開によって許そうと思う
しかしあれだホームアローンを思い出した
何か最近みんなおかしな方向へ逝っちゃってる希ガス
みんなって言っても、たまたま二作続いてるだけだが
>>781 懐かしすぎるな。
「探検、発見、僕の町〜♪」
いつの時代の鳥なんだ
788 :
時給255円:2006/02/12(日) 13:13:37 ID:i21m+YUfO
祈編いきます
前日の夜、祈の部屋
祈「47、48、49、あらあらあとひとりで記念すべき50人目ですわ」
土永「おーぅ、そいつはめでたいなぁー、祈よぉ、そんで今度の獲物はどんなヤツにするんだぁ?」
祈「土永さんたら殺るき満々ですわねぇ、でしたらいつも通りお手伝い願いますわ」
土永「あたぼぅよぉ、俺はお前のためだったらなんだってしてやるぜぇ」
祈「はい♪では今度の記念すべきお相手は、前々から決めていたのですが対馬くんにしました」
土永「あのジャリボゥイか、確かに祈好みの童顔だがなぁー。む、どぅしたぁ祈ぃ」
祈「今度のお相手を決定した途端に物凄い胸騒ぎを感じましたの」
土永「そいつは占って詳しく調べたほうが良いんじゃないか〜?」
十分後 占いを三回やった後
祈「まずいですわね、明日にでも決行しないと二度とチャンスがないとでましたわ」
土永「いつも通りやれば楽勝よぉ」
祈「土永さん、どうやら明日は本気でかからないと望み薄とも出ています、しかも気の流れも物凄い不安定ですので土永さん、
明日は朝から第一戦闘配置(コンディションレッド)発令します」土永「祈がマジになったぁ、任せろ、お前の望み通りに事を運んでやる。うでがなるぜぇ」
次回、学校どたばた編「姉さん、事件です(フカヒレ的に)」をお送りします。
最初マナを攻略出来ると思っていたのは私だ。一言いろんな意味ですまん。
>>789ハーレムなのに一人抜けたらさみしいじゃない
しかしたまにはこんな連載みたいなのもいいかなとか思う今日この頃
人数分のSSといえば「スバルのお話」「なごみのお話」書いた人はまだこのスレに居るんだろうか。
この人の書くバレンタインSSとか読んでみたいんだがなあ。降臨してくれぬものか。
>>791俺は「誰の書いた」と言うよりみんなのを見たいな
まさか!
みんな2月14日に投下する気か!?
もしそうなら今から楽しみー。読みごたえありそー。
ちょ、勝手な期待すんなw
>788
若本ボイスを脳内再生(w
バレンタインに投下できればいいんだがなー。今書いてるの予想以上に長くなってる。
しかも仕事もあるし。いつ完成することやら。
796 :
時給255円:2006/02/12(日) 22:19:39 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編1、スタート。
で、朝、登竜門(校門)付近
れお「?、ヤケに機嫌が良いじゃないかカニ、何か良いことあったか?」
カニ「へへぇ、解るか〜、解るかぁ?今まで長年身近にあっても手に入れられなかったものが今夜手に入るんですよ」
れお「ふーん」
カニモノローグ「ヲイちょっと待てやゴルァ、お前の事言ってんのになんて淡白な反応しやがんだ〜!」
れお「あ、乙女さんおはよう」
乙女「おはよう」
乙女モノローグ「あ、今言ってみるか、いきなり押し掛けるのも何だしな」
乙女「れお・・・」
カニ「れお〜」
れお「何だ?ふたりでハモッたりして」
カニと乙女「今夜・・・」
乙女「蟹沢?またれおの部屋で寝ようとしてるな〜?」
カニ「いいじゃんかよぉ、れお気にすんなって、突っ込んだの乙女さん?」
乙女モノローグ「この際だ、蟹沢にもきちんと指導せねばな」
今回は少し書き溜めた(メール機能を使って)ぜぇ、一番書きたかった辺りだぜぇ、途中までだがちょっと付き合ってくれぇ。続く!
797 :
時給255円:2006/02/12(日) 22:27:50 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編2
乙女「そうだ、蟹沢には悪いがその役目はそのまま私に譲り渡して貰うぞ!」
れおモノローグ「おい、今サラッと物凄い事言ってのけたぞこの方は」
乙女モノローグ「はっ、勢いで言ってしまった、でもこのまま引き下がれん!」
カニ「むぅっ!いくら乙女さんでも譲れないよ!れおと寝るのはこのボクだかんね〜!」
れおモノローグ「言い合いを始めてしまったか、お!良い所で佐藤さんが来た助かった」よっぴー「あ、対馬くん、かにっち、鉄先輩おはようございます」
れお「おはよう、丁度良い所に来てくれた、あの二人がちょっと言い合いを始めちゃって悪いんだけど仲裁に入ってくれない?」
よっぴー「対馬くんのお願いなら、断れないなぁ、行ってくるね♪」
カニ「だぁかぁらぁ、今日は、ぜぇーったいボクが寝るの〜!」
乙女「だめだだめだ!ひとり締めはずるいぞ、ちょっとぐらい良いとは思わんのか!」
よっぴー「あのー、対馬くんに頼まれて仲裁に入ろうかなって思うんですけど、何の話しで言い合いしてるのですか?」
乙女とカニ「れおと寝る事について」
少し考えるよっぴー、ポクポクポクポク、ちーん!
まだちょっと付き合って頂戴!続く!
798 :
時給255円:2006/02/12(日) 22:32:55 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編3
よっぴー「なぁんだ、簡単な事じゃないですか!間を取って今日は私が対馬くんと寝るという事で」
れお「ちょっと待った、貴方もそんな事を(笑顔で)おっしゃる訳ですか」
れおモノローグ「何だか嬉しいが、この言い合いの矛先がこちらに来る気がする。逃げるなら今しかない!」
とりあえず、建物の中に入ってしまえば乙女さんの大技は飛んで来ない!
後ろをみずにスペースランナウェイだ!
カニ「あー、れおが逃げやがった〜!」
乙女「逃げるとは卑怯だ!今日はきっちり白黒付けて貰うぞ!」
よっぴー「もぅ、対馬くんは私のものなのになぁ」
お、前にいるのはスバル
れお「スバル!ワリィが後を頼む!訳は後で話す!」
スバル「お、おう」
ドドドドドドっ!後ろを振り向いたスバルにいきなり不幸が襲いかかる。
乙女「伊達!邪魔だ!」
スバルに乙女さんの右飛び蹴りがヒットし吹っ飛ばす
スバル「ありがとぉー、そしてさよぉならああああぁ」
れお「スバルぅー!」
チクショウ、こうなったら運動部部室辺りは入りくんでいるから、そこで撒いて竜宮で隠れてよう。
ここで白状します。ぶっとぶスバルの台詞を書きたかっただけです。続く。
支援!おもろい
800 :
時給255円:2006/02/12(日) 22:40:12 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編4
何とかここでやり過ごして・・・
姫「お嬢様ヤクザキック(→K)!」
れお「グハッ!姫?何でこんなとこに?」
姫「ん〜、今日って土曜日(後付け設定)だし授業よりも仕事を優先しよっかなって」
れお「そうか、少し休ませてもらって良いか?」
姫「良いわよぉ」
れおは姫の許可を受けた矢先に不幸にも無造作に机の上に置かれた模造紙をみてしまった。
『エリカの(以下略)』、しかも一番のゲストに対馬レオ(つまり自分)の名前がデカデカと載っている。
姫「見たわね」
れお「みました」
反射的に竜宮のテラスまで逃げるしかしここは二階、まずい、これは姫も追跡者にするフラグを立ててしまったか
姫「どうせ、そのうち捕まえる予定だったから、今捕まっちゃいなさい」
れお「そうやって笑顔で六連ゴムスタングレネードを取り出して来ない!」
姫「さあ!逃げてご覧なさい!」
あぁ、そうかいじゃあとことん逃げてやるよ、ここの高さ、日々のトレーニングで行けるかも知れん!逃げるなら今しかない、180度ターン(↓×)『□ 飛び出す』
れお「イヤァ」
姫「意外、まさかここから逃げるなんて、コラッ待ちなさい!貴方は私のハーレムにはいるべきなのよー!」
ハイ、解る人が解るネタです。まだちょっと続く。
>>798 スバルよりフカヒレが飛んだほうがしっくりくるが、面白いから許す。
802 :
時給255円:2006/02/12(日) 22:50:40 ID:i21m+YUfO
学校どたばた編5
ヤバい、更に厄介な人物を追跡者に加えてしまった、オレは周りにいるよりはべらす方が好きなの!
スバル「れお!」
れお「スバル!平気か?」
スバル「あんまり良くねぇが、この騒動一体何だぁ?」
れお「実は(説明中略)なんだ」
スバル「ヒュー♪そいつは罪作りな野郎だなぁ、安心しろ、言ったろ何時だってお前の味方だ」
れお「ワリィ、巻きこんじまって」
乙女「見つけた、短時間でまさかここまで逃げてるとは、れおー!とまれー!」
ここで気弾を撃ちますか、せめて人間の出来る行動の範疇内で追いかけて下さい、
ちゅどーん
逃げるれおの前方で気弾が爆発する
乙女「止まらんのなら次は当てるぞ〜!」
乙女さんはもう一発気弾を打ち出す、今度は命中コースだ、まずい避けられない!
スバル「れお!ここは任せろ!」
れお「ま、まさか、やめろ部活帰りの軽装じゃいくらお前でも」
後ろをみると、もうスバルが気弾のコース上に割って入って防御の体制に入っている
スバル「忘れたぁ?オレは不可能を可能にする男だって!」
れお「少佐ぁぁぁ!」ちゅどぉぉぉん!
スバル「やっぱり無理でしたぁぁぁぁ〜!」
ハイ、もうお解りの貴方、そうです。これがやりたかった、
え?続き?まだ書いてません先2〜3行位しかやってません。今日はもう燃え尽きた
姫分とよっぴー分が不足気味なんで一通りキャラ出したら見せ場を作ろうかなと。もう寝ます。
>>802 ちょっと待て!! ここで終わりは放置プレイにも程が有るぞ!!
スバルの「ありがとぉ、そしてさよぉならああぁ!!」の真吾スバルにマジ笑ったww
まぁいいか。とりあえず乙
>>802 作品とコメントを一緒に書くのがお前の悪いクセだ
805 :
名無しさん@初回限定:2006/02/12(日) 23:06:42 ID:VeKHyIpd0
時給255円さんにこのスレ紹介してよかったと思った
GJ
ゴメン、ほとんどの元ネタがわからない
>>806 metoo
でもおもしろかった
続きが気になりながら……寝れるかな
気になって寝れなさそうな予感
面白い。面白いんだけど、なんでレオがひらがななんだろう。
おれも元ネタわかんないや。
とりあえず、注釈というか、いちいちコメントつけてくるのがうざい
大して面白くないのに、テロップをつけて無理に笑いをとろうとするテレビ局並みにうざい
ごめん時給255円には悪いが>809の気持ちが結構分かる
>>811 俺だけはお前の気持ちが痛いほどわかる。
わからない奴は、クズか俺じゃない奴のどちらかだ。
クズは言い過ぎだろ
人それぞれ好みが違うんだしさ
それに次にいかせってんなら全部投下してから言えばいいじゃん
と言ってはみたが空気悪くしたらゴメン
反省がてら寝ようと思う
さあ、時給255円は破天荒な面白さで良作に求められる
書き手のマナーを破ることができるのか?!
刮目して待て!!
いや、破っちゃ駄目だろ。
816 :
名無しさん@初回限定:2006/02/13(月) 02:21:02 ID:rBuXfxYO0
そんなのもありだろ
斬新なスタイルと受け取ろうと思う
>>106サンクス
好評か不評かわかんないけど反応があったことがうれしい
しかしたった二週間でどんだけ進んでんだ
読むの大変だっつうの
みんなgj
sage忘れたスマソ
イヤホントごめん
スバル「お前もオシャレせにゃあな。このままじゃオレのエンディングになるぜ?」
レオ「望むところだ!」
スバル「望むのー!?(がびーん)」
深夜に声を出して笑い隣の人に怒られたorz
そういやさ、それぞれのキャラのテーマってなんなんだろうね
820 :
時給255円:2006/02/13(月) 06:02:54 ID:VQUf11MzO
ご指導ありがとうございます。
そうですねぇ、マナーは守らんと、事後の行動はSSをもって反映させてもらいます。
参考にほかの方のSSも読ませていただいて貰ってますが、気が付くと普通に読んで笑っている俺ガイル。
サマーソルト・ジャスティス食らってきます。
>>820 人はそれを「イカ・サマー」(いかさま)と呼ぶ。
822 :
時給255円:2006/02/13(月) 08:40:24 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編6
スバルの尊い犠牲によって土煙が発生し、上手く撒けた様だ、よし、現状の把握と整理を兼ねて、屋上で休憩しよう、
現在、外を捜索しているのは、さっき撒いた乙女さん、海兵隊の様に颯爽と駆け抜ける姫、後の二人はどこか室内を捜してる訳か、
バラバラに捜索してる分エンカウント率は高いが、それぞれ目的が微妙に違いかつ独り占めという魂胆の為、
仲間(?)を呼ばれる心配はなさそうだ。
なごみ「先輩、どうしたんです?顔色悪いですよ?」
忘れてた、ここには椰子がいたんだ、
れお「あぁ、ちょっと学校を半周走っただけだ」
なごみ「そ、そうですか」
あらまた新鮮な反応、いつもだったら下で怒っている騒動をつついてくるはずだ、
なごみ「先輩、横、良いですか?」
れお「ぁ、構わないけど」
ますます様子がおかしい、いったいどうしたんだ?
続くぅ!
なごみんが呼ぶときは先輩でなく、”センパイ”だ。
824 :
時給255円:2006/02/13(月) 08:48:14 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編7だっけ?
やけにしおらしいというかなんと言うか、
なごみ「あの、先輩、先輩は食べ物に好き嫌いありますか?」
れお「何だ、やぶからぼうに、ぅーん、特に無いかな、ぁ、ここんとこおにぎりが三十日続いてるからおにぎり意外ならいいなぁ」
なごみ「そうですか、私、趣味で料理やってるんですけど、もしよろしければ味を見て貰えませんか?」
意外だ、意外過ぎる!今までの態度から今の状況と趣味ではギャップがかなりあるな、
れお「迷惑じゃなければいいよ」
なごみ「では、今夜にでも家に食事でもいかがですか?」
む、そうきたか、全くその事で揉めてるから私は逃げてるのに困った娘っ子だよ、ま、これはこちらの都合だが
れお「あ、いや、ちょっと今夜ってのはまずいかも」
なごみ「ぇ、何か都合でも」
続く!
825 :
時給255円:2006/02/13(月) 08:54:29 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編8
カニ「待てやゴルァ、ココナッツゥー!
れおは今夜はボクと一緒にあまーいボゥイみーつワールドな時間を過ごすから、ココナッツはお呼びじゃねぇよーだ」
れお「何かアメリカンだな、しかも幼馴染ネタとは意味深だな、つーか、いつからいたんだよお前は」
カニ「今夜にでも食事でもいかがですかってとこ、今夜もクソもあるかー、れおはボクんだぞ〜!」
なごみ「黙れサワガニ!食事に誘うのは私の勝手だ!お前に指図される筋合いはない!」
カニ「てんめぇ、このごに及んでボクの事チビっていいやがったなぁー!」
れお「いや言ってねぇだろ」
なごみ「ああ、言ったさ先輩からてを引くのはお前だカニ!」
れお「言ったんかい!ってお前ら少し落ち着け、な?」
カニ「んだとぉ?てめぇ〜!もう、我慢ならねぇ、ブチのめしちゃらあ!」
なごみ「上等!ここでお前にどちらが優れているか身をもって教えてやる!」
れお「諦めた、どっちも怪我させるなよ」
カニ「れおが言うならボクそうする!ココナッツありがたく思えよ!」
なごみ「それはこっちの台詞だ、先輩、カニは私が何とかしますんで、その」
おぉ!まだ良心的なキャラがまだいらしたよ奥さん、
続く
文章、上手く書けね('A`)
827 :
時給255円:2006/02/13(月) 08:58:05 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編9
なごみ「埋め合わせは先輩で決めて下さい」
やっぱりか、でも今はありがたい、遠慮なく逃げさせてもらいますか
れお「そのうちな、あんま期待すんな、やれやれ」
少し問題を先送りした感じだがとりあえず屋上からおりよう。
続く
おもろいけどちょっと心配になってきた
後半グダグダになりそうやがなw
頑張れ
すでにgdgdな気もするが
ガンガレ
830 :
時給255円:2006/02/13(月) 13:53:56 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編10
校舎の二階、俺達の教室がある階まで降りた、時間はもう二時限目の半ば、
今日は生きて家に帰る事を考えよう、ん?あそこに何か落ちてるのは、
こ、これは伝説と詠われたエロ本と全国ブルマ大百科関東編!なんて俺的ストライクど真ん中のチョイス!
周りを見回す、居たよ男が、2ーAに珍しいスケベ担当の柿崎!
柿崎「対馬じゃねぇか、これ、どうみるよ」れお「これか、正直困ってる」
柿崎「どうしてだ?まさかアウトコースだったからか?」
れお「逆だもろストライクど真ん中だ」
柿崎「そうかぁならば今、ちょっとだけ見るかー!」
何かの縁に導かれた漢二人はその本に吸い込まれるが如く座り込む
柿崎「スゲー」
れお「おおおお!」
その時だった、前方から二つの鉄のわっかが飛んできた、
それは俺には届かず向かいで本を見ていた柿崎に当たろうとしていた、あ、弾ちゃーく、今!
カシッカシッ!
それぞれのわっかは柿崎の足に弾着ししっかりと捕えていた
柿崎「今は授業中だ誰もこんな、うっ、うわあああぁぁぁ・・・」れお「か、柿崎ぃぃぃ〜!」
突然引きずり込まれる柿崎の先には、少し困った顔をした佐藤さんがいた、ぐ、罠か!
続くっ!
831 :
時給255円:2006/02/13(月) 13:56:58 ID:VQUf11MzO
学校どたばた編11
よっぴー「ぁぁ、外れちゃった、対馬くん私の為に大人しく捕まってね♪」
ね♪、じゃない何なんだ、あのICPOの日本人警部ばりの捕獲術は!
とりあえず手には戦利品(?)のエロ本二冊を持って逃走した
よっぴー「対馬くん待ってよぉ、それは私が対馬くんにしてもらいたい事が全部載ってるんだから恥ずかしいよぉ」
まさか貴方の口からそんな素敵な言葉を聞けるとは思わんかった、
しかし、手錠を振り回しながら追いかけて来ないでください。コワイです!
お、曲がり角右に曲がって、よし!死角に入ったぁ、もう一度〜ん?どこかの部屋から手だけ出しておいでおいでしてる。
この際仕方ない助けてもらえるなら!そしてその部屋に飛込んだ。よっぴー「あーあ、見うしなっちゃったぁ、
対馬くん捕まえたら家で裏手四十八手全部やって貰おうかなって思ったのにな」
魅力的なお誘いだが、一日でそれだけやるのは勘弁してもらいたいです、はぁ、佐藤さんは撒けたか。
続く
携帯で小出しっていうの、ちょっと考えて欲しい・・・
まあ、俺たちはいいがまとめのサイトの中の人が大変なんじゃなかろうか。
小出しにするよりできるだけまとめて投下するべきだろう。
柿崎って誰?
さあさあ柿崎が誰かというトトカルチョ
オリキャラがかたいよ
>>835 いや、オリキャラなんだろうなとは思ったんだけど
赤王先輩や姉しよの摩周くんみたいに元ネタあるんだろうか、ってことで
838 :
時給255円:2006/02/13(月) 17:04:17 ID:VQUf11MzO
朝早くの(異常にひまな)仕事の間の暇潰しで適当こいて書きました。テンションに左右される癖はなおさんとなぁ。
キャラに言わせたい台詞の為に色々捏造しました。自分で思うんですよ、やりたい部分とどうでも良い所のむらっけが異常だと反省中。
で、広げた風呂敷をどう畳もうか困ってます。ちゃんとオチというかエンディングを迎えられるか心配です。
勢いとはいえご迷惑おかけします。まだ続く予定です。どうぞ可愛いがってくださいな。
柿崎って……マクロスかよ!
懐かしいなオイ
今でもあの犬死シーン(TV版、劇場版両方)が頭に甦る…
ちなみに柿崎が死んだ後、主人公が「柿崎ぃぃぃ〜!」って叫びます
元ネタ分かってたらあと1.5倍は面白いんだろうが
てかパロのオンパレードだな
>>839説明あざーっす
俺の携帯からだと見れんのよ
「テンションに身を任せる」を履き違えてる人が多すぎ。
いつからこれは免罪符がわりのフレーズになったんだ?
もうはっきり言う。
ウザイ。
罪だというなら罰を与えればいい。
お前さんなりの罰を与えて、それで止まるかもしれないし
お前さんの罰には何も強制力はないから止まらないかもしれない。
俺は罪だとも何とも思わないから何も言わない。
テンション流され大いに結構。
>>841そもそもテンションの意味が張力・緊張なので
テンションに身を任せると言う言葉自体が間違っている
とあげ足をとってみる
とりあえず雛乃姉さんこの場を納めてください。
>>844 テンションに身を任せるのが間違いなら
テンチョーに身を任せてみればいいじゃない
とテンションに流されて言ってみるテスツ
>>846それはきびしい
そういえば誰もテンチョーSS投下しないな
おっと俺はしないぞ
撃沈したからな
しかしテンチョー……でかすぎる壁だ
>>845 /V!
! ゚・゚)
ミZ)__ノ
〃 ,^i^ ヾ
i ,ノノ八)〉 ◇
ヾゝ゚ ヮ゚ノゝ/◇◇ みんな頑張るのじゃ
/'ヽソ/´|) ◇ ◇彡
. レ/ 水トJ
〈/l_ゝ
115 :名無しさん@ピンキー:2006/02/13(月) 16:44:37 ID:4WWT1bHJ0
─丶丶 ,__
/ ヽ / ヽ
/ i 消防署のほうから来たぜー! r ; ゝ
," ,,、゙l │ i ;;;;ヽ
.,!: ,,/″ ヽ _ / i ;;;;゙i
ヽ / ヽ ,, -‐'""゙`゙゙゛`` `ヽ、 i i ;;;;|
`' i、,, ソ` ヽ / ` 、 .r' ゙ヽ ..._,, - "
゙i `、 / ヽ, / :;;;;;;;;;/
゙l、 v″ ゙i、 ,/; :;;;;;;;/
i、 ,i ::;;v;;; :;;;;;,i
i i _.,,,,,、 ::;;i;; :;;;;i
l :| ,,--- 、 r,,-''''''ヾi, :;;i:: :; :;;;;;|
| ,イ i il゙゙゙六`゙l ゙l゙ ○ リ.! :;;i;;: :;:. :;;;,l
| < ヽ!__二.,i゙ 丶─ '' :;;|;;:. :;;: :;;;;;|
!  ̄ ̄____ :;;;;;:、 :;;l: :;;;;;:i
ヽ, `iiゥ ,,, i'゙iVVVVVi゙i :;;;;;;;:. ;;;|: ;;;;,/
| ヽ '!liii,,ll|i,;;i!'' ゝヒニニニニiィ' ::;;;;;;;;:. ::;;i:;;;,/
そのAAかなり前に既出だぜ?
| ` .,,,,,,, ,illi. ゙クl||l!,;;ii,, :;;;;;;::;;;: :;;;;|;i' 誰か呼んだ?
ヽ ゙゙",ri|l!' ill!.rl!ll;i!`'li, :;;;;: :;;;;;;;;;l'
ヽ ,il!l!゚ ,ril! i|l!゙l!lli、iP :;;;: ':;;|;;/
`、゙゙ lll!,ili,,villliil `` .,,, ,,;;,, ゙"iliiiii,, ,, ;;: :;i/
i .゙iill!.,ll,:" .,,,ill!',,il!!!l' :illlllllllllllii:, , :;: :;l
| ゙゙!!llii゙゙゚ .'゙゙゙'i!,il゙ll,, ゙゙~゙゙゙" ゙" :;. ;/
あ、保存されてたっけ? レオすまねー
>>813 ギャグなんだ。
「クズ」か「俺じゃない奴」の「どちらか」なんだから。
お前さんは「俺じゃない奴」。だから「クズ」じゃない。
じゃあ俺は? ・・・答えは「クズ」じゃん!?
っていう。・・・あーあ、説明させないでくれよぉ
俺だけがお前の気持ちをわかってやれる。
つーか普通わかるから大丈夫
すまんが
>>812>>854の日本語がぜんぜんわからん
国語だけは常に学年で上位一桁だった俺の頭がどうかしたのだろうか
>「クズ」か「俺じゃない奴」の「どちらか」なんだから。
>お前さんは「俺じゃない奴」。だから「クズ」じゃない。
なんでそうなる????????
>>854ゴメン
俺はバカなんで少しでも捻られると分かんなくなるんだ
ホントゴメン
俺謝ってばっかだゴメン
まあ論理学的には間違ってるな。
1)「クズで、かつ俺じゃない奴」
2)「クズで、かつ俺」
3)「クズでなく、かつ俺じゃない奴」
4)「クズでなく、かつ俺」
の四つの集合のうち「クズ または 俺じゃない奴」を満たすのは
「クズである」か「俺じゃない奴」のどちらか片方でも成立したとき。
その条件に合うのは(1)(2)(3)。
両方成立しても条件を満たすってことを見落としていたのが
>>854の敗因だ m9(・∀・)
× その条件に合うのは(1)(2)(3)。
○ その条件に合うのは(1)(2)(4)。
しかし、そーゆー話なのか?
「クズ または 俺じゃない奴」という二者択一の設問であっても、
「クズ = 俺」という前提が示されていれば
>>854の意図したジョークが成立しただろうが
「クズ = 俺」という前提が示されてないのに
「俺でない、よってクズでない」という解に辿り着くのが不可能だろ
頭のいいやつの考えることは分かんねえな
とスバル先生の名言を言ってみる
決してスバルがバカだと言いたいわけではない
てかスバルって賢い方だと思ってる
ただ心に残ってたので書いてみた
謝る気は無い
頭がいいのにここがSSAAスレだってのを忘れて
知識ひけらかしてるように見えてや棚
でも姫だったら許す
「あ〜あ、今年もこの日が来ちゃったか…」
今日は2月14日のバレンタインデー。同時に、アタシの誕生日でもある。
でも、イカがいるせいでみんながほとんど忘れちゃってるのよね。
イカが修行から帰ってきて初めての2月14日なんか、もうみんな完璧に忘れてたもの。
みんなイカにチョコをあげることで頭いっぱいなんだから!
あの時なんて、一人寂しく自分で誕生日を祝ってたわ。
「…なんだか無性に腹が立ってきたわね」
とりあえず居間に行って、イカを発見。
ああ、もう!イカを見たら余計に腹が立ってきたわ!
「イカ!ストレス解消の道具になりなさい!」
「な、なんだよいきな…」
「うっさいわね!くらえー!」
新必殺技・トラースキック高嶺スペシャル!(ドゴォ!)
「おげぁぁぁ…」
あら、壁にぶち当たっちゃったわ。イカの奴、完璧に目を回しちゃってるじゃないの。
ま、別にコイツがどうなろうと知ったこっちゃないわ。
「あー、スッキリした。やっぱいざという時は、イカをいじめるのに限るわねー」
「また高嶺お姉ちゃん、くーやをいじめたね〜?」
「う、海…」
ヤバイわね、こいつに見つかっちゃうなんて…
「じー」
「な、何よ…」
「うぅ〜…仕方がないから今日は許しておいてあげるよ〜。ほら、くーや大丈夫〜?」
「う、うん…な、なんとかね」
…な、何なの?
すっごい不気味じゃない!海が報復をしてこないなんて!
絶対何かあるわ!油断しないように気をつけないとね…
歯炎
雛姉さんと要芽姉様が仕事、海が学校に出かけていった。
巴姉さんとアタシは今日は講義はないし、イカと瀬芦理姉さんは当然のようにヒマ。
昼ご飯を済ませて何をしようかと考えていたら、部屋に巴姉さんがやってきた。
「た、高嶺…買い物に行かないか?」
「いいわよ。荷物持ってくれるなら」
「あぅ…べ、別にいいよ」
「そう?それじゃ行こうかしら」
どうせヒマなんだし、ショッピングでも楽しもうかしら。
しかし外に出てみると…全然楽しむ要素なんてどこにもない。
そこら中でカップルがイチャイチャしてる。
チョコを渡す奴までいて、もうイライラしてくるわ。
「あ、あの…高嶺…空也にチョコレートを買っていかないか?バレンタインだし…」
「何よ!あんな奴にチョコなんか買わなくていいわよ!あったまきた!もう帰る!」
「た、高嶺!」
みんな結局そうなのよ!どうせアタシの誕生日なんか覚えてないんだわ!
イカにチョコをあげることしか頭に無いんだから!
やっぱり今日は部屋でじっとしておくのが一番だわ!
家に帰って部屋に戻ると、隠してあったチョコを手にとってため息をついた。
「…どうしようかしら、コレ」
前の日にチョコはこっそり買っておいて、自分の部屋のあるところに隠しておいた。
ど、どうせ弟なんだし…もちろん義理だけどね、義理!
そんなの当たり前よ!
いきなり帰っちゃったけど、巴姉さんどうしてるかな…悪い事しちゃったな。
…なんだか疲れちゃったから一眠りしようっと。
施塩
起きたらもう夕方だった。
かなり寝ていたみたいね。体中がなんだかダルいわ。
「はぁ…」
イカに渡すはずのチョコ。かわいいラッピングをしてもらったのに…
「なんだか渡す気がなくなってきたわね…」
ゴミ箱にでも投げようかとした時、一階から瀬芦理姉さんの声が聞こえてきた。
「おーい、タカー。メシだよー」
「はーい」
チョコを捨てるのをやめて階段を下りてくと、どういうわけか明かりがついていない。
恐る恐る居間まで近づいてみると…
「タカ、誕生日おめでとう!」
(パン!パン!パン!)
やかましいクラッカーの音が鳴り響き、一斉に明かりが点灯した。
お隣も来てるし、机の真ん中には大きなケーキが乗っている。
「え?え?何なの、コレ…」
「何を言っておる、今日はたかねの誕生日であろう?だから誕生日ぱーてぃーをするのだ。
ほなみとぽえむも呼んだのだぞ」
「いつも高嶺の誕生日、情けないことだけど忘れてしまっているでしょう?
だから今年からは盛大にやろうと決めたのよ」
「クーヤに感謝しなよ?言い出したのはクーヤなんだから。
でないとアタシ、本当にタカの誕生日忘れるところだったんだから」
「イカ…」
「いやぁ、だって前なんか誰も覚えていなかったんだもん。だから…」
なんだ、アタシったらそんなことも気づかずにイカや巴姉さんに…
そうか、だから海もあの時何もしないで許したんだ。
ヤダ、なんだか涙が出てきちゃった。
「あ、ありがとう…」
「泣かないでよ、高嶺ちゃんっ!ほら、誕生日プレゼント☆」
「姉さんと一緒に買いに行ったの…」
中身はアタシが前から欲しかったかわいいブローチだった。
どうしよう、こんなに嬉しい誕生日って生まれて初めてだわ。
しえん
その後は、いつものように呑めや歌えやの大宴会。
どうやら全員がすでにイカにチョコを渡しているようだった。
「ねぇ、イカ」
「ん?どうしたの?」
「あ、後で部屋に来てくれないかしら?その…チョコを渡すから…」
「いいよ。俺も姉貴にプレゼント渡すから」
イカもプレゼントを買ってたんだ…
ふふふ、これからはちょっといじめるのを軽くしてあげようかしら。
「ほれ、タカも飲め飲めー!」
「あ…巴さん、私からバレンタインチョコ…あげる…」
「い、いいの?」
「うん…」
「あらあら、ぽえむちゃんは巴ちゃんにお熱なのね☆」
「まるもちょこれーとをもらって、大層ご機嫌だのう」
「ギュッシュベル(訳:まーな。くれたのは巴とぽえむとひなのんだけだけどよ)」
「くーや、くーや、くーやぁ。はい、チョコレートキッス〜」
「う〜ん、あま〜い…ってお姉ちゃん!もう酔ってるだろ!?」
「こら、うみゃ!抜け駆けはひどいぞー!」
「ワタシもワタシも!」
「アナタはやらなくてもいいでしょう?目障りだからさっさと消えてくれないかしら?」
「いやーん、要芽ちゃんこわーい」
こんな調子でパーティーは盛り上がっていった。
今日はアタシにとって、忘れる事のできない一日になりそうね。
ありがとう、みんな。
ありがとう、イカ。
「おーい、姉貴。入るよ」
「どうぞ」
イカが部屋にやってきた。
海と瀬芦理姉さんと帆波さんはまだ下でどんちゃん騒ぎをしている。
要芽姉さんは雛姉さんと一緒に、雛姉さんの部屋で静かに呑んでいるようだ。
巴姉さんとぽえむはすでに疲れて、巴姉さんの部屋で寝てしまった。
ちょっと気に入らないけど、今日ぐらいはいいわよね。
「そ、それじゃチョコを…」
「いや、俺が先に渡すよ」
「あら、そう?」
それにしてはプレゼントらしきものを持っていないわね…
ポケットにでも入れているのかしら?
「じゃ、ちょっと後ろ向いてて」
「へ?いいわよ」
なにやらゴソゴソとしているけど、何をやってるのかしら?
「いいよ、こっち向いて」
「プレゼントってな…キャアァァ!」
何で裸になってるのよ!コイツ、バカじゃないの!?
「そう!姉貴へのプレゼントは俺自身さ!
バレンタインと同じ日なんだから、今日の夜はお互いの姉弟愛をこうして温めようと…」
「こ、こ、こ………このバカー!!!!!!」
ドグシャーン!!ガチャーン!
「ぐわぁぁぁぁぁ……うげっ(ドサッ)」
「なんだー!?クーヤが素っ裸で落ちてきたぞー!?」
あ、窓から落ちちゃった…
でもいいわ、あのエログロイカ!乙女心ってやつを何だと思ってるの!?
ちょっとでも軽くしようとか思ったアタシがバカだったわ!
明日からはもっともっといじめてやるんだから!覚悟しなさい!
あい、GJ
試演
872 :
シンイチ:2006/02/14(火) 00:18:28 ID:7YKAjoKE0
実際のところ、誕生日が2月14日の女の子ってどういう気持ちなんでしょう?
いや、男もか。
今日はもう寝ます。
873 :
SSD:2006/02/14(火) 00:19:21 ID:3RLdbvdx0
オチにやられました
GJ、流石です
なんつーかもうお腹イッパイ
誰かサプライズください
最近投下多いぞー
別に文句を言いたいんじゃなくてGJと言いたい
>>861俺も許す
すでに437KBか……まあ、まだ平気だな
中の人大変そうだな
本当にお疲れ様
はやく直れマイPC
保管庫が俺を呼んでいる
>>869声だして笑った あやうく清水を見逃すところだった
結局バレンタイン投下はできそうに無いなぁ。
明日の仕事を終えれば3連休が取れるし、書き上げちまおう。
てなわけで新スレが立つ頃に長いの投下します。
ちょっと前に言った遊びまくったSS投下します
グダグダしてると思われるのでそういうの嫌いな人は読み飛ばし推奨
そんじゃ投下
今日は特になんでもない日。
「エリカ、一緒に帰ろう」
「ごめんレオ、今日はクラブに顔を出す予定なの」
そういえばエリカはテニス部だったな。
「そっか、なら待ってるよ」
「ありがと。そうだ、レオ見ていく?」
「何を?」
ブルマ?
「今日は試合形式なのよ。私が勝つ姿でも見にこないかって言ってんの」
「自信満々だね」
「ここのレベルぐらいじゃ負ける気しないわ」
「そういやちゃんと見た事無かったかも」
「はあ……愛されてないなぁ」
「そ、そんな事無いよ。わたくし対馬レオは世界で一番霧夜エリカを愛しています!!」
「はいはい、分かった分かった。じゃ、行くわよ」
「な、流された。それなら目一杯応援してこの熱い思いを証明してみせる!」
「そ、がんばってね」
なんか……逆じゃないか?
グラウンドに到着。
エリカはクラブのみんなに挨拶に行った。
「こんにちわ」
「あ、姫。こんにちわ。それはそうと今日第一試合キャプテンとだよ」
「ま、問題なし」
「それでも、この前負けたときとはまるで別人みたいよ」
「ふーん。少しぐらい楽しめそうね」
聞こえてくるぞ、凄まじいほど自信に満ちた声が。
って言うかキャプテンに勝った事あるんだ。
一番強い人がキャプテンやるもんだと思ってたけど。
これから第一試合が始まる。
始まるんだけど、開始前からネットの上で火花が散っていた。
「霧夜さん。この前は負けましたけど、今回は勝たせてもらいますよ」
「その自信はどこから出てくるんですか? 当然今回も勝たせてもらいますから」
……女って怖え。
しかしあれですね。
やっぱりブルマに目が行きますね。
スバルあたりが、
「ナイスブルマ!!」
とかって言いそうですね。
「おい、反応なしかよ!」
「! スバル!! いつのまに!?」
「お前が姫に見とれてる間だ。アツアツなのはいいがたまには俺も見てくれよ?」
「伊達君マジでやめてくれません? それよりお前部活は」
「今日は部活は休みだよ対馬クン。で? 今どっちが勝ってんだ?」
「……すまん、ブルマ見てたから分からん」
「おいおい、ヒドイ彼氏だな」
「いや、でも始まったばっかだし」
「まあ、今のとこは姫不利ってとこだろ」
「なんでそうなるんだ? 別に普通に打ち合ってるようにしか見えないけど」
「よく見てみろ。姫が打ったボールは全部相手の範囲内だ」
「いや、俺はエリカを信じる。最後に必ず勝つってさ」
「はいはい、まあゆっくり観戦しますか」
仕猿
信じられない。
私が打つボール打つボール全部キャプテンのとこに飛んでいく。
しかもキャプテンは開始位置から一歩も動いてないなんて。
明らかにこの前の試合とは別人。
「どうしたんですか霧夜さん。試合前の自信はどこに行ってしまったんですか?」
「別にどこにも行ってませんよ。
ただこの前があっさり過ぎたので少し楽しませてもらってますけど」
「その割にはもう4ゲームも落としてますよ」
「もう少しぐらいなら大丈夫ですよ」
「その強がりもいつまで聞けますかね」
確かにこのままじゃヤバイ。
霧夜エリカが負けるなんて許される事じゃない。
それに……今日はレオも見てる。
絶対に負けられない。
いくつか考えが浮かぶがどれも今の状況を打破できるものじゃない。
唯一つを除いては。
……あんまりしたくないんだけど、しょうがないなあ。
「しょうがないですね」
そう言いながらエリカがリボンを解いた。
とたんに空気が変わった。
あれはヤバイ。俺の全身がそう告げる。
「一体何が起こったんだ?」
「ただエリカはリボンを解いただけだが、これでエリカの勝ちだ」
「なんで言い切れんだよ」
「なぜ言い切れるか? リボンを解いたエリカの魅力度は106万!!!
常人に勝てる相手じゃない」
「魅力度って……そういう勝負じゃねえだろ。しかしありゃマジでヤベエぞ」
エリカってリボン解くと雰囲気変わるというか。
しかし今まで、ここまで空気が変わる事は無かったぞ。
一体なぜ?
見える!
ボールがではなく、ボールの縫い目を。
「キャプテン、その技の正体見切った!!」
「な、何!!」
「ズバリ、ボールに回転をかけ私が打ったあともキャプテンの元に飛んでいくようにしていた」
「くっ! し、しかしそれが分かったところでどうなると言うんですか」
「それだけ分かれば十分。今の私の運動能力は普段の二倍。負ける要素は無し!!」
「ふ、ふん。あなたはあと2ゲーム落としたら負けなんですよ」
「今がたとえマッチポイントでもキャプテンの勝機はゼロです」
糸延
試合が終わった。
結果は6ー4でエリカの勝ち。
今は二人で帰路についている。
「お疲れ様」
「ありがと」
「大丈夫? 足元少しふらついてるよ」
「そうなのよね。運動能力は上がるんだけどその分疲労がね」
「無理にしなくてもよかったんじゃない」
「嫌よ!! 絶対に負けたくないもの!!!」
「ホント、負けず嫌いだね」
「いいでしょ別に。で、どうだった?」
「何が?」
「私の勝った姿は」
「最高だったよ」
「当然ね。ところでレオ」
エリカの顔が急に赤くなった。
「一つだけ聞くけど正直に答えて」
モジモジとするエリカ。
ドキドキするが、ちょっと待て。
この光景には覚えがある。
頼む。言わないでくれ。
「あ、あのさ……」
もし言われたら俺は。
「スバル君とは、本当にただの友達よね?」
気がおかしくなってしまう。
オチはそれかい
orz
GJ(グリフィスジョブ)
「答えて! 本当にただの友達よね!!」
やめてくれ。そんな真剣な目で俺を見ないでくれ。
「ああ、そうさ。ただの友達だよ」
「よかったあ」
「どういう意味?」
「だって、私の試合中ずっとスバル君と話してたでしょ」
「うん、そうだけど。てっきり俺はまたエリカの同性愛好きかと」
「BLは確かに好きだけど……」
「まだ好きなんだ」
「でも、レオを取られるのは嫌なの! だから、聞いてみたかったのよ」
「大丈夫だよ、心配しすぎ。スバルとは親友だけど、そんな展開にはならないよ」
エリカ。聞き方が悪すぎるよ。
ゴメン寝てた。
さてこれで一人姫祭り無事終了。
ってこんなに間の空いた祭りも無いか。
これを投下したことに後悔は無いが反省はしてみようかなと思っている。
ともあれ支援サンクス。
さてもうネタが無くなったんで読み手に戻ろうかなと。
またネタが出来たころに来ます。そんじゃ!!!
GJ ブルマなのか、スカート+スコートじゃなくてブルマなのか
こんにちわ→こんにちは(ごきげんよう)
>>892 >ブルマなのか、スカート+スコートじゃなくてブルマなのか
あれですよファンクラブのときのフカヒレの報の時ブルマだったんで
>こんにちわ→こんにちは(ごきげんよう)
素直に反省
すなおで変換したら一瞬素奈緒になった。
マジで吹いた。
ちょっと待て
続きがあるとは聞いてないぞ
クソッ!オレをはめやがったな!!
チクショー!!!
また来るよ!ウワァァン!!
>あれですよファンクラブのときのフカヒレの報の時ブルマだったんで
ああ、そうだっけ
>こんにちは
重箱すまん。
昔、テストの答案の採点のバイトをしてたことがあってな・・・
こうゆうの、指摘するかどうかいつも迷うんだが
あちゃー報告が報になってる。ま、いっか。
>>894ゴメンゴメン寝てたんだって。
まあ、本当は一人ぐらいハメル気だったけどさ。
でも最初に言ったっしょ?
遊びまくったって。
>>895 気にしてないから気にしないで
「こんにちは」はいつも迷うんでこういうのはありがたい
て訳でサンクス
898 :
時給255円:2006/02/14(火) 07:58:16 ID:90ho4D5tO
姫分が補充されたぁ、姫の書き方はこうやるのかぁ。
「グッジョブ!」
さ、軍曹(サージ)?
終劇に向けてまとめ中、とりあえず投げ出さず最後までやろうと思う。
テンチョーの労働基準法のくだりがあるが、現在公務員である自分は昨日12時間労働(残業手当なんてない)だった、
ここで言いたい、雇主ガ国ノ公務員デモ、ザルデース!
カニ「レオー、こんな時間にどこ行くんだ?」
レオ「なにかね、私は忙しいのだ。これからなごみと…」
カニ「コ、ココナッツと!?」
レオ「若さと・・・。」
レオ「情熱と・・・。」
カニ「待てー!!」
>>890 GJ
リボンを解いて能力が上がる理由をギャグにしないで
何か心理的な理由(レオがらみで)をつけたほうがよかったね
巧いとは思うがネタに新鮮味、面白さが足りないしオチの落差が小さい。
萌え狙いならもっと徹底したほうがいい。
902 :
890:2006/02/14(火) 17:47:48 ID:Ij4liVHv0
>>900>>901 コテも名乗ってない名無しの、
しかもお遊び企画とかぬかすような作品に真剣な感想感謝します。
>>900そこまで考えてませんでした。orz
>>901自分半端者なんで今はコレが精一杯です。
あと図に乗った発言しますが、どの辺が巧いと感じたのかなど書いていただけるとありがたい。
自分の長所も短所もわかんないんですよね。
まあ次は脳みそねじ切れるぐらいひねってみます。
ではそろそろ退散しないと、終わった作品の話グダグダとしてんのもなんなんで。
そんじゃ
今日はアタシの誕生日、バレンタインデー。
イカが帰ってくるまではパパに姉妹みんなで市販のチョコを買って
プレゼントしただけで、どちらかと言うと私の誕生日のイベントのほうがメインだった。
でもイカが沖縄から帰ってきてからというもの、
姉さん達や海(巴姉さん除く)がイカにチョコをあげる事に関して
微妙に牽制しあっているような気がする。
皆そんなにあのエロイカの事が好きなのかしら?
アタシとしては一応、悪魔で 義 理 としてイカにチョコあげるけど、
渡すところを他の姉さん達や海には何となく見られたくない。
どうやって渡そうかしら…?
……お使いでも頼むついでにお駄賃としてあげる形で渡そっと。
イカの携帯に電話をかける。
トゥルルルルルルルルル……ガチャ
「あ、イカ? ちょっとアタシの部屋まで来なさい!」
返事を聞かずに電話を切ると、間も無くイカがやって来た。
「な〜に〜、姉貴? 俺、今ともねえの料理手伝ってて忙しいんだけど?」
「今晩のアタシの誕生パーティーの準備? 関心ね。
でもちょっとこの紙に書いてるもの、今すぐに買って来てくれないかしら?」
買い物のリストを差し出すと、受け取ったイカがそれを見て大げさに驚いた顔で、
「えぇぇぇぇえ!? これ本当に今必要なのかよ?
駄菓子ばっかりじゃん」
「良いからアンタはアタシのいうこと聞いていれば良いの!
ホッ、ホラ、お駄賃にそこに置いてある紙袋のなかっ、中身、くれてやるわよ!」
「姉貴がお駄賃くれるなんて珍しいな……」
言いながら紙袋を手にとって中身を見たイカがこっちを見て、
「はっは〜ン」
と、にやりと笑った。
「なっ、何よ!?」
「いやいや、なんでもないよ」
そう言いつつ、ニヤニヤしているイカ。
「くぅぅぅぅ。良いからとっととそれもって買い物行け!」
・・・
イカはそれから一時間ほどで買い物から帰ってきた。
「ほら、頼まれたもの全部買って来たよ。俺、もうともねえの手伝いに戻るよ?」
「うん、いいわよ」
「じゃあ準備ができたら呼ぶから」
イカがアタシの部屋を出て行った後、イカが持ってきた買い物袋の中を物色する。
すると中に明らかに駄菓子とは違う、きれいに包装された小さな箱と封筒が。
「何かしらね、コレ?」
手にとって包装を解いて箱を開けてみると、中身は結構有名なブランドのマニキュアだった。
封筒の中には手紙が入っていて、内容は、
『姉貴の愛、確かに受け取ったぜ。
ちょっと皆より渡すタイミングは早いけど、誕生日プレゼント。
ちなみに今のお使いのついでに買ったんではなくて、
ねぇやに選ぶの付き合ってもらって、ちゃんと前々から用意しておいたんだぜ』
「……イカの癖して、なかなか味な真似してくれるじゃない」
って何でアタシ、ニヤけてるのかしら。
……とりあえず、パーティー始まるまで時間あるし、塗ってみようかな。
ぺたぺた………
「あら、結構いい色じゃないの」
淡い、でもどこか大人っぽい感じの赤ピンク。
フフン、アタシが早速このマニキュア塗ってパーティーに出ると知ったら
空也、どんな顔するかしら。
って、何でアタシはイカのことなんか考えちゃってるのよ!
たっ、多分誕生日だからうかれちゃってるのね!アタシ。
しばらくしてマニキュアが乾いた頃に、瀬芦里姉さんが珍しくドアをノックして、
「タカー? パーティーの準備できたよ。おいで〜」
「うん、今行くわ」
答えながら、やっぱり笑顔で綺麗に彩られた爪を見ている自分に気がつく。
……はぁ、今日ぐらいは自分に正直になろうかしら。
「……イカが、空也がアタシの爪を見てどんな顔するか、楽しみね(ボソ」
言って顔が真っ赤になるのを感じ、言うんじゃなかったと後悔しながら、
逃げるように自分の部屋を出て居間に向かった。
905 :
SSD:2006/02/14(火) 18:01:36 ID:3RLdbvdx0
バレンタインSSです。
姉貴にとっては複雑な一日なんでしょうね。
バレンタインネタを書くに当たって、どうあがいても他の職人様の真似になってしまうので、
あっさり目に仕上げて見ました。
今夜の前菜にどうぞ。
GJ!オードブルですでに満腹寸前
腹ごなしに走ってくる
もうね、なんていうかこれだけしか言えない訳ですよ!!
みんなGJ!!
gj うっとうしい高嶺がこの上なく可愛く見えてくるな
時間ができたら姉しよするか・・・
1000スレ時点での試算
453kb÷908レス=0.498kb
0.498kb×92レス=45.898kb
453kb+45.898kb=498.898kb
970kb到達は34レス後の942レス目くらいだが、レス数消化とkb消化がほぼ同時なので
スレ立ては
>>950レス目くらいでいいかな
フカヒレ「乙女さんっておにぎり作るの上手だよね」
カニ「ほんと、乙女さんのおにぎりおいし〜い!」
乙女「まあ、おにぎりはあらゆる物の基本だからな!
この竜鳴館だって言ってみりゃおにぎりみたいな物さ!」
カニ「すごーい!」
レオ。oO(滅茶苦茶いってるーーー!!)
フカヒレ「乙女さんの粛清蹴りは凄すぎるよね」
カニ「ほんと、乙女さんの蹴りは土星が見えるもんね!」
乙女「まあ、蹴りは土星を見るために生み出されたようなものだからな!
この竜鳴館だって言ってみりゃ蹴りをくらって土星を見るために建てられたようなものだ」
カニ「すごーい!」
レオ。oO(もう何でもありありありありーべでるちだな)
『スバル、今年は何個だった?』
『さあな。ほとんどカニに持っていかれちまってわかんねえ。そういうレオはどうよ?』
『んー、カニだろ、乙女さんだろ…佐藤さんに、祈先生に…』
『なんだよ、結構もらってんじゃねえか』
『……姫だろ、椰子、浦賀さん、豆花さん……あ、西崎さんもくれたな。9個か』
『で、坊主としちゃあ誰が本命なんだ?』
『いや……本命からは、まだ』
『そうか。じゃあ10個目だ。受け取れ、レオ』
『ああ……俺からもあるんだ、スバル……はい、これ』
『嬉しいことしてくれるねえ』
「……ちょっとよっぴー、セリフにもっと感情を込めて読んでくれない?」
「エリー……書いた台本私にまで読ませるのは勘弁してほしいんだけど……」
「ま、しょうがないか…いよいよ次は対馬クンが責めのラブシーンよ!」
「え、ちょ……実演つき!?」
>913
「・・・すごいことになってるな。。。
あの二人の仲がいいのは知っていたがまさかあそこまでとは・・・
いや、男同士は非生産的だ!あ、しかし当人同士が愛し合っているのでは・・・
私は・・・私はどうすればいいんだ!」
姫とよっぴーの声色に聞き耳を立ててる乙女さんでしたw
勝手に続けてごめんぽ
今日につよきす起動するとなんかあるの?
俺はどうすればいいんだorz
気長に1年待てw
………
「オーなごみさん、今日は上出来デシタ、しかし、まだまだデース」
「はい、もっと頑張ります」
(カサカサカサ…)
「店長、最近、音がしません?」
「アーきっと、ゴキブリデスネ…厨房裏で良く出て来マース」
「…ゴキブリですか?」
(カサカサカサ…)
「(………!)
あー噂すれば出て来ヤガッタ、ぶっ殺してやるコノヤロー」
「店長、私にまかせて下さい」
「あ、言った!なら、なごみさんに任せマース」
「は、はい
―――――動くな、潰すぞ」
(^ω^;) ⊂二二二二(;^ω^)二二⊃ぶーん
「よし、潰す―――――――」
………
「ぱぎゅ」
「どうした?カニ」
「いや何でもねぇーよ…ちいっとその…トイレ借りんね」
「カニ、どうしたんだろうな?スバル」
「さぁな…」
「ところでさ…」
「って、俺の事は、無視かよ…
くー―、今日は、これで帰させてもらうぜ…あの娘が俺を待ってんだ」
(カサカサカサ…)
「(………!)
止まれフカヒレ、そして、下を絶対に見るなよ…レオ、バット借りるぜ」
「あぁ…」
「し、下だと…………! あぁ〜ん お姉ちゃん〜ゴキブリをそんな所に使わないでよ〜」
「じっとしてろ、フカヒレ、今、楽にしてやるぜ…」
「ちょ…ス、スバル…冗談だよな?hahaha」
「俺は、いつだって本気だぜ…」
「(^ω^;)」
( ゚д゚)
(゚д゚ )
( ゚д゚ )
「こっちみんな」
カキ―――――ン
「あぁ…ああああくぁwせdrftgyふじこlp;@:」
「おそk…ん?フカヒレ、どうしたんだ?アハハ、こいつ口から泡吹いてやがる」
「ち、外したか…」
「お前達、うるさいぞ」
「ごめんなさい、乙女さん」
………
「全く、賑やかな奴等だな…」
(カサカサカサ…)
「(む……!) ほーら、そんな暗い所に居ないで出て来い、この根性無しが…」
(^ω^) ⊂二二(^ω^)二二⊃ぶーん
「よーし、良い子だな…今、外に逃がしてやるからな
って言うと思ったか」
(^ω^;)
「万物、悉く切り刻め
地獄蝶々―――――――――――」
924 :
340:2006/02/15(水) 01:18:16 ID:xBJ/f4Ss0
流れブッタ切っての初投稿です。
姉しよやってて思いつきました。
初投稿で、「ゴキブリ」ネタをやるのはどうかと思いましたし、
つよきすは、もうフカプレしかないので(ry、店長の日本語とかどうだったけ?等と難しかったですが、迷わず投稿しましたorz
今では、反省してます。
他キャラの…
姫:中の人が同じだけに、止まるのかな思いましたけど、自分の中での姫では、想像できないのでやめました。(スバルに怒られそうだな…
よっぴー:書いててスカトロになったので止めました。
また、思いついたら書きます。
ノシ
フカヒレアワレ
GJ
しかし一年は流石に……o rz
>>925 つ フカフィレプレイヤー
それかOSの日付変えれば聞ける
俺のパソは水死している
こんなことになるならSS読みながらジュースなんてのむんじゃなかったと後悔している
しかし後悔は先に出来ないんだよなあ
フカフィレプレイヤーの人に感謝・・・!
カニ「イヤッホー!!メシだ、メシだー!!」
レオ「お!今日はカレーおにぎりだ!」
カニ「ヒュー!すごいねレオ!どうやって握ったのかスゲー謎だな!!
お!よっぴーはトンカツだな!」
よっぴー「うん!」
カニ「フフフ!今日は皆ラッキーだね!さぁてお楽しみ!ボクのは何だァー」
カニ「ヒャッホー!!メガネだ!メガネ!メガネ弁当だー!!」
カニ「フカヒレのメガネケースだよ。。。。ちくしょう。」
>>919 PCの日付設定を変えたら許さないんだからね
932 :
名無しさん@初回限定:2006/02/15(水) 19:57:04 ID:Ph/XmB8T0
>>最高だった。って違う違う。
見てません!
>>980の命を賭けてもいい。
もしも・・・・なごみんがテンチョーの言うことを聞いてしまったら
テンチョー「よーし気に入ったぞお前!厨房裏で蟹沢をファックしていいぞ!」
なごみ「お断りです」
カニ「断んのかよ!」
レオ「突っ込むところはそこじゃないだろ」
〜シゴキ終了後
なごみ「・・・・」
レオ「アレ?椰子、どうしたんだ?もしかしてまたカニを・・・」
カニ「や、やんのかココナッツ!どっからでもかかってきやがれ、相手してやるぜぇ」
なごみ「では遠慮なく ・・・・チュッ」
カニ「!?もがっもががーー!?<ズキュゥーーーン!>」
レオ「なにぃ!?」
カニ「な、何しやがるテメー!は、初めてだったんだぞ!」
なごみ「・・・・テンチョーが厨房裏でファックして良いといった」
カニ「え・・・待てよ・・・お前、まさか・・・・」
なごみ「アノ時はカレーに夢中だったから断ったけど・・・今なら・・・」
カニ「よ・・よせ、ココナッツ!とりあえずもちつけ!話せばわかる!」
なごみ「・・・・最近蟹沢センパイを見てると胸が締め付けられるんです・・だから、いいですよね<ガシッ!>」
カニ「ちょ・・・まてよ!うわ、うわぁぁぁ放せー助けてーレオー!」
レオ「( ゚д゚)」
なごみ「こっち見んな。・・・・・ということなので、センパイ少し待っていてください」
レオ「( ゚д゚ )・・・・ハッ!流石は椰子!俺に出来ないことを平然とやってのける!ソコに痺れる憧れるゥ!」
>>935 つ【レッドカード】
窒息しかけた
GJ
>>935 正しくは
レオ「いや、そこは怒るところじゃないからな」
GJ
>>938アレは名言だからねぇ
入れたかったんだと予想
例え原作と違っていても!
つよきすボイスなるものをダウンロード
なごみの罵倒ボイス集でしたorz
なごみスキーだけど凹むわ…
なごみスキーなら凹むんじゃない!
つっても俺はなごみスキーじゃないけどね
しかしもう940か
あと何kb?
今464kb
長編投下する予定の人が新スレまで投下を控えていて
雑談系の短いレスが多めなので、このままだと普通に1000まで行く
ガシャン!
「む、しまった、私としたことが……
レオもレオだ、ゲーム機をこんなところに放り出しておいて。
う、画面が消えてしまったようだな……」
ttp://www.candysoft.jp/ane/chara/20050203.jpg 「仕方がない、繋ぎなおしておこう……
つまり、アレだ、この……色の通りに繋げばいいはず……だな?
いや待て……この妙な形のものはどこに繋ぐんだ?
……そもそも、コレはテレビに繋ぐのか?」
「VIDEO IN ……つまり、映像の入り口だな。
これはゲーム機だからビデオは関係ないはずだが……
同じ色の端子がついているな……繋いでよいのだろうか?」
「やや!?なんだ、何か出てきてしまったぞ……
これは確か……CDとかいうヤツだな?
音楽が入っていると聞いていたが…これはゲーム機ではないのか?」
「やれやれ……やっと全部繋がったぞ。
ん?なんだ……『初期化しますか?』……
よくわからんな。こういうときは不用意に触らぬほうが……
う、しま……った……画面を見ていたら……デジタル酔いが……」
ポチッ
「あ」
レオのゲームクリアまでの道のりは、果てしなく遠い……
ほうほう
して続きは?
>>942サンクス
1000までいっちゃうのか
979までには終わって欲しい
他人の命賭ける度胸無いしなぁ
次スレは?
「それでは、ワタシ配達行ってキマスヨー?
なごみサン、カニサーン、後ヨロシクお願いしマース」
「うぃーす」「行ってらっしゃい」
「ふい〜、テンチョーも妙なこと考えるよなー。
何もバレンタインに配達サービスなんてさ」
「……それを注文してくる客がいるのにも驚いた」
「留守番なんて、ボク一人で十分なのに
なんでオメーなんかバイトで雇うかね」
「うるさいゾエア。悔しかったらお前カレー作ってみろ。
ところで……ずいぶん保温しっかりして行ったけど
どこまで配達なんだ?」
「ん?えっとねー……三崎口?」
「み、三崎口って……テンチョーの乗っていったのって、原付だよな?」
「……そだね」
「あの人、道とか詳しいのか?」
「さあ?」
「……もう店閉めるか」
ttp://www.candysoft.jp/ane/chara/20050210.jpg 「HAHAHAHA!気分は絶好調ー!!」
ああ、新スレ立っちゃったなあ。乙です。
しかしまだ長編完成してない……。
なんとか土曜までには完成させる予定です。
異変は、その夜起こった。
「はあああぁぁっ!」
ズガーンッ!!
「グギャーッ!?」
光に包まれたジガの拳がクロウの胸元に叩き込まれる。
断末魔の悲鳴を上げながら、人気のない砂浜を吹っ飛ぶクロウ。
海上に達したところで轟音をあげて爆散し、消し飛ぶ。
「ともねえ、残り一体!」
石つぶてでジガを援護していた空也が叫んだ。
こくり、とうなずき、最後のクロウを見据えるジガ。
その視線に、残されたクロウがたじろぎ、じりじりと後ずさっていく。
「逃げる!?ともねえ、早く……!」
ジガが間合いを詰めようとしたその時だった。
クロウが両腕を広げ天を仰ぐ。
あたかも祈りを捧げるように。
「なんだ?……命乞いか?」
一瞬、ジガは攻撃をためらい足を止めた。
それは、後から考えれば幸いだったと言えよう。
ズゥン!
「うぁっ!?」
まるで見えない巨大な手にはたかれたように、ジガが後方に吹き飛ぶ。
「ともねえっ!?」
ガシッ!
空也が我を忘れてジガの後ろに回り、支える。
が、吹き飛んできた勢いを止めることができず
そのまま砂埃をあげて一緒に吹き飛ばされてしまう。
僕となった空也は常人を越える力を発揮するのだが
吹き飛ばされたジガの勢いをなかなか止めることができない。
岸壁に叩きつけられる寸前で、なんとか踏みとどまっていた。
「あ、ありがとう…空也……」
強烈なダメージを受けたため、ジガの纏身は解けてしまい
空也が抱きかかえるのは元の姿に戻った巴だった。
「ともねえ、怪我は!?」
「うん…なんとか、平気」
「よかった……しかし、なんだ、今のは?」
二人は自分たちを吹き飛ばした元凶を改めて見つめる。
そこには、異様な光景が広がっていた。
乙!
だが見れん!
なぜだ!!!
輝く月と瞬く星々の他は、何も映さない漆黒の夜空。
その暗い夜空を切り裂くように、天空から紅の光が降り注いでいた。
どこから発せられているのか、目を凝らす。
中空に浮かぶ、小さな赤い光点。
その点から光の帯は降り注いでいた。
巴にはわかった。
今しがた自分を吹き飛ばしたのは、この光であることが。
それは圧倒的なパワーと、身震いするほどの悪意を秘め
近くに降り注いだだけでジガに纏身した巴を吹き飛ばしたのだ。
赤い光が照らし出すものは、先ほどのクロウ。
いや……先ほどとは違う。
むく、むく、と
ブルブルと震えながらうずくまるクロウの体が
光に照らされて膨れ上がっていく。
「な…なんだありゃあ!?」
「ギ…ギ……ギ……ッ!」
紅光を浴びるクロウの体は、うずくまったままでありながら
今や小山のような巨体になっていた。
やがて、光は忽然と消えた。
何事もなかったかのように、中空にはただ赤い点が浮かぶ。
だが……その光に照らされていたクロウは
巨体のままだった。
さえぎってゴメンorz
支援
何倍、いや、何十倍になったのだろうか。
その巨体が、呆気にとられた巴と空也の前で
ゆっくりと……ゆっくりと、立ち上がる。
その動きだけで、風が起き砂が舞い上がる。
はじめ、二人にはその大きさがはっきりとはわからなかった。
クロウまでの距離と、見上げる角度がその巨大さを告げたとき
二人はただ、絶望だけを感じていた。
その鳥とも人ともつかない足だけで
トラック1台ほどの大きさがあった。
身の丈はおそらく4、50メートルはあるだろう。
「バカな……こんな…バカなっ……!」
かすれた声で空也が叫ぶ。
クロウがゆっくりと、足下の二人を見下ろす。
その顔が不気味にゆがむ。
笑っていた。
もはや取るに足らない存在となった二人をあざ笑いながら
クロウが、片足をゆっくりあげる。
踏みつぶされる……
逃げられない……!
「空也っ!」「ともねえっ!」
恐怖に身をすくませながら、互いを守ろうとでもいうように抱き合う二人。
巨大な足に月光が遮られ
二人がその陰にすっぽりと覆われたとき
ひゅん
夜の闇を切り裂くように、砂浜を白い影が疾走る。
白い影は、今まさに二人を踏みつぶそうとする足の下を
風のように駆け抜けた。
巴と空也、二人を抱きかかえて。
「何やってるの!?」
「…イドッ!?」
ズシン!と重い地響きを立てて踏み込まれた
巨大なクロウの足を後目に
イドが抱きかかえた二人を離れた場所に下ろす。
「た、助かった…」「あ、ありがとう…」
イドは礼を言う二人には目もくれない。
くるり、と素早く身を翻すと、苦々しげに言葉を吐き出す。
「戦いの最中に腑抜けるなんて、らしくないわね……とはいえ…」
巨大化したクロウを見上げる。
「…なんなのよ、あれ。あんなサイズじゃ全然OKじゃないわよ」
支援
紫煙
「わ、私たちにも何が何だか……」
「こう、空から急に赤い光が降り注いで……」
「…赤い光?」
「うん。クロウがその光を浴びたら、あんな風に……」
「っと、お喋りは後!」
二人を踏み潰し損なったことに気づき
クロウが周囲を見回し始める。
だが、物陰に潜んだ3人に気づくことはなかった。
やがて、諦めたのか再び天を仰ぎ出す。
と、その全身に
先ほど浴びていたような赤い光を纏いはじめた。
「…な、なんだ?」
クロウを包む赤い光は次第に強くなり
その輪郭をおぼろにしていく。
もう、元の形がわからないほどに光を増してから
ひゅう、ん
「き……消えたっ!?」
3人の目の前から、闇に溶けるように
クロウは消え失せてしまった。
後に残された巨大な足跡を、風が吹き抜けていった。
「ど…どうなってるの、あれ?なんなのよ、いったい!?」
理解を超えた異変に苛立ちながら、クロウの居た場所まで跳躍するイド。
空也もあわててその後を追う。
が、巴は動かない。
「……ともねえ?」
空也が振り向く。
巴は、見ていた。
中空に浮かぶ、赤く光る点を。
それは、小さな玉のようだった。
「……透子さん、あの玉を!」
巴が赤い玉を指し示し
イドが見上げるのと同時に
赤い玉はスーッと高度を上げ
暗い夜空に吸い込まれると
やがてその瞬きすら見えなくなった
「な……なに、あれ?」
「あう……わからない、けど……」
巴の顔が、不安に曇る。
「何か……悪いことが起きそうな気がする」
支援
赤い玉は、かすかに明滅しながら
中空を音もなく滑るように飛んでいく。
さしあたり、目的は果たした。
だが、ここではない。
ここが、居るべき場所ではない。
相応しい場所へ。
己がやってきた場所へ。
新たな力が、また送られてくる場所へ。
備えなければならない。
力を蓄えなければならない。
その時は、近い。
赤い玉は、速度を上げた。
そして、誰知ることもない夜の闇の中
赤い玉の後を、無数の黒い陰が続く。
バサバサと、不吉な羽音を立てながら。
クロウ。
どこにいたのかというほど、その数は多い。
それらが皆、赤い玉に付き従うように飛んでいく。
山を越え、海を渡って目指すその先は……
烏賊島、だった。
私怨
同じ頃
「どうしました、土永さん?」
「んー……いや、なんでもないぞー?」
「嘘が下手ですわね」
「むう、見抜いたか。恐ろしい女よ……
祈ー、明日は学校、休んだ方がいいぞー。
ズル休みでも何でもいいから、松笠には行くなー」
「そうはいきませんわー。そろそろテストも近いですし……」
「……なんだ、また小僧と逢い引きかぁ、ああん?」
「違います。ホントは行きたくないんですけど
館長から何か直々にお話があるとかで……」
「ほ〜う、祈は日頃の行いが悪いからなぁ〜。
まあ、平蔵のそばにいるなら、問題ないな」
「?なんで館長がそばにいればいいんですの?」
「気にするな。我が輩も、明日は乙女についてないとならん。
我が輩がいないときに何があっても、狼狽えるなよー。
……気をつけてな、祈」
「?なんですの、改まって?」
「なんでもない……なんでもなければ、それでいいんだ……」
支援
以上、スレ埋め企画「時を駆けてきた少女」「純愛土永さん」の続き。
PC変えたらトリップコードわかんなくなっちゃったから名無しになったけど気にしない。
クロウの狙いはへいぞ……いやいやまさかな
GJ
>>965 ちょ、1スレで1話ってw
慌てて保管庫見にいったよGJ!
で?
今回は何について議論すんの?
今回のお題は、中の人とSEENAさんの交際疑惑についてです。
>>963 CJ 完結してるの?
>>947さんかい? 早い、早いよ。乙。
>>969バカ!冗談でもそんな事書くな!!
中の人、SEENAさんすんません
しかしお題なんも思い浮かばんな
ならば最近BJをあまり見ないという件について
>>970、
>>969の元ネタは「対馬クンとなごみんの交際疑惑について」という姫君の発言だ。
そうですよね?
BJ最近見ないのは質が上がってるから?
BJの判断基準はなんだ?
1 本作品とかけ離れている 2 推敲不足
3 作品の整合性の欠如
4 個人的には面白くはなかったが、作品としては認めるという主観的な判断
そもそもBJと書く利点がわからない
冗談の通じそうな作品・書き手だったら いいと思うけど
レオ「じゃあこうしよう。"クイズ"で勝負だ。
俺が勝ったら、その姫のブロマイドは俺のモノだ。
だけど万が一、お前が勝ったら……みんなさぞかしガッカリすると思うよ (ハァ…」
村田「(か……感じ悪い――――!!) (ガビーン」
次レスまだ〜??
呼んだ?
>BJ最近見ない
駄作(と自分が思うもの)が投下されたとしたら、わざわざ反応返さないでスルーするのが普通じゃね?
BJはそこまで定着しなかったから・・・ とオモ
そもそもBJが何の略だかわからない
ゴメン
お題が思い浮かばなかったんで思ったことを聞いた
今ではそれなりに反省してる
>>978BJはBADJOBのはず
そだそだ携帯からだと次スレ行けないんだ
てわけで誰かHELPME
ありがとー!!
マジで感謝します。
実は bud(つぼみ)job の略であり今後に期待すると言うこと……とか
それいいな
採用したいと思ったのは俺だけ?
でも皆に定着しないとわけわからんだろ
俺もCJってなんなのか知らないし
CJはcool jobじゃない?
GJの派生種類作るよりも、GJとかだけじゃなく、
この台詞/場面/描写が良かったとか、なんか作品の中身に触れた一言を添えてやった方が作者にもわかりやすくていいと思うんだが。
そりゃそうか
しかし早く埋めないとなぁ
基本的に中傷以外ならOKじゃね 書き手も読み手も
ただし 作品以外でスレの雰囲気を壊すようなら許さん
今479kbか。 普通に1000行くな。
>>986 それこそ人それぞれじゃね? リアルタイムで見てて勢いで書く人もいるわけだし。
>>988 中傷かぁ。。 これも定義が難しいんだよね。
作品を愛するが故、あまりに見てられないSSに対して、一言言ってやりたい! って気持ちも分かるが、荒れそうな気もするのし。。
スルーが良いのかなぁ?
つっても最終的には今まででいいんじゃね?
って結論になるんだろうなぁ
例えば、「自分は自演なんかしてないのに自演扱いされた」とかいきなり言い出して、
ファビョった挙句に他の住人の立場を悪くするようなレスをするのは論外だな。
スレの雰囲気ぶち壊し
warosu
マァまた現れたら叩きゃあいい
現れないでほしいってなら同意だが
いもしない相手を叩いても得はありゃせんよ
そんなやついんのか?
まあマナーを守りつつ書きたいこと書くんだけどね
でも優劣と関係ある発言ってのは線引きムズいぞぉ
>993
こうするともっとよくなる とかはアドバイス
ここんとこが本編と違う とかは意見
ここんとこが俺の姉貴とは違う とかはかわいい要望
次はこんな姉貴を書いてください とかは少し調子にのってるけどかわいい要望
こんな姉貴は姉貴じゃない とかは審議ランプ
要はどんなレスをする時も画面の向こうに人がいるって自覚してりゃいいんじゃね
その辺は分かんのよ、ギリギリ
ただたまに
最近つまらんのばっかだったけど久しぶりに良作だったとか
ここ数ヶ月で一番とか
本人は思ったこと書いただけで悪気は無いだろうし
そんな事言うなよとか無粋な事も言いたくないじゃん
スレ埋めだから書きたいこと書くけどさ、
俺なんかはそんな事でヘコムたちなんよ
で、書くのやめよっかなとか地味に思ったりするわけ
別に誉められないからやめようと思うわけじゃないぞ
ただじぶんに無力感を感じるわけ
で、最終的には俺にしか書けないもんもきっとあるよなって思うわけ
ただ立ち直りが遅いタイプなんよ
俺みたいなやつばかりでは無いと思う。むしろ少数派かもしれないが
そういうやつがいるってことを言いたかったんよ
ダラダラと長文になったが謝りません!
何かを誉めるときに他の何かを貶めてしまう人はいるね
語彙が少なかったり配慮が足りなかったり
原因は色々あると思う、調子に乗っちゃうときもあるし
書き手としても読み手としても、設定上のミスを教えてくれるのはありがたいと思っている
書き直しが許されるなら、だが
まとめると >995に同意
埋めついでに
書き手も自分の作品を読んでる相手にも人格があるんだってことをわかってれば平気かと
そういう人は仮に下手でも成長するから
逆にちょっと何か言われたくらいで捨て台詞を吐いてしまうような人はダメだと思う
あと今は意図的に文体を変えてますんで
「お前みたいに作文のイロハもわかってない奴が何を」と言わんでくださいネ
書きたいこと書いてすっきりしたし
同意してくれた人がいるのはうれしい
が、誰か見てんのか?
二人だけじゃ議論の意味ねえじゃん
スレ埋めしねぇぞ!?
とか言いたいけど流石にガキっぽすぎるので埋めようと思う
願わくば一人でもこのやりとりを見てくれることを
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。