【姉しよ】きゃんでぃそふと SSAAスレ5【つよきす】
2 :
名無しさん@初回限定:2005/10/29(土) 02:31:29 ID:UR6f7u/90
一掛け二掛け三掛けて
仕掛けて殺して日が暮れて
橋の欄干腰下ろし
遥か向こうを眺むれば
この世はつらい事ばかり
片手に線香 花を持ち
おっさん おっさん何処行くの
私は必殺仕事人 中村主水と申します
,..-──- 、
/. : : : : : : : : : \
/.: : : : : : : : : : : : : : ヽ
,!:: : : :,-…-…-ミ:: : : : :',
{: : : : i -' ゙ー i:: :: : : :}
{: : : : | ェェ ェェ |:: : : : :}
{ : : : :| ,.、 |:: : : :;!
ヾ: :: :i r‐-ニ-┐ | : : :ノ
ゞイ! ヽ 二゙ノ イゞ‐'
>` ー一'´<
.イ ゝ ノ | ヽ
「それで今日は、何処のマスゴミを殺ってくれと仰るんで?」
深夜でもかまわず乙!
厨房裏で俺をファックしてください(*´д`*)
乙!
公式の人気投票でお前らの愛する漢やクーやフカヒレに投票しようぜ!
>>1 乙であります。
今日も何か投下します。つよきす投下が比較的多いので、
私は暫らく姉しよSS投下に専念します。マス。
つよきすもよろしくなー
「♪ラーメン類にギョーザがぁ〜、サービスで付いたよぉ〜」
「なんだよそのトンデモな歌は」
「なにぃ、レオてめーウッチー・チェンしらねーのかよ
しってっか、中国語でごめんなさいはテレサテンって言うんだぜ」
「違うってのばか。それ豆花に言ってみろ、呆れられるか怒られるかするぞ」
「う、うっせー」
こんな夢を見た。
元ネタ知ってるやついんのか、これorz
,,,_,__..-:'´`丶、、_
,∠‐‐-、_ `丶、` 、`丶
_.:'´ "`丶,,,,,,,>、,,,, !、
,∠..‐‐‐‐‐‐-y-‐'´/ '''''´´´ ̄`、
,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , :'´ ´´/ /`ド´´''''''''丶
,/;;;;;;;;;;;;;;;.,.:''´ / - - / / ./ /、| | /` 、` |
`!,;;;;;;;;;;;;.:''´| // | i / / /,/ミ| |///,| i |
|,;;;;;;;;;i´ | /|、 | |// / / / ,| ´´´丶| l |
.|,;`、;;;| ||/ .| `丶 | i || |_/」|__|_ `、| l .|
|,;;;;`、| |.| |l, ,.'⌒| .l || |;,|,,,,,|_N| ̄'''''´ 、 l | |`、 .|
|,;;;;;;;;|.|| .|`l ' ,| l |'ヾ|-';;;;:フヽ、 V || | | |
|,;;;;;;;;|.|_.:'`、` ` |.l .l || ´""'''' ,二、! || | .|`、 | こんな時くらい、ありのままに・・・
|,_;;;;;;;!;;;;;_.:'´ `、 |.l .l | ////// |;;/i | /|.|/ | |
>>1、乙〜
|`丶-:'´./;;;` |l l | ヽ`l |// /
/ .| | ./;;;;;ハ || l | ´ /i |
/ | .| /;;;;;| |`、 || l | ‐‐- / l .|
./ .| .| /;;;;;;| .| 、|| li .| ´ / .l | |
./ / | |/;;;;;;| .| ./|.| | l |ヽ.、┌‐´‐‐‐ 、|.|| |
|/|./ || /;;;;;;;|∠´´/ ||| | l | / `| rノ `丶、
投下マダー?
Seenaさん最近見ないな。忙しいのか?
>>13 前々スレで忙しいからってCOSS終わらせてたからな
きっと大変なんだよ。
あ〜あ〜これだから3Dって嫌だよな
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
バレンタインデー 【ツン】
ようやくカニの追撃を振り切り、レオは生徒会室へ入ってきた。
「今年のカニチョコはなんとか食える味だったけど、あの量は致死量だ。後はスバルとフカヒレにまかせよう」
「……あれ、センパイ」
一人で昼食を取る椰子なごみがレオを見て意外そうにそう言った。
「なんだ椰子はここでお昼にしてたのか。ちょうどいい俺も弁当にするか」
レオは乙女さん手作りのおむすびを取り出して食べ始めた。
「むぐぁ、まさかここにもチョコとは。乙女姉さん、やってくれるぜ。椰子見てみろおむすびにチョコが入っていた」
「うわっ、なんですかそれキモイです」
「バレンタインデーだからかな。嬉しくないわけではないが、毎年カニのせいで俺にはいい思い出がない日でもある」
「それはご愁傷様」
椰子はくすりと笑うとまた弁当に向き直った。
「おむすびにチョコは強烈だな。よし、口直しに椰子のチョコを食べてみよう。後輩よ、先輩に義理チョコをおくれ」
「ハァ? 馴れ馴れしいですよセンパイ。おとなしくカニのチョコを鼻血が出るまで食べてください」
「……あの料理オンチのチョコは手作りなんだぞ。あれを食べるならビックリマンチョコのほうがマシだ。だから口直しに椰子のおいしいチョコをおくれ」
「センパイ、キモイですよ。センパイに義理なんてありませんから。うるさいと潰しますよ」
「……椰子よ、竜鳴館ではバレンタインデーは後輩が先輩にチョコを送る日なんだぞ」
そこでふと何かを思い出し椰子はにやりと笑った。
「あまりにも情けないセンパイが可哀相なので、お情けチョコをあげます」
そう言って、ポケットから小さなチョコを取り出してレオに手渡した。
「おおっ!? 言ってみるものだな。ありがたくいただくぞ」
チョコを食べるレオをおもしろそうに見る椰子。
「ぐおっ、にっ、苦いぃ!! 苦くて前が見えないぃ!!」
もだえるレオを前に椰子は至極楽しそうだ。
「やっぱり、さっきカニが押し売りしてきたチョコなんで、何かあると思ってました」
「ううっ。カニめ覚えていろ……ガクリ」
姫「好感度が足りないわね、まだまだよ」
カニ「椰子にかまってねーで、おめーはおとなしくボクのチョコでも食べてればいーんだ」
バレンタインデー 【ンデ】
ようやくカニの追撃を振り切り、レオは生徒会室へ入ってきた。
「今年のカニチョコは死ぬほど辛かったぞ。人類は口から火を出せるんだな。後でコゲたフカヒレを見舞いに行こう」
「センパイ遅いですよ」
「すまんすまん、カニとデットヒートをしていてな。今日の弁当はサンドイッチか、珍しいな」
「今日は少し時間がなかったもので」
レオは綺麗に作られたサンドイッチを食べる。
「がつがつがつ」
「センパイ、慌てて食べすぎです。もっと落ちついて食べてレビューしてください」
そう言っている間にレオは食べ終わってしまう。
「美味かった」
「センパイ、そればっかりじゃないですか。もっと真面目に考えてください」
「超美味かった」
「……もういいです。それと今日はお菓子も作ってみましたので、こっちも感想お願いします」
さりげなくそう言うと、なごみはあらかじめ準備しておいた包みを取り出しレオに手渡した。
「椰子がお菓子ね……。たしかにお前のお菓子は初めてだな。おっ、チョコクッキーかこれ」
レオは包みを開けて、甘い香りを堪能し、さっそくチョコクッキーを口に運んだ。
「美味い!! マジで美味い!!」
「……そ、そうですか」
なごみはほのかに微笑んだ
「椰子の弁当だけじゃなくチョコクッキーも食べれるなんて幸せだなぁ」
「センパイ、勘違いしないでください! 今日お店で買ってくれたお客さんに配るために作ったやつの残りなんですからね」
「えっ、そうなの?」
「そうなんです!」
「まぁ、美味いから何でもいいよ。ホント食べるのがもったいないぐらいだ」
「……」
喜んで食べるレオに、なごみは紅潮した顔がバレないように弁当を再開した。
姫「ん〜、もう一押しね」
カニ「レオはだれにでも優しいかんね! 勘違いすんなよココナッツ!」
バレンタインデー 【デレ】
ようやくカニの追撃を振り切り、レオは生徒会室へ入ってきた。
「今年のカニチョコは凶器だ。まさか食べると爆発するチョコが実在するとは……。フカヒレよ、お前は星になった」
「あっ、センパイ、待ってました」
待ち焦がれていたなごみが喜色満面でレオを向えた。
「センパイ、今日はたくさん作りましたので、いっぱい食べてくださいね」
生徒会室の机の上にはなごみお手製のスイーツが所狭しと並んでいた。
巨大なハート型チョコを筆頭に、チョコケーキ、ガトーショコラ、フォンダンショコラ、トリュフチョコ、生チョコレート、チョコチップクッキー、チョコレートアイスetc……。
「センパイに食べて欲しくてがんばりました」
「よしよしえらいぞ、なごみ」
両手を口元に持ってきて、上目づかいで見つめてくるなごみの頭をレオはなでてやる。
「えへっ」
「……ところで、肝心の昼飯はどこにあるんだ?」
「あっ! ……すいません、作ったんですけど家に忘れてきてしまいました」
とたんになごみはしゅんと肩を落とし、暗く沈んでしまう。まるで叱られた子犬のようだ。
「まあ、気にするな。今日はバレンタインだし、チョコがメインでいいよ。なごみの愛情たっぷりだからな、それだけで嬉しいよ」
「……センパイ」
なごみは感激の瞳で見上げて呟いた。
「じゃあ、いただきます」
レオがチョコに手を伸ばす。
「センパイ、ダメです。あたしが食べさせてあげます」
なごみはレオの手を押さえた。その目はいつになく本気だった。
「はいセンパイ、あーん」
「これは、照れるな……」
「センパイ、早くですぅ」
「ん、ぱく。もぐもぐ、……ん、美味しい」
「よかった、ゆっくり味わってくださいね。まだまだありますよセンパイ、はい、あーん」
頬を染めて潤んだ瞳でチョコを進めてくるなごみ。凶悪に可愛い奉仕はレオが鼻血を出すまで続いた。
姫「ラブラブね。ハイハイ、ゴチソウサマ」
カニ「なにココナッツといちゃついてんだゴルァ!」
スバル「はいはい、落ち着けって。お前のチョコは俺が食べてやるから」
20 :
つばめ返す:2005/10/30(日) 03:08:31 ID:AZmF7tGG0
返す刀でホワイトデー編投下
支援、兼ねるスバル最高
ホワイトデー 【ツン】
「椰子ー。いるかー?」
レオはホワイトデーのお返しを携えて、昼の生徒会室を訪ねた。
「センパイ、何ですか」
「これバレンタインのお返し」
レオは持っていたケーキの箱を差し出した。
「お返しって、あたし何もあげてませんよ」
椰子は箱が危険物であるかのように、お弁当を抱えて遠ざかった。
「カニチョコとはいえもらったからな。まぁ、三倍返しだと思ってもらってくれ」
「うわ、センパイ、キモイ。あれは危険物を押し付けただけです。チョコをあげたなんて思い込まないでください」
椰子は嫌悪を隠しもせずにレオを睨み付ける。
「んー、おいしいと思うぞ」
レオは箱を開けて中を覗き込む。限定20個のケーキはとても美味に思えた。
「これって変質者の行動ですよ、センパイ。それにチョコ自体はカニのものだったんですから、カニにあげればいいじゃないですかそれ」
「そーか……。でも一口ぐらい」
「しつこいと潰しますよ」
「……わ、わかったよ」
そうしてレオは椰子の黒いオーラに押されて、生徒会室を後にした。
姫「んー、ツンツンしていて可愛いわね。まだまだアタックが足りないわ」
カニ「結局ヘタレだなレオは。さ、さっさとボクのところにケーキもってこい」
ホワイトデー 【ンデ】
「椰子ー。いるかー?」
レオはホワイトデーのお返しを携えて、昼の生徒会室にやってきた。
「こんにちは、センパイ」
「これバレンタインのお返し」
レオは持っていたケーキの箱を差し出した。代わりになごみの手作り弁当を受け取る。
「センパイ、これってあそこのお店の限定ケーキじゃないですか」
なごみは箱を開けて驚いた。話題のケーキは一日20個限定の品で、開店と同時に売り切れる名物である。
「午前中抜け出して買ってきた。この間話に出たろそのケーキ。お返しにちょうどいいかと思って」
「ありがたくうけとっておきます」
なごみはくすりと笑ってお弁当を広げた。レオをそれにならいお弁当を食べ始めた。
昼食後、レオが紅茶を二人分入れて席に着いた。なごみはお皿にケーキを移し、興味深げに観察している。
「シンプルですけど面白いですね」
ケーキはホワイトデーにぴったりの白いチーズケーキで、何層も積み重なった層が美しいコントラストを作っている。
「最後の一個だったんだよな」
「そうなんですか。……はむ、んむ。……これおいしい!」
なごみはフォークでケーキを口に運び、おいしさに笑みをもらした。
「甘すぎず酸味もほどよくて、コクがあるなかにも風味のコントラストが……」
ケーキの世界に突入するなごみをレオは嬉しそうに見ていた。
「ホントおいしいですよ、センパイ。センパイも一口どうぞ」
そう言ってなごみフォークを差し出した。
「んっ、ありがと。……おおっ美味いな」
何気なく出されたケーキを反射的に食べたレオは、これが間接キスだと気づき一人赤くなった。
「お〜い〜し〜い〜」
一方、なごみは頬を押さえて身もだえしながら、ケーキのおいしさに溶けていた。
姫「なごみんのために走る対馬! やるわね。でも後もう一歩かな」
カニ「ああんっ、ボクの分はどこだよ! ココナッツにはもったいねー、ボクに食わせろーーーー!」
支援
ホワイトデー 【デレ】
「なごみー。いるかー?」
レオはホワイトデーのお返しを携えて、昼の生徒会室を訪ねた。
「あっ、センパイ」
「これバレンタインのお返し」
レオは持っていたケーキの箱を差し出した。
「ありがとうございます。センパイ、これってあそこのお店の限定ケーキじゃないですか」
なごみは箱を開けて驚いた。話題のケーキは一日20個限定の品で、開店と同時に売り切れる名物である。
「午前中抜け出して買ってきた。この間なごみが、ものすごく食べたそうに話してたから」
「センパイっ! 嬉しいです」
うるうるキラキラな瞳でなごみはレオを見つめる。
「さっ、とりあえず飯にしようぜ」
「ハイッ、今日は自信作なんですよ」
昼食後、レオが紅茶を二人分入れて席に着いた。なごみはお皿にケーキを移し、興味深げに観察している。
ケーキはホワイトデーにぴったりの白いチーズケーキで、何層も積み重なった層が美しいコントラストを作っている。
「……はむ、んむ。……これおいしい!」
なごみはフォークでケーキを口に運び、おいしさに笑みをもらした。
「ホントおいしいですよ、センパイ。センパイも一口どうぞ」
そう言ってなごみフォークを差し出した。
「んっ、ありがと。……おおっ美味いな」
レオにケーキを食べさせたなごみはもじもじして、切り出しにくそうに言った。
「センパイ、……あたしも食べさせてほしいな」
そう言ってレオに向き直りフォークを渡したなごみは、上目づかいで恥らいながら目を閉じた。
「はいセンパイ、あーん」
「しょうがないな、なごみは。はい、あーん」
レオはツバメの雛に餌をあげるように、なごみの口にケーキを運んであげる。
「んっ、とってもおいしいです。センパイ」
嬉しそうに返すなごみは耳まで赤くなっていた。
姫「お熱いことで、羨ましいわね〜。私もよっぴーに癒してもらおう」
カニ「それじゃココナッツもろとも私刑ってことで逝きましょう」
バレンタインデー 【デレデレ】
ようやくカニの追撃を振り切り、レオは生徒会室へ入ってきた。
「今年のカニチョコは大量破壊兵器か……? 臭いだけでクラスが壊滅したぞ」
待ち焦がれていたなごみが喜色満面でレオを向える。
「あっ、センパイ、待ってました。今日はたくさん作りましたので、いっぱい食べてくださいね」
生徒会室の机の上にはなごみお手製のチョコが所狭しと並んでいた。
「センパイに食べて欲しくてがんばりました」
「よしよしえらいぞ、なごみ」
両手を口元に持ってきて、上目づかいで見つめてくるなごみの頭をレオはなでてやった。
「えへっ」
「じゃあ、いただきます」
レオがチョコに手を伸ばす。
「センパイ、ダメです。あたしが食べさせてあげます」
なごみはレオの手を押さえ、食べようとしていたチョコを取るとレオに差し出した。
「はいセンパイ、あーん」
「あーん。ん、美味しいよなごみ」
「えへっ、嬉しいですセンパイ」
なごみはとけるような笑顔で喜んで、もう一つチョコを取った。
「……もっともっと美味しく食べてください、センパイ」
そう言ってなごみは舌を伸ばし、チョコを舌の上に載せて自分ごと差し出した。
「な、なごみ」
「ひぇんはい、はやひゅひないと、とひぇひゃいまひゅよ」
なごみはもごもごとおねだりして、レオに顔を寄せる。
「あむっ、むぐっ、んっ……ちゅっ、ちゅっ……んむ、んっ」
二人の舌の間でチョコが溶け、唾液と交じり合ってくらくらするほどの甘さを醸し出す。チョコが溶けきってもキスは続き、終わった時は二人とも酔っ払ったみたいに真っ赤になっていた。
「はぁ……はぁ……。センパイ、もう一度……」
「……なごみ」
姫「センパイにィーっ! 気安く触るにゃーっ!! ってね、カ〜ワイイ」
カニ「うがぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
27 :
つばめ返す:2005/10/30(日) 03:31:50 ID:AZmF7tGG0
ムシャクシャしてやりました
今でも反省してません
>>21 >>24 支援サンクス
文章力がないのでなごみんに萌られないという方、スマソです
29 :
名無しさん@初回限定:2005/10/30(日) 04:50:44 ID:8Q74V1590
>>27 GJ!
「センパイ、早くですぅ」
!?!?!?
なんじゃぁこりゃぁぁぁぁ!!!
姫スキーの俺が…この俺が…負けるわけには…!
すいません
ageてしまいました
>>26 流石にやりすぎだな…
作中にそんな演出があったら毎日なごみに投票した俺でもなごみは諦めるぞ
なんというかもうキモイの限度を通り過ぎた感覚だ。
31がツン期に入ったようです
>>27 GJ!!GJ!!Gじょぶぶ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
デレデレのなごみんがたまらーんwwwwwwwwwwww
>>31はまだバカップルの素晴らしさが解ってないな。
まだまだだな。
GJ、なごみ、ツンツンした態度をとっていた事実を持ちながら落ちた後はなんと都合のいい女よ…
くぅ〜、デレデレ気のニコニコしてよってきたなごみにビンタして〜、特に大した意味も無く!
よっぴー編も来て欲しいワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
>>32-33 お前等はそんな行為にときめいてるんかぁ!
あんなことを目前でやられたら引くし、やられても引くだろw
仮になごみだとしたら…拒否はしないけど。
>>34 デレかンデに入ったらもうなんでも良くなってくると思う。
ツンツンしてた頃溜めたストレスはどこへ行ったんだって感じ。
>>27 GJ えーーと、デレデレのホワイトデー編は?
>>34 あんたサドですな・・・
なんでデレなごみを力いっぱいぶん殴れるんだ・・・・特に大した意味も無く!
旧スレにコピペではあるが、素敵なSSが来ている件についてw
重労働のバイトから帰ってきてこのスレを見たらなんというメガトン級の爆弾が投下されているんだ…
一瞬で疲れなどぶっ飛んだぜ
とにかく
>>27超GJだ
デレデレホワイトデーも投下頼む!
>>38 おおっ!
知らせてくれてありがとう!
もう本当みんな神すぎwwwwwwwwwwww
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
>>38 ID:oFh99vXF0です…ハズカチイヨォ
さらされた気分
>>42 通報しました!
だっけ?
>>43 いえいえGJ!
たまにはああ言うのもイイ!
胸張ってください♪
>>43 いっそのことこっちに直接投k(ry
いやいや、GJ
バカップルいいじゃないか(←染まった
てんびん座・・・レオ
さそり座・・・フカフィレ
おとめ座・・・スバル
うお座・・・なごみ、平蔵、西崎さん、村田
獅子座・・・祈先生、トンファー
おひつじ座・・・よっぴー、真名
いて座・・・乙女さん、のどか
かに座・・・カニ
やぎ座・・・姫
かに座・・・帆波ねぇや
獅子座・・・歩笑ねーたん
うお座・・・雛乃さん
やぎ座・・・要芽お姉様、瀬芦里ねぇねぇ
ふたご座・・・巴さん、壬生
みずがめ座・・・高嶺さん、いるかさん
おうし座・・・海お姉ちゃん
おひつじ座・・・翔、摩周
いて座・・・月白先生
おとめ座・・・団長
49 :
名無しさん@初回限定:2005/10/31(月) 06:11:56 ID:okuAekiZ0
>47
聖闘士星矢にあてはめてみてぇ・・・
52 :
名無しさん@初回限定:2005/10/31(月) 19:31:31 ID:TnyLKBis0
ファンディスクみたいな奴でもレオとなごみは一旦離れて欲しいな。
で10年後、2人は31歳と30歳になってレオが帰ってきて結婚、開業、大盛況。
帰ってきたらフカヒレと結婚してたとかなら笑えるは笑えるけど感動しねぇw
そんなエンディングだったら俺はフカヒレ同様会社を恨む。
きゃんでぃ関連で、何か同人活動してる香具師っている?
本とか、ゲームとか。
俺も何か作りたいなー・・・。
50は俺
、, _,.、
'´ ゙ヾ
l イ从从ゾ
l リ ゚−゚ノリ なご _ _ _ .
| l{(とス)}
ノリ く/_|j〉リ
し'ノ
、, _,.、
'´ ゙ヾ
l イ从从ゾ
l リ ゚ー゚ノリ なごみ _ _ _ 。
| l{(とス)}
ノリ く/_|j〉リ
し'ノ
、, _,.、
'´ ゙ヾ
l イ从从ゾ
l リ ゚ ヮ゚ノリ なごぞーま! 三 三 三 ○
| l{(とス)}
ノリ く/_|j〉リ
し'ノ
作品別より
ホワイトデー 【デレデレ】上
「なごみー。いるかー?」
レオはホワイトデーのお返しを携えて、昼の生徒会室を訪ねた。
「あっ、センパイ」
「これバレンタインのお返し」
レオは持っていたケーキの箱を差し出した。
「ありがとうございます。センパイ、これってあそこのお店の限定ケーキじゃないですか」
「午前中抜け出して買ってきた。この間なごみが、ものすごく食べたそうに話してたから」
「センパイ、実はあたしも……」
なごみはそう切り出すと、ケーキやチョコなどのお手製スイーツを並べだした。
「バレンタインの時にセンパイが凄く喜んでくれたから……作ってきちゃいました」
「作ってきちゃいましたって……。今日はホワイトデーなんだから、俺がなごみに贈る番だろ」
「大丈夫です、センパイ。センパイのケーキは後できちんといただきますから。今はあたしのケーキをたべてください」
なごみは手作りのスイーツを食べてもらうことが、楽しみでしょうがないといった様子である。
その喜びように押し切られる形で、なごみのスイーツを食べることになった。
「はい、センパイ、あーん」
「あーん、むぐむぐ。ん、美味いよ」
「そうですか、よかった。コレは初めてだったんで少し心配でした。センパイ、次はアップルパイをどうぞ」
なごみは次々にフォークでスイーツを食べさせ、レオが感想を言うたび、幸せそうに微笑んでいた。
一方のレオはどこか釈然としない表情である。
「……なんか俺ばっかりが嬉しいような気がする」
「そんなことないですよ、センパイ。センパイに食べてもらえることが、あたしへの贈り物なんですから。はい、あーん」
なごみはにっこりと笑った。
「あーん、むぐ。……でもそれじゃ俺が納得できない。なごみ、なんでもいいから俺にして欲しいことはないか?」
「あたしはこれで十分なんですけどね……。はい、あーん」
「んむっ。……なんでもいいんだぞ。あまりお金のかからない範囲でな……」
なごみは手を止め少し考える仕草をして、それからまたにっこりと微笑んだ。
「じゃ、センパイの好意に甘えることにします。後で、ちょっとしてもらいたいことがあるんですけど」
「わかった。で、何をすればいいんだ?」
「それは内緒です」
ホワイトデー 【デレデレ】下
放課後 なごみの部屋
「で、して欲しいことって……」
「はい、耳かきです。センパイ」
耳かきを手渡されたレオは床に正座した。
レオの膝の上になごみが顔を外に向けて、ぽふっと頭を載せてきた。
「はい、センパイ、お願いします」
「他人の耳掻きなんてしたことないよ」
そう言いながらレオはなごみの耳かきを始めた。
改めて横から見るなごみの顔は綺麗で、耳の後ろの後れ毛とか顎から首へつながるラインのやわらかさとか、あまりにも女の子らしい部分が強烈過ぎた。
「……なごみのいい匂いもするし」
耳掃除していると、レオの膝の上でなごみが妙にもぞもぞと動く。
「あんっ、……センパイ。耳かき上手です。ああぁ、そこそこぉ」
女の子の心地よい重さとなごみの悶える声とピンクになっていくなごみの耳やうなじを見て、レオは自分の顔まで火照っていくのを感じていた。
「センパイ、とっても気持ちいいですよ」
「……。はい、次は反対の耳」
なごみが頭を回して顔を内側に向けてくる。レオは息子がおっきしないかドキドキしているようだ。
こっちはこっちで首から鎖骨へのラインが艶かしい。
「……とても一年生とは思えない。20歳こえたらどうなっちまうんだ」
「センパイ、あたし子供のころこうやってお父さんに耳かきしてもらっていたんですよ。お父さんの膝の上ってあたしの大好きな場所でした。センパイの膝の上ってお父さんの膝とは少し違うんですけど、凄く落ち着きます。……ああぁ、センパイの匂いだ」
なごみはレオに擦り寄ってきて、顔を服に埋めて呟いた。
「あたし、幸せだなぁ……」
「なごみ? ……寝ちゃったか」
なごみは陽だまりの猫のように穏やかな眠りに落ちていた。
二時間後
「あれ……? あたし、寝ちゃってた……。センパイ、どうしたんですか!?」
「あ、あし、……足がし……しびれ、しびれひゃふぅぅぅぅ」
レオは正座に真っ白に燃え尽きていた。
需要があったので供給してみました。
1スレでは寂しいので増量で
お前欲しいなら素直に言え。遠慮するクセは、なおさないとなー
えーと、あたしは
>>59さんがいれば他に何もいりません
しかし、あれだね。
レオは太るねw
太るのが避けられないね。
なごみはそれでも平気なんだろうけどね。
GJでした!!やっぱりデレなごみんは萌えるなぁ。
幸せ太り、実にいいじゃないか
きせき読んでたらこんな依頼があったらしい
誰かチャレンジし
※SS依頼?
●つよきすのキャラで 舞台は病院 医者+看護婦+患者で頼んでみる
患者がツンデレだとなおよし (488)
医者はフカヒレ以外考えられないな
いや、特に理由は無いけど
>>59さん!GJだ!!
レオはおっきしなかった様だが、漏れはおっきした!
だから責任取ってy(ry
>>66なんか半月思い出した
主人公医者じゃないが看護婦も患者もツンデレだし
>>59、あんた流石だな
おまいは俺たちの期待を裏切らないぜ…
この調子でこれからもガンガン書いてやってくれ
71 :
空白の二時間:2005/11/01(火) 02:04:58 ID:tfDC2FZt0
>>68が何か言ってるので
>>59さん、ちょっとシチュ借ります。
>なごみは陽だまりの猫のように穏やかな眠りに落ちていた。
*
「しょうがないヤツだな・・・」
レオは耳掻きを手持ち無沙汰にもてあそびながら、ちょっぴり肩をすくめて、それでも、なごみの美しい横顔を愛しげに眺めている。
陽が傾いて、窓の外が赤く染まる。
ふと、なごみの右手が動いて、レオの股間にかぶさった。
「ちょ・・・」
「んんー、センパイ・・・いじめないで・・・」
なごみが寝息とともに、ムニャムニャとつぶやきをもらす。
「あ、そんなところ、ダメですぅ・・・」
急になごみの手に力が入って、レオ自身を握り締めた。
「あぅ!」
「ああっ、センパイの・・・・イジワルぅ・・・・もっと・・・もっとイジメて・・・」
何やら艶めかしい夢を見ているらしいその声と、時々きゅっと握り締めてくる握力に負けてレオの股間は窮屈なズボンの中で激しくいきり立ってしまう。
顔を熱くしたレオの背中を、じっとりと汗が流れ落ちる。
「センパイ、センパイ・・・センパイ・・・ああっ・・・・はぁんっ!」
なごみが美しい眉を寄せて、ひと際激しくうめき、レオを握るその手に力を込める。
72 :
空白の二時間:2005/11/01(火) 02:06:02 ID:tfDC2FZt0
「ぐぐぐ・・・っ」レオは懸命に耐える。
ここで出してしまうわけにはいかない。
やがてなごみの寝息が安静を取り戻し、寝顔にやすらぎが戻っていく。
それとともにレオを握るなごみの手から力が抜けていった。
「あ・・・危なかった・・・・なごみのバカ、とんでもねー・・・・」
冷や汗をぬぐったそのとき、なごみが再びつぶやいた。
「センパイ・・・なごみは・・・幸せです・・・・」
「俺もだよ、なごみ」
小さな声で返して、レオは天井をにらんだ。
こいつのためなら、たいがいの無理は通してやる。
さっきから足の痺れが限界に来ているが、とりあえず、今は死ぬ気でこいつの膝枕になってやる。
*
>二時間後
>「あれ……? あたし、寝ちゃってた……。センパイ、どうしたんですか!?」
>「あ、あし、……足がし……しびれ、しびれひゃふぅぅぅぅ」
>レオは正座に真っ白に燃え尽きていた。
GJでした!エロなごみんも萌えるなぁ。こうなってくると、バレンタイン・ホワイトデーのSSの【エロ】編が欲しいところ。『私を食べて』みたいな。
_ ∩
( ゚∀゚)彡 エロパロ!エロパロ!
⊂彡
あれ?なんか・・・目から塩辛い汁が・・・
それは涙じゃない
ただの塩辛い水さ
77 :
名無しさん@初回限定:2005/11/01(火) 12:21:01 ID:TcSpcj9a0
次回作はどんなの希望する?
保管庫にある『ある日の対馬夫人』みたいなやつキボン。
ちゃんとオチのある話キボンヌ。
最近ペース速いから保管庫の中の人も大変だよな
姫にチンコ潰された後のSSとかないかな
「あー中島さん、こんばんわ」
大好きな友達と離別する決意、幸せとおもいでがたくさんのこの場所を発つ意志。それを告げる言葉のはじまりはあたりまえの挨拶から。
「約束の有効期限までまだ時間あったよな?」
いきなり率直に本題に入っていればそれは心を失っている証明だったのだけれど、今のスバルはちゃんと地に足がついている。
「オレなりに考え抜いた結論なんだけどな」
夜空を仰いでスバルは笑う。
晴れやかにのびやかに。それはまるで、目的地へ向かう旅人のように。
「オレ、そっちのガッコ行くことにするわ」
/
子供の頃すでに、父親はとっくにろくでもない人間になってしまっていて。そんな父親のそばになど居たくないから外へ出た。
父親は有名人だったから悪評が広まるのも早かった。街を歩けばスバルの身体には好奇の視線。そのくせ近づけばこちらが危ないものであるように身を避ける。
自然、心は荒れて。そんなスバルから周りはさらに遠ざかった。だからスバルが父親や自分を敬遠する他人に見切りをつけたような気持ちになるのも無理はなく、自分はこのままずっとひとりでいなければならないと思ってしまうのも当然のことだった。
そんなスバルに、ひとつの出会い。
――――蟹沢きぬ。
女の子のくせに木登りなんかをやりたがるような溌剌とした彼女は沈んだスバルの心など知らず無邪気に彼へと歩み寄る。
母親に「評判の悪い子供と遊ぶな」と言われてもきぬはスバルから離れはしなかった。彼女は親の言葉すら関係ないと切り捨てる。
だがきぬは気にしなくてもスバルは気にした。たとえ父がスバルにとってどんなに唾棄すべき人間であってもやはり親という存在が心を占めるウェイトは大きい。子供であればなおさらだ。そんな存在を軽々と無視できることがスバルには信じられなかった。
そんなスバルにきぬはただひとこと。
――――すばるとはなしたことないのに、なんですばるのわるぐちいうんだろうね。
バカは偉大だ、とはよくある言葉だけれど。スバルは本当に彼女を偉大だと思う。
スバルと遊ぶのが楽しい。スバルという名前はかっこいい。スバルの心の真ん中を貫通する、なんの飾りもない言葉。
たったそれだけのことで、きぬはスバルに大きな大きな救いを与えてくれたのだから。ただただ、それが表も裏もない彼女の本心であったが故に。
だから、スバルはそんな彼女を好きになった。自分と友達であることが当然だといってくれるきぬとずっと一緒にいたいと思った。
月日が経って対馬レオと出会い鮫氷新一と出会い、ひとりぼっちだったスバルにも親友と呼べる男友達ができた。そしてきぬとの関係も良好のまま、彼女が友達で居てくれるままの心地よい時を過ごす。
いつまでも父親との関係は相も変わらず最悪だったけれど。レオたちとつるんでいるときはささくれ立った心を癒すことができた。みんながそばにいてくれることが、本当に尊かった。
やがて、その関係が崩れはじめる時がくる。月日が経つということはそれは誰もが成長するということ、誰もが変わっていくということだ。
スバルの、きぬへの尊敬や友情や感謝の念はやがて異性への思慕へと移り変わってゆく。
そしてそれはスバルだけではなく、兄妹の延長のような関係であるレオときぬのふたりも例外ではなかった。レオがきぬへと恋をして、きぬがレオへの恋を自覚したのだ。
スバルは激しく動揺した。レオやきぬのことが好きであるということに偽りはない。そのふたりがくっついて幸せになるということはスバルにとっても喜ぶべき事柄のはずなのに。
レオはスバルに気を遣ってくれた。でもそれはとても不器用で稚拙で、きぬにもスバルにも痛みを与えてしまうような、そんな遠慮。
なんてことはない。スバルもレオも子供だったのだ。ふたりとも自分のためにいつまでもなにも変わらないままでいたかっただけ。
だが願いは叶わず、移ろう心をとめる術など誰も持ち合わせていない。結局、スバルはレオと衝突する。
一番真摯にきぬを見続けていたスバルだから、きぬがレオを好きでいることはずっと以前からわかっていた。
大人の世界を知っているスバルだから、好きな人たちとずっといっしょにいられて、仲たがいすることもなくいつまでもなにも変わらない、なんていう幻想はいつまでも続きはしないとずっと以前からわかっていた。
それでも、人はその幻想に憧れずにはいられないのだ。
衝突の結果、幻想はレオに破壊された。破壊した残骸から背を向けて、レオはきぬのもとへと走ってゆく。
スバルは寝っ転がりながら、遠ざかる親友の背中をずっとみつめていた。
「ったく……お互い、まわり道しすぎだな……」
自嘲する。
殴り合いのさなかにレオはスバルに訴えた。「いつまでもこのままでいたかった」。お互いまったく同じ事で悩んでいたくせに、行き着いたのはこんな争いごと。
自分が大人であったならば、もっとスマートに事を運べたのだろうか。
「さて、決心が鈍らないうちに……」
スバルもまた、破壊された幻想の残骸に背を向けて前を見つめる。
壊れて住めなくなった居場所に執着していても意味はない。もう、ここにとどまる必要はない。
長いまわり道をして、ようやく自分はスタートラインへと辿りついたのだ。
「あー中島さん、こんばんわ」
そうして一歩、スバルは足を踏みだした。
/
旅立ちの送りはささやかに。出立の直前になってはじめて親友たちにここを去る旨を伝えた。
出発間際に、スバルは乙女に話しかける。ついこの前、自分たちだけの空間に入ってくることになった異邦よりの客人へ。
「乙女さんは、オレ達が夜くっちゃべってるのをくだらない集まりだとか言ってたけどよ。
オレにとって、あそこは神聖な場所だったんだ。聖域ね。わかる? あいつらと話すとオレの心が落ち着くんだよ。
だから――――」
――――だから、くだらなくなんかない。
別れはさびしくて、かなしい。名残惜しさはどうあっても消すことはできない。だからわざわざこんなことを喋ってしまっているのだろうか。
「私にとってお前たちの話し声は時に騒音だったからな。あの発言をわびるつもりはないが。
自分にとっては他愛のないものでも、他の人にとってはそれが何よりも重い場合がある、ということは身をもって学べた。
これからは少し発言に気をつける」
乙女は素直にスバルの言葉を受けて、返した。
「……いや、こっちこそすまねぇな。過ぎたことをウダウダと。ただそれだけは言っておきたかったからな」
身をもって学べた、などと思ったより大げさな賛辞が面はゆくて、レオたちの世話を頼むことにかこつけて頭を下げて視線をそらす。
言いたいことは言い終わったと乙女に背を向けたそのとき。思いっきり背中に平手をくらった。
「痛――――ッ! 背中思いっきり叩……」
「行ってこい! 思いっきりやれ!」
突然の痛みについての驚きとほんのちょっとの怒りは、清々しい乙女の表情にかき消えた。
――――当時さ、あの乙女さんに比べたらスバルは全然怖くなかったってわけだ。
ふと、レオがそんなことを言っていたのを思いだす。
きぬがなにげない言動でスバルに影響を与えていたように、乙女は乙女にとって当然の、なにも特別なところのない言動でレオに影響を与えていたのだろう。それはまわりまわっていまのスバルにも行き着いている。
わけもなくおかしくなってうれしくなって、笑いがこぼれた。
「……ははっ。さすが体育会系。スゲェ気合いもらったぜ。頑張るよ」
/
オリンピックでメダルを取るまではもう戻らないとゴールを設定してスタートを切ったあの日から何年もの時を経て。ようやくゴールテープが見える位置に立っている。
心臓は早鐘のようにうるさく動いているのに指先の血は冷たい。自分の緊張状態を把握してスバルは舌打ちする。硬くなりすぎだ。
目をつぶる。心を平静に平坦に沈静する。思いはスタートラインに立ったあの日へと。
みんなはいま、どのような道を歩いているのだろうか。歩みはあれから誰の道とも交差することはなかった。ふり返れば必然、真っ先に彼らの顔が思い浮かぶ。
そう、あのゴールまで走り抜けたその時こそみんなと再会できる。また、みんなと交わることができるのだ。
「スバルーーーッ! じゃあなー! 頑張れよー!」
今でも耳に残響するレオの言葉。はっきり自分を送り出してくれた。
親友は対等であるべきだ。きぬを手に入れた彼のように、自分もメダルを手に彼と肩を並べよう。そして自分が歩んできた道程を不遜に堂々と胸を張ってあいつらに誇ってやるのだ。
いつしか口元には笑みが浮かんでいた。人前での思いだし笑いはあまりいいものじゃないと口を押さえる。自然な仕草が出ている自分にほくそ笑む。今度は心の中でだけで笑った。目標を見直せば身体の硬さは既に解けていた。
スタートの合図はもうすぐそこに。位置に着けばほどよい緊張が身体を包む。
「――Ready」
興奮が高まる。身体は焦りも無駄な力みもなく心は高揚。
「──Steady」
顔を上げて前を見据えて一瞬の静止、そして。
「──Go!」
ピストルの轟音と共に、足裏で瞬発力を爆発させる――――
/
そして、再会の時。暖かく迎えてくれたのは懐かしい友達。みんな変わっているようで変わっていない。いくら時間は経っていても、遠慮のない気安さはあの頃のまま。
あの頃と同じようにとりとめのないおしゃべりをする。スバルの心を落ちつかせる、スバルにとってはかけがえのない聖域を懐かしむ。
そして聖域には乙女の代わりにスバルの知らぬ新しい住人がふたり。レオときぬの二児だった。
スバルは、将来なりたいものは? とありきたりな問いをかける。
「おれ、だてせんしゅみたいなりすぷりんたーになるんだ!」
「ボクはだてせんしゅのおよめさんになりたい!」
明るいふたりの答えにスバルは目を細めた。
「おいおい、ずいぶんうれしいこと言ってくれるねえ……てかスプリンターなんて言葉よく知ってるな、いい子だぞ」
「いや、わかってねーよ多分」
きぬがあっけらかんと即否定して。
「……お嫁さんにしても普通お父さんのお嫁さんになりたがらねーか?」
「うう、パパは悲しいぞ」
レオがわざとらしく落ち込んだ。
「やれやれ」
ふたりは親になっても根本は変わっていないんだなと苦笑する。そして子供たちはまちがいなくふたりを受け継いでいるのだと思うと過ぎ去った過去を思わずにいられない。
スバルを慕う子供。ほんとうにほんとうに、いつかのだれかに似すぎている子供たち。
――――カニっちが妹で、対馬君がそのお兄さん。そのふたりのお兄さんが……
別のだれかのことばがリフレインして、視界がにじむ。
過去に置き去りにしたやさしいおもいでの残骸はかたちをかえて、ほら、こんなところに。
「お、なんか感動してるぜこいつ」
おどけるような新一の声。
うるせえフカヒレ。
「ああ、俺達の子供は世界一かわいいからな」
レオもおどけて返す。されどそのまなざしは見守るように。
そんな目で見るなレオ。見守るのはオレの方だったろ、立場が逆じゃねーか。
「なあ、スバル」
「…んだよ」
「いやー、そう言えばまだ言ってなかったと思ってさ!」
へへ、ときぬは笑って。
「――――おかえり、スバル」
言葉がつまった。
まったく、相変わらず簡潔に簡単に心の急所を突いてくれやがるんだなオマエは。
「――――ああ、ただいま」
涙が頬を伝うままに、スバルは笑う。
顔をゆがめてみっともなく、それはまるで、故郷へと帰り着いた旅人のように……
ついさっきつよきすをコンプした衝動で書いた。推敲も反省もしていない。
この先これを読み返してもっとうまく書けたとか誤字脱字とかでテンションに身を任せたことを後悔すると思う。
だが俺は謝らない。
91 :
名無しさん@初回限定:2005/11/01(火) 18:41:18 ID:DLYmvng00
さてもうすぐフカヒレの誕生日なわけですが、誰か記念SS書くんでしょうな。
謝らなくて良い、むしろ誇るべきだ。
と通りすがりの人が言ってます。
いや本当ただのエロゲじゃないよなつよきすは。
>>90GJ!
>>90GJ!!!
それ以上でもそれ以下でもない。
97 :
名無しさん@初回限定:2005/11/01(火) 22:04:29 ID:1G45HRhB0
もちろん全米ね。
ageちまった・・・。
あれ、目から塩辛い汁が・・・。
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
101 :
名無しさん@初回限定:2005/11/01(火) 23:28:48 ID:CoTDOVx20
/ ̄ ̄ ̄フ\ _ ノ^)
// ̄フ / \ .//\ ./ /
// ∠/ ___\___ __// \ / (___
// ̄ ̄ ̄フ /_ .//_ //_ / \./ (_(__)
// ̄フ / ̄//////////// | (_(__)
/∠_/./ ./∠///∠///∠// ∧ ∧ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/ (´ー` ( ( (_(___)
\ \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \ _ /⌒ `´ 人___ソ
\ \ \フ / ̄\ \ .//\ //\ / 人 l 彡ノ \
\ _ \//___\/∠_ // < Y ヽ ヽ (. \
//\///_ //_ /// 入├'" ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// //.////////∠/ ヽ-i ヽ__ ヽ
/∠_//./∠///∠// .\\ `リノ ヽ |\ ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\ c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ
流石
>>90ッ!
人が書かないものを平然と書いてのけるッ!
そこにシビれる!あこがれるゥ!
〉90
マジ感動した。GJ!!
>>90 ----よくやってくれた。皆の言うとおり誇って良いぞ。
−−ふつーにスバルから
。・゚・(ノД`)ヽ(;Д; )モライナキシチャターヨ
>>105 NGワードに設定してるんだから、アンカー付けないでくれる?
107 :
名無しさん@初回限定:2005/11/02(水) 01:15:25 ID:UeORf8yk0
このやり取りを何回見たか覚えていない
>>90 GJですよ
>>82 ムチャしやがって
でもおもしろそうだからマジスレしてみる
運命のあの日から一週間がたった。
激痛で気絶したレオは気がついた後、自分で救急車を呼びそのまま入院してしまった。
この一週間、レオは乙女さん以外の人には自分が入院していることすら隠してきた。
そして今、レオの病室には乙女さんから連絡を受け、幼馴染一同がそろっていた。
フカ「レオ、一週間も入院していたなんて何で教えてくれないんだよ」
スバ「そうだぜ。皆心配してたんだからな」
レオは申し訳ない顔をして、重々しく切り出した。
レオ「……笑わないで聞いてくれるかな。これが入院していた理由なんだけど、実は俺、息子を潰されたんだ」
カニ「…………ぷっ、あはははっははははははは。むっ、息子が潰れた!? バカじゃねーの」
沈痛な面持ちで告白したレオの台詞に、カニは思わず噴出した。同じく笑い出すフカヒレとスバル。
しかし、レオも乙女さんも表情は暗く笑いもしない。
カニ「あ〜おもしろ。で、ホントは何なんだよ」
乙女「……いや、事実だ蟹沢。レオのむ、むす……コホン、レオの息子は潰されている」
少し赤面する乙女さん。
カニ「いやだな〜もー、乙女さんまでレオの冗談に……」
レオ「いや、本当だ」
カニ「えっマジ……」
フカ「潰れたって……どういう風に」
レオ「玉は完全に潰れて使い物にならなくなった。だから手術で切除した」
スバ「……サオは?」
レオ「海綿体が断裂していて、とりあえず繋いでみたものの、経過によっては完全に使い物にならなくなるらしい」
レオは淡々と語った。
フカ「ばっ、バカな」
レオ「物理的な損傷が完治するかは五分五分らしいけど、玉がないから子供は作れない。精神的にも深い傷を負って、起たなくなっているらしい。
……あの凶器が振り下ろされ、俺の息子にめり込み、肉が潰れちぎれる痛みが男の芯を砕いていく絶望感。寝ようとしても寝れないんだよ、ここ一週間」
レオの拳は小刻みに震えていた。
乙女「すまん……私がいながらこんなことになるなんて」
乙女さんは涙を浮かべて静かに嗚咽している。
レオ「いいんだよ乙女姉さん。こうなったのは自業自得なんだから」
泣いている乙女、うつむくスバル、呆然とするカニ、話の途中で気絶したフカヒレ、誰も言葉を発しない。まさにここは通夜だった。
かつて対馬レオと呼ばれた男の通夜に違いなかった。
カニ「ようはインポってことだろ! ヘタレがヘタってるだけじゃねーか。ボクが何とかしてみせるもんね」
沈黙を破って宣言したカニはその場で服を脱ぎ始めた。
スバ「……おい、いきなり何してんだ」
止めようとするスバルを振り切りカニは下着姿になった。いつもの黄色い縞パンとおそろいのブラがあらわになる。
ベッドに座るレオの体をまたいで、腕を寄せて薄い胸を強調させ、ブラ紐をずらす。
カニ「さぁどーだヘタレ!」
カニが真っ赤になりながら、無いフェロモンを撒き散らしてレオに迫る。
にもかかわらずレオの視線は冷たく、何の反応もない。
カニ「〜〜〜〜〜〜じゃあこれでどーだ!」
ブラを捨て去り、パンツを脱ぎ捨て、カニはレオの前に仁王立ちした。
乙女「やめろ、蟹沢。私も試したが、無理だった」
スバ「えっ、乙女さん脱いだの!?」
カニは真っ赤になった顔を背けて、秘所を隠した両手をどかしてレオに全てをさらけ出す。
レオ「……きぬ、ごめんな」
レオの言葉にカニは赤から青へと顔色を変え、大粒の涙をあふれさせた。
カニ「……ずっと好きだったボクの気持ちはどうなるんだよ。レオの、レオの、レオのバカ野郎ーーーーーーーー!!」
まるで子供が泣くように大声で、涙をポロポロと流しながら、カニは素っ裸のまま病室を飛び出していった。
乙女「待て、蟹沢。服を着ろ」
乙女さんが服を持って追いかける。
部屋に残されたスバルはレオに声をかけようとして、何も言葉が無いことに気がついた。
レオ「……スバル、カニをよろしくな」
スバ「……ああ、わかった。男と男の誓いにかけて」
レオ「……男と、元男だった対馬レオの名前にかけて……だな。対馬レオは今日死んだよ」
三年後
目覚ましに起こされ、寝床から這い出る。いつもの時間、出勤の仕度をする時間だ。
顔を洗い、適当に食事をして鏡の前に座る。化粧をする傍らに置かれているのは一人の学生の写真だ。
対馬レオ、彼の写真はいつも私に懐かしいものを思い起こさせる。
化粧を終え、身支度を整えて家を出る。空を見ると夕焼けが広がっていた。
これから街は昼から夜へと変わり、裏の顔を見せる。
あの日、私の人生は変わった。あの時から思わぬ方向に転がっていった私の人生。
それを後悔していないといえばウソになる。でも、今の生活に満足もしている。
今の私は「対馬レオナ」、あれから性転換をして女として生きることを決めた。
つらいこともあったけれど、夜の生活も慣れてみるとけっこうおもしろい。
今の私は夜の蝶、この街松笠の夜の住人。
裏路のお店が私の職場。
あれからカニとスバルは結婚して幸せにやっているようだ。
私が女になってからはめっきりと疎遠になってしまったけれど。
実はフカヒレは同じ職場で働いている。
あの一件でトラウマを刺激されたフカヒレは、姉ちゃんと同じ女性になることでトラウマの克服を果たしたらしい。
気が付けば私と同じ道を歩んでいる。
今の私とはNo.1を争うよきライバルになっている。
今の私の夢は松笠の夜の星になること。
そう、松笠の夜に一番輝く星になってみせる。必ず。
ちょwwwww
>>112 支援サンクス
お目汚しでスイマセン
これが漏れの想像力の限界ですた
コレ書いてて息子は萎縮するわ、気分が悪くなるわ、ネタにしては難産なヤツでしたw
吹いたwwwwwwww
吐いたwwwwwww
>>116チャレンジ精神に乙。気分はもひとつよくないw
82さんのおかげで見事な恐怖小説が誕生しましたw(;▽;)
つか、フカヒレwwwwwwwwww
>>116 モニターに変な汁ぶちまけたwwwwwwwwwwwww
どう見ても泪です。
本当にありがとうございました(´;ω;`)
つーかカニが健気で泣ける 。・゚・(ノД`)・゚・。
そしてなにやってんだフカヒレwwwwwwwwwwwwwwww
124 :
82:2005/11/02(水) 10:12:04 ID:UvLeT+Gg0
>>113 GJでした! 面白かった!
でもなんか気分がすぐれない('A`)
でも、レオナって乙女さんに似てるんだろうなぁ。
フカフィレとくっついたらある意味ハッピーエンドじゃね?
スバルのマジギレが見れると思ったのに
「シャークさ〜ん」
「こっち向いて下さ〜い」
俺は今、かつて夢見ていた舞台に立っている
武道館コンサート
あの時の館長の一言がなければ今の俺はいなかっただろう
25歳の誕生日以来全てが怖いくらい上手くいっている
かつて俺を馬鹿にした女共も今ではゴミのようだ
「全く、うるさい声で呼びやがって」
さぁ、記念すべき武道館ライヴの一曲目
聞きたいってんなら聞かせてやるか
どう見ても夢落ちです。
本当にありがとうございました。
>>127 夢落ちww
フカヒレ(´・ω・)カワイソス
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
>>90 遅レスだけどGJ。GJすぎる。
よっぴーのセリフとレオきぬの二児を絡ませたのにはマジで感心の溜息ついた。
134 :
名無しさん@初回限定:2005/11/03(木) 00:30:15 ID:HoPBblU90
┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨┣¨
| __
|二. .-.―.-. . ._` ー 、
|: : : :,. -:_: :二: : `丶、`ヽ、
|: /: イ: : : : : : : : : :l: \ \
|ヽ: :_|_: : : : : _: ノ: : : }ヽ. ヽ
|` 〉、_j_ ̄: : : : : :ノ : :ハ: ヽ ヽ
| {j人Tー- ァ―: ´: :/┘L : ヽ ヽ
| ヽーjニ‐_ ニ ヘ: _lユ┌}: : :', i
|`ー '´  ̄〉=ニ二 ヽ|、: :リ: : : :! l おまえは何を
| { {jノ  ̄ヽ/: : : : l l 言ってるんだですぅ
|` ー、_ ヽ ノ/:/: : : :リ′|
|// ヽメ } ` == 彡 /: : : :/ |
| V 、_,. ': : : :, イ-― '
「レオーっ、早くこいよー、先行っちゃうぞ!」
「今追いつくからちょっと待ってくれー。」
スノボの経験は浅いというのに、きぬはグングンスピードを出して滑り降りていく。
あいかわらず惚れ惚れする運動神経だ。
俺はまだ木の葉でゆっくり滑ることがメインで、きぬほどスピードがでない。
「早く追いつかなきゃな。」
いつまでもこのスピードでは埒があかない。
ええい、考えるより体で覚えろだ。
一気にボードを縦にし、スピードを出し始める。
「おっ、おっ!あらよっと!」
意外にスムーズに体重移動でブレーキができる。
乙女さんに教えてもらっている鍛錬の応用が結構使える。
「おおーっ、さすがボクのレオ。やるじゃねーか。しびれるぜ!」
「よっしゃ、この調子ならすぐ追いつけるな。」
坂の下で待っているきぬの元へ滑り降りていく。
「って、やべっ!」
気がつけば調子に乗ってスピードを出しすぎていた。
ボードのコントロールが効かない。
「きぬーっ、よけろー!」
こうなってはもう転ぶしかない。きぬの方は避け、
ごろごろと雪にまみれて下に転がっていく。
坂下まで転がり何とか止まったが、目が回って力が出ない。
「レオ、無事かーっ!」
きぬがボードをはずし、走りよってくる。
「な、なんとか。」
とりあえず怪我はないようだ。
「良かった・・・。全く、心配させるんじゃねーよ!
まあ、もし怪我しててもボクがつきっきりで看病してやるから大丈夫だけどさ。」
少し不安そうな顔をしながらかわいい顔を近づけてくる。
「すまねー、きぬ。目が回っちゃってしばらく動けそうにない。」
「全く。レオはやっぱりヘタレだな。」
そう言いながらも横に腰掛け、膝枕してくれる。柔らかい太ももが心地よい。
「レオ、何か子供みたいでかわいいぞ。」
「かわいいのはお前だよ、きぬ。」
「えへへへ。もっと言っちくり。」
くそっ、近くで見るきぬの顔はやっぱり凶悪にかわいいぜ。
キスしたくなっちまった。けど、まだ頭がフラフラして微妙に動けない。くそーっ!
「なあ、レオ?」
「ん、どうした?」
きぬの顔を覗き込むと、顔が一気に近づいてくる。
可愛らしくも艶めかしいその口が、俺の口に押し当てられた。
「チュッ、むちゅっ、ちゅぱっ。」
しばらくお互いの口をむさぼりあう。
「チュパっ、ちゅっ、はあっ。」
さすがに息が苦しくなり、名残惜しくも口を離す。
「レオの顔見てたら、キス、したくなっちゃった。」
「奇遇だな、俺もそう思ったところだったよ。」
やっぱり俺達は最高の相性だ!
もう一度口を合わせ、舌をからめる。
何か周りから結構な視線を感じる気がするけど、気にしない。
そんな視線くらいじゃ俺ときぬは離せないぜっ!
真冬のスキー場、俺たちの周りの空気だけはまるで真夏のように熱く燃えていた。
「ふー、今日も楽しかったな。」
「まだちょっともの足りないかな。明日も朝一から滑ろうよ。」
「よーし、明日はきぬに合わせて滑ってみせるぞ!」
「期待してるぜ、レオ。」
夕飯も食べ終わり、大きなダブルベッドでごろごろしながらいちゃつく。
「去年まではいつもの4人だったのに、今年は2人きりだね。」
唐突にきぬが切り出した。
「そうだな。」
スバルは陸上の王者由比浜学園へ編入していったきり、連絡はとっていない。
フカヒレには『バカップル二人の旅行に付いていくほど人間できてねー』と、
断られた。
「寂しい、レオ?」
「少し、な。」
俺の心が読めるのか。さすが、きぬだぜ。
去年のスキー旅行を思い出す。
楽しかった日々、ずっと続くと信じて疑わなかった日々が頭をよぎる。
かけがえのない宝石のような日々。
失ったものは大きかった。それでも進まずにはいられなかった。
「レオ、今は二人きりなんだしさ、無理しなくてもいいよ。」
進んだからこそ得られた、一番の宝物が優しい声をかけてくれる。けれど、
「これくらいでうじうじしていたらスバルに合わせる顔がないよ。」
行く道こそ分かれたものの、前へ進み続ける親友の顔が浮かぶ。
「レオ・・・。」
「きぬ、すっげー幸せにしてやるからな。」
それこそがあの親友への最大の恩返しだろう。いや、そうしなければあわせる顔がない。
「馬鹿だな、レオ。ボクはもう世界で一番幸せだよ。」
「いーや二番だね、一番幸せなのはきぬが恋人な俺だよ。」
「違うね、絶対レオが恋人なボクだもんねー。」
抱き合いながら愛をささやきあう。これが俺の今のかけがえのない日常。
それに、スバルとの別れは今生の別れではない。
「きぬ、大好きだぞ。」
「ボクも大好きだよ、レオ。」
いつか来る再会の時をきぬと笑顔で迎えよう。
その日まで振り返らずに二人で幸せを育んでいこう。
改めて決心しながら口づけを交わした。
支援
139 :
前スレ89:2005/11/03(木) 01:56:10 ID:G6bikmiS0
>>135-137 上の方のSSを読ませて頂いて、Isolation聞いてたら何となく妄想してしまいました。
文章をもっとうまくまとめられるようになりたい。
あと、ここで終わらずにエロが書けるような妄想力が欲しい・・・。
299 :名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 21:39:54 ID:U9lsIOgb0
_
'´, `ヽ
!爪リリ从)ゞ
キタ━━━━ノwリ゚ ヮ゚ノル━━━━ !!!!!
⊂)个iつ
く/_|j〉
し'ノ
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│萬│萬│萬│ I │ I │ I │東│東│西│北│ │北│ │◎◎.│◎│◎|
 ̄ ̄ ̄
| | __/ ┃
| / ―― ___|_ ┃
/ / ・
この偉大なるバカ!鳴いてるじゃねぇか!>
_
'´, `ヽ
!爪リリ从)ゞ
ノwリ#`ロノル 鳴いてない!
⊂)个iつ 鳴いてないもんね!
く/_|j〉
し'ノ
__________________ __ _____
│二│二│二│ I │ I │ I │ │ │ │ │ │ .____│◎│◎|
│萬│萬│萬│ I │ I │ I │東│東│北│ │北│ │◎◎.│◎│◎|
332 :名無しさん@ピンキー:2005/11/02(水) 23:21:41 ID:cUG/DfnS0
ある有名な心霊スポットへ、深夜に車で行ってみたんですって。
トンネルを抜けると、そこが有名な心霊スポット。
と、そこに目の前にふっと女の人の白い影が。
あ! と思って、慌ててブレーキを踏んで、降りてみたところ、
そこに人影はなく、目の前は崖。
なんでもガードレールが壊れていて、ブレーキを踏んでなかったら
落ちてしまっていたかもしれないということです。
「あの幽霊は助けてくれたんだ」
そう思って、そこで手を合わせ、お祈りして帰路についたそうです。
トンネルを引き返す途中、ふとミラーを見ると、後部座席に、先ほど、
目の前を横切った女の人の姿が……。
その女の人は、こう呟いたそうです。
「死ねばよかったのに」
「いや、でもホント助かったよ。ありがと」
「ば……ばかっ、あんたなんか死んじゃえばよかったのよ!」
「お礼しないとな。また来週きてもいいかな」
「ダ、ダメっ! また落ちそうになったら危なあわゎ///」
翌週、なんか弁当用意して待っててくれました。
作りすぎただけで、決して僕のために用意したんじゃないそうです。
今ではその女も俺の背後霊。その時貰った弁当はもちろんヴェルタースオリジナル。
なぜなら彼女もまた、特別な存在だからです。
350 : ◆WbnK3gH7Sc :2005/11/02(水) 23:44:25 ID:nDsKMhCe0
「おやさい、きらいだよぉ…こうた、かわりにたべて」
「いやだよ。それよりぼくもおさかなきらいなんだ、ほのか、たべてよ」
「やぁだっ!たべてっ!!」
「おまえがたべろ…あっ!!」
べちゃっ
「!!…吼太!!ほのか!!いい加減にしなさい!!あなたたち、何てことするのっ!!」
「「うわーーーん!!」」
「なごみ、それくらいにしてやれ。…いいか二人とも、食べ物を粗末にしたらダメだ。食べてもらえない
お野菜もお魚も可哀想だろう?それに、せっかくママが作ってくれたんだから、ママにも失礼だな?」
「くすん、くすん…パパ…」
「っく…っく…うん…」
「よし、それじゃママにちゃんと謝っておいで。そうしたらママ、きっと許してくれるから」
「ママ、たべものをそまつにして…ごめんなさい」
「ごめんなさぁい…」
「…二人とも、もう絶対しない?」
「「うん」」
「約束よ」
「あの子達、眠っちゃいました。…あなた、ホントにすごいですね」
「まぁ、親としてあれくらいはな。なごみ、きっとものすごく怒ると思ったから
俺がなんとかしなきゃと思ったんだ。ああ言えば二人とも分かるよ。ママに似ていい子だから」
「ふふ…きっとパパに似たんだと思いますけど」
「ところでなごみ…最近ご無沙汰だったな…」
「そ、そうですね…準備、しましょうか」
「こ、子供たちを起こさないようにな」
姫となごみと、どちらで子供ネタを書こうか迷ってたら、子供を欲しがってた(?)
なごみのほうになりました。いつか姫でも書いてみたいけど…
>>142 あれ?なんだろ・・・口から塩辛い汁が・・・。
>141
ワラタ
http://idol.bbspink.com/test/read.cgi/hgame2/1130842838/462-464 462 :名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 02:03:45 ID:kvespX3f0
タイトル:おれはそろそろレスの前にリロードすることを覚えるべき
おれの中でのSSの定義……こういう系をおれがもし作ったら、あっちに投下するだろうと。
・長い(例えば、1レスに収まらないような)
・ヒロインと他の男がくっつくネタ(このスレではご法度……ってほどではないが)
AAの定義……
このスレにAA全く貼っちゃいけないなんてのは、ちょっと厳しすぎやしませんか。
向こうは「SSAAスレ」なのだし、「どんなSSも向こうに」だとすると、AAについても同じことになる。
個人的には
>>350みたいなのはあっちでもおk、(「あっちに行け」ではないです)
「勝利宣言」みたいなのはこっちに投下して欲しい。
これ、「ギャグの度合い」にもよるのかも。
463 :名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 02:08:03 ID:CYn9D+Cg0
俺は短かったらこっちに投稿して欲しいな
言われて始めてSSAAスレ見てみたけど、長いの多いし
その中からわざわざ短いのだけ探し出して読む気にはなれんかった
まぁ、あれだ。
どうしても我慢できなかったらトリップあるし、あぼーんという手もある
464 :名無しさん@ピンキー:2005/11/03(木) 02:12:13 ID:iRokYwf9O
そうだな。2レス以上だと長いからあっち向きかもな
1レスで収めて、読みやすいのがこちら向きだな
>>139 ぐおっとじょぶ!!!!!!!!!!!!!!!!GJ!!!GJ!!!!!!!
やっぱバカップルは最高だぜ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
そういやさ…時々ある1レスコピペ系のSSってさ保管庫には登録されるの?
>>149 されないんじゃないかな?
中の人は大変だと思うけど小ネタ用のページ増設してホスィ…
>>143 転載サンクス!
子供ネタ大好きなんよオレ♪
おいレオ、950を取ったのだが
スレ立てとはどうすればいいのだ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _
'´, `ヽ '´ ヽ
|ニfノ从从リ ((ハヽ从 l .。oO(よりによって950踏んだのか…)
ル(i|;゚ -゚ノリ i、Д`;!|i)
f(つ/ ̄ ̄ ̄/ /i`i´lヾ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄(l[_ノ ̄ ̄ ̄
__ ∧_____
/次スレ早く立てろよ!
む…お前、厳しいな
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
'´, `ヽ '´ ヽ | まず、スレのきせきのサイトに行ってから
|ニfノ从从リ ((ハヽ从 l < テンプレをコピペ、そして前スレの数字と
ル(i|;゚ -゚ノリ i、ロ´#!|i) | 今のスレを確認して+1を忘れないよう…
f(つ/ ̄ ̄ ̄/ /i`i´lヾ \________________
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄(l[_ノ ̄ ̄
〜1時間後〜
どうだレオ!これなら完璧だろ!
ふっ、私にかかれば大した事ではない
む(ピキーン!)何だこの返事(レス)は?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _
'´, `ヽ '´ ヽ
|ニfノ从从リ ((ハヽ从 l .。oO(あーあ、スレの住人怒ってるよ)
ル(i|゚ ー゚ノリ i、Д` ;|i)
f(つ/ ̄ ̄ ̄/ /i`i´lヾ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄(l[_ノ ̄ ̄ ̄
__ ∧_________
>どんだけ掛かってんだよ!
>遅刻多いぞ
>>1ちゃん!
>使えねー
>>1だな!氏ねよ!
人が苦労して立ててやったのに…
レオ!こいつらは何様なんだ!!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _
バン '´, `ヽ '´ ヽ
バン∩fノ从从リ ((ハヽ从 l .。oO(乙女さん、煽られ耐性低いからなぁ)
//ミ|#゚Дノリ i、Д` ;|i)
(_ニつ/ ̄ ̄ ̄/ /i`i´lヾ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄(l[_ノ ̄ ̄ ̄
スレ立ての
>>1だ。まずは謝罪したい。
此度の件、住人の皆様に迷惑をかけた
事に関して大いに猛省すると共に今後の
活動に反映させていきたいと思う。だが、
私にも落ち度があったとは言え、口の
利き方という物があるのではないか?
姿が見えない世界だからこそ礼儀を
重んじ相手を尊重する態度が必要なの
ではないか。何より、私に氏ねと言った
人物には特に苦言を呈したいと思う。
近々、逢ってじっくりと話をしたいと…クドクド
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _
'´# `ヽ '´ ヽ
|ニf#从从リ ((ハヽ从 l .。oO(ちょwww乙女さんwwwwマジレスかよ)
ル(i|#゚ -゚ノリ i、Д` ;|i)
f(つ/ ̄ ̄ ̄/ /i`i´lヾ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄(l[_ノ ̄ ̄ ̄
〜5分後〜
まだまだネットの世界も捨てた物ではないな
心を割って話せば分かってくれるじゃないか
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _
'´, `ヽ '´ ヽ
|ニfノ从从リ ((ハヽ从 l .。oO(流石つよきすスレ、流すのも一流だな)
ル(i|^ ー^ノリ i、Д` ;|i)
f(つ/ ̄ ̄ ̄/ /i`i´lヾ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄(l[_ノ ̄ ̄ ̄
__ ∧_________
>1乙!
>乙カニ!
ところでレオ、スレ立て主に感謝するのは分かるが
なんで私の名前「乙」ばかり使うんだ?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _
'´, `ヽ '´ ヽ
|ニfノ从从リ ((ハヽ从 l
ル(i|゚ ー゚ノリ i、Д` ;|i) <みんな乙女さんに感謝してるんだよ
f(つ/ ̄ ̄ ̄/ /i`i´lヾ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄(l[_ノ ̄ ̄ ̄
__ ∧_________
>乙ンデレ !
>乙っと勘違いすんじゃねーぞ、ボケ
>いいかジャリ坊ども、乙ってのはこうやるんだぞ
>そうよねぇ。わたしがオトコでも絶対
>>1乙だもん
>ナイスブルマ!
一仕事したら腹が減ったな
レオ、ちょっと待ってろ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ _
'´ `ヽ '´, `ヽ
i ソノリ从リ |ニfノ从从リ
`(リ ゚ ‐゚ノ <……… ル(リ゚ ー゚ノリ
/ ̄ ̄ ̄/ / i`i´lヾ ))) ⊂)公iつ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄i、_](l[_ノ ̄ ̄ ̄ く/_|j〉
))) 〈_jノ
よし!今の内に俺も参加だ!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_
'´ `ヽ≡
. ∩i ソノリ从リ ≡ササッ
ミ`(リ゚ ∀゚ノ ≡
ミつ/ ̄ ̄ ̄/
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__ ∧____
乙パイ!乙パイ!
. ..:::::.V. .
...::::::λ:::::...
. .:::)V ソ):::...
_ . ::(;:ノ _ (ノ):::
ピタ '´ `ヽ . ::ソ '´ `ヽ(:::
. ∩i ソノリ从リ . :::) 〈((从fニ i ):.
`(リ; ゚ д゚ノ .:( li、ー゚#ノ) :
./ i/ ̄ ̄ ̄/ ヽ {(てと)}ノ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ f_,ll_j
__ ∧____ じラ
乙パ…
体力が有り余ってるようだな
よし、お姉ちゃんと遊ぼうか
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_
_ '´, `ヽ
'´ ヽ |ニfノ从从リ
いや、今日は塾が…> ((ハヽ从 l ル(リ゚ ー゚ノリ
i、дT ;|i) /⊂li公i〉
ズルズル {〓〓}~~´ f_,ll_j
(;;⌒);;⌒))=- (|二二ソ )))〈_jノ
__ ∧____________
なに、遠慮する事はないぞレオ
お姉ちゃんがたっぷり可愛がってやる
\いちゃつき、いいな…
|_,  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ |
| ヾ サァレオ,カクゴハイイカ>. |
|)リ从)〉 .|
|[゚]-ノi ウソヲツコウトシタブンモサービスダ> |
⊂il) |
||j| チョッ!オトメサン!ドコサワッテンノ!!>|
|ノ |
イヤーーーオトメサンニオカサレルー!!> |
|
お粗末さまでした
159 :
名無しさん@初回限定:2005/11/03(木) 08:48:02 ID:59VdZjyE0
乙女さん、朝から笑わせていただきました。
WTさん、こんなAA劇場もまとめてください。
向こうで言え
のまのま言え
最近つよきす手に入れた漏れが着ましたよ〜。
>>147>>149-150 コピペのSS(というか他のスレで投下されたもの)は保管庫には入れないつもりです。
逆にこちらに投下されたものは長編だろうと短編だろうとシリアスだろうとギャグだろうと
今までと同じように保管庫行きにするつもり。
ま、スレそのもののミラーは取っているのでこちらにコピペすることで
自動的に保存はされますけどね。
AAは見かけたものを手当たり次第回収していますが。
,,,_,__..-:'´`丶、、_
,∠‐‐-、_ `丶、` 、`丶
_.:'´ "`丶,,,,,,,>、,,,, !、
,∠..‐‐‐‐‐‐-y-‐'´/ '''''´´´ ̄`、
,/;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; , :'´ ´´/ /`ド´´''''''''丶
,/;;;;;;;;;;;;;;;.,.:''´ / - - / / ./ /、| | /` 、` |
`!,;;;;;;;;;;;;.:''´| // | i / / /,/ミ| |///,| i |
|,;;;;;;;;;i´ | /|、 | |// / / / ,| ´´´丶| l |
.|,;`、;;;| ||/ .| `丶 | i || |_/」|__|_ `、| l .|
|,;;;;`、| |.| |l, ,.'⌒| .l || |;,|,,,,,|_N| ̄'''''´ 、 l | |`、 .|
|,;;;;;;;;|.|| .|`l ' ,| l |'ヾ|-';;;;:フヽ、 V || | | |
|,;;;;;;;;|.|_.:'`、` ` |.l .l || ´""'''' ,二、! || | .|`、 | こんな時くらい、ありのままに・・・
|,_;;;;;;;!;;;;;_.:'´ `、 |.l .l | ////// |;;/i | /|.|/ | |
>>162、乙〜
|`丶-:'´./;;;` |l l | ヽ`l |// /
/ .| | ./;;;;;ハ || l | ´ /i |
/ | .| /;;;;;| |`、 || l | ‐‐- / l .|
./ .| .| /;;;;;;| .| 、|| li .| ´ / .l | |
./ / | |/;;;;;;| .| ./|.| | l |ヽ.、┌‐´‐‐‐ 、|.|| |
|/|./ || /;;;;;;;|∠´´/ ||| | l | / `| rノ `丶、
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
死
通
N
A
G
O
M
I
なごみママ scene2「小さな俺、未来のあたし」
「パパ、ほら!きょうのさんすうのテスト、96てんだったんだよ!!」
「おっ、凄いじゃないか!」
「パパがほのかのおべんきょうみてくれたおかげだよっ」
「いや、ほのかが頑張ったからこんなにいい点が取れたんだろ?偉いぞ、よしよし」
「えへへっ…やったぁ」
(………ほのか、最近なごみによく似てきたなぁ…わが娘ながらメチャクチャ可愛い)
「ママ、おさらあらいおわったね」
「ええ。吼太が手伝ってくれたおかげで、早く終わったのよ。ありがとう」
「ねぇママ、あしたのあさ、ともだちといっしょにサッカーいってもいい?」
「…いいわよ。でもちゃんと今日のうちに宿題もやっておくように。わかった?」
「うん!!」
(ふふ…吼太ったらとっても素直…あの人によく似てきたなぁ…)
「ふぅ、今日もお疲れ様、なごみ」
「あなたこそ。…あたし今、とっても幸せなんです」
「…俺も今、そんなこと考えてた。色々と忙しいけど、子供たちのおかげで辛くはないな」
「そうですね…。それじゃ、おやすみなさい、あなた…」
「おやすみ、なごみ…」
(じーーーーーーーーっ…)
「「!?」」
「またチューしてる〜」
「パパとママ、なかよしね」
「なっ、い、いつから見てたんだ?」
「こ、こらっ!早く寝なさい!!」
「「はーい」」
※本スレでは子供に名前がついてると嫌がる人がいるので今度からこちらに書きます。
姫ネタ全然書いてないなぁ…
フライ級のボクサーのかわす身の早さで乙と言うぜ!
名前がついてると嫌がる人はここでもいるが、俺はなんでもOK。
ちなみに名前の議論はSSスレの前スレでも既出。
子供の名前はいっそ、ゲーム本編でレオ自身が上げてる良牙とモエミじゃ駄目なのかw
まぁ、姫ルート限定の発言だし、良牙はともかくモエミは明らかに冗談臭いけど
>>169 よく考えると、なごみんがお子様キャラだったんだな。
>>166 GJ!ぐっ!!じょぶ!!!
やっぱ夫婦&子供ネタはいつ見てもいいや〜♪
こんな家庭を築きたいもんだね。
>>170 ほのかはベストネーミングだと思うぞ。
のどか→なごみ→ほのか、完璧じゃないか。
>>172 同意
男の子のほうはレオ=ライオンからかね?
174 :
170:2005/11/03(木) 23:44:59 ID:nGt5EpDg0
>>172 いや、別にネーミングに文句があるわけじゃないよw
ただ、子供の名前で揉めるくらいなら本編に一応出てきたのを使う方がまだ文句出ないかなー、と
思っただけだから
>>166 作品はGJなのだが、なごみがレオに萌えたポイントは「素直さ」
より「忍耐強さ」だったような気がするがw
レオはなごみのいいところは「かわいいところ」と断言してるから「ほのか」
の「えへへ」とかぶって当然だが
>>174 まぁ誰も文句言ってないし、いいじゃん。( ´∀`)σ)Д`)
ほのかちゃん大人気な件
179 :
区区:2005/11/04(金) 00:13:56 ID:0JqeRAzv0
そのうち小説載せます
楽しみにしてくださいね〜
>>170の言うことも分かる。
共通項としてある程度の同意がないと、違和感を訴えるヤツが出てくるのは事実だし、
その場合、共通項はバイブルに依拠したほうが安全。
しかし、
>>170のネーミングはあくまで「エリカルートでの名前」と考えるのもありかと。
「ほのか」は、なごみんルートの時の子どもとして定着しそうな感はあるね。
カニルートの子どもは、また別の名前でもいいんでないかに
カニの子供は2005年度名前ランキング上位の名前からカニの子らしいのを選べばいいんじゃないかに?
レオカニの子供、女の子のほうはまひるなんていいと思うな。
それじゃあ男の子は金太か。
微妙な・・・
確かに…
なんて言うと思ったかに?w
カニの子は「もめん」とかw
でよっぴーの子は「エビ」
乙女さんは「漢太」と「撫子」
どうよ!?
185 :
170:2005/11/04(金) 01:11:56 ID:S838Zf8q0
・・・なんか、やらんでもいい議論を起こしてしまった気がするorz
ぶっちゃけ、申し訳ない
186 :
184:2005/11/04(金) 01:12:14 ID:x6p9brbA0
まじめに考えてみた
なごみん→「ほのか」「吼太」
姫「モエミ」「良牙」
カニ「もめん」「スバル」
乙女「撫子」「気合」
よっぴー「よつば」「獅子(ライス)」
祈「憩」「流」
豆花「矛槍(ほこり)」「ヌンチャク」
マナ「黒子」「空気」
くー「空」「略」
なんかDQN並のネーミングセンスだなorz
なごみんジュニアはピッタリだと思います
そして聖域には乙女の代わりにスバルの知らぬ新しい住人がふたり。レオときぬの二児だった。
スバルは、名前はなんていうんだ? とありきたりな問いをかける。
「対馬サメ! 4さい!」
「対馬カニ! みっつ!」
明るいふたりの答えにスバルはあんぐり口を開けた。
「マジかよ!?(゚Д゚;) オイ親ども! なに考えてんだ!」
「ん? 対馬ファミリー由来の名前のなにがいけねーんだ?」
きぬが気にしたふうもなく言い返して。
「……やっぱフカヒレ由来はまずかったか?」
「いや、スバルみたいにヘタにカッコイイ名前だったらそれはそれで子供嫌がりそうだし」
レオもあっさりと同意した。
「オレが自分の名前嫌いだったのは名付けた人間が嫌いだったからであって名前の意味そのものじゃねーよ! つーかきぬ、お前だって自分の名前嫌がってただろうが! なんでその教訓が子に生かされてねえんだよ!」
「ちょっと待て! 俺からとった名前のなにが不満なんだよ! ほんとはシャークってつけたかったんだぞ!」
「テメーの子じゃねえだろ!」
>>91-96.
>>100-103.
>>109 ありがとう。
>>104 もらい泣きしてくれたのならこれ以上の誉め言葉はありません
>>108 最多GJ賞ゲッツ ほんとに最多なのかは知らんけどw
名前議論なんて結論でないからほどほどにきりあげようぜ。
ぶっちゃけ名前なんて、これじゃないと駄目ってのは決めずに
作者ごとに自分の描いたイメージに合ったものを付ければそれで良いと思う俺ガイル
ぶっちゃけると公式で出てないものは名前にしても、あとは肉親的なキャラにしても多かれ少なかれ厨臭く見えてしまうもんです。
仕方ないから名前を出さない様に書ける工夫をするか、日本の伝統にのっとる形で太郎と花子とかで統一すればいいんじゃないかと。
>>188 ワロスってかヤバスwww
とりかえしつかねーwww
まぁ名前議論については
>>189の言った通りだとオモ。
別にスレでデフォルト決めたりしないで全部作者さんに任せるって事で。
書き手のセンスもより問われる様になるからさらに面白くなると思うよ。
料理、辛いもの好き、声優、と共通点のある
ねーたんとなごみのコラボSSキボン。
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
|ω・`) コソーリ SSトウカシテモ ダイジョウブカナ…
放課後の竜宮でいつもの生徒会活動。
ただし、今日はオレと椰子以外、誰も来る気配がない。
「今日は誰も来ないなー」
「……先輩、二人っきりだからって変なことしようとか考えないでくださいね」
「しないって、紳士だよボクは」
「しないんですか」
「しません!」
「……」
「……な、なんでにらむんだよ」
「別に」
「おかしなやつだな」
「先輩ほどじゃありません」
「オレのどこがおかしいんだよ」
「全て」
「全てかよ!」
「ククク」
「笑わないでください、傷つくから」
「笑ったら喉が渇きました。お茶でも入れてください」
「フォローなしかい。つうか、なんでオレが」
「さっきから暇そうにしているじゃないですか」
「そういう椰子は忙しいのか?」
「見てわかりませんか? さっきから会計の仕事をしているんですけど」
「はいはい、わかりましたよ。ついでにお茶菓子がないかさがしてみるか」
「そ、それなら私が、今日はお菓子を作っ「あーつかれたー!」
「あ、姫」
「…………お姫様」
「対馬くーん、お茶入れてー」
「またそんな格好でソファに座って。オヤジくさいぞ、姫」
「いーじゃないこれくらい。それよりお茶ー」
「はいはい」
「……」
「ほい、お待たせ」
「あつっ! 舌を火傷しちゃうじゃない、入れ直し!」
「んーぬるくしたつもりなんだけどなー。じゃあ、ほいっと」
冷凍庫から取り出した氷を投入。
「こら、だからって氷入れるバカがどこに入れるのよ!」
「ダメ?」
「ダメに決まってるでしょ」
「でも麦茶なら氷入れるよね。あれはいーよねー」
「ん、そう言われるとそうね……これも案外いける、かしら?」
「……なーんて言う訳ないでしょ。い・れ・な・お・し・な・さ・い」
「やれやれ」
「あーエーリカ、ここにいやがったか」
「あ、土永さん」
「祈が文化祭の準備で相談したいことがあるから、ちょっと来てほしい、とよ」
「ふぅ、今日はゆっくり休んでいる暇もないのね」
「やれやれ、姫も大変だねぇ」
「……」
「ああ、遅くなったけど、お茶をどうぞ」
「……」
「どうした椰子、さっきから黙ったままで」
「……犬」
「は?」
「先輩って犬みたいですね」
「なぬ?」
「さっきの先輩の行動を見ているとそうとしか思えないです」
「バカいうな」
「お姫様のためにせかせか働いて、嬉しそうに尻尾ふっちゃって」
「尻尾なんかふっていません」
「顔がニヤけてましたよ、気持ち悪い」
「そ、そんなにニヤけてなんかない……た、たぶん」
「レオなんて名前の割には行動は犬としか思えない。完全に名前負けしてますね」
「くっ、なんだよ、今日はやけに絡むじゃないか」
「そうですか?」
「そうだよ!」
「……」
「……」
支援
「先輩、お手」
「するわけないだろ」
「へぇ〜。じゃあ、これならどうです?」
そういって、椰子は自分の手の平に鞄から取り出したお菓子の包みを乗せた。
フッ、そんな手にひっかかるのはカニくらいのもんだぞ。
ん〜でもおいしそうな香りがするなぁ〜。
「わん」
「やっぱり犬ですね」
「なぜだ、身体が勝手に!」
気がついたら、椰子の手の上のお菓子を手にしていた。
その姿はまさにご主人様にお手をする犬のよう。
「よしよし、おかわり」
反対の手の平にお菓子の包みを乗せる椰子。
そう何度も同じ手にひっかからないってばよ!
「わんわん!」
「クククク」
「ま、また身体が勝手に!」
「これからは犬チック先輩とでも呼びましょうか?」
「ゔー」
「うなる姿も犬みたいでかわいいですよ、犬チック先輩」
「じゃ、じゃあ髪型変えて花見に連れ出したら椰子もドキッとする? 惚れ直す?」
「はぁ? 自惚れないでください。誰が誰に惚れているんですか」
「ご、ごめんなさい」
「別に髪型を変えたりしなくても、今のままでも……」
「ん? なんか言ったか?」
「別に何も」
「そっか。髪っていえば、そろそろカニに切ってもらうかなー」
「なんでそこで甲殻類が出てくるんです?」
「あいつ、おバカだけど手先が器用で結構センスいいから、昔っからあいつに切ってもらってるんだよ」
「……昔から……そうですか」
なんだ、椰子のやつ、いきなり元気なくなったぞ。腹でも痛いのかな。
あ、まさかカニの話題出したせいか? やれやれ、なんでこんなに仲が悪いかなぁ。
「そんなことより……」
「ん?」
「お菓子……食べないんですか」
「あ、ああ。そうだな食べるとするか」
「……」
「あれ? なぁ、これってもしかして椰子の手作り?」
「か、勘違いしないでください!
ただちょっと家でお菓子を作り過ぎちゃっただけです」
「ふーん、その割に結構気合入った包装がしてあったけど……」
「文句があるなら食べなくていいですよ」
「そんなに睨むなよ、誰もそんなこと言ってないだろ。どれどれ……ん……うまーい!」
「!」
「いや、ホント美味いよ」
「そ、そうですか。おいしいですか」
「椰子は料理だけじゃなくて、お菓子作りもすごいんだなぁ」
「それより、まだ余っていますから、食べちゃっていいですよ」
「マジか! いただきまーす」
「ふふっ」
「あー、またがっつく姿が犬みたいだとか思ってるんだろー」
「わかりますか」
「わかるって」
「………………わかってないです」
「ん、なんか言った?」
「別に何も!」
「おかしなやつ」
「先輩ほどじゃないですよ!」
202 :
194:2005/11/04(金) 23:08:56 ID:ccabQgyg0
オチっていうオチがなくてすまぬ。
トレーニング後のハイテンションに身を任せてやってしまった。
でも、もう後悔はしない。ツンデレ野良猫のにゃごみがお腹をなでさせてくれるまで。
あ、前々スレになるけど「最高の被写体」にGJ言ってくれた人、ありがと!じゃ!ノシ
>>194 おもしれー。いいよー。GJ
「ンデ」なごみ大好き。続きが欲しい。
>>194GJだ!
なごみんサイコー
こういうなごみん描かれてなかったからなぁ…
こういうのあったらさらに萌えたかも
>>194GJ
ますますなごみんが好きになってきた一体どうしてくれるんだ!
責任取ってよね
なごみママ scene3「Everlasting love」
「「おばあちゃん、こんばんはー」」
「あら〜、その声は吼太ちゃんに、ほのかちゃんね〜」
「のどかさん、急に押しかけてすみません」
「いいのよ〜、ありがとう。4人とも元気そうね〜」
「母さんも元気そうで何より」
「私もおばあちゃんって呼ばれるようになったけど、まだまだ元気よ〜」
「あはは…すみません」
「あらあら、謝ることなんてないわ〜。とっても嬉しいんだから〜。
あんなに小さかったなごみちゃんが、お母さんになるのを見ることができたんだもの〜。
と〜っても感謝しているわ〜。」
「母さん…」
「ねぇねぇ、おばあちゃん。ここにかざってあるおはな、きれいだね」
「あら〜、ほのかちゃん、よく気がついたわね〜。これは、麦藁菊っていうのよ〜」
「むぎわらぎく?」
「そうよ、吼太ちゃん。このお花はあなた達のママの誕生花…お誕生日のためのお花なの」
「「そうなんだ〜」」
「お花にはね〜、『花言葉』っていう特別な意味があるの。このお花の花言葉は『不滅の愛』」
「!」
「ママはず〜っと、パパや吼太ちゃん、ほのかちゃんがだ〜い好きってことなのよ〜」
「か、母さん…」
「今日は子供たち、のどかさんと会えたのがすごく嬉しかったみたいだな」
「ええ。帰り際は、もっと一緒にいるって泣いてましたからね。…あなた」
「ん?」
「母さんが言っていた通りです。私の誕生花の花言葉は『不滅の愛』。
私はこれからもずっと、吼太、ほのか…そしてあなたに、絶えず愛情を注ぎます」
「なごみ…」
「愛しています、あなた…」
なごみの誕生花を調べたらすごくいい意味を持っていたので、
のどかさんに解説させたくなってしまいました。天王寺ゴメン
gj
>>206 のどかさん、泣かせてくれるじゃね〜か!!
彼女も立派な「お母さん」だったんだなぁ
母は強し!だな…
すまん、言ってみたかっただけw
>>207GJ!
>>194 GJ!
ふふ…なごみんめ本当の犬は自分だとも知らず…( ̄ー ̄ )ニヤリ
>>207 あぁ…いつ見てもこういうのはいいなぁ。
心が温まるよ。
あたしには、分かる。
センパイはあたしのことが好き。
でも、絶対にそうとは言ってくれない。
「つきあってくれ」
たったそれだけの七文字を口に出してはくれない。
たぶん、断られるのが怖いのだろう。
いかにも、あたしは断りそうに見えるのだろう。
それは、あたしにも責任がある。
今までさんざん、センパイにはつらくあたってきたのだから。
だけど、たったの七文字なのに。
いくら「椰子なごみは絶対に俺を拒絶する」と感じていたとしても、そんなの、言ってみなくちゃわからないのに。
センパイの意気地なし。
イライラする。
殺意すら感じる。
いつも遠くからあたしのことを見つめているくせに、あたしが目を合わそうとすると途端に顔を赤らめて目を背けてしまう。
あたしが必死の勇気を振り絞ってデートに誘おうとしていると、必ずカニやお姫様や佐藤先輩の横槍が入って、気づいてみるとセンパイはみんなのおもちゃにされている。
そんなセンパイも可愛いけれど、やっぱりあたしは、センパイには毅然としていて欲しい。
「俺には椰子がいるから」
ときっぱり断って欲しい。
だけど、センパイはいつまでたってもお姫様の誘惑には勝てないらしい。
カニや佐藤先輩の露骨な好意には鈍感で、まるで気づいていないらしいので、その点は安心だけれど、お姫様がたまに持ってくるベルギーチョコには犬のようにとびついている。
確かに、あのチョコはおいしいんだけど・・・チョコくらい、あたしがもっとおいしいのを作ってあげるのに。
情けないセンパイ。
最近、椰子の俺を見る目がいつになく激しい。
殺気すら感じる。
武道祭が終わって、椰子の手作り弁当を食うようになって、松笠開国祭のカレー修行が終わって、二人で海に行って・・・
そのあたりまでは、比較的順調だったと思う。
なんとなく気になる椰子の面倒を見てやってるうちに、ふとした拍子に椰子が俺にキスをした。
まるでヘッドバッドみたいだったけど、確かにあれはキスだった。
正直、めちゃめちゃ嬉しかった。
あそこまで頑なに俺を拒否していた椰子が、どこかで俺を認めてくれていたんだと思えた。
しかし・・・
どうやらそれも思い過ごしだったかもしれない。
椰子の表情は読みやすい。
間違えっこない。
最近の椰子は、俺に明らかにイラ立っている。
二人っきりになると、思わず目をそらしてしまうほど物凄いガンをとばしてくるので、なるべくカニや佐藤さんに間に入ってもらうようにしているが、それがまた、椰子をイラ立たせるらしい。
どうにも対処のしようがない。
「センパイ、こんな公園で何してるんですか? もう暗いのに」
「げ、椰子・・・(いかん、こいつのこと考えてでボーっとしてたら、いつの間にか目の前にいやがる)」
「ちょっと、何で逃げようとしてるんですか?」
「逃げようとなんて・・・そんなつもりは・・・」
「でも、何かあたしを避けてますよね、センパイ」
「いや、別に・・・その・・・」
「何ですか? はっきり言ってください。っていうか、ウチに来ませんか? ちょっと色々聞きたいことがあるんです。幸い、今日は母が出かけて家にいませんし。」
「く・・・・拉致る気か・・・」
「何か言いましたか、センパイ」
「いや、なんでもない。(どうしよう、隙をみて逃げなくては・・・と言ってる間に花屋についてしまったぞ)」
「どうぞ」
「いや、その・・・」
「・・・入れよ」
「え? え?」
「入ってください、センパイ」
「う・・・(ダメだ、逃げられねー)」
「ここ、あたしの部屋です。センパイ」
「う・・・」
「座って・・・はい、目をあげて、ちゃんとこっちを向いてください」
「・・・・(何て恨みがましい目をしてるんだ・・・俺が何かしたか?)」
「・・・・」
「(んんん? 椰子、まさか泣いて・・・?)」
「セン・・・・パイ・・・・う・・・ぐぐ・・・う・・・・」
「(いや、その、突然抱き倒されて泣かれても)」
「う・・・・うぇーーーん・・・・・」
「(ちょwwwwおまwwww)」
支援
>>194に触発されて裏設定を考えてたら、なんか微妙に違うものになってしまった。
せっかく支援してもらったのにオチらしいオチがなくてすまないw
無念ナリ orz
>>218 GJ!!
なごみん
か…か…か…!!!
>>217 GJ!! オチ無くてもこれはこれで良いじゃないか(^Д^)
>>218 おまいの「支援」の気持ちに乾杯だぜ。
あれから2時間以上、俺たちは無言のまま抱き合っていた。
聞こえるのは椰子のすすり泣く声ばかり。
何の説明もない。
ただ、椰子が俺を抱きしめるその力強さが、彼女の純真を示しているばかりだ。
彼女の熱い涙が、何かここ最近、俺たちの間に生じていた誤解をきれいに溶かしていった。
そして今、椰子は俺の胸で泣き疲れて眠っている。
綺麗な黒髪をなでさすってやると、椰子はくぅーんと甘えた声を出した。
椰子が目を覚ましたら、ちゃんとこちらからつきあってくれと言わないとな。
なんだか椰子を無駄に待たせていたようで、申し訳ない。
俺はコジョーナシだ。
やっぱり、自分を鍛え直す必要がありそうだ。
>>218 無理に締めまでもっていったが、やっぱりオチは作れねー。
スバルがいないと、レオは凡人だわ・・・。
× 俺はコジョーナシだ。
○ 俺はコンジョーナシだ。
>>221 GJ
まぁ、よっぴールートとか見る限り、レオは極限状況なら
1人でも頑張れそうな気がする。
このスレでは全欧米が泣いてる。
日本は?
226 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:28:23 ID:usXWOgvE0
俺、対馬レオ。
その時のテンションに流されるなんて愚かな事であって、まったくくだらない。
そう思っていた時期が俺にもありました…。
しかし今の俺はそうは思わない。
人間にはここぞ、という時に勢いにまかせる必要があるのだ。
ただ諦めてるだけなんて「いいんだ、俺には二次元があるから」言ってるフカヒレ発言と
変わらない。
俺はここ数ヶ月の様々な経験を通じて学んだ。
武闘祭での特訓と激戦、親友と初めてしたマジ喧嘩、頑なな後輩の心を開き、憧れるだけ
だったあの娘へ自分をぶつけて、同級生の心の闇と向き合った。
脱童貞ってのも大きいが、それはまあ置いておく。
レオ 「俺は俺の成し遂げたい事を見つけ、精一杯挑戦していく事に決めたんだ」
やはり人間とことん突っ走れば、結果はついてくるのだ。
それは悪い方向に転がる事もあるが、良い事だって限りない。
一同 『何が、成し遂げたい事だっっっ』
で。
つまり。
今はその悪い方に転がり込んでいるという事だろう。
俺はそんな事を考えながら、後頭部からの衝撃に意識が薄らいでいった。
227 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:29:57 ID:usXWOgvE0
乙女 「(蹴り倒して)…まったく、姉として実に情けない限りだ」
きぬ 「んだよっ、このボクがいればじゅーぶんじゃねーかっ」
エリカ「はぁ…。つまり、ここにいる全員と『そういう』事になってたわけね」
なごみ「私以外の人とも会いに行ってる事は気付いてたけど……センパイ(ぎゅっ)」
よっぴー「……(ぶちっ)」
きぬ 「うわ、スッゲェ……無言でレオの体操着ねじ切ったっ」
エリカ「とりあえず、皆それぞれの対馬君とのエピソードについて、確認してみない?」
なごみ「エピソード?」
エリカ「例えばなごみんが『わたしのーせんぱいにーさわるにゃー』とか言うようになるまでの話よ」
なごみ「………!!」
乙女 「い、言う必要があるのか?」
エリカ「あら?怖気づくなんて乙女先輩らしくもない。
あくまでも状況確認よ。事情が分からなければレオを裁くにしろ、情状酌量を汲むにしろ、
情報は多いにこした事はないわ」
乙女 「む……それならばやむを得ないな。
では、怖気づいてなどいない私から最初に言おう」
(各自個別エピソード説明中。本編と異ならざるを得ないポイントは各自補完願います)
しえん
229 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:34:54 ID:usXWOgvE0
エリカ「はーい、お疲れさま。中々楽しい話だったわ。
ほら、よっぴー。レオとの無理心中はダメよ」
乙女 「一応、それぞれの相手と真剣に向き合ってはいるようだが…
節操が無さ過ぎる。性根から鍛え直す必要があるな」
きぬ 「レオの野郎…人ん時はさんざんヘタレを発揮しやがったのに
姫の前だと一気に下僕兼ナイトかよっ
『レオのあだ名ナイト』って授業中に紙まわしてやる!」
エリカ「そりゃ、ハッスル君とも呼ばれるわけよねー。ハッスルし過ぎ」
きぬ 「それにしても、おいココナッツ!オメーの話はまったく情けねーなっ
泊まる所がなかったから、レオんちに目ぇつけたってか?
ま、レオはあれで優しいからな。どーせ、同情して流されただけだぜっ」
なごみ「黙れ、甲殻類が……」
きぬ 「その点ボクなんて、親友との三角関係の中、拳で勝ち取られた愛だもんね
ボロボロになってまでボクのところに来たレオの顔を見せてやりたかったね!」
なごみ「ふん………どうだか。
どちらかと言うと、両方からの譲り合いと余計な善意のタマモノじゃないのか?」
きぬ 「んだよっ?」
なごみ「センパイもお前を伊達先輩に譲ろうとしていたって話しだろう。
でも、お前は日頃からセンパイにベタベタし過ぎてたからな。
伊達先輩が見かねて気を利かせてしまったんだろう。センパイには迷惑な話だ」
きぬ 「なぁんだぁとーーーっ!?テメーココナッツ、決着つけてやろーじゃねーかっ」
なごみ「ふん、相手してやろう」
230 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:40:10 ID:usXWOgvE0
よっぴー「でも、まさか鉄先輩がそんな事になるなんて、正直意外です」
乙女 「ん……そうか?私だって十代のうら若き『乙女』だぞ。
まあ、れ、恋愛の一つくらいするさ」
よっぴー「いえ、同居している男性と交際した上でただれた不純異性交遊を繰り広げるなんて。
鉄先輩はもう少しけじめのある風紀委員長かと思ってました。
それに鉄先輩は嘘が嫌いでしたけど、従兄弟と同居しているという理由で学校に届けているにも関わらずに
現在の状況って、限りなく嘘に近いと思いません?」
乙女 「!…いや、しかし…それはだな…」
よっぴー「もちろん、嘘をつき続けるのかレオ君との関係を諦めるかは鉄先輩の自由だとは思うんですけど。
このまま自分にも嘘をついている状態は辛いだろうな、って心配しちゃいます。
それならいっそ……」
エリカ「はいはい、よっぴー。今日はブラック進み過ぎだからちょっと抑えてね」
そんな事よりも、今糾弾すべきはレオなんじゃないかしら?」
きぬ 「そー、それだよっ」
エリカ「ここにある一級品の胸を、好きな時に好き放題揉みまくっていたなんて…
私でさえ色々手をまわさないと揉めないのに!」
きぬ 「そっちかよっ!」
エリカ「それと、今までの話を聞いてて気になったんだけど
ここにいる皆はレオに処女をささげたんでしょ?」
一同 「……(一同無言で頷く)」
エリカ「レオの童貞貰った人って、いる?」
一同 「……!」
エリカ「ふぅ、やっぱりね。あ、ちなみに私でもないわよ」
きぬ 「おい姫待っちくり
でもこいつ、ついこないだまでフカヒレと清い身体を罵り合ってたんだぜ?」
エリカ「そ。つまりごく最近、さらに私たち以外の誰かと関係してる、って事じゃない?」
よっぴー「……(ばきっ)」
きぬ 「うわ、またまたスッゲェ!今度は机をっ!?」
祈 「……(美味しい童貞でしたわー)」(物陰にひそむ祈)
231 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:41:40 ID:usXWOgvE0
乙女 「ここからの事情は本人の口から直接聞こう」
なごみ「センパイは、鉄先輩の蹴りでさっきから気絶したままです……
加減が足りなかったんじゃないですか?(きっ)」
きぬ 「へっ、ヤケに優しい事言うようになってんじゃんよ
レオにゴマするんだったら、起きてからにするこったなっ」
なごみ「なんだと……潰すぞ」
乙女 「心配するな、ツボを押せばちゃんと目覚めるように……レオはどこ行った?」
エリカ「え?今よっぴーが介抱するって…」
よっぴー「水を飲ませてみましょう(ずるずる)」
エリカ「よっぴー?」
(ざぶんっ)
よっぴー「あら大変。中庭の池って、思ったより深かったのね。クスクス…
……大丈夫、私もすぐに後を追うから……」
きぬ 「うお、さすがにヤバイって!シャレにならねーよっ」
(乙女、救出する)
乙女 「ふむ………だいぶ水を飲んでいるな。処置が必要だぞ。
…佐藤、気持ちはわかるが短慮は良くない」
きぬ 「しゅーがねーな、このボクがちょっくら人工呼吸してやんよ」
よっぴー「それなら私が……」
一同 『いやよっぴーはいいから』
乙女 「…こほん、ここは姉である私がやろう」
きぬ 「あっ、乙女さんズリーッ」
乙女 「(レオの腹に手をあて)…………破っ!」
レオ 「げぶぅぉっっ!!!」
エリカ「…ああ、乙女センパイならそんなトコだとは思ったわ」
232 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:43:20 ID:usXWOgvE0
レオ 「………げほっ、ごほっ」
乙女 「目が覚めたか」
なごみ「センパイ!」
レオ 「…あれ、乙女姉さんになごみ……皆も。一体何が……?
…………。
………。
……!?(思い出した)
ま、待ってくれ、これには事情が……」
エリカ「(にっこり)ええ、是非ともその辺を聞きたいのよね
もちろん、この私をこれ以上コケにした答えは許されないわよ?」
レオ 「………………」
乙女 「まったくお前は乙女の純情を何だと思っているんだ?
私はお姉ちゃんだからな。責任の取り方というものをたっぷり教えてやるぞ」
レオ 「………………」
きぬ 「ンマーレオも一生に一度しかないモテ期だったから調子のっちまったんだよな?本当はボク一筋なんだろ?
ほら、みんなにも正直に言ってやれって」
レオ 「………………」
なごみ「私は先輩について行きます……信じてますから」
レオ 「………………」
よっぴー「対馬君は……私の事を裏切らないって言ったよね?
他の人との事は全部遊びなんだよね?」
レオ 「………………」
祈 「いじめは、ありません」(ひっそり去る)
233 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:44:56 ID:usXWOgvE0
正直、そこからの細かい記憶はあまりない。
結論から言おう。俺の命は助かった。
一ヶ月が経った今、むしろすべての状態が好転したと言えるかもしれない。
つまり俺のハーレム作戦は見事に………成功した。
元々俺に好意を持ってる人達が多いのだ。
レオ 「誰かを一人選ぶなんてことできない。
しかし全員と、他のどんな男よりも真剣に付き合ってやる!」
こんな発言をした直後は、まさか自分でも命を拾えるなんて思ってなかったが。
エリカ「へぇ…面白いじゃない
仮にそんな発言をする人がいるのなら、この世で私しかいないと思ってたのに」
エリカなんかはこの発言を挑発的な視線で受け止めた。
「乙女センパイが中々攻略できないでいたから、良い材料とも言えるわ」
微妙に別の思惑も混じってる感もある。
ハーレム建設もそうだし、将来の人材確保のつもりもあるんだろうか。
きぬ 「ここでレオの熱血モードかよっ…使いどころ間違ってんじゃね?
……それにしても、他は巨乳系ばっか。
なんかムカツキますね、容赦なくいくぜ−っ」
きぬは文句を言いながらも、苦笑してくれて。
そして直後に嫉妬丸出しにクビを締めてきた。
納得したというより、幼馴染としてこれ以上何を言っても無駄な事を知っているのだ。
そうしたら後はいつもの俺らの関係だ。
じゃれ合い上等どこにでもいるバカップルだ。
234 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:47:01 ID:usXWOgvE0
なごみ「私は他の人がどうあろうと、変わりません。
ずっと、センパイのそばにいたいです」
なごみはあくまでも純粋な目を向けてくれた。実は心が一番痛んだり。
もともとある程度気付いていて、怒りよりもむしろ不安が専攻していたらしい。
今回の暴露で「自分の落ち度からセンパイが不満に思ってる」わけではない事がはっきりして安心したとのこと。
心配したとおり悪い男に騙されるタチのようだ………俺は悪い男じゃないデスヨ?
絶対幸せにしないといけない。うん。
乙女 「どうやらもう何を言っても無駄なようだな。
方向性は間違っているが、その覇気は大事なものだ。
…………なんて言うと思ったか!!」
乙女姉さんからはいつもよりも鋭いローキックをもらった。
でも一度激しい体罰と説教をしたら、それ以降は許してくれるのが乙女姉さんなのだ。
「さあ、好きな方の腕を選べ」「……」体罰と説教はまだ続きそうだった。「足でもいいぞ?」
よっぴー「レオ君……」
目が洒落にならなく怖い。どうしよう。
最初はここでバッドENDかと思ったが、何故か良美も思い直してくれた。
「……出来てしまえば……穴を開けておいて」あらぬ方を見つめ、ぶつぶつ何か呟き始めている。
最近ようやく精神の均衡が保てるようになりつつあった良美だけに、全面的に俺のせいだが絶対に何とかしてやろうと改めて思う。
まずはエッチしまくろう。
235 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:49:05 ID:usXWOgvE0
もちろん、今回の件以降求められた努力は並々ならぬものだった。
各恋人の中を分刻みのスケジュールで立ち回り、見事に各恋人のハートを射止め直してきた。
そして、見事全員とお付き合いを続ける均衡を気付き上げたのである。
運がよかった事も何度もあった。
同じ事をやれと言われても、もうできない。
つまりこれは、奇跡。
俺のこまめな努力と偶然、そして情熱が呼びおこした本当の奇跡なのである。
ついでに、鎌倉観光をした際に知り合った男性から貰った助言も多いに役立った。
彼はなんでも8人+αとくんずほぐれつな王様ライフらしい。
俺の場合は王様、という感じはあまりしないかもしれない。
あくまで恋人が複数という感じか。
目が覚める。
レオ 「ふー、少し寝てたか」
ぱっ、と見はいつもと変らない一日。
だが、もう違うのだ。
――放課後。
竜宮に全部で、1…2、3…4人。
俺を含めて5人の人間がいる。
テーブルの上に大の字になって寝ている俺の上やまわりに4人の女性。
俺はエリカの胸に顔をうずめ、乙女姉さんはマウントポジションから
俺の首筋といわず胸といわずキスの雨を降らせてくれる。
良美が俺の逸物の上にまたがり、祈先生はその結合部を舐めている。
俺は別に同時プレイにそこまでこだわったわけではないが、
姫が胸を揉みやすい環境を作るうえでこのような事がしばしば行われる。
もちろん反対したりも絶対しないが。
236 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:51:02 ID:usXWOgvE0
レオ 「ぺろ、ちゅぱ……ぺろ、ぺろ」
俺はエリカの胸を口の中にふくみ、そこでたっぷりと嘗め回す。
エリカ「ん…、いいわよ。レオも、よっぴーも乙女センパイも、ね…」
よっぴー「んんっ……あぁあっ」
乙女 「ん……姫、いい加減に…しておけ
……ちゅばっ……ちゅ」
そしてエリカは良美と乙女姉さんの胸をムニムニと揉みまくる。
良美はともかく、乙女姉さんも俺を相手にしているとガードが甘くなるらしい。
乙女 「ちゅ……ん…ん…ん」
乙女姉さんからの熱烈なキス攻撃にも頑張って応える。
乙女姉さんをハーレムプレイに巻き込むのは非常に難しい。
あまり無茶を言うと東京に帰ってしまいかねないからだ。
逆に、主導権をむこうに持たせると乗せやすいので可愛いことこの上ない存在だ。
祈 「あむ……ちゅ…ぺちゃ…
ずずっ…じゅっ…ん…ちゅるっ」
飄々とした祈先生がなんでハーレムに入ったか謎だが、見てわかる通りエッチな事は大好きである。
どうもエリカがクビと引き換えに交渉したようだ。
まあ、スキャンダルには事欠かない人だし、相性はともあれ胸スキーという点では欠かせない人材だったのだろう。
よっぴー「あ…くっ、んん、んあ…!」
良美はとにかく逸物への執着が強い。今の競争率の高いポジションも、気付けばちゃっかりと抑えている事が多い。
個別にエッチする時でも回数がずば抜けている。
しかもコンドームを使う時は何故か必ず良美が用意したモノを使っているのだが、
業務用1グロス(144個)を一週間で使い切った時は驚いた。
何故か安全日が何日間も続くらしいので生でする日も多いのだが。
237 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:53:17 ID:usXWOgvE0
まさにハーレム。
主導権を握っているのがエリカか乙女姉さんかは微妙な所だが、やってる事は疑うべくもない。
竜宮は今や俺の牙城と化していた。(H面限定)
…生徒会の仕事もしてますよ?
ちなみにフカヒレは北海道まで買い出しにでかけている。
「札幌にスイーツで評判の店があるらしいのよね」最近エリカに笑顔で頼まれて学校を二日三日休む事がある。
お陰で今のような事を竜宮で出来るのだが。
そして自宅もまたハーレムだ。
乙女姉さん以外に、なごみも住み込み、きぬも本格的にこちらに入り浸っている。
今、俺のペニスを舐め合う勝負をしているのが、きぬとなごみ。
きぬ 「あむ……ちゅ…ぺちゃ…
ずずっ…じゅっ…ん……ちゅるっ」
なごみ「じゅる…ずずっ、チュ…んんっ…
んっ…クチュ…んうっ…ン……」
この二人が互いに敵対心を燃やしているのは相変わらずだが、上手く競争心をエッチな奉仕方面へと転化させる事ができた。
エネルギーの余った子供にスポーツをやらせるようなモノかもしれない。
きぬ 「クチュ…んっ、チュッ…んうっ…ンッ…」
きぬが俺のペニスを美味しそうに舐めれば、
なごみ「…ん…んむっ……んっ…あむ」
なごみも負けじと舐め返す。
なごみ「…ん……ん…ぺろ…ん…クチュ…んっ、チュッ…んうっ…」
レオ 「なごみ、そんなにむしゃぶりついたら呼吸が大変じゃないか?」
なごみ「ぺろ、ちゅぱ、ん……ぺろ、ぺろ」
おお、だめだ。意地でも離そうとしない。
238 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:54:39 ID:usXWOgvE0
そう、これは俺の争奪戦だ。
間に俺を挟む事によって日常の対立も相変わらず多いが、
今だ決定的な局面にいたっていないのはこの場で発散させているからなのだ。
二人は自分を、肉体を使ってアピールしてくる。
そして俺は、愛情を持って二人と交わる。
ちなみに乙女姉さんは、もう時間も遅いので今日のところは一階に降りて寝ている。
ただ結構下に音が響くらしいので気をつけた方が良さそうだ。
先日など遅くまで3人でハッスルしていたら、翌日睡眠不足で辛そうな乙女姉さんから
「エロスもほどほどにな……」言われてしまった。
あの時はきぬが本格的にお尻に目覚めて、なごみが対抗意識を燃やして凄い事になったから。
衛生には全力で気を使ったとは言え、プレイの中身まで乙女姉さんに聞こえていたとしたら
色々マズイ事になる気もする。
なごみはなごみでエロ本を読ませても、縄から始まって首輪やら鞭やら蝋燭やら、
色々危険なキーワードで目が止まるのでこの先どうなることか。
そんな日々を送っている。
239 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:57:13 ID:usXWOgvE0
最近身体の調子が良い。
ここまでセックスして毎日好き放題早撃ちしてるのに、萎える様子もない。
セックス以外にも鍛錬に勉強にデートにも、すでにエリカを超える密度のスケジュールを
こなしているはずなのに、身体は一定以上の疲労は残さない。
乙女姉さんがこまめに整体してくれるとは言え、胡散臭い深夜通販の宣伝バリに効果が
あるわけではないはずだ。
時々、思う。
これは俺の夢……つまり夢落ちなんじゃないかと。
アニキと頼ったスバルがいなくなってしまい、精神の均衡が崩れた俺はフカヒレワールドに
引き込まれたのかもしれない。
『感涙さ…こんな学園の美女を寄せ集めたような集団が俺のモノになるなんて』
いつぞやのフカヒレ発言を思い出す。
そうだ、真面目に考えてみてこんな上手くいく事があるのか?
全て俺の妄想かもしれないじゃないか。
心底ぞっとする話だった。
240 :
別ルート:2005/11/05(土) 12:58:59 ID:usXWOgvE0
しかし同時に思う。
日々感じている恋人達への想いや快楽や苦労、達成感といった喜びと数々の身体的な痛み(ローキックとか多い)。
どんな植物人間でもたたき起こされそうなこれら濃い生活が、全て夢であるはずもない。
こんな生活に耐えれる理由が他に理由があるとすれば………
『フカヒレであってはならない』
実はその確固たる信念こそ、理由たり得るのではないか。
だとすると今の俺を支えている一番底の部分にあったのは、実はフカヒレとすら言える。
あいつともいい加減古い仲だ。それくらいの影響力はあるかもしれない。
そう考えたら、俺はフカヒレにもっと感謝していいのかもしれない。
既に不要となった、天井裏の秘蔵コレクションをあげても良い。見つかったらマズイし。
北海道から帰ってきたら、もう少し優しく接してあげよう……。
(『Isolation』)
241 :
別ルート:2005/11/05(土) 13:00:17 ID:usXWOgvE0
エピローグ
フカヒレ「ふぅ〜、やっと帰ってきたぜ
今ごろ皆も俺のこと、待ちわびてるだろうな〜
あんがい、俺の到着を空港で待ち構えてるかもな」
レオ 「よ、お疲れさん」
フカヒレ「お前が待ってんのかよっ」
レオ 「まあ、せっかく友達を出迎えてるんだ。そう言うなよ。
皆も感謝してたぜ?」
フカヒレ「そ、そっか〜。やっぱりな!
こうやって努力を重ねることで着実に漢を磨いてるんだぜ。
悪いなレオ、皆の好感度独り占めしちまって」
レオ 「ほら、お前が先に空輸してくれたケーキ、評判だったぞ。
きぬがナチュラルにお前の分まで食おうとしてたから、一つだけ確保しといてや ったんだ」
フカヒレ「て、みんな先に食い終わってんのかよっ」
レオ 「ともあれ感謝してるから、俺は忘れずに迎えにきたんだよ」
フカヒレ「あ、ああ、サンキュ……でもその理屈だと他の人は忘れてるんじゃ…」
レオ 「ついでにコレは気持ちだ。取っておいてくれ」
フカヒレ「紙袋?中身はいったい…
な、なにぃぃぃっ、な、何だこの宝の山はっ!
これはモザイク薄くて回収になった幻の初回限定版!
こっちは○○娘。のトイレ盗撮データ!
それにこっちの本は……!(ごすっ)」
レオ 「はっはっは、ロビーで変な事を大声で叫ぶのはやめてもらおう」
242 :
別ルート:2005/11/05(土) 13:02:52 ID:usXWOgvE0
フカヒレ「…すまん、思わず興奮しちまってな
それにしてもお前ってやっぱり俺の見込んだむっつりだよな!」
レオ 「はっはっ、いーから黙ってしまっておけコラ」
フカヒレ「ハァ…ハァ…、レオ、すまんが俺は用事を思い出したから部屋に帰るよ」
レオ 「ああ、俺も正直ちょっと周りの目がキツイからこの場を去りたい」
フカヒレ「俺達、これからもうまくやっていけそうだよな」
レオ 「そうだな、今後もフカヒレのことはやや遠巻きに眺めてくつもりだ。ずっとな」
フカヒレ「おいおい、微妙に距離感ありつつ気持ち悪い事言うなよな」
レオ 「いや、茶化した言い方になったが、本当だ。俺はお前に感謝してる」
フカヒレ「……ま、まぁ、俺は帰るぜ。さっきからのっぴきならない用事がもう限界だ」
レオ 「ああ、ちゃんと学校には来いよ」
243 :
別ルート:2005/11/05(土) 13:06:10 ID:usXWOgvE0
フカヒレ、本当なんだぜ。
俺の価値観が変わっても、スバルがいなくなっても、俺の世界が激変しても、
お前はいつもの距離にいて、お前のままだった。
お前はいつも、率先して馬鹿やってたよな。
洒落にならないやつもあった。
俺達はそれを指摘したり呆れたり、一緒に馬鹿やったりしてたよな。
それは俺達の大事な結束だったんだ。
だからさ、これからも馬鹿言って馬鹿やって。
たまにちょっと感心させられるような事を言ってくれ。
俺は思いっきり馬鹿にして、こきおろして、無視して、文句を言ってやる。
それでも、
お互いこれからどんな人生を歩もうが。
俺はお前の友達だ。
さあ、帰ろう。
しなければならない事は山ほどありすぎる。
1時間後には乙女姉さんとの訓練が始まるし、それを遅らせては後の姫とのパーティに響く。
それでも、どんなに忙しくても今日は来てよかった。
これでまた、俺は俺の日常を頑張れるのだ。
〜フカヒレEND〜
GJ!
ハーレムENDかと思ったらフカヒレENDワロタw
さり気なく、よっぴー黒いよよっぴー
245 :
別ルート:2005/11/05(土) 13:10:10 ID:usXWOgvE0
つよきすにハマってSSの存在を知ってあさって、
自分でもやってみたくなったんですが、難しいんですね。
ダラダラスレ汚し大変申し訳ありませんでした…。
世界観を壊したとお怒りの方も済みません…。
>>245 ない!ない!そんな事ない!!
GJすぎて言葉もでねぇぜ!
凄い上手くまとまってるぞ!
つよきすでハーレム物作ったら大抵玉砕するのに!
おまいさんには新人王の称号を与えよう!!
何度も言うが超GJだ!!!
初めてでコレかよ…素晴らしい。
とにかくGJ
しかしアレに穴あけて子供孕もうとするよっぴーワロモエコワスwwwww
249 :
名無しさん@初回限定:2005/11/05(土) 17:22:03 ID:Hx8Qi7FE0
250 :
SSD:2005/11/05(土) 17:56:03 ID:qxEO1nmw0
お久しぶりです。
やっとこさ暇ができたので、時期ネタをひとつ。
吹く風が段々と冷たくなり、庭の木の葉も少しだけ色づき始めた十月のある夕方、
買い物に出ていたともねえが玄関の戸の向こうからなにやら叫んでいる。
「た、ただいまー!だ、誰か戸を開けてくれないかな!?」
その声を聞いた俺が玄関まで迎えに行くと、
すりガラス戸の向こうに見えるともねえのシルエットが、
なにやら大きなものを抱えていた。
何かと思って戸を開けると―――
「なっ、ともねえ、何この馬鹿でかいかぼちゃ。」
ともねえはでかいかぼちゃを玄関に置くと、頬を上気させて言った。
「うん、八百屋さんで、ハロウィンが近いからって売ってたんだ。どてかぼちゃ。」
「ハロウィン・・・?ああ、アメリカだか何処かのお祭りだね?」
「そうだな。皆でおばけに仮装して家々を渡り歩いて、お菓子を貰うやつだな。」
「で、かぼちゃのランタンを作るためにこれ買って来たの?」
と俺が聞くと、ともねえはうんうんと首を縦に振った。
「わ、私、一度やってみたかったんだよ。かぼちゃでランタン作るの。」
と言うともねえの目が少し泳いでいる。
「・・・ともねえ、本当はかぼちゃランタンより仮装に興味があるんでしょ?」
顔を覗き込んで言うと、ともねえの顔が一気に赤くなった。
「そうなんでしょ!?」
「あぅ・・・よ、よくわかったな空也。」
ともねえがもじもじと俯くと同時に、
後ろから廊下をドタドタと走る音が聞こえてきた。
「モエお帰りー!早く晩御飯を私のために作りなさーい!
・・・って何そのかぼちゃ?大きいねー!」
ねぇねぇがどてかぼちゃに興味しんしんなので
ハロウィンについて説明してあげると
「面白そうだねー。ぜひウチでもやろうよ!ハロウィンパーティー!
ポエポエやホナミも呼んでさ!」
・・・
その晩の食卓でハロウィンパーティーやる気満々のねぇねぇが、
皆にパーティー開催の同意を求めたところ、姉貴は
「そんなの瀬芦里姉さんと巴姉さんだけでやってよね。
子供じゃあないんだし。」
と、言っていたが、その他の皆は意外とノリノリで
三十一日はパーティーを開くことになった。
・・・
ハロウィン当日。
この日は平日なので、皆が帰ってきた夕飯時からパーティー開始と申し合わせておいた。
俺とともねえは勿論パーティー用の料理を作るので大忙し。
ねーたんもパーティー開催に先駆けて料理の手伝いに来てくれた。
三人とも料理するには動きにくいので、まだ仮装はしていない。
「ねーたんは何に仮装するの?」
「それは後でのお楽しみ。」
「あぅ、楽しみだなぁ。」
メニューの半分はともねえが昨日作ったジャック・オー・ランタンから
刳り抜いたかぼちゃ料理だ。
料理が次々と出来上がって居間のテーブルに料理を並べ始めたころには、
ねぇねぇにお姉ちゃん、姉貴が出先から帰ってきた。
「じゃあ私は、一回帰って着替えてくるね。
姉さんもちゃんと連れてくるから。」
と、ねーたんは着替えに帰っていった。
「さてと、ともねえももう着替えてきたら?」
「うん、そうするよ。あは、皆が何に仮装するのか、本当に楽しみだな。」
「お前たちはまだ着替えておらぬのか?」
玄関でねーたんを見送ったままともねえと話していると、
ともねえの向こうから雛乃姉さんの声が聞こえた。
ともねえの肩越しに覗いてみると、三角頭巾を被って白装束をまとった
雛乃姉さんがちょこんと立っていた。
口の端からは赤いすじが一本垂れている。
「ふふふ、どうだ?我の姿が恐ろしくて声も出ないであろうよ?」
「うわぁ、ね、姉さんかわ・・・怖いなぁ。」
「(今絶対ともねえ、かわいいって言おうとして言い直したよな。)」
「そうであろ?我は先に居間で待っているぞ。」
それだけ言うと雛乃姉さんはぺたぺたと居間の方へ歩いていった。
「ギュッギュルギュ〜(ひなのん待ってくれよ〜。)」
鬼火のつもりなのか、全身の毛を真っ青に染められたまるがその後を付いて飛んで行った。
ともねえと一旦別れて、自室で仮装用の衣装に着替えることに。
ちなみに俺はオペラ座の怪人。
白いマスクがミステリアスな雰囲気をかもし出して、
お姉ちゃん達も俺の魅力にイチコロだろう。
タキシードに身を包み、シルクハットを被って廊下に出ると、
髪をぼさぼさにして、血糊がべたべた着いている白衣を着た海お姉ちゃんに出会った。
「うわぁ、くーや、かっこいいなぁ。」
「お姉ちゃんも何だか、リアルだね。」
「狂気のマッドサイエンティスト〜!」
良く見ると顔に斜めに縫い傷が走っている。
何か別なものが混じってるような・・・。
「ちゃんとフランケンシュタインもつれてきたよ〜。」
海お姉ちゃんが指差すほうを見ると、
「ナメンジャ、ナイワヨ。」
頭からでかいボルトの出ているメカタカネがとことことやってきた。
「くーや、早く居間に行って、皆がどんなの着てるか見よ〜?」
「そうだね。」
居間に入ると、幽霊の格好をした雛乃姉さんと、
頭から矢印の角を二本と、背中から真っ黒い羽を生やし、
三つ又の槍を持った黒いスウェットの姉貴が談笑していた。
悪魔と幽霊が談笑・・・なんととシュールな光景だろう。
「うみとくうやも来たか。」
「あら、イカと海も思ったよりまともな格好してるじゃないの。」
「雛乃お姉ちゃん、リアル〜。」
「お前もなかなかのものだぞ。うみよ。」
「姉さんはマルを鬼火に使っているところとか、口の端から血が垂れてるのがみそだよね。」
「ちょっと、何でアタシを無視すんのよ!」
姉貴が俺たちの後ろで騒いでいる。
海お姉ちゃんがそんな姉貴を横目で見ながら、
わざと姉貴に聞こえるように俺に耳打ちをしてくる。
「ハロウィンパーティーなんか子供っぽいから反対とか言ってたのに、
本人が一番気合入ってるよね〜。ヒソヒソ」
「姉貴はツインテールがあるから、悪魔の角は余計だよね。ヒソヒソ」
「ぬぅぅぅ、五月蝿いわね〜。
確かに子供っぽいとは思ってたけど、実際着替えてみたら楽しいかも、って思ったわよ!」
「最初から素直になれば良いのに〜。」
「たかねはつんでれであるからなぁ。」
「姉貴は意地っ張りだからね。」
「ギュウギュウ!(はいはい、ツンデレツンデレ。)」
「コノ、イカ。」
「・・・何だかメカタカネにまで馬鹿にされた気分ね。」
と、ここで急に居間の電気が消えて一瞬真っ暗になったかと思うと、
廊下から障子戸を通して青い光で居間が照らされた。
皆がなんだろうと呆けて光の方向を見ていると、
障子の端のほうから化け猫のシルエットがするすると透写されて、
「にゃーはぁーん♪」
と一鳴いたと思うと、障子戸が勢い良く開いた。
バンッ!
「やっぽー!化け猫だにゃー!・・・ねーねー、驚いた?驚いたー?」
障子戸の向こうから現れたのは、猫耳を頭につけ、
顔にちょんちょんとひげを描いて、手足に肉球手袋&スリッパ、
豹柄のセパレーツを身に纏ったねぇねぇが立っていた。
「別に驚きやしないわよ!」
「ちぇーっ。タカぐらいだったら驚いてお漏らししてくれるかと思ったんだけどな。」
「いくらアタシでもこの年になってそんなことするか!」
「だってさ、モエ。もう照明機材片付けて良いよ。」
ねぇねぇが自分の肩越しに廊下のほうに話しかける。
廊下を覗くと、ジャック・オー・ランタンの上顎から上の形の帽子を被って、
緑色のマントを纏っているともねえが照明機材を片付けていた。
「巴お姉ちゃん、面白い格好してるね〜。」
「あぅ・・・本当はかっ、カワイイ妖精さんの衣装を買おうとしたんだけど、
一緒に衣装を見に行った瀬芦里姉さんが、コレにしろって・・・。」
照明機材を片付け終わって部屋に入ってきたともねえが、モジモジしながら言う。
「だってさ〜、モエ、すっごく乙女ちっくな衣装買おうとしてたんだよ?
モエはこっちのほうが似合うって。」
「ふむぅ・・・で、あるな。」
ともねえをじろじろ見ていた雛乃姉さんがそう言うと、
「あぅ・・・」
と、ともねえは残念そうだった。
「ま、まだ帆波さんと歩笑ちゃん、それに要芽姉さんは帰ってきてないのかな?」
「要芽姉ならさっき事務所を出たって電話があったよ。」
「ねぇや達もまだだよ。もうそろそろ来るころだと思うけど。」
ちょうどそんな話をしていると、玄関のほうから
「チャオ〜☆犬神で〜すっ」
と良く通る声が聞こえる。
「フランケンメカタカネ、迎えにゴ〜!」
海お姉ちゃんがメカタカネの背中をぽんと叩くと、
「ナメンジャ、ナイワヨ。」
と言って居間をとことこと出て行った。
メカタカネが玄関の戸を開けたらしく、ねぇやの声がさらにはっきりと居間に届く。
「あら、高嶺ちゃんはフランケンシュタインの仮装なの?
とっても似合うわよ♪」
「くぅぅぅ、何でアイツはいつもアタシとメカタカネを見間違うのよ!」
ただいま支援厨
メカタカネがねぇやとねーたんを連れて居間まで戻ってきた。
「はぁい!皆さんチャオ☆」
「・・・こんばんわ。」
「うわぁ・・・歩笑ちゃん、カワイイなぁ。」
「巴さんも、かわいいよ。」
ねーたんは三角帽子に渦を巻いた杖、黒いマントに黒縁眼鏡と、
一目見て魔法使いと言う格好をしていたので分かったが、
ねぇやは角と羽を生やして、黒い手袋と黒のハイソックス、
肩を出して胸を強調するデザインの黒の光沢のあるタイトなワンピースに身を包んでいる。
「ねぇや、それは?」
「やあね、空也ちゃんったら照れちゃって。
夢魔に決まってるじゃない。サキュバスよ。
夢の中で空也ちゃんを食べちゃうのよん☆」
ねぇやが腕で胸を寄せてパチッとウィンクした。
あのデザインは・・・まずい。
思わず胸に目が行ってしまう。
ねぇやの胸から視線がはずせない。
「あら、それぐらいで 私 達 柊 の 弟 を誘惑できると思って?」
ねぇやとねーたんの後ろの廊下から、いつの間に帰ってきたのか
要芽姉様が普段着でねぇやをにらんでいた。
「あらあら、要芽ちゃんノリ悪いー!
自分だけ普段着で参加なんて、根暗は嫌ねー。」
「フッ、私はたった今帰ってきた所・・・よっ!」
台詞を言い終わるか言い終わらないかという時に、
姉様がその場でくるっと一回転して―――
「私はこういう仮装よ。」
と、次の瞬間には口の端から牙を出して、タキシードにマントを羽織った
吸血鬼姉様が立っていた。
赤黒い口紅が透き通るような肌の白さを際立たせている。
支援中
「さっすが要芽姉だね・・・。」
「要芽お姉ちゃんキレ〜。」
「あぅ・・・綺麗だな・・・。」
「さすが姉様ね。」
俺が姉様に見とれて口をあんぐりしていると、姉様は俺に近寄ってきた。
「私のほうが魅力的よね・・・怪人さん。」
と俺のマスクを取ったと思うと、顔を近づけてきた。
あまりの美しさと緊張で目をつぶると、
姉様の顔が俺の唇を避けて首筋に長めのキスをしたのを感じた。
顔が一瞬で真っ赤になるのが分かる。
「フフフ・・・。」
離れ際に姉様が俺の目を見ながら頬を撫でると、その美しさに俺はぞくりとした。
「どうかしら?弟は私に釘付けのようだけど?」
「要芽ちゃんもなかなかやるわね・・・。
でも要芽ちゃんにこれほどのボリュームは無いわね。えいっ☆」
ねぇやがまたボリュームのある胸をぷりんと揺らす。
・・・アレを見るなと言うのは鉄でできた乙女に勝てって言うぐらい無理ですよ。
「ちっ・・・まあ、私は余計な肉が少ない分、スレンダーだから。」
「ムッ、コレは余計なお肉じゃないですー!それにこの日のためにちょっと痩せたんだから。」
「ち ょ っ と ?ちょっとじゃ足りないんじゃないかしら?フフフ・・・」
「あっちゃー、また始まっちゃったね。要芽姉とホナミの喧嘩。」
「まぁ、コレも一種の風物詩って所じゃないかしら。」
「私もくーやにチューする〜♪(チュッチュッ」
「歩笑ちゃん、コレ自分で作ったの?」
「うん。巴さんに見せたくて、がんばったんだよ。」
一部の喧嘩に関心の無い人をよそに、
喧嘩をじっと見つめていた雛乃姉さんがスッと一歩前に出た。
「二人とも、今すぐにやめぬと今夜は我が枕元に立つぞ?」
それを聞いた二人は
「すみません・・・姉さん。」
「ゴメンナサイね。雛乃ちゃん。」
と同時にしおれてしまった。
四円
その後は適当に料理をぱくつきながら談笑。
ジャック・オー・ランタンの帽子を被ったともねえが
かぼちゃ料理を食べているのが少し面白い。
「なんか、こうやって仮装していると、い、いつもと違う自分になった気がするな。」
と、こんなことを言うともねえの台詞を姉様が聞き逃すわけが無い。
「あら、じゃあいつもと違う巴は私達をどう楽しませてくれるのかしら?」
「あぅ・・・」
もじもじとしながら、なぜか立ち上がるともねえ。
「じゃ、じゃあ・・・」
皆を一瞥してから
「お、おばけだぞ〜・・・悪い子は食べちゃう、ぞ〜!」
・・・上目遣いでそんな事言われたって、こっちが恥ずかしくなる。
ふと姉貴とねーたんのほうを見ると、ポーっと頬を赤らめてともねえを見ていた。
二人が何を想像しているのかを想像して、空太郎が元気になってしまった。
「さてと〜、そろそろハロウィン度胸試しやろっか〜。」
海お姉ちゃんがそう言って急に立ち上がって、居間を出て行った。
「あら、何か海が用意しているのかしら?」
「ふむ、度胸試しとは、また我の株が上がってしまうな。」
あれこれと言い合っているうちに、海お姉ちゃんがお盆に何か乗せて居間に帰ってきた。
「はい〜、じゃあみんな、コレを一皿筒とって〜。」
小皿に乗っているのは、
「饅頭?」
「そう。一つだけ激すっぱい饅頭が入ってる、ロシアン饅頭〜。」
「ちょっとうみゃ!コレまさか、全部うみゃが作ったやつじゃないでしょうね!?
前にロシアンシュークリームでひどい目にあったからにゃ〜。」
どうやらねぇねぇにはトラウマがあるらしい。
「買って来た饅頭だよ〜。私も流石に、まだ皆に食べさせることのできる腕じゃないって、
最近残念だけど自覚してるよ〜。その事実を思い出して、しぼむ〜。」
皆に小皿を分けながらしぼむ海お姉ちゃん。
「そ、そういうことなら大丈夫そうだな。」
ともねえがほっとした表情で何気なく酷いことを言っている。
紫煙
「じゃあみんな饅頭取ったね〜?」
「ぬぅぅ、なんかアタシのが外れなんじゃないかと思ってしまうわね。」
「ふふふ、たかねはまだまだ肝が小さいな。我のようにどっしりと構えておれ。」
「うぅ・・・激辛だったら、はずれでもよかったのに・・・。」
「歩笑ちゃんも気が小さいのね☆
外れを引いたら新しいお話のネタにすれば良いじゃない。」
「すっぱいのをネタにお話を書くって・・・。」
「じゃ〜、行くよ〜。せ〜の!」
パクッと全員が饅頭を口に含んだ。
もぐもぐ・・・ごっくん。
「ふむぅ・・・なかなかに美味だなこの饅頭は。」
「本当、美味しいですね。」
「うまうま、ねーうみゃ、どこで買って来たの?」
「あら、こんなのを見つけてくるなんて、海、やるわね。」
「さすが海お姉ちゃん、女子校生はいろいろ知ってるね。」
「コレはね〜、駅前の和菓子屋さんで買ったの。評判良いんだよ〜。」
「あら、じゃあ私も今度かってこようかしら♪」
「やった。外れじゃない。(ぶい」
と皆が絶賛している中、ともねえが目をぎゅっとつぶって何も答えない。
「巴お姉ちゃん、外れだね〜。」
「あぅ・・・ふ、ふっはい(す、すっぱい)」
いまだ飲み込めないらしいともねえがふがふが何かを言っている。
「さすが巴姉さんね。そういうのが良く似合ってるわ。
ところで海、コレ本当に駅前のあそこのお店?」
「実はね〜、あそこは評判良いんだけど、それだけじゃアレかな〜って思ったから―――」
海お姉ちゃんがそこまで言ったところで、俺の心臓がドクンと太鼓を打つように脈打った。
「―――買って来た饅頭に多少手を加えておいたんだ〜。ちょっとなら大丈夫k・・・」
同時に稲妻が俺の脳天を突き抜け、五感が急激に失われていく。
かすんでいく視界の中で、次々と倒れていくお姉ちゃん達。
饅頭を吐き出したらしいともねえが何か叫んでいたが、
「よし、今なら行けそうな気がする!」
俺は元気に足取り軽く、目の前に下りてきた光へと続く階段を上り始めた・・・
264 :
SSD:2005/11/05(土) 18:26:29 ID:qxEO1nmw0
ちょいと遅れましたが、ハロウィンネタです。
おいらの中では柊の皆が仮装したらこんな感じですが、
皆さんの中ではどうですか?
衣装の描写がちょいと下手ですね。
あと、また海お姉ちゃんオチですが、許してくださいorz
精進します。
支援いつもありがとうございます。本当にうれしいです。
>>264 GJ!!
いえいえ、どういたしまして^^
いつも楽しみながら読ませてもらってます
衣装の描写は確かに難しいですからね…。
頭の中に完璧に描写できてないと無理くさいですから。
ひとつだけ…。
ともねぇにはどこかでかわいらしい仮装してもらえたらよかったです
いまさらな話なんだろうけど、Isolationってほんとレオとスバルのための曲だね。
>>83-89とか読んだ後に曲の歌詞みるとつくづく思う。エロゲのくせに、ED曲から連想させるものが男キャラとはこれいかに。
268 :
名無しさん@初回限定:2005/11/05(土) 21:58:25 ID:AGTQ2QvE0
いつも通ったこの道は変わらないけど
昨日に手を振って、振り返らず行こう
>>267 そのとおり。
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
>>264 いつもながらGJだぜ!
あんたのせいで姉しよ買っちゃったよーw
マサルさんワロタw
>>245 ハーレムなんて好きじゃない、好きじゃないもんね! でもGJ
>>264 姉しよやってたらたぶん、もっと面白いんだろうな… でもGJ
>全てのの作品
_ _ ∩
( ゚∀゚ )ノ ))) グッ!
( 二つ
ノ 彡ヽ
(_ノ ⌒゙J
⊂ヽ
((( (_ _ )、 ジョブ!
γ ⊂ノ, 彡
し'⌒ヽJ
_ _ ∩
( ゚∀゚ )ノ ))) グッ!
( 二つ
ノ 彡ヽ
(_ノ ⌒゙J
⊂ヽ
((( (_ _ )、 ジョーブ!
γ ⊂ノ, 彡
し'⌒ヽJ
275 :
竜宮の後継者:2005/11/06(日) 03:51:10 ID:aQ08itUL0
「私たちもあと半年で卒業なんだよね」
いつものように放課後、執行部メンバーが竜宮でくつろいでいると、佐藤さんが、自分でいれたアップルティーを片手に感慨深げにつぶやいた。
「そろそろ次の生徒会長を決めておく必要があるわね」
と、姫。
「ボクらが抜けたら生徒会も弱体化するよねー」
とカニ。
あえてカニの必要性には誰も突っ込みを入れないが、姫や佐藤さんが抜けたら生徒会が弱体化するのは間違いない。
「そうね、対馬君、今のうちに一年生をスカウトして来てくれない? 推薦狙いでヒマでしょ?
伊達君は国体出場が決まってるし、フカヒレ君も最近、音楽に頑張ってるみたいだからねー」
「俺だって生きるのに頑張ってるんだけど」
乙女さんが竜鳴館を卒業して、荒修行のようだった同居生活は解消されたものの、乙女さんが残してくれたトレーニングのスケジュールはそれなりに守っている。
料理だけはなごみがしてくれるので、自分の腕がまるで進歩しないが、その分、経済の勉強や体力は随分パワーアップしているつもりだ。
「対馬さんは”銅の風紀委員長”としてそれなりに頑張って、そこそこ人望が出来てますから〜。適任だと思いますわ〜」
珍しく祈先生が口を出す。
俺に仕事をおしつけておけば、自分に仕事は回ってこないと踏んでいるに違いない。
「それから」
姫が何かニヤニヤしながらとんでもないことを言い出した。
「次の生徒会長はなごみんになってもらうから。2年生はなごみんしかいないんだから、当然でしょ? 対馬君、ちゃんと言い聞かせといてね。対馬君の”命令”だときくんだしぃ」
「・・・悪いけど姫、なごみは表に出たがるタイプじゃないから無理強いはしたくない」
「あの非社交的な性格は今のうちに治しといたほうがいいわよ、彼氏の責任だと思うなあ〜」
「ボクは”ココナッツには生徒会長はつとまらない”に10ギルかけるね」
今回に限ってはカニに賭けたい心境だが、昨年の姫のように、新2年生でいきなり生徒会長がつとまる1年生がいるだろうか。
かといって、料理の勉強に打ち込み始めているなごみに、余計な仕事をさせるのも気が進まない。
「まあ、とりあえず有望そうな1年生を探してみる」
俺はティーカップをおいて、門限前の巡検へ向かうために、地獄蝶々を手に竜宮を後にした。
続きはまだ書いてないので、書きたい人がいれば書いてくれてもありがたい。
>>276 とりあえずGJ。
というか、やはりレオも抜刀許可が下りたら地獄蝶々を使うんだろうか。
なんだかそっちの方が見てみたいようなw
278 :
竜宮の後継者:2005/11/06(日) 05:27:04 ID:aQ08itUL0
「というわけなんだ、フカヒレ。使えそうな一年生を探しの、手伝ってくれよ」
結局、フカヒレを巻き込むことにした。
駅前でギターをかき鳴らしているフカヒレは、装備しているサングラスのせいもあってちょっぴり格好良い。
幼馴染みの自分としては、半ば嬉しい反面、あのフカヒレが時と場合によっては自分よりもてるということが微妙に納得いかなかったりもする。
「おー。いいぜー。オレは去年のレオを見て学んだのさ。ツンツンした椰子みたいな女の子でも、諦めずにストーカーし続ければなんとかなるもんだってな。オレ、諦めねずに頑張るよ」
理解の仕方がフカヒレすぎるけれど、この際、そんなことはどうでもいい。
「それじゃあ、明日から頼んだ。この紙、参考にしてくれ。名簿から幾つか候補だけ選んどいたけど、ダメだったらこわらなくていいから」
そう言ってる間に、竜鳴館の制服を着た二人組みの女の子が、フカヒレの前に座り込んで声をかけてくる。
「鮫永センパイ、『絶対いつか幸せに』お願いしまーす。あ、風紀委員長」
「お前ら、早めに帰れよ。鮫永に襲われてもしらないぞ」
「大丈夫でーす」
女の子がクスクス笑っている。
フカヒレがさっそうとギターをかき鳴らす。
・・・案外、俺が動くよりもフカヒレに任せておいて大丈夫かもしれない。
立ち去ろうとしたその時、雑踏の中に視線を感じた。
こちらを見ながら何かヒソヒソと話をしているヤンキーっぽい少年が二人。
乙女さんに剣道や空手を仕込まれて鍛えられたせいもあるかもしれない。
風紀委員長として、日頃こういう連中に注意をすることが多くなったからかもしれない。
少し心配だが、ここであまり時間を潰しているわけにもいかない。
「1年生、その曲が終わったら本当に帰れよ。フカ、鮫永も、注意してやってくれ」
「はーい」
曲を弾きながらフカヒレもこっくりとうなずくのを確かめて、俺は帰宅を急いだ。
いつもどおり、なごみが夕食を仕上げて待ってくれていることだろう。
279 :
竜宮の後継者:2005/11/06(日) 06:35:31 ID:aQ08itUL0
「えーと、まずは成績上位5名か。1-A 村田サクヤ? 何これ、いきなり村松の妹かよー。ブサイクなんじゃないのか?
えー次は、1-B 五十嵐ゆき。イガグリの妹じゃないだろうな。1-B 土永隆志。土永さんに弟なんかいたっけ?
1-C 橘みちよ。わー、館長と同じ姓だ。何かおっかねー。1-F 鮎川まどか。この子くらいかな、名前が優しそうなのは」
フカヒレは自分の部屋にとじこもって、ギターは手放さずにレオから渡された紙を順にめくっていく。
「どれどれ・・・次はクラス委員一覧に部活動の主将か。胸の大きさくらいちゃんと書いとけよな。レオも気がきかねー。最後は・・・なんだこれ? ・・・”駅前でギターを弾くな”? これは・・・レオの字じゃないけど・・・いつの間に・・・」
血の気が引いていく。
誰だろう? 駅前で不良にからまれたことは何度かある。
だけど、今までは何とか切り抜けてきた。
怖そうな連中に形だけ謝っておくのも、危ないと思ったら逃げるのもどちらかというと得意だし、あえて松笠の駅前でなければギターが弾けないわけでもない。
だけど、こんな紙切れ一枚で今の場所を追い出されるというのも釈然としない。
「まあいいか」
なるようになる。
変なヤツにからまれたら、その時逃げればいいことだ。
フカヒレは、紙切れを丸めてくずかごに投げ入れ、PCのスイッチを入れた。
ギターをやると決意した去年の今ごろから、思い切ってネットゲームをやめたのだがエロゲーは未だにやっているし、某巨大掲示板のゲーム板をチェックする癖だけは治っていなかった。
280 :
竜宮の後継者:2005/11/06(日) 06:40:17 ID:aQ08itUL0
ここで「つよきす2」のOP
MAP上に4人のキャラが登場、フカヒレを主人公とした個別ルートへ・・・?
続きはあるかどうか分からんw
>>280 GJでした。ただ・・・
>1-A 村田サクヤ? 何これ、いきなり村松の妹かよー。
これは、無理に苗字変える必要ないのでは?
なんか気になった。
てか、2はフカヒレ主人公なのねw
皆BadEndな(゚∀゚)ヨカーン
「だからっ、私と付き合ってください!!」
―――姫に一方的に別れを告げられ、はや1週間。
姫のフォローをしにきたと思っていた佐藤さんにいきなり告白されて、
逆境に弱い俺は、頭を冷やしつつ、暫し返答を考えていた。
ここまで俺を好きになってくれる女の子なんて、これから先多分いない。
佐藤さんは良い娘だ。本気で愛しく思える。
しかし『こんな俺でよければ、付き合ってくれ』と言えてしまうほど、不思議なくらい俺の心は落ち着いていた。
それは姫との経験で場慣れしているからだし、
今現在は熱くなれるほど佐藤さんのことを好きだと思っていないから。
しかも、姫への思慕を捨てきれていないのに
佐藤さんと付き合うなんて、佐藤さんに対しても失礼だ。
「・・・俺は・・・。
俺は、佐藤さんとは、今は付き合えないよ。佐藤さんの気持ちはとても嬉しいけど」
「・・・」
「姫と別れたばっかりで未練タラタラだから、こんな状態で付き合っても佐藤さんに失礼だしね。
でもさっきみたいに俺のこと元気付けてくれるなら、そんなに遠くない未来に付き合える日が来るかもね」
佐藤さんにフォローを入れつつ、無理やり作った笑顔でやんわりと断る。
「ありがとう。俺、その言葉だけでかなり元気になれたよ」
「・・・そうだよね。まだ1週間しかたってないんだもん。気持ちの整理だってついていないよね。
私、対馬君の気持ちの整理がつくまで待ってるよ」
「ごめんね」
「ううん。こっちこそごめんね。対馬君の気持ちも考えないで。
それじゃ、また明日ね。またお弁当作ってくるから」
「うん・・・」
佐藤さんは告白を断られたのに、妙に嬉しそうに屋上から出て行った。
「対馬クン、おはよう」
「・・・。よぉ姫、おはよう」
「何?まだ凹んでるの?よっぴーに慰めてもらえばいいのに。何で断ったりしたのよ?」
「姫の差し金だったのか・・・。今みたいな中途半端な気持ちじゃ付き合えるわけないよ」
「・・・なるほどねぇ。ヘタレモードの時はすごく計算高いわけね・・・。」
「ん?なんか言った?」
「い〜え、何にも。でもまぁ、幾分元気になったようね」
「佐藤さんに励ましてもらったからね」
「ふ、ふーん。良かったわね」
「エリー、対馬君、おはようっ」
「よっぴー、おはよー」
「佐藤さんおはよう」
告白を断られたばかりなのに普通に話し掛けてくる佐藤さん。まぁ、気まずくなるよりはよっぽどいいけど。
「はぁ・・・はぁ・・・走ってきたから疲れちゃったよ」
「佐藤さんにしては珍しいね。よし、昨日のお礼に鞄持ってあげる」
「え?いいよ」
「いいからいいから」
佐藤さんの鞄を半ば無理やり持ってあげつつ、並んで歩き出す。
姫は一瞬むっとした後、いきなり驚いた顔をして何かぶつぶつ言っていた。
昼休み。一学期と同じく生徒会長専用席で佐藤さん手作りのお弁当を食べる。
朝普通に会話したことで姫と一緒に食べることへの抵抗はなかった。
が、周りからの奇異なものを見る視線が痛い。
「うわっ、お重ときたか。
いくら『心の傷埋めてくれたら付き合える』って言われたからって、気合入り過ぎじゃない?」
「心に傷つけた姫が言うなよ・・・。まぁ、いいや。いただきまーす」
「あ、食べさせてあげるね。はい、あーん」
姫SSついにキマシターーーーー!!!
全身全霊をかけて支援しまふ
――なんか佐藤さんからすごい威圧感を感じる。笑顔なのに有無を言わせない感じだ。
「ううぅ。あ、あーん」
「どう?」
「うん。美味いよ」
「・・・なによ。真っ赤になって鼻の下伸ばしちゃって」
「ん?エリー、何か言った?」
「なんでもないわよっ」
「ほら、対馬くん。もう一口。はい、あーん」
「いや、もういいって」
姫の機嫌が悪いみたいなので断っておく。それから、
「なんか、姫機嫌悪いみたいだから、ここは大人しくしてよう」
と小声で佐藤さんに忠告する。
「そこ!何コソコソ話してんのよ」
「な、何でもないよ。エリー」
「そうそう。何でもないよ。てゆうか、何で怒ってんの?」
「あれ?そういえばなんでだろ?」
姫は首をかしげて悩んでいた。
「悩んでる人はほっといて、俺達はさっさと食べちゃおうぜ。」
「そうだね」
「そうえばさ、作ってもらっておいてなんだけど、ちょっとしょっぱいかな」
「あれ、そうなの?1学期に言ってくれればよかったのに」
「流石にあの頃は文句は言えなかったんだよ。
大きな声じゃ言えないけれど、おにぎりから解放されただけでもう十分だったし」
会話しながら、お重を平らげていく。姫はたまにお弁当をパクつきながら、まだ悩んでいるようだった。
―――翌日。朝ドブ坂で待っていたらしい佐藤さんと登校する。
姫より話が合うので会話が弾んでいたが・・・。佐藤さんがコケそうになったのを慌てて支えた。
「・・・やっぱ佐藤さんて、結構ドジっ娘属性あるよね」
「え〜、そんなことないよぅ」
「俺の周りが周りだけに癒されるなぁ〜」
ドゴォッ
「マガンダン ウマガ、よっぴー!」
「お、おはよう、エリー・・・。というか、いい加減対馬君の上から退いてあげなよ。」
『しょーがないなー』と言いつつ、姫はMTBから降りて器用に折りたたんでいく。
やっと衝撃と重量のダメージから解放され、俺は立ち上がった。
「やっ、対馬クンおはよっ」
姫が明るく挨拶してくるが、俺は挨拶する気にもならない。一瞬姫をジト見し、制服の埃を掃った。
「つ、対馬君、大丈夫?」
「・・・あぁ、なんとかね。んじゃ行こっか、佐藤さん」
「え?」
佐藤さんが怪訝そうな顔をしてる。
「ちょ、ちょっと、対馬クン!この私を無視しようとは良い度胸じゃない?」
「・・・姫。1学期と同じことを言わせる気なの?『そんなイタイ愛情表現はいらん』と言ったろ?
付き合ってた1学期は我慢できたけどさ、今やられてもむかつくだけだよ。
しかも自分で俺のことフッたくせに。」
姫も佐藤さんも驚いてちょっと引いている。
「これだって、立派な傷害だぜ?どこぞの絶対零度の弁護士でも連れて来なけりゃ、
訴えれば勝てるぞ。・・・ったく、いってーな」
「た、確かにちょっと軽率だったわね。音もちょっと派手だったし・・・。
い、今は何ともないかも知れないけど、ちゃんと検査受けた方がいいんじゃない?
私持ちでいいから」
「・・・。また、金かよ。ほっんと俺の言ったことなんて聞いちゃいないんだね。
別に打ち身くらいだから必要ないよ。ちゃんと受身は取ったし。
行こう、佐藤さん」
「う、うん・・・」
呆然と立ち尽くしている姫を残して、俺は佐藤さんの手を引いて学校へ向かった。
287 :
夢と野望と 5/20:2005/11/06(日) 08:05:50 ID:sf7wbDZG0
―――放課後、竜宮に行く気など毛頭なかったので、俺は屋上に来ていた。
深紅に染められた世界で、ぼーっと朝のことを考えていた。
一体何のつもりなのだろう。
野心と俺を天秤にかけて、野心の為に俺を捨てたと言った姫。
佐藤さんをけしかけて、心の傷を癒してもらえと言った姫。
その割には佐藤さんに癒されている俺に突っかかってくる。
「そっか。俺に佐藤さん取られるのが嫌なのか。自分でけしかけといて、何やってんだか」
やりたい放題やっていて、今まで姫に注意してやる人はいなかったのだろうか。
実力が伴っているだけに誰もいなかったんだろうな。
上に立とうとするなら、尚更規律は守るべきだ。
いくらカリスマ性があっても、実力があっても、あれじゃ下はついて来ないだろう。
日の沈んでいく空を見上げる。
・・・どんどん姫に幻滅していく俺がいる。
嫌なところばかり見えても、姫のことばかり俺は考えていた。
ガチャッ 音のしたほうを見ると、椰子だった。
「椰子じゃないか。竜宮に行ったんじゃなかったのか?」
「行きましたよ。お姫様が不埒な悪行三昧に及んでいるので隙を見て避難してきました」
「はぁ・・・、またか。相変わらず、好き勝手に生きてるな」
「よく2ヶ月もあんなのと付き合ってられましたね」
「ホントだよな。自分でも驚いてるよ」
ぴんぽんぱんぽーん。
うっ、何か嫌な予感・・・。
「生徒会副会長 対馬クン、至急生徒会室まで出頭しなさい」
「あーあ、やっぱり俺かよ・・・」
「・・・ご愁傷様です」
椰子が嘲りの微笑を浮かべて、こっちを見ている。
バックレたいところではあるが、後が面倒だし行っておくか・・・。
それにしても、あのマイクは恐ろしいな・・・。
これから先もつまらん事で呼び出されてしまう。
支援
「・・・チャーッス」
姫はひとりで海に沈み行く夕日を眺めていた。
「なんだ、姫一人なのか?」
しかも、不埒な悪行三昧に及んでいたという割には、機嫌が悪そうというわけではない。
「・・・」
「で、なんの用なの?」
「・・・」
「用がないなら、俺帰るよ?」
「・・・対馬クン。今から大事な事言うから良く聞いてね」
「あぁ」
「・・・私のモノになってよ。あなたは私にとって必要な人材だったみたいなの」
「・・・はぁ?」
ってことは今朝の行動は・・・?
「・・・対馬クンがね、よっぴーと仲良くしているのを見ているとね・・・。
胸が苦しいの・・・。辛いのよ」
「・・・自分でそうなるように仕向けたんでしょ?野心を叶える為に。自らを高めていく為に」
「それでね、気付いたの。私には、あなたが必要なんだって」
「話が噛み合ってないな。まぁいいや、それで?」
「やり直しましょ。まさか嫌じゃないわよね?」
「・・・嫌だね」
「え・・・?」
「あれだけ言っても人の話聞いてないし。まぁ、モノが喋るわけないから当然か。
とうとうモノ扱いになったわけだ。流石に人をモノ扱いするような人とはちょっと・・・」
「ちょっと待って!私、そんなつもりで言ったんじゃ・・・」
姫が涙目になって、しがみついてくる。
「どんなつもりか知らないけど、結局あんな台詞になったんだからそうゆう事なんでしょ?
で? いきなりフッて、いきなりやり直して、また飽きたらフるんでしょ?
・・・子供がおもちゃを捨てるのと同じように。
あ、間に親友けしかけてってのが入るか。これで俺がOKしたら佐藤さんになんて説明するのさ?
まぁ、付き合ってるわけじゃないけどね」
「よっぴーに嫌われるのは覚悟してるわ。でも必ず元通りの関係になれるって思ってるから」
「・・・だってさ。どなの? 佐藤さん?」
「よ、よっぴー・・・。いつからそこに?」
「『やり直しましょ』辺りだったかな?」
「うん、そうだね。
エリー、あなたがつけた対馬君の傷を治してきたのは私だよ?
それを完治直前で掠め取るつもりなの?それって裏切りだよねぇ?」
「べ、別に裏切りってわけじゃないわよ。勝手な言い分なのは認めるけど・・・」
「それは、姫にとっては、でしょ? 親友から男奪ったら普通は絶交だよね。
まぁ、あくまで一般的には、だけどね」
「・・・わ、私は・・・」
俺と佐藤さんに責められ、姫は今にも泣き出しそうだった。
「私達、誓ったよね? オマジナイしたよね?
あそこまでやった私にまで、そんな勝手なマネするんだね」
「・・・」
俺と取り合って、親友同士が喧嘩している。
男冥利に尽きる話ではあるが、正直気分は最悪だった。
「対馬君、この際だからはっきり決めてよ。私を選ぶのか、エリーを選ぶのか」
佐藤さんが俺に向かって手を伸ばす。
「・・・わかった。んじゃ、姫も佐藤さんに習って。2人とも目を瞑ってくれるかな?」
姫が佐藤さんの隣に立って手を伸ばすと、2人は大人しく目を瞑る。
「俺の答えは・・・、こうだ」
両方の手を同時に取り、ひとつに重ねる。
「悪いけど、今のところどっちとも付き合えない。
2人の友情にヒビ入れていれてまで、どっちかと付き合うなんて俺にはできないし。
俺はそんな価値のある男じゃないよ」
佐藤さんは呆然としていたが、姫は泣き出していた。
「あ。あと、もう俺の弁当要らないから。佐藤さん、今までありがとう。それじゃ」
2人に背を向け、ドアへ向かう。
「ま、待って!対馬クン!」
姫が呼びかけてくるが、振り向くことなく部屋を後にする。
ドアを閉めると同時に姫の嗚咽が聞こえてくる。
ちょっと胸が痛んだ。
「・・・はぁ」
ベットの上で壁に背中を預けて溜息をつく。
「なんだ、坊主? また、溜息か」
「・・・まぁ今日はいろいろあってな」
「いいタイミングで今日も俺しかいないんだから、話してみろよ」
「・・・まぁ、スバルならいいか。
・・・(説明ちゅ)・・・と、こういうわけよ。明日、明後日は土日だからいいけどさ。
月曜のこと考えると気が重くてなぁ・・・」
「ふーん。あの姫がなぁ。よっぴーはともかく」
「なんで『佐藤さんはともかく』なんだ?」
「あぁ、よっぴーは前々から全て計算づくで行動してるように見えてたからな。
姫にそんな言葉かけたとしても驚かねぇよ。まぁ、気付いているのは少ないだろうがな」
「え”、マジかよ。てことは、今まで俺にだけパンツ見せてたのも、今週1週間のことも
全ては俺を落とすための行動だったって事か?」
「まぁ、そうなるな。捉え様にもよるが。・・・にしても、あの姫がなぁ」
「・・・姫にこだわるね。姫だって人間なんだから、泣きはするだろ」
「そこじゃねぇよ。あのお姫様が一度捨てたものを拾いにきたってことに驚いてんの。
で、姫のことはどうなんだ?」
「放課後はまでは、幻滅してく一方だった。だから、断った」
「放課後までは・・・ね。んで、断ったのは冷静に考えた上でか?」
「いや、計算なんかじゃない・・・と思う。今日は朝から姫の事ムカツいてたしな。
これで2人の仲がいつも通りに戻ったら、両方断った甲斐もあるんだけど」
「その答えを聞く限り、計算としか思えないんだが・・・。じゃあ、今はどうなんだよ?」
「正直、わかんね。ただ、姫が嫉妬してたって事には驚いたし、
なんか知らないけど泣き声聞いてたら心が痛んだ」
「心が痛んだって事だけで、もう答えは十分出てるだろ。よっぴーフッたのはなんとも思ってないのに。
相変わらず、お前の妄想と現実の霧夜エリカのギャップが激しすぎて引いてるだけのようにしか
俺には思えないがな」
「・・・」
「まぁ、折角の土日だ。じっくり考えてみるんだな」
そう言って、スバルは窓から消えていった。
「妄想と現実のギャップねぇ・・・。フカヒレじゃあるまいし・・・」
月曜日。週始めだけに気分は最悪。
まぁ、姫と佐藤さんが仲直りしてくれていればそれでいいか。
結局、姫をどう思ってるかなんて答えは出ず仕舞い。
姫と佐藤さんが一緒に登校している。
仲も元通りになったみたいだな。悪役買って出た甲斐があったようだ。
これで俺も2人と普通に話せればいいんだが。
「おはよう、2人とも」
「・・・」
顔を見合わせている姫と佐藤さん。あ、やっぱりだめなのね。沈黙が痛い。
「じゃ、じゃあ、先行くねー」
俺は、姫と佐藤さんを残して駆け出した。
・・・俺も含めて元通りとは、流石に虫が良すぎたか。
しかし、2人とは執行部でも顔を合わす。何とかしないといけないな・・・。
ん?メールか。 !!! 姫からっ!?
”執行部で手伝って貰いたい事有。放課後竜宮へ来られたし”
・・・とうとう、会話も無しですか・・・。こんな業務連絡までメールでなくても・・・。
何だか、クラスメイトですらなくなってる気がした。
佐藤さんも、いつもなら話しかけに来てくれるのに・・・。
・・・そうか。それも計算だったのか。そんな必要ももう無くなったってわけだ。
やっぱ女って怖ぇ・・・。
「蟹沢さん、バスケ部が応援要請を出してます。体育館へ向かって下さい」
カニめ、また小遣い稼ぎしてやがる。
『運動神経いい方だからフリーのほうがいい』って言っていたがこういうことだったとは。
竜宮からの放送か・・・、もう姫は仕事始めてるみたいだな。
293 :
夢と野望と 10/20:2005/11/06(日) 08:21:37 ID:5C514FT00
「チーッス、言われたとおり手伝いに来たぜー」
「あ、対馬クン」
言うと同時にドアに向かう姫。
「待ってたわよ」
「・・・と言いつつ、なんで鍵閉めてるんだ? まさか・・・」
「勘違いしないでね。二人きりで話したいだけだから」
「んじゃ、手伝いってのは?」
「・・・ごめん。嘘」
「そっか。それで俺が絶対来る様な内容にしたってわけね。
『佐藤さんの事を気遣って、話しかけてこないんだろう』とか俺が考えると見越して」
「まぁ、そういうことね。2ヶ月で多少なりとも、あなたの事理解したつもりだから・・・」
「で、佐藤さんとは仲直りしたのか?微妙なままじゃ、俺が悪役になった意味ないんだけど」
「今はよっぴーのことは言わないで!私の事だけを見て!」
姫が必死にしがみついてくる。しかも、すでに涙目だ。
「・・・姫?」
「金曜日にフラれてからね、ずっと対馬クンのこと考えてたの。週末の間ずっと。
対馬クンのこと思うとね、何も手につかないの!日課だった事も何もかも。
・・・それでね、確信したの。私にはあなたしかいないんだって。
だから、お願いっ!ずっとそばにいさせて欲しいの!」
「・・・『いさせて欲しい』? 『いて欲しい』じゃなくて・・・?」
「・・・あなたがいないのなら、何も意味ないもの・・・。」
「・・・」
「あなたがいないのに野心を達成したところで、そんなの虚しいだけだもの。
だから・・・。
だから、私はあなたの為なら、全てを捨てる覚悟をしてきたわ。
あなたは騎士なんでしょ? なら、私のことだけを守ってよ!」
「野心と男だったら、間違いなく野心をとるんじゃなかったっけ?」
「昔の話を持ち出して、はぐらかそうとしないで。
今は野心への思いよりも対馬クンへの想いの方が大きくなった。
野心よりも大きな夢が、実現したい夢ができた。それだけのことよ」
「親友である佐藤さんとの仲も俺の為だったら捨てられる・・・と?」
「よっぴーのことは・・・、正直つらいわ。あなたが現れるまでは唯一気のおけない仲だったから。
でも、あなたと一緒にいられるなら乗り越えられる」
「・・・姫、そこまで俺の事を・・・。姫の気持ちは十分わかったよ。
じゃ、俺も言いたい事言わせてもらうよ」
「・・・うん。今度はちゃんと聞くから」
「正直、先週は姫に幻滅していく一方だった。
1学期は言動一致してたからいいようなものの、先週はめちゃくちゃだったし。
でも、何だかんだ言って俺もずっと姫のことを考えてたんだ。佐藤さんじゃなくて。
で、スバルに言われて気づいたんだけど、姫って自分の暗い部分普段は絶対に見せないから
それを初めて見せられて、引いてただけなんじゃないかって。
・・・1学期末と同じミスをしてたってことだね。それも姫の一部なのにさ」
「対馬クン・・・」
「こんな同じミス繰り返すようなバカでもいいなら、またよりを戻したいと思う」
「対馬クン・・・。ありがとう・・・」
そっと俺に抱きついてくる姫。また、この温もりが胸の中に戻ってきて感無量だったが、
ひとつやらなきゃならないことが残っている。
「――というわけで、対馬レオにべた惚れな姫の熱い告白と、
その告白を優しく受け入れた対馬レオでした。
校内に残っている生徒諸君並びに先生方、御静聴感謝します」
マイクの電源をOFFにする。
「なっ。ちょっと!対馬クン!まさかずっとマイクONだったの・・・!?」
「みたいだね。気づいたのはついさっきだけどね。まぁ、いいじゃん。嫌な訳じゃないでしょ?」
「嫌じゃないけど・・・。なんか自分だけカッコよくしてたのがなんかムカツく!!」
ゲシゲシッ と、思いっきり手加減された蹴りが飛んでくる。
「あははは」
笑いながら防ぐ。久々のじゃれ合いがとても楽しい。
トントン。控え目にドアがノックされる。
「私だけど、入れてもらえるかな?」
「・・・佐藤さん」「・・・よっぴー」
俺と姫の言葉が重なる。顔を見合わせた後、俺は鍵を開けた。
ypキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
「佐藤さん、ごめんっ」「よっぴー、ごめんね」
「・・・すでに息ぴったりだよね」
佐藤さんが入ってくるなり、俺達はいきなり謝り倒していた。
「・・・話は全部聞かせてもらったよ。今校内にいる人全員で、だけどね。
――私には、エリーと対馬君の二者択一なんて無理だから・・・。これでいいんだよ」
「よっぴー・・・」
「おめでとう、エリー。それから・・・。さよなら、対馬君」
佐藤さんに唇を奪われる。触れるか触れないかの軽いキス。
「これくらいは、許してね。エリー」
姫は多少の引け目を佐藤さんに感じる事になりそうだが、丸く収まってよかった。
俺は、ほっと胸を撫で下ろした。
――――翌日。登竜門で広報部が号外を配っていた。
『竜宮陥落!生徒会長 霧夜エリカ[姫]、副会長 [ナイト]対馬レオに猛烈アタック』
〜竜宮の中心で愛を叫んだお姫様〜
俺は当然の如く『ナイト』になっていた。しかも安いサブタイトル付とは・・・。
教室へ向かうと、2−Cは野次馬でごった返していた。
「ナイト レオのお出ましだぞ〜」
フカヒレのあげた一声で道が開いていく。
「おはよっ、対馬クン」
号外なんぞ、姫は意にも介していないらしい。
「おはよ・・・。姫」
挨拶を交わしただけなのにどよめきがおきる。俺達はいい見世物になっていた。
しかもクラスの奴等は、姫をいじると後が怖いらしく俺ばかりをいじってくる。
「くっ、何で俺が・・・」
「・・・ちょっと、私の対馬クンで遊ばないでくれる?
言いたい事があるなら、私に言いなさいよ」
姫に釘を刺され、静まり返る教室。・・・これじゃどっちがナイトだかわからない。
――――昼休み。
流石に佐藤さんはカニ達と食事を取っているらしい。
いつもの指定席に二人きり。
「レオ、今日は私が作ってきたわ」
姫はいつの間にか二人きりの時には名前で呼ぶようになっていた。
「えっ、姫料理できないんでしょ?」
「・・・もう。二人きりのときくらいエリカって呼んでよ。
ちょっとやってみたのよ。よっぴーのお弁当の効果が絶大だったみたいだから。
ここの調理実習はお菓子ばっかりで役に立たないから、家のコックに教えてもらってきたの。
味は保障できないけどね」
姫の手を見ると、何箇所か指先に絆創膏が貼られてる。
「作ってくれたのは嬉しいけどさ。・・・味見くらいしようよ。カニと同レベルだけはマジ勘弁してくれよ?」
「ちょっと〜! 勘違いしないでね。口に合うかどうかって意味だから」
「なんだ。よかった。で、どのくらい練習したの?」
「大体、2〜3時間くらいかしらね。やってみると料理するのって結構面白いわね」
「それだけの練習でお弁当作れるようになるとは・・・、流石というかなんと言うか・・・」
「・・・あなたの為だもの。まぁ、とりあえず食べてみてよ」
「さらっと嬉しいこと言ってくれるね。それじゃ、いただきます」
「はい、召し上がれ」
「ん。流石になんでもこなすよなー。うまいよ。」
「ほんと?」
「あぁ、マジでうまいよ。実は家のコックにつくってもらったんでしょ?っていうくらい」
「じゃ、明日からも作ってくるわね」
なんか、あの姫がいきなり尽すタイプに転向してる・・・?
「え、いいの!?」
「ええ、モチのロンよ。レオの食べてる顔見てたら、こっちもやる気出てきたわ」
「姫の作ったお弁当を毎日食える日が来ようとは・・・」
「オーバーねぇ・・・。はい、あーん」
「・・・またそれですか。それ、すげー恥ずかしいんだけど」
「なによ〜。よっぴーとはできるのに、わたしとはできないってわけ?」
「はいはい、わかりましたよ。・・・あーん」
「どう? 私に食べさせてもらうと、また格別でしょう?」
「う〜ん。ようわからないな。恥ずかしさが先立って味なんかしないんだけど。
なんかギャラリー盛り上がってるし」
―そう、大食堂の海側のカフェテラスの特等席に陣取っている俺達は注目の的だった。
皆、昼飯そっちのけで俺と姫の一挙手一投足を観察しているようだ。
西崎さんも熱心にシャッターチャンス窺がってるし。
「とりあえず、やってみりゃわかるよ。ほら、あーん」
「あ〜ん。・・・うん、美味しさ倍増じゃない」
「周りが見えていないのか・・・? 姫・・・」
「周りなんて全然気にならないわよ? レオしか見えていないもの」
すごい台詞をあっさりと言ってくる。
「・・・俺が気にしすぎなのかな? んじゃ、もう一回挑戦」
口をあけて待つ俺。傍から見ればきっとアホ面してるんだろうが、気にしない気にしない。
「はい、どーぞ」
「・・・。ふむ、意識しないようにすると結構いけるね」
「でしょ? どんどん食べてね」
食べさせつつ食べさせられつつ、楽しい一時は過ぎていった。
「ちーっす」
「レオ〜」
「おっと、姫だけか?」
放課後、竜宮に入るなりいきなり抱きついてきた姫を受け止めつつ、俺は尋ねた。
「うん。見ての通り私だけね」
といいつつ頬擦りしてくる。
「ねこ好きだけに、じゃれ付き方がねこっぽいよ」
「ぅにゃ〜ん。にゃんにゃ〜ん」
「はいはい。わかったわかった」
「で、何かやる事は?」
「私とじゃれ合う」
「・・・とりあえず、仕事は無し・・・と」
なら、やることはひとつだな。すでに擦り寄ってきてるし。
「う〜ん。ほんと人が変わったみたいだね。俺が前に言った通りになったな」
「うん。気が付けばもうレオなしじゃ生きられないわ」
「全部言わなくてもわかっちゃうのね。んじゃ・・・」
「お茶ね。ちょっと待って」
ホントに何も言わなくてもわかるのね。
「あつっ」
「おいおい、やってくれるのは嬉しいけど気をつけなよ? 俺がやるから姫は座ってなよ」
「いいからやらせて。レオは座ってていいから」
フォローに行こうとするが、あっさり断られる。なんか完全に別人に思えてきた。
「はい、どうぞ」
「ん。ありがと。あれ? 結構熱いけど、大丈夫なの?」
「私のは先に淹れたから」
「そっか」
姫は隣に座り、そのまま擦り寄ってくる。
「おっと。いきなりは危ないよ。溢すとこだった」
「こうしてるとね・・・。実に和むの。すごく心が安らかになるの」
「夏休みとは逆じゃん」
「そう言われてみればそうね。でも今はこっちがいい・・・」
「って、姫?」
・・・寝てるし。それは和み過ぎだろ。相変わらず寝るの早いなー、おい。
「しょうがないなぁ。よっと」
あだ名のとおり、お姫様だっこでソファへ。自分の肩を枕代わりにして頭を固定してあげる。
「ん・・・。レオ・・・」
寝言でまで、俺の名を呼んでいる。いつの間にか手も握られてるし。実は起きてるんじゃないのか?
――夏は、寝顔だけなら可愛い眠り姫だったのに、今やもう完全に可愛いお姫様になってる。
「・・・俺も寝よ。おやすみ、エリカ」
姫の頭を枕代わりに俺は眠りに付いた。
「クスクスッ ちょっと、やりすぎじゃない?かにっち」
「これ位やんなきゃ、おもしろくねーだろ? よっぴー」
「くくくくくっ」
「やべ、起きちまったか」
「ふぁ〜。何だ、カニ来てたのか」
横を見やると姫はまだ寝ていた。なんか、佐藤さんと椰子が笑いを堪えている。
「・・・てめぇ、甲殻類の分際で、俺の顔に落書きしやがったな?」
「ふん、そんな顔で凄んでもおもろいだけだぜ?
こんなとこで、幸せそうに眠りこけてるテメーが悪いのよ。
おぉっと、でけー声出すと『愛しのお姫様』が起きちまうぜー? サザンの名曲でも聞くか?
折角ナイトらしく威厳ありそうな髭描いてやったんだ。ありがたく思いな」
「素敵ですよ? ナ・イ・ト先輩」
「くっ!てめ、写真撮ってんじゃねぇ、マネージャー通せ!」
カニめ後で絶対泣かせてやる。
「というか、佐藤さんがいながら俺にこんなことさせるとは」
「ごめんね、もう吹っ切れたから」
「うぁ、はやっ。ってよく見れば、姫にも描いてあるし」
「こんな時でもないと、日頃のお返しできないからねぇ」
佐藤さんの目が細くなっている。正直、マジで怖い。
「・・・ん。あ、よっぴー来てたんだ。ってダークになってるし」
「あ、姫。起きちゃったか」
「ぷっ、ちょっと対馬クン? なにその顔!」
「・・・寝てる間に落書きされたみたいだよ。俺達」
「達って・・・。私も?」
「うん。流石に姫は控えめだけどね。水性なのが救いかな」
「・・・何冷静に喋ってるのよ?」
「あははは・・・。なんか佐藤さん怖いし、俺は動けなかったから」
「何言ってるの? 私は普通だよぉ? ねぇ、エリー?」
「う、うん」
「・・・あーなると、暫く手がつけられないからやりすごしましょ」
「じゃ、顔洗いに行こっか」
「・・・仲良いんだねぇ。流石見せ付けてくれるよねぇ、エリー?」
佐藤さんの普段からは想像もつかない鋭い視線に、姫が驚いてしがみ付いて来る。
一緒に騒いでいたはずのカニも、ぽかんと佐藤さんを見ていた。
「昨日の時点で話はついてるはずだろ、佐藤さん? それにもう吹っ切れたんでしょ?」
「対馬クン、いいから放っておきなさいって。鎮めるには、放置しておくかトコトン付き合うかしかないわ」
「む・・・。そうなのか・・・。」
「何をこそこそ喋ってるの?」
「な、何でもないわよ。よっぴー。それじゃ、顔洗ってくるね」
佐藤さんが何か言いかけてたが、俺達は外へ避難した。
「・・・佐藤さんこえーなー。スバルの言ってた通りだったな・・・」
顔を洗いながら、佐藤さんの豹変振りに改めて感嘆をもらす。
「たまに、ああなるのよねー。で、伊達君なんて言ってたの?」
「普段全て計算づくで行動してるって」
「・・・近いものはあるわね。ああなると感情剥き出しになるから、手がつけられなくなるのよねー。
でも、庇ってくれてすごい嬉しかったわ」
「まぁ、彼氏ならそれぐらいはするよ」
「・・・顔、赤いわよ?」
「姫だって真っ赤だって」
どっちからともなく顔を寄せ合い、軽く口づけ、笑いあう。
「そろそろ、戻ったかな?」
「たぶん・・・」
「どっちにしろ、鞄が竜宮だから戻んなきゃ帰れないからね。覚悟決めて行きますか」
「エスコート、お願いね。レオ」
「あいよ。まかせとけ」
「ただいま〜」
「あ、おかえり対馬君。エリー」
あ、戻ってる。良かった・・・。――ヤシガニは死に掛けてる。怒りのはけ口にされたのだろう。
「じゃ、日も暮れてきたし、そろそろ帰りますか」
「そうね。よっぴー、一緒に帰ろー?」
「私は良いよ。かにっちと椰子さん放っておけないし、2人の邪魔しちゃうし」
「別に気を使う事ないのに。じゃ、また明日ね。よっぴー」
「じゃね、佐藤さん」
「バイバイ。エリー、対馬君」
市円
「なぁ、姫」
「ん? な〜に?」
2人だけの帰り道。夕焼けが2人の影を細長く創りだしている。
姫が俺にくっついてきているので、多少歩き辛いがあまり気にならない。
「やっぱ、米軍基地の入場許可証ってそう簡単には手に入らないのかな?」
「まず無理でしょうね。私はIDカード持ってるけど、
敷地内に家があるだけってことで、正規のIDカードとはちょっと違うみたいだし」
「やっぱ無理か・・・。1度遊びに行ってみたかったんだけどな」
「それなら、今度の一般開放日にいらっしゃいよ。情報公開してないから、いつになるかわからないけど」
「わかった。ってゆうか家行くのあっさりOKしたね」
「当然じゃない。将来レオも住む家じゃないの」
「・・・おいおい」
「え? まさか私を捨てるとでも・・・?」
上目遣いで瞳をウルウルさせながら、姫は俺を見上げている。
――いつもの姫からは想像もできない衝撃的な光景だった。普段はねこなのに、こんな時は子犬かよ・・・。
「そ、そんなわけないだろ。何を馬鹿な事を」
「だって・・・」
「俺が言いたかったのは、気が早すぎるってことだよ」
「・・・別に早くはないと思うけど・・・よかったっ」
すかさずとびついてくる姫。
「あれ?米軍基地はこっちだろ?そっちは俺の家の方だよ。」
「うん。合ってるじゃない」
「あー。うちに寄って行くのね?」
「別に嫌ならいいわよ。少しでも永く一緒にいたいけど」
「・・・嫌なわけじゃないけどさ。言っとくけど、多分乙女さんいるからね。
あっ、ちょうどいいや。ちょっと英語でわからないとこあるから、教えてくれるかな?」
「ええ、いいわよ。何気に頑張ってるのね」
「バカは嫌いなんだろ? 嫌われたくはないからね。ロードワークも張り合いあるから習慣化してきたし」
「そんなことしなくても、嫌いになる事なんか一生ないわよ?
それとも、やりたい事見つかったの?」
「いや、相変わらずだよ。やっとく事に越した事はないさ」
「がんばってね。応援してるわ」
支援
――昼休み。今日も特等席で特製のお弁当。
「流石だなー。昨日の今日なのに味付け上達してるし、どんどんレパートリー増えてくし」
「愛情たっぷりですから」
「おぉ?とうとう愛になったのね」
「当然じゃない。そうじゃなければここまでできないわよ」
「そりゃそうだよね。んじゃ、俺の野心も叶いそうだな」
「野心?レオ、やりたい事見つかったの?」
「そりゃもちろんあるけど?」
「え?だって昨日の帰りはないって・・・」
「いや、俺そんな事言ってないよ。相変わらず1つしかないって意味で」
「そうだったのね。で、その心は?」
「あれ、言ってなかったっけ?・・・姫の隣で世界の頂点を見る事だよ」
「え・・・。だって、私は・・・。私は野心を諦めて、あなたと共に歩むと決めたのよ?」
「はぁ? ・・・てことは、最近俺といちゃつく事に全力を注いでたって事?」
「今まで通りじゃレオのお弁当作る暇なんてないもの」
「おいおい・・・。捨てる覚悟をしてたのは聞いたけど、捨てたとは聞いてないよ?」
「だって、野心のために努力しつつ、レオの心を繋ぎ止めて置く事なんて私にはできそうにないもの・・・」
「変わったな。姫・・・。1学期の君だったら決してそんなこと言わなかったろうに・・・」
「そうさせたのは、あなたよ。レオ?」
「・・・別れよっか。これじゃ意味がない」
「――!! どうしていきなりそうなるのよ!?」
「俺が憧れて惚れた霧夜エリカは、遥かな高みを見据えて自分を曲げない女だった。
俺にはできなかった自分の信念を貫くことを実践し続けている眩しい存在だった。
最近は俺の事もかなり気にかけてくれてるとは思ってたけど・・・。
まさか、俺しか見てなかっただけだったとは・・・。
正直がっかりしたよ。両方こなしているもんだとばかり思ってたから。
だから、俺は昔の姫に戻って欲しい。俺が憧れていたころの姫に・・・。
『俺か野心かのどちらかしか取れない。無理だ。』と言うのなら、俺は身を引くよ。
姫が・・・、いやエリカのことが好きだからね。
自分でもそこまでの価値が自分にあるとは、今は思ってないから」
「レオ・・・」
「短い間だったけど、より戻せて嬉しかったよ。毎日が楽しかった」
そして感動?のラスト!!
「・・・ちょっと、待ってよ。言いたい事好き放題言ってくれちゃって。
いいわよ、やってやろうじゃないの!
そんな事あなたがいなきゃ、余計できないわよ。
・・・それが、レオの為でもあるならば辛くはないわ。あなたと別れる方がずっと辛いもの・・・。
でも、レオにも協力してもらわなきゃできないし、辛い思いをさせるかもしれないわよ?」
「わかってるよ。俺は元よりそのつもりだし、一歩後ろで、なんて気はさらさらないから。
パートナーなんだから、対等であるべきだろ?」
「ふんっ。横に並べるようになってから言って貰いたいわね」
「おっ。らしくなってきたじゃん。言われなくたってわかってるさ。
お弁当は毎日作ってきて貰いたいけどね・・・」
「対等なんでしょ?毎日交代ね」
「OK。それじゃ、行きますか。エリカ」
「ええ、行くわよレオ。世界の高みへ!もちろん、二人で一緒にね」
「・・・いや、とりあえず教室行こうぜ。授業始まるから」
「もう!ノリ悪いわねー。今まで熱く語ってたくせに!」
「あははは」
Isolation・・・
2回もあげちまった|||Orz
デレの少ない姫をデレにさせるべく、頑張ったんだけど_でした。・゚・(ノ∀`)・゚・。
しかも、レオも姫も人違いすぎだし、話の展開が無理やりだし・・・
デレにいたるまで過程に時間とられて無駄に長いし。
収拾付かなくなるんで、無理やり終わらせました。
反省点多すぎ・・・
御目汚し失礼しました。
>>284 >>288 >>300 >>303 >>305 支援さんきゅー
GJ!これ以外に語るべき言葉があろうか?
いやない!もう一度言おう、GJと!
デレ姫キタコレ
GJ!
312 :
名無しさん@初回限定:2005/11/06(日) 09:36:33 ID:NB48CWLu0
>>309 ぐっじょぶ!!!!!!!!!!!
最高だよ、あんた。ネ申!
ヤバイヤバイデレ姫ヤバイ
全力でGJ!
⊂ヽ ゚∀゚)ヽ Gっ ( ゚∀゚) ミ J!!
`ヽ ヽ' )) γ 二つ つ
ノ ノ { (
し' ⌒J ヽ,_)ヽ,_)
_ _ て
⊂ヽ ゚∀゚)ヽ Gっ ( ゚∀゚) そ J…
`ヽ ヽ' )) γ 二つ つ
ノ ノ Σ { (
し' ⌒J グキ ヽ,_)ヽ,_)
<⌒/ヽ-、___
/<_/_GJ_/
>>309 GJGJGJGJGJ!!!!!!!!
やっと姫の長編SSキタって感じですげ〜最高に楽しかったです。
ん〜!たまらん!デレデレ姫!たまらん!も〜!たまらん!
たしかにレオがちょっとあやしいかも・・・。
それを差し引いてもGJ!DESU!
レオが別れるのを盾にして精神的優位に立ってるのが気になるが
おおむねGJ!
レオも別れる気ないのに策士だな、よっぴーのこといえたもんじゃないw
>>279 >1-F 鮎川まどか。この子くらいかな、名前が優しそうなのは
フカヒレのトラウマが発動しそうな名前だなw
>>309 gj 姫がデレるとは・・・難しいのをよく書いた。感動した。
>これは、無理に苗字変える必要ないのでは?
フカヒレって村田の名前を間違えないキャラだっけ。
うん、そのかも。
>>315 >>316 書いた本人が一番レオキャラ違ーと思ってるので流してくださいorz
ちなみにいうと、19の最後で一回別れさせるつもりでした。
それをこんな形にしたんで、レオがけーさんづくに・・・・w
まぁ、脳内妄想を文章化するなんて初めてだったので、
おおむね好評で一安心でした。
>>309 GJ!
ただ姫はあのままデレンデレンでもよかったかな…
その後は野望を諦めてまで自分に尽くしてくれる姫の為にレオが奮起するって感じでさ。
でもグッジョブ。
>>309 こ、子犬キャラはなごみんのものだぁぁぁ!
と、叫びつつGJ
>>309 GGGGGGGGGGJJJJJJJJJJJJJJJJj!!!!!!!!!!
今度はよっぴーを幸せにしてあげてください。・゚・(ノД`)・゚・。
>>309 そうだ!よーし、気に入ったぞお前。
厨房裏でフカヒレをファックして良いぞ!
>>309 GJ!!もし、これがキャラ人気投票中だったら
乙女さん好きの俺が思わず姫に投票する所だったぜ!
それほど良かった!!GJ!!!!!!
>>309 ぐっじょふ!デレ姫に萌えまくったよー・゚・(ノд`)・゚・
なごみんにも負けず劣らずなデレ姫…恐ろしい子っ(白目)
>>314 ワロタw
なごみんも良いけど、やっぱ姫かわいいよ姫
というか、つよきすは なごみん以外全員ツンデレでないという現実。
ツンデレのテンプレートには沿っていないだけでツンデレのバリエーションではあると思うよ。
そういう意味ではカニのキャラなんか凄く上手く作ったと思う。
姫大好きの俺が来ましたよ!GJ!!
>>309 神の如くGJ!但し18までな!w
いやぁ、正直姫のあまりにも自分勝手なところが嫌いなんだがそこを変えさせてくるとは…。
>>309GJ!!!
デレ姫キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
つよきす本編の姫ルートも良かったけどこれは萌え度が禿しく上昇しているな…
あんたすごいよ
またSS投下してくれぇ
>309GJ・・・
何故GJなのにテンション低いかとゆうと読んでる途中ダーク・よっぴールートに
突入するかと思ったからさ・・・orz
そんじょそこらのホラー映画より怖いよよっぴー(;;)
よっぴータイプの人間、現実にいるタイプだから恐ろしいぜ・・・
ちょっとつよきすやって癒されてくる(;;)ノシ
P.S. よっぴー嫌いではない(よっぴールートやってむしろ好きになった)ので誤解なきようにw
姫SSと姫AAの流れ…今日はエリーの日かw
>>334 姫スキーとしてはたまらんよ
今日は本当に素晴らしい日だ!!!
同志達よ喜べ!!!
今日は宴だ!!!
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
>>309 うーん、GJ!!
ただ19、20はいらんかったかも。
やっぱやるからには徹頭徹尾、徹底的にデレさせてほしかったw
これだとレオもなんか他力本願な感じがしちゃってるし…
最高のパートナーを手に入れたんだからお前が引っ張ってみせろよナイト!
最高だ・・・最高の夜だ・・・
姫エロも読みた・・・いやなんでもない
なごみママ scene4「ちっちゃなちっちゃな天使たち」
「うーっす、レオー!!邪魔するぜーー!!」
「「カニおねえちゃん、こんにちはー!」」
「おぉっ、レオジュニアたち!お出迎えサンキュだぜ。レオに似て可愛いなー」
「何言ってるんだよ。ちゃんと二人ともなごみに似てきてるぞ。特にほのかなんかな」
「えへへ…ほのか、ママそっくりってパパによくいわれるんだよ」
「観察力が無いのは相変わらずか」
「ケッ!ムカつくヤツだぜ。昔っからオメーは気に食わなかったけどな!」
「それはあたしも同じ」
「「そうなの?」」
「カニおねーちゃんとママ、なかよしじゃないの?」
「ほのかはママもカニおねーちゃんも、だいすきだよ?」
「!!」
「うっ…」
「そ、そんなことないぞ?なごみもカニも仲良しだ。な、二人とも?」
「え、ええ…そうよ、吼太、ほのか」
「……レオの言うとおりだぜ」
「ちょっと遅くなっちったけど、今日は二人の小学校入学祝を届けに来たんだよ。
…コイツら見てると、なんだかオメーらが幸せなの、ちょっと分かる気がするぜ」
「カニ……」
「へへ、じゃぁな、吼太、ほのか。また遊ぼーぜ!」
「「うん、カニおねーちゃん、ばいばーい」」
「…やっぱり、あの子たちにはかないません」
「はは…純真な瞳であんなこと言われちゃな…。子供たちに感謝してるよ。
なごみとカニが二人のおかげで、少しずつ仲良くなってる気がするからな」
「あなた…」
「今度、カニん家にも遊びに行こうか。きっと子供たちも喜ぶぞ」
「はい…そうですね…」
「子供は天使」…そんな言葉を思い出したんで書きました。
きっと子供たちは夫婦喧嘩したときも同じ方法で仲直りさせてくれるんだろうな…
ほのかちゃんを僕に下さい!
空也が私のものになってくれてもう三ヶ月が過ぎた。
この三ヶ月で空也は、私の氷のように冷たかった心を徐々に溶かしてくれた。
気が付けばうだるように暑かった夏はいつの間にか終わり、
庭の葉もすっかり色づいて久しい。
秋の心地よい風を受けながら縁側で空也に膝枕をしていて、
ふとある事を思い出した。
「ねぇ、空也。」
「ん?どうしたの姉様?」
「私、この時期にあなたと叶えたい夢が、もう一つあったわ。」
「何?言ってみなよ。」
「あなたと、二人っきりで紅葉深い山へ赴いて、
この季節を全身で感じてみたいわ。
それにあなたの気分転換にもちょうど良いと思うの。」
空也はお父様からの仕事の引継ぎの前準備が少しずつ、
しかし徐々に具体的になってきた事について、最近塞ぎ込む事が多い。
空也は引継ぎについて知れば知るほど、自分の能力で会社を
うまくやって行けるかどうか、先の見えない不安に押しつぶされそうだと言う。
その度に私を頼ってくれるのは嬉しいけど、
私もいつまでも空也が思い悩んでいるのを見たいわけではない。
こういう意外に脆い所が、血は繋がってないにしろ、
姉弟なのだと不謹慎ながらも嬉しく思ってしまう。
「・・・そうだね。俺も最近少しずつ忙しくなってきたし、
姉様もこれから年末で忙しくなるだろうから、
その前にどこかに出かけるのも良いかもしれないね。」
「私は一番近い次のお休みが水曜にでも取れるのだけど、
その日はどうかしら?
平日だから、他の観光客も少ないでしょうし。」
「そうだね。じゃあその日に紅葉を見に行こうか。」
「・・・ありがとうね。空也。」
私は膝の上から私を見つめている空也に、軽い口付けをした。
きょう よなかに どれかとうかする
い,フカヒレのツンデレは美味しいか?
ろ,スバル(超強気)→レオ(超されるがまま)←フカヒレ(ハァハァ)
は,なごみ(デレリアン)
今は眠くて書ききれないが、このうち一つは今日の22時までには投下したい。
い、言っておくけど、君達の為に頑張るんじゃないからな! その…とにかくおやすみ!
当日、私達は某県の紅葉が有名な山に二人っきりでやってきたが、
「うわぁ・・・すごい霧だね。」
朝からの生憎の曇天に加え、現地は濃霧に包まれ、周りの山々は酷くぼやけて見える。
「でも、せっかく来たと言うのに、このまま帰るのももったいない話ね。
霧のおかげで人もほとんどいないみたいだし、とりあえず山頂までの
ロープウェイに乗ってみましょう。」
厚い雲に日の光がさえぎられ、その上この濃霧、更に標高が高いために気温が低く、
話すたびに口から白い息が漏れる。
空也の手を取り、ロープウェイの案内が出ているほうに足を進める。
地面のしめった落ち葉を踏む音が、薄暗い陰鬱な雰囲気に拍車をかける。
そんな中でも繋いだ手から伝わってくる空也の体温が心地よく、
私を安心させてくれる。
プラットホームに着くと、この曇天と濃霧のためよほどヒマなのか、
券売機の前には私達以外他の客は誰もいなかった。
買った切符でプラットホームに入り、ゴンドラが降りてくるのを待つ。
待っている間空也が私の顔を見ずに、前を向いたまま話し始めた。
「あのさ、姉様。俺、最近ずっと考えてるんだけど・・・。」
「どうしたと言うの?」
「うん、姉様は俺の事励ましてくれるし、
他のお姉ちゃん達も大丈夫だって言ってくれるけど、
やっぱり俺、親父の会社継ぐの、どうも自信が無いんだ。」
そのことについてはこの三ヶ月間、幾度となく話し合った。
しかし、この問題にはちょっとやそっと話し合っただけでは、
簡単に答えが見つかるものではないと私もよく分かっている。
「・・・そうね、とりあえずゴンドラが来たみたいだから、
まずはアレに乗ってからにしましょう?」
ゴンドラがプラットホームに入ってきて、係員がゴンドラのドアを開ける。
私が先に中に入り空也の手を引き、ゴンドラの端の座席に腰掛ける。
間もなくゴンドラが動き出したが、中に居るのは私と空也だけだ。
ちらと窓の外をうかがうと、相変わらずの霧でほとんど何も見えない。
支援
>>342 おまいのIDはAMDか?Intelか?
それによって考えなくもないが・・・。
「で、どうして自信がなくなったのかしら?」
隣に座る空也の顔を覗き込み、やさしく聞く。
空也は未だに私の顔を見ずに、前を向いたまま話し始める。
「うん、俺さ、この間親父から話を聞いて、いつも馬鹿にしてはいるけど、
やっぱり親父ってすごいんだな・・・って思ってさ。
会社経営って、社員だけじゃなくてその家族への責任もかかわってくるしさ、
ここぞとばかりの決断力、先見の明、その他もろもろ。
俺にはとうてい出来そうもない事ばかりだよ。ほら、俺頭悪いし。
伊達に親父も良い大学出てないよ、と、思ったんだ。」
「会社経営は勉学の良し悪しではないわ。」
「そうなんだけど、さ。この先不安で不安でしょうがないんだ。」
「・・・」
重苦しい沈黙がゴンドラの中を支配する。
私はどうやったらこの子の重荷を少しでも軽くしてあげる事ができるだろうか?
・・・今までどんな難しい問題にぶつかってもすぐに答えを見つけ出した私にも、
この答えを見出すのは難しい。
だから私は、今私にできる事をするしかない。
空也の顎に手をかけやさしく顔をこちらに向けさせて、
そのままゆっくりと、やさしくキスをした。
やさしく唇に触れるだけの、しかし長い口付け。
唇を離して、そのまま空也の顔を私の胸にうずめさせた。
私は空也の頭を撫でながら子供に言い聞かせるように話す。
「ごめんなさいね。空也。
私にもあなたの悩みの答えを、今すぐ見つけ出す事はできないわ。
でもね、どんな結果になろうとも、私はいつもあなたのそばにいるわ。
あなたにも、私のそばにいて欲しい・・・。私達に必要なのは、それだけなの。
あなたがお父様の会社を継ぎたくないなら、一緒に逃げても良いとは
前にも言ったでしょ?アレは本気よ。
でも、あなたが辛くても、先の見えない不安にかられてもがんばると言うなら、
私は全力であなたを支え、ついていくわ。
私もあなたも、お互いがいなくてはこの不安だらけの世の中、生きていけないもの。
どんな困難や先の見えない不安があっても、お互いに支え合って一緒に生きていきましょう?」
支援ついでに
>>342 なごみ「うちの娘をどうする気だ…潰すぞ?」
私がそこまで言うと、空也は私の胸から顔を離してゴンドラの正面を見据えた。
「・・・もうそろそろ山頂に着くみたいだね。」
つられて私も前方を見ると、山頂側のプラットホームが見えた。
ゴンドラから降りると、冷たい風が吹き抜けた。
「姉様、見て!」
先にプラットフォームから出て展望台に向かった空也が、私を誘っている。
空也が心なしか興奮しているようだ。
何かと思って展望台に出ると―――
「・・・綺麗ね・・・」
厚く空を覆っていた雲の隙間から太陽の光が漏れ、
辺りを包んでいた霧はいつの間にか晴れていた。
赤や黄色に染まった山々が、太陽の光を受けて静かに輝いている。
いまやこの展望台からは、あたりの山々の美しい光景が一望できる。
しかしこの展望台にいるのは、私と空也だけ。
空也に身を寄せ、再び手を繋ぐ。
すると空也が繋いだ手に力を込め、私の目を見て言う。
「姉様、さっきはありがとう。
でも、さっき姉様が言ってくれたことと、この景色を見たら、
あんな事で悩んでた俺が馬鹿みたいに思えたよ。
今なら、・・・姉様と歩む未来が見えるような気がする。」
そう言った空也の目には、強い意志のこもった光が見えた。
「・・・そう。では私もあなたと共にその道を歩む事にするわ。」
その目の光は太陽の光が映りこんだものなのかもしれない。
でも、空也のその目を見ると・・・
「風が冷たいね。姉様。」
「・・・そうね。でも・・・」
この先どんなに辛辛い事があっても二人で歩んでいける、
そんな気持ちが心に強く沸いた。
352 :
SSD:2005/11/07(月) 01:24:07 ID:u0mrOw2b0
前のSSを書いているときに
「姉様ってやっぱり麗しいなぁ」
と自分の書いたSSに酔い、興奮して描いたSSです。
姉しよ2の姉様エンド後のお話です。
当初はデレデレのお姉様を書くつもりだったんですが、
プロット組んでる間に話が変わっていましたw
支援ありがとうございましたm(_ _)m
それでは皆さんおやすみなさい・・・。
消防署の方から来たぜーーーー!
曲者がぁ!
355 :
SSD:2005/11/07(月) 01:31:23 ID:u0mrOw2b0
うあ、良く見たら『辛辛い』ってなってる・・・orz
締めのところで恥ずかしい・・・
SSスレがこんなスピードで伸びるのって前代未聞じゃねーか?
いや、ほかのSSスレ覗いてないから知らんけど。
>>355 gj 誤字・脱字は、ちゃんと訂正しておけば、まとめサイトに取り込
まれるときに修正してもらえんのかな?
きましたきました!!!
姉様SS
GJ!ほんとGJ!
今日はほんと素晴らしい日だ…
姫に続いて姉様まで
涙がでちゃうよ
GJ!
流れに乗ってダークよっぴーホラーSSをキボンヌ
感化されて初心者のおれがSS書こうと思うんだが…
ここはそんなおれでも受け入れてくれる場所ですか?
>>80あたりから良作の絨毯爆撃始まった感じだ。正直食傷気味になるほどにw ゲップ
>>356 実はスレの伸び自体はそう大したことはない。このスレの書き込みが主に作品とGJレスだけで、
良作だけどここはちょっとイマイチだった。好みにあわなかったけどあそこのネタには不覚にも吹いてしまった、
とかのような余計な雑談がないから、スレ内の作品密度が高く見えて、伸びてるようにみえる。
それとここの住人の書き込みはどれもこれもハイテンションだし。雰囲気による錯覚もあると思うよ。
ま、ちょっと前に子供の名前議論があったけど。
一概にSSスレつっても、一つの作品について、こうすればもっと良くなるのにもったいないな、とかなんかここの描写はもにょるな、とか議論してるところもあれば
作者の文章技術・描写力は極力触れないで、テンションに身を任せてキャラ萌えシチュ萌えのお祭りを楽しんでるところもある。このスレは後者だね。
水指すようでスマソ。
最後に、ここのSSの出来の良し悪しにケチつけるつもりは毛頭無いことを明記しておく。俺もこのスレを楽しんでる内の1人だし。
>>359 大丈夫さ。テンションに身を任せてみるのもいいんじゃねーか?坊主。
362 :
SSD:2005/11/07(月) 03:02:37 ID:u0mrOw2b0
>>359 誰でも最初は初心者ですよ。
ガンガれ!
>>いろは
う〜ん。…いか…ろだな…
>>351 GJ!
でももし、展望台の所に今まで姉様に犯された女性達が勢揃いしてたら・・・とか想像しちゃう俺はどこか歪んでるんだろうな。
でもよっぴーSSなら素直に救われる、というかもしろ明るいSSが見たいんだダークな部分があるとはいえ悪!って事は無いからだろうな。
最近にょっぴーは少ないどころか選択肢にも入ってなくて寂しいよママン。
にょっぴー
にょっぴーって誰じゃい(´・ω・`)
( ゚д゚) < にょっぴー
( ゚д゚ )
こっち見んな
59 :名無しさん@ピンキー:2005/11/04(金) 19:56:33 ID:ObGDKOVq0
よし、「
>>1乙女」と
_ _
'´, `ヽ '´ ヽ
|ニfノ从从リ ((ハヽ从 l それは地道な洗脳だな姉者
ル(i ´_ゝ`リ i、´<_` |i)
f(つ/ ̄ ̄ ̄/ /i`i´lヾ
 ̄ ̄ ̄ヽ/ FM-V/ ̄ ̄(l[_ノ ̄ ̄ ̄
にょっぴー>(゜д゜)
( σ´д`)σ
尿+よっぴー=にょっぴー
人には、向き不向きがある。
手先が不器用な人が細かい作業をするのは不向きな事だし、歌唱力の無い人にボーカルは不向きである。
もちろん、身体を動かすのが苦手な人が重労働をするのも不向きで、左手で自慰する人は右でするとなんか気持ちいい。
おっと、自己紹介が遅れたね。俺の名は鮫氷新一。通称シャーク。ま、みんな照れてフカフィレって呼ぶけどさ。
それと、みんな気になっているだろうけど雌犬超募集中。24時間君のテレフォンをまってるぜ。
それで本題なんだけれど、人間には向き不向きがある。これはちょっと前に教えたよな。
完璧超人の俺も、もちろん不向きな事がある。でも、それを乗り越えないと皮は剥けないと思うんだ。
……解ってる! 解ってるよ! 画面の前でお前が股間を押さえているのが良く解る。さっさと剥いておけよ。な!
でも、今日乗り越える皮…もとい壁はそれじゃないんだ。俺が乗り越えなくちゃいけないのは「優しすぎる」って事。
だってそうだろ? この作品のテーマが「ツンデレ」なのに、俺って全然ツンデレして無いじゃん。
これって、全国にお住いの1000億の俺の雌奴隷に失礼だよな。それが楽しみで買ったのに、俺って優しいだけなんてさ。
だから、俺は決めたぜ! 今日を持って俺の属性は「ツンデレ」だ。よし、さっそく試してみるか。
レオの場合〜ツン〜
「何やってるんだフカヒレ?」
「気安く話し掛けるなよ。対馬の分ざ「せぃ!」ご、ごめんなさい!」
レオの場合〜ンデ〜
「で、その気持ち悪い態度の変化は何だ?」
「べ、別にレオだけにこう言う態度をするんじゃないんだからな。お・ま・え・だ・け…なんだぞ」
「せめて、日本語を喋るか呼吸を止めろよ」
レオの場合〜デレ〜
「れ、レオ。ハァハァハァハァ」
「やめろ変態! く、来るな馬鹿野郎! そんな冗談はスバルだけで十分だ」
「ハァハァハァハァハァ……レ、レオ〜ハァハァ」
「なあなあ。フカヒレの馬鹿、ついに男に目覚めたのか?」
「おっと! 他の奴ならともかく、レオだけはたとえフカヒレだろうと渡さないぜ!」
(スバル→レオ←フカフィレの黄金パターン! くぅぅぅ!…涎がとまらないわ)
(あ〜。また変な病気が始まったなぁ〜。まぁそれは置いておくとして、フカヒレ君は屠殺場行きだね)
もっと長めにするつもりだったが、ムラムラして短くなった。
書いたことは反省していない。が、やっぱりちょっと甘かったと反省。
センパイ、キモイです。
>>372 GJ!!
だが…
センパイ、キンモイです。
センパイ、ンデ期の方がモイキーです。
54 :名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 13:24:09 ID:zgQXpk9o0
<豆花ルート>
@自由行動の4日間終了 → レオ「豆花のことがちょっと気になる」
@そこからちょくちょく豆花に会おうとするが、なぜか会うことが出来ない。
@6/10 〜 6/20までの流れ
・豆花に近づこうとすると何故か急に気絶してしまい、気がつくと自分の部屋に。
・次の日もめげずに豆花に近づく。また自室へ。枕元に「これ以上関わるな」との書き置きが。
・フカヒレとスバルに相談。今度は男三人で豆花にコンタクトを取ることに。
・頭上から12人の揚一族登場。三人ともコテンパンにされる。
・2人に「これ以上豆花に関わらないほうがいいんじゃね?」と忠告され、しぶしぶあきらめるレオ。
@合宿前日
竜宮で、姫がどこからか持ってきた烏賊島の宝の地図を皆に見せびらかす。
姫「なんでも金で出来たフライパンと銀で出来た菜箸が眠ってるらしいわ」
フカヒレ「嘘くせー」
レオ「いらねぇー」
姫「でも噂によるとこれを手に入れた者は料理の腕が世界一になるみたいよ?」
乙女「何!?」
カニ「おお!」
祈「では合宿は烏賊島に決まりですわね。宝の分け前は私が10、その他が0ですわ」の一言で合宿先が烏賊島に決定。
竜宮の窓に、きらりと目を光らせる豆花が見えた。
@合宿当日
宝のことを聞きつけた館長がムダにメンバーを集める。
館長「うむ。レクリエーションとはみなで楽しむものだ。これを機に親睦を深めるがいい」
集まったメンバーはレオ、フカヒレ、スバル、乙女、なごみ、カニ、姫、YP、祈、洋平、くー、マナの12人。
マナ「豆花も誘いたかったんやけど、家にいないねん。どこ行ったんやろ」
12人は合宿を兼ねた宝探しを始める。
いち早く烏賊島に入った豆花と12人の揚一族が待ち受けているとも知らずに・・・。
>>377 >竜宮の窓に、きらりと目を光らせる豆花が見えた。
竜宮、2階ですから。
>>371gjわろた。
最後の部分はセリフの前に発言者の名前を入れてくれるとありがたい。
>「なあなあ。フカヒレの馬鹿、ついに男に目覚めたのか?」
この発言がレオか、カニかわからん。
あとはスバル、姫、よっぴーやね。
380 :
371:2005/11/07(月) 21:09:58 ID:kkXd2iyH0
あんなん書きましたが、フカフィレはイガグリと同じくらい愛しキモイです。
一応もう一つ書いたけど、連投になるからちょっぴし控えます。
>>379 ごめんなさい。その発言はカニの台詞だっち。カニらしい発言にするべきだった。
台詞の前に名前記す習性が無いのくせに、発言があいまいだっただら。
200 :名無しさん@ピンキー:2005/11/07(月) 21:38:29 ID:sxpvKM1z0
\ _______________ '´ ゙ヾ_オチューシャ _____ /聞いてよマイマザー、執行部の
\ :::::::※::: l イ从从ゾ シテクダサイ::::|; /カニと対馬センパイがお節介でさ…
\:::::::::::※ l リ;///ノリ :::::::※::::::/|| /、, ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
竜汁ドゾー \ ※: (( | l{(lつとl)} )) モジモジ .,:||. / '´ ゙ヾ __,へ _
, -=、 \ ※ ノリ く_7ノ_) ;;;;;;;;;;※;;."/ / l イ从从ゾ <ヘ" ベY´ |
〃 '´  ̄`ヽ 誰?'´ \ ___________________||/ / l リ^ヮ^ノリ 〈((()))〉!ァ┘ナゴミチャン
i l ノ从从ゾ (ハヽ从\ || / ノ {φ个 i}つ__ i、ヮ`l|リ从. タノシソウネ
| ハ*(゚)-゚ノリ ∬ ∬ i、Д` ;|i) \ ∧∧∧∧ / / : ⊂⊃ ̄旦 \ と:::::::.ヽ.. ||))
. ルリ〈(lつiつ ヮ ヮ ⊂j`i´ lつ < 使 な > / .::::..<ドハ .,.- ⊂⊃\ ::::::::.) .||((
.(ji_| ̄ ̄ ̄ ̄ l_ !_il . < 用 ご > / . (■,,) 旦 \ ̄ ̄||
し'ノ l_/、」 <の 前 み > l二二二二二二二二二二二二二二l ||
────────────< 予 使 ん >─────────────────
マダマダツメガアマイデース _ <.感 用 > 『助演男優賞』 _,,ハズカシイケド、ヤッパイイネ
チョーシノンナヨ '´人#`ヽ < !!!! 後 . > ''´ ヾ
クロカミロンゲ!! { ソ ヾ、} / ∨∨∨∨ \ ル 从リ从)〉 (ワタシモナニカ…)
_ i、;;゚;д゚;;;;|i) / ・精神攻撃 \ ゞ(i[´]∀ノii 、, _,.、
;'´. # ヽ; . /´` ''''´ / . ・携帯攻撃 \ / ̄ヽ/,― 、\ o。。。 '´ ヽ
;l ;; ノリ从; / _ ・握手リベンジ \ | ||三∪●)三mΕ∃. (i 从从l i i
;l i li|#ノ; / '´, `ヽ. ・中華街リベンジ \. \_.へ--イ\ ゚ ゚ ゚ i、゚- ゚l|)l.|
;ノノリノ__,iつ; ./. !爪リリ从)ゞ・海水浴リベンジ \ _)(_) . くi夭(>l.|
;く |__l|; ./ ノwリ#`ロノル ・ぱんつぅ(・∀・)ぱんつぅ . \ 〈|_ヽ> ゞ
;しし; / 【蟹沢きぬ、ジェラシーボンバー点火中】 \ しヽ.)
636 :名無しさん@ピンキー:2005/11/06(日) 17:43:11 ID:jEOXSJML0
\ , ― 、 /
\ . ,'_ '´  ̄ ヽ ぬこー ぬこー /ツシマクンモヨッピーモテニイレルワ
, ― 、 \ [》ミ〈((^)))〉 . /  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
,'_ '´  ̄ ヽ \ iヾ(リ*´ヮノi ∧ ∧ . / , ― 、 _ブチッ! ┛┗
[》ミ〈((^)))〉 コノコノコノ!! \ ノノ〈(lつiつ (,,・д・) / ,'_ '´  ̄ ヽ '´ ,`ヽ ┓┏
iヾ(リ#゚Д゚ノリ \ く_7ノ_) @_) / [》ミ〈((^)))〉 (从从))i彡|
ノノくi)个i> \ ∧∧∧∧ / iヾ(リ゚ ー゚ノリ li、-゚ #ノ,'メ> Warning!!
く/j4ヲ グリグリ < 姫 > ノノ⊂)个i> ⊂i个(ノ ミ FALL DOWN
し_⌒~つ。Д。)つ < 予 ご > く/_|j〉 〈|_ヽ> ゞ 女神→邪神
「姫、パンツ丸見え」 < .乱 > し'ノ しヽ.)
────────────< 感 心 >─────────────────
∧_/\_<ワタシダッテツシマクンガスキヨ! <. の > グエッヘッヘッ
Π . ∩ |'|「| <ゲェッ!ホウソウガONダ! < !!!! > くー!なわ、ほどいて! , ―、
|「| ̄ ̄ ̄ ̄|「| ̄ ̄| <ヌカッタァ! /∨∨∨∨ \  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ,'´ ̄ 、 Y
|「| 田 田 |「|[[[[| /レオの熱い眼差\ ,ヘ'´ i"ヾ 〈((^)))〉ヨ
|「| |「| ̄ ̄| /しに , ― 、 スバルの \ ,くリ从゙"リi} li、∀゚*ノ从
|「| |「|ミミミミミ / ,'_ '´  ̄ ヽ股間は強\ ノi\|#´(フノi ⊂l⊂_l〉 ワキワキ
ワー ワー / ニヤニヤ. [》ミ〈((^)))〉 く反応した \. |\i! (つ; く/_|,ゝ
ワー ワー . / iヾ(!" ヮ ノリ その刹那、突然\ |\|〓〓; けヽ)
ザワザワ・・・ / カタカタf(つ/ ̄ ̄ ̄/ 鮫氷が部屋に \ | ̄ |-'; ニジリニジリ
オリャァーーーッ!/  ̄ ̄ヽ/ FM-V/乗り込んで来たのだ\ ガタンガタン
9/○
今日も対馬ファミリーは元気だ。フカフィレとは良く話すけど、他の人はそんなに解らない。
よし、これを機に少し観察してみるべ…伊達君は怖そうだが、フカフィレは相変わらずの馬鹿だ。
対馬に弄られるカニは、どこと無く嬉しそうだなぁ〜
……佐藤さんがその光景をジッと見ていた。何かゾクッとしただ
9/×
姫から命令された。職員室に鍵を返してくるようにって。ちょっと胸きゅんだ。
お使いを済ませて姫の所に戻ると、対馬と楽しそうに話してた。
みんな気付かなかったけど、オラは姫が対馬に身体を密着させてたのを知ってる。
……佐藤さんがその光景をジッと見ていた。何かゾクッとしただ
9/△
放課後、野球部の練習でランニングをしていたら、屋上に対馬と一年生の女の子をみかけた。
フカフィレの話だと、同じ生徒会の椰子って言う凄く怖い女の子らしい。二人で何の話をしているか気になる。
目を凝らして、耳を済ませてみると、なんだか女の子が甘えるような声で対馬と喋ってる。
フカフィレの話はゲーム以外だと役に立たないなぁ。全然ちがうべ。
……佐藤さんがその光景をジッと見ていた。何かゾクッとしただ
9/□
部活を終えて、校門で部員達と話していたら対馬に会った。なんでも、風紀委員長を待ってるらしい。
風紀委員長がお姉さんだなんて、対馬も大変だなって言ったら、そんな事無いと嬉しそうに返された。
そうこうしている内に、鉄先輩が校門に来た。二人で手を繋いで帰っていっただ。
……佐藤さんがその光景をジッと見ていた。何かゾクッとしただ
9/π
放課後、ランニングしている時チラッと教室を覗いてみた。そしたら、祈先生と対馬が二人っきりで話してた。
おっぱいに目がいっちゃうのを堪えて、読唇術で二人が何を喋っているか読み取ってみただ。
どうやら、旅行に行く話をしているみたいだ。対馬もなかなか侮れねぇな。
……佐藤さんがその光景をジッと見ていた。何かゾクッとしただ
9/H
最近、対馬が大人びて見える。なんだか、先に大人の階段を登ったみたいな風格があるだ。
あと、やたらめったら女の子と一緒に居るのも気になるだ。フカフィレに聞いても悔しがるだけだ。
伊達君も、対馬に今まで以上に優しい感じがするなぁ。
……佐藤さんがその光景をジッと見ていた。何かゾクッとしただ
9/ω
ときどき、変な視線を感じる。なんだかオシッコちびりそうだ。
そう言えば、佐藤さ(この先は血でベッタリしているので読めない――)
レオ「最近、イガグリを見かけないな〜。佐藤さん知ってる?」
良美「ううん。知らないよ」
日記ネタを使わせて頂きました。イガグリってまだ未開発ですよね?
あ、俺はよっぴ〜好きだよ! ただ、オチ担当として動かしやすいので……
よっぴ〜大好きでこう言うのが嫌いな人はごめんなさいしておくだら。
イガグリワロスwwww
GJ!
イガグリ…無茶しやがって…
あたしには、分かる。
センパイはあたしのことが好き。
でも、絶対にそうとは言ってくれない。
「つきあってくれ」
たったそれだけの七文字を口に出してはくれない。
たぶん、断られるのが怖いのだろう。
いかにも、あたしは断りそうに見えるのだろう。
それは、あたしにも責任がある。
今までさんざん、センパイにはつらくあたってきたのだから。
だけど、たったの七文字なのに。
いくら「椰子なごみは絶対に俺を拒絶する」と感じていたとしても、そんなの、言って
くちゃわからないのに。
センパイの意気地なし。
イライラする。
殺意すら感じる。
いつも遠くからあたしのことを見つめているくせに、あたしが目を合わそうとすると途
顔を赤らめて目を背けてしまう。
あたしが必死の勇気を振り絞ってデートに誘おうとしていると、必ずカニやお姫様や佐
輩の横槍が入って、気づいてみるとセンパイはみんなのおもちゃにされている。
そんなセンパイも可愛いけれど、やっぱりあたしは、センパイには毅然としていて欲しい。
「俺には椰子がいるから」
ときっぱり断って欲しい。
だけど、センパイはいつまでたってもお姫様の誘惑には勝てないらしい。
カニや佐藤先輩の露骨な好意には鈍感で、まるで気づいていないらしいので、その点は
だけれど、お姫様がたまに持ってくるベルギーチョコには犬のようにとびついている。
確かに、あのチョコはおいしいんだけど…チョコくらい、あたしがもっとおいしい
作ってあげるのに。
情けないセンパイ
GJだぜ、イガムシw
日記書くのにも方言って出るのかなあ?
>>388 よーし気に入ったぞ、お前、厨房裏でコテハンを名乗っていいぞ。
このスレ、書き手が何人いるんだ??
393 :
2/11:2005/11/07(月) 22:33:45 ID:HKt6ycSy0
最近、椰子の俺を見る目がいつになく激しい。
殺気すら感じる。
武道祭が終わって、椰子の手作り弁当を食うようになって、松笠開国祭のカレー修行が
って、二人で海に行って…
そのあたりまでは、比較的順調だったと思う。
なんとなく気になる椰子の面倒を見てやってるうちに、ふとした拍子に椰子が俺にキス
た。
まるでヘッドバッドみたいだったけど、確かにあれはキスだった。
正直、めちゃめちゃ嬉しかった。
あそこまで頑なに俺を拒否していた椰子が、どこかで俺を認めてくれていたんだと思えた。
しかし…
どうやらそれも思い過ごしだったかもしれない。
椰子の表情は読みやすい。
間違えっこない。
最近の椰子は、俺に明らかにイラ立っている。
二人っきりになると、思わず目をそらしてしまうほど物凄いガンをとばしてくるので、
べくカニや佐藤さんに間に入ってもらうようにしているが、それがまた、椰子をイラ立
るらしい。
どうにも対処のしようがない
394 :
3/11:2005/11/07(月) 22:34:28 ID:HKt6ycSy0
「センパイ、ひとりで何してるんですか?」
「げ、椰子…(いかん、こいつのこと考えてでボーっとしてたら、いつの間にか目の前にいやがる)」
「ちょっと、何で逃げようとしてるんですか?」
「逃げようとなんて…そんなつもりは…」
「でも、何かあたしを避けてますよね、センパイ」
「いや、別に…その…」
「何ですか? はっきり言ってください。…そういえば乙女先輩は今日部活でしたよね」
「え?うん…」
「いろいろ聞きたいことがあるんです。センパイの家に行ってもいいですか?」
「 ( д ) ゚ ゚」
「いいんですね?じゃあ連れて行ってください」
「(もう決定かよ!!)本当に来るのか?」
「しつこいですよセンパイ」
「いや、その…」
「…はやくしろよ」
「う…」
395 :
4/11:2005/11/07(月) 22:36:00 ID:HKt6ycSy0
「へ〜ここがセンパイの家ですか?」
「(うう、着いてしまった。何やってんだろ俺)」
「? センパイ何ボーっとしてるんですか?」
「(いったい俺が何をしたというんだろう)」
「センパイ?」
「(この間の松笠開国祭までは順調だったんだけどな〜)」
「セ・ン・パ・イ?」
「(せめてカニがいてくれないかな〜。それはそれでうるさいけど…)」
「センパイ!!」
「うわ!!」
「いつまでも固まってないで早く入れてください」
396 :
名無しさん@初回限定:2005/11/07(月) 22:36:29 ID:K0qBfyqq0
支援
398 :
5/11:2005/11/07(月) 22:36:48 ID:HKt6ycSy0
それから五分、俺たちは居間にいた。
「椰子はお茶でいいよな」
「……」
「ところで今日は突然どうしたの?」
「……」
「あの〜椰子さん?」
「……」
「はぁ(本当に何考えてるんだろ)」
「……」
「……」
「センパイ…」
「ん?(何だ?)」
「最近あたしのこと避けてますよね?」
「え…」
「何でですか?」
「いや、別に…」
「ごまかそうとしないで正直に言ってください」
「避けてるとか…そういうのは…(三点リーダ多いな)」
「……」
「……」
400 :
6/11:2005/11/07(月) 22:37:28 ID:HKt6ycSy0
あれからさらに二十分、俺たちはとてつもなく重たい雰囲気のままお互いに無言で食卓に向かい合って座っていた。
お茶はだいぶぬるくなっていた。
「……」
「……」
「…椰子…」
「……」
「正直に言っていいかな」
「…ハイ」
「俺さ…何か悪い事したかな」
「……」
「最近、俺に対してすごくいらだってるでしょ」
「……」
「正直言って椰子のことわかんないよ」
「……」
「……」
「…ック…グ…ヒック…」
「(んんん?椰子、まさか泣いて…?)」
「う…うぇーーーん…」
支援だら
402 :
7/11:2005/11/07(月) 22:38:02 ID:HKt6ycSy0
あたしは馬鹿だった。
センパイは言ってた。「最近、俺に対してすごくいらだってるでしょ」と。
武道祭が終わって、センパイと手作り弁当を食べるようになって、松笠開国祭のカレー修行があって、二人で海に行って…
そのあたりまでは、比較的順調だったと思う。
なんとなく気になるセンパイと一緒に行動するうちに、ふとした拍子にセンパイとキスした。
まるでヘッドバッドみたいだったけど、確かにあれはキスだった。
正直、すごく嬉しかった。
でも、それを私が壊した。
センパイには私がイラついているように見えた。
ちょっとお姫様にセンパイがちょっかい出されたからって、その苛立ちを先輩に向けていた。
こんなんじゃ嫌われるのも当然だ。
私がセンパイとの関係を壊してしまった。
404 :
8/11:2005/11/07(月) 22:38:39 ID:HKt6ycSy0
あれからさらに三十分、重くならないと思っていた空気は予想に反してもっと重くなった。
椰子もだいぶ落ち着いてはきたようだ。
なんか椰子にすごく悪いことを言った気がしていた。
「…椰子、大丈夫か?」
「…ック…ック」
「落ち着いたか?」
「…ック…センパイ…優しすぎます…」
「椰子…」
「私…センパイのこと……好きでした…」
「…(…って、おいっ)」
「でも…あきらめます…」
「…(…って、おいおいっ)」
「センパイに…自分の苛立ちをぶつけてしまって…
武道歳が終わって…お弁当食べて…
センパイが私のこと好きだって…勘違いしていたんです…」
「(勘違いじゃないよ…)」
「本当…何やってたんでしょうね…一人で勘違いして…舞い上がって…
その上…先輩には迷惑をかけちゃって…
こんな女…本当にいたい女ですよね…本当に…」
「……」
「…ホント…今日はごめんなさい…失礼しました…」
そういって椰子はふらふらと玄関に向かった。
まだ、少し泣いているようだった。
405 :
9/11:2005/11/07(月) 22:39:11 ID:HKt6ycSy0
椰子は俺のことが好きだといっていた。
俺も椰子のことは好きだ。
その椰子はいま、俺のことをあきらめるとも言っていた。
そして、今玄関へと歩いていくところだ。
俺は椰子のことが好きだ。
今するべきことは、椰子を見送ることなんかじゃない。
俺は、立ち上がった。
406 :
10/11:2005/11/07(月) 22:39:42 ID:HKt6ycSy0
「椰子!ちょっと待て!!」
センパイが、叫んだ。
「好きだ」
「!!」
俺は、椰子を抱きしめた。
「ずっと、避けててごめんな」
センパイは、私に言った。
「セ…ンパ…イ…センパイ!!」
椰子は、俺を抱き返した。
センパイと私はお互いに強く抱き合った。
椰子と俺はキスをした。ヘッドバットのようなキスではなく、熱い、熱いキスだった。
センパイとキスをした。私の顔は涙でぐしゃぐしゃだった。
そして、俺は椰子を抱いた。
408 :
ラスト:2005/11/07(月) 22:41:10 ID:HKt6ycSy0
私は街をさまよっていた。
私の初恋は終わった…
私が初恋の相手に出会ったのはまだ私も彼も幼かったときだ。
私の家 鉄家と対馬家は親戚同士であり、私が対馬家に遊びに行ったとき彼に出会った。
「レオ…」
つぶやいてみても何も変わりはしない。
もう手遅れなのだ。
今日部活から帰ってみたらレオが居間で椰子とキスをしていた。
そして私は知った。
私の初恋が実ることは無いと…
私はレオのために何もしてこなかった。
いや、修行はさせた。それがレオのためになると信じて。
でも、椰子のように女の子らしいことはレオに対して何もしてこなかった。
「レオ…」
私の、初恋は、今日、終わった。
つづく?
ハイ
>>217のパクリです。あの話を読んで初SSを書いてみたくなりました。
反省はしていま…せん、と書くつもりでしたがもう反省です。もうしませんごめんなさい。
こんな文章にもかかわらず支援してくれた方、サンクスです。
だれか続きを書いていただけるならご自由にどうぞ…。吊ってきます。
>>392 日記って、気を抜いて書いてるとうっかり方言とか入ってるだら。
それと、俺にはまだコテハンは分不相応だっち。
いえーい、俺が
>>217だぜー。
空白支援入れながら、嬉しくてしょうがなかったよ。
俺も
>>194に触発されて
>>217書いたんだっけw
GJ!
てっちゃんが微妙にカワイソウなんだけどGJ
>>408 GJだよ。てことはてっちゃんはこの日も↓というわけだな。
失恋したてなのに正直カワイソス(´・ω・`)
/ ギシアン \
/ ギシアン \
__ _
/: : : : : ヾ: : `ヽ
/:..;.:.:/: : : : : : : : :.:.ヽ
,':.:/:.:/.:.:/.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:',________
.|':.」=イ//:./:.:!.:.:}.:.:.l.:.:.l\
j.:f'L彡ノ.,:/_;ィ}.:メ、:v!.:l:.| \
l从_i.:.:lャrtァメ/イィチァ!.:}ハ \
/o ツ!.:.l , /イ"\ \
/ヽ、/ i.:.:ト、 -‐ /:/ヽ/}. \
{:. \:::. ヾミ、 `ァ イ/;ツ / ∧ \
l::.. ::. . `k:. V 'YV" Y /::::ハ
l:: __:.___:', | :{: . . l.::レ'  ̄ ̄l ま、まだするのか?
〈゚:f'´ __〕>― 、,ィニ二ゝ=―イ 耳をふさいでも聞こえてしまう・・・
{{ヽ_ィ≦ '"´ ̄ ̄ ̄ ..::::〉
〉(〃, _/-―― - ___ ;イ
〈//ヽ/r'"´ _,ィ'"´ ヽt=ソ
/フ7 火-‐‐r― '"´:::::l:: .:::l
_______ { /l l ..:::|:: :::::l:: ::::l
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄V:::..| l.... :::::::l:: ::::l:: ::::l\
ヾ、:l .l:::::::::::::',:. :::l:: :::::l \
\ \:::::::::ヽ: ::l:: ::::::l \
ゝ、`ー--ヽ :::|:: :::::|. \
`ー---‐ゝ==彳==彳 \
413 :
区区ー1:2005/11/08(火) 00:12:12 ID:YtBHhfDN0
では
>>179で書いたとおりUPします
【村田、西崎ルート】
「ふんっ!・・・・はっ!」
一人の男が道場で練習をしていた。
男の名前は村田洋平、どこでもいる普通の高校生だ。
彼は一心不乱に練習をしている、なぜなら彼の先輩に当たる鉄乙女に少しでも近づきたいからだ。
彼女は非常に強くて美しく、成績優秀で正に模範的な学生であった。
洋平はそんな彼女に認めて欲しかった。
「はっ!・・・ふっ!・・・。」
道場の中からは彼の声以外何も聞こえてこない。そんな道場に近づいていく女の姿があった。
「よーへー・・・・どこにいるのかな・・・?」
女の名前は西崎紀子、村田のクラスメイトだ。
写真を撮るのが趣味で広報委員会に所属している。
クラスでも西崎は割と人気があった。しかし極度の口下手で喋るのが苦手ということもあって誰とも付き合ったことはなかった。
村田はそんな彼女によく面倒を見てやっている、彼にしてみれば妹の面倒見る延長線上に他ならなかった。
そんな彼に西崎は恋をしている。
しかし性格が災いして思いを伝えられないでいた。さらに彼女は村田が別の女性に気があるのを知っていた。
414 :
区区ー1:2005/11/08(火) 00:12:56 ID:YtBHhfDN0
だから彼女は自分の面倒を見てくれだけで十分であり、それと同時にもどかしい気持ちでいっぱいだった。
「ここ・・・かな・・・?」
西崎は彼の所属する拳法部の道場の扉を開けた。
「ふっ!ふっ!・・・はっ!」
中では村田が一人熱心に練習をしている、西崎が来た事にも気が付かない位集中していた。
そして練習が一段落ついたときに西崎は話し掛けた。
「よーへー・・・・。」
その声のするほうに村田は顔を向けた。
「なんだ・・・西崎か。」
「よーへー・・・お疲れ様・・・・。」
そういって彼女はタオルを差し出した。
「ああ、すまんな。」
彼は座ってタオルで顔を拭いた。
「よーへー・・・・がんばってるね・・・・。」
「努力しないと強くなれないからな。」
「すごいね・・・・。」
「いや、乙女先輩に比べればまだまだだ。」
彼の口から“乙女”という単語が出たとき西崎は少し顔が曇った。自分の好きな男性から別の女性の名前が出るのはやはりつらかった。
村田はおもむろに立ち上がった。
「よーへー・・・まだ練習する・・・・?」
「いや、もう終わりにするところだ。」
なごみママ scene5「こうた ねっけつモード」
「おかえり吼太、ほのか…っ!?」
「…ただいま…」
「吼太、そのケガ、どうしたの!?」
「きょうのほうかごね、クラスのおとこのこたちが、ほのかのこと『めがわるい』っていったの。
ほのかはきにしなかったけど、こうたが『やめろ!』って、そのこたちとケンカになっちゃって…」
「…そうだったのか」
「ぼく、じぶんのことはなにをいわれてもいいけど、ともだちや、ほのかのことを
バカにされるのはイヤなんだ。パパ、ママ、ケンカしてごめんなさい…」
「確かにケンカはあまりいいこととは言えないが…大切な人が酷い扱いを受けるのは許せないよな。
パパも吼太ぐらいの年頃は同じようなケンカをしたんだ。やっぱり吼太はパパの子供だな」
「そうね、ママもそんな奴らは許せないわ。…さぁ、いらっしゃい。手当てしてあげるから」
「こうた、けが、だいじょうぶ…?」
「ん?うん、だいじょうぶだよ。どうしたの?」
「あのね…きょうはありがとう」
「?」
「なんだかきょうのこうた、カッコよかった。
ほのかたちはふたごだけど、『おにいちゃん』ってかんじがしたよ」
「そっか…でもこれからはあんまりケンカしないようにするよ。
…それより、ほのかメガネかけたら?ママもかけてることあるし」
「うん、ママとおそろいのがいいなっ♪」
私怨
417 :
区区ー3:2005/11/08(火) 00:13:37 ID:YtBHhfDN0
「じゃあ・・・・一緒に・・・帰ろう・・・。」
「ああいいぞ、しかし今日は休日なのに何で学校に来ているんだ?」
「カメラを・・・忘れて・・取りに来てた・・・。」
「ははっ、西崎はそそっかしいなあ。」
「ごめんね・・・・。」
実際のところ西崎はカメラを忘れてはいなかった。
目的は村田に会いに行くことだった。でもそんなことは彼の前では絶対に言えなかった。
村田と西崎は学校を後にした。
「西崎、そろそろ昼だし飯でもたべないか?」
「うん・・・・食べる・・・。」
2人は学校近くの商店街を歩いていた。
「どこに行こうかな・・・。」
辺りを見たがめぼしいところは無かった。
「よーへー・・・・あそこ・・・・。」
西崎が指した方向にはカレー屋があった。
「オアシスか・・・・よしっ、あそこにしよう。」
「うん・・・・。」
2人は揃って店内に入った
「いらっしゃいませ〜〜〜」
店に入るとウェイトレスの蟹沢きぬだが出迎えてくれた。
「・・・ってなんだ、くーと村田かよ。」
彼女は村田と同じ学校に通ってる同級生である。
418 :
区区ー4:2005/11/08(火) 00:14:47 ID:YtBHhfDN0
ただ蟹沢と村田のクラスは事あるごとに勝負をしている。
だから村田は蟹沢のことをあまり好きではない。
「別に構わないだろう。」
「まあな、所で今日はどうした?」
「どうしたもなにも俺達はただ飯を食に来ただけだ。」
「な〜んだデートじゃねーのかよ、つまんねーな。」
「な、なにを、い、言ってるんだ!」
「・・・・・・(顔が真っ赤になっている)。」
「冗談だよ冗談、しっかしおめー、耳まで真っ赤になってやんの。」
「う、うるさい!」
「照れんなよ、よーへーちゃん♪」
「名前で呼ぶな!それに・・・・。」
「それに?」
「彼女に失礼だろ、俺たちは単に飯を食べに来ただけなんだから。」
村田がそういったとき、西崎は顔がまた少し曇った。
「まあそういうことにしてやるよ、とりあえず席を案内してやる。」
「勘違いするなよ!」
「へーへー、こっちがメニューな、ではごゆっくりどうぞ♪」
「・・・・ったく。」
村田は不機嫌そうな顔になった。
西崎はさっき村田が言ったことを考えていた。
(よーへー・・・私のことは単なる友達って思っているのかなあ?)
「・・・今日はシーフードカレーのLにしようかな・・西崎は?」
他の人の作品に乱入するカタチになっちゃいましたね。失礼。
吼太がレオの系譜っていう証を、何か書いてみたかった。
どっちかってーと子供たちがメインになっちゃったなぁ…
420 :
区区ー5:2005/11/08(火) 00:15:59 ID:YtBHhfDN0
「えっ?」
「何のメニューにするんだ?」
「あっ・・・えっと・・・。」
「慌てずにゆっくり考えてくれ。」
「うん・・・・。」
しばらくして蟹沢がやってきた。
「ご注文は何になさいますか?」
「シーフードカレーのL。」
「ベジタブルカレーの・・・・S。」
「はい、かしこまりましたぁ!」
蟹沢が厨房に行った時村田はボソッとつぶやいた。
「最初からそんな感じで接客しろよ・・・・。」
しばらくするとカレーが出てきた。2人はカレーを食べ始めた。
「うん、ここのカレーはおいしいな。」
「おいしいね・・・・・・。」
カレーを食べ終わり会計を済まして店をでようとした時、一組の男女が入ってきた。
「おお、村田じゃないか。」
「鉄先輩!・・・・となんだ対馬レオか。」
「なんだとはなんだ。」
「どうでもいいからなんだといったんだ。」
「こいつ・・・。」
対馬レオとは蟹沢きぬのクラスメイトである。当然の如く村田とは仲が悪い。
因みに鉄とは従兄弟に当り一緒に生活をしている。
>>419 GJでしたよー。
続きに期待しつつ
つ4円
422 :
区区ー6:2005/11/08(火) 00:17:47 ID:YtBHhfDN0
とはいっても鉄が対馬の家に居候しているようなものだった。
「2人とも言い争いはよせ。」
「はい・・・。」
「でも乙女さん、こいつから突っかかって来たんですよ!」
「漢たる者そのくらいで怒ってどうする。」
「でも・・・。」
「みっとも無いぞレオ、帰ったら練習だ!」
「げっ・・・。」
「やーい乙女さんに怒られてやんの。」
「黙れカニ。」
「馬鹿め・・・。」
「くっ!覚えてろよ・・・・・。」
店頭で軽く口論をした後、村田と西崎は店を出ようとした。そのとき鉄が村田に声をかけた。
「そうだ、村田。」
「なんでしょうか?」
「確か今日は練習休みのはずだが学校に行ってたのか?」
「はい、少し自主トレをしようと思いまして。」
「そうか、がんばってるな。」
「ありがとうございます。」
「私もうかうかしてられんな。」
「いえいえ、鉄先輩には及びません。」
村田が鉄と話している姿は非常にまぶしかった。彼の顔からは尊敬と羨望の笑みがこぼれていた。
423 :
区区ー7:2005/11/08(火) 00:18:52 ID:YtBHhfDN0
そしてその姿を見ると西崎はより一層気分が落ち込んでくるのであった。
「よーへー・・・・・行こ・・・。」
「おっともうこんな時間か、では鉄先輩失礼します。」
「ああ、また明日部活でな。」
その日の帰り道。
「今日は鉄先輩と会うことができて、よい1日となったなあ。」
「くー・・・・・・・。」
「どうした西崎暗い顔をして・・・何処か具合でも悪いのか?」
西崎は慌てて顔を取り繕った。
「そんなこと・・・ない・・・。」
「そうか?」
「うん・・・・へーき・・・・。」
「悩み事や相談事があるなら遠慮なく僕に言ってくれよ、力になるからな!」
「ありがとう・・・・・。」
「そうだ、笑顔が一番だ西崎。」
西崎は少し照れて顔をそむけた。
それにつられて村田も顔をそむけた。
(私の悩み・・・・よーへーには絶対相談できないなあ・・・・。)
2人は揃って帰路についた。
424 :
区区ー8:2005/11/08(火) 00:19:52 ID:YtBHhfDN0
村田は部活に来ていた。そして一心不乱に練習をしている。
2時間ぐらい練習をすると鉄が終わりの号令をかけた
「みんな今日の練習は終わりだ。」
「はいっ!」
「では整列して・・・・礼!」
「ありがとうございました!!」
練習を終えた部員は道場を出ようとした。村田もロッカールームに着替えに行った。
そこで着替えようとしたとき携帯電話が鳴り出した。
「なんだ?・・・・メールか、えーと・・・。」
差出人は西崎だった。
『よーへー今日部活何時に終る?』
「もう終ったけど着替える時間があるから15分後に来てくれと打つか。」
彼がメールを打とうとした時同期の部員が声をかけてきた。
「村田、鉄部長がおまえのこと呼んでるぞ。」
「えっ?部長が?」
「ああ、すぐに来いだそうだ。なんかやらかしたのか?」
「そんな覚えは無いんだが・・・とりあえず行ってみるか、そうだメールの返信しないと・・・・。」
村田は“30分後に道場に来てくれ”とメールを送ってロッカールームを後にした。
「遅いぞ村田。」
「すいません、次からはもっと早く来ます。」
「まあそれはいい、おまえを呼んだのはな、ひとつ組み手をしようと思ってな。」
「ありがとうございます。」
そして2人は組み手を始めた。組み手そのものは10分間ほど続いた。
練習の後ではあったが真剣にやった。
そして組み手が終ったとき鉄は村田に話しかけた。
「腕を上げたようだな村田。」
「恐れ入ります。」
「これなら心配ないな。」
「といいますと?」
>>419 貴公の作品はもはやこのスレの名物よのう。
これからも子供たちの成長劇を見守りたい…
427 :
区区ー9:2005/11/08(火) 00:20:50 ID:YtBHhfDN0
「いやな、おまえが西崎と付き合って腕が落ちているという噂を聞いてな。」
その瞬間村田は顔が真っ赤になった。
「だ、誰がそんな事を!」
「本当かどうか組み手をして試してみたんだ。」
「そんなことは絶対にありません!」
「私も今日やってみてそんなことはないと確信したよ。」
「そんなデタラメ一体誰が流したんだ・・・。」
「ああ、レオが教えてくれたんだ。」
「えっ?対馬のやつですか?」
「そうだ、しかし腕が落ちてはいないな、帰ったら訂正しておいてやろう。」
「あのやろう・・・・。」
村田はむっとした顔になった、そして続けてこう叫んだ
「鉄先輩この際言っておきますが西崎とは何の関係もありません!」
「そうなのか?」
「俺になついていますけどむしろこっちは迷惑しているんです!」
「本当か?」
「本当です!」
そう言った時村田は鉄の顔の変化に気がついた。
その顔は少し気まずそうな顔になっていた。
「・・・どうかしましたか鉄先輩?」
「いや・・・あれ・・・。」
そう言って鉄は村田の後ろを指した。
その方に村田も顔を向けた。
「えっ・・・・・・・?」
そこには西崎の姿があった。彼女は今にも泣きそうな顔をしている。
「よーへー・・・・・・。」
「西崎・・・なんでここに・・・?」
そのとき彼は自分が送ったメールを思い出した。
(もう少し待ち合わせ時間を遅くするべきだったな・・・。)
「よーへー・・・今の・・・・。」
428 :
区区ー10:2005/11/08(火) 00:21:58 ID:YtBHhfDN0
「誤解だ西崎!今のは先輩に・・・・。」
「さっき言ったこと・・・・本当なの・・・・・?」
「い、いやそんなことはない!本当だ!」
「・・・・・・・よーへー。」
西崎はその場から走り去った。彼女の目にはうっすらと涙が浮かんでいた。
村田はすぐに追いかけようとした、しかし
「まて!」
鉄が彼を呼び止めた。
「なんですか先輩!すぐに西崎を追いかけないと!」
「追いかけてどうする!?」
「それは・・・・・。」
「たしか私には関係ないといった、しかし彼女の前では誤解といったな?」
「はい・・・・。」
「おまえの本当の気持ちはどっちなのだ?」
「それは・・・・・。」
村田は答えられなかった。
「気持ちを固めていない状態で西崎に会っても彼女を傷つけるだけだ。」
「・・・・・・・。」
「今は少し頭を冷やせ、それからでも遅くはない。」
「はい・・・・・。」
村田はその場にうずくまった。
「私はもう帰る、ここの戸締りは頼んだぞ。」
「はい・・・・。」
そう言って鉄は道場を後にした。
村田は正座をし、改めて彼女のことを考え始めた、しかし考えても上手い答えは出てこなかった。
(俺は西崎よりも鉄先輩が好き・・・だけれども・・。)
西崎の顔を見ると心がかき乱されるような感覚になった。
そこで個人に対する気持ちを考えてみることにした。
(鉄先輩には羨望や尊敬の気持ちが浮かんでくる・・・。)
429 :
区区ー11:2005/11/08(火) 00:22:57 ID:YtBHhfDN0
次に西崎について考えてみた。
(彼女は・・・・なんだろう、あの悲しそうな顔を見たとき心が落ち着かない。それに嬉しそうな顔を見ると心の奥底が熱くなってくる・・・・。これはいったい・・・。)
村田は一所懸命になって西崎のことを考えた、そして
(こんなにも西崎について考えている俺がいる・・・・。)
そこまで考えてやっと答えが出たような気がした。
そうなると彼はいても立ってもいられなくなった、そしてすぐに学校を後にした。
その頃西崎は一人道を歩いていた。
いつもは足取りも軽く楽しそうに歩く彼女だったが今はその面影もない。
非常につらそうに歩いていた、いやつらかった。
(・・・そうだよね・・・・。)
西崎は今までの村田との行動を考えていた。
(私よーへーの気持ちを全然考えていなかった気がする・・・。)
前を仲良く歩いている男女を見るのがつらかった。
(私がいくらよーへーのこと好きでも、彼が私のほうに振り向いてくれなかったら意味ないもんね・・・・。)
西崎は立ち止まった、その目は涙で一杯だった。
(仕方ないよね・・・・だってよーへーは・・・・鉄先輩のことが・・・・。)
そして涙が溢れ出した。
「仕方・・・ないよね・・・。」
いつの間にかつぶやいていた。
西崎は悲しくてしかたなかった、そして自分自身を恨んだ。
どうしてこんな性格なのか、どうしてあの人みたいに振舞えないのか。
そしてこんな自分に情けない気持ちで一杯になった。
涙はとめどなく溢れて彼女の頬を濡らした。
そしてそんな彼女の気持ちを示すかのごとく雨が降り出した。
「仕方・・・ないね・・・・」
そして西崎はおぼつかない足取りでどこかに歩き始めた。
そんな彼女を見ているひとつの影があった。
430 :
区区ー12:2005/11/08(火) 00:23:53 ID:YtBHhfDN0
村田は雨が降る町中を走っていた。
正確に言えば走りながら人を探していたのである。
「くそっ!・・・・何もこんな時に降らなくてもいいだろう!」
人を探すことはそれだけでも大変なのに雨がそれを余計に難しくさせていた、練習の後ということもあり、かなり疲れていた。
それでも彼は探すのをやめなかった。
あの後謝ろうと彼女に電話かけたが繋がらなかった。電源が切れているようである。
突然村田は不安になった。
「西崎・・・・どこにいるんだ・・・?」
しかしどこを探しても彼女に姿は見あたらなかった。
「一体どこにいるんだ・・・!!」
イラついてして大きな声をあげた。
周りの人が村田を奇異の目でみた。しかし本人はそんなことは気にもとめなかった。
「・・・少し休んで考えてみようか。」
近くにあったベンチに座った。
「しかし・・・どうも落ち着かない・・・。」
しかも冷静になればなるほど気持ちは沈んでいく。
(しかし・・・・西崎に会ってどう接したらいいんだ?)
それが落ち着かない原因だった。
自分の中で答えを見つけたがそれを上手く伝える方法が見つからなかった。
そのとき誰かが横に座った、彼は何気無く横を向いた。
「・・・・伊達!?」
「何やってんの、村田?」
その男は伊達スバルだった。
彼も蟹沢や対馬のクラスメイトであるが村田との仲はさほど悪くはなかった。
「別に・・何でもいいだろう・・・。」
村田はぶっきらぼうに答えた。
「早くその服を乾かさないと風邪引くよ。」
「そうだな・・・・。」
しかし彼は動こうとしなかった。
431 :
区区ー13:2005/11/08(火) 00:24:47 ID:YtBHhfDN0
「・・・どうした?何か考え事か?」
「・・・まあな。」
「ふ〜ん・・・。」
伊達はそれっきり喋ろうとしなかった。
「・・・・ここで“何悩んでるんだ?”とか聞かないのか・・・・?」
「野暮なことは聞かない主義でね。」
「そうか・・・・。」
「・・・・・・。」
村田も黙り込んでしまった。
そしてわずかな時間がたったとき、おもむろに話し始めた。
「なあ伊達は女の接し方ってわかるか?」
「・・・・ある程度はな。」
「じゃあ好きだと思っている男に“おまえとは何も関係ない”といわれた女性に対してどう話かけたらいいか?」
「難しい質問だね〜。」
伊達はおどけたようにいった。
「相手が聞く耳を持ってくれれば上手くいくだろうな、しかし・・・・。」
「しかし?」
「一番大事なことは話しかける男の気持ちなんじゃあないかな?」
「なるほど・・・。」
「そういうことだよ村田。」
「いや俺ではなくて・・・。」
「隠すなよ、西崎となにかあったんだろ?」
村田は言葉に詰まった。
「見るからにおまえの気持ちは編もう固まってるみたいだ、だから単純にそれを言葉に出せばいいんだよ。」
「でも上手くできるか・・・。」
「そんなこと考える必要はないさ。へたくそでもいい、素直な気持ちを相手にぶつければどうにでもなる。」
そして続けて言った。
432 :
区区ー14:2005/11/08(火) 00:26:07 ID:YtBHhfDN0
「それに大事なのは相手を思う真っ直ぐな気持ちだ。」
村田ははっとなった。
(伊達の言うとおりだ、俺は何でこんなことに気が付かなかったんだ。)
村田は目の前で霧が晴れたような気持ちになった。
ベンチから立ち上がってこういった。
「ありがとう!恩に着るぞ伊達!」
「気にするな、俺は何もしていないさ。」
その顔は何の迷いもない漢の顔だった。
「そういや西崎は公園の方に行ったみたいだぜ。」
「!、知っているのか!?」
「ああ、雨が降り出した頃見かけたんだ。傘も差さずに何してるんだろって思ってな。」
「すまない!」
村田は走り出した。
「やれやれ、レオといいあいつといい、世話の焼けるこった。」
支援
434 :
区区ー15:2005/11/08(火) 00:27:12 ID:YtBHhfDN0
西崎は一人公園にいた。
彼女は雨にぬれてずぶ濡れだった。しかしそんなことはどうでもよかった。
「よーへー・・・・・・。」
彼女は携帯電話を取り出した。
「あれ・・・・・?」
しかし画面は消えていた、どうやら雨に濡れて故障したようだ。
「いいや・・・・・。」
西崎は近くのベンチに座った。
雨の音がやけに大きく聞こえる。
「私・・・・・なにやってるんだろ・・・・。」
彼女はあの後当てもなくふらふらと街中を歩いていた。そしてこの公園にやってきたのである。
周りにはだれもいない。
西崎は世界に自分だけが取り残されたような気持ちになった。
「帰ろう・・・・・。」
あまり気乗りはしなかったが他に行く所もなかった。
「明日は・・・・休みたい・・・な。」
そして帰ろうと歩き出したとき誰かがやってくる足音がした。
西崎はその方向に顔を向けた。
「・・・・!」
それは村田であった。彼も西崎と同じくずぶ濡れであった。
その顔を見たとき笑顔になった、しかしすぐに顔を元に戻した。
「はあっ・・・・はあっ・・・・。」
「よーへー・・・・。」
「やっと・・・・・見つけた・・・・。」
村田は息を整えた。
「街中を探し回ったぞ西崎。」
「・・・・・・ごめん。」
「おまけに携帯も繋がらないから心配したぞ。」
西崎は村田が自分を探してくれたことに喜びを感じた。
またまた つ4円
スバルの喋りが線の内側に人に向けられてて
ちょっと驚いた
436 :
区区ー16:2005/11/08(火) 00:28:11 ID:YtBHhfDN0
「なんで・・・・きたの・・・・?」
「おまえに言いたいことがあったんだ。」
「何・・・・・?」
内心ドキドキていた。そして不安と喜びが入り混じった言いようのない感情に襲われていた。
「さっきの武道場での事についてだ。」
「!」
「とりあえず聞いてくれ。」
「・・・・・。」
「俺はあの後考えたんだ、自分の気持ちについてな・・・。」
「・・・・それで?」
「そしてわかったんだよ本当の気持ちに。」
「・・・・・うん。」
「俺の気持ちは・・・・。」
「やだ!・・・・聞きたくない!」
村田がそこまで言ったとき西崎は耳をふさいで後ろを向いた。
「西崎・・・。」
「どうせ!・・・・・私より!・・・・・・鉄先輩の方が!・・・。」
彼女はもう泣いていた。
「す、好きなんでしょ!」
西崎にしては珍しく大きな声でそう叫んだ。
村田はそんな彼女を見つめていた、そして・・・・。
「えっ・・・・?」
後ろから彼女を抱きしめた。
「どう・・・・して・・・・?」
そして村田は語り始めた。
「まず鉄先輩について考えたんだ・・・・。」
「うん・・・。」
「鉄先輩には羨望や尊敬の感情こそ浮かべどそれ以上の感情は湧いてこなかったんだ。」
「・・・・。」
437 :
区区ー17:2005/11/08(火) 00:29:08 ID:YtBHhfDN0
「そして西崎のことを考えるとわからなくなったんだ・・・。」
「どう・・・・して?」
「なんだか胸の奥が熱くなってそれ以上わからなくなるんだ。」
「・・・・。」
「そしておまえと一緒にいられなくなると考えると胸が張り裂けるようなとても切ない感情に襲われるんだ。」
西崎は静かに村田の告白を聞いていた、そして不意に体が反転した。
そこには真剣な眼差しで自分を見つめている1人の男がいた。
「だからここではっきり言わして欲しい。西崎、おまえのことが・・・・好きだ。」
「・・・・ぐすっ。」
西崎はさらに泣き出した、そして自分の方から村田に抱きついた。
そして一言こういった。
「ありがとう・・・・。」
「西崎・・・・・!」
「私も・・・よーへーのこと・・・・ずっと好きだった。」
彼の中で泣きじゃくっている姿はまるで子供の様だった。
「すまんな・・・気が付いてやれなくて・・・。」
「でも・・・・思いがかなって・・・・・嬉しい。」
ひとしきり泣いた後西崎は顔を上げた。
その頃にはもう雨もやんでいた、空には綺麗な星が輝いていた。
「よーへー・・・・。」
「西崎・・・・・。」
「だめ・・・名前で呼んで・・・・。」
「・・・・紀子。」
そしてどちらからともなく2人はキスをした。
キスの味はわからなかったが唇は熱くなった。
2人は明日から違う世界がやってくるように感じた。
「帰ろうか・・・・。」
「うん・・・・・。」
そして2人は家に帰り始めた、そのとき流れ星が現れた。
西崎はこのままずっと彼といられますようにと願った。
そしてそれは村田も同じ願いだった・・・・・。
438 :
区区ー18:2005/11/08(火) 00:31:13 ID:YtBHhfDN0
―数年後―
「ふんっ!・・・・はっ!」
1人の男が練習してる。
しかしそれはウォーミングアップのためであった。
男のいる場所は控え室であった。
「よーへー・・・がんばって・・。」
その男―村田は格闘の世界大会に挑んでいた。しかも順調に勝ち上がって次は決勝戦である。
「ああ、ここまで来て負けれるわけにはいかない。」
あの後村田はめきめきと格闘の才能を伸ばしていた。
(ここまでこれたのも紀子のおかげだな・・・・。)
今や国内では敵なしであった。
「紀子待ってくれよ、必ず優勝をこの手につかんやるからな。」
「うん・・・・・・。」
そして控え室を出ようとしたときこういった。
「この戦いが終ったら・・・俺達結婚しないか?」
「えっ・・・・・?」
「どうかな・・・・・?」
「・・・・・・・はい。」
その返事を聞いたとき村田は笑顔になった。
「よーし!紀子のためにもこの試合は絶対に負けれない!」
そういって彼は戦いのリングに足をはこんだ。
この日彼は望んでいた2つの物を手にすることができたのである・・・・。
SS【村田、西崎ルート】FIN
439 :
区区:2005/11/08(火) 00:35:03 ID:YtBHhfDN0
まず最初に連続カキコすいません・・・・・。
どうでしょうか?初めての作品なので上手く書ければいいのですが・・・・
いろいろ感想書いてくれれば嬉しいです、それが次の作品を作る参考にさせていただきます。
あとネタあれば書いて欲しいです、次に作品の燃料にさせていただきますので・・・。
ではまた・・・・。
440 :
309:2005/11/08(火) 00:35:20 ID:h9UOY8IQ0
>>438 GJ!!
やっぱ、くーは村山のほうが似合ってるよねー
レオのくーシナリオに挫折した俺が言うのもなんだがね・・・
乙女さんとypの攻撃に耐えられないんだもん・・・
くー可愛いんだけどねぇ
>>439 GJ!!
なんか優しい気持ちになれたきがした
一言言わせて貰えるなら
スバルの口調がちょいと怪しいきが…。
>>439 お疲れサマー。そしてGJ!
よーし気に入ったぞ、お前、厨房裏でイガグリ嬲っていいぞ。
444 :
名無しさん@初回限定:2005/11/08(火) 00:49:01 ID:jX60Dqqw0
>>439 / ̄ ̄ ̄フ\ _ ノ^)
// ̄フ / \ .//\ ./ /
// ∠/ ___\___ __// \ / (___
// ̄ ̄ ̄フ /_ .//_ //_ / \./ (_(__)
// ̄フ / ̄//////////// | (_(__)
/∠_/./ ./∠///∠///∠// ∧ ∧ /) (_(__)
∠___,,,__/ .∠__/∠__/∠__/ (´ー` ( ( (_(___)
\ \ \/ ̄ ̄ ̄フ\ \ \_ \ _ /⌒ `´ 人___ソ
\ \ \フ / ̄\ \ .//\ //\ / 人 l 彡ノ \
\ _ \//___\/∠_ // < Y ヽ ヽ (. \
//\///_ //_ /// 入├'" ヽ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
// //.////////∠/ ヽ-i ヽ__ ヽ
/∠_//./∠///∠// .\\ `リノ ヽ |\ ヽ
∠____/.∠__/∠__/∠フ\.\\ c;_,;....ノ ヾノヽ__ノ
>>439gj まるで文体が志賀直哉だなw
>>415gj こどものセリフということはわかるんだけど
もうすこしかんじをいれてくれないか
初恋が昨日終わっても、
今日という日は何事も変わらずに始まる。
明け方近くになってひっそりと戻った私は、一睡もしていない。
それでも不思議と眠気は感じなかった。
ただ、何をしようにも億劫に感じる。
こんな、もやもやした感情は初めてだ。
自分の心がこんなにも弱いとは思っていなかった。
情けない。
鉄家の教えを思い出すのだ。
『よぉいかっ、戦場で敵に待ったが通じるなどと思うなよ?』
『例え戦友が、いや、親兄弟が、この儂が目の前で死のうとも』
『お前はただ敵のみを見据え、あらゆる方法で倒す事だけを考えろ』
『そして主君を守るなり、領土を獲得するなり、目的を果たすのだ』
そう、敵は倒せ。
今の場合の敵とは、この軟弱な自身の心だ。
そして目的を果たせ。
今の私の目的は………
「――――――破っ」
活をいれ、ぴしゃり、と自分の頬を叩く。
さあ、いつもと変わらぬ生活を始めるのだ。
そう、この想いにレオが気付きさえしなければ、私たちは今まで通りいられる。
「姉」として、私はレオの側にいることができる。
レオが、私に笑顔を向けてくれる。
それが得られるのならば、私は何だってできる。
レオはちょっと軟弱だが優しくて繊細な男だ。
私がレオに懸想していたなどと知ったら………きっと気に病む。
私はレオの姉なのだ。
弟にそんな目で見られるなどまっぴらゴメンだ。
とにもかくにも、朝起きた時のレオから見て、
いつも通りの頼れて奇麗なお姉ちゃんじゃないといけない。
時計を見る。
時間的に、そろそろ食事(ONIGIRI)の準備をせねばなるまい。
朝のロードワークと素振りの時間は無さそうだ……夜の量を三倍にしよう。
あたしは、何ともいえない幸福感に包まれて目を覚ました。
目の前に、センパイの寝顔。
―――――そうだ、昨晩はセンパイと。
顔が真っ赤になりつつも、ついつい口元が緩んでしまう。
今、外から自分をみたら驚くような優しい表情をしてるだろう。
昨晩以来、どうも思考まで柔らかくなっているのを自覚する。
人生で、もっとも印象強い一夜だった。
(痛みを感じる瞬間ですら、あんなにも幸せに感じるものなんだな)
そんな痛みを与えてくれたセンパイは、目の前で寝ている。
そのままでも寝息がかかるような距離。
ちょっと顔を寄せれば………ほら、すでに何度目かも分からなくなったキスに。
でも、今のキスはほんのフレンチにしておこう。
名残惜しいけど、本番はセンパイが目を覚ましたらおみまいしてあげるのだ。
たったこれだけ辛抱するのに、凄い精神力が必要だ。
センパイが起きたら、一回や二回じゃすまないんだから。
せめて今は、めいっぱい抱きついてやろう。
身体をちょっと動かして、センパイの背中に手をまわす。
が、下半身に違和感。
そこではた、と気付く。
視線を布団の中へ。
―――――――ええと、まだ繋がってる?
シエン
―よし。
我ながら今日の朝食(ONIGIRI)の出来は良いかもしれない。
具に関しても今日はレオが好きなヤツを中心に入れてみた。
これを毎日やっては甘やかしだが、たまには良かろう。
さて、そろそろレオを起こしてやらなければ。
必要な時はそれなりに自分で起きれるくせに、普段は相変わらず私が起こさなければいけない。
まったく困ったやつだ……
そう言いながら、階段を上る時には上機嫌になっているのはもう自分でも気付いている。
だからこそ、以前蟹沢と同じベッドで寝ていた姿を見た時など余計に腹立たしかったのだろう。
こういうところにも自分の精神の未熟さを感じるな……。
いや、今はそういう事は考えるな。
いつもの姉として、きっちり起こしてやるのだ。
いつものように元気良くドアをあけ、
「レオ、起きろ。もうとっくに……」
そういえばノックを忘れたな、などと思う間もなかった。
どうせいつも寝ていてノックなど気付かないのだ。
するのを忘れても止むを得ないと思う。
しかし、しかしだ。
そんなのは言い訳だ。
やはりノックを含む日常生活のマナーは大事なのだ。
親しき仲にも礼儀あり。
礼儀を守らなかった私には、0.5秒もかからない高速で天罰が下った。
花も恥らう乙女には、ちょっと衝撃的過ぎる天罰だった。
昨晩から繋がったままでいたあたしとセンパイ。
センパイはまだ寝ているなか、あたし一人でこの現実と対面しなければならない。
いや、嬉しいのは間違いないんだけど、ちょっと間が持たない。
なんていうかセンパイのまだ固いし…たまにピクピクと………あっ
……それとも、これがいわゆる朝立ちというやつだろうか?
身をよじるだけで、脳の奥まで引っかかれるような快感が走る。
どうしよう。
センパイのを、あたしの方から抜いてしまうのなんて、なんか悲しい。
でも、こんな状態でセンパイが起きるのを待ってたら、センパイはなんて思うだろう?
イヤらしい、なんてセンパイから思われたらどうしよう…。
そうだ、気付いていなかった事にしてしまおうか。
センパイが起きたら、あたしも今起きたばかりという事にして、目覚めのキスをして。
そうして二人でこの状況に気付けば、ちょっと恥ずかしいけどなんか嬉しくなってしまうに違いない。
あ…でも、さっきのでちょっと濡れちゃってるかもしれない…。
今のうちに、ちょっと布団をとってどうなってるか見てみよう……正直、好奇心もあるし。
体勢的にちょっと辛いけど………んんっ…よいしょ
ガチャッッ
「レオ、起きろ。もうとっくに……」
――――ある意味、昨晩に匹敵するようなインパクトかもしれない。
他人に、およそこれ以上ないような痴態を晒すとは……。
支援
「お邪魔しています」
「取り込み中だったか。済まない」
―バタン
二人は全力で表面だけ取り繕い、いったん色々なモノを遮断する。
微妙にズレた反省とかもしてみる。
(……不覚だった、人の気配と朝の物音が色々あったろうに、
センパイに包まれている幸福感に完全に外界をシャットアウトしていた)
(……不覚、自分のテリトリー内にいる人の気配が読めないどころか、
そもそも玄関に置いてあった椰子の靴にすら気が回っていなかったとは)
(……うぅん、なごみのおっぱいは本当に一年生の持ち物か〜?
俺が徹底的にチェックしちゃうぞ〜……むにゃ)
それから数分間は、
布団をたくしあげ接合部をドアへむけたまま固まるなごみと、
ドアを閉じてノブを握ったまま固まる乙女と、
幸せそうに眠ったままのレオの三者三様でいたそうな。
ゴメンなさい…
完全な思いつきで続き?書き始めて、しかもオチてないです…
勢いにまかせるには、元のポテンシャルも必要なようでした…orz
まあ…テンションに身を任せるのもいいが
保管庫の中の人のことも考えようぜ
どういうことかな?とりあずみんなGJ
しかし…どう、して…みんな…こんな…深夜…明日も仕事があるって言うのに…また…こんな…
消防署の方から来たけど・・・全米は泣いてない!泣いてないもんね!
GJだ。
でも乙女さんが可哀想だよぅ
>>439 やべーラスト読んでるときにちょうどisolation流れててジーンときてしまったよ…
とにかく感動したっ!!!GJだ!
>>455 乙女さんかわいそうだなぁ…
でも楽しめたぜ!!!GJだ!
それにしても最近書き手が増えてきたな…
面白い作品が増えてきていいことだ
まさか、乙女姉さんが幸せになるまで続くんれすか?
どいつもこいつもGJ
っていうかニートニートニート
465 :
名無しさん@初回限定:2005/11/08(火) 11:56:04 ID:OwYuVyKtO
みなさんGJです。あえて贅沢言わせてもらうならよっぴールートのエンディング直後のSSキボウ…
466 :
流転 1/6:2005/11/08(火) 12:25:18 ID:sbYGE8aS0
最近、日が沈む時間が少しずつ早くなってきた。
いつもここを歩いている時間には外は暗くなっているのに、
今日は病院に着いた頃には未だ夕日が空を赤く染めていた。
ナースステーションの看護婦達に挨拶して、
いつも通り病室の前までやってくる。
そこで胸に手を当てて、今日こそは、と心の中でつぶやく。
病室の扉をゆっくり開けて中に入り、後ろ手に扉を閉めてから、
ボクは元気良く挨拶をする。
「オーッス!レオ、今日は元気にしてっか?
今日もボクが見舞いに来てやったぞ!」
ベットの上で、体にいくつもの管をつけられて
眠っているレオからは、相変わらず返事はない。
「はぁ・・・やっぱり今日もダメか。」
窓から差し込む夕日の光で赤く染まった病室に、
ボクのため息と機械の無機質な音だけが響く。
窓に近づきブラインドを閉めると、部屋が薄暗くなった。
ガタガタと近くにあった椅子をベットサイドに持っ行って座り、
布団の中に手を突っ込んでレオの手を握る。
「・・・なぁレオ。もういい加減目ぇ覚ましちくり。」
ボクとレオがめでたく竜鳴館を卒業した後、
ボクはぎりぎりでレオと同じ大学に入学する事ができた。
お互い大学生になってからは乙女さんの居なくなったレオの家に同居して、
行きも帰りも一緒、大学でも一緒、帰ったらベタベタ。
そんな生活が二年ほど続いた。
その間にレオは前より更にかっこよくなったし、
レオもボクの事をカワイイだけでなく、綺麗になったと言ってくれた。
467 :
流転 2/6:2005/11/08(火) 12:28:38 ID:sbYGE8aS0
三ヶ月前。
ボクとレオはその日、家の窓から身を寄せ合って
台風が吹き荒れる外を見ていた。
「なー、レオ。なんか台風の日に家の中から外見てるとさ、
なんかわくわくしてこねー?」
「そうだな。俺も小さい頃は台風が何でか好きだったよ。」
「・・・今こうやってレオと一緒に居られるだけで、
ボクの心は台風なんて何のその、だけどね。」
レオの肩に頭をあずけて、目をつぶる。
するとレオは僕の頭をナデナデしてくれた。
「ヘヘヘっ、やっぱりレオはカッコ良いし気が利くぜ。」
「きぬ、お前はかわいいし綺麗だし、最高だよ・・・って、あれ、猫じゃねえ?」
レオが窓の外を指差した先には、猫らしいものが
電信柱の影でうごめいているのが見えた。
「えー?ボクには猫には見えないぜ?」
「いや、アレは猫だよ。寒くて震えてるんだ。
俺、ちょっと行って連れてくるよ。」
「じゃあ、ボクも行くよ!」
「きぬ、お前はここで待っててくれ。
お前のまさしく絹のようなその肌を雨風に晒すなんて、できない・・・。」
シビれる台詞を残して、レオは玄関から出て行った。
ボクが窓からレオを見守っていると、レオが猫らしいものの前に
しゃがみこんだ瞬間―――
「あっ、レオ!あぶn・・・」
台風で外れたらしい看板がどこからともなく飛んできて、レオの後頭部に直撃した。
そのまま地面に倒れこむレオ。
ボクが急いで外に飛び出して、レオの倒れているところまで向かう。
倒れているレオのすぐそばには、黒いビニール袋がビールケースに
引っかかって風に煽られていた。
コレを猫と見間違えたのか。
468 :
流転 3/6:2005/11/08(火) 12:31:53 ID:sbYGE8aS0
レオの意識はなく、すぐさまボクは家の中にレオを引っ張り込んで、
救急車を呼んだ。
救急車が間もなくやってきて、僕とレオを乗せて病院へ。
病院に着くと、レオはストレッチャーに乗せられ、
ストレッチャーは看護婦達に囲まれ、廊下を走り始めた。
「おい!レオ、ボクを置いて逝くんじゃねーぞ!」
ストレッチャーで手術室へ運ばれるレオに、必死になって呼びかける。
しかし酸素マスクを口に宛がわれたレオは、
ボクの言葉に眉一つ動かさず眠ったように目をつぶっている。
「後は先生に任せて、手術の成功を祈っていてください!」
ストレッチャーを押していた看護婦の一人に、押しのけられる。
「レオ・・・。」
ボク一人を廊下に残し、手術室へ消えていくレオと看護婦達。
手術室のドアが閉まると、間もなくドアの上の「手術中」のランプが灯った。
・・・
医者の話では手術は成功。
うまく行けば二、三日の内に目が覚めるとの事だった。
しかし、実際二、三日経っても、レオは目を覚まさなかった。
連絡を受けて外国から駆けつけたレオのおじさんとおばさんも、
レオが目を覚ますのを見ることなく、また外国に帰らなくてはならなくなってしまった。
乙女さんや姫、よっぴーにココナッツ、
フカヒレにマナ、トンファーも見舞いに来てくれた。
レオはそれでも目を覚まさなかった。
スバルにはこのことを教えられなかった。
・・・教えたくなかった。
なんか、がんばってるスバルに余計な心配かけさせちまいそうで。
医者の話では手術は成功しても、ごく稀にこう言うことがあるらしい。
献身的な介護と周りの人の努力が物を言うのだと言われた時に、
ボクは医者を殴ろうとした分のエネルギーを、レオの介護に使う事にした。
・・・
469 :
流転 4/6:2005/11/08(火) 12:35:08 ID:sbYGE8aS0
ふと目が覚める。
レオの手を握ったまま寝てしまっていたようだ。
あれから三ヶ月・・・。
全く、ゴミを猫と見間違えてこんなになるなんて。
そんなおっちょこちょいなところも、可愛いんだけどね。
「・・・あれ?ブラインドが・・・」
気が付くと閉めたはずのブラインドが開いていて、
窓からは夕日の光が差し込んで部屋の中全体を赤く染めていた。
個室だから、ボクが寝てる間に誰かが開けたわけでもないだろうに・・・。
更にボクが座っている反対側のベットサイドには―――
「おい、オメーラ、どっから入って来たんだ?」
小学校に入ったか入らないかぐらいの年の、男の子と女の子が立っていた。
「・・・」
「・・・」
ボクの言葉に全く動じずに、心配そうな顔でレオを見つめる二人。
ボクはできるだけやさしく、やわらかく言う。
「あんなボーズたち、ここは勝手に入ってきちゃいけないんだぜ?」
「・・・」
「・・・」
二人は今度はボクの事を、何も言わずに見つめ始めた。
「なっ、なんだよ。そんなに見つめられると照れるじゃねーか。
ほら、お父さんとお母さんのところに帰りな。ジュース買ってやっからさ。」
ボクが椅子から立ち上がって二人の後ろに回り込み、肩に手をかけて
病室の外へ促そうとすると、二人はボクの腕を潜り抜けて、
レオの顔の近くまで足を進めた。
「おっ、おいおい。カンベンしちくり・・・」
ボクが二人に近づこうとすると、二人はレオの顔にそっと触れた。
「・・・。」
ボクがそれを無言で見つめていると、二人はレオの顔から手を離し、
ボクのほうに振り返って、にっこりと笑った。
同時に辺りがまぶしい光に包まれ、目を開けていられなくなる。
「う、うわ!なんだこりゃー!まぶしいっ!」
しえん
471 :
流転 5/6:2005/11/08(火) 12:44:34 ID:sbYGE8aS0
次の瞬間目を開けると、ボクはベットサイドの椅子に座って、
レオの手を握ったままの姿勢だった。
ブラインドを見ると―――
「あれ、閉まってやんの。」
それにもう外はとっぷりと暗闇に包まれていた。
夢・・・だったのかな?
コンコン、とドアをノックする音と共に、
看護婦が部屋の電気をつけて静かに入ってくる。
「ああ、蟹沢さん、今日もご苦労様です。」
「あ、いえいえ〜。ところで、いまさっき小さな男の子と女の子の兄妹
見ませんでした?」
ボクが聞くと看護婦は不思議そうな顔をして、
「いえ・・・今日は特にそういうお子さんは見てませんよ。どうかしたんですか?」
検温の準備を始めながら聞き返してきた。
「い、いやぁ!なんでもないんですよ。なんでも〜・・・っ!!」
言い終わると同時にボクは、握っている手に異変を感じた。
「かっかっかっかっ、看護婦さん、レオが、レオが・・・。」
「?どうしたんですか?落ち着いてください。」
ボクは一瞬気のせいかと思ったが、コレは夢ではない。
確かに今、確実にボクは感じている。
「レオが、ボクの手を握り返してきた!」
それを聞いた看護婦がもう片方のレオの手を取り、レオに呼びかける。
「対馬さん!対馬さん!聞こえますか?聞こえたら手を握り返してください!?」
十秒ほどして、看護婦が枕もとのナースコールの機械で、
医者を呼ぶように指示を出していた。
やっと、やっとレオが意識を取り戻した。
「レオ・・・レオォォォ〜。ま、全く、おせーんだよ!
早くっ・・・たくさん喋れるようになってくれよな!」
レオが「お前泣いているんじゃないか?」と言わんばかりにまた手を握ってきた。
「泣いてな・・・うるせー!泣いてるよ!嬉しくて泣いたらいけないのかよー!」
医者がやって来てレオをいろいろ調べている間に、あの夢の中の兄妹が頭をよぎった。
そういえば、男の子は小さい頃のレオに似てたかな・・・。
472 :
流転 6/6:2005/11/08(火) 12:48:46 ID:sbYGE8aS0
それから翌翌年の春、レオとボクは大学を出て、レオは無事就職、
ボクは同時にレオの子供を二人、男の子と女の子を生んだ。
息子はレオに似て美男子、娘はボクに似て美少女だ。
レオの仕事もそれから二年、三年と順調で、子供たちもすくすくと育ってくれた。
最近のオリンピックでスバルが陸上で銅メダルを取った。
あの馬鹿、インタビューでわざわざボク達にメッセージをよこしやがった。
その後具体的に何時何時帰ってくるという手紙が来て、
そのスバルの帰還が再来週に迫っていた。
夕方、子供たちを保育園から連れ帰ってくる。
ダイニングの椅子に座り、来月のスバルとの久々の宴会を
どうしようかと考えていると、子供たちがボクの側までやってきた。
「どうしたよ?お腹減ったか?なんかママが作ってやろうか?」
「「パパ、病気よくなって、よかったね。」」
もじもじしながら二人が言った。
「ん?パパは最近病気なんかしてねーじゃん。」
「パパ、ベットで寝てて、ママがパパの手を握って泣いてたよ。」
レオが半植物状態から意識を取り戻した日に見た、あの夢を思い出す。
・・・
「・・・そうだね。よかったよ。あんがとな。
ママはオメー達二人が大好きだぞ。」
二人を同時に抱きしめると、二人はこそばゆいのか、くすくすと笑っている。
窓からは夕日の光が差し込み部屋を赤く染め、
吹き込んだ風がカーテンを静かに揺らしていた。
あえてツッコミ
> 「う、うわ!なんだこりゃー!まぶしいっ!」
ホントに眩しかったら普通こんな事言わないお( ^ω^)
474 :
SSD:2005/11/08(火) 12:49:36 ID:sbYGE8aS0
姉しよSSばかり書いていると、つよきすしか知らない人に
嫌われちゃうかなと思って書いたカニSSです。
一応、カニエンド直前直後のお話になります。
この話の中で何が起こったのか、思いを巡らせていただけたら幸いです。
支援、本当にありがとうございます。
475 :
SSD:2005/11/08(火) 12:57:16 ID:sbYGE8aS0
>>473 うあ、そういわれてみれば確かに不自然・・・。
恥ずかしいorz
ある日ののどかな昼下がり、蟹沢家に一つの荷物が届く
「フフフ、これであの一年坊に一泡吹かせられる」
―オアシス―
「テンチョー、テンチョー」
「どうしましたカニサーン」
「いっつもチャレンジメニューしか頼まない一年坊いるだろ」
「激辛キングデスネー、ソレがどうかしましたカー?」
「この前さー、こんなん買ってみたんだけど」
店のテーブルの上に一本の小瓶を置く
その中身は赤黒く自ら危険物であることを主張していた
「オー、カニサーン
あなたなんて物を買ったんデスカー!!」
店内にテンチョーの怒声が響く
「この店ツブス気かデスカ!!
これはアクマの調味料デース、これで人生変わった人ワタシ何人も知ってマース」
「んだよ、たかが調味料じゃねぇか…」
「言っても分からないと思いマース
カニサーンコップに水を入れて来てクダサーイ」
「うぃーす」
いつも客にするように慣れた様子で水を持ってくる
「はいテンチョー、持って来たぜー」
さっきのソースを一滴水に溶かす
「デハ、これを舐めてみてクダサーイ」
「んー、どれどれ」
ぺろ
「うっわ、チョー辛ぇなんだこれ
……捨ててくる」
―数日後―
カランカラーン
「いらっしゃいま…何だまたおめーか。注文は?」
「いつもの」
「テンチョー、チャレンジメニュー入りまーす」
「オー、またデスカー」
(ついにあれを使う日が来たぜ
テンチョーには悪いけど店を潰してもあいつだけは潰す)
「カニサーン、これお願いシマース」
「うぃーす」
(じゃあこれをかけてっと、こんなもんでいいか
いや念には念を…)
「激辛カレーお待たせしました
30分で食べきったら無料となりまーす
ではスタート」
そう言ったカニの手中の瓶は、既に半分ほど中身が無かった
支援する! 後に続けぇ!
いつもの様にカレーを口に運ぶなごみ
「うぐっ」
いつもとは次元の違う辛さにうめきごえが漏れる
「おいカニ、これいつものと違うだろ」
「おや〜、激辛キングともあろう者が食べられないんですか〜?」
「くっ、後で潰す」
普段は汗一つかかずにカレーを食べきるなごみ
そのなごみが滝の様な汗を流していた
(けどあれが大量入ってるってのに随分頑張るじゃんよ)
最早通常の唐辛子をかじるより辛いであろうカレーを
少しずつとはいえ食べ進めている
「水!!」
既に三杯目となった水のおかわり
その表情は鬼気迫るものがあった
481 :
名無しさん@初回限定:2005/11/08(火) 15:50:35 ID:TThptKLO0
ブラックカレーじゃあるまいな・・・ww
「カニサーン、なんかキングの様子おかしくないデスカー?」
「体調でも悪いんじゃね?
やっぱテンチョーのカレーは流石だよね」
「ソウデスネー、でもちょっとジンジョーじゃアリマセーン
様子見て来てクダサーイ」
「うぃーす」
既に毒と呼べる程の領域に達しているカレー
それをなごみは半分以上食べ進めていた
「おい一年坊」
「うるさい黙れ」
「もう諦めろって所詮おめーには無理だったんだよ」
残り時間は10分を切っている
時々意識が飛びかけているのかフラフラとしながら、それでもカレーを口へ運び続けていく
「おい本当にやべーって」
ピピピピピピ
「ほら時間だ、オメーは負けたんだよ
だからもう食わなくていいんだよ」
カチャン
「おい、どした?もしかして負けたのがそんなに悔しいんか?」
ぺちぺち
「動かねーな、まさか気絶してんのか」
「どうしましたーカニサーン」
「な、な、何でもねぇよ」
(まさか気絶するまでやるとはね
最後の一口、僕が食ってやんよ)
パク
「ーーーーっ!!」
「カニサーン、今日もキングの勝ちデスカー?
おいこら、返事しろってんダロ
オーイ」
484 :
名無しさん@初回限定:2005/11/08(火) 15:53:25 ID:X99nMt9x0
支援
―竜宮―
「へぇー、昨日学校休んだと思ったらそんなことがあったんだ
なごみんも大人っぽく見えてまだまだお子様よね」
「汗ダラダラで必死にカレー食べてる姿は見物だったぜー」
「お前は一口で気絶してただろーが」
ぎゅーっ
「はにふんは、はなへよ!」
「なごみんを気絶させる程のタバスコか、なんか気になるわね」
「今持ってんよ」
そう言って例の瓶を取り出す
「今日の調理実習で使ってみようかと思ってさ
まぁ豆花達に止められて使えなかったんだけどね」
「反省出来ないなんてさすが甲殻類」
「カニっちも全然懲りないわね
なごみん、押さえて」
「了解」
「何すんだよ、離せよ」
「こんな危険なものは没収するわ」
「くっ、ちくしょおおおおおお」
「カニっちから没収したのはいいけど、どうしようかな」
何かないかと周囲を見渡す
「こんな辛い物持ってるだけで嫌
とりあえずここに隠そう」
「お腹空きましたわー
何か食べる物ありませんこと?」
誰もいない竜宮で食べ物をあさる
「これは何かしら、ザ・ソース?
なんでソースがここに?
丁度ソースが切れかかってましたわ頂いていきましょう」
end
>>487 GJ w
テンチョーの解説が秀逸wwwwwwwwwwwww
ただカニが水に一滴垂らしたソースを舐めた時の
リアクションをもっと派手にすればより劇薬っぽさが出た希ガス
ま、とりあえず祈ちゃんよ安らかに…w
誰かつよきすの予感!のAA持ってない?携帯からでスマソ
触っただけで火傷する超激辛ソースキター!
小さじ一杯半いれたカレー4口で病院送りなのに、半分も入れたらまじで死ぬでしょ。
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
408 :名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 12:21:17 ID:7vJ2E2Xw0
放課後、いきなり降り出した雨。オレは傘を持ってきていない。
なごみんが駆け寄ってくる。そういえば前はシカトされたことをふと思い出す。
「先輩、傘は?」
オレは首を横に振ると
「じゃあ、わたしの傘に入りますか?」
となかば無理やり手を引かれる。
オレはなごみんが濡れないよう傘をもって歩きだす。
「せんぱい、それじゃ濡れますよ」
となごみんが体ごと腕を組んでくる。張りのよい胸が腕にあたる。
外ではベタベタしないってポリシーもこんなときは違うようだ。
「このまま帰るのもったいないですね…」
というような妄想が仕事中に湧き出てとまりません。
494 :
名無しさん@初回限定:2005/11/08(火) 22:43:52 ID:OwYuVyKtO
こ、コイツはヤベェ…。GJです!!!
>>SSD GJ
>>468の文章
>連絡を受けて外国から駆けつけたレオのおじさんとおばさんも、
これはちょっとおかしいぜー。
正しくはレオのお父さんとお母さん、だね。
重箱の隅スマン。
>>487 GJ
祈ちゃんはソース持ってかえって何に使うんだ?
そもそも祈ちゃんって料理できるのかな。
烏賊島では何してたっけ。
>>487 きりもみグッド乙女ジョブ
「おいレオ。ちょっと魂の交換しようぜ」
何をぬかすフカフィレ。
「だってさ、お前が『対馬レオ』ってだけで、乙女先輩といちゃいちゃしたり
姫といちゃいちゃしたり、椰子といちゃいちゃしたり、祈センセといちゃいちゃしたりずるいよ!」
カニの名前が挙がってないぞ?
「あ〜。カニはいいや。俺がやりたいのはおっぱいだから」
幾つか単語が抜けてるが、ようはいちゃいちゃしたいんだな?
「だって、レオだけずるいじゃん! 変わってくれないなら、お前の夢に裸で出てやるからな!」
そんな事言っても、無理なものは無理……って、おま、その手に持ってる鉄パイ――
「少しの間眠っていてくれ――うッひッひ」
〜〜暫くお待ちください〜〜
「お〜! 身体も声も、すっかりレオになったぜ。これで女の子とエロエロし放題だぁ!」
続きを書く時間がなくなったので、これで打ち切りにさせてもらいます。
続けられる方がいらっしゃったら、好きなように弄ってくださいな。
>>495 カニ視点なんだからおじさんおばさんで良いんじゃね。
お義父さんお義母さんでも良いけどw
>>496 俺のよっぴーの名前が上がって無くないか?
お前のだから遠慮したんじゃね?
フカヒレ……よっぴーには自分の身体でアタックしたいんだな
なごみママ scene6「ほのかの描く夢」
「いやしかし、お前んとこの子供たちも大きくなったなぁ」
「まぁな。そういうお前はどうなんだよフカヒレ、結婚とか」
「うるさいっ!!俺は一人の女に一生縛られるなんて御免なんだっ!!」
「へいへい」
「僕は大きくなったら、スバルおじさんみたいにカッコよくなりたいな」
「おっさんじゃない!…まぁそれはいいとして、俺を見習うってのも、どうかと思うんだが…」
「そうとも。スバルを見習うくらいなら、この俺みたいになるよう努力すべきだ!!」
「えぇ?父さんが、『フカヒレみたいな大人にはなるな』っていつも言ってるよ?」
「レェェェオォォォ!!お前は子供に一体どんな教育をしてるんだぁ!?」
「『ヘタレになるな』ということを息子に教えちゃいけないのか?」
「もし吼太に何か変な事を吹き込んだら…潰しますよ」
「ガーン」
「ほのか、お前はどうなんだ?やっぱ俺みたいな男がいいと思うか?」
「私もスバルおじさんはカッコイイと思うけど…パパみたいなダンナさまが欲しいな」
「えっ?」
「それで、私はママみたいな奥さんになって、ママみたいなママになるの。いいでしょ?」
「…そ、そうだな。ほのかにピッタリかも知れないな」
「ほうほう、『幼妻ほのかタン』か…なかなかに萌える…」
ギ ロ リ ! !
「…うぅ…なんでもないです…」
―いつも優しくて、どんな時でもがんばっているパパとママ。
私はそんなパパとママが大好きです。いつか大きくなったら、
ママに負けないような、すてきな人になって、パパのような
男の人と一緒に、ずっとくらしていきたいです。
対馬 ほのか―
ちょっと成長した双子たちです。
これからどんどん成長していくかも…?
死んだように気絶しているオレ(フカヒレ)の体を保健室に寝かせておいて、教室に戻る。
レオになった役得の第一は、乙女先輩の手作りおにぎりだ。
レオはいつもブーブー文句を言いながら食っているが、そんなぜいたくも今日はオレのもの。
さっそく頂くぜ、悪いな、レオ・・・と思ったら、カニに食われて影も形もなかった。
「カニ、てめー!」
「ヘンっ、ボクはそんなの知らないもんね!」
「テメーのほっぺに米粒がくっついてんだよ!」
何も言い返さずにカニは逃げていった。
ちくしょう・・・結局、大学食でヤキソバパンを買ってイガグリたちと食べる。
いつもとかわらねーじゃんか。
505 :
2:2005/11/09(水) 00:23:00 ID:wlnhzgOU0
放課後、そ知らぬ顔で竜宮へ行く。
「あ、対馬くん、いいところに来てくれたわ」
姫が何の疑いもなさ気にオレに声をかけてきた。
「なに? 姫」
つとめてレオっぽく言葉を返す。
「実は竜鳴祭に使う看板が出来てるはずなのよ。フカヒレ君と一緒に取って来てくれない?」
「OK」
・・・二人で運ぶべき看板を一人で運ぶ羽目になった。
いいさ、仕事が終わったら姫がチョコをくれるもん。
「はあはあ・・・あれ、姫はって・・・誰もいねーじゃん」
疲れきって竜宮に戻ってきたが、もはやみんな下校してしまった後らしい。
とりあえず鍵をかけて、祈先生に渡しておかなくては。
祈先生の豊かな胸のふくらみに頬をうずめる妄想をしながら職員室へ急ぐ。
「祈せんせー・・・」
ガラっと職員室の扉を開けると、祈先生の机の上には土永さんがいて、しょうゆせんべいをついばんでいた。
「おー、対馬か。ご苦労だな、祈は見たいテレビがあるらしいので帰ったぞ。我輩が鍵を預かっておいてやろう。
あー、それから明日は佐藤が休みらしい。明日の朝、2-Cの教室の鍵を開けるのを忘れるなよ」
「げ、オレかよー」
「当たり前だ。お前は生徒会のメンバーになった時点で自動的にクラス委員の代理をしなければならない。
そして、お前のクラスの生徒会メンバーでもっとも階級が高く、かつ仕事が忙しくない人間がお前というわけだ。
まあせいぜい頑張りな」
「レオー。聞いてないぜー」
「何か言ったか?」
「いえ、何でもありませんです、土永隊長」
506 :
3:2005/11/09(水) 00:24:25 ID:wlnhzgOU0
いいもん、今日はレオの家に帰って・・・乙女先輩と一つ屋根の下・・・グフフフフ・・・。
「ただいまー」
レオの家に上がり込むと、想定どおり乙女先輩がいた。
しかもエプロンをして、食事を作ってくれている!
え? 何でそんなに悲しそうなんですか、乙女先輩?
「すまない、レオ・・・これはチャーハンのつもりだったが・・・まあ食べてみてくれ」
いや、これは炭と言わないか?
これがチャーハンだなんて話は聞いてない、聞いてないもんね!
炭屑のようなものを無理矢理に腹いっぱい詰め込むと、夜のロードワークが待っていた。
「蟹沢が言っていたが、お前は最近、いろんな女子にモーションをかけてもてはやされてるらしいな。
性根を叩き直してやるから覚悟しろ」
カニの嫉妬が乙女先輩にも感染しているらしい。
レオ、いい加減オレは限界だ。
元に戻るべきかもしれない・・・。
507 :
4:2005/11/09(水) 00:25:27 ID:wlnhzgOU0
夜道で乙女先輩とはぐれる。
正直に言うとロードワークについていけなかったので、置いてけぼりにされた。
「はあ、もうダメ・・・」
駅前のベンチで休もうとしていると、綺麗な黒髪ロングがどこかのヤンキーにからまれているのが見えた。
「椰子・・・助け・・・はあ・・・でもレオの体力があってもレオみたいなケンカが出来るわけじゃねーよな・・・」
悩んでいる間に、椰子がヤンキーを殴り倒し始めた。
「おお、椰子、つえーよ。さすがつっぱるだけのことはある。これは助けなくてすむかも」
「ヒザキさん、こいつやっちまって下さい!」
「なんだテメーら、女に負けてんのかよ、情けね−な・・・」
やばいぞ、この展開はまずいぞ。
いくら椰子でもこのあたりじゃ名の通っているヒザキさんには勝てねーぞ」
震える手で携帯を取り出す。
「スバル・・・スバル・・・頼むよ・・・くそっ、こんな時になんで留守電なんだよ!
乙女先輩・・・あー、オレの携帯には乙女先輩の電話番号入ってねーよ!
レオの携帯持ってくるんだった! あー、もう!」
見れば、椰子が無理矢理にヤンキーたちに連れ去られようとしている。
あああああっ!
ん・・・・・・・がああああああああっ!!!!
いつの間にか、オレはヒザキと呼ばれる男の背中にとびついていて、目ん玉が飛び出すほどタコ殴りにされていた。
「対馬くんっ! たいへん、鉄先輩を呼ぶからね!」
この声は佐藤さん?
どうやら、この後に乙女先輩がかけつけてくれたらしいのだが、すぐに気絶してしまったので正確なことはわからない。
508 :
5 対馬転生:2005/11/09(水) 00:27:47 ID:wlnhzgOU0
「大丈夫? 対馬くん・・・」
オレが目を覚ますと、佐藤さんが心配そうに見下ろしていた。
どうやらどこかの病院の一室にいるらしい。
時刻はおそらく真夜中か。
それにしても、フカヒレに鉄パイプで殴られたのは覚えているが、全身のこの痛みはなんなのだろう。
なんでいきなりあんなことをしたのか分からないが、フカヒレのヤツ、絶対にゆるさねー。
と思っているうちに、いきなり唇を何か柔らかいものでふさがれた。
「う・・・・佐藤さん・・・・?」
「対馬くん、すっごくカッコ良かったよ・・・・」
オレが気絶してる間に何があったんだ?
フカヒレのヤツ、いったい・・・?
509 :
名無しさん@初回限定:2005/11/09(水) 00:33:48 ID:BVJPc8+KO
しえん
いや、支援されても
>>508で終わりだぜ?
オチらしいオチがなくてすまないな。
オレも勝手に続きを書いたんだが
さらに続きが必要なら書きたい人が書いてくれw
重箱だけど
乙女さんは携帯持ってないんじゃ…
実はそれは一瞬思ったのだが、フカヒレは乙女さんが携帯を持ってないことを知らないし
よっぴーが乙女さんを呼んだ方法も携帯連絡とは限らないということにしておいてください
>>511 乙女「ば、馬鹿にするな、け、けいたいくらい私だって持っている!」
レオ「乙女さん、それ子機、子機」
>>510 ふと思いついたフカヒレ転換を継いでくれてありがとう。GJb
>>498 レオからよっぴ〜の話題は挙がらないような気がして……嘘です。書き忘れました。めんご
「見ろ、レオ!私だって携帯電話ぐらい使ってるんだぞ!」
つ [ツーカーS]
「乙女さん…あんまり、それは人に見せないほうがいいよ…」
「…なぜだぁ!?」
>>516 ワロタw つまり乙女さんはお年寄r(撲殺
518 :
名無しさん@初回限定:2005/11/09(水) 02:33:38 ID:TxSHRrTqO
ま、待て508で終わりなのか!?
あと少し欲しいと思ってしまった(・ω・)だがGJ
>516-517
空也「雛乃姉さんは携帯もってないよね?」
雛乃「我を見くびるでない。携帯の一つや二つもっているわ(ごそごそ」
高嶺「(まさか>516みたいな年代物じゃ・・)」
うみゃ「(・ε・)〜♪」
雛乃「瀬芦里、手伝ってくれまいか。ちと重くてな・・・」
瀬芦里「よしきた!・・・・ってこれ?」
空也「もっと前の肩掛けのヤツじゃないかー!<ガビーン>」
いくらなんでも雛様には重過ぎると思う、それは。
お雛様だし、外出歩く時は籠につんでるのでしょう…
むしろ年齢の方が心配になってしまう
>>519がツーカーSを微妙に勘違いしてると思われる件
>>501 いつも超GJ!!!
甘ーい夫婦生活と子供達の成長が楽しみ♪
ツーカーSってあれだろ、渡る世間〜 の親父さんがCMに出てる、簡単じゃないか〜 とか言ってる
電話帳とかそんなLvでなく、ディスプレイすら付いてない子機みたいな携帯だろ?
あれなら乙女さんでも平気だと思うぞw それでもダメなら乙女さんは家の電話すら使えないことになりそw
携帯ネタも面白そうだな〜 誰かと携帯買いに行って云々話。 以下妄想。
ねぇねぇは壊しちゃって何台目〜とか色々言って結局頑丈な携帯。姉様は即決でシンプルなデザイン重視。
姉貴は散々吟味して使わないのに余計な機能沢山ついてるヤツw ともねぇとねーたんは悩みまくってデザインかわいいヤツだろうなー
ねぇやも悩みそうだw 閉店まで粘って姉様と対称的にカラフルなデザイン重視だろうなー
海お姉ちゃんは地球の裏側でも繋がる衛星携帯な感じw
うーむ 雛姉さんは・・・ ツーカーSっぽいのしか思いつかぬw
って、あれ? 雛姉さんゲーム中普通に携帯使ってなかたっけ?
>>524 ひなのんはTVゲームとかもしてるし
別にデジタルアレルギーではないと思う。
ちょっと見に来てなかったら投下されまくりですげー。一週間ちょいでスレ半分かい。
全くどいつもこいつもGJだぜ。しかし読むの疲れたー。
いや、嬉しい悲鳴だが。このスレの職人数は化け物か!
527 :
519:2005/11/09(水) 21:26:49 ID:0h5HRajK0
>522
ツーカーSがなんだかわからなかったがぐぐらずに書いた。
今は反省してる
だ が 私 は 謝 ら な い
謝れ、ツーカーSに謝れ
と言いたいところだが、なごみSSをくれたら勘弁してやる。
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
484 :名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 18:44:41 ID:eqs3Rufn0
_
'´, `ヽ
|ニfノ从从リ まぁ おにぎりでもくえ
ル(リ゚ ー゚ノリ .,.-
く)公i〉 (■,,)
く/_|j〉 ,.- ,.-
. し'ノ (■,,) (■,,)
486 :名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 18:47:15 ID:mYipP96G0
>>484 乙女さん遠慮なく頂きます!
つ(■,,)
487 :名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 18:49:10 ID:6j++yTHK0
>>484 じゃあ俺も遠慮なく
_
'´, `ヽ
|ニfノ从从リ
ル(リ゚ ー゚ノリ
つ く)公i〉
く/_|j〉
. し'ノ
488 :名無しさん@ピンキー:2005/11/08(火) 18:49:44 ID:ZkI2op/i0
>>487 _,..-―-.、 \<>ヽ、
,..:'´.:.:.:.:.-.、|}:`≡=、 ヽ.<>ヽ
. /.:.:.:.:.:.:.:.、:`ヽ、.:rミミ/`7ー-.、__ `、<>ヽ
イ.:.|.:.:l.:.:ヽ、ヽ,坏j:|,ルヘ. /::::::紀:/ /`i `、<>ヽ
.|l:.l.:.:.:\:.:.`メ゚‐' l:|::l | ∨::風::::/ / ̄ `ー-- 、 `、<>ヽ
八:ヾ..:.:代! ヽ _ リ::}|へ、::::::{. {__ `丶、_`、<>ヽ-、
ヽト、.:j`:ーr-´-任lノ `‐┼し'′ `>、____/_ヾニツ /
jヘヽト、ミ`ヽノL/ `ー-ァ'´::::::::::::::::::::::;::-‐'´.:`ヽ__,仆、
ヾY ニニhヘ|::|::. ノ _,. -‐'ニ二二二_ <. .:.:.:.:.:.:.:.:ト、)ニ彳
| ニニ}ノ !::|`"´ ,'´ `ヽヽ. :.:.:.:.:.:| ヽ.三ヽ
ヽ ̄フ |:::| 、 | ,. ‐' ´ ̄`丶、.:ノ ヽ三ヽ
. `、 ∨l/|ーrヘ、ヽ、_ / `>'´ ̄`ヽ. ヽ
! |::::::lー′ ヽ_ム`ヽ、 / /\ ヾ`゙丶、_
l !/j \:::::\ ! / /`ヽ. \:::::::`丶、
ヽ、_ノ ト、:::::`Tー--- 、, / / l ヽ:::::::::....
|::|::ヽノ `ヾ、/ / ヽ::::::.::.:..
|::|:::∧ ヽ、 / `;:::::.::....
|:厂.:.:`、 ヾ´ }::::::....
` ̄ ̄´ヽ. | ,'::::::::....
\ ! ノ:::::::::::....
533 :
309:2005/11/09(水) 23:10:06 ID:cNah5xJV0
スレ的にも個人的にも
夢と野望と のその後書こうと思うんだが
需要ある?
もちろん、19・20の責任とる形になるので、20の後ということになるけど。
予想だと姫はヘタレ(=デレ?)でゲーム内とはキャラ変わるけどw
カムカム
637 :名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 07:14:18 ID:KVcBFt3c0
_ お前達おはよう、そう眠そうな顔をするな
'´, `ヽ 今日は材料も揃っているので味噌汁を作ってやろう
|ニfノ从从リ
ル(リ゚ -゚ノリ ____
く)公iつi!===== ./∈∋∇ ./l
く/_|j〉 /⊂⊃彡 .//
. し'ノ l二二二二l/
_
'´, `ヽ
|ニfノ从从リ 乙女式デスバウンド!
ル(リ|#ワノリl|| l | i
ヽ(ヽノ) l| ! | i|
.く/_`(r 、!l| ! | i|
. (_ノ \|i!| |;
ヽ;.”*! ザシュ!
_
'´, `ヽ 我が地獄蝶々に斬れぬものなし!
|ニfノ从从リ
ル(リ|^ヮ゚ノリ __ __
⊂)公iつi!===== /∈∋ ∇ ./l
く/_|j〉 ./⊂⊃ 彡 .//
. し'ノ l二二 二二l/
_
'´, `ヽ 素晴らしい1日はおにぎりから始まるぞ
|ニfノ从从リ
ル(i|゚ ヮ゚ノリ .,.- __
く)个iつ (■,,) ∝ ⊃
く/_|j〉 ∇ ∵ /l⊂
し'ノ ∠ l二二 ∴∩彡
レスはやっw
30秒以内かよ。んじゃ書く。
遅筆なので気長に待ってちょ。
今度は10レスくらいで収まるよう努力しまつ
638 :名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 07:39:54 ID:G7K6S45h0
いらねーんだよぉ おめーのはマジまずいだろ >637
640 :名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 07:58:11 ID:KVcBFt3c0
>>638 _
'´, `ヽ 蟹沢が言っていたぞ、それは照れ隠しだと
|ニfノ从从リ 黙って食え!
. .,.-ル(リ#゚-,''´ `´ ゙ヾ
(■,,)と)公リ_ ; !
. く/_lj∩i、l)゙wwv'
(ヽ__)___ノ
642 :名無しさん@ピンキー:2005/11/09(水) 08:03:38 ID:G7K6S45h0
わたしは、間違っておりました。 これからは、乙女さんの作ったおにぎりが食べられることを誇りに思い、
自らを鍛えなおして、皆様のお役に立てるように頑張りたいと思います。
>>533 19・20がいらんという声も確かにあったが、オレはあれでいいと思ったよ。
むしろ姫がデレになることで野望を失うというほうが、オレは萎える・・・
まあどんな展開であろうと作品投下は歓迎だが
あ、もう
>>537で結論出てたのか。
がんばっちくり
>>533 うほおぉぉぉー!
待ってました!!!
やっぱやるからにはトコトンデレさせてほしいっす。
デレデレにさせるのが難しい分なごみん以上の衝撃を期待。
そしてすっかり女の子になっちゃった姫をしっかりフォローするナイトにも期待!
暇というか技術つけるためにAA書こうかと思うんだがゲーム中、よっぴーの
ストーリー(エンド部分のみ)丸々コピーして書くのはまずい?著作権とかネタバレとか
ごめん誤爆o..........rz
ごめん誤爆って無かったorz
547 :
名無しさん@初回限定:2005/11/10(木) 00:03:49 ID:LUCFsX0L0
>>544 丸々「AA」にできるんなら是非やってほしい。
ageてしまった…スマソ
549 :
名無しさん@初回限定:2005/11/10(木) 01:15:13 ID:3AEU2limO
携帯で見る俺だとAA辛いな〜…でも期待してるぜ!
おまえら、わかってていってるだろw
>>547 >>549 少しがんばってみる。しばらく時間かかると思うけどw
今の段階
_ _
'´ `ヽ、`ヽ て
i リ)iミ》 そ
`(リハリハリっ゚リ)メ>
.i `i´lつ(ヽy)
.ll_ハ_!|_ヽJ''
|__l_jし'J
/───ヘ─────────
│好きなんだよ!愛想なんて
│
│つかしてないぞ
ヽ────────────
今日の敗因:睡魔
>>551GJ 「てそ」って何?
今、AASSサイトを読み返してた。
だいぶと更新されてるな。
中の人、GJ.
たくさん話があるが、「コタツな関係」がかなり良かった。
完成度がすごい。
あと、なごみ好きなもんで、なごみSSはどれも良かった。
ここはAAが少ないね。
作品板には多いんだけど、やっぱAAは張りにくい雰囲気なのかな?
>552
>「てそ」ってなに?
Σ (´д` )
↑
これ
右側にある場合、大抵は「てて」で代用すると思う
>>552 「コタツな関係」は俺も好きだ。
これと「GoodBye Family」「スバルのお話」が今のところ俺的ベスト3。
オレはレオカニSSがあればそれでいい!
どれがいいとかはやめようぜ
自分の作品がでてこなくて凹む職人がここにいるw
おはよう。「てそ」って言うのは驚いた時につかうΣ(゚∀゚ ;ノノと同じです。
>>559 確かに・・・くじけそうだけど
それが正直な意見だなと思う。
でもおいら、がんばる(`・ω・´)シャキーン
新しいお話思いついたので書いてきますね。
562 :
名無しさん@初回限定:2005/11/10(木) 11:26:52 ID:3AEU2limO
お、おねがいします!
なごみん&セロリのクロスオーバーSSとそれにリンクしたやつがおもろかった
>>559 悪いな。表彰させてくれ。
俺的ベスト3は『ある日の対馬夫人』、『夢と野望と』、『ウォッチャーズ』。
『ある日の対馬夫人』は掛け合いから何から完璧だし
『夢と野望と』はラストこそ微妙だが姫デレと言う新境地、
『ウォッチャーズ』はもう兎に角バカップルが最高でしたw
ただ『ある日の対馬夫人』は全ヒロインでシリーズ化してほしかったなぁ。
個人的には『センパイ至上主義!』のなごみの惚気っぷりが好きなんだが・・・
・・・2005年の10月10日は祝日という事に気付いて果てしない違和感を抱く自分が憎いorz
「なごみママ」大ファンの俺が来ましたよ
仲良し四人家族のほのぼのしたやりとりに
癒される毎日…ほのか嬢の成長に期待!
>>565 >>566 俺漏れも!
全て仰る通り、激しく同意。
上では挙げなかったけど本当に大好き。
166 :名無しさん@ピンキー:2005/11/10(木) 21:21:51 ID:mcBLKmpQ0
たった一つの \ _、_ 対馬君が口につけたカップ / 【対馬レオ包囲網】
理性を捨てて \ ( ,_ノ` ) / `ヽ '´, `ヽ
\ [ ̄]'E ズズ / i ソノリ从リ 《ミi(从从))eat me!!
生まれ変わった\.  ̄ / `(リ;´Д`ノ <メ(リ゚ ー゚ノ)>
__ 淫乱よっぴー \ _、_ 濡れちまうぜ / (U_U )つ , /, つ
'´, `ヽ \( ◎E / __ (_(_,.)ゞフリフリ
《ミi(从从)) 溢れるエロスで \ / '´, `ヽ しし'
<メ(*´ヮノ)> ちんこを砕く \∧∧∧∧ / 《ミi(从从))TAKE OUT!
⊂!゚ ) ゚)つ . .< 桃 よ > <メ(リ゚ ー゚ノ)> TAKE OUT! (从从))i彡オヨメサン
ヒヮイ よっぴーがヤらねば< 色 っ > 〃⊂)个)つ li、ヮ`*ノ)メ> ニシテ
し'ノ 誰がヤる! .< 地 ぴ > 私の家に来ない? ⊂i⊂l)〉
──────────────< 予 獄 │ >────────────────────
<.感 の > ____________
朝起きて、 .< !!!! . > .|_________11月10日 |
_咥えるチンコ一騒動〜♪/ ∨∨∨∨ \ .||「男性」謎の変死 |射.||Y || |
'´, `ヽ ♪ /←テイクアウト \ ||大量のティッシュ飛散|精.||P ||.|
《ミi(从从)) ♪ / ディープキス→ \ .| ̄ ̄ ̄ ̄@ ̄ ̄ ̄.|を ||新||.|
.. <メ(リ^ヮ^ノ)> ♪ ./ ,`ヽ (´´.\ .|@ △ @ @ .|強.||聞||.|
〃⊂) Y¶⊂._ /(从从))i彡| (´⌒(´ \. | [(´ー`)] @ . |要.,___ .|
く/_|j〉/\_\ /.⊂li、∀゚⊂⌒`つ≡≡≡(´⌒;;≡≡≡\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| @゙. |さ | 他 |.|
し'ノ \/__/./  ̄ ̄ (´⌒(´⌒;; \  ̄ ̄ ̄ ̄| | @.|れ.| 殺 |.|
| ̄ ̄ ̄| __ll/ 三塁(対馬君)ゲットズザーーーーーッ \ <⌒ヽ . |?| の | |
572 :
書いた人:2005/11/10(木) 21:36:05 ID:5VvwrbXz0
>>565、568
ごめんなさい。110日は休日だと分かっててやりました。今はちょっと反省しています。
>>564 こちらもごめんなさい。対馬夫人、シリーズ化も考えました。実際祈編の冒頭も書きました。
でも作中で正式に結婚してないので書きにくくて止めちゃいました。
久しぶりにここ来てみたら凄いスレの伸びでびっくり。
今、仕事めちゃ忙しくてSS書けてませんけど構想だけはいくつかあるので、そのうち。
>>572 書いた人キター!!!!!!!?
作中で描かれてなくても各ルートハッピーエンドならあの後絶対結婚しますって!
是非書いちくり!!!!!!!!!!!!!1
本当この通り ハハー orz
おまいは童貞と処女がSEXをして生涯寄り添う確率というものを考えたことがあるのか?
いや、なんでもないです。
流してください。
それはそうと「おかしな二人」の雰囲気がいい。
あのコメディ感覚は才能だな。
>>559 自分の作品が出てこなかったらジエンすればいいじゃん。
一度やってみなよ。初回のみだけど(中略)暇つぶしになる。
マジでおすすめは・・・しなけど。
それはそうと、オレもなごみSS書いてたんだよなー。
それなのに上で「なごみSSはどれもいい」なんて言っちゃったよ。
どう見てもオナニーです。
本当にありがとうございました。
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
デジカメ持って影から見守ってるわ。
>540
>むしろ姫がデレになることで野望を失うというほうが、オレは萎える・・・
俺も同じだから。
失った瞬間、それは姫じゃないし、
19でレオに言わせてるけど、そんな女にレオは憧れないだろうし、
そんなんで諦めるんなら、俺は姫スキーにならなかったし。
納得行ってないっていうのは、単に自分の文章構成力がないのを痛感して、
どうにかうまくまとめたいと思ったからだから。
と、マジレスしてみる。
こんなことしてないでさっさと続き書けよ・・・とw
>554
2ゲット!ズサ━━━━⊂(゚Д゚⊂⌒`つ≡≡≡━━━━!!
ありりん。
楽しんでもらえたなら幸いですな。
そ知らぬ顔で10歩離れて行動をともにし続ける。
おい、なんかそんなSSあったぜ。
村田とくーをレオと乙女さんがつけまわしてるのが・・・
このところは安定して数が出るのがなごみんSS、少し開いて次点がカニって感じか。
意外に少ない乙女さん、姫はよっぴーよりは出てくる。よっぴーはやはりダークサイドのアクが強すぎますか?
そして祈ちゃんは…サブキャラやフカヒレたちの方がむしろ多いくらい…しかしこう考えるとほぼ人気投票どおりな感じなのね。
俺としてはよっぴーの、も、もぅ、とか言っちゃう感じのラブラブエロエロSSが読んでみたいッス、乙女さんワープロで書いてください。
安価ミスった
>579の554は
>564ですた (((´・ω・`)カックン…
「ったく、レオのやろー、最近乙女さんばっかとイチャイチャしやがって。
ちっともボク達の相手してくれないのな。」
生徒会が終わってからの帰り道、前を行くラブラブなレオと乙女さんを
見ながら、その後ろでボクとフカヒレが最近のレオの態度について熱く語っている。
「まーったくだぜ。乙女さんとあんなになる前は、毎晩のように
レオの部屋に集まってたのに。
今じゃ当たり前のように俺の部屋かカニの部屋だもんな。」
ボク達の一歩後ろを歩いているスバルが口を挟む。
「でも良いんじゃねぇの?
後ろから見ていてもいかにも幸せです!
ってオーラが出てて、幸せそうだぜ。レオ。」
「スバルにはボクの気持ちなんかわからねーよ!」
「そうだそうだ!お前みたいなイケメン怪人に、
俺の気持ちがわかってたまるか!
あー、俺もよっぴーとあんなふうに手を繋いで帰りたいぜ。」
「・・・オレは分かってるつもりだぜ。お前の気持ちをよ。」
「だー!俺は男になんか気持ちが通じたって、嬉しくねえんだよ!」
「・・・」
スバルがやれやれと言う顔をしている。
「あー、それにしてもこのボクのもやもやの責任は
誰が取ってくれるんだぁー!
全部オメーのせいだぞ!レオ!」
ボクの隣に居るレオの首筋にチョップを放つ。
「い、いてぇ!何すんだよいきなり!」
ん?なんでついさっきまで通学路で乙女さんとボク達の前を歩いてたレオが、
今レオの部屋でボクの隣に居るわけ?
見回すとフカヒレとスバルもレオの部屋での定位置でくつろいでいた。
しえんだこのやろー
ボロロンと、フカヒレがギターを軽く鳴らす。
「それにしてもカニはレオに対する態度があからさまだよなー。
さっきの愚痴だって『レオ、ボクをかまってくれなきゃ寂しい!』って事だろ?」
ってレオの目の前で何を言ってくれてるんだこのメガネザルは!
「なっ、フカヒレオメー、何か勘違いしてるんじゃねーだろうな?」
「いや、確かにフカヒレの言うとおりだ。
誰が見てもはっきり、カニはレオが好きだってのが分かるよな。妬けるぜ。」
「スバル!オメーもボクを怒らせるとどうなるのか忘れているようだな。」
・・・ってさっきからどうも様子が変だぞ?
場面が通学路からいきなりレオの部屋になったし、
フカヒレやスバルの言動も少しおかしい。
何よりも二人がボクとレオをからかっているのに、レオが全く反応しない。
・・・もしかして、これって夢なのかな?
よし、ためしに―――
「フカヒレッ!宇宙まで飛んでけパープルストライクッ!」
ボクが必殺技名を叫びながらフカヒレにパンチすると、
「ありがとうございまっす〜〜・・・」
と部屋の中なハズなのに、天井が透けて夜空に飛んでいくフカヒレを観測できた。
やっぱり夢だ!
夢の中で夢だって気が付くなんて、さっすがボク。
なんか得した気分だぜ!
夢の中って、夢の割には人の反応とかリアルだかんね。
いろいろ現実では試せない事とか試してみよ。
そうだな〜、まずはココナッツをコテンパにして、上下関係ってものを
はっきりさせてやる事から始めよっかな。
んでんで、ボクがすべての教科で満点とって姫の度肝を抜いてやるのも良いかな。
それからそれから・・・いや、いつ夢から覚めるか分からないから、
一番やってみたいのを最初に持ってこよう。
・・・やっぱり、レオにボクの気持ちを伝えてみようかな。
現実じゃぜってぇ出来ないけど、ど、ど、どうせ夢なんだろ?
見てるのはボクだけなんだろ?
じゃ、じゃあ何も恥ずかしがる事ねぇじゃん。
「ゴホン・・・それじゃ早速・・・。」
場面を誰も居ない放課後の教室に切り替える。
一人机に突っ伏して寝ているレオを、ボクが揺さぶり起こす。
「オイ、レオ。ちょっと話があるから起きちくり。」
「んーなんだよ。せっかく気持ちよく寝てたのに。」
さっきまでいつものメンバーと部屋で話してただろ、
と言う突っ込みは夢の中だからしない。
「あっ、あのさーレオ。」
自分で声が上ずってるのが分かる。
ゆっ、夢だとわかっても緊張するな。
「だからなんだよ?改まって。」
「オメーさ、鈍感だから気が付かなかったかもしれないけど、さ。」
「はっきりしないなんてカニらしくないな?
またなんか道に落ちてるものでも食ったのか?」
「さっ、最近はそんなことしてねーよ!
・・・そうじゃなくてさ、ちょっとだけ真面目に聞いちくり。」
レオが姿勢を正してこっちに向き直って、ボクの顔を見た。
夢の中だって言うのに、顔が真っ赤になっているのが分かる。
現実でこんな事、ボクだったら恥ずかしくて死んじゃうな。
「ボクさ、前々から・・・いつごろからだったかは忘れたけどさ!アハハ・・・。
その・・・レオの事が気になってたん・・・だよね。」
「だからなんだよ?」
レオがきょとんとした顔でボクを見ている。
「〜〜〜〜っう!ったく、オメーは夢の中でも気がきかねーな!
好きだから付き合ってくれって言ってんだよ!」
言った!言っちまった!
さあ来い!
ボクがレオの顔を凝視すると、レオが一瞬考えた後、口がピクリと動いた。
開きかけた口から言葉が出るまで、ひどく時間がかかっているように感じる。
「カニ、俺は―――」
はっ、と目が覚めた。
ここは・・・ボクの部屋?
デジタル時計を見ると、まだ夜中の二時を少し過ぎたぐらいだ。
「んだよ・・・。まだ寝てから一時間ぐらいしかたってないんじゃん・・・。」
ムクリと上体だけを起こすと、世界がグルグル回ってる感覚が襲う。
そっか・・・最近レオのヤツがぜんぜん部屋開放しないからって久々に開放させたら、
乙女さんとののろけ話ばっかされたんだっけ。
で、オアシスでヤケ酒して・・・、スバルに家まで連れてきてもらったんだった。
「う〜〜気持ち悪り〜。」
ふとカーテンの端を持ち上げて窓の外をうかがうと、
レオの部屋の電気はついているが、カーテンが閉まっている。
・・・
「んだよ・・・ちくしょー。人がこんな気分だってのに・・・。」
あと少しな所で目が覚めちったな。
「・・・せめて夢の中でぐらい、ボクの事好きって言ってくれたって罰は当たねーのにさ。」
ぼすっと勢い良くベットに仰向けになる。
その衝撃と酔いのせいで、頭がひどく痛んだ。
「うお・・・いてーっ・・・。
あんま痛いから、痛いから涙出てきちゃったよ〜。
痛くて涙が出るのなんて、ひっ、久しぶりだな。おー・・・いてーなー。」
震える声でこんな事を言っても、説得力が全くない。
痛みはすぐに引いても、涙がぼろぼろと出続ける。
「やっ、やっぱヤケ酒なんかするもんじゃね〜な。
涙がっ、止まんね〜や。まだ酔ってるのかな〜?ボク。」
そのまま窓に背を向ける形で横になる。
「・・・コレが現実じゃなくて夢だったらよかったのにな。
・・・・・・寝よ。」
何も考えないように目を閉じるが、まぶたの裏が未だに熱い。
「ちくしょー。レオのばかやろー・・・。」
とりあえず、今は何も考えないようにしよう。
明日の二日酔いの心配だけして、後は何も考えないように・・・。
かわいそうなカニはオレが慰めてあげますね
こんな時間にGJ!
>>590 自分もやっておいてなんだけどいくらなんでも一レスに一支援は必要ないぞ。
592 :
SSD:2005/11/11(金) 01:23:03 ID:IrZansAw0
乙女さんルートカニヤケ酒の夜のあとSSです。
せめて夢の中ぐらいと思いましたが、ここは悲しい思いをしてもらいました。
おいら、がんばりますた。
いつも支援ありがとうございます。
頭が下がります。
あと、雑談が激しいと職人さんたちが投下しづらいと言う都市伝説があるので、
ほどほどにしましょう・・・とか言ってみる。
でしゃばってすみません。吊ってきますね〜ノシ
>>591んだね。三連投規制を回避する目的だから、二連投の次に織り込んでいくか。
ついつい期待をこめて催促してしまうんだ。
>>592GJ カニなんて好きじゃなかったのに、好きじゃなかったのに・・・オレはかわいそうなヤツに弱いんだ。
354 :名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 02:27:15 ID:3D9UTcgw0
---..、  ̄''''''‐'ー-..__
_、‐′ `゙'lln-_
‐" `゙゙'+ 、
_r y┘ ゙'+ 、
_〃 ,/ 、 _ `゙ゝ
:il │ _/′ `ゝ "ゝ、 ゙ゝ
、 ゙ゝ ゝ、 _j′ '、 ゙ "lL_゙ゝ
│ 、 "'+ニ_ j「y '、 '''、 ‖ 、 "l'、 ゙llレ゙'、
:几 ヘ ゙゙千|l′ |l'、 '廴 、 |l]L 1 、'、゙ll'、 卅l_ヽ
|l "lL゙ゝ 亅l| ..lllll '1|ll入 l|l'、'||]l ‖ |l廴゙lュ゙t
|l ヾ_]ll 、 |l ll L :|ll| ゙l}lll t]l lllll'、l'||ト |} |||'、 ll
U 、 ゙゙くフlll |l __ 廴ll|! |! |lllll 爪ll、 ll||l 1|||l〔 |1 |l l1 │
:'、'''lユ__ ゙゙'iエll、 ノl!│l|厂|l ll爪′ ll|'ll'、 ll{サ ]l|l〔エ〕l| ll: l ‖
}'、 "lllこョL]l]ll、 _爪lll爪′:ll l’l| ‖゙l廴 :llll]llllFと ]ljl [,'|; ノ
/'´|ヽjl"r‐'‐にヌl〕 ノエlll彡=+|l力llllllっ='|l廴 ll!ll'、 ,,}|l','ll]l l|llリ
丿 t │ f{ 、./''lllll "ノレ辷''''"´ T'゙'''ゝ `|J'´'{E〔コン:li爪了 |厂
ニ 1゙'、 ゛ ヾilll||ll'、 ゛'tl..ユjr_ノ∨ ′ ゙テ'゙゙ _lll])il廴ll
ヾゝゝ、__;ll|l llヽ、 `ヘjiuョ彡− _ |lヌlll ゙ll廴 鮫氷くん、お誕生日なんだ……
\ ゙lョニ゙''l廴lll1 `"´ 卜 l!l!`‖ ゙lll
し ゙巛Xニ llllL゙ ′ 丿゙'、 '、 │
"'、 "lll乃川廴゙l 、 _....ょ _/′ ll l〉 別に生まれてこなくても良かったのに……
}llョ_ ゙'聿事!゙ゝヌlゝ、 /ニ..-、/ _..゙′ 'll _|}
'llニゞltュ-...._ニ]|'、 "li入゙゙ゝ、_ に__..┘ __ァ` |l 丿
゙'ll}l、 ゙゙~~~~ア ''、 ゙ll廴 ゙゙''+-__ __4'´ _lリ′
"'l{ゝ、_jl′ ゛ "九 jlにフ''´ llナ
__ ]llll广 " :il゙l{父゙゙¬+-__ _rl厂
 ̄ " ` ゛ `"^′
375 :名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 07:09:28 ID:fCxOuNHg0
/ゴロゴロゴロ…\
_ お前達おはよう、今日は嫌な天気だな
'´, `ヽ すぐに作れるおにぎりで我慢してくれ
|ニfノ从从リ
ル(リ゚ -゚ノリ.,.-
〈(lつiつ(■,,)
く/_|j〉
. し'ノ
/ガラガラガラ\
/ピシャーーン!\
_
;'´, `ヽ;
;|ニfノ从从リ;
;ル(リ;"ロノリ;
;,<{つロO_ギュゥゥゥゥゥゥ!!!!
;く/_|j〉;
. ;し'ノ;
_
;'´, `ヽ; スマン、少し小さくなったが食べてくれ
;|ニfノ从从リ;
;ル(リ゚ -゚ノリ;
;く)个iつ△ ←硬度10
;く/_|j〉;
;し'ノ;
383 :名無しさん@ピンキー:2005/11/11(金) 08:24:12 ID:fCxOuNHg0
_______
|. =| ̄ ̄ ̄|
|. | .|
| `ヽ =| .|
|リ从)ゞ キリキリキリ|
|∀゚ノル.__| . |
| つ-=|___|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
\ココナッツココナッツ/
\ ココナッツ./ ... |\
'´ `ヽ ...| |\
ウ…ウウン…〈(((从)〉 i | .| \
___Λ_Λ∀゚∩). .| .| .|
| __ ( ;´д`) ̄|ヽ) | .| .|
|\ ⌒⌒⌒⌒⌒ ⌒\. \| .|
\ \
>>378 \ \ |
\ \
>>380 \ \|
\ \|⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒|
\ |_______|
_ テメーら、いい夢見れたかよ!
'´, `ヽ
!爪リリ从)ゞ
ノwリ゚ ヮ゚ノル
/゙)个(Vァ ぶい
. セく/_|j〉
し'ノ
598 :
KC:2005/11/11(金) 11:18:08 ID:qh3IEcwd0
姫が敵対する親族一同をことごとく抹殺しキリヤコーポレーションを手に入れてから数年が経ち、
キリヤコーポレーションも更なる躍進を遂げていた。
しかし、そんなある日…
「大変!大変だよエリー!!」
俺と姫がいつも通り仕事をこなしていると、
姫の秘書を務めている佐藤さんが大慌てで社長室に駆け込んでくる。
「あら、どうしたのよっぴー?」
「キ、キリヤコーポレーションが…何者かに買収されてしまったみたいなの!」
「なんですって!?そんないきなり、一体誰が…」
あまりに突然な佐藤さんの報告に俺と姫はしばし呆然とする。
「そんな…世界の頂点まであと少しなのに、こんなことって」
「でも、本当に一体何者なんだ…」
一夜にしてキリヤコーポレーションを買収してしまう程の企業が存在するなんて信じられない。
突然のキリヤコーポレーション買収劇に皆が途方にくれていると突然受付から連絡が入った。
「社長、キリヤコーポレーションの今後について社長と話し合いたいという方がいらっしゃってるのですが…」
「!!早速来たわね、いいわお通しして」
「わかりました」
「でも本当にどうするんだ?姫」
「まずは相手の出方を見るしかないわね…」
俺達はキリヤコーポレーションを買収した張本人の登場を静かに待った。
得体の知れない相手に流石の姫も緊張を隠せない、佐藤さんもさっきからずっとオロオロしている。
そして、目の前に現れたあまりにも予想外な相手に俺達は驚愕した。
「う、嘘だろ?!」
「あ、あなたは!」
599 :
KC2:2005/11/11(金) 11:20:08 ID:qh3IEcwd0
「か、海馬瀬戸!!」
そう、現れた男はなんとあの海馬だったのだ。
「フンッ、オマエが霧夜エリカか?その若さでキリヤコーポーレーションを手に入れここまで躍進させるとは大したものだ誉めてやろう。
しかし!この海馬瀬戸を差し置いて世界の頂点などと笑止千万!!世界の頂点に立つKCはキリヤコーポレーションではない!海馬コーポレーションだ!ワハハハハハハハh」
「チッ、こんなイタイ奴に足元すくわれるなんて、わたしとしたことが…」
「か、海馬…(嘘だろ?なんでつよきすに海馬が…)」
俺があまりの出来事に呆然としてる間にも話は進んでいく。
「フン、何を言っても負け犬の遠吠えにしか聞こえんな、とにかく今からキリヤコーポレーションは我が海馬コーポレーションの支配下に入ってもらおう」
このままではキリヤコーポレーションは海馬のものになってしまう…。
ええい、こうなったら一か八かだ。俺は最後の賭けに出た。
「おい海馬!オマエも影でこそこそ株を買い集めて買収するとはずいぶんセコイ真似するじゃないか」
「なんだと?」
600 :
KC3:2005/11/11(金) 11:21:12 ID:qh3IEcwd0
「どうだ海馬?オマエもデュエリストならデュエルで決着を付けようぜ。
オマエが勝ったらキリヤコーポレーションはお前の物だ、その代わり俺が勝ったらキリヤコーポレーションから手を引いてもらおう」
「フン、オマエ如きがこの俺とデュエルだと?片腹痛いわ!そんな結果の分かりきったデュエルなどする意味はないわ!フハハハハ!!」
「デュエルキングともあろう者が俺如きに負けるのが怖いのか?」
「なんだと?」
「どうする海馬?逃げるのか?」
「フン、いいだろう。オマエ如きブルーアイズで瞬殺してくれるは!ワハハハ!!」
テンションに任せて突っ走ってしまったが本当に海馬とデュエルして勝てるのか?
だが海馬からキリヤコーポレーションを取り戻すにはもうこれしか…
「ちょっと待って、レオ」
「姫?」
「このデュエル、私が受けて立つわ!」
「え?」
「そもそもこんな事になったのは私のミスだし、それにキリヤコーポレーションを守るのは代表であるこの私よ。
それにレオじゃ会社の未来を託すにはまだちょっと頼りないしね」
悔しいが海馬クラスの人間と戦うには確かに俺では役不足かもしれない。
やはり姫のような星のもとに生まれた人間でなければ本当に1ターンキルされかねない。
「それで文句ないわね海馬瀬戸!キリヤコーポレーションを賭けてわたしとデュエルよ!」
「フン、いいだろう。誰であろうと俺のロードに立ち塞がる者は粉砕するのみ!!」
こうして姫VS海馬のデュエルが決定したのだった。
601 :
KC4:2005/11/11(金) 11:45:44 ID:xvwpoehj0
〜翌日〜
「わたしがいない間に大変ことになってるな」
きのう現場に居なかった乙女さんにも事情を説明しみんなで打倒海馬にむけて会議を開いている。
「しかし、そんな大事なことをカードゲームなんかで決めるとはいささか不謹慎ではないか?
それに決闘というからにはもっと他のやり方があるだろうに…」
「それは違うぜ乙女さん!デュエルは魂と魂のぶつかり合いなんだ、お互いの意地やプライドをかけた命懸けの戦いなんだ!
いくら乙女さんでも神聖なデュエルをカードゲームなんか呼ばわりすることは許せないぜ!」
「つ、対馬くん?」
「そ、そうなのか?すまなかったレオ、わたしはまた自分の価値観で決め付けてしまったようだ、申し訳ない…」
「え?あ、いや解ってくれればいいんだよ。てゆーかなんで俺が熱くなってんだ?」
「ハイハイ、海馬のテンションに釣られて微妙に熱血モード入ってるレオは放っておいて話を進めるわよ」
「うっ…」
佐藤さんがみんなに資料を配り話を進めていく。
「日時は来週の水曜日午後6時半、場所は海馬ランド特設デュエルステージだよ」
「決戦まであまり時間がないわね、それまでに出来る限りの事はやっておきましょう」
「てゆうか姫デッキはどうするの?その前に遊戯王カードなんて持ってるの?」
「それなら大丈夫よ、地方巡業中のフカヒレ君に頼んで各地のコンビニでレア抜きしてきてもらってるから」
「そ、そんな地味なことしなくても遊戯王カードくらい普通に買えばいいんじゃ…」
「そうだそうだ、それにサーチ行為とはあんまり感心できることではないぞ」
「お、乙女さん?なんでそんな専門用語知ってるの?」
「ん?」
602 :
KC5:2005/11/11(金) 11:46:45 ID:xvwpoehj0
「オ〜スッみんな!久しぶりだなあ、俺に会えなくて淋しかったかい?」
「フカヒレ!」
話が脱線しかけたところで姫にカード収集を任されたフカヒレがやってきた。
「早いわねフカヒレ君、でカードの方は?」
「オウ、しっかり抜いてきたぜえ!俺にかかればレリーフだろうがウルレアだろうが一発だぜ!」
「流石だなフカフィレ」
今時いい年した大人が遊戯王カードのレア抜きするなんて、普通じゃ恥ずかしくてとても出来ない。
「それだけじゃないんだぜ、田舎のガキどもから入手困難なレアカードもボッタくってきたからな、シャーク鮫氷の名前は伊達じゃないぜ!」
やはりフカヒレは頼りになる、女子供もグーで殴れる男はどこか違う。
「まったく、おまえという奴は…」
乙女さんはもう完全に呆れ果てているようだ。
「さすがねフカヒレ君、お礼にチョコあげるわ。もう帰っていいわよ」
「え?それだけ?もっとさあ他になんかないの?こうさあ…」
「鮫氷くん」
「おっ!なんだいよっぴー?」
「帰りの出口はあっちだよ、受付で頼めばタクシー呼んでもらえるからね」
「…ウ、ウワアァァァァンいつか絶対必ず幸せになってやる〜」
フカヒレは佐藤さんに止めを刺され泣き叫びながら帰っていった。
相変わらず報われない奴だなフカヒレ…。
603 :
KC6:2005/11/11(金) 11:47:30 ID:xvwpoehj0
フカヒレが手に入れてきたカードにキリヤコーポレーションの財力で買い漁ったカードを合わせてデッキも組み終わり打倒海馬に向けての特訓が開始された。
ツッコミたい気持ちもあるがそこはあえて華麗にスルー。
「これで必要なものは揃ったわね、あとは決闘当日までひたすら修行を重ねるしかないわね」
「修行か、いい響きだな。わたしに出来ることがあればなんでも協力するぞ、遠慮なく言ってくれ」
「…………」
一向にルールを覚えることが出来ない乙女さんに出来ることなんて何もないんだけど、そこは誰も突っ込まない。
そもそもルールを覚えたところで駆け引きの全く出来ない乙女さんでは姫の相手にはならないと思う。
「でも姫の練習相手が出来る奴なんているの?俺じゃ格の違いで圧倒されて仮想海馬は務まらないし」
「それなら心配いらないわ、よっぴ〜♪こっちにおいで〜」
「え?わ、わたし?わたしにデュエルなんて無理だよエリ〜」
「いいからいらっしゃい」
そういうと姫は佐藤さんを連れてどっかにいってしまった。
一時間後
「おまたせ〜、さあ練習を始めるわよ」
「あれ、佐藤さんは?」
「すぐに来るわよ」
「あ、佐藤さん。あ、あれ?どうかしたの佐藤さん?」
佐藤さんの様子が明らかにおかしい。
「エリー、今日は私も遠慮しないわ。覚悟はいい?」
「さ、佐藤さん?」
「大丈夫よ、もうひとりのわたし。今日こそエリーを……して対馬君を……てみせるわ」
佐藤さんはなんか一人でブツブツいっている。
どうやら闇の人格が覚醒しているようだ。確かに闇ヨシミなら姫とも互角に戦えるだろう。
「さあ行くわよ、よっぴー!」
「ええ、かかってきなさいエリー!」
「デュエルスタンバイ!!」
こうして海馬との決戦当日まで血の滲むような過酷な修行が続けられた。
604 :
KC7:2005/11/11(金) 12:01:54 ID:qwrYpuoO0
〜決戦当日〜
ついにキリヤコーポレーションの命運をかけた決戦の日を迎えた。
俺たちはすでに会場の選手控え室にいる。あと少しで海馬とのデュエルが始まろうとしてる。
「大丈夫、姫?緊張してない?」
「平気よ、この程度の修羅場は今まで何度もくぐり抜けてきたわ」
「そうだね、姫ならあの海馬にだって絶対勝てるよ。おれ応援してるから」
「ええ、任せといて。わたしの前に立ちはだかる者がどうなるか徹底的に教えてきてあげるわ。
それに私たちの夢をこんなところで終わらせて堪るもんですか!」
「姫…」
姫の瞳は強大な敵、乗り越えなければならない試練を前に熱く燃え輝いている。
俺が憧れた霧夜エリカは今も昔のままだ。そんな姫に俺は改めて惚れ直した。
「エリー、時間だよ」
デュエル開始の時間が迫り佐藤さんが姫を呼びに来た。
「わかった、すぐに行くわ。じゃあ行ってくるわねレオ」
「ああ、頑張れよ姫。姫は一人じゃない俺達もついてるんだ、俺は姫の勝利を信じてるよ」
「んっ…」
俺は優しくキスをして姫を決闘の場に送り出し、運命のデュエルに向かう姫の後姿を見えなくなるまで見送った。
姫なら絶対に大丈夫だ、俺に出来ることは姫の勝利を信じて応援することだけ。
ガンバレ姫、俺たちの夢のために…。
Isolation
終わりかよwww
わはははははオベリスクの巨神兵だが見たかったのに
606 :
KC:2005/11/11(金) 12:05:28 ID:qwrYpuoO0
本当にスイマセンでした。
何故こんなことをしてしまったのか自分でもわかりません。
今ではかなり反省してます。本当にスイマセン、潰されてきます。
>>604 GJ!乙でした。
よっぴーSSキテェ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
>>606 GJギガワロスwwwwwww
ワハハハハハハハハハハh(ry
オチが打ち切りっぽいのは意識してですかw
609 :
KCあとがき:2005/11/11(金) 13:12:15 ID:0aVHk7650
どうしてもKC対決をやってみたくなって書きました。
それだけです、スレ汚して本当にスイマセンでした。
>>605 オベリスクを撃破する姫とか面白そうですが、
それを面白く文章にする能力は僕には無いです。スマソ
>>608 なんかこれ以上書くと遊戯王色が強くなり過ぎそうで自粛しました
遊戯王なんかシラネって人もいると思いますし
我ながら空気嫁って気がしたんで、無理やりIsolation流して終わりっぽくしました。
中途半端でスイマセン
>>606 ネタに走ったSSもイイ!!
遊戯王あんま知らないけど面白かった。GJ!
昔々、あるところに一匹のカニの『きぬ』がいました。
ある日のこと、お隣の『乙女さん』からもらったおにぎりを食べようとしていたら、
一匹のお腹をすかせた猿の『フカヒレ』に呼び止められました。
フカヒレはきぬに向かってこう言いました。
「なぁおい、そのおにぎりとこの柿の種と交換しようぜ。」
「いらねーよ、そんなもん。ボクは腹減ってんだ。オメーはそこで餓死してな」
「よく考えろって。これとそいつを交換して土に植えれば、お前はいつでもおいしい柿が食えるんだぜ」
「おお!?マジか!?」
すっかり言いくるめられてしまったきぬは、おにぎりと柿の種とを交換してしまいました。
「へっ、チョロイぜ」
「ん?なんか言った?」
「いーや、別に。そんじゃなー」
きぬは早速柿の種を土に植えました。
しかし、芽はなかなか出る気配がありません。
あたりまえだろーが、バーカ。
「ちくしょー!だまされたー!あの時交換なんかしないでおにぎりを食べとけば…!」
今頃気づくんじゃねーよ。
そんなに悔しいからって泣くなってんだ。
「泣いてない!泣いてないもんね!」
きぬの目から大粒の涙がぽろりと零れ落ちて、地面に落ちたのでした。
すると、奇跡が起こったのです。
その涙がきっかけとなったのか、なんとみるみるうちに芽が生えて成長しました。
そしてあっという間に、立派な実をつけた木へと成長したのでした。
「うおおおお!ボクの涙って命の水!?」
さすがのきぬも、これには驚いたようでした。
「よーし、とるぞー!」
しかし、きぬはそのことを全く考えていませんでした。
人間ならいざ知らず、カニそのままの姿のきぬには、いくらなんでもどうしようもありませんでした。
するとそこへ、フカヒレがやってきました。
「うお!?マジでもう育ったのかよ!?」
「あ、フカヒレ。ボクじゃとれねーから、オメーがとってきてくれよ」
フカヒレは自分では登れないので、ハシゴを持って来て、それをよじ登ってとりました。
「うめー!やっぱこいつはうめーなぁ!」
「おい、フカヒレ!ボクにもよこせよ!」
フカヒレは柿を採ると、そのまま自分で食べてしまい、きぬにはひとつもあげてはくれませんでした。
「お前ホントにバカだな。カニの姿のお前が、木に登れるわけないだろうが。
おにぎりも柿もすべて俺のものというわけさ」
「…フカヒレ!?謀ったな、フカヒレ!」
「お前はいい友達だが、バカなのがいけないのだよ!ふはははは…」
「ちくしょー!よりにもよってこんな奴に騙されるなんて!」
きぬはじたばたしましたが、どうにもなるわけがありません。
「アホなカニめ!これでもくらえ!」
そういうと、フカヒレは青くて固い実を沢山投げつけました。
カニの姿では横にしか動けなくて、しっかりと避けることができません。
きぬは柿を思い切りぶつけられてしまいました。
「う、うーん…」
フカヒレはそのまま美味しそうな柿をかかえて、帰っていきました。
その夜、きぬは今日の出来事を栗の『よっぴー』、蜂の『エリカ』、うすの『なごみ』に話しました。
本当は乙女さんに話したかったのですが、乙女さんは武者修行に行っていて留守でした。
「バカだ…バカすぎる…」
「何をやってんだか。もうちょっと考えなさいよ」
「うるせー!」
柿をぶつけられただけなのに、きぬは大怪我をしてるかのように包帯を巻いていました。
「かわいそうにね、カニっち」
「さすがよっぴー。ボクはこの通り、あいつのせいで大怪我をしたってのに白状だね二人は」
大怪我はどうみても嘘だろーが。
「それに…あのおにぎりは、ボクのバ…いや、母さんに食べさせてあげるつもりだったんだ…」
いや、それも嘘だろ。
「…」
「どうしたの、なごみん?」
「いえ…だったら仕返しをこの甲殻類の代わりにしてあげようかと思いまして」
「マジかよ!うんうん、コイツもちょっとはいい奴になったねー」
「…フン」
お母さんを大事にしているなごみは、仕返しを約束してあげました。
それに便乗し、面白そうだからとエリカが参加し、強引によっぴーも仲間に入れさせられてしまいました。
「よーし、それじゃ早速明日に決行よ!」
次の日、フカヒレが家にいないことを確かめた三匹は、こっそりと家に忍び込みました。
よっぴーは囲炉裏の灰の中に。
エリカは水がめの後ろに。
そしてなごみは屋根の上に登り、フカヒレの帰りを待ちました。
しばらくすると、なごみは家に向かってくる影を見つけました。
「あ、帰ってきましたよ」
「オッケー。準備はいい?」
「ホントにいいのかなぁ…」
そのまま家の中に入り、体が冷えたのか囲炉裏へと向かいます。
囲炉裏に近づいてきた足音が止まった瞬間に、よっぴーはおもいきりはじけました。
「それー!」
「うぎゃぁぁぁぁ!熱い熱い!」
まともに攻撃を受けてしまい、ものすごく熱がっています。
しかしよっぴーも、勢いが良すぎたのか、天井に思い切り頭をぶつけて気絶してしまいました。
「水、水!」
水がめへと足音が近づいてきましたが、そこにはエリカが隠れていました。
「くらいなさい!」
向かい側に置いてあった水がめに近づいた瞬間に、エリカは飛び出しました
ブスッと針を相手のお尻に突き刺し、相手は一気にパニックに陥りました。
「ギャ〜っ!」
このとき、エリカは柱に頭をぶつけてしまい、やっぱり気絶してしまいました。
それはともかく、そのまま外に走って出てこようとした影を見た瞬間に、
なごみはとどめとばかりに屋根から飛び降りたのです。
「はっ!」
ドスンという音と共に、上からのしかかられた相手はぺちゃんこにされてしまいました。
しかし、どうしたことでしょうか。
「あー!」
「何やってんのよ、この子!」
「やっぱりバカだ…」
気がついたよっぴーとエリカもあっけにとられていました。
なんと、今までフカヒレだと思って攻撃していたのは、仕返しをされいるところを笑いにやって来たきぬでした。
「ちょっと、なごみん!来た時に気がつかなかったの!?」
「いえ…今日はメガネを忘れて…」
「くうう、ドジっ子だったとは…それはよっぴーの専売特許でしょ!」
「そんな専売特許持ってないよぅ」
「センパイ達も気がつかなかったんですか?」
「こっちだって必死だったんだから!頭ぶつけちゃうし…」
「それよりも、これどうしよう…」
しばらくして考えた後、あとの二人が出した結論は…
「…ま、別にいっか」
「そうですね。カニですし」
…それ以来、きぬはいつも泡を吹くようになってしまいました。
めでたしめでたし。
「さすがカニ!やっぱりバカだよなー!わはははは!」
(ガラガラガラガラ)
「レオー!遊ぼーぜー!」
「うわっ!カニ!」
「お?なんだ、そりゃ。何書いてんの?」
「いや、なんでもねーよ」
「読ませろってー。減るもんじゃないし」
「ちょっと押すなって…わぁぁ!」
(ドスン!)
「どれどれ…」
「い、今のうちに逃げよう…」
「おい、待てや」
(ガシッ)
「テメー、ボクをこんな酷い目にあわせやがって!テメーにも同じ目にあわせてやる!」
「創作なんだからいいだろーが!」
「うるせー!淑女を嬲り者にしやがって!とりあえずケツだせ!」
(グサッ!)
「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ〜!」
『帰ってきた、地方妖怪マグロ!』
椰子なごみが新しい居場所を得、彼女の線の内側に、対馬レオが入り込んでから、一ヶ月半ほどが過ぎていた。
九月十七日、土曜日の正午―――
「あ〜あ、レオの奴は良いよなぁ」
ここ暫くのお決まりとなったカニの部屋へと向かおうとしてバッタリと鉢合わせしたスバルに、口を尖らせながらフカヒレがぼやいた。
因みに、カニとは蟹沢きぬ、スバルは伊達すばる、フカヒレは鮫氷新一、それぞれの渾名と呼び名だ。
レオは、対馬レオ。
フカヒレ、スバル、カニの幼馴染である。
「椰子の事か?」
スバルが端整な面貌に苦笑を浮かべる。
フカヒレが羨ましがる事と云えば女の事だろう。
レオと椰子なごみが付き合い始めて、一月と半月ほどが経った。
日常においては、ふたりが付き合ってる感は、殆ど無いが。
土日は、しっかりと一緒に居てカップルしてるらしい。
らしい、と云うのは、その様子を見た事が無いからだ。
「大体、ずりぃんだよ、レオのくせに!乙女さんと一つ屋根の下に暮らし、その上、椰子が彼女だなんて!あーもう、すっげぇ羨ましいケド、羨ましくなんかないって叫んでやるーーーっ!」
――― チッキショウーーーゥ、すっげぇ羨ましいぃぃーーーっ!!
「本音の方を叫んでんぞ……あー、もう、道の真ん中で、泣きながら錯乱してんじゃねぇよ」
びしっ。
滝涙を流して咆吼する眼鏡っ漢(こ)の後頭部を叩いて黙らせる。
「親友に彼女が出来たんだ、素直に祝ってやれよ、まったく」
「るせー、スバルには俺の気持ちは分からねぇ!イケメンのお前に、二次元の中にしか微笑んでくれる女の子が居ねぇ俺の気持ちが分かってたまるもんかぁーーーっ!!」
うぉーん、と慟哭するフカヒレを。
「……駄目だ、こりゃ」
線目で生暖かく見守るスバルだった。
と。
「くふしゅ〜、出ーたーぞーっ」
背後から聞こえた聞き慣れた声に、振り返る。
「おう、カニ、今からお前んトコに行こう……と……」
そこには。
「弱い子はいねがぁーっ」
胸部に諸行無常の文字を刻んだアメリカーンな白布オバケの姿が在った。
「……」
その姿を、線目で生暖かく見下ろすスバル。
「なにそのフザけた格好、殺すよマジで」
さっきまでの狂態から打って変わって冷ややかに言い放つフカヒレ。
「地方妖怪マグロ。人間との適応を望み、現代社会に上手に溶け込んだ知性派さね」
と、マグロ。
「いや、それは前にも聞いたから」
三ヶ月位前に。
米神を押さえながらスバルが突っ込む。
「でも上司からの抑圧など、人間世界のしがらみにむかついて弱いものイジメしては、すっきりして帰っていく狡猾な妖怪さ」
地方妖怪マグロは、のどかな昼下がり、閑静な住宅街、一人暮らしを狙って現れるのだ。
「相変わらず、微妙に共感してしまうな」
駄目人間な眼鏡っ漢(こ)が頷く。
621 :
シンイチ:2005/11/11(金) 17:56:38 ID:W//QVZzH0
構成にちょっと無理あるかな?
楽しみながら書くことはできましたが。
次もがんばりまーす。
「で、そのしょーもないカッコでどこいくの?」
「レオの家を強襲してくるの」
えっへんとばかりに無い胸を張って、地方妖怪マグロにして蟹沢きぬことカニが宣言した。
「おいおい、今日は、椰子が来てるんだぞ」
だからこそレオの部屋には集まらず、カニの部屋に行こうとしていたのだ。
ここ最近の土日のレオは、椰子専用。
「だからさ!―――ココナッツの奴、スカしてんけど、きっと、こう云うのに弱いんだぜ」
因みに、カニと椰子の相性は最悪だ。
特にカニは、自分より背が高くて胸がデカい、あのひとつ下の下級生を不倶戴天の敵としていた。
ま、椰子に限らず、自分よりも胸がデカイ女性には大抵噛み付く訳だが。
「んなわきゃねーだろ?カニ坊主じゃあるまいし」
不敵な笑みを浮かべる椰子の姿が脳裏に浮かぶ。
溜息を吐くスバルは、何気に苦労性。
「な、なんだってーーーーっ!?」
がーんっ、と驚愕の声を上げるのはフカヒレだ。
「そ、そうか、レオの奴、烏賊島での肝試しで、怯える椰子の写真を撮ったんだな!」
「ココナッツが怯えた写真を撮影してくるからさ。皆であざ笑って心を犯してやろうよ」
「で、その写真で椰子を脅して付き合っているのかっ!?何て、何てぇ羨ましい奴だ、レオめ……ハァ、ハァ」
「……お、お前ら……」
噛合わない会話と内容の駄目さに、スバルが糸目で首を振った。
「それじゃ行ってくる」
「あっ、おい」
「税務署の方から来たぜっ!」
スバルが止める間も無く、マグロことカニは、対馬家の玄関へと向かった。
玄関には鍵が掛かってました。
残念。
「ぐ、ぬぅ」
スペアキーを持っていた椰子の事を思い出し、ぎりぎりと奥歯を噛むカニ。
レオの部屋の窓から入ったら、意味が無い。
ピンポーンっとチャイムを鳴らす。
「すいませーん、何処かの誰かの未来の為に税務署から来ましたー」
愛想の良い声で、そう呼び掛ける。
とんとんとんっと軽い足音。
「はい」
不機嫌そうな声ともに開かれる玄関。
姿を現したのは、カニの望み通り、椰子なごみ。
―――が。
その姿に思わず絶句し、固まる地方妖怪マグロことカニ。
「……」
それを名前とは裏腹な絶対零度の冷やかさで見下ろす、なごみ。
「……馬鹿な、カニ」
即座にアメリカーンな白布幽霊の正体を悟ったなごみは、そう吐き捨てると有無を言わさず玄関を閉めた。
「な、な、なんじゃー、そりゃあ!」
玄関の閉まる音に我を取り戻したカニが吼える。
「ジーパンに、ポニテに、エプロンって、何処の若奥様ですか手前ぇは、ココナァッーーツ!!」
しかも、眼鏡っ娘。
「あぁ!?何処の若奥様ですくわぁっ!」
がんがんっと玄関を叩き、チャイムを連打する。
「次は、裸エプロンか、裸エプロンなのくわぁーーーっ!!『お帰りなさいあなた。お風呂にする?ご飯にする?それともア・タ・シ?』とか言っちゃうのかぁーーー!!」
「おい、おい、何、興奮してんだよカニ」
カニの奇行に気付いたスバルとフカヒレが寄ってくる。
スバルは、そのまま地方妖怪マグロを後ろから羽交い絞め。
「何だよ、その裸エプロンの若奥様って……萌えるシチュエーションは」
ハァハァとフカヒレ。
「五月蝿い、フカヒレ!放せ、スバルぅ!!」
じたばた。
地方妖怪マグロが暴れる。
「ココナァッーーツ!!」
「五月蝿い」
再び玄関が開き。
破壊力抜群の体の線が浮き出た黒いシャツとジーンズにシンプルなエプロン、何時もは無造作に流された黒髪をポニーテイルにした無愛想な美貌の眼鏡っ娘の姿が、そこに在った。
正に、若奥様!
「ぐはぁっ!」
―――その体はエロと萌えで出来ていた
鼻血を噴出しながら、倒れ伏すフカヒレ。
「うぉぉぉ……若奥様……若奥様は萌え……(゚∀゚)ノキュンキュン!……椰子が、裸エプロンの若奥様……レオ、お、お前、オンドゥルルラギッタンディスカー!」
頭の中はエロい妄想と嫉妬で一杯だった。
「は、ははぁ、こりゃまた」
喚こうとするカニの口を塞ぎながら、スバルが何時もの笑みを浮かべた。
「……何ですか先輩方?」
何時もの様に機嫌悪そうに、なごみが問う。
「いや……――――レオは?」
「センパイなら、今、お風呂です」
臆面無く言うなごみ。
なごみの台詞に、カニが暴れようとするが、スバルがそれを許さない。
「センパイがお風呂から上がったら、昼食にするんで、その五月蝿い甲殻類連れて、何処か行って貰えません?」
要するに、とっととカニを連れて失せろと言うなごみに、スバルは苦笑。
この彼女をレオは可愛いと言うのだ。
「ああ、わりぃな迷惑掛けて」
倒れたフカヒレを小突く。
「おら、行くぞフカヒレ」
「……お、おう」
ふらふらと立ち上がる。
その様子を見ながら。
「じゃあ、失礼します先輩方」
何処か皮肉気に、微かに頭を下げるなごみ。
「ああ、レオによろしくな」
「はい」
その台詞と共に、玄関が閉まり、鍵が掛けられる音がやけに響いた。
「やれやれ」
隣のカニの家に向かいながら、スバルが器用に肩を竦める。
「椰子のやつは相変わらずだな」
「全くだ、アレが可愛いだなんて、レオの奴は変わってるぜ」
うむうむとフカヒレが頷く。
鼻の穴に詰め込まれたティッシュが中々に間抜けだ。
「まあ、美人なのは認めるけどな―――だがしかーし、俺は、あんな怖い彼女なんか要ら〜ん!やっぱ彼女にするなら、優しくて従順な子じゃないとね……だから、羨ましくなんかないんだい、羨ましくなんかねぇ〜!……あれ?ナンか、しょっぱい汗が目から流れてるぜ」
「……」
線目で生暖かく見守る以外に何をしろと?
やれやれと首を振るスバル。
「おい、スバル」
不意に素に戻ったフカヒレ。
「何だ?」
「カニ、死にそうだぞ?」
視線を下ろし、羽交い絞めにして口を押さえたままの地方妖怪マグロを見る。
既に、断末魔の痙攣を始めていた。
「うぉ、か、カニぃぃーーーーっ!?」
慌てて白布を剥がし、いと小さきカニを揺さぶる。
「―――死亡確認。蟹沢きぬ、凄い漢(おとこ)だった・・・」
爽やかに言うフカヒレ。
合掌。
「死んでねぇーーっ!大体、処女(おとめ)のボクに向かって漢(おとこ)って何だぁーーっ!」
フカヒレの台詞に、がばりっと身を起こすカニ。
「テメぇが死ねや、おらぁっ!」
そのまま殴りかかる。
思いっ切り、さっきの椰子との対面からの八つ当たり。
「っ!?みえる!!」
フカヒレがひらりっと躱す。
「きゃわしたぁっ!?」
「ふふふっ、カニとは違うのだよ、カニとわぁっ!」
轟然と言い放つフカヒレに。
ぎらりっとカニの瞳が危険な光を放つ。
「な め る な ぁ っ!!このハンドルネーム:デスマスクの必殺技を喰らえやぁ!積尸気螺旋断空脚ぅっ!」
蟹座のイメージをバックに、放たれる黄金の旋風脚!
躱し損なったフカヒレに、ずががっとヒットし、吹き飛ばす。
「げふぅっ!!ば、ばかにゃぁ〜〜っ!!」
きらーんっと☆になるフカヒレ。
「――― さらば フカヒレ……パシリマスター!」
「いや、死んでないし」
糸目でカニに突っ込むスバルだった。
長くなってしまいました……orz
乙
本スレに間違って貼ってあったので始めて長文読んだよ
面白かったので他の長文も読んでみる
631 :
シンイチ:2005/11/11(金) 18:10:25 ID:W//QVZzH0
あとがきが割り込むような形になって申し訳ありませんでした。
GJです。
>>621>>629 二人ともGJ!
なごみんガード堅いよなごみんw
うっかりカニ達の前でデレモードを見せてしまい狼狽えるなごみんが頭を過ぎった(*゚∀゚)=3
>>631 いえいえ自分ももうちょっと間を置いて書けばよかったです。反省してます。
なにはともあれ、なごみん萌えということで……w
>all gj
どこかで見たような
>>635 同じk。
本スレではなくネ。 たしか、最後はレオが「あれ?俺の出番ないじゃん!」
で終わった希ガス。
なんか凄いキモ・・・独創的なサイトですね。
【レ オ】あーあ。作者さん本人の投下なら問題ないが、コピペならSSAAスレに転載された時点で著作権侵害になっちゃうぞ、なごみ。
【なごみ】そうなんですか、センパイ。以外と法律に詳しいんですね。見直しました。
【レ オ】SSAAサイトの人が転載するときに
>>637のサイトの人にメールで確認してくれればいいんだがなあ。
【なごみ】SSAAサイトの人にそこまで求めるのはちょっと気の毒な気もしますね。
【レ オ】そうだな。SSAAサイトの中の人にそこまで求めることはできないな。
というか、すでに他サイトに掲載されている作品なわけだから、SSAAサイトでこの
>>637サイトの紹介をやってくれたら、作品本文の転載はしなくて済むわけだが。
【なごみ】そういう前例もないような気がしますが。
【レ オ】うん・・・いっそ、SSAAサイトにリンク集を設けて、他サイトの「姉しよ・つよきすSS」も紹介してもらうというのはどうだろう。
【なごみ】あまり調子に乗ってると潰しますよ、センパイ。
【レ オ】ひっ・・・ごめんなさい。
【なごみ】というわけで、処理は中の人におまかせしますね。よろしくお願いします。
ここだけの話ですが、あたしは中の人のファンなんです。
【レ オ】あの・・・なぁごみさん・・・? それって裏切りだよね・・・?
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
とりあえずそのコピペSSについてはもう完全スルーしとけよお前ら。
盗作の是非議論だの著作権侵害考察だのはウザイだけなんだから。
著作権とかどうでもいいが、ID:LZfmAp8p0は、つよきすのSSファンが
集まってるこのスレでコピペがバレないとでも思ったのかな?
それがふしぎ。
んなもん当然スルーです。
>>639 > ここだけの話ですが、あたしは中の人のファンなんです。
キタコレ
いやしかし俺には姫が(ry
>>643 毎度毎度乙です。
だが、デレ姫は俺のものだ。
>>633 盗作・転載は感心しねーな…
乙女さんに…いや、館長に制裁されてこい。
>>645 土永さんのマッハ地獄突きで十分だろう。
わざわざ鉄風紀委員や橘館長に御出で願うこともあるまい。
紹介なら問題ないっつーかむしろジャンジャン知らせてほしいんだけどw
乙女の場合
「レオ、お前が犯人だろう。」
「なっ、乙女さんは俺の事疑ってるの?」
「ああ、残念だが証拠も出ているし、状況からしてもお前が犯人だとしか思えない。」
「くっ・・・乙女さん、見逃してくれないか?
乙女さんは俺のお姉ちゃんだろ?」
「・・・!お前はこの状況でも私をお姉ちゃんと呼んでくれるのか?
弟代わりのお前を警察に突き出そうとしているのに・・・。」
「ああ!」
「警察に届けなかったら、これからも私をお姉ちゃんと呼んでくれるのか?」
「ああ!そうだよ!だから警察には黙ってて!」
「だが断る。」
「なにぃっ!」
「この鉄乙女が最も好きな事のひとつは、
自分で弟だと思ってるやつに『NO』と断ってやる事だ…」
エリカの場合
「犯人は対馬君ね。」
「い、嫌だなぁ姫。俺が犯人な分けないじゃん。証拠はあるの?」
「対馬君ごときが私の完璧な推理から逃れられると思ってるの?
良いわよ。推理ショーの始まりよ!かくかくしかじか・・・。」
「くっ・・・さすが姫。言い逃れはできないか。」
「でもね、対馬君がある条件を飲んでくれたら、このことは黙っててあげるわ。」
「なに?何でもするよ!」
「じゃあ、乙女センパイの胸を私が合法的に揉む為に設定を造るわよ。
対馬君が私から借りた18禁DVDを壊しちゃうの。以上。」
「えっ、それだけ?」
「そう・・・それだけ。D・V・D!ってね。くすくす(ボソボソ」
きぬの場合
「レオ、オメーが犯人だろ!」
「はぁ?何言ってんのカニ?俺が犯人だって思うなら証明して見せろよ。」
「そっちこそ何言ってんだ。ボクがこう言ってんだから、問答無料なんだよ!」
「はいはい、問答無用ね。って、何でロープなんか持ってんの?」
「ボクは悲しーよ。幼馴染をひっ捕らえる為に縄で縛り上げなきゃいけないなんて。」
「って待て!まだお前は俺が犯人だって証明っ・・・何その『縛り方百選』って本!?」
「フカヒレの部屋から持ってきたんだよ。
前々からやってみたかったんだよなー。捕り物。
観念しろレオ!」
「逃げるが勝ちだなっ!」
「あっ、こら〜!待て〜レオ!た〜いほだ〜!」
祈の場合
「犯人は対馬さんですわね。」
「祈先生・・・何か証拠でもあるんですか?」
「私の占いの結果がそう言っていますわ。
証拠は・・・対馬さんにすでに処分されたようですわね。」
「証拠がないなら、どうしようもないですよね?先生。」
「わかりましたわ〜。対馬さんが自首してくれるような占いを始めます。」
「いや、自首も何も俺じゃないですってば!」
「む〜〜〜・・・。出ました。鉄さん、対馬さんの部屋の天井裏、引き出しの中、
引き出しの中の二重底の下をそれぞれ調べてくださいな。ある本が数冊見つかりますわ。」
「オレガヤリマシタ。ソコヲ乙女サンニ調ベサセルノダケハ勘弁シテクダサイ。」
なごみの場合
「センパイが犯人だったんですね。」
「なっ、なんだよ椰子。なんか証拠でもあるのかよ。」
「ありますよ。コレとコレとソレとアレと・・・。」
「くっ・・・伊達に料理がうまいわけじゃないんだな。」
「っ!料理は関係ありません。そんな事いきなり言われても、キモイですよ。」
「・・・なぁ、なごみ、許してくれないか?」
「い、いきなり名前で呼ばないでください。(お父さんみたいな眼差し・・・。)
いい加減警察呼びますね。」
「待ってくれなごみ!(がばっ)一緒に逃げないか?」
「(お父さんと同じ匂い・・・)セ、センパァ〜イ。」
「後悔しないな?」
「えへへ、センパイと一緒なら、どこまでも。」
良美の場合
「犯人は対馬君です!」
「えっ、佐藤さん、何言ってるの?」
「佐藤、それは本当なのか?」
「はい、鉄先輩。証拠もあります。コレとソレとアレと・・・。」
「えっ、違う!それは佐藤さんに持っててって言われたから俺の指紋が付いてるんだ。
本当に俺じゃないんだ!」
「対馬君・・・もうやめよう。嘘をつくのは。みっともないだけだよ。」
「そうだぞレオ。私が付き添ってやるから、警察に行くぞ。」
「いや!本当に俺じゃないんだって!話を聞いてくれぇ〜・・・」
「・・・私じゃなくてエリーを選ぶから、濡れ衣かぶせちゃった。くすくす(ボソ」
「よっぴー?何か言った?」
「ん?んーん。ぜんぜん。なんでもないよ?変な鮫氷君。」
653 :
SSD:2005/11/12(土) 07:37:23 ID:luNYQLCt0
良美の場合 おまけ
「犯人はレオ君だったんだ。」
「何を言っているんだ良美。俺が犯人なわけ・・・」
「レオ君、私は警察に通報したりして、レオ君を裏切らないから安心して。
大切なのはお互いの信頼だもんね。」
「あ、ああ。当たり前じゃないか。」
「この世で最も大切な事は『信頼』なら、最も忌むべき事は『侮辱』する事だもんね。
私はお金や利益のため、あるいは、劇場やバスの席を取られたからといって、
人と争ったり、命を賭けたりはしないつもりだよ。
争いは実にくだらないバカのする事だしね。
だけど!『信頼を侮辱する』という行為に対しては、命を賭ける。
殺人も、神は許してくれると思っている!
・・・だからレオ君も私を裏切らないでね?」
「・・・はい(裏切ったらっ!ころされるっ!)」
前に書いた「六姉妹探偵の事件簿」つよきすVerです。
なんかなごみんが痛い人になっちゃっいました。
週末の職人さんたちの大投下の前の朝ご飯にドゾ。
654 :
名無しさん@初回限定:2005/11/12(土) 11:52:31 ID:I9TjJbcXO
>>653充分すぎるほどのごちそうでした。GJ!!
>>653 スバルとフカヒレが犯人追求バージョンも頼む!!ともあれGJ
>>653 GJ!
なごみのは・・・まぁ、デレ状態なら通報せずに絶対に一緒に逃げるだろうな、
という予感がするからいいんじゃないでしょうかw
いっそツン状態とデレ状態で分けてみるとか
657 :
SSD:2005/11/12(土) 15:20:25 ID:luNYQLCt0
ぐあ、今気が付いた。
「解決”変”」じゃなくて「解決編」ですね。
>>654>>656 感想d!GJがSS書きの栄養です。
>>655 スバルフカヒレ・・・思いつきそうにないっす。すみません。
誰か思いついた人が居たらどうぞ・・・
>>657 gj
>>650の
>弟代わりのお前を警察に突き出そうとしているのに・・・。」
>「ああ!」
この答えは「ああ!」なの?
なんか後のつながりとしっくり来なくて五回くらい読み返した・・・
勝手にフカヒレの場合
「レオ・・・まさかおまえが犯人だったなんて」
「突然何を言い出すんだお前は。」
「あー、フカヒレがまたおかしくなっちゃたよ。」
「ほっとけほっとけ、また変なエロゲーに影響されたんだろ。」
「いえ、あの、証拠が・・・」
「妄想を現実の世界に持ち込まないで下さい、キモイです。」
「いや、だからほんとに・・・」
「フカヒレ君はほっておいて、みんなお茶にしましょう。」
「エリーいくらなんでもフカヒレ君がかわいそうだよ〜。」
「そうだぞ、みんな、いくら妄想とはいえ黙って聞いてやるのが優しさだろう。ほら、鮫氷言ってみろ。」
「しょーがねーなー、おし、言ってみろフカヒレ。」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」
フカヒレ逃亡
「いじめはありません」
勝手にスバルの場合
スバル「(レオ・・・まさかお前が・・・)」
乙女 「ん? どうした、伊達?」
スバル「みんな、すまねえ、実は犯人は俺なんだ。警察に出頭してくるわ」
みんな「スバル!?」
スバル「ああ、つい出来心でな・・・それじゃ」
レオ 「・・・・・・・ちょっと待て、スバル! おめー勝手に濡れ衣着るんじゃねー!」
カニ 「どういうことなのさ? レオー」
レオ 「スバルじゃない・・・犯人はスバルじゃない・・・・オレ・・・・なんだ・・・・」
祈 「対馬さん?」
スバル「こら! お前こそ勝手に濡れ衣着るなよ! バカやろう!」
姫 「ふふーん、面白いじゃない、どっちがどっちをかばってるのかしらね〜♪」
なごみ「なんか嬉しそうですね、お姫さまは」
姫 「あたし、こういう展開大好きだから」
よっぴ「というわけで、犯人はフカヒレ君に決定だね」
フカヒ「結局オレなのかよー!」
GJ!
スバルもフカヒレも違和感ないな。
そいじゃ、便乗して完全デレのなごみの場合
「センパイ…天王寺を殺した犯人はセンパイ……なんですね…?」
「…とうとうそこまで知ってしまったか、なごみ…」
「どうして…どうしてそんな事を!?」
「仕方がなかったんだ…!天王寺のヤツはのどかさんを騙していただけじゃなくて、
お前にも手を出そうとしていたんだ!だから、俺は天王寺を…」
「センパイ…」
「…でも、なごみにバレちまったんじゃ仕方ないな。俺、警察に自首するよ」
「…ッ!駄目ですセンパイ、行かないでください!!」
「なごみ…」
「警察にはあたしが自首します。だから、センパイは逃げてください!」
「そ、そんな事出来るわけないだろ!?」
「センパイ…でも、このままじゃいつか…やっぱりあたしが」
以下堂々巡り
さらにNG編
>「そ、そんな事出来るわけないだろ!?」
>「センパイ…でも、このままじゃいつか…やっぱりあたしが」
「そこでボクの登場だぜ、ココナッツ!!」
「うわっ!?なんでカニがここで!?」
「ココナッツを警察に引き渡して、レオはボクと逃げれば事件は丸く収まるじゃん?」
「は?なんでお前のために捕まらなきゃいけないんだ?カニ」
「ぐ、うぐぐぐぐぐ!?」
「さぁ、泣け、カニ」
「お〜い、なごみ〜?」
「あ、いい事思いつきました、センパイ」
「?」
「カニを犯人として突き出しましょう」
「え゛」
「ほら、カツ丼でも食べて動機を話せ」
「ボ、ボクじゃない!ボクじゃないもんね!!」
・・・天王寺好きの人とカニ好きの人、ゴメンなさい。
ぶっちゃけ、探偵にもなってないな。
そこで乙女さん登場
「私はカツ丼、好きだぞ?」
そこでフカヒレの登場
「乙女さん!俺がやりました!どうぞ制裁を!この俺に!」
本スレの
>>48を見て、レオパパとなごみママに七五三のお参りに連れてって貰う
吼太くんとほのかちゃんを想像してみたり。
>>666 ほう…失敗したな。何せ子供たちはもう成長しちゃったからな…
気づかなんだ
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
>>667 ほのかちゃんにはまだ7歳の時が残ってるジャマイカ
吼太くんは・・・5歳の時に事情があって行けなかったから今回一緒に、ということでどうでしょう?
過去編という事で1つ
672 :
黒い対談:2005/11/12(土) 23:23:56 ID:dEM90iKc0
「('A`)さくらです・・・ファンディスクではキャラが変わってたとです・・・
いらない子の名を返上したかったとです!さくらです・・・」
「('A`)よしみです、マナマナの再来と言われたとです・・・。
普通あんなことやられたら誰でもきれると思うとです!よしみです・・・」
「何か似てますね・・・」
「確かに。お互いミスパーフェクトには困らせられたしね。」
「全く本当ですよ。皆、騙されてるとも知らないで・・・。あんなのただの猫かぶりですよ!
全く、胸はないくせに・・・」
「こっちのは中身はエロ親父で、恋もよくわかってないないお子様なのにだよ・・・
私の方が胸、大きいのになあ・・・」
「本当に気が合いますね・・・」
「全くだね・・・」
「私なんて、後輩で巨乳な通い妻ですよ!普通私になびきますよね!?」
「私だって!毎日のようにパンツ見せて、優しく接してくれる巨乳いいんちょだよ!
普通私になびくよね!?」
「全く、センパイは・・・はあっ。」
「全くレオ君は・・・はあっ。」
「人気投票でも6位・・・3人いるメインヒロインなのに、
私だけ6位って一体、どういうことですか!!そう思いません!?」
「うわぁ、かわいそう。私はメインヒロイン6人で4位だけどね。」
「・・・ぃケ」
「って、うわっ、何か黒い影みたいなのに飲まれるところだったよ。コワイコワイ。」
「クスクス。危ないところでしたね。一体何が起こったのやら。」
「そうだね、フフフフ。」
「とっても話が合うみたいですし、今日はじっくり話し合いましょうか?クスクスクス。」
「いいね。じっくりと、ね。フフフフ」
Σ(||゚Д゚)ヒィィィィ
黒い…黒いよぉ…
さくらという名前を見て、アレ?開くスレ間違ったか?とか思ったのは内緒
674 :
オマケ:2005/11/12(土) 23:26:09 ID:dEM90iKc0
「イマナニカトテモコワイモノミタヨ。」
「やっぱこいつら怖いよな・・・」
「人気投票たった19位のゴミか。近づかないでくれよな、不人気がうつるだろ。」
「な、なんでこんな奴が男部門の1位なんだ〜っ!」
慎二は逃げ出した!
「はっ、きったね〜ワカメだ。」
〜15分後〜
「おや、男一人で何をやってるんだい?寂しいやつだね。」
「きゃー、なにこいつ、きんもーっ☆」
「まさか、慎二、こんな奴と友達なの?」
「まさか!知ってるだけさ。」
「な、何でこんな奴がもてるって設定なんだ!顔か?顔のせいなのか?
どちくしょー、絶対、絶対幸せになってやるーっ!」
675 :
89:2005/11/12(土) 23:31:23 ID:dEM90iKc0
ホロウに浮気してました('A`)ここに書き込みで良かったんですかね?
次は姉しよ。SSD氏のSS読んでたらやりたくなっちゃいましたよ。
○月○日 晴レ ☆
今日の対馬君。
消しゴムを落としたといってパンツを見せてみた。
気づいてくれない。次は角度を変えてみよう。
○月○日 晴レ ☆
今日の対馬君。
対馬君にあの事がばれた。そんな私でも対馬君は好きだと言ってくれた。
ついに対馬君と結ばれる事が出来た。うれしい。
○月○日 晴レ ☆
今日の対馬君。
対馬君と付き合っている事を浦賀さんに話した。
内緒だと言ったのに、たちまちクラス中に広まってしまった。もう、浦賀さんったら。
○月○日 晴レ ☆☆
今日の対馬君。
フカヒレ君が私と対馬君の関係について口を出してきた。
許せない。
○月○日 晴レ ☆☆
今日のレオ君。
レオ君が寝ているうちに携帯電話をチェックする。
他の女の履歴は無いようだ。良かった。
○月○日 晴レ ☆☆☆
今日のレオくん。
カニっちが、自分はレオくんに起こされないと起きられないと言っていたので代わりに起こしてあげた。
今までずっとレオくんに起こしてもらっていたなんて、許せない。
○月○日 晴レ ☆☆☆
今日のレオくん。
A組の女がレオくんに介抱されていた。
私以外の女に優しくするなんて、許せない。
○月○日 晴レ ☆☆☆
今日のレオくん。
A組の女が重そうな荷物を持っているのを見て心配していた。
私以外の女を気に掛けるなんて、許せない。
○月○日 晴レ ☆☆☆☆☆
今日のレオくん。
レオ君はまだエリーの事が好きなようだ。
許せない。
○月○日 晴レ ☆☆☆☆☆☆☆☆
今日のレオ。
あの女の方を見ていた。許せない。
○月○日 晴レ ☆☆☆☆☆☆☆☆
今日のレオ。
あの女もレオの方を見ていた。許せない。
○月○日 晴レ ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
エリーだけは私を裏切らないって約束したのに。
許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。許せない。
今日のレオ(許せない)今日のレオ(許せない)今日のレオ(許せない)今日のレオ(許せない)
日記を閉じる。
レオ「・・・・・・・」
引っ越しの荷造りをしていてとんでも無いものを見つけてしまった。
良美「レオ君〜。そっちの方終わった〜?」
レオ「あ、ああ、後少しで終わるよ、良美。」
今となっては懐かしい、あの頃の記憶。
良美「この部屋とも明日でお別れかぁ。なんだか寂しいなぁ。」
レオ「二人で住むにはちょっと狭いからな。仕方ないよ。」
でも・・・
良美「私はレオ君と一緒に居られるならどんなところでも良いよ。」
こんなものはもう・・・いらない・・・よな。
レオ「幸せになろうな、良美!」
良美「うん!」
終われ
今日の命令は『みんなグッジョブ』だ。
681 :
SSD:2005/11/13(日) 04:17:14 ID:Fm15Iih80
スバル編とフカヒレ編ができてる・・・GJです。
>>658 >この答えは「ああ!」なの?
>なんか後のつながりとしっくり来なくて五回くらい読み返した・・・
この「ああ!」は「お姉ちゃんと呼んでくれるのか?」の問いに対して
「そうだよ!乙女さんは俺のお姉ちゃんじゃないか!」と言う意味での「ああ!」です。
・・・ダッタラソウカケバワカリヤスイデスネスミマセン
>89氏
>次は姉しよ。SSD氏のSS読んでたらやりたくなっちゃいましたよ。
光栄です!楽しみにしてますよ〜。
○月△日
カニ
うま
この夏、俺となごみは付き合い始めお互い充実した高校生活を送っていた。
そんなある日、俺はいつも通り学校の屋上でなごみといっしょに昼飯を食べていた。
「センパイ、今日のお弁当はおいしいですか?」
「ああ、スゲーうまいよ。やっぱりなごみの弁当が一番だな」
「えへっ♪うれしいです、センパイ」
俺に誉めらるとなごみは本当に嬉しそうな顔をする、可愛い奴だ。
「ねえセンパイ、前にあたしには夢がないって話したことあるじゃないですか」
「ああ、そんなこともあったな」
「でもあたし自分の夢見つけました」
「お!そうか。で、なごみは将来何になりたいんだ?」
ここ最近なごみは真剣に料理に取り組んだいた。
そんな様子を見ていた俺は、なごみは将来料理人になりたいのだろうと、
なんとなく解ってはいたが敢えてなごみに聞き返した。
しかし、なごみの口から出てきた言葉は全く予想外のものだった。
「あたし、センパイの牝奴隷になります」
「ブッ!!」
「セ、センパイ!?だいじょうぶですか?」
あまりに唐突な発言に俺は飲んでいたお茶を思いっきり吹き出してしまった。
「ハア!?め、牝奴隷って…何を言ってるんだなごみ、おまえの夢は料理人になることじゃないのか?」
「確かに料理は好きですけど、センパイのことの方がもっと好きなんです」
「い、いやそういう問題じゃなくてな」
「それに、あたし気付いたんです」
「な、何に?」
「あたしはセンパイに可愛がってもらったり、オシオキしてもらってる時が一番幸せなんだって…エヘッ♪」
「い、いやエヘッ♪じゃなくて…」
「だからセンパイ、これからはセンパイがして欲しい事なんでもなごみに命令してくださいね、
そしてなごみがダメな時はいっぱいオシオキして、ちゃんと出来たときはいっぱい可愛がってください♪」
「ちょ、ちょっと待てなごみ、俺の話を聞け」
「駄目ですよセンパイ、あたしをこんな風にしたのはセンパイなんですから、あたしのことしっかり調教してくださいね」
瞳を潤ませ純粋な眼差しでお願いしてくるなごみに俺はもう何も言えなかった…。
この日からなごみに対する本格的な調教が始まった。
俺はSではないから本当はこんなことはしたくないんだが、
なごみのM的欲求を満足させるにはもうこうするしかなかった…。
数年が経ち俺は大学を卒業し就職したが、なごみの調教は今も続いている。
今ではなごみはもう立派な俺専用の牝奴隷だ。
フカヒレの持っているエロゲーの中でしかありえないと思っていた光景がいま俺の目の前で展開されている。
しかし俺は精神的に疲れきっていた。Sではない俺にとって愛する彼女を痛めつけるという行為は正直しんどい。
それでもなごみは本当に嬉しそうに、そして幸せそうな表情をしている…。
だが俺は思う…本当にこれで良かったのかと、もっと別の未来があったんじゃないのかと…。
いったい俺達は何処で間違ってしまったんだろうか……。
そして時は流れ………
俺は…夢から醒めた!!
「ヤベェ!ありえる!マジありえる!!」
あいつはマジでMの素質があるからな、最近縛りにハマッてるぽいし、、
これ以上変な知識を与え続けたら本気で言い出しかねない。
「過激な内容のエロ本はフカヒレに寄贈した方が良さそうだな…」
そんな事を考えているとなごみが俺を起こしにやってきた。
「あれ?もう起きてたんですかセンパイ、おはようございます。朝ごはん出来てますよ」
「ああ、おはよう料理好きななごみ」
「?」
「今日も一日清く正しく頑張ろうな!」
「どうしたんですかセンパイ?なんか鉄先輩みたいですよ?」
「ん、そうか?そんなことはないぞ、俺はいつも通りだ」
俺は恋人としてなごみを正しい道に導かねばならない、
そう決心する今日この頃…
久しぶりに陵辱ゲームがやりたくなっただけだ
今も反省はしていない
>>686 GJ!
でも本当の意味で奴隷なのはレオじゃねぇかw
勝手にコピペしてくればええねん
さすがにあんだけ長いと面倒やんw
そんな身も蓋もない言い方したらあかんてw
なんやねん、この流れ…by彩の国
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
>>686 そっちの『夢』かよw
テラワロスwwwwwwwwww
↓
容量不足に陥りやすいスレなんだから無理にコピペする事はないんジャマイカ?
>>676 GJ、そのまま良美を幸せにしていけ、レオ!(種デス次回予告調に)
349 :レオvsカニ(1/8):2005/11/13(日) 16:11:13 ID:Atm3BkSM0
(⌒⌒)
l l
'´ `ヽ
i ソノリ从リ <誰だ!俺の弁当を食ったヤツは!
`(リ #゚Дノi´ ̄`i
くj `i´lつ|. 空 .|
ll_ハ_i  ̄ ̄
|__l_j
_
'´ `ヽ <カニ!またお前か!
i ソノリ从リ ヽ;
(リ #゚Дノノリ# l; <ぬごぉぉぉ!はなふぇ!
ヾC<ノノノiw>っ;ギリギリ
| ⊂|l __,(つ;
|__l_j〈|_ヽ>;
. ;しU;
_
'´ `ヽ <反省しているか?もうしないと誓うか?
i ソノリ从リ ヽ;
(リ #゚Дノノリ# l; <…うん(ここは素直にしておこう)
ヾC<ノノノiw>っ;ギリギリ
| ⊂|l __,(つ;
|__l_j〈|_ヽ>;
. ;しU;
350 :レオvsカニ(2/8):2005/11/13(日) 16:11:53 ID:Atm3BkSM0
_
'´ `ヽ <ならば「学級文庫」と言えたら許してやろう
i ソノリ从リ ヽ;
`(リ ゚ ー゚ノノリ# l; 。oO(ケッ、ダボが!手を離した瞬間、テメーは地獄送りだぜ!)
ヾC<ノノノiw>っ;ギリギリ
| ⊂|l __,(つ;
|__l_j〈|_ヽ>;
. ;しU;
_
'´ `ヽ <ほら、「学級文庫」、言ってみ?
i ソノリ从リ ヽ;
`(リ ゚ ー゚ノノリ# l; <ファッキューウンコ(Fuck you unko)
ヾC<ノノノiw>っ;ギリギリ
| ⊂|l __,(つ;
|__l_j〈|_ヽ>;
. ;しU;
_
'´ `ヽ ニヤニヤ
i ソノリ从リ ヽ;
`(リ ゚ ∀゚ノノリ# l; ハッ!
ヾC<ノノノiw>っ;ギリギリ
| ⊂|l __,(つ;
|__l_j〈|_ヽ>;
. ;しU;
351 :レオvsカニ(3/8):2005/11/13(日) 16:12:30 ID:Atm3BkSM0
||
||
反省が足りないようだな.. ||
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,'´ ~~ `ヽ
_ 〈(((从)〉 i ハメラレタ…
'´ `ヽ i、ヮT |wヾ
i ソノリ从リ 〔三三三〕
`(リ ゚ ー゚ノ 〔三三三〕
くj `i´lヽ じJ
ll_ハ_iン
|__l_j
それにしても、そんな格好してるのに . .||
全然色気を感じねーよな。まぁ、カニに .||
セクシーなんて言葉は似合わねーか ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . ,'´ ~~ `ヽ
_ 〈(((从)〉 i ムカッ
'´ `ヽ i、ロ´# |wヾ
i ソノリ从リ 〔三三三〕
`(リ ゚ ー゚ノ 〔三三三〕
くj `i´lヽ じJ
ll_ハ_iン
|__l_j
なごみママ scene7「天使たちの居ぬ間に」
「あの子達、大丈夫でしょうか…?」
「なぁに、ママに似て運動神経はいいんだ。臨海学校でも今ごろ注目を浴びてるさ。
さぁ、なごみ。もう一杯いこう」
「あ…すみません。あなたのグラスも空いてますね…どうぞ」
「ありがとう。…やっぱりこうしてると、思うんだよな」
「…え?」
「たまにはこういう時間が欲しい、ってね。…もちろん子供たちのことは愛してるさ。
だけど、時々は、なごみと二人っきりでいたいんだよな」
「あなた…」
「…はは。やっぱりこうして、なごみと一緒に飲む酒が一番おいしいから…な」
「私もです、あなた。…え…っと…今晩は…その…」
「お…おう…そうな。俺たちだけだし、久しぶりにゆっくり、な。
…しかし、なごみは相変わらず可愛いな〜」
「もぅっ、あなたったら酔ってるでしょう」
「いや、ホントだよ。ママになっても、いくつになっても、なごみは可愛いし、キレイだよ」
「それは…あたしがいくつになっても、あなたがずっと愛してくれるからですよっ」
「「ただいま〜」」
「お帰りなさい。随分と日に焼けたわねぇ」
「あれ?パパはどうしたの?」
「父さんにもお土産買ってきたのに」
「昨日、ちょっとお酒飲みすぎちゃってね。まだ寝てるの…。
もうこんな時間なのね…。よし。二人とも、起こしてきてくれる?」
「パパ、パパ、起きて!ちゃんとお土産買ってきたよ!」
「あはは…わかった、わかった。起きるから身体を揺さぶらないでくれ」
「ねぇ父さん、昨日僕たちが遠泳してたらね…………」
705 :
しえん:2005/11/13(日) 23:57:57 ID:OyATH8OR0
153 :名無しさん@お腹いっぱい。 :04/10/30 13:10:31 ID:hHNjRV4u
/■\ ".,_
r-(::...〔〕A・)__ ,` ,'`,_ ,.;:'"
ト-く y/7__Lr○ュ"_ l_ ___,.,;:''''""`'';;;...,,
ト--l(__)r=tl[((三三((三((=(;;'', '',.:;,,,. '" .,. .,,..; "'` ,.,,
ヒ[冊冊冊ツヽ ̄ ̄!! ̄; ̄ll ̄||'':;:,.. ,...;:''"
(__ノ ヽ_) '`,._ ! ''";"' "`
うおおおおおおおおお!!!!!
/■\ ".,_
r-(::...・A・)__ ,` ,'`,_ ,.;:'"
ト-く y/7__Lr○ュ"_ l_ ___,.,;:''''""`'';;;...,,
ト--l(__)r=tl[((三三((三((=(;;'', '',.:;,,,. '" .,. .,,..; "'` ,.,,
ヒ[冊冊冊ツヽ ̄ ̄!! ̄; ̄ll ̄||'':;:,.. ,...;:''"
(__ノ ヽ_) '`,._ ! ''";"' "`
俺だってマシンガンくらい撃てるッ!!
,----、
i,,___i ____ ,从,,
,(||[ヲ○ニ三Iiiiiiiil==i━ <支援くらいなら・・・
(⌒) ⌒_ヽ_つ'ノ ミ | Y''Y
,----、
i,,___i ____ ,从,,
,(||[ヲ○ニ三Iiiiiiiil==i━ <できるぞ!!
(⌒) ⌒_ヽ_つ'ノ ミ | Y''Y
354 :レオvsカニ(4/8):2005/11/13(日) 16:13:07 ID:Atm3BkSM0
. ||
...::::::λ:::::...
胸なんて勾配度0の貧乳だしな . .:::)V ソ):::...
公称B78?ありえねーワハハハハ ::(;:ノ _ (ノ):::
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄. ::ソ ,'´ `ヽ (:::
_ . :::) 〈(((从)〉 i ):.。oO(よし殺す!)
'´ `ヽ .: i、-"# |wヾ :
i ソノリ从リ ヽ〔三三三〕 ノ
`(リ゚ ∀゚ノ 〔三三三〕
くj `i´lヽ じJ
ll_ハ_iン
|__l_j
||
∂
_ グバーーン!!!
,'´ `ヽ
从 〈(((从)〉 i たぎるぜぇぇぇ!
Σ'´ `ヽ *ミ ;', i、ロ´#|wヾ;', 〆
i ソノリ从リ ∈ ,’;;;',∵≡⊂i个(つ ≡,’;;;',∋》 §
(リ ;゚ロ゚ノ ∇∃,’;;;',∵ミ 〈|_ヽ> ,’;;;',※彡 ∴∝
⊂}i || l{つ ,∵し^ヽ_) ;', ∵
ノ'个ヽ
〈_/ヽ_〉
たまにはレオとなごみを二人っきりにしてあげたいと思って書きました。
AA職人さんに割り込む形になっちまったこと、スマヌ。
次回、ボクのものすごい復讐!
_  ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
'´ ヽ '´, `ヽ
(ハヽ从 l !爪リリ从)ゞ
i、Д` ;|i) ヤベ ハヤクニゲナイト ノwリ^ヮ^ノル
⊂ ⊂ ) /゙)个(Vァ ぶい
Y 人 〜 セく/_|j〉
(_)'.J 〜 し'ノ
逃がすと思うかマヌケがぁ!
テメーがボクに機動力で勝てるかよ!
 ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
_ 从 て
'´, `ヽ '´ ヽ て
!爪リリ从)ゞ (ハヽ从 l
ノwリ#`ヮノル (´´ i、゚Д゚;|i)
(つi个)つ (´⌒(´ ⊂}i || l{つ
〈|_ヽ> ''≡≡≡(´⌒;;;≡≡≡ | 个.|
し^ヽ) (´⌒(´⌒;;ズザー .しヽ.)
【ダッシュ小足払い】
_デヤッ!! _下段GUARD!!
―=≡三'´, `ヽ '´ ヽ
―=≡三!爪リリ从)ゞ (ハヽ从 l サセルカヨ!
―=≡三.ノwリ#゚ ヮ゚ノルつ ∩i、ロ´#|i)
―=≡三(( (⊃ ) )) ★ゝゞ ∩丿
―=≡三(__ノ⌒(⌒) (ノ^し二)
// | \
ガッ
GJ
支援ってことでw
>>707 やっぱ夫婦二人っきりの時間も必要よね。
いつもGJ
356 NAME:レオvsカニ(6/8) [sage] DATE:2005/11/13(日) 16:14:27 ID:Atm3BkSM0
あ、あれは華煮般血!
|_ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ヾ 【カニパンチ(屈大P)】
|)リ从)〉 _
|[゚]-ノi 甘いぜ!! '´ ヽ
|^⊆l)  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ∩(ハヽ从 . ∩
|)リ从シ} '´ `ヽ _ヽ i、Д´#|i)ノ
| ゚ ーノリ !爪リリ从)ゞ ⊂_____ノ
⊂il) ノwリ#^ヮノル .人
||j| 〈(l\个ゝヽ<(Σ .< >バチン!
|ノ く_7ノ_)ヽ<(Σ V
∧_________
知っているのかフカヒレ!
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|華煮般血(カニパンチ)
|
|かつて夜の覇王を競う苛烈な戦いの中、
_,, |水の王が編み出した恐るべき必殺拳。
''´ ヾ < その一撃は低い姿勢から繰り出される擬態に
ル 从リ从)〉 |騙され、しゃがんでガードを固める相手を
. ゞ(i[゚]-ノii . |容赦なく切り刻んだという。
O|⌒|⌒0 . |しかも下段から中段へとチェーンで繋がり、
|ガードを固める相手を恐怖のドン底に落とした。
|
| 民明書房
\_________________
あ、あれは華煮般血!
|_ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ヾ 【カニパンチ(屈大P)】
|)リ从)〉 _
|[゚]-ノi 甘いぜ!! '´ ヽ
|^⊆l)  ̄|/ ̄ ̄ ̄ ∩(ハヽ从 . ∩
|)リ从シ} '´ `ヽ _ヽ i、Д´#|i)ノ
| ゚ ーノリ !爪リリ从)ゞ ⊂_____ノ
⊂il) ノwリ#^ヮノル .人
||j| 〈(l\个ゝヽ<(Σ .< >バチン!
|ノ く_7ノ_)ヽ<(Σ V
∧_________
知っているのかフカヒレ!
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|華煮般血(カニパンチ)
|
|かつて夜の覇王を競う苛烈な戦いの中、
_,, |水の王が編み出した恐るべき必殺拳。
''´ ヾ < その一撃は低い姿勢から繰り出される擬態に
ル 从リ从)〉 |騙され、しゃがんでガードを固める相手を
. ゞ(i[゚]-ノii . |容赦なく切り刻んだという。
O|⌒|⌒0 . |しかも下段から中段へとチェーンで繋がり、
|ガードを固める相手を恐怖のドン底に落とした。
|
| 民明書房
\_________________
357 NAME:レオvsカニ(7/8) [sage] DATE:2005/11/13(日) 16:15:05 ID:Atm3BkSM0
どうよレオ、もう謝っても遅いもんね 熱血ON(DRAGON INSTALL)
今日はこれでハメ殺してやるぜ〜! 人人人
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ < _ て
'´, `ヽ < '´ ヽ て
!爪リリ从)ゞ . < (ハヽ从 l て
ノwリ^ヮ^ノル < i、ロ´ |i) て
<)个!〓<(Σ シャキーン! ∠ /i `i´lヽ >
. く/_|j〉 ∠ U| 个.|J >
し'ノ ∠ |__|_,j >
______∧________
人のメシを食った挙げ句にその態度
カニ!今日という今日は許さん!!
...::::::λ:::::...
\ 今頃燃えても遅いぜボケが!236+PPP . .:::)V ソ):::...
\  ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . ::(;:ノ _ (ノ):::
\ '´, `ヽ / . ::ソ '´ ヽ (:::
!爪リリ从)ゞ . . :::) (ハヽ从 l :.
ノwリ^ヮ^ノル .: i、ー゚#|i) ) :
── ⊂)个iつ ── ヽ {(てと)} ノ
. く/_|j〉 . | 个.|
し'ノ |__|_,j
/ \
/ | \
/ | \
どうよレオ、もう謝っても遅いもんね 熱血ON(DRAGON INSTALL)
今日はこれでハメ殺してやるぜ〜! 人人人
 ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ < _ て
'´, `ヽ < '´ ヽ て
!爪リリ从)ゞ . < (ハヽ从 l て
ノwリ^ヮ^ノル < i、ロ´ |i) て
<)个!〓<(Σ シャキーン! ∠ /i `i´lヽ >
. く/_|j〉 ∠ U| 个.|J >
し'ノ ∠ |__|_,j >
______∧________
人のメシを食った挙げ句にその態度
カニ!今日という今日は許さん!!
...::::::λ:::::...
\ 今頃燃えても遅いぜボケが!236+PPP . .:::)V ソ):::...
\  ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ . ::(;:ノ _ (ノ):::
\ '´, `ヽ / . ::ソ '´ ヽ (:::
!爪リリ从)ゞ . . :::) (ハヽ从 l :.
ノwリ^ヮ^ノル .: i、ー゚#|i) ) :
── ⊂)个iつ ── ヽ {(てと)} ノ
. く/_|j〉 . | 个.|
し'ノ |__|_,j
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358 NAME:レオvsカニ(8/8) [sage] DATE:2005/11/13(日) 16:15:33 ID:Atm3BkSM0
_ , -‐-、_ 【カニーレイジ】
|仏| ,' ノ爪 从リ
|血|ノw、 ゚ヮ゚ノつ _/⌒ ̄⌒`´ ̄`〜ヽ'ー--、 _
|義| ⊂ .个へ(/⌒) _/ ιυっ ̄~つyへつ '´ ヽ
|理| 〉 /^/ / /フっι。´ / /つυ^っへ っっ. (ハヽ从 l
 ̄||. 〈 〈/ //つつ。o/ / / / ^つっへυっつ
.(_/ / o.°o。 。 / / /°>つっ . // //
`ー―'" \γ、。 o 。 /o。/ /っつっ
__ / `⌒ヽっ/ 。/ / っつ)Σ i、゚Д゚;|i)
==/ っっ τ-っつつっ、。 | つ っ⊂}i || l{つ
 ̄ ̄ っ)。;,、、,,_ っつつつ .。じ___[ェェl | 个.|
つつつっιつ) \^.;;,.,、`"''―――――――‐っつっつ__ .しヽ.)
消火作業キタワァァァァ
, -‐-、_
(V)'ノ爪 从リ(V)
ヽw、^ヮ^ノノ フォッフォッフォッフォッ
/ /
ノ ̄ゝ \_WWWWWW_/
プスプス ≫ きぬ WIN ≪
ζ _ζ ./MMMMMMM\
'´ `ヽ
ζ i ソノリ从リ
⊂(/こ_ソつTヮノつ
_
(V)'´ソ= ヽ(V)
ヽノ从リノノ フォッフォッフォッフォッ
/ /
.......... ノ ̄ゝ
サンクス。すまんね、かえって混乱させたみたいで・・・・
>>704 GJ
>>704 GJ
っていうか、何故かscene0出産編とか見たくなった。
どっちかというとレオの慌てっぷりが見たいです。
こんな手前勝手なリクエスト、無視していいからなw
720 :
700:2005/11/14(月) 04:22:13 ID:IiokdnHI0
うむー、任せると書いてあるからわざわざ意見したのに…聞けよお前等!w
720はフカヒレ
>>700ではないが…
俺の意見無視かよ!!
ヨッピー「フカヒレ君うるさいよ」
うえーん、いつか誰よりも幸せになってやるぅ〜〜〜(フェードアウト)
祈「今日もいじめはありません」
向こうのスレはAAの職人が多いな
最近ちょっとペース落ち気味で寂しいな・・・・・
埋まったら新しいスレに移れば良いだけなのに何を言ってるんだろう
このスレが個人運営の外部掲示板とかならいざしらず
第一容量不足を心配するのならまずは無駄な雑談の方を何とかするべきだと思うが
まじれすかこわるい
誤爆じゃないの?
>>700=720宛だと思ったが、誤爆だったのか。
「あああああッ!」
下の階から乙女さんのすさまじい絶叫が聞こえた。
何事かと思い、慌てて階段を駆け下りる俺。
「乙女さん、どうしたの?」
「レオぉ…」
俺が呼びかけると、乙女さんはこっちを振り向き、ガクッと脱力したようにうな垂れた。
こんな乙女さんを見るのは初めてだった。
「どうしたのさ、いったい?」
「すまん、レオ。私としたことが……」
何故か俺に謝る乙女さん。だが、その謎はすぐに解けた。
乙女さんが抱える米櫃の中は見事に空っぽ。底の方に何粒か残ってるだけだった。
「ああ、お米なくなってたんだね」
「本当にすまん。そろそろ米が切れることはわかってはいたのだが、
最近部活やら生徒会が忙しくて、つい失念してしまっていた……」
そう言いながら乙女さんは申し訳ないといった様子で俺に頭を深々と下げる。
なんか、かえって恐縮しちゃうな…。俺、料理は全部乙女さんに任せっきりだから。
待てよ! これはいいチャンスじゃないか!
毎日毎食、乙女さんのおにぎりばかりの食生活にはいい加減懲り懲りだ。
味は悪くはないのだが、たまには違うものが食べたい。
確か、この間のバイト代がまだ少し残ってたから思い切って外食でもしてみるか。
焼肉なんかいいな。カニとスバルとフカヒレとでよく行ってる馴染みの店もあることだし。
俺が奢ってやるって言えば、少しは乙女さんにいい所見せられるかもな。
よし、決めた!
「乙女さん! …って、アレ、いない?」
さっきまで目の前にいたはずの乙女さんの姿が忽然と消えていた。
「帰ったぞ!」
玄関から乙女さんの声がした。
「全速力で米を買いに行ってきたぞ。ふむ、3分か。まあ、こんなものか…」
と言うと、テーブルの上に10kgの米袋をふたつ置いた。
「じゃあ、今から炊くからな。少し時間かかるだろうから、その間に…レオ、お前は腹筋でもしておけ」
今日の晩御飯も乙女さんのおにぎり。
ハハハ、嬉しくて笑いが止まらないや。
こんなものしか書けなくて恐縮です
>>732 すげーわらた。レオの血の涙が見えた希ガス
736 :
名無しさん@初回限定:2005/11/14(月) 22:27:08 ID:vJL7dazcO
神スレ認定
>>732 GJ
乙女さんの場合、完全善意だから手に負えんw
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
トントントン、と軽快に階段を駆け上がってくる音がする。
なごみだな。
頭が重い。
半分目が覚めているけれど、今日は土曜日で学校は休みだ。
もう少し寝ていたい。
ガチャリ。
「センパイ、センパイ、センパイ、大変ですっ」
「んー?」
「大事件ですよ、センパイ」
薄目を開けてみるとなごみが枕もとにちょこんとひざまづいて、真剣な眼差しでこちらを見守っていた。
「んあー。なごみ、もう少し寝かせて」
寝返りをうって、なごみに背を向ける。
「夕べはゆっくり眠れたはずでしょう? 花屋の片付けが手間取ってしまって、こっちに来れなくてすみませんでした」
金曜日の晩は、乙女さんが実家に帰るので、入れ違いになごみが泊まりに来ることが多いのだが、夕べはなごみが来なかったので、ついつい遅くまでインターネットをやっていた。
なごみは人の携帯やパソコンの履歴をチェックするような性格ではないけれど、夕べの履歴は、調べられるとちょっとマズイ。
「センパイ、まだ起きないんですか? ねえ、センパイ・・・せっかくいいことあったのに・・・もうっ、教えてあげませんっ!」
「んあ?」
ガチャンとドアが閉まると空気が荒っぽく揺れ動いて、ドンドンと階段を降りていく音がした。
結局、昼過ぎまでたっぷり眠って、寝巻きのまま1階へ降りていくと、なごみは居間のソファに腰掛けて料理の本を読んでいた。
「おはよう、なごみ」
「・・・」
「「あー、よく寝た。腹減ったな。なごみのおいしい手料理でも頂くとするか」
「テーブルの上に用意しておきました」
「おお、ありがとうって、お前は食べないの?」
「あたしはもう済ませました」
「あ・・・そう・・・」
珍しいこともあるものだ。
なごみが自分だけご飯を先に食べて、オレを待ってくれてないなんて。
ひそかに落ち込む。
食卓の前に座ってナプキンを取り払うと、バスケットにフランスパンが無造作に突っ込んであるだけだった。
・・・これは料理とは言えない。
かなり落ち込む。
なごみと付き合いはじめて、こんなことは初めてだと思う。
仕方なく、冷蔵庫から出したチーズを載せてフランスパンにかじりつく。
おいしい。
なごみがこだわって選んだチーズと、駅前まで行って買ってきたはずの、今朝焼いたばかりのフランスパン。
そのままで十分おいしいけれど、凄くさみしい。
早々とパンを腹につめこんで、服を着替えて洗面所で身だしなみを整えて、ソファに腰掛けてぼんやりしているなごみの隣に正座する。
「あのー、なごみさん、何か怒ってます?」
「・・・すねているだけです」
なごみがじっとこちらを見つめて返してくる。
少し目がうるんでいるように見える。
「ごめんな。夕べは夜更かししていろいろやってたものだから」
「あたしこそ、すみません。今日は今朝からテンションが高くて、センパイにも喜んで欲しかったものですから」
「うん。で、何があったの?」
「それが・・・その・・・」
なごみがうっすらと頬を赤くして口ごもる。
「うん?」
「えっと、これは普通のことというか、特に大したことではなくて・・・あの、わざわざセンパイに聞いてもらうほどのことでもないんですけれど」
「んー??? おちょくってますか? なごみさん?」
「いえっ! その、ごめんなさい、センパイ、また今度でいいですっ!」
慌ててなごみが立ち上がって逃げようとするのを、後ろから捕まえた。
「こらっ」
「いやーん、センパイ、おっぱい後ろから掴まないでください」
こういうなごみを見ると、自分の中の野獣の血がたぎる。
「ダメだな、隠し事をする娘は・・・おしおきだ!!!」
「きゃー!!」
ぽんぽんぽん、と素早くなごみの衣服を剥いでいく。
あっという間に、黒いブラとショーツだけになってしまった。
「でへへへへ」
「やーーん、まだ昼間ですぅ」
顔を真っ赤にして身をくねらせる、なごみ。
理性がぶっとびそうだ。
「なごみサーン? 上カラ攻メラレルノガイイカナー? ソレトモ下カラガイイノカナー?」
いつになく必死に抵抗するなごみ。
「あの、センパイっ! 優しくして・・・」
ふっと我にかえった。
「なごみさーん? どうして涙目なのかなー?」
うつむいて硬直しているなごみの瞳を覗き込む。
観念したように、なごみがボソっと言った。
「センパイ、笑わないでくださいね・・・」
そうか。
そうだったのか。
やるな、なごみ。
もちろん笑わないよ。
「なごみ、おめでとう。俺、昨日、徹夜でインターネットしてリアップとかレディアポジカとか101育毛液とかいろいろ調べてたんだ。でも、もう必要ないんだな。よかったよ」
「センパァイ・・・」
うるうるキラキラな目をしたなごみにキスをしながら、ショーツを脱がせてみると、綺麗なパイパンに、ほんのわずか薄毛が生えかけていた。
【END】
つ4円
>>742 GJだ。
だが、名護民はパイパソだからいいんじゃないか!
無駄支援スマソ
>>744 支援サンクス。気持ちだけもらっとく。
4連投できないから、3連投の直後に必要だな。
>>742の後にレオが毛を抜いて、パイパンに戻してしまうので、少しくらい生えても心配しなくていいよ。
なごみが本気で泣きそうで、書くのはやめたがw
今現在、つよきすSSってここ以外にどれくらい
公開されてるんだろう・・
検索してもあまり見つからないYO
>>745 3回目で怒られなかった?
1分空ければまぁ書き込めるか。
俺は投下した時、3回目で怒られたんだが・・・?
>3回目?
という3連投規制の表示が出るのが、4連投をしようとしたタイミングなんだ。
何でかわからんが。IEだからかな?
次の機会にはギコかゾヌで投下してみよう。
時間帯や板全体ののび具合によっても変わるから一概には言えん罠<連投規制
おーいどうした職人共!
最近投下数減ってるじゃねぇかよぅ…
おまいらの力はそんなもんかぁ!?
スコスコスコ…スコスコスコスコ!
「妊娠?ついに俺たちにも子供ができたのか!?」
「うん。今日、産婦人科で確認してきたから間違いないよ。」
家に帰るなり、出迎えてくれた愛する妻、良美から聞かされたのは素晴らしい朗報だった。
「そうか。ついに俺にも子供が!・・・・・・どうした?」
が、その朗報と裏腹に良美の顔に浮かぶものは、喜びではなく苦悩を表していた。
「・・・ないの・・・」
良美の顔からはいつもの笑顔が消えている。
「えっ?」
「私、子供を産む自信がないの・・・」
「な、なんでさ?まさか、俺の子供を産むのが嫌なのか?」
「ち、違う、違うよ!」
「じゃあ、なんで・・・」
「レオ君との子供ができたのは嬉しいの!これは本当。
でもさ、子供って『人間』、だよね・・・レオ君のおかげで人間嫌いは治った。
そう思ってた。けどね、けどね。」
震え始めた良美の体の肩をおさえる。
「落ち着け、とりあえず落ち着くんだ。」
「わ、私、子供を好きになれるか自信がないの。血のつながりがあれば愛せる。
そんなのはきれい事だってこと、身をもって知ってる。
もし、もし、自分から生まれてくる子を好きになれなかったら・・・
レオ君との子供を好きになれなかったら・・・
もし自分がお母さんみたいになったら・・・
そう考えると、不安がとまらないの!」
自分の過去、自分の両親との暮らしを思い出したのか、良美の体は震え続けている。
全く、良美、お前って奴は・・・
震える良美の体を優しく抱き寄せた。
レオ君は本当に好き。大好き。でも、もし自分があんなお母さんみたいなことをしちゃったら。
あんな家庭にしちゃったら・・・。だめ、無理、自分が信じられない。
きっと、レオ君だって嫌いになる。死にたくなる。そう考えた時、レオ君に抱き寄せられた。
「決め付けるなよ、良美。」
「えっ?」
「お前なら大丈夫だ。」
「そ、それはきれい事だよ、レオ君。私は自分が、自分自身が信じられない。」
「俺が信じてやる!」
「えっ?」
「俺は良美を信じてる。そんなことで悩める良美なら大丈夫だ。俺を信じろ!」
「で、でも・・・」
「もし、良美が間違えたことをしようとしてしまった時は俺がしかってやる。
良美が一人で耐えられないことがあったら、俺が支えてやる。
何より、やっぱり俺は良美を信じている。」
「レオ君・・・」
体の震えが収まってきた。そのかわりに、涙がこみあげてきた。
「良美は一人じゃない。俺がいる。」
「あ・・・ああっ・・・・ああっ、れ、おくん、れおくん、れおくん、れおくん。」
涙があふれてくる。
「二人で、育てよう。支えあって、進んで行こう。
良美と二人で暮らしていて幸せだ。幸せな暮らしに、俺たちの愛の結晶、
子供が加わったらもっと幸せに決まってる。」
「ああっ・・・ありがとう。う、う、あ・・ああ・・ありがとう、れお、くん」
信じる。そう、今の私は昔の私じゃない。レオ君がいる。レオ君が信じてくれる。
一人じゃなく、二人で。それなら、やれる。信じられる。
レオ君との愛の結晶。愛せないはずがない。
「産んでくれ、良美。家族で、幸せになろう。」
「・・・うん。」
唇を合わせる。レオ君の唇も、少ししょっぱい味がした。
『Isolation』
「ただいま!よつばはもう寝ちゃった?」
「うん、今ちょうど寝入ったところ。」
ベビーベッドでは私たちの子供、よつばが静かに寝息を立て始めたところだった。
「くそっ、間に合わなかったか。よつばはかわいいなあ・・・絶対嫁にはやらんぞ!」
よつばの顔を覗き込みながら、呟くレオ君。
「もうちょっと、声、静かにね。起きちゃうから。」
「あ、ごめんごめん。」
「それに、かわいいのはよつばだけ?」
「な、何を言ってるんだよ、良美もとってもかわいいさ。」
そういいながらも、よつばから目を離さないレオ君。
全くもう。でもその姿を見て私の心に訪れるのは、暖かいもの。
家族の幸せだった。
「って、ああ!」
「ほびゃあ、ほぎゃあ!」
「あ、起こしちゃった。もう、駄目だよ、レオ君。」
「ごめん・・・。あんましかわいくて、頭なでちゃった。」
「全く。ちょっとごめんね。」
ベビーベッドからよつばを抱き上げ、ゆっくりと揺らしてあげる。
「ほぎゃあ。ほぎゃあ、ぉぎゃぁ、ゃぁ・・・」
少し驚いただけだったのか、よつばはすぐに寝なおしてくれた。
ゆっくり、ベビーベッドに戻す。と、後ろから抱きしめられた。
「良美、ありがとうな。とっても幸せだよ、俺。」
「私もだよ、レオ君。」
幸せの四つ葉のクローバーは、本当はただのシロツメグサ。
けど、私は、私たちは、本物の幸せのよつばを見つけることができた。
「本当に、幸せだよ、レオ君。」
二人で抱き合いながら、眠るよつばを見つめ続けた。
>>753 なごみんGJ!!
しかし、よつばかぁ・・・
よっぴれおの子供は俺の仲では「よつば」に確定しまつた。
ほのかタンのいいけどよつばタンの今後に期待
755 :
89:2005/11/15(火) 01:01:55 ID:rzaS8e1P0
フルバのインスパイヤです。よっぴーには、幸せになってほしいですねえ。
名前勝手につけちゃいました、m(_ _ )m スイマセン
>>186見てて、私的にすっきりきたので。
>>754 ありがとうございます。GJは心の支えです。
よっぴーかわいいよよっぴー
>>755 何度でも言ってやる
GJ!
757 :
名無しさん@初回限定:2005/11/15(火) 01:30:17 ID:vnOL1BnqO
ここの職人さんは素晴らしい人ばかりですね
やべぇ直リンしちったw
とにかくGJ
ダークを乗り越えたよっぴーのSSだけはガチ。よってテラGJ!
>>755 実は186考えたのは俺だったりw
自分で使おうと思ってたのに…
でも嬉しいです、GJ!!
>>761 ほのか、吼太、撫子、よつば以外は蟹沢(父母)以上に微妙なセンスだと思うのココロ
よつばちゃSSん読んでレオが瓢さんになるのを想像した俺は負け組
>>753 GJ!!!素晴らしいSSをありがとう。・゚・(ノД`)・゚・。
よっぴーには幸せになってほしいよね。
成長したよつばに嫉妬心を抱くよっぴーを想像してしまたが('A`)
>>755 GJ!あんた結構書いてるんだし、コテつけたらどうだ?
できれば職人の皆様、コテつけてもらえんかのう。
やっぱ気に入ったSSあったら、その作者の過去作読みたくなるもんだし。
>>762 ちなみになごみんのは
>>143とかから取った。
個人的に「もめん」 は気に入ってるんだけどなぁorz
「レオ、いいか?」
コンコンとドアをノックする音が俺の部屋の中で響いた。
「どうぞ」
俺がそう言うのと同時に、乙女さんが入ってきた。何の用だろ…?
すると、俺の姿を見るや否や乙女さんは深いため息をついた。
「レオ……お前、最近ちょっとたるんではいないか?」
「そうかな?」
なんだ、またお説教か。
まぁ、俺のためを思って言ってくれてるんだろうけど、ちょっとしつこいかも。
「私が部屋に入った時、お前が机に向かっている姿を見たことがないぞ」
「う〜ん…今日は宿題ないから」
「それなら、明日の授業の予習や今まで習ったところの復習とかすればいいではないのか?」
「うん、これ読み終わったらやるよ」
俺はベッドの上に寝転がりながら漫画を読んでいる。
そんな状態で生返事を繰り返している。乙女さんのありがたいご高説も馬の耳に念仏だった。
今読んでいる漫画がいい所なのに、そう簡単に頭の切り替えなどできるはずがない。
やはり聖闘士星矢はいつ読んでも面白い。不朽の名作だと俺は自信を持って断言できる。
「…お前、私を舐めているな?」
ボソっと呟くような乙女さんのひと言。
部屋の空気が変わった。
ヤバイ!
慌てて漫画を閉じ、乙女さんの様子を窺うと、うつむいたままプルプル震えていた。
「ごめんなさい、今すぐやります! 調子に乗ってすいませんでした!」
俺は一目散に机に向かって鞄から教科書とノートを取り出した。
…だが、もう全てが手遅れだった。
俺を見据えた乙女さんの双眸からは明らかに殺気を感じることができた。
「喰らえ! この根性なしがッ!」
必殺の乙女さんの右足。アレを喰らったらタダでは済まない。
間一髪でなんとかかわすことに成功した。まさに奇跡!
「む、よくかわしたな! ならば…!」
乙女さんが大きく息を吐き、呼吸を整える。
何だ! いったい何をする気なんだ !?
「破ッ!」
乙女さんが繰り出した右の拳が閃き、無数もの拳が残像となって俺に向けて放たれた。
まさに光速の拳。こ、これはもしや――!
「ぐはっ!」
こんな人間離れした攻撃、かわせるはずもなく俺は全てをまともに喰らってしまった。
薄れゆく意識の中で見た乙女さんは、身体中を湯気が揺らぐような感じで光のオーラが包み込んでいた。
そして、俺はそこで気を失った。
だが、これだけははっきりと言える。
俺は小宇宙を見た。
こんなものばかりでごめんなさい
>>770 GJ!ワラタよ。昨日のおにぎりの人かな?
やっぱコテつけれくれー。
772 :
名無しさん@初回限定:2005/11/15(火) 21:16:34 ID:vnOL1BnqO
小宇宙を感じるわ・・・
乙女さんが甘い甘すぎる
ねーたんチュキチュキ☆
姉貴の小便は焼きそばソース味(`・ω・´)
よっぴールート以外のよっぴーカワイソス(´・ω・`)
乙女なのにレオの技を使うとはコレいかにw
コスモライオン
いや、なんでもない。GJ
776 :
名無しさん@初回限定:2005/11/16(水) 03:13:47 ID:nE+ft1+iO
コスモなごみん
「いい、よつばちゃん?狼は生きろ、豚は死ね、よ。」
「わかったよ、えりかおねえちゃん!おおかみはいきろ、ぶたはしね、だね」
「ちょっ、ちょっとエリー、よつばにあんまり変なこと教えないでよう。」
「あっ、まま!おかえりなさい!」
よつばが笑顔で振り向く。
「ただいま、よつば。」
「あら、おかえりなさい。フフ、よっぴー、英才教育ってやつよ。
よつばちゃんはこれだけかわいくて頭が良くて良い子なんだから、
小さいうちからしっかり教え込んであげないともったいないわよ?」
うう、レオ君、何故かエリーの方が私より親馬鹿っぽいよ・・・。
よつばのことを頼んで買い物に行ってたら、まさかこんなこと教えてるとは。
「ただいまー。」
「ぱぱもおかえりなさいー!」
よつばがちょっと遅れて入ってきたレオ君に抱きついた。
「わたしね、おっきくなったらせかいをぎゅうじることができるうつわだって!
せかいをとれたら、ぱぱとままにせかいのはんぶんをあげるね!」
「よつばちゃーん、私にはー?」
「もちろんえりかおねえちゃんにもはんぶんあげるよ!」
「やった♪」
「はははは、それじゃあよつばの取り分がないじゃないか。」
「レオ君、そういう問題じゃないよ・・・」
「はっ、しまった、つい!姫、よつばにあんまし変なことふきこまないでくれよ。」
「私、変なことなんて教えてませんー、本当のことを教えてただけですー!」
「まあ確かに、よつばならなあ・・・」
・・・二人ともよつばの魅力にぼけぼけだ。
「全く・・・。よつば?」
ぼけぼけな二人は放っておいて、よつばを呼ぶ。
「なあに、まま?」
「あのね、よつば。ママはね、よつばが元気で、笑ってくれるだけで幸せだからね。」
「?うん、わかった。」
笑顔で答えるよつば。
私と同じ苦しみだけは、絶対味合わせまい。
「どうしたの、まま?」
ちょっと悩む顔をしちゃったか。心配してくれるよつば。
ああ、やっぱりかわいい、抱きしめちゃうよ!
「あー、よっぴー、よつばちゃん独り占めしないでよー!私たまにしか会えないんだから!」
「良美、俺も混ぜてくれー!」
飛び込んできたレオ君も一緒に抱きしめる。
「ふふ、二人ともだーいすきだよ。」
「ぬかった!のり遅れた。私も子供作ろうかな・・・」
END
779 :
89:2005/11/16(水) 04:06:14 ID:sEG5Twf70
よつば、少し成長編です。よっぴーに子供できたら、
姫がすげーかわいがるだろうなあと思ったら書いてました。
けど、よっぴー書いてるとどうしても黒よっぴーが頭に浮かんじゃう俺がいるorz
>>779 ンマー!超GJ!!!
最後の姫の発言に一番燃えてしまった俺はどうすれば
>>779 GJ!!!もっともっとよっぴーを幸せにしてください!!
よきかなよきかな!幸せなよっぴーを見るのはこっちも幸せにしてくれる!
なごみん&よっぴーがこのスレのママ双璧だな
個人的にタイトルは変えたほうがよかったかな
なごみママと被るから
>>784 だがそれがいい。
つ新タイトル「よつばと!」
>>779 GJ
っつーか、あのよっぴーとレオの子供なら、
姫の子供もいれば確かに世界を牛耳るだけのスペックはあるかもしれないと思ってしまう俺がいるw
787 :
名無しさん@初回限定:2005/11/16(水) 17:42:02 ID:Cxt8Nz7uO
タイトルには著作権はないから大丈夫w
でなきゃ、世の中に『I love you』ってタイトルの曲があんなに
たくさん出回らないから。
>>779 GJ
>タイトルには著作権はないから大丈夫w
商標権というものがあるぞ、なげごみん
353 :名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 16:42:35 ID:4sxj6ofX0
―――――体はエロスで出来ている。
血潮は優等生で 心はレオ命。
幾たびの誘惑を越えて不発。
ただの一度も裏切りは許さず、
ただの一度も性欲は抜けない。
彼の者は常に独り レオをオカズに自慰に酔う。
故に、友情に意味はなく
その体は、きっとエロスで出来ていた。
―――――体はおにぎりで出来ている。
血潮はコシヒカリで 心は無洗米。
幾たびのおにぎりを握って別腹。
ただの一粒も大事に握り、
ただの一粒も残す事は許さない。
彼の者は常に独り 朝昼晩のバリエーションに酔う。
故に、レオの抵抗に意味はなく
その体は、きっとおにぎりで出来ていた。
354 :名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 16:43:19 ID:4sxj6ofX0
―――体はバカで出来ている
血潮は出涸らしで 心はキンタ。
幾たびのタメ口を叩いて喧嘩腰。
ただの一度も負けを認めず、
ただの一度もきぬと呼ばせない。
彼の者は頬を抓られ 泣いてない!泣いてないもんね!
故に、慎ましさを求めるのに意味はなく
その体は、きっとバカで出来ていた
―――体はオッパイ星人で出来ている
血潮は巨乳で 心は腐女子。
幾たびの乳を揉んでセクハラ。
ただの一度も揉み飽きず、
ただの一度も乙女さんのガードを崩せない。
彼の者は常に一人 触れるだけでサイズが分かる。
故に、乙女さんの説教に意味はなく
その体は、きっとオッパイ星人で出来ていた。
357 :名無しさん@ピンキー:2005/11/16(水) 16:44:05 ID:4sxj6ofX0
―――体は熱血で出来ている
血潮はヘタレで 心はテンションナガサレナイ。
幾たびの修羅場を迎えてバーニング。
ただの一度も燃え尽きる事はなく、
ただの一度も仲間へのバッシングを許さない。
彼の熱血は周囲を燃やし その熱さにスバルとカニが酔う。
故に、クールを気取るのに意味はなく
その体は、きっと熱血で出来ていた。
―――体は料理人で出来ている
血潮はヤンキーで 心は少女。
幾たびの接触を超えてウザい、潰すぞ。
ただの一度も父親の面影を忘れる事はなく、
ただの一度も線の内側を踏ます事はない。
彼の者は常に一人 自分の夢を捨てて空虚に生きる。
故に、料理を粗末にする人間に慈悲はなく
その体は、きっと料理人で出来ていた。
そして聖域には乙女の代わりにスバルの知らぬ新しい住人がふたり。
レオときぬの二児だった。
スバルは、名前はなんていうんだ?とありきたりな問いをかける。
「対馬ひろ! 4さい!」
「対馬みつき! みっつ!」
「おお、いい返事。そしていい名前だな!
きぬ、自分の名前にこだわってただけあってよく考えたみたいだな!」
「えへへへ。もちろん!レオと二人でじっくり考えたんだぜ!」
「ちなみに、どういう字書くんだ?」
「おうよ、こう書くんだ!」
きぬは近くにあったチラシの裏に、すらすら愛する子供たちの名を書き込んだ。
ひろ→英雄、みつき→海月
「(;゚;ж;゚; )ブホッ!お、おいこれマジか?」
「ああ、すげーかっこいいだろ?ボクら二人で、寝ないで考えたからな。」
きぬの答えは明るいが、スバルはすすっていたお茶を噴出した。
「マジかよ!?オイ親ども!なに考えてんだ!」
「ん?なにがだ?ひろはな、ボクにとってのヒーローだったレオにちなんでつけたんだ。
かっこいいだろ?みつきはな、ボクが海の太陽みたいな存在だから、ここはあえて逆に、
おしとやかな美人みたいに、ってことなんだよ。どうだ、よく考えてあるだろ?」
きぬが今だあまり大きくない胸をそらしたあと、照れたように言い返して。
「……やっぱ親馬鹿すぎだったかな?」
「いや、本当に寝ないで徹夜で考えたからな。俺達にしては、よく考えてあるだろ。
な、スバル?俺、決まってから感動して、そのまま朝一で名前を届出にいったんだぜ。」
レオもあっさりと同意した。
「お前ら、寝不足のまま名前登録に行ったんじゃねーんだろうな!?
英雄と書いてひろだと?普通に比呂とか書いても、ひでおって読んでもいいじゃねーか!
何でわざわざ芸能人みたいな変な当て字を・・・
つーかな、もっとやばいの、下のみつきちゃん!これ、『くらげ』の漢字じゃねーか!
きぬ、お前自分の名前嫌がってただろうが!何でもっと考えねえ!
なんでその教訓が子に生かされてねえんだよ!レオ、おめーもだ!」
スバルの愛の戒めの声が時を越え、再びレオとカニに響く。
この二人にはまだまだスバルの助けが必要なようだった。
795 :
89:2005/11/17(木) 01:05:59 ID:ISXRLU9m0
>>188氏、勝手に改変してすみませんm(_ _ )m。
某版の子供の変な名前スレを発見して思いついたネタでした。
>>794 あー…とりかえしつかねぇ…www (ノ∀`)
おまいらも子供の名前はよーく考えてつけような。
俺自身苗字と名前を続けて呼びにくい上に
姓名判断がどえらい事になってるwwwwwwwwwwww
あのアホ親めwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
―――体はGJで出来ている。
血潮はAAで 心はSS。
幾たびの接触を超えてGJ。
ただの一度もGJを言い忘れたことはなく、
ただの一度もGJと言われたことはない。
彼の者は常に一人 今日も自分しか萌えないネタで二次創作に励む。
故に、生涯SSAAスレを離れることはなく
その体は、きっとGJで出来ていた。
>>795>>797 GJ
×彼の者は常に一人 今日も自分しか萌えないネタで二次創作に励む。
○彼の者は常に一人 今日も自分しか萌え得ないネタで二次創作に励む。
【投稿ガイドライン】
1.テキストエディタ等でSSを書く。
2.書いたSSを30行程度で何分割かしてひとつずつsageで書き込む。
名前の欄にタイトルを入れておくとスマート。
なお、一回の投稿の最大行数は32行、最大バイト数2048バイトです
3.SSの書き込みが終わったら、名前の欄に作者名を書きタイトルを記入して、
自分がアップしたところをリダイレクトする。
>>1-3みたいな感じ。
4.基本的にsage進行でお願いします。また、長文uzeeeeeeと言われる
恐れがあるため、ageる場合はなるべく長文を回した後お願いします。
5.スレッド容量が470KBを超えた時点で、
ただちに書き込みを中止し、次スレに移行して下さい。
★保管庫
きゃんでぃそふと SS&AA保管庫
ttp://yellow.ribbon.to/~nechan2/ 過去スレ
>>2-4辺り
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃ きゃんでぃそふとSSAAスレの星5つの誓い
┃1つ、スレはむやみに上げない
┃2つ、職人さんへの感謝とGJを忘れずに
┃3つ、職人さんとのリアルタイム遭遇では支援を推奨
┃4つ、気にいらないからって荒らさない
┃5つ、荒らしにストレートに反応しないこと
┃
┗━━━ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ━━
_ < ここはテンプレの村です 、,
'´, `ヽ\_________ '´ '`´ ゙ヾ
!爪リリ从)ゞ { ソ从从シ}
ノwリ゚ ヮ゚ノル  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ メ(リ;-__-ノリ
⊂)个iつ 既にセリフが \ ノ,'くj `i´lヽ
. く/_|j〉 パターン化しちまったな>(( ll_ハ_iJ
し'ノ ________/ ゙ i_7、」
_)___
'´ ヽ_ヽ
l、lノノ八l ) <柊家の長女、皆のお姉さん
´\ リl|.゚ ヮ゚ノ<⌒> 柊雛乃である。
( ● ⊂[ .ヽソ/ ]⊃ .疑問にずばり答えてやろう
. ヽ/ .└|--|┘
. . ノl__」
Q、職人さんのSS投下最中に張ってある支援とか、C、私怨etcってなんですか?荒らし?
A、うむ。あれは総じてしえんと呼ばれるものである。
世の中には荒らし対策用の連投規制なるものがあってな。時間によるのだが、
だいたい3回くらい連投すると、規制がかかってしまうのじゃ。これにかかると職人さんが、
続きを書き込めなくなってしまうのでな。すれ住人による手助けが必要になってくるわけじゃ。
お主がりあるたいむで 職人さんに出会った時には、是非支援をして差し上げるが良い。
Q、スレにあるSS、AAだけじゃもの足りないです。
A、で、あるか。お主も欲張りな奴よのう。そういう奴のために
>>1に書いてあるように、
過去すれのSS、AAを集めた保管庫というものがある。保管庫の中の人、
職人さん方に感謝を忘れずに読みふけるが良い。それでも物足りなければ、
いっそ自分で書いてみるのも我的には面白いと思うがのう。
Q、お嬢ちゃん賢いねー。ほら、キャラメルをあげよう。
おぉ・・・これがまた美味でな・・・って違うわ!我をあなどるでないぞ
__
| |  ̄ `ヽ
||_ ` 、 粛清……淘汰……
__)_∩ `ヽ l
〃 ,^i^ ヾ l i
i ,ノノ八)〉 i i ガッ
. ゙ヾl#"-ノゝ l .人_∧∩
/ヽソ _ン. ノ< >Д´)/
l_/r==l l ´-‐'∨ /
く/l_ゝ
>>801の上に
「きゃんでぃそふと」から好評発売中の「姉、ちゃんとしようよっ!」、「つよきす」のSS&AAネタ投稿スレッドです
をつけてくれ、つけわすれたorz
そろそろ次スレだろうから、前スレ、本スレの方からぱくってテンプレ作ってみた。
あくまで試作なんで、穴も多いと思う。付け加えるべきものとかあったら教えてくれ。
つよきす終わって二次創作を漁ってる俺が来ましたよ。
>>794を読んで「スバルのお話」なるものを読んだ。
>>83-89 泣いた。・゚・(ノД`)・゚・。
このスレ来て良かったとオモタ。ありがとう。
807 :
名無しさん@初回限定:2005/11/17(木) 16:43:24 ID:zReQr46SO
VIP板移転したの?
808 :
名無しさん@初回限定:2005/11/17(木) 17:09:51 ID:ip84+99O0
あぁ、もう450kb超えてるのか
>>802gj
保管庫にミラーがある過去スレはその旨記した上で省いてもいい希ガス
何か書きたいなぁ〜とか思ってるけど、ネタないかなぁ?
あと、携帯から投下してもいいのかなぁ?
鬼打できるならいいんじゃね?
なごみママ scene8「紫水晶と涙」
「あなたー!吼太ー!ほのかー!夕食の準備ができたわよー!」
パァン!パァン!パァン!
「なごみ」「母さん」「ママ」
「「「お誕生日おめでとー!!!」」」
「…びっくり。そうか…それでみんな今朝からコソコソしてたのね」
「母さん、これ、僕とほのかから」
「…新しい鍋掴み。これ、もしかしてあなた達の手作り?」
「うん。学校で習ったから、吼太と片方ずつ作ったんだよ。
ほら、それぞれに私たちのイニシャルが入ってるでしょ?」
「母さんの好きな青と黒のチェック柄にしたんだよ。どう?」
「ええ、とっても気に入ったわ。ありがとう」
「ママ、ケーキも買ってあるんだよ。えっとローソクローソク…」
「二人とも、もう眠ったか?」
「ええ。すごくはしゃいでいたみたいだから。…私もですけどね」
「…なごみ、子供たちの前では渡せなかったが、俺からもプレゼントがあるんだ」
「まぁ…このイヤリング…宝石がちりばめられてる…」
「アメジスト。確か、なごみの誕生石だったろ?派手なのがあんまり好きじゃなさそうだから、
小さくあしらわれているものにしたんだ。きっと似合うと思うんだが…」
「…ありがとう…ございます…」
「な、なごみ…なにも泣かなくても…」
「今日は…っ…嬉しい…ことが…いっぱい…っく…ありすぎて…」
「…おめでとう、なごみ…」
誕生日ネタをまだ書いてなかったなということで、
子供たちが小学生くらいの間に披露することにしました。
これでなごみがいくつになったかというツッコミはご法度です。
GJ!!!
>>814 GJ!!!
ずっと思ってたんだけど
会話文だけなのに描写がうまいねー、目に浮かぶようだ。
スキャナがあれば挿絵でも描いてうpしたいくらいGJ。
GJ
私がオバサンになっても♪ とかいう歌があったなw
小学校の家庭科で裁縫を習ったのか。
成長してきて小3・4=9・10歳くらいか。
三十路うわやめ何をす
鉄原理主義派
鉄乙女を絶対視し、思想を確立する原理派閥。
彼らにとって乙女は尊敬の対象であり、心の甘えを抱く存在でもある。
姉への服従心は絶対であり、性欲に流され暴走するのは愚かである事を認識している。
自らが制裁される趣向を持ちながらも、規則正しく日々のトレーニングを欠かさない。
おにぎりによる餌付けとキスの嵐の加護によって他勢力に改宗される可能性は低い。
文字通り鉄の原理主義者達である。
ココナッツ社会平和共同体
椰子なごみの視点による「線の内側」に入ることに成功した者たちであり、
また彼女をこよなく愛し、平和的に萌えを共感する共同体。
前半期の厳しさを乗り越え、後半のなごみのデレ期に悩殺された者が多く、
現在最も勢力の拡大に成功した団体であり事実上の黄金期を迎えている。
後輩属性、真ツンデレ、B87、眼鏡、パイ(ry など多くの強力な兵器を所有する。
カニスキー愛好保護団体
幼馴染である蟹沢きぬこそメインヒロインであり、
活発であるが故にトラブルを起こしやすい彼女を保護しようとする団体。
その強烈なキャラの中でレオを思う気持ちに惹かれた者も多く、
生暖かい目でカニを見守るファンが多い。
また、現実の蟹ですら愛しいといった感情を抱く。
キリヤカンパニー親衛隊
容姿端麗・頭脳明晰の完璧な存在である、
霧夜エリカを姫と慕い、弄られるのが堪らなく幸せな集団。
彼らにとってエリーの高飛車な性格こそが魅力であり、
彼女の数少ない欠点すら愛しく感じている。
将来の夢はもちろんナイト!
YP真理探求共同体
優等生である佐藤良美ことよっぴーの、
表も裏もエロスもこよなく愛する研究体。
EDで心動かされた者が多く、
よっぴーを幸せにする為に日夜頑張る。
無論寧ろダークよっぴーが好きな人間もいる。
祈リスタン信者
シナリオが短すぎるという天に見放された人々。
どのルートでも満遍なく登場しているが、
本編は1時間少しで終わってしまう悲しさ。
教師、巨乳、土永さんという符号を持ちながらも、
サブキャラ勢力にすら負けてしまった。
少数派ながらマターリとFDに期待し続ける。
フカヒレジスタンス
フカヒレに深い共感を抱き、
自らの社会的立場と引き換えに妄想力を手に入れたレジスタンス。
つよきすをやった誰の心にもフカヒレ心は潜んでいる。
にんげんだもの だめにんげんだって いいじゃない。
埋めついでのつもりなのに1時間かけてこんな文を書いた俺はもちろんこれに属する。
>>819 GJ!!うまい!っつーか、最後でふいた!
埋めか。そろそろ新スレか。テンプレは上ので良いのだろうか?
松笠からは遠く離れた地、愛する妻の故郷に、彼は妻と娘を連れ降り立った。
この地に降り立つのは二度目。
一度目は妻との結婚を伝えるためであった。
彼女の父親に結婚を認めてもらうことはできた。
しかし、彼女の母親は彼らと会うことすらしてくれなかった。
この度の訪問の意は娘の紹介。しかしそれ以上に彼の中にあったのは
未だに妻に残る心のしこりを解消できないものか、そういった気持ちであった。
母との仲違い。それが彼の妻の、昔からの心のしこりである。
「レオ君、良美、よく来たね。さ、早速だが、私の初孫を見せてもらえるかね?」
「はい。ほら、良美。」
はじめに彼らを迎えてくれたのは、今は政界の一線からは退いた妻の父親であった。
一線からは退き、丸くはなったと聞くものの、未だにその顔には威厳がある。
妻は胸に抱いた愛娘を父親に紹介する。
「お父さん、よつばです。対馬よつばと名づけました。
ほらよつば、名前、言ってみなさい?」
「よつばだよ!」
まだまだたどたどしいが、娘が名前を告げる。
「おおおお!よつばちゃんでちゅか!はじめまして、おじいちゃんでちゅよ〜〜〜」
孫馬鹿とよく言ったもの。孫の自己紹介を聞くとその顔からは威厳が消え、
孫へのあふれる愛情で満面の笑みに崩れ落ちた。
「ところで、お義母さんは?」
「ああ、今回は会う覚悟を決めたようだ。もうすぐ、出てくると思う。」
そう妻の父が告げた時、その後ろに彼が始めて見る女性が現れた。
「はじめまして、対馬レオといいます。」
「お久しぶりです、お母さん。」
妻と二人であいさつを交わす。目の前に立つ彼女の母は、
きつい目を持ちながらも、どこか脆さを感じさせる女性であった。
「・・・・・・」
やはり時がさらに広げた二人の溝は大きいのか、沈黙が走る。
しかし娘がたどたどしくも声をかけたことで、その沈黙の支配した場は崩された。
「おばーちゃんが、よつばの、おばーちゃん?」
はっと、孫に顔を向ける彼女の母。
「え、ええ。私が、おばあちゃんですよ。」
「えーと、はじめ、まして、おばーちゃん!わたし、よつばだよ!」
「は、はじめまして、よつばちゃん。」
孫のあいさつを聞き、彼女の母の切り詰めていた気配は消え去った。
「ふう、こんな所で話すのもなんだわ。居間の方に歓迎の用意ができているから、
早くお上がりなさい。」
こうして本当に長い間断絶していた、妻と義母の再会の幕があげられた。
居間ではコタツの上に、ごちそうが並べられていた。
しばらくの間、けん制のような軽い世間話を交わしながらの食事が行われる。
「そうか、レオ君は今や霧夜カンパニー代表の片腕か!」
「ははは、そんな大層なもんじゃないです。代表に命令されたことなら何でもやらされる、
使いっぱしりみたいなものってのが実態で。」
「信頼されてるってコトじゃないのかい?」
「そうですかね・・・」
食事を終えると、父はもうがまんできんとばかりに孫へと向かった。
「よつばちゃん、べろべろばー。おじいちゃんでちゅよー」
父は初孫にメロメロであった。
やはり娘にメロメロな夫も父と一緒になり、娘を囲んでいる。
その光景を眺めながら、意を決した彼女は母との会話を切り出した。
「本当にお久しぶりですね、お母さん。」
「・・・そうね。あなたが中学を卒業して以来だものね。本当に、大きくなったわ。」
親子といえど、その断絶されていた時間は長い。実の母との会話とは思えないほど、
その会話には遠慮が含まれている。
「今回は、会ってもらえて嬉しかったです。」
「・・・そう。」
再び沈黙が走る。二人でしばらく黙りこくる。
「・・・ねえ、良美、少し二人で話したいことがあるの。私の部屋に来てくれない?」
永遠に続くかのように思われた沈黙は、何かを決意したような母の提案によって崩された。
支援
二人で居間を抜け、母の部屋へ移動し、畳の上に敷かれた座布団に腰を下ろす。
「まずね、始めに言っておきたいの。
私が貴方たちが結婚を報告に来た時に会わなかったのはね、
貴方に会いたくなかったからじゃない。貴方に合わせる顔が無かったからよ。」
部屋に入った彼女を待っていたのは、母親の懺悔の言葉であった。
「えっ?」
母からは嫌われている、そう思っていた彼女には衝撃が走った。
「謝っても謝りきれないかもしれないけどね、私、ずっと後悔してきたのよ。
貴方が出て行った後、自分が貴方にしてきたことの意味に気づいた時から、ね。
貴方にひどいことをしたってね・・・」
衝撃の展開に頭がついていききれていない彼女を置いて、母親の懺悔は続く。
「たくさんある後悔の中でもね、特に覚えているのが、やっぱり、『あの光景』を見ちゃった後、
貴方をただ非難してしまったこと。あまつさえ汚い子とまで言ってしまった・・・
本来なら母親として、一緒に悩んであげないといけないことだったし、
一緒に考えて、貴方の不安を取り除いてあげなくてはならなかったのよね・・・」
「・・・・・」
彼女は当時を思い出したのか、うつむく。
「もう一つはそう、全ての原因となったかもしれない、幸せのクローバーのこと。
あれを否定した時あたりからよね。貴方があの人のように、
貼りついたような笑顔しか見せなくなったのって。」
「覚えて、たんだ・・・」
彼女のその発言に、母は少し驚いたような顔をしたが、懺悔は続く。
「覚えてるわよ、母親だもの。でも、母親なのに、あの頃は何も見えてなかったのよね。
あの頃はその笑顔を見るたびに腹がたって、あの人のことまで貴方に当たっていたわね。
その笑顔に隠されていた貴方の気持ちにも気づかずに・・・。
あろうことか、貴方がその父親と同じ笑顔で、あの人と同じように私をだまして、
あの人を奪っていく妄想までしてしまった・・・。全く、自分のことながら信じられない。
最早笑えてくるわ。」
自嘲気味に笑う母親。
「できないよ・・・。」
が、その母を見る娘の目に浮かぶものは、母を恨むものではなかった。
「えっ?」
「私にはね、お母さんを責めることができないよ・・・。
私はね、高校の時、彼、レオ君のことでね、親友の、そう、無二の親友だった友達も、
彼自身すらも信じきることができなくなったことがあったんだ。
結局、彼のおかげで乗り越えることはできたけどね。」
彼女の脳裏に思い出される、当時の思い出。
やっぱり私もお母さんに似てるんだと思う、そう呟いて続ける。
「あの時のことを思い出すとね、お母さんの気持ちも理解できちゃうんだ。
だからね、お母さんも乗り越えられたなら、もういいの。」
彼女は笑顔で懺悔した母を許した。
母親は成長を遂げた娘の顔を見つめ、一瞬固まった後、あふれてきた涙をこぼす。
「良美・・・ううっ、ううっ、ぐすっ、ごめん・・・ごめんなさい・・・
ぐすっ、ありがとう・・・ありがとう・・・・」
しばらくの間、部屋には母親の静かな嗚咽が響き、その母を抱きしめる娘の姿があった。
「貴方の話を聞いてわかったわ。いい人を、見つけたのね。」
「フフフ、自慢の夫だよ。」
その嗚咽が途切れた後に続いたのは、普通の、どこにでもいるような親子の会話であった。
娘と母親が二人で縁側にてお茶をすする。
当たり前の風景ではあるが、この親子にとってはとてもとても久しぶりなものであった。
お茶をすすりながら、母が娘へと問いかける。
「良美、聞くまでも無いことかもしれないけど、聞かせて欲しいの。
貴方は、幸せになることができた?」
その問いに、彼女は昔の自分が幻のように母にかぶさり、
母と二人で問いかけてきたような錯覚を覚えた。
昔の、幸せになりたいと、幸せの意味すらよくわからないまま求めていた自分。
目の前に広がる庭で父と遊ぶ、彼女の幸せの顕現たる夫と娘を眺める。
「・・・幸せに、なれたよ。」
彼女は、母に、そして昔の自分に、まばゆい笑顔で答えた。
FIN
朝から感動しました!!
830 :
89:2005/11/18(金) 08:06:17 ID:u9xffFpb0
よつばちゃん番外編?です。よっぴーの不幸の根っこって、親にあると思うんですよね。
よつばちゃんいたら意外にスムーズに脳内で仲直りしてくれました。子はかすがい、
ですかね。ちなみにお父さんは浮気癖・亭主関白とかは治ってる設定です。
実は彼のここらへんの癖は、友人兼後援会代表の『翔』という男の影響だった、
なんて裏設定も考えてました。
>>825 支援ありがとうございました。助かりました。
>>829 ありがとうございます。はげみになります。
お前最高!、ついでに俺も最高!
ってことで朝からGJ!
>>830 くそう、感動させてくれるじゃねえか…
GJだ!
>>830 うぅGJだ! よっぴーよかった(;´д⊂)
>>830 GJ!!あなたのSS大好きだワァ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:*・゜゚・* !!!!!
またいろんなよっぴー書いてあげてください。幸せにしてあげてください。。・゚・(ノД`)・゚・。
よっぴーが幸せになるのなら…そのためになら…
でもやっぱり母親は許せないんだ!
でもGJ
ここはいっそこたえてちょ〜だいに送られてくるような母による寝取りとかの
ドロドロいお話をですね…いやいや!
>>830 感動したぞ!
GJ!! 。・゚・(ノД`)・゚・。 ヨッピーヨカッタネ…
>>830いいねー。いいよー。GJだよー。よつばに対する時の義父の豹変にw
>>831おまいは、なんで最高なんですか?w
138 :名無しさん@ピンキー:2005/11/18(金) 19:04:53 ID:8I0yl/h20
[]
_____「]
/______ヽ\
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| | だっこ .| | []
| | . .. | | . []
| | し ち く り| | []_
| | .| | '´, `ヽ
| | .| | !爪リリ从)ゞ
| ~ ̄ ̄ ̄ ̄~ | ノwリ^ヮ^ノル
(⌒!二二二!⌒) ⊂)个iつ
|⌒ ⊂⊃ ⌒| く/_|j〉
| О (_O_) О | . し'ノ
| @ A B..|
| C D E..|
| F G H..|
| 〇 〇 〇..|
ゝ_______ノ
839 :
区区1:2005/11/19(土) 01:07:09 ID:b1dSUQyI0
〜The King of Girl〜 『乙女VSエリカ』ケリをつけようぜ!
事の発端というのはどうでもいいことが多い、今回もそんな感じだ。
きっかけは姫の素行について乙女さんが注意したことからだったなあ・・・・。
「姫!また女子生徒の胸を触ったそうだな!」
「いいじゃないそれくらい。」
「それでは生徒会長としての示しがつかないだろう!」
あの2人またやってるよ・・・・・。
ここは竜鳴館高校生徒会室、通称竜宮だ。
そこでは2人の女性が言い争いをしている。
「だって私は女の子の大きな胸が好きなんだから〜。」
「それは理由にならないだろう!」
全くその通りだな。
因みに俺こと対馬レオはソファーに座って傍観してる。
まあ触らぬ神に祟りなしということか。
そして隣ではカニこと蟹沢きぬが茶菓子を食べている。
「乙女さん、私は胸が好きなの。」
「それは知っている。」
「私は胸が大好きなの!」
「・・・だからなんだ?」
「よっぴーの胸が好きなの、なごみんの胸が好きなの、乙女さんの胸が好きなの、
祈先生の胸が好きなの、張りのある胸が好きなの、少し垂れた胸が好きなの、
手に収まりきれない胸が好きなの、竜宮で、屋上で、教室で、密室で、島で、
ありとあらゆる場所で胸をもむのが好きなのよ!」
「顔が少佐になってるぅ!」
「ボクの名前が出てこないのは何でだぁ!!」
カニ・・・おまえ程度の大きさじゃなあ・・・。
「レオ、今何かものすごく失礼なこと考えなかったか!?」
「いえいえ、めっっっそうもございません〜。」
「・・・・ならいいけどよ。」
840 :
区区2:2005/11/19(土) 01:08:32 ID:b1dSUQyI0
相変わらずこういうときだけ勘がいいな。
「言いたいことはそれだけか?」
あっ、乙女さん・・・・顔がはんにゃになってる。
「だからこれは私の生きがいなの、例え乙女さんでもやめる気はないは。」
ここまで言い切られると返ってすがすがしい気分になってしまうなあ。
でも乙女さんその答えで納得するわけが・・・・。
「納得できるか!」
ないよなあ・・・・。
「いいか姫、仮にもこの学校の生徒のなかで一番上の立場である貴方がそんなことでそうする!」
「べつにいいじゃな〜い。」
あ〜あ、この議論は平行線のまま交わることはなさそうだな〜。
と、ここで姫は椅子から立ち上がって乙女さんにこう言い放った。
「いいわ乙女さん、では勝負をつけましょう。」
「・・・・ほう。」
どうやら妥協点を見つけたみたいだな。
「私が勝てば黙認、貴方が勝てばやめる、これでどうかしら?」
「1度姫とは勝負したかったのだ、いいだろ受けて立つ!」
「・・・決まりね。」
勝負は格闘技で決めるそうだ。
小耳にはさんだことだが姫は館長に稽古をつけてもらっているらしい、そして乙女さんは言うまでもなく強い。
果たしてどちらが勝つのか・・・。
「では始めるとするか。」
「そうね、乙女さん。」
「レフェリーはこの平蔵がやろう、お互い正々堂々と戦え。」
「姫、勝つのは私だ。」
「そのセリフ、そっくりお返しするわ。」
一瞬即発の雰囲気、姫の背中には鳳凰が、乙女さんの背中には龍が見えるようだ。
841 :
区区2:2005/11/19(土) 01:09:20 ID:b1dSUQyI0
「始めえ!」
2人は構えた。
姫は左手左足を前に出し腰を落としている。
そして手を“くいっ、くいっ”と曲げた。
「アメリカ人が作ったカンフー映画みたいだな。」
カニがそんなことを言った。
そんな見え透いた挑発に乙女さんは乗るわけがないだろう・・・・。
「安っぽい挑発だな、姫。」
「まあこの程度の挑発に乗る訳はないわね。」
「なんだよあの挑発は!ボクだったらぜってー許さねえからな!!」
カニ・・・・お前が乗ってどうする・・・・・。
乙女さんは右手右足を前に出して構えてる。
「・・・・・・。」
「・・・・・・。」
流石にお互いの力量がわかっているらしく動こうとしない。
武道場に静寂が訪れた。
しかしその静寂を先に破ったのは姫だった。
「はあっ!」
足を上手く使って乙女さんとの距離を縮め攻撃をする!
「とお!たあっ!」
「ふっ・・・・。」
しかし乙女さんはそれを紙一重でよける!
「すげーな、乙女さん。」
俺も同感だ、姫もすごいがそれを簡単にかわす乙女さんはさらにすごい。
姫が少し間合いを置いた。
「なかなかやるわね乙女さん。」
「姫もよく動いているようだ、誉めてやる。」
「そんな余裕はいつまで持つかしらね!」
そしてまた姫が攻撃を始めた、しかも今度はさっきより早い!
短期決戦か!?
>>830 GJだぜ
やっぱり、子供の力ってすげーなーと。
そして、姫フリークの方々ごめんなさい。
夢と野望との続き、全然進みません。・゚・(ノ∀`)・゚・。
姫が完璧すぎてネタがねぇ・・・
いっそ孕ますか・・?|||orz
843 :
区区4:2005/11/19(土) 01:11:12 ID:b1dSUQyI0
「オラオラオラオラオラ!」
「姫はどっかで聞いたよなラッシュをかける!そこにしびれる!あこがれるぅ!」
カニ・・・・いつのまに解説者になったんだ・・・。
しかし流石にラッシュをかけると乙女さんも押され始める・・・・が
「そんな攻撃など・・・・無駄アッ!!」
絶妙のタイミングでカウンターが決まった。
姫は少しよろついている。
「どうやら当たる瞬間に後ろに下がって大ダメージを避けたようだな。」
「くっ・・・。」
「やめておけ私には勝てないだろう。」
姫は大粒の汗をかいており大きく呼吸をしている。
「・・・・やっぱり勝てないか。」
どうした姫?やけに弱気だな・・・。
「なんだ?降参か?」
「いいえ、本気を出させてもらうわ。」
「何っ!」
姫の目を見る限り冗談ではなさそうだ・・・しかしどんな技で乙女さんを攻略するんだ?
「見てなさい。」
そういうと姫はまた構えた、そして・・・・。
「「タッグでいくわよ!」」
なんと2人に分身した。
「なんじゃそりゃあ!」×2
思わず俺とカニは大声で叫んだ。
しかし乙女さんは涼しい顔をしている。
「例え2人になろうが・・・!」
「「いくわよっ!」」
2人になった姫は同時に攻撃を始めた。
「むう、あれは奥義“二重影(ドッペルゲンガー)”!」
「なーに、少々ボーマン教官に習ったのよ!」
いや・・・・普通の人間にはできませんから・・・・というか館長なぜそんな技を知ってるんですか?
844 :
区区5:2005/11/19(土) 01:12:27 ID:b1dSUQyI0
「わしも教えてもらったからな。」
「人の考え読まないでください。」
「なあレオ、僕にもできるかな?」
「教官に聞いてくれ。」
姫は息の合った攻撃を仕掛けてくる。
「おかしいな、あれは気配と実体を分けて攻撃するから片一方しか攻撃でないはずだが・・・・。」
乙女さんも徐々に押され始めている。
「なっ、なぜだ・・・・その技は・・・。」
「ただの二重影でなくてよ、独自にアレンジも加えたんだからね」
「なる・・・ほど。」
「戦いは数よ乙女さん、偉そうに構える前に手立てを考えた方がいいんじゃない?」
「くっ!・・・・。
「そろそろ決めさせてもらうわ!」
そういうと姫はまたラッシュを始めた。
「奥義!双子の断頭台(ジェミニギロチン)!」
「ぐはっ!」
乙女さんは倒れた。
「流石の乙女さんも勝てるわけがないでしょ。
乙女さんは完全に倒れている。
だが彼女はゆっくりと立ち上がった。
流石の姫も少々驚いている。
「まさか・・・・あれを凌ぐとは・・・。」
「戦いは数か・・・・その通りかもな。」
「だからどうしたの?まさか貴方も使えるのかした?」
「いや私はそんな器用なことはできない・・・。」
いや器用不器用の問題じゃないですから・・・・つーか武術じゃありませんから!
「だがこういうことならできる!行くぞ姫!」
「かかってらっしゃい!」
845 :
区区6:2005/11/19(土) 01:14:25 ID:b1dSUQyI0
乙女さんはものすごいスピードで姫に近づいた、そして・・。
「秘技!分身烈風脚!」
一瞬にして何人にも分身し姫を打ち負かした。
「くっ・・・この技は・・・。」
「レオが読んでいた漫画を見て編み出した技だ!」
「乙女もなかなかやるのう」
もう何でもありですか。
「おおっ〜〜あれならボクにもできそうだ!」
その自身はどこから沸いて来るんだカニ。
「やるわね乙女さん、なら私だって!」
「まだあるのかYO!」
「ならば受けて立つ!」
もう・・・勝手にやってください。
「「「今度はトリプルよ!」」」
「奥義!飛燕竜巻烈風脚!!」
「秘奥義!エリカ七星点心!!」
「ならば秘奥義!滅殺螺旋撃!」
・・・・・・
・・・・・・
2人ともふらふらしている、そろそろ限界のようだ。
「やるわね乙女さん・・・。」
「姫こそな。」
「2人ともちょーすげー。」
「全くよくやるよ。」
あれから大分時間がたっている、すでに2人とも立っているだけでやっとという感じであった。
「次の1撃で勝負が決まりそうだな。」
「・・・・(ゴクリ)。」
846 :
区区7:2005/11/19(土) 01:15:36 ID:b1dSUQyI0
2人とも呼吸を整えて相手の出方を伺っている。
「・・・・・・はあ!」
「・・・・・・たあ!」
2人同時に動いた。
ドカッ!!
「・・・・・・・流石だわ乙女さん・・・・。」
「・・・・・・・ここまで私と戦えるとわな・・・・。」
乙女さんの右ストレートが姫のあごに、姫の左フックが乙女さんの頬に当たっている。
そして同時に倒れた。
「この勝負引き分けとする!」
まあお互いの能力も拮抗していたからこうなることもありうるな。
「ではボクが優勝とことで・・・!」
「何でやねん!」
俺は思わずカニに突っ込んだ。
まあこれで2人が仲良くしてくれればいいんだけどなあ。
「姫!また女子生徒の胸を触ったそうだな!」
「いいじゃないそれくらい。」
「それでは生徒会長としての示しがつかないだろう!」
あ〜あまたやってるよ。
俺はコピー&ペーストしたようなデジャブを覚えた。
「ほ〜んとあの2人もよくやるなあ。」
「まあでもこれが一番平和なのかも。」
「そだね。」
まあ俺にとばっちりがこなければいいんだけどね。
乙女さんと姫が言い争っている竜宮はどこまでも平和なのであった。
END
>>846 GJ!!
短期間で強くなりすぎてる気もするが
どちらにしても、人外が増えたねw
848 :
区区:2005/11/19(土) 01:18:00 ID:b1dSUQyI0
あとがき
いかができたでしょうか?
今回は「指差してケタケタ笑う馬鹿SS」というテーマに沿ってみました
私はシリアスよりもこんな馬鹿やる方が楽しいですね
ベタではあるけど今度性格反転SSでもかいでみようかと思っています
ではまた
>>848 GJ!ワラタ。こういう小ネタがいろいろちりばめられたの大好きだw
もう477KBか。誰か立てられる人、新スレ立ててくれないか?
姫は本人そっくりなスタンドを出せるものと理解した
gj
>>848 GJ!
ただ些細なことだがひとつだけ。
姫は乙女さんのこと、乙女センパイって呼ぶんじゃなかったっけ?
>>843 GJ!
分身したときはハンタのカストロかと思ったが
スプリガンネタだったとはw
>>852 乙なんて言ってやらないんだからっ!
でも・・・まぁ・・・乙ってことにしておくわっ!
_,..-―-.、 \<>ヽ、
,..:'´.:.:.:.:.-.、|}:`≡=、 ヽ.<>ヽ
. /.:.:.:.:.:.:.:.、:`ヽ、.:rミミ/`7ー-.、__ `、<>ヽ
イ.:.|.:.:l.:.:ヽ、ヽ,坏j:|,ルヘ. /::::::紀:/ /`i `、<>ヽ
.|l:.l.:.:.:\:.:.`メ゚‐' l:|::l | ∨::風::::/ / ̄ `ー-- 、 `、<>ヽ
八:ヾ..:.:代! ヽ _ リ::}|へ、::::::{. {__ `丶、_`、<>ヽ-、
ヽト、.:j`:ーr-´-任lノ `‐┼し'′ `>、____/_ヾニツ /
jヘヽト、ミ`ヽノL/ `ー-ァ'´::::::::::::::::::::::;::-‐'´.:`ヽ__,仆、
ヾY ニニhヘ|::|::. ノ _,. -‐'ニ二二二_ <. .:.:.:.:.:.:.:.:ト、)ニ彳
| ニニ}ノ !::|`"´ ,'´ `ヽヽ. :.:.:.:.:.:| ヽ.三ヽ
ヽ ̄フ |:::| 、 | ,. ‐' ´ ̄`丶、.:ノ ヽ三ヽ
. `、 ∨l/|ーrヘ、ヽ、_ / `>'´ ̄`ヽ. ヽ
! |::::::lー′ ヽ_ム`ヽ、 / /\ ヾ`゙丶、_
l !/j \:::::\ ! / /`ヽ. \:::::::`丶、
ヽ、_ノ ト、:::::`Tー--- 、, / / l ヽ:::::::::....
|::|::ヽノ `ヾ、/ / ヽ::::::.::.:..
|::|:::∧ ヽ、 / `;:::::.::....
|:厂.:.:`、 ヾ´ }::::::....
` ̄ ̄´ヽ. | ,'::::::::....
\ ! ノ:::::::::::....
>>1乙
858 :
常識の壁4:2005/11/20(日) 03:12:42 ID:eVMo0IToO
「あぁ〜あ、寝ちゃった…。危機感が無いというか、何も考えてないというか…」
とりあえずこのままじゃマズイので周りを見渡すと、部屋の隅にソファーがあった。
「来客用かな?まあいいや、あれに寝せよう。失礼しますよっと」
先生をお姫様抱っこしてソファーまで運ぶ。思ったより軽い…
口に出すと起きて怒り出しそうなので、言葉を飲み込みソファーに向かって歩き出す。
そして、のんきな顔で寝ている祈先生をソファーに寝かせた。起きる気配は無い。
「さて、これからどうしようかなぁ…」
正直何も思いつかない。困り果てた俺の目に校庭を歩くフカヒレの姿が目に入った。
「幸せそうな顔して歩いてやがるなぁ…。むかつくぜ!」
人が悩みを抱えている時に幸せそうなだけでむかつくのに、それがフカヒレとは!
「許せん。あいつには明日一日、カニのおもりをさせよう。」
今日帰ったら、フカヒレのカニに対する悪行三昧を暴露しよう。
明日はカニ地獄だ、ざま〜みろ…
「えぇ〜っと、カニ悪口集を書いたノートはどこに入れたかな?」
鞄の中をさがす。いざという時の為に書き集めていてよかった。
しかし、鞄のどこを探しても見つからない。竜宮のロッカーに忘れてきたかな?
「しゃ〜ない、面倒だけど取りに行くか…」
まだ誰も鍵を返しに来てないし、姫か佐藤さんあたりが残ってるんだろ。
さっさと取ってきて今の嫌な気持ちを少しでも早く解消しよう。
んっ、まてよ…。
「竜宮か!あそこなら昼間(姫は別として)誰も来ないしいつでも会えるじゃないか!」
なにより祈先生は生徒会執行部の顧問。鍵も管理してるし、姫がいない時間に合わせさえ
すればまさに最高の環境だ。
なぜ今まで気が付かなかったのか不思議なくらいだ。明日、祈先生に相談してみるか。
ひょんな事から出てきた解決案。フカヒレへの嫌がらせなど、もうすっかり頭に無かった。
また、先生とのまったりとした時間が過ごせると思うと、自然に頬が緩んだ。
859 :
常識の壁4:2005/11/20(日) 03:13:33 ID:eVMo0IToO
「あぁ〜あ、寝ちゃった…。危機感が無いというか、何も考えてないというか…」
とりあえずこのままじゃマズイので周りを見渡すと、部屋の隅にソファーがあった。
「来客用かな?まあいいや、あれに寝せよう。失礼しますよっと」
先生をお姫様抱っこしてソファーまで運ぶ。思ったより軽い…
口に出すと起きて怒り出しそうなので、言葉を飲み込みソファーに向かって歩き出す。
そして、のんきな顔で寝ている祈先生をソファーに寝かせた。起きる気配は無い。
「さて、これからどうしようかなぁ…」
正直何も思いつかない。困り果てた俺の目に校庭を歩くフカヒレの姿が目に入った。
「幸せそうな顔して歩いてやがるなぁ…。むかつくぜ!」
人が悩みを抱えている時に幸せそうなだけでむかつくのに、それがフカヒレとは!
「許せん。あいつには明日一日、カニのおもりをさせよう。」
今日帰ったら、フカヒレのカニに対する悪行三昧を暴露しよう。
明日はカニ地獄だ、ざま〜みろ…
「えぇ〜っと、カニ悪口集を書いたノートはどこに入れたかな?」
鞄の中をさがす。いざという時の為に書き集めていてよかった。
しかし、鞄のどこを探しても見つからない。竜宮のロッカーに忘れてきたかな?
「しゃ〜ない、面倒だけど取りに行くか…」
まだ誰も鍵を返しに来てないし、姫か佐藤さんあたりが残ってるんだろ。
さっさと取ってきて今の嫌な気持ちを少しでも早く解消しよう。
んっ、まてよ…。
「竜宮か!あそこなら昼間(姫は別として)誰も来ないしいつでも会えるじゃないか!」
なにより祈先生は生徒会執行部の顧問。鍵も管理してるし、姫がいない時間に合わせさえ
すればまさに最高の環境だ。
なぜ今まで気が付かなかったのか不思議なくらいだ。明日、祈先生に相談してみるか。
ひょんな事から出てきた解決案。フカヒレへの嫌がらせなど、もうすっかり頭に無かった。
また、先生とのまったりとした時間が過ごせると思うと、自然に頬が緩んだ。
しむら〜
こっちじゃない!こっちじゃない!
861 :
常識の壁4:2005/11/20(日) 03:17:54 ID:eVMo0IToO
「あぁ〜あ、寝ちゃった…。危機感が無いというか、何も考えてないというか…」
とりあえずこのままじゃマズイので周りを見渡すと、部屋の隅にソファーがあった。
「来客用かな?まあいいや、あれに寝せよう。失礼しますよっと」
先生をお姫様抱っこしてソファーまで運ぶ。思ったより軽い…
口に出すと起きて怒り出しそうなので、言葉を飲み込みソファーに向かって歩き出す。
そして、のんきな顔で寝ている祈先生をソファーに寝かせた。起きる気配は無い。
「さて、これからどうしようかなぁ…」
正直何も思いつかない。困り果てた俺の目に校庭を歩くフカヒレの姿が目に入った。
「幸せそうな顔して歩いてやがるなぁ…。むかつくぜ!」
人が悩みを抱えている時に幸せそうなだけでむかつくのに、それがフカヒレとは!
_ 、,.. _
, -'´ ` ヽ、
/ ヽ、ヽ、
/ / /{,' 、 ヽ,\rヽ
/ /, / ノ { {ヽ {ヽ、 `゙1
{,{ { | ,{ 从ト, ト、ヽヽ、_ ` ミ}
!|{ |‐!|-リ、{{ヽ、{r'土ニ,_} |r}| このスレはもう終わりか?
ハ ト、 ヾ゙{テj}`` ´'_ヒJソ,´| レ i コンジョーナシだなあ。
ゞ、,j ',` ̄´ , l/ } ', ・・・よし、ならば私が埋めてみせよう!
}川 ヽゝ、 ` / / ハ}
レト{ \ '"-゙` ィ´} /ソ
!{ j{ヾrミ,l` - '´ l/l /リ
ヽ{!/ , j トレ'\
,. -‐'´ 〈__ /_,〉 `ヽ、
,ヘ´ヽ / } ヽ , -, / `>-、._
} ヽ 〉ヽノ ノ,. '´/ _ __ _,.- / / !
/ 〉' / ´ ̄ `´二-‐'ニ´/´ { / ,、/ !
/ / / `ニニ'.ッ !' } ハ
/ {/ 、 _ ,.、`ヽ、 ! ヽ ソ,
/ / /ー'´{ { `´ } `ヽ、!
ヽミヽ、/ / | ! / __,..-'ニ!、
// / ! { /二ニ-‐ '´,-‐'
/ ,イ | | ト‐tー‐ '7´
.,,--ヘ/ ヽ
/7,,r、 ____ ヽ
/ // / .:;;''';;''''--,ii山,,,-'''~~ ~'';、 ;
´.// ./ //_」.i__ _ :::i `、 .i
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!.i i /.',, ¬ ,= | ,,,, } |
. |.| _i 〕,:iiii;;, | | ヽ. / ,,,,,;;..〕 rT':;,_
..|.| ./ .~| l. '!_!.|ニ=;;_! ./,,,;;;;ヒ二;;;''~^ } レ\i
..|| .l .{` | |l. ^==='' .ト--ノ''~_.'‐ヾ┴'^ | |ノ ./ノ
..|| ヽヽl |! ,, __| ヒ_ニ_/ニ二ニハ..,`;'';_ _.,,,:::' | ヒニ/
. | |`il .!、.-=幵-‐'ヽ. | |:: 7' ―'''- ル .レ'~ ! くろまめに任せておけば安心よ
. | | .ハ.ヽ |.| _,イ. | | ヽ,,,.. /ヽi ヽ ハッハッハッハ
. ! | i .ヽ !_,|i,,;;´,,!ヽ(__)_;;;ii,,,,,,,,,... / ハ ハ N
ノ .! | ハ./////////从ミミミ彡ミュ.リ i. | i\ ヽ
_,! | レ.!, .i 'ー------―'''~~_.i |; | | i ~''\_ヽ
. _,,-'''~/ .| .!''‐_,,;;;;iii彡/iiミミiii;;;,,,_''~,ル"; .| | i ~''
~ ./; ノ / ハ"~ ハン ||| || ;;;~";;;;;;
./ノ / / / ソ ノ | | .,,;;;;;;;;;;;;
// ./ .ノ.〈 ;;;;;;;;;;;;;;;;
././ / ./ .ノ ;;;;;;;;;;;;;;;;;;
,,,v--‐-、_
,,‐ "` _,, -‐-.、 `ヽ、 , -‐ 、
,r″ _,r'" ヽ,il//゙⌒゙う,、
/ .,/ ` ヽ, '゙l、
,/ .,i , ,r ,i 、 ヽ、 ヽ ゙i
.ク,,r .,,l .,i / ,ノ ,r ,if ,ノ ,! ゙l ゙i、
,ノ /″i"`i,lヌlyメt+y,l,,,|゙,,r / ,! ,ト i
,行l",! l, '゚゙|,ドll゙゙;j゙゙゙ラ`゙ノレjl゙,yt,ナメ, i .l i、
' il i从.゚ヽ, l,l ,i_,r" .,/ ,i!';j゙゙゙ソノノ,l ,l゙ lタ なあ、トンファー、館長いま
.' 爪、 `゙|l !__,r゙,なレ", ォ/″ くろまめって言うたよなあ?
゙`'゙lli、 ,l从 ゝ ,/イレ !'ノ
_゙,jlF` ゙ヽ ゞ=ュァ ,. ケ
,r'" l√ ヽ_,,,. rlリ"''ヽ,,
/ `\ l" ゙< ゙入
/、 \-、 ,-ノ ,,l″ `ヽ、
_ _
, -x'"´ `,ニ''゙''チ∧∠ ⌒ ヽ
, r´ `` " 、 ゙ヽ.│ ヘ
,.‐.⌒∧ケ , l、.、. ヽ i\._ ,/
.i < / .,i ,i ,l l .i i゙i ゙i、 ゙広
゙!、 ∠i .i ,i ,l゙ .,ll .l ゙l l .i ヽ i 川、
`‐-,,Ai ! l ,,/,,/,,.l,,! ,,.-!テ‐‐-ri ll゙i、
.l レl l il.l゙,/,ノ--テ' i',r'';'j゙''!yl l,, l゙!゙iヽ,
/ ./ |lト '|l lil゙゙;j゙゙llト 、ゝ ノ, i,,l゙゙iタ ゙i、. ゙ヽ
/ ./゙h ヽ...゙l,, ゙ゝ,,,ノ  ̄ ,,リlr'" ゙l ヽ ゙く
,l゙ 《 ! ゙''ヽヽ,,_ ! ",仆 | K `i、 わざわざ念押ししなくていいネ
,l l゙ l .゙l `|'!こ --‐' ,.r"| | :| .i ゙i、 ヽ
,i │.│ i i | ` .、,_ .,,v!'lヘi,| ト i l i, r 、i、
,l i i i ,,i ,! .,,/_,l` ̄ f l ヒ,,. レヽ j レ" .゙'ヘ
,i .| レ、.j _く<'゙'" ト、 _ ,ゝ l r" ヽ、
レ'∨ / ヽ、 ゙i i ',r ャ'″ トl. ゙'ヽ,
/ ヽ l ,/ l「 _,,, e ‐'" `┐
, - ' ´ ̄ `` 、__
ィ ヽ○ヽ.
, '⌒○ / 、ヽ ヽ○ヽ.
/ ○ i /l/|_ハ li l i li ハ
. // 〃 /l i|j_,.//‐'/ lTト l、l j N i |
{イ l / l li //___ リ_lノ lル' lハ. ソ
i| /レ/l l l v'´ ̄ , ´ ̄`イ !| ll,ハわはーくろまめだって!
ハ| ll∧ハヽ ト、iつ r==┐iつ/l jハ| くろまめくろまめ!
レ'¨´ヽiへ. _ 、__,ノ ,.イ/|/ ノ
{ ⌒ヽ_/ } ー‐<.__ ′
ヽ, /、 〈 |:::::::| `ヽ
{. ハ ヽ Y`‐┴、::::v l
|iヽ{ ヽ_ゾノ‐一’::::ヽ. |
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/ くるまめくろまめくろまめ \
/ くろまめくろまめ…… \
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| lボ夕7メ、 l ! !l、.|ヽヽ、 i .l l 乙女ねーさんをいじめるな!
. l Y. l ト:::ノ 'ヽl メ太トl、ト、lノ ィ ./
. /| `ー / |l、:;;;::〉\ i / l/ノ
,一|.| ヽ ー-- 〉 /‐、/
/ l人 lー---、 / /)"/
/ i l ヽ. l' ̄ ̄ ヽ /ノ_/
. / 丈. l l>、ー--‐゙ _// ヽ、
/l \ V l l ー ‐ニフニ‐゙ ヽ、
/ ヽl 弋二ー才‐゙ / l
/ , ‐ ' /
まだか〜?まだかきこめるんか〜?
870 :
ノネコ:2005/11/21(月) 00:24:10 ID:FUGj6roY0
投下はあっちのほうがいいっすよねー
今詰め中 後1時間ぐらいで終わるかなぁ
,、‐‐'"´‐-、,,.
/ ヽヽ、
/ / ヽヾヽ
l lノノノ/lllll ll ヽ ヾ
l r'lイノメ、_l ll lll._, } lヽ
! ゝl'x!'丈ナ‐ノlぜテ,ノノlノ
l l ト、ゞ'''''"´〉ツイ/'
/ ハ ト、 ⊂フ/ l
// !l lヽ``、'lノ,ノノl まだ埋め終えてなかったなんて
/ ヽ lヽ、 v' メ、// ', センパイ、潰しますよ
,、' '、 `ヽ ヽ
{ 、 '、、 `ヽi, .}``ー'、
ヽ、 ヽ ヽ`ー、,, ヽノ :ヽ
./ヽ、 ', } ``"ヽ........:::::::}⊃
/ハ. lヽ. ヽ ノ.............::::}::::::::::::::ノ ミ'
l l、 l ヽ `<::::::::::::::::ノ`ーァ‐'`,っノ
l、llヽヽ `''''ー''" ,、'´ ノ
ヽ ヾ>、 _,、-‐'、、-‐'''ヽ
,,-' `"ノ:''´ ̄::|::::::::::lヽ
`しw/、:::::: i ヽ
i ヽ l , ヽ
l ヾ、 ..;;/ノ l
.{ ヽ.....::/.' }
! ヾ-' !
l ヽ l
| | l l | | | | | l、 ヽ j/}
| | | | | | |l | | | | | | |/|
|ヽ| | | | ||_|斗 トk_|ヽ | |l | |ニ|
|ヽ| | l、 レf爪| 、 | | /`弋ト、 |.| |/l
ヽ_ゝ|、 Fこ|_-|、 !、 ||.|/-|_|_|.リ | /.| / /
/r->ヽy‐ィ;;;;::Tヽ \ | |ルT:;;;;:‐r‐、 |./ニヽ
| |/个iヽ┴―┴ N ┴―┴ ´ | |) l まだ埋まらないんだね、
ヽ/汚| ! |ヾヽ / レオ君・・・
ハ.||、 i /. |. Y
. | || |i ヽ | /l l. |
. | || ! ヘ 、 / l ノ |
. | ! ヽヽ.\ ー−一 /|/ イ. |
! ゙、ト \ / ン /
l ヾ、 / |ヽ、 イヽ///
ソ‐┴―┤ ー ' ├┴7/-、
┌---ノ /X/ | | ̄メ-、}ヽ __
| / ヽ \| | // / \-、/
-‐ '´ ̄ ̄``ヽ、/::::::::::::::゙!
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|::|:||::::|:|..|:二ヽ i|::| ッ'"´l-'::::/|:::::| ` i.||:::::::|
|:| |:|'、:i|'、、` l-'::! i ‐''" .|::::::||´.ノ |:::::::|
.|:| i:| `、 ` 、"´ |:::::::||'::|.| |::::::::| はい、薔薇をあげる。
i| ヽ、 |:: 、 ノ |::::::::i:|:| ト |:::::i:::| 埋めの足しにしなさい。
ヽ ` |:|:::: 、 ` __, |:::::::::i::| .|.| .|:::i:::|
.|:|::::::::` 、 ,、:'l|:::::::::i:::l| |:::| |::i::|
|:||::::::::|:::l::i` .. ‐'" l:i:::::::::::i:::| ト_::| |::::|
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/.://.:.:/.:/!.:.:.l.:.i.:.:.ヽ:::r-ハ
1::ir!:l.:il::_Ll_::i:li-i‐‐-::ヽゞi:i
|i::::VlィN:VヽNヽ、 _ヽミri|
Vヽハ x==ミ ヽ '´ ̄` !j:!ハ これで埋め終わりだ、抱っこしてやろう
ト〉∧ , ':l::|:lj _
( ヽ {i::i|::lヽ r‐┐ /:/:ル′ /./
ヽ ヽ. Y:::::l:::l>、 ー' ィ/〃j:| / /
_,ノ ヽ. ,. -Vトハ从 ィl`¨´ .ト 从Hぅ- 、_ _/ . ヽ._
⊂二_ ,ト、___, < ヽヽ ヽ_ _/ / //`ゝ_>, -‐' ´ , / ノ `二⊃
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ー ¨/, _,..ノ、 i i リ ` -ニ.∨ =イン′! i !、 _/ \ ヽ. ヽ-’
ー' / / ヽー----| i リ [r] ̄ i l | `r一 i´ ヽ_}ヽ_〉
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