「い、いいか!ボクにこんな事をしたなんて磯崎園長が知ったらきっと悲しむはずだよ!
健太郎くん、君には君を心配してくれる人がいるんだ!こんなふうに同じ過ちを繰り返すのはよくない!」
この女、昔と変わらず説教くさい奴だな。
園長なんて僕と同じ人殺しのくせに情状酌量を受けて早々に刑期を終えた腑抜けなんだ。
それにブラスティアの双角の付け根の秘貝は、やかましい上の唇とは対称的にしっかりと従順な反応を示している。
「へぇ!こんなにアソコを真っ赤に腫らして、よくもまだそんなクチをきけるもんだね!」
「グァァッ!……ッ!フォーチュンテラーの力は……、自分の体にしか使えないはずじゃ……!」
「生まれつきのオフビートの僕がいつまでも同じ強さだと思っていたの?
僕は以前の僕じゃない。ほら、そんな事……自分の体からよく教えてもらいなよ」
膨れ上がったクリトリスを握ると、ブラスティアは白目を剥いて悦鳴を上げた。
「らひぃ!アゥッ!まはっ、イ……ックぅゥゥッ!」
「だめだ!ブラスティアは僕の許しなしに絶頂をむかえる事はできない!」
「え!!な……ァ!い、いやぁぁっっ!」
「君は何てイヤラシイ女なんだ。僕のモノを頂戴する前に達するなんてもってのほかだよ?
ふふふっ、これから君は僕の中に渦巻く猛りを知るがいい」
「健太郎くん、この上ボクに何をっ!?」
「ブラスティアの体は僕がオガサワラでつのらせた思いを追体験し、これからの7分間を……、7年間に感じる!」
「な、7年!?あ……い、させ……たぃぃ!!ボクにボクをぶち込んで!
ッ……ァァ!くぁっ!へ、変な命令っ、するなぁぁっ…ぐハッ!ンゥゥ!!
あぎぃ!ボ、クの子宮の奥底までドロドロの精液漬けにぃぃ!!」
「あっははっ!まだ始まったばかりなのにそんな調子でいると死んじゃうよ?
うわっこの中、別の生き物みたいに収縮繰り返して、まるで愛液を送り出すポンプみたいだね」
僕は身動きのとれないブラスティアの両足を掴み上げ、まんぐり返しにして無理矢理その痴態を誇らせた。
「ほぅら、自分のアソコがどうなっているか目をそらさずに見てみなよ」
ブラスティアの背面にまわった僕は、
まんぐり返しになった彼女の頭が僕の股間の上にくるように、肩車に近い体勢に腰を降ろした。
そして僕の足の下に彼女の両太ももを収めるようにしてブラスティアの体の肩から下を固定する。
その自らの性器を自分に向かって突き上げられる格好にされたブラスティアは、
たまらず潤いきった自らの痴態から目を逸らした。
「ふ……それじゃかけられないだろう?顔をそむけるな、前を向け」
「ンはっ……!?か、かけるって……!?」
「そりゃあ勿論、君のザーメンに決まってるだろ?」
「な、何でそんな変態でもやんないよっ!」
「分かってるじゃないか。変態でもやらないから、やらせるんだよ。
それに、ブラスティアは僕の許しをもらってイキたいんだろ?願ったり叶ったりじゃないか」
「ち、ちがうっ!」
「ふぅん、イキたくないんだ?じゃぁ僕がしっかりせき止めておいてあげるから、我慢するんだよ?」
言って僕はブラスティアのペニスを力一杯、鷲掴みにした。
「ヤメっ……ぁぎ!ひぃっ!ボッ、ボクに触るなっ!」
「うわっ、硬っ……!」
勢いよく脈打つブラスティアの肉棒を通して、改めて僕は自分の生まれもった精巧な力に驚きを感じた。
「君の意志の力に加えて僕の握力も加勢してるんだ。大見得きった分、これで負ければ言い訳は許されないよ?
さぁ、僕らにあい対するフォーチュンテラーのお出ましだ!
くくっ……、ブラスティアはついに絶頂を向かえて自らの顔面に自分の精液をぶちまける!」
「やぁぁぁ!!」
「はは!今までされるがままだったから秒殺だと思ってたけど、やればできるんだねブラスティア!
でも、やっぱりなんか押されてるよねぇ?苦しいだろうけど耐えるんだ!頑張れ正義のスーパーヒーロー!
悪のフォーチュンテラーがついてるぞ!あはははは!」
「ボ、ボクはお前の遊び道具なんかじゃ……グハッ!」
射精を必死にこらえながら苦悶に歪むブラスティアをよそに僕はブラスティアの肉竿をしごき上げ、
もう片方の手を使って肉ヒダをだらしなく開ききったマンコの中に指を踊らせた。
「駄目!ダメ!しゃ、しゃせーしちゃう!ボクいっちゃ、ぅぅ!!
イグぅぅ〜、のぉぉ!我慢でき、ないひぃぃ!!!せーしぃ!ボクのせーし出ちゃうよぉぉ!」
次の瞬間、僕の右手の中でひときわ大きな脈動が弾けた。
「みひゃぁぁっ!!」
まぶたをしっかり閉じたブラスティアの小さな顔面をキャンバスに、玉のような白い絵の具が降りかかる。
「ン!?ウグゥゥッ!!」
「はははっ!どうだい?変態以下って自覚してることをやってのけた心境は!」
感想など聞かずとも僕の足に伝わる小刻みに震えてるブラスティアの肢体は雄弁だった。
「んフゥゥゥッ……!」
「ふははっ、ブラスティアは僕の苦しみを伝えるために与えた時間も全く苦にしないんだ?
よがって、よがって、よがり狂って、挙句の果てに自分に顔射して、生まれたての子鹿のように震えてるなんてね!
どうやら、まだ僕の思いがちゃんと伝わってないようだね。
さらに命じようか……ブラスティアは特に、僕の男根と同調する淫婦だ」
「か!ハッ!……け、健太郎くんっ!熱っ……いっ!んはぁっ!!
オガサワラの中にいる間、ボクの事をこんなにまで犯したかったなんて……!」
「あぁそうさ。僕をこんなふうに仕向けたのはブラスティア、君なんだよ?
だから、きっと君はこうなりたくて僕を捕まえたんだろ!正義ごっこに興じる色惚けめ!」
「あぐンふッ!」
「光栄に思うといい。今より数々の輝かしい悪行を積み重ねて行く僕の、
フォーチュンテラーの情欲を一身に受けれた掃きだめとしての役割を果たせた事を!
ふふ……どうだい?今君が味わっている淀んだ妄想、汚らわしくて普通なら吐き気にむせ返るところだろう?」
「フォーチュンテラー!君はこん、な力で他人を押さえ付けるようなこと、何度も繰り返すつもりなの!?」
「力で押さえ付ける?君達スーパーヒーローだって同じことだろ?」
「違う!ボクらは自分の力を自分の欲望のためには使わない……!」
「はははっ、弱い者の味方をするのが正義の味方だもんね。だからね、僕は力のない正義を駆逐する!
力もないくせに正義を気取り、どんな命だって救うと吹聴するような奴らを淘汰するんだ!
ブラスティア、いまの君はスーパーヒーローに救われなければならない弱者だ!
君もスーパーヒーローの端くれなら、僕に命を握られているこの状況だって打破できるんじゃないのか?」
「き、君に言われるまでもないっ!」
「それができないのなら、君の正義なんてただの自己満足だよ?
ま、邪魔者がいないこの世界でそれをくつがえすなんて無理だけどね。
さぁ、僕らの距離を縮めるための、続きの4年間を始めようか?」
凌辱の再開は射乳とともに始まった……。
「くっ、あぃぎひぃぃっ………!?」
………………。
…………。
夜空が透けて見えるような黒コートを着た老人。……こいつは誰だ、知らない。
「内包するものを選ばなければ、
我々の暮らす世界の中で最もありふれた、そして最も優れた頑強な金庫は何だと思うかね?」
「それは心なのだよ」
「もちろん自白剤や他人の心を覗き見るオフビート能力を使えば、その扉が開かれる事もある」
「しかしその心を持った者がこの世から去ってしまえば、その心で編んだ金庫は完全に外界から犯すことはできなくなる」
「それは、そういった類いの物」
「わざわざ尋ねてきてくれたのにすまんね、スタッフオフィサー。さすがの私にもどうすることもできない」
かくしてスタッフオフィサーと呼ばれたこの、眼鏡をかけた小柄な優男の願いは断ち切られた。
しかしまだスタッフオフィサーは相手から教わったことをそのまま鵜呑みにはしていなかった。
スタッフ・オフィサー。ふん、……その名は聞いた事がある。
日本の二大スーパーヒーローチームの一つ、サンダークラップスの中で最もグレーな存在。
そのスタッフオフィサーが老人のもとを辞したのちにアタッシュケースから取り出した液晶盤にあるデータが表示された。
「…………」
【某日某時刻】
○○県東部に起きた地震の震源地にブラスティア到着、直ちに名称不明の巨大オフビートと交戦。
【地震発生後17分】
ブラスティアの発信機、コーディネイトロスト。
【地震発生後44分】
サンダークラップス、震源地より北西へ4km地点のブラスティア消失現場へ到着。
【地震発生後1時間02分】
ローズデバイスの対魔法探知に僅かな反応。
【地震発生後1時間29分】
反応地点にて解析不能の極小物質を採集。
【翌日某時刻】
サンダークラップス本部、及びジャスティスサーカス本部にて極小物質の解析終了。
【翌々日某時刻】
米国某所にて魔法による解析を依頼。極小物質の体積増大、これにより肉眼による確認も可能となる。
「…………」
表示されたデータにスタッフオフィサーは続けて新たなデータを入力していく。
未確認物質の解析を不可能と断定。サンダークラップスはこれを放棄する。
及び、本件の全情報項目を消去。
なん、だ、これ……?
ディスプレイ盤をアタッシュケースに収めたスタッフオフィサーは、また別の物をケースから取り出した。
……それはひとかけの水晶だった。
……ブラスティアは、その中にいた。
いや、今はもうブラスティアとしての形を失いかけている。
なぜならそこには相手の体を意のままに操り、
変形させることのできるオフビートもまた水晶の内に閉じ込められているからだ。
ブラスティアは半身を触手のような体に作りかえられ、
自身の秘裂を休みなくまさぐり漁る光景が繰り広げられている。
それを確認したスタッフ・オフィサーの目は血走り、水晶を握る力は増していく……。
「まこ、と……ッ!」
彼の中で、守るべき何かは崩れさっていた。
……水晶の中に存在するいびつな享楽にもだえる雌豚以下のおぞましい肉塊の隣に……憔悴しきった男がいた。
あれは…………、あれは……!
僕じゃないか!!
水晶は数時間後、スタッフオフィサーの手によって太平洋の底に沈んだ……。
【二日目 停止】
読み返してみるとエロシーンが射精しかないですね
次は濃い目に頑張ります
あと、続きを催促されるのは地べたをごろごろ転がりながらウオオオ!
と、つい叫びたくなるくらい、ひゃくぱーいい意味に勝手に解釈して喜んでいます
誤植も多いですが、読んでくださって有難うございます
『本日は我々人類の歴史の中でもっとも残念な発表をしなければなりません』
リビング・アルマゲドンとの戦いの終結後、
IUCN(国際自然保護連合)は超常的な存在の標的となりやすい人間をLRlc、絶滅危惧U種に指定。
この発表の直後に世界初の魔法系オフビート、マスター・エニグマは引退を表明した。
「くっ……!?」
キーンという耳鳴りと共に一瞬、立ちくらみを覚えた……。
僕は何を……。目の前には僕の猛りを植え付けたブラスティアがいる……。
そうだ、復讐を……!
「さぁ、続きの4年間を……グアッ!!」
饗宴はまだ始まったばかりだというのに……!
【二日目 続く】
GJだ
「……ヒぅっ!?フォーチュン……、テラー……?
ギャふゥ!む、オッパイだめっ!強く、にぎぃぃっ!!?」
今目にしている光景とは違う、雑多な光景を大量に脳裏に叩きつけられたような感覚を伴う痛み。
これはブラスティアの仕業か……!?
いいや、ブラスティアにそんな芸当ができるはずがない。
痛みに対して無意識に僕は突然降って湧いた頭痛の憂さをブラスティアのたわわな乳房になすりつけていて、
その僕の手の中でとがりきった乳房の先、乳頭から四散する白濁はメイガス仕立ての絶頂の証。
オフビート能力は確かに奪っているし、大量に母乳を噴出して体をのけぞらせながら抵抗なんて……。
「くぁぁぁ!で、出てるゥゥ!!!なぁっ……んんっ!!」
訝しんでいるうちに不可解な頭痛も収まりをみせていた。
「……気のせいか……、……何ッ!?」
ブラスティアの乳頭から飛び出したと思われた白濁液は、液体ではなかった。
「け、煙……!?クソッ!オフビート能力は確実に封じているはずなのに!」
僕は瞬時にブラスティアから飛びすさり、様子を窺った。
噴出した煙は徐々にその形態をあらわにして、一個体の者となった。
「あ、あなたはっ……!」
「ひゃっほー……ン、お迎えにきたよーン……」
「ジョイ!……ちっ、ここは自由に行き来できるんだろっ。
まだ僕の復讐はちっとも終わっていない、もう少し待つんだ」
「私も待ちたかったわン……、っていうか待つ必要がなくなるようにしたかったんだけどねーン……」
「ん……?落ち込んでるように見えるけど……どうした、調子でも悪いのか?」
「でもねン、あなたたちをほったらかしにして遊んでたら、ダーリンに怒られちゃったわン」
「は、はぁ……?」
「ダーリンのお達しなんだから、つべこべ言わずに連れて帰るわよン、あなた達!」
そう言ってジョイは現れた時と同じように煙に姿を変え、僕はその煙にまかれて……。
「あ、あなた『達』だと!?待て、ブラスティアだけはここ……!ぬわっ!!?」
煙に覆われた乳白色の世界が晴れてゆくと、全く記憶にない森に僕はいた。
やや遠くにブラスティアが倒れている……。
「ここは……?」
…………!!!
本当の恐怖というものは凍りつくような感覚ではなく体を握り潰されたような感覚なんだな。
などと呑気にも状況を振り返れたのは今、現に僕の命があるだからだ。
それも……ギリギリのところで。
無意識に殺気を感じて跳んだ、その場所、その大地が一瞬ののちに大きな口を開けていた。
開けさせたのは、巨大な足……。
「はぁっ、はぁっ……あの化け物か……!どこから飛んできたんだ!?
それに、僕達を運んできたジョイはどこだ……!?」
目と鼻の先にまで迫った恐怖に限界まで身を押さえ付けられていた体が身震いしながらゆっくりと弛緩していく。
「く、……ぁ……」
そして、爆弾でも落ちたかのような轟きを受けてブラスティアが目を覚ましたようだ。
しかし巨人はそんなブラスティアには目もくれず僕のほうに突き進んできた。
「まずは僕から仕留めようって?……ま、合格点をあげよう。あっちは戦力にならないからね」
でも残念……。悲しいかな、さっきみたいな不意打ちでもない限り僕は倒せないんだよ……。
「はははっ!お前は……指一本動かす事ができずに動きを止める」
「グォォォォ!!!」
…………。
「……!?と、止まれ!止まれぇぇ!!」
命令しながら、僕は知らず知らず、後ろへと跳ぶ。
どうして僕の能力が効かない!?確かジョイはこいつの事を……!
「くそぉぉ!止まれっつってんだろぉぉぉ!」
「フォーチュンテラー!」
意識を取り戻したブラスティアが、どうして悲壮な声色を使って僕の名を叫んでいるんだ!?
いや、……分かっている。奴の考えていそうな事は……!
しかし、そんなものにすがるなんて……!
けど……!くそっ!なんて惨めなんだ!
「ブラスティアは全ての戦闘能力を取り戻す!そして……!」
「グガァァァァッ!?」
言霊の途中に、一瞬にして僕は宙を舞っていた……。
「えーっと、続きは『僕を助けるんだー!』とでも言おうとしたのかな?」
僕を背に乗せたブラスティアがこちらに首を回しながら不愉快な承認を促す。
「……どうして助けたんだ」
対して僕は微塵たりとも今の感情を押し殺さずに問い返した。
「それはたぶんボクが言わなくても分かってもらえているはずだよ?」
「……ふん、ゴッコめ……」
「でも、なんで君が殺されそうになってるの?
フォーチュンテラーはあのオフビートの仲間なんでしょ?」
「いいや、奴とは無関係だ。ただ、僕は君が捕らえた状況を利用したにすぎない」
言いつつ、じっくりと眼下の巨体を注視する……。
中空という相手の手の届かない場所から余裕を持って奴を見極める……。
ジョイはこいつの事を幻影と言っていたけれど……。
奴は…………なっ!?幻影?あれが幻影だと!?冗談じゃない!
「ブラスティア、あいつの近くに降りろ……戦うぞ」
「え……?」
数百……、数千……、クソッ!単純な、単一の言霊が効くはずがなかった!
しかしそれよりも……僕がこんな下等なものに一瞬でも怯えさせられたなんて絶対に許せない!
「ブラスティア!僕を守りながら奴と戦え!ただし奴は魔法を使ってくる!
絶対に魔法攻撃に全ての力を注いだりしてはいけない、それだけ注意しろ!」
「『戦うぞ』ってやっぱりボク任せじゃないか!あいつにはボクの攻撃は全く通じな……」
「口答えをしろなんていう命令はしてないぞ!とにかく時間を稼ぐんだ!こいつは絶対に倒す!」
「……ッ?」
訝しむ表情を浮かべながら単眼の巨人に向かって行くブラスティアをよそに僕は自分の作業に没頭を始めた。
奴はジョイの言う通り幻影に近いが……、幻影というよりは『水』に近い。
さらに言うなら『氷』に限りなく近い『水』。
そんな相手に肉弾戦を挑むのは水を刃物で切るようなもの……。
だから奴にとっての決定打を与えるには……、意識を集中して……、奴の組成をより深く……。
一つ、一つ、……ッ!?なんだっ、急に遮がかかったぞ……!?
「まさか傷の修正のたびに組み替えが……!?
いちいち、やり辛いなっ……。ブラスティア、絶対に奴に傷を付けるんじゃないぞ!」
「き、傷を負わせずに戦えって!?そんな無茶なっ!もう、次から次へと命令ばっか……!うわっ!」
「!?」
再び口答えを始めていたブラスティアが突如、後ろ向きに飛んできた。
……ブラスティアのでかい尻が僕の顔面を捉えた。
「やわらっ……ぉぎっ!?」
「うあぁっ!!」
やや斜めに縦一回転、それから地面に接しながら三回転させられた。
「ぎっ……カ、ハ……ッ!何をしているんだブラスティア!
前みたいにあのデカブツを手玉にとってればいいだけだろ!しっかり僕を守れ!」
「だってぇ……う、動きづらくて……また、別の増えちゃったし……」
言いながらもじもじと股間に手をあてるブラスティア。
……くそっ!余分な力を使わされてはかなわないし、集中だって途切れるっていうのに!
しかし、背に腹は変えられない、か……。
「ブラスティアの体型は正常になる!……これで戦えるだろう、さっさと行けったら!」
「無くなった……、やっとボクのおちんちんが無くなったんだぁ……!」
「術後のニューハーフみたいなこと言ってんじゃない!上っ、来てるぞっ!」
「はっ!CLIPIUS!」
ほぼ全ての制約から解放されたブラスティアの戦いは、もう僕の手間を必要としなかった。
これで……一、遮断される事なく……、十、順調に……、百、
奴の……、千、…………よし!今度は、いける!
「……身の程を知れ、忌々しき凡夫ども!
立ち戻れッ!そして貴様らを縛るもの全てをしりぞけ、遠ざけろッ!」
言霊を放った途端、巨体が蝋人形のように動きを止め、溶けるように崩れ落ちた。
「た、倒したっ?」
崩れ落ちた単眼の巨体は湖になり、その湖から無数の柱が立ちのぼる。
「なっ……!?」
柱は人の形をとり、ブラスティアがそれらに向かって身構えるが、それはれっきとした人間になっていった。
人間となった者達の言葉は異国のものであまりよく聞き取れないが、
皆は口々に『……2だ!〜2だ!』と口走っていた。
僕はそんな彼らにくまなく目を走らせるが……。
「グッ……、やはり生み出した奴は中にいるはずもないか……。
……あのネクサスラビリンスを模した世界も、ただの人間を利用した産物だったのかもしれない……」
思わず浮かんだ自分の予想に、つい背筋が凍りかける。
もしもあのまま、あの場所に居座り続けていれば簡単に僕は葬り去られていたかもしれない……。
「まさか……みんな人間だったの?」
「あぁ、だけど小動物や昆虫もいる。とりあえずネズミよりも大きいものは全て元通りにできたはずだ。
奴が取り込んでいたものを全て解体するのはちょっと骨だったから……、
あとはあそこで不格好なダンスをしてるのを煮るなり焼くなりすればいい」
僕の指し示した先、人々が取り囲む中、組成の大部分を失い全く機能できなくなってしまった肉塊がうごめいている。
「一体あのオフビートは……?」
「奴はオフビートですらない。アイノコクライス、規模は違うけれど僕がそう名付けていたものと同じものだ。
君の仲間のローズデバイスに僕が仕向けていた合成生物を覚えていないか?」
「え……、それじゃあれを作ったのは……」
「そうだ。たぶん僕と似たオフビート能力し、ゃ……、が……ぁ……れ……?」
あまりにも大量の言霊を使用した反動……、その突然の到来が僕を斃し……。
【二日目 続く】
意識を失う直前に重要な失態をしていたため、目覚めの瞬間は最悪だった。
ブラスティアを始末して……いない!
また閉じ込められ……!?
「ッ……!?」
僕の起き上がった室内は透き通った淡い水色に彩られ、天井には目映ゆいばかりの電球が取り付けられている。
穏やかな風が衣服の透き間に流れ込んでいく……。
足元から沸いて出る音響は子供たちの騒ぎ声。
それに混じって『わ〜ン』だの『ふミャン!』だのと聞こえる……。犬猫でも飼い始めていたのだろうか。
…………というか、ここは!
「……ひまわりホームの、屋上?」
ブラスティアは僕を見逃したのか……?それよりもなぜここに?
「はっ、……と」
軽く跳躍して建物の裏手に飛び降りる。
「きゃぁ!」
飛び降りた背後を丁度、洗濯物のカゴを運んでいた律子が通りかかっていたところで……。
「な、何が落ちて来たのかと思ったわ……!
そ、それよりも健太郎くんどこに行ってたのよ!」
「屋上にいた」
「ぐ……、そうよね、上から降りて来たんだし……。
それより、なんでヤカンに火をかけっぱなしで屋上なんて行ってるの!?」
「生憎と僕もそこまでの経緯を覚えていない。
だけどヤカンに火をかけたのは覚えてるからそこは謝るよ、ごめん」
「覚えていないって……宇宙人にでも連れ去られでもしたの?」
「……そうかもね」
「はぁ……なんで今日は朝の地震といいこんなに色々と予定外の事が……」
地震を予定に入れて行動できる人間はそうそういないと思う……。
「あー、でもちょーどいい所に現れてくれたかも。私、理事長さん待たせてるからコレ、はい」
律子が両手で抱えていた物で僕の胸を押した。
「……?」
……干せ、と?
「はい」
「……はい」
何ていうか、律子には良いように使われてるよなぁ……僕。
でも、やはり宿飯の恩というか……。
受け取った、という事実のあとに動機付けするなんて我ながら情けないかもしれない……。
「あぁ、そうだ。ちょっと聞きたいんだがジョイって人は?」
「ジョイさんなら今は子供たちと遊んでるわ。あの人って何か不思議な感じだけどとにかく元気ね〜。
あっ、それで朝方誠さん達は一旦近くの喫茶店で朝食を取って戻って来たんだけど……」
「だけど?」
「どうも誠さんが突然体調を崩したみたいでね……。
今は医務室でお休みしてるから、洗濯物を干したら看ていてくれる?
それと、しばらく医務室のベッドのシーツ交換してなかったから、誠さんが起きたら交換してね」
「はいはい……」
「いい?お休み中だからって、くれぐれも誠さんに変なことしちゃダメだからね。
もし、何かしでかしたら……」
「そんな事はしないよ。でもまぁ……もしも、僕が何かしでかしたら?」
「すーぐに誠さんの旦那さんに言いつけてあげるわ」
「なんだ、たったそれだけ?」
「たったそれだけ?はぁん……そっかー。
どんな旦那さんか知らないとそんな悠長な返事ができるもんなのね〜」
「あぁ分かった。誠さんの夫は相当いかつい人なんだ?」
「ふふっ、それはご想像にお任せします。それじゃ私は少し理事長さんと出掛けてくるね」
「出掛ける?あぁ律子、その後で構わないから僕に明子さんを紹介してくれないか?」
「それは勿論、ぷっ、んじゃ楽しみにしててねっ」
そう言って口元を押さえながら律子はひまわりホームの勝手口へと消えていった。
「楽しみに……?何をだ……?」
その後、僕は洗濯物を干しながら先ほどまでの状況の格差に苦笑した。
「天下の、フォーチュン、テラーが、何で、こんな、事、やって、んだ……、ふふっ……」
苦笑したあとに、洗濯物を干しながら含み笑いを漏らすのは珍妙すぎると自覚する……。
気を取り直して一つ一つの洗濯物を風に広げては、洗濯バサミにくわえつけさせる。
「しっかし、アイノコ、クライス、一体、誰が……、
……それに、ブラス、ティアは、どうして、僕を……」
考え事をしてるうちに園児達の洗濯物はみるみるうちに風にたなびいていった……。
……………………。
「……律子って人使いが荒いよな……」
誰に同意を求める訳でもなく、一人つぶやきながらクローゼットからシーツを医務室まで運ぶ。
「そういえば……」
あれ……?律子と理事長さんがが出掛けて、手伝いに来た誠さんが医務室で眠っている今……。
世話をしているのは……ジョイ?
……ちゃんと出来てるのか……?
まぁ、僕にはあまり関係のないことだ。
……ドアを開けると医薬品の独特な匂いが鼻孔をくすぶる。
「ひゃっ……健太郎くん!?もう戻って来たの?」
「あれ?起きてらっしゃったんですか。
寝ていると聞いていたので、ノックもなしにお邪魔して済みません」
「う、うん……」
「シーツを変えるように言われてますから、少しの間布団から出て頂きますね……ッ!?」
そう言って僕が布団を剥がそうとすると、誠さんは両手でしっかり端を掴んでベッドから出るのを拒んだ。
「誠さん?子供じゃないんですから……」
「ごめん、しばらくそっとしておいて下さい。すぐに良くなると思いますから……」
はにかみながら答える誠さんは随分と息が荒い……、本当に具合が悪そうだ。
「そうですか」
しかし、本人はこう言っているけれど……そんなに手間はかからないし……。
「うーん…………、えい」
僕は誠さんが掴めない部分、足元から布団を引きはがすことにした。
「ひゃぁっ!?」
「シーツの交換なんてすぐに済みますか、ら……?」
不意を打って持ち上げた布団の下、誠さんは衣服を、下着すらも半脱ぎにしていて……。
これって……まさか、オナニーでも……?
「あ……」
な……なぜ?
「こっ、この事、誰にも言わないで……!
言わないでいてくれたら……。内緒にしてくれたら、その……」
「そりゃ……もちろん言いませんけど……。え……?いま最後に何て言いました……?」
「ボクの事、好きにしていいから……」
「す、好きにしていいって、確か誠さんには旦那さんがいるんですよね……!?」
「ごめんなさい、ボクの言い方が悪いよね……、健太郎くんに責任をなすり付けるみたいで……」
「なっ……」
「健太郎くん……お願い……、ボクを楽にして下さい……っ!」
僕は誠さんの濡れそぼった唇から目を離す事ができなかった……。
つい数時間前にブラスティアの尋常ならざる痴態を目の当たりにしていたというのに、
なぜか僕は誠さんの唇にその時感じていた以上の扇情を受けていた。
「でもそれはやっぱり……、うわっ!しまっ!」
誠さんは返事など待たず、僕をベッドに引き入れた。
「健太郎くんの、これ……」
何がどうなってるんだか分からない……!
でも、一つだけ確かな事は……この人、本気だ……!
「はん、むぐっ……えちゅ、る……。んれっ……やっほつふきが……ぴりゅ……んッ」
「って、もう咥えてるし!ちょっと、誠さん!」
「んぱっ……健太郎くん、大きな声出すと子供たちが来ちゃうよ?こらっ、逃げないのっ」
「ちょ、へ、変ですよこんなの!」
女性にしてはがっしりした体格の誠さんの長い腕が僕の両足を抱きとめ、
誠さんの口はしっぽりと僕のナニをくわえ込み、その内側でもう一人の僕自身が転がされて……。
「あッ……!」
やば……!
「え……ッ!?ングッ!!……ふぐぅぅッっ!?」
文字どおりあっと言う間に……で、出てしまった…………。
ていうか現在進行形で出てる……。
その光景は見えないが、誠さんの口の内壁に勢いよく白濁液がぶつかっている……はずだ。
一波、二波、三波、四………静寂。
「す、すみません……!僕、長い間一人だったので……!」
な、何を必死に弁解しているんだ僕は……僕に否なんてないだろう。
すべては誠さんが勝手に……。
「ゴク……ン」
「!?」
誠さんは最初『好きにしていい』と言ったが、これじゃ『好きにします』の勘違いじゃないのか?
挙句の果てには……僕の、汚い物を溜飲するなん、て……。
冷静でいようとする程、逆に火が付いてしまったのかもしれない。
【二日目 続く】
うお、なげー
やるなぁ
つづきを
まあ、まったり待ちましょう
それはそうと、次スレはどうしましょう?
作品別に立てたほうが人は来るだろうけど、荒らされそうで不安です
だったらここでもいいかなー、と思ったり
お前、根本的に作品別のコンセプトを理解してないだろ(苦笑)
SS書いてる者です
公開プロキシがどーのこーので書き込めませんでした
そのレスできない間にサンクラSSの続きを書き溜めてたかというと、
「貼り付けれないんじゃ・・・」とサンクラSSに当てる時間に別の物をシコシコ書いてました(現在プレイ時間2時間くらい)
そのSSも色関連なのでどこかに貼り付けようかと思ったら、該当スレッドが消えてました
プレイ当時はスレがあった気がしたんですが……と思ったらアーケード板にログが(ry
で、続きなんですがしたらばの「戦う変身〜掲示板」のSSスレに移転しようと思います
ttp://jbbs.livedoor.jp/movie/211/ (今ちょうど活気づき始めた兆しがあるので)
あちらでは「一区切りごとに投下」形式にするつもりなので、とりあえず今回はこの報告だけ かしこ
・・・さよなら・・・グス。
抜けるSSじゃなかったからどーでもいいや
好きにしてくれ
これでまた過疎になるのか…
したらばのってSSカキングのとこだろ?あれサンクラアンチなわけだけど
あれ知ってからから色信者や色スレやそいつらと馴れ合うメーカーがなんだか嫌いになったよ
ほー全然知らなかった
アンチ管理のとこにサンクラネタを貼り付けるわけにはいかんような
つーわけで
>>959戻ってこないか?
なかなかエロいな
イイヨイイヨー
972 :
名無しさん@初回限定:2006/05/28(日) 19:01:32 ID:P02eGgpq0
>>972 サンクラ!
大作キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!
エクセレンツGJ!!
(*'ヮ')b GJ!!
976 :
sage:2006/06/02(金) 23:21:02 ID:xzb+ad050
サンクラをプレイして「明子ママンを容赦無く犯しまくるエンドが無かったのは残念だった」と思ってから数年
今更このスレに初めて来て乗り遅れた事に激しく後悔
どなたか
>>841から
>>879までの画像、保存しておられる方は居られないでしょうか?
添付された明子ママンの台詞のおかげでどんな画像か凄く気になります
GJ!
>977
サンクラ!
ダストシュートにめろめろにされるママンがエロ〜いね〜
フセ○ンも初めてみました、妙なオッサンにやられるスーパーヒーローってのは燃えるね!