1 :
名無しさん@初回限定:
すべてのお兄ちゃんへ注意事項
★煽りや荒らしなんて嫌いだよ、お兄ちゃん。
そんなお兄ちゃんなんて無視しちゃうんだからね。みんなも相手にしちゃダメだよ
★あたしは恥ずかしがり屋さんだからsageてね、お兄ちゃん。ageちゃ、やだよ
★あやや、お兄ちゃん。950をとったら次スレ立てないとダメなんだよ。がんばってね。
SS職人のお兄ちゃんへ
★あたしのお兄ちゃんってわかるように、トリップをつけてね。
★お兄ちゃん、落ち着いて。書き込む前に、一度推敲しようよ。
読んでいるお兄ちゃんへ
★がんばれ〜! がんばれ〜! ほらほら、お兄ちゃんも職人さんを応援しようよ。
★ほらほら、お兄ちゃんもネタを振ろうよ。SS職人さんも喜ぶかもよ。
前スレが512KB超えで書き込めなくなったので
960or970前ですが立てさせていただきました。
そういうわけで前スレに誘導レスが書き込めませんが御了承を。
落合ゲット
7
8 :
名無しさん@初回限定:04/04/14 07:13 ID:OWuHc0tJ
このスレって葱板でいいのか?
別の板に移転したほうが良くないか
>>1乙ー
容量の壁とは盲点でしたな
次のテンプレにはそのことも明記した方が良いかも
>1乙妹
容量不足になる程繁盛するとは、めでたいめでたい。
職人サンまだかなまだかな・・・
>>1乙
久しぶりに来たら、次スレが立ってる・・・・・・ということで
とんでもなく亀レスだが、前スレ
>>929続きキボン
容量越えにも気付かずにうだうだテンプレ案書き込む馬鹿ばかり
1もテンプレも禿しく板違い
削除以来出して移動しろよー
漏れも葱に立てることはなかったと思う。急きすぎたな。
まあこのスレは嫌いじゃないから、どの板に行っても見るつもりではあるが。
とは言え、すでにエロパロにはいもうとスレあるしな
元自治厨だが、言われるまで全然気付かなかった。
俺も歳をとったなあ。
aa??
叩くほどのスレか?
まあ次からエロパロにたてりゃいいさ。たてちまったものはしょうがない。まあ次やったら削除だが。
エロパロにもたってたけどどっちが本スレ?
e?
22 :
名無しさん@初回限定:04/04/14 18:15 ID:C2Pdjqrj
あひゃ
何はともあれ新スレ乙
☆ チン
☆ チン 〃 ∧_∧
ヽ ___\(\・∀・) < SS続きマダー?
\_/⊂ ⊂_ )
エロパロとこっち。どっちにSS投下すればいいんだ?
「たてちまったものはしょうがない」との声もあるし、こっちを本スレにしたら?
決めないといつまでもグダグダになる。
26 :
烏龍茶:04/04/14 19:02 ID:muiIrXl1
いもうとにたてちまったー!
俺の頭を強打した綾乃ちゃんは、俺の腕の中で恍惚に浸っている妹を奪い取る。
あ、別に俺は抵抗したわけじゃないぞ。こんな危険極まりない妹を持って言ってくれるんな
ら、俺はのしをつけて進呈しても良いくらいなんだけど、どーいうわけか綾乃ちゃんは強姦
魔の手からいたいけな少女を救うかのように、すごい気迫で妹の身体を引っ張ったわけで。
今も、俺から守ろうとするように、妹を背中にかばっている。
これって、すごく傷つきます。
だって、強姦魔ってんなら、それは妹でしょ?
うわ、思い出してしまったよ。俺はあの妹に後ろの処女を奪われたんだ。あはははは(涙)。
俺は童貞で非処女でつか? 笑えねーよ。俺は二度と、処女のまま後ろを開発されてしまう
女の子のエロ小説では抜かないと誓います。家に帰ったら、さっそく2冊処分する、絶対に。
たぶん……。
「この変態! 鬼畜! ろくでなし! 色魔! エロ河童!」
そんなことを考えている間も、マシンガンのような綾乃ちゃんの罵倒が、容赦なく突き刺さ
ります。
ちくしょぉ〜! その言葉すべて綾乃ちゃんの背中にいる妹に向けてくれよ。
今のはどう見ても、妹からキスしてきただろ? そりゃ、俺も気持ちよかったよ。ああ、気持
ち良かったさ! それのどこが悪い!? だって、この妹の奴、めちゃキスがうまいんだよ。
これで気持ちよくない奴がいたら、俺はそいつを不感症ってののしってやるね。
だから、とにかく俺は悪くない! わかってくれ、綾乃ちゃん!!
そんな俺の心の叫びも届かない綾乃ちゃんは、胸のポケットから生徒手帳を取り出す。
「校則第1条!『生徒は学業を本分とし、本校生徒として恥ずかしからぬ生活態度を心がけ
る』!」
うわ、さすが学級委員長兼風紀委員長。開いた生徒手帳をこっちに向けながら校則を暗
唱しているよ。
「とんで、校則第17条!『異性とみだりに接触し、猥褻な行為に及ぶことを固く禁じる』! 第
17条補則!」
――! そ、その補則って、まさか!?
「『たとえ兄妹であっても、その例外ではない』!」
第17条補則は、俺を追って妹が入学してきて1ヶ月後の職員会議で急遽決められたもの。
その前日に、迫ってくる妹ともみ合っているところを教師に目撃され、とっさに俺が「これは兄
妹のスキンシップなんです!」と苦しい言い訳をしたのが、この補則が制定された原因であ
ることは馬鹿だってわかる。
だって、補則を制定することを言い出したのがその先生だって噂だもん(涙)。
しかも、補則を朝礼で発表し各自で生徒手帳に書き込むよう指導された全校生徒の過半
数が、ただ校長は「きょうだい」といっただけなのに、なぜか「兄弟」ではなく「兄妹」という字
を当てたというのどういうことなのでしょうか?
「ねえ、大丈夫? あのケダモノに変なことされなかった?」
妹を心配するのはいいけど、俺の方こそ心配してください、綾乃ちゃん。
「変なことだなんて、そんな……」
綾乃ちゃんの腕の中で恍惚と呟く妹に、俺の危険感知能力はレッドゾーン!
「とっても素敵なことでしたわ。うふ♥」
「……! 言いなさい! あいつに、何をされたの!?」
あ、綾乃ちゃん。その眉間に浮かぶ血管は怖いです。
「実は……」
「実はぁ!?」
「今朝……あっ。ごめんなさい。言えませんわ。お兄様に秘密にしろって言われてましたの」
「――!!」
い、妹よ。それではまるで、俺がおまえにいけないことをした上で口止めをしたような口ぶり
ではありませんか! いや、確かに口止めしましたよ。でも、それは俺の恥を隠すためのも
のであって、決して犯罪行為を隠すためのものでは――。
「ちょっといいかしら?」
綾乃ちゃん、その笑顔はなんだかとっても怖いんですけど(汗)。
「綾乃ちゃん。落ち着いて。クールに、クールに話そうじゃないか!」
「クール? うふふ。あたしは冷静よ。たとえるならキラウエア火山のようにクールだわ」
そ、それ全然クールじゃない!
「そんなあたしから、質問。――今朝、ふたりに何があったの?」
こ、ここはとりあえず、当たり障りのない内容で綾乃ちゃんの怒りを回避するしか……。
「言っておきますけど、あたしはあなたが嘘をつくときの癖を知ってますから。嘘は通じない
と思ってください。――で、今朝何があったの?」
「う……。ひ、秘密です」
「妹さんに、そのことを口止めした?」
「は、はい」
な、なんだか、嘘をついていないのに、とっても状況が悪化しているように思えるのは気の
せいでしょうか? 正直に話しているだけなのに! 昔話じゃ、正直爺さんは必ず幸せになる
のに、どうして俺はこんなに不幸なんだ!?
「うふふふふ。ここまで腐っているなんて、思っても見なかったわ」
綾乃ちゃんは、カバンの取っ手を両手で固く握り締めた。
「こぉ〜んな外道が幼なじみだなんて、あたしは情けないわよ」
教科書を学校に置いたままにせず、毎日持ち帰る優等生の綾乃ちゃんのカバンの推定重
量は約5kg。それを高々と振り上げると、
「このド腐れ外道がぁ〜!!」
その予想以上の衝撃に俺は、そういえば今日の英語と古典の授業は辞書を持ってくるよ
うに言われていたことを思い出した。
前スレ706よりの続きでした。
って、もうみんな忘れているようなorz
もともとはエロゲーネタだからなぁ
続きキタ━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
待ってマスタ、今回も(・∀・)イイ!!
いや、どう見てもエロゲネタじゃないだろ。
が、エロパロかと言われるとそれは違うような気もする。
前スレでエロ投下した俺が言うのもなんだが。
前スレで
>>900過ぎや400KB超えてからもバンバンSS入れてくるバカとか、
ここの住人ほぼ全員が厨なんだから、グダグダいうなって。
本当に問題あったら、誰かの削除申請が為され、それが通ってこのスレ
消えるから、それでよかろう。
てーか、今ごろ葱かエロパロか議論してるヤツとか
>>13とかは、分かってる
なら事前に行動すれ。
知らなかったならまあ不可抗力の面はあるが、分かってて行動しなかった
奴らこそ最低。
鬱だ、鬱すぎる!!!
今し方さくっちの包丁から逃げ出したっつーのに何だ、次はアレか!?超が付く不良娘のご機嫌取りですか?
「何の冗談だコラ」
「ああ?誰に向かってクチきぃてんだタコ」
はい、最早「」だけでは誰が喋ってんのか分別不明です。
「ったくよー休日にわざわざGTA届けてやったんだから、愛想良くしろよ?百分の一でも」
「うっせー・・・いいからさっさとブツ渡して帰れ。今妹と修羅場ってんだよ」
「・・・妹ぉ?さくっちかぁ?あーあいつ、全っ然可愛げがないからなぁ」
その言葉、そのままてめぇにのし返してやる。
「聖さんよ・・・いいから帰ってくれ。俺は今日一日中ベッドで眠りたい気分なんだ」
俺は本当に鬱な顔で告げる。
そりゃ朝から妹に刃物向けられたら死にたくなるわ。
しかし、その言葉に聖はいや〜な笑みを浮かべ、急に顔を近づけて来た。
「な、なんだよ」
聖の顔が近づく。・・・なんか焦る、というか、頭が警報を鳴らしてる。
ボンバイエ!ボンバイエ!と。
「・・・じゃあさ、ウチのベッドで、寝ない?」
ピーーーーー!!!
「あ、あぁぁ!?」
待て待て待て待て待て!!!今、この茶髪なんつった?
「いーだろ、な?そろそろさ、アタシとヨリ戻そうよ・・・やっぱ、おまえに抱かれんのが一番幸せだから、さ?」
耳に唇が触れるか触れないかの辺りで甘ったるい台詞を吐く。
・・・バヤい、落ちそう。
流され、承諾の返事を発しようとした時、
「・・・」
背後から殺気を感じた。
40 :
刃物妹作者:04/04/15 02:32 ID:iN0uYMVV
39は前スレ856を参照。
うーん・・・自殺妹の続き書くべきか、それとも一発ネタだった朝から鬼ごっこ妹の発展させるか・・・ネタ、欲しい。
41 :
前952:04/04/15 03:05 ID:xfC3tuFW
>>1 新スレ立て乙かれ。
そして、容量リミットに気がつかなかった不手際すいませんでした>ALL住人
今更揉めてもしょうがないんで、削除されない限りすくなくとも現スレは葱のここでいいのでは。
万一削除された場合は、前
>>781氏のHPを避難所とさせていただいて。
そもそも次ぎ立てるまで勢い続くかもはっきりしないし、余裕を見てこのスレ
>>700か300KB
辺りでSS投下を一旦控えてもらうかスレが危なくなったと思った人が声上げるかして、そこから
改めて移転先決めません?
それまでに、移動するなら行き先に相応しそうな板とか過疎で乗っ取れそうな(!)関連板
とか見繕っておいて。
外部に聞く&行動する前にちゃんとスレ内で住人同士話まとめてからじゃないと、今みたいな
グチャグチャになってしまいますからね。
もしよろしければ、それまでは前スレ同様にSS投下&エールで楽しくやりませんか?
>>38 今から議論すりゃ良いだろ。
「ここの住人ほぼ全員が厨だから」
と自己改善の意志も無いままグダグダ続けてどうするよ?
大事なのは今からどうするか、だろ。
>>1 新スレ立て乙!(遅いって)
>>42も、文句言うならまずは具体案出しなさいって。
>>41の発言にいきなり逆らう
ようで申し訳ないが、この駄案は
>>700行ってからでは遅いので提案させてもらいます。
「エロゲネタ」の初心?に戻って、「各SSは、オチまでに最低一つはエロゲ関係のネタ
が入っていること」と言う縛りを加えれば葱でもとりあえずセーフなのでは?
//例えばこんなのはいかが?
俺の朝は満点のお星様とともに始まった。
「ぐあああ」
いつもの如く、妹が俺を起こすために上掛けを引っぺがした時にベッドから叩き落された
らしい。
なんてことしやがる。俺の朝の幸せな一時を踏みにじりやがって。
そう思ってふてくされていた俺は次の瞬間凍りついた。
「ア〜ニ〜キィ〜〜〜」
頭の上から妹の呆気と怒気を含んだ声が振ってくる。
怯えた子犬のように震えながらようやく星が消えた視線を妹の声の方向に上げると…、
そこにはなにやらまぶしい白い物体が…、これは? なんと!?
▽ぱんつぅ(゚∀゚)ぱんつぅ▽
が光り輝いているではあーりませんか!
前言撤回。おおお、神よ!すばらしい朝をありがとう御座います。
感激にむせび泣いている俺に、別の白い物体が急速接近、俺の視界は瞬時に闇に
包まれた。
「ぶぎゅる!」
その白い物体 − 妹の靴下 − に踏み潰されて情けない声を上げつつ、俺の朝は空けた
のだった。
…ダメ?
>>43 ワロタ。次は↓で頼むw
| (゚∀゚)ノキュンキュン!
/ ̄ノ( ヘヘ  ̄ ̄
>>43 ああ、スマソ。案としては基本的に二極。
・板違いでなくする
・板違いを気にしない
で、俺は
>>42の通り当然前者を推す訳だ。
>今更揉めてもしょうがないんで、
ってのには同意しかねる。問題を先送りするどころか目瞑ってどうする。
で、板違いで無くするなら、コレも選択は二つ。
移転orエロゲネタにする。
移転の場合の問題
・移転先の板(エロパロ、雑談系2?)
・移転先のスレ(スレ立て、合流?)
エロゲネタにする場合の問題
・本来のスレの趣旨と外れる
結局のところ、「葱のスレである意味」と「前スレの築いた流れ」のどちらが重いかって話。
俺としては前スレはその性質上単発スレだと思ってたから、二スレが立つとは思わなかったんだけどな。
やはり移転先と相談して移転すべきだと思う。
ここにしてもエロパロにしても、「とりあえず立てて削除されたら諦めよう」なんて馬鹿なことはよそうぜ。
まぁナンであれ匿名掲示板で議論とか云うヤシは厨。
>34
乙。続き待ってました。
なんか兄さん哀れですな。17条補則がちょっとツボった。
他の作品の続きも来ないかな〜。オンドゥルなひととか。
>>39 (・∀・)イイ!
続き期待してます
>>43 漏れにとっては「朝起きたら妹」の時点でエロゲな訳だが(´Д⊂)
つまりエロゲネタを絡ませれば良いのね。
−−−−−
「お兄ちゃん起きて!隣のそいつ殺せない!」
これではRoネタだ……
とりあえず話し合おうぜおまいら。
どうせ外から処遇決められてもどうせ揉めるんだから、せめてこちらから意見出しとかないと。
51 :
名無しさん@初回限定:04/04/15 19:28 ID:bNzBpDoB
濾過一登場でぐちゃぐちゃになる展開キボン
>>47 なにぃーっ!そうだったのか! (MMR AA略
いや、冗談だ。ヽ(´ー`)人(´ー`)ノナカーマ
このスレの性質として、外野がなに決めようがSS職人がついてこないor投下する気が失せたら
おしまいなんで、
>>41案に基本的賛成。
>>47が言ってくれたし、葱でいいような気がするしな。
多分
>>41も、最後の一行見るに似たようなこと考えてるんじゃ無いかと勝手に推測。
SS職人が楽しく投下出切る環境構築が最優先、意見や投下場所はSS職人が決めるべき
で、外野な名無しさんはだまろうや。
とりあえず、漏れが主張したいのは
「前80タン、気が向いたら是非最降臨よろしこ」
って事で。
54 :
1/2:04/04/15 21:40 ID:dbrjtb62
>>48 元ネタ分からんので、ネタの使い方が全然見当違いかもしれませんが。
「お兄ちゃん起きて!隣のそいつ殺せない!」
いきなり”ぐいっ”と引っ張られる感触と、そのまま放り出されて自由落下の感触ととも
に目覚める俺がいた。
俺は肩から床にぶつかるとともに、いきなりはっきり目が覚めた。
さすがに身の危険を感じる事態となれば、寝ぼけても居られない。
一体何事かと妹の方を見れば、修羅の形相で目の前に仁王立ちしている。
そして、その視線を辿ると…
そこには「8匹のネコ」がまるまっており、まだ寝ているものも、妹の殺気に気付いて毛
を逆立てているものもいる。
んー、何度見てもかわいいではないか。
隣の猫を、猫大好き人間の俺はひたすら可愛がってきたら、本来の飼主だけでなく俺にも
警戒しなくなって、居心地のいいらしい俺の布団の辺りでよくひなたぼっこをしたりする。
それが我が妹様の逆鱗に触れてしまったのだ。
昔は妹も猫が大好きだったのだが、昔の不幸な出来事が妹を変えてしまった。
子供の頃、屋根の上の猫に遊んで欲しくて「ねこー、ねこー」と声をかけたら、そのまま
妹のうえにダイブしてきたのだった。着地のために爪を立てた猫を受け損なって妹は血ま
みれになった。
それは不幸なことだし、痛かったのもよく分かる。
だが、その猫に悪気は無かったのだ、しかも、今居るのはその猫とは何の関係も無い。
55 :
2/2:04/04/15 21:42 ID:dbrjtb62
「やめるんだ、殺生はよくない!!」
怒りのオーラに包まれた妹に必死に訴える俺。それに対して妹がよこした視線は、俺を
凍りつけるに十分な迫力を持っていた。
それほどまでに猫がお嫌いですか。こんなに可愛いのに。
行動的な短めのボブがゆれて、しなやかな妹の体が動き出す。
(まずい! ヤツは本気だ!)
そう悟った俺は、慌てて猫と妹の間に割り込んで猫を抱き上げる。
「ホラ、こんなに可愛いじゃないか」
だっこした猫を妹に見せて同意を求める。
猫も「なー」と人懐っこく鳴き声を上げる。うーん、やっぱり可愛いな、もこもこしてるし。
だが、それに対して勝気な感じの可愛い顔が更なる怒りに歪むと、猫ではなく、俺にその
鉄拳が命中して視界が回る。
「な、なんで俺がぁっ」
情けないセリフを吐きながら、俺の意識は再び闇に沈んでいったのだった。
こんな感じではいかが? 「8匹のネコ」とかがエロゲネタなんですが、分かりにくい?
56 :
名無しさん@初回限定:04/04/15 22:44 ID:RUjDog0Z
57 :
名無しさん@初回限定:04/04/15 23:31 ID:glYVuDFF
>48
朝起きたら妹に、
「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない!」
どこぞの前世系みたいなものすごい勢いで詰め寄られていた。
「……勝手に部屋に入るなといつも言ってるのに、性懲りもなく侵入してきた事についてはさて置く」
「だからどいてよお兄ちゃん!」
「朝から元気なのは結構だが、殺人予告はまずいだろ。人として」
「その女だけは駄目だって前から言ってるでしょ、お兄ちゃん!」
俺も人のことはあまり言えないらしいが、つくづく人の話を聞かない妹だ。
隣で寝ていた相方が起きてしまったではないか。
「ふああ……朝っぱらからほんま元気やな」
「勝者の余裕かましてるんじゃないわよこの関西女! お兄ちゃんどいてってば!」
出身地で差別するとは了見の狭い妹だ。
きっと胸と背中の区別も付かないお前より遙かに女らしいと万人が認めるぞ。特に胸回り。
これでも肉親だから、せめてもの情けで口には出さないでおいてやるが。
「だからどいてよおにぃゥヘェァ!!」
「黙れっつーの。ラリアットぶち込むぞクソガキ」
「……もうぶち込んどるやん」
そりゃもうお約束ですから。
次スレたってたんだ
今まで気づかなかった
>39
GJ!
待っててよかった
結構好きだったんだよ
>48
元ネタ知りたっかたら
「S県月宮」
でぐぐるといいよ
つーわけで生存報告兼ねて単発ネタ投下。
激しく遅まきながら前スレ >781氏乙です。
職場で馬鹿が馬鹿な事やってくれたお陰でご無沙汰ですた。
取りあえずこれから続き書きます。
情勢に変化が無い限り、引き続きこちらに投下予定でつ。
>>31ことGYhzO8OFh6 氏、相変わらずのGJ!
待ってマスタ。
これからもガンガッテください。
>>39も乙!
どっちでもいいよん。
漏れは楽しく読めてるから、作者タンが楽しく書けるほうキボン。
660/7Q/21k氏おひさ(=゚ω゚)ノ
相変わらず引きが強いですな。これからの展開にどきどきでつ。
あ、単発かー。残念。
同じネタ振りから複数作者さんのSS読めるのもオツですな。
あと、「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない!」って、葱の
各所で使われまくってるから「エロゲネタ」でないとしても
「葱ネタ」としてはOKなのでは?(w
一応2chを使わせてもらってるんだし、その板の区分に従うことがそんなにおかしいことか?
確かに葱板は区分が適当なところがあって、
ローカルでエロゲ板の範疇とされている作品スレまでこちらに立っている。
しかし、その実質情報交換である作品スレにしても、スレタイやテンプレネタを入れることで、
体裁だけでも一応保ってはいるわけだ。(YU−NOスレやランススレは何故かそのままだが……)
続行するにしても、スレタイや縛りについて話し合う必要はあるし、
移転するにしても時期や移転先について話し合う必要がある。
どちらにせよこのスレなりの議論なりがいるだろう。
>>49の言うとおり、今削除依頼を誰かが出しても荒れるだけなんだし。
それについての意見も出さずにSSや感想まき散らす奴はどういう了見だ?
俺の意見としては、
http://peach.bbspink.com/test/read.cgi/ascii2d/1077813357/ ここへの即時合流を推す。
理由:明らかに板とスレの趣旨に沿っているため。
問題:葱住人からしてあまり印象が良くないであろう角煮であること
最後に。
見てるかどうか分からんけど、エロパロ板の皆さん、ごめんなさい。
議論は他所でやれ、他所で
それこそ板違いスレ違い
板違いかどうかなんて一利用者が議論するのもおこがましいね
判断は管理削除に一任すべし
シャイ
peach.bbspinkが落ちたから、こっちが本筋でいいんじゃね?
66 :
名無しさん@初回限定:04/04/16 21:23 ID:mV471uE+
いいかげんにエロパロ板から出ていけ
誰かバカが他板に重複立てて思いっきりにらまれてるから、
そもそも他に移転することが難しくなってる。
あんな前科があれば削除依頼とおりやすくなるからな。
なんで、未練がましく移転の話はもうヤメレ。
ここに既にSS投下してる人とか、感想書き込んでうる人間
が多いのを見ても、ここで問題無い雰囲気じゃん。
もう、葱のままで楽しくやろうぜ。
・・・・・・空気を読めない議論厨には、
必 殺 技 「 萌 え 殺 し 」
で逝ってもらうしかないな。
さしあたり近いところで
>>62あたりに萌えてみるか?
>>62 君は君で、相応しいと思うところへ行けばよい。
私はここで楽しくやらせてもらう。
2chとしてのマナーを言うなら、まずは「人に強制をしない」だろう。
定点観測でも言われていたが、最終的な強制権を発動出来る
のは削除人や管理人だ。
>>47が言っているとおり、俺は葱でよいと思ってるし、
>>38の言う通り、問題があれば削除と言う明確な結果が出るのだよ。
もうみんなたのしくやってるんだから、邪魔するな。
朝起きると妹に、
布団の中にもぐりこまれていた。
僕の妹は昔からそう。
なにか嫌なことがあった日は僕の布団に入ろうとする。
父さんに厳しく怒られた時。
飼ってたハムスターが死んだ時。
初恋に破れて泣いた時・・・。
たぶん泣き疲れたであろう妹の頭をそっと撫でてみる。
「ごめんね、お兄ちゃん。」
「なんだ起きてたのか。」
「うん・・・。」
「今回はずいぶん泣いたな。」
「私って・・・、駄目な子なのかな?」
「なんで?」
「だってドジだし、なにかにつけて失敗するし・・・。」
「最初からなんでもできる子なんていないよ。」
「だけどね・・・。」
「大丈夫。お前はやればできる子だよ。」
「そっかなぁ?」
「僕が保証してやる。やればできるさ。」
「うん・・・。ありがとう。」
「さぁ、今日はもう少し寝ていよう。」
僕は妹の背中に腕を回して、眠りについた。今はおやすみ。
数か月後。
「お兄ちゃん、私、できちゃったみたい・・・。」
やればできる子だった・・・。
朝起きたら >62 に、議論吹っ掛けられていた。
ジャーン ジャーン ジャーン
「げえっ自治厨!」
さりげなく横山先生のご冥福を祈りつつ、取りあえず思ったほど進まなかった続きを次回に持ち越す。
>60 で引き続きこっちに投下するって意思表示したのに、何で漏れまで噛み付かれなあかんのん?
基本的に結論が出ればそれに従うつもりやけど、おまいの提示先落ちっぱなしでそれどころちゃうやん。
つか、エロ描写入れてない漏れみたいなのがあっちに流れ込んだらそれこそスレ違いちゃうのん?
どっちかといえばボケ体質なのに全力でツッコミを入れてしまった漏れ。しかも素のノリで。
追伸:真面目な自治厨さん(矛盾)は気を悪くしないでね。
72 :
名無しさん@初回限定:04/04/16 22:58 ID:zPtq/gx9
余所に迷惑掛けるな。
余所に恥を晒すな。
内輪で誉め合って引き篭もってろ。
>>70 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
ベタだけど早速ワロタ
前スレの463で御座います。
なんだか、荒れてるようで悲しいので顔出しさせていただきます。
私も、出来れば移動はしたくないのでこのまま進むのが良いです。
>>62氏、みんな議論しないのではなくて、ここで良いと既に判断
したからSSや感想を投下してるんだと思います。
そもそも、前スレ内で次スレの話はあっても、移転の話は無かっ
た事からも大勢は葱にそのまま立つと思って/望んでたと思います。
詰まったままで、きちんと形になってないので仕舞ったままでした
が、私が前投下したSSに、もう少し先をつなげた物を
ttp://up.isp.2ch.net/up/40a520742109.zip にうpしておきました。
背徳感出そうとしたら欝の出来損ないになったんで困ってたんです
が、お目に晒して続けることにしました。
なんか、既にだらだら長いんで、レス消費しないでうpろだにさせ
て頂きました。
ここが、またもっと盛り上がるといいな、と思ってます。
私も、微力ながら参加させていただきますね。
>70
良作小ネタ
「・・・」
殺気の主は勿論(?)妹だった。振り向かなくてもわかる。しかも、それは血の繋がった兄妹だからではなく、生命の危険を知らせる動物的な本能として。
「お、さくっち」
聖が気付いたのか、俺から離れてニヤッと笑う・・・まるで浮浪者を見るような冷たい目で。
瞬時に、平和なはずの休日の我が家が殺界に包まれる。
聖の目を見たくない。幾つもの汚れた社会の闇を見てきたその暗い虚に吸い込まれる。
後ろを振り向きたくない。気配しかないのに、まるで針のような殺気が刺さっているから。
この場を動きたくない。何故なら二人を挟む俺の存在がこの殺界の均等をたもっているから。
汗が、止まる事なく流れ続ける。寒くもないのに歯がガチガチ言う。疲れてもいないのに膝が笑う。
これが、恐怖かっ!!!!?
こんな娘っ子二人が俺を恐怖させてんのかい!?
あ、ありえないありえない。俺は喧嘩無敗、通算52勝のストリートファイターだぜ!?
「・・・おはようございます、聖先輩」
全く感情のこもってない、まるで機械の警告音のような声が桜から響く。
・・・言葉ではなく目で警告してる・・・『兄貴から離れれやビッチが・・・』と。
こ、ここ・・・
コェ━━━━((゚⇔゚))━━━━!!!
活動の意志有りっていうんで続きSS投下。
荒れ始めたなぁ・・・俺は純粋に投下したいだけなのに・・・楽しいじゃない、このスレ。
というか今更だけど削除やなんたらは「決定的な板違い」か「最悪なクソスレ」が対象だろ?
「エロゲ的に始まるSS」なんだからこの板で全然問題ないかと。
エッチネタで人生相談やってるスレが全然残ってるんだから・・・
でも、それでもこのスレ消されたらそれはそれで・・・
コェ━━━(゚⇔゚)━━━
もとよりこのスレをウザイと言う香具師はほとんどいない。
よろしい。問題は、ない。このスレで続行しよう。
>>62よ、それでもまだ不満というなら、
朝起き抜けに妹の一番搾り一気飲みを強制させられる兄として
主人公にしてやるが、いいか?
80 :
54:04/04/17 01:45 ID:YaO/tmz5
どもです!◆660/7Q/21kさん、お久&乙!
おかげさまで「お兄ちゃんどいて! そいつ殺せない!」の
元ネタ見てこられました。((((((;゚Д゚))))))ガクガクブルブル
同じネタでも、◆660/7Q/21kさんの方がキャラの押し出しと
言うか、勢いと言うかが全然よいですね。
俺が2レス使ってるのに単発レスの
>>58の方が印象に残る。
うーん。
>>58をよく読んで精進させてもらいます。
スレ違いだが、鉄人28号を楽しみに観ている身としては、
あのニュースはショックでしたね。
>>70 途中経過キボン(w
>>76 び、ビッチですか。
>・・・言葉ではなく目で警告してる・・・『兄貴から離れれやビッチが・・・』と。
俺のツボ直撃。ワラタよ、腹痛くなるくらい。
お二人のような、フットワークの軽い文が書けるようにナリタヒ。
>>62 >>74の
>ここで良いと既に判断したからSSや感想を投下してるんだと思います。
という形の誘導や意見表明を「場の空気を作る」と言うのだよ。
21歳以上なら必須の社会感覚なので覚えておくといい。
背後から伝わるその強力な圧力に、俺は潰されかける。しかし、聖は微妙だにせずあの冷たい笑みを浮かべている。
『失せな、腐れファッキン』
ひ、聖が反撃に出やがったああああ!!!!?
『いつまで兄貴に粘着してんだ、てめぇはゴキブリハウスか』
『だったらおまえはそのゴキブリハウスに突っ込んでる蛆さ、蛆虫さ』
『蛆虫でも構わない兄貴の側にいれるのなら』
『は!既知外がいっちょ前に。おまえじゃな、コイツの心ん穴埋める事なんてできやしない。むしろ広げちまうんだよ』
『・・・利用するだけ、利用して・・・兄貴を傷付けたアンタが言う台詞じゃない!』
・・・なんか無言の間に凄まじいトークバトルが繰り広げられている・・・気がする。
「あのよ・・・」
余りに悲痛な静寂を破るため、俺は意を決して声を絞り出した。
「ひ、聖・・・悪いけどヨリは戻せない」
「・・・何でだよ」
笑みを崩し、転じて悲痛な顔になる。
「あんな逃げ方したから、やっぱアタシ嫌われたかな・・・?」
「違う」
・・・そうだ、違うんだ。「好き」な相手だからこそ、言わなくちゃいけない。
「今だって・・・聖の事は好きだよ、俺は・・・」
「だったら、さ?」
最後の希望を求め、儚い笑顔を向ける聖。
だが・・・俺は・・・
「だけどな、親友は、恋人にはなれない」
「っ!!!」
あー・・・やっちまった・・・ついにやっちまった。
聖への、最終兵器。
「何で・・・んなこと」
親友だからこそ、恋人になれる。最初に夜を共にした時、聖は照れながらそう言った。
同じベッドの上、いつまでも飽きずに抱き合っていた。
楽しかった。幸せだった。
意味も無くじゃれあったり馬鹿することが。
だが、その内気付き始めた。やっている事が、繋がるまでにやっていた事と同じなんだと。
性行為への興味から、お互い一番信頼できる異性に持ち掛けたありきたりな話題。
性的な快楽と肉体的な一体感が生み出した一時的な感情。
・・・何のことは無い。俺たちは「勘違いの恋」をしてたんだ。
そして、その事に気付き始めた聖が、別れを切り出した。お互いが決定的な「間違い」に気付き、破局しないために。
・・・事実、それは正しかった。
「・・・兄貴?」
桜の声が聞こえる。しかし俺は聞こえない素振りで聖に続けた。
「俺たちってさ、馬鹿だから、今まで通りに馬鹿するのが一番楽しい、ってわかってるだろ?」
「・・・違うよ」
聖が弱々しくなる。
「違わない」
「和樹ぃ・・・」
聖が、俺の名前を呼ぶ。
「好きは好きでも、親友以上、異性未満なんだよ」
泣きたい。俺が泣きたい。何でこんなにも彼女を傷付けなければならないのか。
「アタシは・・・」
「・・・もう止めよう・・・いつでも、会えるからよ・・・」
俺は逃げた。信頼して、信頼されていた親友をズタボロに傷付けて逃げた。
「和樹、アタシは・・・」
目に涙を溜ながら聖は最後に口を開く。
それと同時に俺は玄関のドアを閉める。
それでも、アタシは和樹のことが好きだから。
何の事はない。
責められるべきは俺だったんだ。
「勘違いの恋」をしたのは俺だけ。
・・・聖は、
・・・聖は・・・・・・
・・・
午後。
俺は自室のベッドで大の字になっていた。
「あー馬鹿、俺・・・馬鹿、俺・・・」
死にてぇ、マジで死にてぇ。
何でこんなエロゲチックなバッドエンドしか見れねぇんだよ・・・何だ、アレか?フラグの立て方が悪かったのか?それとも選択肢か?
「あー・・・あー、あー!」
北━━━!
乙です!次の展開に期待!
でもヤルのもありかなあ、とか思った漏れOTL
あれから五時間が経過した。夕方になっても、兄貴は部屋にこもっている。
聖。
言うまでもなく原因は奴だろう。
何が親友だ、奴の方こそが「勘違い」している。
奴はガキだ、精神的に。自分がした事が恋愛ごっこという事に気付いてすらいない。
・・・それが、兄貴をどれだけ傷付けた事か。
兄貴は、私が推測するに大人か優しすぎるかのどちらかだ。
正直、私は両方だと思っている。
絶対に相手の事を重視した行動と言葉。
自分よりも他人を優先する「価値観」。
自分を軽く見ているのか、あるいは相手を重く見ているのか。
・・・なんにせよ、馬鹿、という事には変わりない。
しかし、それは妹である私にも言える事。
何故なら、私は血の繋がったその馬鹿に・・・
知らぬ間に「恋」をしたのだから・・・。
「・・・」
自分で鬱になるような結論だ。
・・・何を今更、バレンタインに「私を食べて(激はぁと)」というD.C.も真っ青な行動を実の兄に取ろうとしている私こそが本当の馬鹿だ。
「あー・・・」
頭、痛い。
考えたらキリがない。
「・・・お風呂、入ろう」
とりあえず、今は休息が必要だ。肉体的にも、精神的にも。
「・・・」
風呂場には先客がいた。
「フンフンフッフ〜ン♪」
兄貴、頼むから風呂場で歌わないで。近所に響くから。
「きーみのこえーききたくってとっぉた、じゅわきっでもいーまはまだつーなげないねー」
や、地味に上手いし。っていうかI'veかよ。
「・・・兄貴?」
「ああ、さくっちか?」
「・・・入るから」
「はああああ!!!!?」
中から聞こえる兄貴の悲鳴とクレームはナチュラルに無視という事でスルーしながら迅速に服を脱ぐ。
「さくっち、待て。待て待て待て待て!!!兄妹とはいえ年頃の男と女!無闇やたらと肌と肌のスキンシップはバヤいかと!!!」
うるさい。このチャンスを生かさなければ、いつ踏み込めるか。
ガラッ、
「・・・」
「・・・」
兄貴、停止。
湯船の中で石化している。視線は私に釘付けで。私は気にする事なく髪を洗おうと浴室の椅子に腰掛ける。
「桜・・・」
「何?」
「・・・成長したな」
湯船の中で兄貴が明後日の方向を向きながら呟く。大丈夫だ、聖の件でナーバス入ってると思ったが大丈夫。
落とせる(ニヤソ)。
はわわわわ・・・・・・
ど、どうなる兄貴!?
私怨
ワクワク(・∀・)
どうかしてる。桜はどうかしてんだ。きっとそうだ。
だっておまえ高校生じゃねぇか、まともな判断ができる年だろうが。
そうだそうだ。裸で兄貴の風呂に突入するわきゃない。
「・・・」
バシャバシャ!
意味なくお湯で顔を洗う。
オーケイオーケイ。冷静に考えよう。俺は聖との一件で頭を痛め、気分転換に風呂を洗い、お湯を満たして入った。ここまでいい、いつも通りだ。オーケイ?
さて問題はここからだ。
心地良いお湯の温度にお気に入りの歌を口ずさんでいたら突然妹が乱乳・・・いや乱入してきた、オーケイ?
俺は生まれたままの姿の桜を危うく「上から下まで」眺めそうになったがギリギリのライン(なだらかな双丘)で明後日の方向に向く事に成功した。
だが事態は明らかに悪い方向へ向かってるぜベイベ!
問題は何故、俺が入浴中って事をわかってて妹が来たって事だ。
・・・いや、今一番問題視するべきは・・・。
「・・・」
妹の裸に見事に反応しちまってる俺のビッグアントラーだ・・・!
「兄貴」
「あ、あぁ?」
相変わらず無表情。何を考えてるかわかったもんじゃない。
「・・・一緒に入っていい?」
キタキタキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
キタ━━(゚∀゚)━━!!
こ、このあとどうなる!?
地味に歌上手い兄貴ワラタ
91 :
碁盤目:04/04/17 16:23 ID:InFo5nmD
気が付いたら次スレが立ってた。
そろそろ時期的にはバレンタインネタから、
GW連休ネタに移ってもいいんじゃないか?
うーん、この調子だと次は夏かな・・・
緩急が効いていいなあ。続きを松。
「入っていい?」
ガゥガゥガゥガゥガゥ!!
(↑脳内でミニさくっちが俺の理性にニードルガンをブチ込んでいる)
「待て待て待て待て待て待て!!!」
俺は風呂場から退避するか浴槽のワキに寄るかで悩んで・・・・・・ってそこは悩むとこじゃねーだろ俺!!!退避だ!
「よっ」
「っておいぃぃ!!!?」
ザッバーン!!!
あろうことか、この愚妹は脱出しようとした俺の上にダイブしてきました、はい。
「ごぼぶわばばば!?」その際、頭がさくっちの「ケツ」に当たり、情けない姿で水没した所存でございます。
「ぶはぁっ!・・・何考えてやがる!!!」
ようやく桜をどけて水中から顔を出す。
しかし・・・
ピトッ。
桜は・・・
「・・・兄貴・・・」
この狭い浴槽の中で、
「ば、馬鹿おまえ・・・」
俺の胸に、顔を置くようにしてやんわりと抱きついてきやがりました。
しかも、この体勢は・・・た、対面座位、対面座位っ!?
聖ともしたことねーっつの!!!
「あ、アホ!離れれや!!!」
「やだ(キッパリ)」
即答、はい即答ときましたか!?
「何考えてんだ!?」
「・・・わからない(くすっ)」
「・・・本当に、わからない・・・」
桜は、俺の胸に置いた右手をゆっくりと滑らす。
ゾクッ・・・
背筋が鳥肌立つ、俺のビッグアントラーはすでに痙攣するスネークと化していた。
「兄貴は・・・」
相変わらずの無表情。しかしいつもとは絶対に違う声色を、桜は発していた。
聞くだけ脳が溶けてしまいそうなそれ。
「聖先輩の事で・・・泣きそうになってた」
擦り付けるように下半身を密着させてくる。このまま繋がりたい、そんな衝動に駆られる。
・・・落ち着け、相手は妹。
「・・・その判断は正しかった・・・でも兄貴は・・・いつもみたいに、また自分の中に、感情仕舞い込んで」
「っ!!!」
ぬらりとした感触が胸から電撃のように頭に伝わる。桜がそのままの位置で俺の肌を舐めていた。
「辛い、でしょ?痛い、よね?」
視線を合わさずに、徐々に舐める位置を上に、上にと移す。
「兄貴は・・・聖先輩が『親友』だから恋人にはなれなかった・・・」
やがて舌は、俺の首筋に当たる。肩に回された手は強く俺を抱き締めていた。
「私は・・・『妹』だから恋人にはなれない?」
ゆっくりと、舌は顎へ這い出す。
95 :
刃物妹作者:04/04/17 18:34 ID:P1dZdm+/
すまん、バイト休憩時間終わり!続きは11時ぐらいまで待ってくれ。
こぇぇよぉ、俺はついにエロを書こうとしてる・・・
コェ━━━(゚⇔゚)━━━
仕事中かよ!呆れた香具師だな。
楽しみに待ってるぞえ。
>>95 仕事もガンガレ!期待してるゾ
続きを待つのが楽し過ぎてコェ━━━(゚⇔゚)━━━
一気にきたなオイ
この調子でドゾ
「・・・『好き』っていう気持ちは・・・恋愛感情は人間が生殖活動を行う上で、ただ性欲のためではない、と脳が理性に理由を付けるために起こる錯覚だって話、知ってる?」
唇を頬に触れるか触れないかの距離で、静かに囁く。
・・・すでにお互いの身体は密着している。桜の肌の体温が直接、伝わる。
さっき沸かしたばかりの湯がぬるく感じる。
「つまり・・・『好き』なんて感情は、どんな人間でも『勘違い』だって事」
再び舌が動き始める。
頬から、俺の、唇に・・・触れる。
止められない。
止める事ができない。
心拍数が上がる。胸の鼓動が激しくなる。
欲しい。桜が欲しい。
妹だろうが構わない。
好きかどうかなんて知った事じゃない。
桜が、欲しい。
「やめろよ・・・」
「・・・『妹』、だから?」
唇が、重なる。
桜の舌が、俺の咥内を犯していく。
唇、歯茎、舌・・・
溶ける。溶けていく。理性がどろどろに溶けていく。繋がりたい。もっと近くに桜を感じたい。一つになりたい。
ザバッ・・・!
桜を抱き締め、逆に押し返す。
理由なんて、必要ない。
頭の何処かで、「何か」を知らす警告が鳴っている。
・・・それでも、俺は・・・聞こえないふりを、していた。
100 :
妹:04/04/17 23:22 ID:7vp/avh0
100げとー
>>99 ゔお゙おお続きはまだがあ゙ああ!!!
「ん、んちゅ、く・・・ふぁ、はぁはぁ・・・」
唇を離す。半開きになった口から唾液が糸を引く。
「はぁはぁ・・・ん、」
もう一度唇を重ねる。また舌を絡める。
「は、ん、んん・・・ちゅ、くはぁっ、あふ・・・ちゅく」
唾液を流し込み、飲ませ、吸い取る。
「・・・っぁ」
唇を重ねたまま抱き寄せ、桜の下腹部へ手を伸ばす。
「っつぁ!」
へその下に触れただけで、桜は敏感に反応した。
・・・もしかしたら聖よりも感じやすいのかもしれない。
「・・・」
潤んだ目で俺を求める桜・・・妹。
「っひやぁぁぁ!」
突如、言いようのない背徳感に襲われる、振り切るため、俺は強引に桜の性器へ手を付ける。
「あ、あ・・・はぅっつ、くぅう!」
ただ、そこを欲望のままに掻き回す。
濃くは無い陰毛をかき分け、指を差し込み、
「あ、あああ!!!や、くは、ぁあ、ああぁ!」
膣内をこねくり回す。
「ふ、つぅぅっ!っん、ん・・・」
無意識の内に、俺は桜の唇を塞いだ。
風呂場は響くから声を抑えるためだったのかもしれない。
・・・よくわからない。ただ、そうしたかっただけだ。
「はぁ、はぁ・・・兄、貴・・・」
喘ぎ続けていた桜が顔を上げて俺を見つめる。指の動きは止めない。
「兄貴・・・!」
強く俺に抱きかかり、下半身を、いや性器を性器に擦りつけてくる。
わかってる。何が欲しいのか。
わかってる。何がしたいのか。
「はぁ、あぅ、く・・・」
だが、俺は躊躇っていた。このまま繋がるべきなのか。
浴槽のお湯が冷えてきたせいか、俺は少しは冷静さを取り戻していた。
相手は妹。「好き」だとしても、妹。
「くっ・・・!」
俺は、考えると冷たいナイフで胸を刺されたような感覚を覚え、それを拭うために桜を抱き寄せた。
「あ・・・あ、あ・・・」
俺の先端が、そこに触れる。
駄目だやめろ。いや繋がれ。
頭の中で警報と欲望が鳴り続ける。
「った!━━━━っ!!!」
先端を桜の膣内に、強引に沈めていく。
キツい、だが熱く、粘ついた感触。
数ヶ月ぶりに味わう女の味。
「あ、あ、や、兄、くふぁ、貴・・・!」
未知の感触と痛みに上の空で、震えながら宙を見つめる桜。
ギチギチと、異物を押し出そうとするそこに、半ば無理矢理俺を押し込んでいく。
まだ、亀頭しか入っていないというのに、1ミリでも動かせばすぐに射精してしまいそうなぐらいヤバかった。
「兄貴・・・」
震えながら、桜は不安そうに俺を見つめる。
「・・・一気に行くぞ?いいか?」
このままでは動かさなくても果ててしまう。そんな事、俺も桜も望んではいない。
「・・・うん」
「大丈夫だから」
何が大丈夫なんだ?初めて挿れられた時の痛みか?
それともこの行為の事か?
あるいはこの後?
「くそっ・・・!」
ズッ・・・
「痛っ・・・!」
無責任だ、俺は・・・。
ズッ、ズグゥ!!!
「ッッッッ!!!」
一気に、腰を叩き付け、桜の膣内へブチ込む。
・・・っブチ、
何かを破るような感触が先端から伝わった。
「あぐ、ひくっ・・・うぅ・・・」
遅れて、桜の泣き声と、強烈な射精感。
ズブッ、ジュッジュプ、グジュ!!!
俺は、初めての痛みに泣きじゃくる桜を抱き締め、強引に、激しく腰を打ち付け始める。
「あ、うぁぁっ、やぁぁ!ぐっ、つぅああああ!!!」
快感よりも圧倒的な痛みが勝る状態の桜に、さらに腰を叩き付ける。
バシャバシャと浴槽の水面が波立つ。身体を通して淫らな結合の音が頭に響く。
グジュグジュ、ジュッジュッジュ・・・
限界なんてもう突破してる。今すぐ射精してしまいそうだ。
「兄貴・・・、兄貴ぃ!!!」
泣きじゃくりながら俺の名前を呼ぶ桜を、妹を胸に抱き、俺は最後に強く、子宮に届くぐらい強く叩きつけた。
刹那、
ビュクッ!
「あ、ああああ・・・」
ビュクビュクッビュルッ、ドク、ドクン、ドクン・・・。
「兄貴のが・・・膣内に・・・出てる・・・」
桜の中に全てを、
「熱い・・・お腹が・・・暖かい・・・」
全てを、注ぎ込んだ・・・。
・・・
どれぐらい時間が経ったのだろうか?
俺はぼんやりとベッドの上で天井を見上げていた。
『桜と、した』
思い出す。背徳感が、込み上げる。
だが、不思議に後悔はしてなかった。
・・・何故だろう?こんなにも幸せなのは、こんなにも満たされているのは。
『勘違い・・・』
桜の言葉が頭をよぎる。
「勘違い・・・」
復唱してみる。
勘違い・・・勘違い・・・勘違い・・・。
何か、頭に引っかかる。
何処かで大切な何かを忘れてしまっている。
だが、思い出そうにも眠くて頭が回らない。次第に視界がぼやけてくる。
ああ、もう、今日はいいや。明日また考えよう。
薄れていく意識の中で、俺は明日がバレンタインであることを思い出した・・・。
これにて「始まりの一日目」は終わりです。翌日、バレンタインデーに続きます。
しかしこの一日目が終わるまでに何日かかったんだ・・・最初から付き合ってくれた皆さんありがとうございます。
次回!!!バレンタインデー当日!!!ちょっと幸せ気分なさくっちの前に、聖を凌駕する二人の女の子が!!!逃げる和樹!どうするさくっち!?
乙
お兄ちゃんが思いのほかヘタレ
エロいな…
オープニングのドタバタっぽさからえらく様変わりしたな。
>>100 朝起きたら妹に、100げとーされていた
>刃物氏
(´д`*)ハァハァ
GJ!えろいですねえ!
あ、一段落ついたとこでお茶でもいかがですか?静岡のおいしいお茶です。ドゾー
ノ旦
朝起きると妹に、
プロレス技をかけられた。
「グレートムタばり、フラッシングエルボー!」
鋭角に落ちる毒針エルボーが畳に布団で寝る俺のボディに突き刺さった。
「グホッ!」
夢のなかでふにふにしてた俺のふにふにな腹に突然の衝撃。
まさに寝耳に肘。
妹の全体重のかかった一撃に、俺は呼吸困難に陥った。
「アニキおはよう。」
「・・・・・(まだ苦しい)」
「わーん、つー、すりー、ふぉー。」
「数えるなぁ!朝からなんのつもりだ妹よ。」
「起こしにきてやったのよ。(エッヘン)」
わざわざ起こす為にエルボーを落とすな。
「俺は昨日遅かったのだ。もう少し寝させろ。以上。」
俺は布団を頭からかぶる。
「どうせエッチなゲームやってたんでしょ。」
ズッボシ図星。
「まったく、せっかく妹がチョコをプレゼントしにきてやってるのに、『エッチなゲームのために起きれませーん』て。なんてバチアタリなアニキだ。」
そういえば今日はバレンタインだ。
そういうイベントに無縁な俺のためにわざわざ届けてくれるとは我ながら良い妹を持った。
「悪かったよ。どうかこの兄にチョコレートをくださいませ。」
俺は布団から起き上がって、両手を差し出した。
だが妹はチョコを渡すどころかひっこめてしまう。
「気が変わった。」
「へっ?」
「チョコを欲しくば私を倒してみろ!」
なんで朝から戦闘モードに入ってるのだ、我が妹は。
「アニキィ、バレンタインは毎年さびしいよなぁ。それは俺も一緒なんだよぉ。」
左手で俺を指差し、右手はマイクのパフォーマンス。
いったいなんの物まねなんだか。
しかし、妹はやる気でも、俺にその気はない。
本気を出せば妹を組み伏せるなど造作もないことだ。だが妹をいじめて喜ぶ俺じゃあない。
「はいはい。もういいから部屋から出てきなさい。」
「あ〜、負けるのが悔しいんだぁ。」
カチ〜ン。
「そうだよねぇ。妹に負けると恥ずかしいもんねぇ。まぁ、エッチなゲームで腰くだけなアニキに負ける私じゃないけどさぁ。」
カチカチカチ〜ン!!
妹の軽い挑発に俺はまんまと釣られた。
「お前は今、言ってはならんことを言った!俺を馬鹿にしてもエロゲを馬鹿にするなぁ!」
「ふ〜ん、アニキは馬鹿にしていいんだ。」
「やかましぃ!」
俺は立ち上がると構えを取る。
「俺が勝ったらチョコをいただく。」
「勝てるもんならね。」
俺はエロゲの威信を守る為、いや、兄の尊厳を守る為、いま立ち上がる。
「あ、ちょいタンマ。」
さぁ、やってやろうというところで妹が水をさす。
「まさか、女の子に向かってグーパンチとかしないよね。」
・・・・・。天龍なら女だろうと容赦なくグーパンチだが。
「まさかまさか、女の子に向かってキックとか打撃系はないよねぇ。」
妹よ。お前は俺に西村ばりのプロレスをしろというのか?
ちっ、まったくわがままな妹だ。
「まぁ、人間、本気で殴ったら死んじゃうからな。打撃なしのルールでいいよ。」
「あ、私はありだよ。ハンデハンデ。」
おい、ごっついハンデだぞ。
まぁ、いい。一気に組み付いて関節技で締め上げればギブアップするだろう。それでいい。
「OKOK。」
俺は枕もとに置いてあったミネラルウォーターを取るとゴクリと一口飲んだ。
「好きにするがいい。」
「あと、バックドロップとかの投げ技は・・・・。」
「ブーーーーーーーーー!!」
「ひぎゃあああああ!」
不意打ち!
俺は妹に向かって口に含んだ水を噴射!!
ザグレートカブキもびっくりの毒霧攻撃だ。ちなみに昨日の晩飯は餃子だ。
「アニキ汚いィィィィィ!!」
「ぬあははは〜。」
妹は二重の意味で汚い毒霧攻撃をまともにくらい、両手で顔を押さえてしゃがみこむ。
俺は獲物に飛びかかるランスのごとく大声をあげ、スカート履きの妹の両足首を掴み、妹を仰向けに倒した。
「こら、やめろ!放せ!」
「うるせー!あひゃひゃひゃひゃ!」
両足首を持った体勢から出す技と言えばサソリですよ。サソリ固め。
妹のきゃしゃな身体を俺のパワーでぐいぐい締め上げればそうとうキく。
サソリをかけるには妹の両足の間に俺の右足を通して・・・・・・・・、
おお、これは!!
俺の視界に飛び込んだのは黄色と白のストライプの生パンである。
スカート履きだからそら当然ご開帳だわな。
素晴らしい、君は英雄だ!
生パンを目の前にして俺は両手を離した。
「神に向かって、敬礼!」
永田ばりの敬礼で黄色と白の生パンツを称える。
「なにが敬礼だ!!」
ゲフッ!
妹はガードポジションから突き上げる角度で何発も蹴りを叩き込んでくる。
俺が後ろに吹き飛ぶと妹は立ち上がった。
「よくも・・・・・・、よくもやってくれたな!」
両手のこぶしが震えている。
う・・・、妹を本気にさせちまったか・・・?
「くぉのぉ!ちょっと待ってろ!」
あ、出てった。
第一試合
兄貴[無効試合]妹
>>115 無効試合ですか
お互いガンガレ!!!
朝起きたら妹からメールが届いていた。
『寝てたらスマンっす!お父さんのお仕事が一段落したっすよー!GWにはそっちに戻れるーやたー!
早くお兄ちゃんとお母さんに会いたいっすー!がー!(意味不)
追伸、返信求む!』
相変わらず、ハイテンション炸裂な内容。何故か、読むだけで疲れる。
しかし久しぶりの親父と妹の帰省。内心、少し嬉しい気がする。
とはいえ、GWまではまだ一週間ある。俺は焦らずのんびり待とうと考えながら朝食のために部屋を出て階段を、
「あ、お兄ちゃん!おはーっす!」
ドガン、ガシャン、ゴロゴロ、ズッガン!!!
転げ落ちた。
「お、お兄ちゃーん?」
「う、うぉぉぉぉ・・・」
階段を降りようとしたその時、背後からの声に驚き、足を滑らせ韓国映画のように派手に転がってしまった。
痛みも派手、スネ打つわ後頭部ぶつけるわ。
「お、お兄ちゃん、お兄ちゃん!!!」
「あ、あぉぉぉぉ?」
痛みに震えながら見上げたその先に、
「お、お兄ちゃん!血、血が出てるっすー!!!」
GWまで帰ってくるはずの無い、慌てふためく妹が・・・
「パンツ・・・」
「へ?」
「今日は・・・黒」「バカー!」
ゴッ!
意識は断絶した。
全く作業が進んでないダメ管理人ですこんばんは。
そのうえスレ見失ってました_| ̄|○
>74氏
見失っていたうちに拾えなくなってしまったので、
うちのページに載せてよければまたうpお願いします。
ページに関するご意見お待ちしております。
同人活動が本格的に始まって投下できるチャンスが少なくなりそうです。
場つなぎにGWネタ投下してみましたが・・・
しばらく消えるかもです。
†朝起きると妹に、達磨にされていた†
おいおい〜、いきなりハードすぎだろこれ。手とか腕ねーし。
「んふふ。愛するお兄ちゃんをあたしだけのものにする大作戦なのだ」
ごめん。舌噛んでしぬわ……。
「ちょちょ、早まらないで!」
その科白で手にはペンチかよ。
「じゃあ喉に穴開けて、呼吸と食事用の管つっこむ? それなら好きなだけ舌を咽に張り付かせておけるけど」
うう、そういや腹減った。ってそんな場合じゃねえ。
「ご飯できてるよ。はいっ」
うわ、俺の脚だし。
「おいすぃ〜」
うわ、食ってるし。
「愛するお兄ちゃんの躰だもん」
言動が一致してねー。
「いや、抱き枕みてたら欲しくなっちゃって。今夜から寝る時も一緒だよん」
だよん。じゃなくて、誰か助けてー! 親父ー! おふくろー?
「………」
おい、おま。
「や、これお兄ちゃんを『あたしだけ』のものにする企画だから」
―――ピンポーン ピポピポピポピポピンポーン!!
「あ、このウザい鳴らし方は。お兄ちゃん、ちょっと待っててね。よっと(ガチャ☆」
もぐ? もががもげっ!!
―――ガチャ
「あ、彼女さん。お久しぶりです〜♪ お兄ちゃんまだ寝てるんでぇ、二階へどーぞっ」
………。
―――ガダン!ガダン! ガダダダダダドン!!
「あーあ、階段滑りやすいって言ったじゃないですかぁ〜。 お、まだちょっと生きてる」
うぇ? ほええおわい??? アジえ??
「あ、夢オチとかないから。お兄ちゃんっ」
121 :
テスト:04/04/19 00:54 ID:SmpxR7JM
朝起きたら、妹が傍らにいた。
妹といっても、義妹。
父が再婚した相手の娘。
父と継母は同じ会社に勤め、
年明け早々から米国に出張した。
妹を頼むぞとだけ言い残して。
この春から大学に通う私と、
中3のこの子との共同生活が始まった。
彼女は、ちょっと人より変わった感じで
冷たい印象を与える。他人に対して
距離をとるとゆーか。
小学校のころ少し苛められてたとか
聞いたこともある。
決して裕福ではない私の部屋の間取りは1K。
妹は隣に布団を敷いて寝ていた。
ギリ…ギリ…
歯軋りが聞こえる。うーん、まいったな…。
「ぅ…ぅぅ…うあ゛!」
叫び声に驚く。
月明かりに照らされた彼女の顔は
ぞっとするほど真っ青だった。
122 :
テスト:04/04/19 00:54 ID:SmpxR7JM
「ちょ、ちょっと、どうしたの?
ねぇ、だいじょうぶ?」
「…おねぇさん。
ごめんなさい。なんでもありません。」
「なんでもないって…顔色悪い…」
「…」
無言のまま布団にもぐる。
「怖い夢とか…」
手を添えた肩が震えていた。
「え?ちょっと…」
「平気ですから…」
うーん、平気じゃないだろそれは。
可愛い妹のため、しょうがないな…
「こっちにきて。」
「え?…なに。」
「いいから、こっち。」
彼女を抱き寄せる。怯えているのかな?
「あっ、あの…」
「静かに…ね。」
職人さん大勢キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
(*゚∀゚)=3ハァハァ なものから
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル なものまで
まとめて乙です。
>>121-122 義兄かと思ったら義姉かよΣ(゚Д゚;)
続きが気になります。
125 :
名無しさん@初回限定:04/04/19 15:00 ID:gDqYiCHE
>106=119
まずは乙&ありがとうと言いたい。
ゆっくりでもいいんで、これからもうpしてくれると嬉しいです。
昨日は・・・散々だった。
朝、パンツを盗まれた妹が暴れて、
昼、ふとした事から「親友」だった聖と決別。
そして夜・・・俺は、風呂で妹に押し切られて・・・。
「うー・・・朝かよ・・・」
出来れば流されて妹を抱いてしまったヘタレ野郎の俺としては、今週一杯、いや君のぞみたいに三年間思いっ切り昏睡状態に陥りたかった。
いや、マジで。
風呂での一件の後、バテてた俺を後目に・・・妹は先に上がっていった。無言で。
しかしその顔は本当に幸せそうだった・・・
「眠りてぇー・・・!!!」
もう、解決すべき問題が山程ある。
まず、聖との和解。あのままでは普通に会話なんてできない。
そして妹、桜。
なんてったって、いや流されたとはいえ妹とヤっちゃった訳ですよ、はい。
・・・しかも中出し。
「絶対に親なんかには言えねえ・・・」
バレたら、俺が被害者であろうと加害者だろうと殺される。
「・・・流石はエロゲネタ」
意味わからん。
とりあえず、だ。今日は何事もなかったかのように振る舞おう。
爽やかーに、クールーに・・・。
「よし!」
そうと決まれば早速飯をかっ喰らって、ちょっくら外の空気でも吸うか!!!
静かな食卓。いつもと変わらない風景・・・。
久しぶりに家族全員揃っての朝食。
「・・・・・・・・・」
しかし、何かおかしい。
いや、静かなのはおかしくない。親父はテレビに釘付けだし、普段は口喧しい母親も食事中は静か。
桜は桜でいつもこんな感じ。
「・・・・・・・・・・・・」
いや、だからおかしいんだって・・・何でって・・・
「なぁ・・・母さんよ」
「んー?」
「一つ、質問していいか?」
「スリーサイズ以外はねー」
「じゃぁ、聞くが・・・」
俺は箸を置く、そして二回、深呼吸。
オーケイ、クールに行こうぜ?
「何で飯が赤飯なんじゃーー!!!しかめオカズも何気にゴジャースだしぃぃ!!!」
「気のせいでしょー(笑」
気のせい!?作ったアンタが気のせいとか言う!?
「・・・朝から七面鳥なんてでねぇだろ!!!」
「よくあるよくある」
日本全国探したって絶対出ないと思います。
「・・・兄貴、うるさい」
「お前は落ち着いて七面鳥にかぶりつくな!!!」
「うまいぞ?」
「親父、アンタもか!?」
こいつら・・・一体何を考えて・・・
「近親相姦(ぼそ」
ギックウゥゥゥ!!!
突如母親から放たれる謎の言葉。
バレテル━━(;゚∀゚)━━!!??
赤飯、七面鳥…ゴージャスですなw
「おは…って、今日もか?」
教室に入るなり顔を合わせた友人の田中の言葉に、ズーンと暗くなる俺。確かに「今日『も』」
だよ。ああ、毎朝のようにだよ。あははは。もう笑ってくれ。笑うしかないだろ。
左目のあたりに黒々とした痣をつくって登校するなんて、もう恒例行事みたいなもんです。
「んで、今朝はCIAの連中か? それともFBI?」
「超かわいい・妹のために・兄貴を殺す会」こと略してCIAと、「ファンタスティックでビューティ
フルな妹を守る会」こと略してFBIは、この学校で大きな勢力を誇る2大組織。
そして、彼らが崇拝する妹こそ、俺の妹であることは言うまでもない。
俺の妹を崇拝する彼らにとって、俺はまさに目の上のコブ。そりゃもう、毎日のように襲撃を
受けたり、嫌がらせされたりしています、はい。くそっ、何で俺が(涙)。
だいたい、おまえら冷静になって見ろよ! 俺が妹をだましているように見えるのか!? 妹
をたぶらかしているように見えるのか!? 見えたとしたら眼科行けよ、マジで。
おまいら、妹に付きまとわれて迷惑している俺を目の仇にすんじゃねーよ!!
そんな俺の魂の叫びが届くわけでもなく、あいつらは崇拝する天使(妹)をたぶらかす悪魔
(俺)を退治するべく、日夜校内を暗躍しているわけで……。
「はは〜ん。その浮かない顔は、さては――」
田中はなにやら意味ありげに笑うと声を潜め、
「委員長だな?」
「うっ……!」
鋭い奴だ。
いや、これが普通じゃないか? だって、俺はかなり露骨に綾乃ちゃんにアプローチかけて
いるんだぞ。いや、別に周囲の目を気にしてないってわけじゃありません。そうすることで俺は
妹のことなんか何とも思っていないとアピールするって理由もあるけど、それ以上に大きな理
由があるわけで。つまりは――。
綾乃ちゃんがニブすぎる!!
普通、ただの幼なじみに毎年欠かさずプレゼント贈りますか? 月に1回は映画とか遊園地
に誘ったりしますか? しません! 断固としてしません!
そりゃ、俺の口から、はっきり言ったことはないけど、普通だったら気づくでしょ?
それなのに。ハァ……。
「だけど、いつになっても信じられないよな。あの美人で優しい委員長が、暴力ふるうなんて」
「嘘じゃないって。あのカバンで一撃だよ」
「ふぅ〜ん。まあ、委員長に殴られるなんて、おまえぐらいのもんだけどな」
「ハァ……。やっぱり、めちゃ嫌われてんだよな」
田中の奴、どういうわけかびっくりした顔をする。
「? なんだよ?」
「まあ、その。似た者同士ってことか」
どういうこった?
昼休みを告げるチャイムが鳴ると同時に、俺は心底ぐったりとしていた。
なんというか、もう疲れました。肛門の痛みはずいぶんとおさまったけど、ちょっとした拍子に
今朝の出来事を思い出し、そのたびに欝になってしまう。そのせいで、授業には身が入らない
し、何度か先生に問題を出されたのを答えられず、大恥をかいたよ。
「ん? 教室にいなくていいのか?」
教室から出ようとしたところで、田中に声をかけられた。
「いい。今日は、ちょっとね」
田中が驚くのも無理はない。
だって、いつもなら愛妹弁当を持参する妹を待っていなくちゃいけないんだから。
別に俺は、妹の弁当を心待ちにしているわけじゃない。それどころか、正直やめて欲しいと
思っているくらい。
別に弁当だけならば、百万歩譲って良いとしてやろう。だけど、あのイカれた妹が、それだけ
ですませるはずないでしょ?
「あ〜ん♥」は基本ですが、あの妹は食べ物を自分で噛んで、俺に口移しで食べさせよう
とするんです! マジで、正気じゃありませんって。飲み物はもちろんのこと、それを自分に対
して俺に強要された日には……。
ああ、昼休みのたびにクラスメイトから投げかけられる白い目が痛い(涙)。
だけど、妹から逃げるという選択肢は論外です。
何度か昼休みに逃げ出したこともあったけど、そのとき妹は俺が戻ってくるまで教室で待ち
続けます。それも、声を殺して泣きながら!
兄のために作ったお弁当を抱きしめ、ひとり教室で泣き続ける美少女。
これが他人のことだったなら、俺もその兄に殺意を抱いたかもしれない。いや、そうなったろ
う。だけど、当事者になってみなよ。最悪です(血涙)。
昼休みが終わる直前に戻った俺に、『お兄様。うふ♥ ちょっとだけお待ちしてしまいました
わ』なんて、涙をこらえて言っている光景を思い浮かべてください。
ほら、もう極悪な兄と健気な妹の図式が成り立ちます。
結局、クラスメイトばかりか授業にやって来た教師の白眼視に耐えながら愛妹弁当を食べ
させられるよりかは、おとなしく妹を待っている方がダメージが少ないのです。
だけど、さすがに今日ばかりは別。
あの、その……今朝のキスで、少し俺の、なんというか、気まずいわけです。いや、別に興
奮しているってわけじゃなくて、ホントに気まずいってだけです。今日も口移しで食べさせられ
たら、そのまま妹にキスしたくなるなんて、これっぽっちも思っておりませんです。はい。
ぐきゅるるるるぅ〜!
うっ、腹減った(涙)。
そういえば今朝は何も食べてないや。
かといって、いまさら混んでいる学食に行くのも嫌だし、購買なんてコッペパンくらいしか残っ
てないだろうなぁ。どうしよ?
そんなことを考えながら廊下を歩いていると、向こうからやってくるのは、綾乃ちゃん!?
俺の顔を見たとたん、そんなに目じりを吊り上げて、顔を真っ赤にしなくてもいいじゃないか
よ。かなり傷つきます。
「ちょっといい!?」
「え?」
いきなり綾乃ちゃんが俺の手を取って、引っ張る。
うわ、綾乃ちゃんって手がメチャ柔らかいんだ。プニプニというか、すっごくいい! やべ!
これはマジでしばらくは手を洗わないぞ。そうなると、トイレでナニを出すときは左手を使うし
かないな。それはそれで困ったな。で、でも、今夜の自家発電は絶対この手でやらねば!!
「そこ座って!」
え? し、しまったー! つい妄想しまくっているうちに、我を忘れてしまった。
って、ここは保健室ですか?
「早く座る!!」
「は、はい!」
俺が椅子に座ると、綾乃ちゃんは保健の先生がいないのに勝手に薬品棚をあさっている。
いいのかな? まあ、綾乃ちゃんだから先生も怒らないだろうけど。
「痛かったら言ってよね」
ハサミで半月形に切った湿布を持った綾乃ちゃんが、怒った顔で言う。
えーと、俺を治療してくれるの? それとも俺は怒られているんですか?
「まったく、馬鹿じゃない! こんなになっても放置しておくなんて!!」
どうやら、怒られているようです(涙)
テープで乱暴に湿布を目のふちに固定しながら、文句を言い続ける綾乃ちゃん。
「ちょっと殴っただけなのに、あたしがひどいことしたって思われるじゃない」
いえ。実際にひどく殴られたのですが。
「だいたい、あんな道路の真ん中で、き、き、キスなんかしてるのがいけないの!」
「あれは、妹が無理や……」
「妹に、あんなことするなんて変態! 変質者! 馬鹿!」
「……ごめんなさい」
うううぅ。そんなに怒らなくてもいいのに(涙)
俺が謝ると、ようやく溜飲が下がったのか、綾乃ちゃんの怒りに固まった顔がほころぶ。
「ま、反省しているならいいけどさ」
ああ、この笑顔が好きなんだよな。惚れた男の弱みというか、たった笑顔ひとつで何だか
幸せな気分になれる。俺って結構単純?
「もうあんな変なことはしないように。わかった?」
「いてっ!」
綾乃ちゃんが、目元の痣を指で弾く。痛かったけど、痛くなかったというか、なぜか心地よい
痛みだった。
「あの、綾乃ちゃん」
「ん?」
「……ありがとう」
俺がお礼を言うと、綾乃ちゃんはもう一度クスリッと笑う。
「いいよ。あたしのせいでもあるんだからさ」
そんな綾乃ちゃんと見詰め合う俺。
何だか空気が輝いて見えるよ。
こ、この雰囲気なら、言えるかも知れない。長い間、俺の心に秘めていた想いを綾乃ちゃん
に告げられるかもしれない。
そうだよ。今ならきっと……。
「あ、綾乃ちゃん」
「なに?」
落ち着け、俺! 落ち着いて言うんだ。言うぞ言うぞ言うぞ! 今こそ届け、俺の想い!!
「じ、じ、実は前から綾乃ちゃんの――」
『 お 兄 様 ぁ 〜 !! 』
うわっ! ど、どこにいる!? どこからきた!?
素早く周囲を見回すが妹の姿はない!
『お兄様。お兄様! わたくしの愛しいお兄様。どこにいらっしゃるのですか?』
って、この声はまさか……!
「な、なんで妹さんの声が、スピーカーから!?」
目を背けたかった現実を適確に指摘する綾乃ちゃん。
これは夢か幻ですか? 校内放送なんて嘘でしょ、綾乃ちゃん?
今朝のキス騒動で、気が高ぶっているのは俺だけじゃなかったんですね(血涙)
相変わらず続きが気になる終わり方だ(;´Д`)
妹萌えのはずが、なぜか幼なじみ萌えに orz
その分次回は妹にがんばらせますです
>>137 貴様ッ、俺を萌えさせてどうするつもりだッ!!
メル欄が入ってなかった……_| ̄|○
毎回乙です。
やべえ、なんか脳内でアニメ化されて動きまくってるんだけど。乙です
前スレ >660-663 >678-679 >718-719 >751-752 の続き
会話も無く文字通り味気ない昼食も終わり、リビングに移動して腰を下ろすなり兄は口を開いた。
「チョコありがとな。付いてたカードも見た」
落ち着いていたはずの動悸が一気にピークへと達する。
間違いなく顔色に出ているはずだけど、兄は特に触れることもなく続ける。
「……で、思わず学校休んでしまうくらいびっくりした」
予想通りの反応だけど……そこまで驚かれると、解っていてもやはり忸怩たるものがある。
こちらは男としてずっと兄を見ていたのに、
あちらは女としてずっと私を見ていなかったということだから。
「お前だけどうこうじゃなくて、年下をそういう目で見たことがないからってのが大きいと思うけどな」
長年見ている兄には僅かな表情の動きで判るらしく、すかさずフォローを入れてくれた。
あまりフォローになっていない気もするけど。
それでも気を遣ってくれているのだから、少なくとも悪い気はしなかった。
元々望み薄だったのだから、否定材料が増えたところで結果に大差はないのもある。
―――それなのにどうして? 胸の奥から熱いような痛いような何かが……
表情筋を使うのも面倒なのか、鉄面皮一歩手前の難儀な妹だが、伊達に長年兄をやってはいない。
首や眉の角度、口元の緊張度などで感情の動きくらい把握は出来る。
だから妹の眉の角度が微妙に下がるのを見て慌ててフォローし、元の角度に戻りほっと一息吐く。
全く傷付けずにやんわり断るなんて器用な芸当が出来るとは思えないが、
与える被害を最小限に食い止める努力を惜しむつもりは無い。
注意すべきは「兄妹だから」を言い訳に使わないこと。
これを持ち出すと変に思い詰めさせる危険性がある。
普通に告白を断るつもりで進めれば問題ない……はず。たぶん。
最大の不安は今まで告白を断った経験がないという事実だったり。
……本当に大丈夫か俺。
「相手が嫌いなタイプとか年齢的に守備範囲外とか男とかでない限り、好きと言われるのは嬉しい」
女はどうだか知らんが、男ってのはこういう生き物である。
「ウホッ(ry」な人種に関してはその限りではないが、それはそれ、これはこれ。
「ただし、こっちも好きになるかどうかってなるとまた別問題だな」
うむ、見事なまでに正論。
相手が妹でなければ、この後「もっとお互いを知る時間が必要」とかもっともらしく言い逃れてしまえるくらいに。
知りすぎるくらいお互い知っている相手にこの言い訳は使えない。
……つか、そんな言い訳が通用する相手なら、最初から後腐れないようにきっぱり断ってるような気もする。
妹も人並みの良識は持ち合わせているから、この調子で懇々と説けば納得はせずとも理解はしてくれるはず
―――っていきなり涙ぐんでますよおい!
姉さん、想定外です(居ません)。
フランダースの犬でも泣かなかった女が、まさかこの段階で泣き出すなんて!
「俺のシナリオにはないぞこれは」と左様の人もとい某副司令っぽく言ってみても、
妹が潤んだ瞳で俺をじっと見詰めている現状は一向に変わらない。
(それでも表情は変わっていないので、あまり萌えとか感じさせないのがせめてもの救いか)
少し前までの余裕もすっかり失せてしまい、元々プレッシャーに強くない俺は途方に暮れてしまった。
嗚呼、女の涙なんかに動じないようなハードボイルドな男になりたい今日この頃。
とにかく何か言わなければ。
こんな時こそ偉大な先人の言葉を……さっき役に立たなかったなこれは。
とにかく何か、伺かもとい何かを……
「……き、嫌いだからこんな事言ってるんじゃないぞ」
―――ナニイテンダ!!
出来るだけ傷付けないように、しかしきっぱり断るんじゃなかったのか俺!
「……でも、好きになるかどうかは別問題だって……ひくっ……」
「あー泣くな泣くなってだから嫌いじゃないって言ってるだろ」
「……でも……ぐす……こんな兄さん困らせることして……私……」
「泣くなよ頼むから……こんな事で嫌いにならないって、な?」
うわ焦ってる焦ってるよ俺。
何か嫌な方向に足を踏み入れつつある悪寒がひしひしと。
……こっちが泣きたいです姉さん(だから居ないって)。
遅い……遅すぎるぞ漏れ_| ̄|○
オチはほぼ固まってるってのに、そこまでの道程が一向に捗りません。
つか、周囲から激しく浮いてる気までしてきた今日この頃ですた。
次こそはもう少し何とか……
乙です
続き楽しみにしてますんで〜
146 :
名無しさん@初回限定:04/04/20 23:16 ID:1vKhiyja
乙
待て待て待て待て!!!い、今この母親はなんつったぁああぁっ!?
『近親相姦』
その単語から浮かぶモノ。
兄貴、兄貴ぃ!
「・・・最近のワイドショーってこんなネタばかりよね・・・って、何やってんの、アンタ?」
「あぅああぁ、おぉぉぉ・・・」
はい、思い出したら股関にテントが張ってます。
「・・・くす」
そんな俺を見て、桜は楽しそうに笑う。
「これ、朝食ねー・・・昨日、会社の部長さんが『宝くじ当たったぜヒャッホオォォイ!!!』って、みんなに高い食材配りまくったのよ。・・・食材より現金よこせって・・・和樹?」
「・・・」
普段は絶対に表情を崩さない妹。それが、今日。なんの変哲もない朝食で普通に笑ってる。
「ちょっとアンタ、」
・・・何だろう、この気持ち。
「和樹ぃ!」
ビシッ!
「はぅあ!?」
ズガッシャーン!!!
突然、正面から母親に箸でこずかれ、ギャグのように椅子事後ろに倒れ込んだ。
「何さらす!?」
「早く飯くっちゃいなさい!」
「だからって箸で小突くなああ!」
「ふ、あははは」
笑う桜。
怒鳴り散らす俺。
続けばいいと思っていた。
ずっと、笑い合えれば・・・
「じゃ、行ってくるわ・・・」
玄関で靴のつま先をトントンっとやりながら桜に手を上げる。
「うん」
「まぁ・・・今日は久々に黒沢の奴と馬鹿やるつもりだから遅くなるかも」
「わかった」
いつもと変わらない無表情。
・・・やっぱ、こいつはずっとこんな感じなのかなー、と考えながらドアを開ける。
「兄貴」
と、桜に腕を掴まれる。
「ん?」
「・・・今日、お父さんと、お母さん・・・泊まりがけで仕事だから」
「・・・だから?」
「・・・寝ないで、待ってるから。『チョコ』用意して」
妙に淫逸な笑みを浮かべて腕を離す桜・・・
「じゃ、じゃあな」
そして俺は、目の前に立ちはだかっていた問題を改めて認識しながら、逃げるように家から走りだした・・・
チョコ・・・ああ、今日はバレンタインか・・・
・・・
「で、また妹が朝這いかけてきやがって・・・」
「そ、そうか」
「俺、彼女いるって何回も言ってんのに・・・聞いてるか?和樹」
「黒沢くん」
「あ?」
「おまえのネタって毎回妹から始まるよな」
「やかぁしゃあ!実の兄貴に全裸で襲いかかる妹が何処にいるってんだ!?」
昼前。俺は親友の黒沢とマックで愚痴っていた。
「はぁ・・・てめぇが羨ましいぜ和樹」
「んだよ」
「さくっちは実の兄貴に性的な要求なんかしねぇだろ?」
俺と黒沢は小学校の入学式の最中に拳と拳で語り合った仲。(瞬殺されたが)
恐らく、この地球上で一番信頼できる男であり、最強の高校生である。
そして、こいつとの共通点。それはお互い一つ違いの妹がいることである。
「せ、性的要求・・・」
・・・スマン、黒沢真也。俺は実の妹と性的関係を持ってしまった。
「あ?何だよその顔は・・・あーあ、エロゲじゃ飽きたらずに、とうとう妹をレイプしちまいましたか?」
「しししししし、してません!」
「・・・したのかよ」
「ウォォーッ!?語るに墜ちたー!!!」
マックの中で騒ぎまくる野郎二人組。端から見ればかなり迷惑であることは間違いない。
「で?それが俺に相談してぇ事なんだろ?」
「あ、あぁ・・・」
そう。妹との一件で鬱病になりかけた俺は信頼できる黒沢に相談を持ちかけたのだ。
「おまえは頭いいからな」
「・・・それは成績がクラスの下から16番目の俺への皮肉か?」
「おまえ、心理学とかに詳しいだろ?体格に似合わず」
「・・・悪かったな、180あるくせに文系で・・」
150 :
名無しさん@初回限定:04/04/21 02:54 ID:mO7+EpCU
はーいお芝居おつかれさまー
つづいてのトリビアです。
なんか止まってるし… 職人の皆様、楽しみにしていますので、 気にせず投下してください!!
妹という・・・
地名がある。
※滋賀県愛知郡愛東町妹
郵便番号527-0162
この「愛知」は「えち」と読み、「妹」は「いもと」と読みます。
Ω.Ω<な、なんだってー
し、知らなかった…
シンクロしているのか、これは要するに。
>>152 同じ県内にそんな名前の町があるなんてw
ちょっくら妹探しに行ってくるヽ|・∀・|ノ
>>152 (; ・`д・´) な なんだってー!! (`・д´・ ;)
( ・∀・)っ∩へぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇへぇ
交差点名の看板の写真は見たことあったけど、アドレス全部は見たことなかたよ。
更新完了。
ここまで保管しました。
が、作者別indexはまだ出来ておりません_| ̄|○
お察しください…
>>159 激しく乙です
∧_∧
( ´∀`)
_φ___⊂)_
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
|.試験2月前 |/
試験二ヶ月前ってことはまさか…
アウアウ…orz
何も書き込みない・・・
>>162 暇なんで久々に来ました。なんかネタください。
朝起きたら妹に
ご奉仕するにゃん
朝起きたら妹に、
催眠術かけられた。
「ボク、男の子になっちゃった」と言われた
朝起きたら妹に、全裸で迫られた。
「お兄ーちゃーん!!(´Д`)ハァハァ」
「よ、よんな!くんじゃねぇ!!」
「1ザアァアァン!!」
「ぎゃ、ぎゃああ!?どこ触ってやがるどこ触ってやがる!?」
「目覚めのキス!目覚めのディープキス!!」
「お、お袋ー!!助けろ、妹に犯されるーっ!!」
今日もマターリな黒沢気。今日も妹は元気に全裸で迫ってきます。
「我慢はよろしくないぜお兄ちゃん!さぁさぁどんなプレーイがいい!?ブルマ?メイド?スク水?縛り?パイパン?眼鏡?ネコミミ?ホラホラホラホラハリーハリーハリーハリー!!!!」
「俺には彼女いんだよアフォがっ!!」
「無問題」
「有問題!!」
「ジュッディィム!!」
「いいから服きやがれ貧乳が!!」
「貧乳は妹の特権なのれす!!月姫に然りシスプリに然り妹ブルマに然り!!」
「頼むから全力でハイバネーションしてくれ」
*「ハイバネーション」
人口冬眠を指す。要EVER17。
「何!?お兄ちゃんは妹に萌えないと!?全国妹連盟を敵に回しますか!?」
「んだよそりゃ!!」
「末莉タソは強し!!」
「意味わからねぇ!!」
「お兄ちゃんはパソゲやった事ないのかー!!」
「アサシンとかメダルオブオナーとかノブとか」
「ウゼーーーーッ!!」
ハイテンションを思い出してワラタよ。
続きを希望したい。
やっとキタ―――(゚∀゚)―――!
ほとんどのSS職人が週末限定ぽいので
待ち遠しかったカナ待ち遠しかったカナ
「お兄ちゃん、朝だよ!」
不快、いや深い眠りから俺は目覚める。
「………」
トタトタとかけ足で妹はその場を……走っては行かなかった。
俺の小さなベッドで隣に一緒に寝ていたからだ。
そうか……俺は、ついに幸せな生活を壊してしまったんだな。
「って……お前なんでここにいるんだよ!」
俺は妄想を振り払い、清き交際をしていたはずの我が妹の顔を
朝立ちしつつも、体を起こして覗き込んだ。
「………」
あれ?なんかおかしい。こいつこんなに髪の毛オレンジだったか?
オレンジって……オレンジ? いや、みかん色とかありえないだろ!!
しかも染めたって感じじゃなくて、本当にオレンジ。まさに。うはw
「お父さん。はじめまして」
「俺はお前を絶対に認めない!決して認めないからな!」
朝っぱらから何で興奮してんだよ俺!落ち着けって……ふぅ。
どうせドッキリとかそんなんだろ。早く看板持って入って来いよ!!
「ふふ。イメージ通りで安心しました」
カツラを被って俺を騙してると思われる妹は、俺の発言を無視して
ベッドから立ちあがると、俺の部屋の机の上に座る。
「私は未来からやって来ました」
「えっ……」
不覚にも動揺してしまった。たぶん非現実的な事に憧れてるから
だと思う。意外と俺は乙女チックなのかもしれない。それに、よく
考えてみれば、妹はこんな面白い事を企画する女の子ではないはずだ。
「おい!美奈!いいかげんにしとけよ。お兄ちゃんも本気で怒るぞ」
動揺した俺は、現実に帰還しようと思い、強い口調でオレンジ女に
言葉を浴びせる。
「私はこの机の引き出しからやってきました」
「聞けよ!!!俺の話を!!!!」
171 :
2/4 ◆5TK.1oEWlU :04/04/24 19:11 ID:FvkhWVDx
「お父さんは私の事嫌いですか?」
「ちげーよ!ここ妹スレだから空気嫁って事!!」
「しかし私は美奈さんと顔はそっくりですよね?」
言葉を失った。彼女を見る俺の視線がさっきまでとは
違って真剣になってくる。カツラを被っている妹と解釈すれば
なんら問題はないのだが、俺はかなり違った解釈をして、
勝手に脳内で盛り上がっていた。
「私は20年後の未来からやって来ました」
「ちか!進歩するのはえーだろ!しかも棒読みって」
オレンジ女をよく見てみると、彼女の服のお腹の辺りに露骨に
妖しい大きめのポケットがついている。実はさっきから、すごく
気になっていた。まさか……まさかと思って正直鼻血が出そうだった。
「そのポケットって……」
「ああこれですか。四次元ポケットです」
「うおおおおおおおお!!!!!!!!!!!」
俺はベッドの上に立ちあがって、右手の握り拳を天に向かって
突き出す。ついにきた!俺にもドラ○もんが!!!!若干違うが。
「なーんちゃって。面白かったですか?」
「……偽物かよ!!!」
「お父さん喜ぶかなーと思って……ごめんなさい」
「さすが俺の自称娘だな!ははは!氏ね!!!」
「たしかこの時期は幼児虐待が多い時期でしたよね」
「正直スマンカッタ」
俺が言論で負けている。さすが未来人と言った所か。でもしゃべって
確信したのは、こいつは俺の妹じゃないと言う事だ。顔は妹そっくり
で可愛いんだが。その前にこいつが娘と言うのはつまり……えーっと。
「お父さんは、私が娘だと言うのが信じられないんですね?」
「ま…まあな」
「分かりました。ではこれを見てください」
オレンジ女が俺の近くに来て、自分の耳を俺の方に見せる。
「耳に穴が……」
「これで分かってもらえたでしょうか」
耳に穴があるなんて……うん?ちょっと待て
「ピアスの穴だろ?」
「ち 違いますよ!!これは未来の人の特徴なんです!」
「美奈ちゃん必死だなw」
「違いますって!!!」
やっぱ違うような気がしてきた。嬉しいような悲しいような。
ん……!!!つーかこいつ最初に……
「お前最初にお兄ちゃんって言っただろ!!はは!!」
俺は勝ち誇った口調で笑みを浮かべ彼女を凝視する。
「だってお父さんはシスコンだから、その方がお母さんが喜ぶって……」
「……」
「しょうがないですね……では首の後ろを見て下さい」
俺は彼女の首の後ろを覗き込む様に見る。
「な!!もしや電脳化してるのか?」
彼女はクスッと笑って
「たしかこの時期は映画公開の時期でしたよね」
「……良くできてるなこのシール」
「面白かったですか?」
なんだこいつおちょくってんのか?やっぱ美奈なのか?
それとも未来人なのか?あーなんか疲れた……。
「美奈ちゃ〜ん?守くぅ〜ん?誰かいないのかぁ?」
部屋の外からごんぞーさんの声が突然聞こえてきた。
このおじさん(ごんぞーさん)は隣のアパートに住んでる40代の
サラリーマンのおっさんだ。先月嫁に逃げられ(以下省略)
ってまずい!こんなの見られたら、えーっと……いや、とにかく
なんかまずいだろ!
「お前は部屋から出るなよ!絶対に出るな!!」
「たしかこの時期はイラクで監禁の……」
俺は美奈なのか美奈じゃないのか分からんオレンジ女に早口で
そう言うと急いで部屋から出て居間に向かった。
「なぁーんだ、いるんじゃないですか」
「てめぇーごんぞー!勝手に人の家入ってくんなよ!!」
「僕とまもるくんの仲じゃないですかぁ〜」
「うるせーばか」
いつも通りの挨拶で俺は居間のソファーに座る。
「あれ?いつ髪の毛オレンジにしたんですか?」
「えーっと。生まれた時からです」
そそ。生まれた時からオレンジなんだよ。バカかこのオヤジはw
「っておい!!!なんで降りてきたんだよ!!!」
「お父さんは私の事が嫌いですか?」
「いやだからそうじゃなくて……」
「まもるくん……いったいこれはどういう事なんですか?」
「知らん!!俺は管轄外だ!!!」
俺の顔とオレンジ女の顔を交互に見ながら、ごんぞーは
困惑した表情を見せている。
「あのーお腹についてるポケットって……」
「ああこれですか。四次元ポケ……」
「やめれ!!!」
まいったな……ごんぞーになんて言えばいいんだ?未来から
来た俺の娘なんて言ってもな……失笑だしなぁ。そもそも
本当なのかも分からんし、とりあえず美奈って事にすれば……
と言うか美奈本人かもしれんし、あああああぁぁぁぁぁぁもう!!
「せっかくですからオレンジ美奈ちゃんの写真でも撮りますか」
え?なんだその展開?
「私は美奈ちゃんじゃありま……」
「あぁーー美奈も写真撮ってもらいたいって!ごんぞー」
「それじゃあ、家からカメラ持って来ますね!」
「あ……あぁ」
ごんぞーが俺の家から嬉しそうに出て行く……。なんかイヤな
予感がする。まぁ所詮ごんぞーだから大丈夫だろうが。
ミスって上げてしまいましたスマソ
前スレで似たのがありますが、盗作じゃなくて中の人はいっしょです。
まとめサイト作ってくれた方感謝。
175 :
:04/04/24 19:50 ID:Z33yBoch
前スレの742のシリーズの続きが読みたいデス…
職人の週末がいよいよやってきた風味です。
>>169 二回言うな
>>122より
「怖くないよ?ほら、だいじょーぶ」
「…私、子供じゃありません」
ちょっと拗ねた様子も可愛いな。
「わかってる」
「だ、だったら…」
虚勢を張る彼女の体は、もう震えてはいない。
でもかたく強張って、脆く思えた。
守らずにいられない、大切な存在。
「ねぇ、聞いて
大人になっても、怖くて眠れないことがあるよ。
でも、それは恥ずかしいことじゃないって思ってる。
人は弱い生き物だから、生きていく上で、誰かを必要とするのは当たり前じゃないかな?」
「…うん」
「わかるよね?」
「はい…」
「じゃ、こうしてやるー!」
ぎゅっと両腕に力を込める。
「わわ、おねぇさん…」
狼狽する彼女。そのままの距離で訊ねる
「…聞こえる?」
「え…っと」
「心音を聞くと安心するんだって」
彼女の体から緊張が解ける。
「おやすみ」
「…すぅ」
>>177 イイ話キタ―――(゚∀゚)―――!!!
萌え・ギャグ・シリアス・エロ・ホラー等々
ここは懐の深いスレですね
「に゙ゃぁあああ!」
「んだよ!?」
「信じられない・・・信じられないっ!!今時の不健康ラッシングビーティングガイことお兄ちゃんがエロゲをやったことがないなんとぅえぇっ!!」
「膝付いて泣くのはいいから早く服着やがれ」
「・・・萌えない?(うにゅ?)」
「全然(キッパリ)」
「うおおぉぉっ!!何故!!?ボクは男どころか実の兄さえ落とせないなんとぅえぇぇっ!!」
「考える基準が一光年ぐれぇズレてんぞ」
「てゆーかおかしい!!絶対おかしい!!こんなカワユイカワユイ妹が裸で、しかもニーソックスで迫ってるのに勃起すらしないなんてぇぇぇ!!」
「・・・ウン年前からやられてりゃ慣れるわ」
「せっかくお兄ちゃんのために剃ったのにーー!!」
「無毛ネタも通算八回目じゃねぇか」
「見てみてお兄ちゃ〜ん〜おっぴろ・・・」
「オラ」
ゲシッ!
「ゲッ!!!」
「いい加減にさらせや愚妹が」
ぐりぐりぐぅりぃ・・・
「あっあぁん、そんなとこぐりぐりしないでぇん(はぁと)」
「感じてんじゃねぇーーーっ!!ばっちぃばっちぃ!!」
「・・・あのーそんなことされると結構傷つくんですが」
「世の中傷つかずに大人になれる人間なんざいねぇ」
「な、ならSMで・・・」
走る走る走る!
『廊下を走るな』と書かれた張り紙を無視して廊下を駆け抜け、階段を2段飛ば
しで駆け上がる。
その間もスピーカーからは、暴走した妹の切々と訴える声が続く。
『ああ、お兄様。どこにいらしゃるんですか? わたくしの心は哀しみで破けてし
まいそうです』
や、やめてくれぇ! 頼むから、誰か妹を止めてくれぇ!
そこの女子二人組み、俺を指差してクスクス笑うのは勘弁してください。あそこ
でゲラゲラ笑っている男どもも、お願いだから。うわ、その汚物でも見るような視
線も許してください、先生。
ドーピングしたベン・ジョンソンも真っ青の脚力で放送室に向かう俺を行く先々で
生徒たちが注目してくれます。
『お兄様。いかにわたくしがお兄様をお慕いしているか、今その想いを伝えます』
伝えるな、そんな想い! 即刻、市指定のゴミ袋に叩き込んで、明日の生ゴミ
の日に捨てちまえ!
『それでは、これからわたくしが想いをこめてつづったポエムを朗読しますわ』
ポ、ポエムですか? すんな! そんなこと、マジですんな!
『ああ、お兄様。あなたの微笑みは、わたしという世界を照らす太陽。あなたの吐
息は、わたしという世界をそよぐ風……』
なななんという、小っ恥ずかしいポエムを(汗)。
ぐはっ! 今すれ違った男子。俺を「太陽」と呼ぶのはやめてくれ。「風」とも呼
ばないでください!
これは羞恥刑ですか? 俺はそんな刑罰を受けるような悪いことをしたんです
か?
「ごるぁ!!」
ようやくたどり着いた放送室のドアを蹴破り、中に突入。
「ああ! お兄様ぁ♡」
うぅ。その笑顔はやめれ。なんというか、意志がくじける。
って、ダメだダメだ。しっかりしろ、俺! ここで甘い顔をしたらおしまいだぞ。
ここはまず諸悪の根源である、あのポエムをつづったノートを強奪すべし!
「ああ、お兄様!? な、なにを?」
「うるさい! おとなしくしろ!!」
「そんな。いきなり……」
俺の手からノートを背中に隠した妹を追い詰める。
「こらっ! おとなしくしろ!」
「いや! そんな。何をするんですか!?」
ぐぬぬ! 生意気な妹め。
「抵抗するんじゃない!」
何とかノートを掴むが、妹も必死に抵抗。おのれ、いつもは「お兄様の言うこと
なら何でもきく」とか言っているくせに!
「俺の言うことなら何でも聞くんだろ!」
「で、でも。こんなことダメですわ」
くそ、都合のいい発言だな。
「ダメッ! そんなにひっぱたら、破けちゃいます!」
「馬鹿! そのつもりなんだよ! こんなの破ってやる!」
「ダメぇ〜!」
意外に妹が粘るので、戦略転換。奪い取れないなら、つかんでいる部分を握り
締めて、ノートをグチャグチャにしてやる。
「そ、そんな、ひどいです。へ、変になっちゃう(涙)」
「変にしてんだよ!」
「いやぁ(涙)。もう、グチャグチャになっちゃう」
ノートがボロボロになっていくのに妹が気を取られた一瞬の隙を俺は見逃さず、
一気にノートを奪い取る!
ノートを奪い返されないように、高々と掲げると、妹に見せ付けるように両手で
ノートの両端を持つ。
「いやっ! お願いです。許してください。乱暴しないで……! それだけは!!」
「ダメだ! あきらめろ!」
一気に引き裂こうと両手に力を込める力を込めようとした瞬間。
ドガンッ!!
ドアが爆発したように開いたのに、思わず俺も妹も固まってしまう。
「あ…綾乃ちゃん?」
ドアのところに仁王立ちになっている綾乃ちゃん。
だ、だけど、綾乃ちゃん。その背中から立ち上っているのは、オーラですか?
オーラなんですかぁ!? 正直、マジで怖いです。
赤黒いオーラを背負った綾乃ちゃんは、完全に固まっている俺と妹の前を横切
り、放送室の機器の前に立つと、おもむろにスイッチのひとつを音を立てて切る。
そして、こっちに振り返…ひぃぃ!! 綾乃ちゃん、その笑顔怖いです!!
「うふふ……。妹さんに乱暴するのはかまわないんだけど」
か、かまわないんですか!?
「せめて、マイクのスイッチを切ってからにしてくれない?」
――!?
顔から血の気が音を立てて引く。
まさか、今までのやり取りが全校放送されちゃました?
だ、だって、妹とのやり取りを会話だけ聞くと、やばいです。これ、マジで妹に
性的暴力を働くキチ○イな兄! シャレになってません!
「あ、綾乃ちゃん! それは誤解だよ! 俺はノートを取ろうとしただけ……」
「触れるな、色情狂!!」
「あうちっ!!」
綾乃ちゃんの黄金の右を受けて、ノックアウトする俺。
「綾乃ちゃん、待ってくれぇ〜! 誤解なんだぁ!(涙)」
情けなく床に突っ伏す俺の前に、誰かが立つ。
ああ、綾乃ちゃん! やっぱり、戻ってきてくれたんだね!
「……あっ。猪熊先生」
そこにいたのは、趣味の悪い紫色のジャージを一年中着ている体育教師兼生
活指導部の猪熊先生。
噂ではCIAの最武闘派を率いる謎の覆面ジャージの正体とされている独身中
年教師。ただし、その真実は明かしてはいけません。たとえ、バレバレであろうと
も謎ってことにしておかないと、体育の成績は1にされちゃいますので。
先生は綾乃ちゃん並のオーラを背負いながら、俺を見下ろして一言。
「おまえ。近いうちに家庭訪問な」
NOooooooぉぉ〜〜!!
俺が何をしたっていうんだよぉ(血涙)。
俺って不幸です。もう、不幸の極致です。
そのときは、本気でそう思ってました。
でも、これすらも生ぬるいことだと、間もなく知ることになろうとは……。
ああ、俺の幸せはどこにあるんでしょうか? うわぁ〜〜ん(涙)
リアルタイムキターーーーーー!
GJ!
今度は6月頭に他の試験を受けるのに勉強しなくちゃいけないのに
またSSかいている俺っていったい?
とにかく次回は、学校の中庭でお弁当イベント発生予定。
ただし、予定は未定。決定にあらず
∧_∧
( ´∀`)
_φ___⊂)_
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
| 他の試験 |/
80タソはエロいでつね
・・・というようなやりとりをしているのが俺と、妹。
全く。少しは和樹の妹を見習って欲しいもんだ。
さて、と。話をバレンタイン、マックの会話に戻そう。
「俺はな、彼ー女がいんだよ彼ー女が」
「真也・・・一つ聞いていいか?」
「あん?」
ズルズルとストローから烏龍茶を吸いながら和樹を促す。
「俺はおまえの彼女見たことないんだけど」
「そりゃそーだ」
「何でだよ」
「何せバレたら相当バヤいかんな」
「何故にバヤいんだ?」
「・・・俺は知らんかったんだがよ、俺の彼女は学校じゃ凄まじい人気を誇るらしい」
「はぁぁ?」
「アレだ、聞いたことぐらいあるべ?ラブレター出しただけでリンチ確定の女子が一人」
俺は何故か面倒くさくなり、愛用のマルボロをくわえた。
「あぁ・・・聞いたことぐらいなら・・・って、ええぇぇ!?」
「んだよ」
「ちょちょちょちょっと待て!待て待て待て待て!!お、おまえの彼女ってマサーカ!?」
煙草に火を着け、一服・・・んで、
「沖田先輩」
「うぞだぁぁぁぁぁっ!!!!」
突然叫びだしてテーブルに突っ伏す和樹くん。
・・・まさかコイツもファンだとは。
「何で!?え!?あの沖田先輩がおまえなんかと!?」
驚いた。いや、ありえない。
だって沖田先輩ですよ皆さん?
学校の野郎は必ず一度は夜のオカズにする絵に書いたようなアイドル学生、沖田恵美先輩ですよ!?
成績優秀、頭脳明晰、運動神経抜群でおまけに性格までグゥゥッドと来た沖田恵美先輩!!
そ、それがこんな不良学生と・・・!!
「鬱だ、氏のう」
「待てやコラ。てめぇの妹ん話はどーした」
「そんな驚愕の事実を知ったら誰だって死にたくなる!!」
「いいから・・・妹とやっちまんだべ?しかも風呂で」
バキューン!!
↑ハートがワルサーP38で撃たれた擬音。
「ぐはぁぁ!!」
「んで、おまえは本気でさくっちに惚れてしまったと」
ドダダダダダ!!
↑ハートがBAR(ブローニングオートマチックライフル)に粉砕された擬音。
「ごふっ」
「図星かよ」
「だってだって・・・だってだってなんだもん」
「キメェ」
「うっさい」
そうだ。俺はあの夜を境に、妹に惚れてしまったのだ。
実の妹に・・・。
「・・・墜ちちまぇ」
「アーユークレイジー!?」
「好きなもんは好きなんだからしゃあねぇんじゃねぇの?」
80たん
GODJOB
妹じゃなくて、綾乃ちゃんに萌えてきちまったよ
朝起きたら妹に、エロゲーを勧められた
して、そのタイトルは?
魅惑の調書とか。
エクドラードとか。
HEARTWORK(旧版)とか。
コ・コ・ロ・・・(初回版)とか。
……すみませんまだ続き書けてませんごめんなさい。
>>192 マイペースでよろ。いつまでも待ってるze!!
>>190 「はい、お兄ちゃん」
そういって妹が差し出したのは、縦が25cmほど横が16cmほどの箱だった。
「なんだ、これは?」
「うふ♡ もう、わかっているくせに」
箱の表をじっとみる。
うむ。ポニテのかわいい女の子の絵が描いてあるぞ。んで、タイトルらしきもの
が……Natural?
「あぁ〜ん。お兄ちゃん! せっかく、あたしが恥ずかしいの我慢して買ってきた
のに、窓から投げ捨てようとしないでよ!」
「俺は何も見なかった。あんなものは存在すらしていない」
「もう。気に入らないなら、素直にそういってよね」
妹はかわいいほっぺを膨らませて文句を言う。
って、おまえな。普通、朝起きたら妹に、妹調教エロゲーを渡された兄としては
まっとうな反応だと思うぞ。
「お兄ちゃんったら、こっちの方がいいんでしょ?」
「えっと……『妹。あたし、どんなことだって』『義妹 仁美』……」
俺は無言で窓を開ける。
「あぁ〜〜ん。もう、捨てちゃダメだってば、お兄ちゃん!」
「うるさい黙れ!」
俺は腕にしがみつく妹を振り払うと、おもむろにベッドの下から箱を取り出して、
「俺は『姉属性』だ!!」
と、「お姉ちゃんの3乗」を妹に突きつける。
「ぷんすか! お兄ちゃん、姉属性なんてダメだよ」
なぜか、偉そうな妹。
「いい、お兄ちゃん? 姉属性なんて、年上の女性に甘えたいだけの自主性のな
いマザコン予備軍なんだよ。そんなの不潔よ、不潔。もうダメダメって奴。
そんなの変でしょ。変!
お姉ちゃんに甘えるときの男の一人称ベスト1は『ボク』。うわ、ダメ!
ボクだよ、ボク。大のおとながいい歳してさ。ボクだなんて、笑っちゃうよ。うわ、
近寄らないでって感じだよ。
どーせ、おっぱいに顔をうずめて、『ボク、お姉ちゃんが好きなんだ』とか言い
たいんでしょ。うわ、恥ずかしい。やめてよね、ホントにさ」
おいおい、妹になんでそこまで言われなくちゃならんのだ、俺。
そんなに俺の存在理由を否定しないでくれ。いや、姉属性が俺の存在理由っ
てわけじゃないんだが。
「それに比べて、『妹属性』は違うよねぇ〜。エロゲ業界をみなよ。あきらかに姉
キャラより、妹キャラの方が多いでしょ。これはこの世の男性たちが、いかに妹
を渇望しているかの表れ。
つまりは、妹こそこの世界のスタンダードなわけ。
だいたい年下の女の子ってのがポイントなの。姉とは違って、甘えるんじゃなく
て、甘えられる。ここ重要。
かわいい女の子に甘えられる。それは、その子のすべてを受け止める。これっ
て男冥利に尽きるっしょ? そうに決まってます。ひいてはその子のすべてを独
占しちゃう。もう、バンバン独占だね。
つまりは、妹属性こそ自立した男性のたしなみであり、性欲、保護欲、独占欲
すべてを満たす究極の属性なわけ。わかったお兄ちゃん?」
「……ああ、よくわかった」
俺はおもむろに部屋のドアを指差すと、
「とっとと出て行け、このガイキチ妹」
「え〜ん(涙)。お兄ちゃんがイジメるぅ〜(涙)」
もう、明らかに泣きまね。もう突っ込む余地もありません。
「もう、突っ込むところは、ここにちゃんとあるよぉ。てへ♡」
そういって、自分の股間を指差す妹。
……。
俺は妹の手を取ると、起きたばかりのベッドに引き込む。
「あん♡ 初めてなの。優しくしてね、お兄ちゃん」
そして、そのまま毛布でグルグルまくと、その上を紐で縛り上げる。
「うわ。これって緊縛プレイって奴かな? お兄ちゃん、マニアックなんだから」
それを窓から逆さにつるして、俺は一仕事を終えた労働者のようなさわやかな
気持ちで額の汗をぬぐう。
「いやぁ〜。今日もいい天気だ。――さて、朝ごはんを食べるとするか」
「お兄ちゃ〜ん。これって、いつまでプレイするの? ねえ? あたしも初めてな
んだから、最初はもっとソフトなプレイからがいいなって…聞いてる? ねえ!
おおぉ〜い? ……」
…………
「お兄ちゃんのバカァ〜〜!!」
強かキャラキター!
姉属性ワラタ
>>GYhzO8OFh6
妹の名はかずさ?
>>199 >妹の名はかずさ?
? 自分の書く兄妹は名前はないっすよ
∧_∧
( ´∀`)
_φ___⊂)_
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| .|
|妹ネタ希望 |/
朝起きたら妹と一緒にエロゲーのキャラクターになっていた。
朝起きたら妹に落札された
朝起きたら妹に指名された
朝起きたら妹に任命された
朝起きたら妹に冒涜された
朝起きたら妹に陵辱された
朝起きたら妹に暴虐された
朝起きたら、妹の声優が変わっていた。
朝起きたら、妹の原画が変わっていた。
明日から家は私と兄さんだけ。
私の家では毎年お父さんとお母さんが夫婦で旅行に出掛ける日。
つまり・・・。
「明日から兄さんと2人っきり・・・」
きゃぁ〜♪恥ずいっす〜!!
ひとつ屋根の下で兄さんと2人っきり。
「きゃぁ〜!!」
もう私デレデレ。内心ウハウハ。
枕に顔をこすりつけ抱きしめ殴りつけ、溢れる興奮を不器用に表現する。
「明日から何しよっかな〜?」
まず、必ず早起きして兄さんのために朝ご飯を作る。
そしてやる事が無い兄さんと「2人っきり」で同じソファーに座ってテレビを見る。
その内眠くなった方が相手によりかか・・・
「きゃーきゃーきゃー!!」
やだもー私ー!!えっちな事想像しちまったっすー!!
兄さんの肩によりかかる私・・・
「きゃー!!」
バスバス!!
(枕にボディブローを叩き込む音)
私の膝に頭をのせる兄さ・・・
「はふぅぅぅ!!」
(↑昇天)
幸せすぎ・・・もう私ったら幸せすぎですますはいぃ・・・。
「早く朝にならないかな〜」
一年の中で一番長く兄さんを独占できる時・・・
「ん・・・はぅ、っつ・・・兄、さん・・・」
そして私は兄さんの事を想いつつ、自慰に更けた・・・
前スレ >660-663 >678-679 >718-719 >751-752
>141-143 の続き
我ながら見苦しい程おろおろと、それでいて必死に妹を宥め賺し続けてどれだけの時間が経過しただろうか。
つくづく女が泣くのは反則だと思う。嫌いな相手でない限り絶対勝てん。
どこのどいつだ女に涙なんて装備させたエロい奴は。
そしてようやく我に返ると、既に妹は泣き止んでいた。
だが何故か俺はその妹に膝枕され、あまつさえ耳掃除の真っ最中だった。
……ひざまくら? みみそうじ? ンナヅェダァ! ンナヅェダァ! ナヅェダァ!
「動かないで」
「あ、悪い」
散々泣いた後で目元は赤いものの、珍しく親しい人間でなくても判別可能なくらいの笑顔
(それでも一般的にはせいぜい微笑レベルだが)を浮かべて飛び切りご機嫌な妹に頭を押さえ付けられる。
うわ、ぷにっとしたふとももの感触が……じゃなくて。
「……つか、どうして俺は膝枕されているのだろう」
「兄さんが「お前の気持ちに応える以外なら何でもするから泣くのだけは勘弁してくれ」って言ったから」
混乱すると記憶が飛んでしまう事のままある俺に、それを良く知っている妹が即答して下さいました。
ここは人としての尊厳だけは守り通した自分を褒めるべきなのか。
それとも、ここまで事態をややこしくした自分を叱咤すべきなのか。
……微妙だ。何もかもが微妙すぎて、俺は耳掃除を甘んじて受け入れる他に為す術が無かった。
無論、頬に感じる温かくて柔らかくてそれでいて弾力に富む感触から離れ難かったのも否定はしない。
だって前の彼女のそれよりうわなにをするqあwせdrftgyふじこlp
やっぱり何を口走ったかも憶えてなかったのね、兄さん。
今度は吹き出すのをどうにか堪えることが出来た。
そのまま兄の髪の感触を掌に、体温を太ももに感じながら耳掃除を続ける。
まさに至福の一時。
取り乱していながらも最後の一線だけは決して譲ってくれなかった。
けど、最悪兄妹関係に致命的な亀裂が生じる覚悟までしていた事を考えると、
こうやって好きな人に念願の一つである膝枕と耳掃除が出来るのだから、そんなに悪い結果ではなかったと思う。
仕上げにふっ、と耳に息を吹き込むと、兄はウヘァとか何とか奇声を漏らしつつ身体を仰け反らせた。
もう一度息を吹き込んでみる。また仰け反った。
……これ面白い。癖になりそうで怖い。
「じゃ、次はこっち」
もっとやってみたかったけど、調子に乗ると怒られそうなので止めた。
兄が私に怒る事なんて滅多に無いけど、だからこそ怒った兄を鎮めるのはとても大変で面倒だから。
それに、もう片方の耳でも出来るのだから。
結局ふられた事に変わりはないのに私の機嫌が良いのは、念願が叶ったからだけではない。
気付いてしまったから。
兄に対してとてもとても有効な武器の事に。
今まで考えもしなかった最強の武器の事に。
止めとばかりにまたも耳に熱い息を吹きかけられて、ようやく気持ちいい拷問の時間は終わった。
――と思いきや。
「耳掃除したい時はいつでも呼んで。またしてあげるから」
まだ終わってはいなかった。
「……何と仰いました?」
「聞いてなかった? また耳掃除してあげるからいつでも呼んで、って言ったわ」
「いや結構。つか遠慮する。耳掃除くらい自分で「駄目」」
あにはにげだした! しかしまわりこまれてしまった!
「これからも耳掃除させてくれないと……」
「くれないと?」
聞きたくない。続きなど聞きたくもないが、聞かないと話が進まない。
「させてくれないと……泣くわ」
――――なんて、卑怯。
捨て台詞を残して小悪魔と化した妹がリビングを去った後、俺は沈みゆく夕日に向かって男泣きに泣いた。
しかし野郎の涙は武器にならない。あくまでも世界は不公平だった。
もしかしなくても、今後ずっと泣き落とされ続けるのか?
もしかしなくても、今後更に要求はエスカレートしていくのか?
こうして人としての尊厳を賭けた終わりなき戦いは始まった。
……いきなり挫けそうです、姉さん(何で居ないんですか?)。
ようやく終わった……取りあえず月内に完結させられますた。
ええ、嫌いな相手でない限り女に泣かれたら勝てません。
そして膝枕&耳掃除最強です。
何となく次回に続くっぽい引きですが、続きません。続かないってば。
最後になりましたが、応援して下さった皆様にお礼申し上げます。
>>206もなかなか続きを見たい作品だヽ(´ー`)ノ
>>210 御馳走様ですた( ´ー`)
綺麗に収束していただいてナイスでつ
次回作も期待してますよー
>>210 試しに続きをキボンしてみよう
続きを激しくキボン!!
朝起きたら妹に
「乙。続きキボンヌ」
と言われた。
激しく欝になった。
213は214の妹タンでつか、遂に妹様が御光臨でつ
>>214 昨夜ガンガンヤりまくって、起きたらそんな事言われたんだな?
途中で終わった訳でもなく、しっかり完結してるのに続きをやれと。
いい妹じゃないか。兄にしてみれば疲れるだけか?
217 :
ならばもう一つ:04/04/29 14:55 ID:gBW6tSTK
>214より
さらに妹は
「ネ申認定!イイ(゚∀゚)」
と言った。
小一時間・・・。
「じゃーちょっと行ってくるからー」
「はいよ〜」
洗面所でぼけーっと歯を磨いていた俺に母親が玄関から声をかける。
「テーブルに十五万置いといたから・・・ま、たりるべ?」
「あ〜・・・あぁい!?」
口に含んだ歯磨き粉をブハッと吹き出して洗面所を出るが・・・すでに馬鹿夫妻は玄関の戸を開けていた。
「じゅ、十五万!?お、おい・・・一体どんだけの!?」
ウチの両親が残す生活費はその海外の滞在期間に比例する。
一週間で、まぁ一万〜三万くらい。それが十五万なわけだから・・・?
「娘を頼んだぞー」
「ちゃんとしなさいよーあんたお兄ちゃんなんだからー」
「答えれや人の話に!!」
バタン、
「・・・行っちまいやがった」
十五万・・・まず確実に1ヶ月以上だな・・・確かヨーロッパぶらり旅だかなんだかと聞いたような気がする。
「あー・・・どーすんだよ、あのタコ・・・1ヶ月もパンやら惣菜で暮らせってか?」
鬱だ・・・俺はスパゲティーしか作れない。
「もーいーや・・・」
俺は自衛隊の先輩から流してもらったレーションを喰おうと思い、うなだれて居間に向かった・・・
「あ、おはっす兄さん!」
「うぉ!?」
うなだれて入った居間の食卓には「ドカーン!!」という効果音が聞こえてきそうなぐらいゴジャースな料理が並べられていた。
「今日から兄さんと私だけっすから・・・張り切って料理してみやしたー!!」
「・・・張り切りすぎ」
俺は苦笑しながらいつもの定位置に座り箸を取る。
「あれ?でもおまえ母さんにたまには飯作れって言われた時は『やだやだめんどいもーん』とか言ってなかったっけ?」
煙草に火を着けながらエプロンを外している妹に声をかける。
「えへへ・・・だって兄さんだけに私の手料理食べてほし・・・あー!!また煙草吸ってやがるしー!!未成年の喫煙は法律で禁じられてるっすよー!!」
「親公認だからいいのです」
ケタケタ笑いながら突っ込みを入れる妹に俺も苦笑しながら返す。
「さて・・・学校もあることですしさっさと食べますか」
「うぃっす」
「いただきまーす」
「召し上がれー」
パク、
「うぉ!?」
「え?どうしたの兄さん!?」
「ウマ━━━(゚д゚)━━━!!」
「当たり前っすよ!!腕によりをかけて作ったんすから♪」
「うひゃー!おまえ母さんよりも料理上手いんじゃねぇかぁ!?」
「えへへ・・・じゃあお母さんとお父さんが帰ってくるまで私がご飯作ってあげるね?」
「マジ!?」
「マジっす」
まるで天使のような笑顔を浮かべる妹に、俺は初めて感謝した・・・。
・・・
「やべぇー食いすぎたー」
「何も全部食べなくたって・・・」
「残したら勿体ないし」
「あ、何かそれ嬉しいっす」
「・・・お弁当入らないかも」
「えー!!せっかく作ったのにー!!」
学校までの通学路。またいつもと同じよーな、しょーもない話題で笑いながら妹と歩いていた。
「これもちゃんと全部食べて欲しいなー?」
「・・・ぜってー無理」
「うわ、何で!?」
「それ重箱じゃねぇか!!」
「私の分でもあるっすよ?」
「五段あるし」
「ちゃんと分けたんすよー♪一番上が唐揚げと〜」
「・・・はぁぁ」
「おーいそこのお二人さーん!」
と、妹の馬鹿っぷりに呆れていると後ろから聞き慣れた声・・・この声は・・・
「さてはおまえ福田官房長官だな!?」
「はい、日本はテロには屈せず、自衛隊を・・・なんでやねん!!」
あまりにパターンなお決まりの挨拶を交わして親友が妹の隣に着く。
「いやーいいよなおまえ・・・朝から妹ちゃんとラブですか」
あら(;´Д`)
中途半端で切れてるな…
続きキボン
逆転裁判を思い出した。
せっかく萌えてたのにイトノコさんの顔しか浮かばなくなっちゃった
朝起きたら妹に
「乙。続きキボンヌ」
と言われた。
激しく欝になった。
危惧していた通り、あのバレンタインの悲劇以降、妹の泣き落とし攻勢は止まるところを知らなかった。
たまの膝枕と耳掃除程度ならまだ許せなくもない。人目に触れたりしないし……その、結構気持ちいいから。
だがしかし。
やれ買い物に付き合ってだの(当然の事ながら隙あらば腕に絡み付いてきた)
やれ遊園地に連れて行けだの(当然の事ながら何かに付けて抱き付いてきた)
やれ久々に背中流させろだの(当然の事ながらこれだけは断固拒絶してきた……今までのところは)
そして今、寝起きにつき目付きの悪い妹が、俺と布団を共有しているのもその一環だった。
今更説明するまでもないとは思うが、ついに床を共にするところまで事態は悪化していたのだ。
……まだ人の道に背く真似だけはしてません。限りなくそれに近い処まで来ているのは否定しませんけどー。
重ねて言おう。同じベッドで寝ていただけだ。
この光景を見られたら間違いなく誤解されるのは目に見えているが、
きちんとパジャマは着ているのだから抗弁は許されると思う。いや思わせてお願い。
両親だって「ほんと仲が良いんだから」と生暖かい目で見ているだけ……つか少しは問題視しろよあんたら。
さらに妹は
「ネ申認定!イイ(゚∀゚)」
と言った。
……まだ半分寝てやがるこのアマ。
人が聞いたら間違いなく誤解するような寝言だけは勘弁してくれ、頼むから。
>213-214 >217
短くてすみませんが、これでご容赦下さい。
226 :
222:04/04/30 09:25 ID:3wKE3mBA
>>223 ごめん・・・・
なんとかスズキ マコに置き換えてくれ・・
>>225 出だしとラストに制限受けながらもうまいことまとめましたな・・・
GJです。
「何がラブなんだか・・・こいつは妹だ。妹」
「わー」
「んだよ」
「久しぶりに頭撫でてくれたー」
「・・・やっぱラブじゃん」
「どこがだ」
「・・・考えてみろ!レッツ妄想タァイム!!」
「イェッサー!!妄想するであります!!」
と、親友のノリに乗ってこちらも敬礼してやる。
「もし〜末莉タソの顔がマナマナだぁったら〜?」
「ノォォォォゥゥッ!」
な、なんて事を言いやがるコイツは!?
「もし〜シエル先輩がアンデルセンだたーら?」
「ファーーーーック!!」
それはそれでカコイイ。
「で、何だよ」
「うむ、本題だ。そのおまえと妹のやりとりを俺と・・・まぁ、誰かカワユイ女の子に置き換えて妄想してみろ」
「・・・」
妄想。
「うわっムカつく!」
「それをおまえは毎日学校でやっているんだ!」
「妹、くっつくなくっつくな!」
「やだやだーぎゅーって〜えへへへ・・・」
「離れれやコラァ!!」
「いた!やったっすねー!?」
ぎゅーっ
「首!?首に抱きつくなぁぁ!!」
「では俺はこれで」
「逃げるな親友!!」
「親友アゲェィン」
「寒!!」
寒いギャグをかまし、朝から厄介事を最大限に撒き散らしながら親友は去っていった。
「えへへー兄妹だからくっついたって問題なしっす」
「端から見りゃ馬鹿ップルだろが」
「兄さんとカップル・・・?、きゃ、きゃー!!」
「んだよ」
「やだもー兄さんったらぁ(はぁと
私たち兄妹(デェレデレ」
「・・・もう、突っ込む気にもなれないからそろそろ離れて下さい」
「うー」
「うーじゃない」
「にゃー」
「そういう台詞は耳を着けてから言え」
「・・・着ければいいんでしょ着ければ・・・」
ゴソゴソ・・・
「待て」
鞄に手を突っ込んでゴソゴソやってる妹の腕をガシッと掴む。
「に、兄さん・・・言うとおりにするから乱暴しないで・・・」
「ネタはもういいんだよ!!おまえまさか鞄ん中に『耳』とか入ってんのか!?」
「たまに」
「入ってるのかよ!」
「乙女の身だしなみっすよー」
「・・・ヨーロッパのファッキンファザーとビッチマザー・・・妹は僕の知らない世界に逝ってしまいました」
「うー・・・兄さんだって変っす。」
そんなやりとりをしながら、ようやく校門へ。
「兄さん」
「ん?」
「お昼、お弁当持ってくから待っててほしいっすよ?」
「・・・」
あの重箱、マジで喰わなきゃならんのか・・・
やべぇ・・・・・・この話、大好きかも
途中で崩れない事を祈る
書き込みないな・・・
朝起きたら妹に、四の字固めを決められてた
朝起きたら妹に、首を絞められていた
朝起きたら妹に、四の字固めを決められてた。
――などであればまだ可愛げというものがある。が、
朝起きたら妹に、首を絞められていた。
――となると、そういう次元の問題ではない。
「お兄ちゃんを他の女に取られるくらいなら私がこの手で――――!」
寝起きで酸欠という最悪の状態で抵抗する力が湧いてこない。為す術なしか。
「……でも安心してお兄ちゃん。私もすぐに追いかけるから」
……どうして昨夜担任教師(♀/27歳独身)から電話が掛かってきただけでこんなに思い詰める。
たかだか二言三言、それも提出物に関する連絡だけだと説明しただろうがこの電波女。
「それにあの世なら血の繋がった兄妹でも……うふ、うふふふふふ……」
いち早くお花畑に逝ってしまった妹だが、首を絞める力は一向に緩まない。
やがて俺の意識も……
END
「……という夢を見た」
「……私を何だと思ってるのよあんたは」
朝起きたら四の字固めを決めていた妹と、踵を絞られながらそんな心温まる会話を交わした朝の一幕。
今度こそEND
朝起きたら妹に、会いに行こう
>236 名言
朝起きたら妹になろう
妹として祝福してあげよう
お兄ちゃんを想って泣くのは今日で最後にしよう
朝起きたら
>>238が女装していて、あたかも妹のように
「おはよう、お兄ちゃん」
と言ってきた
どうしたおいみんなまだ帰らないのか
ホシュ
243 :
1/2:04/05/05 20:29 ID:nRwZ571P
朝起きたら良い妹になろう
妹として祝福してあげよう
お兄ちゃんを想って泣くのは今日で最後にしよう
「……って納得すると思うかぁーっ!!」
何? 相合い傘? それも、よりによって野々宮と!?
あんな胸が大きいだけのしょーもない女に引っかかるなんって情けないにも程がある。
私の方が成績良いし、私の方が可愛いし、私の方がセンスが良いし私の方が髪も長い!
それに私がお兄ちゃんの妹だってわかった途端に掌を返したように態度変えるよーな女だよ!
あんな陰険女の正体すら見抜けないなんて!
普段より45分も早く起床。
寝間着代わりのワイシャツを脱いで、勝負ブラとショーツに替える。
ハッキリ言ってショックだった。ってゆーか女のプライドがズタズタに傷つけられた。
なにこれ、私が野々宮なんかに負けたってこと?
冗談じゃないよお兄ちゃん、この前私の下着で漁ってたじゃない?
それから、私のお風呂覗いてたでしょ?
ノーブラで歩いてたら、やらしー目でチラチラ見てたよね?
毎晩、私をオカズにして抜いてたんでしょ?
証拠? そんなの無くったって全部お見通しだもん!
だけどお兄ちゃんだから、その、きょ、兄妹だから特別に許してあげてたんだよ?
お兄ちゃんの興味は妹の私だけ向けられてるんだって思ったから、し、仕方なく
ヘンタイ行為を黙認してあげてたんだよ?
それなのに、勝手に他の女に乗り換えるなんて絶対に認めない!
244 :
2/2:04/05/05 20:31 ID:nRwZ571P
洗面所の鏡で制服をチェック。
それから念入りにブラシを通してポニーテールを結う。
野々宮なんか相手にしなくても、お兄ちゃんの側には私がいるじゃない。
こんな可愛い子、滅多にいないよ。掘り出し物だよ。天然記念物だよ。
しかも妹だよ。イモート。一つ屋根の下だよ。
並んでテレビ見ながらウトウトしちゃって頭が肩にコツンとか、
朝の玄関でボタンかけ間違ってて私が直してあげるよーとか、
お風呂上がりにバスタオルが落ちてドキッとか、
その他諸々ラッキーなイベント沢山あったでしょ?
だから他の女なんて必要ないんだよ?
偶然触ったり、見たりしたのがばれても
『もうっ、お兄ちゃんのエッチぃ!』って超可愛い
声でプンプン怒られちゃったりしちゃったりるんだよ?
これだけ美味しい話、世界中探したって無いよ?
「……………………………」
お兄ちゃんの部屋の前に立ち、すぅっと深呼吸。
野々宮がお兄ちゃんとイチャイチャするなんて耐えられない。
私と(間接)キスした唇で、ディープキスするなんて問題外。
ましてや、この部屋の中でのエッチなぞ想像しただけで………あー全身に鳥肌が立つぅ!!
やはり奴の野望だけは断固として阻止せねば。
お兄ちゃんのことだ。きっと奴の甘(い)甘(え)声に騙されているに違いない。
ならばこちらは『耳元で「お兄ちゃぁん、起きてよぉ〜」』+『トリートメントの香りを
発散しながら密着してユサユサ』の波状攻撃にて敵の洗脳を打破するのみ!
可愛い妹の可愛い声で起こされれば、誰が一番イイ女なのが速攻で気付く筈!
お兄ちゃんの部屋に入るのはン年ぶりだけど、恥ずかしがってる場合じゃない!
これはお兄ちゃんを更正される為なのだ!
あの魔性の女からお兄ちゃんを救い出すのだ!
気合い一発、私はノブを回した……
GJ!!
続きがひじょーに気になりますな。
キーンコーンカーンコーン・・・
「はぁぁ・・・」
「どうした親友」
「・・・てめぇ、朝から煽っといて吐く台詞がそれですか?」
俺は朝の妹とのやりとりが自称親友によって学年全域バラ撒かれた事実を、
HRの「藤沢〜彼女いないからって妹に手を出すなよ〜」という担任の台詞により知った。
「いいではないかいいではないか」
「いいと思うてめぇの頭が最悪という事に気付けや学園馬鹿代表」
「ふははは!!婦女子の皆!!こいつは彼女できないからって妹とラブ・・・」
「寝てやがれ!!」
「ハグゥ!?」
俺は思いっきり親友青山にボディフックを喰らわす。
「三年の喧嘩番長、ハリー吉川を一撃で沈めた秘拳だ。立てるはずが・・・」
「アーッヒャッヒャッヒャ!」
(↑アンデルセン起き)
「何ぃ!?」
「ふ・・・こちとら伊達に貴様の相棒をしてないわ!!」
と、実際妹とのやり取りをこいつが言い触らすのは毎度の事なので、クラスがざわめく事は無い・・・
一人を除いて。
「藤沢くん?」
ギクゥッ!?
き、きた・・・
「・・・いい加減、その年にもなってシスコンというのはどうかと思うのだけど」
248 :
2/2:04/05/06 00:03 ID:tutK45RD
冷や汗を垂らしながらゆっくりと振り向く・・・と。
「それとも・・・そうまでして女性との接点を求めてらっしゃるの?」
はい、学園一の金持ち娘、斉藤がいつもの挑発的な笑みでそこにいた。
「女も何も・・・俺童貞違うし」
「あぁら?女っ気がないからってついに同姓愛へ?激しく応援して差し上げるわ」
「・・・俺にしては朝からそんな話題を出すおまえの将来の方が激しく心配だ」
「まぁ。でも安心なさって。貴方に心配されるほど私は墜ちてませんことよ?」
最悪な事に・・・この性悪女斉藤も、この自称親友青山も、俺の幼なじみ・・・。
何で俺の周りにゃまともな奴がいない!?そりゃ妹に癒やし求めるっつーの!!
「もういい・・・俺は昼まで寝る。起こしたら下剤浣腸のフルオートかましてやるからな」
俺は昼休みに教室に訪れるはずの妹に全てを託しつつ、堅い机の上で眠りについた。
「下剤浣腸?なら私は貴方に炭酸浣腸を挿入して差し上げるわ」
「お、じゃぁ俺は唐辛子ペーストを・・・」
・・・誰かまともな方。俺のメル友になってください。
朝起きたら妹に頭から生で食べられた
朝起きたら妹が浅田農産社長だった
朝起きたら妹が、宅配されてきた。
朝起きたら妹が、ストップ高だった。
朝起きたら妹に、汚された
朝起きたら妹に探された
朝起きたら妹に ガブリ!!
夕べ妹にかけられたミニマムの魔法がまだ解けていない俺はベッドと壁の隙間に挟まっていた
「おい・・・おい!!」
誰かが俺を揺さぶる・・・
「起きるっすー兄さん、昼休みっすよー」
誰だよ・・・俺の心地よい微睡みを妨害する奴は・・・!
「うるせぇ・・・下剤浣腸ぶち込むぞ・・・」
俺は朝の宣言通り、その睡眠を邪魔する奴に言ってやる。
「え、えぇぇ!?」
お、効いてる効いてる。
「ついでに全裸にして縛って、その写真を某巨大掲示板に貼り付けてやらぁ〜」
「え、えええええぇぇ!?」
手応えあり!!これで心おきなく眠りに・・・
「藤沢、藤沢」
「・・・んだよ青山」
「それ・・・妹」
「・・・」
「縛って、なんてぇ・・・でも、兄さんがしたいなら・・・」
「待て待て待て待て待て待てーっ!!」
ガバァ!!
「お、起きたな」
「に、兄さん・・・私泣いちゃうかもしれないっすけど」
「違う、違うぅ!!いいい、今のは俺が悪かったぁぁ!!」
俺は何故か赤面してもじもじしてる妹に全力で頭を下げる。
「兄さん・・・」
「いやいやいやいや!!そうだ!!昼休みは一緒にご飯を食べる予定だったね、行こうか!!」
ヤバいですって、
クラス中の連中が白い目で俺を見てます!!
「さぁいこーかー!!」
「あ、兄さん待って」
258 :
2/3:04/05/06 21:46 ID:tutK45RD
恥ぃぃ!!
いくら低血圧で寝起きが不機嫌だからって、いつものノリで妹に下ネタ炸裂させちまったよ、うわあああぁ・・・
「兄さん兄さん」
「スマン妹。俺が悪かった。頼むからこの事は内密に・・・」
しかし。
「えへへ・・・」
妹は笑っていた。
「兄さん・・・ちゃんとお弁当の事、覚えていてくれたんすね?」
「え?」
「ちょっと・・・嬉しいかも・・・っす」
妹はさっきの事は気にしてなかった。
そういえば、妹の手からは大きな重箱が下がっている。
「・・・あぁ」
そうだ。俺は朝に妹と昼飯の約束をしてたんだ。
「ちゃんと昨日から味付けしたんすよ?冷えちゃってるけど美味いはずっすよー」
「・・・」
重箱を胸に抱えて、楽しそうに笑う妹。
「なんで・・・」
「んー?」
「・・・いや、何でもない」
「?変な兄さん」
何で、こいつは・・・こんな俺に優しくしてくれるんだろうか?
兄妹だから?お兄ちゃんっ子だから?
違う気がする。
・・・昔からこんな感じだっけ?
・・・それも違う気がする。
気が付いたら、いつも二人で。
気が付いたら、いつも一緒で。
「兄さん?」
「あ、あぁ?」
「何処で食べよっか?」
259 :
3/3:04/05/06 21:48 ID:tutK45RD
昼休み・・・俺たち兄妹は体育館裏の木陰にいた。
「えへへー。兄さんいい場所知ってるっすねー」
食堂だと人目を引く。中庭や屋上ならモロ馬鹿ップル。
というわけで俺は授業をサボる時の避難所を使う事にした。
ここなら誰も来ないし、静かでいい。
「にーいさん」
「はいはい」
「あーん♪」
「は?」
「だから、あーん♪」
「・・・」
俺は無言で制服の内ポケットから割り箸を取り出した。
今時の学生の標準装備!!これでいつでもどこでもダチの弁当をつまめるね!!
「いただきまーす」
「かーわーいーくーないっすー!!」
ぶーぶー膨れる妹に、俺は苦笑するしかない。
「おまえな、どこに兄貴にあーんさせる妹がいるんだよ」
「ここ」
「いただきまーす」
「かーわーいーくーないっすー!!」
「ははははは!!」
楽しい。ただそう感じる。
こんな風に妹とやりとりして、馬鹿やって・・・。
でも、まぁお互い年頃だ。いつまでもこんな風にはできない。
だから今だけでも楽しもう。兄として、妹と・・・せめて、今だけ・・・。
「というわけでいただきます」
ぱく、
「・・・」
「どうすか?」
「ウマ━━━━━━!!」
イトノコ刑事の弁当はウインナーがデフォだったっけ?(w
2を始めたばっかだからわかりません。
俺は女装して妹に掘られたいんだが、同志はいないか?
朝起きたら妹に別れ話を切り出された
妹に掘られたい・・・?
朝起きたら妹に、握られていた
稲荷寿司を
朝起きたら妹に、エロゲを起動しっぱなしで寝たパソコンの電源を切られていた
>269
いい妹さんだ、俺だったら未遂を犯してるな
「えへへ・・・いっぱい食べてくださいねー」
「おぅ!腹一杯頂くぜ・・・って、おまえは食わないのか?」
俺の喰いっぷりを微笑みながら見守るだけで、妹はまだ一口も口をつけていない。
「私は・・・」
「・・・あ、あぁ、そだった。わり」
「いいんすよー兄さん、ぜーんぶ食べてくださいねー」
そう言いながら、妹は懐からパウチのゼリーとアンプルを取り出した。
・・・これが妹の食事。
身体が弱かった母親の遺伝で、ほとんどの食品にアレルギーやショックを起こす。
しかも、医療用のゼリー食品だけでは充分な栄養を賄えないため、こうしてアンプルを注射しなければならない。
「・・・どうしたんすか、兄さん?」
「おまえ、ちょっと首見せてみ」
「え?」
「首。ユァネック」
言うより先に、俺は妹の頭と肩を抑えて首をのぞかせる。
「に、兄さん、ちょっ・・・ここ学校!!私たち兄妹!!き、近親相姦万々歳っ!!・・・じゃーなぁーくーてぇー!!」
「・・・やっぱし」
妹の首にはいくつかの湿疹。
「・・・味見、しなくていいって、言っただろ・・・」
「あ・・・」
272 :
2/5:04/05/09 15:47 ID:w8k18q1/
「・・・下手したら一口だけでも心臓麻痺すんだから・・・あんま世話焼かせんな」
「えへへ・・・」
「えへへじゃない、俺はマジなんだから。いーか?今後ぜっっっったいにすんなよ?」
「・・・いいんすよ、兄さん」
アンプルを注射し終わった妹は楽しげにまた笑う。
「今だけ、しかこういうこと出来ないんすから」
「・・・」
「大丈夫っす。今朝の朝食・・・私が食べたのは反応しない物だけっすから」
「だから、俺が言いたいのは」
キーンコーンカーンコーン・・・
「っと、昼休み終わり!!私は戻るっすねー」
「お、おい!!皐月!!」
まるで逃げるように走り出す妹の名を、思わず呼んでしまう。
「なんすかー?」
いつもの笑顔で振り向く妹。
「だから・・・」
だから、何?
何て言うつもりなんだよ、俺は・・・
「だから、皐月・・・」
今だけしか、言えない事。
今の妹にしか言えない事?
「あーったく!!弁当美味かった、以上!!」
その言葉に、妹はぱぁっと笑顔を輝かせ、
「ちょっと・・・かなり嬉しいっす!!」
空になった重箱を抱え、俺に手を振りながら校舎へ戻っていった・・・
273 :
3/5:04/05/09 15:48 ID:w8k18q1/
「・・・馬鹿やろ」
完全に妹の姿が視界から消えた時、俺は静かに呟いた。
「そうじゃないっての・・・」
妹ではなく、自分自身に。
「・・・馬鹿やろ・・・」
俺は校舎に戻る気になれず、煙草をただたた吸っていた。
・・・何となく、目頭が熱い、気がした。
・・・
キーンコーンカーンコーン・・・
「終わったぁぁぁ!!終わった、終わったぞぉぉ!!おい藤沢!!六時間が終わったこの瞬間、校舎は放課後になるのだ!!」
「・・・そーか」
「・・・馬鹿ね・・・HRが終わってからが放課後よ」
「・・・そーか」
「おぉう!!ワタシとしたことがミィッスッティィィックゥ!!」
「・・・そーか」
なーんも、聞こえん。
「・・・藤沢くん?」
「・・・そーか」
なーんも、聞こえん。なーんも。
「・・・斉藤、おまえ藤沢になんかしたか?なんかヤケに夕陽が似合うクールガイになってしまってるぞ?」
「なんで私が・・・青山くん?いくら私が責めの達人でも、あのタフガイを落とせた事はないの」
「ほーぉ・・・斉藤でも落とせな・・・・・・な、なにぃ!?落としたぁ!?」
「・・・」
ガタッ、
「お、おい藤沢・・・」
「藤沢くん?」
274 :
4/5:04/05/09 15:49 ID:w8k18q1/
・・・駄目だ、鬱。何故か鬱。
チャカ、バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバン!!クルクルクル、ジャコッ。
「うぉー!!?」
「すげぇ、一千万点オーバーじゃねぇか!!」
「命中率百パー!?神キタ━━━━!!」
・・・お気に入りのゲーセン。やりたかったゲーム台攻略しても鬱。
「藤沢くん・・・?」
と、どっかで聞いた声。
振り向くと・・・
「・・・斉藤?」
「・・・ガンシューティングが得意と聞いたけど、まさかこれほどとは、ね・・・」「・・・は?」
言われてからゲーム台の画面を見る。
【YOU ARE THE GREAT HUNTER!!】
10039825点。
「スゲーッ!!」
「・・・それは何、そういうネタ?」
・・・
「・・・そう、妹さんの、ね・・・」
「・・・はー・・・毎回毎回、シスコンだって思うんだけどさー」
トン、トン!!
斉藤は軽やかにダンスゲームのステップを踏む。
ちなみに俺はついさっき斉藤にズタボロに負けてベンチ入り。
「それで・・・今日は妹さんの優しさに撃沈したわけね?」
「ああ・・・あいつ、俺の心配してくれるのはいいんだけどよ、もー少し自重して欲しい」
275 :
5/5:04/05/09 15:50 ID:w8k18q1/
「ふふ・・・」
「んだよ」
斉藤が長髪とスカートをたなびかせ、ふわっとターン。
・・・あ、下着見えた。今日は青。
「・・・相変わらず、ね」
「はぁ?」
「昔からそうよ?貴方って、いつも自分より他人を優先して・・・」
少し、斉藤のステップが乱れる。それでも画面はハイスコアを叩き出しているが。
「妹さんもだけど、貴方も相当優しい性格ね」
「・・・っ!?」
い、いきなり何を・・・!?
「・・・高校入試の前も、そう」
「・・・掘り返すな掘り返すな」
苦い青春です。
「・・・おんなじよ?優しすぎて損するタイプ」
「・・・う」
「見た目はゴツいくせにねー」
「・・・ぅう」
「・・・まぁ、何にしても」
斉藤が、最後のステップを踏む。
「深く考えすぎよ。もう少し、気楽にいきなさいな・・・たまには息抜きも必要よ」
「気楽に、ね・・・したって妹の命かかってる問題だしなぁ」
「それはそれ。・・・もう、自分に嘘つくのよしなさいよ・・・ね?」
台から斉藤が降り、優しい表情で俺の顔を覗きこむ。
「・・・斉藤?」
「何?」
「・・・息抜きったって、おまえと付き合うつもりは無いからな」
「・・・やっぱり?」
GJ!
いつの間にかシリアス学園物に
ナイス乙
シリアスとほのぼののバランスがイイ!
駄スレかと思った前スレオープニングから、良く育ったものだなあ。
意外なことに、お兄ちゃんの部屋はキチンと整理整頓されていた。
てゆーか、予想以上に物が少ない。
……お兄ちゃん、今時娯楽機器がCDラジカセ一個というのはどうよ?
音を立てないように半分だけ開けた扉の向こう側、窓から差し込む朝日で
満たされた六畳フローリングの中にはベッドと本棚、簡易型のクローゼット、
そして勉強机しかない。(この年頃の)男の子の部屋に入ったのは初めて
なので良くはわからないけど、これがフツーなのだろうか?
それともお兄ちゃんが特殊なのだろうか?
……と、のんびり観察している場合じゃなかった。計算が正しければ、普段の
お兄ちゃんの起床時刻まであと15分も無いはずだ。この作戦は「私がお兄ちゃん
を起こす」という部分に最大の戦略価値がある。よってお兄ちゃんが自分で目を
覚ます前に完遂しなければ意味がないのだ。しかも所定時間内に終了しないと下
からお母さんが様子を見に来るという事態を招く危険性が生じる。息を殺して
ベッドの中の様子を確認、ドアの隙間から滑り込むように静かに部屋の中に侵入、
後ろ手にそっとドアを閉め。足音を立てないようにベッドへ………
「うっひゃ…………!」
奇っ怪な悲鳴を挙げそうになって慌てて両手で口を塞ぐ。
ベッドの上、タオルケットを乱暴に蹴飛ばしたままもポーズで熟睡してるお兄ちゃ
んのトランクスが………なな、なんですかアレは!?
朝立ちという男性の性は知識として知ってるから目の当たりにしても動揺しないと
思ってたのに、なんてゆーか…アレはテントどころか腹を食い破る寸前のチェスト
バスターではないですか! お兄ちゃん、生理現象だから大きくするなとは言いわ
ないけど、も少し寝相良くするか、せめてズボンを履く習慣を持ってくれないと…
……って、落ち着け舞。アレは今回の任務とは関係ない。無視して起こそう。見な
いように見ないように見ないように見ないように………
281 :
名無しさん@初回限定:04/05/09 23:48 ID:w3gRlWtT
…………………………」
………やっぱり無理だった。それに、この状態で起きたとしても、それはそれで気
まずい事になってしまう。しょうがないのでフローリングの床にペタンと女の子座
り、ベッドに頬杖をついて至近距離から観察してみる。もちろん息を殺して。
しかしまぁ、こうして間近で見ると恥ずかしいとかを通り越して感心してしまう。
私の記憶が確かなら血液の加減で起こる現象の筈だが、これでは知らない子が骨が
入ってると勘違いしするのも無理はない。ましてやこれと同じモノ自分の体内に挿入
されるのを想像してしまうと…………
「……痛そう……」
ってゆーかコレ本当に入るの? 無理に入れて壊れたりしない?
お兄ちゃん、私妊娠できない体になるのヤだよ。
………や、お兄ちゃんのが入る訳ないじゃん!
ってゆーか何を想像してるんだ私は?
お兄ちゃんはお兄ちゃんなんだから、当然私以外の人とエッチを………
…………と、何故にここで野々宮の顔が浮かぶ?
冗談じゃない、頭をブンブン振って妄想を追い払う。
そうだ、お兄ちゃんが朝から大きくしてるのが悪い!
だから余計な想像が膨らんでしまうのだ、全部お兄ちゃんの所為だ!
先程考えてたことと大きく矛盾してるよーな気がしないでもないが、気にしない気
にしない。私だって多感な年頃の純情可憐な乙女。こんなのを見せられたら………
「………………ごくり」
………見せられたら、興味が湧いてしまう。
ちょっとだけ、ちょっとだけ、見るくらいなら良いかな?
そりゃ知らない人を脱がして見るのは変態とゆーか異常だと思うけど、相手はお兄ちゃ
んだ………あれ? ひょっとして、お兄ちゃんだからイケナイのかな?
そんなことないない! 昔は一緒にお風呂にも入ったし、お約束だがお医者さんごっこ
も体験済みの仲。それにお兄ちゃんは時々私の裸見てる。お風呂場とか、着替えてると
ことか絶対に覗いてる。一方的に見られてるなんて不公平だ理不尽だ、ついでに卑怯だ。
そーだそーだ、見られたって減るモンじゃないし、一回くらい良いじゃない!
よーし! そうと決まれば、そーっと、そーっと………
ぴよん!
わ! は、跳ねた? びっくりしたー!
脱がした途端に臭いが…………汗? 体臭? へんな臭いだけど………
……呼吸に合わせて動いてる?、さっきの反応といい、ホントは筋肉とか入ってない?
わ、か、固い。それになんだか複雑な構造してる。血管とか浮いてて、ちょっとグロい
かも。小さい頃に見たのと全然違うよ〜!!
わ、わわ、熱い! 先の方なんかパンパンに張ってるっぽいし、いかにも充血して膨張
してますよーって感じ? やっぱ挿入するための硬度なのかな? でも先っぽだけ少し
柔らかい。男の子って、これを握って上下に擦るんだって書いてあったけど。これだっ
たら握っても大丈夫ぽいっし納得だなー。
どれどれ? こ、こんな感じなのかな………?
あ、ピクピク反応してる! なんか可愛いかも! それに臭いも少し強くなってる気が
する?
これって気持ちいいから? じゃ、お兄ちゃん、私の手で感じてるんだ?
ほらほーら、お兄ちゃん? 妹の柔らかぁい手の感触はいかがですかー?
良い子にしてたら、気持ちよくしてあげますよー?
だからぁ、ずっと舞と………………
『………………………はっ!?』
……私、今、何を考えてた?
ってゆーか、なんでお兄ちゃんのを擦ってるかな?
こ、ここ、これって、オーラルセックスとか言う行為ぢゃ?
わ。わわ、、駄目じゃん! 絶っっっっっ対に駄目じゃん!!
お兄ちゃんだよ! いま握ってるのって、お兄ちゃんのだよ!?
こんなの誰かに見られたら大変だよ、、お母さんとかに見つかったら!
や、だから見つかるとかそーゆー問題じゃないって!!
お兄ちゃんもお兄ちゃんだよ、どーして起きないの?
お兄ちゃんが無防備に触らせるから、その気になったんじゃない!
ってゆーか、んなこと考える前に手を止めなきゃ、離さなきゃ!
でも………握ってるのも微妙に気持ち良いし、だんだんお兄ちゃんのが可愛いってゆー
か愛おしくなってきて、それに先っぽからヌルヌルが………
………………じゃなくって!
オーケイ、ちょっと目を瞑ろう。それから少し冷静に考えてみよう。
私は……そう、お兄ちゃんを起こしに来た、ここまでは無問題。
それも、お兄ちゃんを自分に振り向かせようとかじゃなくって、単にお兄ちゃんが野々
宮に騙されるのが妹として我慢できなかったからだ、おーらい?
…………で、なんで、こーなってしまった訳?
私はエッチな子じゃない。頭脳明晰、冷静沈着、バルカン人並の理論思考派の舞ちゃん
なんだから。たまたま目に入ったからと言って、よりにもよって実の兄に手をだすよー
な女の子じゃない。
それに、そもそもお兄ちゃんに食いついてしまうほどエッチに飢えてもいない。
興味がないと言えば嘘になるが、それでもその辺の頭悪そーな女ほどじゃない。
要するに、健康な女の子の好奇心の範疇を超えてはいないということだ。
オーケイ、私は正常だ。だったら、要因は外部にあると考えるのが自然……よね?
と、集中が乱れた途端、更に強くなった『お兄ちゃんの匂い』が鼻から頭まで一気に突
き抜けて、思わずクラッと来てしまう。
そうだ、この匂いだ、私の………手淫? に反応したお兄ちゃんの体が大量の男性ホル
モンを発散して、それに釣られて興奮してしまっただけだ! 私はお兄ちゃんとエッチ
なことがしたいなんて思っていない! お兄ちゃんに……その、と、特別な感情とかも
持っていない!私は人間、動物じゃない。フェロモンなんかには負けないもん!!
もう大丈夫だ。目を開けて、お兄ちゃんの顔を見れば、きっと冷静に………よしっ!!
パチクリ…………どくん! どくんどくんどくんどくん………!!
うわ、駄目みたい。なんか鼓動が、しかも口の中が唾液でいっぱいになって………
欲しい、欲しいよ。頭の中でそんな思考だけがグルグル回ってる。
相手はお兄ちゃんだ! お兄ちゃんだお兄ちゃんだお兄ちゃんだお兄ちゃんだ!!
必死に繰り返し、倫理観で欲望を抑え込もうとする…………けど。
『………ごめんなさい。』
それ以上は、もう考えられなくなって…………
皐月タンがシリアス方面に向かったので、
ウチの舞はちょっち壊れ気味に(藁)
「2/5」の送信ミスってしまった。
スマソ!!
いい所で寸止めだあ(;´Д`)
バルカン人わろた、ヴォイジャーかよw
288 :
1/6:04/05/10 06:16 ID:atSz0BGQ
歳。
日本ほどコレに拘る国も珍しいのではないだろうか?
長男、次男、三男。長女、次女、三女。
他には、叔父、伯父と云うのもある。
生まれてきた順番。たかだか365日。8760時間。525600秒。
それだけで、日本と云う国は区別を行なう。
別に文句があるわけじゃない。
昭和以前は「家」が中心だったから合理的と云えば合理的だ。優越を付けることによって、差別化を図る。「家」を守る為に。
――けれど、今の日本は昔ほど「家」が中心ではない。
長男が「家」を必ず継ぐわけでないし、次男が「家」を継ぐ場合もある。
――ああ、認めよう。
あくまでこれは高校生の戯言。
私が気にしていることに対する逃げ。
私が――妹であることに対する逃げ。
289 :
2/6:04/05/10 06:16 ID:atSz0BGQ
私、「鷹奈 葵」と兄、「鷹奈 拓」は二歳しか離れていない。
そう、二歳「しか」離れていない。
大体、兄妹と云うものは歳が比較的離れている場合が多い。
実際、兄が居る私の同級生も四歳は離れている。
多分、理由としては一人目の子供の面倒が掛からなくなるから。幼稚園、もしくは保育園に入れるからだろう。
今は核家族が多い。それは育児に祖父、祖母が手伝えないと云う事。
だから、手が掛からなくなる四歳以降から二人目を作る。
290 :
3/6:04/05/10 08:04 ID:atSz0BGQ
けど、私たちの場合は避妊に失敗したらしい。
なんで、こんなことを知っているかは黙秘権を使いたい。――いや、正直マジで勘弁して欲しい。あの二人は異常だ。親だけど、異常だ。肉親を貶めたくないけど、異常だ。
兄さんの部屋でエロ本を見つけて大喜びするような親だ。――拓も異性に興味を持ったか! なんて発見したエロ本を読みながら言わないで欲しい。
お母さんもお母さんだ。お赤飯を炊こうかしら? なんて兄さんに聞いてどうする。あの時の兄さんはホントに可哀想だった。
――結局、その日の夜ご飯にはお赤飯が並んだ。
蛇足だけど、兄さんは次の日部屋から出なかった。
291 :
4/6:04/05/10 08:08 ID:atSz0BGQ
まぁ、私自身「この親にしてこの娘あり」。を体現していたりする。
なぜなら、私は兄さんが好きなのだから。
前読んだ本に「娘は父親をまず好きになる」と載っていた。
それが偶々兄さんで、十数年私は恋心を兄さんに抱き続けてきただけのこと。
一時期、私はかなりやばかった時がある。
知識を身に付けた子供ほどキケンな存在は無い。私は兄さんを自分のモノにしたくて、その――間違った知識をもとにいろいろなことをした。
ソレの説明にも黙秘権を使う。兄さんが女性恐怖症になった、と云えばその恐ろしさが伝わるだろうか?
今は兄さんも女性恐怖症ではない。
というか、その時のことを兄さんは全く覚えていないらしい。あまりにキケンすぎて脳が記憶を消し去ったのだと思う。
292 :
5/6:04/05/10 08:12 ID:atSz0BGQ
今はそんなことも無い。
暴走は一度きり、二度と起きない。
適度にブラコン。近所からは仲良し兄妹、と云う評価。
学校でもベタベタしないように気をつけている。
まぁ尤も、兄さんは周りからシスコンとか妹依存症とか言われているらしい。
それは私としては嬉しい。兄さんは意外とモテると思う。
けど、「シスコンとか妹依存症とか言われている」男とは付き合いたくないだろう、女の子の立場からすると。
いつか兄さんも誰かと付き合うだろう。けれど、それは「いつか」。今じゃない。
だったら、私はそれで良い。未来のことを考えてもしょうがない。私は兄さんが好き、その事実こそが重要なのだし。
293 :
5/6:04/05/10 08:14 ID:atSz0BGQ
あっと、もう時間が無い。兄さんを起こしに行かないと。
朝、兄さんを起こすのは私の役目。
妹としてゲットしたポジション。
さあ、ドアを開けてサクサク兄さんを起こしますか――!
えーと、これは続くんですよね?
今の段階でははっきりとした感想は書けないので
もし次があるならその時に書きます。
神連続降臨!
「・・・くぅ〜っ!!」
「オヤジ臭いわね・・・」
「やかましい」
斉藤とゲーセンで一通り遊んだ後、俺はアーケードをブラブラしていた。
「ねぇ、藤沢くん?」
「あ?」
「腕組んでいい?」
「拒否」
「・・・固いわね」
「だから掘り返すな」
「まぁ、いいわ。また明日、ね」
「ああ。じゃーなー」
斉藤と別れ、家路へ・・・陽はすでに沈み、月が出ていた。
・・・
「ただいまー・・・」
妹しかいない家に帰宅。相変わらず静かだ。
「・・・ありがとう親父。アンタがいないおかげで本当に静かだ・・・皐月ー・・・いるのかー?」
キッチンから料理の匂いがする。
・・・本当に俺のために料理作ってたのか。
・・・今夜はカレーか。
既に匂いでわかる。流石妹。俺の好みを押さえているな。
「皐月ー」
そして居間に入る。
しかし・・・
「皐月!?」
そこには妹が、肌を真っ赤にして、荒い息を立てながら倒れていた。
「さ、皐月!!!!」
今ごろ気づいたこと。
5/6間違って二回使ってしまった。
送信ミスってしまってスマソ!
んでは、これから第二部スタートです。
299 :
1/8:04/05/10 21:05 ID:atSz0BGQ
「兄さん。朝。起きて、兄さん」
ゆさゆさと兄さんの体を揺する。いつもどおりの朝。
そして、いつもどおりに無反応な兄さん。
「兄さん。そろそろ危なくなるよ? 早く起きて」
ぺちぺちと頬を叩く。うーん、なんて云いながら寝返で回避しようとするけど、
私には通用しない。ぐ、と毛布を掴む。同時にがっ! なんて声。
兄さんは毛布に絡まって寝る癖がある。だから、寝返りをうつときに毛布を掴めば、
毛布が兄さんを起こしてくれる。具体的に云えば、毛布で首が絞まる。
「兄さん? 起きた?」
ゲホゲホ、なんて咳き込んでいる兄さんを眺めながら微笑みかける。
兄さんは文句でもあるのか私をじと目で睨むけど、
「おはよう、葵」
なんて、律儀にあいさつをしてくれた。
「おはよう、兄さん」
私もあいさつを返す。これも、いつもどおり。私が兄さんを無理やり起こして、
兄さんが恨めしそうな顔であいさつをする。
――私だって実力行使はすきじゃない。けど、こうしてでも起こさないと、
兄さんと同じ朝食の席に座ることが出来ないのだから仕方が無い。それに、兄さんが
私以外に最初にあいさつするのが嫌なのだ。
ちょっとした独占欲。兄さんのあいさつの権利を持っているような優越感。
もちろん、兄さんには秘密だけれど。
けど、兄さんも私の心情を察してくれないだろうか? と思わないでもない。
二重否定による強調が、私の心情を的確に表してくれる。
そう――兄さんは気付くべきだ。
平日に限らず、休日でも私と朝食を取っている、と云う事実に。
毎日、私に最初に会っている、と云う事実に。
鈍感、と胸の中で呟く。理不尽な怒りが込み上げるけれど、
あくまでソレは理不尽――道理をわきまえていない。
物事の正しい道筋、正しい論理、条理をわきまえていない。
だから兄さんに当たるのは間違っている。――間違っているけれど、
だからこその理不尽。
急にムスッとした私を不思議に思ったのか、
「どうかしたか?」
と、兄さんが問いかけてきた。
胸に手を当ててよく考えて下さい、兄さん。
貴方のような天然の女たらしに、私は被害を被っているのです。
「なんでもない。部屋が汚いな、って思っただけだから」
コレは嘘。兄さんの部屋は汚くない。机にベッドに本棚。必要最小限に抑えられた部屋は、
汚いどころか機能美を讃えている。
だから、あくまでコレは、兄さんを困らせるための方便。
気付いてくれない兄さんに対する意趣返し。
けど、意趣返しは更に強い恨みで返されることがある。
確か――陰陽術の本に載っていた。自分より格上の相手に呪法を掛けた場合に、
「呪詛返し」として更に酷い目に会うのだとか。
つまりは――自業自得。
「汚いか? だったらさ、葵が掃除してくれないか?」
「え?」
「うん、良い考え。葵の部屋はいつも綺麗だし、掃除嫌いじゃないんだろ?」
うんうん、なんて頷きながら話を進める兄さん。
「もちろんタダ、とは云わないよ。何時だったかに服が欲しいって云ってただろ?
ソレを買うってのでどうだ? ちょうど、バイトで初給金が出たんだよ」
――ソレはデートと呼ばれる行為では?
「今は木曜だから――土曜日でどうだ? 掃除は今日か、明日にでもして、
土曜に服を買いに行く。良い案だろ?」
兄さんを困らせるために言った言葉は私に返ってきた。――ああ、顔が熱い。
多分、顔は真っ赤だろう。兄さんと二人だけ。しかも、服を買いに行く。
困る、困る、困る、困る、困る困る困る――!
ぼーっとした感じで地に足がついていない気分。
体は熱を帯びているかのように灼熱。――兄さん、止めて。お願い。本当に、止めて。
「どうだ? 葵もそれで良いだろう?」
兄さんが何かを尋ねてくるけれど、よくワカラナイ。
だから、返事だけでもしておかないと。
「分かった」
云った言葉は素っ気無いし、何を「分かった」のかも、あやふや。
「そうか、ありがとう」
だから、何で兄さんが礼を私に云うのかも分からない。
けど、気付いていることが一つある。
今の私はキケンだ。兄さんに触れたくてしょうがない。
兄さんにキスをしたくてしょうがない。兄さんと――がしたくてしょうがない。
――なんでこんなことになったの? そう、私は兄さんを起こして、兄さんが
私に部屋を掃除して欲しいと頼んだだけ。
ただ――それだけのはず。なのに、この胸の苦しさは何なの?
解らない。判らない。分からない。ワカラナイ。
混乱し続ける私。
それをどう受け取ったのか分からないけれど、
「それじゃあ、着替えるから葵は下で待っててくれ」
そう云い、制服を着始める兄さん。
私はソレを後目にし、兄さんの部屋から出てキッチンに向かった。
そして、私は初めて兄さんよりも――早い朝食を取った。
高三の兄に振り回される葵。
ちなみに葵は高一。
兄に振り回される妹萌え。なので、葵は振り回され続けます。
展開が速いとか云う人嫌いです!
>>307GJ!!
兄に振り回される妹・・・そういうシチュかなり好きですw
オワタ
え・・・?オワタ?(w
ま、待て・・・!!今皐月タソの続き書いてるから・・・って、誰もいねーなら投下しても意味ねーよなぁ・・・
いるよ!!!(;´Д`)
待つぞ! 来てくれ!
「ああ、だから早く帰って来てくれって・・・」
『だから無理なんだよ、おまえテレビ見てないのか?
親父様は今フランスにいるんだが・・・』
「む、娘の一大事だぞ!?」
『大規模な自爆テロが起こって空港が閉鎖したんだ。国中大騒ぎだ』
深夜、市立の病院。
俺は誰もいないロビーで受話器の向こうの親父に喚いていた。
「ああ、もういい!!腹一杯だよクソ親父!!」
叩きつけるように受話器を置く。
ピピーピピーっと、公衆電話の間の抜けた音がロビーに響く。
「クソ・・・」
俺が家に帰った時、キッチンで倒れていた皐月。
病状は深刻。
身体がスパイス類に対して強烈な反応を起こし、皐月は倒れた。
気管支の異常による呼吸困難、過剰なまでのアレルギー反応による、皮膚の発疹。
そして、
「心・・・停止」
今は持ち直したが・・・電気ショックを使ってまでの治療。
「味見は禁止だって言ったろーが・・・」
そう、原因は・・・夕食の味見。
俺に食べさせるつもりだったカレーが原因だった・・・
「・・・」
手術室の赤い表示が消える。
そして、タンカに乗せられたまま、そこから静かに運び出される皐月。
「・・・」
駆け寄るような真似はしない。
もう、何度も見た光景だ。
駆け寄ったところで、俺に出来る事なんてないのだから・・・
「・・・藤沢くん」
「わかってます、『いい加減にしろ』でしょう?」
「・・・」
主治医がいつものように近づいてきた。
ただ、いつもと違うのは、俺の決心か・・・。
「・・・俺が、強く言っておかないから皐月は・・・」
「・・・そういう事ではないよ」
「・・・」
「行ってあげないのか?」
エレベーターに乗せられる妹を主治医は見ながら、
「大切ないも・・・」
「駆け寄ったところで」
しかし、俺はその言葉を遮る。
「・・・『危険な状態です』、『離れてください』・・・なんだろ?」
「・・・」
主治医は、バツが悪そうに視線を逸らす。
「・・・わかってます、俺のせいですから・・・」
「・・・そう、思い詰める事はないよ」
「いえ・・・」
このまま、回復しても・・・皐月は、また同じ事を繰り返す。
だからこそ、俺は・・・
「・・・今、両親はフランスで起きた自爆テロのせいで日本に戻って来れない状況です」
「・・・」
主治医は黙って耳を傾ける。
「ですから・・・皐月の病状が回復するにしろ・・・両親が帰って来るまでは、皐月を、入院させて下さい」
それが、俺の決意。
「・・・まぁ、まずは皐月ちゃんの意志・・・」
「いえ」
意志なんて・・・あいつの意志なんて、決まってるじゃねぇかよ。
だから・・・。
「これは」
だから、これは・・・。
「・・・強制、です」
鬱展開かよ…
バカ、病院えちに決まってrうわなにをするやめろはn
問い詰めシスターズ結成(・∀・)人(・∀・)
つか、味見=死なんだから、保護者としてはリスカする身内を監視するためにも
入院必須なんだよな。
結局、身内でも24時間の監視(あえてこの言い方にしますが)はできないんだし。
すんません、リスカ常習のリアル妹を持った人間の愚痴ということで。
323 :
舞タン1/5:04/05/13 00:59 ID:lCFPTK3b
柔らかくて暖かいものが竿全体を包み込んで、さする様に愛撫される感触。
あ、俺、いま、ヤってるんだ?
他の全てが曖昧で、霞がかった無色の世界の中、優しい快感に身を任せながら、
ああこれが騎乗位ってヤツなのかと他人事のように感心してしまう。
でも、誰とヤってるんだろう?
ちぃ姉? 花梨? それとも野々宮?
確かめようにも、繋がってる筈の相手の姿が見えない。
手を伸ばそうとしても、重くて全く動かない。
ただ、奉仕的な快感だけが延々と注ぎ込まれてくるだけ。
まぁ、いいか。どうせ何も出来ないし何も見えないんだ。
とりあえず気持ちいいし、このまま…………
『……………お兄ちゃん…………』
お兄ちゃん? ということは、これは舞なのか?
同時に小さい頃の舞の姿、まだ俺の後ろをチョコチョコとついて回っていた
幼い妹の姿が浮かび上がる。大きくなって、女としての可愛いらしさが増した
舞だが、その外見に反して生真面目というか杓子定規な性格になってしまい、
昔と比べて随分と距離が出来てしまった。舞も年頃になったのだから小さい時
の様にベタベタするのは問題だが、二人っきりの兄妹なのだからもう少し近く
で他愛もない話もしたい。だから…………
ヌルッ!!
不意に感触が変わった。
いつの間に成長したのか、『今』の舞が俺に跨り、俺の目を見ながら一心不乱
に腰を振っている。ヌルヌルと熱いモノに文字通り飲み込まれ、強烈な快感が
一気に頭の先まで駆け抜ける。這い回るような熱い愛撫、射精をねだり吸い上
げるような締め付け、急激な変化がそのまま刺激となり、更に妹とヤっている
というアブノーマルな事実が加わり、無抵抗な俺の体は耐えることすら許され
ないまま一気に絶頂へと駆け上がってゆく! 舞の目が、潤んだ瞳が切なそう
に幸せそうに鈍く光り、小さな唇が声にならない呟きを漏らす。
『……………お兄ちゃん…………』
「ま、舞ッ!!」
どくどくどくっ! 加速された鼓動と共に俺の欲望が放出されてゆく快感。
そして、ゆっくりと広がってゆく満足感。
…………だが、その心地よい浮遊感を堪能する暇もなく意識は急速に現実へと
向かって浮上を始める。その先にあるのは……実に後味の悪い目覚め。
「……………ふぅ。」
何が起こったのかはものの数秒で理解できた。そう、『やっちまった』のだ。
我ながら情けない、よりにもよって妹を想像しながら夢精してしまうとは。
すまん舞、ダメなお兄ちゃんを許してくれ!
とりあえず、起きて後始末を……………
「……………………(俺)」
「……………………(舞)」
「……………………(俺)」
「……………………(舞)」
『朝起きたら、妹が握っていた』!?
「……って舞! お前ナニを………!?」
「……………………(舞、真っ赤)」
聞かなくても一目瞭然、というか正直聞きたくない。
妙にリアルな感触だとは思ったが、俺は妹の手コキでイかされたのか?
ベッドの上、俺の脹ら脛に跨るような格好のまま、しかも俺のをしっかりと両
手で握りしめて硬直してしまっている舞。何故に? どうして普段は俺の部屋
に寄りつきもしない舞が、いつもは寝てる筈の時間帯に忍び込んできて手コキ
をしてる? それ以前に兄妹だぞ俺たちは? 次から次へと衝撃的な現実を目
の前に突きつけられ、体育会系の俺の頭脳は早オーバーヒート寸前だが。
「と…とりあえずソレを放してくれ、な?」
「……………………」
「いや、だから、その、握ってる手を放してくれ。」
「……………………!(コクコクコク)」
今更気が付いたのか、、慌てて手を放す舞。よし、疑問を解消するのは後だ。
とにかくまずは後始末だ。
俺の射精を浴びてドロドロになってしまった舞の手を………手を?
「…………舞?」
「………………………?」
「手…汚れてないな…」
「……………………(コク)」
舞の両手はキレイなままだ。ということは既に拭いた後か?
いや、ティッシュは俺の枕元だし、俺が目を覚ました時には舞はまだアレを握っ
たままだった。後始末が完了した後とは考えられない。
ということは……………手コキじゃない!?
「ま、まさか、中出し!?」
「!!!」
あの表情は!! それじゃなにか? 俺は妹の膣内に放っちたまったのか!?
しかも(推定)処女の妹の膣内に!
不味い拙いマズイ!寝ぼけてたとはいえ、なんちゅーことをやっちまったんだ俺
は! こーゆー場合は………そ、そうだ、膣内洗浄だ、今ならまだ間に合うかも知
れない。こーなってしまったからには、せめて避妊だけでも……
「すまん、舞!」
問答無用で舞のスカートに手を伸ばし、一気に捲り上げる。その奥には白地にオレ
ンジ色のチェックが………ショーツを付けてる?
「!!」
次の瞬間「ミシッ」という擬音が聞こえてきそうな破壊力で、小さな拳が俺の顔面
にめり込んでいた。俺も悪かったかも知れないが、普通スカートめくられた位でグ
ーで顔面殴りますかマイシスター?
「!!」
両手でシッカとスカートを押さえ、恥ずかしそうな表情で俺を睨む舞。痛かったが
、非常に痛かったが、おかげで最悪の事態には至っていなかったことが判明した。
が、そうなると俺は何処に………?
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「……………………」
「………………………舞?」
「?」
「あ〜んっ、ってしてみてくれ。」
「ぷるぷるぷる!(必死にイヤイヤしている)」
「じゃ、『おはよう』といってみてくれ。」
「ぷるぷるぷるぷる!(更に必死にイヤイヤしている)」
「お、お前、まさか、口で……」
「ぷるぷるぷるぷる!(絶対に違うと主張している)」
「けど、お前さっきから一言も………」
…………………………………………ごっくん!
「……おはよ、アニキ、(うぅ!)」
い、いまの『ごっくん!』てなんだ? なんか異様にマズそうな顔してたぞ!
しかも横向いて口元を手で隠して喋ってるし!!
じゃあ、あのヌルヌルした感触は舞の舌か!?
俺、結構出したぞ、アレを全部飲ませたのか? 妹に!!
「………舞?」
「な、なに?」
「その、なんつーか、聞きにくいんだけど……」
「アニキ。」
こちらを向いてくれた舞は、まだ頬を染めながらも普段通りの冷静な目に戻って
いた。少しだけ、損をしたような気分になる。
「………収まったんだったら、そろそろしまってく……」
その時、舞の小さく柔らかそうな唇の橋から、つつーっと白い液体が。
「へ?」
「……あ。」ぺろり「んっん!」
うわっ、舐め取った! しかも飲んだ!?
「ま、舞!!」
「………気の所為だから、今のは。」
んな訳ねーだろ! 何を考えてるんだお前!?
「舞!!」
朝日に輝く純白のセーラー服を翻し、そそくさとベッドの上から逃げ出そうとする
妹。その細い手首を捕まえようと手を………
ジリリリリリリリリリリリリリリリリリ!
異質な空間が現実へと戻ってゆく音。
こんな時にも勤勉な目覚まし時計に気を取られた瞬間に、踊るポニーテールは俺の
指の間から擦り抜けて扉の向こうへと消えてしまっていた。
ティンコ勃って(AAry
あ、ありえね〜 ≡≡≡⊂⌒~つ。Д。)つ
⊂(。Д。⊂~⌒⊃ ≡≡≡ でもGJ〜〜
突っ走れ、バルカン舞タン。いいスレだ…
過激な妹の多いスレで楽しいよ。
私は、暗闇の中を彷徨っていた。
規則正しい電子音と、仄かな暖かさに包まれて・・・
あぁ、この感触・・・
私は、また、ショックを起こしたらしい。
この背中に感じる固さは、いつもの病院のベッドだ・・・
規則正しい電子音は・・・恐らく心電図。
瞼ごしに感じる、小さな明かりは・・・月の光。
なら・・・この暖かさ、は?
「・・・」
次の瞬間に、変わらない日常があることを祈り、
私は・・・目を、開いた。
「・・・ぐー・・・ぐー・・・」
暖かさの正体。
「兄さん・・・」
私を看病して疲れてしまったのか、ベッドに身を預けて兄さんが眠っていた。
「あ・・・」
私の手を、握ったままだ・・・。
「・・・兄さん・・・」
ベッドから身を起こし、握った手を胸に抱きしめる。
「暖かい・・・」
目を閉じてその体温を抱きしめる。
兄さんの暖かさ。
兄さんの優しさ。
私は、それが一番の欲しいものだった。
昔から、よく家を空けて旅行に行く両親。
その間、遺伝の元である実の母より病弱だった私は、無機質な病室に閉じこめられた。
小学校の頃から、私は入院しっぱなしだった。
私が食べていたのは味気ないゼリーパウチだけ。
私が知っていたのは病室と、窓から見える風景だけ。
「兄さん・・・」
抱きしめた大きな手に、口づけをする。
空っぽな私の心を満たしてくれたのは、他でもない、兄さんただ一人だった。
そして、この病院から抜け出すきっかけを与えてくれたのも兄さん。
・・・好きだった。
私の心を満たせるのは、すでに兄さんしかいなかった。
欲しい・・・。
兄さんが、欲しい・・・。
側にいたい。
体温を感じていたい。
肌を触れあわせていたい。
「・・・兄さん・・・」
最愛の兄を抱き締める。
禁忌を犯してもいい。
私は、兄さんが欲しかった・・・。
兄さんを抱きしめた、私の体温と脈拍が上昇していく。
背徳感が、私を興奮させた。
理性は、すでに吹き飛んでいた。
・・・17年間抑え続けた欲望は今、暴れ始め・・・私を、完全に飲み込んだ。
キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!
つーか漏れ、
>>320なんだが、予想した通りになってるしw
皐月タン(*゚∀゚)=3
いいぞ。
気長に待つ。
「なるほど。ブラコンの妹の立場からすると、朝っぱらからデートの話は刺激が強すぎると。
そうゆうわけですか、そうですか」
「嫌な言い方しないでよ。兄さんはデートだ、なんて考えてないだろうし」
時刻はだいたい七時四十分。
家が出たのが二十分だったから、学校に着いたのは意外と早かったみたい。
それで教室に入るなり、こうして詰め寄られてるワケだ。私は。
「うー。なんか気に入らない!」
がーっと騒ぎ立てるヒト。あ、人じゃないから。あくまで、ヒト。
ヒトは生物学的に動物を指すらしいし。よく知らないけど。
「何よ、何よ、何よー! その達観したような眼つきは! 襲うわよ!」
「落ち着け、弥生。洒落になってない」
冗談にもなっていない。今月に入って、何回「女生徒」と問題を起こしているのか。
問題とは「不純同姓交遊」。――ああ、頭抱えたくなって来た。
今日は、五組の女子に呼び出されている。昨日は二組だったっけ?
「洒落じゃないわよ。――ねえ、本当にわたしのものにならない?」
「去ね」
妖艶な笑みを浮かべたアクマに、回し蹴りをお見舞いする。
説明させて貰うと、初心者の行なう回し蹴りほどキケンなものは無い。
受ける相手ではなく、行なう本人が。
空手では「最も多用される足技であり、なおかつ華麗な技としても好まれる技」
だけれども、足腰の鍛えられていない初心者では重心がずれ易く、振りが大きい。
他にもいろいろ何で駄目のか、理由があるのだけれど、省略。
つまり、私がコレをやるのにはソレ相当の理由があると云うわけで。
剣道ではなく剣術を習っている弥生には、間合いを詰めると云う選択肢はない。
分かっているのだ。間合いを詰め、重心をずらした場合に私が怪我をする事が。
それが――決め手。さあ、受け取りなさい。皐月。
長年の恨みをね――!
「わ。ち、ちょっとした冗談じゃない? ほら、意思疎通の乱れ、みたいな?」
く。外した。回し蹴りからのフック。ジャブって持って行ったけど、完全に見切られてる。
「や、止めましょう? ね?」
止めるか。このアクマが。
「仕方ない無いなあー。あ、後ろに拓先輩がいる!」
今気付いた! ってな感じで私の背後を指差す皐月。
何を言うのか。兄さんとは別に登校してきたし、ここは一年三組の教室。
ここに兄さんが来るはずない。
「あー。葵、そろそろ良いか?」
来るはず、ない?
ゆっくりと、振り返る。
「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あああああああああああああああああああ!」
「葵うるさーい」
そこには、果たして兄さんが居た。
耳を塞いで文句を云う皐月は無視、ってか折檻決定。
「弁当忘れてただろ? ほら、自分で作っておいて忘れるなよ? それじゃ」
ポン、と弁当を私の手に置いていく兄さん。――あ、いや、ちょっと待って欲しいんですけど。
言い訳ぐらいさせてくれても良くないですか?
ゆうかなんで微笑ましいモノを見るかのような眼つき?
お願いです、兄さん。戻ってきて下さい――!
頑張れ。葵。超頑張れ。
舞タンや皐月タソのフラグが立ってもお前はまだまだ先なんだ。
それと、何故か「弥生」が「皐月」になってた。
おそらく、
>>320を呼んだからだと思われ。
激しくスマソ。コレ終わったら吊ってくる。
登場人物がこんがらがってきた(;´Д`)
噂をすればの皐月タソでふ・・・
なんか兄貴と斉藤と皐月タソの関係が君のぞみたくなってきた・・・(激イヤ)
できればレスの番号
>>1よりとかつけてほしいかなー、と
混乱して来たので>159以降を纏めてみました。
見落としが無い事を祈りつつ……
80たん◆GYhzO8OFh6氏
朝起きたら妹に、後ろの処女を奪われてた・・・(前スレ455)
135より>180-183
朝起きたら妹に、エロゲーを勧められた
>194-196
◆660/7Q/21k氏
前スレ660
143より>207-209 >227
朝起きたら妹に、四の字固めを決められてた。
>235
◆5TK.1oEWlU氏
無題
>170-173
以下作者無名
刃物妹(前スレ643)
149より >167 >179 >187-188
葵タン
>288-293 >299-306 >336-339
舞タン
>243-244 >280-284 >323-327
皐月タン
>206 >218-220 >228-229 >247-248 >257-259
>271-275 >297 >316-318 >331-332
テスト
>122 >177
うーむ、これでいいんかな? 混乱する作業ですね、これ。
朝起きたら妹が、巨乳化していた
>>345 乙
ようやく葵タンが誰だか分かったよ。。。
348 :
344:04/05/14 20:51 ID:eBF8MJoL
……間違い発見。
『前スレ660』の最後のは>227ではなく>224でした。
申し訳ない。
つーかまとめサイト的なものがなかったっけ?
消えた?
鷹奈 拓にとって、鷹奈 葵とはどんな存在なのか。
血縁関係で云えば、妹。
単純な一文字。ある意味で一番近く、遠い。
「おにぃちゃん?」
幼い日の葵が問い掛けてくる。片言のようにぎこちなく。
この問い掛けに意味はない。いや、あるにはあるだろうけど、それは
葵にしか分からないのだと思う。
肩まで伸びたツインテ−ルを靡かせながら葵が笑う。童女のように邪気の
無い笑み。全てを無条件に愛するような。
「へへ。どーしたの?」
ぺたぺた、とサンダルを鳴らしながら葵が近づいてくる。
サンダル――? 周りを見渡す。セミの鳴き声。高い太陽。雲一つ無い空。
四季の中で夏と呼ばれる季節。ソコは確かに夏だった。
「こっち向いてよぉー」
葵が腰に抱きついてきた。引き剥がそうとするけれど、びくともしない。
葵が着ているのは白いワンピース。
よく似合っていて可愛らしかった。――って兄が可愛らしいとか言ってもな。
グリグリと顔を捻じ込ませてくる。いつものスキンシップ。
「へへ。どーしたの?」
ぺたぺた、とサンダルを鳴らしながら葵が近づいてくる。
サンダル――? 周りを見渡す。セミの鳴き声。高い太陽。雲一つ無い空。
四季の中で夏と呼ばれる季節。ソコは確かに夏だった。
「こっち向いてよぉー」
葵が腰に抱きついてきた。引き剥がそうとするけれど、びくともしない。
葵が着ているのは白いワンピース。
よく似合っていて可愛らしかった。――って兄が可愛らしいとか言ってもな。
グリグリと顔を捻じ込ませてくる。いつものスキンシップ。
ああ、よく考えると、昔の葵はお兄ちゃん子だったな。
最近は冷たいと言うか、冷めてると言うか。
寂しいと言えば、寂しい。未だ、妹に朝起こされている兄が何を言うか! なんて
周りの奴は言うけど、葵が朝に俺のことを起こすのは寝起きが悪いだけだし。
まぁ実際に、目覚まし時計が通用しないんだからしょうがない。
母さんも父さんも仕事があるから、自然俺を起こすのが葵の役目になっただけ。
「うー。へんじはぁ?」
抱きついたまま見上げてくる葵。
「っ!」
「へんじはぁ?」
目を逸らす。ヤバイ。かなりヤバイ。
今の葵は小学より下。そんな葵にコンナ感情を持つなんて。
「おにーちゃんは、あおいのこときらい?」
抱きつく手を更にキツクしながら葵が聞いてくる。
目には涙が浮かんでいる。
あ、なんか微笑ましくていいかも。
「う――――!」
そんな感情を幼いながらも読み取ったのか、目に大粒の涙を浮かべた葵が
「兄さん。朝。起きて、兄さん」
と、なんか相応しくないことを口にした。
今回もスマソ。前もミスったのに今回もミスるなんて異常だよ。
もちろんミスは二重投稿。吊って来たのになぁ。
本来なら
>>347が? ってなったことへのお詫びもかねていたのに。
もちろん今回も吊ってくる。マジでスマソ。
葵タンキタ━━(゚∀゚)━━!!
禿乙!
358 :
349:04/05/14 23:04 ID:OarF2H5T
80たんは消えたか
勉強が忙しいのかもしれない。のんびり待とうよ。
逆だろ
勉強が忙しくなると出てくるんだよ
現実逃避をしに
362 :
347:04/05/15 08:55 ID:w+k/nhiC
>>356 俺が替わりに逝っとくから、葵タンの続き宜しく。
;y=ー( ゚д゚)・∵. ターン
\/|347|)
もう、誰が誰だか・・・こんがらがってきた。
俺に整理能力がないからか?
いや、俺もわけわからんぞ。
まとめサイトのまとめ待ちしようかと思うぐらいだ。
365 :
名無しさん@初回限定:04/05/15 19:20 ID:hESZVd1x
直リンしてしまった_| ̄|○
朝起きたら妹に、フライパンでご〜ん
>>366 サンクス!
こちとらテキトーな内容を好き勝手書いて投下してるだけなので(藁
しかし混雑風味ですね、ちょっち自粛し方が良いカナ? 良いカナ?
いや、自分のサイトなら別にいいんでないの?(;´Д`)
お疲れ様。
・・・俺も続き書かなきゃな
うーん・・・最近古参の方々がいらっしゃいませぬなぁ
っと思ったらキター!
あとは綾乃さんとか・・・
お疲れさまです。
けどまとめサイトのを見て欝。
散文にもほどがあるよ・・・。書き直したい衝動にかられますた。
現在葛藤中。悩んでます。
374 :
294:04/05/16 02:12 ID:6IKJHW5k
>>373 もし文のレベルが上げられそうだったら書きなおし希望。
序盤の記述では妹の人物像がつかめず未だに感想が言えない…
>367
乙。
>>366 乙です。
こんなに沢山投下されていたのか……
いつもの自スレが落ちちまった・・・皐月タソ投下はちょっと待ってくれ
「それじゃ舞、あとでゆっくり話そうな?」
時間切れ、残念そうな声を残してお兄ちゃんは朝練に行った。優しすぎるお
兄ちゃんのことだから、本当は学校遅刻してでも私と話がしたかったんだと
思う。だけどお兄ちゃんは絶対にそれが出来ない、だって………や、その理
由は後でも良いだろう。
『あれ』から何分経ったのか。自分の部屋に逃げ込んだ私を追いかけてきた
お兄ちゃんは、鍵も付いていない扉を開けようともせずに延々とノックを繰
り返していた。枕に顔を押して付け何も聞こえないフリでダンマリを決め込
んだ私の我が儘に腹も立てず、何度も優しく名前を呼んでくれた。
正直、お兄ちゃんには悪いことをしたと思っている、いろんな意味で。
でも、今の私がお兄ちゃんに何を言えば良いのか、どんな顔をして良いのか
全然わからない。お兄ちゃんの部屋に忍び込んで、お兄ちゃんの下着を脱が
して、お兄ちゃんのを手で擦ってお口でしゃぶって、挙げ句お兄ちゃんが出
したのを、その、ぜぜ、全部飲んじゃった私が………
しかも、しかもだ。その後、お兄ちゃんにショー………下着まで見られてし
まった。それも一番恥ずかしい部分にシミが出来てる下着を!!
きっとお兄ちゃんには軽蔑されてるに違いない。兄の部屋に忍び込んで勝手
にフェラして精液ゴクゴク飲み干して、それで興奮して濡らしてる妹なんて
どこから考えても異常だ。変態と思われて当然だ。
口の中に残るお兄ちゃんの味、精液の味。お口の処女と引き替えに知ったそ
の味は………ハッキリ言って最悪だった。苦いというか、生臭いというか、
しかも異様にネバネバしていて喉に引っかかって飲み込みにくい。あれなら
血液成分を凝縮した代物だと納得できる。栄養価が高いのか低いのか知らな
いが、明らかに美味しく頂ける物ではなかった。
……でも、もう一度して欲しいと言われたら、私はすると思う。そして最後
に飲んで欲しいと頼まれたら全部飲み干して、中に残った分も吸い出してあ
げるだろう。それ程までに私は興奮した、快感だった。
私がお兄ちゃんと口でシてるという快感。
私の行為でお兄ちゃんが感じてるという快感。
私がお兄ちゃんをイカせてるという快感。
そして私がお兄ちゃんの放ったモノを自分の体内で受け止めるという快感。
それは私の体の中までもがお兄ちゃんに犯されてゆくという快感でもある。
少なくてもあの間、私がお兄ちゃんの全てを独占していたのだ。
「……………………………」
寝転がったベッドの上で、そっとお腹に触れてみる。
この胃の中にはお兄ちゃんの精液が詰まっている。
これから私の体はお兄ちゃんの精子を消化して、その成分は血液と一緒に
全身を巡り、私の体のありとあらゆる部分に吸収されてゆくのだ。そんな
風に想像しただけで興奮する。濡れてくる。
「……………っ!」
そのまま膝建ちになりスカートを落とし、ほんの三十分前に付けたばかり
のショーツを両手でゆっくりと降ろすと、まるでヨダレか何かのような糸が
名残惜しそうにショーツから伸びる。そうして中指でそっと触れた私のアソ
コは、ヌルヌルどころかクチュクチュになってる。触れるか触れないかも微
妙な加減で刺激を与えただけで、下のお口と膣がヒクヒクと反応する。なに
か欲しいよと小鳥みたいにパクパクしてる。そんなお口を焦らすように、穴
の周りを優しくなぞる。私の体なのに私の体じゃない部分。体から感じる快
感と、体に『お預け』してイジワルする精神的な快感と、欲しい物が貰えず
にジンジンしちゃう快感。今なら(指)二本くらい入っちゃいそう。でも、
まだあげない。指先に愛液を絡め、全体に広げるようにして優しく上下に動
かす。
「ん……ん……ん……ん……!」
凄く感じる。いつもより敏感になってる!
やっぱり、お兄ちゃんのを舐めた後だからなのかな?
お兄ちゃん、出す時にに私の名前、呼んでくれたよね?
それって、夢の中でも私とエッチしてたってことだよね?
他の女のコトなんか忘れて、私の事だけ考えてたんだよね?
夢の中でも、私の中に出してくれたんだよね?
それって、私が一番ってことだよね?
私、野々宮に勝ったよね?
「ん! ん! ん! ん! ん! ん!」
唇にお兄ちゃんの大きさが蘇り、お腹の中からお兄ちゃんの味が匂い上がっ
てくる。これが入る、そう考えても不思議と『痛そう』とか『壊れそう』と
か感じたりはしない。中指と人差し指を絡めるようにして一気に挿入する。
私はまだ処女だから、そんなに奥までは入らない。でも指二本分の太さが入
り口で擦れて、信じられないくらいに気持ちいい。嘘みたいに濡れてて、出
し入れも自然と激しくなる。気持ち良い、気持ち良いよお兄ちゃん!!
「ーーーーーッ!!」
体中に電気が走り、頭の中で何かが弾ける感触。挿入した指が凄い力で締め
付けられて、次の瞬間には体中の力が抜けて目の前が真っ暗に。
どさっ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ………」
膣が収縮を繰り返し、その動きに合わせて小さな電気がピクリ。ピクリと流
れる。全身の汗腺が開き、肌が全部性感帯になったような感覚。気怠い心地
よさ、中に溜まっていた欲求を全て解放した満足感が広がる。
やがてエクスタシーが体温と一緒に遠ざかり、ゆっくりと冷める。
あはは、朝からオナニーしちゃったよ。私、悪い子だね。
挿入していた指が、愛液でピカピカしてる。お兄ちゃんの代わりになってい
た私の指。そっと口に含んでみても、ちょっと酸っぱい私の味だけ。
「ちゅ、ちゅ、ちゅ……んん……ぺろ……」
お兄ちゃん、舞のお口、気持ち良かった?
美味しくはないけど、また舐めてあげてもいいよ?
そうしたらね、舞の方だけ見ててくれる?
ダメかな、お兄ちゃん?
コンコンコン!
「舞? 起きてるの舞?」
わ、お母さん!「は、はいっ!!」
「もうお兄ちゃん行っちゃったわよ、お弁当良いの?」
「い、いま行くぅ!」
あ、制服しわくちゃになっちゃった! わわ、太股までべっとり!?
あーん、髪もボサボサだよー!!
この下着、あとでこっそり洗濯しよう。そんなことを頭の片隅で考えながら、
ばたばたと準備を始める私だった。
>>374 文のレベルが上がるかどうかは分からないが、書き直ししてみる。
ついでにプロットも練る予定。
がんがれ。自分。
一応、葵視点の一人称予定。
すこしはっちゃけるかも。淡々としすぎてたし。
舞タンには相手にもなりはしないだろうけどw
そんなわけでご無沙汰になるなぁ。
まずは皐月タソを待つ。それだけだ。
わ、わわ、エッチな話って初めて書いたよ〜!
かなり下手っぴですが、読んでくださる皆さんに感謝してます。
ちょっち時間かかると思いますが、次から本編です。
てゆーか舞タンがきたよ。
乙。突っ走ってくれ。
乙です
みんなすげーな(*゚∀゚)=3
うお(*´Д`)エロい!!
>>382 SS=短編、そこが両刃の剣!
限られた文章量でキャラ性を生かすという難所もありますが、
短編故に少々無茶な展開も許されます。
綾乃タン編の妹は、丁寧語とは120%正反対の過激な行動&ブっ飛んだ性格
皐月タンは、『○○○っすよ〜」という、妹というより子分ちっくな奉仕キャラ。
んで、ウチの舞は箇条書きの連発によるテンポとスピード。
一見方向性こそ違うが、キャラの魅力を一点に集中して個性を持たせてます。
と言いながら、私もハイテンション妹タンとか、さくっちをはじめ諸先輩方には
全然適わないっす〜。
互いに頑張って精進しましょうね〜w
>>388 ですね。見に染みます、そのお言葉。
頑張って精進しよー。
負けてられん・・・みんな。宣言する。
・・・明日、絶対に「アノ」皐月タソを書く。
エロを書くのは三回目でまだ慣れてないが・・・全性力をぶち込む。
待っててくれぃ!!
競い合っていいSSが出来上がってくんだなあ
そして妹ゲーのシナリオライターとしてデビュー
活発なスレだなあ……去年夏のヘルシングハァハァスレの盛況を彷彿とさせる……
葵タンの時のようにいろいろ制限を掛けず、いつものノリで書いてみた。
>>374 が納得してくれるなら、こうゆう感じで行こうと思う。
けど、いつものノリだと舞タン作者に被る感じなんだよなぁ。
だからこそ制限掛けたのに。意味なしー。
客観的に見てどう思うかレスを希望。
例えば、妹(弟でも可)のいる男(女でも可)に可愛い? と尋ねれば
「そんなわけない」と返ってくるのは当たり前すぎる答えなわけで、だ
ったら妹(弟)に兄(姉)はカッコ良い? と尋ねれば「そんなわけな
い」と返ってくるのも当然と言えば当然な答え。
そもそも「一般的な兄妹はお互いを人間だと思っていない」と聞いたと
きに、言い得て妙だと納得できるのは私だけではないはずで。
話によれば、DNAの近い親近者には恋心を抱きにくいのだそうだ。子孫
を強くするのに、DNAの近い親近者は邪魔なのだと。
同族嫌悪、なんて言葉が真っ先に浮かんだ私はその言葉の相応しさに少し
だけ優越感に浸り、次の瞬間幼児虐待なんて言葉が浮かんで優越感なんて
何処かに行ってしまった。
まぁ、結局のところそうゆうわけで性格が全く違う二人がくっついたり、
周りから見て不釣合いなカップルが成立したりするのだろう。
もちろん、DNAと云う要素だけで惹かれるなんて私は考えていない。
科学者とかはその要素を重要視するだろうけど、私はまだ夢を見ていたい
お年頃なのだ。
DNAなんてよく分からないモノに振りまわれるなんてまっぴら御免だし、
そんなモノは魚だけで十分。DHAだっけ?
うーん、忘れたからいいや。それで頭が良くなるというのはデマって言われ
てるし。
よく考えると「頭が良くなる」なんて抽象的な表現がいけないのだと思う。
IQが増えるとか具体的に説明しないと。――IQっても具体的じゃない気が
するなぁ。
なんだろ? 知識量?
――――魚を食べて知識量が増える――――
うわ。なんか魚から知識を奪った感じ。生々しいなぁ。
閑話休題。
つまり、現実では兄に恋心を抱くことなんてないし、姉が弟を猫かわいがり
することなんてないだろう。
例外もあるけど、それはあくまで例外。
私が云っているのは一般的な認識だし、少数意見を考えていたらそれこそ心
理学でも持ち出さなきゃいけなくなる。
そんなわけで、現実ではそうゆうわけだが、虚像になると話は違ってくる。
虚像――二次元では兄を慕う妹が一般的だし、姉は基本的に弟を可愛がる。
前に見た漫画では兄が完璧超人で、モテモテなんだけど、一途に妹を思ってい
るなんて設定があった。ベタにも程がある。よく考えなさい、どこの学校にフ
ァンクラブなんてのが存在する? 学校の王子様、とかってありえない。学校の
アイドル、なんてのが存在するくらいありえない。
アニメとかでもよく見かける。兄が超能力に目覚めて妹や幼馴染とかを助ける奴。
そんでラスボスを倒して妹と幼馴染をゲット。そん時の妹は義妹とか云う設定だ
った。義妹て、そんな莫迦な。
けど、私もそんな感じの漫画とかアニメが好きだから始末におえない。
そう、私は例外中の例外。
兄を慕うどころが、好きなのだから。
好きだと言っても種類は沢山ある。
英語表現で言えばLikeやLove。
ペットに向ける愛情もあるし、親に向ける愛情もある。友達だって例外じゃない
し、場合によっては先生もあるかも知れない。
だったら私はどうなのか、と尋ねられても明確に答えはでない。
兄に向ける愛情は「異性」に向けるモノかも知れないし、「兄」に向けるモノかも知れない。
日本語は曖昧だ。私は兄が「好き」。けれど、それは万人にどう捉えられるのか分からない。
そして私も、どう捉えたらいいのか分からない。
だから、一般常識を持ち出して考えてみたりしたのだけれど、結局答えは出なかった。
分かったのは、私が異常だと云うことだけ。まぁ、アダムとイブも禁忌を犯さ
ずにはいられなかったと考えればそれはそれで人間の業なのかも知れない、な
んて自己完結したり。
あ、いや、キリスチャンではないけどね? キリスタンでもないよ?
日本は宗教に疎いから。例えば、バレンタインをチョコレート会社が戦略に使
った時点で日本の駄目さ加減が窺える。もちろんそれに乗っている私自身を踏まえて。
うーんと、他にはクリスマスとか。
イエス・キリストの聖誕祭をデートの日にするのは私も抵抗があるのだけれ
ど、大体のアベックはそんなこと気にもしていないだろう。
そうそう、イエス・キリストを殺したと伝えられる「ロンギヌスの槍」は聖
書には出てこない。
聖書中には「兵士の一人が槍でイエスのわき腹を刺した」としか書かれてい
なかったりする。
豆知識。なんでこんなことを知っているかと言われると――魚?
魚好きだけどね? 特に煮付けとか。カレイの煮付けはかなり美味しいと思う。
後は寿司とか。でも、個人的に回る寿司は好きじゃない。わさびが苦手だから、
寿司を握っている人にさび抜きを頼むと「何番さん、さび抜き一丁!」とかって
大声で宣言するし。
そんで周りの人がこっち見て苦笑するんだよなぁ。「あらやだあの子、さび抜き頼
んでるわぁ」なんて表情に滲ませながら。
いいじゃん、辛いの苦手なんだから。ええ、そうですよ。カレーだって甘口を食べて
ますよ。カレーの王子様は卒業しましたけど。
あー、そういえば兄さんに一度「暴君ハバネロ」とかって云うスナック菓子食べさせ
られたなぁ。懐かしい。あんな劇薬もう食べないけど。
あれ? 話ズレまくってる?
こほん。
話を総合すると、私は兄に向けるこの感情が何なのか未だ分かっていなく、恋愛感情
だと胸を張れるほど能天気でもない。
もちろん、兄を好きだと云うのにも理由があるし、恋に恋するほど私は莫迦じゃない。
――あ、でも恋に恋するのが悪いことだとは思わないけどね?
それも一種の恋愛だろうし。
ま、そんなこんなで私は高校一年になり――
――兄と同じ高校に進学した。
心理学の本を入学祝いに買ったのは、私が文型に進むから。
本当だよ?
401 :
294:04/05/17 01:48 ID:u01DYozF
さすがに作者にここまでさせて感想言わないわけにはいかんな。
結論から言うと私はこの書きなおした方がいいと思ってる。
書きなおし前だと、一度は兄を女性恐怖症にするほど積極的だったのが
今では兄に振り回されるという感じで葵タンの人物像の軸が不安定だったが、
今回は『感情を持て余し気味だが兄を好きだという気持ちは確かに持っている』
という一つのしっかりした性質が見える。
話の流れに大きな食い違いがなければいつものノリでいいと思う。
あと舞タンとは被らないと思うよ。
葵タンには『話や思考が冗長かつ飛び飛び』という特徴があるし(w
あそこまで猪突猛進なわけではない。
もぞ・・・
「・・・」
もぞ、もぞ・・・
「・・・ん・・・?」
何か、身体に違和感を感じ、俺は目を覚ました。
「あぁ・・・」
病室・・・皐月の・・・いつの間に、眠ってしまったらしい。看病疲れかな・・・というか、身体が痛い。流石に椅子に座ったまま寝るっつーのは学校以外じゃやるもんじゃないな・・・
・・・あれ?
俺は、椅子に座って寝てた、よな・・・じゃぁ、なんで皐月のベッドに・・・
「兄さん・・・」
「おわぁぁい!?」
眼前に皐月タソ。鼻と鼻がくっつきそうな距離。
待て待て・・・整理しようか。
俺は椅子で寝ていた。目が覚めたらベッドで寝ていた。そして寝てる俺の上に半裸の皐月が乗っている。オーケイ。何の問題もな・・・
「も、問題ありすぎだ!!な、何やってんだおまえ!!」
「何って・・・好き・・・兄さん・・・んっ」
「・・・っ!!!?」
塞がれる唇。
侵入してくる舌。
絡み合う唾液。
拒めない快感。
落ちそうになる理性。
「ぶはっ、は・・・や、やめろ、皐月・・・」
「・・・何でっすか?」
「な、なんでって・・・」
皐月は自分の着ていたベージュのパジャマのボタンを外し始める。
「ね、兄さん・・・好きなんすよ・・・」
ボタンが外れていく。俺は思わずその手を掴んで止めさせた。
「ば、馬鹿・・・確かに俺だっておまえの事は好きだけど、そういう好きとは違うだろ!?頭冷やせ!!・・・うぐっ!?」
また、唇を塞がれる。俺を黙らせるために。
「はむ・・・ん・・・んちゅ、んんっ・・・兄さ・・・ぁふっ」
さらに激しくなる舌と舌の愛撫。
俺の唾液を吸い、飲み込み、自らの唾液を俺の口腔に流し込んで混ぜあわせ、またそれを吸う。
優しく、情熱的に、魅惑的に・・・。
「・・・馬鹿!!やめろ!!」
理性を失わないうちに皐月を引き剥がす。
唾液が、糸を引きながら橋を作る。
・・・クラッとした。
皐月が、妹が・・・女に見える。
いや、皐月は女になっていた。
「・・・えへへ・・・兄さんの固くなってるっすよ?」
「っ!!!!」
顎まで垂れた唾液を拭う事なく、皐月は俺の股間に手を延ばす。
・・・すでに、俺は出来上がっていた。
「心は拒んでいても、身体は正直なものよのぉ〜えへへへ」
三流小説のような台詞を吐いて、皐月はショーツの上から、俺の怒張したそれを擦りつけ、揺らす。
「う・・・」
薄い布の上から擦り付けられる皐月の柔らかい性器の感触が、ズボン越しに伝わる。
いまにも吐き出したい圧倒的な快感の波が押し寄せる。
服の上から擦りあうだけでこの悦楽。
それなら皐月の中は、どれほどの感触なのか・・・
振り払う、馬鹿な事を考えるな!!
相手は、皐月、何よりも大切な妹じゃないか・・・
「・・・気持ちいいっすか?兄さん・・・私は・・・んっ!・・・はぅぅ・・・気持ちいい、よぉ・・・」
俺の上で腰を振りながら、淫逸な声を上げる皐月。
接している場所が湿っている。
それは皐月の愛液・・・自然、皐月に手を延ばす。
「兄さん・・・」
理屈では、もう抑えられなかった。
俺だってもう先走りしていた。
・・・犯したい。
相手が最愛の妹だということがさらに俺の頭に火を着けた。
「・・・皐月」
「何すか?兄さん・・・」
さらに激しく腰を振りながら、潤んだ目で俺を見る。
それは求める目。
満たされたい目。
駄目だった。その目が決定打だった。
「俺なんかが・・・いいのか?」
「違うっすよ・・・」
腰を振るのを止め、俺の延ばした手を抱きしめる皐月。
「・・・兄さんじゃないと駄目・・」
できた。
続きは夜のお楽しみ。
書いてて自分で興奮しちまったよ・・・
期待待ち(*´Д`)
>皐月タソ作者氏
よくあることですw
漏れもここには投稿してないけど、暇なときにこんなの書いたりしてましたよ。そんときにはアレがもうすごいことにw
何と言うか、文章に書き起こすと言うのは、ただ妄想する事や、文章で読むのとはまた違った興奮があるのです。
>>294 批評が辛辣すぎるのでは。職人さんたちは善意で書き込んでくれているわけだし、
気に入らなければ読み飛ばせばいいだけのこと。
なによりここでやめられたら結構好きな俺が悲しい
>>409 >294氏は書き直しをキボンしたのが自分なので感想を書いたんじゃないのか?
ココの住民はつまんなかったら無視するだろ
それと書いてくれる人は「神」という見方は止めて欲しいね
虫唾が走る!
以下何事もなかったようにドゾー↓
確かに「神」と呼ばれるのは嬉しい反面怖いこともある
そりゃもうプレッシャーかかります。期待が大きいとそれだけに
だけど、やっぱり期待してくれているとわかると書く意欲もわくというもので
けっきょく、人それぞれか。
神よりも、GJ!!の方が嬉しいよな
SS投下するのは、ある意味その言葉が欲しいためだよな。
・・・スルーされたら虚しくなる
ゆさゆさゆさ、ゆさゆさゆさ、と優しい振動と共に。なんか凄く良い匂いが。
『何故に…?』
半分だけ目を開けた俺の前には……あれ、この子は確か、一年の牧原………だったっけ?
えーと、やや気が強そうな顔立ちをした157pで、成績はそこそこ。
合唱部に入っていて、そのロリ系ハスキーボイスは校外でも有名だとか、もちろん良い意味で。
「……あの〜ぉ?」
しっかし、可愛いよなぁ。綺麗系より可憐て感じ?
一年の間じゃ早アイドル扱いらしいけど、これだけ可愛かったら無理も無いよなぁ。
こーゆー娘、彼女に出来たら文句なしだと思うけど、けど正直可愛すぎて引いちまうか。
なんか、ある種近寄りがたい可愛さだし、並の度胸じゃ告るどころか同じ空気吸うだけで緊張し
ちまいそうだ。俺なんかじゃ絶っっっっ対釣り合わないって、大抵諦めるだろうなぁ。
「……も、もしもぉ〜し?」
おお、噂に違わぬ可愛い声じゃん、長い髪もポイント高し、でもやっぱ顔だよな顔。
そりゃ顔で女の子選ぶのは失礼かもしんないけど、この顔は別格でしょ。
この顔で「♪」なんて清楚な感じで微笑み向けてくれるんなら、勉強だってスポーツだって
ガンガン頑張っちゃうね俺は。制服エプロンとはマニアックな格好だが案外に似合ってるし、
このまま手なんかつないで登校したりして、他の野郎どもに、これでもかこれでもかと自慢
しまくりたいね、うん。
いや〜、しかし、良い夢見せて貰ったぜ。
この幸せを噛み締めながら、もう一眠りを……………
「わ! こ、困ります! 寝ないでください!」
「……ならば、耳元で『起きてください、お兄様』と優しく囁くのだ……」
おお、夢の中だと強気だな俺。
「え、え、え、えぇーーーーーっ!?」
「……更に、ほっぺにチュ、もキボンヌ……」
「だ、だだ、駄目です、ほほ、本当に困ります……」
「すぴーっ、すぴーっ、すぴーっ……」
「んんと……………起きてください、兄さん……?」
「すぴーっ、すぴーっ、すぴーっ……」
「あぅ!」こくり、と小さく唾を飲み込む音。「お、起きてください………お兄様?」
「すぴーっ、すぴーっ、すぴぴーっ……」
「……………ほ、ほっぺに?」
「うむ、苦しゅうないぞ………」
「………そうしたら、本当に、絶対に、直ぐに、起きてくれますか?」
「うむ、武士に二言はむにゃむにゃ………」
「ううぅ……じゃ、じゃあ、失礼します………」
むふふ、うい奴じゃのう。かような男をあっさり信用するとは愚かなり。
どうせ夢じゃ。ここは一つ、浮き世では成し得ぬ極楽を……!
「うう、恥ずかしいよぉ……んーん……」ぎゅっ!!「…きゃ!?」
ぎゅ、ぎゅぎゅ〜っ!!
「あ……あ……あ……!」
おお! この柔らかさ、この重さ、この暖かさ、これが美少女の抱き心地なのか!
しかもこの髪、サラサラで、スベスベで、風のように軽い!
ああ、神よ! この至福を瞬間の為なら、私は楽園からの追放も恐れませぬぞ!
カモン、ブラックスネーク! 一つなんてケチな事はいわねぇぜ、そのリンゴ、タンカーで
持ってきやがれタンカーでぇ!!
「ああ、駄目です! 手を、手を動かさないでくださいー!!」
うっわー小さい肩! ウエストなんかマジ折れそうな感じだ!!
「やーん、そこは駄目ですぅぅぅぅ!!」
こっちの方は………なんつーか、これが『ぷにぷに』って奴? 柔らけー、癖になりそう!
「あ………明さん、助けてください〜い!!」
親父? 馬鹿め、俺の夢はATフィールド標準装備なのだ、如何に親父といえど………
「朝っぱらから………妹相手に何を発情しておるかこの淫蕩息子がぁーーーーッ!!」
どげしっ!!
「あ……あれ?」
「ようやく現世に復帰しおったか愚息め。父はこれから出勤故、後始末は自分でつけるが良い。」
「…………お、親父? なんで俺の部屋に?」
「うむ、良い質問だなマイサン。だが貴様は先ず己が胸の内と対話し、その内包したる試練と
困難に打ち勝たねばらなぬ。父に追いつきたくば、お前自身の生み出し業と向かい合い、乗り越えて
来るが良い。では!」
返事も待たずに階下へと足早に去ってゆく親父。妙な言い回しだが、要するに『自分の胸に聞いて
みろ!』という事らしいのだが。胸ねぇ、と、ゆっくり視線を下げ………
「…………………………………………」
「…………………………………………」
「…………………………………………」
「…………………………………………」
「…………牧原?」
「…………せ、先輩?」
「は、はい。」
「そ、そろそろ、手を……」
「は、はひっ!」
二人揃ってテレポータか? とツッコミたくなる瞬間技で慌てて離れる俺と牧原。
マジですか、と疑う余地も無い感触が手に残ってる。
「…………幸恵の娘の鈴菜です。きょ、今日からお世話になります。」
やがて服の乱れを直した鈴菜が、気まずさから逃げるように上半身を垂直に折って
お辞儀する。腰まで伸びた長い髪がサラリと舞う。
幸恵? 幸恵さん? 親父の上司の、佐伯幸恵さん? 幸恵さんなら、良く酒飲みに
来るからわからんこともないが、なんで幸恵さんの娘さんが?
「ふ、ふふ、ふつつかな妹ですが、よろしくおねがいします!」
妹? 誰が? この娘が? じゃぁ何? もしかして親父と幸恵さんが?
スミマセン、まだ頭が半回転でパニクリそうです俺。
「………俺の、妹?」
指さした先の美少女は、はい、と小さく答えてくれる。
「それで、さ、さきほどの事ですけれど……」
「は、はいっ!!」
「先輩も寝ぼけていらっしゃったみたいですし…その…犬に噛まれたと思って………」
うわ、それ非常に傷つきます。もっと素直に非難してくれませんか?
「で、でで、でも、一言だけ、その………」
「………どうぞ。」何故か敬語
「は、はしたないですけど、あの、わたしも恥ずかしかったので……」
「………ごもっともで……」
「先輩の………………えっちぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」
朝起きたら妹に、フライパンでご〜んとやられて薄れ行く意識の中。
『それ、どっから出したんだ?』と、ちょっとだけ幸せな俺だった。
以上です。
続編は無い……予定なのでご了承を(汗
ちなみに、鈴菜タンのイメージボイスはマイ女神の日向裕羅さんです。
鈴菜…のっべらぼうの月?
突発投下氏
申し訳ない!!
続き書いて下ちい
423 :
名無しさん@初回限定:04/05/19 15:00 ID:Nvxf/pV9
細かいツッコミだが娘と母親の名字が違うのは伏線でつか?
是非とも続きを書いていただきたい。はじめはギクシャクしていた義理の兄妹が
次第に惹かれ合ってハァハァハァハァハァハァハァ ウッ
イイ!続き書いてください、お兄様?
朝起きたら妹に・・・催眠術かけられた
目を覚ましたらあなたは義理の兄。1、2、3。
朝起きたら妹に、さらわれていた。
高校進学を何故望んだのかと聞かれれば、兄さんと一緒に登校したかった、と
いうのが一番の理由だったりする。
だから、兄さんが通っている学区内の高校にも無事進学出来たし、私は幸福の
絶頂にいる――
――とは、限らないわけで。
「に、兄さん! 速い、速いです!」
「何言ってんだ! 遅刻するぞ、走れ!」
「そう言われても、……はぁはぁ、きつすぎです!」
「あー、もう手を出せ! 引っ張るぞ!」
「きゃ、な、兄さん!」
簡単に云えば、私は「兄さんの通っている」高校に通いたかったわけで、土地
条件とかそこらへんの詳しい所の情報を全く知らなかったのだ。
いや、正しくは「知ろうとしなかった」という方が近いかもしれない。私と兄
さんが必死こいて走っている坂だって何度か登ったはずだし、試験の時には車
で送ってもらったし。
つまり、私は兄さんと一緒に通える「坂」を「通学路」と見ていたけれど、やっぱり「坂」
は「坂」なわけで、毎日通うごとにその辛さが見に染みる、ということだろうか。
「くっ、……葵。お前太ったか?」
「失礼ですね、兄さんは。そんなこと言ってる暇があったら、キリキリ走ってく
ださい! 遅刻しそうになってるのも、兄さんの寝起きの悪さのせいなんですからね!」
「あー、そんな耳元で騒がないでくれ。脳に響く」
「騒ぐな、って! あー、いいです。兄さんは馬車のように私を引っ張って下さい」
「分かりましたよお嬢様! それではしっかりとお掴まりください!」
ぐん、と体が引っ張られる。目の前には私を引っ張りながらも息が全く乱れて
いない兄さんの姿。――こうゆう真剣な兄さんの表情は、正直言ってかなりの線
だと思う。
走りながら周りを見渡す。私たちと同じように走っている人ばかり。ばかり、と
云っても二、三人しか居ないけど。
そして、その二、三人の人たちでさえかなり前を走っているこの状況からする
と、さすがにキツイかなー、なんて思わなくもない。
あ、そうこう考えてるうちに学校が見えてきた。
「よし、かなりギリギリっぽいが、間に合いそうだ。ラストスパートだ、いいな?」
「いいな? って?」
「こうゆうこと!」
叫びながら私を抱き寄せる兄さん。って、抱き寄せる!?
「よっと」
「止めて止めて兄さん! 高校生でお嬢様抱っこなんて!」
「暴れるなよ。暴れたら捨ててくから」
「――――」
「はい。それじゃあ行くぞ」
問答無用で私を黙らせた兄さんは、満足そうな笑みを浮かべて走りだした。
なんか、癪に触る。多分、あの笑みは学校に間に合うことに対する笑みだ。
だからこそ――、……まぁいいか。
こんな状況で私の希望するシチュエーションになったどころで、遅刻を知らせる
チャイムが鳴って終わりだろうし。
だったら、その……、恥ずかしいけどお嬢様抱っこも役得に感じることが出来る。
そうそう、兄さんにお嬢様抱っこして貰って学校に登校なんてなかなか出来ない
経験だろうし。
「んじゃ、降ろすぞ」
「え?」
トン、と兄さんの腕から地面に下ろされる。
「後は小走りで間に合う。先に行ってるぞ」
言うやいなや、100m走ぐらいのスピードで走りだす兄さん。
その、え? なんで、置いて行くの? いや、ちょっと待って欲しいのですけど。
それに「なかなか出来ない経験」も終わりですか?
待ってください、兄さん――!
>>409 書きなおす前の奴ですか?
それとも途中で止めるな? みたいな?
書いてみて、一気に登校途中のやつになったよ。
一応投下。スレ違いぎみでスマソ。
――――吊ってくる。
うお…
凄い中途半端な…
でも、いい感じ。GJ!!
ゆっくりでいいので、続きを希望
すっごくいい。
すっごく好き。こ−ゆーの。
「皐月・・・」
「兄さん・・・」
ベッドの上で向かい合う。目を閉じて、唇を寄せる。
胸に置かれた手。近づく鼓動。早くなる鼓動。さらさらの髪。
抱き寄せて唇を・・・
カラカラカラカラ・・・
「「・・・!!!!」」
と、キスする寸前に廊下から物音。
「え、何だ!?今の!?」
「えっと今・・・あー!!夜中の巡回の時間っす!!」
「何ぃ!?」
そ、そんなもん聞いてないぞ!?というかそんなもんあるのか普通!?
しかし無情にも足音は段々と近づいてくる。
「きゃ、きゃー!きゃー!パジャマ着なきゃ!!見つかるっす、婦長さんに見つかるっすよ兄さん!!」
「ま、待て待て待て!!俺のシャツどこやった!?」
おい・・・こんなとこでおあずけかよ!!
・・・ふ、婦長(47歳独身)めぇぇぇ!!!!
「あーん、私のパンツがあんなとこにー!!」
「く、靴下ない靴下ない!!」
カラカラカラカラ・・・
隣の病室まで来たらしい。
・・・ヤバい。凄まじくヤバい。
「に、兄さんシャツ裏返し!!」
「うあぁ!?おまえこそ早く寝てろ!!定位置に戻れ!!」
コツ・・・コツ・・・コツ・・・
「婦長キタ━━(゚⇔゚)━━!!」
「ガクガク((゚д゚))ブルブル」
ガラガラッ!!
「・・・」
「・・・」
コツ、コツ、コツ・・・
「415号室、異常無しと・・・」
間一髪、馬鹿兄妹は定位置に戻る事に成功した。
「・・・」
「・・・」
「・・・あらあら、このお兄さんったらこんなところで寝ちゃって。ほら、起きなさい、ほらほら」
ベシッ!ベシッベシッ!!
「い、いてぇ・・・」
「妹さんが心配なのはわかるけど、アンタも体大事にしなきゃダメよ?ほら、帰りなさい」
「あ・・・はい」
かなり勿体無い気がした。が、すでに面会時間がどうとか言う時間ではない。
・・・まぁ、帰されて当然か。
俺は椅子から立ち上がり、ベッドで寝たフリをしている皐月に近づく。
「・・・また明日、な?」
ぐりぐりと頭を撫で、婦長の後に続いた。
なんとなく、皐月がふくれてる気がした。
「明日の検査が終われば家に帰れるから、それまで待ってなさい」
「はい・・・」
「アンタあの子のお兄さんでしょ?シャキッとしなさいシャキッと!!」
「はぁ・・・」
バンバンと背中を叩き、「毎度あり〜」とか言いながら裏口から俺を押し出す婦長。
・・・バレてるな。
皐月には悪いが、そう思った。
「毎度あり〜」
「・・・」
家に帰るついでにコンビニでビールとチューハイとマルボロを買っておく。
どのみち明日は皐月を入院させる手続きをするために学校を休まなくてはならない。
放課後に病院に行くようでは、間違いなく「間に合わない」。
・・・絶対勝手に病院を抜け出す。
「・・・また脱走はしないよなぁ?」
・・・よくある「病弱なヒロイン」。皐月は絶対にそれには当てはまらない。
何故なら、皐月の体が弱かったのは重度のアレルギーによるための栄養不足。
つまり、アンプルを使うとはいえ、栄養不足を解消した今では運動能力は普通、いや・・・猿並み。
「・・・」
思い出す。
確かアイツ、去年は三階の窓から木を伝って脱走したんだっけか?
「・・・四階だから大丈夫、大丈夫・・・」
不安だ。
そんなことを考えてるうちに我が家。
「俺しかいないんだよなー・・・」
あ、なんか飯買ってくればよかったか?
いや、皐月が倒れる前にカレー作ってたな。アレ食べるか、うん。
「ただいまー」
誰もいないのに挨拶。
靴を脱いで二階の自室へ。
そしてもう一度、
「ただいまー」
「あら?遅いじゃない?」
ズガッシャーーー!!!!
441 :
皐月作者:04/05/21 23:00 ID:NZ8QdP0q
激遅投下、激しく土下座。
あまりにも暗いストーリーになりそうなので、当初の予定通り、「ちょっとドタバタなシリアス物」路線に無理矢理修正。
すんません、エロを期待していた方々マジですんません。
>>441 エロはいらなくてちょっと残念(´・ω・`)ショボーン
>>441 乙です!
書き終わった後にもし余力が残ってたら、鬱ルートも書いてほしかったり。
「あお、い?」
信じられない、とでも云うような顔で見上げてくる兄さん。
そんなに驚かれるなんて、困る。
兄さんはもっと堂々としていて欲しい。
――妹から、キスされたのだとしても。
そんな私の葛藤を考慮することなく、兄さんは惚けた表情を私に向けてくる。
カラン、と兄さんの手からシャープペンが落ちる。
椅子に座った兄さんは、それでも私に注意を向けない。
「兄……さ、ん」
けど、それでも良い。兄さんが何を見て何を考えようと、私には立ち入る権利
がない。だったら、こんな関係こそが相応しいのだと思う。
「……ん」
再び触れ合うのは唇。二度目の邂逅は、より深くなっていく。
「ひや、ん、ぺちゃ、あ、ん。ちゅ、ん」
ああ、駄目。落ちていく。キスがこんなに落ち着くなんて思いもしなかった。
底なし沼に踏み込んだような危うさ。その感覚すら、身を焦がす炎のよう。消
える事のない淫欲の情。――兄さんが、欲しい。
「や、めろ。あおい」
「ふあ、にいさぁん」
これ以上私に蹂躪されるのが苦痛だと云うように、兄さんが私を引き剥がす。
でも、止まらない。あの心地よさは喩えるなら、麻薬。
脳を壊すと云う点でさえ共通していると云うのに、椅子に座った、不自然な体
勢から私を引き剥がすことなんて無理に近い。
兄さんの口、唇、舌――。
止まらない。止まってはいけない。
「ん!」
「ふふ、にいさぁん? だぁめ」
何が駄目なのかわからない。分からないけれど、確かに兄さんがあの行動をする
ことは「駄目」なのだ。私はそれを本能的に理解した。だからこそ、こうやって、
吸い付き、啄ばみ、知っている全ての知識を以って、兄さんを蹂躪している。
「ふぁ、ん。あ……、大きい……」
キスを止め、しゃがみこんで、兄さんのジーンズから「兄さんのモノ」を取り
出す。彼氏がいる女の子からの「体験談」に出て来るモノよりも一際大きいモ
ノは醜悪と云えば、醜悪。可愛らしいと言えば可愛らしくもあった。
「あ、おい。止め、ろ…………! おま、ん!」
五月蝿い兄さんにキスをして黙らせる。
ここまで来ておいて止めるなんて選択肢、私には無い。
「ん、ぺちゃ。んんん! んあ、はぁ」
兄さんを黙らせた私は、そのまま、「兄さんのモノ」に顔を寄せて。
エロなしで、(´・ω・`)ショボーンとなった葵タン作者。
だったら書いてみろや、ゴルァ! なんて電波を受信。
書いてみた。激しくスマソ、無理、かなり無理。
全然エロくないし。てゆーかエロってなんですか?
そんなわけですた。激しく土下座させて頂きます。
↑スマソ
吊ってくる
リアルタイムでスゴイのキターッ!
こ、ここでor漬けですか!?
・・・拷問だ・・・
∩___∩
|ノ ヽ
/ 〇 〇|
| (_●_) ミ
彡、 |∪| 、`\
/ __ ヽ/__> )
(___)(___/
| / ヽ / ヽ
| | | | │
ヽ| | | |
ス、スンドメ2レンパツ・・・
ウレシイヤラクマッタヤラ
彼氏がいる女の子からの「体験談」が
彼氏がいる女の子からの「体験版」に見えた。
葵タンが一番話の流れがつかめない
>>453 葵タンの話は一度リセットがかかってるはずだし、
偽・葵タンは仮想作と思われ。
芝村舞かぁ
すっかり開発されてしまった私の体は、兄の大きな指二本も難なく受け入れてしまう。
それどころか、私の意志とは関係なく締め上げ、吸い付き、快楽を貪ろうと動く。
「に、兄さん! 兄さんお願い、私もう…!!」
兄は答えてくれない。代わりに指を広げ、更に乱暴に私の中を掻き回す。
「やだっ、やだーっ!!」
起こしに来た私を制服のままベッドに引きずり込み、俯せのまま頭を押さえて両手を背中で
縛りあげた兄は、無理矢理に私のお尻を持ち上げ、ショーツを引き千切って前戯も無し
で強引に指を挿入してきた。機嫌が悪い時は、いつもそうだ。キスも愛撫も無い。兄に
抱かれるのは好きだけど、本当は愛して欲しい。こんなのは嫌だ。
けれど、指を出し入れに合わせてグチュグチュと湿った音がしている。
こんな乱暴な、いやレイプ寸前の行為すら私の体は受け入れてしまっている。
もっと欲しいよと、指を逃がさないよう締め付ける。兄の指の動きも加速される。
兄さん、私、兄さんに愛されたいのに? 大切には、してくれないの?
どうして何も言ってくれないの? 私は鬱憤をぶつける玩具なの?
「兄さん、指じゃ嫌、指じゃ嫌、ゆびじゃいや、ゆびじゃ………」
でも、気持ち良い。私の弱い所を知り尽くしている兄は、二本の指を巧みに動かして
私の快楽をどんどん引き出してく。腰が勝手に動く、ここがイイんだよと兄にねだるように
クネクネと勝手に動く。片手で頭を押さえつけられ、思うように快感を得られない
もどかしさが、指から与える刺激を増幅させて………
「だ、だめ、もうだめーーーーーッ!!」
嫌なのに、嫌なのに、嫌なのに、体が言う事を聞いてくれない。兄が力任せに指を奥まで
押し込んだ瞬間、その痛みが引き金となって私は絶頂へと駆け上ってゆく。下半身に加えられた
衝撃が脊髄と伝わって脳を麻痺させる。白い何かが音もなく頭の中で破裂し、他の全てを意識の
外へと追い出す。頭の中の爆発が全身をビリビリさせる。体中の神経が性感帯になり、一斉に快感
を押し込んでくる様な、快楽を超えた快楽。たとえ背徳的でも、絶頂は絶頂なのだ。半ば白濁と
した意識の中、目を瞑り浮遊感にも似た余韻に身を任せる私。疲労感と満足感と脱力感が
ごっちゃ混ぜになり力が入らない。こんなことされてイッちゃうなんて、私はなんて最低な
女なんだろう。でも兄が喜んでくれるなら、兄が求めてくれるなら、私はどうなっても……
「………詩織!」
「………え………?」
絶頂の名残から抜けきっていない私の肌は、まだピリピリと周囲の触感を過剰に知覚し、
力も気力も全然戻っていない。だけど兄は、そんな私の返事も待たずに再び両手で腰を
持ち上げ、まだ指の挿入感で少しヒリヒリしている私の入り口に熱い固まりを押し当てる。
ま、まさか………!?
「に、兄さん、ちょっとだけ待って? 私まだ………」
「……五月蠅い!」
ズンッ!! 次の瞬間、私の中を串刺しにするような衝撃が!!
「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
痛いとか、辛いとか、そんなんじゃない。信じられないほどの電気が心臓を締め上げる!
「兄さん、し、死んじゃうっ………!」
ずんっ、ずんっ、ずんっ! さっきにも増して乱暴な出し入れ。息が出来ない手足が痙攣して
いる。只でさえイッたばかりで敏感になっているところへ次々と強引な快感が注ぎ込まれて、
もう快感が痛みにさえ変貌しつつある。
「許してっ、許してェ…………」
指など比較にならない。固くて、太くて、熱いモノが体の奥まで押し入ってくる。
けれど、もうだめだ、目の前が真っ暗になってくる。
普段なら兄の挿入に反応して愛撫する筈の内壁も、パニックを起こし麻痺してる。
「……だめぇ……らめぇ……」
自分の意識が剥離していくような感覚。失神寸前で弛緩してしまいユルユルになった
私の中が皮肉な事に兄の挿入をスムーズにする。だが、それでは兄は快感を得られない。
「なにしてる、詩織っ!!」
不意に、体全体が浮かび上がるような感覚が。
なに? にいさん、なにしてるの…?
ブチブチブチッ! 何かが引き裂かれる音と共に胸元が冷気にさらされる。
制服が……ブラが……兄さん、そんなことしたら私、学校に行けない………
「………にいさん、がっこう………」
いつの間にか、突き上げが下からに変わっている。きっと背後位のままじゃ胸が触り
にくいと思った兄が私の上半身を持ち上げ、背面座位に変えたのだろう。だけど
ごめんね兄さん、私、動いてあげられないよ………
「詩織、寝ぼけるなっ、詩織!!」
ゆさゆさ、ゆさゆさ、露わになった小振りな乳房を下から持ち上げながら兄さんが
一生懸命動いてくれても、私の体は揺れるだけ。目から涙が口から涎が垂れ流しに
なってるのが何となくわかるだけ。
何処か遠くでパンパンと肌と肌がぶつかり合ってる音がするけど、私には何もわからない。
………ニイサン、ゴメンナサイ………
「詩織ッ!!」ぎゅうっぅぅぅぅぅぅ!!
「ひいっ……!?」
今度こそ、本当の痛みで意識が部分的ながら戻ってくる。
痺れを切らした兄が、私の胸を力一杯握りつぶしたのだ! まだ発育途中で芯が残った
胸は乱暴な扱いには耐えられない。しかも爪が数本、柔肌を突き破って食い込んでる。
痛みで体が硬直し、挿入された兄のモノを締め上げる。
「詩織、詩織………!!」
急激な締め付けの変化がそのまま刺激となったのか、体内の兄が一気にふくれあがる。
「あ、あ、あ、あ、あ………!!」
もう言葉にすらならない。兄の動きに翻弄されたまま、私の口からは空気が抜けるような
微かな声が断続的に漏れるだけ。僅かに取り戻した力を全て注ぎ込んで、兄をイカせる
ことだけを考える。
だって兄は悪くない。悪いのは私、私が兄を苦しめている。
だから、せめて兄の全てを受け止め、吸い上げてあげたい。
下半身に力を集めて、搾り取ることに集中する。でも、もう限界だよ兄さん……
「詩織………っ!!」
最後の一瞬、兄が胸から手を放してウエストを抱きしめてくれる、そして!
「!!」
どくん、どくん、と直腸内に兄の迸りがあふれ出す感触。
その体が内側から焼かれるような熱さを最後に、私の意識はとぎれた。
えちぃのが少ないとの事なので………
我ながらしドキュソな兄妹になりましたなぁw
そもそも近親相姦自体が背徳感バリバリなので、
どうせならばと、とことん倒錯的な内容をねらってみました。
陵辱だ(;´Д`)
………余談ですが、詩織タンのイメージボイスは、
ミルキーゆかりさんです。
蔵女タンハァハァ、鈴愛タンハァハァです(藁)
>>462 一応、和姦(の筈)です。
>461
文章に迫力があって巧いと思いました。
最後の直腸への射精と、コメントの倒錯という部分を読んで、
「これ犯されるの弟か」と勘違い(この瞬間マジすげえと思ったw)。
驚愕に打ち震えながら再度読み直してしまいました。
作中で胸の描写とか、コメントでも兄妹とはっきり書かれてましたね。
おもしろかったです。
a
466 :
名無しさん@初回限定:04/05/23 14:37 ID:S3A7JR/D
朝練で汗を流せば落ち着けるかも………などと思っていたが、全然駄目だ。
あれからずっと、舞の事が頭から離れない。
一つ下の妹、舞は身内の贔屓目を差し引いても出来た子だと思う。
やや童顔気味ながら顔立ちは整っていて可愛いと思うし、マメにカロリー計算
(本人は隠してるつもりらしが)し節度のとれた食生活をしているので太る事
なく痩せ過ぎもせず理想的な体重を維持しているそうだ。その几帳面さが
反映されてか成績は常に学年一桁でデッドヒートを繰り広げるレベルで
安定しているし、教師受けも良く有望である。と、ここまでなら馬鹿兄になっ
て両手放しで自慢できる妹なのだが……
「……ぱいっ、先輩! 先輩ってば!!」
「え……あ、野々宮か…」
「『野々宮か』じゃありませんよ、どうしたんですか今日は。メチャクチャ
じゃないですか…?」
右手にストップウォッチ、左手にクリップボードを持った新任マネージャの
野々宮美咲が心配そうに駆け寄ってくる。長い髪をポニーテールに結った舞
とは正反対に耳の長さで切りそろえた髪が、走る動きに合わせてサラサラと
健康的に揺れる元気な後輩である。
「ご、ごめん。ちょっとな……」
朝から妹が部屋に忍び込んできてフェラで……などといえる筈もなく適当に
言葉を濁す。
「ちょっとって……」パチクリ、と瞬きして心配そうに下から覗き込んでく
る真っ直ぐな瞳「……どうかしたんですか?」
「大した事じゃないよ。今日中に調子、戻すから。悪いな。」
正直、他人に気を遣う程度の余裕すら今の俺には無い。どのみち練習には
なりそうもないし、今朝は早めに上がらせてもらうことに…
「もうっ!」と足早に去ろうとする俺の前に回り込んだ野々宮「私、全自動
時間測定器でもないし、データ管理コンピュータでもないです! そりゃ、
まだまだ頼りないとは思いますけど、お話を聞いてあげる位だったら出来ま
すよ!」
「いや、だから、ホント悪いけど…」
「……ですから、なにか悩みがあるんだったら声をかけてください。先輩に
は先輩の事情がおありでしょうから不用意に踏み込んだり無理に聞き出そう
とかは絶対にしませんけど、少し遊びに行くだけでも気分転換になって良い
考えが浮かんだりますよ。私ってばこう見えても案外暇人なんで、気が向い
たらいつでも誘ってください?」
じゃ、健康的な笑顔を残してグランドに駆け戻ってゆく野々宮。
むむむっ! 野々宮め、また朝から私のお兄ちゃんを口説いてる!
どーせ清純そーな無邪気そーなフリして取り入ろうとしているに違いない。
こら、それは私のお兄ちゃんだぞ、アンタのじゃない!
だいたいマネージャーだがなんだか知らないが、真面目にやってるんだったら
他の部員にも同じ位愛想振りまけっての。顧問にチクるぞ!
………っと、お兄ちゃんがこっちにくる。
あ〜あ、かなり凹んでるよ。ごめんねお兄ちゃん。
ホントの事言うと舞もスッゴク反省してます。だってお兄ちゃんは寝てただけ
だもんね? 勝手に…………しちゃった私が悪いよね? でもお兄ちゃん、
私お口の中に出されちゃっても全然気にしてないよ。確かにちょっとマズイ
かなーとは思うけど、過ぎちゃった事じゃない? それに誰も見てないんだか
ら、二人して内緒にしたら他の人には絶対わからない訳だし、お口で飲んで
妊娠したって話なんて聞いたことないでしょ? お母さんにも絶対バレやし
ないって。だからさ、小学校の時やった『触りっこ』の延長線みたいな感じ
………は少し無理があるかも知れないけど………と思って忘れようよ。
あ、でも、舞のお口の感触は忘れて欲しくないかも。
や、それを忘れて貰わないと本末転倒なんだってば!
でもなぁ、あれも一応処女喪失の一種だしなぁ、ハイそうですかとあっさり
忘れられたら、それはそれでちょっち悲しいモノあるよなぁ。お兄ちゃんの
フェロモンにやられたからだけど、夢中で奉仕してあげたんだよ。お兄ちゃん
のを、お口に含んで、こういう感じで…………あ、やば、思い出したら少し
湿ってきちゃった。
……ってゆーか何を脱線してるんだ私は? わわ、お兄ちゃんが来たよ!
とりあえず、木の陰に隠れてっと。
「………アニキ」
校庭の端っこに立てられた部室棟。そのドアに手を伸ばそうとした俺の背中に
声がかかる。
「……舞?」
いつもの舞からは想像もつかない遠慮がちな小声に驚いて振り返ると、そこ
にはこれまた普段とは似ても似つかぬ舞の姿。音もなく木陰から現れた舞は
学校指定の白のセーラー服と長いリボンで結ったポニーテールこそ変わらないが、
恥ずかしそうに俯いて視線を反らし、両手を後ろで組んで小さく縮こまったいる。
………正直、こんな弱々しい舞は初めて見た。
この時間、他に人の気配もない。話をするなら今しかない。
何か言わないと………
「ま、舞、今朝の事だけどな?」
舞が背中に隠しているのは俺の弁当。我が家の日課、俺の朝が早すぎる為に
お袋の弁当作りが間に合わない。よって、部活もなく俺より家を出るのが
遅い舞が俺の分も預かって持ってくることになっている。大きな包みを後ろ手
に持っているためか、舞の動きがモジモジと恥じらっている様にも見える。
「……アニキは、気にしないで……」
ぽつり、と呟く舞。そのぶっきらぼうな声色は俺の拒絶か、あるいは恥ずかしさ
を隠すためか。頬を染めた妹の視線は行き場を探すように漂うばかり。
「……私が勝手にした事だから、アニキは気にしないでいいってば。」
「き……気にしないでったって、お前、あれはちょっと……」
「気にしたって、どうにもならないでしょ? だから気にしないで。」
出来るだけ素っ気ない声で言う。ほらほらお兄ちゃん、あなたのイモートは
平常通りのクールな少女ですよ。さらっと水に流しましょ、さらっと。
「舞、無理してるだろ? 俺だって……」
「アニキは何もしてないでしょ、私の問題。」
「お前だけの所為になんて出来ないだろ。ほら舞、こっちを見てくれよ。」
「…………なによアニキ、勝手に加害者ぶらないでよ!」
………あれ? 私何言ってるんだ?
「良いじゃない、気持ち良かったんでしょ? それとも何? 私じゃ迷惑
なだけだったっての? 悪かったわね可愛くない妹に勝手な事されて!!」
「舞、少し落ち着け。俺は舞を責めてるんじゃないよ、話がしたいだけだ。」
そうそう落ち着きなさい舞ちゃん、これ流れじゃ、まるで告白ではないですか!?
ってゆーか予定と全然違う事口走ってるよ私!!
「そ、そんな子供を相手にしてるみたいな言い方しないでよ! ちゃんと私の事
見てよ! アニキは……アニキは………」
うっわー、駄目だー! もう操鑑不能です艦長、ワープエンジン制御不能です〜!
「………舞?」
「ッ!!」
何度もシミュレーションしたのに、お兄ちゃんと視線を合わせた途端に全部台無
しですよ、台詞が出ませんよ! マジで恥ずかしいよ〜!!
わ、わわ、こっち来ちゃ駄目だよ見ちゃ駄目だってば!
どーしよどーしよ? いつもの冷静な舞ちゃんになれないよ、なんか逃げ出し
たくなっちゃうよ、お兄ちゃんの顔見れないよー! あーん、どーしたら良い
のよー………って、え!?
俺と舞、その身長差は頭一つ分。
近づいてみてやっと気付いたが、舞の体はガチガチに固まっている。これじゃ
話なんか出来るわけがない、もしかしたら俺の声すら頭に入っていないのかも
知れない。これは賭だった。舞が俺を拒絶するなら逃げ出すはず、そうでなけ
れば…………
「舞は、ちゃんと物を考える事が出来る子だ。だから、ああいうのは良くない
って事は知ってると思う。だから、何か……お前なりの理由があったんじゃない
かな……? な、舞、教えてくれないかな?」
そっと髪に手を置いて、二度、三度と優しく撫でる。すると、たちまち舞の体
から緊張感が抜けて、柔らかさが戻ってくる。昔から舞の機嫌を直す一番の薬、
拗ねた舞が頬を膨らましてしまう度に、なんどもこうして安心させてやった。
本当は舞を問いつめたかった。俺達は兄妹だぞと叱って、是が非にも理由という
か考えを聞き出したかった。だが、恥じらって戸惑って小さくなってしまった舞
が幼い頃の姿と重なってしまった時、慰めてやらなければいけない安心させて
やらなければならないという想いが全てを駆逐してしまった。
『だから徹ちゃんは駄目なんだよ、舞ちゃんを甘やかせてばっかりなんだから。
舞ちゃんがブラコンでダメダメな子になっても私知らないよ!』
そして、舞が顔を上げた。
「………アニキ?」
大きな手、優しい手、お兄ちゃんの温かい手。
見上げると、目の前にお兄ちゃんの優しい目があった。
いつだって私を許してくれた目、いつも私の方だけ見て話を聞いてくれた目。
小さい頃から好きなだけ甘えさせてくれた目が、そこにあった。
お兄ちゃん、舞のこと許してくれる?
だって舞は、お兄ちゃんを困らせたかったんじゃないの。
ねぇお兄ちゃん、舞のこと、もっとなでなでして?
もっと舞の事見て。もっと舞に触って。
舞ね、舞ね?
「………舞はね、お兄ちゃ………」
「先輩? せーんぱい?」
『の、野々宮!!』
まるで罪悪感の様な後ろめたさが湧き上がる。自分でも理解できない感情だが、
その衝動が持つ強制力に思わず手を放してしまう徹。
夢から冷めたような表情から一転、声の方を睨み付ける舞。
「あ、先輩、タオルを忘れて………って、舞ちゃん?」
体半分だけ振り返って鋭い視線を向けてくる舞。奇妙なポーズのまま呆然として
いる徹。密着している二人、その周囲に漂う緊張した空気を感じ取ったのか、
美咲の顔には後悔にも似た戸惑いが浮かぶ。
「あ………あれ?」
気まずい沈黙が辺りに満ちてくる。一秒一秒が、とても重い。
「……あの……ごめんなさい、なんだかお邪魔したみたいで……その……」
逃げるように数歩、後ずさるが全て後の祭り。助けを求め交互に二人の顔を伺うが、
どちらも言葉すら出ない。やがて………
「………ッ!!」
痺れを切らした様に舞が駆け出す。固く握った拳、その甲で目を拭うように隠す
ように美咲の横を抜け、校舎の方へと一目散に走ってゆく。すれ違う一瞬、舞の
残像の中に光る滴が?
「ま、舞ちゃん、待って!」
校舎の中に逃げ込む舞。失礼します、と一礼して慌てて後を追う美咲。
妹の小さな足跡、その上に残った弁当箱の包みが自分を責めているような気がして、
徹はしばらく動けずにいた。
あわわ、送信ミスってるぅ!
え〜と、エッチは無しです(汗
正直、どこまで続投出来るか判りませんが、美春をはじめ初期設定
のキャラ達も順に登場して所々でエッチな要素も入れたいなーとは思ってます。
GJ!!
乙です。続き楽しみにしてます。
>472
GJ。早めに続きキボンヌ。
朝起きたら
>>473に、
「乙。続きキボンヌ」
と言っていた
激しく気にしないでください
って別の人のネタですねw
ともあれ
>>473乙!
漏れも書いてみたいけど、文才が無いのは悲しいよ〜
476 :
475:04/05/23 18:49 ID:wuSVqd2t
スレ汚しならいいけど、スソ汚しならいやらしいわよね。
スンマセン巣に帰ります…
>>477 それはお姉ちゃんじゃないカナ? お姉ちゃんじゃないカナ?
と朝起きたら妹に(もう遅い
なんか、今日の朝、不意に思いついたネタを書いてみる。
SS書くの二度目なんで、色々まずいとことかあったら指摘してください。
じゃあ、投下開始↓
ふと唇に懐かしい感触を感じて目がさめた。
いつのまにか備え付けの長椅子で眠ってしまっていた俺は、
起きるとすぐさま藍の病室へ駆け込んだ。
そして俺は決意しなければいけないと、ほんのちょっと思ってしまった。
部屋の中、義父にすがるようにして泣いてる母さん、
何も言わずにうつむいている医師と看護婦、
俺は出来ればしたくないその決意を振りほどくように
藍の寝ているベットに近づいてその姿を確かめる。
「打ち所が悪すぎたのが残念でなりません」
医師がそういって頭を下げてきた。
その通りだ。
中学三年になる藍のその細い体はどこも傷ついてるようには見えない。
けどその表情は冷たく、もともと色白なせいか、とても白く見える。
吐息も感じないし、とても静かで・・・
俺の傍で見せてくれるいつもの可愛らしい寝顔とは明らかに違って・・・・
俺はその時、静かに決意をした。
朝起きたら妹はすでに死んでいた・・・・
俺たち兄妹は元々仲がよかった。
藍は俺にとって可愛らしい上に家事も料理もこなす、出来た妹だった。
性格もはっきりしていて、俺はよく藍に叱咤されたり、怒られたりした。
そして実はすごく寂しがり屋で、一人でいることを嫌い、
良く俺の部屋にきては遊んでいた。
藍にとっても俺は良く遊びに付き合ってくれて、
けど時にちゃんとしかってくれる楽しく頼りがいのある兄だった。
夕食を家族そろって食べて、親父や母さんと話をしながら、隣に妹がいる。
そんな毎日が、兄として、妹として・・・・いつまでもこの関係が続くものだと思ってた。
けど、親父のリストラですべてが変わった。
俺は中学三年、藍が中学一年とき、親父が会社からリストラされた。
それ以来親父は、やけ酒と不倫を繰り返し、
母さんや、俺、そして藍にまで暴力をふるうようになり、
それに耐えかねた母さんと毎日喧嘩するようになった。
喧嘩になるたびにおびえる藍を、俺は慰め、守ろうと何度も抱きしめてやり、
藍は高校入学を前にして、将来やこれからのことで俺が不安になるたびに
それを汲み取っては癒してくれた。
お互いがお互いをどうしても必要としなければならず、
そんな毎日が続くにつれて、
俺は藍を妹としてみることが出来なくなり、
藍も俺を兄としてみることが出来なくなっていた。
そして、俺たちが深い仲になるのにそう時間はかからなかった。
「なのにあいつ、こっちでは一度も俺の名前で呼んでくれなかったよな。・・・ったく。」
葬式がすんなりと終わり、
火葬場で藍が骨になってるのを見ながら俺はそうつぶやいた。
思えば抱き合うようになってからこの三年間、いつも一緒にいた。
親父と母さんが離婚することになったとき、
俺たちはお互いに離れたくないといって聞かなくて、
それで結局二人とも母さんについていくことになった。
その後、しばらくして母さんが、恋人(今の義父)を連れてきたとき、
義父は夜遅くまで働かなければいけない母さんの代わりに、
藍が家事をしていることをひどく負担に思い、寮に入ることを勧めたが、
藍はそれでは離れて暮らすのと何も変わらないと、かたくなに拒否していた。
そう、俺たちはいつも一緒だった。
一緒に登校して、帰宅して。一緒に夕食を食べて、愛し合って・・・
そうこう考えている内に、
火葬場の責任者さんが「済みました」と声をかけてきた。
差し出された藍の骨は細くて、
ほとんど粉になってしまっていて、やっぱりもうここに藍はいないんだと実感した。
葬式に関連した用事が一通り終わり、家に帰ると
母さんはその場で泣き崩れてしまい、
義父がそれを落ち着かせようと、一緒に寝室まで付いていった。
俺は台所へ行き、冷蔵庫から麦茶を取り出すと、
居間のソファーに座りゆっくりとそれを飲む。
そこへ、義父が入ってきた。
「お母さんは薬で眠ってるよ。よっぽど張り詰めて、疲れてたんだろうね。いびきまでかいてる。」
義父はそういいながら少しだけ笑い、そのまま話し続けた。
「君も・・・今まで色々あったと思うけど、
こればっかりは僕達じゃどうしようもならない何かなんだ。だから落ち込まないでね。
それに、加害者のドライバーが来た時、君がすごく冷静だったのは正直感心したよ。
今言う事じゃないかもしれないけど・・・きっと君ならこれからも大丈夫だから、
その、元気出してね。・・・・それじゃぁ、ちょっと今日は母さんの様子見ることにするよ。」
と言って、寝室に消えてしまった。
それは違う。
怒らなかったのは俺の心が空っぽだったからだ。
藍のいない世界に、俺がいくら心を置いても意味が無いからだ。
それに、ここじゃどうしようもならないってことも、言われる前から知っている。
禁忌が許されない世界だと言うことも・・・・
俺は台所から母さんが常用してる睡眠薬を取り出すと、
藍の部屋へ向かった。
机とタンスとベットがあるだけの、飾り気の無いシンプルな部屋。
机の上には二人で撮った写真がガラスで出来た写真立てに飾ってあって、
その中で藍は楽しそうに微笑っている。
「藍、もう寂しくなんか無いからな・・・」
俺は写真立ての中の藍に向かってそう言うと、
許容量以上の睡眠薬を手にとって、それを飲み込み、
ベットの上に横になって・・・・目を閉じた。
藍の中に包まれてるみたいになって心地よい。
次第に朦朧としてきた意識の中で、誰かが横にたっているのに気付いて、
俺はうっすらとだけ目を開けた。
・・・藍
こっちを見ながら少しだけ寂しそうに泣いている。
ほんとに俺の前だと泣き虫だよな。
嬉しくても悲しくても藍は泣いてばかりだから、俺は困りっぱなしだよ。
けどな、もう泣かなくてもいい。
お前がいなくなったあのときに、俺はこうしようって決めてたんだ。
こっちで一緒になることを何もかもが認めてくれないなら、
お前と一緒になることをこの世界が認めてくれないなら、俺はこんな世界なんていらないんだ・・・
ずっと傍にいるから。
だから、泣くな・・・・ずっと・・・・愛してるから。
俺が心の中でそう話し掛けると、藍は泣き止んで、にっこりと笑ってくれた。
そして傍に近づいてきて、俺に口付けた。
唇に感じる、あの時感じた懐かしい感触、
いや、これからもずっと感じ続ける愛しい感触。
これからも、ずっと・・・・
そして、俺はその感触にまどろみながら意識を失った・・・・
朝起きると、俺は病室で寝ていた。
周りには医師と看護婦、そして義父と母さんが俺の事を見ていた。
どうして・・・俺は確かにあの時・・・・
そんな混乱している表情の俺を見て、義父は俺に話し掛けた。
「夜中急に、藍ちゃんの部屋からガラスの割れる音が聞こえてね。
やな予感がしていってみたら、机の上の写真立てが割れてて、
案の定ベットに君が寝てたんだよ。もう昏睡状態でね・・・・
お母さんもそれを見て混乱してるし、救急車を呼ぶのも一苦労だった。」
そして、そういいながら少し笑っている義父をよそに、
母さんが俺の頬をひっぱたいて泣きじゃくりながら俺に向かって怒鳴ってきた。
「こんな真似はしないで!藍に続いてあなたまで死んじゃったら・・・あたし・・・
ほんと、ほんとに無事でよかった・・・・」
俺は、かすれた声で泣きじゃくる母さんと、次第に感じてきた頬の痛みとで、
生きてると言う実感を強制的に取り戻した。
俺の症状は軽かったらしく、一週間で退院した。
その際、退院する俺に、担当の医師がこんなことを言った。
「私どもにも、あの時のあなたに、
どうして写真立てを壊すほどの行動力があったのか分かりません。
おそらくは死ぬことを拒んで、本能が直接体を動かしたのでしょうが、
いまだにそれは信じられない話です。
・・・あなたの生命力はあなたが思ってるほどに強い。
もう自殺しようなどとは思わないことですね。」
しかし、俺は気付いてる。
写真立てを壊したのは俺じゃない、藍だ。
あの時こんなことを出来たのは藍しかいない。藍が俺を助けたんだ。
でもどうして。
さびしがり屋なのに・・・・それとも俺と一緒にいるのは本当は嫌だったのか?
家について自分の部屋に戻ると、
俺は藍の真意を知る手がかりを求めて、すぐさま藍の部屋へ入った。
割れたガラスはすでに片付けられてて、写真は机の上に置いてあった。
手にとってそれを見てみると、裏に少し書き込みが見えた。
『お兄ちゃん大好き』
不意に涙が出てきた。・・・そうか、そういうことだったんだ。
わかったよ、藍。お兄ちゃんもお前のことが好きだから
・・・だから、生きることにする。
もうあの時見たいには泣かないで。俺は藍を大好きだから・・・
ただ・・・・ただ少し、寂しすぎるよ。お前との思い出をもっと作りたかったよ。
俺が大学生になって、単にコンパしただけなのにお前は嫉妬して、
成人式の着物姿が可愛くて、一緒にお酒を飲んで、笑って、もっと抱き合いたかったよ・・・
藍、お前のことを愛してる。藍のすべてを愛してる。
思えば藍が死んでから涙を流すのは初めてで、
俺はその写真を胸に抱きながら、思いっきり泣いてしまった。
夕日が沈もうとしてて、俺は温もりが忘れられなくて・・・・ひたすら泣いた。
「ねぇ、おにいちゃん」
「ん、どうした?藍」
「あのね、美穂が彼氏と遊園地行ってきたんだって。
手を組んで歩いたり、一緒にプリクラとってる写真とか見せてもらって、
すごく楽しそうだったんだぁ」
「あぁ、同級生のね。で、なに?」
「だ・か・ら、私もおにいちゃんと一緒に遊園地行きたいの!
それで、一緒に手を組んで歩いたり、プリクラとったり・・・ね、遊園地行こう。」
「遊園地に行くのは構わないけど・・・・手を組んで歩くのはまずくないか?
誰が見てるとも限らないだろ?」
「けど、私達っていっつも家の中だし、ちゃんと告白とかして付き合ってる訳じゃないし、
なんかこう、この世界に形が残るものってあまり無いじゃない。
・・・・だからせめて明日だけでも形に残るモノを残したいなって、
その場にいる人たちの記憶の中にも残る位、見せ付けてやりたいなって・・・
ほんとは私達って許されないのかもしれないけど、
写真も撮っちゃったりして・・・・この世界に付き合ってるって証拠を残しときたいの・・・
ね、一緒に遊園地に行こう。」
『おにいちゃん、大好き』
うあぁぁぁっぁ(泣)
ってまだ終わってないのかな・・・スマソ
終わりです。
すげーわがままだけど、出来れば
「モンマルトルの夜」とか「別れの曲」とかメガテン3のロード画面の時の曲とか
そんな感じのをBGMにして欲しい気分です。
てか、そんな雰囲気が出せてれば俺的には成功。
失礼しました。
加奈のノーマルエンドみたいな悲しさだな…
。・゚・(ノД`)・゚・。ウワァァン
感動した〜
○
________
〜 〜~~ 〜〜
,, ∧ ∧ 〜~
〜 ( ,) 〜〜~
-‐/ | ―-‐
(___ノ /l〜~~
/ / 〜〜
ナケタッス
>>481
ストーリーに目新しい部分はないけど、作品にちょっとした雰囲気を
持たせることには成功していると思う。なかなかよかった。
トボトボとクラスに向かう葵。
喩えるなら、親鳥に飛ぶことを強制させられた雛鳥のような。もしくは、悪
霊に取り付かれている、と云う説明が相応しい後ろ姿だった。
「三年のクラスが三階にあって急がなくちゃいけないことぐらい知ってるし兄
さんの担任が厳しい事だって知ってるけどやっぱりあんなふうに私を扱うのは
いけないことだと思うの」
廊下を見つめながら、ブツブツと呟く葵はキケン人物そのもの。
知らぬは本人ばかりなり。
「そもそも兄さんは鈍感ってわけじゃないけどマイペースって云うか我が道を
行くと云うか私のことを考えてくれても肉親に対する最低限の礼儀でしかない
感じで適当な扱いで目覚まし時計と勘違いしてるよ絶対」
よく息が続くな、と思わせるほどに、葵は息継ぎもせず廊下に話し掛けること
を止めない。
その姿勢のままクルリ、と体勢を変え教室の中に入る。
そして、葵の表情が凍りついた。
それも当然。葵が入ったクラスは1―2。葵が本来向かうクラスは1−3。
SHRを進めていた1−2の担任である藤原京野が、怪訝な表情を葵に向けた。
苦笑いする葵。えへへ、なんて言いながら後ずさる。
にこやかに笑いながらゆっくりと後ずさり続ける葵。なんなんだ? と云う表
情を浮かべたのは担任だけでなく、担任の教え子たちも同じだった。
まぁ、そこまでは良かった。
葵がクラスを間違ったとしても、そのままドアから出ることが出来れば良かっ
たのだが――今日の葵には運と云うものが絶対的に足りないらしい。
葵がドアまで後ずさった時にちょうど鳴り響くチャイム。予鈴ではなく、本鈴。
それに焦ったのは後ずさっていた葵。鳩が豆鉄砲でも食らったかのように反応する。
同時にドン! と云う音。
葵はドアを無意識の内に閉めた為、振り向いた時にぶつかったのだ。
そのままフラフラと千鳥足のようにふらつき――ペタンと座りこんだ。
きょとんとしているところを見ると、何が起きたのか全く分かっていないらしい。
座り込んだ姿勢のままキョロキョロを回りを見渡し――1−2の担任に微笑んだ。
それが引き金になり、1−2は爆笑の渦に巻き込まれた。
なんてーか、スマソ。
最近スマソばっかりだな、漏れ。
あ、偽・葵タンはパラレルだから。一応報告。
葵タンのエチシーンは葵タンの努力次第。
ガンガレ、葵タン。
GJ!
「いてててて………」
朝起きたら妹に、フライパンでご〜んとやられてから四十分後。
というか、朝起きたら義妹が出来ていた朝、俺と牧原………………
………鈴菜は、まだ人気の殆ど無い通学路を並んで歩いていた。
「本当に大丈夫ですか、先輩?」
一応、並んで歩いている鈴菜が、コブをさする俺に心配そうな声をかかる。
だが、本当に心配してるなら、せめて俺から半径一メートル以内で言って欲しい。
それと、上目遣いに珍獣か猛獣を観察するような目もやめて欲しいぞ。
いくら何でも、寝ぼけていない上に公道で初対面の妹に襲いかかる事ぁ
しない。あの一件は朝飯の席で水に流してくれたと思っていたのに。
「なになに、朝っぱらから鈴菜を布団に引っ張り込んだって?
さっすが、明ちゃんの血を引いてるだけあって行動派よねぇ聡史クン。
やー、若いっていいわ〜♪」
第一声がこれだった。親父は既に出ていたが、階下のダイニングキッチン
にてスーツ姿で朝刊を読んでいた幸恵さんが、二階の部屋から降りてきた俺を
見つけて心底面白がってる顔で話しかけてきた。
「お、お母さん!!」
味噌汁の椀を運んでいた鈴菜が、顔を真っ赤にして抗議。
なるほど、朝飯担当だから制服の上にエプロンを付けてた訳か。
「………すみません、寝ぼけてたとはいえ、その………」
「いいっていいって。ほら、こいつ私に似て見栄えは悪く無いんだけど、
どうにもここ一発での押しが弱い性格でね、男に対する免疫とか色気ってモンが
全然ない訳なのよ。聡史クンさえ良かったら、少し男に慣らしてやってくれない?」
「もうっ! お母さんだけ朝ご飯抜きですっ!!」
「わ〜っ、許して鈴菜ちゃ〜ん! 半分は冗談なのよ〜! ごめんして〜っ!」
ほかほかと湯気を上げる椀を取り上げられ、慌てて泣きつく幸恵さん。
なんつーか、母娘というより姉妹っぽいノリだな。
………とゆーか、半分は本気なんですか幸恵さん?
「ともあれ。」ずずずっ、と取り返した味噌汁を口にしながら幸恵さん「同居し
てる以上、少々のアクシデントあるものよ。別に下着の中に手を突っ込まれ
た訳じゃなし、寝床に引っ張り込まれるのも女のステータスだと思って今回
だけは許したげなさい。」
聡史クンにも悪気があった訳じゃないしね、と最後に締め括って本格的に箸を
動かしだす幸恵さんの顔は、鈴菜に有無を言わさない大人の女性のそれなっ
ていた。
「………でで、触り心地はどうだったの聡史クン? この子ってば止せば良い
のに突然ダイエットとか言い出してね、最近胸から………」
「…………撤収!」
「や〜〜〜〜ん!」
まだ半分も食べていない鮭を取り上げられる羽目になっていた。
「………あの、やっぱり冷やした方が……」
いかんいかん、すっかり回想モードに入っていた。
「私、一応用意してきましたから、ちょっと見せてくださいね?」
「やー、大したことないっ………て、どあっ!?」
モードを解除して振り返った瞬間に……トリートメント?……の香りが。警戒心
も罪悪感には勝てなかったのか、密着する様に身を寄せてきた鈴菜が爪先立
ちで手を伸ばし、俺のコブの様子を確かめようとしてきた。丁度、鼻の辺りに柔
らかそうな髪が……頭の中で朝の感触が蘇って……そういう無警戒なアクショ
ンを
されると……。
「あっれ〜? 鈴ぅ、その人誰ぇ?」
「いっ!?」
「きゃぁっ!」
「わぁ、とうとう鈴も春が来たんだぁ!」
良いところだったのに、なんつーお約束な。
鈴菜の同級生らしい後輩数人が駆け寄ってくる。
「……でも平凡っぽい男よね、難攻不落の鈴を落とすのは何処の国の王子様だろー
なんて楽しみにしてたのに、ちょっとガッカリ。」
「そーよねー、なんか貧弱そうだし、下手すりゃ三日で死体になるわね。」
「それ以前に、警察とかに捕まりそうじゃん。どう考えたって鈴の弱み握って無理矢理
交際させてる顔だよ、あれは。」
こらこら、そこの下級生ABC! こそこそ小声で言ってるつもりかも知れんが、
全部聞こえてるぞ!!
…………………堂々と反論も出来んが
「ええっ! ち、違う違う!」顔の前でヒラヒラと手を振り慌てて否定する鈴菜。いや、
だからと言って、そこまで力一杯否定されると少々悲しいが。「そんなんじゃないよ!
この人は、私の新しいお兄………きゃっ!?」
「わーっ、わわわわわーっ!!」
義妹が搭載しているN2弾頭の信管作動を感知した俺は、電光石火の早業で小さな
手を取り鈴菜を背中に隠す。きっと今の俺の反射速度ならユル・ブリンナーでも撃ち
殺せるに違いない。
「…………へ? 鈴、いま、おに…なんとかって?」
「あ、あ、ああああああああ、新しくお隣になったんだよ。鈴………牧原の家が
引っ越ししてきてね?」
そして、今の俺の思考速度なら『HAL』にオセロで勝つことだって可能なはずだ。
『「はぁ……』と下級生ABC。
「つまり、『新しいお隣さん』な訳なんだよ。牧原が家(の中)の隣(の部屋)に
越して来たんで、色々近所を案内してた訳さ。あはははははは…………」
まだ半信半疑らしい四人組。いかん、これ以上喋りまくるとメッキが剥げそうだ。
「じゃ、じゃあそろそろ行こうか。コンビニの場所も教えたいし。」
再び鈴菜の手を取り、最大戦速で現海域離脱。あ、走ると頭に響くぅ〜!!
「ぜぇ、ぜぇ、良いかね、マイシスター?」
「はぁ、はぁ、はぁ…………ま、まいしすたー?」
適当な所で目立たない路地に逃げ込んだ俺……もとい俺達は、やっとひと息ついた。
「古来より『沈黙は金、雄弁は銀』と言う通り、安易に馬鹿正直に事実を喋る事だけが
幸福に繋がると思ったら大間違いで………」
「あの。」はい先生! と手を挙げて鈴菜「それって、金の価値が銀よりも低かった
古代ギリシャの格言で、本当は……」
「………細かい事はどうでも良い。」うう、妙なこと知ってやがるこの女「あの場で
我々の関係が義理の兄妹だと言ってみなさい。多感で想像力豊かな年頃な君の友人
ABCの破廉恥な妄想が加速されるだけなのだ。それが我々に及ぼす社会的影響の
大きさは十分理解できると思うが?」
「………先輩の考えすぎじゃないですか?」キョトン、と無邪気な顔の新妹。「それに、
隠したっていつかはバレちゃいますよ。だったら、最初から本当のことを……」
「待て待て待て待てっ!!」
「でも先輩。」ちょっと下がって距離を取る鈴菜「悪いコトしてる訳じゃないのに、
こそこそ隠すなんて私嫌いです。それと………」
「……それと?」
「い、いい、いい加減に手を放してください。こんな所で手を繋いでるの見られたら
、それこそ変な誤解されて困ります。ああ、あんまり馴れ馴れしく触らないでください!」
うわ、可愛い顔して結構言いやがる。それでも怒った顔すら可愛いのが悔しいが。
「とりあえず、私達のことに関しては今晩、家で話し合いましょう。それまでに私も
色々考えてみますから。それじゃ、お先に失礼します。」
ぺこり、とお辞儀をして去ってゆく義妹。
「お、おい待てよ鈴菜!」
「……その『鈴菜』というのも外では止めてください。それから……」
なんだよ、まだ何かあるのか? と少し腹を立てた俺に向かってズンズン歩み寄って
くる鈴菜。目の前で足を止め、通学鞄をごそごそと………
「…………これ、使ってください。あと、夜にもう一度消毒しますから。」
怒ったような恥ずかしそうな表情で携帯冷却シート? を俺に手渡した妹は、
もう振り返ることなく不自然なほどの早足で去っていた。
あああああ!!
続きなんて考えてなかった……w
レス下さった皆さん、ありがとうございます!!
GJ〜〜〜〜!
くくく、美味しいキャラですね、鈴菜タン(w これなら幾らでも展開させられそう。
俺の中のツンデレラーのDNAがはやしたてています。
荒野の七人はDVDも持ってまつ。ハゲ萌え。
GJ!
もう続き読めないのかなーとか思ってたのに
いい意味で裏切られて、おにいさん嬉しいよ・゚・(ノД`)・゚・
GJ!!
違ったタイプだ。いいね
どもです。
鈴菜は取って付けたような義妹。
このスレ的にはNGかと心配しておりました。
喜んで下さる方が居てホッとしてますw
GW(グッドワーク)!!
いい話だ・・・泣けます。
俺なんて次の展開に悩んでて・・・
舞タン。Hしたいよー。マダー?
寝取られマダー?
∧ ∧ ∧
/ ヽ / ヽ_ / .∧
/ `、___/ `、⌒ヾ⌒ヽ/ ∧
/ / (.....ノ(....ノ / ヽ
.l::::ノ( | ι ι::(....ノノ
|:::::⌒ -=・=- / ̄ ̄ヽ
>>514 ::::::::::::::/`ヽ
.|::::::::::::::::: \_(___..ノ :::::::::::::::::::(....ノノ
ヽ::::::::::::::::::: \/ヽ ι ::::::::::::::::::::::::::ノ
ガッ
朝起きたら妹にアイアンクローをかけられていた
「お兄ちゃんをあんな女に寝取られるなんて屈辱だわ・・・・・・死んで!」
朝起きたら「気持ちよかったよお兄ちゃん」と書いてある書き置きが・・・
朝起きたら妹にアイアンクローをかけられていた
「お兄ちゃんをあんな女に寝取られるなんて屈辱だわ・・・・・・死んで!」
全く痛くないアイアンクローをかけながら、妹はほざく
「ちょっと待て、妹よ」
「何?」
「いきなり何なんだ? この間、春とつきあい始めたって言った時は平然としてたじゃないか?」
「何とか奪い取ってやろうと思って、必死にこらえてたの」
手に力を込めている様だが、痛くないんだって
「だったら何でいきなり今朝なんだ?」
「まさか一週間も経たずにベッドを共にするとは思わなかった…」
「春と寝たのが気に入らないからいきなり殺しにくるのか!」
妹は笑顔を引きつらせながら、更に力を込めてくる。痛くないが
「そうよ…遺言は以上かしら?」
「待て、あと一ついいか?妹よ」
「早く済ませてね」
「オマエの握力じゃあ俺の頭は握りつぶせないと思うぞ?」
「……………………………」
「ま、待て!左手を首にやるな!そ、そこは頸動脈…、やめろ!やめて…」
あぁ…、頭が真っ白になっていく………
朝起きたら「気持ちよかったよお兄ちゃん」と書いてある書き置きが…
丸一日意識を失っていた様だがどうやら命は助かった様だ
が、妹よ、何だこの書き置きは…
恐る恐る布団をめくってみると、何故か俺はパンツを履いていなかった
ワラタ
ワラタ
ワラタ
ワラタ
>>519-522 モチツケ
/\⌒ヽペタン
/ /⌒)ノ ペタン
∧_∧ \ (( ∧_∧
(; ´Д`))' ))(・∀・ ;)
/ ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(O ノ ) ̄ ̄ ̄()__ )
)_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(
524 :
518:04/05/27 23:07 ID:Z0oHWLIE
えっと…
初書きだったんで、あんまり自信なかったんですが
「ワラタ」と言って頂けたので、一応このスレ的にはOKだったでしょうか?
>524
GJ!
こういう一発ネタも面白いな。
>>525 一応、頭の中には続きもあるんですが
これ以上書くと、ぼろが出そうなので、一発って事にしときますw
いやいや、SS慣れしてなくて二題話(?)をうまくまとめたんだからえらいもんだ。
ほめてつかわす。
教室に始まって、食堂、部室棟、中庭、と探し回り、最後に残ったのが
屋上。昼休みでごった返す廊下を駆け回って美咲はやっとお目当ての
人物を発見した。
「す〜っ、はぁ〜っ………」
が、直ぐには飛び出さない。呼吸を整え、制服の裾を直し、最後に
手串で前髪を整えてから、ゆっくりとした出撃。
「あれ? 奇遇ですね、先輩♪」
流石は有名私立校というところか、高さ三メートルのフェンスにてぐるりと
囲まれた屋上は植木と花壇が並び、ちょっとしたガーデンになっている。
当然、ここで昼休みを過ごす生徒も多いわけだが、はなっから隅の方のみ
を探していた美咲は実に簡単に徹の姿を発見した。
「先輩も、お昼ですか? ご一緒しても良いですか?」
と、口では遠慮がち事を言いつつ美咲の足は止まらない。ベンチに一人で
腰掛け、弁当の包みを脇に置いたまま魂が抜けきったような顔で空を見上げ
ていた徹の横にチョコンと腰を下ろし、自分のお弁当箱を膝の上にのせる。
「……って先輩、食べないんですか?」
ああ、ちょっとね。と曖昧に返す徹。
「……食欲、ないんですか?」
これまた、まぁねと答えるしかない徹。今朝から事件の連発で昼飯どころじゃ
ないというのが本音である。しかし………
「いけませんっ!!」
美咲、突然立ち上がって力説。
「先輩、これがなんだかわかりますか? そう、お弁当です。ではお弁当とは
なんでしょう? それはですね、特別なご飯なんです!!」
美咲、握り拳。徹の顔を覗き込む様に屈んで更に白熱。
「考えても見てください。これは先輩のお弁当箱です先輩以外の人が使いますか?
いいえ、絶対に使いません。つまり、このお弁当箱の中身は常に先輩専用なのです。
このお弁当を作った人が、先輩だけの為に、先輩に喜んで貰おうと、先輩が美味しく
食べられるようにと最大級の労力を注ぎ込んだ結晶なのです。良いですか? 」
「お弁当と普通のご飯とは根本的に手間が違います。冷めても固くならないように味
が落ちないようにに工夫し、野菜一つとっても後で中がが水浸しにならないように
手を加え、他のオカズも油や調味料が他の品と混ざって変な味にならないように
調整し、区切り、ご飯共々十分に冷ましてから見栄え良く詰めて初めて完成する
んです! どうですかこの手間、気遣い! 正直言って、どうでも良いような相手
に作ってあげられる代物ではないんです。先輩は、そんなお弁当箱に詰まった想い
と努力と誠意を平気で『ちょっと……」なんて簡単に踏みにじるような人だった
んですか? そんな筈無いですよね? じゃあ、私と一緒に食べましょ?」
一気に喋った後に、にっこりと無邪気な笑顔。
「それにぃ、先輩が食べないと沢山の人が心配します。まずはお弁当を作った人、
次にお昼を抜いた先輩の弱々しい姿に気付くお友達の方々、先輩のお姿を遠目で
横目で双眼鏡で見つめてる先輩のファンの子達……は正直どうでも良いんですけど、
あと部員のみんな、顧問も心配になると想います。ほら、先輩はこんなに沢山の
人たちを心配させても良いんですか? あ、じゃー帰りに捨てればいいや、なんて
想ったりしたら二度と口きいてあげませんタイムも取ってあげません更に先輩の
ロッカーに不幸の手紙忍ばせたり先輩のお宅で夜中にピンポンダッシュかましたり
その他色々しちゃいますよ〜?」
どこまで本気かわからない喋りだが、美咲の笑顔と楽しそうな声色は相手を和ませる
不思議な力がある。えへへ〜、と少し照れくさそうに微笑むマネージャーに華を持た
せてやるか、と徹も苦笑しながら包みを手にとって解いてゆく。
「かなわないな、野々宮には。」
「そうですか? はい、お茶です。」何処から出したのか、水筒から注いだ温かい
お茶を差し出す美咲「お姉ちゃんが言ってました。人間、お腹がすくと短気になった
りネガティブになり易いんだそうです。それに、脳味噌を動かすのだって運動並みの
カロリーとエネルギーがいるんですよ。色々ありますけど、落ち込む前に建設的に
前向きに楽観的に『これから』というのを考えましょう。落ち込んで鬱になって
地面にのの字書いたって何も良い方向には変わりません。これもお姉ちゃんの受け
売りなんですけど、人間前に歩かないと…………と………?」
徹の弁当箱、その中をチラリと見た美咲の口が止まる。
「…………野々宮?」
「あ…あ、あああ、な、何でもないです! あっ先輩、全部残さないで食べな
いと駄目ですよ。でないと今日の部活は私が無理矢理休ませちゃいます。いーえ!
その前にこの不肖野々宮美咲が『あ〜ん!』させて先輩のお口の中全部詰め込ん
じゃいます。そしてぇ………!」
……という事で、今回は予告編風味ですw
新しい職人さんも沢山参加されて盛り上げってきてますね。
皆さんの作品、とても楽しく勉強になります。
一緒に頑張りませう!
GJ!
妹は居ないけど、見事なラブコメ風味ですね。
欲を言えばお弁当が妹手製でないのがちょっと残念。
>>531 GJ!
この作品が1番楽しみです
……修羅場がみたいと思った漏れは間違ってますか?
>>526 GJ!
続きщ(゚Д゚щ)カモォォォン
このスレの住人ならボロぐらい見逃してくれますよ
……多分ね
朝起きたら妹を、寝取られていた。(第二人格に)
しかも
「もう一人のお兄ちゃんの方が上手い」
と言われた(泣
朝起きたら妹に、化粧されていた
最初の書き込みのところに前回のSSの最後の番号付けといてくれないかなァ・…
朝起きたら妹を、寝取られていた(第二人格に)
しかも「もう一人のお兄ちゃんの方が上手い」と言われた(泣
確かに僕(第一人格)は、俺(第二人格)みたいに積極性のある性格ではない
むしろ、自分の消極性を否定したかったがために生まれてしまった様な人格だ
幸いなことに、僕と俺は記憶を共有できるので、寝取られるという行為には疑問詞を付けられる
というよりも、別に寝取ってないんじゃないのか?
「でもさ、そうはっきりと俺の方が上手かったと言われても傷つくんだけど…」
いつにも増して機嫌のいい妹に訴える
「でもお兄ちゃん、いつも遠慮してるみたいだから、たまには昨日みたいなのもいいかなって」
よほど機嫌がいいのか、妹は嬉しそうに答える
「じゃあさ、僕と俺とどっちの方がいいんだ?」
「う〜ん、二人ともお兄ちゃんだし、記憶も共有できるんでしょ?だったら二人とも同じお兄ちゃんだよ」
僕はちょっとムッとする反面、妹のその言葉が少し嬉しかった
「じゃあ昨日の続き。今日は僕が相手をするよ」
少し驚いた顔の妹を見ながら、今日はちょっと積極的になってみようと思った
―
朝起きたら妹に、化粧されていた
「…何で僕の顔に化粧なんてしてるの?」
昨日のちょっと積極的になってみた行為が気に入ったのか、ご機嫌の妹に尋ねる
「だってお兄ちゃんの顔、中性的で綺麗でしょ?だからお化粧した方が可愛いよ
それに、いつもより女の子みたいな顔したお兄ちゃんとすると思うと、こう…イケナイことしてるみたいで」
レズっ気でもあったのかうちの妹は…
もし、僕じゃなくて俺だったら、こんな事されたら何するか分からないぞ?と考えながら
たまには妹が積極的なのもいいかな、と思ってしまう
538 :
518:04/05/28 20:10 ID:v+opMyW8
何となく面白そうなネタが転がってたので、つい書いてしまいました
下手でごめんなさい
因みに、昨日のとは何のつながりも無いんで…
GJ!読み切りもスキ。
GJ!読み切りもスキ。
朝起きたら妹に、剃毛されていた
朝起きたら、妹になっていた
朝起きたら妹に、剃毛されていた
「ふざけんなーーーーー!」
こんな大声張り出したら真っ先に親が飛んできそうだが
今日は両親が出張に出てて、本当に良かったと思う
待て、絶対に良くない
「ってーか何の真似だぁーー!今すぐ手足の拘束具を解けーーー!」
「お兄ちゃん…うるさい」
妹は、さも迷惑そうな顔で文句を言う
「マジ勘弁してください。ってか助けて」
「いや、もう遅いんじゃない?」
確かにその通りだ。俺のブラックスネークを覆うジャングルは消え失せ
俺の(股間は)生まれたままの姿をさらしている
「な、何でこんな真似を…。ってか寝ていたとは言え、何で俺は気づかなかったんだ!?」
睨んで妹を問いつめる
「え〜っと、お兄ちゃんってカッコイイでしょ?だから他の女の人に取られない様に
こうやって剃っておけば…ほらね、絶対にエッチが出来ないみたいな?」
爽やかにほざく妹
涙目で睨む俺
「あと、二つ目の疑問は簡単。お兄ちゃん、昨日寝る前にジュース飲んだでしょ?」
「………・まさか」
「あの中にね、遅効性の睡眠薬と私の愛を入れておいたの!」
愛の後にもう一文字付くのかは聞きたくもない
「でね?お兄ちゃんのを見ながら私のも剃ってたらこんなになっちゃったんだよ?」
妹は、今の俺と同じく無毛の秘所を指で開きながら見せつけてくる
見たくはないと思いながら、しっかり見てしまう男の悲しい性
妹のそこはわずかに水気を帯びていた
「お兄ちゃん、私の初めてを…………――――――
544 :
518:04/05/29 21:48 ID:mngLH66O
また調子に乗って書いてしまいました
あんまり評判良くなさそうですが
ホントごめんなさい
いや、結構楽しんでますがGJ!
IDが…orz
>518
仕事速いな(w
GJ!出来れば続きキボンヌ
>>541から40分でこれだけ書けるのは個人的にはすごいと思う。
GJ!
そこで止めるのかよ!!!(;´Д`)
>>545-549 レスありがとうございます!
そこそこ楽しんでいただけたようでホッとしました
>>549 すいません、エチィなシーンとか描くだけの器量無いんで…(;´Д`)
というよりもSS自体書いたのが
>>518が初めてなもんで
申し訳ないっす
552 :
名無しさん@初回限定:04/05/29 23:17 ID:UyhI1wGB
>>471並びに
>>530からの続きになります。
「わぁ!」高台の公園、その展望台に立つと自分の周囲が全て大空になる。
丁度おへそ位の高さのフェンス。その前で紅色に染まった空全体を
抱きしめる様に両腕を目一杯広げ美咲がバレエでも踊るみたいに
爪先立ちでクルリと半回転、短い髪がふわりと舞う。「………キレイ
だよね。ね、舞ちゃん?」
「…………………」
とんでもない一日だった。しかも、全て舞自身が原因なのだ。
こういう日はさっさと帰って部屋で音楽でも聴きながらゆっくりと
自己嫌悪に浸りたい。罪悪感という罪悪感を全て背負い込んで、
でも全部起きてしまった事なんだと自分に言い聞かして、
なら明日からは………と活力を取り戻さねばならない。
こんな所で野々宮と夕日を眺めてる場合じゃない。と思いつつも
恐怖にも近い不吉な予感で、舞は美咲から離れられなかった。
「ね、舞ちゃん?」
「……………………」
野々宮美咲。クラスの中で唯一私に話しかけてくる奇特な同級生。
おかっぱ頭がトレードマークの、元気だけが取り柄のような子で、
陸上部の新しいマネージャーで、その無邪気なフリとは裏腹に私の
お兄ちゃんにつきまとってる嫌な女。背は私より少し低め、成績
は全然下、人懐っこい性格と素直な笑顔で友達も多いらしい。あと
意外なことに、結構胸がある。着替えの時にチラリと拝見したが、
下着姿のコイツは実にアンバランスな体型だと思った。それが美咲に
対する舞の印象だった。
553 :
舞タン5:04/05/29 23:18 ID:UyhI1wGB
「………やっぱり怒ってる? 無理に誘って悪かったかな?」
夕暮れに縁取りされた美咲のシルエットが小さく動く。きっと舞の
顔色を覗き込むように上半身を傾けたと思う。気の弱さを象徴する
かのような仕草だ、ムカついた。
「………舞ちゃん?」
「それで?」小動物チックな野々宮。男って、こういう可愛い系の
年下の方が良いのだろうか、と思いながら普段と同じに素っ気ない
声で話を促す舞。「……何の用なのよ?」
「………うん。」やや間をおいての返事。「あのね、舞ちゃん………」
「ただいま!」
「あら徹、早いのね?」
「………舞は?」
「まだ帰ってないけど、どうしたの? 朝から二人とも変よ?
喧嘩でもしたの?」
「ちょっと………」
「駄目よ、舞はああいう子なんだからお兄ちゃんが譲って
あげないと。舞が帰ったら二人で話してみなさい、二人っきりの
兄妹なんだから早く仲直りしないと。」
「うん、そうするよ…」
554 :
舞タン5:04/05/29 23:19 ID:UyhI1wGB
「舞ちゃんて、ひどい子だよね?」
「え?」正直、唐突過ぎて野々宮の言葉が理解できなかった「何、何言って
るのよ?」
「独り占めしたいから、先輩を困らせてるんでしょ? そうすれば、ずっと
舞ちゃんの方だけ見て舞ちゃんを心配してくれるから?」
「………なによそれ。」
「成績が良いと先輩がほめてくれる。だからいっぱい勉強する。でも、
なんでも一人で出来る子なんだって思われちゃったら離れていっちゃうから、
わざと愛想無くて友達がいない子になる。そうすると先輩が心配して
舞ちゃんの側にいてくれるものね? 家でも『ひねくれた』子の振りして
先輩を心配させる。素直にベタベタ甘えたいけど、先輩真面目だからそんな
ことすると舞ちゃんと距離を取ろうとするから。」
「ちょっと、あんた………!」
「だけど舞ちゃん。そんなことばっかりしてたら、先輩が疲れちゃうよ。
いっつも舞ちゃんが困らせるからヘトヘトだよ。舞ちゃん、本当はお兄ち
ゃんが大好きなのに、どうして自分のことしか考えられないの?」
一方的に喋り続ける美咲。
予想もしていなかった言葉を次々とぶつけられて圧倒される舞。
「私だったら、そんなことしないよ。好きな人のこと支えてあげる。
先輩のこと一生懸命応援する。頑張って私の『好き』を伝えて
私のこと好きになって貰う。舞ちゃんの愛情表現は子供っぽ過ぎるよ。
そんなのじゃ先輩から『好き』は絶対貰えないと思うよ。」
夕陽を背負った美咲の表情は全く判らない。だが次の瞬間、舞は自分を
射抜く美咲の視線を感じた。
「私、先輩に告白する。これは宣戦布告だよ、舞ちゃん!」
555 :
舞タン5:04/05/29 23:20 ID:UyhI1wGB
「いい加減にしないと怒るわよ。私達は兄妹で……」
「……舞ちゃんが本気でそう言うんだっら問題ないね。
妹だから何? 先輩の恋愛の邪魔する権利なんかないよ。
そんな暇あったら、彼氏でも探して先輩を安心させたら?」
「な………!!」
「もう我慢の限界だもの。今の舞ちゃんと一緒にいたら、きっと
先輩壊れちゃう。そんなの見てられないよ! 舞ちゃんがもう少し
先輩のことを考えてあげられる子だったら待っても良いかなと思った
けど、舞ちゃん子供のまんま。先輩にどんな感情持ってるか知らない
けど、そんな幼稚な妹なんて居ない方がマシだよ。だから私が横取り
するの。そうして先輩を舞ちゃんから引き離して癒してあげるって、
決めた。」
「そんな事、させると思ってるの? あんたなんかに………っ!!」
「じゃあ、どうするの? どうやって止めるの? 舞ちゃんは妹
なんだよ。先輩に『野々宮なんか蹴って舞を取って?』って言うの?
言える訳ないよね? だって妹だもの。もっとも、今の舞ちゃんのままで
ヒステリー起こして駄々っ子みたいに暴れたら、私の出番が増えるから
好都合かな? 舞ちゃんが困らせた分だけ、私が慰めてあげるもの。
知ってる舞ちゃん? そういう時の男の子って、優しくしてくれる女の子
の誘惑とか色気に凄く弱いんだよね。舞ちゃん先輩のコト想像しながら
オナニーした事ある? 私はあるよ、何度も。先輩に抱かれたいって
思ってる。先輩に好きになって貰えるんだったら、全部あげても良……」
556 :
舞タン5:04/05/29 23:21 ID:UyhI1wGB
ぱーん! と平手打ちの音が声を遮る。
「それ以上言ったら、許さないから…!」美咲の頬を打った舞、涙目
で睨む「あんたなんかにお兄ちゃんを渡すもんですか! 私の
お兄ちゃんよ。他の女なんかには指一本触られないわ……!!」
「やっと白状したね、舞ちゃん。」打たれた頬を撫でながら美咲、
負けじと舞を睨み返す「じゃあ戦闘開始ね? 全面戦争だから
何をしても良いよ。だけどお互いに相手への妨害とか攻撃だけは無しね。
私達が陰口の言い合いとか喧嘩とかしても先輩が心配するだけだから。
「なんなら、いまから急いで帰って抜け駆けしても良いよ舞ちゃん?
だって舞ちゃんは妹だから不利だものね。近親相姦って厚くて高いよ?
そんな度胸、お子様の舞ちゃんにあるのかな? 精々頑張ってね?」
「……ッ!」
もう一度腕を振り上げる舞。けれど美咲の余裕の笑みを見ると振り下ろす
事が出来ず、その手で口元を押さえ、残った片手で鞄を掴むと公園の出口へ
と向かって一目散に駆け出す。長いポニーテールを振り乱しながら夕暮れの
街へと消えてゆく後ろ姿を見送る美咲。
「………ごめんね舞ちゃん。でも、もう限界なんだよ………」
痛かったなぁ、と呟きながら自分の鞄を持ち上げた美咲。赤くなった頬を
さすりながら、少し寂しそうな背中で舞とは違う方向へと歩み去る。
そんな二人を見つめていた赤トンボが、とまっていた手すりからフワリと
舞い上がり、眼下の街へと消えていった。
毎度毎度すみません(汗
美咲と舞を対照的に描こうとして…失敗してます。
やっぱ、どちらも『良い子』にしようというのが甘いのカナ? 甘いのカナ?
熱いぜ!
ところで、おかっぱ頭ってどんなヘアースタイルなんすか?
なんかイメージできないんですよ。
>559
痕の楓とかスレイヤーズのゼロスの髪型がそれ。
妹のおかっぱ頭で1番分かりやすいのは、わかめちゃんでしょう・・・
いや、少し違うか・・・
いや、おまえは正しい。
わかめちゃんこそ元祖妹系おかっぱ少女といえよう
妹でおかっぱキャラだが、ワカメは勘弁してくれ・・・
レスはどうしますか?
ワカメ、と言ってやれ。
は!?
ワカメ!! だ。
>>543 寸止め(・∀・)イイ!
また別の妄想おながいします。
…ワ、ワカメ酒(´д`*)ハァハァ
ちびまる子ちゃんのほうがおかっぱって感じだが。
「おにいちゃーん、朝ですよー。起きましょー。遅れますよー? キケンですよぉー?」
間延びした声と共に訪れたのは、ゆさゆさと揺らされる感覚。
あー、お願い。昨日は英語の予習で三時まで起きてたんだ妹よ。
だから、兄には早急に睡眠と云う名の休養が必須! お前なら分かってくれるよな。
「逃げようとしても無駄無駄無駄無駄無駄ぁー」
某漫画の悪役のような台詞を言いながら、毛布を剥ぎ取ろうとする妹。
だが悲しいかな。妹の台詞は間延びしていてなんだか微笑ましい雰囲気。
それにプラスして、兄も思惑を理解してくれないとは非国民決定。
「うー、寝返りで避けないでよぉ」
妹の魔の手を寝返りで回避する俺。
お前も朝弱いからなぁ。運動能力も低下するみたいだし。あのマシンガンボイスを
朝から聞かなくても良いのは嬉しいけど。
「とったぁ!」
急に妹の声色が変わった。釣りに出かけてマグロを取ってきた、そんな有り得な
いことを可能に出来た人だけが出せる声色。――実際にそんなの聞いたことな
いけど。あくまで予想ですよ? ほら、なんか変な比喩あるじゃないですか。
そんなモンです。
「ふふふ。おにいちゃんも改心の時がやってまいりましたぁー! 苦節三分。月那
はここに宣言をします! 飲んだら乗るな、寝たら起きろ」
たった三分かよ! てーかその宣言意味わかんねえ!
「イッツ、ショータイム! うまく取れたら拍手を!」
その時俺は見てしまった。月那がベッドのシーツを掴んでいることに。
しかもその体勢は、テーブルに並んだ食器とかワインの注がれたグラスとかを倒さず
に抜き取るアレ。
「やああああああああああああああ!」
そんな危機感のない間伸びした妹の声を聞きながら、俺は激しく床に叩きつけられていた。
「――――痛ぇ」
寝ていた体勢から床に叩きつけられるのははっきり言っても、はっきり言わなく
てもキツイ。
受身なんて取れないし。ほら、毛布に包まってるから。
これはデフォ。毛布は包まるためのモノです。
「起きないからだよー? 起きたぁ?」
俺を見下ろしながら、優越感を感じさせる表情を浮かべる妹。あー、お前はそうゆう
奴だったよ。兄思いの妹はどこに行ったんだろうね?
「起きた、起きましたよ」
トンッと、ジャンプするように立ち上がった俺は、拳銃を向けられた犯罪者のように
手を上げた。それは見た月那が満足そうな笑みを浮かべる。
月那の身長は160p前後。同年代の女の子と比べると、少し小さいくらいだろう。
肩で切りそろえられた髪。整った目尻。
兄から見ても、この妹とは出来すぎていると思う。まぁ尤も、その「出来すぎている」
部分の使いかたが激しく間違っているのはやはり、月那が月那たる由縁なのだろう。
天才と莫迦は紙一重。そして、莫迦とはさみは使いよう。
これが月那を表す簡単な説明。
我が妹ながら、何と云うか…
「うんうん。おにいちゃんも起きたし、朝ごはんでも食べましょー」
ゴーゴー、とでも表現出来そうな口振りでドアを指差す月那。
けれど、月那は忘れたのだろうか? 父さんは一昨日から出張であと二、三週間は
帰って来られない。母さんは物心つく前に他界している。
そして、月那は料理を作れない。もちろん俺も作ることが出来ない。昨日は
朝昼コンビニ、夜は店屋物で済ませたのだ。
つまりは、この家に朝ごはんを作れる人は存在しない。いつもは父さんが作るし。
――御免父さん。不肖の息子です。
「あー。月那? 途中で、パンでも買って行くんじゃないのか?」
登校経路に新しくコンビニも出来たし。便利だよね、コンビニ。
「何言ってるの? おにいちゃん、寝ぼけてる?」
「失礼な。月那じゃあるまいし」
「確かに、いつものおにいちゃんだ」
じろじろと宇宙人でも見るような目つき。あ、宇宙人よりは不審者と云うほうが近いかも。
月那はクエスチョンマークを頭の上に乗せながら、階段を下りていく。
階段を降りて、一階に着く。目の前には玄関。
クエスチョンマークを頭の上に乗せていた月那の表情が、みるみる明るくなっていく。
む。良い匂い。食欲がかなりそそられる。
「うんうん。さすが未夜ちゃん。慣れてるー」
みや? 誰だよ、そいつ。月那の友達か?
「みや?」
首を傾げながら尋ねた俺に目もくれず、月那が玄関から台所に向かっていく。
「未夜ちゃーん」
後ろにハートマークさえ付けそうな物言いでドアを開け、フローリングに向かっていく
月那。えへへー、なんていつもの月那なら考えられない声も聞こえる。
「あー、なんなんだよ、一体」
愚痴りながら、月那が開けっ放しにしていたドアを通りフローリングに向かう。
そのフローリングには、
「うんうん。未夜ちゃんなら、すぐにでもお嫁に行けるねー。けどまだ駄目だよー?
未夜ちゃん居なくなったら、私の楽しみ無くなるからねー?」
「……………………姉さん。私まだ、結婚できない」
「そんなの関係ないってばー。良い女の年齢は秘密なんだよ?」
「……………………それは、意味が違うと思う」
「違わないって。未夜は良い女なんだから、もっと秘密を持たないと。そんで群がる
男どもをばったばったと薙ぎ倒さなきゃいけないんだよ」
「……………………姉さん。主張、歪み始めたよ?」
月那が、二人、居た。
「は?」
その光景は異常すぎた。いつものように喧しい月那。その喧しい月那が、同じ外見の
喩えるならドッペルゲンガーに熱弁を奮っている。ドッペルゲンガー――大人しい
月那は喧しい月那との会話を楽しんでいるようだった。ぼそぼそと語り、喧しい月那
に圧倒されながらも、その顔に浮かぶのは苦笑と愛情。
混乱する。朝倉家は三人家族。父、兄、妹。その三人だけのはず。
意味が分からない。喧しい月那と大人しい月那。
いや――月奈は「みや」とか言っていたか?
月那と「みや」。余りにも似すぎている二人は、確かに根本的なところで違っている。
「あー、おにいちゃん。良いところに来た。えっとねぇ……」
俺を発見した月那が、自分の主張を演説のように言い始める。こうなった月那は無視が
一番良い。まぁ、無視と云うよりは「相手にしない」というほうが近いのだけれど。
「……………………兄さん。おはようございます」
「あっと! ……おはよう」
何時の間にか、目の前にいた「みや」にあいさつをされた。
どう見ても、月那としか思えない。
じー、と見ていた俺を不審に思ったのか、
「……どうか、しましたか?」
「みや」が上見がちに尋ねてきた。
「ああ、何でもない。ちょっと混乱してるだけ」
「……………………そうですか。お父さんは出張でいませんし、姉さんはああなると
相手が出来ませんので、さっさと朝食を食べてしまいましょう。姉さんが遅かった
ので、兄さんを呼びに行こうか迷っていたのですよ」
丁寧な物腰で、ゆっくりと喋る「みや」。――やばい。月那は元々可愛いけれど「みや」
の可愛らしさは外見だけでなく、喋り方とか内面的なものに起因するのが大きい。
本当に、やばい。「みや」とか云う、わけワカラナイ月那もどきに普通に
接しているのもやばい。
――てゆうか、「みや」が他人に思えないのは、ただ単に月那に似ているだけ
じゃないような気がするんだよな。
「………………早く行きましょう。朝食が冷めますよ?」
「ああ、すまない。ところでさ、みやはどうして朝食を作るようになったの?」
だから、こんな質問を「みや」に投げかけた。
「……………………私のせいでおかあさんが死んでしまったから、その罪滅ぼし
なのかもしれません」
「え? 今、なんて?」
「……気にしないで下さい。ただの戯言です」
そう一気に喋ると、恥じ入ったかのように「みや」は続けた。
「……今日は兄さんが、やけに優しいですから。そんな弱音を吐いたのかもしれません」
「だから、私は良い女なのー。秘密いっぱいだよー?」
あー、月那。ちょっと黙っていろ。
朝起きたら妹に妹が居た。――なんで?
スクールランブルを連想した。
ヤクモーン
朝起きたら妹に、既に手を出した後だったみたいだ…
何故だか俺も妹も、真っ裸で寝ている
何故だか二人で抱き合った形で寝ている
何故だかベットの上にあるはずのティッシュが手元にある
何故だか俺のナニに、粘液が付いていた形跡がある
何故だか妹の髪が乱れている
…恐る恐る布団をめくる
何故だか妹の股間付近のシーツに、血が滲んでいる
「!!!!!!!!!!!!!?」
声にならない絶叫。な、何で!?
お、お、お、俺は妹に手を出すほど餓えていたか!?
いや、そんなことはないはずだ。断じてあり得ない!
昨日もこの右手と仲良しこよしをしたはずだ!
じゃあ何で妹とやった後なんだ!
というよりも、何故何も覚えてないんだぁぁぁ!勿体ないぃぃ(違!!
途轍もなく混乱する俺の横で、妹が目を覚ます
「…どうしたの?いきなり土下座なんてして?」
まぁ、目を覚ました横で、いきなり兄が土下座をしていたらその反応が普通だろう
「本当にすまなかった!というよりも何も覚えていないんだ!」
妹は、一瞬不思議そうな顔をすると、すぐ小悪魔みたいな笑みを浮かべ、こう言った
「あ、これ?ただのドッキリだから気にしないで」
「……は?」
「これはね、私がお兄ちゃんにこうして欲しいなって願望をシミュレートしてみたの。だからまだ何も事は起きてないよ」
「うぇぃ?」
謎の脱力感と、微妙な混乱が、妹の告白に惚けていた俺にマヌケな声しか出させない
「だからね、お兄ちゃん。今お兄ちゃんが誤解してたこと、今からしない?」
相も変わらず調子のってます、すいません
これからもお世話になるかもしれないので、一応トリップ付けときます
今回はお題をいただかずにやってみました
正直つまらんです
あと、別に寸止め好きって訳ではありません
改行制限が厳しいだけですw
下手ですが、下手の物好きと思って許してください
ホントごめんなさい
寸止めいくない!!(;´Д`)
>581
寸止めマゾプレイと思いねぇ。
>>581 こういう妄想全開ネタは
寸止めの方が想像の幅が広がって気持ち(・∀・)イイ!
朝起きたら(葱板住人の)妹に、凌辱されていた
大喜利は巧いね。
その調子で大ネタをやれるよう頑張っておくれ。
朝起きたら妹が、(俺の)彼女と寝ていた。
お兄ちゃんもまぜろと言いたい、声を大にして言いたい。
朝起きたら妹に、今まさに中田氏せんとするところだった。
気をつけろ 車は急に とまれない。
(余韻)
・・・・今日は確か危険日のはず
朝起きたら妹が、へらへらと謝っていた。
「おにいちゃん、ごめーん。夕べ、中でいいよとか言っちゃったけど…」
朝起きたら、妹に血を吸われていた。
「・・・」
「ちゅーちゅー」
首筋に噛みついていた。
「ちゅー」
・・・。
「ぎゃああああ!?」
「きゃ!?」
「こ、こここのツインテール、な、ななな何をさらす!?」
いわゆる頭跳ね起きで布団もろとも妹を吹き飛ばし、秒速42キロの早さで俺は部屋の端までズザーッ、と後ずさりする。
「へ?いや・・・ごめんね」
「いや、謝られても状況がわかりません!」
首筋からはズキズキとする痛みと共に、赤い血がだーらだらと流れ続けている。
い、痛い・・・これは夢ではない。繰り返す、これは夢ではない!!
「そ、その行為に至った理由を二十五文字以内で簡潔にまとめなさい!!さもないとお兄ちゃんの脳内はパールハーバーでうっはうはだ!!」
(↑すでに(ノ゚∀゚)ノアッヒャッヒャ)
混乱したあぼーん寸前の頭で問い掛ける俺。
しかし、口元の血を拭いながら俺を見つめる妹の口から飛び出した台詞は、俺の脳味噌をブ散らすのには十分だった。
「いや・・・私、吸血鬼だし」
あぼーん
「アッヒャッヒャ(ノ゚∀゚)ノdjdj」
どーすんだよ、俺・・・ただですらネタ詰まりでマンネリ化してんのに勢いでまた投下しちまったよー・・・
どーすんだよもう、土下座します。激しい土下座します。禿土下座。
いや、悪くない。こういう単発なのも気軽に読めて楽しい
朝起きたら妹が、(俺の)彼女と寝ていた。
お兄ちゃんもまぜろと言いたい、声を大にして言いたい
いや待て待て待て待て待て、絶対おかしいだろ!?
「起きろてめぇ!何でこんな所に居るんだ!」
寝てる妹を無理矢理たたき起こす
妹は、「ふぇ?」とか可愛い声をあげがら目をさすっている
その横では彼女(つるぺた)が「お嫁に行けない」とか言って泣いている
「何の真似だ、妹よ。どうやってこの家に忍び込んだ?
そもそも俺たちは昨日、居間のソファで寝ていたはずだ。何で夏織だけ俺の部屋に居て、貴様と寝とるんだ」
「何でソファで寝てたの?」
「…ノーコメント」
「昨日、お兄ちゃん達を驚かそうと思って明け方に遊びに来たの。
そしたら夏織ちゃんが美味しそうな格好で寝てるでしょ?だからついつい…」
「ついついじゃねぇーー!兄の彼女を襲う妹がこの世の何処にいる!?」
いかにも「ここ」と言いたげな顔をしながら、妹はその質問を無視する
「秋人さん…」
夏織が泣き顔(しかも全裸)でこっちを見て震えている
妹は確か両刀使いだったはずだ。しかし一体何をやったらここまで夏織を怯えさせられるのか…
「あ、お兄ちゃん…。もしかしてこのシチュを見て興奮した?あそこが立ってきてるし」
悔しいが、小悪魔顔の妹の意見を否定できない。この妹は、確かに人並み以上に可愛い。しかも夏織も一緒だ…
「お兄ちゃんも一緒にどう?」
妹が天使の顔と悪魔の囁きで俺を誘う……
―
朝起きたら妹が、へらへらと謝っていた。
「お兄ちゃん、ごめーん。夕べ、中でいいよとか言っちゃったけど…」
「あ、秋人さん…。私、昨日いけない日だったんですけど…」
夏織は済まなさそうな顔と、少しだけ幸せそうな笑みを浮かべ、妹はしてやったり顔をしていた
大喜利でいってみました
相変わらず微妙な出来で申し訳ないです
ホントすいません
今回は寸止め…では無いと思います
506>>からの続きです。
ばっこ〜ん! と景気の良い音と共に俺の一日が始まった。
「………ひとつ、聞いてもいいかなマイリトルシスター?」
「なんですか、にいさん?」
協議の結果、一応ながら自宅内アンド家族のみの場合においては互いに
『鈴菜』『にいさん』と呼ぶという事で妥協はしていた。また、学校内
では余計な誤解や冷やかしを防ぐという大義名分の元に数ヶ月前に離婚
した親父さんの名字である『牧原』を続け、俺の事も『先輩』という
きわめてポピュラーな呼称で呼び合っている………と親父と幸恵さんに
は説明して(面白がってるような笑顔で)了承を取り付けたのだが、
まが学校内では一度も会話を交わした事がない、とほほほほ……
「お前の右手のフライパンと左手のオタマを見れば、いくら寝起きが悪い
俺でも先程のビジター襲来並の大音響が、机の上に鎮座しているマイ
目覚ましから発せられたモノではないことはお前の可愛い声で説明して
貰わなくても判る。」
「はい。」
「では、だ。何故に我が家の妹は兄貴の部屋の目覚ましの職務を勝手に
奪った上で、優しい声をかける前に調理用具を使って俺の鼓膜を破壊
するほどの音を出さねばならなかったのか。これに付いては釈明を
求める権利を俺は有していると思うのだが?」
「にいんさんのご所望された『起きてください、お兄様♪』というのは
昨日、既に試しました。」うわ、この声で改めて言われると豪快に破壊
力ある台詞だな、おい!「で、その結果、私は乱暴に引っ張り込まれて、
強引に抱きしめられて、しかも無理矢理お……お、おお、お尻を触られ
ました。ですから今朝は、にいさんの手が届かない範囲から、にいさんを
一番早く起こす方法を実行しただけですっ。」
後半、ややどもりがちな早口で捲し立て『ツーン!』という擬音が似合い
そうな不機嫌顔で横を向く妹。昨夜から薄々感じていたが、こいつの
『にいさん』と言う時の声は明らかに『義兄さん』というニュアンスが
かなり露骨に強調されてる。というか……
「そ、そうか! あの指が沈み込むほどのプニプニ感は尻の………って、
まてまて冗談だ! その目尻をヒクヒクさせながらフライパン片手の
ファイティングポーズは止めろ、お前は朝から俺の頭に新しいコブを
増やすつもりかっ!」
「いえ、寝ぼけて何も覚えていらっしゃらないご様子でしたら水に流して
差し上げても良いかと思ったのですが、確信犯なら話は別です。私の
将来を守るためににも、にいさんには今ずぐ記憶を失って頂こうかと
思いまして。」
涼しい笑顔でとんでもないことを言い出す義妹。しかも目が笑ってい
ないのが更に怖い。しかし、アレが女の子のヒップの感触か。
柔らかかったよなぁ、只の脂肪とは思えないよなぁ。
う〜む、寝惚けたまま触るなんて、なんと勿体ない事を………
「に、にに、にいさん、何を思い出してるんですかっ!
嫌らしい動きで手をニギニギしないで下さいーっ!!」
ぱっか〜ん、と景気の良い音と共に妹の投げたオタマが俺の額に
クリーンヒットした。
「……で、これは?」
「いやねぇ聡史クン、可愛い妹の愛情がパンパンに詰まった愛妹弁当に
決まってるじゃない。これからは毎日お弁当持参よ。」
「…………単に、二人分も四人分も一緒だからです!」
「どうした愚息よ、感動の余り声すら出んか? 無理もあるまい、小学二年
以来、彼女いない歴を更新中のお前にとってはモノリス並に神々しく光り
輝く存在かも知れんが、せめて手にとって礼のひとつも言わねばご先祖様
が天から雷を落とすぞ、ん?」
「弁当箱くらい見りゃ判る! っつーか、なんでアンタが俺の秘密を知っ
てるんだ親父ィィィィィ!!」
ついでに言うなら『愛妹弁当』などという日本語も聞いた事がない。
「鈴菜や、コイツの初恋物語を聞きたくないかね? いまではこの通り
性根がねじ曲がってしまってるが、昔、同じ組のサトミとかいう子に
夢中になってな、こっそりと小遣いを貯めては………」
「ブ、ブッコロス!!」
「おおっと、そうはさせるか未熟者! 父に刃向かおうなど百年早いわ!」
「とか偉そうな事良いながら鈴菜を盾にしてるんじゃねぇっ! 正々堂々
勝負しろーっ!!」
「ふはははは、はははははははーっ!」
「きゃ、きゃ、きゃぁ〜っ!!」
「………ああ、今朝も娘のお味噌汁が美味しい………」
と言う訳で今日から弁当組だ。と断った筈なのに、何故か俺は食堂へと
引っ張って行かれてたりする。
………もっとも、本当の事情など怖くて口に出せる訳がないのだが。
「再婚で出来たお袋さんの弁当………ねぇ?」と親友兼悪友の勝が大盛り
「カレーと一緒に俺の向かい側に座る「んで? 向こうには連れ子とかは
いないのか?」
「連れ子?」と冷静に知らんぷり。
「そうそう、例えば姉とか妹とか出来なかったのかって話だ。」
何故に弟とか兄貴という単語が出ない?
「ほれ、その弁当だって可愛い妹とかに作って貰えれば味も数段アップ
するってもんだろ? 良くねぇか、義理の妹って?」
だから、何故に妹に絞り込むんだお前? 今まで知らなかったが、なにか
妙なコンプレックスとか持ってないだろうな?
「そんなもん、今更出来たって只の他人と同じだろうが。そんなに良いもん
でもないと思うがなぁ……」
年頃の男と女だぜ、そうそう簡単に馴染めるはずないっつーの!
「そりゃぁ、妹にも色々いるべ。でもよ、例えば…………ほら、あそこ!」
「んあ…………ってゲホゲホゲホ!!」
「あれが、この前話した一年の牧原だ。見ろよ、可愛いじゃねぇか。ああいう
後輩が妹になって、エプロン姿で朝起こしてくれたり弁当作ってくれたり
したら正直萌えねぇ?」
クラスメートらしい数人の女生徒と窓際のテーブルを囲み、小さな弁当箱
を広げ嬉しそうな笑顔で談笑している鈴菜は、なるほど美少女そのものである。
横からの日差しに包まれながら、無邪気に目を細めて小首を傾げる。うわー、
なんか睫毛が長いですよ奥さん。控えめに開いた口にピンクの箸で食べる姿が
絵になってますってば。やっぱ長い髪も良い………んだけどなぁ………
「いや、調理器具でしこたま殴られるのがオチだから………」
そう、ああやって『はにかんだ』笑顔で優しそうに話してるのは、あくまでも
『外向き』の鈴菜だ。実は結構気が強くて手も早い。しかも生意気で……
「へ? 調理器具がどうしたって?」
「………いや、こっちの話………」
楽しそうに頷く鈴菜。サラサラと長い髪を揺らしながら話す鈴菜。両手で包む
ようにしてコップを傾ける鈴菜。口元を小さな手で隠しながら肩を揺らして笑う
鈴菜。どの鈴菜も俺の方は見ていなくて、絵画の中の様に遠い存在に思えて。
それでも、あの鈴菜になら恋をしていたかも知れない……と思える俺が居た。
今回はここまでです。
正直、先の展開なんぞ皆目予定していなかったので
ノリだけで誤魔化してますw
またアイデアが浮かんだら続き書かせて頂きます。
>>589 >>592 GJ!
大喜利も良いですね。
読み切りは苦手ですが、機会を見て挑戦させて貰いますね♪
GJ!!
リアルタイムで読ませてもらいますた
>>601 GJです!
初めて職人さんに「GJ」って言ってもらえてちょっと感動です
突発屋さんは短いのが苦手みたいですが、私は逆に長いのを書いたこと無いんですよねw
私も少し長めに挑戦してみようかな…?
いままでの続きとかもいいかな?
>>518 これまでの投下物の続きのプロットがあるならば是非。
>>All職人
激しくGJ! いつもありがとう。
朝起きたら妹に、今まさに中だしせんとするところだった。
気をつけろ 車は急に とまれない。
(余韻)
・・・・今日は確か危険日のはず
ってか何で起きて速攻出そうなんですか?
―――――――――――は!
「って夢か…」
驚いた。夢の中とはいえ、妹と交わり、あまつさえ中だし寸前だったとは
どうやら昨晩は、一人エッチのあと、すぐ寝てしまった様だ
オカズにしたエロゲCG(妹モノ)はベットの上に散乱し、下半身は出したまま寝ている
幸い発射後の後処理はキチンとした様だが、早く片づけないと、こんな所を人に見られたら…
「…………………………」
「…………………………」
「…………………………」
「……………………ぇ? 」
み、見られてら…?
刹那、顔を真っ赤に染めた妹が、脱兎のごとく部屋の前から姿を消す
アメリカのアニメにありそうな動きそのままだ。我が妹ながら感心
「ってそれどころじゃねぇ…」
見られた!?妹に!?下半身裸+朝立ち+エロゲCG(妹モノ)のコンボを!?
ヤバイ、最悪だ!このコンボの前には暴走いおりんも真っ青だ!HAHAHA!
そうじゃない、妹に見られたんだぞ!どうするんだ!これではフラグすら立たないではないか!
いい具合に頭の中がパニクってきたころに、妹が恥ずかしそうに戻ってきた
そしてあろう事か、部屋の真ん中で三つ指ついてこう言った
「よ、よろしくお願いします!」
―
さっき見たのは予知夢だったのだろうか?
大喜利ネタです
何だかここに書くのが日課になってきましたw
>>604 実はどれもあんまり続きは考えてないんで…
希望があればちょっと練ってみますが
つ、続きを!!(*´Д`)
>>596 GJ!こういうの読むと物語かける人が羨ましくなるよ…
>>607 大喜利はみんなシチュがストレートど真ん中で(´Д`;)
どれでもいいんで続けてください、マジで。
朝起きたら妹が、へらへらと謝っていた。
「お兄ちゃん、ごめーん。夕べ、中でいいよとか言っちゃったけど…」
「………をい………!」
「いや〜、なんて言うかアレ? 兄妹ってシュチだと結構燃えるよね。
禁断の愛ってゆーか、許されない恋ってゆーか、要するに近親相姦ってやつ?
そんな事考えながらやってたら凄い興奮しちゃってね。だって恭ちゃんも
バックとか座位とか、やたらえちぃマニアックな体位でズンズン攻めちゃって
さ、いつもより過激だったじゃん?」
「………待て………!」
「そーなっちゃうとさ、どーしても中に欲しくなっちゃうのってあるよね。
お尻とか胸にかけられた後って、乾いてから肌がパリパリしちゃって気持ち
悪いし、 恭ちゃん飲ませるのも好きみたいだけど実は時々お腹壊しちゃう
ことあるし、顔にベッタリ付いたら臭いがね………大変なんスよ?」
「………だから………!」
「んで、そーゆー時に中に出して貰うとね『あー私は好きな人に一番奥まで
犯されてるんだー♪」って感じでスッゴイ幸福感があるわけなのよ。
って言ってもマゾとかそーゆーのとは違うよ。好きな人のモノになったって
ゆーか、独占されてるんだってゆーか、腕の中で守られてるーっていう安心感
みたいなものかな? でねでね、恭ちゃんのが………」
「やかましいッ! ちったぁ俺にも喋らせろ、このペタ胸ツインテールがぁ!!
っつーか、最初の台詞を説明しろーーーーーっ!!」
「………恭ちゃん、意外に肺活量少なくない? ぜぇぜぇ言ってるし。」
「………余計なお世話だ。お前確か、昨日は安全日とか言ってなかったか……?」
「やー、んな事言ったら恭ちゃん絶対外に出すと思ったからさぁ、あははーっ♪
ちょっとだけ、お茶目な嘘を………って、ぐ、ぐるじぃ………!」
「この貧乳! これで出来ちまったら親父達になって言い訳するつもりだ、え?」
俺達の交際が、どうしてあそこまで反対されたのかがようやく判った昨日。
これまで従姉妹だと教えられていた渚が、実は妹だと聞かされて愕然となった。
「今まで兄妹とは知らなかったので、内緒で付き合ってました。
その過程で、当然ながらエッチしまくってました。
従姉妹なら最悪、結婚も出来ると知って油断してたら本当に孕ましました。
なんて馬鹿正直に白状してみろ!? 一家心中間違い無しだぞ俺達!!」
「けほ、けほ……ほ、本当に大げさだなぁ恭ちゃんは。」
いや、誰に聞いてもお前が脳天気すぎると答えてくれると思う。
「私達、理由もなーんにも教えて貰えないまんま『あの子だけは駄目だ!』みたい
な事一方的に言われ続けてたじゃない。そりゃ従姉妹と付き合うのだって親にして
みりゃ世間体悪い物なのかも知れないけど、私達は好き合ってるんだよ? 頭ごなし
に反対されたら、それこそ余計に盛り上がって反発するのが普通だよー!」
「まぁ………なぁ。」隠れて付き合おうと言い出したのは俺の方だっただけに、
何も言えない「しかしよ、これとそれとは話が別……」
「でもさー、やっぱ遺伝情報が近いとエッチの相性も良いのかな? だって私なんか
四回目くらいで全然痛くなくなったもんねー。あのときは『あー従兄弟選んで正解
だったなー♪』とか思ったけど、兄妹だもんね。あ、これからエッチする時は『
おにいちゃん♪』て呼ぶ事にするね? 『お兄ちゃん、渚、もうだめぇ〜!!』
なんて感じでしようよ。はう〜、なんか濡れそ〜………って恭ちゃん、何処か具合
悪いの?」
「………お前の余りの脳天気さに頭痛がしてきたけだ洗濯板。
「こらっ、女の子の体型をけなすのは失礼な事なんだよ駄目だよ恭ちゃん。
だいたい恭ちゃん。恭ちゃんの持ってるエロ本て、ロリロリでツルペタな義妹もの
が多いじゃん。あ、だから従姉妹の私で代用してたんだなー! でも本当は義理ど
ころか血の繋がった本物の妹っていう超レアな彼女が手に入った訳だし良かった
じゃん、願ったり叶ったりだねっ!」
駄目だこの女、もはやツッコむ気力すら出ない。
「もうっ! 暗いなぁ恭ちゃんはっ! じゃあ本当の事教えてあげるけど、昨日は
出来てないよ。絶対だよ?」
「………ほ、ほんとうか?」
「本人が言ってるんだから間違いないよ。私が妹だって聞いて恭ちゃんがショック
受けてたみたいだから、ちょっとからかっただけだよ。元気出してよ恭ちゃん?」
「そうだったのか! ホッとしたよ………」
良かった良かった、これからは必ず避妊して………じゃなくて、渚と二人でこれから
「えへへ〜♪」
の事を良く話し合おう。しかし質の悪い冗談言いやがって、可愛い奴だ。
「そうかそうか、大丈夫だったか。ほら、頭撫で撫でしてやろう。信じて良いな?」
「もっちろん! だって私、先月から生理来てないし昨日ので出来る訳ないよ。
だからほら、先月、恭ちゃん会社の飲み会で酔っぱらったまま私の部屋来た時に、
そのままの勢いで押し倒してソファでしたでしょ? だからあの時に………って
恭ちゃん何処行くの? 恭ちゃん?」
うわ、これ以上短くならん!w
ってゆーか(3/3)の編集ミスってるし!
ちょっち洒落になっていない内容なのはご勘弁をm(_ _)m
短編の方もどんどん参加して欲しいですね〜
……ところで、葵タン&皐月タンはまだですか〜?w
GW?
Good Write!か
>>512を真似てみました
普通にGJの方が良かったかな?
>>575 の続きです
意味が分からない。
本当に、意味が分からない。
――全く。コレが夢なら早く覚めて欲しい。
「――そんな! 未夜は……」
『おいおい。確かに未夜は影が薄いと父さんも思うが、兄までも忘れてやった
ら失礼だろ?』
「忘れるって! ああもう。何なんだよ、一体」
『それを聞きたいのは父さんのほうだぞ? どうかしたのか? 未夜について知り
たいなんて、前のお前なら信じられないことだからな』
「勝手に納得するなよ! こっちは混乱中なんだから。分かりやすく教えてくれ」
『と、言われてもな。仕事中に、しかも、私より長く一緒に生活している妹につ
いて聞かれても、何を教えていいのかサッパリ分からん』
「ちっ、ああそうかよ。……一応礼は言っておく。また電話するかも知れないか
ら、そん時は頼む」
『――ま、冷静になってみろ。未夜となんかあったんだと思うが、お前たちは兄
妹なんだから。血の繋がりは消せないものだ。それではな。仕事が順調に行けば
二週間ほどで帰れる』
これはつい先ほどの父さんとの会話。だいぶ端折ったけれど、大体こんな感じ。
役に立たない親を持つと子供は苦労するね。
――そこ。理不尽とか言うな。俺にとって、今の状態のほうがよっぽど理不尽
だっての。
「月那と未夜は双子。月那は社交的。未夜は内向的。月那の本質は相変わら
ずで、その分未夜が割りを喰っている印象。月那にとって、未夜は玩具のよう
で、未夜にとって月那は頼りになる姉」
ぐでらー、と机に寝ながら思いつく月那と未夜の相違点をノートに書き込んでいく。
「未夜はどこか俺に遠慮している感じ。遠慮よりは、なんとなく一方的に怖が
っていると云うほうが近いかも。月那はいつも道理、良くも悪くも」
ノートに書けば書くほど、その異常性がよく分かる。まるで、鏡のような性
格。漫画やアニメでよくある「性格が反対」なんて設定。
そう、「設定」。そうとしか考えられない。確かに、昨日「朝倉未夜」なる人物は存
在していなかった。月那に妹なんていない。それが双子なら、なおさら。
「お。朝早いじゃん。――ん? どうかしたか? そんな辛気臭い顔して」
「これはこれは。三年四組二十四番、芹内陸くんではないですか」
「なんだ、その説明的な口調は?」
「なんでもね。気分転換しようと思ってボケてみただけ」
そうか、なんて言いながら、バックを机に置く陸。ちなみに名前の読み方は「りく」で
はなく「たかし」だったりする。難儀なものよな。尤も、近頃の親は「騎士」を
「ないと」としたり、「王様」を「きんぐ」と名付けたりするらしいから。絶対グレ
ると思うのは俺だけか? というか虐められそうなんだよな。激しく。
「そんで、にわが辛気臭い顔するってことは月那ちゃん絡みだろ?」
自信満々で示唆してくる陸。
当たらずとも遠からず、って感じだな。あ、そうそう「にわ」って言うのは俺の
愛称だったりする。
「うんにゃ。月那じゃないし、悩んでるわけじゃないんだよな。これがまた」
「そうなのか? にわの悩みの半分は月那ちゃんで出来てるだろ?」
俺はバファリンかよ。
「未夜って知ってるか? ほら、月那と双子の妹らしい」
「らしい、ってお前なぁ。妹の名前を推量で言うなよ」
全く、この駄目兄貴は……、なんてことを陸が表情に滲ませる。
「もちろん知ってるよ。そもそも、この学校で月那ちゃんと未夜ちゃんを知らない
人なんていないだろ。月那ちゃんは秦高創立以来始めての神童。ま、高校生に神童な
んて当てはめて良いのか分からんけど。未夜ちゃんは、確かに月那ちゃんには有名
度が劣るけど、あの性格で家事料理万能。まさに日本が求めた女性って感じだから
な。あの二人はレベルが違うよ」
まるで我がことのように熱弁を奮ってくる。――いや、それよりもたちが悪い。
なんか、腕を突き上げてるし。なんか、俺を指差してるし。なんか、周りのクラスメ
イトが哀れみの目を向けてくるし。
「それに、二人が双子ってのもポイント高いよな。双子だから、同時に告白されたりし
てさ」
どこかの読者企画かよ、それ。
陸の莫迦はほっておこう。
なんか暴走して、己の主張を言い始めたし。ここんとこ月那に似てるな。
まぁ、一つ分かったことは「未夜は月那の双子の妹」ってのが確かになったこと。
ドッキリでもされたんじゃないか、なんて防衛線張ってたけど、そんなのは必要なかったと。
――――? だったらさ、未夜って、何者?
どうも。二回目ですね。
今回は「未夜」についてのにわによる考察でした。
一応ヒロイン(?)は未夜の予定。
そんな突拍子もない展開にはなりません。
マターリマターリ進む予定です。
それでは
双恋だ!
625 :
588:04/06/02 11:18 ID:88itM1T8
で、願望丸出しの書き逃げくさいネタ振りして逃亡した者ですが。
なにやら使って頂いちゃってありがd!そしてGJ!!!です。
ちょっと間を空けて覗きに来てみれば、
こんな良作になっているとは思わなかったです。
驚いた&楽しませて貰いました!
才無くとも、こんなカタチで参加できるっつーのは嬉しいですね。
もちろん、このスレに集う職人全員にGJ!!!。
新作・続編楽しみにしてまする。
朝起きたら妹に、銃を突きつけられていた
「おいおい、何の冗談だよ」と言ったら、
「兄上も意外とお甘いことで」と言われそのまま…
朝起きたら妹に、銃を突きつけられていた
「おいおい、何の冗談だ」と言ったら、
「兄上も意外とお甘いことで」と言われそのまま…
ぴゅーーーー
「………水鉄砲?」
「左様ですわ、兄上」
「何の真似だ?」
「よろしいではありませんの」
いや、全くよろしくないと思う…
「にしても、何と精巧な水鉄砲だ…。WALTHER-P99そのものではないか。少々貸してくれ」
ぴゅーぴゅーぴゅー
聞いてないのか聞こえないふりをしているのか、妹は次々と水を撃ってくる
「ぉぃ…妹君、本当に何の真似だ?人の体中をべとべとにして…」
ん?べとべと?そういえば粘液ではないか?この水
「うふふふふふ、そろそろいい塩梅に濡れてきましたわね」
「本当に気持ちが悪いぞ?もう我慢ならん」
と言って、上をはだける。しかし、相変わらずべとべとで気持ちが悪い
「ふふ…」
一瞬気味悪く笑ったと思うと、妹も寝巻を脱ぎ始めた。否、始めと終わりがほぼ同時
するりと衣擦れの音を出したと思うと、そこには一糸纏わぬ妹の姿があった
「兄上、今日はわたくしがお相手致しますわ」
妹は艶っぽい声を出して、寝床に滑り込んできた
「あ、相手だと?ふん、おまえの様な子供に何が出来る」
「兄上…わたくしは子供でしょうか?」
そう言って、胸板に乳房を押しつけてくる
そこには、わずかではあるが、女性のふくらみが存在した
ちょっとだけ時代錯誤風に
でもワルサーP99とか言っちゃってますけど…
>>626 ちょっとだけ出だしをいじってしまいましたが
許してください
朝起きたら妹に、お祓いされていた。
妹「ああ、ばっちい、ばっちい」
妹「お祓いスター誕生!」
『朝起きたら妹が、(俺の)彼女と寝ていた。』
「そんな、漫画かエロゲーみたいな事が………」
起こったりするのだ、これが!
「……ん、ん………ちゅぱ……ん……ちゅ……っはぁ、はぁ……」
離れた唇と唇の間に、キラキラと光る唾液の橋が残る。
「うふふ。未来(みき)ちゃんの唾液、甘ぁい…」
あの沙也香が! 真面目で、清楚で、勉強も出来て友達も多い俺の
後輩。もう付き合い始めて一年近くになろうかという生徒会副会長
の沙也香が、未来の部屋で未来をベッドに押し倒して、未来と……!?
「せ、せんぱい、もうイヤで………あっ!」
黄色に白のチェックが入った未来の長袖パジャマ、そう上着は胸が
完全に露出するほどにまくられ、ズボンの方はそのままだが、中に
差し込まれた沙也香の右手が………いや、下着の中か? で複雑に
動いてモゾモゾと振動している。残った左手で未来の右上腕を押さえ
込んだ沙也香が、まだ未発達の未来の胸の突起に吸い付くように唇を
を寄せると、下敷きになった小さな体がピクリ、と跳ねる。
「ん、ん、ん、ん…………ちゅううううっ!」
「やんっ!」
ちゅぽん、と唇が離れると、解放された未来の乳首がキラキラと朝日
に輝きながら勃起しているのがドアの陰にいる俺にも判る。その反応の
良さに気を良くしたのか、更にもう片方の乳首に吸い付く下着姿の
沙也香。地味で質素なデザインの純白のブラとショーツは、昨日俺が
脱がせた物。その記憶のリフレインが、目の前の非現実的な光景を唯一
、生々しい現実と結びつけている。
633 :
突発屋(2/4) ◆63./UvvAX. :04/06/02 23:22 ID:2ADLU67n
「……美味しい。」サラサラの長い髪を乱した沙也香、舌を伸ばして
未来の白い首筋にゆっくりと唾液を塗り付ける。「気持ちいいでしょ、
ね、未来ちゃん?」
「……やめてください、やめてください、やめてください……」
沙也香の愛撫に翻弄され快感に震える未来。その口から念仏の様に
繰り返される拒絶の言葉は、しかし倒錯的な快楽に溺れそうになる
自分への言い訳にしか聞こえない。セミロングの髪はベッドの上に
広がり、もう力が入らないのか殆ど身長差のない沙也香の体を押し返す
事も出来ず、絡められた足のその先がピクピクと宙に浮いて痙攣して
いる。ハァハァと呼吸を繰り返す小さな口からは二人の唾液が混ざった
液体が流れ出し、涙と一緒にシーツに小さなシミを作っている。
「この口と舌でね……」顎を伝い、顔まで這い上がった沙也香の舌が
未来の薄い唇を舐める「……昨日、あなたのお兄ちゃんとキスしたり、
舐め合ったりしたのよ? 何度も。」
「お……おにいちゃん……?」
「そうよ。」沙也香の目が、スッと細くなる「だからね? いま、未来
ちゃんはお兄ちゃんと間接キスしてるの、お兄ちゃんとキスした舌で
舐められてるのよ?」
「ああん……おにいちゃん……」既に焦点を失っている瞳のまま、未来の
口が幸せそうに呟く「……おにいちゃぁん、すきぃ……」
再び唇を重ねる二人。しかし今度は未来の方が積極的に沙也香に吸い付
こうと首を動かしている。そんな未来を焦らす様に、絡めた舌だけを
使って口中を愛撫する沙也香。過剰に分泌された二人の唾液が混ざり合い
未来の口の端から溢れ流れ落ちる。
「未来ちゃん、ほんとに可愛い……」
未来のズボンの中で蠢いていた右手がゆっくりと下へ下へ、親指は膣穴
の辺りを優しく愛撫している様だが、中指と人差し指が……あそこは!!
「んんっ!?」
ククッと細長い指が曲げられた瞬間、未来の腰が跳ね上がる。
「あれれ、入っちゃったよ? 私の指……」
耳元での優しい囁きに、未来は目をぎゅっと閉じてイヤイヤしている。
「ほーら、ほーらぁ♪」
下半身、その二つの口を同性の指で同時に犯されている妹。
自らも陶酔した妖絶な笑みを浮かべ、未熟な胸にブラを擦り付けながら
指を動かし未来の頬を舐める恋人。無意識なのか両足で挟んだ未来の
肉付きの少ない太股にショーツを押しつけ腰を動かす沙也香。
「おにいちゃん、おにいちゃん、おにいちゃん………!!」
そして、未来もたどたどしい動きで腰を揺らし始める。
「未来ちゃんっ、未来ちゃんっ、良い子にしてたらね!」未来と沙也香
二人の陰部から粘着性の水音が「おにいちゃんともさせてあげるよっ?
三人でいっぱい、気持ちいい事しようね……?」
「うん、うんっ! 未来、沙也香さんの言う事聞くぅ。だから……!!」
その先の言葉は聞けなかった。代わりに舌を絡め合い互いの口の中を
かき混ぜる音が加わり、未来の部屋の中は水音でいっぱいになる。
絶頂に達するための快感を引き出そうと、二人は相手の指に足に胸に
貪欲に体を押しつけ性感帯を刺激し合う。そして………
『んーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!!』
次の瞬間、俺は逃げ出していた。
いままで知らなかった沙也香。
いままで知らなかった未来。
全てが夢になってくれる場所へと逃げ込もうと思った。
だが、何処にも逃げ場がないと誰かが囁いていた。
そう、最後に見た光景、二人が達してしまった一瞬。
笑みを浮かべた沙也香の瞳は、間違いなく俺を捕らえていた。
一回ageてしまった模様、スマソ!
姉妹レズスレのネタに触発されてしまいました。
ややネタ遅れでスミマセン。
>>623 姉妹と言えば、やっぱ双子ですねw
楽しみにしてますです。
(*´д`*)ハァハァ
3P!ヽ(`Д´)ノ
>>636 GJです!
大喜利でも絶好調ですね
同じネタでやっているのを見ると、自分のと比べてしまって(´・ω・`)ショボーン
突発屋さん、あなた最高です(特に
>>610が好きw
↑トリップ入れるの忘れてました
>>622 の続きです
「やべぇ。もう放課後かよ」
時刻は四時半ごろ。今週は掃除当番じゃないから、いつもならこのまま部活に行くはずなんだけれど。
「――未夜か」
授業中も休み時間もそのことを考えていた。
もちろん戦果なんてあるはずもない。誰に相談できよう。いや、相談出来たとしても頭の痛い人にしか見えないはず。俺だったらそう思うし。
朝起きたら妹が増えていました。――莫迦か。そんなのはアニメで十分。十分なんだけどなぁ……。
「非現実がこんなにも辛いもんとは……。涙出そう」
神様。これからはB級SFとかありがちな漫画とか痛いアニメとか莫迦にしませんから、どうかこれを夢にして下さい。
かなり辛いです。マジで。なんて云うか、取り残された感じ。見えない壁が張られた様な。
だから、神頼みさせて下さい。助けて。プリーズヘルプミー。
黒板をイエス・キリストに見立てて、拝むようなポーズを取る。
傍から見れば脳のオカシイ人にしか見えないだろうけど、俺は本気だ。本気も本気。ほら、こんなに信心深い俺をイエスさまが見捨てるはずないじゃないか……!
「…………兄さん? 何やってるんです?」
――見捨てられました。
「あー、未夜。気にしないでくれ」
「……そうですか?」
「そう」
「……そうですか」
「そう」
「……そうですか」
くっ、なんだこのほのぼのワールドは! 艦長、約二メートル前に理解不能な高次元
生命体を発見しました!
「…………焦ってます?」
「何に?」
「………………何でしょう?」
「いや、俺に聞かれても」
「……それもそうですね」
こくこく、と満足そうに頷いている未夜。あー、朝は気付かなかったけど、こいつ天
然だ。しかもかなりのレベルだと思う。本人自覚症状無いみたいだし。――? あ、自
覚症状ある天然はやらせか。
「…………あ、それで兄さん」ポンと手を叩いて「今日の夕食ですけど、何が良いですか?」
「ん?」
「……冷蔵庫に何もないのですよ。姉さんは何処かに消えてしまったので、兄さん
のリクエストを聞こうかと思って」
「月那、消えたのか?」
俺の問に、未夜は少し迷ったように考えてから、
「………………はい。たぶん、古本屋めぐりだと思います。一昨日に本三十冊暗
記が今週の目標だと言ってましたから」
「暇なのかな。アイツ」
「…………さあ、どうでしょう? 姉さんも気楽に見えて苦労してるようですし」
「気楽ねぇ」
どちらかと云うと、俺が前に居た世界――未夜がいない世界では、月那は毎日が辛
そうだった。日本人は異分子を排除したがる。ならば、月那が標的になるのも仕方な
いと云えたけれど……。
「月那は幸せかな?」
――云えたけれど、そんなのは認めなかった。だからこそ、俺は月那のためにいろい
ろなことをした。それで、俺の考えが正しいのならば――!
「幸せですよ。喩え、不幸せだとしたならこれから幸せになれば良いのではないですか?」
「――そうだな。そうだよな。うん、未夜の言う通りだ」
「…………変な兄さん」
非難するような物言いでありながら、その顔に浮かぶのは確かに微笑。
なるほど。つまりは、未夜は月那の側面ってことか?
――認めてやろうじゃないか。この世界を。
「…………それで、兄さん」
「ん?」
「……夕食。何が良いですか?」
>>641が失敗して凹んでます。
>>636 楽しみにして頂いていて光栄です。
未夜は秘密が盛りだくさんですので、(ほんの少し)ご期待下さい。
補足ですが、今回のにわの考えは完全にハズレですので。
「なるほど。つまりは、未夜は月那の側面ってことか?
――認めてやろうじゃないか。この世界を。」
ここ、鵜呑みにするとキケンです。
それでは
朝起きたら妹に、「ご主人様…♡」と言われた。
きもい
朝起きたら妹に、「キモい」と言われた。
朝起きたら妹に、「キモい」と言われた。
Σ(゚д゚)
∧||∧
(⊃д`)
長編に挑戦してみました
話は
>>543からの続きです
兄視点と妹視点を交互に展開するので、位置関係に気を付けて読んでください
ほとんどが兄視点と妹視点の二つで展開するつもりなので、第三者視点はほとんど無い予定です
同じ時間軸を両視点から書くこともあるので、一直線の小説ではないです
ですが、話が前後することはありませんで、ちょっと複雑になる可能性はありますが、平気かと思います
読みにくかったら申し訳ないです
――――…………貰って欲しいの」
一瞬思考が完全に停止しかけた
昨日まで、妹とは全く普通に接してきたはずだ
なのに何故急にこんな事になっているのか
……理解できない
朝起きたら、妹の顔が鼻の先にあったことも
両手足がベッドに固定されていたことも
陰毛を全て剃られていたことも
妹に、処女を貰って欲しいと言われたことも
…全て分からない、分かりたくない…
「ふざけるな!」
だから声を張り上げてしまった
妹はビクッと体を震わせ、そのまま固まる
「悪ふざけはやめろ!毛を剃ったことは許してやる!だがそれ以上俺をからかうな!」
「わ…る…ふざけ…?」
妹は目を見開き、誰に問いかけるでもなく、ただつぶやいた
正直、頭に血が上っていたのだ
「早く手足をほどいて部屋から出ろ!」
かなりキツイ言い方をしたことになど、全く気づかなかった
「………っ!」
突然、妹が口を押さえ、逃げる様にして部屋を出て行ってしまった
―――
それからしばらく足掻いた後、拘束具ははずせた
しかし、妹は既に家には居なかった
かなり気が動転していたのだろう、ドアの音にも気づかなかったとは…
「部活行かなきゃ……」
言い訳の様につぶやいて、朝練への準備を始めた
「お兄ちゃん、私の初めてを…………貰って欲しいの」
かなり切羽詰まった状況ではあるが、一世一代の本気の告白だった
もう何年も前から、この朝のことは常々頭の中でシミュレートしていた
ただ、二つのつの計算違いを除いて…
朝、兄の部屋で自分の毛を剃って、そのまま迫るつもりだった
勿論、強引に既成事実を作ろうというわけではない
拒絶されたら、泣く泣く諦める気だったし、ホントにその場で泣くのも良かったかもしれない
一つ目の計算違いが、兄の陰毛も剃ってしまったということだ
何でそんな奇行に走ったのかは、正直よく分からない
ただ、兄にも私と同じ格好になって欲しかっただけなのか…それとも?
「ふざけるな!」
二つ目の計算違いだ…
多分、一つ目の計算違いから連鎖的に起きた反応だったのだろう
兄の毛を剃らなかったら、ここまで本気で怒りはしなかっただろう
「悪ふざけはやめろ!毛を剃ったことは許してやる!だがそれ以上俺をからかうな!」
わ…る…ふざけ…?
確かに毛を剃ってしまったことは悪ふざけに他ならない
だが、初めてを貰って欲しいという告白は決して偽りではない
気が遠くなる。一瞬目の前が真っ白になった気がする
― 悪いのは自分だ、分かってる ―
だが、ここまで言われたら、拒否されたときの覚悟なんて弱いものだった
覚悟が気持ちに押しつぶされて、内側から何かが崩れそうだった
兄に全力で否定されてしまった。どうすればいいか分からない
私は逃げる様にして自分の部屋に戻り、頭を抱えた
― ナゼアンナコトヲシテシマッタノカ? ―
今度は学校に逃げた。今はただ逃げたかった
何故なんだろうか?
朝起きたと思ったら、股間の毛がなかった
そしていきなり妹に迫られた
正直分からない…
今までは普通の兄弟だったはずなのに…
「…おい、大和。六本目だぞ?」
「え?」
「だから、今のでレイアップ六本外してるぞ?」
「あぁ、ごめん。ちょっと考え事してて…」
「おまえ平気か?顔色も目つきも悪いぞ?」
「あぁ、大丈夫…」
「………?」
そうだ、今は朝練中なんだ。集中しないと…
― 何故? ―
「おい、大和…。トラベリング」
「え?」
―――
『ありがとうございましたー!』
結局、何度ミスをしたか分からないまま部活が終わった
「なぁ、おまえホント平気か?あんなにミスってるの初めて見たぞ?」
「あぁ…、平気。ちょっと考え事があるだけ」
「そうか…。で、着替えないのか?」
「さ、最後でいいよ!ちょっとシューティングしてくから」
「あぁ…、そう?」
実際見られなくても、精神的プレッシャーで多分着替えられないだろう
だからちょっと体育館に残って、シューティングをすることにした
でもどうせ、考えるのは冬香の事ばかりで、きっと満足に一本も入らない
私がこの時間に図書室に居ることは、別段珍しい事じゃない
いつも兄の朝練に合わせて起き、一緒に登校しているからだ
何でそんな面倒な事をしているかというと、早起きは健康に良く、図書室は頭にいいからだ
勿論建前である
本当は、兄と一緒に登校がしたいだけ
兄は時々、少し煙たそうに私を見ているが、特別文句も言わない
―――
私が兄に対して"好き"と言う感情を抱いていたのは、物心が付いて以来ずっとだ
"好き"の前に"男性として"が付いたのは多分二、三年前
兄は、街で視線を集めるほど顔が良い訳ではない
それでも人並みよりも遙かに格好いい
それに、なんといっても優しい
私のことを"妹として"大切にしてくれる
登校のことにしても、煙たく思いつつも笑顔を向けてくれる
でも所詮"妹"なのだ。"女性"ではない
いつからか、私は兄に、"女"として愛して欲しいと、本気で考え始めた
そして、両親が揃って出張という、二度と無いチャンスが今日だった
結果は散々だ
たった一つの私の奇行のせいで、多分兄は一生私を"女"とは見てくれないだろう
何故…何故あのときあんな事を?
―――
ホームルーム前のチャイムが鳴る
正直、今日は授業なんて受けられる精神状態ではないが、仕方がないだろう
私は自分の教室へと足を向けた
GJ!
長編も素晴らしいっす
GJ!
頑張ってください。
朝起きたら妹に、「キモい」と言われた。
「ぶつぶつぶつぶつぶつ………………」
「んぁ?」
「スク水、メイド、袴、ハリポタ、裸エプロンに、こっちはベビードールぅ!?」
「うわぁぁぁぁぁ!!」
「あ、この制服カワイイ! ここでバイトしてみようかな?」
「ってこら! 勝手に人の秘蔵物漁ってるんじゃないっ!!」
「あ、お兄ちゃんオハヨ! 駄目だよキモイよ、女の子は服じゃなくて中身だよ!」
「朝からンな説教聞きたくないわっ! とりあえずソレを返しなさいっ。」
「だめだよ〜、お姉ちゃんにも見せちゃうもん。そしたらお兄ちゃんボコボコだね?」
「それどころか殺されるっ、良いから返せ、まだ子供にゃ早いっ!!」
「そんなことないよ! ボクだって来年から高校生だよ、もうオトナだよ!」
「お前の言う『大人』はアクセントが明らかに片仮名だろ? それに自分の事を
『ボク』なんていってる間は、まだまだお子様だってことだ。」
「ぶーっ、お兄ちゃん、やっぱり女の子を外見だけで決めつけてるぅーっ!」
「だから唯はコドモなんだよ。いろんな服を着こなすということはだな、自分の
魅力の表現方法をちゃんと理解してるって事だ。いいか、服ってのは包装紙じゃないぞ。
ちゃんと服に似合った仕草とか言葉遣いとかしないと逆に萎えちまうんだ。どうだ、
判るか唯?」
「う……う〜っ!!」
「ほれほれ、反論できないんだったらサッサと返しなさい。悔しかったら漫画ばっかり
読んでないでファッションの研究でもするんだな。」
「う〜っ、お兄ちゃんのバカ〜っ!!」
「こら、大切な本を投げつけるな、待て、唯!!」
そして次の日の朝。
「え〜っと、これって一応パジャマみたいな物なんだよね。じゃあ、お兄ちゃんの本の
通りに……………ゆさゆさ『起きて下さい、お兄様?』」
「なんだ唯、懲りずにまた………って、わーーーーーーーーーっ!!」
「どう、お兄ちゃん? 可愛いでしょ?」
「ばっ、馬鹿、素っ裸にベビードールで兄貴の部屋忍び込む妹が何処の世界にいる!?
せめてブラを付けろっ! ショーツを穿けーーーーっ!!」
「えーーー! だってだってこれ買ったらお小遣い無くなっちゃったんだもん! ねぇ
お兄ちゃん、可愛い?」
「(ここで『可愛くない』と言ったら騒ぎが大きくなるだけだ)あ、ああ、わ、悪くは
ないかな、うん。可愛いぞ、可愛いから、もう着替え………」
「きゃーん! ボク、嬉しいよーっ!!」
「わーーーーっ! 抱きつくな体を擦り付けるな足を絡めるなーーーーっ!!」
「お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっ、お兄ちゃんっっ!!」
「馬鹿、こすれてる、当たってるっ! 只でさえ朝立ちしてるのに、そんなトコを擦り
付けたら…………手が……勝手に………」
「………お前らなぁ、こちとら徹夜明けだっつーのに朝から何をドタバタ……………」
「あ、お姉ちゃんオハヨ! お兄ちゃんがね、この服のボクは可愛いって♪」
「ち、違うっ、待て! これは唯が勝手に………って、あ、姉キ?」
「………………………………」
「………あの、黙ってると凄く恐いので、その、出来れば………」
「………………………正樹?」
「は、はい?」
「よりによって妹に手を出しやがるとは……地獄に堕ちやがれっ、この鬼畜外道がーーーッ!!」
「ぺぐはぁっ!?」
「わーっ、お兄ちゃん!?」
神様、俺、何か悪い事しましたか…………?
眠いので、投下落ちします。
では後日〜w
朝起きたら妹に、
「今日は兄さんの16歳の誕生日。王様に挨拶に伺う日だったでしょう」
と言われた
だいぶ開きましたが、
>>556からの続きです。
「………よしっ!」
野々宮に叩かれたダメージからは回復した。
ベッドから起きあがって、目を覆っていた冷却シートを剥がす。
泣き腫らした顔なんかでお兄ちゃんには会えない、完全復帰した後に
正面攻撃でお兄ちゃんを撃沈してやる!
私は強い子舞ちゃんだ。泣きで同情を貰おうなんてセコい女じゃない。
増してや野々宮如き横取り野郎………いや女郎か……の口八丁で何時まで
も凹んでるほど柔でもない。
なーにが『舞ちゃんみたいなお子様に、そんな度胸有るのかな?』だ!
偉そうな事言ったって、あんた処女だろーがコラ! 男に触った事もない
ネンネが一人前の口きいちゃってさ、ちゃんちゃら笑っちゃうってーのよ!
私は違うぞ! 手で握って、お口で舐めて、全部飲んでやったもんね!
どうだ野々宮、参ったか! 私の方が断然リードしてるんだからね!
しかもなんだ? 『舞ちゃんみたいな幼稚な妹、先輩の邪魔になってる
だけだよ』ってか? アホかっつーの! 私が陰でどれだけお兄ちゃんを
支えてるのかアンタ知ってて言ってるのか? だいたいスコアボード片手
に金魚の糞みたくついて回って色気振りまいてりゃお兄ちゃんがが癒され
るとでも思ってる訳? 馬っ鹿じゃない? 良いよ、そこまで言うんだっ
たらご希望通りに無制限全面戦争でも何でも受けて立ってあげるわよ!
見てなさいよ童顔巨乳のチビ助! 学校ではどうだかしらないけど、家に
帰ったらお兄ちゃんの半径5メートル以内の制空権は常に私のモノなの
だ! 妹の火力を思い知らせてやるっ!!
「………よしっ!!」
手鏡で確認、もう目の腫れは引いてる。涙の痕も残ってない。気力は回復
している。舞ちゃんフルチャージっ!!
「………………………」
壁に耳を当てて気配を探る。む、お兄ちゃんは部屋には居ないようだ。
では、と時計を見ると……晩ご飯は終わってる時間だ。そう言えばお母さん
が呼びに来てた様な記憶もあるが、まぁ後で謝っておく事にしよう。となる
とお兄ちゃんの日頃の生活リズムから察するにお風呂の可能性が最も高い。
お風呂…………そうか、お風呂か………
足音を出さないように階段を下りる。
索敵モード開始、お母さんは……まだ台所に座ってる。
あれ、私の分のご飯? ごめんねお母さん、あとで食べるからね?
えっとお風呂場は………ビンゴ、お兄ちゃんが入ってる!
索敵モードからステルスモードへ、そ〜っと、そ〜っと………
舞が帰ったのは、普段よりも少し遅い時間だった。
家族に視線から逃げるように部屋に駆け込んだ俺の妹。
湯船に浸かっても舞の事が頭から離れない。
今朝の一件は解決どころか混迷の一途を辿るばかり、もはや……
「………アニキ?」
湯気で霞んだ曇りガラスの向こうに白いシルエットが浮かぶ。
「舞?」
「いまから、入るから。」
「………え?」
「背中、流してあげる。」
「待て、舞!」
「………ここで、アニキに一つ質問。」
「し、質問?」
「大きな声を出したらお母さんが来る。そして、お風呂の中で一緒に裸に
なってるアニキと私を見たら、お母さんはどうなると思う?」
「な………!」何を考えてる、こいつ!?
「私は見られても平気。アニキが見たいんだったらそのまま待って好きな
だけ見ていい。でも嫌だったら(風呂)イスに座って目を瞑ってて。」
どうする、どうするよ俺?
「じゃ、今から脱ぐ。全部、脱ぐから。」
………どう考えても、選択肢などなかった………
お兄ちゃんの意気地なし! でも、そんな真面目なお兄ちゃんが好き♪
カラカラカラ、と戸を開くとお兄ちゃんは予想通りに背中を向けて座っていた。
うわ、裸だよ! お兄ちゃんの裸が目の前にあるよ!!
だけど、焦るのは禁物。ここで不用意な事をすると逃げ出しかねない。
「ま、舞?」
すぐ後ろに私の気配を感じたお兄ちゃんの問いかけ。
「……見なくて良いの?」えへ、私ってば悪い女っぽい? ちょっと格好良い
感じでイジワルしてみた。「アニキにだったら、裸くらい平気。」
「………アホ………」
ふふ、恥ずかしがってるお兄ちゃん可愛い。どうだ野々宮、アンタが同じこと
したってお兄ちゃんは怒るだけだぞ? これが妹の特権!さぁて、では早速♪
タオルにたっぷりと石けんを刷り込んで、それじゃお兄ちゃん? 触……じゃ
なくて、背中洗ってあげるね?
ごしごしごし、ごしごしごしごし。
うわぁ、男の人の背中って固ぁい! しかもスポーツで鍛えてるお兄ちゃんは
凄く逞しいしぃ、広いよぉ、大きいよぉ! しかし全然泡立たない……だから
お兄ちゃん、お風呂短すぎなんだよ、舞がしっかり洗ってあげるね?
ごしごしごし、ごしごしごしごし。
「なぁ、舞?」
「なぁに、お兄………アニキ?」
何も起こらないと安心したのか、お兄ちゃんの背中から緊張感が少し抜けた。
そうか、舞のこと見えないから、普通に家族に背中洗って貰ってる気分なんだ。
でもそれって、ちょっと複雑。お兄ちゃん、後ろにいるの裸の女の子だよ?
新鮮だよ、食べ頃だよ、初物だよ、お兄ちゃん『据え膳食わぬは…』って知らない?
よーし、こうなったら背中に胸押しつけてスリスリしてやるっ。
お兄ちゃん、覚悟し……
「………『あれ』から何年かな?」
「え?」意外な言葉に動きが止まる私「えと………三年、だけど。」
「あの直前な、俺、花梨に振られたんだよ。知ってたか?」
花梨ちゃん、生まれた時からお隣に住んでたお兄ちゃんと同じ年の子。
幼稚園から中学までずっと同じクラスだった幼馴染み。
そしてお兄ちゃんの………初恋の相手………
「花梨に言われたよ。『長距離恋愛じゃ舞ちゃんに勝てない』って。ついでに
『いつか舞ちゃん暴発するから』なんて警告までされた。なぁ、舞?」
「………………うん?」
「俺の事、どう思ってる?」
どくん! と心臓が止まるかと思うほどの衝撃。
まさか、お兄ちゃんの方からそんなこと言ってくるなんて!
「『好き』か? じゃあ、どんな『好き』なんだ?」
「え、えと…えと…」え、涙が出てきた? なんで?「…わ、わかんない…」
「わからないのに、あんなことしたのか?」
優しいお兄ちゃんの声。
「それは………だって………」
「………だって?」
絶対に舞を責めない声。舞を許してくれる声。
「だってアニキが、お兄ちゃんが舞からどんどん離れちゃうからでしょ! 他の
子のこと見てるからだよ!」」ぽろり、ぽろりと溢れ出す滴「お兄ちゃんは、
舞のお兄ちゃんでしょ? 舞の事褒めてよ、舞の頭撫でてよ、舞の我が儘聞いてよ、
どうして舞の事拒絶するの? 舞のお兄ちゃんじゃないの!?」
「舞、それは……」
「やだぁっ!」本能的……だった。お兄ちゃんに抱きつき体を押しつける。もう
放したくない!「ただの独占欲? お兄ゃんが取られそうだから嫉妬してるだけ?
そんなの聞きたくないよ! 誤解でも勘違いでも何でもいい、舞はお兄ちゃんが
欲しい、お兄ちゃんだけが欲しいよぉ!!」
後ろから抱きついたまま、子供の様に泣きじゃくる舞。
だが、まだ大切なことに気付いていない。
舞は一度も『好き』という言葉を使っていないのだ。つまり親の気を引こうと
悪戯を繰り返す子供と大差ないのだ。だが、それだけなら性行為に及ぶはずが
ないし、第一『欲しい』などという単語も飛び出さない。
「ほら舞、少し暖まろう。風邪を引くぞ?」
今の舞は『あの頃』の舞、裸だろうと成長していようと幼い妹。だから安心して
舞の方を向くことが出来る、泣き続ける舞の手を引いて、ゆっくりと湯船に浸から
せる。そして俺も背中合わせに入る。何故か大きいバスタブだったのが幸いした。
なんとか二人で入っても、さほど窮屈とは感じない。ぴったりと合わさった小さな
背中、柔らかい肌、鼓動と体温が素直に心地よいと思える。
「……ぐす……ぐす……」
舞はいま、境界線に立っていると思う。体の成長と心の成長のアンバランスさの上で。
『あの時』に俺から突き放された舞は、それでも俺の事ばかり見て俺の気を引くこと
ばかりを考えて生きてきたに違いない。故に周囲の世界も見えず、そんな舞の内面と
は無関係に大人の階段を昇り続ける体から性的欲求と、幼いままの兄への思慕が混ざ
り合ってしまった結果が、これなんだろう。
つまり、『あの時』の俺の選択は大間違いだった訳で、そのツケが回ってきた訳だ。
「舞?」
「……ぐす……うん。」
そしてツケを払うと言うことは、舞がどちらに転んでも最後まで責任を持つという意味
なのだろう。それが正しいのか否かはともかく……
「俺は、舞の味方だから。」うん、と動く背中「だから、舞が本当はどうしたいのか、
もう一度、ゆっくり考えてくれるかな?」
「………………うん、お兄ちゃん?」
「ん?」
「…………………………キス。」
「は、はいっ!?」
「お兄ちゃんと、キスしたい。」
わかんなくなった。お兄ちゃんと話して、自分のことがわかんなくなった。
お兄ちゃんの初恋が花梨ちゃんなら、私の初恋は間違いなくお兄ちゃんだ。
では、いまの私の気持ちはいったい何なんだろう?
お兄ちゃんを独占したい、お兄ちゃんに愛されたい、それは本当。
でも、その先は……頭の中がぐちゃぐちゃのごちゃごちゃで全然解らない。
「キ、キスって………」
なら、初恋からやり直そう。
「キスはキス、接吻。唇に、チュっと。」
私の初恋。それはお兄ちゃん、そしてお兄ちゃんにあげた初キッスから始まった。
………お兄ちゃんは、きっと覚えていないだろうけど………
「ちゅ、ちゅっとって………」
「お兄ちゃんがしたかったら、ちゅ〜〜〜〜っ、でも可。特別に舌もOK。」
そうだ、もう一度考えてみよう。そう思ったら、少し調子が戻った様な気がする。
「い、いや……『ちゅっ』だけで結構です………」
「交渉成立」
バスタブから出て、目を閉じ少し上を向いてキスを待つポーズ。もちろん、唯一の
脱出口である引き戸の前を塞ぐポジションは確保済み。あとはお兄ちゃんから十何年
ぶりのキスを頂くだけ。小さい頃のリフレイン、子供の頃の結婚式の真似事。
それでも私にとっては大切な………誓い………
『舞ちゃん、先輩を困らせてばっかりだね? だから先輩は……』
うるさい野々宮! 抜け駆けオーケーだと言ったのはアンタだ!
「………お兄ちゃん、早くしないと風邪引く。それで風邪になっても、お兄ちゃん
以外の看護は拒否する。」
『…………………」
「お兄ちゃんの『あーん』でしか食べない。お兄ちゃんに体も拭かせる。胸も、
お尻も、大事なところも全部お兄ちゃんに拭かせる。更に………」
「わかった、わかったから、それ以上言わないでくれ………」
ざばばっ、とお兄ちゃんがバスタブから出る音、そして。
「いいか、一回だけだからな?」
「ん。」
ちゅっ!
それは、ほんの一瞬だけの感触。
だけど、それは確かにお兄ちゃんとのキスだ。
「ほ、ほれ、先に出てろっ。」
ふふっ、お兄ちゃんてば照れてる照れてる♪
お兄ちゃんの体温が微かに残る私の唇。そっと指で触れ、ついでにぺろりと舐めてみる。
ちょっとエッチぃかな?
「まーいー!」
「了ー解。」
もうこれ以上困らせるのは少し可哀想だ。そろそろ出てあげよう。だけど……
「……ねぇ、お兄ちゃん。」
「……………なんだ。」
背中同時の会話、だけど前よりもお兄ちゃんに近づいた様に思える。
「明日から、ちょっとだけ素直になる。」
「…………ああ。」
「だからお兄ちゃんも、舞のこと真っ直ぐに見て欲しい。」
「………妹として、でいいか?」
「…………いまは………」そう、今は「………それでも良いよ、お兄ちゃん」
止まっていた私の時計は、新しい約束で再び動き出した。
結構時間がかかってしまいました。微エッチなのはご勘弁をw
当初はもっと過激なことも考えてしたのですが、舞に愛着が
湧いてしまった様でキャラ立て優先になってしまいました。
私の乱筆にお付き合い下さる皆さんありがとうござます。
うおおおGJ!!!
これはいい文章だ!
GJだー!
エロエロなのもいいけど、こういうほんのりエッチっぽいのもいいですなー
HRが終わって、一限目の準備時間だが、数学の教師は大抵遅れてくるから急ぐ必要は無い
「しっかしこれは…」
スースーする
朝は気が気で無かったので、思いにも留めなかったが、無いとやはり落ち着かない
そこに、そんな気持ちも知らずに(知って欲しくもないが)、悪友が挨拶をしにやってくる
「よう、大和。…ん?おまえ、なんかションベン漏らしたガキみたいな顔してるぞ?」
「あぁ、どんな顔だよ、それ」
「まぁ、モノの例えだ。とにかく、今まで見たことが無いくらい複雑な顔してるぞ」
「そう見えるか?」
「普通の感性の人間が見たら、全員イエスと答えると思うぞ」
「そうか…」
一体俺はどんな顔をしているのだろうか…
「そう言えば、聞いたぞ。お前、あの二年の加藤さんの告白、断ったんだって?」
「まあね……誰にも言ってないのに何で知ってるんだよ?」
「お前が黙ってても加藤さんは黙ってないだろう?」
何ともごもっともな事で…悪い子では無かったが、友人に愚痴の一つくらいこぼすだろう
「で、何で断ったんだ?加藤さん、なかなか可愛いじゃないか。とりあえず付き合ってみれば良かったのに」
「何て言うのかな…。何となく好みじゃ無かったんだ」
「おまえ、一年の時からそればっかだな…。一体何人の女の子がその一言に泣かされてんだ?あぁ?」
「何人って……数えるほどいないだろうが。せいぜい二、三人だろ?」
「せ、せいぜいだと!?おまえなぁ!?モテない組からすれば、たった一人からでも告白されれば大事件なのに!」
「おまえさぁ、俺がコクられたっていうたびに同じ事言うよな?」
「そりゃ言いたくなるぜ…親友」
こいつは頭が良い。顔も悪くないし、運動だって人並み以上にはこなす奴だ。なのに何故かモテない謎な奴だ
「別に俺はそんなにモテるほうじゃないよ…っと、教員が来たぞ。じゃあ、あとでな」
「一度で良いからそんな台詞を吐いてみたいもんだ…じゃあな」
来たときのハイテンションぶりから一転、暗い顔になってクラスに戻っていく悪友・小松
何というか…哀れな奴だ
「七組の加藤さん、冬香のお兄さんに告白したらしいよ?」
朝、親友からいきなり耳に入れられた言葉は、重い気持ちに追い打ちをかけるような一撃だった
「…………ゑ?」
「冬香、お兄さんから聞いてないの?」
「き、聞いてない!」
なるべく平静を装うが、何となく口調がうわずってしまう
「そ、それで兄さんはどうしたの!?」
今度は顔にも出たらしい。眞美が顔を引きつらせながら一歩引く
「こ、断ったらしいけど…」
「そ、そうなんだ。へぇ〜」
よ、良かった…
恋人が出来た矢先、あんな事をされては兄もたまらないだろう
それとも既に恋人が?いや、そんな話は聞いたことがない
これまで兄に告白したことのある三人は悉くふられたと聞いたし
兄から誰かにアプローチを掛けたという話は聞いたことがない
「そんなにお兄さんに彼女が出来るのが嫌?」
「い、いや、そういう訳じゃ…」
眞美は「ふ〜ん」と言いながら、少しニヤニヤ顔で私を見る
「な、何?」
「いやいや。ところで、一限目って移動教室だけど?」
「あ、そうだ。日本史は資料室だっけ?」
「そうだよ。もうすぐ始まるから、早く準備しなよ」
「あ、ありがと」
いそいそと鞄から教科書とノートに筆箱を取り出していると、眞美はまだ私の顔をニヤニヤしながら見ている
「………何?」
「いやいや、何でも」
〔2〕次の二曲線が接するように実数mの値を求めよ
y=x^2+8 Y=mx-x^2
一時間目が始まって何分経っただろうか?
小松の言葉が頭から離れない
『何で断ったんだ?』
―何で断ったんだろう?
小松に言ったように『何となく好みじゃなかった?』
いや、加藤さんは可愛かったし、嫌いなタイプじゃ無かったはずだ
じゃあ何で断ったんだ?
別に女性が嫌いって訳でもないし、むしろ人並みの興味はあるはずだ
なのに、途端彼女を作るという話になると、俺は毎回断ってきた
「〔2〕の問題を…よし、大和」
―何でなんだろう?
何か明確な理由があるような気がするが、自分で強く意識してないのか
それとも思い出さないようにしているのか、とにかく分からない
―本当に?
そうだ、ただ女性に興味があっても、彼女が必要だと思ったことがないのだろう
きっとそうだ、彼女が必要と思わなければ、告白に対してOKすることなんて無いだろう
「おい、大和」
―何で必要ないのだろう?
何で必要ないと思ったんだろう?
いや、決してそんなことは無いはずだ
俺は自分の好きな彼女に、常に俺の隣に居て欲しいと思っていたはずだ
―だったらどうして?
「おい、大和!〔2〕の問題を答えろ」
…え?〔2〕の問題?そういえば今は数学の時間か…えっと
「x=±8…?」
私と眞美は、移動教室時は必ず、後ろの隣同士の席を陣取って、話したり勉強したりする
「にしても、大和兄妹は結構モテるよね」
で、今日の開口一番はこれだ
「……兄さんに関しては否定はしないわ」
「嘘。冬香だって結構モテモテじゃない。この間の一年生…なんていったけ?そう、井上君!」
「告白されたのなんかその一件だけなんだけど?それでモテモテ?」
「告白しないだけで、冬香は結構人気あるよ?いくら鈍くても気づいてるでしょ?」
「いや、全然」
……ごめん、眞美。素で気づいてなかったよ
「私が聞いてるだけでも、冬香に気があるって奴、結構居るよ?でもどうせあんたは全部ふるんだろうけど」
眞美がまた微妙にニヤついている…
なるべく素っ気ないふりをして「まあね…」と答える
「まぁ、あんたがどうしてそこまで頑なに貞操を守るのかはあえて聞かないであげるよ」
「貞操…ねぇ」
計画通りなら、今日は学校を休んで初めてを捧げる予定だったのに
「眞美。情報通のあなたに聞くけど、兄さんが好きな人って誰か分かる?」
眞美は、一瞬難しそうな顔をした後、何かを考えるような動作をし、またニヤついてこう答えた
「大和先輩が誰か特定の人を好きになったって話は聞いたこと無いなぁ」
「そう…ありがと」
安心すべきなのか、不安になるべきなのか
今の答えを聞いただけではさっぱり分からない
これからどうすればいいのか分からない
>>654からの続きです
何だか話の進みが中途半端ですね…
長くて飽きられそうだ
何だか頭の中のプロットでは、そこそこ長くなりそうです
微妙な話の上、長いのにも耐えられるという方、これからもよろしくお願いします
あと、色気のあるシーンが今のところ全くありませんね
最後の方にはちょっと色々やるつもりなんで…許してください
あれ、もしかして私の文があんまり面白くないのは、エッチシーンが無いから…?
>>674-678 キタキタキタ―(゚∀゚)―! G・Jです
>あんまり〜
いえいえ十分面白いです
こういうほのぼのとした方が好きですよ
同じくエロ無くてもいい物はいい!
GJー
GJ
「科学は科学室…と」
一限目を終え、小松と合流して科学室へ向かう
そこそこ大きなこの学校には、科学室は別棟に存在する
校門をくぐってすぐに存在する生徒・教員棟を囲むようにして特別教室棟は存在している
特別教室棟には、科学室、物理室、図書閲覧室、社会科資料室、視聴覚室、情報処理室、etc…
どの教室もかなり大きく、なかなかの設備の特別棟である
中でも、小松の所属するコンピュータ同好会の部室である第二情報処理室は、(奴の趣味もあるが)かなり最先端で
俺が毎日足を向ける図書閲覧室などは、完全に一フロアぶち抜きという広さである
「なぁ、小松。今度またお前のとこから新しいVGA貸してくれない?今度買ったゲームが結構要求高くてさ」
「そのゲームを今度俺に貸すって条件で手を打とう。流石に部費じゃゲームは買えんからな…っと、冬香ちゃんだ」
「あっ…」
生徒棟と特別教室棟を結ぶ渡り廊下の向こう側に、冬香の姿が見える
隣にいるのは確か…冬香の親友の眞美さんだったはずだ
「…………………」
気まずい
いつもならすれ違いざま、「やっほ〜、兄さん」などと手を振ってくるのだが…
「…………………………………」
やはりお互いに無言で、目を伏せて通り過ぎる
朝、あんなにも否定的な言葉を無神経に投げてしまったことを今更に悔やむ
「なぁ、おまえ冬香ちゃんと喧嘩でもしてるのか?いつものシスコン和馬ぶりはどうした?」
「シ、シスコン?俺はそんな風に振る舞った覚えは無いぞ?」
「自覚症状無しか…タチが悪い」
「ん?何か言ったか?」
「いや、何にも言ってないから笑顔で首に手をかけるのはヤメテクダうぉぉぉ」
とりあえず小松の首を絞めて、気持ちを誤魔化す
だが、このまま冬香が離れていってしまいそうな嫌なざわめきは、誤魔化しが利くようなモノではなかった
「あ…」
しまった、今日兄は、二限目に科学があったはずだ
一階の渡り廊下を使えば良かったと今更思ったところでもう遅い
「あ、大和先輩と小松先輩じゃん」
眞美が、確認したくない事実を確認してくれる
「…………………」
最悪だ…
兄に顔を合わせられるはずがない
きっと兄はものすごく怒っているし、多分顔も合わせてくれないだろう
「…………………………………」
案の定、兄は顔をうつむかせ気味に、小松先輩の方ばかりを向いて私の横を通り過ぎた
私も、とても兄の顔など見られるような立場ではないので、うつむき加減のまま横を歩いた
「えっと…、先輩と喧嘩中?」
「いや、えっと…うん。ちょっとまぁ、いろいろと…」
「詳しく聞きたいって言ったら教えてくれる?」
「絶対言わない」
「それじゃあいいや。でも珍しいね、あんた達兄妹が喧嘩するなんて」
「そう…かな?」
「そうだよ。しかもブラコンシスターが兄に顔も向けないなんて…一体何があったのか」
眞美の顔が完全にニヤニヤ顔になってきた
「ま、ど〜せまた恥ずかしい痴話喧嘩かなにかでしょ?」
「またって何よ、またって…」
恥ずかしいの部分は合っているが…
「はっは〜ん、さっきの話だ。加藤さんの話をお兄さんから聞かせてもらえなかったからふくれてんだな?」
「………………」
それもちょっとあるかも。いや、ほんとにちょっとだけ。でもそんなものホントに些細な問題だ
それより遙かに恐ろしいのは、もしもこのまま兄が、私の顔を見なくなってしまったら、私はどうしたらいいんだろう
兄が私を完全に嫌ってしまったら、私がこの世に生きる数少ない目的が、一つ消失してしまう
「うぁぁぁぁぁ…和馬、ギブギブ!マジヤバイ、助けて〜」
背中を向けた渡り廊下の向こう側で、小松先輩の悲鳴が聞こえる
数学III・科学・リーダーと終わって、今は体育の時間だ
正直、体育の授業は好きじゃない
運動神経が悪いとか、そういった問題ではなく、ただ単にかったるい
運動は部活だけで十分だ
それに、バスケットボール以外に俺が真面目に取り組みたいと思うスポーツなんて殆ど無い
だからといってサボると、成績不足で卒業が危うくなるので、そんな真似は出来ない
はぁ…、体育なんて大学行って必要とする奴なんて殆ど居ないだろうが
「おい、大和!レシーブいったぞ〜」
なのにこの男はやる気満々だ
「俺にパスするなって言っただろうが」
でも来てしまったものは仕方ないので、トスで軽く上げる
「もらった〜〜〜〜〜」
相手チームが気の毒になるくらい強烈なアタックをかます小松
なんでこいつはこんなに元気が良いんだろう…
そういえば、今日は昼を何処で食べよう
いや、その前に購買で昼を買わなくてはいけないな
いつもは図書室のテラスで食べているが、昼の図書室には冬香が居る
いつも遠くで本を読んでいるので、互いに声を掛けることはしないが
流石に同じ場所にいるというのは息が詰まりそうだ
だが………
今のスコアは15-17。うちの方が劣勢だ
そうだな…、うちが勝ったらいつも通り図書室に行こう
うちが負けたら…屋上にでも行こうかな
とにかく、昼を食べながら今後のことをゆっくり考えよう
第一情報処理室からは校庭がよく見える
四限目は、兄たちのクラスと小松先輩のクラスが合同でバレーボールをやっていた
そういえば兄は、昼はどうするんだろうか?
今日は学校を休むつもりだったので、兄の分も私の分も弁当は作っていない
購買で買うのかな?いつも通り図書室のテラスで昼を摂るのかな?
私はどうしようか?
兄は多分気づいていないが、私は毎日兄を追いかけて図書室に居る
まぁ、あんなに広い図書室だ。気づかない方が普通だろう
私も気づかれないように通っているから、むしろ気づく方が不思議だ
「多分お兄ちゃんのことだから、今日は来ないよね…」
「え?何か言った?」
「え、う、ううん、何でもない」
危ない。知らぬ間に独り言を漏らしていたようだ
そうだね、仕方ない
今日は昼は抜いておこう
ダイエットもしなくちゃいけないし、ちょうどいいや
でも、兄に見てもらえないのに、これ以上ダイエットする必要があるだろうか?
…まぁ、いいや。食欲もないし
でも図書室には行こう
何となく、あの場所に行かないと落ち着かなくなっている
例え兄が居なくても、図書室に行こう
そう決めた頃、もう一度グラウンドを見ると、どうやら兄のチームが負けたようだ
小松先輩が本気でへこんでいるように見える
スコアは…26-24か
気の毒な先輩だ
>>677からの続きです
続きもある程度完成してますが、出し惜しみということで…
一日4スレ分ずつちょっとずつ出していけば、日刊の小説って感じでテンポがいい気がします
長くなっても良いから一気に出してくれって言われれば、完成している分は出しますがw
最後に、応援してくれている方々、ありがとうございます!
一日4スレ分で日刊か・・・
面白いし漏れはとして大歓迎だが、無理すんなよ
誤字・・・_| ̄|●
漏れはとして
↓
漏れとしては
>>687 ご心配ありがとうございます
日刊と言っても、一週間以上続くモノではないので
恐らくあと3,4日で決着付くと思います
今日と明日で書き貯めしておけば、そんなにむちゃくちゃではないので…
なんとか頑張ります
エチ無しですw
朝起きたら妹に、銃を突きつけられていた
「おいおい、何の冗談だ」と言ったら、
「兄上も意外とお甘いことで」と言われそのまま…
タンッ!
銃声と共に妹……フロレンスの華奢な手に握られていたデザートイーグルが
壁に叩き付けられ、ゴトリと重い音を立てて床に落ちた。
開け放たれた窓、白いカーテンがはためく向こうには朝日に輝く白い街並みと、
その遙か遠くにはキラキラと光るアドリア海の青さ。そして通りを挟んでこの
ホテルの向かいにある花屋の屋根の上からは、細い硝煙。
「……フロレンス」近距離から掌を打ち抜いたライフル弾は小さな右手の
骨格を完全に粉砕している。その細い指全てが赤く染まってゆく様を信じられない
と言った表情で呆然と見つめる義妹に最後の警告をする。「……いまなら、まだ
命だけは助けてやれるかも知れない。今すぐに手下を全員引かせろ、いいな?」
義妹と、その支持者連中の計画は筒抜けだった。いや、それ以前に余りにも稚拙
過ぎた。それこそ怒る気さえしない程の可愛らしさまで感じた。
だが、他の幹部の奴等は、そう簡単には許してはくれない。オメルタは絶対だ。
破ることは、死ぬことと同義なのだ。そしてそれは、俺にさえも適応される。
「そのまま、下に降りなさい。ヴィニーが車を用意して待っているから言う通りに
空港に行くんだ。アメリカは遠いが、アンジェロには話を通してあるから不自由
は無いだろう。もう墓参りが出来なくなるのは可哀想だとは思うが…フロレンス?」
ボタボタと、右手から流れ出す血が床の赤い水たまりとなって広がってゆく。言葉も
なく、その光景を見つめていた義妹の顔が、不意にこちらを向いた。
「まさか………フロレンス!!」
エレーナと瓜二つの美しい顔は急激な出血で青ざめ、乱れた髪の間から覗く瞳には
もはや正気は残っていない。いや、完璧だと思いこんでいた計画が完全に崩壊した
と知った時、フロレンスは全ての希望を失ったのだ。銃創を負っているとは思えない
速さで残った左手が動き、純白のカーディガンの懐に………
「止め…………」
タンッ! 二発目は非情なまでの正確さで義妹の頭を打ち抜いた。一発目は手を狙え、
それ以降は………そう、それは俺の出した指示。真横から頭部に直撃を受けた
フロレンスの体はタンゴを踊る様にくるりと半回転し……そのまま崩れ落ちた。驚く
ほど軽い音で仰向きに倒れた義妹。その抉られた頭部から溢れ出す半粘着性の液体が、
さきほどより遙かにはやく、大きな水たまりを作ってゆく。
『………ドン・サリエリ?』
「状況は?」
『各ポイント、クリア。ホテルの前にも居ましたが、全員射殺しました。』
「警察が現れる前に撤収だ。現場は放置していい、すぐに引き上げさせろ。」
『了解。』
「待て……エレーナは?」
『お側に、兄様。狙撃隊、撤収開始します。』
「………見たか?」
『………はい、全て。』
「少し、二人で話がしたい。ヴィニーと代わって裏に車を回してくれ…フル装備で良い。」
『すぐに、兄様。』
「リコ、聞いたか? 少し遅くなる。ヴィニーと先に戻って報告を頼む。それと………」
まだ止まらない赤い水たまり。その左手には、俺の予備のシガーケース。
「……フロレンスを連れて帰って、綺麗にしてやって欲しい。頼めるか?」
『もちろんです、ドン・サリエリ。ご立派でした、いまは休息すべき時です。』
「済まない………いまから降りる。」
『了解。全員、初期配置に戻れ。周囲の警戒を怠るな!』
もう二度と動かない義妹。その白い手には最後まで似合わなかった大型拳銃を拾い上げ、
俺のためのシガーケースを受け取る。
「生まれ変わって、もう一度会えたら……こんなものは絶対に持たせないと誓うよ。」
光を失ってしまった目を閉じさせ、そっと最後の接吻を交わす。
「おやすみ、フロレンス」
『死』rというテーマは非常に便利な道具なので、実は好きではないのですが。
やはり色々なモノに挑戦してこその面白さというものも・・w
>>686 いや凄い!
ご無理にならないと良いのですが……
ともあれGJ! です。
>>644 こちらも、GJ!
すげー!
かっこいいー!
GJです!
キャラクターの名前から舞台はイタリアですか?
この板はいろいろな特異芸の持ち主がいて楽しいぞ。
確かにここはとても個性的なインターネッツですね。
職人さんたち、作戦は「いのちだいじに」でよろw
元サバゲー野郎で士郎正宗氏、園田健一氏、伊藤明弘氏等のファンですw
剣と魔法も「昔取った杵柄」なんですが、ネタ固まらないので。
>>694 お察しの通りにイタリア……のつもりです一応(行ったことないもんで)
アメリカでも良かったのですが、話の内容上米国の高層ビル群&排ガスの
空よりもイタリアの白い住宅街&青空&海の方がギャップがあって面白い
かと思ったので。もっとも、そんな描写殆どないんですがw
>>638 3Pも良いカナ? とは思いますが、そうなると主人公、未来、沙也香の
それぞれのキャラ立て&紹介が必要になるので、どうしても連載に
なるんですよ(汗
・・・ガンスリンガー・ガール
「なぁ、大和。何で急に屋上なんだ?」
「まぁ、たまには気分変えてみても良いと思わないか?」
「だったらこんな曇りの日じゃなくて、晴れた日に言い出して欲しいもんだ」
「まぁ、急に思いついたから…。悪いね」
はぁ〜全く、とため息をついて昼を食べ始める親友
俺も購買で手に入れた焼きそばパンにかぶりつく
「なぁ、大和」
「何?」
「気分転換しようって言ってるところにアレなんだけど…、こっちに歩いてくるあの女の子、加藤さんじゃないか?」
「え……」
確かに…、彼女は加藤さんだ
一昨日、俺に告白をしてくれた女の子
「あの…、大和先輩。幾つかお話ししたいことがあるのですが、ご迷惑でなければ、少しお時間よろしいですか?」
目で小松に尋ねると、「わ〜ってるよ」といった顔をして立ち去った
「えっと、どうぞ」
「すいません」
「で、どうしたの?」
「あ、あの、一つ目の話なんですが、申し訳ありません。友人に先輩との事を話したら、噂が広がってしまったみたいで」
「いや、そんなことは別にかまわないよ」
「あ、ありがとうございます。それで、二つ目の話なんですが………――――
――――
加藤さんの話を要約すると、こういう話だ
加藤さんの同級生に伊藤夏織という女の子が居て、その子が小松に惚れているらしい
でもその子は凄くおとなしい性格で、直接小松と話がするのが恥ずかしいから俺に仲介して欲しいということらしい
「遂に小松にも彼女が出来るかもしれないって訳か」
「それで…お願いできますか?」
「ああ、いいよ。今日は無理だけど、今度小松にも話をしてみるよ」
「ありがとうございます」
よかったな、小松
何故か今日は、小松先輩だけが遅れて図書室にやってきた
いつも兄とつるんでいる先輩が、一人遅れてやってくるのは、何だか不思議だった
多分不思議だったから声を掛けたのだろう
「あの、先輩。こんにちは」
「お、冬香ちゃん。こんちは」
「あの、兄さんはどうしたんですか?」
「あぁ、あいつは屋上に居る。俺も一緒に居たんだけど、少ししたら加藤さんって後輩が来て
んで大和に話があるからって言ってたから抜けてきた…………って、あ」
先輩の顔には、大きく「しまったー!」の文字が出ていた
加藤さん。私の同級生で、一昨日兄に告白した女の子。割と成績優秀で可愛い子という評判だ
「ど、どんな話をしてました!」
慌てて問いつめると、朝の眞美と同じような顔をして、先輩が一歩後ずさった
そんなに顔に迫力が出ていただろうか?
「い、いや、話自体は聞いてない。話し始める前に退散してきたから」
「そ、そうですか」
かなり気になる…
「ところで、冬香ちゃん。大和と喧嘩でもしてるの?さっき渡り廊下でも変な雰囲気だったし」
「え、えぇと…、まぁ、少し」
喧嘩というよりは、一方的に私が悪いだけで、兄はそれに腹を立てているに過ぎない
「冬香ちゃん。大和を見捨てないでやってくれよ?あいつはとんでもないシスコンだから、冬香ちゃんに見捨てられたらもう何をするか…」
「え、え〜っと、はい。分かりました…」
いや、私が兄を見捨てたのではなく、兄が私を見捨てたのだ
だから私がどうしようと、多分兄が私に笑ってくれることはもう無いだろう
「うん、良い子だ。俺の妹にも少し見習って欲しいモンだよ」
それでも、私は兄を……
その後、加藤さんと少し話した後、彼女は去っていったので、冬香のことを考えていた
今朝、あいつが俺にしたことは今でも信じられないが、それにしても怒りにまかせてキツイ言い方をしすぎた
気が動転していたからといって、あそこまで冬香のことを怒鳴ったことは、今まであるまい
―胸が締め付けられる思いがした
今までずっと大切にしてきた可愛い妹が、今日を境に居なくなってしまうような…そんな錯覚を覚える
―心臓に何かが刺さったような感覚がした
どっちが悪いかじゃない、拒絶したのは俺だ。あのときもう少し冷静に判断が出来れば
―心のピースを無くした気がした
俺を兄と認め、信頼してきてくれた妹を、たった一日で失ってしまうのか?
―からだが崩れそうな気がした
どうして涙が流れてくるのか?この涙が流れる理由は何なのか?
―真っ白な広い部屋に閉じこめられた気がした
いやだ、妹を…いや、冬香を失いたくはない!
五限目の始まりを知らせるチャイムが鳴り響く
「…行かなくちゃ」
どうせ授業なんて身に入らないだろう
あと二時間、頭の中を整理しよう
小松先輩は「用事思い出した」と言って、どこかに行ってしまった
私は図書室の椅子に座り、兄のことを考えていた
昼はキチンと食べたのかな?
加藤さんと一体何を話していたのかな?
今日は部活に出るのかな?
明日、お兄ちゃんは笑っているかな?
………――
駄目だ、泣きそう
例え兄が笑っていたとしても、その笑顔は永遠に自分に向けられるものでは無いかもしれない
―悲しすぎる
たった一つ間違えただけ、しかも何で間違えたかすらよく分かってないことで兄を失うなんて
―惨めすぎる
全ては自分の過ちなのに、それでも兄を失いたくないとすがる自分の姿が
―孤独すぎる
兄を失ってしまっては、この世界はあまりにも孤独すぎる
失いたくない、嫌われたくない!
気を落ち着けてから、もう一度兄ときちんと話そうと決めた
例え私を嫌ってしまったとしても、同じ家に住む以上、話くらいは聞いてくれるだろう
そうだ、もう一度ちゃんと話をして、私の気持ちを伝えて…それから嫌われれば
―きっと諦められるはずだ
>>685からの続きです
思ったより早めに書き上がったので
決着を早くしようと思い、一日に二度目の投稿です
話自体は既に書き終わりました。多分展開バレバレですけど…
あとはちょっとえちぃシーンとエピローグだけです
今回の四つは、全然本筋と関係ない伏線を張ってあります
気づく人は…いるかな?
>>690>>693>>694 ご心配をお掛けしますが
時間の合間を縫って、死なない程度に頑張ります!
ありがとうございます
「タンゴを踊るように」の辺りでゴッドファーザーのテーマが頭をよぎった俺は正常ですか?
まぁそれは置いといて、GJ。
GJ!
六限目はあっという間に終わった
何度か名前を指された気がするが、全て無視した
もとい、聞こえていなかったのだ
ずっと冬香のことを考えていた
冬香よりも大切な事なんて、この世には多分無いだろう
だから、教員に何と言われようと知ったことではない
部活には一応出よう
少し気を紛らわせてから家に帰った方がいいだろう
――
「おい、大和。フットワーク逆」
「おい、大和。フリースロー一本も入ってないぞ?」
「おい、大和。右レイアップを五本連続で外すのはどうかと思うぞ?」
「おい、大和。ラインクロス」
「おい、大和。ゾーンディフェンスやってんじゃ無いんだぞ?」
……部活が始まってから、ずっとこの調子だ
「おい、大和。ちょっとおまえ、おかしいぞ?早退した方がいいんじゃないか?」
で、挙げ句の果てがこれだ
確かにコイツの言うとおり、今日は何をやっても駄目だろう
「すいません、ちょっと調子悪いので早退させて貰います」
コーチの許可を貰って帰ることにした
―――
家には誰も居なかった
少し安心した
帰って、冬香が居たらすぐにでも話をして謝るつもりだったが
正直まだ覚悟が出来てなかったので、嬉しい誤算だ
少し、シャワーでも浴びて、最後の頭の整理をしよう
きっと兄は部活に出るだろう
責任感が強くて、人に迷惑をかけることを嫌う人だから、きっと休まない
現に、クラスメイトのバスケ部員に聞いたら、朝は来ていたそうだ
普段からは想像もつかない、とんでもないミスを連発していたらしいけど
兄より先に帰って、家で気持ちを落ち着かせて待っているのも手だろうが
疲れて帰って来た兄に待ち伏せをするような真似はしたくない
兄が部活を終えたあと、しばらくしてから帰ろう
そう決めて、図書室で心を整理していた
――
二時間ほど経ったろうか?
飲み物を買おうと思って、自動販売機に向かう途中、体育館をこっそり覗いてみた
しかし、そこに兄の姿はなかった
「……あれ?」
帰ってしまったのかと思い、近くにいた顔なじみの部長を呼んで聞いてみると、早退したとのこと
「大和の奴、具合が悪そうだったからな、早退を勧めたんだ。信じられん様なミスばかりしていたからな」
「ど、どれくらい前ですか?」
「そうだな…、45分ほど前かな?」
「あ、ありがとうございました」
帰った?兄が?45分ほど前に?
家までは15分くらいだ
家に着いてから30分くらいは経っていることになる
私も家に帰ろう
そして、兄と話して、全てを終わりにしよう
シャワーを浴びる
水音のお陰か、体を洗う気持ちよさか、気分が落ち着いてくる
気持ちが落ち着いてくると、今日一日を冷静に振り返れた
『何となく好みじゃなかったんだ』
『彼女を必要とおもったことがない』
『何故?』
『俺は自分の好きな彼女に、常に俺の隣に居て欲しい』
『このまま冬香が離れていってしまいそう』
『今までずっと大切にしてきた可愛い妹が、今日を境に居なくなってしまう』
『どうして涙が流れてくるのか?この涙が流れる理由は何なのか?』
『いやだ、妹を…いや、冬香を失いたくはない!』
「何だ……簡単じゃないか」
彼女が必要なかったんじゃない
俺には、冬香が必要だったんだ
兄妹だから、今まで気づかないふりをしていた
気づかれてはいけないと思っていた
でも、この言い訳は、もう自分さえも誤魔化せない
「そうだ、俺は冬香のことが、ずっと好きだったんだ」
…………―――
今は部屋で、じっと待っている
先ほど冬香が帰ってきた
部屋から、玄関が開く音を確認したし、今はシャワーの音がしている
ここにいれば、どんな理由であれ冬香はやって来るだろう
今俺は、妹に好きだと伝える決意と、拒絶されたときの覚悟を胸に
部屋のドアがノックされるのを待っている―――――
家に着いたが、兄は一階には居ない
風呂場から微妙に湯気が立っているから、きっとシャワーを浴びたのだろう
きっと私が帰ったことには気づいている
にもかかわらず降りてこないということは、やはり私は嫌われてしまったのだろう
私もシャワーを浴びよう
最後に気持ちを落ち着かせよう
兄と言葉を交わすのは、今日が最後かもしれない
今まで感じたことのない覚悟の恐怖に、足がすくむ
気持ちを落ち着かせるために、シャワーを浴びよう
…………―――
あれから何分経ったろうか
シャワーを浴び、覚悟を決めた私は、兄の部屋の前に立っている
覚悟は出来ているはずなのに、最後の最後、ノックをすることがためらわれた
このドアをノックしてしまったら、私という全てが崩れてしまうかもしれない
―怖い
だが、ノックをしなければ、きっともっと辛い形で崩壊が訪れる
最後に、最後に兄の私に宛てた言葉を聞きたい
―――コン、コン
ノックの音が響く
やや間があってから、兄の返事が聞こえた
「冬香…だな?入っていいよ」
心なしか、兄の声は怒りではなく、苦しそうに聞こえた
そして――――――
―――――――――私は、終わりと始まりのドアを開けた
>>702からの続きです
え〜っと…次回クライマックス予定?
もう少し続くけど
因みに兄、妹視点は今回で終わりで、次からはサードービューになります
ここまで長くやってしまうと流石にテンポ悪くて仕方無いですね
展開ベタベタだし
もし次回作を書く機会があれば、もう少し短くしようと思います
長くて大いに結構ヽ(´ー`)ノGJ!
視点が変わるのはなかなかいいですな。お互いの心情の食い違いみたいなのが明確に表現されていてすばらしい。GJ!
というわけで、次回作は自壊ネタでよろw
朝起きたら妹に、彼女が出来ていた。
朝起きたら妹に、子供が出来ていた。
ここって住人どれくらいいるんだろう?
GJレスの付き方見てると職人の数と読み手の数の比が1:2位に思えてくるんだが…
>>643 の続きです
夜ご飯を未夜にリクエストして、それじゃ部活にでも行くかぁ。なんて思ってた
俺は、未夜に買い物付き合って下さいと押し切られ、スーパーに向かう事になって
しまった。
週末に大会あるし、このままだとサボりじゃん! と気付いたのは学校から出て
十分ほど経った今だったりして、困惑を通り過ぎて開き直った挙句に360度回転
して困惑していたりする。
つまりは挙動不審者の仲間入りを果たしているわけだが、それでも未夜は俺の考え
を読み取ってくれない為に、そろそろ意見しないといけないかなぁ? って思う
わけですよ。
「あー。いやさ、未夜さん? 確かに私は夜ご飯をリクエストしましたけれども、
なんてーかあくまでリクエストであってですね? そこまで固執するモノでもない
のですよ。これが」
「………………意味不明ですけど?」
「つまりは、部活を休んでまで買い物に付き合う義理はないと云うことです。はい」
悪代官に黄金色のお菓子を献上する越後屋のような感じ。
もちろん俺が越後屋で、未夜が悪代官。
「…………兄さんの分、作りませんよ?」
「すみませんでした」
抵抗は一瞬で散りました。
生殺与奪を握られる怖さが理解できた気がします。月那よ、今日ほどお前を憎んだ
日もあるまい。ちょっとでも心配していたのさえ愚かな記憶だよ。くくく、今に見
ていろよぉ!
「…………兄さん、邪悪っぽいよ?」
「そうか?」
月那にそれ相当の報いを受けさせる為の罰を考えてただけなんですが。
「……うん。喩えるなら、地上の半分をやるから仲間になれって云う魔王並み」
「それは邪悪なのか?」
「………………すごく。要らないって云っても「ほんとうか?」って尋ねられて、要る
って云わないと物語が進まないの」
なんか、どこかの王様みたいだぞ。勇者まかせの王様みたいだぞ。
「あー。未夜の脳内が激しく見てみたいな」
「……見てどうするの?」
一種の比喩なんだけどな。
「未夜が何考えてるのか理解できる」
「………………出来ないと思いますけど? 兄さんは脳を見るだけで考えが判るん
ですか? 分かるんでしたら凄いですね。尊敬できますね」
いや、だから一種の比喩なんだって。真面目に答えられてもかなり困る。
それにその眼差しをヤメロ。なんか胸が痛くなる。
「あ、スーパーに着きました」
短いですが、投下しました。
ふとした疑問。
>>716 の言うように1:2だと思うのだが、これを待っててくれる人は果たしているのだろうか?
未夜って人気無い?
なんか、このSSの割合は1:1か1:0っぽいんだよな。
>>719 乙
読んで続き待ってる人は必ず居るぞヽ(´ー`)ノ
書き込まない人もいるのも忘れずにGJ!
722 :
轟天号:04/06/07 01:27 ID:iKp6HQvr
>>719 レスする人が特定なだけで レスしない人が大半だからね
そんなに心配しなさんな
>>719 壱:弐拾くらいではないでしょうか。
夜勤明けに此処覗かないと眠れなくなりました(W
楽しみにしておりやんす。
読者
ノシ
ノシ
職人側への転職を考えているが、料理が難しくて四苦八苦。
その間に突発屋氏に片っ端からネタ掬われるし(w
まぁネット社会でROMの方が圧倒的に多いのは古来からですからw
でも、一言書いて下さるだけでも凄く励みになります。
>>726 あわわ、悪いことしちゃったカナ? しちゃったカナ?
……と言いつつ次ネタ装填中だったりしてw
>>727 2回言うな。
でもSSは2回でも100回でも透過してw
期待してます(ペコリ)
>>662を材料に書いてみようとしたものの
妹萌えなんて欠片もないわ短編でまとめられないわこっぱずかしくって
筆が全然進まないは散々。
ホントハズカチイネ。コンナノトウコウデキナイドコロカカキキレナイヨ。
職人各位、ホントに乙です。マジすごいっす。
ノシ
毎日1回は見てるぞ
>>727>>729 職人の卵さんщ(゚Д゚ )щカマーン
思い立ったら吉日。とにかく一度投稿してみてはいかがですか?
きっと受け入れてもらえると思いますよ
私みたいなのでも許してもらえましたからw
ただ、どうしても先人にはかないません_| ̄|○
突発屋氏…質もペースも高すぎです_| ̄|○
>>713 自壊ネタはマジ勘弁してください_| ̄|○
鬱とか書き始めると自分が鬱になってしまうので…
ほのぼの系でお願いします
更に間違えた…
もうだめだ、吊ってきます
朝起きたら妹に、彼女が出来ていた。
「……………彼女?」
「………この度、早苗さんとお付き合いさせて頂くことになりました。
島崎愛理と申します………」
愛理、と名乗ったボブカットの大人しそうな子は、やや大げさに頭を下げた。
どちらかと言えば………というより俺的には結構可愛い子だと思うのだが。
「ほら、兄さんも挨拶してあげてよ!」
「………よ、よろしく。」
こんな可愛い子が何故に? というかウチの妹はレズだったのか?
日曜の朝、早くからドタドタと出かけていった早苗から『駅前のファミレス
で待つ。急行されたし!』とのメールで呼び出されて駆けつけてみればコレだ。
「付き合うって事は……その………恋人ってことなのか?」
「うん、まぁ、そんな感じ………かな。」
「………………(ぽっ)」
視線を反らしてポリポリと頬を掻く早苗と、耳まで真っ赤になって俯く愛理ちゃん。
それぞれミックスジュースとアイスミルクののグラスを前に置いて、俺の向かいに
並んで座る二人の反応は、なるほど出来立てのカップルそのものといえる。
………ただ、二人とも女の子というのが大きな問題なのだが………
「でね、兄さんに相談があるんだけど、さ?」
嫌な予感がする。実に嫌な予感だ。だが、聞かない訳にはいかない。
「こういうのって、周囲に認めて貰うの大変なの。出来れば秘密にしたいのよ。」
そりゃそうだろ。俺だって正直受け入れがたい気分なんだから。
「だからね、愛理は兄さんの彼女って事にしてくれない?」
「ごほっ、ごほごほごほごほっ!!」
「お、お兄さん! 大丈夫ですか?」
「だって、私達の関係だと、おおっぴらに外でイチャイチャできないでしょ?
だから、出来たら家の中で……その……色々したいんだけど………」
「ごめんなさい、私の家マンションだから、隠し事し難いんです……」
「……そうなの。だから私の紹介で付き合うことになった兄さんの彼女って事に
すれば、家に連れてきても安心じゃない? お父さんもお母さんも、そういうこと
は結構大らかだし、愛理の事も歓迎してくれると思うの。」
「………駄目でしょうか、お兄さん………?」
「………ダメ、とは言わないけど………無理があると思うよ?」
「えーっ、どこがぁ!?」
「大きな声を出すなよ。」まだまだ子供だな、こいつも「先ずだ、俺の、その…彼女
って事にすれば、家には入れると思う。じゃあ早苗、お前はどうするんだ?」
「ど、どうするって?」
「あらかじめ家で待っておく、って手はある。だが毎回そうするか? お前、俺の
妹なんだぞ? いくらクラスメート……で良いのか?……だとしても、毎回毎回俺と
愛理ちゃんの間に入ってくるのは正直不自然だと思う。それに、周りに俺達の嘘を
納得させようとしたら、当然だが俺と愛理ちゃんが仲良くしてるっていうかイチャつ
いてる所も見せないとマズイ。家の中だって、俺の部屋で二人……っていうのがどう
考えても普通だろ。俺は良いさ、愛理ちゃんは可愛いし一緒にいてもそれなりに楽しい
と思う。だけど愛理ちゃんはどうなんだろ? いくら双方合意の上での芝居って言っても
浮気には違いないよな? 愛理ちゃん、とても真面目そうな子に見えるけど、早苗が居る
家の中で、俺と過ごすのに罪悪感覚えない? あと、お袋が家に居る間は……なんてい
うか………その、所謂ラブトークとかエッチは難しい。早苗の部屋でしたいとは思うけど、
絶対外に声とか聞かさない自信あるか? それとも俺の部屋で俺が見てる前でするか?」
「あ、あう…………!」
「……………ぐすっ」
言いたくなかったが………って、あーあ。二人揃って涙ぐみやがって。
まったく、しょーがねぇなぁ………
「あーっ、泣くな泣くなっ! えーと、早苗?」
「………う、うん?」
そっと辺りの様子をうかがう。よしよし。ファミレスにしたのは正解だ。少々長居しても
平気だし、個々のボックス席が茶店より広めなので会話が周囲に漏れにくい。しかも常に
音楽を流しているので防音性も高い。朝だと客も少ないから店員も少ないしな。
「正直に答えて欲しいんだが、お前達、どのくらいまで進んでる?」
「っ!?」
「兄さん、何を…!」
「馬鹿、勘違いするな、真面目な質問だ!」この様子だと多分、早苗の方がリードしてる
だろう「具体的には答えなくても良いから……どこまで進んでる?」
「もうっ!」二人で目配せ、小さく頷く愛理ちゃん「……キスしながら……その。軽く
ぺぺ、ペッティングするくらい………かな………」
「………………(真っ赤っか)」
うわ、結構進んでやがる! そういや、雑誌か何かで同性愛っていうのは男女間ならではの
緊張感とか羞恥心が無い上に避妊の必要性がないから肉体関係への進展が凄く早いみたいな
ことも書いてあった様な記憶もあるが………早苗と愛理ちゃんが? キスしながら?
互いに愛撫? しかも性感帯を? やっぱ裸で? ということは、唇同士でピチャピチャ音
立てながら、相手の乳房を、こう………
「うわっ、兄さん鼻血が! 妹の胸見ながらナニ想像してんのよっ!!」
「きゃっ! お、お兄さん、これを……!」
「……………失礼。」
差し出されたティッシュを素直に受け取る俺
「……で、だ。」十分後、兄としての威厳を大幅に摩耗してしまった俺だったが、ここで良い
所見せれば、まだ挽回可能「正直、兄としてはお前達を容認したくない。同性愛を差別する
つもりはないが、少なくてもお前達の年齢じゃ恋愛経験自体が未熟すぎる。こう言うと気を悪
くするかも知れないけど、恋とか愛とか言う以前に錯覚というか仲良しの延長線上での恋愛ご
っこ、という可能性も否定できない。」
「に、兄さん! 私達は本気……」
「じゃあ、『絶対』と言い切れるか? その根拠は?」
「う、うぐ………!」
「さ、早苗ちゃぁん………!」
「な、泣かなくても大丈夫だよ、私達は本物だもん! 証拠を見せてやろうよ、ね、愛理?」
「え、証拠って早苗ちゃ……………んん!?」
「ん………んん………ん…」
両手で愛理ちゃんの頬を包んだ早苗が、強引に愛理ちゃんを自分の方に向かせて。
「ん……ん……んんんんっ」
手で口元をかくしてはいるが、頬肉が動いているので余計にエッチで…
「ん……ちゅる………ぴちゃ、ぺちゃ………ちゅるる……」
「あん……ちゅ、ちゅ………ちゅ……」
なに? 舌を絡める音? 唾液を吸い合う音? ン場所で? マジですかっ!?
うわ、やっぱり早苗が攻めてる。っていうか、なんつー色っぽい目をしやがるコイツ!
いままで子供だ子供だと思ってたが、何時の間にか女の顔に………
「れろ、れろれろ…ちゅぅぅぅぅぅぅっ! ちゅっ!」
「………あん。」
トロトロになって崩れ落ちた愛理ちゃん。一方、上気した顔の早苗は濡れた唇を舌で拭い…
「……どう、兄さん? 勃った?」
「………降参です。」
威厳どころか尊厳すら失いつつあった……
「いくつか、条件がある。」
「条件〜っ!?」うわ、疑わしそうな顔!
「駄目だよ早苗ちゃん、お話だけでも聞いてあげよう?」それ、微妙にフォローになってないし。
「先ずお前達、二人ともバイト始めろ。それも超健全なジャンルで。」
「バイト? お金が要るの?」
「なんのお金ですか……?」
「それはな、ごにょごにょごにょ………」
「ええーっ、ラブホ代っ!?」
「アホかっ、大声で言ったら耳打ちした意味ねーだろーがっ!」
「そ、そんなっ、私達、そんな所になんて………」
「その気持ちは判るが、家が留守になる時以外はラブホでするしかない。別に入ったからと言って
最後までせにゃならんという訳じゃないし、あそこほど安全な場所は無いだろ。休憩だったら料金
も知れてるし、割り勘にすりゃ負担と言うほどの額にもならないと思う。それから、出入りに関し
ては俺が車で送迎してやるから問題ない。確かに俺がオフの日って言う制限はあるが、中で思う存分
ベタベタ出来るぞ?」
「……………………」
「……………………」
「何も一生ラブホを使えと言ってる訳じゃないし、安全な時なら家でも良い。とにかく他のアイデア
が出るまでの繋ぎだ。プラトニックな関係ならともかく、そこまで進んじまったらたまに何処かで発
散しないとヤバい事にもなりかねない。どうだ早苗、もっと良い案が見つかるまで我慢できるか?」
「…………他の条件は………?」
「さっきも言ったが、『俺の彼女』というのは悪くない。だが、周囲にそれを認めさせるためには
愛理ちゃんは俺とも仲良くして貰う必要がある。時々一緒に出歩くとか、手を繋ぐとか、それなりの
デモンストレーションは絶対に必要だ。二人とも、それを許せるかな?」
「……まぁ、相手が兄さんだったら……」
「………早苗ちゃんが、許してくれたら………」
「おーけー。じゃ、最後の条件。」
「えー! まだあるのー!?」
「早苗ちゃんっ………!」
「………二人とも、絶対に自分たちの殻には閉じこもらないで欲しい。二人の事を否定は
しないけど、それでもちゃんと周囲を見て、話を聞いて、内に籠もった考え方だけにはな
らないでくれ。今の気持ちが本物だったら尚更、きちっと未来とか将来とか考えないとい
けないからな?」
「……………………」
「……………………」
「約束、してくれるかな?」
「……………………」
「……………………」
「………わかりました、お兄さん。ほら、早苗ちゃんも。」
「わーかーりーまーしーたー!」
「よしよし、じゃあ、気分直しに何か頼もうか? 二人のお祝いで今日は俺がおごるぞ?」
「え……いいんですか?」
「いいよいいよ、こう見えても一応は社会人だしね。」
「兄さんてば、調子良いんだから。でも、せっかくだからお祝いされちゃおっかなー♪」一瞬
で機嫌が直る早苗、調子良いのはお前だ「ところでさぁ?」
「ん?」
「話聞いてると、兄さん結構暇人だよね〜。兄さん彼女とかいないの、もしかして?」
「………………………………………………………」
「だ、駄目だよ早苗ちゃん! お兄さん、私で良かったら、時々お供させて頂きますから?」
「……だから愛理、それフォローになってないから……」
案外、長くなってしまいました。
やっぱ、三人で会話すると文章増えますね。
今後の勉強課題にシマス。
ちなみに私的な中の人は…
「早苗=金田まひるさん」
「愛理=北都南さん」
…で脳内変換されてます。
って、まんま「はにはに」ぢゃん!!w
742 :
713:04/06/07 21:28 ID:7PvMNNSa
>518氏
スマソwいやあ、「じかい」で変換したらたまたま出てきてwホントスマソ。
じゃあネタ。
朝起きたら妹に、俺のセッターを吸われていた。
>突発氏
相変わらずお上手ですな。ただ、一言言いたい。
3Pマダー?w(チンチン
冬香は、運命のドアを開けた
部屋のベッドには、彼の兄である和馬が腰掛けている
「…………」
冬香はドアを閉め、部屋の中心に歩み寄る
「…………」
しかし、二人は互いに黙り込んでいた
先に沈黙を破ったのは、冬香の方だった
「……お兄ちゃん」
「……………何だ?」
「私、嫌われちゃったよね」
一瞬、驚きを隠せず、和馬の顔が強張る
しかし、その言葉を否定しようとしても、冬香の言葉がそれを許さない
「朝…、変ないたずらしちゃって、本当に…ごめんなさい」
冬香はうつむき加減で喋り続ける
「本当にごめんなさい。でも…」
声が震えてきているのは、二人とも分かっていた
「お兄ちゃんに初めてを貰って欲しい…お兄ちゃんは悪ふざけって言ったけど
私は、私は本気だったんだよ…。私は…お兄ちゃんのことが好き。この気持ちは悪ふざけじゃない!」
冬香の心と声は泣いていたが、決して涙だけは流さなかった
これ以上兄を困らせてはいけないと思って、必死でこらえる
だが、彼女のそんな心の境界線は、和馬の行動によって一瞬にして決壊した
「……え?」
和馬は、ベッドから跳ねるようにして立ち上がり、冬香を抱きしめていた
「俺は…冬香のことが好きだ…妹ではなく、一人の女性としてだ!」
和馬はそう声を上げたかと思うと同時に、冬香の体を抱きしめていた
「……うそ?」
「嘘なものか!本当だ!今までは兄妹だからっていって、周りも自分も誤魔化してきた
でも…もう抑えられない!俺は…冬香のことが好きだ」
冬香の頬を涙が伝う
「今朝は本当にすまなかった。急にいろいろあったから驚いていたとはいえ
あんなに強くお前を否定しなくても良かったはずだった。本当に…すまなかった」
冬香を抱く腕にさらに力を込める
「お兄ちゃん…」
「俺を…許してくれるか?」
和馬が問う
冬香は、和馬の胸を押して、一歩だけ後ろに下がる
「冬…香?」
和馬の表情が暗くなるが、それも一瞬だった
「お兄ちゃん、お願い…………私の初めてを…貰って欲しいの」
「冬香…本当に俺で良いのか?俺を許してくれるのか?」
冬香は、涙で濡れた瞳を閉じ、和馬に抱きついた
冬香があけたドアは、ただのきっかけに過ぎなかった
本当は、とっくに全てが終わっていたのだ
そして、全ては新しく始まろうとしていたのだ
この二人の全ては――――――――――
「…落ち着いたか?」
「うん…」
あの後、冬香は急な緊張の波に耐えられなくなったのか、和馬に抱きつくと同時に気を失ってしまったのだ
そして、和馬が介抱しているうちに目を覚まし、今に至る
「ねぇ…お兄ちゃん?」
「ん?」
「さっきの約束…果たして欲しいの」
「お前…さっき気を失ったんだぞ?俺はおまえが好きだ、もうこの気持ちに嘘はつかない。だから、今日じゃなくても…」
「でも不安なの…。今日の半日、ずっとお兄ちゃんのことを考えてた…。ねぇ…苦しいの、お願い
私に傷を付けて、私をお兄ちゃんのものにして。私を安心させて欲しいの…お願い」
「本当に体は平気なのか?」
「うん………ねぇ、キスして」
「…………………」
和馬は、しばらく戸惑った後、ゆっくりと冬香の唇と自分の唇を重ねた
それはただ、本当に唇を重ねるだけの未熟なキス
だが、二人の兄妹という境界線を取り払うのには十分すぎた
「何というか…俺も初めてなんだ。だから上手く出来ないかも…」
「お互い様だよ…」
もう一度キスをする
今度はさっきよりも遙かに長い時間、お互い息をするのも忘れて互いを求め合った
「ぅん……」
一瞬、冬香が体を震わせる
和馬が冬香のジーンズを脱がしにかかったのだ
そして、ジーンズを脱がし終わると、右手で股の谷間をなぞり、左手でシャツ越しに胸を揉む
「んっ…はぁっ……あぁ……お、お兄ちゃん、私…胸があんまり無いから…」
「関係ないよ…俺は冬香が好きなんだ……俺の好みの女の子は冬香なんだから」
そう言って、和馬は強引にキスで冬香の口を塞ぐ
今度は互いを求めむさぼり合う、貪欲なディープキスで
「やっぱり…恥ずかしいな」
冬香はシャツを脱ぎ、ショーツを下ろしにかかるところだった
「朝はあんなに大胆になれたのに…どうしてだろうね?」
「朝は俺だって恥ずかしかったんだぞ?いや、毛が無い分今でも恥ずかしい」
和馬もトランクス一枚になっていた
そして、冬香がショーツを脱いだことを確認すると、冬香の細い体を抱き寄せ、右手で秘所を撫でる
「ふぁ…んんっ」
「冬香…可愛い」
「いやぁ…んんっ…恥ずかしいよぉ…」
今度は、胸に舌を這わす
「ひぃ…あぁぁぁ…お、お兄ちゃん」
冬香は快感に躰をのけ反らせ、甘い声をあげる
「ん…濡れてるな」
冬香の秘所は、既に最初のキスを交わしたときから水気を帯びていた
「はっ…あぁ、お兄ちゃんのも…もう」
冬香も負けじと、いきり立った和馬のモノをトランクス越しに撫でる
「うっ…」
妹の、細く美しい指で愛撫されるのがたまらないのか、和馬が声をあげる
「冬香…自分で指を入れたことは?」
「ん…無い」
その返事を聞くや否や、和馬は冬香の秘所に人差し指の先端を入れる
「ぅぁっ…………」
途端、冬香の躰が電気を流したように震え、抱きしめる力がより一層強くなった
「ぅんんっ…い、いやぁ…指じゃ無くて…ん………」
そして、消え入りそうな声でこうささやいた
「……お兄ちゃんがいい」
「冬香…本当にいいのか?」
和馬も冬香の耳元でささやく
「うん………私を、お兄ちゃんのものにして」
>>710からの続きです
え〜、ぶっちゃけ
>>745で終わらせてしまった方が話としてはすっきりしそうですが
やはりここはエロゲネタ板なので、お約束の展開に突入します
エッチなシーンを描くのは初めてなんで、あんまりエロくはないです
だからそんなに期待はしないでください
この後、お楽しみシーンとエピローグでラストです
明日か明後日に決着ですね
>>742 すいません
ネタを振っていただけるのは嬉しいのですが、今は時間の関係で、現行作を書くので手一杯です
ホント申し訳ありません
>>740 GJ!!!
ああ、その変換ヤヴァイヨ…。
茉理とちひろが漏れの脳内であんなコトとか…。
>>748 GJ!!!
うああ、ここで止めますかー(w
リアルタイムで読んでたんですが、えらく歯痒いもんですね。
剃られた兄者の…想像してチョトワラタ。
750 :
713:04/06/07 22:20 ID:7PvMNNSa
>518氏
(;´д`)ハァハァGJ!ネタ採用ならず残念だハァハァ。とりあえずハァハァ。
年下とか妹とか若い子ってええのー。と言う漏れはもうオサーンOTL
>>720-730 サンクス。慰めなれた。
ROMってる人も居るとは思ってるんだが、何もないと不安になるんだよな。
つまんないのはスルーが原則だし。尤も、他の職人さんたちは面白いから
スルーされてないわけで、んなもんだからちょっと愚痴ってしまった。スマソ。
突発屋氏、518氏GJ!
エロいなぁ。二つとも。えろえろー。
未夜はまだだよなぁ。現時点では考えてるけど月那も居るし。
てーか、まだ一日目終了してないから早く進めないと。
そんなわけで、ちょっと短い(前より少し長い)スーパー死闘編は23時30分
から投下予定です。
>>748 GJ!!
いよいよクライマックスですか。
ウチの鈴菜は………あるのか?w
>>749 「トゥー・ラビッツ」は結構良かったですねw
>>751 頑張ってださい♪
そろそろ次スレのことも考えた方がいいと思われ
たぶん、どこに次スレを建てるかとかで、かなりもめそうだ
>>749>>750>>752 ありがとうございます〜
実は、未だにエッチシーンは満足に筆が進まず、四分の三ほどしか書けてないんですw
でも明日の夜までには完成させます
出来の方は期待せずに待っていてください
>>751 ありがとうございます&私も楽しみにしております
私もずっとスルーされないかという恐怖と戦っています
というよりも、何度かスルーされた経験から言うとかなり怖いですよね…
お互い頑張りましょう!
>>719の続き
「――――人凄いな」
「………………タイムサービス中みたいです」
「こんなに主婦っているモンなんだなぁ」
目の前には卵を手に入れるために競い合うオバサンの姿。
少なく見積もっても三十人以上。
異質なオーラを放っている集団。目が血走ってるし。
「…………けれど、前より少ないかと思います」
さらりと物騒な発言をする未夜。
おいおい。どう見てもこれ以上人が入るの無理だろ。
ギュウギュウなんてのを通り越してるぞ。絶対潰される。
「……競い合う姿は美しい」
うっとりした表情で呟く声。背後から。
――突っ込みませんよ! ええ、突っ込みませんとも!
「…………こほん。それはそれとしてです。兄さん、ゴー」
気の抜けた声に指差した先には「特売! 卵一パック10円! 一回一個」のチラシ。
「――――――――――――――――――――え?」
「………………………………………………ゴー」
再び気の抜けた声でチラシを指差す未夜。本気ですか?
再び気の抜けた声でチラシを指差す未夜。本気ですか?
「本当に行かなきゃ駄目?」
「………………当然です。五回廻って貰う予定です」
「一回だけじゃ駄目?」
「…………五回」
「んじゃ、……くっ……二、回」
「…………五回」
「あー、多くして三回」
「…………五回」
「最後だ! 四回」
「…………五回」
取引にすら成りませんでした。
完全敗北です。ここに未夜能力辞典が追加されました。ちゃらちゃらちゃらー。「頑固」。
「逝ってきます」
「行ってらっしゃい」
ミュアンスが俺と未夜とで明らかに違ってるのは無視ですかそうですか。
「もうヤダ。主婦怖い。何だあの破壊力」
「…………兄さんご苦労様」
にこにことした笑顔で立っている未夜。
ごめん。今の俺には悪魔にしか見えません。
「………………四個ですか。手、抜きました?」
抜くかこの野郎! 卵手に入れてからレジ廻ってまた卵手に入れてレジ廻ってを
繰り返したんだぞ? 普通に死ねる。レジの姉ちゃんには、現れるたびに荒んでい
く俺がありありと見えたに違いない。
「はぁはぁ。もうやだ。帰る」
「…………そうですね。帰りましょう」
「は?」
「………………兄さんが四個卵買っているうちに、必要な材料は買いました。後
は家に帰って料理するだけです」
はいどうぞ、と未夜がジュースを取り出す。
「さんきゅ」
悪魔から天使に変わった未夜に、心の中で拝みながらジュースを飲み干す。
「……早いですねぇ」
「喉渇いてんの。あの熱気のせいで汗ダラダラになったし」
「…………そうでしたか?」
「やばいな、アレは。二、三分しか居ないのに脳がくらくらする」
「………………はぁ」
解せないなぁ、なんて表情に滲ませた未夜は、引いていたカートから荷物を取り
出し、カートをしまった。――兄としてはやっぱり持たないといけないよなぁ。
「未夜。俺が持つからソレ、よこせ」
「…………え? いいですよ。持てますし。兄さんに其処まではさせられません」
む。未夜にこき使われてた印象だったけど、未夜はしっかりとした基準を持って
こき使ってたらしい。まぁ、しっかりとした基準を持ってこき使かわれてもキツイ
のには変わりないんですが。
「いいからいいから」
さっと未夜から荷物を奪う。――アレ?
「未夜。なんか卵多くない?」
「………………多くないですよ?」
や、そう言われても四個以上あるように見えるのですが。
「卵、何個あるんだ?」
「……十ニ個ですけど」
「俺は四個しか買ってないが」
「…………私が八個買いましたし」
へ? なにそれ?
俺が卵を四個買う間に未夜は八個(二倍!)買って、しかも夕食の材料まで買ったわけ?
「………………不思議ですよね。なんで兄さんは四個しか買えなかったんでしょう?」
俺は未夜のほうが不思議だよ。……はぁ。
いろいろミスってる_| ̄|○スマソ
突発屋氏、518氏も頑張って下さいな。
朝起きたら妹に、
>>759 GJです!
主婦怖いでお茶吹きましたw
ぐあ、ミスった。
>>748 GJ!
うー、こんないいところで止めるなんて待ちきれない…
>>759 同じくGJ!
競い合う姿は美しい、がツボに嵌った。
朝起きたら妹に 、 を付けられていた
藤岡宏さんは自分がまだまだ発展途上だという意味をこめて藤岡宏、に改名したんだってさ
758氏518氏突発屋氏GJです
758氏そろそろトップリをつけてみては、といってみる
ネタストック、朝起きてみると妹が、いつものように俺に跨がり腰をつかっていた
兄「いい球を投げようと思うのなら腰をうまく使うんだ!」
妹「こッ…こうかなッ?えいッ!!!トルネ――(ry」
「うっ…そ、そこ! あ、気持ちいい! あ、あ、あ〜!」
腰から突き上げるような快楽に、悲鳴にも似た喘ぎが口から漏れる。
「あ。そんなに強く…だめ! ううぅ。はぁ!」
適確に感じるツボをついてくるテクニックの前に、もう理性は崩れる寸前だった。
「そ、そんなところを強く!? うあ、もう…もう、ダメ〜〜!!」
「お兄ちゃん、お願いだから、気持ち悪い声出さないでくれない?」
「ん? だって、いつもおまえの指圧うまいからさ」
「そうかなぁ? やっぱ、腰を使って体重をかけて指圧するのがポイント?」
うつ伏せになった俺の背中にまたがった妹が、えへんと胸を張る。
「まあ、とにかく次はもう少し上のところも頼む。昨日、重いものの持ち上げて、腰が
つらいんだわ」
「OK〜♪ あとでお小遣いちょうだいね」
兄「次は俺のマッサージで昇天してみるか?」
妹「そのやらしい言い方やめなよ…」
兄「とりあえず経絡秘孔でも突いてみるかな〜」
妹「あぁっ!指が自分の意思に反して動く!!」
兄「んん〜〜?間違えたかな?」
妹「な…なにを!!」
妹「どけ!!」
妹「その足を治す秘孔はこれだ」
ベッドに冬香が横たわる
和馬は、その美しい肢体に完全に目を奪われていた
冬香は体つきの良い方ではないが、何か言葉で表せないような美しさを持っていた
言葉で表すのも難しい、本能で感じ取るような美しさ
無理に言い表すならば、汚れたものは触れることすら叶わない、神と悪魔の芸術作品
「ねぇ…お兄ちゃん。最後のキスをして欲しいの」
その言葉が、冬香に見とれていた和馬を現実へと引き戻す
「最後の?」
「そう………私たちがまだ兄妹だったときの、最後のキス」
きっとここでキスをすれば、後戻りなんて出来ない
だが、二人に後戻りなどという選択は、あのドアを開けたときから存在しなかった
「んっ………………」
兄妹として最後のキス
昔を名残惜しむように、新しい関係の自分たちを祝うように、ゆっくりと…
「冬香……………いくぞ」
「うん…」
「いいか、痛かったら絶対に言うんだぞ?」
「……うん、分かった」
自分の限界まで反り立ったモノを、冬香の一番敏感なところにあてる
「んっ……お兄ちゃん」
そして、十分に潤っていることを再度確認すると、その先端を冬香の中に沈める
「ふあぁぁっっっ!」
「っく!」
キツイ
今まで、何者の侵入も許したことの無かった冬香の膣は、想像以上にキツかった
それでも、和馬は少しずつ少しずつ、冬香の中に自分を埋めていく
「…っ、あっあぁぁぁ、んっっっっ」
異物の侵入に、冬香の表情が苦痛に歪む
だがその表情は、決して痛みによる苦痛だけで歪められたものではない
長年好きだった人と一つになれるという、喜びに満ちた苦痛だった
「ふぁっ…ゃぁぁ……っ」
冬香の中へ、徐々に和馬が沈んでいく
和馬と冬香のつなぎ目を伝う、目を焼くほどの赤い鮮血
破瓜の苦痛に顔を歪ませ、躰を震えさせながらも和馬を見つめる冬香の優しい視線
全てが悲痛で、全てが愛おしくて、和馬は冬香にキスをする
「んっ………はぁ……」
兄妹でなくなって、初めてのキス
二人は互いに、互いの唇を求めた
「冬香……一気にいくぞ」
「ふぁぁぁっ……んっ、お…お兄ちゃん…あぁ……きて…」
和馬は意を決めて、一気に冬香の膣に自分の欲望を押し込む
「んっ…ぁ……………はっ…ぁぁぁぁぁぁ!」
冬香の躰を和馬が貫く
「はぁ…はぁ…冬香、全部入った…」
「んっ…あぁ…お兄ちゃんを感じるよぉ…………」
冬香は泣いていた
痛いからではない
愛する人を自分が受け止めた、その気持ちの高ぶりからである
「お兄ちゃん……動いて…いいよ」
「平気……なのか?」
正直な所、和馬は冬香の中に腰を沈めているだけでも果ててしまいそうだった
だが、女が苦痛に苦しんでいるのに、男が一人だけ果ててしまうのも無様だ
「なるべく痛くないように…………気持ちよくするから」
そう言って、和馬はゆっくりと腰を引いていく
脊髄を撫でられたような、ゾクゾクする感覚が背中の中を走り抜け、和馬は体を震わせる
「んぁっ……ぃぁ………あぁぁっ」
苦痛か、はたまた快感か、冬香は体を痺れさせ、ぴくぴくと震える
和馬がゆっくりと引き抜いた逸物は、愛液と鮮血にまみれ、テラテラと卑猥に輝いている
そして、抜ける直前まで来ると、再びゆっくりと冬香の中にその欲望を沈めていく
冬香の膣に、もう一度自身を沈めると、引き抜いたときとは違う快感が和馬を襲う
「うわ…あぁぁぁぁ」
情けなくも声を上げてしまう
「うぁっ…はぁ…はぁ……くっ……あぁぁっ…んぁっ」
冬香も快感を感じ始めているのか、甘く、艶のかかった声を発する
「冬香……ぁぁ」
「ふぁっ…あん……ぃぃ…んっ……あぁぁ、お兄ちゃんっ」
引き抜いて、沈めてのストロークが徐々に速くなっていく
「あっ…あっ…あっ…あぁ……お…お兄ちゃん…気持ちいいよぉ…」
冬香の喘ぎ声は、苦痛の悲鳴から、徐々に快感に支配されていく
「はっ…あっ…あぁ…んっ…はぁ……あぁぁ」
「くっ…冬香………冬香ぁ!」
和馬が必死に冬香の名を叫ぶ
冬香を手に入れたときから、既に彼の快感は限界をとうに超していた
冬香もまた、苦痛と喜びの快感に身をよじらせ、達しようとしていた
「はぁ…あぁん……お…お兄ちゃん……あたし…もう…あん…あぁぁ」
「お、俺も…もう………冬香…出すぞ!」
「きて……お兄ちゃんのを…中で………ぁん…ぁ…くぅぅぅ」
和馬は抑えきれない射精感を感じ、逸物を冬香の最も深いところにたたきつける
「うっ…あぁ……冬香ぁぁ!」
たたきつけた瞬間、和馬の欲望が勢いよく冬香の中に注がれる
「あっ…あぁ…あぁぁぁぁっっっっ………」
和馬の精を胎内感じると同時に、強くつよく和馬を抱きしめ、 冬香は今までで最も激しく
最も美しく体を震わせ、その精がもたらす快感を抑えきれずに絶頂を迎える
そして、そのまま糸が切れたかのように脱力をする
そんな冬香の姿を見て、和馬は冬香にキスをする
二人は抱き合ったまま、その行為の余韻に酔い続けていた
…………………――――――――――
「なぁ…冬香」
「なぁに?お兄ちゃん」
「一体、いつ頃から俺のことを…?」
「………正確には分からない。でも、多分生まれたときからずっと」
「そうか……」
「お兄ちゃんは?」
「俺も正確には分からない。もしかしたら、物心が付いた頃からかもしれないし……」
「そっか………ふふっ」
「正直、冬香が同じ学校に通うって言い始めた頃…一緒に登校するって言い出した頃、少し焦ってたんだ」
「…………どうして?」
「自分を誤魔化してはいたけれど、俺は冬香が好きだった。だから毎朝一緒に学校に行っていたら……」
「我慢できなくなってた?」
「それもあるかもしれないし……何より、冬香に気持ちを気づかれるのが嫌だった…だから少し煙たい顔をしてた」
「………そっか、そうだったんだ…………………」
「冬香……どうして今朝はあんな事を?」
「……最初は正直どうしてあんな事をしたのか分からなかった。本当は私のだけを剃るつもりだったんだ」
「…………………………………」
「でもね、やっぱり心の何処かでお兄ちゃんを独占したいって気持ちが強かった
だからお兄ちゃんが他の女の人に見せられないように……って思ってやったのかもしれない……でも…」
「………でも?」
「ううん、やっぱり何でもない」
「そうか……………今なら何となく…本当に何となくだけど分かる気がするよ」
「ねぇ、お兄ちゃん………お父さんとお母さんには何て説明するの?」
「…………………………あぁ、どうしたものか」
「あのさ、正直に『恋人同士になりました』って言っちゃわない?」
「おい、流石にそれは……」
「私、お父さんとお母さんに嘘つくのは嫌だな……それに、もし怒られたからって何か変わるの?」
「……………そうだな、何も変わらないな」
「そうだよ、それにきっと二人も許してくれるよ、多分渋々だけど………ね、キスして」
そのまま二人は一晩中語り明ける。互いを二度と離さないようにと体を抱き合ったまま……――――――
―Epilogue―
数日後、両親が揃って帰宅した
俺と冬香との関係を打ち明けると、始めこそ驚いていたが
しばらく難しい顔で考えた後、『お互いに後悔の無いように』と言い、関係を容認してくれた
その後、生活面でも大きな変化が出た
インターハイ予選を敗退し、青春を全て掛けたバスケット部を引退した
親友であり、悪友である小松秋人に可愛い彼女が出来た
共にコートで戦った部活のキャプテンにも彼女が出来たそうだ
進学に向けて本格的に勉強も始めたし、志望校も選び始めた
そして何よりも変わったのは、今まで後ろから付いてくるだけだった少女と
今では隣に並んで手を繋ぎ、共に人生の道を歩いていることだ
この先、きっと常人には理解できない困難が待ち受けているだろう
だが、法や倫理が許さなくても、俺たちはきっとこの手を離さない
生まれて以来望み続けたこの幸せを、俺は二度と手放すつもりはない
同じベッドの中で、妹であり、恋人である少女が眠っている
朝起きたら妹に、「おはよう」と言えるその幸せを、俺は二度と忘れたくない
――――THE END
>>764-772の流れの腰を折ってしまった…
激しく罪悪感、スイマセン
>>747からの続きです
長期連載「ミッシング」はこれで完結です
長かったですが、付き合ってくれた皆さん、本当にありがとうございます
そして、本当に申し訳ないです
エロシーンなのにあんまりエロく感じないですね
やっぱり私の腕に大いに問題があるわけですが、誰かエロくする方法教えてください
次回作は……もし書いてくれと希望を頂ければ、挑戦してみようかと思っていますが
今のところプロットも何も決まっていません
一応「ミッシング」の中に、今までの大喜利ネタとの伏線を数個張ってあるのですが(誰も気づかなかったみたいですがw)
その伏線を書いてみても面白そうです
最後に、執筆の励みとかにもなるので、全体を通した批評を頂ければ嬉しいです
本当にありがとうございました
朝起きたら妹が、同人作家になっていた。
おお…
綺麗に纏まってる…
GJですヽ(´ー`)ノ
GJ!
ぜひほかの作品も書いてほすぃ・・・
>>769-772を見て、普段の友人との会話
友「じゃあ俺帰るわ」
俺「天に?」
てぃーりー
あーべし
∧‖∧
忘れてた…∧‖∧
>518氏
GJ!お疲れです。次回も期待しております。やはりまとめ方も上手ですね。
とりあえずはゆっくり休んでください。
では吊ってきます∧‖∧ノシ
784 :
1/2:04/06/08 23:49 ID:idoXG/LI
>>779 「お兄ちゃん。ちょっと聞きたいことがあるんだけど……」
朝起きたら、いつの間にか部屋にいた妹が、そう尋ねてきた。
実はエロゲマニアな僕が言うのもなんだけど、妹はちょっとオタっぽいのが珠に瑕な
女の子だ。いまどきメガネにおさげという天然記念物に指定した方が良いくらいの文学
少女。まあ、こういうのが良いって奴もいるんだが、それはあくまで一部の奴ら。
現実の学生の中では、こういう自分を主張しないタイプは、はっきり言って友達が少
ない。主張しすぎる奴も敬遠されるけど、それはそれである意味クラスメイトに覚えても
らえるからいい。だけど、妹は本当にひっそりとしていて、いてもいなくても変わらないタ
イプの女の子だ。
「あの……。ホントは、他の人に聞いた方が良いと思うんだけど…その。あたし、聞ける
人いないし……。で、お兄ちゃんなら、いいかな?って思って……」
そんな妹に、こんなことを言われれば、断れるわけもない。
できれば、がんばって友達作って欲しいけど、生まれてからこれまで付き合ってきた
経験から、とてもじゃないがそんなことは無理だってわかっている。
だいいち、僕だって友達が多いってわけじゃないし、僕が言っても説得力なんてまるで
ないもん。
「僕で教えられることがあれば、聞いていいよ」
「あ、ありがとう……」
うつむき加減だった顔をあげ、うるんだ瞳で微笑む妹に、僕はちょっとだけドキドキする。
でも、これはお兄ちゃんとして、妹の手助けができるから嬉しいんだよ。ホントだって。
確かに、妹はすっごくかわいいと思う。髪なんておさげじゃなく、きちんとセットして、ちょっ
とメイクをすれば、とんでもない美少女になると思う。いや、絶対そうだって。
だけど、妹は妹。それ以上でもないし、それ以下でもない。うん。そうだよね。そうに決
まっているじゃん!
「それで、何を聞きたいの?」
785 :
2/2:04/06/08 23:51 ID:idoXG/LI
妹は軽く握った拳を胸元に寄せると、頬を赤く染め、恥らうように視線をそらす。
うっ、ちょっとかわいいかも(汗)
「あの、あのね……」
ずいぶんと迷ってから、ようやく意を決した妹が顔を上げ、震える唇から言葉を投げた。
「お尻に入れられるってどういう感じ?」
……はぁ?
お尻に入れられるって、何をでつか?
「こ、これなんだけど……」
手渡されたのは、数枚の紙。
紙はいくつかにコマ割りされ、その中ではまだ下書きなのか、鉛筆のラフ描きだけど、
明らかに全裸になったふたりが絡み合っているとしか思えない絵が描かれている。
いや、僕だってエッチなものに興味がある歳だよ。秘密だけど、今僕が乗っているベッ
ドの下には、こっそり手に入れたエッチな本だって何冊もある。
でもね、でもね。そんな僕のコレクションとそれは大きく違っていた。だって――
全裸でからみあっているふたりは胸が真っ平ら!
しかも股間にナニとしか思えないものがついているんだ!?
「あのね、やっぱり最初は痛いのかな? それとも、その、最初っから気持ちいいの?
それとそれと、それってどんな感じなのかな?」
呆然としている僕は、必死に問いかける妹の言葉をさえぎって、逆に問いかける。
「こ、これは?」
「うん。あの……今度の夏に出そうかと思ってるんだけど。その、コ○ケに」
妹よ。おまえは、やおい同人作家でつか!?
朝起きたら妹が同人作家だったキターーーーーーーーーーー!!1!!!!1!!!
>>758の続きですが、番外編みたいなもんです。
秦高から徒歩七分。路地を抜けて住宅地に入って公園を抜けた先。
こう説明すると大体の人が「遠くない?」と不思議な顔をする。
徒歩七分だよ? 近いも近い。走れば三分も掛かんないだろうし。
「三日に一回来ないと禁断症状起きるからねー。やっぱり活字中毒かなー、わたしー」
ぱらぱらと本を捲りながら呟く。ぱらぱらと言っても「読んでいる」のでは
なく「見ている」だけ。分かりやすく言うなら、瞬間丸暗記とでも言おうか。
それにプラスして、私は記憶が薄れると言う事が無い。良いことも悪いこと
も、どんなに忘れたい過去でさえも。
記憶には二種類あると聞いたことがある。
一つは、空ろで忘れてしまう記憶。
一つは、確かで忘れることがない記憶。
例えば食事の内容。一週間前の夕食を覚えている人なんてそうそう居ない。
例えば大怪我の内容。骨折した人がその経緯を忘れていることなんて無い。
人はそのバランスで成り立っている。辛いことがあっても、その記憶を忘れる
ことで平穏を取り戻す。嬉しいことがあったら、その記憶を忘れても、再び挑戦
してその「嬉しいこと」を繰り返す為の原動力になる。
ならば、その忘却を忘れてしまった人はどうなるのか。
その事実がここにある。
神童なんて呼ばれるけど、それはあくまで他人と圧倒的に違うから。
能天気。マイペース。自分の世界を作っている。なんて云われても、そうしないと
自分が保てないから。
ぼろぼろになって崩れかかっているつり橋が、何時壊れるのか私は不安でしょうがない。
それに、そのつり橋は補強するのが不可能ときている。一体どうすればいいのか。
誰か教えて欲しい。
「あー、ネガティブ思想はどっか行けー」
ぶるぶるを頭を震わせて気分転換。わたしには未夜だっておにいちゃんだって居る。
二人は何処にも行かない。少なくとも、わたしが大人になるまでは。
だったら、こんなことを考えるのは未夜にもおにいちゃんにも失礼と言うものだ。
しっかりしないと。不安になっても仕方がない。
「あっと。時間、時間っと」
ポケットから携帯を取り出して時間確認。
――午後五時二十八分。
良い時間帯かもしれない。大体三十冊くらい「目を通した」から、後は家に帰ろう。
いつものように一冊100円の無難な小説を選んで買う。好きなだけ立ち見させて
もらっているのだ。本の一冊買わないでは失礼にも程があると云うもの。
「ありがとうございましたー」
アルバイトと思われる若い男の人のあいさつを後目に、わたしは古本屋から家に向かった。
月那が出番なさすぎなのでちょっと登場。
月那のイメージは月。名前どおりですけど.
>>764 トリップはなんか嫌いなんですよねぇ。
強制感が出ると云うかなんというか。我侭ですけど、許してください。
やっぱり楽しまないと。
518氏完結乙。
親の反応が気になる漏れは完璧オヤジですか?
最後は急ぎ足っぽかったけど綺麗に纏まってます。GJ!
>>784 乙。眼鏡おやげキター(AA略
二度目の気になったこと。
朝起きたら妹「が」ってスレ的にOK?
だったら幅広がりますね。
そういや、おいらもトリップ付け忘れていた。ずいぶんと久しぶりだったもので。
トリップつけた方が管理する人も楽らしいんでつけたけど、強制感も否定しないっすね
そりゃもう、そう簡単には書けなくなります(汗
追伸、例の続きもそろそろ書きます。ってもうみんな忘れてるよなぁ(汗
>>789 一応付けたし
>親の反応が気になる漏れは完璧オヤジですか?
は容認した後にどんなふうになったかと言う意味です。
やっぱり――(妄想中
改稿多すぎ
>>789 吊ってくる
>>791 GJです!
まぁ、容認したその後は…ご想像にお任せしますw
518氏
お疲れ様でしたm(__)m
綺麗に大団円という感じですね。
エロも自分としては充分(´Д`)ハァハァしました(W
次回作も楽しみにしてます。
>>739から続きますw
あれから半年、妹のアブノーマルな恋愛は………順調に進んでいた。
正直、面倒臭い制約を付けて『お前達の関係は、世間一般から見てヘン!』と
意識させた上で手間がかかる逢い引きを続けさせていけば自然と冷めていくだ
ろうと踏んでいたのだが、どうしてどうして粘り強いカップルである。
早苗は件のファミレスで、愛理はその近くのケーキ屋でバイトを始め、普段は
親友同士を装って健全なデート(早苗談)を楽しみながら月数回のラブホでの
親密な時間も両立させている。
しかも、本格的に付き合いだして数週間後に早苗はお袋に頼み込んで料理の勉強
を始めたりもしている。『お昼休みに、二人でお弁当の食べさせっことかするん
だも〜ん♪』というのが理由だそうだ。また便宜上俺の彼女となった愛理も、
その謙虚で真面目な性格や、家事全般をそつなくこなすという万能ぶりを発揮し
て親父やお袋に非常に気に入られている。
「お母さんがね、『こんな良い子を紹介した早苗に感謝しなさいよ!』だってさ?」
「………私も『来週辺りにお嫁に来ない?』って言われましたけど……」
「お父さんだって、『コイツを尻に敷いてやってくれ』とか言ってるし。」
「そう言えば、お兄さんにも『早く向こうの親御さんに挨拶しておけ』なんていって
ましたね、くすくす。」
「ねぇ兄さん、いっそのこと愛理と結婚しちゃいなよ? そしたら愛理と一緒に住
めるし、お風呂一緒したりして二人の時間だって増えるのになぁ。ねぇ愛理だって
そう思うでしょ、ちゅっ!」
「やんっ♪ どうしますか、お・に・い・さ・ん?」
「…………頼むから、俺の恋愛とセックスライフを根こそぎ奪わないでくれ………」
「さ、お兄さん、座って下さい。」
そんなある日、毎度の如く二人を連れて行ったラブホにて、俺は二人に手を引かれる
ままに部屋の中へ、更にバスルームへと引っ張り込まれて剥がされていた。
「考えてみたら、兄さんってばボランティアなんだよね。だから、ちょっと還元♪」
「というか、お礼がしたいんです。二人でご奉仕させて頂きますね?」
とタオルを腰に巻いた俺をイスに座らせた二人は、いつの間にか水着姿。早苗は薄い
オレンジに白い縁取りのセパレート、胸元にロゴかマークが入ってるんだが俺には
さっぱりわからん。そして愛理はオーソドックスな白いワンピース。可愛いでしょ?
とモデルよろしくターンしてみせる早苗に、恥ずかしいですから………と上目遣いに
両の腕を前で組んでナチュラルに隠す愛理、実に対照的な二人だ。水着のデザインが
関係しているのかどうかは不明だが、こうしてみると早苗の方が胸がある。
「…………じゃねーだろっ!?」
なにげにやばい! いや、絶対にやばいシュチだこれは!!
「なになに、恥ずかしいの兄さん? 謝ったら解放してあげても良いよぉ?」
「早苗ったら! 遠慮なさらずに、ほんの気持ちですから。」
「いや、しかし、これは………!!」
「おやー? 聞きました奥さん? この人年頃の可愛い女の子二人に恥をかかすつもり
ですよ? ホント、甲斐性がない兄ですね〜?」」
「そんな言い方したら駄目だよ、ほんとに体を洗って差し上げるだけですから………」
「まぁ、そこまで言うなら…………って、何故に目隠しをしようとするお前ら!」
「密着しますから、その、なんていうか………」
「水着なんだから、半分裸みたいなものなんだもん。いくら兄さんでも間近でジロシロ
見られたりしたら、ちょっとヤだしー。」
「とか言いながら目隠しを二重にするな! っつーか恥ずかしかったら他のアイデアに
しろっ! っつーか妙なこと考えるなーっ!!」
「もう遅いモンねーっ。えへへー、お客さん、ここ初めてですかぁ?」
「だーーーーーっ、早苗、どこでンな事覚えてくるっ!?」
何も見えないというのは、予想以上に不安というかコワイ。特にこの二人はタダモノでは
ない。男と付き合った経験が無い(と思う)だけに、偏った性知識で何をしでかすのか
見当も付かないのだ。
「本で読んだだけだよー。もぉ兄さん大袈裟だなー。」
「でも楽しそう。私も今度お父さんに言ってみようかな………お湯、かけますね?」
「いや愛理、それ父さんがショック死するから………っとと?」
「えと……熱かったですか?」
「いや、見えないからちょっと、驚いただけだ。」
程良い温度の湯浴び。二人の位置関係は全然解らないが、この優しげな声と湯のかけ方から
察するに愛理が後ろにいるらしい。
「大丈夫みたいだね。んじゃ、そろそろ行くよー。」
「失礼しますね?」
ごしごしごし……という程ではないソフトな力加減で、前後からスポンジで上半身を満遍なく
擦られる。こういう場所だからそれ専用のスポンジとか石けんとかボディソープがある訳で、
やはり普通に自分で洗うより遙かに気持ちが良い。それに二人が使ってる香水かトリートメ
ントか、なにか良い香りが俺の周囲を漂ってる。
「………どうですか、痛くないですか?」
「痒いトコとか、どんどん言ってね?」
「いや全然大丈夫。はー極楽極楽………」
「くすくすくす。お兄さん、うちのお父さんみたい。」
「いや愛理、それちょっと傷つくから……」
「だって、ホントに親父臭い……あ、バンザイして?」
体中に泡を塗り付けられてゆく感触が結構悪くない。当初はどうなることかと思ったが、
これなら大歓迎………とまではいかなくても今迄の苦労が報われる様な………
「………っと、よーし、泡塗り付け完了!」
「んと、こっちも良いみたい。」
…………………………………………え?
「えへへっ。こっからが本番だからね、兄さん?」
……なんだ、その悪巧み全開の嬉しそうな声は!?
「お兄さん、じっとしてて、くださいね?」
ああ、あああああ愛理まで! 今度はなにを…………
『じゃ、せーのっ!!』
むにゅっ!
「@&<%$@#¥/>*+〜〜〜〜っ!?」
バンザイした格好のまま両腕は前後から掴まれて固定。そして背中と胸に………
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」
「んしょ、んん、んん、んん………」
「む……胸っ!?」
「んっ、んっ、んっ………ど、どう? 兄さん?」
「はぁ、はぁ、き、気持ち、良いですか? はぁ、はぁ………」
只でさえサラサラと肌触り抜群のスイムフォーム。その布越しに少し固さを残した弾力と、
体温と、微かな突起の感触と、動きに合わせて形を変える柔らかさが………
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!」
やばい、やばい! やばいやばいやばいやばいやばい!
変な声出さない様に歯を食いしばるだけ精一杯です俺!!
「はっ、はっ、あ、兄さん感じてるっ! 愛理、ギアチェンジっ!」
「んっ、んっ、んっ……うん!」
「うっわぁーーーーーーーー!!」
この上、更に加速しますかお前ら!
しかも範囲がだんだん広がってるぞ!!
「はっ、はっ、はっ、はっ………!」
うわ、乱れた熱い息が首筋とか耳元に。
しかも…そ、そんなに激しく動いたら、セパレートのブラが、だんだんずれて………?
まっ、まずいだろ早苗っ、気付よおいっ!!
「さ、ささ、早苗ッ!」
「兄さん、兄さん………」
…………ぷるん!
「!!!!!!!!!!!!!!!!!」
うわっプニプニっ、マジ柔らけー、それに乳首勃ってる!
「じゃなくて早苗、胸っ! 胸っ!!」
なんつー感触。泡の助けを借り汗で濡れた早苗の素肌は、この世のモノとは思えない
滑らかさで俺の上で踊る。目が見えない分、触覚が異様に敏感に………
「ん、んん、んん、んん、ん………!」
円を描く様に体を揺らし、俺の胸板で固くなった乳首を転がす妹の口からは何時の間にか
甘い吐息が。もはやヤバイとか言うレベルじゃなくなってきてる。
「うふふ、駄目ですよお兄さん? そうなっちゃったら、もう何も聞こえませんから♪」
うわ、なんかその声も恐っ!!
「じゃあ、私も………失礼させて頂きますね………?」
それは確認とか了承とかじゃなくって宣言の響き。スッと背中から愛理の感触が消える。
だがわかってる。きっと愛理もワンピースの肩紐を外して………
「………お兄さん………」
ぴと!
「私も、気持ち良くしてくださいね?」
すーりすーりすーりすーり、と予想通りの感触が背中に。だが、愛理の動きは早苗と違って
一方的というかガムシャラではない。やや薄い胸だが、どちらかというと胸と乳首で俺を
愛撫してるというか、自分の体を俺に味わせようとしている押しつけ加減だ。早苗のは自分
の快感に没頭している単なるオナニーだが、愛理のは………
「んんん………んんんん…………」
もう手遅れだし………と開き直った途端に二人の様子が冷静に感じられる様になってきた。
円形に動く早苗、大きく楕円形に体全体を使う愛理、現状が余りに異常な為か相手が妹だと
か妹の彼女だとかと言った事実さえ容易に受け入れてしまう。気持ちいい、今迄想像すら
していなかった気持ちよさだ。その快感に身を委ねると、不思議と落ち着く。そうだ、これ
は双方合意の行為なんだ。いや、どちらかというと俺は被害者側だ。だから気にしなくても
いいんだ。そうだ、このまま………
「うふふっ、お・に・い・さ・ん?」
「うふふっ、お・に・い・さ・ん?」
もう人工物の香りはしない。代わりに二人の少女から発散される酸っぱい様な甘い様な
匂いが辺りに充満している。頭の中が説けてゆく様なその空気の中、愛理の小さくて
細くて柔らかい手が、俺のモノをそっと包んだ。
「………熱くて、固ぁい。こんなになって………」
ぬるっ、と泡まみれの手が上下に動き始める。
「私の手で、イッてくださいね? 早苗の体に、いっぱぁいかけてくださいね?」
小さな手、それも片手。しかもテクニックなど無い上下運動。しかし、クラクラと
する匂いと二人の胸の感触と………
「ちゅ………ちゅっ………ほら、早苗もしてあげて?」
「………うん……ぺろ、ぺろ、ぺろ………」
………ヌルヌルと這う早苗の舌。チロチロと小刻みに刺激を与える愛理の舌。肩を首を
舐める二つの舌が交互に送り込んでくる快感に誘発され自分でも信じられない速度で
射精感が湧き上がってくる。
「お兄さん、お兄さん……!」
愛理の声が遠く響く。目隠しをされ、腕を固定され、動くことさえ出来ず、しかも拙い
愛撫のみ。しかしもう止まらない。俺と早苗と愛理、三人の鼓動と激しい息づかいが
シンクロしてゆく様な錯覚、そして………
「お兄さんっ!!」ぎゅ〜!
「痛たたたたた…………って、あれ?」
………そして俺は目を覚ました。
「くすくす。お兄さん、思ってたよりもお寝坊さんなんですね?」
ちゅ、と優しい声と共に頬に愛理の唇の感触。
「もうすぐ時間ですよ。それとも延長………しますか?」
ゆっくりと覚醒する意識、そして認識される現実と記憶。ああ、そうか………
「いや、もうそろそろ出よう。早苗に疑われるといけないし。」
「……はい、お兄さん。」
甘える様に身を寄せていた愛理がゆっくりと体を起こす。スレンダーな愛理の裸体。
抱きしめたら折れてしまいそうな妹の恋人。穏やかな微笑みを浮かべていたその顔が、
あるモノを発見した。
「………お兄さん、あれだけ……その……したのに、またですか?」
「あ………」やば、夢の所為で「………朝立ち……なんだよ。」
「………もう夕方です!」呆れた、と言いたげな声。
「ごめん…」素直に謝ってしまう俺。これも夢の所為、夢の中に早苗まで登場させて
しまった後ろめたさ
「………お仕事と私達の事で疲れているんじゃないでしょうか?」そんな俺の様子に
何かを感じ取った愛理が心配そうな顔に「やっぱり延長しましょう。膝枕して差し上げます
から、もう少しお休みになって下さい。」
「いや、でも寝るだけだったら………」見上げた天井、そこに張られた大きなガラスに
写る俺と愛理。妹と同じ年の小柄な少女、恋人芝居だった筈なのに関係を持ってしまった
早苗の恋人、鏡の中で心配そうに俺を見下ろす愛理の姿を見ていると、やはり聞きたく
なってしまう。「………俺達のこと、早苗が知ったらショックだろうな………」
「だと思います。でも……」俺の胸に頬を寄せる様に再び横になる愛理「……喧嘩に
なっても、きっと仲直りできると思います。だってファーストキスも処女も捧げ合った
間柄なんですよ?」
うわ、凄いことサラリと笑顔で言うし!
「お兄さんの言うとおり、まだ私達には自分の感情を『愛』と呼ぶ自信がありません。
でも本当に大切だと思っていますし、早苗からも同じ想いを感じることが出来ます。
それに早苗だって、お兄さんにとても感謝していますよ。最初で唯一の理解者で協力者
なんですもの、大好きにならない筈ないじゃないですか?」
「………じゃ、こうしてくれてるのは『感謝』とか『お返し』なのかな?」
「もう、お兄さんは。」くすくすくす、と笑いながら愛理がゆっくりと移動する「言葉
だけじゃ不安なんですね。だったら、目を閉じてじっとしててください。残りの時間は、
私の想いを体で感じさせてあげますから………」
あーん、という小さな声と共に俺が愛理の口に包まれてゆく。
あれから半年、妹のアブノーマルな恋愛は………更に加速し始めていた。
ソフトですが、一応3Pということで・・・だめですか?w
次スレですが、確かにそろそろ考えた方が良いような………
>>789 GJ!!
キャラ立ても終わったようですし、そろそろ本格始動ですか?
楽しませて頂いてます。
518氏
お疲れ様でした。
かなりのハイペースだったのでお疲れだと思います。
一休みされて、更にグッダーなアイデアを温めてください。
……ども、大喜利は読みたいカナ? 読みたいカナ?
>>785 これって、このままAFに持ち込み可ですね。
続き、いかがですか?w
>>802 GJ&ありがとうございます
エロいです!エロいです!勃ちました!
かなり続きが楽しみです!
↑トリップ付け忘れの常習犯です
何度も申し訳ない…
>>790 試験終わったんや。待ってたぜ。続き頑張ってくれ。
個人的には80たんの文章はトリップなくても分かるな。
>>794-802 素晴らしくエロ過ぎで(*゚∀゚)=3ムッハー
ごっつぁんでした(*´Д`*) もちろん続きはあるんですよね?
>次スレ
『朝起きたら妹に、その3』 をそのまま立てるに1票
>>790 お帰りなさいです。
ずっとお待ちしておりました。続きマジ期待しています。
>>794-802 エロエロだ(*゚∀゚)ハァハァハァ
―PRELUDE
親友の語るところによれば俺は、「頭も顔も悪くなく、運動も出来るのにモテない不思議な奴」だそうだ
実際問題…自分で言うのも何だが、俺は女の子にモテた試しが無い
更に親友はこう続ける
「もっと他人に対して口数増やして、愛想良くしてればいいんじゃないか?」、と
自分では意識していないが、俺は近寄りがたいオーラを出しているらしい
確かに口数は少ないが、別に自分は愛想を悪くしてるつもりはないし、怖い顔をしてもいない
なのに女の子は、俺には近づいてこない
まぁ、趣味がオタクっぽいというのが原因のほとんどだろう
実際、第二情報処理室を拠点とした「コンピュータ同好会」の部長もやっている
だが、それなりにオシャレには気を遣っているし、不可解な行動もしてない
なのに何でこうもモテないんだろうか?
………やっぱりオーラかな?
それとも、友人が気を遣って言ってくれてるだけで、実際はかなりヤバイ顔とか?
自分では十人並みだとは思っているんだが…違うのか?
そんなこんなで悩んでいたある日、親友がこう持ち出した
「お前と話したがってる下級生の女の子が居るんだが……話してみる気、あるか?」
持つべきものはモテモテの親友だ
俺はその話にのってみることにした
思えば、その紹介こそが俺の全ての始まりだった……
―PRELUDE OUT
新章のプレリュードです
予定されてる話は、
>>592の昔話です
今回は、前回みたいにデュアルアングルではなく、主人公主観の一直線小説の予定です
あくまで予定ですが
そろそろ新スレ移行の話が出ているようですが、私はこのまま葱板にある方がいいです
というより、他の板に移動したら、探すのが面倒で離脱しそうです
あと、最近少し思うんです…
ここの職人さんが集まって、HPを設立したら面白そうだな、と
まぁ無理な話なんで、聞き流してください
>>810 期待に添えるよう頑張ります
HPの話は、まとめさんではなく発表の場としてという感じで…
マジ聞き流してください
>>183からの続き
「はぁ……」
死にたい。もう、死にたいよ。
いったい、なにが悪かったんだろう?
ただあのガイキチな妹から腐った詩集を奪うだけのはずだったのに、気づけば校内生
放送で妹を襲う鬼畜になってしまっていた。いったい、どうして?
確かに、あのときの会話だけつなげてみると――。
「ああ、お兄様!? な、なにを?」
「うるさい! おとなしくしろ!!」
「そんな。いきなり……」
「こらっ! おとなしくしろ!」
「いや! そんな。何をするんですか!?」
「抵抗するんじゃない!」
「俺の言うことなら何でも聞くんだろ!」
「で、でも。こんなことダメですわ」
「ダメッ! そんなにひっぱたら、破けちゃいます!」
「馬鹿! そのつもりなんだよ! こんなの破ってやる!」
「ダメぇ〜!」
「そ、そんな、ひどいです。へ、変になっちゃう(涙)」
「変にしてんだよ!」
「いやぁ(涙)。もう、グチャグチャになっちゃう」
「いやっ! お願いです。許してください。乱暴しないで……! それだけは!!」
「ダメだ! あきらめろ!」
……き、鬼畜だ!!
やばいです。これは誰が聞いたって、抵抗する妹の服を引き裂いて凌辱する兄貴の
犯行生中継! 俺が聞いたってそう思います。
でも、事実は違うんだよ! みんな信じてくれ!
いや。みんなじゃなくていい。せめて綾乃ちゃんだけでも信じてください。
「でもなぁ……」
思い出すのは、顔を真っ赤にして怒り狂う綾乃ちゃんの顔。
ああ、もう最悪だよ。
「お兄様、どうなされたんですの?」
俺がどん底まで落ち込んでいるというのに、能天気な妹の声。ったく、誰のせいで、こ
んな不幸な目にあっていると思っているんだか、この妹は。
「さっきから、ため息ばかりおつきになられて。ダメですわ。ため息ひとつで、幸せがひ
とつ逃げてしまうって言いますもの」
いや。おまえそのものが、俺から幸せを奪っているのですが。
「でも、それを防ぐ方法がありますのをご存知ですか、お兄様?」
「……いや。知らない」
ホントは、知ってるよ!
おまえという不幸の元凶を取り除くこと!
ああ、はっきりとこれが言えたら、どんなに良いことか。
「はぁ……」
と、特大のため息をもらす。
「こうやるんですわ、お兄様」
そう言うなり、うつむき気味だった俺の首に妹は両腕を回す。
やばっ! これは朝の再来か!?
目をつぶった妹の唇が迫ってくるのを俺は必死で首を曲げて回避する。
「……あら?」
頬に妹の濡れた唇のあたる感触。妹の奴も、予想外の感触につぶっていた目を開け
て、意外な声を上げる。
ふっ。いつもいつもやられてばかりいると思うなよ!
はたから見れば情けない勝利に酔いしれる俺。だが、俺の顔を妹はガチッと掴むと、
無理やり自分の方に向け、再びキスをせまる。
「えいっ!」
「ふんぬっ!」
顔面の筋肉を酷使して、唇を捻じ曲げ、妹の唇を回避! 成功!
「おまえは、何をいきなりキスしようとしてるんだ?」
「うふふ。だって、お兄様がため息なんてついていらっしゃるから。ご存知ありません?
ため息で逃げた幸せは、キスで取り戻せるんですわよ」
「そんなの知らない。遠慮する」
「ああ、お兄様。遠慮なんてなさらなくても……」
そういう妹の目は、樹上から獲物を見下ろす女豹! こいつ絶対に狙ってます!
「……えいっ!」
「ふんぬっ!」
再びキスをしようとする妹と、それをかわす俺。
「…………えいっ! えいっ!」
「ふんっ! ふんっ!」
「えいっ! えいっ! えいっ! ええいっ!!」
「ふん! ふん! ふん! ふんぬ!!」
さすがの妹も、今度ばかりはそう簡単には唇を奪えないと覚ったようだ。
「くっ……。さすがですわ、お兄様」
なぜか、運命の宿敵と向かい合う女格闘家のようなことを言う奴だ。
いくらでもツッコミを入れてやりたいところだが、今の俺はそれどころではない。
「? お兄様? どうなされたんですか?」
そう尋ねる妹に、両手で頬を押さえたながら俺は、こう言った。
「……頬がつった」
ああ。まだ唇から頬の筋肉が、ピクピクと痙攣しているよ。
両頬を自分でマッサージしながら、またため息をもらした。
「もう、お兄様ったら、ため息ばかり」
いや。だから、おまえがその原因だって。
「それに、ひどいですわ。わたくしとのキスをさけるだなんて」
ったく。ようやくこの妹も、俺が嫌がっているのに気づいたか?
そう思ったとたん、いきなり妹が俺の胸の中にしなだれかかると、なぜか俺の胸板に
人差し指で「の」の字を書き始めた。
「もう、人を焦らすだなんて、意地悪なお兄様♡」
って、ちがぁ〜〜うっ!!
疲れる。
マジで、疲れる。
この妹、本気で誰かどうにかしてくれよ(涙)
「そういえば、ここってどこだよ?」
綾乃ちゃんに殴られたショックで物思いにふけ込んでしまっていた俺は、いまさらなが
ら、自分のいる場所に注意を向けた。
柔らかな日差しを浴びる新緑の木々。その間を抜ける遊歩道。そして、木陰には木製
のベンチ。
どこかの公園みたいなところだけど、いくら物思いにふけていたとはいえ、そんなに遠
くまで歩いた気はしない。それに振り返ると、すぐ後ろには校舎がそびえ立っている。
「うふふ。たまには気分を変えて、お外でランチをと思いまして」
気分を変えるのには異論は無い。まあ、外でランチにするのも悪くない。
だけど、ここは……。
ものすごい勢いで視線を周囲に走らせる。
すると、さっきは見落としていたけど、ほとんどの遊歩道のベンチは男女が一組ずつ
腰を下ろしてお弁当を食べている。それに、木陰では同じく男女が肩を寄せ合い、何だ
か別世界を形成しているようです。そして、極めつけはどういうわけか茂みが激しく動い
ています! って、今一瞬だけど女性の生足が宙をかいていましたよ、ママン!!
「なあ、ここってまさか……」
「ええ。学校の中庭ですわよ、お兄様」
中庭って、あの校内のバカップルの聖地じゃありませんかぁ!!
ごめんなさい、綾乃ちゃん。君と一緒に前に、妹と来ちゃいました(涙)。
ずいぶんとご無沙汰している、後ろの処女を奪われた兄のシリーズです。
というか、書いている自分すらキャラクターを忘れてしまって大変でした
まだ、見捨てずに待っていてくれた人がいたので何とか書き上げましたが
ちょっとテンションが低いかな?
このシリーズもあとわずかなので、もうちょっとだけ付き合ってください。
とにかく
>>805氏と
>>807氏、待たせてすいませんでした
∧_∧
( ´∀`)
_φ___⊂)_
/旦/三/ /|
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |
| 試験明け |/
80たん氏
復帰おめでとうございます!
続き、期待して良いですよね!?
>>817 ってきりあれで終わったと思ってたら、キター
80たん氏、待っていました!
ってかこの後ろ処女シリーズ大好きなんですよ
GJです!
>>809 おお、新シリーズですかー。
とりあえず激しく期待ってことで、待ってますー。
>>817 待望の続き、部屋で笑いかみ殺しながら読ませていただきました。
やっぱ最高です。
朝起きたら妹に、「お姉ちゃんの処女、頂戴?」と言われた。
これもエロゲネタでは無いのですが、良い話が浮かんだので………
申し訳ありませんが、ご承知の上で読んで頂ければ幸いです。
朝起きたら妹に………
「今日は兄さんの16歳の誕生日。王様に挨拶に伺う日だったでしょう」
………と言われた。
「………ああ、ありがとう。」
朝の瞑想の為の座禅を解き、振り返った先には黒髪の少女。
「あ……ごめんなさい。朝ご飯に来ないから、てっきり………」
戸口に立つ彼女の名前は、イリナ。昨日初めて会った僕の双子の妹。
可憐というか、線の細い外観をしているが、その体でルパ(この地方で
飼育している採乳用の家畜)の世話を全部引き受けているのだと言うから
驚きだ。きっと、芯の強い娘なのだろうと思う。
「いや、構わないよ。」
コルサントは何もかもが人工物で埋め尽くされた都会だが、ここは違う。
自然の空気、自然の水、自然の日光、そして自然の動植物で溢れている。
人口も少なく文明が殆ど手を付けていない不便な田舎の村だが、ここが僕の
生まれ故郷だと知ってとても嬉しかった。この村を包んでいる素朴で優しい
時間が、記憶にもないのにとても懐かしく思える。
「あの……それでお兄さん、朝ご飯は?」
「ああ、頂くよ。師匠は?」
「タイチさんはお散歩に行かれたみたい。もう戻られると思うけど。」
「それなら大丈夫だ。師匠は時間を守る方だからね。」
「じゃ、じゃあ、先に支度しておくね?」
半ば逃げる様に部屋をあとにしたイリナ。
仕方がない。仕来りとは言え、15年ぶり……というよりは生まれて
初めて会ったに等しい兄だ。他人並みに緊張するのが当然といえる。
僕だって、自分とそっくりな顔を見るまでは兄妹が居るという事実さえ
しっくり来なかった。そして、今日が終われば、また………
『きゃ……!』
だが、僕の思考は家の外から流れ込んできたイリナの気の乱れで中断された。
ただごとじゃない。胴着のまま剣を掴んで走り出す!
「……お兄さんっ!」
家から飛び出した僕。そこから10メートルほど離れたルパ小屋の前でイリナが
数人の……恐らく……余所者らしき屈強な男達に囲まれ乱暴に腕を握られていた。
捻り上げられた右手には棍棒の様な物。恐らくそれで反撃を試みたと思うのだが。
「おっと『お兄ちゃん』、俺達ぁ村の用心棒代の徴収に来ただけだぜぇ?」
妹の腕を握る男が、こちらを見下した様な顔で笑う。きっと僕一人なので多勢に
無勢で簡単に言うことを聞かせられると信じているに違いない。
「嘘よっ、勝手に居座って村のみんなから無理矢理取ってるだけじゃないっ!」
男が手に力を込める。思わず『痛い』と漏らすイリナ。
いますぐ助けねば。だが………
『無闇に先を急ぐのは愚か者だ。まず、現状(いま)をしっかりと把握しなさい。』
「……はい、師匠…」
呼吸を整えて周囲の気を探る。イリナの側に四人、そして………居た!
僕の背後、家の陰に一人、更に反対側の木陰にも二人。僕への悪意……僕を
狙おうとする意志が静かに移動しているのが感じられる。きっと昨日まで見たこと
のない若い男が現れたので一応の警戒はしているようだ。
どうやら全員、火器で武装している。だが、そんなのは全くの無駄だ。
「……イリナ、その男が言っていることは嘘なんだね?」
「は、はいっ!!」
痛みを堪え、しっかりとした瞳で僕を見つめるイリナ。本当に強い子だ。
「妹は、あなた達が嘘を付いていると言っている……」
一歩、また一歩とイリナへ、男達へと近づく。
「……すぐに妹を放しなさい!」
「なんだとっ、ふざけるなっ!!」
それが合図だったのか、僕の左右から悪意が一斉に飛びかかってくる。
どうやら最初から火器を使うつもりではないようだ。
『倒すことが勝利ではない。制圧するだけで良いのだ。我らは守護者なのだから。」
「はい、師匠。」
意識を集中し、全身に力を巡らせる。それだけで、もう敵の動きは完全に見える。
そう、たとえ視界に入っていなくても全てを『感じる』ことが出来るのだから。
ぶんっ、と真後ろから襲ってきた拳を避け、片手で掴んで投げ飛ばす。最初の一人は
僕の手首の動きだけで数メートル飛ばされ地面に叩き付けられ動かなくなる。
ぶんっ、ぶんっ、次は二人。腰を屈めて攻撃を回避し、振り返りながら肘を一人目の
胸に当て、続けて回し蹴りを二人目の脇腹をお見舞いする。『力』を使った打撃なので
体の打撲や内蔵へのダメージも無い。しかし不自然な程の長距離まではじき飛ばされた
二人は、やはり衝撃で気を失い動かなくなる。
「な…………!?」
この程度なら造作もない。僕は再びイリナを助ける為に歩き始める、落ち着き払って。
「もう一度だけ警告する。いますぐ妹を放しなさい。」
その距離は数メートル。男達は震えている。
「な…なんなんだこいつはーっ!?」
残った四人が一斉に腰の火器を抜く。レイガンだ!
そして、ゆっくりと歩み寄る僕に向けて引き金を……
「お兄さんっ!!」
次の瞬間、兄の手が懐へと伸び、目にも止まらぬ速さで剣を抜いた。
私も初めて見た。いや、この村の人たちや、この男達でさえ見たことが無いだろう。
伝説の武器。守護者の象徴。兄が抜いた剣の名は………!
「ライトセイバー!!」
まるで男達が撃つ前から軌跡が見えていた様に、柄から生まれた光の刃がレイガンから
放たれる光線を次々と弾く。表情一つ変えずに、私の目だけを見ながら歩み寄る兄。
男達は私から手を放し必死に銃を撃ち続けるが、一発すら兄に届かない。片手で構えた
ライトセイバーを軽く左右に振るだけで、彼らの攻撃は全て防がれてしまうのだ。
「こいつ、ジェダイ……!!」
それが男達の最後の台詞になった。適わないと気付いた男達がひるんだ瞬間を逃さず、
兄は文字通り瞬く間に男達の銃を全て両断し、残った片手で四人を倒した。
「そこまで!」
その声に振り返る兄。いつから居たのか兄の視線の先には散歩帰りのタイチさんが。
「……師匠。」
膝をつき、頭を垂れる兄。その側まで歩み寄ったタイチさんは、気絶している者や
体を二つに折って呻いてる者達を一通り眺めた後、改めて兄に視線を戻した。
「まだまだ修行が足りぬ。最初の三人までは良しとしよう。だが他の者達は危害を
加えずとも追い返せたであろう。奴等に銃を抜かせ、お前も剣を抜いた、だがそれは
お前の妹が撃たれる危険性や流れ弾を受ける恐れ、更に逆上した奴等が彼女に乱暴
をはたらく可能性を増しただけに過ぎぬ。」
「……はい、師匠。」
「結果が良ければ良いというものではない。全てを見、全てを考えて行動せねばな?」
「……はい、師匠。」
従順にタイチさんに従う兄。だが私はなんだか腹が立ってきた。兄は私を助けたでは
ないか、それも七人もの男達の手から。少しは褒めても良いのではないだろうか?
兄は私にとって英雄だ。そんな兄を叱るだけのタイチさんがなんだか許せなくなってきた。
「タ…………」
「………だが」と、意味ありげな流し目と共に片手で私を制したタイチさん「久しぶり
に痛快なモノを見せて貰った。実によい気分だ。私は先に戻る、お前は妹君から感謝
と尊敬の言葉を存分に頂戴してから来なさい。」
それだけ言い残すと、ぶらりぶらりとした足取りで家へと戻ってゆくタイチさん。
「ほれ、気が付いたのなら急ぎ去るが良い。我らジェダイは裁き手でも処刑者でもあ
らず。だが善なるものを己が歪んだ欲望で傷つけようとする者には容赦はないぞ?」
あたふたと逃げ出す男達。
「大丈夫かい? 怪我は、していないかい?」
立ち上がった兄、その穏やかな笑みが凄く嬉しくて……
「ありがとう、お兄さん!」
私は、精一杯のありがとうと共に兄の首に抱きついていた。
一気に書き上げたので、かなり荒い仕上がりですが…w
次回は、鈴菜タンの話を書きたいなぁと思っています。
>>803>>806 スミマセン。
流石に複数シリーズの同時進行は……(汗
>806
次スレは鼬害議論を避けるため、「エロゲ的なお話」という枕をタイトルに含める事を提案
>>829 【エロゲネタ】朝起きたら妹に、その3
てか?
俺に財力があれば…!
皆さんの珠玉の作品をゲームないしアニメ化して世に出すのになぁ
2ちゃんねるだけに留めておくのは余りに勿体ない…
意欲はあれど金は無くorz
金が無いのは首が無いのと一緒だねぇ
スレ汚しスマソ
久しぶりに来てみたら職人さん増えてますねえ。
GK!
GKってなんだよ・・・_| ̄|○
God Kick
「……………はぁ!?」
とある日の昼下がり。部活を引退した親友が、妹を連れて部室に遊びに来たのだが、今日ほど真剣に日付
を再確認したくなった日は後にも先にも無いだろう。しかも、残念なことに何度確認してその日は4月1日で
は無かった。
「お前と…冬香ちゃんが恋人関係に!?」
聞き間違えたかと思い、親友に再度確認するが、どうやら聞き間違えでは無かった様だ。
「そうだ。冬香と話した結果、お前と眞美ちゃんには話しておこうと思ってな」
「な、何でまた?」
何でまたつきあい始めたのか、と言う意味合いと何でまた俺に言うんだという意味合いと、二つの意味を
込めた質問だったが、前者は無視されたらしい。
「お前のその反応を見れば分かるように、兄妹が恋人関係に陥るのは世間的には好ましく無い。だが、お互
い親友に隠し通すのも後ろめたいし、何と言っても協力者がいた方が何かと便利だろう?」
どうやら我が親友は、俺のことを相当買ってくれているらしい。まぁ、誰に話そうという気もさらさら無
いし、要は俺は無害だと判断されたんだろう。だがしかし、それにしても驚いた。重度のシスコンだとは
思っていた(本人は無自覚らしいが)が、本当に妹と恋仲になるとは………大和和馬恐るべし。
「まぁ、誰にも話さないし、二人のことは可能な限り応援するよ」
その回答に満足したのか、親友は「ありがとう」と言って、妹と揃って一礼を寄越す。二人の姿が本当に
恋人同士に見えて(実際そうなんだけど)、何だか凄く微笑ましかった。
「で、今日の用事はそれだけか?」
「いや、知っての通り、この間から俺は時間を持て余す暇人になってしまったわけだ。だから今日はしばらく
ここで遊んでく。それと、あと三つばかり伝えることがある。いい話と、普通の話と、悪い話だ」
「……悪い話から順に聞こうか」
いい話と悪い話があるんなら、俺は悪い話から聞くことにしている。なぜなら、話である以上、既にそれ
は起きた後の事だから、どちらから聞いても話の内容は変わらない。それに、悪い話の後にいい話を聞いた
方が、いい話を聞いた後に悪い話を聞くよりもダメージが少ないからだ。いい話を悪い話でかき消されるよ
り、悪い話をいい話で誤魔化し他方が後味が良いとも言うだろう。
「まぁ、そう言うと思ったよ。じゃあ悪い話からいこうか。学校のメインサーバーの調子が悪いらしいんだ
が、SEがちょうど休暇を取っていてな、代わりにお前にメンテナンスを頼みたいんだとよ By技術課」
「……人を何だと思ってやがるんだ」
うちの学校のサーバーはなかなか大掛かりで、専属のSEが付いている。しかし、どうやらSEのおっさんは休
暇中のようだ……何でこんな時期に休暇とってんだよ。
「次、普通の話だ。これは個人的な用件だけど、この間の約束覚えてるよな?」
「……………あぁ、VGA貸してくれってやつね」
「そう、借りに来た」
「好きにしてくれ」
この部の顧問はなかなかに理解のある奴で、結構な額の予算を好きなようにさせてくれる。従って、好きな
ようにPCをいじってテスト出来るのだが、部品が余ることもしばしばである。その事をいいことに、コイツ
はたまにPCの部品を借りていくのだ。
「で、いい話ってのは?」
「ああ、これは飛びっきりのいい話だぞ?何たってお前がずっと欲しがってたものが手に入るかもしれない
んだからな」
「俺が……欲しがってたもの?」
何だ?
「二年生の伊藤夏織って女の子がな、お前とお話がしたいって」
「…………はい?」
俺、何か下級生に文句言われるような事したっけ?
「鈍い奴だな……お前に気があるって言ってたんだよ」
「何ぃ!?」
俺に…気のある女の子!?
「この間直接話したけど、かなり可愛い子だったなぁ…性格も良さそうだったし」
うわ、その台詞言った途端に冬香ちゃんの顔つきがかなり怖くなったぞ?
「とにかくだ、会ってみる気…あるか?」
ヤキモチを妬く冬香ちゃんに少しビビリながら和馬が尋ねてくる。勿論俺に断る理由なんてないし、むし
ろ和馬から見ての可愛い子だったら結構なレベルだろう。
「よろしくお願いする。で、俺はどうしたら良いんだ?」
「『もし来ていただけるなら、明日図書室のC-3ブロックの閲覧机で待っています』と言っていたな」
「そうか……ありがとう」
C-3ブロック…確か新書が大量に保管されてるブロックだったな。
うちの学校の図書室は洒落にならないくらい広い。何と言っても四階のワンフロアぶち抜きだ。図書室の
中で迷子になる一年生も毎年出るくらいである。オシャレにしようと思ったのか、非常に面倒な内部構造を
しているのが迷子を生む主たる原因だろう。便宜上、図書室の中は置いてある本によってブロック分けして
ある。Cのブロックは古今東西の小説を大量に置いてあるブロックだ。その中でも3は、比較的新しめの小説
を置いているところで、3,4,5の棚は全部新書版のサイズの本が置いてある。因みに文庫本は1と2だ。
それからしばらく部室で遊んでいると、生徒の下校時刻になったため、俺たちは学校を後にした。家に
帰ってからも正直俺は、自分に惚れてくれる女の子が居たという時点でかなり舞い上がっていた。明日学校
に行くのが楽しみな日ってのは小学生の頃以来ではないだろうか?などと考えながら、その日は眠りに就いた。
>>808のプレリュードから派生するエピソードです
この間とは改行のしかたを変えているので、別の意味で読みにくいかもしれませんが
主人公主観の説明的な文を書くにはこっちの方がいいので、許してください
今回は、四スレずつ投下するとかは決めないので、日によって量が変わると思います
それも許してください
話自体は
>>592の昔話です
時間軸は「ミッシング」とほぼ同じ時間です
と言うよりも、「ミッシング」を読んでいただければ、今回の主人公が誰かはすぐに分かると思います
お粗末なものですが、ニューエピソードをお楽しみ頂ければ幸いです
>>突発屋氏
GJです!
ジェダイ…スター(検閲削除)もといSF、いやファンタジー系ですね?
ファンタジー系もいいセンスしてますね!流石です
私も書いてみようかな…ファンタジー系
朝起きたら妹に、とんでもない事実を突きつけられた
「今日が………日曜日?」
「まさかお兄ちゃん、平日と間違えてた?」
事の発端はついさっき。いつも通り学校に行く前に飯を食うため、リビングに降りてきたら
妹がゲームをしていた。「お前、平日の朝っぱらから何やってんだ?」と問うと、「お兄ちゃ
んこそ、日曜の朝っぱらに目を覚ますなんて珍しいね」なんて言ってきた。どうやら今日は
日曜日で、俺が平日と勘違いしていたらしい。
「和馬の奴、明日とか言ってやがったよな………」
昨日は「後にも先にもない」と言っていたが、まさかこんなに早く来るとは。そう思いながら
日付を確認すると、やっぱり今日は日曜日だった。
「何で昨日の時点で気づかなかったかなぁ…… はぁ」
クールに振る舞っていたが、よっぽど舞い上がっていたに違いない。和馬の奴、絶対に俺が
朝になって気づくと践んでおちょくりやがったな…。
学校の主要な教室は、入り口で生徒証のチェックさえ受ければ、休日でも利用できる。勿論
図書室も例外ではない。ただ困ったことに、待ち合わせの時間が分からないことには何時に家
を出ればいいのか分からない。
「まさか朝から待ってるなんて事は無いよな…」
よし、昼を食べてから学校に行こう。そうと決まったらまず朝飯だ。
「おい、未央。俺の朝飯は?」
「お兄ちゃん、いっつも十時半くらいに起きてきて『朝飯要らない』って言うから休みの日は作って
ないよ?」
そう言えばそんなことを言っていた気がする。まぁいいや。
「お兄ちゃん、お昼から出かけるの?」
「何で知ってるんだよ?」
「さっき『朝から待ってるなんて事は無いよな』って言ってたじゃん。出かけるの?」
「昼飯食ったらな」
「………彼女?」
「近からず遠からずってとこだ」
「お兄ちゃん、モテないもんね」
「大きなお世話だ」
休日の学校は静かだ。運動部が使う体育館は、特別棟の向こうにあるグラウンドの
更に向こうだから、音なんて殆ど聞こえない。
読書にはうってつけの日だろう。日曜日ってのは。
入り口でのチェックの際に、ついでだから第二情報処理室の使用許可も取っておく。
早く話が済んでしまったら、そっちへ行って
やり残したことをやろうと思ったのだ。後から考えれば、何とも無駄なことをしたものだ。
図書室に入ると、独特の本の香りが鼻を刺激する。俺も和馬も、このにおいが好き
なので、毎日この場所には足を向けている。もっぱら昼飯を食うためではあるが、
勿論本も読む。
C-3ブロックの閲覧席に着くと、そこには先客が居た。いや、先客なんて言い方は
おかしいかもしれない。正確には、俺がここへ来ることを知っていて、それを待っていた人だ。
「伊藤夏織さん?」
近づきながら声を掛ける。我が校の女子生徒用標準服を身に纏った、小柄で可愛らしい
女の子だった。和馬が言っていた『なかなか』なんてもんじゃない。もの凄く可愛い子だ。
「はい、伊藤です……先輩、わざわざお忙しいところ、私のためなんかにありがとうございます」
その透き通ったような声が、礼儀正しい彼女の口調によく似合っていて、余計に可愛く
見えてしまう。ダークグリーンの制服、小柄な体格、白い肌、さらさらの黒いミドルヘア、どこから
見ても美しい。こんなに可愛い子が、本当に俺なんかに?
「あの…、先輩。どうぞお座りになってください」
唖然と立ちつくす俺を見て、彼女が促す。「あぁ」と軽く生返事をして、席に着こうとしたのだが、
その時、視界の片隅にあるものが映った。
「もしかして…朝からここにいたの?」
視界に映ったものは、小さなお弁当箱。今ちょうど12時25分だから、食後すぐだろう。
「はい……」
「ごめん、今日の時間が分からなくて…」
平日だと勘違いしたことは言わなかった。恥ずかしいから。
「いえ、私こそ正確に時間を言わないで…申し訳ありません。気を遣わせてしまって」
申し訳ないのはこっちだ。朝から女の子を待たすなんて……俺って最悪だな。そう思いながら席に着く。
「それで、俺に話というのは?」
う〜ん、24時間スルーは結構悲しい
>>837からの続きです
ちょっと今回はペース遅めに
妹の活躍(?)までにはもう少し時間がかかるかも
人がいるのかいないのかよくわからないな(;´Д`)
GJ!
>>841 見てる香具師はいっぱいいると思うからガンガレ
>841
GJ!いつも見てます。
このスレも容量やばそうになってきたんで、次スレたてようとしてけどダメダタ。
誰かお願い。
【エロゲネタ】は要らない気が
要らないと思う。
職人さん達に余計なプレッシャーかかりそうだし。
学園ソドムとは・・・
1998年に緊急リリースされた「木綿のパンツが似合う女の子たちとSMするゲーム」・・・・
と言えば、勘の良い方ならこの作品に込められたPILのメッセージがわかるかもしれません。
フルボイス、HSS(恥ずかしい台セリフを言わせちゃうシステム)搭載!
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あぁ〜そういうゲームなのか・・・ orz
>>518氏
スマソ!
そろそろ容量的にマジやばいので待機中。
単独投下ご苦労様です。
…・…どうでも良いが、SWってマズいですか?w
現在476KB
誰か立ててよ・・・
スレも移行する事ですし>366以降のまとめなどどうぞ。
◆GYhzO8OFh6氏
>183の続き(朝起きたら妹に、後ろの処女を奪われていた)
>812-816
突発屋 ◆63./UvvAX.氏
鈴菜たん>416-419 >503-506 >596-600
突発投下2>456->460
朝起きたら妹が、へらへらと謝っていた。 >610-612
◆518YLv.Xnc氏
朝起きたら妹にアイアンクローをかけられていた >518
スパイラル(朝起きたら妹を、寝取られていた(第二人格に)) >537
ミッシング(朝起きたら妹に、剃毛されていた)
>543 >651-654 >674-677 >682-685 >699-702 >707-710 >744-747 >773-777
サプライズ(朝起きたら妹に、既に手を出した後だったみたいだ…)>579
ダブル(朝起きたら妹が、(俺の)彼女と寝ていた。 )>592
ダブル、新章 >808 >835-837 >839-840
ウェット・ドリーム(朝起きたら妹に、今まさに中だしせんとするところだった。 )>606
ガンスリンガー(朝起きたら妹に、銃を突きつけられていた)>627
舞タン作者
>327の続き(舞タン)
>378-381 >466-471 >528-530 >552-556 >663-670
葵タン作者
新葵タン>395-400 >430-433 >499->500
偽・葵タン>444-446
皐月タン作者
>332の続き(皐月タン)
>402-404 >438-440
名無し@氏
朝起きたら妹に妹が居た。――なんで?
>569-575 >619-622 >641-643 >717-718 >755-758 >787-788
『朝起きたら妹が、(俺の)彼女と寝ていた。』 >632-635
朝起きたら妹に、「キモい」と言われた。 >657-658
朝起きたら妹に、銃を突きつけられていた >691-692
朝起きたら妹に、彼女が出来ていた。 >734-739 >794-801
朝起きたら妹に………
「今日は兄さんの16歳の誕生日。王様に挨拶に伺う日だったでしょう」
………と言われた。 >823-827
以下、作者無名
無題>482-490
朝起きたら、妹に血を吸われていた。 >589
朝起きたら妹が、同人作家になっていた。 >784-785
単品SSじゃないけど流れが繋がってしまったブツ
朝起きてみると妹が、いつものように俺に跨がり腰をつかっていた >764-772
| ダレモイナイ
|Д´) バルサン タクナラ
|ノ ). ⊂二⊃ イマノウチ…
|< バルサン
──┘ └─┘
♪バールサン ゞ ::::;;;)
バァルサン ヾ ::;;ノ
ヾ丿
ヽ(`Д´)ノ ⊂二⊃
(へ ) バルサン
> └─┘
♪ゴキブリナンテ ヾ :::::::;;;;;::::::::::::::
イチコロダイ ゞ :::::;;:::::::::::::::::
ヾ :::;;;:::::::::::::::::
(Д´ ) ⊂二:::::::::::::::::::::
〜( 〜) バル:::::::::::::::::::::::
<< .└:::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::♪バァ..ゴホァル..サン:::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::バルsゴフォァゲェホ:::;;;::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ソ;;::::::::::::::::::::
:::::::::::::: ;`Д)=3::::::::::::::::::::二⊃:::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::;)::::::::::::::::::::::::::ル:::: ン::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::>::::::::::::::::::::::::::::::::┘;:::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::ウワァァン:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
ぬるぽ
>858
ガッ(ry
朝起きたら妹に、ぬる
>860
っとした股間を擦りつけられていた。
>863
ガッと手を
>864
掴んだ後に、「チョ〜ン」と叫びながら手を引いた
>865
そしたら、妹は不機嫌そうな
>>866 顔をして、「お兄ちゃん、なんだかココがキュンってしちゃうの・・・」と
兄の手をそっと
>>866 顔をしてドアの隙間から覗いている双子の姉に向かって
>>869上
膨らみ始めた胸に兄の手を添えて、
「お兄ちゃんの為に膨らんできたんだよ」と恥らいながら
>>869下
双子の姉を挑発するように兄の上で激しく腰を
>>870上
膨らんだ下半身へと自分の手を誘導された。はなマルッ。
〜BADEND〜
>>870下
震わせながら、「ブリブリブチブチ(以下略)」
〜BADEND〜
朝起きたら妹に、「みんな新スレに移動してるよ」と言われた。
もっと単発ネタを読みたいところ。
>>874 「妹よ、さあこれをはくのだ!!」
「なんだよ、アニキ。いきなり」
「うるさいだまれ! とにかく、これをはけ!」
「短パン? これがどうしたのさ?」
「ふっふっふっ。これぞ、短パン(つ)ネタだ!!」
「・・・・・・・ねえ、アニキ。あたし、妹やめていい?」
>>875 朝起きたら妹に、ある種の告白をされた。
「今日から私は妹をヤめるぞっ!アニキッー!!」
「まずはマンガの読みすぎをやめろ」
「いっ、痛いーグリグリするの禁止ーーー」
1.単発ねた
2.短パンねた
3.スパッツねた
4.ぱんつはいてない
朝起きたら、妹がパンツを脱いでいた。
「これ、15000円でどう?」
「高い、5000円!」
「12000円!」
「5500円」
「10000円!」
「6000円!」
「商談決裂。んじゃ、9000円でこの前振ったお兄ちゃんの友達に…」
「………すしません、その値で買います。」
おおっと
朝起きたら、妹が灰になっていた。
ささやきーえいしょうーいのりーねんじろ!
朝起きたら、妹が生き返った。
朝起きたら妹にカドルト失敗されていた
「な、何で俺は全裸なんだ!?」
「昨日お兄ちゃんにあげた指輪が死の指輪だったみたいで・・・」
みなさん、案外Wizardryをお好きなようで…
朝起きたら、妹に○○○を吸われていた。
1.幸せ?コース
強い脱力感に襲われ目をあけると、
兄「うわぁ、なにやってるんだ、おまえ。俺たちは兄妹なんだぞ!」
妹「おはよう、おにいちゃん!だって、おにいちゃん、布団蹴飛ばして寝てるから、
大きくなってるの、見えちゃったし…」
妹「友達が、男の人の大きくなってるの、吸ってあげると、とっても喜んでくれるよ、
って言っていたから、ちょっと試してみたくなったの…」
兄「だからって、おまえ…」
妹「おにいちゃんが喜ぶこと、わたし、したかったの…だって、おにいちゃんのこと、
わたし、だいす…」
兄「それ以上、言うな〜!」
2.不幸コース
強い脱力感に襲われ目をあけると、Vampire Lordとなった妹の姿があった。
妹には神々しいまでの美しさと気高さがあった。
そして驚いて自分の経験値を確認してみると、3レベル(うろおぼえ)減少して
いた。
「おにいちゃんのレベル、吸っちゃった。ありがと、おにいちゃん!」
「お礼に魔法かけてあげる、MADALTO!」
おにいちゃんは、凍り付いた…
何となく続けてみる。
朝起きたら、妹に忍者にされていた。
「さ、お兄ちゃん。脱いで脱いで」
「それが目的かーっ!」
まあ、このスレは早々埋め立て対象だしね…次スレたて早すぎ。
では続けて。
朝起きたら、妹にMALORを唱えられていた。
いしの中にいる!
朝起きたら、妹が馬小屋で寝ていた。
朝起きたらNin妹に首をはねられていた
「デコピンで起こそうとしただけなのにぃ〜」
朝起きたら妹に身包み剥がされて放り出された。
名前が「あ」になっていた
朝起きたら妹に、遊び人にされていた
「賢者まであと9レベルだよ、お兄ちゃん」
朝起きてパソコン立ち上げたら「非常に悪い落札者」にされてました。
確かに価格の入力ミスでその価格では落札できない旨、伝えましたが
問答無用で「非常に悪い落札者」にされてビックリです。
当方オークション初心者で落札者さんや出品者さんにご迷惑をお掛けしてきましたが、
評価は「非常に良い」をいただき続けてきました。
なのでこの方の対応というか、人格を疑わせるような挙動に非常に戸惑ってます。
「渡る世間に鬼は無し」と言われますが「渡るインターネットに変質者はいる」
というところですか。
とにかく不快です。
日本も“安全な国”では無くなってきたんですね。悲しいことです。
http://pc5.2ch.net/test/read.cgi/yahoo/1081078879/ 朝起きてパソコン立ち上げたら非常に悪い落札者に
このスレも終わりに近づいたことだしお礼でも言っとくかな。
特に518氏と突発屋氏には投下したネタのことごとくをSSにしてもらったし…
ここは板どころか21禁の中でもトップレベルの良スレだ!
>>895 そうそう。投下したネタがことごとく良SSになっていくのは見ていて驚愕の一言でしたよ。
痛々しいSSもあったけどな…
最近は長編でいっぱいいっぱいに見える
今こそ900ゲット!
う、耳が痛い………
1000マデ保守
朝起きたら妹が居なかった。
「そうかぁ、結婚したんだよなぁ。」
一人少ない朝食の場は、静かだった。
先を越された事を突っ込まれなかっただけ
ましだったといえなくもなかったが。
朝起きたら妹とカラダが入れ替わっていた。
朝起きたら妹とカラダが入れ替わっていた。
「っ手感じでさ、今日一日入れ替わって遊ばない?」
「……千秋ってさぁ……」
「ほらほら、おねーちゃんツインテール似合うよ〜………てなに?」
「……暇人よね……」
「うぐ…」
「おおかた、あれでしょ? 私のクラスで可愛い子見つけたんでしょ?」
「ち、違うよぉ!」
「この前、バスの中で千秋のお友達にお尻触られた。間違えたんだって。」
「はうっ!」
「お姉ちゃん、悲しい………」
「はうはうっ!」
「……でも、可愛い妹のお願いだから聞いてあげても良いよ?」
「ホント? わぁい、有希大好きっ!!」
「その代わり首筋に三つくらい、お姉ちゃんのキスマーク付けさせてね?」
「……ごめんなさい。やっぱいいですお姉ちゃん……」
ネタに速攻の即興レスカコイイ
>>905 密かにGJ!!
先も書きましたが、会話だけで物語を成立させるのはやはり凄いと思います
私もやってみようかな?(←パクリ野郎
うお…(;´Д`)
もちょっと、何か投下しておこうカナ?おこうカナ?
こっちでこっそり聞きますけど、もしかして私って職人さん達の中でも浮いてる?
特にどの職人が浮いてるとかは無いと思うけどな
むしろ、最近SSをあげなくなった私が沈んでいるかと……
913 :
1/2:04/06/22 10:32 ID:lCqGV9Sb
今さら
>>873 に答えてみるテスト
朝起きたら妹に、「みんな新スレに移動してるよ」と言われた。
「朝だよ、おにーちゃん」
「ふぁ〜、なんだ、もうそんな時間かー」
「うん、だから起きないと朝ご飯食べられないよ?」
「あー、そうだな」
「あと、そんな風に机で寝ちゃうの、よくないと思うよ」
「……うあ、昨日ネット見てて、そのまま寝ちゃったのか」
「ダメだねー、おにーちゃんは……くすくす」
「あーはいはい、分かりましたよ」
「あっ、ひどーい」
「ったく、どうしろって言うんだよ」
「あははっ、冗談だよ」
「あっ、あとねー」
「……ん?」
「よく見るスレをお気に入りに登録するのもいいんだけどね」
「?」
「設定の基本、その他にある『終了時に開いていたスレ・板を次
回起動時に開く』をチェックしておいた方が便利だよ」
「……なんの話だ?」
「鈍いなぁ、おにーちゃん」
「ほら、デスクトップにOpenJaneが起動したままになってるよ?」
「……へぇ、そんな便利な機能があるのか」
「おにーちゃん、便利な機能は使いこなさないとね」
「はいはい、分かりましたよ」
「……って、なんでそんな事知ってるんだ?」
「でねでね、おにーちゃん」
「今度は何」
「そのスレ、みんな新スレに移動してるよ?」
914 :
2/2:04/06/22 10:34 ID:lCqGV9Sb
「うあっ、おまえ人のプライバシー覗くなよ!」
「だってしょうがないでしょ、パソコン起動したままで寝ちゃっ
てるんだもん。いやでも目に入るわよ」
「ぐあっ……そ、それもそうだが」
「にしてもおにーちゃん……」
「な、なんだよ、そんなニヤニヤして」
「どんなスレ見てたかと思えば、そんなスレ見てたんだ〜?」
「そんなスレって……」
「!!!」
「う、い、いや……これ、これはだな、いや、違うんだ」
「ん〜?何が、どう違うのかなぁ〜?」
「ぐあ、お前、意地が悪いな……」
「あはははっ、おにーちゃんてば、か〜わいいっ」
「あ、ちなみにそのスレの新スレは
>>854 参照だからね、おにーちゃん」
「うるさいよっっ」
普通に移行してるの気づかなかったorz
>>915 ひどいよ、お兄ちゃん! あたしは一緒に、イこうって言ったのに!!
それなのに! それなのに、イこうとしているのに気づかないなんて!!
あたしひとりだけイかせるなんて、お兄ちゃんの意地悪! そんなお兄ちゃんなんて嫌いだよ!
この遅漏お兄ちゃんのバカァ!!
朝起きたら妹に、変態仮面にされた
>>911 何となくスルーされる機会が多いんですが…
自信持っていいんでしょうか?
919 :
名無し@:04/06/22 22:03 ID:qMOHrS6m
明らかに供給過多なのかもしれませんねぇ。
ちゃっかり名無しで投下してたりしますが、未夜と雪は
しばらく投下するのを控えておこうかなぁ?
職人さん達が疲れたころに現れますので、
それまで冬眠でもしてます。
はっはっは。
漏れなんて供給過多なのを己への言い訳にして雲隠れしてますたよ。
多少忙しくなったのもありますが。
……お呼びでない? こりゃまた失礼。
強制じゃないし、気が向いたら……というスタンスでいいのではないかと。
供給過多は結構ROMってる人にはうれしいんだけど
おおっ、いつの間にか会議室になってる!?w
供給過多風味なのは確かですね。
>>922みたいな意見もあると思うけど、レスが無いとわからない。
賛にせよ否にせよ、投稿レスばかりだと518氏のような不安に
かられるのは、当然と言える。
……まぁ、週間ペースまで落ちた私が言えた事じゃないがw
518氏の反応が薄いって感じる理由は、
・長編である(=前までの展開を覚えておかなきゃいけない。SS投下量が半端じゃないここだとたまーに忘れちゃったりする<読者失格)
・前作とリンクしている(=前作の展開を覚えておかなきゃならない。SS(ry
・兄妹のペアが1組じゃない(=どっちがどっちか覚えておかなきゃ(ry
という感じで、敷居が高いかもしれない、と思った。
これって普通のスレだと全然問題にならないんだけど、
ここみたいに作品が投下されまくっている状況だと長編っていうのは埋もれてしまいやすいってことでしょうか。
どっちにせよ、あんなー面白い作品が埋もれてしまうのは寂しい。
(あっ、たんなる一読み手のたわ言にすぎませんのでー。
えーっと、続きを。
確かに最近のこのスレは供給過多な気がする。
んでもどの職人さんもすんげー面白いんで、誰か書くのやめろっていうわけにもいかないし、
みんながちょっとずつ書くと
>>924でかいたような問題はさらに顕在化しそうだし、
それくらいだったら今みたいな状態でいいかなー、と思う。
>>922と同じく、読み手としては供給過多は嬉しい状況でもあるわけで。
とにかく、これからはもっとちゃんと感想付けるようにしようと思います。
何だかもの凄く勇気づけられた気がします
私のくだらない疑問に答えてくれた皆さん、ありがとうございます
>>924 やはり長編の書き方がややこしいみたいですね…
今の二本が終わったら、しばらくは短編に徹してみようかと思います
的確な分析をありがとうございます
ROMの癖に失礼を承知で……518氏は今、上がった文章力に引きずられて、レベル的に谷間な感じがします。
ちゃんと読めるけど、読んでもビシッと来ない、みたいな。924氏の言うような長編の短所も出てますし。
エンタメに戻すか、技巧や内容に凝るか、取りあえず連載ケリ付けて自信を持つか……
悩んで当然なフェイズなんで、レスが一時的に付かないとかは、今は気にしなくていいかと。頑張って下さい!
う、ほんと失礼ですんません。
>>927 やっぱり全体的にテンポが悪いって事ですかね?
前々から少し自分でもおかしいかな〜と思ってたんですが…
第三者に指摘されて、再確認しました
やっぱり、今の連載を片づけたら、しばらくは隠居するか
短編や単発をメインで逝きたいと思います
ってかもう長編書くのはやめた方がいいかも知れない(´・ω・`)
アドバイスありがとうございました!
実のところ、長編はもう設定を把握していない。
まとめサイトがもう少し更新頻度を上げてくれれば何とかならないかな?
…なら「お前がやれ」ってことになるけどさ…。
本当にやってみようかな……。
518さんのは人称がコロコロ変わるから読みにくい
500で止めようあああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああ
まぁ、慣れだな。
>>931 申し訳ない…
一応、気持ちのすれ違いを分かりやすく表すための技法だったのですが…
やはり読みづらいだけでしたか
でも、秋人編は、ずっと主人公視点なのでお許しを
次スレでもがんばれ職人お兄ちゃん
朝起きたら妹に、エロゲすべて持っていかれた。
あげくのはてに「空き容量が足りません」て出たと言われた。
「 ̄ `ヽ、 ______
L -‐ '´  ̄ `ヽ- 、 〉
/ ヽ\ /
// / / ヽヽ ヽ〈
ヽ、レ! { ム-t ハ li 、 i i }ト、
ハN | lヽ八l ヽjハVヽ、i j/ l !
/ハ. l ヽk== , r= 、ノルl lL」
ヽN、ハ l ┌‐┐ ゙l ノl l
ヽトjヽ、 ヽ_ノ ノ//レ′
r777777777tノ` ー r ´フ/′
j´ニゝ __ l|ヽ _/`\ r┐
〈 ‐冫 ヽ| / lト、 / 〃ゝ、 l:::l
〈、 ネ.  ̄| ̄ .lF V=="/ イl. ヒ!
ト |l とニヽ二/ l []
ヽ.|l. r┼` 〈ー- ! `ヽ. l ||
|l. ノ7メ、, lトニ、_ノ ヾ、 ! ||
|l__________l| \ ソ !!
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f二'二ユ