母親失格シリーズには期待していいのかな。
近親相姦要素の追加って賛否あるだろうけど。
漫画の方でオヌヌメあったらおすえて
母親が犯される!とか、堕ちる!とかいった作品ではなく、
母親が不倫を楽しんでいるとか、お金のために奉仕しているといった作品ないですか?
伊藤リオンに母親が強姦され、心も身体も征服される話が読みてえw
AV蔵が復讐でリヲンの母親をたらし込む話のほうが良くないか?
>>949 ああいう人間はまさにそういうのを表現するのにいいキャラだ
次スレテンプレの3つめ
前スレまでみたいにシンプルに作品の情報も投稿も歓迎
としてた方が投稿も来やすいんじゃないか。
まあ、最近は職人も減って投稿は望むべくもないけど
テンプレをそのまま貼るなよ…
ページとしてはアドレス変えて復活してるのにリンクが昔ので切れてたりするんだから。
>>952 乙
>>953 そうしたらそうしたで反対する人が出てくるじゃん。
いつものパターン読もうぜ。
>>954 だったら君が知ってる限りの補正したアドレスを貼ればOkじゃん。
>>955 950で次スレが立つとは思わなかったからな。
980あたりでアドレスについて言おうと思ってたらよ。
誰もおすすめ教えてくれないのかよ
冷たすぎわろた
今までのスレで出たのでほとんどだと思うぜ
こんなジャンルだとあんまり新しいのが出ないのが悲しいな
>>957 このスレ、時々、まるでスレ立て狙ってるみたいに、
早漏気味に次スレがひっそりと立つ時がある。
と言うよりいつの間にか1000近くなるから前もって立てる人が多いんだろ。
しばらく書き込み無いと思ってたら突然進んでることが多すぎ
なんなんだよそりゃw
新スレで連載が始まってるし、こっちは埋めようぜ。
うめ
梅
うーめ
うめ
とはいってもこの勢いでうめだけではきついな
仕方ないから俺がつまらない短編でも書くかw
何で旅館の夕食って「小鉢に盛られた冷たい謎の料理」的なのが多いんだろう?
おかげで俺は食事が出された宴会場そばのトイレにこもりっきりだ。
親父は近所のおっさん連中とホテルの外に出向き、
お袋はわざわざこの宴会場からビール瓶2本を持って隣の加藤おばちゃんと露天風呂に向かった。
姉貴は旅行に来てまで「櫻井くんが出るTVがある」といって部屋に早々に戻った。
俺もどうやら出すものを出してしまえば、櫻井君ルートしかないようだ。
ん?遠くからどやどやと騒がしい声。若いあんちゃん数人のご様子。
「ほら、なー」
「いやいや、俺の趣味とちゃうわー」
「あほ。趣味とかいうてる状況ちゃうやろ。実際福島の話じゃえらい部屋で盛り上がってるらしいし」
「まあ、女っ気っちゅう意味やったらアリかも知れんけどな」
小便器でじょんじょろ音させながら、酔いの回ったバカ声でしゃべってる数人の男。大学生くらいか?
「この写真とか。うわ、そそるわー」
「そういやお前の前ん彼女も年上やったよな」
「まあなー。でもホンマはこれくらい上のほうが好みやねん」
「ババアちゃうんか実際」
「いやあ、これぐらいがいいんやて。福島も俺も実はオバマ」
「オバマ?」
「オバサンマニア」
「ひえー!」
やかましい。早くしょんべん終われ。とはいいつつビール飲んでるしょんべんて長いんだよなー。親父がそう。
「まあ気にいらんのやったら下のブサイクばっかのバーで飲んでたらいいわ。去年来た先輩がいうてた『妖怪屋敷』にな」
「おばさんよりはええやろー」
「はん、勝手にせえ。俺ら4人でちょいエロおばさん2人と遊んでますー。後で帰ってきても知らんで」
水が流れる音がして。足音がして。あ、あいつら手洗ったか?……いやいや、本題はそんなとこにはないぞっ!
なんかどうもヤな予感がして、すぐ追っかけようとする。出来ない事に気づく。
何だこの微妙な残り具合のトイレットペーパーは!?誰がこんなに使ったんだ!?俺か!?
4分後。尾行の遅れとしたら致命的な時間。
待て待て。慌てることはない。そもそもそんなはずはない。
俺のお袋は風呂に向かったんだ。酒好きが「月見酒じゃー!」と。別料金の個室露天に。
飯食ったその足で向かったんなら、もうそろそろ出て部屋に戻ってるはず。
ばかばかしい。部屋に戻るべ。帰ったら多分お袋と姉貴が大騒ぎしてるはずだ。
大体、俺のお袋をちょいエロなどと……。
「あ」
「あ」
姉貴だ。廊下の向こうから走ってきた。
「ちょうどよかった」
「どしたー?」
「お母さん遅くね?」
「うえっ。まだ帰ってねえの?」
「うん。ってかここ嵐の番組映りゃしねえ」
「嵐よりお袋だろおい。風呂のほう探しいってみるか?」
「風呂は……もう探した。空のビール瓶4本残してもう出てた」
マジかよ。
「まあ……加藤さんが一緒だし問題ないとは思うけど。どうする?」
「……姉貴は部屋戻っとけよ。もしかしたら外から親父が呼んだかも知れんし」
「ああ。しっぽり?」
「知らん!」
なんか微妙に安心したのか。なぜ今の会話で安心できたのか。ともかく姉貴は部屋に戻っていった。
俺はもう正直、テンパリ始めていた。酒飲みのウチのお袋&加藤おばちゃんが湯上り浴衣姿で、行方不明中。41と38。
うん、それからどうしたって
「ママがサンタにキスをした」
ってNTRなの?
それともサンタはパパ?
こんにちは。
少し毛色の違う母親寝取られ物を書いてみようと思ったら
とんでもなく長ったらしい上に全くエロくない出来になってしまいました。
それでも良いという方だけ、お付き合い下さい。
それではよろしくお願いします。
プロローグ
私の名は、イアン。
南シナ海に浮かぶ無数の小島からなる国の、警察組織に務めている。
主な仕事は、沿岸警備だ。
この海の島々は、美しい。
緑と水と光に溢れた生物の楽園だ。
だがそこでは、世界的に保護されている動物などを狙う密猟者も後を絶たない。
すべての島々の安全を守るのは至難の業だが、日々、警備艇で海上を巡回するのが私の任務だ。
これから私が記すのは、この楽園を訪れた日本人一家が遭遇した事件の物語だ。
美しい妻と、その夫。そしてその一人息子。
彼らが巻き込まれた悲劇を振り返るのは辛いことだが、
後々のために記録しておかなくてはならない。
この記録を読むあなたに、私は忠告しておきたい。
この美しい島々の中には、決して近寄ってはならない場所があるということを。
濃い緑に溢れた密林の奥に、暗く澱んだ狂気が潜んでいるのだということを──。
イアンの独白(1/3)
海岸に倒れているのは、ひとりの少年だった。
普段ならば、近寄ることもない無人島のひとつ。
その日も規定の巡回を追え、夕刻、港へと向かっていた私の乗船する警備艇は
たまたま針路を変更して通り過ぎた島の砂浜に、遭難者がいるのを発見したのだった。
「生きているかどうかは分からない。船を寄せろ」
私は操船手に指示した。幸い、座礁の心配のない地形であり、私とモーリスの2名は
ゴムボートに乗り移ると、砂浜へと上陸した。
「君、しっかり。声が出せるか?体のどこかが動かせるか?」
駆け寄った私は、すぐに少年にまだ息があることを知った。
少年は上半身は裸で、ボロボロになったジーンズだけを身に着けていた。
長く潮風と直射日光にさらされたのだろう、火傷した肌には多数の水ぶくれが出来ており
満足に食事をしていなかったせいで顔も生色をすっかり失い、唇は割れている。
「…あ…ぅ…」
少年がうめくような声を出し、かすかに右手を動かした。
見たところ、この国の人間ではない。日本人か中国人のようだ。
「しっかりしなさい。もう大丈夫だ。君は救助された。今から君を病院に搬送する」
英語が通じるかは分からなかったが、私は少年を勇気付けるために、声を大きくして話し続けた。
少年の手が、私の肩を掴んだ。思いのほか、しっかりとした力だった。
「…ジェ、イ…」
少年はそう言った。しかしそこまでが限界だったのだろう。少年は意識を失った。
ジェイ?人の名だろうか。まだ誰かが島に取り残されているのか。
しかし、今はこの少年の命を救うことが先決だ。
少年を警備艇に搬送した我々は、無線で緊急事態を伝えると、急ぎ帰港の途に付いた。
イアンの独白(2/3)
少年はかなり衰弱していたが、命に別状はなかった。
搬送された病院でしかるべき処置を受け、3日目には話が出来るまでに回復した。
私は日本語の通訳を伴い、ベッドに上半身を起こした少年と面会した。
「私はイアン・オルソー。この国の警察官で沿岸警備隊に所属している。君の名は?」
少年は、自らをアサイ・カズキと名乗った。浅井和樹と表記するのだと知った。
「母は…母は、どうなりましたか?」
まず少年が口にしたのは、この質問だった。あの島に、この少年の母がまだ残っているのか。
しかし、我々沿岸警備隊は一昨日、昨日とあの島を捜索したが
ほかに遭難者を発見することは出来ていなかった。
「君のお母さんがまだ取り残されているのか。他には?」
私の質問への少年の回答は、衝撃的なものだった。
「父が、死にました…殺されました。ジェイに」
「なんだって?ジェイ?それは誰だ」
「あの島の、主です…密林の奥に棲む悪魔…母を、母を助けに行かなくては」
少年はやや錯乱したように、ベッドから起き上がろうとした。
私は彼を押しとどめる。
「待ちなさい。まだ動くことは無理だ。君のお母さんは我々が捜索する」
「だめだ、今すぐ行かなきゃ。お母さん、お母さん…!」
脇に立っていた看護士が二人がかりで少年をベッドに押さえつけた。
「今日はもう無理です。面会はここまでにしてください」
看護士の言葉に従い、我々は病室を後にした。
しかし、少年の父親が何者かにあの島で殺害され、母親が誘拐されたとすれば
これは看過できない大きな事件だ。私は暗澹たる気持ちに囚われていた。
イアンの独白(3/3)
翌日、私は再び病院に向かっていた。少年が私に会いたがっていると連絡を受けたからだ。
病室で見る少年は昨日よりもかなり落ち着きを取り戻していた。
「昨日は申し訳ありませんでした」
少年は私にそう詫びると、話の続きを聞いて欲しいと言った。
むろん、私はそれを聞かなくてはならない立場にある。
「君のお父さんは殺されたと言ったが…」
「はい。父はジェイに殺されました」
「そのジェイという人間は一体、何者だね」
「男です。獣のように獰猛で、敏捷な…。あの島の奥に、棲んでいるのだと思います」
そんな話は聞いたことがなかった。あの無人島に人間が住んでいるなどと…。
しかし、あの島の奥深く入り込んだ経験は我々にもない。
「僕と母は戦いました。でも母はヤツに浚われてしまった。すぐ母を助けなくては…」
「捜索は、我々が責任を持って実施しよう」
「…時間がないんです。今すぐにでも行かなくては!だって…」
少年の目に、深い動揺と恐怖の色が走っていた。
「どうしたんだね」
「…ヤツは、確かに言ったんです…」
「…?」
「母のことを……俺の仔を産ませる雌だ、と…」
とりあえず、ここまでにさせてもらいます。
「密林」は私のHNでもあり、小説のタイトルでもあります。
とにかく、エロくないので、あまりにも不評であれば打ち切ります。
それでは、また。
どうなるのか気になります、是非最後までお願いします。
>>983 コメントありがとうございます。
では、全くエロくないですが、続きです。
南海の悪夢(1/6)
「きれいな海ね、和樹、ほら魚がたくさん泳いでる」
母さんが、デッキからきらめく海面を覗き込んで、楽しそうに笑った。
「知子、あまりのりだすなよ。落ちるぞ」
小型クルーザーの操縦席から顔を出して、父さんも笑いながら言う。
操船免許を持つ父さんが、この旅行の中で一番楽しみにしていたクルージングだ。
「見ろ、あの島に綺麗な入り江があるぞ、入ってみよう」
目の前に深い緑を湛えた美しい島が見えてきて、父さんはそこへ船を進めていった。
南シナ海の景色はどこまでも美しく、明るく拡がっていた。
何の不安もなかった。そう、あの瞬間までは──。
船を無人島の入り江に停泊させ、デッキで昼食を取っていた時、
ズガン、という重い衝撃音が船底から伝わってきた。
「…なんだ?」
父さんが腰を浮かせた。ガガッ、ガガガン…さらに船底を叩くような音が続いた。
「どうしたの?」
母さんも不安げな表情になり、椅子から立ち上がる。
「わからん。ちょっと見てくる」
父さんはそう言って、操舵室へと入り、機関室へ繋がる階段を下りていった。
船の故障だろうか。僕は不安げな母さんのそばに寄り添う。
そして、父さんの凄まじい叫び声が聞こえてきた。
南海の悪夢(2/6)
「父さん?!」
僕は聞いたことのない父さんの激しい声に戦慄した。
しかし、父さんに何かが起こっているなら助けなくてはならない。
その時、操舵室からモクモクと黒い煙が噴き出し始めた。
そして、その黒煙の中から、人影が姿を現したのだ。
「父さん!」
僕は叫んだ。しかし、それは、父ではなかった。
獣か?そう思った。真っ黒に焼けた肌。腰まで垂れている髪の毛。
腰にボロボロの布切れが巻きついているほか、その獣は裸だった。
その肉体は、鋼のように筋骨隆々としている。
どうやら人間のようだった。髪の毛の間から覗く眼光の鋭さが
この生き物に凶暴ながらも、知性のようなものがあることを、教えていた。
獣は口を歪めた。牙のように鋭く尖った歯並びが見える。
キシャシャシャッ…とその獣は奇妙な声を上げた。笑っているのか。
獣は、全く僕を見てはいなかった。
獣は、母を、見ていた。
獰猛な獣の目で、母だけをじっと見据えている。
そして、こちらに歩み始めた。一歩、二歩。
母が悲鳴を上げた。
僕は咄嗟に、テーブルの上に置いてあった護身用のジャックナイフを掴む。
革製のカバーを取り去り、ギザギザの刃を、その獣に向けた。
「…来るなっ!」
そう叫ぶと、獣は初めて僕に気づいたようだった。
母と、僕と、僕の手のジャックナイフを、順番にゆっくりと眺めていく。
獣は、もう一度、キシャシャシャッ…と甲高い笑い声をあげた。
そしてそのまま、船上から海中へ飛び込んだ。
南海の悪夢(3/6)
僕はデッキに駆け寄り、獣が飛び込んだ海面を見下ろした。
素早く泳ぎ去ったのか、透き通った海中にその存在を確認することは出来ない。
一体、いつ、どこからこの船に入り込んできたのか。まさか、海底からだろうか?
「和樹、お父さん、お父さんがっ」
母の悲痛な声で僕は我に返った。そうだ。こんなことをしている場合じゃない。
僕はまだ煙を噴き出している操舵室へと駆け込んだ。
咳き込みながら機関室への階段を下りると、父さんが、そこに倒れていた。
「…父さん!父さんっ」
「か、ずき…」
父さんが弱々しい声を出す。僕は父さんを抱き起こし、言葉を失った。
父さんのシャツは、血で真っ赤に染まっていた。
さらに恐ろしいことに、船底部は急速に浸水していた。
エンジンから黒煙と火花が噴き出しており、その爆発のせいなのか、船底に穴が開いている。
この船が危機的状況にあることが一目で分かった。
「父さん、しっかりしてっ…つかまって」
僕は必死の思いで、父さんを抱き起こした。父さんも力を振り絞って、自分の足で立つ。
「…あ、あいつは…どうした……」
父さんが言う。あの獣のことだ。
「海へ、飛び込んで逃げた…あいつに、やられたの、父さん?」
父は蒼白になりながら頷く。
「何か、尖った鏃のようなもので…腹を…刺された」
「しっかり」
「…と、知子は…ママは…、だい、じょうぶか?」
「うん、大丈夫だよ。父さん、あまり口を利いちゃダメだ」
父さんの腹部からの出血は、止まらなかった。
南海の悪夢(4/6)
クルーザーの沈没は、あっという間だった。
浸水を止める手立てはなく、僕と母さんは、重症の父さんを必死でゴムボートに乗せて
脱出した。無線でSOSを求める時間すらなかった。
流れ行く先は、この無人島の砂浜しかない。
だが、あの獣のような男がどこにいるか分からないという不安があった。
おそらく、まだ遠くない場所にいるはずだ。そんな確信が僕にはあった。
その根拠は、あの獣の、あの目だ。──母さんを見つめていたあの目。
あれは、そうだ。獲物を狙う野獣の目に違いなかった。
「すぐ…救助隊が…来てくれ、る。それまで、ここに…いるんだ…」
父さんは砂浜に横たわって、苦しそうに言った。荒い息をついている。
僕は自分のシャツを父さんの出血している部分に押し当てていた。
応急だが、止血法はこれしかない。ほかに、何の医療道具もなかった。
すべては船と共に沈んでしまっている。
「…あなた、しっかりして、あなた」
母さんは父さんのそばに寄り添い、必死に励ました。
父さんは母さんを心配させないように、無理して笑顔を作って見せる。
いつしか、夕日が水平線に沈もうとしていた。闇が来る。この誰もいない島に。
「こ、これ…を、使うんだ…和樹……」
父さんはズボンのポケットから、持っていたライターを取り出てしくれた。
「…枯れ木か、なにか…燃えるものを…」
僕は海岸から数十メートル先の、木々が生えている緩衝地帯に足を踏み入れた。
この島の森はそこから始まり、見る限り奥へ奥へと続いていた。
夕闇に包まれ始めた森の奥には、なにか人智を超えたものが存在しそうで
僕は身震いをした。
南海の悪夢(5/6)
無人島の砂浜に焚き火がひとつ燃えている。
誰かが、この光に気づいてくれないだろうか。
僕は闇に包まれた海面を、じっと見据えていた。
母さんは、父さんのそばを離れない。
認めたくなかったが、父さんの呼吸は次第に不規則になってきていた。
今はようやく止まっているようだが、出血が多すぎた。
「…おーーい、だれかーーっ!おおーーーーいっ」
僕は藁にもすがりつく思いで、闇の海に向かって叫ぶ。だが、答えはない。
「…知子…」
父さんが目を覚ましたようだ。
「…いるわ。ここよ。しっかりして、あなた」
母さんが、父さんの手をぎゅっと握り締めている。優しい声だった。
「もし、俺が……ダメだったら……」
「…ばかなことを言わないで。大丈夫よ。助かるわ」
父さんが、薄く笑ったようだった。
「お前は…いつも、楽天的、だな…知子…そこに、惚れたんだが…」
「あなた」
「いいか…俺が、ダメ、でも……和樹とふたり…何とか、して、助かるんだ…」
「あなた。分かったわ。大丈夫だから」
母さんは涙声になっていた。僕も、父さんの傍に寄り添った。
「父さん」
「和樹……お父さん、が…ダメなら……お前が、母さんを、守るんだ…わかってるな…?」
僕はただ頷いた。今はそうするのが息子の役目だと思ったのだ。
父さんは、嬉しそうに頷いて見せた。
その時だった。森の奥から、声がした。狼の遠吠えのような鋭い雄叫びだった。
南海の悪夢(6/6)
オオオオォォーーーー………!……
島の奥のどこかから、その声は響き渡った。
母さんが恐怖に染まった目で、森を、それから僕を見つめた。
僕も同じだった。
あいつだ。あの獣が、いる。この島に。そして、きっと僕たちを監視している。
「……あいつ、か……」
父さんが、搾り出すように言った。
「父さん」
「和樹……朝に、なったら…なにか、武器になるものを……作れ…」
「父さん」
「…木の枝…石…。なん、でも、いい……」
父さんの呼吸が、また不規則になり始めていた。
ぜい、ぜい、と胸が苦しげに上下する。
「分かった!父さ、分かったから!しゃべらないで」
「和樹…いいな。お前、が……あの…ケダモノ、から…母さんを、守る…んだ」
「あなた」
「……知子…。残念、だ……すまない…」
それが、父さんの最後の言葉だった。
そのまま父さんは、昏睡に陥り、明け方を迎える頃、静かに息を引き取った。
「…あなた!…あなた!…」
母さんは父さんの亡骸にすがり付いて大声で泣き、決して離れようとしなかった。
あまりのエロのなさに、そろそろ苦情が来そうなレベルですが…本日はここまでで。
投稿を始める時期が少し悪かったようで
下手をすると、年末年始は投稿できず、次の投稿は年明けの5日くらいになるかも知れません。
クレームの嵐になっていなければ、続きを書かせていただきます。
それでは、また。
続きは新スレの方へ頼む
ここで終わりかいwww
よし、うめよう
ume
産む