>>529 う〜ん、死にたいと思って死んだ者は私の力でも復活はできないよ。
生き返りたいという強烈な想いがあるのが大前提。
>>530-531 フ、何を馬鹿な。こういうときに食べるべきものは
あくまで「女」か「ウナギ」で決まりなのだよ?
まして君のような見た目にも不味そうなウツボモドキ、を誰が好き好んで焼い
Σ(;゚Д゚) 焼いてるっ!
∪ ノ …オ、オメガ様。いくらなんでも
V そんなウツボ、焼いても美味しくな
Σ(;゚Д゚)た、食べてるっ!!
……いや、あの……ま、まだ力が完全ではないからと(
>>531で)いっても、
そんなものいちいち甦らせな
…って、そんな美味しそうに食べなくても…
( ゚Д゚) …ん?何かの気配が…
∪ ノ どうやらまた、誰かが近づいて来たみたいだな。
V
っと、こんな姿を見られたらまた面倒だ。隠れてやり過ごすとしようか…
何なのですのっ!?この場所はっ!
なんて事…奴らへの復讐ために再び地上に出てきてみれば、
こんな訳の分からない場所に着いてしまうなんて…。
…フゥ。
まぁいいですわ。たまにはこういうのも面白いですし。
そう言えば…以前にもこんなことがありましたわね。
あの時は爺と一緒でしたから簡単に魔界に戻れましたけれど、どうやら今回は私一人…
…杞憂ですわね。今は奴もそうは動けないでしょうし
私も、もう負けるつもりはありませんわ。
(蝙蝠の翼を広げ、飛翔する)
さて…これからどうしようかしら。
これはこれは…迷い人とはね…しかも人間ではない…
ククク…また面白くなりそうだ…
シェリス様キターーI!
あら?あれは…
(空を飛行中、私は人影を発見した)
丁度いいですわ。あの者に道案内をさせましょうか。
(私は少し離れた場に降りて、翼をしまう)
もし、そこのアナタ。…そう、アナタですわ。
私、道に迷ったのですけど
ここがどこなのか教えていただけないかしら。
うむむむ…
今…一番考えてはいけないことを考えてしまった。
それは…
「二次元において、何者が真に一番力のある持ち主だろうか」ということだ。
正義の味方に聞けば「愛・勇気」、悪役に聞けば「自分」と切り返されるのは
目に見えているだろうし…
これは一般人連中に応対を求むべきだろうな。
永津先生!
状況を極めて客観的に評価すると
二次元において最強は勇者ハリーだと思います!
>534〜
む…また新たな住人がやってきたようだな。
しかも、今度は地球どころか、この世界の住人でさえないらしい。
わたしも銀河の悪魔などと呼ばれる一人だが…ふ、本物の悪魔のお目見えとはな。
いまはこの場を離れられないが、いずれ見えることもあるだろう…その時は、よろしく頼むぞ。
(しかし、いかにも小生意気そうな女だ…ふふ、何か近いものを感じてしまうな)
>540
おや、またしても新しい来訪者か。
だが、この力の波動…魔法というヤツか? 似たような持ち主がいたと記憶に新しいが…。
(紗枝…その名、どこかで? そうか、こいつが西島財閥の令嬢の言っていた…ふふ、なるほどな)
わたしは屠龍参謀リーゼスティ。
今は大変な状況ゆえゆっくり相手はできないが、同じ場所でやっていく仲間として、よろしく頼む。
(ふん…その力はともかく、それ以外はまったくお人よしで間抜けな少女にしか見えん。
ユミエルと同じような甘ちゃんのようだな…こういう輩は利用するのも容易かろう、くくく!)。
しかし、魔法少女も天使も悪魔もバケモノもいるとは…本当に何でもありだな、ここは。
もっとも、客観的に見れば、わたしも他人のことは言えないか
>>540 そう、見るからにとろとろしていそうな貴女ですわ。
(って…この子、どうやら人間にしてはかなりの魔力を秘めているみたいですわね。
ここがどこかわからない状態に、このような子に出会うなんて…
…「相互不干渉」はやめておきましょう。今は状況把握が大事ですわ。
前の…茜の時のようになるのはこりごりですし。)
私、○○に行きたいのですけど、どうやら間違ったところに出てきてしまったのですの。
それで、私をそこへ行く手順を教えてほしいのですけれど。
まぁ、本当は連れて行ってほしいのですけれど、ここはそのあたりで抑えてあげますわ。
>>542 …?どこからか視線を感じますわね。向こうかしら?
(そう言って、私は遠くから感じる視線の方を向く)
どうやら誰かこちらを見ているようですけれど…
覗き見とはあまりいい趣味ではありませんわね。見つけたらお仕置きかしら?
(でも…何か似たようなものを感じますわ。近くて、でも何か遠い…
いったい何者かしら?)
>>541 勇者ハリー?あまり聞かない名前だな。
それほど強いとは思えないが?
それと、「魔道書の魔神」は本の中で最強ではないのかね?
…これは少し時間をかけて調べる必要があ
{ ̄|○<=物体に触れないw
>>542 えと、はじめまして、リーゼスティさん。
私、楠沙枝といいます。よろしくお願いします!
(リーゼスティさん、ちょっと怖そうだけど、すごく小柄で可愛い…)
(さんぼう…って確か、戦争とかで作戦を考える人、だよね。翔子に見せられたアニメに
出てきたっけ。歳も私とそんなに違わなさそうなのに、そんな大事な仕事してるなんて、
きっとすごく複雑な事情があるんだわ…)
えと、なんかいろいろ大変みたいですけど、頑張ってくださいね!
>>543 とろとろ…って(辺りをキョロキョロと見回すけど候補者ゼロ)
やっぱり私、ですよね。あはは…
(あれ? 今この人から魔力を感じたような…ひょっとして違反者さん?!
…あ、でもエミットが、私は魔力は強いけど感知みたいな器用なことは
苦手だって言ってたし…きっと気のせいだよね、うん)
え、○○ですか?
(どうしよう、道案内してあげたいけど、私すごい方向音痴だし、乗り物とかも
よく分かんないし、おまけになぜか痴漢さんにもよく遭うし…)
>>547 どうなさったのかしら?あたりをきょろきょろとして。
まさか、道がわからないとでも?
…違う?ならいいのですけど…
さぁ、早く案内してくださいませんこと?
(…この子、本当に大丈夫かしら?何か不安を感じますわ。
まぁ、人間等にものを頼むことがあまり好きではありませんし。
でも、今いるのはこの子しかいませんし…仕方ないですわね。)
あ、はい。と、とりあえずこっちです!
(迷わないかまだ少し不安だったけど、ともかく私はその人と一緒に
歩き出した。あらためてその人を見ると、外国の人なのかな? 紫の髪と
蒼い瞳が印象的な、とっても可愛らしい女の子だった。童話にでてくる
お姫様のような美貌に思わず惹きこまれる。肌は真っ白で、耳は細長くて、
その上には角……つの?!)
(えと、あれ、付けてるんだよね…? なにかのコスプレ、なのかな?)
(コスプレっていえば、翔子が『お台場の楽しい所に行きましょう』って
言うからついてったら、めちゃめちゃ人の多い場所でコスプレさせられて、
あれは恥ずかしかったなぁ…と、こんなこと思い出してる場合じゃないや)
そういえば、自己紹介がまだでしたね。私、楠沙枝っていいます。
>>549 (私は彼女に案内されるままに歩き出した)
ふぅん、どうやら貴女もそこに用があるわけね。
まぁいいわ、同行させてもよくってよ。
何をじろじろ見てるのかしら?そういうのは失礼でなくって?
自己紹介?
…楠沙枝…ね。まぁ、それなりにましな名前でしてよ。
それに…貴女、礼儀はちゃんとわきまえてるのね。
その辺りにいる無知な者共とは違うようですわね。そういうの、好きですわよ。
(そういって髪をなびかせ、私も自分の名を告げる)
我が名はシェリスエルネス=ザーバッハ。もちろん、ご存知
…知らない?全然?
………これだから人間という生き物は…
ハァ、何でもありませんわ。さぁ、行きますわよ。
…ねぇ。
何か迷っている気がするけど、気のせいかしら?
>>550 わぁ、きれいな名前ですね!
シャリルエルナ…じゃなかった、シェリルエレニスさん…でもなくて、
しぇりすえる痛っ!(舌かんじゃった…)
…あ、あの、シェリスさん、でいいですか…(泣
え、迷ってる?
そ、そそそそんなことないですよぉ、気のせいですってば。
(あう、図星…私ってどうしてこんなに不器用なんだろ…)
>>551 >>シェリスさん、でいいですか…(泣
ハァ…えぇ、もうそれでいいわ。変にこじられるよりましですし。
(この子、わざと間違え…てる節はないみたいですわね。別の意味で失礼な子ですわ。
まだ茜のほうがもっとしっかりしていましてよ?)
>>そ、そそそそんなことないですよぉ、気のせいですってば。
…声が震えてますわよ。貴女、
(本当にとろいですわね…起こる気にもなれませんわね。
…人選を間違えたかしら?)
ハァ…仕方ないですわねっ!
「バァッ!」
しっかり捕まっていないと落ちますわよ!
(私は、翼を広げると沙枝の手を捕らえ、空へ飛び立つ)
「ヴォンッ!」
どぉ?ここからなら迷う必要もなくってよ。
後は貴女がその場所を指し示してくれればいいだけですわ。
私も今は、こんな所でくすぶっている暇はありませんから。今回は特別に
…何を驚いているのかしら?
あぁ、この翼?別に驚くほどのものではなくって?
私、この世界で貴女達が「悪魔」と呼ぶもの…って…あら?
(いけないわ。どうも余計な事までしゃべってしまったような気が…
どうもこの子と一緒にいると、何かペースを乱されますわね。どうしてかしら?)
………あら?なにかしら。
あちらから何かやってくるみたいですけど…
………鳥?……しては少し、違う…?
553 :
名無しさん@ピンキー:04/07/29 21:50
スーパーマン?
>>552 >>ハァ…えぇ、もうそれでいいわ。変にこじられるよりましですし。
あ、ありがとうございます! よかった、シェリスさんが優しい人で。
…あ…ひゃっ、シ、シェリスさん、空を…やっぱり、違反…
え、悪魔? なーんだ、違反者さんじゃなくてよかっ…たの、かな?
>>………あら?なにかしら。 あちらから何かやってくるみたいですけど…
えと、あ、本当ですね。何でしょう?
……私と妹の玲奈が、魔物と同化した末妹のつぐみ−シスターベイルに屈服し、
快楽の奴隷となってから数ヶ月が経った。
悦楽の城と化した鳳翔学園の中で、私達は淫靡に変異させられたコスチュームのまま
生徒達と交わり、つぐみの召還した魔物に犯され続ける日々を送っていた。
圧倒的な快楽の前では、異世界を救った救世主「シスターガーディアン」のリーダー
「シスタークレア」としての誇りも、教師としての自制心も、何の意味も持たなかった。
ただ、膣奥まで貫かれる充足感や、熱い精液の迸りや、汚い嘲りの言葉だけが、
私の数ヶ月のほとんど全てだった。
ところが。
ある日を境に、つぐみは魔物を呼び出すことも、淫気で生徒達を狂わせることも
しなくなった。私達は青ざめた。すでに私達の肉体は、あの狂宴なくしては
満足出来なくなっていたからだ。
そんな私達に、つぐみは無邪気な笑みを浮かべてこう言った。
「お姉ちゃんたちに、ちょっと手伝ってほしいことがあるんだよね〜。
役に立ってくれたらまたいくらでも、やらしいことしてあげるけど?」
つぐみは新しいゲームを見つけていたのだ。そのゲームの中では、私と玲奈は
「獲物」ではなく、それを狩るための「手駒」だった。
そして私達には無論、その役を降りる権利など与えられていなかった……
「あたしね、もうこの学校でお姉ちゃんたちと遊ぶの、あきちゃったんだ。それでね、
新しい遊びを始めようと思ってるんだけど……それにはもう少しだけ、チカラが
いるんだよね」
「だからお姉ちゃんたちには、特別なチカラを持った女の子を、やっつけて、
いじめて、めちゃくちゃにしてきて欲しいの! なるべくみじめに…そう、
お姉ちゃんたちみたいに、やらしいことしか考えられなくなるまでね!」
好奇心に浮かされた子供そのままの口調でつぐみはこう言った。
異世界スピアランドにおける最終決戦の時、私達に裏切られたと誤解した
心の隙を魔物につけ込まれて以来、ベイルは人々の心の悲鳴や軋み、絶望といった
負のエナジーを魔力源としているらしいのだ。
その後見せられた、ベイルが使い魔を操って集めた情報は、私と玲奈をおおいに
驚かせた。
欲望に支配された異形の者達「エクリプス」と、それを狩る「光翼天使」。
壮絶な権勢争いを繰り広げる、魔界に属す者達。
異世界から人間の思念を狙って襲来する「違反者」と、それを撃退する「魔法少女」。
屠龍参謀の二つ名を持つ侵略者も、何かを画策しているらしい。
いや、それだけではない。この世界には他にも、人知を超えた力を持つ者が数多く
存在しているのだ。その中でも特に強い、あるいは気高い精神を持つ者を堕落させる
ことが出来れば、ベイルは一般の人間数十万人を絶望させるのと等しいエナジーを
得ることが出来るらしい。
当然、つぐみ−ベイルの命令に従うことには強い抵抗があった。だけど……
人々を守るためでもなく、悪を挫くためでもなく、ただ自分自身の浅ましい
欲望のためだけに聖女の力を使う。そう考えただけで、
……秘唇が緩み、一筋の愛蜜が太腿を伝っていった。
背徳感さえ、もはや陶酔への呼び水でしかなくなっている。
私は「標的」について調べ上げ、策を練る事にしばし没頭した。
それからしばらくして。
強力な魔力の出現を感知し、向かった先で私は見つけた。
魔王ザーバッハの娘・シェリスエルネス。
十三番目の魔法少女・沙枝。
間違いない。二人ともつぐみ−シスターベイルが指定した「獲物」だ。
魔姫のいかにも気の強そうな、真っ直ぐな瞳。
魔法少女の一見おどおどしていそうだけれど、芯の強さを感じさせる瞳。
…私や玲奈も、かつてはあんな活き活きとした目をしていたのだろうか。
そう思うと、少し、ほんの少しだけ、胸が苦しくなった。と同時に、その瞳を
自分と同じ、淫熱に浮かされた者に変えてやろうという、どす黒い感情が
湧きあがって来る。
だけど、さすがに一対二では分が悪い。しばし思案していると……
何を思ったか宙に浮き上がった二人を目掛け、何者かが接近して来た。
魔姫を狙う魔界の者だろうか? それとも……
まあ、いいわ。もう少し傍観させてもらいましょう。
あっさり敗北して負のエナジーを吐き出すもよし、もし打ち破ったとしても。
……先生が貴方たちに、楽しい授業、受けさせてあげるから……
うぉ〜、一気に新キャラ増えてる〜!
556からの展開、スーパー二次元大戦とでも言おうか?
こういうの密かに待ってたんだよねー。
しかし街ひとつを軽く壊滅させるオメガ様まで獲物に入れちゃって、ベイルは大丈夫かなぁ?
悪役同士の絡みってのも、本編じゃあんまないから面白いかも。
あああ〜、こんな美味しい状況、悠美ちゃん早く帰ってきてくり〜!!
>>553 (…私としたことが少々はしたなかったですわね。
でもスーパーマンとは…一体何者かしら?)
>>554 ……こっちに向かってきますわよ?
もしかして、貴女のお友達?…ではなさそうですわね、その顔を見ると。
(にしてはあれ……違いますわね、明らかに。そう…誰かの人形に似)
「ビュウッ!」
!速いっ!?
「ガシッ!」「ガシ!ガシッ!」
きゃあ!
一体何なのですの!?あの無礼極まる鳥(?)はっ!
何の挨拶もしないうちから、この私を…その薄汚い嘴で突くなんて…ッ!
…いいですわ……私にこのような仕打ちをしたこと、あの世で後悔させてあげますわよ…ッ!
沙枝、貴女は
…あら?貴女…何を急に疲れたような顔をなさっているのかしら?
いくら突付かれた者同士といっても、だらしなくってよ。
違反者?…貴女、何か知っていそうですわね。
(私は沙枝から、違反者というものについて説明される。)
…では、あの無礼な鳥(?)は「異世界の人間」が
人間界にやって来る際に練り上げた精神体、というわけですわね。
ふん。弱い生き物は草木に姿を変えて身を守る…誰かに言った言葉がこんな所で的を得るなんてねぇ。
所詮、安全なところから藪を突っつくだけの臆病者など大したことありませんわ。
(…安全なところから藪を突っつく……
あらいけない。ついあの子を―パルセイズの事を思い出してしまったわ。
パルセイズ―勝ち気な私の異母妹。
彼女は昔、私のメイドの顔に焼印をつけようとした馬鹿な子。
その時はちょっときついお仕置きを据えてあげましたけど…
彼女はその時のこと、しっかり根にもってましたわね。
でもって、その仕返しにやってきたのが…忌々しいですけど、あの憎き『腐泥の王』―魔神ギルバに囚われていた時。
私が圧倒的に不利な状況なのをいいことに、その時の恨みを思い出させるように返してきたのだから。
自分が安全になった時にしかやってこない…そんな情けないところがそっくりですわね。
ハァ…まぁ、あの後私は)
あら。「ビュンッ!」
(私は、鳥の追撃を軽々とかわす………頬が浅く切れていた…)
……これはちょっとした殺され方では済みませんわよ…鳥(?)っ!
(フ・・・まさか、また新たな子羊が迷い込むとはね…
それも魔法少女と、新たな正義の味方―二人とも美人な上に
片方があの翔子君の親友ときてる。
…全く、これだから「流れ」というものは面白い。
幽霊になってまでこの現世に戻った甲斐があるというものだ。ククク…
そういえば…彼女の世界について考えたことがあったな『
>>523-524』
あれを聞いたら、彼女はどんな顔をするのか…興味は尽きないな。フフフフフ…)
とはいえ、さすがにこう展開が速いとついていくのにも一苦労だ…
>>558 …確かにこれこそ、我々が望むべき展開だ。
私もうれしい悲鳴を上げそうだよ。
…しかし、これほどに速く複雑な展開は私も初めてのこと。
こんな状態で羽連君の方と絡むなど…
はたして、私はこの状況についてこられるのだろうか…
できれば、「別々の流れに流れてほしい」と思うのは私だけか?
まぁそれはともかく…
>>555-557 (初めまして、霧島君。
私はここの世界の世界に住むものの一人…名は、永津という。
今回は手短にだが…今後ともよろしく。)
>>560 なるほど、二人はやはり初対面のようね。ならば……付け入る隙はあるはず。
あの鳥型の違反者も力はさほど無いようだけれど、素早い動きで二人の注意を
完全に引き付けている。シェリスエルネスなど、怒りで平常心を失っているように見える。
……好機、ね。
「インクロス!」
声と共に、私はシスタークレアの姿へと変身した。かつては屈辱でしかなかった、
扇情的に変異させられたコスチュームが、今は心を熱く昂ぶらせてくれる。
舌なめずりをしながら、私は両手に三本ずつ光のダーツを出現させ、それを
アスファルトの大地に突き立てた。光の六芒陣が描かれ、その中心から……
身長三メートルほどの、漆黒の大男が登場した。
シスターベイルから借り受けた「魔神」。
神と言っても名ばかりで、知能は低く、攻撃に関しては正直あまり期待出来ない。
が、生命力だけは並外れて高い。しかも、今は人の形を取っているが、指令一つで
どのような形にも変わることが出来るから、使い方一つでおおいに役立ってくれるだろう。
かつて戦った敵を道具として使うなんて、考えもしなかった事だけれど……
本来ならいずれ人間等の知識や記憶を取り込んで、神に相応しい能力を得ていくのだけれど、
私の呼び出した「ヒトガタ」にはベイルが「加工」を施しているためそうはならない。
代わりに与えられているのは、常に淫気を発散し、周囲の人間を発情させる力だ。
魔力を持つ者なら体が火照る程度で済むが、通常の人間は男も女も性欲を押さえられなくなる。
しかも発情させられた人間達は、本体と同じく、魔力の高い者へと襲い掛かっていく!
心優しい楠沙枝は攻撃をためらうだろう。シェリスエルネスはそんな事に
構わないだろうが、果たして人間を傷つけた魔姫を、魔法少女はどう思うだろうか?
最悪でも、最も警戒すべき、二人の連携を断ち切る事は出来るはずだ。
『さあ、行きなさい!』
>>562 あら、貴方は確か……
……思い出したわ。使い魔の記録で見た、エクリプスの医師ね。
最期は……うふふ、少し惨めだったけれど、この先光翼天使達を狙うような
ことがあれば、貴方の戦い、参考にさせてもらおうかしら。
>>564 ホゥ、私のことを知ってもらっているとは光栄だな。
もっともそれなら「あの方」のことも知っているはずだが…
新たな無謀者が一人……フ…
…チ!惨めか…確かにな。
だが、君達のような元・正義の味方には言われたくはないがね。
参考にするのは勝手だが、君にそこから2手3手の先が読めるかな?
それができなければ…ってもう「呑まれている」か。ククククク…
それとも、君も私の「二の舞」になるのかな?
ハッハッハッハッハッ!
>>560 怒ったシェリスさんが、攻撃をかわすために大きく横に跳んだ瞬間、
その勢いで、掴んでもらっていた私の手が離れた。
「沙枝!」
シェリスさんが急いで腕を伸ばしてくれるけど、届かない!
あれ、私、落ちてる…?
…ひょっとして、死んじゃうのかなぁ? 痛いの、やだなぁ…
………って私、飛べるんだっけ!
頭の中に扉をイメージして、想像の鍵を差し込み、それを開く。
いつもの手順を思いっきり早回しして変身し、落下に急ブレーキをかけた
直後、足が地面にすとん、と着いた。
ふぅ、あぶなかったぁ…
なんて落ち着いてる場合じゃなかった。鳥の違反者さんが、無我夢中で私に向かってくる。
私の思念がご馳走っていうの、やっぱり本当みたい…
ビュン!
っっ! 避けたつもりなのに、少しだけど思念を吸われた。飛び去る背後に
魔弾を撃ち込むけどあっさりかわされる。やっぱり速い!
同じことをもう二回繰り返されるけど、手も足も出ない。
どうしていいか分からないまま、四度目の攻撃が来る。そのとき、
…あっ!
私はいつもの不器用を発揮して、つまづいてしまった。思念をいっぱい吸われる、と思った。
それなのに、鳥さんはまた触るか触らないかの所を飛んで、少しだけ思念を奪っていった。
…これって、ひょっとして…「よけてるんだけどかすっちゃう」んじゃなくて、
「わざとかすられてる」、のかなぁ…
よけさせて疲れさせる作戦なのか、少しずつしか思念を吸えないのか、
理由は分からないけど…だったら!
「こっちよ!」
私は迷い込んだ路地裏から走って大通りに出た。たくさんの人が、いきなり現れた
魔法少女姿の私を見て驚いている。うぅ、恥ずかしいけど、がまんがまん…
走ってるあいだにも、鳥さんはやっぱり私の体をかすめて、ちょっとずつ思念を
奪っていく。疲れてきたけど、もう少しがまんがまん…
…よし、あそこにしよう。
私は目的の場所に着くと、「それ」を背にして振り返った。
一直線に飛んでくる鳥さんを右側に跳んでよける。思念を吸われた直後、
がつっ!
鳥さんのくちばしが、私の背後にあった小さな立て看板に突き刺さった!
作戦成功!
しょうがないよ、あんなスピードで飛んでたら。
だって私、私の左をかすろうとすると、看板にぶつかるしかない場所を選んだんだもん。
魔法を込めた右手で、くちばしが抜けずにいる鳥さんに触れると、ぽん、とかわいい音を立てて
エーテルランドに送還されていった。
…ひょっとして今日の私、冴えてる?
もぅ、どうしてこういう時に限って、翔子もエミットも見ててくれないんだろう。
そんなことを思っていると、誰かに肩をつかまれた。
? 誰だろう、友だちとか知り合いじゃなきゃいいなぁ…
振り向いた私の前にいたのは、
真っ黒な大男さんだった。
>>566 {あれから私は、迫り来る嘴を軽々と交わし続ける}
どうしたのかしら?さっきまでの速さは。
その程度ではあくびが出てしまいますわ。
(所詮は肉眼で見える中での「速さ」。ちょっと本気を出せばこんなものだわ)
アハハハハハッ!
時間がたつたびに貴方の処刑の時間がちかづいてよ!?
{次第に鳥(?)の背後ばかりを取るようになる。
見えなくして恐怖を与えているのだ。
荒れ狂う我が怒りとは裏腹に、頭は何時にまして冷静になっている。
やられて時に頭に血が上りすぎて、回転が速くなったのかしら?
そんな風にこの『復讐』を楽しんでいると…}
「シェリスさ〜ん…(泣」
沙枝ッ!
{情けない声が遠のいてゆく。
私の速さについていけないのは彼女も一緒のようだ。
あまりに軽かったものだから、つい手を離してしまったのだ。}
まずい!今、案内人を失うのは、ちょっと問題ですわ!
{歯噛みした私が急いで彼女を追うとした…
その時、彼女の落下が止まってゆく。
…なんと変身してゆくではないか。
そして、沙枝は地面に到達した}
ふぅん、あれが彼女の力というわけね。
それを見ていたとき、鳥(?)は私の横をすり抜けていった。
どうやら、奴は彼女が「狙い」だったようである。
>>567 {私はそこで少しほうけていたが、すぐに怒りが湧き上がった}
…私にあれだけのことをしておきながら、無視ですって!?
私、そうやって無視されるのが一番嫌いなんですのよッ!!絶対に八つ裂きにしてあげますわ!
{そういって私はすぐにあの鳥(?)の後を追いかけた…
そうして、彼女の持っている魔力の反応を頼りにすることしばし。
ようやく沙枝を発見した。
しかし、その時にはすでにあの鳥(?)姿はどこにもいない。
そして変わりに居たのは…「真っ黒な大男」の形をしたもの!
外見こそ人間に似ていたが、内側から流れるどす黒い「魔」は、それが明らかに人間でないことを示している。
それが、沙枝の肩をつかんでいる!}
ケルベロスッ!
{何かしらの(気に入らない)生命体であると直感した私は(何故かわからないが)とっさに魔具から魔鞭に変化させ放つ。
三つの先端があるその鞭はそれぞれが体と沙枝をつかんでいる腕、そして両足を拘束する!
とっさのことと、対象の鳥(?)が居なくなってしまった事によってずいぶんと冷静になっってしまった私は
しかし目を鋭くさせ、言い放った}
…貴方、人間ではありませんわね?私の案内人にいったい何をしようとしていたのかしら?
>>563 {こう言いっている間にも、私は別のほうから感じるかすかな
でも何ともどす黒い気配をも遠くから察知し、気を付けていた}
(…この気配、どうにも気に入りませんわね。
あのギルバとは別の、しかし奴と似た魔気を感じますわ。
…何者かは知りませんけど、下っ端に戦いを任せて自分は高みの見物とは、いい度胸ですわね!
いいですわ!そこから引きずり下ろして、お仕置きして差し上げますから首を洗って待ってなさいな!)
{そう遠くで見つめている者に対し宣戦布告した後、私は鞭で(沙枝とは)反対の方向へ向け放り投げる。
そいつは大きな音とともに地面に叩きつけられた。
沙枝から非難の声が上がったが聞かないでおいておく。
しかし、私がその「物体」の方へ振り向いたとき…}
……な、何なのですのこれはっ!
{気がつくと、そこにはかなりの数の人間共がいた…}
いつも楽しく読ませて頂いてます。
このスレはログ容量が490KBになっています。
500KBになると書けなくなるので次スレを立てて欲しいです。
>>571 ( ゚Д゚) …そうか…ついにこの刻が…
∪ ノ くっ!(私の体が透けてゆく)
V
…どうやら、私も「無明の闇」に帰らなければならなくなったようだ…
まぁいつかは来る事だとは思っていたが…みんなとはここでお別れだ。
ククク…エクリプス風情の私がこんなことをいうのは「変」極まりないがね。
私はここで失礼するが、羽連君やシェリス君等の戦いはまだまだ続く。
まぁ、彼女らの結末を見れなかったのは残念だがそれはあちらでの楽しみに取っておこう。
今いるところがこれからどうなるか、それは「かの者」の決めることだからね…
…それでは私は、いるべき場所へ「帰る」としよう……
では…ごきげんよう…フフフフフ……クックックックックッ…
(彼の体が、霧のように消えていく……
そして彼は再び、虚無へ…その意識を沈めていた………)
>>573 立てるのは構わんけど、「舞台」じゃないだろうここ。
皆必死に戦ってるんだぞ?
こっちでも謝っとく。
正直すまんかった。(AAry
なりきりスレだからなんか「名無し」で建てるのもアレかなぁ。
と思ってあのようなコテ(?)でやったんだが、
かえって皆様の機嫌を損ねてしまったようだ。
マジでスマソ。吊ってくる。
なお、さりげなくこのレスは携帯からやってるので、
むこうの>1とはID違うかもしれないが、
普通に同一人物です。
マジスマソ。
>>575 『キャハハハッ!!やっちゃったのは仕方ないんじゃあないの?
でもあれじゃあ、これから「ここのみんなは演劇やってます」なんて
新しい人に思われ続けるんだから、みんなかわいそーだよねー。キャハハハッ!!
…え?私もその中に含まれるって?
……………』
(
>>575残虐中。しばらくお待ちください)
『ふぅ、あとはこの○○○をそこの異次元ゲートに放り込んでおしまいっと。
つまらないことで力使ちゃったわ。まったく腹の立つ。
まぁそれはともかく。
この世界を楽しく見てくれた皆。今意識がどこかに吹き飛んでいるお姉ちゃんに代わって
私がお礼をいっちゃうね。どうもありがとー
これからはちょっと世界の感覚が変わったように感じるけど、この世界は
今までのままでから、これからもお姉ちゃんたちがやられちゃうとこ…
たっっぷり楽しんでいってね。キャハハハッ!!
それじゃあねー。』
「シスターガーディアン」について
こことはまた違う世界…異世界スピアランド。
闇の魔神達が闊歩していた世界に平和をもたらした三人姉妹。
聖なる力はそのままに、地球地球に戻った後もヒロインとして戦い続ける彼女たち。
しかし姉二人を信じ切れずにトラウマを負った三女は精神を蝕まれ、逆恨みの復讐を始め…
見事に姉二人を篭絡させたというところで現在に至る…
闇に蝕まれたり快楽に篭絡したにもかかわらず…今もなお彼女らが使う力は「聖なる光」のまま。
これは聖なる力が当人にではなく、「クロス」と呼ばれる着衣にその力がしみこんでるからに他ならないが…
何故それ程のものが地球に戻った彼女らの手元に残ってしまったのか…
これはまさに、不慮の事故に他ならない。
彼女らは最後の戦いの時、何らかの力の爆発に巻き込まれて地上に戻ったとされている。
そんな状況ではさすがにクロスを返す暇もなかっただろう。
つまり…今もなお彼女らは「本来元にあるべき場所に返すべき世界の希望を借りたまま」なのである。
しかし、そんな状態が一年程続いたなどと…これは我々「魔」にとっては非常に愉快な事態だ。
まかりなりにもそんな状態が続けば、スピアランドの住人…特に一部の主要人物はどう思うのだろうか…
まぁ最悪「聖なる光の象徴たる聖衣を盗んでいった泥棒」とでも思われている可能性もある。
実際…地球にも魔神が攻め込んできている時点で、魔神達は未だ健在なのは想像が付く。
本来ならばまだ、スピアランドにいなければならない存在なのであるはずなのに、あのような状態では…
まさに三姉妹の砦による最後の戦いは、その世界にいた人間にも予測できなかった事態だったのかもしれないな。
(資料はその部分で途切れている)
(くしゃくしゃにされて飛んでいたそれには、
>>577の続きが書かれている)
それならば、この事態を何とか収拾しようと再び召還出来ないものかとも考えられなかったのか?
…無理だな。
一年もの間何事もなかったかのを考えればもはやあちら側に再び彼女らを召還できる魔術師いない可能性は高い。
それに加えて聖女の暴走…魔神の再出現…
いずれにせよ、魔神が異世界と地球を闊歩するのも時間の問題であろう。
魔に取り付かれた聖女―シスターベイルとその下僕と貸した姉達によって…
それとも、聖衣に秘められた光の力がそれを止めるのだろうか?
あの「クロス」と呼ばれる衣、今でこそ彼女達を守る鎧でもあり、時として三女の操り道具とも成り果ててしまう代物ではあるが…
本来は世界を救うほどの力を秘めた聖なる「魔具」と考えるべきである。そして…
それほどの力を秘めた物には大抵…「意思」…すなわち人格のような者が備わっていてもおかしくないのである。
それが、今までの「シスターガーディアン」を務めた者によるのか、はたまた異世界の思いの集合体であるのかわからないが…
もしその意思があの衣に残っているとすれば…
どの道、今までのように平穏無事というわけには行かないだろう。ああなってしまっては、
元の流れに戻ろうとも、地球が、快楽の流れに押し流されようとも…必ず凄まじい被害が世界に事は容易に想像できる。
少なくともあの子供…ただの子供でしかない三女によって…
彼女は生まれながらの魔神ではない…すなわち、記憶や意思の伝承がなされていない。
すなわち生まれながらにして「子供であり、大人でもある」オメガエクリプスとは違う。
ただの性格がひねくれたガキでしかない。(まぁ、悪人という者は大抵が我侭な子供ではあるが)
そういう人物は、ちょっとした失敗に暴れだし、それが取り返しの付かないところまでいき、結局は自爆するのが常なのだから…
もし、その世界に物語があるとするなら…物語はまだエピローグを迎えてはいない。
はたして、魔神となった三女と悪の手先と化した「スピアランドの救世主」…そこから
その物語の結末とは、それとも…このまま何も語られず闇に消えゆくのみか…
(何もなく、何も感じられぬその「闇」に、未だ意思が残っている者が一人…)
…ん…おや?
まだ、{この場所}は残っていたのか…
フ…しぶとさの点はどこも一緒ということか…
ユミエル・リーゼ・沙枝・シェリス…
元々は、人知れぬところで戦い続ける闇の住人…その彼女らが今もなおと戦い続け…{この世界}は今もなお存続している。
そして皆から認知されている…それはこの世界が存在していたという証…
それを立てれたというのはここを見て支えた人間共のおかげ…
人間的に言うなら…「本当に感謝の仕様もない」と言ったところか。
でもいつかは、我々も人間の心から忘れ去られるだろう…
それまでにどこまでこの世界にやってくる住人に「官能」の世界を味合わせることが出来るのだろうか。
フ、今の私には関係のないことか。
彼女等は{別の場所}でどこまで闘い続けることが出来るのか。
今はただ、皆でそれを見続けるとしよう…
フ…フッフッフッ…
クックックックックックックッ……………
>>次101
……羽連君……………逃げたなw