【異能】黄昏の学園 46【異端】

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1名無しさん@ピンキー
舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少 女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、
同じよう な『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら力を合わせて様々 な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。

【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定な ので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開は やめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです

テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】

前スレ
【異能】黄昏の学園 45【異端】
http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1360518045/

避難所
【異能】黄昏の学園避難所 100【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1366551699/
2久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/11(木) NY:AN:NY.AN ID:ObEhZKLS
【白雪月歌 ◆uOUHxRuf5cさんへの置きレスにお借りします。】

>>526
(手を引っ込める様子を眺めながら、ナイフとフォークを使って、行儀よく料理を口に運ぶ。)
(続いて、サラダを持ってきた給仕の人間に、話しかける。)
わたし、スープと肉料理パスですわ。
あんまり食欲無くて。
あ、でも今日の魚と肉はなに?
「魚料理は旬の鱸をポワレにして、ホワイトソースとガルビュールの二色仕立て。
 肉料理は仔牛のコートレットに白味噌と葱のソースを使い、京風に仕上げたもので御座います」
…ふぅん。
やっぱり魚料理だけでいいわ。
白雪さんは、どうされます?
この店、けっこうボリュームあるんですの。
でも、味は絶品なので、もしおなかに余裕があるのでしたら、両方食べることをお勧めいたしますわ。
あ、わたし魚料理食べたら、あとはもう、デザートと紅茶ね。
肉料理はいらないけれど、口直しがジェラードなら欲しいですわ。
(味を褒められ、恐れ入りますと給仕係が軽く腰を屈める。)
(そして、白雪へと視線を向け、微笑みながら返答を待った。)

(黒のジャケットの背中を、赤いカーテンの向こうに見送り、サラダをつつきながら)
(白雪の話に、耳を傾ける。)
せー…こーい?
……
(なんだったっけ?と暫し考えたのち、あぁ…と、小さく声を出す。)
(なるほど、異形の者はそういった代替え行為のようなものが、存在する種もあるのか。)
(だとしたら…自分も?)
(…考えるのは、やめよう。そもそも、己には全く必要のない行為なのだから…)
(頬を少し赤くしながら、そこまで考えて、再び白雪が聞き覚えの無い単語を口に出すのに気が付いた。)
(どうだろう?と訊かれても、その行為自体が、どんなものなのかさっぱり見当もつかない。)
(性行為と並べるくらいだし、セクハラとも言うくらいなのだから、その行為に準ずるものだと考えが至る程)
(ゆりかは、その件に関しては、聡明ではなく余りにもものを知らなかった。)
じ、い?
……………
(甘い香りのルッコラを噛みしめながら、難しい顔をしてみせる。)
じい…?爺……
侍医……辞意………
(脳内の情報をダダモレにしながら、フォークを持った手を、トン、と真っ白なテーブルクロスに着く。)
(サラダから顔を上げ、青い瞳でじっと白雪を見つめて、首をかしげた。)
じいこーい、って、なんですの?

1/2
3久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/11(木) NY:AN:NY.AN ID:ObEhZKLS
でも、あなたとあなたのお母様は、その月の満ち欠けに支配されている。
Scarlet Moonと月歌……弱点を、旗に書いてヒラヒラと掲げているようなものですわね。
それとも……月が満ちているときは、その名になる程に強大な力をお持ちなんですの?
(目を細め、探るように白雪をじっと見つめる。)

わたし、基本的に異形は信用していませんの。
あなたのことだってそう。
いくら、人間のように振る舞えても、人間と同じ感情を持っていたとしても。
身体の中には、本性が眠っている。いつどんなきっかけで目覚めるか、解らない、ね。
……わたし、ちょっとこの間色々あって、骨身に沁みましたの。
だから、あなたに銃のレクチャーをするのは勿論ですけれど…
その間に、あなたのことを色々拝見させて頂きたいと思いますわ。
万が一、白雪さんの本性が、人間にとって危険と判断できた場合は…
(運ばれてきた鱸のポワレの真ん中に、持ち上げたシルバーのナイフを、ガチンと音をたてて突き刺した。)
あなたにとっては、楽勝の条件だと思いますけれど、如何かしら。
あなたとっても『人間らしく』見えますもの。
傷の治りは、随分早いご様子ですけれど。
……まさか、自信が無いなんて仰いませんわよね?
(差し出される、すっかり傷の治った指先には目もくれずに、微笑みながら、白雪の目をまっすぐ見つめる。)
(本当は、吸血鬼の娘かどうか疑っていたわけではなかった。)
(紅裂から聞いた話、そしてそもそも本人が、そう言っているのだから。)
(吸血鬼が「私は人間です」と言っているのならともかく、異形が「私は異形です」と言っているのだ。)
(自己申告してくれるだけ、むしろ親切だと思っている。)
(何か能力の片鱗を見ることができれば、と思い問いかけた。)
(見せられたのは再生能力…少しやっかいかもしれないが、吸血をしなければ大したスピードではなさそうだ。)

2/2

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
4名無しさん@ピンキー:2013/07/11(木) NY:AN:NY.AN ID:91z4eIcz
ヨン様
5白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN ID:tDFjNQOZ
>>2,3
せっかくだし、ボクは一通りもらおうかな。
これでも成長期だからね、それなりの量は食べられるよ。
ちなみにコートレットって? ホワイトソースはわかるけれど、ポワレとガルなんとかとは何かな?

(月歌の返事を待つ給仕係に質問をする。)
(友達と入る安いファミレスではなかなかお目にかからない言葉だ。)
(もしかしたら家では食べたことがあるかもしれないが、普段はあまり気にしないのだ。)
(せっかく久遠ゆりかが選んでくれたレストランだ。楽しんだ方がいい。)

……え?
おいおい、久遠さんはそれをボクに聞くのかい?

(からかっているのではなく、本気で知らない様子を見せるゆりかに、月歌は目を大きく見開いて驚く。)
(ちらっと赤いカーテンの向こうを見る。月歌は構わないが、あまり男性に聞かれるのはよくないのだろう。)
(いちおう、身を乗り出してゆりかにしか聞こえないくらいの声で話す。)

ボクは自他共に認める世間知らずだけれど、久遠さんもたいがいだねえ。
快感を得るのが目的の、一人でする性行為の代替手段だよ。
一夜漬けで読んだ保健体育の教科書にそんな感じで書かれていたと思うけど。

(ここで姿勢を戻して、普通の声で続ける。)

タコやイカが自分の足を食べるようなものさ。
快感もあるし力も底上げされるけれど、とても大きな反動もある。
後先考えずどうしても力が欲しいときの最後の手段だろうね。

(血を飲むことを忌避する月歌はもちろんそんなことをするつもりもない。)
(もしするとしたら、そうしなければ殺されてしまう、とうような危機的状況に陥ったときだろう。)

ボクは支配されているけれど、母は逆に支配しているのだろうね。
たぶん、畏怖と恐怖をこめた二つ名なのだと思うよ。
母は歌が好きだったそうだ。だから父は母にちなんで月の歌、月歌とボクに名付けたんだ。
まさか月の満ち引きに影響を受けるとは当時の父は想像もしていなかっただろうけどね。
ふふ、気になるのかい? まあ、ボクに興味を持って貰えるように話したのだから当たり前だけど。
満月の時のボクはかなり強いよ。紅裂拓兎を圧倒できることは自信を持って言える。
まあ、勝てるかどうかは別次元の話しだけどね。この間も圧倒されたし。
苦戦させる自信はあるけれど、正直彼に勝っている自分が想像できないんだよね。

(だから彼の助力を得たのだけれど、と月歌は続ける。)
(心と精神の有様、月歌にない力に惹かれ、彼が欲しいと思ったのだ。)


(1/2)
6白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/07/13(土) NY:AN:NY.AN ID:tDFjNQOZ
……、ふむ。
人間とは何か、異形とは何か、怪物とは何か、たぶん人それぞれの定義はあると思うけれど……、

ボクは人間だよ。

たしかに、ボクには異形の血が、普通じゃない血が混じっている。
でもボクは自分が人間だと思っている。ボクが思う人のくくりの中を生きている。
久遠さんには久遠さんの、きっと兵部くんや紅裂さんにも彼らの思う人間のくくりがあるのだと思う。
もしかしたら久遠さんのくくりから外れてしまうところだってあるかもしれない。
久遠さんに、ボクは人間じゃない、と言われるのはとても悲しいけれど、ボクは自分を否定しない。
ボクがボクを人間じゃないと少しでも思ったら、そこでお終いだからね。

(笑顔だけれど目が笑っていない久遠ゆりか。紅裂拓兎とは似ていて非なる目。)
(久遠ゆりかには久遠ゆりかの考えがある。思うところはあるけれど、人は人、否定はしない。)
(でも自分の思いも曲げない。主張する。最低限、絶対に曲げてはならないところだからだ。)

ボクには五月女五月という身の回りの世話をしてくれる人がいる。
秘書とか付き人とか運転手とか執事とかメイドとか家政婦とかお手伝いさんとか、色々してもらって一言では表せられない。
彼女はまっとうじゃないことが嫌いだ。オカルトも嫌い、悪いことも嫌い、後ろめたいことも嫌い。
ボクのことも大嫌いだ。きっと久遠さんのことも嫌いだろうね。
実家に首をくくらねばならないような借金がなければボクの世話なんかしていなかったはずだ。
彼女が初めてだった。座敷牢で暮らすボクに初めて人であることを教えてくれたんだ。
それまでのボクは人でも何ものでもなかった。ボクはボクが何であるかを知らなかった。
彼女は血を吸うことは悪いことだと、恥ずかしいことだと教えてくれた。
それまで世話をしていた人は父の目を盗んで何も知らないボクに血を吸わせて快感を楽しんでいるような人達ばかりだったからね。
目から鱗だった。当時はそんな言葉は知らなかったけれど、人とは何かを教えてくれた。
人間はそんなことをしない、してはならない。彼女が教育してくれたんだ。人は教育されて初めて人になると、ね。

(一息ついて、グラスの水を一口飲む。)

ちょっと熱くなってしまった。
長々と話したけれど、ボクが人間であることをあきらめると、尊敬する彼女の顔に泥を塗ることになるからね。
やっぱりどうしたって熱くなってしまうんだよ。特にお前は怪物だって言われるとね。
でも、ボクを警戒してくれる目があるからこそ、ちゃんと人間として生きていけるんだと思うのさ。
だからボクは久遠さんのことを嫌ったりしないし、人の道を踏み外さないか見ていてほしいとも思う。

ところで、そんなふうにナイフを突き刺すなんて、料理してくれた人に失礼じゃないかな?


(2/2)
【久遠さんへの置きレスだよ。】
7久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN ID:rl4Ob4Z9
【白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c さんへの置きレスにお借りします。】

「はい、コートレットとはシャロレー種仔牛のコートを使い、国産小麦と自家製のパンで…」
すとーっぷっ
説明長いのよ。
コートレットは…まぁ、牛カツと似たようなもんですわね。
ポワレは、フライパンでかりっと焼いたやつ。
わたしは一番好きですわ。
ガルビュールは野菜煮詰めたスープだから、なんかそんな風な仕立てで作ったソースじゃないの?
(と、ざっくりすぎる説明を述べて、どう?とばかりに給仕人を見上げる。)
(男性は小さくため息をつき、首をすくめ。)
「ま、随分と割愛されましたが、そのようなものでございますよ」
(とだけ、告げた。)

わたしは別に、世間知らずってわけじゃないですわよ。
ただ、そのちょっと……
………
(もじもじとした顔が、白雪の説明を聞いていると徐々に険しくなる。)
ひとり、で?
そんな…性行為は一人ではできないと聞きましたわ。
だって、その…アレでしょ?
…男性の……その…女性の……に……
それに、あ…愛し合う行為だとも…
一人でなんて、そんなの出来っこないのですわよ。
………できるの?
じゃあ、一人で妊娠とかも出来るんですの?
そ…そうよね。だってマリア様は、おひとりで神の子をお産みになったのですもの。
出来たって、おかしくないですわね。
…なるほど。

あなたのこと?もちろん、気になりますわね。
だって、本人がどんなに人間だとおっしゃっても、流れる血は変わらないですもの。
紅裂先輩は…あれはほら、特別よ。
先輩に勝とうと思ったら、三回ぐらい殺されて、そのうえで相討ちで狙わないと。
まぁその場合、どうやって三回殺されるのか…っていうのが、問題点なのですけれど。
わたしが思うのは……やはりあなたは、人間ではないですわ。
でも、どんな異形だって、人間とのパートナーになれる。
わたしは、そう考えますの。
異形が異形として生活するのに、なんの問題がありまして?
ただし、人間サイドについているわたしの前で、もし人間に危害を加える可能性を一片でも見せたら
その時点で、あなたはわたしの敵よ。
つまりは、こういうことね。
異形でも人間でも、わたしは誰かを傷つけるものが嫌い。
(そう…だから、自分のことが一番大嫌い。)
なかなかに、自分勝手な意見でしょ?
でも、生き物なんて、そんなものですわよね。

ふぅん…いわゆる、人間への恩義、ねぇ。
それだけで、箍になるものなのかしら?
ま、わたしは別に血を吸うこと自体が、イコール悪いことだとは思いませんわ。
それで、人間の命が失われたり、何かに感染したりするのであれば、話は別ですけれど。
(指摘されて、無残にもナイフの刺さった鱸をみる。)
いいのよ。
こんなの、おなかに入れば一緒なのですわ。
(そう言うと、澄ました顔でナイフを抜き、端っこから丁寧に切り、口元へ運ぶ。)

【置きレスにお借りいたしました。ありがとうございます。】
8名無しさん@ピンキー:2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN ID:UMV2iXTm
末広がり
9白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN ID:fPxac73o
>>7
ふむ、ふむふむ。ありがとう、だいたいわかったよ。
たぶん食べたことがないから楽しみだね。

(普段はあまり食にこだわりを持たない月歌だが、こうゆう場では楽しもうという気になる。)
(普段から和食が多いのでコテコテの洋食は物珍しくて興味をそそられるのだ。)

いやいや、久遠さんは勘違いしている。
自慰は快感目的でするそうだから愛は関係ないし、そもそも愛がなくても性行為はできるだろう。
それに男の精子と女の卵子がそろわないと妊娠できないと教科書には書いてある。
男だろうと女だろうと一人でする自慰じゃ妊娠は無理だろう。

(聖母マリアがイエス・キリストを一人で産んだのが事実なら、それは妊娠じゃなくて別の現象だ。)
(とは言わず心の中でとどめた。ゆりかがキリスト教徒だったら気分を害させてしまうだろうし、)
(なにより十字架なんてだされたら月歌が困る。)

三回も殺されるなんてまっぴらごめんだね。痛くないならともかく、紅裂さんだったら絶対痛いに決まってる!
それこそボクの母のような存在じゃないと。だからこそ彼に一目惚れして助力を求めたのだから。

パートナーか。父と母の愛の結晶がボクらしいけれど、ボクが生まれてから別れたままだからね。
鶴の恩返しや雪女のように悲劇的な結末の昔話ばかり思い浮かんでしまうのは両親のことがあるからかな?
異形が異形らしく生きる、ねえ。でもそれは条件付きでなのだろう?
野生動物に人間が不用意に近づいて襲われたら、それは自業自得じゃないのかな?
でも実際は動物の方が駆り立てられて駆除される。
動物と異形を一緒にするなと兵部くんに言われたけれど、異形らしく生きて退治されるのは矛盾を感じるよ。
まあ、ボクだって誰かが傷つくところは嫌だよ。傷付けることもしたくない。
紅裂さんが人を殺したとこを思い出せば嫌な気分になるし、それでも紅裂さんを欲しいと思うのも事実。
そこにどう折り合いをつけていかなくちゃいけないかはわからないけれど、
久遠さんに敵対されるようなことはしないつもりだよ。

(人間だって人間を傷付けて殺す。ふつうは罪に問われて裁かれるが、紅裂拓兎のような者もいる。)
(戦争の勝者は人を殺しても大丈夫だそうだ。異形も異形を裁く法律はないからお巡りさんじゃどうにもならない。)
(兵部晶のように害獣駆除してる人間もいるけれど、端から見て特殊な例に見える。)
(外の世界はとても複雑だ。とりあえず学校に通えるくらいの知識はつめこんで実家を出たけれど、)
(こうゆう話しになると考えれば考えるほど正解から遠くなっていくようで難しい。)
(学校では異形のことは教えてくれない。世界には表と裏、昼と夜があって、明るい方のことしか教えてくれないのだ。)
(五月女五月に相談すれば、そんなことに関わるなとすぐ答えが返ってくるけれど、父の願いを叶えるにはそうも言ってられない。)
(久遠ゆりかに聞いたら教えてくれるだろうか?)


(1/2)
10白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN ID:fPxac73o
>>7
おなかにはいれば一緒って、身も蓋もないなあ。
さっきも思ったけれど、久遠さんってお店の人に遠慮がないよね。

(ゆりかの言葉に対して、月歌はつらつらと食べることも忘れて過去話を話し始める。)
(最初は少しだけのつもりだった。けれど話し始めたら止まらなくなった。)

人間への恩義というと、まるで人類全体に聞こえるから語弊があるね。
あくまでも五月女五月個人にたいしてだよ。そして久遠さんにも感謝している。

そうだね、健康に問題がある人なら命に関わるかもしれない。
ボクには無理だけれど、吸血鬼は吸血で仲間を増やすことができる。
でも何が問題かって、心と精神を犯されることなんだよ。
経験しないとわからないことだけれど、血を吸われるととてつもない快感を感じるんだよ。中毒性のある快感をね。
四六時中血を吸われたいと思うようになる。血を吸われるためにどんなことでもするようになる。
世の中にはマリファナとかヘロインとかいう麻薬があるそうだけれど、それと同じようなものなのだろうね。
幼いボクにはそんなことわからなかったから、彼女らに請われれば何のためらいもなく血を吸ったよ。それこそおやつ感覚でね。
最初は興味本位で、または偶然の事故で。次からは快楽の誘惑に勝てなくなる。
表向きボクに血を吸わせるのは御法度だったけれど、人の目を盗んでボクに血を吸わせようとする。
それで何人もボクの世話係を止めさせられていった。最後までボクを抱きしめて離そうとしない人もいた。
その後の彼女らがどうなったのかボクにはわからない。解放されていればいいのだけれど。
そうゆう意味では、恩義以外に彼女らへの贖罪もあるかもしれない。

こんな話しを聞いたら、もうボクを敵認定してしまうかな?
ふふふ、おかしなことだけれど、包み隠さず打ち明けるのがなんだか楽しいんだよ。
学校の友達とじゃこんなこと話せないからねえ。
久遠さんにしてみれば、せっかくの食事がまずくなる話しかもしれないけれど。

【久遠さんへの置きレス。】
11名無しさん@ピンキー:2013/07/16(火) NY:AN:NY.AN ID:UMV2iXTm
11
12久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:9igr1/Bk
【白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c さんへの置きレスにお借りします。】

>>9-10
!!
(目を見張って、驚いた表情をした。)
(今まで、この店のなかでは、どこかしら感情を殺したような顔をしていたのに)
(こればかりは、隠せなかった。)
愛…なくても、できるの?
快感って……やっぱり、そういうことすると気持ちいいんだ…
(結局、一人でする行為がどんなものであるか、さっぱり解からなかったけれど)
(いずれにせよ、自分には関係の無いことだ。)
(それに、愛が無くてもできるという驚きだけで、頭がいっぱいぐるぐるになっていた。)

あら、別にわたしだって平和に暮らしている異形さんたちの住処を荒らしてまで
ぶっ殺しにいこうとか、考えているわけでは無いのですわよ。
近年――と言っても、わたしたちにとっては物心付く前から、でしょうけれど。
人間の領域に、異形が食い込みすぎている。
そりゃ、中世以前の世から、吸血鬼や人狼、魔女や悪魔といったものからの被害は言い伝えがありますわ。
でも、この街に関しては……ちょっと、おかしいと思いませんこと?
何故この街が、こうなってしまったのかは、わたしごときが考えても、答えは見つからないわ。
だけど、あきらかに余剰分の異形たちを始末していくことは出来る。
勿論、わたしだってただお人好しだけで、自分の命を危険に晒してまで、世のため人のため
頑張っているわけではないですわ。
わたしには、わたしなりの目的がある。
白雪さんが、お母様を探されているような、ね。
(もちろん、出会ったばかりのあなたには、それを告げる気にはならないと)
(そう告げるように、そのまま口を噤み、静かに微笑んでみせた。)

この店は……まぁ、わたしの身内みたいなものですもの。
白雪さんが不快に思われたのでしたら、ごめんなさい。
(にっこりと笑いながら、口直し用のレモンシャーベットをぱくりと一口。)
でもわたし、ここの料理が一番最高だと思っていますの。
そして、大事なお話があるときには、必ずここを選びますわ。
一応コレでも、ここを賞賛しているし信頼していますの。
……わたしに、感謝?
(思わず、きょとんとした顔になってしまう。今日会ったばかりで、食事をしただけで、感謝とは)
(ゆりかにとっては、少し理解できなかった。)
(…それとも、ものすごく空腹だったのだろうか?)
わたし、感謝されるようなことはなにも?
銃だって、まだあなたの様子を見させていただいて、納得出来るまでは
練習のたびに、わたしがちゃんと持って帰りますし。
それに、もしも気に入らなければ、あなたの命を狙うとまで言っていますのよ?
感謝される意味が、解からないのですわ。

(久遠ゆりかは、基本的に口数の多い少女だった。)
(だけど、それに勝るとも劣らないほど…いや、勝っているかもしれないほどの口数の多さで)
(白雪の赤い唇から、滑らかに紡がれる昔話に耳を傾ける。)
別に?
だって、今こうやってお話になるってことは、少なくとも『今』は、違うのでしょう。
あなたは、人間として生きようとしている。
過去のことをガタガタ言っても、始まらないと思いませんこと?

「失礼いたします。お食事が終りましたら、窓際のお席にどうぞ。デザートと紅茶をご用意いたしました。
 信楽産新芽の紅茶と、カタラーナのフレッシュ白桃添えでございます」
(不意に、赤いカーテンの向こうから、声を掛けられる。)
ん…わかりましたわ。
じゃあ白雪さん、食べ終えられましたら行きましょうか。

【置きレスにお借りいたしました。ありがとうございます。】
13名無しさん@ピンキー:2013/07/20(土) NY:AN:NY.AN ID:+WNVOwkQ
ゴッホ
14白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:7ykUiu8T
>>12
ボクはこの春までずっと屋敷の外に出たことがなかったから、昔や他の街がどうかは知らないのだけれど、
兵部くんの話ではこの街にはとてもたくさんの異形がいるようだね。
読み聞かせられた絵本の昔話にでてくる人を化かす狸や狐、鬼や雪女を実在するものと信じていたから、
やっぱりそうなんだ、くらいには思っていたけれど、おかしいかどうかボクにはわからない。
本当に被害が多いのなら公になって警察なり自衛隊なりが動くんじゃないのかな。
久遠さんや兵部くんのような人だけが動いているのは変だと思うし。

(久遠ゆりかが本来の目的のついでに異形退治をしていて今の有様なのなら、)
(いうほど異形は多くないのではと思う。多いならもっと騒ぎになってもよさそうなものだ。)
(それとも騒ぎが起きない仕組みがあるのか? 世の中不思議なことばかりだ。)
(ゆりかはゆりかで目的をもっていると言っても話すつもりはないようだし、)
(知らないこと、わからないことは意識するとすごく多くて目が回りそうになる。)

感謝していると思うのは変なことかな?
場合によっては殺すと言っているのに感謝なんておかしいのかもしれないけれど、
久遠さん以外にあてはないし、門前払いされたら途方にくれるところだからね。
やっぱり渡せないとなったら恨むかもしれないけれど、可能性があるうちは久遠さんが蜘蛛の糸だから。

(月歌の感じる喜び、嬉しさを伝えるのは難しい。わかってもらえないのではと思う。)
(思っていることのうち半分も伝えられていない。いまも、学校でもだ。)

久遠さんは厳しいのか寛容なのかわからないな。
ボクはてっきり糾弾されるのではくらいの思いで話したのだけれどね。
これからのことは努力して変えられていくけれど、起こってしまった過去のことは変えられない。
過去のことを問われたら返す言葉がないから心配になるんだ。
そこで隠すよりはさらしてしまうのがボクの性分なんだよ。

(話している内にデザートの用意ができてしまったらしい。もうそんな時間という気分だ。)
(話すことに夢中で食べる方はあまり進んでいない。元より食べるのは早くない。)

すまない。食べるのはあまり早くなくてね。もう少し待って欲しい。
口ばかりで手が余り進んでいないのに何だけれど、美味しいからゆっくり味わいたいんだ。

【久遠さんへの置きレス。】
15名無しさん@ピンキー:2013/07/23(火) NY:AN:NY.AN ID:KT33LPFe
15
16久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/24(水) NY:AN:NY.AN ID:3kitw0AP
【白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c さんへの置きレスにお借りします。】

>>14
(被害が多いから、晶くんが動いているのではなくて?)
(と、言いかけたが、警察なり自衛隊なりが動くはずと言う彼女は)
(兵部の素性を聞いていないのかもしれない。)
(ならば、自分からは余計なことを言わないでおこうと、口を噤んだ。)

わたしや兵部くんだけでは、ないですわ。
紅裂先輩のことも、ご存知でしょう?
他にも、たくさん…
それに、普通の警察や自衛隊だからと言って、異形相手になんの役に立つんですの?
普通の人間と言うのは、異なるものに対して非力なもの。
彼ら十人が一匹の異形を仕留める間に、わたし一人でも十匹の異形を殺すことができますわ。
それは、あなただってそうでしょう?
能力の種類にもよりますけれど、それだけの力を持った異能者たちがこの街に集っている。
これが意図されたものなのか、自然的なものなのか、わたしには解からないですけれど。

可能性があるから今は感謝するなんて、変わり者かお人好しかのどちらかですわね。
どちらかと言えば、後者じゃないほうが、生きていきやすいですわよ。
(言いながら、クラスメイトの男の子を思い出す。あの、正義感に溢れた、真っ直ぐな瞳の彼を。)
(彼はお人好しは生きにくいと言うだろうか?否、きっと言わない。)
(だとしたら、自分が想像するよりお人好しというのは生きにくくはないのだろうか?)
(所謂、考え方の違いというものだろう。お人好しでもなんでもない自分が考えても、始まらない。)
わたしは……そうね、厳しいのかもしれないし、寛容なのかもしれない。
その、どちらでもないのかも。
ただ一つ言える事は、臆病者なだけなのですわ。

えぇ、いいですわよ。
ぜひゆっくりと、味わってくださいませ。
シェフもきっと喜びますわ。
わたし、このお店の料理が大好きなんですの。
でも……このお店は、きっと二番目。
一番美味しいものは他にあるのですわよ。
(一番美味しい食事。忘れていたのに、思い出してしまった。)
(森でのピクニック、兵部が作ってくれたピロシキを、二人で笑いながら食べたこと。)
(料理の説明を聞きながら、もっと食えと言われつつ、先輩の手料理を食べたこと。)
(誰かと、笑いながら喋りながら、楽しみながら摂る食事。)
(家族と、家族のような存在と紡ぐ、ささやかな日常の時間。)

【置きレスにお借りいたしました。ありがとうございます。】
17名無しさん@ピンキー:2013/07/24(水) NY:AN:NY.AN ID:c+bronzZ
あるある
18白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:w8xQDy73
>>16
ああ、久遠さんも異能者なのか。てっきり武器商人みたいなものかと思っていたよ。
警察や自衛隊は役に立たない? そうかなあ? 訓練とか準備をしておけば対応できると思うのだけど。
ボクが彼らよりも活躍できるかもどうだろう? 月に一度はまったく役に立たない日があるしね。
色々な異能者がいるから得手不得手がある。みんなバラバラで動いているみたいだし。
異能者と警察や自衛隊が協力して治安にあたればいいんだよ。
紅裂さんみたいのはおいとくとして、兵部くんだって一人で戦って矢面に立ってるみたいだったし、
みんなで頑張るようにすればいいのに。

(兵部晶をサポートする裏方はいるのだろう。でも直接戦うのは兵部晶一人だけに見えた。)
(隠れて月歌の様子を探っていた可能性もあるけれど、そんな様子は見えなかった。)
(優秀だから月歌が見つけられなかったのかもだし、月歌が思うように孤独に戦っているのかもしれない。)
(だとしたら、街の治安を彼の肩にのみ押しつけるのは間違いだ。)

変わり者もお人好しもどっちも当てはまってる気がするなあ。
生きにくさは感じてないよ。この街に来て学校へ通えて毎日が楽しいしね。
陰口を言われて悲しくなることもあるけれど、それも学校生活のだいご味だそうだからね。
(人の中で暮らしていなければおきないこと。だからそれも満喫するのだ。)
ふふ、久遠さんは臆病なのか。危険なことに手を染めているなら悪いことじゃないと思うけれど。
大胆にせめて手痛い失敗をくらうのは自分自身だものね。

それじゃ、すこしおしゃべりはひかえて食べる方に集中しようかな。
なんて言ってもやっぱりしゃべってしまうのだけれど。
(それでも話しっぱなしではなく、食べて、話して、食べて、と手も動かすようにする。)
(美味しい料理だけれど、やはりおしゃべりの方が好きなのだ。)
ここが二番目なら、一番は母の手料理かい?
さっき話したように母とは生まれてすぐ生き別れたから、ボクは母の味を知らない。
まあ、あの母の料理なんてぶっそうな想像しかでてこないからごめんだけど。
強いて言えば、ボクの世話をしてくれている五月女の料理は彼女の母の味なのだろうね。

(赤ん坊にミルクの代わりに血を与えるイメージ。)
(想像して料理がまずくなりそうになったので頭を振って考えを振り落とす。)
(だって、血の方が美味しいから。)

【久遠さんへの置きレスだよ。】
19名無しさん@ピンキー:2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:V2Faq3Do
いくいく
20久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:0zh05ZEQ
【白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c さんへの置きレスにお借りします。】

>>18
わたしの能力は、通常は非戦闘系ですわ。
それと勘違いしないでくださる?
わたしは、普段から誰かに武器を融通しているわけではない。
白雪さんの仰るような武器商人の類ではないのですわ。
だからこそ、目は厳しい。
銃の扱い、頑張って精進なさってくださいませね。
(にっこりと笑い、お行儀悪く両手を組み顎を乗せて、テーブルに肘をつく。)
(だけどすぐに、その笑顔が微かに歪んだ。)
まるで、この街の在り方自体に、疑問をお持ちのご様子ですのね。
人間誰だって、能力や権力を持つと、自身のエゴが出てくる。
己の欲するものや、心酔するもの、汚いもの、綺麗なもの、権力、富。
そのために、各々が各々の思惑で動いている。
皆で仲よくお手て繋いで、となかなかそう上手くいかないのが人間ってものなのですわ。
まぁ、何が綺麗で何が汚いかなんて、それこそ各々の見方次第ですけれど。
それに晶……兵部くんは、とっても可愛らしくて素敵な子ですけれど――甘く見ないで。
あの子の目は、わたしよりも厳しいと思っていて、損はなくてよ?
万が一、兵部くんがあなたのこと、人間に害成すものだと見てしまったら。
白雪さん、あなた5分と生きていられないですわよ。

そう。
毎日が楽しそうで、それはなにより。
今まで学校は、通ったことが無いんですの?
わたしはね、危険なこととか、そういう意味での臆病ではないんですの。
手痛い失敗を食らう、という意味では、いずれも同じって感じですけれど。
(そう、だからもう不用意には近づかない。踏み込まない、踏み込ませない。)
(もう傷つきたくない、苦しい思いをしたくない。)
(――誰も、傷つけたくない。)

1/2
21久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:0zh05ZEQ
わたしもお喋りな方ですけれど、白雪さんは本当によく喋りますわね。
わたしが異形を研究する機関の人間とかだったら、どうしますの?
ヴァンパイアの子供なんて、飛んで火に入る美味しい研究対象ですわ。
この街で暮らすのなら、もう少し用心することを、おすすめいたしますわよ。
例えば、わたしがもし白雪さんなら、少なくとも、こんな得体のしれない女に会いに来るのは
満月の日にいたしますわね。
母の手料理、ね。
一番は、誰が作ったか、ではないのですわよ。
どんなものなのかは、そうね、もっと仲良しになることが出来たら、教えてあげる。
(教える気は無いのだと、言ったようなものだった。)
(普通ならば、きっとそれは大したことが無い感情なのだろうけれど)
(愛を知ることを許されてない自分が、唯一、心に淡く滲む自分だけの気持ち。)
(それは、その感情に気付かせてくれた二人にすら教えたくないと思う。)
(大切な宝物だったから。)
(これだけ知れたのだから、もう充分、悔いはないかもしれない。)

(少しだけ、唇の端が幸せそうに微笑んでしまう。)
(それを隠すように、膝に乗せたナプキンの角で唇を拭い、席を立った。)
わたし、先に移動していますわね。
紅茶が飲みたくなっちゃいましたの。

(白雪を残して、赤いカーテンの向こうへと出る。)
(ランプの灯りが透ける薄暗い店内を歩きながら、終いにはクスクスと幸せそうな笑い声を零した。)
(窓にぴったりと同化するようなガラスのテーブル。)
(椅子に座り庭を見ると、ひとりの青年が庭中にあふれるキャンドルに、一つ一つ火を点して廻っていた。)
(庭を見るゆりかに気が付き、ひらひらと手を振って、再び作業に没頭していた。)

2/2
【置きレスにお借りいたしました。ありがとうございます。】
22久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:jnKlAVwV
【白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c さんとのロールの解凍にお借りします。】
23久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/07/25(木) NY:AN:NY.AN ID:jnKlAVwV
【スレをお返しいたします。】
24名無しさん@ピンキー:2013/07/26(金) NY:AN:NY.AN ID:AC/70CbV
すっぽかし
25名無しさん@ピンキー:2013/07/28(日) NY:AN:NY.AN ID:WBELrvCP
25
26紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/02(金) NY:AN:NY.AN ID:xFy/jUkY
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】 17歳(高校二年)
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
      紅いコートを好んで着る。 特に冬場。 
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。 使用回数は一日に一度。
      『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。
      同じ相手には二度と効果がない。
・格闘技…多種多様な格闘技を節操なく行使する。打撃よりは投げ・関節技が得意。
【武器】 トンファー・小型拳銃 常に携帯しているわけでもなく手ぶらの方が多い。
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
・エネルギー切れ(魔力切れ)
・『Timewalk』は一度の戦闘に一度までしか使用できない。 反動が大きい。
・夏場は三割程度パワーダウンする。
【備考】
元魔王の契約者。自称「悪人」。闘争狂。殺戮鬼。人の形をした怪物。
何事にも執着を持たず他者の命や人生にも関心が薄い。
反面、一度関心を持った相手にはとことん執着する。
根深い虚無を抱えながらも「価値のある事」を探し彷徨している。
その日の気分で物事に対するスタンスが変化する移り気な男でもある。
端的に言わば利己的で自己中心的、尚且つ刹那的な人間。

【規制解除キター!】
【プロフ投下。内容は大して変わってないはず。】
【とりあえずこれだけ】
27名無しさん@ピンキー:2013/08/02(金) NY:AN:NY.AN ID:djlb7Xf1
ぬるぬる
28紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:YNJ6WWlI
(飲み屋と言っても色々ある。焼き鳥が炙られているのをカウンターで見ながら)
(じっくりと腰を据えて酒を飲むような店もある。家族連れで来ても違和感のない)
(明るい雰囲気の飲み屋もある。今夜訪れたのは明らかに後者の店である)

(事の発端は夏休み直前、久遠ゆりかが夜遊びに連れてゆけと駄々を捏ねたから)
(だったか。それとも、他の事だっただろうか。紅裂拓兎にはもう思い出せないけれど)
(話の流れで海に連れてゆけとか、夏祭りに参加したいとか、そんな風に言われたのは覚えている)

でさ。まあ、アレだ。やっぱりこの時期、何処も宿空いてなくてさ。
しかも海で、祭りだろ?ネットで探したけれど苦労したわ。
なんとか一室だけ予約できたけどさー。
(黒いポロシャツにチノパンという夏らしい装いをした、紅い髪の男が塩ダレきゃべつを)
(パリパリ食べながら言う。カウンター席には牛の角煮やアスパラベーコン、うずらベーコン)
(分厚いチャーシュー、ギョーザ、ししゃも、揚げだし豆腐などがところ狭しと並んでいた)
(飲んでいるのはソフトドリンク。流石に未成年の飲酒は気が咎めたらしい)
(自分ひとりだけなら平気で飲酒するのだが……)

あ、さーせん、せせりのポン酢と、たこわさびください。
で、えーと。本当に海でよかったのか?
まあ水着で過ごすだけが海の醍醐味じゃないけどさ。
(店は座敷席もテーブル席も埋まっていた。カウンター席に座れたのは幸運と言える)
(喧騒と、焼き物のよい匂いと、隣に座る金髪碧眼の少女、久遠ゆかり)
(あれ?今の俺ひょっとしてリア充じゃね?なんてどうでもいい錯覚を覚えた)

【それではロールにお借りします】
29久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:IFrGY5hu
【無事に戻っておりますので、レス制作いたしますわね。】

【お付き合いの程、よろしくお願いいたします。】
30久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:IFrGY5hu
(うんうん、と頷きながら、隣の青年の話を聞いているのか聞いていないのかの様子で)
(めまぐるしく行きかう皿、オーダー確認の威勢のいい声、フライパンで脂が弾ける音。)
(目の前で繰り広げられる、いかにも慌しく賑やかな空気を醸し出す厨房を)
(やや身を乗り出し、眺めていた。)
(いわゆる、ガン見ってやつだ。)
(水滴が張り付き、零れ、伝って、びっしょりになった桃ジュースのグラスを握り締めながら)
(ほわわ〜っと、口を阿呆のように開き、眺めていた。)

へっ?
なんだっけ?
(きょとん、として紅裂を見る。)
あ、そうそう、海ね、海ですわ。
……あ。
(海でよかったのかと再確認し、水着の話をする紅裂に、ふと思い出す。)
(そうだった、彼は自分の体のことを知っているのだった。)
(グラスを持ち上げ、こくりと飲む。)
(そして、同じリズムで首を傾け、頷き。)
うん…上着着ても、海では遊べますもの。
それに、昼間は別のことして、夜中に海で泳いでもいいですし。
先輩こそ、わたしなんかに付き合って、せっかくの夏の海、いいんですの?

【では、改めましてよろしくお願いいたします。】
31紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:YNJ6WWlI
(何が珍しいのか、先ほどから気のない相槌ばかりだった)
(正確には、店に入ってからだろうか)
(――訂正。この子にとっては大抵の事は珍しいのだ)
(日本で育ったと言っているが、生活形式は向こうに倣っていると聞いた覚えがある)
(ししゃもを齧る。このぷちぷちとした食感が堪らない)

そうかい。まあ、昼間は適当に街をふらついてればいいさ。
この時期の海なんてのは馬鹿と盆暗が溢れてて、
とてもじゃないが遊ぶ気分にゃなれないだろうしな。
(実際、長期休暇に観光名所などへ行くよりは、静かに過ごしたいというのが本音だ)
(この時期の海にしろ山にしろ人が多すぎる。それでなくても夏は苦手だ)
別にいいよ。
他に予定があるわけじゃ……いや、補習くらいはあったけどさ。
ま、まーあ、時にはリア充の真似して海行くのも悪くないさ。
都合がつけばバーベキューもしたかったんだがな。みんな都合が悪くてね。
(それでも、彼女と過ごすのが嫌なわけではない。自分は孤独で、彼女も孤独)
(傷の舐め合いのような関係で、それでも何も無いよりはマシな関係だと思う)

それより……酒頼んでいい?
(こっそりと小声で囁く。お酒への執着が断ち切れなかったらしい)
(メニューを眺めながら、もう既に頼む気満々であった)

【こちらこそよろしく】
32久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:IFrGY5hu
(ししゃもを齧る様子を見て、自分も箸を伸ばす。)
(魚臭いが、焼きたての香ばしい香りもする。)
(真似をして、思い切ってぱくりと頭からかぶりついた。)
(少し強めの塩気と、ほっくりと柔らかな身、魚の香り、その中に面白い食感がする。)
(齧ったあとを見つめると、白っぽい、粒々)
(ロシアでも、探せばししゃもくらいあるだろうが、ゆりかは初めて食べたものだった。)
先輩、これ卵、卵入っていますわ。
ロシア語では、イクラって言うんですのよ。

夏の海って、そんなに下らない人たちが集まる場所ですの?
わたしは、きらきらで綺麗な場所と話に窺いましたわ。
見てみたい。
りあじゅ…?
(首をかしげ、引き続きししゃもをむしゃむしゃ。)
バーベキューはアレですわね、Шашлык!
ロシアの家庭でも、よくやりますのよ。
さすがに、二人だけでは折角焼いても食べきれないですものね。
(りあじゅーの意味はよく解からなかったけれど、この夏のバカンスには紅裂も賛成してくれているようで)
(本当は、兵部も誘って、媛名先輩とか水鏡先輩とか、顕谷さんも…他にもいっぱい)
(みんなで、きらきらの海を見にいけたらいいなぁ、なんて夢想する。)
(思いが募るほどに、虚しくなるばかりだったけれど。)

ん…?
(急に声を潜める紅裂の方に、身体を傾け)
………
(そして、少しだけ厳しい目になる。)
ここ、外ですわよ?
うーん…
(手を顎に沿え、少し考える。)
(紅裂拓兎ほどの体躯なら、そういう年齢にみえなくもないだろう。)
(眉をしかめながらも、小さく頷き。そして、一言付け加えた。)
三杯までですわよ?
33紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:YNJ6WWlI
ししゃもは食感を楽しむ食べ物なのよ。
……は?イクラってロシア語だったの?
(ロシア語など殆どわからないので、首を傾げる)
(この子と知り合ってからそれとなくロシア語を調べているが)
(殆ど理解できない。そもそも英語からして理解が及んでいないが……)
(うずらベーコンをぱくり。横に咥えてすっと引き抜いて食べる)

春か秋の海ならそれなりに風情はあるけどな。
ちゃんと近所の人がゴミ掃除してればだけどよ。
冬の海はちょい見てると自殺したくなるから要注意だ。
(キラキラとした綺麗な海が果たして日本の何処にあるのだろうか)
(有名な場所ほど人が集まって美観を損ねているし、仮に観光名所でなくとも)
(開発が進んで綺麗な海や浜辺が消えていると話に聞く)
(なんとなくため息。自然保護団体の肩を持つ気もないが、寂しい現実だと思う)
だからロシア語で言うなと。
まあ、秋になったら山でキャンプしよう。秋なら俺も元気出てるし。
猪とか熊とか狩ってやるうぜ。鍋にして食おう。
(機嫌良く笑い、熊だの猪だのを屠るシーンを思い出す)
(店内は節電の為か、さほど冷房が効いていない。食べていると体温が上がるので)
(額にうっすらと汗をかく。おしぼりを使ってそれとなく汗を拭く)


オッケー。大丈夫、キミの分も頼むから。
さーせん、カシスオレンジください。あとカルーアミルク。
(明らかにそういう問題ではないのだが、嬉しそうに注文をする)
(まずは軽くカクテルから。メニューを閉じて、箸で分厚いチャーシューを掴む)
カルーアミルクはコーヒー牛乳みたいなもんでさ。、
飲みやすいって評判だ。まあ一口だけでも飲んでおけ。慣れだ、慣れ。
(飲みやすいのは事実だが、アルコール度数が高いので酔いやすいのは伏せておく)
(酒に慣れておくのは大事なことだ。適量さえ守れば酒は美味い)
34名無しさん@ピンキー:2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:TReY5fKo
中断
35久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/03(土) NY:AN:NY.AN ID:IFrGY5hu
へぇ…食感。
ん、確かに面白いですわ。
味も美味しいですわよ。
(もぐもぐと食べながら、大きく頷く。)
えぇ、イクラはロシア語ですわ。
日本で言うところの鮭の卵は、赤いイクラって言うんですの。
ようするに、魚卵全般を指してイクラなのですわ。
これは…クリーム色のイクラね。

春の海って…響きだけで、もうほのぼのした感じしますわね。
冬の海は、どうして自殺したくなるんですの?そんなに絶望的?
わたし、ロシアにはよく行きましたけれど、海の方はよく知らないんですの。
(そう言って、なぜか溜息をついている紅裂をじっと見た。)
(何か、憂うことでもあったのだろうか。)
(その横顔を眺めながら、アスパラベーコンをぱくり。)
(アスパラのジューシィさと、ベーコンの塩味と燻製の香り。)
(この店は、一つ一つの料理が小さく小皿に纏められているのが、気に入った。)
(これなら、おなか一杯になるまえに、いろんな料理を味わうことができる。)
なんだか、懐石みたいですわね。
(二つ目のアスパラベーコンを、箸で挟み眺めながら、そう言った。)
だって、イクラは通じたじゃないですの。
いのししは、美味しいですわよね。
わたし、食べたことありますわ。
煮込めば煮込むほどに、柔らかくなるというお肉なんですのよね。
不思議ですわ。

(なにやら、美味しそうな響きのものを注文してくれた。)
(紅裂ならともかく、自分のこの外見で、こんな店員が近い場所で飲んでいて咎められないだろうか?)
(まぁいい、怒られたときは、ごめんなさいと言って逃げよう。)
(にっこりと笑って、コーヒー牛乳なら好き、楽しみ。と伝えた。)
ねぇねぇ先輩、泊まるのは、どんなお部屋?
36紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN ID:2a4o2VjE
衝撃の事実発覚。魚卵全般がね、ふーん、へーえ。
拓ちゃんはまたひとつ賢くなりました。
俺も代わりにひとつだけ教えよう。アミルスタン羊の肉は食うな。
むかーし、それと知らずに食わされたことあったけどさ。
正体知ったら確実に吐く。
(アミルスタン羊の肉、それは即ち人肉のことである)
(読書好きの人間なら案外知っているかも知れない)
(たこわさびを食べると、ちょっとだけツンと来た)

んー。雰囲気?まあ、あの光景みたらちょっと人生について振り返って
衝動的に……ね。まあキミにはその手の後悔は無縁だろうけれどね。
(はっはっはっといつも通り笑う。果たしてこの子も自殺したくなる時があるのだろうか)
(ないだろうと思い込むのは簡単だった。けれど、と一度湧いた疑惑は付きまとう)
ああ、料理で腹いっぱいにしちまうと、酒飲んでくれないだろ?
だから少しずつなんだよ。飲み屋はあくまで酒飲ますのが目的だから。
あ、さーせん、おむすびください。
(せせりをポン酢で食べるとさっぱりと口当たりがよくて、御飯が食べたくなった)
豚肉に慣れてると戸惑うけどな。
やっぱり美味しく食べられるように改良重ねた鶏肉だの豚肉だのが一番だよ。
けど、まあ、時には野趣あふれる猪肉も悪くないものさ。
(ふーと、満足そうに吐息を漏らす。少量ずつスローペースで食べているので)
(腹五分目くらいだ。まだ酒を楽しむ余裕はある。やはり飲み屋では飲まなくては嘘だ)

和室だよ、和室。まあ、宿の外観は普通のホテルっぽいけどさ。
本当は民宿が良かったんだが、条件に合うのがなかなか無くて、妥協した。
一晩寝て過ごすくらいなら、丁度いい宿だよ。
(どんな部屋かと問われて、予約の取れた宿のことを話す)
(この時期、やはりどこも予約で満室だった)
ゲリラ豪雨やガソリン価格の高騰があったよな。
それがなかったらこの時期宿なんて取れてなかったかもな。
ある意味、不幸中の幸いってやつか。
37久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN ID:HK/tQ05i
三ヵ月後には、忘れていらっしゃいそうですわよね。
…アミルスタン羊?
聞いた事の無い品種ですわね。
吐くほどに、不味いんですの?
正体を知ったら…って、味の問題では無いのですわね。
(だとしたら、飼育方法に問題があるのだろうか?)
(とにかくよく解からないけれど、あれだけ料理上手な紅裂が言っているのだ。)
(自分よりかは、はるかに料理の知識は持っているはず。)
(大人しく頷き、覚えとく。と言った。)

自分の人生に対して、後悔?
そりゃ、人は誰しも、後悔を抱えて生きているものですわよ。
後悔が無い人生を送っている方なんて、逆に信用できませんわ。
その後悔を、どれだけ自分が許容できるかどうか、でしょう?
わたしだって……たまには死にたくなるくらいの後悔だって、持っていますわ。
……絶対に、死なないですけれど。
(少しだけ頬を膨らませ、すねたような顔をしてみせながら、餃子をつつく。)
そっか、懐石みたいにちまちま出して、すぐにおなかいっぱいにさせない。
お酒も進むってものですわね。
なるほど〜
って、どんだけ食べるんですの?
わたしそろそろ、食事はお腹一杯ですわよ。
(おにぎりを追加注文する様子を見て、目を丸くする。)
(体格の差、男女の差があれど、年齢は一つしか変わらないはず。)
(弟もかなり食べるが、紅裂とは比べ物にならないだろう。)
(少し呆れたように、でも頼もしいような気持ちにもなりながら、溜息を漏らした。)
野外で捕まえて食べるのなら、カエルが一番手軽で美味しいですわね。
秋からは、いなくなるのが難点ですけれど。
キジ科の鳥の美味しさは、異常。

へぇ、和室。
大丈夫ですわよ、わたし先輩んとこでお布団に慣れましたもの。
これでもう、野営を含めるとポピュラーな寝床コンプリートな気がいたしますわ。
なんでもこい。
なるほど、キャンセルでもくらったお部屋なのかしら?
わたしは野宿でも大丈夫ですけれど、バカンスならばそれなりの寝床でお休みしたいですものね。
予約とか調べたりとか、先輩にお任せっぱなしで、ありがとうございますわ。
(ちょっとだけ首をかしげるようにしながら、会釈のようにお辞儀を見せる。)
どんな場所かな?
海も、他の景色も、楽しみ。
38紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN ID:2a4o2VjE
【腹が減ったな……こんな時間に食い物の描写なんてするものじゃない】
【凍結いいかな。都合のいい日を避難所にどうぞ】
【それまでは置きレスでぼちぼち進めようかと】
39久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN ID:HK/tQ05i
【承知いたしましたわ。】
【わたしは、お茶を飲んでいるせいか、平気ですわね。】
【夜食を食べればいい、そしてデb ……】

【では、遅くとも月曜日の夜までには、来週の予定を書き込ませていただきますわね。】
【そのなかで、先輩のご都合の良い日があれば。】
【もちろん、先輩の開いている日を先に教えていただければ、なるべく合わせさせていただきますわ。】

【それでは、今夜は失礼させていただきますわね。】
【おやすみなさいませ、もりもり食べる夢でも見るが良い。そして、良い日曜日を。】

スレをお借りいたしました。ありがとうございます。
40紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN ID:2a4o2VjE
【黙れ、俺は食わないぞ】
【さっさと寝てやるさ】

【わかった。来週は多分暇……なはず】
【ああ今夜はありがとう】
【……ええい、余計なことを言うでない】
【お疲れ様。おやすみなさい】


【それでは落ち】
41紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/04(日) NY:AN:NY.AN ID:2a4o2VjE
>>37
まあ、滅多に食う機会もないだろうけどな。
俺だって知らずに食ったのが一度だけだし。何せあれは……
(人肉だからな……。最後のフレーズは、ゆりかの耳元てでそっと囁く)
(人類の三大タブーは、殺人、食人、近親相姦と言わてる)
(そのタブーをこの男は最低でも二つは犯しているという事だ)

お?ゆりかちゃんってそんな重い設定のキャラだったっけ?
食べ物大好きの胃袋キャラだと思ってたわー、ふはは。
(死にたくなるような後悔を持っていると言われた時、どうにか表情は崩さなかったと思う)
(交ぜっ返すようにくだらない事を言って空気緩和に務める。笑っていればいい。どんな時でも)
夏は沢山食べてスタミナつけないと辛いんだよ。
朝と昼は素麺だったしな。
やっぱり人間、肉と米食わないとダメだわ。
(次々と小皿が攻略されてゆく。早食いではないが、一度に口に運ぶ量が多い)
(ウーロン茶で喉を潤し、おしぼりで額を拭う。生命力に満ちた光景だった)
爬虫類だの両生類だのは、鶏肉に近い味だしな。
アレって元々先祖が同じなんだっけか。
うーむ……進化って時々意味不明だよね。

観光名所ってほどでもないがな。
つーか、この時期の観光名所なんて行くものじゃないな。
日本人もそうだが外国人観光客も押し寄せてる。
この間、富士山が世界文化遺産に登録されたじゃないか。
おかげでその周辺人が溢れてパンク状態だとよ。
(紅裂拓兎は旅行が嫌いなわけではない。ふらりとバイクで遠出をするのは好きだ)
(しかし、観光名所と言われる場所に行かないのは人が多すぎるからだ)
(なので、今回宿を取った場所も、観光名所と言われるような所ではなかった)
あ、はい。それ両方とも俺のです。
(酒に満たされグラスを店員から受け取る。カシスオレンジとカルーアミルク)
(二つとも一見してソフトドリンクに見える。店員が立ち去ったのを見計らって)
(カルーアミルクのグラスをゆりかにそっと押し付ける)
まあ、いつぞや飲んだのよりは飲みやすいぞ。
そら、乾杯。
(正月、この少女が酒を飲んだは忘れていない。あの時のように飲み過ぎなければ平気だろう)
(チンとグラスを打ち付けると澄んだ音がした。カシスオレンジをゆっくりと飲む)


【置きレスに借りました】
42名無しさん@ピンキー:2013/08/05(月) NY:AN:NY.AN ID:NJx6oUK4
死人
43久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:Rf8V9Y2j
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>41
……っ
(囁きが耳に届き、目をきゅっと閉じて息を詰める。)
(別に、驚いたわけではなく、くすぐったかったのだ。)
(傭兵の仕事もしている彼ならば、そういう機会もあるだろう。)
仮に、万が一知っていたとしても、戦地では、誰も責めることができませんわ。

別に、重い設定でもなければ、食べ物大好きキャラでもないですわよ。
それは解りますけれど、でも、こうも毎日暑いと、そんなにもは食べられないのですわ。
いわゆる、スタミナをつけるには、時すでに遅しってやつですの。
お肉は好きですけれど、この季節はどうしても手が伸びない。
…そうね、蛙なら食べられるかも。
あれ、あっさりしていますもの。
へぇ…鳥と先祖が同じ……うん、味わいでは確かに頷けますわね。
(紅裂の話を聞きつつ、話題に応える。)
(別段、今話さなくてもいいような、軽い雑談を、二人で時々笑いながら進めていく。)
(だからと言って、今話すべきといったものも、この二人の間には何も無かったけれど。)
(あるのは、ただの幸せな時間の真似事。)
(だけど真似事でも、笑顔は本物だったから、だから、これからもずっとこんな時間が続けばいいと)
(青い瞳に紅い髪を映したまま、軽く閉じて微笑み、切に願った。)

そうそう、富士山。
そんなに興味の持てる山なのかしら?
わたしには、ただの大きな山にしか、見えないですけれど…
(うーん、と首をひねる。)
(ゆりかは、まだその山を肉眼で見たことが無かった。)
(きっと一目でも見れば、その意見はあっさりと、富士山の山頂から転がり落ちるよりも早く、覆っただろうが)
(山登りよりもお洋服な女子高生にとっては、ニュース画面で見る光景は、どうでもいいことこの上なかった。)
(人ごみと山の事を考えているうちに、目の前にカルーアミルクの入ったコップが静かに移動してきた。)
(紅裂の方を見て、彼がグラスを持ち上げたのを確認すると、自分もそのひんやりとしたグラスを持って)
(軽くぶつかる硝子の音に耳を澄ませる。)
(自室のサイドテーブルにある二輪の透き通った薔薇も、ぶつかり合わせれば、美しい音を奏でるのだろうか。)
(グラスを傾け飲む様子を眺めながら、ふと、目の前の紅い髪に黒髪がだぶって見えた。)
(少しだけ首を傾けると、グラスに唇をつける。)
(鼻を抜ける芳しいコーヒーの香りと、舌に残る甘いミルクの味、ひんやりとしたものが喉を流れていく。)
んっ
(ぎゅっと目を閉じ、飲み込み―――続けて、こくこくとコップ1/3を、いきなり飲み干す。)
ぷはっ
これ……すっごく、おいしい!!
……ふわぁ
(極端に弱いほうでもないのだろうが、決して強くはない。)
(ましてや、摂取慣れしていないものが一気に喉を抜け胃袋へと落ち込んでいく。)
(うっとりとした笑顔が、酔っぱらうのは時間の問題でございます。と、告げていた。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
44名無しさん@ピンキー:2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:9Mii7Zup
44
45紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/06(火) NY:AN:NY.AN ID:+gGMhE6b
>>43
緊急避難としてのそれなら、まあな。
ローマ法王庁が破門しないと言ったくらいだし。
俺の場合無理矢理食わされたというか、食わされた後に知ったというか……
つーか、それについて語ると長くなるし、また今度な。
(人肉食について語ると猟奇的なものから儀式的なもの、文化的なものや)
(緊急避難的なものまで含まれるので、本格的に語るには時間が足りない)
(そもそも酒場で語るような内容でもない)
(また今度と言っているが、本格的に語られることはないだろう)

春には体力つけてるはずなんだけどな。
それでも夏になるとしんどいわ。
(くだらない話が続く。くだらない時間を共有できる相手を友人と呼ぶのなら)
(久遠ゆりかは間違いなく、紅裂拓兎の友人であった。おむすびが来ないのを気にしつつ笑う)
(少女の切なる願いなど知らぬげに、男はただ笑っている。とうとう訪れるその日と、とうとう訪れる)
(事のないその日をいつだって覚悟しているから。だから仮に少女の願いを知ったとしても笑うだけだ)

以前からの登山家とかならわかるが流行りもの好きのミーハーが遺産に登録された
ってだけの理由で登山して美観損ねてるんだもんな。俺、そういうの好きじゃないんだわ。
(はぁーと大仰に溜め息をつく。おむすびはまだか。米がないと切なくなるのは日本人だからだろう)
(別段、にわか登山客のマナーの悪さを嘆いているだけではない)
おいおい、一気に飲むなよ。
飲みやすいけどアルコール度数は結構高いはずだから。
まあ、今度俺の家で作ってやるよ。その時また好きなだけ飲め。
(予想以上にカルーアミルクを気に入ったらしいゆりかに、今更ながら真実を明らかにする)
(こちらはちびりちびりとカシスオレンジを煽っている。これも飲みやすいのだが一気飲みはしない)
(自分で勧めておいてアレだが、ここではこれ以上飲ませないぞと宣言しておく)
(三杯も飲ませたら確実に悪酔いして連れて帰るのが面倒になるのは確定的に明らかだった)

あー、そだ。旅行行くわけだしー。髪を金色にして行こうかな。
宿の人には兄妹って設定で通そうぜ。それがいいそうしよう。
(そしてまたいつもの思いつきだった。別段酔っているわけではなくこれが素だ)
(思いつきだったが、悪くない気がしてくる。グラスの淵を指でなぞる)
それとも、黒髪にした方がいいか。イメージが悪いんだが、まあ、偶になぁ。
夏だし暑いし、ついでに髪も切っておくかね。
(半分ほど減ったグラスの中身を一気に飲み干して、ぷはー)
(それから三十分くらいはだらだらと飲み食いをして、ほど良く悪酔いをしてその場はお開きとなる)

【置きレスに借りました】
46久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:7IkhayJx
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんとの、ロールの解凍にお借りいたします。】

>>45
ふぅん…
(また今度と言うセリフに、小さく応えておく。)
(すぐに話してくれるかもしれない、でも一生聞く事が無いかもしれない。)
(別に、そのどちらでも構わない。)
(彼が殺人鬼だったことを、知っている。)
(いまさら、何者かに騙されて食人をしたと聞いたとて、特に驚くべき話では、ないだろう。)
(ただその件に関して、もしも彼が少なからず傷ついているのならば、誰かに話をして)
(少しでも荷物を降ろしていけばいいのに、とだけ思った。)

はぁー…ほんと、わたしもすっかり夏バテですわ。
夏の海の水って触ったことないんですの…冷たいのかしら?ぬるいのかしら?
どちらにせよ、楽しみ。
(夏バテをアピールするために、すっかり食事を終えて小皿を脇に避けた目の前のカウンターに)
(だらしなく突っ伏してみる。)
(そのまま顔だけ向けて、紅裂に言い放った。)
先輩は、それだけ食欲あれば、大丈夫でしょ

えっ…そんなに強いお酒なの?
こんな、甘いのに…?
(グラスの中の液体を見つめ、再びこくりと一口。)
(よく味わってみれば、確かにアルコールを感じる苦みが舌の上にかすかに残る。)
うー…ん、なんか何杯でも飲めちゃいそうですのに。
……きゃー、好きなだけ飲ませて、わたしをどうするつもり?
(とりあえずここはボケておこうと思い、あからさまな棒読みで言い放ち、また甘い味を流し込む。)
うん、やっぱり美味しいですわ、これ。

先輩が?金色?
(グラスを持ったまま、横を向き、じっと見つめる。)
(頭頂部から前髪、瞳へと視線を落としていき、ちょっとだけ想像してみる。)
(……だめだ、想像できない。)
兄妹って…顔、全然違うじゃん。
どうせなら、どちらかが妾の子とか。
孤児院で出会い、兄妹として慕いあってきました、とか……
(言いかけて、思い出す。そういえば、あの男は―紅裂拓兎を憎んでいたあの男は)
(まったく血の繋がらない、施設で出会った妹がいたんだっけ…)
(そのうち、2年の教室に押しかけてみよう。)
(あまり気は進まないが、彼からの情報も惜しいと言えば惜しい。)
えっ…黒髪……?
イメージが悪いって、なんで…?
だって、すごく……
(それなら容易に想像はつく。想像と言うか、実物を見たのだから。)
(少しだけ頬が赤くなり、恥ずかしそうに目を伏せた。)
黒髪……似合うと、思う。
(こくんと頷き、誤魔化すように再びグラスをあおった。)
(そして、店を出た頃には、街頭で歌いながらエアバイオリンを披露するという)
(あの1杯を飲ませたことを、紅裂に深く激しく後悔させるに値するほどの行動をとったのだった。)


【それでは、今夜もよろしくお願いいたします。】
47紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:nkM2NOos
(悪酔いした久遠ゆりかがやらかしてしまった二日後の、朝)
(××駅前に集合。その二日間でこの男がやった事と言えば髪を切り色を黒く)
(染め上げ、旅行の支度と簡単な下調べくらいなものである)
(髪を短く刈り上げ、ポロシャツにジーンズという姿だと、この男の醸し出す歪さは)
(表面的には消えて失せる。鏡面加工したサングラスで目元を隠していると、それなりに)
(まともに見える。引き締まった体格もあわせるとスポーツマン風にすら見えた)
(短い髪はソフトモヒカンと呼ばれる、有名なサッカー選手と同じ髪型だ)

なんだなんだ。俺がこんな格好してるのが不思議か?
予め言っておいただろうが。酔ったから忘れてたのか。
(その日も朝から暑かった。きっと今日も猛暑だろうと予感させる日差しであった)
(そんな中、紅裂拓兎はそう言った。まるで別人のように見えるが口調だけは変わらない)
(売り場で切符を二人分買って、駅の構内に入り、いい匂いのする立ち食い蕎麦の店へ足を運ぶ)
時間あるからちょっと食わせろ。
こんなところで食う飯も旅の醍醐味だぞ。
(一秒も迷うことなく自動販売機で食券を買い、天麩羅うどんを一人前)
(ナップザックを降ろしてサングラスを外す。食欲がないと言っていたのが戯言のようであった)


【それでは、今夜もよろしく】
48久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:7IkhayJx
(ぽかんとした表情で、その男を見上げた。)
(なんなんですか?その、爽やかさは。)
(眉を寄せ、じぃっと見つめ、頬を赤くしたかと思うと、すぐに冷め、笑ったかと思えば、難しい顔をして)
(とにかく、余すところなく彼の姿を眺めては、様々な反応をしながら、最後に三歩下がり全体を眺めて)
うん…ま、まあまあなんじゃないっ
(なぜか、ぷいっとそっぽを向いた。)

(似ていると思った。)
(似ている、という表現も、おかしな話だけれど。)
(だって、あれもおそらくは、彼本人に間違いは無いのだから。)
(でもやっぱり、そのものにはならない。どこか違う。)
(そして、少し離れた場所から、聴こえないように呟く。)
――あの名前…あっちが本当なのかな、やっぱり。

先輩、朝ごはん食べてこられなかったんですの?
この暑い日に、天麩羅なんてよく食べられますわね。
(小さめの赤いトランクを引き摺りながら紅裂を追いかけていると、彼の行く先は構内にある飲食店のようだった。)
(紅裂が食券を買う様子を見て、真似てコインを投入する。)
(なにか自分にも食べられるものが無いかと、ボタンを眺める。)
(結局、味噌汁おしんこセット、と書かれたボタンを押し)
(お釣りを忘れそうになりながらも、なんとか取り出して、紅裂の隣に立つ。)
……立ったまま?
(カウンターに腕を乗せる……少し高い。)
わたし今日、ちゃんとお金持ってきましたわ。
だってネットで調べたら、海の家?とか、そういうとこではカード使えないって見ましたの。
49紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:nkM2NOos
あー?朝はちょっとしか食ってないな。
いいじゃないか。駅蕎麦なんて滅多に食う機会ないんだし。
ん、ああ。見ての通りだよ。会社から帰った人とかが軽く食う店だし。
(濃厚なスープの匂いが蔓延する小さな店に、椅子などない)
(こうした大きな駅の中には独特の雰囲気がある。誰も彼も慌ただしく階段を登ったり降りたり)
(通路を走ったり改札をくぐったり、電車を待っていたり、こうして食事をしていたりする)

カードで食い物する高校生って聞いたことねぇな……
海の家って言ったらカレーとかラーメンとかだな。
設備のいいところだとシャワーとかコインロッカーとかあるんだろうが……
今日行くところにはあったかな?悪い、そこは調べてなかった。
(毎度の如く実りの薄い会話をしていると程なくして注文の品が運ばれる)
(サクサクの天麩羅を齧り、つるつるしこしこした麺を啜る)
(出来上がりが早いだけあって味には期待できないが、空腹は紛れる)

まあ、祭りもあることだし期待はしておけ。ほどほどにな。
夜店とか行った事ないんだろ?
屋台の焼きそばとか安物なのに美味く感じるぞ。
綿飴は持った手がベトベトするのが難点だなぁ。
(実りのない会話だが、それでも想いを馳せるのはそれなりに楽しい)
(この子に色々教えていると、自分ですら忘れていることを再発見できる喜びがある)
50久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:7IkhayJx
食べたんだ……
(若干、呆れたような表情になって、出てきたおしんこを箸でつつきながら、紅裂を見上げる。)
(小さく溜息を漏らし、向こうに見える人の流れを見つめる。)
(大きな駅だからだろうか、夏休みだというのに、人の流れが絶えない。)
(まぁ、社会人にとっては、夏休みなどあっても微々たる物なのだろが)
(視線を紅裂に戻し、天麩羅を齧る様子を眺めてから、お椀を持ち、味噌汁を啜る。)
先輩って、解かりやすく食べ盛りよね。

だって、普段はカードしか持ってないですもの。
そのほうが便利ですし。
そうそう!お祭り!!
お祭りも、カード使えないんですわよね。
わたし、そのくらいは知っていますわ。
わたあめ…!!
(箸におしんこを挟んだまま、うっとりと心ここにあらずといった様子で、目を閉じる。)
あー…楽しみ。
(そう言うと、ぱくりと一口で箸の間のものを食べる。)
(少ししょっぱ過ぎるのは、やはりこのような店だからだろうか?)
ところで、何時の電車に乗るんですの?
時間大丈夫?
わたし…電車とか、あまり慣れてなくて……
51紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:nkM2NOos
帰ったら、地元の祭りにも参加するか。
旅先だと金魚掬いの金魚とか持ち帰れないしよ。
ふー。そこそこいい味だ。
(ズルズルズル……このような麺類は思わず啜ってしまう)
(蕎麦以外の麺類は啜らずに食べるのがマナーなのだが、気取っても仕方ない)
しょぼくない夏祭りだといいけどな。
派手な祭りだと行くだけで面倒になるのがアレだけど。
迷子になるなよ。土地観ないから、迷ったが最後だぞ。
(程なくうどんを食い終えてご馳走様と合掌する)
(ゆりかが時間の心配をしているので、電車の時間を思い出す)
確か……あと20分以上あるな。売店で雑誌と菓子でも買って行こうか。
電車の中で一時間以上過ごすからな。用意はしとけ。
(二人で簡単な食事を終えて、今度は売店に向かう。雑誌やお菓子、飲み物などが)
(所狭しと並んでいる。朝のラッシュ時にこの売店を切り盛りしている店員は大したものだと思う)

これとこれ、あとこれください。
ゆりかちゃんはどうする?
(ゴシップ誌とポテトチップス、飲み物を購入する)
(あれだけ食べてまだ食べる気満々である。育ち盛りにも限度があるだろう)
52久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:7IkhayJx
金魚すくい、やってみたいですわ。
でも…なんだか、金魚が可愛そうな気もしますわね。
だって、すくわれるために、あちこち連れまわされて、お祭りの暑い最中に置かれて…
金魚は、水の中にいるから、気が付いていないのかしら?
……水の中。
(少しだけ、顔が曇る。)
(水の中で守られて、なにも気付いていなかったのは自分だった。)
お祭りに、しょぼいもしょぼくないも、わたし行ったこと無いので解からないのですわ。
だからきっと、どんなお祭りでも楽しいかも。
(曇った顔を、すぐに笑顔にして、紅裂へと応えた。)

(ゆりかに、どうする?と訊いているということは……)
(少なくとも、そのポテトチップスは自分ひとりでも食べられる自信があるという事か…)
(ミント味のキャンディとチョコレート、ミネラルウォーターを台に並べ、ごそごそと財布を取り出す。)
わたし…実のところ、先輩が朝ごはん召し上がられているのに、天麩羅うどん食べるって
心底呆れていましたの。
でも、豪快に食べられる様子を拝見して、ちょっと男らしさと頼もしさを感じましたの。
そして今は……むしろ清々しいとさえ、思っていますわ。
先輩、そんなに食べてばかりですと、太りますわよ?
(くすくすと、楽しそうに笑う。)
(最近は、あまり笑っていない気がしたから、気持ちよかった。)
あ、そう言えば、お会いしましたわよ、あの方…白雪さんに。
……少し…えぇ、少しだけ、変わった方ですのね。
53紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:nkM2NOos
犬や猫、動物を飼い慣らして愛玩する事自体が傲慢な行為だよ。
観賞魚にしても同じことだ。まあ、動物の至上目的は次世代に遺伝子を残す事だからよ。
その観点から言えば人間に飼われることで、種族の未来はある程度保証されていると言える。
そもそも、そんなこと考えるのは地球上で人間だけだ。
(良いも悪いもない。ただ、そういうものなのだとだけ言う。それだけ人間がこの地球上の生命体の)
(中で特殊で特別なのだと、言えるのはそれだけだ。その他の動物はそんな事は考えない)
そうかい。俺は一度リオのカーニバルとかブラジルのサンバとか。
そういう、派手な祭りを見てみたいもんだがな。
日本は、まあ、控えめというか……ほどほどに期待はしておけ。過剰な期待はすんな。
(日本の祭りも楽しもうと思えば思える。但し、カップルなどに限る)
(異性と縁のない非モテな方々は、その手の祭り自体を嫌悪しているのかも知れない)

太らないよ。毎日運動してるし。
大量にカロリーは摂取しないと、このナイスバディは維持できないのよ。
(ぐぐっと二の腕に力を込めると、筋肉が隆起する。実に太い。豪腕と呼ぶに相応しい)
(ニカッと笑い返すと、健康優良児のスポーツマンに見える。中身は全くの正反対であったが)
少し?うーん……まあ、服装のセンスは変わってると思ったけどね。
俺の見た感じ、ファザコンだね、あの子。ついでにマザコン。
両親に対して色んな意味で鬱屈した感情を抱えている……とか適当な事言ってみるテスト。
(買い物を終えて、電車が来る予定のホームに移動する)
(白雪月歌。ヴァンパイアハーフの彼女にゆりかを紹介したのはこの男だった)
あの子、どうしてるのかね。夏とか苦手な季節だろ。
半分は夜魔族なわけだし。俺も夏は嫌いだけどね。
54久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:7IkhayJx
まぁ確かに金魚なんて、池や川に放ったら、次の日までには死んでそうですものね。
あれは、作られた魚だから、作られた環境でしか生きられないのですわよね。
(紅裂の言うことは解かるが、飼われている作られた存在と言うのが、どうしても自分と重なる気がして)
(なんとなく、暗い表情になってしまう。)
…ふふっ、それはまた派手派手しいお祭りですわね。
わたしは、静かなお祭りも好きですわよ。
ロシアのクリスマスは、機会があれば一度見てみるといいですわ。
町中が、とても綺麗で静かで、厳かな祭りですわよ。
ま、気温で軽く死ねますけれど。

………
(見た目だけは、爽やか青年よろしくニカッと笑う紅裂を見て、溜息。)
先輩、そういうのなんて言うのかご存知です?
教えて差し上げましてよ。
(そっと背筋を伸ばし、紅裂の耳元に手を添えて囁く。)
筋・肉・バ・カ
(そして、顔を離してにっこりと笑って見せた。)
ファザコンマザコンって、酷いこと仰いますわね。
まぁ…そんなに強くは、否定できないというのは認めますけれど……
あの方…とにかく、人を簡単に信用しすぎですわ。
先輩も、今度お会いした時にでも、注意して差し上げてくださいませ。
あとは……やたらと、異形と異能者、普通の人間の違いを訊かれましたわ。
答えられるはずないじゃない、わたしだって…自分が人間なのかどうなのか、解からないのに。
(笑顔で、紅裂を見つめているはずなのに、なぜか泣いているような気持ちになった。)
(本当に泣いてしまいそうなので、とりあえず視線を外して、手に持った小さなバスケットケースを軽く叩く。)
(ほんの少しだけ隙間を開くと、そこへ先ほど買ったチョコレートをひとかけら放り込む。)
55紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:nkM2NOos
【誰か馬鹿だー】
【いやまあなんでもいいけどね】
【いい時間だから凍結だな】
【んーと、土曜日の夜から解凍できるよ】
【多分日曜日も】
56久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:7IkhayJx
【ふふん、勝った。】
【凍結承知いたしましたわ。わたしも、そろそろお願いしようと思っていたところですの。】
【それでは、土曜の夜に。時間は、何時でも大丈夫ですわ。】

【では、今夜もお付き合いいただき、ありがとうございます。】
【また土曜日を楽しみにしていますわね。】
【おやすみなさいませ。先輩に、たらふくな夢を、そして明るい明日を。】
57紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/07(水) NY:AN:NY.AN ID:nkM2NOos
【勝ち負けを持ち込むではない】
【わかった、解凍の時間は避難所に伝言するわ】
【ああ、こちらこそありがとう】
【またよろしくな】

【スレを借りました】
58名無しさん@ピンキー:2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:5Vwi+28a
小屋
59紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:CUZQt4x3
>>54
まあ、なんだ……数千年、数万年単位で見れば品種改良なんて、大した話でも
ないけどよ。数万年後にはパンゲア大陸が浮上してそこには巨大な烏賊が歩行して
文明作ってるって話だぞ。その頃には人類なんて滅んでるし哺乳類も殆どいないってさ。
(彼女が何故表情を曇らせているかなど、わからない。こんな時、いつだって的外れない)
(見解を述べて有耶無耶にするのがいつもの方法だった。今この瞬間にも)
ふむ、ロシアの祭りか。
わかった、ゆりかちゃんを全裸にひん剥いて簀巻きにして放置しておけば
翌日の朝には自然に不自然死してるわけね。

ふふん、甘いな馬鹿弟子。
最後に勝つのは鍛えられた肉体なのだよ。
知力なんてのは肉体が動かないと意味ないだろ。
(にっこり笑う少女の額にデコピンを食らわせる)
(完全無欠に理不尽な暴力がゆりかを襲う)
世間知らずなんだろ、キミもそうだけどよ。
はぁん……な・る・ほ・ど。まあ、年頃の子が自分の素性気にするのは当然だしな。
何せ半分は夜魔族なわけだ。どう取り繕おうと否定しようとそれは消えないわけだしよ。
だから、どうにかしたいんだろ。でも絶対的な基準が持てないから、他人の意見参考に
したいんだろうな。よくある話だ。本当に、よくある話だ。
(違いや差異など言おうと思えば幾らでも挙げられる。しかし月歌が欲している答えはきっと)
(自分が何者であるのか、ただその一点のみだろう。その答えは自分で見つけるしかないのに)
個人的な意見言わせてもらうと、人間なんてそもそも大した生き物じゃないからな。
あんまり気にしない方がいいぞ、キミも。大体キミは俺が人間に見えるのか?
(大きな掌でゆりかの頭を掴んで、ぐうりぐうりと撫でてやる)
(自分が何者かなど、大した話ではない。それは自分が決める事であり、他人が決めることでもある)

……ドゥルーク、連れてきたのか。
(ゆりかが連れている小さな使い魔の名前を出す。外見は猫の縫いぐるみなので)
(宿に連れて行っても平気だろうとは思う。おとなしくしていれば、の話だが……)


【置きレスに借りました】
60名無しさん@ピンキー:2013/08/08(木) NY:AN:NY.AN ID:5Vwi+28a
60
61久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:AKNC9W4F
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>59
(滑滑と言葉が零れてくる。きっと、特に意味もない言葉たち。)
(だけど確かに、大切な時間を紡ぐその声に、じっと耳を傾けて)
(偽物の時間だと、心のどこかではちゃんと理解していたからこそ、今はただ)
(その流れに幸せを感じているのも、悪くないと思った。)
なんで、わたしが全裸にひんむかれて簀巻きにされなきゃいけないんですの?
でも、街中なら大丈夫ですわよ。
あっちはね、建物内であれば、よっぽどボロじゃない限りは、ある程度は暖かいんですのよ。
運が悪くなければ、その辺の建物のエントランスに誰から放り込んでくれますもの。
だってロシアの道には、そういうの良く落ちているんですの。
わたしもパパと、何人か適当なアパートのエントランスに放り込んだことありますわ。
みんな、対応には慣れっこですわ。

鍛えられた肉体も大事ですけれど、頭がバカじゃ…った…痛い!
なんて暴力的な……
(デコピンされた額を両手で隠して、う〜、と小さく呻きながら、恨めし気に見上げる。)
(そしてすぐに、くすっと笑って自分の額をぺちぺちと叩いた。)
先輩は戦地での知識もありますし、腕力もある。
わたし、尊敬していますのよ。
(なぜ、そんなことを言ってしまったのか解らない。)
(素直な気持ちを口に出してしまい、死ぬほど恥ずかしい気がして、視線を落とす。)
(きっと、見慣れない外見のせいだ。)
先輩は…人間に見えますわよ。少なくとも、わたしにとってはね。
そういうの気になる気持ち…解らなくもないわ。
白雪さんは、人間でありたいというようなことを仰ったわ。
でも、わたしは……やっぱり、化け物は化け物だとしか思えない。
どんなに人間の心を持っていたとしても……
ふとした何かの切っ掛けで、大事な人を殺してしまうかもしれないのよ。
……って、ちょ、なにすんのよ!
もー…あたまぐしゃぐしゃになるじゃないですの……
(紅裂の大きな手で乱された髪を、慌てて手櫛で整える。)

どうして解った?
(バスケットの留め金をパチンと閉じながら、紅裂に問い返す。)
だって、まだ子供だもの、ひとりにしておけないですわ。
ちゃんと大人しくしてるし、大丈夫でしょ?
あ、この電車じゃない?
(電車の到来を告げる放送と共に、ホームに車輌が滑り込んでくる。)
(停車するのを確認し、トランクを引っ張りながら駆け寄り)
(車内に入る前に手を伸ばし、ドア付近のポールにそっと触れる。)
………うん。
(10秒ほど目を閉じ、そしてすぐに開き、放たれたドアから涼しい車内へと入っていく。)
(胸元に小さな向日葵のワンポイントのついたサマードレスのスカートを、ふんわりと揺らし振り返る。)
(首にかかった金の鎖が、夏の日差しをきらきらと反射させた。)
(黒いパーカーの長袖の腕を持ち上げて、紅裂に手招きする。)
先輩も、はやくはやくー
電車、出ちゃいますわよ?

【考えていたより長くなってしまったので、てきとうに切って下さいませ。】


【お借りいたしました。ありがとうございます。】
62紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/09(金) NY:AN:NY.AN ID:uwWUXxbb
>>61
心ってのが何なのか、定義し辛いがな。
まあ、そんな怪物がいるとしたら、厄介だろうな。
面倒だからさっさと撃ち殺しておけ、出会う機会があったなら。
人間の弱さを持った怪物なんて危険すぎる。
(人の中に在りて人の心を持った異端なる生き物)
(それはきっと、ある意味において紅裂拓兎の同類だからだ)
(……紅裂拓兎は人の持つ強さと同じくらい人の弱さを確信している)
(心の在り方が全てを決める。そして心とは強く、弱い。硬く、そして脆い)
つまらん事言うからだろ、このボケ。
朝からこんな重苦しくて欝になる話題振るな、この盆暗が。
(ノリノリで乗っていた癖に、一転して責める辺り性格の悪さが隠しきれていない)

わからいでか。まあ、海には漬けるなよ。
海水の塩ってさ、吐き出すのに凄いエネルギー必要なんだってさ。
海水魚にとって海ってのは実は棲み辛い環境なんだとよ。
だから塩の濃度の低い水の方が魚は長生きするんだとさ。
(この話を聞いた時、なんで海水魚はもっとマシな進化をしなかったのか、疑問を感じた)
(役に立つのか微妙な話をしていると、軽快なメロディが流れる。程なくして電車がホームに滑り込んできた)
(プシューと音がして、ドアが開く。客がぞろぞろと降りてくる。降りきった頃、今度は乗る側が次々と乗り込む)
(人波を嫌って暫く立ち尽くしていると、ゆりかの方が先に動いた。はいはいと答えて電車に乗り込む)
(流石に夏休みだけあって、あっという間に乗客で車内が埋まった。座る場所などないので、手摺に掴んでいる)

うっぷ。人と電車の匂いが……
(冗談でもなく露骨に気分を害した表情を浮かべる。電車に乗る機会が少ないので、馴染んでいない)
(それでも発車する頃にはいつもの薄笑みに戻っていた。ここから先は実に単調な時間となる)
(駅に停車する事に人が乗り降りする。目的の駅に近づく度に人が減ってゆく)
(半数以下になった頃には、ボックス席を二人で占拠することもできた)
(くだらない事を言い合い、笑い合って、時には険悪になったり、それでも和解したり)
(概ねいつもどおりの二人と言えた。菓子を貪っていると、電車の外に遠く海が見え始めた)

むぐぅ、そろそろだな。一時間と、半分くらいか?あー、腰いてぇ。
そろそろ降りる準備しておけよ。忘れ物しても知らないぞ。
(塩のついた指を舐めて、一度立ち上がって軽く伸びをする。長く座っていると身体が硬くなって困る)
(かくして、難儀な二人はとある海辺の街へと到着した。小さな駅に降り立つと熱気と蝉の鳴き声が)
(出迎えた。駅のあちこちに祭りに関する告知が貼り付けてある。改札を潜ると汗が吹き出た)
(鄙びた街は、あちこちに今夜の祭りの準備を思わせる飾りが点在している)
く……はは。いいね。
こうして知らない街に来るってのは。何もなくても心が浮き立つものだ。
(海側から風が吹くと、そこから微かに漂う潮の香り。今は黒い髪の男がニヤリと笑う)


【置きレスにお借りしました】
63久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:KZTHyPmv
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>62
解かってますわ。
海水につけると、お風呂入れてあげなきゃいけなくなりますしね。
この子、乾かすのに時間かかるんですの。
ドライヤーが嫌いなのか、暴れるし…
(ドライヤーという単語が、ゆりかの口から出ると、今まで静かだった手元のバスケットケースの中身が)
(ごそごそっと音を立てる。余程苦手らしい。)
ふぅん…海水魚は、なぜそんな環境にいながら、違う場所に移動する進化を遂げなかったのかしら?
不思議ね…やっぱり海って、不思議な場所だわ。

(トランクのキャスターにロックをかけて、隅に置く。)
(ドアに軽くもたれかかりながら、紅裂のポロシャツの裾を少し掴んでみるが、すぐに手放す。)
(甘えていると思われるのが、なんとなく悔しかったから。)
(ぶら下げたビニール袋から水のペットボトルを取り出し、苦心してキャップを開け、一口。)
(発車の衝撃で少しよろめいたが、なんとか零さずに済んだ。)
(外の景色を眺めていると、徐々にビルが減り民家もまばらになっていき、緑が多くなる。)
(その頃には、座敷も確保することが出来、ポテトチップを食べる紅裂にチョコもいる?と差し出しながら)
(ミントキャンディを口の中で転がし、お喋りに興じながら、車窓を眺めていた。)
(やがて、ぽつぽつと緑や民家が途切れた部分に、陽射しを反射して輝く面が見えてくる。)
(思わず立ち上がり、指をさした。)
先輩、あれ海?海ですわよね?
あー、窓が開けられたらなぁ

(やがて電車は停まり、紅裂に促されて荷物を持ち、ホームに降りる。)
(小さな改札を抜けると、目の前は、当たり前だが見知らぬ景色だった。)
わ……
(小さく声を出すと、なぜか紅裂の後ろに身を隠すようにして、硬い筋を感じる腕をぎゅっと握る。)
(子供が人見知りをするような動作で、おそるおそる景色を眺めた。)
なんか…人、あんまりいない……これ…なんのにおい?蝉、すご…
あれ何?なんか、花みたいなのとか…きらきらひらひらしたの…提灯とかも?あちこちにくっ付いてる…
なんかの儀式?
(潮風に鼻を鳴らす。慣れない環境は、少しだけ胸をざわつかせた。)
(初めて見る、田舎町の祭りの飾りつけに興味をそそられながらも、紅裂の後ろに隠れたまま)
(今は黒髪の姿を見上げて、ニヤリと笑う姿に臆することなく問いかける。)
ここから、どこ行くの?
とりあえず、どこかに荷物置きたい…

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
64名無しさん@ピンキー:2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:1kF1FSYy
無視
65久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:KZTHyPmv
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんとの解凍にお借りします。】
66紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:CCJQXgGL
>>63
このくそ暑い午前中に沢山人がいて溜るかよ。
田舎みたいだしな。
あのヒラヒラしたのは、祭り用の飾りだよ。
(人見知りの子供のように自分の後ろに隠れるゆりかに、片手で汗を拭って応じる)
(太陽は天高い位置にあり、地上の生き物に容赦なく殺人的な光を放っている)
(周囲にはそれほど人気はない。暑さの影響と、純粋に人がいないからだ)

一度宿へ行ってみるか。出かけるのはそれからでいいだろう。
どうせ祭りは夕方からだろうしな。まあ、途中で何かあったら食おう。
(大雑把に決めて歩き出す。見知らぬ土地でも臆することのない足取りだった)
(駅から離れると、情緒のある町並みになる。チリンチリンと何処かから風鈴の音が響く)
こういう場所、歩いたことあんまりないか、ゆりかちゃん。
あー、風が気持ちいい。
(潮を孕んだ風が吹き抜ける。チリンチリンと風鈴が鳴り響く)
(民家と民家、小さな床屋、蝉の声。また民家。狭い路地を進む。小さな商店に足を止める)
(自販機と、野菜が並べられた棚。ドアは開いている。少し首を傾げた後、ススッと店に入る)

アイス食おうぜ、アイス。
かき氷アイスいいな。むう、悩む。
(冷蔵ショーケースを覗き込みながらどれにするか思案している)
(小さな商店の中は食べ物や酒が所狭しと陳列されている)
(それなりに揃っているが、何かか足りない、そんな印象だった)

【改めて、今夜もよろしくな】
67久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:KZTHyPmv
(くそ暑いと言われ、顔を上空に向ける。)
(眩しさに目を細めて、生ぬるい空気を吸い込んだ。)
お祭りの飾り?
ねぇ、もっと近くで見てみたい。
(首をかしげ、紅裂を見上げる。)

こういう街…初めて見た。
ロシアの田舎町とも、違う……
なんか、不思議な雰囲気があるのね。
先輩は、こういう場所に来たことあるんですの?
(駅から離れても、まだ紅裂の腕から手を離せずに、とことこと後ろを付いて歩く。)
(だいぶ馴れてきたのか、視線だけは興味深々といった感じで、きょろきょろと辺りを見渡している。)
(潮風に揺れる祭りの飾りを眺めたり、耳に飛び込んでくる風鈴の音色にビクッとしてみたり)
(徐々に、腕を掴む手の力が弛み、やがてそれが離れる。)
(トランクをごろごろと引き摺りながら、あっちの民家の軒先の植木に目を輝かせたり)
(床屋の入口にあるガラス窓を、覗き込んでみたり)
(あちらこちらと、初めて散歩をするような好奇心に溢れた子犬のように、細い田舎道を蛇行する。)

(紅裂が足を止めたのに気が付き、ごろごろ言わせながら後戻りしてくる。)
なぁに?アイス?
このお店…お菓子屋さん?何屋さん?
(商店の中をぐるりと見渡して、そしてすぐにショーケースへと乗り出すようにして眺める。)
(手を伸ばし、ひんやりとした空気にぷるっと震えてから、ソーダ味と書かれた棒付きアイスを取り出す。)
わたし、これ。
こういうの、食べたことないですわ。
たぶん、美味しいに違いない。
先輩は、どのアイスにするんですの?

【こちらこそ、よろしくお願いいたします。】
68紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:CCJQXgGL
あー、そうだな。偶に遠出した時にな。
都会じゃ見れないから、珍しいだろ。
(普段と違い、腕にしがみついてくるゆりかに苦笑しつつ、その様子を微笑ましく)
(見守る。未知に対する恐怖と、そして隠しきれない好奇心。おもしろい子だ)
(それでも好奇心が勝ったのか、腕を離してあちこちを蛇行して見物している)

個人の商店だろ。最近じゃ24時間営業のコンビニやスーパーがあるから
どんどん潰れてるけど、ここらじゃまだ現役らしいな。
ちっ、俺もそれにしようかと……イチゴ味にしようかな。
すみません、これください。
(レジのところに中年のおばさんが座っており、珍しそうに見慣れぬ二人組を見ていた)
(物怖じせず、敢えて断りを入れてから品物をレジに持って行き、代金を支払う)
(店を出るとサングラスで目元を隠し、イチゴ味のかき氷アイスバーを齧る)

なぁーんか、見られてたね、俺ら。というかキミの方かな。
ふー、あーちー、なんで俺こんなところにいるのよあちー。
まあ、都会と違ってそこまでムッとしないのが救いですかー、そうでもないですかー。
(気力が途切れたのか、骨の抜けた声で何事がツイッターしていた)
(ガリガリとアイスを齧りながら路地を進む。あちこちに散見するのは祭り用の飾り)
(そこを抜けると大通りになる。ザザン。海の音が聞こえる。道路沿いを歩く)
(その向こう側に海が広がっている。正午近い日差しの中、汗を掻きつつ歩いてゆく)
(地面に踊る影法師も熱気にやられて揺れているように見えた)

おー、向こうは海の家かー。
ち、残念だが先を急ぐか。このままだと俺が死ぬる。
(道路の向こう側の、更にその先にある建物を発見する)
(観光客で賑わう海の家がそこにポツリとあった。アイスを齧り終えたので、海の家で何か)
(食べたかったが、宿へ行くのが先決であった。海に飛び込みたい気持ちを噛み殺して、先を急ぐ)
69久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:KZTHyPmv
えっ?見られてた?
(アイスの袋をバリバリと開けながら、素っ頓狂な声をあげる。)
(なんせ、物珍しい店内に視線を走らせるのに精一杯で、レジに座っている人物など欠片も覚えていなかった。)
わた…し?
……あ。
(金色のポニーテールを、ゆらりと揺らすようにして首を振る。)
やっぱ、目立つ…かな?
先輩よりも、わたしが染めてきたほうがよかったのかも。

…んっ、冷たい。
(水色が涼しげなアイスバーを、かぷりと一口。)
(些か強すぎる甘みだったが、冷たさと爽やかなソーダの香りが、丁度よく感じさせた。)
(一口食べる?と、紅裂に差し出しながら歩いていると、どこからか波の音が聞こえてきた。)
これ…海の音?
すごい、港とかと、また違う音なんですのね。
音も匂いも、似てるけれど…やっぱり違う。
……すごい。
(いろんなことが新鮮で、このうだるような暑さも忘れる。)
(何を見ても、何度もすごいすごいと言いつつ、宿への道のりを歩いた。)
先輩って、暑さに強そうに見せて、実は暑いの嫌いですわよね。
わたしも…まぁ、好きではないですけれど。
でも、寒さよりかは、幾分気分は楽しくなりますわね。
寒いのは……昔を思い出すので、嫌ですわ。
暑いの自体は苦手ですし、過ごしやすいのは、寒いほうですけれど。
(少しだけ暗い顔になるのを振り切って、笑顔を紅裂に向ける。)
泊まるとこは、ここから近いの?
70紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:CCJQXgGL
キミが染めてもなぁ……
まあ黒はともかく、茶色くらいならなんとかなるか?
(茶髪のゆりかを想像しようとして、やめた)
(暑さの所為で碌に頭が回らない)
(髪を切って涼しくはなったが、なんの慰めにもならない)

まあ、そこそこの眺めだな。できれば秋に来たかったかも。
この辺の海はあんまり匂わないけど、港とかは酷いもんだ。
オイルだので汚された海ってのは、臭いから臭うんだとよ。この海は綺麗な海ってことだな。
海が汚されると、そこに棲んでる魚も異形も死ぬ。何回かそんなの見たことあるよ。
(差し出されたそれを一口齧りながら、コメント。この男も地球環境に想いを馳せる時だってある)
(もっとも、次の瞬間にはどうでもよくなっているのもこの男なのだが……)

俺は秋とか冬の方が好きだね。寒さには強いんだ。
それに、冬って確かキミに会った季節だろ。
……あれ?春だった……かな?
(うーむと唸りながら首を傾げる。彼女と出会った時のことは覚えている)
(この男にしては驚異的なことであった。ただ、季節は覚えていなかった)
あー、えー……まあ、そっちの方が色んな思い出があるんだよ。
(結局思い出せなかったので、無難な台詞でまとめておく)

んー、もうちょっと先のはずだが……ん?
(突然、小さな定食屋の前に足を止める)
(店の外壁に掛けられたお品書きを食い入るように見つめる)
(魚の天麩羅、煮物、焼き物、丼物、吸い物……これでもかと海の幸が堪能できるらしい)
(流石は海の真ん前に店を構えるだけあって、納得のいくメニュー表だった)
どうする、ゆりかちゃん。
宿行っても明日の朝食しか頼んでないぞ。
ほれ、どうせ屋台で晩飯済ませる予定だったからさ。
71久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:KZTHyPmv
異形までもが……
そうですわよね、なんだかんだ言っても、異形だって自然の生き物ですものね。
中には、作られたものもあるのだろうけれど。
(汚染され、破壊された海に想いを馳せる。)
(やはり、この地球にとっては、人間が最強で最凶の生き物なのだろう。)
(そんな人間たちに比べたら、偉業の方が余程自然な生き物……いや、考えるのはよそう。)
(自分は間違ってない。そう考えて生きていかなければ、あっという間に壊れてしまう。)

えぇ、冬でしたわよ。
もう春も間近な、でもまだまだ寒さの厳しい2月の末。
そうね…だからかしら……先輩には、冬が似合うような気がしますわ。
(ぱくりとアイスをもう一口、口の中でゆっくり溶かしながら、目を閉じる。)
(凍てつく空気の中、浮かび上がる紅いコート。)
(嗤うその姿は、邪悪でもあり、美しくもあった。)

………
(再び足を止めた紅裂に気が付き、視線を追いかけ、見つめている先を見つける。)
(定食屋のメニューらしく、様々な海鮮料理が名を連ねているのを見て、小さく溜息。)
先輩って……育ち盛りにしたって、凄いですわよね。
(そして笑顔で、うん、と大きく頷く。)
せっかくの旅行ですもの、今回は、わたし先輩にとことん付き合いますわ。
なんだって喰らってやる。
(ぐっと親指を立てて、先輩に向かってにこっと笑顔を見せる。)
(見たことも無い街、感じたことの無い空気。)
(悲しいことばかりを考えていても仕方ないなんて、今更ながらに、やっと気が付いた。)
でも、とりあえず荷物置いてからがいいですわ。
72紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:CCJQXgGL
【まだ宿に着いていない、だと?】
【ごめん、疲れてるのでいつもより早く限界が……】
【夏はヤバイね、うん。凍結お願いするよ、多分来週は暇なはず】
【明日は朝から用事が……なので置きレスをちょくちょく出来る程度かな】
73久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:KZTHyPmv
【ま、たまにはこういうのんびり進行も、良いのではと思いますわ。】
【それは大変、早く休んでくださいませ。しっかり休息をとらないと、夏バテしちゃいますわよ。】

【それでは、空いている曜日が解かりましたらご連絡いただけると嬉しいですわ。】
【平日夜でしたら、大抵大丈夫ですので、なるべくあわせられるようにいたします。】
【それまでは、わたしも置きレスありましたらお返事させていただきますわね。】

【では、今夜もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。】
【たまには夢も見ずに、ゆっくりと休まれてくださいませ。】
【おやすみなさいませ、良い明日を。】
74名無しさん@ピンキー:2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:1kF1FSYy
ねたか
75紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/10(土) NY:AN:NY.AN ID:CCJQXgGL
【毎晩夢は見ているけれど、記憶してないだけなそうな】
【なんでもいいけれどね】
【お言葉に甘えてゆっくり休むよ】
【また直ぐに連絡する。今夜もありがとうな、おやすみ】


【それではスレを返します】
76紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN ID:/WM4VVNg
>>71
人間は自然と共存することを止めた生き物だしね。
ある意味、不自然極まりない生き物なのさ。まあ、潔癖症なやつはそれが
悪いことだ、人類は滅びるべきだとか言い出すわけだよ。
アニメの悪役とかにたまーにそんなのがいるけど。
でも、人間は愚かだが、智慧もある生き物だ。
今更消費型文明は捨てられないにしても、打開策くらい考えて実行してるだろ。
(口の端でバーを齧り、ピコピコ動かしながら語る)
(人間の賢さも愚かさも等しく認めている。人間の強さと弱さと同じくらいには)
問題は化石燃料を輸出する事で世界を掌握してる連中がクリーンエネルギーの開発
邪魔してるって現実だけどよ……永久機関は完成は夢のまた夢だのう……
(そして、陰謀論じみたことをガチな表情で語る)
(暑さの影響?NO。元々この男はこんな風に語る人間だ)

あー、そうだったな。何しにあの場所へ行ってたのか忘れたが……春先だったか。
えーと……確かこうだ。ゆりかちゃんの第一声が……
「いつもニコニコ這いよる堕天使。貴方のお傍に久遠ゆりか。一家に一台久遠ゆりか、です。(ドン!)」
だったな。うむ、実に痛々しい初登場シーンだったよ。思わずドン退きしましたわ。
(くっくっく、と含み笑いする。本当はちゃんと覚えていたが、わざわざ言うまでもない事だ)
(別段、特別な出来事ではない。色んな人間と出会い、それぞれと交わって過ごした)
(それだけだ。思い返すと、それなりに面白かったことだけは認めるのも吝かではない)

ぐえー、殺生な。
くそっ、仕方ない。ならさっさと宿へ行こう。
もうちょっと行った先にあるはずなんだけどな。
(よい笑顔で親指を立てて、酷いことを言うゆりかに露骨に顔を顰める)
(彼女の言うことにも一理ある。よいの匂いのする定食屋から断腸の想いで足を引き剥がし)
(一路、宿に向かう。更に歩いて小道に入り、ゆるい坂を登って、一軒の宿に到着する)
(その頃にはいい加減、汗を拭った袖がたっぷりと濡れていた)

すみませーん、予約を入れた赤村ですけど。
(ロビーに入ると昼食時の所為か、受付は無人であった)
(ちなみに「赤村」は予約を取る際に名乗った偽名である)
(実際は本名なのだが、ゆりかか知るはずもなかった)


【置きレスに借りました】
77名無しさん@ピンキー:2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN ID:lO75MmqM
77
78久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN ID:RvUplnwm
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>76
(シリアスな話題を真面目な顔で、アイスを咥えた冗談としか見えない態度を見せながら語る。)
(どんなに暑い真夏でも、髪が黒くなろうとも、知らない町に来ていようとも、彼は彼のままだった。)
資源や環境を食い尽くして、いつか遠い未来、人間の世が終るのも、また一興なのだと思いますわ。

先輩、歌いながら散歩されているような様子でしたわよ。
わたしも、追われてて逃げ込んだ先に先輩が来られたので、なんとも言えないですけれど……
(そして、話を聞いていると、突然嘘八百もいいところの、凄まじいホラを吹かれた。)
そんなこと、言ってないですわよ。
一声かければ5分で駆けつけ、みんなのお助けアイドル、ラブリーエンジェル久遠ゆりかですわ。
(スカートをふわりと翻し、くるんと一回転。びしっとポーズを決めてみる。)
と、言いましたの。
………………
(ちょっとした間に耐えかねて、トランクを置き去りにし、紅裂にツカツカと歩み寄り)
(グッとシャツの胸倉を掴んで、ギロリと睨みつけた。)
……ツッコめや、コラ。

ぜんぜん殺生なんかじゃ、ありませんー
どうせもう、宿までそんなに遠くは無いんでしょう?
汗だくだから、着替えもしたいですし…い…一応……み、水着もってきた…し。
(サマードレスの上に羽織っている黒いパーカーを指し示して、もじもじと紅裂を見上げ。)
これ、上に着るから大丈夫、ですわよね?
もし無理そうなら、夜の海でも…いいですけれど……海、入ってみたい。

(鄙びた町並み、民家の間の畑、揺れる向日葵。)
(馴れてくると、それはとても夏休みらしい情緒に溢れていて、宿に着くまでの道のりは、ちっとも飽きなかった。)
(たどり着いた宿は、ゆりかが今まで知っていたような宿泊施設とは、少々違ったイメージのもので)
(再び、駅前で見せた人見知りの態度をとりながらも、きょろきょろとロビーを見渡す。)
わたしの知ってるホテルとかと、ぜんぜん違うのですわね。
……っ
(その名を聞き、一瞬、息を呑んだ。)
(戸惑ったような視線を見られないように、まだ人見知りの延長のふりをして、紅裂の背に顔を隠す。)
(なぜだか解からないけれど、その名前を知っていることを知られたら、もうこのぬるま湯のような関係は続かない。)
(そんな根拠の無い恐怖に、心を支配された。)
(なんで、その名前なんだろうか……他に、思いつかなかったから?)
(たぶん様子が少し違ったのを、彼は見逃さなかっただろう。)
(だから、宿の人が出てくる前にシャツの裾をくいと引っ張り、不安げな表情で見上げる。)
先輩…名前、違うの使うの?
わたし、間違えないかな…ちゃんと、覚えておかないと……

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
79紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN ID:/WM4VVNg
>>78
……いやぁ、別に。
やはり美少女キャラは二次元に限るなぁとかは思ってないぜ。
ふーはは、はぁ……
(ジワジワ。ミーンミーン。ツクツクホーシ。蝉たちの鳴く声が響き渡る)
(成虫となった蝉は寿命は一ヶ月程度と言われている)
(研究する為に飼育するした場合は、その飼育が困難な為一週間程度で死ぬのだと)
(そんなどうでもいいことを考えて胸ぐらを掴まれながら現実逃避。あまりにも突飛なことを)
(されると、突っ込むことすら放棄したくなるという、よい例であった)

水着ぃ?いや、まあ、別にいいとは思うけどな。
キミが水着姿になったとこでサーファーたちはナンパしたりしないぞ。
夏だからってハメをハズしたくなるのはわかるが、現実を見ろ。
(こちらを見上げてくる少女に、肩ををポンと叩きながらため息をつく)
(――いつだって、まともに取り合ったりはしない)
(茶化すくらいしかできない。向き合った所で打破できない現実の方が多いのだから)
夜の海は危険で一杯だぞ。イチャついてるバカップルとか。
それを狙って襲いかかる愚物とか。
(異形や怪奇現象より、現実的な脅威を優先して述べるのは、一番有り触れているからだ)

んー、民宿というか、旅館に近いのかな。
最近のだと中身はホテルと大差ないらしいんだが……
室内露天風呂と地下大浴場があるとよ。ネットで調べた。
室内露天風呂ならキミでも安心して入れるし、海も見られるだろう。
(つらつらと解説していると、ゆりかが息を飲んでシャツの裾を掴んで見上げてくる)
(その顔に宿る尋常ならざる感情はなんだろうか?動揺?恐怖?)
お兄ちゃんとでも呼べばいいだろ。
親戚の子を連れてきたって設定にしておこうか。
顔が似てないから兄妹は無理だし。
(不審に思いつつ、即興で考えた設定を小声で語る)
(ここに来ていきなりどうしたのか。程なくして受付の人間が戻ってきた)
(すいません。お待たせしましたと定型文を並べ立てて、部屋へと案内してくれる)

いやぁ、親戚の子がどうしても海が見たいって言ってまして。
夏休みだしじゃあ行こうかってことになって。
ええ。この辺は初めてなんですよ。
(案内の人にぺらぺらと喋りかける。自分から喋ることで余計なことを聞かせない、言わせない)
(という防衛策である。案内されたのは十畳ほどの和室。部屋の正面に海が一望できる)
(備品は和チェアー。テーブル。冷蔵庫に金庫。お茶セット。ローベッドが二つ)
(布団を敷く必要はない。申し訳程度の室内露天風呂も備えてある)

ふー、いい部屋だなぁ、ゆりかちゃん。
海が見えるよ、海。
一風呂浴びるか、それとも着替えて海行くか。
(ぺらぺらと、第三者に聞かせる為によく通る声で喋る)
(係員は微笑ましそうな顔を残して部屋を去る。やり遂げたぜと無言で親指を立てる)


【置きレスに借りました】
80久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/11(日) NY:AN:NY.AN ID:RvUplnwm
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>79
(突っ込みを入れられるわけでもなく、罵倒されるわけでも、爆笑されるわけでもない。)
(この、もやもやとした恥かしさと怒りの行き場の無いまま、憮然とした表情でいたけれど)
(わざと話題を外したナンパの話に、紅裂の臆病ではなく真意に触れない優しさに、小さく笑って頷いた。)
危険で一杯のところなら、先輩が守ってくださるでしょう?
それに二人でなら、その愚物が100と襲い掛かってきても、絶対に勝てますもの。

へぇ…旅館…って、こんな感じなのですのね。
…おにい、ちゃん。
(うさんくさげな顔で紅裂を見ていたが、人の気配にすぐに再び、紅裂の背中に隠れて)
(紅裂が宿の人の相手をしている間、こっそりと顔を覗かせては)
は…初めまして……です。
(と、小さな声で言うと、恥かしげにもじもじとして引っ込む。)
(別に本気で恥かしかったわけでは無いのだが、喋るのが面倒なので、このキャラで通すことにした。)

(部屋に案内され、きょろきょろっと部屋を見渡す。)
(和洋折衷と言った感じの部屋で、部屋の雰囲気や調度品等は和風なものだったが、ベッドも置かれている。)
(清潔感のあるベッドメイクに、過ごしやすそうな宿だなと思った。さすが日本。)
(海が見えると言われ正面の景色に気が付き、部屋の入口に荷物を置いたまま、とたとたと窓に駆け寄る。)

お兄ちゃん!ほんとだ!すごい、海、ねっ?
(バスケットを開き、猫っぽい形のぬいぐるみを取り出して、窓際に置く。)
(なにやらぬいぐるみにひそひそと話しかけると、床に座り込み、また嬉しそうに窓の外を眺めた。)
うーみーは、ひろいーなー、おーきーいーなー
海がいい、海!
だって、こんなに綺麗なんだよ?
(そう言って振り返ると、一仕事やり遂げた感溢れる様子の紅裂。宿の人は、とっくに部屋を出たようだった。)

(黙って立ち上がり、すたすたと荷物を取りに出入り口へと戻る。)
って言うか、なんでわたしがお子様キャラなんですの?
わたしですけど、わたしが勝手にやったことですけどっ、なんか釈然としないのですわ。
(自分勝手極まりない理由で、ぷりぷりとしながら、トランクを開き荷物を出し始める。)
(窓際のぬいぐるみは、その様子を見て)
(ぷるぷると身体を震わせ、床にすとっと降りると、紅裂の足元に纏わりついた。)

って言うか……同じ部屋なの?同じ部屋?
(そう、居酒屋のものめずらしさに、一部屋しか取れなかったという話を、全く聞いていなかったのだった。)
べ…別に、同じ部屋で泊まるのは、今更だから気にしないですけれど……
露天風呂……部屋からだと、その…えっと……す、すぐに、覗けちゃうじゃないですの…
(真っ赤になった顔を俯かせ、黙々と赤いギンガムチェックの水着や、白い薄手のキャミワンピやらを取り出し)
(バスケットケースから、ホルスターに填まった銃を取り出して、少し悩む。)
……………
(いや、少しではない。ものすごく悩んだ後、意を決したかのように頷き、ホルスターごと金庫に仕舞った。)
(そして背中に手をまわして、サマードレスのファスナーを降ろして気が付く。)
ちょっと、わたし着替えるのであっち向いててくださいませ。
……でも、ほんと海が綺麗…
先輩…その……ありがと。

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
81紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN ID:vPF05PlM
>>80
そこまで指定してないし。
違和感なかったからいいんじゃね?
まぁったく、理不尽だよな、お前のご主人様はよ、なぁ?
(一頻り小芝居をしたゆりかがぷりぷりと怒っていた。実に理不尽だ)
(足元に擦り寄ってきた小さな使い魔を抱き上げて同意を求める)
(猫もどきの縫いぐるみは子犬のように首を傾げた)

今更気にすることかよ。
大体ゆりかちゃんの裸なんて見てもつまらないっつーの。
なぁ、ドゥルーク?
(何気に酷いことをさらりと言いながら、部屋を見て回る)
(脱衣所があり、そこを抜けると小さな露天風呂。檜の浴槽に湯を溜めて入るらしい)
(周囲は仕切りに覆われており、隣の部屋は見えない。見えるのは遠い海だけだ)
(肩に乗せた使い魔に同意を求めるが、細かい機微などわかるはずもなく、小さく鳴くだけだ)

うぉい、着替えるのかよ。はいはい、どう致しまして。
ロビーで待ってるから、着替えたら出てこいよ。海行くぞ、海。
(そのまま使い魔を連れて部屋の外に出る。のんびりと歩きながら、階段を降りてロビーに向かう)
(ちょっとした土産物コーナーがあったので、ついでに見物してゆく。魚の干物や、地酒、饅頭や)
(蜜柑を使ったスイーツなどがあった。ちょっと欲しいかも、と思ってしまった)
ふーむ、なるほどねえ……結構観光スポットあるなぁ……
若者受けしそうなのは少ないけど。ううむ、海行くだけでいいか?
(土産物コーナーの隣には模型を使ったこの周辺の地図がある)
(観光スポットがピックアップされている。海の家や蜜柑狩り。展望台やロープウェイなどだ)
(見物しにゆく予定のある祭りまで、まだ数時間はあるが、これらを回り切るには多少時間が足りない)


【置きレスに借りました】
82名無しさん@ピンキー:2013/08/12(月) NY:AN:NY.AN ID:p7YCyR5I
篠崎
83久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:9KxBhLBC
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>81
なっ、なんですってぇぇっ!!
(取り出した服や水着をひろげながら、ぎろっと紅裂を睨む。)
見たことも無いくせに、なに抜かしとんじゃいっ
つまっているのかいないのかは、せめて見てから言えっつーの!
(そこまで一気にまくし立て、そして気が付く。)
……いや待て、見んな。

えぇ、着替えますの。
だって、わたしあんまり人前で着替えるの……嫌なんですもの…
(海へ行って個室の更衣室があればいいが、共用や、ましてや更衣室なしだと)
(ゆりかは水着に着替えることが出来ない。)
(水着、と言っても、肩や背中を出すことが出来ないので、半分服を着ているようなものなのだが)
(それでもやはり、折角海に来たのだから、着るものは着たい。)
(ドゥルークを連れた背中を見送って、もそもそと服を脱ぐ。)
(すとん、とサンドレスを床に落とし、キャミソールと下着を脱ぎ)
(赤いギンガムチェックの水着を手に取る。)
(バックに三段フリルが飾られた、ショートパンツ型のボトムに脚を通し)
(ホルターネックになったトップに頭を潜らせて、ぷはっと頭を左右に振る。)
(首の後ろで赤いシフォンのリボンを、ふんわりと大きく結んだ。)
(その上から、白い薄手のゆりかにしては地味目のシンプルなミニワンピを身に付けた。)
(肩のリボンを解くことが出来るので、上着を着たままでも着脱できるだろうと選んだ物。)
(黒いパーカーを羽織りバスケットに財布を入れ、サンダルを履いて部屋を出る。)

(ロビーにたどり着くと、一瞬黒髪に戸惑うものの、すぐに紅裂の姿を見つけることが出来た。)
おっにいちゃーんっ、なに見てるの?
そういえば、ユーリャのドゥルーク、ちゃんと持っててくれたー?
(無邪気な声で楽しげに呼ぶと、後ろから飛びつく。)
(そして、真剣な目をして、こっそりと囁いた。)
…この茶番劇を一秒でも早く終らせたかったら、素早く出る。
さっき見かけた食堂は、わたしが奢ってさしあげますから、早く。

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
84紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:eEBjf/l1
>>83
(女を相手している時に面倒なのは、本当の事を言ったら怒ることと)
(新しい服を着ていたら取り敢えず褒めないと拗ねることだ)
(他にも細かいことを言えば限がないが、この男が特に面倒と感じるのはこの辺りだ)

おお、ゆりかちゃん。
なかなか可愛い服装だね、うん、妖怪……
じゃなくて、妖精みたいだよ、HAHAHA。
(軽快な声と共に――人目を憚ってキャラ作りを忘れていないらしい――ゆりかが)
(飛びついてくる。いつもならひらりと避けられるのだが、やはり人目を憚って)
(そのまま背中で受け止める。一応褒めておいて、機嫌を取る方向で)
(笑い声が外国人っぽくなるのも仕方あるまい。この子を褒めたことなどかつてないのだから)
(肩に乗せた使い魔が小さくぷきぷぎ鳴いているのは、特に理由はないのだろう)

はいはーい、海行こうね、海。
あ、ちょっと海まで行ってきますね。
(真剣極まりないゆりかを背負った体勢のまま、受付の人に挨拶をして宿を出る)
(空調の効いた建物の中と違い、外は相変わらず殺人的な暑さだった)
(猛暑を超えた酷暑である。気温が40度を突破した地域もあるかも知れない)

定食屋行くと海の家でカレーとラーメン食えなくなるけどいいのか?
美味くはないが、海行ったらやっぱり海の家で飯食った方がいいんじゃね?
まあ、昼飯は定食屋で済ませて、おやつは海で済ませるって手もあるな。
(今後の行動計画を大雑把に決めつつ、ぶらぶらと歩いて緩い坂を下ってゆく)
(かつては漁港として賑わっていた街も、今ではちょっとした観光スポットで収入を得ている)
(鄙びた港町になってしまった。都会では見られない光景があちこちに散見できて面白いと思うのは)
(無責任な観光客の立場だからだ。うーんと、汗を掻きつつ思案する)

あっるぇ、そういえばこの道、昔一度だけ通った気が……
あー、えー……あるぇ?えー?
(何かか引っかかったらしく、道の真ん中で首を傾げている)

【置きレスに借りました】
85名無しさん@ピンキー:2013/08/13(火) NY:AN:NY.AN ID:keBGn2nT
85
86久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:Z4t+WJNM
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>84
(肩紐を付けて、たすきがけしたバスケットケースを背中にまわして)
(紅裂の背中にぷらぷらと下がったまま、宿から出る。)
(宿を出て、20歩ほど歩いてもらった後、しがみついている腕を外し、すとんと地面に降りた。)
あ"……ぁづい……
……で、なんなんですの?さっきの。
妖怪、もとい妖精みたいだー、とか。
いくら黒髪にしているからって…な…な、慣れないこと、しないでよね。
それにこんなの…水着で出歩くのはやだから、適当に上に着られるものを持ってきただけですもの。
どうせ、妖怪ちんちくりんですわよ。
(暑さだけとは思えない頬の赤らみが、それなりに褒め言葉に効果があったと結果を訴えているが)
(それでも、減らず口を叩くことはやめない。)
(たぶん、きっとそれが、普段の二人だから。)

(定食屋と海の家の選択肢提示に、うーん、と首を捻る。)
悩みますわね…
あ、でもわたし海の家で食べたいのは、かき氷なんですの。
だから、それくらいならおやつに食べれますわ。
ま、最終的にどうするかは先輩にお任せしますけれど。
(紅裂の大雑把な決め方の結論に同意しつつ、相変わらず、きょろきょろとあたりを見ながら歩く。)

……ぶっ
(突然の顔面への衝撃で、歩みが止まった。)
(何かにぶつかった鼻をさすりながら顔を上げると、それはどうやら紅裂の背中のようで)
なんなんですの、もう…
……?
(文句を言いかけた唇が止まる。)
(しきりに首を傾け、思案している様子の紅裂が目に入り、その隣へと移動する。)
(その顔を覗き込むようにして、不安げな表情を向ける。)
先輩?
大丈夫…ですの?

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
87名無しさん@ピンキー:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:1k7tq+FP
88久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:Z4t+WJNM
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんとの、ロールの解凍にお借りいたします。】
89紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:6a2w2Rej
>>86
あーら、そう?
それじゃあ、何食うかな、昼。
丼ものと焼き物と煮物と吸い物と、あと刺身があればいいな。
(地面に張り付く影法師が、もうひとつの影法師とぶつかる)
(足を止めたらゆりかがそのままぶつかって来たらしい)
(それには眼を向けず、きょろきょろと改めて周囲を見回す)

んー、いや、昔一度、此処に来たことがあるような気がしたんだが……
確か、大きな仕事があったから遠征してな。
その帰りにこんな港町に一晩だけ泊まったことがあるんだが……
そう言えば、髪の長い怨霊系の女と神社の境内でやりあったことが……
(そこまで回想しつつ、首を傾げる。記憶を辿っている最中、大きな違和感を覚えた)
(似ているけれど、違うのだと、もう一人の自分が言っている)
ごめん、あれは三巡する以前の宇宙の記憶だった。
暑くて前世以前の記憶と混線しちまったようだ。
(くははといつも通りに笑いながら、坂を下ってゆく。肩に乗った使い魔もプギギと鳴いていた)
(そんな戦いがあったのは覚えてる。だがそれはこの場所ではない)
(昼時だけあって定食屋はそれなりに混雑していた。それでも丼ものから刺身までコンプリートして)
(ご満悦の昼食を楽しんだ。昼食後、二人で連れ立って海へ赴く。浜辺のあちこちにパラソルが立っていた)

うーみぃぃぃ!
(とりあえず、何はなくとも大海原に向かって叫ぶ)
(ぷぎーと使い魔も小さく鳴いているが、誰も気にしない)
(波が打ち寄せては返す。地球が鳴動するリズムだ)
ほぉ、近くで見ると、やっぱり人いるな。カップルにグループに家族連れ。
うーむ、こんなに暑いのに楽しそうだな、どいつもこいつも。
(波打ち際で遊ぶ子供達。バーベキューをしている家族連れ。海の家から食べ物を調達し)
(盛り上がっている若者たちのグループ。ゴムボートに乗って波間を漂っている者もいる)
(非の打ち所のない夏休みの光景だった。難儀な二人もこの光景の一部となっている)

ビーチパラソルやらシートやらはレンタルできるってさ。
無くならないうちに借りてくるわ。
キミも適当に準備しておきたまえ。イカ娘いるといいんだが……
(海の家には様々な物が揃っていた。海に欠かせない遊び道具を買ったりレンタルできる)
(貸しロッカーや、簡易シャワーなども備え付けられている)
(食事もカレーやラーメン、かき氷だけではなく、焼き烏賊、唐揚げなどメニューも豊富)
(生憎とイカ娘はいなかったが、首尾よくシートとパラソルを借りて来られた)
(適当な場所に突き刺し、シートを敷くと俄に強い風が海から吹き抜けてきた)

【それじゃあ今夜もよろしく】
【ばっさり進めてちょうだい】
90名無しさん@ピンキー:2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:1k7tq+FP
屋久
91久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:Z4t+WJNM
なにその、怨霊系に神社の境内って…
確実に、呪いかなにかじゃないですの。
宇宙…?
(わけの解からない言い訳のような言葉に、なぜか不安になってシャツの裾を引く。)
(この男は、いったい今までに幾つの戦場を、どんな修羅場を抜けてきたというのだろうか。)
(ただ、この男に、もう戦うなとは言えない。)
(それはたぶん、もう死ねと言っているようなものなのかもしれないとも、思う。)
(紅裂のみつけた食堂は、大正解だった。)
(どれを注文しても美味しくて、ついつい食べ過ぎてしまい、早く海で泳いで消費したい衝動に駆られるほどだった。)

(紅裂の大声に、びくっとする。)
……うみぃ〜
(とりあえず、真似てみたが、想像よりもはるかに賑わっている海辺の様子に気後れして)
(なんとなく、締まらない声だった。)
いかむすめって、なに?
(問いかけに答えないままに、紅裂は海の家へと向かっていった。)
(とりあえず、パーカーの中に手を突っ込んで、ワンピースの肩紐を解く。)
(脱いだワンピースは小さくたたみ、バスケットケースの上に置いた。)
(夏の日差しに素肌が晒される、暑いけれど、なんとなく気持ちいい。)
(恐る恐ると言った様子で、黒いパーカーのファスナーを下ろして、胸元を開けてみる。)
(……大丈夫、見えない。)
(白い肌の胸元には、細い金の鎖に繋がれた、小さなガラスの靴。)

(そうこうしていうるうちに、紅裂が戻ってきて、手際よくパラソルやシートをセッティングしてくれた。)
(バスケットはパラソルの軸にくくりつけて、ワンピースでふわりと覆って目立たなくする。)
(ぶわっと拭きぬける風に、小さな使い魔はよろめき、ゆりかはパーカーの裾をぎゅっと押さえた。)
人…思ったよりもいっぱい居るね。
わたし…変じゃないかな?
海…綺麗ですわね。
(波打ち際をじっと見つめ、水平線まで視線を流す。)
(そして、意を決したように波打ち際まで歩き出した。)
(足が、砂に埋まって上手く歩けない。ようやく波が触れる場所まで移動して、紅裂に手を振る。)
せんぱーい、海って、どうやって遊んだらいいの?

【こちらこそ、よろしくお願いいたしますわ。】
92紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:6a2w2Rej
キミが変なのはいつものことだから置いておくとして……
そうだな。海の家、結構サービスが充実してるし。
浜辺も綺麗でゴミとか見当たらないしな。
地元の人が色々と観光客呼び寄せる努力してるんだろう。
(手荷物のナップザックをシートの上に下ろす。わざわざ宿に置いてくる)
(ほどの量でもなかった。着替えとカメラ、本や小物が数点入っているくらいだ)
(シートに腰を下ろすと、何を思ったのかゆりかが波打ち際まで歩いてゆく)
(ぶんぶんと手を振ってこちらにアピールしている)

あー?
スイカ割りとかビーチフラッグとか遠泳とか色々あるだろ。
泳げないと半分位潰れるけど、砂で巨大な建造物作るとか。
竿があるなら磯釣りか。二人でビーチボールするのもなぁ……
(仕方ないので自分も靴をビーチサンダルに履き替えて、海まで歩いてゆく)
(特に着替えていないので波の掛からない所で止まる)
なんだったらサンオイルでも塗ってやろうか。
さっき海の家で買ってきたし。海を見ながらぼーっとするのも醍醐味だよ。
(その辺の小石を拾って波間に向かって投擲する。シュパパパっと五回ほど水面を跳ねて沈む)
(元々、海は大勢で遊びに行くものだ。二人でできることなど知れている)
(けれど、こんな大自然を感じられる場所で静かに過ごすのも悪くないと思っている)
93久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:Z4t+WJNM
(紅裂が、こちらへ向かってくるのを見て、再び数歩進み海の中に足をつける。)
(ふと、何かに気が付いた顔をして、海の中で跪き、その波の中に手を突っ込む。)
スイカは持ってないですし、ビーチフラッグって?
遠泳はしてもいいですけれど……先輩は、泳がないの?
(軽快に跳ねる石を眺めつつ、波打ち際まで来た紅裂の側に、ばしゃばしゃと近寄り片手を差し出す。)
はい、これあげますわ。
(その手には、黒っぽいなまこが握られていた。)

サンオイル?
わたし、塗ったことないですわ。
そもそも、こういった海に来るの自体、初めてですもの。
塗ってみたい。
(海から出て、軽く走る。)
(砂の上を歩くのも、だいぶ馴れてきた。)
(パラソルの下に戻り、バスケットからタオルを出して濡れた足を拭く。)
わたしの知っている海とは、だいぶ違いますわ。
海水もぬるいと言うか…冷たいけれど、丁度いい感じで。
砂も、さらさらしてて気持ちいい。
先輩は、子供の頃とか、こういう海に遊びに来たことってある?
わたし、訓練ばかりだったから、あんまり遊びに行く旅行とかしたことないんですの。
でも、辛いことも多かったけれど、父と出る演習は、それなりにわくわくしたものですわ。
夜のキャンプで、星を見たりしましたわ。
94紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:6a2w2Rej
砂浜に旗を立てて、離れた距離から一斉によーいドンして旗を取るって競技だよ。
二人でやってもイマイチ盛り上がりに欠けるかもな。
俺一人で泳いでも馬鹿みたいじゃん。
……むう、海鼠か。海鼠の内蔵は凄く美味いんだぞ。
これをこうして……っと。んぐ、んー!うめー!
本当は洗ってぶつ切りにして、何かつけて食うのが一番いいんだけどな。
そのままでも十分美味いわ。うん、つるりと食える。
(受け取り、ずぶずぶと指で弄って内蔵を取り出してつるりと飲み込む)
(実に美味であった。内蔵を取り出した海鼠はポイッと海に捨てて自然に還元する)
(あれだけ食べた後でもつるりと飲み込める旨さは異常だった)


日焼け止めだよ。
紫外線で焼けたら風呂入った時大惨事だぞ。
それでなくてもキミは肌弱そうだしな。手足だけでも塗っておけ。
(ゆりかが海について無知なのは、やはり育った環境の違いが原因らしい)
(こうしていると子供に歩き方や喋り方を教えている気分になる)
(パラソルの下に戻って、適当に足を拭き、買ってきたサンオイルのボトルを取り出す)
んあー?さあ、どうだったかな。
仲の良い家族ばかりじゃないからね、世の中。
(明言を避けて、もう一度サングラスで目元を覆う。暑いけれど吹き抜ける風が涼しい)
(湿気もないので、陰の下ならこの暑さもなんとか凌げそうだ)
ただ、子供の頃夜歩きして、死にそうになったことならあるな。
死ななかったけれど。悪運は昔から強かったみたいだね、俺。
95久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:Z4t+WJNM
それは…二人では、おそろしくつまらなそうな競技ですわね。
先輩が泳がれるのなら、わたしも泳ぎますわよ。
こう見えて、泳ぎは得意なんですの。
海で泳ぐのは、初めてですけれど…
……っ!!!
(突然、紅裂が差し出したなまこに暴挙を働いた。)
(はわはわと涙目になって、その様子を見つめ、再び海に投げ出されるなまこを見送った。)
な…なんてことを!かわいそうじゃないですの、内臓無しでどうやって生きていくの?

へぇ、日焼け止め。
肌は…別に弱くはないと思いますけれど…
ま、自分のことしか知らないので、もしかしたら比べると弱いのかもしれないですけれど。
先輩、首の後ろ塗ってくださいませ。
(紅裂に背を向け、首筋を見せて座る。)
(パーカーのあわせを軽く持ち上げ、襟足を緩めた。)

子供の頃、夜歩きしている時点でびっくりですわ。
先輩らしいといえば、らしいのかもしれないですけれど。
(サングラスをかける気配に、振り向けずにいた。)
(きっと、あまり深く聞かれたくないに違いないと、勝手に思い込む。)
(それが思い込みだと解かっていたけれど、そういうことにして、これ以上訊くのはやめようと思った。)
うちは、家族仲だけはよかったですわ。
普段が日常じゃない生活を送りがちなせいか、家では出来るだけ普通に育てられましたの。
バイオリンも、そんな普通の時間を過ごすために、パパが教えてくれたの。
96紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:6a2w2Rej
俺は得意ってほどでもないかな。
海だとプールで慣れた人間でも結構辛いらしいな。
感覚が違うもんだよ、結構。
……んあ?食べさせるつもりでくれたんじゃなかったの?
うーん、時々キミの価値観が理解できないよ、俺には。
(涙目になって訴えるゆりかに、何を言ってるんだこの子と首を傾げる)
(ちなみに海鼠は身体を多少切っても再生するらしいが、内蔵を丸ごと)
(食われた以上、死亡確定している。合掌、ごちそうさまでした)

俺が塗るんかい。しゃあねえな。
首、細いな。こんな身体でよく生きていけるよ、本当に。
(手にオイルを塗して薄く広げて、ゆりかの首の後ろに触れる)
(ぬるりと軽く塗りつけて、満遍なく広げてゆく)
いや、あの時は仕方なかったんだって。
誰かが呼んでる気がしてな。短慮と言われても仕方ない、子供のやることだ。
こっそり抜け出したはいいんだが、妙な生き物に襲われてさ。
考えてみるに、アレが生まれて初めて妖魔ってのに出食わした瞬間だったな。
(あの後、ボロボロになって家に帰って両親に怒られて姉が泣いて抱きついたのを)
(覚えている。振り返って見るに、あの頃まだはギリギリ普通の生活をしていた気がする)
俺は家族仲悪かったな。主に俺の所為なんだが……
バイオリン弾けたっけ?エアバイオリンは見たことあるけどさ。
今度一曲弾いてくれよ。
(今更、過去を振り返って欝になることはない。ただ、そうなのだと受け止めるだけだ)
(ある意味、ようやく開き直りの境地に到達したとも言える)
97久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:Z4t+WJNM
海は、波がありますものね。
それだけでも、泳ぎにくそうでわくわくしますわ。
…か、かわいいから見せてあげようかと……
(飛ばされていった方向を、名残惜しそうに見つめた。)

先輩よりも身体全体が小さいですもの、首が細くても当たり前なのですわ。
…んっ
(首に触れられると、くすぐったそうに軽く身を捩る。)
でもほら…首が細いと、殺しやすそうでしょ?なんて。
殺したらすぐに、先輩の作った棺に納めてくれなきゃダメよ。
そうじゃなきゃ、先輩に頼んだ意味ないもの。
(オイルのボトルを手にとり、そして脚に塗りひろげていく。)
(オイル、と言うには思ったよりもさらりとした質感で、不思議な感じだった。)
呼んでいる気がする…か。
それは、なんとなく解かりますわ。
それで外に出たら、十中八九変なものに出くわしますけれど。
…そっか、わたしも嬉しいな…その時、先輩が死なないで。
死ななかったから、こうやって一緒に過ごしていますものね。
(思った通り、と言うべきなのだろうか。)
(紅裂にとって、幼少時代、と言うか家族との思い出は、あまりいいものは無い様子で)
(思わず手を襟元に伸ばし、紅裂の手をきゅっと握った。)
あ…あの……ありがとう。

バイオリンは弾けますわよ。
エア……
(再びの醜態を思い出し、両頬を隠すようにする。)
う…うっさい、エアバイオリンの事は、忘れろ……
……今度?
いいですわよ。
先輩は、どんな曲がお好みですの?
98紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:6a2w2Rej
海上自衛隊とか、海の兵士って服着た状態で泳ぐ訓練するんだってな。
濡れた服って異様に重いから大変だろうね。
まあ、それが仕事なんだから仕方ないんだが。
あら、そうなの。まあいいじゃないか。
所詮、食物連鎖がこの世の倣いよ。
(割とグロイと言われる海鼠を可愛いと言う彼女の感性は、しかしズレているという程の)
(ものではない。深海魚だともっと凄まじい造形をしたものもいるくらいだし)

そんなに忌まわしいか、堕天使の力ってのは。
まあ、天使だの悪魔だのの力は人の身には余るからな。
人間が勝ってるのは肉体があることだけだし。
くはは。なんでもいいや。水晶漬けにして海に投げ捨てやるよ。
(水晶の柩。その中で永久の眠りにつく久遠ゆりか)
(それを美しいと言うだろう。悲しいとも言うだろう)
(けれど、本当の意味で贈る言葉などない。笑うしかないと思う)
俺を呼んでるのは誰だったんだかな。
それはわからないままだったけど。
うーむ、まあ、ゆりかちゃんと巡り合うために生きてきたわけじゃないからな。
そこら辺は勘違いするなよ。ツンデレのテンプレじゃなくてガチで。
(ぬるりとしたオイルに塗れた手と手が触れ合う。彼女は、孤独を望んでいるくせに)
(寂しがり屋だった。それも人間の持つ有り触れた矛盾なのだろう)
はいはい、どういたしまして。
(一度だけ握り返して、手を引っ込める。これ以上は必要ないだろう)

好みか。色々あるけどな。
ヴィヴァルディの「四季」とか。ベートーヴェンの「悲愴」か「ロマンス」……
ドヴォルザークの「新世界より」とか。サラ・サーテの「チゴイネルワイゼン」とか。
むーう、しかしこうしてると、やはり泳ぎたくなるな。
(ザッパーンと波が打ち寄せては返す。サーフィンをするには多少物足りない凪いだ海)
(そんな海に飛び込みたくなるのは、母なる海に帰りたいという本能なのか)
99久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:Z4t+WJNM
身に余るというか……
そっか、先輩には、なぜあれを封印したいかを話していなかったですわね。
……知りたい?
(そう問いかければ、別に胴でもいいと返事が返ってくるだろうと、思った。)
(もしも予想に反して、知りたいと返事が返ってきたら返ってきたで)
(今更、紅裂相手に、秘密にしているわけではなし、返事はどちらでもよかったのだ。)
さぁ…
でも、何かしらの能力を持っていれば、闇に呼ばれるのは無いことはないですもの。
わたしも、ちょっと前にあやうく妖精界とやらに、連れて行かれそうになりましたし。
……うん、そうだね。
(僅かに握り返され、体温が離れていく。)
(それを寂しいと思うのは、最近になって色んな事を知ってしまった解かってしまったから)
(その後遺症みたいなものにすぎない。)
(ここで抱きしめてもらったり、優しい言葉をかけてもらったり)
(望めば、たぶん紅裂は与えてくれるのだろう。極上に、優しい態度で)
(でも、自分が本当に欲しいものは、それではないというのを、知っている。)
(欲しいものは、そんな優しさでもない、愛でもなければ、恋でもない。)
(だったらなんだと問われると、目下それを探している最中と答えることしか出来ないけれど。)

先輩って、割と甘い感じや切ない感じの曲がお好きなんですのね。
なんだか意外ですわ。
ジャズとかブルース的なものが、お好きなのかと思っていましたもの。
わたしの勝手な思い込みですけれど。
でもそうね、先輩らしいと言えばらしいかも。
(立ち上がり、紅裂の腕を引っ張る。)
だったら、そのまま泳げばいいじゃないですの。
自衛隊のように、服のまま。
いいハンデかもですわ。
100紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:6a2w2Rej
【連休だし海行きたくなってきた……】
【まあそんな戯言はさておき凍結を申請】
【木曜日から土曜日なら毎度の如く21時30分くらいから再開できそう】
101久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/14(水) NY:AN:NY.AN ID:Z4t+WJNM
【同感ですの。】
【凍結、承知いたしましたわ。】
【では金曜日のその時間でよろしいでしょうか?】
102紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN ID:x2EbNeBr
【金曜日、わかったよ】
【まあいいや、どうせ行けないし、精々ロールの中で】
【思う存分泳ぐとしよう。金曜日を楽しみにしている】

【それじゃあ今夜もありがとう】
【深い海に抱かれて眠る夢でも見るがよかろう、ふはははー、おやすみ】
103久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN ID:T9Bni3gq
【では、金曜日に。】
【お会いできる時を、楽しみにしていますわね。】

【こちらこそ、ありがとうございますわ。】
【とても楽しく過ごさせていただいております。】
【深い海に、か…うん、悪くないかもですわね。】
【先輩も、素敵な夢を…おやすみなさい。】

【スレをお返しいたします。ありがとうございました】
104紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN ID:x2EbNeBr
>>99
久遠ゆりかの血族に秘められた謎?
その手の話は、夜、枕を並べてぽつりぽつり語るもんだぞ。
この陽気じゃ雰囲気でねえな。夜にまた話してくれ。
(知りたいとも知りたくないとも言わず、シチュエーションに拘っている)
(話したいなら話せばいいし、無理に聞き出すようなことでもない)

クラシック聴いてる時は、静かに楽しみたいものでね。
ジャズやブルースが嫌いって訳でもないし。
って馬鹿お前やめろ。
食後一時間はハードな運動控えろと習っただろうに。
水泳なんざやったら死ねるわ。
(海へと引っ張って行こうとするゆりかをぐっと引き止める)
(先ほど食べた料理が消化されず胃袋に詰まっている)
(逆に腕を引っ張り返して、グイッと引き寄せる)
ぶおっ!あつっ、熱っ!
(妙な具合に引っ張り合って、結果、二人して砂浜にダイブ)
(熱した砂はまるで鉄板のように焼けていた。あまりに熱さに跳ね回る)

ぺっ、ぺっ、砂が、砂が。
フライパンで焼かれる食材の気持ちが理解できちまったぞ。
(シートの上に避難してパタパタと砂を払う。熱砂に触れた部分が熱くて仕方なかった)
(波打つ音と共に響く、子供達の歓声が聞こえる)
(世界はうんざりするほど熱くて暑いけれど、子供たちの声だけは平和だった)

【置きレスに借りました】
105名無しさん@ピンキー:2013/08/15(木) NY:AN:NY.AN ID:WdwtjPdO
105
106久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

別に、そんな暗い話でもなければ、しみじみした話でもないですけれど…
でもまぁ、ここでは話さないほうがいいっていうのは、確かね。
誰かに聞かれでもしたら、ちょっとした病気を、疑われそうですわ。
(反応は、考えていたのとちょっと違ったけれど、結果としては同じこと。)
(聞きたいとも、聞きたくないとも言わない。)
(そんな空気が、とても居心地よかった。)

じゃあ、今度ソロでもそれなりに聴こえるものをチョイスして、披露させていただきますわ。
先輩は、なにか楽器出来ないの?
もし出来るのなら、セッションも楽しいですわね。
えー、戦場ではそんなの選べないですわよ。
それに、その死にそうなのがスリリングで楽しいじゃないですの。
(楽しそうにクスクス笑いながら、紅裂の腕を引っ張ると、がくんと衝撃が走る。)
(思わず反射で、足を踏ん張り、なお一層掴んだ腕を引っ張ってしまい――)
(―結果、均衡が崩れ、崩壊。最終到達地点は、焼けた砂の上。)
きゃっ……
ひゃっ、熱っ、あつあつっ、あちっ
もー、先輩が引っ張るから!
(飛び起き、膝を曲げ片脚ずつ上げて、手で砂を払いのける。)
(砂の温度は、肌に触れた時点ですっかり下がっているのだけれど、気分の問題だ。)
(自分の所業は見事に棚上げし、ぷぅっと頬を膨らませる。)
(ただ、食材の気持ちという台詞に、思わずぷっと噴き出す。)
もー…もぅ……砂って、こんなに熱いんですのね。
初めて知った。
……ふふっ、ちょっと楽しいかも。
(徐々に嬉しそうな顔になり、シートの上四つん這いで這い寄って、紅裂に笑いかける。)
(ネックレスがぷらんとぶら下がり、きらきらと輝いた。)
あ、わたしカキ氷買ってこよーっと。
先輩にも、おごってあげる。
カキ氷なら飲み物みたいなものだし、おなか一杯でも大丈夫ですわよね。
(バスケットを開き万札を一枚握ると、立ち上がり、海の家めがけて駆け出す。)

(海の家直前で、二十歳前後といった感じの、二人の女性に呼び止められた。)
(困ったような顔をして、頷いたり、首を横に振ったりする。)
(助けを求めるように、紅裂の方を見てみるものの、ここからでは遠すぎて)
(パラソルの作る影も相まって、姿がよく見えない。)
(最終的には、こくんと頷き、その後カキ氷を2つ買って、とぼとぼとシートの場所に戻ってくる。)

はい、ブルーハワイとレモン、どっちがいい?
(頂には、安っぽい缶詰のチェリーが飾られていて、実に海の家メニューの雰囲気満点と言った感じだった。)
あ……あのね、あの人たちが……お兄さん、素敵ねって、お話したいって……
(カキ氷を渡しながら、背後を視線で指し示す。)
(ピンクとブルー、明るい色合いの華やかなビキニを着た、それなりにきまっている二人が、笑顔で手を振っていた。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
107紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
責任転嫁すんなし。
転嫁ってドジッ子な嫁が転んだって感じで萌えるけどさ。
(……あれ、あの靴はいつぞや作ってやったものでは?)
(指摘しようと思ったけれど、多分、面倒なことになるのでスルーしておいた)
(程度の低い罵り合いをしていると、ゆりかがカキ氷を買う為に飛び出した)
(せめてこちらの要望も聞いておけという暇すらなかった)

レモンくれ。酸っぱいものが食べたいし。
あん?キミじゃなくて、俺が?
(程なくして、ゆりかが戻ってくる)
(何故だか初めての扱いに失敗した子供のような顔をしていた)
(話によると、どこかの女性二人組からナンパを受けていたらしい)
(カキ氷を一掬い。シャリリという歯ごたえとキンと冷たい感覚)
(ちょっと待ってろと言い捨てて、サングラスを外しにこやかな表情を浮かべる)
(紅い髪という要素がないだけでここまで受けが違うものかと内心複雑だった)

あー、どうも。お姉さんたちどこから来たの?俺たち××ってとこから来たんだ。
え?あはは、そう、旅行で?いやぁ、親戚の子の面倒を頼まれまして。
ええ、そうなんですよ。まだ子供なもので。
わがまま盛りでね。放っておけなくて。残念ですわ。
(朗らかな態度で丁重にお断りを入れて、ペコペコと頭を下げる)
(気分を害した様子もなく女性二人は手を振って諦めてくれた)

ふぃー。
まぁったく。やることしか考えてない中身スカスーカなやつの相手も楽じゃねえな。
キミは大人になっても男漁りに精を出すような女になっちゃいかんよ。
(ゆりかの元に戻ると、これでもかと言いたい放題であった)
(どれだけ上っ面を整えようと、この男は紅裂拓兎である)
(しゃりしゃりとかき氷を攻略してゆく)
くうぅっ……
むう。このキンっと頭が痛くなるのが醍醐味よな、カキ氷。
これ食ったら暫く休ませろ。
泳ぐのはいいけど、満腹だとガチでしんどいんだよ。

【置きレスに借りました】
108名無しさん@ピンキー:2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:Q8sRkdL+
煩悩
109久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

(負のオーラを発しながら、紅裂に明るいイエローのシロップがかかった方を差し出す。)
(あんなに食べてみたかったのに、爽やかな青と目の覚める赤に彩られたスチロールカップを)
(恨めしげに、じっと見つめる。)
(別にレモンが食べたかったわけではなく、落ち込んだ気分になっていたのだ。)

(紅裂がサングラスを外す様子に、3、4メートルほど離れた先から「きゃー!やっぱりカッコいい!」)
(などと、目に見えるかと思うほどに、黄色い悲鳴があがる。)
うるさ……
(小さく呟くと、立ち上がる紅裂の背中を眺めながら、がつがつと綺麗な青色の氷を口に運んだ。)
っぅ…きーんってする。
…………先輩がカッコいいなんて、そんなの……
そんなの…わたしのほうが、ずっと前から知ってるっつーの。
(自分でも、よく解からない理屈を吐き出しつつカキ氷を貪っては、こめかみを押さえる。)
(負のオーラは、やがて毒の沼かと思うほどの澱みを見せて)
(そんな毒々しい視線で、時折楽しげな笑い声が聞こえてくる背中を、忌々しげに見つめた。)
(だから、その二人を置いて紅裂が戻ってきたときには、一転して誇らしげな表情を浮かべる。)
(別に、そもそもそういう感情は持ち合わせていないものの、やはりそれなりに女性として育ってきた)
(この状況で『勝った』と思うのは、女の子としての本能か条件反射みたいなものだった。)
(自分ではそれすらも解からなかったけれど、あまり深く考えるのはやめた。)
(なぜなら、バカンスに来ているこの場所にいる限りは、考えるのをやめようと決めたのだから。)

やること?すかすか?おとこあさり?
(相変わらずの態度の紅裂が言っていることは、まったくもって、よく解からなかったけれど)
(あの二人を快く思っていないことは確かで、カキ氷を口に運びながら、思わずつられてぼやく。)
わたしに…あの人彼氏?って、聞いてきた……
違うって親戚だって言ったら、よかったー、じゃあ変態じゃないのね。
……って。
なんで、わたしが彼女だと先輩が変態になるのよ……
んっ…きーんってきた。
わたし、こうやって海で呑気にかき氷食べるの、夢の一つだったの。
砂丘での戦略は、とか…身を隠す場所の確保、地雷の設置とか…考えなくてもいいのね。
……なんか、こういうのって楽しい。
変な邪魔入ったけど……
じゃあ、わたしあっちでなんか色々工夫して遊んでみますわ。
(空になったカキ氷の容器を持って、立ち上がり、波打ち際まで歩いていく。)
(海水を掬って、波がかからない場所を座り込み確保。砂を集め、海水を少し染みこませ)
(悩んだ後、なぜか壷を製作し始めた。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
110紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
>>109
ゆりかちゃんにはわからないかな。
大人たちはああいう遊びをするものなんだとさ。興味ないけどよ。
(ふはは、といつも通り笑う)
(ナンパしてきた女性に何の関心もないのは明らかだった)
(一夏の遊び。アバンチュール。刹那の快楽。火遊び)
(お互いに割り切った、飽きれば捨てられる、そんな関係)
(それが大人の遊びだと言われれば認めよう)
(単に興味や関心が抱けないだけで、実のところ侮蔑の対象ですらない)

そりゃあ、ロリコンは犯罪だからだよ。
大人が未成年と付き合うのも犯罪だし……多分。
イエスロリータ、ノータッチの精神を忘れた似非紳士が馬鹿げたことしてっから
本物の紳士たちの肩身が狭いんだよ、このご時勢。
(ちょっと溶けたかき氷を攻略しながら、まるで自分が紳士であるかのよう嘆く)
(この男は紳士と言っても、変態という名の紳士である)
……キミはキミで結構戦争馬鹿だよねー。
四六時中、そんなゲリラ戦のことばっかり考えてたりするのかい。
俺なんて、その日何食うかくらいしか考えてないのにさ。
(くはははーと笑うものの、それは建前。紅裂拓兎自身、大半は戦闘関連のことが)
(その思考を占めている。どうやって効率良く人を殺せるかその手段を考えている)
(質の違いこそあれ、両者とも平穏とは程遠い生き物だった)

……なんで陶芸やねん。
(壷を作り始めたゆりかに、控えめに突っ込む)
(一人で陶芸教室を始めたゆりかを尻目に、ごろりと寝転ぶ)
お前のご主人様も難儀よな……
人のこと言えないけど……
(同じようにゴロゴロしている使い魔にそっと囁くも、やはり首を傾げていた)
(くっきりとした陰の中、寝転びながら潮騒と喧騒に耳を澄ませる)

【置きレスに借りました】
111久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんとの解凍にお借りいたします。】

>>108
ロリコン……
(神妙な顔で呟き、自分の掌をじっと見て、そして紅裂の横顔に視線をやる。)
わたし……なんでもない。
(言いかけたのを、止めた。)
(ほんとうは、先輩といっこしか違わないのに、と言いたかった。)
(だけど、それを選んだのは自分自身だ。とやかく言えた立場ではない。)
だったら、もうちょっとわたしのことも女の子扱いして、大事にしてよ。
扱いが、適当すぎやしませんこと?
(だから、本当になんでもないんだと言うかのように、心にも無い減らず口を、いつものように叩いた。)

馬鹿じゃないですわよ。
軍部の方では、戦術戦略や銃の扱いにおいては、十年に一人の逸材だって言われていますもの。
天才。
(馬鹿ゆえの返答をし、ふふんと得意げに胸を張った。)

(砂をぎゅっと押して、指先に海水をつけ散らし、また押し付ける。)
(指で丁寧に模様を刻み、10分後には小さいながらも縄文土器のような壷が出来上がった。)
ふぅ…
(砂だらけの手を避けて、腕で額の汗を拭い、紅裂のほうに目をやる。)
(どうやらシートの上に寝転んでいるようで、よくよく見れば小さな毛玉のようなものも隣に転がっている。)
ドゥルークはともかく…この暑い中、よく寝られますわね…
(立ち上がり、砂をはたき、海へと足を向かわせ、ざぶざぶと入る。)
(陽射しに焼かれていた肌に冷たく、気持ちよかった。)
(そのうち首元まで水面がやってきて、ついに足が届かなくなる。)
(ぷかぷかとのんびりした様子で泳ぎ、仰向けになる。)
(眩しい陽射しを捕まえようと両手を伸ばすと、とぷんと海に沈んだ。)
(少しだけ薄暗く、血液が流れるような音しか聞こえない世界。上を見ると、きらきらとした水面が見える。)
ぷはっ
やっぱり、パーカー着ていると少し重たいですわね…

【それでは、今夜もよろしくお願いいたします。】
【というわけで、さっくり切ってくださいませね。】
112久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
【なぜ、108のアンカが付いているのか…謎なので放っておいてください……】
113紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
大事にしてるじゃん。
一日中遊びに出かけるとかどんだけ仲いいんだよって話さね。
付き合ってもないのに普通ありえんだろ。
大事にしてるじゃないか。
(大事なことでもないけれど、二回言っておいた)
(いや、本当は大事なことなのだろう)
(ただ、そのやり方が世間一般で認められるやり方ではないし)
(ゆりかが望んだやり方でもないのは、理解している)

十年単位での天才なんて探せばどこにでもいるだろう。
スポーツの世界じゃ毎年毎年天才や怪物が見つかってるしな。
せめて千年に一人の救世主になってから物言え。
(いきなりハードルが上がりすぎた)
(紅裂拓兎が認めるとしたらもうそのくらいのレベルの、偉人だの聖人くらいだ)

(暫く、海のリズムと呼吸のリズムを同調させて、頭を空っぽにする)
(なんとなく起き上がって海を見ると、ゆりかが泳いでいた)
(パーカーのままで、どうにも泳ぎ辛そうではあった)
なんだかな……
(ただ、自由に泳ぐことすらできない。そんなささやかな願いすらこの世界では叶わない)
(異質であることや異端であることは、突き詰めるならそういう事だ)
(当たり前と呼ばれている事すらできない。海の家の貸しロッカーを借りて、トランクス型の)
(海水パンツに履き替える。屈強な肉体を太陽に晒し戻ってくる)

うおーい、いくぞ馬鹿弟子!
(叫びつつ海へとダイブ。様子見も準備体操もない。波をかき分けて突撃する)

【ああ、こちらこそよろしく】
114久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
千年に一人とか、そんなミレニアムな逸材……アホか。
(呟いて、再び潜ってみる。)
(テレビで見るような南の海でのダイビングとは、全く違う景色。)
(当たり前だ、ここは南の島でもなければ、今ゆりかがやっているのはダイビングでもない。)
(電車で2時間もしないうちに辿りつける海の、せいぜい水深2メートル少々の場所で)
(軽やかさの欠片も無く、ばちゃばちゃと、やっているだけなのだがら)

ぷは…っ
(立ち泳ぎのまま、両手で顔を擦る。)
(にんまりと笑い、水面を叩いて、陽射しを反射させる水しぶきを楽しむ。)
(パーカーが纏わり付いたり、流れに引っ張られたりと、泳ぎ難い。)
(だけど、こんな時間の過ごし方に、充分すぎるくらい幸せを感じていた。)
(ふと、聞きなれた声が聞こえて、浜辺に目をやる。)
(いつの間にか、紅裂が着替えを済ませて、海へざぶざぶと…うん、猪突猛進と言う言葉が似合う。)
(もう少し、この素敵な海を楽しむような、叙情的な進み方は無いのかと、小さく溜息。)
(それが彼らしくて、なんとなく嬉しく感じているのは、自分でも解かっていたけれど。)
なぁにー?
わたしを大事にする気になったー?
(ばしゃっと音を立て、片腕を水面から出して、手を振る。)
(そのまま、水面から身体を沈め、潜水で紅裂の方に向かう。)
(水中で紅裂の脚か腰でも掴み、水中に引っ張り込もうという作戦だった。勝算は無かったけれど。)
115紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
(波を掻き分ける。強引に突き進む。食後の運動にしては激しすぎた)
(風に身を任せのんびりしているのもいいが、これも悪くない)
(自然でない生き物がちっぽけな肉体を駆使して自然に立ち向かっている)
(気がして滑稽だ。だから面白い。だから笑いながら泳ぐ)

だから大事にしていると言っとるだろ、聞けや馬鹿弟子が。
(こちらも対抗して海に潜る。透明度は低いが、近くの物体を見るだけなら)
(十分だ。海の生き物のように潜水して、するすると泳ぐ)
ごぼぼぼぼ。ぼばばば。
(貴様の考えなどお見通しだ、馬鹿弟子)
(気泡と共に告げると、ズビシと指差し)
(そして再び前身。両腕を伸ばして足をドルフィンキック)
(極力水の抵抗の少ない泳ぎ方で、サブマリン泳法と呼ぶらしい)
116久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
えー、そっかなー?
(くすくすと笑う笑顔が、そんなの知ってると、暗に訴えていた。)
(解かってる、紅裂の真意は解からないが、充分大事にされていると思っている。)
(少なくとも、こんな幸せな時間を作ってくれるくらいには、大事にされていた。)
(だけど、いつまでも子供っぽく文句を付けている限りは、この関係の均衡は崩れないと)
(そう勝手に信じ込んでいたから。)

(前方に目を凝らす。)
(己ほどではないけれど、水中では随分と白く見える紅裂の脚。)
(胴体…そして、顔。……顔?)
……っ!っが、ばぼっ…ぶ
(驚きに漏れた空気に、慌てて口を両手で覆う。)
(だけど、慌てた頭では推進力がついた体を、簡単には止めることができなかった。)
ごば、ごぶぶごぼっ
(そこ、避けて〜っ!と、水中で叫んでみるが、声はきらきらとした空気の泡となり)
(その中に、閉じ込められてはじけて消える。)
(あぁ…人魚姫の成れの果てって、こんなに儚いものなのか…と、関係ないことを思いつつ)
(ぎゅっと、目を閉じた。)
117紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
(あっと思ったときには正面衝突していた)
(視界の悪い海の中でこんなことしていれば当然だ)
(抱き寄せる。引き寄せる。浮上する)
(水面へ、水面へ。母なる海は、もう人間の住む世界ではないのだと)

ごふ、ひゅー、ふはー。
おい、馬鹿弟子、死ぬな。死んだら鱶の餌だこるぁ。
(空気を吸いながら実感する。ぶつけた部分が僅かに痛む)
(海まで来て何やってるんだろうな……)
俺に勝てるわきゃねえだろうが。
水中戦なんてゲッター3に任せておけばいいんだよ。
(抱きかかえたゆりかの頬をぺしぺしと叩いて)、ゆっくりと浜辺を目指す)
(海から上がると異様に身体が重かった)
(水滴を垂らしながらシートへと倒れこむ。使い魔が呑気そうに出迎えた)
118久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
(一瞬、目の前が真っ暗になり、そして続きまして真っ白な世界。)
(ふわーっと身体が浮遊する感覚に、目を閉じ、力を抜く。)
(このまま、どこか遠い世界に行けそうな気がしているのに、なぜか頬に容赦ない攻撃を感じる。)
ん……うるさい…人魚姫が呼んでる……
(よく解からないことを呟きつつ、紅裂につれられて、ゆらゆらと海面をぼんやり眺めた。)

(気付けば、シートの上にべしょっと倒れこんでいた。)
(目の前には、ほわほわの使い魔が、こちらを覗き込み首をかしげている。)
…けほ……なんか、おでこぶつけた……
(ころりと転がりながらも、パーカーから肩が出ないように気にして引っ張る。)
(海水を飲んでしまったのか、なんとなく息苦しく感じで、何度か咳き込み)
(涙目で、パラソルと空の境界線を眺める。)
……っぷ…あはは、ははっ
(思わず漏れ出た笑い声、やがて寝転がったまま身体を捩り、文字通り腹を抱えて大笑いし始めた。)
っぶはは、おもしろっ、先輩と、海でどかーんって、どかーんっ
あははっ
はー、くるしー
海水飲んじゃった、しょっぱい、しょっぱすぎ。
なんか、人魚姫の幻覚が見えたわ。
ふふっ、たのしー
海で遊ぶって、こんなに楽しいんですのね。
なまこに、カキ氷、へんな女に話しかけられて、縄文土器、海中交通事故。
海の中から見る水面が、あんなに綺麗だなんて、知らなかった。
(シートの上で仰向けになり、ぐぐっと身体を伸ばす。)
119紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
(空が鬱陶しいくらいに蒼い。世界は決して人間を愛していないと)
(感じられるくらいの、蒼い空。太陽は善意も悪意もなくただ燃え盛っている)
(感慨に耽っていると、突然寝転がっていたゆりかが笑い出した)
(小鳥の囀りにも似た、明るい笑い声)

人魚はマナティを見間違えたんだろう。
日本のしょぼい海にはマナティなんていないけどな。
水族館とか行けば会えるんじゃないか、多分。
(一体どこに壷があったのか理解できないが、それでも楽しそうなら何よりだ)
(仰向けになったゆりかの前髪に手を伸ばしてかき揚げる)
俺、人魚姫って勇気あると思うんだ。
人間の足を得る代わりに言葉をなくして。
慣れない足で歩く度に大地に足の裏を切り裂かれて。
それでも一途に人間に憧れ続けた、純朴さ故の盲目さってのが。
愚かだとは思うよ。人魚が憧れるほど人間は美しい生き物じゃなかった。
けど、それとは別に彼女の行動は、勇敢だとは思う。
(幼稚で愚かだけどな、と最後に付け加える)
(人魚より人間に近くて、それでも異質な自分と彼女は、それでも人間の真似をして)
(少しでも楽しいことを探して、こうやって笑っている。笑えている間は、幸せだと錯覚できる)
120久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
マナティって、テレビで見たことがある。
口元がもぐもぐしてて、身体がぷよぷよで、可愛かった。
水族館かぁー、小さい頃一度だけ行ったことありますわ。
先輩は?
今度は、水族館にでも行こうか?
(前髪に触れられて、気持ち良さそうに目を閉じる。)
(このまま、こんな時間が一生続けばいいと思った。)
(普通に、下らない毎日を過ごしたい。そう思うだけならば、罪は無いだろう。)

そうね…愚かだわ。
最終的には、くそみたいな男のために命までも失ってしまうのよ。
そりゃもう、びっくりするくらいの愚か者だわ。
でも……その愚かさをはるかに凌駕する強さは、美しさだわ。
わたしも…強くなりたい。
いや、別にくそみたいな男のために死にたいとか、そういう意味じゃないですけれど…
わたしが、わたしなりの人生の中で、わたしなりの愚かさと強さを手に入れたら
先輩は…わたしのこと美しい人生だったって、思ってくれる?
(青空に似た瞳をぱちりと開けて、微笑む。)
121紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
水族館で今人気なのはダイオウグソクムシだな。
体長40センチくらいある海に棲んでる甲殻類。
三重県の水族館で展示してあったはずだがな。
テレビでもやってた。
イルカやマナティの時代が終わって……
あんな甲殻類が持て囃される時代なんだな。
(よくわからないとばかりに首を横に振る)
(何が流行るのか本当にわからない)
(大事なのは流行より自分のスタイルを確立し独立する事なのだが)
(それとは別に、暇潰しの一環としては流行はチェックしておく必要はある)

御伽噺なんてそんなものだと言えばそれまでだがな。
なんの教訓も含んでいないよ、きっとね。
……ほほう?なるほどね……
くは、英雄譚に憧れるのはいいけど、人はヒーローの真似をして徒労のように
死んでゆくのが現実だよ。退屈な話だけどね。
(ぐちゃと唇の端を歪ませて笑う。それこそ、人間の醜悪さを掻き集めたような笑みだ)
(髪の色が黒くなっても、性根の色までは変わらない)
いいよ。やってみな。人は優しくて愚かで、賢くて冷酷な生き物だ。
天使にも悪魔にもなれないが、せめて自分の思うような人間になってみるがいい。
自分でそうできたと思えたなら、俺に知らせに来い。その時は褒めてやるよ。
(混濁に塗れた瞳が蒼い瞳を覗き込む。人間の強さを知り、しかしそれを認めなかった)
(人の弱さを知り、しかしそれを踏み潰した。美しさも醜さも知っている)
(だからこそ、笑っている。それしかできなくても、それしかできないから、優しく笑った)
122久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
そのなんとか虫はともかくとして、イルカを見に行きたいな。
だいたい、どこの水族館もいますわよね、イルカ。
あいつら、可愛いんですもの。

英雄に憧れてないと言えば、嘘になるけれど。
でも、英雄なんかより、地を這いずり回ってでも、人間らしくありたい。
その人間らしさなんてのも、人それぞれで曖昧なものですけど、だからこそ
わたしが思う、愚かさと美しさは、わたしだけのものだわ。
これだけは、誰に決められたわけでも、ましてや、一族のための行動でもない。
わたしだけの、ものだもの。
(褒めてやるといわれ、歪んだ口元、優しい笑顔に真っ直ぐ笑い返す。)
(手を伸ばし、頬に触れてみる。シートに倒れこんだときに付いたのか、何粒かの砂に触れ指先で払った。)
(起き上がり、有無も言わさずに抱きつく。)
(暑いうざいと文句を言うだろうか?かまわない、こっちだって暑い。)
先輩って………
………………海くさい。
(なぜ、抱きついてしまったのか解からなかったので、とりあえず失礼なことを耳元で呟いた。)
123紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
【ダイオウグソクムシ馬鹿にすんなし】

【ともあれ今夜も凍結申請】
【昼から夕方が暑いから体力消耗するよな……】
【明日もできるけど気力と体力が持たないので】
【また来週の都合のいい時間を教えてくれ】
124久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:II6MgZVa
【だって…虫でしょ?(見たことないくせに堂々)】

【凍結承知。】
【ほんと、体力の消耗が半端ないですわね。エアコンのなかにいたらいたで、また体力が…】
【来週は、概ね大丈夫ですので、先輩のご都合の良い日を避難所にでも置いといていただければと思いますわ。】
【日曜日は、日中でも大丈夫。平日は、21時30分から再開可能ですの。】

【それでは、今日もお付き合いいただきましてありがとうございます。】
【先輩に日中の疲れを癒す眠りを…おやすみなさいませ。】
125紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/16(金) NY:AN:NY.AN ID:vvKy679A
【甲殻類だからエビや蟹の仲間です】
【俺も見たことないけどな】

【うむ、流石に扇風機だけで過ごすのは限界があったか……】
【委細承知。また連絡するよ】

【今夜もありがとうな。おやすみ】
126紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/17(土) NY:AN:NY.AN ID:hOpMnUHh
>>122
馬鹿お前イルカ舐めるな。
イルカって、他種のイルカを食うためでもなく、集団で嬲って殺すんだぞ。
しかーも、あいつら平和そうな面して実は自分の子供殺すからな。
アイツらも結局野生動物ってことだ。哺乳類だからって特別視しすぎるのはよくねえな。
(キリッとした表情で語る。これはいつもの冗談ではなかった)
(冗談のようだが本当の話、イルカは他種のイルカをリンチして殺し)
(自分の群れの子供もリンチして殺す生き物である)
(その真実を知った時、同族殺しをしない生き物は幻想なのだと軽く絶望した)

英雄譚の結末は、大概悲劇だもんな……
まあ、いいさ。キミが思うようにしたらいい。
少しくらいなら成果が出るまで待ってやるさ。
但し、あんまり長くは待たないぞ。こう見えて予約が殺到しててな。
俺を殺したい奴や俺に殺されたい奴は結構いるんだよ。
(殺したり殺されたり。愛憎についてすら理解に及ばないのに、そんな約束ばかり増える)
(それが生きる理由には、残念ながらなりはしないけれど……)
(不意に、ゆりかのその手が伸びて、頬に触れる。何をしているのか、この子は)

……海来てるんだから当然だろ。
この馬鹿。こういう事は夜になってからにしろ。
(太陽はいつだってその光で容赦なく過酷な現実を曝け出す)
(静かに抱き合うのなら幻想を彩る月明かりに見守られた方がいいだろう)
(抱きついてくるゆりかを抱き上げて、海へと向かって突き進む。適当なところでポイッと投げた)
(ザブーン。実によい音がした。けらけら笑い、さあ泳ぐぞと宣言する)

【置きレスに借りました】
127名無しさん@ピンキー:2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:bApMQDtc
睡魔
128久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:h5bPGc6p
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

予約…?
先輩を殺したい方なら、山ほど居るのは知っていますけれど……
殺されたいような奇特な人間がいらっしゃるとは、意外でしたわ。
(不思議そうな顔をして、首を傾げた。)
(人は誰しも、死にたくない生き物だと思っていた。)
(いや…結局は、どう繕おうとも、普通の人間とは違う特異な能力を持った人間は)
(人によっては、すぐに死にたいと思うのかもしれない。)
(自分だって、一族の願いと言う枷が無ければ、どうなっていたか解からない。)
(……そうだ、暗い考えは、せめて今日一日はやめると決めたんだっけ…)
(己の悲観的な思考と、物忘れの激しさに、思わず笑った。)

(返答は、想像の範疇ではなかった。)
(呆れたのか、どうなのだろうか?と考えているとところへ、ややあって、当然だろうという言葉。)
(やはり紅裂は、おもしろい。)
(ただ、黙ってこくりと頷くことしかできなかった。)
夜?夜なら、いいんですの?
なんで夜?
……夜は、わたしも先輩も、いつも血と死の匂いがするじゃないの。
(何もかもを焼く太陽の下だからこそ、触れ合えるときもあるのだと、そう訴える。)
えっ?やっ
(不意に身体が浮遊する、いや、抱き上げられたのだった。)
(じたばたとしているうちに、眼下は太陽に輝く海になり、上空には変わらずの、眩しい太陽。)
(紅裂の肩と顔が、影を落とす。)
(そこでようやく、置かれた状況に気が付き思惑を察知、慌ててしがみつこうとするが、僅かに遅かった。)
だっ、がばぶっ
(目の前に、細かい泡が沸き立つ。ごぼごぼという水の音、きらきらの水面。気持ちいい。)
(ただし、海面にぶつけたお尻は、しこたま痛かったけれど。)

なっ、おどれ、何さらすんじゃいこら!
いちびっとたらホンマ……
(海水に脚を取られながらも立ち上がり、げほげほと咳き込みながら睨みあげる。)
(濡れた肌や髪に陽が反射している、楽しそうな笑顔が眩しくて、思わず口を閉じ視線を逸らした。)
(紅裂の宣言にくるりと背を向け、喋りながらざぶざぶと沖へ移動する。)
この海って、イルカいないのかな?
イルカって、まるで人間と同じね。
(そして、数メートル先で振り返り、笑顔で手を振った。)
このくらいハンデが無いとねー、だめでしょー?
あそこのブイまで、負けたほうが夜に焼きそば奢りねっ
(言い終わるが早いか遅いか、ばしゃんと水しぶきを上げて泳ぎだす。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
129紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:ZdlhY2go
>>128
日本の海にはイルカは……
あー、長崎とか小笠原とか、その辺の海なら野生のやつに会えるだろうな。
まあ、この世で人間ほど残虐な生き物も……っておい。
(イルカに会える海域について思い出していたら、その隙にゆりかが泳ぎだした)
(一方的な条件を突きつけて、強引な勝負の開始だった)

俺に勝てると思うのか、馬鹿弟子めっ!
(即座に頭を切り替えて泳ぎ始める。波の影響を受けないように潜水してサブマリン泳法)
(潜水艦か海生生物のような動きで一気に突き進む。子供相手に大人気ないまでに)
(勝ちにいっていた。遊びだからこそ本気で勝負するという、その心意気だ)

(それから二人は遠泳したり、身体を焼いたり、砂浜で巨大な建造物を作ったりした)
(精根尽きるまで泳ぎ、何度もオイルを塗り直し、完成度の高すぎる砂の城を建造した)
(三時には海の家でおやつとして焼きとうもろこしと、フランクフルトを食べた)
(アルコールもあったがゆりかが咎めるので、流石に自重した)

(二人は、太陽の下でずっと笑っていた。きっと、この日のことは忘れないだろうと思う)
(紅裂拓兎は自己中心的な悪人である。だからこそ、世界中の誰に責められようとも)
(この記憶は地獄に堕ちても絶対に忘れないと、自分自身に対して誓った)

ふぃー、流石に疲れた……
日が暮れるまで寝るぞ。キミも寝ておけ。
夜になったら祭り行くぞ、祭り。じゃあおやすみ……
(部屋に用意してある浴衣を纏い、そう言い捨てて、片方のベッドに潜り込む)
(日没の前後、遠くから祭囃子が聞こえてきた。夏祭りが始まったらしい)

【置きレスに借りました。ありがとう】
130久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:h5bPGc6p
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>129
(充実感に浸りつつ、ダイブ色の薄くなった空を窓から眺めていると)
(紅裂から、声をかけられる。)
(振り返れば、もうすでにベッドの中で目を閉じている姿が目に入った。)

ふむ……
(少し顔を覗き込み、顔の前で手をひらひらとさせる。)
(目を閉じているのを確認してから、備え付けのタオルと浴衣を持って、露天風呂の扉を開き)
(小さな脱衣スペースで、服を脱ぎだす。)

(洗い場で身体と髪を洗う、海の家のシャワーでは落としきれなかった潮と砂を流す。)
(髪の毛を軽くアップにして、湯船に身を預け、ふちに頭を乗せる。)
(少しぬるめのお湯が、とても居心地良い。)

(まるで、一年分は笑った気がした。)
(これから先こんな楽しい一日は、一生訪れないような、そんな気分にさえなる。)
(スピードレースの勝負は、結局負けてしまったけれど、他にもたくさんの思い出を貰った。)
(何度も喧嘩口調になりながら、やいのやいのと作り上げた壮大な砂の城。)
(少し日焼けしちゃったかも、なんて呟きながら、手の甲を夕陽にかざした。)
(昼間の煌く美しさとはまた違う顔を見せる、赤く暮れ行く海を眺めながら)
(久々の心地良い疲労、遊んで疲れるなんて、何年ぶりだろうか。なんて、考える。)
(疲れているはずなのに、それが気持ちよくすら感じる。)
(こういうのって、なんだろう?)

………あぁ、いわゆる遠足の前、みたいな。
(呟いて、笑う。)
(自分にも、まだこんな感情があったなんて、驚いた。)
(些細な日常の幸せは、忘れたはずだったのに。)
(幸せそうに溜息を漏らし、湯の微かな揺らぎに身を任せ、目を閉じた。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
131紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/18(日) NY:AN:NY.AN ID:ZdlhY2go
>>130
(束の間、夢を見た。夢のような、現実)
(夢の中でも戦って殺していた。終わりのない夢と現実)
(それは退屈なものだった。夢も現実も死ぬまで共にある伴侶に等しい)
(だから、目覚めは健やかなものだった。ぐっと身体を伸ばす)

あふぁ……?
なぁんだ、風呂入ってたのか。
(起きると、風呂上りと思わしきゆりかが浴衣姿で寛いでいた)
(ベッドから降りると、疲労はかなり取れていた)
(充実した時間の疲れは後を引かないものだ)
(軽くストレッチをすると、身体が軋む。ぐるぐる動かすと凝りが解れた)

ったく、椎名のバカタレ。いっつも俺が尻拭いするんだからよ。
調子に乗るなって何度言えば……
……あー、ごめん。これ世界が一巡する前の話だったわ。
(くははと、起き抜けなのかいつも通り電波でも受信したと思わしき発言をする)
(時刻は18時を過ぎている。窓の外を見ると太陽がようやく地平線の彼方にその姿を消した)
(所だった。カッと眼を見開く。夜こそが自分の時間だと誰に言われるまでもなく確信しているから)

よぅし、着替えて祭り行くかぁ。
と、その前に俺も風呂入るわ。ちょっと待ってろ。
……覗くなよ?
(何かを言われるよりも前に着替えを持って脱衣所へ入る)
(一度だけ顔を出して、ゆりかの方を見て釘を差して、首を引っ込める)
(正面窓の障子は閉めてあるので、基本覗かれる心配などありはしないのだが……)
(日焼け止めをしたにも関わらず、湯で身体を洗うとかなり染みた)

【置きレスに借りました】
132名無しさん@ピンキー:2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:9UqnPC+D
小池
133紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:dW4uEpWt
【避難所が重いのでこっちに直接来ましたわ】
【ゆりかちゃん待ち】
134久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:pd/b41Kn
【とうちゃーっく】
【なにか打ち合わせ事項、ございますか?】
【わたしのほうは、今回のレスは先輩がご入浴中の、わたしの行動になりますので】
【さっくり先に進めていただければ、と思っておりますわ。】
135紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:dW4uEpWt
【うーん、特にない】
【いや、ネタはあったんだがやると無駄に長くなるので】
【また今度使うことに。なのでもう祭りへ行こうそうしよう】
【レス投下お願いするよ】
136久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:pd/b41Kn
【おっけーですわ。】

>>131
(壁にもたれかかり、ぱりっとした洗い立ての浴衣に包まれた足を投げ出して座る。)
(ドライヤーが見つからなかったので、まだしっとりと濡れた髪を耳にかけながら)
(手慰みに銃を弄り、暮れゆく空を眺めていると、紅裂が起きる気配を感じて顔を向ける。)
えぇ、先輩ぐっすりおやすみされていましたもの。
その隙に、入らせていただきましたわ。
だってその方が、先輩に覗かれる心配が、ないでしょう?
(紅裂が風呂を覗くなんて、面倒くさい事するわけがない。)
(そんな手順を踏むくらいならば、今この瞬間裸にひん剥いて、風呂に頭から突っ込み)
(ゆりかの足を掴んだまま、湯もみよろしく歌いながら水中でぶん回す方が)
(彼にとって、楽しく充実した時間が送れるだろう。)
(………さすがに、そこまではしないか。と、己の想像にくすりと笑った。)

しーな?誰?
(聞き覚えのない名に、少し不安げな表情になる。)
(立ち上がり、再び金庫にホルスターごと銃を放り込んだ。)
……世界、って。
先輩、大丈夫?寝ぼけてるの?
もしかして寝ぼけている今なら、先輩の悪口言い放題?
(そう言って見上げてみれば、鈍く輝く瞳で、消えゆく太陽を見つめる紅裂の横顔)
(ともすれば、殺気すらも感じかねないその表情に臆することなく)
(でも、少しだけ唇の端をひくつかせて)
あー…いや、人の悪口はよくありませんわね。…うん。

じゃあ、わたしも先輩がお風呂入られている間に着替え……
どぅぁれが覗くかぁっ、このボケ…って、最後まで聞けっ
(閉められた入り口に向かって、自分が使っていたタオルを投げつけると)
(再びそこが開き、顔だけが出てくる。)
(なぜだか、ぶわっと頬が熱くなり、さっきまでちびちび飲んでいて空になったペットボトルを投げる。)
さっさと入ってこいや、殺すぞ。
…ったくもう……くだらない事ばっかり……
(ぼやくその口元は、少し嬉しそうに笑っていた。)

(床の隅に出しておいた布の包みを開き、中から取り出したのは藍色の浴衣、赤と白の博多帯。)
(裾と袖に、まるで星空のように桔梗の花枝が白く染め抜かれ、ちりばめられている。)
(しゅるりと衣の音を立て腰紐を結び、御端折りを作る。)
(博多帯はすっきりと片流しの文庫に結んで、くるりと背に回し)
赤い鼻緒の下駄って…ちょっと子供っぽかったかな……
(呟きながら、まだ少し湿った髪をまとめ上げ、ゆるくお団子に結って濃い青のシュシュで留め)
(金の鎖で小さな二雫の氷翡翠が揺れるかんざしを、挿した。)
(このかんざしをくれた人は、今どこで何をしているだろうか?あの異国の香りの街で、また誰かの世話を焼いているのだろうか。)
(裾を開き、トランクから取り出した脚用ホルスターを取り出し、脹脛上部に取り付ける。)
(以前、紅裂に渡した小型の銃と同型のものを、内側にセッティングした。)
夜ですもの……ま、念のため、ね。

(そろそろ上がってくるであろう紅裂用にスポーツドリンクを用意して、ちょこんと椅子に腰を下ろす。)
(黄色っぽい毛玉が、床からぽーんと跳ね上がり、膝の上に乗っかった。)
(ドゥルークに向かって微笑みかけると、優しくおでこから喉を撫でてやる。)
(それなりに適温でエアコンが効いているはずなのに、真夏の湿度は、すぐにペットボトルの肌を濡らしてしまう。)
(赤く焼けた空から薄紫、濃紺へとグラデーションを見せる空と、まだわずかな光を反射する波を見つめた。)
ひょっとして、お茶がよかったかな……

【それでは、今夜もよろしくお願いいたしますわ。】
137紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:dW4uEpWt
(軽やかなフットワークから拳と蹴りのコンビネーション。体調は悪くなかった)
(それを確認してからもう一度湯を被り、浴槽に身を浸す)
(胸より若干低い位置まで浸かる半身浴は、身体への負担が少ないと言われている)
(空を見上げると、ぽつぽつと小さな星が視界に収まった)
(空が暗くなってゆく。夏の日没は、他の季節より感慨深い)

(身体が温まったのを確認する。結局、露天風呂を楽しんだのは30分くらいだっただろうか)
(脱衣所で身体を拭き、備え付けのドライヤーで短くなった髪を乾かし、服を着る)
(昼間と大差のないポロシャツにジーンズ。右耳のピアス。サングラスで眼を覆う)
(唇の端を釣り上げて笑い、鏡を確認。髪の色が違うだけで別人のようだった)

なんだ、浴衣の着付けできたのか。
どんだけ祭りを楽しみしてるんだよ、キミは。
(部屋に戻ると、ゆりかの服装が一変していた。日本情緒溢れる浴衣である)
(落ち着いた藍色の浴衣に、紅白の帯。髪型もいつもと多少違う)
(お団子にして蒼色のシュシュで纏め、簪まで指している)
まあ、似合っているじゃないか。
うん、似合似合う。とってもオニアイですよ。
(一応、礼儀として褒めておく。ニヤニヤと小馬鹿にしたような笑みさえなければ)
(もっとよかったかも知れないが、この男にそれを要求するだけ無駄だ)

そんじゃあ、お待ちかねのメインイベンだ。
キミのご希望通り、そろそろ日本の夏の夜を堪能しに行こうか。
(椅子に座るゆりかの、その対面に座る。サングラスを外して、今度はニィっと笑う)
(好戦的に笑っている時は、同時にこの男が一番楽しそうに見える瞬間でもある)

【こちらこそよろしくね】
138久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:pd/b41Kn
あ、ドライヤーあったんだ。
(と、呟いたのは窓の向こうから、聴きなれた音が聞こえてきたから)
(後れ毛にそっと触れてみて、もうほとんど乾いたからいいや、と、一人頷いた。)

(声を掛けられ、ドゥルークから顔を上げる。)
(見ると、すっかり身繕いを終えた紅裂がこちらを見ていた。)
えぇ、弟に教えてもらいましたの。
浴衣の着付けは男のたしなみだって、本当?先輩、出来る?
べ、別に今日の為に教えてもらったとか、そういうわけでは、全然無くてっ
……その…
(俯いてもじもじしていると、ぺたりと貼り付けたような賛辞の言葉。)
(思わずかちんとした表情で、睨み上げる。)
ちょっと、まったく心がこもっていないんですけど!
(声を荒げてから、慌てた様子で自分の口を塞ぐ。)
(しぃー、と、向かいに座る紅裂に人差し指を唇に当てて見せる。)
(にぃっと笑う笑顔を見て、少しだけ呆れたような表情をしながら、小声で訴える。)
なんかこう…チンピラ狩りに行くぜ〜って顔にしか、見えないんですけれど。

(紅裂へと、スポーツドリンクのペットボトルを差し出してから立ち上がり)
(くぅくぅと寝息を立てる小さな使い魔を、そっとベッドに移した。)
ふふ…かわいい寝顔。
…じゃあ、行こっか。
(部屋を出て、左手に小さな巾着を持ち、遠慮がちにおずおずと、紅裂に向かって右手を差し出してみる。)
(見上げてじっと見つめ、少し拗ねたように視線を逸らした。)
(こんな気分になったのは、たぶん夏の夜知らない町、着慣れない浴衣のせい。)
わたしが……わたしが右手預けるなんて、そうそうないんだから。
あ、ありがたく受け取りなさいよ。
139紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:dW4uEpWt
……それはアレだ。
脱がせた後に、女の子が着付けできないと大変だから
覚えておけば慌てなくて済むって話だろ。
どっちかと言えばプレイボーイの嗜みだろ。
(ゆりかの弟には対面した事はないが、遊び人なのだろうか)
(ちなみに彼はできない。そもそも覚える必要がないのだから)

俺にそれを要求すんなって。
笑い堪えるだけで精一杯なんだしよ。
(堪えているらしいが、もう目一杯笑っているので同じことだ)
(滑稽でたまらない。うっけるー状態なのであった)
こんなところまで来てそんな面倒なことするか。
立つ鳥後を濁さずってな。
(反射的に小声で応じる。別段この男にそんな殊勝な心構えはないのだが)
(流れで言ってみる。ペットボトルを受け取って、立ち上がる)

……こいつの表情の変化がわかるのか、すごいな。
(中身は黒いスライムで、外側は猫の縫いぐるみ。そんな使い魔の寝顔がゆりかには)
(判別できるらしい。正直、寝息以外では判別が理解できなかった)
(駄弁っていても進まないので部屋を出る。すると、ゆりかが右手を差し出してきた)
(そしてこのツンデレのテンプレである。なぜそこでツンデレ……と首を傾げる)
我が儘な小悪魔系妹でよかったじゃん。
元気いっぱい無邪気系妹でも可だが。
そろそろツンデレも大量生産されすぎて飽きてきたとこだし。
(そう言ってその右手をそっと添えるよう握ってやる)
(受付の所まで行くと係員の人が内輪を配布していた。ありがたくひとつ頂戴する)

あっちの方に灯りが見えるな。港の方か。
ふぅむ、俺も浴衣着て……いや、男の浴衣なんざ誰得だろうしなぁ……
(太鼓の音が聞こえる。ゆるやかな坂を下ってゆくと、艶やかな浴衣姿がちらほら見える)
(祭囃子を辿りながら、人の集まる方角へ。この鄙びた街に、こんなに人がいたのかと思われる)
(人の群れ。幻想的な灯り。喧騒と熱気。焼き物のいい匂いが空気中を漂う)
ふえー、結構混雑してるな。
隣町からも人が来てるんじゃないかな。
それで、どれから見るんだ?綿飴か?
(こうなると手を繋ぐのも満更無駄でもなかったようだ)
(焼き鳥、たこ焼き、焼きそば、フランクフルト、綿飴。金魚掬い、ひよこ掬い、スーパーボール掬い)
(型抜き屋、くじ引き、射的、かき氷……様々な屋台が犇めいている)
140久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:pd/b41Kn
そもそも、なんで脱がす必要があんのよ。
(即答で質問を返す。)
(着付けがたしなみな理由は解かったが、必要性がまったく解からなかった。)

え?解からないの?
気持ち良さそうにして、口元が少しむぐむぐしてるから、何か食べてる夢でも見てるのかしら?
(不思議そうに紅裂を見上げる。)
(もしかして、自分だけしか読み取っていないのだろうか?)
(毎日一緒にいるから?なんだろう?)
なに?小悪魔?つんでれ…?
(紅裂は、時々よくわからないことを言う。)
(でも確か、つんでれという単語は、弟から一度聞いたことがあったはず……なんだったっけ?)
(考えていると、手に暖かいものが触れる。)
……っ
(ぎゅっと目を閉じ、そして恐る恐る開いて見上げると、髪は黒いけれど普段どおりの横顔が目に入った。)

(からころと、下駄の乾いた音を立てながら、連れ立って歩く。)
(先輩の浴衣姿、きっと素敵だと思うよ。なんて素直に言えたのは、たぶんここが異空間だから。)
(聴こえてくる祭囃子、鄙びた町の夜なのに人のざわめきが溢れ、提灯の明かりが揺れる。)
わ…すごい人……
わたし、まいごになったらどうしよ…
(今度は、恥かしさもなく、本能でぎゅっと握る手に力を入れる。)
(綿飴の質問に、大きく頷く。)
(しかし、肉眼で見たことの無いゆりかにとっては、どれが綿飴なのかすらも解からない。)
(きょろきょろと屋台を見渡して、紅裂を半ば引っ張るようにして、左右へと足を運ぶ。)
ね、先輩、綿飴ってどれ?
えっ…あれ、ひよこひよこ!
なんでひよこ?どうするの?
ねぇねぇ、あれなに?イカ?焼いてるの?食べるの?
な…なんでボールが水に浮かんで、ぐるぐる回っているんですのっ?
はっかぱいぷ…ですって。あれ、ウサギのかわいいー欲しいー
わたしあれ知ってますわ、お面でしょ、お面。
あ……!
(そして、目に留まったのは射的だった。)
あれ、どうするの?
撃ち抜けばいいの?あんまり、威力はなさそうですけれど。
141紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:dW4uEpWt
セックスする時は基本、全裸でやるからだろう。
まったく、それくらい察しろ。
というか、そろそろそっち方面勉強しておけ。面倒で仕方ない。
(面白くなさそうにため息をつく。こんなことまで説明しなくてはならないのは)
(流石に面倒だった。そろそろ独学でいいから知識を得て欲しい)
(無知と無垢は違う。彼女は無知なだけだ)

わかんねえよ。
――猫が夢見てる時も似たような反応するけど。
母親の乳房に吸い付いてた時の事思い出してるらしいな。
でもコイツ元々スライムだろ。動物の常識で考えていいものやら。
(細かいことはともかく、主だけのことはあって使い魔の細かい機微から状態を)
(察知する感覚は養われているようだ。その繋がりが強くなれば、或いは……)

その辺も勉強しておけ。自分でな。
自分で考えるから、勉強になるんだぞ。
(解答用紙の丸写しをして100点を取っても学力が向上しないのと同じ理屈だ)
(あまり安易に答えを教えても、彼女は鵜呑みにしたまま理解しないだろう)

迷子になったらとりあえず宿に戻れ。
合流地点決めようにも、知らない土地だからな。
(提灯が犇めいていると、これぞ祭りだと思うのはやはり日本人だからだろう)
(昼間、精根尽きるまで泳いだので空腹を感じてきた)
あー、綿飴は、白くてふわふわしたのだ。
そっちじゃねえよ。なんか白くてふわふわしたのをクルクル巻く機械があるだろう。
(そんな彼をゆりかは、ぎっと握った手で右へ左へと引っ張る)
(無邪気に兄を引っ張り回す元気な妹キャラとは、このことだ)
(その腕を軌道修正しつつ、綿飴の店の前まで導こうと苦心する)

あー、はいはい、質問は一度にひとつまでにしろ。
どんだけ祭りを堪能してるんだキミは。
(ダンダン心惹かれるものがありすぎて、ゆりかの言動が取り留めがなくなってきた)
(その時、射的の屋台にゆりかの目が止まった。景品は殆どチープだが)
(大きな熊の縫いぐるみはそれなりに高価そうであった。多分落ない細工をしているはず)
射的は玩具の銃で景品を落とすゲームなんだが。
高価そうな品物は密かに固定してあるわけよ。
銃弾の威力もちゃちいしな。大物狙いはまず不可能だと思え。


【あー、取り留めがない。そしてばっさり切れない】
【凍結申請。今週は金曜日の夜になるな】
【他の日は置きレスになるよ】
142久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:pd/b41Kn
【凍結承知いたしましたわ。】
【たまには、取り留めないのも楽しいと思っておりますわ。】
【そんなわたしにつき合わせてしまって、申し訳ない限りなのですけれど…】
【金曜日でしたら、いつも通り21時30分ごろから再開可能ですの。】

【それでは、わたしはレスを書いてから休ませていただきますわね。】
【先輩は、先に休んでくださいませ。】

【では、おやすみなさいませ。夏の盛りに素敵な夢を。】
143紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/19(月) NY:AN:NY.AN ID:dW4uEpWt
【まあ、それもそうなんだけどね】
【俺も精進が足りないなと自戒しておりまするよ】

【そうか。わかった】
【もし、金曜日避難所が重かったら直接こっちに来てくれていいからな】
【それでは今夜もありがとう。よい夜を】
144久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:UuQyGugc
>>141
(自分で勉強しろと言う紅裂を、不満げに見上げる。)
だって、今は色々知りたいんですもの。
つんでれつんでれ…今度調べておきますわ。一度聞いたことは、あるんですのよね。

白くてふわふわくるくる?
あ、あれは?なんかみんな熱心に、小さな板をかりかりしてるの。
(型抜きを指差しながらも、紅裂に誘導され、なんとか綿飴の屋台にたどり着く。)
ふわぁぁぁ…なんだかまるで綿みたい!
(ものすごくつまんない感想を、感動的な口調で述べた。)
(代金を払い、ぱんぱんに膨らんだ袋を一つ取る。)
(柄は、赤いリボンのついた国民的白猫のものを選んだ。)
(幸せそうにそれをぶら下げて、歩く。)
(相変わらず、矢継ぎ早の質問を、紅裂に投げかけながら。)

固定って…えー、それってズルじゃないですの?
(紅裂に向かって、人ごみの中ひそひそと語りかける。)
……よし、解かりましたわ。わたし、あれやる。
先輩もやる?
(紅裂の手をぐいぐいと引っ張り、屋台の前に立つ。)
(そこでようやく手を離し、代金を支払っておもちゃの銃とコルク5玉を受け取った。)
(コルク栓を一つ一つ触れて、そしてその一つを取り上げ、銃に込める。)
(目を細めて前を真っ直ぐ見つめ、銃を持った腕を伸ばす。)
(息を吸い込むと、祭りの喧騒が耳に入らなくなる。)
………три、два、один
ноль
  
  パシュッ
(乾いた空気音。)
(あきらかに他の銃より勢いよくコルクが飛び出し、熊のぬいぐるみと土台の間に入り込む。)
(続けざまに二発目三発目と、同じ場所を抉りこんでいく。)
(最後のコルクは、その僅か上を狙って放つと、熊は微かに、でも確かにぐらりと前のめりになり)
………
(そして、熊の動きが止まった。)
あーぁ
でも、良いとこいってたよねっ?
(不審な顔を見せる店主を尻目に、紅裂の手を再び握り、引っ張ってその場を去る。)
もう一度繰り返したら、落とすことができますわね。
ま、わたしもズルなので、そこまではやらないですけれど。
ふふっ、楽しかったー
あぁいうの、もっとやってみたいですわ。
(くすくす笑いながら、からころと下駄を鳴らす。)
そうだ、焼きそば奢る約束でしたわよね。
今ならアルコールもいいですわよ。
もう、夜ですものね。


【スレをお借りいたしました。ありがとうございます。】
145名無しさん@ピンキー:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:dVaxcko+
145
146紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:mlNWiDHq
>>144
いきなり大物狙いとかやりたい放題だな。
せめて二番目か三番目に高価そうなのを狙えよ。
(結構本気で射的をしているゆりかには、苦笑するしかない)
(片手でぽんぽんと頭を軽く叩いてやって、もう一度手を繋ぐ)
(綿飴を片手にご満悦だったり、射的に挑戦してみたり、今日のゆりかはよく笑っていた)
(この海辺の街の雰囲気と、祭りの喧騒がそうさせているのなら、連れてきた甲斐もある)

晩飯の代わりだからなぁ。焼きそばだけで足りるか。
つーか、ちょっと腰据える場所探さないと飯も食えないな。
立ち食いならジャンクフードで妥協せんとならんし。
(屋台によっては椅子とテーブルを出していたりするが、何処も満席状態だ)
(前日のうちに増設されたと思わしき椅子やベンチなどもあるが、殆ど埋まっている)
流石に、知らない人と相席できる雰囲気じゃないな……
しゃあねえ。アレにしよう、あれ。ホットドッグ。ジャンクの極みだ、極み。
(少しだけ悩んで、結局妥協した末にホットドッグの屋台を目指す)
(普段から考えれば割高な値段。それでも祭りの空気と合わさると許せる価格)
ちょっとこれ預かってろ。
さーせん、ひとつください。
(片手に内輪、片手にゆりかの手。ホットドックが掴めない)
(ゆりかの腰帯の後ろに内輪の取っ手を差し込む)
(ホットドッグを片手に、ゆりかと手を繋ぎながら雑踏を掻き分ける)
(赤青黄。色取り取りの浴衣。火薬の炸裂音。誰かが爆竹を鳴らしているらしい)
(見知らぬ土地の、見知らぬ祭り。パクパクモグモグしながら歩く)
神社の方行ってみるか。知らない土地の神様に挨拶しとくのは大事だぞ。
それに、神社ってのは、程度の差はあっても神域だからな。
使い魔連れてくのならよっぽど成長してからでないと、霊気にやられる。
教会とかでもそうだな。神社仏閣、全部アウェーだと思ってもいいくらいだ。
(豆知識を伝授してやりつつ、神社に向かって歩く。祭りと神社は切っても切り離せない関係にある)
(海辺の街の神社だけあって、祭神は海神三座、即ち上津綿津見神、中津綿津見神、底津綿津見神である)
(それぞれに航海、漁業、海藻を司っている。人が行き来する鳥居を潜り、境内に入る)


【とりあえず進めてみた。進めてみただけな感がひしひしと……】
【ともあれ置きレスに借りました】
147名無しさん@ピンキー:2013/08/20(火) NY:AN:NY.AN ID:dVaxcko+
真島
148久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:Hk0zPdK4
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>146
(軽く頭を叩かれて、ズルしてるのが気に入らなかったから、と言い訳する。)
(見上げた苦笑する顔が、なんとなく嬉しそうに見えたのは気のせいだろうか。)
あっ…うっぷ……先輩、もうちょっとゆっくり…
(時々人の波に飲まれそうになりながら、しっかり繋いだ手は離さずに)
(からころと音を立てながら、必死でついていく。)
(歩けないスピードではなかったが、とにかく人が多くて、足がもつれそうになる。)
(ホットドッグを食べながら歩く紅裂を見て、ちょっと立ち止まり、綿飴の袋を開き取り出して)
わ…ほんとふわふわだぁ〜
(再び手を繋ぐと、二度目の当たり前の感想を述べつつ、ぱくりと食らいついた。)
(甘さが気に入ったのか、満面の笑みを浮かべ、一口、また一口と甘く溶ける感触を楽しむ。)
あれですわね。
歩きながら食べるってのも…むぐ……たまには、悪くないものですのね。
神社?
へぇ…神様って、本当にいるのかな?
ドゥルーク、お留守番させてきてよかった。
どっちにしろ、この人ごみじゃあの子迷子になっちゃいますしね。
(そう言いつつ、紅裂に手を引かれて神社がある方へと向かう。)
(途中、逆に紅裂の手を引っ張ってまで、リンゴ飴とたこ焼きを買ったけれど。)

わりと、思ったよりもおっきいですわね。
ま、わたし神社なんて、そんなに入ったことはないのですけれど…
別に宗教上の問題とかではなくてよ、ただ、興味なかっただけ。
でも、こうやってお祭りの夜に来るのは、なんだか素敵ですのね。
(リンゴ飴とたこ焼きの入ったビニール袋をぶらぶらとさせながら、鳥居を見上げる。)
(屋台がある区間に比べたら、飾りも少し控え目というか厳かな雰囲気で)
(だけど、やはり祭特有の非日常が、境内に広がっているのを感じた。)
(社の横側から向こうは、どうやら提灯飾りもなく暗闇で、そちらをじっと見つめてから、紅裂を見る。)
あっちのほう、なぁんか出てきたりして。
ふふっ、嘘ですわ。
神社には、小物は出ないんでしょう?だったら大丈夫よね。
でも、こんな静かな町でも、きっとどこかに潜んでいる。
わたし、時々思うの。
この世界にとって地球にとって、異形と人間、どっちがバグなのかしら。
どっちがバグにしろ、わたしって…なんなのかな?異能者って、なんなのかな?
なんて、白雪さんにあてられちゃったかな。
(珍しく真面目な顔で見つめてから、すぐに真っ直ぐ前へと向き直す。)
……夜の海には、何か居るかしら?
あとから一人で、行ってみようかな……
……最近時々―――無性に、殺したくなる。
(繋がった暖かい手をぎゅっと握る。)
(すぐに、これも嘘。と、下手糞に笑いながら見上げた。)
(我ながら下手だとは感じたけれど、紅裂なら、きっと何も聞かないでいてくれるから、それでいいと思った。)

ねぇ、先輩。日本の神様って、たくさんいらっしゃるんですのよね。
ここは、どんな神様が住んでいるの?
お賽銭入れるんですわよね。
幾らくらい入れるものなの?
神様に、失礼の無いようにしないとね。
(繋いだ手を離し、手首に引っかけてあった巾着をごそごそと探り財布を出す。)
(千円札を一枚取り出して、少し悩む。)
少ないかなぁ……

あ、そういえばわたし、先輩にお聞きしたいことがあったのですわ。
お賽銭の額とは、別に。
(札を握り締めたまま、隣を見た。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
149紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:unvyVeRZ
>>148
綿飴は持つ手がベタベタするのが難点なんだよな。
……んー。どうかな。神様の定義によるけど……
何らかの方向に突出したパワー……
エントロピーの代名詞を神と呼ぶならそうなんだろうな。
俺らが異形だの妖魔だの呼んでる連中も、凄いレベルのになると
場合によっては神と呼んでも差し支えないだろう。会ったことはないがな。
(自然現象そのものを神と呼ぶのなら、自然現象と大差ないレベルの妖魔もまた神だ)
(もしそんなものに遭えば流石に今現在生きている自信がない)

それとは別に普段から人がいて、祭りの日には人が集まるような神社ってのは
特定の磁場っていうか、結界っていうのか。そういうのがあるからな。
正邪問わず小さいやつほど影響受けるよ。
逆に人に祀られなくなった神社とかは、妖怪の溜まり場になるそうだよ。
集った信仰のエネルギーも時間が経過して変質すると、いい餌になるみたいだ。
(こんな知識ばかりはすらすらと出るあたり、普段から何を考えて過ごしているか)
(知れるというものだ。一般教養や道徳、倫理などはスルーしている癖に……)
まあ地球をひとつの生命体として考えた場合、自然から逸脱した時点で地球にとっては
人類自体がバグだろうな。この地球上で世界における立ち位置を俯瞰して考えられるのは
人間のみだ。対して異形ってのは数はあっても文化がない、文明がない。知恵もない。
他の動物と大差はない。地球における他種への影響力も人間に比べれば大したことはないだろう。
(神社の境内は荘厳な雰囲気に包まれていた。進むのに軽い抵抗を受けたのは紅裂拓兎が)
(鋭敏な感覚で、神社の霊気を感じ取っているからであり、感じていない人間は抵抗を受けない)
異能者自体はなんでもないと思うがな……
生物の進化の歴史を辿れば爆発的に生物が増えて進化して、適者以外は絶滅した時期がある。
それと同じことだろう。異能者は進化の途中における試作品なんだろう。
もし有力な異能者が現行人類を食い尽くす勢いで増えれば、世界の主権は人類から
超人類に譲渡されるだろう。可能性は低いだろうがな……
(何でもないような質問に、この男なりに真剣に答える。こんな時はいつもの冗談は言わない)
(少しだけ横目でゆりかの様子を伺う。さっきまで笑っていたのにこの子は、本当に難儀な子だ)

津綿津見神、中津綿津見神、底津綿津見神だとよ。
航海、漁業、海藻を司っている、海の神様みたいだ。
あ、そんなに多く入れてもご利益はないと思うが……うーん、五円か十円にしておけ。
(途中、神社に関する来歴を記した看板を読み取っていた。その内容をそのまま言う)
(千円札を取り出すゆりかに、そいつは多すぎですよと突っ込みを入れておく)
ん、なんだよ。日本の神様で好きな神様とか聞かれても……
無難なところで天照大神とか。七福神も好きだが、恵比寿さま以外は他国の神様だしな。
(そんなことは全く訊いていないのだが、ここはお約束でボケておく)
(真面目な話が続けられない精神の病気なのである)


【置きレスに借りました】
150久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:Hk0zPdK4
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>149
逆に、神も崇める者がいなければ、ただの異形の者。
紙一重ですわね。
……魔王も、然り。あれは神でもあり、異形でもある。
もともとは、神に最も近い天使だと言われることもあるのだから。
天使だって、ただの異形よね、あれって。

沢山の人々が祈りと印を踏み、この空間を作ってきた。それは、これからも。
だからこそ、この空間は守られているのね。
そして、だからこそ、誰も祈りを捧げなくなった空間は、異形の巣と化す…か。
それでも人間は、祈りの場を設けずにはいられない。
祈りは、心の拠り所だから。
なかなか難しいものね。

(紅裂の話を聞きながら、何度も頷く。)
(空を見上げると、生茂った木々の葉が、まるで生き物のように、夏の夜風にざわざわと揺れていた。)
やっぱり、地球にとっての邪魔者は人間なのですわよねぇ…
試作品、ねぇ…
(ふむ、と、すっかり食べ終わった綿飴の棒を持て余しながら、唇の下に指を当てる。)
(首を少し傾け、思案する様子で睫を揺らし瞳を伏せた。)
その試作品も、結局は自然の産物ってことなのですわね。
もしも、人間がその自然を捻じ曲げて、無理やり試作品を制作するのは神への冒涜だと思いませんこと?

そこつ…?えっ?なんだって?
(おそらく、何度聞きなおしても到底覚えられそうに無い名前を、紅裂が看板から読んでいく。)
航海…漁業……なるほど、港町って感じですわね。
古い漁港は、だいたいそういう神さまが祭られているって、流石のわたしも聞いたことありますわ。
えっ、お賽銭ってそんなに少なくていいんですの。
……お手軽。
えっと…じゃあ、50円で。
(千円札を戻し、ごそごそと財布をあさる。細かいものが五十円玉からだったので、それを取り出した。)
うん…先におまいりをしてからね。
(賽銭箱にコインをそっと入れると、カコンと音を立てて落ちていく。)
(鈴を鳴らし、先ほど巾着に手を突っ込んだときに、異能を使い携帯で検索を読み取った二拝二拍手一拝。)
(自分の事で祈るべき願いは、なにもなかった。だから、隣にいる男の平安を願った。)
(その願いは、どんなに望んでも叶えられないと、知っていたけれど。)

先輩って、その……虚影会に、いたじゃない?
天使とか悪魔とかに…詳しい?
もし、こんな場所でそんな話があれなら…部屋に戻ってからでも……
(おずおずといった様子で、問いかける。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
151名無しさん@ピンキー:2013/08/21(水) NY:AN:NY.AN ID:VwXw/z5w
新党
152紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/22(木) NY:AN:NY.AN ID:JXDvGsJV
>>150
地球の表面焼いた程度じゃこのゴツイ星を破壊したことにはならないよ。
月でも落ちてくれば話は別だが、それ以外は大した問題ではない。
地球創世から何億年も経過してるが氷河期だのなんだの経験している地球からすれば
自然破壊だの温暖化だのは、身体の表面をちょいと焼いたくらいなものだ。
(地球をひとつの命と仮定する。生命体と仮定する。つまり人体と置き換える)
(そのレベルで考えるのなら、最近の温暖化だのは大した問題ではないと思える)
(実質、今を生きているモノたちからすれば大問題なだけだ)
それくらい大した問題じゃないだろう。
仮にこの世界を創造した造物主がいるとして、だ。
育成ゲームのキャラが思った通り育たなくても、楽しければそれでいいわけだ。
つまらなくなったなら津波でも地震でも隕石でも、なんでもいい。
人間を一掃してしまえばいい。人間が自然や地球を壊したのなら、また作り直せばいい。
(大局的な視点から見れば大半以上のことは大したことではなくなる)
(人間は世界を俯瞰し、その立ち位置を自覚して生きることができる唯一の生き物)
(だが、認識とは厄介なもので、そのレベルの視点で見ようにも目の前の現実が次から次へと)
(襲いかかってきて、それを阻む。紅裂拓兎とて、それは同じことなのだ)

気持ちの問題だからね、お賽銭ってのは。
俺もあんまりやったことないから偉そうなことは言えないんだけど……
(魔王の契約者だった頃の話だが、その頃の彼は神社仏閣を苦手としていた)
(その方がそれっぽいという理由で魔王の手により弱点として組み込まれていたのだ)
(その頃の体験をまだ身体が覚えており、今でも若干苦手意識が残っている)
じゃあ、俺は5円にしておくか。御縁がありますようにってね。
いや……待て……また妙な女に絡まれても……いや、流石にもうない、か?
(財布から五円玉を取り出して、暫く逡巡してから投入する)
(渋ったわけではなく、これでまた妙な女と出食わしたらどうしようと真剣に葛藤したのだ)
(一度だけ手を合わせる。神に祈ることなど何もない。神に陳情をしても意味はない)

んー、ご期待に添えず悪いが、そこまで詳しくはないぞ。
精々が、この世界が神と魔王の実験場だってことくらいだね、知ってるのは。
まーあ、帰って何をするかはともかく、飯の続きだ。
(見事なまでに期待はずれな男、紅裂拓兎。空腹を満たす方が優先なのか、ゆりかの手を取って)
(拝殿から踵を返して神社を後にする。いか焼き、焼きそば、チョコバナナと次々購入して折りよく)
(空いていた席に座り、食べ物をテーブルに置く。まだ足りないのか、また席を立つ)

もうちょっと買ってくるから、席確保しとていくれ。
焼き鳥が俺を呼んでるぜ。
(ゆりかを残し、次なる食べ物を目指して人の波を掻き分ける)
(夏祭りを堪能しているのは、この男とて同様)
(ゆりかを大事にしていると昼間は言ったが、何もそれは完全無欠な嘘ではない)
(ゆりかとの時間を大事にしているのは、その行動自体が証明している)

【置きレスに借りました】
153久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/22(木) NY:AN:NY.AN ID:zh6ZbYuz
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>152
たいした問題じゃない、なんて言い切れる先輩の強さは、わたし好きですわ。
(にっこりと本心から笑って、見上げる。)
(相変わらずの口調で、相変わらずの表情で、彼はいつだって真っ直ぐしている。)
(それは歪んだまま真っ直ぐかもしれない、だけど、その強さは美しさだと思った。)
人間を一掃、か。
いつか天罰が下るときは、わたしと一緒にいてくれる?
なんてね。
ちょっと女の子っぽいこと、言ってみたくなっただけ。
そんなこと、毛の先ほども期待していませんので、ご安心を。

え、それって、そこに属する人間として勉強不足ってやつじゃないですの?
先輩らしいですけれど。
(詳しくは無いと言われ、厭味っぽく言ってみる。)
(にやりと笑い、浴衣の肩を紅裂の腕にぶつけてみた。)
あっ、ちょっと……えぇー、まだ食べるんですの?
(繋がった手が引っ張られ、再び鳥居を潜る。)
(足がもつれないように懸命に歩きながら、おじゃましましたぁ、と小さく呟いた。)

(みるみるうちに、おいしそうな食べ物で手荷物がいっぱいになる。)
(ソースの焦げる匂い、いか焼きの醤油も香ばしい、香りはとにかく食欲を刺激する。)
(チョコバナナの色の鮮やかさに目を見張った屋台では、わたしはピンクのがいい。と)
(ちゃっかりオーダーを入れた。)
(人ごみの中、ようやく見つけた席に、すとんと腰を下ろす。)
(そう言えば、履き慣れない下駄で、足の裏が随分と痛くなっていた。)
(一息つき、ピンク色のチョコレートがかかったバナナを取り出すと、紅裂が席を立ち上がる。)

えっ、先輩…ちょ………あ。
………一人にしないでって、言いたかったのに…
(見慣れた紅裂の広い背中が、あっという間に人ごみに紛れて見えなくなる。)
(半分立ち上がった腰を再び下ろして、チョコバナナを見つめながら、おどおどと俯く。)
ど、どうしよう…わたし、変じゃないかな……
周りの人に気持ち悪いって思われてたら、どうしよう……
(一人になって、急に不安になる。)
(あたりを見渡しても、自分のような外見の者はいなかった。)
(昨今、探せばこんな田舎町でも数人は居そうなものだが、今のゆりかでは探しきれずに)
(急に、小さな頃にこの外見で苛められたのを思い出す。)
(勿論、弟に文句を付けるヤツは、3倍で返り討ちにしてやったけれど。)
(まだ紅裂が席を立ってから、3分も経っていないのに)
(完全に、保護者を見失った子供のような気持ちになってしょんぼりとした顔で、バナナなんて齧る気にすらなれない。)
(思わず無意識に机の下の自分の膝に手を伸ばし、指先を下へと滑らせる。)
(さらりとした浴衣の生地越しに硬い物に触れて、少しだけ落ち着いた。)
……先輩、焼き鳥って…どこまで行ったのかな。

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
154紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/23(金) NY:AN:NY.AN ID:vtxUl25T
>>158
(――ゆりかが心細げに呟いた、その時だった)
(対面に、お面を被った女性が座る)

『独りを望んでいる癖に、一人が寂しいだなんて。
 人間って矛盾だらけで面白いわね。』
(黒地に薄桃色の華が舞い散る浴衣。藍色の帯)
(お面を被っているものの、その髪が金色であることは容易に伺える)
(腕がほっそりとしなやかで、爪の先まで綺麗に磨き抜かれている)
(背丈はゆりかより高い。そんな女性が仮面を外す)

『こんばんは、ゆりかちゃん。
 こうして会うのは初めてかしら。』
(その顔は――誰かに似ていた)
(それでいて、久遠ゆりかの人生の中で一度も出会った事がない顔だ)
(それもそのはずだろう。何故なら、その顔は久遠ゆりか自身の顔だから)
(正確に言うのなら、そんな風に成長する可能性があった、ゆりか自身の顔だ)

『自分の本音を知った気分はどう?
 楽しかった?絶望した?』
(ゆるりと笑う。全くと言っていいほどに脈絡のない台詞)
(なのに、まるで十年来の友人に語りかけるような口調)
(蜜のように甘く、とろりと蕩ける様な声)
(いつの間にかチョコバナナを手にして、自分のモノのように食べている)

【置きレスに借りました】
155名無しさん@ピンキー:2013/08/23(金) NY:AN:NY.AN ID:fDMqfgv6
155
156久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/23(金) NY:AN:NY.AN ID:dvDgkwbm
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>154
(視界に入ってくる、黒地に散る可憐な薄桃の花、しなやかな曲線の腰。)
あ…すみません、その席は連れの者が……
(言いながら顔を上げていくと、唇が動かなくなる。)
(なに?今、なんて言った?)
(面の縁から見える、肩に落ちていくウェーブがかった豊かな金髪。)
(肌の色はよく似ていると思ったけれど、人種特有の肌の白さや子供の肌の柔らかさで誤魔化されているが)
(ゆりかの手は幼少の頃からの訓練で、傷つき、豆も少なくは無い。)
(だけど、そのひとの手は、指先までもが美しくて―――)

―――っ!
(面が外されると、思わず叫びそうになる口元を手で押さえ、立ち上がる。)
(見慣れた青い瞳が、微笑んで見つめ返してくる。だけど、見たことの無い、大人びた眼差し。)
(大丈夫…もう、惑わされないと決めたのだから。)
(甘ったるい声に、脳みそをかき回されるような感覚になる。)
(首を横に振りながら、すとんと座り、ギッと睨みつけた。)
……あんなの、本当は分かってた。分かってたのよ。
でも……気付いていないつもりになっていただけ。
そうやって、良い子面して、安心していただけ。
それと…その顔やめて。
エゴにまみれた、自分勝手な女の顔なんて、見たくないですもの。
それにあなたは、もっと小さな女の子だと思っていましたけれど?

(大人びたほうの少女の親しげな口調、そっくりな顔立ちからか)
(背後から、わー、姉妹かな?どこの国だろう?なんて声が聞こえてくる。)
(周囲に聴こえ難いように、声のトーンを落とした。)
ねぇ…そんな、くだらないこと訊きに来られたんですの?
(紅裂の背中が消えていった方角を、ちらりと見る。――よかった、まだ姿は見えない。)
………あの人なら、もうあなたのところには戻らないんだから。
わたしが戻させない。
あなたのところに戻らないからって、殺させはしない。
わたしが守る。
たとえ、あなたと今、刺し違えたとしても。

(本能で感じている。これに、弱さを見せたら終わりだと。)
(それに少なくとも、この場にいる誰よりも、たぶん紅裂よりも、自分は彼女に近いものを持っている。)
(勝算は無かったが、むやみやたらのハッタリでもない自信はあった。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
157紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/24(土) NY:AN:NY.AN ID:JT7T/0V+
>>156
『この顔も、この姿も、貴女が恐れているモノを具現化したモノよ。
 自分の本来の姿が怖いだなんて、本当に面白い子ね』
(くすくすと鈴を転がすように、小さく笑う。最初から、その反応を予期して)
(望んでいたとしか思えない趣向だ。もう一度夜店のチープな仮面を被る)

『ええ、そんなくだらない事を聞きに来たのよ。
 私は貴女に頼み事をしたけれど、結果がどう転ぼうと構わなかったわ。
 どう転んでも面白い結果になりそうだったからね』
(久遠ゆりかが、紅裂拓兎を殺すのか、殺されるのか)
(紅裂拓兎が、久遠ゆりかを殺すのか、殺さないのか)
(どちらに転んでも彼女にとっては面白い事だと言う)
(ゆりかが自分の本音を直視して、愉悦だったのか絶望したのか)
(どちらの結論を出しても構わなかったと、彼女は言う)

『あの子は貴女の好きにしていいわよ。あの子はこちらにも居ることだしね。
 そうそう、この間も貴女を連れてきたのはあの子だったわね。
 顔も気配も同じだから、不意打ちされても反応できないわよね』
(紅裂拓兎は二人いる。現在、黒髪になった彼と、紅いままの魔人の彼)
(既にゆりかはそれと出会っていて、撃退に成功している)
(そして二度目は、久遠ゆりかがその封印を強制的に解かれたあの日の出来事)
(紅い魔人は何食わぬ顔でゆりかに近づき、昏倒させて、拉致したのだ)

『それに、あの子は戻らないでしょうね。知ってる?あの子はね、自分の寿命と引換に
 私の元を離れたのよ。だったら、少しくらいは尊重しないとね、あの子の意思を。
 ニンゲンが無様に足掻く様は、何度見ても飽きないわよね。感動するわ』
(胸の前で両手を組んで、神に祈りを捧げる様な仕草を見せる)
(表情は仮面で見えないが、本当に感動しているようにすら見えた)

『問題は貴女の方よ、ゆりかちゃん。
 ――もし、その力が重荷になりすぎると感じたなら、私に預けてくれて構わないわ。
 そんな力あっても、悲しくて辛いだけでしょう。好きな人と同じ時間を生きられないなんて』
(まるで彼女のことを慮っているかのように聞こえる言葉。悪魔の誘惑はいつだって優しい)
『そして私の方がその力を有効に使える。彼女が望むのなら、元の座に還すことだって
 できるでしょうね。少なくとも、貴女にとっては損な話ではないと思うけれど』

(すっと、音もなく席を立ち、夜空を指差す)

『私の手を望まないでしょう、少なくとも今の貴女は。
 でも、その選択肢もあるってことだけは、覚えておいてもいいわよ』

(ヒュ〜という音が立ち上る。パァンと広がる大輪の、華)
(打ち上げ花火の時間だった。色取り取りの華が、夜空を彩る)
(ゆりかが視線を戻した時には、そこには誰も姿も気配もなかった)
(最初から誰もいなかったとしか思えない、空気分子レベルでの完璧な消失だった)
(……ほどなくして、沢山のお土産を抱えて紅裂拓兎が戻ってきた)

【置きレスに借りた】
158名無しさん@ピンキー:2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:iVzCGmeS
159紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:F4o4x8jn
【ロールの解凍に借ります】
【レス待ち……】
160久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:Rs1vH2Kc
馬鹿馬鹿しい。
確かに、わたしは自分自身のことが不快だわ。
でもそれは、人間誰しも多かれ少なかれ持っていることだと思うんですの。
わたしは、それを別に悪いことだと思っていませんわ。
とても人間らしい感情よ。
あなたにとっては、それが面白いのかもしれないですけれどね。
そういうの、人間の間ではどういう風に言うのかご存知?
(唇をまるで悪魔のように歪ませて笑い、机に身を乗り出す。)
悪趣味。
あなたには、褒め言葉かしら?
しかし、こんなくだらない話をするために、わざわざ見えられたなんて…ヒマなのね。
そんなにヒマなら、わたしがゲヘナまでお送りいたしましょうか?
その時は…わたしもずっとあなたと一緒に居たって構わないのよ。
(それは再びの、あまりにちょっかいを出すなら刺し違えてでも殺すという宣言。)
(真っ直ぐに見つめて、微笑み返す。)
(動揺し揺らぎ怯える心が読まれていると、解かっていた。)
(だけどそれを目前にして、ここまで強がれる程の決意だ、という表明でもあった。)

(机をバンと叩き立ち上がる。周りの目なんか、もう気にしない。気にしている余裕が無い。)
(心に燻る恐れも消し飛ぶほどに、怒りに震えた。)
先輩は、先輩の人生は先輩だけのものだわ。
誰かが好きにしていいとか、そういうものでは無いッ!
(一気に言い切って、大きく息を吸い込み吐き出す。)
(すとんと座り、失礼。と小さく言って、目の前の彼女ににっこりと笑いかけた。)
それに、あなたのところのアレと先輩を同じもの扱いしないで。
あんなまがい物。
物真似の演技だけはお上手だと、認めますわ。
でも、次からは同じようにはいかないと肝に銘じておいて。
(だけど、彼女のその一言で、この毅然とした表情が、微かに崩れた。)
じゅ……みょう…?
(震えだす指先を誤魔化すように、手を伸ばしチョコバナナを取り返す。)
それって…どのくらいなの?
何年…?何十年とか……?

(充分に動揺してた。)
(だから、その言葉を聞いたときに揺らいだ顔が、初めて表面に出た。)
(後から考えたら、それは仕方の無いことだと思った。だってそれは、ずっと切望していたこと。)
(だけど、この表情を目の前の彼女に見せたことを、今のこの瞬間、死ぬほど後悔した。)
有効に使える、ですって?
確かにあなたほうが、格も力も遥かに上だわ。
それはもう、比べ物にならにならないくらいね。
だけど、原始の天使にして神の御座に仕える権利を持ち、同属を裁く力を与えられた。
堕ちたる者だけれど、その能力を収めていた器は今も変わらない。
あなた、よくそんな口がきけたものね、慎んでくださるかしら?

(立ち上がる様子を、視線で追う。)
(目を細め、白くしなやかな指を見つめた。)
(はじけ飛ぶ大音量にハッとして、視線を目の前に戻すと、もうすでに遅かった。)
(青く大きな瞳から輝きが盛り上がり、ぽろぽろと零れ落ちる。)
(なんて言った?なんて言われた?寿命と引き換え?わたしの能力を引き渡すことが出来る?)
(嘘だ…後者は嘘だ、絶対に。)
(仮に、腐っても天使の力。魔王という立場の者が、そう易々と分離出来るようなものではないだろう。)
(それに、彼女の今の言葉では、ゆりかの身の保障の単語は無かった。)
――寿命を引き換えた……
(くっと唇を噛み締め、涙が零れる瞳を苦しげに震わせながら、伏せた。)
(目を開くと、人ごみの向こう、涙で歪んだ視界にようやく少しだけ馴れてきた黒髪の姿が目に入る。)
……先輩。
(慌てて袖で涙を吸い取り、目を擦った。)

【自重できなかった……それでは、今日もよろしくお願いいたします。】
161紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:F4o4x8jn
……どうした?
(少し席を外している間に何があったものやら)
(ゆりかの目元が少し腫れている。泣いていたらしい)
(パックに詰められた焼き鳥の山盛、瓶入りのラムネジュース)
(ケチャップとマスタードたっぷりのフランクフルト)
(それらを机の上に置いて、ゆりかの顔を見つめる)

何かあったのか?
秋の空より心変わりがマッハだな、キミは。
(この状況で、この短時間で何が起こり得るというのか)
キミがあまり泣いてばかりいると、俺の寿命がストレスでマッハなんだが。
できれば機嫌直して欲しいんだが……
(こんな時、何が言えるわけでもない。別段、ストレスを感じたりはしないが)
(置いてけぼりを喰らった気分にはなる。人の気持ちが理解できないのは、少しだけ寂しい)
なんでもいいけどよ、飯食ってからにしようぜ。
愚痴でも何でも、宿に戻ってから聞いてやる。
なんなら、いつぞやのように添い寝してやってもいいぜ。
(けらけらと笑う。結局、こんな風に何もなかったかのように振舞うことしかできない)
(愚かしいまでに、道化のように笑って、やり過ごす方法しか、自分にはできなかった)

【いいよいいよ】
【ばっさり切り取って次進もう、お互いに】
【それではよろしく】
162久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:Rs1vH2Kc
別に、なにも…機嫌悪くないし……
寿命って……そんなこと言わないで。
(一瞬だけ、どきりとした。)
(でも、ほんの一瞬のこと。すぐに立て直して、背中に手をまわし、うちわを引き抜いて扇ぎだす。)
ちょっと、目にゴミが入っただけですの。
(使い古された言い訳を使いつつ、片手に握った齧りかけのチョコバナナを袋にそっと仕舞った。)
焼き鳥だけかと思ったら、いったい何を…
…あ、ラムネでしょ、それ。開けて。
(いまいちテンションの低さが残るものの、笑顔を保とうと努める。)
(そして少し呆れたようにテーブルの上を見ながら、笑っている紅裂のほうにうちわを向けて)
(やんわりとした風を送る。)

まったく、どこまで行っていたんですの?
わたし、待ちくたびれちゃいましたわ。
さ、食べましょう。いただきます。
………わたしは平気、大丈夫だから。
そんなに、笑ったりしないで、大丈夫だから………
(そんな風に笑顔を見せられるのが辛いなんて、初めて感じた。)

(紅裂から視線を落とし、山盛りの焼き鳥に手を伸ばして1本引き抜きかぶりつく。)
(屋台料理は、そんなに良い素材ではなかったけれど、出来立てと、なによりもこの空気が)
(美味しくさせていた。)
163紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:F4o4x8jn
コンタクトがズレましたのーとでも言っておけよ。
コンタクトレンズって怖いよな。
(取り繕った笑顔に内心嘆息しつつも、言われた通りラムネの瓶を開ける)
(しゅわしゅわとした気泡が瓶の中に立ち上り、それを差し出す)
……なんか他人にぬるい風送られるのって微妙に嫌なんだが……
日が落ちてもまだ暑いな。帰ったらまた風呂入るか。
(そう言って内輪を取り返す。自分で使っても同じことだが、気分の問題だ)
(地上に残った熱と人々の生み出す熱気で、少し汗ばんできた)

しょうがないだろ。
空からくそきゃわいい女の子が落ちてきたから保護してたんだよ。
ラピュタから落ちてきたんだな、多分。
迷子センターに送っておいたわ。
(まったくどうでもいい事を言うのは、もう癖だ。何も言うことはなくても口は勝手に)
(回る。こんな性格を演じているうちに、それが第二の天性になったらしい)
(合掌、頂きます。気泡を立てるラムネを飲む。炭酸が喉を刺激する)

ぷはー、なんか懐かしい味だな、このラムネ。
しっかしこんな小さな肉でこの値段って、焼き鳥ってボロい商売だな。
将来、二人で小さな店でも出そうか、焼き鳥の店。
最初はどこかで修行しつつ金稼いである程度溜まったら独立してさ。
(そんな気はまったくないけれど、焼き鳥を齧りながら将来の夢らしきものを語る)
(安物の焼き鳥でも、こんな雰囲気で食べればそれなりにいけるものだ)
164久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:Rs1vH2Kc
だって、わたしがコンタクトじゃないの先輩知っているじゃないですの。
……綺麗ね。
(少しだけ楽しそうに笑う。)
(ラムネの瓶を受け取り、一口飲んでから泡が立ち上る瓶を眺めた。)
しっつれいね。
先輩があちこち回ってこられて、晩ご飯を調達してきてくださった。
それに敬意を払って、せっかく扇いでさしあげていますのに。
(わかりやすくむくれ顔を見せて、取り返されたうちわの行く末を見守る。)
またお風呂?
お風呂大好きおさげの小学生女子か。
ま、こうも暑くては同感ですけれど。
なんなら、一緒に入ってもよろしくてよ。
(にやりと笑って、再び焼き鳥に齧りつく。美味しいけれど、なかなか食べにくい食べ物だ。)

女の子と一緒にいるときに、他の女の子がかわいいだなんて。
そういうことするから、先輩はモテないんですのよ。
そう、無事にお連れの方に会えるとよろしいのですけれど…ちょっと心配ですわね。
(文句を付けつつも、紅裂の保護した迷子の心配をする。)

焼き鳥の店ねぇ…
そうね、鳥はわたしが適当に撃ち落としてきますわ。
そういうのなら、得意ですの。
もちろん、厨房も手伝いますわよ。
(そろそろおなかもいっぱいになってきた。そりゃそうだ、綿飴をまるごと一本食べているのだから。)
(ラムネの瓶を傾けて、喉を潤す。唇から離し、ガラス越し、紅裂の歪んだ像を眺めた。)
ビールでも買ってくるかと思っていたんですけれど、こんな素敵なもの。
先輩って、時々すごく素敵なことされますわよね。
ふふっ、意味が解からなくてもいいですわよ。
165紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:F4o4x8jn
ゆりかちゃんの裸見てもつまらないからパス。
何回も言わせるなってーの。
(ラムネという飲み物は、瓶からして清涼感がある)
(都会でももう少し見かける機会があればと思いつつ、失礼なことを言う)
(――久遠ゆりかの女性的魅力に関しては、語らない方がいいだろう)
(一部の紳士たちに支持されそうだ、とだけは言っておく)

放っておけ。俺がモテないのは、アレだ。あれ。
地球の磁場が悪いというか、運命的なものに翻弄されているだけだ。
まだ本気出してないから。うん。涼しくなったら本気出す。
(などと、最近流行っていそうなフレーズをアレンジして流用する)
(実際、他人にモテる人間って何なのだろうな、とは思うが)
(自分がそのようになりたいとは思わない)

野生の鳥肉を扱っているとか、バレたら摘発されそうなんだが……
それでなくても生レバーやユッケ禁止されてるんだからよ。
これ以上不祥事起こすなって。あとてめえは皿洗いと接客だけに集中してろ。
(個人で楽しむ分には一向に構わないとは思うが、それを店で客に提供するのは問題だ)
(何より彼女に厨房を任せるなど、食中毒より危険だ。串を横にして咥えて肉を引き抜く)

なんだよ、歪んだガラス越しに見えた世界は、そんなに素敵か?
まあ、誰だって主観という名のフィルター越しに世界を視認しているだけだがな。
キミがそう思うなら、そうなんだろう。キミにとっての俺はね。
(けれど、それは真実に触れていないだけだ。触れなくても自分の主観で幸せなら人間は)
(それだけで満たされる。自分だけを幸せにするのなら、それでも構わない)
綿飴って、結構腹膨れるのか?
まあ、甘いし食いやすいけど、あとに響くんだろうな。
(ゆりかの箸の進みが遅い理由に見当をつけつつ、自分はモリモリ食べてゆく)
(――他人と一緒に幸せになるのなら、共有できる幻想が必要だ。それが、愛だろう)
(彼女と自分の間にあるのは、沈黙と暗黙。傷の舐め合い。そして錯覚くらいだろう)

(食事を終えて、ゴミを片付け、一路宿に戻る。祭りを堪能して彼は上機嫌だった)
166久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:Rs1vH2Kc
そこは顔の一つでも赤くしながら、慌てて、一緒になんか入らないし!とか言うべきでしょ
それに、見てもねーのに、つまんない確定しないでよ。見られたくも無いけど。
(串の根元に刺さった鶏肉を、苦心して引き抜き、むぐむぐと食べる。)
先輩がモテない理由にされるなんて、地球に同情いたしますわ。
(そして鶏肉を飲み込んで一言。呆れ顔で、でも少しだけ、また笑った。)

いいじゃないですの、バレなきゃいいのよ。
それに、なんでわたしが厨房に立っちゃいけないんですの。
あ、そうね。
わたしみたいに可愛い子は、やっぱり店に立たなきゃね。
(わざとらしく、うむうむと頷いてみせる。)
(どれだけ誰かに可愛いと何度言われたとしても、こんなに醜い自分のことを本気で可愛いとは思えない。)
(だけど、こうやって冗談くらいは言えるくらいに、彼女のことを心に秘めた。)

そうじゃないの。
……ううん、そうかも。
先輩は、いつだってわたしに素敵なものをくれるんですの。
夏の海、太陽、夕焼け、星空、お祭りの空気、花火、ラムネ。
今日一日、わたしがどれだけ幸せだったか、解かる?
先輩にも、分けてあげたいくらいだわ。
(目を閉じ微笑みながら、テーブルに頬杖をつく。)
うーん…甘いからかな。
なんか、おなかいっぱいな気持ちになっちゃうんですの。
でも、美味しかったから幸せ。

(紅裂にゴミの分別を注意されながら、一緒に片付け、祭りの景色を眺めつつ余韻を楽しみ)
(宿へと、疲れきった足を進める。)
(宿の入口の手前で、紅裂の背中を見つめてみた。)
(寿命のこと、聞きたかった。でも、聞けなかった。)
(泣きそうになる痛みを堪えて、唇を噛む。)
(改めて、あの女はいつか殺すと決意し、部屋のドアを開けた。)
ドゥルーク、まだ寝てるのかな?
おみやげ、持って帰ってきたよー
(たこ焼きと林檎飴の入った袋を、がさがさと鳴らすと、ベッドから黄色っぽい物体がぴょんと飛び降りてきた。)
167紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:F4o4x8jn
(夏の海、太陽、夕焼け、星空、お祭りの空気、花火、ラムネ)
(この世界を構成する様々なものが素敵に見えたのだと彼女は言う)
(とても幸せだったのだと、彼女は言った)
(裏を返すなら、そんなものとすら無縁だったのだろう)

また……連れてきてやるよ。
(そんな彼女に言える言葉は、これしかない)
(その言葉が本当になるのか、嘘になるのか。明日はいつだって空白だ)
(明日を見ていないわけではない。人は明日を知ることはできない生き物なのだから)

はぁー、エアコンエアコン。
(部屋に戻って素早くエアコンを操作する。ゆりかは愛する使い魔にお土産という名の)
(晩御飯を振舞っている。その間に自分はナップザックから歯磨きセットを取り出して)
(洗面所に向かい、歯を磨く。疲れたけれど、満ち足りた気分だ)

……楽しそうだな、お前も。
そんなに幸せだったか?
(鏡の中の自分も、とても満ち足りた貌をしている)
(鏡像の自分に問う。答えなどあるはずもない)
(ガラガラとうがいをして吐き出す。口元をタオルで拭いて部屋に戻る)

よぉーし、かなり早いが歯を磨いてちゃっちゃと寝るぞ。
そこの馬鹿弟子、虫歯になりたくなけりゃちゃっちゃと済ませる。
そこの使い魔、お前は……別にいいや。
(戯れている主従に指示を飛ばして、自分はその間に寝巻きを用意する)
(とは言ってもTシャツにハーフパンツという、シンプルなものだった)
168久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:Rs1vH2Kc
(約束の言葉に、星空の下、うれしい、とだけ答えた。)
(こんな日は、もう二度とやってこないかもしれない。そう思っていたけれど。)

(エアコンの涼しい風、外の蒸し暑さが嘘のような部屋の中で)
(たこ焼きを可愛い鼻先にぷらぷらとさせ、真っ黒な口を開けてぱくりと食いつく姿を)
(微笑ましく眺める。)
(紅裂の姿が見えないことに気が付き、少しあたりをきょろきょろとしたが)
(すぐに洗面所から水音が聞こえてきて、安堵の息を漏らした。)
(そして、林檎飴を取り出すとぺろりと舐めてから、かぶっと齧る真似をドゥルークに見せる。)
(真っ赤な球体を差し出し、ドゥルークがかじりつくのを見つめていた。)

ん、待って。
(戻ってきた紅裂を、まじまじと眺める。)
なんか……先輩のそういう格好って、何度見ても慣れない感じしますわね…
……そっか、今日は髪がそれだから…余計に…なんか……
先輩って、意外だけれどカッコよかったんですわね。
(齧り続けるドゥルークをひと撫でして立ち上がり、部屋の隅に置いた袋から)
(歯ブラシと歯磨き粉、着替えを取り出し、洗面所に向かう。)
(残されたドゥルークが、林檎飴から顔を上げて、話しかけてきた紅裂を見上げ)
(なんで自分はいいの?とでも聞きたいのか、首を傾げ)
(そして、ぽてぽてと紅裂に近づき、足首に額を擦りつけた。)

なぁに、先輩に懐いちゃって、どうしたのー?
(ピンク色のキャミソールとフレアパンツの上下セット、タオルを持って部屋に戻る。)
(むき出しの肩と背中には、黒いアラベスクのような模様が張り付いている。)
(ちょっとだけ肩を気にした風な顔を見せて、そしてすぐに誤魔化すように笑顔を見せた。)
寝間着は…家ではいつも、こんな感じだから……
……その…き、気持ち悪いなら…上、羽織るけれど……
169紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:F4o4x8jn
意外、は余計だ。
つーかそれイヤミだな。うん、嫌味。
……んあ?二足歩行の練習でもするか?
ほれ、あんよがじょうず、あんよがじょうず。
(足元に戯れついてくる小さな使い魔の前足を取り、後ろ足で歩かせる。二足歩行を)
(覚えさせて成長させる算段だ。よろよろと、頼りない足取りで使い魔が歩く)
(元々、骨のない生き物なので歩くには適していないのだが、妖魔に常識は通用しない)

ん、どうでもいいよ。
すぐに寝るんだから関係ないし。
おお、なかなか筋がいいな。その調子その調子。
(ちらりとゆりかの寝間着に視線をやって、直ぐに戻す)
(ぷきぷぎ鳴きながら、使い魔は懸命に二足歩行を覚えようとしている)
(手を離すと、二歩、三歩とゆりかの元へと歩いてい、直ぐに四つん這いに戻る)
あちゃー。そっちの方が重心の問題で楽かぁ。
つうか、人間ってどうやって二足歩行覚えるんだっけ?
赤ん坊が歩くのは、お母さんの元に行きたいからだってのは知ってるんだけどよ。
不思議だよな、人間って生き物は。まあいいか、灯り消せ、寝るぞ。
(自分の子供の頃を思い出そうとするが、流石にその頃の事は誰も記憶していないだろう)
(赤ん坊を立たせる方法を考えつつ、進化の不思議について思いを巡らせる)
(ベッドの間にあるスタンドライトを点灯し、自分はさっさとベッドに潜り込む)
170久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:Rs1vH2Kc
関係ないってことは…
その、やっぱり…気になる……かな。
(なかなかに、めんどくさい女である。)
(そう、どんなに取り繕っても、まだ少女なのだ。己の見てくれを気にしても、仕方の無い話。)
…って、ドゥルークになにさせているんですの。
変なこと、教えないでくださいませ。
(しゃがみこみ、よろめきながらも二足歩行で近寄るドゥルークに手を差し出す。)
(するとすぐに四足に戻り、とととっと軽く駆け足で、手の中に飛び込んできた。)
(その身体を抱き上げながら撫でてやる。ふんわりと柔らかな毛、小さな鳴き声。)
(流石に本物の犬猫には見えないが、仕草はすっかりスライム状の妖魔とは思えない愛らしさだった。)

(灯りを消して自分もベッドにもぐりこむ、だけど、すぐに身体を起こして、紅裂を見つめた。)
(夏用の薄掛けを、肩に引っ掛けたままベッドから脚を降ろす。)
(窓の外から薄明かりが漏れている、月でも出ているのだろうか。)
(波の音が、聞こえる。)
(寿命のこと…どうしても、聞きたかった。)
ねぇ、先輩。
夜だから……抱きついていい?
171紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:F4o4x8jn
馬っ鹿お前、二足歩行覚えさせた方がいいだろ。
最終的には壁に張り付いたり空を飛んだりするぞ。
夢が広がるじゃないか。
(過保護な親のようなゆりかに、ぐっと拳を握りしめて力説する)
(この男なりに、ドゥルーク育成計画のビジョンがあるらしい)

(そして消灯。スタンドライトも消して、差し込む月明かりだけが室内を朧に照らす)
(遠くから、潮騒が聞こえる。雨音もそうだが、自然の音にはリラックス効果がある)
(ふしゅーと杯に溜まった息を疲労と共に吐き出す)

……なんだよ。
夜泣きする癖でもついたのか?好きにしろよ。
お月様も許してくれるだろうさ。
(ゆりかが、縋るように言う。紅裂拓兎は、拒絶しない代わりに迎え入れない)
(ただ、相手の好きなようにさせる。そんな言い方とやり方しかできない)
(いつかの、あの時もそうだった。ただ、相手に任せるだけだった)
(それでも幻想を彩る月明かりの中でなら、少しは許せることもある)
172久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/25(日) NY:AN:NY.AN ID:Rs1vH2Kc
……………はぁ
(本気で、呆れた顔になった。)
(紅裂の脳みそには、どんなドゥルーク理想像が出来上がっているのだろう。)
(深く、考えないようにすることにした。)

夜泣きなんて、しないですわよ。
するように見えるか、ボケ。
(抱きつく、と言った割には、自分の身体を夏掛けにくるみ、芋虫のような動きで)
(紅裂のベッドにもぐりこむ。)
(忌まわしい模様が付いている肌を、紅裂に触れさせるのを、少し躊躇ったからかもしれない。)
(単純に、恥かしかっただけかもしれない。自分でも、よくわからなかった。)

……先輩。
(簀巻きの中から、もぞもぞと苦心し腕を出して、紅裂の襟元を少し引っ張る。)
ねぇ、こっち向いて。
先輩の顔……見たいの。
(静かな口調、真面目な表情で、じっと紅裂を見つめる。)
(聞いてどうなるわけでもない。とんでもない数字で、後悔するかもしれない。)
(だけど、確かめられずには、いられなかった。)
(それはもう、彼女の罠に落ちた証拠なのかもしれない。)
…先輩、寿命は……どのくらい失ったの?
173紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:3aIluQPK
しないのか、偉いな。
そうだな、もう一人でトイレ行けるもんな。えらいえらい。
(三歳児を褒めているような口調だった)
(夜だろうと昼間と変わらないあたり、この男も大概だった)
(この男なりに、シリアスな雰囲気をぶち壊そうと苦心しているのが真相だが……)
……お前暑くないのか……
(蓑虫のごとく夏掛けを巻いたままゆりかが潜り込んでくる)
(空調が効いていなければ、ベッドから突き落としているところだった)

……なんだよ。
俺の顔なんて見飽きてるだろ。
(仰向けに寝ているのを、体勢を変えて横向きになる)
(広がる薄闇の中、遠くから響く潮騒に身を任せて見つめ合う)
……寿命……誰から聞いたんだよ。
その話は魔女にしかしてないはずだが……
(あの魔女、アンジェラ・ウィーク・トルーマンに、一度だけ語ったことがある)
(この子に話したはずはない。あの魔女が告げ口をするはずもないとそこは信用している)
(必然、導き出されるその解は――ああ、そうなのか。彼女が沈んでいた理由に見当がついた)
誰かに吹き込まれたか……まあ、いいけどな……
30くらいまでしか生きられないらしい……人間五十年からマイナス20だな。
(いつものように全てを受け入れる。それだけだ。それはもう受け入れている事だ)
(何も恐ることなどない。それと引き換えに、少しくらいは何かを得る為の時間が稼げたのだから)
174紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:3aIluQPK
【月曜日の気温が32℃と聞いて絶望に打ちひしがれてるわけだが】
【心が死ぬよいやマジで。なので凍結申請】
【解凍予定は後日避難所に知らせるので、あとはいつもどおりかな】
175久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:QrfCX0Pe
昼夜問わず一人で行けるわ、ぼけかす。
……そして、暑いのですわ。
(とりあえず、こくりと頷いておいた。)

(じっと見つめたまま、目を閉じる。)
(涙が零れ、肌を伝い、簀巻きの布団に染みこんだ。)
20年なら…先輩は、100まで生きればいいのよ…そしたら……
そしたら……っ
(静かな声を遮るように、時々しゃくりあげながら、わがままを言うような口調で言う。)
(最後には呼吸がつかえて、何度かしゃっくりをあげたあと)
(両腕を出して伸ばし、ぎゅっと抱きついた。)
わたしがもし…もしも……ずっと、生きていたくなっても…
先輩は、一緒にいてくれないの?
それとも、ずっと一緒にいてくれなきゃ嫌だって言ったら、いてくれる?
(自分でも、無茶苦茶言ってると気が付いた。)
(おそるおそる腕を緩めて、紅裂の顔を見る。)
……ごめん…なさい。
そうじゃないの、いや…そうなんだけれど……
…ただの我侭だった…ごめんなさい。
解かってるの、解かってるのよ。
でも、急にそんなこと言われたって……頭と感情がちぐはぐで、おいつかなくて…
176久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:QrfCX0Pe
>>174
【なにそれ、聞かなかったことにして帳消しに出来ないの?】

【凍結承知ですわ。なかなか進まなくて、申し訳ない限り。】
【でもわたしは、めいっぱい楽しませていただいていますけれど。】

【伝言お待ちしておりますわ。】
【それでは、今夜もお付き合いいただきまして、ありがとうございます。】
【おやすみなさいませ。折角の涼しい夜、先輩に心地よい安眠を。】
177紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:3aIluQPK
>>176
【いやー、それ無理】

【俺も楽しんでるよー】
【このロールか終わる頃には夏も終わってるかなー、どうかなー】
【いや、ほんとに楽しんでるからね】

【うん、わかった】
【今夜もありがとな。それじゃあおやすみ】
178名無しさん@ピンキー:2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:HXR6YdMn
あつい
179紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:3aIluQPK
>>175
(見つめあった瞳が閉ざされたのは、その言葉が染み込むために)
(必要な時間だったか。ゆりかが、泣く。静かに、ボロボロと泣く)
(細い両腕が求めるように伸ばされて、絡みつく)
(跳ね除けるのは簡単だが、その気はない)

……悪いが、断るよ。
ずっと一緒にいるなんて、そんな悲しい約束はしたくない。
だから俺は、誰ともそんな約束はしなかったよ。
あの鬼とも……だからキミともしない。
(約束はいつだって悲しいと、思うようになったのはいつ頃か)
(いつだって鈍い諦念と共に生きてきた気がする)
(できるのは、簡単な約束と。終わらせてやると約束するだけ)

いつだって人は今日を生きて明日死ぬものだろう。
キミの父親だってそうだったはずだ。
いつだって人は容易く死ぬ。そんな風にできている。
(ただ、残酷な事実なのは認める。今日、あの人は死にましたと言われるより)
(あの人の余命は半年ですと言われる方が辛い。不可避な死が確実に待ち受けている)
(のは誰でも同じだが、それを意識しないから人は生きていける)
(それを意識させるやり方は、悪辣というより他はない)

……ゆりか。泣くなとは言わない。
泣きながらでもいい、少しでいいから強くなったところを俺に見せろ。
俺が生きているうちにな。そうしたら、褒めてやる。昼間も言ったけれどな。
(無骨な手が、ゆりかの頬に軽く触れる。血塗られた手で愛しいものに触れる矛盾)
(それでも、他人の命を奪う時と同じくらいの心境で、自分の死を見つめる)
(遠からずやってくる死は誰の責任でもない)
(ならば、何を憂うこともなく戦い、喰らい、生きて、殺す。終わりが来る時まで)

【置きレスに借りました】
180久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/26(月) NY:AN:NY.AN ID:QrfCX0Pe
【紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Qさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>179
だって、30って……30って、そんな……
……そんなの、パパよりも若いじゃない…
そんなの、あっという間だわ!
(苦しかった、切なかった、息が止まりそうだった。)
(自分は、もうわずか10年もいられないのを、覚悟していたというのに)
(そうか…わたしは、わたしを大切にしてくれる人に、大なり小なりこの苦しみを与えていたのかと)
(なのに、自分はこうやって苦しむのかと。己の身勝手さに、吐き気がした。)

ぅ……っく…
……もう…どうにもならないの…?
(嗚咽を噛み殺し、頬に触れている手をぎゅっと握って)
(それをそのまま自分の背後にまで引っ張り、筋の硬い首元に顔を埋める。)
抱きしめて…っ
(震える声で、懇願する。)
(どうして、こんなに悲しいのだろうか。どうして、こんなに苦しいのだろうか。)
(いったいいつから、わたしはこんなに弱くなってしまったのだろう。)

わたし…の……強さ………
(震えながら再び顔を上げる、唇を噛み締め、みっともない表情をさらけ出した。)
(ぐっと背中に力を入れ、背筋を伸ばす。)
(涙に濡れた睫、青い瞳をゆっくりと閉じ、顔を近付けていく。)
(鼓動を感じる。波の音も聞こえない、ゆらゆらふわふわと、甘く酔った感覚に似ていて)
(それでいて、世界中になにも無いような感覚、引き金をひく時の冷え切った集中にも似ていた。)
―――っ
(直前、熱い吐息が触れ、ハッとした表情で慌てて顔を離した。)
(自分が何をしようとしたのか解からず、恥らうというよりも困惑した顔を浮かべる。)
(触れてみたいと思ったのは、なぜ?…自問。そして自答………解からない。))

せ…先輩、わたしになんかした?
……ごめん、そんなわけないか。
わたしが、なんか今、変だったわ…びっくりした……
(顔が熱い。薄暗い中、赤くなってるのを見られないのを、幸運だと思った。)
(すんすん、と何度か鼻をすすり、呼吸を整える。)
彼女に……なにか別のものを提供して、先輩の寿命を返してもらうとか…だめかな?
………あ、いや。
わたし、そんな価値あるものは持っていないので、変なこと考えようがないですけれど。
(――嘘、だった。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
181名無しさん@ピンキー:2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:qpQEVPQz
位牌
182紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:DcsWqw7w
>>180
……俺にとっては、何十年も生きる方が人生を持て余すよ。
(30歳までしか生きられない。それはそんなに悲しいことだろうか)
(未来に夢や希望を持つ人間なら悲嘆に暮れるかも知れない)
(だが、そんな事柄とは最初から無縁。だから悲しくはない)
(何人か殺すだけなら一年も必要がない。楽勝だ)
(たった独りで生きるなら、長い人生など持て余すだけだ)

自分の都合で何人も殺しておいて、自分だけが生きられるなんて思っちゃいないよ。
それだけ悪いことしたんだ、俺は。もっとも、謝罪する気も、贖罪する気もないがな。
(涙を零し、嗚咽を噛み殺し、それでも震えが止まらない少女の身体を言われた通りに)
(抱きしめる。悪いことをしたと自覚している。だが、罰を受ける気はない)
(ただ、自分のことでこの子がこんなにも悲しむのが、少し嫌なだけだ)
(これが報いと言うのなら、軽いものだ。何故なら。、別離は必然)

(そして少しの間だけ、世界が止まった。動いているのは二人の鼓動だけ)
(そんな錯覚。間一髪だった。夏だというのにどっと冷や汗を掻く)

何もしてないよ。
何も起こってないよ。
悪い夢に魘されてただけだ。
(何もないと強調することで却って意識させてしまう……と気づいたが後の祭り)
(なんとか平静に戻ろうと務めるゆりかに、自分も多少熱に浮かされていたと気づく)

先に契約違反したのは俺の方だからな……
生きてるだけマシだろう。
あのまま地獄送られてても不思議じゃなかったし。
(古今東西、悪魔との契約を破って悲惨な末路を辿った者は枚挙に暇がない)
(もっとも、契約が完了したところで魂を奪われる末路に変更はない)
(契約を交わした時点で既に詰んでいると言っても過言ではない)
(それでも生きていられたのは、相手が万魔の王という、特別な立ち位置だからだろう)

【置きレスに借りました】
183紅裂拓兎 ◆AZXzr1wMYQ :2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:DcsWqw7w
【トリップ暫定変更】
【これにて落ち】
184久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:ejexh/P1
【紅裂拓兎 ◆AZXzr1wMYQさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>182
謝罪なんて、なんの意味もないわ。
先輩は、罪を背負って生きている。
生きることによって、誰かから人生を奪った人生が続いていく。
先輩は、その上を歩かなければならない。
自己満足かもしれないけれど、それは、充分に償いだと思うわ。

(紅裂の言葉に頷こうとして、止める。)
悪い夢…?
夢を見てたみたいだけれど…わ……悪くは無かった…よ?
ふわふわしてて、気持ちよかった…
……取り繕ったりしないわ。
わたし今…先輩に……触れてみたかった。
理由は、解からないですけれど。
だから、解からないうちは、しない。
……先輩は、わたしに触れられるのが、嫌?
人じゃないかもしれないから?気持ち悪いから?
それとも……誰かに心を触られるのが、怖い、の?
そうならば……わたしと一緒ね。
ふふっ…やっぱり、今日のわたし、少しおかしいのですわ。
(まるでドゥルークが擦り寄るように、紅裂に身体を預ける。)
(体温と鼓動、聴こえる息遣い、気持ちいい安らかな空間。)
(先ほどもし触れ合っていたら、この空間を失っただろう。)
(この居心地の良い素晴らしい空間を失ってもいいと、万が一、それだけの理由が理解できたら)
(その時は、また考えてみようと、思った。)

契約……
それはやっぱり、彼女が…先輩のこと気に入っていたからじゃないかな。
じゃなきゃ、新しい先輩なんか作らないだろうし…それに……
(わたしなんかまでにも、ちょっかいをかけてこないだろうという言葉を、飲みこんだ。)
ねぇ、虚影会ってどんな契約をするの?
普段、どんなことするの?
先輩の他に人間はいるの?
あ……その、ちょっと…やっぱり興味ありますもの。
(矢継ぎ早の質問に、自分で気がつき言い訳をする。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
185紅裂拓兎 ◆1mFVmt59ik :2013/08/27(火) NY:AN:NY.AN ID:DcsWqw7w
>>184
背負ってるつもりはないな。
ただ他人の命と死を食い潰してるだけだ。
仇討ちには応じるが、殺されるつもりもない。開き直ってるだけだ。
(薄く笑う。今更だが、その境地に到達するまで随分遠回りしたと思う)
(費やされる命も、死も、無意味だった)
(戦っているその刹那だけはどうしようもなく生命を感じることが出来た)
(だからもう、反省した振りも後悔した振りも止める)

……こんな時に……いきなり悟るなよ……
(誤魔化したい流れを無視して、取り繕わない言葉を辿たどしくも漏らす)
(ゆりかに、自分の前髪を掻き毟ろうとして失敗する。髪は切ったばかりだった)
(はぁ。何かを諦めたように嘆息する)
身体に触れた程度で心に触れられるのなら、幾らでも触れてやるさ。
けど、結局何もわからなかったよ。少なくとも、俺には、な。
(誰かを抱きしめた時のことを思い出して、苦々しい気分になる)
(何もわからなかった。どうしようもない断絶だけがある)
(それでも、居場所を見つけたように身体を預けてくるゆりかを突き飛ばしたりしない)

……嫌がらせだろう。人間に試練を与えるのが存在意義だしな。
北風と太陽で言えば北風の役割なんだ。甘やかすと人間は堕落するから。
多少厳しい方が人間はそれに対抗するべく強くなる。
(悪魔に役割があるのかと問われれば、イエスと答えよう)
(悪魔の誘惑に負けた自分は、弱い人間なのだと知っている)
まずは、人類の敵になることだな……そして世界を滅ぼすことだ。
それを阻止するべく立ち上がった人間に倒されるのも含めて、契約者の役目だ。
他の人間は……あんまり会ったことはないな。
空間移動の能力を持つ女とはよく話したけど……
(問われるままに答えながら、眼を細めてあの頃のことを思い出す)
(……碌な出来事がなかった。少しだけ欝になる)

……まあ、俺のことはいいさ。
どうとでもしてやるよ。俺のやりたいことなんて、もう幾つもないしな。
つーか、暑いからその蓑虫モードをどうにかするか、離れるかどっちかにしてくれ。
(抱きつかれる事が嫌な理由を上げるとするなら、暑いことだろう)

【寝る前に置きレス】
【お借りしました】
186名無しさん@ピンキー:2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:RdnwRMHq
変更
187久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:M+efI4X8
【紅裂拓兎 ◆1mFVmt59ikさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>185
別に…悟ったわけじゃ……わたし、仏教徒じゃないですし…
(全くの方向違いの返事をしながらも、顔を見せる覚悟は無くて、ずっと顔を伏せていた。)
あら?違った…?
でも先輩は、わたしの目には誰かと触れ合うことに対して、何かを怖がっているように見えたの。
わたしと同じ…感じがするから。
…勝手な、思い込みですけれど。
わたしを抱きしめてくれていても、何も求めないし与えない。
人の暖かさを求めているくせに、踏み込まれるのを恐れるわたしに、ただ静かに幸せをくれた。
だけど、これだけは知っていて欲しいの。
わたしは、先輩がそうしてくれるから、都合がいいから、義理があるから、一緒に居たいわけじゃない。
わたしは、先輩の役に立ちたいと思うよ。
これが愛情だと言われても、別に否定はしない。
否定しないけれど、結局わたしには解らないし、愛ではないと思ってる。
だけど、愛って素晴らしい大切なものなのでしょう?
わたしの気持ちが、そんな普通の女の子みたいなものに思ってもらえるのは、幸せだと思う。
――いつか、どんな別離の日が来ても…その想いは変わらない。

嫌がらせ……魔王って、やっぱり暇なのね。
(呆れたように、小さくため息を漏らす。)
人類の敵…もしそうなると、もう二度と家には戻れませんわね。
倒されることも含めて……それなら、わたしのもとにやって来るのが先輩だったら、いいな…
先輩に看取って欲しいもの……
たとえばの話、だよ。
わたしが、どんな風になっても、最後は先輩の腕の中がいいなー、なんて。
こ…これって、愛の告白よりもすごい事じゃない?
わたしみたいな可愛い後輩に、そんなこと言われるなんて、先輩は光栄に思うべきなので…す……わ。
(いつも通りのふざけた口調で、首元に埋めていた顔をようやく上げると)
(なぜか遠くを見るような視線の紅裂を見つけて、口籠った。)
(今更になって、自分が酷な質問をしたのだと気づく。)
ごめん…先輩、ごめんね…もう訊かないのですわ。
(短くなった後頭部の髪の毛を、そっと撫でてみた。)
(こんなことで紅裂が癒されるとは思わない。)
(でも、少しでも安らいだ気持ちになって欲しいと願う人間がここにいると、示したかった。)
(そういう自己満足を、紅裂に押し付けているということは、充分に解っていた。)

(抱き着き、額をこすりつける、そして小さく息を吐き、身体を離した。)
(もぞもぞとベッドの足元へとずれ、紅裂の腕から抜けて簀巻きのまま器用にベッドの縁に座る。)
(立ち上がり、巻きつけていた布団を背中から降ろすと、キャミソールの開いた背中から)
(一対の孔雀色の羽根が、軽やかに羽音をたてて広がる。)
(右の人差し指の先を唇に当てて、少しだけ寂しそうに笑い振り返る。)
明日までに、戻っていればいいですけれど……
先輩に、いたずらしようとした天罰ですの。
(紅裂のベッド脇に、すとんと膝を着き、顔を近づけて瞼に唇を落とした。)
でも結局未遂だったから、このくらいはしないと、わたしだけペナルティなんて気がおさまんないのですわ。
……先輩に、こんな身体を抱きしめさせるわけにはいかないですもの。
おやすみなさい。

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
188紅裂拓兎 ◆1mFVmt59ik :2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:WsJnG5Yq
>>187
…………。
(人と触れ合うのが怖いわけではない、と思う)
(何も求めないのは、欲しいモノがないから)
(無欲とは違う。ただ、何か違うといつも思っている)
(狂っているのは自分か、それとも他人か、或いは世界か)
ふつーの、ね……。
(ぽつりと呟く。その素晴らしい大切なものが何なのか未だに理解が及ばない)
(それは自分も彼女も同じ。なら、辞書に書いてある言葉以外の何かなのだろう)
(彼女の言葉は支離滅裂でわからない。それでも、言葉にできない何かは伝わった気がする)

戻る家なんて、もうないよ。
それに……なんだな……あー……恥ずかしいことを言うな……
(最後は自分の腕の中で息を引き取りたい。その死を看取って欲しい)
(なるほど……ある意味、それは愛の告白以上の言葉かも知れない)
(長年連れ添った夫婦でも滅多に言わないかも知れない)
(笑みとも、痙攣とも取れる微妙な表情は、薄闇の中で彼女に視認できたかどうか)

別に聞いて驚嘆する様な出来事があったわけじゃないよ。
ただ、碌な思い出がなくてちょっと欝になってただけだ。
因果応報、自業自得ってやつだ。心配するな。
(心配そうに、その手を伸ばして撫でてくるゆりかに、誤解を解くべく訂正をする)
(本当に、碌なことがなかった。あの場所から離れてそれが実感できただけだ)
(かと言って、それまでの殺戮や戦いを否定するわけではない)
(癒しなど求めていない。けれど、拒絶もしない。不毛だが、無意味だとは思わないから)

結局、それの話聞いてな……いや、なんでもいいけどさ。
(少女が離れ、その背中に生えた孔雀の羽根を露わにする)
(以前見た時より、色々変化しているようにも見受けられた)
(それが何を意味するのか。いずれ聞くべき時に聞けばいい)
……だから、気障なことするなよ。色々と恥ずかしいだろうが。
(唇の触れたその部分を軽く撫で半身を起こす。女にこんなことをされたら、男は何をすれば)
(いいのか。笑っているような、泣いているような、非対称な表情を浮かべ、有無を言わさず)
(その身体を抱き寄せる。孔雀の羽根を傷めないように、自分が下になって倒れ込む)

これなら、何とかなるだろう。
ちょっと早いけど、寝るか。明日は早起きして特撮見るんだよ。
(ゆりかが上になって、自分が下からそれを抱きとめている体勢)
(こんな身体と言うが、元々人間の身体など血と糞尿の詰まった肉塊に過ぎない)
(そう思えば、羽根が生えている程度が何なのか。やはりこの子の考えることはわからない)


【置きレスに借りました】
189久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/28(水) NY:AN:NY.AN ID:7BIRl7ic
【紅裂拓兎 ◆1mFVmt59ikさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>187
そう、ふつーの。
どんな風に出会って、どんな風に恋して、どんな風に傷ついて、どんな風に愛し合うのかな。
…もうずっと、生まれたときからこんな生活だから、そんな人生想像もつかないし。
なりたいとも、思わない。
わたしの中には、恐怖しか生まれない。
でも……憧れはしますわ。
(恥かしいことを言うなと、そう言う紅裂の顔を見て、少しだけ笑う。)
(言う方だって、そんなの恥かしくないわけがない。)
(今が、夜でよかったと思った。)
(紅裂の表情も解からなかったけれど、困ったような呆れたような、それでいて恥かしそうな)
(そんな声色を聞けただけでも、満足としよう。)

うん……
(心配するなと言われると、小さく頷いてみるものの、その声は、やはり心配そうに沈む。)
(彼を心配する気持ちもある、だけどそれとは別に、不安もあった。)
(あまりに彼の心が傷ついてしまうと、どこか自分の知らないところへ消えていってしまいそうで)
(そんなの、別にソレが理由でなくとも、いずれ訪れる未来だって、解かってる。だけど――)
(昂りそうになる感情を、静かに抑える。ただひたすらに、黙って身を寄せていた。)

そ…だね。
………うん、わたしがもっと勇気を持てたら、先輩にも聞いて欲しい。
(孔雀色に艶めく羽根は、以前紅裂に見せたときより、一回りほど大きくなっていた。)
(背中にあるので、大きさの成長は、本人にとってあまり自覚は無いが)
(肩まで広がった黒い文様を、ものすごく気にしていた。)
この前、指先にした時も同じこと言われましたわ。
いったい、どこにしたら先輩は満足だとおっしゃるの?贅沢者ですわね。
(少しだけ減らず口が戻ってきたけれど、まだ、真っ直ぐには笑えずにいた。)
(それでも、恥かしがる紅裂はレアだなぁ、とそんなことを考えつつ、身を起こす紅裂を見守る。)

どうなさったの?お手洗い?
まさか、瞼を洗いに行きたいとかだったら、微妙に傷つくんですけ…っ、きゃっ
(目の前の、なにもかもが飛んでいく。――いや、自分が動いているのだ。)
(軽い衝撃、気が付けば紅裂に抱き留められ、ベッドに二人逆戻りしていた。)
……先輩…なんか、この体勢のほうが、よっぽど恥かしいと思うんですの……
(小さく呟き、ぎゅっと目の前のシャツを握る。)
(筋肉の多い身体は暖かく、小さな体全部を支えてくれている。)
(顔を横に向け胸元に耳を付けると、規則正しい音が聞こえてきて)
(穏やかな時間に、徐々に、恥かしさよりも安心感に支配されていく。)
(隣のベッドで寝ていた小さな使い魔が、いつの間にか紅裂の枕元で丸くなっていた。)
(それを眺めながら、うとうととした口調で応える。)
特撮って…わたし、付き合いませんわよ。
(なんて言いながらも、ちょっと見てみたいな。と、目を閉じる。)
(あぁ…もしも、恋をする感情が自分にあったのなら、たぶん、この人の事を好きになっただろう。)
(解からないままの自分で本当に良かったと思ったし、ほんの少し残念とも思った。)

(まだ深い眠りについていた頃。)
(羽根が静かに収まり、髪が少し伸びる。硬そうだった肩や腰が、僅かに甘く丸みを帯びた。)
(服を着て髪を結べば解からない程度の些細な変化だったが、確実に何かが変わっていた。)

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
190名無しさん@ピンキー:2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:VTT99isN
190
191紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/08/29(木) NY:AN:NY.AN ID:Y/8VxxgK
>>189
(眠りに就く前に覚悟を決めるコツは、死んだ自分を想像すること)
(その屍の隣で笑っているやつこそ、自分の敵なのだと)
(敵の実像が結べばあとは寝るだけ。死んだように眠る)

(どんな夜も眠れば明ける。小柄とは言え人一人抱えた状態で寝るのは)
(それなりに難儀だった。途中から降ろしていたのはしょうがないだろう)

ふむ……
(いつの間にかゆりかの背中から羽根が畳まれていた。それ以外に変化はない)
(ないはずなのだが……少しだけ違和感を覚えた。まあいいかと切り捨てる)
(そろりとベッドから抜け出して、夏掛けを掛けてやり一人と一匹が起きない内に)
(脱衣所に向かう。朝風呂を30分程度堪能し、洗顔、顔剃り。身体を拭いて着替える)
(テレビの電源を入れる。丁度、恐竜+人間のスーパー戦隊が始まっていた)

今日も荒れるぜぇ!
(朝っぱらからテレビの前で踊ると言う暴挙。しかし足音は殺しているので響かない)
(無駄に洗練された無駄のない無駄な動きをしながら楽しそうに踊る)
(朝食が運ばれてくるまでの間、日曜日のスーパーヒーロータイムを楽しむ)


【置きレスに借りました】
192久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:f8ZGR9Nx
【紅裂拓兎 ◆1mFVmt59ikさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>191
(気配を感じて、むくりと起き上がると、掛けられていた布団がするりと背中から落ちる。)
あ…元に戻ってる……
………先輩?
先輩、どこ…?
(ベッドの上には、ぬくもりだけが残っていた。)
(急に不安になって、きょろきょろとしながらドゥルークを抱き寄せ、ベッドから降りようとすると)
(窓の向こうから水の音が聞こえてきた。ほっとして、ドゥルークを抱いたまま再び布団にもぐりこむ。)
(また、少しの間うとうとしていたのだろうか。)
(目を開くと、部屋のテレビの前で、紅裂が謎の舞踊を披露していた。)

おはよう…ございます。
………な、なにをなさっているんですの?
朝から元気ですのね。
(ドゥルークを抱きかかえたままベッドから降り、踊っている紅裂の隣に、邪魔にならない距離を持って立つ。)
(波打つ金色の髪がゆるりと胸元を覆い、瞳を潤ませ、まだ夢見るような表情を向ける。)
わたし、お風呂入ってきますわね。
………覗くのなら、ご自由に。
(とりあえず、毎度覗くなと言い残していくのもつまらないので、別バージョンのネタを残して)
(しきりと前髪を無意識にかき上げながら、ドゥルークを紅裂のもとに残し、着替えを持って浴室へと向かう。)

(キャミソールを脱ぎ、ふと鏡を見て違和感を感じた。)
…………前髪…長くなってる…?
………なんで…?
しかも………わたし、なんか太った?
まさか、昨日食べ過ぎ!!??
(ショックを隠し切れない表情のまま、ざっと髪と身体を洗い、湯船に浸かりながら朝の光に輝く海を眺める。)
(なんとなく、涙が出そうになったから、顔を半分水面に沈め、ぶくぶくといわせた。)

(風呂から上がったら、タオルを身体に巻いてドライヤーを探し出し、髪を乾かす。)
(着替えは、来た時のラフな服装とは随分違う、かっちりとした襟、長袖の黒いブラウスに)
(両サイドに編み上げリボンのついた、ふんわりと膨らむ黒の膝丈スカート。腰には大きいリボン飾りが長く垂れている。)
(ガラスの靴の付いた金の鎖を襟の中に仕舞って、ぎゅっとポニーテールに結び、濃青のシュシュで飾る。)
(昨夜使っていたホルスターを太腿に着け、スカート裾から見えていないか確認。)
(そして、鏡に向かって笑いかけた。)
よし、覚悟はできた?
……夢は、あと数時間でおしまいだよ。

(どたどたと足音を立てて、テレビ前の紅裂の背中に飛びつく。)
おにーちゃんっ、おなか空いたっ

【お借りいたしました。ありがとうございます。】
193久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:f8ZGR9Nx
【避難所がやたら重いので、気づいて頂けることを願って、こちらに伝言。】

【本日、急用が入りまして、戻りが10時過ぎるかと思われますの。】
【ご迷惑をお掛けして、本当に申し訳ございません。】
【また日程解りましたら連絡いたします。】
【先輩のご都合の良い日を教えて頂ければ、可能な限り調整いたしますのでよろしくお願いいたしますわ。】
194名無しさん@ピンキー:2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:xs6oow7R
そうか
195紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/08/30(金) NY:AN:NY.AN ID:9maWPNdi
>>192
(ベッドで動く気配がした。寝起き特有の虚ろな気配が伝わってくる)
(まだ寝ぼけているらしく声にも張りがない)
(意識は夢の世界に足を突っ込んだままなのだろう)

おはよう。
んー、こっちの方が面白いから遠慮しておくわ。
(別バージョンのネタを振ってくるゆりかに振り返りもせず応じる)
(画面では地上最強のブレイブチームが暴れていた)
(使い魔と一緒に腰を据えてテレビを鑑賞する)
(使い魔にテレビの内容が理解できるはずもなく、猫のように丸まっていたが)

(ゆりかが風呂に入り、上がる頃には終盤に差し掛かっていた)
(『荒れるぜぇ〜止めてみな!』)
(チープなシナリオ、派手なアクション、王道の展開)
(子供向けの話だが、それが面白い。なのに背後から襲撃されて思わず呻く)

むぐぅ……ゆりかちゃん……
キミ、一日で凄い重さを増しているのは何故だ…?
(昨日より、確実に重い。重すぎる。昨日の朝から晩までの食事量と運動量からすれば)
(太ったにしてもあり得ないくらい増量している。背中から伝わる質感も異なっている)
(女性らしい柔らかさがあるような。ちなみに昨日までは少年のそれに近かった)

もう少しで朝食運ばれるはずだから待ちなさい。
あといいとこだから邪魔すんなし。
(後ろに両腕を伸ばして身体を前に倒してゆりかを投げる)
(彼の背中を支点とし、くるりと一回転してすぽっと膝の間にゆりかが収まる)
あー、今日も暑くなりそうだね。飯食ったらさっさと帰るか。
つーか、朝からなんですかその格好は。今日も暑いぞー。倒れるぞー。
(甘い夢はもうすぐ終わる。理解している。それでも、態度は変わらない)
(何故も何もない。夢はまた見られる。よい夢も、悪い夢も)
(全てが腐り落ちるまで続く、夢物語だ)

(ちなみに運ばれてきてた朝食はご飯にメバルのお吸い物)
(メバルの煮物。イワシとイカの干物。メカブと大根の漬物はそれぞれ自家製)
(玉子焼きは外はしっかりと焼き、中はトロリと半熟。烏賊の刺身までついていた)
(ご飯が何杯でも食べられそうなメニューである)

【置きレスに借りました、と】
>>193
【伝言は了承したぜ】
【それじゃあ土曜日の21時30分くらいからどうだろう?】
【それか、日曜日の都合のいい時間か】
【また伝言くれ】

【それでは落ち】
196久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:mQ7rkkvX
>>195
【先輩へ、取り急ぎ伝言お返事のみ。】

【それでは、今夜21時30分くらいに避難所待ち合わせでお願いいたします。】
【また重たければ、直接こちらに来るかもしれません。】
【現在、回線状況が余りよくないので…ご面倒かけまして、申し訳ございません。】

【それでは、夜お会いできるのを楽しみにしております。】


【伝言のみで、ひとまず落ちですわ。】
197名無しさん@ピンキー:2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:89kB1hYQ
まもなく
198久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:mQ7rkkvX
【紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fsoさんとのロールにお借りいたします。】

>>195
……っな。
なんてこと言うんですのっ!!
しっつれいな、わたし結局その…身体がアレだから…
そもそも増減が難しいですの。
……確かに、なんか鏡見て変だなとは思いましたけれど…浮腫んでるのかしら?
なんか、胸んとこも…微妙に痛い感じ……
寝てる間、先輩わたしを蹴った?

…っと。
(ふわ、と身体が持ち上がり、ぐっと腹筋に力を入れて着地を和らげる。)
………あれ?
やっぱり、少し重たいような……慣れないことして、ちょっと、疲れちゃったのかも。
だって、すごく楽しかったから、遊びすぎちゃいましたもの。
(一瞬、不思議そうな表情になるものの)
(振り返り、ふっくらとした桃色の唇を綻ばせ柔らかな笑顔を浮かべて)
(足を投げ出して、紅裂の胸に背中を密着させ、もたれかかる。)
(楽しそうに足をぱたぱたさせながら、画面に繰り広げられるエキサイティングな画面を眺める。)
(時々、ふぉっ、あっ、等の声をあげては、紅裂の脚を思わず掴んだりして)
(意外と楽しんでいる様子だった。)
夜から、本国の施設へ行かなきゃ行けないんですの。
だから……帰って着替えるのも、面倒ですしね。
夜まで、どこかで暇つぶしでもしようかと思って……
ま、暑いですけれどね………平気な顔をするのは、得意だから。

この煮物、ふっくら〜っ
ね、ね、お刺身が透明だよー
(朝食のメニューは、どれを食べても絶品の味わいで、あちこちへと箸を伸ばしつつ嬉しそうに笑う。)
(嬉しそうというか、本当に嬉しかった。)
(紅裂の部屋に泊まるときも、いつもそう思っている。)
(以前、兵部の部屋に泊めてもらったときも、兵部が泊まったときも)
(誰かと迎える朝、過ごせる日常というのは、とても素晴らしく幸せで暖かい時間だから)
(とても幸せで、楽しかった。)
たまご焼き、おいしーーっ!

【それでは、今夜もよろしくお願いいたします。】
199紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:pmvcLI41
ハードスケジュールだのう……
俺は帰ったら酒飲んで寝るわ。暑いし、夏休みだし、やることないし。
まあ、また暇が出来たらメールでもしてくれ。夜遊びなら付き合ってやる。
(計画性のない自堕落な夏休みの過ごし方を暴露しつつ、刺身を掬う)
(烏賊一匹を刺身にしているようで、なかなか美味だ)

ま、俺の前では普通に過ごしてろ。平気な顔なんてしなくていい。
(烏賊の干物もまた刺身と違う味わいで、噛めば噛むほど味が染みる)

この手の料理ってのは、素材の善し悪しが出るからな。
ソースで誤魔化すことができないから、技量が問われる。
シンプルな味付けな料理ほど、逆に難しくなる。
魚の干物、これは天日干しだな。大根の漬物もちゃんとした手順で漬けてある。
俺に同じ物作れと言われてもちょっと難しいかな。
(漬物やメカブがあるとご飯が進んでしまう。いつものように薀蓄を垂れ流しつつ)
(静か吸い物を啜る。出汁が効いていて、メバルの身もほろりと崩れて美味い)
(雑談を楽しみながら朝の食事を終える。食後のお茶を手ずから淹れる)

どうも、お世話になりました。
また夏になったら来ますよ。
(チェックアウトをして、受付の人に社交辞令を交えた別れの挨拶を済ませる)
(外に出ると、まだ早い時間にも関わらず太陽がぎらついていた)
(今日も酷暑になりそうな予感が早くも肌で感じられた)

ぷー、なんだよあの太陽は。
くそう、人間が何もできないからと言っていい気になりおって。
(お天道様に対して呪詛を零す。これくらいのことしかできない)

【ああ、こちらこそよろしく】
200久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:mQ7rkkvX
(烏賊を食べながら、さらりと泣きそうになる言葉を吐く男を、箸を持ったままじっと見つめ)
(そして、泣きそうな気持ちのまま笑顔を見せて、こくんと頷いた。)

えっ、ほんと?
(言われて、付け合せの漬物にも箸を伸ばす。)
(しっとりとした、でもぱりぱりとした歯ごたえの大根に、感嘆の息を漏らす。)
じゃあじゃあ、今度美味しい干物セットでもお取り寄せしましょうよ。
で、先輩が焼くの。
ナイスアイデア。
(淹れてもらったお茶を、ふぅふぅと冷ましながら、少しずつ飲む。)
(窓に目をやり、昇りきった朝日に輝く海を、名残惜しそうに見つめた。)

…なり、ました。
(紅裂のシャツをぎゅっと握り後ろに隠れつつ、小さく声を出し、ぺこりとお辞儀をする。)
(そして、恥かしそうに笑うと、とてとてと紅裂の後をついて宿を出た。)

す…っごい陽射し……
(目を細め、真っ青な真っ白な雲の空を見上げる。)
(日焼け止めもしっかりと塗り、長袖を着ているにもかかわらず、ひりひりと痛む感じがした。)
わたし、この2日間で、すっかり日焼けしちゃったような気がしますわ。
なんか夏満喫って感じですの。
(来たときとは少し違う。祭りの後の匂いのする町並みを、並んで歩く。)
(そっと手を伸ばしてみたものの、すぐに引っ込める。、手は繋がない。)
(その魔法は、終ってしまっている気がしたから。)
(その代わり、少し嬉しそうな顔で、鬱陶しそうにしている表情の紅裂の横顔を眺めながら歩く。)
先輩って、顔、綺麗ね。
知らなかった。
お姉さまも美人ですし、実は美形の一族だったのですわね。
普段の言動がアレだから、全然気がつかなかったですけれど。
201紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:pmvcLI41
俺はこの二日間で余計に夏が嫌いになったよ。
やっぱり都会の夜闇に紛れてる方が性に合う。
自然豊かな場所だと、自分の矮小さが染みる。
(白い太陽と、豊かな自然と、煌く海原。それらは素晴らしいと思う)
(それに相対する時、自分の矮小さや醜さが浮き彫りになる)
(夏はやはりよくない。染み染みと痛感した)

……知ってるか、ゆりかちゃん。
人を褒める時は、顔を褒めるのはNGだ。
どんなイケメンでも美人でも、何かしらコンプレックスはあるもんだ。
キミだって顔を褒められるのは嫌になるだろ?
褒めるなら、雰囲気やファッションセンスを褒めろ。
(眼を細め、うんざりした様子で間違いを指摘し、是正させる)
(これは飲み屋のねーちゃんが客を褒める時のテクニックでもある)
(ジワジワジワと蝉が早くも合唱を始めている。ゆるやかな坂を下る)

そもそも、今更外見がどうのって間柄でもないだろ。
明日にはどうせ髪の色戻すんだからさ。こんなのは、一夏の幻影だ。
(海沿いの道を歩く。今日も海は打ち寄せては返し、地球のリズムを奏でている)
(チリンチリンと何処からか風鈴の音が響き渡る。犬の散歩をしている人とすれ違う)
202久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:HCsrEFeb
そう?
先輩、すごく似合っていたと思いますけれど。
夏も、強い陽射しも、海も、夏祭りも……優しい笑顔も。
(最後の部分は、少し小さめの声で、ぽそりと付け足す。)
(なんとなく、気恥ずかしい気がしたので、少しだけ俯いた。)

だって、今そう思ったんだから、仕方ないじゃない。
思ったことを思ったときに、思ったまま言う女、それがわたし。
(よく解からないことを言いつつ、威張ったような表情で、どやと言わんばかりに見つめる。)
そりゃ…顔が綺麗って言われたら……
(真面目に考えるように、眉を寄せながらくびを傾ける。)
………好きだと思っている相手に言われるのなら……嬉しいかな。

えっ…戻しちゃうの?
……なんだか、勿体無い…
そりゃ、先輩の髪の毛だから、先輩が好きなようにするのが一番だし…
いつもの色も、すごく似合っていると思うけれど……
わたしは、今のも割と好きだな。
うん…割と、好き。
二度言ったけど、別に大事なことじゃないから。
わたしの好みなんて、三歩進んだら忘れてしまうが良い。
(頬を赤くして、うんうんと頷く。)
(あっ、わんこ。とか言いながら、紅裂の横顔から視線を外すと、視界一杯に海が広がった。)
203紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:pmvcLI41
ほう……
恋愛がわからないゆりかちゃんにもそんな気持ちはあるんだな。
まーあ、なんだね、目星い相手が出来たらアプローチは忘れるなよ。
そしたら褒めてくれるかもよ。
(揶揄するように笑い、サングラスを指でクイッとする)
(彼女がその感情を正しく理解する日は果たして訪れるのか)
(もっとも、理解できても、それは新しい苦しみの始まりに過ぎないと断言できるが)

あー、そうですか、あふっ……
まあキミの好みに合わせて生きるつもりなんて一ミリもないし。
なんか面白いイベントがあるまで黒髪は止しておくわ。
(欠伸を噛み締めつつ、こちらはこちらでそっぽを向く)
(海を通り過ぎ、狭い路地に入る。商店はまだ時間も時間なので、開いていなかった)
ちぇ、アイス食べたかったんだが……
それにしても、高校二年の夏休み最後の思い出がキミとの遠出とはね。
何がどう転ぶかなんて、誰にもわからないもんだな。
(明日はいつでも空白。久遠ゆりかと出会って今日まで、それなりに色々あった)
(こんなことになるなんて、当然本人たちも予想していなかった)

……妙に、ノスタルジックだな。
あの街にも、いい思い出はないんだが。
(鄙びた町の、鄙びた駅。幸いと、駅員は居たので切符は購入できた)
(ただ、売店がないので車内に持ち込むことはできない)
(海沿いの街。夏の日差しに炙られて、人気のない駅で電車を待っている)
(この場合のノスタルジアは、異郷から故郷を懐かしむことだ)
204久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:9VQM4ABy
別に……別に、それくらいは、あるもの。
………先輩は?
先輩は、わたしのこと、褒めてくれないの?
いや…ほ、褒められたわけじゃないけれど……
(俯き、言い訳をするような口調で、ぶつぶつと言う。)
(昨夜から変な感じなのは、きっと非日常を一日過ごしたせいだろうと思う。)
(きっと、海が見えなくなった頃には、元に戻るはず。)
(だけど、それもまた、寂しい気がした。)

だから、三歩進んだら忘れろっつったでしょーよ。
(むす、とした表情を見せて、自分の爪先を見つめる。)
朝からアイスって…さっき朝ごはん食べたばかりですのに、先輩の食欲は無限大ですわね。
悪いことではないけれど、限度がありますわよ。
夏の思い出に、可愛い女の子と二人っきりで旅行なんて。
先輩の人生に、花を添えてしまったわ。
……出会った頃は、こんなことになるとは、思わなかったのにね。

(片隅にあった小さな自販機で、冷たい緑茶とコーラを買う。)
(小さく息を吐き、ハンカチで額の汗を拭うと)
(日本のペットボトルを持って、紅裂のところに軽く駆け足で戻る。)
昨日は町を見るのに必死で気がつかなかったけれど、自販機が小さくてかわいいですわ。
電車の時間は何時?
あとどれくらいかしら?
わたしは、いくらでもこの景色を見つめてられそうですけれど、先輩が暑さで溶けそうになってますもの。
早く来て欲しいですわね。
(言いつつ、どっちがいい?と、緑茶とコーラを紅裂に差し出して見せる。)
205紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:pmvcLI41
自分からそういう事言い出す女に褒める価値はねー。
つか、褒めるのって苦手だよ、マジで。
初対面で、名前が特徴的だったら「いい名前だね」とか褒めるけどさ。
……あ、や。キミのことは初対面でも褒めなかったなー。うんうん。
(降りしきる月光。積み上げられた鉄骨の上に佇んでいた人形じみた少女)
(その名前を知らず、聞かず、ただ、いつものように適当に接した記憶)
(後に久遠ゆりかと名乗る少女との、初めての出会いが、それだった)
(それは特別でもなく、運命でもなく、必然ですらない、偶然の産物)

すぐに枯れて散りそうな花だね。
まあ、花は枯れるから綺麗なんだけどさ。
……まあ、そんなものだろう。
あの頃から俺もキミも大して進歩してないのが笑えるけどさ。
(あの頃から、どれだけ歩いてきたか。長かったのか、短かったのか)
(濃度だけは濃いと断言できる日々の中で、自分はそれでも成長できなかった)
(笑うしかないだろう。言葉とは裏腹に、彼女はそれなりに進歩した気がするのが救いか)
まだこんな自販機あるんだな。同じ日本でもここは時間が進んでないみたいだ。
時間は……20分くらいだろ。ちゃんと時間見計らって出発したってぇの。
(ゆりかが差し出した緑茶を迷わず掴み取る)
(炭酸の誘惑も捨てがたいが、こんな日はお茶がいい)
(蓋をくるくると回転させて開け、緑茶で喉を潤す)

――楽しかったか?
(その一瞬だけ、声のトーンが落ちる)
(丸一日、楽しそうに過ごしていたのはわかる)
(けれど、彼女は自分の言ったとおり、平気な顔をするのが得意だ)
(だから、「俺の前では普通にしていろ」と言う言葉を前提に、改めて問うた)
206久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:9VQM4ABy
あったりまでしょ
なまものですもの、フレッシュですもの。
だからこそ、枯れる前にまた新しい花を添えてあげますわね。
……また、一緒にどこか行きたい、し…
(緑茶を渡して、プシッと音を立てコーラのキャップを捻る。)
(唇を付けると炭酸と甘い香りがして、それをこくりと飲み込む。)
わたしは…進歩なんか、求めていないもの。
いつまでも、わたしはわたしのままでいい。
なのに…それなのに、時々耐え難い流れが、わたしを押すの。
先に進めと、押してくる…
普通は、それが良いことなのでしょうけれど……
(時を止めてしまいたい自分にとっては、己の心なんて死んでしまえと思うときが、時々ある。)
(それなのに、人と出会い、悲しみに泣き、優しさに包まれ、激しさに触れ、狂おしさに酔った。)
(人は、誰かと触れ合っていれば、嫌でも成長するのね、と、小さく呟いた。)
じゃあ、あと20分は、この景色を見ていられるのね。
……いい思い出ばかりじゃなければ、これから作ればいいと思いますの。
昨日ほどは楽しくないかもしれないけれど、先輩のこれからのいい思い出に、少しだけでもいいから
わたしも居たら、嬉しいな。
なんて、まだ非日常でいる感じだから…ただの戯言ですわ。
(ベンチに座り、海を見つめる。)
(ずっとずっと、この夏を忘れないために、まぶたに焼き付けるようにして)

………
(黙ったまま、紅裂のシャツをぎゅっと握る。)
(しばらく俯いたままで、そして涙の滲んだ瞳で見上げる。)
(こくりと頷くと、ふんわりと笑った。)
もう…死んでもいいくらいには、幸せだった、楽しかった。
けれど…そのぶん、今までのわたしは、何を見て生きてきたのだろうとも、思った。
別に、自分が特別哀れだとは、ちっとも思わない。
だけど、少しだけ、普通の人生が羨ましくなった。
……普通に、こ…恋ができたら…って……思った…
先輩は?
207紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:pmvcLI41
(これで、海辺の町での二人の物語は終幕を迎える)
(それでも、彼女の物語は終わらない)
(これは新しい一幕に向かう為の幕間に過ぎない)
(ゆりかはベンチに座りつつ俯き、ポロシャツの裾を握ってくる)
(こちらを見上げてくる瞳は深く蒼く、とても悲しい色をしていた)

…………。
(何も言わず、ただ、その言葉に頷いて受け止める)
(このまま時を止めたいくらいの幸せが、あったと言う)
(そして省みた自分の人生の意味に、彼女は嘆く)
(羨ましいと、他の人が羨ましいと、ゆりかが言った)
(恋が出来たらいいなと、ゆりかが心で泣いていた)

楽しかった……と言うには、厚顔にもほどがあるかな。
それでも敢えて言うなら、キミと一緒にいられて、楽しかったよ。
(サングラスを外して、眼を合わせる。そして、笑う)
(自分が何をしでかしたのかは忘れない。人の世では決して認められない事だ)
(罪科を知りつつ、それを償わず、厚顔にも楽しそうに笑って生きている)

うん、楽しかったよ。
暑くて面倒だったけど、それ以上の価値は、あったよ。
(紅裂拓兎は、久遠ゆりかと一緒にいる事に、その価値を認めた)
(この夏、ひとつだけ価値のあることを、見つけられた。それが収穫だった)
208久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/08/31(土) NY:AN:NY.AN ID:9VQM4ABy
(ただ、何も言わずに聞いてくれた。)
(蝉の声をBGMに、自分の少し悲しげな、でも楽しかった思い出は本当だと訴える声が響いた。)
(そして、返される言葉は、少なくとも、楽しい気持ちは同じだったと思われる返答で)
(同じ気持ちで、視線が合い、笑いあえる、そんな時間こそ幸せだと)
(きっとそれは、恋よりも素晴らしいものに違いないと、そう、思った。)

……っ
(手を伸ばし、紅裂が外したサングラスを奪い取る。)
(それをかけて、再び紅裂の方に顔を向け、唇を笑わせる。)
(全く似合っていないけれど、頬から伝う涙が、もう少し貸してて欲しいと訴えていた。)
(賢明に普通を装い、搾り出すように言葉を紡ぐ。)
先輩が……楽しいって、思ってくれて…よかった。
別に我慢してるわけじゃなくて…これは、嬉しいから…
わたし…先輩には、みっともないとこばかり見せてる……なんでかな。
やっぱり、出会いからして、みっともなかったせいかのかな。
だからなのかな…先輩と一緒に居ると、安心するの、楽しいの。
だから…だから、先輩も、わたしと一緒で楽しいって思ってくれて…すごく、嬉しいんだと思う。
それに気付けたのが、一番…よかった。
(握った裾を引っ張り、少しだけ身を寄せ、すぐに離れて、くすくすと笑う。)
夜じゃないからね、これで我慢するのですわ。
209紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/09/01(日) 00:11:17.02 ID:3s2z8EWo
(醜いは綺麗。綺麗は醜い。そんな言葉がある)
(人の泣き顔は時に醜く、そして美しい)
(サングラスで目元を隠し、懸命に笑顔を作ってみせるゆりか)
(隠しきれない涙は、喜びか、悲しみか、どちらの涙か)

……まあ、なんだな。
少しだけ大人の階段登ったな。
一夏の経験ってのも存外無駄じゃないらしい。
(頬を掻きながら、とってつけたような事を言う。気づけた事があるのなら、それでいい)
(ひとつだけでも何かに気づいたのなら、それを抱えてこれから生きていけばいい)

……ばーか。
夏の間は暑いから昼夜問わず禁止だ禁止。
(愛はわからなくても、人を好きになる事はできる)
(ゆりか相手に恋をすることはないと、多分、そんな気がする)
(そんな感情よりも、大事な感情はきっとある)
(なるほど、自分にもひとつだけ気づけた。ならば、これを抱えてこれからも生きていよう)
(惨たらしく誰かを殺しながら、笑いながら、終わりが来るその時まで)
(――海からまた潮を含んだ風が吹き抜けて、二人を包んで過ぎ去った)

【よし、これで一ヶ月くらいに渡るロール、大・完・結!】
【俺の方はこれで〆で】
【いやー、こんな長いロールは初めてで疲れたけど楽しかったよ】
【夏の終わりに相応しいロールだったと自画自賛してみる】
210久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/09/01(日) 00:23:02.47 ID:jkRNxxr9
大人の……?
……そっか。
(こくんと、素直に頷く。)
(あれだけ大人になることを恐れた、拒んでいた。)
(その気持ちは、今も変わらないけれど、だけど、今この瞬間だけは、なぜか素直に受け入れたくなった。)
(今だけ、だからね。と、心の中で、自分に言いわけをしながら)

って、ばかじゃないし!
昨日はいいって言ったから、ちゃんと覚えていたのに、むしろ賢いわよ。
ひっど、やっぱり先輩ひどーい。
まったくもう……勝手なんだから。
(台詞は怒っているにも関わらず、声色は楽しげに笑う。)
(昨夜感じた感情も、きっと真夏の風景が見せた幻のひとつ。)
(だけど今は、今だけは、そんな気持ちに酔っているのも悪くないと)
(拭きぬける潮風の匂いに、そっと目を閉じた。)

【よし、わたしはこれで〆ですわ。】
【ふぅ、つっかれたー、楽しかったー、充実感ですわ。】
【24時間以上の生活をロールするって、すごく楽しい。】
【時間がかかるので、そうそうは出来ないのが残念とか思ってしまうほどに、楽しかったですわ。】
【お付き合いいただきまして、ありがとうございます。】
【また、遊んでくださいませね。】

【それでは、お疲れ様でした。おやすみなさいませ。】
【先輩に、夏の残り香の夢を。】
211紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/09/01(日) 00:25:50.16 ID:3s2z8EWo
【丸一日だもんな、振り返ってみると粗もあったけど】
【それ以上に楽しくて充実してたよ】
【本当にありがとうな】

【ああ、お疲れ様】
【そちらこそよい夢を。おやすみ】

【以下空室です】
212名無しさん@ピンキー:2013/09/03(火) 11:23:13.83 ID:JQcDBHh8
チョン
213うふ〜ん:うふ〜ん ID:DELETED
うふ〜ん
214黒上いろは ◆3vDXtKoJOw :2013/09/23(月) 03:51:03.14 ID:xxY3+HEg
【名前】黒上 いろは(くろがみ -)
【性別】女
【年齢】15歳・中3
【身長】142cm
【3サイズ】つるぺた
【容貌】人間時:童顔、黒のショートボブ
    異形時:↑+頭部に前に突き出た一対の白い角。背中の中ほどまで伸びた髪。背に蝙蝠のような一対の翼。
    本来の姿(不完全):霧のようなもので形成されているように見える、漆黒の巨大な四足獣。背に六枚の翼。
【能力】異形としての力と姿。任意のタイミングで異形化できる。
    異形時には身体能力(特に五感と筋力)が大幅に強化される。
    ある程度の再生能力を持ち、片腕くらいなら一ヶ月ほどで再生可能。
    因みに、角や翼にも痛覚があり、折ったり千切ったりできる。
    異形故の嗅覚で、相手を「匂い」で覚えることができる。また、気配や妖気・霊力などを敏感に察知する。

【希望】雑談、戦闘 エロール可
【NG】スカ、ハードなSM
【弱点】中距離・遠距離戦(射程的に不利)、退魔武器(種族的に)

【備考】三年前から人間の少女「黒上いろは」の姿をとって学園に通う純正の異形。
    三年前に起こった「ある事件」を境に記憶が一部欠落している。
    日中は人として生活する一方で、夜では人・異形を襲い喰う。
    無邪気な性格故に他者を殺すのも、たまに異能者を手助けしたりするのも、遊びの内。
    人間は今のところ餌か玩具程度に考えているが、気に入っている人間には手を出さない。
    「やりたいからする」というような思考回路で行動することが多い。
    因みに、頭が弱く補修・再試常連。

    ある一定の損傷を受けると不完全ながら本来の姿に戻ることがある。
    この際、いろはの意識は無く記憶も残らない。また、意識的にこの姿に戻ることはできない。
    兵部晶との戦闘で『自分と本物の「黒上いろは」』が写った三年前の写真を拾われている。
『Brave』という組織に狙われている。理由は不明だが自信の過去に関係している模様。
    現在、杜凜子の絵に興味津々。

【プロフ投下だけー!】
215名無しさん@ピンキー:2013/09/23(月) 07:21:32.13 ID:ZYgZal/e
215
216美都 逢 ◆ai/6f.RVMk :2013/09/23(月) 11:54:30.56 ID:msKkm7FK
【名前】美都 逢(みと あい)
【年齢】 17(高等部二年)
【性別】 女
【身長】 170cm/58kg
【3サイズ】 91 60 88
【容貌】
長身、腰まで届く黒髪をポニーテールで結っている。
切れ長の黒い目、実年齢よりいくらか老けて見える顔立ち

【能力】
・結/解
美都家に伝わる一対の秘術。
棒状の物を媒体にモノの結びつきを解く「解」は単純に物体を切り裂くほか
現象から異能を切り離すなどして形のないものを切り裂くことも可能。
「結」も同様傷の癒着などのほか、異能効果の延長なども可能。此方は媒体なしで使用可能。

【希望】
無し、NG以外なら
【NG】
後遺症が残る傷
【弱点】
非実体を対象とした「結/解」は高い集中力を必要とするため隙が大きい。
一回の「結/解」において対象にできるものは一つのみ。
単純な性格ゆえ絡め手に弱い

【備考】
一子相伝の退魔剣術を伝承する美都家の退魔士。
先代である親は逢に秘術を伝承するなり引退、名義上は伝承者で当主である。
本人の意識は修行中であり、交渉術などは不得手である。
真面目で厳格な口調、単純かつ世間知らずな面を持つ。

服飾には基本的に無頓着。動きやすく過剰に肌の露出がなければ特に気にしない。
仕事着含めて基本的にパンツルック。狩の時はさらに代々伝わる退魔刀「弥生」を帯刀する。
そろそろ引退時期に備えて後継を生まなくてはならない為、相手を探している。
217美都 逢 ◆ai/6f.RVMk :2013/09/23(月) 11:55:53.38 ID:msKkm7FK
規制は無事に解けているようだな、よし、しばし邪魔をしよう。
待機させていただく
218美都 逢 ◆ai/6f.RVMk :2013/09/23(月) 13:04:51.65 ID:msKkm7FK
お暇しよう、使わせてもらったよ。
219名無しさん@ピンキー:2013/10/08(火) 21:26:10.66 ID:c40vP4iA
潮騒
220名無しさん@ピンキー:2013/10/10(木) 11:14:51.57 ID:ePlo/KBG
220
221イヴ ◆qvo.F.2lbE :2013/10/13(日) 01:55:12.41 ID:zigHuYdJ
【名前】イヴ-A00-オリジナル (正式名称、普段はイヴ)
【年齢】 16(高校2年なので今年で17)
【性別】 女性
【身長】 165
【3サイズ】 89 59 78
【容貌】 少し青みがかったアイスブルーの少し長めのショート(耳は隠れている)
ボリュームのないえりあしが長めのボブと言った方が解りやすいかも
少しつりぎみの青い瞳、肌はとても白い
出身地は事情により秘密、でも寒い所
留学生らしく目鼻立ちがはっきりしている、どこか涼しげな空気を漂わせる少女
胸がとってもボリューミー、かすかに花のような甘い香りがする
【能力】
自立的クローン技術による不死
研究者が人間のクローンをつくっている時に偶然能力を有する個体が生まれた
一つの意識が他の個体にも働きかけるクローンを自ら作る事が出来る
その瞬間はほぼミュータント、生命力が強くかけらからでも再生することができる
そのためか単細胞分裂した生き物のように感情が希薄
特殊な能力のある人間が通えるこの学園で
マザーとなるイヴを一般的情操教育を受けさせ
「人間」として確立させた後に切り売りしていく方向。
重火器の扱いに優れ、普通の人間はくぐらないような死線をいくつも超えて来た経験で事件に立ち向かう。
【希望】
いまは真っ白な状態のイヴをやりとりをしていく中で色づけてみたいと思っています
ですのでやり取りのある雑談や触れ合いロールを希望します
学校のイベントを絡めたロールやら学校の日常などの方に目線を置いてのロールがおおくなるかもしれません
エロールも可能ですが今の状態ですと淡白系になりそうです
【NG】
リョナ、体の改造、スカ大
【弱点】
バリアとかができるわけでないので普通の人間と同じように損傷を負います
攻撃手段も扱いに優れて場慣れているとはいえ普通の重火器類(ナイフも)ですので
丸腰になってしまえば格闘経験豊富な女の子くらいまでに普通に落ちます
ただ、クローンが出来るのでながい目で見たモグラたたきのような状態に。
マザー自体の細胞が完膚なきまでに破壊されたら死亡状態にはなるかもしれません。
【備考】
自分というものがはっきりしていないせいか、何かに興味をもつと貪欲に色々調べてみようとしたり
人の気持ちに疑問を抱いて色々と観察したりと好奇心はとても旺盛
軍人の女性と暮らしていたため、見た目はとても女性的で胸のボリューム著しくも
部屋や暮らしはとてもシンプルで、無味
喋り方も無味、女の人の喋り方ではある

【ここが一番適していると思ったから投下させて、私自体が実験的な設定なことはごめんなさい】
【投下と一緒に待機させてもらうわ、宜しく】
222名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 02:00:54.39 ID:8IEqRZhf
ここ能力者がいろいろいるとはいえ、表向きはみんな素性隠してる普通の学校だよ?
人外属性剥き出しってどうなんだろ
223イヴ ◆qvo.F.2lbE :2013/10/13(日) 02:06:45.36 ID:zigHuYdJ
むき出しにしているつもりは勿論無いつもりよ
隠しているのは皆同じだと思って特に書き込まなかったの
言葉が足りていなかったらごめんなさい

そもそも人出身じゃないのがまずいのであれば取り下げておくけど
そういう感じではあるのかしら
224名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 02:16:08.06 ID:YcxprrMb
名字なかったり「特殊な能力のある人間が通える〜」って書いてたから
人間じゃないことを隠してないのかなって思ったんだ、ごめんなさい
人外キャラなら何人かいたよ、人形とかゴーレムとか
225イヴ ◆qvo.F.2lbE :2013/10/13(日) 02:30:47.74 ID:zigHuYdJ
確かに…、名字がないのは不自然ね
学園ものに足を踏み入れるのが初めてだったものだから
そのあたりの感覚がずれていたみたい…、勘違いをさせるような文章だったことを謝らせて
そうね、見てみれば、学園生活を意識した部分を殆ど書いていなかったみたい
異能部分をプロフィールではっきりと銘打っていたほうが解りやすい、と思っていたのだけど
紛らわしかったわね

もう少し書き足してから出直そうと思うわ
色々とアドバイスをくれてありがとう

【おじゃましました】
226名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 04:04:25.18 ID:9kog6Z/V
鎮痛剤
227イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/13(日) 10:07:02.45 ID:zigHuYdJ
【名前】イヴ アレリード (正式名称、イヴ-A00-オリジナル)
【年齢】 16(高校2年なので今年で17)
【性別】 女性
【身長】 165
【3サイズ】 89 59 78
【容貌】 少し青みがかったアイスブルーの少し長めのショート(耳は隠れている)
ボリュームのないえりあしが長めのボブと言った方が解りやすいかも
少しつりぎみの青い瞳、肌はとても白い
出身地は事情により秘密、でも寒い所
留学生らしく目鼻立ちがはっきりしている、どこか涼しげな空気を漂わせる少女
胸がとってもボリューミー、かすかに花のような甘い香りがする
制服はブレザー
【能力】
自立的クローン技術による不死
研究者が人間のクローンをつくっている時に偶然能力を有する個体が生まれた
一つの意識が他の個体にも働きかけるクローンを自ら作る事が出来る
その瞬間はほぼミュータント、生命力が強くかけらからでも再生することができる
そのためか単細胞分裂した生き物のように感情が希薄
研究所側から学園でマザーとなるイヴを一般的情操教育を受けさせ
「人間」として確立させた後に切り売りしていくために転校してきたが勿論そこはオフレコ。
重火器の扱いに優れ、普通の人間はくぐらないような死線をいくつも超えて来た。
武器はクローン能力の応用で体からナイフや重火器類の生産でそれを使用する。
体の一部なので使わないときは体に戻せます。
【希望】
いまは真っ白な状態のイヴをやりとりをしていく中で色づけてみたいと思っています
ですのでやり取りのある雑談や触れ合いロールを希望します
学校のイベントを絡めたロールやら学校の日常などの方に目線を置いてのロールがおおくなるかもしれません
エロールも可能ですが今の状態ですと淡白系になりそうです
【NG】
リョナ、体の改造、スカ大
【弱点】
体の一部硬質化は出来ても、バリアとかができるわけでないので普通の人間と同じように損傷を負います
攻撃手段も扱いに優れて場慣れているとはいえ普通の重火器類(ナイフも)ですので
手を押さえられてしまってはどうしようもありません
ただ、クローンが出来るのでながい目で見たモグラたたきのような状態に。
マザー自体の細胞が完膚なきまでに破壊されたら死亡状態にはなるかもしれません。
【備考】
自分というものがはっきりしていないせいか、何かに興味をもつと貪欲に色々調べてみようとしたり
人の気持ちに疑問を抱いて色々と観察したりと好奇心はとても旺盛
軍人の女性と暮らしていたため、見た目はとても女性的で胸のボリューム著しくも
部屋や暮らしはとてもシンプルで、無味
喋り方も無味、女の人の喋り方ではある

【プロフィール…、少し訂正させてもらうわね】
【ここではあまり…しないみたいだけど、待機中の様子も少し書いて待機させてもらうわ】
228イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/13(日) 10:40:20.84 ID:zigHuYdJ
【…再起動で文章が全滅…、ついていないようね…】
【万全を期せないのも恐い…、から、待機は解除しておくわね】
【残念、お邪魔しました】
229紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/10/13(日) 20:39:57.14 ID:u+S0QSoN
【久しぶりに待機してみよう】
>>26がプロフ】
230名無しさん@ピンキー:2013/10/13(日) 21:28:11.78 ID:9kog6Z/V
230
231紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/10/13(日) 21:46:37.18 ID:u+S0QSoN
【長居が過ぎたな】
【これにて撤収】
232イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 00:21:10.00 ID:8OejJbKA
(教室の片隅で一人本を読む、何となく浮世離れした風に見えるのは)
(このあたりでは珍しい顔立ちや肌の白さ、髪の色のためなのか)
(ほんのこの間転校して来た少女は北欧の冷たい空気をそっくりそのままもってきたような、どこか独特な空気をまとっている)
(物憂げに少しふせられたましろな長い睫毛がただ本の文字を辿るように動いて)
(長い指がページを一枚一枚、一定の速度でめくって行く)

>>227で待機、しているわ】
233イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 00:23:11.81 ID:8OejJbKA
【上に状態は少し書いたけど、提案や希望をもし持ってくれるのなら、それを聞かせてくれると嬉しい】
【とりあえず、ここに暫く居させてね】
234名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 01:44:50.81 ID:B8OyQ0mE
【良く分からないけど、とある科学の〜のシスターズみたいな感じ?】
【クローンで、知識そのほかの最低限はインストールされてるけど、一般知識は皆無のような?】
235イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 01:51:44.14 ID:8OejJbKA
【声をかけてくれてありがとう】
【とある科学の、は私は知らないのだけど 私はそのクローンを生み出すマザーというか、オリジナル】
【知識やヒトとしての情操を学校で学んだ後は、私と同じ感情や知識を持った生き物がクローンされて切り売りされていくイメージ…と言って解るかしら】
【説明が美味く出来ずごめんなさい、人工的に作られた生き物で一般的な世界に触れなかったから自我がきちんと芽生えてない状態のようなものね】
236名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 02:02:16.54 ID:B8OyQ0mE
【素早い返答ありがとう】
【いやいや、知らなくても仕方が無いが、とあるの設定では培養槽で育てられたクローンは】
【空の器で知識は全くなし、育てる機関も2週間程度であるが、早々に動かすために】
【コンピュータへのOSインストールみたいに知識を強制注入ってやっていたのでね】
【そのせいか、知識への偏りが極めて激しく、行動するための知識は極僅かあるものの】
【羞恥心や一般常識皆無だったのだよ。勿論個性もね】
【アニメにもなっているので、そういうのを題材にしているとしたらイメージしやすいかと思い質問させてもらった】
237イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 02:11:08.14 ID:8OejJbKA
【空の器、という言葉を借りると解りやすいかもしれない】
【今まで生きてきた中で必要で学んで来た事は、その早々に動かすためのOSインストール程度の知識と…同じ、だとおもう】
【その状態がまさに今の私と思ってくれて構わないわ】
【そう思うと、的確に今の私の状態を理解していてくれたみたい、有り難う、嬉しい】
【その質を高める為にクローンの元になる私が、学校でヒトらしく過ごして、ヒトの心を学んでいる途中と思ってくれると良いと思う】
238名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 02:18:29.93 ID:B8OyQ0mE
【状況了解した】
【イメージしたのと似通っていることも含めてね】
【ただ、こんばんは時間が無いというより、寝てしまうだろうな。もうそろそろ】
【冷やかしみたいな質問ばかりで気分を害したので無ければよいなと思いつつお先に失礼させてもらう】
【おやすみなさい、こんな興味本位の質問に付き合ってくれてありがとう】
239イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 02:27:40.65 ID:8OejJbKA
【ありがとう、上手く状態が説明出来ないところを手伝ってもらえて嬉しかった】
【時間も時間だし、だれかと話せると思ってなかったから嬉しい誤算だったわ】
【冷やかし、だとか、そこは気にしないで 私も曖昧だと思ってくれた部分を解いてくれたから…】
【おやすみなさい、ゆっくり体を休めてね】
【こんな時間にお話してくれてありがとう】
240イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 02:30:59.17 ID:8OejJbKA
>>239
【冷やかし、だとか、】→【冷やかしみたいな質問だとか、】
【…ね、正しくは、ごめんなさい、私も眠くなって来てるみたい】


……。
(ぱらり、と本をめくり終わると、狙い澄ましたように空は夕暮れで染まり)
(丁度一人で暮らすアパートへと戻る時間となっていた)
綺麗。
(ぽつりと小さく呟くと)
(何か遠くを見つめるような目でオレンジ色に染まった空を見つめて、すっと立ち上がる)
(空を見つめていた目はどことなくわらっているようでもあった)
【おじゃましました】
241名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 02:34:23.89 ID:JBrR7ISx
【夜遅くまで起きてる女の子を発見。】
【イヴのイメージは生きてるが、生きる行為を真似てる感じ?】
【食事や本を読んだりもするけど、やりたいからが理由ではないとか】
【ごく普通の教育をやってあげて、途中のトラブルで性的な事を淡々とさせてあげたい。】
【一時的な父親や先生でのお付き合いは可能だろうか?】
242名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 02:39:04.41 ID:JBrR7ISx
【おっと、残念…入れ違いか。】
【お休みなさい、イヴ】
243イヴ アレリード:2013/10/14(月) 02:39:34.11 ID:8OejJbKA
【あ…、声をかけてくれて有り難う】
【でも私もそろそろ眠気がもたげてきたところだったから…長い間のロールは難しそう、それでもいい…?】

【小さい頃からヒトとして育ったわけじゃない部分もあって、真似て生きている と自分では思っているところは有ると思う…】
【本を読む行為はやりたいから、じゃなくて知識としてヒトを学習してるから】
【先生でのおつきあいは可能、だと思うけど…お父さん、だと途中の性的な事が難しくなるかもしれない、今の状態のままで行為にいけば問題はないと思う…】
244名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 02:43:08.62 ID:JBrR7ISx
>>243
【危ない危ない、またまた入れ違いになるところだったよ】
【軽いお相手としてなら喜んで。】

【本を読んだりはイヴに取っては人間を知ってく勉強の一部なんだね】
【わかった。じゃあ、先生として軽い教育をイヴにやってあげたいな。】
【混ざってたアダルトな本に影響されて、それを真似て…はどうだろうか?】
245イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 02:51:32.21 ID:8OejJbKA
【戻って来てくれるなんて…、ありがとう、嬉しい】

【軽い教育………………】
【その流れだと、私の事情を知っている先生に、本で培った誤った知識で接しようとして……】
【…後の流れはたしなめる流れ…?】
【ロールの流れに任せようと思うけど、私としてもそういうロールに無理無くもっていけるのはちょっと楽しそう】

【授業が終わった後に、少し家庭教師をしてくれている形で2人きり、か 学校の教室で2人きりの時に】
【というかんじ、になる…?】
【…個人的に、は 学校の教室で誰かが来てしまうかもしれないのに知識も乏しくて先生に、の方がらしいかもしれない】
246名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 02:59:46.40 ID:JBrR7ISx
>>245
【可愛いイヴの為なら喜んで、と冗談半分は置いといて】

【うん、イヴの言う間違った知識を披露して】
【そう言う行為はどういった時にするか、との説明やらがいいかと。】
【機械的な答えなら子供を作る為に。だけど、愛する相手と、教えたり】
【その愛するってのが人間も詳しく理解してないから説明が難しいけど】

【そうだね。授業が終わった後の教室での補習授業が良さそうだ】
【イヴは一般的な知識や勉強は得意そうでも、夜の知識やお手本が無いのは苦手そうだからね】
【…長くは難しいだろうし放課後に先生側のこっちから】
【前日に教えた言葉を実践すると言う理由で】
【昨日はフェラチオ、今日はパイズリなど…やらせてくのはどうかな?】
【問題があれば指摘するとのパターンで、性的な知識と実力も教える感じだ。】
247イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 03:16:03.95 ID:8OejJbKA
>>246
【ええと…、教えてもらうのは、勿論嬉しいし問題はないの】
【でも機械的な答えと変わらない気もするから、前半と後半をドッキングさせるのは難しいかもしれない】

【具体的に言うと愛する相手とと教えてもらうなら、先生が夜の知識を実戦して教えるのはチグハグな気がして】
【こちらからしてしまって、先生がたしなめるか】
【先生が悪のりしてエスカレートさせるか、のような気がするわ】
【エスカレート場合ただ知り合いになりたいヒトにしようとする感覚に近いかもしれない】
【私の中で相反していてうまく混ぜられずにごめんなさい】

【最初の部分だけ引用すると私が先生を誘惑するような形で(本の知識どおりに)】
【最後の部分だけ引用するとただ性的な技術を教え込むだけ】
【この二つに別れるとしたら先生はどっちがいい…?返事に時間がかかってごめんなさい】
248名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 03:27:25.66 ID:JBrR7ISx
>>247
【ああ、ごめんよ。】
【前半と後半は答えが別々で、イヴに好みを聞いたりを想定してたよ】

【イヴがやってしまった行為が本来は恋人などでやる行為との知識もなく】
【それをたしなめて、恋人同士がやると教えるとそこで終わりになりそうだね。】
【エスカレートした場合は…相手の様子から喜んでると】
【感じ取ったイヴに間違ってるが、抗えない事があると…教える事になりそうだ。】

【とても魅力的な二つのパターンがあると、悩んでしまうよ。】
【なら最初の方のイヴが本の知識を再現しての誘惑を選ぼうかな】
【少し簡単にして、イヴの行為は間違ってはない。と答えて】
【奉仕が終わった後にやる人間を選べ、と教えるのでどうだろうか?】
【イヴの眠気が大丈夫ならこっちは構わないよ】
【早速だが書き出し、どうする?】
249イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 03:32:54.77 ID:8OejJbKA
【お言葉に甘えて、本で知った事をそのまま…ですすめようと思うわ】
【あとはロールの流れで…かしら】
【私のほうから状態を書き出してみようと思うから、少し待っていてね】
250名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 03:35:00.88 ID:JBrR7ISx
【ありがとう、なら本の知識を実践してく…にしよう。】
【わかった、よろしく頼んだ。ゆっくり待ってるよ】
251イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 03:55:22.82 ID:8OejJbKA
(一日の授業が終わった、HRが終わってしまえば殆どの生徒は帰ってしまうか部活へと行ってしまう)
(放課後の教室は静かなものだった)
(ただ、留学生が来てからは この静かな教室に2人の主が居座るようになった)
(教室に響くのは一人分のシャーペンが走る音、質問する声、もう一人の答える声)
(留学生むけの課外授業を装った人間を学ぶ為の授業)
(真っすぐな澄んだ瞳を先生にむけて、答えを貰っては静かに小さく頷く)
(アイスブルーの涼しげなショートカットの異国の少女が、ただひたすら熱心にヒトの事について学んでいた)

(今日もそんな放課後が始まるはずだった)

(その日の少女は何時もと何処か違っていた)
(何時もの無感情な人形のような表情のままなのは確かではあるが)
………。
(そっと、先生の手を柔らかく細い指が手を重ねるように握る)
(そのまま、優しく先生の手を誘うように引く)
(手の行く先にはブレザーの制服をせり上げている、柔らかそうでボリュームのある形のいい胸)

(先生の手を、ゆっくりと自分のやわらかな胸に埋もれさせるように)
(ふゆふゆとした胸の感触が手のひらに押当てられる)

(今まで、一度たりともそういう誰かに気のあるそぶりすらしてこなかった少女の行動は、あまりに唐突で非日常的だった)
(その状態で、少女は何時ものような真っすぐと澄んだアイスブルーの瞳で先生を見つめ、ぱちぱちと瞬きをする)
……、先生。
(暖かく柔らかな胸に触れてもらったまま、体を先生の方に倒して 形よく色づいた唇をゆっくりと重ねようと、細い身を寄せてくる)
252イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 03:58:37.64 ID:8OejJbKA
【本当に唐突になってしまったけれど、ある意味打ち合わせどおりにはなっている…と良いんだけど】
【人形みたいで普段何を考えているか解らない生徒からこんなことをされたら戸惑うかもしれないわね】
【お互い眠気に無理が無い程度に、ゆっくり楽しめたら嬉しい よろしくお願いします、先生】
253名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 04:09:40.57 ID:JBrR7ISx
>>251
(学校と言う場所での生徒の本分は勉強と言って間違いはない)
(日常的な疑問や人によって答えの変わる心理的な答えと)
(一人の留学生、と言う名目で色々な知識を教えてる生徒が一人)
(詳しい内容までは知らなくても、自身の与える知識か必要で)
(どこか無機質な生徒への教えは授業の他に本を進めたりと幅広い)
で、そっちの答えと第三者の答えを導く過程が違えば答えは変わるが…
どっちが正しいかどっちが間違ってるか、どちらも正解もどちらも間違いの可能性もあり…。
(授業の内容だけで不十分とは言わないが、人間を理解するには足りない)
(人付き合いで本来は構成される部分を知識で補うのは難しく)
(心理的な内面は本に頼り、イヴへ渡したりと続け)

どうかしたか?イヴ。
(本来は名前では無くファミリーネームで呼ぶのが正しいが)
(彼女は名前の通りにイヴとなる存在だ、手に触れられるのに疑問を感じると)
(導かれた場所はブレザーに包まれても、その大きさから視線を集める胸部で)
(触れた手には衣類の感触と、内側の柔らかな弾力を同時に感じさせた)
イヴ……今は授業の最中で、他人に触られる感触を確かめたりは…
(普段の雰囲気との違いは感じるが、イヴの行動には意味がある)
(触れさせる行為自体が何かしらのテストであると思いつつ)
(真っ直ぐ向けられる無垢な瞳には吸い込まれそうになり)
(こうして近付いて来る瞳からは逸らしてはいけないと思わせ)
(寄せられた体や触れたままの手は動かせず、イヴの行動を観察してる)

【書き出しありがとう。】
254名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 04:12:04.39 ID:JBrR7ISx
>>252
【戸惑いから問いただして、イヴの行動を見守ってく…になりそうだ】
【間違ってるか正しいか訪ねてくれたらやりやすいかも】
【厳しかったら凍結も視野に入れると、焦らなくていいかもな?】
【改めてよろしく、イヴ】
255イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 04:33:56.06 ID:8OejJbKA
感触を確かめる……、そういうわけじゃ…なくて。
本で、読んだから…。
(とうめいな視線は疑問を持つ事無く、どこか清涼感のある甘い香りのする髪を揺らして)
(ごく間近にましろな睫毛が見て取れる、それほどまで近くで先生の表情を見つめている)

ヒトの内面を教える本の中に、あったの。
日本で漫画と呼ばれている部類のものの中で。
確かに、生徒である女性が、先生に授業中にこうして身を寄せていて
それについて相手が喜ぶような記述が、あった、から…。
(先生が、本と違う、戸惑うような表情をしているのを見て)
(初めて、どこか不安そうな表情を浮かべる)

………。
(不安そうな瞳は、正解を探るように)
(本で見た通りの続きを試そうと、先生の耳に微かに口付ける)
(あまやかな小さな吐息がそこにかかり)
(先生の手に重ねて居た手を離すと、ブレザーの前のボタンをひとつづつ外し)
(目の前でシャツをはだけさせて行く)

(露になっていく白い肌は、可愛らしいピンクのブラに支えられて)
(ボリュームをたもちつつ、形よく作られた柔らかな胸の谷間があろうことか教室で晒される)
(外では部活動をする生徒の声や、廊下で時折生徒の笑い声や足音が響いている中で)
(この少女はそれを全く気にしても居ない様子で)
………、先生は、喜んだりは、……しない…?
(今まで人形のようだった少女の初めて浮かべた表情は不安げなもので)
(どこか伺うように、不思議そうに、アイスブルーの瞳が先生を見つめている)
256イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 04:43:00.96 ID:8OejJbKA
>>254
【ありがとう、先生 凍結はお互いにあう時間がとれたら、になりそう…】
【でも、視野にいれてもらったほうが、焦らずにロールが出来て嬉しいわ】
【先に予定を書いておくと、明日…じゃなくてもう今日、…なのね…】
【今日の日中か、火曜火の夜くらいしか今の所はっきり言えない、ごめんなさい】
【どちらかが難しくても、良ければこのまま触れ合わせてもらえると、とても嬉しい】
257名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 04:53:04.29 ID:JBrR7ISx
新しい渡した本の中にイヴが気になってる本でもあったのか?
漫画か…どんな内容の漫画を渡して、どうなってるか俺も知らないが…
イヴは喜ばせたくて、こうしてるなら…素直に嬉しいが。
(渡したりする本の内容は様々だ、本屋で見つけたランキング上位もあれば)
(誰も知らない内容のマイナーな本も、甘い香りのするイヴは身を寄せ)
(どんな内容かは想像が付かなくても、恋愛物に当てはまると考えて)
…嬉しいんだが、内容を知らない俺からは正解かは導くのが難しいぞ?
イヴが…そうだな、甘えてるのは何となく分かるな……んっ…
(本の内容は恋愛物で教師と生徒、そんな予想まで浮かんでく)
(近寄って来た無垢な瞳は耳元へと唇を触れさせて小さな吐息が耳へと感じると)
(重なってた手は離れるが、ブレザーのボタンやシャツと)
(前の方の布地が外されて、白い肌や可愛らしい色の下着が露わになる)

教師としては喜んではいけないが、成長を見せてるイヴには…素直に嬉しく感じるよ。
(深い谷間を見せ付けて来るイヴは相変わらず無垢な目をしてる)
(下品と言えるような男を誘う事もなく、相手が喜ぶ行為を行って)
(それが認められないか、不安げな表情は確かに可愛らしい)
(普段が無表情なだけに肌を晒して、申し訳無さそうな姿は保護欲を刺激し)
……とっても嬉しい、イヴが頑張ってるのが見れて、先生は嬉しいぞ?
(廊下にも人の気配は有るし外には部活動の声も聞こえる)
(完全な密室ではないが2人っきりで、補習授業も少なくない人が知って居る)
(わざわざ授業に使ってる教室に来る人間が居なければ疑似的な密室で)
…それ、どうにかしなさい。
(とは言え今の姿は世間的には不味い状況だ)
(イヴのピンク色の下着を指差し、晒した肌を隠せと言ってるも)
(どうにかしなさい。との言葉では、受け取る側によって答えが変わり)
(少し前に話した授業の話しと同じ矛盾を抱えてるとは知らずに口にして)
258名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 04:55:38.60 ID:JBrR7ISx
>>256
【今日の日中も明日の夜も、急な用事が入らなければ空いてるよ】
【なら、凍結も視野に入れて焦らずに…今のペースで限界まで続けれたら嬉しい。】
【可愛いイヴとのお話しや、先を考えると…お願いしたいからさ】
【此方こそ。ありがとう、イヴ】
259イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 05:21:33.85 ID:8OejJbKA
気になる本…、そう、初めて見た類いの本だったから焼き付いてるのかもしれない…。
「性行為の大切さ」を絵で説くようなものだったと思う……。
(抱合うように軽く体が重なるようになると、柔らかできらきらと光るような細い髪の束が)
(滑らかな筆さきのように先生の首筋をくすぐり)
(静かで、鈴の微かな響きのような耳に心地よい声が囁くように呟かれる)
…うれし、い?
(ほんのすこし、表情が微笑んだような気がしたのは、声色が普通の少女のように柔らかな発音をしたからかもしれない)
…そう、先生はこうしてると嬉しい……。
(学習したことを確かめるように、数ミリ程度にもそれでも嬉しそうな声色で反芻する)

……甘えてる?
(先生の言葉に、自分のしていることはそれなのだろうかとキョトンとした表情で見つめる)
そう、なのかもしれない。
先生と、体が触れ合っていると、その箇所がじんとして、温かくて。
(耳の側によせていた顔を、先生の頬に少しよせてみてくっつけてみる)
許されてるような気持ちになるから……。

(喜ばせようと、本の通りに素肌を晒してみれば、さっきは嬉しいといってくれた先生は何だか困っているようにも受け取れ)
(どうにかしなさい、とその状態を指し示されると どうしてよいか解らない頭の動く先は本の模範しかなく)
(柔らかな胸に自分の手を押当て、少し迷うように視線をさげる)
(先生が指をさしたのは自分の胸をつつむ下着、それをどうにかする…)
(かすかに、上目で先生の表情を伺いながら)
(自分の背中に手を伸ばし、ホックを指で弾く)
(柔らかく大きな胸を支えていたブラは、支えていた箇所を弾かれてしまっては胸を解放するしかなく)
(綺麗でボリュームのある、白く柔らかな胸がワイシャツの間からふるんと露出されて)
(そのボリュームを隠しきれるわけのないワイシャツは、桃色に色づく胸のさきを辛うじて隠していて)
(生地におしつけられるようにされる胸を逆にいやらしく見せている)
…これで、良いの…?
(羞恥心はあるのかないのか、ただ正解かどうかを伺うためなのか、先生の表情を伺うように、少し戸惑うように晒してみせて)
260イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 05:37:15.23 ID:8OejJbKA
>>258
【眠気はどこかにいってしまったけれど、連休を終えた後が恐いから、ここで凍結にしてもらっても、良い…?】
【良ければ、今日の日中の時間が取れる時に、少し相手をしてもらえると嬉しい…。】
【時間的に、1時以降だったら合わせられると思う…。】
261名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 05:43:35.90 ID:JBrR7ISx
イヴが気になる本…と言うなら、どんな内容にしろ興味は……
(寄せられた体は体重を預けるように触れ合っている)
(イヴの読んだ本の名前を聞くと、つい言葉を失ってしまった)
(ストレートなタイトルや文章だけでない絵を使った説明)
(今の肌をはだけてる格好も、本の知識を分断に取り入れた結果でも)
ああ、嬉しい。イヴが先生に甘えてくれるのは先生は嬉しい
(内容をなぞってるだけとも言えるが、相手を喜ばせる行為を選び)
(その相手が面倒を良く見たり、教師としては勿論の事)
(まるで妹のようなイヴが頼り、そして喜ばせる為にやってる事は素直に嬉しい)

相手を喜ばせる為にイヴがやってるのは…甘えてるのが一番近いぞ。
体が触れ合って安心するのも、人間の…特に子供は重要だ
別に触るのを許してない訳じゃないんだが…
(体を寄せて来るイヴの様子はまるで、甘える幼い子供だ)
(肌が触れると安心を覚えるのも似ており、普通と違い子供時代の無いイヴに取っては)
(こうして肌や体を寄せて、相手を感じる行為が甘えてる事になると感じると)

…………………。
(きっと娘が居たらこんな感じだな、と暖かな気持ちを持ってるのは一瞬だ)
(指差して隠せと言った下着はイヴが背中に手を回すと外れる)
(普段から大きな胸を支えてた下着は後ろでの支えが無くなってしまい)
(ふわっとした膨らみはより強調され、深い谷間は更に大きく広がり)
…ああ、イヴが純粋なのは知ってたよ……。
イヴ、えっとだな……それ、なんとかしなさい
(きっと指差した下着を外せ、と受け取ったイヴに少し呆れる)
(良くも悪くも純粋なのは知ってるので、深い谷間を晒して)
(先端を見せずにブレザーやシャツからはみ出てる胸を再度指差す)
(なんとかしなさい。これでイヴには伝わると信じてる)
(もう脱ぐ物はないのだからと、彼女の戸惑ってる顔を眺めつつ)
262名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 05:48:10.14 ID:JBrR7ISx
>>260
【レスを書いてたからこっちが遅くなってごめんよ。】
【了解したよ、なら日中の時間を考えて……】
【午後の三時くらいからで、会えたら会いたい。】
【もっと早かったら、二時でも大丈夫だとは思うけど…】
【今日の日中にも軽くやれたら、終わりは火曜日の夜を目安にやろうか?】
【そうそう、レスだけど…イヴに色々させてるけど、平気だろうか…】
【次くらいから胸を使ったプレイになるが、なにか他に希望はある?】
【例えば…イヴに上に跨がらせて、本番だとかも…】
263イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 06:01:48.25 ID:8OejJbKA
【3時からだと、リミットはだいたい6時か7時くらいになると思う…明日の準備も含めて】
【それでも、大丈夫…?】
【希望……出てきたら提案する形でも良い…?】
【先生に喜んでもらえるように、ばかりが頭にあるみたいで…もし最後まで、になったら教室か学内ででこっそり、は希望かもしれない…】
【胸でする…とかは私からも持っていけるようにしてみるけど…流れが難しかったらごめんなさい】
【とりあえず、時間も時間だからここで、今日はありがとう、無理せずに3時に又会えると嬉しい…】
【おやすみなさい、先生】
264名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 06:06:49.27 ID:JBrR7ISx
【時間は急用さえ入らなかったら大丈夫だよ。】
【わかった、イヴにやりたい事が浮かんだら教えて欲しい】
【学校の中でが希望なんだね、その時はよろしくね。】
【こっちも多少は強引になっても、胸で…とかは頑張って見るよ】
【ああ、お休みなさい。イヴ…】
【また午後からよろしく頼むよ。】
【誰か使ってたら楽屋スレの方でね?】

【スレをお返しします】
265イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 14:51:59.47 ID:phAffMPB
【出先からごめんなさい】
【3時ピッタリには戻れなさそう】
【その上でレスを書き始める状態になるから、レス自体が少し遅れてしまいそう】
【3時10分頃には戻れると思う…ごめんなさい】
【先に取り急ぎ連絡させてもらったわ】
266名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 15:03:23.13 ID:JBrR7ISx
>>265
【こんにちは、イヴ】
【予定は了解したよ、なら帰宅したらレスを作って投下して欲しい】
【それまでゆっくり待ってるから、三時半くらいにはレスが来るかな?】
【急いで事故には気をつけて…】
267イヴ アレリード ◆RhsXKdINyQ :2013/10/14(月) 15:05:27.69 ID:8OejJbKA
【もどってこれた…、レスの準備をして待っているつもり】
268イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 15:07:52.59 ID:8OejJbKA
>>266
【こんにちわ、先生 30分頃には投下をするつもりだから待っていてもらっても良い…?】
【遅れてごめんなさい】
269名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 15:14:48.53 ID:JBrR7ISx
>>268
【おかえり、イヴ。】
【うん、帰宅したらやらないといけない事もあるだろうからね】
【半くらいには投下が来ると待ってるよ。】
270イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 15:28:04.79 ID:8OejJbKA
(少し呆れた風に見る先生を見て、その言葉を反芻する)
それ…、なんとかしなさい…。
(カチ、と思考回路が何かに繋がったように、小さな言葉で方程式をカシャカシャと組み立てるがごとく言葉が紡がれる)
それとは、何かを指し示すX…なんとかも同じように抽象的に示す言葉Y…。
先生が指を指したのは胸で…X=胸、
胸で、Yをする…この状況でYとはすなわち。
(先生には、さっき「漫画」で学んだ事を伝えてあった)
(その上で代入が必要になる言葉を言うというのはすなわち漫画できちんとそれを学んだかテストされているに違いない)
(そう思い至った少女に迷いは微塵も無かった)

わかった。
……先生の問題の答え……。
(居るだけで、どこか周りが清潔になるような こんな状態であってもそんな清涼な空気をまとった細いからだが先生の方へと向けられ)
(歩く度にやわらかにたわみ揺れる胸を押さえる事も隠す事もはだけたシャツに任せて眼前までくると)
(すとんと綺麗な姿勢でしゃがみこむ)
(その瞬間、先生のズボンになんの迷いも無く手をかけて チャックを下ろしにかかる)
(まるで目の前に問題集とペンがあれば、そのペンを使って問題集に取りかかるくらい当たり前の動作で)
(先生のチャックを下ろし、下着のなかからYをするために必要な先生の肉棒を取り出そうと)
(ほんのりとつめたく細い指を探り込ませてくる)
それ=X=胸で、なんとか=Y しなさい…。
私が知りうる限りこの状況は、漫画の187頁3コマ目。
(滑らかな指先は下着の中で肉棒を伝い上げてそのまま外へと出してしまおうとし)
(外に露出させれば、漫画でよんだ教科書通り、つ、と自らの唾液を先生の肉棒へと落として)
(白く柔らかい、あまやかな感触の胸の谷間へと にゅるっと滑り込ませてみる)
つまり
生徒が先生の男性器を胸で包む事…。
……………正解…?
271イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 15:29:36.53 ID:8OejJbKA
【確定ロール気味でごめんなさい…、こっちが多少強引に出ないと話が繋がらなくなるかと思って…】
【30分に間に合って良かった、それじゃあよろしくお願いします 先生】
272名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 15:51:24.33 ID:JBrR7ISx
イヴは物事を難しく考えて、より良い答えを導くのが得意だよな…
胸や行動をXやYって記号に変えて、計算にするのはイヴだけだよ…。
(計算を作る式の途中での穴として、記号を使って記入する部分とする)
(それ自体は間違ってもないが、純粋なイヴの考えてる事が本を参考書に使って)
(行動の一つ一つまでもが正解へ、内容をなぞってるとは知らず)
そうか、ならイヴの出した答えの通りに服を着るといい……
(なにを考えてるか分かり難いイヴでも、頭の回転は早く聡明と言える)
(肌を見せてる状況が悪いと答えに辿り着いたと考えるのも束の間)
(目の前まで来たイヴは自然な動作で座り、ズボンに手が伸びて来る)
(チャックを下げて内側に指を入れ、下着の中を探る動きの後は)

イヴ……君が読んでた本の内容はタイトルの通りなのは分かった…
さっきからやってた不可解な行動も、全て納得したよ…。
(探り当てられたペニスは細く、冷たい指に絡められて外へと出される)
(ヌルッと生暖かい唾液を浴びると、イヴは迷う様子も無く胸へ運び)
(寄せられる体の中で女性的な膨らみ、即ち胸の間へと挟めば)
少し…待て、イヴの読んでた本はこれだな…?
(正解か訪ねて来るイヴの本は机の中、乱雑に入ってる一冊だ)
(ページを捲ってイヴの口にしたページに到達すると)
(確かに生徒が教師の胸を挟み、唾液を垂らしてる性的な行為の絵がある)
(違ってるのは妄想の産物の漫画に比べ、イヴの方が可愛く胸が大きいくらいだ)
………一応、正解だ。
(答えを知りたがってるイヴには正解とは言ってやる)
(ただ挟んだだけのペニスはピクリと、血液が集まり膨張してくと)
(手を伸ばしてイヴの頭を優しく撫で、漫画をなぞってるなら)
(次はどうなるかページを捲ると)
(全く同じシチュエーションで、膨らむペニスと頭を撫でる教師の姿)
(そして始まってく胸の奉仕と、アダルトな雑誌はイヴの作り出した状況の元なので同じだった)
273名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 15:52:39.30 ID:JBrR7ISx
>>271
【そこは平気だよ、むしろ進めてくれて助かってるくらいだ】
【今日もよろしく、可愛らしいイヴ】
274イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 16:12:48.39 ID:8OejJbKA
(ぬるぬると、柔らかで暖かな胸の谷間に男性器を導き入れこんだまま)
(何かの作法のように綺麗に背筋を伸ばした体勢でスッと顔を上げて先生の顔を見つめる)
正解………。
(微かにどこかほっとしたような口調に聞こえたのは、思い違いかもしれないと思わせる程)
(声色にも行動にも迷いは無く)
(正解と言われ、本の通りに頭を撫でられると、微かに目元がはにかむ)
……じゃあ、先生は嬉しくなってる……?

(涼しげなアイスブルーの目元は真剣なまなざしのまま先生の膨張してきたペニスの根元を見つめ)
(シャツに半ば覆われたままの胸を自分で横から押さえて、よりもっちりと白い吸い付くようなマシュマロの胸を肉棒に密着させてくるみ)
(ゆっくりと、根元から先にしぼりあげるように 唾液でぬるぬるになった胸でふにゅふにゅとしごきあげる)
(胸は押さえられる事でいやらしくたわみ)
(行為に対する本能的な反応なのか、すでにほどよい大きさに形をなした胸の先は)
(ぬりゅっぬりゅっと上下に絞り上げるように動く度に)
(シャツからその桃色の綺麗に色づいた乳輪や胸の先がチラチラと見え隠れする)
(知ってか知らずか誘っているように)
……やり方は、見て学習したけど、力の加減は…これであってる……?
(谷間から先生の亀頭を出すようにして、そこにチェリーのようにハリのある柔らかな唇で口付けて)
(なめ回してみせる姿は正に教科書通りで)
(ただ一点違う所があるとすれば、漫画の中の女生徒は頬をそめて発情した様子だったが)
(目の前の少女は賢明にその形を真似するのみだった)
…本当にしようとすると、やっぱり本だけだと情報が足りない……。
275名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 16:37:07.49 ID:JBrR7ISx
描写された行動をなぞってく、と言う意味ならイヴに間違いはないよ。
細かな部分の感情や表情を上げるなら、完全な正解とは言えないが…
(本に描写されてる生徒は今の状況が本当に楽しそうに笑ってる)
(照れた顔や不安げな顔を見せ、イヴは不安げな表情は見せるのはあるが)
(肌を晒したりする羞恥心を感じてるかは疑問が浮かぶも)
嬉しさ半分と、驚きが半分ってのが素直な答えだよ……
イヴが本を真似てるだけじゃなく、喜ばせる為にやってたら…もっと嬉しい。
(相手を喜ばせる為の行為の為にイヴが真似てるなら嬉しさは増える)
(真似とは言え何を考えてるか、表情から読み取れないイヴが自分にやってると考えて)
(それが先生である自分を本の中の喜んでる先生と重ねるなら尚更だ)

うっ……喜んでるのも、強く感じてるのも…認めるよ…。
(ブレザーとシャツに隠れた大きなイヴの胸は圧巻するサイズだ)
(そこへペニスが挟まれてる様子ですら、並みの男なら感激するくらいで)
(左右から与えられる圧力にペニスは硬さを増してく)
(唾液に濡らされたペニスは挟まれて、肌に擦れる際には動きをスムーズにさせ)
(にゅるにゅると卑猥に形を歪ませて、男の象徴を擦る光景は絶景だ)
(動きに合わせてペニスが脈打ち、はだけたシャツの中から)
(時頼覗いてる乳房の先も、視覚からの刺激を増して伝えて来る)

力加減は…もう少し、強くしても平気だな…。
やり方も訂正する程の間違いは…ないよ
(訪ねられた問いには答えるも、絞り出された亀頭へと口付け)
(舌を這わせる行為も躊躇なくやってくイヴの奉仕)
(知識を再現してる姿は機械的なイメージを与えそうだが)
(確かめるように奉仕をする姿は逆に初々しくも可憐で)
……胸で全体を隠した時には内側に圧力を強くするといい。
男がより感じる場所は竿より亀頭、性器の先…だからな
先の中でも裏側……、皮膚が集まってる場所を舌にくすぐると、もっと気持ちいいぞ……。
(知識が足りないと言うイヴに的確かは置いといてアドバイスを入れる)
(自分が受ける側ならどうしたら感じるか、男の弱点はどこかと)
(再現するだけのイヴに応用や、新たな方法を教えてく姿は普段の授業と変わらない)
(授業の内容が本とペンから体と性器になってる事以外は)
276イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 17:04:58.98 ID:8OejJbKA
…本を真似たのは、先生に問題を出されたと思ったから…。
……先生は、問題に正解を出すためのものと、違うものを望む………?
(シャツから完全に胸をはだけさせ)
(惜しげも無く、いやでも性的なものを意識させるような白くいやらしい大きさの胸を露出させると)
(漫画のやり方ではなく、今度は先生が教えてくれた事を確かめるように)
(唾液と先走りでとろとろになった、ふわとろの胸の谷間に)
(先生の亀頭からゆっくり、ぬぷぬぷと沈ませて行くと)
(柔らかな濡れた胸の谷間はそのために作られたようにいやらしく肉棒にフィットして、つよめにくるむと甘く強い摩擦感が生まれる)
(ぬちゅぬちゅと音をたてて、中の肉棒を擦り上げつつ上下に胸が弾み)
(先ほどの教科書を思い出すような表情ではなく、先生の表情をアイスブルーの瞳が見つめている)
(その瞳は、どこか熱を孕んでいるようにも見え)
……ちゃんと、気持ち良い……?
うれ しい?
(いつの間にかこの行為は先生がどうしたら嬉しいと思うかを探り当てるように変わって行く)

(先生の表情を伺いながら、にゅるんと亀頭の先を胸から露出させると、くすぐるように下の先で鈴口を舐めてから)
(裏側を舌で何度も強く見せつけるように舐め上げて)
(先走りが溢れてくれば ちゅうぅ…、と口付けると先走りを吸い上げるように甘くストローからジュースをすう)
……ん……、ん…。
(一生懸命な様子は、妙な事にこの教室にマッチしている)
(ブレザーの胸元だけを完全に露出させて、いやらしく胸の先がたちあがってしまった大きな白い胸で)
(男性器に奉仕をしている事以外を除いては)
277イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 17:12:09.66 ID:8OejJbKA
【説明不足な箇所が…甘くストローからジュースを…は、】
【先走りが漏れ出る切っ先から、甘くストローからジュースを飲むように】
【と表現したかったの…】
278名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 17:30:58.29 ID:JBrR7ISx
新しく得た知識をイヴが再現して、正しいかの判断なら……正解だ。
完全な模倣なら機械にもやれるが、イヴは機械ではないだろ?
…イヴ自身の答えに期待してるってのが、先生の楽しみだ…っ……
(機械的な少女と言えばイヴは当てはまるが、人間を知ってくのが目的で)
(色々なアプローチを重ねて、より人間らしさを求めてる)
(イヴの感じてる世界で一人の人間としての個を確立させる手伝い)
(今の状況で本を真似てるのも、イヴには勉強の一部だと考える)
イヴの胸で…おちんちん、気持ちいい……それに…、嬉しい…
(ただ上から布地として胸を隠してたイヴのシャツから胸が完全に見えるようになる)
(白い肌と大きな乳房は外国の人間と言われれば納得でき)
(ボリュームのある乳房自体の圧力と、外から加えて来る圧迫で)
(挟まれたペニスは全体を覆われ、扱かれる音も甘い刺激になっ行き)
(跳ねる胸は上下に動くと、内側のペニスを大いに可愛がり)
(見詰めて来る視線は感じてるか、しっかりやれてるか不安そうで)
(最初に比べたら魅力的な、男の本能を刺激する熱っぽい視線だ)

ふぁ……はっ…、ん…はぁ…っ、…んっ……
(ペニス全体を包み込んでた状態から、亀頭が谷間から生えて出てくる)
(白い肌の間から赤黒い亀頭が覗く光景はとてもいやらしい)
(先端に当てられた舌が膨張し、唾液も絡まりテカテカと光る先を舐めてから)
(先程教えた弱点と言える裏側、そこを舐め上げると先走りが滲む)
(柔らかな唇が触れたと思うと、先端を吸われる感覚は腰まで登って)
イヴ……っ…、んっ…出る…、出るぞ…っ…!
(一生懸命に行ってるのは授業は授業でも、性的な授業で内容も卑猥だ)
(左右の手をイヴの後ろ頭へ触れさせ、吸い付いてた唇から更に奥へ)
(引き寄せる要領で口内へと、ペニスを咥えさせてやれば)
(ビクッと跳ねるペニスからは、白く濁った液体を吐き出して行き)
(イヴの舌に触れても更に吐き出し、口内を満たすように射精を続けた)
(全体の殆どはイヴの胸に挟まれ、先端は口の中へと侵入した射精)
(跳ねるペニスも挟んだ乳房により動かず、女性器の中を除くなら)
(とても気持ちの良い理想的な射精で、イヴに精液を絞り取られてく)
279名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 17:34:23.83 ID:JBrR7ISx
>>277
【言われない限りは気が付かなかったよ、表現が変なのはこっちも有るから】
【余り気にしないでくれたらお互い助かるよ。】
【さて、リミットが6時か7時くらいならイヴのレスで凍結がいい?】
【こっちのレスを返してからで、続きをやるなら火曜日の夜…】
【本番とかを想定するなら、そうした方が良さそうだが…。】
280イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/14(月) 17:39:21.22 ID:8OejJbKA
【ごめんなさい先生…、睡眠不足が祟ったのかちょっと体調が…】
【クラクラきててPCの前にいるのが地味にツラい…休ませてもらってもいい…?】
【本当にごめんなさい…、頂いたレスへの返答は置きレスでかえそうと思う…】
【多分良い文章が浮かばないと思う、から…】
【今朝といいどちらも唐突な切り出し方で】
【色々やりとりしてくれただけにこんな形でお詫びするのが申し訳ないけど…】
【明日までにはお返事が出来ると思う…、凍結は、ちょっと体調もあって不安だから、区切らせてもらって良い…?ごめんなさい】

【少し…、休んできます】
281名無しさん@ピンキー:2013/10/14(月) 17:44:58.09 ID:JBrR7ISx
【体調不良は仕方ないよ、特に睡眠が足りないと頭が回転しないからさ】
【了解したよ。ならレスは置きレスで、次くらいで〆にしとくよ】
【お疲れさま。ゆっくり休んで欲しい、イヴ…お休み】

【スレをお返し致します。】
282名無しさん@ピンキー:2013/10/15(火) 01:55:48.96 ID:Q7JReKRA
二発
283イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/15(火) 22:26:03.05 ID:PNeMiOtF
私の……答え?
……私、は…。
(ぬるりとぬめる胸の谷間で、怒張したペニスを柔らかな肉で甘く包み、先生のお腹の辺りまで柔らかく押当てながら)
(スッと寂しそうな薄い青の瞳で先生の目を見上げる、その目は少し思案するように伏せられる)
…初めて、だから………。
こうして、側に居てくれるヒトも、誰かに「嬉しい」と、言って貰いたいと思うのも…。
(自分の腕と手で胸を押さえて、きゅぅっと、触れている箇所が火傷しそうに熱い根元から、カウパーを絞り上げるように圧をかけると)
(よこ髪が邪魔にならないように、かかりそうな髪を手で押さえながら)
(先生の亀頭にじゃれつくように少しほお擦りをしてみせて)
先生が嬉しいって…、思ってくれる事が、私も嬉しい……、から…。

(白ウサギのようになめらかで柔らかそうな大きな胸は、唾液や先走りでぬるぬると濡れて光り)
(たぷたぷと怒張をはさんだまま、根元からぬぷぬぷと精を抜き上げるように動かす)
で…る…?
(先生の男根からお腹の辺りを優しく暖かな体温と甘い感触の肉で満たしてしごきながら)
(ただただ、先生の反応をもっと得ようと、夢中になったようにしゃぶり舐めていると、頭を引き寄せられる)
ん…っ。
(ビックリしたように目を見開くが、先生の反応を全て見つめるように、その内面をさぐるように見つめながら、ゆっくりと先生の肉棒を先から飲込むように頬張って行く)
ん………!ん、う…んく…っ。
(びゅるびゅる、と生臭くぬめる液体が口の中へと注ぎ込まれる)
(予想が追いつかずに真っ白になった頭で、こくん、こくん、と喉を鳴らして精を飲み下し)
(汚れを知らないような人形のような唇は、溢れる精液に口の端から顎へと汚されながら)
(血管の浮く生々しい肉棒を受け入れて、なめらかな舌が軟体生物のように亀頭を這いずり、何処か味わうようにねっとりと舐める)
…これ、先生の…精液……?
(少女は白い頬を柔らかく色づかせながら かすかに、ふわりと柔らかい表情を浮かべ)
(口内の精液と肉棒の味を確かめるようにしてから、尿道に残った精液も柔らかな唇で先へと口づけ、すいつき、ずず……とゆっくり吸い上げる)
(知らずたかぶっていたのか単に息苦しさから来るものか、呼吸を押さえるように華奢な肩で息をして、汚れてしまった口を手で拭う)

………、良く出来てたなら 頭、撫でて欲しい。
(どこか嬉しそうな口調で上げた顔は 穏やかな、柔らかい笑みの片鱗が見えた)
284イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/15(火) 22:28:34.52 ID:PNeMiOtF
【先生への置きレスで借りました、昨日は急に落ちてごめんなさい…。】
【今日もあまり状態は良くない…から、このレスだけになると思う…。】
【おつきあいしてくれて、有り難う。】
285名無しさん@ピンキー:2013/10/16(水) 05:10:22.46 ID:wsTkfvQk
285
286名無しさん@ピンキー:2013/10/16(水) 18:39:07.57 ID:PO4RYofw
>>283-284
それはイヴが人間らしく成長してる証と言えるな…?
誰かを喜ばせたいってのは、人間なら誰もが持ってる大切な感情だ…
(話してからイヴが顔をペニスへと擦り付ける姿は甘えてる姿で)
(人間味のある感情を見せたり、性的な奉仕を積極的に)
(今までは言われた事を機械的にする行動が自発的な行動に繋がれば素晴らしい成長で)
(胸の間に置かれた性器はヌルヌルとした乳房に扱かれてく)
んっ…ああ、イヴに色々されたから、な…んっ…、ふっ…くっ…!
(引き寄せた頭を口にペニスを深く咥えさせる事になり)
(受け入れてくれたイヴが深く飲み込むと、脈打つペニスは精液を吐き出した)
(口の中へと吐き出される欲望はイヴが喉を動かして飲み込むも)
(溢れた分は唇の端から垂れ、顎から胸の他人へ落ちて行く)
(精液を味わう様子のイヴは舌を使い、亀頭を舐めるとつるつるの表面を撫でてくので)

ああ、イヴが…喜ばせてくれたからな…?
(吐き出した精液を知らずに飲み込む辺りはイヴらしい)
(亀頭に再度唇が重なって、吸われると残りが吸い出された)
(まるで子供のように口元を拭いて、見上げて来る姿は幼く見える)
……よしよし、よーく…できてた。偉い偉いっ
(褒めて欲しいと求める姿も可愛らしいので、手を頭に触れさせて)
(彼女な綺麗な髪を撫でて、言われるがままに褒めてやれば)
イヴ…次は人間の生殖行為、それを勉強しようか…?
(微笑む彼女の体を持ち上げると、膝上に向き合って座らせた)
(次の授業を決めるようにイヴに優しく言って)
イヴのここ…この場所は男性を受け入れて、もっと気持ち良くする場所だからな…?
この穴の使い方…、重点的に教えてあげるから…よーく、覚えるんだよ。
(お互いの体には隙間があり、イヴの胸が隙間を作ってる)
(手をイヴの制服の下へ伸びて、ショーツに辿り着き)
(そっと泌裂を隠してる薄い布地を横へ動かして、指に弄ると)
(行為に体が興奮してるからか、直ぐにくちゅくちゅと混ざる音が響き)
(その穴の使い方を実践で教え、イヴへの授業は深い場所までの理解と)
(人間の他人を愛する概念を少しだが、教えるのには成功したらしい)

【1日遅れだけどイヴへのレスに借りたよ。】
【これで〆…にしとこうか?】
【また、機会があるなら是非ともお勉強をさせて欲しい。】
【お付き合い、ありがとう。お休み、イヴ】
287イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/16(水) 23:57:31.82 ID:RCmJhXv6
>>286
【レス………、有り難う、先生】
【今回はこのあたりで一度区切りをつけてくれると嬉しい】
【最後までつきあってくれてありがとう、又、私を見つけたら声をかけてくれると嬉しい】
【それじゃ……また。】
288名無しさん@ピンキー:2013/10/17(木) 11:12:50.99 ID:bstTo8zo
ほな また
289名無しさん@ピンキー:2013/10/18(金) 23:39:17.73 ID:4a67KtuM
test
290名無しさん@ピンキー:2013/10/20(日) 11:30:18.15 ID:C5QsdxZ7
290
291イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/24(木) 20:26:02.20 ID:c2YF0byu
(少し遅い体育祭の予行練習あけで、赤のブルマと体操服姿でグラウンドに居る)
(外の活動で少しほこりっぽくなったアイスブルーの髪を耳にながすように撫でて)
(遠くから楽しそうに準備に勤しむ同学年を見つめている)
…………。
そう、みんな…楽しみにしている。
(ぽつりと呟くその姿は同級生を見守っているようでもあった)

【今日は雑談…もしくは凍結を必要としないロールを希望。】
【良ければ待機させてほしい………プロフィールは>>227。】
292イヴ アレリード ◆qvo.F.2lbE :2013/10/24(木) 20:48:40.28 ID:c2YF0byu
【所用で開けないといけなくなったから、今日は落ちておくわ…。】
【おやすみなさい…。】
293名無しさん@ピンキー:2013/10/25(金) 01:12:09.84 ID:OcSIKclu
くんなよ
294久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/10/26(土) 21:21:04.09 ID:Xspm3TVN
【名前】久遠 ゆりか (くどう ゆりか)
【年齢】16歳
【性別】女
【身長】147cm
【3サイズ】70/53/76
【容貌】
濃いブルーの瞳。少し癖毛でグレーにくすんだ金髪、背中中央辺りまでの長さ。
基本、赤と黒のシュシュでポニーテールに結んでいる。
インサイドホルスターを隠す為、夏でもフリルやリボンの付いた長袖上着を着用。
制服のスカートの下にレースのペチコート、ドロワーズも完備。私服は黒ロリ服(ゴスではない)

【能力】
MашинаАнгелマシンを掌握する者。触れただけで、機械の操作方法や構造が解かる。
物質の構成・把握・修理等が可能。弾丸を銃に装填した状態で、威力の加減加工等。
ただし、能力を使っても車両船舶等が 上手に操縦 できるかどうかは別問題。
通常装備として、左脇インサイドホルスターに、ヘッケラー&コッホP7M13。
いつも持っているバイオリンケースの中は、ベレッタM93Rを一式。
F1手榴弾内蔵ミニテディベア、通称レモンちゃん1匹。
他、自宅には複数の小中〜大型銃火器を所有。必要に応じて持ち歩くことも可。

【希望】
日常 共闘 戦闘 等
【NG】
死亡 相談の無いエロ展開 後遺症の残るような怪我

【弱点】
能力の行使に時間がかかるので、戦闘時はあまり使えない。
能力行使時は、全くの無防備になることと、背中からの出血と痛み。
甘いもので釣られやすい。現在のブームはあったかチョコレート。
容姿は金髪碧眼だが、英語は殆ど喋ることができない。

【備考】
父は旧ソ連の特殊諜報員で、日本の商社潜入任務中にソビエト崩壊、そのまま帰化する。
ゆりかが10歳の時、謎の事件に巻き込まれた父親が他界。 異形を退治しながら、父の仇を探している。
生粋のスラヴ民族だが、生まれる前に両親が帰化している為、日本国籍。
家族構成は母と弟。ロシアには、両祖父母健在。
ロシア名は、Julija=Alexeyevna=Kudryavtseva。愛称ユーリャ。
父を亡くしてから、身体の成長を止めている。本人は止められていると思っているが、自己暗示みたいなもの。


【プロフ投下、ついでに待機ですわ。】
295久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/10/26(土) 21:59:56.85 ID:Xspm3TVN
【時間も遅くなってきましたし、こちらは落ちさせていただきますわね。】
296名無しさん@ピンキー:2013/10/26(土) 23:06:53.94 ID:yhtAa7LY
クエン酸
297媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/10/27(日) 14:02:12.44 ID:Yvowl/om
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年 ※三年時編入
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪に漆黒の瞳。普段はあまり表情豊かではない。
【能力】 ≪ 受 容 (レセプター) ≫
        強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
        他者の能力については相手側から移譲許可された場合のみ、一時的に受容できる。
【武器】 ・ 弐 式 (にしき)
        深凪伝来の霊体武器/刀型。真名は 『弐ノ完式 夜乃刀(ニノカンシキ ヤノト)』
        それ自体が意思/人格をもち使用者を選ぶのだが、現在行方不明。葵の手にない。
        普段は無形だが、現在は自分の分体を人に憑依させて命と霊力を吸っている。
      ・ 暗 器 各 種
        糸、各種ダガー、針、圏、チャクラムなどの各種暗器/時に特殊破魔加工(ただし弱い)
【希望】 NG以外、相談次第 
【NG】 ハードスカ 妊娠 (※和姦と欠損などは要相談)
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を過度受容 魔術耐性が低い 実体のないもの/霊体

【備考】 異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。
      糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、彼女の識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
      外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をする。
      幼い頃から組織で育ったので当主に心酔しており、微妙に世間知らず。たまに日本語がおかしい。
      だが、身体能力と戦闘経験値は常人以上。組織の建前上、能力は完全特異体質扱い。

【現状】  現在、訳あって≪弐式≫を手放してしまい、それ以降≪弐式≫が行方不明。それゆえ深凪八席の地位を剥奪された。
      そのため、≪弐式≫を取り戻すべく、弐式に関係しそうな事件を片っ端から調べている。
      「弐式(=夜乃刀)」は現在、人に自分の一部を憑依させて霊力と命を吸うことで力を蓄えている。


【プロフィール投下――と、共に】
【久々に待機させていただきます】
298久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/10/27(日) 15:00:49.96 ID:nGpGCXtG
【こんにちは、媛名先輩】
【ずいぶん時間が経ってしまったようですけれど、わたしでよろしければ…】
【もし時間があれでしたら、お相手見つかるまでのおしゃべりだけでも】
299久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/10/27(日) 15:08:46.09 ID:nGpGCXtG
【三行目が、内容が無くて謎の発言になっていますわね…】
【わたしは今日の夜はロールできないので、凍結になれば明日以降解凍になってしまいますから…】
【という意味、ですわ。】
300顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/10/27(日) 15:43:14.05 ID:IJMy3dqr
【名前】 顕谷 梨緒 (あらや りお)
【年齢】 15/高等部一年
【性別】♀
【身長】 149p
【3サイズ】 ないない尽くし
【容貌】 腰の下まである最近は手入れもしている黒髪
     小柄の割に腕が不格好なまでに長い 
     基本は制服姿 私服は余り頓着しない
【能力】鬼喰い(ものぐい)
・魔物の肉を食べることで常人離れした筋力、瞬発力、反射、耐久力、治癒能力を得る。
 但し魔物特有の特殊能力はひとつも有していない(取り込めない)
【希望】 戦闘 交流 エロ(相談)
【NG】 排泄(大) 嘔吐 相談なしのエロ
【弱点】 腕力と打たれ強さに任せた戦い方なので搦め手に弱い。
     五感は鋭いが、異能、霊能などは一切ない。腕力で倒せない敵相手だと詰む。 
【備考】
鬼祓師(ものはらし)の鬼喰い(ものぐい)。鬼、魔物、異形と呼ばれる存在を屠り、その肉を食う事で
戦闘力を得ている戦闘集団の末裔。梨緒は親の言いつけで魔物が頻出するこの街へとやってきた。
目的は九百九十九匹の異形を喰らう事。学校の中でもよくお菓子を食べている。
味覚が鈍いので極端な味付けの食べ物を好む。物覚えが悪いのでメモを取るようにしている。
その戦い方同様に、真っ正直に人と関わる性格。あまり要領はよくない。最近趣味でギターを始めた。

【お久しぶりです】
【ロールしたいけど今はプロフだけ投下します】
【お二人共また遊びましょうね】
301久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/10/27(日) 16:36:31.93 ID:nGpGCXtG
【さてと、そろそろ落ちますわね。】
【なにか体調不良等のアクシデントだけが、心配ですわ。でなければ、まったく問題なしですの。】

【プロフ、だいぶ前のものだったので、訂正。】

【名前】久遠 ゆりか (くどう ゆりか)
【年齢】16歳
【性別】女
【身長】150cm
【容貌】
濃いブルーの瞳。少し癖毛でグレーにくすんだ金髪、背中中央辺りまでの長さ。
基本、赤と黒のシュシュでポニーテールに結んでいる。
インサイドホルスターを隠す為、夏でもフリルやリボンの付いた長袖上着を着用。
制服のスカートの下にレースのペチコート、ドロワーズも完備。私服は黒ロリ服(ゴスではない)

【能力】
MашинаАнгелマシンを掌握する者。触れただけで、機械の操作方法や構造が解かる。
物質の構成・把握・修理等が可能。弾丸を銃に装填した状態で、威力の加減加工等。
ただし、能力を使っても車両船舶等が 上手に操縦 できるかどうかは別問題。
通常装備として、左脇インサイドホルスターに、ヘッケラー&コッホP7M13。
いつも持っているバイオリンケースの中は、ベレッタM93Rを一式。
F1手榴弾内蔵ミニテディベア、通称レモンちゃん1匹。
他、自宅には複数の小中〜大型銃火器を所有。必要に応じて持ち歩くことも可。

【希望】
日常 共闘 戦闘 等
【NG】
死亡 相談の無いエロ展開 後遺症の残るような怪我

【弱点】
能力の行使に少々時間がかかるので、戦闘時はあまり使えない。
能力使用時は、全くの無防備になることと、背中からの出血と痛み。
甘いもので釣られやすい。現在のブームはあったかチョコレート。
容姿は金髪碧眼だが、英語は殆ど喋ることができない。

【備考】
父は旧ソ連の特殊諜報員で、日本の商社潜入任務中にソビエト崩壊、そのまま帰化する。
ゆりかが10歳の時、謎の事件に巻き込まれた父親が他界。 異形を退治しながら、父の仇を探している。
生粋のスラヴ民族だが、生まれる前に両親が帰化している為、日本国籍。
家族構成は母と弟。ロシアには、両祖父母健在。
ロシア名は、Julija=Alexeyevna=Kudryavtseva。愛称ユーリャ。
父を亡くしてから、身体の成長を止めている。本人は止められていると思っているが、自己暗示みたいなもの。
先日、少しだけ成長を遂げて、現在は凡そ12・3歳位の見た目になっている。
302媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/10/27(日) 16:52:54.32 ID:Yvowl/om
【――――!! すみません、久遠さん、せっかく声をかけてくださったのに】
【本当にお恥ずかしいことに、少しうとうとしていたのと、オートリロードにお任せしたつもりが
 お任せできていなかったようで――もう、本当に、久々に来てこれでは、だめだめです】

【本当に、お手間をとってしまってすみません、久遠さん。ほんとうにほんとうにお声をかけてくださって嬉しかったです】
【私も失礼いたしましょう。それでは、本当にすみませんでした……】
303名無しさん@ピンキー:2013/10/27(日) 18:53:32.82 ID:zG1iI92t
許さない
304紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/10/28(月) 20:45:54.88 ID:UA3SjmcQ
【久しぶりに待機】
【トリップ変更してるけど>>26がプロフ】
【凍結あり、置きレスあり】
305名無しさん@ピンキー:2013/10/28(月) 21:32:35.22 ID:qQK2QahB
ここは新しい人は募集せずに
前から居るキャラハンで回していく感じが強い?
306紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/10/28(月) 21:35:03.29 ID:UA3SjmcQ
>>305
募集?
募集して集まったキャラハンはいないよ。
自分の意思で参加して、自分の意思でロールする。
どこでも同じようなものだと思うけどな。

あ、一期一会とか募集系スレは違うけど。
307紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/10/28(月) 21:49:25.01 ID:UA3SjmcQ
【長居が過ぎたな】
【それでは撤収】
308名無しさん@ピンキー:2013/10/28(月) 21:51:19.85 ID:qQK2QahB
ああいや、
前に異能系は内輪の繋がりが強くて
特殊と聞いたから
永く居る人達の間で明示されてない何か独自ルールとかが有ったりするのかなと
(既存の物語りが展開していてその中でキャラ間のエピソードが進んでいくような)
つまり途中参加は受け付けてないのかなと
ここのところどっと戻ってきたようだし単に興味があって
309紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/10/28(月) 22:30:58.01 ID:UA3SjmcQ
>>308
おっと、レス来てた。
最後にレスしてから落ちる。

異能じゃなくて設定共有スレのことを言ってるのなら
確かに内輪のつながりは強いだろうね。
基本、リセット不可能というルールなどはあるよ。
それぞれのバックボーンはあるし、それはロールの中で明かされてゆくものだ。

途中参加でもやり方次第、絡み方次第でどうとでも活躍できると俺は思っている。
本人の手腕と、相手との打ち合わせ次第かな。

えーと、避難所があるので、もっと細かいこと知りたいならこちらでどうぞ。
親切な人多いから、色々教えてくれると思う。

【異能】黄昏の学園避難所 101【異端】
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1379423356/l100

それでは今今度こそ落ちるな。
310名無しさん@ピンキー:2013/10/28(月) 23:01:08.07 ID:Lg8vjn9q
わざわざ有り難う、避難所の方にも足を運んでみるよ
311名無しさん@ピンキー:2013/10/29(火) 02:53:05.37 ID:BltxKNrD
敗退
312紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/04(月) 21:27:58.35 ID:wkKX6XbM
【三連休なんてなかった】
【少しだけ待機するな】
>>26がプロフ】
313名無しさん@ピンキー:2013/11/04(月) 22:15:14.98 ID:A8qyGWlP
ロール希望じゃないが雑談していい?
314紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/04(月) 22:16:38.55 ID:wkKX6XbM
ん、ああ、珍しいお客さんだな。
誰も来ないし構わないよ。
(読んでいた本に栞を挟む)

それで、どんな話をする?
あんまり引き出しないから難しい話題は勘弁な。
315名無しさん@ピンキー:2013/11/04(月) 22:20:05.36 ID:A8qyGWlP
もしロール希望が来たら退散するぜ

お、何の本読んでんだ?
秋冬は読書が捗るよな。
お前さんがこの前ゆーりゃと話してんの見てさ
普通の青年だったら、どんな告白をする男なんだろうなと想像してせせら笑ってたよ
んでさ、どんな告白すんの?
女へのプレゼントは何がお勧めか?
異形の標本とか言うなよw
316名無しさん@ピンキー:2013/11/04(月) 22:24:05.70 ID:brKhdGxz
債務
317紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/04(月) 22:28:36.05 ID:wkKX6XbM
いやもうこの時間だと望み薄だろ。
三連休の最終日だし、みんな明日に備えて寝てる頃だろうな。

綾辻行人って人のanotherって小説。
映画にもなったみたいだけど俺は観てない。
この人の作品は二作目なんでまだなんとも言えない。

告白ねぇ……
どうだろ?人を好きになるって気持ちが未だによくわからないのでなんとも。
ただ、愛の告白は最後の一手であって、勝算の見えない段階でそれをするの
はただの自滅だっていうのは、理解してるつもりだ。
だから、告白するとしたらもうある程度好感度上げてからになると思うよ。

プレゼントも、結局は事前のリサーチで全部決まるだろうな。
相手の好みを知らない段階だと、ガチで困る。
だから贈り物ってのは苦手なんだ。贈るとしても無難なものにしてるつもり。
318名無しさん@ピンキー:2013/11/04(月) 22:41:29.95 ID:A8qyGWlP
紅裂はミステリ好き?
近年になって人気出てきた作家だな。
やっぱAnotherが一番人気か。
本格ミステリー作家の名は伊達じゃないと名無しも思ってる。

告白は最後の一手だが告白してから初めて始まるストーリーもあるしな。
フラグ関係なく、告白から始まるのも一興かもしれぬ。
所謂一目惚れってヤツだな。
紅裂は奪い合う狂気の愛を魔女へ、優しく包む愛をゆーりゃとあっきゅんに与えてる気がす
どちらの愛が良い物かは知らん。

名無しはちょっと親しいおにゃのこにはお菓子。
お前さんは手作り出来るからポイント高いぞ。
踏み込みたいならアクセ類。
個人の好みが解らん場合はこんな処だな。
319紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/04(月) 22:54:51.56 ID:wkKX6XbM
興味が沸けばなんでも節操なく読むよ。
だからミステリもそれなりに読んでる。
かなり昔に読んだのが森博嗣で、割と前に読んだのが竹本健治だったかな。
京極夏彦もあれはミステリか、多分。

そして失恋で終わるんですね、わかります。
まあバカ鬼を振った俺が言うのもなんですけどねー。
失恋もまたひとつのストーリーだけどさ。
肝心の魔女ともう二年くらい会ってない希ガス。
もう俺の不戦勝……というか、不戦敗でいいですか(迫真)

手料理を振舞う機会があるほど交友関係に恵まれてる人間ってさ、もう
その時点でリア充とまでは言わないが結構チャンスある方だよな。
交友関係ない人間は振舞う機会すらないから。
まあ、アクセサリーは無難と言えば無難。
けどなんだな、シャネルとか言うバカ高いアクセサリーを渡したはいいが
あっさりと逃げられた男の話を聞いたことあるんだが……
やっぱり駄目な時は駄目だよな。
320名無しさん@ピンキー:2013/11/04(月) 23:08:35.46 ID:A8qyGWlP
雑食が一番読書を楽しむことが出来るなんて言うし。
誰が言ってるって俺だけど。
興味の赴くままが良いんじゃねえの?
日本の作家って推理やミステリの分野が元気だよな。

失恋で始まるストーリーもオツなもんだ。
傷ついている人間はステップアップに近い場所に居ると思うんだ。
人間幸せだけでは成長出来ないだろ。
恋焦がれ渇望する位が狂気の愛に似合ってる。
てか何でお前の負けなんだよ。w

振舞うような交友関係じゃなくても体育館裏にマドレーヌ持って来たりするし。
ブランド物ならまだマシじゃないか、純金プラチナダイヤモンドとかじゃなくて。
紅裂は学生だから、そんなプレゼントは有り得ないか。
石でもパワーストーン系とかならプレゼントに手軽だけどな。
321紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/04(月) 23:21:37.39 ID:wkKX6XbM
活字離れと言われてる昨今だけど。
スマホで電子書籍の時代だけど。
やっぱり分厚いページをめくるのが読書の醍醐味だと俺は思う。
ミステリに限らずいろんなジャンルの作品が活発だと嬉しいな。

まあ失敗から学んだ人間は強いな。
失敗を認めない人間が成長しないってさ。
んー、うまく言えないが、結局拘泥してるは俺の方だし。
惚れたが負けってやつ?

それはトラウマだからやめて。
なんで味の素……(ぶつぶつ)
一番楽なのは能力で適当に何か造ってそれ贈ることだな。
問題は……プレゼント贈りたい相手がいないってことぐらいか。

変な話だけど名無しさんから見て魅力的な女性って誰よ?
322名無しさん@ピンキー:2013/11/04(月) 23:38:13.79 ID:A8qyGWlP
日本の作家だとSF系の才能は最近ラノベに流れちゃってる気がするわ。
ラノベも好きだけどな、時々もっと本格的な作品に仕上げても良いんじゃねと思う時がある。

ハハ。恋愛はどんな形でも不条理な物だな、先に惚れた方が負けか。
間違っちゃいないな。
だけど、それ以上に惚れさせたら逆転勝利だってあるんだぜ。
魔女は十分にお前に惚れてた様に見えたけどな。

屈強な魔人紅裂を殺すには、美少女が笑顔でマドレーヌ差し出せば良いってか。
金髪碧眼の少女なら尚効果的だな。
料理も作れる、綺麗な細工小物も作れる。
なのに当の本人がこれじゃあな…

俺?
そうだな、俺はロリーな紳士だから小さい子ならなんでも。
本気にするなよ、アレは触るものじゃなく愛でるものだ。
素直な笑顔と泣き顔を見せてくれる子かな。
容姿とか体型や特異科目苦手科目はそんなに求めねぇよ。
俺と一緒に居て嬉しさも悲しさも共に分かち合えるような子がいい。

IFの世界の正義の味方バージョン紅裂なら、どんな娘が好きか?
意外と元気一杯な奏タイプだったりな。
323紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/04(月) 23:52:11.39 ID:wkKX6XbM
ラノベも読まないわけじゃないけどさ。
うーん、まあ主な購買層に受ける話を書いたら
似た寄ったりな内容になるのもわかるけど……
もっと違う話でも十分面白いとは思うんだけどな。

恋愛に限った話じゃないけど、この手のことで客観的に自分を見るのは難しいな。
それでも強いて言うなら……お互いの尖った部分ががつんがつんぶつかりあってて
それが一見して噛み合ってるようにも見えたのかな。案外そんなものなのかも。
まあ、もう魔女本人がいないから語るわけだが。
見てたら適当に返事プリーズ。クレームでも可。(明後日の方向を見て言う)

少しはマシになったらしいけどさ。
多分俺に食わせる時限定で失敗するんだよ。多分そんな落ちだ。
仕方ないよ、こればかりは。
恋愛に限らず人間が二人いれば敵にも友人にもなれるけど、一人だからな、現状。

危うく通報するところだったよ。
素直で元気な子と色々分かち合いたいと。
素直な子相手だと、衝突も多そうだけどな。けど楽しそうではある。
俺もそうしたかったんだけどね。そうはならなかったよ。

あやつは見栄を張るから。あと別に元気でもない。
単にそう振舞ってて弱みを見せないように取り繕ってるだけだだよ。
まあ、何かの拍子に惚れることもあったかも知れない。
惚れたら多分苦労するだろうな。他の女性にも言えることだが。
324名無しさん@ピンキー:2013/11/05(火) 00:07:36.34 ID:Y+8xsjlb
ラノベだと構成がどうしても軽くなるからな。
だからラノベなんだろうが。
設定の作り込みが細かい作品とか普通の小説スタイルでも読んでみたいぜ。

お互い尖った部分が在ってぶつかり合える相手じゃないと恋愛は出来ないと思う。
与えるばかりでも貰うばかりでもアカンのだよ恋愛は。
別に俺、恋愛マスターじゃないけど。
んな事言って無茶苦茶なクレーム来たらどうすんだよw
世の中クレーマー程恐ろしいモンは無い。

お前さんに料理を披露するってだけで、もうメシマズのフラグだろあの娘は。
何度練習して成功したヤツでも、とんでもないアクシデントに見舞われるんだ。
紅裂程色んな人と関係を結んできた奴はそうそう居ないだろうに、芯は結局一人だな。
一度位、誰かに甘える紅裂を見て嘲笑ってみたいもんだ。

あっぶね。良かった本当の事を言わなくて。
オイ、携帯出すんじゃねえぞ。
衝突在っての恋愛だろうが。
全てが通じ合い何も言わずとも理解し合えるなんて、現実にあったら詰まらないモンだぜ。

お前さんは惚れてもツンデレだからな。
しかもデレが解かり辛いタイプだ。
確かに相手が苦労しそうだな。

なんか長くなっちまって済まない。
一度色々と話してみたかったのだが、上手くいかないモンだな。
また逢えたら馬鹿話に付き合ってくれたら嬉しい。
じゃ、もう寝るよ。
おやすみな。
325紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/05(火) 00:17:30.76 ID:akBdTWbu
なんだよその「不器用じゃなきゃ恋なんてできない」みたいなノリは。
まあ、確かに。分かち合うってことができなきゃ人間関係成立しない罠だ。
普段からアイツからはクレームしか来たことがないから。
返事が来る分マシだろう、きっと。

俺は美食家じゃないけどな。
流石にアレは、アレだけは……しかも悪化してるらしい……
それも悪くないとは思ったけど、タイミングと相手がな。
やっぱり何事にもタイミングはある。
まあ根っこはシスコンだし甘えることはあるんだろうが、生憎とそんな包容力に
満ちた子がそうそういるわけでもなく。

価値観の相違からの衝突は構わないんだが、そこから生み出されるものが
なかったからな。本当に、困ったもんだ。まあ通じあえなかったのは本当に残念だよ。
ツンデレ言えばそれで通る暴力系ヒロインが量産されすぎてる昨今、あまり
ツンデレ言われたくないものだ。まあ傍から見れば大同小異なんだろうけどさ。

いやいや、なかなか楽しい話だった。
これに懲りずまた話してくれると嬉しい。
お疲れ様でした。

それじゃあ、俺もこれで堕ちる。
326アリア・ブラッドリィ ◆.nF1I2XBLPhT :2013/11/06(水) 22:47:16.09 ID:/J11HZbN
こっそりプロフィールを投下しつつ参加を…ぐぅ……zzz
Σはっ!こんばんは!初めまして。

変わった「人間」ですが、宜しくお願いしますねー!



【名前】アリア・ブラッドリィ
【年齢】不明
【性別】♀
【身長】172cm
【3サイズ】88.57.86
【容貌】ぱっと見お嬢様タイプ、白い髪を腰まで伸ばしてる
いつも眠そうで、黙ってればかなりの美人。
【能力】身体能力が物凄く高いけど、燃費は最低クラス。
信じれば空も飛べるはず!
【希望】雑談、エロ、戦闘(苦手)
【NG】スカやグロ
【弱点】一般的に「吸血鬼」の苦手な物。
・心臓に杭を刺されたら普通死ぬよね?
・太陽は敵だ!でも昼間も歩けます。
・銀?あぁ、なんだか力が抜けるー…
・聖水?オ×ッコですねっ!
・十字架?いや〜な感じが…
【備考】
「吸血鬼」を作ろうとした実験の完成品。
いつから生きてるかの記憶はかなり曖昧
だけど「なんとかなるんじゃない?」で生きてる自由人
いつも眠そうで、実際に眠いから油断するといきなり寝ます。
人懐っこく、抱きつき癖もある。保護者募集中
327名無しさん@ピンキー:2013/11/06(水) 23:29:03.08 ID:zUAzufsF
イヴのロールが最新だから変なの涌いたね
328名無しさん@ピンキー:2013/11/07(木) 00:40:42.60 ID:OPQlBjvX
だな
329名無しさん@ピンキー:2013/11/07(木) 00:51:05.74 ID:d9kB0VIg
世界観に合わないんだよなあ
330アリア・ブラッドリィ ◆.nF1I2XBLPhT :2013/11/07(木) 01:04:39.53 ID:oYiMaQuK
すみません、半分くらい寝てました……。

世界観が合わないですか、そうですよねぇ…
ごめんなさい、やっぱり参加はやめときます!
参加から最速の引退、ギネス狙えますね…!

出直して、いえ…失礼しました。お休みなさいですっ
331名無しさん@ピンキー:2013/11/07(木) 22:59:06.07 ID:HufHS7zq
世界観とか言うなや
参加したキャラクター次第だろ
別に学園に通ってなくてもなんとかなるし

というかキャラハンあってのスレなんだから
スレの為にキャラを排除するの止めようよ
イヴやアリアが新しいたそがく作るならそれもありだろ
332名無しさん@ピンキー:2013/11/08(金) 01:14:36.72 ID:exW4+GmN
>>331
アリアは世界観()以前になりきりとしてプロフの基本に問題蟻
333名無しさん@ピンキー:2013/11/08(金) 01:37:14.22 ID:mL3sGf8r
まあ人生やり直して出直してこいってことね
334紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/10(日) 15:06:10.31 ID:bEedw2VT
【珍しい時間に来てみた】
【待機してよう】
>>26がプロフ】
335名無しさん@ピンキー:2013/11/10(日) 15:37:56.35 ID:0oy02H/D
335
336紅裂拓兎 ◆wjnBot/Fso :2013/11/10(日) 15:51:28.51 ID:bEedw2VT
【落ちるとしようか】
337名無しさん@ピンキー:2013/11/20(水) 01:34:05.15 ID:FfqzOzNj
テスト
338名無しさん@ピンキー:2013/11/20(水) 06:05:57.21 ID:/8mL/IBI
あかい
339久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/20(水) 21:27:22.38 ID:zjoQfW6P
【プロフは>>301で、少しだけ待機】
340顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/20(水) 21:54:33.89 ID:dl0i7mIV
【凍結アリ】
【置きレスあり】
【そんなわたくしめでよろしければ】
341久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/20(水) 21:57:40.07 ID:zjoQfW6P
【こんばんは、ですの。】
【平日の夜ですし、短めのが希望なのですが】
【なにか、顕谷さんのほうは希望ネタございますか?】
342顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/20(水) 22:00:09.27 ID:dl0i7mIV
【短めのネタと言われると……むむむ】
【久しぶりだから何も浮かばないなぁ】
【夏休み明けロールするには時間経ちすぎたよね】
【体育館裏へ行って、何か話す?ゆりかは大抵そこにいるんだよね?】
343久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/20(水) 22:05:26.01 ID:zjoQfW6P
【ですわねぇ…でも、必殺時間巻き戻しの術!なんてのも、ありますのよ。】
【お話であれば、体育館裏では、あまり色気が無いので】
【街でばったりしちゃって、どこか可愛いお店に入るでもいいですし】
【あとは、夜に偶然会うのもいいですし】
【放課後の音楽室とかも、素敵ですわよね。】

【そうそう、わたし夏休みの間に、少しだけ外見が成長しましたの。】
【ただ、2〜3年違いのレベルなので、よほどよく見ていた人でないと気がつかない程度ですわ。】
【なので、その辺は無視していただいても、大丈夫。】
344顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/20(水) 22:10:04.06 ID:dl0i7mIV
【その手があったか!】
【放課後の音楽室は吹奏楽部とかコーラス部が使ってそう】
【練習に交じるのも面白そうだけど私はギターだからなぁ】
【じゃあまだ暑い夏の夜の出来事でした……で始まる夜語りでもする?】
【夜の公園とかで。】

【私はちっとも変化ないよー】
【里帰りして日焼けしたくらいかな】
【ともかくわかったよ、それでやってみようか】
345久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/20(水) 22:12:41.79 ID:zjoQfW6P
【たまには、そういう魔法を使うのも、よいのではなくて?】
【その気になれば、わたしたちいつにだって飛べますもの。】
【ま、本筋に影響しない程度で、ですけれどね。】
【では、残暑厳しい夏休み終わりか、明けたくらいの夜で】
【適度に、夜っぽく書き出してみますので、お待ちいただけますか?】
346顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/20(水) 22:15:06.58 ID:dl0i7mIV
【はいはーい、ちゃんと待ってるよ】
【お願いするね】
347久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/20(水) 22:29:05.54 ID:zjoQfW6P
(夜とはいえど、まだまだ暑い夜だった。)
(街灯に照らされた枝からは、まだ煩く蝉の声が鳴り響く、そんな夜。)

抵抗しなければ、もっと楽に死ねたのにね。
――とっとと死んで。
(汚いものを見るかのような視線で、それを見下ろす。)
(脚や腹から血を流し、息も絶え絶えと言った様子の生き物は、一見して大型犬のようにも見えるが)
(その姿は、全身に蛇のような鱗が生え、尻尾も蛇のようにぬるりと細長く、どんな肉も引き裂くような)
(鋭い爪と牙を持った生き物だった。)
(引き金をひき、P7独特のくぐもった銃声、ほんの僅かな硝煙の臭い。)
(生臭い血の雫が飛び散り、黒いレースのスカートへと染み込む。)
(ハァハァと苦しげな生き物は、至近距離からぐしゃりと頭を撃ちぬかれて、すぐにピクリとも動かなくなった。)
(その漆黒の瞳を、見開いたまま。)

――――………
(黙ったまま、ホルスターへとP7を仕舞い、落ちた薬莢を拾い集めながら)
(木々の深い区域から、噴水のある広場を目指して歩き始める。)
(森林公園とはよく言ったもので、町外れの平地でありながらも、まるでう鬱蒼とした森にいるような)
(そんな気分にさせる景色の場所だ。)
(昼間に来れば、さぞかし美しい景色と綺麗な空気を堪能することができるのであろう。)

…森は、あまり好きじゃないわ。
だって…悲しいことも思い出しそうになるもの。
(独り言を言いながら、木々の向こう、ほのかに見える街灯を目指して、歩く。)


【お待たせいたしましたわ。】
【それでは、こんな感じで、よろしくお願いいたします。】
348顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/20(水) 22:40:07.47 ID:dl0i7mIV
(自然豊な故郷に里帰りし、野山を駆け巡り、鬼喰いとしての修行に明け暮れた)
(それが顕谷梨緒の夏休み。すっかり日焼けした状態であの街へと舞い戻り)
(また学生と鬼喰いの二足の草鞋を履く日々に戻ろうとしていた)
(この街の暑さはじっとりと身体に絡みつくようで異様だった)
(そう感じるのはテレビで連日報道されている輻射熱の所為だろう)

…………。
(里心がついてしまった。それでもこの街で過ごす明日はやって来る)
(この夜を何事もなく超えれば、また日常に戻る)
(眠るにはまだ早く、けれどこの時間に遊ぶ相手もいない)
(必然と、一人で夜歩きすることとなる)
(アパートから週宅地へ。そこから賑やかな繁華街を抜ける)
(向かう先には、確か森林公園があったはず。この異様な暑さを凌ぐには)
(自然の中でぼんやりしているのが一番のはずだ)

……あ。
(如何なる運命の悪戯か。彼女と遭遇したのは、丁度そこへ向こう途中だった)
(どうしようもなく孤独な人影に、見覚えがある)
や、やーゆりか。こんばんは。
久しぶり、元気にしてた?
(夜の風に乗って硝煙と血臭、そして死臭の入り混じる匂いが久遠ゆりかから漂ってくる)
(彼女が何をしていたのかはわかる。その理由もかつて漠然とだけど聞いた)
(だから敢えて笑顔で、久しぶりに会った友人との奇遇な再会に喜ぶだけに留めた)

【こちらこそよろしくお願いします】
349久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/20(水) 22:53:16.81 ID:zjoQfW6P
(その声が耳に飛び込んできた瞬間、おそらく顕谷梨緒にとっては見慣れたであろう表情。)
(ピンクのグロスで艶めく唇を、面倒くさそうに歪ませる。)
(だけどなぜか、すぐに思い直したような表情をして、そして、ぎこちなくだけれど、ゆっくりと笑顔が綻んだ。)

こ…こんばんは、ですの。
(はっきりとしない、居心地の悪そうな表情と声、笑顔。)
(だけどそれは嫌悪からではなく、面倒くささからでもない。)
(数日前の夜、たくさんの幸せを与えてくれた人に、強くなると、頑張ると、その姿を見て欲しいと願ったから)
(だから、ほんの半歩でもいいから、踏み出してみようと思った。)

わたしは…元気……その…顕谷さんも、元気?
夏休みも、もう終りね。
えっと…どこか行った?
(慣れというのは恐ろしいもので、いつからこんなに上手く喋れなくなっていたのだろうか。)
(中学生の頃や、少なくとも、少し前までは異能者相手には、スムーズに話せていたのに)

(ふと、指から手の甲に、返り血が付いているのに気が付く。)
(スカートで、ごしごしと拭ってみたけれど、べったりと塗り拡げるばかりで、少し困惑した顔を浮かべる。)
(今更彼女に隠すつもりは毛頭無いが、なんとなく、恥かしかったから)
350顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/20(水) 23:06:19.20 ID:dl0i7mIV
(梨緒は、久遠ゆりかなる少女について、以前から奇妙に感じている事がある)
(今この瞬間も、面倒そうな表情を浮かべたかと思いきや、それでもぎこちなく)
(笑顔を浮かべている。突き放そうとして、それを思い止まったかのような態度は)
(どこかチグハグで、窮屈そうだった。なんなのだろう?)

私?ちょっと里帰りしてたよ。
少し見てない間に弟と妹が生意気になっちゃってさ。
だから全力で遊んであげたよ。お陰で日焼けしちゃったよ。
(毎年のことなのだが、肌のケアなどしていないので梨緒は夏休みが終わる頃には)
(あちこち綺麗に日焼けしている。野山を駆け巡り、全身全霊で稽古をしてからだ)
(弟と妹と一緒に河で魚も獲ったし、時にはサバイバルも経験した)
(概ね満足のいく夏休みだと言えただろう)

ゆりかはどっか行ったの?
すこーしだけ日焼けしてるみたいな……ありゃ?
(スカートで手の甲を拭っているゆりかに、何となく察したけれど突っ込まない)
(その代わりに笑顔で近づいて、ふとその足が止まる)
(自分の手を水平にして額に付けて、すーと前に移動させる)
(ゆりかとの身長の差を計測する。これは……なんと……)
……ゆりか、少し背伸びた?
(驚愕の事実、という訳でもないが)
(ゆりかの身長が少しだけ、確実に伸びているのを確認した)
351名無しさん@ピンキー:2013/11/20(水) 23:06:29.29 ID:/8mL/IBI
350
352久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/20(水) 23:20:49.16 ID:zjoQfW6P
里帰り…?
へぇ、いいな、素敵。
お里は、どこですの?
わたしは、もともと住んでいたのは隣の市なんですけれど…
でも、家族で引っ越してきたので、あっちが里って感じでもないですし……
(頭をよぎったのは、あの国のこと…本当は、あそこが里と言うべきなのだろうか…)
弟さんと妹さんか…生意気でも、またそこが可愛かったりしますわよね。
わかる…わたしも、弟生意気でむかつくけれど、可愛いもの。

わたし…?
えっと……海に旅行…って言っても、電車で二時間くらいのとこですの。
先輩に連れてってもらって…夜にお祭りがあってね、一泊したの。
お部屋に露天風呂があって、お部屋も素敵だった。
顕谷さん、海で遊んだことある?
わたし、初めてで…た、楽しかった。
(言葉を捜しつつ、伝える。)
(難しいけれど、嫌な作業ではなかった。)
(そう思いながら顕谷を見つめていると、当然近づいてきて、さらに、水平にした手をこちらへとかざしてくる。)
(?、という表情を浮かべながら、首を傾げた。)
背…?
伸びないですわっ、そんなの、伸びるわけが無いですもの!
(疑問系の表情から一転、背伸びた?の質問に、慌てて応える。)
(確かに、少し変に感じていた。だけど、そんなの伸びるはずがない。…いや、伸びてはいけないのだ。)

顕谷さんが…その……縮んだんじゃないですの?
(無茶なことを言いながら、少しだけ怯えたように、ふるふると首を左右に振る。)
353顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/20(水) 23:39:42.26 ID:dl0i7mIV
私の故郷は……ってところでね。何にもない辺鄙なところなんだけどさ。
自然が沢山あって、河も近くに流れてるからここよりは過ごしやすいかな。
なんか、街中って便利だけど輻射熱で過ごしにくいよね。
(長い髪をばさっとかき揚げる。暑いのはこの髪も影響している気がする)
(けれど、切るつもりはない。深い理由はないけれど)
可愛いよね。こっちに戻る日なんてさ、珍しく早起きして私のために朝ごはん作ってるの。
普段そんなことしないのにね。こんなことされるとじんときちゃう。

先輩って、あの噂の先輩?
へえ、海へ旅行……え、一泊?
(カチンとそこで硬直する。うら若き男女が夏の海へ旅行)
(しかもそこで一泊するとは……)
(もしかして……いや、もしかしなくとも親密な関係なのか)
(ボボボと顔から火を吹くような感覚。頬が熱い)
い、いやー、ゆりかってば大人の階段を順調に登ってますなー。
私には夏の海は早いかなー、なんてね。
(あはははーと乾いた声で笑うことしかできない)
(ゆりかの言葉からは、本当に楽しそうな雰囲気が伝わってくる)
(きっと、その人と楽しい時間を過ごしたのだろうと容易に想像できる)

そんな馬鹿なっ!ゆりか、確実に伸びてるって!
それに、私は伸びないし縮まないんだよ、多分。
(何故か否定するゆりかに、今度こそ愕然とする)
ゆりか知ってるでしょ?私は鬼を食べる存在だって。
私はこの姿のまま長い時間を生きて、戦い続けて、この姿で生涯を終える。
おばあちゃんがそうだったから、私もそうなるはずなんだよ。
(鬼喰いとして生きると定められたあの日。祖母の心臓を喰らったあの日)
(梨緒の肉体はその成長を止めた。人より長く若い時間が続き、戦い続ける為に)
(最適な肉体を保つのも、鬼喰いの宿命のひとつ。祖母も外見だけなら下手をすれば)
(30代半ばで通用する容姿のままその生涯を終えた。恐らく梨緒もその道を辿るはすだ)
354久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/21(木) 00:00:53.19 ID:TYYfz3WO
自然がいっぱいかぁ…
わたし、あんまり森みたいなとこ、好きじゃないんですけれど…
でも、家族や大好きな人と一緒なら、そういう場所で過ごすのも、好きですわ。
自然の中にいるのが嫌いってわけじゃないですもの。
ふふ…っ、可愛い。
(早起きして、帰ってしまう姉の為に一生懸命になって朝食を用意する。)
(見たことも無い二人の姿を想像したら、なんとなく自然と笑みが零れた。)
じゃあ、今頃二人とも寂しがっていますわね。
今度帰られるのは、冬休み?
きっと、待ち遠しく思っているはずですわ。
お姉ちゃんのこと、大好きなのね。

噂って?
あぁ…この前言ってた?
別に、なにか噂されるような関係じゃないのですわよ。
ただ…とても親しい友人なだけ……
(目の前の顕谷が、突然かちりと一時停止、そして見る見るうちに顔が赤くなっていった。)
え?え?
顕谷さん、顔、なんか赤いですわ?大丈夫?
熱?
おとなのかいだん…?
なんか、よく解からないけれど、海へ行くのに早いも遅いもないですわよ。
本当に、とっても楽しかったんですのよ。
お祭りも初めてでしたの。
顕谷さんも、機会があればぜひ行かれるといいですわ。
夜知らない場所で寝るのが心細いのなら、わたしのように誰かと一緒に行けばいいのですわ。
だってそうすれば、夜心細くなった時、一緒に寝られるでしょう?
そう考えたら、ベッドは一つのお部屋でも良かったのですわよね…結局、いっこしか使わなかったし…
(ふむ、と考えながら、全く他意はなく、誤解されるような言葉をつらつらと連ねる。)
(この女は、大人の階段を登るには、あまりにも物を知らなさ過ぎた。)
顕谷さんはお友達も多いし、みんなでわいわい行くのも、きっと楽しいはずですわ。
その……えっと………よかったら…そのときは、わたし…も…
わたしも行くしっ
(緊張の余り、なぜか怒ったような顔になり、最後の一言は、俯いて吐き出すように言い放つ。)
(上辺だけの言葉なら、いくらでも笑顔で言えた。)
(だけど、それじゃダメなのだ。)
(本当に、誘われたら行きたい気持ちの上で、言葉を紡ぐのは難しい。)

わたしだって、伸びないし縮まな……
(はっとして、おでこを押さえる。)
(やっぱり、前髪が伸びているのだ…違う、前髪だけじゃない、髪の毛全体が伸びている。)
(そして、背も――――)
うそ、よ。
(ふるふると、何度も首を横に振る。)
(頼りなげな表情で、よろめき、顕谷に縋った。)
ごめんなさい…ちょっとめまいがして……でも、たいしたことないですわ。
(すぐに持ち直し、ふらつきながらも身体を起こす。)
……ほんとう、に?
わたし、身長が?
顕谷さんは、伸びない…?


【結局、自重せずにレスがのびのびで申し訳ないのですわ。】
【わたしは楽しいですけれど!】

【今夜はこの辺りで凍結お願いできますか?】
【解凍は、明日の夜10時くらいからなら可能ですわ。】
【もし平日がアレでしたら、しばらくは置きで進めるのもあり。】
【いかがでしょう?】
355顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/21(木) 00:02:48.21 ID:KxUNOlrC
【あ、意識が……】
【はい、凍結お願いします】
【最近まとまった時間がなぁ……置きレスでお願いするよ】
【土曜日と日曜日なら早い時間からでも解凍はできるよ】
356久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/21(木) 00:06:18.69 ID:TYYfz3WO
【はい、ではしばらくは置きレスでお願いいたしますわ。】
【わたしのほうは、土曜日は空いていなくて、日曜日は夜の8時くらいからならOKですわ。】
【普段はヒマぶっこいているのですけれど、今週に限って、丁度土日と用事がある週でして…ごめんなさい。】

【それでは、ひとまずは置きレスで】
【また、避難所の方で伝言ででも予定をやり取りするという形で、お願いいたしますわ。】

【それでは、今夜はお付き合いいただきまして、ありがとうございます。】
【遅くまで、ごめんなさい。】
【顕谷さんに良い夢と、素晴らしい明日を。おやすみなさい。】
357顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/21(木) 00:10:21.18 ID:KxUNOlrC
【わかったよ、それじゃあ暫くは置きレスだね】
【とは言っても急用が入るかもだから安定はしてないんだよね、土日】
【だからあんまり気にしないでね】

【伝言も了解。ちゃんとチェックしておくよ】
【こちらこそ付き合ってくれてありがとね】
【またよろしく。おやすみなさい】

【以下空室でございます】
358媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/21(木) 20:13:17.71 ID:CpdwlZqi
【先日は誠に失礼いたしました】

【待機させていただきます。プロフィールは、>>297です】
【希望のシチュエーションなどあれば、お話しを伺えればと思います】
359媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/21(木) 21:42:57.56 ID:CpdwlZqi
【長居が過ぎました――…これで、待機を終了いたします】
【場所をお貸しくださり、ありがとうございました。失礼いたします。(一礼)】
360顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/21(木) 22:30:02.29 ID:KxUNOlrC
>>354
まてまて。待とう、ゆりか。
赤裸々な話はもっと違う場所で。
(一緒の部屋とか、一緒に寝るとか。多感な年頃の乙女には恥ずかしすぎる)
(告白だ。かと言ってどんな場所でなら話していいかなんて、梨緒にもわからない)
(心を閉ざしている風な態度の癖に、妙な部分だけオープンなゆりかの事が理解できない)
(ひとつ理解できたのは、このまま話を続けてはいけないということのみ)
(両腕を突き出して全身でNOと表現する)

無理しなくてもいいよ。
人が大勢なの苦手なんでしょ?
私はみんなで遊ぶの好きだけど、無理強いは嫌いなんだよ。
(何かを飲み込むように、苦々しく言葉を紡ぐゆりかに、苦笑いしながら)
(他人に何かを求めて押し付けるのはよくない。自分の悪い癖だと自覚している)
二人でゆっくり話してるだけでも私は楽しいからね。

おわ?
どど、どうしたのさ、何があったの?
(顔色を蒼白にして寄りかかるゆりかを反射的に抱き止める)
(どうにか体勢を整えたゆりかだが、何がそんなにショックだったのか)
(身長?伸びるのがそんなに悪いことなのか?)
うーんとね……とりあえず、歩こうか。
(こんな時、気の利いたことが言えるほど利口でもなく、口が達者でもない)
(ゆりかり左手を握って、街の方へと歩き出す。利き手を預けてもらえるほどの)
(信用はないと思ったから、敢えて左腕の方を選んだ)

(耳を澄ませるまでもなく、夏の虫が合掌している声が聞こえる)
(街中でも少し離れれば虫たちは逞しく生きている)

伸びないっていうか……不老長寿ってやつ?成長がすっごく遅れるの。
私のおばあちゃんも鬼喰いだったけど、見た目はお母さんと大差なかったよ。
(こんな時、何を言えばいい?自分のことを話すくらいしか思いつかない)
(そうしたら、相手も自分のことを話してくれるかも知れない)
(そんな僅かな期待を込めて言葉を紡ぐ)
だから私も、多分十年経っても今とそんなに変わらないままなんじゃないかな。
だから……ちゃんと伸びてゆりかが少し羨ましいなって。
(ちらりと横目にゆりかを見ながら話す。今の梨緒には、こんなことしか言えない)


【置きレスに借りました】
361久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/11/22(金) 00:22:09.34 ID:fE56rjzh
【顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4gさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>360
無理なんか…してない……いや、してるかな…してるの?
(最後は疑問形になり、顕谷に向かって首をかしげる。)
(そんなことを聞かれても、困るってものだ。)
人が大勢なのは苦手…だけど、嫌いじゃなくて……馴れてないだけ、で…
わたし、がんばるって強くなるって、逃げないって決めたから…
べ、別に、今まで逃げてばかりだった、ってわけじゃないけれど…そういう面も、あった…から。
でも…顕谷さんがそう仰るのでしたら、まずは、二人だけから、でも…

あるく……えぇ、歩きますわ。
(めまいを堪えるかのように、額に手を当てて、よろよろと歩き出す。)
(だらんと垂れ下がった左手に触れられて、一瞬だけビクリとしたが、すぐに脱力して)
(握られるままにして、二人で肩を並べ歩き出す。)
不老、長寿?鬼喰いは、なぜ不老長寿なの?
家柄?
それとも、異形を日常的に食することによって、そういう身体が出来上がるの?
どうやったら、そんな風な身体になれるの?
……羨ましい…?
それは、わたしのほうこそ、ですわ。
(ぴたりと、歩みを止める。)
(唇が震えそうになったけれど、顕谷は悪くないと解っている。)
(いくら動揺していても、それくらいの、分別は持ち合わせている。)
……わたしは、成長してはいけないの。
それが、自然の摂理に反しているっていうのは、解っていますわ。
だけど、それでも……
(途中ベンチを見つけ、顕谷の手を引っ張り、座る。)
……どうして、今さら…ずっと、身長も、髪すらも、伸びなかったのに…
わたしは、顕谷さんが、羨ましいですわ。

【置きレスにお借りいたしました。】
362名無しさん@ピンキー:2013/11/22(金) 00:55:22.36 ID:/MS2FOFp
きつい
363顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/11/22(金) 22:11:36.27 ID:CAqCU3gy
>>361
なんだかよくわからないけど。
苦手な事を克服しようとするのはいいことだよ。
(夏休みの間に何があったのやら。ゆりかは前向きだった)
(前向きと言うにはかなり葛藤がある様子だし)
(何よりその悲愴なまでの決意はなんなのだろうか)
(悟りの化物のような読心術を心得ていない梨緒に、それがわかるはずもない)

家柄かなぁ。元々ご先祖様が人間と鬼の混血だからね。
だから、長寿だし、実年齢より若く見える家系なの。
(手が触れた瞬間、少しその手が強ばるのが伝わった)
(まだそこまで信用されてないと理解していても、少しだけ悲しい)
ただ、近年だと少しずつ鬼の血が薄まってるから、不老長寿なのは鬼喰いを
受け継いだ私だけになるね。昔は異能持ちも産まれたらしいけど、今は全然ないみたい。
(途中、ゆりかが立ち止まる。何かと思えばベンチがあった)
(促されるままにゆりかの隣に座る。その横顔をちらりと覗き見る)
(とても繊細で、物悲しそうで。慰撫してあげたいと思う反面、触れてはいけない気もする)
(もどかしい。とても、もどかしい。いっそ泣いているのなら涙を拭うこともできる)
(けれど、ゆりかは泣いていない。だから慰めてあげることすらできない)

羨ましいかなぁ。
(ゆりかの話に耳を傾けながら、夜空の星を眺める。夏の星座が瞬いていた)
(成長しない身体と、成長してはいけない身体、その違い)
ゆりかの事情はわからないから、その気持ちは理解してあげられないけどさ。
私はさ、自分で望んでこの身体になったつもりだけどさ。
身体の成長は止めても心の成長だけは止めないつもりでいるの。
きっと、最後まで。自分が死ぬその瞬間までね。
(そうありたいと思う。そう、あれかし)
けどさ、もしも、少しでも身体も成長できたら嬉しいと思うよ。
みんなと一緒に成長して、大人になって、一緒に年取って……できないけどね。
(多分、声は震えていなかったはず。表情にも出ていないと信じたい)
(泣いたりしない。悲しいし寂しいけれど。人間にとって当たり前のことが、自分にはできない)
(それと引き換えに得た力と、背負った宿業だから。けれど、泣いたりはしない)
でも、ゆりかにはそれができるんだよ。
私にできないことが。なんで、それが駄目なのかな?

【置きレスにお借りしました】
364名無しさん@ピンキー:2013/11/22(金) 23:09:29.41 ID:/MS2FOFp
深夜
365隙屋量子 ◆zlYDW7WYY6 :2013/11/22(金) 23:10:41.38 ID:AUXBkSC2
【名前】隙屋 量子(すきや・りょうこ)
【年齢】17(高等部2年)
【性別】女
【身長】161センチ
【3サイズ】78、55、80
【容貌】黒髪のおかっぱ、眼も黒。肌が白いのが自慢。
    夜間外出時には、制服の上に黒いレインコートを着用。装備は刃渡り20センチの刺身包丁。
【能力】名前は『クオンタム』。
    連続で最大一分間、非実体化することができる。
    発動中は、目には見えるが触ることのできない、立体映像のような状態になる。
    何者の攻撃もすり抜けて受けつけないが、こちらからも何にも触れることはできない。
    一度使用すると、使用時間の倍の時間を置かなくては再始動できない。
    (一分使用なら待ち時間は二分、三十秒使用なら一分、一秒使用なら二秒、といった具合)
    非実体化中は、身につけているものも非実体化するが、手放せば実体化するようだ。
【希望】雑談、戦闘、エロール
【NG】スカ系、四肢切断、死亡、妊娠など。
【弱点】日光に弱い。非実体化中にこれを浴びると、頭痛とめまいを合わせたような苦痛に襲われる。
    月明かりや蛍光灯は平気。苦痛の原因になる波長の光が含まれていないためであろう。
    よって、能力を使用できるのは夜間に限定される。
    ただし、大きな炎の発する光や、ある種の電磁波兵器でも同じようにダメージを受けるようだ。
    また、精神系の魔術攻撃や、魔を払うような術にも影響を受ける。
【備考】普段は、物静かで読書が好きな普通の少女。
    一年前、他人の異能を目覚めさせることのできる能力者「ザ・リンクス」と遭遇し、異能に目覚めた。
    それによって自分が特別な人間だと思い込み、他人の命を虫けらのように扱うようになる。
    具体的には、夜な夜な強盗、殺人を繰り返し、能力を使って証拠を隠滅したりするようになった。
    また、唯一の特別な人間になるために、リンクスを探し出して殺害しようと計画していた……。
    ――が、最近、超常の世界に生きる人々と相次いで遭遇し、自分が特別な人間ではないことを痛感。
    さらに、リンクスが自分の目的のために、自ら生み出した能力者たちを殺して回っていることを知る。
    リンクスの正体は、宇宙からやってきたコンピュータ生命体で、宇宙が終わっても存在し続けられる方法を探していた。
    地球で異能者を作っていたのは、リンクスに無限の生存を提供できる異能者を見つけるためだったのだ。
    すでにリンクスは、殺害した異能者を洗脳した上で復活させ、味方にする手段を持っている。
    もしリンクスや、その部下たちに殺害されれば、自分も洗脳されて復活させられ、手先にされてしまう。
    そんな事態を防ぐため、今では街で遭遇した異能者に協力を持ちかけ、対リンクス組織を構築し始めている。
    組織の目的はふたつ。まず、リンクスとその一派による襲撃からお互いを守り合うこと。
    そして、リンクスに先立って「無限に生きる方法」を手に入れること。
    組織名は『ホイル』で、複数の組織や企業と関係を持つことによって、じわじわと勢力を拡大している。

    なお、最近は組織運営と勧誘に忙しくて、強盗稼業はお休みしているようだ。

【とりあえず、いつでもロールできるよう、プロフを投下しておこう】
【今日は遅いので、投下落ちだがね……】
366媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/23(土) 21:32:42.19 ID:uv3/zYx9
【待機させていただきます。プロフィールは>>297にありますので】
【参考にしていただければ、幸いです】
367須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 22:03:50.87 ID:Np9Ho2vU
【こんばんは。問題なければ立候補させてもらっていい?連続キビシイよ、ってんなら退散するけど!】
368媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/23(土) 22:04:45.73 ID:uv3/zYx9
>>367
【こんばんは、水琴さん】
【いいえ、問題ありませんよ。ご希望のシチュエーションなどありますでしょうか?】
369須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 22:10:53.14 ID:Np9Ho2vU
>>368
【ありがとう、それじゃあご相伴させて。】
【どうしようか、流れ的には前回の展開を引き継いでシリアスか。からっと明るくお鍋でもするか、かな】
【お鍋しながら刀のことについて話すのも良いけど。】
370媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/23(土) 22:14:42.74 ID:uv3/zYx9
>>369
【では、せっかくですから――前回そのまま、というのも記憶が曖昧かもしれませんので】
【手当てしてもらって、意識を回復した後、とかどうでしょうか?】
371須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 22:18:05.58 ID:Np9Ho2vU
>>370
【こりゃまた随分と久々なおめざめで、って感じか…うん、いいよ。前のセーフハウスで始める感じで良いかな?】
【問題なければ、こっちからも始められるけど、どう?】
372媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/23(土) 22:20:20.04 ID:uv3/zYx9
>>371
【なんなら数日くらい眠っていても構いません、そこはお任せ致します、なんて】
【水琴さんに頼りきりに――はい、セーフハウスからで、お願出来ればと思います】
【多分あのあと、意識をもう一度失ったりして、たと、思います――(こじつけ)】
373須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 22:21:29.84 ID:Np9Ho2vU
>>372
【ついつい激しくしちゃったから寝ちゃったかな、なんて。】
【それじゃあ始めさせてもらうよ。なるべく早く締められるように回したいところ…】
【書き出してみるから、ちょっとまっててね。今日もよろしく。】
374須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 22:31:26.79 ID:Np9Ho2vU
(常日頃から使われるわけではないからか、備蓄の食糧は缶詰などの味気ないものに限られる。)
(そういうのが嫌なので近場の24時間営業のスーパーで食糧を買い込んできた。)
(調理器具こそあるが、食材は絶望的。ひとり、ないしふたりで食べきれる量を適当に。)

(随分な消耗だったようで、媛名葵はあれからまる一日経っても目覚めない。)
(このままだと、病院だろうか……もっともこの扉を開けた先に、既に目覚めて抜けだしている可能性を見ていないわけじゃない。)
(別にそれでもいいとは思うが、公人としても個人としても、質したいこともあった。)
(彼女が貸し借りを無碍にする女性ではない、と勝手な期待とともに、電子ロックを開く。)

………。

(なるべく音を立てないように中へ入り、すばやく施錠する。ベッドの膨らみを見るにその可能性は否定された。)
(ずしりと重たい荷物をベッドサイドに置いて、眠れる彼女の顔を覗きこむ。)
(前髪を避けて発熱の確認……の後は、首筋に指をあてて心拍の確認。)
(彼女の覚醒を促す刺激でもあるのだけれど、果たしてそれは敵うだろうか。)
(だとすれば……目覚めてまず目にするのが自分というのも、些か面白くない冗談かもしれないけど。)

【じゃ、改めて―――よろしく。】
375名無しさん@ピンキー:2013/11/23(土) 22:35:43.97 ID:zmq+BRiY
375
376媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/23(土) 22:47:25.33 ID:uv3/zYx9
>>374
(ずっとずっと、暗闇の中にいるような気分だった)
(昏海の中。何故か息ができる、底の無い海をひたすらに沈んでいくような、そんな気持ち)
(ずっとずっと、落ちていく。ゆっくりと、ゆったりと、――終わりの無い下降)

(それが不意に終わったのは、昏い闇の底に鮮烈な光が差した所為だ)

―――――ッ。
(臨戦態勢を取ろうとして、身体が動かないことに気づいた)
(そして相手の顔を視界にいれて、どうにかその身をよじり、ベッドから降りようとしたところで相手を確認。
 逃げる必要はない、と分かってはいたのだけれど、ベッドから転がる勢いを抑えきれず、そのまま落ちそうになって)


【こちらこそ、宜しくお願いします】
377須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 22:53:30.42 ID:Np9Ho2vU
(急な覚醒も予想範囲内。むしろ、反射的に攻撃されなかっただけまし、と思うべきだろう。)
(転げ落ちそうになった体を、肩を掌で支えて定位置に押し戻した。)
(勁の処方によって傷の治りは早いだろうが、そんなに万能な力ではない。ふさがってない傷はひどく痛むだろう。)
(見下ろす表情は凪いでいる。それを詫びるでも、特に何を怒るでも安堵するでもない)
(まる1日……頭を冷やすには十分な時間だった。)
(女性ひとりぶんの体重。それを受けても、体軸はまったくぶれない。「剣士」として、それこそ一人前たる証左の一端だ)

……目が覚めなかったらどうしようかとおもったよ。へんな夢でも見てた?
なにか食べる?パンとおにぎりと……あと適当なおかず。
いま買ってきたばっかだから、なんか作るのは時間かかるよ。とりあえずなんかおなかにいれとけば。

(おろしていた買い物袋を下げた。適当につまめる惣菜と飲み物。)
(中身を見せるように片紐を手から外し、どうぞ、と差し出してみる。)

話は、その後でいいから。

(目覚めの静けさのなかに、拒否を許さぬ重みを栞のように忍ばせて。)
378媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/23(土) 23:04:30.52 ID:uv3/zYx9
……――――、ご迷惑を、おかけいたしました。
(大人しく体を元の場所に戻されながら、それだけどうにか口にした)
(あまり回らない頭で何より最初に浮かんできた言葉がそれだった。ゆっくりと、重たい息を吐きだす)

ずっと、ずっと落ちる夢をみていました。
真っ暗な海――…その、中で……、ずうっと下に落ちて行くんですけど、底がなくて――。
(どこかぼんやりとした表情で天井をみあげて、どこかぼんやりとした口調でそう呟く)
(かさり、と音がした方に目をむければ、買い物袋の中身が見えた)
(出来合いのものも、食料としては申し分ないのだろうけれど、なんとなく食べる気にならなくて)

―――そう、ですか。
それならば、水琴さんの、お料理が良いです。

(その「それならば」は、どの言葉にかかるのか)
(与えられたその重みを、重しを、――受け止めたかのように、ゆっくりと脱力してベッドに身を沈める)
379須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 23:14:31.30 ID:Np9Ho2vU
溺れずに生きてるんだったら「重畳」だよ。
落ちる夢、ね……地に足がついてない……杖≠ェなければ立ってもいられない?
それとも、どっかに這い上がりたいか、引き上げて欲しいかってとこか。
……夢占いなんてあたしの領分じゃないな。その夢は終わったの?

(お役御免を言い渡された袋を取り敢えず床において、適当なものを見繕う。)
(そういう時のため、の食材もいくらかは買ってあった。それだけを袋につめて、すぐそこのキッチンへ。)
(――去り様に、お茶のボトルだけはベッドの上に放っておいた。)
(狭いワンルームだ。換気扇の低いうねりのなか、調理作業を進める。)
(相手の意思は、なるべく汲んでやる。無論、自分の譲れぬ領分は押し通すつもりではあるけど。)

……それで?

(よどみなく進めつつ、後ろ姿を向けたまま、彼女に発言を促してみる。
 彼女の意識が落ちる前に、告げたことは。
 あれ≠諦めて、組織の側に妥協を求める……つまり葵があれの所有権を手放すこと。
 自分には、いまのところあれ≠破壊するくらいしか助力が思い浮かばないということ。
 それについてのいらえか、それとも、まったく別のところから話し始めるか。無視されるか。
 いずれにせよ、彼女から切り出してもらわねば始まらない。)
380媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/23(土) 23:20:54.48 ID:uv3/zYx9
(杖がなければ、立ってもいられない)
(どこかに這いあがりたい、引き上げてほしい)
(どれも当たっていると思う。なるほど、あの夢はそういう意味だったのかと、無駄に納得してしまって)
……夢は、そうですね。
すごく、まぶしくなって、そこで目が覚めました。体がどこも、動かなくて。驚きます。

(与えられたペットボトルを見る)
(手を伸ばせば届く距離にあるのだろうが、手のひとつも上手く動かせない)
(そこまでの損傷は与えられていないとはおもうのだけれど――ひとつ、気持ちの問題もあるのだろう)

それで、そうですね。
まずは、現状を確認させていただきましょう。
何日寝ていたのか、私の体の状態はいかほどのものか――、とか、あら、まえに確認しましたでしょうか。

(頭は、あまり回っていないようだ)
381須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 23:32:17.08 ID:Np9Ho2vU
なに、今度は動き方も忘れちゃったの。水揚げされちゃったら。
……魚買ってきてたらこりゃ共食いになってたかな。

(冗談でも聞いたように、肩を震わせた。)
(彼女にはまな板を叩いたり。卵を割る音だけを聞かせよう。)

あんたを拾ってきてからまる1日。太陽がのぼって、沈んで――もう少しで夜明けじゃないかな。
傷は寝てる間にできるかぎり処置させてもらった。
あと一日二日安静にしてれば、とりあえず歩けるようにはなるとおもう。

(軽く上をむいて、容態を思い出しながらつらつらと述べた。)
(必要以上の意地悪も口にしないのは、彼女に歩調を合わせるためか。)
(ああ、そうそう、と付け足すように。)

あんたのところ、連絡先も知らないから、なにも言ってないけど。……平気?
382媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/23(土) 23:39:51.81 ID:uv3/zYx9
これは、ぴくりぴくりと震える程度が精一杯です。
このままでは綺麗に捌かれてしまうかもしれませんでした。良心的な方に拾われて良かったです。

(とんとんとリズムよくまな板を叩く音がする)
(パキッと卵の殻が割れる音がする――何気ない日常の生活音。ずっと遠くなっていた、それ)

一日、ですか。
手当ありがとうございます。貴方がそう仰るのなら、もうこのままぐったりしていることにします。
動き方、忘れてしまったのでしょうか。本当に、あまり体が動かなくて。
(動きたくないのかもしれません、なんてか細い声で呟いて)

しかし、丸一日ですか。
私の家に住んでいるのが、少し心配しているかもしれませんが、
我が主も、他の者もそこまで心配はしていないでしょう――むしろ、あちらを追っている可能性があります。
ちらちらと、近くで蝶がゆれていたら、おそらく、その会話を、同僚がきいていたでしょうから、きっと。

あ、そういえば、携帯――…ありますか?
383須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/23(土) 23:52:30.70 ID:Np9Ho2vU
しばらくしたら放すけどね……それとも、水槽で飼って欲しい?あたしは別にいいけど。
動かないなら、ゆっくりしてなよ。無理したっていいことない。
……しっかり休んで体調整えて、でしょ。もしかしたら、休んでるうちに風向きがよくなるかもしれない。
いいこと思いついたり。……新しい道が見つかったりとか、ね。普段見えてなかったものが見えたりするかもよ。

(適当なことを言って、彼女の意識の覚醒を促して行く。)
(体の処置は適切なはずだ。だとすれば、おそらくは精神の問題。)
(デリケートなケアは自分の役目ではない。嫌なら、できないなら、やめてしまえ。せいぜいが、そう。)

どーだったかな……あたしはすっごい心配したんだけど?
……天井ばっか見てた?すぐ頭の上にあるよ。取れ……ないか。使いたいの?

(ベッドに据え付けてある棚に、彼女の私物はとりあえずおいてある。)
(服の洗濯も済んだが、血や汚れ、破けの修繕までは至っていない。道具がないからだ。)
(彼女の体を慮り、軽い料理もできたことだし、そちらに戻ることとする。)
(お盆のうえに載った小さい土鍋の蓋の隙間から、ふわふわと湯気がこぼれていた。)
(いちおう、ベッド横にパイプイスを退いてそこに座り、ひざ上にお盆を置く。)
(食べられないなら食べさせてやるつもりだったが、それ以上の介護が必要なようで。)

これでしょ? 

(と。つまみ上げた携帯を彼女の前に。手は動かせるだろうか。)
384媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 00:04:00.89 ID:iAU87dB3
いいえ、放してくれるほうが嬉しいです。
(動こうとして、やはり動けなかった)
(ほんの少しだけ浮き上がった頭を、再びベッドに沈める。ぽふっと乾いた音がした)
(全く情けない。痛みからしても、そこまで酷いものではないし、何より彼女が処置してくれた後だ――動けないはずもないのに)

……心配、かけてすみません。

(心配した、と聞いて少し嬉しくなってしまうのは不謹慎だろうか)
(彼女が示したベッドの上を見ようと、ゆっくりと頭をうごかしながら、そちらを見上げる)
(なるほど、ひと通り置いてあった。しかし、本当に迷惑をかけてしまって、申し訳ないばかりだ)

―――それです。
(ゆっくりと手を伸ばそうとして、指先だけが携帯に触れる)
(それでも、それだけで安心したかのように、鳴らない鈴のついたモノトーンの携帯から手をはなして)
ぴかぴか光っていますが、色が赤ではないので、緊急の用事ではないのでしょう。
私が生きているか死んでいるか、どうしてか我が主は分かるようですから。
我が同僚はそもそも、もはや弐式を宿していない私の生死など、気にしていないでしょう。

(ふわふわと湯気の零れる土鍋に目をやって、笑う)
(なんの衒いもなく、――明らかに猟犬にそぐわないような笑みを、彼女はこの場で浮かべてみせるのだ)

……美味しそう。水琴さんのお料理、久しぶりです。
385須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 00:12:58.50 ID:vXmWi1wC
(謝辞にはむっつりと不機嫌な渋面を作ってみせたが、すぐに飽きてやめた。)
(今ふつうに生きてくれていることで安堵しているのは事実。)
(いますべきことは、放してやれるだけの快方へ向かわせること、だが。)

……ま、安心しなよ。動かない≠チてんなら、護っててあげるから。

(無表情に囁いて。彼女の用が済んだなら携帯を定位置に戻して、ここね、ともう一度確認し。)
(彼女の組織の内情を、実のところほとんど知らない自分は、肩をすくめた。)
(さりげに向けてみた水によって、組織――のことに食い込めたのはなるほど、成功か。)
(同情はなかった。組織人としての葵を、自分はそれほど必要としていない。軛が外れたのなら、むしろ重畳では?――と。)

だから≠れを取り戻そうとしていたの?

(つぶやきつつも、それ以上続きを追求することはない。濡れ布巾で蓋をつかみ)
(もったいぶるように、手品の種明かしのようにゆっくりと開いて、押し込められていた湯気も漏れる。)
(さっき炊いたご飯でつくった卵おじや。ごく簡単なものだ。)

熱いよ。……そーかな、うなぎとか、たまごやきとか、確かに最近あんたに喰わせてなかったかもね。
言ってくれればいつでも作ったげるよ。

(レンゲにひとくちぶんを盛って、ふ、ふ、と冷ましてから。はい、と差し出してみる。)
386媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 00:23:25.87 ID:iAU87dB3
……本当は、どちらかというと護りたいタイプの人間なのですが、上手くいきません。
貴方も本当は、守られたいタイプの人間ではないのですか、水琴さん。

(ほとんど、頭はまともに回っていない。駆け引きをする気も起らない)
(こんなに気が抜けてしまっているのは、何時振りだろう。決して、気を抜いて良い場面ではないのに)
(だけれど、目を細めて、唇を動かしてしまう。思うがままに、浮かんだままに)

――そうですね。そうなのかもしれません。
あれがなければ、今まで以上に、私は無力です。
もともとが≪深凪≫のものである、ということもあるのですけれど。

(人様の物を失くすのは、いけないことですからね)
(そんな風に続けて、また嬉しそうに顔をほころばせた。視線の先にあるのは、卵おじやである)
(あまり食欲がなかったはずなのに、それを見た瞬間にぐうう、とお腹が鳴った。やはり、体は栄養を欲していたらしい)

……本当ですか?
じゃあ、今度はそうですね、やっぱり甘い卵焼きでしょうか。それか、そうですね――、
あったかいシチューが食べたいです。ああいうの、一人じゃあまり、作らなくて。

(差し出されたものに、どうにか体をうごかして、ぱくりと喰いついた)
387須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 00:33:45.48 ID:vXmWi1wC
そうだよ?……でも、困ったことにあたしが信用できるやつってのがそう居ないんだ。
たいていあたしのほうが強いし。……それに、あんたには死なれたくも傷ついてほしくもない。
どっちも、そうなるならあたしの手でしたいくらい。
……あんたはまず、自分のことをしっかりしないと。いつかのあたしみたいに、ぼろぼろじゃないか。

(自分が戦わずに済むならその方が良い。しかし、そうも行かない……)
(という事情に、折り合いをつけたのはつい最近のことだ。剣士としてひとつ段を上がった証左。)
(柄にもなく……素直な様子に、少し戸惑いを覚えはする。張り詰めた糸が切れてしまったような姿。)

あんたのものじゃないなら、元の持ち主に返しちゃったほうがいいんじゃない?……
はいはい、また後でね。ホラ、食べて……どう、熱くない?

(市販の出来合いのだしや簡単な調味料で味付けたものだが、じゅうぶん食べられるはずだ。)
(続いてのひとくちを掬い上げ、また冷ましてやりながら。)

シチューは……そっか、ひとり暮らしだと余っちゃうかもね。
いいよ、寒いうちにつくろっか。クリームシチューとか…コーンでもいいし。
ビーフシチューなんてのも。うち圧力鍋あるから、すぐお肉も柔らかくなるよ?

(はい、どうぞ、とふたくち目を差し出して。安心させるように、つとめて柔らかく。)
388媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 00:46:22.69 ID:gbfZF+m4
水琴さんは、私があまりお会いしていないあいだに。何だか大人になられてしまったみたいです。
寂しいですね、――いいえ、本来は喜ぶべきところだと分かっているのですが、
私の方が、昔は年上ぶっていられたのに。そろそろ優越感を味わえる位置に立つのが難しそうです。

(あはは、なんてらしくない笑いとともに何とも素直な心のうちを吐き出して)
(差し出されたものに、ぱくりと食いつき、もぐもぐと咀嚼し、ごくりと飲み下す)

そうですね。
本来であれば、もといたばしょに。そうあるべきなのかもしれません。
あれも、へそを曲げずに帰ってくればいいのですが――いえ、私が強情に追い回しているのが悪いのでしょうね。
(はふはふ、と熱いそれにぱくつきながら)
それだったら、ビーフシチューがいいです。
とろとろのお肉にしましょう。良いお肉くらい、私が買って差し上げます。
(話は右へ左へ、どこかまとまりはない。本当に思ったことを告げて、言われたことに反応する)
(考えない、楽は受け答え。緊張も駆け引きもする気はないような、組織人にあるまじき態度でスプーンをくちにする)
389須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 01:00:59.85 ID:vXmWi1wC
……そう、かな。

(ん、と考えこむように。大人になった。あまり実感はない。)
(かつての自分というものは、客観的に見る前に過去になってしまったから。)

ま、やらなきゃどうにもならないから、やれるように変わっただけ。
おかげで余裕もできてきたよ。……こりゃ椅子を取っちゃったかな?センパイ=B

(にやりと笑いながら、この感覚がかつて彼女の味わっていた優越感というものなのだろうか。
 だけど、その高揚もすぐに終わる。あるものといえば、哀れみ――心配。)

あんたもそろそろ変わらなきゃ。「戻ろうとする」んじゃなくって。
相手に求めすぎてちゃダメだ。こどもみたいに……無理に縛りつけたり、すがりついたり。
具体的にどうしろ、っていうのがあるわけじゃないんだけどさ――――
あいつの言いたいことを、きちんと聞いてやったことは、あるの?

(はい、どうぞ、とおじやをもうひとくちあげる。冷たいことなんてしない。優しく、包む。)
(かつて自分が子供だったときは彼女に助けられたこと、守られたことも一度や二度ではないのだろう。)
(恩返し、とかじゃなくて……どうにかしたかった。)

ビーフシチューか。……あたし、あれごはんと一緒にたべるの好き。
葵はどうなんだろ、パンとかのがいいのかな。うち、基本ゴハンだから――え、ほんと?
じゃあ、ごろっとした高いのいこーよ。たまーにすごい良さそうなの売ってるんだよ、近くのお店。

(幾度か食べさせた後。…飲める?と、マグにお茶を注いでみた。)
(彼女の唇に…食べさせるよりも飲ませる、は難儀しそうだ。どうするべきか。)
390媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 01:15:06.40 ID:iAU87dB3
>>389

彼の言いたいことも、望みも、言い分も、私なりには理解しているつもりです――。
いいえ、本当は理解したくないのかもしれません。
理解してしまったら、きっと私にとって大事なものを諦めなければいけない。そして、私の意義がなくなってしまう。
そんな風に、思います。

(あったかい)
(おじやに対してか、彼女の気遣い全てに対してか。どうだったのかはよく分からない)
(それでも、おじやを口にする瞬間に、そんな言葉が頭に浮かんで、そのまま唇から滑り落ちた)

……私も好きです。ハヤシライス、とはまた違ったものになるのでしょうが、あんな感じで。
あなたの好きなお肉を買いましょう。どうせ使い道を考えていないお小遣いのあまりです、何に使っても問題ありません。
(くすくす、と笑う)
(まるで、日常にいるみたいだ。そう錯覚してしまう会話。ずっとずっと錯覚していられたらいいのに、そう思う)
(すべてが、げんじつでなければ、いい。そして、その夢から自分がずっと醒めなければいいのに、そう思う)

―――のませて?

(だから、彼女は甘やかにねだった)
391須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 01:28:28.72 ID:vXmWi1wC
>>390
あんたが自分にどんな意義を架しているのかはわからない。
でも、あたしにとっちゃ、あんなもの持ってなくたって、そこにいてくれるだけで意義がある存在だよ?
……それじゃあイヤ、っていうなら……あんたがやっぱり変わらなきゃ。
諦めなくても済むように強くなるか、諦めても大丈夫なように強くなるか。……じゃないかな。
ま、キレーゴトだよ。「葵ならできるよ」なんてあたしは思ってないから、気負ったりはしないで。

(やらないなら勝手に決着はつけさせてもらう、という……それこそ自信の現れか。)
(しばらくおいていると、ゆっくりしたペースだからか、おじや自体もだんだんぬるまってくる。)
(食べやすくなったことだろう、どうにか食が進むようだ。)

使い道を考えてな〜いとか、しょーじき羨ましいよ。
服もなんも買えやしない。さっさと自立したいよ。大学だってタダじゃなくて――うん?

(ねだられると、難しそうなかおをする。)
(随分元気になったじゃない、とでも言いたげにじっとりと細めた目で見つめてから、)
(魅せつけてやるようにそのマグを傾けて、自分で飲んでしまう――)
(そこで腕を彼女の首にまわして、含んだ、冷えたお茶を「飲ませて」やろうとする。)
(それこそ小さい子供にしてやるようなやり方で。)
392媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 01:39:56.83 ID:iAU87dB3
(こくりと、「飲ませてもらった」お茶を飲み下した)
(そんなに大量の量ではなかったから、上手に飲めないこともない。「隙間」から溢れることもない)
(それが終えれば、満足そうに息をついて)

ふふふ。――…あまり、このようなことをすると、男性なら勘違いしてしまいますよ。

(そうからかうのだ)

……そこにいてくれるだけで意義があるという言葉を、とても嬉しく思います。
ただ、それでは私にとってはだめなのです。
とても我儘だと思うかもしれませんが、それはその通りです。私は、変わらなければいけないのでしょうか。
それを変えてまで、生きていく意味がほんとうにあるのでしょうか。

貴方は、そうやって私にむやみに頑張れとは仰らないから好きです。
自分が背負うなんて無責任なことも決して仰らない。……――口だけで、すますことは、まずありません。
だから、好きです。
無駄な期待を、しなくてすむから、好きですね。

(喉も潤して落ち着いたのか、ゆっくりと体をベッドに沈めていく。ずいぶんとリラックスした様子を見せて)
393須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 01:57:11.69 ID:vXmWi1wC
あのね。あんた、昔あたしに何したよ………お返ししてあげよっか?

(随分な物言いに、口の端を吊り上げて揶揄って見せる。足りる?と今度はマグを取り上げた。)
(顎に手を添えて、マグを口に当てる。少しずつ飲ませてみよう。苦しければ合図でもくれればさっと止めるだろう)

わかってるよ。あんたは護りたいほう、自分でなにかをしたいほう。
………そうしてないと、不安なんだろ?
変えたくないことがあるんだったら、変えなくて済むように「変われば」いい。。
刀(どうぐ)風情≠ノナメられたまんまじゃダメだからそっから「変わる」。
身の丈にあわないものを欲しがって、自分の能力(ちから)にもそっぽ向かれた――、
その身の丈をのばそうって考えは、でてこなかった……?

(生きる意味。変化。わがまま。それを、おもったままざっくりと切り捨てる。)
(今目の前に生きる存在を、弱い、と、はっきりと断じる。大好きな葵。しかしそれでも、)
(戦士としての自分が信を託せる状態ではないし、水琴はそれでもいいと思っている。)
(剣を置くのもひとつの道だ。自分は、未だ剣を置いていないだけ。だから。)

期待なんかされたら肩凝るし。あたしは、むかしっから自分のことでせいいっぱい。
自分のためだけに戦ってきたし、いまだって、葵をかくまってるのはあたしのためだ。
………うん、あたしも、あんたのこと、好きだよ。
それに、頑張れなんてコトバ、いまのあんたには必要ないでしょ。
おじやとお茶のほうが、よっぽど大事だ。

………ただ。
394媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 02:15:19.23 ID:iAU87dB3
……そうしていないと、とても不安です。
そうではないと、私は生きられないと思ってしまいます。
ココでは生きられても、向こうでは生きられない――SE-27は適合したのに、A-01は適合しない。
身体的な問題もあるのかもしれません。
でも、あれと私は暗殺向きだったのです。
だったら、暗殺向きの式を与えられたSE-27が適合するのは道理です。
剣士向きの式を与えらた私が、本来適合できるはずがないのです。
否、――現代では、適合できる人間が数少なくなっている……だからこそ、わたしが使われたんです、水琴さん。

無理矢理にでも適合できる、――受容できる。

(うとうと、と瞼が重たそうに。それでも唇は饒舌に動く)
(相手に聞かせようとする為の言葉ではなく、ただ自分がどこかに吐き出したかっただけの、言葉)

あなたに、こんなこと、伝えるべきでないし、貴方もきっと意味がわからないのに。
どうして今日のわたしは、こんなにおしゃべりなのでしょうか。

……ただ――なんですか?
弱音を吐くようだったら、切り捨ててくださいますか――実のところ、今は少しだけそれを望んでいます。
395須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 02:41:31.38 ID:vXmWi1wC
そっちで生きる意味は、あるの?……あんたは、そこから逃げられないのか。
あたしからしたら、縁を切って平和に生きられるなんて、夢みたいな話だけどな。

(空になった土鍋とお盆を床に。彼女の語るに、作業をしながらも耳を傾ける。)
(SE-27、という存在は、彼女のお仲間か何かだろうか。誂向きの武器を受け取ったもの。)
(そしてA-01、適合しなかった存在、本来扱えないものを持たされたもの、とは)

…………ああ。

(A-01=Bなるほど、と口端が歪んだ。随分とそのままなんだな、って。)
(現代に剣士はいない。あの刀(どうぐ)が使い手を欲しがっていたのはそうだろう。)
(誰が扱っても等価の破壊力を生むことができる銃火器に追い立てられた古き文化。)
(そしてそれは、葵を「剣士」として見ていなかった。これですべて合点がいった)

あたしはあいつのことが嫌いだ。
そもそも、持ち主に反抗するような道具は、道具とは認めない。

(視線はちらりと、壁にたてかけてある長刀に。愛刀。自分用に重みも尺も整えさせた新作。)
(あれを完全に御し、鍛冶師の想像以上の業を奮う自信が、自分にはある。…確かにある。)

まさか。………あたしにそんな「期待」するなよ。
あんたの血で刃を濡らすつもりは、いまのところはないし、そんなにやさしくないよ。
あたしはあたしのために――あの自由奔放に暴れまわる刃を砕こうとおもってる。
この街はあたしの庭だ。好き勝手はさせてやれない。正直、目障りなんだよ、あいつ。
つまり……葵が、「向こう」に行くためのたった一枚の切符を、
破り捨てようとしてるよ。自分のために、だ。

――だから。それがイヤなら、あたしがそれを遂げる前に……
変わりなよ。「剣士」にでも、なんでもいい。あいつに相応しく、強くなれ。
受容しっぱなしじゃだめだ。あいつにあんたを「受容」させろ。
…………このあたしが。頼れて、甘えられるセンパイ≠ノなってみせてよ。
そのためなら協力してあげるから。そのほうが、あたしも得だし。
だから、いまはおやすみ。……良い夢を、見てね。

(脅しかけるようなコトバも、子守唄のように優しく。)
(背負うつもりはない。どこまでも自分のために戦うつもりだから。)
(それがひとときの彼女の希望を奪うことになっても……光を奪うよう、掌で彼女の目を覆って。)
(深き眠りへのいざないを強めた。)
396媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 02:57:11.28 ID:iAU87dB3
ふふふ、水琴さんのそういうところは、好きです。
分かってくださるような気がします。こちらが汲んでほしいと願わないことまでも、
すべてを、まるで、分かってくださるようで――……、分かってて踏み込まないの、ですから。
分からずに、わかろうともせずに、にげて、踏み込まないのとは、ちがうのですから。

(もしかすると、彼女はずっと誰かに伝えたかったのかもしれない)
(話してはならないことを。誰に話しても仕方ない、聞かれる価値もない『自分の話』を―――)
(―― 一度くらいは、誰かに踏み込んでほしかったのかもしれない。いつもは頑なに閉ざした、その先に)

……やっぱり、だめでしたか。

(殺してくれるつもりはないらしいとわかると、さして残念でもなさそうに言葉を吐いて、笑う)
(ゆるりと目を細めて、ひとつ乾いた咳を吐き出した)

貴方の言うとおり……――私の、最後の切符なのです。
それでも、あまりにも害をなすのであれば、――いずれ、誰かに砕かれなければなりません。
砕かれて、力なくなって、――ようやく、あれは、我が主の元に戻るしかなくなる。
そうなれば、あと50年近くはあれも使えなくなるでしょう。50年後、私は生きているでしょうか。

そういうわけなのです。
あくまで≪深凪≫が捕獲を試みているのは、わたしへの、唯一の、情けなのです。
しかし、……――そうですね、もう時間がないことは私もわかっています。≪深凪≫も同様です。
これ以上は、許容できなくなりつつある。
貴方が動くことを、決して止めはしません。怪我をしてほしくは、ありませんけれど……。
あなたにセンパイと呼んでもらえるうちは、できるだけ足掻くことにいたしましょう。

(目を覆われると、むずがゆそうに体をねじった)
(眠るのはいやだと、駄々をこねるように。しかし、刺激を与えていた光がなくなってしまえば、意識はゆっくりと落ちていく)

いやです、ねむったら、また現実なのに。
……――おきたく、なくなります。ねむってしまったら、おきたく、ない……―――。

(目を覆う手に指先をかけるが――体が温まってきたこともあるのだろう、ゆっくると声が消えていく)
397須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 03:08:21.23 ID:vXmWi1wC
……だって、あたしはあんたに生きていて欲しいんだから。
そんなあたしが、チャンスをくれてやってるんだ。
しょうじき、感謝されてもされ足りないくらいだけど……
大好きなひとへの借りを忘れるあたしでもない。

(踏み込むほどの強さはないし、おせっかいでもない。)
(自分は自分だ。気に入らないものを切り捨て、大事なものは護りたい。)
(受け容れてやりたいともおもった。いま、戦う力のない葵を護ってやりたいとも。)
(そして……奮い立たせるようなことを言ったのは、もう完全なサービスだ。)
(わかっていたくせに、と咳き込む彼女の肩をさすってやり。)
(踏み込むことはしない。開いたなら……そう、闇の奥底に自分は手を差し伸べてみるだけだ。)
(かつてすべてを傷つけた自分の心も、そうやってあの青年に救ってもらった。それに倣って。)

………ま、ふやけた根性ならあたし自ら鍛えなおしてあげてもいいけどね。
それも全部、おきてからだ。
だいじょうぶ、目が覚めてもあたしがいるよ。居てあげる。あたしのために。
もう、こどもじゃないんだよ。葵……あんたは、前に進まなきゃならないんだ。
どうなっても。……走れないなら歩くことからでいい。ね、センパイ。

(ベッドに乗り出して、ぎゅっと彼女の頭をだいてやる。)
(眠りに落ちる、やがて来る朝に、彼女が《深凪》として生きられるかどうかを定める)
(試練の夜明けを避けてやることはできないのだから。)
(せいぜいは水底に差し込む光のように、そこへ向かって登れば良いと、泡を導くばかりである。)

【だいたい、これくらいで締め、かな。】
【とりあえず次にはつなげた…かな、ちょっとおせっかいだったかな。ありがとね?】
398媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 03:14:01.84 ID:iAU87dB3
【それでは、水琴さんので〆にさせていただければ、と思います】
【なんというか、こちらばかり繋いでいただいて申し訳ないばかりです】
【久々に、たくさん貴方とお話できて楽しかったです――…ここまでのお付き合いに、深く感謝です】
399須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 03:15:29.28 ID:vXmWi1wC
>>398
【うん、おつかれさま。あたしはいまんとこ、しがらみとか色々ないから、他人のにのっかってもらう感じになっちゃって】
【それこそ相手に任せきりでもうしわけないなと。こっちは、とりあえず一段落で楽しかったよ。】
【取り戻すことを促す流れで良かったのかな――――とか思いつつ、こっちこそありがと。】
【いつか平和にビーフシチューを食べれることを期待してる。】
400媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/24(日) 03:18:01.23 ID:iAU87dB3
【ふふ、どう転がればイイなんて明確な期待をもっていたわけではありませんでしたし】
【結果がどうなれど、転がったことがありがたいし、そうやって相手の方の動きで転がりはじめられることが】
【ここの醍醐味であるとも思っております――とっても、とっても楽しかったです】

【そのときは、良いお肉を買いにいきましょう。――それでは、深く感謝して、おやすみなさい、水琴さん】
401須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2013/11/24(日) 03:21:11.15 ID:vXmWi1wC
>>400
【そういってくれるとありがたいよ。それじゃ、また会おうね。おやすみなさい!】
402久遠ゆりか@携帯:2013/11/24(日) 13:23:56.26 ID:iqMlbwiW
顕谷さんへ伝言
携帯での避難所の表示がおかしいので、こちらから
都合によりしばらく来れなくなりました
ひと月くらい掛かります
正直に言うと、背後が入院必須な怪我をしました・・・
自己管理が甘く、ご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございません
凍結していただけるのであれば、解凍可能まで期間が空いてしまうので、ロールの機会があればお気になさらずにお願いいたします
403名無しさん@ピンキー:2013/11/24(日) 18:10:12.32 ID:Kv5ZvAhu
養生
404名無しさん@ピンキー:2013/11/26(火) 20:30:43.64 ID:7PaFuO1m
洋上
405名無しさん@ピンキー:2013/11/26(火) 20:32:08.10 ID:7PaFuO1m
405
406媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/30(土) 22:44:46.19 ID:uNnaaRUx
>>402
【どうぞ、お大事になさってください――早く、元気なお姿を拝見出来ることを心待ちにしています】

【プロフィールは>>297をご覧ください】
【こんな時間なので望み薄かもしれませんが――しばらく、待機させていただきます】
407名無しさん@ピンキー:2013/11/30(土) 23:02:43.44 ID:x3vAlK6Q
【名無しで良けりゃ付き合いますぜ】
【今やりたいことを述べてくれたら、それに乗っかりやす】
408白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/11/30(土) 23:04:12.83 ID:VJ/EdaJL
【ごきげんよう。】
【数ヶ月ぶりなのだけれど、お相手していただけるだろうか?】
【プロフは……書いてなかった。】

【名前】白雪 月歌(しらゆき げっか)
【年齢】14/中等部二年
【性別】女
【身長】155cm
【3サイズ】B70/W55/H73
【容貌】雪のように白い肌、血のように赤い唇、黒檀のように黒い髪、黒曜石のように黒い瞳。
    目鼻立ちがはっきりしてバタ臭い顔立ち、眉と顎のラインでパッツリ切りそろえた髪。
    趣味でよく男装したり派手な格好をする。また武器として小刀を仕込んだ日傘を持ち歩く。
【能力】吸血鬼に由来する異能を有する。
    強靱な身体能力と感覚能力、回復能力、吸血によるエナジードレイン、一時的な魅了。
吸血には強い性的快感を伴い、月歌の能力が底上げされる。
    満月時に最大の力を発し、月齢が若くなるほど弱まり、新月時はほぼ人間と同様となる。
【希望】基本的に何でも。
【NG】スカ
【弱点】日光に弱い。日焼け止めが必須、塗っても行動力が落ちる。
    泳げない。流れる水を渡れない。ニンニク。
    聖なる物、十字架に弱い。気分が悪くなり、行動が阻害される。
    血の匂いで理性を失う場合がある。
【備考】日本人男性を父に、東欧の吸血鬼を母に持つ吸血鬼ハーフ、ヴァンピーラ。
    生後すぐに母が行方をくらましたため、父の手で秘密裏に日本で育てらた。
    病気で死期が近い父の願いで母を捜しにこの街へやってきた。
    態度は横柄だが優しく面倒見もいい。言動が派手で芝居がかっている。
    吸血衝動をもたらす吸血鬼の血と、吸血鬼の力に頼ってしまう自分を嫌悪する。
409白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/11/30(土) 23:05:39.51 ID:VJ/EdaJL
【あ、タッチの差で名無しさんが立候補していたのか。うーん、残念。】
410名無しさん@ピンキー:2013/11/30(土) 23:06:42.16 ID:x3vAlK6Q
【おっと、こいつは失礼。キャラハンさんが来たのなら、自分はお暇させて頂きます】
411媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/30(土) 23:09:33.10 ID:uNnaaRUx
【――…珍しいです。てっきり、今宵は誰にもお会いできないと思っていましたので嬉しい驚きですね】

【こんばんは、白雪さん、名無しさん】
【名無しさんは初めまして、白雪さんはお久しぶりです】

【そして、いかが致しましょう――私、完全にノープランでありましたから】
【3人でも歓迎なのですが、やはり時間も遅いので、それも難しいかもしれませんね……うぅん】
412白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/11/30(土) 23:16:02.27 ID:VJ/EdaJL
>>410,411
【三人ロールは自信がないな。本当にひさしぶりのロールでもあるし。】
【名無しさんが譲ってくれたので、ボクはそれに甘えさせてもらいたいな。】

【媛名さんがノープランということで、ならこんなのはどうだろうか?】
【ボクが母への手がかりを手に入れるために下っ端の吸血鬼と戦い、】
【媛名さんに誤解を受けそうな倒し方をしたところを見られてしまう】
【またはボクから逃げる下っ端吸血鬼が、人間の振りをして媛名さんに助けを求める、とか?】
413媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/30(土) 23:19:59.72 ID:uNnaaRUx
>>412
【先に来られていた名無しさんが譲られた、ということであれば承りました】
【名無しさんも、声をかけてくださってありがとうございます。また、機会があれば遊んでください(一礼)】

【ロール案も確認させていただきました】
【後者でありますと、案外吸血鬼と途中で見抜いてしまう可能性もありますので、
 多少バトルを混ぜたいのであれば、前者がいいかな、と思います――ちなみに、月はどのぐらい、にしましょう?】
414白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/11/30(土) 23:27:04.59 ID:VJ/EdaJL
>>413
【人間の振りが途中で見抜かれてもいいと思う。ばれてなんぼのネタだし。】
【バトルはあってもなくても。】
【というか、媛名さんは精神攻撃系が弱点なのでボクの魅了で簡単にごまかせてしまう気がしてきた……】

【いきなり退治されてしまうと困るので月齢は高めで】
415媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/11/30(土) 23:30:34.21 ID:uNnaaRUx
>>414
【なるほど、バトルがあってもなくても良いのであれば、後者でも構いません】
【……魅了は、正直かなり痛いところですね。ただ、吸血鬼のそういった特性が弱点であると自認はしているので、
 逆にあまり無謀に襲いかかることも、ないかと思われます。魔に効く日本刀は、今は持っていませんし】

【承りました。――それでは、とりあえず邂逅ということで】
【後者、でお願いしたいと思いますが、よろしいでしょうか?問題なければ、書き出しをお願いしたく】
416白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/11/30(土) 23:33:12.91 ID:VJ/EdaJL
>>415
【では、後者案で書き出しをつくるで、少々まっていてほしい】
417名無しさん@ピンキー:2013/11/30(土) 23:39:28.88 ID:dqLLHKhH
椎名
418白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/11/30(土) 23:59:07.92 ID:VJ/EdaJL
(もう十二月ということで、夜中ともなるとそれなりに着込まないと凍えてしまうような気温になっていた)
(吐く息も白くなり、水たまりは凍り、花壇に霜柱ができる季節)

「た、助けて!」

(そんな夜の裏道に転がりそうになりながら走って逃げる女性の姿があった)
(歳は二十代半ばくらいか。紺のスーツにアイボリーのコート、黒いパンプスと着ている物をみればOLのようである。)
(ただ、コートやスーツ、ストッキングのあちこちが破けていて、それなりの血で汚れている。)
(重傷といっていいだろう。命の危険という差し迫った理由がなければ動くのはきびしそうな傷だ。)
(その女性は壊れかけて付いたり消えたりしている街灯の灯りに照らされた人物――媛名葵の姿を見つけて助けを求めた。)

(女性の後ろからコツコツと足音が追いかけてくる。)
(黒いスーツに白いワイシャツ、黒ネクタイ。喪服を着てステッキを持っている。)
(背丈は小柄で女性よりも低い。たぶん160cmないだろう。)
(黒い喪服の中で、雪のように白い肌と血のような赤い唇がくっきりと夜の闇に浮かんでいた。)
(まだ幼げで日本人場慣れした中性的な顔立ちで、格好から少年に見えるが男装した少女にも見える。)
(とても妖しくて怪しい。この人物と比べたら女性の方は人間以外の何ものにもみえない。)
(その人物は媛名葵に助けを求める女性に声をかけた。)

行き当たりばったりで通りすがりの人に助けをもとめるなんて見苦しいね。
いいかげん諦めたらどうだい?

【こんな感じで。よろしくお願いするよ。】
419媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 00:19:45.46 ID:/DpQNr+i
>>418
(制服の上は、それをすっぽりと覆い隠しているのは黒のロングコート)
(寒い空気の中に息を吐き出せば、白くそれは曇った)

――――。
(助けて、という声にそちらに目を向けた)
(走ってくる女性……彼女を追っているのは異形か、人間か、どちらにしても剣呑だ)
(しかし、追ってくるのが人間だったらいったいどうすればいいのだろう。自分はか弱い女子高生、という設定だ)
(どっちも人間である可能性もあれば、どっちも異形という可能性もある――匂いは、どうだろう、分からない)

………行き当たりばったり、に助けを求めてくるほど、切羽詰まっておられるのですね。
すこし先にはなりますが、通りに出れば交番もあります。

目の前にいらっしゃる方が、どうにもあなたに乱暴をはたらけるほど逞しくは見えませんけれど、
必要であれば、そちらを頼る方が懸命かと思います。

(私は、ただの女子高生ですから)
(そんな風に言葉を吐き出して、女性の奥の――その女性を追いかけてきた人物に目を向けた)
(なんとなく、であるが――注視すべきは、こちらのような気がした)
(女性か、男性か、そもそも日本の生まれなのかもわからないような顔立ちをした、喪服の人物)

―――、こんばんは。


【こちらこそ、よろしくお願い致します(一礼)】
420白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 00:46:48.62 ID:rIZrLeg8
>>419
(女性は媛名葵の冷たい反応に「そんな」と絶望的な顔をし、足をつまづかせて葵の横に転がる。)
(荒い呼吸でずるずるとアスファルトの上をはって、葵の後ろに隠れようとする。)

「だ、だめ。もう、うごけない……。」

(女性が負っている傷は、なにか刃物のようなもの、おそらく日本刀くらいの長さのもので斬りつけられた傷だった。)
(傷からの血の臭いがつよく、人間か異形かを匂いだけで判別するのは難しそうだ。)
(止血せずにほっておけば死んでしまうのは確実だろう。だいぶ顔色も悪く、青白い色をしている。)

どうやら助けてくれないようだね。
君も運が悪かったってことだよ。

(怪しい人物は媛名葵から数メートルという距離をとって立ち止まる。)
(媛名葵の顔を見て、倒れている女性を見て、また媛名葵の顔をみる。)
(晴れやかな笑顔から吐き出される息が白い。)

へえ、なるほどね……ごきげんよう。
ボクのクラスメイトなら、こんな事態に巻き込まれたら悲鳴を上げるとか、彼女を助け起こすとか、パニックになるとかするものだけど、
あなたはずいぶんと余裕なのだね。慣れているのか、それとも冷たいのかどちらかわからないのだけれど。
とにかく、ボクとしてはいまのことは忘れてこの場を立ち去ってくれるのがありがたいな。
もちろん交番なんかにかけこむなんてことはせずにね。

(倒れている女性が媛名葵の足にしがみつく。)
(彼女はがたがた震えていて、血を流しすぎたせいか手は冷たい。かなり危険な状態だ。)

「おねがい、たすけて……死にたくない。」
421媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 01:01:46.47 ID:/DpQNr+i
>>420
――――……。
(どうして、こんなことになっているのだろう)
(助けるべきなのか、助けざるべきか。そもそも、この傷を自分が癒してやることができない)
(せいぜい、止血が精一杯だ。しかし、この女性が異形だったらどうしたものか――厄介事は嫌いだ。ため息をつく)

……クラスメイト。
学生かなにかでありましょうか。こんなところで、女性を殺そうとしていると分かれば
退学どころのはなしではありませんよ、よろしいのですか?

(正直に言えば、その女性を助ける義理があるとは思えなかった)
(自分は異形狩りだ。救急車を呼んでやるくらいはできるけれど、それが精一杯だ)
(どうしたら良いものかと思っているうちに、足を掴まれた――ひんやりと、底冷えするような冷たさだ)

私もそうしたいのはやまやまなのですが、
危険人物らしき方を置いていくのは少々気が引けます――それに、懇願もされてしまいましたから、

まずは状況確認をさせていただきましょう。

――貴方は、何者ですか?
422白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 01:24:14.34 ID:rIZrLeg8
>>421
(白雪月歌。女。14歳。XXX学園中等部二年。余命幾ばくかの父の願いで母を捜している。)
(一筋縄ではいかなそうな女性を前に、月歌は自分の立ち位置を確認した。)
(パパのアドバイス。母の情報は同じ吸血鬼に聞くのが一番。話してくれないなら――)

大丈夫だよ。捕まらなければいいし、証拠を残さなければいい。
それに勘違いしているようだけれど、ボクは彼女を殺そうとなんかしていないよ。
話しを聞こうとしたら襲ってきたのは彼女の方だしね。
ボクはただ、彼女が知っていることを教えて欲しいだけなんだ。

(我ながら嘘くさい。きっと信じてもらえないだろう。)
(だって、言っていることは本当のことでも、たぶん、すぐに嘘になってしまうのだから。)
(月歌はつとめて笑顔で話を続ける。)

ボクのことなんて知らない方がいいと思うのだけれど。
そうだね……探偵、みたいなものかな。ある犯罪者を追っている探偵。
そこの彼女はああ見えてもテロリストの一員でね。ボクの知っている犯罪者の情報を知っている可能性がある。
このくらいで納得して帰ってくれると嬉しいんだけどな。
やっぱり、トラブルには巻き込まれたくないだろう?

(説得を試みるが、正直いうことを聞いてくれる気がしない。)
(彼女は地べたをはいずっている手負いの吸血鬼よりも怖い。)
(絶対に一般人のわけがない。油断したら首を落とされるのはこちらの方だ。)

――あ。

(視界の隅に、媛名葵の足にしがみついている吸血鬼が牙を彼女の足に突き立てようとしているのが目に入った。)
(血を吸われたら形勢逆転だ。傷なんてあっという間に治るし、力だって月歌を上回るだろう。)
423媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 01:32:35.39 ID:/DpQNr+i
>>422
なるほど、承りました。
たしかに――証拠を残さず、この街に混沌を産み落とさないのであれば、良いことです。
そのうえ、別に殺すつもりもないということであれば、また問題ないでしょう。

(なるほど、嘘臭い)
(しかし、そうはいっても――どれを信じるべきものなのかなんて、すぐには見えてこない)
(自分に必要なのは、情報だ)

(目の前にいるのは抜けるように白い肌の、整った顔の少年もしくは少女)
(脚にすがりついているのは瀕死の女性)
(不思議な雰囲気をまとっているのは――長年の経験から、只者とは思えないのは目の前の人物の方だけれど)

犯罪者を追う探偵が、ここまで証言者を追い詰めるというのも、あまり聞いたことがありません。
お話を聞きたいのであれば、あまり傷つけないこと、
もしくは傷つけたとしても、他の人間に害が及ばないように、内密に願います。

(そして、自分が狩るべきは、異形)
(――どちらかを手に掛けるとして、まずはどちらを対処するべきなのか、答えは明白だった)
(もちろん、先に自分に手を出してきた方、である)

―――――。

(脚に噛み付こうとしたその頭を、ためらいもなく蹴りあげた)
(靴に仕込んであるのは、隠し刃だ。一応、破魔の紋様が彫ってある――とはいえ、効果は決して強くはない)
(それが仕込んであるつま先を、思いっきり女性の頭めがけて蹴り入れた)

(そして、できるだけ早く距離とろうと、飛び退こうとする――、血を吸うたぐいは、ひどく厄介だからだ)
424白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 01:47:33.46 ID:rIZrLeg8
>>423
ああ、やっぱり!

(月歌は予感的中、怖い人だったと頭を押さえる。)
(媛名葵の隠し刃は吸血鬼の右頬から額へと切り裂いて右目をつぶした。)

「ぎゃああああっ!」

(顔の右側を押さえながら地面を転がり回る吸血鬼。)
(吸血鬼としては低ランク、月歌にさえ圧倒される強さでは飛びのく媛名葵をどうこうできやしなかった。)

やっぱり、怖い人なんだね。
彼女を取り押さえたいんだけど、そっちへ行っていいかな?
あなたにはできればもう少し離れていてほしいのだけれど。
そうじゃないと、ボクも一緒に退治されそうで、怖くて近寄れない。

(何ものだろう? 退魔士? ヤクザ? 軍人? 殺人鬼?)
(仕込み杖を使っている自分だからこそ分かる。)
(靴にあんなのを仕掛けている人物がまっとうであるはずがない。)

【もう一時間くらいは続けられそうだけど、念のためここで凍結にしてもらっていいかな?】
425媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 01:55:58.78 ID:/DpQNr+i
【承りました。久々の夜ロール、リードしていただいてばかりで申し訳ありません】
【ここまで、とても楽しかったです。再開の予定は、いつごろがよろしいでしょうか?】
426白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 02:00:42.22 ID:rIZrLeg8
>>425
【7月以来のロールだったから足を引っ張っていないか心配で……。】
【再開は直近なら日曜の午後。来週の平日は21〜0時なら大丈夫なはず。】
【ちゃんと長く時間をとってルールなら、金曜夜か土曜夜になるかな。】
427媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 02:02:31.52 ID:/DpQNr+i
>>426
【足をひっぱっているどころか、私が引っ張ってもらっている状態で恐縮です】
【そうですね――今のところ、軽く邂逅という予定でもありますので、よろしければ日曜日の午後でお願い致します】

【時間は何時頃がよろしいでしょうか?】
【こちらは昼過ぎから21時までの間であれば、都合を付けられると思います】
428白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 02:06:45.70 ID:rIZrLeg8
>>427
【では13時半で。邂逅が軽いものになるかどうかはまだ読めないけれど、どうなるのだろう?】
【ごきげんよう、おやすみなさい。】
429媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 02:08:45.98 ID:/DpQNr+i
>>428
【ふふ、予定以上に読めないところも、また醍醐味です】
【長引くようならば、その時また――ということで、明日もよろしくお願い致します】

【それでは、失礼致します。ありがとうございました】
430媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 13:44:57.04 ID:/DpQNr+i
>>424
やっぱり、怖い人というのは、失礼ではないでしょうか?
ただのか弱いお姐さんでありますから――、その物言いでは傷ついてしまいます。

(飛び退いた拍子に揺れたのは、一つに束ねられた黒い髪)
(あまり表情を宿さぬままに、漆黒の瞳をすぅっと細めて、そんな言葉を吐き出した)

(自分の足元の先で転がりまわる女性を見つめれば、やはり異形の類かと認識できた)
(ほんの僅か、魔性のものが焦げるような匂いがしたのは、おそらく彫り込んだ詞に反応してだろう)

彼女を取り押さえたい、ということは、
なるほど、貴方の先ほどのお言葉が全て嘘だったというわけでは、無いご様子です。
……ただ、殺したいわけでもない、とのことですから。
さて――どうしたものでしょうか。……私は、異形のもので、人に害なすものであれば、狩りとっておきたいと考えます。

(悲鳴をあげている女性の腹部を、もう一度強く蹴りあげてから。黙ってください、と付け加える)


――申し遅れました、私、異形狩りをしている≪深凪(みなぎ)≫という組織に属しているものです。
それで、まずは、この異形ともども貴方を“退治”しなければいけない存在なのか否かを断じたいと思うのですが、

改めて、お伺いしてもよろしいでしょうか。 何者ですか、貴方は。


【ロールに場所を、お借りします】
431白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 14:24:22.78 ID:rIZrLeg8
>>430
いやいやいや、か弱いお姉さんは顔を仕込み刀で切り裂いたりしないと思うよ。
か弱いを強調するなら使うのは痴漢撃退用の催涙スプレーくらいにした方がいいんじゃないかな。

(目が怖い。紅裂拓兎とは違う種類だ。似たような感じは兵部晶も持っているけれど、彼よりも鋭い。)
(そんな目をもつ人がまっとうなかたぎの人であるはずがない。)
(異形も怖いが異能者も怖い。どんなに強くても些細なことで命を落としてしまう危険がこの街にはある。)

あ……ひどいな。ボクだってそこまでしなかったのに。
お腹に穴を開けられるのはとても痛いんだよ? 死にそうなほど痛いんだ。
ボクは彼女から話しを聞きたいのだけれど、彼女が死んでもあなたは責任をとってくれないのだろう?

(吸血鬼は腹を蹴られて丸くなっている。もう悲鳴もあげられないようだ。)
(あんな靴でお腹を蹴られたのだ。たぶん内蔵まで刃が達しているだろう。)
(同じような経験があるだけに痛ましい。その前に怪我をさせた自分が言うことではないけれど。)

みなぎ? 聞いたことはないな。説明してくれたからなんとなくどんな組織なのかはわかるけれど。
たぶん警察の……はいいや。
ボクは白雪月歌。XXX学園中等部二年。行方不明の母を捜している中学生だよ。

(言葉を選ぶ。境界線上にたつ月歌の正体を開けっぴろげに告白すると問題が起きる。)
(そのことをこの街に来た半年で勉強した。)

人と異能者と異形、その境がどこにあるか決めるのは自分達だとあなたは言うのだね。
ボクは自分のことを異能者だと思っているのだけれど、じゃあボクを断じるというあなたは何なのかな?

【ちょっとゴタゴタがあって遅くなった。すまない。】
432媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 14:38:09.43 ID:/DpQNr+i
>>431
あまり大きな悲鳴をあげられてしまうと、どこにバレてしまうかも分かりません。
できるだけ、大人しくうずくまっていただきたいと思いましたもので。失礼いたしました。

(言葉だけ。決して失礼をしたとは思っていない声音で、彼女は淡々と懐から暗器を取り出した)
(指の間に収まるのは、三本のスローイングダガー。そしてもう片方の手には皮手袋をはめながら)

はい、ただただ、自分の敵だと断じた異形を狩るだけの組織です。以後、お見知りおきを。
……例の学園の生徒でありましたか。
なるほど――行方不明のお母様をお探しになっているのは、理解できました。
だとしたら、どうしてこのような物騒な女性をおいかけておられるのでしょう。人に非ざる者が手掛かりをお持ちなのでしょうか?

(ゆらり、と黒髪が揺れる)
(目の前の月歌と名乗った人物は、未だに女性か男性かなんとなく区別はつかないものの、
 あの学園の生徒であり、日本人離れした整った容貌であり、年齢は中学二年生だと、そういうのだ)

―――いいえ、正確にもうしあげれば、我らが異形と呼ぶものについては、我らだけの定義がございます。
ようは我らは、我らにとって仇になるものを、我らがその定義にのっとって断じた者を、狩っている我侭な組織です。
よって、我々が何者かと問われれば……、そうですね、『異形狩り』であると、申し上げればよろしいでしょうか。

ようは、――…貴方が先ほどの女性のように、人に害為す存在なのか、お伺いしたいのです。
貴方は、彼女と、同種なのですか?

人を襲う異能者ならば、――それはもはや、狩り取るべき異形と見なしたいと思います。


【いいえ。大丈夫です。もし、色々とあるのであれば、ゆっくり片付けてきてください】
433白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 15:05:22.96 ID:rIZrLeg8
>>432
それじゃ、殺人を犯す異能者は異形と言うことなのかな?
ああ、ボクは人を殺したことはないよ。
迷惑をかけたことがない、とは言わないけれど、誰だって誰かに迷惑をかけるものだろうし。

(母が吸血鬼なんて言ったらあのナイフが飛んできそうだ。)
(月は大きい。ナイフが刺さったくらいでは死なないだろうけど、痛いものは痛い。)
(さて、どうしよう? この街にきた頃、紅裂さんや兵部くんに無邪気に正体を明かしていた自分が恥ずかしい。)

母は、とても物騒な人だ。産んだボクを父に押しつけて消えた彼女を母と呼ぶのはいささか抵抗があるけれど。
物騒で、とても強くて、美しい人。父の心を虜にした人。彼女は、父に害を為したと、ボクは思う。
けれどね、母のことだけでボクのことも断じられるのはまっぴらごめんだ。

(吐き捨てるように母への嫌悪を露わにする。吸血の呪いと快楽を嫌悪する。)
(それでも、父が望めば月歌はなんでもするだろう。人を害することも。)

あなたはボクの言葉を信じるかい? ボクは異能で人を傷付けたことがない、と言って、どうする? 信じる?

(詭弁、言い訳、誤魔化しだ。ボクが彼女と同種だと言っているようなものだ。)

「吸血鬼ハンターD」という小説がある。ボクはその主人公と同じだよ。
古い作品だし、ボクも知ったのは最近だから、もしかしたら知らないかな?
簡単に言うと、吸血鬼を父に持つ主人公がその力を使って吸血鬼を退治する話しだよ。

【家族に頻繁に話しかけられて。ロールしてるからとは言えないからゴニョゴニョと。】
434媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 15:18:17.80 ID:/DpQNr+i
>>433
それではどうぞ、騒ぎにならない程度で収めていただくことを推奨致します。
貴方は理性なき獣とは違うのでしょう。狩られないでいるための術をご存知であるはずです。
……――もちろん、そこにいる女性も、もしかすれば今まではそうだったのやもしれませんけれど、
牙を向いた相手が悪かったのでしょう。

今までどおり楚々と暮らしていければ、痛い目にも合わなかったのかもしれません。

(うずくまっている女性に視線をやる。普通の人間だったら死んでいそうなものだが、虫の息ではあるが呼吸があるようだ)
(これで死なないのだから、やはり人ではない)
(――かといって異形と断じるべきだったのか、さて、それはわからないところだけど)

なるほど。生きていくうえで、多少は人を傷つけるような類の異能、もしくは異形であられるのでしょうか。
それでもまあ、生きていくためですから、共存ができていると言うのであれば、私も目をつむりましょう。
そこまで細かく狩り絶やしているほど、今は我らも余裕がございません。
(小首を傾げる。寒い空気の中、言葉を吐き出すたびに、それは白く曇って揺れた)

作品は存じ上げませんでしたが、……吸血鬼、―――ですか。
なるほど、ということはこちらは生粋の吸血鬼でしたか。危ないところです、彼らは私、苦手ですから。

(足元に噛み付こうとしたことも、なるほど納得がいく)
(歯を改めれば恐らく牙が見えるだろう――あのとき、自分の足元でぎらついたそれは、吸血鬼の牙だったのか)

―――退治、というよりも
貴方の場合はお母様を探すために、彼らから情報をもらおうとしているようでしたけれど。
……さて、貴方も半分は彼らと同じだというのに、半分だからこそ、いがみ合うことがあるのでしょうか?
それとも、求める母親(モノ)が厄介なのか。
まあ、そちらには今のところあまり興味がありません。近日、吸血沙汰で大きな事件があっているわけでも、ありませんし。
私としては、仲違いでも何であれども、大きな騒ぎを起こさずにしていただければ、特に。異論はありませんから。
関係ない人間を巻き込まないのであれば――我らが精力的に動く必要も、なさそうですね。


【実家あるあるですね。ふふ、こちらはお気になさらずに】
435白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 15:35:42.98 ID:rIZrLeg8
>>434
(どうやら、いますぐに月歌をどうこうする気はないようでホッとする。)
(逃げるだけなら逃げられるだろうが、吸血鬼の彼女は殺されてしまうだろう。)
(せっかく出会えた吸血鬼なのだから、母の情報を得られないのはもったいない。)

ボクとしては母のことがないかぎり関わりたくないし、向こうだってそうだろう。
吸血で一族を増やす吸血鬼が腹を痛めて産んだ子供なんて異端だろうし。
吸血鬼同士の関係は正直よくしらないけれど、親が違う子同士はライバルみたいに反発するのかもね。
それなら声をかけたボクにいきなり襲いかかってきたのもうなずける。

(また吸血鬼といざかいを起こし、関係のない一般人を巻き込んだら容赦しないということだ。)
(警察のつもりなのだろうか。それとも暴力団の元締め? そちらの方があっていそうだ。)

ところで、ええと……みなわさん?
そろそろ彼女を引き渡してもらってもいいかな?
あなたは彼女を退治するつもりなのだろうけど、ボクは彼女が母の行方を知っているか聞きたいんだ。
あまり期待はしていないけれど、でも何かしら手がかりはえられると思っている。
こんな機会は滅多にないというか、吸血鬼とちゃんと遭遇できたのは今回が初めてで、チャンスを逃したくない。
436媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 15:40:48.67 ID:/DpQNr+i
>>435
(みなわさん、と呼ばれて女性の名前かと小首をかしげたが――ああ、なるほど、≪深凪≫と言いたいのか)
(そう認識して、なるほどと頷いた。自分には馴染みの深い名前だが、他人にとっては知らぬ名前だ)
(みなぎ、って覚えづらいのかもしれないなあ、なんて悠長なことを考えながら、愛しい名を口の中で転がす)

み、な、ぎ――です。
貴方が今後騒ぎを起こさなければ、聞くこともない名前ですから、記憶する必要もないでしょう。
名前を申しておりませんでした。私、貴方と同学園の高等部三年に所属しております、媛名(ヒメナ)ともうします。

(それから、うずくまっている女性に視線をやって)

そういうわけでありましたら、どうぞ情報を聞き出してください。
彼女を狩りとるのは、それが終わってからでも遅くはありませんから――、どうぞ、遠慮なく。

(数歩離れてから、小首を傾げた)
437白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 16:06:26.45 ID:rIZrLeg8
>>436
すまない、名前をちゃんと記憶していなくて。
組織の名前がみなぎで、あなたはひめなさん、と。
じゃあ、媛名さん。お言葉に甘えて。

(媛名葵と倒れている吸血鬼、両方を警戒しながら吸血鬼の横に片膝をつき、)
(手にしたステッキを吸血鬼の左胸に押し当てる。)

これは白木の杭と同じ力を持つ。突き立てればあなたは灰になるだろう。
まあ、ボクがあなたを見逃しても、そこにいる深凪の媛名さんが見逃さないだろうけれど。
でもボクが媛名さんを押しとどめれば多少は逃げる時間もかせげるかもしれない。
だから少しでも生き延びたければボクの質問に答えてくれないか。
僕の母、<Scarlet Moon>クリスティナの居場所、または彼女の眷属や部下の居場所を知っていたら教えてくれ。
噂とかでもかまわない。彼女と一緒に多数の吸血鬼がこの街にきたんだ。
君がこの街で新たに生まれた下っ端だとしても、何かしらは知っているはずだ。

(震えている吸血鬼はしばらく呻き声をあげているだけだったが、少ししてうめくように声を出した。)
(が、答えは洋装していたとおりだった。)

「知らない。知っていても、おまえのような半端者におしえてやるものか。」

(命を脅しても教えるつもりはないらしい。媛名葵を押しとどめるという嘘も見抜いているのだろう。)
(あと取れる方法は一つ。病床の父から教えられた秘策。気が進まない方法だが、父のためなら月歌はなんでもする。)

ねえ、媛名さん。
どうせ彼女を退治するのなら、ボクが彼女の命を断ってもいい「ヒィッ、やめてくれ!」

(月歌が話している途中で吸血鬼は跳ね起きて逃げた。)
(が、その方向は月歌とは反対側。媛名葵がいる方向だった。)
438媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 16:25:30.57 ID:/DpQNr+i
>>437
(白木の杭は、吸血鬼を灰に返す)
(彼女の母は、――<Scarlet Moon>クリスティナ。眷属や部下を従える可能性のある吸血鬼)
(そして――、この街でも、新たに吸血鬼が生まれている。誰かが、眷属を増やしている)

(闇の中でひっそりと、明るみに出ない程度に――そうであれば、問題はない。闇の中で収まる程度なら)

(月歌の言葉を聞きながら、脳内で情報を整理していく)
(彼女のとって情報は武器だ。だから、この場にわざわざ居座る。目的を知るために、現状を知るために)

――――、わたしは、後始末をしていただけるのであれば……。

(構いませんが、と言おうとしたところで女が飛び起きた)
(月歌が命を絶つ方法が、よほど嫌なのだろうか、逃げるようにこちらに向かってくる吸血鬼を見つめ、
 その突進を避けるように身をかわす。ただ、――もちろん、おいそれと逃がすようなつもりが、あるわけでもない)

そちらには、逃げないほうがいいかと、思いますけれど。

(革手袋をしていた手が、ぐいっと何かをたぐり寄せるような仕草をする)
(叢雲から顔をだしている月明かりに照らされて、空中できらりと何かが光った)
(途端に、びぃんっ、と嫌な音がする。逃げ出した吸血鬼の行く手を阻んだのは、視認しにくい特注の糸)
(逃げようとした相手の退路を塞ぎ、彼女の手と腕の動きで、糸は生きているかのようにうごめき、その体にまとわりつく)

(ぶらりと、彼女の体が宙に浮いた)

異形確保のために、罠をしかけていたのですが――使う前に狩ってしまって、ちょうどその後始末の途中だったのです。
まあ、使わないよりは使ったほうがいいので、幸運といえば、幸運かもしれませんが。

(各所に時間をかけてはりめぐらされた糸は、まるで蜘蛛の巣のように相手をからめとって)

――どうぞ、よろしければこのまましばらく、宙吊りにしておきましょうか。
439白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 16:52:49.06 ID:rIZrLeg8
>>438
「ギィッ! や、いやあああっ! やだ、それだけは!」

(細い糸で宙づりにされた吸血鬼が暴れながら悲鳴をあげる。)
(糸が体に食い込み、肌をやぶって血が滲むが、吸血鬼の回復力で糸を食い込ませながら体を治していく。)
(肉の中に取り込まれたいとは暴れればまた肉を引き裂き、たえまない苦痛をもたらす。)
(それでも吸血鬼は逃げようともがき暴れる。)

媛名さん、ボクは幼いころ、それがどうゆう意味を持つのか知らないまま血を与えられていた。
大きくなってから、ある人が血を吸うことは恥ずかしいことだと、してはいけないことだと教えてくれた。
それ以来、ボクはボクの意志で血を吸ったことは一回しかない。本当に死にかけた一回だけ。
それに、誰かを殺すほど血を吸ったこともない。

(目をこしらえると吸血鬼を捉える細い糸を認識できる。月齢の大きいいまは視力も強くなっている。)
(糸を避けるようにして吸血鬼に近寄り、彼女の頭と肩を押さえる。)
(暴れる彼女の手が月歌の体にあたり、服が裂けるが無視した。)

(吸血は性行為そのもの。そして血を飲み干すことは相手を己に取り込むようなもの。)
(父の助言。例え相手が答えなくても、血を飲み干してしまえば知ることができると。)
(本当はしたくない。異形だろうと殺したくない。けれど父の望みを叶えるには――なんでもする。)

ごめんね。

(月歌は吸血鬼の首筋に牙を突き立て、あふれ出る血を飲み下す。)
(吸血鬼は悲鳴とも嬌声ともとれる声をもらした。吸血は性行為と同義なのだ。)
(彼女の青白い肌が蝋のように白くなり、だんだんとしわくちゃになり、ひからびていく。)
(エナジードレイン。血だけでなく、体液、生命力、すべてを飲み干す。)
(やがて吸血鬼はミイラのようになり、ボロボロと崩れて塵となって消えた。)
(あとは張り巡らされた糸に服がひっかかっているのみだった。)

これが吸血鬼の食事、吸血だよ。
初めて殺したのだけれど、なんというか――熱くて、痛い。
痛い、痛い、痛い!

(月歌はその場に崩れ落ちるように座り込む。)
(全身が張り裂けそうな苦痛に両腕で体を抱きしめる。)
(月歌の体がぼんやりと光り、黒檀のような黒髪が銀色に輝く。)
440媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 17:01:02.99 ID:/DpQNr+i
>>439
(吸血鬼が悲鳴をあげる。今から行われる行為は、よほどのものであることを想像させた)
(同胞殺し、と、呼べるのはどうかは知らない――だが、これほどまでに恐れる行為とは何なのだろうか)

――――。
(吸血鬼が血を吸う意味は、様々だと聞いた)
(空腹のため、快楽のため、生きながらえるため、眷属を増やすため――書物の上での知識のどれが正しいのかは知らない)
(しかし、今、目の前で繰り広げられている光景は、なんとも簡単には形容しがたかった)
(美しくて、おぞましい。相反する光景が入り混じって、目の前にある)
(男装の麗人が月明かりのもと、女性の首筋に噛み付く――ひとつ、艶かしいようなその光景のあとには、
 生気をすわれ、干からびて消え去ってゆく抜け殻が残るのみ――ゆっくりと、彼女は糸を手放した)

……どうにも、貴方が食事がしたくて彼女を殺したようには思えません。
だとすれば、あれほどまでに情報を欲しがっていたあなたが、ここまであっさりとするとは思えない。

(痛みに埋めき、座り込む月歌の近くに足を向ける)
(黒く艷やか髪が銀色の輝くさまをみつめながら、助けようと手をのばすでもなく、
 ある一定の距離でその様子をみつめていた――そもそも、助け方もわからないのだ、為す術など無い)


――――大丈夫ですか?
441白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 17:20:18.06 ID:rIZrLeg8
>>440
(骨がきしみ、胃の中が燃え上がるほど熱く、体が内側から爆ぜる感覚がある。)
(見たことも聞いたこともない光景が頭の中をかけめぐる。)
(一人分の命を飲み干すというのは、それだけすごいということなのか。)
(これが他者を取り込むということか。)

痛いっ、痛い! あぁっ! 痛い!

(媛名葵がなにやら話しかけているが、何を言っているかわからない。)
(けれど、だんだんと台風が過ぎ去ったかのように痛みがひいていく。)
(体を取り巻く光りがおさまり、髪がまた黒髪に戻ったときには痛みは完全にひいていた。)

……あぁっ、はぁはぁ、はぁ、はぁ、あぁぁ、はぁぁ。

(ひどい汗をかいて、全身がぐっしょりと濡れている。)
(特に股間がひどかったが、これは血を吸っていた時からだ。)
(両手を地面についてしばらく荒い呼吸をしていたが、落ち着いたのかやっと顔をあげる。)
(媛名葵と視線があうと、かぁっと白い肌を真っ赤に染めて顔を伏せてしまった。)

は、恥ずかしい……。
人に見られたの、初めてだ。うぅぅ、恥ずかしすぎる。

(両手で顔を隠したまま悶える月歌。覚悟はしていたが想像以上の恥ずかしさだった。)
442媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 17:27:20.61 ID:/DpQNr+i
>>441

―――――。

(同族の血が混じっているからなのか、それとも吸血により相手の生命を奪う行為は痛みを伴うのか)
(どちらなのか断じることはできなかったけれど、今はそれを訪ねても答えてくれなさそうだ)
(痛みに悶えるさまを、何をするでもなくしばらく見つめていたが)
(ようやく視線があえば、瞳をそらされてしまった――ううん、どうしてだろう、解せない)

……何か、恥ずかしいことだったようには、思えなかったのですが、
見ていた私はあっけにとられはしたものの、そんなに恥ずかしいものを見せられた気はしてないなので、
どうぞ、次からは人にみられないように、気をつけていれば、何も問題無いとは思うのですけれど。

(どうして恥ずかしがっているのか、全くわからない)
(歳相応な様子で恥ずかしがって身悶える月歌を小首をかしげて見つめながら、すっと手を差し出した)

とりあえず、お疲れ様です。
――血を吸うことは、そんなに恥ずかしいことなのですか、吸血鬼にとって。

(両手で顔を隠しているから手をとってくれるかはわからないけれど、ひとまず、という感じで)
443白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 17:44:34.66 ID:rIZrLeg8
>>442
……ありがとう。

(血を吸ったせいで感覚が鋭くなっている。見えていないが手を差し出されたのはわかった。)
(媛名葵の手を取りながら立ち上がる。)

吸血行為は性行為と同義なんだ。セックスしているところを誰かに見られたら恥ずかしいだろう?
ああ、血を吸っているときはどんな顔しているか分からないから、嫌らしい顔をしていたんじゃないかと思うと、はぁぁ。

(また手で紅潮した顔を隠してしまう。この様子をみると、少年ではなく少女なのだとわかる。)
(たまに指のすきまから媛名葵の顔をチラ見するが、視線があうとすぐに顔をそらす。)
(体の熱さが吸血によるパワーアップなのか、羞恥心からなのかよくわからなかった。)

相手の血を吸い尽くすと、相手を取り込むことになるんだ。
ボクは純粋な吸血鬼ではないから思っていたようにはいかなかったけど、少しは母のことを知ることができた。
やっぱり僕の母は吸血鬼の中でも異端で変わり者だったらしい。なにしろ人との間に子どもを作るくらいだからね。
この街に入り込んだ吸血鬼の多くは、母のことを排除しようとする目的のようだ。
だから、見えるところか見えないところか、そのどこかで問題が発生するのだろうね。

(ふと思い出し、パンパンと頬を叩いて媛名葵の方を向く。)

そうだ、媛名さんの下の名前は、もしかして葵というのかな?
444媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 18:06:45.87 ID:/DpQNr+i
>>443

――性行為、ですか?

(なるほど、そういうわけでそんなに恥ずかしがっているのか)
(ともすれば、自分のフォロー(彼女なりにフォローのつもりであった)は的はずれであったらしい)
(しばらく無言で考えこみ、うーん、と一つ唸ってから)

大丈夫です、わたし、何も見ていませんから。
むしろ、息絶えていく側の生気がなくなって消えていくさまの方にしか目をむけておりませんで、
白雪さんがどのような顔をしてお食事をされていたかだなんて、気づきませんでしたから。
(本人はフォローのつもりで、真っ向から嘘をついた)
(ついでに、手をもってひきあげている途中にその身の軽さや表情から、女性かな?と気づいて首を傾げる)

なるほど。――血を吸うことで、情報を得ることもできるのですね。
これは、私も今後、この街を歩くときは注意しなければいけません。……吸血鬼は苦手なので困りました。
貴方のお母様を探しに、この街にきているとなると――しばらくは、その数も多いのでしょう。

万人を惹きつけてやまない美姫は気になりますが、貴方のお母様は厄介の中心におられるようです。

(ひとつため息をつく。本当にこの街は何かを引き寄せてばかりだ――自分も、きっと引き寄せられてきたのだろうけれど)
(そんなことを考えていると、下の名前を言い当てられて黒い瞳がまばたいた)

―――ご挨拶が遅れました、そのとおりです。
それも、吸い取った情報から? それとも、共通の知り合いの方がいらっしゃいますか?
445白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 18:23:36.14 ID:rIZrLeg8
>>444
あぅぅ、そう、ありがとう。
今回はつかまえておいてもらわないと逃げられたかもしれないし、仕方なかったんだ。

(見ていないと言われても本当かどうか信じられない。)
(仕方ない、仕方ないんだと、心の中で繰り返して気持ちを落ち着ける。)

たぶん、殺されるまで血を吸われたらなんだろうね。
少なくともボクは今回が初めてで、いままでそんなことはなかったから。
はやく母を見つけないと。もうあんまり時間がないんだ。
母はかなり強い吸血鬼のようだけれど、それでも他の吸血鬼に殺されることもあるかもしれないし。

(父の余命はあと一年もない。それまでに母を捜して父の元へ連れて行かねばならないのだ。)

前に友達から教えてもらったことを思い出したんだ。
この街で信用できる人物の名前の中に媛名さんの名前があった。
媛名という名前はあまりない方だと思うし、それでもしかしたらと思ったんだ。
ボクは友達を信用しているからね。その友達が言っているのだから、ボクはあなたを信用する。
446媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 18:47:14.58 ID:/DpQNr+i
>>445
――それだけの強い吸血鬼が紛れ込んでいて、おおごとになっていない。
それとも、これだけ静かなのは荒らしの前の静けさ……、というやつでありましょうか。
どちらにしろ、貴方でも消息がつかめていないのですから、
大っぴらに動いているわけでも、ないのでしょうが。
(一言ひとこと、区切るようにしてくちにするのは、彼女が頭の中で考えを整理しているときの癖だ)

……時間がない、のであれば、人海戦術以外に他はないでしょう。
貴方の仰られるお友達、――を、そして知り合いをもっと増やすべきでありましょう。
情報源は多ければ多いに越したことはありません。
情報精査の過程も増えますが、貴方のような探し物の場合は、それでもより多くの情報を得るのが大事です。

(ほう、と息を吐き出せば、やはり白く曇った)
(片手で用済みの糸をたぐりよせながら、――月歌の言葉に、ほんのわずかに眉根に力が入った)

私をそう称したのは、どなたか存じ上げません。
しかし、わたしが信頼できるというのは、すこし――考えを改めた方が良いかと思います。
あなたがその方を信じるのは自由ですが、……私は所詮は組織の人間ですから。
頭の方針がかわれば、そちらに身を翻す。組織の人間なんて総してそのようなものです。

(どうぞ、ご用心を)
(そう付け加えて、コートの襟を正す。まだ、次の狩りが残っているのだから)

ですが、貴方が異形として見なされなければ
そういう捜索には警察の組織が役立ってくれるでしょう。――…既にお知り合い、かもしれませんが。
あの学園にも、そういう方がいらっしゃるので、お願いして見るのが良いかもしれません。
447白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/01(日) 19:01:42.31 ID:rIZrLeg8
>>446
組織の人間、か。たぶん、ボクの友達はそこも含めて信用できると言ったのだと思うよ。
もし裏切られたとしても、媛名さんや友達を恨んだりはしないさ。

(媛名葵が襟をただすのをみて、彼女も次に予定が入ってるのだろうと推測する。)
(いま話しているのは、ほんとうにただの偶然なのだから。)
(月歌はスーツの内ポケットから写真をとりだした。)

人海戦術。知り合いを増やすというなら媛名さんもふくんでいいんだよね?
深凪的にも強力な吸血鬼の顔を知ることができるのはいいことだと思うのだけれど。
これは母の写真だ。正確には母の肖像画を写した写真だけれど。

(テラスにたたずむドレス姿の女性が描かれた油絵だ。)
(舞踏会に着ていくような派手でクラシカルな赤いドレス。)
(銀色の長い髪は月明かりを受けてキラキラと輝き、紅い瞳がこうこうと光っている。)
(肌もとても白く、髪と瞳の色を抜かせば、月歌が成長して大人になればこのような顔立ちになるだろうという感じだ。)
(そうゆう意味では、さきほど月歌が苦しがった時の髪の色は母にそっくりだった。)

【夕食の時間になってしまったので、申し訳ないけれど落ちさせてもらうよ。】
【あと1,2レスで〆だろうから、置きレスでかまわないだろうか。】
448媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 19:06:36.71 ID:/DpQNr+i
【実をいうと、私も同じような状況で――ということで、承りました】
【続きは、置きレスでお願い致します。とりあえず、今日中に1レスは返せると思います】

【ここまでのお付き合いありがとうございました】
【久々の夜ロールでありましたが、お付き合いいただき、とても楽しかったです】
【長い時間、遊んでいただいたことに感謝を――それでは、スレをお返しいたします】
449媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/01(日) 23:10:38.64 ID:/DpQNr+i
>>447
そうですか。
それであれば、私は必要な忠告は致しましたとだけ、申しておきましょう。

(どこまで、組織の人間を信用するか、それは個人の感覚の問題だと思う)
(裏切られたとしても恨んだりしないというのであれば、自分がこれ以上何かいうこともあるまい)
(しかし――そこまで、友人という言葉で定義した相手を信頼できるのは、凄いことだとも思う。
 きっと、根が純情で義理堅いのだろう。吸血鬼の傾向なのか、それとも月歌の性格なのかは分からなかったが
 純粋にそうやって『友人』を信じることのできる真っ直ぐさは、なんとも眩しく思えた)

―――貴方が探している、方。

(写真を覗きこめば、そこにあるのは油絵だった)
(月歌とよく似た顔立ちの美しい女性。髪の色は、先ほど苦しんでいたときの彼女の髪と似たような色だった)

これが、強大な吸血鬼の御姿ですか。
白雪さんに、そっくりというか、正確には貴方が似ていらっしゃるのでしょうね。
親子、というのは頷けます……、髪の色も、先ほどのあなたと似ていますから。

(ふむ、としばらく目をとおして、記憶した、と呟いた)
(もちろん、完全に記憶する能力があるわけではないが、ここまで特徴的ならば記憶でも問題ないだろう)

それでは――、何かあれば、あなたに情報をお伝えするようにいたしましょう。
中等部と高等部の違いがあるとはいえ、同じ学年ですから。お伝えするのも容易でしょう。

【置きレスにお借りしました】
450名無しさん@ピンキー:2013/12/02(月) 01:47:41.59 ID:rTLZHDde
450
451白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/02(月) 22:32:25.42 ID:A8FFV472
>>449
母に似ていると言われてもあまり嬉しくないのだけれどね。
髪の色や目の色は父譲りでよかったと思っている……ん?

(母の髪の色が月歌と似ていると言われ、不思議そうに首をかしげた。)
(どうやら先ほどの髪の変化には気が付いていないようだ。)
(前髪をひとふさつまんで、まゆをひそめる。)

まさか、若白髪!?
このところ父のことで焦っていたからな。
これがストレスというものか……。

(月歌が写真を裏返すと、そこには携帯の電話番号とメールアドレスが書かれている。)
(また表に戻して媛名葵に差し出す。)

ボクの連絡先だよ。まだまだあるから持っていってくれ。
部活や委員会活動はしていないからすれ違いになることは少ないと思うけれど、無駄足をふませてしまったら申し訳ないからね。
できれば、もう退治したよ、なんて連絡じゃないことを祈るけれど。

(困ったように力なく微笑み)

その、病床の父の願いなんだよ。
ボクと父を捨てた女のことなんて忘れて欲しいけれど、父の願いは無下にできない。
ボクにとって父は唯一無二の存在だから、父の願いを叶えてあげたいんだ。

【置きレスだよ。月歌は次のレスで〆のつもり。】
452媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2013/12/06(金) 21:18:26.18 ID:UcHQlbJO
>>451
ご両親の良いところを受け継がれているのでしょう。
髪の毛の色は――否、そうではなくて。
あなたが吸血の副作用で苦しまれているとき、こう、ぱあああっと髪の色が変わっていました。
もちろん、今となっては美しい黒ですが――…見間違いでもなかったかと思います。

(てっきり、本人が気づいている変化だとばかり思っていた)
(けれど、そういえば存在を吸い尽くすのは初めてだと彼女はいっていた。
 となると、力を使用しすぎた場合がキーワードなのだろうか?ダムピールがヴァンパイアに近づきすぎた場合、とでも言おうか)

(考えている間に、写真が渡された)
(連絡先もかいてある。手を伸ばし受けとった後、肖像画の方を眺めた)
(なるほど。髪色以外は彼女にとてもよく似ている。これが――親子というものなのか)
(裏の連絡先もあらためて、そっとそれを懐にしまった)

承りました。
お母様がとんでもない悪行を働いておられなければ、心配には及ばないかと存じます。
(逆をいえば、自分の基準に触れたら刃をむけうる、ということでもあるのだけれど)
(漆黒の瞳で真っ直ぐと彼女を見つめたまま、異形狩りは言い切った。だが、その黒い瞳がわずかに揺れて、そして)
それでも、私一個人としては、唯一無二の方のお願いを叶えたいという気持ちも、分からなくはありません。


ともかく、承りました。
(黒髪を揺らし、一礼する)


【遅くなって申し訳ありません。置きレスにお借りしました】
453名無しさん@ピンキー:2013/12/06(金) 23:39:36.07 ID:ZZ5HjPz7
仕込み
454白雪月歌 ◆uOUHxRuf5c :2013/12/07(土) 08:48:29.61 ID:T5kdVD82
>>452
髪の色が? ……ふむ。
これも副作用、なのだろうな。ボクに流れる母の血が強くなったということか。
ボクは父譲りのこの髪の色が好きなのに、母のものなんて何ひとついらないというのに……。
はぁぁ、元に戻らなかったら学校に行けなくなってしまう。

(前髪を弄びながら憂鬱そうにため息をつく。)
(とりあえず一時的ならいいのだけれど、長く続くようだと学校にも行けなくなる。)
(行けなくもないが、銀髪にでもなっていたらクラス中が大騒ぎになるだろう。)
(月歌の奇行はもうみんな慣れているが、髪の色はふだんから自慢しているからきっと驚かれるだろう。)
(最悪染めるしかないが、元の黒檀のような色が再現できるとは思えないし。)

(父のことが心配で、父のことが第一なのは変わらないのだけれど、)
(この街に来て学園生活というのは月歌の中で大きなウエイトを占めるようになっていた。)

父の言葉を信じるなら、人を食い散らかすようなことはしないそうだよ。
強い吸血鬼であるほど、美味しい人間は元気に生かして長く楽しむようだよ。
まあ、その結果が病床にある父の姿なのだけれど。
男というのは、そんなに昔の女に未練がましいものなのかなあ?

(力なく苦笑した月歌は、さきほど血を吸い殺した吸血鬼の残した服を拾い上げる。)
(証拠隠滅の意味もあるが、供養してあげたいと思ったのだ。)

これは遺品だからね。なんとか家族に届けることにするよ。
吸血鬼の方ではなく、人間だった頃の家族にね。

長く押しとどめてしまったね。媛名さんも用事があるのだろう?
今夜はありがとう。あなたがいなかったら取り逃がしているところだった。
では、ボクは帰るとするよ。ごきげんよう、また今度。

(月歌は元来た方に帰ろうとするが、足が千鳥足だった。吸血の副作用が残っているらしい。)
(電柱に頭をぶつけては「イタッ」とかわいらしい悲鳴を上げていた。)
(とても危なっかしくみえたが、すこしして黒塗りの頑丈そうな外国車がきて、月歌はその車に乗り込む。)
(運転席に座るスーツ姿の女性の姿は見えたが、黒ガラスで月歌の姿は見えなかった。)

【では、月歌はこれで〆。こちらのネタばかりになってしまったね。】
【今度は媛名さんの話にからみたいけれど、家出前の放蕩息子のことをしらないから難しいかな?】
【ではロールしていただいてありがとう。ごきげんよう。】
455名無しさん@ピンキー:2013/12/07(土) 16:32:55.68 ID:q5ACxbXp
455
456久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/12/12(木) 22:52:59.42 ID:NLlQWAzq
【顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4gさんへの置きに、1レスお借りいたします。】

>>363
苦手克服…
わたし、今までそんなこと、自分には関係の無いものだと思っていましたの。
(ゆりかとはいえ、向上心が全く無いわけではない。ただ、そういう面に関しては必要ないもの…いや)
(興味すら湧かなかったから…)
(まず、そんなことに興味を持ちはじめたという事実に、困惑する。)

……家柄じゃ、真似のしようが無いですわね。
(隣に座った顕谷に視線を向け、力なく笑顔を作る。)
(そしてすぐ、視線を夜空に向けた。)
(夏の終わり、まだまだ温く湿った夜の空気を吸い込み、溜息。)

わたしとね、顕谷さんは、とてもよく似ている境遇にあると思うんですの。
だけど、その気持ちも想いも願いも、わたしたちはまるで逆方向。
わたしは、多少は変わったのかもしれないけれど、とてもじゃないけれどあなたみたいに前向きにはなれない。
でも、そんなわたしでも、顕谷さんよりも前向きかな?なんて思っちゃう部分もあるんですの。

(顕谷には、自分の境遇や使命などは話していない。)
(だからこれは、全くの自己満足、独り言にも等しかったけれど、でも彼女なら、笑って聞いてくれると思った。)
……以前は、わたしもあなたと同じで、自分が消えてしまうのが当たり前のことであり、むしろそれが…
それが、幸せで、光栄なことだと思っていた。
けれど気付いたの…ううん、教えてもらった、ですわね。
準備された道を歩むことは、ほんとうにわたしが選んだことなのか。
そして………こんなわたしでも、いなくなってしまったら、悲しむ人がいてくれる。ということ。
なんか、うまく言えないですけれど……
つまりは…大好きな人たちを、悲しませたくない、ってことかなぁ…
そのために…・・・わたしはこれ以上成長するわけにはいかないんですの。
心も身体も。
成長しないならしないで、色々弊害はあるのだけれど…わたしはそれに負けないつもりよ。
(にっこりと笑顔を浮かべ、顕谷を見つめる。)
(思えば、彼女をこんなに真っ直ぐ見つめるのは、初めてだった。)
(幼さの残る頬、さらさらと、肩から零れ落ちる長い黒髪。真っ直ぐな優しさが滲む瞳。)

成長しない体もそうだけれど…何よりも羨ましいのは、その前向きな強さかも。
きっとあなたにも色々あるのでしょうけれど、その明るさと強さ、心の成長、決意…全てが財産だわ。
お金には替えられない、ね。

【大変、お待たせいたしましたっ、ご心配もおかけしてしまい、誠に申し訳ございません。】
【まだ自宅ではないので、変な部分が多々あるとは思いますが、あまり空けてしまうと】
【自分でも展開が解らなく…と言うか、すでにくしゃくしゃですけれど…申し訳ないです、適当に切っちゃってくださいませ。】
【とりあえず、これからもお待たせしてしまうとは思いますが、なんとか置きで進めさせていただきたく思いますの】
【もちろんこれからも引き続き、顕谷さんにロールの機会があれば、わたしとのほうは一旦保留にして】
【遠慮なくそちらのロールを優先させてくださいね。】



【あと、末筆で失礼いたしますが、キャラハンの皆さまと名無しさん】
【ご心配おかけして、申し訳ございませんでした。声をかけてくださった皆様も、ありがとうございます】
【おかげさまで、置きレスさせていただける程度には無事でございます】
【また、緊急事態による連絡とはいえ、このような私事をスレに記載いたしましたことを、深くお詫び申し上げます】
457名無しさん@ピンキー:2013/12/13(金) 00:25:45.74 ID:Rh/ssO2+
久々
458顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/12/17(火) 22:10:53.68 ID:N6l+1id6
>>456
(訥々と語られるゆりかの話に耳を傾ける。とは言っても、彼女の境遇については)
(まったく知らない。彼女の口から語られることもない。だからこれは、独り言なのだろう)
(それでも胸に溜めた想いを吐き出したい衝動に駆られることもあるだろう)
(王様の耳はロバの耳ではないけれど、そんな時は誰にだってある)

…………。
(消えてしまう。悲しむ人がいる。準備された道。光栄なこと)
(……も、もどかしい。痒いところに手が届かない、そんな感覚)
(そこまで言われると無理矢理にでも全部聞き出したくなる)
(そんなに気持ちをぐっと堪える。ゆりかは、笑っていた)
(人形めいた作り笑いでないのだから、きっと本心なのだろうと信じたい)

なんていうか、その……私……えと……
(何を言おうか、何を言うべきか。思考が空回りする)
(こんな時、何も言えない自分がどうしようもなく無力だと思う)
(けど、諦めない。それだけは拒絶する。繋いだままだった手を軽く握る)
な、何か食べに行かない?
(散々悩んで出た言葉がそれだった)
(ええい、ままよ。梨緒は破れかぶれの心境で立ちあがり、ゆりかを引っ張る)
甘い物が食べたいねー。チョコパフェとかさ。
夏の終わりに食べおさめってやつ。
(ぽつんぽつんと街灯だけが並ぶ町はずれから、人のいる通りに向かう)
(涼を求めていたはずだが、今は暑くても見知らぬ人の群れの中の方が安堵を覚える)

その、先輩とか、後輩くんとかにさ。言えばいいじゃない。
ゆりかのこと大事にしてくれるんでしょ?
だったら、ちゃんと筋は通しておいた方がいいと思うけど。
だって、私だったら大事な人が何も知らない内に居なくなったら悲しむし、怒ると思う。
どうして何も言ってくれなかったんだって。私はそんなに頼りにならないのかってね。
(そういう自分はどうなのかと問われれば……家族は既に承知している)
(他の人には……いずれ言う時も来るだろう。来ないかも知れない)
(言うべきだと感じたら、迷わず言う覚悟だけはいつだってしている)

ゆりかを大事に想ってくれる人は、ゆりかの大事な人とイコールでしょ。
だったら、言うべきことは言っておかないとね。


【ど、どう返せばいいのか何日も悩んだ(汗】
【とりあえず、置きレスにお借りしました】
459名無しさん@ピンキー:2013/12/17(火) 22:49:01.66 ID:sCyOzZDl
予告
460名無しさん@ピンキー:2013/12/18(水) 13:51:30.21 ID:ZXPc5Hgx
460
461久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/12/18(水) 22:53:32.76 ID:LYLlmbhw
【顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4gさんへの置きに、1レスお借りいたします。】

>>458
(愛らしい唇が、口篭っている。)
(事情を何も晒さないまま、感情を吐露していたのは、きっと彼女なら深く問わずに笑って聞いてくれると)
(なぜか、そう思ったから。)
(返答を悩んでいる様子を、微笑みながら見つめて待つ。)
(悪趣味かもしれないけれど、いまはただ素直に、そんな彼女が可愛らしくて、見つめていたかったから)
……なにか、食べ、に?
(ようやく出た結論を耳にして、しばし考える。)
(顕谷の食べるものといったら、アレしか連想が効かない。)
(非常時なら食べる自信があるので、口にすること自体は、きっと一般人よりもはるかに抵抗は無いと思うが)
(彼女が基本生食をしていたのを思い出し、せめて自分の分だけでも火を通したいな、と、首を傾げて考える。)
(だけど折角誘ってくれたのに、失礼にならないだろうか…)
(そんな思いをめぐらせつつ、彼女に引かれるまま立ち上がると、甘いものが食べたいとの台詞。)
(きょとん、として、顕谷を見つめた。)
あなたの食事っていったら…わたしてっきり……わたしのぶんは、煮るか焼くかして欲しいなぁって
そんなことを、考えておりましたわ。
この子のぶんなら、生でもなんでも大丈夫なのだけれどね。
(ぴぃ、と小さく口笛を吹くと、茂みからがさごそと小さな虎の様な猫の様な縫いぐるみがころがり出てくる。)
(抱き上げて、頭をひと撫でしてやると、バイオリンケースを開き、中に収める。)

甘いもの、お好きなんですの?
わたし、甘いもの好きでは、ちょっと負けませんわよ。
(にやりと笑ってみせ、人通りのあるうほうへと向かう。)
(駅前の喫茶店か、ファミリーレストランなら、この時間でも営業しているだろう。)
夏の食べ納めって…すぐに、秋の食べ始めが来るのではなくて?
(ゆりかがくすくすと笑い、手を取り合って歩く様子は、とても仲の良い親友同士に見えたかもしれない。)

言うべきこと…
そうね、今の気持ち…少なくともあの子には伝えたい。
(もうきっと、わたしの顔も、見たくないのかもしれないけれど…その言葉を飲み込み、再び笑顔を見せた。)


【悩ませてしまって、ほんとごめんなさいっ】
【焦りがロールにも出てしまって、恥かしい限り。精進しなければ、ですわ。】
462名無しさん@ピンキー:2013/12/19(木) 01:22:35.00 ID:36Ck31xv
463顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4g :2013/12/19(木) 22:19:53.69 ID:6H3yt+/W
>>461
なーう、あのねぇ。私だってTPOは弁えてますのことよ?
そりゃ山奥でサバイバルしてるならともかくさぁ。
(ゆりかが何を言いたいのかを察してしまい、思わずズルッと滑る)
(肝心なことは解らないくせに、こんなことばかり理解できてしまう)
ん?それがゆりかの家族?
ぬいぐるみみたいだね。あー、それが寄り代になってるのか。
(虎だか猫だかよくわからないがファンシーショップにても売ってそうなぬいぐるみが)
(ちょこまか動いている。中に小さな妖魔が入っているのだろうと察する)
(以前、ゆりかの言っていた使い魔で、家族も同然の存在らしい)
(式神を紙片に宿すのは知っているが、それの応用なのだろうか)

好き……っていうかさ。
私ね、味覚がちょっと鈍いんだよね。
だから、味付けが極端じゃないとよくわからないんだ。
(暑く蒸した暗い夜道を突き進む。決してその闇に囚われぬようにと)
(その手に掴んだ金髪碧眼の少女が、夜に呑まれてしまわぬようにと)
それはしょうがないよ。秋は冬に備えて脂肪蓄えないと。
それが自然だもん。摂理ってやつよ、摂理。
(まるで冬眠する前の熊のようなことを言う。人通りに出て漸く人心地着く)
(あのまま暗い場所にいたら、見えない何かに押し潰されるような、そんな予感がしたから)

あの子……うん、そっかそっか。
ちゃんと言わないとダメだよね。
難しいとは思うけどね、この手のことは。
(誰だろう?子と言うからには例の中等部の子なのだろうと察する)
(詳しい事はわからないから、どうしても当たり障りのないことしか言えない)
でもさ、言わずに後悔するよりは言ってから後悔する方がマシじゃない。
だから、ちゃんと言ってあげて。
私には……まあ、その後の後くらいでいいからさ。
(振り返ると、また、微妙な表情で笑っているゆりかがそこにいる)
(話してもらうのを諦めた訳じゃない。そのうち、もっと信頼を積み重ねてから)
(だから今はここまで。まだ深くは踏み込まない。けれど諦めない)
(決意表明としての笑みを浮かべて見せ付ける)

【ふぇぇぇ……なんとか置きレスしました】
【次か、その次くらいに締められると嬉しいです】
【お借りしました】
464名無しさん@ピンキー:2013/12/20(金) 01:35:14.63 ID:4cPRh0sT
深夜
465名無しさん@ピンキー:2013/12/22(日) 21:20:52.85 ID:fcPgzRJu
465
466久遠ゆりか ◆Juli/xDRV. :2013/12/23(月) 21:07:53.17 ID:asW+BlaV
【顕谷 梨緒 ◆x2JNvp1m4gさんへの置きに、1レスお借りいたします。】

>>463
ごめんなさい…つい。
(ずるりと滑る様子を見て、申し訳なさそうにしながらも、少し笑う。)
(少女の屈託の無さに、癒される。)
ぬいぐるみみたい、って言うか、ぬいぐるみなんですけれどね。
先輩が、くれたんですの。中身も捕まえてくれて…今では、大事な家族ですわ。
前に、異形の肉をわけて欲しいって言ったのも、この子のご飯にするためで…
あ、普通に人間の食事も食べられるんだけれど、やっぱり異形の肉のほうが体力付くって感じですの。

味覚が鈍い…
(異なる能力を持ち、夜の世界で生きるものは、どこか生き物として歪だ。)
(こくりと頷き、笑う。)
それでもきっと、甘いものは好きなのですわ。
だって、ね、女の子ですもの。
…って、脂肪とか言わなーいっ!
わたしも…その、そんなに伸び縮みしにくい身体だけれど……
いかなる体質であれ、脂肪分を恐れるのは、女の子としての嗜みよ、たしなみっ
(ぐっと拳を握り締め、真剣な顔で顕谷を見つめ、こくこくと頷いて見せた。)

…………
(少しの沈黙、少しだけ、悲しげな笑顔をしてしまう。)
(なんて優しい心なのだろうと、そんな心にわたしなんかが触れて、穢れはしないかと)
(繋いだ手を、微かに震わせる。)
(だけどそれは、一瞬のこと。)

そう、だね。
いつか、わたしがもっと綺麗になれたら、わたしの話…顕谷さんも聞いてくれる?
ううん…聞いて欲しいの。
(そのいつかは、一生来ないかもしれない。)
(けれど、今のこの気持ちは本当だから)
(もう夜も深くなってきたというのに、徐々に多くなってくる人波に溺れないよう、もう一度ぐっと手を繋ぎなおした。)


【お待たせいたしましたっ、わたしのほうは、これで〆】

【色々考えて悩んだのですが、結局返すだけになってしまって…ほんと恥かしいです。】
【やり残したこともぼちぼちあるので、またしっかり養生したあとに、再チャレンジさせてくださいませ。】
【それでも、顕谷さんが合わせて下さったので、かなりやりたいことやりたい放題させていただいたのですけれどね…】
【それも含めて、色々申し訳なく、反省点いっぱいながらも充実感もあったり】
【つまり、テメー何が言いたいんだ?と言いますと、楽しかったので、また遊んでくださいませ。って事なのですよ。】

【今回は、色々とご迷惑おかけして、申し訳ございませんでした。】
【お付き合いいただきまして、ありがとうございます。】
【また機会がありましたら、よろしくお願いいたします。】
467名無しさん@ピンキー:2013/12/23(月) 21:47:18.04 ID:xz1xSccY
復讐
468名無しさん@ピンキー:2013/12/25(水) 20:23:14.02 ID:jQdAgonj
追い出し
469名無しさん@ピンキー:2014/01/04(土) 15:07:03.34 ID:kRuvCiBq
過疎
470名無しさん@ピンキー:2014/01/04(土) 19:15:10.01 ID:kRuvCiBq
470
471名無しさん@ピンキー:2014/01/12(日) 16:45:27.42 ID:SMbjr0sD
竹刀
472名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 02:34:02.17 ID:7vc6q7OX
すっかり廃墟だなここも
避難所の雑談ばかり優先した結果だ
473名無しさん@ピンキー:2014/01/13(月) 22:06:19.98 ID:ox3WYq7x
避難所の雑談ばかり優先したら廃墟になるメカニズムを教えてくれ
474名無しさん@ピンキー:2014/01/14(火) 02:47:17.40 ID:PahLxd9H
難解
475名無しさん@ピンキー:2014/01/17(金) 13:17:03.41 ID:NUSBsWlh
475
476名無しさん@ピンキー:2014/01/19(日) 22:22:45.54 ID:2WbhqT52
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、  `´、!::::: ( ゚ω゚ ) : :::::::|  ,ノ:'、     /  : :   ヽ    ,l!ノ
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(⌒丶((⊂  )   ノ\つ)).!/ リ、丶 ヽ  `` ー‐一 '´    /
`丶、,r‐ト:::: (_⌒ヽ :::: :::|  /:.:ヽ ヽ '、 ':、     ,:' /,イ
、   `~|:::::: ヽ ヘ } ::::_,」 /:.:.:.:.:.:\\丶、___,ノ/ ト、
 ` .ε≡Ξ ノノ `J ::: :::lト、:.:.:.:.:.:.:.:\\`'  、__, '"  ハl l
  ノ | |::: ::: :::::: :::::: :: :: :::::l lミヽ、:.:.:.:.:.:.:.\\      /::::l ト- 、、
477名無しさん@ピンキー:2014/01/19(日) 22:33:17.28 ID:2WbhqT52
       /⌒ヽ
       (|●●|)    どぉ〜だいみんな!?
      ,r9_ワノ       過疎スレだろ?
     /{_ヲ rP、\
   │ /  / {E} \   ―┐                      ┃ ┃
    |/  /  \  )    _.ノ  オ ⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー'⌒ー' ・ ・
   (  /    |`´
     `「     |
478名無しさん@ピンキー:2014/01/19(日) 22:35:58.60 ID:2WbhqT52
          /三三三三三三三三三三三三三三\
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     /三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三 ',
.    |三三三三/ヾ\ヘ`<三三三三三三三三三三三三;
.    |三三三/    ヾ  `<三三三三三三三三三三彡
.    ∨三;∨           `¨'' ̄ ̄ ̄ヽ三三三三三ク
.    ∨三,|  _ _      ,ィ=――--、  ∨三三三三/          お
     ∨/,| ´ ____ヽ   / , __ _     ∨三/ハ/
        ヽ、| 久 弋うフヽ  i く 弋りフ'    `ー'ζ, |
.        |  ´ ¨`  ,  :|  ´ ¨ `         )ソ/           黙
          |      /   ,、                 i /
         |:      /,   / ヽ               /ノ
        ',    ゝェ、_rュノ            /"              り
        ∧                       ,イ
            ∧   r ―、 , ―、       / :|
          ∧  ゝ二二二ソ      /  :|、                 っ
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479名無しさん@ピンキー:2014/01/19(日) 22:39:24.31 ID:2WbhqT52
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480名無しさん@ピンキー:2014/01/19(日) 23:28:59.33 ID:YLGdfazr
480
481名無しさん@ピンキー:2014/01/19(日) 23:50:11.75 ID:SWZaDmmb
ほんと笑えるくらいの廃墟っぷりww
ざまあ
482名無しさん@ピンキー:2014/01/20(月) 18:30:23.54 ID:JL/iCMZW
始発
483名無しさん@ピンキー:2014/01/30(木) 19:06:16.71 ID:zdgdSQmZ
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484名無しさん@ピンキー:2014/01/30(木) 20:48:41.55 ID:LCGI8ZJZ
オッサン
485名無しさん@ピンキー:2014/01/30(木) 20:49:41.73 ID:LCGI8ZJZ
485
486名無しさん@ピンキー:2014/01/30(木) 22:26:15.21 ID:zdgdSQmZ
死死死死死鬱死死死死死死死死鬱鬱鬱死死死死死死死死死
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鬱■■■■鬱鬱■鬱死死鬱■■鬱■鬱死鬱■■■死死死死
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487名無しさん@ピンキー:2014/01/30(木) 22:45:41.82 ID:LAcriqYm
再生工場を手札より召喚、ターンエンド。
488名無しさん@ピンキー:2014/02/16(日) 23:33:40.38 ID:byR68gVh
489名無しさん@ピンキー:2014/02/23(日) 18:33:56.73 ID:9IdXc/+Q
490名無しさん@ピンキー:2014/02/23(日) 21:58:29.19 ID:oLSSNRWY
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491名無しさん@ピンキー:2014/02/23(日) 22:01:16.29 ID:oLSSNRWY
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492名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 01:11:06.16 ID:FML5j11n
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493名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 01:11:57.30 ID:FML5j11n
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494名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 01:12:43.18 ID:FML5j11n
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495名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 01:13:52.90 ID:FML5j11n
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496名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 01:15:31.99 ID:FML5j11n
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497名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 01:17:11.45 ID:FML5j11n
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499名無しさん@ピンキー:2014/03/01(土) 01:19:27.65 ID:Zb4Jz+UC
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