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http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1303984705/394 からの続き「義理」ほど厄介で面倒な繋がりはないと、私の知人なら申すでしょう。
それは「忠誠」に似て異なり、利害関係での繋がりよりも何よりも、面倒くさい、のだとか
(前に他の組織の人間に真っ向から言われたことを思い出す)
(主の命だと最後までしぶとく喰らいついたときに、吐き捨てるように言われたのだ、確か)
……睦言を前にした男の言葉など、どうして信じられましょうや。
ベッドの上の言葉くらい信憑性がありません。
まあ、的確な言質をとれれば、こちらも心裡留保なんて検討しませんから良いのですけれど。
(読むことを放棄したように、軽く片手をあげる)
(罠ならかかってやればいい、そうでないなら「仕事」をすればいいだけ。
そもそも自分の『技術』は殺すことを前提とした交わりなのだけれど、彼はそれを知っているのだろうか)
――そういうのを、試してみたいって、いうのですよ?
年下相手の経験がないから、そこにいるのですませてしまおう、試してみよう。って。
男の人ってそういう機微、おわかりにならないのですから。本当に。
(『自由に』と言われた――その言葉を耳に残したまま、男の背中を見送った)
……自由にって、私、本当に自由にして宜しいのでしょうか。
(命令じゃなければ、目の前のガントレットをひろってとんずらする。自由にと言われたのだから。
だが――、それでは『仕事』として成り立たないのも分かっている)
(かちゃり、とテーブルの上のそれに触りながら、きゅ、とネクタイをゆるめる)
(よくも、ここまで髪以外は女に見えない格好をした女を抱こうと思うものだ、なんて客観的に考えながら)
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