【異能】黄昏の学園35【異端】

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1名無しさん@ピンキー
舞台はとある学園、人ならぬ『力』を得た少年少女たちの物語である。
彼らはその力の存在に惑い悩みつつも、同じような『力』を持つものたちと、時には敵として、
時には味方として対峙しながら 力を合わせて様々な奇怪な事件に挑み、その闇を暴いていく。

【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・異能が認知されていない普通の現代日本設定なので、民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが、きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら戦闘モノだからとはいえ、険悪な展開はやめましょう。(過度の確定、相手を無視するロールなど)
・最強設定は勘弁してくださいお願いします。
・能力は使い魔、サーヴァント、念、核金、魔術、法術、変身など基本的になんでもありです。(強力すぎなければ)
・名無しさんも一発キャラでどんどんご参加ください。
・本校は幼等部から大学部まで有しており、留学生との交流も盛んです。
・同時進行、ロール割り込み、自作自演はマナー違反です
 マナー違反をしても明確なペナルティが架せられることはありませんが、
 繰り返していると見えないものを失っていくという自覚を持ちましょう。

テンプレ
【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【身長】
【3サイズ】
【容貌】
【能力】
【希望】
【NG】
【弱点】
【備考】

前スレ:【異能】黄昏の学園34【異端】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1291650361/

避難所:【異能】黄昏の学園避難所82【異端】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1294077671/
2 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/20(木) 01:25:10 ID:+Oxi3s4y
>>1の名無しさんに感謝しつつ――お借りいたします】

>>前スレより
私も、そんなに好きではなかったのだけれど……やりはじめると止まらないのね、これ。
(義兄の形見を愛おしそうに撫でながら、肩を竦める)
(そして魔女が見つからないという言葉をきくと、やれやれというように左右に首を振る。
 気だるそうに鉄棒にもたれかかりながら、舐めて濡らした唇を指先でなぞって)

あんな思いをするのは、貴方ではないわ。          ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
過去の貴方よ。そこにいる貴方はもう既にそんな思いを"してしまっている"のだもの。
(まるで謳うように甘く言葉を弄しながら、まるで言葉を彼女に沁み込ませようとするように
 女はかたりつづける。甘く淀んだ黒い瞳は、そっと彼女を見続けていて)
そこでそうやって、泣いてしまいそうになるのはだぁれ?
(鉄棒から離れると、着物の裾を引きずりながら愛華に近寄っていく)
……もちろん、邪魔はしないわ。
あなたがわたしの邪魔さえしなければ、手伝ってさえあげると申し出ているのだもの。
そして邪魔をしないのは、今日こうして貴方がここへ来さえしなければ、きっと「この私」だって同じだったはず。
知らなければ、「この私」だって邪魔しようなんて考えなかった。
(転がっている過去の自分をまたいで、愛華に近づく)
だというのに、あなたはこうしてここにいる。それは、―――なぁぜ?

あなたの本当の願いをいってちょうだい。
あなたの望みはなあに?貴方が心の底から望むものは、その言葉はどうやって紡がれるの?
さあさ、私におしえてごらんなさい。……この≪深凪≫当主が、貴方の願いをかなえて―――
(そして俯いている顔をあげさせようと手をのばし、顎に指をかけようとしたが
 その指先は、すっと彼女の中をすり抜けていってしまう)

あら、―――残念、時間みたい……ね。ああもう、とても良いところだったのに……ねえ?


【すみません、気づきませんで――こちらは、あと数レスで〆られる……と思います】
【けれど、遣り残しがなければ遠慮なくっ、おもいっきりっ、と】 
3瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/01/20(木) 01:55:59 ID:gFsbyv7G
>>2
だから………私は、そんな思いをさせない為に……っ、
(自分の為……、いや"この時代のわたし"の為に)
(既に私自身の過去として癒えない傷として何時までも残る、その様な思いをさせないが為に)
(同じ過ちを、繰り返させないために)

(彼女は着物を引きずり、近寄ってくる)
(泣いているという事は既に見透かされているが、それでも涙を拭い、表情を見せないように顔を逸らして)
…………………………私の………………望み……っ、
(逃げ出したい、そんな選択肢も頭に無いことはなかった)
(ただ、それをせず足を止めているのは自分の意思なのかわからずに)

………私は――――――っ!?
(顎に指がかけられる―――と目視で確認、ようやく言葉を紡ごうとしたその時にその指は私をすり抜けていく)
………"先、輩"………っ、
(ようやく、ようやく見出せたであろう希望の言葉は雪のように消え行く)
(代わりに口をついて出た言葉は、尊敬し、憧れ続けた"夜の仲間"としての言葉)
……………しばらく、私は待っています、
「深凪当主」ではなく、「先輩」としての………貴女を、ここで………この時間軸で………っ、
(いつか来る、来てくれる………その時こそ、私は言うのだ)
(真の望み、私を救ってくれる……否、楽にしてくれる…………望みを)


【お待たせしました】
【では最後あたりにもう一度、この時代の"わたし"が先輩を見つけますね?】
4 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/20(木) 02:05:03 ID:+Oxi3s4y
――――……ふう。あんなところで時間切れだなんて。ひどいわ。ほんとうにひどいわ。
(彼女にとっての『現代』に戻った女は疲れたように溜息をついた)
(薄暗く冷たい森の中。焚かれた香の匂いに顔をしかめながらゆっくりと起きあがると、
 髪をかきあげて、ゆっくりと立ち上がる――気だるそうに伸びをして、髪についた落ち葉をとる)
あと少しで、……可愛い駒(あのこ)がころんと私の手の中に転がり込んでくれるはずだったのに。
そうすれば予定よりもっと早く、"あの人"を捕まえることができたのに。
……ほんとうに、つまらない。
ああ、どうしてこんなにつまらないのかしら。
(自分のつま先に当たった何かを思いきり蹴飛ばし、不満そうに呟く)
(何度か蹴り飛ばしたあとに、大きく息をつくと彼女は「部屋」に変える為に足をすすめた)

きっと「贄」がたりないのね。……もっと、たくさんよういしなくちゃいけないわ。

(そして彼女は足もとに転がる幾多もの異形と人のなれの果ての合間を縫うように歩き、森の奥へ消えた)




――――。
(目を覚ました頃にはすっかりと日は昇っていた)
(時間を確認する――気を失っていたのは、ざっと30分というところであろうか。
 いったい、あのあとに何があったというのだろう。20年後の瑞谷愛華の姿も消えている)
(そして―――、ゆっくりとさきほど読もうとしていたメールを確認し……、思わず小さく声をあげた)
(差出人は「郡太一朗」。来たのは昨夜、内容は「マッチ売りの少女のマッチと児童虐待の少女」について。
 彼女は座り込んだまま、しばらくぼうっと携帯のディスプレイを見ていた)


【了解です】
5瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/01/20(木) 02:25:02 ID:gFsbyv7G
>>4
(そして、先輩は消えていった)
(きっと元の………私が存在すべき時間へと戻っていったのだろう)
………全く、何でこう、私は……弱いのかしらっ!
(立ったままの姿勢でじーっと、目を閉じ横たわる"葵先輩"を眺め言い放つ)
風邪………、引いちゃうわよ………っと
(日向に目を覚まさぬよう引きずっていき、また眺める)

………っ、いけない………、誰か…来るわね
(誰かの気配を感じたのか、眺めるのを辞め、そして逃げるように街の中へと消えていく)
(この先、彼女が何をして、どう動いていくのかは………誰にも知られぬままに)



はっ……はっ、
(新聞を配り終えてランニングしつつ、公園を横切ろうとしていた)
(着の身はジャージのまま、息を整えながらリズム良くステップ踏んで―――)

………せ、先輩っ!?
何をしているんですかっ、こんなところでっ???
(驚いた、家に帰っていったのだろうと思っていた先輩が目の前にいるではないか)
(自分は家が近くなので帰宅ついでのランニングをしていただけだが)
(分かれてからそれなりに時間も経っている)
(ずっとこの寒空の下、公園にい続けたのだろうか?)
6媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/20(木) 02:33:13 ID:+Oxi3s4y
(ぼうっとしながらも、返す文面は考えていた)
(しばらく考えた結果、出した文面。それはそっけなく、それでいて簡素ではあったが
 「自分らしい」メールを送ることはできたはずだ。そう、≪深凪≫の猟狗らしい文であったはずだ)


――瑞谷、さん。
(正直、なんとも言えない相手に出会ってしまった、と思った)
(しかしまあ、彼女にしてみれば先ほど別れた相手がまだこのようなところで
 ぼうっとしているのだから、それは声をかけるであろう。そう、心配してくれるのであろう)
……少し、――少し、いろいろありまして。
さきほどまで、人とお話をしていたのですよ。……それで、少々遅く。
貴方も今お帰りでありましたか……朝と言えど人のいないとき。女の子があるくには危険です。
(汚れを払いながら、携帯を片手に持って立ち上がる)


一緒に帰りましょう、瑞谷さん。


(送信ボタンを押し、ポケットに携帯をしまう)
(そうして何事もなかったように、目を細めて小首をかしげてみせた――そう、なにも無かったように)



【こちらは、これで〆に致します。ここまでのお付き合いありがとうございました】
【とても、楽しかったです。感謝を】
7瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/20(木) 02:52:02 ID:gFsbyv7G
>>6
………?
(何だろう、少し疲れているような感じがする)
(――まさか、それが未来の自分の仕業とも思わずに)
お話………ですかー???
(お話をしてこれだけ遅くなるというのも別段不思議ではないが、違和感はやはり拭えない)
(ましてや、あちこち汚れが見えてまるで……戦い終えた後、みたいな)
(いつものように首を傾げて先輩を見つめ、少し考える)

あ……えと、………それじゃあ、よろしくお願いしますっ♪
(考える間も無く、先輩に誘われた)
(先輩の言うとおり危ないのもあるが、何故だか一緒に帰りたい気分にもなって)
(そして結局言葉に甘える、まだまだ未熟な中学1年生)

(途中、分かれるまでにいろいろな話をして、笑いあって)
(こんな日が、何時までも続くと良いなと思ったのは今まさにこの時だった)

また、何かあったら………相談させてくださいね、葵先輩っ♪
(向けた笑顔は朝日の効果もあり余計に眩しくなる)
(こんな笑顔が何時まで続くのか、それは誰にも知られることではないことだった)

【これで私のほうも〆にしたいと思いますっ】
【ここまでお付き合いありがとうございましたー】

【また機会があれば是非お相手を願おうと思ってますっ♪】
【まだまだひょっこり未来のわたしが登場するかと思いますが、その時はまたよろしくお願いしますねー?】

【ではでは、改めてロールのお相手ありがとうございましたー】
【こちらもとても楽しませていただきましたー♪】
【避難所でも、またよろしくお願いしますー(礼っ)】

【こちらからは、スレをかえさせていただきますっ】
【お休みなさいませー】
8媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/20(木) 02:54:43 ID:+Oxi3s4y
【こちらこそ。楽しかったです――そうして、色々気になる未来編であります】
【私の方も当初予定はなかったのですけれど、ついでとばかりに……悪乗りすみませんでした。
 また、こちらこそ遊んでいただけるととても嬉しいです。宜しくお願い致します】

【それでは、こちらからもスレッドをお返しいたします】
【ありがとうございました。失礼いたします、おやすみなさいませ――】
9久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/20(木) 22:10:39 ID:AhXYLSOr
【兵部 晶 ◆oWbpNIMs9Mさんとの、ロールの解凍にお借りいたします。】

……らしく、ない?
(だったら、どういうものが自分らしいと言うのだろうか。)
(解からない…一族の思いを背負う自分も、間違いなく己が見つめてきた自分自身の一つだったから。)

そんなの…そんなの、晶くんから見ての、わたしだけじゃない。
わたしを好きだと言うのならば、ちゃんと全部を見てよ。
仕方ないじゃない、ずっとそういう風に育ってきたのだから。
それが、当たり前だと思ってきたのだから。
晶くんに、わたしの何が解かるって言―――
(思わず荒げた自分の声に気が付き、はっとして言葉を止める。)
(自分でも、呆れるほどに勝手で傲慢な台詞。)
(兵部の想いに応えられないくせに、自分の全てを見て欲しいなんて)

……ごめんなさい。
晶くんが心配してくださるのは、解かりますわ。
それは、すごく嬉しい。
ずっと一緒にいたいって、そう思ってくれるのも、すごく嬉しい。
だけど、わたしのことだけだったら心配しないでよ。
本当に…ほんと……光栄には、思っているの…よ。
(早く早く、落ち着かなくては、いつもの兵部が見ている"自分らしく"、笑顔になって)
(自分は今、ちゃんと笑えているだろうか……)

パパは、紫先輩の組織にも接触したことがあるみたいですわ。
わたしの想像では、おそらく、この異能だけを封印する方法が無いかどうか
子供たち…わたしとアリョーシャの身の安全も含めて、色々と
異能を研究している組織へ、片っ端から話を持ちかけていたのではないかしら。
パパが亡くなる数日前に…
『お前たちを自由にしてやれる方法が、見つかりそうだ。』
って、言っていたのですわ。
きっとパパが死んでしまったのは、その方法に失敗した。
もしくは、そんなものはなっからインチキだった、ってことか。
とにかくわたしは、パパがどうして死ぬことになってしまったのか、知りたい。


【それでは、今夜もよろしくお願いいたします。】
10名無しさん@ピンキー:2011/01/20(木) 22:23:31 ID:paS016ts
10
11兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/20(木) 22:30:57 ID:iFUnZyiC
………へえ。

(感情を揺らすゆりかに、少し目を丸くしたものの、どこか嬉しそうに笑う晶)
(確かに彼女の言う通り、自分にとっての彼女は、
 あくまで自分が見てきた彼女でしかない。が、それは当然だろう。
 いつでも誰でも、誰かが他人を話す時は、その人が知る所しか知らないのだ)
(だから、こうしてゆりかがもっと自分を知ってほしいと言ってくれたことが。
 感情を出して、普段の言葉遣いも止めありのままに語ってくれたのが、とても嬉しい)

ええ、分かっています。
でも、あなたはその選択肢でも、悪くはない…そう思っている程度でしょう?
決して、それが一番の選択肢と思ってはいない。

(地面を蹴り、ブランコを後退させる。やがて重力に従い、
 前に戻るブランコから、ストッと晶は飛び降りた)
(そのまま数歩前へ歩くと、ぴっ、と人差し指を立て、首を傾げる)

ねえ、想像してみて下さい、ゆりか先輩。
数年後、あなたは物言わぬ体となり、一人で孤独に永い時をさまようのと。
様々な知人に囲まれて、その人達とともに笑い、時には
泣いたり怒ったり、あるいは悲しんだりして過ごしていく。
今まで過ごしたきた色んな楽しく時間を、まだまだ過ごしていけるんだ。

…あなたとて、色々悩んだ末の選択なんでしょう。
それでももし僕があなたなら、後者を選びます。
可能性があるなら――――どこまででも、足掻いてやる。
僕はもう、二度と不幸になんかなってやるつもりはないんだ。

(その指を畳み、拳の形に変えると、真剣な表情で、ぐっとゆりかの方へ突き出した)

…ふむ、そこまでご存知ながら、足跡を辿る事はできなかったと。
流石に、容易ではなさそうですね。
……となると、あなたやお母様の情報と警察のデータベースを
照らし合わせていくのはどうでしょう。こちらから《十三天梯》に働きかけてもいいですし――――。



【それでは、今夜もよろしくお願いします】
12久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/20(木) 22:49:44 ID:AhXYLSOr
(みっともないところを見せてしまった、取り繕いたくても、どう笑っていいのか解からない。)
(自分勝手な感情を吐露する姿に、今度こそ呆れられ、嫌われたかもしれない。)
(……嫌われたかも、しれない?)
(そもそも、友人を作りたくないくせに、他人には自分の中へ深く入り込まれたくないのに?なにを今更?)

(不安げな視線で兵部を見ると、彼はいつものように優しそうな愛らしい笑みを浮かべていて)
………?
…え…えぇ……でも、最善ではなくとも、わたしにはそれしか残されていないから……
それに、この身体の成長も、わたし自身ではどうにもならないところもあって……その……
(目を丸くして、兵部の人差し指をじっと見つめる。)

(彼の語る予想図は、まるで夢物語だ。)
(自分がよく夢想する、楽しい毎日。そこには自分の姿は無かったけれど)
(兵部の語る物語は、ゆりかの姿もあって、皆と笑い怒り泣いて、喜び合う。そんな風景。)
(突き出される拳を、少し困ったように見つめて、笑った。)
(思わず、こちらも拳を握り締め、その小さな拳にコツンとぶつける。)
……まったくもう、わたしの弟は頑固ものですわね。

ご存知と言うか、さっきの話の殆どは、紫先輩から聞いた情報ですの。
わたしが個人的に思うところあって、《十三天梯》とはギブアンドテイクでいたいのですわ。
だから、晶くんがもし《十三天梯》に話を持ちかけるのならば、組織は抜きで。
あと……先日、祖国の組織の者が…この街で実験をしていましたわ。
おそらく、対異形・異能兵器の実験ですわね。
兵器自体は、お粗末なものでしたけれど……
(あの夜に出会った、同じ学園の伊織津綺子と名乗った少女を思い出す。)
(そう言えば、困ったことがあれば、兵部晶を訪ねろと言ってしまったんだっけ…)
13兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/20(木) 22:54:11 ID:iFUnZyiC
【すみません、次のレスは回線が変わりまして、少し遅くなります】
14久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/20(木) 22:56:59 ID:AhXYLSOr
【了解ですわ。】
【わたしは大丈夫ですので、慌てずにゆっくりと、ですわよ。】
15兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/20(木) 23:08:55 ID:oNowykQR
>>12

それ以外にも手段がある…あるいは、あるかもしれないから
あなたのお父さんはこの国で奔走したんでしょう?
…あなた自身でどうしようもないなら、それをどうにかする手段も探しますよ。
どうせ辿っていく内に、あなたの一族と接触することにもなりそうですから。

(やれやれ、と溜め息をついて首を振る晶)
(謙虚な事だ。それだけ断腸の思いでの結論だったのだろうが、
 ここまで諭してなお、まだ自分の体を眠らせる策を妥協して選んでいるとは)

…というか、あなたは僕がどれほどあなたの事を愛しているのか、
まだまだ理解していないようですね。
僕は少なくとも今、あなたと共に生きる未来しか考えていない。
それこそ、永遠に眠るのが自分にとって一番の幸せだと言われてしまったら
諦めざるを得ませんが、そうでないのなら一番を目指して
努力するのが当然でしょう?それが、僕にとってもあなたにとっても幸福に繋がるんですから。

(微笑んでぶつけた手を離し、やや寒くなったのか、学生服のポケットにそれを突っ込んだ)

しかし組織が抜きとなると、僕は銃器の扱いに長けたただの中学生に過ぎません。
異能こそあれ、恐らく僕の能力はそこまで珍しいタイプでもないでしょうから。
――――そう、ですか。

(彼女の祖国、ロシアの手の者がこの国に入り込んでいると聞き、少し表情が険しくなる晶。
 異形を狩る時の鋭い目つきで、改めて周囲を見回した)

何か非合法な事をしている様子があれば、こちらも表立って動けるんですが…。
手がかりのようなものは、何か分かりませんでしたか?
16久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/20(木) 23:23:07 ID:AhXYLSOr
(こんなに幼く愛らしい顔をしていながら、臆することも恥かしがることもなく『愛している』と言い放つ)
(そんな兵部の姿に、ますます困ったような顔を向けてしまう。)
(冷静になって考えてみても………いったい、自分のどこがいいのだろうか。さっぱり解からない。)
(これは一度、また別の機会を設けて、真剣に問いたださなくてはならない。)
(……なんだか恥かしくて、聞けそうにもないけれど)
(もぞもぞと手を引っ込め、照れ隠しでカイロを弄繰り回すように揉みしだく。)

もし、晶くんがわたしの件について個人的に聞きたいことや調べたいことがあって
《十三天梯》に持ちかけるのは、いくらでも結構。
ただし、その代償は全てわたしが負いますわ。
わたしのこと、ですもの。
紫先輩とは、そういう契約でお互い動いておりますの。

それに、晶くんの組織…警察が動くとなると、それなりに記録も残りますわ。
ご存知の通り、わたしは祖国に対して弟を身代わりにしている。
この街に祖国の者が出入りしているとなれば、絶対にそのことを漏らすわけにはいかないんですの。
その点も踏まえて、ね?晶くんの組織には動いて欲しくないのですわ。

非合法なことは…充分にしているとは思うけれど……でも、実行犯でないと……
そうそう、先日祖国の者と会った時に、学園の高等部2年『伊織津綺子』という異能らしき先輩と出会いましたわ。
ずいぶんと、夜を歩き慣れていらっしゃったみたいですけれど……晶くん、この名前に聞き覚えは?
17 ◆kO59iqwB7g :2011/01/21(金) 00:00:42 ID:NC3OAolW
【兵部先輩が規制に巻き込まれた模様ですっ】
【避難所にご連絡願いますー】
18久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/21(金) 00:03:23 ID:5wP0T6hv
>>17 瑞谷さん
ありがとうございますわ。
避難所に移動させていただきます。

お借りいたしました。
ありがとうございます。
19兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/21(金) 00:04:33 ID:1ixJ/U44
>>16

(愛している、そんな自分の言葉に、恥ずかしそうに手を体へ寄せるゆりか)
(普段はお姉さんぶっている――――それが家族へ異常な愛情を持つ自分には、
 とても助かっている――――が、体質上仕方ないとはいえ、
 そんな彼女がこういった色恋沙汰では、恥ずかしそうにしている様は、とても愛らしい)

そんな所もとても可愛いよ、ゆりか。

(トドメと言わんばかりに、最高の笑顔でそんな言葉を口にする)

そんな、あの人に付け入るスキを作り出すような真似は避けたいですね。
紫一久は、仕事に関しては非の打ち所がないくらい有能です。
そんな事をすれば、見返りにあなたがどれほどの代償を求められるか。
…ご心配なく。こちらにも、《十三天梯》が欲するようなものを有していますので。

(『タルタロス』の研究者、間 平の研究データだ。人間の知性や意識をそのままに、
 様々な異形の特性を植え付けた、あのデータともなれば、
 異能と共に異形にも研究の目を向けている彼らには、恐らく喉から手が出るほど求めるのではないか?)
(ただ問題としては、あのデータは原則的に持ち出しが許可されていない、
 手段を問わなければ幾つか策はあるが、もしそれがバレてしまえば、折角組織内で築きつつある
 『ガンスリンガー』への皆の信頼は、地に落ちてしまうだろう。というか、流石に処罰が下ってもおかしくないか)
(他に情報が得られなくなった時の手段として、脳の片隅に刻みつけておこう)

確かに、守弥くんに迷惑はかけられませんからね。
しかし組織で動けないとなると、国家の権力は借りられません。
…ですが、まあいいでしょう。単独でも、戦闘能力はさほど変わりません。

『ギュインッ』
(ブランコの傍へ置いておいたケースの車輪を回転、手元へと寄せた)

僕が単独で動くなら、法律も礼状も必要ありません。力づくで叩けばいい。
……伊織、津綺子?
――――いえ、知りませんね。

(若干の間の後、返答)
(その名は、あのかっての殺人鬼、霧原朱音が憑依していた、
 妹と呼んだ特別な存在だ。つまり、その時は津綺子が表に出ていたらしい)
(彼女もまた、夜を歩くものなのか。何にせよ、逆でなくて良かった)



【投稿テスト、です】
20久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/21(金) 00:24:51 ID:5wP0T6hv
(目を見開き、バッと顔を上げて)
(兵部を見上げる顔が、瞬く間にかぁーっと赤くなるのが解かった。)
なっ…な、な……っ、そな…とこって、ど、どんな…と……っ
(言葉がうまく紡げなくて、ただひたすら口をぱくぱくとさせ)
(恥かしいらや悔しいやらで、頭の中がごちゃごちゃとしたまま、悔しげに兵部を睨んだ。)

それは…いいのですわ。
最初は不本意ではありましたけれど、わたしも異能持ちのはしくれ。
それこそ、それは最善とは思ってはいないですけれど…
《十三天梯》で自分の能力を発揮できることに、それなりに喜びを見出しておりますわ。
紫先輩が、良くも悪くも非常に有能である、というのには激しく同意できますので
晶くんこそ、くれぐれも用心なさってくださいませね。

アリョーシャには、これ以上負担を掛けたくないですもの。
あの子は、そんなの気にしないって言うとは思いますけれど…
なんて言うのかしら?遠慮しているわけでは、ないのですわよ。
いわゆる、姉のプライドってやつですわね。
だから、晶くんに対してもそう。
(手元へと引き寄せられる深紅のケースをぴしっと指差し、兵部をじっと見つめる。)

なるべくなら、晶くんに危険なことはさせたくはありませんわ。
ね?お願い……
わたしのために、危険な単独行動は、ぜったいにとらないで、ね?
(潤んだ上目遣いで、小首をかしげ、ケースを指した指先をピンクのグロスの口元に持ってくる。)
(兵部が自分のことを『愛している』と言うのならば、このくらいは自分を『利用』してもいいだろう。)
(………不慣れなので、少し演技臭かっただろうか…)

夜には慣れていたみたいですけれど、見るからに一般の…いいとこのお嬢様って感じで。
すごく素敵な方でしたわ。
もし、彼女が晶くんを訊ねることがあれば、力になってやってくださいませね。
21兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/21(金) 00:43:31 ID:1ixJ/U44
>>20

(このテリトリーでは、10対0で完全に少年に分があるらしい。白い肌を赤く染めたゆりかが
 こちらを悔しそうに睨んでも、晶はふふん、と得意げに見下ろすだけだ)

まあ能力を如何なく発揮できる場所が心地良い、と言うのは分かりますし、仕方ありません。
ですが、あまり油断し過ぎないよう…なんて、これじゃあお互いに繰り返しですね。
ええ、僕も踏み込む際には気を付けますので、お姉ちゃんこそしっかりと自分の身は守って下さいね?

(ふふ、と小さく笑いながら小首をかしげる晶。鳶色の髪が、サラリと揺れた)
(もしくは、あの《十三天梯》にもう少し扱い易い人間がいればいいのだが。
 『オートクレール』は駄目だろう、能力はともかく、あの組織で可能なことはかなり限られていそうだ。
 あんな幼い子を利用するのもあまり気が進まないので、それに関してはさほど残念ではない)
(他の構成員と近づく――――だが、これも紫一久に知られてしまえば、不審がられるだろう。
 組織は使えず、名も顔も知られている以上、力ずくで吐かせるわけにもいかない)
(ゆりか相手にそんな取引を持ち出す以上、彼女の父親に関してそれなりの情報を持っているのだろうが…全く、面倒だ)

はい、勿論です。勝算のない戦いはしませんから。
行動を起こす時は、準備をして策を練り、勝利を確信した時ですよ?

(少なくとも、死ぬつもりは毛頭ない。自分が死ねば彼女が悲しむのは自惚れでなく知っているし、
 何より自分が死んでしまっては、彼女の傍に一生いるという願いが叶わなくなる)
(もっとも、多少の無理や無茶はするだろうが――――とにかく、そんな風に可愛らしくお願いをする
 ゆりかに、晶は冷静ながら、しかし自信満々の表情でこともなさげに答えた)

了解しました。力ない民間人は勿論ですが、
夜の世界の住人でも、助けを求められれば可能な限り応じたいと思っています。
22久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/21(金) 00:56:21 ID:5wP0T6hv
(見上げる少年の視線が、得意げだ……むかつく。)
(本気で腹が立っているわけではないけれど、なんとなく、いやかなり悔しい。)

ふふ…っ
お互いを心配しあってキリが無いなんて、おかしいの。
(唇に指先を添えたまま、くすくすとおかしそうに笑う。)
(渾身の表情は、冷静に切り返されてしまい些か癪な気持ちになったが)
(その点で言えば、自分はまだまだだと言えるのだから、これから要勉強といったところだろうか。)
(恋愛感情はともかくとして、有能なエージェントの娘としては、色仕掛け(?)の一つや二つは)
(使いこなさなければ、父の名倒れである。)
(こんな自分で、使い物になれば、だけれど……………)

えぇ、晶くんの力は、困った人を助けるものですもの。
しっかりと、お勤めなさってね。
頼りにしておりますわ。
(実際、頼りにしていなければ兵部の名前を気軽に出すことは無い。)
(夜に出会った人々に兵部を紹介してまわるのも、ゆりかにとっては信頼の現われなのだった。)
(兵部かた見て、どう感じているかは解からなかったけれど)

(ブランコから立ち上がり、兵部の隣に立つ。)
(華奢な兵部の手が突っ込まれた学生服のポケットに、無理やり自分の白い手をねじ込む。)
(狭い布の中で触れあい、指を捉えて引っ張り出す。)
(冷えた兵部の手にカイロを握らせて)
わたしは、じゅうぶんあったまりましたわ。
ありがとう。


【そろそろ締めの方向でしょうか?】
【もしやりたいことがあれば、遠慮なく、ですわ。】
23兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/21(金) 01:15:13 ID:1ixJ/U44
あ…っ。
…いえ、どういたしまして。

(傍らに寄ったゆりかが、その小さな手を僕のポケットに入れる。
 思わずびっくりして声が出たが、出された手に暖かい感触が触れると、顔が綻んだ)
(もう片手も取り出して、両手でカイロを握り締めると、来た時より更に深みを増している夜空を見上げる)

さて、今回の結論をまとめますと、僕はあなたを助ける手段を模索していきますので。
先輩のお父さんのを含め、何かしら情報が入ったらご一報下さい。
あなたは父親が亡くなった時の真実を知るため、僕はあなたを救う手段を探すためと、目的は違えど
行き着く先はさほど変わらないでしょうから。当然、僕も得た情報は可能な限り伝えますので。

(もっとも現場に彼女を出すとややこしくなりそうなので、基本は単独行動だ。手を借りるにしても、
 組織的な関係のない知り合いにしよう。こちらが警察だという事は、バレてはならないのだ)

(今でも彼女は、自分の生を諦めてしまっているかもしれない。だが、それでもいい。
 自分が知りたかった事は、彼女がそれを望んでいるかどうかという事だけだ。
 後は自分が、久遠ゆりかを愛しているこの僕が、勝手に動くだけなのだから。そこに彼女の意思はない)

………。

(この愛しい少女が自分を愛してくれるようになるまでは、仮にそうなるとしても、途轍もない時間が必要なんだろう。
 「好き」といえば「好き」と返ってきた、あの頃とは違う。片思いが辛くないといえば、嘘になるだろう)
(それでも、後悔はない。己はどうしようもないくらい、この目の前の少女だけを愛してしまっているのだから)


(とはいえ、これくらいは身勝手なご褒美として頂こう。やや頭をかがめ、自分の唇を、まだ少し赤い彼女の頬に口付けた)

(何か反撃が来る前に、両手を後ろに回して一歩後ずさり。そして満面の笑みを浮かべる)

さて、もういい時間ですから。お休みなさいですね、ゆりか先輩。
24兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/21(金) 01:16:07 ID:1ixJ/U44
【と、入れるのを忘れていました】
【それでは、僕はこれかこの次で〆にしますね】
25久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/21(金) 01:27:17 ID:5wP0T6hv
(兵部が空を見上げると、同じように冬の夜空を見上げて)
……まぁ、とりあえずはその結論、で。
晶くんが良くも悪くも頑固者だってのは、わたし知っていますもの。
わたしにとっては、良い意味ばかりですけれど…でも………
(自分のために、なにかをしてくれるのは嬉しいけれど)
(でも、その為に彼がなにか危険な目にあうことがあったら…わたし、なんかの為に)
(口に出して言ってしまえば、所かまわずくすぐりの手が飛んできそうなので)
(視線を降ろし、しばらく兵部の横顔を見て、押し黙ったまま再び夜空を見上げる。)

――――っ
(隣の兵部も、同じように夜空を見上げているものだと思っていた。)
(不意に触れた、頬への暖かさに驚いて)
(カイロで暖まった掌を、頬に押し当てて、寒さとは違う赤さを浮かべて兵部を睨みつける。)
こらっ……こっ、こっ、こんなこと…気軽にするもんじゃ、ないですわっ
そ、そんな笑顔………ずるい。
(ぷいと顔を背けたのは、どんな顔をして見せたらいいのか、解からなかったから。)

(そっと手を伸ばして、兵部の腕を掴み引き寄せる。)
驚かせたお詫びに、いちごみるくまんを奢りなさいっ
ほら、あの角のコンビニで。
途中まで、一緒に帰りましょ?
いちごみるくまん、分けてあげにこともないですわ。
26兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/21(金) 01:43:58 ID:1ixJ/U44
…僕が、こんな事を気軽にするような男だと思っているんですか。
全く、心外です。ちょっと、男は、皆守弥くんみたいなタイプじゃないんですよ?

(なんか不当な扱いを受けた気がするので、取りあえず抗議しておく。
 むしろ、頬で我慢している自制心を褒めてもらいたいくらいだ。)
(ぷくりと頬を膨らませる、とそんな自分の腕をゆりかの細い腕が引き寄せた)

…ふふ。あははっ。

(晶は表情を崩すと、向き直り恭しく一礼をする。そして、耳元で囁いた)

仰せの通りに、お嬢様。
……それにしてもいちごみるくまん一つでほっぺがOKなら、
三つ買ったら後二回してもいいんですか?…それとも、もっとスゴいのでも?
―――なんて。

(悪戯な子猫のような笑みを浮かべると一転、しっかりと手を握り、一方的に走り出す)
(幾ら対策をしているとはいえ、やはり冬空はそれなりに寒い。暖を取るため、
 そしていちごみるくまんを求めて、二つの小柄な影が走り出す)

さ、行こうお姉ちゃんっ。



【では、僕はこれにて〆にさせてもらいますね。二日間に渡るお付き合い、ありがとうございました(一礼)】
【先輩の〆の合図を見届けてから、落ちることにしますね】
27久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/21(金) 01:57:05 ID:5wP0T6hv
うちのパパやアリョーシャが、スタンダードだと思っておりましたわ。
可愛い晶くんまで、そんな風になっちゃったのかと思いましたの。
(頬を膨らます様子を見て、その可愛らしさについ、もっと煽るようにからかい口調で言う。)

―――っ!!??
(耳元で囁かれた言葉は、くすぐったさを感じないほどに驚愕で)
(そういうこと、そういうことになるのっ?みっつ買ってもらったら、あと二回!?)
(もっとすごいことって、すごいことって!?怖くて聞けないっ!!)
(ぶんぶんと、首を左右に必死で振って否定する。)
いっかいだけっ!
一回限りの、スペシャル割引のいちごみるくまんですわっ!!

(ようやく、耳元へのくすぐったさが実感となって押し寄せ)
(涙目になりながら、余裕に満ちた瞳を見つめる。)
(手を引くつもりが、いつの間にか引っ張られ、つられて走り出す。)
(冬の澄んだ空気は、きらきらと数多の星を瞬かせ、冷たい冷気は鼻を赤くさせる。)
(どうやら今夜は、この愛らしい子猫に完敗らしいと、引っ張られつつ小さく溜息をついた。)


【それでは、わたしはこの辺で締めですわ。】
【2日間のお付き合い、ありがとうございます。】
【とても、楽しませていただきましたわ。】
【もしよろしければ、また遊んでくださいませね。】

【では、おやすみなさいませ。晶くん寝相はいいけれど、それでも風邪ひかないように、ね。】
【良い夢を…】
28久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/01/21(金) 01:58:03 ID:5wP0T6hv
【拾い損ねですわっ】

【スレをお借りいたしました。ありがとうございます。】
29兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/21(金) 02:02:36 ID:1ixJ/U44
【はい、見届けました】
【次回は突撃!お宅訪問で先輩のお母さんに、何か娘に隠している情報がないか訊ねてみたり、
 あるいは伊織先輩とのロールで出てきた方々の所に殴りこみ、ですとか?】
【もちろん先輩もやりたい事がありましたら遠慮なく。
 そんな事を考えてしまうくらい、ますますこれからの展開が楽しみになるロールでした】
【実はもう風邪をひいていたり…こほん、こほん。なんて、冗談ですよ。ありがとう、お姉ちゃん。
 お疲れ様でした…お休みなさい、ゆりか先輩。ノシ】
30名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 04:14:18 ID:Js1JNeAZ
30
31紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/21(金) 21:30:22 ID:3OsaKgKh
【名前】紅裂 拓兎(べにさき たくと)
【年齢】十七歳
【性別】 男
【身長】 183p 83kg
【容貌】 半端な長さの赤茶色の髪・右耳にリングピアス(10mm)
      紅いコートを好んで着る。 特に冬場。 
【能力】
・珪素の支配…珪素を生成して支配する能力。能力の用途は多岐に渡る。
・体術…あらゆる格闘技の技を節操無く使う。 
・魔術・・・『Timewalk』自分自身の時間の流れを加速させる。
      『Lunatic』相手の運動神経を一時的に混乱させる。有効射程は6メートル程度。

【武器】 トンファー・小型拳銃
【希望】戦闘・交流・その他
【NG】 猟奇・排泄
【弱点】
・魔王の加護(魔力供給・再生能力など)を失っているので
 肉体的には鍛えた常人程度の強度しかない。
・魔術と異能の同時使用ができない。
・『Timewalk』は一度の戦闘に二度までしか使用できない。
 無理に使用すれば行動不能になる。また使用後に反動があるので反撃が確定する。
・『Lunatic』は同じ相手に一度しか通用しない。二度目はどんな相手にでも無効化される。
・エネルギー切れ(魔力切れ)
【備考】
元魔王の契約者。悪人。日中は軽薄に笑っているが最近は自分でも 制御し難いほど不安定な
精神状態にある。鬱になりやすい。芯が無いのでその場の勢いで 行動することも多々ある。
基本、年下には甘い性格。 気に入らなければ善人でも殺すし気にいれば極悪人にも手を貸す。
人間・異形で差別はしないが区別も容赦もしない。人の顔と名前を覚えない悪癖がある。

※現状
《虚影会》に反旗を翻し、奏永久と協力して事に当たっている。
久遠ゆりかから小型拳銃をプレゼントされたが、射撃のセンスが壊滅的なので
本当に護身用でしかない。

【スレ立て乙】
【プロフ投下しておくな】
32紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/21(金) 21:31:06 ID:3OsaKgKh
【というわけで、暫く待機してみる】
33紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/21(金) 21:56:43 ID:3OsaKgKh
【待機終了】
【直ちに撤収、撤退】
34名無しさん@ピンキー:2011/01/21(金) 21:58:14 ID:Js1JNeAZ
まもなく
35大槻 紫紋 ◆qUetENTaKU :2011/01/21(金) 23:09:55 ID:BEnbBA2y
【新スレ立てお疲れさまです。】

【名前】大槻 紫紋(おおつき しもん)
【年齢】14歳 (3月10日生/中3)
【性別】 男
【身長/体重】 158cm/60kg
【3サイズ】―

【容貌】髪は黒で長さは全体的にセミロング。後ろは一本に束ねた三つ編み。

【能力】磁力操作/磁界制御と《プラズマ》生成/制御
今のところ四つの技がある
・『フォースフィールド』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化、防護壁を造り出す。
重ね掛けが可能で二重三重に造れるが、移動は不可。
・『プラズマダガー』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化し、短剣(二刀流)として扱う。
(イメージは『ライトセーバー』)
・『プラズマバレット』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》で固定化した弾丸を撃ち出す。
一度の戦闘につき28発した撃てない
・『プラズマ火球』…《プラズマ》を生成した後《磁力》と《磁界》でサッカーボール大で固定化、
掌に磁力を宿し、反発力を利用して撃ち出す

『《磁力》』…今現在できるレベルとしては
・10tトラックを片手で操る事が可能
・血行促進させたり悪くしたりも可能
(血液中に含まれる鉄分に作用する為)
目に見える相手限定/複数(2〜3人)可能

【希望】雑談・戦闘・質問・エロス(・他要相談)
【NG】グロいもの・等
【弱点】一部の後輩女子・綺麗なお姉さん(照)・朝礼(笑)
【備考】
最近引っ越ししてきた、ちょっと癖のある少年。
性格は明朗快活で物事に対して熱く冷静に判断し、行動する(本人談)
裏の顔が「魔物退治」で「仲介者」を通して「依頼」を受け、成功報酬のみをもらって生活している。
両親は海外で謎の事故死にあっており、…今は単身でマンション(3LDK・購入済)に住んでいる。
趣味はマンガにゲームにスウィーツを食べる事。
特に最近はファミレスチェーン店『Josef』の「ストロベリーサンデー」がお気に入りらしい。
【以上、投下落ちであります!】
36名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 13:03:29 ID:QO2+JDMz
大槻は背後が考え改めないとどのスレッドでも
相手されないだろうな
実際相手にされてないし

37名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 15:56:55 ID:woPfDx1e
38尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/22(土) 21:13:38 ID:vvm2J+xO
【名前】尖 戒奈(とがり かいな)
【年齢】16
【性別】男
【身長】175cm
【3サイズ】――
【容貌】短めな髪を跳ねさせている。もみ上げ長め。
人によってはキツい印象を与えるかもしれない程度に目付きが悪い。
体つきは身長相応に筋肉も脂肪もついていて若干手足が長い。

【能力】
・光刃
刃物を媒体として光の刃を作り出し、それを操る能力。
作り出される刃はだいたい全長100cmの日本刀型。
威力は媒体の殺傷能力などに応じる
刀など刀剣類を媒体にすれば高威力の刃を作り出せる。

【希望】なにかしら護衛させてもらえるとありがたい。
【NG】欠損、死亡、スカ
【弱点】
・能力使用時に刃物が必要
・遠距離戦
・異形、人問わず、女性と敵対したときは防戦一方

【備考】
高等部一年男子。幼い頃両親を異形に殺され、姉と二人きりの生活を強いられる。
その際に両親を殺されたことよりも、自分と姉を守ってくれた
守護者(ガーディアン)を名乗る者のことが強く頭に残り、歪まず育ち
他人を守る守護者(ガーディアン)に強い憧れを抱くことになる。
また、姉からの調きょ……教育の成果で、女性に対する高い免疫力(非常に鈍感)と
常に紳士的に振る舞う心がけをもつ。

戦闘スタイルは我流。変則的な体捌きと担ぐように構えたり
引き気味に構えて光刃を隠し、間合いを誤魔化したりする戦い方をする。
身体能力及び反射神経は姉のち……教育のおかげで常人以上。

【プロフィールを投下させてもらうよ。スレ立ておつかれさま。】
【待機させてもらうよ。】
39紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/22(土) 21:43:59 ID:edg1mzwU
【こんばんは、初めまして】
【男でよければロールでもどうかな?】
40尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/22(土) 21:46:24 ID:vvm2J+xO
【はじめまして、こんばんは】
【構わないよ、何か希望とかある?】
41紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/22(土) 21:48:35 ID:edg1mzwU
【そうだね、あー、例えばキミが通りすがりの誰かを魔物から】
【庇っているところに俺が通りかかり……とか。一見人間に見える女性型の妖魔を】
【追いつめている俺の前に立ちふさがる、とか、そんなのができそうだと思うけど】
42尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/22(土) 21:53:05 ID:vvm2J+xO
【前者より後者の方が楽そうだね。】
【敵対者をつくるのは後々キそうだけれど……】

【特に問題がないならそっちで頼みたいな。】
43紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/22(土) 21:58:17 ID:edg1mzwU
【それじゃあ、対立パターンだな】
【心配しなくても、その女性型妖魔は実は人間の子供を襲ったばかりで……】
【という裏があるので、ある程度やりあったらそれ暴露するし】
【偏見と誤解と説明不足が招いた不幸な出来事という路線なので】

【とりあえず、夕暮れ時の路地裏か公園か。どっちがいいか決めて。書き出すから】
【あ、忘れてた。プロフは>>31を】
44尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/22(土) 22:02:45 ID:vvm2J+xO
【拗れるのもおもしろせうだけどね……】

【プロフは確認したよ、公園の方でおねがいするよ。】
【こっちからは特にないんで、好きにやってくれよな。】

【それじゃ、よろしくお願いします。】
45 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/22(土) 22:10:07 ID:edg1mzwU
はっ、はっ、はっ…はひっ……!
(一見、どこにでもいそうな主婦が、脇目も振らず走っていた)
(恐怖の形相を浮かべ片足を引き摺りつつも、走っている)
(…何が悪かったのか。月に一度の習慣で、黄昏時に獲物を物色していた)
(温和な外見で子供を巧みに騙して、物陰に引き摺りこんで精気を啜っていた)
うぅ、ま、さき………
(その溜めこんだ精気を可愛い我が子に与えるのが、女の努めで喜びで使命で全てだった)
(もう少しで家に辿りつく。けれど、あの追っ手は執拗に追いかけて来る)

たすっ……!
(助けを求めようも、しかし自分にはこの世に味方などいないと知っている)
(脚が縺れて、とうとう大地に転がりこんだ。来る。来る。紅い髪の魔物が来る)
(人間なのに、人間を辞めた自分より更に歪な笑みを浮かべて、紅いモノが……)

助け、てっ!
(誰も助けてくれないと、知っている)
(旦那が逝ってからは、この世に居るのは、自分と我が子と、我が子の餌と、狩人だけだ)


【というわけで、必死に助けを求めている女性のターンです】
【颯爽と助けに入ってくれておk】
46尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/22(土) 22:24:40 ID:vvm2J+xO
(近頃姉さんの機嫌がすこぶる悪い。具体的にいうと何故か常に殺気だっており)
(油断しているとすぐに正体不明の衝撃に襲われる。)
(媛名さんが家に来たときからずっとこんな調子で、今では)
(家の中にいるときの方が気を張っている。)

…………とはいえ、俺は何かした覚えはないんだけどな。
(ため息混じりに呟いてから、人の気配がすっかり薄くなった公園をいく。)
(日も傾き、あたりが薄暗くなってきている。)
(この辺りを徘徊する人間なんて――)

(――いない、と俺は思っていた。)
(だが、はっきりと俺の耳が捕らえた声がある。悲痛で、それでいて切羽つまった声。)
(それを聞き駆けて――――)

――こんばんは、奥さん。
随分慌てているようですが、如何しましたか?「助けて」などと……
安心してください、俺はあなたに危害を加えるつもりはありません。
(辿り着いた先で出会ったのは片足を引きずった主婦と思われる女性。)
(明らかに何かに教われた彼女を安心させようと微笑みながら)
(近寄っていって……)
47 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/22(土) 22:39:30 ID:edg1mzwU
あ……あっ……?
(優しげな声に、倒れたまま顔をそちらに向ける)
(そこに年頃の青年がいた。若くて、柔らかい微笑を浮かべている)
(誰?どうして?)
あの、私……わた、し……
(自分には味方なんていないと、知っている。人間の世界に隠れて生きる魔物だから)
(それでも、怖かった。助けて欲しかった。自分しか、あの子を守れないのだから)
(縋りつくように、その青年に向けて手を伸ばす)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

はい、STOP。
慈善活動は奄美諸島か余所の国でやっててくれ、正義の味方。
(何もかもぶち壊すような、軽い声が響き渡る。公園に紅い髪に紅い服の男がやってきた)
(その口元には、禍禍しい笑みが浮かんでいる。他者の命を軽視しきった眼差しで主婦と)
(それを助けようとしている青年を見つめ、ピッと指をピストルの形にして向ける)
何も聞くな、何も言うな、さっさと立ち去れ。
その女のことは忘れろ。まっとうな人生送りたいならな。
(最低限度以下の忠告を済ませると、ズンズンと傍若無人な足取りで間合いを詰める)
(ヒッと、女が悲鳴にならない悲鳴を上げる。まるで人が魔物を見る眼差しだった)

『お願い!』
(優しそうな青年に向けられた哀願の言葉か)
(それとも、紅い髪の男に対する命乞いか。女は必死に立ちあがって、よろよろと逃げ出す)
48尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/22(土) 22:57:58 ID:vvm2J+xO
(まるで自分の在り方はこうでなくてはならない、そう自分に言い聞かせるような)
(確固とした個をもって告げられる悪役じみたセリフ、うかべられた禍々しい顔。)
(それが差し伸べられた手をとるべく、動こうとする思考を中断させた。)

(そして俺は口を閉ざす。目の前の悪趣味なまでに赤で揃えた格好をする男に従い。)
(そして、よろよろとおぼつかない足取りで逃げ始める女性との間に立ち)
(彼女を腕で制して背中に庇う。)

動かないでください。
どういうわけかわかりません、それを貴方から聞くつもりもありません。
ですから、今は俺の後ろでじっとしていてください。大丈夫、俺は守護者(ガーディアン)です。貴方を護衛(ガード)しますから。

(男に対してではなく、背中に庇った女性に向けて声をかける)
(聞き入れられないことはある。それが今「ここから立ち去る」ということだ。)
(最低限以下の忠告をさらに厳選し、その結果として)
(目の前の男の前に立ちはだかり、背中の女性を護衛(ガード)することを選んだ。)
49紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/22(土) 23:12:07 ID:edg1mzwU
あん?
(気負うわけでもなく、自然とその青年は立ち塞がった)
(まるでそれが自分の存在意義であるかのように、だ)
やれやれだな。
人の言う事は……いや、なんでもいいさ。
(何かを言いかけて中断する。この青年、人の言う事を聞くような顔つきではない)
(自分の行為に疑う部分など欠けらもないと、そのまっすぐな眼が雄弁に語っている)
(この手の人間は、心が折れるまで自分の行動を止めないタイプだ)
(そしてこの手の人間の心を折るのは難しい。なら身体を停止させるのが手っ取り早い)

知っているか?
殺すことは容易い。守ることは難しい。
(一度でもしくじれば、それだけで自分の命も守りたい相手の命も失う)
(一度でも負ければ、二つ以上のものが同時に失われる。それが守るという行為の重さと難しさだ)
とりあえず、邪魔だから退け。死体になりたくないならな。
(魔力を体内で精錬し、脳内で武器の形をイメージする。珪素の粒子が立ち上る)
(眼の前に立ちふさがるのなら、相手が人間でも人外でも遠慮も容赦もしないのが彼の流儀である)
(ガチリ。粉が結晶化して、水晶の剣がヒュッと指を振ると同時に発射される)
(青年の脚元目掛けての攻撃は、最後の警告である)
50名無しさん@ピンキー:2011/01/22(土) 23:19:00 ID:woPfDx1e
50
51尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/22(土) 23:33:34 ID:vvm2J+xO
何も言ってないから一応、あんたの言うこと聞いてるだろ。
まぁ、もうやぶっちまったが……せめて何も聞かないし、これが終わったら
この女性のことは忘れるとするよ。
(軽口を叩きながら、ひどく怯えている女性を庇うことはやめない。)
(それこそがあの背中に近づくために必要なことだから。)
容易いとか難しいとかそういう言葉で語るものじゃないだろ。
聞かれたくないような理由でそんなことをするなら尚更退く理由にはならない。
(そして、目の前で起こる超常現象的ななにか……これには思い当たる節がある。)
(覚えたての単語でそれを語ることができる。)
あんた異能者か…………!(足元に突き刺さった剣、それを見るにその異常な能力を発現させる者)
(それから女性をかばいながら後ずさる。)

(なにか粒みたいな光が集まって剣ができた。そこから導き出されるのは)
(注意を払うべきは周囲360°全部。あれが自分の回りにしか作れないとは限らない。)
(だから、今背中にかばっているこの女性を自分のそばから放すのは得策じゃない。)
(二度目、八年前のあの人も異能者ならば三度目の異能者との遭遇は最悪だと思った。)
52紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/22(土) 23:50:00 ID:edg1mzwU
説明をして欲しいのか?
説明してもいいが、理解できるとも思えないな。
(青年は、退く気なんざさらさらねーよ!と言わんばかりの態度だった)
(何がこの青年をそこまで駆り立てるのか。知る術はない)
(確かに説明をしない紅裂拓兎にも非はあるが、説明できるような事情ではないのだ)

ほう……
(攻撃に対する反応は、なかなか俊敏だった。けれど、熟練の戦士ではない)
(自転車の乗り方を覚えたばかりのような危さが、動作の端々に見え隠れしている)
そう呼ばれる事もあるな。
そしてその女は……
(ヒトデナシで人食いの妖魔だと言おうとして、既にその姿がない事に気付く)
(きっちりと抜け目なく逃げ出したらしい。負傷したとはいえ流石に妖魔の体力は)
(人間の比ではない。普通なら動けない傷も、妖魔にとっては問題ではないらしい)

……ちっ。やれやれだな。
ここで始末しておければよかったんだが。
(あの主婦の姿をした妖魔が子供の精気を吸っていた現場を見かけたので、行きがかり上)
(殺すことにしたのだが、逃げ足が速く、そして運も良かった。もしあのまま生き延びて傷を)
(癒すことができたのなら、また誰か犠牲になるということだった)
(別段誰が死んでもそれは構わないが、戦端を切った手前、トドメは刺しておきたかった)

………。
あー、説明を、求めるかね?
(残ったのは、青年だけだ。もう用事はないとはいえ、戦端を切った手前そのままサヨナラ)
(するのも何かどうしようもなくダメな気がする。理由は無くても、気持ちの問題だった)
(ポリポリとバツが悪そうに頭をかいて、今更ながらそんなことを言う)
(さっきまで説明する気はなかったのだが、どうしようもない)
53尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/23(日) 00:00:39 ID:vvm2J+xO
いや、何も聞くなって言われたからね。何も聞かないよ
……にしても、なかなか抜け目のない方だな。ちゃんと逃げてくれればいいんだけど。
(できればちゃんと手当てをして送ってやりたかったのが本音だが)
(無事ならそれでいいともおもったし、これでいい……たぶん。)

…………
(時々、なにもしなくても子供が泣き出す目付きを細め)
(さらに眉間にシワを寄せる。)
(なんというかとても居心地が悪そうに見える。端的に言うと説明したそう。)
あんたの気がそれですむなら。
(そう言ってとりあえず肩を竦めて、説明をまってみる。)
54紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/23(日) 00:10:08 ID:qijLFKf0
……天然か、お前。
(確かに事情は聞くなとは言ったが、それを鵜呑みにするとは)
(天然か、ズレているのか、ただの馬鹿か)
(どれにしろ性質が悪い。できれば関わりたくないタイプの人間だった)

(目付きが悪くなった青年に、さてどうしたものかと考えながら)
あー、とりあえず夢詰め込める程度に脳味噌を空っぽにしてから聞け。
この世界には人間がいてそれ以外の妖魔がいて、その妖魔の中には
人間を食らう妖魔もいる。さっきの女のかっこした奴もその類だ。
ついさっきのことだ。あの妖魔が子供襲って喰らってやがったんで俺はその妖魔を
殺すことにして、今ここに至るわけだが………
(説明しつつ、あまりの馬鹿馬鹿しさに目眩がした)
(異能者という単語を知っていても、それ=妖魔だのなんだのが通じるとは限らないのだ)
(けれど、それが事実、真実、まぎれもない本当の事なのだ)

……俺の脳味噌が性能悪くてなお且つイカレてるのは自覚してるが、言ってる事は本当だ。
別に救急車も精神科の医者も必要ないぜ。
(手遅れだし、とは付けくわえない。言うべきことは言った。相手の反応を待ち、そして可能なら)
(追跡を再開する。この青年が立ち塞がらなければの話だが)
55尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/23(日) 00:21:05 ID:T3tp+8on
ん、ああ…………ちゃんと父親も母親もいる。養殖物じゃない
天然の人間だよ、俺は。
(そんなことを返しながら、言い訳じみた説明をきく。)
(どうしたものか……だから俺が何をするべきなのかは全く見えてこない。)
(要はさっきの彼女は異形というやつで、さらに子供を襲っていたらしい。)
で、だから邪魔するな?
そう言うつもりなら、断るよ。目の前で困ってる女性を見捨てるなんてとんでもない。
人殺しが悪いっていうならなんとかやめさせるさ。人以外食べられるかもしれないだろ。
(とりあえず、自分なりの理解を示して、さらに自分の答えを――守護者(ガーディアン)としての)
(答えをその男に言う。)
56紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/23(日) 00:31:46 ID:qijLFKf0
……さーせん。俺が悪うございました。
だからもう天然発言はよして。
(根本的に妙な方向で言葉が噛み合っていない)
(正直、こんな人間は初めて会った)
(できれば、死ぬまでは会いたくなかった)

邪魔するなとは言ってない。
好きにしたらいい。俺も好きにする。それだけだ。
説得できるならやってみろ。できるとは思えないが。
(今更、人殺しはよくないとか、人食いの妖魔は滅するべしとか)
(そんな戯言を言うつもりはない。始めたから終わらせる。こちらの動機はその程度だ)
(正直、この青年の言葉を聞いて興醒めしてしまった。テンションが下がれば、もうどうでもいい)

(さっさと踵を返して、その場を立ち去ろうとして立ち止まる)
純粋に好奇心で聞くんだが。
困っている男の妖魔なら見捨てて殺したのか、お前。
(困っている女性が…のフレーズが気になったので、その部分について言及する)
(もしこの質問にイエスと答えたなら、やっぱりこの青年はただの馬鹿だ)
(ノーと答えたなら、筋金入りの馬鹿だ。どちらにしても、関わるだけ鬱陶しい)

57尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/23(日) 00:45:30 ID:T3tp+8on
いや、じゃあ何で説明したんだよ………自分の行動の正当性を証明したかったんじゃないのか?
まったく、帰ったら洗濯物取り込んで、風呂洗いしなきゃならないっていうのに。
(無駄な時間をとった。ため息をつくと眉をしかめて)

そんなわけないだろ。俺は守護者(ガーディアン)だ、殺すのは俺の役目じゃない。
男とか女とかそういうことじゃない。俺は俺の背後に護るべき存在を背負う。
(自分がそうされたように。)
(この赤い男が何をしたいのかいまいちよくわからない。)
大体、あんたは守るのが難しいとか、殺すのは楽だとか。
そんな風に考えてるのがよくないんだよ。死ななくても済むならそれでいいじゃないか
58紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/23(日) 01:03:32 ID:qijLFKf0
いんや、単に気分の問題。
正当性なんてのは自分が確信してればいい。
(人間の自尊心は他者からの承認によって満たされる)
(だが、自分の中の正当性は世界中で自分だけが確信していればいい)
(多分、この青年もそのタイプなんだろうと、漠然と感じる)
……この季節、外干しはやめておけ。乾燥機買え、乾燥機。

……守護者(ガーディアン)、か。
それは難しいぞ。例え相手が地上最強の生物だとしても、退いてはならないからな。
そして、守る為に殺した相手の命の、その責任は自分で背負わなくてはならない。
自分が守った相手をその業で穢してはならない。
(ふーと、疲れ切ったため息を吐く)
(それは仕事としてやっているわけではなく、生き様として選び取った在り方だろう)
(金銭や雇用関係に基づく職業としての守護者ならともかく、生き方として守護者を)
(選ぶことは、どれだけ困難なことは、この青年は多分、まだ自覚していない)
(誰かの為に誰かを殺し、その責は自分で背負い、決して守護対象に背負わせない)
(それができるからこその、守護者であろう)

それでも人は死ぬ。
誰かの死を看取った事はあるか?
(生きるモノはみな等しく死ぬ。懸命に守った誰かが別の原因で死ぬなんてことは)
(ザラにある。この青年も、いつかそんな体験をする時も来るのだろうか)

59尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/23(日) 01:19:30 ID:T3tp+8on
そうか。なんつーか、不器用だねあんた。
取り敢えず、全部善意で言ってくれてると思っておくよ。
(忠告じみた言葉も、守護者(ガーディアン)としての生きざまに対しての生きざまも。)
(この数往復のやり取りからすればこの男にそんなつもりはないのかもしれないけど。)
ありがとな。
けど、俺はそうすることを選んだんだ。難しいとかそれ以前だよ
それをやってのけてる人に会ったんだから。

あるよ。親父もお袋も俺の目の前で死んだ。
(あの時のことは今でも覚えている。)
(この間、異形と言う名前を知った化け物、それの爪と牙が両親を)
(物言わぬ肉塊へと変えていく過程。)
(それから俺を守ろうとする姉さん、そして――)
…………あんな思いはするのもさせるのもたくさんだ。
(――あの背中が与えてくれた安堵。)
(あれを与えられる人間になりたい。そう思う瞬間だった。)
60紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/01/23(日) 01:44:29 ID:qijLFKf0
適当に立派そうに聞える言葉を並べたてるのが好きなだけだ。
人は、いつだって無責任なものだ、他人の事に関しては。
(半端な善意ほど役に立たないモノはない)
(紅裂拓兎の善意が役に立ったことは一度もない)
ふうん、誰かに守ってもらったから。
だから自分もそんな風になりたいってとこか。
(それはその人への憧れが言わせた言葉だろう)
(誰かに守ってもらって、そのことが嬉しかったから)
(自分も誰かを守れたら、きっとその人みたいになれるから)
(その人みたいになりたいから、自分はその道を選んだのだと言う)
偶に、いるな。無償で誰かを救って、颯爽と去ってゆくヒーローみたいな人間が。
……もっとも、想い一つで、才能一つで、人は世界を変えられない。勇者はいつも墓の下だ。
(そして生き残るのはいつだって無力な一般市民で、世界は何も変わらず)
(悪意と脅威が消え去ることがない。ヒーローに憧れることはあるが、そんな生き方を)
(したいとは思わない。きっと、そんなことをしても誰も守れないと知っているからだ)
まーあ、それでも守りたいものがあるなら戦うしかないってことだがな。
(結論は、いつだってそこに辿りつく。守るという前提があるなら結論はそれしかない)

そうか。
(その人のように誰かを守りたいという想いと、二度とそんな想いをしたくない)
(という記憶が、この青年の原点らしい。その痛みを知っているから、戦う)
(守りたいと思う相手を守る。どんな議論も全てはそこに辿りつく。バカみたいな話だ)
よくある話。この世界では、そんな話はあちこちに転がっている。
悲劇の使い道も、人それぞれなんだろうな。
……まーあ、やってみたらいいさ。その道を進むなら、いずれ俺と本気で相対することも
あるかも知れないが、その時は遠慮なく叩き潰すからな。
(紅裂拓兎の生き様は、自分が納得するためなら誰とでも戦い、誰でも殺し、その屍を踏み躙る生き方だ)
(だから、この青年の生き様と相対する可能性は零ではない。だから、言うべき言葉は言っておく)
(そんな日が来ないに越した事はないと、この青年は言いだしそうだが………)

俺は名前は紅裂拓兎。覚えるなり忘れるなり勝手にしろ。じゃあな。
(最後に自己紹介をして、今度こそその場から立ち去る)
(すっかりと日も暮れて、夜が来る時間だった)
(いずれ会う時までこの青年のことは忘れることにして、紅裂拓兎は再び夜へと歩きだす)


【初対面ロールなので、これくらいで〆でかな】
【夜遅くまでありがとう、お疲れ様】
61尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/23(日) 02:04:48 ID:T3tp+8on
はぁ………なんだよ、あんた。「うざったい」っていってほしいのか?
あんたはもうちょっと視野狭めればいいだろ。世界がどうとか……
人は世界を変えることはできなくとも自分を含んだ人を変えることはできるだろうに。
(目の前の人を守ったら、その人が笑った。)
(それくらい単純な結果を求めればいいのに。それだけじゃ世界は変わらないだとか)
(その過程や後で死んだやつがいるだとか……)

(要するに、この目の前の男は諦めきれていないのだろう。)
(諦めるしかないとわかっているくせに。バカみたいな話だ)
(諦めきれなくて自傷を続けるなど。)
悲劇なんて自分の境遇に酔いたい時にだけ使うものだろ。
それ以外の使い方なんてないよ――やれやれ。
(ため息をひとつ、言いたいことを言って、さらに自分だけ名乗って帰っていくその背中に)
(ため息をつかざる得なかった。)
乾燥機、な…………場所もお金もないよ。
(名乗るべき名前も、かけるべき言葉も失って、とりあえず家路につくことにした。)

【こっちこそ、ありがとう】
【お疲れさま、また機会があれば。お休みなさい】

【スレを返します。】
62瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/23(日) 20:24:09 ID:CiOfTyPz

【名前】瑞谷 愛華(みずたに あいか)
【年齢】13 中等部1年C組
【性別】女
【身長】144cm
【3サイズ】71-54-77
【容貌】青みのかかったショートカット 優しい眼差し
【能力】〜水流操作〜
    空気中の水分を集合させ、それを自在に変化させて使用する
    現在:鞭状・球状・壁状(マット3〜4枚の衝撃吸収力)・糸状(鞭状態からの力収縮)
    
    この先硬質化(凍結)して(一例として剣や盾として)扱えたり、
    相手を丸ごと水の牢に閉じ込めたり出来る模様
    最終的には人体の水分を操作できるほどになるがいつになるかは不明
    
【希望】NGを除いて基本的に何でも 但し、性格上戦闘は苦手
【NG】排泄や切断など、他にグロいことはダメです
【弱点】流行(特にファッション)・電子機器(授業で学ぶ程度まで可)・くすぐられること
【備考】基本的に明るいが、能力の発覚以後人付き合いが苦手に
    友達は別なクラスに数名いるが、自分からは声をかけず避けている
    (未熟な自分の能力で他人に迷惑をかけない為で、普通に話しかけられれば普通に返す)
    ただ、異性との付き合いが少なかったためか、男性と話すのはぎこちない
    
    家族を初等部卒業前に事故で亡くして現在一人暮らし 休みの日はバイト三昧との噂
    (バイト"三昧"というのは噂で、能力を制御する為ほぼ特訓に時間を割いている)
    住居は生活に困らない程度の小さなアパート 料理・裁縫など、家庭的なことが得意
    
    貧乏生活なので、制服やジャージ姿でいることが多い
    能力発覚後は戸惑いながらもそれを受け入れ、「夜」の世界を生きていくためにその能力を使いこなすべく、
    日々体力トレーニングや能力を使いこなすための特訓を行っている
    
    未来の自分に何かがあり、その先の自分が何か画策しているが、詳細不明
    
<能力現状>葵先輩との共闘で集中すれば相当量の水流で異形を撃退する事が可能である事が判明
    しかし、その後のトレーニング上ではまだまだものに出来ずにいる
    
    基本の水鞭は並みの異形程度なら通用する
    
    空気中から生成した水は基本的に相手からの衝撃を緩和する
    なので、一点集中などで打ち破られることが弱点
    まだ純水に近づけられる程度で、電撃の類はやはり防ぎきれない
    炎系統の攻撃に関しては性質上自身に通用しない
    (隙を衝かれればその例にあらず)
    
    特訓中に操りきれず失敗し、水浸しになってしまうことがまだある
    
    日々のトレーニングのおかげで能力は2時間程度まで継続して使えるようになった
    体力維持の方法に関しては自分なりに研究している模様

【プロフ投下ですっ】

【しばらく待機させていただきますねー】
63名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 20:34:23 ID:mICohP8V
あいかタソ10年後のプロフも投下して欲しいです
64瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/23(日) 20:44:32 ID:CiOfTyPz
>>63
【ううん、それはまたプロフが長くなっちゃうし】
【また考えてから記載させてもらうね】
65名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 20:51:34 ID:mICohP8V
あんなにしょっちゅう出て来るんだったら、別キャラで投下すればいいじゃん
この前のひめっちとのロール、よく分かんなかった
ロールしている本人同士が分かってりゃいいんだろうけど
プロフちゃんとしとかなきゃロールの幅も狭くなるだろうし
プロフ設定が細々し過ぎてんのも幅狭くなるけど
そんじゃ寒いけど待機頑張って下さい
66名無しさん@ピンキー:2011/01/23(日) 21:09:34 ID:ohLRvUsE
日本語でおk
67瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/23(日) 21:45:38 ID:11mMTolo
【それでは、そろそろ失礼させていただきますねー】
68郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/01/24(月) 01:17:21 ID:T363uYn6
【名前】 郡 太一朗 (こおり たいちろう)
【年齢】 16歳
【性別】 男
【身長】 168センチ
【容貌】 はねっけのある癖の強い髪型。少々垂れ目。
     髪・瞳とも黒。中肉中背。青と黒のチェック柄のバンダナを額に巻いていたが、現在は外している。
【能力】 ・無呼吸の瞬き −ゼロ・ブレス−
      集中力を高めて、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませる。神経の反応も過敏になり、一時的に運動能力が上昇する。
      そのことにより、相手の攻撃を見極めたり、(他者から見れば)高速の連撃を与える。
      発動している間は文字通り「呼吸するのも忘れるほど」過度に集中するため、無呼吸になる。
      制限時間は3〜5秒ほど。

     ・不可避の直感
      能力というより、体質。自身にとっての災いが降りかかりそうになる時に限って働く直感。
      殆どの場合において、ほぼ100%的中し、微弱な未来予測と呼んでも良いほど。
      ただし、直感は直感に過ぎず、とても曖昧なもので具体的な事象が分かるでもなく、
      事前に回避することも出来ないので、役立たず。故に、不可避。       

【武器】 切姫(きりひめ)
       :無呼吸の瞬きの要領で、集中力を注ぐことで能力を引き出し、霊的なエネルギーを裂くことが出来る小太刀。
        また、かなり不安定だが他者の傷を癒す能力もある。
     夜逆(やさか)
       :無銘の無骨な短剣。ただしひたすらに頑丈。不思議なことに刃こぼれひとつしない。
        家の倉庫から出てきた物。名前は自身で考えたもの。

【希望】 基本的には何でも。
【NG】 同性同士
【弱点】 能力発動時は無呼吸になるため、酸素濃度の低い場所では制限時間が更に短くなり、
     あるいは、能力自体が発動できなかったりする。
     また、能力発動後は酸素を取り込むため、隙が大きくなる。
【備考】 高等部所属。家族構成は父 千市・母 百花・姉 十和の四人暮らし。
     部活動は無所属、委員会は見た目に寄らず図書委員。
     性格はテンプレ的な熱血漢。ただし、変なところで悩みやすく、結構打たれ弱い面も。
     勇気と無謀を簡単に履き違える。無力なのに理不尽な不幸に逆らう。 そんな馬鹿。
     ただし、その為の手段に関しては非情に現実的な部分と、理想的な部分とが混在している部分がある。
     短剣(小太刀)と蹴りを主体とした戦闘スタイルで、スピードで勝負するタイプ。

     ある可能性のひとつとして、10年後、異形とそれを討つ機関の排除を目的とした
     ≪三千世界≫と名乗る武装集団を結成する。その組織の人間は皆、現代に時間跳躍している。

     父親は異形・討伐者関わらず巨大な力を持つ存在を討つ者“調整者”(バランサー)の一員。
     ランクは“999(トリプルナイン)”。とある事情で永久欠番の最下位のランク。姉はそれを引き継ぐ者。

【プロフだけ投下して落ち】
69名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 01:41:57 ID:C2WYXX7j
浮腫
70奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 20:23:36 ID:Lu1utKuo
【名前】奏 永久(かなで とわ)
【年齢】 16
【性別】 女
【身長】 162cm
【3サイズ】 B94(68)W58H86
【容貌】
艶やかで癖のない漆黒の髪(長さは膝裏まで達するほど)。右目黒、左目茶(カラーコンタクト着用で黒)。奏鬼眼発動時、睫毛のみ銀色、瞳が金色に。
奏鬼眼発動中、感情が極端に昂ぶると髪も銀髪になる。ゆったりとした服装を好む。
女子にしては長身だがかなりの細身、ただし胸は除く。当主モード時は凛々しく見えないこともない。
【能力】
奏鬼眼:第五十二代奏鬼眼継承者≪奏宗家当主≫の証である額に一つ、両目に各一つづつ顕現する金色の眼。
     立ち上るオーラが鬼の角のように見える。
     「癒し」の力を発揮する目。体液などを介して異常を治癒する能力(異常と認識されないものは癒せない)
     三つの奏鬼眼から流れる力に永久の身体が耐え切れないため、体液に「癒し」が付加されるのみとなった。
     最近霊術を経由しないと、効果がなくなってきた。
     生命の流れや感情などを視覚的情報としてみることも可能(かなり大雑把で正確性には欠ける)
     左目の奏鬼眼のみ完全に閉ることができず、視力がほぼない。
     
その他:身体能力こそ常人並だが「凪」と名づけた状態を作ることにより、ある程度の攻撃を受け流すことが可能。
     霊術や内気功をメインに扱い、試行錯誤の最中。

【武器】
弧狼&堕天:霊的な文様が刻まれたバレル部分が長い銃と巨大な折りたたみナイフがくっついたような二つの可変武器。
        トリガーがなく、打つ意思を引き金に弾丸を吐き出す。トンファー、銃、トンファーブレードとして運用可能
        霊術を強化するために用いる。     
                     
【希望】気分次第ですがまぁ、主に雑談戦闘などを望みましょう。
【NG】排泄物を強調したスカトロは勘弁してもらいたいです。損傷は治っちゃうこと前提なら。理不尽な死亡。(和姦は要相談)
【弱点】    
・奏鬼眼(攻撃されると威力に比例して思考に霞が掛かる。)  ・吸血など体液を奪う攻撃方法 
・まったくの無機物 ・左側からの攻撃 ・物理的攻撃力が低い  

【備考】
兄を取り戻し、老人達の反対を二人で押し切り晴れて第五十二代奏鬼眼継承者≪奏宗家当主≫の肩書きを手に入れた高等部一年生。
兄を取り戻す際、奏鬼眼を全開にした影響で左目が変色、さらにほぼ視力が失われる。
奏鬼眼の出力もいままでよりも抑え気味なため、物理的攻撃力が低下、それを補うために霊術を扱うようになる。
おもに「癒し」を込めた符術や武器を媒介とした霊術を操る。威力は低め、むしろ補助霊術などのほうがメイン。
現在、≪奏≫の体勢を変えるために「鬼の身体を持たぬものの為の武術の開発」「抹消された当主候補の救済」などを目的として右往左往する。
人のために人を生かし異形を殺し、異形のために異形を生かし人を殺し、人と異形の共存を目指す。
けれどぶっちゃけ主な当主の仕事は兄である従矢任せである。最近銃を使い始めた。
奏鬼眼を全開にできるのは生涯であと2回ほど。
行動力が無駄に高い。しかも傍若無人な性格も持つ。善意を押し付けに行く傾向有で無駄に前向き。

【>1さんお疲れさまですっ】
【プロフ投下で待機でありますっ】
71瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 20:32:39 ID:XS3KnxFE
>>70
【こんばんわですー♪】
【わたしでよろしければお相手お願いしたいと思いますがー………】
72天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/24(月) 20:34:41 ID:KFOILO2t
>>70
【こんばんはです】
【あまり遅くまでできませんが、立候補させてください】
73天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/24(月) 20:35:21 ID:KFOILO2t
【にゃっ、レスを書き直してる間に(汗】
【引っ込みま〜す】
74名無しさん@ピンキー:2011/01/24(月) 20:35:30 ID:C2WYXX7j
胃が痛い
75奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 20:38:37 ID:Lu1utKuo
>>71-72
【お二人もっ!!】
【先着順ということで今回は愛華ちゃんにお願いしましょうかとお思いますっ。】

【天羽ちゃん、声かけてくれてありがとうございます。】
【良い夜をっ】

【というわけですので、何か希望とかありますかねぇ?】
76瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 20:48:15 ID:ALmn1xW/
>>72-73
【すみません、天羽先輩ー………】
【失礼してロールさせていただきますねー(礼)】

>>75
【そうですねー………、ノープランで手を上げてみたわけですがー】

【奏先輩のお宅訪問、はしてみたいなと思いますー】
【もちろんだめでしたら"蛟ネタ"の続きでも構いませんしー………】
【贅沢に両方あわせてでもー】
77奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 20:51:55 ID:Lu1utKuo
>76
【いえいえ、かまいませんよぅ】
【まぁ、実家かそうでないかでだいぶ違うのですけれども、どちらを希望で?】

【両方を合わせるとなるとどんな感じになりますかねぇ?】
78瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 20:59:26 ID:ALmn1xW/
>>77
【そうですねー、奏家"実家"ですと蛟関係の方が自然でしょうかー】

【こちらから頭を下げて特訓をお願いしたとか】
【異形との戦闘後で負傷してそちらで治療を受ける事に、とかー………】

【現時点ではその位でしょうかー?】
【もちろん、奏先輩のご希望もあればその通りに進めても構いませんしー】
79奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 21:07:40 ID:Lu1utKuo
>78
【ふむり………となると以下からですねぇ】

【1、愛華ちゃんの戦闘後に私が通りかかるパターン。

 2、のらりくらりとしていたら愛華ちゃんに呼び止められたでござる。要件は特訓とのことで。

 3、「蛟龍の巫女とかあぶねぇから、一回宗家で見んぞby従矢」なパターン】

【うーん、やりたいこと………のらりくらりとバレンタインに備えるほのぼの編とかいうのが思い浮かびました。
 なぜか材料集めに裏山に着ていて愛華ちゃんに会うとか。】
80瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 21:12:30 ID:ALmn1xW/
>>79
【ではー、今回は2でお願いしたいところですっ】
【それから先輩の希望するほのぼの編とか、3に流れるということも考えたのですがー】
【これは先輩の采配にお任せしたいと思いますー】

【書き出しは先輩からお願いできますでしょうかー?】
81奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 21:16:41 ID:Lu1utKuo
>80
【了解でありますっ!】
【それでは書き出しますのでしばしお待ちをっ】

【よろしくお願いしますっ(ふかぶかっ)】
82瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 21:18:04 ID:ALmn1xW/
>>81
【ではー、改めてよろしくお願いしますー(礼っ)】

【書き出し待ちですっ】
83奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 21:28:20 ID:Lu1utKuo
(新年も新学期も無事に迎えた放課後。一人帰宅の道をいく少女)
(マフラーに手袋を身に着けて、半端に長い制服のスカートの下には厚手のストッキングをはいて)
(さらにブラウンのダッフルコートを羽織る完全防寒の格好で行く。)
(この季節だから仕方がないとは思う。けれども、それにしたってここのところの冷え込みは半端ではないと思う。)

………はぁ、夕方でも息が白くなってますねぇ。今日も鍋物にでもした方がいいのかな……

(そんなことを呟きながら肩をすくめる。マフラーを巻いていても寒い、しかも最近何故かというかなんというか)
(当たり前なのだが、当主としての仕事のせいでまともに人付き合いをしてない気がする。)
(心も冷える。例の≪虚影会≫の話こそ一週間に二、三くらい紅裂拓兎に入れてはいるのだが……ここで考えるのをやめる。)
(冷えた心がさらに凍えていくのを感じたからだ。うん、とりあえず自分のできることをしよう。)

あ、オリオン座―…………

(日が落ちるのがまだまだはやい空を見上げてそんなことを呟いてみる。)
(まだ星が見えるほど暗くはない、そんな一人遊びも冷えた心には必要だ。うん。)

【それではこんな感じでよろしくお願いします。】
84瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 21:48:09 ID:ALmn1xW/
>>83
(普段なら、この時間には特訓に時間を割くべく早足で家へと向かっていただろう)
(けれど今日はそれをせず、一人誰かを待っていた)
(目的の人が通るであろう帰り道、制服の冬服仕様の姿で白い手袋をして待っていた)

…………ふぅー、
…!
(吐く息はまだまだ白いまま、貧乏なので制服以上に厚着する外服はない)
(そんな寒さに耐えつつも、遠目に目的の人が歩いている姿を見つけた)

あ………、奏先輩ーーーーっ!!!
(手を高く上げ手を振ってとてとて近寄り、ぺこりとお辞儀をする)
(今日は奏先輩に相談があって待っていた)
(受けてくれるかどうかはわからないが、何とか無事に会えてホッとしていた)
85奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 21:57:56 ID:Lu1utKuo
(オリオン座―などと見えない星を見上げてひとり呟いていると、急に声がかかる。)
(とっても聞き覚えのある声にして、今の一人遊びを見られてたらなんとなく気恥ずかしい声。)
(その声のがした方を見れば、とてとてと可愛らしく、そしてとてつもなく寒そうな格好で――自分ならば外に出ることすら拒否する)
(季節間違ってるとしか思えない格好で走ってくる後輩が自分の前で頭を下げた。)

こ、こんにちはっ!あ、いやこんばんは?逢魔が時は?
それはこの際、置いて置いて――ええとどうしたんですか、こんなところで。なんだか私を探してたみたいですけれど………
(言いながら頭の上からつま先まで見る――うん、寒そう。)
まさか、待ってた………とか?
(恐る恐るといった感じで聞いてみる。ついでに、顔色が無意味に赤くなっていないかとか、そんなことを観察して)
(手袋から手を抜くと頬に触れて体温を確かめようと手を伸ばし………)
86瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 22:12:00 ID:ALmn1xW/
>>85
(寒空の中待っていたので頬は幾分冷えてはいるだろう)
(しかし、もう慣れっこ………慣れきってはいないが、気にするほどじゃなくなった今)
(奏先輩を目の前にして真っ先にお願いしたいことがあった)
(お願い事で頭が一杯だった為か、差し出された手には気づかずにじっと見つめて)

はいっ、今日は奏先輩にお願いがあって………待たせていただきましたっ♪
(待っている間、今日は別な用などがあって通りかからなかったらどうしようなどと思っていたわけだが)
(こうして先輩とは出会うことができた、そんな運のよさにも多少感謝しつつ話を切り出そうとして)

あの………、えとー………そのー…………、
(お願いするために待っていたのにいざとなると躊躇う気持ちは残っていたが)
(一分もかからぬ間に意を決してお願いを口にする)
わたしと、特訓して頂けませんかっ!
お願い…しますっ!!!
(人がまわりにいるかもしれないので、"異能の"とは口にしなかったが、伝わってくれているだろうか)
(さっきより深く頭を下げたまま奏先輩に願い事をする)
87奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 22:24:58 ID:Lu1utKuo
だ、ダメじゃないですかっ!こんな季節に外でなんか待ってたら………
連絡してもらえれば………ああ、携帯番号言ってませんでしたっけ………?
ああ、でも大家さんに言っておけば、それくらいわかってそうな気がします。
こんななに頬冷えちゃってるじゃないですかぁ………
(頬はひんやりとしているし、体温を保持しようとしているのかわずかに赤い気もする。)
(そんな途中で、愛華ちゃんが切り出そうとしている話に気づくはずもなく)
(とりあえず。とマフラーを取り愛華ちゃんの首にかけようとしながら………)

ハイッ、わかりました!

(ちなみにこの間コンマ一秒ほど。)
(間をあけない即答、そして答えた後で首をかしげる。)

……特訓、ですか?
それまた、どうして私を………。特にこれと言って共通点があるとは思えませんけれど………

(願いの意味を理解した後でも断るつもりはないのだが、それでも疑問に思う。)
(体格も違えば、おそらく能力の行使のしかたも違う、まぁ眼を使えば「力の流れ」を疑似的に見ることも)
(できなくもないので、愛華ちゃんが力を正常にっ行使できているか観察できないこともないのだが………)

えっと、ここではなんですので――家に上がっていきますか?

(詳しく突っ込んだ話もできないのでとりあえず、ここから近い自宅に招こうと提案して……)
88瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 22:38:43 ID:ALmn1xW/
>>87
……………ふぇ?
(何かが頬に触れた)
(温かい先輩の手が冷えた自分の頬に触れるのにようやく気づいて)

………あ、ありがとうございますー……
(しばらく待つつもりでいたのだが、予想を何倍も上回る速さで返事が返ってきた)
(もしかして………意識していなかった?、とか、そんな事が頭に思い浮かぶものの表情には出さず)
(首を傾げる先輩の質問に答えようと姿勢を改め)

確かに、先輩との"力"に共通するところは無いと思いますー、
けど………わたし一人ではいざと言うときに回りに迷惑をかけてしまったり、
"力"のある人でないとできない事もあると思うんですっ!
(と、ここで先輩に誘われる)
(寒空の下待っていたのは自分の勝手だったのだし、なにより先輩は帰宅途中だった)
あー………、はいっ、それじゃあ………お言葉に甘えさせていただこうかと思いますー
(先輩の誘いを受けることにした、ぺこりっ、と頭を下げ先輩の自宅についていく)
89奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 22:53:58 ID:Lu1utKuo
ふむり………
(確かにストッパーは必要かもしれない。けれど今になってストッパーを求めるのには少しだけ違和感を覚える。)
(誰かに迷惑をかけてしまったりしたのだろうか………元気そうなところを見ると、特にこれといって)
(大事なことには至らなかったように見えるが。)

プランの方は追々と、普通では頼めないことですけれど、私と愛華ちゃんの仲ですから。
じゃ、ついてきてくださいねぇ。
(そして先導するように歩いていく――)

(――そして数分後、いろいろとあって学園の女子寮より引っ越してきて、そろそろまた引っ越そうかとか考えている)
(某安アパートへとたどり着く。さらに先導して自分の部屋のドアを開けて)

こっちですちょっと、散らかってますけれどリビングルームの方は問題ないと思いますので。
どうぞ、遠慮せずに上がっていってください。

(というのも、前回多大なる好意を寄せる異性を招き入れることになって、その時になって部屋はちらかっているわ)
(飲み物もお茶菓子も用意できないわの状況になっていたから二の轍は踏むまいと。)
(書斎より外に仕事を持ち出さないと決め、着替えはちゃんとするとか、飲み物を定期的に補充するなど)
(心がけるようになったのである。)
(というわけで、今はこたつとなっている小テーブルといくつかの小物とTVくらいしか物のない部屋に愛華ちゃんを招き入れ――)
90瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 23:09:26 ID:SLjo16gN
>>89
(そして奏先輩についていくこと数分、寮ではなく何の変哲も無いアパートにたどり着いた)
(事情も知らず、引っ越したなどと欠片にも思わず先輩の部屋へと案内されて)

はい、それじゃあ失礼して、お邪魔させてもらいますねっ
(玄関で一旦立ち止まって礼をして、遠慮なく上がらせてもらうことにした)
(こたつにTV、ちょっとしたのシンプルな、必要最低限みたいな感じのする部屋に案内されて)
(そしてこたつの前でちょこんと正座して待つ)

(かばんを隅に置き、手袋もようやく脱いで先輩を待ちきょろきょろと周りを見渡す)
(自分の部屋とは雰囲気が違うのは当たり前だが、こうして親友と呼べる人の家へ上がったのは久しぶりで)
(自然と背もぴしっと伸びて)
91瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 23:10:49 ID:SLjo16gN
【あ、2文目の"ちょっとしたのシンプルな"は】
【"ちょっとした小物しかないシンプルな"ですのでー】
92奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/24(月) 23:19:03 ID:Lu1utKuo
お待たせしました〜
愛華ちゃん、ホットミルクで大丈夫でしょうか?
ちなみに冬場のおすすめだったりします。

(――ちなみに夏場はホットが消えるだけだったりもする。そんなことを言いながら)
(コートと制服を脱ぎ、タートルネックのセーターとデニム生地のロングスカート姿になって)
(部屋の方戻ってきて)

姿勢良いんですねぇ、そんなきっちりしなくても大丈夫ですよぅ。
捕って食ったりとかはしませんから………
ええと、確か「特訓に付き合え」でしたよね……ええ、もちろんOKなのですけれど。
何か二人じゃなきゃできないようなことでもするのでしょうか?

(一応電源を入れておいた電気ポットのお湯が沸く間、ミルクが温まる間に概要だけでも聞いておこうと切り出し)
(愛華ちゃんの対面、キッチン側の方に座って、愛華ちゃんの出方を窺う。)
93瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/24(月) 23:42:37 ID:VsUBxESC
>>92
あ、わたしは何でも構いませんよー?
………頂けるのでしたら、なんでもありがたくー♪
(先輩は着替えてきたようで、私服姿だ)
(ロングスカートの先輩も似合っているなと思いつつ、先輩のほうを向いて)

わたし………誰かの家に上がったのは久しぶりでー………、
それに、お世話になっている先輩の家ですし、なんだか自然とこうなっちゃってー、
(苦笑いしつつも、姿勢はキープして、ようやく話は本題に入る)

この間、わたしは異能の特訓中に………"力"を暴走させてしまったんです、
………そして、ある先輩に迷惑をかけてしまいましたー、
(あの日のことを思うと今でも申し訳が立たなくなる)
幸い、その先輩も異能者でしたので、事なきを得たのですがー………、
なんだか、力を引き出すのが………怖くなってしまってー
(声のトーンが自然と下がる)
(迷惑をかける可能性のあったのは承知のことだったが、実際にそれをしてしまうと辛いところがあった)

わたし…………本当にこのままでいいのかなって、思うんです
だから、特訓は続けているんですけど、限界を求めることは出来なくってー………
(自分のもつ力の大きさは知っておきたかったからこそ、引き出せるだけの力を引き出し暴走させてしまった)
(今の自分に手に負えるほどの力ではないのはあの日知ったが、それ以上に"力"を使うこと事態に恐怖を感じて)
(そして先輩に相談をすることに決めたのだった)
94奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 00:00:49 ID:uF18OpoG
………
(真剣な表情を浮かべ、考える――瑞谷愛華の蛟龍の力が暴走した、それが意味することを。
 愛華ちゃん自身はとうに、それだけの力を出すだけに自覚しているということなのだろうか?
 そして制御するために必要なことは………)

そうですね、異能ってやっぱり怖いものという側面もありますからね………
制御できなければ簡単に怪異となって周囲の禍になってしまいますから――私の力≪癒し≫でも
度が過ぎれば、死者への冒涜、節理への離反となってしまいます。

(事なきを得た、愛華ちゃん自身も無事だったということなのだろう。
 いつも、そして先ほどまで明るい声で話していた少女が声を落とすのは少々見ていて痛々しかった。)

そうですね………怖いなら、無理に異能を使う必要はないと思いますよ。
この世界はほとんどが異能のない人たちでできていますから………ですから、本来ならば必要のないものが
備わっている異端者としての道を進む必要なんてないと思います。

(ただ、彼女にはそうやって引けない理由がある。知りたいと思っている事柄が、逃れられない定めがある。
 それらから逃げることはできないだろう。けれども恐怖を覚えることはいいことだとも思う。
 それほどに水龍の巫女の力は強大なものなのだから……)

その力が怖いものだという認識は大事ですね、けど――愛華ちゃんはどうしたいんですか?

(恐れることよりも大事なことがあったはずだ。そう言うように柔らアック言葉を並べて……)

【そろそろ凍結してもらってもいいでしょうかっ】
95瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 00:05:40 ID:MsR9STFS
>>94
【凍結了解ですっ】
【次はいつ再開しましょうかー?】
96名無しさん@ピンキー:2011/01/25(火) 00:07:24 ID:x1V32Umq
97奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 00:07:44 ID:uF18OpoG
【21時前後ですと確実にあけられますので、そのあたりでー】
【多分、明日の25日火曜日に解凍できると思いますっ】

【愛華ちゃんの方は都合どうなっているんでしょうかっ】
98瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 00:11:53 ID:MsR9STFS
【わたしも大体同じなのでその辺りで構いませんよー】
【平日は20時以後なら大丈夫ですからー♪】
99奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 00:16:24 ID:uF18OpoG
【では前述の通りでお願いしますっ】

【余裕があれば置きレスで進めてくださっても構いませんので】
【それでは本日は声をかけてくださってありがとうございました〜】
【お付き合いどうもでありますっ、お先に失礼しますねぇ。】
【おやすみなさいっっ】
100瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 00:19:51 ID:MsR9STFS
【了解しましたー】

【ではでは、今夜はお疲れ様でしたー】
【お相手ありがとうございます、お休みなさいませー(礼っ)】

【スレをお返ししますねっ】
101奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 21:09:47 ID:uF18OpoG
【ロールの解凍にお借りしようと思います。】
102瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 21:23:40 ID:08LKLv04
>>94
わたしは………、例えどんな大きな力を抱えていても、
この力を知って、出来る限り迷惑にならないように制御できるようになりたいんです!
(それからどうするかなんて考えずに、今は兎に角"力"の全容を知ること)
(もう既に迷惑をかけてしまってはいる、しかしだ)
(こんな失敗を繰り返さないよういざという時の対処法を見つけなくてはならない)

確かにまだ、わたしは未熟ですー…………この力を持つのに相応しくないのかもしれません、
けど、このまま避けているだけじゃいけないんですっ!
(顔をハッと上げて、奏先輩を見つめる)
あまりに身勝手で、わがままな事とはわかっているつもりです………
でも………"力"を知るために、協力してほしいんですっ、
お願いします、奏先輩っ!
(そして正座のまままた、頭を下げる)


【お待たせしてすみませんでしたー】
【今夜もよろしくお願いしますねー(礼っ)】
103奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 21:35:28 ID:uF18OpoG
(口元に手をやり、愛華ちゃんの目を見て――そして思う。
 私が否定して協力を断ったところで、自分自身で何とかしようとするだろうと。)

いえいえ、身勝手で我がままなんてことは………むしろ愛華ちゃんはもっとわがままを言ってもいいくらいですよぅ。
自分の力を制御したいのは、自分自身の為ではなく、あくまで周りにいる人のことじゃないですか。
そんな愛華ちゃんの頼みですからねぇ………断るわけにもいきません。

(半分は言葉通り――そしてもう半分は、彼女の中の蛟竜、水龍の巫女の力の源がどう作用して
 愛華ちゃん自身にどんな影響を与えているかこの身で確かめてみるためだ。
 進行状況によっては、この少女の体を食い破り出てくるやもしれない龍の力を。)

顔、あげてください。そんなことしなくても私は断りません………それとも、んむぅ。
私そこまでしなきゃいけないほどに聞き分けが悪そうに見えるんでしょうか………あはは、

(なんてことを冗談めかして言いながら頬をかき。)

えっと、愛華ちゃん。具体的になにをしようかとか考えているんですか?

【ハイな。こちらこそ、よろしくお願いしますっ。】


104瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 21:49:05 ID:08LKLv04
>>103
受けていただいて、本当にありがとうございますー………♪
(相談はしてみるものだ、思い切って切り出して本当に良かったと思う)
(少しだけ気が楽になったが、まだまだ根本的問題は解決には至らない訳で)

その………ですねー、
あの日暴走させてしまった力を、もう一度出してみようと思うんです………、
(そう、力を暴走させてしまった切欠になったのは、必要以上の力を引き出そうとしたから)
それからまた…………わたしがそれを制御するまで見守っていてほしいんです、
その間は………奏先輩だけでなく、周りのものを壊してしまったり、迷惑をかけてしまうかもしれません、
(だからこそ、先輩に頭を下げてお願いしに来たわけだが)
(必要以上の被害を食い止めてほしい、そして………)
それに万一にも、わたしが意識を失っても暴走していたり………、
"力"に飲み込まれるようなことがあったら、その時は……………………
(その先は口に出来なかった)
(力の源である自分が意識を失えば力がどう動くか予測できないし、自らも死に至る可能性もある)
(身体としては無事でも、"瑞谷愛華"自身の意思は消えてなくなってしまうかもしれない)

それでも、受けていただけますかー………?
(本当にこれでも断らないか、意思を確かめるために先輩の目をじっ、と見つめる)
105奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 22:06:11 ID:uF18OpoG
(あの日の力とやらがどんなものかは見当がつかないが、とにかく危険なもの、らしい。
 そしてこの少女、どうやら自分の中のものが自分の意識とは別のものであること
 自分の意思とは別のところで動いていることを自覚しているらしい。)

ふむ――ちなみに、勝算はおありで?

(深くうなずいた後、尋ねる。
 ただ力を出すわけではなく、限界まで出し切ってみせるというのだ。
 自分の力の全容を見るために――)
(その際にでてくる力がどの程度のものなのか……どの程度のものを見ればこの少女は満足するのか。
 その力は自分の力だけで受け止めきれるのか……)

まぁ、あれですね。もし愛華ちゃんが力に飲み込まれそうになったら、起こしてあげればいいのですね。
「朝ですよー」って。大丈夫です、大体はわかりました。
場所とかって考えていますかね………?

(水龍に飲み込ませる………そんなわけにはいかない、そうすることでせっかく手に入れた
 正規の制御方法が無駄になる。それに、この心優しい少女をここざし半ばで倒れさせるわけにもいかない。
 だから、愛華ちゃんの言った言葉のその続きはこれになる。)

(ただうなずく、効率的には先に教えるべきことを教えるべきなのだろうけれども――せっかく頑張ろうとしているんだ。
 気の済むようにやらせてあげよう、足りない分は自分が補うとしよう。
 そして、愛華ちゃんがやりきったら教えようその力の秘密を大家さんと一緒に話してあげよう。)
106瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 22:20:33 ID:08LKLv04
>>105
無くは…………ないです、
でも………出来ないとは……………決して思ってませんっ!
(そう、制御できる見込みはあるのだが、自分自身未熟なので高い可能性ではない)
(素質………なんてものに期待する事もなく、自分の意識下で出来る全てで制御する)
(だからこう言い切る、"出来ないはずがない"と)

あー………、えと、それはー……………
(そうだった、まだ場所も考えていない)
(自宅…など以ての外、裏山もこの間暴走させて伊織先輩に迷惑をかけてしまった)
(と言うわけで身近なところではとてもそんな事をする場所にふさわしくない)
ど、どうしましょうかー…………
(遠出すればいい話だが、指摘されて始めて気づいたので答えを出せずにうろたえ気味に)

出来れば………いえ、絶対わたし達以外に誰も立ち入らないような場所があったらー………、
って、そんな所簡単には見つかりませんよねー………
(思わず苦笑い)
107奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 22:35:56 ID:uF18OpoG
ふむ…………
(愛華ちゃんの力強い言葉にうなずくこと数回。
 さらに、少ない勝算は気合で補うという以外に熱い面も見れた。
 となれば自分にできることは――)

ありますよ、関係者以外立ち入れなくて、割と広くてまぁ、ある程度無茶をしても問題のない場所が。
簡単かどうかと言われれば、確かに移動には少し時間は割くでしょうかねぇ……
場所の手配は私がしますので。愛華ちゃんは一旦お家に戻って、運動できるような格好で用意してもらえますか?

(と携帯電話を取り出して、キーを操作。然る番号を呼び出したところで
 温めていたそれが出来上がったらしい。
 キッチンへと立ち上がり、カップに注いだホットミルクを愛華ちゃんに差し出す。)

その前に、せっかくですから体をあっためていくといいですよ。
そうですね、愛華ちゃんが出てから一時間後くらいにお迎えに行こうと思いますので、それまでに――
以上でよろしいでしょうか?
108瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 22:51:42 ID:5h4Es2SB
>>107
…………本当ですかっ!?
(思わず声が上がる)
(自分のわがままにここまで対応してくれて本当に頭が下がる)
(しかし、頼れるとなれば今は奏先輩を置いて他にはいない為、心から喜んで)

わかりました、それじゃあ………一度帰って、準備を整えたいと思いますっ
先輩が………わたしの家に迎えに来てくれるんですよね?
待ってます、その時まで♪
(覚悟を決めて、先輩には笑顔で応対する)
(この時は芯の通った目で先輩を見ていたのだが)

あー………、わざわざすみませんー、ご馳走になりますねー♪
(ホットミルクを受け取り、一口一口飲み進めるにつれてリラックスした笑顔になっていった)
はいっ、それじゃあ…………お待ちしてますー♪
(そして、数分奏先輩の自宅でホットミルクを楽しみ、それから10分もしない内に帰宅の徒へついた)

* * *

(―――そして、1時間弱経過しただろうか)
(自宅にていつものトレーニング用ジャージに着替え、最低限の荷物を用意しつつ奏先輩の来訪を待っていた)
(帰りが遅くなりそうなのでむーちゃんにえさをあげつつ、その時を待つ)
109奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 23:08:06 ID:uF18OpoG
――ハイ、けっこう意志が固いようですよぅ。優奈さんもそうだったのでしょうか?
ええ、私が見るよりも貴方が見たほうがたぶん経過の方、よりはっきりわかると思います。
………というわけで、こっそりついてきていただけると非常に助かります、大家さん。

(愛華ちゃんが出て行って、≪宗家≫に場所の手配をさせた後
 やはり自分が見るよりも専門の人間である、彼女のことを近くで見てきた人間に見てもらった方がいいだろうということで
 彼女の保護者である、“大家”さんに連絡を入れる。
 彼が夜にかかわっていることを愛華ちゃんは知らないようなので、こうやってコソコソと連絡を入れているのだが……)


 * * * 

お待たせいたしまし〜でありますっ。

(勝手知ったる何とやら………というのには度が過ぎる。までに図々しく扉を開けて
 のんびりとした声を上げる。たとえ鍵がかかっていたとしても、ピッキングであける女が
 準備を済ませた愛kちゃんを迎えに来て――)

ええと、これよりこの町の郊外にあるとある施設に向かいますっ
ああ、別にアイマスクはしなくてもいいので気軽についてきてくださいねぇ………あ、ちなみに
思いっきりやってしまって大丈夫ですよぅ、それなりに広いですし、十分にその力をふるえるところでありますっ。

(あはは〜、などと能天気に笑みながら、外で待たせてある車へ先導していって)
 準備の方、大丈夫ですよね?
 “大家”さんに一言言っておきたいというのならば、私から連絡入れておきますので、どうぞ車の中で待っていてくださいな

(仰々しくはない、一応ごく普通の、一般家庭にあるような普通乗用車がそこに止まっていて――――)
110瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 23:27:56 ID:9DPQeEtE
>>109
―――そう、うん、本当にそっくりだねぇー………、
それじゃ………ついて行かせてもらうとしましょうか、
こちらで何とかできそうだし、どうぞお好きな場所へー
(彼女の行き先くらいは把握できる、なので自分はここで大家をしているのだ)
(幸い今日に至るまでこれといった妨害にもあわず、とりあえずなんやかんやで"調査"は順調だった)
(多分でしかないが今日も動きは見せないだろう、彼女の"成長"とあらば妨害されることはなかったのだから)


(―――そして、瑞谷家自宅)


………ふにゃっ!?
(声に驚き、手にしていたむーちゃんのえさを少しこぼす)
(鍵はかけており、てっきりベルがなるものだと思っていたがさにあらず)
(奏先輩はそれらを無視したように問答無用で入ってきた)
あ、えとー………、お待ちしてましたー
(とはいえ、迎えに来るのは予定事項だったので、えさを拾ってむーちゃんのえさ場に置き荷物を持って玄関へ)

とある施設………ですかー、
(そんなことをつぶやきながら車まで案内されて、想像以上に"普通"な車を目にして首を傾げる)
(まあいろいろ事情もあるのだろう、深くは訪ねずに)
準備はちゃんと済ませてありますー、後は………出発するだけですー
あ、それではお言葉に甘えてー………
(大家さんに遅くなる旨伝えるつもりだったが、先輩にそれは任せることにして車に乗り込む)

(そして、車の死角となるあたり、大家さんがひょっこりと顔を出して)
………後から、ちゃんとそちらに、
(奏先輩に辛うじて聞こえる程度の声で呟く)
(決して目立たないように、他者に気づかれぬように)
111奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/25(火) 23:40:30 ID:uF18OpoG
(さすがにこんなところに仰々しい車でくればそれなりに目立ってしまう。
 しかも、乗るべきは自分と愛華ちゃんくらいだ。
 ということで、呼ぶにしたってタクシーと変わらぬようなものになってしまうのだった。)
(そしてその陰から自分にだけ認識できる動作での意思伝達を承り、もうこのあたりはさすがだと思う他なかった。
 草、とか呼ばれるんだったか………その気配断ちや位置の取り方などは見習いたいものである。)

ええ、ちゃんとお弁当は――持たなくとも。それ以外のものを持っておくといろいろ便利です。
ああ、もし怪我するようなことがあったら遠慮せずにいってくださいねぇ。

(などと言いながら車に揺られること約一時間ほど………
 そこから門をくぐり、車は止まって――――)

つきました、あとは私が案内するのでしっかりついてきてくださいねぇ。
外のほうが都合がいいですよね?
道場とか、そういうところがいいのならばそっちの方に向かいますけれども………

(などと言いながら車のドアをおあけて、愛華ちゃんが出てくるのを待ち)
112瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/25(火) 23:55:10 ID:9DPQeEtE
>>111
ちょっとしたお菓子は持ってきましたけどー………、それ以外のものもバッチリですっ♪
………怪我、したときはー…奏先輩の力に頼らせていただこうかとー?
(もし余裕が出来てお腹が空いたときのためチョコやビスケットなど少々だけ持ってきている)
(などなど半分くらい冗談を交えつつ、車は進む、特訓の場へと―――)

(先輩がドアを開けてくれた、どうやら目的の場所についたらしい)
(車を降り、先輩の誘導に付き従うようについていく)
………わたしはー、特訓が出来ればどちらでも構いませんけどー、出来るだけ広さはほしいと思ってますー
水鞭に力を送るので、相応の広さはあったほうがいいかとー?
(トコトコと先輩の後に続きながら考える)
(あの日は7〜8mくらい伸ばし、力を送り込み過ぎて暴走させてしまった)
(水糸程度の細さだったら同じ力の送り加減でも問題ないのだが、長さが10mを越すことになっても基本の水鞭を操れるよう)
(今から特訓に向かうのだ)
113奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/26(水) 00:02:55 ID:F/DtJs0X
ふむ、それでは………そのまま、外の方がいいですかねぇ。
最近は寒いので風邪をひかないように気をつけませんと………

(などと言っているうちに、目的の場所についたらしく、開けた場所にでる。
 明らかに人工的に作られた広場とでもいうべき場所………大型の近接武器をもっての立ち回りも十二分にできそうな
 草の敷き詰められた場所にでる。)

こんなもので大丈夫ですかねぇ?
とりあえず、良ければ早々に始めてしまいましょうか。私はどのあたりにいればいいですかねぇ………?

(なるべくならば刺激しないような位置取りがいいか………そんなことを考えながら、そろそろ
 暗くなり始め、伊達にしても邪魔な左目のコンタクトを取る。
 何かを確かめるように、茶の左目のあたりをそっと撫でて――)

さて、いつでもどうぞ。

【こんなところで凍結をお願いしたいのでありますっ。】
114瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/26(水) 00:05:05 ID:QGD8sZBW
>>113
【凍結、了解ですっ♪】
【えっと、次は1日明けて木曜日の21時でよろしいでしょうかー?】
115奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/26(水) 00:07:47 ID:F/DtJs0X
【おk−でありますっ】
【問題なく、それで行けますよぅ。】

【それでは27日の木曜日ということで、本日もお付き合いありがとうございましたっ】
【お先に失礼しますねぇ。お疲れさまでしたっ】
116瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/26(水) 00:10:17 ID:QGD8sZBW
【お疲れ様でしたー】
【また次もよろしくお願いしますねー(礼)】

【では、スレをお返ししますっ】
117郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/01/26(水) 20:37:03 ID:0Ff2/pRC
>>68で待機してみます、と】
118郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/01/26(水) 21:57:30 ID:0Ff2/pRC
【とりあえず、退却っ。スレを返します、と】
119アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/01/26(水) 22:27:46 ID:mK6NBMqu
【名前】アンジェラ・『ウィーク』・トルーマン
【二つ名】「ミス・ウィーク」「英国の焼肉提督」
【年齢】17歳
【性別】女性
【身長】165cm
【3サイズ】88:60:82
【容貌】肩までまっすぐ伸びる黒髪。肌はやや白め。
    細い眉と大きめの黒い瞳が少しきつそうな印象を与える。
    やや筋肉質で、運動の得意そうな体型。
【能力】魔法
    分厚い『呪文書』を手に持ちページを開くことでそこに書かれた魔法を使うことができる。
    本人の努力の甲斐(?)あってか、曜日による制限は無くなり、いつでも多種多様な魔法が使えるようになった。
    ただし魔力量による制限は健在。
    ・魔力量
     それぞれの魔法にはLV0〜3が存在し、彼女のその日の魔力量で使えるLVが左右される。
     (LV0=その魔法は使用できないという状態)
     未熟な魔女であるため、自身で十分な魔力を捻出できず、生物の体液や肉を摂取して捻出する。
    ・『魔女』
     呪文書を通じて、自身のオリジナルである『魔女』とつながっている。
     『魔女』は呪文書無しで多彩な魔法を使えるが、一度に複数の魔法を使えないのは同じ。
     魔女とはもともとは別人格であったが、根源が同じであるため容易に乗っ取られる。
     次第に魔女の人格(=オリジナルの人格)と融合しつつあるが、当人はその事に特に抵抗はない。
【希望】会話、戦闘等
【NG】グロ、スカ、リセットが必要となるもの(要相談)
【弱点】多彩な魔法が使えるが
    ・どの魔法もそれほど強力ではなく、LV3でも生粋の「炎使い」や「超身体能力者」には劣る。
    ・呪文書を開かなければ使えない。
    ・一度に一つの魔法しか使うことができない(例:回復魔法使用中に身体能力強化魔法を使えない、時間魔法使用中に攻撃魔法を使えないetc)
    ・魔力量には限りがあり、無理な使い方をすればすぐに身体に影響が出る。
    ・魔法は決められた術式に基づいて発動されるものであるため、融通があまり利かない。
【備考】イギリスからの留学生。
    英国営機関で作られた、魔女の髪の毛から作られた魔女のクローン。
    しかし、ほとんど独学で魔術を学びざるを得なかったため、期待されたほどの力を得られなかった。
    機関の他の実験体に比べて冷静で精神は安定しているが異能者としては最低レベルとされ、扱う魔法とかけて「ウィーク」と呼ばれる。
    本人もそのことを認め、留学先では「視察任務」と割り切り、異変や異能に積極的に首を突っ込まないが、
    冷静である以上に正義感が強いため、危機に陥ることも。
    現在は戦い方も確立し、それなりの結果も出している為「全権大使」となっているが、さまざまな点から不安は残る。
    また、人道を外れるのを拒み、肉(牛や豚など)を食べることで微量ながら魔力補給している。
    そのためかバーベキューや焼き肉には異常な拘りがあり、
    焼き肉パーティーなどが行われた場合、留学先に強烈な印象を与えている。

【状況】
     【現在】
     魔女による浸食が進行。ある程度大きな力を振るえる代わりに、若干情緒不安定に。
     【10年後のある未来】
     『三千世界』の長「絶対領域」に個人的に助力。
     「街」の力を利用して時間及び次元跳躍を可能としている。

【色々と整理がつきましたので、復帰とさせていただきます。】
【しばらく待機します。よろしければ、お相手ください。】
120媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/26(水) 23:04:47 ID:pnvCDW/I
【名前】 媛名 葵(ひめな あおい)
【年齢】 18歳 / 3年 ※三年時編入
【性別】 女
【体型】 身長170cm 全体的にすっとした体型でパッと見は華奢、胸もちいさめ
【容貌】 腰下まで伸びるストレートな黒髪。漆黒の瞳。普段はあまり表情豊かではない。
【能力】 ≪ 受 容 (レセプター) ≫
        強い力を自分に同調させて受け止める能力。霊媒体質に近い。
        異能など他者の能力については相手側から移譲された場合のみ、一時的に使用可。
【武器】 ・ 弐 式 (にしき)
        深凪伝来の霊体武器/刀型。真名は 『弐ノ完式 夜乃刀(ニノカンシキ ヤノト)』
        それ自体が意思/人格をもち使用者を選ぶのだが、葵はこれを能力で無理に同調させている。
        普段は無形。使用時は霊刀として具現化。霊体ゆえに形は日本刀から大剣まで刀剣なら自在。
      ・ 暗 器 各 種
        各種の糸、各種ダガー、針、圏、チャクラムなどなどの、各種暗器を使う
【希望】 NG以外、相談次第 
【NG】 ハードスカ 妊娠 (※和姦と欠損などは要相談)
【弱点】 憑依/暗示/洗脳等の精神干渉を過度に受けやすい 魔術耐性が低い 弐式の長期使用→過度疲労

【備考】 異形/危険な異能者の狩りを主業とする非合法組織≪深凪(みなぎ)≫に所属。
      糸などの暗器多種と霊刀を得物とする事から、彼女の識別名は≪剣糸(けんし/ソードストリング)≫
      外見や丁寧げな口調とは裏腹に、真顔で冗談や人を喰ったような発言をする。
      幼い頃から組織で育ったので当主に心酔しており、微妙に世間知らず。たまに日本語がおかしい。
      だが、身体能力と戦闘経験値は常人以上。組織の建前上、能力は完全特異体質扱い。

【現状】 兵部晶の組織と協力関係にあり召喚士(御法川醍醐)とは不戦協定を結んでいる。
      郡太一朗を当主同等に大事だと自覚するが、その家族が≪深凪≫に敵対しうる存在と知って一方的に決別。
      敵対こそしていないが関係を極力避けている。また、須佐乃水琴も彼女にとってとても大事な人間。

      ある10年後の未来では≪深凪≫当主となり、≪三千世界≫の長を追っているらしい。
      現代に時間跳躍しようと試行錯誤。三千世界を現代に飛ばした魔女を追っているとか。
121媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/26(水) 23:06:27 ID:pnvCDW/I
【プロフィール投下と共に、改めて>>1さんありがとうございます】

>>119
【こんばんは――と、お帰りなさいませ、トルーマンさん】
【こんな時間ではありますが、ぱふっと時間がとれたので……宜しかったら立候補させていただいても
 構いませんでしょうか? もちろん、時間的またその他の理由で不都合があれば、遠慮なく仰ってくださいっ】
122アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/01/26(水) 23:18:32 ID:mK6NBMqu
>>121
【お久しぶりです、媛名さん。こんばんは】
【本日は何ら不安要素はありません。是非よろしくお願いします】

【さて、シチュエーションは如何しましょうか】
【現在は不戦協定を結んだ程度の関係ですが、あれから私は郡さんとも接触しましたので、その辺りを含めた会話、探り合いか】
【それとも、偶発的な共闘というのも良いかもしれません】
【色々と話が広がりつつある、未来のお話でもよいですねえ】
【よろしければ、そちらの希望シチュエーションをお聞かせ願えますか?】
123媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/26(水) 23:33:09 ID:pnvCDW/I
>>122
【ふふ。それは、十全に重畳にございます】
【こちらこそ、どうかよろしくお願い致します】

【そうですね――うぅん、悩むところです。十全と】
【簡単にではありますが、想像して見たのを定時致します……すみません、希望を絞れませんでした】

1.会話/探りあい編:学校の食堂でバッタリ。お互いにお互いの探りあい
2.共闘編:トルーマンさんが、もしくは私が狩っているところに一方が合流。
        相手としては弱めの異形の群れですとか――力よりも数で勝負な敵相手。
3.未来編?:……三千世界を飛ばした魔女を痛めつけて方法を吐か競るために貴方に接触とか
         非常に物騒なのしか浮かびませんでした

【復帰戦ということもありましょうから、「今の貴方」のお話の方が良いのではないだろうか、と思いつつも
 未来編もまた楽しそうだと思ったり。
 現在変については会話なら情報交換、共闘ならば能力の見せあい、的なものをと思います】
124アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/01/26(水) 23:50:35 ID:mK6NBMqu
>>123
【そうですねえ。では1でお願いさせていただきましょうか】
【お互いに憑かれたくない部分を知られている感があるので、その辺りも踏まえたうえで情報交換でも】
【食堂での鉢合わせでよろしければ、こちらから書き出しを書かせていただこうかと思いますが如何でしょうか】

【と、考えすぎました。レス遅くて申し訳ありません】
125媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/26(水) 23:53:49 ID:pnvCDW/I
……誤字、半端ない。すみません、もう、全体的にッ。

>>124
【私こそ、考えすぎで遅くなってしまいましたからお気になさらずに、と】
【トルーマンさんのペースで十全です。……と、先ほど随分遅れた私がいうな、という話なのですけれど】

【そして1、了解です。すみません、結局選ぶのもお願いしてしまって】
【書き出しについては、是非お願いしたいと思います。
 お待ちしておりますので、書き出していただければ幸いです。宜しくお願い致します】
126アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/01/27(木) 00:20:24 ID:7S8jZ3/c
(珍しく級友と都合が合わず、久々に一人で昼食を取ることとなった英国からの留学生)
(食堂の券売機の前で数秒考えた後に、意を決してボタンを二つ押して釣銭を出す)
(排出されるのは「カツカレー」と「とんかつ単品」と書かれた二枚の紙切れ)

(カレーには肉が入っている。とんかつは肉で、カツカレーにはあらかじめそれが乗っている)
(そんなことはアンジェラは知っていた。級友からも何度も念を押された事がある)
(だが、今はその級友も居ない。己の些細な欲望を満たしても、何ら問題は無い──とその時は思っていた)

さて……
(昼時ということもあって、食堂の中はそれなりに混んでいる)
(空席はいくつかあったが、自分のトレーの中を見れば何となく後ろめたい気持ちになって)
(自然と人から遠ざかり、一つだけあった誰も使用していない四人がけの席に着く)
(要は、誰かがこのテーブルに着く前に追加のとんかつを食べてしまえば良い。それだけの事)

(とはいえ、かきこんでしまっては意味がない。味わいながら、素早く食べたい)
(席につけば手はずを整え、一切れずつ箸で掴んで味わっていく)

(その考え故か、それともただ単に好物を目の前にして集中しすぎてしまったのか)
(結論は付け難いが、アンジェラは一人の知人の影を見落としていた)

【お待たせしました。隣なり、迎いなりに座っていただければ助かりますが、その他でも】
【それでは、よろしくお願いします】
127媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/27(木) 00:37:48 ID:1nJ949Ig
(近日、いやに朝帰りが多い)
(そんなことをしていれば必然的にお弁当を作る時間や余裕もなくなってしまうわけで、この食堂を利用させてもらうことが多くなっていた)
(一応学園の食堂ということもあって、バランスを考慮したメニューも存在している。
 ここに来ることになれると自炊という行為を放棄してしまいそうだとか考えながら、彼女はあたりを見回した)

(いつもなら教室でクラスメイトと昼食を共にするのだが、今日はなんとなくそんな気分でもなかったし
 「昼間の人間」との暖かくて生ぬるい関わり――それに慣れている自分を戒める意味もあった)
(今日も学食?と教室のドアのところでかけられた声に曖昧に小首をかしげて、返事をし
 そうして今に至るわけだが、――そこで見つけたのが、彼女だった)

……こんにちは。
ごきげんよう――トルーマンさん、とお呼びしてもよろしいでしょうか?
(そう。モンスターハウスという組織の一員である女性。確か、ここでの肩書きは留学生だったか。
 彼女の前の席が空いていることを確認すれば、そのまままっすぐそこを目指す)
ご一緒しても、よろしいですか?
(返事を聞く前に彼女の前の席にトレーをおき、それから返答を求めるように小首をかしげた――のだが、
 端正な顔立ちを見つめていたその漆黒の視線が、ゆっくりと彼女の昼食のほうに向かう)

おなか、へっておられたのですね。カツが、お好きなのですか?
(一応、このときは悪意も他意もない)


【了解です。というわけで、むかいに座らせていただきました】
【途中でも何かあれば遠慮なく……それでは、こちらこそよろしくお願いいたします(一礼)】
128アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/01/27(木) 00:57:35 ID:7S8jZ3/c
(不意に掛けられたこんにちは、という声に反応して顔を上げる)
(もしアンジェラが猫であれば毛は逆立ち、眼は見開かれ、尻尾と耳はピンと立っていただろうか)

こ、こんにちは。媛名さん。
(声の主の姿を見れば、その人物の事が思い出される)
(媛名葵。「深凪」の一員。夜の住人。そして、郡太一郎と親密らしい)
ええ、構いません。どうぞ。
(相手を異能や異形にかかわる人間と認識し直せば、頭は冷静になっていく)
(すぐに敵対する事には無いにしても、命のやり取りをする可能性はゼロではない)
(それに、何らかの有益な情報を得る事が出来るかもしれない相手だ)

はい。好きなんです。すきなんですよ、はい。
(だが、体面に座った直後にそんな事を聞かれればまた動揺して、)
(目をテーブルに向けながら、少し発音のおかしい日本語で返答する)
(何とか話題を変えたい。この、妙な居心地の悪さを早急に解決したい──)

と、ところで!
何か訊きたいことはありませんかっ!
(その一心で口から飛び出たのは、情報収集を主な任務とした機関員の口から出てはいけない言葉)
(いや、この流れで彼女からも何か聞けるかもしれないし、そんなに悪くはないはず──と、自分を騙しながら)
ありませんかっ?
(媛名の答えを待った)
129媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/27(木) 01:12:50 ID:1nJ949Ig
………。
(どこか動揺したような態度。なんとなくいつもと違って聞こえた発音)
(こころの奥で「可愛いなぁ」と小さな嗜虐心をくすぐられつつ)
(小首をかしげたまましばらくトレーを見ていたのだが、
 やがてゆっくりと彼女のほうへと目をむける。そして、「訊きたいことはありませんか」という
 どことなく語調の強い質問をうけとれば、表情を変わらずに変えないまま)

カツカレーは、カツがすでに乗っているものですから
トンカツを頼まなくても、カツはついてくるということをご存知でありましたか?
(と、いいのけた。ちなみにこのときは悪意というか弄り心がなかったとはいえない。
 彼女の動揺を感じ取った上でのこの問いだ。
 まるで本気で聞いているかのような真顔だったが――やがて、自分の前の箸をとり)
――いまの質問は、冗談です。
(自分の前のおろしハンバーグ定食に手をつけた)

……しかし、そうですね。
いろいろと聞きたいことは、ありますけれど――そう、ですね。
(近日、10年後の未来の彼女についての話をきいたが、それを目の前の彼女に言うわけにもいかない)
(ゆえに、もちろんその質問は除外)
紅裂、拓兎のこと、とかでしょうか。
近頃は奏という異形と退魔の中立にある家のお嬢さんと大層仲良くされている、とか。
それに、なんでも――虚影会を抜けた、とか。
そして、その虚影会の人間とひと悶着あって、その現場に貴方がいっしょにいた、とか。
(後者二つに関しては、まだ確証のない部分)
(最後のデパート火災のときに彼女が同伴していたという情報は、うまく使えればいいのだが)
130アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/01/27(木) 01:52:37 ID:7S8jZ3/c
日本に来て日も経ちましたから、存じております。
(どことなく気まずそうにスプーンに持ち替えれば、カレーとライスの部分をすくって口に入れる)
(冗談です、の言葉を聞いても様子は変わらず、恥ずかしさと居心地の悪さに押しつぶされそうになりながら)
(カツカレーととんかつを少しずつ食べていく)

(けれども異形や異能関係の話となれば、きっと気まずさなど消えてなくなる)
(縋るような気持ちで媛名の質問を聞いて──)
……紅裂さんですか。
(さらに嫌そうな顔をしてしまいそうになったところをぐっとこらえて、正面から媛名を見る)
(彼女が口にした事は、アンジェラの知る限りでは全て事実)
(紅裂のあの反応からして「大層仲良くしている」のは、微妙なところだが)

ええ、それらは全て事実であると思います。
私は虚影会の男と紅裂さんが交戦している現場に偶然立ち会い、
紅裂さんと共に、虚影会の男を撃破しています。
非常に危険な性格と能力を持った、恐ろしい男でした。
私が見た限りでは彼は「ほぼ無尽蔵に炎を生み出せる」ようでした。
虚影会はこの街に住む人間の多くにとって、恐るべき敵だと私は考えています。
(紫の時の失敗を踏まえたうえで、事実を包み隠さず話す)
(ビル火災の件詳細はともかく、虚影会の認知度は上げた方が良いと考える)
(あのような大破壊だけが虚影会のやり方ではないらしいのだから──)

紅裂さんは虚影会と敵対しており、虚影会の事をよく知っています。
虚影会による被害縮小と、虚影会の壊滅のために、彼はしばらく泳がせておく必要があると考えています。
彼の排除、断罪は虚影会の脅威が去ってからでよいかと。
(紅裂について、という事なので彼についての考えを述べる)
(だが、少々余計にしゃべりすぎてしまっている事にアンジェラは気付いていなかった)
131媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/27(木) 02:13:41 ID:1nJ949Ig
なるほど、そうですか。
虚影会……厄介な相手です。ただでさえ、色々と複雑な組織が動いておりますのに。
(極度に声をひそめることもしなくていいのは、この席が人の少ない席であるからである)
(彼女からの情報については、今のところ信頼をおいている。 
 ここで、嘘をつく必要性はないだろうと考えるからだ。
 ビル火災の詳細でもなく、虚影会の危険性を説くあたりからしても――彼女の行動原理にかなうはずだ)

――承りました。
(しかし、彼女が紅裂拓兎の今後の処遇についての見解までを口にした時には思わず薄く目を細めた。
 もちろん、彼女の言い分は論理的だ。
 決して、全てが彼個人に思い入れがあるからこその言葉というものでもないであろし、
 そうだと思えるような言葉がそこに混じっていたわけではない――ただ)
私個人としても、そう感じております。
それに、その「奏」という家の当主であるそのお嬢さんが彼に懸想していることから考えて
彼女は自分の権限を用いて、彼を助けることをなさるでしょう。
泳がせるならば、セットで泳がせておく方が賢明かと。
また、その後に排除・断罪を考えているのならば、その奏を引き離しておく必要性もあります。
私はまた彼の行動が、「狩り対象」になると考えれば、そのように動くつもりです。
(深凪の行動は、断罪行為ではない。ただの狩り行為なのだ)

ついでに、よくご存じの様だから伺っておこうかと存じますが――あの男と言うのは、どういう男なのですか?
その家のご当主様が懸想するわ、女性と遊園地にいった写真をみせてくるわ
年下のかわいらしい子から懐かれるは、その一方で一部ではたいそう評判はわるいわ。
人は多面とは申しますが……、あなたからは、どうみえるので?
132アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/01/27(木) 02:21:20 ID:7S8jZ3/c
【すいません。今日はここで凍結していただけないでしょうか】
【私は今週の土曜以降ならば、どの日でも21時から解凍する事が出来ると思います】
133媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/27(木) 02:35:02 ID:1nJ949Ig
【了解です。それでは、そうですね――ひとまず、日曜日の21時からはいかがでしょうか?】
【土曜日はもしかしたら空くかもしれないのですが、明日まで分からなくて。
 もし空きそうなら、連絡いたします。……今宵は、ここまでのお付き合いありがとうございました】

【とても楽しかったです。色々拙いところもあったと思いますが――もうしばし、宜しくお願い致します】
134アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/01/27(木) 02:39:40 ID:7S8jZ3/c
【了解しました。こちらと避難所は確認しておく事にします】

【お相手ありがとうございました。とても楽しかったです】
【こちらこそ誤字等多く、スピードも遅く申し訳ないです】
【それでは、また次回もよろしくお願いします。おやすみなさい】
135媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/01/27(木) 02:46:23 ID:1nJ949Ig
【すみません。こちらの都合を聞いてくださり、ありがとうございます】

【そちらにも楽しんでいただけたなら、何よりです】
【ご、誤字脱字スピードについては、……特に誤字ついては私も本当に申し訳ないです】
【もし何かあればそちらも遠慮なく伝言ください。それでは、おやすみなさい、良い夢を】

【ありがとうございました。スレッド、お返しいたします】
136奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/27(木) 21:06:43 ID:aJJo8yf6
【ロールの解凍にお借りしますねぇ】
137瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/27(木) 21:13:07 ID:4FptEI0x
【ロール解凍にスレをお借りしますっ】

>>113
ここ………ですかー、
(先輩に誘導されてかなりの広さになるだろう広場に出る)
(外にあるだけあり草は風で少しなびいており、僅かにざわめいている)

これだけあれば、十分ですー♪
先輩はわたしから10メートルくらい離れた場所で待機していてもらえればー、
………それでは改めてー、よろしくお願いしますっ!
(これだけの広さがあれば、水鞭を制御するのにも十分だし)
(周りに自分と先輩以外にいなければ、安心して力を振える)

(日は傾き始め、だんだんと辺りは暗くなり始めている)
(そして自分は深く深呼吸をして、基本的な長さの水鞭を右手に作り出す)
(大体これで2〜3mぐらいだが、ここからさらに力を送り長くさせる)
ん…………っ、
(力を送り、ぎゅっと目を閉じると水鞭は伸びていく)
(そして7m程長くしたところで一息つく、ここから先………暴走させる可能性は高くなる)
(力を送らなければ済む話だが、それではこの先、夜の世界を生き延びていくことが難しくなる)
…………んんっ!
(決意をして、力を送り続ける)
(水鞭は不安定に揺れだし、じわじわと伸び続けていく)

(ついに水鞭は10mに達する)
(既に水鞭は蛇のようにうねうねとうねりだしており、その長さで奏先輩の足元にまで到達してくる)
(傍目から見ればもう"蛇"そのものと言っても過言ではないだろう)
(にょろにょろと奏先輩付近を這い、動き続ける)

【ではではー、今夜もよろしくお願いしますねー♪】
138奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/27(木) 21:27:29 ID:aJJo8yf6
(明るい声音が距離を取った自分に届く。)
(それと同時に気持ち、空気が、地面が乾燥していく――それを左の閉じきれない奏鬼眼で確認
 地から吸い上げられた水分が水谷の力を経由して愛華ちゃんの元へと集まっていく……
 初めのそれは鞭というよりも新体操に使うリボンのような可憐さがあって)
(そこから真剣な面持ちの愛華ちゃんが眼を閉じ、力を送れば地はおろか、空気中からも水分が集まっていき
 力のこもった水のリボンは水鞭へ、そして蛟とまではいかないまでも大蛇と呼べる程度の大きさへ
 そして、不安定な揺れを見せる。)

…………んっ………

(心中で「愛華ちゃん頑張れ」とエールを送りながら、足元をはい回る蛇、それに送られる力
 そして愛華ちゃん自身の内でうごめく力の動きを見るべく、右目を閉じ左目の視覚を集中させる。
 内にある水谷の龍がどんな状況になっているのか。)
(力を使うことで暴走の危険性は高まっているのか、それどころか愛華ちゃんの命が削れてしまっているのか――)

【此方こそよろしくお願いしますっ。】
139瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/27(木) 21:51:13 ID:+2Cm4gZJ
>>138
(にょろにょろと伸びるだけ伸びて11m程、いよいよ"水鞭"が不穏な動きを見せ始める)
く………う…んっ、
(苦しい表情を浮かべ始める、這い回った後の草は水分を奪われ始めててかさついており)
(触れば簡単に砕けるだろう)
(肝心の水鞭は太さを増し、細身の人の腕くらいに"成長"し大蛇となりつつある)

…………う、あ…っ!
(そして、急にその時はやってくる)
(さすがに意識を失うことはなかったが、送り始めた力が止められなくなり手を地に着け苦しみだす)
(持ち手に繋がったまま水鞭の先がのたうち始める………、のた打ち回った反動で宙を舞い)
(その最中に主である瑞谷愛華に矛先を向け、水鞭を振り下ろすかのように襲い掛かる)
…っ!!!
(とっさに横転して襲撃は回避)
(しかし、攻撃を回避された水鞭は飛沫を上げ、体勢を立て直しに掛かる)
………はあっ、はっ………、
(意識を集中して、右手の水鞭を制御に掛かる)
(しかし、それは予想されたとおり容易ではなく、次第に体力を削っていく)

(そのまま3分程経過、何かの気配を感じ取ったように、水鞭は矛先を先輩に急に向ける)
奏………先輩っ!
(力を奪われてかなり消耗している主は気づきはしたが、声をかけた時に水鞭はは既に勢いをつけて一直線に突撃していく)
140奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/27(木) 22:12:56 ID:aJJo8yf6
(足元を這う大蛇がさらにその大きさを増す時、苦しげな声が聞こえる。
 そこへ上げそうになる声をぐっとこらえて、愛華ちゃんの集中を着切らさないように努めて
 そして左目が捉える“乱れ”。それが地を打つようにのたうってから――)

………!!

(両目を開けて見えたものは、横転する愛華ちゃん。とっさの機転でどうにか暴走した水鞭を回避することに成功したようだ。
 さらに観察を続ければ、力の流れが乱れ、愛華ちゃんが消耗してきているのがわかり――)

あぐっ………!………ぁ?!

(次の瞬間にはのたうつ大蛇の襲撃が自分を襲う。
 一直線に飛んできたそれへの回避行動は間に合わず、両の腕でまとも受けてしまい
 数メートルほど吹っ飛ばされる。)
(衣服の肩口が破け、その下の皮膚が水分を奪われたのか、カサカサに乾燥し、次の瞬間ボロ…とかさぶたが剥がれ落ちるように
 崩れ落ち、鮮血が滲みだして――)

あ、愛華ちゃん深呼吸!つらい時こそ落ち着いて!!
大丈夫、大丈夫だから!!

(傷口を覆うように肩に手を置くと、すぐさま起き上がり水の大蛇と対峙する。
 先ほどの言葉を自分にもあてはめて呼吸を整えて、額に眼を開く――≪奏鬼眼≫、鬼の角のようなオーラを立ち上らせる
 目を額に開き、睫毛を銀に、両目を金色に染めてそれに向かう。)

………私なら大丈夫です、落ち着いて力の制御に集中してください。
――先輩をなめないでくださいね。

(深く抉られたのと同等の傷の痛みを表情に表わさないように努めながら
 愛華ちゃんに笑いかけて、そして水の大蛇を見る。
 ――こんなもの、もしくはこれ以上の力があの女の子の中に眠っている。確かに、早々に制御いなければならない
 喰われた異能者は悲惨な末路をたどるしかないのだから。)
141瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/27(木) 22:43:40 ID:Jej0IzGj
>>140
う………くぁ……あああっ!!!
(声は間に合わず、水鞭が先輩を吹き飛ばす)
……先輩っ!!!!!
(自信の不甲斐なさを絶望するわけではなかったが、やはりショックは隠せない)
(苦しみながら先輩を心配する声を上げる)

っ…ああっ!
(水鞭は一旦折り返し、主の背に一撃を加えた後、また奏先輩に襲い掛かる)
(今度は一撃加えた反動で飛び上がり、斜め上から先輩にしなりながら襲撃して)
「……………!!!!!!!!!」
(目の前の先輩を"敵"と認識したように水鞭は襲い掛かる、まるで意思を持っているかのように)

……、
(その頃、荒い息を息を整えつつ体を起こし、右手の水鞭を引き続き制御しようと)
(目を閉じ、念じる主)
(折角付き合ってくれた奏で先輩をこれ以上傷つけさせないためにも、早く制御下に置く必要がある)
んんん……っ、
(力の流れを感じる…………、胸奥の中から感じる"力の源"から右腕にかけてその"流れ"を知る)
(自分自身いつまでもこのままではいられない、限界だってあるのだから)

「…………!」
(一方、水鞭は"源"から力を得て奏先輩を襲い続ける)
(以前は電撃によって薙ぎ倒された、今度は二の舞いにならぬとその長さを活かして周囲を取り囲み)
(縛り上げようと試みて)
142奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/27(木) 23:11:14 ID:aJJo8yf6
(悲痛なる声が耳に届く。
 苦しみながらもこちらを心配する声を聴いて、状況の打開を図り、スカートをめくりベルトをを解く。
 太腿に固定しておいた二つの武器を取り、その銃口を水の大蛇に向けて――)

龍王、神なる……をっ!尊み敬いて!!

(口にするは祝詞――呪術的な意味は一切持たないが、口にすることでより術式の構成に集中することができる。
 そして、思い至る………「ここで取るべきは攻撃ではない。」と
 水というたださえ不定形で、動きが読みにくいのも重なって、軌道の読みづらい攻撃が頭上を過ぎる。
 思い至ったことで、撃ちこむはずだった弾丸を排出し、マガジンを捨てる。)

………ふぅ――――

(深く呼吸、じくじくと痛む肩口の感覚は無視、そして作り上げる静と動が交じり合った境地「凪」を。
 襲いかかる水鞭が頬に触れ、水分を奪う――ここで反転。膝裏に達するほどの黒髪を大きくひるがえし
 水鞭を捌く、ボロリ……と頬の皮膚が落ちる。ただし「凪」が功を奏し、薄皮一枚だけに被害を留める。)

礼代の幣帛捧げ奉りて――

(刀を返すように引き金を引くという意思を込める。ただし、狙いはこの力そのものではなく
 この水の大蛇に力を送る主。それに自身の力≪癒し≫を込めた弾丸を撃ち込むべく
 堕天と弧狼が霊光をマズルフラッシュのように炊き、それを放った。)

頑張れ、愛華ちゃん…………

(術者そのものを癒すことによって、水の大蛇は即死クラスの力を引き出すかもしれない。
 これは賭けだ、決してそうはならず、愛華ちゃんがこの大蛇を自分の制御化に置ける方に賭ける。
 ――水の大蛇が全身を縛り上げる。)

うくぅ……ああぁっっ…………!!!

(銃口を向けていた腕を取られ、あらぬ方向に力が加わる。
 続いて膝が、腰が締め付けられ、骨がきしみをあげる。
 胸や腹を押しつぶされ、外部はおろか内臓まで圧迫されて、文字通り絞り出したような声が上がり――)

143瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/27(木) 23:38:01 ID:Jej0IzGj
>>142
「………!?」
(主の働きかけもあり微々たるものではあるが動きは鈍くなってくる)
(攻撃もすんでのところで交わされ、Uターンしてまた懲りずに先輩へと攻撃に向かう)

はっ…………はっ………、
(力の流れは止まらない、しかし、呼吸は整えられてきた)
………ん〜〜〜っ!!!
(そして何かが自らに命中する)
(それが水鞭の攻撃かと思いきや、体の痛みが軽減し楽になってくるのを感じる)
(先輩の放った何かが自分の力を回復させてくれているのだろう)
先輩………、ありがとうございますー………
(ずっと目を閉じたまま呟いた後、すぅー……と深呼吸、そしてまた集中する)

「………?」
(先輩から放たれた弾丸は自らに向かうことなく"主"へと向かう)
「………、………………!!!」
("主"の力が回復しているのを感じて、危機感を感じたのか容赦なく先輩を締め上げる)
(そして、後僅かで先輩を"へし折る"ところまで追い込みをかけて―――)

これ以上は………わたしが許しませんっ!!!
("主"が目を開いて、声を上げる)
(そしてスクッと立ち上がり、右腕を思い切り振り上げる)
「…………、」
(するとどうだろう、水鞭は意思をなくしたようにすぅ…と先輩を開放し、解かれて地に落ちる)
(その様子を見届けた"主"は今一度目を閉じ腕首をくぃと曲げ振り上げる)
(そしてパシィンと小気味いい音を立て、水鞭は飛び上がる龍のごとく宙に舞い)
(長さを活かした二重の円を描いて"主"の手に丸く収められた)

(その時飛び上がるために出来た"跡"は乾燥しておらず、ただ"痕跡"を残した程度だった)
(草は状態を維持しており、風邪にさわさわとなびいている)
144奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/28(金) 00:02:20 ID:aJJo8yf6
(締め上げられる中で、軋む骨の感覚を感じ、肉が押しつぶされる中で感じる。
 霊術を、術式をいくら練ろうとも媒体をいくら用意しようともそれの源
 水分――すなわち体液が奪われていくのを、肝心の癒しも行使すらできないことを感じ)

………っ、……ッッ!!

(声にならない声が上がる、容赦なく締め上げられ、水分を奪われて皮膚に亀裂が走り
 胸から腕からと至る所から出血していき、奪われているのか、単に血が廻っていないのか。
 それすらもわからず、意識が遠のいていくのを感じて――)

『それでも諦めず君は――』

(ああ、そうだった――私が唯一、あの人に評価されたところだった。
 好きで好きでたまらないのに、相手にされないあの人に、ただ一つだけ価値を感じてもらえた――)
(左目の奥で何かが開く、諦めないこと血の気が引くくらいで、奪われるくらいで折れないこと………
 それは、今の未熟な自分でもできる唯一のこと、ゆえに術式を込めて撃つ。
 式のみ、源の奏鬼眼の癒しを活性化させる式のみを自らに撃ちこみ――――)

(――解放され、青々とした草の上に降り立つ。
 膝に力などはいるはずもなく、その場に膝をつき、それでも自分を支えきれずに手を突き、四つん這いになったところで
 ようやっと体を支えることができた。
 顔をあげれば、愛華ちゃんが水鞭を舞わせ、戯れるかのように躍らせる様が見えて………)

どう、ですかねぇ……?

(どこかで見ているはずの、観察しているはずの大家に語りかける………ひび割れた唇がずき……と痛みを訴えた。
 解放され、正常な機能を取り戻した体が術式の力を得て、体を癒し始めていき――)

【そろそろ凍結の方お願いしてもよろしいでしょうか?】
【此方は、明日明後日の21時からなら確実に時間が取れるのでありますよっ】
145瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/28(金) 00:07:54 ID:Jej0IzGj
>>144
【では、28日金曜の21時でよろしいでしょうかー?】
【次で大体〆に向かえると思いますがー】
146奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/28(金) 00:12:10 ID:txoZEXpq
【ハイな、それではそれでお願いしますっ】
【次で〆られるように頑張りますねぇ】

【水龍さんも出てきて、楽しませていただきましたっ】
【それではこれにて失礼しますっ、お疲れさまでした、おやすみなさいませ〜】
147瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/28(金) 00:17:46 ID:3Add+Zwv
>>146
【では、今夜もお相手ありがとうございましたー】
【次もまた、よろしくお願いしますー(礼っ)】

【それでは、スレをお返ししますっ!】
148奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/28(金) 21:30:50 ID:txoZEXpq
【解凍のためにお借りしますっ。】
149瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/28(金) 21:32:57 ID:L9ogT+kg
【ロール解凍にスレをお借りしますー】

>>144
(先輩の目に付かないところ、おそらく誰にも気づかれていないだろう木陰から"大家"は見ていた)
「…なるほどねぇ、優奈さんの時と少しばかり似ている…かなー?」
(多分この呟きは気づかれても聞こえないだろう)

(愛華が生まれる前、若き瑞谷優奈を思い出す)
(今の愛華とは似ても似つかない性格で影ながら手を焼いてきた)
(しかし、血筋は間違いなく受け継がれ、優奈も"蛟の試練"を受けて………辛うじて生き延びた)
「ひとまず、第一段階は………乗り越えてくれたみたいだね」
(まだまだこの先は長いが、愛華の成長が無事に最後まで行くのを今は祈るほかない)
(そして"広場"を後にする、後は携帯などで連絡を取り合ったほうが早いだろう)
(必要があれば直接会えば良い、そんな事を思いつつ密かに"施設"から抜け出していった)

奏………先輩っ!!!
(水鞭を手から消し、回復途中の先輩に駆け寄る)
(一先ず水鞭は制御することが出来た、これも奏先輩の助力があってこそ)
大丈夫………ですかー………………?
(自分の未熟さのせいで奏先輩はボロボロになった、いくら協力を頼んだとはいえ胸が痛む)
(肩は刻まれ乾いた血の跡、それ以外にも皮膚が乾燥し裂けてしまって出来た出血の痕跡があちこちにある)
(血が吹かずとも腕や腿の皮膚はカサカサで、その痛々しさに思わず目を閉じてしまう)

わたし…………、えと………、、、
(奏先輩の力を考えればこそ特訓をお願いしていたのだが、やはり気負ってしまう)
(どう言葉をかけて良いのか悩む、本当にどうすれば良いのかわからなくて)


【では、今夜もよろしくお願いしますねー♪(礼っ)】
150奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/28(金) 21:50:22 ID:txoZEXpq
そ、そーですねぇ………眼を閉じたら気持ちよく眠れる自信があります。
あと腕がとても痛いのです、けど動けないというこの状況は拷問なんでしょうか。
それとも諦めて地面と口づけをかわしなさいという神のお告げか何かなのでしょうか?

(プルプルと震えながら、ひび割れた唇を笑みの形にして
 言葉を出す。半分は余計な心配をかけさせないため、もう半分は喋って気を紛らわせないと
 痛くてたまらないといったところだ。)
(ずいぶんと愛華は強大な力をもっているものだと感心する。これで多分、全開ではないはず……全開になったら
 夢で見たアレが現実のものにできるほどの力が発揮されるのだ。
 もう二度と敵対したくはないものだな、と自然に考える。)

い……たいのは、健康な証拠ですので。それより愛華ちゃんの方こそ怪我なんかないですか?
私と違ってほうっておいたら死んじゃうかもしれませんからねぇ…………

(奏鬼眼を使い、霊術をもって癒しを体にめぐらせれば時期に痛みもなくなる。
 何の問題もない――愛華ちゃんは普通に笑ってくれていればいい、悪ふざけで傷口を突っつくくらいで問題ないくらいだ。)

ああ、そだ…………お茶、あります?

【此方こそ、よろしくお願いしますねぇ。】
151瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/28(金) 22:10:01 ID:L9ogT+kg
>>150
ほんとに………本当に、すみませんでしたー………
(涙目になりつつ、へこへこと頭を下げる)
(奏先輩は本当に辛そうである、体を震わしてわたしに心配をかけまいとしているのがわかる)

わたしは……先輩のおかげで何とか怪我とかせずに済みましたー………、
それは…そうですけど、先輩は……わたし以上にダメージを受けているじゃないですかー………
(先輩の気持ちはわかるが、やはり自分が負わせたことを意識せずにはいられない)

お茶…ですかっ?
………ちょっと、待っててくださいねっ
(そして荷物のほうへ駆け寄り、水筒を持って戻ってくる)
(すばやい手つきでお茶を注ぎ、奏先輩に差し出して)
…どうぞ、お好きなだけ…飲んで下さいー
152奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/28(金) 22:23:31 ID:txoZEXpq
そんなに頭下げなくても………
問題ないんですけどねぇ、むぅ…………
(ようやっと膝が動くようになり、動いたときの痛みも耐えられる程度になってきて
 きつかった体勢を変えて、お茶を取りに行く愛華ちゃんを見守る。
 無理をしているわけじゃなくて、本当に良かった吐息を漏らす。折れたアバラが痛みを訴えたが
 これで他人の成長に貢献できたのだ。易いものである………ましてや、自分はこと外傷に関しては、ある程度無理がきく。)

ありがとうございます………ふぅ。

(差し出されたそれを両手で受け取って、少しづつゆっくりと飲み干していく。
 そうしている間に、外傷も打ち身も、骨折も治癒していき――
 最後に大きく喉を鳴らしてお茶を飲みこむと、心地よさ気にため息をつく。優しい味が、心地よかったから。)

これで十分です。それでも気が済まないなら、今から話す話を一字一句逃さずに聞き届けてください。
愛華ちゃんと愛華ちゃんのお母さんにまつわるお話です…………

(自分の知る限りの水谷のこと、内に眠る蛟龍のこと…………これから愛華ちゃんがしなければならないことをゆっくりと語りだす。)
153瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/28(金) 22:43:25 ID:L9ogT+kg
>>152
………また、欲しくなったら…言って下さいね?
(きっと自分の力によって水分は奪われているだろう)
(このお茶なんかで足しになるのだったら、存分に飲んでもらいたい)

話…………、
わたしと………おかーさん、の…………!?
(それは全て自分が聞いておかなくてはならなかったこと)
("水谷"の祖先にまつわる出来事、自分の"力"の正体………自分のすべき事を)
(言われた通り、一字一句を聞き逃すまいと先輩の言葉を頭に入れていく)

………………わたしに、できるでしょうかー?
(自分の思っていた以上のスケールの大きさに自信を揺らがされ)
(弱気な言葉がついて出る)
わたしはまだ………やっと"水鞭"を操れるようになれたくらいですー…………、
やらなければいけないというのは………今までで十分理解しているつもりですし、
おかーさんも、それを乗り越えて…生きてきたんだって事も、わかりましたー………
その………蛟龍……ですか、わたしなんかに………………操ることが出来ると、思いますかー???
(自らの内に眠る"龍"、おそらく今の水鞭を遥か超える力を隠しているだろう)
(そのことを考えると改めて不安になってくる)

先輩は………、そんな"力"を、わたしが持っていても良いと………そう、思いますかー???
(思わず答えを求める、視線から姿勢、表せる全てのもので答えを求めて)
154奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/28(金) 23:01:55 ID:txoZEXpq
あっはは〜、可愛い子がついでくれるお茶はいつでも大歓迎ですよぅ。
けど、それよりも…………ですね。

(真実と、それを隠していたことを聞いてそこよりもまず周りの心配をしている心優しい少女
 やらなければいけないことも、それをやった人がいるということも理解し、それで弱気になる。
 その姿に少し前の自分の姿を重ねて、笑みを浮かべて。)

それで私が「いい」と答えて、それで納得できるんですか?

(違ったはずだ。家族のことを知りたいといったあの時も、日々トレーニングを積む日々を選択したのも
 自分じゃない、助言の一つ二つはしたし、信用できる人にこの子の状況を話したりもした。
 けれども、それで愛華ちゃんの意思そのものに介入はできていなかったはずだ。)

生まれ持ったものは、もう、何も変えることはできません。
――ただ力を持つこと自体は悪いことではないです、それをどう使うかで問われるものがあるということだけ
言わせてもらいます。
それに、ほら………愛華ちゃん、さっき私が死にかけたときちゃんと助けてくれたじゃないですか。
大丈夫です、確かに難しいことかもしれませんけれど無理なことではないはずです。
だって愛華ちゃんはちゃんとここにいるじゃないですか。

(水谷の子孫として受け継がれてきたものを継いできて、自滅することなく血を伝えていった。
 蛟龍とともに――その事実がある。それは代々、水谷がそれを制御してきた証拠に他ならない。)
155瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/28(金) 23:30:50 ID:L9ogT+kg
>>154
………それは…………そのー、
(そうだ、誰の意見を聞いても、結局は自分が全てを選択してきた)
(自分の事を誰かに選択してもらってここまで生きてきたわけではない、そしてそれはこれからも変わらないはずだ)
(自分のことは自分で決めて生きていく、それが"夜"を歩む上で決意したことではなかったか)

……力の、使い方……次第ー………、
(まだ目的の見えぬ力の使い方、これをどう扱っていくかでわたしの道は決められる)
(中学一年、どの様な道を歩んでも可能性がある)
(明るい道を歩むも、暗い道を歩むも、楽な道や険しい道、様々な道がこの先わたしを待っているのだろう)
わたしが………先輩をー…………、
(あれは確かに、先輩を助けることになったものの、元は自分が未熟ゆえ)
(その結果でしかないが、"喰われず"わたしは無事水鞭を操ることが出来るようになり、今ここで先輩と話をしている)
あれは、わたしがー………………
(未熟なのだと言い掛けて、結局やめた)
(形はどうあれ、操ることが出来たのは曲げようのない事実だったのだし)
(先輩も危うかったが無事なのである)

…………先輩、これからまた……何かあったら、相談しに来てもよろしいでしょうかー?
(改めて問う、また自分のわがままに付き合ってくれるのかどうか)
(今はまだ、力の面において先輩を頼るほかはない)
(事件事故などは差し置いても、それ以外で頼れるのは現状奏先輩のみだ)
156奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/28(金) 23:44:14 ID:txoZEXpq
ハイな、どんどん来ちゃってくださいな――あ、それと大家さんのことも忘れずに。
あの人、実は今まで愛華ちゃんのことを見守ってくれてた人なんですよ?
………黙っていたことについては、責めないで上げてくださいね、あの人にも思うところがあったみたいですから。

私は≪奏宗家当主≫ですから、その名に恥じぬよう頑張っていこうかと思います。
どこか行きたいところとかあったら遠慮なくどうぞ〜。

(にっこりと笑って、そして言う
 この先、少女には険しい道が待っているのだろう。辛いこともあるだろう。
 それでも、歩みを止めるわけにはいかない………立ち止まることは許されるかも知れなくとももう後ろを振り向くことはできない。)

それじゃ、行きましょうか。お腹もいい感じに空いてきましたし

(――当主としての自分は、何か彼女のためにすることができたのだろうか?
 立ち上がった際に感じた痛みは無駄にならなかったのだろうか…………答えはまだ出ない
 けれども、乾いた指先で髪を撫で、頬を撫でる。
 今は、この乾燥肌を何とかしたいと思った…………)

【此方はこんな感じで〆とさせてくださいませっ】
157瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/29(土) 00:00:59 ID:ld5PlqtK
>>156
え……っ、大家さんが………ですかっ!?
(これまた驚きの事実だった、一人身となってから随分お世話になった人ではあったが)
(まさか大きく関わっていようとは、思いもよらなかった)
わかり………ましたー、
(驚きの表情を隠せぬまま、事実を受け入れる)
(これからも変わらぬ付き合いをすればいいだけの話だが、本当にそうして暮らしていけるのかちょっと心配になる)

これからも…………、よろしくお願いします、"奏家当主様"っ♪
(今日相手してくれたのは間違いなく"先輩"であるからこそ、その彼女の立場も尊重したかった)
(きっとこの場を使うのにも"立場"を幾分使ってのことだったろう)
(ふかぶかと頭を下げて、お礼を述べる)

はいっ、わたしもそろそろ………お夕飯にしたいと思っていたところですっ♪
(力をかなり発揮し、消耗もいつもより激しかったためお腹が空いてくる)
(持ってきたお菓子では全然足りないだろう)
(それよりは、夕ご飯をお腹一杯食べて、そして明日に備えて寝るのだ)


(帰宅の徒へつくその道すがら、わたしは決意する)
(この力を、きっといつか………誰かの助けとなるために、使うのだと)


【では、わたしもこれで〆にしたいと思いますー】
【ここまでお付き合い本当にありがとうございましたー】

【また機会があればお相手していただけると嬉しいですっ♪】
158奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/01/29(土) 00:06:34 ID:ARTmIBsu
【ハイな〜、確認させていただきましたっ。】
【此方こそ、今後の展開に期待させていただこうかと思えるロールをありがとうございましたっ
 楽しませていただきましたよぅ、ありがとうございましたっ。】

【機会があればまたぜひですっ
 それでは、お先に失礼しますっ。お疲れさまでした〜】
159瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/29(土) 00:10:43 ID:xj6AYoL3
>>158
【これからもいろいろお世話になると思いますが、懲りずにお相手していただけると嬉しいですー】
【それでは改めて、お疲れ様です……お休みなさいませ、奏先輩♪】

【ではこれで………、スレをお返ししますねー】
160尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 18:59:54 ID:ibayyy//
>>38がプロフィールで待機します。
161天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 19:53:23 ID:7rPT8r9V
>>160
【立候補しまーす、まだいらっしゃいますか?】
【プロフは、、、あ、まだおいてなかった】
162天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 19:54:38 ID:7rPT8r9V
【名前】天羽 都(あもう みやこ) ※愛称はみゃこ
【年齢】13歳(中等部第二学年)
【性別】女
【身長】148cm(寝た状態での測定で正確ではない)
【3サイズ】B75/W52/H76、けっこう着痩せする方
【容貌】
栗色のさらさらショートに赤いヘアバンド、色白で目や鼻など顔立ちが全般的に丸く幼い感じ
制服に長めのエプロン、サイハイソックスに隠された部分は傷跡や手術痕で覆われている
ttp://okms.h.fc2.com/uri/amou.jpg
【能力】
・異能に分類される様々な力の増幅/抑制
都に直接触れている対象の【能力】が増幅したり抑制されたりする。
効果はランダムで強く発揮することもあれば何も起きないこともある。
例:魔法の制御が正確になる、機械の動作が不調になる
・生物が持つ一般的な力の増幅/抑制
都の手料理を食べた者は、異能に限らない様々な力が増減する。
胃に残っている間だけ作用し、効果は都の感情や意志に左右される。
一般的な範疇内であり、生物的限界を越えるようなことはない。
例:マラソンで自己ベストを出す、試験で暗算を間違える
※発動と効果はロール相手の方に一任です。
【希望】日常、怪異との遭遇 ※エロールと戦闘は要相談
【NG】猟奇凌辱、強姦、SM、グロ
【弱点】両足不随で車椅子生活、戦闘能力なし
【備考】
十年前、学園教師である両親と共にどこかから旧校舎の屋上へ転落、
下敷きとなった両親のお陰で命は取り留めたものの後遺症で両足不随となる。
引き取り手がなかったため学生寮の寮母に引き取られて学園へ通っている。
明朗活発、世話好きで少し頑固、まっすぐ真当な性格。
料理部所属で自称エース、義母(寮母)仕込みの料理は学内でも評判。
事故の記憶はないが両親の幽霊が旧校舎へ出る噂を知って調べ始め、様々な事件に巻き込まれる。
それらのことから事故の原因が自分の能力ではないかと疑って悩んでいる。
【最近の状況や重要な出来事】
・つい最近まで能力を自覚していなかった。
・憧れていた迫水直と伊織津綺子が付き合っていると知って失恋。
・正ちゃん先輩の自宅に下着を置き忘れた。
・旧校舎内で両親の幽霊を目撃、少しだけ母に憑かれた。
・隙屋量子に都の力を制御できる助力をしたいと申しだされた。
・異形に襲われた稲荷神の使いの狐、紅雲を保護している。

【プロフです】
163尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 19:56:09 ID:ibayyy//
【こんばんは、車椅子の子……だったけ?】
【君みたいな可愛い子が話しかけてくれるのに居なくなるわけにはいかないな。】

【よければ相手してもらえるかな?】
164尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 19:57:25 ID:ibayyy//
【プロフ、確認したよ。】
【君みたいな可愛い子が話しかけてくれるのに居なくなるわけにはいかないな。】

【よければ相手してもらえるかな?】
165天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 19:59:41 ID:7rPT8r9V
>>163
【こちらこそお願いします(ぺこり】
【さて、ロールネタですが、先輩には何かありますか?】
【都の方は、いちおー一つありますが】
166尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 20:03:57 ID:ibayyy//
【君に案があるならそれに乗らせてもらおうかな。】
【俺の方は無いことはないけど、護衛(ガード)対象の話だから】
【正直、都ちゃんには辛いかなって】

【聞かせてもらえるかな、その案。】
167天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 20:07:21 ID:7rPT8r9V
>>166
【都は両親の月命日に旧校舎へ献花しに行ってるのですが、そこで旧校舎の外壁に透明な異形がいるのに気が付いてしまい】
【どうしようか迷ってる時に、先輩がみかけて】
【みたいな感じです】
168尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 20:13:25 ID:ibayyy//
【わかった。献花している場所は外でいいのかな】
【どういう感覚で透明な異形という奴を捕らえればいいのかわからないけど】
【その辺りの描写は任せるよ。】

【えっと、休日だったりするのかな?】
169天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 20:17:03 ID:7rPT8r9V
>>168
【退治するか、やりすごすか、とかは成り行きかなぁ、と】
【日時は平日の放課後を考えてました】
【日中に紛れ込んできた異形にどう対処するのか、みたいな】
【休日でも部活で登校している人は多いと思うので、先輩がそっちの方がやりやすければ休日にしましょうか?】
170尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 20:21:51 ID:ibayyy//
【いや、休日だと通りすがる理由を考えないとならないからね】
【放課後のほうでよろしくお願いするよ。】

【放課後なら忘れものを取りに戻るのに近道だとか理由はつけられるから。】
【書き出しはお願いしていいかな?】
171天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 20:23:24 ID:7rPT8r9V
>>170
【それじゃ、平日の放課後ということで】
【書き出しを用意しますのでちょっとお待ちください】
172尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 20:26:33 ID:ibayyy//
【それじや、よろしくお願いします。】
173天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 20:32:22 ID:7rPT8r9V
(両親のことを知って以来、毎月している旧校舎への献花)
(今日もそれで花束を膝上において旧校舎へ向かったのだけど)
(まったく想定外の事態に、旧校舎が見え始めた辺りで都の車椅子は止まっていた)

うーん、どうしよう?

(最初に気が付いたのは、都が肌身離さず持ち歩いている狐のぬいぐるみに憑いている百狐、紅雲)
(元々妖気まんまんな旧校舎に何かいると都を止めさせたのだ)
(旧校舎三階の外壁にナニかがいた)
(目には見えないけれど、ナニかがはりついてる)
(幽霊とか、そうゆう目に見えないじゃなく、SF映画とかで出てくるような見えない存在)

もしもアレが暴れたりしたら……。

(都と紅雲には、ソレに見覚えがあった)
(隙屋量子と一緒に取り込まれた不思議空間で、旧校舎から舌を伸ばして人を襲った透明な異形)
(ソレがまだ日が明るい昼間に出てきたのだ)

【ではこんな感じで】
174尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 20:45:56 ID:ibayyy//
(HRも問題なく終え、夕食の素材を買い、自宅へと戻ったはずの尖戒奈は)
(今、とある学園の旧校舎と呼ばれる場所を通りすがった。)
(まったく迂闊なものである。夕食の下ごしらえを終えて)
(姉が帰宅するまでに課題を済ませようと思っていたら)
(肝心の課題が学園に置きっぱなしだというのだから。)

(そういうわけで、家から高等部校舎への道のりの最短距離であるルートの途中)
(旧校舎へと差し掛かったわけだが…………)

(――車椅子?)

(車椅子の女の子が膝に花を乗せて立ち尽くす?佇む?)
(とにかく、旧校舎の一点を見てじっとしていた。)

こんにちは、こんなところでどうしたのかな?
…………なにかあったのか?
(隣にたち、その女の子の視線を追って外壁を見ると)
(なんだろう、そこだけ光の屈折の仕方がおかしい。まるでガラスでできた)
(半透明の置物でもあるみたいだ。)
175天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 21:07:07 ID:7rPT8r9V
>>174
(記憶では透明な異形の舌は空を飛ぶ異能者を捉えるほどで、今の都のいる位置だって安全とは言い切れない)
(そっとこの場から離れれば逃げられるかもしれないが、ほとんど人の来ない旧校舎近辺だって人が皆無ということはなくて)
(都のような特殊な事情のある生徒や、物好きな生徒がふらっと来たりすることもある)
(そう、たった今も――)

ひゃっ!
あ、ごめんなさい、びっくりしちゃって。

(異形に気をとられてて、近寄ってきた男子生徒に気が付かず、思わず変な悲鳴をあげてしまう)
(制服からいって高等部の生徒だろうか、季節外れの肝試しにきたのでもなさそうな感じだった)

なんでもないです、まだ何も。
(慌てて手を振って否定をするけれど、自分で言ってて何もないようには見えないだろうなぁと思う)
(男子生徒も旧校舎の方を見ているし、彼が気が付いて騒ぎ立てれば大事になってしまう)
(どうしよう、と都は少年の顔と旧校舎を見比べて)

っ!

(たまたま旧校舎の近くを飛んでいた大きなカラスの姿が突然消えた)
(まるでカラスの映っていないフィルムに切り替わったような感じで、最初からカラスなんていなかったようにも思えるが)
(けれど、こちらの方へ飛んでくる黒い羽根がカラスがいたことを示していた)

(食べた! 食べちゃった! あの異形、カラスを食べちゃった!!!)
176尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 21:20:52 ID:ibayyy//
いや、こっちこそ。おどろかしちゃったね
けど、何でもないはないと思うよ、その花――ここで誰か逝ったのかな?
それを手向けにきたのは何でもないわけないと思うんだけど。
(そう言って校舎から視線をうつし、微笑みかける。)
(みたところ下半身が動かないのかな、膝掛けで脚を隠しているあたり)
(中に用があるとしたら大変そうだと思った。)

手伝おうか?此処であったのも何かの縁だろうし、ソレじゃ大変だろ?
……何か、俺に隠したい事があるみたいだしね。
(プレデターの光学迷彩があんな感じだったかな、とか考えながら)
(地に落ち行く羽を見る……結構な大きさ、で、肉食――なのか?)
(取り敢えず、この車椅子の少女はあれの存在に気づいているのか)
(可愛らしく、くるくると表情を変えている。正直微笑ましい。)
(思わず口許が緩む。)
177天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 21:41:22 ID:7rPT8r9V
>>176
あ、これは……はい、両親が。
(花束の花はお墓参りで使われる花で、分かる人は分かるのだろう)
(学園七不思議の一つに数えられる、旧校舎に出没する教師夫婦の幽霊と結びつけるまではないだろうけど)
(まあ、何でもはそのことじゃなくて、旧校舎の壁にひっついている存在なのだけど)

手伝うって……。
(旧校舎に献花するのは、中にまで入らないから手伝ってもらわなくても大丈夫だ――異形がいなければ)
(だから手伝うというのは異形をどうにかするってことなのか?)
(けれど、なんかニコニコしてるし、カラスが食べられたのには気が付いていなくて)
(都が中に入りたいと勘違いしてるのかも、と思ったのだが)
隠してなんか、なくもないですけど……。
その、先輩は何を手伝ってくださるんですか?
(異形に気が付いてないなら、早くここから立ち去るようにしてもらわないといけない)
(ついでに都もここを離れられればちょうどいいし、それで誰かに連絡を取って対処して貰えばいい)
(気が付いててこの態度なら、夜に関わる人なのだろうか、それとも単に物好きなのか)
(見て分かる自身はないけれど、男子生徒の顔を見上げる)
178尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 21:54:40 ID:ibayyy//
いや、それを探るのは俺の趣味じゃないから安心して。
ただ、なにか困ってるように見えて…………車椅子押すくらいなら俺でもできると思うよ。
介護されるがわが不安にならないようにゆっくりと、だっけ?
(どうにも歯切れが悪い、恐らく彼処にいる異形に彼女も気づいているのだろう。)
(もう一度あの異形を見上げて、そして少女に視線をもどす。)

そういえば、ここには幽霊がでるってね。
最近はそれがあれにかわったのかな?
蜘蛛みたいにテリトリーに近寄った生物を捕食するのか、それともあの姿を利用して狩りをするのか。
そうだね、あれが邪魔で花を手向けられないっていうなら
君が花を手向け終わるまで、俺が君を護衛(ガード)しよう。
(必要がなく、帰るというのならばそのまま帰ればいい。)
(彼女を送ることを忘れずに。)
俺は守護者(ガーディアン)だからね、君みたいな可愛い子が困っているのを
放っておくわけにはいかないんだ。
179天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 22:16:59 ID:7rPT8r9V
>>178
はい、そうです。
(介護の経験でもあるのだろうか、)

(男子生徒は異形に気が付いていて、冷静に分析してるとこをみると、夜を知る人なのだろう)
どうでしょう?
あそこは色々あるから、たまたまなのか、今日は晴れてるから日光浴に出てきたとか?
(感じ的に爬虫類っぽいから寒いのは弱そうだけど、イグアナは日光浴をすると何かで聞いた知識が頭をよぎって)
駄目ですよ、そんな危ないこと、できないし、頼めません。
理由が理由なんだから、今日できなくたって両親は悲しんだりしません。
(手をあわせに行くのは、襲われないよう守ってもらってするほどのことではない)
(夜に旧校舎の中へ連れて行ってもらったことがある身としては、よく言うよとセルフ突っ込みをするくらいだが)
(これは一生に一度のことじゃなくて毎月のこと、一回くらい翌日にずれたって文句は言わないはず)
(都とて色々と経験して成長はしている、つもりなのだ)
って、がーでぃあん、てなんですか?
さらっと可愛いとか言われると反応にも困るんですが……。
(場面が場面だし、都の緊張をほぐそうと軽口を言ったようにも見えず)
(普段の時なら素直に喜ぶか軽く受け流すでもするのだけど)
180尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 22:29:56 ID:ibayyy//
じゃ、後者かな……俺らを餌と認識する前に帰った方が良さそうだ。
今日じゃなくても大丈夫なんだよね?
(そう言うと背後に回り、車椅子を動かそうとハンドルを取り)
(もう一度、異形の方を見る。)
(目を細めないとわかりづらいがまだそこにいる。)
守護者(ガーディアン)は守護者(ガーディアン)。
俺があろうとする生き方。君みたいな困っている子や、弱い人たちを背中へ置き、力強く守る人…………かな。
(少なくとも俺はあの背中にこういう印象を持った。)
(だから俺はそう語った。)
見たままを言ったんだけど、エプロンも家庭的な感じがして凄く似合っている。
料理とかするのかな…………あー、名前聞いてもいいかな。
俺は尖 戒奈。この学園の高等部に通っているんだ、今日は一旦下校したんだけど
教室に忘れものをしてね。
181天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 22:47:10 ID:7rPT8r9V
>>180
(透明な異形に動きはない、静かに気配を殺して獲物が近寄るのを待つたぐいの捕食者なのだろう)
(この場から離れていこうとする二人に何か反応する様子は見受けられなかった)

ボディーガード、みたいなもの?
(男子生徒の説明は抽象的で、言いたいことは分かるが、ちゃんと理解できているのかは自信がなかった)
(ただ、彼にとって特別な意味がありそうだ、というのは感じられた)
尖先輩ですね、料理は正解です。
わたしは中等部二年の天羽都、料理部のエースなんです。
(こんな時だけど、力強く胸をはる)
(エプロンは好きでいつもしてるから、似合うと言われて喜ばないはずはなく)

ま、それはともかく。
アレ、大丈夫でしょうか?
前にも見たことがあって、その時は一緒にいた人が飛び道具でえいって舌を切って。
それは治っちゃったみたいだし、人を襲うから、わたし達みたいにこっちに来る人がいたら襲われちゃう。
(異形は旧校舎三階の外壁に張り付いていて、直接攻撃するなら校舎内の窓からじゃないと難しいだろう)
(逆に向こうは校舎近くまでくれば簡単に舌を伸ばして絡め取ってしまう)
(尖のように近道として使う生徒が居るなら、犠牲になる可能性は高い)
182尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 23:06:24 ID:ibayyy//
そうなるかな、誰に雇われたわけでもないから、そういうのはおかしいかも知れないけれど。
SPも似てるかもしれないな……
けど、やっぱ俺にとっては守護者(ガーディアン)っていう呼び名がしっくり来るよ。
(両親が死んだあの日、姉に抱かれながら知ったこの言葉が……)
(理解が正しいか戸惑っている都を前に得意になって)
ああ、料理部のエースなんだ。なるほど、似合ってるわけだ
今度、いろいろ食べさせてもらいたいな。
(どこか可愛らしい動作、そして料理によほど自信を持っているのだろう。)
(時と場所を忘れるほどの喜び方にまた微笑ましいものを感じた。)

そっか…………変なものが住み着いたものだな。
都ちゃんは優しいんだな。そんなところにまで気を配れるのはいいことだと思うよ。
そうだな…………
(ゆっくりと反転して校門へ向かう。)
(そして考えた自分にできることを口に出した。)
………俺が退治するなり、追い払うなりしようか?
このままじゃおちおち遅刻もできやしないしな。
(見辛いが位置はわかった。ハ虫類で舌を切るような対処が必要だということは
(多分、カエルかなにかのように伸びるのだろう舌が。)
(だとしても、戦えない相手ではない。これから奴の犠牲になるかもしれない)
(人等がいるかもしれない以上、俺がやるのも手だと思う。)
183天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/29(土) 23:28:45 ID:7rPT8r9V
>>182
ガーディアン、大変そう。
頑張ってください、なんて簡単に言えないけど、命は大事にしてくださいね。
(誰かを守って命を落とす、なんてことはお話しでよくあるけど)
(そんな話は好きじゃない、守ってくれる人が死んじゃうなんて嫌だ)
(かばってくれた両親には感謝してるけど、でも生きていて欲しかったと思うから)
わたしは中等部ですけど、高等部の料理部にもよく顔を出しますし、機会があったら遊びに来てください。
一緒に料理すれば食べられますから。
(食べたいだけの人が押しかけると大変だから、基本一緒に活動して貰うことが前提)
(もちろん特例とかあるし、生活苦で入り浸っていたエージェントもいたりするのだけど)

遅刻はしちゃいけないです。
じゃなくて、退治ってどうやって?
この時間だと部活している人が残ってるし、あの位置で派手なことがあったらみんなが気付いちゃいます。
それって、まずいですよね?
(パニックになるだろうし、何だかんだで表沙汰にはなってない夜の世界が人々に知れ渡ってしまう)
(根本的にどうにかした方がいいのでは、と思わなくもないが、だからこそ簡単に昼の世界へバラしてはしけないことのはずだ)
184尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/29(土) 23:45:17 ID:ibayyy//
大変でもなんでもやるさ、俺がそうするって決めたからね。
――まぁ、命は大事にする。俺のも護衛(ガード)対象の人のも。
(多分、あの人もそうしてきたはずだし、姉さんを一人になんかできない。)
(媛名さんが姉さんのどう思って今まで俺を夜に関わらせなかったか考えろと。)
(紅裂拓兎と名乗る異能者も語った守ることの大変さは乗り越えなければならない。)
………一緒に、か。ついでに夕飯の一品を作っていっても問題なかったりするかな?
(家事があるから部活に参加するにはちときつい。)
(なら、せめて家事の時間を減らすついでに、何て考えて。)

ここが通れれば遅刻は早々しないよ、けどあれが邪魔だってこと。
ああ、じゃあ日が暮れるまで待つことにするよ。ソレまでにあれが場所を変えるようなら
人気のない場所にいくようなら、そのまま手をだすけど。
(そんなことを喋りながら歩みを進めていき)
(正門のあたり差し掛かると足を止めて………)
君はこのまま帰るといいよ、あとは俺が何とかする。
放っておいて誰かいなくなりました。の方が不味いだろ?
捜査にきた人がアレに襲われて…………ってことになりかねない。
185天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/30(日) 00:08:28 ID:2sIikeOs
>>184
材料は自分で持ち込めば大丈夫じゃないかな?
いろいろ指導とか味見させてとかチャチャは入ると思うけど。
(やっぱり料理する男子は少ないから珍しいし、人の家の味はみんな気になるものだし)
(我慢ならないものを見ちゃうと突っ込みたい人もいたりするし)
(話からして、尖はそれなりにできそうな感じで、都としても味は気になるところだ)

ここを通るのもどうかと思いますが、遅刻するよりはマシなのかな。
(規則としては中に入るのは厳禁、近寄るのもあまりよくなかったはず)
(表門からでも間に合うように家を出るべき、が正論だけどそこまで口うるさくは言わないでおいて)
夜は夜でもっと悪いのが出てきちゃいそうですね。
できるなら、なるべく中には入らない方がいいと思います。
(透明な異形が中に引っ込んでしまうなら、それはそれで放っておけばよいのではと思う)
(戦闘事はよく分からないけど、外より中の方が旧校舎は危ないというのは都でも分かるから)

そうですね、待ってたら帰りが遅くなっちゃうし……そうだ。
(ふと思いついて、都は鞄を取り出して中をあさる)
(手にしたのは小さな袋に入ったチョコクッキー)
昨日、料理部で作ったもののあまりです。
お守りじゃないけど食べてってください、たぶん良いことがあると思うから。
(絶対ではないけれど、都が無事にと祈っていれば何かしら効果があるかもしれない)
(尖がするのはスポーツ大会じゃなくて、命をかけた戦いだから)
186尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 00:23:13 ID:Mvs6j4iN
ソレは助かる。さすがに独学だけじゃ限界があるからね
味を見てくれるのも姉さんだけだったし………
(笑みを浮かべて)
他の人たちにもよろしく伝えておいてくれるかな。

――これから迎えの人でもくるのかな?
いろいろ、教えてくれてありがとう。料理上手だってこともあるし
きっと良いお嫁さんになるよ。
(チョコクッキーを受け取りながら笑みで返し)
(ポケットの中を探り、カイロをとりだすと都ちゃんに渡して)
こんなものしかないけど、迎えの人が来るまでこれで暖をとるといいよ。
それじゃ、気をつけて。風邪なんか引かないようにね?

【戦闘は省略して〆る感じかな?】
187天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/30(日) 00:38:23 ID:2sIikeOs
>>186
はい、みんなには部員候補を見つけましたって、言っておきます。
(半分冗談、半分本気、料理部は毎日活動があるのでもないし、毎回参加とかも緩い)
(人が増えるのは色々と良いことがあるし、何よりも楽しくなるからニッコリと笑顔で)

今日はここに寄ったから一人で……すって、先輩はさらっとスゴいこと言いますね。
良いお嫁さんなんて、褒め言葉は褒め言葉でも、オジサンの褒め言葉ですよ。
(思わずクスクスと笑ってしまう)
(面白いというか、なんかちょっとずれた感じのある変な先輩だ)
ありがとうございます。
先輩こそ無理をせず気をつけてくださいね。
命をかけるより、真面目に十分早く家を出て正門から入れば遅刻なんてしないんですから。
それじゃ、さようなら。
(きっと、旧校舎横を通って通う生徒は先輩だけじゃないのだろう)
(だから先輩は自分のためじゃなく、旧校舎へ戻って戦うだろう)
(無事に明日、先輩が学校に来られますように、と都は自分のできること、尖の無事を祈りながら帰る)

【そうですね、戦闘したら凍結して長くなっちゃうから都はこれで〆で】
188尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 00:57:11 ID:Mvs6j4iN
…………一人って、大丈夫なのか?
学園の敷地内ならともかく外でって………
(肝に命じるよ、と応じて見送った車椅子の少女――車椅子に乗っていなきゃいけないような子を)
(一人にすることに少しだけ違和感を覚えつつ、日が暮れるまでの間に)
(課題でも済ませようと、自分の教室に向かう。そして――)

 ◇ ◇ ◇

(目に見えない、ということでそれを捕らえるのには苦労した。)
(闇夜に紛れているから、尚更だ…………だが、都ちゃんからもらったクッキーを食べたあたりだろうか。)
(そこから妙に疲れにくく、いつもよりも神経が鋭敏になって――)
(いくつかの傷は作ったものの、無事に異形を撃退することに成功して)
(少なくともこれ以降、旧校舎で透明な異形を見かけることはなくなった――――が。)

(当の俺はというと機嫌の悪い姉さんに帰りが遅いとどやされ、吹き飛ばされ)
(とても寝心地が悪いフローリングの床の上で早めの就寝をすることになった。)

【それじゃ、こちらはこんな感じで〆ということで。】
【お付き合いありがとう。楽しかったよ】
【異形の方は倒したかどうかは都ちゃんの好きにしてくれていいよ。】
【ただ、撃退したから旧校舎には現れない風にしてもらえれば】

【それじゃ、俺はこれで。お疲れさまでした】
189天羽都 ◆oB0aPf5pqI :2011/01/30(日) 01:03:23 ID:2sIikeOs
>>188
【退治したかどうかは了解です】
【撃退ってことはその場でとどめはさせなかったってこと?】
【なら、どこかで透明な異形の死骸が見つかって、とかロールネタにできそうですね】

【ロールありがとうございました、ではおやすみなさい(ぺこり】
190須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 14:05:10 ID:/+YghcNp
【名前】須佐乃 水琴(すさの みこと)
【年齢】17歳
【性別】女
【身長】172cm
【3サイズ】87/64/88

【容貌】肩までの黒髪。顔に左まぶたを過ぎる薄い刀傷。眼鏡をかけている。
    色白で、細身に引き締まった体躯。姿勢はいい。
【能力】己の体に巡る『気』を操る術と、体術と剣術と体得している。
    『気』は技の助けとなり、他者の体に触れることで活性させることも可能。
    刀に気を乗せることで切れ味が増し、霊体などの物質も斬れるようになる。

    得物は長刀『斑雪』。ただの刀だが逸品である。
    上気能力は技術と組み合わせて初めて実用に耐え得るもので、
    水琴はどちらかといえば、武芸者に補助的な異能をプラスした存在といえる。

【希望】雑談、バトル、エロール
【NG】汚い系、欠損やピアシングなどの痛い系、後遺症
【弱点】持久力に欠ける 自然現象系の能力に弱い

【備考】高等部二年、普通科。帰宅部・保健委員。
    性格はダウナーで面倒くさがり。打算的でマイペース。
    本質は寂しがりなためか、弱味を見せられる相手に依存しがち。
    
    家は表向きは地主だが、かつて裏街道で生きた退魔剣を伝承する一族であり、
    いまも脈々と受け継がれている技術が警察組織の目に留まり、
    異能狩りとして、主は違えどかつてと同じ『飼われる』身分となった。
    危険な『おつとめ』を続ける理由は、ただ自分の平穏を手にするため。
191須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 15:14:20 ID:/+YghcNp
【それじゃ、尖とのロールに借りるよ!】
192尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 15:16:04 ID:Mvs6j4iN
【同じく、お借りします。】
【書き出しを用意しますので少々お時間頂きます。】
193須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 15:16:26 ID:/+YghcNp
【はい、了解。よろしくね】
194尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 15:29:47 ID:Mvs6j4iN
(深夜、人気のない路地裏を息を切らし少女が走っている。)
(何かに追いたてられ、助けを求めるわけにもいかず)
(傷ついた体を引きずり、人気の無い方へ、人気の無い方へと進む。)
(――彼女は狙われていた。その姿が人と異なり、獣のような四肢を持っているせいで。)
(何よりも、人を糧として社会を乱す『異形』であるせいで。)

(そんな彼女は前からくる人の気配に足を止める。)
(後ろからは自分を追いたてている者が迫ってきている、もうダメだ……そう思ったとき)
(前からやって来た男は口を開く。)

………どうしたんですか、お嬢さん。そんな傷だらけで
なにかお困りのようでしたら、力になりますよ。
(そうやって笑みを浮かべる男――尖戒奈は手をさしのべる。)
(四肢が獣のように発達した異形の少女は振り返ろうとして)
(そっちには追跡者がいることを思いだし、路地の壁に背をつけて尖と、追跡者がくる方向を伺う。)

【お待たせいたしました。】
【それでは、このような感じでよろしくお願いします。】
195須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 15:44:12 ID:/+YghcNp
(退魔師のおつとめの相手は、明らかにそれとわかる怪物ばかりではない。
 巨大な獣や、生物の中身のようなやつ、半透明、あるいは透明の幽霊のようなやつ…
 そういったわかりやすい≠烽フばかりでないのが、シチューのように人妖入り交じる、
 この街の暗部に身を潜める、須佐乃水琴の刃の行き先である。
 ……そう、人が喰らわれた。糧とされた。ならば容赦する理由など、芥子粒ほども無いのである。)

……んで、こりゃどういうわけかな……?

(ふたりの人間に挟まれる形となった異形、その背後から追跡していたのは、
 闇色の衣に身を包み、頭巾に顔まで覆った、古風な殺し屋、筋者のなり。
 裸眼の、左右で微妙に光彩の濃淡が異なる双眸と、その手に提げた抜き身の長刃が凄烈な輝きを放ち、
 異形…それと、その向こうから手を差し伸べている男の姿を睨めつける。)

術者か飼い主か。であれば、死体が一個増えるな。
……参ったね、どうも。殺しちゃうと、死体からじゃ異能者かどうか確認できないからな……。

(面倒だが、致し方なし。
 迷いのない歩みが、刃紋の揺らめきが、じりじりと両者へ近づいていく。)

【はーい、よろしく! 】
196尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 16:00:56 ID:Mvs6j4iN
(なにやら俺を警戒しているような少女は……多分、異形だろう。)
(それで、俺もおそらく目の前の黒装束――声の感じと)
(腰つき――骨盤が大きいと言う意味での腰つきからして、おそらく女性と同じく)
(自分を狩りに来たものだと思われている。)

心配しなくても俺は異能者と呼ばれるやつですよ。ミステリアスなお嬢さん
そして…………
(じりじりと慎重に間合いを詰める黒装束とは対照的に)
(大股で異形の少女に歩みより、その少女と黒装束の間に入る。)
――俺は守護者(ガーディアン)。君を護衛(ガード)しにきた。

(そう言って異形の少女に笑いかけ、レザーでできた茶色のジャケット)
(それからデニムのジーンズに身をまとった出で立ちの男は立ちはだかる。)

何があったかわかりませんけれど、女性同士で傷つけ合うのはよくない。
ここは、退いてくれませんか?
(抜き身の刃、それを操る両腕、そして足の位置――それらを注意深く見ながら)
(身構え、備える――)
197須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 16:07:33 ID:/+YghcNp
(沸いてんのか…?そう言いたげな怪訝な色が双眸に宿る。
 そも一般的に言われる殺し屋のように、感情を押し殺したような冷ややかさは黒装束にはない。
 ただ、緩く構えて。散歩にでも出てきたかのような佇まいだ。
 そこに、当然のように殺気が含まれているだけ。)

あー……なに?格好つけたいのは結構だし。
女性扱いされるのは、まぁ嬉しくないわけじゃないよ、色男。
でもね、ここはふぇ……フェミニズム……だっけ?
そういうのを持ち込むところじゃないんじゃないかな、って思うよ。
それ≠フ手足、見ろよ。……人間じゃない、あるいは、なくなったんだ。

(肩を竦めて、布越しからも通る声でなだめすかそうとする。
 見たところは、人間であるらしい青年の挙措。怪物を見て動じない佇まい。
 それでもって抜き身の刀に退治しようとする姿。余程の馬鹿か、筋者か。)

それ≠ヘ人に害を為す。たとえ意思に関わらざる本能であるにせよ、意思がそれを忌避しているにせよ。
放っておけば人は死ぬ。あたしはそれを認めはしない…それ≠ヘあたしの敵≠セ。
まとめて撫で斬りにされてなかったら、退きな。
…顔が見えなくなってから済ませるくらいの優しさは、持って来てるつもりだよ。ん?

(剣を掲げて、揺らめかせ。自分の顔を刀身に映し、流し目で見る。
 脅し文句だ。 退けば良し。…退かなければ、交戦だろう。
 気絶させるだけで済む手合いとは、相手の構えを見ればなんとなしに伝わった。)
198須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 16:10:19 ID:/+YghcNp
【撫で斬りにされてなかったら、ってなんだろ。…されたくなかったら、ね】
199尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 16:22:49 ID:Mvs6j4iN
ご心配なく、彼女が異形と呼ばれ、人ではないことは十二分に承知していますよ。
この子が人に害をなすなら、害を為さないようにたしなめればいいし
それは、俺が引く理由にはなりませんよ。
この子は俺にとっては護衛(ガード)すべき存在です。
(動作の一つ一つに手練れ特有の気配、とでもいうのだろうか)
(それが籠められている。こうして対峙しているだけでも常に冷たい刃が)
(身体の急所に突きつけられているようだった。)

退くのは貴女の方ですよ、ある人から言われているんです。
「夜にあったばかりの女性を信用するな」ってね。

(抜き身の刃に対して左手に鞘に納められたままの小刀をとりだすと)
(納刀したかたなであるかのように脇に備えて、退かないことを露にし――)

だから、俺は俺の価値観で動きます。ここは俺が退くところじゃない。
200須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 16:32:21 ID:/+YghcNp
……ま、信用しろってほうが無理なのはわかっているけどさ。

(刀を持った掌を額に当てて、首を横に振る。
 どうにもこう、戦う力あるいは強靭な精神を持った男は、
 こうした奇行≠ノ走りがちになるらしい。内容こそ違えど郡も似たような感じだ。
 信念や愛やらのために命さえ張れるという。見上げたものだが、だが愚か者だ)

あたしも仕事でね。可哀想だけど、それ=A見逃すわけにはいかないんだわ。
……後悔するなよ、色男。
そこまでうまく加減できないよ、あたしゃ。

(やろう、と言う相手に説得を重ねるのは愚というものだ。
 切っ先を緩やかな動作で持ち上げ、柄に両手を絡める。
 正眼、といえば通りの良い構えで、さて、相手の出方を伺うとするか……。
 武器を使う武人、あるいは能力者。どんな隠し玉を用意しているか、わかったものではない。)

――来いよ。
201尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 16:48:05 ID:Mvs6j4iN
お気持ちだけありがたく頂戴しますよ。
忠告はしてくださったんです、それで退かないなら退かない俺が悪かったと言うことです。
(冷淡に、ぼやくような、けれどもよく通る声が変わり)
(戦うもののそれへと移り変わる。)

(自分から攻める必要など無い。かといってこのまま時間が過ぎれば)
(彼女の雇い主や仲間がくるかもしれない――そうなれば後ろの異形の少女を)
(護衛(ガード)しきるのはさらに困難になる。)

――いきます。
(構えからただ者ではない彼女には不必要だと思いつつ)
(警告の意味を込めて言葉を発する。そして踏み込む)
(正面に刃にを構える彼女の領域に、そして考える。)
(自分が狙うべき場所、女性に怪我は負わせられない。手をあげるなど持っての他だ。)
(なら、刀を叩き落とす。最小限の動きで先ずは正眼の構えを崩そうと小刀の柄で)
(刃の腹を狙って裏拳ぎみに横に薙ぐ。)
202須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 16:57:21 ID:/+YghcNp
(特筆すべきは…踏み込みの速度や狙い、コントロールではない。
 度胸だ。こいつ、馬鹿か――それくらい堂々と刃圏に踏み込んできた男に、
 読みを走らせた。 カウンター狙いの能力か、余程小太刀の扱いに自負があるのか。
 とりあえず、その正直な動きは避け、その隙を突く。
 いわゆる釣り≠ノ賭け、……一歩、しかし大きく後ろから下がる、が)

あんた……、

(しかし、攻撃を回避でやり過ごした剣士は、目だけ見せる表情に怪訝の色を上塗りした。)

どういうつもりだよ。
女性には手をあげられません……とでも、言うつもり?
この状況で、……こんな場所で?ホラ、そこの子も唖然としてんでしょうがッ!

(重さで勝る剣に、まさか小太刀をぶつけてこようとは。
 二刀でもなし、爆薬をしかけていたとしても、あの短さじゃ腕までミンチだ。
 ……だったら本当に剣を降ろさせるためだけに交戦しようという酔狂なのかと。
 正気か?そう考えると、位置だけ違う先程と寸分違えぬ構えのまま、問い詰める。
 …答え如何によっては、その場で斬りかかるつもりだ。目出度すぎる…
 ――いやまさか、再生能力の持ち主か?いくらでも推測は出来る。
 本物の酔狂であると、認めたくないのが本音なのだが。)
203尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 17:15:24 ID:Mvs6j4iN
(第一撃は空振り、空を切った腕が大きく体を流す……)
(そのまま体制を建て直さずに、遠心力の勢いを利用してさらに踏み込む。)
(注意は刃に向けたまま――大丈夫だ、散々姉さんに(結果的に)教えられた。)
(攻撃されるタイミングを掴むのには慣れている。)

もちろんです、俺の戦う理由は貴女を傷つけることじゃありませんから。
姉さんに教えられました、「女の子は大事にするものだ」って。
(無論、勝算も無しにこんなことをしている訳じゃない。)
(すべては切り札である光刃に繋げるためだ。恐らく、光刃の間合いは)
(彼女の刀と同じくらい、この情報を知る、俺が彼女と同等のリーチをもつ異能。)
(それを持つことを俺だけが知っているアドバンテージを利用し無い手はない。)

ああ、心配してくれているようなら安心して
君のこと護衛(ガード)しきってみせるから
(などと言いながら、黒装束の女性から戦闘力を奪うべく)
(また刃を払いに行き――)
204須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 17:27:05 ID:/+YghcNp
命張る鉄火場だって、ここは……ッ!

(頭痛を催すような男である。呆れと驚きが声に滲んだ。
 ……が、その剣には一縷のぶれもない。
 それしきのことで己の剣を見失うほどの素人でもない。)

じゃ、結局どうする?剣を落としても、折れるつもりはないよ……?
……あたしをこの場でやり過ごして、あれ≠逃がすまでが、
あんたが納得できる結末、ってわけかな……?

(こちらも迂闊に踏み込まないのは、相手の能力がいまだに見えてこないからだ。
 迷わず踏み込む度胸。それに加えて、なるほど小太刀にも心得があると見える。
 それに、酔狂であるからこそ何をしですかわからないため、
 冷静にならざるを得ないのだ。 ステップを踏むように小太刀を躱し、
 あるいは刃で器用に切っ先を反らし。その次に控えるであろう決め球を警戒し…埒が開かない。
 いくら太刀会っていても、これでは睨み合いと変わらない。…ならば)

色男……悪いけど、茶番は終いだ。お仕事させてもらわなくっちゃな!

(大きく後ろに跳びながら、剣から左手を大きく振るった。
 色男、いや、その遠く背後に庇われていた異形の少女に向かって放たれる銀の光…
 ――投擲用の仕込みナイフ!持つだけで重心を崩す握手だが、もしものときの備えだ。
 逃がすわけにはいかない。ならば先に仕留めて、この男が動く理由そのものを奪わんとする!)
205尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 17:50:54 ID:Mvs6j4iN
張る命は俺のだけだ!
貴女も、あの子の命も脅かさない!!
(振りきった腕を止めずに、そのまま遠心力を変則的に利用し)
(執拗なまでに刃を狙う……が、そのどれもが手応えを感じない。)
(正眼とはそういう構えで、それを生かせるだけの技術をもち)
(それだけ冷静だと言うことか…………時間がない、焦りが浮かぶ。)

(――彼女が大きくとんだ、殺気が膨れ上がる攻撃前の兆し。)
(そして放たれる。ただし俺にではなく俺の護衛(ガード)対象に向けて。)
(気づいてそれに向かって踏み込んだ時にはすでにそれは、異形の少女の眼前まで迫っていて――)

させるか………っ!
(短く息を吐き、小刀を振るう。)
(居合いのように切り上げられた、殺傷用には程遠い短い刃。)
(だが、仕込みナイフは大きく上に弾かれる――小刀の刃を伸ばすように)
(発言した光の刃によって……)

(そして、もうひとつの変化。俺に庇われていた異形の少女が跳んだ。)
(姿勢を崩した黒装束の女性にむけて………当たり前だ。)
(黒装束の女性にとって彼女を殺すことが一番手っ取り早い方法だとするなら)
(異形の少女にとっても黒装束の女性を殺してしまうことが追跡者を消す持っても簡単で)
(その上で糧も得られる最良の手段なのだから。)

のっ!おぉっ!!
(短く叫んで一直線に駆ける。)
(どちらも傷つけないようにまず黒装束の女性をねらって振り下ろされた爪を)
(腕に食い込ませる――痛みで顔をしかめつつ、少女を狙うであろう黒装束の女性の攻撃に備えるべく)
(光の刃を上げ………)
206須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 17:59:48 ID:/+YghcNp
………! これは……

(闇のなかに生まれる光。月とも街灯とも違う、光を吸わねば輝かぬ刃が変化していた。
 非実体、あるいは半実体の刃。……なによりも間合い騙しに有効な能力。
 これが、この男の隠していた決め球、というわけだ。
 なるほど、ぎりぎりに回避し続けていては首が危うかったかもしれない。
 ――しかしいまは、限界まで膨張した殺気を迎え撃つことのほうが先決である。)

食いでがあるってことかい、嬉しいね。

(返す刃は、ならば刃音もないほどの速度で振るわれる。
 相手の攻撃を迎え撃つ、後の先。身一つしか攻撃手段のない自分の最大の武器たる、
 経験と技術の粋。 ……の、筈だったが。)

……あんたは、どこまで。

(酔狂なのかと。危うく、男の首の寸前で止まった刃をそこに維持しながら、半ば呆然と呟いた。
 異形の少女の攻撃に散った色男の血液を黒頭巾に散らしながら、
 どうするつもりかと、事の成り行きを見守る。
 このまま殺気が収まらねば、異形が色男を殺すかもしれない。
 …晴れて異形始末の算段が犠牲者イチというよくある結末で整うわけだが……だから自分は、見守る。
 厄介物が同士討ちしてくれれば、漁夫の利も狙えるというもの…狗の目で。)
207尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 18:19:15 ID:Mvs6j4iN
(薄皮一枚切られた傷から僅かに血がにじみ、髪の裾がいくらか短くなったか)
(ぱらぱらと毛髪が落ちる。)
はっ…………はぁっ…………
(息が上がる。今まで隠していたアドバンテージはもうない。)
(武器を叩き落とすには自身の技量が足りず、その程度では相手は退かない。)
よ……よかった、それだけ動けるなら、逃げれるよな?
ここは、俺が何とかする…………からさ。
(言うなり、異形の少女を振り払い、光刃を肩に担ぐように構え)
(背中で刃部分を覆う。)

(殺意は向けられたまま、離れたのは間合いのみ……異形の少女が狙うのも)
(恐らく、漁夫の利か………俺が弱らせた、ないし動きを止めた)
(黒装束の女性をとること。)

参ったな…………
(片や異形で片や異形狩り。)
(せめてどちらかが、退いてくれれば――同じ思考を巡らす両人の間で)
(場違いな思考を巡らし、立ち尽くす――手段が思い付かない。)

(――そうしている間に動く、異形の少女が。)
(攻めではなく、逃げの一手。背中を向け一目散にその場から離れようと足に力を込めて――)
208須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 18:46:24 ID:/+YghcNp
……見上げたもんだ。

(この期に及んでまだ、異形の少女を逃そうとする目の前の色男。
 相手は負傷。こちらは無傷。……こちらは隠すほどの手の内もないが、
 彼はまだ、何らかの手段を保有しているかもしれない。
 ……つまり油断はない。警戒した異形との挟撃も有り得るが……。
 そこで、気付いた。異形が動く。
 ――逃すわけにはいかない。この脅威が明日に影を落とすかもしれない。)

……わかったよ。諦める。
今日のところは退けばいいんでしょ、ったく……。

(剣を引き、……手が緩む。 そして、振るわれた。
 緩やかに。投擲ナイフをたたき落とせた速度であれば、確実に払い落とせる速度で、
 手に持っていた刀を、思考をめぐらす色男のほうへ投じた。
 囮だ。言葉も、折れたような微笑みも、すべては嘘だ。)


―――ッ。

(剣を投げると同時に踏み出す速度は、およそ剣とは比べものにならない。
 その場で土煙が起こるほどの強烈な歩法で、一気に異形へと間合いを詰め、
 固めた縦拳を、背骨ごと心臓を打ち砕くために…大地揺るがす震脚とともに突き出さんとする。)
209尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 19:08:07 ID:Mvs6j4iN
(わかってくれたのか、彼女は剣を下げた。ついでに異形のほうの彼女も逃げることを選択したようだ。)
(じゃあなぜ、あれはこちらに向かって放り投げられている?)
(あれは彼女の持ち物だ。投げるようなものではない。)
(向かってきた刃を受け止めた掌が裂ける――そして轟音。)


(みしりと骨が軋み、ひしゃげる感触を伝え、縦に突き出された)
(拳が肉にめり込んでいく感触を伝える。こんなものを喰らったらひとたまりもない。)
(喰らった者から苦しげに声が上がる…………)

ハァッ――がっ、あ………ひめ、なさんの………言うことを
聞いておいて、よかった………護衛(ガード)完了。

(肩口に女の者とは思えない強烈な打撃を受けて、俺は膝を震わせる。)
(どうやって彼女に追い付いたかわからない、耳鳴りがするのは)
(極限状態におけるなんだかのくそ力とかいうあれがでてそのせいなのか。)

はぁっ、はぁー…………俺の、勝ちです。すみません………
(がっしりと黒装束の女性の腕を掴んだまま――ああ、うるさい。)
(耳鳴りが幻聴に変わってる、「殺せ」だと……なにを殺すんだ。)
(吐き気すら覚えるそれに耐えながら口の端を釣り上げて――)
210須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 19:23:58 ID:/+YghcNp
……、葵?

(彼女が余計な事を吹き込んだのか……?
 相手がどうやって回り込み、拳を受け止めたのか。
 それを考える以前に、相手が口にした言葉がひっかかる。
 ……しかし、それ以上に優先すべき事柄が、)

――ッ、しまった、逃がしたッ……。
っち、離、せ……遊びじゃない、んだよッ!馬鹿がッ!

(振り払おうと腕を振るう。いましがた拳を打ち付けた肩に、踏み込みはないが、
 追い討ちの拳を、幾度も振るうだろう。
 頭巾の奥から覗く双眸には、今度は怒りだ。
 役目でもなんでもなく、信念か信条だかに仕事を邪魔され、獲物を取り逃すなどと。
 大凡許せる範疇のことではない。傍らに落ちていた己の刀を、脚で柄を踏み、跳ね上がった柄を掴む。構え。)

……おまえ
あたしの邪魔しといて、腕だけで済む……とか、まさか思ってないよな?
公務執行妨害だ。……死ぬかよ!ええ!?

(胸ぐらに掴みかかる。ただ泡吹いて馬鹿のたまってるうちは良かった。
 ……だがこれで、犠牲者がひとりふたりと増えれば、なにもかもが元の黙阿弥。
 この男が奇行を改める兆しも見せぬのならば、『敵性』として処分するも止むなし、と考える。
 こいつは異能者だ。そして、場合によっては異形に組する。危険であり、邪魔だった。)
211尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 19:38:33 ID:Mvs6j4iN
俺だって………っ…遊びで守護者(ガーディアン)を名乗ってるわけじゃ、ない!
ぐうぅっっ…………!!

(肩への追撃が激しい痛みをもたらす。さらに耳鳴りが否、幻聴が激しくなっていき……)
(腕の痛みは奴がもたらしたものだ殺せ奴の首に腹に背中に腕に乳房に性器に刃を突き立てろ)
(俺の胸ぐらを掴む手に刃を入れ引き裂き肩まで切り裂き腕を切り落とせ)
(そこから内蔵を抉り掻き回し引きずり出し血を啜り殺せ殺せ殺せ殺せ殺殺殺殺殺殺――)

すみ、ません…………貴女の雇い主がいる、というなら………一緒に謝りますから
刃(それ)をしまってくれると、助かります………頭、いてぇ………
(胸ぐらを掴まれて詰まる呼吸より、内から沸き起こる殺意が問題だ。)
(どう考えても目の前の女性を殺したがっている。無意識に眼に殺意がこもってしまい――)
212須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 19:47:02 ID:/+YghcNp
謝って済む問題かッ!おまえが逃がしたあれ≠ヘな、
保健所から逃げる野良のイヌネコ、畜生の類じゃないんだよッ!
あれ≠ヘ人を殺す…殺したんだ!場合によっちゃ殺人幇助ッ!
月始めから五件、やっと狩りの周期が掴めてきて、絶好の機会が巡ってきたってのにッ!
おまえのせいで、死ななくていい奴が余計に死ぬ、夜の騒ぎが未だ続く……それを、……?

(そこで、相手の様子がおかしいことに気付いた。
 内に燻る葛藤も衝動も、水琴の眼には見えない。
 ただ、相手が妙な殺意に魘されていること。刃を降ろせ、と言われた。
 殺意の篭もった眼で睨まれながら、だ。……およそ耐えきれることではなかった。)

……ンだよその眼はァッ!

(相手を気遣うことなど、頭にはない。この色男、事情はどうあれ事を妨害した敵に代わりはないのだ。
 激し、言葉を並べる口を封じようと、頬げたを殴り飛ばそうとするかもしれない。
 そもそも腕を放してもらわなければ、なにもできないのだ。)

つけあがるなよ……?持ち込まなくていいような余計な感情(もの)ばっか持ち込んで!
自分の信念様だかなんだかのために人様の邪魔すんのが遊びじゃなくてなんだってんだ?
嫌がらせか?ふざけんなよ?ああ!?
213尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 20:13:12 ID:Mvs6j4iN
怒鳴らないで、もらえます…………かね、頭痛いんですよ。
狩りなら………仕方ないじゃない、ですか。俺は…………
人が家畜を殺すのと、変わらない。俺だって生活圏を異形に脅かされれば
その異形を殺す…………
(そうその要領で殺せばいい鶏を絞めるように血を抜き散らせ――)
(血の臭いが鼻腔にこびりつく、感情をぶつけてくる女性を突き飛ばすように放す。)

ああ、すみません……目付きが悪いのは、生まれつきで………
気に入らないなら、殺すしかないん、ですけど………いや、違、ぅ………

(相手も真剣なんだと、それが伝わってくるだからこそ自分も反発する。)
(だがそれに妙な衝動が入り交じり、血の奥がたぎり――)

俺だって、譲れないものは……はっ……ある!
まず殺すことだけを考えて、そればかりが道じゃないはずでしょう!
誰かが死ぬのも、殺されるのも沢山だ!!
(呼吸は荒くなる。痛みと偏頭痛で消耗する――息を継ごうとすれば)
(肺に満ちるのは自らの血の臭いでそれが一層耳鳴りと幻聴を増長させ)

あ…………ぐ…………

「ハイハイ、そこまでー」
(空気を求めあえぐように呼吸をしていると、その場の空気を打ち破るように)
(威勢のいい女性の声が響いた。)
214須佐乃 水琴 ◆MIKOlshTCI :2011/01/30(日) 20:47:58 ID:/+YghcNp
(突き飛ばされれば、バランスを崩すことはなく。
 自由になった諸手を使って、刀を素早く鞘に納めた。……時間が、ない。)

………んじゃ何か?
殺し損ねた異形に誰かが殺されて、あたしが恨まれるのも。
殺し損ねた異形に、四六時中睨まれる可能性も、全部受け容れろっての?
ふざけるな。綺麗事うたってたいんだったら、それが実現出来る世界(トコ)に居な。
あたしのような奴がいる。 刀じゃなくて、もっと剣呑な装備を持ってる奴もごろごろいる。
それで出来ることを、同じくされる危険があるんだ…異形ってのはそういうもんでしょ。
殺す以外にどう対処しろっていうんだ。
まずあたしの安全を保障もできない奴が、なに言ったって冗談にしかならないんだよ=B

(と、そこで乱入者の声、振り仰げば、逃げる準備。
 拘束が緩めば、もはやここに留まる理由もないのだから。
 なにを言われようと、自分が曲がることはない。ただ、己の利だけに剣を振るうのみ。
 ……そこで悲鳴。狩り、が行われたのかもしれない。そうでないのかもしれない。
 どちらであっても、異形が在るなら往かねばならぬ。身を翻して。)

救世主登場、ってとこかな。援軍なんて聞いてないし。
……それじゃ、おあいにく様。
もう二度と顔見せるなよ。……次は脳天から、叩き斬るからな。

(そしてそのまま、異形が逃げた闇のほうへ、駆ける。二対一、相手取っていられなかった、というのもあるが。
 まず優先すべきは己なのだ。他人の信条は、立ちふさがるなら、斬り崩す対象でしかない。)

【……てな、わけ、で。平行線になっちゃうまえに、切り上げさせてもらうかと思う、ごめんね!】
【須佐乃水琴、というキャラはこういう風に動いていこうと思うので】
【思い切り言い返したり、ぶん殴ったりしてもいいんだよ。と言いつつ、ここらでお暇するよ。】
【お付き合いありがとうね!またね!】
215尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/01/30(日) 21:04:27 ID:Mvs6j4iN
だったら…………アンタが自分の安全が不確かで怖いって言うなら!
俺が守る!護衛(ガード)する!!ソレが実現できる世界にあんたを置いてやる!!
(酷い幻聴が続くなか、殺意が高まるなかで、空気を求めながら叫ぶ)
(ソレが届いたかどうかはわからない…………そして)

姉……さん?
(現れたのは長身痩躯の女性。きっちりとした暗い色のスーツに同じ色のタイトスカート。)
(背中に達する程度の髪を払うと、喘いでいる俺と良く似た)
(目元をすっと細めて――)

「悪いわね、うちの愚弟が迷惑かけて。」
「私、政府特務機関・AWってとこ所属の虐殺者(スロウター)の――」
「――尖 藍(とがり あい)。」

(俺も聞いたことのない名乗り口上をあげる姉さんを呆然とみて)

(そう言う姉さんの傍らにいる化け物――俺と姉さん以外認識できていないあれは)
(あれは間違いなく……)
姉さんそいつ…………ごぶっ!?
「あーあ、見えちゃったか……まぁ、いつかはこうなると思ってたけれど。」

(姉さんの傍らに居た化け物が神速の打撃を放って、俺はソレが今まで俺を躾てきた)
(正体不明の衝撃の正体だと気付き、その姿は八年前両親を殺した化け物の姿で――)
(――そこで俺の意識は完全に途切れた。)

「おじょーちゃん、あと回収お願いね。」

(須佐乃水琴が向かったすぐそこで、首の骨が異様な方向に曲がり、絶命していた)
(四肢が獣の……先ほどの異形の少女が、その死体がそこにいた。)


【素晴らしいレスでした。ブランクがあるとは思えません。】
【尖戒奈はまだ経験不足でこんな感じなのですが、こういった風に切り返していくと】
【女性にはなにがあっても手はあげませんが……】

【お付き合い、ありがとうございました。非常に勉強になりました】
【お疲れ様でした。】

【これにてスレを返します。】
216伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/01/30(日) 21:14:46 ID:DdbxEuUG
【名前】伊織津綺子(いおり つきこ)
【年齢】17 高等部2年E組
【性別】女
【身長】168センチ
【3サイズ】85−58−87
【容貌】ショートカット、切れ長で涼しげな目元、きりりとした大和撫子
【能力】電気を起こし、放つことができる。
    稲妻を起こして攻撃するほかに、微弱な電流で治療行為なども可能。
【弱点】放出する電力量に比例して、体力の消耗がある。
    大きい電力を発するためには充電が必要なので、短時間での連発はできない。
    逆に弱い電力は意思に関係なく発してしまうことも多く、しょっちゅう精密機械を壊す。
【希望】バトル 日常ロール エロール※・グロ展開は要相談 バトル以外は多少の確定はOK
【NG】相談なしのエロール・グロ:ROMの方への警告も含めまして事前のご相談をお願いします
    過度の確定:特にこちらの考えや反応までを強制的に決められるのはNGとさせてください
【備考】高等部2年。陸上部のエース。ハイジャンプの学生記録を持っている。
    一見淑やかな優等生であり、クールでストイックなアスリートとしても知られているが、
    素の性格は素直で恥ずかしがり。育ちはいいが謙虚で努力家。
    厳しくしつけられたので、少し頭が固いところもある。
    兄を異能に殺されており、それがきっかけで退魔の世界へ足を踏み入れた。

*現在の状況
・恋人である迫水直と組んで退魔を行っている
・陸上の学生記録は天羽都の能力によって出した不正なもの
・妖魔にレイプされた記憶を御木本正太郎によって封印され、表面上忘れている。
 迫水と御木本の二人は真実を知っている。
・兄の仇である「仮面の電撃異能者」は実は紫一久であるが、そのことはまだ知らない。

※ロールの状況により、ご希望に添えないことがあります

【投下落ちです】
217名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 20:43:16 ID:4FIEaIcg
218瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/31(月) 21:23:28 ID:8eUQgJQx
【しばらく待機させていただきますっ】
【プロフは>>62ですー】
219瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/31(月) 22:32:26 ID:8eUQgJQx
【ではそろそろ、失礼させていただきますー】
220兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/31(月) 22:37:49 ID:0BClqIui
【名前】兵部 晶(ひょうぶ あきら)
【年齢】14歳
【性別】男
【身長】153cm 42kg
【容貌】全体的に髪はショート。アホ毛があり、もみ上げが長い。大きなツリ目の童顔。
    基本的には仏頂面で、他人に対してツンツンした様子。
【能力】接触した物体、及びそれに接触していた物体を『回転』させる。
    また己の非力を補う為に、銃器の訓練を積んでいる。
    能力と組み合わせ弾丸の貫通力を向上させたり、弾道を曲げたりできる。
【武器】深紅色のサックスケース型ガンケース『ハーミット』or
    対異形用複合電磁兵器『ジムノペディ』
【希望】NG以外なんでも
【NG】スカグロ
【弱点】持久力や弾数の関係から長期戦が苦手で、またかなり打たれ弱い。
【備考】中等部二年に属する、鳶色の髪の少年。愛する家族を
    異形に殺され、そこで異形の存在、並びに父親の所属していた
    警察による対異形組織の存在を知り、復讐のためそれに入る
    その組織、『S3』におけるコードネームは、『ガンスリンガー』。
    様々な出会いから、大切なのは憎しみによる復讐ではなく同じことを
    繰り返させないこととし、その為には何を敵とするべきか考え、
    少なくとも全ての異形を殺す必要はないと思いつつある。
    紫 一久とは組織的に協力関係、紅裂 拓兎とは類似した過去を持ち、
    その心を理解しながらも罪は許せず、彼を救うため断罪をすると誓った。
    天羽都はクラスメート、そして黒上いろはの過去に関する断片的な情報を得ている。

    またその情報、及び写真を瑞谷愛華に渡した。
    久遠ゆりかに対しては想いを告げ、彼女の弟に対し、その宿命から彼女を解放すると宣言した。
    奏永久を当主とする奏家とも手を結び、須佐乃水琴は警察に雇われる立場であるため、間接的な同僚。
    また媛名葵も組織的に協力関係であり、彼女個人に対しては強い信頼があって、大切に思っている。
    現在はマンションにて、紅裂拓兎から貰った、うさぎと名付けた白猫と一緒に暮らしている。
    また姉と慕う久遠ゆりかからのプレゼントを大事にしており、
    その内の一つ、女の子の服を時折着ては、出かけているようだ。



>>1さん、スレ立てお疲れ様でした。
 少し手遅れかもしれないけど…瑞谷さん、立候補兼待機するね】
221瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/31(月) 22:51:17 ID:8eUQgJQx
【………出戻りもしてみるものですー、】
【こんばんわです、兵部先輩っ♪(礼)】

【あれからいろは先輩とはロールを進めていないのでこれといったネタはないのですがー………】
【先輩は何かしてみたいロールとかはございますかー?】
222兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/31(月) 22:58:02 ID:0BClqIui
【ああ良かった。最初に立候補してからプロフ投下すべきか、ちょっと考えてたよ】
【こんばんは、瑞谷さん。僕も、実はあんまり考えはないんだけど…】
【秘められた力に関するロールとか、十年後の世界で会話とか、どうかな?】
【瑞谷さんにやりたい事があったら、別方面のネタを作り出したりしても】
223瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/31(月) 23:11:34 ID:8eUQgJQx
【ふむー………、それでしたら選択肢はこうなりますかねー?】

【1."蛟龍"について興味を持った先輩が聞きにくる雑談ロール】
【2.未来編〜高等部所属の頃、某組織に利用されて引き起こした災害事件について】

【番外編.白猫うさぎとムクドリむーちゃん街中で遭遇】

【こんなかんじでしょうかー…………?】
【どちらを選択するかによって打ち合わせする内容が変わるわけですがー】
224兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/31(月) 23:19:05 ID:0BClqIui
【んー…僕はできる限り、瑞谷さんの中のものを刺激したくないと
 思っているから、奏先輩に訊く事はあっても、君に直接はないかもしれない】
【詳しい他の人を知っていれば、話は別なんだけど…】
【2番は、高等部の瑞谷さんに関するものなのかな。
 未来で君がどの程度、派手な行動を取っているかにもよるだろうけど、
 久し振りに会ったら今何をしているか、また何故そんな事をしているのかは訊くと思う】
【番外編、なにそれ楽しそう。…街中で二匹が遭遇して
 何やら一悶着あって最後に僕らが回収に行ったり?】
225瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/31(月) 23:29:06 ID:8eUQgJQx
【となると本線は2番でよろしいのでしょうかー?】
【番外編だとでたとこで出来そうなところですがー】

【高等部2年、私は某組織に拉致され意識を取り上げられてあちこちの町で】
【災害(主に洪水)を引き起こして回りますー】
【私自身は時々学校を休むことがあって、その間の記憶は全くないのですがー】
【3年の頃違和感に気づき、失踪しますー】
【それから某組織を能力を持って壊滅させた後、居場所も目的もなく浮浪しているわけですがー………】

【他に何かあればロールを始める前に質問していただければと思いますがー?】
226兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/31(月) 23:32:00 ID:0BClqIui
【了解、それじゃあ2番でお願いするよ。手間を取らせてすまない】
【書き出しはどちらにする?偶然の遭遇なら、どちらからでも大丈夫かな】
227名無しさん@ピンキー:2011/01/31(月) 23:32:45 ID:4FIEaIcg
228瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/01/31(月) 23:37:13 ID:8eUQgJQx
【それじゃあ、私のほうから書き出させていただきますー】
【しばしお待ちくださいませー】

【後、お時間の方はどの程まで大丈夫でしょうかー?】

【改めて………、よろしくお願いしますね、兵部先輩?】
229兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/01/31(月) 23:39:46 ID:0BClqIui
【僕のリミットは特にないかな、だから瑞谷さんが眠たくなったらすぐに言ってくれれば】
【のんびり待ってるから気にしないで。改めてよろしく、瑞谷さん】
230瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/01/31(月) 23:52:32 ID:8eUQgJQx
(―――自分を利用していた組織を潰し終え、私は何処行くあてもなく街の中を彷徨っていた)
(一定の期間を置いてアルバイト、日銭稼ぎをし、何とか生き延びてきている)
(今日まで自分の存在に疑問を感じ、目的・目標もなくどうするべきか考え)
(今もそれを考えて、"久しぶりに"学び舎がある街へとやってきた)

…………本当に、久しぶりかな?
(白の飾り気のないフード付きパーカーに下は汚れが見られるジーンズ、今となってはジャージはもう良い思い出である)
(町一番の広さの公園へとやってきて数分、公園のベンチでティーセットを広げ)
(唯一心安らぐ"ティータイム"の時間を迎えた)

変わらないところもあるし、変わってしまったところもある…………
私は……本当にこのまま…………、生きていていいのかしらね………?
(常に抱える悩みに苛まれつつも、今は入れたての紅茶を口に運びその味に舌鼓を打つ)

(周りには誰もいない、………いない方がいい、誰にも邪魔されずに一日一日を過ごしていきたい)
(そんな感じで、一人公園でティータイムの女性がくつろいでいた)
231兵部 晶@10年後 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 00:15:30 ID:yLQ7PbJa
(S3の現隊長、兵部 晶にも非番はある。もっとも
 異形の動きが活発になり組織の存在も公になりつつある今、
 休日などあってないようなものだ。連絡が入れば、すぐに現場へ向かわねばならない)
(それでも体を休める時間というのは貴重だ。『彼女』と過ごす
 貴重な時間も終わり。自宅へと帰ろうとした所で、ふと視界に入った場所へと意識が向いた)

(二輪の速度を落とし、車体を傾けその公園へと入る。
 懐かしい場所だ。まだ意識のあるあの少女と、何度も訪れた思い出の地)
(平日であるからか、あるいはこの街の治安のせいか、人影はない。
 まだまだ力が足りないな―――――そう嘆息しながら辺りを見回し、
 そこでベンチでティーセットを広げ、優雅な空間を作り出している女性に気付いた)
(なんとも余裕というか、マイペースな人だ。人がいないせいも
 あるのだろうが、周囲を気にする様子もなく、茶の味を楽しんでいる)

…?

(ふと、その女性の顔立ちに見覚えがあるような気がした。
 あの青みがかかった頭髪、穏やかな表情。見間違いかもしれないが――――)

(フルフェイスのヘルメットを外し、ミラーに被せスタンドを立てる。
 肩ほどの長さの鳶色の髪が、ばさりと重力に従い落ちた)
(短めのストールを首に巻き、薔薇と髑髏が描かれた
 タンクトップ、片腕にアームウォーマー。スリットの入った
 ボンテージパンツからは、白い大腿が僅かに覗いている)

瑞谷、愛華か?

(金具がぶつかり合う小さな音を立てながら、晶はその女性へと近寄った)
232瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/01(火) 00:29:56 ID:pdf0o350
…………誰っ!?
(ティーカップをすばやく置き、身構えて振り返る)
(金具の音と声から察するには"人"ではありそうだ)
(こうして一人身で生きてきた間には異形・能力者、様々な人が私の命を狙ってきた)
(今もこうして、誰かが尋ね、そうして騒動になることは日常茶飯事なのであった)

……………………兵部…………先輩?
(数年前の記憶が呼び起こされる、大分印象は変わっているが多分そうだろう)
(但し、彼の仕事を思い出せば、警戒心は解く事はできず)
(いやなものを見る目つきで目の前の青年を見つめる)

お久しぶりですね…………先輩、今日は………どうしてこちらへ?
(誰もいない公園、一人のんびり寛ぐつもりだったのだが、それを邪魔され少し不機嫌である)
(何故こんなところで出会ってしまったのであろうか)
233兵部 晶@10年後 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 00:39:38 ID:yLQ7PbJa
…ご挨拶だな、瑞谷。…さん。

(突然の出来事に対し、咄嗟に反応できるというのは
 戦士として必要な事である。が、それも場所と状況をわきまえるべきだろう)
(彼女の、この過剰な反応は何なのだろうか。まるで、誰かに命を狙われているようだ)

(―――いや、こんなご時世だ。ましてや彼女は異能者。誰から
 その力を狙われたとしても、例えば反異能者を謳うかの武装組織など、
 とにかく理由は幾らでもあるだろう。両手を上げ、敵意はない事を示す)

今日は非番だ、たまには地元も訪れるさ。…そう嫌な顔をするな、仕事で来たわけじゃない。
あるいは、仕事で来られると困るようなことでもあるのか?

(からかうような笑みを浮かべながら、取り出したゴムで
 髪をまとめ、縛る。そして腕を組むと、昔と変わらない釣り目で、静かに愛華の顔を見つめる)

…失踪したと聞いた時は心配したが、少なくとも五体満足ではあるようだな。
安心したよ。
234瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/01(火) 00:59:13 ID:pdf0o350
………、
(手を…上げた、少なくとも戦う意思はなさそうである)
(まあ、久しぶりなのだからそうなるのも自然なのだろう)
(とりあえずは身構えるのをやめ、もう一人分の紅茶を用意にかかる)

…そうね、どうもそんな感じじゃなさそうだし、お休みか何かで偶然私を見かけた、そんな感じだったわ
(ティーバックではなく茶葉を用意し、そして少し温めたカップに注ぐ)
兵部先輩は私がそんな事をしたとわかったら、どうするのかしら?
興味は………あるわね、
(心当たりと言うより、思い当たる節は掃いて捨てるほどある)
(気づかれようと気づかれまいとどちらでも構わないと思っているが)
(折角の久しぶりの対面である、せめて会話を楽しみたい)

……………ちょっと、私的な事で………ね?
先輩方には迷惑をかけたとは………思っているわ、ごめんなさい
(そして、できた紅茶を兵部先輩に差し出す)
(反省の表情を浮かべ、一礼する)
先輩は………あれから、久遠先輩とは進展しているの?
(あれきりこの街のことは流れる噂でしか聞き及んでいない)
(それぞれ出会ってきた先輩が詳しくどうなっていったのかなど、知る由もなく)
235兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 01:13:39 ID:yLQ7PbJa
…ありがとう。

(ひとまず礼を述べながら、新たな紅茶を用意してくれた彼女の横に座る)
(3日会わざれば、とはよく言ったものだ。以前の彼女は
 人見知りが激しく、どちらかといえばオドオドしたイメージだったが)
(ここにいる瑞谷愛華は、戦士としての鋭さと、女性としての優雅さを備えているように見える)

それは昔と変わらないさ。…いや、変わったか。
罪を知り、そしてその罪に対して罪人がどうするかで僕の裁きは決まる。

(カップを受け取り、愛華の表情を微かに伺った)
(彼女は水の能力者である。昔は能力に振り回されている
 印象が強かったが、今となっては完全に我が物にしている可能性もある)
(例えば、無色透明の水のような毒を作り出せたりも)

恐らく、何らかのトラブルに巻き込まれたんだろう?
別に君が無事だったなら、僕はそれでいいと思っている。
…いつ頃だ?この街に戻ってきたのは。

(もう奏永久とは連絡を取ったのだろうか、そんな風に次々と質問を
 考えていた晶の思考が、愛華の問いで一気に沈黙した)

―――変わらずさ。今日も彼女と会ってきた所だ。

(こともなげに、微笑と共に答える青年。そう、彼女は
 何も変わっていない。あの時、久遠ゆりかの時間が止まってしまってから、何も)
236瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/01(火) 01:40:29 ID:pdf0o350
………市販ものだけど、クッキーもあるわよ?
(1枚1枚包装されたクッキーを取り出し、2袋ほど目の前に置く)
(先輩が頂くかどうかは別にして、紅茶のお供には欠かせない)

少しは……丸くなったのかしら、
昔は確か………罪を犯したら問答無用で、そんな感じだったけれど?
(心からではないが、クスクスと笑い、先輩の様子を伺う)
(時が経てば変わるものもあるし、変わらぬものもある)
(先輩もさほど感情を表す人ではなかったが、感情を持つ人間だ)
(この辺り、大人になったのだといえるかもしれない)
(ただ………、私は変わったにしてもどうだろうか、過去の出来事がいつまでも記憶の片隅で私を責め続ける)

私がこの街に戻ってきたのは………2〜3日前かしら?
ちょっと、思うところが……あってね
(自分でも、この街に戻れるとは思ってもいなかった)
(しかし力は偉大で、五体満足でこの街に戻ってこられることが出来た)
(特に目的があって来たわけではないし、数年前に至っては街を出たときは戻ってこられないつもりでもいたのだから)
今日ここで、兵部先輩と出会えたのが………最初よ、お世話になった先輩方に出会えたのは
(そして、冷めかけた自分の紅茶を飲み干し、ティーカップを置く)

……幸せそうね、こんなご時勢にもかかわらず………いえ、だから…かしら?
昔のままでいられれば、どれだけ幸せなことかしら………
(うらやむ様に言う)
(こうして相手のいる先輩は支えてくれる、支える人がいて羨ましい限りだ)
(それに対し私は一人、悲しみも絶望も、痛みも苦しみも全て一人で背負って生きてきた)
………
(顔を背けて暗い表情………否、無気力でまるで感情を殺したかのような表情が見て取れる)
(こうして誰かに苦しみを話すこともなく、一人で抱えて今までを生きてきた)
237兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 02:00:30 ID:yLQ7PbJa
…頂くよ。
気の利く限りだ、君はいいお嫁さんに成れるな。

(少なくとも今の所は、敵意や害意の類は見受けられない。
 頷き、カップの中の紅茶を一口、啜った)
(紅茶特有の、上品な渋味が喉を潤わす。思わず、ゆっくりと息を吐いた)
(こんなにゆったりとした時間は久し振りだ。笑みもこぼれる)

…その言い方は好ましくないな。
視野が、あるいは選択肢が広がったと言ってくれ。

(愛華の言葉に、両目を閉じ首を振る。まるで、以前が問題児であったかのようだ)
(実際、その言葉はなかなか的を得ているのかもしれないが、
 後輩にそう言われるのも癪に触る。それにあの時の選択も、完全に間違っていたとは思わない)
(ただ唯一過去の自分が間違ってしまったのは、彼女を救えなかった事)

ふむ、そうか。

(クッキーをサクサクと口の中に入れつつ、彼女の空白の期間を予想する)
(最近になるまで、表へ出て来られなかった理由。どこか、
 異能狩りの組織に拘束されていた?外国、あるいは異界へと
 赴く必要があった?何者かに狙われ、周囲を巻き込むのを恐れた?)

(その口振りから察するに、あまりいい思い出では
 ないのだろう。昔のままでいられたら、そう望む彼女にとって、
 僕らにとっての空白の時間は、嫌な出来事ばかりだったらしい)
(その彼女が故郷へ戻ってきたのは、どのような理由があるのだろうか)

…所で瑞谷さんは、今は何をしているんだ?

(背けた顔は深追いせず、さり気なく訊ねる。今の彼女には、
 昔の彼女になかったものが幾つもある。しかし、なくなって
 しまったものもあるようだ。例えば、自らの生への活力などだ)
238瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/01(火) 02:27:27 ID:pdf0o350
………そうなれれば、いいんだけど、
もう私なんて……お嫁になる資格なんてないわよ
(昔の私だったら、素直に喜んでいられただろうか)
(今の私にはその言葉は意図せずとも不快で、とても聞き心地が悪い言葉だった)
(笑顔でいられる先輩が、羨ましい)

その選択肢を広げてくれたのは………誰のおかげなのかしら?
恵まれたわね、先輩?
そして…………、悔やんでいることも、まだある………かな?
(彼の周りは昔以上に充実していそうだ、なにせ雰囲気がそう告げているように見える)
(感の良さで先輩の心境を読んでみる、紅茶を味わう先輩はそう見えて)
ま、こんな事…私みたいな後輩に言われても、面白くもなんともないのでしょうけど
………おかわりなら、まだあるわよ?
(自分の空のティーカップを上にあげ、さっきまでの無礼をごまかす様に)

…………私?
今は特に…………何もしていないわ、
(首を傾げて先輩の問いに答える)
(ちょっとだけ長くなった髪が揺れ、表情以外で昔の印象を与える)
定職にはついていない…………、特にしたいこともないし、その気になればアルバイトすればいいし……ね、
(仕事といえど、"夜"に関わる様な仕事はもうしていない)
(極めて平和的な、表のアルバイト以外はただただ放浪しているのみで)
相変わらず、先輩は警察のお仕事?
今は昔と違って………大手を振って活動できるんでしょうね、


【そろそろ凍結させてもらってもいいかしら?】
【今は大体、平日21時頃なら再会可能だけれど、先輩の都合もあるだろうし………】
239兵部 晶@10年後 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 02:30:44 ID:yLQ7PbJa
【…どうやら僕もそろそろ限界だったらしい。名前欄を間違えていた】
【了解した、ならば今夜、1日の22時はどうだろうか?】
【問題ないようなら、僕は最後にレスを書いていくので、先に休んでいてほしい】
240名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 02:31:03 ID:PdOzp4PJ
241瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/01(火) 02:33:27 ID:pdf0o350
【了解、1日22時に避難所で】
【それじゃあ、お言葉に甘えてお先に落ちることにするわ】
【お相手ありがとう、兵部先輩】
【また、よろしくおねがいしますね?】

【では、失礼します(礼)】
242兵部 晶@10年後 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 02:46:21 ID:yLQ7PbJa
>>238

…成る程。学園を離れた期間にあるものは、『後悔』か。

(顎に指を当てながら、軽い口調で独り言のように呟く)
(これが以前の自分なら、自分の事は自分でどうにかすべきだと
 放っておいたのかもしれないが、今は見捨てる事はできない)
(かと言って、問い詰めた所で逆効果だろう。できれば自分から話してくれるのを待ちたい)

さてな…恐らくは、久遠ゆりかか。
…もっとも、大き過ぎる代償を支払った結果だ。
だが、それはお互い様だろう?

(あの時、自分は彼女に誓ったのだから。あの少女を助けられなかった
 その代わりに、一人でも多くの生命を救う為に、力を振るうと)
(ただ、それをこの女性は知らないだろう。わざわざ語る事でもない)

別に構わない、もう社会に出てしまえばどちらも一人の人間だ。
たかが一歳の差など、あってないようなものだろう。
…ありがとう、もう一杯頂こうか。

(彼女の申し出に頷き、空のカップを差し出す)

ほう、夜に関わる事はもう止めたか。その方がいい。
…それも、過去が原因か?

(彼女の問いかけに頷き、溜め息混じりに辺りを示して)

好き好んで、公に活動しているわけじゃないがな。
いつの時代も警察など、目立たないような世の中が望ましいんだ。



【ああ、よろしく頼む。それでは僕もその日時に】
【お疲れ様、お休み、瑞谷さん。ノシ】
243名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 04:48:14 ID:PdOzp4PJ
うむ
244白峰 譲 ◆MceSlbr5bs :2011/02/01(火) 20:34:00 ID:BcakvA0u
【名前】白峰 譲(しらみね ゆずり)
【年齢】16(高1)
【性別】女
【身長】150cm
【3サイズ】70/56/74
【容貌】襟足が長めの黒のショートボブ。身長相応にやや幼顔だが、その表情はいつも堅い。
    目は漆黒だが、能力発動中は藍色に光る。
    制服以外ではスカートを滅多に履かず、たまに男の子に間違えられることがある。
【能力】〈氷鎧-Ice Armor-〉
    氷を体に纏ったり、攻撃手段にしたりすることができる。形は剣や斧、鎧、盾など自由自在。
    普段でも、物質を冷やしたり凍らせたりすることが可能。
    自分で解除、自然解凍、破壊されない限りは効果は持続する。
    感情の爆発などで能力が暴走すると周囲のものまで氷らせてしまうことがある。
【希望】日常、戦闘、エロール(人間、人外問わず)
【NG】大怪我〜死亡、大スカ、同意の無い設定変更(肉体改造など)
【弱点】鋭利な物、高熱
【備考】幼い頃、海外で異形に襲われ負傷してから能力に目覚めた。
    能力に目をつけたある組織に捕獲されてロシアで戦闘訓練や実験などを受けさせられた。
    12歳で逃げるように日本へ帰国し、縁あって学園近くの「雀屋食堂」の夫婦に居候させて貰っている。
    部活は無所属でクラス委員。放課後は主に店の注文取りや出前を黙々と手伝う。
    異形や不審な異能者と戦いながら、何のために能力を活かすべきか、能力とどう付き合うべきか模索中。
    良くも悪くもどこか機械的な性格だが、無感情ではなく、単にコミュニケーションが下手なだけ。

【とりあえず投下だけで、落ちるよ】
245名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 21:59:14 ID:PdOzp4PJ
乳不足
246兵部 晶@10年後 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 22:12:44 ID:yLQ7PbJa
【10年後の瑞谷さんとのロールに、スレをお借りします】
247瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/01(火) 22:23:13 ID:nysR5o7E
【兵部先輩とのロールにスレをお借りします】


>>242
………かも、しれないわね
(結局、どちらにしても"後悔"はしていたかもしれない)
(けれど、動かず組織の言いなりのままでいるよりは余程マシな"後悔"だった)
(さもなければ、今の自由は無かったのかもしれないのだから)

先輩も………同じ、なのかしら?
私も自由を手に入れた代わりに、多くのものを失ってしまったのは確かだけど………
(先輩にも事情はあるかも知れないが、規模はきっと違っている)
(私の力で傷つき、そして命を奪われていった人たちの事、破壊された街………)
(それが自分の仕業なのだと気づいたとき、私は偽りの"平和な学園生活"を捨て、復讐に走った)
(数年を経て本当の自由は手に入れることが出来た、しかし、もう楽しかったあの日はもう戻ってこない)
過去を今更悔いても、どうしようも………ないしね、
(そんな過去と比べてしまえば、先輩の事はまだちっぽけに見えてしまう)

………どうぞ、
(黙々ともう一杯紅茶を用意し、そして差し出す)
(お湯も冷めかかっているので人に出せるお茶は今日はこれが最後になるだろう)

……そうかも、ね、
私がこの街を出たあの日から………"力"は復讐のための道具でしかなかったし、
その後も…………生き延びるための…………手段の一つでしかなくなっちゃったんだから
(自らの"力"を利用され、多くの命と財産を意識することなく奪い去った)
(そう思うと自身を利用した人間の命などとるに足らず、私は復讐を遂げるためなら何でもしてきた)
(その為にまた命を奪い、時には体を売ることもしてきている)

そんな先輩の望みも、少しばかりお邪魔しちゃっているかもしれないわね?
(もし私が引き起こした事件の調査に先輩が関わっているとしたら)
(気にかかる点は少しはあったのかもしれない)
(けど、確信的な証拠はないはずで、休暇中の先輩が私を逮捕できる理由など無いはずである)


【お待たせしてごめんなさいね、】
【今夜もよろしくお願いします(礼)】
248兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 22:42:26 ID:yLQ7PbJa
…そうだな。得たものの代わりに、失ったものもある。
いや、失ったからこそ、代わりにそれを求めているのかもな…。

(最後の一杯を、クイと煽るように飲み干す。そして、静かにカップを置いた)

確かに、過去は覆らない。何度悔やんでも、何かを責めても、何も変わらない。
だからそんな間違いを繰り返さないよう、その過去はこれからの未来の為にあるんだと、僕は思っている。

…復讐を終え、これから君はどうするんだ?瑞谷愛華。
もし君が過去を悔やんでいて、法で裁かれたいと願うなら、機会は幾らでも容易できる。

(その感情に乏しい瞳は、かって家族を失った時の自分に似ている。
 この世のもの全てが色褪せて見えた、退廃的な荒んだ心)
(瑞谷愛華は、変わってしまった。昔の彼女は、もういないのかもしれない―――――。ならば)

………だが、それが償いようのない罪ならば。
せめて同じ事を繰り返さないよう、その力を振るう、という選択肢もある。
出来れば、君のような人間には夜の世界に関わってほしくはない。
けれどその暗い瞳に光を戻すには、また夜の世界に赴く必要があるように、僕には思える。

(過去について深くは訊けないが、現在を生きる人間が
 過去を書き換えることはできない。今にしか生きる事ができない以上、何かをするなら今なのだ)
(だから、訊ねる。その力をもう一度振るわないかと。無辜の民を守り、過去を繰り返さないために)
249瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/01(火) 22:58:34 ID:gB9fu1+x
どうするべきか……………、
簡単に答えが出るのなら私は今頃こんな所を放浪なんかしていないわ、
勿論………、法なんかで裁かれるなんて………真っ平ゴメンよ
(折角手に入れた自由なのだ、それを国の法律なんかで左右されてはたまらない)
(法律で自身を縛るのであれば、もっと早くそうするべきであったのにそうはされなかった)
(ならばもう一生、関わりなく日々を送っていきたい)

同じ事を………繰り返さないように………?
けど、私なんかが………そんな事、出来るように思う…?
そんな資格が…………この私にあると思うの???
(私はどんな理由があれ、結局命を奪ってきている)
(であるにも関わらず、先輩はまたその"力"でするべきことをするべきだと言う)
(何の感情も浮かべず、ただ先輩を見つめ答えを求める)
250兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 23:12:03 ID:yLQ7PbJa
出来る、だろう。

(間髪入れず、晶は答えた。昔と変わらない、射抜くような、
 大きく真っ直ぐな瞳で、静かに愛華を見据えている)

死んだ人間は生き返らない。
誰かを助けた所で、亡くなったものの人生は取り戻せないし、
それで大切なものを失った人間の悲しみが癒える事はない。

だが、それで同じ悲しみを作り出す事は防げる。
自分の悲惨な過去を、この世から減らしていく事はできる。
そして何より、現在を生きる自分自身を、助ける事になるはずだ。

(それは勝手な自己満足かもしれない。過去から苛まれる
 事から逃げ、良い事をして自分を慰めるだけの偽善的な行動になるかもしれない)
(最終的に自分を許せるかどうかは、愛華次第だ。
 だが、愛華がその過去を抱えていく上で、この行動はきっとプラスになるはずだ)

僕は君に、そんな生き方をしてほしくはない。
いずれは、君も自分の幸せを見つけてほしいから。
251瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/01(火) 23:33:22 ID:PT64RjiJ
………っ、
(私を射抜くような真っ直ぐな視線に思わず顔を背け、視線を外す)
(やっぱり兵部先輩は自分とは違い大きく成長している)
(そんな先輩に対し、私は自由と称したこの世界で迷いに埋もれ今何も見出せずにいる)

…………
(迷いながら自分なりに先輩の言葉を考えてみる)
(どうするべきか、どう力を振るうべきなのか………)
(ただ、頭に思い浮かぶ考えは決して明るい方向には行かず、またそれを察することも出来ないだろう)
要するに…………、私の起こした事を………また引き起こさない様にすれば…いいのよね?
(そして、思い浮かんだ"目的・目標"はその後の自身の信念となっていくのだが―――)

私にはもう、こんな生き方をする以外に方法はないんじゃない?
そして幸せも……………掴む資格なんてないもの、
(復讐を遂げた後の自分はただひたすら空虚で、抜け殻のような存在だった)
(それから数年経過し、幸せを掴む機会もあったかもしれない………けれど、それら全てを避けてきた)
先輩のその望みは………きっと叶うことはないわね、
252兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/01(火) 23:47:25 ID:yLQ7PbJa
…君があくまで自分を責め続けると言うのなら、致し方ない。
例え他人が何をしようが、最後に自分を許せるのは自分しかいない。

(晶がベンチから立ち上がると、装飾のチェーンが小さな音を立てた)
(俯き、束ねてもなお長い鳶色のカーテンが、その表情を隠す)

…幸せを掴む資格がない人間とは、何なんだろうな。
確かに世の中には、他人を不幸にする事に何の躊躇いもない人間もいる。
しかし、幸福を諦めてしまった人生には、何の価値があるんだろうか。
…もっとも、確かに過去に傷付けた人間は、自分の幸福など願ってはいないだろうが。


美味しかったよ、ありがとう。

(もうこれ以上、彼女に自分ができる事などあるまい。
 最後に少しだけ愛華の方を見ると、青年はゆっくりと愛車の方へ歩き出した)



【では、そろそろ〆にしようか。やり残した事があれば、遠慮なく】
253名無しさん@ピンキー:2011/02/01(火) 23:55:36 ID:PdOzp4PJ
254瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/02(水) 00:08:17 ID:PT64RjiJ
多分私は…………生涯私自身を許すようなことはしないでしょうね……、
(心が弱まってるので実際にどう転ぶかはわからないが、今は少なくとも自分を許すことはしないだろう)
(先輩の言うとおり、これは他人がどうこうではなく、自分自身の問題なのだ)

幸せを掴む資格のない人間………、ふふっ、言ってくれるわね
闇を渡り歩いた事のない貴方には………わからないことよ
(例え過去絶望したことがあろうとも、環境に恵まれれば立ち直ることが出来る)
(しかし、私は復讐後の数年間そんな環境に恵まれてはこなかった)
(自由を手に入れたが、最初数年は荒みきった生活に浸っていたのだから)

………もう、行ってしまうのね、兵部先輩、
貴方の歩む道がこれから、明るい希望に満ちた日々である事を………祈ってるわ
(祈る……これは巫女の血筋を受け継ぐものとしての性なのか)
(心は荒んでいたとしても、誰かを気遣う気持ちはまだまだ残っていた)

(それから幾日経った後、彼女は『三千世界』に接触し過去に飛ぶことになるのだが―――)

【それじゃ………、私の方はこれで〆にするわね】
【ここまで相手してくれてありがとう、感謝しているわ、兵部先輩♪】
255兵部 晶@10年後 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/02(水) 00:31:11 ID:vllyr4rH
僕は、かって世界で一番幸福だったし、そして世界で一番不幸になった。
誇張でもなく、実際にそう思っているよ。…ちなみに今は、どちらでもない。

また会おう、瑞谷さん。

(そして、自分と同じような感情を抱いた人間はまだ多くいるだろう。
 不幸な人間は、自分が地獄にいると信じて疑わない。
 あるいは他にもっと不幸な人間がいると知っても、それで苦痛が和らいだりはしない)
(他人の苦痛を理解しようとはせず、ただひたすらに救うの手を求める。
 その苦痛を受け入れるという違いこそあれ、この青髪の女性もまた、そうなのかもしれない)

(だから、自分の苦しみを理解してもらうのは止めた。
 支え慰めてくれる、頼れる姉はいない。人生の最優先を失ってしまった自分は、
 これからの未来を、全て他人を守る事に、その苦しみを理解し癒やす事に決めた)(まだ諦めてはいない。今自分にできる事はないとしても、
 やはりまたいずれ、彼女がどうか自分の幸せを見つけられるように―――)

『プルルルル』

はい、兵部晶です。…了解しました、20分程で現場に向かいます。

(ゴムを外し手首にくくると、二輪にまたがりスタンドを外す。
 ついでに備え付けられた拳銃の装備を確認、問題なし。
 現場に到着する頃には、仲間が『ジムノペディ・デュオ』も所持して来てくれるだろう)
(ヘルメットをかぶり、アクセルを捻る。電話へ伝えられた 場所へのルートを頭の中で描く。
 そして白煙を吐き出すバイクが、猛烈な勢いで公園の外へと走り出した)



(瑞谷愛華が祈ったように、晶もまた、誰にでもなく祈っていた)
(どうか、この世界から少しでも不幸が減ってくれるように――――)



【では、こちらもこれで〆よう。お付き合い頂き感謝するよ、瑞谷さん】
【また機会があれば、今の君でも未来の君でも、よろしく頼む】
【…そして今更になって、名前欄がまた戻っていた事に気がついたよ。申し訳ないな】
【それでは先に失礼する。お休み、お疲れ様だ。ノシ】
256瑞谷 愛華(23) ◆kO59iqwB7g :2011/02/02(水) 00:35:56 ID:rx4QXWrD
【見届けたわ、また機会があればどんなロールでもお願いしたいところよ】
【お疲れ様、良い夢を…………】

【それじゃあ改めて、スレをお返しするわね】
257名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 08:38:24 ID:xkE+ryz2
あばよ!!
258郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/02(水) 19:25:57 ID:UydesIxK
【待機してみるぜー。】
259奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/02(水) 20:13:28 ID:T0aapxr1
【話しかけてみるぜー】

【てなわけで、よろしければおあいてどうでしょうか?】
260郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/02(水) 20:22:11 ID:UydesIxK
>>259
【俺で良ければー。】
【そうだなぁ、妥当な案としては、
 1:ありがちに、大型異形を倒す為に共闘
 2:理想の食い違いから、ガチバトル
 3:喫茶店で偶然出会って会話
 4:その他】
【そっちに何か案があれば、そっちを優先するぜー。】
261奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/02(水) 20:27:45 ID:T0aapxr1
【それでは、んー1番で大丈夫でしょうか?】
【3と悩みましたけど………】

【どんな感じのがいいとか希望ありますかね?】
【良ければ書き出しの方やらせていただこうかと思いますけれども。】
262郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/02(水) 20:37:22 ID:UydesIxK
【特にこれっていう案はなかったから、そちらのやりやすいようにやってくれたらいいぜ?】
【もし、何かあったら、ちょいちょいロールの中に挟んでいくから】

【それじゃ書き出しは任せてもいいか?】
263奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/02(水) 20:41:12 ID:T0aapxr1
【了解いたしまし〜】
【それでは少しお時間いただきますね。よろしくお願いします。】
264奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/02(水) 20:57:38 ID:T0aapxr1
(細く、嗤うような鋭い曲線を描く月が夜闇をわずかに和らげる。
 それに加えて、電気という人口の光を生み出すモノが夜の街を明るく照らす――
 現代では見慣れた光景であり、当たり前の光景。)
(しかし、今ここで展開される光景はそれらの光も常識も一切届かない「夜」の街のはなし。)

(崩れかけた建物、建設途中の建物、それらを補強するためか増築するためか積み上げられている資材。
 それらが立ち並ぶ人気のない場所、そこに一匹の獣――獣と呼ぶには禍々しいいでたちのまさに異形がそこにいる。
 この町の数ある廃墟区のひとつ、ここが廃墟区である理由がそこに住み着き
 今回の獲物であるもはや肉塊となったヒトガタのそれを口にしている。)

体長は3メートル前後………四肢に甲羅のように固い外皮、頭部にモヒカンみたいな飾り毛。
ん、アレみたいですね。人語は理解できず、テリトリーに近づくモノを人、異形問わず殺して、時に喰って
そのテリトリーを拡大中………このままでは人目につくような場所に住処を移す可能性アリ。

(身を切るような冷たい風の中に漆黒長髪をなびかせてその姿を観察する女の姿あり。
 タートルネックのセーターにロングスカート、一見すると場違いな格好をしたそれはつぶやくように言う。
 あれは……雑食が過ぎる上に、理性も低い。≪奏≫から、≪奏≫の平等から見ても「駆除」するし上井のない生物だった。)

(武器を確認しながら観察を続ける。ねぐらではなく食糧庫なのだろうか。
 口にしている肉塊以外にも赤黒いものがそこかしこに飛び散り、もともとヒトを構成していたと思われる
 パーツの数々がアスファルトの上に転がっている、なかなか凄惨な光景がうかがえた。)

【それではこんな感じでよろしくお願いしますっ。】
265名無しさん@ピンキー:2011/02/02(水) 21:01:31 ID:xkE+ryz2
来たか
266郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/02(水) 21:20:48 ID:UydesIxK
【それじゃ、よろしくお願いするなー?】

>>264
(――“夜”に生きる“モノ”を削ぐ者たち、“調整者”)
(それについて家族に問い正し、悩んでいたところだが、その話はまた違う機会になるだろう)

(それはさておき、異形の起こす事件は未だ減る傾向はみられなかった。
 むしろ、増加する一方で、“夜”に生きる彼らが日向の世界に姿を現すのは時間の問題ではないかと思われるほどだった)
(こうして、“夜”を歩き、異形たちを退治したところで、それは焼け石に水なのではないだろうか。
 ――いつか、言われた。自分には“組織”という力がない。独りで戦うには、いい加減限界が来ているのではないだろうか)
(そんな疑問を掻き消すように頭を振るう。――さあ、この辺りだ。
 携帯で“そういうサイト”を眺めながら、気を引き締める。こういう情報はガセであることが多いが、
 今回はどうやら、当たりのようだ。……血の臭いがする)

(資材倉庫の外から、身を隠して中の状況を確認する)
(言うならば、悲惨の一言だろう。今時のホラーでも、ここまで凄惨たる状況を描かないだろう)
やれやれ…こりゃ、なかなかグロいな。いや、犠牲になった人たちには悪いか…。
(軽口が過ぎた。血肉を撒き散らされて、人としての形も失われ、人としての尊厳も奪われた彼ら。
 彼らの無念と怒りを考えれば、そんな軽口は許されない。許してはいけない)
謝罪代わり―――、と言うわけじゃないが、アンタたちの無念の少しでも、俺が晴らしてやる。
だから、今だけは、静かに俺のことを見守っていてくれ。
(――“切姫”の力を解放してからだろうか。
 自身の霊感も強くなっているのか、“そういうもの”も少しずつ強く感じられるようになっていた)
(腰のベルトに差している小太刀の柄を軽く握ると、ズボンのポケットから、ナイフを取り出した)

…………先客が、いるか。

(誰かは分からない。だが、自分と、倉庫内の異形だけではない。第三者の気配がする。
 敵か、味方か。……異形の様子を考えるに、ヤツの手下や仲間というわけではなさそうだ。
 そうでなければ、とっくに、自分はそいつに襲われていただろう。ならば、同業者か)

ま、上等だ。不利な状況になる確率は高くない…確実ではないけど。
(苦笑を浮かべると、身を低くして、ゆっくりと裏口から扉を開いてすぐさま資材に隠れた。
 あとは―――、攻撃を仕掛けるだけ。用意は出来ている。―――呼吸を落ち着かせて、神経を集中させる)

さ、はじめようか―――!
俺は、郡太一朗……それ以上でもそれ以下でも、ましてやそれ以外の何者でも、ない…!

(そう呪文のように呟くと同時に、地面を蹴り出して、一気にその大型の異形に喰らいついた。
 刃を異形の脛に食い込ませ、一気に切り裂く。そのまま、転がり、異形の死角へと飛び込む)
(大型の異形は力も体力も高い。だが、その分、死角も大きくなるのだ)
267奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/02(水) 21:47:14 ID:T0aapxr1
「「――――ッッッ!!!」」

(吠えた。倉庫内にいた獣が突如として。
 一瞬、見つかったのは自分かと思ってスカートの下ではなく、腰のあたりに固定してある武器に手をかける。
 ――違う、あれは決して自分がみつかたわけじゃない。)
(証拠にゆっくりと振り向き、後肢だけで直立するその異形は上にいる自分ではなく
 扉のひしゃげた入口の方に向かい、そこから入ってきたであろう人影に向いている。)
(――誰、と声に出さずに問う前に答えは判明する。郡太一朗……異能も異形も滅ぼす可能性を持つ男の名前が
 その人影から発せられ、少ない窓から差し込んだ月明かりがその姿を浮かび上がらせる。)

………ッ!

(聞いた話によると、郡太一朗という人物は夜での経験はさほどあるわけではない、少なくとも生まれついての
 異形狩りや退魔師と言ったものの類ではないし、それなりに普通の家庭の中で育ってきたはずだ。
 だからこそ奏永久は驚く。)
(異形が振り返り、威嚇の後で攻撃に移るために前肢を地につくその間に脛へと飛び込む。
 これはまず度胸がなければできない、少しでも臆せば前肢に押しつぶされ、その牙の餌食になるだけだろうから。
 異形は右後肢の脛を切り裂かれ、自重を支えきれずに転倒。ゴロゴロと転がってからようやく身を起こす。)
(郡の立ち回り位置取りまで完璧。再び右か左の後肢を狙えるような位置、それも完全に視覚を取った形で
 ――これに便乗しない手はなかった。)

こっちですよ!

(安全柵に足をかけながら、手に持ったバレル部分が長く、手首から肘まである銃器を構えて撃つ。
 狙いは異形の体。銃器に慣れてないため命中率が悪いのだ――だが、それも関係ない。
 今の自分の役割は、あの異形の注意を引くこと。)
(目の前に躍り出ると同時に炸裂した霊光が異形の肩あたりで弾ける。そして永久の狙い通り、異形は無防備な背中をさらしたまま
 奏永久の方に注意を向け、走り出そうと体重を移動して――)
268郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/02(水) 22:17:24 ID:UydesIxK
>>267
この声は―――!
(聞き覚えがある。自分とはまた違う“理想”を抱く少女、奏永久。
 そう言えば、“彼女”にメールで教えて貰っただろうか。“マッチ売りの少女”の件について、相談してみるといい、と)
(それはひとまず置いておこう。今は目の前の異形を斃すことだけを、考えろ)

まったく、ナイスだぜ!

(運がいい、というしかないだろう。味方など、期待せずして此処へ訪れたのだ。
 ――これで勝てないわけがない。油断でも、余裕でもない。これは事実だ。これから起こるべき未来への帰結)

ここで、斃れたら――、先輩を取り戻すどころか!
こいつに命を奪われた人たちの無念も、晴らせないだろうがッッ!!

(そう“勝つ”のではない。“勝たなければならない”。
 自身の為にも、此処で命を散らした人たちの為にも。そしておそらくはあの少女の為にも。)
(ナイフを左手に逆手で握り返しながら、小太刀を引き抜く。ナイフよりはしっかりとした重量感がある。
 それを取りこぼさないように、奏が目を引き付けているうちに握りしめて、神経を研ぎ澄ませていく)

……どんなに、凶暴な異形(ヤツ)が相手でも、
どんなに、理想(ソレ)が遥か遠くにあろうとも、諦めるわけにはいかない。
だろう? 奏――――。
俺とアンタの理想は食い違う部分はある。だけど、他の誰かを守りたい、救いたいという気持ちには変わりないはずだ。
(小太刀の刀身が青白く、淡く、光りはじめる。―――彼女が注意を引きつけてくれているのだ。
 ならば、切込みをいれるのは、自分の役割だ。再度地面を蹴り飛ばし、がら空きになった背中を目掛けて跳躍する。
 ――飛べ、跳べ、翔べ…!より、高く!そして、刃を突き立てろ―――!)

―――う、ぉ、ぉ、ぉおおおおおおおっ!!

(咆哮を挙げながら、まずはナイフを突き立てる。だが、浅い。
 ピッケルのように突き刺したまま、思い切り小太刀でその皮膚を削り取るように、力強く打ち払う)
(異形は耳を劈くような、強大な咆哮を挙げる。血肉が切り裂かれ、血が遡っているのだろう。
 さあ、今度は―――)

へっ……ウスノロ!こっちだ!

(こちらが注意を引きつける。やはり知能は低いのだろうか、誘い通りにその前肢を鞭のように薙ぎ払ってきた)
(それを避けることは出来なかった。―――当然と言えば当然だろうか。
 巨大な体躯とはいえ、運動量は人間と異形。一瞬的に上回ることが出来たとしても、連続した激しい運動に、
 身体が完全に追いついては来ない)
(巨大な体躯に相応しい前肢は、まるで鞭というよりは丸太で殴られるかのような衝撃で打ち抜いてくる)

ぐっ、ぁ、が―――――!

(当然のことながら、体躯は軽々と吹き飛ばされて資材もろとも吹き飛ばされてしまう)
(――だが、これでいい。ここまでに数秒の隙が出来たはずだ。苦痛に顔を歪めながらも、笑って)

頼んだぜ、奏ッ!
269奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/02(水) 23:00:34 ID:T0aapxr1
(決意に満ち満ちた声が響く。自分はこれからあの異形が出すであろうかもしれない者たちのために
 郡太一朗は犠牲になった人たちのために、過去に起きたこと、未来で起こるであろうこと。
 それはどれも現在のこの行動で変われるものだ――)

――…………っ!!

(何度もギリギリのところを異形の牙や、爪が通り過ぎる。
 首筋や背中に嫌な汗が伝う、その中で聞こえてくる声はとても力強くて、とても決意に満ちていて
 そして、自分の無力を知るものの声だった。)
(異形が大きく腕を広げ、此方を押しつぶそうと体重をかける――体格を生かした非常に広範囲で強烈な攻撃。
 肩口に異形の腕が当たる。狙いが定まっていないために爪が当たらなかっただけ幸いか。
 その衝撃に逆らわずに、ずらしながら体を流す。鈍痛はするが致命的じゃない………続けて、と思ったところで)

――頼まれました!そうです………確かに、私と貴方は、全然考え方違います!!
そのくせ、目指してるところは微妙に似通っていて、それを掴むためにやらなくちゃいけないことも同じで――

(郡太一郎の声にこたえる――諦めない、膝を折ってはならない、続けなくちゃならない。
 切り裂かれ血が溢れ出る傷口が見える――そしてそこにある霊力の道、恐らく先ほどの跳躍した郡がつけたもの。
 異形を挟んだ対面にいたため、詳細はわからなかったが、これなら今の自分でも行ける………)

――だから、ちょっと待っててください!四国の卜部等 大川道に持ち退り出でて――

(折り畳みナイフを開くように銃器の横に備わった刃が可変し、銃口の前にでる。
 永久の集中に応じて、霊力が練られ文様が青白い燐光を宿していき――
 そして体は軽身功によ羽のように軽やかに、それでいて無風の海岸のように静かに――)
(限界が来た、郡が異形に吹き飛ばされる――大丈夫だ、彼は力不足ではあるが自分に心配されるような
 弱い人間じゃない。。ちゃんと自分を疑うような経験を、今みたいに的確に動けるほどの経験をしてきた――)

フッ!!

(だから、これ以上の追撃は許さない。大きく振り切った腕を戻す手間など与えない
 無風に吹く一陣の風のごとく跳躍して、傷口にガンブレードと化した武器を突き立てる――バレルに刻まれた文様の燐光が
 切姫の作った霊力の道と呼応し、刃を通じて光をつなぐ。)
(ここで軽身功を解除、元の体重に戻ったところで異形の背中で小さく飛び回転、そのままの勢いを銃器のグリップ部分にぶつけ
 杭を打つようにして踏みしめ、刃を食い込ませる。そして、込める撃つという意思を
 思いを、負けられない意思を、こんな程度で諦めない気持ちを持った一撃が、異形の背中で爆ぜて――)

あぐっ………!!

(大きく身震いをした異形に振り落とされ、怒り狂ってでもいるのか咆哮とともに繰り出されたやみくもな一撃が
 決して体格の良くない永久の体を吹き飛ばす――郡の数メートルほど距離の空いた近くに叩きつけられて
 無駄に長い長髪が、幽霊か何かのように顔を隠し、視界を覆う。
 右腕のあたりがずきりと痛み――)

ああ、郡さん。もう一発だけ何かできますか?

(自分のもともとの火力の低さもあって、致命的な一撃とならなかった結果に歯噛みしながら身を立て
 異形に突き刺した方とは別の銃をガンブレードに変形させる。)
(大型なだけあって、あの程度の攻撃なら耐えてしまうらしい異形は威嚇をしているのか大きく吠えている。
 ……だが力はない。息も上がっている証拠に口の周りから絶え間なく白い息が吹きこぼれ、開きっぱなしの口からは
 長い醜悪な舌とよだれが垂れていて――)

もちろん私も手伝います。



270郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/02(水) 23:26:27 ID:UydesIxK
……やってみるさ。
だが、確実に仕留めてくれよ。俺の“切り札”は文字通り切り札だからな。
これを外したら―――、後(いのち)がない。
(だから、今以上に力を搾り出すしかない。そう、一秒一秒、自分は成長しなければならない。
 自分の信念を貫くためにも、彼女を取り戻すためにも、そして、何より殺された人間たちの怒りを体現するためにも)

ふー……、ふー………、ふー……………。
(異形の動きに注意しながら、呼吸を整える。ずきずきと身体が痛むが、今は集中するしかない)
(神経がより研ぎ澄まされていくのが分かる。爪の先で空気の流れを感じられるほどに。
 ―――よし、これなら、行ける)

往くぞ―――、この怒りを体現する為に。

(言うが早く、駆ける。同時に集中力を最大限に高める。
 その瞬間、世界が止まる。奏も、異形も、空気さえも。故に、時間は長くない。
 ―――この“瞬き”で、勝負をつける)

(この“時間”は、俺の――“領域”だ)

(弾丸のように異形へと向かって突っ切る。小太刀を振りかぶり、その擦れ違い様に勢いよく、
 その脛を裂く。腰を裂く。腹部を裂く。腕を裂く。頬を裂く。)
(肺の中の酸素が続く限り、動き続けた。壊れた機械が暴走した様に、動き続けることしか知らないかの様に)
(それは、典雅を知らない男の、見苦しいだけの反攻。狙いが精密であるわけでもなく、技の華やかさがあるわけでもない。
 ただあるのは、目の前の敵を打ち倒す敵意だけ。先を知らない、勢いだけの――だが、勢いだけなら何物にも劣らない、技。
 いや、技とも呼べない。―――だからこそ、此処にあるのは、純粋な敵意と暴力。)

――――、偽技“典雅欠”(てんがにかける)。

(そして、時間は流れはじめる。切り裂いた傷口の数々から、血が滲み溢れる。
 同時に、全身から力が抜けて地面にそのまま倒れてしまう)

後は、任せた………っ!

(胸が鷲掴みにされるような苦しみが一度に襲いかかる。吐気さえ催しそうな苦しみ。
 実際、その苦しみで今の自分は涙が滲んでいるだろう。見栄も恰好もへったくれもない。
 だが、これでいい。―――そう、これこそが果たされるべき結果。あとは、彼女がそれを仕上げるだけだ)
271奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/02(水) 23:48:29 ID:T0aapxr1
………いえ、だから私は決め手に欠けるんですってば、もう。
ほんとに、相性悪いのかなぁ………

(ため息交じりに息をつく、トンファーのように逆手に持ったガンブレードで狙いをつける。
 その間に郡は動く。ゆっくりと異形の繊維が、体毛が刻まれていく世界の中で。)
(集中、集中――霊力を練り、気を練り上げ、門を開け。溢れる力を癒しに、癒しに霊力を通し荒れ狂う力へと変えろ
 体を伝え、銃把を伝え、刃を伝え、己が想いを貫く牙となれ――)
(異形から血が噴き出る、体勢が崩れるのが見える………格好悪い姿でとても格好よく涙をにじませる彼が見える。
 その先に居るのは……………………討つべき、敵。)

はあああああああぁぁぁぁぁッッ!!!

(吠える、走る。異界への門≪奏鬼眼≫が右眼と額に開く――両目が金色に染まり、睫毛が、髪が銀色に染まり
 郡太一朗が作った傷口に、その勢いに上乗せするように全力でただ突く。
 刃が腹に喰いこんだ瞬間、さらに足に力を込める、引き裂かれる異形の腹、伝わってくる確かな感触。
 それその物が熱した鉄のように燐光を発する体から、全力で霊力を込めて撃つ。)

私も技名くらい考えとけばよかったですかね。

(こんなどうでもいいことを呟くようになったのは、彼の影響か。少しでも彼のことをわかりたいと思ったからか。
 金色の眼を持つ鬼は異形を打ち貫き
 異形はその場に倒れこむ、生命の脈動はもう、感じない………)

郡さん、大丈夫ですか………っくしゅ!
(郡の安否を確認しようと異形に近づいていくとくしゃみが出る。鼻のあたりをこすってみると
 異形の体を打ち抜いたときか、血とついでに奇妙な体毛がこびりついていて
 顔に趣味のわるいメイクを施していて――)
272郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/03(木) 00:04:04 ID:pCka22w2
大丈夫か、大丈夫じゃないかで言えば……間違いなく後者だな……。
しばらくは身体が動きそうにないって……、ダメージが無ければ、もう少しはマシだったかもしれないけどさ。
(“無呼吸の瞬き”の反動もあるが、それ以上にそれを越える運動量、そして異形からのダメージに、
 しばらくは動けそうにもなかった。ともあれ、一段落ついたわけだ)

やれやれ……アンタに助けられちまったな。
あまり借りは作りたくない性質なんだけど、な。
まあ、何かあれば今度は俺が助けになる。借りた借りは、ちゃんと返すタイプなんだ。
(大きく呼吸を繰り返しながら、顔を苦痛に歪めつつも、おどけたように笑って)
………まったく、やれやれ。
(彼女の血と体毛に塗れた顔に、吹き出しながら軽く手を額にかざす)


(ふと、思い出したように彼女に尋ねた)
それはさておき………、アンタに頼みたいことがあるんだ。
天羽っていう女子知ってるか?俺たちの学校の中等部の子みたいなんだけど。
(虐待を受けていただろう女の子、あるいはその元凶となったマッチ箱の“持ち主”。
 どちらかでも情報、あわよくば協力を得られないか、尋ねてみようと思った)
273奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/03(木) 00:18:42 ID:kmN/3SPK
ちょ、ちょっと、何笑ってるんですか!
そっちだって涙とか――鼻水とか涎でべったべたな顔して!
そ、そんな変な顔…………

(慌ててラメ入りのプラスチックで彩られた折り畳み式の手鏡を取り出して――
 変な顔の女がそこにいるのを確認した。っていうか泣きたい、いっそ殺してくれても構わない。
 ああ、いや、死んじゃうのは困る。)
(ぱたむ、と手鏡をたたんでしまうと、続いて取り出しますは一枚の符。それを未だに≪奏鬼眼≫を開いたまま
 加えると、しばらく押し黙り、燐光を纏ったところで口から離して)

それはそれとして
じゃあ、さらに貸しを増やしますね………いえいえ、手堅く三倍返しで我慢しますから〜

(そんなことを言いながら、≪癒し≫の力が籠った霊符で郡の治療を行おうとして……)


天羽………さん、いえ、ちゃんか。ええ知ってます
女子寮にいるときに何度か顔を合わせたことがありますよ、半身不随の子ですよね?

(その子であってますか?と言わんがばかりに頬に手を当てて、首をかしげる。
 長い黒髪が、その挙動で揺れて――)

その子がどうかしたんでしょうか…………ええと、実は罰当番が残ってたと、か…………?

(見当違いな方向にあたりをつけて小首を傾げ――)
274奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/03(木) 00:22:17 ID:kmN/3SPK
【すみません!一番初めのセリフ「――」の後はブラフです!
 描写忘れてました!!】
275郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/03(木) 00:26:17 ID:pCka22w2
仕方がないだろ……アンタが何かしろって言ったんだから。
これはそいつの代償……って、そんなことはいいんだ。
(話はおいといて、と前置きすると)

ん、いや、まあ…異形絡みの事件で、何度か居合わせたことがあるんだよ。あいつ。
その事件で、虐待されてそうな女の子がいてさ。今は病院に入院していると思うんだけど…。
ほら、俺ってば一介の高校生だから、その子に出来ることが限られるんだよな。
(そういう面ではまったく無力なのだ。紅露はこういうことに関しても言及していたのだろう)
……でさ、“奏”の方で何とかならないかなと思ってさ。
いや、出来たらでいい。こんなことを頼める義理はないからな。
もし、何か出来るようなら天羽に伝えてやってくれ。あいつが、一番あの子を救いたいだろうから。
(小さく笑うとそこで、言葉を切り)

それともう一つ。
……その女の子が、小さなマッチ箱を持っていたんだ。
マッチ箱(それ)に操られていたのか、その女の子は放火していてな。
で、そのマッチ箱を渡したヤツを探しているんだ。何か情報があれば……とも思ったんだけどな。
(ようやく落ち着いてきたのか、上半身をゆっくりと起こして)
……何か分かれば、天羽に連絡してやってくれ。ついでに俺にも伝えてくれると助かる。
みすみす、被害者を増やさせたくはないからな。
276奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/03(木) 00:53:03 ID:kmN/3SPK
か弱い女の子に無茶振りするからじゃないですか。
まぁ、そりゃ………媛名先輩や拓兎なら、こんなことにはならなかったろうから
そこは反省したいところ、では………ありますけれどっ!

(若干むくれつつ、そして自分の力不足を実感しながら
 後になるにつれて、声を捕捉させていって――――符を押し付けるように
 郡の体に貼り付け――)

………初耳なんですけど、異形絡みでって……私一年近く女子寮に住んでましたけど
全く分かりませんでしたよ?!
(驚きである。まさか寮母さんの娘さん的な、古株の寮生にとっては妹的なあの子が
 異形――「夜」に複数回絡んでいるなんて。)
ああ、話がそれましたね…………コホン。

ええと、病院にいるんですよね、今。どこの病院か教えてもらえますか?
そこからカルテをもらって、身体的に虐待の痕があるようでしたら、それとなく動いてみます。
問題は虐待の内容ですけれど、親からの場合ちょっと複雑になってくるんですよねぇ。
ま、そのあたりはこちらで何とかできるように頑張ってみます。天羽ちゃんへの連絡もわかりました。

(そして少女が持っていたとされるマッチの話――呪具の一種だろうか。
 そうならば品物か、それの跡でもあれば術式からどういったものか解析ができるかもしれないが……
 とはいえ、今は情報が少なすぎる。)
今の時世、マッチなんかくばっていたら目立つでしょうし、それについても了解いたしました。
んー………教えるのはかまいませんけれども、何かする前に連絡してくれますか?

(にっと上半身を起こした郡に悪戯っぽい笑みを向けてかちかち、と携帯のディスプレイを開閉する
 情報を伝えるのはかまわないんだが、それが原因で不確定要素ができるのが一番困る。
 今回はたまたまプラスに働いているが、次回も今回のように不確定要素の乱入者がプラスに働くとは限らないのだ。
 できることならそういったことは避けたい。)

――できることならば雇われてくれると、うれしいのですけれど。
277名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 01:07:03 ID:w1KAjC8z
278郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/03(木) 01:08:19 ID:pCka22w2
まあ、俺らだって“夜”に歩いていることは、他の奴らには黙ってるしな。
お互い知らないっていうのも、あり得るんじゃないか?
俺としちゃ、あいつには安全なところにいてもらいたいもんなんだが…やれやれ。
(溜息をつきながら、軽く腕を回して)
おっ………上等だ。サンキュー。流石にもう今夜は荒事は避けておこうと思ってたしな。
これだけ動けば、十二分だ。

まぁ、複雑になることは承知で頼んでるんだ。
俺だって、そうそう解決出来るとは思ってないさ。そう、一介の高校生にはな。
ただ、…それぐらい強く天羽が助けたいって思ってるんだ。助けてやってくれ。
(軽く肩を竦ませながら、小さく笑って)

何かする前に、って言われてもな。
……まぁ、お互いに不利にならない限りはそうさせてもらうさ。
どっちも詳しいことは天羽に聞いてくれ。
(ひらひらと手を振って、やるべきことはやったと言わんばかりに)
悪いが、雇われるつもりはないさ。俺の“所有者”は今も未来も決まってるんだ。
…俺は諦めの悪い男なんでな。
(苦笑を浮かべると、ズボンについた土埃を払い、軽く首を回す)
ま、連絡先は知ってるよな。いつでも連絡をくれればいい。
借りは返す。……バイト代は安くしておくからよ。

それじゃ、そろそろ帰るとしようぜ。誰かに気取られると、面倒くさいしな。

【さて、きりもいいし、そろそろ締めって感じでも大丈夫か?】
279奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/03(木) 01:30:40 ID:kmN/3SPK
あはは、苦労してるんですねぇ。郡さんも
………そんなこと言って、目の前で助けられそうな人がいたら無茶して助けちゃいそうですけれど。
(とはいえ、その意志の強さとリアリストな部分が同居しているからこそあれだけ動けるようになるし
 個人でここまで上り詰めることができたのだろう。
 ――ただ、もっと上の人間がいるから目立たないだけで。)

どんなに特異な力を持っていたとしても私たちは「子供」ですからねぇ………だからこそできることもあるんですけれど。
ここ最近大人の世界であれこれやることになりましたが、あっちはあっちで面倒でした。
正しいことが、必ずしも正しいわけじゃなくて………ああ、すみません愚痴っぽくなっちゃいましたね。

(自分がここでやることはこんなことじゃないというのに
 気まずげに頬のあたりをかくと、肩にかかる髪を払って、もう一回郡の方を向き)

…………はぁ、そうですね。了解です、なんとか、そのあたりもわかってもらえるように
連絡してみようかと思います。
天羽ちゃんに私に教えたこと伝えておいてくださいね、多分覚えていてくれてると思いますので。


――………なんか、複雑なことになってますか?
(詮索はできないが、というかこの男の性質上させてくれないだろう。
 ただ、郡太一朗という男からは、何かあったということだけがひしひしと伝わってきて――)
踏み倒さないならいくらでもツケてくれてかまいませんよ。
…………ええと、貴方がやりたいこと、できるだけ応援しますから、今回のこと以外でも――

(「頼ってくれていい」と、言ってもいいのだろうか?
 言ったところで首を縦に振ることなんてないだろう。だって目の前のこの男はどこまでも――――)

――ええ、このあたりの後片付けの手配をしたら帰ろうかと思います。
郡さんは先に帰ってくれていいですよ。

(そう言って送り出したのが数十分前、今は陰鬱な雰囲気の倉庫の中で一人携帯をいじり
 回収や後片付けをする担当の人間を待っている――)

………はぁ、男の子だな。

(そんなことを呟いて、この夜に起きたことを刻み
 あんな風に思ってもらえる人物をうらやましいと思って、それじゃダメだと、自分に言い聞かせるのだった――)

【それではこんな感じで〆ということでお願いしますっ。】
280郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/03(木) 01:34:18 ID:pCka22w2
【ごめん、綺麗に終わってるし、眠気も来てるんで、そっちのレスで締めとさせてくれ】
【今日はどうもありがとうさん!
 なんだか久しぶりに、バトルロールをしたような気がした。とっても楽しかったぜ!】
【こんな遅くまで付き合ってくれてサンキューな!】
281奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/03(木) 01:39:04 ID:kmN/3SPK
【いえいえ、レス遅かったですしこんな時間ですのでお付き合いいただいてほんと感謝ですっ】
【とてもかっこよろしい郡さんで、此方もずいぶん楽しませてもらいましたよぅ。
 お疲れさまでした、良い夢を見てくださいねぇ。おやすみなさい】

【それではこれにてスレをお返ししますっ】
【ありがとうござました。】
282名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 15:37:22 ID:w1KAjC8z
チネ
283迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/03(木) 21:54:05 ID:vuhC2XEL
【ロールにお借りします】
284伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/03(木) 21:57:12 ID:uV5svh2a
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1296569582/6のつづきです

私たち、なんだか本当に……
(普通の恋人同士みたい、と言いそうになって言葉を切った)
(今日は普通の恋人同士として過ごす、そう約束して始まったのだ)
(“みたい”ではなく“そのもの”でなくてはならない)

(シャツの中へ入れた手に、恋人の震えが伝わる)
(鍛えられた筋肉の鎧を、快感に震わせる青年が愛おしくて)
(滑らかな肌を滑る指先に、次第に熱がこもる)
…ぁ……
(恋人の手が、こちらのお尻に届いた)
(吐息と一緒に、小さな小さな声を漏らすと、恋人の手は丸みをなぞり始める)

(頬を紅潮させてすぐそばにある顔を見上げる)
(シャツの中へ入れた手は、次第に大胆に大きく動いて)
(胸筋の上の飾りの部分にまで伸びて行く)
(それが彼の表情に、どんなふうに現れるかと……)

【改めましてこんばんは】
【今夜はこんな感じから、どうぞよろしくお願いいたします】
285迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/03(木) 22:21:07 ID:vuhC2XEL
(腹筋をなぞっていた津綺子の指先がシャツの中へ深く侵入して胸のの飾りを弄びはじめる)
(女性のそれよりも鈍感な部分だけれども、くすぐったさ混じりだった腹部への愛撫よりずっと強い快感が全身に広がる)

ん、あ……
(火がついたように頬が紅潮し、唇から喘ぎが漏れる)
(胸元からこちらを見上げる恋人の瞳を見つめ返す目は、興奮で潤み欲情をうつす)

(柔らかな尻肉の弾力を楽しんでいた手を背筋に沿って上へ滑らせる)
(日に触れない白い肌を撫でながらオーバーサイズのTシャツを少しずつ捲りあげて)

津綺子…寒くない…?
(津綺子が「大丈夫」と答えたなら、このままシャツを脱がして全てをさらけ出させる)
(もし「寒い」と答えたなら、着衣のまま乱れさせよう)
(そんな思惑を頭に描きながら、優しく問いかける)

【ではでは、こちらからはこんな感じでどうだろう?】
【今夜もよろしくお願いします】
286伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/03(木) 22:33:12 ID:uV5svh2a
ふ…うぅ…ん……
(ヒップの丸みを確かめていた手が、敏感な背筋を昇っていく)
(ゾクゾクっと全身に広がる欲望のさざ波に、吐息まで震わせて)
(寒くないかと問われれば、むしろ暑いのかと思われるほど紅潮した頬で)
何も着ていないところが、少しだけ。

(シャツをめくり上げて行く、恋人の手が待ち遠しいような、恥ずかしいような)
(しっかりと冬着を着こんだ青年の前で、もう下半身をむき出しに、背中までをさらけ出して)
(その部分がうすら寒いと訴えながら、暖めてくれることまで要求する視線)

直さんは、外から帰っていらしてお寒いでしょ?
……暖まりますか……?
(そんなことを言いながら、服の上から胸のあたりに口を押しつけ、はー、と吐息を吹き込む)
287迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/03(木) 22:52:46 ID:vuhC2XEL
寒い…?じゃあ、暖めてあげなきゃね…
(視線での要求にわざわざ言葉で返し、その宣言通り行動する)
(触れるか触れないかのタッチで背中を撫で上げ、シャツからのぞくうなじをくすぐる)
(片手は来た道を戻ってむき出しになっているヒップへ)
(尻たぶに指を食い込ませながら軽く割り開き、谷底に隠れた部分を求めて指先を進めていく)

俺は暑いくらい…ん…ふ…
(胸板に熱く湿った吐息を感じると、そこから全身へと熱に似た快感が広がり)
(背中をモジモジと震わせて、恋人の唇を直接肌に感じたいと訴えかける)
288伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/03(木) 23:05:28 ID:uV5svh2a
ふぁ…ぁん……直さん、くすぐったい……
(くすぐったいだけではなく、全身の神経が快感に震える)
(背中を撫であげられると、思わず背を反らし、弾む膨らみを青年に見せつけて)
(彼のシャツ越しに、先端がプクっと膨らむのまではっきりと)

あん、お尻……広げちゃ駄目ですぅ……
(よじよじとお尻を左右にゆらし、彼の手を拒むような仕草ながら)
(実際にはその動作を助けてしまって、より大きく尻肉を割り開かれ)
(背筋やうなじに与えられる快感に、ヒクヒクしている菊の蕾がむき出しになってしまう)

暑い、ですか?
(そう言われて、彼の上衣をゆっくりとめくり上げて行く)
(浅く日焼けした滑らかな肌が現れ、思わずゴクリと喉を鳴らす)
(固く割れた腹筋の上に、ちゅっ、と軽く唇を落とせば)
(その肌から立ち上るフェロモンに、くらくらしてしまって)
289名無しさん@ピンキー:2011/02/03(木) 23:08:03 ID:w1KAjC8z
290迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/03(木) 23:22:48 ID:vuhC2XEL
(露になった薔薇色の蕾の周りをなぞり)
(触れるたびに、きゅっ、とすぼまる動きを指先に感じながら、何度も何度もつつき、くすぐって)

まだ寒い…?
(再び問いかける視線の先には、恋人が無意識に突き出した豊かな膨らみ)
(その頂点でプックリと膨らんで自己主張する二つの突起を直に見たいのだけれど)
(津綺子が寒がるようなら、その願いが叶うのはもう少し先になってしまう)

んんっ…!
(肌に触れる熱く濡れた感触に反射的にうめきが上がり)
(津綺子の目の前で腹筋が、きゅうぅ、と引き締まり、与えられた快感の強さに正直に返答する)

291伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/03(木) 23:29:53 ID:uV5svh2a
あ、ふ、ふぅ…んっ……んぁ……
(恋人の指は、彼自身が開発した背徳の穴をくすぐり始める)
(バラ色の蕾は、挿入に慣れた今ではプックリと膨らみを帯びて、固くすぼまっており)
(締めつけのきつさを、彼の指に伝えている)

もう、寒くありません……
(発熱しそうな顔をして、本当に熱いため息交じりに答える)
(そう言いながら、彼の着衣をめくりあげる腕はもっと大きくなって)
直さんは、お暑いのでしょう?
(そう言い、じっと恋人の目を見つめる)
(後ろめたいような、恥ずかしいような「お願い」を口にしようかどうしようかとためらって)

直さんのこと、全部見たい…見せてください
(今朝ほども十分に観賞したばかりの青年の肉体を)
(またすべて見せてほしいと、おねだりする)
292迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/03(木) 23:48:08 ID:vuhC2XEL
ん…俺の全部…?…いいよ、見せてあげる
(こちらを見つめる恋人のおねだりにためらうことなく頷いて)
(膝の上にもたれるようになっていた津綺子をそっと押しやってその場で立ち上がる)

見て…津綺子のものになった、俺の全部…
(もったいつけるように、既に半分ほどはだけている上着を脱ぎ捨てると)
(均質な肌を彩るのは筋肉の陰影のみで)

見えてる…?
(問いかけながらズボンに手をかけ、落とすと)
(床に座り込んだ津綺子の目の前には、形が浮かび上がるほどに前を大きく膨らませた下半身がくる)
293伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/03(木) 23:59:17 ID:uV5svh2a
(恋人が立ち上がるのを目で追って、恥じらいを浮かべながらも目を輝かせてしまう)
(頬を染めて、わずかに開いた唇には熱い吐息を乗せて)
(彼が一気に上衣を脱ぎすてると、ほうっと賞賛のため息を吐く)

見えて……ます……直さんの……とっても、大きいのが……
(トランクス一枚になって目の前に立ちはだかる青年の、下腹部に手を添えて)
(大きく膨らむ前部分に唇を寄せて行く)

ん……ちゅ、う……んんっ……
(布一枚隔てた状態で、その熱いこわばりに唇を寄せる)
(布越しに、裏スジあたりへ何度も唇を触れ、両手をウエストのゴムにかけて)
(口づけしながら布を引き下ろそうとする……)
294迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/04(金) 00:14:45 ID:OSfgntt1
ふ、んぅ…んん…
(敏感な部分にキスを受け、腰がビクンと震える)
(熱い吐息が布を通して股間を包み込む)

ん…ふ…
(ごくわずかに腰をよじって津綺子が脱がせようとする動きを助けると、すぐにも隆々とした男根があらわになる)
(表面にゴツゴツと血管を浮かび上がれせ、反り返って上を向いたんだ先端には早くも粘液をにじませて)



295伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/04(金) 00:24:53 ID:8nt//bFj
(腰をよじる恋人の動きに合わせて、夢中で下着を引き下ろす)
(焦る指先が無理にこわばる男根に下着をひっかけ、無理やりに引き下ろせば)
(いきり立った物が弾け出て、ぴしゃりと頬を打つ)
あ…っ!

(透明な雫が飛び散り、雄の匂いが広がる)
(ジン、と股間が疼いて熱くなる)
(脈打つ血管を巻きつかせて反りかえる幹に手を添えて、先端をこちらに向ければ)
(赤黒く怒張する亀頭が、一際大きくエラを張って)
(こちらを歓迎する挨拶をするように、透明な潤みを滴らせる)

(私はここへ、本当にちゃんと受け入れてもらえた)
(この場所は、私の魂の居場所になる……)

(そんな思いがこみ上げて、熱くこわばる男根が愛しく)
(ちゅ、ちゅ、と、その器官の至るところに短いキスを繰り返す)
296迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/04(金) 00:42:16 ID:OSfgntt1
んっ、んん…あ、ぅ…
(軽いキスのたびに短く声をあげて反応する)
(勃起も一緒にビクンビクンと跳ね、先端から溢れる雫を恋人の顔に撒き散らす)

んぁ…津綺子…
(なおもキスを落とそうとする津綺子の頭をおさえ、一時中断させる)
(恋人の前に仁王立ちした状態から手を差しのべて)

津綺子…俺も見たい…津綺子の全部見せて…
一緒に気持ちよくなろ?
297伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/04(金) 00:46:21 ID:8nt//bFj
【ちょっと早いのですが、ギブアップです…】
【凍結をお願いできますか?】

【こちらは土曜以降でしたら、夜はいつでも空いてます】
298迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/04(金) 00:54:37 ID:OSfgntt1
【】無しで
凍結了解だよ
土曜以降ってことは…土曜は可能に含まれるのかな…?
含まれるなら土曜の夜に
含まれないなら月曜の夜になるかな

あ、両日とも時間は今日くらいで
299伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/04(金) 01:00:38 ID:8nt//bFj
【】外します

土曜の夜は大丈夫です。
なので5日土曜日の21:30、という事でよろしいでしょうか

それと、この後の展開にご希望などありますか?
300迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/04(金) 01:04:56 ID:OSfgntt1
そう言うことでよろしいです、はい(頷き

んー、特にはないかな。このままベッドで仲良く…って感じで
津綺子の方に何か希望があれば、それに丸のりさせてもらうよ?
301伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/04(金) 01:13:00 ID:8nt//bFj
ではでは「後ろから襲っちゃう」を実行していただいてもいいですか?
……なんて。

そんな可能性も視野に入れつつ、仲良くラブラブ傾向でレスを用意しておきます
今日もまったりと楽しくお話させていただきました。
ありがとうございます。

お先に失礼しますね。おやすみなさいませ。
302迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/04(金) 01:18:10 ID:OSfgntt1
あぁ…そんなことを言ったねぇ…
ではでは、その辺りの展開を視野に入れておこう

基本ラブ強めで、まったりと…了解だよ
じゃあ、今夜もありがとう&お疲れさまです
おやすみなさい

【スレをお返しします】
303名無しさん@ピンキー:2011/02/04(金) 16:21:04 ID:7g2qnJgi
304名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 03:13:44 ID:9aNYOzTK
305名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:09:20 ID:3yRhXY4X
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwうぇ
306名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:12:52 ID:Lkwe8UJS

        /⌒ヽ.i;;;;ii;iiil|
       ( ^ν^);;;ii;iill|
     /⌒ 丶'   ⌒)iill|
     / ヽ     / /;iill|
    / /へ ヘ / /li;iill|
    /  \ ヾミ  //ii;iill|
   (__/|  \___ノ/;;;;ii;iil|
307名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:13:13 ID:cJtO/nm9
うんこ
308うんこ ◆boczq1J3PY :2011/02/05(土) 20:13:52 ID:cJtO/nm9
俺もコテつけよ
309名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:15:37 ID:5HuMWXtm
キモすぎる連中だな
310名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:15:42 ID:zR3jVGT1
ぐへへ…
311名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:16:31 ID:0QbsBJdg
おまえらやめてやれよ・・・
312名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:16:33 ID:OPQC6M5/
フヒヒ
313名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:17:45 ID:VGfDgJGI
かわいそ過ぎるだろ…お前らやめろよ
314名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:18:50 ID:1R5dkbz0
経緯

専門板のテンプレのこだわりとsage書き込みの強制は異常
http://hato.2ch.net/test/read.cgi/news/1296901897/164

164 名前: BMK-MEN(神奈川県)[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 20:08:45.85 ID:7IR0NfvC0
こういうスレを荒らしたいけど不憫に思えて手が止まる
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1295454020/

170 名前: みらいちゃん(九州)[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 20:10:50.30 ID:sxDGxVTpO
>>164
ν速民総動員で荒そう

172 名前: ニックン(埼玉県)[] 投稿日:2011/02/05(土) 20:11:45.00 ID:/pWkY9qXP
>>164
キャラハンやったことあるから分かるがやってる方は洒落にならないくらい胃が痛くなるぞ
遠慮することはない

174 名前: かわさきノルフィン(関西地方)[sage] 投稿日:2011/02/05(土) 20:12:33.28 ID:Nvbdre4b0
>>164
なにこれこわい

181 名前: マップチュ(チベット自治区)[] 投稿日:2011/02/05(土) 20:14:29.09 ID:5CRYJtvZ0
>>164
なんだこれwwwwwwwwww

185 名前: けんけつちゃん(新潟・東北)[] 投稿日:2011/02/05(土) 20:15:49.46 ID:JUcZRJWfO
>>164
荒らされてるぞ

186 名前: ヤン坊(東京都)[] 投稿日:2011/02/05(土) 20:15:59.89 ID:f484tyOA0
>>164
ピンクとピンク難民はそっとしといてやれ
315名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:19:17 ID:5HuMWXtm
単発沸いてきたな
316名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:19:40 ID:Ia4aIlYN
おーいお前ら持ち場へ戻れ―
317名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:21:02 ID:Lkwe8UJS
◆mkbuDdznjc
どうでもいいけどこっちのコテ割れてるから変えとけよ、な
318名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:21:09 ID:1Qf19Pqi
ニュー速4大黒歴史のひとつ

極楽山本の淫行事件が発覚し、祭りに加藤の謝罪動画がyoutubeのTOP10を占める
日本語を聞き取れない一部の外国人が、極楽山本関連の映像のコメント欄に、
「Jap」など差別表現を交えて「英語で話せ!」などと英語で書き込んでいた。

これを見た米国の男性が「そんな差別表現はやめなさい」と英語で語る顔出しビデオを作成、YouTubeで公開した。
しかし、英語を聞き取れないニュー速民がビデオを見て「この米国人が、日本人をJapと中傷している」と勘違い。
彼のビデオに中傷的なコメントを立て続けに書き込んでいった。

この様子を見た、日本に留学中の米国人の女の子が「争いはやめてほしい」と語る日本語ビデオを作成してYouTubeに公開。
だが彼女に日本人の彼氏がいると知ったニュー速民が嫉妬し、彼女のビデオにも中傷を浴びせる。
傷ついた彼女は、Web上アップしていた、日本での思い出を書いた日記や写真などを、非公開にしてしまった。

時間がたち、ニュー速民に非難が集まると、VIPにスレを立てあたかもVIPPERが突撃したように偽装
しかしその工作は失敗し、ニュー速民は2ch内だけでなくはてな等にも恥を晒してしまった。
319名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:21:55 ID:zR3jVGT1
>>316
(^p^)おぎゃwwwwwww
320名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:22:13 ID:jupAhfZc
        /⌒ヽ.i;;;;ii;iiil|
       ( ^ν^);;;ii;iill|
     /⌒ 丶'   ⌒)iill|
     / ヽ     / /;iill|
    / /へ ヘ / /li;iill|
    /  \ ヾミ  //ii;iill|
   (__/|  \___ノ/;;;;ii;iil|
321名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:29:43 ID:cJtO/nm9
オリキャラってなに?オリモノキャラの略?
322名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:33:35 ID:c7uR2DbD
糞スレage
323名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:34:17 ID:JAsuGUHD
なんだよこのスレ
気持ち悪すぎるぞ…
324名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:35:57 ID:v0v8yBql
>>1ちらっと見ただけだけど、ここは勘弁してやれよ
325名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:37:33 ID:gqBQ7XKB
>>1見てると悲しくなってきた
326名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 20:57:31 ID:JeUJ90DI
VIPからきますた
327名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:47:46 ID:4nLHxKvc
\              /
 \           /
  \         /
   \       /
     \( ^q^)/   おほほほほほほほwwwwwwwww
      │  │
      │  │    〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)おほほほほほほほwwwwwwwww
      │  │  〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)おほほほほほほほwwwwwwwww
      (  ω⊃〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)おほほほほほほほwwwwwwwww
      /  \ 〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)おほほほほほほほwwwwwwwww
     /    \   〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)〜(^q^)おほほほほほほほwwwwwwwww
    /      \
   /        \
328名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 21:59:35 ID:zVvpBqUY
単発うざいな。巣に帰れよ。
329名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 22:02:42 ID:k+mpf0Tq
>>328
(^p^)おぎゃwwwwwww
330名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 22:20:51 ID:zVvpBqUY
>>328
頭がおかしい人ですか?
331名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 22:28:30 ID:dqK5a6NY
読んでたら頭がクラクラしてきた

これはどうやって楽しむんだ?
332名無しさん@ピンキー:2011/02/05(土) 22:36:22 ID:nwD1GYUQ
きめぇぇぇぇwwwwwwwこれは流石の俺でもドン引きだわwwwwwwww
333白河 沙耶 ◆PF4Z/85Uas :2011/02/05(土) 23:25:20 ID:+36WlYEf
【名前】白河 沙耶(しらかわ さや)
【年齢】18
【性別】女(メイドだと主張)
【身長】168cm
【3サイズ】B91W60H89
【容貌】
亜麻色の腰に届く髪、普段はほぼ、纏めているかキャップのなか。
よく言えば大人っぽく、悪く言えば老け込んでいる顔。Fカップ
【能力】
純化……対象を不純物のない純粋なものにすることにより
質の良い媒体を作り出す能力。主に対魔武器を作る時に使用。生物を対象にすることも可。

対魔効果付加…武器なら妖魔などへの攻撃力をあげ、衣服なら魔術などに耐性を得る。生物を対象にすることも可。
【希望】炊事洗濯掃除に戦闘何でもござれ。
【NG】グロテスク、排泄。
【弱点】
メイド服を着ていないと身体能力が低下するため、体育など薄着を強要される状況下では
本来の運動能力が発揮できない。
何故かフリルなどの装飾の多いメイド服では著しく平衡感覚が狂わされる。
あくまで一般扱いなので、武器が貧弱。

【備考】
天宮(あまみや)コネクションという大規模な財団を有する天宮家に代々仕える
従者の家系、白河家の長女として生まれ、天宮に仕える為の様々な訓練を受ける。
身の回りにあるものを武器とし、どんな状況下においても主君に奉仕する
白河流奉仕術の使い手。

天宮が金持ちの道楽的に対魔稼業に手を出し始めた。主な装備はケプラー(防刃繊維)で編まれたワンピースに防弾エプロン。キャップは普通。
天宮に仕えることを至上としており、何においても天宮を優先するため若干頑固で融通が利かない。
……が、そのおかげで本来の突拍子もない変人じみた性格が抑えられている節もある。
登校時は制服の下にメイド服を着込んで身体能力の低下を防いでいる。

【プロフィールを投下させてもらおう。】
【それでは、失礼する…………前に>1乙だ。】
334名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 00:15:35 ID:q0oE2Yoi
335御影小鉄 ◆GfaBYA9ukE :2011/02/06(日) 05:54:16 ID:UoP/vrCl
【名前】御影小鉄(みかげ こてつ)
【年齢】15
【性別】女
【身長】160
【3サイズ】平均的で非常にスリム(詳細は黙して語らず)
【容貌】髪の色は黒。腰の辺りまで伸ばした長い髪を後ろで一つに纏めている
【能力】精神を集中させる事により瞬く間に状況判断すると共に、周囲の状況がスローモーションになり素早く行動出来るようになる。
また身体能力も極めて高い。
【希望】雑談、戦闘…?
【NG】死亡、グロスカ確定など
【弱点】能力使用は身体に負担がかかる為、多用は出来ない
あくまで人である為、人外の類にはあまり強くはない
【備考】育ての親からある日突然勘当同然で学園への編入届を提出され転校してきた
本当の両親とは過去に死別しており、今の家族とはほとんどうまくいってなかった。
性格的には素直になれない不器用タイプ。ただ根は優しいので人付き合いはよい。


【プロフィールを貼っておくのでよろしく…】
336名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 13:31:10 ID:h2w2WKx5
平均的で非常にスリムってものっそい矛盾しとるな
337名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 13:41:35 ID:RlPhYbEr
338尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/02/06(日) 14:47:28 ID:feevlEWN
【待機です。プロフィール>>38かな。】
339尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/02/06(日) 16:00:25 ID:feevlEWN
【落ちます】
340名無しさん@ピンキー:2011/02/06(日) 16:49:58 ID:VHumhtnL
       ::                .|ミ|
        ::               .|ミ|           ::::::::
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   ::        /   ,,.-'"      ヽ  ヽ、    ::
   ::     ,,.-'"_  r‐'"     ,,.-'"`     ヽ、 ::
   ::   /    ヾ (    _,,.-='==-、ヽ         ヽ、
   ::   i へ___ ヽゝ=-'"/    _,,>         ヽ 
   ::   ./ /  > ='''"  ̄ ̄ ̄               ヽ 
  ::   / .<_ ノ''"       ヽ               i
  ::   /    i   人_   ノ              .l
  ::  ,'     ' ,_,,ノエエエェェ了               /
    i       じエ='='='" ',              / ::
    ',       (___,,..----U             / ::
     ヽ、         __,,.. --------------i-'"  ::
      ヽ、_   __ -_'"--''"ニニニニニニニニヽ   ::
         `¨i三彡--''"´              ヽ  ::  
          /                      ヽ ::              ┼ヽ  -|r‐、. レ |
         /                     ヽ::            d⌒) ./| _ノ  __ノ




341紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/06(日) 23:36:30 ID:IU9gm2rK
【名前】紫 一久(むらさき かずひさ)
【年齢】17/高2
【性別】男
【身長】172cm
無駄のない体つきに、やや大人びた顔。昼間は笑顔、夜間は無表情が七割を占める。
右腕は義腕。ただし、肌の色と質感をした装甲をつけているので、一見して義腕とは分からない。
手ばかりは間接が多く誤魔化しにくいので、常に黒い革手袋をつけている。
【能力】
*身体能力
生身でも、訓練を受けた大人と互角以上に渡り合える程度の身体能力。ただし、若干足が遅い。
*特殊能力関係
・アンビバレンス
右の義腕。手首から右手を射出できる他、五指も別々に射出する事ができる。有線でそれぞれ10mほど。
右手から電流を流せなくなった。また、右上腕部には「デオニュソス」という変圧機関が搭載されている。
首筋の端子(平時は装甲で隠している)にコードを接続して使用すると、脳の活動を活性化させ、反射神経や思考力を大きく上げる。
・ショックボルト(能力)
左手から触れている対象に電流を流しこむ(義手からは不可能)。使用には痛みを伴い、痛みは威力や相手の大きさに比例。
・刺天改
強固な補強を施した日本刀。電流を流すと刃が裏返り、流し続けるとドリルのように回転する、冗談のような刀。
・他にも様々な武器を小器用に操る

【希望】事前に相談あれば、基本的に何でも
【NG】グロ、ホモ、大きな後遺症(切断くらいならおっけー)
【弱点】
義腕の駆動に常時能力を発動する必要があるので、激しい動き(戦闘等)を長く続ける事ができない。
足が遅い。
勝利が見えると油断する(平時)。
【備考】
対異能組織<<十三天梯>>の特職部隊隊員。コードネームは<<ヴァンブレイス(剣守の篭手)>>。
異形や異能の調査および討伐、捕獲、場合によっては勧誘を行う。また、実戦の中で試作武装のテストを行う事も。
孤児だったところを組織に拾われ、ある異能を模倣した電撃能力を、人工的に与えられる。
適当な性格に見えるが、使命感はかなり強い。でも不平不満は結構こぼす。
昼間は人当たりが良いが、あくまでそれは情報収集のための仮面であり、夜の戦いの最中に現れる残忍・傲慢な性格が本性。
自身がかつて苦しい思いをして能力を物にした経験から、能力を制御しきれない異能に対してすこぶる甘い。年下にも甘い。

組織上層部で混乱(再編)があり、自由に振舞う事ができずストレスが溜まっているとか。


【投下落ちだ!】
342名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 00:35:05 ID:zp0gfVAX
ふむ
343名無しさん@ピンキー:2011/02/07(月) 10:50:34 ID:zp0gfVAX
344竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/07(月) 21:23:18 ID:k2/BRZPJ
【名前】竜胆 凍(りんどう こおる)
【年齢】18
【性別】女
【身長】176cm
【3サイズ】計ったこと無い。身長相応。
【容貌】肩まで伸びた白髪、濁った灰色の眼。薄汚れた白基調のセーラー服着用。
身長相応に胸もあるし腰もしまっているが肩幅が広いため
グラマーと言うよりガタイがいい印象を受ける。
中性的な顔立ち。学園にいる間は黒のカラーコンタクトで目の色をごまかしている。
【能力】
魔刃・輝夜:竜胆凍に内包された霊刀。「五難題」という特殊能力を備える本体。
そのものはちょっと丈夫なごく普通の刀で折れたりするが自己再生する。

難題之弐・火鼠の皮衣:刃部分が炎と化し、身を守る衣となる。相応の熱を持っていて
鉄を溶かしたりとかもできるが、別に実体剣などで受け止められる。
防御以外の用途は今のところそのまま殴ったり蹴ったりするのみ

藤姫感知:吸収された自分の存在を通して魔神・藤姫(真名・アスーレゥル・ベリアル・ブレイズ)を感知する
      
【希望】戦闘、交流、エロ、長考遅レスの許容、炭酸飲料受付中
【NG】特に無しだけどよくわからないものはわからない
【弱点】
・典型的なパワーファイターであるため、動きが鈍重で攻撃後の隙が大きい。
・難題の燃費が悪く、ガス欠になりやすい
・火鼠も自動防御というわけでもなく、炎と炎の合間に隙間があるため
そこを狙われた攻撃は防げない
・炎は炎で焼けないため、炎による攻撃も防御不可
・水分による連続攻撃(小雨程度ならば蒸発させられるがその域を超えると消える。)

【備考】
・高等部三年生。晴れて魔刃使いにランクアップ。
・他者を助けると呪いの条件を満たすため、それなりに頭も切れ、運動神経もいいが
成績は下の上。誰かと一緒にいるとたびたび足を引っ張る無能を演じていた。
・現在は呪いこそないものの、変に頼られるとどうしていかわからないため、相変わらず無能を演じている。 理由が変わっただけ。
・容姿こそ変わっているが、他人の興味を引くに至らない人間。

・幼少の頃、魔刃(現・藤姫)と契約関係になり両親を殺める。その事件がきっかけで能力(蓬莱の玉の枝)に目覚める。
・両親の死体は残っておらず、失踪扱いになっている。
・魔刃に封印されている存在の
「存在を一兆吸わせれば本来の姿を取り戻せるので、他者との契約は必要なくなる」
という言葉を信じて犯罪者や異形の存在を奪い、殺し続けてきた。
・口数が少なく、物静かで冷静そうに見えるが
感情を表に出すのが苦手なだけ。実際は直情的で浅慮。
・否定を否定して肯定するしゃべり方をする炭酸飲料ジャンキー
・現在、藤姫を滅ぼすために街の至る所を出歩く。相変わらず「人殺し=悪」だが思うところがあるらしい。
・藤堂清香が「嫌いじゃない」ではなく「好き」。藤姫に狙われている清香を守り抜くことも目的の一つ。
・現在、凍が「火鼠の皮衣」を、藤姫がそれ以外の難題を所持

【投下………そして華麗に?待機………】
345兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/07(月) 21:23:37 ID:TG8VNiWm
【こんばんは、待機させて頂きますね。
 プロフィールは>>220にありますので、よろしければ参考にして下さい】
346兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/07(月) 21:26:49 ID:TG8VNiWm
>>344

【あ、ありのまま(ry
 流石時間凍結能力を持っていただけはあります…してやられました】
【そんな感じでこんばんは、りんちゃん先輩。早速挙手してみますね】
347竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/07(月) 21:27:16 ID:k2/BRZPJ
【…………ここにいるよー(小声)】
【よかったらどぅー?(小声で首かしげ)】
348竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/07(月) 21:29:09 ID:k2/BRZPJ
【魔刃使いはリロードをしない(キリッ)】
【…………ん、反省する。こんばんは………】
【良かったらお願い………とはいえ、特にプランと言えば藤の字が事件を起こすくらいしか】
【思いつかないのだけれども…………】
349兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/07(月) 21:33:25 ID:TG8VNiWm
【言いましたね。全国の魔刃使いさんからクレームの電話が殺到する事でしょう…】
【よしよし、いい子さんです。まあ元はといえば、
 リロードを怠ったのは僕なんですけどね!…失礼しました】

【はい、ではその流れにしましょうか】
【後はまだ二人が合体していた時に竜胆先輩の意識が
 あったなら、学校で今、たまたま遭遇しても話せるかもしれませんけど】
【先輩のやりやすい方でお願いしますね】
350竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/07(月) 21:42:00 ID:k2/BRZPJ
【そしてクレームの電話は逆無言電話に困惑することでしょう】
【ん、大丈夫だ。もんだいない…………】

【意識は全然あったし、むしろタクトの存在とアキラ自身の存在に触れたおかげで】
【 他人は触れてはいけない部分まで知ってるレベルだから…………】
【………けど、中等部と高等部だし、私は自分から出向くようなことはしないだろうし――】

【以上の理由から、大きな蜘蛛が旧校舎に現れる噂を流すことにする…………】
【何かあるなら、言って…………】
【なければ――書き出す、わ…………】
351兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/07(月) 21:46:43 ID:TG8VNiWm
【せっかく同じ魔刃使いさんがかけてるんですから、
 もっとコミュニケーション取りなさいっ!いや他にいるのか知りませんけど】
【なっ…は、破廉恥な。では、僕とゆりか先輩のあんな恥ずかしい記憶も…
 …って、んなもんねーですけど】
【僕は割と高等部に赴いているのでいけない事もないですが、
 せっかく竜胆先輩が案を出して下さったので、それにさせて頂きますね】

【ありがとうございます、それでは書き出しをお願いします】
352竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/07(月) 22:02:34 ID:k2/BRZPJ
(日はとうの昔に落ち、夜空には星が瞬き周囲の民家からも明かりが漏れなくなった頃)
(竜胆凍はとある学園の旧校舎内部に立っていた……)
(木造のところどころ古びた、明らかに何かが出そうな雰囲気………近寄りがたい何かがそこにはあった。)
(そして、昼間に感じた感覚………一度喰われて、紆余曲折経てこうして五体満足で歩いているものの、大半の存在を置いてきた)
(それが、近寄りがたい雰囲気の一部だという感覚がこの場所へ自分を導いた。)

――藤姫の仕業………なの?

(他人と他人の行為を無碍にする必要もなくなったものの、未だに他人との交流が浅い竜胆凍はこの旧校舎に流れる一つの噂を知らない。)
(「徘徊する巨大蜘蛛」――この旧校舎には巨大なクモが出没するという、もちろん手のひらよりも大きいだとか、顔くらいあるとか)
(そういうレベルの巨大蜘蛛ではない。人間かそれ以上の大きさを持った蜘蛛が目撃されている――無論大半の目撃者は)
(窓に映った木の枝などを巨大なクモの脚と勘違いするなどもあったが、中には人間を捕食して校舎に入り込む姿を目撃する者もいる。)

…………

(そんな中を古い木でできた床を色気のないスニーカーで叩きながら、白いセーラー服をなびかせて歩く。)
(自分の存在と、それを食らった存在の気配を色濃くなっていくたびに、自分の感覚が正しいことを確信していって――)

【こんな感じでお願い………質問はいつでも受付中、【】でお願い】
【こっちも何かあるようなら【】で言う…………わ】

【よろしくお願いします。】
353兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/07(月) 22:17:34 ID:TG8VNiWm
(旧校舎――――時折学園での怪談のネタに使われる程度で、
 もう今は人間の手が入らなくなった、古ぼけた学び舎)
(最近はもっぱら、「巨大蜘蛛」の話で持ち切りだ。
 また誰かが作り出した下らない噂か。最初はそう思っていたが、
 詳しく調べるにつれ、どうやら出所は一つではないらしい)

(この学園には、自分を含め様々な、優秀な異能者がいる。
 その学園に異形が入り込んだとすれば、並の腕ではないだろう。
 ―――あるいは、唐突にそこで発生した化け物か)
(クラスメートの、天羽都の話も聞いた事がある。
 ならば、何かが起きても不思議ではないだろう。通常なら有り得ない、何かが)

(そうして晶はこんな深夜に、旧校舎の前に立つに至る)


………。
『ガチャリ』『ギギィ…』

(鍵を異能で『回し』、開錠。いかにもホラー映画に出てきそうな、暗闇に包まれた昇降口に入る)
(これでは視界が効かない。背中に背負ったケースから、
 グロック19と装着式の小型のライトを付け、正面を向く)

(玄関に人の気配はない。神経を張り詰め、いつでも襲撃に
 備えられるようにしながら、ゆっくりと歩を進める)



【はい、よろしくお願いします】
354竜胆 藤姫 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/07(月) 22:31:23 ID:k2/BRZPJ
(――小型のライトに照らされる壁や天井、窓、先に進むにつれそれらに何かがこびりついている様子が)
(見て取れる――件の蜘蛛が本当に存在するかのようにある透明で粘着質な糸、蜘蛛の糸だ。)
(そして突如として、校舎内を歩く晶に気づいたそれが声を発する――)

………あら、兵部様ではありませんか。
こんばんは、ご機嫌いかが?その後、久遠ゆりか様とはどうなったのかしら………
あの方――喰らったらとても良い味がしそうだと思うのですけれども………

(猫なで声を発しながら金髪をなびかせ突如とあらわれる少女。)
(整いすぎているほどに整った美貌を優雅を気取った仕草で飾り、兵部晶の3Mほど距離を取った場所に)
(脚を止め、朗らかに笑みを浮かべる――不気味なほど場の雰囲気にそぐわない笑みを………)

今宵はとても良い餌が来てくださったのですね………どうやら、アレもここで私が動いていることに
感ずいたようですし、ふふ、うふふふ………
355兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/07(月) 22:48:00 ID:TG8VNiWm
(蜘蛛の糸―――それだけなら、不思議ではない。
 手入れの行き届いていない状態を蜘蛛の巣が張る、とも
 比喩するように、この旧校舎なら、むしろそれが自然かもしれない)
(だが、この量は異常だ。蜘蛛の巣が張られているのではなく、
 むしろこの旧校舎そのものが、今は蜘蛛の巣と化しているかのよう――――)

――――!
『ジャキッ!』

(声をかけられると、すぐさまライト、また即ち銃口をそちらへと向ける)
(そこに居たのは、「ツギハギ怪人」の時の、金髪の美女。
 人の姿をして生物を取り込む、凶悪な化け物だ)

…藤の姫、か。巨大蜘蛛とやらは、またお前が作り出したのか?
…………っ?!

(去り際に残したセリフから、晶の組織はこの異形をそう呼ぶ事にした)
(そうして藤の姫から聞こえた名前は、一方的に愛している、大切な少女のもの)
(何故お前が、そう訊ねかける。だが、今はまだ彼女を
 取り込んではいないらしい。まるで伝聞のよう――――)

…取り込んだ僕から知ったのか…浅ましい限りだな。

(あの時存在を奪われた腕を押さえ、鋭い視線で藤の姫を睨む)
(今はこの前とは違う、万全な状態だ。またああはならない。
 引き金にかけた人差し指に力を込め、二発、弾丸を放った)

『ガァン、ガァンッ!』
そう何度も不覚を取ると思うなよ。お前は、ここで殺してやる。

(ここで逃がしてしまえば、今度は久遠ゆりかが危ないかもしれない。失敗は許されない)
(放った弾丸の軌道を『回転』させ、斜め上から頭部を、
 逆の斜め下から心臓を狙うように、鉛の牙が藤姫に飛来する)
356竜胆 藤姫 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/07(月) 23:10:17 ID:k2/BRZPJ
(金属を金属で叩く甲高く、耳障りな音が木霊する――)
(まさに鉛の獣が藤姫を食いちぎらんとその咢を閉じ行くところに巨大な鉄塊が割り込む。)
(全長200cmの大剣――もともと魔神である藤姫が封印されていた品物だ。)

あぁ、素敵。……前みたいに一分も揺るがないその闘志、素敵ですわ…………
本当に久遠ゆりかを喰らったらそのお顔、どう歪ませてくれるのかしら?
ふふっ、そちらの方がいいと思わない…………?

(体に不釣り合いな大きな剣を翻し、踊るようにステップを踏む。)
(兵部晶の存在から知ったのは、かかわった他人のことだけではない。)
(その手の内もだ………ゆえに、余裕の表情のまま導くように移動をする。)

だって、あの女………助かりようがないじゃない。助かる気もないじゃない?
物言わぬ肉塊に成り果てるのがオチ………愛しい愛しい久遠さまはずっとあのまま、完全に時を止めるわ………
兵部様が一番初めに愛した猟狗も、魔女も、鬼も………どうすることもできない
――…………なら、わたくしが喰らってすべてをわたくしの、わたくしという異形を仇として生きたほうがいいと思いません?
くすくすくすくす…………

(暗く、狭い道を誘うように挑発しながら進む、そしてしばらくたつと)
(開けた場所へと出る――そこは異様なまでの数の蜘蛛の巣が張り巡らされ、そして中にはホームレスや)
(身寄りのない老人と思われる人間のミイラが――体液を抜かれ、ミイラ化した死体がそこにあった。)

ふふふ、ようこそ兵部様…………わたくしのステージへ、もう一人来客がありますから。もうしばらくお待ちくださいな………
くすくすくすくすくす………
357兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/07(月) 23:33:46 ID:TG8VNiWm
チッ!

(あからさまな舌打ち。以前も後一歩の所で、これで防がれた。
 全身を見るのは初めてだ、あの規格外の大剣は一体何なのだろうか?)
(もしや、無機物も自由に取り込み排出できるのだろうか。
 仮にそうだとするなら、少々厄介だ。意識の外から狙う必要がある)

――――黙れ。その汚らしい口を、今すぐ閉じろ。

(普段は童顔ながら仏頂面で、異形を狩る時は冷酷な表情を見せる
 少年の顔が、怒りに歪む。口汚く罵りながら、更にトリガーを引いた)
(だが直線的なそれは、踊るようなステップで回避される。
 僅か、晶が驚愕した。こちらの狙いが読めているかのようだ)

…黙れと、言っている。化け物が、知ったような口を利くな。
結局、ただ刻まれた映像を見ただけのお前が。
そこに至る僕の感情も、彼女らの気持ちも知らないお前が…!

僕は、二度とあんな思いはしない…もう不幸になど、なるものかっ!
『ジャキッ』

(背中のケースから飛び出て、晶の目の前に落ちてくる、
 もう一丁のシルバーの拳銃、SIG SAUER P228。
 両手に黒と銀の得物を握りしめながら、ひらりひらりと
 舞い踊るかのように逃げる藤の姫を、追いかける)

(そして到着した場所は、蜘蛛の食事部屋といった所なのだろうか。
 蜘蛛により中身を溶かされ、体液を吸われたらしい被害者の姿が見える)
(先程より激しい殺気を放っている晶の眼が、より憎々しげに藤姫を睨む)

勝手に歌うな、化け物が。
奏でるのは僕だ、ただお前は踊っていればいい――――!

(両手の拳銃の残弾を確認、また周囲に一瞬視線を走らせる。
 所詮蜘蛛の糸、幾ら細さにしては強靭とはいえ、強度はたかが知れている)
(幸い、ここには遺体という障害物もある。この技がもっとも生きる)

『テンポ・ルバート(自由な速さで)』ッ!

(四方八方に向けられた拳銃が、連続して火を吹いた。
 床や天井、障害物に当たるその前に無数の弾丸は軌道を変え、
 晶の刻んだ軌道(リズム)に従い、地面を除く360°から金髪の美少女を襲った)
358竜胆 藤姫 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/07(月) 23:59:08 ID:k2/BRZPJ
(干からびた遺体の影から、あるいは蜘蛛の糸をちぎり、変わらぬ意思をリズムに変えた)
(弾丸がそこに飛来、そして悍ましい悲鳴が上がる。倒れる――継接ぎだらけの人影が。)

――まったく、もう少し隠しておこうと思いましたのに………
演出家の言うことを聞かない役者はだめですわね…………生の感情というものはどんな演技にも勝る
最高の演技ではありますけれども、制御が利かないというのが何とも…………

(ほぼ全方位から放たれた弾丸を三人の継接ぎの怪人にて塞ぐ。)
(悍ましい悲鳴を上げてのたうっていたその三つはいずれその動きを止めて………)

貴方もそう思わない?竜胆凍…………
全く、もう少し早くきたらどうなのかしら………兵部様がご立腹よ

(――気取った仕草で髪をかきあげ、向ける視線の先に居るのは白髪、白のセーラー服の長身の女。)
(濁った灰色の目で互いの視線を交わらせて、手をあげて再び振り下ろす。)
(そうすると遺体の影から、床下から継接ぎの怪人が複数湧き出てきて………)

「…………藤姫、アキラを巻き込んで何をした」

(凍は周囲を見渡した後、一度兵部晶で視線を止め、そしてから無表情にわずかに怒りのような感情をにじませて)
(藤姫に向かいつぶやくような声を出す。)

別に………まだ何もしていませんわ。
もっとも、これから貴方も兵部様もまとめて喰らえたら………と思うのですけれども――
その前に踊ってくださる?

(ひらり、と高い位置に舞い降りると高みの見物、と言いたげに脚を組みその美貌に醜悪とも取れる笑みを浮かべた。)
359兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/08(火) 00:16:15 ID:WSs8xlQ1
………。
『ギリッ』

(対面する相手にも音が聞こえてきそうな程の歯軋り。空になったマガジンを
 排出し、背中のケースから先程のシグを模倣するように降りてきた
 新しいマガジンをリロードする。再び藤の姫へとライトを向けた)

(あの化け物は、異形を何体作り出せるのか。恐らくエネルギーを
 消費するはずだが、この遺体のお陰で今はお腹一杯といった所なのか?)
(またそう言えば、当の蜘蛛の異形はどこへ行ったのか。
 死体から吸収したエネルギーごと、あの化け物に食われたか)

(そんな思考をしていた晶は、藤姫の言葉と視線で、新たな乱入者の方へと鋭い瞳を向ける)
(白髪に白のセーラー服、感情という名の色素が抜け落ちたかのような佇まい。――――)

…誰だ、お前は。何故僕の名を知っている。

(問いかけながらも、視線は再び藤の姫へ向ける。
 新たなツギハギ怪人を出した事もそうだが、何よりあの
 白髪の少女の言葉から察する限り、どうやら敵同士らしい。
 彼女が、藤の姫の言っていたもう一つのエサなのだろうか。
 敵の敵は味方とは限らないが、現在の危険度はあの金髪の化け物―――少女曰わく、藤姫より下だ)

(それにしても、肉の壁は厄介だ。どうやってあの端正な顔に
 9mmパラベラムの痕を刻みつけてやろうか。こういう敵にこそ、
 『ジムノペディ』を持ち出せたなら効果的なのだが)
(怪人の様子を伺いながら、上空に舞い上がった藤の姫へとシグを向ける。
 あの位置では、壁を作り出せるようには思えないが。何やら策があるのか?)
360竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/08(火) 00:45:47 ID:bLY8RqvS
竜胆凍…………事情はあとで説明する――私は、あれを滅ぼしに来た…………

(視線で藤姫の方を指すと、周りのファントムに目配せをして)
(そして銃口を向けられた藤姫が口を開く)

「フリッケライ・ファントム………有象無象の存在をかき集めて作った人形」
「………どこにでもいるものを吸収して、つなぎ合わせたやつ――兵部様はもうすでにご存じよね?」
「ああ、凍もわかりますわね…………なにせわたくしの中でずっと見ていたのですもの!キヒヒヒ!!」
「ひひひ、我にばかり注意を向けていていいのかぁ?ヒャハハハハハハ!」

(優雅に佇んだまま足を組み替えると、それを合図にしたように周りの怪人たちが二人に襲いかかってきた。)
(兵部に向かってその射線を遮るように前後から、凍には取り囲むように………)

「兵部晶………貴様はこう考えている。『これだけのファントムを生み出してエネルギー切れを起こさないのか?』と」
「ひひっ、無理もない………前回は一体だけだったものなぁ。一体だけ生み出すのに我も精いっぱいだったものなぁ、くふふふふ」
「凍……貴様の想像通りだよ、さぁそろそろ出さねばならぬだろう?」

(襲いくるファントムたちを殴り、時に蹴りながら藤姫の言うとおり、あれを出さねばならないと感じながら)
(藤姫が自分の存在からアレを取り込んだのを感じて、丹田のあたりから日本刀を抜き放つ。)
(凍は白刃を構え、藤姫は大剣を構え言葉を告げる。)

「魔刃・輝夜が難題之参――」
魔刃・輝夜が難題之弐…………ッ!

「――燕の子安貝」
火鼠の皮衣………!

(凍の持つ日本刀の刃が炎となり、身に纏わりつく……揺らめく炎の間で聞こえたその声と)
(藤姫の持つ大剣の柄に、貝の飾りが発現するのを見て、灰色に濁った眼を見開く。)

「くくく、これは実に我との相性のいい難題だぞ?何せ存在を増幅する永久機関のようなものだからなぁ、ハハハハッ!!」
「そして、これは本来ほかの難題の燃費の悪さをカバーするためのものみたいだな………これ無しで」
「貴様の火鼠はどれほどもつかなぁ?」

(貝の飾りが鈍い輝きを放つと、その光が天井の方へ登っていき――)
361兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/08(火) 01:10:11 ID:WSs8xlQ1
(藤の姫の中で、この白髪の少女が見ていた?つまり、かって存在を
 丸ごと吸収されていた?それが何らかの力で外に出られたのか)
(前後から迫り来る怪人。無駄弾は消費したくない、簡潔に仕留めよう)

『レガート(滑らかに)』――――。

(深紅のケースを横に倒し、その上に乗り込む。即座にキャスターが『回転』し、
 怪人を紙一重でかわしながら、高速で前へと移動した)
(これで敵は一方向になった。一番手前の怪人、そのツギハギの
 体の両膝を撃ち抜く。そしてバランスが崩れた所へ一気に接近し――――)

『ペザンテ(重々しく)』。

(進勢いそのままに体をひねりながら、背中のサックスケースを
 ファントムへぶち当てた。そのまま後方へ吹き飛ばすことで、時間を稼ぐ)
(第三者は、問題なく怪人をいなしているようだ。戦闘能力に不安はないらしい)

……………。面倒な能力だ…!

(どうやらこちらの思考も一部読み取れるようだ。
 過去の自分とて、戦いの際に紡ぐ思考はそうそう変わらないからだろう)
(一方、白髪の女は腰の辺りから日本刀を抜き出した。
 媛名葵の弐式と似たような異能武器だろうか?)

魔刃…?
………まさか、お前たちは。

(難題、子安貝に皮衣。「かぐや姫」か。この二人のどちらもが、類似した能力を持つそのわけは)
(だが、それを確かめるのは後回しでいい。今は、眼前の化け物を殺さなければ)

『フォルテッシモ(とても強く)』。

(シグの拳銃を離し、新たに取り出したのは鈍く光る89式5.56mm小銃。
 警察の他に、自衛隊などでも使われている優秀なアサルトライフルだ)
(レバーを3点バーストに合わせ、弾丸を放つ。銃身に刻まれた
 ライフリングにより89式5.56mm普通弾が回転、それを異能で更に強化する)
(狙いは増幅装置と言っていた、あの貝の飾りだ。あれを破壊すれば、早々怪人は生み出せまい)
362竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/08(火) 01:33:18 ID:bLY8RqvS
(凍は炎を纏った蹴りや、拳――それらは一撃で怪人たちを吹き飛ばし、燃え盛る炎を移し)
(その体を焼いていく、が、こうも数が多いとらちがあきそうにもない。)
(表情に焦りを浮かべながら藤姫を見上げ、照準をするアキラを見上げる)

「この数を目の当たりにして、いい判断だ。だが――上からくるぞ?」

(藤姫が言うと同時、異様な光が立ち上った先から、ぎちりと何かが音を立てて落下してくる――)
(それは足が八本あり、腹は大きく毒々しい斑模様をしているまさに蜘蛛――そして、上半身には)
(人の体……否。人というよりもヒトガタに行の体がくっついた存在。)

「名付けてフリッケライ・スパイダー………序盤は蜘蛛の怪人がセオリーだと思わんかね?ひひっ」

(照準を遮るように降りてきた蜘蛛型のフリッケライ………それは、毒々しい爪のついた振り上げ)
(その毒牙にかけようと兵部に迫る――――無論、そのまま引き金を引けば藤姫も子安貝も狙えるような位置取り。)

…………!!

(凍はその毒牙から兵部を遠ざけようと駆けて、突き飛ばすように炎を纏っていない手を突き出した)

【ごめん、そろそろ………凍結をお願い。】
363兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/08(火) 01:37:11 ID:WSs8xlQ1
【了解しました、それでは僕は最後にレスを置いておきますね】
【先輩のご都合のいい時間を教えて頂けますか?
 ちなみに僕は、平日なら22時以降は割と大丈夫なはずです】
364竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/08(火) 01:38:48 ID:bLY8RqvS
【それじゃ、水曜2/9の22時でお願い……】
【だいじょう、ぶ?】
365兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/08(火) 01:43:39 ID:WSs8xlQ1
【了解しました、恐らく問題ありません。では明日9日水曜日の、22時に】
【万が一変更がありましたら、避難所に書き込んでおきますので】
【今夜はお付き合い頂きありがとうございました。
 竜胆先輩は、先にお休みになられていて下さいね】
366名無しさん@ピンキー:2011/02/08(火) 01:44:41 ID:gKbROwwM
367竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/08(火) 01:46:29 ID:bLY8RqvS
【ん、りょうかい…………】
【それじゃ、また………付き合ってくれると、うれしい………】
【お疲れ様…………】

【かまってくれて、ありがと…………じゃ】
368兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/08(火) 01:59:00 ID:WSs8xlQ1
(虚空から発生する巨大蜘蛛。やはりこれも、藤の姫が作り出した下僕か)
(燕の子安貝――――詳しい仕組みは分からないが、
 あんなものを幾つも作り出されては、非常に不味い)
(こちらは弾丸に限りがある。継戦能力は高くはない。竜胆とやらも、
 あちらは完全に怪人を滅しているようだ。故に手一杯らしい)
(ならば、ここで仕留める必要がある)

―――――

(だが、流石にこれでは距離が近い。照準は定まったものの、
 攻撃に移るには時間がない。諦めて、回避すべきか)
(刹那、そう考えた晶の緑がかった瞳に、薄ら笑いを浮かべる藤姫の顔が映る)

―――――

(そうだ、奴を仕留められる絶好のチャンスなんだ。
 彼女は久遠ゆりかを侮辱し、またその命も狙っている。ここで始末しなければ)
(もはや迫り来る毒牙に目もくれず、グッと力を込め、目標に向けて弾丸を―――――)

――――なっ?!

(完全に意識の外にあった、凍の行動。晶の軽い体は
 呆気なく突き飛ばされ、地面に倒れ込んだ)
(結果として、吐き出された鉛弾は見当違いの方向へ飛来し、また少年はその巨大蜘蛛の牙から逃れられた)



【それでは、僕もこれにて失礼しますね。お邪魔しました、お休みなさい】
369紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/08(火) 21:14:07 ID:1ZeWeXL4
【さて、待機と行こう!】
【プロフは>>341だ。適当に声をかけてくれ】
370瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/08(火) 21:52:01 ID:O0uh+s5t
【壁┃_・)ジー】

【こんばんわですー、わたしでよろしければお相手になりますがー?】
【プロフは>>62ですー】
371紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/08(火) 21:59:32 ID:1ZeWeXL4
【出てこい。取って食ったりはしない】
【………利用するかもしれないがな】

【勿論、歓迎だ。初対面だよな?】
【ならばまあテンプレート通り、どちらかが異形とやり合ってる時にどちらかが合流するか】
【さもなくばお前が特訓している所にでくわすか】
【あるいは一歩踏み込み、お前という異能の噂を聞いて俺から顔を出すか…くらいか】
【それとも、他に何か案はあるか? 何かあれば遠慮なく言ってくれ】
372瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/08(火) 22:08:26 ID:O0uh+s5t
【……わ、わたしをどうする気ですかっ!?】
【そんなに簡単に利用されたりしないもんっ、………多分、】

【それじゃあ………、先輩がわたしの事を噂で〜のネタでお願いしますー】
【後は……先輩のロール次第で返して進めたいと思いますー】
【異形乱入などもこの際お任せしてー………、書き出しはどちらにしましょうかー?】
373紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/08(火) 22:12:34 ID:1ZeWeXL4
【クク、誰だって心の底から「私利用されやすいからぁ」なんて思ったりはしないのだ】

【了解した。進行はまあ、臨機応変に】
【書き出しは頼む事にしよう。その方が俺も声をかけやすいし】
【では、特に問題なければお前の書き出しを待つ。よろしく頼むぜ】
374瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/08(火) 22:15:40 ID:O0uh+s5t
【了解ですー、ではしばらくお待ちくださいませー】
375瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/08(火) 22:28:03 ID:O0uh+s5t
(―――夕刻、学園の生徒は終業のベルと共にそれぞれの活動を始める)
(委員会や部活動、居残り等その目的は様々ながら、"帰宅部"という架空の部活動にあたる数名は校門を抜けて出てくる)
(そしてその中の一人中等部1年の少女は、授業も終わり今日もいつもと変わらぬ帰り道を歩んでいた)

(奏先輩との特訓以降、大家さんとの付き合いも変わることなく、今日まで変わらぬ日々を過ごしてきている)
(今日は得にすることが無い、特訓も明後日に予定している程度なので、何をしようかと悩みながら歩いていた)

………むーちゃんを連れて、散歩でもしよっかなぁー?
(葛森先輩との一件で飼うことになった愛鳥むーちゃんの事を頭に思い浮かべつつ)
(人気のなくなったとある街角に差し掛かったところである)


【それではこんな感じでスタートしたいと思いますー♪】
【何かあれば【】でよろしくお願いしますねー】
376紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/08(火) 22:45:26 ID:1ZeWeXL4
(綿密に張られた情報網を蜘蛛の巣に例えるのは、極めて的確と言える)
(気まぐれに歩きまわる以外、せわしなく飛び回る必要もない)
(獲物が見つかれば、情報の網は勝手に震え、知らせてくれるのだから)
(あとは引っかかった獲物を絡めとり、食えるものなら食う、それだけ……)

…ともいかないのが常な訳だが。
(いつもの筋から、いつも以上に高価な情報が流れてきたのは一昨日の事)
(すなわちその情報とは、水流を操る異能の少女の事)
(そしてその少女と安全かつ確実に接触すべく、一日を下調べに費やし、今日、現在に至る)
この手の仕事は久方ぶりだ。
上手く行くか? ……上手くやれよ、俺………
(誰にも聞こえないよう、ぶつぶつ陰気に呟き終わると)

(その背中が、予め調べておいた人影少ない角へと差し掛かった瞬間、軽く走り始める)
(さも、たまたま見かけて、たまたま追いかけたと言わんばかりに)
おい!
そこの……あー
瑞谷 愛華…さん?
(先程まで学園にいた事もあり、その人相や声色は未だ穏やかなもので)
ちょっと時間、あるか。
少しばかり、話をしたいというか、話を聞きたいんだが……
(しかしながら、その節々からは既に、独特の冷たさと鋭さが滲み出ていた)

【では、こんな感じで。……名前は知っておいた事にしたが、不都合ならその一行をなかった事にしてくれて構わない】
【それでは改めて、よろしく頼む】
377瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/08(火) 23:00:37 ID:O0uh+s5t
………はい?
(突如、同じ学園の生徒らしき青年から声をかけられた)
(特に驚くこともなく、立ち止まって振り返る)

わたしに………何かー???
(あくまで感でしかないが、嫌な感じがする)
(取りあえずは話しかけられただけなので、普通の表情のまま首を傾げて対応してみる)

(相手はわたしの事を知っているみたいだが、自分は相手の事を知らない)
(今まで"夜の世界"を渡り歩いてきて、少しくらい慎重さは身についただろうか)
(相手の様子を伺いながら通常の対応を続ける)
378紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/08(火) 23:15:53 ID:1ZeWeXL4
ああ…何か、だ。
(少しばかり気の抜けた雰囲気。それとも、これが平常なのだろうか。特に気取った様子もないし)
(さりげない風を装いつつ、さらりと彼女を観察する。パッと見では、普通の中学生と何ら変りない、異能の少女)
紫 一久だ。あの学校の、高等二年。四つ上になるのか?
まあ、そんなに緊張しないでくれれば助かる。
(そう言うと、コートを羽織り直しつつ、周囲に視線を走らせる)
(近くに話を聞かれそうな人はなし。下調べ通り)

………まあ、そうだな。
(立ち止まった少女との距離を詰めつつ、話を続ける)
率直に目的から話すとしよう。夜の話、と言って通じるか。
お前の…あー、呼び捨てで良いか?
愛華の能力の事とか、教えてもらいたい。
この世界ではな、情報が全部、命綱になると言っても過言ではない。
だからお互いに情報交換でもどうだ、と思ってな。
……時間はあるか?
379瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/08(火) 23:30:59 ID:O0uh+s5t
………、
(視線が………辺りを伺っている、誰かに聞かれたらまずい話なのだろうか)
えと、紫…先輩ですね、
時間は………ありますけどー………、一体……?
(ますます嫌な予感が現実味を帯びてくる)
(かといって、"まだ"身の危険ではないので落ち着いて向き直って)

"夜"………ですかー、
(そしていよいよ現実となった嫌な予感だったが、今回はいつもより平和的な入り方である)
(これまで突如として巻き込まれ、そして時には不注意で、数々の先輩方と出会ってきたわけだが)
(会話から入ってきた事例は少なく、むしろ情報も得られたりするので歓迎したいところだ)
わたしの事は…どうぞ、お好きなようにー………、
………けど、教えてくださいって言われて……簡単に教えられると、思いますかー?
(別段相手が何者かと詳しく知っていれば、人成りに対応したろう)
(ただ、今は相手が"夜"に関わる人物とまでしか知れていないため、態度は素っ気無く)

確かにー………情報は知っているに越したことは、ありませんよ?
けれど、わたしは必要以上に知らなくても構いませんしー………
何より………、先輩とは交流も何もないわけですからー………
(あくまで自分から力を明かす気はないだけだ)
(先輩のプロフィールに興味がないわけではないが、自分から望んだわけではないのだし)
(現状では避けれる厄介事はできれば避けたい所だったので)
380紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/08(火) 23:48:46 ID:1ZeWeXL4
………
(戸惑い、警戒、そして勘繰り…愛華の様子を見て、ふ、と目を細める)
……なるほど。
既にもう誰かと会っているか。言ってみれば、先輩に。
まあ、喜ばしい事だな。親切な奴が牽引者であるのは。
慎重なのも、悪くない。口が重い事も、美徳と言えるだろう。
夜の危うさをある程度は分かっていると見てとれる。
(だが、と言葉を切り、愛華の目の前で立ち止まる)
(身長差は…30cm近いだろうか。まだ子どもだ)

たとえお前が、愛華が必要以上に知らなくても構わないと思っていても、だ。
一度関係を持ってしまえば、自分でその距離を制御するのは容易な事ではない。
厄介事は向こうの方からやってくるものだ。
(あまり圧力を与える事もないだろう。愛華の正面からずれ、道端の塀に背を預ける)
たとえばそう、能力目当てに俺みたいな奴が現れる事だってある。
…気にならないのか? 俺がどこからお前の事を知ったか、とか。
少しばかり付き合ってくれると約束してくれれば、俺も色々と提供できるという物だ。
(話しかけるのと並行して、言葉を慎重に選び取って行く)
(第一印象なんて、とりあえず強みがあれば構わないが、それでも良いに越した事はない)

一応言っておくが、我々…いや、俺は、お前に何か危害を加えようとか、そういう事は全く考えていない。
お前が法と倫理に従い、悪事を働いたりしていなければな?
(ちらりと、フラッシュバックのように脳裏に浮かび上がる、紅)
どうしても不安だったら……個人的には避けたいが、人がいる所で話をしても良い。
それでも嫌か?
381瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/09(水) 00:11:27 ID:x+ULkOwm
"夜の世界"に踏み込んで日が浅いわけではないので………、
(目の前に先輩が立つも、それで引くことはない)
(背を向け逃げ去ろうものなら、何をされても後手に回ってしまいそうだ)
(視線を先輩の顔に合わせると自然と見上げる形になる)

………、
(先輩は塀に背を預けた、プレッシャーからは開放されて一息つけたが油断はならない)
そうですね………、何故先輩が………わたしの事を知っているのか、
別段不思議だとは思いませんが、気にはなりますよ?
(かばんを両手で持ち、身体の前に下げたまま姿勢を維持して先輩に向いて)

……………わかりました、少しだけなら………時間を割いても構いません
別に………誰かがいるところで話をしても、巻き込む危険がないわけではないですし、
わたしだけでそれが済むのならばー………
(覚悟を決めて言う、罠である可能性も考えた上で少し付き合うことを決めた)
(それで何も収穫が得られなくとも命があればいいわけだし)
(先輩の言うとおりに情報が得られれば、それはそれで互いに利益があるわけで)
382紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/09(水) 00:23:45 ID:DX/FP4fH
……大した警戒されっぷりだ。
やはり俺はそんなに怪しく見えるか。気をつけてはいるんだがな。
(肩を竦めて苦笑して見せると、塀から離れ、ゆっくりと歩き出す)
どうする。どこか適当な公園にでも寄るか?
それとも、飲み物でも買ったり…どうせ話すなら、落ち着いてる方が良いだろ。

さて、それではまず、そうだな。何故俺がお前に接触したかを話しておくか。
それとも何か聞きたい事はあるか? 答えられる事なら、答えても良いぞ。
(話しながら、コートの中に潜ませた録音機能つきのペンをひねり、スイッチを入れる)
(それほど重要な事が聞けるとは考えづらいが、念のため、というものだ)


【そう言えば時間はどれくらいまで大丈夫だ?】
【俺は一応、一時辺りを目処にと思っているが】
383瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/09(水) 00:35:03 ID:x+ULkOwm
………えと、その…、気に障ったのでしたら………謝りますー………、
(肩を竦める先輩を見てハッとすると、ぺこりと頭を下げて謝罪の意を示す)
(何分初対面だし、通常なら失礼な態度に値するだろうから)

そうですねー…………、では、この街の一番広い公園で、奥の方ならー………
(ちょっと考えて行き先を提案する)
(この時間なら人がいる可能性は否定しないが、かといって奥の方に人がいそうには思えなかった)
(以前もそこで能力についてあれこれ先輩と話したこともある、そこならばと思いついた)

………それじゃあ、先輩がわたしに近づいた理由を…教えていただけますかー?
他に聞きたいことがあれば追々聞きたいと思いますのでー………、
(やはり、自分のことがどこから漏れて流れたのだろうか、それが一番気になる)
(お互いの能力については先輩が明かしてくれるのであれば、その代償として少しばかりは披露してもいい)
(そのつもりで先輩についていく)

【では、わたしも1時を目処に凍結させたいと思いますー】
【その後の再開はいつになりますでしょうかー?】
384紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/09(水) 00:52:50 ID:DX/FP4fH
ああいや、別に謝る事はない。
慎重なのは良い事だ。生きてく上でな。
(少女の謝罪を軽く流してやり)
一番広い……ああ、あの公園か、まあ、大丈夫だろう。
この季節に、この時間だしな。
(ただでさえ寒い季節の、更に寒くなる時間帯)
(しかし逆に、何か悪事を働くには少し明るい時間でもある。うってつけだ)

(道中で缶コーヒーを買ったりしつつ、愛華の言った目的地を目指す)
理由か。
一番の目的は、やはり異能の情報収集だな。
そいつがどんな能力を持っていて、どんな意識を持っていて、どんな正確で、どんな行動原理か。
そしてもしもそれが危険に繋がりそうなら、警戒しなくてはならない。
…別にこれは、善意とか正義感とかではなく、飽くまで保身のための行為だ。
(話しながらの歩みは、緩やかでありながら止まる事もぶれる事もなく)
(決して人通りは少なくないはずなのに、すれ違う人間は殆どいないように思える。そういう道を、熟知しているのだ)
そしてもし、お前が悪意ない人間だと分かれば、次に目指すのは協力体制の確立だな。
お互いの目的が反したりしない限りは、情報を共有したり、助け合ったりしよう、という話だ。
(その内、歩みは目的の公園に入った)
(さすがに公園の中となると、道を選んだりする事はできない)
(とは言え目論見どおり、奥に進めば進むほど、人の密度は疎らになっていく)
更にもう一歩踏み込んだ目的となると……まあ、ちょっとしたお節介、という話になる。
お前、まだ異能としては未熟なんだろう? そういう情報を聞いた。
その助けになれば、という考えも、ある。


【さて、では、そろそろ凍結するか?】
【こちらは、明日は無理だが、今週末。金土日の夜八時半くらいからなら、空いている】
【それ以降となると、今はちょっと定められないな】
385瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/09(水) 00:55:58 ID:x+ULkOwm
【そうですね、改めて凍結をお願いしますー】

【それではー………、次は金曜日21時でお願いできますかー?】
【待ち合わせはもちろん避難所でー】
386紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/09(水) 01:00:17 ID:DX/FP4fH
【オーケイだ。日にち的には明日、感覚的には明後日の夜だな】
【続きを楽しみにするとしよう】

【それでは、今宵はここまで。また金曜に】
387瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/09(水) 01:01:46 ID:x+ULkOwm
【ではでは、今夜はお相手ありがとうございましたー(礼っ)】
【また金曜日にお待ちしていますねー】

【それでは、お先に失礼させていただきますっ】
388名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 01:06:11 ID:TH0FUmks
雪カモーン
389名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 19:54:40 ID:TH0FUmks
さみぃ
390郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/09(水) 21:11:41 ID:ac96wjKE
【しばらく、待機してみるぜー。】
391名無しさん@ピンキー:2011/02/09(水) 21:31:11 ID:0TRux4gf
【避難所で立候補者がいますよ】
392郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/09(水) 21:39:52 ID:ac96wjKE
【おっサンキュー。それじゃ、ここはお返しするぜー】
393竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/09(水) 22:07:41 ID:BYURiZ7V
>>368
(どうにか、兵部をフリッケライ・スパイダーの攻撃範囲外に押しやることができたようだ。)
(代わりに側頭部に衝撃、しびれるような痛みとともに床に鮮血が散る。)
(そのままこめかみへと熱いものが伝う、「痛い」とは思ったが感情が表情にならない)
(痙攣するように目元が一回だけ動き………)

「くひゃひゃひゃ!どうした凍?もう、我の呪縛はないのだ、他人の脚を引っ張る必要などないのだぞ?キキキキ!!」
「ああ、それとも――助けてくれたのかな?長年連れ添った、この、我を。ヒャーハハハハハッ!!」
「さすがに気が利くなぁ、十年!十年もの時を共に過ごしてきた仲というモノはよきものだ!竜胆凍!!」

(幼きころより変わらぬ耳障りな声が響き続ける――見当違いの方向に放たれた弾丸が、木片をまき散らす中)
(薄ら笑いを浮かべた顔を大きく歪ませていた魔神が静かに立ち上がり。高らかに謳うように声を出す。)
(吐き気がする、怒りも覚える目の前にいるフリッケライ・スパダーの毒牙を乱暴に払いのけて、見据える。)

…………自惚れるな、貴様程度がアキラに断罪してもらえるなんて………許されるはずが、ない。

(兵部晶という人間はやるべきことがある。守らなくてはならない人間がいる。)
(そんな人間がこんなところで、こんな安い相手に命を失って、後遺症が残るような傷を負っていいわけがない)
(それが、少しだけでも兵部晶という存在に触れた竜胆凍の答えだった。)

「ふぅ………ん、ならば――ここで我が逃げ出しても構わないのだな?」
「ヒヒッ、最後までこの劇を観ず会場を後にするというのは何とも名残惜しいものだが………せっかく」
「凍が作ってくれたチャンスだもの、無碍にするわけにもいかないよなぁ?ひゃははは!!」

(魔神のスカートが翻る。周りのフリッケライ・ファントムが射線を妨害しようと躍り出て)
(フリッケライ・スパイダーが臀部から粘着性の糸を吐き出し、兵部を狙う。)

【ロールするために借りる…………わ】
【今夜も、よろしく………】
394兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/09(水) 22:26:53 ID:PrQ8ZDsA
っ…!何をする、お前はぁっ!
――――――ッ…!

(ギロリと白髪の少女を睨み付け、叫んだ晶。だがその瞳が、床に散った赤を見て見開かれる)
(床に落ちた89式5.56mm小銃を再び握り、立ち上がると藤姫の方へ向ける―――凍の傍へと移動しながら)

…バカじゃないのか。今会ったばかりの人間の、身代わりになろうなんて。

(未だ存在する周囲の怪人、また巨大蜘蛛の挙動を見ながら、近付かせないよう弾丸を放つ)
(金髪の美少女が口にする、10年。その月日が示す内容は詳しくは分からないが、
 彼女とあの化け物が同一の存在として生きていた、これは大体合っているだろう)
(そして彼女の口振りから理解した。あの時、藤の姫と
 戦っていた時にまた、この凍という少女も中に捕らわれていたのだろう)
(だから自分の名前を、自分の事を知っているのだ)

……………。

(去り行く女には注意を払わず、飛んできた蜘蛛の糸を体をひねり、回避)
(そして至近距離にいる巨大蜘蛛めがけ、ゼロ距離から
 貫通力を強化した弾を、フルオートで放った)

怪我はどの程度だ?動けるか?



【はい、よろしくお願いします】
395竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/09(水) 22:52:51 ID:BYURiZ7V
…………アキラは正しいもの
その正しさが………間違った方向に向けられるなら、それを止める価値はある…………

(藤姫の方に向けられる銃口、しかしそれは火を噴くことがなく)
(周囲のファントムをなぎ倒すために弾丸を吐き出していった。)
(どこかぶっきらぼうな言葉に羨望に近い感情を抱く自分がいて、その理由にさわりだけでも触れたことに)
(少しだけ後悔することになって――)

怪我は平気………じんじんするだけ………
…………けど、疲れた

(血に濡れた目元を手の甲で拭うと、輝夜の柄を握りなおす。)
(周囲で漂う炎の勢いが先ほどより弱くなっている。消耗の激しい難題を使うためのスタミナが)
(尽きかけている………ならば)

…………周りの、ファントムの方とスパイダーの方。どっちか任せられる?
私の方はもう一発くらいが限界…………どっちか片方しか相手できないから………

(糸を外し、懐に潜り込まれたフリッケライ・スパイダーはと吹き飛びながらも四本の前肢をクロスさせ)
(残りの四本の後肢で踏ん張り、腹から胸のあたりに中程度のダメージを被る程度に抑える。)
(ガードに使ったうちの三本の前肢がボロボロになり、一部が折れ攻撃の威力を物語る。どちらかを任せるのには十分だと。)
(相談の最中に耳障りな咆哮のような鳴き声がスパイダーから放たれて、それに呼応するかのように)
(ファントムはにじり寄ってきて…………)
(――――すでに藤姫の姿はそこにはなかった。)
396兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/09(水) 23:12:51 ID:PrQ8ZDsA
………っ。
……………あり、がとう。

(自分は正しい、など、誰か他人に全面的に肯定されたのは初めてかもしれない。
 自分は自分のやり方が正しいと思っているし、それを他人に理解して貰おうとは思っていない)
(むしろ異形に対しての情け容赦ない姿勢などは、批判を受けても仕方ないと思っていた)
(だが、それをこうして評価されてしまうと、なんだかもどかしい
 気持ちになってしまう。だから、顔も向けずに小さく呟いてしまった、一つの言の葉)

(大剣を扱う藤とは違う、握り直した竜胆の武器は鋭い日本刀。
 そして火鼠の皮衣という、炎を操る能力か)
(ただ先程に比べ、その勢いはやや頼りない。藤の姫のいう通り、消耗してしまったのだろう)

なら、あなたは周りの奴らを頼む。
まとめてなぎ払うなら、そちらの方が向いていそうだ。

(89式5.56mm小銃の弾倉を換え、照準を定める。
 もう一度同じ手で攻撃しては、再び足を犠牲にして攻められる可能性がある。
 例え爪を破壊しても、あの鋭い牙で来られては、この脆い体など一溜まりもないだろう)
(―――ならば)

僕は、この蜘蛛を仕留める。…気を付けろよ。逃走のフリの可能性もあるからな。

(凍へと声をかけながら、引き金はまだ引かない。向こうが動く、その瞬間を待つ)
397竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/09(水) 23:34:24 ID:BYURiZ7V
…………

(兵部の言葉に一度だけ頷くと、周りのフリッケライ・ファントム数体に眼を配る。)
(火鼠を発現させた状態の輝夜の刃は刃として心もとない………元来身を守るための炎を周りに散らしてしまっているからだ。)
(ならば……と、竜胆は考える。)

はっ…………

(構えた剣の柄に集中――炎の揺らめきが少なくなっていき、全身を覆うような炎の衣が)
(剣の刃へと収束していく。イメージするはあの剣………契約を交わしてから、罪を重ね続け)
(精算の機会を逃してしまった自らの過ちの象徴。)

火鼠の皮衣・アンスリウム………!!

(炎が収束し、凝縮しかたどったのは剣。全長2Mに達するほどの大剣。)
(それを水平に構えると兵部と自分を中心に取り囲むフリッケライを力任せに薙ぎ払う。)
(その炎の刀身に触れたファントム達が蒸発するように消えていく、実際に焼き尽くされ蒸発しているのだろう。)

花言葉は………炎のような輝き――その輝きに、滅しろ…………

(呟いた後に残るのは自分、それから兵部晶と対峙する巨大なクモの怪人――)
(一瞬のうちに手ごまを失ったフリッケライ・スイパダーは後肢で飛び上がると、その巨体を生かして兵部を押しつぶそうとする。)
(臀部から狙いをつけずに糸を発射することで回避する幅を狭めようとしながら、華奢で小柄な少年に)
(醜い体を叩きつけにいき――――)
398兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/09(水) 23:52:30 ID:PrQ8ZDsA
(もう凍には、周囲に拡散させて一度に滅する力は残っていないのだろう。
 故に取った策は、拡散する炎を刀に束ねるというものだった)
(その姿は、藤姫が所持していた大剣によく似ていた。
 だが、振るうその様に違和感はなく、扱い慣れているかのようにすら思える)

(そして、力強い斬撃による横一線。怪人はあっと言う間に、跡形もなく灰燼と化した)

…見事。……!

(だが、その手際に拍手を送っている余裕はない。仲間を失い、
 飛びかかってくる巨大蜘蛛。その吐き出す蜘蛛の糸は、回避する幅を狭めるように撃たれている)
(なら――――自ら当たりに行ってやる。ストラップを外し、背中のケースを
 操作。命中させるのは得意中の得意だ。放たれた糸の先に、深紅のそれを命中させる)

(蜘蛛の糸は頑丈で、引っ張る力ではなかなか切れることはないらしい。
 それがいい。そのままケースをその場で回転させ、糸を巻き取らせる)
(巨体といえど空中で不安定な状態では、この『回転』の力なら
 容易くバランスを崩し、地面へ叩きつけられるだろう)

(狙うはそこだ。ひっくり返った状態では、そう簡単に動けはしまい)
(接近し、その鋭い牙を覗かせる口腔に、無慈悲な銃口を突っ込んだ)

演奏は終わり――――これで閉幕だ。
『タタタタタタンッ!』

(軽快な打楽器のような連続音が、静かな夜の旧校舎に響く)
399竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 00:09:18 ID:Hjwi8p+8
(兵部の狙い通りに背中から叩きつけられたフリッケライ・スパイダー。)
(すぐさま起き上がろうと足を動かすも、叩き折られた足ではうまくバランスを取ることすらできず)
(ひっくり返った亀のようにもがくことしかできない――そして。)

(鉄の味のする細いもの、力任せに巨体で押しつぶせば潰れるはずの少年が逆にこちらをひっくり返し)
(足蹴にする姿――それが、藤姫に作られた怪人が最後に見たものだった。)
(打楽器の奏でるリズムに合わせるには醜悪な歌がフリッケライ・スパイダーから放たれる。)


…………姿勢が制御できない巨体は、弱点でしかない、か

(自らの弱点で敵の動きを誘い、それを逆手に取る――力のない兵部晶ならではの手だった。)
(「悪」に対する迷いもない………判断力も、的確な技術もすべてが高レベルで見惚れるほどのもので。)
(眼を閉じてため息をつくと、近場の壁に寄り掛かることにする。)

…………

(ひとまずは、この場に流れていた噂の根源を断つことができた。)
(――いや、大元はまだ断っていない。そのチャンスを逃した自分をどう思うか、そんなことを考えながら)
(兵部晶を見据えて――)
400兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 00:23:17 ID:0gC9QQrX
(自らの鎮魂歌を唱えた蜘蛛に背を向け、周囲を見回す。
 動くものは見当たらない、あるのは残った糸と犠牲者の骸だけだ)
(目を細め、唇を噛んでそれを見つめる晶。やがてゆっくり息を吐くと、
 89式5.56mm小銃、そしてGLOCK 19とSIG SAUER P228を全てケースへと閉まった)

(一連の行動を終え、改めて竜胆 凍へと顔を合わせる。
 他人を威嚇する猫のような、大きな釣り目で濁った灰色の目を見る)
(そしてつかつかと歩み寄ると、ポケットから一枚の布を取り出した。
 髑髏の仮面を被った黒猫が、にやにや笑っているデザインのハンカチだった)

(それを傷口に押し当てると、淡々とした口調で訊ねる)

何か異変はないか?
さほど頼りにはならないが、一応こういう事情も知っている病院がある。
できればあなたには、診察を受けてほしい所だが。
401竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 00:36:08 ID:Hjwi8p+8
(――藤姫の、それが吸収した自分の存在の感覚はない。)
(逃げた………なぜ逃げる必要があるのか、消耗度合いからするならば自分を食う絶好のチャンスな気がする。)
(それをやらないとはまた何か企んでいるのか………)

(深く、息を吐く――呆れたわけでもなければ、失望したわけでもない。ただ単に疲れた。)
(それだけを理由に肺に溜まったよどんだ空気を吐き出す………と)
(何かが傷口に押し当てられる。乾いた布の感触、清潔な香りがして、そこからまず放たれた言葉の意味が理解できずに)
(ボーっとすること数十秒。)

…………ない、けどえ…………ぁ………それだけ?

(白髪の一部が赤く染まっていく、その要因を吸い取っていく、布地に困惑して)
(ようやっとその動きを制するように兵部の手を止めて――)

…………染みになったら、使えなくなる。

(それだけ言うと、病院に関してはなんて言えばいいのだろう、そういえばおなか刺されたときに)
(前山馨に紹介してもらった病院が………と思考がそれて、開こうとした口をまた閉じた。)
402兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 00:48:11 ID:0gC9QQrX
…汚れたら、また洗えばいい。

(かって晶が血の繋がらない姉に言った言葉を紡ぐ彼女に、
 晶はあの金髪碧眼の少女が自分に返した言葉をまた引用した)
(人から助けられる事に慣れていないのだろうか、この女性は。
 だが以前の自分のように、生半可な優しさを拒絶しようとしていないのは助かる)
同意と見做していいんだな?
あなたがどの程度僕の知識を得ているかは分からないが、
僕はこれから組織に連絡を取る。そして共闘した負傷者と伝えれば、扱いは悪くならない。
もっとも、もし警察と関わりたくないと言うのであれば別の手段になるが。

…それと仲間が来るまでの間に、あなたの事情を話せるだけの時間はあるだろうか?

(口数の少ない凍に対し、少年は無愛想ながらも矢継ぎ早に話していく)
403竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 01:04:45 ID:Hjwi8p+8
…………っっ

(呪いはもうない、これを受け取ってもまた返すことができる。)
(もう受け取ってもいい、受け取ってもいいはずだ………それは清香が証明してくれた。)
(乾いた血液が顔のあたりに張り付き、なんだかごわごわ?した。)
(左腕を右手でつかみ、ぎゅっと握りしめて小さく首を横に振り)

ダメじゃない、大丈夫…………

(警察にかかわることを肯定、実際父と母を殺し、失踪扱いになった時に)
(警察にはかかわっている。今更拒絶するようなことでもない。)

…………ないことはない。疲れたけれど、しゃべることはできる
何を…………話すの?

(うまく答えられているだろうかと不安になる、他人と言葉を交わすのにはやはりなれない。)
(けど、今まで拒絶しなければならなかったものも今は受け取れる、受け取っても返すことができる。)
(何かを返さなければ、そうすれば広がっていくはずだから。)
404兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 01:06:57 ID:0gC9QQrX
【…すみません、今夜は僕はここまでのようです。
 竜胆先輩、凍結して頂いても大丈夫でしょうか?】
405竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 01:11:19 ID:Hjwi8p+8
【問題ない………】
【予定なら金曜日が一日中空けられる………木曜なら22時で大丈夫。】

【普通の会話に手間取って、もうしわけない…………わ】
406兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 01:14:53 ID:0gC9QQrX
【では日にちてきには今夜、10日木曜日の22時でお願いしますね】
【いえ、普通の会話でも考える言は色々ありますし
 というかどこが手間取ってたのか分かりませんし
 第一それなら僕も時間かかってますしそんな訳でお休みなさいなんです。ノシ】
【ロールありがとうございました、竜胆先輩。とても楽しませて
 頂いてます。また今夜も、よろしくお願いしますね】
407竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 01:19:53 ID:Hjwi8p+8
【ん、そう言ってもらえると………たすかる、わ】
【お疲れ様……私もたのしかった、かまってくれて、ありがと…………】

【また、今夜…………】
【おやすみなさい………スレを返す】
408名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 02:02:08 ID:oY0WbISy
あああああああああ
うんち出るうううううううううう
409名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 02:12:59 ID:CWgyt3OC
うはwwwwwwwwwww
410名無しさん@ピンキー:2011/02/10(木) 08:09:00 ID:/g1OqBiL
age
411ω:2011/02/10(木) 10:11:26 ID:jvEywzHw
ω
412竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 22:10:42 ID:Hjwi8p+8
【解凍のために………お借りする…………】
413兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 22:14:33 ID:0gC9QQrX
>>403

(凍の返事に頷くと、ポケットから携帯電話を取り出し開いた)
(そして組織用の回線へと電話をかける)

一零九二、ガンスリンガー。コードD。…ああ、僕ではありません。
共闘者が一名、頭部に負傷。車は学園付近の空き地に。自ら歩いていけますので。

(学園内部まで救急車に来られては、流石に事態の隠しようがない。
 証拠は全て隠滅できるとしても、この旧校舎で何かがあった、
 事情に聡いものには分かってしまうだろうから)
(携帯電話を閉じ、腕を組みながら何を問うべきか考える)
(彼女は疲弊している。あまり数多く質問するのは避けるべきか)

…あなたと、あの化け物の関係は?



【竜胆先輩とのロールにスレをお借りします。それでは、よろしくお願いしますね】
414竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 22:25:17 ID:Hjwi8p+8
(手慣れた感じで携帯電話で手配をする姿にその手に持っているものが)
(携帯電話というより、無線機か何かのように感じて、脳内で独特のノイズ交じりの電子音が聞こえた気がした。)
(そしてやや間が開く………腕組みをして何かを考える姿は背伸びをする少年その物で、その所為もあってか)
(次の質問に少しだけ驚いて、微妙に肩を震わせた。)

藤姫となら…………元契約関係
今は、私が滅ぼさなければならない、敵…………

(淡々と答える………次にくる問いは大体わかる。それを答えたとき)
(自分という存在をこの少年はどう思うだろうか?)
(眼を閉じて、浅く呼吸をする、わずかに胸が上下して――もう一度濁った灰色の眼)
(「あの化け物」と同じ色の眼でアキラを見据えた。)

【此方こそ……よろしく………】
415兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 22:33:44 ID:0gC9QQrX
契約…か。

(顎に指を添え、ポツリと呟く)
(日常では聞き慣れた単語であるが、夜の世界においては意味合いが違う。
 あの紅裂拓兎もまた、とある悪魔と契約を結んだのだ)
(即ち自分より強いものに何かを差し出し、代わりに力などを得ることだ。彼女が人間ならば)

…あの化け物の正体は?

(悪魔と言われれば、素直に信じられるだろう。二度戦闘になっただけ
 ではあるが、あの性根は腐りかかっているように感じた)
(気になるのは、藤の姫とこの女性に類似したものがあること。
 例えばこの、濁った灰色の瞳。契約すると、一部そういった物が生じるのだろうか)
416竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 22:44:44 ID:Hjwi8p+8
アイツの言葉をそのまま借りるなら、「別次元の魔神」

(それ以上のことは凍は知らない。十年前に自分の前に現れたときはあの200cm近い)
(大剣の姿、この世に顕現する条件を満たした現在の姿は存在を変質させたものらしい。)
(真の姿があるとみてもおかしくはない。)

そう………あれと契約した痕…………
眼が一番、契約の媒体として優れてるらしい…………わ

(なんとなく、彼が考えていることを読み取ったのか淡々と言葉を紡ぐ。)
(もっとも視線がこちらの眼を見ているのはただの会話の基本かもしれないし、間違っている可能性もなるのだが。)
(ちがったら違ったでそこから説明しよう。)
417兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 22:51:25 ID:0gC9QQrX
ふむ、分かった。

(14歳、しかも顔立ちは更に幼いながら、仕草だけは大人のようにゆっくりと頷いた)
(知りたいことは大体知れた、後訊ねるべき事は―――)

ありがとう。では、最後に一つ。
…あいつが所持している『難題』とやらと、その能力は分かるか?
418竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 23:06:42 ID:Hjwi8p+8
(その一言が告げられると同時に右腕がわずかに強張る。)
(長年、その一言を告げられないように過ごしてきた………それにつながらないように、それによりおこることが)
(起こり、それによって無駄な存在が失われないように………)

聞かれたことに、答えた…………それだけ

(昔なら「自惚れるな」の一言はつけていたかもしれない。けどもう、その必要はない。)
(ないはずだ、警戒の必要も、これ以上の言葉を紡ぐ必要もない。)
(――先ほどよりいくらか深く息を吐く。)

…………助けられたんだから、当然

(どんな顔をするべきかはわからない、ゆえに表情は変わらない。)

………「燕の子安貝」以外は「蓬莱の玉の枝」………能力は触れたもの限定で時間を凍結させる。
私が初めて使えるようになった「難題」………これは確実に使えると思う
後の「仏の御石の鉢」、「龍の首の珠」はどういう能力なのかわからない…………

(輝夜の自覚も、難題の自覚もしていなかった故に。)
(それだけだと思っていた時間凍結能力こと「蓬莱の珠の枝」と藤姫から解放されたときに自覚した)
(「火鼠の皮衣」以外は元来の所持者である自分にすらわからない………)
(悔しさに軽くした唇をかみしめることになって………)
419兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 23:23:29 ID:0gC9QQrX
………。

(先程は歴戦の猛者のように刀を振るい、炎を纏っていた
 勇ましい女性が、その瞬間だけは迷った子犬より頼りなく見えた)
(自分とて、礼を言われるのは苦手だ。仕事上当然の事をしている
 だけだし、そもそも民間人に悟られてはならない以上、そんな機会も少ない)
(だが、彼女のこれは異常だ。まるで、感謝される事を恐れているかのようだ)

…それも契約、だったのか?
………ああ、これは独り言だ。別に聞き流していい。
そもそも、助けられた覚えはあっても助けた覚えはないがな。

あの時『キュク』…。………七瀬に使用した能力か。
…あなたが気に病む必要はない。元より覚悟していたしな。

(あれは元々、あの魔神の能力なのだろう。契約により、
 一部力を借りて行使していた―――いや待て。元・契約関係だと
 彼女は言っていた。つまり、今は契約関係が切れている?)
(なら、何故火鼠の皮衣を使えるのか。本来は、竜胆凍自身の能力だった?
 なら、何故あの魔神が行使できる?――――食われた、か)
(だとすれば彼女は、複数の異能所持者だったという事になる。
 分からない能力は、まだ扱う事ができなかったか。何にせよ)

レアだな。

(小さく呟く。その呟きとほぼ同時に、遠くからサイレンの
 音が聞こえてきた。少年はそちらの方を見ると、凍に手を差し出す)

向かうとしようか。ああ、僕に訊きたい事があればどうぞ。
もっとも、その必要があるかは分からないが。
420竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/10(木) 23:38:05 ID:Hjwi8p+8
(一度首を縦に振る。)
(「独り言だから聞き流していい」への肯定か、「それも契約なのか」への肯定かわからないタイミングで。)
(無論、凍自身は後者への肯定だったが、聞き流してもいいと言われた以上訂正したりするのもためらわれる。)

(喰われていたとき、それに先ほどは自分一人ではファントムタイプの群れかスパイダーを倒しきれずに)
(もう一度、今度は難題を自覚した最悪の状態で藤姫に喰われてたかもしれない。)
(――少なくともこおるにとっては助けられたに値していた。)

………聞きたいことはない、けどひとつ、言わせて――
――もう二度と、命と引き換えにするようなことは…………止めて………
アキラは………やるべきことがたくさんある。救える人が………たくさん居る
殺すことよりも、自分を含めた誰かを守ることを優先して………

「悪」を殺すのは…………私みたいな「悪」がやるべきこと、だから…………

(壁からを背中を離して、それから差しのべられた手を見て、アキラの顔を見て。)
(その手を取って――)

…………この手はそういう手だと、私は思う、から――気に障ったら、ゴメン
421兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/10(木) 23:58:33 ID:0gC9QQrX
――――――。

(思わず、言葉が詰まる)
(命を粗末にするな、それなら分かる。確かに自分でもあの行動は
 軽率だったと思う。久遠ゆりかという名前は、それだけ自分を惑わすのか)
(だが、人間に害を成す巨大なモノがいれば、自らの命を投げ打つのも
 致し方ないと思っている。我が身可愛さにそれを見逃して、
 将来何千何万という犠牲が出てしまったら、きっと自分は後悔するだろう)

(しかし、この人は殺す事より守る事を優先しろという。
 よく分からない。悪を殺す事=守る事ではないのか?
 というか、その為に自分こと『ガンスリンガー』はいるのだ)
(誰も死ななければ、それに越した事はない。でも人は死ぬから。だから、やらなくちゃいけないんだ)

(言葉の真意は掴めない。何となく、ぼんやりと、言いたい事は
 理解できるようで、自分なりに言葉に直そうとすると、全く形にならない)
(だから、これは心に刻みつけておこう。いずれ分かる、その日まで)

(凍を拾い上げ立たせると、またよく分からない言葉をのたまい始めた)
(眉をひそめた晶は、ぴっと人差し指で白髪の少女を指さすと、その鼻をぷに、と突っつく)

全く図体は大きいくせに、一々そんな所は繊細な人だ。
…確認なんかしなくていい。

(はあ、と溜め息をつき頭を振ると、先に歩き出す。
 ああ、そういえば。と、思い出したように前の少年が呟いた)

…自分は悪だから、悪を殺すのは自分だと。
命を引き換えにしてもいいような事を言っていたが。
………少なくとも、あなたが死んだら悲しむ人間が、一人はいる。
それを忘れるなよ。

(それだけさっさと言うと、少年は返事も聞かずに歩き出した)



【では、そろそろ〆にしましょうか?】
422竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/11(金) 00:12:52 ID:4Fds/Syk
(うまく言葉を告げられない自分を疎ましく思う。)
(兵部晶の存在の一部に触れて、見て、その思いを知って、だから死んでほしくないと思って)
(言葉にしてみたはいいが、伝えることはできなくて。)
(もう一度、言葉を繰り返そうとして――――鼻の頭がつぶれた。ぷにっと、数少ない竜胆凍の)
(柔らかい部分と言える体の一部が。)

――??………ん、ぅ…………

(口から出るのは言葉ではなく、意味のない呻き。)
(思わず片目をぎゅっとつぶってしまって、そんな中で兵部晶が自分が死んだら誰かが悲しむという。)
(こんな身勝手でわがままな自分が?あんな化け物を呼び出して、両親すらも存在事消し去って)
(挙句の果てに仕留め損ねて野放しにしてしまった自分が?)

…………誰、その物好き

(さっさと歩きだしてしまったその背中を見つめながら、先ほど握った手の感触を確かめる。)
(まだ頼りないが、それでも力強いと思える手だったな、と思いながらその背中を追って足を動かす。)
(あの心優しい脳みそのない子は………悲しんでくれたら、嬉しいな、などと思って。)
(彼女を悲しませるのは自分が一番踏みたくない「悪」で)そうならないほうがいいとその考えを塗りつぶすのだった。)

【うん、じゃあ、これでこっちは〆る…………わ】
423兵部 晶 ◆oWbpNIMs9M :2011/02/11(金) 00:18:01 ID:OFgxvyiR
【はい、では先輩が素敵な〆を書いて下さったので、僕もこれにて〆ますね】
【ありがとうございました。白熱したバトルロールも、終了後のぶきっちょトークも、とても楽しかったです。
 また機会があれば、是非ともお願いしますね】
【それではお先に失礼しますね。お疲れ様でした、お休みなさい、竜胆先輩。ノシ】
424竜胆 凍 ◆n81Qx4w0s. :2011/02/11(金) 00:22:02 ID:4Fds/Syk
【…………素敵じゃない、し……むぅ】
【私も楽しかった………けど、別にぶきっちょじゃない、もの………】
【アキラも力の使い方とかとても格好良かったし、思考を張り巡らせるのもとても………】
【お疲れ様、また機会があれば………お相手、お願い………】

【お休み…………これで、スレを返す…………】
425名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 00:31:27 ID:0AQToRUC
チネ
426名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 15:48:07 ID:0AQToRUC
イネ
427紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/11(金) 20:28:30 ID:1LXzsMx4
【30分ほど待機してみよう】
【プロフは>>31
428紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/11(金) 20:56:22 ID:1LXzsMx4
【待機終了】
429名無しさん@ピンキー:2011/02/11(金) 21:22:13 ID:0AQToRUC
オネ
430瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/11(金) 21:31:40 ID:qTsGwppv
【ロール解凍にスレをお借りしますねー】


>>384
あの場所なら、誰にも人目はつきませんし………万一のことがあっても、ですっ!
(少なからず"夜"の関係者2人、ヒョッコリ異形などが現れたりしないとも限らない)
(そういった場合、巻き添えの心配なく能力が発揮できる場所のほうが落ち着いて話をしていられる)
(まあ、相手が自分を襲わないとも限らないわけだが、そんな場合でも少なくとも抵抗は出来る)

異能の……情報収集、ですかー…………、
(これまた至極全うな答えで納得は出来た)
(相手のプロフィールを知ることで自らの目的の達成もし易く、かつ、敵を知ることで排除したりし易くなるのだろう)
(………そして、辺りに人がいてもおかしくはない道なのだが、いつの間にやら人気が少なくなってきている)
(これも先輩の情報の力の賜物だろうか)
協力……態勢……………、
(確かに目的に反しなければ、持ちえる情報を共有して情報を活かせられればそれに越したことはない)
(しかし………それには互いの信頼があってこそのものであり、今はまだそれは出来そうにない)
………確かに、わたしはまだまだ能力者としては未熟ですー、
助けていただけるのは………確かにありがたいのですがー…………
(目的の場所に到着し、改めて紫先輩の方に振り向く)
(困り顔を浮かべて、やはり、初対面であることを不安視する)


【では、今夜もよろしくお願いしますー(礼っ)】
【また凍結など何かあれば【】にてー………】
431紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/11(金) 21:44:17 ID:b5aeHE0H
物事には順序という物がある。別に俺だって、最初から十割腹割って話せとは言わない。
もちろん、そうしてくれるのが一番楽で助かるんだが。
だから、まあ……例えば、この世界にはどうあっても危険な奴というのも存在する。
そういう奴に関して、互いの安保のために存在を知らせておく………くらいなら、良いだろう?

(目的の場所に着き、ぐい、と缶コーヒーを飲み干す)
………まあ、何だ。
試しに見せてくれないか。その、お前の力。
それくらいなら、良いだろう。的がないと使えないっつーなら、俺が的になっても良い。
(さらりと危険な事を言い、付け足すように続ける)
……何だったら、俺の能力を先に見るか?
いや、能力というのはあまり適当ではないかもしれない。武器、と言うべきか。
(…もちろん、その"武器"とは異能により動作するものではあるが)
(何もそこまで見せる、教える必要はない)
(相手から情報を引き出すのに、こちらが全てを曝してやる必要はないのだ)

【では、今夜もよろしく頼む】
432瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/11(金) 22:00:39 ID:qTsGwppv
確かに、能力を悪用しようとしたり、それを利用しようとする一般の方もいますしー……、
それくらいなら………別にー……
(そうは言ってもそんなに多くの敵対者と遭遇してきたわけではない)
(幸いにも親切な先輩ばかりで、ここまで自分も支えられ・助けられて生き延びてきている)
(出会った先輩方の互いの関係も深く知っているわけではないのでどこまでといった所だ)

………では、お先に先輩の力を見せていただけますかー?
的は…なくても結構ですのでー、見ていて頂ければとー………
(武器、と言われて首を少し傾けたが、あくまで能力を活かすものと考えれば合点はいく)
(これまで"能力+武器"の力の組み合わせの先輩は数名見てきているためだ)
(そして、自らを的にということは自らの力に自信があるということとも考えられる)
(そんな相手に未熟な自分の力が通用する保障はないし、下手に当てては力の特性を全て知られる可能性もある)
………お願い、できますかー?
(正面を見て首をかしげ、先輩に能力を見せてもらうべくお願いする)
433紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/11(金) 22:15:45 ID:b5aeHE0H
(頑な態度。内心、やれやれと首を振る)
(上からの提案…弱い異形を用いての、自作自演によって信頼を得るという方策)
(周りくどく好みではないと一蹴していたが、あまりこういう事が続くなら、考えなければいけないか)

ああ、良いだろう。
(愛華の頼みを受けて僅かに頷いて見せると、右手の手袋を口に咥え、するりと脱ぎ去る)
(そこから見えるのは、鉄の指、鉄の手。金属の光沢が、微かに夕陽を反射した)
………驚くのはまだ早いぞ。
(続けてコートを脱ぎ捨て、制服の袖を捲り上げる。現れるのは、一見すればただの素肌)
(しかし、手首を左手で掴み、そのまま肩まで掴んだ手を滑らせれば)
(ざり、ざり、というフィルムを剥がすような音と共に、金属製の無骨な腕が現れる)
……見えるな? 分かるか?
これが、俺の武器だ。
(愛華の方へ右手を差し出すと、握って、開いてみせた)
俺は右肩から先が機械で出来ている。
感覚の伝達はほとんどないが、耐久力・攻撃力ともに通常の腕に大きく勝る。
これが俺の、一番の武器だ。
まあ、他にも…銃やナイフを使う事もあるがな。
常に肌身離さず身につけていて、一番信頼できる武器は、これだ。
……触ってみるか?
434瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/11(金) 22:36:26 ID:qTsGwppv
………?
(本当に話すことがほぼ無いのでそういっただけなのだが……)
(何を考えているのだろうか、その本心は知らぬままで)

な…………っ?
(指から手………その義手にも驚いたが、続けて捲り上げられた腕を見て息を呑む)
その……腕………………、
(一見右手のみかと思いきや、右腕の全てが機械で出来た義手だった)
(先輩は本当に何者なのだろうか………、思わず右手の動きに注目する)
義手が………先輩の…武器?
(通常の障害者が使う義手とは似て異なるものだろう)
(しかし、あくまで見た目は腕に隠した義手までで、どんな力を隠しているのかはわからない)

…………っ、
(興味が沸いて手を伸ばし触れかけるが、躊躇いを見せて)
435紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/11(金) 22:46:52 ID:b5aeHE0H
ああ、武器だ。
(素直な驚きの表情に、少し調子に乗ったのか、指を一本ずつ滑らかに開き、閉じと動かして見せる)
(ぐっと手を握りこんだかと思えば、手首を捻ってみたり…その可動範囲は、通常の手首と変わらないが)
頑丈で、強力で、損なっても換えが利く。……さすがにタダとはいかないが。
武器であり、盾だ。

……そんなに怖がる事はない。
(少しだけ、ほんの少しだけ声色が柔らかくなり)
(手のひらを開いてみせると、愛華に向けてさし出してやる)
ほら、興味があるなら触ってみろ。
取って食いも、電流が流れたりもしねえよ。
436瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/11(金) 23:00:09 ID:qTsGwppv
換えが………利くんですかー???
(どう見積もっても自分では手が届きそうに無い義手の性能に驚きつつ)
("換えが利く"そんな所で感心する貧乏人)
タダではないのは当然かとは思いますがー………、お高いですよねー………
(何かの美術品を見るような目つきに変わっている)

………凄い……ですー………、
(先輩に促されてようやくその義手に触れる)
(右の指で突いてみるとこつんと音を立てる、左手で下から支えるように持ったまま眺めて)

でもー………、これってあくまで"武器"……ですよねー???
(そう、先輩に見せられたこの義手は"能力"と言うわけではない模様で)
("能力"を活かすための"武器"としか思えない)
(であれば、先輩の能力というものは何なのだろうか、左手を維持したまま尋ねてみる)
437紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/11(金) 23:15:56 ID:b5aeHE0H
当然だ。意地汚い言い方になるが、平均的な家庭なら数年は生きていけるような値段だぞ。
だが、生きてれば安い。生きていれば取り返せる。
そういうものだ。実際、今までも壊した事は殆どないしな。
(慎重に、まるで陶器でも扱うかのような手つきに、ふっと笑って)
もっと乱暴にしても平気だぞ。少なくとも、生身の腕よりは頑丈だからな。

……ふむ、なるほど。お前の言いたい事は分かる。
(勘繰っている。まだ他にも、何かあるのではと)
(良い食いつきっぷりだ。見た物だけでは満足しないのだろう)
(しかし)
だが、俺の能力は、これが大半だ。
この義腕を使って戦うのだって、相当な固有能力だぞ?
(全てを曝してやる義務は、ない)
たとえば、まず前提として右腕を切断してなければいけない。
そして、全く重さの違う両腕による運動に慣れる必要もある。
ただ武器を手に入れた、道具を手に入れた、だけでは戦う事はできない。
それらを使いこなす"能力"こそが真髄なんだ。分かるか?
現に、俺はそうやって異能やら異形やらと戦い、やり合い、生きている。
(言っている事は、事実だ。ただ能力を隠しているだけである)
…納得行かないなら、試してみるか?
異能のお前と、義腕で戦う俺とで、どちらがどちらを押さえるか。
俺はついでにお前の能力を見ることもできるし、丁度良い。
(そう言って、ふっと笑う。その物言いは、聞いている限りでは本心とも冗談ともつかない調子だった)
438瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/11(金) 23:48:45 ID:qTsGwppv
平均的な家庭で………数年っ!?
(唯でさえ収入も少なく、ようやく日々を生きているような自身の生活)
(とてもではないが、わたしには縁のなさそうな武器だ)
(まあ、通常の義手であっても難しいところだろうが、縁があるようになってもダメなのだろう)
た、確かに、武器に使っているくらいですから………そうかもしれないんですけどー、
(やっぱりそれ以上はと思わず躊躇う)
(それでいて"替えが利く"などとはどんなスポンサーが先輩についているのだろうか)
(これだけでもやはり只者ではないのは推測できる)

………ううん、確かに……その義手だけでも凄いとは思います…けどー、
(本当に"義手だけ"なのか、それともまだ……隠しているものがあるのか)
(確かに高い武器を使いこなすための"実力も能力"の一つだといえるだろう)
(そして、ここまで先輩の義手を見るだけでも力の一旦は垣間見たことは事実)
(こちらも………ある程度"力"は披露してもいい立場だ)
それでは………、次はわたしが…力を披露させていただきたいと思いますっ!
(そういって右手に念を込めて集中させる)
(表では空気中から水分が収集、凝縮されて水が鞭と化して右手に握られた形で出現する)
これが………わたしの能力ですっ
(それから、鞭をリボンのようにくるくると回転させて見せてからまた右手に収めて)
………確かに、まだわたし自身納得がいったわけではありません、
ですから…………先輩の言葉に、甘えさせていただきたいと思いますっ!
(その水鞭を収めた右手を先輩に突き出してみせる)
(多分、まともに戦えば自身が負ける公算のほうが高い、相手は自分の事を知ってここまで来たわけだから)
(それでも試さずにはいられなかった、こうやって話し合えた分なら"殺し合い"に発展することはなさそうで)
(それで情報が引き出せるのであれば上出来である)
(なにより、自分自身のスキルアップにも繋がりそうだった)
439紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/11(金) 23:54:40 ID:b5aeHE0H
【ぐ、すまん……折角の休前日で申し訳ないが、そろそろ限界かも知れん】
【盛り上がってきた所悪いが、この辺りで凍結にしてもらって良いか】

【一応確認だが、現時点ではまだお前、攻撃らしい攻撃はしてきてないよな?】
440瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/11(金) 23:56:15 ID:qTsGwppv
【凍結了解ですー】
【では、次は何時ごろ再開になるでしょうかー?】

【はいー、まだ攻撃は仕掛けてませんよー?】
【宣言までですー】
441紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/11(金) 23:59:40 ID:b5aeHE0H
【次は、いつでもいい。……いつでもいいというのはあまりに語弊があるな】
【明日以降の、今日と同程度の時間であれば、いつでも構わない】
【もしも問題がなければ、明日土曜の夜九時にでも、頼めるだろうか?】
【攻撃に関しても了解した】
442瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/12(土) 00:01:58 ID:ietRhKaU
【土曜日は1日都合がつかないので、日曜日21時で如何でしょうかー?】
【平日も大体同じくらいで続けられますしー】
443紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/12(土) 00:07:44 ID:jaEjRiyc
【了解した。ならば、日にち的には明日、感覚的には明後日、の、日曜夜九時、だな】
【く、本当はもう少し続けたかった所なんだが…申し訳ない】

【それでは、さらばだ。日曜もまた、よろしく頼む】
444瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/12(土) 00:10:49 ID:ietRhKaU
【ではまたその時間に避難所にてー】
【いえいえー、無理をして続けてもお互い楽しめないと思いますしー】
【また日を改められればOKですっ】

【お疲れ様でしたー、お相手ありがとうございますー(礼っ)】
【また改めてよろしくお願いしますねー】

【それではスレをお返ししますっ!】
445名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 02:04:18 ID:0eVakiRR
ふむ
446名無しさん@ピンキー:2011/02/12(土) 19:38:44 ID:0eVakiRR
447水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/12(土) 20:48:49 ID:kgwzMEGH
【名前】水鏡 恭弥(みかがみ きょうや)
【年齢】17歳/二年次
【性別】♂
【身長】T180/W59(ライト級)
【容貌】髪はやや長め、癖毛が多少収まり悪く裾は跳ねて気味
 瞳は薄い茶色、体形はかなりのひょろ長、少し面長

【能力】戦装束「不知火」:左手の人差し指で唇をなぞることにより、
 全身に揺らめく炎または人魂のような呪術的紋様が浮かび上がる
 「不知火」時限定能力:「ハレ」と「ケ」
  「ケ」の右手から放つ波動で物質・エネルギーを腐食・減衰させ、破壊する
  「ハレ」の左手は逆に物質・エネルギーを活性化・賦活することができる
 「不知火」時は霊的・物理的防御力が大幅にアップ、運動能力も常人を超えたものになる
 気配や異形の臭いには敏感で、霊体や幽体を感じ、会話することも可能
 発動時ほどではないが、不知火を纏っていなくても異形や妖魔、人の「匂い」を嗅ぎ分けることが出来る

【希望】 NG以外
【NG】理不尽な死

【弱点】「不知火」持続時間は少しずつリミット増大中ではあるが制限もある
 能力全開なら10分程度、全く「ハレ」も「ケ」も使わなくても1時間程で霊的スタミナ切れを起こす
 スタミナ切れ後は強制的に刺青状の文様は解除され、立っているのがやっとなほどに消耗する
 また、連続使用も不可能、最低24時間は霊的スタミナを回復させないかぎり、再度「不知火」を纏うこともできない
 遠距離・中距離攻撃の手段は皆無、接近戦オンリーに特化している
 常態では平均的高校生男子よりは運動能力がやや上な程度
 動体視力は発達していて、攻撃をかわす・いなすのだけは得意    

【備考】アマチュアボクシング部所属(現在自主休部中)、普段の性格は温厚で、誰にでも丁寧な言葉を使う
 若干手足は長く、体重もあいまってガリガリ、筋肉はボクサーらしくそれなりに締まってついている
 両親とは物心がつく前に死別、兄弟姉妹なし、現在は寮生活

 不知火発動時は完全に別人格となり、恭弥自身の意思で言動をコントロールすることはほぼ不可能
 近接戦闘技術・体術に長けた「オレ様」キャラになる。人を勝手に愛称をつけて呼ぶ癖がある

 現在、紫一久から借り受けたオートマティックハンドガンcz75(後期型)を所持。
 最近の事件の影響から「右手」の破壊力は増大、人程度の大きさまでなら「破壊」することが可能に
 ただし「右手」の能力を発動すると硬直の隙が出来るのは相変わらず

【プロフ貼り落ちです】
448紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/12(土) 21:23:52 ID:Y8UhKrJ1
【今夜もぷらっと30分程度待機】
【プロフィールは>>31
449紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/12(土) 21:51:49 ID:Y8UhKrJ1
【直ちに撤収ッ!】
450伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/12(土) 22:04:34 ID:h4IheNSQ
【ロールにお借りいたします】
451迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/12(土) 22:12:09 ID:/VazQAXZ
【同じくロールにお借りします】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1296569582/139 の続き】

うん…俺は津綺子のもの…どんなことがあっても俺は君の味方…
だから、誰にも渡さないで…君だけのものでいさせて
(汗ばんだ肌や心臓の鼓動だけでなく、魂までもひとつにするかのような熱い抱擁)

(そして、愛を交換しながらも、何の保証も約束もできない二人の危うさを思う)
(彼女のものである以上、夜を歩く中で心を闇に奪われた時、津綺子の手で葬られるために生き延びよう)
(もしパートナーが闇に身を投げたならば、自分もまた、ついていこう)
(そんな、決して口にすることはない恋人への誓いを心に決め、唇を重ねる)

(自分の体重で押し潰してしまわないように、体の前面を恋人の肌と合わせていると)
(やがて少女の胎内を押し広げていた自身が次第に勢いを失っていく)
(萎えしぼみ、通常の姿に戻ったそこは、わずかな身動ぎで完全に抜けてしまい)
(体の中心を覆っていた暖かさをなくした喪失感を感じる)

ん……抜けちゃった……

【と言うことで、今夜はこんな感じからで】
【書き込み規制を避けるために、打ち合わせになったら避難所に戻るってことでどうだろう】
【ともあれ、今夜もよろしく】
452伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/12(土) 22:25:15 ID:h4IheNSQ
直さん……
(恋人の熱い言葉に、胸の奥がズーン、と熱く、重くなる)
(それは彼への愛情のため。そして───人為的に操作された記憶が補強されるため)
(愛されている、という実感が、閉ざされた記憶の扉を重くしてゆく)

あ…ん……
(体の中心を埋めていた熱いこわばりは、次第に容積を縮めてゆく)
(ごく自然に、繋がりを解かれた瞬間、彼が与えてくれた大量のエキスも流れ出して)
抜いちゃいや……
(思わずそんな無理を言ってしまう)
(日頃、何度も挑んでくれる彼と睦み合うことに慣れているために)
(それが本当はどんなに無理なことなのかはわかっていない)
(そのまま、じっと恋人の体を抱きしめていたけれど、ふと思いつく)

直さんのお父様って、どんな方ですか?
直さんに似ていらっしゃる?

【こちらからもこんな感じでいかがでしょうか】
【冒険の書規制は、私もよくわかっていないのですけれど(汗】
【こちらは専ブラなので、避難所に書き込みがあればいつでもチェックできます】
【打ち合わせでも途中でも、こちらへ書き込めなくなった場合は避難所へどうぞ】

【今夜もどうぞよろしくお願いいたします】
453迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/12(土) 22:58:24 ID:/VazQAXZ
俺も、もっと津綺子の中に入れてたい…
だからもう少し、待ってて…
(恋人のちょっとしたわがままに軽いキスで答えながら、復活まで時間がかかることに許しを乞う)
(お詫びの抱擁とキスを繰り返しながら…)

俺の、親父……?んー、どんな人って言われるとな…
(体を転がして津綺子の脇へ身を投げる。半身に絡み付いた姿勢の恋人に枕代わりの腕を差し出して)
(天井を見上げて、ここ数年顔を合わせていない男親の面影を思い浮かべる)

背は俺と同じくらいだったかな…郁絵さんは「声と後ろ姿がそっくりだ」って言ってたっけ
それに、夫婦揃って放任主義でさ…この部屋は親父さんが若い頃に昔住んでたらしいんだよね
で、「せっかくあるのに、使わないのは勿体ない」なんて言われてさ、俺が
使うことになったって訳
(いつもより幾分か饒舌なのは、母親に会ったことで、自分でも意識しない部分の里心を刺激されたからだろうか)

いつも忙しくあちこち飛び回ってるせいで、どんな仕事をしてるのか、知らないんだよね…
(そこでふと思いつく。昔のこの街も、今のように夜毎異形と異形狩りが死闘を繰り広げるような闇を抱えていたのだろうか)
(もしかして、父親はこの街の夜に関わっていたのだろうか、では自分の母親は……?)
(何の根拠も証拠もない仮説が、急に口を閉じさせる)
454伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/12(土) 23:10:08 ID:h4IheNSQ
んふ……ん、こうしているのも、とても……ん、ちゅっ……
(お詫び?のつもりなのか、優しいキスを繰り返しては柔らかく抱きしめてくれる)
(じゃれあうような、そんな仕草さえ、もう蕩けそうに心地よくて)
(やがて彼が姿勢を変えて寝転がれば、その傍らに寄りそうように添い寝する)
(首の下に腕を差し入れてくれるのに、素直に頭を乗せると、彼の胸元へ手を回す)

お父様も背が高くていらっしゃるんですね。
声と後姿が似ていらっしゃる……?
(まだ見ぬ男の姿を脳裏に描けば、それは単に傍らの恋人の後姿に他ならず)
(それだけで胸がキュっとなってしまうのは、我ながら業が深いと思ったり)

お父様のお仕事、ご存知ないんですか?
(思わず目を見張って問い返してしまった)
(恋人の気配が変わったのを、肌を合わせている今、俊敏に感じ取る)
……お父様がお勤めの方なら、詳しい事は知らない人も多いですよね……。
(友人たちも、親が努めている会社の社名ぐらいは知っていても、詳しい仕事内容は意外としらなかったりする)
(そんなことは、普通の事なのだと改めて思い起こしながらも、気遣わしげに恋人の表情を伺う)
455迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/12(土) 23:36:04 ID:/VazQAXZ
ん?あぁ…中学の頃なんて親の仕事がどんなのか、なんてことより面白そうなことが一杯あったしさ
高校に入ってからはそれこそ頭のてっぺんまで野球にドップリ浸かってたしね
知らないっていうか、知る機会がなかったっていう感じかな
(こちらを気遣うような気配を見せる津綺子に、余計な心配をかけまいと気軽に)
(不仲などの理由ではなく、知るタイミングを失ったままであると、何でもないことなんだと告げる)
「あなたの仕事は何ですか?」なんて、いまさら親に聞くのも恥ずかしいしさ…

(自分に向けた苦笑いを浮かべて、腕に乗った恋人の頭に頬ずりして)
(それでも胸の奥に宿った考えはくすぶったままで)
(はたして、こちらの気配に敏感な恋人が、悩みを抱えてしまった自分に気づかないでいるだろうか?)

456伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/12(土) 23:50:02 ID:h4IheNSQ
それが、普通ですよね……
(親の仕事になんて関心を持たない。健全な小中学生ならそんなものだろう)
(ふと、女子校だった自分の小中学校時代を思い出す)
私は中学まで都内の女子校だったから……父親の仕事がなんなのか
お友達はみんなものすごく事細かに知っていて……要するに、自慢しあうんです。
そういうの、とても嫌だった。
全国展開している激安量販店チェーンの××屋、あそこのお嬢様も同級だったんですけど
「場末の質屋の娘」って陰口言われていたりして。
私なんて、自分から上手く家の事なんて話せなかったから「お高く止まってる」って言われることもありました。

(裸体の恋人に添い寝して、その胸板をまさぐりながらする会話にしては、色も艶もない話)
(ふう、と吐き出すのは先ほどまでの熱い吐息ではなく、冷めたため息)
きっと、お母様はまだ、お父様に恋をしていらっしゃるんだと思います……
こんなに素敵な息子さんを、あっさり他所の娘に渡してしまえるのですもの。
お父様は、素敵な方なんでしょうね……
(こちらからも、青年の胸板に頬ずりして、その肌の匂いを胸一杯に吸い込む)
(彼の体の脇に、自分の体をぴったり押し付け、そのすべてを離すまいとするかのように)
457迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/13(日) 00:20:36 ID:3sCGFXxs
(今の恋人しか知らない自分には、陰口と言えど「お高くとまってる」津綺子は想像の外)
(まして自分の親の仕事を自慢気に話す恋人など、考えることすらしない)
(胸にかかる恋人の吐息は熱を失い、くすぐったさも快感には転じない)

親父が素敵かどうかはおいといて、郁絵さんが親父に惚れてるのは確かだね
中学卒業してすぐだったかな…「母親業より、直人さんの妻であることを優先します」なんて言われてさ「郁絵さん」って呼べって言われたよ
(もちろん、それで家族としての愛情を失った訳ではないけれど、両親への関心が薄れたのは間違いない)
(恋人と裸身を絡めあったままでのピロートークにはいささか色気のないそんな会話を続けて)

好きな人に一途になるのは、郁絵さんからの遺伝なのかな…?
(寄り添いくっつく恋人の頭を肩口に乗っけておいて)
(自由になった腕で津綺子の腰を引き付け密着度を高める)


458伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/13(日) 00:32:44 ID:mEBvX+yG
ちゃんと母親業より大事なものがあるって言ってくださるのですもの
誠実な方なのでしょう
私の両親は……ご存知ですよね。最初から親業より仕事優先でした。
私と兄はほとんど祖父母に育てられたような物です。
それでいて、親業をおろそかにしているとは絶対に認めません。
もっとも……母に関しては、兄を亡くしてから仕事にのめり込むようになったのですから
同情はしているのです……
(自分は母親の慰めにはなれなかった、兄を失った空虚を埋めてあげられなかった)
(娘として、そういうふうに傷ついていることは、当然誰にも言えることではなく)
(ただいっそう、自己評価を低めるばかりの結果となって)

ふふ……そして好きな人を一途にさせてしまうのは、お父様譲りなのですね?
(自分もまた一途に彼を思っていると、強く抱き寄せられながら問い返す)
(青年の胸元をまさぐっていた手は、その引き締まったシルエットを楽しみながら)
(そのままお腹へ、腰へとゆっくり下りて行って……)

459迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/13(日) 00:52:18 ID:3sCGFXxs
…………
(何と言えばいいのだろうか。親の愛情を失った彼女に対してかける言葉が見つからない)
(失ったように見えてまだ心で繋がっている自分では、繋がりを持たない恋人へ言葉をかけたところで空虚に響くだけだろう)

津綺子…
(言葉がなければせめて行動で、恋人が失った分以上に、心を注ぎ込もうと腕に力をいれて)
(腹筋を滑っていく手を制止はせず そのまま敏感な部分に降りていくに任せる)

(その部分はいまだに勢いを取り戻しておらず下をむいたまま)
(津綺子の手が届いてくるのを待ち構える)

460伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/13(日) 01:01:46 ID:mEBvX+yG
(恋人の方へ体を伏せるようにして、固く割れた腹筋の下、濃く茂る茂みへと指を伸ばす)
(そうしながら、彼の胸板へ吸いついて、小さな赤い印をつけて)
(それが消えてしまう間に、また小さく啄ばむようにキスを繰り返す)

(指先が分け入った茂みの中に、柔らかく萎えた雄茎を探り出す)
(ふにゅっとした感触が愛おしく、口元に笑みを浮かべてしまって)
直さん、かわいい……

(柔らかな膜の中に包まれているかのような、弾力のある管を包み込むように握り)
(ふにゅ、ふにゅっと握っては緩める動作を繰り返す)
(胸板へのキスを繰り返し、時折、乳首をかするように舐めたりしつつ)
461迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/13(日) 01:22:53 ID:3sCGFXxs
ん……く…
(胸肌を吸われ薄赤い花を散らされる度に閉じた唇から声が漏れる)
(唇が離れるとすぐに色は消え、その間にも新たな花が咲いて、消えて)

あ……
(待ち構えていたそこへ恋人のしなやかな指が触れる)
(「かわいい」と言われると、何とも言えない気分で、一杯になる)
(情けない部分をさらしている恥ずかしさと、恋人の手によって復活させられる期待とが混じりあって)

ん…んんん…
(柔らかな弾力のある茎が少しずつ充血していって)
(まもなく完全な姿を取り戻すことを予感させる)


462伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/13(日) 01:35:57 ID:mEBvX+yG
ちゅ……ちゅっ…ん、ちゅ……
(繰り返すキスは、皮膚の下に緋色の花が咲くほどに強めで)
(先につけたキスマークが消えてしまう前に唇を離すぐらいに短く)
(次第に恋人の呼吸が大きく荒くなっていくのが感じられて、胸の奥がゾクゾクするほど嬉しくなる)

直さん…もう…?
(柔らかな弾力を感じさせていたその部分は、早くも固さを増してくる)
(可愛らしく萎えていたのは、ほんの短い間で、たちまち男性の尊厳を取り戻してゆく)
(恋人の体に半分のしかかるようにして、胸板への愛撫を強め)
(指先をもっと深く茂みの中に差し入れて、二個の胡桃を包んだベルベットの袋を探り出す)
ここも……おっきい……
(そこにも、早くもたっぷりと生命のエキスがたたえられているのを感じて)
(孕みたがりのメス肉が、それを求めてヒクヒクしてしまう)
463迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/13(日) 01:57:41 ID:3sCGFXxs
【書き込んだとばかり思ってた…】
【今日はこの辺でギブアップ】
【で、細かい打ち合わせは避難所でいいかな?】
【そちらのレスを確認したら移動するね】
464伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/13(日) 01:59:25 ID:mEBvX+yG
【よくあることです…】

【では、こちらも避難所へ移動します】
【これにてスレをお返しします】
465名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 05:01:56 ID:lJVwbb2Q
466奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 17:27:21 ID:PwLw6cSS
>>70がプロフでたいきでありますっ】
467紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 18:17:41 ID:QU2JJDQd
【こんな時間に何してるのだね】
【つーか、まだいる?】
468名無しさん@ピンキー:2011/02/13(日) 18:18:35 ID:lJVwbb2Q
469奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 18:24:52 ID:PwLw6cSS
>467
【拓兎を舞ってました――って言ったら感動しますかね?】

【それはそれとしてこんばんはでありますよぅ。】
【全然いますよ〜】
470紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 18:28:33 ID:QU2JJDQd
【それが本当だったらどんびきするけど何か?】

【暇なら暇刃じゃなくて暇人同士ロールでも。暇刃ってどんな刃だ?】
【ネタはひたすら飯食うとかひたすらくだらない話するとか】
【ひたすらそっちのネタに付き合うとか色々あるように見えてそんなにないけど】
471奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 18:34:49 ID:PwLw6cSS
>470
【じゃあ、してくださいよ!すればいいじゃないですか!!】
【………あ、いや、冗談ですけれども。】

【おkでありますっ!】
【きっと余った時間で作った刃なんじゃないでしょうか、暇刃。】
【じゃ、適当にやりますかー】

【どんな場面からにしましょうか、例によって拓兎の近くに引っ越してきましょうか?】
【そして突撃とりあえず晩御飯。】
472紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 18:37:01 ID:QU2JJDQd
【酷く脆い刃だな】
【では適当に】

【半年も経過してないのにまた引っ越しとかあり得ねーだろこのブルジョワめ】
【つーか、二度目の引っ越しは勘弁してださい(土下座)】
【昼下がりに呼ぶので普通に来てくれれば】
473奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 18:40:48 ID:PwLw6cSS
>472
【――私が押し掛ける以外の選択肢が思い浮かばないのでしたまる。】
【まぁ、二度ネタは微妙ですしねぇ……】

【ハイな、じゃ……書き出し、お願いしてしまってもよろしいでしょうか?】
474紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 18:44:09 ID:QU2JJDQd
【二度あることは三度ある…つまり二度目もあるということで】
【二度ネタ気にしてたら殆どのネタ封印だよね、実際】

【あいよ、ではちょっと待っててくれ】
475奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 18:48:30 ID:PwLw6cSS
【それはいつでも来ていいぜと翻訳してしまっていいのでしょうか】
【というわけでよろしくお願いします。ごゆっくりぃ】
476紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 18:59:34 ID:QU2JJDQd
(日曜日の明け方、妙な夢を見た。家族で買い物に出かける夢だった)
(夢から醒めた時の、この名状しがたい気持ちをどうすればいいのかわからなかった)
(そして予約録画してたはずの「仮面ライダーオーズ」が何故か録画されていなかった)
(ショックを受けつつ少し遅い朝食のあと、近所のスーパーで買い物を済ませて奏永久にメールを贈る)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
宛先 奏 永久
件名 昼食にご招待
ファイル 
本文
蒸籠使った料理を試してみたいのでよかったら
食べに来てくれ。断ったらキミとの付き合いもこれまでだがな。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

(適当に捻りだした文章を送信。家に帰って最近買った蒸籠の用意をする)
(髑髏マークのバンダナを海賊風に巻いて、エプロンを装着し、肉や野菜を細かく刻んで)
(市販のシュウマイの皮に包む。鍋に水を沸騰させて、蒸気があがるのを待つ)

そろそろかな。
(メールを送信した時間からするに、そろそろあの直情弾丸娘こと奏永久が突撃して来る頃だった)


【翻訳してもいいけど、実行したらまた逃げるだけだしー】
【それじゃあ適当によろしく】



477奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 19:20:11 ID:PwLw6cSS
(日曜――前日に≪奏宗家当主≫として走り回り、書類整理やら、難点の改善やら
 その他もろもろの作業を終わらせ、ゆっくりと休める休日。
 ベッドの上で意味もなくごーろごろ転がっていると携帯が鳴る。緩慢な動作で開き、寝ぼけ眼でディスプレイを見る。)

(そこから飛び起きるまでにコンマ一秒、浴室に駆けるまでに30秒かからなかった)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
宛先 拓兎
件名 行きます
ファイル 
本文
・すぐ行きますから・まっててくださ・・・

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

(ちなみに、焦って機種依存文字を使った結果が「・」である。)
(それはそれとして猛ダッシュの時間だ。瑞谷愛華との戦闘の後、体の水分がいまいち戻ってないのか)
(割れた唇の端がずきり、とうずく。走りながら手鏡で見れば顎などところどころどころひび割れていて)
(化粧を敢行。ひびをごまかすようにファンデを厚めに、リップも色つきで割れた箇所をごまかすように。)
(バランスを取るために目元も一応やっておこう――)

今日はっ!お邪魔しますっ!!
(例によって鍵はピッキング。勢いよく紅裂拓兎の部屋の扉を開け放ち、飛び込むように玄関先に入る。)
(黒のハイネックのセーター、武器を携帯する余裕などなかったので珍しく膝上丈のチェック柄のミニスカートに防寒用に厚手の黒タイツ。)
(胸元に各種小物を入れたポーチを抱いて、この行為がさも当然のように挨拶をする。)
478紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 19:32:03 ID:QU2JJDQd
ふむ、これでいいかな。
(火を止めて蒸籠を鍋から外す。蓋を取るとよい匂いがキッチンに充満した)
(紅裂拓兎にとっての災厄の化身がロックを外すより早くピッキングで施錠を突破)
(それが当然であるかのような顔をしてキッチンの先にある玄関に鬼娘がいた)
……せめて少しは待て馬鹿鬼。育ちが知れるぞ全く。
(当然のような顔をしてピッキングツールとその使用方法を取得しているとは奏宗家当主とは)
(一体どんな存在なのか。それともこの少女が特異過ぎるだけか。それはわからない)

節分も過ぎたってのに元気だな。上がれ。
もうシュウマイできてるから。
(それにしても、予想よりは少し遅い到着だった。バンダナとエプロンを外しお茶の用意をする)
(中国のお茶にしても色々と作法や淹れ方があるらしいのだが、そこまで手間を踏むつもりはないので)
(鳥龍茶を一般的な淹れ方で湯呑に注ぐ。蒸籠からシュウマイを皿に移す)
(居間のテーブルに自作のシュウマイを載せた皿を置く)

479奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 19:50:38 ID:PwLw6cSS
いえ、ほら……調理してたら手離せないじゃないですか。
ですから、鍵あける手間を省こうかと思いまして…………あっはは。
(苦笑を漏らしながら、後頭部のあたりをかいて)
………そ、それにしてもいい匂いですねぇ小龍包?それともシューマイの方ですかねぇ
うん、それじゃ改めてお邪魔します。
(とんとん、と軽くつま先のあたりを整えてから靴を脱ぐと
 部屋の中に上り込んで、通されるままに何度か入ったことのある居間に。)

そういえば、拓兎ってバンダナ似合うんだねぇ………こう、まさしく主夫!って感じで。
何度か見てるけれど、こうして改めてみると、しみじみ思っちゃいます。
っていうか、節分で外に出すのは悪いものですってば。別に元気になったりはしないですって、私。
(ペタンと、適当な場所に腰を落ち着けると配膳されていくものの
 においに眼を細めて、食欲をそそる色合いに小さく喉を鳴らして生唾を呑みこむ。)
美味しそうです…………お替りは自由で?
480紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 20:07:40 ID:QU2JJDQd
シュウマイだ、シュウマイ。小龍包は、下手に作れないな。
本当に上手い小龍包食べたいなら、×××って中華料理屋が一番なんだが。
去年の末色々あって閉店してた。アレは惜しかったな。
リーズブルな値段で本格中華食べられるのはこの辺じゃ、あっこくらいだったし。
(その店の従業員がこの街の濃い妖気に当てられて同僚に凶行に及んだのは記憶に新しい)
(中国から来た料理人が中華包丁で客に斬りつけたのがトドメである)
(結局、店は閉店することになった。警察沙汰にもなったが夜の世界に通じた者なら真相はわかる)
(もしかしたらこの少女の耳にも入ってるかもしれない)

そんな感想聞きたいわけじゃないんだが。
どうせ評価するならこのシュウマイの方にしてくれ。
具材から切り刻んで作ったのは初めてなんだが、そこそこイケると思う。
(エビや貝柱を贅沢に使用し、丁寧に作った渾身の作品である)
(試しに食べてみたら悪くない出来だった。いずれ皮から作ってみようと思う)
……お前自身が悪いモノだろうに。
(永久に座椅子を勧めて、ローテーブルに鳥龍茶の入った湯呑を二人分置く)
(落ちつきない様子の永久が、涎を垂らさんばかりにシュウマイを凝視している)
これだけあって足りないのか。あー、もう一回蒸すかな。
蒸した野菜とか試してみるか。アレ栄養が抜けないからいいんだってさ。
(年頃の少女は意外と食欲旺盛である。彼女しかり、隙屋量子しかり、久遠ゆりかしかり)
(一番ダイエットなどを気にするのもこの年頃の少女だったはずなのだが……)

……実はお前体調悪くね?
(化粧で誤魔化しているが、顔色が悪い。肌に色艶がない。動作にキレがない)
(対面して感じる精気がいつもより薄い。以上のことから察するに彼女は体調が悪い)
481奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 20:33:21 ID:PwLw6cSS
――この街じゃ、よくあること………ですよね。
運が悪い。ただそれだけ、それだけなのに、あんなことになって…………ほんとに惜しいですよね。
(直接かかわることはなかった一軒ではあるが、それによって起きた事柄
 人心を惑わす妖気のパターンなどは学習し、対策を取らねばならなかった。
 ゆえに、簡単なことの顛末などはこちらの耳にも入っていた。)
よし、ですから。ここは拓兎が覚えるべきでしょう!
私できないことはないけれど、中華とロールキャベツだけは作れないので!!

むぅ…………とても色がいいです。シュウマイって水足りないと皮が固くなっちゃうんですよねぇ。
変な風に戻ってるのか何か知りませんけれど。カピカピと言いますか……そんな感じで。
拓兎のはそんなこともなくーね?
(蒸籠にかけたときの香りも程よく詰まっていて、嗅覚も刺激する。
 早速ひとつ、まずはそのまま食べてみる――外が程よく詰まった肉汁が口の中でしみだす。
 アツアツのそれを口の中でさましながら、飲み込んで)
ん、おいひいです………いえ、ほら。夜に大量消費しますから…………
(とはいっても最近はデスクワークがほとんどで、現場にでることなどめったにないのだが。
 でもお腹は空くものである。少しばかりおなかが心配になってくるが――きっと大丈夫。)

…………何のことでしょうか?
(首をかしげて、笑顔を作る目元がわずかにピクリと動いて)
体調は平気ですよぅ、きっとここまで全力疾走してきましたからその所為だと思います。決して私自身が悪いものだとか。
体調不良とかじゃないと思いますっ。
(顔のあたりを見られてるとなると、顔色で気づかれた?いや、化粧してるからそれはないはずだし
 時計を見れば全力疾走してきた割に、時間がかかってる気がするけれども、準備には時間がかかったとかかもしれないし。)
ええと、寝不足?それが一番近い気がします。
ほら、いろいろありますんでちゃんと当主としてやってるんですよ私、拓兎。あれですか、心配してくれちゃってますか?
(声のトーンをいくらかあげて、元気な自分をアピールする。
 なんとなく、当主として動いた結果で体の調子が悪いことは悟られたくない……悪戯っぽく笑って
 逆に拓兎の表情を窺うようにして――)
482紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 20:57:31 ID:QU2JJDQd
まーあ、俺がやったことが原因かも知れないけど。
直接的な原因じゃなくても、遠因ではあるかも知れないしな。
(運が悪かったと言えばそれまでだが、その件にもやはり人の悪意は介入している)
(虚影会の活動の影響で、人が住むのに相応しくない魔都になりつつあるのは事実だ)
そこはお前、お前が頑張るシーンだろ常考。
(常識で考えて…なんて自分が言うと果てしなく違和感があるけど)

ならねーよ。どうしてそんな風になるんだか。
今日初めて作ったけど、そんな風になってないぞ。
単に蒸す時間、間違えてるんじゃないか?
(一口運んだのを確認してから、自分も小皿のタレを漬けず一口で食べる)
(ハフハフと口の中を軽く火傷させつつ、うん上出来だと自賛する)
……ふーん。
まーあお前の腰回りがどうなっても俺の知ったこっちゃねーけど。
やっぱり括れは大事だよな。あと美脚サイコー。
(適当に言い、醒めた眼差しを永久の顔に向ける)
(もうひとつ、今度は酢醤油を漬けて食べる。これも悪くない出来だった)

寝不足ねぇ……お前は人の上に立つ立場の人間なんだろ。
だったら、体調管理も仕事のひとつだな。もう少し、周囲の人間の使い方覚えろ。
お飾りの当主だから周りを認めさせたいってのは、まーあ、理解するけど。
けど無理して倒れたら、それこそ笑いモノだ。
(この少女の態度は本当にわかりやすい。それとも、単に永久の芸風に慣れただけか)
(しらばっくれてはいるが、痛いとこ突かれた!という顔をしている)
(多分、一人で何でもやろうとしているのだろう。それが責務なら仕方ない。だが、もっと効率のよい)
(やり方もあるだろうし、人に任せられる仕事は任せて切り詰めることも大事なはずだ)

まーあいいか。飯食い終わったらちょっと休め。
どうせ日曜日だし、俺も今日はやることないし


【妙な時間なんだが凍結頼めるか?】
【解凍するなら水曜日と金曜日が都合いいんだけど】
【あと、置きレスもできると思う……多分】
483奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 21:02:08 ID:PwLw6cSS
【凍結了解であります。ほんとに妙な時間ですねぇ。】
【用事なら気を付けてくださいねぇ】

【ええとその両日ならば21時から解凍できると思うので、水曜日の21時を希望します。】
【置きレスの方も了解いたしました!!】
484紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/13(日) 21:04:05 ID:QU2JJDQd
【そもそも開始の時間が妙な時間だったしな】
【ともかく、助かる】

【水曜日か、わかった。その時間に避難所集合な】
【今回は弁当いらないぞ、ロールで食べてるし】

【それじゃあ、また水曜日によろしく】
【お疲れ様】
485奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/13(日) 21:06:05 ID:PwLw6cSS
【では水筒とおやつは忘れずに持っていこうかとおもいます。】
【ってウーロン茶呑んでる?!】

【ハイな、それではまた〜】
【お相手ありがとうございましたっ!お疲れ様ですっ。】
【スレをお返ししますっ。】
486紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/13(日) 21:18:10 ID:7QToH3+S
【瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g とのロール解凍にスレを借りる!】

>>436
まあ、物は言い方という感じではあるが……生きてれば安い、と言っただろう?
俺が生きてて、これを使いこなせれば、それくらいは稼げるという事だ。
…ま、あまり金の話なんてのはするものじゃないな。何でも胡散臭くなる。

………ふむ。
なるほど。
(一応、大体は話に聞いていたが、やはり実際に見てみるのは違う)
(くるくると、まるで見えないチューブを通っているかのように舞い流れる水)
綺麗だな。まだ少々、振り回されている感はあるが。
なかなか頑張っているみたいじゃないか。
(言っている事は、ハッタリという訳ではない。自分流ながら、自分の能力を制しようとしている姿勢が見てとれる)
(そういうのは、嫌いではない)
よし、良いだろう。
(制服の袖を元に戻し、一旦は脱ぎ捨てたコートを肩にかける)
(十メートルほど距離を取って振り向く。体を解すように軽く跳ねたり、肩を回したりして)
(……万一相手が本気、幾分かの殺意があっても、あの能力だ。左腕が生きていれば、負けはしまい)
生憎、こっちはこの腕以外、何も武器がないからな。格闘しかできないぞ。
どうする? タッチで決着とするか? それとも、組み付いてオトす寸前までやるか?
…顔は傷つけないから安心しろ。顔はな。
(そこまで言うと、構えを取った。肩幅と同じくらいに足を開き、若干左足を後ろに)
(両腕は特に構えず、じっと愛華を見据える)


【こんな感じだ。それでは今夜も、よろしく頼む】
【また何かあれば、遠慮なく言ってくれ】
487瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/13(日) 21:42:26 ID:h17DZc1f
と言うことは、それが先輩の"お仕事"の商売道具だとー………、
(異形狩りか何かなのか、組織所属で〜と言った事も十分想像できる)
(しかし、そのことについては話さないというより"話したくない"気配が伺える)
(なのでこれ以上突っ込んだことは後に回そうと思った)

まあ、これはあくまで人に見せるときのデモンストレーションみたいなものですけどー………、
(綺麗と言われて思わず照れつつ、真向かいにしっかりと対峙して)
………そうですねー、
それでは、タッチでの決着でお願いしたいと思いますー
(そうして鞭を先端から地に下ろし、右手を後ろに回して攻撃の構えを取る)
あまり近接戦は得意じゃありませんが、本気で狙わせてもらいますっ!
(目つきが変わる、優しいばかりの目は鋭さを増していく)
(先輩をじっと見据え、その動きを見逃さないように)


【お待たせしましたー】
【では改めて、今夜もよろしくお願いしますねー】
488紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/13(日) 21:55:05 ID:7QToH3+S
よし。
(愛華の構えを見て、左手にコートを持つ)
(地面は硬い土。応用は効かないが、足場は確りとしているのはやりやすくて良い)
(近接戦は得意ではない、か。確かに、それほど運動しているようには見えないしな)
(…となれば余計に、負ける訳には行かない。自分は、近接戦こそが本分なのだから)

(戦法と言えるほど立派なものでもないが、勝つための道も作り出した)
(後は走り出すのみ)
……行くぞ。
(静かに告げると同時、姿勢を低くして、地を蹴る音)
(速度こそさほどでもないが、それは相手の動きに対応しやすくするように、という考えあっての事でもある)
(その走る方向は真っ直ぐではなく、紫から見て右側、愛華からすれば、水鞭を持たない左手の側に僅かばかり寄っていた)
489瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/13(日) 22:08:52 ID:h17DZc1f
………んっ、
(当然といえば当然だが、先輩は何も構えぬ左手側に寄って向かってくる)
(対し自分は左手を広げて、こちらもまた後ろに構える)

………たあっ!
(やや後退気味に右手に構えた鞭を先輩の後方に回し、包囲に掛かる)
(先端からおよそ2m程が先輩の隣を進み、そのまま後方でしなり、先輩側の右後ろから取り囲み始め)
(自身の左手はまだ後ろに構えたままで動きを隠している)
…………
(向かってくる先輩から少しずつ後退して、距離を測り先輩の動向を探る)
490紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/13(日) 22:19:33 ID:7QToH3+S
(こちらに伸びてきた鞭は、しかしながら直接打つではなく、後ろに回った)
(直接傷つけるような行為は慎んでいるのか、一発を大切にする性格なのか)
(空いている左手がどのような動きを見せるかも気になるが)
……仕掛けるぞ。
(次の行動へ進む)

(あともう大幅で三、四歩か、という所でがっと足を踏み込み、動きを急停止)
(それと同時に、左手に持っていたコートを、投げる)
(投げると言うより、放り投げると言うのが正確か)
(左手を離れたコートは緩やかな弧を描き、愛華の頭に被さるだろう)
(更に投げた直後、踏み込んだ足を跳ねるように伸ばし、跳躍)
(低姿勢からの上方への動きで、水鞭の動きを撹乱する狙い)

(そしてそのまま駆け抜ければ、空いた左手は愛華の身体に届く筈――!)
491瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/13(日) 22:36:42 ID:h17DZc1f
……どうぞ、お好きなように…っ、
(水鞭の動きには動じない、ならばこのまま先輩を水鞭で縛るのみ)
(そのまま先輩を縛り上げるべく、水鞭はいよいよ先輩に迫ろうとしたそのとき)

………目くらまし…っ!?
(目前で先輩は急停止し、コートを被せてきた)
(しかし、これで動じることは無く、先輩からはむしろコートが死角となって見えない筈)
("水鞭"は後ろから先輩を取り囲む動きをみせて変わりなし)
(しかし、コートの裏では左手をやや前に出しスナップさせて"水鞭"よりさらに並みの人には見えにくく細い)
(力を凝縮させた"水糸"が後退した分仕掛けられていた)
………っ、
(先輩はおそらく上から飛び掛ってくる、ならば、わたしは下から狙うのみ―――)

(そして、"水糸"は地を龍の様に飛び上がり、下から先輩に襲い掛かる)
(目の前のコートが自らに覆いかぶさる前に"水糸"の航跡に準じ、Nの字を書いてコートを切り裂き)
(数秒後、切っ先は既に先輩の"商売道具"を捕らえ、絡みついた)
492紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/13(日) 22:55:07 ID:7QToH3+S
……!
(投げたコートが、切り裂かれる。見れば、夕陽を反射して微かに煌く糸が走っていた)
そんな事もできるか!
(なかなかの攻撃力。動きからして、左手から引いていた物か)
(となればその動きからして、次に狙われるのは……)
……こう、だ。
(走りながら、右腕を意識して寄せる)
(完全に水糸から逃れる事はできなかった、が、事実上は逃れたも同然である)
(その糸が絡んだのは、鉄の手であり)
貰った……!
(その手首は、外れて伸びる。十メートルほど)

(距離にして、僅かに一メートルか、それにも足らないか)
(あと一歩を踏み出しながら手を伸ばせば、届かなければおかしい距離)
(残る左手が広げられ、左腕が伸ばされ、愛華の身体に迫る――)

【次に決定的な事がなければ決着するぞ、っと】
493瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/13(日) 23:09:50 ID:h17DZc1f
……………く…っ、
(確かに"水糸"は目的としていた"商売道具"に絡みついた)
(しかし、義手は外れて伸び、かなり先に引っ張られる)

(水糸は切れ、いや、切らして自らの左手を先輩に向かって構えなおし)
(身長大の"水壁"を作り出す)
…………、
(水壁に先輩を衝突させて、勢いを殺し、その隙に水鞭が先輩を縛り上げる)
(伸ばされた腕に身を引いて交わそうとする仕草を取りつつ)
(後方に残されていた水鞭が、地に着いた先輩の身動きを捕らえに掛かる)

(水鞭は先輩に追いつき胴体を腕と共に縛り上げようとするが―――)


【了解ですっ】
494紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/13(日) 23:22:11 ID:7QToH3+S
……っぶ!?
(ゴールを目前にして、出現した水の壁。これも能力の内か)
(だがここまで来て、この程度で怯む訳にもいかない。背後から迫っているであろう水鞭の事もある)
(鼻から大きく空気を出しつつ踏み込み抜けて)
(伸ばした手は、下から半ば叩きつけるような動きで、愛華の体に……届いた)
(タッチした)
(胸に)

(刹那の間に、未だ見ぬ未来への想いが心中を過ぎり)
―ッ!
(勢いのまま、愛華の横を走り抜ける)
(これはAですか? はい、今後に期待です)

……っは、ふ、ふ……っ。
(短く息を吸い、吐き、呼吸を手短に整えて)
よし、勝った。俺の勝ちだ。
先輩としての立場を何とか守りきれた……だろうか。だろうな。
(ずるずると、気だるげにワイヤーで繋がった右手首を巻き上げ回収しつつ)
(反対の腕で、濡れた顔を拭った)
495瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/13(日) 23:40:58 ID:h17DZc1f
………んっ―――!
(水鞭で先輩を縛り上げる前に、タッチを受けた)
(これ即ち、自らの敗北を意味する出来事なのだが………)

(見る間に顔を赤らめる)
(その間先輩はすぐ横を過ぎ去り、そして静止する)
うーー………っ、
(既に力を解き、自らの目の前は水跡で湿っている)
(そんな中、少女は一人腕を抱えて先輩から顔をそむけ続けている)
(まさかよりにも寄ってタッチを受けたのが胸元とは)

………確かに、私の負けではありますけどー………っ、
(ようやく振り向き、胸を庇って腕をクロスさせたまま睨み付ける)
(顔はさっきよりは血の気は引いたが、やはり少し赤みが残っている)
496紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/13(日) 23:53:19 ID:7QToH3+S
……ん?
(濡れた制服の様子を確かめつつ、刺すような視線を感じて振り返れば)
(まさしく、まさしく突き刺さんばかりの視線を送ってくる双眸)
………ハハハ、どうした?
(その声色、表情は、どことなく朗らかで)
(その気色の原因は、果たして後輩への勝利によるものだけか、それとも他の要素が絡んでいるのか)
(神のみぞ知る所である)

もしかして、触られた所を気にしているのか。
(少しだけ真面目な様子になり、裂かれたコートを拾いに行く)
まあ、しかし…実際他に、どこを触れという話だ。あの状況で。
目鼻がある顔は危ない。腹もダメージがでかいし。
まあ、俺としては胸ではなく脇から背中を狙ったんだがな。
(効果的な嘘とは、多量の真実に混ぜる小さな嘘である)
悪い、悪い。
(軽薄ながらも頭を下げつつ謝って見せた)

いや、しかし…思ったよりも良く使えてるじゃないか、能力。
接近戦は苦手だと言っていたが、咄嗟の判断はなかなかの物だし。精度も良い。
あとは、能力自体を鍛えて行く事だな。
それこそ例えば、例の水壁でもっと俺の事を減速できれば、俺は捕まっていただろうし。
497瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/14(月) 00:08:03 ID:Rv48kVsM
……………ううっ、
(確かに言われてみれば胸が一番安全だったろう)
(仕方ない、仕方はないのだが何故か精神的に納得できない)
(それに、笑っていた原因は"勝ったから"のみでは無い様な気がしてならなかった)
………次は、こうはいきませんからっ!!!
(結局言い負かされた形で黙り、悔し紛れながら一言だけ言い放って勝負は終わった)

そう、ですかー?
まだまだ思い描いた通りには行きませんし、今日も結局勢いを止められずに終わりましたー
確かに、自分でもまだ能力に先があるとは思いますし、鍛えていければいつかは………とは思ってますー
…………それでも、まだまだ先輩には余裕があるように思えましたー、
とても今のわたしではー………
(ふぅ、とため息をつく)
(結局先輩について得られたことは戦いのスタイル以外に無かったわけだが)
(今日の実戦訓練(?)は自分の実力を知るいい機会になった)
(制服の汚れを軽く叩いて落とし、改めて先輩を見て)
498紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/14(月) 00:17:02 ID:61qNPJ4P
ああ、そうだ。お前はまだ若いしな。
…って、まあ、俺もまだ若いんだが。
ただ、お前くらいだと……あー………
(かりかりと鉄の指で側頭を掻き、少しばかり言葉を選ぶ)
……身体的な成長に伴って、そういう能力が強まる事も、ままある事だ。
(さすがに「性徴」という言葉を使うのははばかられたらしい)
弛まず鍛錬を重ねるんだな。
俺は…能力のベクトルが違うし、一概に目標を定める事はない。
自分が得意な事を伸ばして、脇が甘いと思ったら忘れず締める。
そういう事を繰り返して、少しずつ前進できれば良いんだ。
(その口調は、教え諭すように、落ち着いた物であった)
…………ちなみにこの濡れた服、お前の能力で水分抽出したりできないのか。
(そしてその口調は、そこまでであった)

しかし、いつかは…か。
鍛えて、強くなって……それで、どうするつもりだ。
何か目標でもあるのか?
499瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/14(月) 00:37:08 ID:Rv48kVsM
…………はい、
(若いといわれて、先輩もさほど変わらないと突っ込みそうになったが)
(それはなんとか抑えて、おとなしく先輩の言葉を聞き入れる)
(さすがに"先輩"なだけの事はある、人生…そして"夜の世界"の―――)

………できない事も無いですけど、今日はもう疲れましたっ!
(今でも"力"を使ってそれが出来ないわけではない)
(しかし、体力を消耗し力が制御しきれるとは限らなかったし)
(なにより、"胸に触られて負けた"のが悔しい、少しばかりの反抗のつもりであった)

わたしは………、同じように"力"を持って困っている人を助けていければと思いますー、
それには、自分の力を知らなくてはいけませんし、沢山の先輩方に出会わなければいけません
今日も………、先輩と出会えて、とても有意義な時間を過ごせましたっ♪
(向ける表情は満面の笑顔)
(自分の力でびしょびしょになり困る様子の先輩を屈託のない笑顔で眺めて)


【そろそろ〆になりそうですがー、】
【他にやりたいことなどは残ってませんでしょうかー???】
500紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/14(月) 00:52:22 ID:61qNPJ4P
……ッチ。
(果たしてその「疲れた」は本当なのか、どうか。自分には判断のつかない事だが)
(まあ、いい。幸いこの公園には池らしいものもある)
(不審な目を向けられても、説明できない事はないだろう)

…そうか。
(他人を助け、自分を知る。善的な奴)
(満面の笑顔を向けられ、苦笑にも近い微笑を返す)
まあ、良いんじゃないか。ステージを移しただけで、やっている事は普通の人生と殆ど変わらないしな。
ただ、忘れるなよ。普通の人生と違って、失敗すれば簡単に終わる世界だ。
(表情を引き締め、鋭く言葉を重ねる)
少しでもマズいと思ったら、逃げろ。他人より何より自分の保身を考えろ。
逃げない勇気より逃げる勇気だ。生きてれば何でもできる。が、死んだら何もできないからな。
…………あとは、他人を信じ過ぎない事、他人に関する情報更新を躊躇わない事だ。
(ふ、と視線を逸らすと、そのまま愛華に背を向けて)
ここはそういう世界、だからな。
(そう言うと、濡れた身体を暖めるように撫でつつ、その場を立ち去っていく)

【では、俺はこんな感じで】
【これか、あるいは次のお前のレスの返しで〆としようか】
501瑞谷 愛華 ◆kO59iqwB7g :2011/02/14(月) 01:06:44 ID:0WD5tBsd
…わかってます、他の先輩方も言ってましたし死ぬつもりはありません、
それに………まだまだ中学1年なのにそんな事になったら勿体無いじゃないですかっ!
(まだまだ自分は死ぬつもりは無い、先輩からも厳命されている事だし、自分も未熟な分気をつけている)
(ただ、自分でもまだまだカッとなってしまう事があったりするので、本当に守りきれるとは言い切れずに)

………"夜"はまだまだ奥が深いですー、
(呟きつつも、去っていく先輩を眺め見送って)
…今日は、本当にありがとうございましたー
(聞こえない程度の声でお礼を述べ、呟きながら頭を下げる)
(機会があればまた、情報交換が出来ればいいなと思いつつ、空に残る日も僅かな公園を後にした)


【それでは、これでわたしは〆にいたしますー】
【ここまでお付き合いありがとうございましたー(礼っ)】

【機会があれば、またお相手していただければ幸いですー♪】
502名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 01:09:27 ID:l7XsOppM
503紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/14(月) 01:12:30 ID:6T0b4zB5
【うむ、確認した。綺麗に〆られたし、ここまでとしよう】
【こちらこそ、俺の事情で二回凍結挟んで付き合ってくれてありがとうだ。楽しかった】
【また機会があれば、是非頼む】
【それでは、おやすみ。ゆっくり休め】


【以上で、スレを返す】
504奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/14(月) 19:57:24 ID:x3ALx/hJ
【置きレスにお借りしますっ!】

全部が全部虚影会のせいってわけでもないんですけれどね……
ただ、それをそのままでいいと思っている人だけがいるわけでもないですし、問題はないかと思います。
(確かにそれをやった者たちは許せない、が。報復をしたところで、裁いたところで何が良くなるわけでもない。
 加害側がもう被害を出さないように対応するしかない。それが≪奏≫としての在り方だから。
 そのための手段を模索して、安易に命が失われることがないようにするほかない。)
………中華とロールキャベツはだめなんですってば。
食べてみますか?なんなら今から作りましょうか?責任もって拓兎が処理してくださいよ?
(じっと拓兎を睨むように見つつ、再びシュウマイを口の中に入れる――うん、少なくとも私ではこうならない。)

…………。
…………失礼します。浴室をお借りしますっ!
(その一言を聞くとガタンと立ち上がり、身をひるがえす。目指すは鏡のある部屋で、衣服をまくれる部屋だ。
 そのままつかつかと浴室に引っこんでいき、数分後に戻ってきて――)
い、今………ちょうどミニです。ど………どうでしょうか?
(浴室に引っこんでやったことは、自己観察。お腹周りと足回り………自己評価じゃ、それなりについてるものはついている。
 いや、つくべきものだからきっと大丈夫なはず、別にたるんだりとかしてないし、これでもきっと………などと考えながらぷにぷにと
 した結果、拓兎に見せてみようということで。)
大丈夫…………ですよ、ね?
(胸元を腕で覆いながら、ウエストからヒップラインを強調するようにしなを作り。
 震脚やその他移動技術を生み出す脚を見せるようにポーズをとって見せて……)

(言うことはもっともだし、それをしない、できない理由も見事に言い当てられた。言うことは
 「自分が当主として動くのに納得いってないものの方が多いから、そんなこと言われても人手が足りない」だろうか。
 うん、情けないから言わない。)
(それに直接の体調不良の原因は"水谷の蛟竜"に体内の水分を奪われたこと
 どういうわけか奏鬼眼の使い勝手が悪くなってきていることが原因なのだ――言い出せるはずがない。
 眉間にしわを寄せながら、ふぅっとため息を吐く。)
…………はぁい、大丈夫、なのにな。あ、拓兎がちゅーしてくれたら治るやも?
(そんなことを呟きながらからしをつけてシュウマイを楽しみ、酢醤油を付けたところでひび割れた唇が少しだけしみた)

そだ、ホントは好みとか聞いておきたかったけれど忙しくて中々会えませんでしたし。
なんかいま、このタイミングで渡すのが美しいと神様が言っていますので、ハイ。
(ポーチからB6用紙くらいのサイズの箱を取り出すと、拓兎に手渡す。
 中身はトリュフチョコレート、それが12個ほど。箱の中に並べられている。バレンタインの手作りチョコというやつだ。)
ええと………ブランデーとか苦手じゃないよね?ちょっと入れてみて美味しかったから入れちゃってるけれど。
他は普通のミルクチョコレートだから、ガナッシュもコーティングもっ!ココアパウダーも普通です。

【拓兎に置きレスでありますっ!!】
【しつれいしました〜】
505名無しさん@ピンキー:2011/02/14(月) 20:26:27 ID:l7XsOppM
505
506紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/14(月) 23:14:45 ID:Gy1cXV9Q
>>504

全部ではない。だが無関係でもない。
この街はそもそもその手の存在が多いからな。
だからこの街から始めたんだろうが……
(彼とて日本各地を巡ったわけではないが、それでもこの街の異様さは理解している)
(普段こうして暮している分には気づかないが、夜ともなれば悪鬼悪霊が跳梁跋扈する)
(魔界と化す。妖魔や邪霊の存在が表沙汰になってないのが不思議なくらいだ)
(だからこそ――この街から堕とす計画が練られたのだ)
材料がもうないっつーの。苦手なら練習して来い。
そうでなきゃ得意料理に磨きをかけろ。それなら食ってやるさ。
(面白くもなさそうに言って、こちらももう一口食べる)
(エビがプリプリして、噛むたびに肉汁が口の中に溢れだす)

………。
(毎度のことながら唐突な女だった。他人の考えてる事などわからないが、奏永久に関して言えば)
(更にわからない。一体どんな事情が彼女にこの行動を取らせたのか)
(そして数分後、そろそろシュウマイが冷めるんじゃね?と心配した時戻って来る)
(そして暗黒舞踊だかなんだか意味不明なクネクネを披露する)
(腰や脚に注目しろと言われてるのは何とかわかった)
俺からのコメントはみっつ。
ひとつ。俺の部屋でバタバタ騒ぐな。
ひとつ。着席して静かに食べろ。
ひとつ。医者へ行け。できれば精神科の方に。
(女性の艶めかしい肢体を見て内側から湧きあがる何かが皆無なわけではないのだが)
(奏永久にその手の感情を抱いたことは殆どない。むしろ接触が多いので慣れてしまった)

俺の唾液にそんな力はないよ。血なら別かも知れないが、な。
(眉間に皺を寄せつつ妙な事を口走る彼女に、律義にツッコミを入れておく)
(どうでもいい事ばかり言うくせに、大事な事は言わない。弱味は見せない)
(お飾りでも当主なんて肩書きに縛られている証拠だろう)
何にしろ、当主なんて肩書き必要なかったかもな、キミには。
(それでも、存在を疎まれた彼女には肩書きだけでも必要だったのだろう)
(彼女もまた、強く、弱い生き物だった。その事を、今悟った)


……今日作る予定だったんだが……先越されたな。
(ポーチの中から取り出された箱に、ぽつりと呟く)
(バレンタインデーは彼にとって誰かにチョコを贈る日であって貰う日ではない)
(しかも今年はラム酒を使ったトリュフチョコレートを作る予定で、材料も買いこんである)
(先にこんなものを出されたら、作る気力が失せてしまう。なんともタイミングが悪かった)
ま…貰っておくよ。ありがとな。
お返しは明日渡す。チョコレートだけどな。
(それでも礼儀を守ってお礼を言う。そもそも最初から渡す面子には奏永久は入っていた)
(隙屋量子、久遠ゆりか、そして彼女。最低でも三人には渡す予定だった)
(できれば兵部晶にも久遠ゆりか経由で、尚且つ匿名希望で渡してもらうつもりだった)
(ちなみに何故だか《魔女》アンジェラ・『ウィーク』・トルーマンにも渡そうか、なんて一瞬考えた)
(即座にその案を破棄したものの、何故だか材料は五人分作っても大丈夫なくらい用意してある)

【置きレスにお借りしましたっと】
507伊田満 ◆JOEATxYv1A :2011/02/14(月) 23:30:04 ID:zcYCg1u+
【名前】カタナシ
【本名】伊田 満 (イダ ミツル)
【年齢】17歳
【性別】男?
【体長】1〜200cm(175cm)
【容貌】
妖魔形態:もはや人としての原型を留めていない、もはや肉体のほぼ全てが黒いヘドロ状の物体。
     何処から拾ってきたのか、常に白地の仮面を被る。
人間形態:ヘアスタイルなど特に考慮していないようなボサボサの黒髪を持つ通行人A。
     以前とは違いちょっとパンダ目気味なのが気になるご様子。
【能力】名称『ジョーズ』
自身の体と、それに直接触れた固体・液体に対して『口』を憑ける能力。
本体が『口』を操作できるものの、その『口』が何処に繋がっているかは謎。
無機質に憑けた場合射程距離は少し成長して半径20b程、
ただし、生命体に憑いた場合は対象のエネルギーを吸収して活動する為その限りではない。
裂傷等の外傷に対しては、傷口を『口』と化す事によってダメージを軽減する事が可能。
最近、成長して『口』の形状を自身で決められるようになったらしい。

そのヘドロ状の肉体は、体内を含めた、自身の腕が届く程度の範囲まではある程度操れる為、
壁にへばりつく、下水移動など更に人間離れした行動が可能。
また、肉体を動物の屍に流し込む事により操作・ある程度の加工が可能。
『口』の中では蟲型の妖魔を飼育しており、自らの戦術に利用する。

【希望】戦闘
【NG】汚いもの
【弱点】破魔・氷結・電撃に弱い。仮面を破壊されると一部の感覚が無くなる。
【備考】
[妖魔形態]
人を信じる事が出来なかった、ある能力者の成れの果て。
自我を失い、主に路地裏、郊外の不法投棄されたゴミの山に出没し、気ままに退魔師や低級妖魔を貪る日々を送っていた。
顔につけている仮面は『異能者の魂を記録する』という目的の為に作られた人工妖魔であり、
基本的に『カタナシ』としての意思は、この仮面によって決定されている。
その思考は人間とは離れており、行動原理は色々と不明な点が多い。

[人間形態]
『伊達三月』への執着の為、妖魔と成り果てたその一部が分離独立、学園生活に復帰した姿。
正体が露見する事を恐れている点、また元々無気力な性質もあって、積極的に人とは関わろうと馳せず、事勿れ主義。
しかしその本質は妖魔であるが為、邪魔者に対しては冷酷・残虐な一面を見せる。
また、『御木本正太郎』と同じクラスでもある。学年は高校二年。

【うーん、もうすぐ新スレの予感がするけれど…】
【とりあえずプロフィールを投下落ち、と。】
508名無しさん@ピンキー:2011/02/15(火) 06:54:14 ID:TAnVfyGW
イラネ
509奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/15(火) 20:54:06 ID:hPg8VGyd
【置きレスにお借りしますっ】

>>506
無関係だなんて一言も言ってません、それにその手のものが多いからこそ
それに対する対策を練る者も大勢いるんじゃないですか。
(そのほとんどが、自分を含んでとある学園にかかわっていることがアレだが。
 とにかく、大勢のものが組織だってこの街の「夜」を解明しようとしている。利用しようとしている。
 だから日の下を歩いていける人たちが存在している――)
………私は、≪虚影会≫にばかり気を取られて、変な横槍入れられて、拓兎がどうにかなっちゃうのが
嫌なだけです…………それに、そんなことばかり言って――償う気でも起きたんですか?
(前言撤回するなんてことはしないのかもしれない、するのかもしれない。――多分、こんな懺悔のようなことでも言わないと
 気が済まないのだろうとか勝手に解釈しておくことにする。)
…………かっこつけちゃって。ちなみに、中華は油いっぱい使って太りそうなので練習は拒否します。
(なんかコリコリしたのは筍かなー、それとも時期的には軟骨かなーなどと考えながら
 シュウマイを噛み、嚥下して。)

む、むぅ〜…………――
(大変常識的なコメントの数々になすすべなく、膝を抱えるようにして座ると
 膝からふくらはぎのラインやら、太腿のあたりの肉付きを確認して
 結構ついてはいるけど張はあるよねぇ――とか考えてしきりに唸り……)
……言ってみただけです――か、ら…………
(そんな真面目なコメントはいりません、と続けようとしたところでその言葉を聞いて
 いくらか表情を沈ませて………)
…………それでも、私は諦めたくなかったんです。だって、そうしないと不幸になるのは私じゃないから。
私のせいで、私のために頑張ってきてくれてたお兄ちゃんが不幸な目に合うから。
だから私は、諦めないし強くあらなきゃいけないんです。
(そう言ってから沈んだ表情を無理やり笑みに変えて――)
…………大丈夫です、諦めなければきっと何とかなりますから。これまでも、何とかしてきましたから。
(それでもいつでも自分一人の力では何もできなかった。
 いつも誰かがいてくれたおかげで、誰かを助けたいために何とか諦めずにやってこれた。
 他人に依存しなければ何もできない自分はやはり――生まれてくるべきではなかったのだろうか?)

…………ぁ、う、うん
(そんなことを考えている間に何かを聞きのがした。
 「お返し」という単語が理解できなくて、その次の単語でやっとおああ、チョコあげたんだっけという
 思考にたどり着くことができて)
ん、楽しみにしてる。
(らしくないなぁ、と自嘲気味に笑みを向けるのだった)

【お邪魔しました〜】
510アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/15(火) 21:22:39 ID:56cKF7nK
【待機させていただきます。プロフィールは>>119です】
511アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/15(火) 22:02:51 ID:56cKF7nK
【待機解除します】
512迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/15(火) 22:39:35 ID:fsxpBAZr
【ロールにお借りします】
513伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/15(火) 22:41:52 ID:Um5BrF5Q
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1292900660/770の続きです
ん…あ……?
(自分で最も恥ずかしい背徳の穴と肉の突起を刺激して)
(恋人によって彼にささげたメス穴を愛撫され、そのすべてを彼の目に晒して)
(あられもなく絶頂を極めた後、朦朧とする視界に恋人の指が映る)
(まさに今、彼があふれさせた淫靡な粘液を纏った指先)
あ、いや…っ!

(その指を捕らえようと手を伸ばしたけれど、あっさりと交わされて)
(彼はその手で己自身をしごきはじめる)
(キリキリと天を突くほどにそりかえる雄を見つめて、思わず喉を鳴らしてしまう)
………。

それ…は……私の……中に……
(ためらいがちにそんな曖昧な事を言ってみる。もちろん彼はそれで納得するはずがなく)
わたしの……この……
(膝を割って自分の体に引き付け、大きくM字に開脚する)
(外側から両手で自分の尻肉を掴んで、さらに大きく広げ、紅色に膨らんだバラの蕾を突きだして)
この、いやらしいお尻に……自分でいじくって発情してしまったお尻の穴を
直さんで一杯にしてください……

【改めましてこんばんは】
【今夜はいきなりこんな恰好で失礼いたします…(汗】
【どうぞ今夜もよろしくお願いいたします】
514迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/15(火) 23:09:06 ID:fsxpBAZr
ん…よくできました…
(全てを捧げる津綺子の格好、可憐な唇から溢れる卑猥なおねだり。自分がそうさせているのだけれども)
(こちらが期待した以上の成果の褒美は、この場にはあまり似つかわしくない優しい微笑み)

しっかりエッチなお尻の穴になってる…これなら、大丈夫だね
(こちらに突き出された菊門に指を這わせ、ほぐれ具合を確認する)
(皺をのばされわずかに口を開けたように見えるそこは、事前の自慰ですっかりと発情し、性器として目覚めているようで)
(そっと触れただけでもチュウチュウと吸い付くようにすぼまり、蠢く)

じゃあ、入れちゃうよ…力を抜いて…いくよ…
(体を折り畳み上向き加減のヒップにのし掛かるようにして下半身を押しつけ)
(恋人が噴き出した愛液を塗りつけテラテラと光る先端をすぼまりの中心に向けて体重をかけていく)

ん、く……津綺子……
(大きく膨らんだカリが小さなバラ色の門をこじ開けようとめり込んでいく)
(準備したとは言えきつく締まっている括約筋を引き裂かんばかりに押し広げて…)

【うん、まぁ、話の流れだから仕方ないよね】
【で、こちらからはこんな感じで】
【では、今夜もよろしくお願いします】


515伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/15(火) 23:21:53 ID:Um5BrF5Q
ふぅ…う……んっ……!
(締まり具合は女性の部分の比ではなく、本当に力を抜いていなければ入るものではないのだけれど)
(いつもそこへ先端が押し付けられると、きゅっと引き締めてしまう)
はあ…ん…っ……おおきい…っ……直さんの……おっきくて……っ…
(鈴口からぬめりが分泌され、尻穴を潤すと、そのまま押し広げようとする)
(求める余りきつく締まってしまうのは、その前の門と同じで)
やあああぁぁ───…っ!

そんなに広げないでぇぇっ!お尻、裂けちゃう、そんなの入れたら、あ、ああぁ、あぁぁっ…!
(メリメリと音がするほどの力ですぼまる菊の中心を押し広げ)
(膨らみきった亀頭が引き締まる肉の中心へと押し込まれる)
ひああぁぁ──っ!入ってくるぅぅぅ──っ!直さんのえっちなおちんちん、お尻に入れられてるぅぅっ!
(一番狭いところを、一番広がった部分が無理やり通過する)
(するとふんわりした腸壁がぴったり吸いつくように亀頭をもてなして)
516迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/15(火) 23:48:35 ID:fsxpBAZr
ん、あ、くぅ……っ!!
入っちゃった…津綺子のお尻の穴に、突っ込んでる…
(ズブリ、と大きく張り出したエラが内側に呑み込まれると、そのままの勢いで茎の半ばまでが埋まって)
(柔らかく吸い付く内膜に迎えられながら、すぼまりにキツく締め付けられる)

大丈夫?動くよ…津綺子のお尻マンコ、ズボズボしちゃうからね
可愛い声、たくさん聞かせて…
(何かが吹っ切れたように悲鳴にも似た大きな声で喘ぐ恋人に被虐心が刺激される)
(津綺子を気遣う声をかけながらも一切の容赦なく、菊の入口をめくり返すように腰を引き、亀頭で腸壁を削るように押し込む)
(肉の粘膜にピッタリと包まれる先端と、ギチギチと千切られそうなほどに締め付けられる根本とのギャップに大きな快感を引き出されながら)

ここ、津綺子の大好きなところ…お尻でするときは、ここがいいんだよね?
(反り返り壁を抉る肉槍の穂先が薄い膜を隔てた先にある津綺子の子宮を捉えると)
(普通の交わりではあり得ない角度で、そこを押し潰す)
517伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/16(水) 00:03:05 ID:HwtPY40d
ひゃああんっ!あひ……っ!ひあ…あぁんっ
直さんのおちんちん、太すぎぃぃっっ! お尻こわれちゃう、あぁぅ…っ!
(長いストロークで容赦なく腸壁を責め立てられる)
(押し込まれる時の、息苦しいほどの圧迫感と、引き抜かれる時の得も言われぬ爽快感)
(それらが、腰骨を蕩かせてしまいそうなほど)

すごい、お尻セックス、すごいですぅぅっ!
お尻ズボズボ、気持いいっ…直さんのゴツゴツおチンポで、お尻かき回されて
感じますぅ…っ!お尻いぃですぅぅぅっ!
(イヤイヤをするように首を振りたて、喉の奥からヨガリ声を上げ続けて)

あふぅぅっ!子宮ゴツンゴツンしちゃいやああああっ!
そんなに気持よくしないでぇぇえっっ
(メス穴からは絶えず熱い何かがほとばしって)
(それがお尻まで滴ると恋人の根元をよごし、たっぷりと熱い何かを塗りつけることになる)
518迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/16(水) 00:29:40 ID:P97gHUST
じゃあ、壊れちゃおう…津綺子は気持ちよくなることだけ考えていればいいからね
あぁ、おマンコはもう壊れちゃったかな?ズボズボするたびにエッチなお汁が噴き出して、シーツまでグショグショになってるよ
でも、気にしないで何回でもイって…津綺子のアヘ顔見ながら、最後にお尻の中に出してあげるから
(突くたびに噴き出す蜜に下腹部を濡らして、谷間に沿って滴った汁がますます滑りをよくして)
(恋人の排泄器を犯すピストン運動がよりスムーズに、リズミカルに、腸内の快感ポイントを刺激する)

ほら、こうすれば、もう何も考えられなくなるよ
(恋人の手で広げられた股間に目をうつせば、そこには寂しそうに虚しく蜜を吐き出す女性器)
(その上端に備わった肉の芽をほじくり出し指二本で摘まみしごきあげる)
519伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/16(水) 00:45:37 ID:HwtPY40d
あぁんっ……ご、ごめんなさいぃ…う、あぁっ……あふぅんっ…
えっちなお汁、とまらないのぉ……はしたないおマンコ、垂れ流しになって…ぇ……っ
(羞恥心の最後のひとかけらまで、甘い快楽の波に溶け去ってしまって)
(後は恋人に淫らな本性をそのままさらけ出す)

うあっ…ああんっ…お尻も、直さんの…なの…っ……
お腹の中全部、直さんのせーしでいっぱいにして……はぁ、あぁ…
精液欲しい……お尻に一杯だして……お尻まで真っ白にしてぇ……
(体を3つに折りたたむような窮屈な姿勢のまま、全身を揺するようにして)
(もっと強く、もっと深く恋人を感じようと、ただセックスのことで頭がいっぱいで)

ひゃあああんんっ!クリ弄ったらぁ…っ……イっちゃうぅぅ──…っ!
あっ、あぁっ…おマンコ気持よくなるぅっっ!
イキっぱなしのおマンコ、きゅんきゅんするのおおっ…!
(クリトリスをつまみあげられ、たちまち絶頂に達してしまう)
(高い波が引いてゆけば、すぐにもっと高い快感の波に襲われて)
(ひきつけた両ひざの間から窮屈そうに乳房がはみ出し)
(乳首は卑猥な形に尖って、クリトリスに連動する)

お尻イクぅぅっ……お尻セックスして、イっちゃいますぅぅ──…!

(喉を反らせ、トプリと一際熱い粘液を吐き出すと、体の中から不規則な痙攣が湧きあがって)
直さん、一緒に、直さんも一緒に出して…一人にしないで、イイの、もう、イっちゃうのぉぉぉっ!
520迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/16(水) 01:06:25 ID:P97gHUST
津綺子、イっちゃう?イっちゃうんだね?いいよ、俺ももうイくから、一緒にイこう
津綺子のお尻マンコ、せーしで真っ白にしてあげるから、全部受け止めて…っ!!
(言葉だけは冷静に恋人を追い詰めていたが、その実、幾度も放出を我慢しもう限界も近かった)
(津綺子の引き締まった内股が細かく痙攣をはじめ、大きな絶頂が間近なのを知り)

は、く…っ、俺も、もう少し…もうすぐだから…
(絶頂に向けて腰をおくる速度があがっていく)
(押し付けられた腰が上下に激しくほどに、大きく、強く内側を抉り)
(ほじりだしたクリトリスもその形を歪めそうなほどに強く押しつぶしていく)
521伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/16(水) 01:22:09 ID:HwtPY40d
イク、イくの、直さんの……おちんちんで、お尻ズボズボされて、イく…のぉ……っ
(恋人の声は低く、優しく、大人びた響きでこちらを追い詰める)
(喉を張って嬌声を上げ、人が変わったように淫語を喚き散らしながら)
(その優しい甘い響きに胸の奥を締めつけられて)

直さん、欲しいの、直さんの……濃いの、いっぱい欲しいのぉぉ……
(両手で恋人の腕を掴み、すがりつくようにしながら全身を揺すり)
(両膝の間からはみ出す乳房が、ゆがんだ形のまま若い弾力で弾み)
(その振動だけで、乳首がピリピリ感じてしまう)

あふぅぅっっ…!クリがイくぅぅっ……コリコリされてるクリトリス、気持いい…っ!
もう、お尻イク……お尻止まらないの、気持いいの、お尻が…溶けちゃうのおぉぉっ…!
(火が突きそうなほど激しい摩擦に、腸管が痙攣し、ジワリと包み込むように雄幹に吸いつく)
(膣肉よりもはるかに柔らかく伸縮に富んだ粘膜は、ゴムのようにぴっちりと異物を包み込んで)
(やがてすさまじい吸引力が加わっていく)

あ、ああ、あぁぁぁ───………っ

(全身を緊張させた刹那、菊門が雄を根元から食いちぎりそうなほどに締まり)
(内部がビクっ、ビクッ、ビクッと三回、激しく痙攣する)
(そして……)
522迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/16(水) 01:59:18 ID:P97gHUST
く、ぅ……あっ、あぁぁぁ……っ!!
(ピッタリと張り付いた粘膜の強力な吸引に合わせて根本まで挿入した肉棒を更に押し込み)
(絶頂に震える腸壁と一緒に恋人の子宮をグリッと潰しておいて)
(壁向こうの器官に叩きつけるように白濁液をぶちまける)


あ、ぁぁぁぁ…
(ビクビクと大きく痙攣する腸管を満たすほどに放出した精液はキツく食いしばる菊の門にせき止められ)
(生暖かな粘液に包まれた状態が絶頂の余韻を長引かせる)

はぁ……はぁ……
(激しい動きに乱れた呼吸を整えながら、ゆっくりと腰を引いていくと)
(一度達した直後で敏感が先端が擦れて快感を引き出される)

523伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/16(水) 02:01:44 ID:HwtPY40d
【申し訳ありません、ここまで来ておいて何なのですが…】
【どうしても手が進まず…】
【凍結をお願い出来ますでしょうか…】
【規制があるでしょうから、避難所の方へ移動するということで。】
524迫水 直 ◆mkbuDdznjc :2011/02/16(水) 02:10:50 ID:P97gHUST
【油断してた…この時間だからね、手が進まないのも当たり前、凍結了解だよ】
【じゃあ以降は避難所で】

【スレをお返しします】
525名無しさん@ピンキー:2011/02/16(水) 13:59:54 ID:2S1wyG5e
14時
526奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/16(水) 20:49:30 ID:AthtYIq0
【ロールの解凍にお借りしようと思いますっ。】
527紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/16(水) 20:53:01 ID:vL2Chy7r
>>509
どうにもならねーよ。
どうにかしてくれる奴がいるなら話は別だがな。
んー?いいや、全然。
(罪を償うつもりは皆無だ。これからも自分の都合で戦い続けて殺し続ける)
(それが悪いことだと知っている。いつだって知っている。けど止めない)
(それこそが、紅裂拓兎が自分で選んで切り拓く道だからだ)
中華はな、風土的に水に恵まれなかった土地での料理だからな。
だから水の代わりに油を使うんだと。その点、日本はまだ水に恵まれてるな。
(水にも質があり、料理に向かない水もあるのだと、とある料理漫画で知った)
(なるほどー、だから中華料理は油沢山使うんだねーと納得した記憶がある)


(三つのコメントに意気消沈したらしく、暗黒舞踊をやめて膝を抱えて蹲った)
(ピーッピーッピーッ!炊飯器が炊きあがりの合図を鳴らす)
(シュウマイだけでは足りないので、白米と通信販売で買った鱈子を食べるつもりだった)
それで不幸になったとしても、それはあのシスコンの請け負い分だろうが。
……ったく、噛み合わないもんだな、こういうのは。
(この妹にしてあの兄といったところか。あの兄とまともに話したのは一度だけだが)
(肝心なことを抜かして妙な事ばかり考えるからこんなにもすれ違うのだと思った)
往生際が悪いのがキミの唯一無二の長所だしな。
(まるで他に長所や美点がないみたいに言うが、他にもそれなりにあるのだと知っている)
(それを今更ひとつひとつ列挙するのも馬鹿らしい)
(それが恋愛に結び付かないだけで、彼女はそれなりに見所のある人間なのだ)
まーあ、それでどうにもならないようだったら、もう逃げていいぞ。
いざとなったら俺と≪ぶらり二人旅妖異譚「全国編」ぽろりもあるよ内臓的な意味で≫でもやればいいさ。
(この直情的で諦めの悪さだけは百人前の鬼娘が全部投げ出すことはあり得ないと知っている)
(だから、心の逃げ道くらいは作ってやる。これくらいの嘘は、許されてしかるべきだろう)


なんか「そんなのいらねー」って雰囲気が伝わって来るんだが?
上等だ、お前より凄いチョコ作ってやるから覚悟しろ。
(ネガティブな笑みを向けられて、ムカッと来る。ならその笑みを後悔させるくらいのチョコを作ってやろうではないか)
(萎えかけたやる気が劫火の如く燃え盛る。決意を新たにして一度台所に引っ込む。炊けた米を蒸らし、茶碗につぐ)
(よそる、盛る、つける、つぐなど地方によって表現が異なるらしいが基本、彼は「つぐ」と呼ぶ)
(そして冷蔵庫から一本物の明太子を取り出す。通信販売で取り寄せた品だった)
(小皿に盛ったヒジキ、金平ごぼう、ほうれん草の胡麻和えと一緒に運ぶ)

飯だ。遠慮なく残さず食え。
(数を減らしたシュウマイの代わりにドドーンと天然物で一本物の明太子がその存在感を主張する)
(今日はのんびりするつもりなので、少しくらい食べ過ぎてもいいだろう)

【それでは、今夜もよろしく】
【長くなったからばっさり切って欲しい】
528奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/16(水) 21:29:34 ID:AthtYIq0
ん、信じる。信じるけど一つだけ…………≪十三天梯子≫の構成員と戦闘になったら
何があっても「TimeWalk」だけは使っちゃダメ。使ったら………死にますよ。
(例の構成員、紫一久と相対して、その能力の一端を体験してみて思ったことだった。
 首に端子をつなげて、電流を自分に流しているのだと思う……それがどう作用しているのかまではわからないが
 そのあとに動体視力やら反射神経が常人の数倍近くまでに高められている気がした。)
(拓兎に対して激しい負の感情を抱いていた様子もあった。それ故に直感的に思った。あれは「対策」何じゃないかと。)
ま、できることなら無暗な殺生はやめてほしいんですけれどね…………
(そのあとでため息交じりにつぶやき、肩をすくめ――)
………ふむり、78へぇであります。
(そのあとのトリビアを評価するのだった――だが中華に挑戦はせぬ、と言う代わりに。)

世界を構成する歯車はいつだって複雑極まりないのですよ。
そのくせ、一つ二つ欠けたくらいじゃ壊れてくれない、頑丈で無慈悲で機械的な構造です。
(世界が気付いてくれないのだから、自分で気づくしかない。
 必死でかけたパーツを見逃さないように拾って、集めて、不器用に治すしかない
 誰かに、誰かを、誰かへ――その理由を押し付けてでも…………)
(ため息を一つ。誰かのためなんて言っても結局は自分のためなのだ………それを割り切っていないからたちが悪い。
 思わず、苦笑いもこぼれるというものだ。)
全国編ですか…………いいですね。たまには一度全部捨てるのも……
一回全部捨てて、今以上に拓兎と居て、のんびりしたいものです。
(なんとなく察したのか、想像することだけは許されることを少しだけ羅列する。
 目指すは、これを今の状態で、すべてを背負ったままともに行くことなのだから――まぁ、戯言もいいと思う。)

むむっ………バレマシタカ、ソウダ、ジツハ、タクトノ、チョコニハ、キタイシテナイノダ!
(そんな自分が作ったチョコはぶっちゃけ転がして固めて、コーティングしてまぶしただけの簡単なチョコだったりする。
 けどなんかやる気が出ているので機械的に言葉を紡いで見せて、メカっぽい動作をしてみる。)
……拓兎の料理はおいしいので遠慮などしません。
いえ、ふふー…………
(うきうきと声を弾ませて、茶碗を受け取るといったん置き、手を合わせて二度目のいただきますをする。
 存在感の濃い中央のそれはあえて今箸をつけずに、あとに回す。
 まずは金平ごぼうに箸をつけ、そのしゃきしゃきの歯ごたえを楽しんで、白米を食べる。)
おいしー…………
(能天気に呟いて笑みを浮かべて――)

【………うん?切れない、のですけど?!】
【すみませんっ、よろしくお願いしますっ。】
529紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/16(水) 21:53:54 ID:vL2Chy7r
≪十三天梯子≫って異形の生体研究やら異能開発とかしてるアホどもの組織だろ。
まだ会ったことないけどな。興味もねえし。なんでそいつらと戦う事が前提になってるんだ?
俺本人の知らないとこでどんな情報を掴んだんだ、お前。
(全てに精通しているわけではないが、夜を歩く以上警戒するべき組織や個人名くらいは)
(把握している。≪十三天梯子≫もそのひとつだが、名前を知っているだけだ)
はん……殺生に有益も無益もあるものか。
(無暗矢鱈と殺して敵を作るのは愚かなことだろう。だが、それでも素通りできない事もある)
(気まぐれだの気分屋だの言われても、常のに感情に従っているだけであり、それで理由は足りている)

命のスペアはない。だが代わりの役目をする人間は幾らでもいる。
そんな世界だ、人間が作ったのは。
(神の与えた世界の中で創られた人間の社会は、過酷で無慈悲なメカニズムだった)
(その冷酷なメカニズムで今日も誰かがすり潰されている)
(そんな社会には、もう興味がない。壊れるなり崩壊するなり勝手にすればいい)
旅先で遭遇した怪異と黄金を巡る冒険活劇。笑いあり涙ありの感動巨編120分。
ラストには衝撃の別れのシーンがあるに違いないな。
(そんなことができるはずがないとわかった上での、馬鹿話)
(そんな日はとうとう訪れることもなく、もっと別の終わり方で幕を閉じると確信している)

黙れポンコツ。一万と二千年後にジャンク屋で掘り起こされてろ。
(道化じみた謎のメカキャラを演じる鬼娘にチョップしようと思ったが、食事中なので自重する)
(それでも調子を取り戻して脳天気に食事するのを見れば、少しは安心する)
(こちらはもう他には眼もくれず明太子に箸を伸ばす。切れ子ではなく天然の一本物だ)
(皮を箸で裂いて、粒粒を穿り出して白いご飯に乗せる。もう口の中が涎で一杯だった)
(ばくりと一口。歯ですり潰されるぷちぷちとした触感がもう堪らない)
流石、天然物だ。
(他に言葉が出ようはずもない。同席している鬼娘のことなど考慮せずバクバクと食べ続ける)
(その勢いは、一人で食べ尽くすつもりじゃあ……と不安を抱かせるに足りただろう)


530奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/16(水) 22:20:43 ID:AthtYIq0
…………?
向こうは大層拓兎に熱烈アタックを仕掛けたそうな雰囲気でしたけれども……
義手な人なんですけれども――心当たりはありませんか?
(これも心当たりがない、となると先日のアレはなんだったんだろうかと首をかしげてしまうことになる。
 というかこの男、忘れてるんじゃあ………ありうる!などと失礼なことを考えつつ
 前菜をゆっくりと味わう、味わうが――)
とに、かく。電気使いで片腕が義手の人には注意してください。
拓兎の手の内は対策されてるっぽいですそれはそうといつまで同じものばかり食べてるんですかほらほうれん草が
拓兎を呼んでます「鉄分とれよごるぁ」だそうですからさっさとその箸を伸ばして差し上げてくださいそしてそのままの勢いで
繊維質の金平とひじきを食べてシュウマイを追加してくれると喜びます。主に私がっ!!
(一気にまくしたてると箸を矢を絞るようにひいて――)

そんな世界だとしても、それを大事にしていかなきゃならないから。
あれです、取っておいて、時間をおいてまたみれば意外といいものに見えるものですよ。
今見えるものをすべてと決めつけてしまえるほど、私はセカイを見ていませんから。
(さっき、少しだけ気が迷ってネガティヴなことを考えた。それを払しょくしようと精一杯笑う。)
あはは、いいですね。
できれば死に別れじゃなくて、ちゃんとそれぞれの道を歩いていきたいものです。
打ち切りっぽく見えるのが難点ですけれども。それはそれとして――
(笑みで応じてから、引いた箸を一気に突き出す。)

――食らいつくすのは許しません!私の分も取っておいてくださいよっ!!
(皮を裂く、開く。こぼれた粒をつまみあげてご飯の上に乗せる。
 危機感に駆られて、一気に口の中にほうりこむ――頬がほお袋に餌をためるリスのように膨れて
 ゆっくりと粒粒の触感を味わって、お米の味が明太子の味で色づけされる味覚を――)
(――とかなんとかやってるうちにものすごい勢いでメインが減っていくので噛んで、飲み込む。早々に。)
拓兎、もっと味わって食べたらどうですか?!鱈さんがおなかを痛めてこんなに大きく育ててくださったんですから!!
531紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/16(水) 22:39:13 ID:vL2Chy7r
あー、あの性犯罪者の義手野郎か。あの下衆野郎とやりあったのか。ふーん、へえ……
(「義手」。そのキーワードで記憶が蘇った。確か名前は――「紫一久」だったか)
(久遠ゆりかが個人的に取引をしている相手で、かつて三度戦った相手だ)
アイツとやりあった時には、俺魔術はまだ使えなかったが。
あ、妙な機械で俺の珪素攻撃は無効化されたがな。
(とは言え、完全に無効化されたわけではない上に、こちらが珪素攻撃を仕掛ければ)
(必ず作動させなければならず、動作が予想できる。その間隙を体術で突くのは簡単だった)
…つまり、「TimeWalk」対策ではなく、俺対策してたら偶然そっち方面に引っ掛かったんだろう。
なるほどな……大体わかった。まーあ気にするな。どうせ俺が勝つ。
(『魔女』アンジェラと簡単な契約をして魔術を貸してもらったのは多分その後だったはず)
(だから手の内を完全に読まれることはあり得ない。要するに偶然だ)
(それでも勝つと断言する。あの程度の男に負けるはずはないと確信している)

お前の喜びなど知るか。
(醜い争奪戦を繰り広げつつ、馬鹿な話を続ける)
世界は大事にするものじゃないと思うがそれはともかくがっつくなコラ。
お前最近少し太っただろ少しは自重しろ。
お前を太らせる為に買ったわけじゃないんだ待て馬鹿やめろ。
(年頃の少女には最大級の禁句を平然と言い放ちつつ、負けじと鱈子を箸で運ぶ)
あー、死に別れがシリアスって風潮はよくないな。
新しい価値観の発見とか身近なモノの価値を再認識するとかそれ系の話がいいな。
(なんだかんだあって、賑やかな食事の時間を終えて食後をお茶を啜る)

あー、アレだな。今年はそろそろ≪虚影会≫とのいざこざが本格化しそうだが。
それでも俺は譲る気はない。世界なんてどうでもいいが、俺は俺の意思で戦う。
お前にも手伝って貰うが、覚悟しとけ。
(わかりきった事をもう一度言うのは、人の気持ちは怠惰なものでうっかり過ごしていると)
(大事な事も肝心なこともあっさりと見失うからだ。だからもう一度、口にして刻み込む)
532奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/16(水) 23:05:25 ID:AthtYIq0
(犯罪者が犯罪者を罵るでござるの巻――といいたところなのでしょうかこれは。
 とか、そんなことよりも重要なことを話してくれているのもわかる――そして)
正当性さえ、得られてしまうと私が、私たちが敵に回ることもあるかもしれません。
――それでも、負けないでください。私も負けませんので。
(とりあえず、勝と言ってくれた以上それを信じる以外の道はあるまい。
 たとえ自分が組織的利益を取って、感情を捨てることになったとしても大丈夫だろう。)

(さくっと、見えない矢がというか矢というより槍、いや杭?
 とにかくものすごいものが胸をえぐる、非常に鋭角に、奇妙な角度で!)
太った太った連呼するな!張り倒しますよ?!
触っても見てもいないじゃないですかっ!大丈夫だもん!大丈夫だもん!!
(食べれば太る、燃焼しなければなおさらだ。そして今の自分は現場に赴く機会が非常に少ない。
 もう、これでもかというくらい運動量は減って、デスクワークの機会が増えている。
 連呼する言葉はもう自分への鼓舞だ。)
……………………太ってないもん、ウーロン茶は脂肪の燃焼を助けるんだもん。
(もはや食後だというのに、そんなことを呟きながらしきりに腰回りを気にして――ちなみにあの一言で
 箸の勢いが目に見えて衰えたのは言うまでもない。)

素直に一人じゃ手が回らないから手伝ってくれっていえばいいのに…………
(ぼそりと小声でつぶやいて、フラッシュメモリを二つほど拓兎に向かって放り投げる。
 湯呑をいったんおいて、拓兎に向き直ってから真剣な眼差しをよこして)
………≪奏≫の調査の結果を言います。
あの召喚機、うかつに触れない部分が多すぎて現在の対処法は、定期的に排出される異形を被害が出る前に
狩るしかない――後手に回るしかないのが現状です。
青い方が術式をこちらでわかる範囲でまとめたデータです。東洋方面の技術を使ってある部分はそれなりに解明したんですけれども
西洋系の魔術とかそのあたりの技術が使ってある部分は拓兎の知り合いとかのほうがわかるかもしれません。もちろん
私の方でも当たっては見ますけれども…………
で、そっちの緑の方は機械関係………構造上のブラックボックス――どこに何がつながっているかこれで何が通っているのかとか
いまいち解析しきれない部分をまとめてあります。そのあたりも、知り合いで強い人がいるなら当たってみるといいかもしれません。
…………こっちでも調査を続けはしますけれども、あまり期待はしないでくださいね。
533紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/16(水) 23:22:03 ID:vL2Chy7r
……あの魔女を殺すまでは、誰にも負けないよ。
例え相手が誰だろうが。キミが敵に回っても同じことだ。
(必ず俺が殺す。だからそれまで生きていろ。あの日、そう約束した)
(それがあの魔女と交わした唯一の誓い)
(それを果たすまでは、決して死なないし、負けない)
(嫌いで嫌いで仕方ない相手との誓いが最大の支えとは、皮肉なものだ)

服の上からでも大体わかるよ。
さっきも腰とか脚とか見せた癖に。
(太ってない太ってないと断固として連呼するのは気にしている証拠であり)
(自分でもヤバイとわかっている証拠でしかない)
飲み物ひとつで体質変わるなら誰もダイエットなんぞしねえよ。
(駄目押しの一言を突きさして、ズズズっと鳥龍茶を啜っていると、フラッシメモリを投げ渡された)
(去年の年末に発見し、封印する為奔走した例の妙な機械の件についてだった)
(黙って調査報告に耳を傾けて、その芳しくない現状に顔を顰める)

大体わかった。ひとり、機械方面に強い子がいる。
西洋魔術は……くそ、あの腐れ魔女に頼るのは……
(それは久遠ゆりかに他ならない。だが、彼女をこの闘争に巻き込むのは、本当に避けたかった)
(けれど、もう巻き込んでしまったも同然だ。だから力を借りることにした)
(西洋魔術方面に強いのは『魔女』アンジェラだが、素直に力を貸してくれるかどうか)
(否、そもそもあの魔女に何かを頼むのは一度で十分だった、頼めば力を貸すまではしてくれるだろう)

534奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/16(水) 23:38:02 ID:AthtYIq0
(あの魔女――と呼ぶのが誰だかわからない、けれど、その人との誓いのおかげで
 私の好きな人は今を生きていることができているらしい、それがあるからこうしていられるらしい。
 …………胸に渦巻くのは、とても醜くて嫌な感情。)

たくとなんかしんじゃえばかー

(それこれもきっと眼の前のこの男が悪いのだろう。
 もう、豆腐の角で強かに頭を打って本気で死んでしまえと思う。太った太った言うし。
 orz状態で。頭から長い黒髪を海藻のように垂らしながら言うしかないと思った。)
(ああ、なんか杭が撃ち込まれた後に油圧式のポンプで撃ちこまれているような錯覚が――)

言うことも言いましたし、食べるものも食べたので
――確認してもらいましょうか。私が本当に、太っているかどうか。直に、触って。
(揺らり、前髪が表情を覆ったままの状態で立ち上がる。
 上体を折って、ゾンビか何かのように頭を低くしているせいで立った状態でも膝の裏に達するほどの長さを持った黒髪が
 柳か何かのように垂れ下がっており、表情を覆う前髪の間からは金色の瞳が爛々と輝いていて――)
(紅裂拓兎が性的な興奮を覚えないように、此方もこの程度の抵抗はとうに失せてしまっているらしく
 注意されたばかりだというのに思い切り足を踏み込み、拓兎に抱きつきに行った――――)

【言うべきことは言いましたから、そろそろ〆ですかねぇ?】
535紅裂拓兎 ◆QiSi/P5T2Q :2011/02/16(水) 23:48:14 ID:vL2Chy7r
………何処の井戸から這い出た亡霊だ貴様は。
(激しく項垂れて、もう生きるのが辛いと言わんばかりの体勢で)
(何か言っている鬼娘に、そうしてると亡霊みたいだねなんて感想を抱く)
(ああ、そう言えば媛名葵と戦ったあとも亡霊みたいな状態だったなと思いだす)
(長い黒髪とは大和撫子の象徴だが怨念系の亡霊の象徴でもあるのだろう)

たわけ。
(そして餓えた獣のように飛び付いてくる鬼娘改め亡霊女を抱きとめて――)
(ふんぬっ!とソファの後ろに投げ飛ばす。まあこれくらいなら受け身取れるか?)
(でも食後だから動き鈍ってるよな…なんて投げの体勢に入った瞬間に考えた)
(けど止めない。それが紅裂拓兎という生き物の思考形態だった)

(その後も色々あったのだけど、もう大体お馴染みの展開だったので描写は割愛する)
(それでも、二人はその日それなりにのんびりと賑やかに過ごした)


【ああ、うん、悪い】
【スイマーが俺を呼んでいるので、俺の方はこれで〆るな】
【レスは明日確認するな。ありがと、また遊んでくれ】
536奏 永久 ◆ONICNlGmhA :2011/02/17(木) 00:07:26 ID:gQ+goyHV
太った太った言われて、ついてしまったとても柔らかいものから出てきた怨霊でしょうか。
いいから触ってたしかめて「太ってないね(キラッ☆)」とかいうといいです。

…………うわ、拓兎に限って「(キラッ☆)」はないです「(キラッ☆)」は。
(とか言いながら拓兎の背中に腕を回して――回す前に景色が反転した。
 もうこれでもかというくらいに高速で。
 そして頭からなんかやわらかいような硬いような場所に着地。)
(――ここでいつもと違ってスカートの丈が短いために起こったことがある。
 重力に従えば物は地に向かって動く丈が長ければ多少は問題ないが、今回は短いスカートだ。
 なのでめくれる。ぺろん、と。)
(タイツ越しに見えるベージュ色のそれが生み出すラインとか、スカートで覆っていないヒップラインとかを晒す。)

…………こ、こんなことまでして足見たかったんですか。

(景色が反転したまま何かのたもうた永久がどうなったかは割愛することになる。)

【ではこれにて〆であります。】
【眠い中のお付き合いありがとうございましたっ!
 お疲れさまでありますっ!雪降るくらいの寒波が続いておりますので
 風邪などひかないように、ですっ。】

【お休みなさいませっ
 これにてスレをお返しします。失礼しました〜】
537伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/17(木) 22:08:47 ID:wHsra4KW
>>522

(温かく柔らかな腸壁がうねうねと蠕動しながら雄茎に吸いつく)
(メスの粘膜にくらべれば締めつけは弱いものの、吸引力はむしろ強く)
(脈打つ根元の部分の締めつけは、本当に体液の流れをせき止めてしまうほど)

う…ぐぅ…ううう……っ……
(お腹の中一杯に注入された白濁の、ピリピリする刺激が全身を震わせる)
(排泄の欲求に突き動かされていながら、なぜかその部分は咥えこんだ雄を離そうとせず)
(血液が逆流して萎えるのも許さないとばかりに、きつく根元を食い締める)

あぁ、直さん、こすらないで、抜いちゃいや……っ
(その締めつけに逆らって、恋人は己を引き抜いて行く)
(その動きさえ、絶頂の余韻に更に快感を上塗りするような刺激になって)
(引き抜かれた恋人を追いかけるように、ぷっくりと膨らんだ蕾が大きく痙攣し)
(どぷり、と大量の白濁を吐き出す)

【改めましてこんばんは。今日もクライマックス!から】
【こんな感じですが、どうぞよろしくお願いいたします】
538伊織津綺子 ◆IorinFNlA2 :2011/02/17(木) 22:34:44 ID:wHsra4KW
【お相手様規制に付き、スレをお返しします】
【ありがとうございました】
539名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 22:40:43 ID:5oVfI8o6
つまらん
540唐沢 拓人 ◆NGbGbdSCQc :2011/02/17(木) 23:04:33 ID:lLzs5ko/
【名前】唐沢 拓人 からさわ たくひと
【年齢】18
【性別】 男
【身長】174.3cm
【容貌】黒い大人しめのショートストレート、黒のタートルネックに青のジーンズをきている
    顔つきはやさしく、いつも笑顔、体つきは筋肉質
【能力】
超反射神経
    
能力というよりも生まれ持った天性の才能、集中力を最大限にして、時間がゆっくり流れてるように
いろんなものの動きが遅く見える、そんななかで自分だけ普通の速度で動ける状態

魔銃
    
いくつかある魔法詠唱ずみの弾丸を3発装てんし、その組み合わせであらゆる効果を発揮する
例(着弾地点から半径5メートルの空間を圧縮する、着弾地点を絶対零度に近い温度にまで冷却する)    

【希望】 会話、戦闘、会話ができれば優先
【NG】 過度なグロ表現、その他の汚いけい
【弱点】 パワー不足、そして能力を使うと極端にスタミナの消費が早い、そして打たれ弱い
【備考】 本人自体は力が弱く、スピード型、ただし短距離やスピード勝負はダントツに早い
    温厚な人間で基本的に名に言われてもわらってる



【ここに新しく参加したいんですがよろしいでしょうか?】

541名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 23:10:57 ID:knJQgCm8
筋肉質なのにパワー不足とはこれいかに
542名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 23:11:51 ID:TZTSeTeQ
ここでどんなロールが行われてるか確認してからがいいよ
分からないことは避難所で質問した方式がいいよ
543名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 23:18:21 ID:lLzs5ko/
>>542

出直してきます、すみません
544名無しさん@ピンキー:2011/02/17(木) 23:19:33 ID:5VyFiOCg
ここにはプロフィール推敲する習慣はないから、参加の是非を問うことはないぜ。
どうしてもキャラ作りに不安があるなら、避難所でアドバイスをもらうといい。
545名無しさん@ピンキー:2011/02/18(金) 20:26:38 ID:Z4yQaKHT
ワラタ
546アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/18(金) 21:50:36 ID:B3/kcfG8
【しばらく待機させていただきましょう。プロフィールは>>119にあります。】
547久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/02/18(金) 22:32:32 ID:ydFqNVRZ
【名前】久遠 ゆりか (くどう ゆりか)
【年齢】16歳
【性別】女
【身長】147cm
【3サイズ】70/53/76
【容貌】
濃いブルーの瞳。少し癖毛でグレーにくすんだ金髪、背中中央辺りまでの長さ。
基本、赤と黒のシュシュでポニーテールに結んでいる。
インサイドホルスターを隠す為、夏でもフリルやリボンの付いた長袖上着を着用。
制服のスカートの下にレースのペチコート、ドロワーズも完備。私服は甘ロリ服。
【能力】
MашинаАнгел マシンを掌握する者。触れただけで、機械の操作方法や構造が解かる。
物質の構成・把握・修理等が可能。弾丸を銃に装填した状態で、威力の加減加工等。
ただし、能力を使っても車両船舶等が 上手に操縦 できるかどうかは、別問題。
通常装備として、左脇インサイドホルスターに、ヘッケラー&コッホP7M13。
いつも持っているバイオリンケースの中は、ベレッタM93Rを一式。
F1手榴弾内蔵ミニテディベア、通称レモンちゃん1匹。
他、自宅には複数の小中〜大型銃火器を所有。必要に応じて持ち歩くことも可。
【希望】
日常 共闘 戦闘 等
【NG】
死亡 相談の無いエロール 後遺症
【弱点】
能力の行使に時間がかかるため、戦闘中に異能はあまり役に立たない。
単純なメンテナンスや、弾丸のカスタムは、約3〜10分程度。
銃器を破壊されても再構成可能だが、数十分〜1時間ぐらい必要。
甘いもので釣りやすい。現在のブームは、ホットショコラ。
容姿は金髪碧眼だが、ロシア語の単語程度と日本語しか喋れない。
【備考】
父は旧ソ連の特殊諜報員で、日本の商社潜入任務中にソビエト崩壊、そのまま帰化する。
ゆりかが10歳の時、謎の怪事件に巻き込まれた父親が他界。 異形を退治しながら、父の仇を探している。
現在所持している銃火器は、すべて父の遺品。
生粋のスラヴ民族だが、生まれる前に両親が帰化している為、日本国籍。
家族構成は母と弟。ロシアには、両祖父母健在。
ロシア名は、Julija=Alexeyevna=Kudryavtseva。愛称、ユーリャ。
父を亡くしてから、身体の成長を止めている。本人は止められていると思っているが、自己暗示みたいなもの。


【プロフを探すのに、若干手間取ってしまいましたわ。】
【と言うわけで、トルーマン先輩ご一緒させていただいてもよろしいかしら?】
548アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/18(金) 22:41:37 ID:B3/kcfG8
【こんばんはです、久遠さん。よろしくお願いします】

【それでは、シチュエーションは如何しましょうか】
【初めての遭遇ですから、共闘あたりが無難ですが】
【共通の知り合いも多いので、それを絡めた情報交換も良いかもしれません】
【その他、何かご希望等あれば伺いたいのですが、如何でしょうか】
549久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/02/18(金) 22:47:57 ID:ydFqNVRZ
【こちらこそ、よろしくお願いいたしますわ。】

【そうですわねぇ……】

A案
夜歩きしているときに、どちらかの戦闘に遭遇→共闘
B案
紅裂拓兎と久遠ゆりかが共に行動しているのを小耳に挟んだ(見た?)先輩が、こちらに接触を試みてみる。
C案
留学生交流バーベキュー大会
わたしは留学生ではないのですが、弟の仕事関係で頭数あわせかなにかで、無理やり参加させられた。

【わたしから提示させていただけるのは、このぐらいですわね。】
【先輩のほうで何か進めたいストーリー等ございましたら、仰ってくださいませね。】
550アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/18(金) 23:11:31 ID:B3/kcfG8
【そうですねえ。では、B案の方向でいかがでしょうか】
【そちらも私と紅裂さん、あるいは兵部さんが一緒にいるのを見た(或いは聞いた)事にして】
【お互いに探り探り、というのも良いかもしれません】
【とはいえ、久遠さんの都合のよいようにしていただいて結構ですが】

【他に何か、希望の展開や内容はお有りですか?】

【と、すいません。大変お待たせしました。変に考えすぎてしまいましたね……】
551久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/02/18(金) 23:14:38 ID:ydFqNVRZ
【了解ですわ。】
【それでは、B案で】
【あとは適当に流れで〜、といったところですわね。】
【邂逅ですので、まずは軽く。】

【それでは、書き出しをお願いしてもよろしいでしょうか?】
【舞台等は、先輩のよろしいようにお任せいたしますわ。】
552アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/18(金) 23:18:36 ID:B3/kcfG8
【了解しました。それでは、少々お待ちください】
553アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/18(金) 23:55:42 ID:B3/kcfG8
(ある日の昼休み、昼食を取り終えたアンジェラは高等部一年のクラスが連なる廊下を歩いていた)
(歩きながら、周囲や教室の中を自然に見渡して、金色の頭を探す)
(こんな不振で無為な行動を起こした理由は、昼食を取っている最中の級友との会話にあった)

────

「そういえばアンジェラの嫌いな、もとい好きな紅裂君だけど」
前者が正確です。いい加減に誤解を解いていただきたいのですが──
「例の奏さん以外の女の子とも、仲良くしているのを見た事があるなあ」
本当ですか!……って、いや、そうでしょうね。
(思わず大きな反応をしてしまったが、それはもう知っていた事だった)
(紫や媛名から、「他の女子とは仲が良い」というたぐいの話を聞いたばかりではなかったか)
「んふふふ、やっぱり気になるんだ。素直だねえ」
好奇心ゆえ、です。それ以上でもそれ以下でもありません。
(落ち着いて反論すれば、思考は夜のそれへと変化して、会話に集中する)
(紅裂に関する、一つの情報が思わぬところから転がりこもうとしているのだから)
(そして、その相手は異能者である可能性も高い)
「綺麗な金髪の外国人の女の子だったよ?たぶんうちの学校の一年生だと思う。校舎で見た事あるし」

────

(「金髪」のフレーズはいつか聞いたような気がするが思いだせない)
(どの道、金髪の異能者とはまだ遭遇していないのだから知らない顔のはずだ)
(放課後に生徒名簿等を使ってじっくり探せば良い、はずなのだが)

……
(何故か気持ちが逸り、食後すぐにこうして軽く捜索を始めてしまっていた)
(「別にそんなに重要やことではない」「そんなにしっかり調べるほどの事じゃない」)
(わざわざそう言い聞かせている自分がありながら、どこか落ち着かない様子で廊下を往復していた)

【大変お待たせしました。それではよろしくお願いします】
554久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/02/19(土) 00:14:13 ID:x89mIFl/
〜♪
(鼻歌まじりに廊下を進む、お昼ごはんをたらふく食べた学食帰り道。)
(すれ違いざまに遣される同級生の視線に、じろりと青い瞳を睨ませて返し)
(意地悪そうな笑みを浮かべて、プイと視線を逸らすと、再び鼻歌で歩き始める。)

(いつもどおりの毎日。こそこそと聞こえる陰口。もう慣れっこ。)
(友達なんていらないと、自分自身が選んだ以上は、この状況に慣れなくてはいけない。)
(ただ真っ直ぐ廊下を歩くだけで、同級生たちが自然と避けて、それどんな十戒。とか思うと少し楽しい。)

♪〜♪っ
…………?
(割れた海の中を歩くように、堂々と廊下のど真ん中を、教室に向けて歩いていると)
(サラリとした黒髪が印象的な横顔が、視界に入る。)
(まるで誰かを探しているような表情、その肌は雪のように白くて)
(顔立ちは美しく、異国的。)
(留学生も多い、この大きな学校だけれど、でもやっぱりそれなりに珍しい容姿だな、と)
(歩みを緩め、横目でその顔を見つめながらすれ違う。)
(誰だろう……こんな子、学年にいたっけ?違う階の人かな?誰か探しているみたいだし)

―――ま、わたしには関係ないけど。
(聞こえないほどの小さな声で呟き、教室の中へ戻ろうと、くるりと90度転回。ドアに手をかける。)
(午後の授業は面倒くさいな、帰っちゃおうかな…そんなことを考えながら……)


【こちらこそ、よろしくお願いいたします。】
555アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/19(土) 00:41:20 ID:gcjlS4NK
(教室の中に、アンジェラの探す金色は見当たらない)
(やはりまだ学食を食べているのか。それとも今日は学園に来ていないのか)
(あまり長くうろついているのも良くないと自分をなだめながら、教室へと向かおうとしたその時)
(──こちらに向かってくる「金色」を見た)

(留学生、だろうか。髪や眼の色、顔つきから察するにおそらくはスラヴ系だろうか)
(にしては背が低い、というよりはまだ成長しきっていないという感じだ)
(けれどもそれらが長い綺麗な金髪や蒼い眼、白い肌と調和している)
(思わず見とれてしまいそうになるのを防ぐために、眼を逸らして気にしていないふりをする)

……あ。
(それでは駄目だという事に気がついたのは、彼女とすれ違ってからの事だった)
(自分の探し人の可能性が高い相手を無視してどうするのだ)

すいません、貴女!
(急いで振り向けば教室のドアに手をかけた金髪の少女に声をかける)
(思いがけず大きな声が出てしまった為、周囲の注目を集めてしまうが気にしないことに決める)
私、二年生のアンジェラトルーマンと申します。
「紅裂」という名に覚えがありましたら、放課後、或いは「夜」。
少々お茶にお付き合い願いたいのですが、如何でしょうか?
(弾みで、そのまま用件を伝える)
(──ああ、らしくもない)
(伝えた後で、己の行動の無計画さを反省するが、もうこれで勝負すると決めたのだった)
556久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/02/19(土) 00:54:52 ID:x89mIFl/
(耳に飛び込んできた、綺麗な音色だけれど、目立ちすぎる大きな声。)
(金色の髪を翻し、反射的に振り返る。)
(青い目を何度か瞬きをして)
(目の前の美女が発したとは思えない大声は、確かに自分に向けて語りかけられたのだと)
(長いまつげの綺麗な瞳と視線が合い、確認する。)

は…?あの……なに、か?
(驚いた表情を一瞬で隠して、不機嫌そうに問いかけ首をかしげつつ、もう一度90度転回。)
(ざわつく周りの学生たちとは一線を画す顔立ちの二人が、向かい合った。)
二年生…の、先輩が何か?
わたし、留学生じゃないので、留学生同好会には入会しませんわよ。
―――っ
(面倒臭そうにポニーテールの毛先を指先に絡めていた指が、ぴたりと止まる。)

……………じゃあ、放課後、たい―――
(放課後の体育館裏と言いかけてやめる。)
(「紅裂」の名を出す人物は、もしかしたら彼にとって「敵」かもしれない。)
(彼が頻繁に出入りするような場所で、待ち合わせは避けたほうがいいだろう。)
(目の前の美女から視線を逸らし、再びドアに手をかける。)

夜10時に、駅前ホテルのラウンジで。
557アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/19(土) 01:34:27 ID:gcjlS4NK
(改めて彼女と向き合えば、その輝かしさに少し圧倒される)
(なるほど。確かに「金髪の異人」は美しい。日本人とは、あまりにもかけ離れている)

はい、了解しました。
(約束を取り付けられれば、返事をして自身の教室へ戻る)
(相手の不愉快そうな態度と、周囲の注目を集めてしまった事を思い返せば反省もするが)
(ともかく、彼女は「紅裂」の名に反応した。当たりであることはほぼ確定した)
(自分は彼女に何を言いたいのか、何をしたいのか──それらはまだ、何も決まっていないけれど)

────

(待合場所にホテルのラウンジを選ばれたのは初めてである)
(その後の予定がどうであれ、小汚い服装でそこに入るのは気が引ける)
(故に、どのような服装で行けば良いか悩む事一時間)
(普段に夜の街で着用しているコートと靴は、さすがに痛み過ぎているので却下)
(散々悩んだ末、念の為持ってきていた正装をクローゼットから引っ張り出して皺を取り、)
(これまた念の為持ってきた化粧品を引っ張り出しては、申し訳程度に使用)
(苦心しながら「無難に控えめな感じ」にまとめるのに、合計何時間かかったのやら)

ここ、ですよねえ。
(結局、異形の一体も倒せないまま約束の時間は来てしまう)
(拒絶される事も、攻撃される事もあり得る)
(けれども、好奇心と紅裂きの事をほんの少しでも理解したいと思う気持ちが背中を押す)
(軽く深呼吸をすると微笑みを作り、綺麗な歩きでホテルの建物の中へ入っていく)

【大変お待たせしました。たびたび本当に申し訳ありません】
【と、今日はここで凍結とさせていただきたいのですが如何でしょうか】
【私は来週は日曜と火曜と木曜の21時からならば、大丈夫ですが……】
558久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/02/19(土) 01:39:02 ID:x89mIFl/
【凍結、了解いたしました。】
【わたしのほうは、日曜日は空いていなくて、来週にならないと平日の予定がはっきりとはしないので】
【日曜日の夜から月曜日に避難所へ、お返事させていただいてもよろしいでしょうか?】

【あと、もしわたしのほうに時間があれば、>>557のお返事を置かせていただきたいと思います。】

【それでは、今夜はお付き合いいただきましてありがとうございます。】
【どんなお話ができるのかワクワクしながら、おやすみさせていただきたいと思いますわね。】
【先輩もよい夢を…おやすみなさい。】
559アンジェラ ◆rdAV3DcvpI :2011/02/19(土) 01:43:58 ID:gcjlS4NK
【ええ、了解しました】
【連絡等、見逃さず迅速に返事を返したいと思います】
【置きレスに関しても了解しました】

【拙い部分も多くもうしわけございません】
【今宵は本当にありがとうございました。次回もよろしくお願いいたします】
【それでは、おやすみなさいませ】
560名無しさん@ピンキー:2011/02/19(土) 06:08:55 ID:4oVktCP+
一発屋
561媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 13:03:09 ID:l+MowxpQ
【ロールに場所をお借りいたします】
【そして決して言うほど短くはなかった、という】

(不知火と恭弥の瞳の色だけは、変わらない)
(少し色素の薄い、綺麗な茶の瞳。
 唯一とは言わないけれど、貴重な共通点のひとつから合図を受け取って――)

――――…ッ!
(あとは、駆けるだけ)
(こちらが槍ひとつ。ならば、あれを仕留めるのは自分の仕事か。
 それを判断してから、真っすぐに迫りくる槍をかわす。
 ひとつならそれも容易い。そして、懐にさえ潜り込めばあとはこっちのもの)

(刀を横に滑らせるように、薙ぐ)
(槍をつかむ手ごと、槍が地面に落ちた。
 槍よりも異形的な存在である方が、この≪弐式≫にとっては斬りやすいのだ。
 ――次に視線を送ったのは、槍を掴めなくなった異形の後ろに構える刀武者)

(それから、ちらりと不知火の方を見る)
(雪の中にその雪の儚い色と対照的な、鮮烈な血が舞う。
 早く蹴りをつけるべきだろう。急ぐ必要はないが、早いに越したことはないはずだ)

さあ、参りましょうか。
(――まったく、直せるからといってあまり怪我をしないでほしい。こちらの気が気でない。
 もちろんそんなのは自分の我侭と分かっていながらも、ゆるりと切っ先を刀武者に向ける)
562水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 13:17:31 ID:NKyFbE6Q
>>561
クソッタレが…
(鮮血が雪にしぶくと、流石に苦痛に顔を歪めて吐き捨てる。
 ちらりと見やった葵のほうは順調、早速相手の武器を潰してほぼタイマン勝負に持ち込んだようだ。
 それだけを素早く見取ると)
いつまでいい気になってんだよ、え?
あんまオレ様…舐めんじゃねえ!

(一人の槍兵の腰を抱えたまま、強引に脇腹の槍を抜き取るように、
 槍兵の体を引きずったまま、葵たちと距離を置くように一度後退し――
 再びこちらを突いてくるもう一人の槍に向かい、強力で抱えたままの腰をひきずり、ぶん投げる。
 狙いたがわず胴丸の中心を味方の槍で貫かれた槍兵は一瞬の痙攣の後、
 黒い塵となってさらさらと崩れていき――
 素早くその槍を奪うと投擲、もう一人の槍兵の胸のど真ん中を貫き、こちらも仕留める
 そこまでが限界で、その場に膝を折ってしゃがみこむ。
 左手を脇腹に当てて治療を開始するものの、もう動けそうにもなく…)


(≪弐式≫を構えた葵と対峙した刀の侍は正眼に構える。
 そのまま尋常に踏み込んでの袈裟懸けの斬撃を放つ――
 と同時に手を切り飛ばされた槍兵が葵の膝を目掛けて低く組み付こうとする。
 自身を犠牲にして足止め、動きを止めたところに刀が正面から降ってくる、
 それを意図しながら上段から意外に鋭い袈裟懸けが降り下ろされて――)

【本日もよろしくお願いいたします。】
563媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 13:28:45 ID:l+MowxpQ
(あの手首を斬り落とした異形が組みついてきた瞬間、がくんっと体が揺れる)
(足元を見なくても分かる。
 だから足をすべらせて、靴の中に仕込んだ刃を後ろ蹴りの要領でその体に叩き込む。相手が怯むのは、一瞬)

――……ッ。
(だが幸運なことに、目の前の刀武者がそれを振りおろして来たのもそれと同時だった。
 やむ負えず弐式でその刃を受け止めれば
 何とも言えない感覚が頭のてっぺんからつま先までを襲う。
 悲鳴が漏れそうになるのを、唇を閉じて堪えながら――鍔競り合いの音を響かせる)

(刀を跳ねのけることができたのは、触れ合ってから5秒くらいあとのことだ)

(全身を這いまわる怖気を見ないフリして、再び刀を構え直す。
 だが、日本刀の形は揺らいでいた。それは、相手に干渉された所為でもあるであろう。
 けれどそれだけではない。
 横に凪いだその刀の形は、徐々に平たく、そして長く――横に振りきった瞬間には、2メートル近くの大剣に変わっていた)

(クレイモア、グレードソード)
(そういう風に呼ばれるそれとて刀剣。さすれば≪弐式≫の専門分野なのだ。
 空中で形を変えたその武器は、もちろん攻撃範囲も広まる。むやみに振りまわしても当たる距離にいた敵がどうなるかは―――)
564水鏡恭弥@不知火 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 13:39:27 ID:NKyFbE6Q
>>563
(じりじりと鍔競り合いをして、首がない分読みづらいが呼吸を整えようとしたのか、
 刀武者も跳ね除けられる力を利用するように一度距離を置いた後、
 疲れを知らないようにすぐに葵に向け踏み込んでいく――
 それが仇になった。再び大上段に構えての斬撃を送ろうとしていた胴が、真っ二つに薙がれて――
 からり、と刀が地に落ちて、すぐに雪に彩られるように埋もれていきながら、
 首なしの鎧姿はさらさらと崩れ、黒い雪のように一瞬中を塵がたゆたったかと思うと、
 跡形もなく消え去っていく――)

お見事、そーいや変形も自由自在、だったっけ。
(出血は止まったようだが、不知火はまだしゃがんだまま、動けずにいる。)
わりーがその、無様に転がってる雑魚もやっちまってくれや。
オレ様、まだうごけそーにねーし。
(この雪の中でも、珍しく脂汗を顔に浮かべ、やや青ざめた表情で、
 力はなかったが軽く葵に笑いかけて――)

やれやれ、オレ様としたことが飛んだドジ踏んじまった。
(刀を受けただけの葵にさえ影響があった刃でもろに、脇腹を貫かれている。
 シャツの左側の腹の部分はウィンドブレーカーのパンツにまで滴るほどに派手に血にそまっている。
 ぽつり、と不知火の体に落ちた雪も赤く染まって――)
565媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 13:51:17 ID:l+MowxpQ
(続けて刀を大きく振れば、それに触れた他の首なし武者も霧散した)
(やはり大きければ大きいだけその破壊力と攻撃範囲は大きくなるものである。
 しかしながらそれに応じて、霊力の消費量も大きい――≪弐式≫を解放し、ようやく息をついたところで)

(白い雪の中に紅が散らばっているのを見た)


………。
(一歩一歩、ゆっくりとそちらの方へと足を進める)
(慌てることがなかったのは、目の前の光景に現実味を感じていない所為か、それとも別の要因か。
 いつもの黒い瞳で彼を見下げると、女はゆっくりと首を傾げる)

――それで、そのまま、死ぬのですか?

(不知火の隣)
(雪の中に腰を落ち着ける。服越しに冷たさを感じるながら、赤く染まった雪を指先で触る。
 指先に付着した紅を見てから、女はその体を、文様を、そして綺麗な茶の瞳を見つめてまた首を傾げた)

……どう、なのですか?
(死者を前にしているとすれば、あまりに落ちつきすぎている態度)
(これでも焦っているのか、それとも死ぬことはないと踏んでいるのか、あるいは死など通過点と割り切っているのか。
 あろうことに、その脇腹に赤くなった指先で軽く触れて、じぃっとその瞳をみつめた)
566水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 14:01:36 ID:NKyFbE6Q
>>565
いや、もーちっと言い方ってもんがあんじゃねーの?
もう血も止まってるよ。これはもう出ちまった分だ。
つか、一応傷は塞いだけど傷口にあっさり触ったりすんなや、おヒメさん。
(そう言う間も『左手』の力を全開で使いっぱなし、外傷は治癒したものの、
 内臓に浸透したダメージが半端ないように見受けられる。
 瞳に苦笑を浮かべてじっと葵を見返し、青ざめた顔のまま、それでも悪態をついていたが)

タイムリミット、だ。それと言っとくが、オレ様がしくったんじゃねーぞ?
僕様ちゃんの阿呆が余計な真似しなけりゃ、どうにでもやりようはあったんだ。
ま、そっちが無事だった…完全に、とはいかねーよーだが、
そんくらいで満足しといてやらぁ。
あばよ、おヒメさん。
(左手を脇腹に当てたまま、ひらひらと手を振って別れの合図。
 全身の紋様がすうっと薄れていき――)

先輩は大丈夫ですか?
さっき、刀と打ち合ったりしてたから…何ともありませんか?
(笑いが消え去り、ひきつった苦悶の表情を取り繕うこともできずに浮かべたまま、
 片膝を地に着いたまま、寒さと痛みでぶるりと身を震わせる。
 先輩の黒髪にはらはらと雪が落ちるのを、こんな時でも一瞬綺麗だな、とふと目に留めて――
 心配そうに、間近にある先輩の顔の表情を窺って)
567媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 14:11:26 ID:l+MowxpQ
>>566
傷を抉るのって、楽しくないですか?
もちろん、されるのは嫌ですけれど――…あなた、私に心配されたいタイプではないでしょう。
心配したら心配したで、余計な気を遣わせるだけかと、私なりに気をめぐらせただけなのですけれど。
(相手から返答をもらえば、まるで安心したように相手から視線を外した)
(傷に触っていた手を最後にゆっくりと外してから、大きくため息を吐きだす。
 だけれど、吐き出した言葉の真意はどうなのやら。本気か嘘かは、彼女しか知らない)

貴方と彼は一心同体の運命共同体でしょう。
彼のしくじりは貴方のしくじりも同様です。一人のせいにするものではありません。
お疲れさまでした、不知火さん。
(片手を振り返して、別れの挨拶を)
(そしてまたまた大きくため息をついてから、次に現れた人格の顔をじっと見つめた)

血まみれ血だらけ、内臓あたりをやられていそうなそちらが、傷一つない私を気遣うのですか?
(呆れたように、女は肩を竦める)
(髪が揺れると、髪に乗っていた白雪も零れ落ちた)
……何ともないわけではありませんが、別に大事であるわけでもありません。
(彼の雪がのった髪に指先をやって、軽く雪を払う。
 もちろんその少し癖のある髪の雪をどれだけ払おうと、降ってくる雪が止まるわけではないのだろうけれど)

(冷え切った指先をそのまま相手の頬にすべらせるようにして、彼女は目を細めた)

「貴方」は本当に、死にたがりですね。 
568水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 14:25:55 ID:NKyFbE6Q
>>567
僕の傷は自分で直せますけど、先輩はそんな簡単にはいかないでしょう?
(それでもまだ、脇腹から手を離すことが出来ない。
 されるままに、髪から雪を払われて、じっと見つめられながら頬に触られて…
 冷たい指先が、少し気もちいい)

(ひどい吐き気と脱力感、おまけにはらわたが捻れるような鈍い痛みまでする。
 脂汗をかきながら…それでも口先だけでも平静を装って)
それならよかった。
でも、本当は≪弐式≫はあまり使わないほうが、先輩自身のためじゃありませんか?
(普段ならもう少し言葉を選ぶところだが、今は弱っている。
 そのせいもあったのか、勢いに任せてそんな言葉を口にして)

死にたがり、かもしれませんが、死ねません。
不知火が死なせてくれない、って言ったほうが正しいかな?
(頬にすべる先輩の手に触れようとこちらから指を伸ばしたところで、
 先輩の向こうに見つけたものに大きく目を見開き、動きを止める。)


(二人から30メートルほど離れたところ、崩れかけた壁の脇に、白いスーツの男が立ってこちらを見ている。
 粉雪は激しく風に舞い、その吹雪に紛れるように、スーツ姿は朧にかすんでいる。
 帽子を目深に被ったその目は見えないが、紅でも引いたように鮮やかに赤い唇が動いて――
 聞こえるはずのない声が、二人に届く)

『なかなかの見世物だった。君が≪剣糸≫か。
 あの男も酔狂なことをするものだ』
(抑揚のない、感情の起伏のない氷のように冷たい声、と感じるのは雪が舞い散る中だからか。
 肉声でもなく、いわゆるテレパシーの類でもなく、あたりの空気がぼんやりと震えているような、
 どこから聞こえてくるのか定かではないような、不思議な響きで――
 片手を帽子に当てて目を隠したまま、男は立ちつくしている。
 この距離なら多少は感じられるはずの、人間の生気や気配といったものがか細くたよりなく、どうにか伝わってくる程度で…)
569媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 14:37:15 ID:l+MowxpQ
>>568
ええ、私は下手をすれば一太刀で死ぬ身体ですから。
その一太刀を浴びないように敵を狩る術を学んでまいりました。この十数年間。
(貴方とは違うのですよ、というような口調は何処かツクリモノっぽかったかもしれない。
 ≪弐式≫は、と言われると疲れたように溜息をついた。吐き出した息が、白く白く蔭った)
……私が≪深凪≫の八席としてあるべきならば、使う方が私の為でしょう。
そうして何なら、全て明け渡してしまったほうが、夜乃刀のためでもあるのかもしれません。
さて、そこは守ってもらっているという聞こえのいい言葉を選んでは如何ですか?
貴方が本当に死のうとしているのであれば、本当に望むのであれば、結果はまた違――……。


(そこで、気づいた)
(白い雪に吹かれながら、その中で霞む人影もまた白い。
 冷たい指先をゆっくりと彼の頬から離してから、黒い髪を揺らして立ち上がった)
(綺麗な茶色の瞳を、そして傷ついた痩躯を見返した理由はひとつ。「動くな」という言葉の代わりにだ)


お褒め頂き、恐悦至極。
そう返しますのは自意識過剰でしょうか――……こんばんは、我らが主とお知り合いですか?

(漆黒の瞳は、まっすぐと冷たく相手を見つめたまま)
(だが、女は気づいていた。というよりも、気づかざるを得ない。
 自分の奥底で何かが――否、夜乃刀がこんなに騒ぎたてているのであれば、だ)
570水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 14:52:56 ID:NKyFbE6Q
>>569
『さあ、どうだったか…
 知っているといえば知っているかも知れない。
 だが全く知らないようでもある。
 そもそも他人を完全に理解することなど出来るのだろうか?』
(葵の目線にもたじろがず、というより帽子を目深に顔の上に傾けたまま、
 目を見せず、片手を帽子に当てたまま、感情が欠落したような抑揚のない不思議な声が響く)

『人形遊びをしているかとも思ったがそれもまた違うようだ。
 代わりの玩具を見つけたのかと、少し気になった。それだけのこと。』
(舞い散る雪に紛れるように、姿は時折白い闇に紛れて――)
『今日は挨拶代わり、と言ったところだ。
 今の君では、喰い足りない。
 運命の輪が巡るようなことがあれば、また会うこともあるだろう。
 それと、そちらの半端モノをなじる資格が君にあるのかね?』
(それだけ言い捨てると、ふらりと脚を踏み出す。
 壁の向こうにその姿は消えて――同時にたゆたっていた淡い気配も全て霧散する。)



(ただじっと、男の言葉をしゃがみこんで聞いているだけの自分には、何も言い返すことが出来ない。
 何より男の韜晦に満ちた、思わせぶりな言葉を聞いて――)
可能ならかかわりにならないほうが身の為なんでしょうけど、
先輩はそうもいかないんでしょうね。
(のろのろと立ち上がり、放り出したスポーツバッグを、上着を回収して身につける。
 まだ足元はたよりない。ふと、まだ転がったままの刀と槍を見つけると、
 槍のほうを杖がわりに、支えにして青い顔で立ち上がる。)

先輩が猟狗であり続けることを選ぶように、僕だって僕の事情がありますから。
って何回もこの話はしましたっけ。
(苦痛がなくなったわけではないが、体を動かすことぐらいは出来るように…
 というか、虚勢を張って杖にしがみつくように、青白い顔のまま、真摯に先輩を見つめ)
何か分かったら、先輩にお知らせしますよ。
一筋縄では、いかなさそうですけど。
(どれだけ傷ついても、関わり続けるのを止めるつもりはない、と宣言する。
 妄執というべきか、危うい輝きを瞳に浮かべて――)
571媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 15:05:06 ID:l+MowxpQ
>>570
(人形遊びという言葉に、女の瞳の鋭さが増した)
(見つめるというよりも、一瞬だけ怒気の籠った視線で射殺さんばかりに――睨みつけたのだ) 
貴方に食われることになるくらいならば、
私はこのままでいた方が良いのかもしれません。喰らわれるかと思うとぞっといたします。
(彼女があからさまにこうして口元に笑みを浮かべるのは珍しいことかもしれない。
 せせら笑い。感情の露呈――それを相手に見せながら、黒い目は一瞬とてそれなかった)

あら。それを私に指摘する資格が、あなたにおありで?

(にこやかに首を傾げて、相手の背中を見送った)
(ここで感情に任せて追いかけるほどに、彼女とて馬鹿ではない。けれど握りしめた拳は、小さく震えていた)



………関わる必要がないのなら、関わりません。
ゆえに、貴方からの情報も必要ありません。私はあの男と関わる気はない。
私の知ったことではありません。――私が関わるのは深凪に仇名すものと、主から狩れと命じられた獲物だけです。
(ふい、と男のいた方から視線をそむけるようにして、そういう)
(逆をいえば、その運命とやらがあるのなら十分に関わる可能性もあるということだが、
 そんなことは棚上げして、ゆっくりと彼に視線をむける)

貴方に貴方の事情があろうとなかろうと、私には関係ありません。

(かつ、と足音を立てて近付いて―――彼女の足先が、彼が支えにしている杖を、勢いよく払った)

あなたは貴方のことにだけ関わっていればいいでしょう。
これ以上に≪深凪≫のまわりをうろちょろするならば、私が貴方を傷つけます。
572水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 15:14:43 ID:NKyFbE6Q
>>571
(いつものからかいの言葉もなく、まっすぐに言葉が切り込んでくる。
 槍を足で払われて、支えを失って――
 怒りに任せて、自分の脚で地を踏みしめ、歯を食いしばり)
関わる必要がないのなら、関わらないんでしょう?
お義兄さんとことと、深凪のこと、それだけが大事なんでしょう?
ならば僕みたいな半端者は、それこそ命令がない限りどうでもいいはずだ。

それとも、僕が深凪に仇名すとでも本気で思ってるんですか?
冗談じゃない、だったら今まで僕はなんのために…
(何のために?誰のために?そこで唇を噛んで、虚勢も崩れて再びがくり、と膝を折る。
 葵の足元に、ひざまづくように崩れ落ちて――
 苛立ちのまま、雪の積もった地面を拳で叩く)

…行ってください。
さようなら、媛先輩。
――それとも、禍根をここで取り除いておきますか?
(うつむいたまま、なげやりに言葉を吐き捨てる。
 まだ立つことさえできない無力な自分を噛み締めて、悔しくて、情けなくて…
 気持ちの行き場のないまま、じっとうずくまって、動けずにいる)
573媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 15:30:20 ID:l+MowxpQ
>>572
……どうでもいいからこそ、私の視界の端をうろちょろされるのは、目ざわりなのです。
邪魔です、貴方が。貴方もだれもかも何もかも、≪深凪≫に深入りする人間は全て邪魔です。

――あれが≪深凪≫に対して何かを言っていたのだとしたら、
この仕事を回ってきたことが実際にあの男の差し金なのだとしたら、これはもう≪深凪≫の問題です。
あれが貴方に個人的にかかわってきたら、それに関わればいい。
けれど、≪深凪≫のことにはこれ以上関わって頂かなくて結構です。
(がくりと彼が膝を折った瞬間に彼女の体がぴくり、と反応しかけた)
……貴方が≪深凪≫に仇名す、仇名さないの問題ではないのです。

これ以上に、我らに深入りするのをおやめくださいと、そう申し上げているだけです。

あなたは、深凪ではないのですから。
(彼女の右手に、淡い光が集まる)
(本来ならば必要もない限り、あれだけ消費した後に日本刀を作りだすなんてことはしない。
 けれど鈍く光ったその刃は既に実体のものとなっていて、冷たさを伝えるように腹を彼のその頬にくっつけた)


……………貴方は、本当に私に刀をふるわせるおつもりですか。


(おそらく、先ほどの男はこの女にとっては≪深凪≫の深部と分かるところに触れてきているのだろう。
 これ以上に水鏡が関われば恐らく、≪深凪≫にとって知られたくない場所にまで水鏡が来てしまう。
 ただでさえ朱羽が有効活用しようとしている人材だ。あの女ならば散々使って都合が悪くなったらすぐポイ捨てなんて当たり前)
(そしてその時、ポイ捨てされたそれを処分するのは、誰の役目だと彼は思っているのだろう)
(これ以上≪深凪≫に関わっても良いことがないと、そう伝えるような女の声は冷やかだったが懇願じみてもいた)

いっそ貴方もあの人も半殺しの目くらいまでに傷つけてしまえば、私も楽になるのかもしれませんね。
574水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 15:45:11 ID:NKyFbE6Q
>>573
…媛先輩、先輩は何を守りたいんですか?
(先ほど触れた先輩の指の冷たさとはまるで違う、刀の腹を頬に感じながら、
 ゆっくりと顔を上げる。たとえ頬が切れてしまっても構わない。
 こちらを見下ろす冷たい目を、思いのほか力のこもった瞳で見返して)

それで先輩の気が済むなら、半殺しでも全殺しでもしてください。今、すぐに。
(先輩に自分の思いが分からないように、自分も先輩の思いが分からない。
 いつしか風は止み、しんしんと雪が静かに落ちてくるなか、
 じっと目を見つめたまま、そこにどんな色が映っているのか見定めようとして――)

僕は確かに、深凪じゃありません。
どこにも、誰にも属していません。
それじゃ信用できないというなら、命を預けます。
邪魔になったらいつでも、今でも、その刃を引いて首を断てばいい。
いつでも背中からばっさり斬ってもらって構いません。

そのかわり、深凪…とはいいません、先輩に関わるのを許しては、くれませんか?
(どこまでも自分勝手な、自分の中でだけ凝り固まった理屈を言いながら、
 懇願するように、すがるように先輩を見上げる。
 これでダメならここでラクになるのも、いっそ悪くはないかもしれない。
 真摯ではあるがひたすらに自分のこだわりだけを相手にぶつけて、そんな言葉を口にして…)
575媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 15:54:43 ID:l+MowxpQ
>>574
私が守りたいものなど、どうして貴方に教えてさしあげなければならないのですか。
……もう、鬱陶しいです、全部。
これ以上関わってこられるの、鬱陶しいのです、水鏡さん。

これならまだ、私に関わろうとはしないあの紅裂さんの方が誠によっぽど愛おしいくらいです。
(拒絶の言葉を並べたてるのは、相手を遠ざけたいからだ)
(遠ざけたいのは、安全な場所に置いておきたいからだ)

貴方が≪深凪≫でない≪深凪≫である以上の問題でも以下の問題でもない。
≪深凪≫の人間でないならば、触れてはいけない領域というものがあります。
貴方の個人的な感情でどうにかなるものでもありません。
私は貴方の信用や信頼や、ましてや命が欲しいわけではありません。そんな不要なもの預けられても困ります。

あなたの命が、≪深凪≫にいったい何の価値を持つのですか。
(私にとってと言わずに≪深凪≫としか言えなかったのは、彼女自身きっとまだまだ甘いのだ)

そして貴方は、≪深凪≫に関わらず私に関わることが、できるとでもお思いなのですか?
576水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 16:10:35 ID:NKyFbE6Q
>>575
(鬱陶しい、と切り捨てられて、がくりと肩を落とす。
 かろうじて働く頭の一部では、やはり、と再確認していた。
 先輩は、≪深凪≫なしでは生きてはいけない、そういっている。
 分かっているつもりだった、けれどあらためて、きっぱりと拒絶されて――)

それだけじゃ、ないはずなのに…
郡くんのことも、二の次なんですか?
それだけじゃ、ない、はずなのに…
(唇を噛み締めて、聞こえるか聞こえないかの声で呟いて)

今日みたいに現場で鉢合わせしたときぐらいは、許してくれますか?
媛先輩がそういうなら、僕はもう、関わりません。
今まで余計なことばかりして、済みませんでした。
…帰りますから弐式をどけてください。
流石に動きようがありません。
(うつむいたまま、ぼそぼそと口に出す。
 もう、どうしようもない。このときは、本当にそう思って、ほとんど全てを諦めかけて――
 力なく、軽く手の甲ですい、と刀の腹に軽く触れて押しやろうとする)
577媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 16:27:13 ID:l+MowxpQ
(何で分かってくれないのかという感情と、分かるはずもないという理性がせめぎあう)
(それでもそれなりに理路整然としていられたのは、まだ後者が勝っていたからだろう。
 けれど、相手の言葉がこの攻勢を覆した。弾かれたかのように彼女が、刀を振りあげたのだ)

……ッ、その名前を、私の前で出さないでください―――ッ!!

(空気を震わせるほどの、大声)
(彼女にしては珍しいほどに声を荒げて叫べば、彼女の髪についてた雪がはらはらと落ちた。
 振りあげられた刀は、地面にぶつかって金属音をたてる。もちろん、彼がいるところではないところに、切っ先は落ちていた)


わたしは、私に関わるなと、そう申しているわけではありません……。
ただ、深入りをするなとそう言っているのです。
(息をあらげて、自分の感情の乱れに気づいたのだろう)
(手にあった弐式を解放し、霧散させて――彼女は大きく、大きく息を吐きだした)
……別に現場で鉢合わせするのも問題ありません、何かあれば私は貴方を手伝いましょう。
ことの次第では私とて貴方に手伝っていただくかもしれません、ですけれど、

いまのこの一線以上に、わたしにも、深凪にも深入りするのはおやめ下さい。

貴方が死にたがりで傷つきたがるのも勝手です。
ですが、少しくらい、――傷つけなければならない側になるもののことを、お考えくださいませんか……。
………もう、深入りして、深入りされて、苦しくなるのはごめんです。
(私にこれ以上入ってくるなと、言っているのだ)
578水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 16:37:09 ID:NKyFbE6Q
>>577
(激烈な反応に、やはり、という思いが強い。
 無様にぐさり、と地面に突き刺さった刃が、感情の乱れを示していて――)
分かりました。
僕、無神経なところがありますから、深い入りしそうになったらどこまでも、はっきりそう言って拒絶してください。
現場での協力、お手伝い、ともに了解しましたから。

(どうして先輩が苦しむことがあるのか?
 そこは相変わらず首を傾げ、まったく理解していない様子で、
 身を引いて、意地で立ち上がる。ぐい、とスポーツバッグを肩にしょい直して)
お互い、ギブアンドテイクでいいですよね?
今まで余計なことばかり首を突っ込んでいたようで、申し訳ありませんでした。
(もう顔は見ない。腰を折って深く頭を下げて、ふらつきそうになるのを歯を食いしばって耐える。)

これでもう2度と、深入りをするような真似はしませんから。
満足でしょう?
(せめてもの意趣返しに、そう吐き捨てると脇腹に手を当てて、
 ほとんど足を引きずるようにして、のろくさと背中を向けて、歩み去っていく。
 すぐに静かに降る雪に、その姿は紛れてしまって――)

なんで、こうなるかな?どうしようも、なかったかな?
(耐え切れず、惨めに歩みながらひとり、ごちた)
579媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 16:47:54 ID:l+MowxpQ
……それ以上の関係など、今までだってなかったでしょう。

(切り捨てるように、言葉を吐きだした)
(ギブアンドテイクは決してもちつもたれつと訳すべきではない。
 いうならば相互利用と訳すべきなのだ――そうあるべきで、これからもそれ以上であるべきではない。
 情などわいていいものではないのだ。誰に対しても。
 ――実際、危険な場所から遠ざけようとしているそれが情なのだと言われたら、何も言い返せないけれど)

(意趣返しに何も言えないまま、その背中を見送った)

(寒いのは苦手だ)
(いや、正確に言えば嫌いだ。道端にたった一人で蹲っているあのころを思い出すから。
 寒くて仕方なくて空腹で、それ以上に何より寂しくて――そんな自分に差しのべられた手はたったひとつだった。
 だから自分はそれについていく、ついていくしかないし、あの手を振り払える気はみじんもしていない)
(だから、わたしは、あの人の猟狗たらねばならないのだ。何を捨てても、何を敵に回しても)


どうして……、分かって下さらないのでしょうか。
(自分の不器用な言葉では、分かるはずもない)
(それが分かっているのにごちてしまうのは、随分と疲れているからかもしれない。
 へたりこむようにその場に腰をおろして、溜息をついた。
 これでいい、もう誰とも近づきすぎない方がいいのだ。それでも満足でしょうとはき捨てた彼の顔がちらつく)

――――…ッ。
(あの人から帰ってきた、メールの追伸部分の言葉が、ちらつく)

(ちらつく雪に八つ当たりするように、乱暴に地面に身を投げた)
(冷たい。冷たいけれど、自分はもうあの時のように一人じゃない、義兄さんがいてくれるから。
 冷え切った頬の上でぬるい液体が急激に冷えていくのを知らないフリをしながら、彼女は目を閉じた)

(寝たら死ぬなぁ、と呑気に思いながら)
580水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 16:53:31 ID:NKyFbE6Q
【僕のほうからレスすると蛇足以外の何物でもありません。
 これにて〆にさせていただけますでしょうか?

 …あらゆる意味で予想外、楽しかったけど苦しかったし、苦しかったけど楽しかったです。
 主にレスをどうしてくれよう、と考える過程においての話ですよ?
 どえむな僕のど真ん中、とも言います。

 ではなくて、拡げすぎた風呂敷を畳めるかどうか、伏線張ったはいいけど回収できるかどうか、
 まったく自信はないけど気にしない!方向性で思う存分好き放題させてもらいました。
 お相手、ありがとうございます。(深々と一礼)】
581媛名 葵 ◆YJKujNK4t6 :2011/02/19(土) 16:58:07 ID:l+MowxpQ
【了解です。こちらこそ、ここまでお付き合いありがとうございました】

【私も貴方がなんというかまた違ったところで違ったように言葉を受け取ってくださるので
 この噛みあってなさどうしようとか思いながらも、
 これも醍醐味とそのまま続けるような人間ですみません。ふふ、とても楽しかったです】

【存分にして頂ける方が、こちらとしても楽しいものです】
【それでは、本当に凍結を挟んでのお付き合いに感謝いたします。ありがとうございました、水鏡さん(深く一礼しかえす)】
582水鏡恭弥 ◆kyo/P7P7mo :2011/02/19(土) 17:08:19 ID:NKyFbE6Q
【出してみたはいいけどちっともどう回収するか考えてないとか、
 感情のままに振舞ってみたけど、その後どうするかちっとも考えてないとか、そんなことはありませんから(←)

 ではなくて、続編も白の男関連も絶賛構想中ですので、次回をお楽しみに。
 すれ違いもまた青春の特権、のはず…です。

 こちらこそ、改めてこちらのいろんな縛りにいらん説明に付き合っていただいて、ありがとうございました。
 懲りずにまたお相手してくれれば幸いです。
 それではこれにて、僕からはスレッドをお返しします。本当に、お相手ありがとうございました】
583久遠ゆりか ◆Juli/dituo :2011/02/19(土) 19:50:43.86 ID:x89mIFl/
【アンジェラ ◆rdAV3DcvpIさんへの置きレスにお借りいたします。】

>>557
(ムーンストーンのような色をした、ライチのジュースがグラスに注がれるのを眺める。)
(片腕には、真っ白いうさみみ生物のぬいぐるみバッグを抱きかかえ、カウンターの椅子で足をプラプラさせながら)
(ストローをはむ、と咥えて、甘い液体を吸い上げた。)

(どうしてあの二年生――アンジェラトルーマンと名乗っていたっけ?なぜ、紅裂の名前を出したのか)
(過去の経験上、彼が関係する人とは、まずは碌なことにならない。)
(晶くんとも今は仲良しで、紫先輩とも思うところは色々あるが、それなりに関係は落ち着いてる。)
(だけど、最初はどちらも良いものとは言えない状況だった。)
(奏永久だってそう。意味も無く、ゆりかの心をざわつかせる存在で―――)

(ストローからグロスの艶めく唇を離し、はふ、と溜息をもらしたところで、視界の端に昼間の女性が飛び込んできた。)
(さらさらと流れる綺麗な髪、花弁が零れるような美しい笑みを、形のよい唇に浮かべて)
(案内するボーイも心なしか、その花に魅せられうっとりと蕩けた表情を浮かべている。)
(――チッ。あの男、さっきわたしには 「お父さんかお母さんは?」 なんて、失礼なことホザいた癖に)

先輩。
(軽く片手をあげて、カウンターの椅子から降り、店内奥のソファ席へと移動する。)
(手触りのいいソファーに白いロリィタ服の腰が沈み込む。隣には、うさみみバッグを座らせて)
うちがここの会員ですから、飲食はあとでまとめて、なんですの。
だからなんでも、お好きなものを頼んでくださいませ、ね?
(座面の柔らかさとは相反した、しっかりとした背もたれにもたれかかり、アンジェラの様子を、じっと見つめる。)

本日お誘いいただきましたのは、紅裂先輩のことについて――ですわよね?
(親指の爪で唇の下を撫でて、その手を膝の上に降ろす。)
(そうだ。形が悪くなるから爪を噛む癖はやめろと、何度も弟に注意されたっけ)
で?
先輩はなぁに?彼になにか恨みでも?なにか、された…とか?
あまり近づかないように、忠告?
それとも彼に恋でもされまして?
わたし、紅裂拓兎の会相談窓口ではないのですわよ?
ただの友人、ですわ。
確かに、ごく親しいほうではあるとは、一応、思いますけれど………


【お借りいたしました。ありがとうございます。】
584郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/19(土) 20:36:32.33 ID:vEOu3UTZ
【待機してみますよっ…と。気軽にお声かけくださいな】
585紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/19(土) 20:58:29.61 ID:khDWwBF3
【呼ばれず飛び出て発見した!】
【……何を言っているのか分からないのはいつもの事なので、あまり気にするな】
【と、相手させてもらって良いだろうか? プロフは>>341だ】
586郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/19(土) 21:05:17.68 ID:vEOu3UTZ
>>585
【発見された!】
【二つ返事で俺で良ければと!】
【ううん……前回のロールは日常で初対面……だったかな?
 記憶が曖昧で申し訳ないんだけれど、も。今回は“夜”にバッタリ遭遇する…って感じかな?】
【何かほかに案があれば是非に!】
587紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/19(土) 21:08:32.35 ID:khDWwBF3
>>586
【……記憶が曖昧どころでなくて申し訳ないどころじゃないが、済まん。会った事あったか。いつ頃だったっけ?】
【一応、案はある。逃げ出した異形を追いかけてる所にお前に出くわせればと】
588郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/19(土) 21:17:13.75 ID:vEOu3UTZ
>>587
【一回…あったような、なかったような!俺の気のせいかもしれない!】
【……ということで、初対面でいいか。うん、それで行こう。
 書き出しはどうしようか?】
589紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/19(土) 21:23:45.09 ID:khDWwBF3
>>588
【う、うむ、なんか済まん。ロール終わったら過去ログ辿って見るとしよう】
【では、初対面で。書き出しは俺がやろう】
【深夜の町外れの、そうだな……山に通じる畑沿いの道、みたいな感じで良いだろうか】
590郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/19(土) 21:30:38.16 ID:vEOu3UTZ
>>589
【いや、俺の気のせいかもしれないし!】
【ああ、了解。それじゃよろしく頼むぜーっ。】
591紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/19(土) 21:41:05.23 ID:khDWwBF3
(夜も深くなった頃、人気のない道を走る影があった)
(丈の長いグレーのコートを羽織り、フードを被ったそのシルエットは、人間と思われるものだった)
(背丈は160センチほどか。フードの隙間から溢れる長髪としなやかなラインは、女性のように見える)
(しかし、人のそれとは思えない明るい緑色の長髪に、全身に纏ったぼんやりとした薄明かりを見れば、分かるはずだ)
(それは、人の形をとってはいるが、人ではないと)

『……、……、………!』
(息を荒らげながら、山から駆け下りてきたその影は、立ち止まって背後を確認する)
(自分を追う者の姿はなし。ほぅ、と息を吐いて周りを確認する)
(…幸運。幸運だった。人がいた)
(その影は知っていた。自分を追う者が、特定の人間以外と接触する事を、きわめて嫌っている事を)
(大きな声をあげようかとしたが、思い直し、小走りでその人間に近づく)

『ぁ……あの……っ』
(子どものように高く、か細い女声。息も上がっている)
『たすけ……助けて、ください……』
『終わ、卒わ…追われて、いるの……!』
(そのたどたどしい話し方は、慌てていると言うより、言葉を探し、選んでいるかのようだったが)

【それでは、こんな感じで。俺自身は次で出る】
【よろしく頼むぜ】
592郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/19(土) 21:55:09.42 ID:vEOu3UTZ
(さて、“夜”というのは、本当に特殊な“世界”である。
 殺意が蔓延する世界だが、だからこそ、そこでしか得られない出会いというものもある。……よくも、悪くも)
(今夜、ここを通りかかったのは偶然である。いつものようにこの近くで異形を倒して帰ろうとしていたところだった)
(やれやれと溜息をついていると、ふと、気配を感じそちらを顔を向ける。女性……だろうか?
 だが、それにしてはどこか違和感を感じる)

……?
助ける?俺が、アンタを?
(どこか、違和感を感じるが助けを求めている者を放っておくわけにはいかない。
 彼女―とここでは呼んでおこう―は、何者で、誰に追われているのかは分からないが、
 ここで見放して、彼女の身に何が起きても、後で後悔するだけだ。取りあえずは事情を聴くことにした)
………一体どうしたんだ?
こんな時間に誰かに追われてるなんて穏やかじゃないな。
何があったんだ?
(――彼女が走ってきたのは山からだ。人の気配のしない、山。
 とにかく、尋常ではないのは確かのようだ)


【ああ、此方こそよろしく頼むなーっ】
593紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/19(土) 22:13:49.53 ID:khDWwBF3
『そう、助け……て』
(息を荒げながら、話し続ける影。だがそこには、本来あるべき物がなかった)
(良く冷えるこの季節、必死で走って息を上げているなら、必ずあって然るもの)
(すなわち、白い吐息。それがなかった)
『追われてる……悪人に……』
『ぶ、ブキを持って……自分を……』

――そこまでだ。クソガキめ。
(気配もなく、その影が走ってきた道から、もう一つの人影が現れる)
(右手に拳銃を持ち構え、左手はポケットに突っ込んだ状態で)
よくも弄んでくれ……っ…
(言葉を投げかける途中で、気付く。既に別の人間と接触してしまっていた)
(バンダナの少年。ふと恭弥の言葉を思い出すが、今はそれどころではない)
おい、そこの。
今すぐ離れろ。それは人じゃない。
(ふつふつと煮立つ苛立ちを隠す事もなく言い放つ)

『……彼が……っ』
『彼が私を……追うんです……』
(影の声が悲しげな物となり、尚も人間、郡 太一朗に訴えかける)
『私を……捕まえて……ひ、非道い……事を…………』
(そう言うと、影ははらりとフードを取り、顔を晒した)
(輝く緑の長髪と同じく、人のものとは思えないうっすらと光を放つ白い肌)
(煌々と輝く金色の瞳も、人間離れした輝きを帯びていて)
(しかしその顔つきは、パーツの配置だけを見れば、整った少女のそれであった)
594郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/19(土) 22:26:15.41 ID:vEOu3UTZ
>>593
…………そいつは、大変だな。
(言葉ではそう返しながらも、彼女の様子を探っていた。
 おそらく人外の者であろうことは、間違いない。ただそれが、“異形”なのかそうでないのか分別がつかない)
やれやれ…どっちにしろ、放っておくことは出来ないな。
と、噂をすれば…ってヤツか。
(彼女を追ってきた人影が視界に映ると、顔をそちらに向けて)

ああ。人じゃないのは、何となく分かる。
ただ、この状況においては、アンタが悪漢にしか見えない。
…情報が足りないな。その言葉は俺を心配してのことなのか、それとも彼女を襲う為の口実なのか。
悪いが、今の俺じゃそれを区別する手段を持たない。
……というわけで事情を話してくれないか?それに俺が納得できれば、それに従うさ。
(ちらりと、近くの彼女を眺める。様子を窺う。
 彼女がもし“異形”と同様人を襲うモノならば、容赦はしない。
 だが、そうでないのであれば、このまま彼の言葉を呑むわけにはいかない)

ヒドいこと……ね。
……まぁ、ここまで怯えきってるんだ。事情を話さないというわけにはいかないんじゃないか?
返答次第では、まぁ……色々とこちらも考えなきゃいけないけどな。
(ポケットの中のナイフを探る。…どうしたものか。もし、どちらにしろこの状況は芳しくない。
 相手から情報を引き出さないわけにはいかない。)
595紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/19(土) 22:53:25.23 ID:khDWwBF3
>>594
(ぎり、と奥歯を噛み締めた。話の通じない奴らしい)
(そして、拳銃を見ても、影の顔を見ても動じずにいる辺り、夜にも慣れていると見える)
(……それならそれで、取れる手はないでもないが)

(影は……女の顔を持つ人型の正体は、確かに異形だ)
(しかし、本当の身長はほんの30cmにしか満たない)
(外見は人間の少女のそれとほぼ同じだが、背中に昆虫の様な薄羽が生えていて…)
(一言でその姿を形容するなら"妖精"が相応しいだろう)
(そしてその能力は、三つ。光を操る能力、風を操る能力、そして、死体に取り憑く能力)
(今の妖精は、死体に取り憑いてそれを動かしつつ、光を操りその外見を整え)
(風を操り臭いを払うと同時に呼吸を演出し、さもそれが生きている人間であるかのように振舞っているだけである)

…事情。事情か。
守秘義務というものがあってな。あまりそういう事はやすやすと口にはできないんだ。
(一発背中を撃ってやれば、事態の打開は図れるだろうが)
(気になる事もあった。恭弥の言葉)
個人的には、今見た事は忘れてそこから離れるか、何だったらソレを捕まえる協力くらいして欲しいんだがな。
こういう事には慣れてるんだろう?
安心しろ、別にそいつに怪我させたり殺したりはしない。
(…異形をどうしようと勝手だろう、という本音は抑えこむ。相手の性格がまだ分からない。正義感は強いようだが)
(そして一息置き、口にする。確かめの言葉)
……媛名 葵に迷惑をかけたくはないだろう?

(刹那)
『…………!』
(状況の不利を悟ったのか、妖精の異形が姿を現す)
(がばりと、口の中から少女の人型が飛び出した瞬間、現実離れした少女の顔はみるみる内にぼやけ消え、道に倒れ、ただの物質に戻る)
(そして、さながら蜂のように、細かに飛行と停止を繰り返しながら、太一朗の顔付近を飛び回り、光る鱗粉のような物を撒き散らし始めた)

…っ、捕まえろ! いや離れろ!
(紫が叫び、駆け出す)
その粉を吸うな! 乗っ取られるぞ!
596郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/19(土) 23:12:46.96 ID:vEOu3UTZ
>>595
あんたも、そういう組織の人間か?
――やれやれ、何もかも秘密、秘密、秘密……!そういうのは、俺、嫌いなんだよねっ!
(ぎり、と奥歯を噛み締める。それは目の前の彼を通して、どこかの誰かに対する八つ当たりでもあった)
いや…俺は組織人なんかじゃないからな。文句を言うのは簡単、か。
………どちらにしろ、俺には判断する材料がない。好きにしろ……と言えないのは俺の性格だな、これは。
(はぁ、と溜息をついて直後、聞きなれた人物の名前が聞こえて)
アンタ……、なんでその名を…?
(直後、彼女が正体を現す。光る鱗粉が撒き散らされると同時に、彼の警告を耳にして、咄嗟に離れる)
―――!
っ……アンタの警告の方が正しかったってことか。
やれやれ……、だが、まあ……やることは決まったな。ここはアンタに従うぜ。
(彼の警告通り鱗粉を吸い込まないように、袖口で口や鼻を覆いながら、ナイフを構える)
……しかし、どうしたもんだか。どうしたら、あいつを無力化出来るんだ?
(倒すにしても、捕えるにしても、あの鱗粉がやっかいだ。)

アンタがなぜ先輩の名前を知っているのかは、後回しだ。
取りあえずコイツを何とかしなくちゃな。……悪いけど、それも秘密だとか抜かすなよ?
(視点は異形に向けたまま、距離を測る。異形の身体が小さいということもあるが、素早く、捉えるのが難しいだろう。
 いや、“能力”を使えば、その問題は解消される。問題はあの“鱗粉”だ。
 アレが無力化されない限りは、近づくことすら許されない)
597紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/19(土) 23:28:54.54 ID:khDWwBF3
>>596
………チッ。
(やはりそうだったか、という得心よりも、遅かったか、という苛立ちが優った)
(ちなみにかの異形は、人体を操るためには口から出入りする事しかできない)
(そのため、その間に口をふさいでしまえば、どうとでもなったのであった)

…協力してくれるのはありがたいな。
(もう少し早く決断してくれれば、とは言うまい。あまりにも時間がなかった)
(妖精は羽音を立てながら、光る鱗粉をまき散らしながら、太一朗の周囲を飛び回っている)
ちゃんと口と鼻を塞いだな? 落ち着いて聞いてくれ。
その粉を吸うと、仮死状態に陥る。
ただ吸っただけながものの一分で意識が戻るが、すぐ側にそいつがいるとアウトだ。
(即座に口から入り込まれて、脳みそを吸い尽くされてしまう)
鱗粉を吸ってから意識を失うまでおよそ五秒。その間にそいつを捕まえられるなら、そうしてくれ。
意識を失った場合の安全は保証する。……お前に手を出したら怖い目に合いそうだしな。
そうでないなら、伏せろ。怪我はするが死にもしない方法で処理する。
(まあ、彼が選択するのは後者だろう。拳銃を構え、太一朗の方に向ける)
(この鱗粉の密度なら、粉塵爆発を狙える。うまくすれば、音で異形は気絶するだろう)
598郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/19(土) 23:46:27.67 ID:vEOu3UTZ
>>597
………アンタ、本心は隠すタイプか?
何だか、含みのある言い方だけど?
(協力してくれる「のは」、か。彼の意図がどこにあるかは分からないが、取りあえずこの場においては、
 協力関係を結びつけることには成功した。あとは、あの異形をどうするか、だ)
五秒?なぁに、五秒もあれば十分だ。
つまり、その間に俺があいつを捕えて、あんたが完全にあいつを捕獲する。
それでオーケーか?
―――行くぜ。
(呼吸を止めて、神経を研ぎ澄ます。……見える。
 あれだけちょろまかと動き回っていた小さな異形の動きが、手に取るように分かる。その動く先も、どのように動くかも)
(どうせ呼吸を止めているのだ。その間に鱗粉を吸う心配はない。ただし、問題なのはその後だ。
 捕えたあとで、能力が切れて、酸素を取り込む為に呼吸してしまえば、鱗粉を吸い込んでしまうだろう。
 だから、重要なのは捕えた後。素早く、彼が、その異形を完全に捕縛してくれなければ、それこそ彼の言う危険が襲うだろう)

―――――。

(ただ、ひたすらに異形に向かって走る。その小さな体躯を手で握り締めると、
 そのまま男の手に握らせる。―――あとは、その男の行動次第だ)
599 ◆IorinFNlA2 :2011/02/19(土) 23:51:35.47 ID:GeNgZJKr
【ロール中、誠に申し訳ありません】
【次スレのご案内です】

【異能】黄昏の学園36【異端】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1298126428/

【お二人とも、容量オーバーの際はどうぞ次スレへ】
【伝言落ちです】
600紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/19(土) 23:54:53.58 ID:khDWwBF3
>>598
クセのようなものだ。深読みするなよ。
誰にだって隠しておきたい事の一つ、二つはあるものだ。
(子どもっぽい? いや、青臭いというべきか)
(そんな言動の主に、はてさて、媛名 葵がそれほど執心するのだろうか)
(…そんな言動だからこそ、かもしれないが)

………ほう。
(いとも容易く、虫のように飛び回る異形を捕えた)
(あの態度を見るに、出任せやハッタリとも考えられない)
(感覚の強化とか、その類いの能力なのだろうか)
(拳銃を懐に仕舞うと、右手で太一朗の掴んだ異形を受け取り)
ふん。
(左手でその体を包み込む)
(一瞬、何かが弾けるような音がして、それまでだった。手を開けば、異形はぐったりと伸びている)
…よし。
助かった。良くやってくれたな。
お前が物分りと視力の良い奴で実に助かった。
(言いながら、その身体を損壊しないように折り曲げると、ポケットに放り込んだ)
(人形以下の扱いである)
601郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/20(日) 00:10:54.66 ID:+xp1EQG0
>>599
【サンキュー!……全然容量に気を使ってなかった。ありがとうな!】

>>600
そりゃそうだけど……、それが過ぎるとそれはただの他人の拒絶に過ぎないぜ?
そして、隠し事をされるのが嫌な人間だっているんだ。
(それはまるで独白の様に呟きだされる。――それは誰に向けたものだったのか)

…………はっ、はっ、はっ……!
(時間が切れると同時にそのまま、地面に寝そべった。
 胸が裂けるように熱く、苦しい。どくどくと鼓動を繰り返し、少しでも多くの酸素を求める)
まったく……よく言うぜ。
(自分も異形を良しとしないタイプの人間だ。だが、ここまで冷静に、冷徹に異形を捕えることは出来ない。
 ポケットに放り込む仕草を眺めながら、眉を顰めさせて)
……いや、まだ殺さないだけ、俺よりマシなのかもな。
(まだ、自分には異形を殺すことしか、彼らを止める術を知らない。
 そういう意味では彼は自分より経験があり、その実力もあるのだろう。ほとほと自身の情けなさに溜息をつきそうになる。
 ―――呼吸で、それが出来ないが)
はぁ……はぁ、で……どうして、先輩…媛名さんのことを知ってるんだ?
602紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/20(日) 00:29:26.48 ID:DNm7HQPl
>>601
……大丈夫か。
(地面に倒れこんだ太一朗を気遣ってみせるように、しゃがみこむ)
(距離の割には疲弊しすぎだ。何か疾患がある…ようにも見えない)
(能力のリバウンド、のようなものだろうか)
さて、どうかな。
殺すという事が常に最悪の手であるとは限らないぞ?
死ぬより辛い事なんて、意外とすぐ側に転がっているものだ。自覚しないだけでな。
…立てるか。
(落ち着いた頃合いを見計らい、左手を差し出す)

……どうして、か?
(真っ直ぐで素直な疑問。それとも、媛名 葵が結構顔が広い事を知らないのか?)
媛名………俺も年齢的には彼女の後輩だが、呼び捨てるぞ。
媛名 葵は同業者だ。……同業者という認識で、おおよそ間違いはない。
(その方針は決して同じ方向を向いている訳ではないだろうが)
彼女の、<<深凪>>の敵ではないし、味方でもない。今はな。
ただ同じ街で似たような事をしていれば、知り合う事もある。それだけだ。
……紫 一久。お前は。
名前。


【少し早いかもしれないが、そろそろ凍結、させてもらって良いだろうか】
【俺は明日……ええっと、日にち的に今日は、午後から夜まで空けられる】
【以降平日は、九時辺りからならいつでも大丈夫……だと思うが】
603郡 太一朗 ◆gphCpRvXtQ :2011/02/20(日) 00:32:15.40 ID:+xp1EQG0
【了解っ!そうだな…月曜日の夜でもいいか?
 明日は都合が悪いし、日曜日の夜はちょっと不安定なんで】
【本当に今日はありがとうな!また、よろしくっ!】
604紫 一久 ◆aYx5IIasQU :2011/02/20(日) 00:36:30.38 ID:DNm7HQPl
【オーケイだ。では二月二十一日の夜九時という事で】
【こちらこそ、また明後日もよろしく頼む】

【…残り2KBか。有志の方がいれば埋めちまってくれ】
【次スレは>>599だ】
605尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/02/20(日) 15:14:22.67 ID:ClE0r9cL
【待機します。】
【プロフはこちらを参照してください。ttp://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1298126428/3
606尖 戒奈 ◆J8yhkhix9w :2011/02/20(日) 16:44:57.16 ID:ClE0r9cL
【落ちます。】
607アンジェラ ◆rdAV3DcvpI
【久遠ゆりか ◆Juli/dituoさんへの置きレスにお借りします】

(──歩きづらいし動きづらい)
(自分も「エージェント」の様な物なのだから慣れておくべきだとは思っていたが)
(どうも無意識の内に服や靴が型崩れしないか気にしてしまうようだ)
(それに加え、慣れぬ場所だから息苦しい)
(これからの会話の内容も考えれば、さらに頭は圧迫されて何とも不安になる)
(けれども、表情は何とか微笑を保って、ボーイに誘導されるままに席に着く)

久遠さん、でよろしかったでしょうか。
改めまして、こんばんは。アンジェラ・トルーマンと申します。
(対面に座る可愛らしい少女はここに来慣れているのだろう。随分と余裕を感じられる)
(こちらの日常ではそうお目にかからないロリータ服が、日本人とかけ離れた彼女の容姿に良く似合い)
(その姿は、映画の中などにいる気丈な社長令嬢のように見える)
(成程、確かに彼女は学校の中では浮いてしまうのかもしれない──)

では、お言葉に甘えまして──
(そんな事を考えながら手早くダージリンティーを頼む)
(こういう時はなんて言えば良いんでしたっけ。何を頼むといいんでしたっけ)
(嗚呼、もっと社交の勉強をしておけば、などという後悔は後でするとして)
(今はただ、この「お茶会」を有意義な物にする事のみ考える事にする)

そう、ですね。
紅裂拓兎は異能者と呼ばれる特殊な人間ですので、
もしあなたがそれを知っていなかったのであれば『忠告』をするでしょう。
知っていたのであれば、程度の違いこそあれ貴女自身も異能者や異形に関係する者となりますので
お互いの情報や行動方針について語り合いたいと思います。
お互いの安全のために、です。
(体面に座る美少女と堅苦しい雰囲気に圧迫されながらも)
(丁寧な口調を意識しながら、まずは無難な言葉をを口人出す)

それプラス、なのですが──
(一瞬の沈黙。ギリギリまで定まっていなかった「紅裂に対しての姿勢」をここで決定する)
私、諸々の事情で彼と険悪な仲になっています。
諸々と言っても、ただ単に反りが合わないのが理由だとは思うのですが。
(笑みを苦笑に変えて、口から吐き出す)
(全て嘘である必要はないが、全て本当である必要もない──)
私も、本当は彼と仲良くしていきたいのです。

そんな中、彼の事を良く評価する女性も何人かいると訊きました。
(紫と媛名から立て続けに聞かされた事だ。嫌でも心に残る)
その内の一人が貴女、というのはどうやら間違いないようですね。
故に、少しお聞きしたいのです。
彼の良いところとは、どういうところなのでしょうか。
彼のどういうところに、惹かれるのですか?