>>919 忠告了解ー。
>>920 918、じゃないけど奇数だね。とすると物騒なモノ退治。
さて振ってみたところ、私から書き出すのが礼儀かな。
>>922 物騒なもの退治ですね…了解いたしました。
それではお言葉に甘えて書き出し、宜しくお願いできますか?
【それでは、よろしくー】
(都市部の開発に反比例して要らなくなる部分というのは、
どうにも"変なもの"の住処には適してしまうらしい。
つまり、この旧市街、コンクリートのひしめく
時代に置き去りにされた場所に、
自分のような「向こう側」の人間が集まるのも必然である)
本ッ――当に迷惑なコトだけど…。
(バイト先でなく、不気味な色に変じた月下の廃ビルを、
周囲の気配を探りながら調査するという…
およそ女子高生には有り得ない非日常には文句も出て然るべきだろう)
慣れたもんだ、ってのが余計悲しいトコだぁね。
(黒コートの裾を揺らしながら、各所のタイルがはがれた廊下を歩む。
7階建ての大きいビルだが、つい最近に新市街に丸ごとうつったらしい。
金持ちこそ無常、貧乏人はヒマなしと働いているのに、だ。
――さて、ビルに踏み込んだ瞬間、まるで次元が歪んだかのような違和を感じた。
つまり「変なの」が自分のテリトリーとするに十分な時間、
ここに住まっていた――相手が自分に適した環境に作り変えているのだ。
どうにか巡回中の警察諸君に見つからなかった日本刀を手にするも、
それが頼りなく感じるほど、アウェイの不利な状況下にある)
(月明りが割れた窓から差し込む――…いやに、綺麗な半月だった)
(異形、と。自分達がそう呼ぶもの達の活動が最も活性化するその時間帯に
着替えるのが面倒だったのか何なのか、制服姿のままに女は階段を降っていた。
いやな空気、とでもいうのか。“アレ”特有の何かを感じながら、二階から一階へ降る)
………。
(なるべく音を立てないように、階段から降ってきたその先)
(一回の入り口あたりに、何やら普段の“仕事先では滅多に見ない影を見つける)
(真っ黒なコート、長い黒髪。見た感じは、自分とはそう変わらない年齢に見える)
―――…こんな月夜に廃ビルに御用とは、お互いついていませんね。
一般人の方、とは思えないものを手に持っていらっしゃいますが、念のため。
逃げた方がいいですよ。そろそろ、起きてきますから。
(糸から手を守るための防護用皮手袋をキュッと強くはめ直しながら、言う)
(一応は罠を張り巡らせた階段の先――…つまり、上の階の方から何とも言えない鳴き声が木霊した)
【改めて、宜しくお願いします】
【あと、時間も時間ですので眠気、お時間のときはどうぞ遠慮なく】
(親指が鍔押しを行うが、電気が既に通っていないながらも、
常以上に輝く月明かりがその動きを否と判断させた。
指の力を緩めて、わざとらしく背に剣を隠しながら)
月夜かどうかはともかく、こんな場所には昼だって来たくないよ。
さて、逃げるっつってもね。
(肩越しに今しがた踏み込んだ入り口を仰ぎ見てから、
再び視線を戻した先――大和撫子、とはよく言ったもの。
同年代にそう見ない気品と落ち着きを宿した女性は、
さてどこかで見知ったような雰囲気だった)
踏み込んだ鼠を逃がさないっていう、常套の手管はわかってるみたいだ。
今のところ、あの動かない自動ドアは完全に一方通行。
…入り口で配られたのが、片道切符かどうか確かめにいかなくちゃ。
というわけで、「先輩」こそお隠れになられたらどうでしょう。
夜行性のくせに高血圧っぽいですよ、上のは。
(その階段に、足音を立てず風のように接近する。
どうせ結界のせいで後ろには引けぬのだ。
目の前にいる女性が、同級の男子が噂していた「美人の転校生」と知らば、
利用せぬ手はないとばかりに接触を試みる)
せっかくの獲物です。あちらだって必死なのでしょう。
(落ち着いた声音。喜ばしいことに使えない一般人ではなさそうだ。)
(改めて月明りの元で、その聡明そうな姿を目に入れた。月明りが似合う、と思った。
落ち着いた物腰。そうしてこの状況でもどこか余裕のある口ぶりに、すっと眼光を緩める)
……残念ですが、それは片道切符でしょうね。
お帰りのキップとやらは恐らく、夜行性の低血圧さんが持っているかと。
(風のような動き。音も無くこちらへ向かってくる、黒尽くめの女性)
(警戒はいやな鳴き声のする背後に払ったまま、表情の薄い顔が相手を見つめる)
“後輩”が進むというのですから、“先輩”が隠れるわけにもいけないでしょう?
ところで、私…貴方にお会いしたこと、あったでしょうか。
(まるで世間話をするように、少々困った素振りでそう尋ねる)
(“先輩”と呼ばれるからには同じ学園、もしくは何かしらの知り合いなのだろうが
殆ど同学年しか今だ認知していない彼女の記憶の中に、
この後輩にあたる女性の存在は、まだ加えられてはいなかったのだから)
どうせなら、もう少し素敵な場所でお会いしたかったものですね。
(小さく残念そうな表情。あまり表情を表に出さないのか、小さな動きだが)
(そう呟いた彼女の後ろ――…階段の先の闇の中で、いやな唸り声と共に二つの光がギラついた)
その切符、二人分あるといいね。
(保証などされぬ命の遣り取りがあると予想するまでもない。
殺意と欲に満ちた双光は、自分とこの女性を映している――
ならば、鞘込めのまま、全身の力を抜いた状態で魁に踊る)
注目されるスターは、誰に見られたかまでは覚えてないでしょ?
ま、自己紹介はもしかしたら両方生き残った後…
それまでは後輩か野次馬Aでよろしくってよ、先輩。
ロケーションは、先輩の想像する「素敵な場所」、で、それを実現するためには…
(先んじて、階段奥へ踏み込みながら、右手を左ポケットに滑り込ませ、
切れ味を帯びさせた量販店のポイントカードを投じる。
瞬間的に触れただけでは剃刀程度の切れ味しかないが、
決め手とするわけでなく、初撃の牽制ならば十分だろう)
一緒に素敵な天国に落とされないようにするしかないねッ!
(曰く、――まずは協力して生き残らねばなるまい)
貴女のような綺麗な女性を“後輩”さんと呼ぶのは味気ないですが、
そうも言っていられない状況とは、物悲しいものです。
(表情の薄い真顔で、淡々と。軽く口説くような台詞を織り込み、後ろを振り返る)
(先んじて踏み込んだ女性の背中を、彼女の位置を確認して
皮手袋をはめた手に思い切り力をいれて、張り巡らせた“糸”を引く)
(細く視認しにくいそれは、階段のあたりにいた“ソレ”の首に、足に絡みつき、
動きを軽く封じた瞬間……投じられ、“ソレ”を牽制したのはポイントカード)
この頃のポイントカードは、とても鋭利なんですね。
(糸を引いてギリギリと“ソレ”を締め上げながら
通常ならぬ鋭利さを持った武器――つまり、ポイントカードの出現にそう零す)
(もちろん、カード自体でなくそれを投げた方に理由があるのだろうと思っているのが本音だ)
――…フェネックとかは好きですけれど、こういうのはペットにしたくないです。
(糸で締め上げられたソレ。月明りに照らされたその異形の姿は、ギリギリで“狐”と呼べるもの)
(なかなかの防御力を有しているらしく…糸は絡まっただけで、その肉を切り裂こうとはしない)
それじゃあ、顔に一発もらわないようにしないとね、お互いにさ。
(恥らうでも否定するでもなく、目の前の「変なの」を前に
怖じずに嗤いながら、さらに音もなく疾駆する。
自分をまるで避けるように奔った糸の合間を抜け、
そう狭くもない階段の中で窮屈そうに――
いや、実際に糸にきつく締め上げられているモノへ肉薄)
確かにかわいげはないや、コイツ。
面積だけはあるからね、剥いたらコートくらい作れるんじゃない?
もっとも汚さない保証はないけどね……ッ!
(剣は抜かず、合いぬけるように階段の踊り場に飛び込み、
獣の左脚の付け根に浅く刺さっている自らのポイントカード…
"あげるよ"と一言残して、頑丈な靴底のブーツで蹴りこみ、
奥まで"差し込む"。 骨格も肉も硬いが、一点に強かな一撃を加えれば
滅せぬ相手ではないようだ――ということを確認する)
………わ、っ
(最も、魁となるに相応しい危険性は、
痛みに騒ぐ獣を見れば明らかだ。
鞘込めの刀で防御したが、その尻尾の振りぬきで、
間合い外へと弾き飛ばされる。登り方向の階段に、
受身を入れても強かな背への打撃は、結構な痛手だ。
構図としては挟み打ちではある、が…)
先輩、ごめーん、ちょっとしくじったかも。
もう少し早い時期に出てきてくだされば、
コート需要もうなぎのぼりだったのですが、冬眠だったのでしょうか。
(流れるような動き。一つのショーにしても惜しくは無い。
彼女の滑らかな動きを視界に捉えながら、糸を手に巻き…もう一度引く)
(この状態では“糸”の方がそろそろ持たないだろう…とそう冷静に考えながら
“後輩”が加えた打撃――…一点への強かな攻撃を目ざとく、認識した)
(≪弐式≫を有していない自分よりも、このトドメは彼女の方が適しているであろう)
―――…ッ。
(そう思った瞬間の出来事)
(糸が切れ、異形の尻尾により吹き飛ばされた彼女の身体)
(糸から開放された獣は、唸り声をあげて“獲物”の方へと飛び掛っていく)
(けれど、“獲物”に向かって疾駆するのは、“異形”だけではなかった)
可愛い後輩のしくじりは、可愛いから許せますよ。
(表情はきっと彼女からは見えない。けれど、その声音はどこか楽しげに)
(獣へ向かって疾駆した彼女は地を蹴り、新たな糸を手にしたままに獣の背に飛び乗る)
(牙をむき、口をひらき、今にも“後輩”に喰らいつきそうな獣の頭へ音も立てずに駆け上がり)
据え膳喰わぬは何とやらと申しますが……この状況で、それは適応されないでしょう。
(美しい高校生を追い詰める美味しいシチュエーションを構築した狐に向かって呟く)
(大きく口を開いた獣。その口元に糸が絡まり、一瞬だけ、その獣の動きが、止まる。
大口をあけた―――…無防備な口内を無理矢理に晒させられた状態で、ほんの刹那、止まる)
(注意を逸らし、尚且つ糸の軋みが顕著になったとき、
狙われるのはこちらだ。討てるかどうかは五分の確率。
だがしかし、自分より色んな意味で「年長」である葵への、
ある種の信頼だ。自分が食われてもその隙になんとか、と)
それじゃ、お言葉に甘えて。
(だが生き残れるに越したことはない。武人の誇りなど持ち合わせていないのだ。
葵の足元に、妖狐の頭から鼻先へと月明かりを反射する何かが、
刹那の合間に通り抜けるという光景を作り出す)
先輩へのお詫びは、コートの素材と朝ごはん奢りで釣り合う、かな?
どーんと胸を借りるんだし、ね――柔らかさが、ちょっと足りなさそうだけど。
(先輩の用意した舞台の幕引き…右手は頭の後ろ、左手は背の後ろに。
上に向いた鯉口が、下に落とされる切っ先を迎え、
軽口から一気に小声になったとともに、掌が緩み、重力に従って
刹那の更に中、六徳の瞬間にのみ現世に出現した凶刃が姿を消す。
すると、葵の足場にしていた狐の頭が、"真ん中から縦にずれる"。
遅れた血飛沫は、黒衣の自分にはダメージは少ないだろうが――)
(一閃。そう称するのすら、凡愚に思えるほどに鋭い―――…)
(異形の命を断ち切ったそれは明らかに“普通”の為しえる技ではない)
(遅れた血飛沫が、靴に、足に、制服に―――媛名 葵という存在に飛びかかる)
(どうにか避けようと、飛びはしたものの、
その“一閃”に不覚ながら見惚れた所為もあったのか
全てを避けることなどできずに、僅かながら服とその顔を汚した)
ふふっ、世の中には決して口にしてはならないというか
触れてはならない部分があるということを、ご存知でしょうか?
(月明りの下。薄く血化粧を施した彼女は、冷たいまでの作り笑顔をその顔にはりつける)
(“柔らかさがちょっと足りない胸”の方が、血飛沫より重大だったようだ)
―――…まあ、それはともかく。
朝ご飯を奢っていただけるのは、何とも魅力的なお詫びですね。
コート素材は、生憎とお小遣い稼ぎをする時間がないので、遠慮します。
(制服から取り出したハンカチで頬の汚れを拭うと、水琴へ近づく)
(そうして、笑みを取り去った最初と変わらぬ感情の薄い表情で小首をかしげた)
腰とか、背中とか、大丈夫ですか?
(想定していた仮想がまるまると現実になり、
改めてその手腕に感嘆する…ピアノも弾けぬ自らは、
指先の動きで糸を繰るなどということだけで羨望に値する。
同時に、敵には回したくないとも思う――少なくとも、
自分の剣が知覚できていたことは、その跳躍が明確に示していた)
……い、やぁー…ちょっとキツい、かな?
おんぶして帰ってくれるとうれしいかも。
優しい先輩ならそれくらいしてくれるかな?なんて、ね…
(痛みと月光の照らす白地の赤化粧に、引きつった笑みを浮かべる。
まさかそのまま首を刎ねられるんじゃないか、と、
鈍痛を訴える腰部から背骨が動かないことがその恐怖を加速させた。
全体的に嘘は言わぬため、のろのろと手を伸ばしておんぶをせがむ)
切符が2枚あるかは、帰るまでが遠足って言うしわからないけど…
24時間のつぶれかけのファミレスなら、歩いて10分くらい。確認はできるでしょ。
………あ、2年の須佐乃です。スサノ、ミコト。
(と、あっけらかんと間抜け顔で遅れて名乗った。
平和に夜明けが来そうなので、結構素敵だと判断したのだ。
美しい大和撫子と朝を迎える――には、ベッドでもソファでもないのが残念か)
(服の汚れを確認して、それもふき取る。薄く残った。
洗濯しても取れないだろうが…ファミレスにいく程度なら
まあ、これぐらいなら目立たないだろうと、非常に楽観的な思考をめぐらせて)
じゃあ、24時間つぶれかけの危機に瀕しているファミレスで。
実のところ引っ越してきたばかりで此処らへんの地理にあまり詳しくないので
軽く、右だとか左だとか言ってくれれば、大丈夫だと思います。
(のろのろと手を伸ばした水琴の様子。
何となく可愛らしいなんて、そんな感想を抱きながらその手を掴む)
須佐乃、ミコト。水琴さんですね。
私は媛名です。ヒメナ、アオイ――…先輩後輩という序列はあまり気にしない性質なので
呼び捨てでも何でも、ご自由にお呼び下さい。
(名前を認識する。……スサノ、ミコト。
これから恐らく、自分という存在が学園において観察しなければならない対象)
(能力と断定できるものは、今回はっきりとは観測できなかったが…それも、後に)
じゃあ、どうぞお乗りください。
背中にあたる豊かな胸を妬んで落とすなんて蛮行は
多分、恐らく、きっと、それなりに高い確率でしないと思います。ご安心を。
(すんなりと相手のおんぶ要請を受け入れたらしい彼女は、真顔でそう答えたのだった)
【ここらあたりで〆ということで大丈夫でしょうか?】
【はい、うつらと頭が傾いており、ここで〆に。お疲れ様です】
【素敵なロールをありがとうございました。お休みなさいませ…】
【こちらこそ、本当に素敵なロールを、楽しい時間をありがとうございました】
【お疲れ様でした、ゆっくり休まれて下さい。それでは、お休みなさいませ】
【あっと…重複防止の為にもう1レスお借り致します】
【次スレ、立ててまいりますね】
残念。
また顔を出すとするよ。
今夜こそロールをしたいものだが・・・・・
【初めまして】
【お相手よろしいですか?】
【こんばんは】
【こちらこそよろしくお願いしたい】
【調節したプロフは次スレにあるのでそちらを参照に】
【で、どのようなシチュがよろしいだろうか?】
【私のプロフは……
>>206です〜】
【で、提示シチュですが……う〜】
【1・昼の学校で、図書室あたりで普通の本を読んでいる普通の格好の私ばったり】
【2・夜の学校で、何やら怪しい恰好で怪しい物を設置している私にばったり】
【が、考えられますが……】
【では、Aでよろしくお願いしたい】
【書き出しはこちらでやってみるが、よろしいかな?】
【了解です】
【さて、どんな怪しい恰好にしようか……】
夜の帳が下りる。餓鬼共は去ぬるべき時間。
此処より先は、魑魅と魍魎が跳梁跋扈する時間。
そして修羅の巷に一人往くは、血に飢えた一匹の剣鬼也。
―――― 月の下、孤影は歩む ――――
いい匂いがするな・・・・・・
血の匂い・・・・鉄火の匂い・・・・闘争の匂い・・・・・
(痩身の男が呟く。一見典雅ささえある中性的な顔立ちに、明白な闘争への)
(飢えを宿し、隙のない足取りで歩く。音もなくけ気配もなく、まるで人形のように)
では、そろそろ勤めを果たすとしようか。
(男の名は暁 小次郎。人にして人に非ず。からくり人形に黄泉還った魂を宿した)
(偽りの命と明白な使命を纏った、《器人》である。器人は歩く。何かを求めるように)
(人はよく見た目で人を判断するという)
(それは、見た時には、視覚的な情報しか得られていないからである)
(そういう意味では、身なりや服装をできるだけ、怪しくないようにするのが、闇に潜む者の常である)
(そして……)
……ここをこうして……
(その全く逆方向を行っているのが、雫であった)
(寒くないにも関わらずニット帽をかぶり、顔はサングラスとマスクで隠している)
(しかしながら、恰好が学校の制服であり、まったくもって不可解な恰好であった)
(しかも、道端にしゃがみ込み、何やら設置している)
(まぁ、一言でいえば「怪しい」に尽きるのである)
(出会いとは引力である。強い個性や能力は、それ自体が強力な磁場である)
(では、その磁場同士が近くに存在したら?引かれ合うのは当然である)
(それこそ、炭酸飲料を飲んだらゲップが出るのが当然のように)
(全く気配もなく、少女の背後に立ち津尽くす器人)
(彼にしても、ここまで明白に怪しいと全身で主張する人間は初見だったのだろう)
ふむ・・・・・・
(小さく漏らして、顎を掻きながら少女の作業を見守る)
…………
(黙々と、作業をする雫)
(その姿は、微笑ましい部分など一欠けらも存在しない)
これで、よしと……。
(そういって、立ち上がると、う〜んを背伸びしながら振り向くと……)
あっ……
(目の前にいる、男性と目が合っていた)
あっ……えっと……その……
(そのまま俯き、顔を隠すようにする)
この事は、見なかったことにしてくれるとうれしいのですが……
ふむ・・・・・・
(少女が作業を終えて、こちらを振り向く。当然気付かれた)
(二人には身長差があるので、必然的に見下ろす形になる)
まず第一に、何をしていたのだ?
それ如何では、俺はお前にしかるべき制裁を加えねばならんが?
(至極御尤もな台詞である。少なくとも前半部分は。後半部分については)
(かなり勝手な台詞ではあろうが、状況的に見て少女の方が部が悪いのは明白だった)
(俯く少女に、虚仮脅す風など微塵もなく問いかける)
いえ、あの……ですね……
(とりあえず、言い訳を考えようと必死になっていたりする)
(当然ながら、こんな恰好で星を見ていましたなどと言っても信じるはずがない)
(だからと言って、事実を語るのも彼女は良しとはしなかった)
何といいましょうか……所謂、ネズミ駆除の仕掛けといいますか、マムシの駆除といいますか……
(明らかに苦しい言い訳であるが、これのほうが実は真実に近いのかもしれない)
いえ、決して制裁を加えるような事はしていません。
それだけは、言えます。
(まぁ、それ以外はまったく言えないのだが)
ということで、見逃していただけるとありがたいのです。
できれば、危ないのでここから立ち去ってくれるともっと嬉しいです。
さらに……
(と、あからさまに怪しい言葉を続ける)
(まぁ、ここはもうすぐ魔物が集まってきて危なくなるとは、とても言えないのだろう)
うむ、ネズミ退治にマムシ退治か。それは感心なことだ。
しかしな、このような時間にこのような場所で、そのようなことを
していると言ってハイそうですか――と信じる戯けもおらんだろう。
(涼しい顔で、完全無欠に信じ切っていない口調で)
――ほほぅ・・・・・・
(静かに唸る。少女の言葉など、右から左である)
(仮初めの肉体ではなく、それに込められた魂が感ている)
(浮世に在って浮世の法に従わぬ存在が、近寄っていることを)
奇縁と言うべきかな?この街に来て一週間。
これで俺の勤めも果たせるというものだ。
(少女には全く理解できぬことを言って腕を振る)
(忽然と、その右手に両刃の剣が出現して握られている)
(魔物を迎え撃つ為に、器人がその真価を発揮しようとしている)
あはは……やっぱりですか。
(冷や汗を垂らしながら、半笑いになっている雫)
(自分でも相当苦しいと思っていたのだろう)
まぁ、信じてくれたらうれしかったんですが。
って、聞いていないですよね?
そこの人……。
(明らかに、自分の話など無視して唸る青年に思わずツッコんでいた)
って、何を言って……ええ!
(そして、驚きの声を上げる)
(いきなり何もない空間から出現する剣。それを右手に収める男)
ちょっと、銃刀法違反ですよ!
(ツッコミどころが間違っているが……)
って……いけない。
(そういうと、ゆっくりとサングラスを外す。明らかになるのは目を隠す眼帯と隠されてない右目)
来るのが速すぎます。
(そして、目の前を見る)
(来るものは分かっている。それは、鼠だった。体長が2メートルほどある)
あの〜、あれも見なかったことにしてくれるとうれしいのですが……
何を言うのか。刀は侍の魂。
刀は核兵器すら凌ぐ最終兵器。
それを銃刀法如きが覆せる道理もない。
(全く噛み合っていない会話。いっそ清々しいまでの齟齬)
ほほう、これは大きい鼠よな。
(少女の声など耳に入っている様子もない)
(こそこそと、静かに這い寄ってくる影)
(鼠。それも体長二メートルほどはあるだろうか)
(獣の身体能力については、今更語る必要もない)
(そしてその身体能力がそのままなら、鼠の俊敏性を侮るわけにはいかない)
では、鼠退治と参るか。
(剣を肩で担ぐように構え―――そこからは一瞬である)
――セイッ!
(踏み込む。間合いを詰める。袈裟に斬りおろす)
(例えこの一刀で仕損じても、返す刃が相手を絶つ。そういう剣技)
いや、ここは日本ですよ。
しかも現代ですよ。廃刀令違反ですよ。
(もはや、話がかみ合わないと諦めたのだろう)
(わけのわからないことを言いながら、鞄に道具を仕舞う)
って、はやっ!
(いきなり、袈裟掛けに切り崩されたネズミは一瞬にして命の灯を消していた)
…………
(何も言わずに勝負がついていたのをみると……)
あの、本当に銃刀法違反ですよ?
(とりあえず、もう一回ツッコんでおいた)
えっと、とりあえずここは……危ないですから。
(そして、おどおどしながら再び話しかける)
(今度は若干弱腰だ)
つまらぬモノを斬った・・・・・・
(その一刀は脳天から入って、真っ二つに鼠を切り裂いた)
(お約束の台詞を吐きつつ、ひゅんと剣を振って大地に血の華を咲かせる)
法律など、破る為にある。
本当に賢い人間はな、規律を守る振りをしつつ、その裏を掻くものだ。
そうでなければ、本当に大事なことは貫けない。違うか?
(後ろめたさなど微塵も感じさせない口調)
(根っこの部分から、己の行為が悪いことだと思っていないのだろう)
動くのはかまわんが――この死体はどうする?
放置したら、大騒ぎになるのは明白だが?
(嫌味ではなく、事実を指摘する口調で二つに分かれた死体を指し示す)
はぁ……何で夜に会う人あ常識はずれな人が多いんでしょう。
(少しだけ、頭を抱えながらため息を吐く)
(少なくても、自分の常識だけは保持したい現れだろう)
私はもう知りません。
ええっと……多分、大丈夫でしょう。
(そういうと、しばらくその死体を見ている)
この子は、多分……
(すると、彼女は腕を振るった。途端に彼女の手には木刀が出現している)
(おそらく、折りたたんで袖の中にでも入れておいたのだろう)
(そして……)
ていっ!
(ポカっ、ポカッという音とともに、鼠が再び昏倒する)
(半分の死体が、いつの間にか半分くらいの大きさのネズミになって)
おそらく、切ると分裂する子みたいですから。元々、人を襲わない子みたいですし。
(一連の行動を黙って見ている)
(少女が木刀を取り出した。鼠の死体が分裂した)
(するともう一匹鼠が現れた。要約するとそれだけなのだが)
ふむ、面妖な。
(自分のことは最上段に棚上げして呟く)
俺には関係のないことだがな。
所詮は畜生。このような相手、俺の剣が穢れる。
(この鼠は、彼の眼鏡に叶う強敵ではなかったようだ)
で、結局お前は、この畜生どもを狩っていたのか。
ふむ、陰陽師には見えぬが、さては退魔師という輩だな。
はぁ……またこの子か……
お呼びじゃないのに……
(どうやら、見た感じでは色々やっているようだ)
いえ、狩っているというか……
(そういうと、少しだけ言葉を濁らせる)
まぁ、狩っているのは事実です。それに、それが目的なのも。
ですが、退魔師ではありません。当然、陰陽師でも……
(そうすると、顔を上げる)
あなたこそ、どなたですか?いかにも、時代錯誤な方に見えるんですが。
俺か?
何、通りすがりのしがない剣客だ。
(全く冗談に聞こえない真剣な声音。涼しげな眼差し)
お前こそ、何者だ?
退魔でも術師でもないと言うお前は。
最初の問いに戻るが、わざわざこの様な場所で何をしていた?
どうやら、何かを探しているような風情であったがな。
(「またこの子か」という言葉から察するに、色々と測り知れぬ事情が)
(あるのは、漠然とだが察することはできた。何を探しているのか、少し気になった)
いや……この世界に剣客がいること自体が不思議なんですが。
(思わずツッコむ常識人)
私は……別に……
(そういうと、眼を逸らす)
私はただ……探していたんです。
そして、それを狩ろうとしていた。それだけです。
(あまりにも、具体性のない答え。だが、おそらくそれは答えなのだろう)
そして、今回は違った。ただ、それだけです。
【すみません。そろそろ眠気が……】
【あと1〜2レスで〆でいいでしょうか?】
ふむ、妙なことを言うな。
今先ほど、摂理に反する生き物を見たばかりだと言うのに。
(本当に不思議そうに、首を傾げる男。
(倒れた鼠。自称剣客。そして怪しい少女)
(確かに、どれをとってもマトモでは有り得ないが)
ま、よかろう。
俺には関係のない戦いだ。
(風のように笑って、彼はそれ以上詮索しなかった)
(いつの間にか身の丈もある剣が収められている)
(何時、何処へ仕舞ったのか目撃した者は存在しない)
では、俺は行くぞ。
(全く未練の欠片も無く、剣客は踵を返しす)
(その背中からは、古色蒼然たる尺八の音色が聞こえてくる、そんな気配がした)
【では、俺はこれで〆よう】
【初ロールなので上手くいかなかったが、お相手感謝する】
いえ、そういう意味ではなく……いえ、そういう意味でしたか。
(おそらく、目の前の男もそうなのだろう)
そうです。関係をありません。
これは、私だけの戦いです。きっと。
(そういうと、再び地面のしゃがむ)
(彼がいなくなっても、彼女はその罠を仕掛けていた)
(彼女が狩るものをおびき寄せるためのものを。たった一人で)
【はい、ありがとうございました】
【それでは〜】
【こんな時間ですけれど待機してみますね】
【詳細は>690にありますので・・・】
【この時間じゃ仕方ないですね・・・・・】
【落ちます〜ノシ】
こっちのスレ埋めるのを忘れてたよ。
アレだね、妖魔関連のネタが多いよね。
ま、使い勝手がいいし、迷宮に魔物は付き物だから仕方ないけど。
ぶっちゃけ僕の参考にした作品も、超古代文明の遺跡と妖魔が出てくるし。
けど、サイボーグとかもいるんだし、もっとサイバー方面のネタも出した方がいいかな。
次に新キャラが来るとしたら、宇宙人・未来人・超能力者・異世界人あたりかなぁ?
あとは・・・・・・アンドロイド・人間サイズの機動兵器・・・・・・・
うーん、後は思いつかない・・・・・・・
あーらら。何か混乱を招いているようなので
説明してくるべきか。ともかくこっちはこれで。
埋め用のネタ・・・・・・思いつかない。
二回しかロールしてないのよね、私。
うーんと、次は退魔剣士あたりと戦ってみたいけど。
どうなのかしら。共闘はいいけど戦うのは嫌なのかしら?
義体なんだから、義手の彼――清水和也とも因縁が。
うーん、イマイチよね。盗掘屋も繋がりがネタ的になかなかね。
氷太一朗とか、退魔師というか、まあ正義寄り・・・・・というのも
可笑しいけど、そういうキャラとの方が対比が出来て面白いわね、多分。
ちなみに個人的にはこういう区分
秩序 中立 混沌
氷太一朗 伊織津綺子 柊 鈴音
笹原雫 清水和也 真賀樹 漸
須佐乃 水琴 媛名葵 宝樹仍未
鬼怒緋菜 暁 小次郎
ま、実際は違うだろうし、他の人は他の意見もあると思うけど。
今夜はこれで。
また来週辺り顔を出すわね。