【妖魔】現代退魔戦記 第九章【退魔】

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1名無しさん@ピンキー
時は現代。
科学技術が発達した昨今の社会のなかで、平和が約束されている世界。
だが、人々は知らない―――その平和を脅かす者たちが闇で蠢いていること
そして、名も知らぬ人間のために、その魔を切り払う者もいることを―――

ここは、現代に蘇った妖魔やそれを退治する退魔者になりきって楽しむスレです。
妖魔になって民間人を襲ってエロールをするもよし、退魔者となって仲間との絆を深めるもよし。
色々と展開を広げて、楽しんでいきましょう。


【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが、きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら退魔モノだからとはいえ、険悪な展開はやめましょう。(相手の了承なく妖魔を殺害など)
・言うまでもないですが、最強厨も禁止。
・設定などは上手いこと、その時その時、都合を合わせていきましょう。
 小さな矛盾とか気にしない気にしない。(無茶な矛盾はNGですが)
・相手のことを考えて、まったりと和やかな雰囲気でいきましょう。
・sage進行でお願いします

前スレ
【妖魔】現代退魔戦記 第八章【退魔】
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1171730806/

■現代退魔戦記まとめサイト
http://vepar42.h.fc2.com/

■現代退魔戦記板
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/6589/
2名無しさん@ピンキー:2007/09/03(月) 00:02:22 ID:JEcyg+sH
キャラハンさんは可能であればテンプレに沿って自己紹介お願いします。
ここにない場合は>>1の現代退魔戦記板も参照のこと。

【名前】(読みも)
【年齢】
【性別】
【サイド】退魔師か、妖魔か、あるいは中立か
【組織】何か組織に所属している場合はそれを書いてください。
【サイズ】身長、体重、スリーサイズ(男性は不要)
【容姿】キャラのイメージを構成する重要な要素です。
【得意】
【能力】
【武器】
【NG】
【弱点】
【備考】 設定など、キャラの背景となりうる情報を書いていただけるとロールに深みが増します。

学生さんなど、細かい設定がしたい場合は以下の部分もどうぞ。

【好きな食べ物】
【嫌いな食べ物】
【好きなこと】
【嫌いなこと】
【趣味】
【好きな異性のタイプ】
【嫌いな異性のタイプ】
【特性傾向】自分の戦闘スタイルを一言で表してください
【部活動】
【得意科目】
【苦手科目】
【血液型】
【誕生日】
3ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/03(月) 00:06:34 ID:GNI03G2I
4九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/03(月) 02:09:30 ID:E7dv/wyU
【では早速、保守代わりにプロフを投下】

【名前】九尾 真理(くお まり)
【年齢・性別】16歳/♀
【サイド】退魔/半妖
【組織】私立水ヶ瀬学園高等部1年生
【サイズ】158cm/54kg B89/W58/H82
【容姿】赤茶色のセミロング。水牛のように曲がった白い二本の角を隠している。
    精霊銀製の十字のペンダントを常に身につけている。
    学校指定の制服(+帽子)あるいは尼僧服。暴走したときには両の瞳が紅く染まる。
【得意】和姦、陵辱、百合
【NG】過度のスカ・グロ、隷属
【能力】全般的に高い身体能力、聖句を媒介とした簡単な回復術、血の暴走による狂戦士化
    優れた身体能力を生かした接近戦を得意とする。
    常識外れの速度で振り下ろされる斧は厚さ1cmの鉄板さえ容易く断ち切る威力。
    狂戦士化するとさらに身体能力が向上するが、単調な攻撃しかできなくなる。
【武器】隕鉄製の戦斧
    両刃で柄の長さは60cm程度、重量は1.5kgほど。
    手持ちで使うことがほとんどだが、場合によっては投擲することも。
    その場合は自分で取りに行かなければならない(手元に戻ってきたりはしない)。
【弱点】人質など卑怯な手やトリッキーな戦法に弱い。精神攻撃の類には耐性が無い。
    角が急所であり、握られれば力が抜け、折られれば力を失う。
【備考】土着の鬼神である父とかつて退魔巫女だった母の間に生まれた半妖。
    幼い頃より非凡な腕力を発揮し、それを恐れた母親によって近所の教会に預けられる。
    そのおかげで礼儀正しく元気な子に育ったが、鬼の血がそうさせるのか、
    両親の願いに反して高校入学とほぼ同時に退魔の世界に身を置くことになる。
    己のことをよく理解していて、血の暴走を抑えようと常に努力している。
    しかし、ひとたび暴走すると理性を失って暴れまわり、
    疲れて動けなくなるまでひたすら周囲を破壊し続ける。

【好きな食べ物】薄味のもの
【嫌いな食べ物】味の濃いもの、コンビニ弁当
【好きな事】体を動かすこと
【嫌いな事】困っている人を見捨てること
【好きな異性のタイプ】素敵なおじ様
【嫌いな異性のタイプ】自己中心的な人、女々しい人
【趣味】読書、運動全般
【特性傾向】近接物理攻撃特化型・猪突猛進系
【部活動】帰宅部
【得意科目】国語
【苦手科目】数学
【血液型】A+
【誕生日】7月21日 かに座
5億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/09/03(月) 19:59:43 ID:NmGZ5V1u
【名前】億月 楓(おくつき かえで)
【年齢】見た目は20代半ば。実年齢不明(長く生き過ぎて覚えていない)
【性別】女
【サイド】妖魔
【種族】妖魔
【組織】七妖会・土妖
【サイズ】身長:170センチ 体重:59キロ B/W/H:89/56/86
【容姿】東洋系の顔立ち。
    黒い瞳(吸血衝動が高まったり、邪眼を使う時には紅に染まる)
    長い髪をポニーティルにしている。気分次第で変えたりする。 
    ラフな格好を好み、ジーンズなどを好んで履く。
【得意】百合・和姦・(基本的にこちらが責める)
【能力】人間を無造作に引き裂く怪力。邪眼。
     剣術。柔術。使い魔の使役。精神操作系無効。
【武器】本庄正宗。投擲用ナイフ。
【NG】スカ・グロ(リセット非推奨なので隷属なども遠慮したい)
【弱点】心臓への一撃。
     十字の図形(見ると眩暈・吐き気などがしてほぼ無力化する)
【備考】
遠い昔から生きている女吸血鬼。長く生き過ぎて本人もどれくらい生きているのか
定かではない。記憶の過剰詰め込みに対する、脳内の防衛機構が働いているため、
所々記憶がない。人間に対しても妖魔に対しても、よほどのことがない限りは友好的。
現在、七妖会に所属している。人間の生活を模倣するのが好きで、アルバイトをしていたりする。
吸血行為に罪悪感はないが、やたらと血を吸って夜の世界の均衡を崩す同類には容赦がない。
また、徒に眷属を増やすことを厭い、血を吸った相手は必要な場合を除いて必ず殺している。
日光を浴びても灰にならないが、朝から夕暮れ時にかけては軽い倦怠感が苛み、身体能力は
常人並みに落ちる。再生能力もなくなり、普通の攻撃でも死滅させられる可能性がある。
土妖であるのは、情報収集という名目で遊びまわるためである。

【スレ立てお疲れ様です】
【保守としてプロフ投下落ちノシ】
6名無しさん@ピンキー:2007/09/04(火) 19:40:14 ID:ZV4pcWUb
キャラハン総逃げ祭age
7名無しさん@ピンキー:2007/09/07(金) 00:08:07 ID:1t18tMrQ
新スレになった途端にキャラハン引退続出て・・・
8五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/09(日) 00:28:16 ID:gALWoi6b
【前スレより移動 使い残した3kbが微妙にくやしい…】
9戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/09(日) 01:47:22 ID:YOiH4otw
【はい、今度こそ前スレより続きですよー】

不意に会話の矛先が変わる。
その意図も知らぬまま、ローブ越しに人肌の温もりを感じてぴくりと身を震わせた。
まったくもって答える義理はない。ないのだが――
わずかな逡巡の後、内なる衝動に屈して口を開く。

「さ……才能が、あった、みたいでぇ……っっ!それに、慣れてるからぁ……!」
背を抱かれ、指を這わされればその部分がまるで最も敏感なあの部分のように
錯覚が生じる。
知らぬ間に口の端からは涎が糸を引いて垂れ落ち、
呆けた表情は先刻までの姿を欠片ほども感じさせない。

「や…!やめないで、もっとしてぇ……!」
未だ完全には自由にならない身体でいやいやとかぶりを振る。
蟲使いの言葉が真実であるかどうか、吟味する余裕はない。
それよりも、もっと先へ行ってみたいと言う衝動が瑞希を突き動かしていた。
加えて間断なく降り注ぐ、耐え難くかつ耳に快い誘惑。

「お、教えるからぁ……おねがいぃ、あなたの手でぇ、イかせてぇ……」
積み重なってきた全ての歯車が、かちりと音を立てて噛み合った。
それはつまり――精神の完全な屈服を意味する。
涙を流し、どうしようもなくいやらしい腰つきで必死に解放を願うその姿は
性の虜としては至極真っ当だが、哀れでもあった。
10五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/09(日) 02:14:20 ID:gALWoi6b
手堪えがあった。
「………ぁは」
蟲使いは甘く笑う。可愛らしく、暗く。
「それじゃ、ご褒美………」
賜るは性器への刺激、ではない。
だらしなく開いた瑞希の唇に自らを重ねて、舌を捻じ込む。
高められた今の感覚であれば、相応に感じる筈だ。
―――それこそ、内壁の刺激にもひとしい程に。

生温かくうごめくものが、瑞希の歯茎を、歯列を、くまなくなぞる。
「ふっ………ちゅ、っぷ………は」
一度離れてもなお、待ちわびたように開かれた唇を貪る。
絶え間なく分泌される愛液に負けじと、溢れ出す唾液を、おとがいを捉えた
指先で余さず拭いながら。抵抗はないが、あったとしても許す気はない。
その意思を示すように、親指で、既にぱっくりと開いた入り口を固定して。
「ちゅ、ふ、ふふっ………は、ぷはっ………足りない?まだ足りないよね………」
そのまま唇を離し、問い掛ける。

「それに、その子は、なかしか苛めてくれないもの……もっと強いの、欲しいよね?」
言いながら、着衣を介して半ばまで絡んだ脚をゆっくりと曲げて、
下腹部の更に下、瑞希の脚の付け根に押し当てる。
最も、敏感な場所―――肉蕾にあたる場所を刺激する。
強く圧を掛けようとも、衣服越し、増してや小さく敏感な場所を的確に嬲るには無理
がある。際限なくもどかしい………がゆえに、満たさない。

いつしか、蟲使いの目も熱に浮かされたように浅く潤んでいる。
「欲しいなら、もっとあげる、から……あなたの話を、聞かせて」
提案、あるいは強制、その迫間を行きつ戻りつする、それは刷り込み。
抗えない、という意識を、既に書き込まれた暗示を迂廻するように書き足していく。

いつのまにか冷たくなった夜気の下、
自らの躰を上に、頭一つは身長差のある女性の体を組み敷きながら。
蟲遣いが瑞希に問い質すのは、此処に意識を向けた理由。その行動原理。
―――けれど、最も肝腎なことは訊ねない。
『主』、のことは。
そして、汗ばんだ黒髪の一房が相手の頬に張り付くのも構わず、もう一度口付けを落とす。

【今 度 こ そ (ry】
【エロールの最中で凍結ってどんだけー……って感じですが】
【続きは明日同刻付近、でいいのでしょうか】
11戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/09(日) 02:23:52 ID:YOiH4otw
【はは…終われなかったよママン……】
【例によって例によるので変なところですが私も明日に回しますorz】
【明 日(今 日) こ そ は……w】
【あ、続きは大体今日と一緒ですねー。ではお休みなさいませ】
12五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/09(日) 02:25:36 ID:gALWoi6b
【おやすみなさいませー、遅くまでお付き合いありがとうございます】
【しかしなんという生殺し(いろんな意味で)】
13戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/09(日) 20:59:52 ID:xOQVCil6

「んむぅぅぅっっっっ!」
予想していなかったところにいきなり唇を塞がれ、強引に舌をねじ込まれた。
驚きにかっと目を見開くと共に、待ち望んだ強烈な刺激に体が反応してしまう。
――その瞬間、確かに瑞希は頂点へと駆け上っていた。

「ちゅ…んん、んちゅ……はぁ…」
初めは為すがままに口内を蹂躙されていたが、
しばらくすれば積極的に舌を絡め、悦んで唾液の交換をしていた。
熱くぬめるその感触と、どこか甘く感じられる味と、わざとらしく立てられる音。
全てが興奮を高める材料となり、意識を更なる混迷へと導いていく。
すでに、何故自分がこのような状況に陥っているのかさえわからなくなっていた。
「はぁ、ん……ちゅぱ……えぇ、足りないのぉ、全然……だからぁ、もっとぉ…強くぅ」
零れた唾液を拭う指先を追うように舌先が艶めかしく動き、妖しく誘う。
少し鼻にかかった声は媚を含んだもの。立場の差は歴然であった。

「え……?ひゃっ!」
絡められた足がそこに到達した瞬間、甘い疼きが全身を駆け抜けた。
とうの昔に溢れ出た愛液で下腹部はぐしょぐしょになっていたが、
蟲の動きにも慣れて物足りなささえ感じていた所にその刺激だ。
このまま、この調子でもっと深く、もっと高く――
だが、もちろん蹂躙者はそれを許さなかった。
元より極めて小さい部位である。
直に目にしているわけではないのだからそう簡単にピンポイントを突けるはずがない
のだが、今の瑞希にはそれすらも焦らしとして作用し、疼きは加速していく。

「欲しい……もっと、もっと欲しいの……」
いつの間にか全身の拘束も解けていたが、そのことにすら気付かずに肉欲に溺れる。
じっと視線を合わせながら暗示のごとく語られ、深層意識に染み込んでいく言葉に
抗うことなく瑞希は多くのことを語っていく。
気晴らしに夜の空中散歩に出たこと。
まったくの偶然で病院の方へと足を向け、そこで初めて違和感を覚えて降り立ったこと。
日頃の鍛錬の成果として、気配を読む力に長けていること。
そして自らの行動原理――己が欲望に忠実であること、について。
奇跡的に最後の一線は踏み越えていない。聞かれてもいないことを答える必要はない。
たとえそれが意図的に避けられていたとしても。

一通り語り終えた所で熱い息を吐き、蟲使いの口付けを潤んだ瞳で受け入れた。
今度はこちらから舌を絡め唾液を送り込んでいく。
割り入れられた足に股間を擦り付け、少しでも強い刺激を得ようとする。
14五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/09(日) 21:51:04 ID:gALWoi6b
ほんの一瞬の電源の停止が、意識の空隙が命取りになる―――
混乱に陥った病院の入院病棟の裏手、囁きあわれる女二人の嬌声。不謹慎極まりない。

しかし、蟲使いにすれば。
他人の不幸など、自らに累が及ばないならば、どうでも良いことだったし………
快楽に悶えている女魔術師に至っては、周囲の状況など思考する暇もない筈だった。
………ここがどんな場所なのか、理解してないこともないだろうが。

「あなた、名前は?………そう。いい子」
接吻と、唾液と共に送り込む快楽が褒美だ。
瑞希の股間に指を押し付け、生地ごと割れ目を綻ばせる。
汗と愛液でぐっしょりと濡れた其処は、ごく浅くだが、異物の進入を許す。
外側からの来訪者の気配に怯えたのか、胎内の蟲が数度、躍り狂う。

先ほどああ言いはしたが、実際、もう潮時だろう。
この魔術師が、どの程度、状況を掴んでいたのかは知ったし、
この耽溺の仕方なら、軽い記憶の操作を行うことは難しくない。
(―――でも)
わずかな違和感がある。
それは、長い年月、非力な身で妖魔たちと、退魔師らと渡り合ってきた、
妖術師としての直観。

「『あいつ』の入院していた病院、か……それって、ねぇ、わたしも知っている人?」
相槌を打ちながら、問い掛ける。知っている筈が無い。
ただ、問う口調に、嫉妬にも似た色を混ぜる。
問い掛けた理由は一つ、この事に触れた時、魔術師の様子が僅かに違って見えたからだ。

【Σうぁ、投下に気付くのが遅れた上に時間掛けすぎました】
【すみません……!】
15戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/09(日) 22:20:25 ID:xOQVCil6

「あぁん!そこぉ……いい……っ!」
口付けの合間を縫って嬌声をあげる。
布地越しにではあるが指が秘所へと進入を果たし、
その動きに反応した蟲がうねる跳ねる。
それに同調するかのように瑞希も身を捩り、周囲に汗の雫を散らした。

――どこまで自分は話しただろうか、と混濁した意識の中で思う。
色々と話した気がするが、ご主人様のことについてはどうだろうか。
最大級の秘密にして真の行動規範を、話していないとは確証が持てなかった。
あるいはそれすらも快楽を得るためのスパイスとも成り得るか。
その後に待っている情景を想像して、ぶるりと身を震わせた。
震えの意味する所をこの蟲使いはおそらくは知るまい。
そう考えると、無性に可笑しくなってきた。が、もちろん気取られるような真似はしない。

快楽の激流にも慣れ、徐々に余裕を取り戻してきたところで問いかけが来た。
その声色は、どこか嫉妬めいたものを含んでいて。
くす、と蕩けた笑みを漏らしながらも密やかに、恋人との睦言のように耳元で囁いた。

「この世に“絶対”は“絶対に”ないけれど……知らないでしょうね」
それは、かつて心から愛した人へのゆるぎなき信頼の証。
彼の人に隠し事はなく、彼の人もなかった――呪いに倒れるまでは。
だから確信を持って言い切ることができたのだ。

「でもぉ……どうして?そんなに気になる?」
ささやかな反撃。答えなど最初から期待してはいない。
今、この場を支配しているのはあくまでも眼前の蟲使いなのだから。
自分に訊かれていないことを答える義理がないのと同様に、
彼女にも答える義務はない。つまりはそういうことだ。


【触れなかったこちらにも非があるのでお構いなく】
【さて、どう料理したものかw】
16五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/09(日) 22:48:48 ID:gALWoi6b
『でもぉ……どうして?そんなに気になる?』
へぇ、と内心で慨嘆した。
快楽の奴隷としてのそれとは全く異なる側面をかいま見たことに、
内心で暗い満足を覚える……この温度差が、この魔女の本質か。
「ふふっ……ふふふ、ははっ」
最初は、いつもの調子で。次第に、堪えきれなくなったように。
蟲使いは笑った。

その余韻のように気になるわ、と短く答える。
魔女の口調にあわせて、戯れるように。
―――嫉妬など、所詮は見せ掛けのもの。
「気になるわ。そんなに一途なあなたを、堕落させた"モノ"が何なのか」
絡みつく指先は、瑞希に反撃する術が無いことを知ってのものだ。
慈しむように、愛おしむように、そんな手つきでそっと頬を撫でる。

モノ、と、そう、強く言った。
人、ではなく。

【中の人は何やってんのかわかんなくなってきたらしいです】
【ヤるのか駆け引きするのかどっちかにしてくれ 頭痛いっw】
17戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/09(日) 23:16:22 ID:xOQVCil6

「……堕落?誰が?」
蟲使いがひとしきり笑い、その後で頬を撫でながら呟いた言葉。
うっとりとその手つきを堪能して、心底不思議そうな表情で答える。
反論を封じるための小手先の演技だ。気付かれないとも思えない。
しかし丸っきりの嘘でもない。
本人がそう自覚していなければ当てはまらないからだ。
それほどまでに仕込みは完璧であり、順応しているということ。

「ねぇ、それより……そろそろ、ね?」
柔らかく指先に口付けてはちゅぱちゅぱと音を立てて男性器にするように舐めしゃぶり、
両手を広げて行為をねだる。
さっきまでの鋭い観察者の顔は影を潜め、再び目先の快楽に溺れる牝の顔が表に出る。
その両極端さが瑞希の本質であり、主が信頼を置く理由でもある。


【では欲張りにも両方をしていただきませうw】
【……というのは冗談としても、そろそろ〆に向かいますか】
【あと一人2〜3レスでメインを終了させるつもりで……つもりでw】
18五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/09(日) 23:40:05 ID:gALWoi6b
「誰?」
抱え挙げた頭から短い黒髪を振り落とし、形よい耳の輪郭を食む。
ぬちゃり、と舌を指し込んで、ごく浅い場所に唾液を塗す。
「本当にわからないの?」
本当に、と、低くが、その言葉は聞き取りにくい。
既に、破綻している―――その事実に、本人は気付いていないのだろう。

―――面白い。

ならば、と結論する。
この狂った遊戯の幕引きの方法を、決める。

『ねぇ、それより……そろそろ、ね?』
「……駄目」
幼子のように、あるいは男の逸物に奉仕するように。
己の指先を舐めしゃぶるのは、快楽を欲するが故か。
同性でも抗い難いほどに誘惑的なその仕種を愉しげに眺めて、
しかし、蟲使いは、あっさりと訴えを取り下げた。

次の言葉。
「もう出ていらっしゃいな。堪能したでしょう?」
ずるりと、瑞希の胎内の蟲が蠢く―――媚性の毒液で
快楽に爛れた内壁を、そのすべらかで、小さな突起に覆われた身体で舐めながら。
もうひとくち、とばかりに、入り口にごく近い場所にて、小さく牙を立てようとする。
「―――やめなさい」
毒液によって敏感になった性器全体がざわりと「感じる」。
溢れ出した愛液に、もう一度蟲は嬉しげに身を捩って、そして、その場所から頭を出した。
異物によって満たされていた、宿主の最奥が疼くことなど構うこともない―――
「それ」の主は、宿主ではないのだから。

【ちぇ、物 扱 い には釣れてくれなかったか、という】
【無理ー!それで2〜3レスは無理ー!w 】
19戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/10(月) 00:06:18 ID:xOQVCil6

耳を噛み、舌を差し込んで緩やかな刺激を与えてくる蟲使い。
それすらも快楽へと変じる我が身。なんと素晴らしい事だろうか。
世界がピンク色に染まったかのような感覚に酔いながら身をくねらせる。
――目論見どおり、話の矛先を転じることに成功した。

「ぁん……勿体無い。せっかく盛り上がってきた所だったのに」
余裕たっぷりのその言葉とは裏腹に、表情にはかすかに焦りが見える。
蟲から分泌される媚毒は膣内そして全身に留まったまま、
とめどなく愛液を湧き出させ続けている。
そのさらに奥深く――子宮の疼きも収まるどころか強くなる一方だ。

主の命を受けてぬるり、と滑り出る蟲。
今まで膣内を充溢させていたそれが居なくなったことで、喪失感に襲われる。
あるいは、それこそが蟲使いの狙いだったのかもしれない。
快楽中毒とでも名づけられようか、そのような状態に陥りつつあった。

「お願いぃ、欲しいのぉ……私のここを、埋めてぇ……」
泣きそうな顔で恥も外聞もなく懇願する。
大きく股を開き、右手で乳首を弄り、左手で入り口をくつろげながら。
そのまま放っておいたなら、激しく自慰を始めそうな勢い。
20五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/10(月) 00:42:11 ID:yADxrdMR
安堵。焦り。快楽に耽溺しながらも、
めまぐるしく動く動く瑞希の表情を観察する。
本人にすれば、快感に酔いしれる姿を外皮として、
全てを覆い隠している、ということになるのだろうが。
そんな様子が、心底可愛らしいと思う。

主観的な事実であれば、蟲を使って傀儡とすれば、喋らせることは難しくない。
しかし、敢えて「魔術師本人の意思で」喋らせようとしたのは、端的には、趣味だった。
本人の意思が介在すれば、どれだけ巧妙な作為が存在しようとも、
否、すればこそ、その緊縛が強ければこそ、破綻の存在は露になる。
(でも、すこし……遊びすぎた、か)

ずるり。
ローブの下、下着から抜け出すと、瑞希の背を這い上がって行く幼生。
しろく跡を残す、付着した愛液と体液、それに付随して、
ほとんど性感帯と化した皮膚に、波紋のように広がる、快感。
肌蹴た衣服の胸元から手を突っ込むと、蟲使いはそれを取り上げた。
そんな所作の最中にも、たえまなく、瑞希の耳朶を嬲りながら。
肩口へつたう唾液すらも、今は行為のスパイスに過ぎない。

「それ」が、ぐるりと裏返る。否、顎を広げたのだ。
白い身体が半ばほどまで裂けて、同じ色の『裏側』が明らかになる。
淀んだ黒色の双眸が、酷薄に細められた。
今この瞬間まで、垣間見せるのみだった、彼女の本性。

しどけなく股を開く瑞希の脚の間に、身体を割りいれ。
乳首を弄る指先に、着衣のままの上体を押し付けて加勢する。
彼女自身のしこった先端が、瑞希の手甲に擦れた。
「埋めてあげる。あなたが推察した通り―――わたしは蟲をつかうもの。
 この子よりずっと素敵な人外な快楽を、あなたが望むなら、与えてあげる」

「ご主人様に抗うことは、しなくていいわ」
この一言が、鼠をいたぶる子猫のように、「その事実」に触れつ離れつした理由の全て。
反意が強い程、意識を外らそうとするほど、意識はそこに維ぎとめられる。

ふわりと、娘の空いた手が瑞希の、秘所を押し広げた指先に重なる。
くちゅり、と、ごくあさく、冷ややかな指先が進入して、入り口の敏感な場所を掻く。
焦らすように―――誘惑するように。

淫猥な指先が繰りよせようとしたものは一つだった。
はじめから。この、淫靡な饗宴がはじまった時点から。
「今だけ、この子を受け入れて、ね?」
耳元に、ふ、と、吐息を吹きかけながら囁く。
21戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/10(月) 01:19:12 ID:ZDy7dLGU

背を這い登る蟲の感覚。耳を嬲られる感覚。
そして垂れ落ちる唾液の感覚。
全てを敏感に感じ取り、魔の愉悦に我を忘れてしまいそうになる。
ぎりぎりの所で意識を繋ぎとめているものは、本来の目的。
七妖会に対する苛烈な敵愾心の源となっているあの記憶。
しかし、そんな感情さえも押し流してしまいそうなほどに
蟲使いの性技と話術は巧みで、瑞希のはるか上を行っていた。

手に触れる先端の感触はピンポイントに刺激を与えるもの。
加えて、右手を押す上体に乳房はひしゃげ、
敏感なその部分から内側へと疼痛が電流となって駆け抜けていった。
そして、悪魔以上に悪魔らしい誘惑。

「快楽を……私が、望むなら……あぁ…ご主人様ぁ……」
喉がからからに渇いている。声がかすれてうまく出ない。
やはり、見透かされていた。
ひたすらに隠そうとしていたその存在を、その事実を暴露されたことで
大きく瑞希の精神は揺らいだ。もとより人一倍快楽に溺れやすい身体だ。
そう調教され、自らそうなる事を望んだ結果もたらされた淫らな肉。
耐え難いほどに魅力的な提案に、理性最後の一欠けらが警鐘を鳴らす。
――この者に何をされるかわからない、と。

手が重なり、指先がそこに触れた。
まるで全てが自分のものではないような、そんな感覚。
そして、吐息と共に紡がれる最後の一押し。

「ああぁ……」
頭の中が真っ白になる。何も考えられない。
戻れないかもしれない。戻れなくてもいい。
でも、きっと今だけだから。

「……ください」
蚊の鳴くような声で、しかしはっきりと瑞希は宣言した。
22五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/10(月) 01:53:36 ID:yADxrdMR
「よろしい」
芝居がかってはいるが、先ほどとは打って変わって柔らかな声だった。
大人、と呼ぶには少女じみた娘の顔に、似つかわしくない笑みが浮かぶ。
まるで場違いに、粗相の謝罪に来た子供を慰める教師のように
今、こうして悪戯っぽく零す笑みも、また、この妖術師の本性。

彼女が『遣う』中でも、ある種の蟲は、相手の霊的な抵抗力に効力を左右される。
毒の類ではなく、対象の意思や思考、あるいは身体に直接作用を及ぼすもの。
しかし、当人が望みさえすれば。

瑞希のそれと重なった指先が、膣内に侵入する。
激しく動きはじめたのがどちらの指先かはわからない。
確実なのは、自らの意思から乖離したものが、自分ではない別のものが、
焦らされてひりつく膣から、ひたすらに愛液を掻き出しはじめたということ。
それは、内壁を穿ち、押し広げ、彼女が切望する場所を探り当てる。
しかし、けしてその意のままにはならない。

今の一瞬、魔術師の脳裏には紫電にも似た衝撃が走った筈だ。
支配の楔が打ち込まれる愉悦。それは、既に、漆黒の魔女は知っていた筈の、
しかし、それとはまた異なる、致命的なまでの愉悦が。

瑞希の隷属の証、チョーカーの傍を掻い潜って、更に黒髪の下、牙を剥いた蟲が「在る」。
血液の一滴も無い。それ自体は、数刻前までの生理的嫌悪すら与える外観とは異なり、
一見すれば、アクセサリの一部にすら見える。しかし、それこそが―――

葛藤は欲望を彩る付随物にすぎず、違和感は非日常を演出する舞台となる。
追い遣られる絶頂は通り過ぎて、断続的に訪れる思考の断裂に打ち震える身体を蹂躙しながら、
外法の妖術師は微笑みかける。それでは仲好くしましょう、と。

【ぼちぼち〆ですねー】
23戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/10(月) 02:19:07 ID:ZDy7dLGU

「あぁ……!」
感嘆にも、諦めとも取れる息が吐き出された。
そして、両の眼から流れるは二筋の涙。

――二度目の陥落だった。

「あっ……はぁっ……ふぁ……ぁぁんっ!」
激しく蜜壷の中をかき回す二つの手、二つの指先。
送り込まれる愉悦は誰がもたらしたものか?もはや判然とはしない。
だが、そんなことはどうでもいい。
待ちに待ったその瞬間めがけて、後は一直線に駆け上っていくだけだ。
「あぁっ!いいっ、……すっごくいいっ!」
だから、その衝撃に電撃を打たれたように全身が反応したとしても、
痛みなのか快楽なのか喜びなのか悲しみなのか意識することは無かった。
ただ、涙が流れた。

そして、
「はぁ……ぁん!イく、もうイくぅっ!あぁぁぁぁぁんっっっ!!」
最大の絶頂を迎えると共に全身が脱力し、蟲使いの娘にもたれかかった。
新たなる、そしてもう一人の支配者の胸の中に。
どこか安らぎさえ感じさせる柔らかな笑みを返して。


【では、次のレスくらいでエピローグ風味に〆ますか】
【この展開は……いや……意外といい?w】
24五通 青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/10(月) 02:55:03 ID:yADxrdMR
絶頂の余韻に酔いしれる魔術師の上体を抱きかかえて、息を吐く。
「………んっ」
溢した自らの呼気の熱さに気付いて、目を細める。
参ったな、と呟いて、続ける。
「わたしまで淫気を貰っちゃった……あら」
脱力した長身に囁きかける。
「お客さんが来たみたい」
真夜中の宴を何時から眺めていたのか、そこには一人の医師が立っていた。
いらっしゃい。そう声を掛ければ、吸い寄せられたようにふらふらと歩いてくる。

―――そう云えば、この魔術師の名も知らない。
聞いておいた方が良いのだろうか。

退魔師の領分に手を出すことは、別種の危険を呼び込む。今夜のように。
加えて、結界の変質に気付かれるのは、どんな手を講じようとも時間の問題。
(目的は果たせたし、良しとしましょうか)
脳裏を走ったいくつかの懸念を、無粋と断じて片隅へ追い遣る。
「面白い」人間に、今は彼女の結界と化したこの地。
退屈を、悠久の呪縛を忘れるには、得難い機会だ。
一夜と少々、刹那の楽しみに費やしたところで、誰に責められるでもない。

事終われり。
空が白み始めている。

【こちらはこれでー。ご馳走様でした。】
【背後的には色々ツっこみたいんですがw】
25戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/10(月) 03:21:06 ID:ZDy7dLGU

事後独特の気だるい空気が全身を支配する。
もう少しでうとうとし始めそうになったところで、囁き声。

「え……?」
寝転がったまま首だけを傾けて見れば、見知らぬ医師が立っていた。
誘う声に、こちらへと歩いてくる。
大丈夫なのだろうか。
――きっと大丈夫なのだろう。
何と言っても彼女は優れた蟲使いなのだから。


いつの間にか夜明けが近づき、魔女の時間は終わりを告げようとしていた。
激しい行為に乱れたローブをとりあえずおかしくない程度に整え、
あまり人目につかないうちに立ち去ることにする。
彼女に一礼してから、短く呪文を唱えて魔法杖に跨る。
朝日が東の空から顔を覗かせる前に帰ろう――
そのようなことを考えながら飛び立った。

見えぬ運命の糸に操られ、淫らに、そして華麗に踊る人形が一人。
その先に待ち構えているのは、いかなる結末だろうか。


【では、こんな感じで】
【……まあ、その辺りは後でじっくり聞かせていただきましょうかw】
【三日間ありがとうございました。よい夢を……】
26 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/10(月) 03:23:31 ID:yADxrdMR
【ありがとうございました、おやすみなさい】
27クドラク:2007/09/16(日) 00:18:58 ID:GNYmXqn4
【雑談スレから】
【・・・どちらが先に書き出すのか決めてなかったな】
【勝手ながら書き出しをさせてもらう】

ああ、くそ。あのジジイ、人をコキ使いやがって。
まあ人じゃねえけどな、俺も爺も。

ああ、自己紹介必要あんのか?
七妖会・蝿の翁(はえのおきな)班所属火妖・クドラク。
白い髪・黒い肌・長身痩躯に黒い服という容姿。

クドラクってのは、スラブ神話に出てくる吸血鬼。
クルースニクの敵対者として生まれ殺されることが決定してる。
ふざけるなって話だが、そういうもんだ。諦めよう。
だからアイツに出会うまで精々楽しく過ごさせてもらうさ。

で、今日は青とか言う日妖に会う為に来た。
理由?詳しくは知らん。ジジイの言うことなんざ左から右だしな。
28五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 00:19:29 ID:Jf2mUvkD
【名無しさん待ちです】

【突然本題ですが、書き出しはどうしましょう?】
【適当3択:執務室・酒場『ローレライ』(裏に謎部屋)キワモノで夜の公園】
【他に思いつく設定があったらお願いしますw】
29五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 00:20:30 ID:Jf2mUvkD
【あ、執務室でいいのかな?】
【ではレス入りますw】
30クドラク:2007/09/16(日) 00:20:49 ID:GNYmXqn4
>28
【そっちの執務室でいいんじゃね?】
【変に奇を衒うよりましだと】
【尋ねた理由は結界崩しの件についてだろうな】
31五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 00:26:05 ID:Jf2mUvkD
がちゃり。
扉が開かれる音に表を上げる。
「……おいでなさいませ、お初に。蝿の翁の所の方ね?」
相手の容姿を、以前に告げられたそれと照らし合わせてから、
笑みを作る。柔らかく、どこか空虚な笑み。

浅葱色の裾の長いワンピースに、カーディガン。
そんな装いはごく普通の人間にも見えなくもない。
対面する相手もまた人型。
だが、街を歩くにはいささか奇抜か。
32クドラク:2007/09/16(日) 00:30:00 ID:GNYmXqn4
蝿の翁。その正体は蝿の王=ヴェルゼバブだと言われている。
まあ魔王本人が現世にいるのもおかしな話だし、多分ガセネタだろうな。
そんなこと考えている内にその女と対面していた。

『……おいでなさいませ、お初に。蝿の翁の所の方ね?』
「ああ、どうも。ジジイから話は通ってるようだな」

日妖・青姫。
七妖会の中でも古参の妖術師=元人間という変り種だが対面するのは
初めてだ。興味もなかったし管轄も違ったしな。例の佐竹漣とかいうのが
この街の管轄から外れ、その後釜に座ろうとしてるらしい。
俺とは違う血統の女吸血鬼も、この女の傘下に入った。
ちなみにそいつとも面識はない。噂だが人間が好きらしい。
血を吸うのに変わりは無いそうだが。

「で、アレだ、アレ・・・・・・」

話題なぞ作れるはずもない。
ともかく、爺はその辺のことについて真意を探って来いとか言っていた・・・・・・・・
と思うが自信はない。あのジジイのことだ。部下を売るくらいは平気でやりかねん。

【裏でなんかの取引が成立していて】
【男娼として売られたとかどうだろうか?】
33五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 00:39:19 ID:Jf2mUvkD
「クドラク君、だったかしら」
そこで一息。翁には話をきいている?………そう、続ける。
「下の者の相手をしてやってくれ、と言われているのだけれど」
内情は、ある。結界崩しの所業に手を貸す、とまでは行かなくとも、
彼女らの行動を暗黙に認める為に、彼女がどこまで「誠意」を見せるかを
試しているのだろう。それ以上の協力は、その成果しだいということか。

―――『蝿の王』自身であるとも噂されるかの人物に相応しい、
回りくどい手管だった。とはいえ、一見した限りでは、
配下にして火妖だというこの妖魔も相応の実力者と見える。

【ちょっと違うけどこんな感じ?】
【この子、七妖会内での立場は良くないんですよね】
【相手が高位の妖魔だと尚更<だから初っ端が敬語寄り】
34クドラク:2007/09/16(日) 00:46:30 ID:GNYmXqn4
「それは通称っつーか、まあそんな感じだな」

生まれた時に貰った名前など、とっくに忘れた。
クドラク。悪と闇と不毛の象徴でこの世の諸悪の根源。
そんな化け物の名前など、誰も呼ばない。

「――俺の相手?」

きょとんとしてしまう。おいおい、似合わねえよ俺。
なんか全然聞いた話と食い違ってねえか?
それとも罠かやっぱり。

「具体的には何の相手してくれるんだ?夜伽?」

まさかそんなはずもあるまいが。

【じゃあ、そんな感じで】
【しかし俺自身は聞いてねーよ状態で】
35五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 00:56:50 ID:Jf2mUvkD
ふぅん、と小さく呟く―――
名を表に出さないのは、ある意味では賢明だ。
真の名を知られることは、呪術的には存在自体を相手に委ねること。
………そういう彼女自身、本来の名はもはや記憶にない。
相手がどうなのかは知らないが。

先ほど彼が言いかけた「アレ」とはすなわち、
今、七妖会の一部の強行派が仕掛けている、「結界崩し」の件だろうか。
どの程度の話をこの妖魔が聞かされているかは、知るべくもない。

「翁には、世話になっているもの」
『頼み』とあれば断れないわ―――
そういって、蝿の翁の使いたる妖魔を矯めつ眇めつ見る。
感情の読めない、奥底に澱を抱えた双眸が。

『―――夜伽か?』
卓の内側より歩み出て、数歩。長身痩躯の青年の姿をした妖魔に近付く。
「わたしの知る貴方の上の方の性格が正しければ、そういうことになる
 ……察することが無いならそれでいい。でも、これが取引」
苦笑。
「安心しなさい。そう、悪いことは無いから」
あれの配下に手を出すほど、わたしは愚鈍ではないかもの。
「場所を移しましょうか?そこで良ければ構わないけれど」
と、指差したのは来客用の長椅子。

【らじゃーですw】
36クドラク:2007/09/16(日) 01:02:51 ID:GNYmXqn4
そもそも俺は人間の腹から生まれた。黒い羊膜で包まれて生まれた子供。
それは後にクドラクになると伝えられている。ならさっさと殺しとけってんだ。
まあ俺を殺せるのは、この世にただ一人なんだけどな。

「あんの糞ジジイぃぃぃぃぃいいいい!」
人間のカタチガクズレテ焔がモエサカル。
俺は炎や雄牛、蝿や狼に変化できるのだ。
とりあえず気持ちを落ち着ける。人間の形を取り戻す。

「ったく、趣味の悪い爺だ」
女の視線を正面から跳ね返しながら言う。
俺は嗜好から言えば人間寄りだ。人間から生まれた所為かは知らないが。
吸血鬼ってのは大抵そういうもんらしい。だからこの人間だか妖魔だか
よくわからん女を抱くのにも抵抗はない。

「ひとつ、聞くけどよ、血を吸っても平気か?」

苦笑する女を、無造作にねじ伏せて、床に組み敷く。
性衝動=吸血衝動。抱くなら吸う。それが吸血鬼。
37五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 01:16:54 ID:Jf2mUvkD
人の形を崩す妖魔の輪郭が、炎のそれへと変わり、そして元に返る。
絨毯の心配をしたのは杞憂だったらしい。
直情的な『人物』なのか、と漠然とした評価。

吸ってもよいか、という問い。
「腹を痛めない保障は無いけど」
呪の影響力の強さゆえに、肉を食われようが血を吸われようが、
『彼女自身』に影響が及ぶ事は経験上、無かった。
下位の妖魔が自壊を起こしたことを見たことならある。
言ってやるべきか迷って、止めた。

感慨はない。
牙を剥いた形相を見上げて、ご自由に、と応じる。
薄く笑みすら浮かべて―――まだ、余裕は見せられた。
38クドラク:2007/09/16(日) 01:23:46 ID:GNYmXqn4
承諾というには投げ槍な態度だった。
確か、この女は人魚の肉を喰らって不死と化したらしいが。
自信の根拠は恐らくそれだろう。まあ杞憂でよかった。

首筋に舌を這わせて味わう。薄い皮の下で脈動する血管を感じる。
ああ、この瞬間だけは、この瞬間だけは。

乱暴に襟元を引き裂く。びりびり、ビリビリ。
面倒だとばかりに何処もかしこも引き裂く。
その吸血衝動=破壊衝動。
相手の全てを切り裂きたくなる感覚。

裸体を晒させて、再び口を寄せる。
牙を突き立てて、皮膚を噛み破って吸い付いた。
ぢゅるう、ぢゅゅっううう・・・・・・・
溢れ出る血液を流し込む。暴飲する。
39五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 01:36:14 ID:Jf2mUvkD
黒髪の隙間から零れた白い首筋を、味見とばかりに妖魔の舌が舐める。
本能的な恐怖に、組み敷かれた娘の四肢が引き攣る。
それでも、それ以上には恐れを見せないのは、
『生きた』―――あるいは、『死んできた』年月の作せる業か、あるいは。

「そう、急くものでもないでしょうに……」
そう言ったことが、本能の趨くままに動く妖魔に通じたのかどうか。
布切れの断片と化した、衣服であったもの下から、
血の気の少ない、白い裸体が曝け出される―――
恐怖を見せたのは、言葉を吐くまで。今やその影は微塵もない。

しかし、
クドラクの牙が喉元を突き破るや否や、挙がったのは悲鳴だった。
叫び、ではない。抑えられた声は、しかし耐え切れない苦痛に擦れている。
「く、っ……ぁ」
断続的に、苦しげな呻きは続く。
絨毯に突き立てられた娘の五指に力が込められている。
―――己の爪を割らんばかりに。
40クドラク:2007/09/16(日) 01:44:59 ID:GNYmXqn4
その女の血はどんな血とも違っていた。
例えるなら数百年の歳月に渡って磨き上げられた怨念。
その怨念を濃縮還元したような。ま、産地直送なのに還元ってのも
おかしな話だよな。ともかく、凄まじい血であった。
俺がその想いに囚われることはないが・・・・・・・・

まあしかし、強情な女だな、コイツは。
もう少し派手に叫んでも罰はあたらんだろうによ。

「くく、まあ、強がる女も悪くない」
牙を抜いて、その噛み跡を癒すように舌で舐める。
ツウゥ・・・・・・と舌が這い回り、血の軌跡を描く。

突然だが、吸血鬼のベッドテクにも個人差がある。
凄いものになると一撫で、一舐め、一噛みで相手を昇天させる。
恍惚と平和の園へ、だ。ヘタな者も当然いるわけだが、俺は中の中程度か。

適度な大きさの乳房を掌に収めて、優しく撫で廻す。
膝が股間を割って、割れ目を下着の上から擦っている。
41五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 02:01:10 ID:Jf2mUvkD
妖魔に喰われる、ということは、
そのまま存在の一部を奪われることを意味する。
吸血鬼の類は、特にその傾向が強い。
これで気を失う精神ならば、もうすこし楽に事が終わりそうなものだが
―――何度繰り返しても、慣れるものではないらしい。
荒い呼吸を幾つか、我に返れば、牙は既に離れていた。
舌先の生暖かい感触。彼女を労わってか、あるいは名残を味わっているのか。

「翁も同じことを言っていた―――」
言葉にしかけるが、それ以上は声にならなかった。
思いのほか消耗は激しく、呼吸が浅い。
潤んだ目で相手を見上げる。
「ふ………っ、は」
膝を割られ、その場所に膝先が触れると同時、思わず声が漏れる。
42クドラク:2007/09/16(日) 02:06:06 ID:GNYmXqn4
ごりごりと膝を押し付ける。
女の顔が歪む。歪むほどの快楽に悶えているのか。
ああ、足りないな。もっとこの女を泣かせたい。啼かせたい。
それは吸血鬼の持つ征服欲=愛情=性欲=破壊衝動。

「観音様の御開帳だぜ」
脚を腕で割り開いて、脚を大きく広げさせる。
脚の付け根に咲く花弁と菊座が眼前に。

「へえ、なかなか綺麗じゃないか」
くぱぁ・・・・と花弁を指で開いて視姦する。
じっくりと一分近く眼で犯す。その上で、舌を尖らせて淫核を舐める。
血と唾液の混じったそれで肉の芽を濡らし、丁寧に外淵を舐める。
43五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 02:26:31 ID:Jf2mUvkD
身体を開く、または開かれる、次の展開は思考する間でもない。
あれほどの苦痛を与えられたにも関わらず、男の膝先が入り口を掠める、そ
れだけで反応してしまう。鈍い痺れに、下肢の力が抜けていることを自覚する。

「その成りで、随分とこの地に馴染んでいるのね」
観音様の、と言われた事に、そんな軽口で応じながらも、余裕は少ない。
目で姦される最中にも、背に膝に既に泥濘を帯びた秘所に、細かい震えが走る。
「ぅぁ、ふっ………あぁっ、く………やはっ!」
強すぎる刺激は、殆ど痛みに近かった。しかし、周縁を丹念にねぶられるにつれて、
それは確実な快感へと変じていく。
「ぅは、やぁんっ、―――!」
男の頭を両の手で掻き抱く。
娼婦じみた仕草、しかし、その瞳は涙ぐんでいる。
嘆くでもなく、怯えるでもなく。
44クドラク:2007/09/16(日) 02:35:08 ID:GNYmXqn4
「これでも日本通なんだよ」

こちらは余裕ありあり。向こうは割りと余裕がない。
さっさと止めを刺したいところだが、まだ啼かせていない。
淫核の包皮を剥き、敏感なそれを口に含む。

「んぢゅっ・・・・・むっ・・・・・・・じゅっ・・・・・」

吸いながら舌で転がして、もう一度吸い上げる。
舌先を綻んだ花弁に差し込んで。
その辺りで女が更に追い詰められて。

ああ、そろそろいいか。
いい加減これで決着をつけよう。

両足を抱え込んで、俺の肩に掛ける。
その付け根に肥大した肉の槍を照準セット。
亀頭がするりと入り込んで、そのまま容赦なく膣を蹂躙し。
子宮の奥まで一気に到達した。
45五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 02:45:40 ID:Jf2mUvkD
「蝿の翁の、趣味?」
吸血、それ自体の余韻が過ぎ去る。
残るのは、下腹の疼きと、男の荒い呼吸。
あまり褒められた冗句もはないと、口にするのは止めた。
舶来の妖魔が間違った日本趣味を刷り込まれるのは、
七妖会の良い伝統とは呼び難い………そんなものがあればの話だが。

ひくついた入り口が押し広げられ、内壁が凶暴な肉の塊に抹りたてられる。
「―――ん、ぁはっ!」
すこしの引っかかりもなく、それは奥へと到達した。
鼻に掛かった喘ぎが耳をつく。
人外の交わりとはいえ、人間同士のそれにほど近い。
一度到達すれば、後は上り詰めるのみ。
目を細め、腕を伸ばし、長身痩躯の重みを掻き抱く。
46クドラク:2007/09/16(日) 02:53:02 ID:GNYmXqn4
腰を打ち付ける。杭を打ちつけるように。
俺が吸血鬼であることを考えると皮肉でしかないな。
グイグイと押し込みつつ膣壁を味わい堪能する。

「へえ、なかなか、いい具合だな」
軽口を叩きながら女体を突き刺し抉り蹂躙する暴君。
人に近く、しかし人外同士の交わりは原始的な力に満ちている。
結合部から交じり合った液体が、掻き出され零れ落ちて床を穢す。

一往復、二往復・・・・・・女の膣が蹂躙される。
三度、四度、五度・・・・・・・・女の身体が玩具のように揺れる。
抱き合いつつも愛情は無い。あるのは食うか食われるかの関係。



47五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 03:04:51 ID:Jf2mUvkD
湿った音が響き、絨毯を汚している。
風情も何も無い場所だが、行為には十分だった。

『へえ、なかなか、いい具合だな』
―――返したものは、笑み一つ。彼女のいつもの笑みだった。
躰を揺する律動に、頬を伝い、唇の裡へ至る髪の一房が落ちる。
同じ動作を反復する度に、二者の間で熱は昂ぶってゆく。
望もうと、望むまいと。

身を捩れば肉褶が、吸血鬼の逸物に食らいつき、その感覚が意識を焙る。
会話は途切れて、荒ぶる呼吸だけが空間を支配する。
孕んだ熱から伝わる鼓動が、相手の限界が近いことを告げていた。

【あと2〜3で〆でしょうか】
48クドラク:2007/09/16(日) 03:16:57 ID:GNYmXqn4
絶望と憎しみと。
そしてほんの少しの孤独。
それがこの女の血から感じた全て。

浮かべる笑顔は偽りで強がりで。
境界に立つ者の孤独など、知り尽くしている。

「いくぜ・・・・・」
これ以上ない程加速して、そのまま熱い白濁を流し込む。
決して結実することのない、欲望の残滓。

到達し、荒い息を吐く。
睦言?迂遠なことだぜ、まったく。

「大変だな、あんたも・・・・・・」
繋がったまま、少しだけ同情する。

けれど、俺にはどうにもできない。俺は災厄の権化。
いずれ出会う白い十字架に滅ぼされるのが使命。
そして悪は滅び善が勝つ。延々と繰り返されてきた螺旋。
そうしてこの世界の秩序が保たれる。誰かの企みどおりに。
そうだろクルースニク?俺の魂の双生児。
俺を殺すために生まれてきた、もう一人の舞台役者にして道化。

【そうだな、正直限界が近い】
【文章の劣化が凄まじいなこっちorz】
49五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 03:27:20 ID:Jf2mUvkD
流れ込む濁流。人間に良く似た妖魔の、欲望がていを成したもの。
疼く最奥をぬるい熱で満たしていく。
意味は、ある。だが、実るものは何もない。
そんな営みが、終演を迎える。

事後の空気は、どんな者同士であれ、
険の薄れたものになるらしい―――
嘆息まじりに呟かれた言葉に、
「あら」
僅かな妖婉を滲ませて、娘は微笑する。
「詮索好きって言われない?」
あの爺の下でそれでは、苦労が断えないでしょうに。

同情と共に垣間見たのは、自分自身への同情と、諦念。
彼女自身にとっても馴染み深いものだが、踏み込む意思はない。
打算ずくのつかの間の関係に、感情を持ち込んだところで、
得をする人間はこの場に居ないのだ。

「―――さて。その上衣、貸して頂ける?」
そういって娘は手を伸ばす。
50クドラク:2007/09/16(日) 03:35:13 ID:GNYmXqn4
「さあな」
やれやれとばかりに繋がったものを引き抜く。
その際に、トロリとした白濁が花弁から零れた。

どの道、得る物も何もない交わりだった。
身繕いをしてさっさと立ち去ろうとするが。

『―――さて。その上衣、貸して頂ける?』
「これを貸したら、俺が着るものがないんだがな」

――後日、蝿の翁と青姫の班に暫定的な協力関係が結ばれる。
   そしてこの黒い吸血鬼も彼女の企みに、それなりに力を貸すのだが。
   それはまた別の話ではあった。


【というわけでこっちは〆だ】
【お疲れ様。おやすみノシ】
51五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/16(日) 03:51:05 ID:Jf2mUvkD
上衣を背に、歩き去る妖魔の背を見送る。
この程度の気紛れ、叛意ありと報告されるものでもないだろう。

訪問前に当たった情報を反復しつつ、
(あの翁が寄越すくらいだから、一筋縄で行く相手ではないと思ったけれど)
火妖、すなわち、いわば戦力の要。そうでありながらこの役を任されたということは、
信頼されている、ということでもある。
とはいえ、今の彼女には詮ない話だった。
戦術的な情報が確保できたわけでもない。その手の小手先の策を労すれば、
それ自体があの抜け目ない翁の癇に障る可能性があった。

思考を打ち切る。事は終わった。
(会が動き始めた。遅かれ早かれ―――戦になる)
椅子に腰掛けて、背もたれに頭を預ける。
(部屋を訪れる者は今しばらくは居ない筈)
つかの間の安息は、すぐに訪れた。

【お疲れ様であります、楽しませて頂きました】
52九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 22:05:44 ID:cilNluCh
【待機します】
【雑談、バトル、えっち何でもござれ】
53名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 22:12:54 ID:GNYmXqn4
【立候補してみようかな?】
【戦闘後レイープで】
54九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 22:14:47 ID:cilNluCh
【いらしゃいませーw】
【他にシチュなど希望あればどうぞ、無ければ適当に書き出しますね】
55名無しさん@ピンキー:2007/09/16(日) 22:17:54 ID:GNYmXqn4
【あー、特にないなーと】
【こちらは半妖の男・火炎+体術って感じ】
【まあ普通にバトルだけでもいいし】
【ちなみにIDでわかると思うけど昨日のクドラクは俺だ】
【じゃあ適当にお願いする】
56九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 22:22:49 ID:cilNluCh
【あらホントだ。その節はどうも(?)】
【ではこんな感じでー】

(夜遅く、人気も少ない住宅街)
(街灯が無ければ暗闇の路上を歩く少女が独り――)

あーあ、こんなに遅くなっちゃって。
早く帰らないと母さんに叱られちゃうなぁ……
休みの日だからって、門限遅くなるわけでもないし……
加奈ちゃん家は羨ましいなー。
57灰村煉寺:2007/09/16(日) 22:27:31 ID:GNYmXqn4
「ウザイ連中だぜ」

消し炭と化したそれを投げ捨てる。
この街に流れ着いて一ヶ月。うようよ這い回る妖魔どもを
こうやって燃やすのもいい加減慣れたし、飽きた。

「く、まだ燻ってやがる」

掌が熱い。刺青をした両腕が熱い。
それでもその場を後にする。
この街には退魔師の連中も沢山いる。
気に入らないが、それでも無駄な戦いはできるだけ避けるべきだった。
何せ俺は――半妖って代物らしいからな。

【やり慣れた形式でもいいぜーと言ってみるテスト】
58九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 22:37:34 ID:cilNluCh
【……最初に訊いておきべきでしたね、反省です】
【ぢつはこの娘はこっちの形式の練習も兼ねているのですよー】
【いつものw形が良ければ戻しますが】

(――何だか焦げ臭い)
(それに、ちょっと嫌な気配がするよ)

あ、母さん?あたしよ。
ちょっと寄り道するから、もう少し遅くなるかも。
……え?あとでお説教?
正義のために寄り道したっていいじゃん。ね?
うん、そう。じゃあ。

(そして、幾つか角を曲がった暗がりで偶然男とかち合う)

ねえ、あなた……ちょっといい?
この辺りで変なもの見なかった?
そう……焼けた犬の死体とか。
59灰村煉寺:2007/09/16(日) 22:43:50 ID:GNYmXqn4
父親の顔なんて知らない。物心ついた時には母親と二人で暮らしてたな。
その母はいつも怯えた風にしていた。そのことを子供心にも不思議に思った
もんだが、思春期を迎える頃にはその理由がわかった。俺は人間じゃなかった。
少なくとも半分は、な。ぼんやりと考えていたのが悪かったのか。

「あ?犬?」

その女は妙な女だった。
さっき消し炭してきた奴らより、強い力を感じる。
退魔師か?その割には素人臭い感じも微妙にするな。
ともかく適当にやり過ごすか。

「あー、そういや向こうの空き地でなんか声がしたな」

ボリボリと腕を掻く。タンクトップだから腕は剥き出しだ。
当然、炎の意匠を持つ黒い刺青も見える。

【そうだな、やはり合わせた方がやりやすいと思うし】
60九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 22:54:43 ID:cilNluCh
自分よりも背の高い男の人。
どこかワイルドな感じを漂わせる、この辺りでは見かけない人。
この人が、さっきの嫌な気配の正体なのだろうか。

「ふーん、向こうの空き地……ね。あなたはここで何してるの?」

あからさまに疑いの目で見る。
確かに焦げ臭い匂いは少し離れたから漂ってくるけど、
この人の服からはちょっと違う臭いがする。
そう、血の臭いだ。

「そんなに死臭をぷんぷんさせてる人が、何を?
 もしかして、あなたが関わってるんじゃない?」

鼻をくんくんさせて顔をしかめ、わざとらしく尋ねる。
同時に警戒レベルを引き上げて、いつでも戦えるように全身を緊張させる。
相手の技量はわからないけど、もし誰かを傷つけたのなら許すわけには行かない。

【では戻しますね】
61灰村煉寺:2007/09/16(日) 23:01:44 ID:GNYmXqn4
戦いの後は身体が疼く。特に不完全燃焼の時は。
消えない炎が俺の中で燻っている。
まるで俺の使う力そのもののように。
呼吸をするように、炎を生み出す。
鉛筆をへし折るくらい簡単に炎を纏う。

問題は、それを使ってどうするかという点だった。
殺し以外に用途はなく、そして敵には事欠かなかった。
群がる妖魔も、問答無用でこちらを狩ろうとする退魔師も。
俺にとっては邪魔でしかなかった。

「ハ」

ニタリと笑う。長い脚を使ってローキック。
そして身長190cmの体格を活かした打ち下しの右フック。
鎖骨をへし折ってやろう。それから嬲り殺しだ。
62九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 23:11:56 ID:cilNluCh
男の人がにやりと顔を歪めたと思った瞬間、蹴りが飛んできた。
不意の一撃だったのでガードは間に合わない。
まともに喰らう。
ぐらり、と体勢を崩した所に上からの拳。
さすがにこれは腕をクロスさせて防いだ。

「いたいけな女子高生に向かっていきなり何すんのよ」

拳を払いのけると飛びすさって距離を取り、睨みつけながら言う。
いつもならここで得物を取り出すところだけど、
今日は友人と街で遊んでいたためそれは持っていない。
失敗したかもね、と唇を噛む。

「ひとつだけ質問。あなた、人を殺したの?」

気を少しも抜かずに尋ねる。
返答次第で、本気になれるかどうかが決まる。
――もっとも、相手はそんなこと気にもしないのだろうけど。
63灰村煉寺:2007/09/16(日) 23:20:05 ID:GNYmXqn4
思ったより反応がいい。
布石であるローキックからの右フックが防がれた。
ハ、と笑ってしまう。やはり退魔師なのか。
少なくとも素人に反応できる温い攻撃じゃなかったはすだ。

「ハ、人間がどうしたって?殺したに決まってるだろうが」
 何せ何もしてない俺を殺そうとしたんだからな、アイツらは」

両腕が焔を纏う。クハ、燃え尽きるほどヒートって奴だな。
俺は確かに人間じゃない。だからってそんな理由だけで俺を
排除しようとする連中に殺されてやるほど目出度くは無い。

「てめえも灰にしてやるよ」

右腕が弧を描く。
空中に残った炎をハイキックと共に撃ち出す。
この一見無駄だが、トリッキーな動きに幻惑されてクタバレ。
64九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 23:32:25 ID:cilNluCh
「……そう。じゃあ、あなたは私の敵ね」

炎をまとう腕を見ながら冷たく吐き捨てる。
誰かを、そして自分を守るために決断しなければならないようだ。
この街で昼の平穏を確保するには、夜の死闘が必要だから。

「それはどうだろ?」

火球が飛んでくる。その程度なら避けるのは容易い。
――と思ったのだが、どうやら先のローキックが効いているらしい。
思ったとおりに身体が動かない。
かろうじて火球はかわしたが、目がそちらに向いている間に放たれた
ハイキックが側頭部に命中する。

「ぐぁ……っ」

軽い女の身体はたとえ半妖と言えども男の蹴りには耐えられない。
2mほど宙を舞って地面に叩きつけられる。
その衝撃で帽子が飛んだ。露になるあたしの人とは違う部分。
65灰村煉寺:2007/09/16(日) 23:38:45 ID:GNYmXqn4
ジャトスミート!ハハ、吹っ飛んで行ったぜあの女。
人間なら頭蓋骨が砕けてもおかしくない感触。
まあ退魔師の中にはとんでもなくタフなのもいるからな。
これで終わりってわけでもないだろ。
俺は第二射である左腕を構え――

「――あん?おいお前、それはなんだ」

落ちた帽子。その頭から生えたそののような角。

「なんだって聞いてんだよ?その角は、何なんだ?」

答えなど分かりきっている。
それでも問わずには言われない。

「お前も、なのか?」

人間の姿と、牛のような角。
その纏った『奇妙な』雰囲気からして、答えは一目瞭然だ。
66灰村煉寺:2007/09/16(日) 23:43:07 ID:GNYmXqn4
【誤字がたっぷりと詰まってるな】
【悪い、眠気でエロルは無理かも知りない】
67九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 23:51:32 ID:cilNluCh
「いたたたた……」

とっさに受身を取ったおかげで地面にキスする事態は避けられた。
けど、勢いでアスファルトの上を転がったので身体の節々が痛い。
肩を押さえながらゆっくりと体を起こす。
普通の人間なら死んでいるかもしれない蹴りがその程度で済んでいるのは、
それだけあたしの身体が頑丈にできている、ってこと。

「……ああ、これ?見ればわかるでしょう」

男の狼狽する様子に戸惑う。
その視線を辿り、ゆっくりと手を伸ばしてみれば――なんだ。
そんなことか、と思いながら言葉を続ける。

「あたし、半分妖魔の血が入ってるから。オヤジが牛頭で、母さんが人間ね。
 そういう聞き方をするってことは、あなたもそうなんだ?」

少しだけ興味が湧いた。質問を返してみる。
同時に横目で飛ばされた帽子を探すと、あった。
炎に包まれて。結構おしゃれで気に入ってたのに。

「だったら、なんでこんなことするの?」

目の前の彼は人を殺したと言った。だが、漂ってくる臭いは妖魔の臭い。
どうにも訳がわからなかった。
68九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/16(日) 23:52:52 ID:cilNluCh
【うぅ、ごめんなさいorz】
【無理せず終わるならこのままうやむやに……かな?】
【凍結でも私は構いませんが】
69灰村煉寺:2007/09/17(月) 00:00:13 ID:KxYiyZCj
女の身の上話は、俺の身の上話と同じだった。
つまりコイツも半妖って代物なのか。
考えてもみれば、同類と会うのは初めてか。
もっとも、親の種族が違うようだから、同類とも言えないのか。
・・・・・・・何となく気が削がれた。

「まあな。もっとも、俺は親父の顔なんざ知らねえけど」

戦意が失せると共に、炎も消える。
端的に言えば、シラケた気分だった。

「・・・・・・さっきも言っただろうが。退魔師が俺を殺そうとしやがる
 からだ。だったら抵抗しないとこっちが死ぬ。妖魔も妖魔でやたら
 纏わりついてきやがる。だから殺した。それだけだ」

別段、恨みや憎しみがあるわけではない。
ただ、必死に生き延びているだけのこと。
この世に生まれたのなら、自分の命を守るのが当然だ。

【有耶無耶でもいいんじゃね?と思った】
【いや、こっちが悪いんだけどな】
70九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/17(月) 00:16:58 ID:CqYWKesC
当惑気味の表情に、ちょっとだけ笑みがこぼれる。
この人は、きっといい人だ。
理由はないけど、そう思った。

「誰かを傷つけないと生きられない、不器用な人……
 牧師様は言ってました。人を傷つける人は、自分も傷ついているって」

目を見ながら、ゆっくりと言葉を選んで話す。
あまりこういうのには慣れていないせいか、
自分でも表情が硬くなっているのがわかる。
ふう、と一呼吸を置いて笑ってみる。

「でも、実際にはあなたは生きようともがいているだけ。
 あたしはそーゆーの別にいいと思う」

自分と同じ半妖という気安さも手伝ってか、どうもうまくいかない。
それはお互いに同じだと思う。
――なんだか、バカらしくなってきちゃったな。
ささいなことでトゲトゲして、勝手に思い込みだけで突っ走って。
結果は当たってたから良かったけど、このまま続けてもどうなってたことやら。

「ただ、人間を殺すのは止めたら?
 あなたの立場が悪くなるだけだし、あなたなら怪我させるだけでも同じでしょう?」

そう言ってみる。
あたしは、知り合った人、知らない人、誰も失いたくはない。

【ここからエロールは……結構難易度高い?】
【そういうわけで何となくこのまま終了路線で】
71灰村煉寺:2007/09/17(月) 00:30:15 ID:KxYiyZCj
「クリスチャンか何かか、お前」

がりがりと頭を掻きつつ視線を逸らす。
こんな風に誰かに見つめられたのは――多分二人目。
恐れつつ、それでも自分を守り育ててくれた母親。
なんとなく、思い出してしまった。

「へッ、別に誰に認められようが関係ないな」

ぶっきら棒に言いつつも、口調がどうしても砕けてしまう。
自分と同じだからか。けれど、育ってきた境遇は大分違うようだ。
だからこの女はこんな台詞が言えるのだ。だが――確かにそういう
半妖がいてもいいかも知れないとは思った。

「知るか。少なくとも一般人(パンピー)には手を出しちゃいねえ。
 殺すのは俺を殺そうとする退魔師だけだ。まあ信じなくてもいいけどな」

実際、人間が相手なら適当にあしらうことも出来る。
しかし退魔士というのは、妖魔の生態や殺し方に詳しい。
そして何より執念深い。だから殺すしかなかった。罪悪感も多少はあったが仕方ない。
妖魔を殺す時も同様に、多少の罪悪感はある。けれどそれだけだ。
多分、俺とこの女の違いはその辺にあるんだろう。まあ、いいけどな、それでも。

「やれやれ、だな。ともかくもう塒に戻る。じゃあな」

踵を返して、最近塒にしている公園に向かう。
その足をピタリと止めて、一度だけ振り向く。

「俺は灰村煉寺だ。お前は?」

少女の名前を聞いてから、もう一度別れの挨拶をして、今度こそ塒に戻った。

【ここからだと、な。最初の路線と違ったが結果オーライにしよう】
【では、こちらきこれで〆だ。お疲れさまノシ】
72九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/17(月) 00:47:34 ID:CqYWKesC
「でも、退魔師だって殺さずに無力化できるでしょ?」

ぶっきらぼうな口調に噴き出しそうになる。
それを必死にこらえて出た言葉がこれ。
虫のよすぎることを言っているのはわかってる。
誰もがあたしみたいに恵まれた環境で生まれ育ったわけじゃない。
人間にも、妖魔にも拒絶されたら――
考えるだけで身震いがしてしまった。

「ええ、あたしも何だか疲れちゃったな」

ぱんぱんと服についた埃を払い、先ほど放り出したバッグを取りに行く。
あと、帽子の燃え残りも拾っておく。
男の人が立ち去りかけた所で、振り向いて問うて来た。
あたしの名前を。

「あたしは、九尾真理よ」

その声を聞き届けると、今度は振り返らずに灰村さんは去っていった。
この街で初めて出会った同類。
また、会えるだろうか。
夜空の星々が、秋の涼しげな空気の中で瞬いていた。


【バトルとエロールを両立させるのは難しいですね(´・ω・`)精進します】
【お付き合い頂きありがとうございました。お休みなさいノシ】
73億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/09/23(日) 20:09:23 ID:xkaPm0dA
【一時間ほど待機しますね】
【どなたでも結構ですので】
【プロフは>5ですので参考に】
74億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/09/23(日) 20:59:21 ID:xkaPm0dA
【一度落ちますねノシ】
75九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 20:06:47 ID:cQCfUSYl
【しばらく待機してますね。プロフは>>4参照】
【雑談、バトル、エロール、なんでも構いませんので気軽に声かけてくださいね】
76 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 20:08:34 ID:w9wSzQHy
【そちらで待機していたとは】
【妖魔でバトルロールとか如何です?】
77九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 20:15:06 ID:cQCfUSYl
【や、あちらで待機するのもなんだかなー、と】
【ええ、構いませんよ。どんな感じの姿でしょう?】
78 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 20:17:51 ID:w9wSzQHy
【人型・植物型と両方考えていたのですが】
【そちらのスタンスから言うと積極的に狩りにいくという】
【キャラでもなさそうなので、人型でやってみようかと】
【属性・食人鬼、武器・包丁】
79九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 20:20:10 ID:cQCfUSYl
【はは……それはごめんなさい】
【設定については了解です。書き出しはいかがしましょう?】
80 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 20:22:16 ID:w9wSzQHy
【じゃあこっちから適当に書き出しますので】
【暫しお待ちください】
81 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 20:28:47 ID:w9wSzQHy
―――夜。怪異渦巻く混沌の街の夜。
深夜。朧な月の下、徘徊す人影。
ざんばらな髪は何ヶ月も手入れされていないことが明白だった。
薄汚れた白いシャツとジーンズだけを纏った貧相な風体の男が歩く。
一見浮浪者であった。だが、その眼付きはどうしようもなく危険な光を放っている。
砂漠を放浪し、水に餓えた者が持つ渇望とでも言うのか。
何よりもその手に持つ刃物は、どことなく汚れた包丁。

彼は――鬼だった。人食いの鬼だった。
いつ、どうやって、いつから、どのような経緯で。
もう彼の頭にそんな言葉は存在しない。
ただ、飢えを満たすため、今夜も自分への供物を探している。
82九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 20:36:41 ID:cQCfUSYl
三連休の最終日、いつものように友人と遊んで帰宅する。
シャワーを浴びて、動きやすい格好に着替えると再び夜の町に繰り出した。
――ただし、誰かと遊ぶためではない。

「じゃあ母さん、行ってくるねー」

気をつけてねー、との声を背中に受けながら家を出たのが30分前。
自宅のある住宅街から少し離れたところにある小さな商店街にやってきた。
駅前の再開発によってそこに大きなショッピングモールができてからは
そちらに客を取られ、ほとんどの店がシャッターを閉めている物寂しい町並みだ。
その様子を体現したかのように、切れかけた街灯がチカチカとうるさく明滅している。

「さてと、今夜はこの辺りが怪しい匂いだね」

全身の感覚を研ぎ澄ませながらゆっくりと人気のない道を歩く。
肩から提げたバッグをちらちら覗き込みながら、
まるで猫科の動物のように歩く姿は傍から見れば不審者に違いない。
(まあ、これを手に持って歩いてたら明らかに犯罪者だけどね)
ずしりと重みを感じるバッグに意識をやる。
だから、ほんの少しだけそれに気付くのが遅れた。
曲がり角からふらふらと出てきた浮浪者風の男の姿に。


【ではよろしくお願いします】
83 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 20:45:46 ID:w9wSzQHy
街灯が明滅する。男の鼻が犬のように動いた。
無造作な足取りが止まる。男の口元が歪む。
ぶらりと、包丁が揺れる。口元からは牙。
人食いの鬼は、涎を垂らした。今日の獲物がやってきたから。

男は何も言わず、包丁を振り被りつつ突進した。
機会を窺うとか、様子を窺うとか、そういう配慮は一切無い。
あるのは食欲。或いは性欲。相手への征服欲。
柔らかい肉を切り裂き蹂躙し嬲り犯し牙を立てて咀嚼し嚥下する。

・・・・・・彼は鬼に成りかかっていた。
このまま人間を喰らい続ければ、本物の鬼と成る。
やがて包丁すら必要とせず人間を無造作に切り裂くだろう。
そんなことに恐怖を抱いていた時期は、もう過ぎてしまった。
何故なら、鬼の因子は彼の身体に生まれつき根付いていたものだから。


【はい、こちらこそ】
84九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 20:59:35 ID:cQCfUSYl
そして、気付いた時には男はこちらに向かって突進してきていた。
頭上で高く構えられた刃が鈍く光る。

「さっそく大当たりとは……ねっ!」

言うが早いかバッグから得物を取り出す。
どうみても少女の持つべきではないモノ――カバーのかけられた両手斧だ。
カバーを外すというよりは引きちぎるようにして、応戦できる体勢をとる。
腰の高さに構えて一歩右足を引く。下から振り上げるための型だ。

「てえりゃぁぁぁぁあああっ!」

裂帛の気合と共にこちらも相手に向かって一直線に駆け出した。
久しぶりの実戦に、血が躍る。
目深に被ったキャスケット帽の奥では、目がかすかに赤みを帯びてきていた。
85 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 21:08:01 ID:w9wSzQHy
鬼が包丁を振り被る。
防御など考えていない攻撃のみの型。
少女が応戦する。斧という、不釣合いな鈍器で。

「しゃあ!」

男――或いは鬼が、初めてそこで唸り声らしきものを上げた。
自分が何者なのかを見失いつつある今でも、防衛本能は働いている。
相手が無力な獲物でないことを、即座に見抜いたらしい。
二つの疾風が交差する。移動時に抉られた大気が唸る。
斬るというより、叩き割るというのが相応しい斬撃が、袈裟懸けに振り下ろされる。

86九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 21:26:22 ID:cQCfUSYl
駆けながら、相手の姿を観察する。
薄汚れた衣服に、ギラギラと光る目。明らかに正気を失っている。
どうしてそうなったのか、あるいは元からこうだったのか。
戦闘に突入した今となっては知る術もないが、
殺さずに取り押さえられれば訊けるのかもしれない。

そう考えたのも一瞬のこと。
瞬く間に眼前に迫ってきた男に少しも動じることなく身をかがめると、
呼気とも叫びとも知れぬ音と同時に上段からの斬撃が襲った。

「やぁぁぁっっ!」

こちらも気合一閃、身を沈めてから伸び上がる動きで斧を振り上げる。
ゴルフスイングにも似たその動きは、十分に遠心力と加速度のついたもの。
それは鋼の衝撃となって男の手元を襲った。
ただの人間や下級の妖魔であれば手首ごと斬り飛ばすはずの一撃。
87 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 21:34:27 ID:w9wSzQHy
二つの鋼が正面から激突した。結果だけ言うと、男の包丁が半ばから割れた。
質量の差で負けた包丁の破片が、夜空に舞う。仮に膂力が互角だったとしても、
武器の質量と硬度の差で同様のことだっただろう。

その破片が地面に落ちる僅かの時間を、鬼が動く。
左腕が伸びる。相手の首を狙って掴み取ろうとする。
神経パルスが人間のそれより発達している。
だから人間より早く判断が出来て、速く動ける。

退魔士がそれに対処できるのは、経験と知識があるからだ。
総じて妖魔の動きは人より早い。獣が人間より速く動けるように、
神経パルスの伝達速度が人間を上回っているからだ。

退魔士がそれに対処できるのは、その知識と経験があるからだった


88九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 21:52:46 ID:cQCfUSYl
豪快なスウィングの結果は――こちらの勝利。
意図したとおりに相手の武器は破壊され、こちらの武器は無傷。
質量差を考えれば当然だ。
そして――その後に待っている展開も起こるべくして起きた。
少し考えれば分かることだ。
それだけの質量があるモノを力任せにぶん回せばどうなるか。

「きゃぁっ」

運動エネルギーを十二分に働かせれば反作用で身体が引っ張られる。
思った以上に、スピードが乗りすぎていたらしい。
図らずもムスリムの回転旋舞のような形で、身体から相手へとぶつかることになった。
年相応の黄色い悲鳴があたりに響く。

結論から言えば、それが幸いした。
狙い通りであれば下から片手で首を絞めていこうという動きを偶然封じたのだ。
しかし、その代償はそれなりに高くついた。
本来狙われた箇所のちょうど後ろ側、肩甲骨の辺りからうなじにかけて熱が走ったのだ。
バランスを崩して転倒したまま軽くうなじに手を触れてみれば、ぬるりと温かい感触。

「あっちゃ〜、これはマズったかなぁ……」

黒く染まった指を見ながら呟く。
そうこうしている間にも、次の一撃が迫ろうとしていた。
89 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 22:07:18 ID:w9wSzQHy
遠心力を殺しきれず体勢を崩した少女が、肩からぶつかってくる。
喉を封じるべく放たれた凶手は、その目的を果たすことなく掠めていった。

揉みあう様に倒れた二人。だが鬼は執念深かった。
獣なら、少しでも危険を察知すれば即座に退く。
だがこの鬼は獣に近いが、やはり人間的な部分も備えていた。
この獲物を捻じ伏せる事に、喜びを感じているのだ。
これが、退魔士が妖魔を危険視する理由のひとつでもある。

「フウゥゥゥゥゥ!」

負傷している少女に、それこそ獣の様に飛び掛り、押し倒す。

肉食獣は重い。虎や獅子が獲物に与える圧力と同等の力で少女の
身体を捻じ伏せる。血生臭い息を吐きつつ、その華奢な首筋に牙を
突き立てんと口腔を開いて―――
90九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 22:27:31 ID:cQCfUSYl
止血している暇も、治癒する暇も無い。
相手はすぐ傍に居て、しかもまだ健在である。
さてどうする。

「まずは距離を取らな……いやぁぁ!!」

もちろん注意を怠っていたわけではない。
しかし、猛然と襲い掛かってくる男に本能的に身が竦み、刹那動き出しガ遅れた。
常人離れした反射神経を持っているらしい男にはそれで十分だったようだ。
気がつけば為す術も無く組み敷かれていた。
それも上から両腕を押さえつけられ、身体を密着された形でだ。
この場合、ややもすると貞操の危機を心配しなければならないが、
どうやらそのような心配は杞憂であった。

なぜなら悪鬼のような形相の男は大きく口を開いて迫ってきたからだ。
首筋に生暖かい吐息がかかる。生理的嫌悪感が頂点に達する。

「あああああああああ!」

あと少しで顎が食い破らんというタイミングを見計らって、猛然と暴れだした。
全身を激しく動かしてなんとか男を振り払おうとする。
91 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 22:35:41 ID:w9wSzQHy
女が抵抗する。鬼が捻じ伏せる。
これが両者の本来の在るべき形。弱肉強食の摂理。
その事に満足したのか、チロリと舌を這わせて味を確かめる。

そして、何人もの獲物を食い千切った牙を首筋に埋め込む。
鮮血が吹き出る。それを舐め取り、啜り上げる。
口元を穢しながら、暫くその甘露にも等しい味を啜る。

そして、もう一度――今度はその柔肉を食い千切らんとして。
今度こそ、悪鬼の顎が地獄への門の様に大きく開く。
大袈裟に仰け反って―――長い長い刹那の時間を開けて――喰らいつく。
今度こそ、少女の命を絶たんと。今度こそ、少女の肉を胃の腑に収めんと。

【こういう典型的な妖魔だと展開が捻れないということに】
【今更気付いたわけですが・・・・・・凶暴化して反撃して〆で】
92九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 23:00:06 ID:cQCfUSYl

「あああぁぁッ!!」

全力を尽くして抵抗したつもりが、相手の力はさらに上回っていた。
自分が半妖だから?女性だから?
答えは判ろうはずもない。
ただ、抗いきれなかったという事実だけは残った。
ぶつり、と皮膚を裂いて文字通り首筋を「喰われた」。
だくだくと流れ落ちる鮮血。
貧血にも似た感覚から、急速に血液が失われていくのが判る。
このままだと出血多量で死ぬだろう。あるいは貪り食われるのが先か。
薄れゆく意識の中で、自分がばらばらに解体されている情景を幻視した。

そして、鬼がまさに命を奪おうとした瞬間。
瀕死のはずの少女が尋常ならざる力を発揮した。
強く押さえつけられていたはずの両腕を無理やり引き剥がして逆に鷲掴む。
体重差にもかかわらず、そのまま身体を起こしにかかる。
鬼に負けず劣らず狂った少女の顔が正面に向く。
そこには豹変とでも言うべき変化の最たるもの――紅い獣の瞳が爛々と燃え盛っていた。


【うぅ……こちらも捻れなくてすみません】
【まあなんとか終わり方は見えてきたわけですが】
93 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 23:12:26 ID:w9wSzQHy
生と死が交錯する瞬間。生死を分かつその刹那。
ゾクリと、鬼の身体が総毛だった。
それは妖魔が――生き物が持つ根源的な本能。
食物連鎖の上位に立つ相手への根源的な恐怖。
押さえつけていた腕が弾かれ、逆に掴まれる。
凄まじい握力。凄まじい圧力。体重差を撥ね退けて、少女が起き上がろうとする。
否。否。否。断じて否。もう少女などと呼べない。彼女は鬼だ。自分より強い鬼だ。
もし鬼に知性らしきものが残っていれば、そう思っていただろう。
だが、彼にそこまでの知性はない。鬼の因子を継いでいるとは言え、それは眼前の
半妖に比べれば薄い。純度が違いすぎる。血統が違う。性能が違う。
それ故、彼は何処までいっても半端な人食いでしかなかった。
その爛々と燃え盛る瞳に、己を運命を悟りつつ、しかし最後の抵抗を試みる。
必死に身体を揺さぶり、拘束を振りほどこうとしている。
さっきとは立ち場が入れ替わっていた。

【いえ、こっちもこういう形式のロールは始めてのもので】
【もうプチっとヤッてくれでいいです】
94九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 23:33:46 ID:cQCfUSYl

「……」

瞳の焦点は合わず、ただじっと鬼の顔の方だけを見ている。
先刻とは真逆の状況になって少女が取った行動は極めて単純なものであった。
それは、

「ああああああああ!!」

天を仰いで吼えた。
鬼の両腕を拘束する力がさらに増す。
どれだけ体を動かしても、びくともしないほどに。
その必死の抵抗がまだ収まらないうちに少女は反撃を開始する。
喰われた礼を今してやるぞ、とでも言うかのように。

「ぅああぁぁぁっ!」

腕を押さえつける力はそのままに、ベクトルの向きが変わった。
前に向いていた力が、左右に。
ぶちぶちぶちと筋繊維の切れる音と鬼の絶叫が少女の叫びに加わった。
――鬼の両腕を力任せに引きちぎったのだ。

一度腕が胴体を離れてしまえば、まるで気にもかけずにぽいと背後に放り捨てる。
その顔には凄絶な笑みが浮かんでいる。
――ツギハ、ソノクビダ。
炎燃え盛る両の瞳は雄弁にそう語っていた。
それが、鬼に成れ切れなかった男の最後に見たものだった。


【ではこれで〆ましょうか】
【レス返せそうに無い展開にしてしまいましたが、私はこれで終わりです】
【慣れない形式にお付き合いさせてしまったようで……すみません】
95 ◆vv2BAZrCWs :2007/09/24(月) 23:43:53 ID:w9wSzQHy
鬼が鬼に締め上げられる。
夜の静寂さを切り裂く二つの絶叫。
ひとつは瀕死の絶叫。
ひとつは憤怒の絶叫。

両腕が、無造作に千切られる。
虫の脚を引き千切るような無慈悲さで。
ぶしゅうと、切断面から赤が零れ落ちる。
鬼が、いや、男がもう一度絶叫した。
苦痛と絶望に彩られた、最後の絶叫。

そして眼前の、真なる鬼が笑う。
紛れもなく地獄の悪鬼の浮かべる笑み。
悪行を見兼ねた閻魔の使いが、その断罪のために遣わした鬼。
そして、その顔が両側から掴まれる。そして万力のような力が篭められて――

【いえ、勉強になりました。もう少し勉強しますので、その時はまたよろしく】
【では、こちらはこれにて〆です。ありがとうございました】

96九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/09/24(月) 23:48:09 ID:cQCfUSYl
【ありがとうございました】
【またのお越しを住人一同お待ちしております】
97如月 舞 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 21:11:14 ID:mgnJrglX
【一時間程待機します】
【リミットは12時を目安に。プロフは>>1のプロフィールスレをご覧下さい】
98名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 21:20:08 ID:qTwWm90n
お相手願いたいが平日だから時間がそんなにとれないんだなぁ。
99如月 舞 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 21:22:40 ID:mgnJrglX
【では、短時間のロールでも構いませんよ】
【または雑談などでもいいですし】
100名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 21:25:13 ID:qTwWm90n
そうだねえ、あんまり雑談したことないし。
が、果たしてこっちで雑談してもいいのか?
気にしない方が勝ちかも知れない。

最近どうよ?というのも芸がないな。
ありきたりだが今後はどんなロールをしたい?
そして誰とロールがしたい?
101如月 舞 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 21:33:56 ID:mgnJrglX
うーん、どうしよっか?
あたしは向こう行っても構わないけどさ。

最近?全く相変わらずだね。毎日が平穏だけど、楽しい日々だよ。
うーん…そこが問題なんだよねぇ。あたしってさ、明確な目的があるわけでもないし、
この世界をどうしたいとも思ってない。ただ周りの人達が幸せに生きてくれればいいかな、みたいな?

誰とかぁ…同じ半妖の真理ちゃん?とは話が合いそうなんだよな、一回会ってみたいよ。
後は、前にあたしとロールしてみたいって言ってくれた勇希先輩とかかな?
102如月 舞 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 21:35:40 ID:mgnJrglX
あっちゃー、早速誤字だね。
一番下は優希先輩に脳内変換よろしくっ!
103名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 21:39:29 ID:qTwWm90n
まあ偶にはこっち使うのもいいんじゃない?

明確な目的が固まるとシチュも限られると思うんだ。
それに目標はなくても行動の指針みたいのはあるんだから
問題ないと思うよ。それこそ「回りの人が大切」ならそれを脅かす
妖魔や人間とは断固として戦うとか、そういう感じでさ。

半妖はキツイからねえ、境界線に立つ者だからさ。
優希ちゃんは最近来ないのでまた出てきて欲しい。
あとは・・・・・・水無月涼子さんあたりは平気で接してくれそうな。
ハナちゃんはどうだろう。
104如月 舞 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 21:47:37 ID:mgnJrglX
そだね、気にせず行こっか!

うんうん、あたしのイメージではそんな感じかな。
世界の流れには興味ないけど、家族や友達は大事ーみたいな。
ま、無駄に正義感があったりする時もあるけどさ…たはは

そうなのかい?あたしは別に気にした事ないねぇ。
妖魔や人間ってのは分類が違うけど中身は一緒だと思ってる。
ならさ、境界なんてないんじゃないかい?

色々な人と仲良くやってく自信はあるよっ、あたしも非殺主義だし。
ハナちゃんも、…さん付けるべきかな?
戦い好きなわけじゃないし、それに似たような狐の子だし。
問題は全然ないんじゃないかな?
105五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/27(木) 21:48:25 ID:g1p0CV/N
【伝言スレに書いた通り(リミット1時前後)です】
【こういう場合、どうしたら良いのでしょうか……?】
【お邪魔なら引っ込むのですけど】
106名無しさん@ピンキー:2007/09/27(木) 21:52:22 ID:qTwWm90n
揉め事に首突っ込んで因縁ができるのは
ある意味お約束かと。

そう考える人(妖魔)も少数派かと。
まあ共存派もいますし、意見は沢山あった方がいいかと。

退魔士のくせに妖魔より性質の悪い人もいますがね。
まあ確かに大半の人(妖魔)とは仲良くやれるかと。

待機したいキャラが来ましたね・・・・・(>105)
まあ長時間占有するのもなんですし、こちらも少し作業する
ことができたので、これにて落ちますねノシ
107五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/27(木) 22:00:51 ID:g1p0CV/N
【いつもは、此処はそう人が多くないものね】
【雑談しても、こうやってかち合う事が奇特】
【第二スレで待機するべきだったかしら、名無しさんに悪い事をしてしまいました】

【……どうしましょう?わたくしかあの子か、貴方か忍の彼か】
【零時までとなれば時間が長くはないから】
【凍結前提か、あるいは、雑談ではない雑談というのも悪くないと思うわ】
108如月 舞 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 22:01:16 ID:mgnJrglX
あはははっ、意識せずにもめ事に巻き込まれる才能なら天下一品だよ!
…親父には自重しろって言われるけどね。

うーん…実例、両親が身近にいるからそう思えるのかな。
でも好きで誰かを殺してる人なんか一人もいないって、あたしは信じてるよ。

あー、それは分かるような…(過去半妖というだけで退魔士に挑まれた経験あり
ま、あたしも組み手は好きだから喧嘩上等!って感じだし

うん、ありがとね!お疲れ様ーノシ
>>105
了解っ、それじゃあたしも引っ込むことにするよ。
んじゃ、頑張ってな!ノシ
109如月 舞 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 22:04:30 ID:mgnJrglX
>>107
あっと御免よ、リロードし忘れてた…。
どうなのかな?名無しさんとロールする機会増やすべきかな、と思って
あたしは引こうとしたんだけど。うーん…でもこんな時間からまた新しい人が来てくれるかな?
110五通青姫 ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/27(木) 22:13:19 ID:g1p0CV/N
【名無しさんがロールできないと仰っていたから、退出の理由はそう判断してました;】
【こっちはロール優先、雑談は雑談のみ、って事でいいのかな よくわかってないかもしれない…】
111如月 舞 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 22:18:52 ID:mgnJrglX
>>110
よし!
「迷わず行けよ、行けば分かるさ」ってあたしの心の師匠が言ってたから、
ごちゃごちゃ考えずロールしようか!

ちなみに腹案とかあんまりないよ!……うん、真面目に。
あたしはどっちでも構わないよー、どの組み合わせでも何か関連はあるからね。
112ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/27(木) 22:30:10 ID:g1p0CV/N
【えっと、ではこの子で】
【書き出し中、あと3分ほどお待ち下さい】
【絡み方はお任せします】
113ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/27(木) 22:42:19 ID:g1p0CV/N
狐精は走っていた。未だ、少女の姿のままで。
表情には、焦燥というより戸惑いの色が濃い。

背後から襲い掛かった熱を、蒼炎が打ち落とす。
少女の『尾』が『化けた』もの―――狐火と呼ばれるものに近い。
ちいさな鉄の塊として地に落ちたのは、人外を穿つ性質を付加された、銃弾「だったもの」。
追っ手は退魔士と呼ばれる種類の、人間。
「っ、どうしてっ―――」
呟きと共に、また、銃弾が蒼炎に打ち落とされる。

彼女が退魔に携わる側から逃げる立場となったのは、数十年前の出来事だ。
彼女の育ての親が、死んだ―――彼女が殺した。その手で。
そのもっと前に、肉体を損い、使鬼に転化され、人を殺し、逃げた。
その時なにが起きていたのか、彼女は知らない。
戦後の混乱期に起きた、退魔組織同士での紛争も知らない。
彼女の『父親』が、実質的にはその混乱に巻き込まれて命を狙われたことも。
その背後で何が動いていたのかも、知らない。

人間の生はみじかく、時の流れは早い。
過去の事件は忘れ去られ、いわば「お尋ね者」という立場はいつか曖昧なものとなり、
今となっては、人間に混じって生きることが普通になっていた。
はぐれとは言え、使鬼となった以上、人間から離れて生きることはできない―――
けれど、深く関わることも、無意識にそれは避けていた。
しかし、人の世で独り過ごした時間は長く。
妖魔を退ける立場にある者とさえ、いくつかの親密な関わりを持つようになっていた。

だと、いうのに。
(どうして、今)
今になって、彼女は逃げているのか。
混乱したまま、駆ける。
これ以上、人間の姿であるのは危険かもしれないと考えながら。

【――中途半端な所で終わるか、凍結前提な感じです】
【三分で終わらなかった、ごめんなさい】
114小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 23:02:10 ID:mgnJrglX
――――嫌な空の色だな。
星の見えない夜空を眺めながら、人気のない道路を単車で疾走する影。
これから雨が降ることを危惧しながら、前方に視線を移す。

小野正宗は『斎』としての暗殺を終え、帰宅の途についていた。
今回の標的は、膨大な量の麻薬を扱うシンジケートの幹部の一人だった。
例えどのような場所に住んでいようが、標的の居場所と建物の構造さえ分かれば
殺せない人間などいない。そう彼は思っている。
24時間あれば、日本国内何処に隠れようが大抵の標的は見つかる。
最も、組織を束ねる頭となってくれば話は別だが――――。

今回の組織は、主に海外に麻薬を売り渡す仕事を行っていたそうだ。
麻薬――――彼はそれを嫌悪していた。
スラム街の子供達は金を持たず、空腹だ。故に、空腹感を紛らわせる種類の麻薬に手を出す。
そして再度麻薬を欲しがり、薬の為により金を持たなくなる。
そして行き着く先は――――犯罪に手を染める。

その道に走り、命を失っていった子供を、正宗は何人も知っている。
幸い、なのだろうか。だから今回の仕事は特に躊躇いなく行えた。
そんな帰り道だった。
狐精の少女と、それを追う退魔士に向かい合う形で彼は走っていた。
115小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 23:06:20 ID:mgnJrglX
>>113
【人間と争う形ということで、同じ人間の正宗を出しますね】
【いえ、こちらも遅筆ながら宜しくお願いします】
【終わらせるか凍結かは、流れや眠気と相談しながら決めましょうか】
116ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/27(木) 23:25:06 ID:g1p0CV/N
水の匂い―――追ってくる退魔士の数を確かめる。
もっとも、「数」を確りと認知できない彼女にとっては、
(片手より少ない)
これで全部。

こんな状況は、これが初めてではない。
しかし、夏が終わりかけた頃から、彼女の尺度では「何かが変わった」。
街の空気も。魔を退ける立場にあるという人間の様子も、妖の様子も。
―――それでも、いつもの通りに過ごしていた。

街に出て、ねぐらを探して。
食べるものに困ったら、最近居ついている神社へ向かって。
(………でも、そういえば)
そこのヌシ、である、巫女服の少女を思い浮かべる。
初めて会った時の厳しさとはまた違う―――どこか逼迫したような様子を思い出す。
彼女の前では、その空気を露にすることはなかったけれど。

(増えた)
人間の気配が。
意識だけを向けかけて、はっとする。
振り返る―――記憶にある顔、だった。
その間隙を、退魔士は見逃さなかった。
銃弾が頬を掠めて、少女が足元の段差に足をとられる。

>>115
【例によって状況だけ出して後は流れ任せですが…】
【よろしくお願いします 了解ですー】
117小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/09/27(木) 23:45:01 ID:mgnJrglX
ふと、視界の端で動く何かを捉えた。
数名の人間が、眼前で闇夜を疾走している。
流石に単車と同等までは行かないものの、常人を遥かに超えた
その身体能力は、退魔士か、または人に化けた妖魔か。
とは言え高度な知能を持った妖魔が、理由もなく他と行動を共にするのは珍しい。
後者の可能性は、一旦消していいだろう。
ならば、ここまで頭数を揃えて狙う獲物とは一体――――

彼らに並ぶ形で足並みを揃える。状況次第では彼らに手を貸す事もあるだろうが。
果たしてライトの照らした先に見える妖魔の顔は――――小さな、怯えた顔の少女だった。
いや、その顔には見覚えがある。あれは、少し前に立ち寄った排水溝で出会った式神の。名前は――――
「ハナ、さん?」

退魔士の一人が撃ちだした銃弾が、彼女の頬を掠める。
そして少女が地面に倒れ伏す。このまま放っておけば、少女の命が
消え行くのは、火を見るより明らかだった。
当然、この男がそれを黙って見るはずもない。
速度を上げながら両者に割り込む形で間に入り込み、
車体を倒しながら片手で狐精の少女を抱き上げ、段差を乗り越えた。
背後を気にしながら、ただ走る。相手は退魔士だ、逃げ切れる可能性は低い。
118ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/28(金) 00:15:45 ID:HRQwC/dT
駆けてきた勢いそのままに転倒。
先に痛みが来た。わずかな後悔。こんなことなら、
人の形りを続ける必要など無かったのだ。

今の彼女は平穏な日々に順応しすぎていた。
命の遣り取りに於ける最適解を即座に導き出すことは困難。
しかし、今の事態は、その現実が招いた結果だった。
多すぎる。人間を鬼火で灼くことはできない。
加えて、一度に視界を欺ける数は限られている―――
狐精が己の過失を認識した直後、強い光が視界を埋め尽くした。
体重が浮いたのは同時。
抱き上げた腕の感触から、
すこし前に同じことがあったと、そんなことを思い起こす。
「………」
目を見開いて、相手を見上げる。しかし、

突然の闖入者に、追跡者達が勢いを落とす。
だが、彼らとてプロフェッショナルだ。その程度で、目的の遂行をあきらめはしない。
対象を殲滅する、それが今の彼らの役割。拳銃を構えていた一人は、
通信機を取り出すと別所にて待ち受けていた同僚に指示を出す。
的確な判断だった。それ自体は。

「………」
驚きと、ほんの少しの安堵は短い時間。
「っ、前―――」
声を上げる。路上に飛び出してきたのは人影一つ。
一見無謀な行動―――だが、止められる、と直感する。
訓練された、異能の人間だ。気を操作して人ならぬ力を発揮する疇の。
(このひとはこれを動かすことに慣れているけれど、でも)
判断は一瞬だった。

漆黒の瞳が、夜中の獣と同じ光を帯びる。
宙が燃え上がった。蒼く―――
蒼く、疾駆する単車の前方なかばから、接近した闘拳士の前方までが、
即座に夜とは違う色で染め上げられる。

炎に『瞞されて』咄嗟に闘拳士が身を引いた。
119小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/09/28(金) 00:36:46 ID:UcGcfxax
手の中の小さな存在を離さぬよう、しっかりと握りしめながらひたすら単車を飛ばす。
背後の気配が僅かに遠退いた。まさか、こんなに早くも諦めたのだろうか。
そんな楽観的な考えを否定するかのように、前方に新手の退魔士が現れる。
肌で感じられる。眼前の彼は、自分と同じく『気』を扱う術を心得ている。
バイクの前に飛び出すなど一見自殺行為に見えるそれも、
この扱い方次第では逆にこちらが命を落とす事になる。

――――どうする?
単車をそのままぶつけて飛び降りるか。一か八かに賭けて脇を通り過ぎるか。
いや、危険なカケは出来ない。潔く彼らと戦う覚悟をするべきか――――

そんな事を考えていた彼の視界を、蒼色の炎が埋め尽くす。
少女が術を用いてそれを発生させたようだ。
以前似たような事があった事を思い出しながら、身を引いた退魔士の横を
フルスロットルで駆け抜けた。

時間にして僅か一秒足らず――――単車が通り抜けたその道を、閃光が走る。
去り際に正宗が落とした閃光手榴弾が爆発したのだ。
強い光を浴びせて対象を一時的にショック状態に陥れるそれが
退魔士の彼らに足止めになるかは不明だが、何もしないよりはマシだ、と正宗は思った。
120ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/28(金) 00:58:40 ID:HRQwC/dT
単車が、退魔士を抜き去る。
直後、二度目の閃光。今度は人口の、真白い光。
立ちふさがった退魔士は今度こそ一時的ながら完全に視界を失う。
そして―――幸いにも、というべきか、主観的には不幸にもというべきか。
ほぼ同時に同地点に合流した後続の者たちも、閃光弾の威力を直接に引き受けることとなった。

立て続けに起きた想定外の状況に、流石の彼らも統制を崩す。
引率者にあたる退魔士の判断は早かった。
―――妖魔への憎悪を隠し切れない目で、駆け去ったバイクを睨みながら、
それでも、引率役の男は冷静な判断を下した。
追跡対象はデータ上、それほど強い妖魔でない。この状況はイレギュラーである。
収集された人数は少なく、任務の重要度は低い。深追いする必要はない。

* * *

追ってくる殺気が足を止めたのを感じて、彼女はふぅと息を吐く。
「………」
急な成り行きに、思考がついてゆかず―――
慣れない乗り物で、三半規管が悲鳴を上げていたこともある。
危機が去った、と認識するや否や、身体の力が抜けた。
慣性と、己を抱きとめた存在に身を委ねながら、目を浅く閉じる。

【適当に落ち着いた所で今回〆でしょうか】
【次があれば続きからとかそんな感じに】
121小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/09/28(金) 01:25:12 ID:UcGcfxax
「やれやれだ」

背後に感じていた気配が、完全に置き去りになっていく。
本来は室内の相手など狭い空間内で使用される物だが、この暗闇が功を奏したようだ。
ミラー越しに、目を押さえている複数の退魔士と、それらに声を発する
リーダー格の男が見えた。追跡は断念したようだ。
――――助かった。
念の為に、回り道をしながら近くの森の中に単車を隠す。
ここからなら、十分己の足で帰宅出来る。
如何に戦闘のプロと言えども、こちらは遁走のプロだ。
これならば確実に後を付けられる事もないだろう。

「大丈夫…か?」
静かにエンジンを切りながら、腕の中で安らかに目を閉じていた少女の頭を撫でる。
その声が微かに小さかったのは、そのあどけない顔に刻まれた傷を負わせたのが、
自分自身と同じ人間、そして退魔士だったからだろうか。
「悪かった」
それは一体何に対しての謝罪だったのか。
ただ正宗は軽く頭を下げると、頬に手を当て傷を癒やす。
小さな怪我ゆえ、薬も必要とせずに間もなくそれは塞がった。


「ハナさんは、これからどうする?」
迂闊に外に出せば、また同じような輩に襲われるかもしれない。
かといえ、信用してくれなどと言えるはずもない。
122小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/09/28(金) 01:27:25 ID:UcGcfxax
>>120
【了解しました】
【と言うかこれは俺のレスで〆るべきだったかもしれませんね】
123ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/28(金) 01:58:13 ID:HRQwC/dT
『大丈夫……か?』

目を伏せたまま、こくりと頷く―――
「あなたも、ハナを助けてくれた」
次の言葉は、脈絡が無かった。
「退魔士っていうのは―――父様のほかは、ハナが人に近づくと嫌な事をする人だったのに」
それが、遠い日に定められた、彼女の中の定義だった。
人と妖魔の境界を侵す者が居れば、悲劇が起こる。
だから、彼らは許さないのだと、そう考えた。
彼の『親』は、それを拒んで命を落としたのだと考えた。
けれど、この街に来て、様々な者と出会って。
定義の外の出来事も、意識せずに享受してきた。
決定的な矛盾が起こることは無かった。

しかし、破綻は近付いている。
込み入ったことは、彼女にはわからないが、何かが動き始めている。

「感謝、しているのよ」
悪かったと言われて、首を傾げる。
「貴方がハナに謝る理由は無いのだわ」
そう云ってから、気づく。
謝罪するに足る理由があるのだと―――囁く己が、どこかに居る。
それが正しいのかは、彼女にはわからない。
ただ、意識の奥に、何かが嵌る感触があった。
大きな手のひらの感触と共に、頬の痛みが消える。

これからどうする?
「今日のねぐら、探さないといけない」
今日はひどく疲れていた。
「ハナはお布団で眠りたいのだけれど……アマネの所は、ここから遠いから」
確りと休息を取りたい時、彼女がアテにしているのがさる神社なのだが、
把握した街の地理を思い起こせば、距離がある。
今から向かう気力は無さそうだった。
「軒下を貸していただけると助かるけれど、でも」
―――なにか事情があるのかもしれない。
何かを言いかけて止めた、相手の挙動から考える。
でも、の後は何も言わなかった。

草の匂い立つ中、静かに夜風が通り抜けて行く。
居心地の悪い沈黙ではない。が、相手の次の言葉を待つ。

【こっちは〆になるかもです】
124ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/28(金) 02:00:33 ID:HRQwC/dT
>>122
【長々とお付き合い頂いて申し訳ないです】
【ていうか、もうこっちで〆たほうが良いのかも】
125小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/09/28(金) 02:28:57 ID:UcGcfxax
「退魔士も、結局は人間だ。未知の物に恐怖し排除する奴もいれば
 対象を理解しようと尽力する奴もいる」

自分に責任はないのだと彼女は言う。
しかし、それこそこの少女に傷を負わせたのは、他ならぬ自分達人間だ。
軽蔑されたとしても当然だろう。

『感謝、しているのよ』

だのに、少女はそう呟く。苦しかった。
まだ罵声の一つでも聞けば楽になれただろうか。
狐精の性格からして、自ら彼らを襲ったはずはない。
つまり、退魔士側による完全な先制的な攻撃からだろう。
その行動自体が既に彼にとっては異常であり、信念にそって反抗しただけ。
それは感謝されるべき行動ではない、と考えている。

軒下を貸してほしい――――断る理由もない。
「あぁ」
小さく頷くと、正宗は手を差し出した。
森の中の砂利道はやや不安定で、暗闇では多少なりとも危険がつきまとう。
結局の所、彼女を追った人間も、彼女が頼った自分も同じ生物であるのに、
どうして信用などしてくれるのだろうか。
「すまない」
今度は小さく、己の口内にのみ止まるよう呟く。
月が照らすその顔は、泣き顔にも見えた。

【いえ、お互い様です】
【それでは有難うございました、失礼します】
126ハナ ◆8H.MHFz.Ts :2007/09/28(金) 02:35:53 ID:HRQwC/dT
【長らくお付き合い頂きまして有難うございました】
【こちらも失礼します、おやすみなさい】
127九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 21:34:13 ID:eiYCFJ4C
ひっそりと待機……

【23:00まで、ロールは2時がリミットかな?】
128御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 21:45:02 ID:QYnpkOwG
【キャラハンで、凍結ありなら希望ですが】
【やはり名無しの方がいいですか?】
129九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 21:47:17 ID:eiYCFJ4C
【や、結局中の人が割れてたら一緒だしw】
【そういうわけで別に平気ですよ〜】
130御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 21:48:42 ID:QYnpkOwG
【いえ、名無しさん待ちをしてるなら退きますよと】
【言うべきだったかと。日本語って難しいですねw】
【じゃあ軽く邂逅してみますか】
131九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 21:51:09 ID:eiYCFJ4C
【あ、そういう意味か】
【では書き出しをお願いしますね】
【ちなみに何時ごろまでロールできます?】
132御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 21:53:38 ID:QYnpkOwG
【23時30分程度ですかね】
【コンパクトに纏めますが、凍結も視野に入れておきます】
133九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 21:54:30 ID:eiYCFJ4C
【いえすさー】
134御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 22:01:37 ID:QYnpkOwG
彼には、夏の終わりを惜しむという感慨は無縁だった。
夏は嫌いだったから。あの人を思い出してしまうから。

月下舞う孤影。塀と言わず壁と言わず屋根と言わずあらゆる平面壁面を
足場としまるで重力や引力から解放されたかのように跳梁する人と魔物。
微かな足音だけを残して目まぐるしく立ち位置を変え激突し衝突する影と影。

冥府への階段を駆け抜けるような魔と人の戦。
蛍光灯の下で営まれる人々の団欒の裏で行われる死闘。
やがて墜落する異形の影。それを追う人の影。

――――街灯の下を一人歩む。死闘の余韻など残さず。
ただ冷たい月光を浴びて、金色と漆黒の青年が往く。
135九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 22:11:57 ID:eiYCFJ4C

「さむ……」

月明かりの下、いつものように友人と遊んだ後の帰り道だ。
既に空気は秋の気配を漂わせ、気温はかなり下がっている。
衣替えも済ませたものの、身体はそんなに急に対応できないわけで――
手に息を吐きかけながら小走りに歩いていたから、
前から歩いてくる人影にもまったく気付かなかった。

「……きゃっ」

見知らぬ男と身体がぶつかる。こちらが小柄な分、相性が悪い。
バランスを崩して歩道上に倒れこむ。乾いた音を立ててバッグの中身が飛び散った。
見た感じ、男の方は何ともないようだった。
こういう時って性差は不公平だよな、と意味もなく思った。
……と、不意に頭に手をやって気付く。帽子が――ない。

「あれ、あれれ……?」

まるで男のことなど忘れたかのように必死に探し回る。
植え込みの中だろうか、路上へ飛んだのだろうか。
何せ、帽子がないと色々と困るのだ。
136御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 22:18:14 ID:QYnpkOwG
水ヶ瀬。彼の住む白清の隣にある街。
ご多聞に及ばず、怪異と混沌の渦巻く特異点のひとつである。
だが、彼が単車を駆ってこの土地に脚を運んだのには理由がある。
風見ヶ原。この街の隣接するその土地に、変異が生じている。

――どん、と、何かがぶつかった。
暗い夜道、正面から駆けてきた少女。
そっと進路を譲ったはずなのにこうしてぶつかってくるとは。
ある意味器用なのか、意図的なのか。
ともかく、無造作に跳ね飛ばされて、少女が転がった。
バックが役目を放棄して中身をぶちまける。

そして頭に手をやって、何かを必死に探して回っている。
そして自分の足元に落ちている帽子。
月光があるとは言え暗いため、狭窄視野になっているのだろう。

「――平気か?これ、落としたぞ」

お陰で何を考えていたのか忘れてしまった。
まあその辺はどうでもいいとして。
その帽子を差し出して――その角に気付いた。

「――――」

彼は何も言わず、その体勢で待つ。
137九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 22:27:47 ID:eiYCFJ4C
「だ、大丈夫。ありがとう……っ!」

一瞬泣きそうになったものの、すぐ傍に居た男が帽子を手渡してくれた。
差し出された帽子を受け取ろうとして、その視線に気付く。
視線の先にある物は、もちろん――

「あは、あははははは」

乾いた笑いで誤魔化してみる。
まずい、見られた。それも初対面の一般人(?)に。
やばい。ヤバイヤバイヤバイヤバイ……
とっさの事にパニックになる。転んで気が動転していたから余計にだ。
男が固まっているのが何故かとても怖い。
本能的に危険を感じた、というのだろうか。ならば次に取った行動も本能なのだろう。

「ごめんなさい……っ」

帽子を奪い取るようにして引っつかみ、ぶちまけたバッグの中身もそのままに
脱兎のごとく走り出す。
138御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 22:35:55 ID:QYnpkOwG
何も語らず、その双眸だけが静かに見つめている。
その双眸に宿っているのは、静謐。ただその一言だった。
妖魔に対する殺意も嫌悪もない。
五分前、無慈悲な殺戮を行った人間とは到底思えない。

――この時点で、彼は見逃す気でいた。

しかし、世の中は侭ならないものである。その意味で彼女は選択肢を間違えた。
乾いた笑い。そして謝罪。脱兎の如く逃走。反射的に彼も駆け出していた。
こちらは本能ではなく、経験的に逃げる妖魔を追い詰める習慣があるのだ。

静止状態から加速加速加速。ギチギチと筋肉繊維が張り詰める。
トップスピードに乗り、少女の脇を抜けて、地面を焦がしながら停止。

「ストップ、動いたら殺す」

大振りなナイフを突きつけ宣言。これも殆ど習性というべきか。
何の警告もなく刺殺しないだけ、彼にしては理性的な行動ではあったが。

139九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 22:47:15 ID:eiYCFJ4C
こう見えても、身体能力は同世代の子に比べて高いのが自慢だった。
年度当初のスポーツテストでもクラスではトップ、
学年でも5本の指に入る成績だったと記憶している。
もちろん、それは普通の人間ではないからだけど。

だから、何なく逃げ切れると思っていたのに。
後からバッグを回収しに行こうと思っていたのに。
なんで、どうしてこんなことになったんだろう?

「は、はひぃっ」

黒い旋風が脇を吹き抜けて行ったかと思えば、
いつの間にかさっきの男にナイフを突きつけ脅されていた。
――これは何かの冗談ですか?
そう叫びたくなるのをぐっとこらえて両手を頭の後ろに持っていく。
外国のニュースで見た、無抵抗を表す格好だ。

「あ、あの〜、ちょっとそっちでお話しません?」

冷や汗がタラリ、と流れ落ちる感触を肌で感じながらおずおずと切り出す。
いくら深夜の町角とは言え、人目についてはもっとまずい。
とりあえず表通りから一本入った所で話をしたかった。

「そしたらあたし、何でも話す気になっちゃうかもね?
 ……あはは、そんな怖い眼で睨まないでよ。ジョーダンジョーダン」

心なしかより険しくなった視線に慌てて愛想笑いを浮かべる。
第一印象はサイアクだが、とりあえずは我慢我慢。
140御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 22:56:27 ID:QYnpkOwG
彼女の脚力は大したものだった。
だが、相手が悪かった。彼はこういう状況に慣れている。
トップスピードに乗れば振り切れただろう。だが、困惑して
逃げ出し多分、トップスピードに乗るタイムラグに追いつかれたのだ。

『そしたらあたし、何でも話す気になっちゃうかもね?
 ……あはは、そんな怖い眼で睨まないでよ。ジョーダンジョーダン」』

愛想笑いを、鉄面皮で跳ね返す。
果たして相手が悪かったようだ。無論少女にとっては。
ホールドアップする少女に、そっちの角へ入るように指示する。
一応、提案を聞いてやるだけ、彼も丸くなったのだが、それを初対面の
少女が理解しているはずもなく。

「・・・・・質問に答えろ。それ次第では見逃してやる」

虚仮脅す風など微塵もなく、しかしその根底に背筋を震わせる冷たさのある声。
この声を聞けば、異論を挟む気など大抵の者は失せるだろう。
斬鬼衆の凶戦士。それは数多の妖魔を屠ってきた彼の異名。

「ひとつ目。お前は妖魔か、半妖か」

選択肢に「人間」が入っていないあたり、彼の生活の過酷さが現れている。
十中八九、半妖だと睨んでいるのだが、確認は大事だった。
半妖というのは、ともかく気配が分かりづらいのが特徴だ。
141九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 23:08:27 ID:eiYCFJ4C
とりあえず最低限の「お願い」は聞き入れられたことに安堵。
住み慣れたこの町を離れることなど、考えられはしない。
だから、まずはうまく立ち回って生き延びなければならなかった。

底冷えのする声。問答無用の色がそこには含まれていた。
その口調や態度からは派手な見た目と同様に、
この男が幾多の修羅場を潜り抜けてきたであろうことを窺わせる。

「半妖よ。残念ながら証明する手段はないけど」

気丈に答えて見せるが、もちろん虚勢だ。その程度のことは相手にもわかるだろう。
だが、どんな相手にも媚びない。退かない。それがプライドってものだよね。
目の前の男を視線だけで全身見回し、こっそり値踏みしてみる。
――少なくとも今の言葉ではっきりした。この男は、多分プロの退魔師だ。
あたしみたいな中途半端な正義感で戦っているのとは違う。
そう考えてみればさっきの常人離れしたダッシュも、滲み出る殺気も理解できる。
結局、本物には敵わないのだ。
142御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 23:18:00 ID:QYnpkOwG
『半妖よ。残念ながら証明する手段はないけど』

気丈に答える少女に、彼は何も言わず頷いた。
しかし、少女のその気丈さは虚勢である。
瞬きと、呼吸と、顔の筋肉の動きで理解できる。

半妖。人間と妖魔の間に生まれた生命体。
比較的人間と近い妖魔と人間が性交した場合、
可能性自体はまちまちだが、半妖が生まれる。
しかし、この事実は両種族間の架け橋にならない。
それは闇に消された歴史が証明している

「二つ目。人間を殺したことはあるか?」

突きつけたナイフが月光を反射して煌く。
少女の華奢な首など、容易に切断してしまう武骨さと凶悪さが同居している。

「三つ目。斬鬼衆という言葉を聞いた事は?」

彼の視線が緊張する少女の視線を正面から射抜く。
偽証などすれば容易く見破って、そのまま切り裂かれそうな鋭さがある。
143九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 23:30:54 ID:eiYCFJ4C
わずかに男が頷いたのが見えた。信用してもらえているのだろうか?
わからない。あるいは半妖さえも斬るタイプかもしれない。
見逃すかも、とさっきは言っていたが、それもどうだか。
疑念は尽きないが、生殺与奪の権は相手が握っていることに間違いないので
淡々と質問に答えていくことにする。

「人間を殺したか、って?おかしなコト聞くのね。
 こんな格好してるのに、無茶はできないでしょう?
 あたしはこー見えても正義の味方なんだけどなぁ」

学校帰りにそのまま遊びに行ったので、制服のままだ。
――まあ穴の多い答えなのは承知しているが、嘘でもない。
その程度のことがわからない相手でもないだろう。

「ざんきしゅう?……聞いたことないわね。
 それってアンタの知り合いなワケ?」

薄笑いを浮かべながらじっと相手の目を見つめる。
その視線は鋭く、ややもすれば気圧されそうになるがこちらも慣れている。
相手の目を見て話せ、そして眼力で負けるな、とは母親の言葉だ。
事実、両親に叱られる度に凄まじい視線に晒されてきた。
だから、この程度で怯むあたしではない。


【そろそろお時間ですね】
【この分だと凍結かな?次はいつ空いてますか?】
144御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 23:33:45 ID:QYnpkOwG
【明日、明後日は空いてます】
【20時以降なら大抵空いているかと】
145九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 23:37:51 ID:eiYCFJ4C
【こちらはとりあえず明日と金、土ですね】
【では再開は明日の……8時ごろでお願いします】
【いきなり本スレでもいいですが、打ち合わせ等あれば待ち合わせスレで】
146御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/02(火) 23:39:50 ID:QYnpkOwG
【では、明日でお願いします】
【打ち合わせは、そうですね、しておきましょう】
【では、今日はありがとうございましたノシ】
147九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/02(火) 23:43:21 ID:eiYCFJ4C
【ありがとうございました。またよろしくお願いします】
148御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/03(水) 20:17:10 ID:vUFacToL
>143
夏が真っ盛りだった頃の話である。
白清、水ヶ瀬、風見ヶ原。それぞれの土地に張られた破邪の結界がある。
それは、怪異の特異点とも言えるこれらの土地にて、それでも正常に機能していた。
その結界の要を穢し、機能を停止させているモノたちがいた。それは七妖会。
様々な妖魔が集う共同体である。人間社会の転覆と、妖魔社会の樹立を掲げる彼らは、
日本の退魔士たちにとっては、最大最強の敵対組織と言える。

その七妖会が結界破りを始めた影響が、各地で起こり始めている。今夜この土地に脚を
運んだのはその調査の一環であった。だから、彼は本来の用事はまだ済ませていない。
先刻の妖魔は行き掛かり上放置できず、仕留めたまでだった。
だから本当はこんな場所で、尋問まがいの事をする必要はないのだ。それでも反射的に
追い掛け、流れるような動作でナイフを突きつけ、相手を引き止めてしまった。
やはり習慣というものは侮れないなぁ、と、口調の冷やかさと裏腹に暢気なことを考えていた。

彼女は人間を殺したことはないと言った。そして斬鬼衆のことも知らないと言った。
どちらも本当のことだろう。かなり高い確率で彼はそう思った。
第一に、彼女からは微かに妖気を感じるが、殺戮者特有の濁った気配は感じられない。
程度の差はあれ、人を殺す者は独特の雰囲気を持つものだ。確たる断言はできないが、
少なくとも好き好んで人を殺すことはないだろうと思った。
第二に、天洸院の斬鬼衆は日本では有名な部類に入る組織名である。
それを知らないという事は、彼女は闇の領域に足を踏み入れてまだ日が浅いということか。

「―――よし、信じよう」

彼は突きつけたナイフをベルトに納め、戦意がないということを示すように彼女から距離を
離した。ほんの少しだけ緊迫感が薄れる。依然として彼の眼は鋭いままだが、夜の彼は
大抵こんなものである。

「俺は天洸院・斬鬼衆の御影義虎。もう分かっていると思うが、妖魔を狩っている。
 天洸院は千年前から続く妖魔封殺機関、斬鬼衆は鬼を切る者達のことだ」

淡々と自己紹介をして「手荒な真似をして悪かったな」と付け加え謝罪する。
余りにも淡々としているので謝罪しているように見えないのが問題だ。

【ロールの続きです。よろしくお願いします】
149九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/03(水) 20:32:55 ID:DkYAXHoO
男はこちらの言い分を信用してくれたようだった。
ナイフを収め、距離を取る。戦意がないことを示すつもりなのだろうか?
ともかく、最悪の事態は避けられたようだ。よかったよかった。

「……あ」

ふっと気が緩んだ瞬間に腰が抜けた。
糸の切れた操り人形のように路上へとへたり込む。
久しぶりに話の通じる相手と緊張感を保って対峙したせいだろう。
しばらくすれば立ち上がれるだろうが、とりあえずはこのままだ。

「あたしは九尾真理。見ればわかると思うけど牛頭の半妖よ。
 水ヶ瀬の一年生で……シュミは正義の味方でっす。
 ……で、アンタのことはよっしーって呼んでもいい?」

あはは、と最後には明るい笑みを浮かべながら自己紹介。
視線の鋭い相手には軽いオンナに見られるかもしれないけど、
これが取り柄なんだから仕方がない。
上目遣いによっしーのことを見ながら、ぶっきらぼうな謝罪の言葉を
手を振って赦す。イエス様も赦すことが大事だって言ってたしね。

「ま、これからは誰彼構わずこんなことしなければイイって♪」
150御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/03(水) 20:50:00 ID:vUFacToL
糸が切れた人形のようにへたり込む少女。
やはり素人かと、自分の大人気なさを反省する。
それでも、冗談交じりに自己紹介するあたり、肝は据わっている方か。

『あたしは九尾真理。見ればわかると思うけど牛頭の半妖よ。
 水ヶ瀬の一年生で……シュミは正義の味方でっす。
 ……で、アンタのことはよっしーって呼んでもいい?』
「・・・・・・その変な呼び名については断固拒絶する」

嫌なことにはNOと言える日本人を目指しているわけではないが、
変な愛称が固定するのは、御免蒙りたかった。
偶に相棒がそんな呼び方をするのだが、それはまた別次元の話だ。

『ま、これからは誰彼構わずこんなことしなければイイって♪』
「――難しい相談だな。お前も知っているだろうが、この街もかなり危険な
 状態に移行しつつある。何処に何が潜んでいるか知れたものではない」

彼は淡々とした口調の中に鋭さを滲ませて言う。
そして彼の言っていることは、本当のことでしかない。

「夜遊びは程ほどにしておけ。ついでに妖魔退治とかにも繰り出すな」

厳しい口調は、相手を慮っている事の裏返しでもある。
半妖という生き物について色々思うことはあるが、それでもこの少女は安全だ。
それはつまり、彼女は斬鬼衆である彼が守るべき対象に入るという事だ。

唐突に、空気が凍った。反射的に路地の奥に視線を移す。
そこにあるのは明滅する街灯でなく、灯篭。
延々と続く灯篭と、踊る人影。路地は、異界への通路に変貌していた。

「チッ、ここだったのか・・・・・・・」

反射的に少女を背に庇い、彼は舌打ちする。
これから何が起こるのか、彼にも正直予想がつかない。
 
151九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/03(水) 21:06:28 ID:DkYAXHoO
いいじゃんそんくらい、と頬を膨らませて見せる。
そもそも、当人の許可を得られるとなどまったく思っていない。
勝手に呼ぶ分には多分問題ないのだろう。そう決めた。

「……まあ、ここ数日やけに妖魔がうるさいのは知ってたけどね。
 でも、あたしだって退魔師の端くれだから」

さっきまでの軽い口調から一転、凛と引き締まった表情で応える。
厳しい口調で忠告してくれることは内心嬉しく思う。
そして、同時に軽く見られていることに対しての不満も。
先ほど彼は、組織に属していると言った。
自分のようにそういったものに属していないものにはないものと、
属していないからこそ残っているものがある。
それを彼はわかっているのだろうか?

「!!」

不意に背筋が氷を押し当てられたかのように冷たくなる感覚。
視線の向いた方向を見れば、その先には町の中心部には不釣合いな灯篭。
人ならぬモノの影が躍り、明らかに異界へとこの場は変貌していた。

「……何か知ってるの?」

座り込んだまま緊張の色を濃くして尋ねる。
まるでこうなることを予測していたような口ぶり。
こういうとき、やはり個人の活動には限界があると痛感する。
――それはさておき、周囲に注意を払いながら深呼吸して動揺を鎮める。
もう大丈夫だ。戦える。
そう確信すると、ゆっくりと背中合わせに立ち上がった。
152御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/03(水) 21:15:18 ID:vUFacToL
「――俺の仕事でな。
 様子を見て来いと言われたんだが・・・・・・」

舞い躍る影が増えてゆく。
その形が崩れて、分裂してゆく。
分裂と増殖と異形化を繰り返す。
舗装された路地が蛇のようにうねる。

「どっかの暇人のお陰で、この街の結界が崩れかけている。
 その結果としてこういう場所も増えつつあるってだけのことだ」

口調は淡々としているが、放出される殺意は先刻の比ではない。
彼はポケットに仕舞いこんだ四枚の符を取り出し、まだ形を保っている壁に貼る。
彼が指示通りの呪言を唱えると、瞬く間に燃え尽きた。

「焼け石に水か・・・・・・」

そして眼が浮き出る。口が浮き出る。
ひとつと言わず十、二十、三十・・・・・・・
淀んだ眼球が蠢く。濡れ光る唇が蠢く。
眼が眼が眼が眼が眼が瞬く眼が・・・・・・・
唇が唇が唇が唇が唇が唇が舌なめずりする唇が・・・・・・・・
腕と言わず触手と言わず獲物を捕らえるそれが無数に突き出る。
声なき無音の絶叫。ここに宴は開かれる。

「とりあえず、お前は逃げろ」

まだ、表通りへの道は残っている。距離にして十メートル前後。
駆け抜ければあっというの距離だ。問題は、その十メートル前後だ。
だから彼は注意を惹きつけるべくナイフを引き抜き、

「走れ!」

一閃。襲い掛かってきた分厚い舌を切り裂き、彼は異形のそれらに跳びかかる。
153九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/03(水) 21:36:45 ID:DkYAXHoO
「ふーん……それでオヤジも母さんもぴりぴりしてたんだ……」

ふと思い出す。町に妖魔が増えたのと前後して、両親がやけに口うるさく言ってきたことを。
そしてこっそり自分達も深夜の町に繰り出していることを。
既に引退した母親と、母親に惚れこんで悪行を止めた父親。
二入が杵柄を取らなければならないほどに事態は切迫しているというのか。
――正直事態をそこまで深刻に考えていなかった。深く恥じ入ってしまう。

辺り一面に浮き出る異様なパーツの数々。
さすがにこういう光景は見慣れないため、ちょっと気分が悪くなった。
それを目の当たりにして平然としているよっしー。
キャリアの差がここにも表れているみたい。

「……」

強い口調に、一瞬逡巡する。
明らかに技量が上の人間に逃げろと言われた。
それは、自分が役立たずで守られるべき存在だということ。
そして、彼がたった一人でこの状況に立ち向かおうとしているということ。
足手まといにはなりたくないが、素直に逃げおおせるのも嫌だ。
そんな葛藤と戦っていたために判断が遅れた。
次の一言に弾かれるように駆け出したが、全速力で走っても妙に長く感じた。

「アンタも、早く!」

かろうじて表通りに辿り着いたが、境目に留まったまま。
初めて出会った人間ではあるが、見捨てることはできなかった。
今しがた走ってきたその場所を覗き込みながら手を伸ばし、必死に声をかける。
はたして間に合うのだろうか。


【色々迷いましたが、御影君を追ってなんか出てくる、という方向を希望】
154御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/03(水) 21:46:37 ID:vUFacToL
ほんの数十秒の戦い。だがそれは濃密に凝縮された死闘。
舞い踊る舌と分泌される唾液。触手が絡めとらんと撓る。
少女が駆け出す。駆け抜ける。走り抜ける。
その間にも大きな腕がナイフとフォークを持ち、狭い路地で振り回す。
それらを巧妙に避けつつ、銃弾を放ち、迎撃の斬撃を放つ。
しかし、浮かんだ眼球が彼の動きを補足し、死角をつく。


『アンタも、早く!』

少女の声。どうやら戦闘領域からは離脱できたらしい。
跳躍し旋風脚を放つつ、その姿を視界の片隅に焼き付ける。

「――――!」

安堵する暇もあらばこそ。死角をついた攻撃を必死に回避する。その攻撃は
どうにもばらばらに見えて、その実態は意志の統一がとれている感じもする。
瞬く間に彼は追い込まれた。戦闘は個人対郡体の図式となりつつあった。

潮時かと判断し、体操選手のようにバク転・側転・月面宙返りを決めつつ着地。
脱兎の如く駆け出す。出口に向かって。

「行け!逃げろと言っただろ!」

叫ぶ彼を追う郡体。
それが境界線に近づくにつれて融合し、巨大な顔を形成する。



155九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/03(水) 22:01:40 ID:DkYAXHoO
「バカ言わないでよ!アンタのこと見捨てられるわけないだろ!」

どうやら異界も侵食できる範囲は決まっているらしい。
ある地点から先で面白いように元いた世界と異界とに分かれている。
そのちょうど境界に立ち止まり、よっしーを待つ。
こっちでなら、あたしでも何かの役には立つだろう。

そして、何やら巨大な顔とよっしーの追いかけっこ。
場違いにも有名な冒険映画のワンシーンを思い出した。
洞窟の罠で、転がってくる大岩に追われる主人公のシーンだ。
映画と最も大きな違いは、岩には殺意が無いがあの巨大な顔は殺す気満々なところだ。
――さすがにアレはヤバイんじゃないの?
そう思うと、武器になりそうなものはないかと辺りをきょろきょろと見回す。
できれば普段の得物と似たような感じの――あった。

「……えいっ」

手頃な高さの、横断禁止を示す標識を無理やり引っこ抜く。
本来の用途とは全然違うから威力は期待できないけど、
あたしの力をもってすれば武器の代わりにはなるだろう。
ついでに植え込みの石ころを幾つか拾っておく。
そして、おもむろに巨大な顔に向かって投擲した。
156御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/03(水) 22:14:40 ID:vUFacToL
『バカ言わないでよ!アンタのこと見捨てられるわけないだろ!』

(馬鹿はお前だ、状況を見ろ!)

胸中で罵りつつ、必死に駆け抜ける。罵倒する余裕すらない。
ほんの十メートル前後が、異様に長い。足場も悪い。
まるでコールタールの中を走っているような感覚。
異界では、時間も距離も道すら狂うのか。

「おぉおおおおお!」

抗いつつ、吼えつつ走る。その間にも、巨人と化した顔の口が開く。
人間など一飲みにできる大きさだ。轟音を立てて大気が吸引される。
まるで巨大な掃除機。息を吸っただけでこの有様だ。
引っ張られつつ必死に踏み止まり、更に重くなった脚を進める。
そして吸引される空気と共に、標識が飛んだ。
九尾真理が引っこ抜いて投げたのだ。環境利用闘法か、などと思っていると、
ガッ、という音と共に吸引が止む。上手い具合に口の中に挟まったらしい。

抵抗がひとつ減り、瞬間的に脚力を全開にする。
筋肉繊維が悲鳴をあげつつ指令を果たす。異界から抜け出た。

「――助かった」

素直に礼を言う。だがまだ終わっていない。
振り向きつつ掌に《気》を集約し、螺旋を生み出す。

標識を噛み砕き追走する《顔》。

「少しだけ時間を稼げ!」

使える者はなんでも使える主義の彼は、こうなったら一蓮托生の覚悟で
援護を要請する。放っておいて死なれるよりは格段にマシだ。
157九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/03(水) 22:31:00 ID:DkYAXHoO
「どう致しまして」

素直に礼を言われたことにちょっと驚きながらも返事。
あくまで真剣な表情で、再びあの顔に相対するよっしー。
――ちょっとイイかも。
心に浮かんだ感情を首を振って必死に打ち消した。

何やらよっしーは力を溜めているみたい。
そんな間にあの顔はあっさりと標識を屑鉄にし、道端へと吐き捨てた。
その前進はまだ止まりそうにない。

「わかった!……けど、できるかな?」

助けを求められ、二つ返事で応えたものの、
どうすれば時間稼ぎになるのかわからない。
とりあえず手元にあるのは拳大の石ころが三つ。
改めて周囲を見回せば使えそうなものはまだあるけど、
はたして間に合うかどうか。
とりあえず、顔の目に当たる部分をめがけて石を投げてみた。

「ピッチャー九尾、おおきく振りかぶって……投げましたぁ!」

第一投。ちょっと狙いを逸れた石は鼻の頭に当たった。
依然として勢いが衰える様子は無い。

「続けて第二球……ストライク!」

間髪入れずに次を投げると、今度はちゃんと当たった。
あの大きさだとせいぜい砂粒が目に入った程度なんだろうけど、
一瞬でも嫌がってくれれば十分だ。
案の定、わずかな時間ではあるが反射的に目をつぶってくれた。
158御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/03(水) 22:41:37 ID:vUFacToL
それはほんの十数秒の時間稼ぎ。それで彼には充分だった。
彼の中心に世界が震撼する。ここに金色の龍が降臨した。
自らを弾丸とし、異界へと打ち出す。暴風と化した金色の龍が駆ける。
きっと、一人では不可能だった攻撃。だから確実にこれで仕留める。
その決意と共に彼は淀んだ大気を抉り、《顔》に向けて突貫する。

「おぉおおおおおおお!!」

口の中に飛び込むくらいの勢いで突撃。
その暴風圏に触れた《顔》が抉られて四散し粉塵と化す。
凶戦士が生みだした荒ぶる龍。その猛威は留まることなく異界を破壊する。

「ああああ!」

波打つ地面に双掌を叩きつけ、その生命力が異界の法則を駆逐してゆく。
灯篭が消えてゆく。黒い路地が消えてゆく。そしてその奥に立ち尽くす影。
それは、赤い服を来た幼い少女のようにも見えて―――

そして全てが一夜の幻のように消えた。

「―――終わった、か・・・・・・」

天を仰ぐ金髪の戦士。
空には変わることなく無慈悲な女王が輝いている。
159九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/03(水) 22:53:51 ID:DkYAXHoO
そして、ついにその瞬間がやってきた。
再びあの顔が目を開けたときには、金色の旋風と化したよっしーが
その直前にまで飛び込んでいて。
――すごい。
ある種の感動さえ覚えるような見事な軌跡を描いて、
吼えたける龍が異界ごと顔を粉砕した。
同時に景色が次々と霞のように消えていく。
何か人影のようなものが最後に見えたような気がした。

「本当に終わったの?」

一仕事終えた職人のように、天を仰いで呟くよっしーに声をかける。
まさかこれだけのために妖魔が騒いでいたのだとは思えない。
このことさえもおそらくは始まりに過ぎず、
さらに大きな異変が起ころうとしているのではないか。
そんな確信のようなものがあった。

「ねえ、教えて。……この街の結界が完全に崩れたら、どうなるの?」

真剣な眼差しで問う。
先ほどのようなおぞましい光景が町中に広がるのか、
あるいは何か恐ろしいものが降臨するのか。
興味半分ではあるが、知りたくなった。
160御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/03(水) 23:09:30 ID:vUFacToL
月は変わらず輝いている。
けれど、その下で蠢く有象無象は変化し続けている。
自分も、他人も、妖魔も、街も、そしてこの世界も。
少女の問い。この街の結界が崩れたら何が起こるのか。
それは誰にも明確な答えが出せない命題である。

「正直な話、わからない。邪神が覚醒するのか、この街ごと異界と化す
 のか、或いは妖魔が昼夜を問わず跳梁跋扈する魔都と化すのか」

彼はまだ月を見ている。それは、天空の向こう側で人々の営みを見下ろしている
何者かに、何かを問いかけているかのようでもあった。

「礼の代わりにひとつだけ教えておく。風見ヶ原の結界はもう持たない。
 あと半月もすればあの街は陥落するだろ。だから不用意には出向くな」

漸く彼は半妖の少女に視線を向ける。
それは闇を切り裂く刃のように怜悧な眼差し。

「この路地、昔から神隠しが続いてたって話だ。多分、あれは元人間なんだろうな。
 向こう側にさらわれた者は元の形を保てないようだ。まあ、小物といえば小物か。
 こちら側との境界ではこちらにまだ部がある」

周囲を見渡し、そんなことを言う。最後に見えたあの少女も、恐らくはそのさらわれた
一人なのだろうか。とても悲しげな眼差しでこちらを見つめていた。

「この街も白清も危ない。七妖会って集団が結界の要を破壊している。
 このままこれが続けば、この程度じゃすまない」

けれど、彼はふと微笑した。
全くそんな印象はないのに、とても普通の少年のような顔で。

「心配するな。俺たちが、斬鬼衆がなんとかする。
 この街も、お前らの生活も守ってやる。だから、安心しろ」
161九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/03(水) 23:29:45 ID:DkYAXHoO
「ふーん……さすがの斬鬼衆も、そこまではわからないんだ」

実際には、まだ斬鬼衆がどれだけのすごい集団なのか知らぬまま。
知ったような口を利いてみる。あてつけのように。
しかし、逆に言えば同じ位置に立っているということにもなろうか。

「……ありがと。でも、あたしを決めるのはあたし。
 誰にも邪魔はされたくないし、誰の邪魔もするつもりはない」

一応感謝はしておくが、そこに助けを求める人がいる限りは
死地であろうとも赴かなければならない。
かつて一人の使徒がわざわざ処刑されるために都へと赴いたように。

「だから、あたしはもっともっと強くなるよ。
 みんなの笑顔を守れるように、どんな相手にも負けないように」

次々に出てくる新しい情報を半ば聞き流しながらも要点は押さえて。
自分にできることを精一杯やればいいのだろうか、と思う。

「……あ、あたしは別にアンタなんかに守ってもらおうとも思ってないんだから。
 第一、アンタみたいなデリカシーのかけらも無い人に、なんて……」

急に年相応の顔を見せられると動揺してしまう。
ほんのり熱を帯びてきた顔を見られてしまっただろうか。心拍数も急上昇している。
なんだか自分が自分じゃないみたい。

「……バカぁっ!」

混乱が頂点に達した時、思わず笑みを浮かべたその顔を引っぱたいていた。
そのままくるりと踵を返して今度こそ脱兎のごとく駆け出す。
そしてしばらく走って落ち着いてきた頃。

「もしかして、これが……恋?」

思い返すだけでよみがえる胸の高鳴りに、あたしの中の何かが目覚めた予感がした。



【そろそろ時間ですねー】
【そんなこんなでワケわからないうちに〆逃げですw】
162御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/03(水) 23:41:58 ID:vUFacToL
「やれやれ、だな・・・・・・」

表通りを脱兎の如く逃げ出す九尾真理。
一体あの反応は何事か。叩かれた頬を軽く撫でる。
一連の会話に何か不自然な部分があっただろうか。

――彼は、肝心な部分で致命的に何かか欠けている青年だった。

「世界は理不尽だな」

自分の欠陥を棚上げして、ぼやきつつ踵を返し反対側に向けて歩き出す。
単車を置いてあるパーキングエリアへ向けて。

『だから、あたしはもっともっと強くなるよ。
 みんなの笑顔を守れるように、どんな相手にも負けないように』

思い出す彼女の言葉。
強くなることで、単純に誰かと何かを守れると。
力を持つ者は、何かを失うまではそう思っている。。
何かを失うことから始まった人間は、いつまでも無力感に打ちひしがれる。

「誰も、何も守れなくても、救えなくても・・・・・・・・
 それでもやらなきゃな。俺たちはその為に刃を研ぎ澄ましているのだから」

諦めるのは、もう止めた。だから敢えて口にしたのだ。
この街を、彼女の生活を守ってやるのだと。それは己への誓いだった。
そしてその誓いを胸に戦い続ける限り、またあの少女とも出会うだろうと、彼は確信した。

【では、こちらもこれで〆です】
【ありがとうございましたノシ】
163億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/10/07(日) 19:48:09 ID:gXMj12RQ
【では暫く待機しますね】
【ロールでも雑談でもおkです】
164億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/10/07(日) 20:48:50 ID:gXMj12RQ
【一度落ちますね】
165九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 21:15:20 ID:FOrJy1uP
【久しぶりにこちらで待機します。22:30まで】
【ロールのリミットは1:00〜2:00まで、眠気と相談でw】
【雑談、バトル、エロールなんでもござれ】
166名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:17:00 ID:o3qcPFWz
雑談でもしようかね。ロールする時間はないし。
えーっと・・・・・・・処女ですかw
167九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 21:19:28 ID:FOrJy1uP
こんばんは名無しクン。
……残念ながらヴァージンは名前も知らないヒトに奪われちゃったけど、
「あたし」は何でもアリなので設定リセットでも何でも。
168名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:20:47 ID:o3qcPFWz
ああ、そういえばそうだっけか?
まあリセットもありなんじゃね?と思うよ。
キャラハンで言うと好みのタイプって誰?
同性異性問わずで。
169九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 21:27:28 ID:FOrJy1uP
まあ、単純に相手が楽しめる設定でいこうと思ってるだけなんだけどね。
ほら……そーゆーのが好みな名無しとかいそうじゃん?
(若干頬を紅潮させながら)
好みのタイプは…う〜ん……ど真ん中ストライクはいないけど、
やっぱり法月って人かな?あるいは小野君とか。
誰かナイスミドルが来てくれれば一番いいんだけどねー。
同性だと、あっちも言ってたけど如月さんとか千草ちゃんあたりが親近感。
170名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:34:58 ID:o3qcPFWz
まあ、場合によるんだろうけどね。
ぎっちり詰めるのも考えものだし。

ナイスミドルいないね。基本的に高校生とかだし。
半妖同士なら舞ちゃんだろうか。千草ちゃんはまあ
妖魔相手だとアレだし、半妖はどうかな。
171九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 21:42:22 ID:FOrJy1uP
固めすぎた反省がどうとか。
……メタな話はもうこれくらいで勘弁して。

今は来てない人ならたくさん興味ある人もいるんだけどね。
朝山君とかクリスティーンさんとか。
基本的には高校生退魔師の世界だもんねここ。
んー、話せば分かる?
172名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:45:55 ID:o3qcPFWz
三十代って多分南氏くらいだろうな。
南雲氏は何歳だったか忘れた。

半妖同士なら話も通じるんだろうけどな。
高校生退魔師は伝奇ものの王道というか、やっぱり
みんな好きなんだろうなって思うよ。
斬鬼衆は好戦的だしな、基本。

173九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 21:52:38 ID:FOrJy1uP
南さんは……タッチみたいだけど……ちょっと苦手かも。
生身の人間として見てくれないような気がするんだよね。
あくまで研究対象としてしか見られない感じ。
南雲さんは「見た目20台半ば」らしいよ?ストライクゾーンには入ってる。

やっぱり同類意識はあるよね。
そうかなぁ?ここの人たちにとってバイブルな菊地御大なんかは
ナイスミドルや美形の若者が主人公ってイメージだけどなぁ。
……今いる人はね(苦笑
でも、いきなり敵意を向けられたりは……するか……
(少し前のことを思い返して表情が暗くなる)
174名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 21:57:26 ID:o3qcPFWz
まあ狂科学者とリアル妖魔だしな。
付き合う相手として考えた場合、色々無理があるか。
南雲氏も人間食うタイプだからアウトなんじゃ?

まあその系統は知ってるけど、此処には比較的若い退魔士が
揃ってるしな。妖魔だと何百歳とかのもいるけどさ。
年齢とか適用できそうにないのもいるし。
・・・相手が彼だしな。斬鬼衆の代表選手だし。
それでも以前よりは丸くなった気配が。
共存派の退魔士が増えたらいいね。
175九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 22:06:00 ID:FOrJy1uP
確かに、ちょっと恋人になるには難しいかもね。
……南雲さん、半妖だと反応違ってくるんじゃないのかな?
それでも気にせず食べられるのかもしれないけどさ。

設定としてはライトノベルやジュヴナイルの系統から作ってる人が多い
印象があるかな。放課後退魔録とかいぬかみっ!とか。
最近、妖魔は年齢不詳が流行ってるしねぇ。
安易に設定すると考証が面倒なだけなんだろうけど。
え、そーなの?あれで?信じらんない!
(オーバーにリアクション)
どんなだったんだろう……
名無しクンとか参加してみたいと思わない?
なんか男性退魔師募集中みたいだし。
176名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 22:12:17 ID:o3qcPFWz
妖魔相手だとクリアするハードルが多少増えるしな。
まあ人間相手でも同じかも知れないけど。

菊地系スーパーヒーローもある意味ライトノベルか?
それはともかく、確かにその系統が多いかもな。
そっちの方が妖魔っぽいからじゃない?
以前はブチ殺すぞフリーク!だったな、彼。
うーん・・・・・まあ試しにやってみようとは、思うけどな。
継続してやる根気と時間がないから、キャラハンで登録するのは
ちょっと無理かもしれないな。
177九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 22:18:09 ID:FOrJy1uP
半妖は半端者だからねー、同類同士で傷を舐めあうのが一番簡単だけどさ。
あえて高いハードルに挑むというのも味があってなかなかいいんじゃない?

あんまり深く突っ込むと泥沼だからね、その辺。
山田風太郎は?とか言う話になるし。
そこから今みたいに変わったのは、やっぱり時間の経過と
恋人さんの影響なのかなぁ?

まあ、無理にキャラハンしろとは言えないけど、
イベントとかロールに参加してくれれば十分だよ。
178名無しさん@ピンキー:2007/10/13(土) 22:24:50 ID:o3qcPFWz
人間の退魔師なら理解はあるんじゃないか、やっぱり。
そっちも設定的に両親がそんな感じだし。

あれはどうかな。まあ要因のひとつではあろうが、
しかし恋人の方が生粋の退魔師だったりするんだよな。

まあ、今度、というか、来週に時間があれば。
じゃあ名無しはこの辺でノシ
179九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 22:32:50 ID:FOrJy1uP
確かに、妖魔相手よりは退魔師相手の方が親和性は高いかも。
あたし自身が退魔の仕事してるし。
あー、両親は関係……あるかやっぱり。

ん、期待してるよ?w
じゃあお疲れ様ーノシ


あたしはあと30分くらい待機してようかな。
180九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/13(土) 23:01:21 ID:FOrJy1uP
……さて、早く帰って宿題やらなくちゃ。

【落ちます】
181伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 13:30:51 ID:RAL48zq/
【名前】伊吹 凛 (いぶき りん)
【年齢】 19歳
【性別】 女
【種族】人間
【サイド】退魔師
【組織】無所属
【サイズ】身長174cm B92/W58/H83
【容姿】黒いロングストレート。左目に眼帯。
    肌がやや褐色。ラフな格好を好んでする。
【得意】和姦・敗北後陵辱など
【能力】 風術
風の操作(鎌鼬・突風・風の結界など)
覚醒(気象現象の操作・飛翔・各種ステータスアップ)
【武器】 儀式用の短剣
【NG】 猟奇切断排泄系統。洗脳隷属も不可。
【弱点】力の暴走による自滅・物理防御低い。
【備考】 《向こう側》からの帰還者。その際に風を司る生き物に身体を
乗っ取られそうになる。必死に抵抗した結果、半ば融合してしまい。その
副産物として風を操る能力を手に入れる。《こちら側》に帰還した後は、生計を
立てるためにバイトの傍らフリーの退魔師としても活動する。
眼帯を纏った左目は、異界の存在を感知できるが普段は封印している。
覚醒すると一定以上に力を上げられるが、リミットを越えるとそのまま行動不能状態に
なってしまう。無意識の中で《向こう側》への帰還願望があり、それが結果として退魔師
になるという決断を下す要因となったが、本人は自覚無し。


【プロフ投下&初待機】
182名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 13:50:34 ID:Vn6KZHP2
【名無しでも大丈夫でしょうか?】
183伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 13:52:14 ID:RAL48zq/
【はい、大丈夫かと思います】
【初めてなもので、至らない部分もあるとは思いますが】
184名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 13:56:53 ID:Vn6KZHP2
【では、こちらも退魔士でシチュは彼女の自滅をフォローしてあげて】
【そして、エッチに行くって感じでいいですかね?】
185伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 13:58:36 ID:RAL48zq/
【こちらが上手くそういう流れにもっていければいいのですがw】
【では書き出してみるのでよろしくお願いします】
186名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 14:00:08 ID:Vn6KZHP2
【はーい】
187伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 14:07:18 ID:RAL48zq/
《こちら側》に帰還して実に一年が経過していた。
その間に、色々あった。

退魔師という人たちに助けられた。
妖魔という生き物のことを知った。
暫くその人たちの世話になったあと、家に戻った。
誰もいなくなった家を処分したり、新しい棲家を探したり。
天涯孤独になったから、学校を辞めてバイトを始めたりもした。
その傍らに、退魔師となって妖魔退治の仕事を斡旋してもらったりもした。

「・・・・・・・変な匂い」

風が遠くから運ぶ異様な匂い。私だけ感じ取れる、異界に類する匂い。
この街は、妖魔が出現する特異点ということで、業界では有名らしい。
・・・・・・・・眼帯に覆われた左目が疼く。
私はその風と匂いに誘われるように歩き出す。
188名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 14:18:38 ID:Vn6KZHP2
妖魔……社会の裏で人に仇なす物
……しかし、夜の裏では妖魔に対抗する退魔士たちが居た……

ズシャっ!
「……これで五匹目……少々多いな」
そう言いながら日本刀を振るう若い男性

「だが、妖魔は一匹残らず祓うのみ!」
そう言って残っている妖魔の群れへと突っ込んでいった
189伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 14:23:41 ID:RAL48zq/
私は左目を覆う眼帯を外して、少しだけ《力》を使った。
それこそ、鉛筆を折るくらい当たり前のような感覚で。
できて当然、やれて当然。
そう思うことこそがこの《力》を制御する方法なのだと。

ギチリと、眼球が疼く。鏡を見れば、私の瞳の色彩が変化しているだろう。
赤・青・紫・緑・黄・・・・・・・どれかに定まることもなく、変化し続ける瞳の色。

この痛みと引き換えに、位置が完全に把握できた。
私は跳んだ。空高く風の羽を纏い。
妖魔の群れと、それに立ち向かう退魔師の男を視認する。

「伏せて!」

掛け声と共に、腕を振るう。
鎌鼬を、一閃、二閃、三閃・・・・・・・
190名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 14:32:41 ID:Vn6KZHP2
後ろから突然《力》が膨れ上がるのを感じ
「(新手か?!)」
そう思うが妖魔と打ち合ってる現状では見ることが出来ない

どうするかと迷った瞬間
「伏せて!」
後ろから若い女の声がして反射的に言うとおりにする

その瞬間、目の前とその傍に居た2体の妖魔が真っ二つに切り裂かれる!
「……大したものだな」
そう言いながら、起き上がって声の相手を見た
191伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 14:39:56 ID:RAL48zq/
タトン、と軽やかに着地をする。こんな狭い場所によくもまあこけだけの
数の妖魔が巣食ってるなと、見当違いなことを思ってしまう。
倒したのは二匹。既に胴体が生き別れになっているのは・・・・・・・
この男性が手に持った刀で倒したのだろう。

「そっちこそ、要らないお世話だったかな」

我ながら、ぶっきらぼうな物言いだった。
どうにも《帰って》来てから用心深くなりすぎてる気がする。
もう少し他の言い方もあっただろうに。

「とりあえず、手を貸すよ」

少しずつ、力を解放しながら言う。
この数相手なら、出し惜しみするわけにはいかない。
それに、そもそも私はそんなに強いというわけではない。

襲い掛かってきた触手・毒液を逆巻く風の障壁で押し返す。
192名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 14:48:36 ID:Vn6KZHP2
後ろに居たのは、ロングヘヤーの若い、少女といっても触りない女性だった
だが、特徴的なのはその左目、常に色彩の変わる虹色の瞳
それが、彼女が《向こう側》――彼方に触れた人間だという証だった

「そっちこそ、要らないお世話だったかな」
そんなぶっきらぼうな物言いに対して
「いや、少々驚いただけだ」
と、返す

手を貸すと言ってる以上、腕に覚えがあるのだろう
なら、構わないと無言で肯首する
そして、此方と彼女へと向かってきた爪、牙、触腕を薙ぎ払った
193伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 14:56:00 ID:RAL48zq/
この左眼は、余り人目に晒したくはなかった。
ほら、この人も驚いてるみたいだし。
そんな奇異の眼が嫌だから、隠そうと思ったのに。
今更言っても仕方ないけどさ。
風の防御と、彼の刀で攻撃を凌ぐ。
今度はこちらのターンだ。

「あんた――お兄さん、私の攻撃って雑だから
 巻き込まれないようにして――風化葬送!」

風で土砂と石礫を巻き上げて、突風と共に放つ。
妖魔相手では威力はそうでもないけど、眼晦ましと牽制にはなる。

194名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 15:04:36 ID:Vn6KZHP2
雑だからという言葉から幾つかのことが分かった
「(我流か……)」
我流ながら《力》を使いこなすそのセンスに感心しながら

彼女の放った牽制の一撃に続くようにして目検討で刀を振るう!

手ごたえを感じて振り返った時には既に立っている妖魔は居なかった
195伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 15:12:23 ID:RAL48zq/
私の作り出した砂塵を物ともせず刀を振るう彼。
その刀は的確に妖魔の首を刎ね、急所を突いていた。

「ふぇー、凄いな、やっぱり」

思わず感心してしまう。プロの退魔師は、やはり違うと思う瞬間だった。
私はこの一年の間に、自分の力を暴走しないように制御するので精一杯だった。
そして、それも上手く言っているとは思えない。この前も制御に失敗して建設途中
のビルを倒壊させてしまったし・・・・・・・・思い出すだけて冷や汗たらりだよ、本当に。

「お疲れ様、やっぱり手助け要らなかったね」

できるだけ砕けた口調を意識して使う。
業界では先輩なのだろうし、もしかしたらこの繋がりが今後、何かの
役に立つかも知れないし。

【ちょっと、席を外す用事ができたので、次で〆ますね】
【すみません、折角相手してもらっているのに】
196名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 15:17:52 ID:Vn6KZHP2
【OKです、次に機会があったらそれまでに名前を考えておきます】

「いや、正直助かった、一人でやるには少々数が多かったからな」
そう言って助太刀の少女に礼を述べる
「……しかし、たいした技だな、美事なものだったぞ」
砕けた感じで話しかける少女にそう言って賛辞を送る
197伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/14(日) 15:25:47 ID:RAL48zq/
頬を指先で掻く。おっと、はやく眼帯しないと。
この状態になるだけでも結構消耗激しいんだよね。

「私のは、別に技なんてものじゃないんだけどね」

それでも、誉められて悪い気はしない。
例えそれがどんな類のものであれ、自分で使うと決めた以上、
この風を知り風を識り風を読み風を纏う力は私の力だ。
だから、この力は私のために使う。
私の思うように使う。

「お兄さんも、結構強いじゃないか」

照れ隠しの少女は笑った。

【まあ、こちらも試しにやってみたので】
【次には違うキャラやってるかも知れませんけどw】
【では短いですがこれで〆です】
198名無しさん@ピンキー:2007/10/14(日) 15:28:41 ID:Vn6KZHP2
「そうか?」
そう言いながら褒められて苦笑しながら少女を見送った

【ういういー】
【お疲れ様でした】
199天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/14(日) 22:03:21 ID:V0is45vV
【久しぶりですが、待機してみます。】
200小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/10/14(日) 22:34:14 ID:OAg1wXjR
【今晩は。お相手よろしいでしょうか?】
201天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/14(日) 22:35:53 ID:V0is45vV
>>200
【こんばんわ、小野さん。お久しぶりです。】
【ええ、勿論。以前に共闘ロールをしましたよね。】
【どのような流れにしましょうか?】
202小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/10/14(日) 22:40:54 ID:OAg1wXjR
>>201
【はい、お久しぶりです。それでは宜しくお願いします】
【こちらの案では、正宗がそちらの神社を訪ねる→志穂さんを仲間に誘う、な感じです】
【仲間と言っても、正宗の目的の中で必要な際に力を借りたい、と軽い物です】
【頷くも断るも、どちらでも構いません】
203天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/14(日) 22:42:01 ID:V0is45vV
>>202
【了解ですよ。】
【では、書き出しお願いします。…ちょっとしたドッキリ(?)を用意してお待ちしています。】
204小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/10/14(日) 23:01:52 ID:OAg1wXjR
木枯らしが肌を刺す、秋の夕暮れ。郊外のとある神社を訪れる長身の男がいた。
体は大きいが、その身を包む学生服から、どうやら高校生らしい事が分かる。
見た目とは反対に重さを感じさせない足取りで、石段に足をかけ登る。

――――ここで間違いなかっただろうか。
視線を左右に動かしながら、改めて場所を確認する。
所々朽ち果てたところの見える社は、あまり人が住めるような環境には見えない。
しかし『斎』の諜報員による情報では、ここを彼女は住まいとしているらしい。

――――趣はいい。
降る紅葉と下る夕日、そして鳥居が目に鮮やかな赤を見せる。
少し苔に覆われてはいるが、そこも返ってこの場所の歴史を感じさせる。
総合警備システムの張り巡らされた建物より、よほど居心地がいい。
とはいえ、かく言う自分も立派とはいえない寺院に住んでいる以上、とやかく言うのも何だろう。

一通り景色を堪能すると、小野正宗はゆっくりとした足取りで、
社の奥に進んでいった。


【それは楽しみにしておきます】
【では、遅筆ながら宜しく】
205天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/14(日) 23:05:16 ID:V0is45vV
静謐の中に身を浸している。
身に纏うは、何もなく。
この、人の気配なくなって久しい廃社の奥、まだ流れ続ける湧き出す清水の中に、その身体を浸す。

「…」
心には、静謐と、それを僅かに掻き乱す漣。

「また、招かれざる客が来たというの…」
静かに、清水から身体を起こす。
もし相手が妖魔であれば、状況次第では戦いも厭わない様でなければならない。
だが、少し静謐に浸りすぎていた。気配は、既に境内の内にある。
泉場の傍に置いておいた雷光を手にすると、濡れた身体に薄絹一つを纏い、足早に境内の方へと向かった。
濡れたために、身体に張付くそれは、白い色もあいまって殆ど衣服の役割を果たしていないが、
そのようなことを気にするべくもない。
そもそも、妖魔であれば着替えなどに時間を取られている余裕もない。

「…この場に何用か!」
社から境内に飛び出すと、声音も高らかに、場に向かって呼び掛ける。
明確に、警告の意思をもって。

――が、そこに居たのは、予想外の人物だった。

【では、よろしくお願いします。】
206小野正宗:2007/10/14(日) 23:17:57 ID:OAg1wXjR
『…この場に何用か!』

境内に足を踏み入れたとたん、勇ましい声が鳴り響いた。
奥から姿を表したのは、今回の来訪の目的である彼女だった。
――――全裸に近い格好である事を除けば。

「…先ずは、連絡も無しに来て悪かった」
しばし硬直、そして少年は再び周囲の景色に目を移す。
別段うぶな訳でもないが、理由なく女性の裸を眺めるのは失礼、
と彼は思っているからだ。

「少し話がある。服を着てきてくれ」
居心地悪そうに頭をかかながら、そう呟いた。
――――取り敢えず、入浴中に行くよりはマシだったか。
207天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/14(日) 23:25:19 ID:V0is45vV
「そなたは…」
目の前の少年の姿と、いつぞやの事変の光景が重なる。
あの、悪意の塊と相対した時に、出会った少年。

「…話、だと?」
僅かに、声が上擦った。
何故だろうか、この少年に相対するに限って、今までにない奇異な感情が胸の内に起きる。
無意識に、晒していた身体を隠すように手で身体を掻き抱いていた。

「…分かった」
常日頃の心の静謐に漣が広がる。
そのまま、身体を晒す事に何故か居た堪れなくなって、彼の返事を訊く事もなく、
回れ右をして、社内へと戻る。
…どうかしている。

やがて、薄絹の上に更に白い木綿の厚手の着物を羽織り、再度彼の前に姿を見せた。
その手に、彼がいつか彼女の背に掛けたブレザーを持って。

「…話とは、何か。聞かせて貰おうか」
そう言って、苔むした石畳の上に腰を下ろす。
208小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/10/14(日) 23:42:40 ID:OAg1wXjR
去っていく少女、天神志穂を眺めがら、正宗はふぅと溜め息をついた。
今の出来事で無用な警戒心を抱かせてしまったのではないか。
しかしかの『斎』でさえも、彼女についてはその名前と住居しか調べる事が出来なかった。
こうして家を訪れるしか連絡手段がなかった以上、諦めるしかない。


「…あー、悪かった」
戻ってきた志穂に、短く謝った。
これ以上その話題に触れるのも宜しくないと思い、本題に移ろうとする。
が、その前に片手に握る見覚えのある学生服が目に入った。
「取っておいてくれたのか。ありがとな」
戦闘の際に返り血や破れることを想定して、学生服には幾つか代えがある。
それでもわざわざ自分に渡す為に捨てずにおいた彼女の優しさに、正宗は思わず笑った。


腰を下ろした彼女に、自分も同じく腰を下ろす。
「まずは自己紹介させてもらう。俺は小野正宗。一応退魔士だ」

一つ間をおいて、じっと志穂の瞳と目を合わせながら、単刀直入に言った。
「俺は、戦のない世界を目指してる。あんたに力を貸してほしい」


【名前欄のトリップ付け忘れです】
209天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/14(日) 23:49:37 ID:V0is45vV
「…気にするな。もしかして、のことだ」
それだけ言って、ブレザーを渡す。
血は既に洗い流し、僅かに血臭が残っているのみ。
何故、それをとっておいたのか…そんな事はどうでもいい。

「小野正宗…。そういえば、あの時、互いに名乗っていなかったのだな」
ふぅ、と嘆息する。
名乗られては、名乗り返さぬわけにもいかない。
だが、名を残すのは正直気が進まなかった。

「私は、天神 志穂。」
あえて、何者なのかは名乗らなかった。
名乗る事の出来るような存在ではない、という事もあるが。

「…戦のない世界…?戦とは、妖と人の間の争いのことか」
真面目に、真っ直ぐにこちらを見据えて言う少年の言葉に、
遊びや子供騙しの揺らぎはない。
だが、それだけに、志穂の立場からして、その言葉はあまりに荒唐無稽に聞こえた。
210小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/10/15(月) 00:05:46 ID:5/UhvzBn
「あぁ。ひいては、弱者が強者の犠牲にならねぇ世界だ。
 例え人間だろうが、妖魔だろうがな」

理不尽に奪われていく命。そして復讐に消える命。
殺し合いの連鎖は螺旋の如く、遥か昔から断ち切る事が出来ずに続いている。
しかし、それが真に円でなく螺旋ならば。
必ずどこかで終わらせることが可能なはずだ。

「だから俺は、その内色んな奴と戦うと思う。七妖会や、
 もしかしたら人間と刃を交えるハメになるかもしれねぇ」

組んだ手のひらをあぐらの中心に置きながら、ただ思うがままに言葉を紡ぐ。
笑われても構わない。この信念は、彼にとって何を犠牲にしても必要な物だから。

「そんな時、もし俺の力が及ばなくなった時に、一緒に戦ってくれ。
 あんたの腕は前の戦いでよく知ったし、天神サンは退魔組織に入ってなかったはずだ」

これが何よりも重要なこと。力無き信念は無力だが、
同じく信念なき力もまた無力。
例え世界を変える力だろうが、妖魔を絶滅させる方向のみならば
それは正宗の目指す先において必要ないものだ。
211天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/15(月) 00:16:23 ID:QAyBSGJJ
「…理解しているのか?それは、修羅の道だ。
 他の誰からも理解されることはない」
彼の言葉から発せられる勢い、心は、真っ直ぐだ。
だが…真っ直ぐであるが故に、しなりを知らない。
彼が行おうとしている事は、その場その場だけでの事なのだ。

だが、その事を告げる気にはなれなかった。
ただ、彼の信念をどうにかできないか、と、無駄な事と思いつつも
言葉を続ける。

「人一人、足掻いたところで、世界中に蔓延る因果の鎖を断ち切る事は出来ぬ。
 そなたが一つの鎖を断ち切ったところで、世界中ではそれに十倍する鎖が張り巡らされているのだぞ」
…言葉では、自分の感情は伝えきれない。
この少年は知らない。
私が、その誘いには絶対に乗れないことを。

なぜならば、自分こそがその妖魔と人との均衡を保っている役割を担う一人だからだ。
そこに介在しているのが、自分の意思ではないとしても。
212小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/10/15(月) 00:26:55 ID:5/UhvzBn
「これは自分の為の行動だからな。理解されなくていい。
 …ただ、あんたのような人には理解してほしい」

如何にその道が厳しいか。砂漠の中で一粒の砂金を探すにも
等しい試みである事は分かっている。しかし、彼の存在意義は『それ』なのだ。
七年前のあの日から、少女を殺したあの日から、彼はその為に生き続けた。
だからこそ、自分の全てを犠牲にしてもそれを成し遂げる覚悟がある。

「なら、十人でやろう。何年かけてでも。例え今はその場しのぎかもしれない。
 それでも、その行動が波紋を起こせば。退魔士や、妖魔の中に共存という考えが
 出来たとしたなら」

今は不可能だとしても、いつかは到達出来ると信じている。
『平和』という空に向かって羽ばたきを止めない限りは。

「俺の命は、その為にある」
213天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/15(月) 00:33:21 ID:QAyBSGJJ
「…止めても、聞かぬ顔だな」
躊躇いはあったが、言葉を続けた。

「私は、そなたの考え方に素直に同調は出来ない。
 …だが、恐らく見据える立ち位置は異なっても、制するべき相手は一緒かもしれぬ」
その言葉は真実ではあった。
だが、正宗に伝えていない影が、そこには隠されている。

―私は、この少年の信念を利用しようとしている。

だが、それでも。
見過ごすわけにはいかない。
そして、その先は見届ける必要がある。
それが、自分に架せられた重い枷。
逃れる事の出来ない、断ち切れない鎖。

「…私の意志に反さない限り、この刃、そなたと共に振るう事を認めよう」
何という、虚ろな言葉。
目の前の少年は、誠意をもって、信頼をもってこの場所に来たというのに、私は…。
その後ろめたさを微塵も面に出さす、ただ、そう少年に告げた。
214小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/10/15(月) 00:46:47 ID:5/UhvzBn
『…私の意志に反さない限り、この刃、そなたと共に振るう事を認めよう』

「――――有難う、天神サン」
両手を膝について、深く頭を下げた。
率直に言えば、正宗は嬉しかった。言葉としてはとても綺麗だが、
その行動の愚かさは実際に命を懸けて戦っている者でなければ分からない。
しかし、彼女は頷いてくれた。だからこそ。

「もしあんたも、俺の力が必要になったら言ってくれ。
 その時は全力で、この恩を返そう」

同じく郊外にある、自分の住まいの寺院を伝えると、
微かに笑って立ち上がった。

「何か知りたい情報があれば、訪ねてくれ」


【そろそろ〆でしょうか】
215天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/15(月) 00:54:41 ID:QAyBSGJJ
『――――有難う、天神サン』
その言葉が、深く心に突き刺さった。
彼の笑顔も、何もかも。
私は、この少年を謀っている。様々な意味で。

叫んで、それは違う、と言いたかった。
私は、ただ、そなたを利用しているだけだと。
だが、口をついて出たのはただ、

「…恩も礼もない。ただ、道に繋がりがあり、縁がそこにあった。それだけのことだ」
当たり障りのない言葉。
どうしようもない程に、この少年の純朴さと、真っ直ぐさに腹が立ちさえした。
何故、そこまで信じられるのか。そして、何故それが私なのか。
何もかも、そなたは間違えたのだ!
心が軋む。

「…そうだな。いずれ、寄らせて貰う」
だが、心と裏腹の、静かな微笑が自分の唇に浮かんだ。
もう、引き返す事など、出来ない。

【こちら、次で〆ます。】
216小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/10/15(月) 01:19:45 ID:5/UhvzBn
少女、天神志穂の微笑みに、一瞬正宗は目を丸くする。
だがすぐに納得したような表情になると、床に座ったままの彼女に言った。

「天神サン、笑うと可愛いな」
それだけ呟くと、入り口であった鳥居に半身を向ける。
片手に学生服を持ちながら、後ろ姿の腰のベルトからちらりと少年の愛刀が見えた。

「それじゃ、また」
手を小さく降ると、正宗は振り返る事もなく社を去っていった。
幸か不幸か、悪意に対しては敏感である彼の心も、
それに類しない少女の胸中を知る由もなく。
下らないことなどを考えながら、自宅へと歩みを進めていった。

――――しかし、そう言えば彼女はどうやって生活しているんだろうか。
住処としては困っていないようだが、衣食はどうしているのか。
少なくとも、学生ではないようだった。

「しっかり栄養のある物食ってんのか?…今度、何か作って持っていくかな」
相変わらずお節介が好きだと、香澄は笑うかもしれないが。
もっとあんな風にして、彼女の笑顔が見たいと思った。


「気に入ってくれりゃいいんだが」


【遅れましたが、これにて〆です】
【お付き合い頂きありがとうございました】
217天神 志穂 ◆FJ4OcC.ORU :2007/10/15(月) 01:25:38 ID:QAyBSGJJ
『天神サン、笑うと可愛いな』

「な…」
何を。
思いもかけない正宗の言葉に、葛藤も忘れ、素で唖然としてしまった。
その言葉が、思考を中断させてくれたお陰で、逆に素直に彼を見送る事が出来たが…。

正宗が帰った後。
夕闇落ちた境内に、茫洋と志穂は佇む。

「―― 虚ロノ神よ…貴方は、何処まで私に枷を負わせるのですか」
また、一人の人間から大切な何かを摘み取る事になるかもしれない。
その重荷に、私は耐え切る事が出来るのか。

―― ソナタ ニ ミチ ハ ナイ。
―― タダ シタガエ。ワレラガ メイヤクニ。
おぞましくも抗い難い感情が、胸の裡から響き渡る。

―― アマツミカボシ ノ ナノ モトニ。

いっそ、あの時、人でないものとなっていれば、このような感情を持たずに済んだものを。
呪われし鎖は、いつまで自分を縛り付けるのか。

「…助けて、くれ…」
それは、誰に向けて呟いた言葉だったのか。
擦れた言葉は、秋風の気配の中に、消えた。

【お相手、ありがとうございました。】
【今後、小野さんとの関係では葛藤しながら展開していく事が出来ればと思っています。】
【よろしければ、またお付き合い下さいね。】
218伊吹凛 ◆DemJ8yL2iQ :2007/10/15(月) 20:18:13 ID:oO5h7btB
【名前】伊吹 凛 (いぶき りん)
【年齢】 19歳
【性別】 女
【種族】人間
【サイド】退魔師
【組織】無所属
【サイズ】身長174cm B92/W58/H83
【容姿】黒いロングストレート。左目に眼帯。
    肌がやや褐色。ラフな格好を好んでする。
【得意】ノーマル・百合・和姦・敗北後陵辱など
【能力】 風術
封印時(風を利用した感知・鎌鼬・突風・風の結界など)
解放時(気象現象の操作・飛翔・各種ステータスアップ)
暴走時(自分自身が低気圧そのものになる→その後行動不能)
【武器】 儀式用の短剣
【NG】 猟奇切断排泄系統。洗脳隷属も不可。
【弱点】力の暴走による自滅・身体能力は並よりマシという程度。物理防御低い。
【備考】 《向こう側》からの帰還者。その際に風を司る生き物に身体を
乗っ取られそうになる。必死に抵抗した結果、半ば融合してしまい。その
副産物として風を操る能力を手に入れる。《こちら側》に帰還した後は、生計を
立てるためにバイトの傍らフリーの退魔師としても活動する。
帰還の際にある退魔師の集団に助けられ、半年の間世話になった。
眼帯を纏った左目は、能力を上昇させるが暴走にも繋がるため普段は封印している。
解除すると一定以上に力を上げられるが、リミットを越えるとそのまま行動不能状態に
なってしまう。無意識の中で《向こう側》への帰還願望があり、それが結果として退魔師
になるという決断を下す要因となったが、本人は自覚無し。
ぶっきら棒な性格だが、それは他人と深く関わって迷惑を掛けたくないという想いの裏返しで
本当は自分を受け入れてくれる相手を求めている。


【加筆修正&待機】
【雑談でもいいです】
219伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 20:19:08 ID:oO5h7btB
【トリップテスト】
220伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 20:26:21 ID:oO5h7btB
【これでいいはず】
【続けて待機してます】
221名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:30:01 ID:dOqeg3u5
では短時間ですがお話しましょうか。
222伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 20:31:28 ID:oO5h7btB
ああ、そうか・・・・ありがとう。
こっちから振れる話題がないけど・・・・・
答えられることには答えるよ。
223名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:33:03 ID:dOqeg3u5
ん、じゃあプロフィールに関することを聞こうかな。
まだ考えてなければ無理に答えなくていいけど、
どんなきっかけで《向こう側》に行ったのかな?
224伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 20:38:40 ID:oO5h7btB
ん・・・・・・高校三年生の時に、夏休みの時だけどさ。
本格的に受験勉強する前の息抜きで、旅行に言ったんだ。
家族四人でドライブっていうのも久しぶりだったから、楽しかったな・・・・・
(懐かしむように右目を細める)
その時のことさ、このトンネル越えたら海だってところで、急に暗転・・・・
気がついたら分けわかんない場所に出てた。
225名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:43:20 ID:dOqeg3u5
なるほど、なかなかハードな経験をされたんですね。
そんな中一人生き残りこちらに戻ってきたと。
良くも悪くも運があったんでしょうね。

《向こう側》については今はどう思ってる?
226伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 20:46:39 ID:oO5h7btB
いや、もう必死だったから、殆ど記憶もないんだけどね。
運が良かったのか悪かったのか、わからないな・・・・・
(左目を覆う眼帯を掌で抑える)
ずっとこの力抱えて生きていかないと、いけなくなったし。
死にたいとは、思わないけどね。

うーん・・・・・・記憶はないけど、感触みたいなのは残ってる・・・・
だから感想を聞かれても、上手く表現できない、かな。
(左目がズキズキと疼いた)
227名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 20:52:14 ID:dOqeg3u5
ふむ、表現できないだけで何らかの想いは抱いているわけだね。
……揚げ足取りみたいで申し訳ない。
少なくとも楽しいはずが無いように見受けられるかな。

《向こう側》の生き物と融合というか共生してるようだけど、
それはその眼帯の裏に限定されているのかな?
融合、という語感からはなんていうか身体自体が異形化してるイメージなんだけど。
228伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 20:58:29 ID:oO5h7btB
うーん、無意識の内に記憶を封じてるのかも知れない。
トラウマを避けるための防衛本能、とか、私を助けてくれた
退魔師の人たちは言ってたよ。

あー、それは大丈夫。封印されている限りは。
私にも詳しい理屈はわからないんだけどね。
ただ、先生・・・・ああ、色々妖魔とかの事教えてくれたって意味の先生だけど・・・・
『人間は風を理解できない。木や植物の意志が理解できないように。
 理解したときには、お前は人間ではいられないだろう』って言ってた。
暴走した時に、私の身体は風そのものになってるみたいなんだよね。
その時に私の意志は拡散しているというか・・・・・語彙が拙いから上手く説明できない・・・・・・
229名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:05:18 ID:dOqeg3u5
確かに悲惨であっただろう状態を克明に覚えて色というのも酷な話だ。
記憶に無い方がいいのかもしれないね。

まーそうじゃないとぶっちゃけえっちするときに困るだろうし。
人外なカッコでもできるような奇特な趣味の持ち主も多いけどね、ここ。
ふーん、なんだか難しいけど文字通り千の風になってるのかな?
そこには「わたし」はいません、と。
……でも、そうだとすると暴走が収まった後に人間の身体になんで戻るんだろうね?
230伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 21:11:14 ID:oO5h7btB
・・・・・でも、家族みんながどうなったのか、覚えてないのは、
少しだけ辛いかな・・・・・・死んだのか、今でも《向こう側》にいるのか・・・・・

・・・・・相手は、困るだろうけど(苦笑
そ、そうなんだ、ま、まあ妖魔もいるくらいだしね(赤面
うー、そうだね・・・・・私に取り憑いたのが《こちら側》での
活動できる時間が短いとか、そういう問題じゃないかな、多分。
《向こう側》の生き物にとって、《こちら側》は酸素の薄い高原か、
じゃなきゃ深海みたいな場所なんじゃない?
231名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:19:05 ID:dOqeg3u5
風みたいな実体が無いもの相手に致すわけにも行かないし。
や、間接的にはできるのかもしれないけど傍から見たら一人でしてるようなもんでしょ?w
ふむ、つまり君と共に在ることがこっちでは一種の安定した状態になる、ということかな?
肉体の枷を外して活動することはあまり好ましくない、と。
232伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 21:23:07 ID:oO5h7btB
・・・・・・ク○ウザーさんなら空気もレイプできるけどね。
安定っていうのかな、これは。多分私の身体をフィルターとして
《こちら側》に適応してるってイメージかな。ダイバーが潜水服と
ボンベ背負って活動してるのに近いんじゃないかと。
まあ、コイツは動物的というか、何か明確な理由があって活動してる
わけじゃなさそうだね、なんとなく。
233名無しさん@ピンキー:2007/10/15(月) 21:30:03 ID:dOqeg3u5
そういう解釈だと大分イメージしやすくなるね。
ある種の生命維持装置みたいなもんか……
だったら、例えば君が生命の危機に晒されたりしたら勝手に働くのかな?
それを暴走と呼称するのだろうけど。
明確な意思を持っているわけではない、と。
なんだか某ラヴクラフトっぽい匂いがしてきたなぁ。

……おや、もうこんな時間だ。そろそろ行かないと。
短い時間だったけど付き合ってくれてどうもありがとう。
今度見かけたら誘ってみるからよろしくね。
234伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/15(月) 21:33:02 ID:oO5h7btB
私の解釈だから、明確な根拠はないけどね。
あー、多分、それもあるかも。生命の危機は自分の危機でも
あるんだろうしね・・・・・・
私が理解できないだけで、意志はあるかも知れない。
けど、やっぱり人は他の生き物を理解できないってだけの
話なんじゃないかな?某ラブさんぽいのは確かだね。

ああ、うん、こちらこそありがとう。
こちらも落ちるけど、また近い内に待機するよノシ
235伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/19(金) 19:53:32 ID:MjVajBPO
【一時間くらい待機するよ】
【戦闘か、交流希望・・・・・・・】
236伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/19(金) 20:49:23 ID:MjVajBPO
【ん・・・・・少し早いけど、今夜は落ちるよノシ】
237九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 21:20:02 ID:33w1hOjs
【あらら残念、タイミングが悪かった……】
【22:30まで待機します。例によってロールのリミットは眠くなるまで】
【気軽に話しかけて下さいね。セク質歓迎w】
238名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:27:41 ID:/GPAYlYn
おっぱい!おっぱい!
239九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 21:34:41 ID:33w1hOjs
ん〜、おっぱいがどうかした?
(自分の胸元を覗き込んでまた前を向き)
その動き、あたしがやるにはちょっと勇気がいるけど……
ほら…揺れるし……
(頬を染めて)
240名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:41:34 ID:/GPAYlYn
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡 真理!真理!(真理のたゆんおっぱいをぽよぽよたたく)
    ⊂彡
241九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 21:46:23 ID:33w1hOjs
きゃっ?!
(名無しさんの攻撃?に目を丸くして)
な、何するのよ……バカ!びっくりしたじゃない!
……やっ、そんなに叩かないでよぉ
(手が当たるたびに量感豊かな乳房がゆさゆさ揺れる)
242 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/19(金) 21:53:06 ID:MjVajBPO
【食事と風呂を済ませてきたけど、人がいたから、来てみたよ】
【どちらにしようかと思ったけど本スレの方がいいかな】
243名無しさん@ピンキー:2007/10/19(金) 21:56:33 ID:/GPAYlYn
    _  ∩
  ( ゚∀゚)彡  だって!叩き甲斐が!あるんだ!(真理のたゆんおっぱいをぽよぽよ叩き続ける)
  (  ⊂彡
   |   | 
   し ⌒J
244九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 21:56:42 ID:33w1hOjs
【お帰りなさいませー】
【さてどうしましょう……こういう雰囲気が苦手でなければこのまま乳繰り合いたいのですがw】
【普通に共闘とか交流でもいいですけどね】
245 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/19(金) 21:58:50 ID:MjVajBPO
【ん・・・・・嫌いじゃないけど、ロールの経験が積みたいから、今は】
【案としては普通に交流とかかな・・・・・・】
【そっちさえよければ男退魔師とか、妖魔で・・・・・・というのもあるけど】
246おっぱいの人:2007/10/19(金) 22:01:03 ID:/GPAYlYn
【まとも(w)な人が来たようなので俺は下がりますね】
【いやぁ、それにしても柔らかかったです、今度は叩くのではなく揉ませてくださいねw】
247九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 22:02:10 ID:33w1hOjs
>>243
そ、そんなこと、自信満々で力説しないでよ……っ!
(叩かれるうちに感じてきたのか、先端部分が見てわかるほどに尖ってくる)
ほ、ほら人も来たみたいだし……ね?やめよ?
(潤みはじめた瞳で上目遣いにアピールしてみる)

>>244
【そうですか、残念……w】
【ではそちらのやりたいことに合わせますので如何様にでも】
248九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 22:03:43 ID:33w1hOjs
>>246
【退かせるような形になってしまってスミマセン……】
【こういうノリは好きなので是非今後もよろしくお願いしますw】
【ええ、では次回はサービスしちゃいますね?】
249 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/19(金) 22:12:31 ID:MjVajBPO
秋が深まってきたある夜のこと。
唐突に、本当に唐突にそれは現れた。
虚空からその黒い繭とも卵ともつかぬ塊が落ちてきた。
それはとても大きな塊で、そしてその中で何かが蠢いていた。

そしてその瞬間は唐突に訪れた。黒い塊から腕が突き出た。
しっかりとした長く逞しいが割れ目を押し開き、更に頭部が、身体が出て来る。
それは長い房に分かれた髪を持つ、野生的な男であった。
房が金色と銀色と黒と赤にそれぞれ染まっている。
否、それは染まっているのではなく、正真正銘その色彩を持って誕生したのだ。
頬は削ったように尖っていて、眼が爛々と輝いている。
その瞳が赤・青・黄・緑・・・・・刻一刻と七色に変化し続けている。
「これ」は、《向こう側》からの落とし仔である。《向こう側》に浚われた人間と、《向こう側》
の生き物が交わった成果である。その身体は強靭で、黒く濡れた様に光っている。
身に纏っているものなど何も無い。全裸だ。
夜の公園を、今生まれたばかりの「それ」が徘徊する。

【では、こんな感じで】
250九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 22:26:36 ID:33w1hOjs
とうに日もとっぷりと暮れ、急激に涼しく…と言うより少し肌寒くなってきた。
いつも通りに尼僧服に着替え、夜の町へと繰り出す。
もちろん妖魔を狩るためだ。

「んー、そろそろ代え時かなぁ……」

手元に携えた愛用の両刃斧をちらちら眺めながら歩く。
空はどんよりと曇り、星ひとつ見えない。
繁華街からは少し離れた住宅街。
近頃猟奇的な事件が頻発しているせいか人気も少なく、
虫の声しか聞こえない様子はむしろ不気味ささえ感じさせるものだ。

「あたしの力が強くなりすぎちゃって、こっちの方が耐え切れないもんね」

そうなのだ。
隕鉄製の特別な斧であるのにもかかわらず、刃がなまるのが早くなってしまっていた。
強引な戦法が祟ったのか、あるいは頻繁に使い続けたせいなのか。
詳しい所は見てもらった鍛冶屋にしかわからないが、
とにかく取り返しが付かなくなる前になんとかしなければならなかった。

「……ん?」

児童公園に近づいた所で、異様な空気を感じ取る。
それは、気配でもあり臭いでもあった。その手の感覚には敏感だ。
もしもそれが妖魔であるならば放っては置けない。
静かに、そして慎重に気配の方向へと駆けて行った。
251 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/19(金) 22:37:53 ID:MjVajBPO
最初は赤子のように四つん這いで這っていた「それ」だった。
だが、やがてゆっくりと立ち上がり、覚束ない足取りで歩き出す。
猫背気味だが、身長が高いことがわかる。全体的に発達した筋肉は、
獅子や虎がそうであるように生来のモノだ。
それは鼻を上に向けて、匂いを嗅ぐ。野生の動物がそうであるように
嗅覚を頼りに周囲の状況を探っている。
問題なしと判断したのか、再びゆっくりと歩き出す。
少しあるく度に、少しずつ二足歩行に肉体が適応してゆく。

その脚が止まって、再び匂いを嗅ぎだす。
生まれて初めて出会う何者かの匂いを、その鼻は探り当てた。
唸るようにそれが何事かを言い、そして匂いの元に向けて歩き出す。
股間にぶら下がっていた性器――人間の男性と同じ形状――が、グググと
勃起してゆく。途方も無いサイズだった。馬並みという形容があるが、正にそれだ。
雌。その単語を「それ」が知っていたかどうか。しかし本能的にその匂いの元が、自分の
雄としての本能を刺激する相手だと、「それ」はもう理解していた。
252九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 22:55:09 ID:33w1hOjs
植え込みが生い茂る角を曲がり、逆U字型の車止めを飛び越えて公園へ。
明滅する街灯に照らされて立っていたのは、人型をした巨体の妖魔だった。
極彩色の髪と、闇の中でも様々な色に爛々と輝く眼。
これまで見たこともない異様なその姿に、本能的に恐怖を感じた。
この相手は危険すぎる。

「でも……普通の人にはもっと危険なんだよね」

自分に言い聞かせるように、ポツリと呟く。
得物をぎゅっと握り締め、いつでも飛びかかれるようにしながら様子を窺う。
未知の相手に対して、警戒心は決して緩めてはならない。
正面に妖魔を見据えながらも全身をくまなく観察していくと、
股間にそそり立つソレが嫌でも目に付いた。

「う……デカっ」

あまり見慣れたものではないが、父親のソレと比較しても遜色ないサイズ。
興味本位で友人に見せてもらった雑誌に書かれていた、
一般的なサイズの倍以上はあるだろうか。
人間ではない父親のと普通の人間のもので大きさが全然違うことを考えても、
明らかに異常な大きさであることは容易にわかった。

「まあいいや、とにかくアイツをやっつけなきゃ」

余計なことを考えそうになる自分に活を入れ、気を取り直して先制攻撃に移る。
最初はゆっくりと、そして徐々に駆け足を早め――
勢いを十分につけたところで大きく跳躍した。死角からの致死の一撃を狙って。
253 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/19(金) 23:10:25 ID:MjVajBPO
――結論から述べると、彼女の奇襲は成功した。
壮絶な音がして、戦斧が脳天に直撃した。
果たして「それ」に攻撃を避ける意思があったのかすら疑わしい。
呆然と少女の突進を眺め、そして大跳躍から戦斧の一撃。
常人なら即死。妖魔でも低級のモノなら致命的だろう。
だというのに「それ」は平然と立ち尽くしていた。
その爛々とした癖に、とても無垢な瞳で、飛び掛ってきた少女を見つめている。
そして、その腕が無造作に少女の胸倉を掴んで、尼僧服を紙の様に引き裂いた。
オオウ、とも何ともつかない声を上げて、「それ」がそのまま少女を押し倒した。

「それ」は生物としての誕生したばかりだが、それ故欲求に正直だった。
それは《向こう側》の生物》としての性質なのか、それとも人間との混血であるが故なのか。
その真相は《こちら側》の知的生命体の理解の及ぶ部分ではない。

服を無造作に剥ぎ、身体からすれば大きな胸を、掴む。
その手のサイズからすれば、丁度よいサイズとも言える。
愛撫、という概念があるのか。ともあれ「それ」は柔らかな乳房を下着の上から揉む。
254九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 23:25:00 ID:33w1hOjs
確実に意表を突いた、と思った。
相手は自分の姿を見失っていたはずだし、狙いを寸分違わず繰り出すこともできた。
手応えも間違いなくあった。
これまでの経験からすれば、この一撃で息の根を止められていたはずだ。
だが――

「え?……きゃあっ!」

平然と立ち尽くす相手に一瞬我を失った。それで十分だった。
有無を言わさず掴み上げられ、次の瞬間には地の上に引き倒されていた。
背中が痛い。

「やぁ…っ、離して……っ!痛い……!」

引き裂かれた尼僧服の隙間からこぼれ出た胸を揉まれた。
大きく筋張った手で触れられても、嫌悪感しか湧かない。
必死に身体をくねらせながら執拗な愛撫をかわそうと試みた。
まずはこの状況をなんとか脱しなければならない。
255 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/19(金) 23:35:47 ID:MjVajBPO
その七色に変化する瞳が、少女を見つめている。
その瞳に明確な感情は無い。幼子のように無垢。
或いは、昆虫のように無機質。
その大きな指が意外なほど繊細な動きでブラを引き千切る。
弾けるように現れた乳房に、長い舌を這わせる。
その舌は猫のようにざらざらしてた。
与えられる刺激は相当なものになるだろう。

片手で腕を掴み動きを制して、もう一方の手で残った服を裂いてゆく。
清楚さの証明である尼僧服を引き裂き、白い肢体を露にしてゆく。
ふうぅ、と息を吐きつつ、ショーツを引き裂く。少女の秘めやかな領域が
生まれたばかりの獣性に蹂躙されてゆく。

太い指が、乳首や腹を這い、そして割れ目を直接撫でる。
その知識は母体と成った人間から継承されたのか。
獣のような強引さとも人間のような指使いで少女を責める。


256九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/19(金) 23:52:03 ID:33w1hOjs
「ひう……っ、あぁっ!あん!」

それは、とても奇妙なことに思えた。
自分を陵辱しているこの妖魔の瞳は澄んでいる。
穢れもなく、肉の欲に囚われているわけでもない。
ただ、まるでそれしか知らない幼子のような感覚。
あるいはその直感が正しいのかもしれなかった。

しかし、それと現実は関係がない。
ブラとショーツを奪われ、夜気に触れる乳房や肢体は舌と手指の動きに敏感に反応し。
ソプラノの細い喘ぎが虫の声にまぎれて静かな夜へと消えていく。
徐々に上気してきた肌は薄く桃色に染まり、荒々しい愛撫にすら過敏な反応を示していく。

「あぁーっ、ぁん……あっ!あっ!」

持って生まれた血の半分は、そうした乱暴な行為さえ望むものだったらしい。
ふと気がつけば恥らうことなく声を上げ、繊細かつ強引な愛撫に身を委ねていた。
艶めかしく全身をくねらせながら、まるで続きをせがむかのように喘ぎ声を出し続ける。
257 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/20(土) 00:06:00 ID:N1apfuFJ
誕生したばかりの《混血》は、その本能のままに女体を暴いてゆく。
その指使いと舌使いは、異界のものでありながら《こちら側》の法則に
則ったものであり、それが少女の身体を開かせてゆく。

「A・・・・・・・aa・・・・・・・・あー・・・・・・」

《混血》が幼児のような発声で何かを言おうとしている。
否、正しくは少女の嬌声を聞いて、それを幼児のように反芻しているに過ぎない。

「あー・・・・・・うぅ・・・・・・」

指で秘所を弄りながら、意味の無い音の羅列を発声する。
生物としての行為は止まらない。生物の本懐は増えることに尽きる。
だから《混血》は、人間としての特性を利用して女の身体を暴いてゆく。
乳首を摘み、弾き、舌で転がし、唇で吸う。
割れ目を指で開いて、慎重に刺激を与えていく。
やがて、その行為にも飽いたのか。
勃起したままの性器を、花弁に押し当てる。
槍のように長く、そして太い。串刺しにしてしまいそうな迫力がある。

258 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/20(土) 00:21:20 ID:N1apfuFJ
【ちょっと、眠気が・・・・・必死に文章捻ってたんだけど】
【よければ、凍結にしてもらえますか?】
259九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/20(土) 00:22:00 ID:ew7meCO3
目の奥で星が瞬く。空高く浮き上がっていくようにも感じる。
びくびくと身体は陸に上げられた魚のように震え、
武骨な手で敏感な部分を嬲られるたびに楽器は良い音色を奏でた。

「くぅん、あぁ、あぅ、ぅ……っ」

弱弱しく首を振り、かすかに残る理性で快楽に抗おうとする。
しかし一度スイッチの入った肉体は理性の統御に従わず、
ただひたすらに根源的な欲求のまま悶え続けた。

「はぁっ、あぁぁっ、ぁん………?」

不意に愛撫が止まった。急速に思考がクリアになっていく。
まるで嬲ることに飽いたようなその表情をまじまじと見つめた。
これで終わってくれれば、と思ったがもちろんそんなはずもなく。
意を決したかのように入り口に押し当てられたモノの感触に、恐怖した。

「ダメっ、それだけは絶対にイヤ……!」

もとより話の通じる相手とは思っていないが、一縷の望みを託して
悲鳴にも似た声で恥も外聞もなく懇願した。
260九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/20(土) 00:23:00 ID:ew7meCO3
【うぅ、遅筆ゆえにご迷惑をおかけします……】
【凍結了解です。いつ頃が都合宜しいでしょうか?】
261 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/20(土) 00:29:08 ID:N1apfuFJ
>260
【えーと、予定が不明瞭なので、専用板の伝言というところで】
【都合のよい日を書いておきます。ちなみに凍結中に他の方とロール】
【しても構いませんので、お気遣いなく】
262九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/20(土) 00:33:09 ID:ew7meCO3
【了解しました】
【できるだけ都合を合わせられるよう努力しますね】
263 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/20(土) 00:35:16 ID:N1apfuFJ
【いえ、こちらこそロール慣れてなくてすみません、精進します】
【では、こちらはこれにて、おやすみなさい】
264九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/20(土) 00:40:07 ID:ew7meCO3
【おやすみなさいませ。良い夢を……】
【ではこちらもノシ】
265伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/22(月) 20:12:53 ID:LQM6iqHW
>259
絶体絶命の危機にやって来てくれるヒーローはいない。
そんな、誰でも知っているような現実。けれど、本当にそんな都合のいい
存在がいるのなら、助けて欲しかった。あの時、あの混沌に満ちた空間で。

異界の匂いがして、封じた左眼が疼いた。ドクンドクンと鼓動が高鳴っている。
理屈ではなく、感じてしまう。その匂いの根源を私の中の『そいつ』は識っている。
親近感と、敵愾心が同時に湧き上がる。だから私は駆け出した。眼帯を外して、夜の風の乗って。

「風礫!風烈!」

圧縮した風の弾丸を撃ち放つ。更に力を集約。
両手の隙間に風の刃。続け様に八本の風の刃が舞う。
その懐かしくも得体の知れない、その巨人の背中に向かって。

『それ』はその波状攻撃を受けて、振り向いてこちらを認識した。
襲い掛かっていた誰かからのそりと立ち上がる。
よかった、辛うじて貞操は守れたみたい。今度はこっちの命のピンチだけど・・・・・・
『それ』は威嚇音と共にとんでもない速さでこちらに飛び掛ってくる。
『それ』にもわかっていたのだろうか。『そいつ』と自分は同じ世界に所属していて、そして
だからこそ敵対しなければならない相手だということを。
私は風の結界を身に纏い、その大砲のような攻撃を防ごうとする。
266九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/22(月) 20:28:28 ID:cc8Hb3Af
死力を振り絞って行なわれた抵抗が、儚くも破られようとしたその刹那。
まるで一般人のピンチに颯爽と現れる正義の味方のように、現れた人がいた。

「え……?」

聞こえたのは不思議な言葉。
その意味を判じかねている間にその女の人が放ったのは形なき刃だった。
ようやく頭の中で意味が繋がる。
そして、目の前の妖魔は反撃しようとしたのかあたしを嬲るのを止めて立ち上がった。
その背中は先ほどの攻撃によって少なからず傷ついている。
目に浮かべた涙のせいでよく見えなかったが、流れる血は赤くはないようだった。

「助かった……の?」

寸前で間に合ったとは言え、もう少しで犯されるところだった。
どうしても動揺は抑えられず避けられない。
茫然自失、が現状を表現するのにもっとも適切な言葉だろう。
だから、妖魔の矛先が女の人に向かっていると気付くのに少し時間がかかった。
いくらなんでも身代わりにして自分だけ逃げおおせるわけにはいかない。
そう、判断した。

「そうはさせないよっ!アンタの相手は、このあたしでしょぉっ!!」

大声で叫び声を上げながら素早く得物を拾い、背後から突進する。
妖魔がどちらに気を回したとしても、どちらかの攻撃は当たるだろう。
強く柄を握り締めて、渾身の一撃を放とうと思う。
267伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/22(月) 20:41:00 ID:LQM6iqHW
高速回転する風の結界を物ともせず『それ』の振り被った握り拳が
こちらの守りを突破しようとする。僅かに威力を殺した拳を、掌に風の膜を作って
受け止める。当然のようにその防御ごと吹き飛ばされた。
ごろごろと転がって無様に這う。腕がジーンと痺れている。骨が折れてないのが
不思議なくらいだった。その黒光りする肉体は、筋肉というより鉱物、じゃなければ鉄そのものだ。
要するに私の攻撃力で突破するのは難しい。そして私の防御力で防ぎきるのは不可能という結論。
なら三十六計目を決め込むしかない。最低でも、突進して来ているあの女の子を・・・・・・・あれ?
なんで?なんで斧なんか振り回してるの?なんで逃げないんだよ?必死に時間稼いでるのに。

「ば、馬鹿、逃げて!逃げるんだよ!」

必死に叫びつつ、再び圧縮空気弾を放つ。連続で放つ。私はヒーローじゃない。
人一人助けられるかもわからない未熟者だ。それでも、助けたいという気持ちだけは本物だ。
何より、自分の目の前で誰かが死ぬなんて耐えられない。だから力の限り風と鎌鼬を放つ。
その必死の抵抗に、そいつの身体が少しずつ削られてゆく。それはかすり傷みたいなもので。
だけど、意識の向いていない背後からの攻撃には少し身体が揺れた。

268九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/22(月) 20:57:04 ID:cc8Hb3Af
横殴りに思い切り斬り付けたその一撃は、ちょうど妖魔のふくらはぎ辺りに直撃した。
ぐらり、と体が傾くが、さほどのダメージを負っているようには見えない。
――なにせ、斧の刃は食い込んですらいないのだ。
逆にこちらの手は衝撃に痺れ、即座に連撃を浴びせられそうにもない。
サポートするつもりが、どうやら裏目に出てしまったような気がする。
が、そんなイヤな思考はおくびにも出さない。

「そうは言ってもねぇ、逃げたらあなたが今度はやられちゃうでしょう?
 あたしはそんなのイヤ。だから……二人でコイツを倒そ!」

顔を上げ、相変わらず風を操り攻撃を続ける女の人に声をかける。
どうやらこっちが逃げないのを訝しんでいるようだけど、
あたしはそんなのは絶対にゴメンだ。
不撓不屈の精神こそあたしの根幹にあるもの。
気を取り直して痺れの残る腕に鞭打ち、足を封じることを狙って幾たびも斬りつける。

「やあっ、はっ、せいっ、たぁっ!」

息もつかせぬ連続攻撃。
一撃当たりのダメージは小さくとも、途切れることなく攻撃し続ければどうなるか――
徐々に大きくなっていく皮膚の変色具合が、それを表していた。
269伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/22(月) 21:08:53 ID:LQM6iqHW
脹脛を狙った攻撃で、少しだけ体勢を崩す。
丁度タイミングよく、その瞬間に風の刃が『それ』の首を切り裂いた。
何色とも言えぬ色の血が吹き出た。何とか、なる?

『そうは言ってもねぇ、逃げたらあなたが今度はやられちゃうでしょう?
 あたしはそんなのイヤ。だから……二人でコイツを倒そ!』

果敢に攻撃を続ける少女。加速する状況。
退魔師、なのだろうか。人のことは言えないが、相当に未熟者のようだ。
この状況では、逃げても誰も責めないというのに。全く、仕方ない。

「そこのあんた、私の雑だから巻き込まれないようにして!」

必死に忠告を飛ばしつつ、揺れた身体に更なる波状攻撃を続ける。
ドン! ドン! ドン! と少しずつだが、『それ』の身体が空気弾に押されている。
できるだけこちらに意識を向けなければならない。そして判ったこと。
人間と同じで『それ』が硬度を保てるのは意識を集中してる部分だけだ。
素の防御力自体が高いからわかり辛いけど。なら少しは活路はあるかもしれない。

けれど、それはやはり楽観的な思考というもので。
『それ』が振り向いて、小蝿を払うように腕を振り回している。
こちらに対する攻撃衝動より、防衛本能が優先したらしい。
私は魔女の短剣を取りだして、駆け出す。風の抵抗を消して素早く。

「伏せて!ソニックブレイブ!」

刃を一閃。短剣の補助により、いつもより長大な風の刃が出現する。

270九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/22(月) 21:26:47 ID:cc8Hb3Af
一心不乱に斬る、斬る、斬る。
面白いくらいに色が変わった足は、もはや先ほどまでの数倍に腫れ上がっていた。
それでも皮膚は破れず血も流れないのだから、ある意味妖魔の防御力も相当のものだ。
既に斧を握っている感覚さえ失ったが気にせず攻撃し続ける。
そこに飛ぶ警告の言葉。

「はいよっ!」

言われたとおりに低く身を伏せる。
視線が下を向いているので良くわからないが、どうやらあっちはあっちで
何か大技をぶつけようとしているらしいことは何となく予想が付いた。
どうも、妖魔はどちらに集中して当たればいいのか判断しかねているらしい。
いつの間にかぱたぱたと血の雫が飛び散っているのに気付いた。
腕に付いているのをぺろりと舐めてみる。

「……まずい」

鉄の味というか、何か金属の味がした。そして、再び地道な攻撃を開始する。
もうこちらの握力も限界に近い。こうなると妖魔の防御力との根比べだ。
――と思ったその瞬間、大きく妖魔の身体が右に傾いだ。
271伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/22(月) 21:37:52 ID:LQM6iqHW
ふっと、意識が途切れそうになる。力を放出しすぎたようだ。
このままだと、制御が難しくなる。もし暴走したなら戦闘どころではない。
けれど、そんなことはお構いなく状況は進行して行く。やはり、私には無理だ。
無敵のヒーロー。正義の味方。偶像でしかない彼らなら、こんな苦境も乗り越えるのだろう。
けれど、実際はそんなものはいない。それが現実。それをわかった上で誰かを救いたいと思うなら。
自分がそんな存在になるしかない。例え無理だとわかっていても。分不相応でも。不可能でも。
きゅっと、唇を噛む。少しだけ血の味がした。痛みで意識が明確になる。

見れば、大きく『それ』の身体が傾いでいる。腹が大きく裂けている。
ボタボタと異界の血を撒き散らし―――私の中の『そいつ』が吼えた。
(まず、い・・・・・・これは――暴走の前兆だ・・・・・)
理由はわかった。感じ取った『それ』の濃厚な血の匂いが『そいつ』を活性化させたのだ。
普通の状態でさえやっと力を抑えているのに、故郷に近い匂いなんて嗅ぎ取ったら・・・・・

「に、逃げて、お願い・・・・・・もう・・・・ああっ・・・・・!」

先刻と違う意味で逃げてと言う。
ブルブルと身体が震えて止まらない。轟々と風が吹く。私を中心に。

それは逆巻く風。渦巻く風。彼方より来る風、此方へと去る風。
ビルさえ倒壊させる風圧をもつ竜巻が、突如出現した。
『伊吹凛』という人間は、文字通りの風と成った。それは全てを飲み込み、逆巻き、破砕する暴風。
近しき存在の『それ』は、『そいつ』に向かって咆哮し、飛び込んだ。
272九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/22(月) 21:55:25 ID:cc8Hb3Af
「やった?!」

ひざを折って体勢を崩した妖魔に、大きな傷ができていた。
それは自分がやったのか、あの女の人がやったのかは判らない。
だが、あと少しで結果が出ようとしているのは間違いないところだった。
しかし、

「なに……これ?」

突然凄まじい悪寒に襲われて本能的に身をかがめた。
猛烈に嫌な予感がする。足が震え、全身を冷や汗が流れ落ちているのを感じる。
そんな中、耳に入ってきたのは――必死の懇願だった。

「だ、大丈夫――?!」

どう見ても異常だった。女の人の体が瘧にでもかかったかのように震えている。
そして、嫌な予感はそこから生じていた。
逃げようとする本能と、放っては置けないと言い張る理性のせめぎあい。

逡巡の結果、あたしがした決断は、情けないことに、自己保身を図ることだった。

荒ぶる風を背に感じながら必死にその場を離れようと試みる。
どこまでも同じ強さで風が吹くわけではあるまい。可能な限り近くで様子を見よう。
そう本能をなだめすかしながら走る。ちょうど地下通路を発見してそこに飛び込んだ。

「……うぅっ」

結局は、あの女の人を見捨てたのに等しい。
一度冷静になってみれば間違いなく自分の取った行動は情けないもので、
そんな行動しかできなかった己が恥ずかしく、また悔しくて、あたしは声を上げて泣いた。
辺りも憚らずに。
273伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/22(月) 22:03:16 ID:LQM6iqHW
――人に風を知ることはできない。
今や完全に風そのものと化した『伊吹凛』には肉体はなかった。
ただ、薄っすらとした意識の残滓があるだけで。
それすらも人間に戻った時には消えている一夜の夢。
――人間に風の本質を知覚することはできない。
風となった『伊吹凛』は、同時に意識のチャンネルが切り替わった。
だから人間に戻った時には、そのことを覚えていない。

上昇気流と下降気流。その狭間で『混血』の身体が引き裂かれてゆく。
いかなる強度を持つ肉体も、風神の怒りの前には紙切れ同然だった。
ばら撒かれ舞い散る肉片と血液を、『そいつ』は歓喜の声と共に貪った。

「また、やった、みたいだね・・・・・・・」

意識が覚醒した時には、既に全ては終了していた。
身体は液体化したように力が入らない。経験的に服もかなり酷いことになっているはず。
周囲の状況は・・・・・・・・見る気も起こらない。というか、力が抜けて仰向けになっている状態で
周囲の状況が分かるわけ無いじゃないか。それでも多分、公園は大惨事になっているだろう。
そしてその修理費が、一介の新米退魔師に払えるはずもなく。
・・・・・・・星が綺麗だな、などと現実逃避気味に呟く。とりあえず、半裸で暴れていた彼女は無事だろうか。
折角助けたというのに、結果的に自分が殺したのではどうしようもない。
274九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/22(月) 22:17:18 ID:cc8Hb3Af
ひとしきり泣いた後、悪寒が去ったのを確認してから地下通路を出た。
いかなる結果が待っているにせよ、あたしにはそれを見届ける義務がある。
未だに公園へと向かうことを避けようとする本能を押さえ込み、
ついさっきまでいた所に戻った。

そこに辿り着いた――のだと思う。
断定口調でないのは、確か公園があったはずのところに何もない更地が広がっていたからだ。
ところどころに散らばっている煉瓦やコンクリートの破片と生垣らしきものが、
かろうじてかつての姿を留めている証だと言えるのではないだろうか。
そして、中心に仰向けになって倒れている人がいた。
あの女の人だ。

「よ、良かったぁ〜〜っ!」

目に涙を浮かべながら駆け寄る。
どう決着が付いたのかは想像することもできないが、おそらくはこの人が一人であの妖魔を倒したのだろう。
嬉しいやら情けないやら複雑な感情が胸のうちに去来したが、
とりあえずは互いの生存と勝利に喜んでおくことにした。

「え〜と、まずは助けていただいてどうもありがとうございました。
 あたしは九尾真理、まだまだ駆け出しの16歳、退魔師です。
 ……さっきのアレはあなたの能力ですか?」

感動の再開を果たした所で自己紹介。
ここであったのも何かの縁、お近づきになっておくのは決して悪いことじゃない。
275伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/22(月) 22:26:03 ID:LQM6iqHW
駆け寄ってくる少女。むむ、結構バストが・・・・・・
いやいや、そんなことを考えている状況ではない。
無事でよかった。本当に良かった。殺さずに済んでよかった。

「ああ、よかった、無事で・・・・・・・本当によかった・・・・・・」

これは僥倖だった。同時に、自分の未熟さに腹が立つ。
結果的に助かったなどという幸運が、いつでも起こるわけがない。

「伊吹、凛・・・・・・19歳。一応私も退魔師、かな。
この有様だけど・・・・・・・能力・・・・・・まあ、これを見ればわかると思うよ」

のろのろと腕を動かして、色彩の変化し続ける左目を指し示す。
それは、あの黒い巨人と同じ眼だった。つまり、『それ』に近しい存在だという証。
余り誇示するのは好きじゃないけど、投げやりな気分になっていた。

「ごめん、助けるつもり、だったのに・・・・・・逆に危ない目に遭わせちゃった」

胸の奥から何かが込み上げてくる。一番最初に暴走して覚醒した時も、似た様な
感覚を味わった。悔しい。悔しい。情けない。あの時は、私を保護してくれた人たちを、
危ない目に遭わせた。恩を仇で返してしまった自分が、情けなくて死にたくなった。
それでも、あの人達は私を、天涯孤独になった私を家族のように世話をしてくれた。
力の使い方や、退魔師としての心構え。そして失ってしまった家族愛も。
だというのに、自分は未だにこの力を使いこなす事ができない。災厄と破壊を齎すだけだ。

「駄目だよな、私・・・・・・・やっぱり、ヒーローなんて、私には無理だよ・・・・・・・」

視界が歪む。目元を抑えようとしても、腕が言うことを利かない。
私には、できない。あの人達のように誰かを助けるなんて。
できるとしたら、誰も傷つけないように距離を置くことぐらいで。
276九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/22(月) 22:44:05 ID:cc8Hb3Af
「あ……」

指で指し示された瞳を見れば、すぐに判った。
さっきの妖魔と同じ瞳。つまり――それに近しいと言うこと。
思わず身を硬くしてしまったが、伊吹さんは気付いてしまっただろうか。

「そんなことないです、そんなこと……っ!」

眉尻を下げ、悔しそうに涙を流して弱音を吐く伊吹さんを慰めるように上から強く肩を揺する。
少なくともあたしは、伊吹さんに助けられたのだから。
正義の味方はもしかしたらテレビの中にしかいないのかもしれないけど、
誰かが誰かを助けることはできる。もちろん守ることだって。

「あたしは、伊吹さんに助けてもらいました。あたしにとっては、伊吹さんはヒーローです。
 ……実際にはヒロインが正確な表現かもしれませんけどね」

目じりに涙を浮かべながら冗談めかした口調で言う。
こんなくだらないジョークでも、少しでも心が晴れてくれればいい。
あたしは、他の人が泣かないように頑張っているつもりだ。
それこそが、この世界に足を踏み入れたときに立てた幾つかの誓い。
277伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/22(月) 22:56:43 ID:LQM6iqHW
少女の言葉の一つ一つが、私の胸に染みこんでくる。
少なくとも、私はこの角を生やした少女だけは助けられたわけだ。
そのことを、今更ながら実感する。けれど、実際助けられたのは私の方。
だって、彼女の言葉で、こんなにも私の気持ちは救われたのだから。

「・・・・・・・ありがとう」

小さく呟く。
こんな私でも誰かを助けられる。
こんな私でも受け入れてくれる人がいる。
差別せず、怖がらず、精一杯の言葉をくれる相手がいる。
それはとてもよいことのはずで。だからいつしか口元が緩んでいた。

「迷惑ついでに、ちょっと肩貸してくれないか?
 暴走した後って、暫く身体に力が入らないんだよな」

ぼやきつつ、手を差し出す。騒ぎを起こしたから、早く逃げ出さないと不味い。
あの人達が言うには、天洸院という組織の、斬鬼衆という退魔師たちがいて。
そして彼らはとても強く、妖魔に対して容赦がないのだと伝え聞く。
私が妖魔扱いされても仕方ないし、そして実際暴走した私は、妖魔に近い存在だ。

「斬鬼衆とか言う、怖い人たちが来るかも知れないから」

冗談めかして言いつつ、しかしそれはリアルで有り得ることだった。
さて、それにしても二人とも酷い格好だ。大通りは避けないといけない。
幸い、私の住むボロアパートはここからなら近い。
とりあえず、色々と話してみようか。今日はとてもそんな気分だったから。

「とりあえず、その角は隠した方がいいと思うけど」

そう言って私は、久しぶりに笑った。


【こちらはこれで〆です】
【みなさんいつもそのクオリティーでロールできて尊敬します】
【正直一杯一杯です。お相手、ありがとうございました】
278九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/10/22(月) 23:18:51 ID:cc8Hb3Af
思いがけず耳に入ってきたその小さな呟きを、あえてあたしは聞き流した。
薄く緩んだその口元には、もはや先ほどまでの慟哭は感じられない。
きっとそれでいいのだろうと思う。誰かが誰かを助け、守り、救うのだ。
それはあたしの内にあるキリスト教の信仰とは関係のない、普遍の真理。

「いいですよ……っと。ふふ、案外軽いんですね」

差し出された手を取り、首に回させるとこちらからも手を伸ばして腕を絡める。
言葉通り、力のまったく入っていない腕はまるで丸太のように感じる。
ゆっくりと伊吹さんの体を引き起こし、あたしはひざを曲げてから背負うような形で再び立ち上がる。
体格の差とかそういうのには関係なく、人の体って意外に重いのだ。
でも、それを感じさせないくらいに全体としては軽かった。

「ふふ、そうですね、早いとこトンズラしないと」

意外な単語が出てきたことに内心とても驚くが、さほど深刻そうな口調でもないので
あまり気にしないことにする。
伊吹さんがどの程度斬鬼衆のことを知っているのかはわからない。
だが、それほどいい印象を持っているわけでもないらしい。
無理に触れることもないだろうと思いつつ、ゆっくりと歩き始めた。

「……あ!」

指摘されて思わず手を頭にやれば、もろにむき出しの角。
いつの間にやらフードも剥ぎ取られていたらしい。
そして、改めて見回してみればあられもない格好の乙女が二人。
くすくすと笑う伊吹さんも似たような感じであることを確認すると、
あたしは心臓が破裂しそうになるのを感じたのだった。

そんなあたしたちを、夜空に浮かぶ星々は静かに照らしていた。


【遅くなりましたが私はこんな感じで】
【こればかりは慣れと好みなので何とも言えませんが……w】
【どうもありがとうございました。それではお休みなさいませノシ】
279佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 21:09:06 ID:OaWSv7QF
【久し振りにこちらで1時間ほど待機してみます】
【どなたでも気軽にお声かけください】
280御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 21:21:45 ID:zR6zusg9
【久しぶりにロールしてみます?】
【一応腹案もあるのですが】
281佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 21:29:23 ID:OaWSv7QF
【そちらさえよければ。…腹案ですか、聞いてみましょうか】
282御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 21:32:01 ID:zR6zusg9
【大した案でもないんですけどね】
【ツテとコネを頼りにそちらへ伝言を伝え、ついでに呼び出す】
【直接会って色々話す(天洸院再編成とか七妖会の結界崩しとか)】
【話の流れ次第で戦う(実力の確認)のもありかと)】
283佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 21:35:48 ID:OaWSv7QF
【ふむ…なるほど。どうなるかは分かりませんが、取りあえずやってみましょうか。
 …書き出しは任せてもよろしいでしょうか】
284御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 21:36:24 ID:zR6zusg9
【はい、では暫しお待ちください】
285御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 21:45:38 ID:zR6zusg9
夏休みが終わり、そして残暑が続いているある日のことである。
家を出てNPO法人『暁光』で働いている佐々木優希の元に、一通の電子メールが届いた。

『佐々木優希へ。
 そちらの弟は病院に送り届け、事情を説明した。直接会って話がしたいので三日後の
 日曜日《天狗の丘公園》に来られたし。時刻は21時以降まで』

差出人の欄には『虎』とだけあった。
日付と場所は移り変わる。

――水ヶ瀬。
三日後のその場所で、月光の下花火に興じている二つの影があった。
片方は金色の髪と漆黒のライダースーツを纏った青年である。
斬鬼衆の凶戦士・御影義虎。メールの差出人であり、佐々木優希とは因縁浅からぬ青年であった。

「今年の夏も碌な出来事がなかったな」
「毎度のことじゃねえか、諦めろ」

不毛な会話をしながら、花火をしている。
286佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 22:00:35 ID:OaWSv7QF
>>285
――意外な人物からの、意外な招待状。
これが御伽噺の舞踏会であれば、少しは浮かれ気分にもなるところだったが、
そういう類のものではないことはすぐに判断できた。
なぜなら彼と出会ったことで、いい思い出はなにひとつないからだ。

 ――疫病神め。

苦笑と共に内心呟くと、私はそのメールを削除した。こんなろくでもない招待状はすぐに燃やすに限る。


さて、招待状にあったその三日後。
学校も終わり帰宅していた私は、私服に着替えてその場所にたどり着いた。
黒いYシャツに同色のズボン。お洒落と言うにはあまりにも素っ気無かったが、彼の招待に応じるにはこれぐらいで十分だろう。

その人影を認めると、軽く溜息をついて、声をかけた。

「……久し振りですね、御影さん。相変らず生きていらっしゃるようで何よりです」

何回も繰り返してきたやりとり。
軽く手をあげながら、私は彼らに近づいた。
287御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 22:08:54 ID:zR6zusg9
街の外れの高台に位置する森を切り拓いた場所だけあって、夜ともなれば
周囲は限りなく静かだった。森の中からは梟のホウホウという鳴き声が聞こえる。
児童公園のような遊具は見当たらない。近所住民の散歩コースとして存在するからだ。
ジリジリと緩やかに燃える花火を見つめる二つの双眸が、同時にある一点を見つめた。

「待ち人来る、か」
野武士のような青年の言葉に答えず、金髪の青年が立ち上がって持っていた花火を
用意してあるバケツの中に放り捨てる。ジュッという音を聞きつつ、現れた人影に歩み寄る。

「人に預け物するなら、せめて連絡先ぐらい伝えておいてほしいものだ。
 お前の居場所探し出すのに、偉く手間と時間がかかったぜ」

開口一番彼は文句を言った。時候の挨拶などすっ飛ばしている。
その双眸は鬼斬りの精鋭であるだけあって、鋭くそして静謐だった。
あからさまな威圧感は微塵もない。抜く用意のある刃が今の彼だ。
言葉とは裏腹に、彼は怒ってはいない。当然のように友好的な雰囲気もないが。
泰然と、悠然と、そこに在る。そして事あらば即座に相手を屠る。
一見相反する要素を孕みつつ、彼はそこに立っていた。

「で、そっちの彼女が噂の佐々木優希さんなわけ?」
「お前は引っ込んでろ」

後ろから様子を覗こうとする相棒を、裏拳を放って追い払う。
当然のように拳は空振って、相棒の気配が再び遠ざかる。
じゃれあってる分には普通の高校生と大差はなかったりもする。

「で、お前『暁光』で何してるんだ?お前の弟に説明する時困ったんだがな」
288佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 22:17:03 ID:OaWSv7QF
「あら。それは失礼――」
 悪びれる様子はないらしい。強かさはここ最近で身についたようだ。
 自分でもその変化に驚きながらも、苦笑を漏らす。変わったと言えば彼もだ。
 お互い、この変化が喜ばしいものかどうかは分からないが、それが今の自分なのだからどうしようもない。

 一応、彼とやりとりしている青年に軽く会釈すると、再び彼に視線を戻す。
「貴方なら察しがつくでしょう? それにその様子だと上手く説明してくれているようですし、安心しました。
 終わったことをとやかく言っても仕方がありませんよ」
 そう、彼のことは大変だったが、こちらはこちらで説明したつもりだ。
 吠えるように色々と抗議してきたが、それは軽く受け流して曖昧に誤魔化してきた。
「さて、そんなことよりも今日の用事ですよ。…わざわざ日にちと場所を指定してまで、何の用事があるんですか?」
 彼のことだから、何かしら理由はあるのだろう。この数ヶ月間で伸びた髪を弄りながら尋ねた。
289御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 22:35:19 ID:zR6zusg9
「ったく、つまらん部分だけは成長したようだな」

少しも悪びれた風も無い彼女の態度に、彼はそれだけ言った。
どうやら彼女も、一端の退魔士としての態度を体得しているらしい。

「お前も大概だな。お前の弟のしつこさと頑固さには辟易したものだが。
 多分、今もお前のこと探してると思うが、俺はもう面倒見ないからな」

果たしてどちらがどちらに似たのか。
珍しく露骨に辟易とした風に話す凶戦士であった。
涼風を思わせる微笑で会釈に答える背後の相棒のことなど知らず、彼は言う。

「そのマヌケ面じゃ、何も知らないようだな」

彼女の察したとおり、彼は文句を言うためだけに此処に呼び出したわけではない。
彼女も中立的とは言え、組織に所属した身である。接触するべきか彼なりに迷ったが、
それでも伝えるべきと判断したのだ。この街も含めて起こりつつある異変について。

「七妖会という組織を知っているか?まあどっちでもいいが・・・・・・
 連中が本腰になってこの街を落しに掛かった。風見ヶ原の神社仏閣が次々と襲撃されている。
 遠からず水ヶ瀬と白清にも同様のことが起きるだろう」

そこまで言って、言葉を切る。少し間を開けて、改めて言う。

「戦後、この街を含むあらゆる街に張り巡らされた結界を、崩している連中がいる。
 破魔の結界が完全に機能停止したら・・・・・・・・・・・つまらんことになるな」

「つまらないで済むかよ」という背後からの声は無視する。
290佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 22:47:40 ID:OaWSv7QF
「まあ、私のほうは一段落付きましたから。
 元々、あまり面倒見のいい方ではありませんしね、貴方は。期待もしてませんでした」
 さらりと言い流しながら、先の言葉を待つ。
 まさかこんな言葉遊びに付き合わせるつもりは、流石に彼でもそれはないだろう。
「ええ、一応。色々と情報は入ってきていますからね。名前ぐらいは」
 悪名高き、と言えば少々物言いが古いだろうか。しかし、その表現をしてもいいくらいに、『彼ら』の行いは悪かった。
 噂によると、人間を下等生物や家畜、あるいは奴隷にしか思っていない妖魔も多数いるとか。
 まあ、それは一部の退魔師にも当てはまってしまうので、どっこいどっこいと言うところか。

「なるほど。部下の不手際に焦れたのか、それともあるいは何かしら準備が出来たのか…
 私には推し量ることは出来ませんが、出来れば前者を願いたいものですね」
 しかし、それは期待できないだろう。出なければ強固な結界を破るどころか弱体化させることは難しいだろう。
 だからこそ、今まで均衡を保つことができたのだ。
「まさに魑魅魍魎が支配する地獄と化しますね。……考えたくもない想像です」
 やはり、彼が絡むとろくなことが起きない。…まあ今更か。私は溜息混じりに言葉を漏らした。

「……つまり、あなた方に協力なり、共同戦線を張るなりして、そいつらを止めてみせるか、というお誘いですか?」
291御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 23:06:34 ID:zR6zusg9
七妖会について一応知っているようなので安心する。
お陰で話が通じやすくて助かった。とは言え、七妖会はこの国では有名な妖魔組織なので、
余程の新米か、世間の騒動に関心の無い個人主義者の退魔士や魔術師でなければ一度は
耳にする名前だった。

「いや、それができればそうしたいところだがな」

彼は胸の前で腕を組んで、沈痛な面持ちをする。
そしてちらりと背後を振り返って、相棒を見る。相棒は頷いただけだった。
彼は再び彼女に対面して、慎重に言葉を紡ぐ。それは天洸院に関する重大な事柄だった。

「今年の夏休みの終わり、天洸院総本部は長老を始めとする首脳陣が引退に追い込まれた。
 新しい理念を掲げて、天洸院は総本部と全国各地の支部の再編成をした」

それはこの国でも有数の規模を誇る天洸院が、新体制に生まれ変わったということだった。
その新しい理念とは「お互いの領域を弁え、人間も妖魔も静かに暮らせる世界の樹立」である。
それに従う者も、反発する者もいた。反発した者の中には野に下った者もいる。
その影響で、白清支部でも人事異動が行われた。彼が残ったのには、それ相応の理由がある。

「だから今、他の組織と提携できるだけの余裕は無い。
 ここぞとばかりに天洸院が確保していた領地を狙っている組織もいることだしな」

お前らの組織にはそこまで影響はないだろうが、と付け加える。
彼は抑揚なく言葉を紡ぎ続ける。

「共存主義とは少し違うが、天洸院も変わりつつある。だがそれを目指すためには七妖会は邪魔だ。
 いずれにしろ大規模な戦争も起こるだろうから、お前らはお前らで覚悟を決めておけ。戦えとは言わない。
 それは俺らの仕事だ。だから、お前らもやれる範囲でやれることをやれ」

その双眸は静かだった。自らの選んだ道を踏破する覚悟だけがある。
協力しろとは言わなかった。ただ覚悟を決めろとだけ言った。
ただ、そんなことを言うために、彼は彼女を呼んだのだ。
292佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 23:19:05 ID:OaWSv7QF
「なるほど。つまりは、巻き込まれるかもしれないから気をつけろというわけですか」

 何となく彼の言いたいことは分かる。噛み砕いて言えばこんなものだろう。
 覚悟なんて、とうの昔に出来てしまっている。それが幸か不幸かは分からないが、目的が変わっただけだ。
 私ですら出来ているのだから、他のメンバーに関して言えば、当然のことだろう。

「忠告は受け取りました。…別に、私たちは…いえ、私はすべての妖魔と人間が共存できるとは思っていません。
 …妖魔を全て滅ぼすには遅すぎた。理想だけを追い求めるのにはまだ早い。それだけのことですよ。
 妖魔と人間、私はそれぞれの断片を微かながら垣間見てしまった。…ならば出来ることはただ一つ。
 私の理念を邪魔するものは容赦なく、その道から転げ落ちてもらいます。―――もちろん、七妖会も」

 説得だけで納得してもらえるのなら、とっくにしていただろう。
 だが、相手はそう容易ではない。今まで集めた情報、そして先ほどの彼の言葉からすれば、簡単に想像も出来た。
 私は聖女ではない。汚い人間の一員だ。…方法が変わっただけの話。私はそのことを学んだ。
 後はそれを実践するだけである。

「…組織として協力は出来ずとも、個人としては協力できることもあるでしょう。
 それこそ今更ですよ。…貴方との腐れ縁は今に始まったことではありませんからね」

 つまり、何か力が要るようだったら呼べ。そう言葉に隠して伝えた。
293御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 23:28:23 ID:zR6zusg9
「言うだろと思ったが、予想通り過ぎるな。
 まあ、ぶっちゃけると俺はこの世界がどうなろうと知ったことじゃない」

彼は言う。ニヤリと笑いながら、この世界に興味はないと嘯く。
誰が死のうと生きようと、関わりの無い話だった。
だが――

「だが、俺の知ってる奴が不条理に殺されたり戦に巻き込まれるのは看過できん。
 だから、俺はできる範囲で人間の生活を守るし、それを壊す奴がいるなら人間だろうが
 妖魔だろうが神だろうが邪神だろうが魔王だろうが、粉砕するだけだ」

彼は言う。まるで正道を往く退魔士の様に。
万民の盾となり、無辜の民の生活を守るのだと。

「義虎、義虎、そろそろ腹減ったから帰ろうぜ」
「・・・・・・空気読めよ、お前」
「いや、さっきから咎切が帰りたい帰りたいって啜り泣きをだな」
「聞こえん、そんなものは」


【時間あるなら軽くバトルロールしたいのですが】
【そちらはまだ余裕ありますか?なければ〆る方向に持っていきますが】
294佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 23:41:20 ID:OaWSv7QF
>>293
「なるほど、いい意味でも悪い意味でも、私たちはお互いに近づいているのかもしれませんね。
 …大して興味もない話ですが」

 それはきっと彼もだろう。私は私、彼は彼。何度も出会いを繰り返して、影響しあった姿が今の私たち。
 確かにそこにお互いの存在の要因はあった。それが良いことか悪いことかは分からない。
 そう、そんなものは後になって考えれば良いだけの話だ。

「分かりました。今のところ私たちの目的は食い違ってはいないようです。
 ……何かあれば連絡を下さい。出来る限りのことはしますよ。…もちろん、貸しにしておきますけどね」

 そう。状況は必ずしも楽観視できるものではない。むしろ、結界破りが行われている状況は非常に拙い。
 だからこそ、この状況を食い止めなければならない。そこにはわだかまりはなかった。
 彼が言うとおり、自分の見ている目の前でこれ以上誰かが傷つき殺されるのはゴメンだった。
 ならば、そのためには何だってやってみせる。…たったそれだけのことだったのだ。

「さて、それでは私はそろそろ失礼しますよ。バイトの時間なので。
 ……いつか、また会える日を楽しみにしてますよ。出来れば、戦場以外で、ね」

 いやがおうにでも、そのうちに会うだろう。そんな予感がしてならなかった。
 だが、今からあれこれ考えても仕方がない。だから、それ以上は口にせずに、私は背を向けてその場を後にした。

【すみません明日があるのと、眠気が来ているので、ここで締めにしてください。
 こちらはそちらのレスを見届けてから落ちることにします】
295御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/10/26(金) 23:57:42 ID:zR6zusg9
己の信念と現実を織り合わせ、尚且つ道を切り開こうとする一振りの刃。
その彼女との出会いが果たして自分に何を齎したのか。知ったことではないし、興味もない。
変化した部分も変わらない部分も含めて現在の自分。彼は既に受け入れている。
自分もまた鬼斬りの刃であり、刃は敵を屠るためにある。その敵となる相手が少し変わっただけの事。
覚悟など、とっくの昔にできている。何度でも、覚悟を固め続けている。
だから彼は戦場に身を投じて戦い続ける。理由が変わって、標的が変わっても、戦うことに変わりは無い。
「戦わない」という選択肢を選べないからだ。

「・・・・・・・・よかったのか、これで?」
「多分、悪い様にはならんだろう。帰ろうぜ」

悪い事になるとしたら、風見ヶ原が落ちた時のことだろう。
あの土地は天洸院の力が及ばない領域である。あの土地の退魔士も、代々の守護者なのだから
簡単には陥落しないだろう。だが、それでも不安はある。今まで小規模な争いはあったが、今回の七妖会
は自分でも言ったとおり本気で仕掛けてきている。今までの様にはいかないと見るべきだろう。

(さて、こっちも相応の準備をしておかないとな)

再び覚悟を決めた彼に対して、相棒が問う。

「結局、あの子に会いたかっただけなんじゃないのか、お前」

相棒の最後の問いに対して、彼はシレっと肩を竦めただけだった。

【では、こちらはこれで〆です】
【久しぶりにありがとうございました。またの機会にノシ】
296佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/10/26(金) 23:59:08 ID:OaWSv7QF
【こちらこそありがとうございましたっ。
 また機会があればそのときにお願いしますノシ】
297伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 21:00:32 ID:ueu1B10c
【少しの間待機・・・・・・・・】
【プロフは>>218参照ってことで】
298名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:15:16 ID:nwan/iSg
【名前】今西 光牙(いまにし こうが)
【年齢】23
【性別】男性
【サイド】退魔師
【組織】フリー
【サイズ】身長 189センチ 体重 70キロ
【容姿】少し長めの髪をした美麗な男性、退魔の仕事中は常に黒のロングコートに日本刀をもっている
【得意】霊力を最小限に込めた日本刀を振るう 基本的に霊力には頼らず純粋に技量だけで妖魔と渡り合う
【能力】基本的な霊力の制御、達人級の剣術
【武器】無銘の日本刀、霊力を伝達しやすい古刀である
【NG】スカトロ、(エロプレイとしての)切断等(戦闘などではある程度OK)
【弱点】意外と硬派な為、奔放な女性や子供などに弱い
【備考】霊力は並だが、退魔師を含めても達人級といって差し支えない剣技を以って妖魔と渡り合う
    純粋な剣士タイプの退魔師として、有名である。元、どこかの道場の跡取りだとも噂されてる

【こんばんは、この間お相手してもらった者です。今回はプロフも投下しました】
【お相手よろしいでしょうか?】
299伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 21:19:01 ID:ueu1B10c
【ああ、この間はどうもありがとう】
【今回はどんな流れがいいかな?】
300名無しさん@ピンキー:2007/10/27(土) 21:22:01 ID:nwan/iSg
【街中で偶々あったってところですかね?】
【途中でHな雰囲気に雪崩れ込んでもいいかもしれませんがw】
301伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 21:24:54 ID:ueu1B10c
【ん、それでもいいけど・・・・・・】
【キャラの性格的に関わりあいを避けるタイプだから】
【こっちからエロールに持ち込むのは難しいと思う】
【我ながら難儀な性格だけど、それでよければロールをしてもらえるかな?】
302今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2007/10/27(土) 21:28:29 ID:nwan/iSg
【いいですよー】
【まあ、お互いフリーだし、いろいろ手助けできればってところですかね】
【此方のキャラもキャラ的にそうそうHに絡めないと思うし(爆)】
【では、よろしくお願いします〜】
303伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 21:31:05 ID:ueu1B10c
【もう少し気軽に絡めるようにしたいけど、今後の展開に期待してて】
【じゃあ今から書き出すからよろしく】
304伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 21:37:03 ID:ueu1B10c
秋の空気が深まったある日のことだった。その日は、比較的気分が良かった。
風が冷たいけど心地よい。だから私は新都まで繰り出した。
先日の暴走で服を駄目にしたので、新しい服も必要だったし。
幸い、仕事をこなした後だったので、少しは懐が暖かい。

フリーの退魔師は、定期的に仕事にありつけるわけではない。
信頼度の高い中堅の退魔師なら、仕事には事欠かないんだろうけど。
私みたいなキャリア一年の新米は、小さな仕事をこなして糊口を凌いでいる。

「んー・・・・・・・」

総合デパートの五階の服売り場。
可愛らしい服も、おしゃれな服もある。当然好みのブランドもある。
けれど、仕事で駄目にする可能性も考えれば、安くて動きやすい服を選ぶしかない。
305今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2007/10/27(土) 21:42:59 ID:nwan/iSg
デパートにはあまり来ることはない
服にしたって、動きやすくて奇抜でなければ気にはしない主義だ
そう思いながら、服売り場を通り過ぎようとしたところで
どこか見覚えのある後姿に気がつく
「……ん、おい、君は……」
つい、声をかけてしまっていた
306伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 21:50:08 ID:ueu1B10c
結局、駄目にした服と同様なデザインの服と、無難なジーンズを選ぶ。
試着するのも面倒だし、このままレジに持っていこうか。女性として大切な
何かがどんどん磨り減っている気もするけど、気にしたら負けかなと思っている。
退魔師として生きると決めた日から。一人でも何とか生きようと決めた日から。
体裁を気にせず、無様でも、その日その日を生きてゆく。
けれど、磨り減ってゆく部分に悲しさを感じているのも事実。

(未練、だよね・・・・・・)

溜め息をついていると、背後から誰かに声を掛けられた。
何気なく振り向くと、何処かで見た顔だった。

「ああ、お兄さんか・・・・・・この間はどうも」

碌に会話もせずあの場を去ったことを思い出して、萎縮する気分だった。
あの時は、あれ以上あの場に居たくなかった。眼帯に覆われた左眼を見られたから。
307今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2007/10/27(土) 21:54:36 ID:nwan/iSg
「やっぱり君か」
あの時会った少女がどこか落ち込んだ顔で挨拶したのを見ながら
「いや、あの時は助かった、改めて礼を言おう、ありがとう」
そう、微笑みかけながら声をかける

「……服を買いに来ていたのか?」
彼女のどこか女の子らしい側面を見た気がして自然と笑みがこぼれる
308伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 22:02:50 ID:ueu1B10c
「別に、助ける必要もなかった気がするけどね」

これは謙遜でもなんでもない事実。あの時の剣捌きと体裁きから察するに、彼は相当の
熟練者だった。力の制御にすら難儀している自分の手助けなど、必要なかったに違いない。
それでも、礼を言われるのは素直に嬉しいと、くすぐったい気分になる。

「ん、ちょっとこの間、ね・・・・・・・私未熟者だから、すぐ服駄目にするんだ」

頬を指で掻きつつ、弁解めいたことを言う。
この一年で、どれだけ服を駄目にしたか覚えていない。
強化処理とか、魔術処理をした服は高くて今の私には手が出せないし。
大きな組織に所属している退魔師なら、支給されるんだろうけど。

「あの、私、伊吹凛って言うんだ。お兄さん名前、なんていうんだ?」
309今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2007/10/27(土) 22:18:04 ID:nwan/iSg
「そんなことはないぞ」
彼女の援護のお陰で無傷で済んだのだ、礼を述べるのは当然だろう

「そうか、大変だな……だが、身体に傷がつくよりはマシかもしれないぞ?」
服の損傷程度なら経済的にはきついかも知れないが、まだマシなのでそうフォローする

「そういえば名乗っていなかったな、俺は今西 光牙、好きに呼んでくれてかまわないぞ?」
そういった後
「伊吹と凛、どっちで呼んだほうが言いか?」と、聞いてみる
310伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 22:31:29 ID:ueu1B10c
『そうか、大変だな……だが、身体に傷がつくよりはマシかもしれないぞ?』

確かに彼の言うとおりだ。私は特別に身体を鍛えているわけではない。
何より、どれだけ鍛えた身体でも限界はある。人間は筋力では虎や獅子や熊には敵わない。
瞬発力の面においては、犬や猫にも劣る。妖魔に至っては、それ以上に特別で多彩な能力や
機能を有している。それをどうにか撃退するのは、知恵だったり経験だったり武器だったり人数だったりする。

「今西、さん、か。
 えっ?えっと・・・・・・・好きに呼んでくれていいけど・・・・・」

年上で、退魔師としても先輩だと思われるので「さん」付けでいいだろう。
それにしても、ああは答えたものの、いきなり名前で呼ばれるのは心臓に悪いので
名字の方がいいかも知れない。そうやって主張するのも子供っぽいので自粛するけど。

「今西さん、今日は仕事とかは?私は特に何もないんだけど・・・・・・
 えっと、ありつける仕事がないって言うべきかな。まだ新米だし・・・・・・」

それにしても、なかなか綺麗な顔をした人だなと思う。
当然のように身体は相当鍛えているようだけど。
顔に傷を持つ退魔師を知っているけど、斬られる前に斬るんだろうな、と勝手な想像をする。




311今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2007/10/27(土) 22:42:27 ID:nwan/iSg
「そっか、じゃあ、凛と呼ばせてもらおうか」
そう言ってこの男には珍しく柔らかく笑う

「こっちも空いているな、まあ、妖魔が現れたら切るだけだからな」
そう言って目に刃のような輝きを秘めながらそう応える

「俺には、それくらいしか取り柄がないからな、術とかは使えない以上退治ぐらいしか動ける物がない」
そう言って苦笑しながら
「だが、休めるときは休んでいた方がいいぞ、こんな仕事だからな」
凛の頭に軽く触れる
312伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 22:52:43 ID:ueu1B10c
・・・・・・危惧していたことが命中してしまった。悪い予感は現実になるものなんだね。
まあ相手だって親しみを篭めて言ってくれてるわけだし、別にいいけどさ。
けど子供扱いされてる気もするんだけどね。実際まだ子供なんだけど。
・・・・・・そう言えば、あの人たちもこんな感じで接してくれたっけ。懐かしいな。

「この街も、最近は物騒だしね」

退魔師になって知ったことだが、この街――風見ヶ原・白清・水ヶ瀬――は
妖魔が頻繁に出現する土地らしい。そして最近では、更にその出現率が増加しているらしい。
斬鬼衆や、他の退魔組織がいるお陰で、大規模な災害は未然に防がれているらしいが。

「ん、えっと・・・・・・そうだね、うん」

自然に間合いを詰められて、頭を軽く撫でられた。本当に自然だったので反応が遅れた。
だから、狼狽しつつ、身を退きながら生返事。流石はプロ。間合いの潰し方が上手い。
それとも私の反射が鈍いだけ?

「今西さんは、どっか組織とか入ってる人?
 私はフリー・・・・・・というのもおこがましいけど・・・・・・・」

矛先を変えるべく質問する。
313今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2007/10/27(土) 23:01:37 ID:nwan/iSg
「フリーだな。最近この辺りに来たのでな。」

「我流の退魔師だからな、後ろ盾がない代わりにどこからも使い勝手のいい前衛として戦っている」
微かな嘘を交えながらそう言って

「まあ、凛は異能をもってるからな、いろいろあるかも知れんが、それを理解して組織に迎え入れてくれる人もいるかもな」
そう言いながら
「……若いのに一人では大変ではないか?俺はなれてるが……」
314伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 23:13:28 ID:ueu1B10c
「ああ、流離の退魔師なんだ、凄いねそれは」

偽りの無い賛辞だった。
居場所を定めず、己の腕のみを頼りに生きてゆく。
それはまるで、西部劇に登場する孤高のガンマン。
或いは時代劇に登場する義侠の侍。
それを実践するには相当の実力と胆力が必要で。
そんな彼が我流なはずもなく、何処かで正式な修行を受けたに決まっている。
まあ、初対面も同然の私にアレコレ喋る方がどうかしている。この辺もプロらしいというべきか。

「ああ・・・・・・・そうだね、そんな人たちも、きっといると思う」

例えば私を助けて、家族同然に接してくれたあの人達。
迷惑をかけるのが嫌で、誘いを蹴って一人で活動しているけど。
もう一人――この間出会った半妖の九尾真里。
私に精一杯の言葉をくれた少女。機会があったらまた会いたいと思った。

「ん・・・・・・私も慣れてるから・・・・・・・」

この身に溶け込んだ異界の風の化身。その力を完全に制御することは、まだできない。
本音では寂しいけど、私の暴走に巻き込んでしまうよりは、離れていた方がいい。
だから本当は、この人とも一定以上に距離を詰めたくはない。
だって、今の私では誰も受け入れられないから。
自分を受け入れてくれる人なら、尚更迷惑を掛けたくなかった。
・・・・・・この力を、完全に制御できる日は来るんだろうか。


【ごめん、そろそろキツイから、〆る方向に持っていっていいかな?】
315今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2007/10/27(土) 23:19:19 ID:nwan/iSg
「……仲間は必要だぞ?俺もフリーだが、決して仲間と呼べる人間が居ないわけではない」
どこか諭すようにそう言う

「信じられる人間がいるのなら、背中を預けてみるのも一興だぞ?」
そう言って暫く歩いたところで

「さて、俺はこれから行かなければならないところがあるから、またな?」
そう言って、凛に背を向けて歩き出したところで
ふと、後ろを振り返って
「……無理はするなよ、困ったらいつでも頼っていいぞ?」
と、声をかけた

【はいーでは、こんな感じで】
316伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/27(土) 23:25:51 ID:ueu1B10c
何だかんだで長い立ち話だった。会計を済ませて、その店を後にする。
彼が去り際に言った言葉が、頭の何処かに引っ掛かっている。

仲間。信じられる人。
そんな人たちがいないわけではない。
けれど、そんな人達ばかりでもないのは事実。
差別。所属意識。縄張り意識。意識の断絶。人間と妖魔の境界線。
昼と夜の狭間で命と魂を賭して戦う私たちだからこそ、起こりえる軋轢や問題。

「――強くならないとね・・・・・・・」

今より強くなれば、誰かを受け入れることもできるはず。
誰かを助けて、誰かを守って、誰かのために戦って。
いつかはそんな日も来るかも知れない。だから今はそう信じて戦おう。


【ありがとう、今日はこれでノシ】
317伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/28(日) 13:35:32 ID:eTG+CxxN
【連日だけど待機・・・・・・・・】
318名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 14:19:12 ID:b92AXeXV
【こんにちは。】
【お相手願えます?】
319伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/28(日) 14:22:40 ID:eTG+CxxN
【ああ、よかった、誰か来て】
【私でよければ、こちらからお願いしたいけど】
【どんなロールをしたいか言って欲しい】
【十全に応えられるかはわからないけど、努力はする】
320名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 14:27:38 ID:b92AXeXV
【そうですね…】
【そちらのプロフを拝見しました。】
【せっかくだからこの敗北後(ry】
321伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/28(日) 14:30:46 ID:eTG+CxxN
【暴走して力を使い果たすor敗北後・・・・・・かな】
【そちらはやっぱり妖魔で?】
【妖魔だったら私敗北したら殺されるor喰われるだと思うけど】
322有樹女 ◆h/7kQro5.c :2007/10/28(日) 14:35:47 ID:b92AXeXV
【某M嬢さんが苦労してんのもそこなんだよね】
【いかにリセットしないで…っていう。】
【まあこんな責めキャラなんで大丈夫かと】
【プロフ見て頂ければ…】
323伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/28(日) 14:39:02 ID:eTG+CxxN
【キャラハンの人なら最初から(ry】
【そちらは初ロールですか・・・・・・・】
【無理にエロールせず、対戦でいいと思ったけど】
324名無しさん@ピンキー:2007/10/28(日) 14:48:55 ID:b92AXeXV
【久々過ぎて忘れてたんですよね(汗】
325伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/28(日) 14:51:07 ID:eTG+CxxN
【ちょっと、意味がわからないけど・・・・・・・】
【とりあえず、ロールしてみます?】
326伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/10/28(日) 15:11:03 ID:eTG+CxxN
【落ちたのかな・・・・・・】
【私も今日はこれで】
327伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/01(木) 19:45:15 ID:iSHhkO3B
待機してる・・・・・・
雑談希望かな。ロールはちょっと無理かも。
328伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/01(木) 20:24:17 ID:iSHhkO3B
少し早いけど、今日はこれで・・・・・・
329名無しさん@ピンキー:2007/11/01(木) 23:08:55 ID:gSv3SWvu
>>328
今日はたまたま運がなかったけど、めげずに待機してくれ。
330九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 20:30:05 ID:TYRs3sp+
こばこば〜、九尾真理ちゃんでっす♪ ……さ〜て、誰か来るかなぁ?

【22:00まで待機しますね】
【例によってお気軽にお話しましょ】
331御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 20:54:57 ID:GPpvEim2
というわけで・・・・・・・まあロールでも雑談でもなんでもいいが。
向こうで話し相手が一時退席したんでな。
332九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 21:01:19 ID:TYRs3sp+
ふむ、誰かと思えば君じゃないか。
今夜は名無しさんカモーンな気分だけど、来ないならしょうがないよね。
……とりあえずは雑談路線?
333御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 21:04:37 ID:GPpvEim2
途中で名無しがロール希望と言ってくれれば退くけどな。
まあとりあえず雑談路線でいくか・・・・・・・
向こうで話していたんだが、海外旅行するならどの辺がいいもんだろうか。
何処へ行っても妖魔やら巨大怪獣やらが出てきそうなんで少し鬱になった。
334九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 21:08:10 ID:TYRs3sp+
ん〜、あたしには海外なんて良くわかんないけど、行ってみたいのは中国とかインドあたりかな?
なんかルーツがありそうな気がするし。

妖魔はともかく、巨大怪獣はあたし達の管轄外だよねぇ……
335御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 21:13:30 ID:GPpvEim2
インドに中国か。山の中に隠遁してる修行者に興味があるな。
中国は気功の本場だから一度行ってみたいぜ。

巨大な妖魔も怪獣も実質大差ない気がするんだが。
まあ映画に出てくるようなのはもう光の巨人に任せるしかないが。
じゃなきゃスーパーロボットとか。
336九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 21:19:03 ID:TYRs3sp+
あたしは美味しい料理が食べたいなぁ。
北京ダックにフカヒレの姿煮、金華ハムに燕の巣……(じゅるり
あぁ〜ん、なんだかお腹が空いたよ〜!

ってゆーかそういう思考に行き着くよっしーがわりと意味フメー。
男の子ってみんなそんななの?
337御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 21:23:50 ID:GPpvEim2
ルーツ探しはどうした牛娘。
色気より食い気がどうとか言う気はないが。

さあな、他の連中がどうかは知らないが。だが無駄に過酷な日々を
送っているとどうしても思考がそっち寄りになるのは否めない。
いっそ何もかも纏めて解決してくれるような便利なヒーローがいればそれに
越したことは無いが、現実問題として妖魔が出れば現地の俺らが戦うしかないわけだ。
338九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 21:30:28 ID:TYRs3sp+
む、何でいちいち突っかかるかなぁ。腹が減っては戦が出来ぬって言うでしょ?
腹ごしらえしてから色々祠とか回るつもりなのっ!
(頬を紅潮させて)

……それって、現実逃避とか悲観主義の一環?
ヒーローの話は伊吹さんがこの前してたけど、そんなの居ないから
あたし達が必死になって頑張ってるんだと思うなぁ。
旅先なら現地の退魔師も居るんじゃない?
その場に出くわしたあたし達の方が臨機応変に対応できるんだろうけど。
339御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 21:37:37 ID:GPpvEim2
やはり半妖ともなると、自分の出自が気になるものか。
しかし遺跡巡りとかするならそれ以前に様々な知識が必要だと思う。

ヒーローなんて所詮は偶像に過ぎない。だから俺らがやるしかない。
力を持つ者の義務とか使命じゃなくて、確固たる意思で。
生粋の退魔士なんて一握りで、後は後天的覚醒者か訓練で力身につけた
者が殆どなんだから、まあその確固たる意志がないと始めようもないけどな。
――まあ、全国規模だしな、天洸院。海外にも退魔士じゃなくてもハンターは
いだろうし・・・・・・・現場に遭遇すれば戦うしかないが。

こんな時間だが、誰も来ないな。
そちらさえよければロールがしたいがどうする?
340九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 21:45:06 ID:TYRs3sp+
あたし自身の、って言うよりは父方の、だけどね。
少なくとも日本にずっと昔から居たわけでもないだろうし。
ちなみに母さんの家は代々神職だったみたい。
あぁ、それはだいじょーぶ。大体ニオイでなんとかなるから。

確固たる意思……かぁ。あたしにそれはあるのかな?


さっきも言ったけど、名無しさんとロールしたいなぁ……
それに、あっちは放っておいてもいいの?話してたんでしょ?
341御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 21:48:51 ID:GPpvEim2
・・・・・鬼は古墳を通じて地底の底から人間界に現れたって
話を聞いたことがあるな。まあその「鬼」が地獄の鬼なのか
怨恨の果てに鬼に成り果てた人間なのかは知らないが。


じゃあ仕方ないな。向こうはまあ気にしなくてもいい。
向こうもロール抱えてるし、しかも相手が顔を見せないし。
何やら今夜は流れそうな気配だな。
342九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 21:59:22 ID:TYRs3sp+
まあオヤジの家系?は元々地獄の住人のはずだから、
厳密にはどういう経路で日本に渡ってきたのか、が知りたいわけだけど。
どこで地上に出て、どんなルートで来たのか。
多分朝鮮経由だとは思うんだけど……

ごめんね、よっしーには次に会ったときイイことしたげるから♪
……それにしても、予定が立たないお相手だと辛いよねぇ。
343御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 22:04:44 ID:GPpvEim2
仏教が伝来してきたインドあたりも怪しいが。
地獄の鬼は落ちて来た罪人を責める役割を持っているわけで
別段人を食うってわけじゃないんだな。閻魔の手下なわけだし。

イイコトはしなくても良いが。血飛沫舞う殺し合いの方が好みだし。
確かに。まあキャラハン相手相手に凍結しても、同様のことが起きるな。
長期来れない者も中にはいるわけだし。
344九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 22:12:36 ID:TYRs3sp+
そーそー、だからその辺りを歩いてみたいんだー。
どこかに何かの痕跡が残ってるとは思うんだよね。彫刻とか像とかさ。
人喰いじゃないけど、見た目は普通の人間とは違うし。
それだけで恐れられ排斥された結果が日本移住だったのかもね。

でも、よっしーと殺しあうのも出来れば勘弁だなぁ。
あるいは展開次第でそういう場面に出くわすかもしれないけどね。
まあ、その場合一方的にあたしがやられそうな予感がするけど……

忙しい人多いからねぇ。その辺りは何とも言えないかな。
たまにしか来られないような人とロールしてみたいとも思ってるんだけど。
345御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 22:19:31 ID:GPpvEim2
歴史的な面で考察するなら世界史を勉強しないとな。
あと考古学も必要か?それとも民俗学か?
何にしてもあらゆる角度からの調査と検証は必要だな。
大学とかだとその辺を自由気ままに調査できそうな気もする。
金と時間さえあれば・・・・・・

不思議空間に迷い込み、何故か暴走したお前と鉢合わせで
殺し合いというネタを考えていた。今の俺は少し甘いから何とか
宥めるべく奔走とか。あー、二番煎じとは言わないでくれ。

滅多に来ない人は本当に来ないからな。
まあそういう人たちもロールをしたがっているんだろうし、
機会は逃さないようにしないとな。
346九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 22:30:57 ID:TYRs3sp+
世界史ってゆーか東アジア史だけどね。でも、あたし世界史苦手なんだよなぁ……w
あんまり深く考えるってよりは、草野サンの番組みたく気軽に探りたいね。
何よりそこまでする時間もお金もないし。

あたしも似たような感じで考えてたかな。その先の展開が多分全然違うんだけど……
時によっしー、逆レイプとか許容できる?w
あっちじゃ聞けないから聞くけどさ。

最近見ない人が気になるよ。
ロールする機会は逃さないようにしなきゃね。
347御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 22:36:46 ID:GPpvEim2
知識の引き出しは多い方がいざという時助かると思うが、人には得手不得手が
あるからな。まあぶらぶらと気侭に旅してた方が楽しいに決まってるしさ。
俺も自由の身になったら世界を気侭に放浪してみようか。

此処で訊かれても大概反応に困るが・・・・・・(苦笑)
状況的に多分そっちが発情期モードで更に暴走モードという
それこそ鬼のような状態なんだろが・・・・・・・まあ偶にはいいか?
意識明瞭な状態の俺なら死に物狂いで抵抗するだろうけどな。
その辺も状況次第で封じられるし・・・・・・
348九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 22:46:25 ID:TYRs3sp+
遠回しにあたしのこと馬鹿にしてない?もしそうだったら怒るよ?
……旅は楽しいよね。一人でも複数でも。

了承と受け取りマスよ?(にやぁ
……まあ、実際にはそううまくいくかどうかは未知数だけど。
安易に行くなら純粋に力で上回るとか先に深手を負わせてるとか。
犬に噛まれたとでも思ってくれればいいんじゃない?浮気でもないし。
349御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 22:52:26 ID:GPpvEim2
いや、割と直接的にお前の適性を判断しただけで他意はない。
行って帰って来るなら旅行で、当てもなく帰るつもりがないのが旅か。
俺ややるなら後者だな。

異空間でお互いに精神状態が不安定で、まともに思考が紡げない
とかならギリギリセーフっぽいが・・・・・・・正気に戻った後が個人的に
地獄なんだが、主に俺にとって。
350九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 22:59:40 ID:TYRs3sp+
あー絶対馬鹿にしてるー、胸が大きいからって馬鹿だとは限らないんだぞー?
(ぷんすか怒りながらぽかぽか義虎を叩く)
旅行には目的があって、旅にはないのかもね。
旅するにはまだ世慣れてないし、あと10年くらい経ってからかな。

あんまりネタばらししても面白くないけど……
こちらの前提として、少なくともあたしは明確には意識の無い状態を想定してるかな。
よっしーの意識の有無に関係なく無理やり事に及ぼうとする感じ。
……ま、その辺りはあたしには関係ないし〜
351御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 23:04:50 ID:GPpvEim2
いや、精々その親戚くらいだろ。
(ペシペシと掌で攻撃を受け止めつつ)
旅行は観光と同義だろう。だが、旅には形にできる目的はないだろう。
まあ人生そのものが当てのない旅とも言えるがな。

まあその辺が許容範囲だろう。少なくとも自由意志みたいな
ものがあるならそれこそ死に物狂いで抵抗するだろうし。
そして死刑宣告かそれは。お前はアイツの嫉妬深さを知らないから
そんなことが言えるんだ(ガクガクブルブル)
しかし、やはり愛のある交わりを欲するのは人間のサガなのかな。
352九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 23:13:38 ID:TYRs3sp+
……まあ、勉強は全般的にあんまり得意じゃないよ確かに。
(俯いて叩くのを止め)

じゃあ、その路線でシナリオ考えとくよ。そんときはヨロシク。
知らぬが仏、ってね♪まあよっしーがそんだけ怯えるってことは相当なんだろうけど。
でもあたしは鉢合わせしなきゃ関係ないもんね〜w
相手をいとおしく思うのは理性の為せる業なんじゃないかなぁと思うよ。
なんだかあたしらしくない言い草だけどね。
353御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/02(金) 23:19:35 ID:GPpvEim2
安心しろ、退魔士として生計立てるなら勉学はそこまで必要じゃない。
まあ最低限度必要なのは変わらないが、会計役の仲間がいればその
問題もクリアーできるし。

・・・・もし三行半突きつけられたら、俺はお前をコロス。
理性なのか本能なのか、愛情ってのは性欲が入り混じってるから
判別しづらいんだよな。上手くいかないカップルの原因の大半はその辺の
擦れ違いなのかもな・・・・・・

さて、今夜はこれにてノシ
354九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/02(金) 23:30:36 ID:TYRs3sp+
うぅ……慰められてるような気がしないよ……
でも大丈夫!これから勉強頑張れば何とかなる!はず!!

あはは……きっと大丈夫だと思うよ……(汗
性欲の混じらぬ愛もあります!神の愛がそれですね。
愛は本来崇高なもので……(ry

よっしーお疲れ様。
結局名無しさん来なかったなぁ……やっぱりキャラハン同士が話してると
割り込みにくいのかな?う〜ん……Zzz
(いつの間にか寝息を立て始める)


【こちらも落ちますね。では皆様お休みなさいノシ】
355伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/03(土) 15:51:45 ID:vPNNbNvo
【こんな時間だけど待機・・・・・・】
【一時間程度待機するつもり・・・・・・】
356伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/03(土) 16:45:47 ID:vPNNbNvo
【時間帯が悪いみたい・・・・・】
【それじゃあまたノシ】
357烏堂竜樹 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/04(日) 16:59:57 ID:/c4Sa8Qn
【名前】烏堂 竜樹 (うどう たつき)
【年齢】 16歳
【性別】 女
【サイド】退魔師
【種族】半妖
【組織】烏堂探偵事務所
【サイズ】身長160cm 体重50sB84/W54/H81
【容姿】中国系の顔立ち・瞳の色は翡翠・髪はプラチナブロンド
袖の大きいチャイナドレスを好んで着る
【得意】媚薬攻め・百合(責め)和姦など
【能力】 身軽さ・素早さ・体内で精製される体液(毒にも薬にもなる)
【武器】二振りの柳葉刀と暗器(針や鋼糸など)
【NG】排泄(小までなら可)切断・猟奇・洗脳・隷属など
【弱点】 防御力の低さ・聖句やお経など聞くと無力化する。
【備考】
半妖の少女。 まだ物心ついてない頃、捨て子だった所を退魔師である
烏堂夫婦に拾われ今日に至る。戸籍や外見の問題もあり、学校には通っていない。
現在では探偵事務所の一員として日夜街を徘徊し依頼を解決している。
彼女自身は気分屋で、一人で過ごすことを苦としないが、身内には遠慮なく甘えるという
側面も持っている。発作的に発情する事もあり処女ではない。

烏堂探偵事務所の変わっているところは、妖魔・幽霊絡みの非常識な依頼を受けている
ことにあり、法月退魔師事務所は謂わば商売敵である(悪い印象は持っていない)
所長の烏堂夫婦は半妖でも妖魔でも敵意のない者は殺さないタイプである。
一時期助けた伊吹凛の面倒を見ていた。事務所は新都の繁華街裏の雑居ビルニ階。

セカンドキャラだけどよろしくね♪
358烏堂竜樹 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/04(日) 17:06:23 ID:/c4Sa8Qn
今晩にでもまた来るねー♪
359伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/04(日) 19:53:21 ID:/c4Sa8Qn
・・・・・・勢いでセカンドキャラ投下したけど、推考が足りないから
暫くは私がメインで活動する。
じゃあ少しだけ待機・・・・・・・
360伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/04(日) 20:24:03 ID:/c4Sa8Qn
・・・・・・・少し早いけど、これで。
361伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/05(月) 20:40:02 ID:Rp6a3DRA
今夜もこっちで待機・・・・・・
雑談でもいいよ。
362名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 20:57:50 ID:4HsG6FoF
勢いにせよ、いきなりセカンドキャラを投下したのは何故?
凛ちゃんは動かしにくかった?
363伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/05(月) 20:59:28 ID:Rp6a3DRA
・・・・・・・いや、エロールをね・・・・・・・『性に対して奔放な女の子』なら
持ち込みやすいかと・・・・・・・うん、私性格的に持ち込み難いからさ・・・・・・
時間がかかると思うんだよね、きっと。
364名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 21:03:47 ID:4HsG6FoF
少し前にも逆だけど似たような悩みを持った娘がいたよ。
エロ重視でもストーリー重視でもやりたいようにやればいい。
エロールに持ち込めるかどうかはぶっちゃけ相手役の技量次第だし。
365伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/05(月) 21:08:34 ID:Rp6a3DRA
・・・・・・場所柄考えたら全くエロ無しっていうのもどうかと思うよ。
私は名無しさんの相手を主にするつもりだったんだけど・・・・・・
この性格だとどうしても一期一絵的にエロールするのは難しいしね。
だから・・・・・というのもなんだけど敗北後陵辱があるんだけど・・・・・・
けど本音としては手順を踏んで欲しいって部分もある。矛盾してるよね。
366名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 21:14:14 ID:4HsG6FoF
ロールに入るときまたは待機中にその旨書いておくのもひとつの手かもね。
まあエッチしたいってのっけからいうのは抵抗あるかもしれないけど・・・
よくある手順としては簡単にバトル→敗北後のお楽しみ、って流れだけど、
結構これでも時間がかかるのが難点か。
ロールしてる二人が必要な手順だと考えていればそれはそれでいいんじゃないかな。
367伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/05(月) 21:17:41 ID:Rp6a3DRA
まあ、これでも女の子だからね。やっぱり抵抗はある、かな苦笑)
ここの人達の形式だと軽く三時間越えて四時間、五時間いくからね。
私は平気、だと思うけど、名無しさんはキツイんじゃないかな。
そういう問題も確かにあるよね。その場で気軽にセッションというのが
理想だけど、難しいかもね。
368名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 21:22:22 ID:4HsG6FoF
ま、そりゃそっか。
みんな色々と凝った描写とかしたがるからね。
その分時間がかかるのは仕方がないというか……w
そんな覚悟みたいなものがある人は声かけるんじゃないのかな。
あんまりいないみたいだけど。
そうだね、こんな雑談からロールに入るのは最近あんまり見ないし。
凛ちゃんはそういうのが希望かな?
369伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/05(月) 21:25:58 ID:Rp6a3DRA
ここがピンクな場所だってこと忘れるくらい濃い文章だよね・・・・・・・
だからそういう趣味のある人が集まるんだろうね。
私もその一人だけど・・・・・・・

ああ、別に私はどっちでもいいんだよ。雑談だけでも、いきなりロールでも。
こっちで雑談してるのは「専用板を使用するのは閉鎖的だ」という意見が
あるから、私くらいはこっちで雑談してもいいかなって。
それに、その方が人が声掛けやすいと思うしね。
370名無しさん@ピンキー:2007/11/05(月) 21:34:38 ID:4HsG6FoF
善し悪しな部分だと思うけど、読み応えはある。
個人的にはもっと気軽に考えてくれるといいとも思うんだけどね・・・

なるほど、じゃあ今度はいきなり持ちかけてみようかな〜なんて。
悲しいことに人が少ないから、こうしてどんどん待機してくれると
名無しとしてもうれしい。確かに声かけやすいし。
空振りも多いと思うけど頑張ってね!




さて、短い時間だったけどお付き合い頂きどうもありがとう。
所用があるので失礼するけど・・・誰かに会えることを期待してるよ。
それじゃ!
(去り際に胸を揉んでいく)
371伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/05(月) 21:36:58 ID:Rp6a3DRA
ありがとう、私も私なりに頑張ってみ・・・・・
ったく、素早いな・・・・・
(やや赤面しつつ胸を押さえて)
じゃあ、切がいいから今夜はこれで・・・・・・
372九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/06(火) 21:31:46 ID:PArGcoNr
【一時間ほど待機するよ】
【本格的ロールだと凍結前提かも……】
373名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:27:37 ID:pFro23IN
雑談でもいいじゃないか。
お題つ【最近気になることについて】
374九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/06(火) 22:31:30 ID:PArGcoNr
わっ、こんばんわぁ〜。もう帰ろうかと思ってたよ。
もちろん雑談も歓迎だよっ♪

最近気になること、ねぇ……
なんだか妖魔が増えてることと、よっしーのことが気になる……かも。
375名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:34:24 ID:pFro23IN
書き込みの時間みたら9時半に待機してたんだね。
いや、仕事がなかなか終わらなくてさ。
まあこっちのことはどうでもいいとして。

妖魔キャラがじゃなくて世界観的に増えたって意味ね。
某金髪氏はまあアレなお人ですから気にしても仕方ないかなw
いや、悪い意味ではなくて。
俺としては最近よく待機してる凛ちゃんが気になるかな。
いいねーああいう子。優しくしてあげたいかも。
376九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/06(火) 22:41:07 ID:PArGcoNr
お仕事お疲れ様です♪
そんな疲れを癒すには、この包み込むような愛が……なんちゃって。
(名無しさんの背後から当ててみるw)

そーゆーことだね。キャラ自体は増えてるわけでもないし。
まあ……どうも女の子に縁があるみたいだし?(苦笑
とりあえず修羅場ってみようかな〜とか思ってたり思ってなかったり。
伊吹さん、人気あるよねぇ。名無しさんはあーゆータイプが好み?
悲しみを癒してあげられればその先に待っているのはきっと……ね。
377名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:46:18 ID:pFro23IN
当たってるんですけど、背中に柔らかいものが。
そして真理ちゃんは「あててんのよー」とか言う。

ぶっきら棒だけど寂しがり屋というのがツボだね。
あと、変に捻くれたのが多いこのスレで珍しく純朴というか
純粋に誰かを助けたいと必死に頑張ってるのもポイント高いね。
いや、真理ちゃんもある意味似たタイプなのかな。
此処の人達ツンデレ闘争狂だったり知的に見えてMだったり
総受けMだったりネタキャラだったりそんなのばっかりだしw
378九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/06(火) 22:52:32 ID:PArGcoNr
本当は頭を挟んでマッサージ♪とか面白そうだと思ってるんだけど、
流石にそれはアレだから当ててんのよ、うりうり♪
(自分の体を左右に揺すってみる)

なるほどぉ……ふむふむ。
(なにやら感心したように頷きながら)
変にねじくれてるのは、お約束から一歩外れてみようと試行錯誤した結果だと思うけどね?
まあ結果的にはそう見えてるのだから失敗なんでしょ。
……とにかく、まだフリーだから狙い目だよね、頑張れ♪
379名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 22:56:43 ID:pFro23IN
それなんてソープランド?
この歳でそんな動きを覚えているとは・・・・・
真理・・・・・恐ろしい子っ・・・・!

そのひねくれ具合が個性だと思うんだが。
まあ好きだよここのキャラハンたちは。
しかし名無しが一期一絵でアレなことするのも
実際難しいよね。キャラハンでトライしてみるか?
純愛路線で行くならそれがベストなんだろうけどね。
380九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/06(火) 23:02:56 ID:PArGcoNr
ふっふーん、この年頃の娘は意外と耳年増だったりするのですよー?
むしろえっちしてるのがステータスだったりするし。
ま、そんな白目で驚いてないでゆったり癒されてちょうだいな♪

そう言ってもらえると外も中もうれしいかな。
確かに難しいよね。捨てハン付きだとちょっとだけやりやすそうだけど……
純愛路線は名無し・キャラハン問わず段階踏みたい人も多いだろうし。
その意味で先人は尊敬しちゃったりするのですよ。
381名無しさん@ピンキー:2007/11/06(火) 23:08:55 ID:pFro23IN
まあ風紀の乱れがどうとかは言わないがね、
援助交際だのなんだのはやめておいた方がいいな。
好きな人とえっちするから気持ちいいんであってそれを
売り物にしてはいかんと思うんだよね。

気軽に楽しめるのをみんな目指してるけど、
濃い文章によるロールもここの特徴だから
それは捨てないでほしいな。

では、明日も早いのでこれにてノシ
382九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/06(火) 23:18:12 ID:PArGcoNr
あ、それはだいじょーぶだいじょーぶ。
なんせウチは両親がそんなこと許してくれませんからw
みだりに姦淫するのも本当は避けたいところだし。スレの性質上難しいけど……w

そうだね、その辺りもここの特徴だし。
あたしとしてはどっちもできるスレになってくれればいいかなーって思うよ。
気楽に参加できて、濃いロールもできるのが理想かな。

付き合ってくれてありがとう、お休み〜ノシ
……あたしもそろそろ帰ろっと。

【落ちますね】
383伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/07(水) 19:37:00 ID:pnw/gjsk
じゃあ今夜も待機するよ。
雑談でもロールでもいいけど・・・・・・
ロールするなら凍結前提かもね。
384エロ妖魔:2007/11/07(水) 19:51:30 ID:P/vAmtFE
ウケケッ、姉ちゃん良い乳してんなぁ・・・・・
(突然目の前に現れ、凛の胸をぐにゅっと揉んでニタリと笑うと)
おっとヤられちゃたまらんから、さっさとおさらばするか。
(そのまま風の様に飛んで逃げ去る)

【時間無いので声かけだけでも。良い人来るといいね】
385伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/07(水) 19:53:10 ID:pnw/gjsk
・・・・・・・・妖魔って人間に欲情するのかな?
いや、するのもいるんだけど・・・・・なんでかしら(赤面)
386伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/07(水) 20:24:00 ID:pnw/gjsk
ごめん、少し用事ができたから、また・・・・・・・
387佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 20:25:58 ID:xzIxVTvn
【さて、久し振りにこちらで待機してみましょうか。
 どなたでもどーぞ、お気軽に声をかけてください】
388名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:48:46 ID:F1BciM2s
微妙にレアキャラの人だーw
元気してる?
389佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 20:52:17 ID:xzIxVTvn
>>338
ええ、まあ。色々ありますが、取りあえずは元気にやってますよ。
……ま、あちらばかり引き篭ってもいけませんし、たまには外の空気を吸わないと。
うんうん。
390名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 20:55:19 ID:F1BciM2s
それならいいんだ。あっちでもこっちでも顔を見られるのは嬉しいから。
……で、優希タン的に凛タンはどうよ?
391佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 21:05:09 ID:xzIxVTvn
>>390
あはは、そう言って貰えるのはお世辞でも嬉しいですね。
凛さん……ですか?
さて…まだ一度も話したことがありませんからね。
何とも言えませんが……まあ、どちらにしろ本スレで頑張ってくださってるようですし、
私も負けてられません、というのが、今のところの感想でしょうか?
392名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:08:55 ID:F1BciM2s
お世辞だなんてとんでもない。
一皮剥けた優希タンのロールに期待しておりますですよ。

さすがに相手を知らずして食指は伸びないか……w
ともかく負けないように意地を見せてもらいたいね。
393佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 21:12:12 ID:xzIxVTvn
>>392
期待に添えられるかどうかは分かりませんが、
自分に出来ることをやるまでですっ。…まあ、尤も、それしかないんですけどね。
(苦笑を浮かべて、軽く肩を竦ませて)

あはは…そうですね。
……それに、あまり言葉にするとまたエロインなどと不名誉な称号がついてしまいますしね。
394名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:20:51 ID:F1BciM2s
Do your best.ってことですな。
そのためにはまず待機、次にお相手が必要なわけですが。
今宵優希タンはお時間取れそうかな?

や、初代エロインの称号は優希タンの頭上に燦然と輝く金字塔でしょ?
……などと思ってしまうのはファンの贔屓目かなw
395佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 21:23:17 ID:xzIxVTvn
>>394
そうですね。待機できる機会は増やそうと思います。
…もっとも、予定は未定ということで、どれだけ増やすことができるか分かりませんが。
…眠気次第ですね。おそらく、最大で取れても0時過ぎぐらいまでですね。

そんな金字塔、のしをつけて誰かにくれてやります。
むしろ、そんな贔屓目は捨ててください。
私よりも相応しい人がいるでしょう? 某魔女とか。
396名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:29:35 ID:F1BciM2s
ふむ、結構厳しいなぁ……どうしようか。凍結とかになっても大丈夫そう?

優希タンがそう言うのなら……
や、あの人は茶目っ気に溢れてるだけだと思うなw
397佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 21:32:22 ID:xzIxVTvn
……うーん。次はいつ来られるか分かりませんしね…。
こんなことなら、もっと早くに待機しておけばよかったでしょうか…?
むぅ、しかし、このチャンスを失うのも、惜しいですし…はてさて。

……。
そ、そうですか? …エッチの回数だけで言えばあの人の方が上だと思いますけど。
398伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/08(木) 21:33:32 ID:H9ZAEoWm
・・・・・や、どうも。
初めまして、かな。
399名無しさん@ピンキー:2007/11/08(木) 21:40:11 ID:F1BciM2s
>>397
んー……
(と、背後から来る>>398の気配に気付き)
名無しよりもっと適任っぽい人が来たからここは退く事にしようかな。

エッチの回数で決まるものでもないでしょう。
個人的には優希タンに似合ってると思うんだけどなぁ……w

>>398
こんばんは、噂をすれば何とやら、だね。
頻繁に待機してくれてるようでありがたい。



そんな訳でROMに戻りますね。
ではではノシ
400佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 21:49:08 ID:xzIxVTvn
>>398
ええ、どうもはじめまして。
――佐々木優希と言います、どうぞお見知りおきを。
(軽く微笑んで、ひらひらと手を振る)
まあ、先ほど言いましたが時間が限られてますがどうぞよろしくお願いします。

>>399
別に退くことはないのに……。

折角声をかけてくださいましたのに。お気持ちは嬉しいですけど。
……また待機した際には声をかけてくださいね?
今度こそ、きちんと時間が取れるように計らいますので。

……ううっ、そのイメージを早く払拭したいものです。
いえ、そのエッチ自体は嫌いじゃないですけど……。
401伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/08(木) 21:51:51 ID:H9ZAEoWm
>399
・・・賑やかだったから、つい。戻らなくても、一緒に雑談してて
もいいと思うけど。こういう機会は滅多に無いし・・・・・・・

>400
噂は色々と聞いてるよ。私は伊吹凛、よろしく。
(軽く会釈してみせる)
・・・・・エッチが嫌いじゃないとか、凄いこというよね(苦笑)
本音はどうあれ、一応否定するくらいはした方が・・・・・ね?
402佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 22:00:46 ID:xzIxVTvn
>>401
う……どういう噂ですか……。
いえ、あ、その……まあ、仮にも此処はそういう場所ですし、
今更否定しても仕方が無いかと……今までそういうことをしてきたのも事実ですし。
…建前なんてここでは通用しない…ってことですね。はぁぁ…。
403伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/08(木) 22:05:28 ID:H9ZAEoWm
>402
・・・・・・・うん、まあ、私の口からは・・・・・ね。
(少し気まずそうに視線を逸らす)
退魔師とは言え女の子なんだから、建前だけでも・・・・・・
いや、建前だけじゃなくてもそういう軽率な発言は、それこそイメージが
定着しちゃうしね、うん。私も退魔師やってて、女らしさが削られてるなーとは思うけど、
佐々木さんは可愛らしさがあるから、大事にした方がいいよ。
404佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/08(木) 22:12:39 ID:xzIxVTvn
>>403
…まあ、一度定着してしまったイメージを払拭することは難しいわけで……
しかも、あながち嘘でもないところから、余計に……
いえ、まあ……流石にロールと雑談ではちゃんと分別してますけどね。
可愛らしさ、ですか。…私には全く無縁の言葉だと思いますけど……
まあ、女らしさという意味では、その定義は人によって様々ですからね。
自分が自分らしいと思えばそれでいいんじゃないでしょうか?

他人からの評価なんて、気にしてたらきりがないですし。
……きりがないって分かっていても、割り切れないんですけどねぇ。

…と、なんだか、思ったよりも早く眠気が訪れたので、私はここで失礼します。
中途半端な形になってしまってすみません…。またいずれお会い致しましょうノシ
405伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/08(木) 22:16:12 ID:H9ZAEoWm
>404
初期から居るから、ね。まあ無理して払拭しなくてもいいけど・・・・・
そうやってちゃんと分別ができていれば、うん。
佐々木さんは私から見たら充分可愛いと思うよ。
私は、細かい手入れもしてないし、何よりこれがね・・・・・
(左眼を覆う眼帯を抑える)

・・・・・そうやって割り切れるところは流石だと思うな。
私もそういう前向きなところを見習いたいと思うよ。

うん、お疲れさま。
私も今夜はこれでノシ
406九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/09(金) 21:20:15 ID:bJ5eYvKn
こんばんわぁ、今夜も失礼するねっ!

【待機します。ロールする場合のリミットは、明日朝早いので0:00頃までで】
407御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/09(金) 22:03:47 ID:z5cd+IKs
今日は日が悪いようだな。
暇だし雑談でもするか?
408九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/09(金) 22:07:28 ID:bJ5eYvKn
>>407
今夜はこっちもあまり長居はできないし、微妙だったかも。
……やっぱりageた方がいいのかな?

ROMってる人がいたらどんどん話しかけてね〜
409御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/09(金) 22:09:52 ID:z5cd+IKs
・・・一応、お前に誰か話しかけるの待ってたんだがな。
来ないときは徹底的に誰も来ないのが特徴とも言える。
まあ、割り切る肝心だな。
410九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/09(金) 22:16:12 ID:bJ5eYvKn
タイムスタンプ見ればわかると思うけど、
こっちもよっしーの待機は把握してたからね。
……まあ、そんな日もあるってことで。金曜日の夜はみんな遊んでるのかな?

マリ(ア)、ヨハネが来ると次はペテロかな?w
411御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/09(金) 22:21:33 ID:z5cd+IKs
こう、相互で把握しあってて、しかしできるだけ不干渉でいようと
努力するのはなんというか、微妙な気分だな。
多分、今日までの疲れを癒してるんだろう。

横文字系統苦手なんで有名処から引っ張ってきたんだが。
ヨハンにするかヨハネにするか少し迷ったわけで、しかし
どっちも詳しくは知らないんで漢字で変換してよさそうな方を選んだんだが。
しかしペテロだったら漢字で表記するの変だし、難しいと思うが。
412九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/09(金) 22:28:56 ID:bJ5eYvKn
あちらに顔出すことも考えたんだけど、そうするとお話進めようかってなるかと思って。
大まかな流れは考えたんだけど、どこまでしようかとかオチをどうつけようかとか
考えてるうちにワケわかんなくなってきちゃった♪

まあ名付けのネタ元とかの話も面白いかもね。
あまり第三者にとって楽しいかどうかはわからないけど……
その難しいのを何とかするのが日本人でしょ?(意味不明
あと、背後の人が「長物取られたー」って悔しがってたから斧で殴っといた。
413御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/09(金) 22:35:08 ID:z5cd+IKs
まあ、そのネタは秘蔵してそのまま死蔵しても構わんぞ。
多分、お前の相手はネガティブ槍使いの方になるだろうし。
俺ばっかり出ずっぱりというのもな。

名前の元ネタか・・・・・・
俺のは「虎」、吸血鬼の方は「月」を付けたかったそうだ。
・・・無理を言うな。真泰(マタイ)とか夜伴(ヨハン)とかならギリギリだと思うが。
まだ薙刀が残ってるぞ。それと西洋の槍も。日本刀も実はいないよな。
414九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/09(金) 22:46:22 ID:bJ5eYvKn
やだやだやだ〜、よっしーと火遊び(意味的に不適切)するの〜!
それで恋人さんに泥棒猫呼ばわりとかされちゃったりして……w
出ずっぱりとか言うとアレだから。あたしとか。

まあ魔女の人は質問スレで答えたとおり、某小説と某ゲームのミックス。
あたしは初ロールで早速バラしちゃったけどシェンキェーヴィチの『クオ・ヴァディス』と
マグダラのマリア様かな。当て字は真理(しんり)も考えてこうなったとか。
男性やってみよーと考えてるとか。馬上槍も面白そうだけど、騎乗は非現実的だよね。
415御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/09(金) 22:54:44 ID:z5cd+IKs
いや、そんな俺個人にとっての地獄みたいなシチュエーションは
可能なら回避したいのが実情というものだが切実に。
やはり愛がないのは駄目だと思う今日この頃。
ああ、俺ばっかり色んな人とロールしてもな、って意味だよ。

「神よ、何処に」だったか。そっち系統は詳しくないんで間違ってるかも知れない。
そういや一神教徒だったか。異教徒と宗旨論とかやらねえかな。
いや、そういう乗れるような使い魔をオプションに付ければ可能だぞ。
馬でも狼でもそれ以外でも、結構あると思うぞ、種類。
416九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/09(金) 23:07:48 ID:bJ5eYvKn
……改めて調べてみたら案外不適切でもなかった。恥ずかしいなぁ。
陵辱に愛とかありませんよよっしー。大人しく逆レイプされてればいーのです。
(瞳に剣呑な光が一瞬宿り)
あー、そういう意味かぁ。

そそ、そんな感じそんな感じ。厳密にはドミネで主だからイエス様だけど。
結構深いネタだと活用しにくくてアレだけどね。
そんなに信仰に篤いわけでもないから宗教論争はできないし。
使い魔なんてものは魔女の用いるもので……
ま、オプションは考えてなくもないらしいけどね。
417御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/09(金) 23:17:42 ID:z5cd+IKs
・・・・・女に陵辱されてろ宣言されたのは生まれて初めてなんだがな。
無論男にも言われたことは無いが、ともかくやめておこう。
その代わり槍使いがもう骨の髄まで犯しつくしてやるそうだから。
しかしNGというものがあるが、NGに抵触しなければなんでもいいって
わけじゃないよな。限度があると思うんだが。

深い浅い以前に詳しくないから突っ込めないな。
そして異教徒とか言っても巫女くらいしかいないな、此処。
論争になるほど信心深い者もいないだろうし。
何より此処だと神様は基本邪神か禍ツ神だしな。
魔女でなくても、妖魔や悪魔を従属させたら、それは使い魔と言えるんじゃないのか?
418九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/09(金) 23:28:47 ID:bJ5eYvKn
……よっしーがいいのに(ボソ
それはともかく、本気で嫌がってるのを無理やりってのもシュミじゃないし
とりあえずはお蔵入りにしとこうかな。

名目上天洸院は仏教関連じゃないの?
まあ教義的にあえて対立はしないんだけど……日本人はその辺り寛容だし。
邪神系だけでなくて神の力を借りて奇跡を起こす的なネタも一応あるけどね。
まあ確かに。
419御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/09(金) 23:38:51 ID:z5cd+IKs
・・・・・・そんなに俺を地獄に落したいのか。
そしてそんな台詞は天音に言われたいと切実に思う。
まあもう少し関係が深まってある程度情が通じてる状態なら
やぶさかではないんだが・・・・・・・今更純愛派気取ってどうする俺。
ちなみにNG云々については俺個人が、というより一般論として聞いて
みたんだけどな。

大陸から渡ってきた妖魔撃退のノウハウを運用しているだけであって、
教義や信仰とは別物だと思うがな。それに現在では一神教徒の斬鬼衆
も存在するくらいだし。まあ、確かに寛容ではあるな。
その力の出自が違うってだけで、何か超越的な存在から力を借りて様々な
現象を引き起こしてるわけだからな、魔術師にしろ妖術師にしろそれ以外にしろ。
420九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/09(金) 23:49:46 ID:bJ5eYvKn
や、そんな訳でもないんだけど……ね。
どうも悪乗りが過ぎるきらいがあるみたいだし。
……いずれにせよ、ちょっと自重するね。

そういう考え方は日本独特のものだと思うよ。効果のあるなしに関係なく。
例えば吸血鬼退治に十字架やら銀の銃弾使うのは本来クリスチャンな訳で。
その力の使い道が正しい方向かどうかだけでどうこう言われるのも、
よく考えてみるとおかしな話なんだけど……って、これは内緒ね。


ん、そろそろ時間かな。
ではまた次の機会にお会いしましょ♪しーゆー♪
421御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/11/09(金) 23:51:20 ID:z5cd+IKs
む、もうこんな時間か。
じゃあ俺もこの辺で退散するとしよう。
422伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/10(土) 15:12:08 ID:6CDutEFx
こんな時間だけど待機・・・・・・
ロール゛も雑談でも。
423名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 15:21:06 ID:OrSf0s+J
大きい胸してるねぇ〜その胸で妖魔とか誘惑してるの?
424伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/10(土) 15:25:27 ID:6CDutEFx
ageなくてもいいんだけど。
ついでに言うとコメントに困るな・・・・・別にしてないよ。
大体、妖魔が人間に欲情するのっておかしいと思うんだけど。
425名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 15:29:10 ID:OrSf0s+J
ごめんごめん、ちょっとミスったよ

そうかな?雄が雌に欲情するのはおかしいことじゃないと思うよ?
ましてや命の危険に晒されているんだったら繁殖欲も高まるしね
426伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/10(土) 15:32:54 ID:6CDutEFx
それは当然だけどさ。けど、異種族に欲情してどうするんだよ。
繁殖するためなら、同種族とするものだろ。
前から思ってたけど、その辺が疑問なんだけどな。
まあ半妖という例もあるけどさ、生物の本能としては安定しない?って
いうのか、ともかく不安定な行為は避けるのが普通だと思うんだけど。
別に、半妖を否定してるるわけじゃないんだけどね。
合意の元に生まれたなら、それは本能を越えた、愛ってものなんだろうし。
427名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 15:40:53 ID:OrSf0s+J
それは獣姦というのが好きな人全員に投げかける質問だね…
性欲が強いのが妖魔の特徴だから詳しくは言えないな
あえて言うならちんぽ突っ込むための穴があって若い女なら誰でもいいってことじゃないか?
人間でも性欲を満たすためなら異種族相手に興奮するらしいからね
性欲をぶつける相手に区別なんて無いのさ、あるのは好みだけで
428伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/10(土) 15:46:13 ID:6CDutEFx
言えないんじゃなくて、わからないの間違いじゃない?
まあこんなこと聞かれたって、正確な答え出せる人居ないんだろうけど。
・・・・・・私見だけど、獣に近い妖魔ほど本能に忠実なんだよね。
本能ってのは理性より強いから、獣が異種族と交わることはないんだよね。
だから人間に欲情するのは人間寄りの妖魔なんだよ。吸血鬼とか吸精鬼とか。
429名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 15:59:48 ID:OrSf0s+J
本能むき出しの獣が異種姦をしないとは限らないぜ?
人間も元は獣、同じ獣相手に欲情しないってそれこそおかしいじゃないか
それに妖魔にはまだまだ未知な部分も多いから異種族相手でも妊娠させるような能力あるかもしれないぜ
相手が妖魔ってことを忘れちゃいけないな
430名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 16:00:26 ID:OrSf0s+J
ってまたageちまった……マジですまん
431名無しさん@ピンキー:2007/11/10(土) 16:01:56 ID:OrSf0s+J
【話しているうちに時間来たようだ】
【悪いがこれで落ちるな】
432伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/10(土) 16:11:46 ID:6CDutEFx
本能は効率よく生きるためのプログラムだよ。まるで獣が人間より
劣っているみたいな言い方、やめた方がいいよ。人間は知能を発達させて
本能を退化させた生き物だから、そういう間違いを犯すことはあるだろうけどね。
生殖のためではない、快楽を得るための性交をするくらいだし。

まあね、未知の部分があるのは同意する。わからないから排除するか、
それでも知ろうとするか、その違いが共存派と殲滅派の違いなんだろうね。


【トラブルで再起動している内に】
【お疲れ様、ありがとう】

【引き続き待機してるよ】
433伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/10(土) 16:34:59 ID:6CDutEFx
・・・・・・一度帰る。
時間があったらまたノシ
434伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/11(日) 15:10:51 ID:mk5e7piw
連日だけど待機・・・・・・・・
そろそろロールしないとね、
435伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/11(日) 16:00:16 ID:mk5e7piw
・・・・・・・また今晩来れたら・・・・・・ノシ
436伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/12(月) 19:57:18 ID:spFSf2oQ
どうやら書き込めるみたいだね・・・・・・
じゃ、待機してるから・・・・・
437伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/12(月) 20:53:05 ID:spFSf2oQ
・・・・・・ん、一時間経過した頃かな。
じゃあまた今度の機会にノシ
438九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 21:32:23 ID:XM7EjwKr
今夜も来たよっ!

【眠くなるまで待機しますね】
【ロールはリミット2:00頃でお願いします】
439伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/13(火) 21:41:27 ID:6ljQWLlK
・・・・・・出会いが欲しい、と少し思ってる。
こんばんは。
440九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 21:47:31 ID:XM7EjwKr
あ〜、伊吹さんこんばんわぁ〜♪
(笑みを浮かべながら抱きつく)

出会い、ですか……
待機する時間帯がカギを握ってるような気がします……
441伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/13(火) 21:50:14 ID:6ljQWLlK
あ、ああ、久しぶり。
(やや困惑しつつも笑顔を浮かべる)

ん、そんな気もするな。
平日は雑談する程度の時間しかないからね。
今週末は・・・・・・なんとかなるかも知れないけど。
九尾さんは、何かいい出会いとかあった?
442九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 21:56:38 ID:XM7EjwKr
えへへ〜♪
伊吹さんって、いい匂いがしますねぇ。
(頬ずりしたり、髪に鼻を向けてくんくん匂いをかいでみたり)

あたしもロールしようと思えばできるんですけど、
その後数日影響が残るので難しいんですよね。
やっぱり週末が長時間の待機&ロールには向いてるんだなぁ……
人がいないことが多いけど。

え、あたしですか?
(目を丸くして)
あったよーな、なかったよーな……
(視線をそらすが顔が赤い)
443伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/13(火) 22:04:51 ID:6ljQWLlK
い、や・・・・・別に普通だと、思うけど・・・・・・
あんまり手入れとかしてないから、高校生の時よりちょっと
アレかなって思うんだけど・・・・・・・女らしさに欠けるよね。
(何でこんなに懐かれてるのかなぁと思いつつ少し嬉しい)
(気もするので邪険にするわけにもいかず)

凍結は、ね。相手の都合もあるし。できれば一度で済ませたいよね。
私の場合、日曜日の午後から空いてる事多いから、待機するだけど・・・・・
結果見るに、空振りが多いなぁ。

・・・・・・その様子だと、あったみたいだね。どんな人か訊いていい?
私も今西さんとか、出会いはあったんだけどね。
今西さん、キャラハンとして参加するかはわからないけど。
あ、でも、九尾さんとも知り合えたし、それはよかったと思うよ。
444九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 22:17:13 ID:XM7EjwKr
そ、そんなことないですよぉ、モデルさんみたいで羨ましいです。
なんだか大人の女性っぽく見えますし。
(腕にぎゅっとしがみつきながら)

あたしは破棄さえなければどんな形でもいいですけど、
お相手の方を拘束するのは確かに忍びないです。
……まぁ、時の運ですよ。待機ageスレとかあちらの伝言スレを使ってみては?

ん〜、金髪で目つきの悪いワイルドな男の人。
斬鬼衆とか言ってたかな?思ったよりカッコよくていい人だったけど……
また会えるかなぁ?
その今西さんって、男の人ですか?伊吹さんはその人のことどう思ってます?
445伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/13(火) 22:25:31 ID:6ljQWLlK
モデルだったら、もう少し華があるっていうか・・・・・・・
それに、この眼帯が外せないからね。どうしても野暮ったくなるよ。
これ外すとまともに生活できないし、文句も言えないんだけど。
(左眼を覆う眼帯を指し示して)

そうだね・・・・・ageスレは使ってるけど。
伝言の方も使ってみようかな。

・・・・・・それって、あの御影って人?あんまりいい噂は聞かないけどね。
いや、ロール内っていうか、世界観的にっていう意味で。
雑談スレだと案外いい人なのかなって思うけど、私見として。
ん・・・・・少なくとも差別はしなかったからね。性格は・・・・・まだよくわからないけど
プロの退魔士の見本っていうか。あと、子供扱いされても仕方ないけど、少し照れる
からやめて欲しいっていうか・・・・・・
446九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 22:33:29 ID:XM7EjwKr
で、でも、学校では「眼帯萌え〜」って男子が!
(必死にフォローしようとするが、なってない)
それに、あたしは伊吹さんは格好いいと思います!

そうそうその人。……でも、伊吹さん彼に会ったことあったっけ?
(小首を傾げて)
噂はともかく、実際に会ったときの感じは言われてるほど怖くなかったけどね。
問答無用でナイフを突きつけられたときは心臓が止まるかと思ったけど。
へぇ〜、そうなんですか〜。
じゃあじゃあ伊吹さんは、今西さんのこと好きなんですか?
(目をキラキラ輝かせながら尋ねる)
447伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/13(火) 22:40:45 ID:6ljQWLlK
・・・・・・最近の流行はよくわからないな。
(必死のフォローの台詞に苦笑するしかない)
ありがとう。九尾さんは可愛いと思うよ。とってもね。

・・・・・・無いけどね、噂だけは。斬鬼衆って有名だから。
別の意味で有名なのは、この間此処で会った佐々木さんかな。
へぇ・・・って充分危険人物だと思うよそれ。うーん、斬鬼衆の悪い
噂って基本的に彼の行動の成果なんだよね・・・・・・
――好き・・・・・かな。まだわからないよ。二者択一で選ぶなら好きだけど、
恋愛になるかは別だと思うよ。ロジックで割り切れる感情なんて有り得ないし。
448九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 22:50:55 ID:XM7EjwKr
か、かわいいだなんてそんな……!
(蒸気を噴出しそうな感じで顔が真っ赤になる)
はぅぅ、伊吹さぁん……

有名なんだぁ、あたしはその辺りよく知らないんだけど。
もしかしたら母さんなら知ってるかな?今度聞いてみよっと。
佐々木さん?別の意味で有名?
(頭上をぐるぐるとクエスチョンマークが円運動している)
……ですよねぇ。まあ、思ってたよりはいい人だった、ってだけですし。
(苦笑しながら)
そんなに悪い噂が流れるなんて、どんなことをしてきたんだろう?

ふ〜ん、要はまだLoveではないってことですね?
そして、これからLoveになる可能性はないわけではないと。
あたしは頭良くないからその辺りはよくわかりませんけど。
449伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/13(火) 22:58:09 ID:6ljQWLlK
リアクションからしてもう女の子って感じだよね・・・・・・
少なくとも私にはそういう反応できないし、ね。

・・・・・・少なくとも、私は会いたくないかな。
有名な絶滅主義者だし。会ったら必死に逃げないとね。
過激派退魔師の中でも更に過激派と言われるくらいだし、
私なんか容赦なく攻撃されそうだよね、はは。
や、悪いっていうか、畏怖されてるというか。単体で妖魔十数匹まとめて
相手してる時点で常軌を逸しているというか、ねえ・・・・・

現時点では、なってないね。
まあ、私だって所詮は十九の小娘だし、何が切っ掛けで
誰かに転ぶかなんてわからないよ。今西さんに限らずね。

・・・じゃあ、今夜はこれで。また会えたらノシ
450九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 23:08:43 ID:XM7EjwKr
で、でもぉ、伊吹さんには伊吹さんなりの可愛さがあると思いますっ!
それを引き出せるかどうかはお相手の方次第ですけど……

有名な絶滅主義者、ですか……
そんな感じには見えませんでしたけど。
過激なのは間違ってないと思いますけどね。
えー、それは凄い!
人間がそんなことできるなんて信じられない!

伊吹さんなら、きっとすぐにいい人が見つかりますって。
それがどなたかはわかりませんけど……


はい、お疲れ様でしたっ♪
あたしはどうしようかなぁ……もうちょっとだけいよっかな。
451小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/11/13(火) 23:24:00 ID:HsrYIDEk
今晩は、お初お目にかかる。
…だったよな?
452九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 23:27:18 ID:XM7EjwKr
こんばんは、初めまして♪
(にっこりと微笑みながら)
この辺りで名の有る人にはあまり会わないから、あなたとも初対面かな?
とにかくよろしくっ!
(無理やり手を握ると上下に振る)
453小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/11/13(火) 23:36:39 ID:HsrYIDEk
そうだな、恐らく熱血少女もまだ会ってなかったはずだ。
っつー訳で、以後見知り置きを。

あー………(がくがくと腕を揺らされながら)
元気たっぷりで素晴らしいことだ。
ま、この場所では数少ない割と幸せな人生を歩んでる人だからな。
このまま何事もなく進めばいいんだが…
御影を交えた三角関係は一悶着有りそうだな。と無駄に心配はしている。
454九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 23:41:56 ID:XM7EjwKr
うんっ、クラスでも「真理ちゃんは元気だねー」ってよく言われるよ。
あたしが幸せかどうかははっきりとわからないけど、
両親揃ってるし下手なトラウマも今のところない設定だし……げふんげふん。
と、ともあれ頑張るよっ!

……へ?三角関係?
(目をぱちくり)
455小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/11/13(火) 23:47:41 ID:HsrYIDEk
まぁ幸せってのは当人次第だろうからな。
例え人里離れた山で1日を過ごそうが幸せなら幸せだろうし、
金銀財宝の山と共に暮らそうが満たされないなら満たされないんだろう。
今の所ってのが気になるが………あぁ、頑張ってくれ。(微笑みながら言葉を返す)

さて、本スレ仕様で行くべきか雑談スレ仕様で行くべきか。(ふむ、と腕を組む)
取り敢えず………そうだな………御影の事は気になってんだろ?
456九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/13(火) 23:53:52 ID:XM7EjwKr
……気になる?
まあ、単に後付するかもしれないし、
これからトラウマできるかもしれないってだけなんだけど。

今は雑談モードだからね。あたしはどっちでもいいけど……
ん〜、気にはなってるけど、正直よくわかんない。
また今度会ったら分かるのかもしれないね。
457小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/11/13(火) 23:58:53 ID:HsrYIDEk
あぁ。そう言った事柄が人間を強くしているのも事実だが、
何であれ、そんな話は聞いていて身が痛むからな。
が、そもそも俺もトラウマ持ちのようなモンだし、言えた義理じゃねぇな。はっはっは。

ふむ、成る程………まだ浅いんだな。
……いや、若いな九尾サンは。所で、今までに付き合った男は?
458九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/14(水) 00:06:14 ID:lYeIpWi4
逆に言うと、そーゆーの持ってる人に比べると色々な面で弱さとか
甘さがあるってことなんだけどねー。あ、これは内緒だよ?
その代わりに暴走の危険をはらんでるけど。
……そうなんだ?別に詮索はしないけど。

でしょでしょ?なんせまだ花も恥らう16歳ですからねっ♪
って、それ答えなきゃダメかなぁ?

……まだ彼氏できたことない。
どーしてもこれがあるから告白する勇気も持てないし。
(と言いながら頭上を指差し)
459小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/11/14(水) 00:13:44 ID:epot+MZq
甘さが有ったっていいんじゃねーか?
優しさだけじゃ戦は終わんねぇだろうが、戦の後には必ず必要になる。
…と、俺は思うぜ。

雑談スレ仕様だからな。聞きにくい事でもどんどん質問する。
その方が九尾真理がどういった人間なのか、他の人にも伝わるだろうし。
勿論、答えたくなきゃ答える必要もねー。

あー………そんな理由か。
今時の子は、案外あっさりと受け止めそうな物だがな。
確か、その事を知ってるのは両親だけだったか?
460九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/14(水) 00:25:26 ID:lYeIpWi4
……なんだかすっごく含蓄がある言葉だよね。
やっぱりプロの退魔師は違うんだなぁ……
(しきりに感心して頷く)

その意図はまぁ理解できるけど、今はまだ明かさずにおきたい部分もあるよ。
だから問題ない範囲でそーゆー質問には答えるようにしてる。
あまり深く突っ込んだ質問はされてないけどね。

そうなのかなぁ?
いずれにせよ、角に限らず身体的な部分でコンプレックスがあるし
もしかしたら彼氏を傷つけちゃうかもしれないことを考えるとどーしても怖いなぁ。
結構いろんな人にばれてるけどね。今まで会った人には大抵……orz
461小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/11/14(水) 00:34:58 ID:epot+MZq
…プロ、か。俺は人間を殺す術を、妖魔に用いているだけだ。
一流の退魔士かと言われれば、やや疑問が残る。
まぁ一流だろうが見習いだろうが、根本的に重要なのは『意志』なんじゃねーかな。
正義なき力は〜なんて前にも言ったが。

だろうな。だから適当に軽ーいノリで答えてくれ。

身体的な部分…?
んー…駄目だ、女心っつーのはよく分かんねーな。
でも自分が好きになる位の男なら、そんな些細な事気にしねーと思うぜ。
いずれにせよ、自分は半妖だと大声で吐き出せる世界になればいい事だな。
462九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/14(水) 00:44:22 ID:lYeIpWi4
相手がどんな存在であるにしろ、命奪うことには責任が伴うよね。
人間はそれを色々な言葉で言い表すけど、
結局最後に残るのはその「意志」なのかもね。
……と、柄にもないことを言ってみるよ。

男の人にはわかんないだろうなぁ……
うん、ありがとう。そう言ってもらえると勇気が湧いてくるような気がする。
えい、えい、おーで張り切っていこー!!
そうだね、そうなってくれると一番いいんだけど。
そこまで行かなくても、あたしを全部受け入れてくれれば十分かな。


ふあぁ、そろそろ眠くなってきたよ……
今夜はお話できて楽しかった、次はロールをお願いね?
それじゃノシ
463小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/11/14(水) 01:01:17 ID:epot+MZq
一つの人生を終わらせる訳だからな。
その責任っつぅ重圧に耐え抜くには、強い意志が不可欠なんだろう。
確か、あんたの所の聖書にもあったような…。
「剣を取る者は皆、剣で滅びる」だったか?
九尾サンが剣を取る者にならねーよう、願っとく。

おぉ、その意気や良し。(ぐっと親指を立てる)
女性を最も引き立てる表情は笑顔以外にはねぇな。
種族間の意識格差………そういった問題こそ、表面上の平和より実は難しいのかもな。

さて、遅くまでお付き合いありがとな。
機会があれば、こちらこそ宜しく頼む。
じゃあな、お休み。ノシ
464伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/14(水) 19:57:46 ID:pL8xCxL8
じゃあ、待機してようかな。
一応、ロールもできるけど、凍結前提かな。
465名無しさん@ピンキー:2007/11/14(水) 20:15:25 ID:8iqrWasd
いつも健気に待機してる凛タソに名無しからささやかな贈り物を…

壁|ω・`)っcU~←ホットココア

時間がないから相手してあげられないけど、
めげずにこれからも待機してくだされノシ
466伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/14(水) 20:17:50 ID:pL8xCxL8
ん、別に、時間があるだけだから。
だから、その、健気とか言われてもね(苦笑)
ありがとう、寒いから嬉しいよ。時間ができたらまた話かけてね。
467伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/14(水) 21:02:26 ID:pL8xCxL8
一時間くらいか・・・・・・
待機解除。また時間が空いたらノシ
468億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/11/16(金) 21:10:16 ID:+hzbEAgz
そろそろ冬本番だねえ。
というわけで待機してみよう。
469億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/11/16(金) 21:47:24 ID:+hzbEAgz
んー、待機解除するねー。
470伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/17(土) 20:18:51 ID:Y043qRvs
少しの間待機・・・・・・・
471伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/17(土) 21:02:34 ID:Y043qRvs
・・・・・・・ん、一度落ちるね。
また来るかは微妙・・・・・・ノシ
472名無しさん@ピンキー:2007/11/17(土) 21:19:28 ID:0Np1ihz6
まじですかい
473伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 13:21:47 ID:S680CEUU
・・・・・・連続で待機というのも考え物だけど・・・・・
ま、日曜日だしね。
474名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 14:23:39 ID:A+1dbsYK
日曜日だからこそ皆外出しているという説も以下省略。
475伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 14:27:56 ID:S680CEUU
出かける用事は午前中に終わらたからね。
だから私は此処にいるんだけど・・・・・・
476名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 14:36:33 ID:A+1dbsYK
そこはオマエモナと切り返すところですよお嬢さん。
でも他の方々は皆さん一様に夜型のようで、中々時間がカチ合わないようですなぁ。
…雑談だけでもなんなので質問を。
なして伊吹さんはそのキャラを使おうと思ったん?
コンセプト的なものを教えていただければ。
477伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 14:38:58 ID:S680CEUU
いや、そんなありきたりな返し方は・・・・・・
ん、そうだね、夜も待機はしてるんだけど・・・・・・

雑談だけでも構わないけど・・・・・そうね・・・・・
(暫し考え込んで)
コンセプトっていうほど明確なものはないけど。
ただ、人間にも妖魔にも半妖にも近い、近くて遠いキャラって
感じで設定したと思うんだけど。
478名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 14:52:24 ID:A+1dbsYK
つまりはもっと高等なツッコミでないと駄目と。…厳しいなぁ。
皆さん大体九時頃から出現するみたいだからねー、丁度すれ違う感じに。

その答えを聞いて、両端にそれぞれナイフとフォークがくっついたアレを思い出したよ。名前忘れたけど。
似ているんだけど違う、だからこその不便な事も色々ありそうだよね。
479伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 14:57:02 ID:S680CEUU
んー、ま、名無しさんが来てくれてもいいんだけどね。

・・・・・・不便なことだらけだね。
眼帯付けてないとまともに生活もできないし。
迂闊に普通の病院にも行けないしし。
そもそも学校も中退だから大学にも職につくことだって・・・・・・
なんか本当に不便で窮屈な生活送ってるわね、我ながら(苦笑)
480名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:06:08 ID:A+1dbsYK
名無しさんも来てくれたらいいんだけどねー。………………………。(ツッコミ待ち)

ガーゼの眼帯+包帯+薄く滲んだ血液の可能性は無限大。いや関係ないけど。
苦労が多いんだなぁ…でも結構能力でイイ思いもしてたりするんじゃないの?
例えば扇風機の代わりに風を起こしてみたりとか。
481伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 15:11:14 ID:S680CEUU
・・・・・・うん、本当にね。
(凛は軽やかにスルーした)

私には二人目も三人目もいないんだけど。
死んで代わりになる身体はないんだけど。
いや、そういうミニマムな使用方法はあんまり。
力を使えば使うほど制御を失う可能性が高くなるから。
482名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:21:50 ID:A+1dbsYK
…………………………しくしくしく……。

うん、まぁ、有名だからね。でもそこであえて武器は消火器という言葉を君に捧げようと思うんだ。…眼帯してたっけ、アレ。
世界に一つだけの花を思い出したよ。でも価値があるかどうかは別問題なんだよね。
冷房にかかる電気代を節約する事の何処がミニマムかァーッ!
それじゃ本当にその能力って、何の役にも立たな以下省略。
ふわふわの取れた耳かき以上に役に立たな以下省略。
483伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 15:28:06 ID:S680CEUU
何泣いてるの?
・・・・・最初の方でしてた記憶が。消火器はわからないな。
オンリーワンであることと、その価値は別物だからね。
まあ、人の価値なんて自分なり他人なりが決めるものだけど。
・・・・・・自分で風起こすより扇風機買った方が労力は省けるし。
まあ、退魔以外じゃさして使い道もない力だっていうのは、認めるけど。

ところで何処かの道化さんが言いそうな台詞だよね、それ。
484名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:34:43 ID:56u5dLYH
横から失礼します。
ひとつ凛さんに質問があるんですが、凛さんの眼帯のデザインって
病院とかで使われてる様な普通のガーゼタイプのヤツなんですか?
ちょっと気になったもので・・・。
485伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 15:37:55 ID:S680CEUU
>484
ん、一見は普通の奴と変わらないね。
紐でこう、耳に引っ掛けるやつだね。
で、裏側に封印用の呪紋が縫いこまれてるんだ。

486名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:41:04 ID:A+1dbsYK
…君の血の色は一体何色だい…?
包帯+消火器の組み合わせは意外と有名…ではなくて。
自分の存在が唯一たるものであったとしても、重要なのはソレが人に必要とされているかどうかなんだよね。
まぁ、それが他人が見た自分の価値って事なのだろうけれど。
ふわふわの取れたみみかきでさえ耳掃除の役に立つというのに…うわぁ、認められちゃったよ。

…ナンノコトヤラ私ニハサッパリ分カリカネルノデスガ。(棒読み)
487名無しさん@ピンキー:2007/11/18(日) 15:45:45 ID:56u5dLYH
>>485
教えてくれてありがとう。
488伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 15:49:31 ID:S680CEUU
>486
・・・・・・赤。
けどその論法だと、誰からも認められない、必要とされないならその人の
存在価値がないって結論に到達するんだよね。じゃあ誰かに必要とされる
ために何かをしようと打算を働かせるのも、卑しい考え方だけど。

・・・・・物凄く片言なんだけど、追求しない方がいい?
あの人・・・・・妖魔だけど・・・・・一度ロールがしたいからね。
ほら《向こう側》という接点もあるし。ネタも作りやすいと思うし。

>487
どういたしまして。
489 ◆SnY/P26aKs :2007/11/18(日) 16:04:26 ID:A+1dbsYK
…緑だったりしない?もしくは青。
その誰からもというのには自分自身も含まれているから、別にその結論でいいと思うけれどね。
他人に迷惑がかかるから死なないっていう人も居るわけだし。
考え方が卑しくとも、それが誰かに必要とされているならそれでいいと思うけれど。
下心のない人間なんて居ないわけだし。…もっとも、法に触れない程度でね。

どどど何処も片言なんかじゃありませんし、追求されるべきところも御座いませんッ!『完膚ナキマデニばれテルト思ウ。』
…ほ、ほほぅ、それは嬉し…じゃなかった、非常に羨ましい。
最近はあの道化もネタの枯渇に苦しんでいるようですから、喜ぶのではないでしょうか。
490伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 16:11:21 ID:S680CEUU
いや、まだ血は赤いよ。時々紫だったり緑だったりそんなことは・・・・・
ネタとしては面白いけどね。今度使ってみようかな?
そういう考え方は、あまり好きじゃないけど、結局、人は人の中でしか
生きて行けないしね。誰かに必要とされるような人間になれってことかな。

動揺のあまりトリップが・・・・・・・
まあ、邂逅するだけでも充分じゃないかな。
じでなければ、退魔師の調査の一環で駆り出される、とか。
そしたら何か感じるものがあったとか。
491世死見道迷 ◆SnY/P26aKs :2007/11/18(日) 16:31:00 ID:A+1dbsYK
成程、紫だったり緑だったりした血液を見て、なんじゃこりゃあと叫んで果てると。
…はて、何処かで聞いたような。
そういう事ですね。誰からも必要とされず、記憶すらされない、
それは人間として生きているのかどうか……。

し、しまった。『マァ、最初カラばれテモイイヤトカ思ッテマシタケド。』
お互いに出身地は同じですから、同郷のよしみという事で繋げていけますからね。
そこからどうなっていくのか非常に愉しみで御座いますよ…。
いやはや、ちょっとばかり雑談をするだけに留めておこうと思っていたら結構簡単にバレてしまいましたねぇ…。
…何時ごろから気付いてました?
492伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 16:35:45 ID:S680CEUU
そうだね、私の中のコイツが、あなたが同じ場所から来たってことにしておけば。
知能はあるけど、知性はないからね、コイツ。
動物的な感じで敵意むき出しモードになると思うんだけど・・・・・・

確証はなかったけど、この辺から怪しいなって・・・・・
>冷房にかかる電気代を節約する事の何処がミニマムかァーッ!
>それじゃ本当にその能力って、何の役にも立たな以下省略。
>ふわふわの取れた耳かき以上に役に立たな以下省略。

後は勝手に自滅の道を転がってくれたけどね。
でさ、何時頃ロールしようか。置きレスでも、リアルタイムでもいいけど。


493世死見道迷 ◆SnY/P26aKs :2007/11/18(日) 16:55:01 ID:A+1dbsYK
むー、動物的な敵意むき出しの妖魔を  あんまり悪い子は食べちゃうぞ♥
…ってな風に脅していう事を聞かせ、もとい、躾けるのも悪くは『今チョット、本気デ寒気ガシタ。』

ぁゃιぃって、私は取調べを受ける犯罪者ですか?『凄クソレニ近イモノハアルト思ウンダ。』
…いやー、はっはっは、私のボケは随分と結構特徴的なようで…これから自重しよ……。

えーと、雑談をしていたらかなり時間が経っちゃいましたねぇ…。
申し訳ないのですが、置きレスの方で御願い出来ますでしょうか?
時間の方は貴女様に合わせますね『イヤハヤ、久方ブリノろーるデスカラウマクデキルカドウカ。
…エ?元々上手クナイ?マァ、ソウデスケド。』
494伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 16:58:12 ID:S680CEUU
簡単に躾けられるように生き物なら、私も苦労してないけど(苦笑)

・・・・・もうこんな時間なんだね。
置きレスなら時間の調節も必要ないし・・・・・・今夜辺りに私の方から
書き出しておくよ。打ち合わせは・・・・・・伝言スレの方でいいのかな?
495世死見道迷 ◆SnY/P26aKs :2007/11/18(日) 17:04:34 ID:A+1dbsYK
…それもそうですね。餌で釣るかな…。
『ナンツウ原始的ナ…。』

愉しい時間というのは、過ぎ行く時はアッという間で御座います。
ですから決して私の返信が遅『イ為ニ無駄ニ時間ヲ使ワセテシマイマシテ、真ニ申シワケアリマセン…。』
宜しく御願い申し上げます。それでは、伝言スレッドにて。
496伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 17:06:07 ID:S680CEUU
ううん、私も楽しかったよ。
こちらこそありがとう、ね。
それと、ロールの方もよろしくお願いするね。
じゃあ切がいいから今日のところはこの辺でノシ
497九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 21:27:03 ID:WNIll8+F
こんばんは、随分と寒くなってきたけど待機するねっ♪
498伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 21:29:56 ID:S680CEUU
こっちでずっと雑談するのもどうかと思ったけど・・・・・・
しかも私の名前はっかりなんだよね、最近は。
や、こんばんは、九尾さん。
499九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 21:33:59 ID:WNIll8+F
あ、伊吹さんだぁ〜♪
(駆け寄ってハグ)
それだけ待機して頂いてるんですから、ありがたいことですけどね。
他の方々も忙しいみたいですし……
500伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 21:36:51 ID:S680CEUU
おっと、こらこら、いきなり抱きつかれてもね。
何か柔らかいものが・・・・・
ん、暇な時間が多いだけだよ、単に。
定期的に仕事にありつけるわけじゃないし。
(苦笑しつつ割合切実そうに)

そろそろロールがしたいけど、ね。まだ三回しかしてないし。
501九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 21:40:54 ID:WNIll8+F
ふぇ?どうかしましたか?
(そういうことには全く気付いていない様子で)
確かに生計を立てていくのに退魔師という職業は割に合わないでしょうけど……
他にアルバイトとかしてないんですか?

あたしもそろそろロールしたいなぁ。
伊吹さんとのロールも考えたんだけど、どんなネタがあるかな、って。
502伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 21:44:10 ID:S680CEUU
一攫千金、漁師的な仕事だよね、退魔師って。
危険手当もないから新米でも結構高額な仕事請け負えるし。
アルバイトは・・・・いや、ね・・・・・ほら、この眼帯のまま仕事するわけにもね。
色々訊かれるのも、適当な言い訳するのも嫌だし。

ん・・・・・あの時私のアパートに行ったでしょ。
その時貸した服とジーンズを返しにいく、とか。
503九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 21:51:59 ID:WNIll8+F
何らかの情報を得る手段があれば結構安定して妖魔狩れますけどね。
報酬を得るにはただ狩るだけじゃダメですけど。
……確かにそうですね。
(思わずじっと眼帯を見つめながら)
いつまでも付けたままだと絶対なんか言われそうですし。

お宅訪問ですか、楽しそうですね♪交流を深めるのも大切なことですしね。
じゃあ……やってみましょうか?
504伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 21:58:08 ID:S680CEUU
退魔師のギルドみたいな場所で仕事探ししてるんだけど。
私みたいなキャリア一年未満だとなかなか、ね。
金欠に喘ぎながら生活してるのが現状だね、はは。
ん、だから柵の少ない、実力主義の退魔師業界に入った
っていうのもあるんだけどね。

今からだと、一時間程度かな。
明日は朝から仕事が入っててさ、凍結前提になるけど。
そんなに間を置かず再開できると思う。
505九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 22:02:27 ID:WNIll8+F
……
(ぎゅっと強く伊吹さんを抱きしめ)
どうしようもなくなった時は、頼って下さいね。
ウチは一人養うくらいなら全然問題ないですから……

あたしはそれで全然構いませんよ。
結構な頻度でここを覗いてますから、都合が合わないことも少ないでしょうし。
そうすると、書き出しはあたしからなのかな?
506伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 22:04:14 ID:S680CEUU
・・・・・居候は風紀的かつ世間体的に不味いと思うけど。
何かあったら頼らせてもらうよ・・・・・ありがとう。

ん、まあ私から書き出してみるよ、言いだしっぺだし。
じゃあ少しの間よろしく。
507九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 22:05:56 ID:WNIll8+F
でしたら、いい人見つければ一番手っ取り早いのではないかと……w
あ、あたしでも構わないですけどね?

ではよろしくお願いします。
508伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 22:14:18 ID:S680CEUU
秋晴れの空が青い日曜日のことだった。
先日、ある事情で知り合った少女がこの部屋にやってくることになる。
さて、物数の少ない部屋だけど、掃除くらいはしておこうかな。
1DK、家賃は三万円ジャスト、六畳の和室をパタパタと片付ける。
布団を押入れに畳んで入れて、掃除機と雑巾掛け。
台所もせめて流台の部分だけは片付ける。
とは言え、一人暮らしだから片付ける量も知れているのだけど。

(律儀というか、なんというか)

先日九尾真理という半妖に服を貸して、ついでに電話番号も教えた。
その次の日の夕方「お借りしていた服を返します」という連絡があった。
服が返って来るのはありがたいし、彼女ともう少し話をしてみたいという
気持ちもあったので「じゃあ日曜日の10時頃来てよ」と答えた。

ローテーブルと座布団、電気ポット準備完了。
お茶菓子は、たいしたものじゃないけどクッキーを用意した。
さて、用意は整った。私はその時を待つ。
509九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 22:22:07 ID:WNIll8+F
――某日日曜日午前10:00。
あたしは、先日お邪魔した伊吹さんの住むアパートの部屋の前に立っていた。
出会ったときに色々あって伊吹さんに借りた衣服を返しに来たのだ。

「うぅ〜、ここに来るのは初めてじゃないけど、なんだか緊張しちゃうなぁ……」

さっきから、もう5分ほどドアの前でうろうろしている。
他の誰かが見れば明らかに怪しい挙動をしているに違いない。
(まあ、これを渡すだけなんだけどね……)
手元を見ながら、そう一人呟いた。

手に提げた紙袋の中にはシャツとジーンズ、そしてお礼代わりの菓子折りが一箱。
事の次第を聞いた母さんが「是非持って行きなさい」と持たせてくれたものだ。
中身は見なくてもわかっている。
あたしの大好きな、駅前の洋菓子店名物のマドレーヌだ。
口に入れた瞬間に広がる、卵と牛乳の芳醇な味が……っと、いけないいけない。
忘れないうちにやるべきことはちゃんとしておかないとね。

ピンポーン
「こんにちは、九尾です〜」

インターホンを鳴らして一言告げ、ドアが開くのを待った。
510伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 22:28:16 ID:S680CEUU
さて、突然だけど私は《嗅覚》がいい。物理的な嗅覚ではなく、所謂霊的な嗅覚だ。
眼帯をしている時でも、異質な、或いは異様なそれを嗅ぎ取れる。だから何分か前から
知っている匂いの主が、ドアの前をうろうろしているのもわかっている。
緊張、しているのかな。今の私と同様に。そして漸くにしてチャイムが鳴る。
私は、いかにも気軽そうな雰囲気を装いつつ立ち上がって、しかしギクシャクとドアを開ける。

「や、いらっしゃい。わざわざ届けてくれるなんて」

笑ってみた。上手く笑えたかは自信がない。
そして予め用意してあった台詞を、いかにも自然な風を装いつつ言う。

「立ち話もなんだから、あがってよ」

うーん、赤面してしまう。顔が熱くなるのがわかる。
511九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 22:37:39 ID:WNIll8+F
ガチャリ、と鍵を開ける音がしてドアが開く。
そして顔を出した伊吹さんの表情には笑みがあった。
もしかしてあたしのことをじっと待っててくれたんだろうか、などと思う。

「いえ、借りたものを返すのは当然のことですから」

こちらも微笑みながら一言。
どんなときも礼儀正しくあれ、と言うのはウチの家訓のひとつだったりする。
――と、部屋に上がるよう勧められた。
せっかくのお誘いなので、少し立ち寄っていくことにする。

「で、では失礼して、お邪魔しま〜す……」

部屋の主に迎え入れられ、やや遠慮がちに玄関へ足を踏み入れた。
ここに来るのは二度目だから、そんなに緊張することもないとは自分でも思うけど、
他人の部屋に上がるというのはやっぱり特別なことなワケで。
ゆっくりと靴を脱ぎながら深呼吸。
頭の中でこの先の展開をシュミレーションしながら必死に落ち着こうとする。
512伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 22:48:27 ID:S680CEUU
座布団の上に座るように奨めて、自分はお茶の用意をする。
ティーパックの紅茶。私の好みから言えば日本茶よりは紅茶だ。
お湯を注いで暫く待つ。

「何も無い部屋だけど、まあ寛いでよ」

謙遜でもなんでもなく、この部屋には何も無い。旧式のテレビがポツンと
置かれているだけで、他の細かいものは押入れに片付けた。逆に言えば、
押入れに収まる程度の物しかないということだ。実際、お金がないという切実な
問題を常に抱えているからだ。食料と服は欠かせないから、どうしても出費するけど。
だからこうして返してくれるのはありがたい。先日、一着台無しにしたばかりだし。

「えっと・・・・・この前はちゃんと聞けなかったけど九尾さんは、人間じゃないんだよね。
 あっ、いや、誤解しないで。私そういうことで偏見持ったりしないし」

取り繕うように言うが、これは誓って本当のことだ。
差別、偏見、侮蔑。私はされたくない。だから私もそうしない。

「だから、その、えーっと・・・・・」

こんな風に誰かと話すのは久しぶりだから、何を言っていいのかわからない。

513九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 23:06:15 ID:WNIll8+F
生活感の漂う流し台を横目に見ながら居間へ。
自分の家に比べてかなり物が少ない部屋だと思うが、
むしろ一人暮らしをしてればこんなものなのかな、とも思う。
――あたしは色々あって昔教会に預けられていた。
でもその時は数人でひとつの部屋を使っていたので、
本当の意味での一人暮らしはまだ経験がないという訳だ。
だから、こうして立派に一人で暮らしている伊吹さんのことは尊敬しちゃったりなんかする。

「あ、はい、では……」

勧められた通りに座布団に腰を降ろし、てきぱきとお茶の準備をする
伊吹さんの様子を横目に眺める。

初対面の時から思っていたが、伊吹さんはカッコいい。
なんて言うか、一挙手一投足にメリハリが利いていて無駄がない。
背も高くてスタイルもいいし、とってもやさしいし。
こんな大人の女性になりたいな、と思った。

「え?……ああ、あたしは半妖ですから。父が牛頭で、母が人間です」

余計なことを考えている間に、何か話しかけられたらしかった。
話の前半が良く聞き取れなかったが、
おそらくはあたしの出自に関する問いだったのだろう。
そう推測して当たり障りのない程度に答えておく。

「別にあたしは自分のこと気にしてませんから。
 ……だから、伊吹さんも気にしないでくださいね?」

言葉を捜している様子の伊吹さんを首を横に振ることで制し、静かに告げる。
無理をしているわけでもなんでもなく、本心から出た言葉だ。
どういう経緯であたしが生まれたのか聞いたことはないけど、
少なくとも、現在両親はとっても仲がいい。
あたしは、それで十分だと思う。

「ささ、お茶が冷めないうちにこれ食べましょ。
 伊吹さんと食べようと思って持ってきたんですよ〜」

だから、あたしはそう言って持ってきたマドレーヌの包みを差し出した。


【そろそろお時間でしょうか】
514伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/18(日) 23:08:35 ID:S680CEUU
【ん、そうだね。じゃあ今日はこの辺で】
【解凍の日は伝言スレの方に書いておくよ】
【じゃあまた近日中によろしく】
【今夜はありがとうノシ】
515九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/18(日) 23:10:59 ID:WNIll8+F
【最後に長考で大変申し訳ない……orz】
【では後日またお願いしますね】
【こちらも失礼しますノシ】
516伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/20(火) 19:56:23 ID:PCNsI+Tr
気負いも衒いもなく静かに告げる少女は、正直眩しかった。
きっと、彼女は望まれて生まれてきた子供なのだろうと思う。
人間と妖魔の間にある壁を、愛という絆で乗り越えた果てに結実した形。
それは、ある種の理想の具現なのではないかと、ボンヤリと考える。
少なくとも、彼女は今笑っている。それが全てで答えだろう。

「ん、そうか。ならよかった。変なこと訊いて。
 どうしても確認しておきたかったから、つい・・・・・・ごめん」

軽く頭を下げて、謝罪する。どうにも私は口が上手くない。口下手なのは性分だが、
もう少し他に上手い訊き方もあっただろうに。単刀直入すぎた。彼女が柔らかく受け流して
くれて、本当に良かった。

「・・・・・・そうだね。茶請けにはぴったりだ」

マドレーヌを前にして、自然と口元が緩むのがわかる。
備蓄のクッキーを消費せずに助かった、という想いを隠して言う。
紅茶の匂いが室内に漂い始めた。紅茶も大分色が出て来た。そろそろ飲み頃だろうか。

「砂糖、要る?ミルクは切らしててさ」

【ロールの続き、だね。今夜もよろしく】
517九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/20(火) 20:10:41 ID:fuq0NZTs
要らぬお節介だったらどうしようとか、日本茶党だったら困るなぁとか
マドレーヌを差し出すまで実は不安でいっぱいだったけど、
伊吹さんの表情を見るにどうやら心配は杞憂に終わったみたい。よかったぁ。

「あ、ミルクないんですか……。でも、砂糖があればいっか♪」

ミルクと砂糖がたっぷりのミルクティーが一番好きだけど、
無い物をねだってはさすがに伊吹さんに失礼だ。
そうして一瞬沈みかけた表情をプラス思考に変える。
鼻腔をくすぐる、紅茶のいい匂い。

「えっと……今度はあたしが訊いてもいいですか?
 伊吹さんも普通の人間じゃないみたいですけど……」

先日の出会いを思い出す。
今まで見たこともない妖魔。そしてその妖魔と「同じ」眼を持つ伊吹さん。
憶測でものを語ることは簡単だけど、やっぱり本人に直接聞くのが手っ取り早い。
――あたしの頭じゃ、あんまり考えても答えは出ないし。


【よろしくお願いします】
【展開の提案やリミットなどございましたらお先にどうぞ】
518伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/20(火) 20:21:41 ID:PCNsI+Tr
スティックタイプの砂糖をキッチンに取りにいく。
さっき本数を確認しておいたから、手早く持ってゆく。
その間に質問が飛んでくる。当然、それを訊かれるだろうとは思っていた。
私は慌てもせず気負いもせず、テーブルの上にスティックを転がして座る。

「その質問に答える前に・・・・・・・九尾さんは《向こう側》について知ってる?
 異界でも、異次元でもいいけど。知ってたら話が通りやすいんだけどな」

私は一本分の砂糖を紅茶に入れて掻き混ぜる。ストレートも好きだが、こうやって
甘くするのも好きだ。栄養価高い食べ物とは縁がないことだし、普段からこうやって
小まめにエネルギーを摂取して、身体に貯蓄することも大切だと私は習った。

「ごめん、質問返しして。私は口下手だから・・・・・・
 筋道通して説明できる自信がないんだ」


【普通に雑談・・・・かな】
【リミットは昨日と同じ程度でお願いするよ】
519九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/20(火) 20:37:16 ID:fuq0NZTs
テーブルの上に無造作に置かれたスティックタイプの砂糖を一本手に取る。
そしてゆっくりと紙を破り、ティーカップの中に注ぐ。
最後にティースプーンでかき混ぜればできあがり。
――別に料理でもなんでもないけどね。

カップを持ち上げてもう一度紅茶のいい匂いを楽しみ、まずは一口。
ほのかな甘みが口いっぱいに広がり、体も温まっていく。

「……伊吹さんの言っているものとあたしが知っているものが
 同じとは限りませんが、以前ちょっと聞きました。
 伊吹さんもご存知の、斬鬼衆の知り合いから」

知り合い、というよりは顔見知りの方が表現としては正確だろう。
でも、そう言っておくのが適切な気がした。

「いえ、構いませんよ。少しずつでも情報を整理していけば、
 何かが見えてくるかもしれませんし……」

そう言い終えるとほぼ同時にマドレーヌをつまんで一口。
うん、やっぱり美味しい。
520伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/20(火) 20:53:22 ID:PCNsI+Tr
「ん・・・・・・そうか。じゃあ何から話そうかな・・・・・・」

斬鬼衆の知り合いという単語が気になったが、今はこちらが彼女の
疑問に答える時間だ。できるだけ、分かりやすいように慎重に言葉を選ぶ。

「・・・・・・《向こう側》というのは通称なんだけど、要するに《歩いては行けないこの
 世界の隣にある世界》のこと、かな。まあ呼び方は人それぞれなんだけどね。
 少なくとも普通の方法では行くことができないんだけど・・・・・・・」

言葉を選ぶ時間を稼ぐために、紅茶を啜る。
マドレーヌを千切って口に運ぶ。甘くて美味しい。

「けれど、この世界・・・・・私たちが存在する宇宙が誕生する瞬間、何かの手違いが
 生じたらしくてね。時折その行けないはずの世界への通路が開くんだよ」

これは《向こう側》を研究している神秘学者の本にあった文章を、私流に翻訳したものである。
その論文はとてつもなく規模の大きな話であり、正直私は全部を読みきる前に投げ出したくらいだった。

「その世界は私たちとは違う、けれどその世界なりのルールに則った空間が広がっている。
 その中に《こちら側》の人間が紛れこむこともあれば、《向こう側》からこっちに来ることもある」

私は左眼を覆う眼帯を指し示した。
その奥に、刻一刻と色彩を変化させる異世界の瞳がある。

「私はその《向こう側》からの帰還者。その時に《向こう側》の生き物に取り付かれてね。
 なんとか封印をして、漸く力をコントロールできるようになったってわけ」

私は自嘲気味に笑った。その封印を施したのは私自身ではない。
そしてこの封印がなければ、簡単にこの力は制御を失って暴走する。

「もっとも、眼帯を外したままにすると、この間みたいなことになるけどね・・・・・・」

521九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/20(火) 21:12:03 ID:fuq0NZTs
ぽつりぽつりと話し始めた伊吹さん。
あたしにもわかりやすいように言葉を選んで話しているのがよくわかる。
時折言葉が止まるのは、どう言おうか逡巡しているからだろう。
あたしは相槌を打ちつつ話を聞き、同時によっしーと出会った時の事件を思い出していた。

「う〜ん、伊吹さんの話とあたしの体験はあんまりリンクしないなぁ……」

伊吹さんの説明は、あたしがあの時に見たものに該当しない。
どちらかと言えば、あたしが見たものはまだ常識の範疇にあるらしい。
なぜならあの異界は、どこかひと昔前の神社や仏閣のような雰囲気を漂わせていたからだ。

「ともかく、伊吹さんの事情は何となくだけどわかりました。
 この間みたいなこと、って言うのも気になりますけど、
 言いにくいようでしたら聞き流してくださいね」

自嘲気味の笑みが視界に入ってきたが、それについてはあえて何も言わない。
制御できない力に翻弄されているのは、あたしも同じだから。

「伊吹さんばかりにお話させてもアレですしね。
 あたしに何か聞きたいことがあったら何でも答えますけど……」

どこか重苦しくなってきた話の流れを変えるべく、そんなことを聞いてみる。
522伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/20(火) 21:31:08 ID:PCNsI+Tr
「まあ、ね。《向こう側》って言っても広いから。例えばこの世界でも日本とイギリスじゃ
 風景が違うように、九尾さんが見た場所と私が行った場所は違うんじゃないかな」

私は当て推量で意見を口にする。あの異形の生き物が私の中に潜む《コイツ》に近しい存在
だということに違いはないだろう。或いは、向こう側にて敵対関係にある生き物同士だったのか。
――答えなどわかるばすもない。正直、《向こう側》での記憶はないに等しい。
無意識の内に、精神に負担をかける記憶を脳が封印しているのだろうと、あの人たちは言った。

けれど、本当は少しだけ覚えている。
あの異質な空気を。あの異様な空の色を。あの世界の住人たちの形を。
あの世界に置いて私は排除されるべき異物に過ぎない。だから――――

「ん、ありがとう」

沈みかかった思考を彼女の声が遮断してくれた。
あの名状し難き世界の事は、余り考えたくない。それが例え逃避だとしても。
私はもう一口紅茶を啜る。少し冷めてしまった。

「訊きたいこと、か・・・・・・九尾さんは、なんで戦ってるの?
 退魔師なんて半端な覚悟でやれることじゃないし。少し気になるな」

私が退魔師をやっている理由はいろいろある。
誰かを助けたいとか。自分を活かすためだとか。他にも色々と。
けれど、明確な言葉に出せる理由など、存在しないままに戦っているのかも知れない。
だから私はいつまでも未熟なのだろうか。そんな想いが質問になって出た。
523九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/20(火) 21:49:04 ID:fuq0NZTs
「う……」

さあ困った。ぜ〜んぜん予想もしてなかったことを聞かれちゃったよ。
……正直、あたしは人に胸を張って語れるような確たる理由があって
この世界に身を投じたわけではない。

両親が関係者だったから、と言うのもある。
イエス様の教えに従い、誰かを救いたいとも思っている。
何より、誰かが泣くのが見たくない。

でも、それらとりとめのない想いを全て口に出すのはどうしても憚られてしまって。

「人に仇名す妖魔に抗う術のない人が平凡に暮らす日常を、
 あたしの力で守れたらいいなぁ、と思って。
 ……普通ではないあたしには、多分それができるから」

少しだけ寂しげに微笑む。
偽りのない本心ではあるけれど、それが全部ではない。
言ってみれば誰かに聞かれてもいい、表向きの綺麗な理由だ。

「ま、まだまだ退魔師としては駆け出しの未熟者だけどね♪」

心の内に秘めたものを笑顔で包み隠して、明るい口調で誤魔化してみる。
ある意味似た境遇の伊吹さんはどう考えているのだろう。
そう思った。
524伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/20(火) 22:00:10 ID:PCNsI+Tr
――私と彼女は、似ている気がする。
何もかもが違う気がするけれど、何処か似通っている気がする。
もちろん、そんなことは私の一方的な思い込みに過ぎないんだろうけど。
けれど、私は思った。そして口に出した。今まで言葉にすらできなかった想いを。

「・・・・・・私だって似た様なものだよ。誰かを助けたいと思ってる。
 私は未熟で、この力を使いこなすことすらできない。けど、この風を操り風を
 識ることのできる力に、何か意味を・・・・・・明確な意義を持たせたいと思ってる」

そうでなければ、耐えられない。自分だけ助かってしまったことが。
命があってよかったと思う反面、もう会えないだろう家族のことを考えると胸が軋む。
だからせめて、この力に意味と意義を。この救われた私の命に何か意味を。家族の死に意味を。

「そうでなくちゃ、生きてる意味ないから・・・・・・」

私は俯いてしまう。彼女の顔が見られない。私の根源にあるのは、罪悪感だった。それを、痛感した。
半妖という境界線に立つ存在でありながら、健気に誰かの為に戦い続ける彼女とは違う。
ヒーローのように誰かを救いたいと願うのも、結局はその罪悪感が原因なんだろうと、思った。

 
525九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/20(火) 22:16:05 ID:fuq0NZTs
「なんだぁ、伊吹さんもおんなじなんだ」

自然と笑みがこぼれる。
どこか似ていると言う感覚的なものだけではなく、戦う理由が同じこと。
とは言ってもまったく同じでもなくて、どこかは必ず違っているわけだけど。
でも、こんなに近くに似た人がいるだけで心強い。

「……でも、そんな言い方してたら寂しいよ。
 どうして伊吹さんがそう言うのかはよくわかんないけど」

俯いてしまった伊吹さんに、努めて優しく、囁くように語り掛ける。
同時に後ろに回り、背中からぎゅっと抱きかかえて。
こうして緩やかに流れていく時間がせめてもの慰めになればいいと思いながら。

「さ、マドレーヌもまだまだたくさんありますから♪
 湿っぽい話ばっかりじゃなくてもっと楽しいお話しましょ♪」
526伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/20(火) 22:27:23 ID:PCNsI+Tr
「まだ・・・・・・大切なモノ、なくしたことないんだね、九尾さんは」

私は俯いたまま。声が掠れてしまう。
私を包む暖かさと温もりに、視界が歪む。
彼女は、まだ喪失というものを知らないのだろう。
そして、それを知らずにいることは、果たして幸せなのかどうか。
喪失を知った時、彼女はこの優しさと温もりを失くさずにいられるだろうか。
心を凍らせて、傷を覆って、意味も無く不毛な戦いを続ける退魔師も、世の中にいる。

「――うん、ありがとう・・・・・・・
 楽しいこととは、ここ半年ばかり縁がないんだけど」

実に洒落にならない、笑い話にもならない話だった。
大丈夫だ。彼女がそうなるとは限らない。
もしそうなった時は、少しでいいから力になってあげたい。
こんな風に他愛のない時間を共有してくれた、せめてものお礼に。

【丁度いい具合なんで、この辺で〆ていいかな?】
【文章が捻れないとそんな理由じゃnゲフンゲフン】
527九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/20(火) 22:40:06 ID:fuq0NZTs
「じゃあ、これから楽しいことたくさん経験していけばいいじゃないですか。
 あたしなんかで良ければ幾らでもお付き合いしますよっ♪
 ささ、お茶し終わったらまずは何をします?お買い物?それともカラオケ?」

俯いたままの伊吹さん。
嗚咽が聞こえてくるような気がするけど、気付かない振りをして。
楽しいことがなければ、作っていけばいい。
そのためのお手伝いならなんでもできる。
だって、あたしは元気が取り得の九尾真理だから。

「さあ、まずは町に出かけましょ!」

ふと窓の外を見れば、あたり一面に穏やかな日差しが温かく降り注いでいた。


【ではこんな感じで〆ますね】
【先生!この娘に湿っぽいシリアスはさせられないことに今日気付きました!】
【……ともかくお付き合い頂きありがとうございました。またよろしくお願いします】
【ではではノシ】
528伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/20(火) 22:41:37 ID:PCNsI+Tr
【私はシリアス向きのキャラでしかなかったよorz】
【ともかくありがとう、またよろしくノシ】
529伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/23(金) 15:00:56 ID:I6Jn8ddT
暇だから待機・・・・・・・・
雑談でもロールでも。
530伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/23(金) 15:54:30 ID:I6Jn8ddT
ん、流石に駄目か。
じゃあまた今度ノシ
531伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 13:52:56 ID:5dbAQJfa
一時間程度待機してるよ。
雑談でもロールでも・・・・・・・
532伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 14:41:38 ID:5dbAQJfa
ん、少し早いけど、これでノシ
533九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 21:35:49 ID:86HrF2Wn
さて、今夜も待機するよー♪
534伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 21:47:12 ID:5dbAQJfa
ん、こんばんは。
空振りが多い今日この頃だけど、そっちはどうかな?
535九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 21:56:57 ID:86HrF2Wn
こんばんは伊吹さん♪
(例によってスキンシップを図る)
空振り以前に時間が……って、メタなネタですね。いけないいけない。

それはそれとして、伊吹さんの姿を拝見してきました♪
ついでにあたしも頼んできちゃったりなんかして……w
536伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 22:00:18 ID:5dbAQJfa
仕方ないんだよ、そればっかりは。
ま、背後に関わる発言は本スレだし慎むとして。
(仕方ないな、と思いつつスキンシップを受け入れる覚悟)

ん、そうか。想像でしかないオリキャラが明確な形になるって、
何か凄いよね。絵師サマ様だよ、本当に。
ん、九尾さんもか。私も楽しみにしているよ。
537九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 22:08:32 ID:86HrF2Wn
ふふふ〜♪
(満足げな笑みを浮かべながら手を握り腕を絡ませる)
(若干微妙な伊吹さんの表情には気付かず)

ですよねぇ、文章で表現するのも想像の余地があって楽しいですけど
イラストになるとそれはそれでわかりやすくなる、って言うか……
本当に絵師の方には感謝ですね♪
あは、ありがとーございますっ!
538伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 22:15:55 ID:5dbAQJfa
・・・・・九尾さんって・・・・・
友達には遠慮なく抱きついたりするタイプ?
(曰く言い難い表情を浮かべながら問うてみた)

そうだね、励みにもなるし。こういう雑談も含めて、色々頑張ってゆけば
いずれ誰もが気軽に声を掛けてくれる様になるよね、きっと。
私は、もう少しロールを重ねないと。
539九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 22:26:32 ID:86HrF2Wn
んー、そうですねぇ……とりあえず高校の友達にはハグしてます。
(一瞬考える表情になって言う)
……結構こんな感じの子が多いんですよ?
(にっこりと微笑みながら)

そうですよ、みんなのアイドル目指して頑張りましょう♪
でも、まずそのためには何事も経験ですねぇ……
伊吹さんは結構人気があるみたいですけど。
なんて言うか……タイミング悪いですけどね。
540伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 22:30:35 ID:5dbAQJfa
ん、そうなんだ・・・・・水ヶ瀬高校は割と自由なんだね。
私は、白清高校に通ってたから。進学校だし、何ていうのか
まずは自分のこと、みたいな空気があってね。
こういう触れあいは、なかったな・・・・・・

アイドル、なんて柄じゃないけど、私は。
ん、興味を持ってくれるのは嬉しいね。
その内、伝言スレを使って相手を募ってみようかな。
541九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 22:38:26 ID:86HrF2Wn
まだ進路とか考えてる段階じゃないですし、校風自体が自由な感じがします♪
何よりあたしみたいな子が普通に通えている時点で……
(と、困ったように頬を掻きながら)
まあ、あたしの場合は「誰かと触れ合っていたい」っていう無意識的な感情の
発露だったりそうでなかったり。

でもでもぉ、伊吹さんは人気なんですよ?ええと、その……男の子に。
それは、伊吹さんが魅力的だからだと思うんですけど……
お相手募集しなくても、いる時間さえわかってればきっと見つかりますって。
542名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:40:05 ID:9hRqdQbE
>御二人
雑談のところ邪魔してすまないが、ロールなら付き合いますがね。
雑談を続けたいなら、それでも構わないけれど。
543九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 22:44:57 ID:86HrF2Wn
>>542
わぁっ、ビックリした……
こんばんは名無しさん、どっちの美少女がご所望かな?
(にんまりと笑みを浮かべながら)
544伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 22:44:57 ID:5dbAQJfa
ん・・・・・寂しがり屋な人ほど友達と触れ合いを求めるものらしいからね。
それを素直に表現できるかどうかは別問題だけど、さ。
単なる私見だけど、そういう意味で素直な人って此処だと少ないよね。

ん、ありがとう。気長に頑張ってみるつもりだよ。
出現する時間帯は・・・・・書き込み時刻見れば大体わかると思うけど。
九尾さんも、人気があると思うよ。私よりはね。
545伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 22:45:49 ID:5dbAQJfa
>542
おや、珍しい。お客様だね。
私はそろそろ落ちる時刻だしね。
九尾さんはどうかな?
546名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:50:24 ID:9hRqdQbE
>>543
私は別にどちらでも。
強いて挙げれば、やりたい事がある方の子のお相手をしたいところ。
こちらからは、特に要望があるわけではないのでね。
547九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 22:53:39 ID:86HrF2Wn
わ、ケコーンだぁ♪これはもう伊吹さんと添い遂げるしかないねw

>>544
あたし、寂しがり屋なのかなぁ?
素直でいい子だね、とは色んな人に言われますけど。
それは……キャラ造形の結果だったりお約束だからでは?

いえいえそんなことないですよ、伊吹さんは素敵です!
あたしなんか単純で馬鹿力で可愛げがないし……



ええと、あたしはとりあえず時間ありますけど……
やりたいこと、と言われるとちょっと時間が欲しいかも。
548名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 22:57:02 ID:9hRqdQbE
ふむ、やりたい事があって待機しているわけではないという事かな。
だとすれば、此処は引いた方がいいのかね。
549伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/25(日) 22:58:06 ID:5dbAQJfa
>546
やりたいこと・・・・・直ぐには浮かばないな。
持ちネタも大してないことだし、今回は九尾さんに譲ろうかな。

>547
添い遂げるのは、男の人相手の方がいいと思うよ・・・・・・
それはともかく。

九尾さんの根っこにあるのが何なのか、私にはわからないから、
全然的外れな意見かも知れないね。聞き流しておいて。
・・・・・・ツンデレとか?や、悪くはないけど付き合いづらいよね、うん。

んー、可愛げはあるよ。
むしろ私の方が色気とも可憐さとも無縁だし。


じゃあ、今夜はこの辺でノシ
550九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 23:03:21 ID:86HrF2Wn
>>548
いえ、せっかくのお申し出ですからありがたく受けたいと思います♪
ただ申しあげたとおり、あまりネタ考えてませんし、
今からだと凍結も視野に入れて欲しい所ですが……

あ、雑談でもいいですよ♪

>>549
ん〜、あたしにもわかりません♪
(あっけらかんとした笑顔で)
確かに、ツンデレの子が本当にいたら相当付き合いにくいと思います……

何度も言ってますが、伊吹さんはカッコいいです!
あたしは伊吹さんみたいな人好きだけどなぁ……

お疲れ様でしたっ!
551名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:05:57 ID:9hRqdQbE
>>549
お疲れ様。

>>550
別に、そんなに難しい事を訊いているわけではないんだけど…。
エロールしたいなら、エロール、バトルしたいならバトル。
そういう単純な方向性だけでも、そんなに簡単に決められない事かな。

此処は、結構ストーリーに重きを置いている感じを受けたから、
逆に闇雲に名無しがロール内容を突付きにくいんですよ。
出来れば、簡素でもいいからロールしたい事を決めて待機してくれている方が、
(私個人だけかもしれないですが)有り難いかな。

凍結を視野に入れる事は別段構いません。
まぁ、週に二、三度くらいなら覗けない事もないので。
552九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 23:13:45 ID:86HrF2Wn
あぁ、そういう方向性のことだったの♪
だったら、そろそろえっちなことがしたい気分なんだけど……
(頬を染めて)
どういうシチュか、とかは今思いついたところだよ。

オムニバス的なロールもあたしは歓迎だけどなぁ。
一期一会にするのか、物語かはロールする人が決めることだし。
……まぁ、やりたいロールとかその辺りもね。

じゃあお相手をお願いしよっかな?
今やりたいロールは、和姦でも陵辱でもいいからえっちなこと。
できれば……その…弱い所を責めてほしいかな?
リミットは2:00くらい。解凍は早くて週末になってしまうけど……
553名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:18:29 ID:9hRqdQbE
>>552
誤解を招くような書き方で申し訳ありません。
時間は、2時だとこちらが厳しいと思いますので、1時くらいまででよいですか。
弱点が精神的、トリッキー等、あとは角ですね。了解です。
では、簡単にバトル→陵辱という形式でよいでしょうか?
554九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 23:23:35 ID:86HrF2Wn
どういうシチュを求めているのか、まで聞いてるのかと思ったよ。
まあ、考えろって言われればスグにでも考えるけどw
リミットについては了解。……でも、あたし遅いからその辺りも考慮してね(苦笑

裏弱点もあるんだけど……その辺りはお好きにどうぞ♪
流れはそんな感じで。書き出しはお願いしてもいいかな?
555名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:26:22 ID:9hRqdQbE
了解しました。
では、書き始めますね。
556名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:32:08 ID:9hRqdQbE
宵闇に紛れつつある、街の中。

「随分と面白そうなのが、この街にはいるな…人間にしては霊的資質の高い連中ばかり」
男は、高層から街の灯を見下ろし、呟いた。
ぼろぼろの外套を纏い、無精髭を生やした、目付きの鋭い男だった。
その身体からは異質な気配が感じ取れる。
普通の人間には見えるが、その方面の訓練を受けた者になら分かるだろう、悪質な妖気。

「ほう…あそこの娘。…面白い魂を持っているな」
男は、一人の少女に目を付けた。
今しも、人気の少ない方へと歩いていく。

「どれ、一つ遊んでやるとしようか。」
指を鳴らすと、その横の空間に、一人の女が現れた。
スーツ姿の女性。その瞳には生気がない。

少しの後。
少女の歩いていく方向から、悲鳴がこだました。

「助けてぇ!」
ソプラノの鋭い、助けを求める声が響く。

【このような感じで。よろしくお願いします。】
557九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/25(日) 23:44:41 ID:86HrF2Wn
「……!」

いつものように街中でも人気のないところ―妖魔が良く現れる所だ―を
見回っていると、突然絹を裂くような悲鳴が聞こえた。
表情を緊の一字に引き締め、手に持った得物をしっかと握り締めて
声の聞こえた方向へと向かって走った。

壊れた街灯のある角を曲がり、シャッターの閉まった店が建ち並ぶ通りに出る。
視界に入ってきたのは――

「大丈夫ですか?!怪我、してませんか?」

足を折ってうずくまるスーツ姿の女性だった。
痛みに耐えているのか、その顔は下を向いていて表情は窺えない。
そして、辺りに漂う嫌なニオイ。

「これは……もしかして、妖魔の仕業?」

そう呟くと、周囲に注意を払いながらいつでも女性を守りながら戦えるように
集中力を高めていく。


【よろしくお願いします♪】
558名無しさん@ピンキー:2007/11/25(日) 23:52:03 ID:9hRqdQbE
「助けて…こ、殺される…」
息も絶え絶えに、俯いたまま、それだけを答える女性。
そのスーツの右肩の部分は裂け、血が滲んでいた。
その身体は恐怖のためか、がくがくと震えている。

真理が集中力を高めるとすぐ、気配が浮かび上がった。
ぼと、ぼと、と粘質の液体が頭上から落ちてくる。
そして、醜悪な赤黒い肉の塊のような物体が空中を漂いながら姿を現した。
その肉塊からは何本もの触手のようなものが伸び、その先端には牙の生えた口のようなものがついている。

キェアアアェェ

金属を擦るような、怖気が走る叫びを上げながら、肉塊は落下するように真理に向かって飛び込んでくる。
その触手の一つには、女性の肩から引き裂いたと思われるスーツの布地の一部と血がこびりついていた。
「それ」は、女性よりも真理の方を極上の獲物と見てとったのか、女性には目もくれずに彼女に飛び掛ってきた。

【即殺してもらって構いません。これは囮です。】
559九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/26(月) 00:06:01 ID:7AkA8fw4
「大丈夫、あたしが守るから……っ」

怯えている様子の女性に励ましの言葉をかけ、
口の中で聖句を唱えて簡単な応急処置をおこなう。
一瞬清々しい光が辺りを包むと、女性の肩の傷は跡形もなくなっていた。
そして、妖魔が現れた。

「うぇ、気色悪っ……」

わずかにその粘質の液体を頭上に被ってしまう。
腐臭のような、血の臭いのような臭いが辺りに漂う。
あたしはあからさまな嫌悪の表情を浮かべ、得物を構えた。
そして上からこちらに向かって加速してくるソレに逆の方向から力を与えてやる。
つまり、下からの斬撃。
その一撃をまともに喰らった妖魔は、世の理に従って綺麗に二つに分かたれ、
重い音を立ててアスファルトの路上に転がった。

「……ふぅ、意外とあっけないなぁ。あたしってば強すぎ?」

あっさり妖魔を倒したことに気が良くなり、そんな軽口さえ飛び出してしまう。
もはや妖魔だったモノには目もくれず、女性の方へと駆け寄って行く。
560名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:09:40 ID:DHs7VPnG
一刀両断。
断末魔の叫びをあげながら、肉塊が裂けた。
血飛沫を撒き散らせながら、その存在が塵のように希薄になっていく。
妖魔の血飛沫で紅く染まった景色も、間も無く空虚な宵闇へと戻り、血の跡すら残さず消え去った。

「あ、あり…がとう…」
まだ恐怖が抜け切らないのか、真理が近付いてくると、震えながら女性は彼女の手を掴んだ。
そのまま、真理の身体へとしがみつく。
震えが、ダイレクトに真理の身体へと伝わった。

「ご、ごめん、なさい…こ、怖くて…まだ震えて…ちょっとだけ…このまま…」
しがみつく女性は、声音すら震わせ、やや過剰なくらいに強く真理の身体にしがみついていた。
男に対してなら、絵になる光景かもしれないが、自分より年下の少女にしがみついている大人というのも、
事情を知らなければ滑稽にすら見えるかもしれない。
561九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/26(月) 00:20:49 ID:7AkA8fw4
「もう、平気ですから……ね?」

ガタガタと震え必死に体にしがみつく女性をなだめるように優しく抱く。
無理もない。こうした夜の世界に馴染みのない普通の人々はたくさんいる。
たまにこんな風に非日常を垣間見てしまう人もいるのだが、
そんな人は大概同じような反応を返すのだ。
その反応を、恐れと言う。

あたしは、それほど長くない退魔師としての経験から既に
そのようなことを学習していた。
それ故に、より一層こうした人々を守らなければいけないと思いつつ。

「ええ、落ち着くまでこのまま一緒に居てあげますから」

不安感を取り去るのに最も効果的な方法は何か。
それは、人の温もりを伝えてあげることだと思う。

「そしたら、あの明かりがあるところまで行きましょ♪」

努めて明るく振舞う。
少しでもあたしの態度がこの女性にとって心強いものになってくれれば。
562名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:25:09 ID:DHs7VPnG
真理の言葉を聞いているのかいないのか。
女性の震えは、彼女の優しい言葉にも、明るさにも止まりきらなかった。
ただ、震える言葉が紡がれる。

「ええ…『このまま』…」
『そう、そのまま…そのまま…』

女性の声とハモるようにして、何か違う声が聴こえたような気がした。
その途端、真理の頭に、何かが干渉するような感覚が一瞬走った。
身体の感覚が、痺れたようになる。

『「そのまま…お前は動けない。」』
ややもするとブレる視界。
廃墟のような商店街通りの、壊れた街灯の下。
そこに、歪んだ笑みを浮かべる、長身の男がいた。
黒づくめの、ぼろぼろの外套をまとった、現代的な街に似合わない姿。
ぼさぼさの髪に、頬がこけ、不精髭を生やした顔。
そして、何よりその双眸は、病的なまでに鋭く、冷酷に真理を見詰めていた。

「…随分と呆気ない。戦闘直後の、気を緩める瞬間を狙う必要などなかったかもしれんな?」
カツ、カツ、と靴音を鳴らしながら、一歩一歩男が歩み寄ってくる。
その間も、しがみついた女性は真理の身体を離さず、万力のように押さえていた。
普段ならば、真理の身体能力をもってすれば、女性を跳ね除けていく事など容易だっただろう。
だが、先程の何かの干渉か。身体が麻痺したように動かない。
563九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/26(月) 00:38:11 ID:7AkA8fw4
「――っ!」

その刹那に、脳内で警報が鳴り響いた。本能的なものだったのかもしれない。
とっさに女性を突き放そうと頭の中では思ったのだが、
結局その指令が末梢の筋肉にまで伝わることはなかった。
全身の感覚が麻痺する。

女性の声と重なる、男の声。
暗がりから姿を現したその男はホームレスのような格好をしていて。
その一方で眼差しに秘められたものは、この男が常人でないことを雄弁に物語っていた。

「あんた、この人に何をしたのよ!
 絶対、絶対にこのままじゃ済まさないんだから!」

女性に異常な力で押さえつけられたうえに全身の麻痺で手足の一本さえも動かず、
あたしにできることはせいぜい罵詈雑言を浴びせて男を睨みつけることだけ。
だが自分の置かれている状況より何より、
罪も無い普通の女性をこの男が操っていることが許せなかった。

「放しなさいよ!あんたはあたしが……殺すからっ!!」
564名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 00:42:44 ID:DHs7VPnG
「ふむ…」
男は間近でじろじろと、真理の姿を嘗め回すように見る。
噛み付くような真理の罵声にも、何も感ずる事がないような無感情な瞳。
その目が僅かに細められると、ぐっと、真理の長い髪を掴んで持ち上げた。
髪の中に隠されていたものを認め、く、と小さく哂う。

「鬼、か」
面白いものを見つけた、とでも言うように男の口端が吊り上る。
男はそのまま無造作に、もう一方の手で真理の角を掴んだ。

「これは面白いサンプルが取れそうだ」
真理の髪を放し、ぱちん、と指を鳴らす。
すると、何も無い空中から、何本もの鎖が現れ、真理の手足を拘束した。
何もない、「何処か」に四肢を繋がれた状態で真理の身体は僅かに地面から浮いた状態となる。

「もういい。下がれ」
男の言葉に、スーツ姿の女性が真理の身体を離す。
その表情は、人形のように虚ろで、瞳には生気がなかった。
真理を見詰める目にも、何も。一欠片の感情すら、残されてはいなかった。

「コイツは、お前のような甘い退魔士を油断させるための木偶だ。
 生きてはいるが、魂はない。俺の言う通りに動く人形に過ぎん」
その段になって、漸く、先程の問いへの返答があった。

「この木偶の魂は、もう俺が刈り取った。」
565九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/26(月) 00:57:43 ID:7AkA8fw4
「だから何だって言うのよ! ……っ、触らないで!
 それに……サンプルって、一体何のこと?説明しなさい!」

男の視線があたしの体を上から下まで執拗に見る。正直気持ち悪い。
無造作にデリケートな角を触られたことで嫌悪感はさらに増す。
電車の中で痴漢に遭うのはしょっちゅうだけど、それとはまた違った気持ち悪さ。
――そっか、相手が得体の知れないモノだからか。
ふと気付いてそう思う。たぶん間違ってないだろう。

「きゃあっ?!」

そんなことを考えているうちに鎖によって拘束されてしまう。
不思議な事に、何もない空中に体が固定されている。はっきり言って磔に近い。

「……そんなっ!嘘でしょッ?」

そして、衝撃的な言葉が続く。
思わず放ったその言葉。
しかし、男の言っているのはおそらく嘘ではないとあたしは悟ってしまった。
その、まるで蝋人形のような表情をこの目で見てしまったから。
知らず知らずのうちに、両の瞳から熱いものが溢れ出し頬を濡らしていく。

「……それで、あたしを、どうするつもり?その人みたいに操るの?」

嗚咽を漏らしながらも改めて男に問う。
わからないことだらけのこの危機的状況でも、何とかして切り抜けるしかない。
そのためには男の目的を知る事がまずは必要だった。


【そろそろお時間でしょうか】
566名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:01:49 ID:DHs7VPnG
「赤の他人のために、涙まで流すか。つくづく甘い娘だな」
淡々とそういうと、す、と手を真理の首元へと差し出し―― そのまま真下へと一閃した。
布地が裂ける音と共に、真理の着ている制服が一気に引き裂かれた。
下着ごと引き裂かれ、真理のやや小柄な身体の割りには豊かな胸が外気に晒される。

「半妖の遺伝子サンプルは初めてだ。何、殺しはせんから安心するがいい」
感慨もなくそう言うと、男は真理の露になった胸を確かめるようにゆっくりと揉みあげた。
それは、乱暴ではなかったが、愛撫というよりは触診のような、奇妙な触れ方だった。

「感じていれば、すぐに済む。そうでなければ長引くかもしれんがな」
直接的な言葉はない。
だが、この行動自体で、これから何が行われるのか。
それは明白な事だった。

【時間ですので、此処で凍結でよいでしょうか?】
567九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/11/26(月) 01:05:11 ID:7AkA8fw4
【ではここで凍結しましょう。続きはこちらから書き出しますね】
【先ほども言いましたが、解凍は最速週末になりますorz】
【こちらも細かい予定がわかりませんが、伝言スレに書き込んでおきますね】
【今夜はどうもありがとうございました。お休みなさい、良い夢を〜ノシ】
568名無しさん@ピンキー:2007/11/26(月) 01:06:19 ID:DHs7VPnG
【了解しました。お疲れ様です、おやすみなさい。】
569佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/26(月) 22:10:22 ID:95zXpIKf
【こんばんは、久しぶりにこちらで待機してみます。
 何でもありなので、お気軽に声をかけてください】
570伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/26(月) 22:44:27 ID:TSxoJmxP
ん、残念だよ。もう少し時間があれば・・・・・・
よかったら、今度ロールしてほしいな・・・・・
時間が合えば、だけど。それじゃあノシ

【書き落ち】
571佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/26(月) 22:47:06 ID:95zXpIKf
>>570
いえ、お気遣いだけでもありがたいです。
ええ、次の機会を楽しみにしておきますね。おやすみなさい。

…23時まで待機してみますね。
572佐々木 優希 ◆P/d7wrXr2A :2007/11/26(月) 23:01:45 ID:95zXpIKf
……時間帯がよくないみたいですね。落ちます。
573伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 19:41:42 ID:Bp9ujpP4
待機・・・・・・雑談でもロールでも。
ただ、ロールしたい人は早めに言ってほしいな。
574名無しさん@ピンキー:2007/11/27(火) 20:36:49 ID:5p/6MWJE
まだ居るかな?、余り時間が取れないから雑談なら付き合うけれど
575伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 20:39:23 ID:Bp9ujpP4
ん、こんばんは。まだいるよ。
雑談だけでも歓迎だよ。とは言っても、
そっちの振った話題に答えるだけだけどね。
576新米退魔士:2007/11/27(火) 20:42:29 ID:5p/6MWJE
【雰囲気付けの為に名前付け】

話題、話題ですか……それじゃあその…この仕事やってて、怖いって思いませんか?
577伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 20:46:18 ID:Bp9ujpP4
怖いよ、当然。妖魔は勿論だけど、私自身の力もね。
逆に訊くけど、この仕事を楽しんでやってる人っているのかな。
578新米退魔士:2007/11/27(火) 20:49:15 ID:5p/6MWJE
楽しんでる人は…どうでしょうね、そういう強い人の話は俺にとっちゃ雲の上の話で…。
前の仕事の時も、はは、先輩の人達に助けられなかったら危なかったっす…(少し年下位のまぁ居そうな感じの青年である)

だから、自分の力が怖いっていうのは俺にはちょっとこう、ピンと来ないっすね…(頭を掻いて)
579伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 20:51:43 ID:Bp9ujpP4
・・・・・程度の差こそあれ、誰だって怖いものだと思うよ。
何に恐怖を感じるのかは違っても「怖い」って感情は消せない。
いや、消さない方が慎重になるから丁度いいのかも知れないね。

私の場合、訓練で培った力じゃないからね。言わば借り物の力。
しかも、それを制御できないから。オマケに、暴走させると周囲に迷惑がね・・・・・・
580新米退魔士:2007/11/27(火) 20:56:38 ID:5p/6MWJE
なるほど…やっぱ怖いっすよねぇ、妖魔を初めて見た時は腰抜かすかと思いましたし…。

あー……そ、そうなんすか……(下っ端なので余り突っ込んだ所は知らないらしい)、
その、なんていうか、大丈夫っすよ、伊吹さんなら暴走なんてしませんって。
581伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 21:00:24 ID:Bp9ujpP4
ん、私は・・・・・・まあ大体同じかな。
回数こなせば慣れるとは、思うけど・・・・・・
慣れた頃に大怪我するって話だから、気をつけてね。

ん、そう思いたいね・・・・・・
(実はこの間暴走して公園を滅茶苦茶にしてしまったのだが)
(それは言わない方がいいかと思った)
話は変わるけど、キミ、彼女とかいる?退魔師やってると、
出会いは多いけど、そういう付き合いって難しいよね。
582新米退魔士:2007/11/27(火) 21:02:04 ID:5p/6MWJE
ウス、気をつけます(素直である)。

か、彼女っすか…いやぁ〜…退魔士も組織や地域でまちまちっすからね…。
ウチは構成員が男ばっかなんで……いや、良い人達なんスけどね…そういう縁は、あんまり…。
583伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 21:08:16 ID:Bp9ujpP4
ん、私も・・・・・・・よい男性に縁がないな。
年上の、包容力のある人がタイプなんだけど・・・・・・
縁はあるのかも知れないけど、余裕がないから発展しないの
かも知れないね。一人前になれば、そういう余裕ができるのかな。
584新米退魔士:2007/11/27(火) 21:10:33 ID:5p/6MWJE
まぁ、命懸けの仕事ですからね…中々余裕ってのは出来ませんよ。
でも奇遇っすね、俺も年上の包容力のある人がタイプなんですよ、こう守ってくれそうで…(何を彼女に期待してるんだ)
585伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 21:14:40 ID:Bp9ujpP4
ん・・・・・それだと私とキミは、合わないってことかな。
守られたい者同士だと、上手くいかないと思うんだけど。
(悪意の欠片もなく告げられる残酷な言葉)
こう、「私に任せておいて」みたいな人がいいんでしょ?
私は、自分のことで手一杯だからね・・・・・・
586新米退魔士:2007/11/27(火) 21:19:06 ID:5p/6MWJE
うぅ、そのうち立派な男になります…(何時だ)。
(ふと真面目な顔をして)まぁでも、男ってのはそういうもんですよ、どっかで女の人に甘えたいんス。
…って、本に書いてありました(え)。

あ、そうだ、さっきコンビニで肉まん買ってきたんスけど食べます?、最近寒いですし。
587伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 21:22:59 ID:Bp9ujpP4
んー・・・・・・男は大きくなっても子供、とは言うけどね。
夢とロマンを追いかけてたり・・・・・や、別にいいんだよねそれでも。
ちゃんと生活維持できてるなら。私は否定しないよ。
ただ、付き合うならちゃんと私を見てくれる人がいいなって思うよ。

ん、いいの?退魔師って言っても新米の内は薄給だからね。
装備とか揃えるのにかなりお金使うし。
588新米退魔士:2007/11/27(火) 21:27:43 ID:5p/6MWJE
それは勿論、伊吹さん危なっかしそうだし、付き合うんなら目は放せないと思いますよ。
…あ、いや、悪い意味じゃないっすよ?、えーと、えーと……男心をそそるとかそんな感じっす。

まぁ、薄給は薄給っすけど、ウチの場合は装備はある程度補充が効きますし…。
俺、家とか無いんで組織の方で寝泊りしてるから生活費殆ど掛からないんスよ(笑いながら)
589伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 21:30:32 ID:Bp9ujpP4
・・・・・・子ども扱いだね。それはそれで不満が。
いや、まあ、ね・・・・・・確かに危なっかしいし、反論できないけど。

ん、それは便利だね。私は一応アパート借りてるよ。
狭い部屋だけどね。やっぱり自立の第一歩って気がするし。
590新米退魔士:2007/11/27(火) 21:32:50 ID:5p/6MWJE
男が何時までも子供なら女も子供だって良いと思いますけどね、俺は。
……大人で居ると、疲れるでしょう。

俺もゆくゆくは自立できたら良いんスけど……まだ半人前なんで、なんとも。
591伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/11/27(火) 21:37:31 ID:Bp9ujpP4
――男がだらしないなら、女がしっかりするしかないよ。
子供が子供のまま子供を作ったら、後が大変だしね。

いずれ半人前から脱出できるよ。できなければ死ぬだけだし。
厳しいのはどの仕事でも一緒だと思うけど、シビアな業界だからね。

ん、今日はこの辺で帰るよ。ありがとう、また会えたらノシ
592新米退魔士:2007/11/27(火) 21:39:47 ID:5p/6MWJE
あぁ、それはなるほど確かに。

本当にシビアですよねー……(幾分かゲンナリした顔で)。

えぇ、お疲れ様ッス、縁が有ったらまた〜(駆け足で去っていく、元気だ)。

【あ、時間的に丁度良かったです、ありがとうございました〜】
593鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/28(水) 20:40:35 ID:DiQ9j4sX
【名前】鷹取 空音 (たかとり そらね)
【年齢】 16歳
【性別】 女
【サイド】中立
【種族】人間
【組織】 私立水ヶ瀬学園高校(一年)
【サイズ】身長167cm 体重60s 83/61/87 
【容姿】 髪・ナチュラルレイヤー
     学校指定の制服、または動きやすい服+ジーンズ
【得意】和姦・百合・敗北後陵辱
【能力】 破邪の炎+蹴りを主体にした体術
【武器】 特注の脛当
【NG】 汚物・切断・洗脳など
【弱点】 オツムが弱いので騙されやすい。人を殺せない。
【備考】 武門の家に生まれた神獣《鳳凰》を宿した少女。幼い頃から格闘技を習っているが、基本的に
ぼんやりとした性格。本人としては大儀や使命など難しいことは関係なく、周りの人間の為に力を振るい
たいと考えている。勉強が苦手でいつも友人達に助けてもらっている。空音に宿る《鳳凰》は珍しく人間に
好意的な神獣であり、人間を見限ったり或いは恨んでいる神々と違い積極的に人間に力を貸してくれる。
その理由としては「鳳凰は人間の守護者であるという」という願い・信仰によって力を得ているからだ。
故に彼女に力を貸し妖魔を討つ手伝いをしている。ちなみに《鳳凰》は雌であり番になる男性を探している。
空音は《鳳凰》の加護により普通の方法では妊娠しない体質になっている。相応しい男性であると空音と
《鳳凰》に認められない限りその加護によって子供を授かることはできないのである。

※エロールに関する注意事項。
妖魔に陵辱された場合、行為後に《鳳凰》が空音の身体を動かして滅するという展開になる。
妖魔で陵辱希望の方は予めご了承ください。

【好きな食べ物】 お茶漬け
【嫌いな食べ物】 トマトを使った料理(アレルギーである)
【好きなこと】 ぼんやり空を眺める
【嫌いなこと】 勉強
【趣味】 可愛い物蒐集
【好きな異性のタイプ】明るくて楽しい人
【嫌いな異性のタイプ】自己中な人
【特性傾向】近接戦闘
【部活動】 帰宅部
【得意科目】 体育(運動神経はよい方)
【苦手科目】 体育以外全般的に苦手
【血液型】 O型
【誕生日】 7月20日

プロフ投下してみました♪
今日は残念ながらこれだけ〜ノシ

594鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 19:44:37 ID:PI32vCUz
【少し早いけど初待機〜♪】
595名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 20:31:45 ID:GGbWwFR/
おっ!かわい娘ちゃん発見!
596鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 20:33:45 ID:PI32vCUz
あわわ?い、いきなりこと言われても、
私身持ちは固い方だからデートはしませんよぅ?
(いきなり妙なこと言われたのでテンパッてます)
597名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 20:41:19 ID:GGbWwFR/
あっ!ごめん。驚かしちゃって。ところで、初音ちゃんは男女のスキンシップについてどう思う?好きでもない男に触れられるのはやっぱり嫌?
598鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 20:44:58 ID:PI32vCUz
うみぃ。空音ですよ。スキンシップですか?うーん・・・・・
(何か考え込んでいます。酷く考え込んでいます)
(やがて頬が赤面し始めます)
やっ、やっぱりその、好きな人以外は遠慮したいかなー、かなー、かなー・・・・・・
599名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 20:50:38 ID:GGbWwFR/
やっぱりダメか・・・・
今日も寒かったし、初音ちゃんと抱きあって温かくなろうと思ったんだけど。
600鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 20:54:06 ID:PI32vCUz
だーかーら、私は空音ですよ。
まあ雑談ですからね、これは。無理無理無理。
ロールなら展開次第ではありなんですけど。けど展開する可能性としてはぁ・・・・・・
妖魔に陵辱が一番高いんですよね。とほほ。
601名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 20:59:35 ID:GGbWwFR/
ごめん。何やってんだろーね俺。人の名前、何度も間違えるなんて。そういえば、陸辱で思い出したけど、ある小説で少女が魔物を犯す話があるらしいよ。つまりいつもの逆。
602鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:03:37 ID:PI32vCUz
真剣に認知症かと思いましたよ。
いつもの逆と言われましてもですね、私まだ一度もロールしたことないんですけど。
仮に初じゃなくても逆レイプ?とかはもう設定的に無理無理無理無理無理無理無理無理無理。
にぎゃー、無理なんですぅ。いたいけな少女に何させるんですか?何させるつもりなんですか?
(頭抱えて懊悩しています)
そういう需要があるのか真剣に聞いてみたいんですけど。
603名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:10:14 ID:GGbWwFR/
どうやら魔物とのエッチは人間の男とは比べ物にならない程の快感を味わえるらしいよ。少女も気持ちよさそうだったし。ちなみに、その魔物、最後に少女に殺されちゃうけどね。俺も空音ちゃんに犯されてみたい。
604鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:14:36 ID:PI32vCUz
あぅ、どうやら本気のようですねこの人。でもでも、設定的に中途半端に
正義っぽい感じのをイメージしてるので、こっちから襲うっていうのは無理なんですよぅ。
こちらが倒される→犯される→悔しい、でも(ビクンビクンくらいならギリギリだと思いますけど。
605名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:19:14 ID:zp/lyI4k
>604
雑談っぽいからついでに質問
武術の師匠から卒業証書と称して精液流し込まれるって言うのはどう?

いやこう書くとお笑いみたいだけどロマンティックにもできると思うんだ。
606名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:21:09 ID:GGbWwFR/
確かに、空音ちゃん、正義の味方っぽいからね。いくら相手が魔物でもそんな酷い事できないか。でも空音ちゃんって優しいね。どんな妖魔でも優しく駆除してくれそう。
607鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:24:38 ID:PI32vCUz
そもそれはどんな武術ですか。エロエロですね。エロ漫画ですね。
少なくともそんな武術は寡聞にして知りませんが。
ちなみに私の武術の師匠はお父さんです。やったら近親相姦です。
ていうか、お母さんがそんなことさせません。修羅場になったら
いつもお父さん土下座して謝りまくってますし。

ロマンティックですか。いいですねぇ。
素敵な人にドラマみたく情熱的に口説かれてみたい〜(にへらぁ)
けど一期一絵的にロールするなら陵辱の方が楽ですよねぇ。

608鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:26:51 ID:PI32vCUz
>606
にゃにゃ?確認してませんですたーIDとか。
まあ正義というのは自分の中の正しいと思った事ですから。
それが他の人にとっての悪になるのも当然なんですけどね。
妖魔からすれば、私は自分達を殺す殺人鬼のようなものですから。
609名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:29:10 ID:zp/lyI4k
>605
いや、普通の武術でいいんだけど。

もう俺の教えることはない卒業だ。(額にチュッ
えっ…(戸惑い
そ、その、可愛い弟子の卒業証書だから工夫を凝らしてみたんだ(恥ずかしそうに
……私の大切な場所にも書いてくれませんか?(///


とかとか。
きゃーっきゃーっ(自分で恥ずかしくなった
610鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:32:51 ID:PI32vCUz
>609
正直、そんな師匠に師事したいとは思いませんねえ。
むしろ速攻プチ倒して看板貰います、みたいな?

うわ、照れますねえ、実際。けど、まあ・・・・・・・・・優しい師匠とそれを慕う弟子、
みたいな関係ならスムーズかな?そういうのもありかも。少し憧れちゃうなぁ。

611名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:35:27 ID:GGbWwFR/
結構妖魔には容赦ないみたいだね。ちなみに、これあるゲームのラスボスのセリフなんだけどどう思う?
嫌だ・・・・嫌だ!か、身体の色が、身体が崩れてゆく!嫌だぁぁぁぁぁ! 空音ちゃんだったらこの怪物をどうする?優し抱きしめてあげる?冷たく突き放す?
612鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:36:51 ID:PI32vCUz
>611
Q・貴方ならどうする?
A・メッセージスキップしてエンディングで感動します。
613名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:37:46 ID:zp/lyI4k
>610
子供のころから、一から教えてきたから萌えるんじゃないか!
即効ブチ倒せる力をつけたのは俺だ!みたいな

まぁ、父師匠設定が変わりそうだったら優しい師匠になってみたいね。
次あったときにお願いしちゃうかも?

今日のところは後発なのでこの辺で引かせてもらうね〜
614鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:45:12 ID:PI32vCUz
>613
そういうのは萌えるとは言いませんよ。
背徳的です。淫乱です。でもちょっとドキドキするかも。

あー、確かにその辺はまだ融通が利きますしね。
プロフに明確に書いているわけじゃないんで。
今度はロールをお願いしますね。お疲れ様でした。
615名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:45:39 ID:GGbWwFR/
真面目にレスしろよ!何がメッセージスキップだ!ふざけやがって!この糞女が!
616鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:50:29 ID:PI32vCUz
>615
えー、真面目と言われましても。
雑談なんですら和やかに、楽しくするのが一番だと思うんですけど。
もう少し肩の力抜いた方が素直に楽しめると思いますよ?
617名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:54:13 ID:zp/lyI4k
>616
ちょっと気になったので舞い戻り

背徳的って言うのは確かにドキドキするよね。
でもさすがに父親相手だと厳しいよねー。
例えばお兄ちゃんが居たら、それはアリ?
618名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:54:23 ID:+WTeSEb6
>>615
キャラハンの名前を間違えたり「陵辱」が「陸辱」なったりしてたくせに何をえらそうにwwwww

>>616
新人なんだからこれからいろいろあるだろうけど頑張ってくれや
イタい名無しなんざ気にしなさんな
619名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 21:57:42 ID:GGbWwFR/
はあ?てめえの場合、ただの手抜きだろ!長々と書き込んだのがバカみたいじゃねえか!てめえのような自分勝手なバカ女はもうくるな!迷惑なんだよ!
620鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 21:58:24 ID:PI32vCUz
>617
義理の兄ならギリギリオッケーデス。
友達にそんな本を借りたことがありまして。

>618
まあ、私も少し空気が読めてませんでしたし。
喧嘩両成敗。以下普通の流れでいいと思います。

>619
というわけで、最初の名無しさん、ネタに走ったつもりが気に障ったみたいですね。
失礼しました。今後このようなことはしませんから、どうか穏便にしてください。
621名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:02:52 ID:zp/lyI4k
>620
義理でギリギリか。いいジョークだね。
でも、その辺のモラルはしっかりしてる子なんだねー。

俺は、君みたいな甘い言葉に弱そうな子はイイと思うよ。
なんというか、食べやすくてね?(じゅるり

で、その本はえっちな本でしたか?
622鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 22:05:49 ID:PI32vCUz
>621
風紀紊乱がどーたらこーたら。これでも武門の家の子ですしね。
彼氏の一人でも出来た日にはどうなるかわかりませんが。

た、食べるのは駄目です。煮ても焼いても食べられません!
生ならオッケーですが(何

同人誌とか言うのでした。18禁じゃないですから女子高生でも安心。
623名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:06:31 ID:+WTeSEb6
>>619
陵辱を読めるようになったらまたおいでw

>>620
空気読めてないってわかってるなら今後気をつけてな
キャラハンなんだからスレの雰囲気を大事にしてな
624鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 22:08:20 ID:PI32vCUz
>623
まあ、私の方は未熟だったわけですが・・・・・・
それでも煽るような発言は禁止ですよ。
みんな仲良くする方が簡単ですよ。スマイルスマイル。
625名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:08:55 ID:GGbWwFR/
反省してる様子はないな。やっぱてめえはクズ女だよ、空音。ここのバカ名無しと仲良くしてろ!てめえにはお似合いだ。
626鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 22:10:47 ID:PI32vCUz
>625
はあ、こういうキャラ作り目指してた面もあるわけですが。
仕方ありません。私は私なりに頑張ってこのスレで活動するつもりです。
話し相手になってくれてありがとうございました。
627名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:11:45 ID:zp/lyI4k
>622
じゃあ、彼氏立候補しちゃおうかなー?
男の前で君がどう乱れるか興味あるし。
……お父様がちょっと怖いけど。

じゃあ、生でちょっといただこうかな。
まずはそのよく回る舌でも……?

【雰囲気の回復が困難なのでロールでもしましょうか……?】
628名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:14:36 ID:+WTeSEb6
>>626
だから反応するなって…
629鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 22:17:04 ID:PI32vCUz
>627
うわぁ、いきなり立候補?空音大ピンチ?
でもでもある意味最初で最後のチャンスかも?
(パニック状態なので、本音とかその周辺が駄々漏れ)

って、キャー、舌がどうしたんですか?
引っこ抜かれるような悪いことはしてませんですよう?

【今からだと時間がないですねー】
【明日の晩も空いているので、よろしければ】
630名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:23:24 ID:zp/lyI4k
>629
んー、んー。
ちょっと雰囲気が気になって提案しただけだからねぇ。
明日は明日の風が吹く、でいいんじゃない?
まぁ、俺の明日の予定がはっきりしてないってだけだけど…

ところで舌を引っこ抜いて食べて何が嬉しいのかな。
そのまま、口の中で踊り食いするのがいいんじゃないか。
歯は立てないからむしろ踊り飲み?
631鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/29(木) 22:28:37 ID:PI32vCUz
>630
えっと、時間があればまた覗いてくださいね?

にゃ、うわ、そ、そそそそ、それってディープキッスじゃないですかぁ。
フレンチなのもまだなのにいきなりハードな行為に及ぼうとは破廉恥ですです!
せめて告白してデートしていいムードになってからにしてください!
(赤面しながら一杯一杯で叫ぶ)

ふぅ、今夜は失礼しますねノシ
632名無しさん@ピンキー:2007/11/29(木) 22:34:12 ID:zp/lyI4k
>631
うん、結局明日お相手お願いするかもね?
その時はよろしくね

えー、だってさぁ、体の相性が良くないと長続きしないだろ?
だからまずは体の相性を軽く確かめておくんじゃないか
…とまぁどこかで見た意見
俺は死にたくなった

ん、おやすみなさーいノシ
633鷹鳥空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/30(金) 20:42:15 ID:MzIK7uNc
【一時間程度待機しますね〜♪】
634鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/30(金) 20:43:27 ID:MzIK7uNc
【こっちが正解】
635名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 20:51:40 ID:IuvH1bVv
【昨日の名無しです。今日時間取れました】
【というわけで、お相手をお願いしたいのですが…よろしいですか?】
【特に、出来れば昨日の師匠とかその辺の設定で…】
636鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/30(金) 20:56:58 ID:MzIK7uNc
【はーい、では打ち合わせをしましょうか】
【@鷹取空音は武門の家の子である】
【A鷹取家は現在では退魔師の一族ではない(過去はそうだった)】
【B空音自身は蹴りを主体とした格闘技を習得している】
【C鷹取の道場では組み打ちを基本とした様々な武術を指導している】
【大体この辺をわかってもらえれば問題ないですかね】
【師匠は父なので、エロールするなら師範代とか、その辺がいいですかね】
【まあ、いきなりエロールというのも考え物ですがw】
637名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:07:05 ID:IuvH1bVv
>636
【んん…とりあえず、書かれていることは納得しました】
【…しかしそれを踏まえたうえでどうエロールするのか、どうこのスレっぽくするのか思いつけなくなってしまいましたが】
【一応、考えがまだ纏まらないのでそちらの希望も教えていただいていいですか?】
【殺した殺されたは苦手なので、プロフを考えると妖魔での陵辱はちょっと出来ません】
638鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/30(金) 21:11:07 ID:MzIK7uNc
【まあ、身内かそれに近しい相手のロールすらならこっちが】
【相当ロール回数こなしてないと、伝わらない部分もあるわけで】
【難しいかなとは思っていたんですよ、昨日の時点から】
【・・・・バトルロールは苦手ですか。これで両方封じられたわけですねw】
【交流するにもどうしたものか。名無し退魔師と共闘くらいですね】
639名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:17:39 ID:IuvH1bVv
>638
【えぇと…?鷹取家は退魔師ではないけど、鷹取空音は退魔師、なんですかね?】
【それを勘定に入れるなら、付き合いだした普通の男と結ばれたけど、
退魔師としての一面を見られて逃げられた…とかどうでしょう?】
【エロールが終わったら家まで送るので、そこで妖魔に出会い…といった締めです】
640鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/30(金) 21:23:23 ID:MzIK7uNc
【はい、そうです。とは言え、初陣すらまだなわけですが】
【付き合うのはいいんですけど、その過程の描写省くのは】
【正直遠慮したいと思うのですが。お互いの文章やレスの感覚すら】
【つかめていない状態なので。それと、付き合うなら退魔師としての側面】
【も含めて告げた上で付き合うと思うのですよ。】


641名無しさん@ピンキー:2007/11/30(金) 21:31:16 ID:IuvH1bVv
>640
【んーっ、とにかく今回、僕は引いたほうがよさそうですね】
【このまま始めてもスムーズには行きそうにないですし】
【もし、殺した殺されたができるようになったら、またお話しお願いするかもしれません】
【その時は、よろしくお願いしますね?】
642鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/11/30(金) 21:32:52 ID:MzIK7uNc
【すみません、どうもこの場所だと気軽に誰かと付き合う】
【みたいな始まり方は難しいみたいです】
【はい、その時はよろしくお願いしますね】
【では私もこれで落ちますノシ】
643伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 14:38:25 ID:V8C4X28Q
【こんな時間だけど密かに待機・・・・・・・】
644名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 14:59:17 ID:ePRxkeLu
>>643
なにをしてるんだい
645伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 15:02:45 ID:V8C4X28Q
>644
そんな根本的なことを訊かれてもね・・・・・・
此処で出来るのは雑談とロールくらいだろ。
キミこそ何をしてるのか訊いていい?
646名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 15:08:56 ID:ePRxkeLu
>>645
ふむ、これは失礼した‥聞くだけ野暮というモノだったな。非礼を詫びよう伊吹凜殿‥オレは名無し。どこにでもいてどこにもいない、有り触れた無個性の一人だ。よろしく‥おいおい随分と剣呑だな。やり合うつもりは毛頭ないよ
(チラリと凜の左目の眼帯、しなやかな肢体、そして纏うオーラを盗み見ると両手を軽く前に突き出して振る素振りを見せ敵対の意思はない事を表しつつ)

そうだな‥何をしているかと改めて問われると答えに窮するが‥敢えて言うなら、何かしたい事を探しに来たのさ‥そこに、君がいたんだ。それでつい不躾な質問を‥
647伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 15:14:15 ID:V8C4X28Q
【ちょっとごめんなさい】
【少し席外す用事ができた。】
【余り待たせるのも失礼だし、これで落ちるね】
648伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 16:12:41 ID:V8C4X28Q
ようやく帰って来れた・・・・・一時間くらいだったね。
649名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 16:16:34 ID:ePRxkeLu
>>648
そうか、良かったな…
650伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 16:17:44 ID:V8C4X28Q
なんだ、まだ居たんだね。
大した話もできないから、待たなくてもよかったのに。
651名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 16:19:12 ID:ePRxkeLu
>>650
いや、たまたま通りがかっただけの事さ‥凜に時間があれば猥談でもしたかったんだがな
652伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 16:20:43 ID:V8C4X28Q
・・・・・・・私の名前は「凛」だよ。「凜」じゃなくて。
猥談?雑談じゃなくて?
653名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 16:23:15 ID:ePRxkeLu
>>652
これは失礼‥名前を間違えるとは非礼の極みだ‥すまなかった

うむ。猥談だ。貴女のロールはいくつか散見したのだが、性交絡みのロールはまだ見た事がなかったからな。純粋な好奇心だ
654伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 16:26:13 ID:V8C4X28Q
どうやったら変換ミスできるのか不思議だけど。
そもそも、どう読むのか分からなかったよ。

・・・・そうだね。じゃあ言っておくけど、猥談は無理だからね、私。
誰かと付き合ったこともないし、初対面の人と性的な話題で
盛り上がれるような性格でもないし・・・・・・・・
655伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 16:43:29 ID:V8C4X28Q
・・・・・・落ちたのかな?お疲れ様。
私はどうしようかな。
656伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/02(日) 17:00:15 ID:V8C4X28Q
こんな時間か。
じゃあまた来るよノシ
657九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 20:00:21 ID:lHv3/Nca
>>566

「きゃ……っ」

喉もとに突きつけられた手に一瞬気を取られた。
次の瞬間には上半身に着ていたものが真っ二つに裂かれていて。
見知らぬ男に裸身を晒したことと、外気の冷たさに思わず悲鳴染みた声が出てしまった。

「感じていれば、って……こんな状況で感じるわけないでしょっ?!」

無遠慮に、でも壊れ物を扱うように、でもない、まるで感情というものが
欠落したかのような感触。
続けて放たれた男の言葉に含まれる意図を理解して頬が熱を持ったけど、
それは感じているわけではなくて、恥ずかしさと怒りから。
(――意地でも感じたりなんかしない!)
あたしはそう心の中で誓うと、強く唇を噛んで顔を下に向けた。

耐えて、そして絶対にこいつを殺してやる。
658名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 20:35:58 ID:tpBUp+x7
「…それはどうかな?お前の精神が人間のそれと同等であれば…俺の力が効くという事だ。」

真理の言葉に、男は抑揚のない言葉を返した。
彼女が顔を下に背けても、その反抗を意に介することもなく。

「そして、それは既に立証されている。」

つい、と男の目が真理を見据えた。
光すら飲み込むような黒い瞳に射抜かれた瞬間、真理の脳裏に「言葉」が響く。

『お前の身体は、熱を帯びる。淫靡に酔う快楽の中に。』

その途端、ぞわり、と何かが真理の身体に働いたような気がした。

「俺の力は、精神に纏わるものだ。
多少鍛錬された連中には効果が薄いという欠点はあるが、
どうやらお前はそういうものに弱いようだからな。
…最初は弱めにしておいてやろう。簡単に壊れてしまっては面白くない」

【では、よろしくお願いします。】
659九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 20:50:56 ID:lHv3/Nca
「それって、どういうことよ……?」

男の言葉に疑問を抱く。
『既に立証されている』って、何が?
あたしの精神が人間のものと同等だと、どうなるの?
――そうした疑問は瞬く間に氷解した。

「え……?やだ、身体が……!」

男の口が動いた訳ではない。脳裏に男の声が響いたのだ。
あたしがそれに気付いた時には、もう男の術中に嵌っていた。
不意に身体の奥深くで小さな熱が生じ、すぐにそれは大きく燃え広がる。
心なしか呼吸も速くなってきた。

「一体、何を……っ」

きっ、と男の顔を睨みつける。
実際の所はともかく、態度だけでも反抗の色を見せていないと
男に付け入る隙を与えてしまうことになるから。



【こちらこそよろしくお願いしますね】
660名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 20:57:23 ID:tpBUp+x7
「俺は『心喰い』という妖魔でな。
普通の妖魔と比べて負の感情への嗜好が強い。
…だが、最も美味いのは妖魔にしろ人間にしろ、堕落していく時だ。
だから、お前のような気丈な輩は実に美味い。面白い。
精神は身体と繋がっている。だから、精神そのものの奥は支配出来なくとも、身体へ影響を与える事は出来る。」

そう言うと、夜気に晒された真理の白い肌に指先を這わせる。
焦らすように、もっとも敏感な部分は避けながら。
精神から身体への介入はまだ浅く、それだけでは真理を落とす事にはならない。
だから、直接的に身体へと刻んでいく。快楽を。

「人間は、すぐに堕落して魂が抜けてしまう。この女のようにな。
だが、お前は半妖のようだ。普通の人間よりずっと楽しませて貰えそうだ。
…だから、良いサンプル、というわけだ」

「心喰い」が指を鳴らすと、真理から離れてから茫洋と突っ立っていた女が
ふらふらと彼に近付き、その前に跪いた。
そして、何やら彼の下半身を探ると、何かを取り出し、顔を埋め始める。
それは、明らかに女が男を高めるための準備行為だった。

「さぁ…お前の堕落を、味わわせて貰おうか…」

その時初めて、「心喰い」の顔に先程までの嘲るような笑みとは違う、凄絶な笑みが浮かんだ。
661九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 21:16:41 ID:lHv3/Nca
「……随分とお話するのが好きなのね?
 あたしとしてはお喋りな男はノーサンキューなんだけどさ」

身体は熱を持っているが、まだ「そこから先」へは行っていない。
だから皮膚の上を行き来する指先の感触もひんやりと冷たいだけだし、
そこから得られる感覚も気持ちいいというよりはくすぐったいだけ。
たとえ今の状態が、実質的にはとても危ういものであったとしても。

「卑怯者……っ!あんたは、力無き者を弄ぶしか能のない屑よ!」

これ以上何をするのかと身構えていた所に目に入ってきたのは、
思わず目を背けたくなるような光景だった。
あたしだって高校生なんだから、今女の人がしようとしていることくらいわかる。
かといってそれを止めさせることも出来ず、せいぜい顔をしかめるだけしかできなかった。

「絶対に負けるもんですか……!」

凄絶な笑みを浮かべる男に向かって叫ぶ。
いまだ自由にならないあたしの身体。せめて麻痺が解ければ……
662名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:22:52 ID:tpBUp+x7
「…確かに。俺とした事が、随分と無駄に饒舌だったようだ」

ずるり、と心喰いの口から、長い舌が吐き出された。
ぬらりとしたそれが、真理の首筋から頬をまるで濡れた蛇のように這い回る。
手とは全く違う、異質な生暖かい感覚が、真理の肌を汚していく。
暫く、無言で薄い闇の中に真理の身体を舐り上げる粘音だけが響いた。

「そうだな…こういう趣向もまた、面白いかもしれん」

ややあって、「心喰い」は愛撫を止めた。
そして、少し離れると、再び指を鳴らす。

「プレゼントをやろう。背徳感と無力感をより高める代物をな」

言葉と共に、彼の背後から三人の人間が現れた。
皆、一様に先程の女性と同じく魂の抜けた目をしている男達。
彼らはゆっくりと、鎖につながれた真理へと近付くと、その身体に触れ始めた。
太股、露になった胸、頬、腕、ありとあらゆる肌へと、渇望をもったかのようにその手と唇を走らせ始める。

「俺が心を喰った人間共だ。護るべき弱い人間共に、蹂躙されていく無力感…せいぜい楽しんでくれ」

そう言う間、あの女性は「心喰い」の下半身を一心に愛撫し、舐め上げ、高め続けていた。
663九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 21:41:43 ID:lHv3/Nca
「やだっ、気持ち悪いっ」

ぬろぬろと顔の辺りを這いまわる舌。
その生暖かさは生理的な嫌悪感を抱くのに十分なほどだ。

「プレゼント……?」

しばらくして、男は何やら次の手を出してきた。
手と舌を使った愛撫が功を奏しなかったことに業を煮やしたのか。
そして、妖魔本人ではなく妖魔に操られた男達があたしを嬲り始めた。

「やだ、止めてよ……そんな所、舐めないでぇ……ひゃぁん」

全く意思の感じられない虚ろな瞳に、無表情。
だがそれでも彼らは血の通った人間だ。
先ほどまでの妖魔のそれとは違い、温もりの篭った愛撫。
そこから生まれるわずかな安心感が、理性の壁に綻びを生じさせる。

「だめ…あたし……この人たちを、助けなきゃ……いけない、のにぃ」

絡みつくように密着してくる男達を見ていられずに視線を移せば、
そこに居るのは一心不乱に奉仕する女の人がいて。
思わず、喉が鳴った。
664名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 21:47:14 ID:tpBUp+x7
男達が、真理の身体を愛撫していく。
「心」がなくとも「経験」がそれをさせるのか、魂のない男達の愛撫は、
「心喰い」のそれよりも、はるかにそういった「手合い」としては技量が高かった。

胸の先端を指先で摘み刺激したり、微妙な力加減で内股を摩ったり。
腰骨を撫で上げたり、臀部を揉みあげたり。
首筋や耳を舐めたり。
6つの手と、3つの口が、真理の身体から快楽を引き出すべく、蠢く。

それら三人の手にも吐息にも、彼らが魂こそ抜かれているとしても、
まだ肉体は血が通っていることをはっきりと伝えていた。

「ふむ…」

少しずつ、変わり行く真理の精神が、「心喰い」には視えていた。
やはり、それがこの半妖の娘の意思の中核を成すものなのか。
女の奉仕を受けながら、その「ショー」を視姦し続ける。
665九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 22:04:44 ID:lHv3/Nca
守るべき存在に己が身を穢され。
それでもまだ、あたしは耐え続けていた。
でも何を、どうして?
熱に浮かされたような感覚に、徐々にあたしは壊されていく。

「痛っ、それ痛いのっ……そ、そっちはダメぇっ!あぁん……いやぁ……」

とろとろと燃え続けている身体の奥底の火。
男達に嬲られることによって、それはいつしかめらめらと燃える炎へと
変わりつつあった。
それを自覚していればこそ、耐えねばならないと思うあたしがいて。
でも、そんな気持ちさえ押し流してしまうほどの強い欲求がそこにはあった。

「あぁ……気持ちいいよぉ、もっとぉ……」

そして、思わず決定的な一言を漏らしてしまっていた。
自ら認めてしまえば、後は簡単だ。
666名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 22:13:50 ID:tpBUp+x7
「存外に…もたなかったな?」

だが、気が触れるたり、人間のように魂を抜く事はできまい。
それは、真理の魂が正気の中の快楽にある事から、類推出来た。
…それでも、一時とはいえ堕落には違いない。その精神の力を吸い、「心喰い」は、打ち震えた。

寒いはずの冬も間近な夜だというのに、その場所には熱気すら満ちていた。
心のない欲望に突き動かされた男達は、ただひたすらに真理の身体を弄ぶ。

やがて、三人の誰だったかは分からないが、真理の髪の間から垣間見えた角を握り締めた。
心を持っている時であれば、驚愕と恐れをもって見られたであろうそれも、心を喪った存在には、
真理の身体の一部としてしか見られなかったらしい。
その硬い角を撫で、舌を這わせる。
普通の人間との交わりでは、まず置き得ないような状況になりつつあった。

更に、一人が真理のスカートの内側へと手を伸ばす。
裂かれていなかった下半身を覆うそれの内側、ショーツをずらし、秘められた部分へと指先を進めていく。
667九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 22:31:09 ID:lHv3/Nca
「あぁん、あん…そこ……あぁっ、触らないでぇっ!
 そこは……敏感で……ひゃうん!」

いつの間にか肌は桜色に染まり、しっとりと汗をかきはじめていた。
男達の一挙手一投足がことごとく性感を高めるスパイスになる。
そんな中で、男の一人があたしの角に触れた。
ただ触れるのではなく、撫で擦りさらには舌をも這わせる。
虚ろな瞳からは、それに愛おしさを感じたのかどうかはわからない。
でも、これほど気持ちいいのだからきっとそうなんだろう。

「やぁっ……そっちも……?」

ついにこれまで触れられなかった部分に手が伸びてきた。
ねちっこく続けられてきた愛撫によって、もうすでにそこは十分潤っている。
外気に触れて冷たさを感じ身を震わせるも、
男がその中に指を差し入れた瞬間にそんな感覚は吹き飛んだ。

「あぁ…指が、入ってくるよぉ……」

まだそんなに経験のないあたし。ちょっとだけ異物感に感情が動いた。
668名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 22:37:55 ID:tpBUp+x7
「さて、そろそろ我々も宴の中に入るとするか…」

女を股間から離し、「魂喰い」は真理の方へと近付く。
女も立ち上がり、その後に続いた。

「角も弱いか…なるほどな」

頷くと、女が真理に近付き、その角を優しく握り締めた。
そして、先程「心喰い」に対してしていたように、その角を口腔内へとゆっくりと含み込む。
ぬめりとした温かさと唾液が、真理の角を舐め上げる。

ショーツは秘部を弄っていた男によって引き下げられ、
鎖によって大きく開かれた脚とショーツの間に露になった秘部に、男は顔を埋めた。
舌と指で、やや乱暴なくらいにその敏感な部分を刺激し始める。
舌先が秘裂を掻き分け、指先が肉芽を刺激する。

残る二人は真理の胸と脚を重点的に攻め上げていた。

最早、何処にも快楽の刻まれない部分はない。
四人の人間によって、性の奉仕を刻まれていく。
669九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 22:53:55 ID:lHv3/Nca
「ひゃぁっ……な、何を……ふぁあぁっ!!」

静かに歩み寄ってくる女の人を蕩けた瞳で眺めていると、
おもむろに角を口に含まれた。
今まで一度も体験したことのない感覚に、ドクンと心臓が大きく高鳴った。
それと同時に股間に頭を埋めている男がクリに触れ、軽く達してしまう。
溢れた蜜液が男の口元を汚した。

「はぁ……ぁん!ま、まだ続けるの……?
 あぁん、はぁん……あぁっ、あん!」

妖魔がどこまでしたいのかはわからないが、
少なくとも一度達したくらいでは許してくれないというのはわかった。
なぜなら、四人の責めはまるで止む気配がないから。
終わりがないと思えるほどに全身に加えられる責めに、
あたしの精神はもう陥落寸前だった。
670名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 22:57:21 ID:tpBUp+x7
前触れもなく、いきなり秘部への愛撫が終わった。
気付く間もなく、先程の舌とは比べ物にならない異物感が、真理の下腹へと生じる。
女の愛撫によって高められた「心喰い」の巨大なそれが、真理の秘部へと当てられていた。

「…最後にお前が気を失えば、この宴も終わるだろう」

妖魔のそれは、手や舌と違って、人間と同じ熱を帯びていた。
それが秘裂へと擦り付けられる度に、電流のような刺激が走る。

「だから、くれてやる」

人ではなく、妖魔のそれが。
粘質の音を立てて、と真理の内に押し込まれた。
671九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 23:13:32 ID:lHv3/Nca
押し付けられたそれの熱さに、わずかに正気が戻る。
しかし、秘所に強い刺激が走るたびに意思に反して腰が動いてしまう。
そして、

「え……?う、嘘……っ!いやぁーーーっ!!」

経験が浅くまだ狭い膣を無理やり押し広げるようにして、
妖魔のペニスが奥へと侵入してきた。
十分に濡れているとは言え、痛いものは痛い。
絶望と痛みに、涙が溢れてきた。

「うっく、ぐすっ……痛い、痛いよ……」

身体に太い杭を打ち込まれたかのような感覚。
今のままでもかなりの苦痛なのに、それが動き始めたらどうなってしまうのか。
想像してあたしは背筋が寒くなった。

「だめ、抜いて、抜いてよ……壊れちゃう!」
672名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:18:25 ID:tpBUp+x7
「ク、ク、ク…威勢の良かったのが随分と萎れたものだな…?」

その絶望感という負の感情が、再び「心喰い」を打ち震えさせる。
妖魔の肉茎は真理の襞を掻き分け、奥へと進んでいく。
人に在らざるその大きさは、彼女の内部をみっちりと圧迫した。

「妖魔に犯されるのは、初めてか?ならば、人ではありえぬものを感じさせてやろう」

ぐにぐに、と真理の内部で肉茎が、ありえない動きをし始めた。
「心喰い」自身は、全く腰も動かしていないのに、
暴れる蛇のように内部をのたうち、襞を擦り上げる。

同時に、あのぞわりとした感覚が内部から走り始めた。
妖魔に貫かれたことで、余計に精神からの快楽同調が激しくなったのか。
痛みと共に、何か違う感覚が貫かれた部分に生じ始めた。

「さぁ、お前達も宴を盛り上げろ…」

言葉と共に、男達と女が再び動き出す。
鎖がギリギリと音を立てて引き上げられ、真理の身体は仰向けに浮いたような形にされる。

女は没頭するように、真理の頭の方から角を含み、舐め、しゃぶる。
男の一人は真理の口腔へと、取り出した自分の肉棒を押し付けた。
更に、残る二人が真理の身体に自分の肉棒を擦りつけながら、彼女の身体をめいめいに愛撫する。

汗と、唾液と、男達の先走りで、真理の身体は街灯の明かりを照り返す程にぬらぬらとしていた。
673九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/02(日) 23:38:19 ID:lHv3/Nca
「何、コレ……や、やめてっ!怖いの……!!」

常識外れの妖魔の極太ペニスの動き、そして内側から生じた得体の知れない感覚。
それらに翻弄され、あたしは妖魔の為すがままになっていた。

「やだぁ…あたしの中、いっぱいで……動いて…奥が、感じるのぉっ!」

妖魔は責めながらあたしの体勢を変えさせた。
それと同時に再び全身に四人の人間が群がる。

「むぶうっ……ぐぅ……じゅる…じゅっ…」

無理やり突き込まれた男のペニスに、必死でむしゃぶりつく。
敏感な角を女の人に舐めしゃぶられるたびにびくびくと体は震え、
胎内から愛液があふれ出すほどに分泌される。
身体のあちこちにこすり付けられる二本のペニスが熱い。
あたしの身体は、もはや全身性感帯と言っても過言ではないほどに燃え上がっていた。

「んむぅ……ふむっ……」
674名無しさん@ピンキー:2007/12/02(日) 23:46:28 ID:tpBUp+x7
「慈悲をやろう…意識が焼き切れる程の快楽をな」

内部で蠢きながら、「心喰い」が腰を激しく真理へと打ちつけ始めた。
あふれ出す愛液が、肉棒が引き抜かれる都度飛び散り、押し込まれる度、卑猥な音を立てる。

真理の口に肉棒を収めている男も、彼女の口腔へと腰を蠢かせて擦り付ける。
愛撫も熱を帯びる。

全てが、加速していく。

場の熱が上がっていくと共に、最後の刻が近付こうとしていた。
びくびくと、限界が近いかのように、妖魔の肉棒も、真理の内部で収縮と肥大を繰り返す。
675九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/03(月) 00:04:20 ID:bCtGAbhc
「ふむうっ、むむっ、うむぅっ……」

口一杯に男のペニスを頬張ったまま、妖魔に腰を激しく打ち付けられると
ぐちゅぐちゅと水っぽい音を立てながらぐらぐら身体が揺れる。
振り子のように揺れるその動きがアクセントになり、不規則にペニスが奥まで当たる。
その度に凄まじい快感が電流のように背筋を駆け上った。

「じゅるっ、ちゅ……むふっ、ふっ……」

いつしか、あたしは積極的に腰を使い、舌を絡めて全ての蹂躙者に奉仕していた。
どんどん終末へと場が加速していくのがわかる。
(来て、早く……早くあたしにザーメンをちょうだい!)
その意思を反映したかのように、一層膣の収縮が強くなる。
妖魔のペニスを食いちぎらんとばかりに。
舌の動きも激しさを増し、唾液が口の端から溢れ出すのにも構わず舐め続ける。

「むちゅ…じゅ……んぶ!ん、んんん〜〜〜〜っっ!!」

そして、ちょうどタイミングよく妖魔が最奥を突いたとき、
あたしは絶頂に達すると同時に白目を剥いて意識を失った。
676名無しさん@ピンキー:2007/12/03(月) 00:10:17 ID:l4qJkLKi
真理が絶頂へと達した瞬間、妖魔の肉棒から熱い奔流が流し込まれた。
灼熱のように熱いそれは、真理の内側を満たし尽くし、留まらずそのまま外へと溢れ出す。

気を喪った真理の身体を離すと、じゃらり、と鎖が音を立てた。
肉棒が抜かれると、更に大量の白濁が真理の秘部から零れ落ちる。

「…予定外ではあったが、今の状況ならば、この娘を私の僕とする事も…」

そう言って、「心喰い」が真理の顔へと手を伸ばした瞬間、その手が白煙を上げた。

「ウッ!?」

見ると、真理の首からさがっているペンダントが手へと当たっていた。
それが、妖魔の身体を穿ったのだ。
先程、服を引き裂いた時に当たらなかったのは、偶々だったのだろう。
それが持つ聖なる力は、「心喰い」にとって苦手な代物だった。
穿たれた聖傷が、みるみる内に腕を焼いていく。
それが回る前に、「心喰い」は己が腕を切り落とした。
ぼそり、と音をたてて、真理の傍に腕が落ちる。

「…クッ、厄介なものを…。まぁ、いい。此処は退くとしよう。
次に遭った時、再び絶望と享楽を与えてやるだけのことだ…」

ばさり、と身を翻し、「心喰い」は己の人形達を引き連れ、その場を後にした。
ただ、真理の心に屈辱を残して。

【キリが良いので、こちらはこれにて〆で。】
【色々と強引な展開になってしまってすみませんでした。】
677九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/03(月) 00:21:56 ID:bCtGAbhc
――気がつくと、ついさっきまで行なわれていた陵辱が嘘のように誰も居なかった。
ただ、辺り一面に飛び散った各種の液体と一本の腕だけを残して。

「んぁ……助かったの……?」

まだはっきりしない意識のなか、知らず知らずのうちに胸の十字に手が伸びていた。
温かい。
そう感じると同時に、再び意識は闇に落ちた。


【二回にわたりお付き合い頂き、どうもありがとうございました】
【こちらこそ悪文遅筆で大変ご迷惑をおかけしました……】
【気が向いたらまた相手してやって下さい。では、良い夢をノシ】
678鷹取空音 ◆8DJG7S.Zq. :2007/12/04(火) 19:53:44 ID:bKe2BHUu
【名前】鷹取 空音 (たかとり そらね)
【年齢】 16歳
【性別】 女
【サイド】退魔(中立寄り)
【種族】人間
【組織】 私立水ヶ瀬学園高校(一年)
【サイズ】身長162cm 体重52s 83/61/87 
【容姿】 髪・ナチュラルレイヤー
     学校指定の制服、または動きやすい服+ジーンズ
【得意】和姦・百合・敗北後陵辱
【能力】 破邪の炎+蹴りを主体にした体術
【武器】 特注の脛当
【NG】 汚物・切断・洗脳など
【弱点】 オツムが弱いので騙されやすい。人を殺せない。
【備考】 武門の家に生まれた神獣《鳳凰》を宿した少女。鷹取家はかつて退魔師の家系だったが、戦後から
表向きの武道を伝える家となり家業を捨てた。だが、空音が生まれ《鳳凰》を宿した時、これも宿命かと感じた
空音の父は彼女に格闘技と夜の世界のことを教える。空音自身は基本的にぼんやりとした性格。本人としては
大儀や使命など難しいことは関係なく、周りの人間の為に力を振るい たいと考えている。
勉強が苦手でいつも友人達に助けてもらっている。空音に宿る《鳳凰》は珍しく人間に 好意的な神獣であり、
人間を見限ったり或いは恨んでいる神々と違い積極的に人間に力を貸してくれる。
その理由としては「鳳凰は人間の守護者であるという」という願い・信仰によって力を得ているからだ。
故に彼女に力を貸し妖魔を討つ手伝いをしている。ちなみに《鳳凰》は雌であり番になる男性を探している。
空音は《鳳凰》の加護により普通の方法では妊娠しない体質になっている。相応しい男性であると空音と
《鳳凰》に認められない限りその加護によって子供を授かることはできないのである。

※エロールに関する注意事項。
妖魔に陵辱された場合、行為後に《鳳凰》が空音の身体を動かして滅するという展開になる。
妖魔で陵辱希望の方は予めご了承ください。

【好きな食べ物】 お茶漬け
【嫌いな食べ物】 トマトを使った料理(アレルギーである)
【好きなこと】 ぼんやり空を眺める
【嫌いなこと】 勉強
【趣味】 可愛い物蒐集
【好きな異性のタイプ】明るくて楽しい人
【嫌いな異性のタイプ】自己中な人
【特性傾向】近接戦闘
【部活動】 帰宅部
【得意科目】 体育(運動神経はよい方)
【苦手科目】 体育以外全般的に苦手
【血液型】 O型
【誕生日】 7月20日
679鷹取空音 ◆8DJG7S.Zq. :2007/12/04(火) 19:54:39 ID:bKe2BHUu
【予告通り待機しマス】
【30分程度を目安に】
680鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 19:55:22 ID:bKe2BHUu
【っとと、トリップはこっちが正解でした】
681名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 20:13:40 ID:BTbsr9I+
た、たすけてくれ・・・
体の中に何か・・・黒い靄が・・・
(ふらふらとふらつきながら空音に向かって手を差し伸べる)
682鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 20:14:54 ID:bKe2BHUu
【ロール希望ならそう言って欲しいのですけど】
【雑談なら雑談で結構ですが】
【正直どちらなのかわかりませんし】
683名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 20:17:04 ID:BTbsr9I+
【すみません。ロール希望ですがよろしいですか?】
684鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 20:18:55 ID:bKe2BHUu
【はいー、よろこんで】
【ではどのようなシチュを希望ですか?】
【できる範囲で応えたいと思います】
685名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 20:23:18 ID:BTbsr9I+
【妖魔に取り憑かれた人間が助けを求めながらも襲ってしまう】
【というのはどうでしょうか】
【夜の公園とか学校の校庭とかの人気はないけど人がくる可能性のある場所で】
【顔見知りか知らない人かどっちがいいとかありますか?】
686鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 20:27:00 ID:bKe2BHUu
【要するに妖魔退治ですね、異存はありませんよ】
【顔見知りとかするとややこしいので行きずりの方がいいかと】
【場所→夜の公園がベターだと思います】
687名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 20:31:54 ID:BTbsr9I+
【では見知らぬ他人でよろしくお願いします】
【こちらは30前後の会社員という感じで】

(空音が夜の公園を歩いていると、茂みの中から)
>>681ということでいいですか?)
688鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 20:33:30 ID:bKe2BHUu
【シチュとしてはそれでいいですよ】
【ちょっと導入書くので少し待っててください】
689鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 20:41:57 ID:bKe2BHUu
――春。
薄桃色の花弁が雨のように降り注いだあの日。
私が私立水ヶ瀬学園高校に入学したあの日。
それは、私が退魔師として活動する事を許された日でもある。

お父さんは一言「無事で帰って来い」とだけ言ってくれた。
お母さんは最後まで引き止めたそうな顔をしていた。
私は、特注の脛当を足に巻いて、ジーンズの下に隠す。
行ってきます。学校へと登校するような気軽さで、私は家を出た。

――春の宵。
私は歩く。私は月を見る。風が木々を揺らす。
この街の闇に蠢く魑魅魍魎と、私は今日、本格的に対峙する。
興奮と期待と恐怖。それらが胸の中で交響楽を奏でている。

私は夜の公園に来ていた。「ふふん、ありきたりのシュエーションだよね♪」
なんて、気軽そうな自分を演出するために、聞く者もいない独り言を言う。
私の中で暖かい焔がゴウゴウと燃えていた。大丈夫だと自分に言い聞かす。
690名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 20:49:28 ID:BTbsr9I+
公園の道に沿って植えられた茂みの奥、小さな木立が密生する場所から一人の男が現れる。
その足取りはふらふらとまるで酒に酔っているかのように定まらない。
そのまま空音に向かって手を差し伸べながら歩み寄る。
木立の影を抜け街路灯に照らされた顔は酒に酔った赤ではなく真っ青な表情。
小さな声で呟くように空音に助けを求めながら近づいていく。
「た、たすけてくれ・・・
体の中に何か・・・黒い靄が・・・
それに体の動きが変なんだ・・・
止まろうとしても勝手に、足が・・・動き出す・・・」
691鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 20:58:37 ID:bKe2BHUu
「うわっ、いきなりですか?これってやらせですか?」

野球では、代わった場所に打球は飛んでくるとは言うけれども。
いきなり道の横合いから男の人が飛び出て来た。
しかも、様子が尋常ではない。私の中の焔が燃え盛る。
その人は、助けを求めて歩み寄ってくる。
どうしよう?どうしょう?どうするの私?
いきなり本番。待った無しの真剣勝負。
しかも察するに伝え聞く<憑依>と言う現象なのではないだろうかな?かな?
私の蹴りでどうにかなるの?自問すると、<鳥>が鳴いた。
私の守護者である<鳳凰>が、任せろと言ってくれている。
よし、腹は決まった。後は実行あるのみ。

「それじゃ、新人退魔師鷹取空音、行っきまーす!」

自分を鼓舞する為の掛け声と共に私は跳んだ。
助走なしでも間合いを詰める跳躍力は、天性のものだ。
自慢じゃないけど瞬発力とバネには自信あり。
特撮ヒーローのように飛翔蹴り。その脚に絡む焔。
浄化の炎。肉を焼くことなく邪を滅する清めの炎。
蹴りは少し痛いと思けど我慢してね、オ・ジ・サ・ン♪
692名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 21:07:24 ID:BTbsr9I+
「う、うわあ!!」
男は驚愕の声をあげると一歩退く。
その結果、空音の蹴りは体の中心を逸れて男の左脚に炸裂する。
よく目を凝らすとその瞬間、男の体の表面を黒い影が滑るように動く。
左脚を避け胸へと移動すると口の中へと潜り込む。
そのまま身を潜めるように見えなくなると、妖魔の気配が感じられなくなる。

男は左脚を抱え地面にのたうち回る。
恨めしそうに空音を見上げて
「な、何で急に蹴りなんか・・・
こ、これがオヤジ狩り?」
その目には痛みのためか僅かに涙を浮かべている。
693鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 21:12:52 ID:bKe2BHUu
キック!キック!またKICK!只管に蹴りまくる。
それが私の正義。ジャスティスってどう表記するんだっけ?
上背も目方もない私が、それでも強くなるには蹴りを磨くしかなかった。
脚は手の三倍の力を持ち、脚を手のように動かせれば強くなるとお父さんは言った。
私は黙々蹴り技を中心に鍛錬した。その成果が今試される。

当然、私の力では妖魔には勝てない。それが現実。
腕に覚えのある武術家でも、素手では妖魔には敵わない。それも現実。
可能にするのは、対妖魔を想定した武術。或いは、超自然的な力。
所謂妖術や魔術、或いは気功や超能力、神仏の加護だ。

そして私の身体に宿るのは<鳳凰>の加護。破邪の炎は人体を傷つけず内部の
妖魔を追い払うはずだった。だったんだけど、ちょっ――

「あ、あの、ごめんなさい。けど違うんです」

避けられた。そして何か勘違いされてます私。
いや、事情を知らない本人からしてみれば、そう思われても仕方ないんだけど。
おっかしいな。私の炎は実体を持たない妖魔にこそ最大の効果を発揮するのに。
<鳳凰>がそう言っているのだから間違いはない。

「ちょっと脚が縺れてしまって。えっと、大丈夫ですか?」

苦しい言い訳をしてます私。とりあえず蹴ってしまった脚に触れる。
同時に掌から浄化の炎を再び放つ。人体に影響はありませんので安心デス。
そして体内に逃げ込んだ妖魔には、地獄の業火に等しい火力なのデスよ。ふふ。

694名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 21:22:18 ID:BTbsr9I+
「え?な、何だ? また勝手に体が動く・・・」
急に男の体が動くと空音の手を引っ張り抱き寄せる。
そのまま地面に押し倒し馬乗りになると顔を近づけキスをする。
その寸前に口から靄が外に出ると頭の後ろへ浄化の炎から逃れるように移動する。
男は突然の行動に驚きながらも抵抗できずに何者かに操られるように空音に襲い掛かる。
「何で、こんなこと・・・」
空音の脚を押し広げるとその間に脚を入れ股間に膝を押しつける。
そのまま体重を乗せ押しつぶすようにしながらキスを続けると舌が空音の口の中へと潜り込む。
695鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 21:29:33 ID:bKe2BHUu
ちょ、わっ、なんですかなんデスか?さっきから想定外のシチュエーション
ばかりなんですけど。押し倒された私。馬乗りになられた私。接吻された私。
――って、えええええぇぇぇぇぇ?マジで?マジデスかおじさん?
接吻。キス。俗な言い方をするとチュー。親愛の情を表現する仕草。
特に恋人と言われる間からの男女が、愛を確認するための行為。
当然私は未経験。現在彼氏募集中。退魔師に理解のある人待ってマス。

「むぐう・・・・・うう・・・・・・・」

――思考が彼方へとぶっとんでしまった。
押し退け様にも、か弱い私では成人男性を退かせられない。
――・・・・・・仕方ない。
その入り込んでくる舌を――うう、私のファーストキッスが・・・・・・
とにかく、自分の舌を絡ませて、そこから浄化の炎を送り込む。そして吐息と共に
一気に体内に炎を送り込んだ。体内に居る限り、この攻撃からは逃れられない。
696名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 21:38:29 ID:BTbsr9I+
絡ませた舌に沿うように唾液がとろとろと空音の口に流れ込む。
すでに頭の後ろに退避した靄は空音の行動をあざ笑うかのようにキスする顔を覗き込む。
靄は男の手に移りその手を自由に動かすと体の表面を自由自在に逃げ回る。
手が動き空音の胸に押し当てられると服がしわくちゃになるまで揉み始める。
反対の手がスカートに伸びると裾を摘んで捲り上げ、下着の上から撫でまわす。
「ん・・・んん?」
男は必死に自分の体を引き離そうとするが、一向に動く気配は見せずただ唇を貪っていく。
手は二つの独立した生物のように動き回り続ける。
697鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 21:47:41 ID:bKe2BHUu
何か黒い霞がこちらを覗きこんでいる。頭の後ろから。
ちょっとやそっとの火力じゃ足りないみたいだね。
うぐぐ、屈辱デスよ。屈辱という言葉の意味を今日始めて知った気がしますデスよ。
ともかく、この肉の刺身のようなぐねぐねとした感触がどうしようもなく吐き気がしマス。
オマケに私の発展途上――だと思いたい身体の上を手が。
あうぅ、鳥肌が立つよぅ。うわぁ、しかも下着の上から手が、手があぁ???
気色悪い。キョクワルイ。頭がくらくらする。
男性恐怖症になったらどうしてくれるのさ。もう絶対に許さない。

「負ける、もんか」

唇を離して流し込まれた唾液を吐き捨てる。
そして私はおじさんの身体を抱き締めて、最大限の火力で焔を放出した。
夜の闇を焼き尽くす浄化の炎。それは二人の身体を包む結界。
この炎からは逃げ場ない。外側にも内側にも逃げ場は無い。

698名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:01:13 ID:BTbsr9I+
空音が男を抱き締めた瞬間、靄は跳ねるように動くと近くの地面に着地する。
そのまま二人の周りを回り、取り憑く隙を窺い始める。
「え? 何? 負けるもんか?」
空音の言葉とその後の行動(抱擁)に驚きながら目を見開く。
そして何を思ったか、一人で勝手に何度もうなずく。
「そういうことか、君が誘ってたんだ。
それに引かれて体が勝手に動いてたんだね。
それならこっちも楽しませてもらうよ」
下着をずらし直接手を触れ撫でまわす。
指先で膣口をなぞりクリを撫で、膣に浅く指を入れながら敏感な場所を摘んで擦る。
服の裾から中へと手を入れながらブラをずりあげ乳房をつかむ。
そのまま円を描くように揉みながら、大きくした下半身を太股に擦りつける。

そして、何故か男の服は炎にまかれ焼き尽くされると灰となる。
699鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 22:11:32 ID:bKe2BHUu
「はぁ・・・・・・疲れた・・・・・・」

私は公園の水道に辿りついて、口をジャバジャバと洗った。
よく口の中を濯いで、感触が消えるまで水を流し続けた。
結局、あの黒い霞は消えてしまった。逃げられた、というべきか。
ちなみにあのおじさんは気絶している。全開で放った浄化の炎で一時的に煩悩を焼き尽くして
しまった後遺症だろうか。人間、欲望が薄れると活動する気力がなくなるわけでして。
今はのんきに眠っている状態デス。まあ、春だし風はひかないと思うけど。
全裸のおじさんを公園まで引っ張ってくるのは難儀だった。まあこれ以上はどうしようもない。
少なくとも翌日には気分爽快には違いない。気分だけは。ま、勝手に勘違いして私が誘ってる、
などと解釈した男はロクな人間ではない、はず。はすですよね?だよね?誰かYesと言って。

それにしても、とんだ初陣になってしまったものだ。危うく犯されるところだったよ私。
知らない人にファーストキス奪われて、あちこち触られて。うう、まだ感触が。鳥肌が。

「もう、次は絶対に完膚なきまで絶対勝利!」

私はあの月に誓った。そして家に帰ってシャワーを浴びることにした。


【はいー、少し強引ですがこれで〆です】
【というかリミット言うの忘れてましたごめんなさい】
700名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:14:33 ID:BTbsr9I+
【最後までしたかったけどリミットなら仕方ありませんね、残念です】
【次こそは最後までできることを祈りつつ】
【またお相手してくださいね】
701鷹取空音 ◆Rc6Rcb4vBU :2007/12/04(火) 22:15:36 ID:bKe2BHUu
【というか、エロールならエロールと言って欲しかったデスよw】
【単純に戦闘かと思ってました。はい、次の機会がありましたらノシ】
702名無しさん@ピンキー:2007/12/04(火) 22:17:36 ID:BTbsr9I+
【すみません、この板初めてだったので細かいことが分からず】
【次回からはちゃんと言うようにします、エロール!とw】
【それでは落ちます、おやすみなさい】
703伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/05(水) 20:28:24 ID:1Umq1jdS
この時間は久しぶりかな。
待機してるよ。
704名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 20:43:19 ID:YCK8aRQz
【お相手よろしいでしょうか?】
【エロールなんかでも大丈夫ですか?】
705伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/05(水) 20:47:39 ID:1Umq1jdS
いや、ごめん。ロールするほどの時間はなくて。
雑談ならできるんだけど。
706名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 20:49:02 ID:YCK8aRQz
雑談だとどんな感じの話がしたいの?
707伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/05(水) 20:50:48 ID:1Umq1jdS
いや、そんなこと言われても。
雑談って、テーマ決めて話すものじゃないと思うんだけど。
貴方の聞きたいこと、言いたいことを言えばいいんじゃないかな。
708名無しさん@ピンキー:2007/12/05(水) 20:54:36 ID:YCK8aRQz
すみません。
こちらも思いつくことが無いので落ちます。
お邪魔しました。
709伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/05(水) 20:56:13 ID:1Umq1jdS
んー・・・・・・・ひょっとしてこのスレ初めての人だったんじゃ・・・・・
いや、だとしたら悪いことしたな。またよろしく。
710伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/05(水) 21:03:57 ID:1Umq1jdS
ごめん、今日は落ちるよノシ
711九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 21:39:46 ID:ywI3Shbf
そこにスレがあるから待機するんだよっ♪

【一時間ほど待機しますね】
【ロールの場合は軽めがいいなぁ……】
712御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 21:44:12 ID:4oaVGvuo
暇だからロールを申し込んでみるが。
713九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 21:46:34 ID:ywI3Shbf
暇だからって理由で申し込まれると困るんだけど……なんて。
どーする?以前話したネタ使う?
714御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 21:47:37 ID:4oaVGvuo
押しかけ弟子ネタか暴走ネタならな。
少なくとも、もう少し知り合う必要あるし。
715九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 21:49:11 ID:ywI3Shbf
まあ単純に町でばったり出会って世間話とか交流する手もあるけどね。
よっしー的にはどうしたい?
716御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 21:51:28 ID:4oaVGvuo
普通に遭う状況がな、思い浮かばない。
隣街?という設定だしな、地元が。世間話には賛成だ。
退魔行後遭遇会話でいいんじゃないか?
717九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 21:53:59 ID:ywI3Shbf
じゃあ、そんな感じで適当にやろっか。色々とフラグを散りばめつつ……
書き出し、お願いしてもいいかな?
718御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 21:55:10 ID:4oaVGvuo
了解。コンパクトに纏めるよう努力する。
では暫く待ってくれ。
719御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 22:03:27 ID:4oaVGvuo
罪人を斬る刀を持った亡霊。廃寺に住む化け猫。
閉鎖された病院を徘徊する殺人医師と殺人看護師。
石碑の下から抜け出た亡霊の兵隊達。
舞首。猩猩。一つ目小僧。

一体、一晩でどれだけの現場を廻ったことだろう。今夜は果てしなく忙しかった。
その忙しさを解消する為走り回った代償にとして、金色と漆黒の凶戦士は、「もう動けん。疲れた。
どうにでもしろ。というか関わったら殺す」と言いたげな気難しい顔で、公園のベンチに座っていた。
――今夜は水ヶ瀬に来ていた。月が爛々と輝いている。そしてその下であくせく働いている自分は
果たして何なのだろうという深遠な問いに彼はぶつかっていた。
720九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 22:14:46 ID:ywI3Shbf
寒さに澄み渡る師走の夜空の下。
あたしは今月末に迫った聖誕祭ムードに浮かれる俗世に背を向け、
今夜も妖魔退治に精を出していた。

「あ〜あ、あたしも彼氏欲しいなぁ……」

そんな呟きを漏らしながら最後の1匹―大きな蜘蛛みたいな奴だった―を真っ二つにぶった切る。
今夜のパトロールもこれで終わり。
ちょっと何か買って帰ろうと思い立ち、コンビニで肉まんをゲットする。
そうして鼻歌を歌いながら歩いていた所で、見知った匂いを感じた。

「ん、この匂いは……」

ちょうど公園の側を通っていた所だ。
おそらくは公園の中にいるのだろうと当たりをつけて飛び込んでみる。
――やっぱりいた。

「お〜い、よっしー♪」

血塗られた得物を背に、肉まんを入れた紙袋を前に抱えながら駆け寄る。
721御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 22:19:54 ID:4oaVGvuo
融解してゆく理性と加速してゆく破壊衝動。殺戮の上に重なる殺戮。
研ぎ澄まされる感覚。身体は殺戮の為の装置へと切り替わり、精神
は何処までも冷えてゆく。戦いの狂熱に身を焼き尽くされる感覚は、
しかしと愉悦へとはならない。やがてその反動は虚しさへと変換され
てゆく。いつものことだった。その虚しさが、いずれ自殺衝動へと繋が
るのだろうと、彼は予感していた。死にたいと思ったことは、一度も無い。
しかし、省みるに今までの無謀とも言える行為の積み重ねは、遠回りな
自殺と同義でないと誰が言えるのか。

「知ったことか」

精神的に疲れてるのだろうと、自己診断。休憩は十分。精神はともかく肉体的
には行動に支障がないレベルまで復調した。気を酷使した影響は一晩寝れば
何とかなるだろう。だというのに――こんな時間にこんな場所で知り合いに会う
とはどういう巡り会わせか。やたらと縁を作るものではないと今更だが自分の巡
り合わせに関する運を悲観した。尼服を着ているが、間違いなく「九尾真理」だった。

「どうした、子供は帰って寝る時間だぞ」





722九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 22:26:59 ID:ywI3Shbf
「子どもってゆーなー、どうせそんなに歳も離れてないくせに。
 ……あれ、そう言えば聞いてなかったよね?よっしー幾つ?」

どう見ても年上なのはわかるが、とりあえず話の種になればいい。
なんだか険しい表情をしてるけどそれを少しでも癒せるのなら。
――もちろん、ありがたいご忠告についてはあえて無視するつもりではあるけど。

「ま、それは別にどうでもいいんだけど……どう?これ食べる?」

紙袋から肉まんを取り出し、勧めてみる。
こんなこともあろうかと(!)、幾つも買っておいたのが功を奏した。
決して全部一人で食べるつもりだったわけではない。

「あそこのコンビニのはなかなかイけるんだよね……はむ」
723御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 22:37:32 ID:4oaVGvuo
「・・・・・・・誕生日過ぎたから、十八だな」

果たしてそんなことはどうでもいいのだが、忠告を聞き流すつもりらしい
年下と思われる少女。前回会った時の忠告も合わせて無視するつもりら
しいのが、纏う血の匂いでわかった。彼女は数時間以内に恐らく数体の
妖魔を仕留めたはずだ。自分ではわからないだろうが、その道に通じた者
なら容易に察するはずだ。

「餡まんか、それ?肉まんなら断る」

食欲をそそる芳香が漂う。過度に運動をこなした彼に、それは禁断の果実と
さえ映った。だが、こんな場合においても彼は好みの方を優先させた。特に理
由はない。ただそんな気分だったのだ。素直に従ってもよかったのだが、ともかく
気分が乗らないのだから仕方ない。

「何匹仕留めた?」

短く訊く。その眼は平静を通り越して冷淡ですらある。機嫌が悪いとか、調子が悪い
とか、そういう理由ではない。夜の彼は「冷たい仮面」を被って行動することを己に課
しているのだ。
724九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 22:48:06 ID:ywI3Shbf
「ふ〜ん、やっぱり先輩かぁ。でもそんなの関係ねぇ♪
 残念ながらあんまんはないんだなぁ〜。ピザまんならあるけど」

今流行のネタを披露しつつ、瞬く間に胃袋の中へと消えゆく肉まん。
一仕事した後の食事って、なんでこんなに美味しいんだろ?
そんなことを思いながらよっしーに答える。
こっちが努めて明るく振舞っているのに、相変わらず怖い顔。
まあ、とりあえず話しかけてくれてるだけいいのかな?

「ん〜、数えてないからわからないけど……5体くらい?
 あたし的には、数が増えてきたことよりも目に付きやすくなってきたことの方が
 気になるんだけど……何か知ってる?」

そうなのだ。
今月に入ってからというもの、妖魔を見かける機会がやけに増えてきた。
あたしがこうして夜狩りに出かけているときも、そうでないときも。
前によっしーが言っていた件と何か関係があるのか、
あるいは単に季節の移り変わりが関係しているのか。
それをまずはプロフェッショナルに聞いてみたかった。
725御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 23:00:41 ID:4oaVGvuo
栄養補給の為に購入したお汁粉ドリンクは既に空。空き缶を手の中で圧縮する。
潰さない方が再利用するのには都合が良いだろうか。そんな事を考える。眼前の
少女の披露したネタを彼は知らない。それよりも、年頃の少女としてその健啖家振
りは果たしてどうなのだろうか。そっちの方が気になるのが彼だった。

「外で食うときは腹五分にしておけ。腹が負傷した時、満腹だと回復が遅れる」

余程効率のよい消化器官を備えているなら話は別だが、彼としては外で食べる時は
それを目安にしている。大量に食べるのは家に帰ってからだ。それに、非常事態に備
えて身軽になっておくという意味合いも含んでいる。

「・・・・・どうやら、退くつもりはないようだな」

彼は天を仰いで、嘆息した。吐く息が白い。冬になろうとしている。けれど、自分のやっている
事もやろうとしている事も、季節には関係ない。疲れて仕方ないし、これ以上余計な考え事を
増やしたくはないが仕方ない。勝手に行動されて死ぬよりはいいだろう。

「風見ヶ原の結界がほぼ機能停止した。その余波だな。結界と地脈ってのは密接に絡み合っている。
 その結界に変化があれば、地脈も乱れる。ひとつのラインが乱れれば、他の部分もおかしくなる。
 そのズレが水ヶ瀬の封印にも影響を与えているんだろう。今は小火で済んでるがな・・・・・・・・」

その小火を小火で済ませる為、今彼は夜も奔走していたのだ。だからこそ、彼は思う。

「悪いことは言わない。大人しく寝てろ。死んだら元も子もない」
726九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 23:12:52 ID:ywI3Shbf
「それは知らなかったなぁ、今後は考えときますね♪」

豆知識――と言うほどの物でもないが、意外にも細かい所まで
忠告してくれることをどこか嬉しく思いながら答える。

「……あれ?どうして嬉しいんだろ?」

思わず口に出してしまった。これじゃ変な人だよね。
あまり心象を悪くしたくないんだけど――まあ、仕方ないのかな。
思ったことが色んな所に出る、そんな性格だし。

と、真剣な声色ながら呆れたように空を仰いでよっしーが一言。
続けて今この地で起こっていることを少しずつ話し始めた。
言ってることは半分くらいしか理解できないけど、ヤバいことくらいはあたしにもわかる。
自然とこっちの表情も引き締まってきた。

「これから、もっと状況は悪い方向に向かうってことだよね?
 わざわざ何度も忠告してくれてるのには感謝するけど、
 あたし止めるつもりはないから。もちろん、死ぬつもりもないよ」

素人ゆえの浅薄な考え、と笑われるかもしれない。
もしかしたら考えが甘いと一喝されるのかもしれない。
でも、もう決めたことだし。
どんなに辛い目に遭ったとしても、決して逃げたりはしない。
727御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 23:25:19 ID:4oaVGvuo
「――死なないとわからない馬鹿が多すぎる」

彼はポツリと言う。彼女がどんな返事をするのか、半ば予感していたからだ。
誰も彼も自分の道を行く。そして迷わず突き進む者ほど頑固で、簡単に信条
を曲げたりしない。そんな人間に心当たりが有り過ぎて涙が出る。あくまで比
喩だが。どうして自分が死なないと安易に発言できるのかも謎だった。

「九尾真理。いかに生きるかということは、いかにして死ぬかということだ。
 俺達斬鬼衆は、自分の意思で鬼斬りの刃であることを、万民の盾である事を
 選んだ。ならばその道半ばで朽ち果てるのも当然のことだし、納得している」

彼は音も無く立ち上がり、人差し指を少女の額に突きつける。
淡々と斬鬼衆の在り方を語る彼の眼は、とても静謐で揺るぎが無い。

「お前はどうだ?お前はどう生きてどう死ぬ?誰かの刃となって斬り続けるか。
 誰かの代わりに穢れを背負う盾となるのか。本当にそれでいいのか」

それは、何かを問う様でもあり、何かを諭す様でもあり、何かを託す様でもある。

「納得して死ねるのか――いや、納得して死ねるように最後まで足掻けるのか?」

その口調はとても硬質で、だが恫喝する気配は微塵も無い。だが、だからこそ安易
な反駁を許さない、断ち斬るような鋭さがあった。
728九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/07(金) 23:46:47 ID:ywI3Shbf
「……」

馬鹿、と言われたことにカチンと来るが、正論だから大人気ないことはしない。
そのまま立ち上がったよっしーに人差し指を突きつけられ――
澄んだ瞳で淡々と、しかし内に秘めた強い感情を想像させる彼自身の心構えを聞かされ――
そして、最後にあたしの覚悟を問われた。

「……わからないよ。まだ、全然わからない」

俯いて、消え入りそうにか細い声で。

「あたしは何になりたいのか。何ができるのか。何のために戦うのか」

もちろん、なりたい物はあるし、やりたいこともある。
でもそんなことをよっしーは聞きたい訳じゃなくて。
――ああ、頭の悪い自分が恨めしい。こんなとき、どう言えばいいんだろう。

「よっしーみたいに強いわけでもないし、覚悟も足りないかもしれない。でもね」

きっ、と顔を上げる。冷たい夜気に銀の雫が舞う。

「あたしはあたしの信じる道を歩いていきたいの。それで死ぬのなら、決して後悔はしない」

ただ、そう言った。正直な気持ちだ。きっとこの問いに正しい答えなんてものはない。
あるのは自分自身の答えだけ。
729御影義虎 ◆HgBRPBx536 :2007/12/07(金) 23:56:42 ID:4oaVGvuo
――神よ。お前やっぱり俺の敵だなド畜生。
言葉ほど無力なものはないと彼は思う。だが言葉でしか意志を伝える方法
を持たない人類は、その困難を抱えたまま進化してきた。もっと効率の良い
意志伝達方法が発達しなかったという事実を前に、彼は神を罵倒する事で憂
さを晴らした。天を罵倒した処で何も降っては来ないという確信があるからだ。

「――もっと世の中の事を知れ。仲間を作れ。その中でお前自身の答えを見つけろ。
 俺もそうしてきたし、これからもそうする。俺から言えるのはこの程度だな」

まだ不確かな想い。明確にならない道筋。この世に生きる意味は、一人で知る事は
できない。戦う意味も理由も己の中に見出すものだが、それは誰かとの関わり合い
の中で生み出されるものだ。決して自然発生するものではない。彼はそう教えられた。
人差し指を下ろして、手を背嚢に入れる。

「――また会うこともあるだろう。その時は、もう少しマシな事を言えるようになっておけよ」

その歩き出して擦れ違う。月は中天にあり白く輝いているだけ。月は何も言わない。星は何
も語らない。風は吹き抜けてゆくだけ。そして彼は止まらない。二人の再会はこれで終わる。
再び二人の道が交わるのは、果たしていつのことか―――?


【〆です。文体を意図的に変えてみたのですが、読みにくかったらすみません】
730九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/08(土) 00:23:59 ID:L3UUpiYW
搾り出すように告げた言葉に返ってきたのは、若干の渋い表情と今後の示唆。
どうやらやっぱり青さが目立つ言葉だったみたい。
人生経験も浅いあたしなんかじゃこの程度がせいぜいなんだけどな。

「……うん」

素直に頷き、手で涙を拭う。
要はもっと大人になれと言いたいのだと思う。
経験を積み、出会いと別れを繰り返し、そして何かを見つけ出して。
そして常に問い続けて答えを探せと言っているような気がした。

「次は、もうちょっと頑張る。だから……っ!」

こちらを全く振り返ることもなく歩き出すよっしー。
すれ違いざまに掛けられた言葉に力ない笑みで応えて。
そして、遠ざかる背中に追いすがるように手を伸ばし――
――空気だけを掴んで、拳を形作った。

「その時は、あたしを全部見てよ……」

強く握り締めた拳を大事に抱え、背を丸めて小さく縮こまる。
吹きぬける木枯らしは落ち葉を舞わせて寂しげな音を立て、
満天の星空は何も言わずにただ人気のない公園を見守っていた。

夜明けは、まだ遠い。


【時間かかりすぎましたがこんな感じで】
【お付き合い頂きどうもありがとうございました】
【では、皆様お休みなさいノシ】
731伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/08(土) 14:28:14 ID:7ad6MTVP
この時間帯が一番暇なんだよね・・・・・
待機してるよ。
732名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 15:26:48 ID:n15ksTSM
さすがにもういないかな?
733伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/08(土) 15:34:19 ID:7ad6MTVP
ん、もう帰ろうかと思ったよ。
読書してたよ、こんにちは。
734名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 15:37:47 ID:n15ksTSM
こんにちは、時間はあまりなさそうかな?
よければロールを、と思ったのだけれど。
735伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/08(土) 15:41:50 ID:7ad6MTVP
時間・・・・・・そうだね。ロールはできると思うけど。
ま、慣れてないと時間かかるからね、ロール。
ちなみに、どんなロールをしたい?
736名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 15:45:27 ID:n15ksTSM
敗北後陵辱の変形で暴走後行動不能になった所に偶然出くわした名無しが
介抱しているうちに襲ってしまうっていうエロールだけど、どうかな?
737伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/08(土) 15:49:00 ID:7ad6MTVP
・・・・・渡る世間は鬼ばかり。人間不信になりそうな状況だよね、それ。
うん、まあ、やれるとは思うけどね。ちなみにこのスレは結構覗いてる方?
この間、初めて覗いた人がロールして上手くいかなかったようだから、予め
訊いておこうと思ったんだけど。
738名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 15:52:45 ID:n15ksTSM
だったらもうしばらくROMにまわろうかな。
最近来たばかりでそれほど覗いてるとは言えないからね。
あまり時間を使わせては申し訳ないし。
739伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/08(土) 15:53:50 ID:7ad6MTVP
そういう私も最近参加した身だけどね。
また機会があったらよろしくね。
今日はこれで。じゃあノシ
740名無しさん@ピンキー:2007/12/08(土) 15:55:52 ID:n15ksTSM
また機会があればその時は上に書いたシチュで相手してもらいたいな。
それではこれで。

落ちますノシ
741伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 20:25:12 ID:R4x6BvbM
少しだけ待機・・・・・・・・
742小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/12/11(火) 20:54:19 ID:BheoS8OA
>>741
【こんばんは。お相手お願い出来ますか?】
743伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 20:56:51 ID:R4x6BvbM
【ああ、初めまして。よろしくお願いするよ】
【手短に邂逅ロールでもしてみようか】
【23時前後まで終わらなかったら凍結だけど・・・・・】
744小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/12/11(火) 20:58:45 ID:BheoS8OA
>>743
【はい、それではそのように】
【書き出しはお願いしても宜しいでしょうか?】
745伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 20:59:53 ID:R4x6BvbM
【まあ、頑張ってみるよ】
【じゃあ少しの間よろしく】
746伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 21:11:20 ID:R4x6BvbM
――もうすぐ今年も終わろうとしていた。冬に備えて備蓄に専心する季節だった。
特に私のような実入りの少ない新米退魔師は、この時期に稼がないと冬が越せるか
どうかわからない。だから今日も斡旋所へ行き、運よく残っていた仕事を請け負った。

昼は下水道に出るスライム退治。
夕方は外人墓地を徘徊するゾンビー退治。
夜は人を轢きながら暴走する首無しライダー退治。
正直、限界を超えて暴走しないのが不思議なハードスケジュール。
けれど、それに見合った報酬はあったと思う。これで冬が越せる。
これで新品の暖房器具を買える。少しはマシな新年が迎えられる。
私は疲労した身体を引きずり、それでも高揚する気持ちを抱えながら家路を辿っていた。

けれど、妖魔が跳梁跋扈するこの街で。
夜、気を抜くということがどれだけ愚かな行為なのか。

「はっ、はっ、くっ・・・・・・はっ・・・・・・」

私は、現在進行形で思い知っていた。ショートカットのつもりで歩いていた脇道。
そこに潜んでいた危機。私は必死に逃げ回る。今の私に戦闘に裂く余力はない。

747小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/12/11(火) 21:26:46 ID:BheoS8OA
「ふう」
吐いた息が、暗い空に白く登っていく。
しかし街は、対照的な程眩いイルミネーションに包まれている。
各個人の家から大型のデパートまで、競うように散りばめられた人工の光は、
まるでこの時期の人間の気持ちを代弁するかのように、きらきらと光っている。

いい事だな、とそう思う。
彼らは、この明かりの影で消えていく人間を知らない。
命を懸けてしのぎを削り合う妖魔と退魔師らを。
そして、争いとは関係なく、寒さに震えながら死んでいく人間達も。

自分は冬が嫌いだった。スラム時代の日々で、一番過ごし辛い季節だった。
必死でボロ切れのような布をまといながら、屋根一枚の下で寒さに震える。
冬は海にも山にも、森にも湖にも降り注ぐ。
何人もの子供がこの冬に命を奪われていった。

だからこそ、誰にもこのような思いをさせてはいけない。
夜の明かりを見て微笑む。さて、退魔業も終えた、後は帰るのみ――――
『妖魔の反応よ。場所は近く、小さな脇道』
耳のピアスから『斎』の上司である香澄の声が届いた。
考えるよりも早く、体が動く。
より詳細な場所を聞き終えると、屋根の上を駆けながらその場所へと向かった。


【それでは宜しく】
748伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 21:37:20 ID:R4x6BvbM
カサカサ。ガリ。カサカサ。ガリガリ。カサガリ。
――その巨体に反して動きは軽妙だった。そしてその鎌は鋭かった。
振るわれる烈風の鎌。鋼鉄ですら裂くのではないかと思われる斬撃。
眼前に居るのは、一言で言えば蟷螂。それも体重100kgはありそうな巨体だ。
妄想でも幻覚でもなく、雄雄しく二振りの鎌を持つ死神が襲い掛かってくる。
カサカサというのは、蟷螂の歩く音。ガリガリというのは、鎌が壁や地面を抉る音。
昆虫という生き物は、小型軽量化、大量生産の二点に進化の方向を絞りこの地球に――

振るわれる死神の鎌。
転がって回避する。

「くそっ、タイミングが悪いっていうか・・・・・・」

思考する。精神的にも肉体的にも疲労している今、戦闘を嗾けるのは無謀だった。
思考する。逃げに徹しても逃げ切れる可能性は少ない。
想定する。天性の狩猟者たる蟷螂が、そんな隙を見逃すはずも無い。だから却下。
想定する。夜とは言え大通りに出て他人を巻き込みたくはない。故に却下。
結論は無理でも不可能でも相手を一撃で黙らせるしかない。

危機接近。転がって回避に専念する。地面が抉られる。
無駄な思考。自分で下しておいてあれだが、正に無理難題。
そんな事を出来る者と言えば、偶像の結晶たるヒーローくらいなものだ。
思考終了。私は眼帯を外して、風を纏う。力を制御できる回数は、片手で足りるかどうか。

「風よ!」

私は地面に向かって爆風を放ち、その反動で空へと一時的に避難する。
けれど、これは逃走でもなく回避でもなく、次の一手への布石。

【はい、よろしく】
749小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/12/11(火) 21:50:04 ID:BheoS8OA
音もなく、建物の上に降り立つ。
どうやら既に戦闘は始まっていたようだ。女性らしき退魔師の姿が見える。
「………………」
妖魔の正体は、簡単に言えば蟷螂。即ち、カマキリだ。
だが昆虫と言えど妖魔でもあるとなれば、全く侮る事は出来ない。
とある学者が言っていたが、仮に地球上の動物を同じサイズにした場合、
最も生き残る種族は昆虫のある一種らしい。
そして、目の前ではそんな悪夢が現実として牙を剥いていた。

腰の後ろの忍者刀に手を添えながら、奇襲するタイミングを伺う。
考えもなく割り込んだ所で、彼女が驚き硬直したり、
また彼女の攻撃に巻き込まれたりする事は避けたい。

―――――しかし。
空に飛び上がる女性。どうやら風を扱えるようだが、
何故かそれは既知の技術、魔術には見えない。
もっと原始的な半妖のような、生来の能力といった感覚がする。

だが、そこで思考は中断する。
彼女がなんであれ、あの妖魔は危険であるし、排除する事に代わりはない。
一人と一匹の遙か頭上から、獲物を狙う烏のように、息を潜める。
750伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 21:59:25 ID:R4x6BvbM
理性は訴える。不安で仕方ないと。本能が叫ぶ。もっと力を揮わせろと。
その鬩ぎ合いの中で私は戦う。敵は外と内側、両方にある。
けれど、これが私の選んだ道。私の宿した業。

「風礫!風刃!」

圧縮した空気弾。合計八本の鎌鼬。
硬い外皮で弾ける風の銃弾と、外皮を刻む真空の刃。
一撃必殺というのは都合が良過ぎる。だから連撃必倒を想定。
けれど、押し切るには手数も威力も足りない。わかっていた事。
落下する。普段なら軽やかに着地できる。落下する。蟷螂が迫る。
けれど今は、姿勢制御に費やす力すら、攻撃力に変換するしかない。

「奈落墜ち!!」

力をギリギリまで引き出す。狭い小道に圧倒的な圧力の風が降り注ぐ。
色彩が目まぐるしく変わる眼が、紅に染まった。
身体に宿る『コイツ』が力を揮う歓喜に咆哮を上げている。
狙いは蟷螂のみ。的がでかいなら外す心配もない。

「あああaaaああaaaaaaAA!」

――後は事実だけ記す。
伊吹凛は空から落ちた。力を揮った反動と、落ちた衝撃で気絶した。
一方、蟷螂は身体を軋ませながらも生き残っていた。

だからここから先起こるのは、一方的な狩猟・食事でしかない。
もし、救いの手がなかったらの話だが。
751小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/12/11(火) 22:12:32 ID:BheoS8OA
―――――何だ。
純粋に、そう思った。空から技を放った女性。
だがやはり蟷螂の命を奪うまではいかずに、軽傷を刻むに止まる。

彼女が地面に落ちるより早く、その間に割り込もうとした時、
一瞬己は本能的に動作を停止した。
あの昆虫など比べ物にならない程の、爆発的な力の奔流。
とっさに周囲に気配を巡らせるが、力の正体はそこにない。
何故なら、たったいま蟷螂と対峙している彼女こそが、その力の発生源であったのだから。


だがしかし、昆虫という生き物は個体数もさながら、
体のサイズに比べて逞しい生命力を持つ。
そして一瞬だけのあの暴風に於いても、蟷螂は未だ倒れなかった。

足に『気』を集中させ、落下しながら壁を蹴る。
自分は『縮地功』と呼んでいる移動術だ。
まばたきよりも早く地面にたどり着くと、彼女を抱え上げる。
そのまま来た道を反転、その体を戦闘の及ばない建物の屋上に横たわらせた。
「頑張ったな」
気絶している彼女には聞こえないであろうが、その健闘を小さく称える。
そして再度落下――――今度は蟷螂の背後に着地しようとする。
752伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 22:24:01 ID:R4x6BvbM
風神の鉄槌を下されながらも、蟷螂は生きていた。
外皮は刻まれ、脚は何本か拉げ、されど死神の鎌はまだ現在だった。
その異界の脳味噌が、回復の見込みは無いと判断したかどうか。
ともあれ、食欲を優先することにした蟷螂は、しかし瞬時にして獲物を見失った。
その複眼が捉えた影が飛び去った方向を見るも、何もいない。
どうした事か。どうするべきか。空回りする思考。
故に、背後に忍び寄る死の運命にも気付かない。
狩猟者は、狩られる立場になった場合、極端に脆いと言われる。
獰猛であり、俊敏である天性の狩猟者蟷螂。そんな蟷螂にも、それは当てはまったようだ。

そして振り向いた時、そこに居たのは―――

「ん・・・・・・・」

私はそこで眼を覚ました。此処は天国か地獄か《向こう側》か。
その内どれでもないという事は、私は生きているという事だ。
何で?最後の一撃で仕留め切れなかったのは、直感でわかっていた。
けれど私はこうして生きていて、そして戦闘領域からは既に離脱している事を悟った。

「あれは・・・・・・?」




753小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/12/11(火) 22:39:09 ID:BheoS8OA
「祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
声に気付いた蟷螂が、複数の脚を蠢かしながら振り返る。
それよりも速く、鎌を切り落とし背後に抜ける。
「娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす」
奇妙な色の体液を撒き散らしながら、先程よりも敏速な動きで
襲撃者へ視線を定めようとするが――――やはり、残った鎌も切り落とされる。
関節を狙った、鮮やかな切り口だ。
「おごれる人も久しからず、唯春の夜の夢のごとし」
本能的に恐怖を悟ったのか、敵に背を向けたまま退却を行う蟷螂。
数歩歩き出した所で彼は気付いた。脚を動かしているのに前へ進めない。
何故か? 答えは簡単、動かすべき脚が全て切り落とされていたからだ。
「たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ」
そう理解した時、蟷螂の妖魔は脳髄に刃を突き刺されて絶命した。
「南無阿弥陀仏」
崩れ落ちた眼前の妖魔にそれだけ呟くと、刃に付着した体液を拭き取り、鞘に納めた。

「来世は、平穏な人生を」
ここまで問題なく始末出来たのも、あの退魔師の女性のお陰だ。
そう言えば、彼女はまだ気絶したままだろうか。
空を見上げると、『縮地功』で壁を蹴り上げ、屋上まで戻る。
754伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 22:47:46 ID:R4x6BvbM
壁を登って――というか、蹴り上げて?
ともかく、その青年がやって来た。
その動きは古の日本に存在したとされる忍者のようだった。
何気ない動作からでも、極限まで鍛えられているのがわかった。
私のような新米とは、場数も修練の度合いも違うのだろう。

「やぁ、どうも。 
 助けてもらったみたいだね、ありがとう」

シュタッと片手を上げてその青年に挨拶する。
状況から察するに、彼が助けてくれたらしい。だからお礼も言う。
疲れているから、腰をついたままなのが情けないけど、仕方ない。
仕方ないのだが、何かを忘れているような・・・・・・・・
「あっ」と小さく声を上げて、私は慌てて眼帯を左眼に付ける。
十中八九見られただろう、色彩が変化し続ける異界の眼を。
けれど、やっぱり、人に見られて嬉しいものでは、ない。

「えっと、私、伊吹凛。自分で言うのもなんだけど、駆け出しの退魔師さ」

キミは?と取り繕うように私は訊く。
755小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/12/11(火) 23:03:52 ID:BheoS8OA
>>754
蹴った反動をほぼ真上に制御しながら、屋上の縁を掴み一回転。
その先に居た女性は、こちらを見ていた。
「起きたか」
『やぁ、どうも。 
 助けてもらったみたいだね、ありがとう』
自分より先に礼を言われてしまった。腕を組ながら、静かに首を振る。
「大した事はしていない。逆の立場なら、助けてくれただろ?」
そうでなければ、基本的に退魔師など力があってもなる者はいない。
やらざるを得ない理由があれば話は別だが。

彼女が小さく声を上げ、左目を眼帯で隠した。
あらゆる色に変化し続けるその瞳は、本来この世では有り得ない存在。
恐らくあれが、暴風とでも呼ぶべき力の源だろう。
とはいえ、だからと言ってどうこうする訳でもないのだが。
「俺は別に気にしねーが」
とは言え、女心というのは己には理解しにくい。
例え自分が気にしなくとも、彼女が気にしているのだろう。
根ほり葉ほり訊ねるつもりもない。それならそれでいいだろう。

新米退魔師。少し複雑な表情で、彼女の名乗りを聞いた。
「俺は小野正宗。退魔師っつーか………まぁ退魔の経験は長いな」
しゃがみ込み、黒髪の女性と目線を合わせる。
「無事で良かったな。怪我はねーか?」
756伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/11(火) 23:16:06 ID:R4x6BvbM
私はヒーローではない。無謀な賭けはしない。
私だって命は惜しいし、この世には未練がある。
だから、逆の立場ならどうしたか。私は考えてみた。

「ま、できる限りはね」

出来る限りをやって、誰かを助ける事が出来たなら。
それは、命を繋ぐだけの人生より、素晴らしいことだと思った。
とても極端で、とても危うい考えだというのはわかっているけれど。

「ん、そうしてくれると嬉しいけど」

些か擦り切れたとは言え、私は女だ。だから外見を取り繕ったり着飾ったりすること
にも、まだ関心はある。そういう意味も含めて、誰かに奇異の眼を向けられるのは嫌だ。
例え向こうが「気にしない」と言っても、こっちが気になるのだ。

「大丈夫、と言いたいけど・・・・・・・ちょっとガス欠だね」

小野正宗と名乗った青年が、屈む。
腰を下ろして合わせてくれる視線が、今は辛かった。
視線を外すべく苦労して立ち上がろうとして、フラリとしてしまう。
結果、反射的に彼に圧し掛かる体勢になってしまったわけで。

「ごめん、迷惑ついでに、そこらでタクシーでも拾ってくれないかな?」

とても様にならない格好で、私は折角得た報酬を移動に費やすことを決断した。
それが私にとってどれ程の――それこそ断腸の想いでの決断だったという事を、
誰でも良いので理解して欲しい。ついでに言うなら求む割の良いお仕事。

【キリがいいので、この辺で〆させてもらうよ】
【ありがとう、また機会があったらよろしく】
757小野 正宗 ◆XZR4PorkUs :2007/12/11(火) 23:45:09 ID:BheoS8OA
「大丈夫か?」
眉根を寄せる。退魔師に成り立ての頃は、何かと無茶が続く。
敵の力を知り、己の力を知らなければ半年も経たずに命を落とすだろう。
凛と名乗った女性が『暴風』の発動を躊躇っていたのは、力の強大さもさる事ながら、
燃費が悪いというのもあるのかもしれない。

ドサリ。

寄りかかられる。無意識にだろうが、豊かな胸が自分に当たった。

この小野正宗という男、悪意のある誘惑なら如何様にでもあしらえるが、
こういった偶然の出来事や純粋な意志は非常に苦手である。
ちなみにどうでもいい事ではあるが、彼は年下より年上が好みだ。
「………あぁ、分かった」
最もそれを表面上に出さない辺りは、流石に暗殺者と言った所か。
適当なタクシーを捕まえると、彼女を中に乗せ札を数枚渡しておいた。
『斎』の仕事の報酬を耳にすれば、恐らく凛は涙を流すかもしれない。
格差社会は、どうやら退魔師の世界にも存在するようだった。


【ではこんな所で〆ます】
【一レス十分が遠い………。精進しなければ。それでは、また何時か】
758 ◆HgBRPBx536 :2007/12/12(水) 22:24:17 ID:cCeTxs2c
【南氏へ】
【雑談中ですが、したらばが重くなったようです】
【こっちを見てるといいのですが】
【ともかくこちらは落ちますねノシ】
759 ◆ZOvQXZ1jc2 :2007/12/12(水) 22:25:24 ID:JVjqWAzK
【こちらに書くのは間違っているかもしれませんが、報告の為に】
【HgBRPBx536氏へ>話の途中ですみません、急に専用板に入れなくなりました】
【返信出来なくて申し訳ありませんです】
【以上です。お目汚しごめんなさい】
760 ◆ZOvQXZ1jc2 :2007/12/12(水) 22:26:25 ID:JVjqWAzK
【sage忘れ・・・重ね重ね申し訳ありません】
761伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 20:51:45 ID:AAqs2/dY
待機・・・・・・・
時間的に雑談かな。
まあ、ロールが無理ってわけじゃ、ないけど。
762伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 21:32:19 ID:AAqs2/dY
ん、今日は誰も来ないかな。
とりあえず、落ちるよノシ
763九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/14(金) 21:39:42 ID:gY1qJefk
(´;ω;`)るるるー
764伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 21:47:13 ID:AAqs2/dY
・・・・・・・・間が悪いね。
今置きレスロールやってたところだよ。
765九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/14(金) 21:53:42 ID:gY1qJefk
それは……ごめんなさい。
(ぐすぐすと鼻を啜りながら)
久しぶりに会えて嬉しかったのに、かえってお邪魔しちゃいましたか……うぅっ
766伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 21:56:43 ID:AAqs2/dY
ん、いや。結構難儀でね。十何行打っただけで思考がストップしてる。
ま、一週間以内には何とかしようと思うよ。
・・・・・寒いから、身体には気を付けてね。
(そっとハンカチを差し出す)
767九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/14(金) 22:02:31 ID:gY1qJefk
ありがとうございます……伊吹さん。
(ハンカチを受け取ると俯いて目元に当て)
(ついでに鼻をかむと、ばつが悪そうに)
あ……すみません、ハンカチ汚しちゃいました。後で洗って返しますから……

置きレスは時間があるときにじっくり考えるのがいいと思います。
急いで書いても碌なことになりませんしね。
768伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 22:07:03 ID:AAqs2/dY
別に構わないよ。
ハンカチは、使って汚す為にあるんだしね。
数千円とか数万円するハンカチなんて、別次元の存在だから。

ところで、この間小野という人にタクシー代には多過ぎる大枚を貰っちゃって。
このまま返さないのも人としてどうかと思うし、どうしようか。
これも何かの縁だと思ってこれを機にアタック・・・・・・というのもどうかと思うけど。
769九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/14(金) 22:16:42 ID:gY1qJefk
うぅ…そう言って頂けるとありがたいです。この借りは必ず返しますね。
(大事そうにハンカチを懐にしまいこむ)

わぁ、そんなことがあったんですか……
そうですねぇ、あたしは伊吹さんのキャラ的に、余った分を何かご馳走するとか、
あるいは利子をつけて返そうとするとか面白そうだと思いますけど。
……まあ、あたしの勝手な想像ですけどね。
もちろん、その小野さんって人とお付き合いしたいと思ってらっしゃるなら
アタックするのもいいと思いますよ?
770伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 22:21:09 ID:AAqs2/dY
この間、仕事の帰りに妖魔と、ちょっとね。我ながら情けないというか、
もう少し強ければ一人でも何とかできたはずなんだけど。結局助けてもらった
上にタクシー代まで・・・・・・・ご馳走、か。うん、悪くないかな。回転寿司の良い店
知ってるから――まあ、連絡先すら聞かなかったんだけど、ね(苦笑)
付き合いたいかどうかは・・・・・・うーん、まだよくわからないし、ね。
マイペースで付き合える人がいいな・・・・・

でさ、九尾さんは、その後何か進展あった?
771九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/14(金) 22:30:13 ID:gY1qJefk
まあまあ、そんなに気にしないで下さいよ。
今はまだ弱くても、これから強くなっていけばいいんですから……
連絡先知らなくても、なんだか伊吹さんはその人とまた会えそうな気がしますよ。
その時にでも色々聞いたらいいんじゃないでしょうか。

マイペースで付き合える人……
ちょうどいい機会だから聞きますけど、今参加してるキャラハンで選ぶなら
どなたが一番好みですか?
(ずずいと接近しつつ芸能記者のようにマイクを向ける仕草)

あ、あたしですか?!?えっと、その…色々ありました、けど……
とりあえずはもうちょっと頑張らないと。
772伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 22:37:03 ID:AAqs2/dY
そうだね。私も出来ることからやっていくよ。
合縁奇縁って言葉もあるし、確かにこれっきりとは思えないな。

ん、いや。何か余計な事口走ったかな、私。
(ハハハと苦笑しつつ、頬を掻く)
そうだね・・・・・・年上の、包容力のある人・・・・・・・・
退魔・妖魔を考慮しないで言うと、法月さんになるのかな。
南雲さんも考えたけど、個人主義過ぎるというか、関わり合いを
避けられそうな気がするね、何となく。

ん、色々というのがよくわからないけれど、少しずつ成長していけばいいんじゃないかな。
人として退魔師として。私も、力だけじゃなくて、人としての強さ・・・・・優しさとか、包容力とか、
そういう意味も含めて成長したいと思ってるし。
773九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/14(金) 22:46:18 ID:gY1qJefk
なるほどなるほど……
(一生懸命メモを取るふり)
確かにそのお二方はなかなか素敵だと思いますよ。
流石は伊吹さん、お目が高い……w
まあ、南雲さんは手懐けるの大変そうですけどね。

そうですね、あたしの場合はやっぱりもっと経験を積まなきゃって思います。
色々と学んで、成長して、強くなったその時はきっと……!
(ぐっと拳を握り締めて)
774伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 22:50:22 ID:AAqs2/dY
二人とも、私の事なんて眼中にないと思うけどね。
実際、誰かと付き合う以前に私も精神的に成長しないとね。
女性として、退魔師として。支え合える人と長く付きあって行きたいしね。

その時はきっと・・・・・・・告白?青い春だね。
私も高校の時断らず付きあってけば・・・・・
いや、こっちの話だよ。追求しないで、ね?

775九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2007/12/14(金) 23:00:48 ID:gY1qJefk
もしかしたらそうかもしれませんけど、まだわかりませんよ。
諦めたらそこで試合終了だよって安西先生も言ってました。
……そうですね、一緒に一歩ずつ成長していきましょう♪

あはは、バレちゃいましたか。
(照れ笑いしながら頭を掻き)
……って、ええ?初耳ですよその話っ!是非今度聞かせて下さいね!
(一転目をキラキラさせながら迫る)


さて、そろそろあたしは時間なので失礼しますね。
今夜はお付き合い頂きありがとうございました……!
776伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/14(金) 23:03:00 ID:AAqs2/dY
あーあ、なんか本当に青春って感じだよね。
(こちらも釣られるように笑ってしまう)
ん、まあ・・・・・・気が向いたらね。あんまり面白い話でもないけど。
じゃあ、私も今夜はこれでノシ
777億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/12/17(月) 21:29:25 ID:Xz/ibZs7
なんだか専用板が重いねぇ。
少しこっちで待機してようかな。
778億月楓 ◆HgBRPBx536 :2007/12/17(月) 21:51:51 ID:Xz/ibZs7
あら、回線が直った?
んー、まあいいか。今夜はこれで失礼するねノシ
779伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/23(日) 20:37:32 ID:dN31O9rf
今年もあと一週間程度だね。
来年はもっとロールができるといいな。

久しぶりに待機・・・・・・・
780伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2007/12/23(日) 21:44:05 ID:dN31O9rf
ん・・・・・・・みんな忙しいみたいだね。
私も今年はこれで最後かな。

じゃあ、よいお年をノシ
781三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 20:50:29 ID:S0cIQz+N
【名前】三津屋 八津美 (みつや やつみ)
【年齢・性別】16歳・女
【種族】人間
【サイド】退魔師
【組織】私立伽藍堂高校 /フリーの退魔業請負人
【サイズ】身長175cm 体重60s B92/W58/H85
【容姿】腰より伸びた髪・細い目・面長な顔立ち。
制服(ワインレッドのブレザーと、短めのスカート)
【得意】 純愛推奨
【能力】念で具現化した矢(ある程度までなら操作可能)
【武器】弓 (媒介として必要)
【NG】 排泄・切断・汚物など
【弱点】 物理的な打たれ弱さ。近接戦闘。
【備考】妖滅師の家系に生まれた少女。ある目的を抱いて妖魔が跳梁跋扈するこの街へと
赴むくことになった。当面は妖魔を狩りつつ目的を果たそうとする。眼が細いので起きているのか
寝ているのか一見したところではわからない。いつもマイペースで大抵のことならそつなくこなす。
しかし突出した才能や特技はないので、器用貧乏タイプとも言える。そして自覚している。
異性に対しては割と夢見がちな部分があり、運命の相手を探している。
782三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 20:51:41 ID:S0cIQz+N
明けましておめでとうございます。
プロフ初投下後、初待機です。

783三蔵 法侍:2008/01/01(火) 21:13:49 ID:GKZllG+E
【名前】三蔵 法侍(みくら ほうじ)
【年齢・性別】21・男
【種族】人間
【サイド】退魔師
【組織】野伏せり /師匠から独立してフリー
【サイズ】身長175cm 体重98s 
【容姿】悪い。

【得意】 何故か半妖にモテる
【能力】天狗舞
【武器】棒、素手
【NG】特に無し
【弱点】頼みを断れない
784三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 21:16:12 ID:GKZllG+E
>>782
お相手して貰えますか?

あけましたね。
おめでとうございます。
785三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 21:19:24 ID:S0cIQz+N
おや、おめでとうございます。
新参者同士というのも縁起がいいのか悪いのか。

しかし・・・・・・プロフがそれでは不味いと思うのですが。
イメージが伝わってこないので。申し訳ありませんが、
もう少し推考してからの方が無難なのではないでしょうか?
786三蔵 法侍:2008/01/01(火) 21:26:48 ID:GKZllG+E
前世が徳の高い僧で、妖怪からは美味しく見られ、半妖が法侍を見ると食欲を恋心に勘違いされる。

中学生の頃は前世の魂の性質に振り回されたが修験者に出会い、師匠と仰ぎ修業して自衛手段を身につけた。

肉体派の武道家。
筋肉達磨で醜男。
787三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 21:30:03 ID:S0cIQz+N
それは【備考】の欄のことですね?
なるほど、少しずつイメージがわいてきました。これを元に
>>4>>5辺りを参考にプロフィールを修正すればもうその、ちゃんと
お相手できると思います。お手数ですが、どうかお願いします。
一度プロフが完成して登録してしまえば、手間を掛けずに済みますし。
788三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 21:32:16 ID:GKZllG+E
>>785
すいません、書いてる途中でレスしてくれたんですね、推考が更に必要かな?

789三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 21:37:41 ID:S0cIQz+N
タイミングが悪いようです。
大体悪くはないと思いますが、【容姿】が曖昧ですね。
醜男とは具体的にどんな造作なのでしょうか。
そういう形容詞よりは、眉が太い、口が大きい、などにした
方が相手にイメージが伝わると思います。

それと【得意】の欄は意味を取り違えていますよ。
望むプレイであって、半妖に好かれるというのは能力でしょう。
【備考】の内容に関しては自分で考えるべきことなので、なんとも。
790三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 21:50:34 ID:GKZllG+E
【名前】三蔵 法侍(みくら ほうじ)
【年齢・性別】21・男
【種族】人間、輝く魂
【サイド】退魔師
【組織】野伏せり /師匠から独立してフリー
【サイズ】身長175cm 体重98s 
【容姿】肉体派の武道家。筋肉達磨四角い顔でいかつい。散髪しない長髪をゴム紐で括り垂らしてる
【得意】質実剛健、純愛
【能力】天狗舞、前世覚醒すれば法術
【武器】棒、素手
【NG】特に無し
【弱点】頼みを断れない。お人好しで騙されやすい。
【備考】 前世が徳の高い僧で、妖怪からは美味しく見られ、半妖が法侍を見ると食欲を恋心に勘違いされる。

中学生の頃は前世の魂の性質に振り回されたが修験者に出会い、師匠と仰ぎ修業して自衛手段を身につけた。
青春期を山籠りに費やした為に世俗に疎く服装センスは最悪だが清潔にはしてる。
臭うと生死に関わるから。
791三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 21:56:15 ID:S0cIQz+N
お疲れ様です、大分わかりやすくなったかと思います。
ですが・・・・・・肉体的弱点はないということなんでしょうかね?
それと――気になるのですが、半妖は強制的に恋心(勘違い)を
抱くという設定は、半妖キャラにとってロールの際に枷になると思うのですが。
「半妖が相手なら強制的にエロールorラブロールに移行するぞ」という風に取れ
なくもないですし・・・・その辺は相手の任意がないと発動しないことにした方が無難です。
後は全く問題がありませんね。素敵です。

792三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 21:57:25 ID:GKZllG+E
>>789
これでイメージは出来るかな?

好き傾向はGS美神極楽大作戦、時折、笑いに走ってしまうかもです
793三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 22:03:45 ID:GKZllG+E
>>791
では、都会の汚れた空気と閉鎖空間では呼吸制限。

半妖さんは、食欲を我慢出来ないタイプならロールして欲しいです。
が、半妖にとっては素敵に見える程度です。
思春期の中学生が困る程度の設定でしたからね。

794三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 22:06:49 ID:S0cIQz+N
ああ、そうですか、修行者ですものね。わかりました。

そういう半妖キャラも見当たりませんがね。
精々暴走の引き金になる程度でしょうか。
ああ、そういう見え方ですか、なるほど、それなら問題ありませんね。
微調整を加えれば済むことですし。

ではそろそろロール・・・・・・と言いたいところですが、
今始めると、こちらが時間的に微妙な処で終わりそうですね。
さて、このまま雑談でもしましょうか。それとも後日改めてロールでも?
795三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 22:13:38 ID:GKZllG+E
>>794
雑談して馴れ初めを決めませんか?
私は数日かけて話しを進めるつもりでしたが、如何でしょう?
796三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 22:16:27 ID:GKZllG+E
訂正しました。
八津美さん、チェックして貰えますか?

【名前】三蔵 法侍(みくら ほうじ)
【年齢・性別】21・男
【種族】人間、輝く魂の持ち主
【サイド】退魔師
【組織】野伏せり /師匠から独立してフリー
【サイズ】身長175cm 体重98s 
【容姿】肉体派の武道家。筋肉達磨で四角いいかついた顔。散髪しないので長髪。ゴム紐で括り垂らしてる
【得意】質実剛健、純愛
【能力】天狗舞、前世覚醒すれば法術
【武器】棒、素手
【NG】特に無し
【弱点】頼みを断れない。お人好しで騙されやすい。
【備考】 前世が徳の高い僧で、妖怪からは美味しく見られ、半妖が法侍を見ると食欲を恋心に勘違いする。誘淫作用は無いので恋したがる半妖には素敵に見える程度。同性には関係無い
中学生の頃は前世の魂の性質に振り回されたが修験者に出会い、師匠と仰ぎ修業して自衛手段を身につけた。
青春期を山籠りに費やした為に世俗に疎く服装センスは最悪だが清潔にはしてる。
臭うと生死に関わるから。

閉鎖空間と汚れた空気では肉体能力が半減する
797三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 22:17:00 ID:S0cIQz+N
>795
それは打ち合わせであって、雑談ではない気がするのですが。
それに、簡単に出会い方だけ決めて後は流れに任せるのが吉だと思いますよ?
筋書きのない舞台劇みたいな部分もありますからね、ロールというものは。

ところで、退魔師なのですよね?妖魔を狩るのは何故なのでしょうか?
差し支えなければ教えてもらいたいものです。
798三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 22:23:52 ID:GKZllG+E
>>797
修験者の教えで困った人を助ける為と魂に秘められた大いなる力への責任感。
何より助けられる側から助ける側に替わりたいからです。
799三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 22:28:45 ID:S0cIQz+N
>798
プロフは拝見しました。これでよいかと存じます。
少なくとも私はロールをするのに困らないと思いました。

ふむ、師の教えと前世の因縁でしょうか。
人は、魂の囚人ということですか。何処までも業から逃げられない。
(その開いているのか分からない眼を虚空に向ける)
知っていますか?史実では三蔵法師はかなりの破戒僧だったという事を。
かなりメタな話ですがね。
800三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 22:33:47 ID:GKZllG+E
>>799
妖怪を使役してる話からして、まっとうな僧では無いんですがね。

妖怪に美味しそうな人物なら三蔵法師だろうとの名前ですよ

八津美さんは世俗的そうだから三蔵を利用する感じの関係かな?
801三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 22:37:05 ID:S0cIQz+N
>800
孫悟空自体が架空の話ですが、あまりにも親しまれる話なので
インドの神話か伝承だと思われているようですね。ハヌマーンへの
信仰と結びついたこ考えるのが妥当でしょうが、推察の域をでませんね。
三蔵法師は名前を借りただけでしょう。

さて、今のところ接点がありませんし、私の目的は妖魔を狩ること自体では
ありませんから。強いて言えば目的の為に必要な行為です。
802三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 22:44:32 ID:GKZllG+E
>>801
孫悟空は反王朝のシンボルでも有りましたからね。
民草の力の象徴でしたね。

その目的の説明はロール内でしたいんですかね?

ある目的なら妖魔をめぐって対立するかもしれませんね

妖魔も生きる権利があると考えですから
803三津屋八津美 ◆92uFOwVOxk :2008/01/01(火) 22:46:41 ID:S0cIQz+N
>802
そうしたかったのですが、無理のようですね。
貴方と出会ったのは失敗でした。

三蔵さん、貴方はこちらの方が向いているかと思いますよ。
長文を書くのが苦手のようですし。

ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1185711775/l50

・・・・・やはりこの場所とは縁がありませんでした。
舞い戻って来たのも無意味でしたね。では。ちなみにプロフは撤回しますノシ
804三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 22:49:52 ID:GKZllG+E
さいなら、では私が相手を募集中です
805名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 22:50:47 ID:S0cIQz+N
ああ、男性の待機は禁止ですよ。
暗黙の不文律ですが。

では改めて失礼しますノシ
806三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 22:53:17 ID:GKZllG+E
>>805
ネカマだらけなのは承知してる、ねなべなら待機して構わないはずです(笑)( ̄□ ̄;)!!
807名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 22:55:45 ID:S0cIQz+N
やはり荒しでしたか・・・・・・
なんとなくそんな気はしていたのですがね。
この場所に迷惑をかけるので、他所で話しますか?
808名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 22:56:44 ID:2gfzfNB+
にちゃん初心者で、おまけに空気も読めないなんてのはお断りなんで回線切ってください
809三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 23:01:07 ID:GKZllG+E
試しに使ってるだけですよ、日付越えて再会、中断を繰り返してみたいのでね。
810名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 23:04:01 ID:S0cIQz+N
初心者練習用のスレではないのですがね・・・・・・・
811三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 23:04:09 ID:GKZllG+E
>>808
残念だな空気は変えるもんだ。
過疎地なら簡単さ。
812名無しさん@ピンキー:2008/01/01(火) 23:06:36 ID:2gfzfNB+
>>811
相手との会話で空気が読めないのは空気を変える以前の問題です
会話に脈絡が全くない、日本語が不自由な相手とロールしたがる人はいません

だから帰ってください
813三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 23:06:38 ID:GKZllG+E
>>810
偶然だよ、マナーやルールなんぞ無視するからな。


初心者?必要無いね。
814三蔵 法侍 ◆ssjoUJVw4Q :2008/01/01(火) 23:09:49 ID:GKZllG+E
>>812
いやだね、荒らして嫌がられると興奮するんだよ
815伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2008/01/03(木) 15:18:17 ID:wbwRjMyK
明けましておめでとう。
今年もよろしく。

じゃあ少しだけ待機・・・・・・・・
816伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2008/01/03(木) 15:58:31 ID:wbwRjMyK
まあ、正月だしね。
また来るよノシ
817津路綾音 ◆btJwY1cM42 :2008/01/06(日) 20:46:45 ID:LFwPO/9K
【名前】津路 綾音 (つじ あやね)
【年齢】 17歳
【性別】 女
【種族】人間
【サイド】退魔
【組織】私立嶽槙高校
【サイズ】身長165cm 体重62s B90W62H82
【容姿】ツインテール(茶髪) 
学生服(ワインレッドのブレザー)私服
【得意】 純愛推奨
【能力】 炎術
【武器】 短刀《鉄心》
【NG】 スカ・グロ、隷属、洗脳
【弱点】 雨天・大量の水
【備考】 とある退魔師の一族の末裔。一族自体は第二次世界大戦以後零落し、権力と武力を
失っているので、綾音自身は普通の家庭の生まれ育った。炎術使いとして覚醒して以降は、
祖父から力の制御方法と組み打ちの技法、短刀の使い方を習った。現在では学生生活の傍ら
妖魔を狩り取る毎日を過ごしている。彼女自身は日常生活に対する比重が重いが、それでも誰かが
妖魔を狩らなければとも思っている。現在仲間を探している。素敵な彼氏も探している。
818津路綾音 ◆btJwY1cM42 :2008/01/06(日) 20:49:40 ID:LFwPO/9K
じゃあ、待機してみようかな。
819津路綾音 ◆btJwY1cM42 :2008/01/06(日) 21:30:03 ID:LFwPO/9K
残念。また今度ねノシ
820津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/07(月) 19:57:25 ID:d/e+EGTz
今夜も軽く待機。
一時間程度かな。雑談でもOK。
821津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/07(月) 20:04:18 ID:d/e+EGTz
ああ、ちなみに昨日のトリップは無くしちゃった。
今度はメモに取ってあるから消しても大丈夫。
822津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/07(月) 20:46:16 ID:d/e+EGTz
ん、また今度ノシ
823津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 20:52:13 ID:aVyHNHMU
今日も待機してみるね。
824名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:05:01 ID:KVJ0p3Mu
おはよーございまーす
何か希望とかあったりします?
825津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 21:06:55 ID:aVyHNHMU
――朝と夜が逆転してるのかしら?
その挨拶は違うと思うんだけどな。

プロフは>>817にあるよ。
826名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:17:51 ID:KVJ0p3Mu
いや、業界的には、最初の挨拶はおはようございますで決まっているのです。

ヤーヤー。
じゃあ、津路さんが妖魔と戦ってる事を知ってる同級生が、戦う理由みたいなのを
問いかける……って感じのロールはどうでしょ?

エロールとかは……いきなりだときっかけもないような気がするので
827津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 21:21:14 ID:aVyHNHMU
業界人とは思わなかったわ。
テレビ番組のスタッフか何か?

いきなり難易度が高いロールだよね(汗
同級生or友達が妖魔に襲われる→助けるという過程を省いているし。
ロールが難しいなら雑談でもオッケーだよ。
そもそもエロールはねえ・・・・・・純愛推奨だから継続してないと難しいんだよね。ごめん。
828名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:28:54 ID:KVJ0p3Mu
いや、4年くらいコンビニでバイトしてただけです(w
その時に染み付いてしまいまして。

ヤーヤー。
いや、別に助けられる必要はないんですけどねー。
ぼろぼろになって帰ってきたところを、とか、そういうのでもオーケーですし。

ただまぁ、今日はわたしも雑談の気分かな。
ロールは気合入れないと出来ない太刀なのです。
年寄り臭いけど(w
829津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 21:32:38 ID:aVyHNHMU
ああ、なるほど。

いや、基本的に隠すじゃない。退魔師だって事は。
高校生退魔師なんて自分から言えるはずないでしょう?
だから家族以外は誰も知らないよ。

うん、無理はしない。楽しく雑談それでよし。
私だってまだ参加したばかりだしねえ。無理も無茶もしたくないよ。
830名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:36:59 ID:KVJ0p3Mu
yeye

というわけでー、今さっきちょっとバイトの話が出ましたけど。
津路さんは、バイト……してる暇はないか。
バイトしたいとか思った事はあります?
金銭的な理由ってのもあるし、それ以外でも、例えば「あのお店の制服が可愛くてー」とか。
そういう理由でもいいですけど。
831津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 21:41:18 ID:aVyHNHMU
バイトかぁ・・・・・・
思った事は少しあるよ。お小遣い少ないんだもん。
でも校則で禁止されてるし、何より親が許してくれるとは・・・・・(汗
あーあ、組織の退魔師ってお給料貰ってるんだよね、そういう点では
少し羨ましいかもね。私はパスだけど、そういうの。
832名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 21:43:46 ID:KVJ0p3Mu
少ないって、月どれくらい?
わたしが高校生の頃は……月8000円くらいだったかな?
それでも足りなくて、よく昼飯代浮かせたりしたっけ(w

へえ、嫌なんだ?
退魔を仕事にするっていうのも、悪い事じゃないと思いますけど。
結局やらなきゃいけないなら、お金ももらえた方が効率的かなーって思ったり。
833津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 21:50:04 ID:aVyHNHMU
月で五千円・・・・・・・
携帯の代金は別途だからいいけど(涙目
昼御飯はお弁当を作ってくれるから安心安心。

うーん、いやさ。別にそういうのもありだとは思うんだけどね。
それって結局誰かが妖魔に酷い目に遭わされてるからなんだよね。
だからそれが仕事として成立するわけで。私としては自分の眼の届く範囲で
自分の意志として人を助けたいの。わかる、そういうの?上手く説明し辛いんだけどさ。


834名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:01:55 ID:KVJ0p3Mu
5000円かぁ……それは、津路さんくらいの年頃じゃ辛いだろうに。
学校帰りに、甘いものの一つも食べられないんじゃない?

ん、なんとなくわかる気はします。
うーん、同じく、上手く言葉に出来ないけど……。
津路さんは、許せないのかな。
自分の知ってる誰かが不幸になる、みたいな事が。
仕事として成立する=「誰かが不幸になる」のが前提の話だし……。

うーん、何か違うかな……。
上手くまとまらない感じがする……。
835津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 22:06:24 ID:aVyHNHMU
微妙に・・・・・・
甘い物はなんとか我慢するしかないけど。
けど微妙にストレス溜まるよね、なんか。

まあ、大体そんな感じだと思うよ。需要と供給の図式。
けどそれを全否定してるわけじゃなくて、やっぱり必要な事なんだ
と思うよ。それに、退魔師だって人間なんだし、労働にはそれに見合う
対価が用意されてて当然だとも思ってるの。
836名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:13:52 ID:KVJ0p3Mu
甘いもの我慢してる割には、何だか体重が……いやいや。

うーん、やっぱり結構考えてるもんだなぁ。
自分がそんな力持ったら、わたしなんていっぱいいっぱいになっちゃって何も考えられなく
なっちゃいそうですけど。
他人の事には構っていられないーなんて言って。

津路さんは、結構大人さんなんですねえ。
837津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 22:18:01 ID:aVyHNHMU
脂肪より筋肉の方が重いんだよ。
鍛えてるから。体脂肪は少ないよ。

割と小さい頃だったからね、力に目覚めたのは。
正直、お祖父ちゃんがいてくれて助かったよ。
だから何とか力に振り回されずに済んだ。だからこの力を
どう使うのかも決めることができた。だから、感謝しているよ。

いつまでも子供でいられることが許されないからね、こういう事してると。
とは言っても、私なんかまだまだだよね、きっと。
838名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:24:27 ID:KVJ0p3Mu
確かに、筋肉は水に浮かないといいますからねえ。
まぁ、筋肉があるといいですよ。
胸筋があると、将来胸も垂れないしねっ!

津路さんはおじいちゃんが好きなんですね。
自分の人生の指針になった人ってのは、やっぱり大きいのかな。
もしかしたら、力に溺れて堕落してたかもしれないわけですしね。

ん、そう思えるなら、きっとすぐに成長できると思いますよ。
いつまでたっても成長できない人っていうのは、自分が子供だって事を客観的に認識できない
人ですからね。
839津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/10(木) 22:31:03 ID:aVyHNHMU
・・・・・親父的発言。
微妙にセクハラ?まあいいけど。

割とお祖父ちゃん子かもね。小さい頃から色々教えてもらったから。
今でも時々組み手してもらったり、腰揉んであげたりしてる。
長生きしてほしいなぁ・・・・・・・

客観視するのは難しいと思うなぁ。私だって周りに理解してくれる人が
居てくれたから、こういう考えを持つに至ったわけだし。
人間、持つべきものは友人と師匠だね。だから退魔師の友達も欲しいかなって
思ってたりもする。難しいかもしれないけど。

じゃあ、今夜はこの辺で。
話してくれて、ありがとう。

840名無しさん@ピンキー:2008/01/10(木) 22:33:46 ID:KVJ0p3Mu
いや、何だか胸が豊かだからね、ほら。
将来困るでしょ、ははは……なんて。

こちらこそ、ありがとう。
それじゃ、また。
841津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/16(水) 20:45:41 ID:tj1On8wu
久しぶり。
じゃあ待機。
842津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/16(水) 21:28:27 ID:tj1On8wu
――残念だな。
また今度ねノシ
843九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/16(水) 21:50:29 ID:pVW02+Uv
こーんばーんわっ!!
年が明けてからだいぶ経っちゃったけど、あけおめ!
なんだか新しい人も来てるみたいだし……今年はどんな出会いが待ってるのかな。

【一時間ほど待機しますね】
【久しぶりなので、雑談か軽めのロールが希望です】
844津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/16(水) 21:54:15 ID:tj1On8wu
あ、徘徊してたら人がいた。
こんばんは、初めまして。
845九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/16(水) 21:59:28 ID:pVW02+Uv
初めまして〜、九尾真理だよっ!
(にこにこしながら握手を求め)
あなたのお名前は?あと、見たことない感じだけどどこの学校?
846津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/16(水) 22:03:05 ID:tj1On8wu
津路綾音、よろしくね。
(気軽に握手に応じつつ)
私立嶽慎高校だけど・・・・・・・
実は水ヶ瀬の地区なのか、七妖会のいる風見ヶ原の地区なのか
それとも斬鬼衆のいる白清の地区なのか、決めてないんだよね(苦笑
847九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/16(水) 22:11:56 ID:pVW02+Uv
うんうん、これからよろしくね♪

……ああ、あそこね。へぇ〜……
(実はよくわかっていないらしい)
まあ、あまり設定にこだわらなくてもいいと思うなぁ。
家の近くで戦ってるとかすれば学校自体は遠くてもいいんだし。

ところで、綾音ちゃんはどんな戦闘スタイルなの?
あたしはこれでぶった切るってゆーか何てゆーか……
(と、手提げから戦斧をちらりと覗かせ)

【高校の読みは何でしょう?ごくしん?】
848津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/16(水) 22:16:25 ID:tj1On8wu
んー、それもそうかな。
割と最初の方から見てるけどさ、学校名がそのまま街の名前に
なってるから、新しい街を作っても、と思ったけど。

炎術と小刀だね。炎使いっていないから。あとショートソードも。
殴り合いもそこそこできるけど、素の身体能力はそこまでないね。
なんだっけ・・・・・・斬鬼衆の金髪の人――あの人と殴り合いしたら
二秒で負ける自信があるね(何


【嶽慎(がくしん)だね。判り辛い読みで御免】
849九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/16(水) 22:24:40 ID:pVW02+Uv
まあ、舞台が結構広範囲だからねぇ。
いくつ街があっても問題は無いと思うよ。他のキャラと絡む時に理由付けがいるけどね。

へぇ、炎を使うんだ。ちょっと見せてよ♪ ……なーんて。
あたしの周りにはそういう人居ないし。母さんは符術で炎も使うけどね。
よっしー?アレは別格だし。むしろ斬鬼衆とあたし達を比べちゃダメだって。

【ああ、富嶽の嶽でしたorz】
850津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/16(水) 22:30:10 ID:tj1On8wu
同じ市でも町名が違うのは当然だし・・・・
確かに移動する時に理由作りが大変だけど。
九尾さんの言うとおり、学校と地元が違うって事にしようかな。

まあ、こんなのでよければ。
(ポウッと、指先に火を灯す)
私のは血統だからね。精錬した気を津路の人間だけが持つ特別な
門(チャクラ)を通して炎気を生成するんだって。私は殆ど無意識にやってるけど。
あー、それもそうだね。あの斬鬼衆の巫女さんと斬り合ったら三秒で服引ん剥かれて
速攻で押し倒される自信があるよ(苦笑)
851九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/16(水) 22:37:18 ID:pVW02+Uv
あるいは、あたしみたいに妖魔を狩りに繁華街(?)に出てくるのもアリかも。

おぉ〜……
(指先に火が灯ったのを見ると、感心して拍手)
こうして間近で見ると、やっぱり不思議だね。
あたしもそういう特殊能力欲しかったなぁ。
いちおー回復術使えたり身体能力高かったりはするけど、派手さには欠けるし……
そういえば、気功術はよっしーも使ってるね。
あはは……
(乾いた笑みを浮かべながら)
あたしはその人に会ったことないけど、普段からエロエロな訳でもないと思うよ?
852津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/16(水) 22:45:45 ID:tj1On8wu
・・・・・・・人の多いところにこそ妖魔は潜んでるよね。
けどそれだと戦い辛いよね、うん。

フィジカルが強い方が便利だと思うよ。結局、最後にはそういう根源的な
部分が勝敗を左右すると思うんだ。特に相手が多数の時はね。
どんな強者も必ず疲弊する。だから「心・技・体」の内「体」の鍛錬だけは毎日欠かすなって
お祖父ちゃんもよく言ってたしさ。回復術は便利だね。私もそういうのにすればよかったか(苦笑)

多分大丈夫・・・・・・・かな?一応私、純愛推奨派だから。
ちなみに九尾さんは、好きな人とかいるの?
私は年上の人が好みなんだけど。
853九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/16(水) 22:56:33 ID:pVW02+Uv
だから舞台の選定に頭を使うんだけどね。
広い所じゃないと周囲に被害が出ちゃうし……人がいるとなおさら。

あはは、お互いにないものねだりな感じかな?
体力や腕力があっても、それをうまく使えないとあんまり意味がないんだよね。
綾音ちゃんが言う所の「技」があたしには足りないってよく言われるし。
よく男子が読むような漫画にあるでしょ、怪力の敵は大抵最初のやられ役だよ?
(苦笑しながら)
あたしの場合は、そこまで単純なわけでもないけどね。

あれ、そうなんだ?じゃあ女の子同士とかは……?
(不意に背後を取って耳元に息を吹きかけてみる)
あたしは……んん〜、気になる人はいるけど……
854津路綾音 ◆iHqR8yUizk :2008/01/16(水) 23:03:27 ID:tj1On8wu
・・・・・・今までよく妖魔のことが世間に露見してないよね。
いや、結構してるのかも知れないけど。あれかな・・・・・
天洸院が報道規制でもしてるのかしら?流石は大組織。

それもそうだね。一長一短だよ、お互いに。
「心・技・体」揃ってるとある意味完璧超人というか隙がないというか。
少しくらい付け入る隙がないとね、お約束としては(苦笑)

ひうぅ?
(飛び跳ねて耳を押さえる)
いええ、いやあの、ちゃんとした愛情があればいいけど。
でもやっぱり年頃の女の子としては男の人と・・・・・・
(混乱しつつもしどろもどろで答える)
あー、青春してるな。私も誰と早くロールしないと。

もう少し早い時間ならロールが出来たんだけど、残念。
今夜はこれで。今度ロールしてねノシ
855九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/16(水) 23:12:13 ID:pVW02+Uv
天洸院に限らなくても、公になると困る存在がいるからじゃないかな?
過去には内閣府とかそのあたりの人もいたし。

完璧超人でも悪くはないんだけど、確かに付け入るのが大変そうだよね。
色々とインフレ起こしそうでなんだか怖いし。

ふふ、脈がまったくないわけでもないんだ。
愛情さえあれば性を問わないなんて、綾音ちゃんもはしたない。
(うろたえている様子を可笑しそうに見つめながら)
……なんてね、冗談よ冗談。あたしは至ってノーマルなんだから。

こっちもまだ本調子じゃないから難しかったよ。
週末辺りには早めに時間が取れそうだけど……
ま、そのうちお相手してもらおうかな?その時を楽しみにしてるよ。
お疲れ様〜ノシ

さて、あたしもそろそろ帰ろうかな。
856九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/18(金) 21:42:31 ID:RclimYie
今夜も待機するよっ♪
857名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 21:53:04 ID:r7pt/liH
こんばんちゃん。寒いね。
そして春が来ないだろうか。
誰かと誰かがいい雰囲気とかそういう話題がないからなー。
858九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/18(金) 22:01:14 ID:gGsrIqQs
こんばんは、名無しさん。今夜はと〜っても寒いねぇ。
あたしはセーターにフリースでもこもこ着膨れ状態だよ。

春は……きっと来るんじゃない?
いい雰囲気って言うとどうもあたしの周りばっかりみたいなのが気になるけど。
まあ、綾音ちゃんとか神代さんとか、これからどうなるか期待だね。
859名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 22:12:04 ID:r7pt/liH
真理ちゃんは、まだ金髪さんと凛さんとしか会ってないか。
むーん、男っ気がないですな。男少しは増えれば・・・・・
と思うがやはり女の方が雰囲気的に参加しやすいか。
あの二人はどうだろう。まだロールしてない綾音ちゃんと置きレスで
しかロールしてない愛未ちゃん。リアルタイムのロールが見たいねえ。
860九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/18(金) 22:17:35 ID:gGsrIqQs
あら、名無しさんにも結構縁があるんだけど?なんてね。
キャラハンとカップルになるのが全てじゃないとあたしは思うんだけどなぁ。
それに、男っ気よりもこうして顔を出す事の方が大事だし。

そうだね、二人ともいいお相手が見つかるといいんだけど……。
名無しさんとかどう?今ならよりどりみどりだけどw
861名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 22:20:59 ID:r7pt/liH
まあそれは敢えて無視したのだが。
けど少しはそういうのがあってもいいと思うんだ。
名無しは所詮一期一絵だし、それだから気軽にやれるって
ことでもあるんだけどね。

巨乳の綾音ちゃんは純愛推奨だからな。
ここで純愛ってキャラ相手ってことだろうし。
愛未ちゃんに期待しよう。
862九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/18(金) 22:26:44 ID:gGsrIqQs
ま、その辺はキャラハンの好き好きだよね。
少なくともあたしは、特定の相手は作らないつもりだよ?
よっしーには派手に振られる予定だしね(ぉ
……でも、新しくカップルになりそうな人はいるかなぁ?

名無しさんが「我こそは!」って手を挙げたりしないの?
(悪戯っぽく笑って)
あたしはそーゆーの見てるのが楽しいんだけど……
あ、あと伊吹さんもいるよね。あたしのイチオシだよ♪
863名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 22:31:51 ID:r7pt/liH
彼と真理ちゃんじゃ、見据えている世界や価値観が違いすぎるからね。
これが経験の差というものか。一人前扱いされる方が先だと思うよ。
新しいカプ・・・・・・・それがあれば弄れるんだが。

さあ、根気よく続けられる時間があればね。
凛ちゃんか、いいよね彼女。一人前なのか半人前なのか
微妙だが、そこがいいというか支えてあげたいよね、ああいうタイプ。
864九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/18(金) 22:39:45 ID:gGsrIqQs
あはは、我ながら大変な相手に惚れちゃったなぁと思うよ。
一人前かぁ、一体いつになることやらw
カップルじゃなくても弄っていいんだけど?
(意味深にニヤニヤしながら腕を取ってみる)

誰を狙うにせよ、段階を踏むと時間がかかるのがネックだよねぇ。
でも、うまくいけば達成感があるんだろうけど。
時間をかけずに、となるとどうしても一期一会に賭けるしかないか。
うんうん、互いに支えあうとか頼れる男の人ってステキかも♪
865名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 22:42:38 ID:r7pt/liH
幾ら他に候補がいないからって・・・・・・
あの人ある意味妖魔より性質が悪いんですが(誉め言葉
あー、だが断る。どちらかと言えば女子高生より年上の人が好みだ。

そうかな。一気に押し倒してそのままなし崩し的にくっつくというのも
ありえるんじゃないかね。いや、実際にあったら何そのエロ漫画だけど。
ともかく、偶には名無しもロールしたいぜ時間があれば。
今週はそんなに暇がないからな。
866九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/18(金) 22:49:51 ID:gGsrIqQs
ん〜、他にも候補はいなくもないんだけどね。
(苦笑しながら)
まずは実際に会ってみないと、どうなるかわからないけど。
それは残念。でも、年上の人?名無しさんはいくつなの?

それを許してくれそうな女性陣はあんまりいないんじゃないかな……
でも、とっても巧くてメロメロ(死語)にされちゃったらわからないかも。
そればっかりはお互いに都合が合わないとどうしようもないからね。
あたしはしばらく時間が取れそうだけど。綾音ちゃんも来そうだね。
867名無しさん@ピンキー:2008/01/18(金) 23:06:43 ID:r7pt/liH
小野氏、南雲氏、南氏、法月氏・・・・・・・・あと他に男いたっけね?
二十代半ばとだけいっておく。だから同世代と年上がよいと。

逆に考えて男が押し倒されるとかどうよ?
いや、発情期とかあるじゃん?

ああ、ごめん、少し立てこんでるからこの辺でノシ
868九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/18(金) 23:17:59 ID:gGsrIqQs
一番大事な人を忘れてるよ、ほら、あの……鬼畜王さん?
あの人とは間違ってもくっ付かないけどねw
ふ〜ん、もうちょっと年上だとむしろあたしのストライクなんだけどなぁ。
でもそうすると……鳴神さんとか魔女の人とか魔王様とか?
女妖魔は大抵年上だよねぇ〜(ニヤニヤ

あぁ、その手があった!
(ぽんと手を打ち)
なかなか使いどころの難しいネタではあるけど、ためしに一回やってみるのもいいかもね。


うん、今夜は相手してくれてどうもありがとう。次はロールしようね♪
……さて、そろそろいい時間だし、あたしも失礼しようかな。
ではではノシ
869九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/23(水) 22:16:44 ID:sGlmDQW0
あんまり長くはいられないけど、今夜も来たよ。
870今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/23(水) 22:21:13 ID:PT3O45EK
【こんばんはー、此方もあまり長くいられませんが、お相手よろしいですか?】
871九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/23(水) 22:25:02 ID:sGlmDQW0
【ええ、喜んで】
【シチュエーションはどうしましょう?】
872今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/23(水) 22:26:12 ID:PT3O45EK
【お任せします、フリートークでもOKです】
873九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/23(水) 22:28:49 ID:sGlmDQW0
【む〜、ここのところロールしてないので考えてしまいますね】
【でもちょっとやりたいこともあるし……】
874伊吹凛 ◆IZ0sU5XGbo :2008/01/23(水) 22:30:45 ID:Yq0F6iwQ
【二人とも、久しぶり】
【今年もよろしくって今更かな】

【今西さん、正式にキャラで参加するならプロフを投下してほしいけど】
【前のプロフなら、少し調節する程度で済むと思うけどな】
875伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2008/01/23(水) 22:31:29 ID:Yq0F6iwQ
【っとと、トリップが間違えたかな?】
876今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/23(水) 22:32:09 ID:PT3O45EK
【じゃあ、そちらのご希望に沿うようにいきます】
【ネタふりはそちらからどうぞ】
877九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/23(水) 22:39:59 ID:sGlmDQW0
>>874
【久しぶりー、今年もよろしくね♪】
【差し支えなければ混ざりませんか?w】

>>875
【らじゃ、じゃあ実験というか練習にお付き合い下さい】


(寒風吹きすさぶ夜の商店街)
(シャッターの閉じた店の多い通りを駆ける少女が一人――)
(その表情は焦り、神経質に背後を振り返りながら必死に走る)

はあっ、はあっ、はぁ……
まさかこんな時に、なんてタイミングの悪い……

(そして、それを追うのは三つ首の魔獣、ケルベロスだ)
(血走った眼をギラギラと光らせながら、猛然と少女を追う)
878伊吹凛 ◆ABRh0vzR/. :2008/01/23(水) 22:43:23 ID:Yq0F6iwQ
>877
【うーん、少し気になったから顔出しただけだけど】
【残り容量の問題もあるし、今回は見送るよ】
879今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/23(水) 22:49:00 ID:PT3O45EK
>>877
【りょうかいー】
……無言で夜の町を歩くロングコートの青年、その手には白いスーパーの袋
仕事帰りに買い物をしたサラリーマンを髣髴とさせる姿

だが、それはすっかり閉店して静かな商店街を通りかかったときに一変した
(……何だ、この気配……)

次の瞬間、コートから生えるように日本刀が出てきた
880九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/23(水) 22:59:04 ID:sGlmDQW0
>>878
【複数プレイ(違)のチャンスだと思ったのにー】
【……まあそれは冗談としても、どうもありがとね♪】

>>879

さすがに、あんなのが相手じゃ分が悪いよね……
くぅっ、大人しく家で過ごしてればよかったなぁ。

(走りながらそう呟く少女の顔は上気している)
(どこか熱っぽく潤んだ瞳は、明らかに普通の状態であるようには見えないだろう)
(そして、後ろを時折振り返りつつ逃げていると)

うわわっ!!ご、ごめんなさいっ!
今、ちょっと立て込んでいて……

(見知らぬ男性と交差点でぶつかりそうになった)
(謝罪もそこそこに再度走り出そうとするが、もはや追いつかれるのも時間の問題だ)
(そう判断するや否やケルベロスの方へと向き直り、手提げから得物を取り出し)

……っ、もうダメかぁ。
こうなったら腹を括って……

881今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/23(水) 23:08:59 ID:PT3O45EK
「……!」
出会い頭に少女とぶつかりそうになるが訓練された動きでさっと避けた

そして、その少女の向こうから走ってくる三つ首の魔犬を見て

「……下がってろ!」
さっき感じた気配はこれか、と思いながら袋を投げ捨てすばやく日本刀を抜き放った

……が、同時に傍の少女から霊力が溢れてくるのを感じた
882九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/23(水) 23:18:35 ID:sGlmDQW0
(得物である戦斧を構え、いざケルベロスに立ち向かおうとしたその時)
(男性も刀を構えて向き直った)
(その警告は聞こえてはいるが、故意に無視して聞き返す)

その刀……あ、貴方も退魔師なの?
ならわかるでしょう、アレは並大抵の魔獣とは違う……

(その言葉が終わらぬうちに、三つの首から青白い炎が吐き出された)
(それぞれ違う方向に向けられた炎は、瞬時にシャッターを溶かし街路樹を炭へと変えていく)

ほらね、あんなのに迂闊に近寄るのは危険よ。
あたしなら大丈夫だから……無茶はしないでよ……っ!
くっ、ダメっ……身体が……

(ゴトリ、と鈍い音を立てて斧を取り落とすと)
(少女は胸を押さえて膝を付いた)
883今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/23(水) 23:25:02 ID:PT3O45EK
「……そうか、だが……」
少女のセリフから、彼女も退魔師だと察する
霊力が高まっているが、どこか様子がおかしい、その事に気がついて

「……やはり下がってろ、その状態だと……」
そう言って庇おうとする

「……くぅっ!」
とっさにコートで遮るが、特殊な加工も祝福もされてないただのロングコートは気休め程度しか熱を遮らない
「……大丈夫か?!」
そう言って膝を付いた少女に近づく
884九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/23(水) 23:33:45 ID:sGlmDQW0
(ごおっ、と唸りをあげて吐き出される炎)
(それは膝を付いた少女とそれを庇おうとした男の頭上を掠めていく)

大丈夫、だから……あたしに構わないで、あいつを倒して。
うぅっ…わかるでしょう?炎を吐くとき、あいつの動きは止まる。
だからその隙を突けば……

(胸を押さえてうずくまりながら、男に向かって戦うように言う)
(先刻までよりもさらに赤みの増した頬はどう見ても大丈夫ではない)
(しかし、このままでは埒が明かないのもまた事実だった)

ほら、このままじゃジリ貧だからっ……早く行ってっ!
885今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/23(水) 23:39:35 ID:PT3O45EK
とっさに少女に覆いかぶさって吐き出される炎を回避する
「くっ……」

少女が教えた敵の隙、だが、それはある種危険な賭けでもあった
しかし
「……分かった、だが、俺も一緒だ」
躊躇なく頷き、刀を構える
886九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/23(水) 23:50:05 ID:sGlmDQW0
ふふっ……それでいいよ……あたしのことは、心配しないで。
目の前の敵を倒すことに、集中して……

(ケルベロスの方へ向き直った男を仰ぎ見ながら言う)
(その表情は、安堵を形作っていて)

ほら、貴方の方を見てるよ……
狙いを定めて、息を吸って……今っ!!

(言葉通り、ケルベロスは目標を男に定めたようだった)
(じっと観察しながらタイミングを図る)
(そして、炎が吐き出されようかという瞬間に男の背中を押すように叫んだ)
(ふらふらと立ち上がり、再び戦斧を握り締めると少女も駆け出す)
887今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/23(水) 23:54:45 ID:PT3O45EK
少女の言葉に唇を軽くゆがめて笑みを形作り
「そうか……心強いが、無茶はするなよ」
そう言って目をしっかり魔犬と合わせた

「……ああ」
少女の言葉通り、魔犬の狙いと殺気がこっちに向いてるのが分かった
そして殺気が爆ぜ、口を大きく開けた瞬間
少女からの合図とほぼ同時に疾走する

そして、平手突きから繰り出された一閃が魔犬の喉笛を捕らえた!

【そろそろ此方は時間ですが、そちらは大丈夫ですか?】
888九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/24(木) 00:07:05 ID:gzobD1Gh
(前を行く男の背を見ながら少女も疾走する)
(ケルベロスの口が開こうかという瞬間、勢い良く足を踏み込むと大きく跳躍)
(男の突きがケルベロスの喉笛に突き刺さった次の瞬間)

てえぇぇぇぇぇいっっ!!

(裂帛の気合と共に振り下ろされた戦斧が、三つの首をまとめて寸断した)
(どう、と倒れるケルベロス)

はぁ、はぁ、はぁ……なんとか、倒せたかな……
やっぱり相方がいるとこういう時に心強いね。
貴方が気を引いていてくれたおかげであたしもなんとか調子を抑えられたし、よかった。
……ところで、あたしは九尾真理って言うんだけど、貴方のお名前は?


【一応時間はありますが、お時間でしたら〆ましょうか】
889今西 光牙 ◆St0n09Zc5M :2008/01/24(木) 00:11:35 ID:K3o4eo8L
「……見事なものだな」
三つとも首を刎ねた見事な技に感心しながら、刀に付いた返り血を払い落とした

「……今西 光牙だ」
名前を名乗り返し、投げ捨てた袋を拾い
「今回は助かった、真理、感謝する」
そう、そっけなく礼を告げた

「……また、会うこともあるだろうな」
そして去っていった

【すいません、それではこんな感じで〆で。また、お相手よろしくお願いします】
890九尾 真理 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/24(木) 00:20:04 ID:gzobD1Gh
今西さん、ね。
こちらこそ、ピンチの所を助けてくれてどうもありがとう。

(先ほどまでより幾分平静を取り戻した様子で感謝を告げながら)
(改めて男――今西を観察すると、そっけない様子も、長身も好ましく思えた)

そうですね、また会う機会もあるでしょう。
その時はどうかよろしくお願いします――

(去りゆく今西の姿を目で追いながらポツリと呟く)
(己が身を掻き抱く少女の心中はいかなるものであったか)
(それは少女のみが知ることである)


【拙いロールにお付き合いいただきありがとうございました】
【こちらこそお相手よろしくお願いします。それではノシ】
891名無しさん@ピンキー:2008/01/27(日) 21:19:59 ID:Nql5ihKi
瑞希タソと鬼畜王が今宵エロールをするそうだが、
たまにはあちらじゃなくてこちらでやってほしいものだ。
本スレでだってキャラ同士のエロールを見てみたいのさ。
892戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/27(日) 22:14:50 ID:7xGAXfp4
>>891
【あまり期待されても困りますが……今宵はこちらで】
893水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/27(日) 22:16:54 ID:1O9oifBX
【では、ご期待に添えさせてもらいますヨ】
【真に何処まで期待に応えられるかは別ですがネ】

>>892
【遅くなってすみませんネ】
【プレイ内容は昨日言ったようなものですが、せっかくなので各々の魔術談義、みたいなものを語りながらする、と言う方向でいかがかな?】
894戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/27(日) 22:20:10 ID:7xGAXfp4
【いえ……多分お手洗いかな?と予想は付いていましたし】
【ロールの方向はそれで問題ありません。書き出しはいかがしましょう?】
895水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/27(日) 22:40:42 ID:1O9oifBX
【失敬、てっきりこっちが書き始めるつもりで進めていました】
【とりあえず、投下しましょうか?】
896戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/27(日) 22:43:12 ID:7xGAXfp4
【や、この間隔からすればそうなんだろうなとw】
【ではお願いします。こちらは見てから返すのでまた時間が空きますがご了承を……】
897水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/27(日) 22:47:21 ID:1O9oifBX
「なるほど……」

薄暗い部屋の中で、ただ一つ白い男が呟く。
その顔は白、だがただの白ではない。
極まったそれは黒と変わらぬ……そう、白い闇とでも言うべき、邪な『何か』
それが、この男……水上竜斗という男の、本性。

今、水上がその脳裏に声を届けたのは馬頭の魔王、賢者オロバス。
そしてその内容は、恐るべきとも言うべきものであった。

「……七十二柱、全てが契約者を得た、か」


********************************************************************************

自室に戻った水上は、ふぅ、と溜息を一つつき、ソファに身を沈めた。
微かに甘やいだ声が上がる。
……女体のソファであれば、それも当然であろうか。

「瑞希、いますカ?」

水上は、最も信頼する魔女にして性奴の名を呼ぶ。
動き出す、準備を整えるために。
898戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/27(日) 23:02:55 ID:7xGAXfp4
「……は、ここに」

そう言葉を発して、音もなくご主人様の傍らに跪く。じっと頭を垂れたまま。
今の格好はいかにも扇情的な、黒のガーターベルトとストッキング。
己の身分を強調するかのように下着は身につけてはいない。

打てば響く、という表現があるが、まさしく今のご主人様との関係はそれに等しいだろう。
いつもなら他の奴隷達と絡み合っている所なのだが――今日は少々いつもと違っていた。
その理由を、明かされてはいない。
不安と期待をない交ぜにした複雑な感情を抱きながらも、己の役目を全うするべく動く。
たとえそれが道に外れた行いであろうとも。

「一体、どのような御用向きで?」

半ばこの状況を楽しんでいるかのように、芝居がかった所作をする。
それは、周囲の奴隷達に対する本当にささやかな優越感と、自身の思うところに由来している。
儀礼行為とは、下位の者に対して格の違いを見せ付けるためのものであるからだ。
899水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/27(日) 23:21:37 ID:1O9oifBX
「……来ましたか」

音もなく傍らに跪く魔女に一度視線を向け、すぐに虚空に戻す。
その顔は厳しく、その場にはいない何かを視線で殺そうとしているかのように。

「今の段階で物理的な戦闘力、社会的な戦闘力、魔術的な戦闘力を持つ駒を確認したい。
 潜ませているものも含めて、だ」

それは、全面戦争とも言うべきモノの、準備。
……今すぐでなくとも、いずれ来たるそれを、予感させるに充分なもの。

「……それと、使える手駒のうち、優秀なものをいくつか、欧州と南米に」

オロバスから得た知識で知った、契約者のいる地域。
まずは探らなければならない、それらの力の程を。

「ただし、瑞希以外のもので、ですヨ。
 あなたにはまだまだ別の役目があるのですからネ」

眼差しを幾分か和らげ、傍らの魔女を見る。
900戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/27(日) 23:42:57 ID:7xGAXfp4
「わかりました、それらの件については早急に手配いたします。
 一週間……いえ、五日でご報告を致しましょう」

突如告げられた命令に、一瞬目を丸くはしたがすぐに気を取り直して返答する。
(一体何が起ころうとしているのか――)
心中には様々な推測と思考が渦巻いているが、わざわざそれを尋ねるほど不用意ではない。
駒は駒らしく振舞えばそれでいいのだ。

「……はぁ」

しかし、続く言葉に思わず困惑の様子が滲み出た。自制がまだまだ必要だな、と思う。
慢心しているつもりはないが、少なくともヨーロッパに関しては自分が赴いた方がいいはずだ。
あちらに居た頃からずっと保持してきたネットワークは健在だし、
何より地の利に長けた人間の方が何かと便利なはずだ。
それを、あえて他の者に行かせるとなると――
そこまで考えたところで、軽く頭を振って思考を保留した。
自分の役目を果たせれば、それでよい。

「して、別のお役目とは……?」

先刻までよりも幾分和らいだ視線に含まれる意味合いは何であるか。
ある程度までなら推測が可能なことではあるが、ご主人様の場合はそれが読みにくい。
過剰な期待は禁物だとは知っていながらも、それでも色々と想像してしまう。
太股の間に、湿り気を感じた。
901水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/28(月) 00:08:11 ID:dJ2w+5xq
「どうしました?
 自分が何故『使われないのか』疑問ですカ?」

ソファから立ち上がり、手を伸ばす。
頬に触れ。

「……その、知識を」

首筋に下り。

「その、肉を」

胸に触れ。

「その、心を」

そのまま、豊かな乳房ごと持ち上げるようにして、立たせ。

「その、魂を」

そして腹を伝い、滑る手。

「その全てを、まだしゃぶり尽くしていませんからネ」

だが、その手は核心とも言える部分には、触れず。
酷薄な、だが女のサガを蕩かすような微笑を浮かべ、問う。

「今日は、どのように辱め詰られ犯されたいですか、ボクの可愛い魔女?」
902戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/28(月) 00:32:56 ID:+pB+pYmn
「そんなこと……」

やはりと言うべきか、心の中を見透かされていたことに気付くと恥ずかしくなった。
そのままこちらに手を伸ばしてきたのを、目を閉じて素直に受け入れる。
わずかにひんやりとしたその手が身体を這い、微妙なタッチで刺激していく。

「ううん……ぁはぁ……」

なぞられた部分は疼痛を伴い、双丘の頂点は硬く張り詰めていく。
壊れ物を扱うように丁寧な仕草で起立を促され、操り人形が糸に引かれるようにそれに従った。
徐々に期待に潤む場所へと手が近づくにつれて興奮の度合いも高まってくる。
しかし、そこに到達するまでには至らない。
冷たい笑みを浮かべながら問うご主人様に、濡れた瞳で応える。
身体の方は、もうすっかり出来上がってしまっていた。

「あぁ……この耐え難い疼きを鎮めて頂けるのであれば、如何様にでも……」

もじもじと股の間を擦り合わせつつ、続く言葉を待つ。
本当は今すぐにでも欲しい所ではあるが、
わざわざ尋ねるということは何か考えがあってのことに違いない。
ピンクの霞がかかった頭の中で、そう判断した。



【電話がかかってきまして、レス遅れました】
903水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/28(月) 00:51:11 ID:dJ2w+5xq
「隠すことはありませんよ、瑞希。
 ボクの前では全てをさらけ出す、それが奴隷の長である者の示すべきものでしょう?」

すっかり出来上がった瑞希の身体から手を離す。
瑞希の身も心も、既に淫らに燃えていることを知りながら、焦らすかのように。

「ですが、如何様にでも、ではいけませんよ、瑞希。
 最も己の忠誠を示し、捧げ尽くせる方法を自ら見つけねば」

瑞希の唇に指を這わせる。
指は僅かに紅と綺羅と光る雫に濡れ。

「それが出来ねば……我が『魔女』には相応しくない。
 そうでしょう、瑞希?」

瑞希の唇を這った指を自らの唇に当て、ぺろ、と舐めながら、もう一方の手で、軽く瑞希の秘所に触れる。
促すように。
焦らすように。
904戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/28(月) 01:10:56 ID:rEvjoD2v
すっと手の感触が消えた。
名残惜しいと思う反面、わずかに冷静な思考を取り戻す。
全てをさらけ出すということ。己の忠誠を示す方法を採ること。
それを求められているのなら、応えるのが自分の務めだろう。

「は、い……」

唇をなぞる指と、心の奥底までも見通すような昏い瞳。
そして紡がれる言霊と待ち望んだ最後のピース――秘所への愛撫を受け、
焦点を無くした瞳で知らず知らずのうちに己の内に秘めた願望を口走っていた。

「忠誠の証……ご主人様の牝犬として……外で、激しく、犯して、ください」

そう呟いた瞬間に、軽く達していた。
湧き出る愛液が太股を濡らす。
905水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/28(月) 01:26:41 ID:dJ2w+5xq
瑞希が微かに身体を震わせながら、その裡に秘めた願望を口にする。
全てをさらけ出し、全てを捧げる。
その意味を理解するほどに瑞希は聡明で、そして忠実だった。

「そう、それでいい」

秘所に当てた手を少し強く押しつけてから、首輪を手にする。
犬に着けるような、黒革の首輪。
それを瑞希の首に当て、締め、そして……固定する。
首輪に着けられていた鍵が、かちん、と小さな音を立てて閉じる。

「さあ、瑞希……外に行きましょうか」

首輪に細い鎖で編まれたリードを着け、それを軽く引っ張る。
それこそ、犬にするように……
906戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/28(月) 01:42:07 ID:rEvjoD2v
「ああ……!」

強く押し付けられた手の感触を味わい、歓喜に身体を震わせる。
そのまま首輪が取り付けられるのを見守る。
ご主人様に忠誠を誓って以来、常に身に付けている黒いチョーカー。
それを上書きするかのような首輪の付け心地は、想像していたよりも悪くはなかった。
あるいは、首輪と言う束縛はくだらない理性からの解放を意味しているのかもしれない。

「くぅん……」

本物の犬のように四つんばいになると、リードを引かれたのに反応してゆっくりと歩き出す。
時々後ろを振り返りつつ、尻尾があればぶんぶん振っているかのように尻をくねらせながら。
そうしてマンションの一室を後にし、外へと向かう。
夜の空気は冷たかったが、それを打ち消してなお余るほどに身体は熱い。
907水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/28(月) 01:57:03 ID:dJ2w+5xq
「鳴き声まで犬になりましたか、瑞希」

クク、と笑いながらリードを時折強く引っ張り、外へ。
既に夜も更け、マンションの廊下に人影はなく、そのままエレベーターに乗る。

「そういえば、犬の尻尾を忘れていましたネ」

エレベーターの中で、掌に軽く唾液を乗せ、それを瑞希の尻穴に押し当てる。
流体を操るその異能が、瑞希の肛門から唾液を入りこませる。
唾液は腸液と絡まり合いつつ、固形化する……あたかも、犬の尻尾のように。
ピン、と言う軽い電子音と共に、エレベーターは一階に着く。

「さあ、散歩の始まりですよ。
 ですが、その前に……犬らしく、このあたりでマーキングをしましょうか」

リードを引き、マンションの壁に瑞希を近づける。
908戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/28(月) 02:18:52 ID:rEvjoD2v
「うぅ……ふぁぁん」

エレベーターの中、尻の辺りに掌の感触がしたかと思えばそこに分け入ってくるものの感覚。
これは――いつものアレですか。
見る間に肛門の内側が押し広げられていく。ある意味便意に似た、むずむずしたものを感じた。
それが収まった頃合を見計らってそっと振り返れば、
予想通りに犬の尻尾様のものが出来上がっていた。
感謝の意味も込め、軽くそれを振ってみる。

そして、エレベーターが止まった。
エントランスフロアは明るく照らされているが、夜遅いために誰も居ない。
そのことを少しだけ残念に思うと、それに連動したのか尻尾が尻に触れた。
――しかし、ご主人様の言葉を聞いてそんな気持ちも吹き飛んだ。
マンションの壁に引き寄せられ、マーキングを要求される。

「わう……」

本物の犬のそれを真似て片脚を上げ、下腹部に力を込めるとすぐに放尿が始まった。
はじめはちょろちょろと下に落ちていたものが、時間の経過とともに徐々に勢いを増していく。
お世辞にもきれいな放物線を描いて飛んでいるとは言いがたいが、
スプリンクラーのように飛沫が壁を汚していく。

「あうぅ……はふぅ」

たっぷり30秒ほどかけて放尿が終わると、ほっと一息。
辺りに漂うアンモニアの臭いが今しがた行われていた行為の背徳感を煽る。
いつしか、股間は尿以外の液体で濡れていた。
お座りの格好を取ると、上目遣いに次の指示を待つ。
909水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/28(月) 02:29:03 ID:dJ2w+5xq
尻尾を付けてやれば、尻を振る瑞希。
その牝犬らしい感謝の意の表明に、含み笑いをし。

そして、エントランスでの放尿指示。
躊躇なく放尿を始めれば、瑞希の股間から湯気が立ち上り、アンモニア臭が漂う。
その背徳感を煽る光景に笑みを深める。

「マーキングは終わりましたね。
 ですが、移動する前に……ここは軽く拭いておきましょうか」

瑞希の股間にティッシュを持った手を伸ばし、軽く撫でるように拭いてやる。
だが、拭いても拭いても溢れるそれは、尿以外の、ねとりとしたものだった。

「やれやれ、いいでしょう。
 それと、瑞希。牝犬らしいのは結構ですが、淫乱な牝なのですから、いやらしく卑猥な言葉も使いなさい。
 解りましたね?」

そういって、リードを引っ張る。散歩の再開だ。
夜風が、涼やかに……冷たいほどに、流れる。
910戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/28(月) 02:47:52 ID:rEvjoD2v
「はぅ……うん」

いやらしく濡れ光る股間に伸びてきた手に、
さらなる刺激を求めるように秘所を押し付けつつゆるやかな快楽を貪る。
――と、淫語を使うように命じられた。
やはり犬の鳴き声を真似るだけでは、ご主人様のお気に召さなかったらしい。
まあ、言葉も昂ぶらせるための大事な要素であることには間違いない。

「はい、ご主人様がそれを望まれるのでしたら。
 ……ちゃんと出来たら、おまんこしてくださいね?」

にっこりと笑みを浮かべながら言う。
そしてリードを引かれるのに素直に従い、外に出た。
さすがに寒さは厳しく、ぶるりと身体が震える。

「ご主人様、今宵はどちらに連れて行ってくださるのですか?」

淫らに尻をくねらせて尻尾を振り、上を見ながら問う。
正直目的地はどこでも構わないし、早く犯して欲しかった。
これが夏場ならカップルの集まる公園で――ということになるのだろうが、今は真冬。
そうそう人が集まる場所があるとは思えなかった。
――もちろん、見られながらする必要もないのだが。
どうしても屋外での調教と言うと、露出の印象が強いのも事実だ。
911水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/28(月) 03:07:16 ID:dJ2w+5xq
【続きレス構築中ですが……睡魔に負けそうな具合です】
【申し訳ないが、凍結願えますか?】
【こちらは、夜の十時以降ぐらいであれば、曜日を問わずにほぼ可能です】
912戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/28(月) 03:13:25 ID:rEvjoD2v
【ええ、丁度こちらも次で凍結をお願いしようかと思っていました】
【それでしたら、木曜日の夜10時過ぎくらいに続きをお願いしましょうか】
【木曜日以降なら週末にかけて時間がたっぷり取れますので……】
913戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/31(木) 21:55:27 ID:v7PaWwl6
【ご主人様待ち】
914水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/31(木) 22:01:07 ID:SR72JXFZ
【遅くなりましたね】
【今レスを書いていますので、もう暫しお待ちいただきたく……】
915戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/31(木) 22:05:08 ID:v7PaWwl6
【いえ、問題ありませんのでお構いなく】
【では、今宵もよろしくお願いいたします】
916水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/31(木) 22:08:29 ID:SR72JXFZ
>>910
「人間は知性ある生き物ですからネ。
 言葉というインターフェイスでさえ、性的快楽を得ることに使えるのですヨ。
 もっとも、牝犬の場合はどうかは知りませんがネ」

そう言って頭を撫でてやる。
調教には飴と鞭が必要だ。

「牝犬まんこに褒美が欲しいのなら、牝犬らしく躾けられた通りに振る舞うことです」

そうとだけ言ってリードを引く。
これを非情と取るかどうか。
瑞希がどう受け取るかなど、知ったことでは……いや、判りきったことだった。

「今宵は、そうですね……公園あたりまでは当然として。
 繁華街の方にも足を伸ばしてみましょうカ。
 ところで、瑞希……寒いのなら、魔術で暖をとっても構いませんヨ」

冬場でこの時刻とはいえ、この街の繁華街ならば人は大勢いることだろう。
それなのにこのままで行くというのは、瑞希に社会的立場を全て捨てろと言うに等しい。
どう返答するか、水上の頬に意地の悪い笑みが浮かんだ。
917戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/31(木) 22:33:55 ID:v7PaWwl6
「ん……わかりました。努力します」

頭を撫でられ、その心地よさに目を細める。
ご主人様の言葉の裏にある意図を、完全ではないにしろ読み取ることができる。
――ただの獣であることは求められていない、ということか。
心の中のどこか冷静な部分でそう判断して再び歩き始めた。

「繁華街、ですか……?
 ……いえ、ご主人様がそうされたいのでしたら構いません。
 では、お言葉に甘えて……InnereFlamme(内なる炎)」

一瞬目を丸くしてご主人様の方を見上げるが、すぐに驚きを覆い隠す。
この時期、この時間といえども繁華街は人が多い。
衆人環視の下で痴態を晒すのは恐ろしくもあるが――
――その反面、どれだけの快感が得られるのか、興味もあった。

使った魔術は、風と火の魔術の応用。
体内の新陳代謝を一時的に高め、そして体表近くの空気の動きを抑えるものだ。
この魔術は、寒い地域で行う儀式には欠かせない。

「では、夜の散歩と洒落込みますか」

行使した魔術が効果を発揮し始め、温かくなってきた所でそう呟いた。
918水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/31(木) 22:58:00 ID:SR72JXFZ
「クク……それでいい。
 人であり、獣でもあるものとなるがいい」

言葉の意図をおそらくは理解したであろう、賢い牝犬の頭を撫でる。

「構わない、か。
 クク、人としての全てを捨てることになっても構わないと言うことですネ?」

一瞬の逡巡、だが瑞希はそれを覆い隠す。
世知に長けた、と言うよりもそれだけ忠実と見るべきか。

「ほう、風と火……ですか。
 火は制御が難しいと聞きますが」

水上は魔術の知識自体は其程にはない。
あくまで魔王の力を借りているに過ぎず、理論という点では瑞希の方が圧倒的に上だろう。
とは言え、それを効果的に使うことは出来るのだから、それで充分とも言える。

「まあ、道々魔術については聞きましょうか」

そう言って、瑞希の尻を軽く撫でてから街に向かって歩き出した。
919戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/01/31(木) 23:16:46 ID:v7PaWwl6
「ご主人様に仕えることが、私にとって至上の喜びでありますから……
 世間の目など、気にもなりません」

そう思っているのも本心ではあるが、別の部分では恐れもある。
しかし、そんな様子はおくびにも出さない。それが忠義だと信じているから。

「完全に制御できるわけでもないのですけど、
 これくらい規模の小さいものならかろうじてものにしてますので……」

ご主人様の疑問に対し、少し恥ずかしそうにしながら返答する。
確かに、他の属性に比べると火の属性は気まぐれというか、御しがたい。
それは火という存在そのものが有している本性によるものである。

「……ええ、私が知っている範囲の事で宜しければ。
 はぁん…いいです……もっとぉ……」

尻を撫でられると、甘く蕩けた声が出てしまう。
腰がびくりと震えたのに反応して、尻尾も揺れた。
街中に出るまではそれなりの距離がある。
その間ご主人様が何もしないとは思えないが、どんな仕打ちが待っているのか。
内心それを期待しながら、リードを引かれるままに歩いていく。
920水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/01/31(木) 23:40:40 ID:SR72JXFZ
瑞希の言葉に笑みを浮かべる。
今までの瑞希の態度を見るに、真実ではあろうが……
内心はどうあれ、そこまで忠義を見せるのならば確かめるのも一興。
そう考えての、笑み。

「なるほど。
 優秀な瑞希ならもっと規模の大きくてもものにしているかと思いましたが……
 火というのはやはり度し難い、と言うことですカ」

火界の王……以前、ヴェパールから聞いた「ペイモン」という魔王を思い出す。
七十二柱ならば、同じように契約者を見つけているだろうから……いつかは相見えなければなるまい。

「では、たっぷりと教えてもらうとしましょうカ、瑞希センセイ」

尻を触れば、これほど寒い中でありながら仄かに暖かく、これが魔術の効果かと理解する。
そしてゆっくりと道を行く。

冬の夜は肌寒く、身体の奥まで凍てつかせるような夜気に満ちている。
コキュートスとやらはこれよりも寒いのか、と思えば、己の内なる魔王に少々哀れを覚えもする。
そんな益体もないことを考えながら、高架の下をくぐろうとして……ふと悪戯心が湧いた。

「瑞希、次にここを通る相手を籠絡して、欲情させなさい」

単なる思いつき、下らない悪戯だ。
その内容がこれほどゲスでなければ、子供の悪戯とそう大差はないだろう。
921戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/02/01(金) 00:00:16 ID:v7PaWwl6
「はい、喜んで」

笑みを浮かべてそう応える。
アルバイトやゼミの関係で、他人に物を教えることは苦手ではない。
相手にある程度の知識があればより高度な話もできるだろう。
そのためにはどう話すのが適切か――そう考えていた時だった。

「……え?篭絡、ですか?」

思わず聞き返してしまった。
唐突にも思えるその言葉が信じられなかった。
それまでは何の躊躇もなかった歩みを止めたことが、それを雄弁に物語っている。
思わず辺りを見回してしまう。人通りの少ない高架の下であるから、
通りかかるのは仕事帰りのサラリーマンかジョギングしている人くらいだろう。
そんな、誰とも知れぬ相手に抱かれろとでも言うのか。

「私は…ご主人様の奴隷です。しかし、そのご命令は……
 いえ、どうしても、と仰るのであれば…その……」

眉尻を下げて悲しげな表情を作り、言いよどむ。
もしかしたら命令を翻してくれるのではないかと、淡い期待を抱きながら。
できない、のではない。
922水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/02/01(金) 00:09:12 ID:fXFUUu7j
「人に物を教えるのは好きそうですからネ。
 ちょうど良いと言えばちょうど良い」

あくまでも、水上は合理的だ。
理を知ることが力を更に効果的に使うことにも繋がる。
自分よりも知識の深い人間がいれば、教えを請うのもやぶさかではない。
例えそれが、己の牝犬奴隷だとしても。

「そうですヨ。籠絡です……
 ですが、その身体をくれてやることは許しませんヨ。
 言葉と手管で、人間を獣に堕とし、放つだけ……いいですね?」

何も、瑞希の身体を無為に抱かせる気もない。
見たいのは、瑞希の魔女としての顔。人を堕落させる、闇のイブとしての顔。
どこからともなく、薄手のロングコートを取りだし、瑞希に羽織らせる。

「上手くできれば、ご褒美を上げますヨ」

そう言って瑞希を立たせる。

「ほら、言っているうちに獲物が来ましたヨ……」

薄暗い街灯の明かりで、伸びてくる影。
気配を消し、瑞希だけにして……じっと見守る。


【来たのは男でも女でも、好きなように】
923戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/02/01(金) 00:34:56 ID:ObE8/mRQ
「ほっ…それでしたら……。
 わかりました。私のこの卑猥な肉体を使って、人を堕落させてご覧に入れましょう」

思わず安堵の吐息を漏らした。
できるなら他人に身を許したくはない。その思いは通じていた。
それを理解すれば、後に残ったのは堕落の快楽を広める闇の使徒として振舞う歪んだ快楽の虜だった。

「それでは、ご褒美を頂けることを期待しております……」

全裸にコートを羽織っただけという扇情的な格好になり、促されて立ち上がる。
ずっと四つんばいの格好だったために立ちくらみに襲われるが、
次の瞬間には淫らな笑みを浮かべて、全身で媚を売りながら歩き出していた。

こちらに向かってくるのは、紺のジャージに身を包んだ若い男だった。
ジョギング帰りなのだろうか、右手にコンビニの袋を提げている。
その男の行く手を塞ぐように暗がりから躍り出た。

「うふふ…そこのお兄さん、ちょっと私とお話しませんか?」

娼婦のように男の傍らへと擦り寄ると、強引に暗がりへと引きずり込む。
突然の出来事に驚き、顔を真っ赤にして硬直した男のことを、心底可愛らしいと思った。



【では、このように。喋らせるのは私でしょうか?】
924水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/02/01(金) 00:42:07 ID:fXFUUu7j
「クク、この身体を他の男に使わせるのは勿体ないですからね」

そう言って軽く唇を重ねてやる。
ご褒美の先払い、と言ったところか。

そうすれば、あとは観客として見守るのみ。
魔女が、どれほどに色欲の伝道師となったのか……見守るのみ。


【そちらで喋らせて貰えますか?】
925戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/02/01(金) 01:01:26 ID:ObE8/mRQ
『え、あ、アンタ一体なんなんだ?いきなりこんなことして……
 まさか…強盗か?残念ながら大した金は持ってないぞ?』

「ふふ…こんな格好をした強盗がいると思う?
 ……もっとも、今からお金じゃないモノを頂くけどね…ちゅ」

腰が抜けたのか路上にへたり込み、狼狽して見当違いのことをわめき出した男を
ゆっくりと押し倒し、馬乗りになるとコートの胸元をはだけて素肌を露出させる。
目をかっと見開いたところで上から覆いかぶさり、
何か言おうとしたのを無理やり口付けることで強制的にやめさせる。
そのまま五分ほどかけて男の口腔内を蹂躙すると、徐々に目はとろんとして抵抗もしなくなってきた。
舌を絡ませあい、唾液の交換をして顔を離す。

『ぷはぁ…うう……』

「貴方のお口、美味しかった……ふふ、キスだけで感じちゃったの?
 もうこんなにギンギンになっちゃって……」

実際、男の股間は大きくテントを張っていた。
次の段階へと移るべく、体勢をずらすと同時にジャージのズボンとトランクスを一気にずりおろす。
926水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/02/01(金) 01:13:11 ID:fXFUUu7j
瑞希の、可愛い牝犬の手管を闇の中から見守る。
さすがは魔女、堂に入ったものだ。
そんな感慨を持ちながら、瑞希が男を籠絡していく様を愉しげに見る。
むろん、ただ見るだけではなく……存分に興奮しながら。

「クク、これなら瑞希がいやと言うまででもご褒美をやれますね」

そう、呟いた。
927戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/02/01(金) 01:34:37 ID:ObE8/mRQ
「うふふ……可愛らしい顔してる割には随分と立派なものを持ってるのね?
 これは楽しめそうね……ふふ」

『な、何を……うあぁっ!』

「……ここまで来て、スることと言ったら一つしかないでしょう?
 ほら、大人しくしてれば貴方は気持ちいいだけなんだからさ」

トランクスの下から姿を現した肉棒を、壊れ物を扱うように優しく握る。
既に先走りの液で濡れていたそれに上から唾液をまぶし、ゆっくりと手を上下させていく。
じたばたともがく男の顔に向けて尻を動かすと、シックスナインの体位になった。

「ね、私のここ、もう感じちゃってぐしょぐしょに濡れてるの。
 貴方……舐めてくれない?」

『はい……』

少し腰を浮かせて位置を調節し、舌が秘部に届くようにする。
状況に慣れてきたのかそれとも観念したのか、男は素直に指示に従った。
ぴちゃぴちゃと水音が、そして手で肉棒を擦られる男のうめき声だけが辺りに響く。

「あん……貴方、結構舐めるの上手じゃない……私ももう、イきそうよ。
 どっちが先にイくか、競争ね?」

『くっ、俺ももうそろそろ限界が…うう……』


【そろそろ次スレを用意しないといけませんね】
928水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/02/01(金) 01:50:08 ID:fXFUUu7j
成る程、魔女とはよく言ったものだ。
そんな少々場違いな感想を持ちながら、瑞希と男の絡みようを見る。

「クク、ハメられないのなら、別に何であってもと言う具合ですね」

思わず漏らした言葉に含まれるのは、嫉妬だろうか?
だが、そんなことは露知らず瑞希と男は限界に向かっていく……


【そうですね……こちらでスレ立てをしてみましょうか?】
929戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/02/01(金) 02:09:10 ID:ObE8/mRQ
「あぁ、いい、いいわぁ……そうよ、もっと強くクリを吸って……
 ひぃん、ひっ…イくぅ、イっちゃう……ふわぁあぁぁんんっ!」

『すげぇ気持ちいい……出る、もう俺も出るぅ……うおぉっ!
 ……な、何で出ないんだよ?お前が何かしたのか?』

「はぁぁ……気持ち良かった……♪ふふ、御明察。
 さっきのキスの間にちょっと魔法をかけさせてもらったの。
 私が許可するまで、君は射精することなく悶え続けるのよ……あはははっ!」

自分だけ先に達し、身体を震わせてその余韻を楽しむ。
それに合わせて男への刺激も強めたが、射精封じによって精液が吹き出ることもなく
ただ先走りの液のみが滝のように流れ落ちていく。
その様子をじっと眺めつつ、淫猥の魔女は高らかに嗤った。

『射精…できないのが、こんなに……苦しい、なんて……っ。
 お願いします、今すぐ射精させてください……』

「ダメよ、貴方はその醜い肉棒をおっ立てたまま私を満足させてればいいの。
 しばらくそうしていれば解放してあげる。我慢した分、気持ちいいわよ?」

『くうっ……』

悔しさからか、歯を食いしばって男は押し黙る。
そして、そのまま何も言わずに再び秘所に舌を這わせ始めた。


【では、お願いします】
930戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/02/01(金) 03:07:06 ID:sQ91QDzK
【ご主人様、お休みになられましたか?】
【私はそろそろ失礼致します。続きは週末にでも致しましょう】
【伝言スレに書き込んでおいて下さいませ……では】
931名無しさん@ピンキー:2008/02/01(金) 18:48:27 ID:mgctXotE
【妖魔】現代退魔戦記 第拾章退魔】
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1201859095/l50

次スレは立てておきました。
932戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/02/02(土) 21:55:23 ID:xnnA5qQl
【微妙な残り2〜3kbが気になるのでこちらで待機してみるテスト】
933名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 21:57:55 ID:7yX35cWi
埋めるなら手伝うよ。
IDをみれば誰かはわかると思うけど・・・・・・
934水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/02/02(土) 21:59:49 ID:mpACezHf
【すみませんね、度々……】
【埋めるなら、二三レス応酬すればすぐだと思いますが……どうしましょうかね】
935戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N. :2008/02/02(土) 22:02:34 ID:xnnA5qQl
>>933
ふむ、気持ちはありがたいが……まあ、こういう訳だ。

>>934
【まずは使い切りましょう】
【……とか打ってる間に埋まったら面白いですねw】
936名無しさん@ピンキー:2008/02/02(土) 22:03:04 ID:7yX35cWi
【おっと、待ち人がいたんだね、ごめんよ】
【今回はこれにて退くよ】
937水上竜斗 ◆QdNeELIrdA :2008/02/02(土) 22:06:12 ID:mpACezHf
>>929
「クク、ハハハッ!」

堪えきれず、呵々大笑してその場に現れる。
無様に肉棒を震わせる男と、その上に跨り腰を揺らす瑞希を見下ろし。

「それ以上は必要ないでしょう、瑞希。
 充分にその男は堕ちていますヨ。それとも……」

言葉を切り、意地の悪い、酷薄な笑みを浮かべる。

「あなたの方が発情して、欲しくでもなりましたカ?」

そう言って、男の股間を踏みつける。
容赦もなく、強く。


>>935
【では、使い切ることを考えましょうか】
【一レスで埋まることはないと考えたいですが……さて】

>>936
【すまんね、気を遣わせる羽目になったようで】
938戸田瑞希 ◆3gLUZ2c4N.
「あら、ご主人様?」

『ご主人…様……?』

不意に姿を現したご主人様に対しても、誘うような流し目を送ってみせる。
その間も、手は男の股間を撫で擦り続けていて。

「ふふ……もうこれで宜しいのですか?
 せっかくこれからこの男を射精のことしか考えられない獣にして
 野に放とうと考えていましたのに……」

『ぐぎゃあぁあぁぁぁぁあぁっっ!』

「ああん、勿体無い……んふっ、血と精液のいい匂い。
 そうですね、発情…しているのかもしれません。
 まだ繁華街までは距離がありますけど……」

即座に態度を切り替えられるわけでもない。
支配者にして奴隷の中途半端な状態で話すのは、本当に久しぶり。
ご主人様の笑みに対しても、比較的余裕のある態度で応えることができた。
――もっとも、欲情に潤んだ瞳で説得力があるかといわれれば怪しいのだが。

ぶくぶくと泡を吹いて転がっている男を一瞥すると、ご主人様の方へと擦り寄り身体を預けた。