時は現代。
科学技術が発達した昨今の社会のなかで、平和が約束されている世界。
だが、人々は知らない―――その平和を脅かす者たちが闇で蠢いていること
そして、名も知らぬ人間のために、その魔を切り払う者もいることを―――
ここは、現代に蘇った妖魔やそれを退治する退魔者になりきって楽しむスレです。
妖魔になって民間人を襲ってエロールするもよし、退魔者となって仲間との絆を深めるもよし。
色々と展開を広げて、楽しんでいきましょう。
【ルール】
・煽り、荒らしは華麗にスルー。
・民間人やその他能力を持たないキャラハンの参加も可能です。
・スレの性質上、強姦や特殊プレイも可ですが、きちんと相手の了承を得ましょう。
・いくら退魔モノだからとはいえ、険悪な展開はやめましょう。(相手の了承なく妖魔を殺害など)
・言うまでもないですが、最強厨も禁止。
・設定などは上手いこと、その時その時、都合を合わせていきましょう。
小さな矛盾とか気にしない気にしない。(無茶な矛盾はNGですが)
・相手のことを考えて、まったりと和やかな雰囲気でいきましょう。
・sage進行でお願いします
以下テンプレ
【名前】名前や正式名称など。
【年齢】年齢。年齢不詳の場合は外見年齢で。
【性別】男or女。性別不詳も可。
【サイド】退魔側か、中立か、妖魔側かをお書きください
【組織】所属する組織をお書きください。無所属の場合は「無所属」で表記してください。
【サイズ】身長、体重、女性の場合はB/W/Hを。体重は省いてもいいかも?
【容姿】服装や顔立ち、体型など。
【得意】事前に得意なプレイを書いておくとエロールもしやすいでしょう。
【能力】大まかで良いので、そのキャラの能力をお書きください。
【武器】武器を使用する場合には、こちらもお書きください。
【NG】NGなプレイ。こちらも上と同じくエロールをする場合にやりやすいので。
【弱点】最強厨防止のため、一人ひとつは弱点を。
【備考】詳しいキャラの説明などを、どうぞ。
前スレ=【妖魔】現代退魔戦記 第二章【退魔】=
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1139897253/ 【妖魔】現代退魔戦記 第三章【退魔】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1142076286/l50 現代退魔戦記避難所質問スレッド=其之四=
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/5556/1142858981/l100 現代退魔戦記まとめサイト
ttp://vepar42.h.fc2.com/
【名前】御影義虎(みかげ よしとら)
【年齢】17歳 高校二年
【所属】天洸院・斬鬼衆(都立白清高校)
【性別】男
【サイド】退魔側
【サイズ】身長185cm 体重80kg
【容姿】金色の髪(染めている)・鋭い双眸・格闘家的な体型
学校指定のブレザー・黒いライダースーツ・私服。
【得意】ノーマル (妖魔とは基本的にNGだが、相談に応じる)
【能力】徒手空拳+気巧術+射撃
基本的に肉弾戦で戦うが、場合によっては拳銃とナイフを使う。
技は我流だが、こめられた《力》によりとてつもない破壊力を持つ。
身体に纏った《気壁》により防御力も高い。
【武器】 自動拳銃と回転弾倉式拳銃の二丁拳銃
特殊合金製対・妖魔ナイフ(刃渡り25センチ)
大仕事の場合、サブマシンガンやショットガンも使用することがある。
【NG】猟奇・切断・スカグロ
【弱点】前衛で戦うのが基本なので、遠距離攻撃には対応できない。
また、妖術・魔術を使う相手には苦戦を強いられる。
【備考】
天洸院・斬鬼衆所属の戦士。かなり偏屈であり、常に憮然としている。
目的の為に天洸院・白清支部で働いているが、本人的にはこの世界が
どうなろうと興味がない。また、妖魔に対する切実な憎しみもない。
敵対する者は何も者あれ容赦はせず、仕事なら人間でも殺すことに躊躇いはない。
現在、半妖の幸原尚を保護観察下に置いている。
【待機する。どなたでもどうぞ】
【キャラハンとして参加したいんです。風の元素神に空きがあるみたいなんで、そっちのキャラにしようかなと思っているんですが】
風の神って確か女っていう設定だよな?
法月氏の母親っていうことになってるし。
>>5 【あ、そうだった・・・。師ってそういう意味だったんですか。
なら駄目なんですかね・・・】
【待機解除するのを忘れていた】
【紛らわしくてすまない。避難所にいるノシ】
土の神も空いてるから、男ならそっちにすればいいのでは?
まとめサイトの元素神を見て、よく考えませう。
【女で参加したいんですよ、しかし法月さんの師だったとは・・・気付かなかった私が悪いんですが】
とりあえず、質問等は避難所でやりませう。
レッツゴー避難所。
【スレ立て乙です〜。】
【ちょこちょこテンプレ変えてるんで投下。】
【名前】幸原 尚(ゆきはら なお)
【年齢】17歳
【性別】女
【組織】私立水ヶ瀬学園(無所属)
【サイド】中立。
【サイズ】身長・157p。上から89・56・81。
【容姿】肩につかないくらい短くて黒に少し青が混ざっている髪。少し切れ長の目。着痩せするタイプ。いつもは制服。
(といってもスカートでなくスラックスをはいている。)休日はたいてい男物の服を着ている。
【得意】大抵のモノならとりあえず出来ます。
【能力】体術(空手・柔道・合気道等々)
気功術(気銃。防御壁。回復術etc...まだまだ習得中。)
【武器】玩具の銃。(ベレッタ、シグ・ザウエル等)いつも持っていて、戦う時に銃から気の弾丸を撃つ。
サブマシンガンも撃てる。
【NG】グロ。スカトロ。
【弱点】ふいを突かれること。男全般。(かなり苦手。子どもは例外。)
【備考】マイペースで天然。人懐っこいほう。(男以外。)父親が妖魔の半妖。
父親の妖魔は変わっていて、人間の文化等に興味を持ち、殺戮等に興味は無く、 母親と恋をし結婚して只今も幸せに生活中。
なので妖魔と人間は共存出来ると思っている。
半妖のため、 妖魔に襲われることが多かったり退魔師に妖魔と間違われて殺されかけたり大変な思いをしている。
色々体術を習っているためか、かなり身軽で木の枝や家の屋根に飛び乗ったり出来る。
気弾は銃が無くても指の先から撃つ事が出来る(某漫画を参考にして)が、暴発しやすいのでめったにやらない。
只今家族全員天洸院の保護観察下にあり、尚自身も御影義虎の保護観察下にある。
妖魔の部分に柳香という人格が生まれた。
【好きな食べ物】お菓子・キムチ鍋・スルメ
【嫌いな食べ物】ピーマン
【好きなこと】友達と遊ぶ事・日光浴・森林浴
【嫌いなこと】いじめ・ホラー系のゲーム、映画、つまりお化け
【趣味】料理・映画鑑賞・外で空気を感じる事
【好きな異性のタイプ】笑顔が良い人・一緒にいて楽しい人
【嫌いな異性のタイプ】重度のナルシスト・いじめをする人
【特性傾向】
【部活動】帰宅部(時々色んな部の助っ人をしている。)
【得意科目】日本史・体育
【苦手科目】数学・英語
【血液型】B型
【誕生日】11月11日・蠍座
【名前】柳香(りゅか)
【性別】女
【容姿】容姿はあくまで尚。但し、柳香が出てくるたびに髪が長くなってる。
【能力】植物を操る。普通の植物から一風変わった(?)植物まで。
【弱点】火・炎。
【備考】尚の妖魔の部分に宿った人格。前世に人間だった事もある。
尚の男嫌いに拍車をかけている・・・かも。
しかし、尚の様に避けるのではなく直接危害を与えるタイプ。
【スレ立てお疲れさまアル!】
【本すれ初投下アル、よろしくアル】
【名前】李 小鈴(りー ふぇんりん)
【年齢】15(白清高校一年生)
【性別】女
【サイド】退魔側
【組織】天洸院(斬鬼衆)
【サイズ】身長:155センチ 体重:40キロ B/W/H:80/50/83
【容姿】整った体型だが、やや下半身がむっちりしている。
普段は学生服を多少改造したスリット入りのスカート&スパッツ。
黒髪をシニョンキャップで纏めている。(ほどくとロング)
【得意】得意は無いと思いますが・・・。NG以外なら頑張ります。
【能力】退魔式截拳道(たいましきジークンドー)、気功術
接近戦を得意とする。気功による治療、防御、回避など一時的に上げる。
また、気を練ることにより気功弾(射程は10m程度)も打つ事が出来る。
現代兵器の類は扱う事ができない。(機械音痴)
【武器】格闘、破魔のヌンチャク
【NG】猟奇、スカ、グロ
【弱点】精神的な攻撃(妖術、作戦問わず)、機械音痴
【備考】中国の退魔組織「龍(ろん)」より修行の為に日本の天洸院に派遣される。
実戦を積むために白清高校、斬鬼衆に所属する。
【好きな食べ物】玉子料理全般
【嫌いな食べ物】ファーストフード(特に揚げ物)
【好きなこと】各種スポーツ、お金を稼ぐ事
【嫌いなこと】各種勉強、無駄遣い
【趣味】ガーデニング
【好きな異性のタイプ】正直な人
【嫌いな異性のタイプ】嘘つき
【特性傾向】オールラウンダー、遊撃型。
【部活動】なし
【得意科目】体育
【苦手科目】英語
【血液型】AB型
【誕生日】8月9日
【名前】白河 雪
【年齢】二十歳↑
【性別】女。
【サイド】妖魔。
【組織】――。
【サイズ】身長162cm B77/W56/H80
【容姿】何処と無く憂いを帯びた瞳が印象に残る雪女。
青白く長い髪(耳に掛かる髪を細いみつあみに、後ろの髪はお団子に)。
雪のように白い浴衣を赤い帯で結ぶ。
【得意】同族との関係(妖魔系)。陵辱。羞恥系。
【能力】凍てつく冷気。口付けをする事で相手の生気を奪う。
【武器】――。
【NG】 スカ・グロ。人間寄り妖魔、退魔士との馴れ合い→エロへの移行。
【弱点】策略。火焔。狙撃。
【備考】何処からとも無く現れては周囲を氷結させ去ってゆく雪女。
性格は物静かだが、感情の起伏が小さい。
(人間寄り以外の)同族に対しては基本的に従順な態度を取る事が多い。
【初めまして、こんばんは】
【少し参加してみようと思いますのでお願いします】
【では早速待機します】
【テンプレには無いけれど】
【皆さん、書かれているので一応】
【好きな食べ物】 ――。
【嫌いな食べ物】 ――。
【好きなこと】 静かな場所に身をおくこと。
【嫌いなこと】 騒々しい場所に身をおくこと。
【趣味】 沐浴。
【好きな異性のタイプ】 明るい人。冷酷な人。自分のことを強く求めてくれる人。
【嫌いな異性のタイプ】 騒々しい人。熱血な人。特に自分と同じ性格の人。
【特性傾向】 妖術重視型。鈍重。
【血液型】――。
【誕生日】――。
【名前】三森 紗羅
【年齢】20歳位
【性別】♀
【サイド】妖魔側
【組織】七妖会・土妖/某会社社長秘書
【サイズ】84/53/86,身長160cm
【容姿】秘書Ver.→赤色長髪(お団子に結い上げたりポニーテールだったり)
ダークグレーのスーツ(下は短めのタイトスカート),ヒール,赤斑眼鏡,大きなファイル
土妖Ver.→赤色長髪(結わない)と二本角,膝丈の紅染の和服,眼鏡をしてたりしてなかったり
※秘書の服装で行動する事の方が多い
【得意】NG以外なら何とか…
【能力】魔力の強い場所や異常のある場所等の地脈の感知,体の割りにかなりの怪力持ち
【武器】錐(常備),周囲の使えそうな物等
【NG】異常なグロ
【弱点】魔術,近眼,豆類
【備考】鬼族の娘。幼い頃に諸事情により一族を追放されて、若かりし頃の社長に保護されて育ち、今に至る。
社長は彼女が鬼である事を知っているが、特に気にしていないらしい。苗字は社長のもの。
住み込みで秘書として働く傍ら、生命・能力保持のために七妖会に入り情報諜報部隊としても活動する。
人間に興味があり人見知りも少ない方。
尚且つ人間界で生きていけているため、実際は妖魔の理想郷にはあまり興味が無いらしい…。
【好きな食べ物】スパゲッティ
【嫌いな食べ物】豆類,酒(酔い易い)
【好き】音楽,軽い運動
【嫌い】煙草臭,機械類
【趣味】眼鏡コレクション?
【好きな異性】頼り甲斐のある人
【嫌いな異性】頼りない奴
【一言落ちですノシ】
【コピペしたら・・・】
【読み方しゃおりんです、ゴメンナサイアルー。】
17 :
名無しさん@ピンキー:2006/04/07(金) 22:53:07 ID:upTBmLAN
【雪さん、いますか?】
>17
【います】
【それと宜しければsage進行で】
【
>>4の名無しです。取り敢えずテンプレートだけ】
【名前】霊崎絢(たまさき・あや)
【年齢】23歳
【所属】フリー
【性別】女
【サイド】中立
【サイズ】B95・W58・H88 身長173p 体重59s
【容姿】腰辺りまで伸びた黒く長い髪(前髪はM字カット)。美しい顔立ちに鍛えぬかれた鋼のような逞しい筋肉と女性らしい柔らかな肉体を併せ持っている。ツンデレ。
服装はトレンチコート、ワイシャツに黒いズボン、サスペンダー、ハンティング帽
【得意】甘いラブラブプレイ、対面座位
【能力】風を操る能力、高島流鉄砲術、鞍馬流剣術、行基院流槍術
【武器】日本刀「烏実光」(からすさねみつ)、槍「月夜」(つくよ)、M1カービン
【NG】グロ、スカ、痛いプレイ
【弱点】能力をセーブしているため、本気になってリミッターを解除すると自滅してしまう。
また優しくされることに極端に弱く、それによって性格がツンからデレになってしまって実力が全く発揮できなくなる。
【了解しました】
【シチュとしては、名無し妖魔に「俺のものになれ」という感じでHにいくというのでどうでしょう?】
【割り込む形になって申し訳ありません。テンプレートの続きです】
【備考】風の神、天月夜風姫命(あまのつくよのかざひめのみこと)を祭る月夜神宮の宮司の娘。
先祖がその神であったことに加え、隔世遺伝等が重なり合い風の神の生まれ変わりとして現世に甦る。
しかし絢本人は神の力を許容できるキャパシティを持たないため、その力はかなりセーブされている。しかも普通の人間より生命力が高いだけなので不死身ではない。
鍛えぬかれた体も神の力を維持するためであり、能力に頼らずとも戦闘力は高い。
奔放さ故にか既に処女ではなく、巫女ではない。
人間と妖魔のバランサーとして両陣営と手を組んだり時には攻撃したりする。神に近付き、その器に過ぎた能力を持つ者を抹殺することを使命としているが、その苛烈さ故に仲間になる者はいない。
【失礼しました】
>20
【わかりました】
【どちらから始めましょうか?】
23 :
名無し妖魔:2006/04/07(金) 23:07:11 ID:upTBmLAN
>>22 ほほう、お前がはぐれの妖魔の雪、か。
どうだ、我のモノになる気はないか?
24 :
名無し妖魔:2006/04/07(金) 23:08:28 ID:upTBmLAN
【こんな開始でよろしいですか?】
>23-24
………
(雪が泣くように降りしきる寒村の中を歩いていた)
(しかし前に立っている人外の者が目に入り、歩みを止める)
……嫌です…
(溜め息をつくと同時に、冷ややかな視線を向けたが…)
――といっても無駄なのでしょうね…
貴方のモノにはなるかどうかはともかくとして暫く付き合うくらいなら構いませんが…
(言い終えると男の方へと一歩近づく)
【いいです】
26 :
名無し妖魔:2006/04/07(金) 23:24:06 ID:upTBmLAN
>>25 しばらく、か。
それは随分と曖昧な言葉だ。
数分か、数十年ということもありえるぞ。
(雪に笑いかける)
ただで付き合えとは言わんさ。
俺の精気を、分けてやろう。
(右手を差し出す)
ふふ、その分では、満足な精気はしばらく吸ってはいないのではないか?
>26
では、その「しばらく」の時間を…
私の一存で決めても宜しいのですか?
(男の正面には立たずに身体を横に向けて)
もしそうなら刹那ほども無いと思いますが…?
(只々、雪が積もってゆく寂れた村を無表情のまま眺め、問い返す)
要らぬ気遣いです
私は貴方方ほど無為に力を消耗させてはいません…
(そう言いつつも顔色は少し青く足取りも危うい)
(差し出された右手を取って男の方へと向き直り)
…まさか、このまま外でなどしませんよね?
(怪訝な顔をして伺う)
さ、早く何処かの空き家に入りましょう……
(気が進まないが急かす様に男の手を引っ張ってみる)
28 :
名無し妖魔:2006/04/07(金) 23:46:00 ID:upTBmLAN
>>26 それはどうかな?
(自信ありげに、言葉を告げる)
別に我は外でも、構わぬのだがな。
(笑って雪のとまどう様を楽しむ)
安心しろ、女に無闇に恥をかかせる趣味はない。
(目指す空き屋を決めると、雪の腰に手を回す)
>28
……そうですか…
(くつくつと笑う男に目を細めて唇を噛むが)
それは頼もしくて結構な事ですね…
(直ぐにいつもの無表情に少しだけ笑みを浮かべた顔をして皮肉る)
――では、ゆきましょう……
(無遠慮に回された手を気にしつつも男を連れて歩き出す)
(青白い髪を丁寧に結っている為、後姿に艶かしいうなじが覗いた)
………
(男と共に空き家に入ると、外を覗いてからそっと戸を閉める)
30 :
名無し妖魔:2006/04/08(土) 00:08:30 ID:oBVBOJT2
>>29 (上がり込んで、床にあぐらをかく)
我の精気が欲しいのだろう?
(妖魔の体からは、強いオーラが感じ取れる)
どうした?
別に我はこうしたままでも、構わぬのだぞ。
精気を与えてやろうというのだ。
唇の一つくらい、自分から捧げてみろ。
>30
……わかりました…
(急かされると床の上で正座していたのを)
(崩して近寄り)
…では、頂き…ます
(両肩に手を乗せると目を瞑って、恐る恐る顔を近づけてゆく)
……んっ……
(やがて唇が重なると青白かった顔色に生気が戻っていく)
(それを感じると直ぐに唇を離そうとする)
32 :
名無し妖魔:2006/04/08(土) 00:28:29 ID:oBVBOJT2
>>32 (離そうとするのを、雪の後頭部に手を回して、そのまま口づけを続ける)
(もう片方の手は、雪の腰に回され、妖魔の肉体に雪の体は押しつけられる)
フフ……
(妖魔の舌が入り込み、雪の舌を絡め取って嬲る)
(妖魔の精気が、雪の体を満たしていく。まるで雪の体を侵すように)
どうだ?
我の精気の味は?
(そう言いながら、雪の着物をはだけていく)
>32
――んん゛っ!?
(離しかけた唇を強引に寄せられて苦しげに眉を潜める)
(腰に回された手で細い身体を押し付けてしまうと)
(男にあまりふくよかとは言い難い胸が当たる)
くっ…やめ………んっ……!
(舌が割って入ってくるのに最初は不快そうにしていたが)
(徐々に精気が注がれ、それだけでも気が昂ってくる)
はぁ……べ、別に特にこれといってはありません…が?
(無表情を装って答えるが既に目に力が篭っておらず)
(肌蹴て覗く肌はほんのりと朱に染まってきている)
34 :
名無し妖魔:2006/04/08(土) 00:51:30 ID:oBVBOJT2
(深紅の帯が解かれ、脇に放り出される。着物の前が開かれて、妖魔の目の前に胸や秘所があらわになる)
(妖魔の手が、雪の胸にかかり、その胸を揉みしだく。そして、足の間に妖魔の体が入り込む)
そうか?
久しぶりの同族の肌に、気持ちよさそうだがな。
(愛撫を続ける)
あっ…!
(帯を解かれ、肢体を晒されると思わず声が漏れ)
(白い頬が上気し、より手の動きに対して敏感になるのが見て取れる)
そんな事…
(胸に手を掛け始めた男に対して言い返そうとするが)
私は知りません、そんな事……
……はぁ…早く…済ませてください…
(下手に口を動かすと墓穴を掘るだけだと思った)
(目を反らして、愛撫に只管身を任せている)
【落ちられたみたいですね】
【すいません、私が受け過ぎて駄目にしてしまったようなものです】
【次からは注意しますから、また機会があったらお願いしますね】
【お休みなさいませ】
【こんにちは、こんな時間ですが待機させていただきますね?】
【戦闘ロール・エロール・雑談ロール、優希・夜宵・名無し妖魔(退魔士)
何でも応じますのでよろしくお願いします】
【こんにちは。少しお相手いただけますでしょうか。】
【はい、いいですよっ。 シチュはどういたしましょう?】
【特にないので雑談or戦闘かしら。エロもやってみたいんだけど難しそうで】
【エロやってみます? こちらがリードさせていただきますけどw】
【そうですね、それではお言葉に甘えてお願いします。】
【それじゃあどう致しましょうか。
こちらが淫魔で、そちらを襲うということでよろしいでしょうか?】
【はあ、わかりました。その流れで。こちらは妖魔と退魔、どちらがよいでしょうか。】
【そちらが妖魔であればこちらは一般人、そちらが退魔士であればこちらは妖魔で行きたいと思います
どちらでもやりやすい方でしていただけたらいいですよ?】
【…一般人に襲われる妖魔って、どんなのだろう。興味があるので妖魔でやらせていただきます。】
【開始はどちらからに?】
【ああ、一般人の場合は強姦って形になりますが……それとなりにリードさせていただきますw】
【それではこれでよろしければ私から書かせていただきますけど】
【うーん、残念ながらこちらから襲うことはしたくないんですよ。】
【うまく流れに乗せられるか不安ですが、どうかお願いいたします。】
【それでは逆でよろしいでしょうか?こちらが妖魔で……そちらが退魔士か一般人ということで…】
【では、適当に書き出してみますので、都合よく変えて下さっていいですのでw】
―――――深夜。
蝙蝠の羽根を生やした淫魔は高層ビル街の屋上に立って獲物を探していた。
その姿は妖艶そのもの。ほぼ身体を隠すものはなく、隠しているといえば、
申し訳ない程度に股間部を覆うTバックのみだった。
乳房はたわわに実っておりそれを隠すこともない。
まるで誰かに揉みくちゃにされるためにあると思えるぐらいに淫靡で肉厚であった。
「はぁん……♥ 誰か、いないのかしら…? この際、男の子でも女の子でも構わないんだけど…♥」
【路線変更承知しました。いちおう退魔にしておきます。】
【それではよろしくお願いします。】
(そのビル街に不幸にも足を踏み入れた退魔士がひとり。
発せられる淫靡な妖気にイヤな予感を感じながらも、一般に被害を出さないため
ちっぽけな正義感とケチな使命感が先行し、妖気をたどってゆく。
感覚を研ぎ澄ましてゆく。―――――反応は近い。)
さて、このあたり…かな?
(気配はするが、姿までは見えない。とりあえず、相手の出方を伺うことにする。)
あら、いいコ発見♪
(自分のテリトリー内に侵入してきた獲物を目を細めて見つけると
ビルから飛び降りて、優雅に着地する)
(警戒することなく、むしろ自分の肉体を見せ付けるようにつかつかと近寄ってきて)
――――こんばんは、退魔士さん♪
私を撃退しに来たのかしら? ご苦労なことね……。
それより、お姉さんと気持ちいいことしない?
(クスクス笑みを溢しながら、自分の乳房を掴んで捏ね回す)
…んふぅん…♥ ほらぁ……お姉さんのおっぱい、美味しそうでしょう?
【こちらこそよろしくお願いします】
ぶッ!!
(華麗に舞い降りてきた女性の姿を見て噴き出し、面食らう。
なんだこの緊張感のない格好は。というか眼のやり場に困る。
別の意味で戦意が殺がれる。毒気を抜かれる。)
あ、えーと…こんばんは。
退魔だけど、その…撃退は最後の手段だ。
可能な限り、血は流さずに解決したい。
(いきなり誘いかけてきやがった。なんなんだ一体。
声が夏樹リオに似てる気がする、などとどうでもいいことを考えながら挨拶をする。)
こんなところで妖気をバリバリ放出して、なにを考えている?
(彼女の一挙一動が、いろんな意味で見るに耐えない。
自分の乳房を見せ付けるように捏ね回す彼女を直視できないまま、
答えの分かっている間抜けな問いをかける。)
あら、顔を逸らしちゃって可愛い♪
クスクス……、そういう考えは嫌いじゃないけど、
これがもし獰猛で残忍な妖魔だったら、とっくにあなた殺されてるわよ?
(どこか間が抜けている退魔士に苦笑しながら、乳房をたぷんと揺らして)
何を考えてる…ですって?
私の身体を見れば分かるんじゃないのかしら?
(妖艶に笑みを浮かべながら、乳房を捏ね回し乳首をくりくりと弄る)
…私たち淫魔は人間の精を摂って、命を永らえているの。
私だってやたら無闇に人間を殺してるわけじゃないのよ? 少しだけ力を貰っているだけ…
ふふっ、あなたにもそれを協力してもらえると嬉しいんだけどな…♪
(すっと警戒することもなく、近寄ってくちゅっと唇を押し付ける)
はむっ…ちゅうっ、ちゅるっ、ちゅぷうっ……♥ んはぁ…ああ、美味しい…♪
それは、お互い様だろう。
そんな隙だらけのまま問答無用で駆逐していく退魔士に遭遇してたら
きみだって討伐されてる。
(だめだ。この妖魔のテンションにはついていけない。悪い妖魔でないことはわかるが。
とはいえ、このまま野放しにしておくのも別の意味で危険だ。
自分が生贄になるしかないのか。でも好きでもない女性と肌を重ねるのは躊躇われる。)
あ、ああ…そうだな。愚問だった。
(ますます行為に熱を入れる彼女。やっぱりまっすぐには見られない。)
うー…そうだな。
人間を捕食しなければ生きられない妖魔だっているものな。
それは必要な生命維持活動――――子供でも知ってる自然の掟だ。
それの少し特殊なケースだと思えばいいのか。殺してるわけじゃないし。
(半ば自分を無理やり納得させるようにして、少しだけ覚悟を決める。
もっとも、彼女の言い分にも正当性はあるし、理解できるところはあるのだが。)
むぐ…んちゅぅ…はあぅ…
(ぶつぶつと言っている隙に唇を押し付けられ、そのまま受け入れてしまう。
しびれるような感覚に見舞われた後、我に返るが)
(それ以上を、自分から求めることはできないようである。
据え膳喰わぬは〜と言うが、やはり無理なのだ。)
ふふっ……可愛い…。まるで女の子みたいね?
(妖艶な笑みを浮かべながら、そっと路上に押し倒すと
男の手を自分の乳房へと導いてくにくにと揉ませてやる)
どう? 柔らかいでしょう…私のおっぱい…♪
少しでも協力するつもりがあったら揉んでね……めちゃくちゃに…。
(ふっと耳元に吐息を噴きかけながら、自分は手を伸ばし、男の股間を撫で回す)
ああっ、美味しそうなおちんぽ……もっともっと大きくしてあげるわ…♪
…ほっといてくれ。
(可愛い。女の子みたい。
自分の情けなさを婉曲的に揶揄されてるようだ。情けないことは否定しないけど。)
ああ…柔らかい…最高のさわり心地だ…
(みっともなく押し倒され、導かれるがまま、彼女の豊かな乳房を揉んでしまう。
柔らかく温かい感触に、考えるよりも先に指が、掌が動いて
その感触をさらに愉しもうと動いてしまう。
次第に力がこもってきて、気づけばぐにぐにと積極的に揉んで、捏ね回していた。)
(淫語を発しながら自分の股間を撫で回してくる彼女。
もう、限界に近い。理性の柩からなにかが解き放たれてしまいそうだ。)
あら、これでも褒め言葉よ?
少なくとも私はそういうコ……好きよ?
(にっこり笑うと、乳房を揉まれてびくんっと背筋を伸ばして)
(乳房は柔らかく、むにゅむにゅと歪に形を変えて、それでいて程よく指を押し返す)
んんっ♥ そう、もっと揉んでもいいから……激しくっ……
(頬を紅潮させうっとりとした表情を見せると、ぐりぐりと自分の股間を
男の股間に押し付けて刺激を加える)
ああっ、私のおまんこにっ…あなたのおちんぽが当たってるぅ…♪
褒め言葉だったのかよ!
(男としては素直に喜べないのだが、まあいいか。
卑屈になるよりも、今は彼女を悦ばせることを優先させよう。)
(気づけば、すっかりその気になってしまっていた。恐るべし淫魔の魅力、哀しい男のサガ。)
そうかい?それじゃ、もっと激しく…それ。
(彼女の反応に気をよくして、情熱的に眼前の肉の果実を揉みしだく。
これだけ大きいにも関わらず、程よい張りと弾力があり、醜く垂れ下がることもないそれを
時には握りつぶすかのような勢いで、時にはそっと撫で回すように。
その柔らかさ、温かさ、きめ細かい肌触りの虜となり、快楽の底なし沼に溺れてゆく。)
ん…あっ…きみのおま●こ…入れてもいないのに、熱いッ…
(胸に夢中になっていると、股間同士がぶつかりあい、擦れあう。
服の上からでも、はっきりと熱と形が伝わってくる。
彼女の股間から染み出た淫蜜が、男の股間の着衣を濡らし始めていた。)
あぁあんっ……♥
おっぱいっ、気持ちいいわ……はひっっ!!?
あはっ……♪ 今だけはこのおっぱいを独占していいからぁ……
貴方だけのものよ…このおっぱいは貴方のものなんだからぁ…♥
(揉めば揉むほど、乳房は淫靡に跳ね回り、乳首は小指大に肥大している)
ええ……私のおまんこに、あなたのおちんぽがゴツゴツ当たってるのよ…♪
ふふっ、早くおまんこ…あなたのおちんぽでぐちゃぐちゃにかき回して欲しい…
はぁぁんっ! 気持ち良い……。
(舌をだらしなく垂らしながら、唾液を垂らし、淫欲にその表情をゆがめている)
【申し訳ありません…PC落ちてました】
そこまで感じてもらえて、嬉しいよ。
今、この瞬間だけでもこのおっぱいを独占できて、本当に幸せだ…!
(揉むたびに揺れ、弾み、美しく形を変える彼女の胸。
肥大し、尖った乳首を口に含む。音を立てて吸い上げ、啄ばみ、舌で転がす。
そうしながらも、豊かな膨らみに指を沈めて愛撫を続ける。)
うん…オレのここも、早くきみの中に入りたいみたいだから…
そろそろ、お願いできる…?
(やや積極的になってはいるが、どこか気遣うようにたずねる)
【いえ、気になさらないで下さい〜】
ふぅぅんっ……♪ …そう言って貰えると嬉しいわ…♥
貴方の好きなようにおっぱいを揉んでね……?
あっ…! そ、そんなに乳首を吸われるとぉっ、で、出ちゃうぅっ♪
(激しく吸われる乳首からぷしゃっと生温かい液体が噴出して、男の口内を満たしていく)
あはぁぁ…とっても気持ち良い…♥ もっとおっぱい、いじめてぇ…
はいっ……今、いれるからね……♪
(徐々に従順な態度になりながら、ズボンのジッパーを引き下げると肉棒を取り出す)
ああ……♥ …あなたのおチンポ、ぎんぎんに勃起してる…嬉しい♪
(そそり立つ男の肉棒に惚れ惚れとなりながら男の上に跨ると、一気に腰を沈めて肉棒をくわえ込む)
ふぁぁぁぁあんっ!! あなたのが、奥まで入って来てるぅうううっ!!
ああ、もちろん、…好きなように揉んで、触って、弄らせてもらうよ…
(もはや完全に魔の魅力の亡者と成り果てている男。
乳飲み子のように胸に吸い付き、しゃぶっている。)
ちゅぱ、じゅるぅぅ…っ!ん、んわっ!?
(乳首から噴出した液体に一瞬驚くが、嬉しそうにそれを飲み下してゆく。)
んふ、ごくっ…これ、きみの…母乳?とっても美味しいよ…もっと、飲ませて…!
(胸への愛撫と服越しの摩擦で、はち切れんばかりに巨大化した肉棒。
なんら抵抗なく、一気に彼女の濡れそぼった膣内に飲み込まれると
膣壁が絡みつき、痺れるような快感が全身を貫く。
胸を揉みしだき、乳首を吸いながらゆっくりと腰を動かしてゆく。)
はいぃ……貴方の思うままに私のおっぱいを吸ってぇ…♪
んっ……んぅううっ…♥ あなたの吸い方、とても気持ちいぃ…
母乳が止まらなくなっちゃうわ……ぁはあっ!!
(舌を垂らしたまま喘ぎ、乳房を自分から押し付けてぽふぽふともう片方の乳房で
男の頬を撫で回してぴゅるっと液体を噴出す)
はぁ、はぁぁっ!! 凄いぃ……あなたのおちんぽ、大きくっ…てぇぇぇっ♪
ふぁ、ふぁぁっ、や、はぁぁ……。も、もっと激しく動いてもいいからぁ…
も、もっと奥まで突いてぇぇっっ!!
(ぎゅっと瞼を閉じながら、大きく腰を上下にスライドさせて肉棒を快楽へと導いていく)
うん、もっと吸ってあげるから…
きみの声を聞かせて、母乳を飲ませて…!
(美味しそうに、喉を鳴らして彼女の乳首から出る液体を飽きることなく飲み続ける。
無防備な表情で喘ぎながら、吸い付いているもう片方の乳房が押し付けられると、
顔を埋めながらそれに身をまかせ、噴出してくる液体を愉悦の表情で浴びる。)
あは…凄い…飲んでいないのに、肌に触れるだけでも興奮する…
きみのおま●こも、熱くって、絡み付いてきてっ…!
うあ、ふぅぅ…!わ、わかった…もっと、激しく動くから…合わせて、ね?
(うっとりと眼を細めると、彼女の動きに合わせるよう、
獣のように腰を激しく淫らに振って、情を込めて突き上げ、貫いてゆく。)
うふっ…嬉しい……♪
貴方が飽きるまでずっとおっぱい飲ませてあげるぅぅ…♥
ふぁっ、わ、私もぉっ、あ、あなたの顔におっぱいを擦り付けてるだけで
気持ちよく……ヘンになっちゃうのぉぉぉっ♪
(ぐにぐにと乳房を頭の側面に押し付けながら、液体を噴出させて)
はぁっぁぁぁぅんっ!!
そ、そんなに強くされたらぁぁっっ! あ、わ、わたひ…わたひぃっ…!
(喜悦の涙を流しながら、ぱぁんぱぁんと肉同士をならしながら、腰を振りたくる)
(あまりの激しさに乳房は淫靡に揺れて母乳を振り散らす)
あっ、あっ、わ、わたひっ、も…もう、イクぅっ…いっちゃうぅぅぅッ!!
このおっぱいなら、一生飲み続けたって飽きないよ…
きみのおっぱいが当たってるだけで、オレも気持ちいい…
ずっと、この感覚におぼれていたい…
(互いの限界を感じながら、口と、顔全体で乳房を堪能する。)
泣くほど気持ちいいんだ?
(快楽に歪んだ彼女の表情を嬉しそうに見やりながら、腰を打ちつけ音を響かせる。
降りしきる母乳の雨を全身に浴びる中で快楽の果てを同時に迎える。
最後の瞬間、月光が彼女を照らし、宵闇が彼女の輪郭のシルエットを描き出す。
この世のなによりも美しく淫靡な生き物を眼に焼き付けて、彼女に精を捧げた。)
…っく…ぁ…とかいいながら、オレももう、限界、イくよっ…!
う、あ、ぁぁぁッ!
【そろそろ、〆ですね。】
はぁっっ、も、もうダメぇ…イクぅっ…いっちゃうっ!!
あっ…あっはぁぁぁぁんっ…♥
(中に射精されると同時に絶頂を迎えて、喉を仰け反らせるとくたりとしな垂れかかる)
はぁ…はぁ……とっても気持ちよかったわ……♪
もう少ししたいけど……いつまでもここにいると、他の退魔士が来るかもしれないわね…。
ねっ、どう? 私と一緒に来ないかしら?
定期的に精は摂り続けなきゃいけないし……何より貴方のエッチはとっても気持ちよかったから♪
(ぐにぐにと男の胸板に乳房を押し付けて潰しながらそう囁いて)
【はい、では次のレスで締めますねーっ】
(淫らによがり狂いながら絶頂を迎えた彼女を、満足そうに見守る。
その嬌声が、魂というギターでアルペジオを奏でたかのごとく、心地よく心に響く。
少しだけ甘く狂おしい感情が胸中をよぎる。)
は、…はぁ…オレも…気持ちよかった…ありがとう…
(退魔士が妖魔に頭を垂れ、礼を言っている。
我ながら最後の最後まで情けないとは思ったが、それが素直な気持ちでもあった。)
え…き、きみと一緒にィィッ!?
(このまま別れるのは名残惜しいと思っていた矢先、願ったりの申し出だ。
こういう形であれ、求められ、必要とされるのは決して悪い気分ではなかった。)
うーん…そうだな。分かったよ。
きみが人を襲ったりしないように、監視させてもらう。よろしく!
(少し思案したのち、
身体を押し付けてくる彼女に身じろぎしながらも、嬉しそうに提案を受け入れる。
監視というのは照れ隠しの建前で、本音を言うとどこか彼女に惹かれ始めていたからなのだが。)
ふふっ、それじゃあ早くココを離れましょう?
性質の悪い退魔士がここを嗅ぎつけたら、厄介なことになるし…ね?
(むにむにと乳房を押し付けたまま、にっこり笑い男の手を取る)
どこか誰も来ることがなさそうな場所を見つけたら…そこでまた続きをしましょ♪
(コプっと白濁液を秘裂から垂らしながら、肉棒を引き抜くと立ち上がり、ふわっと浮かび上がる)
こちらこそ、よろしく♪
覚悟しておいてね? ふふっ、こんなものじゃ終わらないんだから♥
(そういうと、そのまま手を引いて一気に上空へと浮かび上がり
月夜の闇に姿を消していった)
【それではこちらはこれで締めにしたいと思います】
【どうもお疲れ様でしたッ! また機会がありましたら、よろしくお願いしますっ♪】
その通りだな、分かったよ。
(激しく交わった後なのに、普通に話そうとするとどうも直視できない。やっぱヘタレだ。
視界の端で、先ほど自分が放出した白濁が彼女の秘裂から零れている。
―――事が終わったあとに、改めて実感すると…恥ずかしいかも。)
いや、はは…その、嬉しいけどお手柔らかにお願いするよ。
(苦笑を浮かべながら答えて、 むにむにと押し付けられる肉感的な身体を何度も感じる。
彼女の手を取り、月明かりの夜空へ飛び上がる。
この細腕、細脚でよくこれだけ跳べるもんだなあ、と思いながら
再び彼女と肌を重ねる瞬間を心待ちにして、夜の街を跳躍していった。
こういう形で魔の者を抑えるのも案外ありかも、なんて。)
【こちらも〆ます。】
【お相手ありがとうございました。こちらこそ、また機会があればお願いしますね。】
【二人とも乙】
【待機するので、誰でもどうぞ】
【待機解除。また明日】
【待機です。】
【初めてなので雑談系でお願いします。】
【待機解除します、また今度よろしくアル。】
【色々アドバイスを貰ったりして、『B85』に修正します。】
【ご迷惑おかけします・・・一言落ち。】
【初待機してみます。名無しさんキャラハンさんどなたでもどうぞです】
【プロフは>15にあります】
【こんにちは、お相手をお願いしていいですか?】
【落ちますねノシ】
【あう…すれちがいでしたねorz】
【でも少し用事が出来てしまったので…大変申し訳ないのですがまた今度…本当すみませんノシ】
【いえ、用事があるのでしたら仕方がないですよ、気になさらないで下さい】
【また時間のあるときに、改めてお願いしますね?】
【こんにちはー。1時間ほど待機させていただきますね】
【どなたでもお声かけてくださいーっ】
【こんちわっす〜ノシ】
【お相手お願い出来ます?】
【はい、いいですよ〜ノシ】
【シチュはどうしましょー? 遭遇ロールしますか?】
【れすね〜。場所はどう致します?】
【学校帰りとか、退魔の後でとか】
【それじゃあ退魔のあとということでー】
(血の匂いが漂う戦場。
普段は人の雑踏でにぎやかなセンター街も今は妖魔の巣窟となっていた)
……はぁ…。
これである程度は退けることができたでしょうか。
(一息をつくと辺りを見渡してみる。あちこち妖魔らしき屍骸が散乱していた)
(それを見て陰鬱気に溜息を吐き出し、ふっと夜空を見上げる)
…………。
……殺せばそれで済む…そういうものではないんでしょうけれど…。
今の私にはこれくらいしか出来ることがない……。
(ぼんやりと夜空に浮かぶ月を見上げながら、ぽつりと言葉を漏らして)
暗い夜道を一人、重藤柚紀は全力で自転車をこいでいた。
既に妖魔発生の報告があってから15分以上経過している。犠牲者の一人や二人が居てもおかしくない時間だ。
――――畜生、俺の家離れすぎなんだよ。
罪もない事に八つ当たりをしながら現場に向かう――――ふと、少年の鼻に、微かな鉄臭が香った。
――――遅かった?
嫌な予感が頭をよぎる。そして、ようやくたどり着いたセンター街。ただし、辺りに散らばっていたのは人ではなく妖魔の死体。
そして、その中心にて夜空を見上げ佇む少女。
――――退魔士、と見ていいんだろうか。
念の為、今日の所持弾丸数を頭の中で思い出しながら、その少女に話しかける。
「よっ、お疲れさん。あんた、退魔士かい?」
(ふと気付けば大通りの真ん中を全力疾走で自転車をこいでくる青年の姿があった)
(彼は自転車を降りると、初対面だというのに軽い口調で此方に話しかけてきた)
……退魔士……。いえ、正確には違いますが……まあ、そんなものだと思います。
(自分の敵に妖魔も退魔士もない。ただ弱者に害をなすか否か)
(―――しかし、やっていることは退魔士と一緒だろう。説明するのも面倒だったので素直に頷いた)
…その聞き方からすると、貴方も退魔士なんですか?
その少女は語尾を濁しながら答えた。何か、心に引っかかる物でもあるのだろうか。
「ま、退魔士か妖魔でもなけりゃ、こんな危ない場所には近づかないっしょ」
柚紀は警戒をといてのんびりと前髪をかきあげ、胸を撫で下ろす。
「あ〜びびった。もし少女の姿に化けた妖魔だったらどうようかと思ったぜ」
全くもって敵意のない、無邪気な笑み。
「俺は重藤柚紀。まぁ退魔士やってる。よろしくな〜」
あははっ、大丈夫ですよ。
私が妖魔なら、罠を張るなりなんなりして襲ってますから。
(そんなおどけた調子で言葉を返し、剣を肩に背負いながら)
重藤さんですね。よろしくお願いします。
私は佐々木優希と言います。隣町の水ヶ瀬学園に通っています。
ああ……、家はここから少し離れたところにあるんですけど。
(にっと笑うと、軽く吐息を吐き出して、周りの妖魔の遺骸を見渡す)
………本当なら殺さずに済んだかもしれませんね。
私がもっと威圧で追い返すことができたらよかったんですが……
私もただの女子高生ですから、そんな威厳や貫禄なんて無くて当たり前なんですけどね?
「いやぁ応戦の準備はしてたんだけどさ。女の子相手はやり辛くて」
少女は笑いながら剣を仕舞った。本当に、退魔士らしい。
――――出来ればこういった子とは、こんなの抜きにして話したかったなぁ。
そんな下らない事を考えながら、柚紀はその少女の話しに耳を傾けた。
その少女は、丁寧に名乗った。その名前に、何故か心当たりがあった柚紀は、少し過去の記憶を遡ってみた。
「佐々木優希ちゃんか―――あぁ、義虎の知り合いの!」
少し前の放課後。珍しい義虎が評価を下した退魔士の名前。
奇妙な縁か。いや、退魔士などそうそういる物ではない。いつかは出会うと柚紀は思っていた。
「わざわざ隣町から…ほんと悪ぃな。なんか俺達の尻拭いさせちゃったみたいで」
申し訳なさそうに頭を下げる。先程泣き言を言っていた自分が馬鹿らしく思えてきた。
――――成る程な。やっぱ、この子も女の子だなぁ。
「でも最初に説得は試してみたんだろ?それで無理だったら、諦めるしかないっしょ」
人型ならともかく、周りにある死体を眺める限り、原型は獣のようだ。
言葉が通じないのも無理はない。
成程、フェミニストなんですね、重藤さんは。
でも、戦場に立ったら男も女も関係ないと思いますけど。
敵か、味方か、生か、死か。 ―――…まあ、それも重藤さんのポリシーなら何も言いませんけどね?
(クスクス笑いながら、よろしく、と一言だけ付け加えて)
義虎……? その名前、どこかで聞いたことがあるような…
(うーんと首を捻りながら記憶を手繰り寄せていくと、その人物に思い当たり
うんざりしたような表情で眉を顰めて溜息をついた)
ああ、御影さんのことですか……。まあ、確かに知り合いといえば知り合いですけどね。
少なくとも友好的な関係ではないと思いますよ。
(早く話を切り替えたいと言わんばかりにそっけなく言って)
説得する暇もなく襲ってきましたから。
そうですね。でなければ、やられるのは此方ですからね…。
いえ、私だけではなく、ここで追い払っていなければ力を持たない人たちは蹂躙されてしまう。
……それだけは避けたかったんです。だから…剣を取った。…それだけのことなんですけどね。
(すっと瞼を閉じてから、また開いて)
「カッコつけて言やぁそうなんだけど。単なる女好き?」
少女――――優希の笑みにつられて、少年も頭をかきながら笑みを浮かべる。
「ま、弓を引いたら、んな事も言ってられねぇからさ。出来る限り戦いたくねーけど」
あぁ、それと俺の事は柚紀でいいよ?、と付け加える。
隠し事を好まない彼は、名前で呼び合った方が嘘を付きにくいから、と言う。
「あ、あらあら………」
――――まぁ、案の定か。
義虎が、その少女に付いて詳しく語らなかったのは、何も普段から口数が少ないからというだけではなかったらしい。
柚紀はそれ以上追求せずに、話を一旦切った。
「――――ははっ」
静かな優希の言葉を、黙って聞いていた少年は面白そうに――――それでいて実に嬉しそうに笑みを浮かべた。
「いいんじゃねぇの。悩んで悩んで、また悩んで。目を背けるより全然良い。
いつか納得出来た時、その悩みは凄ぇ力になるから」
――――ただ、と柚紀は一旦言葉を切って、真っ直ぐな瞳で優希を見据えた。その顔に笑みはない。
「一旦そいつと刃を交えるって決めたら、迷わない。絶対に後ろを振り向かない。此が、俺が常々思ってる事」
――――少しの静寂の後、再び少年はにかっ
っと笑った。
「これが俺が長生きするコツ?ま、頭の片隅にでも置いておいてよ」
【なんで切れるんでしょ…スペックしょぼいのかorzすいませんな】
ふふっ、あまり女の子に声をかけると、他の女の子から嫌われますよ。
……そうですね。戦いを避けることができればそれに越したことはないんですが。
(仕方がありませんよね、と呟いてふぅと疲れたような息を漏らして)
ああ、そういうことなら柚紀さんと呼びましょうか。
それじゃあ私も名前で呼んでくださって構いませんので。
(分かりましたと頷いて承諾し)
ええ、迷いは自分自身を殺してしまいますから。
私は道を選んだ。道は前に延びるだけ、後ろにあるのは思いだけ。
その思いを守るためにも、迷うことなく前に進まなくちゃならない……。
(ふっ―――と口元を緩めて、頷いて)
分かります。やるならとことんやれるところまでやって見せますよ。
「ん〜?でも、そこまでマジに好かれた事ないからさ」
半分は嘘、半分は本当。退魔士家業のせいで大事な人を失った者を、彼は最も身近な礼で知っていたから。
「ま、避けられりゃな。…でも、どうにもならない事ってあるんだよなぁ。優希ちゃんは、今までに妖魔を誰か助けられた?」
そうぼやきながら、傍らの少女に尋ねる。
「……いいねぇ」
思わず呟く柚紀。自分の思いを語る優希の姿は、先程までの少女と違い、どこか強く、それでいて綺麗だった。
――――好きな瞳だ。
その目を覗き込みながら、気軽に問い尋ねる。
「優希ちゃん、彼氏とかいんの?」
……いえ、妖魔を助けたことはありません。
けれど――――――。
(理由も無く蹂躙されている妖魔もいる、と言おうとして口を噤み、言い直して)
けれど、自分のやることに後悔を持ったらキリがありませんよ。
後悔なんてまた後ですることが出来る。今はただ、自分の力と判断を信じるしかありませんよ。
そうでしょうか?
―――……まあ、それぐらいの覚悟をしないといずれ死ぬことになるでしょうし、
本質的に私はバカですからね。
信じたら最後まで信じきらないと無性に腹が立つんですよ。私はね。
(苦笑を浮かべて肩を竦め、おどけたように笑い)
彼氏……ですか?
(きょとんとした様子で鸚鵡返しに呟いて)
彼氏は、居ませんけど……。
くすくすと、少女の言葉にまた柚紀は笑いをこぼす。
――――似ている?それとも、思い込みか?いずれにせよ、彼女の言葉はとても納得出来る。
「まぁ俺も助けられた事はねぇけどさ。目の前で、助けた奴なら見た事はある」
ふぅ、と軽く溜め息を吐きながら周りの死体を再度眺める。
「力を持たないと、人は救えない。けれど、戦を引き起こしてんのも力なんだよな」
呟きながら、学生服の袖からナイフを取り出し、手の中でくるくると回転させる。
「複雑な物より、シンプルな物の方が壊れにくいっしょ?」
――――強いな、この子は。義虎が一目置く理由も分かる。
「へぇ、いないんだ。じゃあ、俺達の仲間にならない?」
一見、全く結び付いていない台詞だが、気にする事なく柚紀は続ける。
「どうよ?」
ええ、難しいことです。
力があったほうが良いのか、それともないほうがいいのか。
―――所詮、その力の使い方次第ですよね。善悪なんて。
(ただ、と呟いて前髪を掻きあげて頭上の星を眺める)
…私は、今自分のやれることしかできません。なら、それを貫き通すだけ…
争いを起こさせないようにするなんてことは今の段階じゃ考えられませんよ。
…もっとも、この道の先がそこに続いていれば、私もいいな、とは思っていますけど…。
(とそこで、違いますね、と苦笑を浮かべて)
いや…そこに道を繋ぐために私は剣を振っているんですよ、きっと。
……難しいことは分かりません。
でも、誰かを失う悲しみは私だって知っています。そんな同じ想いを他の誰かにさせないためにも、私は―――
(一瞬間をおいた後ふわっと風が吹くと、戦います、と真摯に柚紀の顔を見つめる)
……はぁ……。
彼氏とどういう関係があるのかは分かりませんが……丁重にお断りさせていただきます。
(フッ―――と視線の先を虚空へと向けて、ため息をつき)
きっとこれは私のわがままかもしれません。
けれど、私は私なりのやり方を摸索していきたいんです。
たどり着くことは出来ないのかもしれないけれど…それでもやり遂げてみたいんです。
(そこで、ふっと笑みを溢して)
でも、私の力が必要ならいつでも呼んでください。協力はいたしますから―――。
「多分、完全に力の無い世界なんて夢物語だからさ。俺は、この力をくれた奴には感謝してる」
例え、それがどんなやり方であれ、と柚紀は心の中で呟いた。
「護りたい人も護れないなんざ、ゴメンだからな」
「まだ道は長い。先は見えない。けど、やる価値はあるし、戻る気もない。
俺が弓を引く事で、誰か笑ってくれたらなって、俺も思うよ」
言葉を一旦切った。
「残念。ま、予想してたけど」
柚紀は特に惜しむ様子もなく、きっぱりと諦めた。
――――義虎の言葉の真意。彼女は斬鬼に入るまでもなく、既に仲間って事なんだろうか。
「折角、優希ちゃんに会う口実になるかと思ったのに」
ええ、そうですね。
この力で、誰かを守れるというのなら、これ以上嬉しいことはありません。
(笑みを浮かべて、同意するように小さく頷いて)
終わりは見えませんけど、
それでも何もしないで嘆くよりはよっぽどマシですからね。
あら、それは口説いてるんですか?
あまり遠回しだと、私気付けませんよ?
(おどけるように笑うと、メモ帳を取り出すとさらさらと自分の携帯の番号を書き記して)
(そのページを破りとり、柚紀に手渡す)
はい、これ…私の携帯の番号です。
何かあれば電話を下さい。 出来る範囲でなら協力いたしますので。
―――そうでなくても、また今度遊びにでも行きましょう。みんなで。
(にっこり笑うと、メモ帳をブレザーのポケットに仕舞いこみ)
――――だよなぁ。遠回しだなんて、俺らしくねーけど。なんでだ?
頭の中で自問自答しながら、メモを受け取り、更にナイフで余白を切り取る。
「これ、俺の電話番号。手が回らない時とか…まぁ用がなくてもかけていーけど」
ふざけて笑いながら、ペンをポケットにしまう。
「皆でも悪くねーけど、二人でってのも考えといてよ」
そっと優希の顎を掴むと、何か少女が言う前に頬に口を寄せ、軽い口づけ。
「――――な?」
小悪魔のような笑み。全く悪意はない。
【次で〆ますか〜?】
あははっ、それじゃ、遠慮なくこれは貰っておきますよ。
(ひらひらとメモの紙片を摘まむと、メモ帳に挟んで)
それじゃあ、私はそろそろ、帰りま―――す?
(頬を口付けされて、表情は固まり身体も硬直してしまう)
……………………。
(それから遅れること顔を真っ赤にして)
……………ぁ。
(肩に背負っていた剣を再び握ると)
………覚悟はいいですか。この女垂らし。
(絶対零度の微笑を向けながら――――――)
【はい、それでは次のレスで締めますねー】
「なはは、照れちゃって可愛いねぇ♪」
これから身にかかる災難など知らず、呑気に笑う柚紀。
が、彼女の手が背中の太刀に触れた瞬間笑みが引きつる。
「え、ちょ、ちょっとタンマ――――!」
絶叫しながら、繰り出される白刃を紙一重でかわす。僅かに切れた赤茶色の髪が、地面に落ちた。
「アレだねぇ…シャイなのか。過剰な愛情表現?」
あからさまに都合のいい解釈をしながら、腰からダーツの矢を取り出し、太刀を撃つ。
軌道を反らされた太刀が地面に突き刺さった瞬間、脱兎の如き俊敏さで、柚紀は己のチャリに跨った。
「また会えたら。んっじゃな〜」
軽々しく後ろ手を振りながら、夜道に消えていく学生服。
暗闇に於いても、その笑顔は闇を知らないようだった。
【でわこんな感じで〜ありがとうございました】
【お疲れ様っした〜ノシ】
何が愛情表現ですかッ! この痴漢!
(目をぎらつかせながら、剣を振うが投擲によって軌道が逸らされアスファルトの地面に転がり)
くっ…ぅ…待ちなさいっ!
ええいっ、貴方は私が叩き斬って差し上げます!
(ぶんぶんっと剣を振り回しながら追いかけるものの、既に姿は見えず)
…………はぁ、はぁ、はぁ……。
ふ、ふふふっ……今度逢った時は、妖魔よりも貴方を先に消して差し上げます…
うふ、うふふふふふふふ……
(妖しげな笑みを浮かべたまま帰宅しましたとさ)
【それではお疲れ様でした】
【こちらこそありがとうございました…ではまた宜しくお願いしますーノシ】
【先に避難所に参っていたのですが……】
【ともあれ、八雲天音、参りました】
【一旦避難所へ】
【済まない、待ち合わせ場所決めておけばよかったな】
【ともあれ、そちらは本スレ初ロールだな】
【そちらにネタがあればそれに乗りたいと思うが】
【やはり御影様とロールするのであれば退魔の折が無難な気もいたします】
【わたくしが退魔行をしておりますところへ御影様が来られるといった風情でいかがでしょうか?】
【こちらはそれでもいいが・・・】
【一緒に仕事に行くのではなく、偶発的にか?】
【それとも、同じ仕事を受けて、先にそちらが戦っているという感じか】
【どちらにせよ、書き出しはそちらに任せたいが】
【数が多かった、と言うことで増援にという感じでいかがでしょう】
【書き出しは、はい、わたくしから行いますので暫しお待ちを】
【了解。よろしく】
「ひとつ、ふたつ、みっつ・・・」
わたくしはそうやって数を数えます。
数えるのは妖魔の首級(くび)
為すはわたくしの刃。
陽の気より発した直刀と陰の気より発した曲刀。
二刀が陰陽を為し、生まれる斬撃は妖魔の首をまるで稲穂でも刈るかのように刈り取っていきます。
「ここのつ、とお!」
ここで一段落。
数のみ為せばいいと考える愚かの代償、それがこの首の山。
薄く笑って陰の刃を振り下ろせば、首塚は燃えて爛れて風と散る。
妖魔どもの叫びは慟哭にも似て。
仲間を悼む哀しみの唄、それとも萎える心を震わせる鬨の唄?
そんなことはどうでもいいのです。
為すべきは斬鬼。
斃すべきは妖魔。
妖を斃し、魔を討ち、斬って捨てて滅ぼすが我が運命。
「・・・次のとおは、どちらさま?」
嬌声、睦言、女の匂い、汗、触れ合う肌。
享楽に溺れ、憂き世の雑事から思考を遮断する。
やがて辿り着く解放の瞬間。
くだらねぇ・・・・
彼は、浅い眠りの中で、そんな風に自嘲していた。
携帯の電子音が、そんな気分を吹き飛ばした。
眠っている女を尻目にメールを確認。
妖魔退治における、増援の要請であった。
差出人は八雲甘音。仕事仲間の一人だった。
どうせなら、もっと色気のある用事で呼んでほしかった。
彼女の容姿を思い出しながら、そんなことを考える。
彼女は、容姿的に彼好みの女なのだ。性格もそんなに悪くはない。
戦闘準備を整え、部屋を出て単車に跨る。
現場では、一人の女が舞っていた。
黒く長い髪。巫女装束。汚怪な妖魔の群れの中に咲いた、清涼なる一輪の花。
「よぉ、頑張ってるな」
二振りの刃を携え、生粋の退魔士としての役割を忠実に果たしている少女に、
彼は平時と変わらぬ調子で声を掛けた。
同時に、グロックM17を抜き放ち、トリガーを引いている。
ジャックポッド。今にも飛び掛らんとする妖魔の額に、風穴が開いた。
退魔の弾丸は、下級の妖魔なら簡単に滅ぼす。
「・・・思ったよりも遅かったようですね」
目の前で爆ぜた妖魔の向こうに「彼」を確認する。
御影義虎。斬鬼の中でも生粋ではない、変わり者。
ですが、その腕は誰よりも確か。
その意味では真に斬鬼と言えるのかも知れない男。
「既に十は斬りました。おそらく残りはそうないと思いますが」
口を動かしながら手も動かす。
陽の直刀が突き、陰の曲刀が斬る。
ブレもズレもない、完全なわたくしのリズム。
一振り、二振り、三振り。
妖魔の群れをかき分けて、御影様の傍に。
「あとは、任せましょうか。それとも?」
「ちっと野暮用でな」
普段の彼とは違う、そんな軽口を叩きながら、次々に妖魔の群れに弾丸を叩き込む。
猩猩面の妖魔が、脳漿を撒き散らしながら倒れる。
「流石は、鬼切りの刃が一振り」
薄く笑みを漏らしながら、彼女の実力を賞賛する。
彼はやや人間嫌いだが、一度信用した相手は信用する。
斬鬼衆の仲間は、幾度となく共に死線を潜った。
だからこそ、こんな軽口や賞賛が自然と口に出るのだ。
「飽きたならそこで寝てろ、終わったら添い寝してやる」
隣に来た八雲を見ず、斬妖の刃を抜き、残り少ない妖魔に切りかかる。
その刃は鋭く、その動きは軽妙。
妖魔たちの爪も牙も届かず、ただ屠られるのみ。
「どのような野暮用だったのやら」
退魔の行はわたくしを変える。
常なら言い得ぬ言葉、常なら出し得ぬ戯れ言。
それも今ならば言える。
「そちらこそ、相変わらず結構なお点前です」
軽口には軽口を。
これも退魔行がもたらす己ならざる己。
「御影様に添い寝していただくと、種を付けられそうですから、遠慮いたします」
その間も手は動きを止めない。
体は動き続ける。
牛頭を飛ばし、馬頭を斬り、鬼を討つ。
その様は、或いは舞にも似て。
ただし、もたらすものは死。
「最後のひとつ!」
左に持った陰の曲刀を投げる。
有り得ぬ動きで宙を舞ったそれは、逃げだそうとした最後の妖魔の首を易々と刎ねた。
「お仕舞い、ですね」
斬る斬る斬る。物足りない。数ばかりの矮小な妖魔。
もっともっともっと――こんなものでは足りない。
後ろからの襲撃に対し、フィギュアスケートの様に回転。
一年前までならともかく、今の彼にこの程度のレベルの攻撃は通用しない。
刃が閃き、腕が切り落とされる。遠心力を利用した第二の斬撃で、首を
切り落とされて絶命する。
「俺とお前の間に、遠慮はいらんぞ」
軽口を続けながら、もっと鋭く、もっと速く動けと、身体に命じる。
このレべルの相手なら、本当に片手間で殺しきれるようにまでなった。
『最後のひとつ!』
少女が告げる。
「シィッ!」
ほぼ同時に、こちらも最後の一匹を殺す。
終わった様だ。
だが、これで満足するわけにはいかない。
世の中にはもっと強い妖魔や、外法使いが存在するのだ。
こんな事を繰り返していても、強くはなれない。
次の階梯まで登れない。もっと強い相手と、ギリギリ限界の戦いがしたい。
それを制した時こそ、本当に強くなれるはずだ。
「くだらねえな・・・・」
小さく吐き捨てる。
戦いが済んで、息を整える。
手にした刃は再び気に還り、残ったのは返り血に少し濡れた己の体。
夜風がさぁっと吹いたとき、わずかに耳に届いた御影様の言葉。
「くだらない、ですか」
確かに彼の力であれば、この程度の妖魔狩りは片手間で出来ることなのだろう。
だが。
「それであれば、付き合う必要もないでしょう?」
言葉が、また風に乗って流れた。
風が吹く。雲が流れる。月が綺麗だった。
《気》でコーティングした斬妖の刃は、刃毀れひとつせず、
返り血すら付かない。
いつの間にか、命を預けれらるようになった相手。
その一人が言う。
『くだらない、ですか』
いつもの凛然たる声と態度で、鬼切りの少女が問う。
『それであれば、付き合う必要もないでしょう?』
彼は、束の間彼女を真っ直ぐに見詰めた。
「浮き世の義理ってやつだ。天洸院には世話になってるしな」
彼は正直に答えた。隠すほどの理由もない。
ただ問われなかったら、答えない。彼はそういう男である。
問われないことについては、答えない。
「それに、お前らは・・・・仲間だからな」
そして、これは余計な言葉である。
「義理、ですか」
なるほど、と頷く。
確かに彼は義理に厚い。納得のいく理由だ。
だが。
その次の言葉には、驚いた。
よりにもよって、あの御影義虎が言う言葉とは思えなかった。
仲間、などとは・・・
「ありがとうございました」
自分でもわかるぐらい、微笑んでお辞儀。
嬉しさの表現としては陳腐だけれど、構わない。
このことを支部長たちに話したらどんな顔をするだろうか。
少し、心が高鳴った。
「あ・・・っ!」
どくん。
次瞬、心臓が叫んだ。
衝動が、体中を駆けめぐる。
いつもの、あれだ。
退魔行のあとにくる、いつもの・・・
「そ、それでは、御影様。わたくしはこれで失礼します」
平静を装い、御影様に挨拶。
そのまま、その場を去ろうと踵を返した。
自分で発言してから、そのあり得なさ加減に愕然とする。
常の自分でも、斬鬼の仲間と共にいる時の自分でも、今の発言はあり得ない。
その証拠に、あのいつも平静な八雲甘音が驚いているではないか。
しかも、微笑された。心臓が跳ねる。
全く、どうしてしまったというのか。こんなのは柄ではない。
八雲がお辞儀して立ち去ろうとする。
そのまま見送ろうとして――だが、少し待て。
「待ちな、気が乱れてるが、どうかしたのか?」
一瞬で間合いを詰めて、少女の肩に手を掛ける。
彼女は負傷していないはすだった。だというのに《気》があり得ないほどに
乱れている。以前の自分なら見過ごしている。だが今の自分にならある程度まで
ならわかることがある。彼女の様子が変だ。、
「ひあっ・・・さ、触らないでください!」
いきなり肩を掴まれる。
ただそれだけのことなのに、敏感になった体は激しく反応する。
それを押し隠すようにその手を払いのける。
「なにごとであれ、いきなり異性の体に手を触れるのは感心いたしません」
語調も常のままに。そう意識して言葉を紡ぐ。
気の乱れも抑えないと・・・
「それでは、今度こそこれにて」
そう言って再び辞去する。
急がないともう・・・体が保たない。
触れた瞬間、彼女の体内を巡る《気》の流れに触れた。
異様過ぎる反応。これは一体なんだ?
「んなこと言ってる場合か」
必死に気息を整え、《気》を宥めているのが簡単にわかる。
「まさか、妖魔に術でも掛けられたのか?」
だとすれば納得がいく。
もう一度、うしろから少女の肩を掴む。
逃がさないように、落ち着くような言葉を模索する。
「ともかく、少し落ち着け、このまま放っておいてお前に何かあったら
俺はどうすればいいんだよ?」
・・・なにか色々と致命的な発言をしてしまった。
この御影義虎が、誰が死のうと関心がない自分が、この様な台詞を
吐くこと自体が異常な事態なのだ。
もう開き直るしかねぇな・・・・彼は腹を括った。
「はっ、あ、ああっ・・・だ、大丈夫、いつもの・・・ことですから」
必死に意識を保つ。
少しでも気を緩めれば、流されてしまいそう。
「わ、わたくしは、落ち着いています・・・だから、離し、て・・・」
早く、離して。
わたくしを、一人にして。
でないとおかしくなってしまう。
「あ、はぁっ・・・ああっ・・・!!」
もう、駄目。保たない。
体中が震える。
意識が呑み込まれる。
わたくしが、わたくしでなくなる。
足に力が入らない。
目の前が暗くなる。
わたくしが、わたくしでなくなる。
かくん、と膝から力が抜け、尻餅をついた。
そのままくるりと向き直り、わたしは。
御影の腰にすがりついた。
彼女とは、そう深い付き合いではない。
少なくとも、日ノ本薫や大音慈零ほど会話を交わしたことはない。
重籐柚紀の方が、まだ交流が深いと言えるだろう。
だが、初対面の時から、彼は彼女のことが気に入っていた。
容姿も、楚々たる振る舞いもそうだが、何よりも舞うような戦い振りが、
彼の琴線に触れたのだ。
そんな彼女が、崩れ落ちる。
ついでに、向き直って腰に縋り付かれた。
何故か冷や汗が止まらない。
どんな妖魔相手にも流したことのない、嫌な汗。
想定外過ぎる。頑張って、この先のことを考えてみる。
「あの・・・八雲さん、貴方は一体何をするつもりなのでしょうか?」
自分でも情けないぐらい腰の引けた、丁寧口調で尋ねる。
素敵過ぎる未来予想図に、眩暈がする。他の奴がいてくれればよかった。
切実にそう思う。
「何って・・・わざわざ聞かないとわからない?」
くすくす笑いながら、彼の股間に顔を擦りつける。
まだ熱さが足りないけれど、すぐに熱くなるはず。
既に熱く濡れそぼった自分のそこを手を伸ばして撫で回す。
「はぁっ、んっ・・・」
ああ、欲しい。
指じゃなくて、手じゃなくて。
熱い熱い、雄の欲棒が欲しい。
「ねえ、御影。貴方、わたしのことどう思っているのかしら?」
火照った吐息を漏らしながら、問いかける。
素敵過ぎる未来予想図が、現実になりつつある。
助けてカオリン。助けて零タン。助けてユッキー。助けてブチョー。
心で、鬼斬りの仲間たちに救援を要請する。
この際暴露しても構わないだろう。大好きだみんな。
だからご都合主義でもなんでもいいから颯爽と登場してほしい。
そして何故か淫蕩モードのスイッチの入った、このあまねちんから助け出してほしい。
脳味噌が溶解蒸発しそうです。
股間に触れられて、肉棒が屹立する。
八雲が、自分で、慰めている。
どう思っているかだと?
そんなのは決まっている。
「・・・仲間だ、お前は、俺の・・・・」
しゃがみ込んで、抱きしめる。
彼女の身体は熱かった。
【エロール、持ち込むべきか?】
【それとも、他に何かルート分岐するのか?】
「ふふ、仲間だけ?
わたしのこと、それ以上に思っているんじゃないの?
この体を・・・好きにしたいって思っているんじゃないの?」
そう言いながら、肩をはだける。
熱く潤んだ体は、ほんのりと桜色に染まっている。
うふふ、ああ、いやらしい色。
「ねえ・・・貴方が望むなら、好きにして。
ううん、好きにして、この体を、わたしを。
滅茶苦茶に犯して」
甘い甘い、毒の言葉。
性に溺れた姦婦の言葉。
ねえ、御影。
わたしは、こういう女・・・いえ、女ですらないのよ?
そっと、自らの股間に屹立するものに触れながら、心の中で呟いた。
【御影様のお好きなように・・・】
【別段分岐は考えておりません】
濡れた声で囁いて誘う。
桜色に染まった白い肌が、月光に曝け出される。
欲しい、と正直に思う。
先刻戯れに抱いた女に対する想いとは、比べ物にならないぐらいの
強烈さで彼は思う。
曝け出して、犯してやりたい。
女に対して誠実でなくてはならない、という概念は、彼の中にはない。
だが、それでも斬鬼衆の仲間に対しては――彼女たちに対しては
そんな想いを想いを抱かないように・・・・いや抱いたとしても、それを抑制していた。
仲間だから、大切だから、確かな絆を感じるから。
だから彼は、
「甘音・・・」
自分の想いを裏切った。
唇に唇を重ねて、淫猥な台詞を封じた。
熱い口の中に舌を潜り込ませて、彼女の舌を探り絡めとる。
いつしか、夢中で彼女の唇を貪っていた。
【じゃあ、お言葉に甘えて好きにさせてもらう】
「んっ・・・んんっ」
唇を奪われる。
ふふ、これってファーストキスなのに。
こんなにいやらしいファーストキスなんて、最低で素敵だわ、御影。
「ん、はぁっ・・・ね、キスよりもっと、して」
まるで犬のようにわたしは舌を垂らしながら言う。
そう、わたしは犬だ。発情したメス犬。
『違う!』
頭の隅でそんなわたしを否定する声。
・・・ああ、煩い。
その声は無視して、わたしは着物を脱ぐ。
袴はまだそのままに、熟れた乳房をさらけ出す。
「ね、御影ぇ・・・」
【・・・天音、です(苦笑)】
天音。
彼女を名前で呼ぶのは、初めてだった。
名前で呼ぶのは、一年の頃から何かと纏わり付いてくる、薫と零ぐらいだ。
特別な想いを抱いた相手には、そうしようといつの頃からか決めていた。
ささやかな、つまらない拘り。
口を離して、もう一度名前を呼ぶ。天音と。
彼女が、服を自ら脱ぎ捨てる。豊かな乳房が露出する。
物凄く興奮するが、果てしない違和感もある。
「お前は・・・・誰なんだ?」
短く、問う。
憑依。人格転移。一体俺は何をしているのだろうと考える。
【すまん、ずっと間違えてたorz・・・】
「わたしは、わたし。八雲天音。
それ以外の誰に見えるの?」
そう、わたしは八雲天音だ。
日頃抑えている性衝動に流されているだけの、わたし。
はむ、と御影のズボンのチャックを咥える。
そしてゆっくりと降ろしていく。
きっとここからだけじゃ窮屈なぐらいになっているでしょうね。
それでも、チャックの開いたそこに、頬ずりする。
「ねえ、御影、挟んであげようか?」
乳房を持ち上げて落としてみせる。
たぷん、と言う擬音でも出そうな感じに揺れて、落ちた。
「それとも、お口がいい?」
冷静になろう。
快楽に流されても恥ではない。だが、溺れてはいけない。
だから彼は、頭の何処か醒めた部分で思考を巡らせる。
「本当にそうなら・・・・どれだけ素敵なことだろうな」
あちらから言い寄ってきたのだから、据え膳食わぬはなんとやらで
ご馳走になっても一向に構わないだろう。
「まあ、正気じゃないことだけは理解できるが」
淫らな仕草で、乳房を寄せて落とす。
ああ、本当にお前は正気ではないのだな。
本当に・・・・斬鬼衆の奴らは面白すぎる。
それとも白清支部だけか、こんな際物ぞろいなのは。
彼は、静かに肩を押して、彼女を押し倒した。
「正気に戻ったあとのお前に、切り刻まれたくはないんだがな・・・」
頬に触れて、もう一度口付け。今度は優しく。
同時に、優しく乳房を揉む。堪らなく心地よい感触だった。
「あら、嘘だと思うの?
この体、貴方が欲しがっていた体でしょう?」
御影は面白い。
彼の思いに気付いていなかったとでも思うのだろうか。
常の天音ならともかく、全てを解放したわたしが。
「正気じゃないって?
ふふ、それは御影もでしょう。
正気で斬鬼なんて出来るわけないものね。違って?」
ゆっくりと押し倒される。
ひんやりとしたコンクリートの感触が火照った体に心地良い。
「どうかしらね・・・んっ」
またキス。
もっと先を望んでいるのに、焦らすのが好きね。
「あ、ふっ・・・」
そう思っていたら、胸を揉まれた。
御影のくせに、ひどく優しい手つきで。
もっと乱暴にしてもいいのに。
「ん、あっ・・・これだけで、いいの?
ここはこんなになってるけど・・・?」
御影の股間を撫でる。
熱く滾ったその感覚が背筋をぞくぞくさせる。
全く・・・平気で言いたいことを言ってくれる。
正気でなければ、確固たる意思がなければ、夜闇の世界では生きていけない。
そうでなければ、深淵に喰らわれる。
そんな簡単なことを、この生粋の退魔士が忘れるはずもないだろうに。
股間を撫でられる。露出したモノが快楽に打ち震える。
お返しに、膝を彼女の股間に擦り付ける。
伝わる違和感。あり得るはずのない感触。
「お前・・・・まさか・・・」
袴を剥ぎ取る。常ならともかく、今の彼女の不意を付くのは容易い。
解いて、刷り下ろす。下着を、刷り下ろす。
「お前・・・・そうなのか」
女性にはあり得るはずのない器官。
そそり立つそれは、間違いなく男性の象徴であった。
「半陰陽・・・・いや、両性具有、か・・・・」
「もう気付かれちゃった。
そうよ、わたしは両性具有。
だから陰陽の気を自在に扱えるの」
そして、見返りに性欲が無闇と高い。
だからこそ、わたしが生まれた。
「こんなバケモノはいや?」
微笑を浮かべたまま御影ににじり寄る。
断るも断らないも御影次第だ。
別にわたしはどちらでもいい。
「ねえ、どうなの?」
御影の肩に手を掛け、しなだれかかって耳元で囁く。
八雲天音について、彼が知ることは少ない。
代々の退魔者であり、狗倒流剣術の継承者であること。
それぐらいだ。それ以上のことはどうでもいい。
彼にとっては、出自などどうでもよいことである。
その人物を知る上で大切なのは実際に話してみることだ。
あとは、反りが合うか合わないかの問題だ。
彼は、平静だった。しな垂れかかられても、優しく抱きしめただけだ。
「これも紛れもないお前の一面というのなら、それごと抱きしめてやるよ」
耳元で囁き返す。
「知ってるか、天使は両性具有なんだとよ。俺は天使と会えたってわけだ」
ひっそりと、穏やかに微笑する。
斬鬼の仲間でも、滅多に見る機会のない、彼の笑顔であった。
彼はもう一度押し倒し、男の部分と女の部分、両方に触れた。
優しく逸物を扱き、優しく割れ目を撫でる。
嫌悪の表情はない。ただ、相手を喜ばせようとする想いだけがある。
「なら、わたしは天使?
ふふっ、随分と買いかぶってくれるものね」
嘘つき。
わたしの全てを抱きしめるなんて、嘘だ。
誰もそんなこと出来なかった。
母様も、姉様も。
みんなわたしを遠巻きに見ているだけで。
・・・わたくしは、ただ、一緒にいて欲しかったのに。
「んっ、あっ・・・そこ、両方ともなんて、あっ」
信じない。
こんなこと、信じるものか。
・・・でも、なら何故あんな風に優しく笑えるの?
【お時間は大丈夫ですか?】
普段の憮然とした態度からは想像できないだろうが、
彼は優しく女を抱くのが好きなのだ。
それが戯れだろうと、本気だろうと、だ。
相手が喜べば、自分の快楽にも繋がることを知ったからだ。
それを彼に教えた相手は、もうこの世にはいないが。
「お前が自分をバケモノだと思うなら、それでいい」
割れ目に、舌を這わせる。ゆっくりと動かす。
ジュル・・・と蜜を啜りながら、逸物を扱くのも忘れない。
「ならば、俺は修羅だ。悪鬼を喰らう羅刹だ」
優しく諭すように、いつもの彼が言うような台詞を口に出す。
「だから、平気だ。俺は一度背中を預けたやつのことは、
裏切らない。信じる。受け入れる。だからお前も、今の自分を肯定しろ」
静かに、迷いのかけらもなく断言する。
もう一度頬を撫で、乳房を撫で回し、優しく彼女の身体と心を解してゆく。
【大丈夫】
「・・・嘘」
嘘。
嘘だ。
何故、こんなわたしに優しく出来る。
でも、この優しさは・・・本当だ。
「あっ、んんっ・・・わたしを、肯定する?」
わからない。
わからない。
わたしは、わたしだ。八雲天音だ。
なのに、何を。
『そう、わたくしは、わたしでもある』
・・・煩い。
煩い煩い煩い!
ただ抑えつけるだけだったお前に何がわかる!!
わたしだって、こんな体でなければ生まれずにすんだ!!
それを、お前は!
「や、やめろっ!!」
御影を突き飛ばす。
わからない。わたしがわからない。
わたしはわたし、それともわたくし?
・・・頭が、痛い。
【では、もう暫しお付き合いを】
突き飛ばされた。
嫌になったから、ではなさそうだ。
彼女の《気】が、また乱れ始めた。
以前、似たような光景を見たことがある。
そう、現在、保護下に置いている半妖の少女だ。
彼女を、保護する切っ掛けになった出来事だ。
「しっかりしろ」
俺も変わったものだと、彼は確信する。
認めよう。斬鬼衆として過ごした日々が、己を変えていったのだ。
良くも悪くも、変わってしまったのだ。認めたくはなかったが、認めよう。
今の自分を、素直に肯定しよう。それは自分で言ったことだったから。
変わったと確信したとき、生まれたのは歓喜だ。誰かを純粋に想う気持ちが
まだ心の中にあったのだ。全ては手遅れだとしても。
「どうして欲しい?」
「わた、わたくし、は・・・」
どうして欲しいのだろう。
犯して欲しいのだろうか。
・・・確かに、そうだ。
では、何故拒絶したのだろう。
・・・こんな形は、いやだから。
何故だろう、わたしはただ犯して欲しいだけの筈。
でも、わたくしはそうじゃない。
わたしとわたくしが混じり合い、ひとつに還っていく。
聖も欲も、陰も陽も全てはひとつに還るべきだったのだ。
・・・だから、わたくしはわたしを受け入れよう。
わたしはわたくしに還ろう。
「・・・今、この場ではなくまた別の場所で、きちんと・・・わたくしを愛してください。
義虎・・・」
愛なんて言葉は知らない。口に出しても意味がない。
誰も誰かを救えない。この世こそが煉獄なのだ。
変わったと確信しても、動かせないことはあるのだ。
全てが収束してゆく。
「俺は――抱くことはあっても愛さない。愛なんて言葉は、
俺には分からない・・・・・・」
正直に告げる。戯れなら戯れと断った上で抱く。
この女を戯れで抱くわけにはいかない。
「それでいいなら、抱いてやる。仮初めの温もりをお前に与えてやる」
場合によっては、拒絶しているようにすら聞こえる、冷ややかな台詞。
だが、これこそがいつもの彼なのだ。
斬鬼衆の凶戦士・御影義虎なのだ。
「・・・仮初めでも、偽りでも。
いつかは真実に変わることだって、あります」
そう、いつだって未来は決まっていないのだから。
いつだって変わることがある。
どうにだって変わるのだ。
もう、わたくしの中のわたしはいない。
無闇な性欲を感じることがあっても、わたくしはわたくしを見失わない。
胸の裡に、暖かなものがあるから。
愛ではなく、哀でもなく。
・・・けれど、確かにそれは暖かく、わたくしを支えるもの。
だから、わたくしは微笑む。
「だから。
いつか、真実に変わるまで・・・仮初めでも温もりをください」
・・・そっと、義虎を抱きしめた。
【そろそろ締めでお願いします。すみません、エロールにならなくて・・・】
「お前は・・・・愚かな女だ・・・・」
こちらも抱きしめて、囁く。
「本当に愚かだ・・・・俺も、愚かな男だがな」
愛も欲も聖も魔も、等しく己の中にある。
どうなるのかは自分次第だろうか。
それとも、周りの人間次第だろうか。
彼は、その問いに関しては一時保留した。
天音に服を着せてやり、単車で家まで送ろうと申し出る。
というか、拒否権を与えなかった。無理やり載せて発車。
彼女が寄宿しているという神社まで辿り着く。
「また明日な」
【了解。学校のシーンで閉める】
【エロールは、また時間決めてしようか?無理なら構わないが】
【予想外に進展してしまったな、二人の仲か・・・・】
【では、こちらは先程のもので締めとします】
【そうですね、また時間を決めて・・・と言ってもまだ予定が流動的ですが】
【・・・予想外ですね、本当にw】
次の日の放課後のことである。
特に用事もないので、第二会議室へいく。
誰かがいるだろうか。
開けたら、何やら鬼切りの刃たちの視線が集中した。
やけに暖かい眼差しだった。
「やあ御影くん、私は嬉しいよ」
男装の麗人、樹紅羽が朗々たる声で言った。
「あ? なんの話だ?」
「『それにお前らは・・・・仲間だからな』うむ、君がいつか
そんな台詞を言ってくれるのを、私は待っていたのだよ」
「なっ!?」
絶句して、周囲を見渡す。天音が微笑していた。
つまりあれか、昨日の台詞を・・・・
みんなの優しい眼差しに、鳥肌が立つ。
こういう空気はやはり慣れない。
「照れるなよ、よっしー、仲間だろ」
「そうそう、仲間仲間」
薫が、零が、みんなが笑っている。
彼は、一目散に部屋から逃げ出した。
「ヘヴィだぜ・・・」
彼の日常はまだまだ続く。
【すまん、勝手に動かした】
【いつか、都合のいい日を避難所に書いておいてくれ】
【またいずれノシ】
【こんな時間ですが時間が出来たので1時間ほど待機しますね】
【プロフは>15です】
151 :
名無し:2006/04/10(月) 14:16:54 ID:toJPdBcz
足を大きく開いて
152 :
名無し:2006/04/10(月) 14:17:53 ID:toJPdBcz
ごめん、誤爆
>151-152
【うわっ、驚かせないでちょうだいっ(苦笑】
【と…気を取り直して、あと10分ほどしてもいないようでしたら落ちますね】
154 :
名無し:2006/04/10(月) 14:28:31 ID:toJPdBcz
【まだいるかな?】
【いきなりHシーンじゃだめかな?】
【結界に捕らえ妖魔が陵辱するという設定で】
【いますよ^^;】
【はい、シチュはOKです】
【どちらから始めましょうか?】
156 :
妖魔:2006/04/10(月) 14:37:53 ID:toJPdBcz
【では、人気のない公園に結界が張ってあり、そこに紗羅さんが捕らえられてしまったという設定で】
【身動きはできるものの、力が1/10という感じでお願いします。】
【こちらは人型の妖魔で、魔物を襲って魔力を吸い取っているという設定です。】
【皮膚から触手が伸びたりします^^】
【それではそちらからお願いします】
【了解です〜。では少々お待ちくださいね】
(薄暗く、人の気配の無い公園を、スーツに身を包んだ女が急ぎ足で通る)
……うろうろしてたら遅くなっちゃったわ、あっち(土妖)の仕事もあるから急がないと…。
………………っ?この気は……人間じゃない……、何かいる……。。。
…ちょっと警戒した方がいいかしら?
(何か妙な気配を感じ取り足を止め、辺りを見渡しながら一歩一歩じりじりと歩く)
ちっ……気配はするのに…どこにいるのよ……、…つっ…なっ、何!?
(更に一歩下がった途端、何かに足を取られたような感覚に襲われ、一気に結界に引きずり込まれる)
【時間がかかってしまってすみませんorzではよろしくお願いします】
159 :
妖魔:2006/04/10(月) 14:59:34 ID:toJPdBcz
ククク、かかったな、紗羅さんよ。
あんたのことは調べさせてもらった。鬼っ子なんだってなぁ?
あんたに気付かれないよう結界を張るのは苦労したぜ。
(そう言いながら背後から近づく)
この結界の中じゃ満足に力もだせまい?
ここじゃ自慢の怪力も人間の女以下だぜ。
(服の上から胸を掴み、弱々しい抵抗を楽しみながらゆっくりと揉みあげる。)
【お願いします!】
……!?お前っ………!
っく……、こんな立派な結界まで作って…あたしに何の用?
(何故か力の入らない体に困惑しながら背後から聞こえた声に振り返り、目を釣り上げて睨みつける)
…………この外道がっ…、っ…う…あっ…くうっ………!
(いくら気を込めても目の前の妖魔に掴みかかる力さえ出ず)
(何とか力を振り絞って身をよじらせ妖魔の手から逃れようとするが、ただ息のみ乱れていく)
161 :
妖魔:2006/04/10(月) 15:20:09 ID:toJPdBcz
ククク、なかなか活きがいいな。
精気の吸い甲斐があるぜ。
(口を開き舌を伸ばす。驚くほど長い管状の舌が
口内に押し入ろうと紗羅の唇を撫で回す。
そして媚薬効果のある粘液をなすりつける)
その調子で抵抗してくれよ…ほらっ!
(スーツの胸元をブラウスごと引き裂き、
胸を露出させる。)
怪力の割りに柔らかい胸だな・・・・
(こぼれ落ちた乳房をねっとりとした手つきで揉みしだく)
【前と後ろの経験のほうはどうなっていますか?】
うあ…あっ……、お前なんかに吸われたくない…わよっ……!
…はあっ…はぁ……ちっ…この結界さえ無ければ…。
(自分の置かれた状況に悔しそうに舌打ちしたのも束の間、触手と言える程の異様な形の舌が目の前に現れる)
ん…むっ……!ん…んんっ……!
(唇に擦り寄る舌を、首を左右に動かしてかわそうとするが、次第に粘液が口内に染み込み)
っぷは……、っ…ああっ…!?
(露になった体を目の当たりにして、抵抗できない体から悲鳴のみが出ていく)
は…ああ…こんな事してる場合じゃ…ふう…ないのにぃっ……。。
(ひたすらに胸を揉みしだく妖魔の腕を震える手で掴むがそれ以上の抵抗が出来ず、媚薬の効果とともに体が熱っていく)
【後ろのみ未経験ということでお願いします】
163 :
妖魔:2006/04/10(月) 15:45:26 ID:toJPdBcz
(悲鳴をあげた隙に舌を口内に差し込み、溢れるほどの媚薬を注ぎ込む)
どうだ? 体が熱くなってきただろう?
ほら、乳首も尖ってきたぜ……
(そう言って、ぬめぬめとする体液を帯びた指で乳首を弄りまわす)
乳首にも媚薬を塗ってやったからな。
感じてきただろ?
(そして、もう片方の手はタイとスカートの中に潜り込み、
下着の上からワレメを撫で上げる)
んふっ…んんんんんっ…!?はっ…けほっ…けほっ…!
(大量の媚薬が注がれ、飲み込みながらむせ返ってしまう)
はあ…はあぁ…体が…熱くて…やっ、駄目っ…駄目ぇっ…!
(硬くとがった乳首を弄られ、ビクビクと体が跳ね、背中を弓形にして胸を突き出すような姿勢になる)
いやぁっ……感じちゃダメなのにっ…はあん…我慢出来ないぃ…?
(自らの手で胸を包み、瞳を潤ませながら慰め始める)
(妖魔の手が這う太腿はガクガクと震えている)
165 :
妖魔:2006/04/10(月) 16:06:04 ID:toJPdBcz
媚薬効果があるとはいえ、相当の好きもののようだな。
(秘裂を嬲っていた指を引き抜き、紗羅の顔のそばに持って行く)
どうだ、自分の臭いは? 飢えたメスの臭いだろう?
(臭いをかがせたあと、口内に指を挿入し、愛液を舌に塗りつける)
(妖魔の体からぬめぬめした二本の触手が伸び、紗羅の手と共に乳房に絡みつく。)
(触手の先が口のように開き、細い舌が乳首を舐め回す。)
下もグショグショだな
(今度は二本の手で性器を責める)
(下着をずりおろし、クリトリスの皮を剥き、赤く尖ったクリを媚薬の絡んだ指で嬲りまわす。)
んっ……ふあ…んあっ…あん…。。。
(いつしか夢中で胸を揉みしだいていると、目の前に己の愛液で濡れ光る指を出され)
ち…違っ…これはお前がっ…、んむうっ…ちゅ…ちゅく…っふあ…ん…ふうぅ……。
(言葉では否定するものの、淫らな味に包まれた指に舌を絡める)
いやっ…あぁ…気持ちいい…気持ちいいのぉ……んはあっ…!?
(次第に空いてる方の手を秘所へと運び、妖魔の指に重ねるように自慰に耽っていく)
167 :
妖魔:2006/04/10(月) 16:29:08 ID:toJPdBcz
ククク、火がついてきたようだな。
(そう言っていったん紗羅を開放する)
そして前に回り、数本の触手を伸ばすと、
紗羅の四肢に絡み付けて空中に持ち上げる
足をM字に開かせると、濡れた下着から愛液が滴り落ちる。
下着を剥ぎ取り、濡れた淫裂を凝視してやる。)
ほうら、男を欲しがって涎を垂らしてるぜ?
(再びクリトリスの皮を剥き、生暖かい息を吹きかけてやる)
……うっ……くうぅ……。。。
(解放されると、僅かに残る理性からか涙が頬を伝う)
はあぁあんっ……!?
やっ……み…見るなっ……
…っ…ふぁ…んふうぅ……。。。
(熱い息を浴びてゾクゾクと背筋を震わせ、男の目の前でもの欲しそうに腰をくねらせる)
169 :
妖魔:2006/04/10(月) 16:42:45 ID:toJPdBcz
手を自由にしてやるから自分でおまんこを弄るんだ。
そして、指で愛液をすくいとり自分で舐めな。
(そう言いながら服を脱ぎペニスを露出させる。
50センチはあろうかという節くれだったペニスは、
脈打ちながら天を向いてそそり立っている)
ククク、俺のような低級はぐれ妖魔相手に
鬼っ娘が股を濡らすとはな…
(目玉のついた触手が、淫らな秘部を凝視する
真下から覗き込む目玉に、熱い牝汁がポタリポタリと垂れ落ちる)
は……はあ………。
(乱れた髪を頬にかけた顔で小さく頷くと、荒い息をそのままに躊躇いなく手を開脚の中央に運び)
ん…んふ…あぁ…止まんない……ちゅっ…ちゅぱ…くちゅ…んふうぅ…。
(クリトリスを摘み上げたり秘所に指を擦りつけると、くわえ込んで夢中で吸い付く)
はあ…んっんう…足りない…足りない…のぉ…。。。
(くちゅくちゅと音を立てて秘所を弄りながら、虚ろな眼差しで妖魔を見つめる)
171 :
妖魔:2006/04/10(月) 17:01:36 ID:toJPdBcz
んっ? 何が足りないんだ?
(そう言って紗羅の身体を前傾させ、眼前にペニスを突きつける
先端を覆っていた皮が自動的に剥けていき、
すべてがめくり上がると牡の臭いを放ちながらエラが反り返る
その一方、細い触手が紗羅の指の動きを助けつつ性器を嬲りまわす)
おっと、膣口がパクパクしてきたな…おっ、尻の穴もひくついてるぜ?
(肛門にも数本の細い触手を伸ばし、柔肉をさわさわと愛撫してやる)
んふ……はあ……、此所…熱くてぇ…指だけじゃ足りないの…。
………ひっ…こんな……大きいっ……、あ…あふ…はあぁん…もっとぉ…。。。
(眼前のそそり立つ肉棒に半恐怖を抱きながらも、己の指とともに秘所を犯す触手に身を預けるかのように甘い声で懇願する)
ひゃっ…やっああっ!?そっちはダメぇっ…ひ…ひあうぅっ…!!
(首を左右に振って拒絶するが、菊門をひくつかせ時折きゅうっと締め付けるかのように収縮させる)
173 :
妖魔:2006/04/10(月) 17:21:31 ID:toJPdBcz
(亀頭先端の割れ目から先走りが飛び散り紗羅の顔を汚す)
ククク、これが欲しかったら、しっかりと濡らすんだ…
おまえの唾液でな…
エラの裏側のゼリー状になってこびりついた媚薬の固まりもしっかり舐めとるんだぞ…
(背後では細い触手の群れが粘つく媚薬を肛門に塗り込みほぐしていく)
んあっ…熱っ…ん…ちゅっふう……。。。
(顔に飛び散り、頬を垂れ落ちる先走りを指ですくい取って紅色の口でくわえ込む)
は…はい……、ん…ちゅ…ちゅるっ…れろ…んふぁ…くちゅ…んうっ…んっ…
(口を開け肉棒へと舌を伸ばし、時折舌先を立てて鈴口をぐりぐりと刺激させながら唾液で濡らしていく)
ぷは…あっ…おっ…お尻…あぁん…変になっちゃうぅ……!
(刺激され続けて赤くなった菊門を気にするほど、それが快感へと変換されていく)
175 :
妖魔:2006/04/10(月) 17:42:08 ID:toJPdBcz
よ〜し、紗羅の唾液でいい具合にぬめってきたな……
(ペニスから開放してやり、今度は股を手前に引き寄せる
クリは痛いほどに充血し、尖っている
小陰唇のはみ出した割れ目からは湯気が立ち上っている)
どれ、味見をしてやる…
(ぬめる舌で舐め上げる。舌の表面には微細な柔突起がびっしりと生え、
淫らな肉を襞の隅までこすりあげていく)
じゅるる……最高の味だ…
(極細の触手がクリに巻きつききゅっと締め上げると、
それに応じるかのように膣口から愛液が飛び出す)
そろそろ良さそうだな…
俺のが欲しかったら、じぶんで割れ目を開いておねだりするんだ。
はっ…はう……も……もう…お願いだから……。。。
(股を引き寄せて眺める妖魔を見つめて熱い息に乗せて途切れ途切れに言葉を吐いて何かを求める)
んっ…ん…くうぅ…!あ…ふうんっ…舐められて…るぅっ…ひあんっ…!
(クリトリスがキュッと締めつけられると腰が跳ねあがって軽く達し、妖魔の口にぷしゃっと音をたてて愛液を噴き出す)
っ…はぁ…ぁ…あたしの此所に入れて……来てよぉ…もう我慢出来ないの…早くぅっ……!
(秘所に手を当てて愛液でいやらしく濡れそぼったそこを開き、耐えられない欲求のせいで涙を浮かべ哀願する)
177 :
妖魔:2006/04/10(月) 18:06:19 ID:toJPdBcz
ククク、堕ちたな…そうやって身も心も屈服すれば、
精気も吸い取りやすいというものだ。
(亀頭を濡れた割れ目に当て、上下にこすり付ける。
愛液をたっぷりと絡めた後、ぱっくりと開いた秘唇にペニスを押し付ける)
穴がヒクヒクしてるのがわかるぜ……
そら、お望みどおり犯してやる……
(エラの反り返った亀頭が、小さな穴に強引に潜り込んでいく)
ほうら、妖魔からもつまはじきにされている下級魔のペニスの味はどうだ?
(膣肉を割り裂き最奥目指してペニスが進んでいく
かなりきついが、内部はとろとろに潤っているため
ズブリズブリとペニスは埋まっていく)
……身も…心も…、んっ…んぁああ…熱いの…擦れてっ……いいのぉ…。
(擦れる肉棒を感じながら、次第に自ら腰を動かして擦り付け、どこか嬉しそうな声でよがる)
ひゃ…あぁあああっ…大きい…のっ……すごいぃっ…んはあぁっ!
(体を吊す触手に体を預け、背を退け反らせて肉棒を最奥まで迎えいれようとする)
はぁ…ふうぅっ…熱くて大きくって…とってもいい…れふぅ…♪
(だらしなく開く口から言葉を溢しながらも、反して膣口は肉棒を締め付けて離さない)
179 :
妖魔:2006/04/10(月) 18:23:20 ID:toJPdBcz
鬼っ娘もこうなったらただのメスだな。
もっとよがらせてやるよ
(そう言うと、陰茎の表面にボコボコと無数の出っ張りが現れる
出っ張りの先からは媚薬を含んだ体液が染み出し
挿入をいっそうなめらかにさせる)
おまんこの肉が、雁の隙間までミッチリと入り込んでくるぜ……
くぅ…精気を吸い取るはずが、逆に吸われそうだ
(紗羅の膣肉にしごかれ、先走りが溢れる)
くそ、こうなったら……
(愛液が垂れ落ち濡れそぼった肛門を指で弄りまわす)
こっちは……使ったことあるのか?
(円を描くように動いていた指が、少しずつ肛門に侵入していく)
んは…あっ…ひいぃっ!?
な…中で暴れてるっ…いやっ…ひゃあぁんっ…♪
(突起が膣壁に食い込みそこから熱い液が注がれて、全身がビクンと痙攣する感覚に獣のように乱れながら鳴き叫ぶ)
あはっ…んっ…んっ…熱いの…溢れてるぅ…いいわぁっ…。
(先走りが注がれると僅かに精気を感じ、気持ち良さそうに身をよじらせるが)
いっ……やっ…ふあ…そこはやめっ…いやっ…っくううぅん……!
(突然肛門を弄られ、馴れない感覚に戸惑うように喘ぎ、指が挿入されると唇を噛み締めるような声をあげる)
【すみませんが19時半くらいまでに締めでお願いします】
【こちらが遅レスで申し訳ないですorz】
181 :
妖魔:2006/04/10(月) 18:44:56 ID:toJPdBcz
(巨大なペニスが全て埋まることはないが、
最大限の快楽を得ようと
突き入れる時は出来るだけ奥まで挿入し、
引くときは亀頭が抜ける寸前まで引く。
内部の愛液が掻き出され、ぽたりぽたりと垂れ落ちていく)
うぅ……男にしっかり御奉仕するいいおまんこだな?
ご褒美をやろうか?
(ペニスの下からもう一本の触手ペニスが出てくる。
膣口から垂れ堕ちる愛液を亀頭で受け取り
みるみるうちにべとべとになっていく)
アナルバージン奪ってやるぜ……
(紗羅の尻肉を手で思い切り割り開き、露出してひくつく菊門に亀頭を押し当てる)
めりめり……禁断のつぼみを亀頭がこじ開けていく。
【了解です。こちらは次で〆ます
こちらこそ展開が遅くて申し訳ない】
んっ…んく…あくぅっ……はぁっ…はああんっ…!
(肉棒が抜け落ちそうになると切なげに悶え、奥まで攻め入られるとぽかんと開いた口から悲鳴にも似た声が溢れ出す)
……ご…ほーび…?
(朦朧とした意識の中、聞こえた言葉を繰り返したのも束の間)
っ……!?ひっ…くあああぁぁあッ…!?
(褒美の意味を理解した時にはもう遅く、引き千切られような感覚と媚薬による痺れのような快感が同時に押し寄せる)
【ありがとうございます】
【いえいえ^^それでは…もう暫しよろしくお願いします】
183 :
妖魔:2006/04/10(月) 19:05:04 ID:toJPdBcz
(脈打つペニスを強引に尻穴に捩じ込む)
くうぅ……締まる……膣のほうも……締まる……
(あまりの快感に耐えられなくなり、高速で腰を振り膣をえぐる
じゅぷじゅぷと卑猥な汁音が響き渡り、
あたりに男と女の臭いを振りまいていく)
うおぉ……イキそうだ……
(膣の絡みつきが妖魔を一足先に絶頂に追いやる)
くそっ! 我慢できねぇ! 出すぞ!
膣で出すぞッ!
俺の子を孕めッ!!
(唸り声をあげながら紗羅の膣に欲望を注ぎ込む
膣とアナルに挿入されたペニスはびゅくびゅくと脈動しながら精を放つ
膣内では、紗羅を絶頂に押しやるかのように
熱い精液が子宮を打つ)
お、おまえもイけよッ!
(精液の奔流はいっそう勢いを増し、紗羅の胎内を蹂躙する)
ふぅ……こんな美味い女ははじめて味わったぜ……
(そういいながら唇を奪い、唾液を注ぎ込む
紗羅のすべての穴は妖魔の体液で満たされる)
ククク、殺してやろうと思ったが、生かしておいてまた犯してやる。
狙い通りのメスだったぜ……
【ありがとうございます。とても楽しかったです。】
あ…ふああっ…激しいっ…もうイ…イッちゃうぅ…
(ビクン…ビクンと腰を震わし、次第に高まる絶頂感に酔いしれる)
えっ…アッ…あふうぅっ…!?
(一際熱い物が体中に広がり、一足早く達した妖魔を追うようにして一気に絶頂に登り詰め)
あんっ…ッはうんっ…イクっ…イっ…クううううぅ……!!!
(熱い精気を受け全身が痙攣して絶頂に達し、ガクっ…と力無くその場に崩れ落ちる)
────────………ん…。
(数十分後…気が付くと公園に一人で倒れ込んでいた)
はぁ……新しいの…買わなくちゃ…。。。
(ゆっくりと起き上がると破れ落ちたスーツを見て溜め息を吐き、闇夜に消えていった)
【これにて締めです】
【長引かせてしまってすみませんorz楽しかったです、ありがとうございました〜ノシ】
185 :
妖魔:2006/04/10(月) 19:23:37 ID:toJPdBcz
【ご苦労様です】
【またいつか会ったらお願いします^^】
【しばらく待機します。】
【お相手はどなた様でも。内容はご相談と言う感じで。】
>>187 【避難所のお茶飲んだものです。
シチュは雑談系なら・・・街で気になって声かけたとか。】
【よろしくです。】
【そーですね、町中か転校生なので学校でも良いですよ。】
【どちらにしても適当にウロウロしますのでお声かけてくださいっ。】
>>189 【折角なのでチンピラ辺りでも絡ませてからにしますね。
ではそちらからお願いしますー】
【わかりましたー!】
(中国からの長旅を終えてようやく目的の町に入る。
目に入る文字、標識、全てが今までと違う。もちろん耳に入る言葉や人種も。
不安、期待、使命感、色々な思いが交錯しながら指定された宿へと向かう。)
流石に都会アルね・・・。
(地図を片手に背中には大きな荷物。)
この大通りを真っ直ぐ行って・・・、三つめの交差点アル。
任務再開アル。
(背中の荷物を背負い直すと、りっくりっくと歩き始める。)
今日も今日とてあてもなく街を散策していると、
見慣れない格好をした少女の姿が目に入った。
団子頭が可愛らしい。
しかし、あの荷物は何だろう。
何もかもが、彼女はこの街から浮いてみえた。
何となく気になって、もっと彼女の顔をよく見ようとした時、
通りから三人のいかにも軽薄そうな男達が彼女の行く手を遮った。
「お嬢ちゃーん、荷物重そーだね。
持ってあげるから俺たちとお茶しない?」
陳腐な台詞を吐きながら、少女へと歩を進める男達。
【適当にあしらって下さい】
【あと、IDが違うのは書き込んだ後、電池消耗を
避けるため、切ってるからです。仮で鳥つけますね。】
(あと少しでこの労働から解放される。そう思いながら歩みをすすめる。
せっかく気分が上向きになった所を不快な言葉で邪魔をされる。)
〔初めてまともに会話する日本人がこれアルか・・・。〕
しないアル。
とっとと消えろこの野郎アル。
(一瞥するとさっさと歩き始める)
【わかりましたっ。】
【すみません、ちょっとトラブルが・・・20分ほど待たせてしまいそうです、ごめんなさい!】
【わかりました〜】
「おい、ちょっと待てよ」
すげなくふられたチンピラの一人が険悪な表情で彼女の地図を持つ
手を掴んだ。
残りの二人も短絡的に頭に血を昇らせているように見える。
こりゃまずいかな?
彼女とチンピラ達の元へと慌てて走っていこうとした。
【すみません、戻りましたorz】
是愚蠢人・・・。
(馬鹿な人だな・・・、そう思うと捕まれた手を跳ね除ける。)
声をかける相手を間違っているアル。
痛い目にあいたくなければ、さっさと繁華街に行くよろし。
【おかえりアル!】
「あ?何いってやがんだ、このアマ……」
かけられた言葉に首を傾げ、凄むチンピラ。
だが、少女は一向に怯える様子すらない。
(こりゃ、益々興味が沸いてきたなあ…)
度胸もそうだが、無闇に喧嘩に発展させていない所も大したものだ。
あの荷物からしても、少女がかなりの腕力の持ち主であるのは確かだろうに。
「ちょいとごめんよー!」
そんな三人のチンピラの後ろから、大声で少女を呼ぶ。
「こっちこっち!お前、何やってんだ!」
叫びながら、とりあえず任せろ、と適当なゼスチャーをする。
【こちらは、背の高さは175cmくらいの、愛想の良さそうな高校生です。】
「仕方がないアルね・・・。」
すうっと、動き始めた時に誰かの声が耳に入る。
服装からすると高校生のようだ。
(これは話しがややこしくなりそうアル・・・。)
チンピラの気が少年の方へ向くと、ゆっくりと背中の荷物を降ろす。
(「とりあえず」任せるアルか。)
しかし「とりあえず」が決壊する事を懸念し、瞳を閉じ、深呼吸を一つ。
全身の筋肉や機関にいつでも動けるように命令を下す。
(「とりあえず」任せて貰えたか……)
物凄い険悪な雰囲気で自分の周囲を囲むチンピラ達をにこやかに眺めると、
ぼそぼそと、二、三言、リーダー格らしき男の耳元で囁いてやった。
「……」
途端、顔色を青くした男が、少女と俺を交互に見比べると、
そそくさと二人を連れてその場を離れ出す。
まぁ、当然と言えば当然なんだが。
「よ、大丈夫かい。……そんな気合込めてなくても大丈夫だぜ?」
確認するまでもなかった事だが、少女の方を向いて、気楽に声をかけた。
何かを話しているようだが、それは全く聞こえず。
だが、チンピラの様子をみると新しい問題を起こしてくれた気もした。
「気合・・・、気を読むとは・・・、とりあえず礼は言うアル。」
大きく丸い少し釣り上がったネコの様な瞳で見つめている。
「用事が無いなら失礼するアル。」
言いながら大きな荷物を背中に背負い始める。
(日本と言うのは不思議な国アルね。)
「気を読んだっつーか、スゲー気合いれてんじゃん。見りゃ分かるよ…」
自分で気付いてないんだろうか。
少なくとも、楽にしているようには見えなかったけれど。
こう、何かを待ち構えるような鋭い印象を受けたのは確かだ。
「おっとっと、ちょっと待った。その荷物、その格好。
いくらなんでも、君目立ちすぎだぜ?」
そう言いながら、一つ吐息をつく。
お節介はともかくとして、この娘を一人で野放しにしていたら、
またさっきみたいなのが寄って来るのは間違いない。
「君、何処に行きたいんだ?この国の人じゃないだろ?」
「ふん・・・。」
少し鼻をならしてみる。
「君は勘が良いアルね。目立つと言われても・・・。色々お土産とかあるアル。」
荷物をゆすって彼にそれを見せてみる。
悪い人ではなさそうだけど・・・。
「確かに。さっき日本についたとこアル。でも無問題アルよ。」
親切そうだからとすぐに好意を受けるのは何となく気が引ける。
でも、この人の言うことも確かでもあるし・・・。
「ん、でも、まぁ・・・。暇潰しの方法を探している所なら場所を聞いてあげてもいいアルよ?」
普通に聞くのもなんとなく照れくさい。自分でも少し嫌な言い方だと思う。
「お土産ねえ……それにしたって、その荷物はないでしょー……」
登山する人じゃあるまいし。
ましてや街中ですよ、貴女。どう考えても珍妙だ。
「まぁ、さっきみたいなのに会うとなあ…俺の事も警戒してんっしょ?」
からからと笑う。
何処から来たのかは分からないが、少なくとも、ここより厳しい何処かだろう。
それは、彼女の格好や荷物だけでおぼろげに想像出来た。
「はは、じゃあ、暇潰しさせてもらおーかな。
とりあえず、往来でその荷物は人の邪魔になるからさ、こっち来なよ。」
そう言って、コンコースの端、自販機の傍に先に歩いていく。
【お時間何時頃まででしょう?】
「そうアルか?そういえば日本の人はあんまり・・・。」
自国ではわりと珍しくない事だが、ここでは違うらしい。
思った事を口に出す少年には警戒の色も薄れていた。
つられて微笑む。日本に来て初めて笑ったかも知れない。
「ええっと、とりあえず此処の学校に行くアル。」
都立白清高校の場所の書かれた地図を指し出す。
ふと自動販売機に目をやるが無駄遣いと有害な飲料をさけるべく
荷物の中から竹筒を取り出し水で口を濡らす。
【1時位まで大丈夫ですっ。】
「はは、何だ、ちゃんと可愛く笑えるんじゃん」
微笑みを見せた少女の顔は、硬い時のそれと違い、
年相応の、可愛らしいものだった。
何となくほっとしてしまう。
「ふーん、白清…?あそこに行きたいのか」
この界隈近辺にある三つの高校、水ヶ瀬、白清、風見ヶ原の一つ。
自分のいる風見ヶ原とは違う。
少し残念に思いながらも、すぐに頷いた。
「任せなよ。ここだったら、ソラで行けるぜ」
とんとん、と頭の横を指先で叩き、にっこりと笑う。
「お茶……と思ったけど、要らないか?」
竹筒から水を飲む少女に、首を傾げた。
「えっ?」
可愛いとかそう言う事は言われた事が無い。
そう言う世界ではなかったから。
そんな事を言われても俯いてしまう事しか対処法を知らない。
「そう・・・、白清アル。」
変な事を言われては会話もぎこちなくなる。
一種、脅しよりも私にとっては苦手な言葉だ。
「ソラ?って何アル?乗り物アルか?お茶は持ってるから大丈夫アルね。」
頭の中にお空の「ソラ」と鞄の中の茶葉を思い浮かべながら返事を待つ。
「ん?どうかした?」
ちょっと様子の変わった少女を見て、首を傾げる。
まさか、可愛いって言われて照れてるのか…?
だとすれば、何と純な子だろう。
「ソラってのは、頭ン中で覚えてるって事さ。地図なんか見なくても平気ってこと」
きょとんとする少女の様子が、可愛らしくて、ついまた笑ってしまった。
一緒に歩く事、数十分。
繁華を抜け、住宅街を抜け。
辿り着いたのは、彼女が目指していた場所。
――都立白清高校だった。
「よし、ここだ。案内完了だね」
少女に向かって言うと、少し躊躇った後、訊ねた。
「……なぁ、君の名前、教えてくれないかい?」
【あと1、2レスくらいずつで〆ましょうか…丁度1時くらいですし。】
「んっ、と、何でも・・・、そうアルか、ソラは頭の中の。
日本語は難しいアルね。」
彼が笑っているのが自分の言語力の低さなのか、
態度がおかしいのかは分からなかったが悪意はないようなので
気にするのはやめよう。
下らない話し、日本の事、この界隈の事を聞きながら歩く。
黙々と歩けば長い道のりだったかも知れないが、
話しながらだと早いものだった。
「ふぅ、ここが白清高校アルかー。」
(此処が・・・、新しい戦場アルね。)
再び凛とした表情に戻るが少年の声でハッとする。
「我的姓名是、李 小鈴。りー しゃおりん。」
なんとなく笑顔で答えてみる。深い意味はないけれど。
「ここまで案内してくれて謝謝アル。助かったアルよ。」
何かお礼をと思い、荷物をゴソゴソと漁ってみる。
【分かりました、私は次のレスで〆させて頂きますね。】
「リー・シャオリン……シャオリンか。ん、分かった、覚えたぜ」
にっと笑って、またこめかみを指先でとんとんと叩いてみせる。
ソラで覚えた、だ。
「俺は、風見ヶ原の東 九郎(あずま くろう)だ。
まぁ、また会う事あったら宜しくな、シャオリン。」
少し名残惜しいものはあったが、まぁ、こんなものだろう。
別に、ナンパがしたかったわけじゃなし…。
何となく、心の中で言い聞かせたりしてみた。
全く、自分の優柔不断ぶりにやれやれだ。
【一応、名前を付けさせて戴きました。
今後出るかすら分かりませんが、ここでこっちが名乗らないのはおかしいと思うので…。
因みに完全な一般人です。ちょっと勘が鋭いだけなので…。】
【私も次で〆ます。これで〆ようかと思いましたが、何かあるみたいですから(笑】
「うん、あずま・・・くろーアルね。覚えたアルよ。」
真似をしてこめかみをトントンと叩いてみる。
「あぁ、これはお礼アル。素直に受け取るよろし。」
大した物は何も持っていないがお菓子を渡す。
中国ではよくある甘い煎餅のような物で、じぶんのオヤツ用だけど。
「それじゃ、そっちの方に行ったら寄ってあげてもいいアル。」
ひょいっと片手をあげると校舎へ走る。
一般人に情がうつると仕事がやりにくくなるから。
それでも君が妖魔に襲われた時、本当のお礼はするからと誓う。
【伺っても良いのか悩んで聞きませんでした(汗)】
【これで〆ます。長い時間不慣れなロールにお付き合い
ありがとうございました。またタイミングが合えば東くん登場でしょうか?w】
【それではお疲れ様でしたっ。】
「シャオリンか……」
校舎の方へ向かって、颯爽と走り去っていく
小柄な姿を見ながら、貰った菓子を齧る。
――その甘い中に、僅かに苦いような味を感じたのは、
俺の気のせいだったのかもしれない。
【もし合えばですね…。
一般ロールは面白くするのが難しいから、やる意義あってこそですけど…。
襲われて助けられるロールって何か情けない…orz
今後も頑張って下さい。期待してますよ〜(・ω・)ノシ
…因みに途中からPCに切り替わっていましたw】
【こんばんは〜。待機させていただきます。どなたでもどうぞ〜】
【今回は俺が、ということで】
【いつぞやのケリをつけるか】
【前言った墓場での会話するか】
【それじゃあ適当に流れに沿っていきますので、適当に書き出しておきます】
―――夕暮れが迫る。
私は今日もまた、「そこ」に居た。世界で唯一彼女と出会える場所。
いつもの公園の近くにある丘の上の墓地。
ここからは海や街並みを一望することが出来、死者たちも安らかに眠ることが出来るだろう。
「…………」
正直言えば、未だ妖魔を憎む心を捨てきれないでいる。
何故彼女が殺されなければならなかったのか。まだその理不尽な惨劇へと憎しみの炎は消えては居ない。
だが、それだけでいいのかと最近思い直してきた。
尚や遠矢との出会いで、妖魔や半妖、そして人間、それぞれの光と闇の部分はもしかしたら同じではないのだろうか、
そう考えるようになってきた。
彼女が殺されたのも理不尽な妖魔の力によって。
遠矢が組織に束縛しているのも理不尽な人間の偏見によって。
……私が戦うべきものは。
なんとなくではあるが、見えてきたような気がする。
「チッ」
彼女の後ろで舌打ち。気配を消して接近したのに理由はない。
強いて言えば、驚かすためか。
金色の髪。黒いライダースーツ。鋭く射抜くような双眸。
御影義虎。斬鬼衆の凶戦士。
彼がここに来たのは『先輩』に会うためだった。
彼には、死者を悼む気持ちなど欠片もない。
それでも時折『先輩』の墓参りをするのは、自分の想いを整理するためだ。
「それは・・・・誰の墓だ?」
静かに、墓地に相応しい声で問う。
「……貴方ですか」
普段なら憎まれ口の一つぐらい出てきそうなものだが、
場所が場所だからか、私の気持ちは静かで彼の言葉にも波紋は生じなかった。
「私の……友だちの墓ですよ」
そして、私は再び墓に向き直り掌を合わせる。
線香の白い煙がか細く宙へと漂って、独特の香りがすっと匂う。
彼が何をしにここへ来たのかは知らない。
おそらくは、彼もまた誰かを失ったのだろう。
以前此処来たときは、こんなことを考えていた。
「友達、か・・・・」
例えば、施設で共に過ごした『アイツ』
例えば、一年の頃の自分に指導役として宛がわれた『先輩』
前者は、自分とは違う支部に配属された。
後者は、妖魔によって殺された。
アイツはどうしているだろうか?
『先輩』は――どうして自分を抱いてくれたのだろうか。
「死者を悼んでも、心が痛むだけだぞ」
どうせ聴きやしないだろうと思いながら、余計なことを言う。
今回は、違うことで来た。
例えば、八雲天音。
先日、彼女の秘密を知ってしまった。
彼は彼女が気に入っていた。
それは、恋愛と呼べる想いとは違っただろうが。
そして明かされた真実。
それでも変わらない想いがあることを、彼は知った。
「今日まで生きていたとはな。少しは成長したか」
彼女を嫌悪していた理由。それが理解できた。
だから、その声には皮肉はない。
「心が痛む―――。彼女を亡くした頃であればそうだったんでしょうね。
ですが、私がここに来たのは彼女と会うためです。
……もちろん、私に霊能力なんてありませんから、気分の問題かもしれませんけどね」
そう、私はここに彼女と「逢う」ためにやってきたのだ。
たとえ声は届かなくても、たとえ姿が見えなくても、たとえそれが私の自己満足であろうと。
…それならそれでいい。けれど、もし彼女が私のことを見ていてくれているのであれば、嬉しい。
「貴方こそ、尚さんとは上手く行っているんですか? 花見に行くと言っていましたが…
…まあ、それは置いておきましょう。
……成長なんてものは自分では分からないものだと思いますよ。
私が強くなったかどうなのかは、自分では自覚できません。――――――でも」
私は立ち上がると振り返って彼の顔を見る。
ざぁぁぁぁ―――。木々の葉が風によって掠れる音を耳にしながら、真摯に見据えた。
「でも、私は自分の意思を持つことができました。
そういう点では成長することができたのだと思います」
「ふん・・・」
彼女の真摯な瞳にも、彼は揺らがない。
「メンタリティなど、幾らでも変わる物だ。絶対的な思想など
人間にはあり得ない。崩れることもある」
この件に関してはキリがないので、彼はさっさと話題を変える。
「丁度いい。その幸原のことで話がある」
もし彼女と会えたなら話しておくべきことがあったので、
彼は躊躇わなかった。
「過日、アイツは妖魔として覚醒を迎えた。一応、俺が暴走をとめておいたが」
過日のことを簡単に説明する
封印の指輪のことも説明した。
「アイツは今、天洸院・白清支部の保護観察下に
入った。直接の担当は、斬鬼衆の俺だ」
彼女にとっては不愉快であろう出来事を、淡々と口にする。
彼女に報告する義務など、微塵もないが、彼女には少し働いてもらおうと
思ったのだ。自分が楽をしたがゆえに。
「だが、四六時中付いてるわけにもいかん。俺にも仕事があるんでな。
そこで、お前に頼みがある――そんな顔するな。ただアイツの様子を見てほしい
だけだ。もし変化があるなら、お前の判断でどうにかしろ」
場合によっては殺せ、と付け加える。
「別に貴方に分かってもらおうとは思いませんよ。
…成程、暴走……ね」
朝山さんの変化を見た後であれば、それも素直に頷けた。
彼女もまた何かしらのきっかけで妖魔の力を解放させてしまったのだろう。
……ここは素直に彼と法月さんに感謝しておくべきだろう。口には出さないが。
「彼女が無事ならそれでいいですよ。
―――彼女は私の大切な後輩ですからね。彼女を守ってあげてくださいね?
……こんなこと、私が頼む義理じゃありませんけど」
だが、そこで彼の言葉を聞き、ふぅとため息をついて視線を逸らす。
「あの、何か履き違えてませんか? たしかに私は彼女の身に何かあれば助けるつもりではいます。
ですが、貴方が彼女の担当なのでしょう? 仕事を理由にそんな中途半端な覚悟でいいのですか?
……プロフェッショナルと聞いて呆れます。……やるなら徹底的にやりなさい。
彼女を守るというのなら、最後まで責任を果たしなさい。それが『守る者』としての義務だと思いますが?」
これは挑発でもなんでもない。
彼が嫌いだとかそういう感情の問題でもない。
それが「守る」こととは違うと思ったから、素直に口に出しただけだ。
「殺しはしません。本当に彼女を守るつもりなら、最後まで諦めたりしてはいけません。
……殺すとしたら最後の選択。ですが、それを口にしても良いのは全てを諦めてから。
だから、私はどんな場合であっても「殺す」とは言いませんよ」
「俺は誰も守らないし、救わない。出来るのは殺すことだけだ」
先日確信したことがある。自分も変わったものだと。
だが、それでも変わらないことはある。
「アイツが暴走したなら俺はアイツを殺すし、アイツも承諾している」
殺す。
それが、彼女に対する唯一の誠意だろうと思う。
だから言葉にするのに、躊躇わない。
彼女も、誰かを殺める前に、自決するとまで言った。
それは偽らざる本心だろう。
「だが、お前のような女なら、それを許さないだろう」
その気持ちもわかるのだ。彼とて、彼女を失いたくはないという
想いを抱いている。だが、彼にはわからない。
人を守るということが。
人を救うということが。
自分にそれが出来るとは思わない。
「だからこそ、お前に頼むんだ。アイツの精神的なケアをな」
静かな瞳で見つめる。殺意も嫌悪もなく、ただ夜の静寂さがある。
「見返りは用意するつもりだ。白清支部の使っている情報網を
そちらに一部流すというのはどうだ?」
「貴方は自分を見くびりすぎですよ」
成程、変わったのは私だけではなく彼も変わっているようだ。
だが、それでも彼は勘違いしている。
「……力はいかようにも様変わりできます。
御影さん、貴方も男なら腹を括りなさい。 貴方の力はきっとそれが出来るはずですよ。
―――――殺すなら、彼女の不幸を殺してください。それが『守る』ということに繋がるのだと思いますよ」
もちろん、そんなことを裏付ける確証なんてものはない。
けれど、彼ならやってくれるような気がする。ただ、それだけのことだが。
「私の力が必要となるのならば、その時はそうさせていただきます。
ですが、出来る限りは貴方が彼女の不幸を殺してください。
………本来ならば取引みたいで嫌なので断るところですが、私も余裕がありませんから。
是非、利用できるものは利用させていただきますよ」
日が沈む。夜が来る。妖魔の時間がやってくる。
今日も、街を巡回しよう。いつもとは少しルートを変えるよう。
そのつもりだった。彼女を見つけなければ。
「知った風な口を叩くな」
静かに言う。自分の通ってきた道が、彼女にわかるはずもない。
何を失ったのか。何を手放したのか。何を殺さねばならなかったのか。
屍の山を築き、流血の大河を作ってきた自分のことが。
・・・・考えても詮無きことである。彼女は、戦友ではないのだから。
「世界に不幸や不運は満ちている。それを殺すのは自分の力と意思だけ。
俺には・・・・アイツのためできることは、何もない」
また来年花見へいこうと彼女は言った。
彼は返事をしなかった。守れる確信がなかったから。
どちらかが死ねば、その約束は果たされないからだ。
「お前ぐらいにしか頼めんよ、こんな面倒なこと。組織の意向でもなんでもなく
自分から夜闇の世界に、首を突っ込んでる酔狂な女なのだからな」
彼は僅かに笑う。仲間に向けるものとは段違いだが、少なくとも嘲笑ではなかった。
彼は何処からかメモ用紙を取り出し、ペンで走り書きする。
それを彼女に突き出す。
「このアドレスを使え。携帯でもインターネットでもいいが。
これは日本の各退魔機関が共同で開いている、ギルドみたいな場所だ」
彼はメモを押し付け、簡単な説明をする。
「手続を踏んで登録すれば、フリーの退魔士でも情報を得ることはできる。
所定の場所へ行けば、元手の無い奴に、武器や資金も調達してくれる」
出世払いだがな・・・と付け加えるのも忘れない。
【ギルドについては、設定考えておく】
【次で締めようと思うが】
その彼の言葉に私の全身は冷え切った。
何を言っているのだろう、この男は。怒りを通り越して呆れてしまう。
「あら、悲運のヒーロー気取りですか。良いご身分ですね」
だから私は感情もなく、そう言った。
何が彼をここまで悲観的にさせているのかは知らない。
しかし、知らないからこそ、私は言わなければならないと思う。
「貴方は私じゃないから貴方のことを知るわけ無いじゃないですか。
でも、この世の中多かれ少なかれ、悲しみを抱いた人はごまんといます。
貴方だけが特別じゃないんです。貴方だけが特別だなんて自惚れたこと思わないで下さい」
冷たく頬を風が打つ。
悲観的になって何の得になるのだろう? 前向きになれとは言わない。
でも、前を向いて歩かないと、見つかるものも見つからないのではないだろうか。
……それとも、この考え自体が、私の甘さなのだろうか?
「男なら一度決めたことぐらい、やり遂げたらどうですか?
……そうやって勝手に自分の限界を決め付けて楽しいですか?
貴方はただやる気がなくて、勝手に諦めてるだけってことにどうして気付かないんですか?」
私の考えが甘いというのなら彼の考えはもっと甘い。
一度彼女の身柄を引き受けておいて、それはないだろう。
何もないと思うのなら探せ。できないのであれば、努力しろ。
………言いたいことは沢山あったが、うやむやのまま話は打ち切られ、私は彼からメモを受け取った。
「……成程、一応ありがとうございます…と言っておきましょう。
せいぜい、利用させていただきますよ」
メモの切れ端をメモ帳の間に挟むと、私はぎゅっと拳を握った。
【はい、分かりました】
彼女が何かを言っている。
「くだらねぇな・・・・」
自覚はしている。
自分は、世界に満ちた悲劇の、その一端に乗っかって
いるだけなのだと。だが、だからこそ彼は思う。
自分の悲劇は自分でケリを着ける。
他人に関わりあっている暇はない。
もう彼女に用はない。いつぞやの決着を着ける意欲も、彼の内側にはない。
くだらない・・・彼はもう一度呟いて、彼女との因縁に、一方的に終止符を打った。
あまりにも呆気ない決着。だが、それでよいのだと彼は思った。
踵を返し、その場を去ろうとする。
「・・・・・忘れるところだった」
間抜けな台詞を呟いて、もう一度振り返る。
「お前、重籐に会ったそうだな」
先日、弓兵の青年が言っていた。佐々木優希と出会ったのだと。
彼は彼女を気に入ったようだ。無論、女好きの彼の事だから、またか・・・と
思っただけだが。
「アイツはそんなに悪いやつじゃない。斬鬼の中ではマトモな方だ。
あの軽薄さは、ただのポーズだ」
根っからの女たらしであるのも、間違いはないのだが。
「お前が怒ったのも無理はないが、今度会ってもボコるだけに留めておけ。
あんなのでも、俺の仲間なんでな」
仲間。大切な者。守る必要がないが故に、一緒に戦える者たち。
我らは斬鬼衆。鬼切りの刃にして、万民を守る盾。
「じゃあな。精々死なないように立ち回ることだな」
今度こそ、彼は立ち去る。
また戦いが始まる。
夜に生きるモノたちと、夜を殺すモノたちの果てしの無い戦いが。
【ようやくケリがついたな。一応だけど】
【お相手感謝、またなノシ】
くだらない。そうかもしれない。
こんなところで、そんなことを喋っていてもくだらない。
だが、それでも勝手に尚のことを助けておいて、そのまま放りだすなんて許すことができなかった。
「―――くだらないのは貴方のほうですよ」
ただ、その一言だけ言い返した。
この男は。自分の都合で彼女を助けたというのか。
腹立たしい。私の理想がうんぬんというよりも、私の大切な人間を守ることをあっさりと諦めた彼に対して。
しかし、このまま話題を続けても不毛だろう。
重い溜息をつくとともに、そのまま彼の後姿を見送る。
「ええ、貴方よりはマトモでしょうね。
彼は自分のなかできちんと自分を保っているみたいですから。
私が怒っているのは今の貴方に対して、ですけど……」
言葉を紡ぎ終わらないうちに彼は去ってしまった。
「ふぅ……。重藤さんが何とか言い聞かせてくれればいいんですが……」
私の言葉はおそらく聞かない。
だが、もし彼なら御影に対してなんと言ったのだろうか―――?
【お疲れ様でした、おやすみなさいノシ】
【名前】クリスティーン(クリス・10)
【年齢】14歳(実年齢:2歳)
【性別】女
【サイド】表向きは退魔だが、実は妖魔に近い。
【サイズ】身長148cm B78・W54・H80
【容姿】銀髪。アイスブルーの目。白いゴシックロリータ風のドレス。 華奢な肢体。
【得意】暴力描写含む陵辱。また基本的に妖魔以外とのエロールはなし。
【能力】妖魔の体組織を取り入れて、その身体能力(飛行・怪力・再生・鉤爪・超視力など)をコピーする。
また極僅かだが、炎月から分けられた炎系の力を持つ。
(
http://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/erochara2/1137331030/414-416より。
ただ後述の通り魔力が極端に低いため、使いこなせていないのが現状である)
【武器】今までコピーしてきた能力を駆使した肉弾戦闘がメイン。
基本的に武器は持たないが、状況に応じて『MIB』から支給される場合もあり。
戦闘中はサディスティックな狂戦士と化し、同時に苦痛への耐性能力の変化したマゾヒズムを併せ持つ。
【NG】スカ。
【弱点】肉体的には強靭だが、魔力が0に近いため魔術(特に金縛りや催眠など、物理攻撃的でないもの)
への抵抗力が低い。
【備考】対妖魔戦闘用に、生物科学技術と錬金術の粋を集めて生み出された人造人間(ホムンクルス)。
開発コードの「クリス」は「クリーチャー」(創造物)の意味であり、それに開発ナンバーの「10」を加えて
「クリスティーン」と名付けられる。つまり「10番目の怪物」。
順調に成果をあげ続けていたが、その心身には異変が起きつつある。
妖魔の体組織を取り込みすぎた結果、その魂は闇に惹かれ、堕ちてしまったのだ。
今の「彼女」の望みは、様々な妖魔と交わり、精を受け、その身に最強の妖魔を宿すこと。
幼い暗黒の聖母の欲望に、気づいているものは居ない。今はまだ、誰も。
【組織】『メルクリウス・インターナショナル・バイオケミカル』。
外資系の生物科学技術関係では日本で最大手の企業。色々と後ろ暗い噂もあり。
【今更ですが新スレ乙&お久しぶりです。微修正したプロフ投下】
【何だかスレの流れが速すぎて・・・今必死こいて追ってます;】
避難所に挙げたのを1部訂正。参加するよ。
【名前】遠山喜一
【年齢】30歳(外見年齢は20代後半)
【性別】男
【サイド】中立(彼、彼の「親」ともに)
【組織】薔薇連盟(吸血鬼の組織)
【サイズ】身長188cm 体重78kg
【容姿】あまり目立たない色の背広だが小まめに綺麗にしてる。首には肌色のテープ(下は咬み傷)
【得意】特に無し
【能力】射撃、格闘、ナイフ術、蝙蝠操作、人間離れした怪力と身体能力、魔術の知識(知識だけ)、麻痺の視線(魅力の視線はまだ無理)、逃走術
拳銃とナイフを組み合わせた格闘、最初は射撃戦闘だが超スピードで間合いを詰めて打撃と組み合いに持ち込む。
【武器】高硬度セラミックナイフ 手錠
(仕事時)警察支給の銃
(勤務外)デザートイーグルの2丁拳銃(対妖魔弾、通常弾、ゴム弾)
(アジト防衛時)ライフルや重火器
吸血鬼秘伝の魔除けを数個(妖気隠蔽や霊力防御など)
【NG】グロ。スカトロ。
【弱点】昼間でも行動可能だが昼間は身体能力が人間レベルに
銀系の物に触れられない(火傷する)
【備考】几帳面である程度のんき。
小さい頃に両親と死に別れて祖父と2人切りで暮らすがやがて死別。定時制卒業後警察官の道へ。
その後刑事となるが25歳の頃、強盗との銃撃戦で瀕死の重傷に。その時偶々通りかかった現在の「親」に咬まれて吸血鬼になる。
最初は混乱したが「親」である彼女と組織のおかげで吸血鬼であることを受け入れる。
現在は彼女と自分の周りの環境を自分の出来る範囲で良くしようと尽力してる。
又、刑事の仕事を利用して妖魔関係の情報を組織に流し暴れすぎて目立つ妖魔の対応や掟破りの吸血鬼の探索、戦闘などをこなす。
(刑事の仕事も真面目で回りからある程度信頼されてる)
吸血鬼になって5年の間にある程度の退魔士の知識があり独特の考え方で接する。
食事である吸血は組織の方針である為、緊急時以外の「狩り」は禁止。組織経由の輸血パックですます。
この時、血の料金を取られる為金に五月蝿いが退魔士が金で妖魔を狩るのが気に入らない。
(善悪無視で知り合いが「売られた」事があった為)
【好きな食べ物】ラーメンだったが吸血鬼化のおかげで味覚消失
【嫌いな食べ物】特に無し
【好きなこと】同僚や彼女とのおしゃべり、彼女と一諸に居ること、残業(残業代がつけばだが)
【嫌いなこと】犯罪(でもうちの組織は・・・・)、麻薬、いじめ 、馬鹿の後始末
【趣味】月光浴・アニメ鑑賞(彼女の趣味)
【好きな異性のタイプ】優しい人、明るい人
【嫌いな異性のタイプ】サド、高慢、いじめをする人、金使いのあらい人
【特性傾向】 遠距離から高速接近系、技術系
【血液型】B型
【誕生日】11月11日
【書き逃げ】
【久しぶりですが、待機させて戴きます。】
【連日で悪いが、相手してくれるか?】
>>231 【構いませんが、靜相手はやり辛くありませんか?】
他の奴らは譲り合いしているのに…。
流石に御影氏は違いますな…。
>232
【戦闘ロールて゜なくともよいが】
【いつぞやの朝山の様なロールでもいいし】
>232
【それもそうだな。他に候補者もいないようだが】
【そちらがしたいというなら、ここは退く】
>>234 【やり辛くなければ、別に構いません。
ただ、昨日気にしてらしたようですから。】
>235
【まあ・・・なんとかなるだろう。精神攻撃にはそんなに】
【強くないし。基本的に、搦め手には弱いんだ、俺】
>>236 【では、キャラクター的に戦闘はしない方の主義なので、妖魔である事は隠して
雑談系でもいいかと思いますが…どうですか?】
【そうだな・・・妖気を巧妙に隠しつつ、って感じになるか】
【こっちから書き出すんで、適当に乗ってほしいが】
【了解しました。】
日曜日の午前中。朝食後、部屋の掃除を終え、銃器の分解整備をする。
銃器に関しては、白清支部に配属された当初、『先輩』が教えてくれた。
徒手空拳で、しかも武術の基礎しか知らない彼を慮ったのだろう。
射撃の基本的な姿勢も、分解整備の仕方も、全て『先輩』に習ったのだ。
正午過ぎ、彼は単車で出かける。行き先は海の見える公園。
ここで、あの水無月涼子と出会ったのだ。
芝生の上で寝転がり、晴天を見上げる。
うつらうつらと、普段考えないことを考える。
例えば、昔のこと。平和だった時のこと。
小さな平和な世界が健在だった時のこと。
この街にも、例外なく芽吹きの季節が舞い降りる。
少し、日々の妖魔としての雑事から離れ、泡沫の時間を楽しむ。
海先の公園は、人々の気配も踊り、心地好い。
下手に妖気を漂わせると、望みもしない刻が、この時間を壊しかねない。
妖気を、木笛の中に押し込めると、身体一杯に春先の空気を吸い込んだ。
そこで、ふと気付く。
「あの方は……」
一人、極めて強い色を持つ人物がいた。
目を見開けば、その姿を見る事も出来ようけれど、それをする気にはなれなかった。
その周囲に纏う気配は、何処か他人を寄せ付けない硬さを持っていたからだ。
だが、その心は、今穏やかな境地にあるように見えた。
少し、距離を置き、その近くの草地へと腰をおろす。
何故と言われても答えようはない。
ただ、純粋にその気の持ち主に仄かな興味を抱いたからだった。
【宜しくお願いします。】
やがて訪れる崩壊の時。外法を修めた二人の男。
老人なのに、精気に満ちた顔をして。
欲望の趣くまま、彼らは彼の世界を蹂躙した。
流れる血。悲鳴。苦痛。
助けて助けて助けて誰か助けて。
救いの手は何処からも差し伸べられない。
母が笑う。狂ったように笑う。彼女の心は、彼岸の彼方へと追いやられたのだ。
やがて父が血を吐いて死んだ。
あとを追うように、妹が殺された。
――お兄ちゃん――
忘れたことなど一日もない。
ただ、心の奥に沈み込ませているだけ。
くだらないと呟いて、眼を開く。
誰が、近くにいた。髪の長い、和服を纏った女性。
接近に気づかなかったのは、周囲の草木と同じ気配をしていたからだろう。
武術の達人や、本物の宗教家には可能な芸当だ。
「・・・こんにちは」
愛想に欠ける声で挨拶する。
普段なら黙殺するが、何となくそうしたい気分だったのだ。
【こちらこそ】
穏やかなはずの彼の心が乱れていく。
その要因が何かは分からぬまま、心の波紋が広がり、泡が弾けるように消えた。
「……すみません、午睡のお邪魔をしてしまいましたか?」
硬い少年の言葉に、軽く会釈をする。
顔が見えているわけではないが、声音で、随分と思っていたよりも若い事が分かった。
さわさわと揺れ、潮騒の中に音を残す、公園の並木をゆっくりと眺める。
警戒の気配はない。聴こえるのは、春の樹木のざわめきだけ。
「そうでしたら、申し訳ありません…」
瞑目したまま、言葉を紡ぐ。
それは、先程の彼の心の中で弾けた黒い染みを感じ取ってしまったからなのか。
口をついて出たのは、謝罪の言葉だった。
彼女は何とはなしに、警戒心を抱かせない雰囲気を纏っている。
眼が弱いのか、彼女は瞼を閉ざしていた。
何にせよ、只者ではあるまい。だが、今の彼にはどうでもよいことだった。
髪の長い清楚な女性は、彼の食指を動かすからだ。
「いや、眠っていたわけではないから、気にするな」
謝罪の言葉を退ける。
何故謝罪されているのかもわからない。
「それに、ここは公共の場だ」
だから構わないと彼は言う。
鮮血と苦痛の記憶は、既に深奥へ押し込んだ。
その記憶は、今の彼を形作る、一番根源的なモノ。
だからこそ、簡単に気分を切り替えることも可能なのだ。
「そう言って戴けると、助かります……」
言葉はまだ硬いが、そこには暗さはなかった。
言葉と共に、少年の心から昏い何かが薄れていく。
それが、仄かな慰めとなり、いつもの微笑みを口許へと戻す事が出来た。
「この場所が、好きなのですか?」
潮騒の音と、葉ずれの音が交差する場所。
春先の温かな日差しと相まって、心落ち着く場所であろう事は間違いない。
しかし、一度、夜闇の中に陥れば、この場所と言えど、闇の者の徘徊する魍魎の狩場となる。
昼間のこの暖かさは、それを忘れさせてくれる、彼女にとっての支えであった。
心地よい風が吹き抜ける。園内の桜が散らす花弁が、
蒼天に吸い込まれるように舞い昇ってゆく。
「いや、最近になってここの事を知ったんだが・・・」
あれはそう遠くない日のこと。
妖気圏の発生を察知した彼は、この場所に単車で訪れたのだ。
そこであった戦いを、彼女に説明する意味はないだろう。
「いつもは近所の公園に行くんだが、こっちの方が広いし、
景色がいいからな」
青い空と、潮騒と、萌える草の匂い。
素直に心地よいと感じる自分がいる。
「俺は御影義虎。都立白清高校に通ってる。あんたは?」
自己紹介し、名を尋ねる。
今日は天気のいい日だから。
偶にはこんな出会いもいいだろう。
「そうですか、私は、よく此処には訪れるのです。
本来の自分の枠の中に収まっていると、窮屈な気分になりがちですから…。
この場所は、そんな自分の心を洗い流してくれますから」
本来の自分の枠。
妖魔としての自分の本分。
七妖としての自分の本分。
それらは、人という存在の領域から、自分達の領域を作り出そうとしている。
もっと悪い言い方をすれば、奪い取ろうとしている。
それは、人が妖魔から領域を奪ってきたのと、何ら変わる事はないのではないか。
感じるべきではない呵責に苛まれる心を解す、憩いの場所。
それが、ここを含めた幾つかの公園。
…だが、そんな温かな想いを吹き飛ばす言葉が、少年の口から出た。
――― 御影 義虎。
その名は、幻也様から見せられたリストの中にあった。
天洸院 斬鬼衆が一人。
「……私は、児玉 靜と申します」
辛うじて、心の平静を保ち、言葉を紡いだ。
このような場所で事を構えるわけにはいかない。
それに、争いは嫌いだった。
自分が傷付くからではなく、そこから生じる綻びが、沢山の鎖を断ち切っていくヒビを作り上げるのが嫌いだった。
こちらの名前を告げた瞬間、彼女の表情が曇った。
何故だろう。彼女のそんな顔は見たくなかった。
知っている『誰か』に似ているからだろうか。
もっとも、知っている『誰か』は、いつもニコニコ笑っているが。
アイツもある意味異様だよな・・・・今更そんなことを考える。
脳裏を、髪の長い妖術師の顔が過ぎった。
「児玉 靜」
不思議な言霊を感じさせる名前だった。
「あんたとは、何処かで会ったか?そんなはずないよな」
平静を装う彼女に問いかける。
「その…少し戸惑ってしまって申し訳ありません。」
首を振り、言葉を紡ぐ。
「私は学校という場所に通っていないものですから…少し羨ましく思っただけです。
そのような名乗りをする事の出来る貴方が」
それは、核心ではないが、嘘ではない。
学び舎という場所に挿し木された私の分け身のお陰で、私は学校の何たるかは知っている。
そこで学び、遊ぶ子供達の姿は、私に温かさを教えてくれた。
毎日のように水を遣りに来てくれる子供達。
木を敬愛し、心を開く人間達。
誰もが、樹木が言葉を聞いているとは、思っていなかったかもしれない。
だが、そうした人々の言葉が、今の私を形造ったのだ。
そうした人々と、本当に心を交わしたいと思った、木に宿った精霊として。
「御影様とお会いした事は、御座いません。
この出会いが初めてです。私の顔に、見覚えでもありますか?」
春先の風が、黒髪と共に言葉を流した。
「・・・・なるほど、ね。」
学校に通ったことがない。
それは普通の学校に通ったことがないということか。
本当に、盲目なのだろうか。ならば一応納得はいく。
不審な点はいくらでもあるが。
「いや、気のせいだ。ただ、知り合いに似たような女が、
何人かいるものでな。すまない」
下手な言い訳だった。何とも不思議な会話ではある。
ただの自己紹介ごときで、ここまで腹を探り合うような精神状態に
なるのは何故だろう。
「あら……それは一度お話ししてみたいですね」
袖を口許に当て、微笑む。
人を寄せ付けないように思えたが、やはりそこは人。
異性との接触も少なくはないという事か。
(いえ、けれども……)
先程の言葉を思い返し、僅かに思案する。
私は本当に、この少年と会った事がないだろうか。
そう言えるのだろうか。
無論、この姿で会った事はない。
だが……何処か遠い昔、彼の見た樹木達を通して、彼を見た事はないだろうか。
年輪の数だけ刻み込まれた記憶を掘り起こす事も出来たが、今はそれをするのも何か躊躇われた。
(斬鬼衆……この、少年が……)
確か、髪長が一度、斬鬼衆の少年と接触し、討たれたと聞いた。
彼が、その少年なのだろうか。
ここで私と穏やかに話している少年は、そのような戦鬼とは掛け離れているように思えた。
「御影様は、私のような女性が気になるのですか?」
話題を少し変えるように、矛先を彼へと向ける。
もっとも、それは話題のすり替えよりも、少しからかう様な興味からでもあった。
何故か、話題が微妙な方向に流れてゆく。
適当な言葉をでっちあげることに苦心する。
「あんたみたいな美人なら、誰でも気にするだろう」
・・・何故か、ストレートな物言いになってしまった。
初対面の女性に向ける言葉ではないだろう。
『不器用よね、キミって』
からかうような少女の声が、脳内で再生される。
あれは誰の声だっただろうか。
全く、このところ調子が狂いっぱなしだ。
春の陽気のせいにしておこう。
「あら……お上手ですね」
微笑んで、彼の言葉を受ける。
目の前の少年の心は、面白いくらいに揺れていた。
やはりというか、鬼切と怖れられる少年とは思えない。
だが…人は両面を持つ。
彼とて、戦場ではまた異なる面を持つのだろうか。
「…話し込んでしまいましたが…今日は、お暇なのですか?」
自分の本来の姿を知ったら、何も言わず、この少年は私を斬るのかもしれない。
だが、それならそれで仕方のない事なのだろうか。
今は、少しばかり、この少年の人としての側面を見つめておきたいと思った。
「いや、すまない。初対面の女性に、聊か失礼だったか。
髪の長い女性には、心ひかれるもので」
考えようによっては、こんな台詞を言えるのは初対面だからだろう。
しがらみがない相手というのは、ある意味楽だ。
例えば、大音慈零あたりに、こんな台詞は言えない。
言えば、大爆笑されるのが落ちだ。
それこそ、鬼の首をとったような顔で。
ともあれ、今の自分を肯定することに成功する。
「ああ、特に予定はない。携帯で呼び出しを食らったら
行かなければならないが」
鳴らなければいいのに、と彼は思う。
偶発的に訪れた、束の間の逢瀬の時間。
何故だろう。彼女を見ていると、平和だった時の事を思い出す。
舞い散る花びら。
背を伸ばし、それを取る少女。
それは、彼の妹だ。
「正直なのですね。ですが、そういうのは嫌いではありません」
少なくとも、嘘で誤魔化すよりは。
自分であっても、他人であっても、それは強く嫌悪する。
それは、人と人との間に、ひびを作る切欠だからだ。
「それでは、その携帯が鳴るまでの時間、暫しこの公園を歩きながらお話しでもしませんか。
御影様が、お嫌でなければ……ですけれど」
そう言って微笑むと、ゆるりと立ち上がる。
日差しの明るさが瞼越しに目を刺し、その心地好さに口許を緩めた。
【では、そろそろ〆に入りましょうか。】
「素直さは、場合によっては美徳ではないらしいがな」
思ったことを口にして、反感を買ったことの方が多い彼としては、
そんなことを言われるのは稀なことだ。
彼女が、自分より遥かに大人なだけかも知れないが。
「じゃあ、少しだけ付き合おう」
愛想というものに欠ける内容の台詞。
やはり社交辞令というのは難しい。
音もなく立ち上がり、ゆらりと歩き出す。
こういうのも、偶にはいいだろう。
本日何度目かの台詞を心の中で呟く。
【了解】
「他の誰にとってそうであったとしても、私にとっては好感に値しますよ」
そう言って微笑む。
彼は不器用なのかもしれない。
だが、それは悪いことではないようにも思えた。
「では、参りましょう、御影様。」
だから、もう少し見つめてみよう。
この、斬鬼の少年の姿を。
心も、姿も見据えないまま、ただ言葉を交わすという行為によって。
それが、私が人間に対して望んだ、一番の望みだったのだから。
【では、こちらこれにて〆ます。お付き合い有難う御座いました。】
【なかなか面白い初対面になったのではないかと思います。今後、向き合った時等が楽しみですね。】
「・・・どうも」
やれやれと、肩を竦めたくなるのはこんな時だ。
褒められるのは、慣れていない。戦闘能力以外を評価されるのは、特に。
面映いとは、こんな感じか。
彼は不思議な女性と肩を並べる。
思い出すのは、家族で最後に花見をした時のこと。
あの頃が、一番平和だった。平和なのだと、気付かないに平和だった。
「諸行は無常だな・・・・」
口の中だけで呟く。
それでも、彼は少しだけ感傷に浸ることを、自分に許した。
戦いの角笛が、彼を再び死地へ赴かせるまでは。
【こちらこそ。趣味に走った内面描写ばかりで申し訳ない】
【いずれ、合間見えるときが、色んな意味で怖いが(苦笑)】
【それではこれでノシ】
・・・あは・・・・・・あはははっ・・・・・・・・・・!!
(狂ったような哄笑が、夜空に響き渡る。
種類も大きさも様々な翼、丸太のような腕と禍々しい鉤爪。
それを携えているのは、アンティークドールのような華奢な少女だった)
あはっ・・・あははははははははははははははははははっ!!
(獣の瞳が、ぎろりと前方を見据えた。
溜め込まれた暴力を存分に振るう、その快感に酔った瞳が)
【では、こんなところで】
「・・・・なんでこうなったんだろう・・・」
正直、夢なら醒めて欲しい・・・・・
さっきまで雑魚妖魔相手に俺が香港映画よろしく二丁拳銃で狙いもせずにバカスカ撃ちまくってたんだが・・・・・
話はこうだ。
雑魚妖魔が大勢出現(これは最近頻繁に起こってることだ)
↓
偶々出現地点が俺の受け持ちテリトリー範囲内だったので野放しには出来ないので排除開始。
↓
デザートイーグル両手に構えて狙いより数撃ちで突撃
↓
戦った手ごたえでは数は多いが雑魚だけなので時間さえかければ全滅させて終わり。家に帰って就寝・・・のはずが
↓
何か翼の生えた美少女が突然上空から飛んできて(これが白い羽根の持ち主なら天使と信じたが明らかに妖魔の翼で)
↓
まるで三文サイコ漫画もかくやの哄笑をあげながら残りの妖魔を始末(俺はしばし唖然)
↓
雑魚妖魔は全滅したのはいいが今度は俺の方見てる笑ってるしw;(しかも見掛は抱きつきたいほど可愛いのにあの目は何ですかお母さん)
↓
で、現在にいたる(滝汗
ああ・・・いっそう現実逃避出来たらいいんだがな・・・・でもまだ死にたくないし。
とりあえず何か話かけるか。
「やあやあ、おかげで助かったよ。ありがとう。サンキュー。ところでその爪とか腕とかしまってくれないかな?」
「助けてくれたお礼にとかしたいし・・・ははは・・・」
ああ・・・多分無駄だろうけどな・・・今日は厄日だったかな?
【遅れたけどこちらもこんなところで】
【少し強引に話を書いたけどこういう流れで】
>>260 (煮え滾る血のままに、暴力の権化となっても)
あは・・・・・・あははははっ・・・・・・・・・・・・・・・。
(足りない。『痛み』が、無い。
弱い、弱すぎる、弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い弱い。
こんなものではとてもではないが、足りないのだ)
・・・・・・あ、は・・・・・・・・・・。
(最後に残ったのは、男が一人。
満たしてくれるのだろうか、この男は。
引き裂いて、踏み躙って、砕き散らして、毟り取ってくれるだろうか。
・・・・身体中に、力が漲る。期待で、弾け飛びそうになる。我慢などする必要は無い。
本能のままに、解き放てばいい)
あはは・・・・・・・・あははははははははははははははははっ!!
(ごう、と風を捲いて。
男へと、真っ直ぐ飛び込んでいく)
「・・・・・・・・・チ!」(残りの弾を全弾撃ちつつ距離を取る)
やっぱりこうなったか・・・・・不思議と頭の中が冷めていくのかわかる。
見掛は可愛いが殺すしかないか・・・・とりあえず出たとこ勝負か。
向こうは猛スピードでこちらに突こんでくるが夜の吸血鬼の反射神経にとってみればまるで児戯に等しいスピードだ。
俺は彼女の突進を軽くかわすと余裕をもって銃のマガジンを交換。再度猛射。反動に負けずに射線を固定していれば狙わなくてもそんなには外れない。
命中の有無を確かめずに俺は逃げるフリをしてかくれんぼに持ち込み奇襲をかけるつもりだった(ナイフでの白兵戦は俺の得意中の得意)
だが思えばこれがいけなかった。
>>262 がッ・・・・・・ぶッ・・・・・・!!
(デザートイーグル。
世界でも最大クラスのオートマチック拳銃の弾丸が、身体を穿つ。
・・・・・熱い塊が潜り込んでくるその感触に、背筋が震えた)
あ、はっ・・・・・・・・!あはははははははははははははっ!!
(痛い、痛い。頭の中が、真っ赤なもので一杯になっていく。
嵐のように撃ち込まれた銃弾が、骨を削り肉を裂いて血を溢れさせる。
目の眩むような、甘い愉悦が肉体を貪欲に突き動かす)
あはははははははははははっ!!
(ぶん、と頭を振る。
銀髪が、空中を流れて・・・・・爆発的に伸びていく。
その一本一本が、コンクリの壁すら切り裂く刃になって、所構わず周囲を薙いだ)
「!?」
銀髪が月明かりできらきらしながら夜空でなびくさまを見た時、1瞬戦い忘れた。今思えば頭を抱えたいほど間抜けな行為だ。
驚くほど膨張した髪がコンクリの壁を切断したのを横目で確認した瞬間、俺は反射的に大きく飛んだ。さっきまで居た空間を刃物とかした銀髪が凪ぎ地面に「切り後」が幾つも産まれた。
ぎりぎりかわした・・・・そう思った・・・はずだ。
びし
そんな音がしたと思う。何が起こったか感知する前に激痛、全身が血が・・・・恥ずかしながらすぐには俺の血だとはわからなかった。
どっと地面に倒れ伏す・・・・クソ、痛て・・・・血が・・・赤い・・・・・
気が遠くなりそうなのを気力で持ちこたえつつ俺は腰に装備してるナイフに手を動かした。
(とりあえず倒れたフリして向こうがこっちに来るのを待つか。もし遠距離攻撃してきたら・・・・その時はアウトだな)
>>264 あはっ・・・・・・あはははっ・・・・・。
(とん、と爪先が地面につく。
翼が次々に折りたたまれて背中に消え、銀髪がふわりと独りでに切れた。
腕も、封蝋のように細い、肢体に相応しい細さになる)
あはっ・・・・・・・・・・・・・・・あははは・・・・・・・・・・・・っ。
(全身の傷を、活性化した細胞群が埋めていく。
傷口が塞がり、出血も止まるが・・・・・ぼろぼろになり、血にまみれたドレスまではどうしようもない。
甘く濃厚な、血の臭いを全身から放ちながら、ゆっくり歩み寄る)
・・・・・あは・・・・・・・・・・・・・・・・はぁぁぁ・・・・・・・・・・・・ちゅっ・・・・・ちゅぴ・・・・。
(頬を染めて、深く深く息をつきながら、倒れた男の前に立つ。
乾坤一擲の、反撃の機会を伺っているとも知らず、その腰の辺りに跨るように、ぺたんと座り込んだ。
そして・・・・・身体に縦横に走った真新しい傷跡に口付け、血を舐め取っていく)
最初何をされたのかわからなかった。向こうが接近してきたのはとどめを刺すためとばかり思っていたがまさか・・・
(吸血鬼の俺が血を舐められてる・・・・・笑い話にもならないなこれは)
(しかしこれはチャンスだ。片手で掴み上げ固定しもう片手のナイフで彼女の首を・・・首・・・・)
偶然俺の目に写ったのは頬を染めながら俺の傷口から美味しそうに俺の血を舐める彼女の顔と白くて細い首筋。
俺は負傷で自分の血が足りなくなるとどうなるのか知ってた。以前にも何度かあった。こういう時むしょうに・・・・
血が飲みたくなるのを。
(それは俺の血だぞ。上手いのか? 上手いのかよ。俺の血だぞそれは。)
(血、血、赤い血、馬鹿。戦闘中だぞ。血よりもこのナイフ突き立てることを・・・)
(・・・いや、何故ナイフだ? 牙でもいいだろ? 殺っちゃえばナイフだろうが牙だろうが同じ)
(血の匂い。俺のじゃあなくてあの子の血。美味しい? 美味しいよね?)
(何故いけないの? 前にもこんなことがあったろ? あの感触が・・・・)
(血、血、血、血、血・・・)
「GRURURURUU・・・!!」
俺は力任せに彼女を抱きしめると彼女の首筋に牙を突き立て吸血鬼としての本能を解放した。
それと同時にこのきゃしゃな体を潰すほどの怪力で締め上げた。
【ちなみに吸血されるとすごい快楽があります】
>>266 ちゅっ、ちゅっ・・・・・・・はぁぁ・・・・。
(傷は癒え血は止まっても、歪んだマゾヒズムは全身を火照らせている。
無意識のうちに、太腿と太腿をもじもじと擦り合わせながら、血の味と男の体臭を味わった。
何度も小さく嚥下する、白い喉)
はぁぁ・・・・・・・がッ!?
あ゛・・・か、は・・・・・・あぁぁ・・・・・・!
(その喉に、食らい付かれる。
喉笛ごと食いちぎられそうな、その痛みと快感。
そして、身体を人外の怪力で抱き潰される。
全身の骨が砕けそうな、その痛みと快感。
それに加えて・・・・・・首筋から、血を吸われる、その快感。抗えるはずもなかった)
・・・あ・・・・あ゛ーっ・・・・・・・あ゛ぁ・・・・・・・っ。
(鼻にかかった、獣じみたその嬌声は、幼い、その姿で出していい声ではない。
目の焦点を失い、ただ全身を貫く快感に身を任せる)
偶に吸血鬼のギャグ漫画を見掛ることがあるが吸血鬼が吸血してる時に「チュウチュウ」なんていう擬音などない。
どちらかというとプロの殺し屋が無音で敵の喉をかっ切るのに似てる。
又、映画みたいに耽美な吸血鬼が美女を優しく抱きしめて吸血するシーンは必ずしも正しくは無い。
今の状況がそれだ。
血袋に詰まった血をすべて飲み干そうと。親の敵とばかりその体が砕けよとばかりに締め上げるのも。
唯一の慰めは吸血鬼の吸血は相手に人外の快楽を与えることが可能らしい(蚊の唾液に麻酔効果のあるのと同じか?)
彼は血を吸う。相手がこれで死のうがどうなろうが知ったことではないと言わんばかりに・・・・・
(クリスの腹部に今にもはちきれんばかりの遠山の一物の感触が・・・・)
【ちなみにクリスの血は吸血鬼にとってはどうなるの?】
【このままだと陵辱の流れどころか吸い殺しそうw;】
>>268 (男の──吸血鬼・遠山喜一の舌に、体験ことの無い、複雑な味わいが広がる。
これは、妖魔の血の味だ。それは間違いない。
だが・・・・・・この味ではまるで、何十種類もの妖魔の血を混ぜ合わせたようなそれだった)
あ゛ーっ・・・・あ、あぁぁ・・・・・・。
(吸い出されるたびに、快感と虚脱で思考が鈍る・・・・気持ちが、いい。
ゆっくりと、まどろみの中に堕ちていくような感覚)
・・・・あ、はぁぁぁぁぁ・・・・・・・・っ。
(腹部に当る剛直。
その存在に気づいた瞬間・・・ゆるゆると身体を上下させて、腹でそれを擦り、ねだっていた。
最も根源的な欲望に、途切れかけていた意識が目を覚ます)
・・・・・はぁーっ・・・はぁぁ・・・・はぁ・・・・。
お願い・・・・・ください・・・・私に・・・・あなたの、種を・・・・。
(・・・・・・・・・・・強い力を秘めた妖魔の種が欲しい、という欲望が。
耳元でそう囁いた言葉は、セイレーンの歌のように遠山の心に染み込んで行く)
【特には・・・・複雑な、普通の血がお酒ならカクテルといったところでしょうか】
【吸い殺しですか・・・・死んだらたぶん、クローンがry】
純血種の吸血鬼やプライドの高い吸血鬼にとって醜い姿の妖魔の血を吸うのは恥という考えがあるがそんなこと気にしない主義の吸血鬼も実は居る。
以前、妖魔の血を吸って大丈夫なのかと聞いて回った時は答えがまちまちで参考にはならず。
俺が吸血鬼化して数年。戦闘の流れで人間の血だけでなく実は妖魔の血を飲んだのも数度あった。
ただ俺個人の感想では別段人間の血とは大差が無かった・・・・・しかし彼女の血は・・・・・
まぁいい。彼女の血を吸うことで吸血鬼特有の再生能力が促進、気力充実でさて反撃・・・・・何?何でそこで俺のマイサンをお腹でこするんですか?
「・・・・・はぁーっ・・・はぁぁ・・・・はぁ・・・・。
お願い・・・・・ください・・・・私に・・・・あなたの、種を・・・・。」
・・・・ざんげします。この時、彼女の顔がよぎって止める事もできたんですがあんなエロい顔でおねだりされたら・・・・
俺はズボンのチャックを下しナニを露出するとそこらの童貞のように前技するのももどかしくて・・・・・・・
(もしばれたら八つ裂きだな)
心の中で彼女に謝りながらこの子の秘所にナニを突き立てた。ホント最低だな、俺ッて。
【了解しました】
【吸い殺しは無しで機関車モードで行きますw】
【ちなみに彼女と言うのはプロフにある彼女】
【設定とかはまだ未定で当分は「刑事コロンボのかみさん」みたいな扱いなので混乱させるかもしれませんがw】
>>270 あ・・・・はぁう・・・・・・・。
(押し当てた秘裂は、遠山自身は触れても居ないのにどろどろに蕩けきっていた。
謝罪と自虐ごと、そこは遠山の分身を受け入れ、飲み込んで溶かしていく)
ん、くぅぅぅ・・・・はぁぁぁんっ・・・・!
はっ・・・・・はっ・・・・・・・・はぁぁぁ・・・・・・・っ。
(湯上りのように頬を火照らせ、荒い息を吐きながら、幼い顔を情欲にゆがめて喘ぐ。
その顔は、あまりに背徳的で。
何も知らない、無垢な子供を汚して居るような、熟練の売春婦を褥を共にして居るような。
そんな、相反する何かを思わせた)
・・・・・もっと動いて・・・・・・・・・。
壊れるくらい・・・・・・・・・滅茶苦茶にして、蹂躙して、征服して、下さい・・・・・。
(目の前の男の強さは、先ほど舐めた血の味で本能的に気づいていた。
強ければ、誰でも・・・・否、何にでも、この身体を捧げることに躊躇いは無い)
【済みません、いいところなんですけど・・・時間が限界です】
【凍結後、今日(14日)の夜23時ごろから再開、でお願いしていいでしょうか?】
「ううぅぅぅ・・・・・・」
彼女の中は外側がナニを喰いちぎるようにきつく、内側がまるで蕩ける様に柔らかで・・・・
名器って言うのか。いや、それ以前にこんな子に・・・炉理じゃあないと誰かに弁明しつつも止める事など出来はしなかった。
「どこぞの同人誌かよ(自重)」
そう呟いてまず相手の様子を見てみる。ああ、娼婦のような幼女っていうのはこういうものなんだなと一人納得。
そして彼女の消え入りそうな声での懇願。
「・・・・もっと動いて・・・・・・・・・。
壊れるくらい・・・・・・・・・滅茶苦茶にして、蹂躙して、征服して、下さい・・・・・」
もう俺は躊躇わなかった。俺は体を起こすと彼女の上に圧し掛かり腰を動かした。
【了解した。じゃあ凍結後、今日(14日)の夜23時ごろから再開で】
【おやすみなさい】
二人とも分かっていると思うが、スレ待機する人いたらそっち優先な。
スレを占有するような書き方は控えた方が良いと思う。
ウザいかも知れないが他の人が遠慮して使えないと困るので言わせて貰った。
>>273 はぁぁぁ・・・・・・ちゅっ、ちゅ・・・れろっ・・・。
(遠山の身体に残った流血の残滓、流れ落ち始めた汗。
それに唇を寄せ、湿った吐息をはきながら舐め啜る)
んっ・・・ひゅぅ・・・・・・!
・・・・かはぁ・・・ひぐ・・・・っ!
(圧し掛かり、本格的に幼い媚肉を味わい始める。
狭く窮屈なそこに突き込むと、簡単に行き止まりまで達してしまった)
・・・・っくぅ・・・・きゅぅ・・・・!
ひっ・・・・あ、あ、あ、あっ・・・・・・んんんっ!!
(それでも尚強引に押し進め、独特の弾力がぐいぐいと押し返してくる様を楽しむ。
その度に華奢な身体がびくびくと跳ね、歓喜を歌った)
【予想より少し早く帰ってこれたので、レスを返しておきますね】
>>274 【ごめんなさい。そんなつもりでは・・・】
【もちろん、先に使用希望の方がいれば、そちらにお譲りします】
「く、きっ・・・」
血を飲んだばっかりで体が燃えるように熱い。ナニが食い千切られるように締め上げられて頭がしびれる。
三文エロ小説で童貞少年が美少女とナニをするってシーンは良くあるがまさか俺がするなんて・・・
幼女のそこは浅くて先っぽに硬いものが当る。急にそれが面白くて俺は何度も彼女の子宮を突いた。
「き、気持ちいいか? って聞くまでも無いか」
思わず苦笑。自分を殺しそうだった相手とレイプまがいのSEX。
ああ・・・自分でも吸血鬼になった時からどこか狂ったと思ったがな。
・・・・こういう時は彼女の口から「気持ちいい」って言わせたいな。
(何度か経験がある為手馴れてる。少し調子に乗ってナニに角度付けたり深浅つけたりしだす)
「おい、気持ちいいか? ちゃんと言わないと止めるぞ!」
ついでにこの子の素性を尋問することにした。まったくとんだ腐れ刑事だ。
「ところでお前何者なんだ? 何故俺や妖魔を襲った?」
【レス返します。今日は1:00まで可能です】
>>274 【もうしわけない・・・・気をつけるよ】
>>276 ぁ・・・・・・・・気持ち、いい、です・・・・・・・・。
・・・やぁ・・・・・やめ、ないで、ください・・・・・・・・・・。
(甘えるような、懇願するような、すすり泣くような声。
耳元を、はあはあと荒い息がくすぐる)
回答、します・・・・・・・・・。 フタサンマルマル
単式戦闘ユニット、「クリス10」は本日2300、特務社命78号発令に応じ、■■■■掃討任務に従事。
(途端に、少女の口調が機械的に切り替わった。
それどころか、途中で不自然に言葉が途切れ出す)
フタサンニイマル フタサンサンマル
同日2320、予定エリアに到達、同日、2330、掃討完了。
ただし若干のイレギュラーあり、現在、そのイレギュラーと交戦中・・・・当ユニットは、現在も、その任務を
遂行中です。
(抑揚の無い、自動的な機械のような声が、一息にそれだけ言い終わる。
遠山に、はっきりと解ったことは一つだけだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・自分がその『イレギュラー』である、と)
・・・・・はぁ・・・あぁ・・・・・・・か、ぷっ・・・・。
(それに、気をとられた瞬間。 .........
首筋に、微かな痛みと・・・・・ぞわりとした、快感が走った・・・・・・・・・この、感触は)
ああ、何だかんだ言ってもこう耳元で甘い声で懇願されると男としてはあれだな。
自分でもあきれるほど俗っぽい感想。
「素直だな。じゃあこれはご褒美だ」
そう言って彼女の体を挿入したまま抱きかかえて引っくりかえしてバックに持ち込む。うう、ナニが捻ッて気持ちいい。
・・・・急に口調が、まるで漫画の中の機械兵って感じだな。
インレギュラ? 交戦中? 「まだ」任務を遂行中?
くちゅ
彼女の言う任務の内容を吟味するのに意識してる1瞬・・・首に痛みが・・・・
彼女が体を捻って俺の首に・・・・牙を突き立てていた。何? 俺と同類かい?
>>278 ちゅ・・・・ずずっ・・・じゅる・・・・。
(血が、音を立てて吸いだされていく。
そして遠山は知った・・・・・今まで血を吸った女たちが、どれだけの快感を与えられていたかを)
はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・下さい、もっと・・・・・。
もっと、もっともっともっともっと・・・・あなた、の、命の雫、を。
(ふいに、いくつかの光景がフラッシュバックする。
形も大きさもバラバラの、何枚もの翼、鬼のような腕、コンクリを豆腐のように切り裂いた髪。
まるで様々な妖魔の能力を、切り張りしたかのうような。
ならその能力を・・・・どこから、どうやって、得たのだろう?)
飲ませて、ください。
注いで、ください。
刻み込んで、ください。
植えつけて、ください。
私に・・・・・・・・私に、あなたの、欠片を、ください・・・・・・・・・・・・・・・・・ちゅ、っ。
(唇と、唇が重なる。
微かに尖った牙が、かり、と遠山の舌をひっかいた)
・・・・・・・まじいな・・・・このまま吸い尽くされてアウトかよ・・・・
これでも吸血鬼としてはそんなに外道に生きてはいないんだがな・・・やべ、これが走馬灯かよ。
何だ? 命の雫をくれだと? 快楽主義者の吸血鬼を何人も見たがお前さんも好き物だな。
(今日、何度目かの苦笑。その顔は疲労の色が濃かったが目にはまだ力が残ってた)
・・・・てめえ、上等だ。じゃあどっちがエロでしぶといか勝負だ。もう切れた。ええ切れましたよ。
(しばらくクリスがキスに応戦するように舌と牙を絡ませお互いの舌を傷つけあい唾液混じりの血を嚥下した。そして・・・・唐突にクリスを突き放し)
「おらおら、そんなに欲しいのならくれてやるよ!」
(クリスの腰を両手で掴みバックから荒々しく突き出す。もうテクも考えずに本能と勢いだけで突き捲る)
>>280 っぷは、ちゅっ・・・ちゅ・・・・んん・・・はぁぁ・・・・。
(ねっとりと、舌と舌を唾液の糸がつなぐ。
それが切れるやいなや、突き飛ばされ、荒々しく後ろから攻め立てられる)
あぅ・・・・はぁ、はぁ、はぁぁ・・・・・・んんっ・・・!
ひっ、あ、あ・・・・・・くふぅぅ・・・んぁぁぁっ!!
(組み敷かれ、獣の体勢で交わる。
白いドレスは血と泥に汚れ、やがて華奢な身体が強烈な突き込みに崩れ落ちた。
頬がアスファルトに擦れる、ざりざりと言う音を聞きながら、急速に満たされていく)
ひぁ・・・ああ・・・っ!
はっ、はっ・・・・あぁぁ・・・・・ふうぅぅぅ・・・!!
「く、くく、く・・・・・く・・・」(歯を喰いしばりながら膣の締め付けに耐えてる)
この時の俺の意識は半ば「飛んでた」ただ何かに突き動かされて腰が止まらなかった。
もし誰かがこの状況を見てたら案外恐怖するより笑ったかもしれない。もっとも当人にとっては大真面目だが。
ああ、腰の裏が熱い。まずい。そろそろイキそうだ。まて、まてまだ終わりたくない。あ、と、とけちまう・・・・
(やがて突き上げが小刻みになりそして・・・・耐え切れなくなり)
「ぐおおおォォォ・・・・・!!」(がぶ!)
俺はイク瞬間、苦し紛れに彼女の首筋に噛み付いた。ああ、血の味が口内に・・・そして暴発した。
腰が・・・とけ・・・・頭もとけ・・・・気持ちいい・・・・
(意識が遠のいていく・・・・)
【すみません。そろそろ〆にしようかと・・・少し強引でごめん】
>>282 ひッ・・・・・・!?
は、ぁ・・・・ああぁぁぁぁぁっ・・・・・・!!
(首筋を噛み裂かれた瞬間、意識が白く弾け飛んだ。
吸われる快感と、注がれる悦楽に媚肉が蠕動して、子宮が雄のエキスを貪欲に啜り上げる。
やがて・・・全てを出し切り、萎えた逸物が、ぬちゅりと膣圧で押し出された)
はぁーっ・・・・・・・・・はぁーっ・・・・・あ・・・まだ、出て、る・・・・。
・・・・・・・・・んっ・・・・ちゅ・・・・はむ、ちゅる・・・・・。
(意識を失い、ぐったりもたれかかってくる遠山の種汁が、白い尻に浴びせられた。
・・・遠山の身体を軽々と起こし、ひっくり返すと、自分の体液と精液にまみれたそれに舌を這わせる)
ぷ・・・・はぁ・・・・・はぁ・・・・・・・・・・はぁ・・・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これより、帰投、します。オーヴァー。
(口元を拭うと、背中に翼が翻る。
それらを強く、打ち鳴らすと・・・・・・・・・・・空に舞い上がり、その姿は夜空に溶けていった)
【いいえ、こちらこそ色々申し訳ありませんでした】
【こちらはこれで、退散いたします。機会があれば、また今度・・・・】
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・・・
(そのまま夜が明けて朝)
「・・・ん、んん・・・ああ・・・」
頭が痛い・・・・こりゃあ無茶しすぎて毛細血管が何本か切れたな・・・確か・・・あ、彼女は?
(あわてて回りを見回したが無論誰もいない。自分の今の姿を確認するが服がぼろぼろで汚れた以外は以上無し)
とどめを刺さなかった? しかし服がドロと血の跡と精液と体液のシミが・・・・ああ、見られたら不審者扱い確定だな。
「・・・・・こりゃあ仕方ないな」
しかたないが報告書書くには嫌だが組織に連絡して車を呼ぼうと・・・・あ、携帯が壊れてるw;
「・・・・・・歩いて帰るか」
俺は人通りの少ない道はどこだったのかを思い返そうとしながら自宅へと向かった・・・・・頭の中で彼女の怒った顔が浮かんだがむしょうに会いたかった。
【いえいえ、お相手してくれてどうもです】
【ういうい、これで因縁が出来ましたから又会いたいです。では・・・】
【待機する。どなたでもどうぞ】
名無しですが、いいですか?
【こちらは構わない】
【そちらにネタがあるなら、それに乗ってみようと思うが】
避難所の181ですw
こっちは上級の妖魔で。
退魔師で遊んでいる所を御影さんが来た、というのは?
【今確認した。なるほど、流れから察するに、精神攻撃系の】
【妖魔というわけだな。こちらはそれでもいい】
【場所などは、そちらが決めてくれていい】
【なんとか乗ってみる】
月明りに照らされた公園で、彼女はしゃがみ込んでいた。
布を一枚纏っただけの格好で、長い髪は所々からまっている。
彼女の目の前には、おそらく十代後半であろう青年が顔を歪ませ呻き声をあげて横たわっている。
「つまらないなぁー。こんなレベルの恐怖は美味しくとも何とも無いよ。」
彼女はブスッとした表情で呟き、青年の頭に手を当てる。
すると、青年が既に歪みきっている顔を更に歪め、恐怖と苦痛に染まった悲鳴をあげた。
「くふふ・・・やっと少し美味しいのが出てきた。」
彼女は口を歪ませて低く笑う。
弱肉強食。強ければ生き、弱ければ死ぬ。
どんな主義主張を持っているにせよ、命を賭けた戦いの中では、
負ければ死ぬ。シンプルで、シビアな世界。
「チッ・・・」
苛立たしげに舌打ちひとつ。
妖魔に敗北することは、死に直結している。
肉体を喰らう妖魔。精神を喰らう妖魔。
どちらにせよ、一度妖魔の牙に掛かれば、そこで終焉なのだ。
眼前の光景にも、彼の精神は揺らがない。
ただ、妖魔に対する嫌悪があるだけだ。
彼は無造作にグロックを引き抜きトリガーを引く。
退魔の刻印が彫りこまれた9ミリパラベラムの弾丸。
髪の長い妖魔の側頭部に、音速の弾丸を叩き込む。
銃弾が彼女の側頭部にめり込もうとした瞬間、彼女の手が銃弾の行方を阻み、その掌に食い込んだ。
刻印の効果か、銃跡の周りが火傷をしたようになっている。
掌から血は・・・流れない。
「もー、いったいなぁ。」
大して顔を歪めることも無く、彼女は呟く。
そして掌を見つめ、銃弾を指で抉り取る。
軽く手を払い、撃ってきた人物を見た。
「別に良いけどね、もう終わっちゃったし。
君、退魔師だよね?普通の弾丸より痛かった。
てか、持ってるだけで痛い。」
抉り出した銃弾を指で弾き飛ばす。
銃弾は彼の足元に転がった。
「この子も退魔師なんだってさ。見たことある?」
彼女は足元に転がっている青年の頭を掴み上げ、顔を彼に見せる。
初弾はほぼ無効。損傷軽微、活動に支障なしと言ったところか。
「知らんな」
いつも通りの平坦な返事。だが本当のことだ。
この街には、天洸院以外の退魔機関もいくつか存在する。
妖魔に蹂躙された彼は、恐らくその一員ではあろう。
残り15発を連続で叩き込み、次手を練る。
敢えて狙いを集約せず、頭部、腹部、脚部に撃ち分ける。
劇的な効果はなくとも、足止めにはなるだろう。
元より退魔の弾丸は、相手の属性にもよるが、一定以上の妖魔にはほぼ無効なのだ。
その場合、弾丸は相手の実力や素性を探る役目を果たす。
全弾吐き出したグロックをホルスターに収め、ナイフを引き抜く。
刃渡り二十cm以上ある、斬妖の刃だ。
「くははっ冷たい人っ!
じゃあこの人使っても良いね。」
軽く笑いつつ、持ち上げたその青年で銃弾を受ける。
もっとも、頭部を狙った銃弾はそれて青年の頬を深く削るだけだったが。
青年は銃弾を受けても呻くだけだった。
「俺様ね、退魔師好きなんだぁっ!
だって、退魔師の子って美味しい記憶持ってるんだもん!」
彼女は青年を投げた。
真っ直ぐ彼目掛けて。
弾丸は、盾に使われた青年の身体にめり込んだ。
九mmの弾丸は、貫通するほどの威力はない。
飛んで来た青年の身体を、蝿でも追い払うように裏拳で払い除け、
吐息を吐き様間合いを詰める。
このナイフは只のナイフではない。
現代の鍛冶師が精魂込めて打ち上げ、高野山の僧侶によって
祈りが篭められた、破魔の懐剣である。
斬鬼衆になった暫くのあと、彼はナイフと銃を己の牙にすることを選んだ。
刃が閃く。
彼の《気》によって切れ味を増した破魔の懐剣は、
一の太刀で喉笛を狙い、返す刃で鎖骨を袈裟切りにした。
「ぎ、がぁ・・・・痛い。」
傷口から血が噴出していて、口から血を吐き出す。
が、表情は眉を顰めただけだった。
彼の目を見、口端を異様なまでに吊り上げて笑った。
「良い記憶もってそうだね。」
瞬時に彼の頭を掴み、すぐに手を離して距離を取る。
「くはははっ・・・やっぱり良い感じだっ!」
それを言ったと同時に、彼の視界は暗くなっていった。
脳内ジャック。
彼女の食事+遊びに使われる技。
青年にかけられていたのがこれだ。
「君が弱かった時に戻ってきなよ!
帰ってきた時、もっと面白いことになってるかもね!」
次の瞬間、彼の意識はあの時に戻っていた。
あの時、それは彼が変わるきっかけになった残虐な時のことだった。
浅い。手応えから伝わる情報。
返り血が吹きかかる。だが相手は絶命に至っていない。
刹那の硬直。二手目で瀕死乃至絶命できなかったのが災いした。
その隙間を狙われた。頭部を掴まれた。伝わってくる嫌な気配。
追撃の斬撃を繰り出す前に、距離を取られた。
視界が暗転する。
相手の戯言に構わず、コルトパイソンを引き抜こうとするが――
・・・・遠い日。訪れた崩壊の時。
相手の能力に、捕らわれた、のか?
脳内の片隅で思考するも、鮮血と苦痛の記憶が、それを塗りつぶすように
再現される。
それは彼が、まだ狂いだす前のこと。まだ見ぬ未来を疑いもしなかった頃のこと。
ある日訪れた二人の老人。彼らは本物の妖術師であった。
気合だけでコンクリートの壁に穴を開ける。呪言の一声で、飛ぶ鳥を落とす。
彼らには造作もない児戯であった。元々、何処かの神社の巫女であった母は、
彼らにいつの間にか取り込まれ、彼らの実験に賛同したのだ。
彼らが何を最大の目的としていたのか、その時の彼は知らない。
無数の刃で身体を切り刻まれ、内側を弄り回される。
今の彼は少しだけ知っている。彼らは彼らの利益となることのために、
この様な実験を繰り返しているのだと。現世の快楽の追求。
端的に言えばそれだけである。彼の家族は運が悪かったとしか言いようがない。
イタイイタイイタイタスケテタスケテタスケテ・・・・・・
どれ程痛くても、彼は死ねなかった。
彼女は悦んでいた。
目の前で蹲っている彼の記憶が、恐怖が、苦痛が、
とても美味しい。
とても面白い。
彼に付けられた傷が癒えてゆく。
見る見る内に塞がり、跡でさえも残らない。
彼女のエネルギーは人間に限らず、妖魔でも動物でもいい。
それらの怒りや悲しみなどの負の感情だ。
人間なら、過去のトラウマを見せれば質の良い負の感情が次々とうまれるのである。
「こういう子がいるから好きなんだよね!」
笑いながら言う。
そして、何か思いついたように指を鳴らした。
「そうだっ。記憶にあったあの子達使えば・・・!」
そして彼女は彼の頭に触り、新たに脳内イメージを作った。
1つは彼が戻っている記憶。
新しく作ったイメージはこの公園とまったく同じ風景。
そして、自分のイメージ。
あと、彼の記憶に出てきた女性が2人。
八雲天音と幸原尚のイメージ。
現実と間違えるほど精密なイメージ。
彼が戻ってきたら、彼は新たに作った空間に来る。
「くっふふ・・・楽しみだな♪」
彼女は彼が帰って来るのを待った。
【あの、時間大丈夫ですか?】
どれ程の時が経ったのだろうか。監禁されて、学校にも行けず。
妹と部屋の隅で抱き合い身体を震わせて。
繰り返される実験。刻まれる身体。
だというのに、身体には傷跡ひとつ残らない。
だというのに、痛みだけはいつまでも残っている。
やがて父が血を吐いて死んだ。
失敗じゃな。
老人たちは、その一言で切り捨てた。
母は薄っすらと笑っているだけだ。
どうしてだろう。どうしてだろう。どうしてお母さんは笑っているのだろう。
この時の彼には分からぬことだったが、母の精神は既に壊れていたのだ。
視界が再び暗転する。
施設で過ごした時のこと。斬鬼衆になった時のこと。
『先輩』と過ごした時の事。仲間たち。
引き戻された。眩暈がする。
「てめぇっ・・・・」
精神を弄られた。覗かれた。その感触が怒りの炎を呼び覚ます。
珍しく激昂し、引き金を引こうとするが。
「幸原・・・・天音・・・・」
何故彼女たちが、ここにいるのだろう。
半妖・幸原尚。
斬鬼衆のひとり、八雲天音。
どうして・・・
彼はまだ乱れる思考と精神を制御出来ずにいた。
【24時までは平気】
【すいません、ありがとうございます。】
彼が銃口を向けた時の怒り。
2人の少女を見たときの困惑。
その表情も感情も彼女にとっては心地良いものだった。
「記憶覗かせてもらったから。この子達の住所も分かったんだよ。
送っていたんでしょ?
十分時間はあったからね。」
彼女は飄々と嘘をつく。
まるで、ただ真実を言ってるだけのように。
「さて、じゃあ早速選択問題。」
彼女は2人の少女の首筋にナイフを付けた。
それは彼が退魔に使っている物と同じだった。
ただ彼女がイメージで出した物だが刃の煌きも冷たさも本物そっくりだった。
幸原尚の首に当てられているナイフには、ご丁寧に血までついていた。
「幸原尚ちゃんと八雲天音ちゃん。選ぶならどっち?
ついでに、選ばれなかった方はコレでズバッと殺されまーす。
それと、そこから少しでも動いたらどっちも殺す。
銃もダメでーす。」
彼女は楽しんでいる。
彼の苦悩を。
彼女は口をゆがめた。
幸原尚。半妖。
短い髪。よく動く瞳。笑顔。
片親が妖魔である彼女は、妹に似ていた。
――いや、違う・・・
今も妹が生きていたなら、きっとこんな風に育っただろうと思う。
そんな気がしただけだ。だからきっと、似てはいないのだ。
八雲天音。斬鬼衆の一人。
漆黒の長い髪。漆黒の瞳。白磁のような肌。
彼女には、微かな憧憬を抱いたことがある。
彼女の秘密を知った今でも、――否、知ったからこそ、
今は酷く身近に感じる。
『記憶覗かせてもらったから。この子達の住所も分かったんだよ。
送っていたんでしょ?
十分時間はあったからね。』
妖魔が何か言っている・・・・・
どちらを選ぶ?選ばない方は死ぬ?
ナイフが月光を浴びて輝いている。
――オカシイ。コレハオカシイ
何がオカシイのだろう。何処かおかしい部分があったか?
もう一度脳内で反芻する。
『記憶覗かせてもらったから。この子達の住所も分かったんだよ。
送っていたんでしょ?
十分時間はあったからね。』
ああ・・・唐突に理解する。
急速に頭が冷えてゆく。いつもの冷静さが甦る。これもまた夢だと。
幸原はともかく、彼の知る天音が、簡単に捕らわれるはずもない。
つまらない真似をしてくれる。精神を覗いている間に、殺しておけばよかったものを。
「どちらを選ぶ?」
彼は笑った。鋭く冷たく口の端を吊り上げる。
くくくく・・・・珍しいことに、喉の奥で笑い声まであげている。
「どちらも選らばねぇよ」
彼は無慈悲に笑い。そして引き金を引いた。
357マグナム弾が、音速で突進する。
妖魔の左胸に向けて。
その破壊力は、先ほどの弾丸より数等上である。
【すまない・・・・上手く乗れてないな】
【かまいませーんよ。自分も無理難題押し付けてるようで・・・orz】
バレたか。
彼が銃を撃ってきた時、彼女はそう思った。
そう、それだけ。
命の危機などまったく感じていなかった。
ただ少し、美味しかったのになと、思っただけだった。
それでも、イメージは破らずそのままに。
自分の左にいた八雲天音を引き寄せる。
どっちにしろ、まだここは彼の脳内だから。
人体のイメージ。自分のイメージを乗せつつ。
銃弾が八雲天音の胸に突き刺さる。
噴出す血。飛び散る肉片。苦悶の表情。
『八雲天音』が膝をつき、倒れる。
「よし、とら・・・?」
擦れる八雲天音の声。
彼女はこういう小芝居は好きだ。蛇足だが。
幸原尚が目を見開き悲鳴をあげる。
イメージが本物の彼女のように行動する。
「いやだっ大丈夫ですか!?御影!この人胸がっ・・・!」
ああ、本当にくだらない。
この世界は煉獄。誰も誰かを救えない。
正しい者などいない。きっと皆が咎人で。
八雲天音の胸に、弾丸が突き刺さって。
崩れ落ち、倒れ付す。
『よし、とら・・・?』
偽者だとわかっている。けれど。
『・・・今、この場ではなくまた別の場所で、きちんと・・・わたくしを愛してください。
義虎・・・』
彼女が彼を名前で呼んだのは、あの時のことだ。
あの時から、ずっと名前で呼んでいる。
『いやだっ大丈夫ですか!?御影!この人胸がっ・・・!』
「黙れ、囀るな」
喚く幸原の頭に、弾丸を叩き込む。
偽者だとわかっていても、胸が軋む。不愉快だった。
「俺には誰も救えない、守れない」
それが幻想相手であれ、決して変わらない事実。
「てめぇも地獄へ帰れ」
残り四発の弾丸を纏めて叩き込む。
「ふっきれちゃった・・・つまんない。」
銃弾が身体にのめり込む。
その瞬間、自分のイメージを変えた。
彼の妹の姿へ。
涙を浮かべて、目を見開いて。
「おにい・・・ちゃん?なんで・・・」
次の瞬間彼は闇に落とされた。
彼女は自分の趣味を最後まで通す。
「わたくしは、失望いたしました・・・。
もう、わたくしの前に現れないでください。」
悲しげな八雲天音の声が響く。
「信じてたんだよ・・・?あたし・・・。
嫌い、嫌いだよ。御影なんか大っ嫌い!!」
幸原尚の悲痛な叫び声。
「おにいちゃん・・・おにいちゃん・・・・なんで助けてくれないの・・・?」
妹の消えそうなほど小さい声。
彼女は空間を解除した。
「くふふふふっ残念だね。トドメ刺せなくて。」
笑いながら、彼から5mほど離れる。
「美味しかったよ、君の感情。お腹いっぱいだし、帰るわ。」
彼女のすぐ後ろに空間の裂け目が出来る。
「君の大切な人達にも近々会いにいきたいなっ!
すごく・・・美味しそうだ!」
彼女はそのまま裂け目へ身を躍らせた。
裂け目はすぐに閉じて、消えてしまった。
【こちらはこれで締めとさせていただきます。】
【お付き合いありがとうございました!では、ノシ。】
【さて・・・ここに来るのも久しいな・・・。待機してみる】
大切な者などいない方がいい。
大切な者が出来ても、決して守り切れない自分を知っていたから。
天音が、幸原が、妹が・・・・
妖魔によって暴かれた記憶が、想いが、その断片が乱舞して。
くらりと足元がふらついて、そのまま片膝を付いた。
「くそったれが・・・」
随分と掻き回されたものだ。
なんて――無様な。このまま死んでしまいたくなる。
ナイフを取り出して、束の間見つめる。
喉笛を欠き切れば、そして手当てしなければ、すぐに死ねるだろう。
『大丈夫だよ』
誰かの声が甦る。誰の声だっただろうか。
『キミの力は、きっと誰かを守れるよ』
優しくて、暖かい声。それはもう、現世にはいない『先輩』の声だった。
斬鬼衆の心構えについて、戦い方について、懇切丁寧に教え導いてくれた『彼女』の声だった。
何時の折だったか、彼女はそんな事を言ったのだ。それに対して、彼は反発したような記憶がある。
その部分は、今の自分と変わらない。
「俺は・・・・」
守るということは何だろうか。
自分にそれが出来るとは思えない。
天を見上げる。無慈悲な女王は、何も言わずに見下ろしている。
【正直かなり悩んだ・・・・でも意義のあるロールだったと思う】
【またいずれノシ】
>>307 【うぐ!空気を読み違えたか!
一時避難所に下がる!失礼した!】
【突然ですが待機してみますねーとりあえず1時間ほど待機しますです】
【こんにちは。・・・お相手、よろしいか?】
【はい、ぜひーノシ というか初めましてー。
シチュの方はどうしましょうか? 共闘(or敵対)バトル、雑談、エロール……色々ありますが】
>>311 【うむ、初めまして。
エロールがいいんだが・・・その前段階はバトルにするか雑談にするか・・・。私には決め難いからそちらの好きにしてもらいたい】
>>312 【それではこちらがそちらを「妖魔」と勘違いして襲い掛かるが、
話して行くうちに和解、それでなんとなくそちらからちょっかいを出していただければ…】
>>313 【分かった・・・ではそちらから話を切り出してもらいたい。こちらもうまく合わせるから、すまないが頼めるか?】
夜更け―――。
人通りの少ない路地裏を疾走し、後ろからは妖魔の群れが駆けてくる。
まるで鬼ごっこ―――、ただし頭に「命がけの」が付くが。
偶然に女性が襲われていたところを発見した私は
とりあえず彼女から引き離すために囮となってヤツらを引く付けていく。
「この辺りでいいでしょうか―――」
ここであれば、人が来ることも無い。
物騒となった今日のひと気のない夜道を散歩する酔狂な人間など少ないだろう。
居るとすれば、人を喰らう者か、もしくはそれを狩る者―――。
刃を振うごとに、邪な気配は消えていく。
今日もなんとか無事に生き延びることができた。そう確信したとき、背後にふっと気配が現れるのを感じた。
【では、こんな感じで…よろしくおねがいします】
「こんな所にまで妖魔が湧くようになったか・・・。物騒な時代になったものだな」
背後から現れた長身の女性。手には長槍を持ち、コートを肩に掛けながら女生徒を見つめる。
「君は・・・何者だ?」
【このタイプのロールは初めてだからな・・・遅くなった】
あなたこそ、何者ですか…?
こんな時間に外を出歩くなんて、女性にしては物騒じゃありませんか?
(額から汗を流しながら不敵な笑みを浮かべて、剣の切っ先を向ける)
それにその得物といい、その身のこなし……
―――ただの「キレイなお姉さん」という訳ではなさそうですね?
【そちらの得意な方のロール方にあわせますので気になさらずーノシ】
君とは似て非なる存在と言うべきか。しかしそのようなものを人に突き付けるとは・・・君の方こそ穏やかではないな。
(右手の人差し指と中指で剣の切っ先を挟んでついと押す)
最近は夜に出歩くのにも許可がいるのか? 私の自由だろう?
(手にした槍を扱き始める)
【ではこうさせてもらう・・・すまないな】
あら……警戒ぐらいしないと、この世の中、生きていけれませんよ?
貴女ならこの意味……分かると思いますが、ね。
(眉を寄せて顔を顰めたまま、剣を退けて)
あら、こんな物騒なものを手にして出歩くのも怪しいと思いますけど。
……ひとつだけ、聞きます。
貴女は私の敵ですか。それとも否か。―――答えて下さい。
(ゆるぎない力強い瞳で絢の瞳を覗きこんで)
それは言えないな。敵かどうか・・・それは君にも言えることだが。少なくとも今は手は出さんよ。
これから先は知らないが。
(傍らの石段に腰掛け、女生徒を見上げる)
私の名前は霊崎 絢(たまさき・あや)だ。君の名前も聞いておくか。
(槍を傍らに立て、目線を合わせ強い眼差しで応える)
………………。ふぅ。
(しばし、見つめていたが、根負けしたかのように溜息を吐き出して)
分かりました、その言葉を信じます。
……ごめんなさい、少し殺気立っていたみたいで。
少し追われてたものですから、緊張がなかなか解けなかったんです。
(もう一度謝って、苦笑を漏らし、前髪を掻き揚げて)
私の名前は佐々木優希と言います。
「優しさ」の「ゆう」に「希望」の「き」と書いて、優希って読むんです。
(どうぞ、よろしくお願いしますね、と軽く笑って)
ゆうき・・・優希か。よろしく、優希。
しかし・・・私は敵になるかもしれん。今は手は出さないというだけだからな・・・ククッ。
(含みのある笑いをして立ち上がる)
君はなかなかいい顔をしている・・・好みのタイプだな・・・。
(言いつつ優希の後ろに回り込む)
・・・ふうっ。
(後ろから優希の肩に顎を乗せ、耳に息を吹き掛ける)
その時はその時ですよ。
その時は私も全力で貴女を叩き潰しに行きます。
私もまだやるべきことを為していないですから、途中で放り投げるわけにはいけませんし。
(ニッと笑って、瞼をそっと閉じ目を細める)
は…はい? 絢さんだってキレイじゃないですか、私なんて……
(褒められて思わず頬を赤らめて俯いて)
ひゃんっ!? へ、ぁ、あのっ…あ、絢さんっ!?
(息を吹きかけられるとびくんっと背筋を伸ばして)
ふふっ・・・やけにかわいい反応をしてくれるじゃないか・・・。好きなのか、こういうことが・・・。
(両手を優希の胸に回し、ぐっと力を入れて揉み始める)
ククッ・・・いけないな・・・。こんな夜更けに出歩くとは・・・。私を本気にさせてどうするつもりだ・・・。
(優希の背中に自分の胸を押し付け、擦りつけていく)
あふぁっ!? やっ…胸、なんか揉まないでください…っ!
だ、誰か来たらどうするんですか…ぁ、はぁ……
(軽く抵抗するものの、満更でもないのか、艶かしい吐息を吐く。
乳房はむにむにと揉まれて服の上からとはいえ、歪に形を変える)
べ、別に好きだなんて、そんな……私……。
ふぁっ、あ、絢さんの胸……背中に当たってます……。
(顔を真っ赤にしたまま俯いて、背中にいやらしく擦りつけられる胸の感触に
どきどきと視線を泳がせて)
人気の無い場所に来ておいて何を・・・。
・・・当てているんだよ、わざとな。好きみたいだな・・・女同士の・・・くふふ。
(指先を胸の頂に持って行きくりくりとこねくり回し、首筋に荒く息をかけながら)
ここでは嫌か?
なら場所を変えて続けてもいいが・・・。私はもう火がついてしまった・・・。ここで終わりだなんて・・・私は認めないからな。
(ぐにぃっと服越しに乳房を握り締め、上方に引っ張り上げる)
だ、だってこんな…こんなことされたら…
ひゃんっ…! あ、絢さんの手つきがいやらしいから…
(頬を紅潮させながら、上ずった声を出して身じろぎする)
も、もう…ここでいいです……。
私だってこんなにされたら、我慢ができないです…。
(視線を逸らしながらぼそぼそと呟いて為されるがままに乳房を揉みくちゃにされて)
ん、ふぁぁあぁっっ……!! そ、そんな、いやらし……っ…!
はぁ…はぁ……。おっぱい…そ、そんなに揉まないで下さい…。おかしくなっちゃいます…
そ、それに揉むなら直接…服を脱がして、も、もんでください…。
(自分からおねだりするのは恥ずかしいのか、小声で呟きながら瞳を覗きこんで)
ん・・・分かった。私も溜まっていてな・・・限界だったんだ・・・。脱がせてやる・・・。
(器用にブレザーのボタンを外す)
しかし・・・これなら私も裸にならなくては割に合わないな・・・。優希、後で脱がせてくれるか・・・?
(ブレザーの下のシャツをはだけさせ、優希の腹部をさすっていく)
はい……わ、分かりました……。
(そろそろとコートを脱がせると、シャツのボタンを外し肌蹴させていく)
(そして、シャツのなかに手を入れて掻き分けると、下から上へと回転させるように
乳房を捏ね回してむにゅむにゅと指先でおもちゃの様に揉みしだく)
わっ、絢さんのおっぱい、大きくて柔らかい……。
ふふ、揉み応えもあって……ずっと揉んでいたいぐらい…。
(絢の乳房に顔を埋めながら揉みしだき、時折ちゅうちゅうと乳首を吸って舌でなめまわす)
ぺちゃ、ぺちゃ……ちゅう…ちゅう、ちゅるるっ…
んはっ・・・こ、こら・・・まだ脱がせていないのに・・・んんっ!
(ブレザーとシャツを優希から脱がせ取ろうとした瞬間に自分が脱がされてしまい、乳房を揉まれ刺激される度に乳首が乳輪ごとぷっくりと膨らんで盛り上がっていく)
んくぅ・・・もう・・・駄目っ!
(優希から手を離して服を脱ぎズボンとショーツも外すと、筋肉も引き締まった逞しい肢体を晒す)
はあっ、はあっ・・・んんっ・・・。
(そのまま優希の動きに身を任せる。次第に身体が汗ばんでいく)
……こんなにも乳首と乳輪、脹らませちゃって…。
絢さんすごくエッチです……。
(うっとりとした言葉とは裏腹に乳首を摘まむと激しく上下左右に引っ張って
淫靡に乳房を揺らしまわす。膨らんだ乳輪に指で擦り執拗に乳首を捏ね回す)
あら……。自分からあそこを晒しちゃうなんて…本当にエッチですね?
ふふ、それはそれで可愛いですけど…。
(胸を揉みしだきながら、目を細めてふーっと耳元に息を吹きかけて)
ああっ、こんなにおっぱいが揺れてる…とってもはしたないですよ、絢さん…?
あんん・・・激し過ぎるぞ・・・んうっ!
(乳首を引っ張られ、乳首を支点に乳房をふるふると震わせる)
ふ・・・ふあぁ・・・。もう・・・君は・・・許せないな・・・。
(胸を揉む優希の腕を握り締めると捻り上げてそのまま押し倒す)
なんて女なんだ・・・。さて・・・今度は私が責めるぞ・・・。
(そのままスカートに手を回し、スパッツごと引きずり下ろす)
ふふっ・・・自分で上の服は脱げるだろう?
ん・・・っ・・・ちゅっ・・・。
(優希の引き締まった太股にキスをし、舌を這わせていく)
(絢の乳房を揉んで楽しんでいたが、
急に腕を掴まれて押し倒されてしまう)
まったくもう…乱暴ですよ、絢さん……。
それともこういうのがお好きなんですか…?
(目元を蕩けさせながら、
スパッツを引き摺り下ろされて恥ずかしそうに身じろぎする)
(それでも絢が動きやすいように軽く足を開いて、太ももを愛撫されるたびにぴくっとつま先が丸まる)
んっ、ふぁぁ……絢さん…。
びくびくって来ます……んぅうっ…っ!
ん・・・ちゅ・・・。
責められるのも悪くないがな・・・ガツガツされるのは好きではないんだ。
(しゅるりとショーツを脱がせ、まじまじと潤んだ茂みを見つめる)
ふふっ・・・君の胸もなかなか大きいな・・・。
(ぐうっと優希の胸に手を当てるとゆっくりと揉み解していく)
ククッ・・・吸い付いてくるみたいだ・・・。
(乳房の丸みに沿って手を動かし、絞るように捻り回していく)
その割には絢さんも手つきが悪いと思いますけど?
(苦笑交じりに言葉を返しながら、ふいっと視線を逸らして)
もう……そんなにそこを見ないで下さいよ…。
(そっとそこを手で覆い隠しながら小声で抗議して)
んんっ! そんな、絢さんに比べたら…はふっ…!!
(乳房を揉まれると、ぐにっと形を変えてふるっと柔らかく弾む)
あっ…ぁぁぁあっ! そんなに…おっぱい、揉まれたら…はぁっ…♪
乳牛じゃないんですから…そ、そんなに捻らない・・・でっ…!!
(きつくされればされるほど、蜜は溢れてきて)
きつくされるのが好きなのか・・・その割には感じているみたいだな・・・。
(胸に息を吹き掛けると、乳首をくりくりと転がしながら首筋に舌を這わせる)
くふふ・・・随分濡れているみたいだな・・・。実は私もなんだよ・・・。
(股間を覆う手を開かせ濡れそぼった陰毛を見ると、自分も股を開いて優希に見せる)
ひゃんっ…! ああっ、も、ぅ…そ、んなに、乳首を弄らないでぇ…っ!
(乳首を弄られて、涎をつっと垂らしながらぎゅっと拳を握って)
ああっ、そんなこと言わないで……。…え、絢さん、も…?
(不思議そうに首を捻りながら、絢のそこに魅入ってしまう)
……絢さん、凄く、いやらしいです…。
(ぼーっとそこを見つめながら、自然と四つん這いで這って、
首を傾けるとちゅぅぅっと唇を寄せて露を啜りとっていく)
んちゅぅ…ちゅぱっ、ちゅぱっ…ちゅうぅぅっ…
あ・・・ああぁ・・・んっ!
(蜜を吸われる度に身体をひくつかせて喘ぎ声を上げる)
なんでそんなに・・・私を責めるんだ・・・。君は・・・私をどうするつもりだ・・・。
(快感が身体を走り抜ける度に力を吸い取られるようにかくかくと首を振り、後ろに手をついて身体を支える)
私は・・・私は・・・ああっ・・・んあっ!
…そんなに喘いで…可愛いです、絢さん…。
んちゅっ、ちゅぅぅ…ぢゅるるっ…ぢゅりゅううっ…!
(んふーと鼻で息しながら、息苦しそうになるまで絢の秘裂にしゃぶりつく)
(そして、舌をねじ込み蠢かせ秘裂のなかで暴れさせる)
どうするだなんて…
絢さんが最初に誘ってくれたんじゃないですか…。
責任を持って最後まで気持ちよくさせていただきます…
(そのまま押し倒すと乳房や秘裂が重なるように覆いかぶさって触れさせる)
ならば責めっぱなしでは無しにもっと優しくして・・・んっ!
(膣内を這い回る舌の刺激に背中を反り返らせ、軽く潮を噴いてしまう)
んあぁ・・・はぅ・・・。私と君の部分が触れ合って・・・あぁっ・・・いいっ・・・。
(ぱんぱんに筋肉で膨れた腕を優希の背中に回し、強く抱き締める)
(少しずつ身体を動かしながら触れ合う秘裂と抱き合って柔らかく潰れた乳房を擦り合わせる)
んぷぅっ…! ぷふぁ…はぁ…そう思うなら優しく、ですか?
(潮を直接顔に受けながら唇を離して、ふにふにと胸を揉みしだき)
ではこうですか?それとも、こうした方がいいんでしょうか…?
(そっと絢のお尻に手を伸ばしてさわさわと優しく撫で回しながら訊ねて)
ああっ絢さんのあそこ…濡れてるのが分かります…。
んっ…乳首がこすれあって……はぁ……。
(徐々に身体を動かして、小刻みに秘所をこすり付ける)
(ぷちゃぷちゃ、と小さな水音を鳴らしながら、お互いの快感を高めていき)
ふぁ、はぁぁぁ…んっ、ふうぅ…。だめ…そろそろ、私…イキそう…っ…!
んふっ・・・いいぞ・・・。そのまま・・・優しく・・・。
(尻肉を揉まれ快感に身を任せながら、優しく強く優希の身体を抱き締めていく)
ふふ・・・優希の濡れた感触が気持ちいい・・・。胸も・・・おっぱいも・・・ふにゅふにゅしてて・・・あぁ・・・。
(触れ合い、水音を激しく立てながら身体を上下に動かす)
なんだ・・・もう達してしまうのか?
私も・・・もう・・・達してしまいそうなんだ・・・。な・・・一緒に・・・。
(手を尻に持って行き、割れ目にそって割り開く様にして持ち上げる)
絢さんのお尻…柔らかくて大きい……。
(絢の尻肉を撫でまわし、揉みながらうっとりと呟き
絢の身体の温かさにほぅと吐息を漏らす)
はい…、私も絢さんのが気持ちよくて…
おっぱいも気持ちいぃ…ぽよぽよしてますぅ…
(より、乳房を押し付けながら身体を動かして肌を擦り合わせる)
(表情は蕩けそうな弛緩した顔を見せて、脚も絡ませていく)
ふぁぁぁ……お尻がぁぁ…っ♪ ふぁっ…!
ふぁ、ふぁい…一緒にっ…い、イキましょうっ……ぁああんっ♪
(尻を割り開かれたため、尻穴はひくひくとわなないているのが暴かれて)
(だんだん声が大きくなり、上ずったものとなっていく)
ひぃぁ…も、もうらめぇ…あ、絢さんっ! 絢さんもう、わたひ…だめぇぇっ!
い、いくっ……ぅぁああああぁっ!!
(そのまま絶頂へと導かれて、ぷしゃあっと潮を吹いてくたりと絢に持たれかかる)
んあっ・・・ああぁぁぁぁぁぁぁっ!!
(自分も同時に達してしまい、いきおいよく潮を噴いて身体を痙攣させる)
あ・・・ああっ・・・。んはぁ・・・。
(快感の余韻に浸りながら、しな垂れかかる優希を抱き締める)
・・・んうっ・・・はぁぁ・・・気持ちいい・・・。
(そのまま巧みに脚を絡め、解けないように組み合わせると、さらに身体を動かして勃起した乳首を乳房に押し付け擦っていく)
はぁ…はぁ……。絢さん…。
(息も絶え絶えに彼女の身体を抱きしめると、
乳房を潰しあって乳首を刺激させあう)
はぁ…絢さんの乳首…ぐりぐり私のおっぱいに押し付けられてます…♪
ああっ、またエッチな気分になっちゃいます、よぉっ……!!
乳首がびくびく来ちゃうっ…びんびんになっちゃいますぅっ…!
【そろそろ締めましょうか?】
まだ・・・足りないのだろう? 私には分かっているんだから・・・。
(にやりと意地悪そうに微笑む)
私もまだまだだ・・・。
ん・・・ちゅっ・・・。れるっ・・・んっ・・・。
(片腕で抱き締めたまま優希の顎を片手で持って上を向かせ、唇を重ねる)
んちゅ・・・はむ・・・。むふっ・・・んくちゅうぅ・・・。
(唇に舌を差し込み、口内を愛撫していく)
【では次か次の次で締めよう・・・】
ふふっ、まったくもう…病み付きになっちゃうじゃないですか。
(照れくさそうに笑いながら、お尻を撫で回しながら乳房を押し付けて)
絢さん……んっ…ふぅううっ…♪
(瞼を閉じながら、絢の唇を吸い)
んぅ…ちゅっ、んちゅうぅ…はぁ、ぢゅっ、ちゅうぅううっ…。
(絢の舌の動きに合わせて、こちらも舌を絡ませお互いの唇周りを唾液でどろどろにしていく)
……………。
………。
……。
(結局お互いに身体を離したのは夜明けが近づいてきた頃だった)
(よくその間ずっと続けられたなぁと、恥ずかしく思いながら衣服を正し)
……絢さん、その、気持ちよかったです。
今度逢うときは敵か、味方か・・・分かりませんけれど。
(ふっと笑みを浮かべて手を差し出して握手を求める)
そのときはお互いに全力を尽くしましょう。お互いが求めるもののために―――。
【それでは次で締めさせていただきますね】
・・・・・・・・・
私も久し振りに燃えてしまった・・・。
(衣服を身につけると顔をかすかに赤くして)
しかし勘違いするな、私は別に君らと群れ合う気など微塵もない。
・・・次に会った時は本気で行かせてもらうからな。
(握手を断ると立て掛けた槍を取り、肩にコートを掛ける)
では私はこれで・・・楽しかったよ、佐々木優希・・・。
(つっと近付き優希の頬にキスをすると、風のように消え去る)
【私はこれで締めるとしよう。長時間お相手ありがとう、次はバトルロールもお願いしたい。
ではまた会ったらよろしく頼む、それでは】
(強い意志の光を瞳に燈しながら、頷きを返し)
分かりました。貴女が私の前に立ちふさがるというのなら
……全力で排除致しましょう。
(己に自信を持つような笑みを浮かべながら、キスを受けて)
ふふっ、では次に逢うときは刃を交えることになるかもしれませんが…。
―――それまでは元気でいてくださいね?
(穏やかな笑みを浮かべると自分も踵を返し、絢とは逆の方向に歩き出す)
【それではお疲れ様でした。こちらこそ、どうもありがとうございましたっ。
はい、その時はよろしくお願いします。ではまた機会がありましたら逢いましょうノシ】
【待機致します。名無し様でもキャラハン様でもどうぞ。】
【こんばんは、お相手お願いできますでしょうか。】
>>351 【はい、宜しくお願いします。】
【どのような展開をご希望でしょうか?】
【あ、それ以前に私のプロフとか細かい部分は知っている方でしょうか?】
【具体案はなく…申し訳ありません。名無し相手に暖めてるネタがおありでしたらお願いいたします。】
【そちらにもなければ簡単に雑談で。】
【失礼ながら、細かい部分までは把握しきれていません。】
【過去ログを流し読みした程度で、争いを好まない共存派だということは存じております。】
>>353 【了解しました。】
【組織の妖魔相手でしたら、魔力を供給する役割として和姦ネタも可能です。】
【名無しさん相手の時は、一応そちらのやりたい内容に合わせるつもりなのですが…
とりあえずは、退魔か妖魔(組織かフリーかも)かを決めていただけませんか?】
【失礼いたしました。腹案もなく来たのはまずかったですね…重ねて申し訳ありません。】
【ではお言葉に甘えて七妖所属の妖魔にしてみます。自然に流れに乗せられそうなら和姦をお願いしたいです。】
>>355 【分かりました。では、適当に七妖の妖魔しか入れないBar黒鴉という設定がありますので、
そこでお会いするという設定で始めましょう。こちらから書き始めますので、少々お待ちを。】
春うららの日差しも夜闇の時刻を迎え、一人Bar黒鴉のカウンターに座る。
ここの所、主立って自分に割り振られる任務もないため、至って静かな日々の夜。
「マスター、ロックお願い致します。」
霊峰の清水とその氷をグラスに注いだものが目の前に滑ってくる。
人間世界のバーという場所の多分に漏れず、ここのマスターも寡黙にして仕事だけをこなす。
口にした清水は、染み渡るように全身へと行き渡り、日々の疲労感を洗い流していく。
人の真似事ではあるが、そうした幸せもまた、私の楽しみの一つだった。
扉の銅鐘が音を立て、誰かが入ってくる気配を示す。
珍しい。
今日は、呼び立てした妖魔はここには来ないはずだった。
自然と、顔がそちらへと向いた。
【それでは、宜しくお願い致します。】
(銀糸と妖術で編まれた衣に身を包んだ妖魔がひとり。
その法衣はところどころ破れており、法衣の下の全身からも、血を少し垂らしながら。
長くも短くもない黒髪で、少し怯えたような瞳で。
七妖の中でも、もっとも有名であろう、「夜を渡る者」が統括する
部隊の一人に呼び立てを受けた。
何か問題行動でも起こしたのかと、自分の最近の行動を振り返る。
特に思い当たる節はないだけに、余計に不安だ。
深呼吸をひとつ。意を決して、手を伸ばして。
ひんやりとした取っ手を掴んで、そのBarの扉を開く。
こういう場所は少し落ち着かないんだけど、と心の中でぼやいて。)
―――失礼します。
【こちらこそ、よろしくお願いします。回線が不安定でIDが変わるかもしれませんが】
「貴方は……」
気配と、頭の中の存在が一致する。
しかし、それよりも気になったのは、その妖魔から少なからず血の臭いがする事だった。
何故か?
それが、彼自身の血なのか、それとも他の何者かの血なのか。
「とりあえず、こちらへ。
お座りになって下さい。」
労わるように、妖魔に自分の隣の席を勧める。
何故か、彼は酷く怯えているような色を、その気配に纏っていたから。
その色を深めるような、追い詰めるような事はしたくなかった。
【すみません、特に関連がないつもりでした。<呼び立てした妖魔、の記述
書き方が拙かったですね。とりあえずうまく合わせますので。】
…こんばんは。
(和服の女性がカウンター席に座っているのが目に入る。
扉を開いたはいいが、そこで脚が止まる。
血を垂らしながらこんな高級そうな場所に入るのはまずい、と思い直して。
床に血が垂れそうなほどの傷口だけ、法衣を破いて切れ端で押さえる。
来る途中で不覚にも奸計にかかって、少し手負いの身になっていた。
脚部隊としての能力が幸いし、なんとか逃げおおせたのだけど。)
は、はあ…ありがとうございます。
(すすめられるまま、静かに席に腰掛ける。
法衣の埃と、血液が付着しないよう、注意して。
自分でも口にした後、呆れるくらい気の抜けた返事をする。
恐れていたような雰囲気を帯びてはいないことに、少し安堵する。
しっとりと落ち着いた雰囲気の女性を、控えめに見つめながら。
しかし、このまま時が流れるのも気まずい。
なにか切り出そうと、言葉を選んで困惑している。)
「その傷……どうなさったのですか。」
近くで感じて分かった。
本当に少しずつではあるが、彼の身体から抜け落ちていく魔力を伴った紅い雫。
誰かを傷つけたためではなく、誰かに傷付けられた事によって生じた血の臭い。
命に関わるものではないが、放置すべきものでもなかった。
そ、とその傷の特に深いと思われる場所に手を当てる。
傷はまだ生暖かい液体を吐き出し続けていた。
少し、どじを踏んだだけです。
こんな状態でここに脚を運んだ無礼をお赦しください…
(心底申し訳なさそうに謝る。
黙々と仕事をこなすマスターに、どこか荘厳な雰囲気の店内。
ちょっぴり息苦しさを憶えながら。)
そこまで深刻な怪我ではありませんから、どうかお気になさらず。
(傷口に手をあてられて、またも困惑したような表情を見せる。
さすがにその手を払いのけるようなことはできなかったが。
良い方向でも、悪い方向でもその名を轟かせる遠見幻也の部隊。
その一角を担っている者とは思えないほどの優しさ、温かさに密かに感謝して。)
「無礼など……数少ない妖魔の同胞です。
生きて戻っただけでも、よしとしなくては。」
瞑目したまま、首を振り、微笑む。
生きていること。それは、何よりも大切なことだ。
彼女にとっては、階位も存在も関係なかった。
「そういうわけには参りません。まずは治療致しましょう。」
言葉自体は柔らかいが、有無を言わさぬ口調で、紡ぐ。
立ち上がり、小さく吐息をついた。
念を転送する先は、同胞の元。
『玲人様、転送をお願いします。』
傷付いた妖魔の手を取り、重力の穴を抜け、ある場所へと降り立つ。
それは、魔力の湧き出でる場所。『ミミルの泉』だった。
彼を伴って、足早に一つの部屋へと入っていく。
そのお言葉、痛み入ります。
仰るとおり、命あっての物種―と言ったところでしょうか。
(終始目を閉じたままの相手に、深々と頭を下げる。
凛と天を仰いで、夏には木漏れ日を浴びて。冬には木枯らしに耐える樹のよう。
穏やかに佇んで平和を望む透き通った魂を感じる。)
重ねて、ありがとうございます。
(少し閉塞感を感じるBarをあとに、
手を引かれるがまま、重力の穴を抜ける。
この転送能力の主は、自分なんかより数段上の使い手だと感じる。
たどり着いた、魔力が集約されている場。そして通されたひとつの部屋。)
本部には数多くの施設があると聞いていますが、ここは?
【樹が木漏れ日浴びてどーする…失礼しました。】
「そのように畏まる必要はありません。私として一妖魔に過ぎないのです。
組織の階位がどうあれ、気にしないで下さいませ」
妖魔が頭を下げるのに、慌てて言葉をかけた。
自分は頭を下げられるような存在ではない。
全ては…幻也様の存在がそうさせているのか…。
「ここは、ミミルの泉です……使用した事はありませんか?」
魔力を供給する施設だが、それらが全ての妖魔に行き渡っているのか、等の
管理面に対しては自分は知らなかった。
彼の言葉から推測するに、使った覚えはないようだ。
今度、しっかりと全体に伝えておかなくては。
この施設が、階位の高い妖魔にのみ特別に使われるような事があっては、ならない。
「とりあえず、その着衣を脱いでくださいませ」
血を拭う為の布やぬるま湯などを用意しながら、彼にそう伝える。
…判りました。
(わずかに目を伏して言う。
自身よりも相手をおもんぱかるような気遣いが少し痛く感じる。
彼女の言葉通り、階位に拘りすぎていた自分がばからしくも思えてきたし
それ以上に、靜の透明な精神性に心打たれていた。
それらを語りだすと長くなりそうだと感じたから、あえて言わずにおいた。)
…恥ずかしながら、ありません。
あまり本部に出向いて設備を利用することもなかったものでして。
(少し取り繕うかのような、みっともない言い訳をして。
恥ずかしさを感じながらところどころ破けて、血が着いた法衣を脱ぐ。
蒼白い肌のところどころに、大きめの傷から細かい傷まで、爪跡のように残っている。)
「そうですか…。
折角、七妖の一員として動いているのです。
利用出来るものは利用しておいた方が良いのではありませんか?」
そうは言いながらも、それによって彼の心根が変わってしまわないか、と少し考える。
目の前の妖魔は、極めて誠意強く、控えめに思えた。
それは、彼女にとって好意に値するものだ。
「恥ずかしく思う必要はありませんよ。この通り、私は瞑目の身ですし、
殿方の肌を鑑賞する趣味も持ち合わせてはおりませんから」
ふふ、と微笑むと、ぬるま湯に浸したタオルで、妖魔の身体を拭っていく。
時折、僅かに引っかかるような感覚が、彼の身に穿たれた傷の多さを感じさせた。
ええ、仰るとおりだと思いますが――
ですが、便利だからと言って頼りすぎるのも少し気が引けますし…
自己治癒能力も衰えかねませんから、どうしても必要な場合だけにしたいのです。
…生意気申し上げて、申し訳ありません。
(なんとなく、雰囲気的に。どういう場であるのかを察し始めている。
この妖魔は単なる享楽として他の存在を巻き込むことを潔しとしないタイプだった。
控えめというか、慎重というか、臆病というか。)
…恐縮です。
(ひとこと、それだけ。
目に視えるモノだけが全てではないと考えていたため、
彼女にそう言われてしまうと、
かえって羞恥心を見透かされているような気になったのは秘密にして。
身体を靜に委ねたまま、彼女を見守る。痛みは感じない。
適温に塗れたタオルから、慈しみが伝わってくるかのよう。
暖かな波紋が心に広がってゆく。)
「……その心意気は、好感に値します」
微笑み、言葉を紡ぐ。
彼の傷の周囲に、目が見えていないとは思えない的確さで包帯処置を施す。
妖魔とはいえ、傷を塞ぐのにこの手の補材は利用する。
短時間の処置ではあるが、傷だらけだった妖魔の身体は綺麗に血を拭き取られ、
強い血臭も感じない程の清潔な身体へと戻っていた。
「これで良いですね。」
満足そうに頷くと、血の染み付いたタオルを湯の中で漱いだ。
あ、え…う、ありがとうございます。
(素直に言葉を受け入れる。思い切りが悪いだけかもしれない、と自嘲したけれど。)
はい、ありがとうございます。
(各所の傷口を塞ぐ包帯を見やりながら、再びお礼の言葉を紡ぐ。
今度は、傷の処置に対しての言葉。
さっきからお礼を言ってばっかりな気がしたが、
階位など度外視して心配してくれ、嫌な顔ひとつせず傷の処置をしてくれた。
彼女はそれだけ感謝され、尊敬されるに値する妖魔なのだ、と思い直す。)
「…魔力は然程失ってはいないようですが…いかがしますか?」
湯でタオルを漱ぎ終えると、汚れた湯を流し、きちんと備品を片付けてから
妖魔の方へと向き直る。
血を多く失ってはいたが、妖魔であれば充分に耐えられる状況ではある。
安静を保っていれば、問題はない。
だが…。
「貴方が、必要とするのであれば、私を使っていただいても構わないのですよ」
施設を利用した事がないとはいえ、薄々とは勘付いてはいるのだろう。
説明の必要はないと感じた。
だが、それを利用するかどうかは、彼の判断に任せよう。
微笑み、ただ、瞑目した顔で目の前の妖魔と向き合う。
…………
(ばつが悪そうに靜から目を逸らしながら、一考する。
おそらくは、交わりを持つことで魔力を補給できるのだろう。
別室から微妙な淫気を感じる。気のせいかもしれないけど、嬌声も聞こえた気がした。)
(相変わらず、まったく嫌な顔も、気後れした様子も見せないで
春の日差しのような微笑を浮かべる彼女。
男としての本能に、これほどまでに悩まされるとは思わなかった。
彼女には、もはや飾り立てた言葉では表しきれない謝意と敬意を感じている。
言葉にできないそれを交わりという形で、快楽として伝えるのもアリだ、などと
邪まな考えがよぎるが――悩んだ挙句、それはできないという結論に達した。
それも、自分が快楽を享受したいがための言い訳に過ぎないと考えて。
事に及んでしまうと甘美で狂おしく、どす黒い何かに精神が支配されるだと思ったから。
偶然、この妖魔に出会えただけでも、充分すぎる価値を得たのだ。
そもそも、魔力は失われていない。使う理由もない、と自分に言い聞かせる。)
――いえ、使わないことにします。
本当に、ありがとうございました。感謝に絶えません。
必ず、このご恩は返させていただきます――
(心中で葛藤を繰り返して悩んだ後、言葉を返す。
一瞬、心に沸き起こった邪悪な欲望を感じ取られないよう、極力平生を装いながら。)
【申し訳ありません、〆へ向かっていただけますでしょうか。】
【本当ゴメンナサイ_no】
「そうですか。
ええ、それならば私から言うべき事は何もありません。」
そう言って、居住いを正し、立ち上がる。
心の中で、彼を試すような事をしてしまっただろうか、と
その非礼を詫びながら。だが、きっとそれを言葉にすれば、
彼はもっと傷つくだろう。
だから、言葉にはしなかった。
「ああ、そうです。お呼び立てした件に関してですが、
別に何がというわけではありません。
ただ、無作為に会の構成員の状況を確認するようにとの達しが来ていたので、それを遂行しただけです」
ですから、萎縮する必要はありませんよ、と付け加え、微笑みを浮かべた。
「ですが、この出会いも一期一会。
貴方の事は、私の年輪の内に刻んでおきましょう。」
【いえいえ。ある意味、こういうのもアリだと思いますし、楽しかったですよ。】
【むしろ、彼の性格からするとこれが正解な気がしますねw。】
【こちらは、そちらの次のレスを受けて〆る事にしますので。】
…それでは、ここを後にしましょう。
(それだけ、言う。
まだ、ほんのわずかに――残念な気持ちはあったが。
少なくとも彼女の前でだけは、それを晒さぬよう、悟られないよう。
今は、この施設を去りたかった。必要なものだとは思うが、きっと自分には合わない。
終始穏やかだった彼女が、わずかに言いよどんだ気がしたけれど、
お互いに不要な言葉は交わさないほうが無難だと感じて。感謝するからこそ、なにも言うまいと。)
…そう、ですか。
なにか自分(と、所属する部隊)が失態をしでかしたのかと思って
内心ヒヤヒヤものでしたよ。
(彼女の微笑みが、まだ少し痛かった。それでも精一杯、微笑みを返す。)
――おや、フラれてしまいましたか。
ですが、仰るとおりですね。
(一生に一度の出逢いと心得て。
自分の選択は間違っていなかったと思い直す。
最後に少し、おどけてみようか。
クスリと微笑んで、冗談交じりに軽口を叩く。
邪悪な欲望を、心の暗雲を吹き払うかのように。)
【そう言っていただけると救われます。それでは〆をお願いします。】
「ふふ……まぁ、もしかすると、またお会いする事もあるかもしれません」
狭いこの街だ。
階位などに関与なく、妖魔と退魔が入り乱れ、合い争う。
それは、自分にとっては望まぬ夜の闇だけれど。
今宵は、この出会いを感謝し、戻ろう。
ただ、言葉を目の前の、少し覇気を取り戻した妖魔に向けて紡ぐ。
「そうですね…。でも、快復の祈りをこめて、少し黒鴉に戻って付き合って戴けますか?」
ほんの少しでも好意を感じた彼と、今宵という時間を
静かに飲み明かすのも、悪くない選択だと思えた。
だから、そう言って、今まで以上の穏やかな笑みを彼へと向けた。
――― きっとそれも、自分が望む世界の一つの姿なのだから。
【それでは、これにて〆ます。】
【お付き合い有難う御座いましたノシ。】
さて、どういう形で出会えますかね。
そうなったらその時に、きっとこのご恩をお返しいたしますよ。
(なにも言わずにおくのは気がひけた。
その挙句、出てきた言葉がコレ。無責任な発言、果たせないかもしれない約束を。
言葉を発した後、少し後悔した。
なんとなく、眼前の妖魔の望む世界が視えた気がする。
自分自身は、どちらかというと闇の者。
溶かしだされるかのような陽光は、少し苦手。
それよりも存在をかくまってくれる闇や、輪郭をはっきりと描き出す影を好む。
その静寂の闇すらも、争いの牙で引き裂かれているのが現状。
もう一度、会うことができるなら。
平穏な街を、静かに包み込む闇の中で出会いたいものだ。
しかし自分がそう望んでも、彼女は陽光の中で佇んでいるのが似合っていると思えた。
だから、この望みは胸の裡に閉まっておくことにして。)
…よろこんで。
(穏やかな笑みをたたえて、提案を受け入れる。
先ほどは息苦しさを感じた『黒鴉』も、今なら心地よく盃を交わせる気がした。
今、この瞬間は。
この数奇と、なにより彼女自身に感謝しながら、落ち着いた一杯を愉しもうと。)
【最後の最後でPC落ちたッ。】
【はい、ありがとうございました。おやすみなさいませ。】
(白清高校放課後、二学年の廊下。人気もないその場所を一人、重藤柚紀は歩いていた)
(気だるそうにあくびをしながら、耳に当てたヘッドフォンから流れる音楽に身を委ねている)
…何時の間に、俺こんな努力家になったんだっけ。
(向かっている先は、斬鬼集御用達の訓練施設、白清高校地下室)
――――ま、たまにはこんなのも悪くないか。
(そう思いながら、ゆっくりと階段を下り、一階端の既に使われていない倉庫の部屋へと足を進める)
…かったるいよなぁ…帰ろうかなぁ…
偶然知り合った「東 九郎」のおかげで無事、白清高校に到着した小鈴だったが・・・。
「確か手紙によると此処の地下室アル。・・・ん?」
どうやら地下室に向かう先客がいるようだ。
その容姿はとても奇抜で祭りでも始まるのかと勘違いしてしまいそうだ。
「何と・・・。でも資料にあった気がするアル。えっとぉー・・・。」
手帳を取り出し調べる。そこには―――重藤 柚紀と、記されていた。
「ふんっ、先輩アルか・・・。でも弱そうアル・・・。全くもって頼りない感じアル・・・。」
後方支援のプロフェッショナル。的確な射撃能力は他の追随を許さない。
「駄目アル。信じられないアル・・・。少しばかり試させてもらうアル・・・。」
後方支援と言えば背中を任せる相手。本当に見かけ通りの人物なら大問題である。
「先輩、少しばかり失礼するアル。恨まないで欲しいアル・・・。」
指先に豆粒ほどの「気」を凝縮すると重藤のヘッドフォン目掛けて放つ。
「はぁぁぁ・・・、いっ!」
その「気」の弾は一直線に飛んで行った。
………はい?
(肌に感じられた僅かな殺気。その方向に目を向ければ)
(見知らぬ少女がこちら目掛け、いきなり指先から何かを放出した)
勘弁、してくれ。
(学生服の袖を一振り、澄んだ金属音と共に、銀色の刃が覗く)
(瞬時にそのチャクラムを掲げ、飛来した気の弾丸を両断した)
…あら?…痛てっ!
(が、勢いそのままに両断された弾丸は二手に分かれ、柚紀の頭と鳩尾に飛び込んだ)
(悲鳴を上げながら、そのまま情けなく地面に倒れ伏す)
己の放った気弾に素早く反応し、切り裂く。
少年のその反応速度は超人的なものだった。
「私の気弾を切ったアル?!流石は斬鬼衆・・・。」
感動も束の間、勢いの収まらない気弾が少年に命中する。
「嘘っ!不得了 !可能感到困唯的事了 ・・・。(大変!困った事に・・・。)」
慌てて飛び出すと少年を抱き起こし、その顔を心配そうに覗きこむ。
「対不起・・・(ごめんなさい)。今、治すアル・・・。」
膝枕をするとゆっくりと治療の為の気功を送る。
これこそが気功術の正しい使い方なのだが、原因を作ったのが
本人である事が問題である・・・。
【申し訳わけありません、PCが突然落ちてしまいました】 【今回の流れ、凍結させて頂いてもよろしいでしょうか…】
【大丈夫ですか?凍結の件了解しました。】
【お付き合いいただき、どうも有難うございました_(._.)_】
【本当に申し訳ないです…】【もし不味い時があればすぐ破棄して下さい 【すみません…失礼します
【こんばんは、久しぶりにこちらで待機してみますね。どなたでもどうぞー】
【佐々木さんとエロール希望なんですが】
【無理でしょうか?】
【明日のこともありまして一時過ぎまでですが、よろしいでしょうか?】
【優希のエロール……例のごとくアレですが、それでもよろしければ。
さて、ラブエチ・陵辱、何か希望がありましたらそれにお答えさせていただきますが】
【はい、よろしくお願いします】
【ラブエッチが希望ですね。難しいとは思いますが】
【さて、それではシチュはどうしましょう?】
【妖魔に媚毒で犯された同級生を助けるためにエッチ…というのぐらいしか思い浮かびませんが…
何かあれば、そちらを優先したいと思います】
【やはり難しそうなのでいっそのこと、夢魔になって夢の中で】
【佐々木さんを攻めるというのは?こっちの方が簡単ですし】
【何せ夢ですからw】
【それではそちらで。夢万歳w】
【では、書き出しはそちらからお任せしても宜しいでしょうか?】
【はい、暫しお待ちを】
(ソレがいつのころから存在していたのか誰も知らない)
(彼、或いは彼女というべきか。ともあれソレは人の夢の中にのみ存在し)
(しかし誰にも確認されず存在するという、矛盾した存在であった)
(すべては夢物語である)
さて、この夢は誰の夢かな?
(とある退魔の少女を覗く)
(目の前にいたのは既に亡くなったはずの親友だった)
(妖魔にその身体を嬲られ、恐怖に怯えながら命を失った彼女)
(それが現実とは思えない。それでも、優希は求めるように手を伸ばし―――ガラリ、とあたりの風景は一変した)
(同性とも異性とも見て取れる、中性的な容姿を持った人間が立っていた。)
……あなたは、誰…ですか?
(夢とは人にとって、未だ不可知領域である)
(しかし、ソレにとって、夢は自分の箱庭と同義であった)
ふむ、なかなかいい記憶をもっていますね。
(夢とは記憶でもある)
(友を失った哀しみ。妖魔と戦う日々)
(何人かの退魔士との出会い)
(久保凛、幸原尚、法月蒼一郎、御影義虎、重藤柚紀、朝山遠矢・・・・)
いや、失敬。あなたの夢はなかなか素敵ですね。
それを少し味あわせてもらいたいのですよ。
(いつの間にか彼女の腕を、触手が拘束する)
無論、ただとは申しません。現世では味わえぬ法悦を
かわりに差し上げます。
(いつの間にか、優希は裸になっていた。これも夢だから可能なこと)
何を……!?
あなたが何者かは知りませんが、不審な真似をするのであれば手加減はいたしませんよ!
(夢の中でも、自分の愛用の大剣を呼び出す―――そうしようとしたところで、
どこからともなく現れた触手に腕を、足を、身体を、からめとられて動きを封じられる)
えっ、何を……えっ、ええっ!? きゃああああっ!?
(顔を真っ赤にしたまま、素っ頓狂な声を上げる)
(形の良い乳房や淡い草むらに囲まれた秘所、柔らかそうな尻肉は惜し気もなく曝け出されて)
私は誰でもありません。
むろん、味方でも敵でもありません。
この格好が嫌なら――こんなのはどうかしら?
(突如として、ソレは久保凛の姿に変わる)
ふふ、可愛いわね優希。キスしてあげる。
(身動きの出来ない優希を抱きしめ、口づけする)
ん・・・・んんっ・・・
(唇を舌で舐めて、抉じ開けて、白い歯を舐め回す)
えっ、り、凛さん……!?
(姿かたちを見知る知人のものへ変えて動揺してしまう)
(それが偽物だとは分かっていても、抵抗することはできず)
そ、そんなっ…凛さんの姿でそんなこと…しないで…んんぅっ!?
(口付けをされると、とろんと瞼が下がり、つっと涙を流す)
んふっ…ふぅんっ……んっんぅうっ!
(唇や歯を舌で嬲られて、ぞくぞくと快感がこみ上げてくる)
(もっとして、と言わんばかりにこちらからも思わず舌を伸ばしてしまい舌を絡ませる)
んっ、ちゅ・・・んっ・・・優希の唾液、美味しいわ。
(舌を絡ませ、唾液を啜る)
ふふ、もっとしてあげる。
(いつの間にか触手による拘束は解かれている)
おっぱい、可愛いわ。乳首もこんなに綺麗で・・・
(胸をくにくにと揉み、舌先で舐める)
んっ・・・じゅっ・・・んっ・・・・
(口で吸って、軽く歯を立てる)
はっ…そ、んな……こと、しないでください…っ
(お互いの唾液を交換したまま唇を離し唾液の糸で唇は繋がれる)
(しかし、そんな拒否の言葉を紡いでも、逃げようとはしなかった。
既に拘束は解かれているというのに、(この夢から逃げることがどうかは別として)逃げようともせず
ただ為されるがままに肢体を貪られている)
はぁ、ぁああんっ♪ そ、そんなに揉まないで…くださいっ…!!
恥ずかしい……っ、ひゃぁぁあんっ!!
(乳房を揉まれて、身じろぎしながらも甘い声を漏らして)
(口で含まれると同時に、ひときわ高い声を出してぎゅっと思わず彼女(?)の頭を抱える)
ちっ…くびっ…気持ち、いぃっ…♪
あら、そんなによかった?可愛い声ね。
(胸を愛撫され、身悶えする優希に)
でも、これからが本番よ。
(いつの間にかあり得ないほど巨大なベッドの上にいる)
(巨人が使うようなサイズのベッドだ)
(すべては夢物語だ)
「さあ、みんなで愉しみましょう」
(声と同時に、幸原尚と水無月涼子が現れる)
「先輩、可愛いです。私にもさせてください」
(尚が右の乳首に吸い付く)
「・・・・・優希・・・・・・しよう・・・・・」
(涼子が反対の乳首に吸い付く)
「沢山湿らせてあげる」
(そして凛は、優希の脚を開かせて、割れ目に舌を這わせる)
ジュルジュル・・・チュピ・・・・
ジュュュゥゥゥ・・・
(淫らな水音と荒い吐息と嬌声が響き渡る)
え、えっ…み、みんな……!?
(現実ではない、そう考えても上手く動きがとれず)
こんなのっ……ひゃぁぁあっ…!!
ゃっ…んっ…! やめ…はぅっ…♪ みんな、止めてぇぇっ…!
乳首っ…おっぱいが、おかしくなっちゃいますっ……はぁんっ♪
(両方の乳首を同時に吸われて―――しかも、ある程度親交のある者たちにされて
意識する前に自然と胸の先端は硬く尖っていく)
(だが、それに気を取られて、凛の姿をした彼女(?)が足を開かせているのに気付かず)
や、は、ふぁああああぁぁぁっっ…!! あそこっ…そんな恥ずかしい音、立てないでぇ…っ
恥ずかしい…恥ずかしいです……っ…
(いやいやと首を振るものの、愛液はだらしなく溢れ続け、満更でもなさそうに頬を緩める)
――うに、先輩、乳首の硬くなってますよ。先輩って感じやすいんですね
(くりくりと乳首を指で玩具のように弄り、口に含んで舐め回す)
――・・・感度良好・・・・・・・・素敵・・・
(軽く噛んで舐める。それを淡々と繰り返す)
――優希の蜜、どんどん溢れてくる。クリトリス弄ったらどうなるのかしら?
(ジュルルっと音を立てながら愛液を啜る)
(同時に、肉の芽を指先皮を剥き、擦って弄る)
(四人はいつしか裸で絡み合い、ひとつの生き物のようにベッドで蠢いていた)
そろそろ、欲しくなって来た?
(それが誰の声かもわからない)
(凛ようにも聞こえるし、尚の声とも、涼子の声とも判別できない)
(それでも問いかけてくる)
もう、入れて欲しいんでしょ?
ひゃっ…ぁ、あああっ……!
おかしくなる…おかしくなるっ…ヘンになっちゃいますぅっ…!
(うわ言のように繰り返し、ただ、為されるがままに愛撫を受け続けている)
気持ちひっ……あふぅっ♪ くりとりす、もっ…あふぁああぁっ!!
(もういつしか抵抗することすらも忘れて、ただただその行為に没頭していた)
(故に頭に響いてくる声が誰のものかわからないまま、素直に頷いてしまう)
は、はひ……お願い、します……。
わ、わたしの…なかに…い、入れて…、入れて、くださいっ…!
抱くぞ。
(逞しい男性が、優希の上に圧し掛かる)
なんとも、可憐で淫らな花よな。
(世界の神話に出てくるような、雄雄しくて逞しい男)
(だらしなく広げられた脚をさらに広げ)
(遠慮も会釈もなく濡れた花弁に逸物を押し込む)
(膜を突き破る感覚。膣を満たす男根の感触)
うむ、素晴らしいぞ、優希。
(すべては夢物語だ)
(男根は、優希の膣にぴったりと嵌るサイズであった)
(ゆっくりと腰をグラインドさせる)
はぁ……はぁ………。
(男の言葉に恥ずかしそうに顔を俯かせて小さく頷き)
んっ……恥ずかしい…です……。
(顔を真っ赤にさせたまま、それでも足を広げられても抵抗せず)
あくっ……くぁっ、痛いッ…痛いッッ…!!
(膜を突き破られて、苦痛に顔を歪ませて爪を食い込ませる)
(それでも肉棒を抜こうとはせず涙を浮かべて見上げる)
はぁ…はぁぁっ…っ! んっ、ふぁっ…!
(腰を揺すぶられて、未だ痛みは残るため顔をしかめるものの
それでも必至に動きをあわせようと、腰を少しずつ動かしていく)
(もれる声はだんだん苦痛を訴えるものではなく、甘いものが交じり始める)
なかなかの名器だな。それっそれっ!
(グイグイと腰を振る。苦痛は瞬く間に快楽へと変わる)
ひだひだが絡み付いてくるぞ。
(むさぼる様に腰を振る。それに付随するのは快楽のみ)
(本来ならあり得ないことだ。すべては夢物語だ)
むぅ、そろそろだすぞ。俺の子を孕むといい。
(時折角度を変え、壁を擦り、子宮を掻き回す)
くっ・・・
(やがて吐き出される精液。子宮を、膣を満たし、中から溢れる)
(男根の引き抜かれた膣から、白い液体が流出する)
はぁっ、凄いっ…! 気持ち良いですッ…!!
あっ、はぁぁっ…おちんちんが、奥に当たって、てぇっ…♪
こんなにゴツゴツして…私のなかに当たっててっ…ふぁぁあんっ!!
気持ち良い…っ、気持ち良いですぅううっ!!
(はしたなく喘ぎ叫びながら、腰を揺らしてきゅううと肉棒を締め上げて)
ふぁいっ、私の中に出して、くださぁぁいっ!
孕ませてっ……射精して、孕ませくださいぃぃっ…!
(舌を突き出しながら、ぞくぞくとした何かが走りぬけ、射精されると同時に達する)
(肉棒を引き抜かれると、こぽっとピンク色の液体が白濁液と交じって流れ出る)
(すべては夢物語だった)
(快楽を与える代わりに、彼女の記憶を、物語を彼(?)は読み取り)
(それを愉しんだ。何せ他にすることも、できることもないのだから)
さて、仕上げですか。そろそろ目覚める時間ですしね。
(そしてソレは新たなイメージを生み出す)
(だらしなく放心している優希の頭上から、『彼』が覗き込む)
(優希が今、もっとも嫌悪している金髪の少年であった)
つまらん夢に満足したか?そろそろ目覚める時間だぞ。
(銃口を突きつけ、容赦なく引き金を引き)
(全ては夢物語だ)
(そして彼女は目覚める。夢の残滓を引きずって)
【こちらはこれでしめですね】
【正直申し訳ないモウシマセンチョウシニノリスギマシタ・・・・・】
―――そこで目を覚ました。
なんという夢だ。あんな卑猥な夢を見てしまうとは。
何より最期に見た顔が彼だとは。夢見が悪いにも程がある。
私は深く溜息を吐き出すとベッドから降りて着替えようとする。
早く着替えないと、今日もまた学校があるのだ。のんびりはしていられない。
……と、そこで自分の身体の異変に気付く。
(あ………エッチなの…漏らしちゃってる)
兎に角最悪だ。
今度彼に出会ったときは、この行き場のない怒りをぶつけてみようかと思う。
文句は言わせない。うん。
―――そして、今日も一日が始まる。
【お疲れ様でした〜ノシ】
【いえ、これはこれで新鮮で楽しかったですよ? また機会があればよろしくお願いしますねー】
【それではおやすみなさいー】
【待機です】
【では・・・私からだな】
(路地裏で異形と戦う女。手に槍を持ち、自分よりも背の高い異形ににじり寄る)
私を取って食おうなどとは・・・甘いな・・・。
(にやりと笑うと一瞬の内に異形の喉元に槍を突き刺し、ぐりっと捻ってえぐる)
ふ・・・弱い。しかし・・・これはやり過ぎたかもしれぬな。
(倒れ込む異形を見てさらに二度、三度と槍を突き入れる。
動かなくなったのを見て我に帰ると、路地の塀が倒れていたり電柱が歪んでいたりしている惨状を見て唖然)
【では、よろしくお願いします】
(その様子を数キロ離れたビルの屋上から水のレンズを使って見ていた男)
凄まじい力ですネ、これは。
まともにやりあいたくない相手ですガ……
(絢の顔、体を見、舌なめずりするように)
……勿体ないですネ。
少々、遊んでみましょうか。
情報通りなら……思ったよりも初心なようですシ。
(ふっ、と姿が消え……)
【もう一レス続きます】
(絢の死角、歪んだ電柱の影で腰を抜かしている男)
こ、これは、一体……
ちょ、ちょっと、君、これ、何……いや、君は……誰?
(中肉中背、短く刈った黒髪と眼鏡の男)
ん・・・むっ!
(槍の穂先を電柱の物陰に向ける)
あ・・・ああ、何にもないぞ。しかしかような時に一人で出歩くのは間違いだと思うが・・・。
かと言って、何故私が一人で出歩いているかというとだな・・・。
(男を見て羞恥心からか顔を少し赤くするも、気丈に振る舞おうとする)
>>415 ひっ!
や、槍……なんて、何で持ってるんです?
(ひとしきり驚いた後)
(絢の言葉にすっくと立ち上がる)
いいですか、あなたが何なのかは知りませんが、人の振り見て我が振り直せ、と言うでしょう。
一人でで歩くなと言うなら、あなたも注意するべきです、違いますか?
(何故かお説教を始める)
【おや……?】
【やりにくいですか?】
【すまない、早いがもう限界らしい・・・眠い】
【では、凍結なり破棄で】
【今度都合が合うときにやりましょう】
>>419 【すまない・・・。私なら今日(金曜日)の夜からでも大丈夫だ】
【できれば凍結してほしい・・・】
>>420 【了解しました、では凍結で】
【本日の夜11時からでよろしいですか?それまでは時間が出来そうにないので】
>>421 【了解、すまないな・・・。
では夜に備えてもう休むことにする。私からの再開でいいな?】
>>422 【はい、それでお願いします】
【ではこちらも休みます。おやすみなさい】
>>423 (分かった。では夜にな・・・おやすみ)
何故とか、どうしてとか。そんな言葉はどうでもいい。
今そこにある現実を受け入れよう。全てはそこから始まる。
地獄の釜の蓋が開いたものか。
何処からか溢れだした妖魔の群れ。
今夜は祭りであった。街のあらゆる場所から妖魔が湧き出し
暗がりを徘徊している。
銃声。奇声。銃声。断末魔。破壊音。破砕音
彼は退魔の弾丸を撒き散らす。
SMG・ショットガン・拳銃・あらゆる銃器を総動員して駆逐作業に専念する。
人の居なくなったマンション街。
彼は暗闇を疾駆しながら限りなく湧き出る妖魔たちと戦っていた。
【絢さん、水上さん、23時までには終わりますので、それまでスレを借りますね?】
(今日は厄日だ―――)
私は内心溜息をつきながら、妖魔の海と化した街中を疾駆していた。
息をつかせぬほど、妖魔たちは次から次へと襲ってくる。
薙ぐ、払う、斬る、凍らせる。そんな単純作業を自己の中での最大限速度でこなしていく。
「私の命の代償、タダとは思わないことです。
命が惜しければ、退きなさい…!」
こんな脅しが効くとは思えない。
襲ってくる妖魔を溜息とともに薙ぎ払いながら、さらに街の中心奥へと進む。
「行きますよ、闇烏ッ!」
大振りに剣を薙ぎ払うと、それに比例して前面から襲ってくる妖魔は砂のように姿を消す。
ようやく視界が開けた―――。私はその隙を逃さず、ダッと全面に飛び出していく。
そして広がった視界の先には、見覚えのある姿が。
……確かに、コレを一人で片付けようとするには無理があるかもしれない。
だからって、神様。 ……友軍は彼だけというのですか。
(……やっぱり、今日は厄日だ…はぁ―――。)
現在、白清支部が総動員され、各地に散って妖魔に応戦している。
御影義虎が、単騎で行動するのは珍しくはない。
彼にとっては、むしろそちらの方がやりやすいという面もある。
特にこのような場合は。
石榴のように、獅子舞の顔が破砕される。
至近距離でショットガンを浴びればこうなる。
数が多いな。胸中で呟きながら、物陰から身体を出し、
追ってきた『鎧を着た犀』の妖魔に散弾を喰らわせる。
命中。だが効果は殆どなし。あの硬そうな外皮は伊達ではないようだ。
大抵の妖魔はSMGでばら撒かれた弾丸で事足りた。
残ったのは、頑丈なやつばかりだ。
突進してきたソレをひらりとかわす。間髪いれず何かが飛んでくる。
緑色の触手だ。喉に絡みつくそれを手刀で斬る。触手の飛んできた方向に
マグナム弾を発射。相手を視認していない弾丸がジャックポッド。気配が消える。
だが気を抜く間もなく『犀』が再び突進してくる。
彼はその場で跳躍し、『犀』背中に乗った。
振り落とそうと暴れる『犀』の脳天に、外皮を浸透する《気》の打撃を喰らわせる。
『犀』は途端に昏倒した。確実に殺すため、外皮に覆われていない喉をナイフで切り裂く。
もう少しか。
改めて走り出す彼は、妖魔の群れの中に彼女を発見した
「お前も来ていたか」
彼女の背後から飛び掛る、豹に似た妖魔に、弾丸を喰らわせる。
「状況は見ての通りだ。とりあえずコイツらを潰すぞ」
「…ええ。彼らには彼らの世界にお帰り頂きましょう」
承諾する。
ここで立ち止まっていたら、彼等の餌食になってしまうだけだ。
小さく頷きを返すと、ダンッと地面を蹴り上げると上空から剣を振りかぶり一気に魔力を絞って解き放つ。
氷の刃を生じさせ、驟雨のごとく地上で蠢いている妖魔たちにそれを弾丸のように撃ち飛ばしていく。
「いッッ……けぇぇぇぇっ!!」
氷の雨に妖魔たちは無残に身体を撃ち貫かれて、姿を消していく。
少しかわいそうな気がするが、そんなことを言っていられないのも現実だ。
少しでも気を抜けば、とって喰われる。だからこそ、全力で掃討に当たらなければ。
その成果もあってか、だんだん妖魔の勢いも衰えていき、中には逃走するものも現れてきた。
彼は彼女の跳躍に合わせ跳んだ。
空中でSMGを腰溜めに構え、残りの弾丸をばら撒く。
時雨のように降り注ぐ氷の刃と破魔の弾丸。
次々と妖魔が倒れ伏し、或いは塵に還ってゆく。
軽やかに着地。彼女と背中を合わせる。
「斬鬼衆が総出撃してる。他の組織も動いているはずだ」
大量の妖魔たちが出現した理由については知らない。
そもそも、何故妖魔というものが存在するのかすら、わかっていないのだ。
だからこそ、このような事態もあり得るのだ。何にせよ、このような事態が
続くはずもない。楽観論ではなく、陰陽のバランスとはそういうものだ。
これが『最終戦争』とか、『神々の黄昏』とか、『黙示録の日』とか呼ばれる
事態なら、話は別だが。
斬妖の刃と拳銃を両手に持つ。ショットガンとSMGは弾丸切れだ。
グロックM17が咆える。討ち漏らした瀕死に弾丸が突き刺さる。
次の瞬間、ソレは塵に還った。
――どれほど時間が経過したか。
辺りには、残留する妖気と、灰と、屍が散乱している。
「この辺は片付いた、か」
「……………」
絶命して斃れている屍の一つを見やる。
もし気を抜いていたのであれば、自分もこうなる運命だったかもしれない。
そう考えるとぞっとして、それから視線をそむけた。
ガンッと地面に剣先を突き立てながら、一息つく。
「………ふぅ。そうですか。それならよかった……。
まあ、とりあえずは喜びましょう。わざわざ、ここに戻ってくる妖魔もいないでしょうし」
「少し待ってろ、仲間に連絡する」
懐から特製の携帯電話を取り出し、記録してあるナンバーを
呼び出す。とりあえず少し彼女から離れ背中を見せる。
「薫か、そちらはどうだ?―-ああ、そっちも片付いたか。零も無事か?
――そんなんじゃねえけどよ――何の話してるんだお前は!」
佐々木優希が傍にいることも忘れ、いつもの調子でぎゃあぎゃあと電話口で騒ぐ。
「ふん、まあいい、あとで締めるからな貴様――あ?ああ、そうか、なら安心だ。
――部長がケリを着けたなら確実だろう――わかった、学校に一旦集合だな、また後で」
通話終了。
振り返り佐々木優希の方を見る。
「終わったようだ。原因はよくわからんが、ケリはついたらしい」
やれやれと肩を竦める。世界は理不尽に満ちている。妖魔の存在こそが、理不尽の
具現に他ならない。少なくとも彼にとっては。
「お疲れ様といっておく」
彼には有り得ないことを、口にする。
「貴方が素直に労うなんて驚きですね。
まっ、私も素直にその言葉を受け取っておきましょう」
彼にも彼なりの戦いがあるのだろう。
先ほどの取り繕わない電話の内容を聞いていれば猶更そう感じた。
私と彼の理想が噛み合うことはないだろうが、それはそれでいいかと思う。
もちろん、彼の人間性を好きになったわけではないが。
「さて、そろそろ帰りましょうか―――。
ここに長居しても得られるものはないですからね」
そう言って剣を肩に担ぐ。
先ほどは「わざわざ帰ってこない」と言ったが、
報復に反撃を仕掛けてくる可能性も考えられないわけではない。
危険に巻き込まれるのを避けるのであれば、早々にここを離れた方がいいだろう。
「ふん――今日は特別だ。些か疲れたんでな」
いつもの憮然とした表情に戻る。
弾丸は尽き果て、筋肉に疲労が蓄積している。
多少の余力は残ってはいるものの、今からもう一戦するのは
些か辛い。もし彼女の援護が無ければ、余力すら残せなかっただろう。
「待て、途中まで送るから、俺の単車に乗っていけ」
あり得ない、などということは、まずあり得ない。
可能性が低くても、絶無では無い限り、それはあり得るのだ。
だから、彼のこの発言も、あり得ないわけではないのだ。
「いえ、よしておきましょう。
ありがたい申し出はありますが、またの機会ということにしておきます」
そう言って夜空を見上げる。
暗雲に隠されていた月と星々が顔を出して、宝石のように煌いている。
「たまには夜空を見上げながら散歩、というのもなかなかいいでしょう?
ふふっ、こんなのもたまにはいいとは思いません?」
先ほどまでの緊張が魔法のように解けていった。
もちろん、それには戦いが終わったという安心感もあったが、
その輝きがなぜか私の心を落ち着かせていた。
「そうか。なら別にいい」
素っ気無く応じる。彼は自分の申し出に拘泥しなかった。
もし帰り際に彼女が妖魔に喰われたとしても、素っ気無いままだろう。
少なくとも一度は申し出たのだ。それを丁重に断られたのだから、それ以上の
責任はないと判断したのだ。
「呑気な台詞だな・・・まあ同感だがよ」
釣られるように夜空を見上げる。月と星が瞬いている。
こんなに綺麗な夜空があるというのに。
「くだらねえな・・・・・人と魔の鬩ぎ合い、有史以前から際限のない闘争。
俺たちのしてることなんて、所詮は徒労だ」
天空の彼方で、人々の営みを見下ろしている何者かに挑むような、
そんな眼差しを夜空に向ける。
「何故お前は戦っている?」
短く問いかける。
「徒労? まさか。貴方も可笑しいことを言うんですね?
……私たちが抵抗し、もがかないと、とっくに私たちは彼等に喰われていますよ?
命も、生活も、大切な人々も全て」
大きく息を吸って吐く。
「……私が戦うのは、そんな何かを奪う理不尽な力から守るためです。
そして、戦い以外の道を摸索するために。ただ、それだけです」
もう、誰かを失う悲しみは背負いたくない。
たとえ、それが理想論で甘いことだとしても。
なら、私は私のやれることをするだけだ。どれだけそれに成果が出るかは分からないけれど。
……きっと、何もしないよりは良い結果を呼び込むことができるはずだ。そう信じて。
「はん――俺の『先輩』も同じこといってたな。
もう死んだけど、その人・・・・」
少し遠い眼をして、彼女を見つめる。
彼が眼前の少女に反発を覚えた理由。
それは、彼女が『先輩』に似ていたからだ。
「斬鬼衆は、鬼切りの刃にして万民を守る盾。俺に
そう教えた本人が、俺より先に死んでたら世話ねぇな」
眼を逸らす。
戦い。共に過ごす時間。温もり。差し出された手。痛み。別れ。
忘れたことなどない。ただ、心の奥底に沈めているだけ。
「まだ用が残ってるんで、もう行くぜ」
踵を返し、彼はその場を立ち去ろうとする。
「精々、その理想に潰されないようにすることだな」
そんな言葉を言い残して。
【そろそろ時間なので締めておきます】
【お相手感謝ノシ】
「私とその人は違いますよ」
クス、と笑みを返して天上を仰ぎ見る。
「私は私。
私はその理想を追いかけます。
……それに潰されるほど、やわな鍛え方をしてませんしね」
そんなおどけた答えを返しながら私は彼の背中を見送る。
「その人がどんな思いで死んでいったのかは分かりません。
ただ―――、その人も何かを守りたかったんじゃないんでしょうか―――?」
既に彼がいなくなったその道を歩きながら、誰に聞くでもなく、一人呟いて。
【お疲れ様でした、お休みなさいーノシ】
【霊崎 絢 ◆1Av7bKR6vsさんを待って待機します】
【待機解除しますorz】
【久しぶりですが、七時まで待機です】
【こんにちは】
【お相手よろしいでしょうか?】
【どうも、ありがとうございます】
【何かしたいシチュはありますか?】
【本スレでは初対面という事になってますんで】
【軽く遭遇・交流あたりでどうでしょう】
【滅多に本スレに出ないからなかなか進展ないキャラです…orz】
【分かりました。】
【遭遇としては、共闘かたまたま遭遇か、どちらかいいでしょうか?】
【こちらは共闘が少しやりやすいですが、涼子さんにどちらかお任せします】
【じゃあ共闘でお願いします】
【こちらとしてもそっちの方がやりやすそうなので】
【分かりました。】
【ではこちらから始めますので、少しお待ちを…】
【了解です〜】
(組織の命令を受け、彼は廃墟を疾走していた)
(足を黒く異常に発達させ、三つの影と向かい合い、並行に走りながら睨み合いを続けている)
……来る…!
(影がとびかかり、妖魔の眷属である狼型の奇異が牙を向ける)
(即座に後方に跳んで避けるが、待機していたもう一匹が飛びかかってきた)
ぐっ…こいつらっ!
(避けるにも間に合わない。左腕を盾代わりにして狼に噛ませる)
(素早く反応が出来ない―――)
(あの日、あまりに傷を負いすぎてしまい、出血も多すぎた)
(大分立っているが、輸血した血と修復した体がまだ馴染んでいないため、
行動が遅れてしまい、この戦闘だけでも体中に生傷が絶えなかった)
…あ、しまった……!
(残っていたもう一匹が飛び、それが自分の喉元を狙い口を広げているのが分かった)
(避けるにも既に遅く、耐えるにも狼の牙は鋭く太すぎた)
(狼の凶牙は、次第に少年に迫ってくる―――)
…………せぇいっ…!
(町外れの廃墟の内部、一人で異形の者一匹に刃を振るう)
(一際力を込めた太刀筋で腹の辺りを横薙ぎする)
……終わった………でも……
(真っ二つになり、そのまま塵のように消え失せる)
(静かになった空間の真ん中に佇む)
……………まだ、いる…………?
(なぜかそう思わずにいられない)
(刀を握りなおし、全身の感覚を研ぎ澄まして周囲をうかがう)
……………………
(微かに足音が聞こえ、それに伴った特有の気配が感じられる)
(何も考えず、そちらの方に走る)
………………いた…!
(一人の少年が襲い掛かる妖魔を三匹も相手しているのを発見する)
(ただ、その少年の両足が人間のそれとは似つかわしいものだったが…)
(傍目から見ても、彼の体に刻まれた無数の傷が戦いの激しさを語っている)
……………………危ない……!!
(彼の喉笛を掻き切ろうと一匹が飛びかかる)
(それとほぼ同時に自分も地面を蹴り、その戦渦に飛び込む)
…………はぁっ…!
(牙が彼の肌に突き立てられる瞬間)
(妖魔の後ろから奇襲の一撃を見舞う)
もう…ここで……
(自分の最期を覚悟をし、強く目を瞑った)
………?
(だが、その瞬間を待っても身を焼くような最期が来なかった)
(疑問を抱き、目を開いた。夜の月明かりが閉じた目の闇にさしこんできて、)
え…、君は、誰…?
(そこには、自分に襲いかかった狼を一閃し、廃塵に帰した黒髪の少女がいた)
(巫女服を返り血で染め、手にしている刀は血が滴り落ちており、
その姿は月光に照らされ妖しい美しさをかもし出していた)
あ…危ない!!
(自分に最初に襲いかかってきた狼が身構え、低い唸り声を上げているのが視界に入った)
(腕を噛みついていた狼を振り払い、跳ぶように走りだす)
であやぁぁ!!
(雄叫びを上げ、爆発的な跳躍をし膝蹴りを狼の頭部にかます)
(膝から固い骨が砕ける呆気無い感覚をそこから感じ、
直後に狼はキャインと情けない声を上げて吹き飛んだ)
君は、一体誰なんだ…?
(残った一匹を警戒しつつ、突然現れた少女に話しかけた)
…………九死に一生VTR百連発スペシャル……大丈夫…?
(傷だらけの少年の無事を確認する)
……諦めたらそこで試合終了…安西先生も言ってた………
……!
……………ライダーキック…
(咆哮し、背後から襲い来る狼を蹴散らす彼に多少驚く)
(これだけのケガを負ってもまだ動けるというのか)
…私は…水無月涼子……妖魔と戦う、ちょっぴりシャイな女の子………
…………今の、後半は忘れて……
(残りの一匹を睨みつけ)
………ラス1…もう少し…頑張って………
ええ、全身がギスギスして痛みが絶えなくて…
痛みを感じるから生きてる、生きてる限り大丈夫です
(自分も冗談めいて、まだいけることを口にする)
そうですね…本当に最後の最後まで希望は棄てるんじゃないな
ふっ…、っ
(軽く息をつき、体勢を整える)
膝蹴りですよ、キックじゃなくて…
(彼女の言葉に笑みを溢し、戦いの最中なのにどこか和んでいる自分がいた)
水無月、涼子……
俺の名前は朝山遠矢、こんな不様晒しているけど、一応退魔やっている。
よろしく、水無月さん
(自分も自己紹介し、彼女と同じく最後の一匹を睨みつける)
俺が引き付けます、その隙に…!
(遠矢は呟くように彼女に囁くと、地を蹴り、狼に駆け出した)
く、この、おぉっ!
(最後の一匹はリーダー格なのか、体が一回り大きいながら
素早い動きで少年の攻撃を空振らせつつ、攻撃を与えていた)
(それでも血の線を散らしつつ、狼を無心に暴れさせていた)
………生きてるって素晴らしい…
(こくりと頷く)
………朝山……朝やん…………私の事は涼子でいい…
……………分かった…はずさない…
(囮になると申し出る少年に応え、刀を構える)
(怒涛のように狼に挑みかかる彼)
(血を流し、傷付きながらも自分を信頼し任せてくれた)
………………王手飛車取り…
(妖魔と朝山との乱舞に鋭く飛び込む)
(全身が刀と一つになり、狼の真上から降りかかると、妖魔を一刀両断して塵へと変えた)
…終わり……………大丈夫…?
(刀を納め、彼を見遣る)
朝やん、てっ…なんだかなぁ……
分かった、そうさせてもらうよ、涼子
(どうやら自分に愛称を付けられるのは慣れていないのか、
込み上げてくる恥ずかしさを堪えながら彼女の名を呼んだ)
…!、くるか!
(戦いの最中、月明かりを背に飛んだ影があった)
(狼は目の前の獲物を狩る事だけしか考えておらず、こちらに唸り声を上げている)
(その時だった、涼子が刃を高くから振り下ろし、
妖魔に何も考えさせず、痛みさえも与えずに塵にしたのは、)
はい…涼子のおかげで何とか……
一時はどうなるかと思いましたが。
(痛みを引きずりながら、笑って気丈そうに振る舞う)
…痛っ……
なんだ…いきなり……?
(だが、悲痛な声を上げ、地面に膝をついた)
(緊張がほぐれたためか、戦いの中で誤魔化していた痛みがどっと押し寄せたのだろう)
………全然大丈夫じゃなさそう……嘘はダメ…
(平静を装いながら膝をつく朝山を見て呟く)
(常人なら意識すら残らないであろう傷だらけの身体を改めて見る)
………もう全部終わったから…無理しないでいい……
…痛いなら痛い…辛いなら辛いって……言っていいから………
(朝山の体を自分の体で支える)
(手には彼の血がついてくる)
…………痛い痛いの…サハラ砂漠に飛んでけ…
……本当に飛んでくなら便利だけど………
さっきまでは大丈夫だったのに、いきなりだな…こんなの……
(手で血が流れる傷を抑えようとするが、
血が止まるわけでもなく、痛みも止まない)
え……りょ、涼子、何を…!?
(自分の体を触れられ、女性にさわられているという慣れてない事に動揺を隠せずにいた)
えっ……そ、それは………
(だが、彼女の言葉が耳に入り、羞恥心が引いていく)
……その、もう動けようにありません…
とても、怖かった…死ぬかと思いました……
…とても、辛くて、怖かった……です………
(自分の傷口に彼女の手が触れ、ジンジンとした痛みを感じる)
(だけど、今それが涼子の存在を確かめられる一つと思えて、嫌だとは思わなかった)
……痛みは、飛んでいきません…
けど、涼子のお陰で、こうして生きていて、貴方の温かさを感じられます…
死んで何も感じなくなるより、痛みながら貴方を確かめられるなら、辛くありません…
(彼女と真正面から向き合い、言葉を向ける)
(痛みは絶えないが、笑顔を絶やさない事で彼女の感謝の意を伝えた)
…………素直でよろしい…
(彼の言葉に目を閉じ頷く)
……私は…もう二度と…目の前で誰かが死ぬのは見たくないから…
…誰かがいなくなるのは嫌だから……
…………あなたが生きていてくれて…本当に良かった……
…………それにしてもひどいケガ……出血大サービス…
(いっこうに止まる気配のない血)
(とにかくどこかで彼を休ませなければ…)
………朝やん、家はここから遠い…?
貴方がいたお陰で死なずに、消えずに済みました…
涼子が戦っているのは、誰かを消させはしないそのために……
(彼女の決心は並大抵でない事を感じとり、憧望の様な視線で見つめる)
ははは…こんなのしょっちゅうですよ……
サービスも何も、毎回こんなに垂れ流してますし
(冗談を口にするように事態を重くは見ない)
(だが、体を動かす分には継ぎ接ぎをしたばかりの体は、動かすには血が足りなさすぎた)
家は、そんなに遠くはありませんが、ちょっと肩を貸していただけませんか?
(流石に人の手を借りなければ帰れないと思い、提案した)
(足は妖力も体力もなくなったのか、元通りに戻っていた)
……これがしょっちゅう…朝やんってタフ………
………でも…自分の体なんだから……もう少し気遣ってあげて…
(見ると、足が普通の人と同じものに戻っている)
(先程のは錯覚だったのだろうか)
…………ん…家まで送るぐらいなら出来る……
(言われるままに肩を貸し歩き出す)
タフ…とは自分では思ってはいませんよ
慣れてはいますが、痛いもんは痛いですし、
体を気遣うにしてもなくなったパーツは直ぐに継ぎ足せますし…
(なくなったらクローンを繋げ、体を治す)
(そんな本音を思わず呟いてしまった)
…俺、自分の体を変えられることが出来るんです…
……半妖、ですから……俺の力、ですから………
(自分の足に目をやる涼子に、小さい声で教えた)
(触れられる部分とは分かってる。だけどやりきれない心はあった)
はい…本当に、ありがとうございます……
色々助けていただいて……
(力無い笑みを浮かべ、足を引きずりながら自分の家へ向かっていった)
(暫くして、高層マンションの前に着いた)
(半妖…自分とは遠い単語のに一瞬戸惑う)
………難しい事はよく分からない…けど……
朝やんは、朝やん………それは変わらない……
その力も…きっと朝やんが生きる証だから………
……おかげで…こうして会えた…
(静かにそれだけ言うと彼の家まで付き添う)
………困った時はお互い様…
…この埋め合わせは…いつかしてもらうから………
(結構ちゃっかりした事を言う)
(辿り着いた高層マンションを見上げる)
………すごいお家……
朝やん……実はブルジョア………?
…そうでしたね……
この力があってこそ戦えますし、こうして涼子と出会えたし……
自分に宿っている力を呪ったら、自分自身を否定してしまう…
その力を使って、出会えた涼子さんを否定したくない……!
(彼女の言葉に、かつて会った者の言葉も思い返しながら答える)
(胸の奥が痛いほど、熱くなっている)
(傷の痛みだけではない痛みを伴い、心が熱くなる)
埋め合わせか……
その時はさっきの涼子みたいに、颯爽と現れますね
(苦笑を漏らしながら、彼女に答える)
(埋め合わせ、といったら戦いの中でしか見い出せない少年であった)
住んでる所は住んでる所ですが、実際組織の提供ですから
ブルジョアなんて大層な身分じゃないです
(溜め息をつきながら歩を進めた)
(そして、『朝山』とネームプレートに書かれてある部屋の前についた)
ここまでくれば、大丈夫です
【水無月さん…マシントラブルか急用が出来たのでしょうか……】
【ロールは終りごろですが、誠に勝手ながら凍結をしますね】
【水無月さん、後でこのレスを見て頂ければ、
>>463の続きかそのまま終了をお願いします】
【
>>463の続きであれば、一レスで終らせても構いませんし、
そのまま終了なら
>>463へアンカして意思表明をして頂ければ幸いです】
【お昼からのお付き合い、ありがとうございます。
このスレを使いたい人の為に、引きますね。ノシ】
【避難所821様待ちです】
【それでは聖さん、よろしくお願いします】
(街中を徘徊する獣型の妖魔。その爪と牙は血に濡れていた)
(真夜中―――。無人と化した郊外の住宅街で暴れまわるその群れの
リーダー格らしき狼の妖魔が鼻をひくつかせる)
グルルルルルッ………。
(殺意を隠そうともせず警戒するように唸り、吠える)
【よろしくお願いします】
ふぅ・・・。終わりました・・・わっ。
(今日の授業の復習、明日の予習を終えて一休み。
これからお風呂に入って・・・と、思った矢先に事件は起きる。)
んっ?弧月?
分かりましたわ・・・、仕方ありませんわね。
(彼女の手元にぼんやりと光が現れ、掌に収まる。
すると何かを感じとり町へと飛び出した。)
この辺かしら?・・・あそこ、ですわね。
(獣の群れを発見すると、ゆっくりと近づいて。)
アォォオオオンッッ!!
(耳障りな不快な雄たけびを合図に、仲間に号令を送る)
(すなわち、目の前の敵を八つ裂きにして、その肉を食べろと)
(多くの獣たちが、その号令に応じて、同時に波のように聖へと飛び掛る)
(だが、聖の剣撃によって、殆どの獣たちが吹き飛ばされていく)
ギャンッッ!!
(様々な苦悶の叫びを上げながら斃れていく獣たち)
(聖の鮮やかな剣さばきによって、血を吹き出させ、絶命されていく)
〔全く・・・お話しの余地もありませんわね・・・〕
(押し寄せる妖魔の群れからどうにか離れ)
弧月・・・、一気に行きますわよ・・・。
力を貸してくださいね。
(剣を地面に突き刺し胸の前で十字を切る。刹那、光が身を包むと軽鎧を装着する。)
言葉の通じない貴方達・・・。せめて苦しみは一瞬に。
(獣達への祈りと共に聖なる剣を振るう。)
ぎゃぁぁあんっ!!?
(悲惨な断末魔をあげながら次から次へと倒れて行く)
(強烈な一撃、一撃に、獣たちは身体を紙切れのように容易く切り裂かれ
また、その爪や牙が聖に届くことはなかった)
―――グルルルル…!!
(ただ生き残ったリーダー格の狼は身を翻すと、一目散に逃げる)
(血肉を撒き散らしたアスファルトの地面は赤黒く染まっており、
常人なら吐き気を催すほど、不気味で、気持ちが悪いものだった)
(それをぼんやりと聖は眺めて、何を思うのだろうか?)
【すみません……こちらから誘っておいて何なんですが、
急にどうしても外せない用事が出来まして……申し訳ありません】
【このロールは破棄してやってください。どうもご迷惑をおかけしてスミマセンでしたorz】
【では、お疲れ様でした。短いですが、お付き合いいただいてどうもありがとうございました】
【横から失礼します】
【他の名無しでよければお相手しますが?】
【日付が変わるくらいまでですが】
ふぅー、終わりましたわね。
いつまでこんな事を続ければ良いのかしら・・・。
(悲惨な光景を見て溜息をつき、ゆっくりと家路についた。)
【いえ、お付き合い下さってありがとうございました】
【お疲れ様でした、お休みなさいノシ】
>>471 【ありがとうございます】
【何か集中が切れてしまいましたので、本日は失礼いたします】
【お気遣いありがとうございました、お休みなさいませノシ】
【はい。では次の機会にノシ】
【待機します】
【落ちます】
【名前】姫之木 千鶴(ひめのき ちずる)
【年齢】22歳
【性別】女性
【サイド】退魔師
【組織】無所属
【身長】159cm
【体重】48kg
【スリーサイズ】85/53/84
【容姿】艶のある黒髪、着物
【得意】NG以外は何でもOK
【能力】一時的に素早く動ける
【武器】刀
【NG】スカ、グロ、
【弱点】能力をあまり多用は出来ない。
(能力無しでは所詮女性の力)
【備考】特に支障は無いと思いますが携帯からの参加です。
名無しさんも気軽に声を掛けて下さいね!
さて…。
今夜も妖気が酷いな…。
【参加します】
【よろしくお願いします】
ふん…、特に何も無いようだな。
実に平和だ。
(一通り見回りをした後、人気のない道を歩き、そして帰路についた)
【時間が時間ですよね…】
【また来ます】
【時間だな・・・。水上を待つ】
【避難所で待っていました(汗)】
【到着ですヨ】
>>481 【昼食をとっていて見ていなかった・・・。では私からだったな?】
>>482 【お気になさらず。ええ、お願いします】
>>416 あ・・・ああっ!
(はたと気付いて自分の手にある槍を隠すようにする)
いや、私は大丈夫だから・・・そろそろ夜も更ける。君も気をつけたまえよ。
私は帰る・・・。
(少し混乱気味になりながら、きびすを返して帰ろうとする)
>>484 一人で出歩くものじゃないんでしょう?
家はどちらですか、送りますよ。
(眼鏡を直しながら、絢の手を取る)
まったく、か弱い女性なんですから、もう少し気をつけないと(ブツブツ)
や、止めろ!
(手を取る男の手を捻り、押し退ける)
私は一人で帰れる!子供じゃないんだ!
それに・・・私のどこがか弱いと・・・。
(男を睨みつけながら言い放つが、次第に語勢が弱まっていき顔に赤みが射す)
>>486 あいたたたたっ!
(捻られて情けない声を上げる)
い、いきなり手を握ったのは謝りますがここまでしなくてもいいでしょうっ。
それなら僕だって子供じゃありません。
その僕に一人で出歩くなと言ったのはあなたですよ?
……か弱いと思いますよ。
いいから、送ります。
家はどちらです?
(有無を言わせない口調で問う)
う・・・すまん。
大丈夫か、立てるか?
(呻いている男に手を差し伸べる)
そ、それはただの言葉のあやだ! 今は危険ではない・・・多分。
む・・・確かに安全とは言い切れない。そこまで言うなら君の家まで私が送ろう。なに、私は一人で大丈夫だ。
(男の態度に少しうろたえながらも、自分の家を知られたくないそぶりをする)
>>488 え、ええ。大丈夫ですよ。
(差し伸べられた手を取る)
納得できるわけないでしょう?
ですが平行線ですね、これじゃ。
では、そこの喫茶店で時間を潰すというのはどうですか?
(折衷案を出す)
>>489 喫茶店か・・・。しかし時間を潰すにしても何時までだ? 夜明けまでなら・・・一時間ほどか。
よし、そうしよう。ちょうど小腹もすいてきたし・・・・・・。
(恥ずかしそうに顔を赤くして)
君は大丈夫なのか? 学校とかは・・・。
>>490 夜明けまででいいでしょう。
夜出歩くな、とあなたは言っているわけですし。
ええ、では僕が奢りますよ。
何がいいです?
ちょうど明日は空いているんですよ。
いえ、もう今日ですか。
大学は融通が利きますからね。
(そう言って喫茶店に入る)
ん・・・すまんな。
ならケーキくらいでいい・・・。
そうか、君は大学生なのか・・・。サボってはいかんぞ、大学は高校みたいに何もしなくても卒業はできないからな・・・。
では先に入るぞ。
(喫茶店の扉をぐっと片手で開ける)
>>492 ケーキだけじゃ足りなさそうですが(苦笑)
ええ、大丈夫ですよ。
ちゃんと単位は取れていますし。
……どうぞどうぞ。
(絢の背後でほくそ笑む)
【既にボクの手の入った店で、店内にはほのかに媚香が充満、と言うのでどうでしょう?】
【このままでは雑談だけで終わりそうだし・・・水上に任せる。しかしやはりそういう無理矢理っぽいのにはいささか抵抗があるな・・・】
ん・・・・・・ケーキだけで十分だ。
ここにはよく来るのか?
(おしぼりで手を拭いた後、口に氷水を含む)
・・・ふふ、しかし・・・私がか弱いなどと・・・そんなことは初めて言われた。
(男の目を見つめながら微笑む)
【いえ、即効ではなく、少し気分が高揚するという感じで】
【こちらに興味を持ってもらうための方策ですね】
>>494 いえ、ここに入るのは初めてですよ。
……ハズレでも怒らないでくださいよ?
そうですか?
か弱いですし、それに可愛いと思いますよ?
(目を見つめ返し、微笑み返す)
【そうか・・・深読みしすぎた・・・】
ふふ・・・でもな、私のことを知ってみてもそう言えるのかな? 身体とか・・・な。
(くくっと含み笑いをする)
私の名前は霊崎 絢(たまさき・あや)だ。君の名前は?
(テーブルに乗り出すように体を乗せると、男の目を覗き込むようにする)
【さすがに会話だけで「次」を作る自信はないものでw】
>>496 身体、ですか?
鍛えられた身体だとは思いますが……?
僕の名前は久藤竜斗(くどう・たつと)と言います。
綾さんですね、覚えました。
(瞳を見つめ返して微笑む)
たつと・・・竜斗だな。分かった、覚えておこう。
(先程から顔が緩みっぱなし)
そうか・・・服の上からでも分かってしまうか。こんな身体の女は好かれないとばっかり思っていたが・・・。
(水が入ったコップを持って竜斗の隣に移動する)
ふふ・・・、君は優しいな。私は優しい人が好きなんだ・・・君とならもっと深い間柄になっても・・・構わないぞ?
(顔をますます赤くして、ちらちらと竜斗を見て)
【名前欄こうしておきます。表の顔、と言うことで】
>>498 綾さんに覚えてもらえるなんて光栄ですね。
(にっこりと微笑む)
どうしてですか?
鍛えられた身体って綺麗だと思いますよ。
(隣に座られて少し頬を赤くする)
ふ、深い間柄?
会ったばかりなのに、そんな……
(そうこうしているうちに夜が明けてくる)
(窓の外の朝日に気付く。ケーキを綺麗に食べ終え、口元をハンカチで拭きながら)
ごちそうさま、久し振りにいろいろ話ができて・・・楽しかったよ。
ではここで別れよう・・・また君とは逢いたいものだな、ゆっくりと。
さようなら、気をつけて。
(帽子を被ると竜斗を一瞥する)
>>500 え、ええ。
それじゃあ、また。
(絢の手をぎゅっと握って微笑む)
絢さんも気をつけて帰ってくださいね。
(絢と逆方向に歩いていく)
(ふと、絢が振り返ると先程まで竜斗のいたところに手帳が落ちていた)
【少し行動を決め打ちしました。きっかけその二です。マズければ無視してください】
【手帳には連絡先とかが書いてあるわけですw】
う、うん。君も気をつけて。
(ぐっと強く手を握り返す)
・・・・・・ふぅ、早い所帰らないとな。・・・手帳か?
(ふと足元に落ちている手帳に気がつく)
竜斗のか・・・。明日辺り、直接持っていってやろう。大学生だとか言っていたが・・・構うものか。
(ぱらぱらと手帳をめくると、そっとパンツのポケットに仕舞いにやりと笑う)
【次で私が君の家に行った展開とかにしてもらえるとありがたいのだが・・・しかしこのままじゃ堕とされるまでに時間がかかりそうだな(苦笑)】
>>502 (絢と別れ、路地裏に入っていく)
(一歩歩くごとに髪の色が抜けていき、白銀に変わっていく)
(顔には先程から想像も付かないような嘲笑が浮かぶ)
……仕込みは上々、か。
さて、電話でも入れてくるか、それとも直接来るか。
どちらの準備もしておけばいいか。
【了解しました。では押しかけてきてください】
【こういうのは多少でも時間を掛けておかないと落差がないですから……申し訳ない】
【すまないな・・・しかし時間はまだまだある・・・急かしている訳ではないよ】
・・・ここか。竜斗の家というのは・・・ふふ。
(手帳とマンションの一室のドアとを見る。ワイシャツにパンツといういつもの服装だが、手に武器はない)
・・・・・・・・・。入るぞ!
(もどかしそうに呼び鈴を押し、反応がないと見るやドアノブに手をかける)
【急かされてるつもりもありませんからw】
【いざとなれば凍結でも何でもして落差のあるロールを目指しますw】
>>504 ……来たか、ククッ。
(呟き、姿を変える)
はーい、どなたです……か?
え、絢さん?
(鍵の開いていたドアを開けて入ってきた絢に驚く)
【部屋の中には喫茶店と同じ媚香をまいています】
あ・・・わっ!
(手をかけた途端にドアが開いた為に驚きよろける)
・・・竜斗、いたのか。
ほら、昨日の忘れ物だ。
(手帳を差し出す。しかし部屋に入る前から顔が赤く、薬の効果か何か分からない表情を見せる)
では、邪魔するぞ。
(靴を蹴り飛びして脱ぐと、玄関に腰を降ろして靴を揃える)
>>506 わっ、大丈夫ですか?
え、ええ。
絢さんこそ……あ、それ!
(手帳を見て驚く)
……すみません、わざわざ。
あ、はい。
散らかってますけれど……お茶でも淹れますね。
(キッチンで紅茶を淹れる)
【紅茶には薬を混ぜておきたいですが。薬は軽い媚薬の効果と中毒性があるものです】
【要するにまた欲しくなる→また会いたい、と錯覚させるためのものです】
【もしいやなら言ってください、やりません】
【もはやデレになってきて薬とか関係ない領域になっている・・・というつもりでロールしているから大丈夫だ】
電話したかったんだが・・・たまたま近くを通り掛かったからな。
紅茶か・・・・・・。あ、ちょうどよかった!ケーキを買ってきたんだ!
美味しそうなケーキがあったから・・・たまたまだよ。
(あくまで偶然を装いさりげなくケーキを取り出すが、明らかに用意していたのが見え見え)
結構広いな・・・一人暮らしなのか?
>>508 そうなんですか?
……電話してもらえば、部屋掃除しておいたのに。
(キッチンからそう声を掛ける)
ケーキですか?
本当、わざわざすみません。
(紅茶と一緒にケーキ用の小皿とフォークを盆に載せて戻ってくる)
(盆をテーブルに置き、紅茶と皿を用意しながら)
ええ、一人暮らしですよ。
散らかっているでしょう?恥ずかしいなあ……
(はにかんだような笑顔を見せる)
【では、薬の件はスルーしておきましょう】
ふふっ・・・一人暮らしか。
(手慣れた様子でケーキを皿に盛り付ける)
ん・・・これはダージリンか? おいしい・・・。
(熱い紅茶を冷まさずに口をつける)
しかし・・・一人暮らしだと大変だろう・・・。炊事洗濯とか・・・それに溜まってしょうがないんじゃないのか?
(竜斗を見つめて話すが、下世話な話をしてしまい恥ずかしげに俯く)
>>510 あ、どうも。
美味しそうなケーキですね。
絢さん、ケーキとかお好きなんですか?
ええ、ダージリンです。
アッサムは切らしてしまっていて……
炊事洗濯はもう慣れましたよ。
ええ、よくわかりますね。
どうしても晴れてるときとかだけに乾そうとすると、洗濯物が溜まっちゃうんですよね。
(気付かないふりでにこにこと話す)
……どうしたんですか、絢さん?
(そっと絢の頬に触れる)
まぁ、私も女ということかな・・・ごちそうさま。
(いつのまにか綺麗に食べ終えている)
そ・・・そうか。ならいいんだ・・・。
(少しドキリとするが、竜斗の表情を見て思わず顔が上気してしまう)
な、何もない・・・ふぁ・・・。
(竜斗に対する愛情が高ぶっているのか、頬に手が触れただけで身体をびくりと震わせる)
あ・・・あぁん・・・。
>>512 あはは、絢さんは立派な……って言うのも変ですけれど、女性ですよ。
はい、お粗末様、というのはちょっと変ですね。
(苦笑しながら皿を盆に戻す)
何もない、って言うわりには顔赤いですよ?
それに……苦しそうですし。
(何か考えるようにして、絢を抱き上げ、ベッドに寝かせる)
……風邪でしょう、きっと。
薬と精の付くものを買ってきますから、寝ていてください。
いいですね?
(有無を言わせる間もなくそう言って出て行く)
>>513 (部屋を出て)
さて、少し濃度を濃くしておこうか。
(部屋の媚香が少し濃くなる)
……一時間弱、かな。
(そう言って買い物に赴く)
いや・・・私は・・・。
(懸命に否定するが、色々な思いが頭を巡って何も言えない)
あっ・・・だから大丈夫だと・・・あう・・・。
(抱き上げられて、顔がますます赤くなってしまう)
う・・・うん・・・。
(ベッドに横たえられ、竜斗を見送ることしかできない)
あ・・・あん・・・。一度しか会ってないのに・・・君の存在がだんだん・・・。
身体が熱い・・・。
(体を丸めるようにするとシャツのボタンを外し、自分から中に手を入れ胸を揉み始める)
あん・・・ますます熱くなって・・・竜斗ぉ・・・。
>>515 (部屋の様子をテーブルに置いておいたコップの「水」越しに見て)
ククッ、始めたか。
いい傾向だ……そうやって肉欲を育てておけ。
【次のレスで帰ってきます】
こんな・・・一人でなんてあんまりしないのに・・・。
(シャツを割り開くようにすると、下着も付けていない裸体が露になる)
はぁん・・・あそこも熱い・・・。
(股間が熱く潤むのを感じて、もどかしくもパンツのベルトを外して手を滑り込ませる)
ん・・・はぅ・・・濡れてる・・・。んうっ・・・あんっ・・・。
(くちゅくちゅと淫らな水音を立て、体を激しくベッドに擦り付けながら悶える)
>>517 (がちゃり、とドアが開く音が響く)
そう言えば聞いていませんでしたけれど、絢さん食べられないものとかないですよね?
とりあえずは卵を散らせておかゆとかのつもりですけど……
(玄関で靴を脱いだりとしながら、声を掛ける)
あ・・・。
(ドアの音に我に帰るが、自慰をする指の動きが止まらない)
んふっ・・・んんっ・・・。
(枕に顔を押し付けて嬌声を押し殺す)
(身体が汗にまみれていき、シャツやショーツをぐしょぐしょに濡らしていく)
>>519 風邪気味なのに出歩いちゃダメですよ。
まったくもぉ。
(そう言いながらキッチンに入り、おかゆを作る)
(ベッドで自慰をしている絢には気付かない)
(秘所をまさぐる指の関節を折り曲げ、自分の敏感な部分を突く)
んんっ・・・ああぁぁぁん!!
(枕から顔が離れ、部屋に声が響いてしまう)
んあぁん・・・ふうぅ・・・。
(絶頂を迎えそうになるが、達することが出来ずに高ぶったままの身体を撫でさする)
>>521 どうしました、絢さん?
(おかゆを盆に乗せて部屋に入ってくる)
(盆をテーブルに置き、ベッドの絢に近づく)
大丈夫ですか、苦しいんですか?
(布団越しに絢の身体に触れる)
ん・・・っ。あぁ・・・。
(竜斗の気配に気付き、ぱっと顔を綻ばせる)
竜斗・・・・・・。私は・・・もう・・・。
(身体を気だるげに起こし、乱れた格好のまま竜斗に飛び付く)
>>523 わっ!
(飛びつかれ、尻餅をつく)
ど、どうしたんですか、絢さん?
急に飛びついてきて……
(ゆっくりと引き離そうとする)
ふふ・・・お帰り、竜斗。
(汗ばんだ身体を竜斗に擦りつける)
もう・・・君は私をこんなにまでさせて・・・。君も私と同じ気持ちなんだろ?
(力任せに強く抱き付き、片手で竜斗の股間を撫でる)
ふふ・・・・・・。
>>525 ただいま……って、絢さん、何を……
(身体を擦りつけられ、逃げようとする)
こんなにまで、って……あ、絢さん…・
うわっ、ど、どこを触るんですかっ、ダメです!
(無理矢理に引きはがそうとする)
……こ、こういうのは夫婦とかじゃないと……っ!
【出来れば、ここはせずにおきたいですね】
【このあと、魔王との契約者を倒しに向かってもらいたいですから】
【君の中には今回のロールに対してある程度のストーリーが決まっているのかもしれない・・・しかし苦言させてもらうが私は君の操り人形ではない。君の思うままのロールがしたいなら、私が相手をしなくても同じじゃないのか?】
【なんだか噛み合わないままするのもどうかと思って・・・】
>>527 【ふむ、確かに仰るとおり】
【では、こちらからそちらに無理を言うのは止しましょう】
【流れのままで、ね】
【その上で続けていただけるのならどうかお願いします】
【ある程度は我慢も妥協も出来るが、決まり切ったストーリーになぞってロールするのは違うと思う。・・・我が儘を通したみたいで済まない】
そんなことを言ったところで・・・ここは熱くなっているぞ?
(指を巧みに動かしてズボン越しに竜斗のモノをまさぐりながら、竜斗の顔に熱い吐息をかけていく)
どうした? 私がこんな淫らな女だと知って・・・がっかりしたのか?
(少し動きを止めて竜斗を抱き上げると、ベッドに横たえて自分は上に重なり、再びズボン越しに刺激を加えていく)
>>529 【いえ、そちらの仰るとおりです】
【こちらこそすみませんでした】
【でも、ただのラブラブでは終わらせたくありませんが、そこは宜しいでしょうか?】
そ、それは……絢さんが……んんっ!
(目を閉じて短く叫ぶ)
が、がっかりなんて……あっ、絢、さん?
(ベッドに横たえられて刺激され股間のモノがさらに熱く固くなる)
【やはり目上からの言い方、命令口調みたいな気もしますから、括弧内のなりきりは止めますね。
どうぞ、お好きなように・・・】
ん・・・? どうして欲しい?
私と同じ気持ちなら・・・分かってくれてもいいはずだ・・・。
(サディスティックな言い方をするも、目を潤ませて懇願するように)
私は身体が疼きっぱなしで・・・もう・・・。
(涙をぽろぽろと零し、竜斗の服の胸元を濡らす)
>>531 【別段気にはなりませんでしたが……】
【では、流れのままにいきますね。いやならすぐ仰ってください】
分かります……けれど……
……絢、さん。
(覆い被さっている絢の背に手を回し、抱きしめる)
僕で良いなら、しましょう。
(そう言って絢の鼻先にキス)
【避難所でも注意されている手前、我を通し続けるのも辛いので・・・】
ん・・・。なら服を脱ごう。
君の身体を私によく見せて欲しいんだ・・・・・・。
(キスをされて顔をぽっと熱くする)
私も脱ぐから・・・用意が出来たら声をかけてくれ・・・。
(立ち上がり、ベッドの向こう側に腰掛け、衣擦れの音と共に乱れた服を脱ぎ始める)
ん・・・脱いだぞ?
(振り向き、汗がうっすらと浮いた、女性に似つかわしくない逞しい肢体と豊かな乳房を晒す)
>>533 【わかりました。でもあまり気にしすぎないようにしてくださいね】
はい、わかりました……
(同じく立ち上がり、綾と背中合わせにベッドに座り服を脱ぐ)
僕も、脱ぎました。
(温和な顔から想像しにくい、引き締まった身体を晒す)
(それでも顔を赤くして股間を手で隠す)
……綺麗です、絢さん。
(そっと顔を乳房に寄せ、キスする)
ふふ・・・逞しい男は好きだよ・・・。
(うっとりとした表情で舐め回すように竜斗の身体を見る)
ん・・・んふっ・・・。いきなり・・・君は胸が好きなのか?
(いきなり乳房に唇を寄せられ、吸われる度に甘い声が漏れる)
そんなところに手を当てていたら・・・私を触ってもらえないじゃないか・・・。
(手探りで竜斗の手を掴むと、強引に引き剥がすようにする)
>>535 あんまり見ないでくださいよ、恥ずかしい……
(赤い顔で腰を引く)
好きって言うか……綺麗だなって。
(唇を離して微笑する)
え、ちょ、ちょっと。
(手を引き剥がされると隆々とそそり立つ男根が露わになる)
嬉しいことを言ってくれるな・・・。好きだよ、竜斗・・・。
(目を細めて笑いかける)
ふふ・・・顔に似つかわしくない大きく逞しいペニスだな・・・。ふふ・・・。
(熱い視線を股間のモノに注ぎながら、指を絡めて扱いていく)
ここは私が面倒見てやるから・・・竜斗は私の身体を・・・。筋肉の膨らんだとことか・・・腹筋とか・・・。
(片手を竿に絡め、もう片手で亀頭をくにくにと刺激する)
>>537 僕も、好きですよ、絢さん…・
(はにかんだように微笑み返す)
大きくていいことって、あまりなかったですけれど……んっ。
(扱かれて声を上げる)
わ、わかりました。
ここ、とかですね……?
(絢のお腹に手を当て、腹筋に沿って優しく撫で回す)
(もう一方の手を背中に回し、肩胛骨のあたりの背筋をすうっと撫でる)
(顔を寄せ、頬を擦り合わせるようにして肩に頭を乗せる)
……絢、さん。キス、しましょう。
(聞こえるか聞こえないかの小さな声で囁く)
あ・・・あぁぁん・・・イイっ・・・・・・。
(背筋や腹筋の溝に沿って指が這い回る度に嬌声を上げで身体を震わせる)
ふふっ・・・キス、か?
いいだろう・・・手を離すぞ・・・。
(ペニスを愛撫する手を離して竜斗の背中に回すと、軽く抱き寄せて)
では・・・ん・・・んちゅ・・・。
(軽く唇を重ねるとそのまま噛り付くようにして唇を動かし、すっと竜斗の唇を割って舌を入れる)
>>539 絢さんの身体、すべすべで……いい感触です。
(そう言って筋肉に沿って腹筋と背筋を撫で続ける)
はい、絢さん…・
(抱き寄せられ、両手を絢の背中に回す)
ん、ちゅっ……ちゅっ……
(舌を入れられても抗わず受け入れて、逆に舌を伸ばして絢の舌を舐める)
(背中に回した手はなおも背筋を撫で回しながら、もう一方の手でお尻を撫でる)
んく・・・んんっ・・・ちゅるっ・・・。
(時折背筋からの刺激に舌を噛みそうになりながらも、必死に鼻で息をしながら舌を絡み付かせる)
んぷぁ・・・・・・。ふふっ・・・。
(名残り惜しそうに唇で竜斗の舌を挟みながら唇を離す。
まるで全身が性感帯になったかのように、空気の流れでさえも敏感に感じて震える)
んふっ・・・んうっ・・・竜斗のペニスが私の腹筋を・・・擦ってぇ・・・。
(むにゅむにゅと尻肉を揉まれるだけでも腰砕けになりそうなのに、勃起したペニスの亀頭が腹筋をくすぐり愛撫していく)
>>541 ん、あっ……ちゅっ……
(舌を絡ませられ、翻弄されているようにしながらも舌伝いに唾液を垂らし込む)
あ、絢さん…・
(唇が離れ際に唾液の糸が伝い、落ちる)
絢さんの、お尻もお腹も……熱いです。
(お尻をぎゅっと掴み引き寄せて、腹筋にさらに男根を押しつけ、擦りつける)
(背中を撫で下ろしながら、囁く)
……でも、これだけでいいの……絢……?
馬鹿・・・いいわけなかろう・・・。
やっぱりここまでやるからには・・・最後までやってもらうからな、竜斗・・・。
(片腕で竜斗の身体を保持すると、片手をペニスへ持っていきゆっくりと扱く)
どうする・・・まず一回出すか? それとも・・・このまま入れるのか?
(垂らし込むように竜斗を見つめ、絡めた指でぐっと竜斗のペニスを締め付ける)
>>543 わ、わかりました……
んっ、絢、さん…・
(男根を扱かれ、切なげな声を上げる)
絢さんは、どっちが、いいの……?
僕の精液を……浴びたい……?
それとも……?
(締め付けられ男根を跳ねさせながら、お尻を揉んで問いかける)
私はどちらでも構わない・・・ん・・・。だけど・・・いや・・・いい。我慢できる・・・。
(身体を真っ赤にしながら、秘裂の疼きを我慢して竜斗の顔を見る)
こら・・・私の質問に答えていない・・・。君の好きなようにしてくれれば私は満足なんだ・・・。
でも・・・優しく、優しくしてほしいな・・・。
(撥ねたペニスの感覚を感じて、口では優しく言いながらも目では「早く言え」と言わんばかりに睨みつける)
>>545 ……絢さん。
(全身を真っ赤に染め上げる絢を見て優しく微笑みかける)
それじゃ、優しく絢さんの中に入れて……激しく動いて……精液漬けにしたい。
……これで、いい?
(そう言って指を絡められたまま身体を押しつけて、お腹に擦りつける)
うん・・・じゃあ・・・このままでいいな・・・。
(絡めた指で竜斗のペニスを自分の秘裂にあてがわせ、ゆっくりと膣に導き入れる)
はぁ・・・あっ・・・ああぁ・・・。
(ぐちゅりと濡れた音と共に、中を分け入りえぐるペニスに程よく肉壁が絡み付く)
んふっ・・・ああっ・・・いいっ・・・。
(竜斗に倒れ込むようになりながら、腰を深く降ろしていく)
>>547 う、うん、絢さん…・
絢さんの、ここ……触れるだけで、熱いよ。
(秘裂にあてがわれ、囁く)
ん、あっ……!
絢さんの、中……もっと熱くて、いいよ……っ。
(わずかに腰を上げ、絢の考えているよりも早く奥へ進ませる)
絢さんの中に、僕のが入っていってる。
分かる……?
(絢を抱きとめ、背中を撫でてあやすようにしながら)
分かる・・・ああっ・・・私の中で膨れて・・・包んでる・・・。
ふふっ・・・気持ちよすぎて・・・。君も動いて・・・気持ちよくさせて欲しいんだ・・・。
(竜斗の首に腕を絡めると、全て納まったペニスを膣壁で締め付け絡み付かせる)
私も・・・気持ちいい・・・。ほら・・・身体も熱くなっているだろ・・・。
(背中に回った竜斗の片腕を取り、胸に当てさせる)
ほら、心臓がトクトクいっているのが分かるだろう・・・。
私も高ぶっているんだよ・・・。
(脚を竜斗の脚に絡めてがっちりとホールドする)
>>549 僕も、気持ちいいよ、絢さん……
うん、動くよ……一杯、感じて……
(腰を引き、絡まる膣壁を一緒に引き擦り、一気に突き上げる)
ん、本当、だ……
熱くて、トクトク言ってる……
(絢の胸に手を当て、掌で乳房を擦るように愛撫する)
絢、さん……
こんなに、貪欲にして……エッチ、だね。
(囁いて耳に息を吹きかける)
あ・・・あぁん!中が擦られて・・・敏感になってる!
ああ・・・身体が喜んでるみたいだ・・・。
(乳房を弄られる激しい快感からか、激しく息を吐きながら動きを止めてしまう)
はぁぁ・・・んっ!いぃんっ!
(再び動くも竜斗の力強い動きに流されていくように竜斗に身を委ねてしまう)
んはぅ・・・もぉ・・・私は達してしまう・・・。
(きゅっと膣壁がペニスを締め付け、抜き差しされる度に愛おしそうに絡み付き刺激していく)
>>551 絢さん、身体がビクビクしてるよ……
本当に、凄く感じてるんだね。
(乳首を掌で覆うようにして隙間を空け、乳房だけを指先で愛撫する)
(身を委ねる絢の身体を強く抱きしめ、ゆっくりと膣内を抉りあげる)
……イキそうなんだ。
……ねえ、絢。
魔王の契約者のことを、聞いたことある?
(腰の動きを止め、囁く)
んんっ・・・あぁん・・・・・・んくぅ・・・。
(口を開いたまま快感に打ちひしがれ、ただ喘ぐことしかできない)
あぁん・・・ん?
・・・どうした、竜斗・・・。いきなり動くのを止めて・・・疲れたのか?
(いきなり態度が変わった竜斗を見て、心配げに声をかける)
>>553 まだまだ大丈夫ですよ。
いくらでも絢をよがらせてあげられますが……
(黒かった髪が白銀に変わっていく)
魔王と契約し、この世の理をねじ曲げるもの……それが契約者。
絢には別に説明することもないか。
ボクが、その契約者……水上竜斗だ。
……今後とも、よろしく。
(にやりと笑って、腰を突き上げる)
あ・・・ああっ!
貴様は・・・そうか、貴様が・・・ちぃっ!
(変貌していく竜斗を)
そうか・・・私は嵌められたのか・・・しかし、私とてただでやられてやる訳には・・・・・・ッ?
(片腕を竜斗の頭に伸ばし、風の波動で吹き飛ばそうとするがなぜか能力が使えず戸惑う)
(そうか・・・身体がこやつを・・・竜斗を求めている、愛する者は殺せないということか・・・)
(頭の中で全てを悟り、くくっと自嘲気味に笑いながら涙を流す)
>>555 そう、全てはボクの罠……
ですが、別に殺す気はありませんよ。
(頭を振って絢の手を振りほどく)
そして、悲しむこともない。
(絢を正面から見つめ、そっと頬に、そして耳元に舌を這わせていく)
……ボクを、「竜斗」を愛せば、いい。
(囁いて腰を動かし始め、胸を優しく揉む)
【ごめんなさい、途中で送信したのか()内がおかしくなりました。
(変貌していく竜斗を)→(変貌していく竜斗を見て、顔色を変え目を見開いて驚く)です】
>>556 くく・・・ははっ!そうか!
つまりは貴様を愛した私が未熟、それまでの器ということか・・・。
(いきなり声を上げて笑い、自分の不甲斐なさを思い知る)
ならば貴様の好きにすればいい・・・私とて愛する者を殺す真似は出来ん。私はこうなる運命だったのかもしれんな・・・。
しかし・・・優しくしてくれよな・・・?
(竜斗に身を捧げることを決意して手を引っ込め、再び竜斗の首に腕を絡めてしがみつく)
んっ・・・あぁん・・・竜斗っ・・・。
【あまりにも長時間に渡ってスレを占領してしまった気がします。一度ここで凍結したほうがいいと思うのですが・・・】
>>558 諦めのいいことです。
思い切りの良さはさすが、と言うところですか?
優しく、ですか。
いいでしょう、たっぷりと優しく……身も心も蕩かすほど犯してあげますよ。
……ボクの、絢。
(意外なほど優しく囁きかけて、ゆっくりとした長いストロークで腰を動かす)
(胸を揉む手も止めず、掌で乳首を押し擦り、お尻をこねるように揉む)
(耳から首筋に唇を下ろし、唾液の徴を付けていく)
【了解しました】
【再開はいつ頃可能でしょうか?】
【んー・・・来週の日曜まで予定が開いてないんです・・・。また凍結解除する時間ができたら避難所に書き込みますから・・・すみません】
>>560 【了解しました。確認するようにしておきますね】
【どうも今日はすみませんでした、こちらの我が儘ばかりで……】
【いえいえ・・・。では私はこれで失礼します、皆さんには長時間スレを使用してしまい申し訳ありませんでした。
では水上さん、私はこれで】
【スレの長時間占拠、すみませんでした】
【霊崎さんにはお付き合いいただき、感謝します】
【それでは失礼します】
――― 人が住む、或いは居る事を諦めた廃ビル。
普段は足を踏み入れないような場所だった。
陽の光も差し入らない無機質な暗がりは、樹妖にとっては縁なき場所。
そこに足を向けたのは、そういう場所に居る人間についても
調査するように指令が下りているからだった。
夜闇と違い、必然性を持たない薄暗がりは、
奇妙に胸騒ぎを感じさせる異様な空間だった。
瞼を通して暖かさを感じさせる光はその奥からは見えない。
妖魔とはいえ、その嗜好は個体によって様々。
私は、こういう空間を好まないタイプだった。
「…このような場所に住む人間など…居るのでしょうか…」
埃と塵に塗れたけぶる空気に眉を顰める。
【南雲さん待ちです。】
陽光が遮られ、何処となく湿った感じのする薄暗さが満ちている廃ビル。
それが、たまらなく落ち着く。人の気配もなく、あるのはただ静寂だけで。
そんな中で、身動きせずにじっとしている。自分が最も多く過ごしたのはそんな時間だった。
何かが聞こえたような気がしてふと、顔を上げる。
コツン、コツンと微かに聞こえるこれは―――足音だろうか。恐らくは階下から。
時たまこういった物好きが現れる。
そしてそんな人間は大抵、私の腹に収まることになるのだが……身体はまだ空腹を訴えていない。
巣から床へと、音もなく飛び降りる。そのまま、階段を通して階下へ。
面倒ではあるが、追い返さなくてはならない。
巣を見られれば、否応なしに住処を移さなければならないからだった。
わざわざ、足音を立てて階段を下りる。
この音だけで恐怖や不安を抱いて逃げ帰る人間もいるのだ。
願わくば、面倒は避けたかった。
【お待たせして申し訳ありません、拙い上に遅筆ですがどうぞよろしくお願いします】
「……?」
何かが動く感覚がした。
と、階段を下りる足音が響く。
静けさの支配したこの場所で、しかも視覚に頼る事のない私には、
その音は、極めて強い感覚だった。
「どなた……ですか?」
何故か、掌にじっとりと汗が浮いた。
蒸散するための水分ではない。心の中に浮いた、恐怖がそうさせたのか。
だが、それを隠すように声音をはっきりと、足音の方へと向ける。
…そこには、いわく言い難い感情を備えた気配が視えていた。
【宜しくお願いします。
ひとつ、すみません。姿形は既に蜘蛛?それとも人間ですか?】
意外だった。存外にはっきりとした、気丈な声だ。
今までにこういった反応を返されたことは、片手で数えられる程度の回数しかない。
大体は怯えが入り混じって今にも逃げ出しそうな声色になるか、
向こうから言葉をかけることなく走り去るのだが。
眉をしかめる。言葉を交わすことになるか。
いっそ、本性を見せてやれば逃げ去るだろうとは思うのだが、
その場合はやはり引っ越しをしなければならないので、断念する。
「訪問者である其方が先に名乗るべきだと思うが」
階段を下りきる直前。姿を晒す前に、一度自分の服装を見直した。
裾がボロボロの汚れたコート、それで身体の大半は隠れている。
これならば、浮浪者に見えなくもないだろう。
それだけを確認すると、壁の後ろから自分の姿を晒した。
「ここは私の住居だ。用がないのなら立ち去ってもらえないか」
薄暗いので良くは見えないが、髪が長い女と見えた。
女なのは声から予想は出来たので、驚きはなかったが。
【すいません、今は人間です。大抵は人間の姿で行動しています】
(足音は確かに人間のもの…でも、これは…)
名状しがたい気配は、どちらかというと妖魔に近い。
あらゆる可能性を考慮して、木笛は懐に用意してある。
「私は……」
問われ、少し言葉に窮した。
目の前の相手が人間なのか、妖魔なのか。
それがはっきりしない。
「私は、児玉 靜と申します。貴方は…?」
名前だけは変わらない。それだけは名乗れる。
だが…それが何だというのか。
「昨今の方々は、このような廃墟に住まわれるのですか?」
気配が壁の後ろから動いた。
だが、常の如く瞑目したままのため、私にとっては何も変わらない。
だから、目に見えたものが何であろうと、私は何も態度を変えなかった。
用がないなら帰れと言ったはずだが、一向に帰る様子もない。
少なくとも、今までは姿を見せ、帰れと言うだけでスゴスゴと帰って行ったのだが。
それどころか、本当に名乗りを上げるとは。
態度を変えないのも不可解だった。
好き好んでこの様な場所で、浮浪者に見えなくもない相手と問答をする人間がいるだろうか。
だが其方から名乗れと言った手前、名乗らない訳には行くまい。
「南雲秀人。ここに住んでいるのに特別な理由はないが」
名乗りながらも微かな苛立ちが湧き上がってきた。何が目的なのか。この人間は。
何か間違いがあって、万が一にも巣を見られれば要らぬ苦労を背負いこむことになる。
それは御免だ。
―――仕方がない、手っ取り早く済ませるとしよう。
ほんの少し、妖魔としての気配を漏らす。
これだけで普通の人間は言い知れない不安を感じる筈。
「もう一度言うが、用がないなら帰ってくれないか。
用があるならば手早く済ませてくれ……私は忙しい」
今度こそ逃げ帰る。その確信があった。
これでまた静寂に身を浸すことが出来る。その筈だ。
「南雲様…ですか。」
妖魔との邂逅を命ぜられている葉月様ならば、
もしかすると知っていたかもしれない。
だが、生憎と私の手持ちの情報には覚えのない名前だった。
直後感じたのは、突然の肌を刺す、粟立つような感覚。
やはり…目の前の男は人間ではなかった。
「その気配……貴方、人ではないのですね」
理解した事を伝えるように、静かに呟く。
恐らく、彼の言葉からして本当に邪魔されたくない…それ故の妖力の解放だったのだろう。
「安息を邪魔した事はお詫び致します。
私は……七妖会が一人、木妖の児玉 靜と申します。」
相手が妖魔であれば躊躇する必要はない。
言葉を紡ぎ、本来の名乗りを上げた。
『その気配……貴方、人ではないのですね』
―――しまった、さてはこの女、退魔士か。
微かな舌打ちを漏らす。
このまま人間の振りをしていれば誤魔化せたものを、冷静さを欠いていたようだ。
言葉の意味を理解した直後、逃げの態勢に入る。
だが、掛けられた言葉はこれまた意外なものだった。
「それは……」
動き出す寸前で、肉体に急制動をかけて踏みとどまる。
七妖会という名前には聞き覚えがあった気がしたからだ。
「確か、妖魔の集った組織……だったか。その七妖会が私に何の用がある」
そう、七妖会は妖魔が集まり結成された組織だった筈。
一人転々と住処を替えていた自分は、その名前と、妖魔世界を作り上げるなどという
戯れ言にしか聞こえない目的以外には何も知らないのだが。
そう、自分は七妖会とやらについて何も知らない。
ここで少し話を聞いておいても損にはならないだろう。
何より、巣を見られても苦労をする必要は無さそうだ。それが最も重要なことだった。
「……本来は貴方に用があっての事ではなかったのですが」
事の次第を詳らかに説明する。
自分が人間の調査をしていること。
この様な場所に住む人間についても動向を調査していること。
「恐らくですが、上の者達は自分達の撒いた種がどの程度、
人間世界に影響を及ぼしているのかを確認したいのだと思います。」
――― 撒いた種。
それは、『BLOOD』と呼ばれるドラッグ。
街の暗部で秘密裏に流されたその、知られぬ麻薬は、幾つかのルートを通し、
裏の部分から浸透している筈だった。
人間の世界を蝕む、そのような存在を流す手引きの一つを担っている事…。
…それは、私の心の負い目でもある。
一つ、頷いた。
「成る程……確かに、この様な場所に住む人間の中には、
そう言った物に手を出している人間も少なくはない」
それは、今までの経験だった。
主に住処とした廃ビル、路地裏等、そこには人が居ることもあればいないこともある。
そして人が居た時は、大抵はそう言った物に手を出している人間の隠れ家になっているか、浮浪者の住処か。
そんな場所に巣を張る訳にも行かず、多くの場所を渡り歩いて知った経験。
「しかし、それは堪らないな…」
小さく呟きを漏らす。
薬漬けの人間は味も然る事ながら、その薬に侵された人格も最悪だ。
今までに少なくはない数の人間と会話はしてきたが……薬漬けの
人間と会話した時の記憶は、どれもこれも思い出したくもない物ばかり。
全て例外なく、その後に住居の移動を強要されている。
人の話も制動も気にも留めないのだ、奴らは。
「いや、それよりだ」
ふと疑問に思ったことを口に出す。
「部外者の私にその様な説明をしても良いのか、七妖会と言う場所は」
【とりあえず、詳らかとあったので『種』についての説明も受けたと解釈してしまいましたが…良かったでしょうか】
「…BLOODを服用した存在は、侵食の度合いにもよりますが
いずれ人ではなくなります。
ですから、南雲様が人間を捕食するタイプの妖魔であるならば、
彼らを捕食して欲しくはありませんから」
BLOODは、人間を妖魔に近い存在へと変貌させる。
快楽で手を出した最初の数回は、そんな事はないだろう。
だが、いずれ精製の元となった妖魔の力をその身に受け、
妖魔と人の中間…妖人とでも言える存在へと変わる。
彼らの内の何割かは、七妖会の「ツチクレ」として人間世界の情報を収集する存在となる。
「本来は秘匿事項です。
無論、南雲様が誰彼構わずに喋るような方であれば、
不本意ですがその記憶、消去させて貰うしかありません。」
ですが、と続ける。
「南雲様は、どちらかというと慎重で、
そのようなタイプには見受けられませんでしたので」
つい口を滑らせてしまいました、と微笑む。
【んー。まぁ、いいでしょう。
本質、秘匿事項なのですが、書かなかった私が悪いですし(汗
捕食して欲しくはないという事で、うまく合わせました。】
【ところで、お時間の方の都合はどれくらいでしょう。】
「確かに、私は人間を捕食するが……それを知っているのと知らないのでは大違いだな」
余程の事が無い限りは薬漬けの人間などには見向きもしない。だが、
「餓えていれば、遠からず其れに手を出していた可能性もある。助かった」
実際に餓えていれば相手が何者であろうと、味がどうであろうと不平不満は言っていられないのだ。
そんなことはここ数年無いのだが、いつそうなるかはわからない。
この事を知っただけでも、充分に得をしたと言える。
「万が一、私が場所を選ばずに吹聴する様な人間……失礼、妖魔だとしても、
そう簡単に記憶を消されては堪らないな」
実際に要らぬ記憶まで一緒に消去されてしまったら、その被害はどうなることか。
大して問題はないかもしれないが、逆に恐ろしい程の損失もあるかもしれない。
とはいえ、記憶が消された後では自分でそれを認識することはできないのだが。
それを想像して、微妙に表情を歪める。本人も気付いていないくらいに微かな変化だが。
「お前に借りが出来たからな、私は恩を仇で返しはしない。
安心してもらっても構わない筈だ。児玉……と言ったか。お前に迷惑はかけない」
【うあ、申し訳ない。先に聞いておくべきでした、こちらのミスです】
【こちらは眠気が来ていないし、休みなので大丈夫ですが、そちらの方は如何でしょう?】
【平日ですし、明日というか今日に備えてそろそろ〆た方が良いですか?】
「薬、という概念だけであれば良いのですが、精製した妖魔の血です。
南雲様自体にも、どのような影響を及ぼすか分かりません」
くれぐれもお気をつけて、と念を押す。
精製した血を人間が摂取していけば、ツチクレとなるのは既に理解済みだが、
妖魔の場合は分からない。
というのも、会内部でそのような事を試す
度量のある妖魔がいなかったからだ。
…もしかしたら、それすらも見込んで、幻也様は『BLOOD』を撒いたのかもしれないが。
それは、私の預かり知る所ではなかった。
「それを聞いて安心しました。
私も徒に力を行使するような不本意な真似はしたくありませんので」
記憶を消去する。
人間相手と違い、妖魔相手ではそう簡単に出来る事ではない。
それに、言葉通り、そうしたくはないのも事実だった。
「…私は、七妖の勧誘者ではありませんから、
南雲様に七妖に入るように等という事もありません。
ですが、差し支えなければこれからも互いの情報が交換できればと思います。」
そして、もしかすると七妖の勧誘者が来るかもしれない、と付け足した。
【いえ。気になさらず。】
【私は、1:30くらいまでですね。】
【現状の応答等を考えると、あと2レスずつくらいで〆るが良いかと。】
「好き好んで口にする物ではないのは確かだ、ということは理解した。
それを聞いてしまったら、如何に飢えようと口にするつもりはなくなると言うものだ」
気をつけるように言われるまでもない。
自分が得体の知れない存在に変わる事など、考えただけでもおぞましい。
人間に起こった事が妖魔に起こらない、という保障などないのだから。
「無闇矢鱈に力を使いたくないというのは、私と似ているかもしれないな」
恐らく理由は違うだろうが、という言葉は胸の内に留める。
力を使えば疲労する。
それを補うために食事のサイクルを早めれば、場所を特定される可能性は高くなる。
故に使わない。争いを避けるためではなく、殺されないため、見つからないため。
そして、
「いいだろう。とはいえ、私が持っている情報など何の役に立つとも思えないが。
情報を受け取れるのであれば、こちらとしては万々歳だ。そちらにメリットは無さそうではあるが」
勧誘者が来る可能性があると聞いて、眉を少しだけしかめる。
面倒な。組織などに属しても煩わしいだけだ。
「ここ暫くは住処を移るつもりはないが……武力行使に移りそうな相手であれば、移動もやむなしだな…
その来るかもしれないという勧誘者がどんな奴か、知っていないか?
本人でなくとも、上に立っている妖魔の気性でも構わないのだが」
知っていれば教えてもらえないだろうか、と言外に意を込めて言った。
【了解です】
「いえ、私としては様々な…特に組織と関与ない妖魔からの
忌憚なき考えや情報は価値がありますから」
そう言って、微笑む。
七妖に属さない妖魔は大抵が敵意を持っている事が多い。
南雲様のような存在は稀有だった。
「そうですね…私より外見は若いと思います。
悪い子ではないのですが…命令に絶対一途な所がありますので、
あまり刺激しないようにご注意下さい。」
葉月様の事を想い出し、端的に告げる。
彼女は、幻也様の命に絶対な部分が強い。
「私から、それとなく南雲様は七妖に属する意思はないと伝えておきましょう。
その方が余計ないざこざがなくて済みます。
ただ…出来れば、彼女とも少しでも話をしてあげて下さいませ。」
他の妖魔との交流が、彼女の鋼のように澄んだ他人を寄せ付けない感じを
緩めてくれれば、と思いながら、それだけを伝えた。
「では、長々とお邪魔して申し訳ありません。
私はそろそろ帰ります。」
【こちらは次のレスで〆ます。】
「大して価値があるとも思えないのだが…そういう物か」
微笑を浮かべているのだろう、薄暗がりに隠れて見えないが、どことなくそんな気がした。
そういえば先程から距離を開けたままでの会話で、しっかりと顔を見ていなかった。
大して気にもしていなかったのだが。
「そうか。向こうの出方にも寄るが、刺激しないようにという言葉は心に留めておく」
その上、自分の意思を組織に伝えておくという。
何から何まで世話になり、借りばかりが増えている気がした。
「恩を仇で返しはしない、と言った。恩ばかりが増えているからな、
それくらいならば私は構わない」
ただし、
「向こうが望めば、だが」
本人が望まなければ何の意味もない、とそう思うが故に。
「こちらとしても有意義な情報を頂いた、感謝する。それと、」
この一時に出来たのは借りばかりだ。
帰るという恩人に、これくらいは言っておいても罰は当たらないだろう。
「何か手が必要な時は、ものにもよるが手を貸そう。せめてもの礼として」
【申し訳ない、少し1:30をオーバーしました…】
【では私も次で〆ます】
「律儀な方ですね。売る程の恩を出しているつもりはないのですが」
微笑み、南雲の言葉に頷く。
「私はしがない樹妖です。
例え何人であろうとも、妖魔の力を借りる事が
出来るのであれば心強い事この上ありません。」
ですが、と呟く。
「あまり貸し借りを考えずに、この次はお会い出来ると嬉しいですね」
そう言うと、静かに踵を返す。
本来の調査とは異なった成果だったが、
南雲様のような妖魔と出会えたのは、一つの僥倖だったといえた。
廃ビルから出ると、眩い光が瞼裏を刺した。
この光の世界と違う、あの廃ビルの中で、かの妖魔は人間世界に何を見てきたのだろうか。
次に会う時を楽しみに、私はその場所を後にした。
【お付き合い有難う御座いました。凄く丁寧な文章で楽しめました。】
【時間に関しては、御気になさらず。またお相手下さいね。】
去っていった児玉に背を向け、階段を上る。
売る程の恩ではないと言っていたが、こちらからすれば千金に値した。
これ以後の自分の安否に関わる情報だったのだから。
張り巡らせた糸を辿り、先程まで自分の身体を収めていた定位置へと入り込んだ。
『あまり貸し借りを考えずに、この次はお会い出来ると嬉しいですね』
それは無理な相談だ。次に会うときも情報交換はするだろう。
そして大して役に立たない情報と引き換えに、自分は有意義な情報を受け取る。
それは自分からすれば借りにしか思えない。
忌憚なき考えには価値があると言っていたが、こちらからすればいくらでも出せる。
そしてどこにも属さない自分の掴んだ情報など、統括されている組織ならば疾うに手に入れている筈だ。
こちらからすれば、無料で恵んでもらっているのと代わりはしないのだから、
向こうはどうか知りはしないが、自分には貸し借りといった意識が常について回ってしまう。
しかし、
「貸し借り考えずに、か。その方が気楽ではあるな」
呟くと、再び訪れた静寂に身を任せることにした。
【いえ、自分は遅筆の上に皆さんに比べて語呂が少ないですし】
【こんな自分に付き合っていただいて恐縮です】
【お付き合いいただき、ありがとうございました】
さて、誰かおらんかのぉ。
(きょろきょろと周りを見回した)
【待機します】
【よろしくお願いします】
【名前】佐竹 漣(さたけ れん)
【年齢】外見年齢18歳、実年齢不詳
【性別】男
【サイド】妖魔側
【組織】七妖会/私立水ヶ瀬学園3年
【サイズ】180cm/70kg
【容姿】学生服、ブレザーをノーネクタイで。灰色の髪、ヘテロクロミアの瞳。
全体的に引き締まった、サーベルの様な印象。
【得意】和姦〜軽い陵辱までの範囲。
【能力】光・闇魔法、飛行能力、剣術。
【武器】ロングソードに光or闇属性付与。
【NG】801、猟奇。
【弱点】右半身、光、聖属性攻撃。左半身、闇、霊属性攻撃。
【備考】右側には蝙蝠の様な羽と黒い瞳、左側には白鳥の様な羽と青い瞳を持つ。
【こちらの自己紹介です。やりにくそうでしたらはぐれ妖魔にします。】
【ご希望のシチュ等仰って下さい。】
>583
【質問があります】
【先程避難所で、退魔師同士の馴れ合いは…と仰ってましたが】
【つまりは馴れ合いで終わらなければ良い、…と、捉えて宜しいのでしょうか?】
【見落としてました、あなた、妖魔さんですね】
【特に希望はありませんです】
【和姦は難しそうなので、敗北後凌辱…、は、大丈夫でしょうか?】
【説明不足で申し訳ありませんでした】
【退魔士同士でしたらキャラさん達が大勢いますので】
【私は妖魔の立場のみで参加させていただきたいと思っています】
【単純に妖魔のみと言えば良かったですね、ごめんなさい】
【了解です<敗北後陵辱】
【姫之木さんから始めていただければ適当に参加させていただきます】
【それでは、よろしくお願いします〜】
(夜の公園を一人、着物姿で歩く)
ふうむ、今夜は冷えるのぉ…。
桜も散ってしまったし、つまらんわい…。
(ぶつぶつと言いながら、道なりに歩いた)
【こちらこそよろしくお願いします〜】
一介の高校生として過ごす毎日。
今日も「普通の高校生」としての一日を終える。
その帰り道の公園に彼女は居た。
「葉桜、着物姿、月夜・・・。嫌いではない光景ですね。」
――但し彼女から発する独特の「気」を見逃す訳にはいかない、そして声をかける。
「つい最近まではここも桜が満開でした。急に無くなると寂しいものですね。」
穏やかな微笑みを彼女に向ける。
なんじゃ?
ふぅむ、おぬしもこの良さがわかっておるのぉ…。
若いのに感心じゃ。
(自分も十分若いのだが、声を掛けられれば、笑みを返し)
(そちらを向き、婆さん口調で話した)
(左右違うその少年の瞳)
(人ではないのかもしれないと、少しは意識したが)
(特に害は無さそうに見えたため、気にはしなかった)
ところでおぬし、何故にこのような場所へ?
(ふと思った疑問を投げ掛けた)
――服装に見合った話し方、古風な女性だな、そう思いつつも悪い感じはしない。
「物を感じるに年齢は関係ありませんからね。」
今は静かに若葉を育てる桜の樹を眺めつつ。
「私は下校途中に立ち寄っただけです。貴女こそ・・・、女性の一人歩きは危険ですよ?」
――色々とね。そう付けたし目線を外す。
>591
年齢は関係ない、か。
フフフ、そうじゃな。
その通りじゃ。
(笑いながら、共に葉桜を見る)
なるほど、大変なんじゃのぉ。
ご苦労さまじゃ。
(目線を外した相手が気になったのか、顔を覗き込むようにして)
なあに、大丈夫じゃ。
それなりの武芸は身に付けているつもり。
はっはっは、何かあればおぬしをも守ってやるぞい。
(ふざけるように笑う)
「それほどでもありません。おそらくは貴女のお仕事の方が大変だと思いますし。」
警戒心も無く、隙の多い女性だ。
もし、退魔士であるのなら腕に自信があるのか、その逆か。
「武芸ですか?それではご職業は武術の先生でしょうか?
そうでもなければ着物で出歩く人も少ないですからね。」
>593
仕事か。
仕事が趣味みたいなもんじゃからな、
気は楽じゃよ。
おぬしの察する通り、妾は道場を開いておるんじゃ。
まだまだ、妾も半人前じゃがの。
なかなか賢いのぉ、おぬし。
妾は姫之木千鶴と申す。
名前を聞かせてくれんかのぉ?
「道場?合気道や剣道でしょうか?
この辺りは子供も多いですから、さぞご盛況の事でしょうね。」
この女性―姫之木千鶴―から発する気は単に精神を鍛えた物か、
退魔士故に身に付いた物かは未だわからない。
「姫之木 千鶴・・・。千鶴さんですね。私は佐竹 漣と申します。」
握手をするために右手を差し出す。常人なら何も感じないだろう。
しかし感じる者には感じられる―悪魔の右手―の波動を。
ふぅむ、よろしくな。
(手を差し出されるのを見て、僅かに顔を歪めた)
フフフ、その手にはのらんぞい。
(一歩退く)
なんじゃ、妾を敵視するのか?
(様子を伺う)
(右手で刀の柄を掴み、帯刀した)
「クスッ、まだ敵とは見ていませんよ?私の気を感じるとはナカナカですね。」
瞳を閉じ言葉を紡ぐと背中から2枚の異なる翼が生えてくる。
禍々しい悪魔の翼と、神々しい天使の翼。
それを協調するかの如く静かに開いた瞳の色も輝く。
「貴女は私を楽園へ導いてくれるのですか?自信があるのなら参られよ。
そうでなければお逃げなさい。後は追いませんよ。」
退魔士の数と実力の把握、戦闘はその時の状況において判断せよ。
それが佐竹 漣に下された任務である。
無駄な戦いは避けたい。しかし愚か者にかける情もない。
「さて・・・。今夜のメニューは如何致しましょう?」
>597
後を追わないのなら逃げるぞい。
妾はあのにっくき妖魔しか興味がないからのぉ。
(そういうと、特に気にせず、ゆっくりと去ろうとするが…)
不味いな。
妾の身の上を妖魔に教えてしまったわい。
仕方ないのぉ。
…………。
(腰を低く左足を下げ、構えて)
切らせてもらうぞい、左竹とやらよ。
「あの憎き妖魔ですか・・・。興味がありますね。貴女の全てを知りたくなりました。」
彼女の構え、隙の無い本来の姿を確認すると翼を広げ少し宙に浮く。
「さぁ・・・。遠慮はいりません。おいでなさい・・・、美しい宴の始まりです。」
虚空からサーベルを取り出すと右手に握る。
その剣は黒く邪な気を放つ。
【すみません、左竹では無く佐竹ですorz】
【バトルに関係がある事なので質問させていただきます】
【刀に何か属性はありますでしょうか?】
【あと加速ですが、どの程度でしょう?】
【私は飛行時には最高で速い車程度(200km/h)のイメージでお願いします】
さぁ、どうかのぉ?
ふむ…。
(相手の姿に若干の戦慄を感じるが、踏み込んで)
では行くぞ!
(地面を一蹴りし、一気に間合いを詰めて、刀を抜き)
(横に薙払う)
【すいませんでした…】
【刀に属性はありません】
【う〜ん、すいませんがこちらの速度について、どうとも言えなかったり】
【そちらのスピードはわかりました】
【とりあえず、こちらの加速で、やっとそちらのスピードについていける、といったくらいでお願いします】
「良い瞳です・・・。」
言うと翼をはためかせ刀をかわす。
2m程浮いた所で冷ややかに彼女を見下す。
「その程度の早さでは私に触れることも適いません。フンッ!」
剣を振りかざすと数本の影矢が彼女に襲いかかる。
【お気になさらず】
【設定の件了解しました】
なんの…、おぬしの翼も綺麗じゃ。
(やや上を向いて睨み)
くっ、やりおる…
(間一髪といった所で矢を回避し)
はぁぁぁぁぁッ!
(再び接近し、袈裟掛けに刀を振り下ろした)
【そろそろバテます】
「お褒めに預かり光栄です。しかし・・・甘い・・・。」
ハッ!と言う掛け声と共に剣戟を受け止める。
(この瞬発力が彼女の能力のようですね・・・。)
「さて、麗しの姫君。私が狙ったのは・・・、貴女の『影』ですよ?ククク・・・。
じりじりと貴女の体力を奪って行くのですが・・・。
夜が明けても厄介ですから少々早送りさせていただきましょう。」
左手を翳し影の色を濃くすると、今まで気がつかない程度だった影矢からの
ダメージが増して行く。
それは怪我の痛みでは無く、腹部を強打されたような内側からの痛みだった。
【ごめんなさい、左手を翳し光を当て影の色を濃くすると、です】
影…?
く…、油断してしまったわい…。
(何か、寒気を感じ、動きを止めてしまう)
さ、先送りだと…?
う、ぅぁ…、
(刀から手を離し、その場に倒れてしまった)
(体の中に走る激痛を感じ、地面をのたうちまわる)
ぅぁ…、やめ……、ろ……
(相手を睨みつけながら)
く…、あぁぁぁぁ……
ベンチに腰を掛け足を組み、冷ややかな視線を送る。
「油断しましたか?それはそれは・・・。だから逃げろと言いましたのに。」
ヤレヤレと肩を竦ませてお手上げのポーズをする。
「ふむ、助けて欲しいですか?それならば貴女の知っている事、全てをお話し下さい。」
冷淡に―嫌なら無理にでも―と、付け足し。
く…、見てるだけか。
良い身分じゃのぉ……
く…、あぁ……!
妾は、両親を、殺されたんじゃ…。
う、くっ………。
妾が妖魔を狩るのは、正義でもなんでもない、
私怨なんじゃ……
うぁぁぁぁ…、く…………
(体力がなくなってきたのか、次第に衰弱して)
「復讐ですか・・・。わりと多いですね、そう言う人って。」
右手を翳し影矢を吸い取ると内側からの痛みは消える。
しかし傷が癒えたわけではなく、とても不快な痛みは残る。
「それでは今までお一人で?さぞかし大変だったでしょうねぇ。」
彼女を抱え起こしベンチに座らせる。この女の目的は仇を取れば終わる。
それならば別の目的も作っておかなくては――あのお方の意思である故に。
「それでは今宵はその苦労を労って差し上げましょうね。」
肩に腕をまわし頬に口付けをすると、右手は太ももへと滑りこんで行く。
ふざけるな…、くぁ…、うぁ…
大変でも、なんでもないわい……
それが目的、だから、な……
(ベンチに座らせられると、キョトンとした瞳を向けた)
く…、まだ痛むわい……。
何をするつもりだ?
く、……。
ふ、触れるな……。
(成すがままにされ、体をそわそわとさせた)
やめ…ろ…
「そうですか、気丈な方ですね。嫌いじゃありませんよ、そう言うタイプ。」
さらっと話すと耳朶をチロチロと舐め、左手は優しく髪を撫で、
右手ははだけた着物の合間から腹部を目掛けて進入して行く。
「痛みますか?すみません。」
クスッと笑うと腹部をくすぐるように撫で回す。
「嫌ならもっと抵抗すれば良いでしょう?」
【すみません、下着類はごく普通の物でよろしいですか?和装ですので一応・・・。】
く…、おぬしというやつは……
妾を手籠めにするというのか?
あぁ…、んん、やめて……
(耳たぶを舐められると、その拍子にぎゅっと抱いてしまった)
ん…、そんな場所、触れるな…
(お腹を触れられ、悔しそうに睨む)
(着物がはだけ、胸が露出してしまった)
はぁ…、はぁ…。
【下はショーツ、上はサラシということでお願いします】
「そんな大袈裟なものではありませんよ。労うだけですから、リラックスなさって下さい。
ちゅっ・・・、れろっ・・・、はぁ・・・、とても良い声ですね。」
耳朶を甘噛みしながら舌先で溝に添って舐め上げて行く。
確かに感じている彼女を見て、更に手を進める。
「ほぅ、気痩せするタイプですね。弾けそうですよ、この胸。」
したから揉みしだき、指先でサラシの上から尖端を弄り硬く尖らせる。
相変わらず頭を撫でさながらカップル様に愛撫する。
「貴女勿体無いですね、こんなに可愛いのに・・・。復讐の為だけに生きるなんて・・・。
ちゅっ・・・、んっ・・・。」
唇を重ね、下を入れ、唾液を吸い上げるように絡め取る。
く…、わかった、ぞ……
んん…、
(愛撫を心地良さそうに受け)
(次第に快楽に溺れてゆく)
ん…、おぬし…、上手、じゃな……、はぅ…!
(胸への責めを受けている間に、サラシが解けて、それなりにある胸を露出させた)
もっと、近くに、来て……。
(本心なのか、頭を撫で、愛撫を重ねてくる相手の不意を打つように)
(顔を近付けて唇を奪おうとした)
可愛い?
ふざける、な…、んん……。
………。
なぁ、おぬし。
こういう時くらいは、この口調、止めてみましょうか?
(やや恥ずかしそうに相手を見て)
やだ…、恥ずかしい……。
こんなの、私じゃないよぉ……。
「そう、時には自分を解放する事も必要ですよ。」
頬と体を朱に染めて行く彼女を眺めながら愛撫を続ける。
「フフッ、上手ですか?貴女の肌がとても美しいからですよ。
ここも綺麗な色ですね、弾力があって・・・、男なら誰でも誘われますよ。」
先程のように揉みながら、指先は乳輪を愛撫する。
時折揺さぶりながら強く、優しく緩急をつけてその弾力を愉しむ。
「えぇ、近くに・・・、んっ・・・、ちゅ・・・、はぁ・・・。」
濃厚なキスを続ける、逆に唾液を送り自分の味を相手に伝える。
「おや?それが本当の貴女ですか?とても可愛いじゃありませんか。
恥ずかしいのも快楽の一つです。もっと自分を曝け出してしまいなさい。
私が全部見ていてあげますから・・・ね?」
やさしく頭を撫で、両手で頬をそっと押える。
瞳が合えば微笑み、頷き、キスを交す。
んん…、くふぅ……。
(着物の帯が緩み、落ちて、上半身が晒された)
あなた…、あぁん……、ちゅ…、くちゅ…、ちゅ…
(自分も相手の首に腕を回し、抱き寄せ)
(自分から舌を絡めて抱き寄せた)
はぃ…、これが…、わたしなんですぅ…、
わたしも、女性として、生きていかないといけないから…
口調をあらためるように教育されてるんですぅ……、
は、はぃ…、恥ずかしいけど、何か、安心感を覚えます…
ちゅ…、くちゅ……
はぁ…、はぁ…、あなたも、存分に、さらけ出して、ね?
「そうでしたか、貴女もやはり苦労されているのですね。
今は、そのままの貴女で構わないですよ。」
頭を下げ、乳首を吸い上げると舌先で転がす。
背中から腰にかけてツツーッと指をなぞり快感を引き出す。
「貴女は可愛らしくて・・・、素敵な人ですよ。
貴女の魅力で私も・・・、こんなになっています。」
ズボンの上からでも良く分るほどに隆起した己の分身を見せる。
ショーツに手を滑らせると湿り気を帯びた秘所の割れ目に添って
爪を立てて指を上下に動かす。
「貴女も私で興奮してくれたみたいですね。私のような妖魔で安心感を得るなど・・・。
血の気の多い退魔組織に知れたら貴方も命が危ないですよ?」
クスクスと意地悪く笑う。
謝罪するかの如く啄むように数回キスを交すと深くキスをする。
「どうしますか?妖魔を交わり持つのが嫌なら辞めますよ?」
頭を撫で、腰に手を回すと微笑みながら彼女の返事を待つ。
ん…、ぁ…、で、でも、少し違うの……。
本当はわたしもお洒落したいし、お友達と遊んだりもしたいの…!
先程のわたしは、…つらいから、ああなっちゃうの……。
二重人格なの、かな……。
ごめんね、変な子で……。
んぁ…、ひゃぁぁぁ……
(背中をゾクゾクとさせて)
んぁ…、だめぇ、そこぉ……。
(秘部を触れられ、甘い吐息を溢し)
でも、だって、…気持ち良いんですもの…!
はぅ…、だめぇ…、わたし、我慢出来ないよぉ……、
ちゅ…、くちゅ…、嫌、じゃない、ですぅ……
こんな、わたしで良ければ、抱いて、下さい……
(懇願の視線を向けて)
「そうですか・・・。苦労と言うか・・・、辛かったのですね?可哀想に。」
強く抱きしめショーツを取り、全てを晒す。
自身も逞しくなったペニスを取り出し、彼女にそれを見せる。
尖端を秘所に宛がうとお互いの滴る液体を混ぜ合わせるように
動かす、クチクチと卑猥な音が響き・・・。
「ほら、私も貴女も同じですよ。いくら隠しても所詮欲望は抑えられないのです。
大丈夫ですよ、貴女には私がいますから。私なら貴女の全てを受け止めますから。」
すがる様な彼女の視線に微笑みと優しいキスで答える。
そして、ゆっくりと彼女の膣内へと進入させて行く。
「クッ!想像以上に・・・、キツイですね・・・。これは・・・。
このまま奥まで挿れますよ。」
うん…、辛かった、です…
(ショーツを脱がされ、やや恥ずかしそうに見つめた)
はい…、此方へ……。
(股を少し開き、相手が入りやすいようにした)
(湿った音が辺りに響き渡る)
んぁぁぁぁ…、あなたが、入って、来た……
うん…、私を、受け止めて、ね?
(甘えるように抱きついて)
(何度も何度もキスをした)
はい…、もっと、深く…!
少し、痛いけど、大丈夫だから…。
ぁぁん……。
動いて…?
「クスッ、何度も笑ってすみません。これも貴女の所為ですから、お許しをば・・・。
っと、私とした事が配慮に掛けていましたね。これで如何でしょうか?」
翼を一度大きく広げると抱きしめるように彼女を包む。
「約束通り・・・、ちゅ、受け止めます・・・ちゅく・・・。キスが好きなんですね。
女性らしくて可愛らしいですよ。気の済むまで・・・、ちゅっ。」
キスの雨に打たれながら何度も頭と背中を撫でる。
一度体勢を直し、腰を手で押えると彼女の懇願に頷く。
「さぁ、動きますよ。淫らに、美しい演奏会の始まりです。」
くちゅくちゅと卑猥な音を出し腰をグラインドさせる。
強く打ち付けるわけではなく、彼女の最奥に擦り付けるような動き。
コリコリと子宮の入り口を刺激する。
へ?…ひゃぁ…。
(白と黒の翼、そして漣に包まれ、うっとりとして)
すごい、です。
綺麗……。
(食い入るように見つめ、キスを交わし)
ちゅ…、くちゅ…
えへへ、バレちゃいました…
キス、好きです…、
はぁ…、ちゅ……
(何度も角度を変えて、キスをした)
…ちゅ…、ふぇ?
はい……動いて、下さぁい……
ひゃぁぁぁ…
(肉棒がささったまま、子宮口に圧力を掛けてくる)
んん…、あなた…、お願い…、もっと、もっと……!
(首を振りながら必死に懇願を)
「んくっ・・・、ちゅっ・・・。」
啄む様なキスの連続、時折唇と閉じて意地悪く対応したり、
下唇を噛んだり、歯茎になぞって下を動かしたりと色々なキスを愉しむ。
「はぁ・・・、貴女の味、完全に覚えてしまいました。中毒になったら責任とって下さいね。
勿論それは私にも言える事ですが、フフッ。」
体勢をいれかえようと少し体を離す。
軽く押し倒すようにすると翼で冷ややかなベンチから彼女を守る。
「それでは姫のお望み通りに致します。」
額にキスをすると正常位で激しく突き上げる。
ペチペチとした音が余計に興奮させる。
彼女の揺れる胸に手や唇で愛撫をし、ヒクヒクとうねる膣内に
悦びを表現するようにペニスも脈打つ。
「とても・・・、可愛いですよ。この髪も・・・、耳も・・・、首筋も・・・、
胸も・・・、ここも・・・。」
順番に撫で、最後にクリトリスに触れ、そのままクチクチと擦り、
つまみ、行為を続ける。
えへ、こんな私で良ければ、いつでも…。
私も、夢中になってしまいそうだから…。
ひゃ…、んん……。
(翼に包まれながら、ベンチに押し倒される)
あぁ、あなたの翼が、ベッドみたいで、心地よいです…。
あっ、んんっ…、ひゃぁ…、んんッ!
(肉の壁に肉の棒が擦れる度に、口を空けいやらしい悲鳴をあげた)
(体をうねうねとくねらせ、肉棒をぎゅうぎゅうと締めあげた)
んん…、では、私は、あなたに…、
その全てを差し上げます…。
この髪も、耳も、首筋も、胸も……
そして、ここも、あなたのもの……
はぅ…、くぅ…、ひゃぁぁぁ!
そこは、ぁぁぁぁ!
(クリトリスを摘まれ、体をビクビクと揺らした)
「とても良い声ですよ・・・。ずっと我慢していたのですね。
全てを開放しなさい。えぇ、私もいつでも貴女の側にいますよ。」
蝙蝠の翼の爪のような部分で軽く引っ掻き、白い翼は羽毛でくすぐる。
歓喜にうねる膣内にペニスを締め付けられ、高ぶりを感じる。
「んっ・・・、貴女の全てをですか?この妖魔の・・・私に?
そんな事をしたら一生後悔すると思いますが。
共に堕ちますか?色々な物を背負って生きて行く事になります・・・が。」
覆いかぶさり首に手を回し強く抱きしめ、腰を深く沈め耳元で囁く。
「孤独からは開放してさしあげます。」
そのままの体勢で深いキスを交すと、動きが早く、強くなる。
ビクビクとペニスが脈打ち一回り大きくなると終焉が近い事予告する。
【そろそろ〆ましょうか?】
はい…、あなたの前なら、全てを、晒さけ出せます…!
あぁん…、背中…、んん…!
(ひっかきと擽りを受け、体を振ってしまった)
うん……。
私を堕として欲しいの……。
ずっと、ずっと私はあなたについていきます、から……。
あぁん……、
(腕を回し足を絡め、漣に抱きつき)
ちゅ…、ぐちゅ…、じゅぶ……
あぁん…、ん…ん……!
あなたを、私に注いで、下さい…。
あなたが、欲しい……。
(離すまいと言わんばかりの力で抱き合い)
(肌を擦り合わせ、腰を振り、どんどんと絶頂に近付いた)
【そろそろ眠くなってきたので、お願いします】
「分りました、貴女の望みのままに!」
告げると抱きしめたまま速度を上げる。
絡み付く足が彼女の決意の印であろう。
彼女の温もりと息遣いを感じながら・・・。
「さぁ、私の全てを注ぎますっ・・・!クッ!」
大量の白濁を彼女の膣内に注ぐ。
その全てをこぼれないように奥へ、深い場所へと吐き出し続ける。
「んっ・・・、なかなか・・・、止まりませんね。」
微笑を浮かべるとキスを交しまどろむ。
「どうでしょう?今夜貴女を一人で眠らせるのは気がひけます。
私の家・・・、心配せずとも私一人ですの家です。
一緒に眠りませんか、姫君。」
【了解です、長時間お付き合いありがとう御座いました。】
【私は次で〆させていただきます】
んん…、ひゃう!
はぁ…、んぁ!
来て、お願い!私に、子種を注いで!
ひゃぁぁぁぁ!!
(絶頂を迎え、同時に放たれた精を受け止めた)
(入りきらなかった分が地面に溢れ落ちた)
はぅ…、わかりました。
今夜は、ずっと、あなたを感じていたい……。
(繋がったまま、ぎゅっと抱いて)
【ありがとうございました!】
【また、機会があれば、よろしくお願いします〜】
【それでは〜 ノシ】
「とても可愛かったですよ・・・。それでは参りましょうか。」
簡単に衣服を整えると彼女を抱きしめ、夜空へと羽ばたく。
その胸中に何があるかは本人しか知らない事だが・・・。
【こちらこそありがとう御座いました】
【姫之木さんの望むロールになっていたか些か心配です・・・】
【また機会があればよろしくお願いします】
【お休みなさいノシ】
【待機します。どなたでもどうぞ】
【まだ居る?】
【はい、おりますよ】
【ここでは初めまして。ロールしますか?】
【ええ、ここでは始めまして。じゃあロールしますか?】
【2つ温めてたパターンあるんだけど・・・】
【1、昼間、俺が刑事の立場で調査中に出会い雑談に】
【2、夜に俺が妖魔退治の時に出会い正体がばれてバトル】
【そちらは何かアイデアありますか?】
【1は無理でしょう。なんとなく】
【2ですね。適当にやりあって、どちらかが一時撤退】
【というパターンになりそうですが。決着つけると色々まずいですし】
【そちらのネタに乗りますので、書き出しお願いします】
【1は・・・・無理かな。退魔士と吸血鬼を別にしても不良少年と刑事だからな・・・】
【じゃあ書き出しします】
「ち、手間かけさせやがって」
最近、この町で多発してる猟奇的殺人事件の犯人を追ってたら・・・まぁ、やっぱり妖魔だった訳で・・・
今回だけでなくこの町で起こる奇怪な事件の大半は妖魔なんだがこんなもん俺や退魔士が影で処理しても「目に見える事件解決」にはならないんだよな。
おかげで秘密裏の厳戒態勢とかに俺らノンキャリは将棋の歩のごとく借り出されて(しかもこんなの妖魔相手には穴だらけだし)
やっと犯人らしき奴を見つけたらそいつは下級の癖に変に身軽だし。
散々走らされた挙句に廃屋にかくれんぼかよ。
まぁ、夜目が利くからさほど問題でもないし早く終わりにしたいぜ。
そして俺はこの廃屋の中をしらみつぶしに調べることにした。
数多ある妖魔の中で、吸血鬼と呼ばれる妖魔がいる。
数多ある妖魔の中でソレが恐れられ、嫌悪されるのは、
ソレらが人間に近い存在だからだろう。
この国には、血を吸う鬼は存在しなかった。
この国の昔話にも伝承の中にも、血を啜る死者は存在しない。
それは、血に対する価値観の違い。
少なくとも、東ヨーロッパ式の、血を啜る妖魔は存在しなかったのだ。
だが、『天洸院』の歴史は語る。
波濤の彼方から、熱い血潮を求めやってきたモノたちのことを。
この国の霊的防御を担ってきた『天洸院』の前身は、そのモノたちと文字通り
血で血を洗うような戦いをしてきた。
その戦いには、決定的な勝利も敗北もなかった。
やがておきた乱世の煽りで、戦いは中断された。
この国の敗北で終わった戦の陰で、血を啜るモノたちは、この国の暗部に巧妙に紛れこんだ。
彼は単車一時停車して、その廃屋としか見えない建物を見つめた。
何かがいる。少なくともひとつ以上。詳細はこの距離では感知できない。
この手の廃屋は、悪いものの溜まり場になりやすい。
彼は刃渡り20センチ以上のナイフを引き抜いて、その建物の中に入った。
足音を殺したりしない。逃げるならそれで構わないというスタンスなのだ。
「・・・・・・・・・・・」
夜の吸血鬼に戦いを挑むのは愚か者することだ。
俺に「相手を殺す方法」を教えてくれた吸血鬼の口癖だ。
銃よりもナイフに拘る古風な男で1方的に俺を弟子扱いして俺をしごきやがった
もっともそのおかげで吸血鬼になりたての頃は何かと世話になったが。
俺も吸血鬼としては「腕の立ち役に立つ下っぱ」として実戦を繰り返し色々経験した。
もしランキングがあるなら上から数えた方が早いだろう(多分ね)
そんな俺、しかも夜の為聴覚も数段あがった俺の耳にバイクの音が聞こえた。
・・・・まずい、退魔士か?バイクに乗る妖魔の可能性もあるが・・・
さて、このまま雑魚妖魔の探索を続けるか、それとも・・・・しばし考える。
・・・・・・俺はこっそり窓から抜け出し様子見をすることにした。屑鉄の山が見えたのでそこに身を潜める。
廃屋を駆け巡る。
そこにいたのは、やはり妖魔だった。
ソイツの顔を地面に叩きつけ、無造作に頭部を踏み潰す。
踏んで踏んで、グリグリと靴底ですり潰す。
断末魔の叫びをあげさせることもなく、ソイツは滅びた。
これで終わり、とは思えない。もう一匹いると感覚が告げる。
彼は廃屋を出て、裏に回る。そこはスクラップ置き場だった。
月が出ていた。上弦の月。
感じる。生ける死者の感覚を。
先ほど滅ぼした妖魔よりは格は上だろうか。
「出でこいよ、それとも引きずり出されたいか?」
声を掛ける。向こうはどうでるか。
「・・・・・・死んだか」
あの雑魚妖魔の妖気が1瞬大きくなりそして消えた。
あっさり殺したってことは退魔士か。危険度が高まったがある意味好都合だ。逃げ切れればそれで終わりだ。
俺は足音を殺してその場を離れようとしたが・・・・
「出でこいよ、それとも引きずり出されたいか?」
1瞬当の昔に停止した心臓が跳ねたような気がした。まだ若い男の声・・・・・
「撃つな。俺はあの雑魚を退魔するために追ってたんだ。あの雑魚は何件も殺人を起こしたから放置できなかったんだ」
「あんた天洸院か? 俺は七妖の連中じゃあない。やつらの敵だ」
とりあえず少し卑怯だが矛先を向こうに向けばいいが・・・
スクラップの向こうから、若い男の声がした。
『撃つな。俺はあの雑魚を退魔するために追ってたんだ。
あの雑魚は何件も殺人を起こしたから放置できなかったんだ』
『あんた天洸院か? 俺は七妖の連中じゃあない。やつらの敵だ』
その話は知っていた。そんな話は多すぎるが故、他の退魔機関に
任せていた。少なくとも、白清支部は動いていない。
「妖魔が妖魔を狩るってか?貴様、《墓無》の走狗か」
彼は質問には答えなかった。
「面見せな、どうするかは俺が決める」
「面見せな、どうするかは俺が決める」
無駄口を叩かず質問にも答えず自分の要求だけを言うか・・・・
「気配は消してたんだがな・・・・・見せないって言ったら容赦なく攻撃するつもりだろう・・わかった、少し待て」
俺も質問に答えない。
面を見せるのに抵抗あるが・・・俺は物陰から姿を出した。
まずい、あの顔は資料で見た。天洸院の退魔士。
「妖魔と言うより元人間なんだがな・・・・薔薇連盟の治安課のものだ」
「天洸院のホープか・・・人間とことを構えるつもりはこれっぽっちもないが・・・何か聞きたいことはないか?」
・・・・こいつか・・・・妖魔に親を殺された奴は多いがこいつは資料を見た限りでは狂犬に近いとあったが・・・・
ソレは警察官の格好をしていた。コスプレではなく、本物だ。
だが、ソレからは人間の気配はしなかった。
だからソレは、人間ではないのだろう。
『妖魔と言うより元人間なんだがな・・・・薔薇連盟の治安課のものだ』
その組織名は知っていた。吸血鬼の共同体だ。
『天洸院のホープか・・・人間とことを構えるつもりはこれっぽっちもないが・・・
何か聞きたいことはないか?』
何を勘違いしているのだろうか。
彼は拳銃を引き抜こうとして――
携帯が震えた。舌打ちひとつ。
一瞬で潰れた車の陰に身を潜める。
「はいよ、なんだ?」
向こうへ意識を向けたまま、対応する。
だが、次の瞬間それは吹き飛ぶ。
「あ?マジで?ちっ、わかった」
通話終了。
どうやらこの吸血鬼に構ってる暇はなさそうだ。
「運がよかったな、貴様に構ってる暇がなくなった。ここは見逃してやる」
脱兎の如くその場をあとにして、単車に飛び乗る。
吸血鬼を滅ぼしたいのは山々だか、仕方ない。
「面は覚えたからな」
呟いて、彼は再び夜闇の中を切り裂いて疾走した。
【すみません。突然ですが〆させてください】
【本当にすみませんノシ】
これまで情報で釣るって手段はある程度有効だった。
こいつにも通用するか不明だが資料と実物の違いというものがある。
最悪の出会いだがこの機会を最大限に利用することにした・・・
そいつは何も答えず銃を・・・俺は反射的に後ろにジャンプした。
なるほど。実物もこういうタイプか。これは・・・・殺すしか・・・ここで殺した方がいいかもしれん。
吸血鬼になったが刑事としての倫理の残滓みたいなものはある。見境無しに殺す奴は放置するのは主義に反する。
俺がそう覚悟を決めたとき。
「運がよかったな、貴様に構ってる暇がなくなった。ここは見逃してやる」
そう言って脱兎の如くこの場から去って行った。これが見事な引き際か。俺よりプロだな。
・・・・いや、とりあえず俺は念のために遠回りしながら本署に帰艦した・・・アイツの捨て台詞を思い浮かべながら・・・
(自宅)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・
・・・・
「・・・・人間やめたが何も知らないくせに見下した言い方しやがって・・・がきのくせに」
資料ではかなり不幸な生い立ちだったらしい・・・確かに同情するがそんなの警察の不良どもと同じだろうが。
あいつらよりははるかに不幸だろうが・・・・あれは妖魔全般と言うかすべて拒絶してた・・・
妖魔と退魔士の関係でなかったら・・・くそ、面白くない。
とうぶんは嫌な意味であいつのことが頭から離れないだろうな・・・・・
【了解しました。お疲れ様です】
【後それと俺「刑事」であって「警察官」ではないです】
【それに警察官でも制服でさすがにうろうろしませんよ。足が付いて住所とか割り出されるから】
【とにかくお疲れ様でした】
【こんばんは、しばらく待機させていただきますね。
どなたでもどうぞ?】
【向こうには誰もいませんでした】
【お相手願えますか?】
【はい、分かりましたー。シチュはどうしましょう?】
お相手よろしいですか?
【これで通算五回目のロールでしたっけ?】
【もう戦う理由とかないので、交流でしょうかね?】
【こっちも初対面の時より態度が軟化してますし】
【シチュは、街で偶然会って何となく話し込むって感じですか】
リロードミスです。
失礼しましたノシ
>698
【うっ…タイミングが悪かったですね…orz】
【また機会があればよろしくお願いしますっ!】
>649
【なるほど。それじゃあそちらにあわせるということでよろしいでしょうか?】
>650
【すみません】
>651
【はい。よろしく。休日新都へ仲間に連れられて】
【途中、一人で休憩してる場面からで】
【では暫しお待ちください】
休日。何もすることの無い時間。
今日は朝から暇だった。掃除も洗濯も銃器の整備も全て終わらせ、
いよいよどうするか思案していると、携帯が鳴った。
『義虎、今日暇?一緒に新都へ行かない?』
大音慈零。斬鬼衆の一人。ぬばたまの長い髪を持つ妖術師。
彼女と遊びに行くのは珍しくは無い。
彼女とは、日ノ本薫と同じ程度に付き合いが深い。
かくして彼は、休日の昼過ぎから彼女に引っ張りまわされることになる。
途中で特筆すべき出来事は起こらなかった。
傍から見れば、普通にデートしているカップルと変わらなかった。
一時休憩。彼女が何処かへ行っている間、ぼんやりとベンチに
座っている。特別なことはなくとも、何か疲れた。
「ええと………」
メモを見ながら、私は右往左往していた。
―――新都。
地元はのどかな街並みのせいか、ここはコンクリートのジャングルに見えてしまう。
今日、私がここに来たのは、買出しのためだ。
さすが、ここの辺りに位置する店の物揃えはよく、値段も良心的である。
それはいいのだが……
「………ヘンなところに迷い込んでしまったようですね」
むぅ。…見渡せばカップルばっかり。
男運のない私に対する当て付けか。
深く溜息をつくと、ふと視線をめぐらせる。
どこもカップル、カップル、カップル、御影さん、カップル、カップル……ん?
「……御影さん、こんなところでどうしたんですか?」
思わず声をかけてしまった。
カップルだらけの往来で、一人うろついている少女。
彼女の名前を、彼は知っていた。
向こうもこちらに気づいたのか、声を掛けてきた。
「佐々木か・・・・お前こそ一人で何してんだ?」
愛想もなにもない応答。同時に悪意も何もない問いかけ。
佐々木優希。何かと因縁のある相手である。
彼自身、もう彼女に対して思うことは何も無い。
時折、往く道が交差する相手。そして束の間の交差は一瞬で終わる。
またそれぞれの道をゆく。そんな間柄である。
「俺は、仲間に呼び出されてな。ときびりの美人だぜ?」
何故か誇らしげに微笑する。
いつも通りの愛想の無い声。
まあ、いつものことだしいいか、と心の中で溜息をつき、顔を上げた。
「まあ、色々と買出しに。殆どは生活用品ですけど、やっぱり服やアクセサリーを
買うなら此方のほうが良いと思いまして」
それが道に迷ってこんなところに来てしまったとは言えなかったが。
だが、たしかに彼の言うとおり、こんなところ一人で来る方が珍しいだろう。
カップルや家族連れ、さすが休日のためか人は多い。
「成程。あなたが認めるぐらいですから、美人なのでしょうね」
これは素直に頷く。
彼はなかなか他人を認めるようなことをしない。それがたとえ容姿だとしても。
……いや、そうでもないか?
後輩にあたる尚のことを考えて首をかしげる。
…まあ、彼女と恋愛関係にあるとは限らないし、これは置いておこう。
「―――…と、すると、もしかしてデートですか?」
「はん、そうか」
つまらない答えだなと思う。
まあ、そうそう奇抜な用事などあるわけないが。
大音慈零は美人だ。それに、容姿で言えばストライクゾーン
ど真ん中でもある。八雲天音もかなり好みだが。
それはさておき。
「いや、普通に飯食ったり服見に行ったりしてるだけだが?」
彼自身、デートという感覚はない。
彼女と遊ぶのは、日ノ本薫や重藤柚紀らと遊んでいる感覚と同じだからだ。
向こうも殊更にデートという単語を使わないので、彼もそんな気がしない。
とりあえず座ったらどうだ?とベンチの空きスペースを指し示す。
「そういうお前こそ、男の一人もいないのか?」
………もしかして、この男は鈍感なのだろうか?
「そういうのを、デートって言うんですよ」
思わず呆れてしまう。
これをデートといわないのであれば、この男の「デート」の定義はどのようなものなのだろうか?
本当は恋愛音痴じゃないか、という疑惑を抱えたまま、ため息をつく。
兎も角、このまま突っ立っていても、足が疲れるので
ここは彼の誘いに乗ってベンチへと腰をかける。
「残念ながら。 まぁ、素敵な方と思える人もいませんし…
今は、独り身を楽しみますよ」
「デートっていうのかこれが?」
思わず考え込む。
彼女は確かに美人だ。性格的にも悪くない。むしろ、長い付き合いの中で、
悪い部分を数多く目撃して実感してきたのだ。それでも彼女を嫌うわけがない。
何せ、命を預けたこともある仲間なのだから。
だからといって、この行為がデートと呼べるとは思えない。
何故なら、彼女とは恋人と呼べる間柄ではないのだから。
うーむ、と意味も無く唸ってしまう。
「連れ合いはいた方がいいとは思うがな。
守る者があると、人は強くなるらしいからな」
自分のことは棚上げして、何処かで仕入れた言葉を
そのまま流用する。彼自身、そんな言葉は信じていないが。
「ま……私もあなた方のことを知っているわけじゃないので、何とも言えませんが」
はぁ、と嘆息する。
実際、よく考えてみればこの男は恋愛だとかということに無縁そうではあるし
あながち、彼がこれをデートと意識していないのも頷ける。
まあ、彼の相手とやらも同じように考えているとは限らないが。
「はぁ…。まあ………そうですね」
どこかで聞いた覚えのある言葉だ。
……というか、それが私のポリシーでもあったような。
それはさておき、彼からそんな言葉が出てきたのが驚きだ。
以前は他人を他人として切り捨ててきた彼が、そんなことを言うなんて。
……彼も様々な人々と出会いを繰り返し、何かを学んだというのか。
「まあ、そっちは気長にやることにしますよ。
あなたも、そういうのは気をつけなさい?
あまり多くの女性に声をかけていると、後ろからナイフで刺されますよ?」
冗談っぽく笑ってみせる。
ただ、自分で言っておいてなんだが、ありえないと否定できないかもしれない。彼の場合は。
守るべき者があると強くなる。
誰に教わったのだったか。
部長か、それとも『先輩』だったか。
――大切な者を守ろうとした時、人間は本当に強くなれるのだよ
――誰かのためにと強く思うことが、本当の強くなるための第一歩なんだよ
「部長と先輩に教わったことだがな。実際、部長は俺より強いし・・・
彼氏はいないみたいだけど・・・・」
二人とも、同じようなことを言った。
というか、この佐々木優希も似たような言わなかっただろうか。
言わなかったとしても、彼女の戦う理由は、その言葉の具現とも言えるのだが。
本当に、自分とは対照的だなと今更思う。
「そんなに女の知り合いは多くないがな。斬鬼衆以外だったら
三・・・いや、四人ぐらいかな。ま、例えそんなことがあっても
返り討ちにしてやるだけだから」
一度牙を向ければ、どんな相手でも容赦はしない。
それも彼が彼である由縁である。
「……理想を実行することは難しいことです。
誰かのために戦いぬくなんて、今の私ではとても……。
だから、きっとその方々は、本当の意味でも強いんでしょうね」
彼の言う部長や先輩というの人となりは知らない。
だが、それを貫き通す意思は、それだけ強いということだろう。
正直羨ましいと思う。それだけの力を身につけるときが私にも来るのだろうか?
「はぁ……そういうことではなくてですね」
違うと首を振る。
この男は本当に恋愛ごとには向いていないなのかもしれない。
普通に嫉妬という言葉を思いつかないのだろうか。
「そんな物騒なことばかり言っていると呆れられますよ?
……さて、そろそろ私は買い物の続きをしないと。あなたの待ち人ももうそろそろ来る頃でしょう?」
すくっと立ち上がると、髪を掻き揚げて、青空を見上げる。
―――うん。今日も快晴だ。このまま青空を見上げながら散歩というのも悪くない。
「最低限、生き残れればよかろう。
信念のために命を散らす理由もなかろう」
全ては生きていればこそ。
どんな致命傷を受けようとも、生きていれば。
そう、いつかは帳尻が合うだろう。少なくとも自分の中では。
「ん、そうだな・・・・ん?」
釣られて立ち上がるが・・・・
手の甲に、針の突き刺さってている。殺意という名の針だ。
人ごみの向こう側から、なにやら危険な霊圧を感じてそちらを注視する。
そこにいたのは――どこからどうみても大音慈零であった。
漆黒の黒く長い髪。初雪のように白い肌。端正な鼻梁。
いつも浮かべている微笑が、今やとても危険な笑みに刷り替わっている。
何故か、冷や汗が出た。
『コノウワキモノ』
彼女がそう呟くのを、何離れた距離なのに何故か理解できた。
助けてみんな。カオリン、ユッキー、ブチョー、あまねちん。
あ、何故だか脳内のあまねちんも氷の微笑を浮かべております。何故に?
身体が震えてしまいます。
………。
後ろで、妖魔とも劣らぬ殺気と霊気を感じるが放っておこう。
こういうことは、私が釈明しようとしても逆効果であるし…
何より、彼のためだ。何事も経験とは誰が言い出したことか知らないが良い言葉だ。
「それじゃあ、頑張って下さいね。おふたりとも?」
軽く手をひらひらと振ると、彼へと右手を突き出して、親指を突きたてた。
生きていればまたどこかで逢うでしょう。
風前の灯にそんな冷酷な言葉を吐き出しながら、てくてくと私は歩き出した。
「どうか、彼が無事でありますように」
……気休めだが祈っておこう。
【それでは丁度キリがいいので、こちらはコレで締めさせてもらいますね?】
【では、お疲れ様でした。おやすみなさいっ】
「いや、まあ・・・いずれな」
さよならの挨拶に、言葉だけで応じる。視線は妖術師に向けられたまま。
一体俺が何をしたというのか。
彼女の足元の影が不自然なまでに伸びて――
「って、街中でやらかす気か?」
彼女が何をしようとしているのか、彼は知っている。
守護鬼神の召喚である。
彼女の四方を守る守護鬼神。
それを随意に操るのも、彼女の戦闘方法のひとつだ。
ああ、佐々木優希よ。やはりお前と関わるとロクなことにならない。
そんなことを意識の片隅で思う。
次の瞬間彼は駆け出した。
不毛な鬼ごっこのはじまりであった。
【お疲れ。こちらも落ちますノシ】
【さて、最近来れていませんが、とりあえず一時間ちょいは待機します】
>666
【お相手願えますか?】
>>667 【初めましてこんばんは】
【どのようなロールがしたいですか?
そちらが夢魔と設定というのは板で把握しています】
>668
【はじめましてです】
【そちらの設定を拝見させていただきました】
【此方が妖魔であるが故にまったりは出来なさそうですね…】
【どういった性格のキャラクターですか?】
>>669 【性格は、内向的かつ暗め。好戦的ではない方です】
【しようと思えば、まったりロールは出来ますよ】
>670
【そうですか、了解です】
【きっかけが欲しいですよね…】
【何か、酒場なんか来なさそうな真面目なキャラクターに見えますが】
【無理がなければ、ヴィオレッタのいる酒場に来ていただけないでしょうか?】
【雨宿りのためにやむおえず…、とかなら矛盾はしないのかもしれません】
>>671 【了解しました、では雨宿りで行きますね】
【どちらから書き出しましょうか?】
>672
【それではよろしくお願いします】
【そちらからやりやすいようにお願いします〜】
【矛盾しないように合わせますので…】
【こちらこそ、お相手よろしくお願いします】
【では、今から書き出しますね】
うわー…いきなり降りだすなんて……
まったく、良純は嘘つきなんだよなぁ〜……。
(買い物袋を片手に持ち、もう一方の片手を自分の頭にかざし、
雨へのなけなしの抵抗を泥を上げ走りながらしていた)
だいぶ体も馴染んできたのに…うん?
(町のなか、不意に目についた建物があった。
見たからして、人の気配がなさそうな雰囲気を漂わせている)
ちょっとあそこで雨宿りできそうだな。
人がいたら許してもらおう…かな?
(建物に近付き、ドアを開け、建物の中に入った)
(…彼は焦っていたのか、店の名前やそういったのを見ず、入っていった)
ふぅ……周りがくらいな……
(服についた雨露を手で払いながら、頭を掻き、暗くてよく見えない店内を見渡す)
ん……。
(落ち着いた店内に、慌ただしい音が鳴り響いた)
そういえば、雨が降ってきたわね…。
(独り言を言いながら、ゆっくりとそちらへと近付いた)
うふふ、いらっしゃい…。
(妖艶な笑みを放ちながら、顔を覗き込むように見た)
あらぁ、アナタ、びしょ濡れじゃぁないの…、
さては、雨宿りに来たのかしらぁ?
……まぁ、上がっていきなさいな、…ね?
(強引に相手を店内のカウンターへとに導いた)
そこに座って下さいな。
はい…、タオル。
(タオルを手渡そうとするが、何やら思いついたようで)
(寸前で渡すのを止め)
あたしが拭いてあげよっか?
(クスクスと笑う)
え…わ……
(艶めかしいの声が聞こえた直後、顔立ちの整った女性が目の前にいた)
(思わず驚き、半歩後退りドアに背中をぶつける)
は、はい…
ごめんなさい、勝手に入ってきてしまって
て、いいんですか……?
(強引に連れていかれ、なすがままにカウンターの席に着く)
勝手に入って来たのに、こうまでして頂いて本当に申し訳ないです。
あの、ここはどういうお店なんですか?
(雨に濡れた体の寒さに震えながら、暗い店内を見渡す)
あ、タオルまで…
えっと、ありがとうございます
(頭を下げ、差し出されたタオルを受け取ろうとした)
えっ?
(タオルを掴もうとした手が空振り、)
私が………って!?
なっななな、何を言ってい、いるんですか!?
(見ずしらずの女性から急にそう聞かれ、羞恥で体を熱くさせながら声を上げる)
あらぁ…まぁ…、慌てちゃって……、
クス…、可愛いかも。
(面白そうに相手を見つめた)
ん…、あらあら、坊やはここがどんなお店か知らずに入って来たのかしらぁ?
うふふ、私、あなたが気に入っちゃった……。
そうね、雨が降らなければ、坊やが一生行く事がなさそうな場所よ。
(意味深な笑みを湛えつつ、タオルを遠矢の顔に当てて)
ほぉら、遠慮しないのぉ……。
風邪ひいちゃいますわよ?
うふふ……。
(甘い香りを放ちながら、ゆっくりと、撫でるように拭く)
(顔を拭き、そして体を密着させるスレスレまで近づけ、髪を拭いた)
どうかしら?
って、服はどうします……?
可愛いなんて…それは……
(男なのに、しかも美女と言っても差し支えない女性にそう言われ、顔を下にうつ向ける)
雨が降らなければ?
だからどういう店なんだろ…わぁっ
(女性の笑みに頬を掻きながら辺りを見渡そうとしたら、タオルを顔に当てられ)
あ、ありがとう…ございます……
でも少し近すぎるような……
あの…自分で出来ますんで………
(女性の体が近く、心が静かに興奮してくる)
(何故か鼻孔からは女性のと思われる甘い香りが匂い、
口では言うもそのせいなのか抵抗をせずに、されるがままになっていた)
気持ちいいです、だいぶスッキリしました
(頭を濡らした雨水を拭き取ってもらい、不快感と寒さが大分なくなった)
服、ですか?
どうするって……へっ、へっくしゅ!
(店の冷えた空気が雨水を吸った服を冷やし、彼は体を震わしながら、くしゃみをした)
うう…着たままはキツイです……
(両肩を摩り、どうしようもないと苦笑する)
いいじゃない…、可愛くても。
うふふ、でもやっぱり、男としてそういうのは許せないかしらぁ?
(困っている遠矢を気にすることなく、更にからかった)
んふ…、なぁに?近すぎるですって…?
離れたらあなたを拭けませんわよ。
うふふ。
それに、案外うれしかったり、しない?
おねーさんにこんなに優しくされる事なんて、
滅多にないんじゃないかなぁ…。
あらぁ、くしゃみなんかしちゃって…。
ほら…、脱いでしまいなさいよ。
ストーブ、あるからそこで乾かすと良いわ。
可愛い…よりも、かっこいいとか、男らしいとか、
どうせ言われて恥ずかしいなら、かっこいいと言われた方が男の面子として…
(ううと唸りながら、細々と口にする)
ま、まあ……その、嫌では…ないです。
でも、人にこんな風にされるのはありませんから、ちょっと戸惑っているんです…。
(やはりこんな事は一人で暮らすには無いことであり、
人にそういう風にされる事は慣れておらず、戸惑いと恥ずかしさがこみあげてくる)
では、乾かせて貰いますね。
(後ろを振り返り、女性の視線を気にしながら服を脱いだ。
ストーブの前に濡れた服を置いて、暫くストーブの前に立ち、体を暖めた)
ここのお店って、バーとか、そういうお店なんですか?
(暗闇に目が慣れたのか、カウンター越しに棚に置かれた酒のボトルを見る)
うふふ…、じゃあ、一つ、男らしい事でもしては如何?
ええ、ここは、バーってやつよ。
うふふ、ちょっと、呑んでみる?
男なら、少しは呑めなきゃ、ね?
(ウィンクをして、そしてカウンターへと向かった)
男の方も、やっぱり女性に着替えとか見られるの、恥ずかしい?
まぁ、気にしないでね?見たりはしないんだから!
……それとも、見て欲しい?
(また、からかうように笑う)
(やがて、遠矢の視線に気づいて)
ん、お酒、呑みたいのぉ?
(ちらっとみて、また笑みを向けた)
呑むって、男らしいとかと関係あるんですか?
(ウィンクを受け、頭を掻いて困ったような様子でいる)
そ、そりゃそうですっ
さっきあったばかりなのり、見られるって……
て、見て欲しくて脱ぐわけじゃあありませんよ!
(からかわれ、言葉を間に受け、顔を赤くし思わず声を上げた)
うーん…やっぱり、男として呑めないと駄目かな……
(顎を掴み、考え込んで)
じゃあ…ちょっとだけ、いいですか……?
男として、一杯お願い出来ますか?
(躊躇いがちに、だが決心したように女性にいった)
ん…、関係あるかと訊かれると、微妙に困るわねぇ…。
まぁ、お酒に酔っ払っちゃって寝ちゃって、
私に寝室に運ばれる…、なんて事になるのは、ちょっと情けないわよね。
可愛いけど。
ん…、そっかぁ、恥ずかしいかぁ……。
お姉さん、残念だな。
……なんちゃって。
(あははと笑いながら、ワインを取り)
うふふ、決心したようね。
……今日、良質のワインが届いたのよ。
試飲しようと思ってたから、どうぞ?
(グラスにワインを注ぎ、手渡す)
ほらぁ…、呑んでご覧なさい?
へー…やっぱり酒は飲んでも呑まれるなっていうもんな……
…って、寝室もあるんだ。
親切な設計ですね、このお店。
(寝室に運ばれる。その一言の真意を知らぬまま納得する)
うむむ…可愛さも、男の立派なステイタスになったら別ですけど。
(腕を組んで、どうにかならないかと思案する)
は、はい…どうも、です。
白ワインとか、初めて見ました……。
確かワインって、匂いを楽しみながら飲むんでしたっけ?
(グラスに注がれた白ワインを揺らめかせながら、匂いを鼻孔に通す)
(少し匂っただけなのに、酔いが来たように頭がフラついた)
は、はいぃ………
では………
(息を付き、ゴクリと喉を鳴らす)
(少し間を置き、)
………んっ
(グラスを口に運び、白ワインを一気に飲む)
…………………………
(そして暫く微動だにせず、どこかを一点に見つめ、じっとしている)
ですねぇ…、酔っ払らいは嫌いよ。
ん、寝室があるのは、私の家も兼ねてるからかな。
あと、住み込みで働いている方もいますし。
うふふ。
(若干怪しげな笑みを溢すが表情をすぐに変えた)
ん…、お酒は初めて?
うん、そんな感じって、あらら…、一気にいきなり呑んだら不味いわよ…?
大丈夫?
(近づいて、顔を覗き込むように見た)
もぅ、無理するだからぁ…。
酔っ払い…か……。(いつかあった男性を思い出し、呟く
じゃあ、もしかして貴方はここのオーナー、という訳ですね。
凄いですね、若くして店をもつなんて。
(怪しげな笑みに気付くことなく、興味しんしんな少年)
………………うぅ〜………
(彼女の声が聞こえているのか聞こえていないか、
顔を真っ赤に染めてそのままテーブルに倒れこんだ)
あ…あ〜…キツイ……です…
フラフラ世界が……回ってる……ざ…わーるどぉ〜……
(ろれつの回らない口調で呟き、息を荒げ熱っぽく言葉を吐く)
うふふ、さぁ?
本当に若いかはわかりませんわよ?
うふふ…。
あらぁ、酔っ払っちゃったわねぇ…。
ん〜…
(ちょっと考えて、そして)
あはは♪あなた、結構ヤバそうね?
……じゃ、寝室に連れていきましょっか?
よっと……。
(遠矢をお姫様抱っこしたりして)
うふふ、心配しなくて良いのよ?
なーんにもしないんだからぁ……。
あぁ……でも、ほんとに…お若くぅ、みえますけど〜……
(酔ってるためか、ろれつの回らない軽口をたたく)
寝室……その〜…、ごめんなさぁい……
こ…こんな事までぇ〜して頂いて…ぇ…
(女性の腕に抱かれ、緩みきった顔で感謝する言葉は、熱を帯ていた)
なんにも、しない…?
ほんとぅ〜、ですよね……?
(暫くして部屋につき、ベットに下ろされ、体をベットに沈める)
う〜…はぁ〜……
(酔いの熱にうなされ、息を吐きながらうなだれる)
【すいません、あと少しで……なところですが】
【眠くなってしまったので、凍結出来ませんか?】
【いいですよ】
【こちらの都合は、明日の日曜と、来週の土日除くGWですね】
【それ以降も大体大丈夫です】
【ありがとうございます〜】
【あまり日が離れてもアレですので、明後日、月曜日にお願いします】
【時間は21時からを希望しますが、大丈夫でしょうか?】
【本当にすみませんです…m(__)m】
【分かりました。月曜も時間も大丈夫なんで、よろしくお願いします】
【いえいえ、そちらがよろしければです】
【それでは、月曜日の21時でお願いします】
【お相手いただき、ありがとうございました】
【それでは、失礼します ノシ】
【はい、ではまたーノシ】
【こんばんは、来ました〜】
【今からレスをお返ししますね】
【こんばんは、来ました】
【お願いしますね】
>689
うふふ、ありがとう。
若く見えると言われて、嫌がる女はいないですよ。
(遠矢を持ちつつ、寝室にたどり着き)
はぁい、ここよ。
……しょっと。
(ベッドに遠矢を置いた)
なぁに?……ええ、勿論。
何にもする気はないわ。
うふふ……。
(ベッドに座り、クスクスと笑みを溢しながら愉しそうに見た)
それとも、私に何かしてほしいのかしら?
何もしない………
本当に、そうですね……
(少し時間がたち、口調は普通になったが、
まだ酔い醒めぬ頭を動かし、女性を見上げた)
何かして………!?
な、何、冗談を言ってるんですか!
その何かって…その……酔わせて……あの…………
(女性の言葉に、酔って赤くなった顔を更に赤くし、言葉を上げる。
だが考えが先行し、頭の中で彼女の企みに掛けられる自分を思い浮かべ口をこごもらせる)
あ、あの……!
まだ名前知りませんでしたよね、
お互い自己紹介をしましょうよ!?
(そしてそれらの考えを振り払うように、とっさに思い付いた言葉を口にした)
ええ、何もしないわよ?
うふふ、なぁに?
……あらぁ、イケナイ子ねぇ?
私は、酔わせて、襲っちゃおうだなんて、思ってもいないわよ?
もしかして、期待してたのかしらぁ?
(瞳に宿るのは、好奇の目)
(からかうように、少し近づき)
ん、自己紹介?
そうねぇ…、私は、ヴィオレッタ。
あなたは?
(笑みを絶やす事なく、問う)
そ、そうですよね………
(『そんなことを思っていない』その言葉を聞き、一応は安心する)
えっ………?
(だが、『期待していた』と言われ、
女性の整った顔が近付いてくる)
そ、その…期待していたなんて……
考えはしましたが、期待…なんて……
(墓穴を掘った)
(そう彼は思い、酒の酔いと羞恥以外の熱さが、体を帯び始める。
意識してはいけない、考えてはいけないと分かっていても、体が熱り始める)
ヴィオレッタさん、ですね…
俺の名前は、朝山 遠矢といいます……
あ、改めてよろしくです…
(女性の名前が分かり、一応互いの名前を返したものの
ヴィオレッタの笑みに、体の熱が尚増していくような―――)
うん、遠矢…君♪
よろしくね。
(にこりと笑った)
うふふ、どう、したの?
(緊張気味の遠矢をからかうように更に近づき)
素直に期待してた…って、言っちゃえば良いのに。
クスクス、……どう、する?
(一旦離れて)
ほぉら…、薄暗い密室で、男女が二人。
することと言えば…、決まってますわよね?
さぁ…、おいで?
(手招きをしと)
【手招きをした…です】
【誤字すみませんm(__)m】
それは……その………
(更に近付くヴィオレッタの顔に、汗ばんだ手でシーツを握り締める)
(期待という、浅ましい考えを持ったため、
自分は今軽蔑されるに等しい人間なのだろうか)
あ…ヴィオレッタ……さん………
(彼女が離れ、惜しむ様な声が漏れてしまう)
その…俺……
人と話すことは滅多になくて、女性の体に触れることなんて……。
(自分は、人の温もりに抱かれたい。
それだけの期待という妄想に憧れ、
浅ましい考えを持つ時は沢山あった)
でも……それでも、構いませんか…?
(だが、今さっき会ったばかりのヴィオレッタに、不思議と惹かれていった)
(自分は自慰もしていないため、溜め込んだ性欲は限りない程
自分はそれを解消するため、彼女を抱くのか、抱かせてもらうのか)
(自分を軽蔑した。そしてそれ以上に彼女を求めている)
(気付いたときには、彼女の綺麗な手を握り締めていた)
【どんまいですヾ(・ω・ )】
【こちらも久しぶりのロールで、遅くてごめんなさい…】
うふふ、そっかぁ……。
君、あんまり女性に対して、積極的じゃなさそうだもんね……。
良いわよ?……筆おろしっていうのかしら?
私が、教えてあげる……。
(手を取り、そして抱きしめ、崩れるように寝転がる)
うふふ、でも、良いの?
私なんかで……。
あなた、好きな子とか、いないのかしらぁ?
(優しく抱きしめながら、耳元で囁いた)
はい…人と話すことも、あまり無いので……
ヴィオレッタさんと話して、ドキドキしたりしました……
(確かにあまり積極的ではないと、自覚している。
彼女に惹かれたのは自分に対して積極的に関わってくれたためか)
筆下ろし………
……ごめんなさい、俺…童貞じゃないんです……
(『自分』が女性との性行為の経験はない。
だが、妖魔の『あいつ』が何度かしているため、体は童貞ではなかった)
あ……んっ………
(彼女に抱かれ、腕の中にいる。
良い匂いが自分を酔わせるような安心感があった)
好きな…人、ですか……。
…その、確かにいます。
だけど、自分の中の考えもまとまっていませんし、
自分の気持ちを伝える言葉もまだ、その人に伝えていません……
それに、相手が自分の事が好きかどうか、知るのが怖くて………
(耳元で囁かれた言葉は、自分の心の一部を易々と広いあげた)
(不安ばかりの心を口にし、その想い人の姿が、自分の中で霞れていた)
失望とかしたら、ごめんなさい。
…それでも……構いませんか………?
(顔をヴィオレッタと向き合う)
んふ…、嬉しい事を言ってくれるわね。
ドキドキ、かぁ…、うふ。
あら、そう…、初めてではないのね。
ん…。
(何となく、相手の表情が暗く曇ったのが分かり、それ以上の言及は避けた)
なるほど、好きな子がいるのね?
……じゃあ、お預け、かな。
(ひょいと、起き上がってみたりして)
私はねぇ…、ちょっと、事情があって、ね…
今、あなたから色々頂くチャンスだったりするわけだけど…。
(少し考え込んで)
まずは、その人に、想いを伝えなさいな。
……相手があなたを受け入れたなら、
あなたはその人と仕合わせになればいい。
駄目だったら、私が慰めてあげる。
それに、そんなに私は安い女じゃあ、なくってよ?
……なんちゃって。
どうも、です……
はい、初めてでなくて………
(自分の事を、言及してこなかった。
その気遣いが心から仄かに嬉しく思った)
お預け…そうですよね。
(体からヴィオレッタの熱が離れていくのを、どこか名残惜しいと感じた)
事情…色々……?
(出てくる言葉に疑問を抱くが、いずれも彼女の言葉で流される)
……はい、頑張って、想いを伝えたいと思います。
望みは…無いと思います。
最近会っていませんし、まだお礼とかも言ってません。
こんなんで告白して、想いが成就するとは思いません………。
だけど、せめて一言だけでも良いから、ちゃんと伝えようと思います。
(自分の本心を、ゆっくりながら全てさらけだした。
心の底に溜っていた言葉を言ったためか、清々しい気持ちになっていた)
え、ええと…………
その時は……お願い、します………
(彼女の言葉にまた顔を赤らめ、それを隠すようにおじきをした)
んふ、……私を抱けなくて、残念だった?
ダメよ、浮気しちゃ。
うん、そうしなさいな…。
(そして、遠矢の話を聞いて)
ありゃりゃ、あなた、一目惚れでもしちゃったのかしら?
ふふふ、……ちゃんと伝えるのよ?
なんだか、心配だわ。
緊張して何も言えなさそうなあなたが目に浮かぶ…。
じゃ、決まり、ね。
あ、そうだ。……良ければ、今夜は泊まっていって構わないわよ?
夜遅いし、雨も降ってるし……。
【そろそろ〆、でしょうか】
【Hロール、期待しておりましたら、すみませんでした…】
残念って……
……はい、以後気を付けますね。
(こくりと頷く)
うーん…あれは一目惚れ、というより…もっと違うのかな?
(顎を掴みながら、うーんと唸り声を上げる)
(その時、自分の耳に『緊張して何も言えなさそう』と、言われ)……確かに、もしかしたら…
いや、もしかしなくても、そうなるかも…
(やはり彼の脳裏にも、ガチガチに固まってる自分の姿が思い浮かぶ)
えっ?
よろしいのですか?
確かに雨も止む気配は無いし………
(窓を見て、雨がノックしているのを見つめる)
じゃあ…よろしく、お願いしますっ
(そして彼女の方に体と顔を向け、勢いよく頭を下げた)
【あと2,3レスでしょうね】
【こちらも、そういう誘導が出来なくてごめんなさい…。でも楽しかったですよ】
うふふ、詳しくはまた今度………。
……良ければ結果が聞きたいわ。
え?…うん。
大丈夫よ、まぁ、いつもの事だし。
じゃ、決まりね。
まぁまぁ、頭なんか下げなくて良いってば。
(頭を下げる遠矢を見て、苦笑いを浮かべて)
じゃ、休んでてね?
私、店を閉めてくるから……。
じゃ、おやすみなさい…。
(ウインクをしつつ片手を振り、部屋を出るのであった)
【此方はこれで〆にします】
【お付き合いいただき、ありがとうございました〜】
【是非ともまた、機会があれば、絡んで下さいませ】
【此方こそ、楽しかったです】
【それでは〜 ノシ】
じゃあ、結果が分かったらすぐにヴィオレッタさんに言いますね。
その時まで、待っていて下さいね。
(にこりと柔和な笑みを浮かべる)
いつもの事…ああ、酔い潰れた人が。
じゃあ俺もその一人か……。
(彼女の苦笑に誘われるように、彼もまたおかしくなって苦笑した)
はい、おやすみなさい。
また明日………。
(同じく手を振り、部屋から出ていくのを見届ける)
(まさか自分が、他人の家に泊まるなんて思ってもいなかった
振った手は休めることなく、余韻を楽しむように振り続けた)
(―――そして、一晩経ち、
彼はヴィオレッタに礼を言って別れを告げた)
ありがとうございました…ヴィオレッタさん……。
俺、頑張ります…!
(店を出て、雨上がりの街が陽光に当たり、光輝いている)
(まるで、新たに決意を固めた自分を鼓舞しているように、
彼女と出会えた事を祝うように、キラキラと煌めいていた)
【では、これで〆ますね】
【こちらこそロールをしていただき、ありがとうございました】
【ご縁があったら、またよろしくお願いします】
【ではこれにて…ノシ】
ちょwちゃんと最後までやれよw薔薇鞠w
715 :
爆発の教官:2006/05/02(火) 11:32:55 ID:BMuX5INg
「きょ、教官……」
「ふふ、今だけはシェーラって呼んで」
「しぇ、シェーラ……さん」
「よく言えました。はい、ごほうび」
いきり立つ彼の物を口にする。こういう、初々しい剛直のむせ返るような香りが私は好きだ。
まず全体を口に含み、口腔内でその感触を味わう。唇と舌で全体を刺激し、ゆっくりと絶頂に導く。
「あ、う……で、出る!!」
きゅっと根元を押さえ、射精を抑える。これ、時々間違えて、逆に促しちゃうのよね。
「ふふふ、出したい?出したいのね……(はむっ)」
改めて咥え直し、でも右手で根元を押さえたまま左手を肛門に差し込み、前立腺を刺激。
「あ、う、うわあぁぁぁああぁぁぁっ!!」
遂に押さえきれず、吐き出された精液が喉の奥に叩き付けられる。うーん、フレッシュでいいわぁ。
「ふふ、なかなか良かったわよ♪」
ここで褒めてあげると、後々の士気が違うのよね。
「さあ、ここからが本番よ、いらっしゃい……」
「シェーラさん……い、行きます!」
【名前】『爆発の教官』シェーラ・エリオット(♀30)
【サイド】妖魔
【組織】無所属。
【サイズ】身長168cm、体重70kg。88/57/81
【容姿】ミラーシェードをかけ、腰まである黒髪を無造作に束ねている。
【得意】レズのお姉さま。焦らし。初物食い。
【能力】右の掌から『爆裂火球』を撃ち出す。赤外線視力。熱及び冷気耐性。
【武器】グロック17、ナイフ、各種爆発物。洪家拳(中国南部で盛んな武術)。
【NG】針。
【弱点】爆裂火球を使うと体力を消耗するので、1日6発が限度。肉体的耐久力は常人に毛の生えた程度。
【備考】火炎魔人の血を引くテロリスト。近年は第一線を退いて教官役が多い。
教育的指導と称していたいけな少年少女を食っちゃうような女。
716 :
爆発の教官:2006/05/03(水) 11:45:31 ID:PBUVz4vq
ん〜〜、しばらくお仕事の予定もないし、少し、ぶらり旅でもしようかしら?
(地球儀をくるくる、ぴたりと止めて)
日本、かぁ……可愛い子、いるかな?
【こんにちは】
【待機してますか?】
【トリップ付けた方がいいと思いますが】
【いないようなのでこちらも一旦落ちますねノシ】
【待機します。三森さん待ちです】
【来ましたー、よろしくお願いしますね】
【…すみませんが、そちらから始めて頂いてもよろしいでしょうか?】
【はい、わかりました。夜の公園、そちらは仕事帰りって】
【感じのシチュで始めますが・・・・ありきたりですが・・・・】
【暫くお待ちを】
【了解です、ありきたりですが妥当でありますよ^^】
【ではではお待ちしております】
退魔士。
文字通り魔を退けることを生業とする者のことである。
それは職業というよりは、生き様である。
葉桜の季節。心地よい陽光が差し恵む季節。
妖魔と退魔士が鬩ぎあうこの街にも、春はやって来る。
しかし、夜ともなれば、闇の眷属が跳梁跋扈するのは変らない。
とある退魔機関に所属する彼は、夜の公園を散策していた。
その名を望月翔真といい、長身痩躯の青年である。
得手とするのは、三節根による中距離戦闘である。
「・・・・・あれは」
桜並木の向こう側から、誰かか歩いてくる。
赤い女だ。
微かだが、妖気を感じる。背筋がざわめいた。
【お待たせです】
(花を散らす木々を眺めながらの帰宅)
(春とは言え、夜はゾクリと肌を震わす風が静かに吹く)
ん…もう桜も終わりなのに、まだ肌寒いわね。……あら。
(桜に目を配っていると闇夜に浮かぶ人影に目が停まる)
今夜は早く帰れないって連絡すべきかしら。
(腕時計をちらっと見るとそんな事を呟き、躊躇い無く人影に近付いて行く)
クスッ、今晩は。こんな遅くに…待ち合わせかしら?
(青年の姿をはっきりと確認すると態とらしく話し掛ける)
【改めましてよろしくです】
その女は躊躇いなく近づいてきた。
赤い髪。ダークグレーのスーツ。赤斑眼眼鏡。
知的で、落ち着いた大人の女といった風情である。
だか、彼は後ろに退いて反射的に腰を落とした。
コートの裏に束ねたいた三節根を取り出し、ひゅんと振るう。
一瞬後に、ソレは身の丈もある根になっていた。
腰溜めに構えて根を突き出す。
一定以上に鍛えているとはいえ、妖魔と近接戦闘して勝てる自信はない。
「その妖気、化生だな・・・・」
喉が渇く。
相手に緊張していることを、気づかれなければよいが。
「そちらに恨みはないが、退魔を生業とする者として
見逃す訳にもいかん」
握る手に力を込めて、
「覚悟!」
破魔の根棒を、一気に突き出す。
狙いは喉。
【あんまり強くないというか、適当にあしらって下さってもよいです】
ふふっ、待ち合わせって言うより待ち伏せかしら。
もう…化生だなんて嫌な言い方ねぇ。
(不満そうに首を傾けて青年の全姿を眺める)
あらあら、そんな物騒な物を出しちゃって…落ち着きの無いこと。
(取り出された三節根を見、手荷物を脇の桜の木の下に置く)
あら、そうなの。お仕事ご苦労様。
でもあたしはね、恨まれていないのに殺られちゃうのは嫌なの……よっ!
(青年が飛びかかって来ると同時にその場に屈み、地に手を付けると)
(地面が音を立てて盛り上がり、青年の行く手を阻む壁のように立ちはだかる)
【それじゃああしらいますねw】
壁に根が突き立てられて、途中で止まる。
土の壁。地形操作の妖術か。抉って、根を抜き取る。
吐息を吐き様、もう一度仕掛ける。
根を操作して三節根へ。
根が、鞭のようにしなって側頭部を撃つ。
翻って胴、そして足元へ。
【適当に受け止めて、動けなくしてくださればよいかと】
っと……、もうっ、しつこいわねぇっ…!
(阻まれても尚、向かってくる青年の攻撃)
(飛び退きかわして行くが、鞭のようにしなる根が次々と身体にぶつかる)
っく……!あーもうっ、痛いったらっ!
少しっ…大人しくなさいっ…!?
(懐から錐が数本取り出される)
(攻撃を受けながら構えると、青年の足を狙って一気に錐を放ち、動きを封じようとする)
【了解ですー】
729 :
◆HgBRPBx536 :2006/05/03(水) 16:04:01 ID:2nIJKAZ8
無造作に根が当たる。
だがダメージは殆どない。
仲間の援護がないと祓いきれないか。
そう思った矢先、相手が反撃に出る。
数本の錐を取り出し、投げつける。
狙いは――脚か?
根を横薙ぎに払って打ち落とす。
何本かは打ち落とした。だが払いきれなかった錐が突き刺さる。
「くっ・・・」
痛い。だがそれ以上にまずい。
動けなければ無造作にくびり殺されるだろう。
しかし、ツボに嵌ったのか、脚が動かない。
【sage忘れ。すみません】
あっ、当たった当たったー。
(払い落とされていく錐の中を突っ切って残りの錐が命中した事を確認すると、呑気な口調でそんな事を言い、動きを止める)
手荒な真似をして、ごめんなさいね。
あ、でも貴方が突然かかって来るのもいけないのよ?
(青年に近付いて、その足にちらっと視線を向ける)
悪いけど、あたしは人間を殺す理由が無いの。
動けないんだし、とりあえずこんな物を振り回すのは止めましょ?
(根を指差してクスッと微笑む)
【ドンマイですよノシ】
あまりにもあっけらかんとした態度。
殺意は――ない。
殺さないのだろうか?でもどうして?
「理由がない、だと?」
この妖気は本物。彼を苦もなく制圧した実力も本物。
だというのに、何故だ?
「妖魔は人を喰らう、人は妖魔を恐れる、そして俺たちは魔を祓う。
だというのに、何故そんなことを言える?」
彼は動かないと自覚しながらも根を手放さない。
いや、自覚しているからこそ、手放せない。
仲間の援護が期待できないこの状況他では、他に縋る物が
ないからだ。
彼女の発言は、彼の根底的な価値観を揺るがすものである。
理解できない。
ええ、無いわ。
(キッパリとした口調で言い放ち、諦めきれていないといった表情の青年を見、また笑む)
んー…確かに貴方が言うように、人を喰らう妖魔だって、むやみに殺す妖魔だって居るのは事実だし
それを無くすために貴方みたいな退魔士さん達が動いているのもよく分かるわ、でも……。
(話しながら根を取り上げてしまおうか、などと考えたが、放そうとしない青年の手と表情を見ると諦めて話を続ける)
あたしが例って言うのもおかしいけど、こんな妖魔もいるのよ。
こんな風に人間と同じ生活をしている妖魔と貴方達が消そうとする妖魔は、似て非なるものだわ。
彼女の意見は、共存派の退魔士の意見と重なる部分があった。
無闇に人間を殺さない妖魔もいる。
中には人間との共存を望んでいる妖魔もいる。
そんな者たちもいるなら、いずれ分かり合えるのではないか、と。
「だが・・・・しかし・・・・」
妖魔とは何なのだろうか。
疑問はその地点に戻る。それは、彼がずっと考えていたことでもある。
少なくとも彼女の言っていることは、もっともらしく聞こえる。
現実に殺されていないのが証拠だろうか。
「なら、俺がおまえを祓うのは筋違いということなのか?」
わからない。
確かに彼女は、今まで祓ってきた妖魔とは違う気がする。
あら…、こんな事言う妖魔は珍しいかしら?
(どこか悩ましげな青年を見て、首を横に傾ける)
んーつまり、妖魔の全てを悪として捉えて欲しくないのよ。
ヒトも動物も妖魔も…まああたし達の中には少し特殊な面もあるかもしれないけど、
同じ生物として受け止めたら、この世界で生きていても不思議じゃないと思うの。
人間にも色々居るように妖魔だって様々なのよ。
筋…違い?
そうねぇ……、言いたい事は言ったつもりだからその上で殺るか殺らないかは貴方に任せるわ?
(満足気に微笑んで青年を見る)
十人十色。人間に限ってみても、その種類は多様だ。
そして、確かにこの世界には様々な生き物が存在する。
だから、妖魔が存在する余地もあるのではと彼女は言う。
妖魔が説くこの世界の真理。
当たり前の様に聞こえることこそが真理。
「その言葉が・・・・本当なら・・・・おまえが人を
襲わないというのなら・・・」
カランと根が地面に転がる。
彼は愛用の根を手放した。
「こちらはもう戦う意思はない。すまなかったな」
彼は降参した。そしてこちらの落ち度を認める。
「錐を抜いてもいいか?というか、痛くないように
抜く妖術とかないか?」
疑っても構わないわ。
だけど、そういう考え方もあるっていうこと、それを覚えていてほしいなあって…。
(青年が根を離すとそれは地に落ち、地面を転がる音が辺りに小さく響く)
(端から何もする気は無かったとは言え、武器を離した事に流石に安堵の笑みを溢す)
あら忘れてたっ。ええ、いいわよ。
(錐を気にし始めた青年を見て態とらしくハッとする)
もう、我が儘言わないのっ、引っ張れば抜けるんだから我慢なさい?
(軽々しく言って錐を抜き取ると、傷口から血が滴る)
(それを見ると、ポケットからハンカチを取り出して丁寧に傷口に結んだ)
毒はついてないから大丈夫、すぐに治るわ。
(言いながら腕時計を見ると)
…って、あたし帰り道だったのよっ。
それじゃあ退魔士さん、ごきげんよう。
(慌ただしく荷物を抱えると、呑気に手を振り公園から急々と去っていった)
【無理矢理でしたが時間につき〆させて頂きました】
【拙いロールにお付きあい頂き感謝です!またいつか宜しくお願いしますね^^】
【ではではーノシ】
錐が無造作に引き抜かれる。
「くっ・・・イッ・・・・たたた・・・」
自業自得とは言え、やはり痛かった。
彼女はハンカチを傷口に巻いてくれた。
『…って、あたし帰り道だったのよっ。
それじゃあ退魔士さん、ごきげんよう。』
最後まで呑気にマイペースに言って彼女は立ち去った。
「名前、聞くの忘れてたな ・・・・」
ともあれ、彼も根を拾って杖代わりにして歩き出す。
「けど、いい女だったな・・・・好みかも」
痛む脚を引き摺りながらも、彼は少しだけ笑った。
【お疲れです。こちらも落ちノシ】
【待機します。名無し、キャラハンどちらでも】
【もし重藤の方に用があれば仰って下さい】
【こんばんは、お相手願いますでしょうか?】
【テンプレは下記の通りです】
【名前】北条 唯(ほうじょう ゆい)
【年齢】16歳 高校一年生
【性別】女
【サイド】退魔側
【組織】天洸院・斬鬼衆(本院→都立白清高校)
【サイズ】身長153cm 体重42kg B79/W58/H82
【容姿】長い黒髪を後ろで結っている。大きな釣り目。小柄で猫の様な印象。
学校指定のブレザーに黒いコート(防弾、耐火の特殊加工)。
バイクに乗る時、私服はライダースーツが多い。
【得意】和姦推進派!
【能力】パーソナルウェポン:ドラグーンを使用した剣術、射撃術。
【武器】パーソナルウェポン:ドラグーン
唯にしか扱う事の出来ない武器。
長剣とライフルと組み合わせたような武器で天洸院の最新兵器である。
長剣時には高周波モード、電磁波モード。
ライフル時にはショットガンモード、スナイパーモードがある。
それぞれに弾薬は通常弾、銀弾、とりもち弾がある。
また、ドラグーンから気巧術を解析し利用した気が発生するために
使用者の能力が向上、防御力も上昇する。
【NG】グロ、スカ、奴隷化
【弱点】近接戦闘(特にグラウンド)、ドラグーンを携帯していないと一般的な退魔士並。
【備考】天洸院本院にてエリート教育を幼い頃より受ける。
院の決まりにより今まで表舞台には出られなかったが、ようやく実戦に配備される。
【はい、了解致しました。よろしくお願いします】
【どうしますか?そちらがバトルロールを描きたければ葉月で】
【斬鬼衆に入る流れを描きたければ重藤でやりますが】
【よろしくお願いします】
【桐生さんでも重藤さんでもどちらでもOKです】
【お好きな方でどうぞ!w】
【では唯さんの詳しい背景を知りたいので、重藤でやらせて頂きます】
【書き出しはそちらに任させて頂いてよろしいでしょうか?】
【どんな入りでも構いませんので…申し訳ありませんが、お願いします】
【分りました、不慣れなので遅レスかも知れませんが】
【よろしくお願いします!】
小春日和の昼下がり、都立白清高校の正門前に
大きなギターケースを下げて立つ少女がいた。
彼女の名は――北条 唯。
天洸院本院にて幼少の頃より訓練を受け、年齢の制限が取れた今
ようやくここに配属されたのであった。
「今日からここで世話になるのかぁ。ま、テケトーに挨拶してくっかな。」
支給品の携帯端末の案内に従い薄暗い階段を降りる。
そこに「天洸院・斬鬼衆、白清支部」が存在する。
「あのー、すんませーん。今日から世話んなる北条ですけどー。誰かいませんかねー?」
(とっとと出て来いよ・・・。天才様のおでましだっつーの。)
【いえ、こちらも遅筆なのでお気になさらずに】
「…な〜んか俺最近真面目君だな」
ダーツの矢を無数に浴び、針鼠の様になった的に向けて、一人呟く。
ここは斬鬼衆・白清支部の地下訓練施設。その道場にて、柚紀はひたすら20m先の的目掛けて矢を放っていた。
「あ〜そろそろ変えるか」
ぽりぽりと呑気に頭を掻きながら、既に狙う所の無くなったそれを外そうとして――――声が聞こえた。
「…北条…?…あ〜せんせぇが何か言ってたっけ」
先日のミーティングの時の、紅の麗人の台詞を思い出す。
――――そういや、新人が新しく本部から来るとか。今日だったのか。
「取り敢えず、問題児じゃなけりゃいっか〜」
扉を開ける。そこに居たのはギターケースを抱えた黒髪の少女。
――――さて、なんて声かけるか。
「あ〜…おハロー。俺は重藤柚紀。本部から来たっつー新人さんだよな?」
(イライライライライライラ・・・・・・・・。おせぇ・・・おせぇ・・・。)
彼女の苛立ちが頂点に達しようとした時、その扉は開かれた。
『あ〜…おハロー。俺は重藤柚紀。本部から来たっつー新人さんだよな?』
なんとも呑気な声、いい加減な身なり、ふざけた髪型。
おそらく下っ派の構成員に違いない。
「おっす!新人様だ!よろしく頼むぜ!」
扉の奥を覗く。
中では猛者が血の滲むのような訓練をしているのであろうか?
それとも自分の歓迎会の準備をしているのだろうか!
しかし現実は・・・。
「あれ?あの・・・。他には誰もいねーのか?」
驚きの余りキョトンとした瞳で彼を見つめ、部屋の奥を指さす。
見た目に反して、やたらと気合いの入った声で少女は答えた。
「あら。こりゃ頼もしい新人さんが入ってきたねぇ〜」
当たり障りのない反応を返しながら、そっと頭の中で思考を巡らす。
――――天音ちゃんや薫はともかく、義虎と上手くやっていけるだろうか。
微かに、気づかれない程度の溜め息をつく。
「ま、基本自主参加だし。やりたい奴がやりたい時に来る。
生きるも死ぬも自己責任〜」
掌中のダーツを弄びながら、相変わらず陽気な声で答える。
――――この子、何を期待してたんだ。
「皆結構揃わねー連中だし。まとまった時に挨拶したきゃ
ミーティングん時がベストだろーな」
人が居ない、しかもこのやたらと軽い少年は一体・・・。
「あぁ、頼もしい、頼もしいよ、俺は・・・、でもさ・・・。」
上手く説明が出来ずに部屋中をウロウロしながら彼の説明を聞き。
「ん、いや、アンタの言いたい事は分った。
でも普通あれじゃないのか?歓迎会とかしないのか?
あ?もしかしてこれから会場にアンタが案内してくれんのか?
っと、アンタってのも失礼だな。名前覚えてやるから教えろよ。」
ひょいっと机の上に座ると首を傾げて彼を見る。
黙っていれば人形の様に可愛らしいのだが喋ると台無しだ。
――――な〜んかぶっ飛んだ少女だなぁ。
彼女の台詞をのんびりと聞き流し、時折頷きながら、終わり際に一言放つ。
「ま〜、んなのも悪くねーんだけどさ。歓迎会してから
一週間以内にお別れ会ってのもあるわけだし」
斬鬼衆の生存率が、天洸院の各部隊の中でも、ワースト3に入っているのを知らないのだろうか。
だとすれば、あまりにも可哀想だが。
「…ってさっき言ったっしょ?重藤、柚紀。ユズのユに、一世紀のキ」
――――おっちょこちょいって訳でも無さそうだが。緊張してる…あぁ、ねーな。
「北条ちゃんも下の名前教えてよ。俺そっちで呼ぶし〜。
ってか北条ちゃんはどうして斬鬼に入ったん?」
ありきたりだが、重要な質問。一見、妖魔に怨恨を持ったタイプには見えない。
軽〜い感じでヘラヘラ話す。短気な彼女に取っては苦手なタイプだ。
「ん?一週間後にお別れ会?怖くて辞めるとか、転属しちゃうとか・・・、死ぬとかか。」
うーんと、一つ唸り考えを巡らせる。
巡っているのかは微妙だが。
「それってさぁ、結局実力無い奴の話しでしょ?俺って天才だから問題ないぜ?
大変だなぁ、実力の無い奴は心配やら不安な事が多いからな。」
笑いながら彼のアドバイスを真面目に聞かない、いや、聞けないのか・・・。
しかし、その笑いも『さっき言ったでしょ?』の一言で止まる。
「あ、そう言えば言ってたっけか・・・。ごめん!全然聞いてなかった!」
謝るのに笑顔なのは謎であるが。
「柚子の一世紀・・・、ね。なんか果物っぽいな・・・。あれ?重藤柚紀?」
携帯を弄り何やら検索をして・・・。
「・・・・・・。せ、先輩だったのか・・・。す、すみません・・・。今更だけど。」
――まぁ、いいか。と、一言付けたし。
「俺は唯!唯一絶対の唯!天上天下唯我独尊の唯っ!
斬鬼衆に入った訳??両親が天洸院で働いてるし、退魔士だったからな。
物心ついた時から修行してたし・・・。うん、天命ってやつ!」
深く考えた事は無かったのだろうか?
それともまだ地獄のような体験をしていないからか、その返事は妙に明るい。
「あ、柚紀さん。喉渇いたから何かおくれー。」
足をパタつかせおねだり。
本当にやっていけるのだろうか??
――――あぁ、実に頼もしい。
短時間のやりとりだが、なんとなく柚紀はこの子の性格を理解した気がした。
「そっか。流石だねぇ唯ちゃんは。実戦経験はアリ?」
てくてくと歩きながら、足元に置いてあったペットボトル
――――中身はミネラルウォーター――――を拾い上げ、卓上のコップに注いだ。
「あぁ、どっちも気にしてねーから心配すんなって〜」
自分も別の容器に水を注ぎ、それを口にする。
――――話を聞く限り、典型的なエリートタイプの様だ。同じ退魔士の家系でも、泥にまみれた俺とは違うか。
一つ、試してみる。コップの中の水を掌に零し、気を通わせる。
そこに出来上がったのは、鋼鉄の硬さを備えた小さな水弾。
一応柚紀の得意技ではあるが、貫通出来ず実戦では使えないそれを数個持ち。
「唯ちゃん、ちょっとこっち見てみな」
時速140km程の速さで打ち出した。
ヘラヘラとしたやりとりの中の彼の心情など気付く事もなく・・・。
「実戦?んー、ない・・・。捕獲された下級妖魔とか術で作った紙兵だけだ・・・。」
流石に事実を中てられて気まずいらしく、少々しおらしくなる。
「でもさ!だからここで経験を積んでさ!あ、ありがとう。」
ミネラルウォーターを受け取るとグイっと飲み干す。
「あはは・・・、ごめんごめん・・・。」
そして柚紀に呼ばれると素直に従い、傍らでその動向を見守る。
「あいよっと。何するんだ?水?おっ、すげぇ・・・。気弾の一種か。」
高速で打ち出される弾を見る。
「おぉ、すげぇー。資料以上の能力だな。そんなものまでデバイスに出来るんだ?」
「…成る程な〜。ま、向上心があんのはいい事だけど」
――――ファック、予感的中。檻の中の、元気な子猫か。
「―――はっ!」
――――これだけじゃ、まだ不足か。
放たれた水弾が、針鼠の的を撃ち抜き矢を潰した。
「あぁ。ナイフにフォーク、ボールペンから槍、刀、戟。色々撃てっけど」
のんびりと己の力について自己紹介しながら、屈伸運動を始める柚紀。
――――気が進まねぇけど、これしかねーな。
「どうよ、俺といっちょ手合わせしてみねぇ?」
相変わらず無邪気な笑顔。だが、その瞳だけは鋭く少女を射抜いていた。
「へぇー、色々出来るんだなー。投げるのだけは。」
褒めているのか貶しているのか・・・、とにかく生意気な一言を呟く。
「手合わせ?随分と面白い趣向の歓迎会だな。別に構わないぜ。」
(俺の事をなめてんだな・・・。痛い目にあわせてやる!)
「ドラグーン、起動。モード、プラクティス。」
彼女が囁くとギターケースの蓋が跳ね上げられ、
ライフルの銃身に刃のついた武器が彼女の手元へと飛来する。
武器を手に取ると黄金色の気に包まれ、その能力が向上する。
――説明などしなくても彼にはどの程度の物か経験から判断する事ができるが。
「さて、準備はいいぜ。かかってきな!」
歌舞伎の見栄を切るような独特の戦闘スタイルで開始の時を待つ。
「あぁ、『弓』であり『矢』である俺には、そんくれーしか出来ねーからな」
一瞬、微笑む。が、それはすぐに消え去り――――感情を表さない、無表情な顔になった。
彼の言う、『弦を張った状態』である。
「…本部の最新兵器か」
以前に隙を付いて本部のコンピューターに触れた際に記憶した。
その時はまだ実験段階であった故さほど問題はないと思われていたが。
――――完成、してたんだな。
「あぁ、了解。んじゃ、死ぬなよ」
僅かに口元だけをぼそりと動かし、呟く。同時に空中に舞う無数の投げナイフ。
それらは柚紀の手によって急激に加速し、銃弾並みの速度となって唯の周囲に降り注いだ。
【お時間、大丈夫でしょうか?】
(・・・弓、矢、果物・・・、ウィリアムテルみたいだな。)
下らない事を考えつつも流石に彼の気迫を感じる。
(これがプレッシャーってやつかぃ。上等だぜ!)
「手加減しないでくれよな。こちらも本気で行くぜ!」
あらゆる方向から飛ぶナイフ。
その辺の妖魔なら確実に絶命するレベルだが、
彼にとってはほんの小手調べなのであろう。
「なめんな!」
武器から強力な磁場を発生させナイフの起動を歪める。
そのまま刃で振り払いながら銃としての機能を起動させ、
散弾銃のような銃弾が柚紀に浴びせられる。
【2時前位まででお願いします】
「はっ、なんつー便利な武器だ」
口元を歪め、笑う少年。
鉄製のあらゆる武器が使えないとなれば、彼の持つ弾丸はほぼ役に立たない。
銃火が煌めく寸前にテーブルに飛び込み、ひとまずそれを避けつつダーツの矢を取り出した。
「Multi-Curve-Shot」
そのままテーブルの影から、円を描くような軌道で見えない唯の姿を狙い撃つ。
恐らく、これもまた磁界の操作で乱されるだろう。
――――これで調子に乗ってくれれば、いいんだが。
【了解しました】
「回避したッ?!」
(攻防一体のこの攻撃を初見で避けられたの始めてだ・・・。出来る!)
すると物陰からダーツが彼女目掛けて飛んでくる。
「だから無駄だって・・・。」
先程同様に磁場で起動を乱しなぎ払う。
そして猛然とダッシュするとテーブルを切り裂く。
いや、粉砕すると言う表現の方が近いであろうか。
「隠れてんじゃねぇよ!高周波斬っ!」
一気に間合いを詰め決着をつけるつもりらしい。
鉄製品は磁場で回避。先程の水程度なら気が防いでくれる。
それが彼女の思惑だった。
――――想定通り、か。
「…しっかり耐えろよ」
粉砕されたテーブルの向こうで柚紀が構えていたのは、黒色の弓。
幾重もの藤巻きが重ねられたそれは、重籐家にのみ用いられる
超高濃度に気を圧縮して作りだされた剛弓――――名を、『重籐弓(しげとうのゆみ)』と言う。
「――――。」
無言で虚空に手を伸ばす。そこに現れたのは、正式な長さを備えた和弓の矢。
それが弓同様、見た目があまりに現実味を帯びているのは、異常な程籠められた彼の気からだろう。
瞬時に構え、放つ。同時に着弾――――それは彼女が構えていた長銃に。
刹那、耳をつんざくような轟音と、目も眩むような閃光が辺りを支配した。
プラスチック爆弾以上の破壊力を誇るそれを受けた少女の体が、易々と吹き飛ぶ。
そのまま弓を消すと、ナイフを構え彼女の周囲に撃ち散らした。
「…終わりだな」
将棋やチェスで言うところの「王手」、「チェック・メイト」そんな言葉が脳裏を過る。
反撃の手段が無く防御姿勢に入っている彼が居る・・・はずだったが、
その手には大きな弓が構えられていた。
躊躇している暇はない。早く狩らなければ狩られる。
訓練やそう言うものではなく彼女の本能がそう告げる。
「させるかよぉーー!」
しかし次の瞬間吹き飛ばされたのは自分の方であった。
「なっっ!うわぁぁ!そんなッ!」
――セントウノ ゾッコウ フカ プラクティスモード シュウリョウ シマス――
ピーと言う機械音が響き、最新兵器の電源が落ちる。
そして無数のナイフがボロ雑巾のように投げ捨てられた彼女の周囲に落ちる。
『…終わりだな』
機械同様に彼もそう告げる。
今まで遊びも友達も何もなく、ひたすら訓練してきたのにこんな所で負けるのは嫌だ。
その思いが微かに体を動かす。
「り・・・じゃねぇ・・・。ま・・・けて・・・ねぇ・・・。」
芋虫のように体を動かし、かろうじてナイフを口に咥える。
しかし、何も出来るわけがなく鋭い眼光だけが彼を睨んだ。
じっと自分を睨みつける彼女の目を見据え、静かに呟く。
「分かるだろ?あんたは負けたんだ。戦術に於いての敗北は死。それだけだ」
そのままかがみ込み、唯の口からそっとナイフを外すと――――優しく、親が子にするそれの様に、彼女の頭を撫でた。
その顔は、これ以上ない程の笑みに彩られている。
「けれど、あんたは生きてる。これが訓練だからな。そう、俺達は互いを生かす為に戦ってんだ」
すっと両手を上げ、いつも通りの軽いノリで言葉を続けた。
「実はな、あの弓、甲矢・乙矢の二発しか撃てねーんだ。もしあんたが先手を撃って攻撃してきたらやばかったぜ〜
それに唯ちゃんは物の具の使い方も上手い、センスもある。後は油断しない心がありゃ完璧?」
傷を負った彼女の体を優しく抱き上げると、背中におぶった。
――――まずは医務室に連れて行かないとな。
「唯ちゃんはまだまだ強くなれんだ。その為に今は傷を癒やして…また特訓しようぜ」
振り返り、にかっと笑う柚紀。
「――――頼むぜ、天才唯ちゃん♪」
【ではこのような〆で】
【予定時間を過ぎてしまい申し訳ありません…最初から決めておくべきでした】
【お疲れ様でした。またお相手お願いしますノシ】
「ちくしょう・・・。くっそー!!」
目に涙を溜めて怒鳴る。
――負け犬の遠吠えとはこの事だろう。
平常時の軽い口調で淡々と話す彼の言葉を突っ伏して聞く。
床に涙の染みがつく。
負けは認めてもそれだけは見られたくなかった。
「ううっ・・・、って、何するんだよ!」
軽々と背中におぶられ脱出を謀るもそんな力は残っておらず、
再び彼の話しを聞く事になる。
とてつもなく頭にくるが、振り返り笑顔を向けられると何故か許せる気になる。
どことなく胸が苦しいような、顔が火照るような不思議な感覚。
(こ、こいつ・・・。資料にないけど魔術まで使えるんだ・・・。)
とりあえず今日は不思議な気持ちを魔術と言うことで片付ける。
でも何故か言いたくなった我侭をそっと「先輩」の耳元で囁く。
「あのさぁ・・・。お腹空いたからその辺で歓迎会してくれよ・・・。」
学ぶ事の多い白清高校での生活は始まったばかりだ。
【こちらもおまけで〆させていただきました】
【お付き合いありがとうございました!】
【唯同様色々と学ばせていただいた感じです】
【またよろしくお願いします、おやすみなさいノシ】
それじゃ、トリップはこれで。
うふふ。
【八雲さん待ちで待機します】
【失礼いたします】
【シチュエーションとしては妖魔退治で共闘→疼いた私に襲われる、になるかと思いますがどうでしょうか?】
【はい、了解しました。それでは、適当に書き出しますね?】
―――深夜のセンター街。
いつも通り、私は妖魔の気配を察知してこの場までやって来た。
神出鬼没。まさにその言葉の通り、彼等が何処から来て、そして何処に行くのか
その検討は皆目つかない。
だが―――それらを討つことには迷いはない。
少なくとも、弱者に害を齎すモノであるなら。
もう、彼女のような想いをさせる人間を作ってはならない、そう誓いながら―――
「来なさい―――、闇烏」
これで何度目であろうか。こうして私の相棒を呼び出すのは。
何度目でも構いはしない。目的はただ一つ…この街から彼らを追い払うこと。
「行きますッ!」
駆け出す。襲い掛かってくるのは獣ともヒトとも、そして悪魔とも見分けのつかないような化け物。
その爪を弾き返し、その隙を狙って彼らの身体を斬り捨てる。
―――その作業を何度か繰り返したのち、一風変わったいでたちの女性を見つけた。
壁|・)<…果たして今日が優希タンの初の開通記念日になるのかな…?それともif?
>768
【入れる場所はひとつとは限りませんよね? …なんだか自己嫌悪ですがorz】
>>767 深夜。草木も眠る丑三つ時。
古来より逢魔が時と同じく、この時間こそは妖魔の時間。
故に、人は闇に恐怖する。
だが――――その闇を討ち払うものも、常に存在してきた。
澄んだ鈴のような音色をさえ響かせるように、艶やかな黒髪が闇を裂く。
長い黒髪に緋袴、これで祓い串でも持っていれば神社にいる巫女そのものだ。
だが、その少女の手にあるのは無骨な長剣と優美な曲線の曲刀。
対峙するは人ならざるモノ――妖魔。
チリチリとした緊張感。
それもそのはず、少女は既に三体の妖魔を斬り伏せている。
「――――どうしました?」
桃色の形良い唇から漏れたのは、嘲弄にも似た挑発の言葉。
それを皮切りにしたように、異形のモノが少女に飛びかかる。
その刹那。
少女の瞳に、人影が映った。一瞬の隙、一瞬の空白。
気付いたときには、既に間に合わなかった。
>>770 場所が場所でなければ、見惚れていたところだろう。
大和撫子―――、その言葉を辞書で引けば彼女の名前が出てくるのではないだろうか。
そんな彼女が踊る剣舞は、古典舞踊に見劣りしない美しさを持っていた。
決して役者が観客の視線を気にしないように、彼女は淡々と剣を躍らせていた。
「あっ―――!!」
見惚れていたのが原因か。
私は周りの気配に気付くことができなかった。
―――飛び掛る化生たち。
―――襲われる。
脚を踏み出そうとしたその時は、もう既に爪が降り注いでいた―――。
>>771 「くっ!」
自分の身、そして人影の身に妖魔の鋭い爪が降り注ぐ。
間に合わない、だが――諦めるわけにはいかなかった。
人を守る、それが彼女の誓いだったから。
「はぁっ!!」
身体をよじりながら、鋭い呼気と共に左手の曲刀を投擲する。
気の力を纏ったそれは、常ならぬ軌道を描いて人影に襲いかかる妖魔の腕のみを切り飛ばした。
これで最悪の自体は避けられるだろう。
だが。
ずぶっ、ざくっ。
柔らかいものを貫き切り裂く音。
少女の――――八雲天音の脇腹を妖魔の爪が裂いた音だ。
激痛に意識が寸断されそうになるが、それを押し止め、その妖魔の首を薙ぐ。
続いて第二陣の妖魔、その機先を制して刺突。
突き刺さった長剣を無理には抜かず、そのまま逆に押し込み、貫き通す。
先程までの華麗な剣舞とは違う、凄惨な血風の舞。
だが、これも八雲天音だ。
>>772 その一連の動きに私は圧倒されるしかなかった。
まるで獣のように妖魔たちの身体を切り裂く彼女の技は―――
嵐そのものだった。
飛んで火に入る夏の虫、というが、そんな生易しいものではない。
狂乱する彼女の刃は無惨にも妖魔を八つ裂きにし、血の雨を降らせる。
だが、私もぼうっとしているわけにはいかなかった。
あれだけ凄まじい戦いをしているとはいえ、彼女も私のせいで怪我をしてしまったのだ。
このまま、佇んでいるわけにはいかない。
「魔力を集中―――。私が正しいと思うなら―――力を貸しなさいッ!」
パキパキと音を立てて氷結していく氷の剣を手に、私は妖魔の波のなかへ無理やり押し入った。
視界を妨げるものは叩き斬り、薙ぎ払う。
剣に込めた魔力が、彼等の傷口を凍らせて布に水を垂らしたシミのように広がり、完全に凍結させていく。
お世辞にも華麗な剣捌き、とはいえないが、彼らを追い払うのであれば、これだけで十二分。
「闇烏ッ!!」
彼らに出来たその隙を狙って、私は身体を捻り氷の大剣を振りかぶる。
ぐぐっと最大限までに振りかぶると一気にそれを振り払う。
振り払うと同時に氷の嵐が舞い上がり、私に襲いかかろうとしていた辺りの妖魔は吹き飛んでいく。
「大丈夫ですかっ!?」
そこでようやく彼女の元へとたどり着き、声をかける。
(色々な意味で火付け役に割り込んでいいかしら?
ちょっとだけ、味見したいかもw)
>>773 だが、もともと持久力、筋力に劣る女の身体。
血煙の舞は負担が大きすぎた。
息が上がる、腕が重い。
その隙を逃すほど、妖魔は無能ではなかった。
だが、もう一人いたことに気付くには遅かった。
『大丈夫ですかっ!?』
周囲の妖魔を凍らせ斬り伏せ、人影――少女だった――が駆けよる。
「問題、ありません……ですが、少々数が多いですね。
一分だけ、時間を稼いでいただけますか?」
返事も待たず、萎えかけた気力を奮い立たせる。
そして意識と気を集中し、再び曲刀を生成する。
(今のわたくしなら……出来るはず)
右の長剣と左の曲刀。
二刀を交差させ、同調させる。
陽の気と陰の気、相容れぬ気を合一する陰陽の気の器――それこそが、八雲天音の生来持っていた属性。
「――二刀、一刃」
そして、それが、顕現した。
無骨さと優美さを兼ね備えた、人の背丈を軽く超えるような両刃の直刀。
黒く白いその刃が、ぎらりと輝いた。
>774
【マナーがなってませんよ】
【ここはあなたの遊び場ではありません】
【お二人はそのまま続行してください】
>>774 【すみません…流石に今からだと厳しくなりそうですし…】
【また機会があればよろしくお願いしますねっ?】
>>775 「分かりました―――」
再度、自分の相棒の柄を握り締めて頷きを返す。
何か考えがあってのことだろう―――。
ならば、私の役割は決まった。何があっても彼らを彼女の領域に踏み入らせないこと。
スッ―――と、双眸を細めると、妖魔との距離を縮めるために地面を蹴り飛ばす。
いかなる距離もゼロに等しくする縮地や神行法と呼ばれる神業までとは行かないが、
今の状況であれば、この程度で役目は果たせる。
斬―――。
―――それは信念の剣。
いかなる凶爪も叩き割る信念の剣。
私はそれを貫き通す―――それが、彼女との約束だからッ!
「吹きッ……飛べぇぇぇえっ!!」
(失礼しました。では、またいずれ何処かの闇で)
>>774 【すみませんが、今から再構成は難しいです】
【今回はこのまま進めさせていただけますでしょうか】
>>777 すっと腕を天に伸ばす。
長く、太く、大きすぎる刃が天を衝く。
目を閉じ、気息を整える。
凡そどのような流派に於いても、呼吸法は奥義と言える。
それは即ち、天音の剣技は既に達人の域にあることの証左でもある。
「陰陽合一」
白と黒の輝きが増す。
「二刀一刃」
刃が横に寝る。
「伏せて、ください――!」
ひとたびの盾となった少女への叫び。
そして――
「――終の型、塵雷!」
刃が、否、白と黒の雷が空を、そして群がる妖魔を横一文字に裂いた。
>>779 言葉にあわせて、飛び伏せる―――。
同時に世界が白と黒に点滅するのを微かに感じた。
…………。
その一撃で全てが終わったことを沈黙が示していた。
私は用心しながらも、むくりと上半身を起こして辺りを見回す。
予想通り、妖魔の姿は粗方消滅しており、生き残った妖魔たちも恐れをなして逃げ帰ったようだ。
凄まじい。
その一言に尽きる。
今の私では、あそこまでの力を搾り出すことは不可能だろう。
あんな華奢な身体のどこにそこまでの力が込められているのか不思議なぐらいだ。
「……終わり、ましたね…」
元の夜の静けさが戻り、軽く吐息をつく。
この様子では私の加勢もいらなかったか、苦笑を浮かべながら再度彼女に振り向いた。
「私の名は、佐々木優希。
故あって、こうして妖魔を退けているものですが…助かりました。ありがとうございました」
にこりと笑って彼女に頭を下げた。
>>780 「はぁっ、はぁっ……」
狗倒流最大の奥義、終の型。
それを陰陽二刀を一刃と為した状態で放ったのだ。
威力はもちろん、疲労も異常なほどに大きい。
その証拠に、天音は膝から力が抜け、座り込んでいる。
『私の名は、佐々木優希。
故あって、こうして妖魔を退けているものですが…助かりました。ありがとうございました』
優希の挨拶にも立って礼を尽くすことも出来ない。
「い、いえ。こちらこそ助かりました。
ご挨拶をきちんとすべきところをこのようなだらしのない格好ですみません。
わたくしは八雲天音と申します。
天洸院・斬鬼の一刃です」
なんとか微笑みを作り、会釈する。
――だが、既に反動が現れだしていた。
>>781 「あっ…すみません、気が利かなくて…」
座り込んでしまった彼女を見て慌てて腰を下ろす。
あれだけの大技を放ったのだ。体力を消耗して当然だ。
これで平然と立っていられるのはそれこそ人外のモノだけだろう。
「天音さん…ですね…って、天洸院?」
天洸院―――、あまり私とは相性の良くのない組織だ。
いや、詳しく言えば、組織の人間との相性、だろうか。
御影さんに重藤さん……正直に言えばいい思い出はない。
そっと溜息をつくと、彼女の顔を覗き込んだ。
「…あの、大丈夫ですか? かなりお疲れのようですけど…」
【すみません、少し用事で30分ほど落ちてきます。】
>>782 「いえ、お気遣いなく」
まるで自分は大丈夫だというように微笑む。
だが、その微笑みには心なしか力がない。
「はい、天洸院ですが……何か?」
きょとんと。
日本の退魔組織では名の知れた方だから知っているそのことに疑問はない。
だが、その言葉へのニュアンスが気になる。
いぶかしげにしていると、優希が顔を覗き込んできた。
近付く二人の顔。
(あ……)
疲れ切った身体を熱く猛々しい衝動が駆け抜ける。
抑えようにも抑えられない、忌まわしく淫らな業。
「だ、大丈夫です。ですから、佐々木様は、早く……お帰りになられた、方が……」
息が乱れる。
頬が赤く染まるのが、わかる。
【はい、いってらっしゃいませ】
>>783 『お気遣いなく』
そういう彼女の表情はやはり力がない。
当然だろう。繰り返すようだが、あれだけの力を放出したのだから。
こうして大丈夫だというのも、こちらを心配させまいとしてのことだろう。
「ええ、いえ、ちょっと……天洸院に知り合いの方がいますので」
視線を逸らしながらそう答える。
きっと今の私の顔は苦々しいものになっているはずだ。
方や宿敵、方やナンパ師。
前者は少しは柔らかくなったとはいえぶっきら棒で失礼な態度であるのは変わらず。
後者はこともあろうにか、(頬に、だが)キスをくれた怨敵。
……顔を思い出すだけで溜息をつく思いに駆られてしまう。
閑話休題。
やはり彼女の顔色は思わしくない。
結果的には私が足を引っ張ったことになるのだ。
―――このまま放っておくわけにはいかない。
「どこが大丈夫なんですか? まったく、どうして天洸院には頑固なのが多いんだか…」
私は彼女の肩を担ぐと、適当に座れそうな場所を探し出してそこに移動させた。
【ただ今戻りましたーノシ】
>>784 「天洸院に知り合い、ですか」
それも、あまりいい知り合いではないようだ。
そのことを、視線を逸らす優希の表情から読み取る。
脳裏に浮かぶ「そういう」問題児は……二人。
何やら安心したような呆れたような溜息が漏れる。
そうしていると、突然、肩を担がれた。
「え……? ちょ、ちょっと、佐々木様……?」
最初に思ったのは、この火照った身体のことが気付かれないかどうかだった。
【おかえりなさいませ】
>>785 「まったく―――、無茶ばかりして……」
嘆息する。
疲労しているのに大丈夫というのは、よほどの意地っ張りか。
頬は赤らんでおり、息も荒い。熱でも出てしまったのだろうか?
「私だって、他人が疲労しているのを見逃すほど鈍感じゃありませんよ?
兎も角、今は休んでください。なんだか顔も赤らんでますし…熱があるんじゃないんですか?」
彼女の前髪を掻き分けて、額に手を押し宛てる。
…やっぱり。微かではあるが、少しばかり顔が火照っているみたいだ。
しかし、それにしても―――。
なんというか…今の彼女は妖艶だ。
女の私からしても、そう思わせるほど彼女の表情は魅力があふれているような気がする。
気まずくなり、思わず顔をそらした。
「す、少し、休んだら途中まで送って差し上げますから。
―――妖魔がまだ潜んでいるかもしれませんしね?」
>>786 「む、無茶と言うことは――ありませんから。
だ、大丈夫ですから、離れてくだ……さい」
衝動が抑えきれない。
確かにその衝動も己の裡であると認識することで御すことが出来た。
だが、だからと言って消えるものではない。
むしろ、認めてしまったことで強くなってさえいる気がする。
(だけど、耐えなければ……)
だが。
その思いは、無惨にも砕け散った。
(あ、佐々木様の、手……冷たくて、心地良くて……)
額に当てられた、手。
ただそれだけで、限界水位を超えかけていた心は決壊した。
瞳が潤む。息が荒くなる。
そっとその手に手を重ねると――頬に当てて頬擦りした。
>>787 「む…でも、大丈夫には見えませんが……」
とりあえず彼女を座らせて表情を窺う。
やはり、頬は紅潮しており、息も荒くなるばかりだ。
苦悶の表情はさらに深みを増していく。…ここまでいくと、心配ばかりが募る。
「本当に大丈夫なんですか…?
あ、そうだ…氷嚢でも作りましょうか? 幸い、私氷の魔術なら少しばかり使えます…し?」
と、少しだけ彼女の様子がおかしいことに気付く。
私の手は彼女に取られ自分の頬に当てて、頬ずりされていた。
こんな美人にされるのは満更でもないけれど―――、一体どうしたというのだろう?
>>788 「氷嚢、なんかより……わたくしは、佐々木様の、身体が……欲しい」
頬擦りしていた手を取り、口付ける。
冷たくて、暖かくて、心地良い手。
その感覚にうっとりと酔いしれる。
「佐々木、様ぁ……」
だが、それで治まるわけもない。
優希の肩に手を伸ばし、抱き寄せる。
「もっと、いいことを……しましょう?」
>>789 「へっ―――…?」
おそらく、その時の私の表情は間の抜けたものだっただろう。
天音さんの熱にうなされたような甘ったるい声に、戸惑いは隠せない。
私が男であれば迷いなく押し倒してしまうところだっただろう。
とはいえ、その声と表情に興奮しないわけではない。
かろうじて理性は保っているが、これ以上何かされたりしたら―――。
「あ、あのっ、ど、どうされたんですかっ?
あの時、毒でも受けたんですか…って、あっ…」
あれこれ考えているうちに彼女に身体を抱き寄せられてしまう。
衣服の上からとはいえ、彼女の柔らかな身体に私の心臓の鼓動は早くなってしまう。
「い、いいことって…その…もしかして……」
情けないぐらいに私はうろたえて、まともに言葉を口にすることすら出来なかった。
>>790 「毒……? ふふ、違います。
ただ、佐々木様が、優希が、欲しい……だけ」
身体をすり寄せ、耳元で囁く。
上気した身体が優希のひんやりとした身体と重なる、その感覚が心地いい。
「もしかしなくても……そういう、コトです」
そっと手を優希の胸に伸ばし、触れる。
「ね……いいでしょう?」
>>791 「な…で、でも、私…天音さんみたいに綺麗じゃありませんし…。
そ、その、こんなところ、誰かに見られでもしたら―――」
彼女の声と柔らかい身体に、私の心と頭は蕩けそうになる。
少しでも気を許してしまえば全て押し流されてしまいそうな―――。
そして、彼女の身体が密着して、あらぬ想像をしてしまう。
「ひゃっ―――、やっ…天音さ…んっ…!!」
服の上からとはいえ、胸を触れられて身体は緊張する。
耳元からは彼女の甘い囁き―――。ああ、ダメだ…。
私の心は抵抗を止め、そして、小さく頷いてしまう。
「は、…い……お願い、します…」
>>792 「見られたら……恥ずかしいですね。
でも、それでもしたい……」
最早淫欲に抗えず、支配されてしまった天音。
伝染するかのようにその淫欲の気は優希をも絡めとってしまった。
「ああ、優希……」
まるで愛おしい相手の名前を呼ぶように、熱の篭もった囁きと共に、唇を頬に押し当てる。
胸に当てた手は休むこともなく動き続ける。
「……キス、の前に……」
ひとしきり頬と胸の感触を楽しんだあと、身体を離す。
疲れ切ったままの身体は立ち上がることも許さないが、座り込んだまま、緋袴の紐を解き下ろす。
「わたくしは、このような異形ですが……それでも、宜しいですか?」
そういった天音の股間には、屹立する男性器があった。
>>793 「天音、さん……」
彼女の声に私の身体は緊張してしまう。
それでも彼女の声に応えて、彼女に頬を口付けられる。
別にこのような症状を見たのは初めてではない。
彼女の身体に掛かった呪いは結界を作るほどのもので、それとはまた違うのだが―――
ほぅ、と息を漏らす。
彼女の胸の愛撫は心地よく、そのまま身を任せてしまいそうなほどであった。
―――と、突如愛撫は止められて、気になり視線を向けると彼女は秘密を曝け出した。
本来存在しない、欲望の象徴である男性器。
驚きはしたものの、それが醜いとは思わなかった。
むしろ、均整取れた彼女の身体に合わせてソレすらも美しく思えた。
「…ええ。私だって、ここまでさせられて、断れるほど鈍感じゃないですから」
苦笑を漏らして、頷きを返す。
そして、四つん這いになり、彼女の股の間へと割って入った。
そっと指で輪をつくり、彼女の肉棒へと嵌める。
「凄い……、もう、こんなになってるんですね…」
>>794 「優希……」
言葉に詰まる。
この醜い欲望の塊を受け入れてくれたのは、彼に次いで二人目だ。
「あっ……だって、優希があまりにも可愛い、から……」
指で作られた輪を宛がわれ、びくん、と身体が震える。
そして、さらに硬さを増していく。
「……優希、じらさないで……」
半ば、懇願にも似た言葉。
潤んだ瞳と口の端から一筋垂れた唾液が心の戦慄きを伝える。
>>795 「…気にしないで下さい。コレも何かの縁です」
輪を作った指で彼女の肉棒を扱き出す。
私の手の中で彼女のものが一段硬くなっていくことで、
わたし自身、一種の独占欲と嬉しさがこみあげてくる。
私の指で感じてくれている―――、そう考えるだけでこの人にしてあげたいと思えてくる。
「嬉しい……可愛いって言ってくれるなんて…。
天音さん、どうして欲しいんですか? 私…頑張りますから…」
彼女の口から聞きたい。
私がしていることは正しいのだと、肯定して欲しい―――。
でなければ、私は恥ずかしさで死んでしまいそうだから。
「んっ……ちゅっ……」
彼女の口の端から零れる唾液を啜りとりながら、
輪を動かす手の動きは緩めない。びくびくと震える彼女の肉棒の温かみを手で感じながら
さらに、扱きあげる手の動きの速度を早くしていく。
>>796 「あ、本当に、可愛い、からぁ……」
身体が震える、言葉が震える。
優希の手が肉棒を、優希の言葉が心を蕩かしていくかのように。
「どう、して……欲しい?
あ、ああっ。優希の、中に、挿れたい、挿れて、射精したいっっ!」
恥ずかしげもなく、言い放つ。
その自分の言葉に、男性器に隠れて見えない女性器から、とろりと淫汁が漏れる。
「あっ、ああっ、優希、優希っ!
焦らさないで、お願い、したいのしたいのぉっっ!」
まるで犬のように舌を出してはぁはぁと息を荒げる天音。
その瞳からは淫欲以外のものが消え去っていた。
>>797 「天音さん……」
純粋に嬉しかった。
出会ってすぐにこういう展開になるとは思いもしなかったけれど
こうして自分を曝け出してくれる、それだけで嬉しさがこみ上げてくるのだった。
―――たとえ、それが淫らな願いだったとしても。
「でも…さすがにこちらは…」
躊躇う。彼女ならばいいかもしれない―――。
そう考えたがやはり、こういうことはきちんとした形でして欲しいものだ。
たとえ彼女であろうと、それ以外の人間だろうと。
「そ、その代わり―――、こちらなら、いい、ですから…」
するっ―――と、スパッツとショーツを脱ぎスカートもストンと地面に落とす。
彼女の淫らな姿に私も興奮しているのか秘所は愛液でぬるぬるになっていた。
そして、彼女と向かい合わせになるように腰を屈めて、お尻をくねらせて彼女の肉棒の先へと擦り付ける。
普段ならあまりの恥ずかしさに倒れてしまいそうだが、彼女の淫らさに影響されてしまったようだ。
>>798 「ダメ、なんですか……?」
声が、震える。
身体が、震える。
心が、震える。
やはり、彼女も受け入れてはくれないのだろうか。
今まで幾度となく感じた恐怖が再び鎌首をもたげる。
だが。
『そ、その代わり―――、こちらなら、いい、ですから…』
優希の言葉にほっとすると同時に、驚愕も、する。
「え、そ、そこは不浄の……」
穴、と言いかけて、そこに目が留まる。
確かに不浄の場所のはず、だ。
だが、漏れ出た愛液に濡れたそこは、到底そうは見えないほどぬめぬめと淫らに輝いていた。
まるで食虫花のような、歪んだ、だが確かな美しさがそこにあった
そして、肉棒に絡みつきそうなほど白く柔らかな臀部が擦りつけられ……天音の理性は消滅した。
「優希……っ!」
優希の腰を抱き、そのすぼまりに肉棒を埋める。
脳天を駆け抜けるような快楽が走り、つ、と唾液がだらしなく垂れた。
>>799 本当ならば彼女に捧げてしまってもいいのかもしれない、とも思う。
けれど、そうするにはまだ私たちの間には繋がりがない。
流石に自分から言うのは恥ずかしかったが―――、こちらで我慢してもらうしかない。
「い、言わないで下さいっ! わ、私だって恥ずかしいんですからっ!」
顔を真っ赤にして抗議する。
「すみません…。その、私、挿入れられるの…初めてなんで…。
心の準備が出来てなくて…だからこちらで…お願いします…」
本来、性交としては使われない排泄のためのもの。
けれど、このまま彼女を手放したら消えてしまいそうで怖かったから。
両性具有。
あまりに稀なその特性を持った人間は極少数だろう。
特別ということは時として「普通」から疎外されてしまう。
そうでなくても、彼女は彼女なりの悩みを持ってその身体と付き合っているのだろう。
私で、どれだけの慰みになるかは分からないけれど―――彼女のためにしてあげたい。
その気持ちが抑えきれなかったのだ。……もちろん、自分自身も我慢できなくなったというのもあるが。
「天音さん……ひっ…ぁあああっ!!」
肉が肉を割って侵入してくるその感覚に、私の頭のなかは一瞬空白になった。
痛みが走るが、それ以上に気分の高揚によって、私は嬌声とも悲鳴とも取れる鳴き声をあげていた。
ずるずると侵入してくるそれ。快感と痛みが一度に襲ってきて、口元から垂れる涎も気にすることができない。
「天音…さんのが…入ってきてる…ッ! ふぁ、んっ…くぅううっ! ぞくぞく…しますぅっ…!!」
>>800 「ご、ごめんなさい……」
優希の抗議に申し訳なさそうに表情を曇らせる。
だが、その表情は緩んだままだ。
(照れる優希も……あぁ、可愛いっ)
「は、はい、じゃあ、こちらで……」
だが、そこまでだった。
優希の菊穴に吸い寄せられ、見せられた天音は理性をなくした獣のように優希の菊穴を貫いた。
「ああ、優希、優希っ!」
相手のことなど考えない、ただがむしゃらな抽送。
自らの快楽のみを追いかけるような乱暴なそれは、あるいは天音の本性そのものかも知れなかった。
>>801 「はぁ…、はぁ…! ひっ…ぁああっ!!
天ッ…音さんっ…! 凄く激しいぃっ…ですっ…ふぁぁぁあん!!」
あまりにも激しい獣の性交。ただ彼女の肉棒に翻弄されるだけだった。
それでも、それを受け入れるかのように私の菊穴は窄まり彼女の蛇を締め上げる。
強烈な刺激がお尻から広がっていくのを感じながら、私はただ彼女の身体にしがみ付く。
「お尻…っ、こ、壊れちゃうっ…! 天音さぁ…んッ!
お尻ぃっ…が、ふぁっ…ヘンになるぅぅっ…! おかしくなっちゃいますっ…ぁああっ!」
もう我慢ができないと言わんばかりに、自分から徐々に腰を動かしていく。
最初はタイミングが合わなかったものの、次第にうまく噛みあい、肉棒はさらに奥へと打ち付けられる。
「あっ、あっ…ふぁ、んぁぅ! も、もう、だめぇぇ…ふぁっ!
わ、わたしっ、もうイキそう…ふぁ…天音さ…天音さぁぁぁんっ!!」
>>802 「ご、ごめん、なさい、でも……止まらない、のっ!」
肉の軋むような音が、だんだんと水音に紛れていく。
そして、優希の声も痛みを含んだものから、愉悦だけのものへと。
そして絡みつく腸壁と振り解き突き進む肉棒。
その二つの動きがだんだんと重なり合っていく。
同時に二人の快楽のボルテージも絡み合い重なり合い高まっていく。
「わ、わたくし、わたくしもぉっ!イク、イクゥッ!
射精、射精しちゃう、精液出ちゃうぅっっ! 優希、優希ぃぃぃぃっ!」
肉棒が、腰が、全身が震える。
放出を控えた快楽、放出を待つ一瞬の空白。そして……放出。
「あ、ああああぁっ、イクイクイックゥゥゥッ!!」
濃く粘つく精液が優希の腸内に溢れ出す。
どくどくと止め処なく、まるで優希の中を蹂躙し染め上げるかのように精液は注ぎ続けられた。
>>803 「ふぁっ…ぁ、ぁああああっ!! ら、だめぇ…っ!
もうっ、イクぅっ…イクイクッ…イッちゃぅうううっ!! んゃあああっ!」
ここが野外だというのに、嬌声は止めることはできなかった。
あまりにも淫らで、あまりにも強烈な刺激に、私の頭は白くなりとうとう絶頂を迎える。
その瞬間四肢を突っ張らせながら、ドクドクと注ぎこまれる白濁液を注ぎ込まれた。
「あつぃ…あちゅい…ぁ、ふぁぁ……。
天音さんの真っ白の精液ぃ……、おしりにぃ、は、入って来てるのぉ…」
とめどめもなく注ぎ込まれる精液の熱さに、自身も蕩けさせられてしまったかのように
私の声は、恥ずかしいほどに甘く蕩けて切ってしまっていた。
>>804 「ひ、は……っ。優希の中がぁ、熱くて、締めつけてくるからぁっ」
最初の迸りのあとまだ続く射精の絶頂の中で天音は言い訳じみた言葉を発しながら腰を振る。
それでもなお止まらぬ精が優希の腸内を、そして言葉をも蕩かしていく。
「あ、ふぅっ、優希ぃ」
まるで噛みつくように唇を奪い、啜り、しゃぶりあげる。
そのたびに肉棒は精を吐き出し、二人の官能を冷ましてはくれない。
それでも、ようやくに。
激情の嵐は過ぎ去り、心地良い倦怠感に二人は抱き合っていた。
「優希……ごめんなさい、こんな、無理矢理にしちゃって」
>>805 「ひゃっ…!? い、今イッたばかりなのに…ぃっ!
ほ、本当に、壊れちゃいます…よっ…ぁあっ!」
その後も、何度も肉同士を打ちつけあいながら、交わっていく。
深夜の淫らな交わり―――、それがとても心地よかった。
今度は喘ぎ声を抑えることもなく、ただお互いを貪りあう。
「ふぁ…んっ、ふぁ……天音さ、ん…」
舌を絡ませ、お互いの唾液を交換し、唇も口腔も全て蕩けさせていく。
多くの精液をお尻の中で受け取り、それに赤面するもそれを続けて。
そんな甘く濃い時間を過ごした後、改めて私は彼女の顔をみつめてすぐに顔を逸らした。
「そりゃあ、ちょっとは驚きましたけど…その…
わ、私も、気持ち…よかったから……お、お互い様ですっ!」
>>806 「お互い様……ありがとう、佐々木さ……んっ……」
言葉が続かない。
ただ、涙が出た。
ゆっくりと優希の菊穴から肉棒を抜いていく。
幾度もの荒淫を経た肉棒はてらてらと輝いていた。
少し頬を赤らめながら袴を直し、肉棒をしまう。
「ゆ……佐々木、さん。そろそろ家路についた方がいいのではないでしょうか」
まだ赤い頬を手で隠すようにしながら、天音は優希に声を掛けた。
>>807 「……気にしないで下さい。私は貴女を美しいと思いますよ?
それに―――貴女は凄く素直です。自分を誰かに打ち明けるなんて到底出来ませんよ」
だから、私は身体を明け渡したんです、と付け加えて。
もちろん、素直というのは嘘だ。彼女があの身体について曝け出してくれたのは
高まった性欲のため。決して彼女が曝け出そうとして、したものではない。
けれど―――、その根っこに当たる部分は、凄く純粋なものではないだろうか。
それは言葉には出来ないけれど、真っ直ぐで、真摯で。
「え…ああ、そうですね。ですけど―――」
そっと彼女の頬に唇を寄せた。
最初に彼女がそうしてくれたように―――。
「辛くなったら、いつでも私に言って下さい。
愚痴でも何でも聞きますから…そ、その…えっちなことも…しますから…」
誰かに頼ってもいいんだよ?
ふと、そんな言葉を思い出した。
誰かが言った懐かしい言葉。きっと、それは私だけでなく、彼女にも必要な言葉なのだろう。
>>808 涙が、出た。
悲しみでも恐怖でもなく、喜びで。
「ゆ、優希ぃぃっっ」
ただ、縋り付いて泣いていた。
涙が枯れるまで。
そう、朝日が昇るまで。
【こちらはこのような締めで】
【エッチなのにいい話で締めようとしてみますw】
>>809 私はただ何も言わず彼女の頭を撫でた。
彼女の全てが分かるとは言わない。
けれど、彼女も他人にはいえない辛いことを経験してきたのだろう。
大人びた印象を受けた彼女が、何も気にせず泣くほどだ。
今まで積もったものが堰を切ったのだろう。
「これでいいんだよね―――」
迷いながらも私たちは前に進むしかない。
ならば、思いっきり悩むだけ悩もう。そして、誰かの力を借りよう。
一人で悩みを断ち切って生きるだけが人生ではない。
きっと、あのコなら、そういうだろう―――。
私は亡くなった彼女のことを思い出しながら、彼女の身体を抱きしめ続けた。
【はい、長時間お疲れ様でしたッ!】
【また機会があればよろしくお願いします…では〜ノシ】
【御影待ちで待機〜。】
週末、幸原尚に会いに行く。
学業と仕事の合間を縫い、彼女に会いに行く。
最近、彼の行動パターンに組み込まれた事柄だ。
保護観察に置いている半妖の少女、幸原尚を乗せ、単車で
ゲームセンター、ショッピング、海や高原に行く。
傍から見れば、それはデートと呼ばれる行為であった。
無論、本人たちにそんな自覚はないだろうが。
ドウカティを駆る。空が曇っていた。
やがて雨が降り出した。
メット越しの視界が悪くなる。
「雨宿りするぞ」
国道沿いのモーテルへ緊急避難。無人の受付で手続きを済ませる。
「押し倒さないから、心配すんな。俺の好みから外れてることだし」
歯に衣着せぬ言葉こそが、彼の彼たる所以である。
部屋は小奇麗な、普通の部屋である。
備え付けのタオル渡し、水気をふき取る。
【お待たせしました】
【はい、気づくの遅くてごめんなさいorz】
確か天気予報では一日中晴れだったはず。
「コノヤロウ・・・○純め、天気予報外しやがって。」
降り注ぐ雨の中小さく悪態をつく。
どんどん服が濡れていく。
これじゃあ雨宿りの前に濡れ鼠だ。
無人のホテルがあるなんて、と驚きつつ御影について行く。
「よけーなお世話。もし押し倒しても半殺しで許してあげるから。」
服の袖を絞りながら冗談ともつかない返事をかえす。
服が張り付いて気持ち悪い。
しかし、何もできないのでとりあえずそのまんま。
部屋に入って受け取ったタオルで髪を拭く。
最近長くなってきた髪の毛はなかなか水分が取れなかった。
頭を掻き毟るようにタオルを動かし髪を乾かそうと格闘する。
「うぐぅ〜〜・・・。」
こちらもタオルで水気を拭く。
なんとも居たたまれなかった。
認めざるを得ない。彼女が自分にとって特別なのだと。
大切とは言い切れないが、それだけは認めざるを得ない。
それは恋愛とは違う感情。
仲間に向けるものとも違う感情。
強いて言えば、それは懐かしさか。
思い出すのは、とある妖魔と戦った時のこと。
掘り起こされた過去の記憶。そして提示された選択。
幸原尚と八雲天音。選ぶならどっち?
くだらないと切り捨てるのは、簡単だった。
些細なことと切り捨てる方が、楽だった。
けれど、その問いかけがずっと胸の奥で燻っている。
弾丸で撃ちぬかれ倒れ伏す、八雲天音のイメージ。
脳天を撃ちぬかれた、幸原尚のイメージ。
――お兄ちゃん
幸原尚といると、妹のことを思い出す。
妹。自分が守りたかった存在。自分が守れなかった存在。
想いが入り乱れ、叫びたくなる。それを堪えると、今度は胸を掻き毟りたくなる。
重症だな・・・・
彼はベッドに腰かけた。
「もうすぐ一ヶ月だな・・・・さっきも聞いたが、調子はどうなんだ?
柳香とやらは、大人しくしてるのか?」
意識を逸らすべく、質問する。
何か、御影の様子に違和感を感じて手を止める。
違和感というのも違う気がするが、御影の何かが変だと思った。
言葉に出来ない小さすぎる感触。
気にしなければいいのかもしれないが。
再び手を動かし始めた。
「あぁ・・・もう1ヵ月なんだ。
時々意識の中に出てくるようになったんだ。こう・・・頭に声が響く感じ。
別に身体を勝手に使ったりすることは無いよ。
本人曰く、まだ力が回復してないんだって。
あたしに話しかけるので精一杯だって。」
タオルを肩にかけてえらいことになった髪を手櫛で整える。
御影がベッドに座っているのを見て自分も隣に座る。
やはり、何か変だった。
いつもと違う・・・というか、気が乱れている気がする。
何となしに、疑問を口に出す。
「御影こそ、どうしたの?
もしかして、なんかあった?」
この世界こそが煉獄。正しい者などいない。誰もがきっと咎人で。
死んでしまえばいい。消えてしまえばいい。戦え。そして死ね。
抱えきれないほどの痛み。そして絶望。
それでも生きてゆく。生きてゆけば、いつか帳尻は合う。
そう信じて戦ってきた。
何の躊躇いもなく、幸原が隣に座る。
彼女曰く、御影は触っても平気、ということらしい。
「――まあ色々とな・・・・・」
言葉を濁す。話すべきか、黙っておくべきか。
一番親しい日ノ本薫にすら黙っていた、過去の出来事。
そこから派生した懊悩。
彼も、何かあったのかと問いかけた。
言いたくないと言ったら、あっさりと退いてくれた。
無用な詮索しないからこそ、彼の傍は心地よいと思える。
適切な距離を保ってくれるから、安心できる。
今彼女との距離は、適切とは呼べない。
「なあ幸原・・・・」
言葉が見つからない。けれど、隣から伝わる彼女の《気》が、
「俺には、妹がいたんだ。二歳年下の・・・・・」
彼の心の奥にある閉ざされた扉を少しだけ開けた。
「俺は・・・・・守れなかった・・・・・・大切だったのに・・・・・」
それは懺悔の言葉にも似ていた。
御影が言葉を濁す。
聞いてはいけない事だったのかと内心慌てた。
取り消そうと口を開いたが、その前に問いかけられる。
その声色はいつもの決然としたものではなく、どこか弱弱しくて
何故か、心臓を鷲掴みされたような苦しさを感じた。
何故か、身体を傷つけられたような痛みを感じた。
何故か、心が潰れる様な悲しさを感じた。
何故か、分からない。
御影には二歳下の妹がいたのだという。
守れなかったと言った。
大切だったのにと言った。
事故死なのだろうか、殺されたのだろうか、人間に?もしくは妖魔に?
そんなことは分からないが、聞けなかった。
声が出せない、彼の声が悲痛すぎて。
顔を向けられない、彼の表情を見てはいけない気がして。
慰めることも、何も出来ない。
ただ、彼の言葉を聴くしか出来ない。
だから、唯耳を傾けた。
当時の彼には力がなかった。守るだけの力が。
だが、そんなことは言い訳にならない。
「なんでかな、お前見てると、妹のこと思い出しちまう」
自分を守るべき父は、すでに死んでいた。
自分を庇うべき母は、息子と娘を実験材料として提供した。
だから、それを成すべき力がなくとも、自分で守らなければならなかったのだ。
誰も助けてくれなかった。誰も守ってくれなかった。
助けられなかった。守りきれなかった。
それこそが、今の御影義虎を形作る根底にあるもの。
「忘れたことなんて、一度もないんだけどな」
自分の根底にあるもの。
それは自分に降りかかった不条理に対する憎しみ。
それが当たり前であるかのように動き続けている、世界に対する憎しみ。
そして、彼の平和を壊した者たちに対する憎しみ。
「幸原――俺にはやることがある。それが終わるまで、
止まれないし、死んでも死に切れない」
深く呼吸をして、内気を活性化させる。
いつものペースを取り戻す。
「けど、それを成し遂げられるのかはわからない。或いは殺されるかも知れないし、
その目的の相手を見つける前に、誰かに殺されるかもしれない・・・・」
死ぬつもりはなくとも、死ぬときは死ぬ。
当たり前すぎる事実。
遅すぎた救いの手。発動した《力》。眠れずに過ごした夜の長さ。
施設で過ごした日々。『アイツ』に殴られた時のこと。『アイツ』と過ごした日々。
『アイツ』との別れ。斬鬼衆となった日のこと。先輩との出会い。仲間との出会い。
斬鬼衆として過ごした日々は、彼に善きものをもたらした。
だからと言って、憎しみが消えるわけではない。
「・・・・だから、お前ともいずれは・・・・・」
そこから先は言わなかった。
目が熱くなる。
何故?わからない。
とにかく、彼は彼の深い深い所にあるものを話してくれた。
嬉しいと思った。単純に。
とても、重くて、悲しいのだけど。
「別れなければいけない?
敵になるかもしれない?
ごめん、ごめんね、なんか混乱しててその先が何なのか分からない。」
勝手に震える声を抑えて、そのまんまの体制で言う。
頭が混乱してて、何を言えば良いか分からない。
目には一層強くなった雨と暗くなった空が歪んで見えた。
「でも、でもさ、話してくれて、ありがとう。
御影の妹の事、話してくれてありがとう。
こんなあたしに、さ。」
やばい、言葉が途切れ途切れだ。
必死に声を抑える。
しかし、どんなに抑えても嗚咽が漏れた。
祈るように戦い続けた。いつかきっとと。
心を鎧で覆って、誰にも気づかれないように泣き続けた。
それでも時折、誰かに何かをぶちまけたくなる。
そんな弱さは切り捨てたいと思う。
けれど、それは紛れもなく自分の本心でもあった。
「幸原・・・・・泣くな」
無造作に、半妖の少女を抱き寄せる。彼女の身体は、やはり温かかった。
そんなことは、バイクの後ろに乗せた時からわかっていた。
共有するのは快楽だけでいい。
分かち合う苦痛など不要。
愚か者め。
彼は自分の弱さを罵った。
彼は、彼女を抱き寄せ頭を撫で続けた。
彼女の嗚咽が止まるまで。彼女の涙が止まるまで。
【次で〆ようと思う】
【鬱な展開で申し訳ない・・・・】
【でわ、私も次で締め。】
【いえいえ、なんか私も乗れてるのかこれで良いのか自信ないしレス遅いしで申し訳なくて・・・。】
「ぅるさいっ勝手に涙がぁっ」
言葉になってない。
情けない。
なんであたしが泣いてるんだ。
あたしよりももっと重いものを背負ってる御影に慰められて。
自分が情けない、悔しい、馬鹿みたい。
「で、でも、御影だって泣いて良いのに。
なんで泣かないんだよぉっ・・・。」
唯のやつ当たり、見苦しい。
「御影が泣かないなら、その分あたしが泣いてやるんだからっ。
御影だって、泣いていいんだからぁっ!」
何言ってるんだ?
頭の中で、冷静な自分が呆れてる。
涙が、嗚咽が止まらない。
あたしは長い間泣き続けた。
「・・・・・・・・・・・・・・。」
なんとか治まったのだが、恥ずかしいやら情けないやらで動けない。
さて、どうすればいいんだ?
泣きながら、彼女は言う。
勝手に涙が出るのだと。
何故お前は泣かないのだと
お前も泣いてよいのだと。
お前の分まで泣いてやるのだと。
彼女の支離滅裂な言葉が心地よい。
ただ、彼女は勘違いをしている。
心の奥ではいつでも泣いているのだ。
泣いて泣いて泣き喚いて。
もう己には帰る場所がないと泣いている。
それでも生きてゆく。憎しみを糧に。
この世界を呪いながらも生きてゆく。
彼は、呪うようにこの世界を愛していた。
彼はただ、彼女が泣き止むのを待っていた。
どれ位の時が流れたのか。
泣き止んだ頃を見計らって、無造作に彼女を押しのける。
この辺も彼の彼たる所以である。
「そろそろ出るか・・・・・雨も止んだみたいだし」
いつも通りの素っ気無さで呟く。
【いえいえ、付き合ってもらって感謝してます】
【では、こちらはこれでノシ】
押し退けられて嬉しいような寂しいようなもう一回泣いてみようかと思うようなよく分からない気持ちを気持ちを抱きつつ、彼から離れる。
とりあえず、自分の意見をまとめて言ってみた。
「え〜と、つまりアンタはもっと涙流していいんじゃない?ってことで。
心に閉じ込めたままじゃ唯積もっていくだけだからさっきみたいにしても良いんじゃないかってことで。あー・・・・」
また混乱してきた。
とりあえず、彼はいつも通りになった。
「ん、そうだね。」
同意して、伸びをする。
楽しい事は2人で2倍。
悲しい事は2人で半分こ。
まぁ、受け売りだけど。
2人で無くても3人でも10人でもいいんだけど。
それが色んな人と出来たら良いなって思ってるわけで。
御影も例外じゃないんですよ。
出来るかな?
いや、むしろやる勢いで。
「おっ天使の梯だ。」
【ありがとうございます。】
【じゃあ、おやすみなさいノシ】
もしかして、空いてるのかしらぁ…?
いきなり待機してみるわぁ。
一応いますが。
でも、今夜は同時進行で大変w
>825
【同時進行って…(汗】
【そちらに集中して下さいね?】
【1:00まで待機します】
【どなたでもどうぞ】
【はじめまして】
【スレ全部読んでみたのですが、貴女の事がよく判らないのですが】
【夢魔さん なのでしょうか】
【軽く お手合わせ願えますか?】
>828
ん…、ごめんね?
わからないよね…。
プロフィール取ってくるわぁ…。
これよ〜♪
どうかしらぁ?
【名前】ヴィオレッタ
【年齢】24歳(肉体年齢)
【性別】女性
【サイド】妖魔
【組織】無所属
【身長】164cm
【体重】51kg
【スリーサイズ】88/55/87
【容姿】赤いドレス、金髪
【得意】NG以外は何でもOK
【能力】暗黒魔法、媚香
【武器】杖、薬品投げ
【NG】スカ、グロ、
【弱点】基本的に非力
【備考】特に支障は無いと思いますが携帯からの参加です。
名無しさんも気軽に声を掛けて下さいね!
【設定】
人間の恐怖心、妄想、願望、伝説が具現化した妖魔。
人間界でいう「魔女」「夢魔」「吸血鬼」「淫魔」と呼ばれるモノに近いが、
明確な種族分けは出来ず、
実際の所は精霊のようなもの。
夢、血、肉、精、など、人間を構成するモノを喰い、エネルギーにして生きる。
が、人に依存して生きなければならないため、
基本的には社交的であり、人を殺めるようなことはけしてしない。
現在は夜の街で酒場を営み、気に入った客から色々分けてもらっている。
【名前】前田 利益
【年齢】25歳
【性別】男
【サイド】現状訳有って中立(むしろ、両方に敵対)
【組織】無所属
【サイズ】身長180 体重80kg(筋肉)
【容姿】東洋系 2枚目以下3枚目以上 服装は黒で統一 Tシャツ ジーンズ 革ジャン
【得意】呪札を使ったりするのが特徴 陵辱 羞恥系が得意
【能力】呪札を使える 東洋系拳法(拳に法力を込めれば、退魔も可能)
【武器】金属を操れる 刀剣術も
【NG】切断系
【弱点】理由有って、攻撃系の呪札は低レベルしか使えない
【えと、失礼なのですが、美人系?可愛い系?】
【あと、初手合わせですのでよろしくお願い致します】
普通の・・・人間ではなさそうだな。
今夜は退屈しないで済みそうかな・・。
【設定】ショートキル(近接攻撃専門)の退魔師。だが、現状は妖魔、退魔師
を問わず、女であれば”味見”中。
金属に念を込め、飛行させることも可能(当然、剣、ナイフも)
元は退魔師であったが、何時からか何かを探すことに取付かれている。
以前は、触媒になる小娘を連れていたが、今は帯同していない事が
正体の鍵になる
>832
【どちらかと言えば、美人系です】
【はいは〜い、緊張しないで、楽しんでいって下さいね?】
【ところで、名前はまえだ りえきで宜しいのですか?】
………♪
(機嫌良く街を歩いているところ、前田に遭遇して)
ん…、なぁに?
私に何か用かしらぁ?
(ゆっくりと振り返り、にこりと笑った)
【よろしく、お願い致します】
【とします と 読みます 。以後よろしくお願い致します】
そうだな・・用があるのは その綺麗なドレスの下・・と言うところだな。
華麗な夢魔姫さん。
(呪符を取り出し、一枚を宙に投げると周囲に結界が出来る)
【よろしくお願いします〜】
ん…、ドレスの下ぁ?
ふふ〜ん、あなた、なぁんかとってもいやらしい事を考えてない?
……ん。
(何かを張られたのを察し、杖を出現させ、握った)
……やるのぉ?
今の俺には・・愛するに足る女が必要だからな。
貴女が、そうであれば・・妖魔であれ愛しぬくが、そうでないのなら・・・。
楽しんで捨てるまでの事・・。
やりたいねぇ・・とことん。
(言いながら、両手に持った10枚の飛び苦無に念を込め自分の周囲に浮遊させる)
ふぅん…、って、そう簡単に行きますかって。
(杖を構え、身体に紫色のオーラを漂わせた)
……ふふ、さぁて、どうするのかしら?
(相手の動向を伺う)
なかなかの獲物・・ってところかな。
(浮遊する苦無に念を送ると、苦無は高速でヴィオレッタに切りかかるが)
(紫色のオーラに阻まれ、傷を与えることは出来ない。しかし、何故か)
(呪符を巻いた2本の苦無が地面のヴィオレッタの影の脚を縫い付けるように刺さる)
ふむ・・少なくても容姿も実力も味わうだけの価値はある一級品と言うことか。
だが、其処から動くことが出来るかな?
うふふ…、そういってもらえて、何よりだわ。
………!
(腕を横に振り、身にふりかかる苦無を弾き返した)
ふふ…、無駄よ…クスクス……
(口に手を当て、高笑いをするが、そうしている間に地面に苦無が刺さった)
な、何よ…!?ん…。
(纏うオーラが消え、動けなくなってしまった)
く…、油断したわね…
(悔しそうにみつめて)
”影縫”を受けて立っていられるとは。
2流妖魔では立っても居られないと言うのに、楽しませてくれるみたいだな。
だが、念のために呪符を使わせてもらおうかな。
(懐から、呪符の束を取り出すと、”吸収”の札を数枚浮遊させる)
この呪符だけどな?今からその厄介そうなオーラを出せないように
お前さんの法力を吸収させるって訳だ。
上手く剥がさないと、抵抗する体力も奪われるからな。
(そう言っている間に、苦無に巻かれた呪符は法力吸収の限界を超え燃え上がり)
(効力を失ってしまい、ヴィオレッタが動けるようになってしまう)
んぁ…、何よ……それ……。
(吸収の札に力を取られ、ぺたりとしゃがみこんでしまった)
はぁ…、……。
限界…、か…弱いわね、この身体……
(自由の身になるが、力を使い果たしてしまい)
(ぐったりと地面に座ってしまった)
(吸収の札も、ヴィオレッタの動きを封じることは出来たが、燃えてしまう)
(座り込んでしまった、ヴィオレッタの両腕を掴んで、半ば強引に立たせると)
(両腕を苦無でドレスの袖を縫うように壁に固定し、指を顎の下にあてがって)
(上を向かせる)
ふむ・・。言うほどか弱くはないが。
さて・・第2ラウンドはどう対応するのかな?
(ヴィオレッタの唇を奪うと、噛み切られるのを覚悟で、舌を差し入れ)
(からかうように、ヴィオレッタの舌先をくすぐり、背中から尻にかけてを)
(丹念に撫でる)
んん!…ちゅ……、くちゅ……
(舌を噛みきる等という事を考える余裕は無く)
(首を振って抵抗をした)
やめ…て………んん……
触らないで…よ……!
(必死に押し返そうとするがそんな力もなく、もがいて)
やだ…、止めて……!
誰があなたの思い通りになりますか!
そんな簡単に思い通りになるような安い女なら・・とっくに食い殺している。
まだ抵抗する気力があるのは嬉しいねぇ・・。
これを使うとは思わなかったよ?。
(ヴィオレッタの目の前に 桜色の呪符を見せ付ける。其処には複雑な模様と)
(”淫”と言う文字が書かれていた。)
(札は利益の手を離れると、中空で紙縒り状になると、ヴィオレッタのドレスの)
(下からショーツに向けて這い上がっていく)
その呪符を使うと、どんな敬虔な修道女は妖魔も女であれば淫乱になるって便利な
道具でな。お前さんがどの位乱れるか楽しませてもらえるって訳だ。
さて、そろそろショーツの中へ入っていく頃かな?
(細く拠られた呪符はヴィオレッタの脚を這い上がり、ショーツの裾から)
(秘所を目指して進んでいく)
【えー、媚薬みたいな物だと思ってください。】
んん…、そんな……
(糸状の物が体の中に入って来るのがわかる)
きゃっ、そこ…、だめ……
(ショーツの中に入り、膣の中に侵入したそれ)
(壁にもたれかかり)
はぁ…、はぁ…
何よ…、もぅ………、んん…、そんな目で、みないで…、よ……
(我慢出来ず胸を揉み、秘所に手を這わせ)
んん…、んぁ……
(座り込み、自らの体を弄んだ)
おいおい、それは生殺しだぜ・・。
いかんなぁ、自分だけで楽しんではなぁ。
(座り込んだヴィオレッタの後ろに座ると、右手でドレスの胸元から手を差し込み)
(揉みしだきながら、中指と人差し指で硬くなった乳首をもてあそぶ。)
(左手は、ズボンを脱ぎ、ヴィオレッタの指を自分の固くなった物に誘い)
(それが済むと、太腿から、潤み始めたショーツの上から撫で回す)
可愛い声で鳴くじゃないか?
どれどれ・・・?
(金髪に隠れた耳を唇で挟むように咥えたり、舌先で耳の裏から首筋を舐める)
ひゃ…、んん…
(胸はくにくにと形を変え、口からは嬌声を漏らした)
んんぁ…、止め…て……
(されるがまま、相手の固くなった物を掴み)
(耳を舐められ、鳥肌をたてながら背を伸ばした)
はぅ…、んん…、
(耳を噛まれる度に、声を漏らした)
はぁ…、はぁ…、私…、私……
(振り返り、相手を見つめて)
だめ…、我慢出来ないわぁ…、私…を……
抱い…て………?
(ドレスを降ろし、下着姿になって)
抱いて・・だと?
随分自分に・・素直なんだな?
(ズボンとトランクスwを脱ぐと、その場に座り込み、対面座位でヴィオレッタ)
(抱きしめるが、逸物は挿入せず。しばらく下着の上から焦らすように撫でる。)
(そのうちに、ショーツを剥ぎ取り中指を潜り込ませ、顔を覗かせた)
(花芯に溢れて来る蜜をまぶしながら、親指で撫で回し更に焦らす)
欲しいのなら・・何が欲しいのか、自分の口で言うんだな。
(向かい合い、抱き上げられながら)
だって…私……、もう……
あなたの、仕業でしょう?
あなたが、変な物を使うから……はぁ…はぁ
(背中に手を回し、抱き合い)
……お願い……
んんっ…!はぅ………。
あなたの、おちんちんで、私を突いて欲しいの……
(瞳を潤わせながら見つめて)
出ないと私……嫌なのぉ……
(消え入るような声で)
(逸物の先端で、ヴィオレッタの潤んだ秘裂を焦らすようにくすぐった後)
(一気に根本までを没入させる。)
ほぉ・・これは・・中々・・・。
(ヴィオレッタの意思なのか、それとも秘裂の奥自体が意識を持った生物の様に)
(そそり立った逸物にまとわり付、精気を吸い出そうと蠢く)
だが、直ぐに終わらせては、もったいない体だ・・・。
(ヴィオレッタの体を抱えると、下から突き上げ続ける。)
うふふ…、はぁ…、入ってきたわぁ…♪
(直ぐに肉棒を締め付け、吸いとるように膣がうごめいた)
うふふ、私を抱いたのが運の尽きね……。
あなたの力、たくさん私に注いでね…?
あぁん…、んん!
良いわぁ…♪持っと…、たくさん突いて…♪
(洸惚とした表情のまま、口をあけ、相手を求める)
深い…わぁ……はぅ……♪
運の尽きか・・・そう上手く行くかな・・?
(ヴィオレッタの言葉を聞きながらも、行為を止めることなく味わうかのように)
(腰を突き上げていく。)
(求めるように開いた、ヴィオレッタの口を塞ぐと、ねっとりと舌を絡め)
(唾液を交歓したり、舌先で上顎のうらをくすぐる)
食らい尽くされるか・・搾り取られるか・・・。
そうなるなら、所詮オレも・・・二流・・の退魔師・・・。
(ヴィオレッタの中で、逸物が膨れ、熱い白濁粘液をほとばしらせる)
わからない…、はぁ…、気持ち良いわぁ…
あなたから、力をもらってるの……。
ちゅ…くちゅ……ほら……もっと、深く…あぁん……
(応えるように舌を絡め)
はぁ…、くるの……?
あ、あぁん……♪
(ワンテンポ遅れて絶頂を迎え、ぎゅっと抱きしめながら)
(貪るように膣がうごめいた)
はぁ…、はぁ…、おいしかったわ……
ふふふ……
ふぅ・・・・中々の味だな・・・。
で?第2ラウンドも楽しませてくれるんだろうね?
【お時間とか大丈夫でしょうか?】
うふふ、大丈夫なの…?
なら、何度でも…、ほら、来て……?
【眠気が催して来たので】
【凍結か、このまま交わり続けたとかそういう〆でお願いしたいです】
【了解しました】
【凍結でお願いできますでしょうか?】
【ヘタヘタロールに付き合っていただき、有難うございました】
【それでは凍結でお願いします】
【明後日もしくは来週の木曜以降なら大丈夫です】
【此方こそ、拙いロールをすみません…】
【時折、確認してお時間が合えば御相手願います】
【その時まで、お元気で。】
【今晩は、有難うございました。お休みなさい】
【了解しました】
【ありがとうございました〜】
【こちらこそ〜】
【では、失礼致します〜】
【名前】川村 喜屋武
【年齢】25歳
【性別】男
【サイド】ぎりぎり退魔より
【組織】警視庁
【サイズ】 体重63` 身長173cm
【容姿】茶色のコート、スーツ
【得意】NG以外なら
【能力】目潰し、取調べ、強制捜査
【武器】 メフィストフェレスの腕(右腕)、ニューナンブ
【NG】グロとかスカとか
【弱点】右腕以外のすべての部分
【備考】現役の刑事(若造)。ある悪魔信仰集団のサバトへ他の刑事たちと踏み込んだ直後信仰者からの凶弾で右腕を負傷
その直後パニックを起こした他の信仰者たちに負傷した右腕を散々踏み潰され死に掛けていたところをたまたま
召還されていた大悪魔メフィストフェレスに救われる。
なお右腕に宿るメフィストフェレスの力は本来のメフィストフェレスの力の1000分の1のため大した力は使えない
おまけに全力を出すと生身の体が負荷に耐え切れず負傷してしまう
初キャラです
お手柔らかに
ミスったorz
落ちますね
【さて、1時間ほど早いですが、朝山さん待ちで待機させていただきますね】
【
>>865こんばんは、実はいたりしました】
【書き出しは、こちらからでよろしいですか?】
>866
【はい、適当に合わせていきますので】
【
>>867はい、では…】
(晴天の元、黒いサングラスをかけた男が電柱に身を隠すようにいた)
よし…今日こそ、頑張って誘うんだ…!
(男の視線の先は、眩い光を反射する、私立水ヶ瀬学園の校門。
本来男が来ることの無い筈の学校の前で、彼はある人を待っていた)
たまたまここから出ていく優希さんを
見掛けたからいいけど、今まで躊躇してきた…
だけど今日は決めたんだ、あの日のお礼をちゃんとして、
そして男として、ちゃんと向き合い、自分の気持ちにケジメをつけるんだ…!
(下校中の生徒から、いかがわしい視線を向けられているのにも気付かず、
一人ブツブツと怪しげに、電柱の陰で決意を語るサングラスの男がいた)
【こんな感じでお願いしますね】
やれやれ―――。ようやく授業も終わりました…。
(はぁ、と深々と溜息をつくとぐいっと背伸びをして)
それにしても、みんな都合がつかないなんて、はぁ…。
みんな、部活かアルバイトか、他のヒトとの約束があるか……
まあ久々に一人で帰ることが出来て、それはそれでいいんですけど
(ふいに、まだ明るい空を見上げて、再度溜息を吐く)
―――なんだかなぁ。
(と、丁度校門を出ると、人影には気付かずにどんどんと突き進み)
【では、よろしくお願いします】
あ…で、出てきた!
(黒髪を揺らしながら、彼女が出てきた。
学校の制服は、昼でみるなら普段の女子高生だ)
よし…頑張れ、俺…誘うんだ朝山遠矢……!
(フルフルと、体が痙攣を起こしたように止まらない。
だが、ここまで来て今更引けない、やらないと行けない)
(震える体を無理矢理動かし、足を彼女の元へ駆けていく)
ゆ、ゆゆゆっ、優希さあぁぁんっ!
(どもりながら、片手を振りサングラスの男が優希さんに迫る)
(周りの生徒から白い目で見られ、中には悲鳴を出す女子生徒まででる始末)
―――…!
(襲い掛かってくる男に気付き、身構える)
まだ日が出ているうちから婦女子を襲うとは、なんて不埒な!
そのような変態さんは妖魔でなくとも、撃退して差し上げますッ!
(男に向かって駆け出すと、アスファルトを蹴り飛ばし跳躍―――。
力強い蹴りが男の側頭部へと襲い掛かる)
いぃぃっ、やぁっっ!!
え、襲う…変態…!?
(突如、優希の周りの空気が闘気に張りつめていく。
そして彼女が身構え、それが戦いの方であることを理解する)
ちょ、ちょっと待って優希さん!
俺です、朝や―――へぶぅぅぅぅぅ―――!!
(そして弁解の余地も無しに側頭部に足が迫り、
避ける間もなく直撃を受けてしまい、体が吹っ飛ぶ)
(それと同時にサングラスが吹き飛び、素顔があらわになる)
うう…優希さん……何故………
(涙目になりながら、地に体を預けて虚ろげに言葉を吐く)
ふぅ―――、成敗完了!
……って、あれ?
(改めて、どこか見たような顔に首を傾げて)
……もしかして、朝山さんですか?
どうしたんですか、そんな格好で―――襲い掛かってくるなんて。
はっ……まさか、とうとう朝山さんの妖魔としての血が暴走し、
見境なく女の子を襲うようになったのでは!?
(ずーんと表情を暗くすると、ふふふふふ…と不気味な笑い声を漏らして)
そういうことなら早く言ってくださればよかったのに―――。
私があなたを止めて差し上げたのに…。
(にじりにじりと、一歩ずつ詰め寄って)
はい、まさかも何もなくて、朝山遠矢です…
それと…お久しぶりです、優希さん……
(彼女の首を傾げる様子に、うめき声を上げるように喋る)
な、何を言っているんですか!
俺はまだ大丈夫ですよ!!
それになんでそんな危ないオーラを全開に出しているんですか!?
(不気味な笑い声を聞き、本能的に危険と感じて立ち上がる。
側頭部を打たれたが、頑丈な半妖の体にこの時感謝した)
サングラスは…ちょっと人が多い場所に来るのは初めてで、架けてしまいました。
それと、今日は優希さんに少しお話が会って来ました。
だからそんなに殺気を丸出さずに話を聞いて下さい、お願いします!
(ハァハァと過呼吸気味に息をつきながら、
にじり寄って来る彼女を必死に説得をする)
はぁ…久しぶりといえば久しぶりですけど。
(まだ警戒しているのか、構えはそのままで見下ろし)
貴方もおかしなことをいいますね?
人間誰しも、身に危険を感じたら自己防衛という形を取るでしょう。
私はその延長上のことをしたまでです。迎撃、という名の自己防衛を。
(じぃーと胡散臭げに遠矢を見下ろして)
はぁ…なんでサングラスなんかかけてきたんですか?
誰からか、追われてたりしてるんですか?
(感情はすこぶる悪そうで、しかめっ面をしながら)
……話? はぁ……、まあそう仰るのであれば、聞きましょう。
自己防衛…確かにそうかも……。
俺の姿は怪しかったから、こうした行動選択を選んだわけですね。
けど、側頭部はマズイじゃないんですか!?
相手が俺だったからよかったですけど、下手したら死にますよ!?
(こちらを見下ろす視線に合わせようと立ち上がり、立ちくらみにあいながら反論する)
ああ…サングラスは……、
なんだか、こういうあまり来ない場所に来るのはちょっと……
だからかけて来ましたが、とんだ目に会いました……。
(重い溜め息をつきながら、痛みの残る側頭部を撫でる)
あ、話、でした…。
(顔をこわばらせ、直立不動の姿勢になる)
その…優希さん、あの日のお礼がしたくて、ここに来ました。
あの日、って言っても覚えてないと思いますが………
と…とにかく、優希さんにお礼をしたくてここに来ました。
(片手をポケットに手を入れ、二人分のチケットと財布を握り締める)
(言葉が震えている。だが、言わなければならなかった)
大丈夫。手加減はしておきましたから。
―――あっさり気絶させてやるほど、私は甘くないですよ?
ふん捕まえて、さらし者にしてから、警察に通報してやります。
(剣呑な雰囲気はさらに深くなり、じとーとした視線で睨み)
それが良く分からないんですけど…?
あまり来ない場所に来るのにサングラスをかけてくる必要あるんですか?
(不思議そうに首を傾げて)
はぁ…お礼、ですか。
別に何か礼をされる覚えはないんですけど、ね…?
(はて、何があったかな、と思い出しながら)
……うーん、別に私も今日は用事がありませんから、お付き合いしてもいいですけど…。
そ…そんな……
(剣呑な雰囲気に飲まれ、思わず後ずさる)
うーん…なんでかな?
なんとなく、としか考えられませんね。
(自分でも分からない行動に頭を横に傾ける。
自分の深層的な部分な気付かず、疑問を抱えたまま)
やっぱり…覚えていませんよね。
けど…俺にとっては……とても…
(優希の様子に肩を落とし、ブツブツ呟きながらまた溜め息をつく)
えっ…本当ですか!?
あ、ありがとう、ございますっ!
(うなだれていた遠矢だが、彼女の言葉を聞き、表情を明るくし体を上げる)
じゃ、じゃあ俺が今から案内しますね!
映画館なんですけど、構いませんか?
(一歩彼女に近付き、巻くし立てる様に話し掛ける)
(その瞳は喜びの光をともし、ポケットに入れた手を更にぎゅっと握り締めた)
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なんとなく、ですか―――。
……まあ、今日のようなことになると思いますので、
これからはあまりサングラスはかけないほうがいいと思いますよ。
少なくともそういう怪しい格好のときには。
(はぁ、と軽くため息をついて、遠矢の服を見て)
…すみません。
(バツが悪そうに頬を掻いて)
ええ、忘れてた私に非がありますし、折角の申し出ですから。
それにこうして誰かと遊びにいくのは久しぶりですからね、喜んで。
(小さく頷くと、おや、と眉をあげて)
映画館ですか―――、そういえば私、映画館って殆ど行かないんですよね。
ほとんど、レンタルで済ませてますから…これは良い機会ですね。
それじゃあ、参りましょうか? いつまでもここにいるわけにはいきませんし。
【すみません…落ちられたのでしょうか?】
【これめんなさい…マシントラブルで少々・・・】
【別のマシンに変えましたから、少々お待ちを・・・】
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【うーん……はい、分かりました】