新規参加ガイドライン
・まずは役作り
役職ガイドラインを参考に、なりきる役柄・名前(名無しも可)・屋敷との関係・大まかな性格を決めてください。
容姿やセクース時のスタンス(受け入れる嫌がる優しく強引etc)等、細かく決まっていればなお良し。あとで付け足しても良し。
キャラ紹介テンプレは必要ありません。今は役を問わず、責め側を切に希望中(藁
・最初から飛ばす必要は無い
屋敷の人間としても当然新人。役としてはともかく、演じる方は無理なことはさせません。(と言うかさせないように)
屋敷での生活を描きつつ、他人の行為を覗き見る、おもわず自慰する、という程度でも。
表現しにくい(苦手な)行為があれば、あらかじめメアド欄で言うように。
・時間合わせがカギ
参加時間を前もって伝える、早めに待機する、呼びかけてみる等で、開始・終了時間も早くできます。
待機者が出てこないと、ずるずると開始時間・終了時間が遅くなるので注意。情報伝達はメアド欄を活用してください。
・破綻しない程度の裏設定は可
実は粗相をしたところに隠しカメラがあった、隠し通路から先回りした、恥ずかしい写真をもっていたetcetc
お仕置きやエチをするための、雰囲気に合うその場限りの設定は、ある程度許可されます。部屋の創作も自由。
ですが、それにより住人の続行が難しくなる(妊娠とか)ようなものは、当人に確認してからでお願いします。
・技量は問わない。連携ができるか否か
最低限の日本語・文章力は暗黙の必須条件ですが、早さ・緻密さなどはさほど問いません。(あればなお良し)
それよりもまずは、他の参加者とどう連携が取れるかどうかが重要です。
自分が考えた展開に無理に向かせるのではなく、場の流れに乗った行動を心がけてください。
合言葉は「ネタが潰れても泣かない!」
・私信はメアド欄で
役を介して私信をすることができない素の内容は、メアド欄で行って下さい。雑談は他でやって下さい。
待機・撤退宣言、プレイの可否、制限時間、状況説明他、字数制限が厳しいので、必要な内容を簡潔に。
本スレを舞台、自分を俳優・女優と思い、表立って雑談・情報伝達が見えるようなことは控えましょう。
役作りガイドライン
役割は(常識の範囲内で)重複可能。メイド以外は「名無しの○○(屋敷との関係)」や本当の名無しも可能です。
なお下記の制限は、「一般的に考えたらこう」という程度です。当事者同士で合意がなされればそちらを優先してください。
・屋敷の住人
血縁関係又は養子縁組、居候、執事等、屋敷で生活しているメイド以外の住人。御主人様は共有の役名です。
屋敷の全権を握っているので、いろいろと強要したり行為を許可したりできます。(致命的なプレイは当然不可)
ただし、ご主人様は「名無しの」ですので、実子などの設定の場合は苗字が付けられません。
・お客様
関係は何でも。住人やメイドの友人知人、取引先関係、公的な仕事や他のお屋敷の関係者などなど。
住人にとって大切な人であるため融通が利き、メイドに対しての発言にもある程度強制力が働きます。
・宿泊客(基本的に一時利用のみ)
屋敷に一夜の宿を求めに来た宿泊客。アポ不要。宿泊費無料。もれなくメイドさんのご奉仕が待ってます。
基本的に発言に強制力は働かず、ソフトプレイ中心です。どうしてもという時は、脅迫などを併用してください。
ただし、メイドによっては無理な要望(アナル・SM・イメージプレイ・女王様etcetc)を聞き届けてくれることも……
・メイド
屋敷で、ご主人様のお世話とお客様の応対をする、このスレのもう一人の主役。
できる限り名前を設定し、性格・容姿・セクース時のスタンスもできるだけ決めて下さい。そのほうが格段にやりやすいです。
基本的に、入った翌日には新しく入った旨が他の住人に伝わります。が、新人である事をしばらく引っ張ってもかまいません。
採用云々を飛ばして、初日から仕事をしてもいいですし、住人や客人からメイドに変わることもまた可能です。
最初はどんな立場でどういうイメージなのか、漠然でもいいので決めてみて下さい。詳しい容姿や設定などはあればなお良し。
ただ最初に不必要な設定を作ると逆に泥沼にはまる場合もあるので、必要な情報を後から追加していくのが楽かもしれません。
本スレ内で容姿などを表現しにくい人は、別途雑スレでプロフ形式で公開してもらってもかまいません。
スレの趣旨は「他キャラと絡んでエロい事を楽しむ」ことです。
実生活に近い空気の役の世界をお楽しみください。
現在の主な屋敷の住人達
(前スレに登場していないキャラに関しては割愛させていただきましたが
再登場を拒むものではありません。復帰する場合はその折に自己紹介をお願いします)
名無しの御主人様
言わずもがな、この屋敷の主。 メイドたちの粗相に対して数々の「お仕置き」を下す。
(スレ参加者全員が使用可能である共有の役名です。このキャラ自体は細かい設定を持っていません)
客人
会河 紳一
主人の仕事上の付き合い相手。常に紳士足れと思っている。
最近、屋敷の空気に振り回されているのか空周り気味。
海野 寅行
たまたま通りがかって以来、時々泊まりに来る学生。
気が弱く、誰に対しても敬語で話す。
使用人(メイド)
里村 志保
幼い頃、孤児だったのを拾われて主人を父親のように慕う。
亡き夫・伊達雅彦との間に生まれた息子――雅志がもうすぐ一歳を迎える。
萩野 瑞葉
伯父である主人を慕うあまり実家を飛び出してメイドとなったが
現在は主人の養子の瀬名に気持ちが傾いている。
留萌 みかさ
元気で明るい健康的なメイド。 柔道と合気道合わせて三段。
実家の経営難がきっかけで屋敷のメイドに。地元に恋人がいる。
椿 杏樹
掴みどころのないお姉さん系天然メイド。
退行癖?があり、幼い少女と大人の女が入り混じったようなふわふわ不可思議な性格。
赤城 冬果
事故で話せなくなったメイド。リハビリを終えてすぐこの屋敷へ来た。
連れ添っている愛犬は、グレートピレニーズのボーセ。
奥津 夕呼
元女珍走団の不良メイド。チームメンバーが起こした交通事故の責任をとって
莫大な慰謝料と医療費を払うためにお屋敷に来ている。素行が悪いが意外な所で真面目。
香山 絵理
何かに追われて、屋敷に逃げ込んできた元女子高生メイド
助けてくれた三条に一方的に思いを寄せているが……
古河 涼
最近お屋敷で働き始めた新人メイド。いつも優しげな(余裕ありげな?)笑顔を浮かべている。
普段は真面目で淑やかなお姉さんといった感じだが、実は…?
使用人(メイド以外)
名無しの執事
謎多き執事。 屋敷の規律を保つのに一役かっている。
柏葉 瀬名
屋敷専属パティシェ&コック兼主人の養子、性格ヘタレな今時の若者。
元学友である同級生の瑞葉に想いを寄せている。実母は元主人の屋敷のメイド。
三条 望
屋敷専属となった医師。 一見温和で誠実そうに見えるが、
某メイド曰く「変態セクハラ破廉恥陰湿ドスケベエロヤブ医者」とのこと。
葦名 由依
主人の傘下の葦名家の娘。主人と父との約束により、屋敷の見習い執事及び秘書となる。
幼少の頃より主人を慕っており、その初めても主人に捧げた。
飯塚 正哉
名無しの執事の下で修行中の執事見習い。
敬語は後付。精神修行も技術も、屋敷の水準と比べるとまだまだ幼い。
山城 雄児
お屋敷専属のコック。
料理の腕は確かなのだが、屋敷に来る前の出来事せいか性格にやや問題あり。
丹波 大
お屋敷の専属植木職人だが、謎が多い
どうやらどこかの御曹司のようだ。
百舌鳥 洋介
綾峰家執事。名無し屋敷で仕事を学び、自分の屋敷でその経験を活かすために派遣される。
しかし肝心の本人は、仕事に対してあまり熱心でないようだ。
失礼いたします。エロパロ板より移転させていただきました。
こちらのスレは書き方がSS系に近いため、始めは戸惑われるかもしれませんが、
既存の住人の方、また新たに参加される方共に、是非とも仲良くやっていきたく思っております。
8 :
名無しな蕎麦屋:2005/04/05(火) 00:06:29 ID:???
ようこそ…オリキャラサロン板(仮称)へ。
つまらないものですが引っ越し蕎麦です。
みなさんでお食べ下さい。
つ【もりそば20人前】
「ふぅ」
自分の荷物が入ったトランクを、玄関ロビーにひとまず置くと新館の窓を開けてみる。
「今度からここが新しいお屋敷なんですね〜。明日の朝から早速お掃除頑張らなきゃ」
「ここが新しいお屋敷ですのね?」
新館に足を踏み入れて様子を伺っていると、早くも来客が。
>>8 「あ、ありがとうございます。本当は私たちからご挨拶に伺わなくてはいけませんのに……」
恐縮しきった様子で頭を深々と下げる。
「これからよろしくお願いします」
>>8 「まあ、どうもご丁寧にありがとうございます。こちらこそどうぞよろしくお願いしますね〜」
蕎麦屋から蕎麦を受け取りつつ、軽くお辞儀。
>>10 「見てみて瑞葉さん、おいしそうー。私、御主人様に1人分お渡ししてきますね♪
残りは後でみんなで食べましょう」
1人分を手に持ち主人の部屋へ行こうとする。
新しいお屋敷に足を踏み入れ、そっと深呼吸するように目を閉じて胸一杯に息を吸い込んでみる。
「………」
香しい木の匂いがした。
そっと目を開け、嬉しさの余り傍らのボーセに呟く。
「長いお引っ越しだったわね」
「ワウ!」
白い友は短く一言吼えて返すと、早くもお屋敷の中の探索に走り出していった。
久しぶりに屈託無く笑って、それを見送った。
>>11 「あ、杏樹さん、ありがとうございます。
じゃあ残りは私がお台所にでも運んでおきますわ」
とりあえずカートを持ってくると、ガラガラとそれを押して厨房へ向かう。
「…ふう」
軽くため息をつきながら屋敷の門の前に立つ
「紆余曲折あったが無事済んで、まさにめでたい」
そう言いながら、新しいお屋敷へと歩を進める
「紆余曲折ありましたが、新天地、と言うのも悪くはないものですな……」
感慨深げに新しい屋敷の姿を眺める。
「さて、飯塚も成長してきたことですし、私の余暇の時間が増えるといいのですが」
などと目を細めながら独りごちる。
「おいシェフ、いるんだろ? 初仕事だぜ」
相変わらずの口調でぶっきらぼうに厨房の扉をガンガン叩いて開かせる。
「頂き物の蕎麦用の汁と、葱を刻めってさ。伸びちゃうから早くな」
新しい土地というのは毎回不安なものですが…
特に今回は胸に期するものがありますね…
無事、新しい土地に慣れることができればいいのですが…
新しいお屋敷を見上げ、意味ありげな視線を送った後で、陰湿に頬を歪ませる。
…どうやらここ最近、仕事にかこつけたセクハラをしていないのでいろいろ溜まっているようだ。
「それにしても引越し蕎麦というのは…新しい住人が送るものではなかっただろうか…」
医務室に荷物を運ぶ途中でふと呟くと、小首をかしげた。
新館の厨房で座り込み、調理器具をダンボールから出している。
「えーと忘れ物は無し。
新しい館の厨房機器もなかなか、いいものが揃ってるみたいだな。とりあえずは問題なし、と」
「春だし、新しいメイドの子も来たりするのかな。なあなあちょっと楽しみだよなー」
同じく作業中の山城に話しかけている。
お屋敷からお引越しのお知らせが来たのでさっそく手伝いに行こうとするが。
「……、……ダメだー、花粉がぁ〜」
鼻声で小さく叫ぶと家の中へUターン。
サングラスとマスクのかなりあやしげな格好で屋敷の門をくぐる。
「御主人様、今厨房で山城さんにお蕎麦を作ってもらってるみたいなので、もう少し待ってて下さいね。
これ?これは見本なんです。
すごいんですよー、だってお蕎麦屋さんが20人分も下さったんですもの。ふふっ」
主人と楽しげに語らった後、由依に睨まれながら部屋を後にする。
再び廊下を歩いていると
>>20の奏を見つける。
「……あらら? あれって…奏、ちゃん?」
花粉症に縁がないので、なぜああいう格好をしているのかがわからず、不思議そうに首を傾げる。
「銀行強盗のコスプレとかなのかしら〜…」
既にお屋敷の中の探索&匂い付けを終え、早くも庭の下見に出ている。
暫く中は引っ越し作業でドタバタしている筈なので、静かな場所に行きたかったのもある。
やがて見つけた見当たりの良い場所で寝っ転がり
お屋敷の喧噪から目を背けるように空に向かって鼻面を向け、欠伸をかました。
後はうたた寝でもしながら、冬果がご飯の為に呼び出すのを待てば良い。
――― 一分後、早くも白い毛並みの犬は寝息を立て始めていた。
蕎麦を厨房に届けると、使い終わったカートを押して新しい自室へ向かう。
と、自分の飼い猫のセナを入れておいたバスケットが空になっている。
「……もうっ、また抜け出しましたのね?」
とはいえ鍵をかけ忘れていたのは自分なので、慌てて探しに出る。
が、意外にもすぐに屋敷裏手の開けた場所で、ボーセに寄り添うようにして眠っているのを発見する。
「よかった……ボーセさんと一緒なら、しばらくそのままでも良さそうですわね」
胸を撫で下ろして屋敷内に戻ろうとすると、
>>20の人影が目に入る。
「え……? どなた……ですかしら。なんだか、変な感じ……」
あからさまに怪しく見えるその姿に、その場で固まる。
「新しい屋敷に来て、メイド達も嬉しそうだな。ようやく彼女達の笑顔を見られて私も嬉しいよ」
軽く微笑み、引き続きダンボールに入っていた自分の事業に関する書類を片付ける。
しばらく屋敷内をうろついていたが(新館で迷っていたとも言う)さすがに屋内でサングラスは
あやしいと思い顔から外し、きょろきょろと辺りを見回す。
「…誰もいないのー?」
自分を見つけた杏樹にも気付かず、先程から一人以上の足音は聞こえるのに全く人に出会わない。
さらに。
「……お腹すいてきた。そうだ、厨房を探そう!瀬名さんのデザート♪」
空腹から一瞬心細さを覚えるが、連想ゲームのように、いつか瀬名の作ったケーキが頭に浮かび、
心細さはあっという間になくなる。
急に軽い足取りで厨房へ向かう。
「新しい環境…丁度今の季節には相応しいのかもしれませんね…」
まだ何も荷物が置かれず閑散とした新しい医務室の中をぐるりと見回した後で、
感慨深げに窓から見える桜の木をしばしぼんやりと見つめていた。
「春は…健康診断の春ですからね…」
「ソウですね…マイン・ヘル」
そう言って主人の片付けを手伝うエカテリーナ
こっそりと不審な人影の後をつけていくと、サングラスが外されたところでようやく奏だと気付く。
「なんだ、奏さんでしたのね。奏さ……」
声をかけようとするが妙に素早く厨房の方へ行ってしまったので、一人取り残される。
「あ……」
そして、少し手持ち無沙汰気味に屋敷内を見回っていると
いつの間にか主人の部屋の前へ来ていたり。
「……おじ様、いらっしゃいますかしら?」
そっと伯父である主人の部屋を覗いてみる。
「もぉー、全然地図と違うじゃんか」
少々古いメイド募集のチラシの地図を片手に、新しい門の前に一人の少女が立っている。
学校の帰りだったのか、制服のままであるがどこかで見た事のある制服…そう、凛香と梓紗と同じ制服。
ぴんぽーん
「………」
ぴんぽーん
最初のチャイムから30秒も経っていないというのに再びチャイムを押してみたり。
「誰も来ない…よしっ、お邪魔しま〜す」
>>27 「ああ、ありがとうエカテリー… えーと…。エカテリーナだったな。
すまんな。どうも年を取ると片仮名に弱くなる」
名前を呼ぶ際に舌を噛みそうになってしまい、苦笑してそんな冗談を言ったりする。
>>28 >「……おじ様、いらっしゃいますかしら?」
「瑞葉か? どうしたんだ、そんな所に立ってないで入って来なさい。
ついでにまた、この部屋の片付けでも手伝ってもらいたいんだがね」
瑞葉を呼び寄せる。
荷物の整理もそこそこに、新調されたデスクに向かう。
「里村さん、椿さん、留萌さん…(中略)…萩野さん、白河さん、桜庭さんか…
ダンボールから今まで在籍したメイドのカルテの山を取り出すと、
なにかの順番にカルテを入れ替えていた。
「やはり、大は小を兼ねるといいますし…楽しみは最後にとっておきましょう。
検診の順番は小さいほうという事で決定ですね、後ほど飯塚さんにお伝えしなければ…」
薄暗い部屋の中、ひとり歪んだ微笑を浮かべていた。
>>30 >そんな所に立ってないで入って来なさい
「は、はい。おじ様、エカテリーナさん、こんばんは……」
おずおずと、まだダンボール箱も残っている主人の部屋に入っていく。
「何から片付けましょう? ご本からにします?」
壁際の本棚前に積み重ねられた本をチラリと見て問う。
>>29 引っ越し作業で慌ただしい中、呼び鈴の音に気づいて急いで玄関へ向かう。
家具を運び入れる為、扉は開いたままになっており、そこに訪問者がいる筈だったが…
「あら?」
扉の外には誰もおらず、辺りを眺め回してみるがやはり誰も居ない。
「帰っちゃったのかしら…」
>30
「イエ、たいして気にしておりませンヨ、マイン・ヘル」
そう言って書類を渡したところで瑞葉に気がつく
「ア…フロイライン・ミズハではないでスカ、ドウしたのでスカ?」
そう尋ねた後、ふと何かに気がついたように…
「…ソレでは、ワタくし他の仕事が残っているので失礼いたしマス、マイン・ヘル」
そう言って気を利かせて部屋から出る
勝手に入ったものの、不法侵入やらなんやらで怒られたらまずいと思い引き返してくる。
すると玄関には
>>33の姿が。
「(げっ!やばっ…)」
思わずいつもの癖(どんなだ)でその辺にあった柱の影に隠れる。
遠目に冬果の姿を見ていたが不意に『わん』という声と『にゃー』という声が聞こえ
「きゃーーーー!!!!!」
屋敷全体に響いたのでは無いかと思うほどの大きさで叫び声をあげその場にへたり込む。
もちろん声の主はボーセ、とその上に乗っているセナ。
>>35 物凄い悲鳴が聞こえたので慌てて振りかえると、柱の影で腰を抜かしている女の子と
その傍らに(いつの間にか姿を消していた)ボーセをセナちゃんの姿を発見する。
「だ、大丈夫ですか。お客様?」
何か粗相があったのかもしれないと、慌てて駆け寄り、立ち上がる為に制服姿の女の子に手を差し伸べる。
>>32 >何から片付けましょう? ご本からにします?
「そうだな、じゃあまずはあっちに積んである本の中で、古くなって傷んでいるものを処分してもらいたいんだが…」
エカテリーナの前で、自分に近づいてきた瑞葉を抱き寄せる。
遠慮してエカテリーナが出て行くと、行為を更にエスカレートさせる。
「……やっぱり気が変わった。片付けは明日だ」
瑞葉の背中を壁に押しつけて、顔を近づけると片手でスカートを太股が見えるぐらいまで捲り上げる。
「久々に瑞葉に夜伽を頼む事にしよう。最近は客人ばかりにお前を取られていたからな」
>>36 「あわわわわわ……」
気が動転しているため、目の前の犬と猫が何かの化け物に見えてしまい立つ事ができないでいる。
>「だ、大丈夫ですか。お客様?」
「きゃっ……!!」
冬果に声を掛けられ小さな悲鳴をあげる、と、同時に我に戻る。
「あ、あ、あ、あの勝手に入ってゴメンなさい」
冬果の手を借り立ち上がると、とりあえず勝手に屋敷に入った事を詫びる。
「いや待てよ…やはり小さいは小さいでいいところもあるはずだ…」
見習い執事に電話をかけようとしたのだが、一度躊躇し考え直す。
他愛もないことなのだが、本人にとっては重要らしく、
朝日が昇るまで、ぶつぶつと囁きながら部屋の中をぐるぐる歩きまわっていた。
「3サイズの再検査はどうしてもはずせませんね…」
>>34 「あ、エカテリーナさん……」
何やら気を利かせたかのように部屋を出て行くエカテリーナを引き止めようとすると
主人によって壁際に追い詰められてしまう。
>>37 「お、おじ様……いけません。まだお引越しも済んでいませんのに……んんっ」
しかし強引に責められることで、徐々に火がついたように身体は火照りだし、
主人の愛撫に身を委ねていってしまう。
「あ……あっ、あん……本当に、いけませんわ、おじ様……おじ様ぁ……っ」
鼻にかかった甘い喘ぎ声を漏らして、実の伯父から与えられる甘美な快楽に浸り、
やがて自ら進んで奉仕を始めていくのだった。
「ん、ふぁ……んんっ、久しぶりの……御奉仕……嬉しい、ですわ……」
>>38 「いいえ、こちらこそ応対が遅れてしまったようで本当に申し訳御座いませんでした。」
目まぐるしく反応を変える女の子に少し親しみを覚えながらもキッチリと非礼を詫びる。
「ボーセ、下がりなさい。お客様が驚いてらっしゃるから」
いつまでも離れないボーセに注意を促すが、何が気になるのか
彼は女の子の身につけている制服にひくひくと鼻面を押しつけていた。
「あら、その制服…」
確かこのお屋敷内でも通っていた人がいる学校の制服で有った事に気づく。
「…あ、と失礼しました。何かご用件があれば私がお取り次ぎさせて頂きます」
>>41 頭を下げる冬果につられこっちもおもわず頭を下げる。
「そんな、遅れただなんて全然、私が先走りすぎたんですよははは、はははは」
確かに対応は遅くは無く、どちらかというと早かったと思う。
>「あら、その制服…」 >「…あ、と失礼しました。何かご用件があれば
「ふぇぇ……え?どうかしたんですか?この制服?」
制服についてボーセに、冬果が関心を示したので頭の上で「?」が浮かぶ。
「あー、そうそう、これなんですけど〜、まだやってます?コレ」
そう言うと、手に持っていたチラシ(凛香が学校で落としていた)を渡す。
ゴミを片付けて自室に戻ろうとカートを押していると、主人の部屋の前を通りがかる。
「開いてるー。…!」
中を覗けば、主人と瑞葉が大胆に絡み合っているので
顔を赤らめて早歩きでその場を去ろうとする。
「…だめだめ。こういう時は見ないふり、見ないふり」
「……でも。瑞葉さんいいなぁ。
私ももうちょっと残ってたら、御主人様に可愛がっていただけたのかしら〜」
今夜は主人の夜伽相手を出来なかったので、少し頬を膨らませて拗ねたりする。
「ようっし。明日の朝は、私が起こしに行こうっと」
>>42 「あ、いえ、見覚えのある制服だったものですから、お気になさらないで下さい。」
凛香さんや梓さんとは関係無いのかしら?と心の中で呟く。
「あ、募集の公告を見られた方なのですね、はい、勿論歓迎させて頂きます。
只今、御主人様にお取り次ぎ致しますので少々こちらにかけてお待ち下さい。」
女の子を手近な場所へと案内し、ソファを薦めて、自分は主人に連絡を取ろうとするが
何故だか連絡がつかずに困ってしまう。
他の責任者も引っ越しのドタバタで掴まらず、困り顔のまま、案内した部屋に戻っていく。
「ごめんなさい、ちょっとこちらの都合で責任者と連絡が取れませんので、もう少し待って頂けますか
ええと… お名前を伺って宜しいでしょうか? 私は赤城冬果と言います。こちらでメイドをしている者です。」
ボーセの背中に乗ったまま屋敷内へ戻ってきたのだが
何やら見覚えのない少女に死ぬほど驚かれたり
冬果にたしなめられたりして、つまらなくなったらしい。
ヒョイっとボーセの背中から降りると、お礼のつもりなのか一声鳴いて走り去る。
部屋の位置は覚えていたらしく、そこへたどりつくと
飼い主の瑞葉が見当たらないので、移動用のバスケットに勝手に入り込んで、また眠りにつく。
>>44 >「あ、募集の公告を見られた方なのですね
「本当ですか〜?良かったぁ、こんな遠い所まで来てダメだったらどうしようって思ってたんですよ〜」
歓迎すると聞き、さっきまであった困惑と怯えと不安が消えるが
>「ごめんなさい、ちょっとこちらの都合で責任者
再び不安になり、モロに顔に出てるのだが本人は気が付かない。
「あ、えっと竹内遥(たけうち はるか)です、よろしくお願いします」
>>46 不安が顔に出ている彼女を宥めるように横に座って話す。
「竹内遥さんですね。ごめんなさいね、ちょっと今忙しいモノだから…
取り敢えず、貴方が良ければここでお待ちして頂いてもいいですし
また都合の良い日に来て頂ければ幸いなのですけど、どうしましょうか?」
>>47 時間が時間な上、ここまでどうやって来たのかあまり覚えていない為帰るに帰れない。
「えっとぉ、そのぉ〜、よかったらここで待たせてもらってもいいですか?」
冬果の質問に答えると、まだ何か言いたいのかもじもじしている。
「それとですね、私ここからどう帰ればいいのか分からないんですよ…
だから、その……一晩泊めてもらってもいいですか?」
>>48 思わぬ相手の提案に、ちょっと目を見張って驚く。
実はそのまま住み込んで貰う事がもっとも良い方法だったのだが
まさか相手から申し出てくれるとは思っていなかった。
「ほんとにそうして頂けるの? ならそれが一番いいわ。 ええと、そうね…
貴方をお泊めできる部屋は多分もう出来てるから案内します。こちらへどうぞ」
そう言って遥を部屋まで導き、部屋の中を一通り案内してから、彼女を残して一人で部屋を出る。
「さて…」
そうしてから、彼女から聞いた大体の話で簡単な紹介文をメモに書き、最後に「2F客室に在中」と記して
責任者の目が届くボードに貼り付けておく。
しかし、そこまでしてから、はたと彼女はこのお屋敷での「仕事」の内容を知ってるんだろうか
という疑問が湧いてくる。
「…聞いておくべきだったかしら」と暫し考え込むが、直ぐにそれは自分の役目でないと思い直し首を振る。
「連絡も取れなかったし仕方ないわ…、きっとまたどなたかにちょっかいするのに忙しかったんでしょうね」
図らずもその予想は当たっているのだが、追求する気は勿論無い。
踵を返し、まだ引っ越しの作業の残る仕事場へと足早に歩いて行った。
屋敷の電話を使い、主人の知人達に引越しの連絡をしている。
「はい、そうなんです。また今後も当家をよろしくお願いいたしますー。ええと、新しい住所は…」
厨房で3時のおやつの準備中。
「確か風○堂のゴーフルがあったはずですけれど……」
前に注文して届いた包みを探している。
「近々新しいお屋敷のお披露目パーティーを予定しているようですので、ぜひいらしてくださいね。
ええ、うちの御主人様もきっと喜びますー」
さっきまでとは違う、別の屋敷に電話連絡中。
住所録を抱え、ぱたぱた忙しそうに廊下を走って行く。
「3時になったな。そろそろ休憩しようか。お前たちも一度下がりなさい」
書類の整理をさせていた執事たちにも休憩を進めると、葉巻に火をつける。
「るんるるんるる〜ん♪」
鼻歌交じりに屋敷内を探索している、しかもちゃっかり着替えまで貰っていたりする(メイド服)。
初めのうちは楽しく探索していたのだが、人気の無さと余りの広さに段々怖くなってくる。
「なに? 新人の面通し?」
葉巻を吹かしていると、先延ばしにしたまま忘れていた予定を告げられて
憮然とした表情になる。
「まぁ仕方ないか。連れてきなさい」
そして、遥が部屋へやってくるのを待つ。
さらに屋敷の奥の方まで進んでいく。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
しかも、よりにもよって地下室の扉を開けてしまったり。
一人困惑していると、後ろから1人のメイドに声を掛けられる、どうやら主人が呼んでいるらしい。
案内を受け今いるのは主人の部屋の前。
「(落ち着けー、落ち着けー……)し、失礼します!」
「入りなさい」
渋めの声をつくって入室の許可を与えると
葉巻をくゆらせながら、入ってきた新人メイドの姿を見る。
「ふむ……竹内遥くん、だったね」
あまりねちっこくならないように気をつかいながら
さり気なく、遥の容姿を値踏みしている。
「私がこの屋敷の主人だ。まあここまで来なさい」
手で机の前まで招きよせる。
入室の許可を貰うと、案内してもらったメイドにお礼を一つ。
「失礼しまーす」
何時もどおり普段どおりの口調で部屋に入っていくのだが、手と足が同時に出ていたり。
無論主人が自分を値踏みしている事など気付くはずもない。
>「私がこの屋敷の主人だ。まあここまで来なさい」
言われるがまま机の前まで歩いていく。
「(うわぁー、すっごいなぁこの人、すごい御主人様!!!って感じする)」
などと意味不明な事を考えてみたり。
緊張しきっていることと、本来そんな性質ではないであろうこととが
手に取るように分かる、遥の仕草に苦笑する。
「どうだ。屋敷の中は、もう見て回ったかね?
メイドの仕事の説明などは、されていると思うが」
まずは外堀から埋めるべく、一見して普通の質問をする。
屋敷の中と聞き、先程見た衝撃的な部屋を思い出す。
「あー、とりあえずは一応見ましたけど、その……ゴニョゴニョ」
さっきの部屋でどんな事が行われているのか、どういう事が起こっているのかを想像してしまう。
>メイドの仕事の説明などは、されていると思うが」
「……あ、はい全然大丈夫です任せてください」
胸の前で小さくガッツポーズを作り、自信満々!という顔なのだが、実は全く説明は受けてなかったり。
「でっ………どんな事するんですかメイドさんって?」
>その……ゴニョゴニョ
「ん? どうしたね。何を口ごもっている」
何か早くも核心に触れるものをみたのかと、突っ込んで聞いてみる。
>どんな事するんですかメイドさんって?
「一応とはいえ、屋敷内を見たのだろう?
これだけ広い屋敷だ。掃除や洗濯の手はいくらあってもいいし、
厨房では料理の手伝いもする。
それに、沢山のお客人もいらっしゃるから、その接待も重要だ」
そこでズイっと身体を遥に近づける。
「中には変わった客人も来るし、何より粗相をしたときには、それなりのお仕置きが待っている。
気をつけたまえ? どんなお仕置きかは……まあ色々と想像してみることだ」
>「ん? どうしたね。何を口ごもっている」
「あ、いや、ちょっと向こうで凄いへ………なっ、なんでも無いです何も見てません聞いてません!」
主人の誘導じみた尋問に思わず何を見たかを話しそうになり、一人慌てている。
>どんなお仕置きかは
「おし…おき?………えーっと、お尻ペンペンとか、かな?あは、あははは」
メイド+粗相+御仕置き=○×▽◇という方程式が頭に浮かんでは消えていく。
「(や、やっぱりあんな事やこんな事や、そんな事まで!?あわわわわわ…)」
どうやら“お仕置き”にかかわる何事かを見たのだと確信して、さらに追及する。
>お尻ペンペンとか、かな?
「ほう、よく分かっているじゃないか。優秀な新人だ」
机の中を何やらゴソゴソさぐると、革製の鞭を取り出す。
「これで粗相をしたときは、白い尻が赤くはれ上がるまで叩くこともある。
ただ、痛いだけ、厳しいだけではいけないからな……」
さらに机の引き出しをさぐり、取り出した張型を机の上にゴトリと転がす。
「これで気持ちよくしながら、ということもある。
もっとも困ったことに、痛いのが気持ちよくなってしまって、お仕置きをおねだりする者も出てくるのだが……」
>「ほう、よく分かっているじゃないか。優秀な新人だ」
自分の想像とは全く違った御仕置きかと思い、ちょっと安心そして机の中からご褒美でも貰えるのかと思ったが
出てきたのは、本で見たり聞いたりはしていたが、実際見るのは初めて。
「hヴぃうsdにjfんmg!!!」
思わぬ光景と主人の言葉に何かを言おうとするが、言葉にならない。
「ぁぁぁぁぁぁぁぁ………ハッ!!えと、その、あの
まさかとは思いますけど、それは今使っちゃったりしちゃったりするんです、か?」
流石に初日からそれは無いだろう、と思いつつ、どこか期待して……………ハッ!!危ない危ない。
遥の瞳を見ると、動揺はあっても怯えはなく、好奇心の光があることを瞬時に見抜く。
「興味がありそうだな、遥」
いつの間にか呼び捨てにしている。
「悪い娘だ。初日から“お仕置き”に興味津々だなどと」
ゆっくり歩いて背後に回りこむと、机の上にうつ伏せに押し倒す。
「そんなことでは先が思いやられる。ワザと粗相をされたのでは、私としても困るのでね。
少し、身をもって“お仕置き”の何たるかを知ってもらおうかな」
スカートを捲り上げ、ショーツを膝まで下げると、尻を露にさせて、しばらく様子を伺う。
>「興味がありそうだな、遥」
「え……あ、その……はい………ち、違います!!興味なんて無いです!もう全然!!」
そう言ってみても既に手遅れ、返事をした上に主人に倒された際ショーツにはくっきりと染みの後が…。
「わーわーわー、やだ、ちょ、ちょっと御主人様!?待って、待ってってばぁ」
このままではまずいと思いじたばたと暴れ、なんとか主人の魔の手(ぉぃ)から逃れる。
しかし、一度火が付いてしまったため身体の奥底から胸の鼓動に合わせて何かが込み上げてくる。
「もぅ……こうなったら御主人様に責任取ってもらいますからねっ」
小悪魔な笑顔を浮かべると、半裸のまま主人に抱きつく。
「こら、暴れるんじゃない。主人の命令には従うのがメイドの義務……おっと」
予想以上にしなやかな身体は、軽やかに自分の下からのがれ出てしまう。
だが、ショーツの染みをしっかりと確認している以上、余裕が崩れることはない。
「照れなくてもいい。期待していたのだろう?」
>御主人様に責任取ってもらいますからねっ
「む、急に素直になりおって。まあいいだろう。
ところで遥は、鞭と、これと……どっちがいい?」
ズボンのファスナーを下ろして立派な逸物を取り出すと、鞭とそれの両方を遥に握らせる。
「最初だからな、選ばせてあげよう」
鞭と逸物を握らされ、さらに顔は紅潮してしまう。
「(鞭?女王様と御呼び!!ホーッホッホッホ!!………って、違う!
やっぱり痛いのはやだな、でもな………うわ、超おっきいし御主人様の…)」
逸物に目が行った時に思わず生唾を飲み込んでしまう
と、同時に意外と大きな音が鳴ってしまった事に驚き主人の反応を見るが、直ぐ目を反らす。
「御主人様、ハルは痛いのはヤなので、こっちにします」
そう言って鞭を床に放ると、逸物をしごき始める。
>ハルは痛いのはヤなので、こっちにします
「そうか、ハルは痛いのはイヤか」
さり気なく愛称で呼んでいたりする。
「だが、そのうち好きになる。そのうちな……」
逸物をしごき始めた遥の頭をゆっくりと撫でる。
「経験があるようだな。口でできるか? それとも今すぐ下に欲しいか?」
「えへへへ♪」
主人が愛称で呼んでくれた事と、頭を撫でてくれた事が嬉しいのか主人を見上げ微笑み掛ける。
>「経験があるようだな。口でできるか?
「あぁー…お口はちょっと…その、まだ…」
経験はあるようだが、口淫行為自体の経験は無いらしい。
「だからね、もう御主人様のをハルのここにお願いします」
逸物から手を離し、机に手を突きお尻を主人の方に突き出す。
「ふむ、では追々フェラチオも覚えてもらうとして……
まずは正直におねだりの出来たハルに、ご褒美をあげような」
背後から遥に覆いかぶさるようにして、逸物を潤った秘裂へと押し込んでいく。
「く……結構、せまいな。よく締まる……」
細い腰を掴んで、ゆっくりと内部をかき回すように腰を動かすと、
次に手を遥の上半身へと這わせ、胸を揉み始める。
「こっちの手触りもなかなかだ。大きさはそれほどでもないようだが、な」
悪戯っぽい口調で、遥の耳元でささやく。
「あう……ふあぁ、あはっ、はぁんっ」
秘処への逸物の進入を受け止めると、肉襞を絡みつかせて逸物を愛撫していく。
「んっ、んんっ、んはぁ、はぁ…はぁ…」
今までに感じた事の無い圧迫感に息をするのも苦しくなり、口をパクパクさせ周りの酸素を吸引していく。
そして、徐々に高まっていく快感に、出てくる喘ぎ声も湿っぽいものになっていく。
「御主人様ぁ、私、わたしっ…ぁはぁぁぁん……」
一際大きな声を上げると、ガクガクと膝を揺らしその場にずるずると崩れ落ちていく。
「なんだ、ハルにはまだ私のモノは大きすぎたか?」
苦しそうな声を上げる遥を見て、そう呟くが、責めの手を緩めたりはしない。
「だが嬉しそうに絡み付いてきてもいるな。そのうち、これ無しにはいられなくなる……」
暗示をかけるように囁くと、徐々に淫らな水音が大きくなってくる秘所を
激しく突き上げはじめる。
>御主人様ぁ、私、わたしっ…ぁはぁぁぁん……
「ハル……いや、遥。私の許可なく、それも先にイクとは何事だ」
脱力した遥をなおも手放さずに、逸物を奥へと進めていく。
「最後まで、付き合ってもらうぞ。最後まで、な」
床の上に横たえた遥を、今度は正常位で責める。
「ご、ごめんなさい御主人様……でも、気持ちよすぎたんだもん…」
そのままの体勢のまま主人の方に振り返り、何かを訴えるように見つめる。
しかしその訴えも虚しく、再び逸物が動きだす。
「あぁん、だめぇ、今動いたらダメなのぉ…くぅぅん」
容赦のない突き上げに、グッと身体を縮め主人の服にギュッと掴み耐える。
「どうダメなんだ? うん? またイってしまいそうなのか?」
自分も絶頂へと近づきながら問う。
「もしそうなら、今度はきちんと私に許可を求めなさい。
自分が今、どんな風に感じていて、どうなってしまいそうなのか、しっかり言ってからな」
ねっとりと絡みつく秘所に、既に暴発しそうなくらいになっているのだが
それを必死でこらえながら、最後の命令をする。
「あぅっ! ぁぁっ、んぁあぁっ!」
余りの快感の為意識が朦朧とし始める。
「あっ、あっ、ふあぁぁぁっ、だめぇ!また……またイっちゃうのぉ、あぁぁっ!」
こちらももう限界になっているのだが、素直に主人の命令を守ろうと必死に我慢する。
しかし、やはり限界を越えてしまっている為さっきから何度も軽い絶頂が連続で身体を襲っている。
「あ、あはぁっ! あぁ………ぁはぁぁぁあっ!!」
そして遂に我慢しきれなくなったのか、身体をガクガクと震わせ二度目の絶頂を迎える。
「よし、私もそろそろだからな、イってい……おっと?」
許可の言葉を言い終えるよりも早く、遥の身体が跳ねる。
「く……中に……出すぞっ」
しかし既にそれを咎める余裕はなく、変わりに遥の体内に
熱い白濁をたっぷりと注ぎ込む。
「……ふぅっ、ハルは身体はなかなかのものだが、
これを奉仕に使うには、まだまだだな。
次からはもう少し、相手を気持ちよくすることを考えなさい」
遥の中から逸物を取り出すと、ぐったりとなった遥の手に握らせたティッシュペーパーで
剛直と、自分の秘所とを掃除させる。
「さ、立てるようになったら身繕いをして、仕事に戻るように」
朦朧とした意識の中、逸物から放出される白濁の熱さだけがはっきりと感じ取れる。
「はああぁぁ………」
秘所から抜取られる逸物のずるずるっという感触に、再び喘ぎ声を上げてしまう。
>「……ふぅっ、ハルは身体はなかなかのものだが
「はい〜……」
とりあえず返事をするものの内容は全く分かってなかったり。
しばらくしてようやく落ち着きを取り戻すと、身繕いをしようと立ち上がろうとするが
膝からカクンと崩れ落ち、主人の部屋の絨毯の上にベタッとなる。
「あー……まだ無理みたいです御主人様〜」
じぃーっと主人の方を見詰め、助けてビームを主人に飛ばす。
「む……困ったな。さすがにそろそろ私も仕事をせねばならんのだが……」
しばし迷っていると、タイミングでも見計らっていたのか、執事たちが部屋に入ってくる。
「ああ、お前たち、ハル……いや、遥を……なに? 書類が溜まってる? いやそれよりも……」
明らかに落花狼藉後の姿の遥を示すのだが、書類の量を見せられて閉口する。
さらに、何やら由依の目に、何処となく暗い炎が燃えているように見えた。
「……仕方ない、ハル……遥。回復するまで隣の部屋で寝ていなさい」
小春日和なのに何故か寒さを感じつつ、遥を自分の寝室まで案内してやるのだった。
「…ふぅっ」
一足遅れて、ようやく新館に辿り着く。
とりあえず自分の部屋に行ってみると、床にダンボール箱が数箱置かれていた。
旧館から予め送っておいた荷物である。
「さて、並べましょう」
カッターで段ボール箱を開封し、中に入っている荷物を取り出してゆく。
厨房で遅い夕食をとっている。メニューは自作のホットサンドと食料庫にあった高級珈琲。
「あ、焼けたかしら」
オーブントースターから焼けたパンを取り出して、皿に乗せている。
「♪〜」
ひとつ、ふたつ、みっつ。
「……大変、また作りすぎちゃったかも。少し御主人様に持って行くとして、残りはえーと」
山盛りのホットサンドの処理に困り始める。
事務室でパソコンを起動し、綾峰家へメールを打っている。
内容は名無し屋敷の新館について。
部屋の照明はついておらず、パソコン自身の明かりだけだった。
「まー こんなもんでいいだろ」
マウスで矢印を送信のボタンまで持っていき、クリック。
とりあえず自室に持って帰ろうとする途中、
出会った住人たちに次々アルミホイルで巻いた三角のホットサンドを配ってみる。
「作りすぎちゃったので、良かったらー」
>>89 そのうちに事務室の前を通りがかり、カチカチと音がするので
誰かいるのだと気付き、ドアを開けて中を覗く。
「…百舌鳥さん? どうしたんですか〜、電気もつけないで。目が悪くなっちゃいますよ」
皿を手にしたまま部屋の照明のスイッチを入れる。
「ついでに。お夜食、いかがですか」
>>90 「つっ、椿杏樹……」
驚きを隠せずにそう呟いてしまう。
(何しに来たんだ一体。…お夜食とか言っているが、何かの罠かもしれん。
しかし食べないと後が酷そうだな。……覚悟を決めて食べてみるか)
「あ、ああ… ありがとう、戴くよ」
恐る恐るアルミホイルに手を伸ばし、指で突付いてみる。
(……熱くない、ようだな)
だが依然として疑心暗鬼。包みを開いたホットサンドを凝視し、数秒後にやっとひと齧り。
>>91 「?」
百舌鳥がどうして慌てているのかわからず、きょとんとする。
その後サンドイッチをとても警戒し、その後にやっと食べる様子を見て
クスクスと笑い出す。
「そんな、危なくないですよ〜。大丈夫、お料理は結構得意な方なんです」
「ね? そんなに心配することなかったでしょうー」
隣の椅子を引っ張ってきて座り、食べている顔を近くから覗き込む。
「……確かにそうみたいだな」
顔を覗き込んでくる杏樹を訝しげに見やる。
(どうやら俺を虐めよう、とか思っているのではなさそうだ。
何か下剤でも混入されてるわけでもなさそうだし、普通のサンドイッチらしい)
「ひとつ聞いていいか?」
>ひとつ聞いていいか?
「え? いいですよ。なんでもどうぞ〜」
自分でもまた小腹がすいたのか、質問を待つ間にサンドイッチをひと包み開けてぱくつく。
「ごめんなさい。なんだか百舌鳥さんが食べてるの見たら私も、少しお腹すいてきちゃって」
照れ笑いしながら食べる。
「その… なんだ、単刀直入に言おう。俺の勘違いかもしれないし。
確かワゴンで執事を何の躊躇いもなく轢いたりしてたよな… 椿さんはSなのか?」
それだけ言うと、あとは口篭る。
もし激怒され、ワゴンで轢かれるよりも酷いことをされるのかと思うと、
緊張のあまり額から大粒の汗が流れてきた。
「『えす』? ううん、服のサイズはMですけど。…服じゃないかなあ、違う意味なのかしら。
血液型はBだし…」
……。
口頭で『S』と言われてしばらく何のことかわからなかったが、数分後に理解すると
真っ赤になって慌てて否定する。
「ちっ、違いますよう! Sって虐める人のSですよね?私いじめっ子なんかじゃありませんものー。
カートで轢くのは、あれは、あの。飯塚さんの趣味がたぶんカートに轢かれることなんです。
だから私も喜んでもらえるかなって思って時々ふざけて轢いたりしてるだけで」
弁解するうちに自分でもわけのわからない事を言い始める。
「とにかく〜、虐めるのが好きだなんてのは誤解なんですっ。
私、御主人様や御客様に虐められるのだってそんなに嫌いじゃないですしー」
「なに、違うのか……」
安堵の溜息を吐くとともに椅子から立ち上がる。
そして床に寝転がると、大きく伸びをした。
「あー 勘違いして損したよ。いや、うちの屋敷――綾峰家にそういうのがいるからさ。
椿さんもてっきりそういう人種なのかと思ってな。すまん、謝る」
床から上半身を起こし、頭を垂れる。
力いっぱい否定したおかげで、SでもMでもない普通の嗜好だということは伝えられたようでほっと安心する。
>すまん、謝る
「いえいえ〜。わかってもらえたら……」
が、ちょっとこのままでは癪なようにも思えてきたのか
(急に変な事を言うから慌てさせられてしまったし、他の人に適当な噂を流されたくないし、ここはひとつ……ようし)
「……。むぅー…。やっぱり気が変わりました、まだちょっとだけ許してあげません」
頬を膨らませると椅子から立ち上がり、床に座り込んでいる百舌鳥と同じように
床にぺたんと座ってから彼の体に触れる。
「急にそんなひどい事を言う人には、私が慌ててしまった分仕返ししちゃうんだからー」
ムキになったように言うと、向かい合わせで膝の上に乗り
ズボンのベルトに手をかけ始める。
ズボンのベルトに手をかけられるが、動じずにこう切り返した。
「お生憎様、俺はお仕置きを受けるのは嫌いなんでね」
杏樹の手首を捕まえて、こちらがわに思い切り引っ張る。
「…やっと厳しいうちの屋敷から抜け出せたんだ。まったりとここで休養させてもらうよ」
もちろん言葉通りの休養という意味ではない。
近付いた杏樹の首元をやや強めに噛み――続いて、
自分と彼女の顔が垂直に交差するような格好でキスをしてやる。
右手はしっかりと彼女の背中を抱き、左手はスカートの中へと潜り込んでいた。
手首を掴まれて手の動きを抑えられ、あっさり立場が逆転してしまう。
>交差するような格好でキスをしてやる
「んっ……百舌鳥さん、ま、待って……んん…!」
いつのまにか体も身動き取れない状態になっており、キスと同時に愛撫され始めたせいで
仕返しどころかスカートの中を這う手すら振り払えない。
「っあん…」
「待つ? 誘ったのは椿さんだろう、言ってることがおかしいな」
スカートの中の手は太腿の辺りを撫でるだけで、秘所に向う気配は一切ない。
ただ執拗なキスを交わしながら、杏樹の頬の色の変化を楽しむ。
「こうも違うものか… さすが名無し屋敷といったところか。
伸び伸びとした環境で育てられているから違うんだろうな、きっと。
うちのメイドの目は死んでいるというか、光がない。
従順なのはいいんだがまるで機械を抱いているようなもんだ」
愛撫を一時緩やかにさせて呟き、言い終えるとまた愛撫の波を強める。
杏樹の吐息の強弱を確かめるべく。
耳たぶを甘噛みしたり、胸元を軽く揉んだり。
「ふぁ…。あぁんっ、誘ってたんじゃないですっ…ちょっと仕返しでも…しようかと、思ってたのに」
そう言いながら、密かに心の内では太股の手の動きを少しじれったく思いつつ
続けられる愛撫に体の力が抜けて行く。
「ダメ…っ。これじゃ全然逆に…」
>耳たぶを甘噛みしたり、胸元を軽く揉んだり
「んぅっ」
頬を染めて恥ずかしそうに悶えた後、瞳を潤ませて百舌鳥をじっと見つめる。
「そういえばそうだった。少しやり過ぎたな… 俺もちょっとだけにするよ」
太腿を責めている手の動きを止め、スカートの中から完全に手を抜き去る。
その手の人差し指と親指で杏樹の顎を軽く掴んで上目遣いにさせると、
今度は上から覆い被さるようにして唇を重ねる。
舌を艶かしく絡めたりはせず、あくまでソフトにお互いの唇の柔らかさを確かめ合った。
次に斜めからのキスをしながら、空いている手で杏樹の頭を撫でてやる。
子供を褒めるよりは幾分か艶やかさが含まれている撫で方だが。
何度も角度を変えての口付けに、次第に腕を回したりして応えるようになってくる。
「…っ。ん、んっ…」
体に触れられなくてもキスに弱いので、これだけの行為でも秘所は濡れてきてしまっている。
ちゅっ…と音が立てられる度に恥ずかしさが増してくる。
「や…そんな風にしたらだめ…。恥ずかしいですぅ…」
子供みたいに頭を撫でられるが、相変わらず行為はキスのみなので
焦らしに焦らされて我慢ができなくなり、唇が離れると仕返しなどと言っていたのに
遂に自分からおねだりまでしてしまう。
「……。続きは?」
上目遣いで切なげな表情になると
子供が尋ねるように呟いて、百舌鳥の服の袖を引っ張ったりする。
「続き?」
袖を引っ張ってくる杏樹の手を制止し、ゆっくりと立ち上がる。
「…さあな、どうだろうな」
先ほどまで自分が使っていたパソコンの電源を切り、軽く机の上を片付ける。
片付け終えるとこの部屋の出口まで歩いて行き、廊下に顔を出して周囲を覗く。
誰もいないことを確認し終え、事務室の照明を消した。
暗がりの中、足音が元来た道を戻っていく。
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2005/04/06(水) 14:10:19 ID:v2I1mVT6
少しここで休ませてもらいたいんだが。
>>107 深夜まで及んだ引っ越し作業の残りを終え、やっと一息ついた所で見慣れぬ客が居る事に気づく。
一体、どれほどの時間を待たせてしまったのか、恐る恐る声をかけた。
「あの… お客様…?」
「…寝てる」
声をかけても反応しないお客様の顔を覗き込むと、すうすうと微かな寝息を立てているようだった。
待ち疲れたので眠ってしまったのだろう。
一瞬、声をかけて起こそうかとも思ったが、余りに安らかな寝息とその寝顔に起こすのが躊躇われた。
「………」
悩んだ末、自分の寝室から毛布を持って来て、お客様をソファごと包むようにして被せる。
「これで風邪は引かないと思うけど…」
そして、自分も傍らに腰を下ろし「ボーセ、お客様が起きたら知らせてね」
付いてきていた白い犬にそう告げて目を瞑る。
やがて自らも静かに寝息を立て始める。
「ん?誰か来たのかな?」
玄関先から何やら物音がしたのでそんな事を考える、誰も対応に行ってないようなので行ってみる事にした。
「今日は…」
急に時間が空いたため会河は主人に会うことにした
…勿論、メイドとも話しをしてみたいと思ったが…
「あれ?………ぬぅー…ま、いっか」
どうやら自分の勘違いだったらしく玄関先には誰もいなかった。
玄関に入って見ると、会河は自分の記憶に無い新顔のメイドに会った
「…おや、新しいメイドですかな…?」
部屋にでも戻ろうとした所、不意に話しかけられて振り返る、そこには会河の姿があった。
「あ、えと……(こういう時どうするんだったけなぁ?…んー、あー)
あーと、こんにちは初めまして竹内遥と申します、えと、この前ここに来たばっかりなんですよ〜」
一応メイド講習なるものを受けたのだがその半分は睡眠学習としていた為対応の仕方が出てこない。
とりあえず自己紹介をする事にしておいたり。
「あ、そうですか、私は会河紳一と言います、竹内さん…ですか、よろしくお願いしますね」
そう言って少々気さく過ぎるような遥にちょっと戸惑いながらも
こっちも自己紹介する
「会河さん、ですか。よろしくお願いします♪」
そうにっこりと微笑むとペコリとお辞儀をする。
「こんな所じゃなんですから、中へどうぞ〜」
そう言うと会河を客間へと通す。
「あ、ありがとうございます」
そう言って遥の案内で客間へと向かう
「(ええっと、お菓子とお茶との用意をしてっと)」
講習の内容を思い出しつつお茶と茶菓子を用意し、会河の前に置く。
「どうぞ、こんなのしか用意できませんけど……あ、そういえば今日はどういったご用件ですか?」
一番大事な事を思い出し尋ねてみる。
「……」
たどたどしくも、きちんとお茶とお茶菓子を出す遥を微笑ましく見つめていると
ここに来た用件について尋ねられた
「ああ、一寸、時間が出来たのでここの主人に会いに来たんですよ…
お陰で可愛らしいメイドさんにも会えましたが」
と、言ってみる
「あー、やっぱり御主人様のお客さんだったんですね」
それならば主人に連絡をしなければと思っていたら
>お陰で可愛らしいメイドさんにも会えましたが」
「ふぇ……?」
と、思ってもいない言葉。すると遥の顔がみるみる内に赤くなっていく。
「そ、そ、そんな可愛いなんて、はるは全然可愛くないですよー、それにそれにfhsづyhfd」
普段そういう事を言われ慣れていないのか照れに照れまくり、最後の方は何を言っているのか聞き取れなくなるくらい取り乱す。
「いえいえ、本当の事ですよ…」
そう言って遥を宥める
「…しかし、羨ましい限りですね…家のメイドに比べたら…しかし、どっから呼んでいるのでしょうか?」
「こんなに可愛くて…素敵なメイドさんを」
Hなと言おうとしたが、流石に拙いと思って言わないでおく
「そ、そういえば御主人様に用があるんでしたよね、ちょ、ちょっと連絡してみますね!」
その場にいるのさえ恥かしくなったのか、適当な理由を選んでその場を離れる。
「はぅー………えへへへ、可愛いって言われちゃったよはるちゃん…キャーキャー」
反応は少しおかしいがどうやら嬉しい事には変わりないらしい。
主人に連絡を取ってみたものの、由依から今は手を離す事ができないといわれ客間に戻ってくる。
「すみません会河さん、御主人様は今忙しいみたいです、もうちょっとお待ちくださいね」
そう言うと、再び会河の横に座る。
「あっ、そうですか…」
遥の言葉にそう返して、紅茶を一口飲む
「…ふむ、なかなかですね…」
そう、遥の入れたお茶を評価したあと、お茶菓子を食べる
「…ムグムグムグ…」
「ほんとですか?よかった〜、はるあまり自信なかったんですよ〜」
自分の入れた紅茶の評価が意外とよく笑顔になる。
「だって、ここにある物全部が物凄いいい物だから、もしダメにしたらどうしようかってもうビクビクですよ〜」
と、しばらく会河と話しこんでいると主人が客間に入ってくる。
『いや、お待たせしてすまなかったですな、ではこちらへどうぞ…
そうだ遥、私にもそれを一杯持ってきてくれ、頼んだぜ』
「は〜い♪」
誰もいなくなった客間を片付けると、主人に頼まれたお茶を入れるために厨房に向かっていった。
「そんな事は無いですよ、ただ、もう少し頑張ってくださいね…貴女の紅茶を又飲んでみたいですから…」
と、言っていると主人が来る
「あ、いえいえ、有意義な時間をすごせましたよ…さて、この間の件ですが…」
そう言いながら、主人と商談を始めた…
「牧師が逮捕ですか…どうも最近いいニュースがありませんね。」
徐々に日が暮れつつある中、医務室の椅子にもたれ新聞に目を通している。
「まぁ、身に覚えはありませんが、
こうはならないよう…誤解を生む行動は慎んだ方がいいのでしょうね。」
自嘲気味に笑いながら、新聞を無造作に机の上に置き、仮眠を取る為、席を離れた。
「そういえば、また新しいメイドが増えたと言っていたな…」
ソファーに身を埋め天井を見つめながら、伝え聞いた新しいメイドの事に思いを馳せる。
「変な病気を持っていて御主人様に迷惑がかかってもいけませんし…
御屋敷の為にも、一度健康診断しておいたほうがいいようですね。」
疎ましそうにそう呟いたが、その表情には陰湿な笑みが浮かんでいた。
人目を避けるように、屋敷の裏手に車を止めだ。
濃紺のロングドレスに身を包み、大きなアタッシュ‐ケースを両手にぶら下げている。
裏口から屋敷に滑り込むと、メイドに声を掛けるのもそこそこに主人の部屋を目指すが、
さすがに初めての屋敷でどちらへ行ったものか途方に暮れてしまう。
「人に見られるなとは言われたけど……ここの人なら大丈夫でしょうね」
溜め息をついてケースを持ち直すと、「医務室」とプレートのかかった部屋を覗き込んだ。
「こんにちはー、どなたかいらっしゃいます?」
>「こんにちはー、どなたかいらっしゃいます?」
夢現な朦朧とした意識の中に飛び込んできたその声は、どこか聞きなれた声だった。
「疲れすぎて、どうかしたかな…」
頭を軽く振りながら、立ち上がるとドアに向かうと、一瞬動きを止めた後でドアを開くと、
目の前に立つメイドだった女性の姿に一瞬眉目を寄せた。
「お久しぶりですね…
迷子というわけでもなさそうですが、一体どう…されたのですか?」
「ええ、ほんとにお久しぶりです。お変わりないようで何よりです」
見慣れた三条の姿に目を細めて、軽く会釈した。
「ええっ、迷子って……まあ、人生の迷子ですけどね」
無理に笑いを作ってみせて、少し泣き出しそうになったのをなんとか堪えた。
「ほんとは仕事で来たんですけどね。うちの外道兄貴から、名無し氏宛てに預かってきたのと」
そう行って小さいほうのケースを床に下ろし、それから大きいほうのケースを両手に持ちかえる。
「それから、制服の夏服の売り込みに……たまたま知り合いの仕立て屋さんにここの話をしたら、
経営建て直しに協力してくれって、泣いて頼まれちゃって」
そうしてメガネを直すふりをして、そっと目元を拭った。なんとなく三条の顔が正視できない。
「よろしければご覧になります? 先生はそういうのお好きそうですし」
>ええっ、迷子って……まあ、人生の迷子ですけどね
メガネのレンズが光を反射し、その表情を汲み取る事はできなかったが、
相変わらずな様子の白河の言葉に、微かに頬を緩ませる。
>よろしければご覧になります?
「そうですね、久しぶりの再開に立ち話も無粋ですし、
時間が御有りのようなら、見せて頂いてよろしいですか?」
微かに頬を緩ませたまま、そう答えると、まだ真新しい医務室へと白河を通す。
「まだ、引越して間もないので、まだ器具の整理も終わっていないのですよ。
それにしても…まさかこの部屋に最初に訪れる方が、貴女だとは思っていませんでした…」
引越し後の真新しい医務室に最初に足を運んだ人物の意外さに苦笑しながら、
慣れた…とは言いがたい手つきで注いだ紅茶を白河に渡す。
「私好みの服というと…
メイド服、それとも看護士といったところですか…
まぁ服がいくら良い服だと言っても、着る人によってその価値が代わってしまうものですけどね。」
紅茶をすすり、渦巻く感情を押し殺す。
わざと茶化した口調でそう言った。
勧められるままに椅子に腰掛けて、紅茶を啜りながら、それでも表情は硬い。
「今度のお引越しのことはずいぶん有名になっていましたから……。
蚊帳の外でもいろいろと噂には聞いていました。どうもお疲れさまでした」
そこまで言ったところで、急に口調を変えて明るく振舞おうとする。
「メイド服と看護師って、でもまだ看護師さんはいらっしゃらないんでしょう?
いたとしたら、先生のことだからきっと手をつけているんでしょうね……」
くすくす笑いながら、長く伸びた黒髪をかき上げた。そうしてケースを開き、
何着かの制服を手際よく広げて見せる。
「こんなふうですけど……露出があまり多くないですから、ご期待には添えないかもしれません。
でも、着る人によって価値が変わるんじゃ、メイドじゃない私はもうどうしようもないですよね。
せっかくだから先生が試着なさいますか?」
いたずらっぽく口元に笑みを浮かべ、三条の目を見つめた。
>先生のことだからきっと手をつけているんでしょうね……
「さぁどうでしょう…」
笑う白河に釣られて、苦笑する。
>せっかくだから先生が試着なさいますか?」
「そうですね、それも面白いかもしれませんね。」
目の前に並べられた制服を眺めながら、悪戯っぽく笑う白河を見つめ笑い出す。
「採用されれば、友人が助かる、か…
それならば、普段の使用に耐えるだけの機能性がなければいけないでしょうし、
この御屋敷ならばこその仕事もありますからね…
男の私が着るよりも、女性である貴女が着て見せて実演された方が…
色々と御主人様を納得させやすいのではないですか?」
意地悪くそう答え、白河の目を見つめ直す。
「久しぶりの感動のご対面です、なんなら…ここで予行演習されても結構ですよ?」
「そ、そうでしょうか……ええっと、ごめんなさい、心の準備ができてなくって」
自分にぴったりのサイズで仕立ててあったこともあり、当然そう来るだろうと
予想してはいたものの、やはり躊躇われる。相手が三条でなければ、もっと
気楽だったかもしれない、なんて思いながら。
ふうっと息を吐いて、制服を手に取ると席を立った。
「私なんかでよろしければ着てみますね。他のメイドさんたちほど
スタイルも良くありませんし、あまり参考にならないかもしれませんけれど」
そう言って衝立の向こうに隠れ、手早く着替えて再び三条の前に現れる。
「白と黒を基調にした、ごくフォーマルなデザインです。これはスカートの丈が長いですけれど、
そのあたりは名無し氏の趣味にも合わせられますね。縫製の良さは保証しますし、
着替えやすく、動いても崩れにくいデザインになってます。まあ、なんというか、夜にも……。
夏服なので生地は薄いですけれど、透けたりしません……残念でした」
そこで言葉を切って、くりると一回転してみせる。
「でも、実演って……いったい何を実演するんでしょう。こんなものでよろしいでしょうか?」
自ら脱ぐか、脱がさせるか…それともさらに挑発してくるか…
徐々に昂ぶる心地よい興奮を身に纏い、以前と変わらず挑発的な白河の様子を興味深く見つめていが…
>手早く着替えて再び三条の前に現れる
意外にも、恥ずかしそうに衝立の向こうで着替える白河の様子に悪戯心が疼きだす。
>でも、実演って……いったい何を実演するんでしょう。こんなものでよろしいでしょうか?
「何の実演か…ですか?」
片方の唇を微かにあげて、好色そうに微笑んだ。
音もなく立ち上がり、白河の背後に位置すると、
脇から手をくぐらせて、布地越しに美しい弧を描いたふくらみに手を宛がう。
「名無し家の御主人様への実演ですよ?
聡明な貴女なら、本当は…おわかりなんでしょう?」
宛がった手をふくらみの形をなぞるように動かしながら、耳元でそっとそう囁いた。
「実演って……料理を作ったり掃除をしたり、お皿や壷を割ったり、ということではなくって?」
微妙に抵抗を試みてみるが、自分でも馬鹿馬鹿しくなってくる。
胸を覆う三条の手に自分の手を重ねて押しとどめ、素早く身体を離した。
「んもう、これから名無し氏に見せる商品なんですから、悪戯してはいけませんよー。
それに、そういうのはメイドさんや恋人となさればよろしいのですから。
……っと、別のも着てみますね」
表情を見られまいと少し俯き加減に、また別の制服を手にして衝立の向こうに消える。
そうして着替えようとして、ちょっといやらしいデザインの制服を持ってきてしまったことに気づくが、
これから主人に見せると言えば大丈夫だろうと高をくくり、着替え始める。
>それに、そういうのはメイドさんや恋人となさればよろしいのですから
「確かに、それもそうですね…」
自嘲気味に笑った後で、ふぅっと一つ溜息を吐く。
>これから主人に見せると言えば大丈夫だろうと高をくくり、着替え始める。
悪戯っぽく笑うと、そのまま席に戻らずに、白河が着替えを行っている衝立に向かって歩き出すと…
「やはりわかってらっしゃるようですね…」
衝立の横側から身を現し、大胆なデザインの制服に袖を通す白河に向かっていきなりそう言葉をかけた。
覗き見しているという事を意に介さず、淡々とそう呟くとそのまま白河の表情を覗き込む。
「今更…恥ずかしがる仲でもないでしょう…
どうぞ、お気になさらずに。
それとも…私が手伝ってさしあげましょうか?」
「っ……覗きだなんて、はしたないことを……」
エプロンを結びかけた手を止めて、慌てて三条に背中を向けた。
しかしそのために、大胆に切れ込んだ背中が露わになる。
ぎこちなく、突き刺さるような三条の視線を意識しながら着替えを続ける。
「いえ、一人でできますから……これは、参考用に持って来た物なんですよ。
ほんとにこれを普段の制服として採用されたりしたら恥ずかしいでしょうし、
たまには気分を変えてこういうのもありかなーという程度で……」
頬を赤らめて、三条のほうに向き直った。それほど布地が少ないというわけでもないが、
前側のデザインも、はっきりと身体のラインが見て取れるものになっている。
「どうでしょう? あの、その……なんというか、訴えかけるものはあるでしょうか…?」
目を細め白い背に絡みつくような視線を送ると、
そのまま着替えを再開した白河の様子を眺める続ける。
>どうでしょう? あの、その……なんというか、訴えかけるものはあるでしょうか…?
スランダーな 肢体のラインを隠しきれない大胆な制服。
白河の姿に足元からゆっくりと嘗め回すように視線を送る。
「訴えかけるもの…ですか? 貴女は相変わらず意地が悪い。」
自嘲気味に笑い、そして白河のか細い肢体を抱き寄せ、
白く伸びた細い腕を取り、白河の手をすでに怒張している自らの下半身に近づける。
「訴えかけているかどうか…ご自分の手で確かめてくださいな。
簡単でしょう、昔お屋敷で働いていた時にお客様にもそうしていたのでしょうから…」
押し殺すように囁き、白河の手に逸物を握らせる。
「勿論この後に…
どうすればいいかも、わかってらっしゃいますよね…?」
「あの、でも……制服が汚れたり、皺になったりしてはいけませんから」
そう言いながらもされるがままに任せ、三条の胸に頭を預ける。
薬臭い匂いも懐かしい。それに混じる、男臭さも。
手の中で逸物の血流を感じ、自分の中にまたあの昂ぶりが戻ってきそうになる。
「先生は悪い人です。そうやって、何人もの女性を手中に収めてきたのでしょう?」
くすっと笑って、ひざまずいて三条のベルトに手を掛け、おもむろに逸物を露出させる。
もう一度ため息をついて、そっと手を添えると先端を口に含んだ。
「あいにく、それほど多くの女性に手をだした覚えはありませんよ。」
昔より伸びた髪に指を絡ませてそう嘯きながら、
足元に跪く白河を見下ろし、久々に味わう彼女の舌先の感触を堪能する。
「昔より、上手くなったんじゃないですか?」
意地悪くそういいながら、巧みに手を滑らせ、制服の上半身を肌蹴させていく。
「しかし、あいかわらず綺麗な肌ですね。」
首から肩へと流れる曲線に沿って指先を這わせると、
白河の巧みな舌先の動きが与える快感共、
その白い肌に感嘆した共取れる溜息を大きく吐いた。
「これだけ綺麗な体を持ってすれば、御主人様も直ぐに制服を採用されるでしょうね。」
足元の白河を覗き込み意地悪く問いかけると、
頤に手を当て顔を寄せ、そのまま強引に口づけた。
>昔より、上手くなったんじゃないですか?
そう言われて、びっくりしたように顔を離してしまう。
「先生だって……お世辞がお上手になりましたよ。私は、ここを離れてから
そういうことは、一切ありませんでしたから。清純派で通ってるんですよ」
有無を言わせない口調でそう告げると、また行為に没頭する。
三条の言葉が、きっとお世辞だろうと思ってはいてもやはりくすぐったい。
「ん…ちゅ、くっ…熱くて、硬くて…先生、そんなに溜まってるんですか? ふふっ…」
逸物に舌を絡めながら感じ取る三条の熱と、自らの奥底から沸きあがってくる
淫らな欲望とが綯い交ぜになって、蕩けるような快楽に身を委ねる。
>これだけ綺麗な体を持ってすれば、御主人様も直ぐに制服を採用されるでしょうね
「いえ、それは…制服の出来に比べれば、私なんてマネキンみたいなものですから」
嬉しいけれども、三条の言葉を否定してしまうことで溺れまいとするかのように、言葉を繋ぐ。
三条の背中に手を回して硬く抱きつくと、深く口付けを交わして、巧みに舌を使い唾液を送り込んだ。
「さっきまで先生のを……してましたから、その味もするかもしれませんね」
そう言って、さっと爪先立ってもう一度口づけた。
「お世辞なんて言ったつもりはありませんけどね。」
柔らかい唇の感触を惜しむように一度顔を離しそう囁くと、
またも貪欲に白河の口内の感触を味わうように唇を被せていく。
>さっきまで先生のを……してましたから、その味もするかもしれませんね
苦笑するように頬を緩ませると、折れそうな細い腰を抱き寄せ、
無言のままさらに激しさを増し口内を蹂躙していく。
「久しぶりの再開ですからね、あのまま終わるのは勿体無い…そう思っただけですよ。」
ようやく口を離しそう呟くと、、白い首筋をついばむように接吻し、
ゆっくりと時間をかけ首、肩、胸元徐々にふくらみへと近づくように愛撫を始めると同時に、
「胸、ちょっと大きくなったんじゃないですか?」
意地悪そうにまたも笑うと、久しぶりの感触を堪能するようふくらみを愛おしげに揉み込んでいく。
>胸、ちょっと大きくなったんじゃないですか?
「そ、それは……ありがとうございます」
密かに気にしていた部分を誉められて(?)、すっかり照れてしまう。
「じゃあ、先生のも大きくなりますか?なんて……よく分かりませんけど」
そっと手を伸ばし、なおもいきり立ったままの三条の逸物を握ると、
やわやわと扱きはじめた。濡れた逸物が手の中で卑猥な音を立てる。
三条の愛撫にかすかに声を漏らし、ますます高まって秘処がうずき始める。
空いた片手を三条の首に回し、耳元に息を吹きかけるようにそっと囁いた。
「先生、焦らさないで……私にも、もっと……」
だんだんと乱れてきた制服を気に掛けながらも、もう止まれそうにもない。
ここで止まりたくはなかった。
>濡れた逸物が手の中で卑猥な音を立てる
白い指先の冷たい感触に浸りながら、
優しく、強く、美しい弧を描いたふくらみを揉みながら、ふくらみの頂点に舌を伸ばす。
時折聞こえる白河のかすれた声に、興奮が高まるの自覚しながら、
さらにその声を大きくしようと指と舌でふたつのふくらみを蹂躙する。
>先生、焦らさないで……私にも、もっと……
「言ったでしょう…久しぶりだと。
簡単に終わらせるのが勿体無いんですよ。」
白河の声が耳に心地よく響く。
「どうして欲しいかちゃんと言ってくれないと…わかりませんよ。」
淫猥な表情で笑いかけながら、
言葉とは裏腹にその手を下腹部へと伸ばすと、
焦らすように太股を撫で、ゆっくりとスカートの中へと忍ばせる。
「久しぶりというのは本当みたいですね。
それとも元々感じやすいだけでしょうか…」
下着の上に指を沿わせ、その濡れた感触を確かめると、意地悪く微笑み、
そのまま敏感な突起に指先を這わせると、布地越しにひっ掻くように擦り始めていく。
>どうして欲しいかちゃんと言ってくれないと…わかりませんよ。
「やっ、だめ…です、そんな……」
羞恥心に戸惑いながらも、だんだんと快楽に飲み込まれて理性を失いそうになる。
もじもじしながら、わざと三条の身体に股間を擦り付けるように絡みつく。
「先生、わざとそんなこと……ひどいですよ、ほんとに」
>そのまま敏感な突起に指先を這わせると、布地越しにひっ掻くように擦り始めていく。
「っく……だ、だめ、そんなことをされたら……もれちゃいそう……」
身をよじって逃れようとしながらも、それでもなおも刺激を求めるように
秘処は素直に反応して、とめどなく熱く潤いを湧き上がらせた。
冷たい手の感触がなんとも言えず、喉の奥から切れ切れにかすれた叫びを上げるばかり。
それでも、自分から求めたらはしたない女だと思われるかもしれないと考えると、
なかなか欲望を口にすることはできず、逸物を手で刺激するだけで精一杯だった。
「そんな、私ばっかりじゃ……先生にも、あの……」
>っく……だ、だめ、そんなことをされたら……もれちゃいそう……
「これだけで、そんなに感じてしまうのですか…?
本当に感じやすいんですね。無理して我慢なさらなくても結構ですよ。」
快感に歪む白河の表情を見つめながら、さらに指と言葉で弄りだす。
>そんな、私ばっかりじゃ……先生にも、あの……
「ちゃんと言ってくれないと、わからないって言ったでしょう?」
意地悪く耳元で囁き、分泌された水分で湿った下着の中へと指先を潜らせ、
わざと音が聞こえるように、激しく熱く濡れた秘所を掻きまわしながら
さらに耳元に伸ばした下で耳朶を執拗に嘗め回すと
「もう一度いいますよ。
どうして欲しいかちゃんとその可愛い口で言ってください。」
まるで赤子を咎めるように、耳元でそう告げた。
>どうして欲しいかちゃんとその可愛い口で言ってください。」
「先生」
くるりと身体をひねって三条と向き合うと、じっと目を見つめた。
「せんせ、調子に乗りすぎです。どうして、私がその、そんなことを……」
そこで言葉に詰まり、火が出そうなくらいに頬を染めて、三条の胸に顔を埋めた。
ぴったりと身体を密着させているせいで、制服の薄い布地越しに熱く脈打つ
三条の逸物を感じる。ぐりぐりと下腹で擦り付けるようにして弄んだ。
しばらくそうしていたが、やがて沈黙に耐え切れず、誰に聞かれる心配もないのに
頬を寄せて、そっと囁いた。
「あの……私に、先生のを、ください……」
そうして、また俯いてしまう。あんなに大胆だった昔の自分が嘘のように、
三条を意識するあまりに言葉が出てこない。その距離を埋め合わせるように、
ぎゅっと三条にしがみついてしまう。
「おりこうさんですね、ちゃんと言えるじゃないですか?」
羞恥心をおさえるようにしがみつく白河にそう優しく囁くと、
そのまま華奢な彼女の肢体を抱えあげ、医療用のベッドに運ぶ。
「あまり情緒がある場所とは言えませんが…
この場合『どこで』というよりも『誰と』という方が重要ですからね。」
そう言うと白河の両ふとももを押し開き、体を入れる。
逸物を手に取り、白河の秘所に宛がう。
焦らすように数回逸物を秘所に擦りつけ、
そしてそのままぐっと逸物を白河の中に押し込んだ。
「情緒なんて求めませんけど……そうおっしゃっていただけるのは嬉しいです」
少し緊張が解けて、また笑みが零れる。細やかな心遣いがありがたかった。
自ら下着をずらして三条を迎えようとするが、あまりに空閨の時間が長かったためか
どこかぎこちなく、逸物が宛がわれるとびくっと身体が震えた。
「いたっ……ごめんなさい、最近はそういうのはなかったので……」
まるで処女のようにきつく拒むかのように、一杯に三条を受け入れる。その痛みのためか、
それともある種の感慨のためか、知らず涙が零れた。
「先生……キスして。それで、大丈夫ですから……」
奥まで逸物を迎え入れたばかりでなく、心までも求めるように、縋りつくように三条を見上げる。
>先生……キスして。それで、大丈夫ですから……
まるで処女のように目に涙を滲ませる白河の姿に、感傷的になった胸が焦がされる。
「言われなくてもそのつもりですよ。」
白河の言葉を遮るように口を塞ぐ。
両腕でか細い肢体を抱きしめ、舌を絡ませながら、
蠢く襞を掻き分けるようにゆっくりゆっくりと逸物を深く深く捻じ込んでいく。
「どうです、まだ痛みはありますか?」
時間をかけようやく昂ぶる逸物の全てを、白河の胎内に収めると、
白い肢体を抱きしめながらそう尋ねる。
懐かしさのような、それだけではないような、妙な気分になる。
長い息を吐いて、秘処いっぱいに三条の逸物の熱と硬さとを感じる。
「いえ、もうこんなに濡れてましたから……締りは良いのかもしれません」
そんなことを、泣き笑いの顔で言ってみたりもする。
両足を三条の腰に絡めて密着するとともに、きゅっと下腹に力が入り、めいっぱいに
三条を感じ取ろうとした。
そうしながらも一度火のついてしまった欲望は止まることなく、貪欲にさらなる快楽を
求めてうごめき始める。すでにスカートには淫らな蜜が滴り、ベッドまでも染み透った。
「こんな私でも、まだ貴方に必要としていただけるのなら、遠慮なくどうぞ……。
でも、最初は優しくしてくださいね」
そうして身体の力を抜いて、三条に身を任せる。
>こんな私でも、まだ貴方に必要としていただけるのなら、遠慮なくどうぞ……。
「言われなくてもわかっているでしょうに、あえて聞くのは何故ですか?」
微かに苦笑いしながらそう言うと、
絡みつく襞を掻く様にゆっくりと胎内深く打ち込んだ逸物を出し入れし始める。
胸のふくらみ、折れそうな腰、体に絡みつき離さない両ふとももに細い腕、耳を刺激するかすれた吐息。
その全てを感じようと、徐々に逸物を叩き込む速度を速め、
やがて両足を両肩の上に乗せ、無防備に開いた秘所に容赦なく猛る逸物を叩き込む。
「………」
何かを伝えようと開いた口を再び閉ざし、
ごまかすように嬌声を漏らす可憐な口をその乾いた口で塞ぐ。
「久しぶりだというのにこんなに乱れるなんて、
貴子さん、やはり貴女は淫乱ですね、いきたくなったら、いつでもどうぞ。」
あえて意地悪くそう告げて、華奢な肢体を壊さんばかりに腰を叩きつけ、
白くしなる肢体を絶頂へと導いくように白河の胎内の感触を存分に味わいながら、逸物を深く激しく捻じ込んでいった。
「いえ、このお屋敷には素敵な女性が多いですから…嫉妬もしますよ」
医務室の中を見渡せば、まだ荷物が片付け終わっていないにも関わらず
きちんと健康診断の用意がされていて、それもいかにも三条らしいなと思う。
そんなことはどうでもいい――ただ、今は三条を感じることで精一杯だった。
ぎゅっとシーツを握り締めて、荒々しい三条の動きを受け止めようとした。
真っ白なシーツを汚してしまうことに後ろめたく思えた。
「んっ…せ、先生っ……もっと、もっとして…ください……」
激しく喘ぎながら、それでもこの服はなかなか着心地が良いなあなんて思ったりも
していた。確かに、自分が実際にきて体験してみる以上の実証はないけれど――。
「やっぱり淫乱ですか、私っ…そうかもしれませんけど…先生だって、そうでしょう……?」
なんとなく、三条の気持ちが分かったような気がした。でもそのせいで
また焼けぼっくいに火がついてしまうかもしれない、それが怖くも思えた。
「だ、めっ…気持ちいい、すぎて、おかしく…なりそうで…んああっ…」
きつい膣内をかき回すように激しく突き上げられ、何度となく軽く達しながら、
だんだんと上り詰め、意識が飛びそうになって唇を噛んだ。
「嫉妬ですか…私は貴女の今の表情を見た男性に嫉妬しますけどね。」
言った後で、らしくないなと思いながら自嘲する。
>「んっ…せ、先生っ……もっと、もっとして…ください……」
目を離したら消えそうですからね…
そんな事を呟きかけて、また口を閉ざす。
ただただ言葉を閉ざし、その肢体の全てを感じて逸物を突きたてた。
逸物を捕らえるように絡みつく白河の胎内に逸物を捻じ込み、そして襞を絡ませ引き抜く、
いつの間にかその白い体を強く強く抱きしめて、一心不乱になっていた。
徐々に高まる射精感をこらえ、腰を大きく引き、そして深く深く突き立てる。
「あいにく避妊具なんて気の利いたものもありませんし、
貴子さん、このまま中に…出しますよ…」
かみ殺すようにそう呟き細い体が壊れるほどの力がこもる。
白河の返答も聞かぬまま、
その声、息使い、体温その全てを感じるように逸物を深く強く突きたてたる。
瞬間、逸物が膨張し…体を震わせそして白い粘液を勢いよくその胎内に解き放つ。
「ふあっ、ん…せんせ、望さんっ……」
ぼうっとして、うわごとのように何度も夢中で三条の名を呼んだ。
ますます熱く、溶けんばかりに密着し、ひたすらに快楽を貪る。
三条の腰が打ち付けられるたびに下腹部に力が入って、きゅうっと膣内の逸物を締め付ける。
大きなストロークで打ち込まれるたび、脳天まで突き抜けるような刺激に背筋を震わせ、
引き抜かれまいと絡みつく襞の感覚に痺れそうになった。
>貴子さん、このまま中に…出しますよ…
「あっ…今は、薬なんて飲んでな……」
叫んだつもりの声は口の中で反響するばかりで、三条の耳には届かない。
三条の身体が強張り、絶頂が近いことを伝えた。自分自身はもう何度も達したために
全身が弛緩していたが、また大きな波に飲まれそうになる。
さらに硬度を増した逸物からあらん限りの快感を搾り取ろうと、ますます敏感になった膣壁が
自分のものではないかのように蠢き、逸物を吸い込むように締め上げて放そうとしない。
「だ…だめっ、またイっちゃいそうで……んんんっ、望さん…!」
最後に勢いよく腰を打ち付けられ、秘処に与えられた刺激と、膣奥に放たれる白濁の勢いに
がくがくと腰を震わせ、深く深く結合したままで果ててしまう。
何度も何度も体を震わせ、白濁をその胎内に注ぎ込む。
体を震わせ、ようやく全ての白濁を注ぎ終えた後で名残惜しそうに逸物を引き抜いた。
「久しぶりなので、見境をなくしてしまったようですね…」
自嘲気味に笑いながら、自らが放った白濁が絡みつく逸物に視線を送る。
心地よい脱力感に囚われながら、それでもなお逸物は硬度を失っていない…
「次はいつ…」
そう言おうとして、口を閉ざす。
「御主人様も今頃、メイド達と楽しんでいられるでしょうし、それなら…朝までここにいればいい。」
かわりにそう言葉を吐き出す。
全ての言葉を言い終わる前に、ベッドの上で力なく横たわる白河の肢体に体を寄せ、
背後から腰をひきつけ、そのまま後ろから逸物を突きたてた。
意識を取り戻して、再び三条の顔を見つけて少し安心した。
「んもう、制服がどろどろになっちゃって……他にもあるからいいんですけどね」
呆れたように笑う。膣内に射精されたけれども、不思議と危機感はなかった。
そうしてまた三条の為すがままに身を任せ、息をつく間もなく快楽に引き込まれていった。
商談のため屋敷に来た会河は、主人の懇意で泊まる事になったが
眠る事が出来なかった。
「…眠れないな…」
ふと、枕元を見るとメイドを呼ぶベルが目に付いた。
「…メイドでも呼んでみるか」
そう思い、ベルを鳴らしてみた。
結局焼けぼっくいに火がついて、医務室を出たのは夕方になってからだった。
紆余曲折は伏せておくことにして、ともかく主人の部屋を訪ねた。
さっそく売り込みを掛けると、予想通りに試着させられ、予想通りに手を出され…
…かけたところで、静かな屋敷にメイドを呼ぶベルが響き渡る。
一瞬顔を見合わせる二人。そして無常な言葉。
「ちょうど制服を着てるんだから、行って来たらどうだ? 私はカメラで見せて貰おうか」
乱れた制服を直しつつ、客室へ急ぐ。
「下手に出るとロクなことがないわね、やっぱり……」
愚痴はそれきりにして。客室の前に立つと背筋を伸ばし表情を引き締めて、軽くノックする。
「失礼します。お客様、お呼びでしょうか?」
「あ、来てくれましたか」
そう言って、部屋へと招く
「…貴女を呼んだのは、実は眠れなくて…」
そこで、少し恥ずかしそうに言った後、
「そこで、貴女に眠れるようになるまでお相手して欲しいと思いましてね」
と、言ってみた。
「失礼します」
軽く会釈して会河のベッドの傍らに立つ。
寝室ということで少し緊張してしまうが、それでも努めて笑みを絶やさない。
「お初にお目にかかります、メイド……の、白河貴子と申します。よろしくお願いします」
「眠れるようになるまでお相手ですか? ええっと、あのー」
小首を傾げて、考え込むフリをする。
「お話をするとか、子守唄を歌うとか、なにかゲームをするとか……そういうことでしょうか?」
わざととぼけてみせる。
「あ、どうも…私は会河紳一と申します」
と、貴子の挨拶に返礼する
「そういうのも、悪くは無いですね…ですが」
そう言って真っ直ぐに貴子を見ながら
「それ以外の事を頼んでみたいと…言ったらどうしますか?」
と、意地悪く尋ねてみる。
一枚上手らしい会河の反応に、ぐっと詰まりながらも踏みとどまる。
「それ以外のことって……ダンスでもなさいますか?」
笑顔のまま、会河に向かってお辞儀をするように屈みこむ。
さっきまで主人に見せていた、挑発的なデザインの制服のままなのも忘れている。
「なにかご希望がありましたら、遠慮なくお申し付けくださいね。
お客様のご意向に従うのが、私たちメイドの務めでございますから」
会河の反応を楽しむかのように、息がかかるほどにまで顔を近づけてみたりもする。
「うっ…」
挑発的な衣装とわざとらしい態度に多少たじろぎながらも
「そうですか…でしたら…」
そう言うと、貴子の腕を引っ張ってベットへと引きずり込んだ。
「…こういう事は、如何でしょう?」
そう言ってわざとらしく、音を立てて貴子の首筋を吸いにかかる。
「…貴女も期待していたんじゃないのですか?」
そう言いながら、胸を軽く揉む。
「っ……あ、あの、ちょっと」
ある意味、チキンゲームのような状況を楽しんでもいたが、
急に会河に引き寄せられ、ドキドキしてしまう。
彼の熱が残る布団に倒れ込み、むせるような男の匂いにくらっときそうになった。
「そんな……いやらしいですわ。私にはとても。そんなこと」
形ばかり抵抗しながらも、胸を揉まれて軽く声を上げ、
思わず布団に手を差し入れて会河の下半身をまさぐってしまう。
「ああ、もうこんなになさって……ほんとに、いやらしいです……」
貴子が下半身をまさぐるの感じながら
「…ですが」
そう言って、お返しと言わんばかりに手をスカートの中に突っ込んだ。
「貴女も感じているじゃないですか?」
そう言いながら胸とショーツをまさくる
「…如何です…どうして欲しいですか?」
と、まさぐりながら、会河は貴子の耳元に囁いた。
「んっ……い、いけません、そんなところ……っ!」
反射的にぎゅっと脚を閉じて、内股で会河の手を挟みつける格好になる。
先ほどまで主人に悪戯されかけていたため、敏感に反応して秘処がうずき始める。
「だ、め……私、そんなにはしたない女じゃ…」
自分でも湧きあがる蜜がショーツを濡らし、会河の手を汚しているのが分かり、
赤面してしまう。
「お客様っ、私……くふっ、ん…気持ちいいです…私にも…ご奉仕、させてください……」
うわごとのようにそう求めながら、ぎこちなく会河のズボンを下ろし逸物を露出させると、
股間に顔を埋め、いきり立った逸物を口に含んだ。
「おおっ!いきなりですか…」
自分の物を咥えこんだ、貴子を見て少し吃驚しながらも
「しっかり、ご奉仕してくださいね…」
そう言って上を脱がし胸を露出させ、乳首を摘んだり捻ったりしてみる。
「ひゃっ! ……ご、ごめんなさい、胸は敏感なので……」
直に乳首を摘まれて、びくっと身体を震わせてしまう。
すでにぴんと張り詰めているその突起が、ひどく恥ずかしく思われた。
「ああ…お客様、素敵です……たっぷり、ご奉仕させていただきます……」
口中いっぱいに熱く滾る会河の逸物を根元まで咥えこんで、
亀頭の周囲や尿道口にねっとりと舌を絡ませながら、ゆっくりと頭を上下させる。
久々のご奉仕の被虐感に感じてしまい、もじもじと内股を擦り合わせる。
「はむっ、ちゅ…んん……いっぱい、気持ち…よくなって、くださいねっ……」
「…ん、ん」
一生懸命奉仕する貴子を何処か愛らしく感じ、
乳首を弄るのをやめ、夢中で奉仕している貴子の頭を優しく撫でてみた。
「ん……?」
急に胸への刺激が止まり、逸物を口に含んだまま怪訝そうに会河の顔を見上げた。
髪に触れられ、強制的に奉仕させられるのではとドキッとしたが、
優しく撫でられると、なんだかくすぐったい気持ちになってしまう。
「ふふっ、なんですか急に……ありがとうございます」
柔和な表情を見て、きっとお礼の意味なんだろうと勝手に解釈して奉仕を続けた。
「んくっ…ここは、こんなに勇ましいですのに…っ、ちゅっ…じゅぷっ……」
しかし自らの快感が高まるにつれ、物足りなくなってくる。それを埋め合わせるかのように、
激しく奉仕を続けた。
「…いえ、大した意味じゃないですよ。」
そう、貴子のお礼に答え、そのまま頭を撫で続ける。
「…ンッ…くうぅ…」
段々と激しくなる貴子の奉仕を感じながらも
わざとこちらから彼女を責めようとせずされるがままとなる。
「すごい……お客様の、ビクビクしてて……嬉しいです」
いとおしそうに会河の逸物に頬擦りをして、袋のほうからそっと揉みしだいたり、
緩急をつけてしごき立てたりして、会河の反応を楽しむかのように奉仕を続ける。
「あの……もし、これが私の中に…なんて、想像してしまいます……」
囁くようにかすれた声でそう告げて、会河を熱っぽく見つめる。
「…欲しいんですか?」
我慢しながら、そう、貴子に尋ねてみる
「でしたら…そこに横になってください、そしたら、私が貴女の中に貴女の望む物をさしあげますよ。」
そう言って、軽く臀部を撫でる
「はい……私で、たくさん気持ちよくなってください……」
会河の匂いのする布団に横たわって、自らの指ですっかり濡れそぼった秘処を解し、
迎え入れる準備をした。そうして、誘うように会河の手を握った。
「早く、来てください…疼いてしまって、どうにもなりませんの……」
「…判りました…ではっ!」
そう言うと同時に勢い込んで男根を貴子の秘所へ突き入れる
深く突き入れたあと、先の奉仕とあいあまって、射精しそうになるが
必死に堪え、貴子に尋ねる
「…如何ですかな、待ち望んでいたものを受け入れた御感想は…?」
「んんんっ…くふぅ……お客様の、大きっ……」
力を抜いて受け入れやすい体勢を取ったつもりだったが、勢いよく
奥深くまで逸物を突き入れられ、突き抜けるかのような激しい刺激に
早くも軽く達してしまい、両足を突っ張って背筋を大きく反らせた。
「いい、です……とっても、素敵です。そのまま、動いてくださいませ……」
まだ使い慣れない秘処で会河の逸物をきつく締め上げながら、
陰毛をこすり合わせるように結合部を揺り動かし始める。
「私もですよ…ではいきますよ…」
そう言って、最初はゆっくりと動かしていたが、貴子が馴染んできたと感じると徐々に
スピードを上げていく…
貴子の締め付けが予想以上に心地よく、このままだと直ぐに果ててしまいそうに感じ、
一気に決める気になったのだ
「ンッンッンッ…如何ですかな、貴子さん?」
そう言いながら、耳の後ろや、腋をソフトなタッチで愛撫する
「ああんっ、くふぅ……き、気持ちよすぎて…おかしくなっちゃいそうです……」
激しく突き上げられ、腰を打ち付ける淫らな音が部屋中に響き渡る。
こんなあられもない姿を客人に晒してしまった恥辱だけでなく、
きっと今頃主人も隠しカメラでこの様子を見ているのだろうと思うと、
頭がぼうっとして理性が吹き飛びそうになる。
「もっと、いいですわ…激しく、来てください……お好きなところで、精液を…くださいませっ……」
そっと会河の背に手を回し、さらに密着して快感を求める。
「そうですか…では、中に…差し上げましょう…」
そう言って腰のグラインドをさらに激しくする
それと共に胸を揉みだす。
「…どうですか…?イッてもいいんですよ…?」
そう言いながらも会河もまた限界が近かった。
「ああっ、中に…ですか……嬉しいです、もっともっと、気持ちよくなって…くださいっ……」
小刻みに腰を震わせ、膣内の逸物を逃がすまいと引き込むように締め付けながら、
射精を促すように奥へ奥へと会河を引き付ける。
激しく打ち付けられるたび、結合部の敏感な突起が刺激を受けて、ますます
高まるばかりの淫靡な悦楽に、もう我を忘れて甲高い喘ぎ声を上げた。
「っ、ああん、イイですっ……私っ、もう…イきそうです……んんっ――」
会河を抱いた手にぎゅっと力を入れて、そのまま全身を痙攣させながら達してしまう。
「…クッ!!」
貴子が達すると同時に会河も限界に達し貴子の胎内で精を弾けさせる
「…フウ…気持ち、よかったですよ…」
そう言いながらしっかりと貴子を抱きしめて
「すいません、今夜はこのまま、貴女を抱き枕代わりにさせてください…よく眠れる気がするんです…」
と、いいながら、ゆっくりと眠りに落ちていく…
「くっ…はあっ……な、かで…あああっ……」
視界が真っ白に弾けて、その瞬間に会河の身体が硬直したのを感じ取った。
しっかりと結合した秘処の圧迫感が、ずんと重くのしかかってくる。
膣内に濃厚な白濁液を注ぎ込まれる、その音までも聞こえてくるような気がした。
そのまま全身から力が抜けて、あまいあまい欲望の余韻に身を任せた。
>「すいません、今夜はこのまま、貴女を抱き枕代わりにさせてください…よく眠れる気がするんです…」
「お客様……ずいぶん可愛らしいことをおっしゃるんですね」
そう呟いて、そっと会河の身体を抱き寄せた。しっかりとした男の肉体の感触が、とても頼もしく思えた。
そうして会河の胸に顔を埋め、心地よい疲労の海に落ちていった。
新しく支給されたメイド服を試着し、鏡の前で後姿などをチェック。
「………」
昨晩出席した医療関係の懇親会で柄にもなく暴飲してしまったせいか、鏡に映る顔が青白い。
「サイズ問題なしです〜。これって、前とデザイン一緒だから予備なのかなあ。
…もう数は必要ないのかって? えーと…。じゃあ、あと1着またお願いできればー。
でもそんなに頼んでも大丈夫なんでしょうか」
由依に何か話している。
「なるほどー。前の古いのは回収するんだったのね」
引越し関係の書類をようやくまとめ終わると、年代物の置時計に目をやる。
「丁度いい時間だな、昼食にするか。」
デスクの上の書類を執事に手渡すと、昼食を持ってこさせるよう言付けた。
メイド服の処分も済んだので、主人の昼食をカートに乗せて運んでいる。
「御主人様、お食事お持ちしました」
主人の部屋のドアをノックして部屋に入る。
「由依さんから新しいメイド服、いただきましたよ〜。
ありがとうございます、早速着てみちゃった」
にっこりと微笑むと主人に近づいて、机の上に昼食の用意をしながら自分の姿を見せる。
>にっこりと微笑むと主人に近づいて、机の上に昼食の用意をしながら自分の姿を見せる
「そうか、もう届いたか、さすがに由依は仕事が早い。」
屈託のなく微笑む杏樹につられ、頬を緩ませた。
「それに似合っている、これなら訪れる客人も喜ぶだろう。
どれ、もっと近くで見せてくれ。」
思えばここ数日間、多忙を極め性欲を持て余している。
昼食の前にというのも悪くない…などと考え、悪戯っぽくそう告げた。
>どれ、もっと近くで見せてくれ
「…ふふっ」
主人がまた悪戯心を出しているのに気付き、軽く笑う。
そして簡単に用意だけ済ませると素直に主人の目の前まで来て、スカートを手で少し持ち上げる。
「ペチコートが変わったからかしら。前よりスカートがふわふわなんです」
持ち上げたせいで、わずかにスカートの下から足が覗いて見える。
「ふむ、ふわふわのスカートというのもいいものだな、
それに杏樹に良く似合っている。」
スカートの裾から覗く白い足を眺め、満足そうに頷いた。
「しかし見た目がいくらようても、肝心の機能性が悪ければ、どうしようもない。
客人をもてなす際に不備があってもいけないからな…」
言いながら、杏樹の胸に手を宛がい豊かなふくらみを揉みしだく。
「うむ、触り心地はいいようだな…どうだ、触られた感じは…?」
悪戯っぽく笑い、さらにふくらみを揉みこむ手に力を込めていく。
「そうかもしれませんねえ〜。今のところは、支障なさそうなので安心ですけれど」
主人と話していると、いつのまにか胸に手が伸びてきたので
一瞬びっくりして止まってしまう。
「! ……ご、御主人様? んもうー。お食事はどうなさるんですか…?」
頬を赤らめて胸元に置かれた主人の手に触れるが、抵抗はしない。
>どうだ、触られた感じは
「ん…っ…。はい、ちゃんと……感じます…」
力が強くなると吐息に混じって、無意識のうちに喘ぎ声が漏れる。
「…ぁんっ」
「多忙といっても食事は取っていたが、
こちらの方は、ここしばらく…ゆっくり味わっていなかったからな。」
杏樹の反応を見て嬉々とした表情を浮かべ、ふわふわのスカートの中に手を伸ばす。
「それに杏樹、お前もまんざらではないようだが?」
意地悪にそう聞くと、
「その服できちんと奉仕できるか、ちゃんと確かめなければいけないからな。
さあ胸をはだけて、その立派な胸で奉仕ができるかどうかやってごらん。」
豪奢な椅子にもたれかかり、両足を投げ出す様に大きく開いた。
「はい…」
恥ずかしそうに言うと主人の前に跪いて、メイド服の胸元を自分で緩める。
ボタンを外し、ブラを上にたくし上げて乳房を露にすると
「大事なことですものね。わたし、がんばります」
主人の逸物を少し躊躇いながら取り出し、軽く撫でてから自分の胸の谷間に挟む。
「……はむっ。…ん、んっ。ぴちゃっ…」
両手で胸を寄せ、舌を先端に這わせて唾液で濡らした後に深く咥え込む。
「んんっ、ん、っ……。んぷっ…」
時折乳房を竿部分を擦らせて刺激を与えたりする。
「これだけ明るいと杏樹の肌の白さが際立つな。」
明るい日差しが差し込む部屋の中で、
顔を赤らめ、自ら服を脱ぐ杏樹の姿を目で犯す。
>主人の逸物を少し躊躇いながら取り出し、軽く撫でてから自分の胸の谷間に挟む。
「そうだ、杏樹、お前は素直ないい子だな。」
椅子にどっかりと腰をおろしながら、豊かなふくらみと舌先を使い丹念に奉仕を堪能する。
舌先とやわらかい弾力のあるふくらみが逸物を硬直させ、
その先端から徐々に滲み出た透明な粘液が糸をひく。
「さすがに手馴れているな、他のメイド達にも見習って貰いたいものだな。
まてよ、そうだ…いい事を思いついた。」
ふと考え込むように目を閉じ、その後意地悪く目を細めて杏樹を見下ろす。
「今から屋敷の中にいるメイドや従業員達全てに、
杏樹の奉仕するこの姿を見てもらうというのはどうだ?
メイド達は勉強にもなるし、
日ごろ熱心に働いてくれている執事達も杏樹のこのいやらしい姿を見たら喜ぶだろう。」
そう含みある言葉で杏樹を弄りながら、
杏樹の両脇に手をあて、その肢体を軽々と持ち上げ抱き寄せ、
そのまま昂ぶった逸物の狙いを定め、一気に杏樹の肢体に捻じ込んだ込んだ。
「いいこと…?」
思わず聞き返す。そして主人が何をしたがっているのか最後まで聞くと、しばし考えこむように黙った後
「…あっ。ごめんなさい、黙ったりして。
御主人様がそうなさりたいのでしたら、私は嫌がったりなんてしませんわ。
誰に見られたって、御主人様に御奉仕させていただきます」
にこっと微笑んで素直な態度を見せる。
>杏樹の両脇に手をあて〜
「…あ…。もう…? 入れ…あっ、あぁんっ…!」
逸物をねじ込まれ苦しげに喘ぐが、動くうちに段々その声は快楽の混じったものになる。
「すごい、あっ、…んんっ…。御主人様、激しいですぅ…」
「そうだな、見させるよりも、
むしろ日ごろの感謝の気持ちを込めて執事達に奉仕させるのも面白いかもしれんな。」
興奮を隠さずに、腰をがっしりと掴むと昂ぶった逸物で杏樹の秘所を突き上げる。
「杏樹、お前も人に見られたほうが興奮するんだろう?」
最奥まで逸物を挿入し、ゆっくりと腰を蠢かせ肉襞を掻きまわす。
「由依か、それとも飯塚かそれともメイドの誰かな?さて、誰が一番最初にくるか…」
いいながらベルを手に取り、おもむろにそれを鳴らす。
「さあ、こんな昼間からよがる杏樹のいやらしい姿を、最初に来る者に見てもらえ!」
澄んだベルの鐘の音が響き渡ると、
子供のように無邪気に笑いながら、杏樹の体を持ちあげて、背面座位の格好にすると、
豊かに実ったふたつのふくらみを両手で弄り、さらに激しく腰を動かし杏樹の肢体を突き上げえた。
「ぅん…ええ、御主人様。お好きになさっても…あ、あんっ…!」
体位を変えて突かれ、動きが激しくなってしまったせいで更に悶える。
ベルが鳴ってしばらくして由依と飯塚が来たので
乱れた胸元を少し手で隠しながら苦く微笑むする。
「こ…こんにちは、ごめんなさいね。お仕事中なのに、なんだか見苦しいところ…。
私の用事ならすぐ終わります…から、んあっ、あ、御主人様だめぇっ」
「いいの…御主人様のがきもちよくて私、変になっちゃう…っ。あぁっ…!」
見られている事でさらに興奮し、主人の突き上げにも大きく喘いでしまう。
「丁度新しい制服の具合を確かめていたところでな、どうだ、どうだお前達も一緒に?」
突き上げる腰の動きを止めぬまま、
駆けつけた由依と飯塚を挑発的に見つめてニヤリと笑う。
突き上げるたびにふるえるおおきなふくらみを大胆にこね回し、
見せ付ける様に杏樹の肢体を蹂躙する。
「新しい制服はなかなかに具合がいいぞ?
やはり落ち着いたスーツよりもこの服のほうが男心をくすぐるな。
由依…手早い仕事ご苦労だった。
あとでこの制服をもってきた貴子に礼をいっておけ。
飯塚どうだ?
この新しい制服は、見た目にも素晴らしいだろう?
新しい制服を着た杏樹も勿論だが、この制服は大変素晴らしいよ。
杏樹もお前達に見られて興奮しているようだ、
最後までしっかり杏樹の乱れた姿を目に焼き付けてやるんだぞ。
さぁ杏樹、みんなに見られながら、いってしまえ!!」
それぞれの意思が錯綜する中、
制服を乱し白い裸体を晒した杏樹の嬌声が部屋の中に響き渡ると、
次の瞬間、駆けつけた執事達に見せ付けるように猛った逸物が震え、
杏樹の胎内に白濁を打ち出した。
ひときわ大きな声を上げ体を震わせ力なくもたれかかる杏樹の胎内に、
逸物から激しく白濁を注ぎ込み終えると、
ぐったりと力なくもたれかかる杏樹を持ち上げて立ち上がる。
「自分で動けんようだ、後の始末をしてやれ。」
飯塚にぐったりとした杏樹の肢体を預けると、
意味ありげに微笑んだ後で再び椅子に腰掛けた。
「由依、すこし汚れてしまったようだ、綺麗に拭いてくれんかね。」
椅子にもたれ、挑発的に足を開く。
杏樹の胎内から染み出た液体と
自らの白濁が絡み合い淫猥に光る逸物を挑発的に見せ付けながら、
由依を射るような視線で見つめ、頬を緩ませるとニヤリと妖しく微笑んだ。
化粧室で座り込み、マスカラを真剣な表情で塗っている。塗り終わり溜息。
「ったくー なんでいきなりこんなことになるわけ? 信じらんなーい」
プールの掃除中に謝って中に落ちたよう。
広大な敷地のお屋敷を進んで玄関に着くと、ブザーを押す。
「すいませーん、名無しさんのお宅ですか?」
「む、お客?」
ブザーが聞こえたが、一回目は無視。
でもすぐ側の玄関には誰も来ないようなので、さすがにマズイと思い2回目でしぶしぶ玄関へ。
「はぁーい。はいはい、と。誰ですかぁー。…じゃなかった、ヤバ」
監視カメラを一瞬見上げてから、ドアを開けつつ言い直す。
「どなたですか?」
言い直したのは偉いのだが今度は挨拶を忘れたりと、つたない調子で客人を迎える。
「あ………ああ、私、○×商事の者なんですけれども、ここの主人の方はいますか?」
思っていたより可愛い子が出てきたので、少々うろたえながらいつもの言葉を言う。
名刺を受け取って一瞬眺めた後、ハキハキと答える。
「御主人様ですか?だったらいますけど。あのぉー、セールスの人ですか?
うちは浄水器も屋根修理も教材もいりませんって言えって上の人に言われてるのでー。
違う会社の人なら、とりあえずお通ししますけどぉー」
応対は元気だが、他の使用人が見たら怒りそうな言葉遣いになってしまっている。
「どーぞー」
そしてなんだかんだ言う割にはよく確かめもせず、客室へ通す。
「もしもし?あのさぁ冬果、御主人様ってお部屋にいる?」
客人にお茶をどうにか出して、内線電話で主人の様子を確かめるが
「…えっ、『手が離せないのでそっちで応対してくれ』って言ってるの?
応対ってどのぐらいの時間やったらいいわけ……ちょ、ちょっとねえってば!」
冬果が用件だけ言って電話を切ってしまい、受話器を持ったまま苦笑する。
「(……あのヤロウ、まったくクールな奴なんだから…。ていうか聞けっつーの人の話…)どうすんのよー…」
しょうがないので客人の近くに寄り、正直に主人の様子を告げる。
「すみませーん、今ちょっと御主人様は手が離せないみたいなんですね。で、私がその間お客様のお相手させていただきますので。
どうしましょう。えーと、お話でもしますか?」
明るく尋ねてみる。
>>221 実はこんなに大きな屋敷への訪問は初めてで、けっこう緊張している。
「そうですか………あっ、そういえば、なんかここって特別な対応をしてくれるって聞いたんですが?
色々と………してくれるとかなんとか?」
>なんかここって特別な対応を
「特別…まー特別っちゃあ特別ですけど、勝手にやっちゃっててもいいのかなあ。
あのー、でも商談とかするんだったら疲れて体力なくなるかもしれないですよ」
若干タメ口になりながらも奉仕をしてみようと、客人をベッドに促してみる。
「こっちにどうぞ」
「じゃあー…よい、しょ。失礼しまぁす」
客人を横にさせるとその上に馬乗りになり、ニヤリと微笑む。
とりあえずズボンのベルトに手をかけて中の逸物を取り出し、口で奉仕を始める。
「…っん、んー…。ちゅっ。んんっ」
前屈みの姿勢でしゃぶっているので、胸が客人の体に当たったりする。
>>223 「うわっ、そんないきなり………」
もうちょっと距離を置かれるかと思っていたけど、思っていたより積極的だった。
「うーん………ああっ、気持ちいい………そうだ、ついでに………」
手を伸ばして、さっきから気になっていた彼女の胸に手を伸ばして掴む。
「…っ、胸…触りたいの? ちょっと待ってください」
ある程度口腔奉仕で大きくさせた逸物から唇を離し、体勢を少し上にずらすと
自分で胸をはだけさせ、片手で掴んだ客人の手を改めて自分の胸に強く押し付ける。
「ほら、こっちのほうが…んっ…触りやすいですよ。……あん。
こういう時ってやっぱ、手も動かしたほうがいいんだっけ…えっとー…」
空いた手で客人の逸物を、今度は手で少し乱暴にしごく。
「こんな感じかなー…。 痛かったら言ってね、お客様」
「………柔らかい胸だね。マシュマロみたいだ。」
手の中で形を変える胸の感触を堪能する。
>空いた手で客人の逸物を、今度は手で少し乱暴にしごく。
「うっ………そ、それはちょっと、痛いかもしれない………」
「あ、ごめんなさい。もうちょっと優しくしますねー…」
注意して少し丁寧に擦るが、伸ばしていた爪の先がわずかに先端などをこすってしまい
微妙な刺激を客人に与える。
「この後どうしよっかなぁー。このまま出してもいいし、私に入れてもらってもいいですけど…。
…あ、ん…っ。胸…きもちいいっ…」
胸への愛撫で感じてしまったのか、尋ねる最中に甘い声を出す。
「あうっ………もしかして、わざと刺激してるんじゃ………」
あそこに少し痛いような刺激が来ると、感じてしまう。
>「この後どうしよっかなぁー。このまま出してもいいし、私に入れてもらってもいいですけど…。
「い、いや、そんな、初めて会ったのに悪いよ。」
彼女を少しでも気持ちよくさせようとして、胸を触る手に力が篭る。
「そう。じゃ、今日は…この辺でもいい? 結構時間潰しできたみたい」
しかしこのまま商談?というのは難しそうな感じがするので、一度射精させることにする。
「ああん、待って待って。こんな格好じゃ御主人様に会う前に、ヒステリー女執事にたたき出されちゃうよー。
きっと一気にイッちゃえば問題ナシだから……えいっ」
言うや否や、また強引に強くしごいて客人を昂ぶらせようとする。
「はやくはやく。気にしないでいいのでー、いつでも…んぅっ、ん、イッちゃって下さい♪」
客人を安心させるために少し笑顔を見せて、優しい言葉をかけてやる。
「……んー、あ、出たぁ。
はぁーいよくできましたぁ。なんて。フフフ」
客人が白濁を出し終えると後始末で綺麗に汚れを拭き取り、ポケットの中のプリクラつき名刺をおもむろに渡す。
「はいっ、あげるコレ。あたしの名前です」
どうにも最後までメイドらしくない振る舞いが続いてしまっているが
「今度来る時は、また遊んでくださいねぇー」
本人的には客人を射精させて満足である様子。
「ハァハァ、ああ、どうもありがとう。」
射精して少し疲れたが、手早く後始末をするメイドさんに感心する。
>「はいっ、あげるコレ。あたしの名前です」
「あっ、ありがとう。………へぇ、チエちゃんって言うんだ。
それじゃあ、またね。俺はこれから仕事だけどね」
そう言いながら鞄を持って部屋を出る。
出て行く客人に手を振り見送る。
「……あっれー。結局何屋なんだっけ、あの人。
聞き忘れちった、ハハハまぁどうでもいいや〜」
大事な事を忘れていた事に今更気付くが、どうしようもないので笑って誤魔化すのだった。
「由依にバレなきゃ無問題〜♪っと」
233 :
客:2005/04/11(月) 17:06:59 ID:???
誰かいますか
>>233 居たらお前より先に書き込んでるよブァーカ。
>>234 まぁまぁ…(汗
お客様の側から先に待機の意思を示した、ということでいいのでは
ボーセが玄関口の匂いを嗅ぎ回っているのを見て、不審に思う。
「誰か来たの?」
ボーセに尋ねてみるが返事は無く、そのまま匂いの元を追うように庭園の方へと歩いて行ってしまった。
「もう…」
仕方なく後を追いかける。
結局、広い庭園でボーセを見失ってしまい、お屋敷に一人帰ってくる。
そして自室まで戻ると… 既にボーセが戻ってきていた。
あっけに取られてボーセを見ていると、ひょいと首をこちらに擡げ一声吼えてきた。
まるで、何かあったのか? とでも言いたげなその声に
「…貴方の心配ってするだけ無駄よね。いっつも」
と皮肉をこめて呟く事しかできなかった。
重厚な扉を叩く。
カツーン、という高い音を立てた数秒後、ガランガランという音が響き渡る。
「でけーーーな、この家・・・」
春先だというのにまだ肌寒い。シトシトと降り続く雨もやみそうに無い。
下着まで染み渡った雨は容赦なく体温を奪っていっている。
辺りは霞がかり、100M先も確認できない。もはや来た道を戻るのも至難の技だろう。
「ほっとかれたら死ぬな俺・・・」
もう一度扉を叩いた。
「霧雨や、軒を借りたしパトラッシュ」
冴えがねえ・・。それに急に頭に浮かんだけどパトラッシュってなんだ。ふう、と溜息をつく。
何度か叩いたものの、今のところ、重厚な扉から何らかの返答が帰ってくることはなかった。
「失敗したかな。」
街の宿屋に無理やりにでも泊り込めば良かったのかもしれない。
そうは言っても今から町に戻る訳にもいかなかった。
既に日が暮れかかっているし、遭難も怖い。
扉の横に座り込む。
扉は綺麗に掃除され、取っ手の金属部分は磨き込まれて光沢を放っている。
塀越しに見えた屋敷も手入れが行き届いているようだった。
まさか誰もいないというわけでもないのだろう。
冷え切った体を抱える。
座り込んで見上げると、鋼鉄の扉はエベレストより高く思えた。。
カン、カンカン・・・・カン。
放った石は霧の中に消え、何回か音をたてた。
「酒でも飲みてぇ。」
本音が口をつく。
「肉もくいてえ。」
口に出してみてふと、いつから肉なんて食ってないだろうなどと考えてしまった。
少なくとも今週は食べてない。今月は?ああ、肉食いたいなあ。
「こう、歯ごたえのある肉がいいね。牛だな。よくわかんねえけど。こう、噛むと肉汁がジュワーって出るような。」
「ついでにワインもつけてもらってな。いやいや、いーんだ。高いのじゃなくたって。量がありゃいい。」
妄想は、楽しい。
「給仕は美人なねえちゃんだな。酒でも注いでもらってしっぽりとだな。」
そういや女もしばらく抱いてない。
「暖かい風呂に入って、お背中流しますか?なんつってな。ゲヒャ、ゲヒャヒャヒャヒャヒャ」
ゲヒャ、ゲヒャ・・・ヒャ・・・ふう。
虚しい。
「馬小屋でもいいんだけどな。おにぎりと。」
お茶もつけてくれると嬉しいな。
これもまた本音だ。
「きっと散ってしまうのでしょうね。」
ぼんやりと窓越しに隆々と立つ桜の木を見つめていた。
「春の雨というのも風情があっていいですね。」
などと、らしくない事を呟いて自嘲気味に苦笑する。
嗅ぎ慣れない匂いを感じた彼は、一匹でお屋敷の外から来る匂いの元へと近づいて行った。
正門の脇にある小さな通用口を鼻面で押し開けると、そこに蹲った人物を見つける。
どうやら、それが雨にかき消されそうな弱々しい匂いの主に間違いないようだった。
近寄ると、何やらぶつぶつと呟いている。こちらに気づいていない。
真横まで歩いていき、一声吼えてみた。
「ワウッ」
「寝る時はマッサージなんてな。お客様、凝ってますねえなんつってグヘ、こっちも凝ってるんだぜ」
パトラッシュ、楽しいけどなんだか眠いよ。
「ワウッ」
「うお。」
横を見るとなんだかでかい犬がこちらを睨んでいる。
どっかから来たらしい。
「お前は食えねえよ。なんか喰いもんでも持ってきな。」
しっと手で追い払う。
「ボーセ…! もう、また飛び出して、雨の日は出ないでって言ってるでしょう」
濡れるのも構わずボーセがお屋敷の外に出て行くのを見て、傘も持たずに追っていく。
通用口が開いているのを見て、そこから自分もくぐり抜ける、と
そこにボーセと見かけない人物が蹲っているを発見する。
「え、…ボーセ?… え、誰?」
雨に打たれ続けた相手の異様な風体に、とっさに二三歩後ずさってしまう。
デスクに戻り、カルテを整理していたのだが、
「赤城冬果22歳、身長170センチ…3サイズは上から73、53、74か…
一時は口が聞けませんでしたが、手術も成功しお屋敷にも馴染んでいる様子ですね。
そういえばしばらく会ってはいませんが、春の検診の時にたっぷり診させて頂きましょう…」
カルテの一枚一枚で妄想が暴走し、不効率極まりなかった。
>「ボーセ…! もう、また飛び出して、雨の日は出ないでって言ってるでしょう」
今までテコでも開かねえとばかりに見下ろしていた鋼鉄の扉の横から女の子が飛び出してくる。
すばやく頭を巡らす。
この頭の悪そうなデカイ犬はこのお屋敷の犬らしい。
わっしと犬の頭を掴む。
「いやー!!可愛いワンちゃんだなあ。」
ぐりぐりと撫で回す。
「なんだ?腹減ってんのか。・・・ワン公。でも・・俺も、何も喰っちゃいねえのさ。それに今日は、少し涼しいみてえだな。」
女の子には気づかない振りをしてそう言った。
「あ、駄目…!!」
ボーセの頭を撫でくり回す男を見て、咄嗟に止めようとするが
「ガゥゥゥゥゥ!!!」
プライドの高いボーセはいきなりその手に噛み付こうと身を翻らせる。
あっという間にボーセの体が男にのし掛かり、凶悪なうなり声が辺りに響き渡る。
「…!」
側に駆け寄り、ボーセの喉を掴んで男から引き剥がす。
「ごめんなさい! 大丈夫ですか?」
青ざめた顔を男に向けて頭を下げる。左手は、まだボーセを掴んだままだ。
「い、いやいや、素敵なワンちゃんで。」
このイヌ、マジコワイ。
パンパンとズボンを叩いて立ち上がる。ビシャビシャとズボンから水が跳ねた。
笑う膝を抑えて、左手で犬を抑えながら頭を下げる女の子の前に立つ。
玄関先は暗く顔は見えないが、年恰好は若そうだ。もしかしたらこのお屋敷の娘かもしれない。
「はじめまして。レディー。私、詩を書きながら旅などをしている者なのですが、
今日はつい道に迷ってしまいました。もし宜しければ一夜、軒先などをお借りできませんでしょうか?」
ニカッ。とっておきの笑顔を放つ。詐欺師の本領、発揮してやるぜ。
「え、ええ。それは構いませんが…ご迷惑をおかけしたようですし…」
久しぶりにレディなどと言われて、ちょっと戸惑ってしまう。
あまり身元のはっきりしない人物は入れたくないが
既にずぶ濡れだったとは言え、ボーセが襲いかかった際に泥だらけになった服を見ると
ちょっと心に罪悪感が湧いてくる。
「どうぞ、お入り下さい」
通用口から、今やお客となった相手を通し、庭を通ってお屋敷の扉を開けて中に招き入れる。
足下ではボーセがいまだに唸り続けているが、無視しておく。
思ったより簡単に一夜の宿は決まったようだ。
「ありがとう、実はとても寒くてね。助かったよ。」
扉を開け、ぺこりと頭を下げてきたその子に礼を言う。
女の子の足元で唸り声を上げている犬にはこっそり中指を突きたてておく。
話し掛けながら彼女を観察する。頭をフル回転させて相手を見極めないとこういう時はヤバイ。
自分より低いとはいえ背が高い女の子のようだ。
そしてフリルのついた黒を基調とした服を着ている。
それと扉から招き入れる態度と身のこなし。
凛とした態度と従順さを併せ持っていると見た。
--お屋敷のお嬢さんってわけじゃあ無さそうだな。
だとしたら・・・使用人・・メイドって奴か。
うわ、縁がねえ。今までの人生に縁が無いよ。
「ご主人にご挨拶は必要・・と、もうお休みになられているかな。」
あくまで紳士的に。チャンスがあれば長逗留してやるぜ。
「いえ、その必要はありません。今日は私の裁量でお泊めしますから…」
お客をお屋敷の中に入れ、なるべく誰にも見つからないように人気の無い道を通して
客室に案内する。
ボーセは途中まで着いてきたが
器用にも人間のように肩をすくめて「勝手にしろ」と言わんばかりに鼻を鳴らすとどこかへ行ってしまった。
「本当にすいませんでした。こちらを…」
客室に案内した相手から濡れた上着を預かり、代わりにバスタオルを渡す。
「申し遅れました。私、ここのお屋敷のメイドをさせて頂いております。赤城冬果と申します。
お困りの事が有りましたら、何でもお申し付け下さい。
…ところで、お体が冷えているようでしたら、只今お風呂の用意も出来ていますが、どう致しますか?」
赤城冬果・・んー。良い名前だ。
「素敵な名前だ・・・・あ、これは申し遅れましたね。私、西野京介と言います。」
西野冬果。悪くない。悪くないなあ。
むしろちょっと清楚な感じが増す感じで良いんじゃない?
「そうですね。この格好ではお部屋を汚してしまう。さっそくで失礼だけれど、お湯を頂こうかな。」
爽やかに笑う。その瞬間、ズキリと肩が痛んだ。
「っつ・・」
あのデカイ犬に圧し掛かられた時に捻ったらしい。
西野京介と名乗った男は、濡れた上着を取り去り、バスタオルで泥にまみれた顔を拭うと
以外と整った顔立ちをしていた。物腰も柔らかな感じがする。
「西野さま… ですね。よろしくお願いします」
少し安心して、挨拶をかわす。
<「っつ・・」
「…? どうかしましたか」
顔を顰めた西野に気づき、風呂場に向かおうとしていた歩みを止める。
相手の肩に手を伸ばすと、反射的に相手がそれを遮った。
血の流れている形跡は無い…
「どこかにぶつけたか…捻ったんですか?」
きっとボーセにのし掛かられた時に怪我したのだろうと、そっと相手の顔を覗き込む。
「…ごめんなさい、ボーセがとんだ無礼をしまして… どうか彼を責めないで下さい。私の責任です。」
「ボーセ・・ですか。いい名だ。君の犬なのかな。
こちらこそ急に触ってしまって申し訳ないと彼に伝えておいて頂けるかな。」
仕返しはいつかキッチリしてやるけどな。
急に暖かい家の中に入ったからだろうか。肩が痛む。
「も、申し訳ない。お湯を頂く前に少し休んだ方が良いかもしれない。お湯は後ほど頂くことにするよ。」
申し訳無さそうに覗き込む顔を見て、思わず手を出してくしゃりと頭を撫でてしまう。
「し、失礼」
自分の行動に驚く。慌てて背を向け、部屋の中に戻った。
<「も、申し訳ない。お湯を頂く前に少し休んだ方が良いかもしれない。お湯は後ほど頂くことにするよ。」
「そうですか、それではお召し物だけでも」
と言いかけたところで先程のボーセと同じように頭を撫でられ、咄嗟に体がびくりと反応する。
勿論、噛み付いたりはしない。
ヘアドレスが落ちそうになったので頭を押さえたのだ。
「あっ…」
その手に微かに西野の手が触れる。
「………」
手を戻すと、西野は既に部屋の中に入っていて影も形も無かった。
何となくその場から立ち去りがたく、廊下に立ちつくしていると
「………っひゃ?!」
突然、先程まで頭を押さえていた手に奇妙なくすぐったさが走り妙な悲鳴を上げてしまう。
慌てて悲鳴の漏れる口を押さえて下を見ると、どこから戻ってきたのかボーセが舌を伸ばして
手の甲をペロリと舐め上げているところだった。
「……っっ!」
拳を振り上げ何か言おうとした瞬間、ボーセがパっと飛びすさる。
そして、からかうように後ろを振り返りつつ、廊下の端に走って消えていく。
今度こそ、目に本物の殺気を籠めて、その後を追った。
来客のあった部屋を丁寧に片付けて、休憩室でほっと一息ついている。
「んー。桜って、夜も綺麗……」
窓の外の夜桜を見ながら、そんなことを呟いた。
「桜というと、桜餅が食べたくなってきますね」
料理雑誌に載せられている写真を楽しそうに見ながら、みかさの呟きに応える。
延々と引越し後の各部屋の点検をしている。どうやらこういった仕事は他人に任せたくないらしい。
「遊戯室は終わり……。後は衣装室と、書庫と、それと……」
チェック用紙の束を片手に、常に背筋を伸ばしながら、黙々と屋敷中を歩き回る。
ノートパソコンにひたすら文字を打ち込み、文書を印刷していく。
「移転初めは何かと忙しいな……」
>>268-269 「あ、それでしたら桜餅、注文してみましょうか? このお店のはとっても美味しいですわ」
何処かのデパートのカタログを片手に言う。
指差しているのは高名な老舗のページ。
値段もスーパーで売っているようなものとは段違いである。
「ついでに豆大福とかも頼みましょうか」
隣に乗っている和菓子もいくつか指差す。
もちろんどれも、普通の値段ではない。
ノートパソコンでひたすら文字を打ち込み、文書を印刷したりしている。
「今までの引越しのなかで一番忙しかったかもしれないな」
こめかみの辺りを指で押して、軽くセルフマッサージ。
カタログを読んで顔を見合わせ、なんとも言えない表情になった二人に首を傾げつつ休憩室を出る。
「あ、私、おじ様に呼ばれた時間ですので、ちょっと失礼しますわね」
そして主人の部屋の前までくると、小さくノックする。
「おじ様、瑞葉ですわ。失礼します……」
控えめに開いた隙間から、その身を滑り込ませると、後ろ手に扉を閉める。
「あ、ああ瑞葉か…… ちょっと紅茶を淹れてくれんか、熱めに。
それとそこに積み上げた書類を、それぞれ宛先ごとに封筒に入れていって欲しい」
喋りながらもタイピング。
眼精疲労なのか、目がとても血走っている。
「おじ様、お忙しそうですわね、お手伝いすることは……え? お紅茶を。
はい、分かりましたわ。少々お待ちくださいませ」
部屋の片隅で手早くお茶を淹れると、控えめに主人の傍らに置く。
「どうぞ……」
机の端なので、少々危ない位置なのだが、書類で机上が埋まりそうなので仕方がない。
そして、仕事に集中している主人からそっと離れると
ソファに腰掛けて書類の整理を手伝い始める。
出来上がった紅茶をひと啜りして、仕事を一休みする。
口腔や鼻腔に広がる芳しい香りが神経をリラックスさせ、少し眠くなってきた。
「さて、もう一息だ…」
手に取ったカップを傍らに置き、再びパソコンとの格闘を始める。
「おじ様、お紅茶のお代わりは……」
しばらくして空になったカップを見て、ポットを片手に近づく。
主人がうなずいたようなので、こちらも無言でポットを傾ける。
と、抑えずにいた蓋が突然落下して、机上に紅茶がぶちまけられてしまう。
「あ……っ!」
慌ててポットの口を抑えると、熱い中身が手にかかり、また悲鳴を上げる。
「熱っ!」
思わずポットを取り落としてしまったため、紅茶の染みはさらに絨毯まで広がる。
「あ……あ……」
あまりの大失態に、涙目になりながら後退る。もう言葉も出ない。
「……!?」
ぶちまけられた紅茶の飛沫がパソコンにもかかるが、それは大した被害ではなかった。
むしろ垂れた紅茶が、机の上を伝ってパソコンを侵食しようとしてるのが問題だった。
「ちっ…」
思わず軽く舌打ちしてしまいながらパソコンを持ち上げ、どこか無事な場所へと避難させる。
しかし自分の机の近くに置いてあった文書は全滅なようだ。
「……瑞葉」
静かな口調だが、確実に怒りが混じっている声でそのメイドの名を呼ぶ。
名前を呼ばれた瞬間、ビクっと震え、返事をする。
「は、はい……! 申し訳、ありません……」
ポロポロと涙が頬をつたい、それを拭おうとすると、押し殺していた泣き声が漏れ出す。
「ひくっ、申し訳ありません、ごめんなさい……私、わたし……」
しゃくり上げながら謝り続け、ついには顔を覆って泣き出してしまう。
「おじ様の、お気に障るばかりして……っ」
「やってしまったものはしょうがない。時間は戻せないんだからな。
しかし泣くより、自分を責めるよりも早くやることがあるだろう?」
瑞葉の袖口を掴んでこちらに引き寄せ、彼女の背中を無理矢理押してやる。
そうしてちょうど彼女の胸が机につくような格好にさせる。
「後始末だよ、瑞葉。できることだけでいいから、まず自分でやったことの責任を取るんだ。
わかったな? もう何度も言ったような気がするが……」
力いっぱい瑞葉の身体を机に押し付ける。
まるで雑巾を使って掃除するように彼女の身体を上下させて、こぼれた紅茶を拭き取っていく。
>しかし泣くより、自分を責めるよりも早くやることがあるだろう?
「え……は、はいっ」
辺りを見回して、布巾が無いか探すのだが見つからない。
すると主人が背中を押して、机に引き寄せる。
その途端、以前に執事の前で粗相をさせられたときに、舌で掃除をした記憶が甦る。
(あんな風にすれば、おじ様も……?)
そんな風に考えたのだが、結果は違った。
>後始末だよ、瑞葉。
「痛っ! 痛い……いたい、ですっ、おやめくださいませっ、痛い……ですわっ」
未だ控えめな胸が力いっぱいに硬い机に押し付けられて悲鳴を上げるが、
主人の力は弱くなるどころか、より強くなり、さらに痛みは骨まで響くものになる。
「いやっ、こんな……物みたいに……っ」
「いや、物のほうがマシだろう。そうは思わないか瑞葉?
雑巾は紅茶をこぼしたりはしない。まぁ、紅茶を淹れたりはしないがな」
あらかた机の上を拭くことができたので、次はこう瑞葉に命じる。
「後始末をし終わった後は、もちろん…… わかるな?」
机に上半身をうつ伏せにしている瑞葉のスカートを捲り、ショーツを脱がせる。
「おまえには子供みたいなお仕置きでいいだろう、よく反省するんだ」
引き出しから30センチほどの定規を取り出し、瑞葉の尻へと一気に振り下ろす。
すっかりこぼれた紅茶で汚れ、濡れてしまったエプロンとメイド服。
肌に吸い付いてくるその気持ち悪さに身震いしていると、
主人が手際よくショーツを引き下ろしてしまう。
「……ひっ!?」
思わず振り返ると、主人の握った定規が、白い尻に振り下ろされる。
「ひあぁっ!? あっ、きゃあっ!」
立て続けに加えられる虐待に、たちまち尻肉が赤く色づいていく。
十数回叩いたところで手を止め、そろそろ罪悪感が高まってきたのか赤く腫れた尻を優しく撫でる。
「……しかし風邪を引いて明日の仕事に支障が出てはいけない」
雑巾同様となった瑞葉のエプロンとメイド服を脱がし、彼女を丸裸にしてゆく。
そして再び瑞葉を、うつ伏せに机へと突っ伏させる。
「赤く腫れた尻が丸見えだな。猿みたいだぞ」
瑞葉の後ろにしゃがみ込み、彼女の秘部を眺めながら言い放つ。
「ひ……あ、あぁっ?」
腫上がって敏感になった尻を撫でられ、思わず心地よさそうな声が漏れてしまう。
脱力した身体から衣服を剥がれ、再び机に横たえられると
そのひんやりした感触の気持ちよさに、そっと目を閉じる。
>赤く腫れた尻が丸見えだな。猿みたいだぞ
「はい……動物よりもはしたなくて、物よりも役立たずな瑞葉を……
どうぞ心行くまでお仕置き下さいませ」
激しい仕置きにショックを受けたせいか、どこか機械的にそんな言葉を口にする。
(ふむ… こう放心した表情の瑞葉もまた可愛いな)
嗜虐心が煽られ、逸物が僅かに隆起してくる。
顔をより瑞葉の秘所に近づけ、割れ目を舌で執拗になぞってやる。
右手の親指は陰核を刺激いていた。
秘裂を舌で嬲るのにも飽きた後は、瑞葉の後ろの穴へと舌を埋める。
上下左右とまるで生き物のように舌を動かし、唾液をそこに絡めてゆく。
「次は後ろから抱いてやろう。動物のようにだ」
「は、ああっ、んっ、くふぅ……っ、あっ、あっ」
舌でなぞられる秘裂、指で押しつぶされる花芽、その周辺には主人の息も吹きかかり、
それらの刺激が与えられるたびに、甘い声が漏れて身体がビクンと反応する。
「あっ、あ、あ、あああっ……でも、お尻……お尻は、いけませんわ……
そこは、汚いところ……ですっ、おじ様……っ」
身体をよじらせて、なんとか穢れた場所を舌が掘り起こすのを止めようとする。
>次は後ろから抱いてやろう。動物のようにだ
「んあぁ……っ、はい……動物のようにでも……物みたいにでも、お気に召すままに……」
控えめな、小さな声で呟くと、瞳を閉じて主人が押し入ってくるのを待つ。
「お気に召すままに? だが本心では、瀬名のやつに貫かれたいと思っているのだろう。
んん、違うか? 所詮口だけの奉仕心など必要ないのだよ」
勃起した逸物を瑞葉の秘裂へと上下に擦り付け、その柔らかな感触を楽しむ。
「他のメイドなら問答無用で貫いてやるところだが、瑞葉はもともとメイドには向いていない。
おまえの気持ちを汲んで、前は瀬名にやるとしよう」
逸物を宛がう先は菊座。徐々に挿入していくのではなく、一気に押し入れてやる。
力任せに、瑞葉を一思いに貫く。
「……っ」
異様な締め付けに心の中で舌鼓を打ちつつ、深部まで挿入した後はゆっくりと抽送を開始させる。
>だが本心では、瀬名のやつに貫かれたいと思っているのだろう
半分放心状態だった意識が、その言葉でハッと元に戻る。
「ち、違いますわっ! 私、そんなつもりじゃ……ひゃ、あぅっ」
擦り付けられる剛直に、秘所から染み出した愛液が絡みつき、淫らな水音を立て始める。
>瑞葉はもともとメイドには向いていない。
「っ!」
致命的な言葉をかけられ、身体が硬直したところを、菊座を一気に貫かれる。
「!! ……っ……っ!! ぁ……きゃああああっ!?」
あまりの苦痛にしばらく声も出ずにいたが、主人が動き始めたところでようやく金切り声が上がる。
「あ、ああっ、んん……んっ」
しかし、巨大な逸物が引き抜かれるときの異様な感触には、何処か快感じみたものを感じてしまう。
瑞葉の悲鳴と、その後に聞こえてくる微かな嬌声。
それによって逸物はより硬さと体積を増し、彼女を蹂躙していく。
「しかし淫乱さだけはこの仕事に向いているな、瑞葉は」
十分ほど腰を打ちつけ、奥に逸物を入れたまま動きを止める。
「ん…っ、ん…っ」
腰を屈め、瑞葉の背中やうなじの辺りに力強くも柔らかなキスをする。
淫らな口付けに興じながら手で彼女の脇腹を軽く撫で、
改めて逸物の抽送を開始させた。
>淫乱さだけはこの仕事に向いているな、瑞葉は
「そんな……あんっ、ひどい、ですわ……おじ様っ、あっ、あんっ!!」
奥まで突き入れられ、腸内を全て埋められたような異物感のおぞましさに、
しかし身体は不思議にも快楽を訴え、口からは嬌声が迸った。
「ふぁ……ひゃんっ、んんーーーーっ!!」
敏感な箇所への舌戯や愛撫に、腸壁すらも快感に打ち震えるように主人のモノを絞り上げる。
「あ……きもちいい……おしり、きもちいい……ですわ……でも……っ」
うわごとのように悦楽を訴えながらも、さらに自分の指で秘所を開き、
焦らすように入り口をなぞりだす。
「ここも……欲しいんですの……ごしゅじんさま……」
最後に呼んだのは、伯父だったのか、それとも……?
「そこは瀬名に入れてもらいなさい」
とだけ言って、瑞葉の要求を跳ね除ける。
容赦なく菊座への交わりを続け、やがて逸物に小さな疼きが堆積してきた。
数分では達しそうにないが、その疼きが限界になるまでひたすら動き続ける。
「しかしそこまで言われてはな。子種はくれてやろう」
瑞葉から一旦、逸物を抜き去って今度は膣口に宛がう。
宛がうや否や間も無くして、大量の白濁液がそこに注ぎ込まれる。
行為の後でぐったりとした瑞葉に、自分のナイトガウンを被せてやる。
「メイド服は汚れてしまったからな。この部屋から出て行くときはそれを着て行きなさい」
煙草に火を点けて、窓の外を寂しげに見上げる。
そこには春の空の星々が満天と輝いていた。
「んんんっ、ああ……っ!」
主人の逸物が完全に抜き取られた時に、異物感が腹部から消えた快感で達してしまう。
浮遊していた意識がやがて戻ると、主人の逸物はいつの間にか秘所へと移り、
大量の精をそこへと吐き出している。
それを愛しむように、また悲しむように見つめながら、机の上に崩れ落ちた。
>この部屋から出て行くときはそれを着て行きなさい
被せられたガウンの前を合わせ、ぬくもりを感じ取ろうとしたところでかけられた、その言葉。
暗に「今日はもう出て行くように」と言われたのが分かる。
「おじ様……瑞葉を、今夜のお相手には……いえ……」
最後まで言うことはなく、丁寧に一礼すると、ガウン姿のままで、汚れた服を持って下がる。
「本当に申し訳ありませんでした」
最後まで主人としっかりと目を合わせることはなく、
着崩れて白い素肌がこぼれるガウン姿のままで、自室へと向かうのだった。
柔らかい匂いに包まれ、ふと目が覚めた。
「・・・どこだここ。ここどこだ。」
首を回すと自分が今、落ち着いた色彩に包まれた部屋にいることがわかる。
枕元には水差が置いてあり、その横には着て下さいとばかりに自分の物ではない服ががきちんと折り畳まれ置いてある。
「・・・なるほど。」
死んだか。俺。・・・ああ、そうね。うん。なるほどね。こんななるんだ。
良いとこじゃん。悪くねえじゃん。もっと酷い所かと思ってたよへー。1回位死んでみるもんだ。
「って嘘だ。」
思い出す。あの背の高い女の子、確か冬果とか言ったか。
風呂にでも入って背中でも流して欲しい所だったが、贅沢言っちゃいけないわな。
一夜の宿だけでも感謝するべきだろう。
「さて、逃げるが勝ちだな。」
むくりと起き上がり、鞄の中から煙草を取り出す。
ご主人とやらにご挨拶するのも鬱陶しい。
レディーには深い感謝と愛情の印を与えたい所だったが、こういった所はいつものようにさっさと出て行くに限る。
ベッド脇にある灰皿を取り出し、寝覚めの一服を得る為にマッチを擦った。
ふと何かに気づいてもう一度灰皿に目をやる。
もう一度マッチを擦った。
「ちょっと待て。」
煙草を握りつぶす。灰皿を持ち上げ、裏面を確認する。
「何でこんなもんがこんな所に置いてある。」
シックな年代ものだ。アンティークと言ったっていい。今までの経験上こういったものは良い値がつく。
下手すれば一流ホテルでガラスの中に飾ってあったっておかしくはない。
よく見回してみると部屋は広く、差し込む光は明るかった。
調度品はシックで重厚、それでいて窓際には花が飾ってあり暖かさがある。
磨き上げられた家具はそれでも取っ手が磨り減っていて日常的に使われている事は確かだ。
・・つまり俺は珍客として普段使われていない物置に放り込まれた訳じゃあない。
おそらくこの屋敷は一見の客がそれなりに滞在する環境にあるって事だろう。
よくよく考え直す。思わず懐に滑り込ませた灰皿も元に戻す。カタン、と音が鳴った。
玄関からつれて来られた屋敷の大きさ、庭の大きさ。
一見の人間に泊らせる部屋とは思えないこの部屋。
「・・・好事家ってやつか。良い匂いがするねぇ。」
金の匂いに美人の使用人。居心地も非常に良さそうだ。
自分から出て行くことはない。思い直してベッドからシーツを引っ張り出す。
引き裂くと、手早く肩に撒きつけた。
さて、しばらく怪我人になっておくとしようか。
ドアを開け、少し顔を覗かす。
「廊下広。」
昨日は空腹と暗闇で確認できなかったが、やたらと廊下が広い、長い。
とりあえず屋敷内に人はいるようだった。
「…あ、そう言えば」
仕事が一段落したところで昨日招き入れた客の事を思い出す。
忙しく働いていたせいで、すっかり忘れてしまっていた。
掃除用具をしまい、案内した部屋へと向かう。
しかし問題はこれからどうするかだ。
水差も着替えもあるということは恐らく忘れられている訳では無さそうだけれど。
いきなり歩き回ってもこれだけ広いとなるとそうそう捕まえられそうにもないってものだろう。
部屋に向かう途中の廊下、白い蟠りのように座り込んだボーセが居た。
「……」
何か言いたい事がある。そんな顔つきだったが、昨日の今日である。
敢えて無視して通り過ぎ、角を曲がる。
部屋の扉が僅かに開いている。
まだ顔は見えていなかったが歩きながら呼びかけてみた。
「西野様、遅くなって申し訳ありませんでした。何かお変わりありませんか?」
>「西野様、遅くなって申し訳ありませんでした。何かお変わりありませんか?」
素晴らしいタイミングで横から涼やかな声が聞こえる。
そう、確か赤城・・冬果とかいう背の高い娘か。
ドアから顔を出す。
--しっかりしていた物腰からもう少し年上に見ていたんだけどな。
こちらを見ている彼女は、昨日の暗がりで見ていたよりもずっと健康的で若く見える。
おそらく20か・・そのくらいの年齢だろう。俺にも確かあった。そういう年が。
「やあ、おはよう。赤城さん。いや、もうこんにちはかな。昨日はありがとう。」
思った通りドアの影から西野の顔が覗く。
その顔に笑みを送りながら、西野が身につけている服に視線を巡らせて、表情を曇らせる。
「こんにち…は…」
怪我の具合が悪いのか、手製らしき包帯をしている西野に駆け寄り、そっと手を添える。
「…ごめんなさい、まだ痛みますか? ボーセにはきつく言っておきましたから」
嘘をついた。実際はボーセを叱った事なんか一度も無い。
「良かったら…医務室へご案内しましょうか?」
自分よりも身長の高い相手を見上げながら、手を添えたままで述べる。
「いやいや、大した事は無いのです。寧ろシーツを台無しにしてしまった事をお詫びさせて下さい。」
「むしろそう・・お風呂でも頂けますか?」
昨日はいっていなかったから気持ち悪くて、と肩を竦める。
そして大きく息を吸った。
「・・しかし・・・困った事になった。」
右手の親指と小指を開き、両目の端にピタリと合わせる。
2度ほど首を振り、息を吐き出す。
「私はその・・・旅をしているもので・・普段は恥ずかしながら旅先で詩などを売っているのですがね。
しかし、この怪我では・・・。今日お暇して、街の方で、当分は・・ハハ、空でも見ながら寝るとしますかね。」
肩を抑えてみる。ちらり。
大きな目を見開いて上目遣いでこちらを見ている。今にも潤みだしそうだ。
おおう、人を本気で心配している目付きだよ。
添えられた手が、すこし熱く感じた。
「イヤイヤイヤイヤあの素敵なワンちゃんに罪はないんですよ。私が悪いんだ。
どうか叱ったりしてやんないで下さい。イヤイヤイヤイ ヤ イ ヤ。」
いや本当。よくやってくれたよ。上手くいきゃあそのうち骨でもくれてやるさ。
西野が余り怒っていない様子に少しほっとする。怒られるのは苦手だった。今も昔も。
それどころか相手は困っている様子でもある。意を決して応える。
「いえ、とんでもありません。そう…もし宜しかったら当分の間、当家でお怪我が治るまで逗留して行って下さい。
御主人様には私から事情を述べておきますから、きっと大丈夫です。」
多少無茶を言っている気もしないでも無いが、これぐらいなら許して貰えるだろうと思う。
「そうそう、お風呂でしたね、只今の時間だと浴場が使えませんので
こちらのお部屋の方でご用意させて頂きますので、ちょっと失礼します。」
一礼した後に部屋に入り、お風呂の用意を始める。
―――そういえば、彼は片手を痛めている。
お風呂にお湯を張っている時に思い出し、そっと尋ねてみる。
「西野様、もしご不便でしたら、私で良ければ御入浴のお手伝いをさせて頂きますが、いかが致しますか?」
「いや、しかし。・・・いえ、じゃあ少しお言葉に甘える事に。」
よしビンゴ。
当分お腹もすかなくてすみそうだ。
それを聞くとにこりと微笑む。多少強引だったが遠慮する気はない。
彼女は部屋に併設されている風呂場に向うとざあざあとお湯を張り始めた。
>「西野様、もしご不便でしたら、私で良ければ御入浴のお手伝いをさせて頂きますが、いかが致しますか?」
「はは、僕は西野様ってがらじゃないなあ。そう、僕の事は京介と呼んで下さい。」
・・・はは、うん。西野冬果、悪くないな。語呂も良い。ってちょっと待て。
「私で良ければ御入浴のお手伝いをさせて頂きますが」
耳の奥でリフレインする。
ご入浴のお手伝い。うん。うん。そういう習慣があるんだ。
おいおいおいおいこれに対する無難な答えってなんだ。
「はは、そうだね。背中でも流してもらおうかな。」
なーんて、そういう意味じゃなかったかなあ・・・・・
とりあえず返してみる。
「はい、では京介様と呼ばせて頂きますね、こちらへどうぞ」
バスタブに張られた湯加減も丁度良くなったので、風呂場からガラス越しに見える人影に声をかけた。
春とは言えまだ寒い季節。湯気がもうもうと立っている事に今は感謝した。
メイド服を脱いでいるわけではないけど、やはり見知らぬ人の裸を見るのは少し照れくさい。
赤く染まった顔など見られたくはなかった。
「ええっと…それでは京介様…その、ですね」
言葉通り相手の背中を洗いながら尋ねる。
そういう事を承知で来られた方では無い筈なので、少々躊躇いながらも
「お望みであれば…どのような部位でもお申し付けの所をメイドの私が洗わせて頂きますので…
その…ご遠慮なくおっしゃってくださいね」
言い切ってから、自分でも顔が更に赤くなるのが分かった。
なるほどね。
彼女の目の光を見て思う。整った顔立ちから発せられる目の色と言葉には少なくとも侮蔑や見下した色は無かった。
よくわからんが、俺は客人で、この子はメイドってわけだ。
金が無かろうが、怪しかろうが彼女にとって俺は客人。それだけは変わらないんだろう。
これでも色々と苦労はしてきた。こうした場に卑屈な態度は不用な事くらいは判る。。
場に合わせた流儀なら受け入れてみせよう。
「ならあれだ。君も脱ぐといい。濡れた服は体に悪いからね。」
さすがに顔を見ながらは言えない。
「ああ、それとヘアドレスは外さなくていいよ。」
よし、俺、カッコイイ。
<「ならあれだ。君も脱ぐといい。濡れた服は体に悪いからね。」
「……」
一瞬、体の火傷を見られたくなくて躊躇するが、真っ直ぐ視線を合わせてくる西野の瞳に逆らえず
黙って頷く。
―――小さな火傷じゃない…
自分に言い聞かせてから、そっと衣服を脱いでいく。
ここのメイド服は、かなりしっかりしたデザインなのでは脱ぎにくかったが
一つ一つ脱いでは丁寧折りたたみ、脱衣所に置いていく。
最後にショーツとブラを残して脱ぐ物が無くなったところで、ヘアドレスを思い出して取ろうとするが
<「ああ、それとヘアドレスは外さなくていいよ。」
―――図らずも阻止されてしまう
仕方なく、最後の下着を取り去り、おずおずと西野の前に戻る。
ゆっくりと前を隠しながらもこちらによってきた彼女に目をやる。
今まで相手にした酒場の女たちとは違う、真っ白な裸身が目に付いた。
神様、ありがとう。多分一生懸命生きてきた俺にご褒美って奴ですね。
自分の前も隠さずに座ったまま彼女を見上げる。う、スレンダーに見えてわりにこう。
湯煙に隠れた彼女の体はとても扇情的に見えた。
久しぶりの女体とこの異常な環境にムクムクと自分自身が起き上がってくるのを感じた。
口笛でも吹きたい所だ。
「僕は肌が弱くてね。タオルで洗われると少し荒れてしまうんだ。」
勿論大嘘だ。
「手で洗ってもらえるかな。こう、泡をつけて撫でるように。」
普段自分ではそうしているんだけどね。と笑いかけた。
ああ、大嘘だ。河に入ってタワシで洗う事もある。
近づいたせいか、イヤでも相手の裸身が目に入ってしまう。
これだけ近いと湯気ももう意味をなさない、西野が自分の体を見ているのを感じる。
それだけで体と胸が熱く火照ってくる。
<「僕は肌が弱くてね。タオルで洗われると少し荒れてしまうんだ。」
<「手で洗ってもらえるかな。こう、泡をつけて撫でるように。」
「はい…それでは」
数ある中から刺激の少ない石鹸を選び、手に付けて泡立て始める。
やがて、ゆっくりと二の腕から肩、首筋、そして微かに膨らむ双丘までを泡でくるみ。
「失礼します」
そっと前から抱きつくようにして、西野の体に自らの泡で包まれた体を寄せる。
肩に回した手をそっとすくうようにして、西野の裸身を全身で洗っていく。
「……ん…」
お腹の下辺りに硬い感触を覚え、顔を下げて見ると西野の逸物が硬化して当たっているのが分かった。
「失礼します。こちらも…」
それにも手を伸ばし、包むように愛撫を始める。
手で洗って欲しいというこちらの要望に対して彼女は体中で表現してくれる。
>「失礼します。こちらも・・」
口上も男心をそそる。
ゆっくりと耳元に口を近づけた。
「:そうだな。冬果ちゃんも洗った方が良い」
硬くなっている自分のものを弄る手をそのままに、彼女の体に自由になった右手を這わせた。
柔らかく撫でさする。少し背が大きいと思っていたが、こうやって見ると彼女はとても華奢だった。
「その部分は、更に敏感なんだ。手でも荒れてしまう・・僕は少し病弱でね・・。口でしてくれないかな。」
ああ、大嘘だ。一週間前、河に入ってタワシで洗った部分、今は彼女の手の中に包まれているものを指差していう。
「ん…きょ、京介様…だめです。そんな事は……あっ」
不意の愛撫に身を離しそうなるが、密着している為離せない。
その手はゆっくりと優しく、しかし確実に自分の体を浸食していくのが分かる。
「…ん…っんん………」
その心地良さに引きずられて仕事を忘れないように、声を押し殺して抵抗する。
――体が…熱い…
<「その部分は、更に敏感なんだ。手でも荒れてしまう・・僕は少し病弱でね・・。口でしてくれないかな。」
「………」
逆上せた頭では返事もままならず、辛うじて頷き返し
手桶で彼の下腹部についた泡を流すのが精一杯だった。
京介の前にしゃがみ込むと、泡で隠れていた逸物が既に大きくそそり立っているのが見える。
一度、ちら、と上気した視線を京介に向けて、逸物への奉仕をを始めようとするが
手で掴もうとしてから京介の言葉を思い出し、思案した挙げ句、手を下げ
犬のように舌だけを使って逸物への奉仕をする。
―――……やだ…まるでボーセになったみたい…
不自由なその姿勢に、妙な恥ずかしさを覚えてしまう。
上気した顔でゆっくりと舐め上げてくる彼女の顎先から頬のラインを撫でる。
部屋中に立ち上る湯気の暖かさと彼女の柔らかい匂いに包まれた体によって、
昨日までの疲れが泡と共に落ちていくのが判った。
--泥だらけで眠りにつかなきゃならなかった昨日までとは偉い違いだ。
自然顔がにやつく。
泡を手桶で洗い流し、すぐに顔を埋めてくる仕草といい、この子は見た目の無口さと違って随分と従順だ。
上気させた顔を下腹部に埋め、くっくっと揺らせる彼女に目をやる。
ゆっくりと胸を手で弄ぶと弾力のある肌が、泡をプルッとはじいた。
両手で揉みしだきたい衝動と戦う。
左手を動かせないとしたのは失敗だったかもしれない。
--足にしとけばよかったかもな。
湯気が体中にまとわりつき、玉となって汗と混じりあう。
我慢できなくなり、彼女の耳元に口を寄せた。
「随分と従順なんだな。入浴のお手伝いの最後に上にのって腰でも振ってみせてみるか?」
自然と下卑た言葉が口をついた。
湯当たりしたように熱くなった体を誤魔化すように、奉仕に没頭し続けた。
いつの間にか伸びていた京介の手が胸を弄ぶが、先程のように身を離す事はしないで
その愛撫に身を任せて体を更に寄せる。
「…んん…ぷぁ…ああ…」
声も最早押さえられず、奉仕を続ける口から漏れるがままになってしまう。
火照った下腹部が、僅かな床とのタイルの間に糸を引くほど濡れ始めていた。
<「随分と従順なんだな。入浴のお手伝いの最後に上にのって腰でも振ってみせてみるか?」
急に荒くなった口調に微かな疑念を覚えながら、しかし、ふやけた思考はそれを止めておけずに
あっさりと頷き
「…でも…私が従順なのは…望んだ相手に…対してだけです…」
譫言のように返答する。
「っつ」
思わず息が漏れる。
先ほどから痛いほどの快感が下腹部を包む。
舌を絡めて唾を塗し込むようにしてくるかと思えば犬のように舐めさすってくる。
先ほどから痛いほどに硬く立ち上がっているものを見ては無表情とも見える目元をかすかに上気させ、満足げに揺らす。
その横顔は快楽を相手に与える事のみに集中しきっているようにも見える。
<「…でも…私が従順なのは…望んだ相手に…対してだけです…」
手練手管って奴だ。きっとそうだ。そうに違いねえ。どうせ、終わった後にはチップをねだるに違いねえんだ。
でも、そこらの安い女とは言葉の意味が違うような気がした。
--湯あたりしてるのかもしれねえ。
久しぶりにかけてもらった優しい言葉に、暖かい体を伝う湯気に、胡乱な頭が加熱していく。
湯船の縁に腰をおろすと、冬果を脇から抱え上げ唇をねだった。
「き、汚いですから、ご奉仕させて頂いた後…ですから」
抱え上げられて唇をねだられ、咄嗟に京介から顔を背ける。
本当は口づけしたかったが、身体に躾られた事がそれを許さなかった。
「それより…もうこちらの準備は出来ていますから…」
ちゃぷん、と音を立てて湯船に下り、自分の割れ目をそっと手で示す。
そして、そっと京介の身体を湯船に静めるように押し倒し、跨るように上に乗る。
「失礼します…。それでは」
湯に囲まれて緩慢な動き揺れを見せる京介の逸物を、また手を使わずに腰の動きだけで咥え込もうと
ゆっくりと自らの秘裂に宛っていく。
実際にやってみると、それはとても恥ずかしく、難しい行動だった。
「………ん…………あれ…?」
目の前で京介が見ている事に気を取られ、なかなか上手く行かない。
だが、何度か動く内に
…ずるぅ
「…っ! んっ…あ」
一気に内部へと逸物が滑り込んだ。
首まで紅く染めて必死で逃げる唇を追いかけようとして、止めた。
何を馬鹿な事を。頭を溶かして夢中になっていた自分に恥じ入る。
自分の初めてのキスはいつだっただろうか。
確か安場の体を売っていた女だったように思う。顔も覚えていない。
そう、それなりにショックだったもんだ。俺みたいな奴じゃ無理もねえ。
一人で納得し、ぼうとしていると
「…っ! んっ…あ」
と、目の前で柔らかな声が聞こえた。締め付けるような感触が下半身を包む。
先ほどまでと違い、彼女の唇は薄く開き、
表情は少し蕩けてそこから柔らかな鐘の音に似た声が漏れてくる。
ゆっくりと動き出す腰を見て、
少なくとも、目の前にいる無表情な女の子には、今この場だけでも認めてもらいたいと、そう思った。
首筋に唇を離し、垂れ落ちる汗とも湯気とも取れない液体を啜る。
ゆっくりと腰を動かし始めた。
「…っ……っ!………ん…!」
まとわりつく湯のせいで激しい動きをする事は出来なかったが、液体が常に二人にまとわりつき
合間を埋め尽くし、代わりに焦らすような、圧迫感を伴った不思議な快感が下半身を貫いていく。
「…っん? ああ…!…はっ…!はっ…あ!」
京介が首筋にキスをしたのを感じたら、それを合図にするかのように腰を振り出した。
思いもかけない動きに翻弄され、バランスを失わないように足を突っ張るのが精一杯になる。
「やぁぁ!……だめ…です…! …あっ!…ああ!」
更に突っ張った四肢を容赦なく貫かれ、喉から嬌声を上げてしまう。
びくびくと震える手足を押さえ込むように、京介にしがみついて涙混じりの声をあげる。
しがみつかれた体から体温が伝わる。
先ほど彼女の口の中で散々に塗りたくられた唾液に彼女自身が絡みつく。
驚くほど豊かだった口内の巧みさに比べると少しぎこちなく感じる腰の動きに合わせて突き上げる。
「ずいぶんと熱心に腰振るんだな。」
舌を出し、真っ白な胸元から首を経て、耳元まで舐め上げてささやく。
<「やぁぁ!……だめ…です…! …あっ!…ああ!」
そういった途端、上半身ごとぺたりと密着させるようにしがみ付かれる。
くすぐる様に髪の毛を撫でながら下から派手に腰を叩き付けた。
「くっ・・出る。」
奥まであたるように腰を当て、彼女の外見からしたら軽すぎるようにも思う体重を感じながら、放つ。
軽い虚脱感と共に彼女を抱え、湯船に横たわった。
「ひ…!…くうう…あ…く……っ!」
京介の身体に縋ったのはいいけど、返って叩き付けられる逸物の逃げ場がなくなり
まともにその突き上げを深奥で受け止めてしまう。
擦り上げられる膣壁、下腹部、そして全身へと回った灼熱感が一気に加速していく。
「……あ」
唐突に自分を貫いていた硬い物が動きを止め、一番奥に何かを放っているのが分かった。
限界に来ていた自分も、それをびくびくと膣で締め付けた後、微かな吐息を漏らす。
絶頂を迎え気が抜けたのか、最早指一本も動かせそうに無いほど脱力し
繋がったままで一緒に湯船に沈む。
―――立ち上がって…ご挨拶しない…と……
そう思うが、身体はついていかず、そして思考もそのまま意識の底に沈んで行き、気を失う。
ホカホカになった体にタオルを絡みつかせられる。
ゆっくりと叩くように背中からゆっくりと水分が吸い取られていく。
「ありが」
途中で止めた。無言のまま体中が先ほどのぬめる様な快感をくすぐる泡とは違う、
さわやかで清潔な感触に包まれる。
無言のままローブを着せてもらい、ゆっくりとベッドのほうに歩いた。
また眠れそうだ。
忘れないうちに鞄から財布を取り出す。
チップをわたしといてやらねえとな。
財布をもったまま振り返る。
「悪くなかったぜ冬・・」
振り返った先にはきちんと閉じられた浴室の扉。
何事もなかったように閉じている扉。
ふう、と溜息をついた。財布は仕舞う。
少し考えた。
ここから逃げ出す前に、2人になる機会があれば今度は手品でも見せてやろう。結構得意だから。
なんだかチップよりもそっちのほうが喜んでもらいそうな、そんな気がするから。
静まり返ったお屋敷の医務室。
ソファーに腰掛け録画していたビデオを見て、ぼそっと呟く。
「やはり、小沢さんは甘いなぁ…」
「苦しくったって〜 悲しくったって〜♪」
昨日見たドラマの唄を熱唱しながら掃除をしている。
誰も見てないと思って次第にデタラメな振り付けまで始まる。
「………」
期待していたほど面白くはなかったようで、落胆しながら、無言でビデオの電源を落とした。
「ボールがぁ〜うなぁると〜♪」
次第に箒を勇ましく振り回し始めて、最早なんの振付か分からなくなってくる。
ふと時計に目を向ける。
「こんな時間ですし、今夜はもう誰もこないでしょうね…」
溜息をひとつつき、白衣を脱ごうと手をかけた。
「だって涙が……っあ…!」
最後のキメのセリフを言おうとした所で、振り回していた箒が見事に飾ってあった置き皿に当たり下に落ちる。
が、床に落ちる寸前、素早く手を伸ばしてそれをキャッチする。
「…あ、あぶなー…」
ゆっくりと皿を元の位置に戻すも、手の中にチクっとした感触があった。
見てみると、箒にでも引っかけたのか小さな引っ掻き傷が出来ている。
「…あー ったく…もう」
仕方なく医務室に向かい。扉をノックする。
「せんせー せんせー」
もう寝よう、そう思い白衣を脱ごうとした瞬間、突然叩かれた医務室の扉。
男だったら無視して寝ようと思ったのだが、扉の向こうから聞こえる声は若い女性のものだった。
しぶしぶ脱ぎかけた白衣を再び纏い、扉に向かう。
「奥津さん…?」
ガチャリと戸を開くと入り口に立つメイドの姿を怪訝そうに見つめ、その名を呟く。
おさえている手から出血が見てとれる。
夕呼の事だ、またなにかしでかしたのだろう…
彼女の風評からそんな事をふと思う。
「どうやら、怪我をしているようですが、
こんな夜更けにいったいどこの誰と喧嘩をされたのですか?」
医務室の中に夕呼を通すと、すこし迷惑そうに問いかけた。
「…こんな時間に喧嘩する相手なんていねぇよ。」
嫌みっぽく言う三条に向かって口を尖らして反論する。
「掃除してたら箒に引っかけちゃったんだよ。」
そう言いながら、部屋の中にずかずか入っていき、三条には目もくれずに棚の絆創膏を漁り始める。
「噂通り、他の方とはすこし毛並みが違うようですね…」
勝手に部屋に入り込む噂通りの夕呼の姿に苦笑する。
「いろいろと大事なものが入っているので、あんまり引っ掻き回さないで下さいね。」
絆創膏を漁る夕呼に背後から近づくと、その手を強引に握り締める。
「けが人なら、怪我人らしくおとなしくするものですよ。
さあ、椅子に座っておとなしく待っていなさい。」
やや咎めるような口調でそう言うと、絆創膏、消毒薬等々を手早く取り出すと、
「ちょっとしみますが、我慢してくださいね…」
そう言うと、有無を言わせず消毒薬をたっぷり塗ったガーゼを意地悪く押し当てた。
後ろかいきなり手を握りしめられ、思わず振り払いそうになるが、三条の言う事がもっともだと思ってやめる。
治療を促され、大人しく椅子に座った。
<「ちょっとしみますが、我慢してくださいね…」
そう言われてガーゼを押しつけられ、想像していたよりも傷口に染みるので悲鳴を上げそうになるが
こめかみを引きつらせて我慢する。
―――痛い!痛ぇつうの! このヤブ医者!
「意外にいい表情をするんですね…」
普段の数倍の消毒薬が染み込んだガーゼを力強く押し当てながら、ふとその表情に視線をり小さくそう呟いた。
反抗的な態度、そして強い光を秘めた目で睨み返す夕呼の表情に、
一瞬背中にゾクっとした冷たいものが走る。
どんな表情をするんでしょうね…
頬を緩め淫猥な笑みが微かにこぼれる。
「手入れが行き届いた御屋敷ですが、万が一細菌に感染していると厄介です。
絆創膏を貼る前にもう少しだけ我慢してくださいね…」
手早く銀の医療用トレイに乗った注射器を手に取ると、
とある薬品を詰め、そのまま以外に細い夕呼の腕に針を差し込んだ。
<「意外にいい表情をするんですね…」
「へ、変態…」
堪えきれず、悪態が口をついて出る。
―――ワザと痛くしてやがる、こいつ
こちらを舐め回す蛇のような視線に確信を得ながらも、治療される身である故に何も出来なかった。
町医者だったら、殴ってるかもしれなかった。
「え?」
三条が素早く注射器を取り出したのを見て驚くが、時既に遅く、針が深々と腕に刺さっていた。
流石にこうなっては何も出来ず、自分の身体に侵入していく液体を不安ながらも見守るしかなかった。
先程までの不安げな表情とは一転し、やや不安げになった表情にますます気分が乗ってくる。
夕呼の様子を伺いながら、
手早く注射器の中身を全て注入すると、手馴れた手つきで針を抜く。
「そんなに心配そうな顔をしないで下さい、ただの筋肉弛緩剤ですよ…
ちょっと普通のやつよりも効果が早くでる即効性ですけどね。」
注射器を傍らにしまいながら、風邪薬の効果を説明するようにさらりと笑って口にした。
「まぁ、可憐な女性…というわけではないようなので、一応の保険ですよ。」
頬を緩ませ席を立つと、退路を断つように扉と夕呼の間に立ちふさがり、
嘗め回すような視線でその若々しい肢体を品定めする。
「あと一分…といった所ですね。
しかし意外と言っては失礼ですが素晴らしい、せっかくの週末の夜に退屈しないですみそうですよ。」
<「そんなに心配そうな顔をしないで下さい、ただの筋肉弛緩剤ですよ…
「…は? きんしかんざい? 何だソレ」
三条の言った言葉の意味が分からず、聞き返す。
が、返事が来るよりも早く、急激に身体に痺れのようなモノが走り抜ける。
―――な、なんだコレ
<「まぁ、可憐な女性…というわけではないようなので、一応の保険ですよ。」
<「あと一分…といった所ですね。
「…て、めぇ…いい度胸だ、コラ。」
三条のにやけた顔に血が沸騰し、薬の効力を無視するように椅子から立ち上がる。
信じられない動きを見せて三条に向かって殴りかかる…が
どさっ
「あうえ…? くっそ… きたなひ…ぞ、おまへ…く、くそーっ…ぜったい、ゆるさ…ね」
一気に動こうとしたせいか、返って薬の回りが速くなり、身体の自由が急速になくなり
足が縺れて転び、呂律さえおかしくなってしまう。
「…くっぅぅぅ! う、ごけ…っつうの」
それでも動こうと、床で足掻く。
「大丈夫ですよ。」
足元でもがく夕呼を見下ろし、声をかける。
「意識もしっかりありますし、声もちゃんと出ますから…ただ体が動かなくなるだけです。」
まるで小児科の医師が子供に言うように微笑むと、
もがく夕呼の肩に両手を宛がい上半身を起こすと、
背後に回りこみそのまま美しい弧を描いたふくらみを掬うように手を宛がう。
「緊張しなくてもいいですよ、。
なに、ちょっとだけの我慢です、すぐに…良くなりますからね。」
「ふざけん…な…っ い、いしゃがこんなこと…していいのかよ…!」
こちらを悠然と見下ろす三条に心底腹を立てるが、何が出来るわけでもなく
ただ怒りのままに叫ぶ。
<「意識もしっかりありますし、声もちゃんと出ますから…ただ体が動かなくなるだけです。」
「え? …ひゃっ?!」
後ろから胸に手を回され、薬で痺れたままの妙な感覚に悲鳴を上げてしまう。
<「緊張しなくてもいいですよ、。
「わぁぁぁぁぁ!? ばかやろう!なにするつもりだやめろはなせこらぁぁぁぁ!」
身体が動かせないせいか、その分これからされてしまう事が容易に想像できてしまい。
パニックを起こして喚きまくる。
わぁぁぁぁぁ!? ばかやろう!なにするつもりだやめろはなせこらぁぁぁぁ!」
「簡単に服従されるのも興ざめですからね、反抗できるうちに精々足掻いていて下さい。」
背後から夕呼の肢体を抱きかかえ、嘲弄するように耳朶に口を寄せ囁きかける。
「さすがこのお屋敷のメイドさん、柔らかさも申し分ないですね。」
胸に宛がった手を動かすと、手のひらいっぱいに量感のあるふくらみの感触が伝わってくる。
思わず感嘆の声を上げると、片方の手をさらに動かし布地越しに夕呼のふくらみを蹂躙しながら、
もう片方の手を胸元へと差し入れるると
「肌の感触も素晴らしい、普段は男勝りなようですが…
なかなかどうして、奥津さんの体は立派な女性なようですね。」
そう囁きながら、キメの細かい肌の感触を楽しみながら、指先をブラの中へと這わせていく。
「自由を奪われ、弄ばれる気分…どうですか?」
悪戯っぽく嘲弄するような言葉をかけながら、
ブラの中へと進入させた指先の動きを止め、、次の瞬間突然ふくらみの頂点にある敏感な突起を弾いてみた。
<「肌の感触も素晴らしい、普段は男勝りなようですが…
「…っん…お、おおきなおせわだ!」
胸元を蹂躙される感触に顔が赤くなるが、既に怒りで赤くなっていた為余り変化は無いかもしれない。
<「自由を奪われ、弄ばれる気分…どうですか?」
「……っ!」
敏感なさきっちょをぴんと弾かれ、その痺れとも痛みとも付かない感触にびくっと身体全体が反応する。
「へ、へんなとこさわんな…あうう…」
その後も続く微妙な責めに、反応しまいと身を強張らせるが
薬のせいもあって、段々と身体に込めた力が失せていってしまう。
「…ああう…ふ…このくそいしゃ…お、おぼえてろ…よ…」
>へ、へんなとこさわんな…あうう…
「変な所? 変な所というのはここですか…?」
夕呼の抵抗に頬を緩ませ、
胸の頂点を親指とひとさし指の2本で挟み込み、こするように刺激する。
「おや?奥津さんともあろう人がもう降参ですか?
それにしても本当にいい体ですよ、せっかくだからちゃんと見させてくださいね。」
指先と言葉の両方で、ぐったりと力なく肢体を預ける夕呼をなじると、
いったん両手を汗ばむ肢体から離し、震える奥津の両肩へと乗せるとぐっとその手に力を込め、次の瞬間上半身の服を引き裂いた。
>お、おぼえてろ…よ…
「あいにく記憶力には自身がないのです、せっかくの素晴らしい体です、
忘れないようちゃんと楽しませてもらいますよ。
まぁ、奥津さんのことですから、私程度のテクニックじゃまったく快感なんて覚えないでしょうけどね。」
いいながら、量感あるふくらみを包み隠すブラをたくしあげ、両手ですくいあげ乱暴に揉みはじめた。
<「あいにく記憶力には自身がないのです、せっかくの素晴らしい体です、
上半身の衣服を剥ぎ取られ、胸を良いように嬲られて、心底悔しさが込み上げてくる。
お屋敷での奉仕を慣れたと言えば嘘になるが、それでもまだ我慢出来ない事もなかった。
だが、身体の自由を奪われ、抵抗も出来ずに三条に嬲られるのは我慢できなかった。
そう思う間にも、強引にブラを剥ぎ取られ、露出した胸を弄ばれ
弄ばれる身体からは徐々に快楽の反応が噴き出ていってしまう。
「…くあ…んん!…やめろ…そんならんぼうに……もむな…いたい…だろ…ああん…!」
だが、口から漏れるのは痛みに対してだけでなく、陵辱に伴う肉体の反応が混ざっていた。
それを押さえられない悔しさに、自然と涙が溢れてくる。
「…ちくしょう…ゆるさねぇ…ぜったいゆるさない…から…ううっあ……」
>…くあ…んん!…やめろ…そんならんぼうに……もむな…いたい…だろ…ああん…!
「泣いた顔も可愛いですね…」
背後から覗き込むようにして、笑いかける。
「それにしてもたしか86、いや87だったはずですが…
奥津さんの胸は数字以上に大きく感じますね、お客様に揉まれて大きくなったんじゃないですか。」
揉みこむ度に柔らかく形を歪める夕呼のふくらみに目を移すと、
いやらしく形をかえるふくらみに思わず感嘆の言葉が口をつく。
>ちくしょう…ゆるさねぇ…ぜったいゆるさない…から…ううっあ……
「ええ、許されるとは思ってませんけどね、
こんなに魅力的な体をしてるんです、
健康的な男性ならこうしたいと思うのは当然だと思いませんか?」
気丈に悔しさを押し殺してなお反抗する姿に内心舌を巻く。
「流れる涙も綺麗ですよ…もっともあふれてるのは涙だけじゃないはずですけどね…」
突然、2つの胸を蹂躙する手の動きを止めると、
次の瞬間、背中を押して夕呼の体を床に突き倒し、スカートの裾を捲くりあげると、
「まさか奥津さんは感じたりなんかしてないですよね?」
夕呼の反応を楽しむようにその下着に手をかけた。
<「それにしてもたしか86、いや87だったはずですが…
「……っ」
実際にこのお屋敷に来てからブラのカップサイズは変わっている。
それは事実だが、今ここで指摘されると制御出来ないほどの羞恥が湧き上がってくるのが
はっきりと理解出来た。
胸が熱くなり、顔が更に朱に染まる。だが何も言い返せず、唇を噛んで下を向いた。
<「まさか奥津さんは感じたりなんかしてないですよね?」
―――!
分かっていたもののスカートを捲り上げられ、外気に晒されると
人知れずして愛液を湛え、秘所がひんやりとした感触に濡れているのが分かった。
それは絶望にも等しい感触。
自分の血の気が引くのが分かった。
「…へんたいやろう! そこにさわるなぁぁぁ!!!」
医務室に、最後の抵抗にも等しい怒声を響かせるが、既にそれは泣き声混じりのように迫力にかけていた。
「そこ?そこってどこでしょう?」
嘯きながら、躊躇なく下着に両手をかけると、そのまま一気に膝まで引き下げた。
「そこって…ここですか?」
伺うように意地悪くそういいながら、すうっと指先で秘裂を一撫するとそのままその指を滑らせる。
「それとも…ここ?」
そう言って夕呼のもっとも敏感な肉芽にそのまま指を宛がった。
「奥津さん、ちゃんと言ってくれないと、わかりませんよ。
それに、変態に触られてこんなのなってる貴女も変態なんじゃないですか?」
指に絡んだ夕呼の粘液を淫猥な瞳で見つめ、そうなじる。