>>581 ………い、いきなり何を言うのカシラ?私が負けるなんて事あるはずないじゃないッ!
そう、全ては予定調和なのよ…現に今、坂上舞華は勝利してここにいる!
あなっ…げほっ、いいから貴女は自分の心配をしてなさいッ!!
(あらやだ急に熱くなってキタワネ。なんだか汗が出てきちゃった、冷や汗ではなく。冷や汗では無くッ!!)
(と、ともかく過程や過去なんてものはどうでもいいのッ!この私は勝利を約束された星の下にいるんだから!)
「勝ったは勝ったけど凄いギリギリだったよな」「おかげで良いもん見せていただきました…!」
「後ろ向きな事を考えない舞華さんかっけー!決してアホの子というわけでなくっ!」
(真面目な性格なだけはあるのかしら、なんだかんだ不平を言いながらも命令には素直に従っている)
(下半身の一番大事な場所こそ隠しているものの、貧相な胸は相変わらず晒したままだし…)
(…というか女の私が言うのもなんだけど、あそこは手以外にもいろいろな物でガードされてる気がするわ。何か大いなる意思でも働いているような…?)
(とかなんとか言っている間に着替えも完了して、目の前には屈辱的な格好をした亜衣子さんが…ふふ、どうしてくれようかしら♪)
あーら、結構良く似あっ「うぉぉぉぉぉぉぉ!!委員長ぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」
「委員長が!委員長が見事な犬耳獣っ子にぃ!」「ワンって言った!ワンって言ったよあの子!わんこ可愛い!」
「はぁはぁ…怖くないからねぇ…ご主人様が優しくしてあげるからねぇ…」「おい待てぇ!お触り厳禁ですから!抜け駆けすんじゃねぇ!」
あぁぁ、お黙りなさい有象無象ッ!人の折角のセリフを遮るんじゃないわよッ!?
(見事犬になりきった亜衣子さんに声を掛けようとしたところで、一気に男子ギャラリーの欲望が爆発したッ…!)
(な、なんだか私が肌を晒した時並に盛り上がってるのがちょっと腹立つッ!ともかく、騒ぎ立てる野郎どもを一喝した後で再び彼女に向き直って…)
こほん…あーら、結構良く似合ってるじゃない委員長さん? 「あ、わざわざ最初から言い直した」「何事も形から入る人だからねぇ…」
正に今の貴女は牙を抜かれた狼、って言うところかしら…ふふん、普段の狂犬っぷりも型なしね〜♪
さて、そうねぇ…それじゃあまずは、『主人と犬』の関係っぽいところを皆に見せつけてあげようかしらね
ほーら、良い子良い子〜……♪ 噛んだりしちゃダメよ〜……?
(勝ち誇った笑顔のまま、私は一先ず床に垂れ下がっていたリードを手に取る。…むぅ、小賢しくも無駄に長めにしてるわね)
(まぁ首に繋がってるのは一目瞭然だし、良しとしましょうか。さて、『ご主人様』の私は亜衣子さんの隣へと陣取って…)
(ギャラリーの皆様に笑顔を向けてやりながら、リードをしっかりと見せつけるようにして、『飼い犬』の顎あたりで指でくすぐる)
(ふっふっふ、まさに獣のような扱い…貴女は今どんな気持ちかしらね〜?)