【スレッド名】 好きに使うスレ〜窓際32

>>620
…戦場を生き抜いてきた騎士とは到底考えられない甘言だな。
こちらを理解しきれない相手に歩み寄れというのは随分と矛盾しているとは思わないのか？
（自らの誇りを貫く方針と、目的のためなら何かを犠牲にしてでも達成せんとする方針）
（戦いに向けるお互いの理念はあまりにもかけ離れすぎていて）
（それを互いに認め合おうとするのも、この二人にはより一層困難を極める話だった）
……アイリへの負担を考えるならば、彼女の危機にもより早く駆けつけて欲しいものだが。
（セイバーの発言を鼻で笑い、すぐさま傷口を抉るような皮肉めいた言葉を投げかける）

正々堂々なんて下らないルールを自分に課せるなど愚の骨頂だよ。
自らハンデを負うような馬鹿な真似をされては今後の作戦にも支障が出る。
（そんな強制命令のためにやむなく有限の令呪を使うことになるとは考えたくもないが）
（万が一を想定し、視野に入れておかなければならないのも確かだと改めて一考し）
…どちらにしても、僕の前でその騎士道精神をやたらと振りかざすのは止めて貰う。
守れなければこうして会話するのも今日が最初で最後になるだろうな。
（逆に取れば、それは今後もこうして言葉を交わすことはあるだろうということ）

全く、本当に……良く喋るサーヴァントだ。
（ばつが悪そうにセイバーを一瞥すると、取り出そうとした煙草を懐に再度戻して）
…お前は煙草の臭いや煙は苦手なのか？

【…僕とした事が、サーヴァント相手にこんな長話を付き合わせるとはな】
【もう少し暇潰しに付き合わせるつもりだったが、まだ時間はあるのか？】