http://sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1189176272/401 微流血注意
廉はまだ泣いている。
吸いきれなくなった水分がネクタイから頬へ伝った。
その光景を純粋に綺麗だと思った。
「廉、名前呼んで。」
廉の真っ赤な唇を指先でなぞる。
震えるソコは少し乾いていた。
廉の口からは声にならない声が漏れるだけで待ち望む言葉は一向に生まれない。
あいつの名前は何度も繰り返すくせに
「廉。」
びくり、と廉の肩が跳ねた。
俺の声に怯えている?
酷い裏切りだ。
そんな廉にはお仕置きしないと。
俺は廉のペニスへと歯を突き立てた。
「ひっ!」
掠れた悲鳴。
もっと声聞かせて。
いくら目が見えないとは言えもう自分が何をされているかは分かったのだろう。
廉が再び抵抗を始め、きつく縛り上げていたベルトが軋んだ。
そして今度は全体を包み込むようにゆっくりと廉のものを口に含む。
「ぃや、やだ よぉ。」
違うよ。
俺が聞きたいのはそんな言葉じゃない。
徐々に質量を増してきた廉のペニスを今度は喉奥まで咥え込み
口内の空気を強く吸い上げながら出し入れを繰り返した。
唾液を啜る水音と廉のくぐもった声にならない声。
廉は俺に乗られているにもかかわらず小刻みに太股を擦り合わせて俺が与える刺激に耐えている。
強く噛み締めたその唇からまた真っ赤な液体が滲んでいた。
そんなことするくらいなら俺の名前を呼べよ!